特表2020-511608(P2020-511608A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特表2020-511608燃料噴射システム用のバルブ配列、並びに、燃料噴射システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2020-511608(P2020-511608A)
(43)【公表日】2020年4月16日
(54)【発明の名称】燃料噴射システム用のバルブ配列、並びに、燃料噴射システム
(51)【国際特許分類】
   F02M 59/46 20060101AFI20200319BHJP
   F16K 27/02 20060101ALI20200319BHJP
   F16K 17/04 20060101ALI20200319BHJP
   F16K 1/44 20060101ALI20200319BHJP
【FI】
   F02M59/46 E
   F02M59/46 U
   F16K27/02
   F16K17/04 C
   F16K1/44 Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2019-537811(P2019-537811)
(86)(22)【出願日】2018年3月1日
(85)【翻訳文提出日】2019年7月11日
(86)【国際出願番号】EP2018055117
(87)【国際公開番号】WO2018172038
(87)【国際公開日】20180927
(31)【優先権主張番号】102017204925.1
(32)【優先日】2017年3月23日
(33)【優先権主張国】DE
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】508097870
【氏名又は名称】コンチネンタル オートモーティヴ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
【氏名又は名称原語表記】Continental Automotive GmbH
(74)【代理人】
【識別番号】100069556
【弁理士】
【氏名又は名称】江崎 光史
(74)【代理人】
【識別番号】100111486
【弁理士】
【氏名又は名称】鍛冶澤 實
(74)【代理人】
【識別番号】100173521
【弁理士】
【氏名又は名称】篠原 淳司
(74)【代理人】
【識別番号】100191835
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 真介
(72)【発明者】
【氏名】シェラー・マックス
【テーマコード(参考)】
3G066
3H051
3H052
3H059
【Fターム(参考)】
3G066AB02
3G066AC09
3G066AD05
3G066BA50
3G066BA67
3G066CA34
3G066CE13
3H051AA01
3H051BB01
3H051CC11
3H051FF05
3H052AA01
3H052BA25
3H052BA26
3H052CA12
3H052CC00
3H059AA08
3H059BB22
3H059BB30
3H059CA12
3H059CB12
3H059CC00
3H059CD05
3H059EE01
3H059FF13
3H059FF16
(57)【要約】
本発明は、第一フロー断面積(Q1)を有する第一バルブユニット(42)と第二フロー断面積(Q2)を有する第二バルブユニット(44)を備えた燃料噴射システム(10)用のバルブ配列(22)に関するが、該第二バルブユニット(44)は、それぞれシングルバルブフロー断面積(QE)を有する少なくとも二つのシングルバルブ(48)を有し、且つ、該第二フロー断面積(Q2)は、シングルバルブフロー断面積(QE)の合計である。更に、本発明は、上記の如きバルブ配列(22)を有する燃料噴射システム(10)にも関する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一つのバルブユニット(42, 44)のエレメントを取り付けるための一つのバルブハウジング(46)を有する内燃機関の燃料噴射システム用の該バルブ配列であって、
該バルブハウジング(46)内に、第一フロー断面積(Q1)を有する第一バルブユニット(42)と第二フロー断面積(Q2)を有する第二バルブユニット(44)が、収められ、
第一バルブユニット(42)と第二バルブユニット(44)が、互いに逆並列に配列され、
該第二バルブユニット(44)が、油圧的に互いに分離され、並列に配列され、各々、シングルバルブフロー断面積(QE)を有する少なくとも二つのシングルバルブ(48)を有し、
該第二バルブユニットの第二フロー断面積(Q2)が、シングルバルブフロー断面積(QE)の合計である
ことを特徴とする内燃機関の燃料噴射システム(10)用のバルブ配列(22)。
【請求項2】
該少なくとも二つのシングルバルブ(48)が、互いに異なる大きさのシングルバルブフロー断面積(QE)、及び/或いは、互いに異なる開放圧力を有している
ことを特徴とする請求項1に記載のバルブ配列(22)。
【請求項3】
第一バルブユニット(42)が、ただ一つのシングルバルブ(48)によって構成されている、及び/或いは、第二バルブユニット(44)が、3から5個のシングルバルブ(48)を有している
ことを特徴とする請求項1或いは2のうち何れか一項に記載のバルブ配列(22)。
【請求項4】
第二バルブユニット(44)と第一バルブユニット(42)のシングルバルブ(48)が、バルブハウジング(46)のバルブハウジング縦軸(50)に対して鉛直な断面(49)上において、該バルブハウジング縦軸(50)に対して対象に配列されている
ことを特徴とする請求項1から3のうち何れか一項に記載のバルブ配列(22)。
【請求項5】
第二バルブユニット(44)のシングルバルブ(48)が、バルブハウジング(46)のバルブハウジング縦軸(50)に対して鉛直な断面(49)上において、該バルブハウジング縦軸(50)に対して対象に、特に好ましくは、第一バルブユニット(42)の周りに、環状に配列されている
ことを特徴とする請求項1から4のうち何れか一項に記載のバルブ配列(22)。
【請求項6】
各々のそこに納められるシングルバルブ(48)用に、バルブハウジング(46)が、帰属されるバルブ穴(54)を有しており、それらのバルブ穴(54)が、油圧的に互いに隔離され、且つ、互いに並列に配置され、特に好ましくは、袋穴穿孔(70)として実施されている
ことを特徴とする請求項1から5のうち何れか一項に記載のバルブ配列(22)。
【請求項7】
第一バルブユニット(42)の該バルブ穴(54)が、第一バルブユニット(42)のバルブユニット縦軸(68)に対してラジアルに配列されている流出バルジ(66)を有し、
第二バルブユニット(44)のシングルバルブ(48)に帰属する各バルブ穴(54)が、それぞれ二つの流出バルジ(66)間に配列されている
ことを特徴とする請求項6に記載のバルブ配列(22)。
【請求項8】
各バルブ穴(54)が、閉鎖エレメント(62)用のバルブシート(60)、又は、バルブスプリング(52)用の支持ジオメトリ(58)を構成するための段(58)を有している
ことを特徴とする請求項6或いは7のうち何れか一項に記載のバルブ配列(22)。
【請求項9】
− その内部において、燃料(12)に高圧をかけるためにポンプピストン(30)が作動している加圧室(32)を有する燃料用高圧ポンプ(18);
− 燃料用高圧ポンプ(18)内において高圧がかけられた燃料(12)を蓄えておくための高圧ストレージ(26);並びに、
− 請求項1から8のうち何れか一項に記載の高圧ストレージ(26)の加圧室(32)と接続されたバルブ配列(22)、但し、該バルブ配列(22)は、それに対して高圧ストレージ(26)から作用する圧力を遮断するための出力バルブユニット(40)、及び、該加圧室から作用する圧力を遮断するための圧力制限バルブユニット(32)を有している;
を包含する、燃料噴射システムであって、
該出力バルブユニット(24)が、第一バルブユニット(42)から、そして、該圧力制限バルブユニット(40)が、第二バルブユニット(44)から構成されている、或いは、
該圧力制限バルブユニット(40)が、第一バルブユニット(42)から、そして、該出力バルブユニット(24)が、第二バルブユニット(44)から構成されている
ことを特徴内燃機関用の燃料噴射システム(10)。
【請求項10】
加圧室(32)と高圧ストレージ(26)との間に、その中にバルブ配列(22)が配置されている接続穿孔(36)を有し、
該接続穿孔(36)の壁領域(74)が、バルブ配列のバルブハウジング(46)を構成している
或いは、
該バルブ配列(22)が、燃料噴射システム(10)の外において、接続穿孔(36)内に固定されるカートリッジハウジング(72)の内部に予め構成されている、
ことを特徴とする請求項9に記載の燃料噴射システム(10)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関用の燃料噴射システム用バルブ配列、並びに、この様なバルブ配列を有する燃料噴射システムに関する。
【背景技術】
【0002】
所謂「コモンレール式燃料噴射システム」では、内燃機関内において燃焼される燃料における圧力発生及び内燃機関の燃焼室への該燃料の噴射は、分離されている。その際、燃料用高圧ポンプが、例えば、タンクなど低圧領域から供給された燃料に加圧する。続いて、燃料用高圧ポンプの出力側から加圧された燃料が一定容積流分、そこから該加圧された燃料が内燃機関の燃焼室に噴射される高圧ストレージである所謂「コモンレール」に送られる。該燃料用高圧ポンプは、例えば、燃料がガソリンである場合は、燃料に150barから400barの範囲で加圧し、燃料が軽油である場合は、燃料に1500barから3000barの範囲で加圧する。各々の燃料は、該高圧ストレージ内においてこの様に発生された高い圧力下にあり、該高圧ストレージから噴射バルブを介して、内燃機関の燃焼室に供給される。
【0003】
該燃料噴射システムの作動を確実なものとするために、場合によっては更に、特別な要求を満たすために、該燃料噴射システムは、通常、二種類のバルブ、即ち、出力バルブと圧力制限バルブを有している。該出力バルブは、高圧バルブとして、機能し - 例えば、該燃料用高圧ポンプが、ピストン式ポンプとして実施されている場合は - 該ポンプピストンが上昇する際に、燃料を高圧ストレージに供給するために、開放する。該ポンプピストンが降下している間は、該出力バルブが、閉鎖することにより、加圧された燃料が、高圧ストレージから加圧室へ逆流することを防止している。
【0004】
該圧力制限バルブの機能は、高圧ストレージ内の過度な圧力上昇を防止する役割を果たしている。高圧ストレージ内の圧力が、一定値以上に上がった場合、該圧力制限バルブが、一定容積流分の燃料を、高圧領域へ、乃至、低圧領域へと開放する。
【0005】
上記各々のバルブ - 出力バルブと圧力制限バルブ - は、例えば、燃料用高圧ポンプのハウジングに別々に設けられている。そのため非常に大きな取付け空間が必要となり、燃料用高圧ポンプの効率が下がり、システム圧をより高くしたい場合、該燃料用高圧ポンプとの接続が困難、乃至、不可能になる。
【0006】
代案的に、圧力制限バルブと出力バルブが直線的に並べて設けられている例も既知であるが、この場合は、流体である燃料を、方向転換しながら、非連続的に誘導しなければならなくなるため、望まれない減圧が発生したり、キャビテーションや侵食により耐久性が低下したりすることが懸念される。
【0007】
一般的に出力バルブと圧力制限バルブは、同程度大きな取付け空間を必要としている。上記の第一バリエーション、即ち、双方のバルブが隣接する平面並列配置では、モジュールが大きくなるが、必要に応じた流量は実現できる。しかしながらそのような大きなモジュールの取り付けには、技術的にも、価格的にも制限がある。
【0008】
幾何学的には直列配列であるが、機能的には、並列配列であり、第二のバリエーションにおいて記述されているものは、油圧的欠点も有している。即ち、バルブへの流入を確保するためには、高い圧力損失と部分的に、流速が高まる原因となってしまう穿孔交差が、必要である。しかしこれら双方は、バルブだけでなく燃料用高圧ポンプ系全体の耐久性をも損なう要因となる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
よって本発明の課題は、燃料噴射システム用の改善されたバルブ配列を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
該課題は、請求項1記載の特徴の組合せを有するバルブ配列によって達成される。
【0011】
この様なバルブ配列を有する燃料噴射システムは、並置された独立請求項の対象である。
【0012】
本発明の有利な形態は、従属請求項の対象である。
【0013】
内燃機関の燃料噴射システム用の該バルブ配列は、少なくとも一つのバルブユニットのエレメントを取り付けるための一つのバルブハウジングを有しているが、該バルブハウジング内には、第一フロー断面積を有する第一バルブユニットと第二フロー断面積を有する第二バルブユニットが、収められている。該第一バルブユニットと該第二バルブユニットは、互いに逆並列に配列されている。該第二バルブユニットは、油圧的に互いに分離され、並列に配列され、各々、シングルバルブフロー断面積を有する少なくとも二つのシングルバルブを有している。該第二バルブユニットの第二フロー断面積は、シングルバルブフロー断面積の合計である。
【0014】
第二バルブユニットを、それらのシングルバルブフロー断面積が、第二バルブユニットの総第二フロー断面積を形成している複数の小さなシングルバルブに分割することにより、該第一及び第二バルブユニットが納められているバルブハウジング内の使用可能な取付け空間を、最も有効利用することが可能になる。要するに、これらバルブのうちの一つが複数のシングルバルブに分割されているため、例えば、燃料噴射システム内の出力バルブと圧力制限バルブが、略同等に大きな取付け空間を必要とすると言う欠点に対処できる。
【0015】
ここで言う「フロー断面積」とは、それぞれのバルブユニット内を通過する流体、例えば、燃料が、該バルブユニットが、最大の開放ポジションにある時に、該バルブユニット内を流れるために使用できる断面積であると解釈することができる。尚、該フロー断面積は、個々のシングルバルブにおいて形成されている必要は無く、複数のシングルバルブフロー断面積から、単純な加算によって構成されることができる。
【0016】
また、ここで言う「逆並列」や「並列」と言う用語は、以下のように解釈することができる:一つのバルブユニットは、一つのバルブユニットを閉じるバルブエレメントによって互いに分離されている一つの流入領域と一つの流出領域を有している。よって、該バルブユニットは、二つのサイド、即ち、流入領域と流出領域を有している。二つのバルブユニットの逆並列配列では、バルブエレメントを基準に、一つのバルブの流入領域が、他のバルブの流出領域に隣接し、その逆も真となる様に配列されている。一方、「並列」配列では、双方のバルブユニットの双方の流入領域と、双方のバルブユニットの双方の流出領域が、直接的に互いに隣接するように配列されている。
【0017】
該バルブ配列のある可能な実施形態では、少なくとも二つのシングルバルブが、互いに異なる大きさのシングルバルブフロー断面積を有している。但し、代案的には、少なくとも二つのシングルバルブが、同じ大きさのシングルバルブフロー断面積を有していることも可能である。ここで重要なのは、少なくとも二つのシングルバルブのシングルバルブフロー断面積の合計が、望まれている第二バルブユニットの第二フロー断面積になると言うことのみである。該第一代案においては、あるシングルバルブが、もう一つの、或いは、他の複数のシングルバルブよりも大きなシングルバルブフロー断面積を有しているため、意図的に、第二バルブユニットを流れる流体のフロー方向を、該特定のシングルバルブに集中させることも可能である。これにより流体は、該一つのシングルバルブに優先的に流れる。一方、第二代案では、それらが同じシングルバルブフロー断面積を有しているので、流体は、それぞれのシングルバルブに均等に分かれて流れる。
【0018】
好ましくは、少なくとも二つのシングルバルブは、互いに異なる開放圧力を有している。即ち、例えば、第二バルブユニットが、圧力制限バルブを介して、燃料噴射システム内に形成されている場合は、それぞれのシングルバルブを、様々な圧力タイミングにおいて開放することにより、燃料噴射システム内の様々な過圧状況に対応できるようになる。シングルバルブが、例えば、単にスプリングによってプリロードされたバルブエレメントを有する逆流防止弁として構成されている場合は、各シングルバルブの開放圧力は、それぞれのばね定数によって、即ち、例えば、異なるばね定数を有するプリロードスプリングを、各シングルバルブに使用することによって、設定できる。
【0019】
尚、第一バルブユニットは、ただ一つのシングルバルブから構成されていることが好ましい。
【0020】
更に、第二バルブユニットは、3から5個のシングルバルブを有していることが好ましい。このように、第一バルブユニットが、ただ一つのシングルバルブによって構成されている、即ち、総第一フロー断面積が、この一つのシングルバルブから提供されているため、該シングルバルブは、第二バルブユニットの複数のシングルバルブと比較して有意に大きいものである。そのため、第二バルブユニットの各々の小さなシングルバルブは、いずれにせよ第一バルブユニットの大きなシングルバルブ用に提供されなければならないが、完全に使用されることはないバルブハウジングの取付け空間内に納められることができる。即ち、バルブハウジング内の取付け空間の使用されていない部分を有意に小さくすることができる。
【0021】
好ましくは、第二バルブユニットと第一バルブユニットのシングルバルブは、バルブハウジングのバルブハウジング縦軸に対して鉛直な断面上において、該バルブハウジング縦軸に対して対象に配列されている。
【0022】
特に好ましくは、第二バルブユニットのシングルバルブは、バルブハウジングのバルブハウジング縦軸に対して鉛直な断面上において、第一バルブユニットの周りに対象に、環状に配列されている。
【0023】
これにより、特に、いずれにせよ第一バルブユニットのためにバルブハウジング内に用意されなければならない第一バルブユニットの周りの取付け空間が、第二バルブユニットのシングルバルブを配列するために、好ましく使用されることができる。なぜなら、唯一のシングルバルブとして構成されている第一バルブユニットのバルブハウジング内の周りには、3から5個の小さなシングルバルブを問題なく配列することができるからである。
【0024】
第二バルブユニット、乃至、第一バルブユニットを構成するシングルバルブの対称な配列により、バルブ配列内において、安定した流体流を達成でき、バルブ配列内における浸食やキャビティを低減することができる。
【0025】
バルブユニットの対称な配列により、バルブ配列のモジュール構成が、簡略化される。なぜなら、バルブ配列の用途に応じて、第二バルブユニットのシングルバルブの数を変更することも可能だからである。この際、バルブハウジングを変更する必要は無く、各々の用途において必要とされる丁度の数のシングルバルブを、バルブハウジング内に納め、少ない数のみが必要とされる場合は、余分なシングルバルブは、単に省かれる。
【0026】
各々の納められるシングルバルブ用に、該バルブハウジングが、それぞれ帰属されるバルブ穴を有していることが好ましいが、該バルブ穴は、油圧的にそれぞれ隔離され互いに並列に配置されている。これにより、穴の交差を回避し、バルブ穴を通過する流体の改善された油圧的ガイドにより、該流体の圧力損失と部分的に高い流速を回避することができる。
【0027】
尚、該バルブ穴は、袋穴穿孔として実施されることが好ましい。
【0028】
好ましくは、第一バルブユニットの該バルブ穴は、第一バルブユニットのバルブユニット縦軸に対してラジアルに配列されている流出バルジを有している。その際、第二バルブユニットのシングルバルブに帰属する各バルブ穴は、それぞれ二つの流出バルジ間に配列されている。これらの流出バルジにより、第一バルブユニット内を流体が流れるのに十分にフリーな断面が、得られる。配列次第では、例えば、流出バルジが花状に配列されている場合は、流出バルジを構成するには必要ではあるが、第一バルブユニットが用いることはできないバルブハウジングの領域が残される。そのため、使用可能な取付け空間の有効使用率の改善を達成するために、正にこの領域に第二バルブユニットのシングルバルブを取り付けることが可能である。
【0029】
好ましくは、該バルブ穴は、閉鎖エレメント用のバルブシート、又は、バルブスプリング用の支持ジオメトリを構成するための段を有している。それぞれ他のバルブ穴によっては構成されていないエレメント - バルブシート、又は、支持ジオメトリ - は、対応するスリーブによって構成されることができる。但し、双方の内一方のエレメントが、段としてバルブ穴内に形成されている場合、他のスリーブは、有利なことに、使用する必要が無い。
【0030】
内燃機関用の燃料噴射システムは、その内部において、燃料に高圧をかけるためにポンプピストンが作動している加圧室を有する燃料用高圧ポンプを有している。更に、該燃料噴射システムは、燃料用高圧ポンプ内において高圧がかけられた燃料を蓄えておくための高圧ストレージも包含している。付加的に、上記の様なバルブ配列は、加圧室と高圧ストレージとを接続するために用意されていても良い。該バルブ配列は、それに対して高圧ストレージから作用する圧力を遮断するための出力バルブユニット、並びに、該加圧室から作用する圧力を遮断するための圧力制限バルブユニットも有している。
【0031】
第一実施形態では、その際、出力バルブユニットを第一バルブユニットによって、圧力制限バルブユニットを第二バルブユニットによって構成することができる。
【0032】
しかし、代案的には、圧力制限バルブユニットを第一バルブユニットによって、出力バルブユニットを第二バルブユニットによって構成することも可能である。
【0033】
好ましくは、該燃料噴射システムは、加圧室と高圧ストレージとの間に、その中にバルブ配列が配置されている接続穿孔を有している。
【0034】
その際、該接続穿孔は、例えば、燃料用高圧ポンプのポンプハウジング内、或いは、ポンプハウジングと高圧ストレージとの間を接続しているエレメントを構成している高圧接続内に設けられていることができる。しかしながら、該接続穿孔が、双方のエレメント - ポンプハウジングと高圧接続 - に及んでいることも可能である。
【0035】
ある可能な実施形態では、該接続穿孔の壁領域が、バルブ配列のバルブハウジングを構成している。即ち、バルブシート、プリロードスプリング、閉鎖エレメントなど、バルブユニットのエレメントは、各々、適宜構成された接続穿孔内に配置されている。該エレメントは、その際、例えば、圧入や圧着によって、或いは、溶接によって、接続穿孔内に固定することができる。
【0036】
代案的には、バルブ配列を、燃料噴射システム外において予め組み立てられたカートリッジハウジング内に構成して置くことも可能であり、この場合は、該カートリッジハウジング全体が、接続穿孔内に固定される。固定は、この場合も、圧入や圧着、或いは、溶接によって実施することが可能である。
【0037】
尚、該バルブ配列は、燃料用高圧ポンプのポンプハウジングに配置され、バルブ配列内のバルブ穴は実質、燃料用高圧ポンプのポンプピストンの移動軸に対して垂直に配置されていることが好ましい。
【0038】
また、高圧接続内に該バルブ穴が配置されている場合は、該高圧接続は、バルブ穴と交差するメイン穿孔を有するように構成されていることが好ましい。
【0039】
以下、本発明の好ましい実施形態を、図面に基づいてより詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0040】
図1】これらの間にバルブ配列が配置された燃料用高圧ポンプと高圧ストレージを備えた燃料噴射システムの模式的概要図
図2図1の燃料噴射システムの一部領域の断面図であるが、高圧ストレージと燃料用高圧ポンプの加圧室との間の接続穿孔及びその内部に配置されているバルブ配列も描かれている
図3図2のバルブ配列の第一実施形態の遠近法的描写
図4図3のバルブ配列の遠近法的断面図
図5】第二実施形態における図2に係るバルブ配列の上視図
図6図5のバルブ配列の切断された遠近法的な描写
【発明を実施するための形態】
【0041】
図1は、タンク16から供給ポンプ14により燃料12が、燃料用高圧ポンプ18に供給される燃料噴射システム10の模式的概要図である。該燃料用高圧ポンプ18では、燃料12に高圧がかけられるが、該燃料用高圧ポンプ18によって圧力がかけられる燃料12の量は、適宜な能動的制御によって作動されるインテークバルブ20によって設定される。圧力がかけられた燃料12は、続いて、出力バルブユニット24を有するバルブ配列22を介して、インジェクション28に配置され、圧力がかけられた状態でストレージされている燃料12がそこから内燃機関の燃焼室に噴射される高圧ストレージ26に供給される。
【0042】
該燃料用高圧ポンプ18は、燃料噴射システム10の部分領域の断面図として、図2により詳細に示されている。本実施形態では、ピストン式ポンプとして実施されており、そのため、燃料用高圧ポンプ18の加圧室32内を作動中、移動軸34に沿って直線的に上下動するポンプピストン30を有している。この動きにより加圧室32内にある燃料12には圧力がかけられ、加圧状態となる。本実施形態では、燃料用高圧ポンプ18のポンプハウジング38内に配置されている接続穿孔36を介して加圧された燃料12は、続いて、加圧室32から高圧ストレージ26に到達する。
【0043】
高圧ストレージ26内にある燃料12に望まれる圧力を与えるために、接続穿孔36内には、図3に遠近法的に描写されている第一実施形態のバルブ配列22が、配置されている。
【0044】
該バルブ配列22は、望まれる圧力がかかった燃料12だけが、加圧室32から高圧ストレージ26の方向に排出されるようにしている出力バルブユニット24を包含している。更にこれは、ポンプピストン30が降下し負圧が発生する際に、加圧された燃料12が、加圧室32に逆流することも防止している。
【0045】
また、該バルブ配列22は、圧力制限バルブユニット40も包含している。該圧力制限バルブユニット40は、高圧ストレージ26内の圧力が、特定の値を超えた場合に、該圧力制限バルブユニット40から一定の容積流の燃料12が加圧室32に戻るように制御することで、高圧ストレージ26内における過度な圧力上昇を防止している。
【0046】
図3図4に示されている第一実施形態では、該出力バルブユニット24は、バルブ配列22内の第一バルブユニット42を、そして、圧力制限バルブユニット40は、第二バルブユニット44を構成している。双方のバルブユニット42, 44は、共に、バルブハウジング46内に収められている。該圧力制限バルブユニット40が、加圧室32からの高圧に対して遮断し、出力バルブユニット24が、高圧ストレージ26からの高圧に対して遮断しているため、第一バルブユニット42と第二バルブユニット44は、互いに逆並列に配列されている。
【0047】
該第一バルブユニット42は、唯一のシングルバルブ48から構成されているが、第二バルブユニット44は、複数の、即ち。四つのシングルバルブ48から構成されていることが、見て取れる。第二バルブユニット44の該シングルバルブ48は、油圧的に互いに隔離されており、同じ高圧、即ち、加圧室32から作用している高圧を遮断するために、第二バルブユニット44のシングルバルブ48は、並列に配列されている。
【0048】
第一バルブユニット42のシングルバルブ48と第二バルブユニット44のシングルバルブ48は、各々個別のシングルバルブフロー断面積QEを有している。その際、「断面積」とは、対象とされる其々のシングルバルブ48が全開状態である時に、該シングルバルブ48を流れる燃料12が使用できる面積であると解釈できる。
【0049】
第一バルブユニット42は、ただ一つのシングルバルブ48のみしか有していないため、シングルバルブフロー断面積QEは、同時に、第一バルブユニット42の全第一フロー断面積Q1でもある。一方、第二バルブユニット44は、それぞれ独自のシングルバルブフロー断面積QEを有する複数の小さなシングルバルブ48から構成されている。これらのシングルバルブ48は、油圧的に並列に配列されているため、第二バルブユニット44のシングルバルブ48のシングルバルブフロー断面積QEの合計が、第二フロー断面積Q2となる。
【0050】
図3図4に示されている配列によれば、大量の燃料12を、過圧時、高圧ストレージ26から、第二バルブユニット44を介して排出できるが、第一バルブユニット42の様にただ一つの、例えば、第一バルブユニット42のシングルバルブ48の横に配置される、シングルバルブ48から第二バルブユニット44が、構成されていたとした場合に比べれば、それほど大きな取付け空間は、必要ない。そして、それ以上に重要な点は、第二バルブユニット44が、第一バルブユニット42の周囲の、いずれにせよ第一バルブユニット42のために必要とされる取付け空間に分散して配置されている複数の小さなシングルバルブ48に分割されていることである。
【0051】
これにより、出力バルブユニット24と圧力制限バルブユニット40の双方を有するバルブ配列22のコンパクトな構造が、達成されている。
【0052】
図3図4に示されている実施形態では、例えば、圧力制限バルブユニット40は、四つの小さな圧力制限バルブ41に分割されており、これら四つの小さな圧力制限バルブ41は、出力バルブユニット22の使用されていない取付け空間内に、内蔵されている。
【0053】
バルブハウジング46の取付け空間を最適に有効利用するため、双方のバルブユニット42, 44のシングルバルブ48は、バルブハウジング縦軸50に対して鉛直な断面49上において、バルブハウジング縦軸50に対して対称に配置されている。特に好ましくは、第二バルブユニット44の該シングルバルブ48は、対象、即ち、第一バルブユニット42の周りに円状に配置されている。
【0054】
バルブ配列22のこの実施形態、及び、後述の実施形態では、該第一バルブユニット42は、出力バルブユニット24によって形成されており、一方の第二バルブユニット44は、圧力制限バルブユニット40によって形成されている。しかしながらその逆、即ち、第一バルブユニット42を、圧力制限バルブユニット40によって、第二バルブユニット44を、出力バルブユニット24によって形成することも可能である。
【0055】
該第二バルブユニット44のシングルバルブ48は、図4に示されている実施形態では、同様に構成されている。要するに、これらは、同じシングルバルブフロー断面積QEを有している。代案的には、第二バルブユニット44のシングルバルブ48のシングルバルブフロー断面積QEを、バルブ配列22に対する要求に応じて互いに異なる様にすることも可能である。付加的には、第二バルブユニット44のシングルバルブ48が、異なる開放圧力を有するようにし、高圧ストレージ26内、乃至、加圧室32内の異なる圧力関係において開放するようにすることも考え得る。
【0056】
示されている全ての実施形態においては、第一バルブユニット42と第二バルブユニット44のシングルバルブ48は、堅牢なボール・ボール逆流防止弁によって構成されており、シリンダー状乃至円錐状のバルブスプリング52を有している。但し、代案的な実施形態も可能である。
【0057】
図3図4に示されている如く、各々の納められるシングルバルブ48用に、該バルブハウジング46は、帰属されるバルブ穴54を有しているが、該バルブ穴54は、油圧的にそれぞれ隔離され、且つ、互いに並列に配置されている。これにより、取付け空間のバルブハウジング縦軸50に沿って、最適に有効使用し、且つ、燃料噴射システム10の効率とバルブ配列22の構成部品の耐久性に関して問題となり得る穿孔の交差も、回避することができる。
【0058】
第二バルブユニット44のシングルバルブ48のバルブ穴54は、それぞれ対象となっているシングルバルブ48のバルブスプリング52のサポートジオメトリ58を提供する段56をそれぞれ形成している。
【0059】
第一バルブユニット42でも、帰属しているバルブ穴54は、段56を形成しているが、これは、バルブスプリング52のサポートジオメトリ58ではなく、第二バルブユニット44の閉鎖エレメント62用のバルブシート60を提供するものである。
【0060】
第二バルブユニット44では、バルブシート60は、それぞれ、対応するスリーブ64によって形成されており、一方の第一バルブユニット42内のバルブスプリング52用のサポートジオメトリ58は、同様のスリーブ64によって提供されている。
【0061】
図3から明らかなように、第一バルブユニット42は、流出ジオメトリを、バルブ穴54内に形成され、第一バルブユニット42のバルブユニット縦軸68に対してラジアルに形成されている流出バルジ66として有している。その際、該流出バルジ66は、バルブユニット縦軸68に対して実質的に鉛直に、花状に形成されている。その内部に第二バルブユニット44のシングルバルブ48が配置されている該バルブ穴54は、それぞれ二つの流出バルジ66の間に配置されている。これにより、バルブハウジング46の取付け空間の最大限な有効利用が実現している。
【0062】
図5図6は、第二バルブ配列44が、複数のシングルバルブ48ではなく、二つだけのシングルバルブ48から構成されているバルブ配列の第二実施形態を示している。しかしながら、ここでも、双方のバルブ配列42, 44のシングルバルブ48は、バルブハウジング縦軸50の周りに、三角形状に配置されている。
【0063】
図6では、各々のシングルバルブ48が、各々の袋穴穿孔70として形成されているバルブ穴54に配置されていることがわかる。
【0064】
図3と4に係る第一実施形態と図5と6に係る第二実施形態との本質的な相違は、第一実施形態では、バルブ配列22が、燃料噴射システム10の外部において、完全にプリアッセンブルされ、検査されることができる独立したモジュールを形成しているカートリッジハウジング72内に形成されており、これを接続穿孔36内に固定するには、該カートリッジハウジング72を、例えば、圧入や圧着、或いは、溶接さえすればよいことである。一方、それらの内部に第一及び第二バルブユニット42, 44のシングルバルブ48が納められる各々のバルブ穴54は、図5図6に係る第二実施形態では、高圧ストレージ26を加圧室32と接続している接続穿孔36の壁領域74として形成されている。
【0065】
図6に係る本実施形態では、接続穿孔36は、その中に個々のバルブ穴54が設けられているメイン穿孔78を有する高圧接続76内に生成されている。これを特に容易に実現できるようにするためには、好ましくは、個々のバルブ穴54は、袋穴穿孔70として形成されている。
【0066】
よって、個々のバルブ穴54は、燃料用高圧ポンプ18から燃料12を排出させるための、基本的には、主にカスタマー仕様の、或いは、規格に合わせた排出穿孔を提供する高圧接続76のメイン穿孔78と交差している。該高圧接続76は、好ましくは、ポンプハウジング38と溶接接続されている。とは言え、ずれ防止手段を備えたネジ式接続手段も、固定手段として除外されるものではない。該高圧接続76が、少なくとも移動軸34に対して鉛直にポンプハウジング38に固定されているため、結果として、各バルブ穴54も移動軸34に対して鉛直に配置されている。
【0067】
該バルブ配列22の第一実施形態と第二実施形態は、異なるシステムの異なる流量要求並びに圧力要求用にそれぞれ構成されている。例えば、所謂HPエマージェンシ要求の無い6気筒エンジンでは、出力バルブユニット24内に二つのシングルバルブ48のみが、そして、圧力制限バルブユニット40内に一つのシングルバルブ48のみが必要とされている。これは、図5図6の第二実施形態に示されている。一方、厳格なHPエマージェンシ要求を有する3気筒エンジンでは、出力バルブユニット24には、一つのシングルバルブ48しか必要ないが、圧力制限バルブユニット40には、複数のシングルバルブ48が必要とされている。これは、図3図4の第一実施形態に示されている。
【0068】
高圧接続76乃至カートリッジハウジング72では、バルブユニット42, 44の想定されている配置は、バルブユニット42, 44内のシングルバルブ48の数が、用途次第で変化できるようにデザインされている。これにより、カスタマーの要望に柔軟に答えることができるモジュールアプローチが可能である。ここでは、シングルバルブ48用のバルブ穴54に必要な空間は、バルブハウジング46内に用意されているが、シングルバルブ48の最大限可能な数が必要とされない場合、これらのバルブ穴54は、穿孔されない。要求があれば、付加的なバルブ穴54を加え、要求される付加的なシングルバルブ48を取り付けることができる。
【0069】
それにおいて第一バルブユニット42と第二バルブユニット44が、それぞれ、出力バルブユニット24、及び、圧力制限バルブユニット40として構成されている燃料噴射システム10における上述のバルブ配列22の採用は、実施形態の単なる例として解釈される。この様なバルブ配列22は、内蔵されたリリーフバルブを備えた全てのポンプ、例えば、オイルポンプにおいて使用されることが可能である。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【国際調査報告】