(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2020-517036(P2020-517036A)
(43)【公表日】2020年6月11日
(54)【発明の名称】デバイス固有ターゲティングのクッキー不要オプトアウトの為のシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/02 20120101AFI20200515BHJP
G06F 13/00 20060101ALI20200515BHJP
【FI】
G06Q30/02 398
G06F13/00 540P
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2020-504273(P2020-504273)
(86)(22)【出願日】2018年4月5日
(85)【翻訳文提出日】2019年11月28日
(86)【国際出願番号】US2018026262
(87)【国際公開番号】WO2018187575
(87)【国際公開日】20181011
(31)【優先権主張番号】15/480,243
(32)【優先日】2017年4月5日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.FLASH
2.アンドロイド
3.Silverlight
(71)【出願人】
【識別番号】519359376
【氏名又は名称】シナラ システムズ プライベート リミテッド
【氏名又は名称原語表記】CINARRA SYSTEMS PTE. LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100107364
【弁理士】
【氏名又は名称】斉藤 達也
(72)【発明者】
【氏名】ネラコンダ,サシーエンダー
(72)【発明者】
【氏名】ミシュラ,ニヒル
(72)【発明者】
【氏名】リース,ウィリアム
(72)【発明者】
【氏名】ドーラ,アマン
【テーマコード(参考)】
5B084
5L049
【Fターム(参考)】
5B084AA01
5B084AA02
5B084AA12
5B084AB02
5B084AB04
5B084AB29
5B084AB34
5B084AB35
5B084AB37
5B084AB39
5B084BA02
5B084BB15
5B084CE04
5B084CE12
5B084DB01
5B084DC02
5L049BB08
(57)【要約】
ターゲットデジタル広告のオプトアウトを加入者に任せる為のシステム及び方法。一具現例において、モバイルネットワークオペレータ動作サポートシステムサーバは加入者から入力を受信し、入力はアカウント番号と安定的ネットワークレベル識別子とを包含する。そしてサーバは、加入者からの入力に基づいてメッセージをURLと共にモバイルデバイスへ送信させる。サーバは、加入者がウェブサイトを訪問した時に生成されるビーコンを受信し、加入者がターゲットデジタル広告の受信を希望するかどうかについての選好を表すメッセージをモバイル分析プラットフォームサーバへ送信する。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ターゲットデジタル広告のオプトアウトを加入者に任せる為のシステムであって、
コンピュータ実行可能命令を記憶する為の少なくとも一つのメモリと、前記命令を実行する為の少なくとも一つのプロセッサとを包含するモバイルネットワークオペレータ動作サポートシステムサーバ、
を包含し、
前記命令の実行で、
加入者から入力を受信することであって、前記加入者のモバイルデバイスと関連するアカウント番号及び安定的ネットワークレベル識別子を前記入力が包含することと、
前記加入者からの前記入力に基づいて前記モバイルデバイスへメッセージを送信させることであって、前記加入者がウェブサイトをフォローする為のユニフォームリソースロケータを前記メッセージが包含することと、
前記加入者が前記ウェブサイトを訪問した時に生成されるビーコンを受信することと、
前記加入者がターゲットデジタル広告の受信を希望するかどうかについての選好を表すメッセージをモバイル分析プラットフォームサーバへ送信することと、
を包含する動作を実施するように前記サーバがプログラムされる、
システム。
【請求項2】
前記加入者の前記選好がターゲットデジタル広告の受信をオプトアウトすることである、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記加入者の前記選好がターゲットデジタル広告の受信をオプトインすることである、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記安定的ネットワークレベル識別子が国際移動体装置識別情報(IMEI)である、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記安定的ネットワークレベル識別子がメディアアクセス制御(MAC)アドレスである、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記安定的ネットワークレベル識別子が国際移動体加入者識別情報(IMSI)である、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記安定的ネットワークレベル識別子が加入者アカウント番号である、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記安定的ネットワークレベル識別子が加入者電話番号である、請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
ターゲットデジタル広告のオプトアウトを加入者に任せる為の方法であって、
モバイルネットワークオペレータ動作サポートシステムサーバにより、加入者から入力を受信することであって、前記加入者のモバイルデバイスと関連するアカウント番号及び安定的ネットワークレベル識別子を前記入力が包含することと、
前記モバイルネットワークオペレータ動作サポートシステムサーバにより、前記加入者からの前記入力に基づいて前記モバイルデバイスへメッセージを送信させることであって、前記加入者がウェブサイトをフォローする為のユニフォームリソースロケータを前記メッセージが包含することと、
前記モバイルネットワークオペレータ動作サポートシステムサーバにより、ビーコンを受信することであって、前記加入者が前記ウェブサイトを訪問した時に前記ビーコンが生成されていることと、
前記モバイルネットワークオペレータ動作サポートシステムサーバにより、前記加入者がターゲットデジタル広告の受信を希望するどうかについての選好を表すメッセージをモバイル分析プラットフォームサーバへ送信することと、
を包含する方法。
【請求項10】
前記加入者の前記選好がターゲットデジタル広告の受信をオプトアウトすることである、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記加入者の前記選好がターゲットデジタル広告の受信をオプトインすることである、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記安定的ネットワークレベル識別子が国際移動体装置識別情報(IMEI)である、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
ターゲットデジタル広告のオプトアウトを加入者に任せる為のシステムであって、
コンピュータ実行可能命令を記憶する為の少なくとも一つのメモリと、前記命令を実行する為の少なくとも一つのプロセッサとを包含するアド提示仲介プラットフォームサーバ、
を包含し、
前記命令の実行で、
加入者のモバイルデバイスへアドを送信することと、
前記モバイルデバイスからのターゲットデジタル広告選好リクエストを広告識別情報及び一時的ネットワークレベル識別子と共に受信することと、
前記ターゲットデジタル広告選好リクエストを前記モバイルデバイスと関連する安定的ネットワークレベル識別子と共にモバイル分析プラットフォームサーバへ送信することと、
を包含する動作を実施するように前記サーバがプログラムされる、
システム。
【請求項14】
前記モバイルデバイスから受信される前記ターゲットデジタル広告選好リクエストが、ターゲットデジタル広告の受信をオプトアウトするリクエストである、請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記モバイルデバイスから受信される前記ターゲットデジタル広告選好リクエストが、ターゲットデジタル広告の受信をオプトインするリクエストである、請求項13に記載のシステム。
【請求項16】
前記安定的ネットワークレベル識別子が国際移動体装置識別情報(IMEI)である、請求項13に記載のシステム。
【請求項17】
前記安定的ネットワークレベル識別子がメディアアクセス制御(MAC)アドレスである、請求項13に記載のシステム。
【請求項18】
前記安定的ネットワークレベル識別子が国際移動体加入者識別情報(IMSI)である、請求項13に記載のシステム。
【請求項19】
前記安定的ネットワークレベル識別子が加入者アカウント番号である、請求項13に記載のシステム。
【請求項20】
前記安定的ネットワークレベル識別子が加入者電話番号である、請求項13に記載のシステム。
【請求項21】
前記アド提示仲介プラットフォームがディマンドサイドプラットフォームポータルを包含する、請求項13に記載のシステム。
【請求項22】
ターゲットデジタル広告のオプトアウトを加入者に任せる為の方法であって、
アド提示仲介プラットフォームサーバにより、加入者のモバイルデバイスへアドを送信することと、
前記アド提示仲介プラットフォームサーバにより、ターゲットデジタル広告選好リクエストを一時的ネットワークレベル識別子と共に前記モバイルデバイスから受信することと、
前記アド提示仲介プラットフォームサーバにより、前記ターゲットデジタル広告選好リクエストを安定的ネットワークレベル識別子と共にモバイル分析プラットフォームサーバへ送信することと、
を包含する方法。
【請求項23】
前記モバイルデバイスから受信される前記ターゲットデジタル広告選好リクエストがターゲットデジタル広告の受信をオプトアウトするリクエストである、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記モバイルデバイスから受信される前記ターゲットデジタル広告選好リクエストがターゲットデジタル広告の受信をオプトインするリクエストである、請求項22に記載の方法。
【請求項25】
前記安定的ネットワークレベル識別子が国際移動体装置識別情報(IMEI)である、請求項22に記載の方法。
【請求項26】
前記アド提示仲介プラットフォームサーバにより、検出可能な安定的ネットワークレベル識別子を有するサブネットについての情報をモバイルネットワークオペレータから受信することをさらに包含する、請求項22に記載の方法。
【請求項27】
前記アド提示仲介プラットフォームがディマンドサイドプラットフォームポータルを包含する、請求項22に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、「インターネットアプリケーションドメイン識別情報とネットワークデバイス識別子との相互関連の為の方法及びシステム」の名称で2013年7月11日に出願された米国仮特許出願第61/845,331号の優先権及び利益を主張して「インターネットアプリケーションドメイン識別情報とネットワークデバイス識別子との相互関連の為の方法及びシステム」の名称で2014年7月11日に出願された米国特許出願公開第2015/0019721号に関係している。
【0002】
参照による援用
本明細書で言及される全ての公報及び特許出願は、個々の公報又は特許出願が参照によりそれぞれ援用されることを明確かつ個別に指摘された場合と同程度に、参照によりその全体が援用される。
【0003】
本開示は概ね、オンラインデジタル広告の分野に関する。アド提案及び/又は提示プラットフォームからターゲット広告をオプトアウトする能力をユーザに付与する必要性に対処するものである。
【背景技術】
【0004】
ウェブサービス及びモバイルアプリ(例えばApple iOS又はAndroid OSアプリケーション)のようなインターネットアプリケーションの開発者は、ユーザ固有の設定又はユーザ選好を記憶する能力をアプリケーションに与えることによりエンドユーザに個別化体験を提供しようと常に努力している。アプリケーションはこの目標を達成するのに異なる仕組みを利用する。ウェブアプリケーションはハイパーテキスト・トランスファ・プロトコル(HTTP)クッキーの仕組み(HTTPクッキー)を使用し、モバイルアプリは、持続性デバイス、或いは汎用ユニーク識別子(UUID)、オープンデバイス識別番号(ODIN)、又は広告識別子(IDFA)のようなユーザ識別子を利用する。具現例においては異なっているが、上の方法は、特定のユーザ(又はユーザが開始したアプリケーション)と関連する或るユニークなデータが十分な時間にわたって一貫性を保ち、ユーザを識別する目的で関係部分(例えばウェブブラウザ及びウェブサーバ、又はモバイルアプリケーション及びモバイルバックエンドサーバ)により交換されるという特性によるものである。これらのアプリケーションレベル識別子は、アプリケーションにより排他的に利用されるか、ユーザにカスタマイズデータを提供するという目的の為他のコンポーネントへ送られる。非限定的な例として、ウェブ広告を含むウェブページは、特定のユーザにとって最も関係のあるアドを選択するという目的の為ユーザ関連のクッキーをウェブ広告プラットフォームへ送る。同様に、モバイルアドプラットフォームと統合されたモバイルアプリケーションは、アドターゲティングを目的として関連の汎用デバイス識別子(UDID)又はOpenUDIDを広告プラットフォームへ送る。
【0005】
通信プロバイダは一般的に、インターネット及びモバイルアプリケーションに転送能力を付与することにより、物理レベルで接続性を提供するモバイルネットワーク(例えば、Wi−Fi又はモバイル通信(GSM(登録商標))/ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS)ネットワークの為のグローバルシステム)の様な低いレベルか、インターネットプロトコル(IP)ネットワークの様なネットワークレベルで、ユーザデバイスと共に機能する。プロバイダのネットワークは一般的に、(メディアアクセス制御(MAC)アドレス、国際移動体加入者識別情報(IMSI)、国際移動体装置識別情報(IMEI)、IPアドレス、加入者アカウント番号又は電話番号のような)ネットワークレベルのデバイス識別子と関係しており、前述したアプリケーションレベル識別子についての直接的な視認性を有していない。アプリケーションについてのプロバイダネットワークの役割は、ネットワークレベル識別子を利用して特定のデバイスを識別するルーティング及びスイッチングの仕組みを使用して、一つのデバイスから別のものへデータパケットを送達することである。モビリティ管理目的を実施して課金及び請求情報を集約するのにも、ネットワークレベル識別子がプロバイダネットワークに使用される。
【0006】
通信プロバイダとアプリケーションプラットフォームとの間の責任の明白な分離は、(プロバイダネットワークがデバイスで機能している全てのアプリケーションではなくデバイスを把握するだけでよいので)スケーラビリティの向上と共に、プライバシー(どの特定アプリケーションがインストールされユーザに利用されているかが通常はプロバイダには分からない)という利点を有する。しかしながら、アプリケーション及びプロバイダシステムにインターワーキングの能力があればエンドユーザにとって特に有利であるという幾つかのケースが最近発生している。特定の例としては、例えば、加入者についての位置及び統計情報を利用することによってより良いターゲット広告を広告プラットフォームが提供するのをモバイルネットワークプロバイダが助けるならば無関係なアドの送達を最小にすることになるので、エンドユーザにとって有益である。プロバイダがアドターゲティングプロセス(又はアプリケーションレベル識別情報の理解を必要とする他の何らかのプロセス)に関与する為には、アプリケーションレベル識別情報とネットワークレベルデバイス識別子との間の関係性を確立する仕組みが望ましい。このようなマッピングは、アプリケーションレベルでのデバイスについてのプロバイダインテリジェンスの利用を可能にする。
【0007】
広告プラットフォームは、ターゲット広告をオプトアウトする能力をエンドユーザに提供できる必要がある。現在これは、ユーザのブラウザにクッキーを設けることにより行われている。一般的なプラットフォームでは、ユーザデバイスのブラウザにインストールされたクッキーの寿命の間、又はこれらのクッキーがユーザにより意図的又は無意識に削除されるまでしかオプトアウト期間は持続しない。オプトアウト手順は、クッキーが設定される特定ブラウザにのみ有効である。ユーザデバイスの他のブラウザ及びアプリケーションは一つのブラウザで実施されるオプトアウトには影響を受けず、ユーザは、別々の各アプリケーションからオプトアウトを行ってデバイスにおける全てのアドターゲティングを完全にオプトアウトしなければならない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
必要とされながら先行技術によって提供されていないのは、クッキーの使用を必要とせずに、アド提案及び/又は提示プラットフォームからターゲット広告をオプトアウトする能力をユーザに付与する必要性に対処するシステム及び方法である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
ターゲットデジタル広告のオプトアウトを加入者に任せる為のシステム及び方法が提供される。一具現例において、モバイルネットワークオペレータ動作サポートシステムサーバは加入者から入力を受信し、入力はアカウント番号と安定的ネットワークレベル識別子とを包含する。そしてサーバは加入者からの入力に基づいてメッセージをURLと共にモバイルデバイスへ送信させる。サーバは、加入者がウェブサイトを訪問した時に生成されるビーコンを受信し、加入者がターゲットデジタル広告の受信を希望するかどうかについての選好を表すメッセージをモバイル分析プラットフォームサーバへ送信する。
【0010】
本開示の態様によれば、モバイルデバイス加入者は、クッキーに依存するオプトアウト方式ではなくデバイスレベルでオプトアウトする為の仕組みを提供される。幾つかの実施形態において、オプトアウトリクエストはデバイスの寿命にわたって持続する。開示のシステム及び方法の一つを使用して加入者がオプトアウトした後には、(ターゲティングについてモバイルネットワークオペレータデータに依存する)ターゲットアドは加入者へもう送信されない。加入者がブラウザを変更するかブラウザからクッキーを削除した場合にも、オプトアウト設定はそのまま残る。加入者により使用されるアプリケーション、ブラウザ及びウェブサイトの全てで単一のオプトアウト設定が有効である。本システム及び方法では、加入者はアドターゲティングばかりでなくプロファイリングもオプトアウトすることができる。
【0011】
幾つかの実施形態において、ターゲットデジタル広告のオプトアウトを加入者に任せる為のシステムは、モバイルネットワークオペレータ動作サポートシステムサーバを包含する。サーバは、コンピュータ実行可能命令を記憶する為の少なくとも一つのメモリと、命令を実行する為の少なくとも一つのプロセッサとを包含する。これらの実施形態において、命令の実行では、加入者から入力を受信することと、メッセージをモバイルデバイスへ送信させることと、ビーコンを受信することと、メッセージをモバイル分析プラットフォームへ送信することとを包含する動作を実施するようにサーバがプログラムされる。加入者からの入力は、加入者のモバイルデバイスと関連するアカウント番号及び安定的ネットワークレベル識別子を包含する。モバイルデバイスへ送信されるメッセージは加入者からの入力に基づいており、メッセージは、加入者がウェブサイトをフォローする為のユニフォームリソースロケータを包含する。ビーコンは加入者がウェブサイトを訪問した時に生成される。モバイル分析プラットフォームサーバへ送信されるメッセージは、加入者がターゲットデジタル広告の受信を希望するかどうかについての選好を表す。
【0012】
上記のシステムでは、加入者の選好はターゲットデジタル広告の受信をオプトアウト又はオプトインすることであり得る。安定的ネットワークレベル識別子は、国際移動体装置識別情報(IMEI)、メディアアクセス制御(MAC)アドレス、国際移動体加入者識別情報(IMSI)、加入者アカウント番号、又は加入者電話番号であり得る。
【0013】
幾つかの実施形態において、ターゲットデジタル広告のオプトアウトを加入者に任せる為の方法が提供される。この方法は、加入者から入力を受信することと、加入者のモバイルデバイスへメッセージを送信させることと、ビーコンを受信することと、加入者がターゲットデジタル広告の受信を希望するかどうかについての選好を表すメッセージを送信することとを包含し得る。加入者からの入力はモバイルネットワークオペレータ動作サポートシステムサーバにより受信され、モバイルデバイスと関連するアカウント番号及び安定的ネットワークレベル識別子とを包含する。モバイルデバイスへ送信されるメッセージは、加入者からの入力に基づいてモバイルネットワークオペレータ動作サポートシステムサーバにより送信される。メッセージは、加入者がウェブサイトをフォローする為のユニフォームリソースロケータを包含する。ビーコンは加入者がウェブサイトを訪問した時に生成され、モバイルネットワークオペレータ動作サポートシステムサーバにより受信される。選好を表すメッセージはモバイルネットワークオペレータ動作サポートシステムサーバによりモバイル分析プラットフォームサーバへ送信される。
【0014】
上記の方法において、加入者の選好はターゲットデジタル広告の受信をオプトアウト又はオプトインすることであり得る。安定的ネットワークレベル識別子は、国際移動体装置識別情報(IMEI)であり得る。
【0015】
幾つかの実施形態において、ターゲットデジタル広告のオプトアウトを加入者に任せる為のシステムは、アド提示仲介プラットフォームサーバを包含する。サーバは、コンピュータ実行可能命令を記憶する為の少なくとも一つのメモリと、命令を実行する為の少なくとも一つのプロセッサとを包含する。これらの実施形態において、命令の実行では、
加入者のモバイルデバイスへアドを送信することと、
モバイルデバイスからのターゲットデジタル広告選好リクエストを広告識別情報及び一時的ネットワークレベル識別子と共に受信することと、
ターゲットデジタル広告選好リクエストを、モバイルデバイスと関連する安定的ネットワークレベル識別子と共にモバイル分析プラットフォームサーバへ送信することと、
を包含する動作を実施するようにサーバがプログラムされる。
【0016】
上記のシステムにおいて、モバイルデバイスから受信されるターゲットデジタル広告選好リクエストは、ターゲットデジタル広告の受信をオプトアウト又はオプトインするリクエストであり得る。安定的ネットワークレベル識別子は、国際移動体装置識別情報(IMEI)、メディアアクセス制御(MAC)アドレス、国際移動体加入者識別情報(IMSI)、加入者アカウント番号、又は加入者電話番号であり得る。アド提示仲介プラットフォームはディマンドサイドプラットフォームポータルを包含し得る。
【0017】
幾つかの実施形態において、ターゲットデジタル広告のオプトアウトを加入者に任せる為の方法は、アドを送信することと、ターゲットデジタル広告選好リクエストを受信することと、ターゲットデジタル広告選好リクエストを送信することとを包含する。アドは、アド提示仲介プラットフォームサーバにより加入者のモバイルデバイスへ送信される。ターゲットデジタル広告選好リクエストは、アド提示仲介プラットフォームサーバにより一時的ネットワークレベル識別子と共にモバイルデバイスから受信される。ターゲットデジタル広告選好リクエストは、アド提示仲介プラットフォームサーバにより安定的ネットワークレベル識別子と共にモバイル分析プラットフォームサーバへ送信される。
【0018】
上記の方法では、モバイルデバイスから受信されるターゲットデジタル広告選好リクエストは、ターゲットデジタル広告の受信をオプトアウト又はオプトインするリクエストであり得る。安定的ネットワークレベル識別子は国際移動体装置識別情報(IMEI)であり得る。この方法はさらに、アド提示仲介プラットフォームサーバにより、検出可能な安定的ネットワークレベル識別子を有するサブネットについての情報をモバイルネットワークオペレータから受信することを包含し得る。アド提示仲介プラットフォームは、ディマンドサイドプラットフォームポータルを包含し得る。
【0019】
本明細書に記載される主題の一つ以上の具現例の詳細が添付図面及び下記の説明に挙げられている。主題の他の特徴、態様、利点は、説明と図面と請求項から明白になるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図面において、同様の参照符号は、異なる図でも同じ部品を概ね指す。また図面は必ずしも一定比率ではなく、具現例の原理を図示することが概ね重視されている。以下の説明では、次の図面を参照して様々な具現例が記載される。
【
図1】開示の一態様によるシステムアーキテクチャを示す図である。
【
図2】開示の一態様によるアプリケーションレベル識別子とネットワークレベル識別子との間の関係を判断する為の方法例を示すフローチャートである。
【
図3C】開示の態様による検出プロセス例を示すフローチャートである。
【
図4】モバイルネットワークオペレータポータルオプトアウトシステム及び方法の実施形態例を示す図である。
【
図5】ディマンドサイドプラットフォームオプトアウトシステム及び方法の実施形態例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本開示は、同様の参照符号が同様の要素を指す添付図面に限定としてではなく例として図示されている。本開示における“an(一)”又は“one(一つの)”又は“some(幾つかの)”実施形態についての言及は必ずしも同じ実施形態についてではなく、このような言及は少なくとも一つを意味することが留意されるべきである。
【0022】
図はコンポーネントを機能的に別々のものとして表しているが、このような表現は単に例示目的のものである。この図に描写されるコンポーネントが任意で組み合わされるか、別々のソフトウェア、ファームウェア、及び/又はハードウェアコンポーネントに分割されてもよいことが明白になるだろう。さらに、このようなコンポーネントは、どのように組み合わされるか分割されるかに関係なく、同じホスト又は多数のホストで実行され、多数のホストが一つ以上のネットワークにより接続され得ることも明白であろう。
【0023】
ここで使用される際に、“engine(エンジン)”及び“server(サーバ)”の語は、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、又は目的を達成するのに使用される他のコンポーネントを指す。エンジン又はサーバは、不揮発性メモリ(二次メモリとも称する)に記憶されるソフトウェア命令を含み得る。ソフトウェア命令が実行される時に、ソフトウェア命令の少なくとも部分集合がプロセッサによりメモリ(一次メモリとも称する)へロードされる。そしてプロセッサはメモリのソフトウェア命令を実行する。プロセッサは、共有プロセッサ、専用プロセッサ、又は共有と専用のプロセッサの組み合わせであり得る。一般的なプログラムは、ドライバの実行を必要とし得る(入力/出力(I/O)デバイスのような)ハードウェアコンポーネントの呼び出しを含み得る。ドライバはエンジン又はサーバの一部と考えても考えなくてもよい。
【0024】
ここで使用される際に、“database(データベース)”の語は、集中又は分散、関連その他であれ、データを記憶する為の周知の又は好都合な手段を含むのに広く使用される。
【0025】
ここで使用される際に、“mobile device(モバイルデバイス)”の語は、Apple iPhone(登録商標)のような携帯電話、Apple iPod(登録商標) Touch,Apple iPad(登録商標),Microsoft Surfaceのようなポータブル電子デバイス、Google Android(登録商標)オペレーティングシステムに基づくモバイルデバイス、スマートウォッチ、スマートグラス、そしてここに記載される機能性を提供できるソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、又はこれらの組み合わせを含む他のポータブル電子デバイスであり得るがこれらに限定されない。モバイルデバイスの一般的なコンポーネントは、フラッシュリードオンリメモリ(ROM)のような持続性メモリ、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)のようなランダムアクセスメモリ、カメラ、バッテリ、液晶ディスプレイ(LCD)ドライバ、ディスプレイ、セルラーアンテナ、スピーカ、ブルートゥース(登録商標)回路、Wi−Fi回路を含み得るがこれらに限定されず、持続性メモリはモバイルデバイスの為のプログラム、アプリケーション、及び/又はオペレーティングシステムを格納し得る。
【0026】
ここで使用される際に、コンピュータの語は、Microsoft Windows又はApple OS Xのようなオペレーティングシステムに基づくHewlett−PackardのPavilionデスクトップコンピュータ、DellのUltrabookラップトップ、AppleのMacBookラップトップ、或いは他の電子デバイスのようなパーソナルコンピュータ又はラップトップと、ここに記載される機能性を提供できるソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、又はその組み合わせを含む他の電子デバイスであり得るが、これらに限定されない。コンピュータの一般的なコンポーネントは、フラッシュROMのような持続性メモリ,SRAMのようなランダムアクセスメモリ、バッテリ、ハードディスク又はソリッドステートドライブ、ディスプレイアダプタ、固定回線ネットワークへの接続に使用されるネットワークコントローラ、スピーカ、ブルートゥース回路、そしてWi−Fi回路を含むがこれらに限定されず、持続性メモリはコンピュータの為のプログラム、アプリケーション、及び/又はオペレーティングシステムを格納し得る。
【0027】
ここに記載されるシステムの様々な具現例では、適切なハードウェア又はソフトウェアを使用できる。例えば、或るコンポーネントは、充分なメモリとデータ記憶と処理力とを有すると共にサーバクラスオペレーティングシステム(例えばOracle(登録商標)Solaris(登録商標)、GNU/Linux(登録商標)、Microsoft(登録商標)Windows(登録商標)オペレーティングシステムファミリー)又は、MicrosoftWindows(登録商標)オペレーティングシステム、Apple OS X(登録商標)オペレーティングシステム、Apple iOS(登録商標)プラットフォーム、Google Android(商標)プラットフォーム、Linux(登録商標)オペレーティングシステム、そしてUNIX(登録商標)オペレーティングシステムの他の変形例その他のようなオペレーティングシステムを作動させ得る他のハードウェア(例はモバイルデバイス、コンピュータ等)で機能するサーバクラスコンピュータで実行され得る。システムは、メモリに記憶されてプロセッサで実行される複数のソフトウェア処理モジュールを含み得る。例示として挙げると、プログラムモジュールは、マシン語又はオブジェクトコードに変換されて単数又は複数のプロセッサに命令を実行させ得る一つ以上の適当なプログラミング言語の形であり得る。ソフトウェアは、適当なプログラミング言語又はフレームワークで具現されるスタンドアロンアプリケーションの形であり得る。
【0028】
様々な具現例において、デバイスは、ウェブブラウザ、クライアントソフトウェア、又はその両方を含む。ウェブブラウザにより、デバイスは、(例えばサーバから)ウェブページ又は他のダウンロード可能なプログラム、アプレット又はドキュメントをウェブページリクエストでリクエストできる。ウェブページの一例は、表示、実行、再生、処理、ストリーミング、及び/又は記憶が可能であると共に他のウェブページへのリンク又はポインタを含有し得るコンピュータ実行可能又は解釈可能な情報、グラフィック、サウンド、テキスト、及び/又はビデオを含むデータファイルである。一具現例において、デバイスのユーザは手動でサーバからウェブページをリクエストする。代替的に、デバイスはウェブブラウザに自動的にリクエストを行う。市販のウェブブラウザソフトウェアの例は、Microsoft(登録商標)InternetExplorer(登録商標)、Mozilla(登録商標)Firefox(登録商標)、Apple(登録商標)Safari(登録商標)である。
【0029】
幾つかの具現例において、デバイスはクライアントソフトウェアを含む。クライアントソフトウェアは、ここに記載される特徴を具現又は実行する機能性をデバイスに提供する。クライアントソフトウェアは様々な形で具現され、例えば、デバイスにダウンロードされてウェブブラウザと共に機能するウェブページ、ウィジェット、及び/又はJava(登録商標)、JavaScript(登録商標)(JS)、.Net、Silverlight、Flash及び/又は他のアプレットやプラグインの形であり得る。クライアントソフトウェア及びウェブブラウザは、単一のクライアントサーバインタフェースの一部であり得る。例えば、クライアントソフトウェアはウェブブラウザ又は別のフレームワークやオペレーティングシステムへの「プラグイン」として具現され得る。ウィジェットフレームワーク及びアプレット技術を含むがこれらに限定されない他の適当なクライアントソフトウェアアーキテクチャも、クライアントソフトウェアと共に採用され得る。
【0030】
サーバ、コンピュータ、モバイルデバイス、そして他のコンポーネントの間での通信は、例えば標準的な電話回線、LAN又はWANリンク(例えばT1,T3,56kb,X.25)、ブロードバンド接続(ISDN,Frame Relay,ATM)、ワイヤレスリンク(802.11(Wi−Fi),ブルートゥース、GSM、CDMA等)のような媒体を介して行われ得る。他の通信媒体も考えられる。ネットワークはTCP/IPプロトコル通信を行い、ウェブブラウザにより行われるHTTP/HTTPSリクエストと、ユーザデバイスとサーバとの間の接続とはこのようなTCP/IPネットワークを介して通信され得る。他の通信プロトコルも考えられる。
【0031】
ここに記載される技術の方法ステップは、一つ以上のコンピュータプログラムを実行し入力データに作用して出力を発することにより機能を実施する一つ以上のプログラマブルプロセッサにより実施され得る。特定目的の論理回路、例えばFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)又はASIC(特定用途向け集積回路)により方法ステップが実施され、それとしてモジュールが具現され得る。モジュールは、この機能性を具現するコンピュータプログラム及び/又はプロセッサ/専用回路の部分を指す。
【0032】
コンピュータプログラムの実行に適したプロセッサは、例を挙げると、汎用と特定目的の両方のマイクロプロセッサを含む。概して、プロセッサは、リードオンリメモリ又はランダムアクセスメモリ又はその両方から命令及びデータを受信する。コンピュータの基本要素は、命令を実行する為のプロセッサと、命令とデータとを記憶する為の一つ以上のメモリデバイスである。コンピュータプログラム命令及びデータを具体化するのに適した情報担体は、半導体メモリデバイス、例えばEPROM,EEPROM、及びフラッシュメモリデバイスと、磁気ディスク、例えば内蔵ハードディスク又はリムーバブルディスクと、磁気光学ディスクと、CD−ROM及びDVD−ROMディスクとを例として含む全ての形の不揮発性メモリを含む。一つ以上のメモリは、プロセッサにより実行された時に、ここに記載されるモジュールと他のコンポーネントとを形成して、このコンポーネントと関連する機能性を実施する命令を記憶できる。プロセッサとメモリとは特定目的の論理回路により補われるかこれに組み込まれ得る。
【0033】
システムは、通信ネットワークを介してリンクされるリモート処理デバイスによりタスクが実施される分散型コンピューティング環境でも実践され得る。分散型コンピューティング環境では、メモリ記憶デバイスを含むローカルとリモートの両方のコンピュータ記憶媒体にプログラムモジュールが配置され得る。デバイスのキャパシティと必要とされるデータ処理能力の量とに応じて、ここに記載されるもの以外の他のタイプのシステムハードウェア及びソフトウェアも使用され得る。システムは、上述したような仮想化オペレーティングシステムを実行してここに記載されるものなどのハードウェアを有する一つ以上のコンピュータで機能する一つ以上の仮想マシンでも具現され得る。
【0034】
一つ以上の製造品又はその中で具体化される一つ以上のコンピュータ可読プログラムとして、システム及び方法の具現例が設けられ得ることも留意されるべきである。プログラム命令は、データ処理装置による実行の為の適当な受信装置へ送信する為情報を符号化するように生成される、人工的に生成された伝搬信号、例えばマシン生成の電気、光学、電磁信号で符号化され得る。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読記憶デバイス、コンピュータ可読記憶基板、ランダム又はシリアルアクセスメモリアレイ又はデバイス、或いはこれらのうち一つ以上の組み合わせであるかこれに含まれ得る。また、コンピュータ記憶媒体は伝搬信号ではないが、コンピュータ記憶媒体は、人工的に生成された伝搬信号で符号化されたコンピュータプログラム命令の送信元又は宛先であり得る。コンピュータ記憶媒体は、一つ以上の別々の物理的コンポーネント又は媒体(例えば多数のCD、ディスク、又は他の記憶デバイス)であるかこれに含まれ得る。
【0035】
本開示の態様にしたがって構成されるシステムの例示的実施形態が
図1に図示されている。以下の要素を含むシステム100が用意される。合わせて「デバイス」と称されてモバイルアプリケーション(2)又はウェブブラウザ(4)を実行するモバイルフォン(1)とコンピュータ(3)との集合体。一つ以上の多重接続技術を使用してサービスプロバイダ(5)の通信ネットワーク(6)へ接続することにより、デバイスはインターネットへのアクセスを行う。本開示の一実施形態では、デバイス(1,3)はWi−Fi技術を使用して接続される。開示の別の実施形態では、GSM、UMTS、又は広帯域符号分割多重接続(WCDMA(登録商標))のような3G又は4Gセルラー技術を使用して、デバイス(1,3)が接続され得る。
【0036】
ウェブブラウザ(4)は、インターネットを介したウェブサーバ(7)へのHTTP接続を確立することによりHTMLウェブページをリクエストする。同様に、モバイルアプリケーション(2)は、転送プロトコルとデータシリアル化技術の一方を使用して、バックエンドサーバ(8)へリクエストを提出してこれからレスポンスを受信する。非限定的な例として、アプリケーション(2)は、HTML又はエクステンションマークアップ言語(XML)で符号化されたクエリ及びレスポンスと共にHTTPベースのプロトコルを使用し得る。ウェブブラウザ(4)が初回リクエストをウェブサーバ(7)へ送信する時に、ブラウザ(4)により記憶されてその後の同じウェブサーバ(7)への全てのHTTPリクエストに含まれるユニークなHTTPクッキーをブラウザ(4)に提供するというオプションをウェブサーバ(7)が有し、ブラウザはこれを使用して、リクエストが同じユーザからのものであると判断する。
【0037】
モバイルアプリケーション(2)は、最初に実行を開始する時に、モバイルオペレーティングシステムにより提供される方法の一つを使用してユニークなデバイス又はユーザ識別子を割り当てるか計算する。非限定的な例として、アンドロイドオペレーティングシステムで実行されるアプリケーション(2)はANDROID_ID又はUUIDを使用し、Apple iOSで機能するものはIFAを利用し、幾つか又は全てのアプリケーション(2)は各ユーザについてアプリケーション固有アカウントの作成を選択し、ユニークなアプリケーション固有ユーザIDを利用する。そしてアプリケーション(2)は、識別子を使用して異なるユーザを区別しカスタマイズデータを提供するバックエンドサーバ(8)へのプロトコルクエリに識別子を含める。正常動作において、プロバイダ(5)の通信ネットワーク(6)の役割は、デバイス(1,3)からサーバ(7,8)又は逆への(HTTPのような)アプリケーションレベルのプロトコルパケットをカプセル化するルーティングパケットを含み、ネットワーク(6)ではアプリケーションレベル識別子に可視性は無く、これらと、MACアドレス、モバイルフォンIMEI、IMSI,加入者アカウント番号、電話番号、又は他の安定識別子のようなユーザのネットワークレベルデバイス識別子との間の関係を確立するいかなる仕組みも採用されていない。例えば、オペレータは、MACアドレスのソルト化ハッシュをネットワークレベルデバイス識別子として提供し得る。
【0038】
本開示では、一つ以上のアプリケーション統合エージェント(AIA)(11)と一つ以上の検出サーバ(DS)(12)とを含む統合検出サブシステム(10)が導入される。AIA(11)は、ウェブ及びモバイルアプリケーション(2,4)にコンテンツを提供するアプリケーションプラットフォーム(9)と統合される。開示の一実施形態において、アプリケーションプラットフォーム(9)は、ウェブサーバ(7)及び/又はモバイルアプリバックエンドサーバ(8)と統合されて、ウェブページの一部又はデータクエリへのレスポンスとしてクライアントウェブブラウザ(4)又はモバイルアプリケーション(2)へ提供されてブラウザ(4)及びモバイルアプリケーション(2)によりダイナミックレンダリングされるダイナミック解釈コード(13,14)のスニペットの形でインターネット広告ユニットをサーバ(7,8)にダイナミックに供給し、追加プロトコルリクエストを起動させてコードスニペットで参照されるコンポーネントを取り出す広告プラットフォームである。非限定的な例として、コードスニペットは、ウェブブラウザ(4)又はアプリケーション(2)のHTMLレンダリングライブラリによりダイナミックレンダリングされるHTMLコードスニペットとして表され、個々のコンポーネントは、HTTPリクエストを通して取得されるイメージ又はJavaScriptコードにより表され得る。開示の別の実施形態において、アプリケーションプラットフォーム(9)は、HTMLスニペット、又はクライアントウェブやモバイルアプリケーション(2,4)を起動させ追加プロトコルリクエストを通してイメージや他のスクリプトをリクエストする(XMLのような)他のダイナミック解釈言語で同様に符号化される或る種のユーザ関心コンテンツを表すダイナミック生成コンテンツ(非限定的な例としては映像、音楽、書籍)をサーバ(7,8)に提供する。
【0039】
アプリケーションプラットフォーム(9)との統合を通して、AIA(11)は、ウェブ及びモバイルアプリケーション(2,4)により開始されたデータ取引に参加し、続いてアプリケーション(2,4)へのレスポンスにおいてアプリケーションプラットフォーム(9)に含まれ得るコンテンツや他のデータのユニットを提供することができる。これは二つの目的に役立つ。(a)アプリケーションレベル識別子とネットワークレベルデバイス又はユーザ識別子との間での初回マッピングの確立と、(b)その後の、プロバイダネットワーク(6)及びITシステム(5)の内部の情報を利用することにより、AIA(11)により保持される識別情報マッピングテーブル(IMT)(15)とデータエンジン(16)により作成されるユーザ分析データとに基づく、アプリケーションユーザデータコンテンツのカスタマイズ。
【0040】
一実施形態において、
図2を参照すると、初期状態で、AIAの識別情報マッピングテーブル(15)は空である。AIA(11)は、アプリケーションプラットフォーム(9)からデータのリクエストを受信する(ステップ202)と、リクエストに挙げられたユーザ識別情報(ウェブクッキー又はモバイルアプリケーション識別子)についてIMT(15)で検索動作を実施する(ステップ206)。初回トランザクションの検索結果は否定的であって、AIA(11)は以下に記載する検出プロセスを開始する(ステップ210)。検出プロセスの結果として、AIA(11)は、アプリケーション識別情報とネットワークレベル識別子との間のマッピングを検出サーバ(12)から取得する(ステップ214)。続いて、AIA(11)はこのマッピングを使用して、アプリケーションプラットフォーム(9)へカスタマイズデータレスポンスを提供する(ステップ218)。
【0041】
本開示は、検出の仕組みについての等しく有効な三つの例示的方法実施形態を含む。しかしながら、検出の仕組みについての他の方法が考えられることを認識すべきである。
【0042】
図3Aに示されている方法1では、アプリケーションプラットフォーム(9)によりアプリケーション(2,4)へ提供されるデータユニットのホスティングが変形されていない(詰まり未だアプリケーションプラットフォーム(9)によりホスティング及び提示が行われている)。代わりに、アプリケーション(2,4)に提供されるデータ要素で参照されているサーバの記号名を検出サーバ(12)のIPアドレスで決定するように、プロバイダのDNSサーバ(17)が構成されている。検出サーバ(12)は、(アプリケーションによりデフォルトで含まれるかデータユニット説明の一部としてAIA(11)により提供される)アプリケーション識別情報を含むアプリケーション(2,4)からのデータリクエストを受信し(ステップ302)、送信元IPアドレスをデータリクエストから抽出することによりデバイス(1,3)のIPアドレスへのこの識別情報のマッピングを確立し(ステップ306)、アプリケーション固有のプロキシ機能性を使用してオリジナルデータサーバへリクエストを伝達する(ステップ310)。アプリケーション識別情報からIPアドレスへのマッピングでは更に、通常はプロバイダネットワーク(6)で利用可能である対応のIPアドレス割り当てレコードを分析することにより、MACアドレス、IMEI、又はIMSI、又は他の安定識別子のようなデバイス(1,3)の安定的ネットワーク識別子についても決定される(ステップ314)。最終的なマッピングがAIA(11)サーバへ供給される(ステップ318)。
【0043】
方法2では、AIA(11)はアプリケーションプラットフォーム(9)のデータ選択プロセスに積極的に関与し、統合検出サブシステム(10)によりホスティングされるデータユニットへのリファレンスをこれに提供する(ステップ322)。リファレンスは、検出サーバ(12)により受信されてアプリケーションレベル識別情報の値を含むように構築される。検出プロセスの残りは方法1と同じであり得る。アプリケーションプラットフォーム(9)が広告プラットフォームである開示の一実施形態において、AIA(11)は、検出サーバ(12)によりクリエイティブなアドを格納するイメージファイルへのURL(ユニフォームリソースロケータ)をサーバ名として含むHTMLコードスニペットをプラットフォーム(9)に提供する。クライアントアプリケーションは、HTMLスニペットをレンダリングする時に、検出サーバ(12)により受信されるイメージファイルについてのリクエストをプロバイダ施設内部で開始する。
【0044】
方法3では、(方法1のように)アプリケーションプラットフォーム(9)そのものにより、又はプロバイダ施設外部の提携プラットフォームにより、データユニットがホスティングされ得る。しかしながら、AIA(11)は、検出サーバ(12)(以下、検出ビーコンと称される)でのフェイクデータユニットへのリファレンスを含むコードの追加部分も供給する(ステップ332)。ビーコンは、オリジナルリクエストで提供されるアプリケーションレベル識別情報を統合する。検出プロセスの残りは、方法1と同じであり得る。アプリケーションプラットフォーム(9)が広告プラットフォームである開示の一実施形態において、AIA(11)からのデータレスポンスは、ウェブビーコンを含む提案広告についてのHTMLスニペットである。非限定的な例として、以下のコードフラグメントに例示されるように、HTMLスニペットの内部の検出ウェブビーコンは検出サーバ(12)でターゲティングされる不可視イメージへのリファレンスとして具現される。ビーコンで使用されるURLはアプリケーションレベル識別情報を統合したものである。
<!−−Discovery beacon first−−>
<img src=“http://ds.xtele.com/mapid?appid=7651276512765”width=“0”height=“0”>
<!−−The creative HTML snippet is below−−>
<a href=“http://www.cinarra.com”target=“_blank”>
<img width=“728”height=“90”border=“0”
src=“http://adsrv.cinarra.com/1234567/728x90Image.JPG”>
</a>
【0045】
別の具現例では、ビーコンと、検出サーバ(12)により保持されるルックアップテーブルにアプリケーションレベル識別子(例えばappid)を含める代わりに、又はこれに加えて、暫定的さもなければ短期のユニークなトランザクション識別子がアプリケーションレベル識別子に置換又は追加され得る。これは、例えばアプリケーションレベル識別子が包含されるイベントのセキュリティを高める。
【0046】
検出プロセスの一態様は、ネットワークアドレストランスレータ(NAT)(18)をリクエストが通る前にユーザのIPアドレスを取得することを含む。NAT(18)の役割は、プロバイダのネットワーク(6)の内部で利用される多数のプライベートIPアドレスをパブリックIPアドレスの小さなプールに翻訳することである。NAT(18)は多数のユーザ及びデバイスの間における単一のパブリックIPアドレスの共有を強化し、こうしてデバイス識別目的でパブリックIPアドレスを使用することを不可能にする。一具現例において、検出サーバ(12)はプロバイダのプライベードアドレスドメインの内部に位置する。本開示では、プロバイダに使用された場合に、DS(12)の多数のインスタンス、或いは個々のプライベートIPアドレスドメインそれぞれに別々の接続を維持して同じ値のプライベートIPアドレスを異なるドメインから区別する単一のインスタンスを利用することにより、多数のプライベートIPアドレスドメインをサポートする。
【0047】
図4を参照すると、本開示の態様による構成を持つオプトアウト方式の第一例示的実施形態400が提供される。この第一実施形態では、モバイルデバイス402からのオプトアウト命令はモバイルネットワークオペレータ(MNO)404を通る。加入者をターゲットとする広告からのオプトアウト(又はそれについてのオプトイン)を加入者が選んだ場合、加入者はMNOのポータルに行って、加入者デバイスの加入者アカウント番号と国際移動体装置識別情報(IMEI)とを入力する。モバイルネットワークオペレータ動作サポートシステム(MNO OSS)406は、それからメッセージ(Eメール、テキスト等)を加入者デバイス402へ送信するように構成されている。そして加入者はメッセージのURLをクリックしてオプトアウトの意思を確認する。こうして、幾つかの実施形態ではMNOパートナーのサブシステムへ送られるビーコンが生成される。そしてこのビーコンはMNO OSS406へ転送され、MNO OSSは次にモバイル分析プラットフォーム408へメッセージを送信して、識別された加入者のターゲティング(オプトアウト)を停止するようにプラットフォームの関連部分に通知する。オプトアウトしていない加入者へアドを提示するという中心的な役割を果たすアド提示/仲介プラットフォーム410は、この第一例示的実施形態のオプトアウトプロセスには関与しない。加えて、オプトアウトプロセスが機能する為にクッキーがデバイス402に設けられる必要はない。
【0048】
幾つかの具現例では、顧客がオプトアウトすると、顧客は規定の時間間隔の後に自動的に再びオプトインすることができる。このケースでは、加入者サイドからの選択又は介入は必要とされない。加入者は、MNO OSS406からのメッセージ(Eメール、テキスト等)を介して、これを通知される。そして加入者はターゲット広告のオプトアウトを再度選ぶことができる。
【0049】
図4に示されている例示的実施形態では、加入者がオプション(オプトイン又はオプトアウト)を変更する時には常に、モバイル加入者の意思を反映するようにMNOのユーザデータベースが更新され、モバイル分析プラットフォーム408が適宜通知を受ける。四つの特定の状況について以下に記す。
【0050】
MNOケース1:現時点で検出/既知の加入者―この状況では、
図1〜3を参照してすでに記載したように、加入者のモバイルデバイスと関連する一つ以上のレコードがモバイル分析プラットフォーム408によりすでに「検出」されている。これらの加入者レコードは、モバイル分析プラットフォーム408内の各加入者モバイルデバイス402と関連するユニークな非特定化サブ識別情報(ASID)を有する。ケース1では、加入者がオプトアウトするかオプトインするという二つのシナリオが存在する。
【0051】
オプトアウト:モバイル分析プラットフォーム408のサブシステムは、MNO OSS406からオプトアウトメッセージを受信し、“OPTED_OUT”フラグでこの加入者をマーキングする。そしてこの加入者と関連するセグメントタグ全てが、モバイル分析プラットフォーム408内の全てのサブシステムから削除される。加えて、何らかの分析を行うのにこのモバイルデバイス402の位置更新は処理されない。さらにこの加入者をターゲティングしようとすると、(加入者と関連するセグメントタグではなく)純粋に技術的パラメータに基づいて「ビッドなし」又はアドビッドのいずれかとなる。“OPTED_OUT”フラグが設定されると、オプトアウト加入者についての付加的な詳細は保持されない。
【0052】
オプトイン:モバイル分析プラットフォーム408サブシステムは、MNO OSS406からオプトインメッセージを受信し、この加入者について“OPTED_OUT”フラグを削除し、MNO404からの情報と、モバイル分析プラットフォーム408の適切なサブシステムで処理されることになるモバイルデバイス402についての位置更新とに基づいて加入者についてのセグメントタグの構築を始める。
【0053】
MNOケース2:現時点で未知の加入者―この状況では、加入者のモバイルデバイスと関連するレコードがモバイル分析プラットフォーム408に存在しない。MNOがそのようなメッセージを送信すると、オプトアウトリクエストかオプトインリクエストかどうかに応じて以下のように処理される。
【0054】
オプトアウト:モバイル分析プラットフォーム408は、“OPTED_OUT”フラグが設定された加入者情報についての新しいレコードを処理及び作成するので、「学習されて」この加入者のレコードに「マッピング」された広告IDのレコードでもこの設定が尊重される。
【0055】
オプトイン:モバイル分析プラットフォーム408は、“OPTED_OUT”フラグがリセットされた加入者情報についての新しいレコードを処理及び作成するので、学習されてこの加入者にマッピングされた広告IDは、位置更新を処理し、加入者についてのセグメントタグを作成/生成することができる。
【0056】
加入者により行われるオプトイン/オプトアウト選択に関係する情報の送達の信頼性を向上させる為、交換されるこの情報はMNO OSS406とモバイル分析プラットフォーム408との間で認識されるべきである。加入者プライバシーはきわめて重要である為、加入者オプトイン/オプトアウト選択はモバイル分析プラットフォーム408で厳密かつ確実に強化されるべきである。ロバストネスを向上させる為、モバイル分析プラットフォーム408はMNO OSS406によるリフレッシュ試行も処理してこのオプトイン/オプトアウト情報を送信すべきである。
【0057】
図5を参照すると、本開示の態様による構成を持つオプトアウト方式の第二例示的実施形態500が提供されている。この第二実施形態では、モバイルデバイス402からのオプトアウト命令は、モバイルネットワークオペレータ(MNO)404を通してではなくディマンドサイドプラットフォーム(DSP)ポータルを介したものである。加入者は、DSPと対話することによりオプトアウトを直接的に選択できる。特定のシナリオについて以下に記す。
【0058】
加入者は、DSPにより提示されてユーザデバイス402に表示されるアドの中の特定アイコンをクリックする。幾つかの実施形態において、アイコンは表示されたアドの右上角に位置している。幾つかの実施形態において、この仕組みはオプトアウトのみで機能するように構成されるが、他の実施形態ではこの仕組みはオプトアウトとオプトインの両方で機能する。アドアイコンのクリックにより、加入者の「広告識別情報」(特定の加入者へアドを提示するのに使用された広告業界でのユーザ識別情報)をDSPポータルへ送信する。
【0059】
加入者は最初に、DSPプライバシーポリシーを確認できる広告パートナーのDSPポータルへ案内される。加入者が上のDSPケース1においてDSPポータルに行くと、加入者の「広告識別情報」がクエリ文字列で送信される。ポータルページは、加入者がオプトアウトリクエストを確認できるようにするボタンを有し得る。加入者がこれらのボタンの一つをクリックすると、この特定マーケットについてのアド提示/仲介プラットフォーム410のサブシステムへHTTPリクエストが送信される。HTTPリクエストは、クエリ文字列パラメータの広告識別情報と共に送信される。
【0060】
サブシステムは上述したように加入者デバイスレコードを参照し、適切なモバイル分析プラットフォーム408へオプトアウト選好を適宜入力する。加入者オプトアウト設定がサブシステムに正しく設定された後に、具現例の残りでは前の節で説明したもの(MNO ポータルオプトアウト)と同様の方法で機能する。
【0061】
加入者がモバイル分析プラットフォーム408で未知/未発見である場合に、これらの具現例では加入者のデバイス402のクッキーを解決法の一部として挿入できないので、DSPパートナーはオプトアウトリクエストで加入者を補助することはできないだろう。
【0062】
幾つかの実施形態において、MNOポータル又はDSPポータルオプトアウト/オプトインシステムのうち一方のみが具現される。他の実施形態では、MNOポータル又はDSPポータルオプトアウト/オプトインシステムの両方が、一方又は両方のシステムを加入者が選択できるように具現される。例えば、特定の加入者は、一方のシステムを使用してオプトアウトし、その後で他のシステムを使用して再びオプトインしてもよい。
【0063】
ここで採用される語及び表現は、限定ではなく説明の語及び表現として使用されており、このような語及び表現の使用では、図示及び記載された特徴又はその部分の同等物を除外する意図はない。加えて、本開示では或る具現例を記載したが、ここに開示された概念を取り入れた他の具現例が発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく使用され得ることは当業者に明白であろう。様々な具現例の特徴及び機能は様々な組み合わせ及び順序で構成され、全てが開示の発明の範囲内にあると考えられる。したがって、記載の具現例はあらゆる点において限定的ではなく例示的であると考えられる。ここに記載される構成、材料、寸法は例示的であることを意図しており、いかなる点でも限定的ではない。同様に、説明を目的として物理的な説明が提供されたが、特定の理論又は仕組みにより制約を受けること、又はこれに従って請求項を限定することは意図されていない。
【符号の説明】
【0064】
1 モバイルフォン
2 モバイルアプリケーション
3 コンピュータ
4 ウェブブラウザ
5 サービスプロバイダ
6 通信ネットワーク
7 ウェブサーバ
8 バックエンドサーバ
9 アプリケーションプラットフォーム
10 統合・検出サブシステム
11 アプリケーション統合エージェント(AIA)
12 検出サーバ(DS)
13,14 ダイナミック解釈コード
15 識別情報マッピングテーブル(IMT)
16 データエンジン
17 DNSサーバ
18 ネットワークアドレストランスレータ
100 システム
400 オプトアウト方式
402 モバイルデバイス
404 モバイルネットワークオペレータ
406 モバイルネットワークオペレータ動作サポートシステム
408 モバイル分析プラットフォーム
410 アド提示/仲介プラットフォーム
500 オプトアウト方式
【国際調査報告】