特表2020-520021(P2020-520021A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2020-520021(P2020-520021A)
(43)【公表日】2020年7月2日
(54)【発明の名称】制御プログラムの実行方法
(51)【国際特許分類】
   G05B 19/042 20060101AFI20200605BHJP
【FI】
   G05B19/042
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】41
(21)【出願番号】特願2019-562608(P2019-562608)
(86)(22)【出願日】2017年8月9日
(85)【翻訳文提出日】2019年11月12日
(86)【国際出願番号】KR2017008627
(87)【国際公開番号】WO2018216854
(87)【国際公開日】20181129
(31)【優先権主張番号】10-2017-0064922
(32)【優先日】2017年5月25日
(33)【優先権主張国】KR
(31)【優先権主張番号】10-2017-0064923
(32)【優先日】2017年5月25日
(33)【優先権主張国】KR
(31)【優先権主張番号】10-2017-0064924
(32)【優先日】2017年5月25日
(33)【優先権主張国】KR
(31)【優先権主張番号】10-2017-0064925
(32)【優先日】2017年5月25日
(33)【優先権主張国】KR
(31)【優先権主張番号】10-2017-0064926
(32)【優先日】2017年5月25日
(33)【優先権主張国】KR
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ
(71)【出願人】
【識別番号】593121379
【氏名又は名称】エルエス、エレクトリック、カンパニー、リミテッド
【氏名又は名称原語表記】LS ELECTRIC CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100091982
【弁理士】
【氏名又は名称】永井 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100105153
【弁理士】
【氏名又は名称】朝倉 悟
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100120385
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 健之
(72)【発明者】
【氏名】ロー、ヒー−テ
(72)【発明者】
【氏名】リム、ジェ−ファン
(72)【発明者】
【氏名】チョ、チュン−ゴン
【テーマコード(参考)】
5H220
【Fターム(参考)】
5H220BB11
5H220CC07
5H220CC08
5H220CX01
5H220HH01
5H220JJ02
5H220JJ21
5H220JJ31
5H220JJ53
(57)【要約】
本発明は、制御プログラムの実行方法に関する。本発明の一実施形態による制御プログラムの実行方法は、制御対象装置を管理する下位制御プログラム及び前記下位制御プログラムを実行する上位制御プログラムのうち、少なくとも一つが設置された端末装置において行われる制御プログラムの実行方法において、使用者から前記上位制御プログラムの実行要請を入力されるステップ、前記実行要請に基づいて実行された前記上位制御プログラムにおける前記制御対象装置を検索するステップ、検索された前記制御対象装置の識別情報を用いて、前記識別情報に対応する前記下位制御プログラムを検索するステップ、及び検索された前記下位制御プログラム及び前記制御対象装置の通信を連結するステップ、とを含み、前記下位制御プログラムは、前記上位制御プログラムが実行された後、順次に実行される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御対象装置を管理する下位制御プログラム、及び前記下位制御プログラムを実行する上位制御プログラムのうち、少なくとも一つが設置された端末装置において行われる制御プログラムの実行方法において、
使用者から前記上位制御プログラムの実行要請を入力されるステップ;
前記実行要請に基づいて実行された前記上位制御プログラムにおける前記制御対象装置を検索するステップ;
検索された前記制御対象装置の識別情報を用いて、前記識別情報に対応する前記下位制御プログラムを検索するステップ;及び、
検索された前記下位制御プログラム及び前記制御対象装置の通信を連結するステップ、とを含み、
前記下位制御プログラムは、前記上位制御プログラムが実行された後、順次に実行される、
制御プログラムの実行方法。
【請求項2】
前記上位制御プログラムの実行要請を入力されるステップは、
前記使用者から受信した認証情報に基づいて使用者認証を行うステップと、
前記使用者認証が完了した前記使用者の権限情報を獲得するステップと、
獲得した前記権限情報に基づいて、前記下位制御プログラムを管理するステップ、とを含む、
請求項1に記載の制御プログラムの実行方法。
【請求項3】
前記上位制御プログラムは、
前記使用者の前記権限情報を獲得すれば、前記権限情報に対応する前記下位制御プログラムの識別情報及び前記制御対象装置の識別情報を前記端末装置に提供することを含む、
請求項2に記載の制御プログラムの実行方法。
【請求項4】
前記制御対象装置を検索するステップは、
前記端末装置に予め貯蔵された前記識別情報を獲得するステップと、
前記制御対象装置から前記識別情報を受信するステップ、とを含む、
請求項1に記載の制御プログラムの実行方法。
【請求項5】
前記制御対象装置から前記識別情報を受信するステップは、
前記使用者から前記制御対象装置に対する検索要請を受信するステップと、
前記検索要請に基づいて、前記制御対象装置に連結要請信号を送信するステップ、とを含む、
請求項4に記載の制御プログラムの実行方法。
【請求項6】
前記連結要請信号は、
前記制御対象装置において、前記連結要請信号に基づいて、前記識別情報を生成し、前記識別情報を前記端末装置に送信するようにすることを含む、
請求項5に記載の制御プログラムの実行方法。
【請求項7】
前記下位制御プログラムを検索するステップは、
前記端末装置に予め貯蔵された前記下位制御プログラムを検索するステップと、
前記下位制御プログラムを前記端末装置又はサーバから獲得するステップと、
獲得した前記下位制御プログラムを前記端末装置に設置するステップ、とを含む、
請求項1に記載の制御プログラムの実行方法。
【請求項8】
検索された前記制御対象装置の前記識別情報、前記制御対象装置に対応する前記下位制御プログラムの設置情報、又は前記下位制御プログラムのアップデート情報、とを含む検索結果情報を提供するステップをさらに含む、
請求項1に記載の制御プログラムの実行方法。
【請求項9】
前記検索結果情報における前記アップデート情報に基づいて、前記下位制御プログラムをアップデートするか、前記設置情報に基づいて、前記下位制御プログラムを設置又は実行するステップをさらに含む、
請求項8に記載の制御プログラムの実行方法。
【請求項10】
前記下位制御プログラムにおける前記制御対象装置の状態値を獲得するステップと、
前記下位制御プログラムにおける前記状態値が予め定めた正常動作範囲に含まれるか否かを判断するステップと、
前記下位制御プログラムにおける前記状態値が前記正常動作範囲を外れる場合、前記制御対象装置に異常が発生したことを前記上位制御プログラムに報告するステップをさらに含む、
請求項1に記載の制御プログラムの実行方法。
【請求項11】
前記上位制御プログラムにおける前記状態値が前記正常動作範囲から予め定めた誤差範囲を外れるかを確認するステップと、
前記上位制御プログラムにおける前記状態値が前記誤差範囲を外れる場合、アラームを発生するステップをさらに含む、
請求項10に記載の制御プログラムの実行方法。
【請求項12】
前記上位制御プログラムは、
前記上位制御プログラムにログインした前記使用者のログイン情報に基づいて、前記アラームの発生有無又は前記正常動作範囲又は前記誤差範囲を前記使用者別に互いに異なるように設定することを含む、
請求項11に記載の制御プログラムの実行方法。
【請求項13】
前記状態値が前記正常動作範囲を外れる場合、前記上位制御プログラムにおける前記下位制御プログラムのログファイルのうち、最頻値に基づいて、前記下位制御プログラムを管理するステップをさらに含む、
請求項11に記載の制御プログラムの実行方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、制御プログラムの実行方法に関する。
【背景技術】
【0002】
産業現場に設置される電力機器や設備、すなわち、制御対象装置を制御するため、各々の装置に適した管理機能を行う制御プログラムが存在する。
【0003】
図1は、従来の個別的プログラムの制御方法を説明するための図面である。
【0004】
図1を参照すれば、従来には個別的プログラムの制御方法を利用してプログラムを管理する。個別的プログラムの制御方法は、制御対象装置別に該制御対象装置に対する制御機能を各々のプログラムで具現することで、各々のプログラムを介して該制御対象装置を管理する方法である。
【0005】
例えば、制御対象装置10_1に対するプログラム20_1は、制御対象装置10_1に対する管理(すなわち、モニタリング又は制御)機能を、制御対象装置10_2に対するプログラム20_2は、制御対象装置10_2に対する管理機能を、制御対象装置10_3に対するプログラム20_3は、制御対象装置10_3に対する管理機能をそれぞれ行う。
【0006】
ところが、図1のような個別的プログラムの制御方法を用いる場合、各々の制御対象装置を管理するために使用者は、各々の制御対象装置に対応する制御プログラムを自ら検索して、端末装置(例えば、コンピュータ又はスマートフォン)に設置しなければならない不都合がある。このように、制御プログラムを検索する過程において、使用者が制御対象装置の種類、モデル名等を確認しにくいか、どの制御プログラムが好適なプログラムであるかを判断しにくい問題がある。
【0007】
また、制御対象装置の数が増加するほど、設置されなければならない制御プログラムの数も増加することになる。このように、制御プログラムの数が増加すると、特定の制御対象装置に対する制御プログラムの設置有無を確認しにくくて、既に設置された制御プログラムの設置をさらに試みる等の問題が発生する。
【0008】
使用者が管理しようとする制御対象装置の個数が増加するほど、制御対象装置の個数に比例する複数のプログラムを端末装置30にダウンロードして設置しなければならないし、かかる場合、端末装置30に設置されるプログラムの個数が増加し、使用者端末装置30においてディスプレイするプログラムのアイコンの個数が増加することになる。このとき、端末装置30上のアイコンのみをみて、特定の制御対象装置を管理するプログラムに対するアイコンを容易に確認しにくいという問題がある。
【0009】
また、制御プログラム別に使用者の権限が設定されている場合、各々の制御プログラム別権限を別途設定しなければならないし、使用者が制御対象装置を管理するために、制御対象装置又は各々の制御プログラムに対する権限を覚えていなければならないという問題がある。
【0010】
一方、端末装置に設置された制御プログラムの個数が増加すると、使用者が所望の制御プログラムを実行するための実行ボタン又はアイコンの位置や設置された各々の制御プログラムがどの制御対象装置の制御プログラムであるかを確認しにくいという問題もある。
【0011】
端末装置に制御プログラムが設置されている場合でも、設置された制御プログラムと対応する制御対象装置を繰り返して検索する場合、制御対象装置と制御プログラムの間の通信連結が遅延され、制御プログラムにも過負荷が生じ得る問題がある。
【0012】
また、端末装置に設置された制御プログラムが削除されるか、端末装置に貯蔵された制御プログラムと対応する制御対象装置とは異なる、新たな制御対象装置を管理しようとする場合、どの制御プログラムが削除されたか、又はどの制御対象装置が新らに追加されたかを確認しにくいという問題もある。
【0013】
図2は、従来の下位制御プログラムが設置されている端末装置30においてディスプレイするアイコンを示す。
【0014】
端末装置30には、制御対象装置10_1を管理するプログラム20_1が設置されているが、使用者は、複数のアイコンのうち、制御対象装置10_1を管理するプログラム20_1を示すアイコンを容易に確認しにくいという問題がある。
【0015】
また、プログラム20_1に対するアイコンを探せず、重複してプログラム20_1を再び設置するようになる場合もある。このように、図2の使用者は、制御対象装置10_1、10_2、10_3各々を管理するプログラム20_1、20_2、20_3を示すアイコンが何であるかを予め把握していなければならない。すなわち、使用者は、該プログラムを指示するアイコンが何であり、アイコンがどの位置に配置されているかを予め把握していなければならないという不都合がある。
【0016】
また、特定の制御対象装置を管理する制御プログラムがアップデートされる場合、使用者がアップデートを要する制御プログラムを個別に確認しにくいか、制御プログラムを容易にアップデートしにくい問題がある。
【0017】
かかる問題を解決するために、統合的プログラムの制御方法が用いられたりする。図3は、従来の統合的プログラムの制御方法を説明するための図面である。
【0018】
図3に示した従来の統合的プログラムの制御方法は、制御対象装置各々に対する管理機能を統合プログラム40により具現することで、統合プログラム40を介して複数の制御対象装置を管理する方法である。
【0019】
例えば、制御対象装置10_1、制御対象装置10_2、及び制御対象装置10_3が存在する場合、統合プログラム40は、制御対象装置10_1を管理するための機能、制御対象装置10_2を管理するための機能、及び制御対象装置10_3を管理するための機能を全て含む。
【0020】
図3のような統合的プログラムの制御方法を用いる場合、使用者が制御対象装置のうち特定の制御対象装置のみを管理する場合にも、統合プログラム40を端末装置30に設置しなければならないため、自分が使用しない制御対象装置を管理するための機能まで端末装置30に全て設置しなければならない非効率的な問題がある。
【0021】
例えば、制御対象装置10_1、制御対象装置10_2、及び制御対象装置10_3が存在し、使用者が管理する制御対象装置は、制御対象装置10_1であるとしても、統合プログラム40を端末装置30に設置しなければならないため、端末装置30には、制御対象装置10_1を管理するための機能、制御対象装置10_2を管理するための機能、及び制御対象装置10_3を管理するための機能が設置される。このとき、使用者が管理する制御対象装置は、制御対象装置10_1であるため、統合プログラム40のうち、制御対象装置10_1を管理するための機能のみを使用し、制御対象装置10_2を管理するための機能及び制御対象装置10_3を管理するための機能は、使用しなくなり、メモリを非効率的に使用するようになるという問題がある。
【0022】
また、統合プログラム40に対する使用者の権限が設定されている場合、各制御対象装置に対する制御プログラム別又は制御プログラムの機能別権限を詳細に設定するか管理しにくいという問題がある。
【0023】
また、統合プログラム40は、特定の時間間隔又は制御対象装置それぞれの管理のための機能が更新される度にアップデートされ得る。このように、統合プログラム40のように、制御対象装置10_1、10_2、10_3の管理のための全機能が具現されている場合、統合プログラム40に具現された機能が多様であり、それだけ更新される回数が多くて、使用者は、統合プログラム40の機能が更新される度に統合プログラム40をアップデートしなければならないという面倒がある。
【0024】
例えば、統合プログラム40に制御対象装置10_1、制御対象装置10_2、及び制御対象装置10_3それぞれに対する管理のための機能が具現されている場合、制御対象装置10_1の機能が更新されると、統合プログラム40をアップデートしなければならないし、制御対象装置10_2の機能が更新されると、統合プログラム40をアップデートしなければならないし、制御対象装置10_3の機能が更新されると、統合プログラム40をアップデートしなければならない。
【0025】
図1に示した従来の個別的プログラムの制御方法、又は図3に示した従来の統合的プログラムの制御方法を用いる場合、制御対象装置の状態値(例えば、電流値、電圧値、電力値又は周波数値)の変化に応じて、使用者が直接に制御プログラムを統制しなければならないという面倒がある。
【0026】
また、制御対象装置の同じ状態値に対し、他の使用者又は他の端末装置に設置された制御プログラムに応じて、異なるように制御プログラムを統制する問題もある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0027】
本発明は、使用者が制御対象装置や制御プログラムの種類を直接に確認せずに、各制御対象装置に適した制御プログラムを容易に設置することができる制御プログラムの実行方法を提供することを目的とする。
【0028】
また、本発明は、設置された制御プログラムの数が増加しても、使用者が各制御プログラムの設置有無や、各制御プログラムの実行ボタン又はアイコンの位置を容易に確認することができる制御プログラムの実行方法を提供することを他の目的とする。
【0029】
また、本発明は、各々の制御プログラム別又は制御プログラムの機能別使用者の権限を容易に設定することができる制御プログラムの実行方法を提供することを他の目的とする。
【0030】
また、本発明は、複数の制御プログラムに対する使用者の権限を容易に管理することができる制御プログラムの実行方法を提供することを他の目的とする。
【0031】
また、本発明は、設置された制御プログラムと対応する制御対象装置を繰り返して検索せずに、制御対象装置と制御プログラムの間の通信を迅速に連結することができる制御プログラムの実行方法を提供することを他の目的とする。
【0032】
また、本発明は、端末装置から制御プログラムが削除されるか、使用者が新しい制御対象装置を管理しようとする場合、制御対象装置に適した制御プログラムを容易に設置することができる制御プログラムの実行方法を提供することを他の目的とする。
【0033】
また、本発明は、各制御対象装置に対応する制御プログラムのアップデート要否を確認し、制御プログラムを容易にアップデートすることができる制御プログラムの実行方法を提供することを他の目的とする。
【0034】
また、本発明は、設置された制御プログラムに対応する制御対象装置を使用者が迅速に確認し、制御プログラムを簡便に実行することができる制御プログラムの実行方法を提供することを他の目的とする。
【0035】
また、本発明は、制御対象装置の状態値の変化に応じて、制御対象装置の正常動作有無を確認し、制御プログラムを容易に統制することができる制御プログラムの実行方法を提供することを他の目的とする。
【0036】
また、本発明は、実行手順が区分される複数の制御プログラムを実行する制御プログラムの実行方法を提供することを他の目的とする。
【0037】
また、本発明は、制御対象装置の状態値に応じて、好適に制御プログラムを統制することができる制御プログラムの実行方法を提供することを他の目的とする。
【0038】
本発明の目的は、以上に言及した目的に制限されないし、言及していない本発明の他の目的及び長所は、下記の説明によって理解されるし、本発明の実施形態によってより明らかに理解される。また、本発明の目的及び長所は、特許請求範囲に示した手段及びその組み合わせによって実現できることが分かりやすい。
【課題を解決するための手段】
【0039】
上記目的を達成するため、本発明の制御プログラムの実行方法は、制御対象装置を管理する下位制御プログラム、及び前記下位制御プログラムを実行する上位制御プログラムのうち、少なくとも一つが設置された端末装置で行われる制御プログラムの実行方法において、使用者から前記上位制御プログラムの実行要請を入力されるステップ、前記実行要請に基づいて実行された前記上位制御プログラムにおける前記制御対象装置を検索するステップ、検索された前記制御対象装置の識別情報を用いて、前記識別情報に対応する前記下位制御プログラムを検索するステップ、及び検索された前記下位制御プログラム及び前記制御対象装置の通信を連結するステップ、とを含み、前記下位制御プログラムは、前記上位制御プログラムが実行された後、順次に実行される。
【0040】
また、前記上位制御プログラムの実行要請を入力されるステップは、前記使用者から受信した認証情報に基づいて使用者認証を行うステップと、前記使用者認証が完了した前記使用者の権限情報を獲得するステップと、獲得した前記権限情報に基づいて、前記下位制御プログラムを管理するステップ、とを含んでいてもよい。
【0041】
また、前記上位制御プログラムは、前記使用者の前記権限情報を獲得すると、前記権限情報に対応する前記下位制御プログラムの識別情報、及び前記制御対象装置の識別情報を前記端末装置に提供することを含んでいてもよい。
【0042】
また、前記制御対象装置を検索するステップは、前記端末装置に予め貯蔵された前記識別情報を獲得するステップと、前記制御対象装置から前記識別情報を受信するステップ、とを含んでいてもよい。
【0043】
また、前記制御対象装置から前記識別情報を受信するステップは、前記使用者から前記制御対象装置に対する検索要請を受信するステップと、前記検索要請に基づいて、前記制御対象装置に連結要請信号を送信するステップ、とを含んでいてもよい。
【0044】
また、前記連結要請信号は、前記制御対象装置における前記連結要請信号に基づいて、前記識別情報を生成し、前記識別情報を前記端末装置に送信するようにすることを含んでいてもよい。
【0045】
また、前記下位制御プログラムを検索するステップは、前記端末装置に予め貯蔵された前記下位制御プログラムを検索するステップと、前記下位制御プログラムを前記端末装置又はサーバから獲得するステップと、獲得した前記下位制御プログラムを前記端末装置に設置するステップ、とを含んでいてもよい。
【0046】
また、検索された前記制御対象装置の前記識別情報、前記制御対象装置に対応する前記下位制御プログラムの設置情報、又は前記下位制御プログラムのアップデート情報、とを含む検索結果情報を提供するステップをさらに含んでいてもよい。
【0047】
また、前記検索結果情報における前記アップデート情報に基づいて、前記下位制御プログラムをアップデートするか、前記設置情報に基づいて、前記下位制御プログラムを設置又は実行するステップをさらに含んでいてもよい。
【0048】
また、前記下位制御プログラムにおける前記制御対象装置の状態値を獲得するステップと、前記下位制御プログラムにおける前記状態値が予め定めた正常動作範囲に含まれるか否かを判断するステップと、前記下位制御プログラムにおける前記状態値が前記正常動作範囲を外れる場合、前記制御対象装置に異常が発生したことを前記上位制御プログラムに報告するステップをさらに含んでいてもよい。
【0049】
また、前記上位制御プログラムにおける前記状態値が前記正常動作範囲から予め定めた誤差範囲を外れるかを確認するステップと、前記上位制御プログラムにおける前記状態値が前記誤差範囲を外れる場合、アラームを発生するステップをさらに含んでいてもよい。
【0050】
また、前記上位制御プログラムは、前記上位制御プログラムにログインした前記使用者のログイン情報に基づいて、前記アラームの発生有無又は前記正常動作範囲又は前記誤差範囲を前記使用者別に互いに異なるように設定することを含んでいてもよい。
【0051】
また、前記状態値が前記正常動作範囲を外れる場合、前記上位制御プログラムにおける前記下位制御プログラムのログファイルのうち、最頻値に基づいて、前記下位制御プログラムを管理するステップをさらに含んでいてもよい。
【発明の効果】
【0052】
本発明によれば、使用者が制御対象装置や制御プログラムの種類を直接に確認せずに、各制御対象装置に適した制御プログラムを容易に設置することができる長所がある。
【0053】
また、本発明によれば、設置された制御プログラムの数が増加しても、使用者が各制御プログラムの設置有無や、各制御プログラムの実行ボタン又はアイコンの位置を容易に確認することができる長所がある。
【0054】
また、本発明によれば、各々の制御プログラム別又は制御プログラムの機能別使用者の権限を容易に設定することができる長所がある。
【0055】
また、本発明によれば、複数の制御プログラムに対する使用者の権限を容易に管理することができる長所がある。
【0056】
また、本発明によれば、設置された制御プログラムと対応する制御対象装置を繰り返して検索せずに、制御対象装置と制御プログラムの間の通信を迅速に連結することができる長所がある。
【0057】
また、本発明によれば、端末装置から制御プログラムが削除されるか、使用者が新しい制御対象装置を管理しようとする場合、制御対象装置に適した制御プログラムを容易に設置することができる長所がある。
【0058】
また、本発明によれば、各制御対象装置に対応する制御プログラムのアップデート要否を確認し、制御プログラムを容易にアップデートすることができる長所がある。
【0059】
また、本発明によれば、設置された制御プログラムに対応する制御対象装置を使用者が迅速に確認し、制御プログラムを簡便に実行することができる長所がある。
【0060】
また、本発明によれば、制御対象装置の状態値の変化に応じて、制御対象装置の正常動作有無を確認し、制御プログラムを容易に統制することができる長所がある。
【0061】
また、本発明によれば、制御対象装置の状態値に応じて、好適に制御プログラムを統制することができる長所がある。
【0062】
また、本発明によれば、実行手順が区分される複数の制御プログラムを介して制御対象装置の識別と通信連結を容易に実行することができる長所がある。
【0063】
上述した効果とともに本発明の具体的な効果は、以下の発明を実施するための具体的な事項を説明しながら共に記述する。
【図面の簡単な説明】
【0064】
図1】従来の個別的プログラムの制御方法を説明するための図面。
図2】従来の下位制御プログラムが設置されている端末装置において、ディスプレイするアイコンを示す図面。
図3】従来の統合的プログラムの制御方法を説明するための図面。
図4】本発明の一実施形態による端末装置及び端末装置を含むプログラム制御システムを示す図面。
図5図4のメモリに貯蔵されたプログラム及び関連データの構成を示す図面。
図6】本発明の一実施形態による端末装置を用いて具現される上位制御プログラムが実行される手順図。
図7】本発明の幾つかの実施形態による端末装置を用いて具現される上位制御プログラムが実行される過程を説明するための図面。
図8】本発明の一実施形態による端末装置を用いて具現される上位制御プログラムが実行される過程を説明するための図面。
図9】本発明の他の実施形態による端末装置を用いて具現される上位制御プログラムが実行される過程を説明するための図面。
図10】本発明の一実施形態による端末装置を用いて具現される上位制御プログラム及び下位制御プログラムが実行される手順図。
図11】本発明の幾つかの実施形態による端末装置を用いて具現される制御対象装置と下位制御プログラムの通信が連結される過程を説明するための図面。
図12】本発明の一実施形態による端末装置を用いて具現される制御対象装置と下位制御プログラムの通信が連結される過程を説明するための図面。
図13】本発明の他の実施形態による端末装置を用いて具現される制御対象装置と下位制御プログラムの通信が連結される過程を説明するための図面。
図14】本発明の他の実施形態による端末装置を用いて具現される上位制御プログラムが実行される過程を説明するための図面。
図15】本発明の他の実施形態による端末装置を用いて具現される上位制御プログラムが実行される過程を説明するための図面。
図16】本発明の他の実施形態による端末装置を用いて具現される上位制御プログラムが実行される過程を説明するための図面。
【発明を実施するための形態】
【0065】
本発明の利点及び特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付の図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照すれば明確になる。しかし、本発明は、以下に開示する実施形態に限定されるものではなく、互いに異なる様々な形態に具現されるものである。ただし、本実施形態は、本発明の開示を完全にし、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、請求項の範疇によって定義されるだけである。全明細書における同じ参照符号は、同じ構成要素を指す。
【0066】
他に定義されなければ、本明細書に使われるあらゆる用語(技術及び科学的用語を含む)は、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に共通して理解される意味に使われてもよい。また、一般に使われる辞書に定義されている用語は、明白に別に定義されない限り、理想的に又は過度に解釈されてはならい。
【0067】
以下では、図4図16を参照して、本発明の幾つかの実施形態による制御プログラムの実行方法について説明する。参考に、本明細書における複数の制御対象装置10_1〜10_3に対し、共通的又は一般的な説明をする場合、制御対象装置10で説明する。
【0068】
図4は、本発明の一実施形態による端末装置及び端末装置を含むプログラム制御システムを示す図面である。
【0069】
図4を参照すれば、本発明の一実施形態による端末装置50は、メモリ52、プロセッサ54及び通信部56を含み、メモリ52は、上位制御プログラム520及び下位制御プログラム522_1〜522_3を含んでいてもよい。
【0070】
メモリ52は、RAM(Random Access Memory)のように、プロセッサ54による実行のための動的情報及び命令語を貯蔵する動的貯蔵デバイスを含んでいてもよい。
【0071】
また、メモリ52は、ROM(Read Only Memory)のように、プロセッサ54による使用のための静的情報及び命令語を貯蔵する静的貯蔵デバイスを含んでいてもよい。メモリ52は、揮発性メモリユニット又は非揮発性メモリユニットであってもよい。メモリ52は、また磁気又は光ディスクのようなコンピュータ判読可能媒体のさらに他の類型であってもよい。
【0072】
プロセッサ54は、任意の類型の従来のプロセッサ、マイクロプロセッサ、又は命令語を解釈して実行するプロセッシングロジッグを含んでいてもよい。
【0073】
プロセッサ54は、高速インタフェースに結合したディスプレイのような外部の入力/出力デバイスの上にグラフィカルユーザインタフェース(GUI)のためのグラフィック情報をディスプレイするために、メモリ52内に貯蔵された命令語を実行することができる。
【0074】
本発明の他の実施形態において、複数のプロセッサが複数のメモリとともに使用されてもよい。一部の実施形態において、プロセッサ54は、コンピュータ実行可能命令語を実行することにより、又はプログラミングされることにより、特殊の目的のマイクロプロセッサに変形されてもよい。
【0075】
通信部65は、外部装置と通信を行うモジュール又はプログラムを含む。例えば、通信部65は、制御対象装置10から受信した連結情報640を参照して、制御対象装置10と通信することができる。
【0076】
通信部65におけるサーバ60又は制御対象装置10と通信するために利用する通信規約は、例えば、CDMA(Code Division Multiple Access)通信、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)通信、あるいは、広帯域無線通信を含む。このとき、無線通信網としては、無線レン(WLAN)、ワイパイ(Wi−Fi)、ワイブロ(Wireless Broadband:Wibro)、ワイマックス(World Interoperability for Microwave Access:Wimax)、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution:LTE)、IEEE802.16、広帯域無線移動通信サービス(Wireless Mobile Broadband Service:WMBS)等が含まれる。
【0077】
また、近距離無線通信網としては、ビコン(Beacon)、ブルーツース(Bluetooth)、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(Infrared Data Association:IrDA)、UWB(Ultra Wideband)、ジグビー(ZigBee)及びZ−Wave等が含まれる。ただし、本発明がこれに限定されるものではない。
【0078】
制御対象装置10は、電力値を測定する電力機器のような産業装備又は産業制御対象装置を含んでいてもよい。例えば、制御対象装置10は、MCCB(Molded Case Circuit Breaker)、MCB(Miniature circuit breaker)、ACB(Air Circuit Breaker)、VCB(Vacuum circuit breaker)、Digital relay又はPLC(programmable logic controller)を含んでいてもよい。ただし、本発明がこれに限定されるものではない。
【0079】
制御対象装置10は、制御対象装置10と端末装置50の間の通信を提供する通信モジュールを含んでいてもよい。具体的には、通信モジュールは、内装型に具現される場合、制御対象装置10に内装しているか、外装型に具現される場合、制御対象装置10の外装に脱着され得る。
【0080】
本発明の一実施形態において、通信モジュールが内装型に具現される場合、特定の制御対象装置10の内部に固定して、制御対象装置10と端末装置50の間の通信を提供することができる。具体的には、通信モジュールは、制御対象装置10に連結される度に制御対象装置10から制御対象装置の情報を受信し、通信モジュール内部のメモリに制御対象装置の情報を貯蔵することができる。例えば、制御対象装置の情報は、制御対象装置の種類及び制御対象装置の識別情報を含んでいてもよい。
【0081】
通信モジュールは、制御対象装置の情報を端末装置50に提供することにより、端末装置50において、制御対象装置の情報とともに連結情報640(すなわち、制御対象装置10と下位制御プログラムを連結して管理する通信のための連結データ)をサーバ60に提供して、サーバ60が制御対象装置の情報別連結情報640を貯蔵するようにする。かかる過程は、以下の端末装置50及びサーバ60を説明しながらより具体的に説明する。
【0082】
端末装置50は、制御対象装置10と通信が連結されると、複数のプログラムのうち、制御対象装置10を管理し得るプログラムを実行する装置を含む。例えば、端末装置50は、コンピュータ、UMPC(Ultra Mobile PC)、ワークステーション、ネットブック(net−book)、PDA(Personal Digital Assistants)、ポータブル(portable)コンピュータ、ウェブタブレット(web tablet)、無線電話機(wireless phone)、モバイルフォン(mobile phone)、スマートフォン(smart phone)、e−ブック(e−book)、PMP(portable multimedia player)、携帯用ゲーム機、ナビゲーション(navigation)装置、ブラックボックス(black box)又はデジタルカメラ(digital camera)のような電子装置の多様な構成要素のうち一つに提供され得る。ただし、本発明がこれに限定されるものではない。
【0083】
端末装置50には、制御対象装置のうち、特定の制御対象装置10と特定のプログラムを連結する上位制御プログラム520及び下位制御プログラム522が設置されてもよい。例えば、下位制御プログラム522は、端末装置50に設置されて上位制御プログラム520によって実行されると、特定の制御対象装置10と通信を連結した後、特定の制御対象装置10に対する管理を行うプログラムを含んでいてもよい。
【0084】
上位制御プログラム520は、自動で又は使用者から受信した命令によって、サーバ60に貯蔵されている下位制御プログラム522をサーバ60から獲得して、端末装置50のメモリ52に設置することができる。
【0085】
上位制御プログラム520は、メモリ52に予め貯蔵された制御対象装置の識別情報を用いて、制御対象装置と下位制御プログラムの通信を連結することができる。
【0086】
上位制御プログラム520は、制御対象装置と下位制御プログラムの通信連結有無を確認して、通信が連結されていない場合、制御対象装置を検索するか下位制御プログラムを獲得することができる。
【0087】
上位制御プログラム520は、メモリ52に設置された下位制御プログラムと制御対象装置の間の通信が連結されると、下位制御プログラムを実行することができる。
【0088】
また、上位制御プログラム520は、自動で又は使用者から受信した命令によって、端末装置50に貯蔵されている下位制御プログラム522を検索し、検索によって獲得した下位制御プログラム522を端末装置50のメモリ52に設置することができる。
【0089】
上位制御プログラム520は、使用者の動作を入力されて実行される。このとき、上位制御プログラム520を実行する使用者の動作は、端末装置50のディスプレイ部に表示された上位制御プログラム520と対応するアイコンを指でタッチ、マウスでクリック又は端末装置50に含まれたボタンをクリックする使用者の動作を含んでいてもよい。
【0090】
例えば、使用者が端末装置50のディスプレイ部に表示された上位制御プログラム520と対応するアイコンを指又はマウスを利用してダブルクリックすると、ダブルクリックされたアイコンと対応する上位制御プログラム520が実行される。
【0091】
上位制御プログラム520は、使用者から実行要請を入力されると、使用者から受信した認証情報を用いて使用者認証を行うことができる。
【0092】
このとき、使用者認証は、上位制御プログラムに接近できる各使用者に対し、予め貯蔵された使用者別認証情報と使用者から入力された認証情報を対照して行うことができる。
【0093】
例えば、上位制御プログラム520は、使用者から実行要請を入力されると、使用者に認証情報の入力を要請し、使用者から入力された認証情報に基づいて、使用者に対する認証が完了すると、使用者の権限情報をメモリ52又はサーバ60から獲得することができる。
【0094】
例えば、上位制御プログラムに対する接近権限は、上位制御プログラム自体を行える権限、上位制御プログラムを介して統制し得る下位制御プログラムの個数、種類又は管理機能に対する権限又は上位制御プログラムを介して通信を連結し得る制御対象装置の個数又は種類に対する権限を含んでいてもよい。
【0095】
上位制御プログラム520は、使用者から実行されると、使用者から入力された認証情報に基づいて、使用者の権限情報を獲得し、獲得した権限情報に基づいて、下位制御プログラム522を統制することができる。
【0096】
上位制御プログラム520は、各使用者に対し、予め貯蔵された使用者別認証情報と使用者から入力された認証情報を対照して使用者認証を行うことができる。
【0097】
上位制御プログラム520は、獲得した権限情報に基づいて、認証された使用者の上位制御プログラムに対する接近権限を統制して、使用者に付与された権限範囲内で使用者が上位制御プログラムを介して下位制御プログラムを統制するようにすることができる。
【0098】
上位制御プログラム520は、使用者の権限情報を獲得すれば、権限情報に対応する下位制御プログラムの識別情報及び権限情報に対応する制御対象装置の識別情報を端末装置50のディスプレイ部に表示することができる。
【0099】
また、上位制御プログラム520は、自動で又は使用者から受信した命令によって、端末装置50に貯蔵されている下位制御プログラム522を検索し、検索によって獲得した下位制御プログラム522を端末装置50のメモリ52に設置することができる。
【0100】
上位制御プログラム520は、下位制御プログラム522から制御対象装置10に異常が発生したことを報告されると、アラームを発生し得る。このとき、制御対象装置10に対する異常は、予め貯蔵された正常動作範囲を参照して判断することができる。
【0101】
例えば、上位制御プログラム520は、端末装置50のアラーム部を介して光又は音を利用してアラームを発生するか、端末装置50のディスプレイ部にメッセージ形態にアラームを表示することができる。
【0102】
上位制御プログラム520は、下位制御プログラム522から制御対象装置10に異常が発生したことを報告されると、制御対象装置10の状態値が正常動作範囲から予め定めた誤差範囲を外れるかを確認し、制御対象装置の状態値が誤差範囲を外れる場合、アラームを発生し得る。
【0103】
上位制御プログラム520は、制御対象装置10の状態値が正常動作範囲を外れる場合、下位制御プログラム522のログファイルのうち、最頻値を用いて下位制御プログラムを統制することができる。
【0104】
例えば、上位制御プログラム520は、ログファイルのうち、最頻値に応じて下位制御プログラム522を統制することができる。
【0105】
また、上位制御プログラム520は、最頻値が複数である場合、使用者から選択された最頻値を用いて下位制御プログラム522を統制することができる。また、上位制御プログラム520は、自動で又は使用者から受信した命令によって端末装置50に貯蔵されている下位制御プログラム522を検索し、検索によって獲得した下位制御プログラム522を端末装置50のメモリ52に設置することができる。
【0106】
このように、本明細書で用いるプログラムの「貯蔵」とプログラムの「設置」に対し、互いに意味を区別して用いる。具体的には、下位制御プログラム522がメモリ52に貯蔵されている場合、下位制御プログラム522を設置するための設置ファイルがメモリ52に貯蔵されていてもよい。このとき、上位制御プログラム520は、下位制御プログラム522を設置する設置ファイルを検索して獲得した後、獲得した設置ファイルを用いて下位制御プログラム522をメモリ52に設置することができる。
【0107】
端末装置50は、通信モジュールから受信された制御対象装置の情報(すなわち、制御対象装置の種類又は制御対象装置の識別番号)又はサーバ60から受信した使用者が予め設定した設定情報に基づいて、特定の制御対象装置10に相当する特定の下位制御プログラム522をマッチングして、特定の制御対象装置10と特定の下位制御プログラム522が通信できるように連結することができる。このとき、使用者が予め設定した設定情報は、使用者から予め受信したプログラム検索設定情報、制御対象装置に対する制御設定情報又は制御対象装置に対するモニタリング設定情報を含んでいてもよい。
【0108】
本発明の一実施形態において、端末装置50は、サーバ60から受信された制御対象装置別の下位制御プログラムの連結情報のうち、制御対象装置の識別番号に相当する下位制御プログラムの連結情報を抽出した後、下位制御プログラムの連結情報に基づいて、特定の制御対象装置10と特定の下位制御プログラム522をマッチングし、特定の制御対象装置10と特定の下位制御プログラム522の通信を連結することができる。
【0109】
このとき、下位制御プログラムの連結情報は、上位制御プログラム520が参照する制御対象装置10及び下位制御プログラム522に対するマッチング固有データ、上位制御プログラム520の下位制御プログラム522を検索した検索履歴、又は下位制御プログラム522と制御対象装置10の通信連結履歴、又は制御対象装置10に対する制御履歴、とを含んでいてもよい。
【0110】
例えば、サーバ60又はメモリ52は、下位制御プログラム522のマッチング固有データ、下位制御プログラム522に対する検索履歴、通信連結履歴、又は制御履歴を貯蔵及び管理することができる。
【0111】
本発明の他の一実施形態において、端末装置50は、使用者設定情報に基づいて、特定の制御対象装置10と特定の下位制御プログラム522をマッチングし、特定の制御対象装置10と特定の下位制御プログラム522の通信を連結することができる。このとき、使用者設定情報は、使用者が管理しようとする機能別又は制御対象装置の種類別に予め設定された設定情報を含んでいてもよい。
【0112】
サーバ60は、制御対象装置別の下位制御プログラムの連結情報を端末装置50に提供して、端末装置50の上位制御プログラム520が特定の制御対象装置10と特定の下位制御プログラム522の通信を連結するようにする情報を貯蔵及び管理するデータベース、モジュール又は装置である。
【0113】
サーバ60は、制御対象装置別の下位制御プログラムの連結情報に対する情報データベースを予め貯蔵しているか、端末装置50から受信した制御対象装置別の下位制御プログラムの連結情報を用いて情報データベースを構築することができる。
【0114】
本発明の一実施形態において、サーバ60は、制御対象装置別の下位制御プログラムの連結情報に対する情報データベースを予め貯蔵している場合、制御対象装置別の下位制御プログラムの連結情報を端末装置50に提供して、端末装置50の上位制御プログラム520が特定の制御対象装置10と特定の下位制御プログラム522の通信を連結するようにすることができる。
【0115】
図4のように、一つの上位制御プログラム520は、制御対象装置100_1〜100_3各々に対する下位制御プログラム522_1〜522_3と階層構造を成してもよい。
【0116】
例えば、上位制御プログラム520は、制御対象装置100_1に対する下位制御プログラム522_1、制御対象装置100_2に対する下位制御プログラム522_2、制御対象装置100_3に対する下位制御プログラム522_3等と階層構造を成していてもよい。
【0117】
また、上位制御プログラム520は、一つの下位制御プログラム522_1と複数の制御対象装置100_1〜100_3の通信を連結する階層構造を成してもよい。
【0118】
上位制御プログラム520及び複数の下位制御プログラム522_1〜522_3が階層構造を成しているため、上位制御プログラム520が制御対象装置のうち特定の制御対象装置100_1〜100_3と通信を行うことになると、下位制御プログラム522_1〜522_3のうち、特定の制御対象装置100_1に相当する特定の下位制御プログラム522_1が存在するか否かを確認して、上位制御プログラム520は、確認の結果に応じて、特定の制御対象装置100_1と特定の下位制御プログラム522_1の通信を連結することができる。
【0119】
本発明の一実施形態において、上位制御プログラム520は、複数の下位制御プログラム522_1〜522_3のうち、特定の制御対象装置100_1に相当する特定の下位制御プログラム522_1が存在すれば、特定の制御対象装置100_1と特定の下位制御プログラム522_1を連結することができる。このとき、特定の下位制御プログラム522_1と連結される制御対象装置10は、複数の制御対象装置100_1〜100_3を含んでいてもよい。
【0120】
例えば、上位制御プログラム520が制御対象装置100_1に対する下位制御プログラム522_1と階層構造を成している場合、上位制御プログラム520が制御対象装置100_1の通信モジュールを介して通信することになると、制御対象装置100_1と下位制御プログラム522_1の通信を連結することができる。
【0121】
本発明の他の一実施形態において、上位制御プログラム520は、下位制御プログラム522_1〜522_3のうち、特定の制御対象装置に相当する特定の下位制御プログラム522が存在しなければ、特定の制御対象装置に相当する下位制御プログラムのダウンロード案内メッセージを端末装置50のディスプレイ部を介して表示することができる。
【0122】
本発明の他の一実施形態において、上位制御プログラム520が端末装置50のメモリ52に設置されていない場合、上位制御プログラム520は、サーバ60又は端末装置50と異なる外部装置(未図示)に設置されてもよい。このとき、使用者は、外部装置(未図示)又はサーバ60と通信する端末装置50を利用して遠隔にサーバ60又は外部装置(未図示)に設置された上位制御プログラムを実行することができる。
【0123】
このとき、端末装置50を利用して使用者から遠隔制御される上位制御プログラム520は、複数の下位制御プログラム522_1〜522_3と階層構造を成してもよい。
【0124】
端末装置50に特定の制御対象装置に相当する下位制御プログラムが設置された場合、上位制御プログラム520は、下位制御プログラム522_1〜522_3のうち、特定の制御対象装置に相当する特定の下位制御プログラム522の設置有無を確認し、確認の結果、特定の制御対象装置に相当する特定の下位制御プログラム522が設置されていると、特定の制御対象装置と特定の下位制御プログラム522の通信を連結する。
【0125】
端末装置50に制御対象装置100_3に対する下位制御プログラム522_3が設置されていない場合、上位制御プログラム520が制御対象装置100_3の通信モジュールを介して制御対象装置100_3と通信することになると、制御対象装置100_3に対する下位制御プログラムが端末装置50に設置されておらず、上位制御プログラム520は、制御対象装置100_3に対する下位制御プログラム522_3のダウンロード案内メッセージを端末装置50のディスプレイ部を介して表示することができる。
【0126】
上位制御プログラム520は、制御対象装置100_3に対する下位制御プログラムが端末装置50に設置されているか否かを確認し、確認の結果、制御対象装置100_3に相当する下位制御プログラム522_3が端末装置50に設置されている場合、制御対象装置100_3と下位制御プログラム522_3の通信を連結することができる。
【0127】
下位制御プログラム522は、制御対象装置100_1〜100_3各々に対する管理(例えば、制御又はモニタリング機能)を行うプログラムである。下位制御プログラムは、制御対象装置別に又は機能別に存在し得る。
【0128】
例えば、下位制御プログラム522_1〜522_3は、制御対象装置のA群に対する下位制御プログラム522_1、制御対象装置のB群に対する下位制御プログラム522_2、制御対象装置のC群に対する下位制御プログラム522_3を含んでいてもよい。
【0129】
下位制御プログラム522は、制御対象装置10から制御対象装置10の状態値を獲得することができる。例えば、制御対象装置の状態値は、制御対象装置の電流値、電圧値、電力値又は周波数値を含んでいてもよい。
【0130】
下位制御プログラム522は、制御対象装置10を制御するかモニタリングする過程において、制御対象装置10から獲得した状態値が予め貯蔵された制御対象装置10の正常動作内に属するか否かを判断することができる。
【0131】
下位制御プログラム522は、制御対象装置10の状態値が予め貯蔵された正常動作範囲を外れる場合、制御対象装置10に異常が発生したことを上位制御プログラムに伝達することができる。
【0132】
下位制御プログラム522は、ログファイルを生成することができ、生成されたログファイルをメモリ52又はサーバ60に貯蔵することができる。このとき、下位制御プログラム522は、ログファイルを他の装置と共有することができる。例えば、下位制御プログラム522は、他の装置で生成されたログファイルを受信するか、他の装置へログファイルを送信することができる。
【0133】
また、下位制御プログラム522_1〜522_3は、制御対象装置のA群に対する制御機能を行う下位制御プログラム522_1、制御対象装置のA群に対するモニタリング機能を行う下位制御プログラム522_2を含んでいてもよい。
【0134】
本発明の一実施形態によれば、下位制御プログラム522_1〜522_3が複数の制御対象装置それぞれに対する管理機能を行う場合、使用者は、あらゆる下位制御プログラムを端末装置50に予め設置しないで、上位制御プログラム520を介して自分が管理しようとする特定の制御対象装置に対する下位制御プログラムのみを端末装置50に設置した後、上位制御プログラム520を介して簡便に下位制御プログラムを実行することができる。
【0135】
図5は、図4のメモリに貯蔵されたプログラム及び関連データの構成を示す図面である。
【0136】
図5を参照すれば、図4のメモリ52は、上位制御プログラム520及び下位制御プログラム522を含み、プロセッサ54は、サーバ60又はメモリ52に貯蔵されたプログラム設定ファイル62を参照することができる。
【0137】
プロセッサ54は、メモリ52と通信し、メモリ52に設置される上位制御プログラム520又は下位制御プログラム522を実行することができる。
【0138】
上位制御プログラム520は、制御対象装置10と下位制御プログラム522の通信を連結した後、端末装置50のメモリ52に貯蔵されている下位制御プログラム522を検索して獲得するプログラム又はモジュールを含む。
【0139】
本発明の他の一実施形態において、上位制御プログラム520は、端末装置50と異なる外部装置(未図示)又はサーバ60に設置されてもよい。このとき、上位制御プログラム520は、制御対象装置10の連結情報640を用いてサーバ60又は端末装置50のメモリ52に貯蔵されている下位制御プログラム522を検索して、下位制御プログラム522の設置ファイルを獲得することができる。
【0140】
下位制御プログラム522は、制御対象装置10を管理するプログラム又はモジュールを含む。
【0141】
本発明の一実施形態において、下位制御プログラム522が端末装置50のメモリ52に貯蔵されている場合、上位制御プログラム520は、端末装置50のメモリ52に貯蔵されている複数の下位制御プログラムのうち、制御対象装置に対応する下位制御プログラム522を検索した後、検索した下位制御プログラム522の設置ファイルを獲得して、端末装置50のメモリ52に設置することができる。
【0142】
本発明の他の一実施形態において、下位制御プログラム522がサーバ60に貯蔵されている場合、上位制御プログラム520は、サーバ60に貯蔵されている複数の下位制御プログラムのうち、制御対象装置に対応する下位制御プログラム522を検索した後、検索した下位制御プログラム522の設置ファイルを獲得して、端末装置50のメモリ52に設置することができる。
【0143】
上位制御プログラム520は、マッチング情報642に含まれる制御対象装置の識別情報642a又は識別情報642aに対応する下位制御プログラム522の情報を参照して、サーバ60に貯蔵された複数の下位制御プログラムのうち、識別情報642aに対応する下位制御プログラム522をサーバ60から検索することができる。
【0144】
本発明の他の一実施形態において、上位制御プログラム520は、識別情報642a又は下位制御プログラム522の情報を参照して、端末装置50のメモリ52に貯蔵された複数の下位制御プログラムのうち、識別情報642aに対応する下位制御プログラム522をメモリ52から検索することができる。
【0145】
例えば、識別情報642a又はプログラム情報642bは、下位制御プログラム522を識別し得る固有情報であり、識別情報642aは、制御対象装置10の制御対象装置の種類、制御対象装置の群又は制御対象装置の識別番号を含んでいてもよく、プログラム情報642bは、制御機能に対する情報又はモニタリング機能に対する情報を含んでいてもよい。
【0146】
このとき、上位制御プログラム520は、制御対象装置10の識別情報642aを用いて制御対象装置10別に下位制御プログラム522を検索するか、プログラム情報642bを用いて制御又はモニタリングする機能別に下位制御プログラム522を検索することができる。
【0147】
下位制御プログラム522とマッチングされる制御対象装置10は、複数の制御対象装置を含んでいてもよく、制御対象装置10とマッチングされる下位制御プログラム522は、複数の下位制御プログラムを含んでいてもよい。
【0148】
具体的には、上位制御プログラム520は、制御対象装置10と一対一に対応する下位制御プログラム522を検索することができ、使用者の設定、又は制御対象装置別、又は機能別による連結情報640、又はマッチング情報642に応じて複数の下位制御プログラムを検索することができる。
【0149】
プロセッサ54は、上位制御プログラム520が実行される場合、生成される実行情報620に基づいて、メモリ52に設置された下位制御プログラム522の第1リストと予め定めた通信範囲内の制御対象装置10に対応する下位制御プログラム522の第2リストを参照して、第2リストに含まれた下位制御プログラム522に対する検索有無を判断することができる。
【0150】
具体的には、上位制御プログラム520は、重複した下位制御プログラム522の検索又は設置を防ぐために、既に設置された下位制御プログラム522を含む第1リストと、端末装置50において、予め決定された通信範囲内に存在する制御対象装置10に対応する下位制御プログラム522を含む第2リストとを比較又は対照することができる。具体的には、上位制御プログラム520は、第2リストが第1リストの範囲を外れる場合、第1リストの範囲を外れた下位制御プログラム522をサーバ60から検索することができる。
【0151】
例えば、上位制御プログラム520は、第2リストに含まれた下位制御プログラム522のうち、第1リストに含まれた下位制御プログラム522に相当しない下位制御プログラム522が存在する場合、サーバ60から下位制御プログラム522を検索することができる。
【0152】
上位制御プログラム520は、第1リストに第2リストが全て含まれる場合、上位制御プログラム520の実行情報620に基づいて、第1リストに含まれた下位制御プログラム522を実行することができる。具体的には、上位制御プログラム520は、第1リストに含まれた下位制御プログラム522が第2リストに含まれた下位制御プログラム522に全て含まれる場合、サーバ60から下位制御プログラム522を検索せずに、メモリ52に貯蔵されている下位制御プログラム522を実行することができる。
【0153】
上位制御プログラム520は、検索情報680に基づいて、サーバ60で検索された下位制御プログラム522をサーバ60から獲得してメモリ52に設置することができる。
【0154】
また、上位制御プログラム520は、検索情報680に基づいて、メモリ52で検索された下位制御プログラム522の設置ファイルをメモリ52から獲得してメモリ52に設置することができる。
【0155】
例えば、上位制御プログラム520は、上位制御プログラム520の検索結果から生成された検索情報680に基づいて、検索された下位制御プログラム522の設置ファイルをサーバ60又はメモリ52から獲得してメモリ52に設置することができる。このとき、検索情報680は、検索履歴、検索経路、検索回数又は検索結果による下位制御プログラム522のリストを含んでいてもよい。
【0156】
また、上位制御プログラム520は、検索情報680に基づいて、端末装置50のメモリ52で検索された下位制御プログラム522の設置ファイルをメモリ52から獲得して、下位制御プログラム522をメモリ52に設置することができる。
【0157】
プログラム設定ファイル62は、プロセッサ54によって上位制御プログラム520が実行される場合、上位制御プログラム520によって参照されてもよい。例えば、プログラム設定ファイル62は、実行情報620、連結情報640、マッチング情報642、識別情報642a、プログラム情報642b、接続情報660、及び検索情報680を含んでいてもよい。
【0158】
実行情報620は、端末装置50において、上位制御プログラム520又は下位制御プログラム522が実行される際に生成されるデータである。例えば、実行情報620は、使用者の設定による命令データを含んでいてもよい。このとき、命令データは、検索命令、設置命令、実行命令、制御命令、又はモニタリング命令を含んでいてもよい。
【0159】
連結情報640は、端末装置50が制御対象装置10との通信連結を行うために要する通信データである。例えば、連結情報640は、マッチング情報642、識別情報642a、及びプログラム情報642bを含んでいてもよい。
【0160】
マッチング情報642は、制御対象装置10と下位制御プログラム522をマッチングするために要するデータである。具体的には、予め定めた基準によって識別情報642a又はプログラム情報642bと下位制御プログラム522をマッチングして、サーバ60にマッチング情報642を予め貯蔵することができる。
【0161】
例えば、マッチング情報642は、制御対象装置10の識別情報642a、制御対象装置10を管理する下位制御プログラム522の識別データ、又は下位制御プログラム522を検索する上位制御プログラム520の識別データを含んでいてもよい。
【0162】
識別情報642aは、制御対象装置10を識別するために要するデータである。具体的には、制御対象装置10は、制御対象装置の種類、制御対象装置の群又は設置情報に応じて、固有の識別情報642aを含んでいてもよい。
【0163】
識別情報642aは、制御対象装置10と下位制御プログラム522をマッチングして、通信を連結するために用いられてもよい。例えば、制御対象装置10の識別情報642aと下位制御プログラム522をマッチングして、マッチングしたデータを貯蔵しているマッチング情報642を参照して、制御対象装置10と下位制御プログラム522をマッチングすることができる。
【0164】
このとき、設置情報は、制御対象装置10の設置個数、設置位置又は使用者から予め定めた固有の設置データを含んでいてもよい。
【0165】
プログラム情報642bは、端末装置50が制御、検索、設置又は実行するプログラムに対する情報である。例えば、プログラム情報642bは、プログラムの種類、プログラムの固有番号、プログラムに含まれた命令データ、制御対象装置に対する対応データを含んでいてもよい。このとき、プログラム情報642bは、上位制御プログラム520の情報及び下位制御プログラム522の情報を含む。
【0166】
接続情報660は、制御対象装置10と端末装置50の間の通信による接続を管理するデータである。例えば、接続情報660は、制御対象装置10と上位制御プログラム520又は下位制御プログラム522の接続履歴、プログラム実行履歴、プログラム設置履歴、又はプログラム検索履歴、とを含んでいてもよい。
【0167】
検索情報680は、上位制御プログラム520が行う下位制御プログラム522に対する検索を実行するか、検索結果を貯蔵するために要するデータである。
【0168】
例えば、検索情報680は、検索履歴、検索成功履歴、制御対象装置10とマッチングされる下位制御プログラムリスト、又は制御又はモニタリング機能とマッチングされる下位制御プログラムリスト、とを含んでいてもよい。
【0169】
また、プログラム設定ファイル62は、上位制御プログラム520を実行する使用者を認証する認証情報又は使用者の認証情報に対応する使用者の権限情報を生成して貯蔵することができる。このとき、認証情報又は権限情報は、サーバ60又は外部装置(未図示)で生成されるか、生成されて貯蔵されてもよい。
【0170】
認証情報は、予め定めたN桁の暗号キー、指紋認識、虹彩認識又は音声認識を含む使用者固有の情報を含んでいてもよい。
【0171】
また、権限情報は、使用者の認証情報と対応する使用者の上位制御プログラムに対する接近権限を含んでいてもよい。権限情報は、使用者の権限を制御対象装置別、制御対象装置に対応する下位制御プログラム別、又は制御対象装置に対応する下位制御プログラムの機能別に異なるように設定することができる。
【0172】
例えば、上位制御プログラムに対する接近権限は、上位制御プログラム自体を実行し得る権限、上位制御プログラムを介して統制し得る下位制御プログラムの個数、種類又は管理機能に対する権限、又は上位制御プログラムを介して通信を連結し得る制御対象装置の個数又は種類に対する権限、とを含んでいてもよい。
【0173】
プログラム設定ファイル62は、制御対象装置10の状態値の正常動作範囲の情報と下位制御プログラムのログファイルを貯蔵することができる。
【0174】
状態値の正常動作範囲の情報は、制御対象装置10が正常動作するための状態値の情報を貯蔵することができる。例えば、制御対象装置10が正常動作する電圧値の範囲が10V〜20Vである場合、電圧値の正常動作範囲の情報は、制御対象装置10に対応するように、電圧値の範囲10V〜20Vを貯蔵することができる。
【0175】
正常動作範囲の情報は、使用者又はサーバ60から受信するか、下位制御プログラム522が制御対象装置10を制御又はモニタリングする過程において生成又は貯蔵されてもよい。
【0176】
また、正常動作範囲の情報に含まれた制御対象装置10の正常動作範囲は、複数の使用者それぞれに対して、上位制御プログラム520にログインした使用者別に互いに異なるように生成及び貯蔵されてもよい。
【0177】
例えば、A使用者が上位制御プログラム520にログインして、下位制御プログラム522を介して制御対象装置10をモニタリングする場合、制御対象装置10の電圧値が正常動作範囲である10V〜20Vと相違する15V〜25Vであるとき、A使用者が電圧値15V〜25Vを正常動作範囲と設定するか、繰り返して正常動作範囲10V〜20Vに基づいて作動したアラームを放置すれば、下位制御プログラム522は、A使用者に対して電圧値15V〜25Vを正常動作範囲にマッチングして、正常動作範囲を生成及び貯蔵することができる。
【0178】
例えば、B使用者が上位制御プログラム520にログインして、下位制御プログラム522を介して制御対象装置10をモニタリングする場合、制御対象装置10の電圧値が正常動作範囲である10V〜20Vであるとき、B使用者が電圧値が10V〜20V範囲で繰り返した制御動作(例えば、電圧遮断)をすると、下位制御プログラム522は、B使用者に対して、電圧値10V〜20V範囲に対し、アラーム又はメッセージを提供するように上位制御プログラム520に報告することができる。
【0179】
ログファイルは、下位制御プログラム522が実行されるうちに発生するイベント(例えば、制御履歴)及びメッセージ(例えば、制御対象装置の状態値)を貯蔵することができる。ログファイルは、下位制御プログラム522が実行される過程において生成及び貯蔵されるか、他の装置又はサーバ60から受信することができる。
【0180】
通信部56は、上位制御プログラム520の実行情報620に基づいて、制御対象装置に連結要請信号を送出することができる。具体的には、端末装置50において、上位制御プログラム520が実行される場合、通信部56は、上位制御プログラム520における生成された実行情報620に基づいて、制御対象装置に連結要請信号を送出し、連結要請信号を受信した制御対象装置から連結情報640を受信することができる。
【0181】
例えば、実行情報620は、制御対象装置に対する検索命令、通信連結命令、又は下位制御プログラムに対する検索命令、とを含んでいてもよい。このとき、連結要請信号は、予め決定された通信可能範囲内の制御対象装置10又は通信モジュールと通信し得る有線又は無線通信方式を介して送出することができる。
【0182】
通信部56は、連結情報640に含まれる制御対象装置の識別情報642a又は制御対象装置に対する接続情報660を参照して、制御対象装置と通信することができる。このとき、通信部56は、制御対象装置から連結情報640を受信することができる。
【0183】
例えば、連結情報640に含まれている識別情報642aは、制御対象装置の制御対象装置の種類、制御対象装置の群又は制御対象装置の識別番号を含んでいてもよい。また、接続情報660は、制御対象装置とプログラム制御装置の間の通信履歴情報を含んでいてもよい。このとき、通信履歴情報は、通信回数又は通信成功有無を含んでいてもよい。
【0184】
上位制御プログラム520を含む端末装置50において、上位制御プログラム520が駆動されると、プログラム設定ファイル62に貯蔵された情報に基づいて、上位制御プログラム520が自動で又は使用者から受信した命令によって実行されることにより、上位制御プログラム520により下位制御プログラム522を検索、設置、及び実行することができる。
【0185】
以下では、具体的な実施形態によって本発明による端末装置50の上位制御プログラム520の駆動過程について詳説する。
【0186】
図6は、本発明の一実施形態による端末装置を用いて具現される上位制御プログラムが実行される手順図である。
【0187】
図6を参照すれば、上位制御プログラム520は、端末装置50において、使用者から制御対象装置10に対する検索要請を受信する(S100)。具体的には、検索要請を受信するステップは、使用者から受信した検索要請に応じて、上位制御プログラム520が下位制御プログラム522を検索するか、予め貯蔵された検索情報に応じて、上位制御プログラム520が自動で下位制御プログラム522を検索する検索要請を使用者から受信することを含んでいてもよい。
【0188】
例えば、検索要請は、検索しようとする制御対象装置の制御対象装置の種類又は制御対象装置の識別番号を含んでいてもよい。また、予め貯蔵された検索情報は、自動検索周期、自動検索回数又は使用者から受信した前記検索要請を含んでいてもよい。
【0189】
次いで、端末装置50の通信部56において、検索要請に応じて連結要請信号を制御対象装置に送信する(S105)。具体的には、上位制御プログラム520は、使用者から受信した検索要請に応じて、制御対象装置における連結情報640を生成及び送信するようにする連結要請信号を通信部56から送信することができる。
【0190】
次いで、端末装置50の通信部56における制御対象装置10から連結情報640を受信する(S110)。具体的には、端末装置50において、予め決定された通信範囲内に属する制御対象装置10における連結要請信号を受信する場合、制御対象装置10は、連結情報640を生成して端末装置50に送信することができる。
【0191】
また、制御対象装置10は、連結要請信号を受信しない場合にも、使用者から予め設定された周期に従って、連結情報640を生成して端末装置50に送信することができる。
【0192】
次いで、上位制御プログラム520は、検索結果情報を端末装置50のディスプレイ部に表示して提供する(S115)。具体的には、上位制御プログラム520は、検索された制御対象装置10及び検索された制御対象装置に対応する下位制御プログラム522の設置有無及び下位制御プログラム522のアップデート情報を含む検索結果情報を提供することができる。
【0193】
例えば、端末装置50において、上位制御プログラム520が実行される場合、上位制御プログラム520は、連結情報640を送信した制御対象装置のリストを提供するか、連結情報640を送信した制御対象装置に対応する下位制御プログラム522が端末装置50に設置されているか否かを確認して提供することができる。
【0194】
また、上位制御プログラム520は、端末装置50に設置されている下位制御プログラム522のアップデート日時、アップデート要否又はアップデート可否を含むアップデート情報を端末装置50のディスプレイ部に表示することができる。
【0195】
次いで、上位制御プログラム520は、サーバ60における下位制御プログラム522を検索する(S120)。具体的には、上位制御プログラム520は、連結情報640を参照して、サーバ60に貯蔵されている下位制御プログラム522のうち、連結情報640にマッチングされる下位制御プログラム522を検索することができる
【0196】
本発明の他の実施形態において、下位制御プログラム522が端末装置50のメモリ52に貯蔵されている場合、上位制御プログラム520は、端末装置50のメモリ52に貯蔵された下位制御プログラム522を検索することができる。具体的には、上位制御プログラム520は、連結情報640を参照して、端末装置50のメモリ52に貯蔵されている下位制御プログラム522の設置ファイルのうち、連結情報640にマッチングされる下位制御プログラム522の設置ファイルを検索することができる。
【0197】
次いで、上位制御プログラム520は、サーバ60から検索された下位制御プログラム522を獲得する(S125)。具体的には、上位制御プログラム520によってサーバ60から下位制御プログラム522が検索される場合、上位制御プログラム520は、サーバ60から検索された下位制御プログラム522の設置ファイルを獲得することができる。
【0198】
本発明の他の実施形態において、下位制御プログラム522が端末装置50のメモリ52に貯蔵されている場合、上位制御プログラム520は、メモリ52から検索された下位制御プログラム522の設置ファイルを獲得することができる。
【0199】
次いで、上位制御プログラム520は、獲得した下位制御プログラム522を端末装置50のメモリ52に設置する(S130)。具体的には、上位制御プログラム520は、サーバ60又はメモリ52から獲得した下位制御プログラム522の設置ファイルを用いて、端末装置50のメモリ52に下位制御プログラム522を設置することができる。
【0200】
次いで、端末装置50において、制御又はモニタリング信号を制御対象装置10に送信する(S135)。具体的には、端末装置50において、プロセッサ54によって上位制御プログラム520又は下位制御プログラム522が実行される場合、通信部56における制御又はモニタリングしようとする特定の制御対象装置に制御又はモニタリング信号を送信することができる。
【0201】
次いで、端末装置50において、制御対象装置10から制御又はモニタリング情報を受信する(S140)。具体的には、制御又はモニタリング信号を受信した特定の制御対象装置は、制御値又はモニタリング値を含む制御又はモニタリング情報を端末装置50の通信部56に送信することができる。このとき、上位制御プログラム520又は下位制御プログラム522は、制御又はモニタリング情報を受信して、端末装置50のディスプレイ部に表示することができる。
【0202】
図7は、本発明の幾つかの実施形態による端末装置を用いて具現される上位制御プログラムが実行される過程を説明するための図面である。
【0203】
図7を参照すれば、先に端末装置50に設置された上位制御プログラム520が使用者によって実行される(S200)。例えば、使用者が端末装置50のディスプレイ部に表示された上位制御プログラム520と対応するアイコンを指又はマウスを利用してダブルクリックすると、ダブルクリックされたアイコンと対応する上位制御プログラム520が実行され得る。
【0204】
本発明の他の実施形態において、上位制御プログラム520が端末装置50と異なる外部装置(未図示)又はサーバ60に設置された場合、上位制御プログラム520は、外部装置(未図示)又はサーバ60と通信する端末装置50において、使用者の遠隔制御によって実行され得る。
【0205】
次いで、上位制御プログラム520は、制御対象装置10を検索し、検索メッセージ(S215)を提供する(S210)。具体的には、上位制御プログラム520は、端末装置50において、予め定めた通信可能範囲内の制御対象装置10から連結情報640を受信するか、制御対象装置10に連結要請信号を送信した後、連結要請信号の応答として制御対象装置10から連結情報640を受信することができる。
【0206】
このとき、連結情報640を受信するか、連結要請信号を送信するステップは、予め設定された受信又は送信情報によって自動で実行されるか、使用者から受信した要請情報によって実行され得る。
【0207】
次いで、上位制御プログラム520は、検索された制御対象装置10に対応する下位制御プログラム522を設置し、設置メッセージ(S235)を提供する(S230)。
【0208】
下位制御プログラムの設置が完了すると、上位制御プログラム520は、新たに設置された下位制御プログラム522に対応するアイコンを生成して制御対象装置10のディスプレイ部に表示する。
【0209】
図8は、本発明の一実施形態による端末装置を用いて具現される上位制御プログラムが実行される過程を説明するための図面である。
【0210】
図8を参照すれば、上位制御プログラム520は、使用者から受信した検索モード設定(S310)に従って、使用者から制御対象装置の種類(S330)又は制御対象装置の識別番号(S350)を受信することができる。
【0211】
このとき、制御対象装置の種類又は制御対象装置の識別番号は、制御対象装置を識別するために予め定めた固有識別コードを含んでいてもよい。
【0212】
例えば、上位制御プログラム520は、使用者から制御対象装置の種類又は制御対象装置の識別番号を受信して、特定の制御対象装置の種類又は特定の制御対象装置の識別番号に相当する特定の制御対象装置を検索することができる。
【0213】
次いで、上位制御プログラム520は、使用者から検索開始命令(S370)を受信することができる。このとき、上位制御プログラム520は、使用者から受信した検索開始命令に従って検索を開始するか、停止又は終了することができる。
【0214】
図9は、本発明の他の実施形態による端末装置を用いて具現される上位制御プログラムが実行される過程を説明するための図面である。
【0215】
図9を参照すれば、先に端末装置50に設置された上位制御プログラム520が使用者によって実行される(S400)。例えば、使用者が端末装置50のディスプレイ部に表示された上位制御プログラム520と対応するアイコンを指又はマウスを利用してダブルクリックすると、ダブルクリックされたアイコンと対応する上位制御プログラム520が実行され得る。このとき、上位制御プログラム520と対応するアイコンと、下位制御プログラム522と対応するアイコンは、互いに区別されて表示されてもよい。
【0216】
本発明の他の実施形態において、上位制御プログラム520が端末装置50と異なる外部装置(未図示)又はサーバ60に設置された場合、上位制御プログラム520は、外部装置(未図示)又はサーバ60と通信する端末装置50において、使用者の遠隔制御によって実行されてもよい。次いで、上位制御プログラム520は、制御対象装置10を検索し、検索された制御対象装置に対応する下位制御プログラム522の設置有無を確認して表示する(S410)。具体的には、上位制御プログラム520は、端末装置50において、予め定めた通信可能範囲内の制御対象装置10から連結情報640を受信するか、制御対象装置10に連結要請信号を送信した後、連結要請信号の応答として制御対象装置10から連結情報640を受信することができる。
【0217】
例えば、端末装置50のディスプレイ部に表示される検索結果情報(S415)は、連結情報640を送信した制御対象装置のリスト及び連結情報640を送信した制御対象装置に対応する下位制御プログラムの設置有無を含んでいてもよい。
【0218】
このとき、連結情報640を送信した制御対象装置のリストを表示することができる。また、上位制御プログラム520は、連結情報640を送信した制御対象装置に対応する下位制御プログラムが端末装置50に設置されているかを確認し、設置有無を前記リストに対応するように表示することができる。
【0219】
また、端末装置50のディスプレイ部に表示される検索結果情報(S415)は、下位制御プログラムのアップデート情報を表示することができる。具体的には、アップデート情報は、端末装置50に設置された下位制御プログラムのアップデート要否、アップデート可否又は既存のアップデート日を含んでいてもよく、上位制御プログラムは、下位制御プログラムをアップデートすることができる。
【0220】
例えば、使用者が端末装置50のディスプレイ部に表示された下位制御プログラム522と対応するアップデートアイコン(未図示)を指又はマウスを利用してダブルクリックすると、ダブルクリックされたアップデートアイコンと対応する下位制御プログラム522がアップデートされてもよい。
【0221】
また、上位制御プログラム520は、端末装置50のディスプレイ部に表示される制御対象装置10に対応する下位制御プログラム522を実行することができる。
【0222】
例えば、使用者が端末装置50のディスプレイ部に表示された制御対象装置(A101)のリストを指又はマウスを利用してダブルクリックすると、ダブルクリックされた制御対象装置(A101)のリストと対応する下位制御プログラム522_1が上位制御プログラム520によって実行されてもよい。
【0223】
次いで、上位制御プログラム520は、使用者から受信した設置要請に応じて又は自動で下位制御プログラム522を設置し、現在、設置されている下位制御プログラム名を含む設置メッセージ(S435)を表示する(S430)。
【0224】
例えば、使用者が検索結果情報における制御対象装置A102に対応する下位制御プログラムの設置有無(未設置)欄をダブルクリックすると、上位制御プログラム520は、使用者によってダブルクリックされた制御対象装置A102に対応する下位制御プログラムを設置しながら設置メッセージ(S435)を表示することができる。さらに他の例として、上位制御プログラム520は、検索結果情報における下位制御プログラムが設置されていない制御対象装置A102、B102、B103に対応する下位制御プログラムを使用者の要請に関係なく、自動で設置することもできる。
【0225】
下位制御プログラムの設置が完了すると、上位制御プログラム520は、新たに設置された下位制御プログラムに対応するアイコンを生成して、制御対象装置10のディスプレイ部に表示する。
【0226】
図10は、本発明の一実施形態による端末装置を用いて具現される上位制御プログラム及び下位制御プログラムが実行される手順図である。
【0227】
図10を参照すれば、下位制御プログラム522は、制御対象装置の状態値を獲得する(S500)。例えば、制御対象装置の状態値は、制御対象装置の電流値、電圧値、電力値又は周波数値を含んでいてもよい。
【0228】
次いで、下位制御プログラム522は、制御対象装置の状態値が予め定めた正常動作範囲に含まれるか否かを判断する(S510)。具体的には、下位制御プログラム522は、制御対象装置を制御するかモニタリングする過程において、制御対象装置から獲得した状態値が予め貯蔵された制御対象装置の正常動作範囲内に属するか否かを判断することができる。
【0229】
例えば、下位制御プログラム522は、サーバ60又はメモリ52に予め貯蔵された制御対象装置の正常動作範囲を利用して、制御対象装置の状態値が予め定めた正常動作範囲に属するか否かを前記状態値と前記正常動作範囲を比較して判断することができる。
【0230】
次いで、下位制御プログラム522は、制御対象装置の状態値が正常動作範囲を外れる場合、制御対象装置に異常が発生したことを上位制御プログラムに報告する。
【0231】
次いで、上位制御プログラム520は、下位制御プログラムから制御対象装置に異常が発生したことを報告されると、アラームを発生する(S520)。このとき、上位制御プログラム520は、制御対象装置の状態値が正常動作範囲から予め定めた誤差範囲を外れるかを確認し、制御対象装置の状態値が誤差範囲を外れる場合、アラームを発生し得る。
【0232】
例えば、上位制御プログラム520は、制御対象装置の状態値が正常動作範囲から予め定めた誤差範囲を外れる場合、正常動作範囲及び制御対象装置の状態値を端末装置50のディスプレイ部に表示することができる。また、上位制御プログラム520は、下位制御プログラム522のログファイルに基づいて、使用者に最頻値に応じて、下位制御プログラム522を制御することを勧めるメッセージをアラームと共に提供することができる。
【0233】
例えば、上位制御プログラム520は、制御対象装置10の電圧値が予め定めた誤差範囲を5V外れる場合、下位制御プログラム522の最頻値(例えば、電圧値が予め定めた誤差範囲を5V外れる場合に対する最頻値は、電圧遮断制御動作)に基づいて、電圧を遮断することを勧めるメッセージを提供することができる。
【0234】
このとき、上位制御プログラム520は、使用者から正常動作範囲又は誤差範囲を入力されるか、サーバ60から正常動作範囲又は誤差範囲を受信することができる。
【0235】
次いで、上位制御プログラム520は、制御対象装置の状態値が正常動作範囲を外れる場合、下位制御プログラムのログファイルのうち、最頻値を用いて下位制御プログラムを統制することができる。
【0236】
具体的には、下位制御プログラム522のログファイルは、下位制御プログラム522が実行されるうちに発生するイベント(例えば、制御履歴)及びメッセージ(例えば、制御対象装置の状態値)を貯蔵するデータである。
【0237】
また、下位制御プログラム522は、他の装置で生成された下位制御プログラムのログファイルを受信することができる。他の装置で生成された他の使用者又は他の下位制御プログラムのログファイルを用いることにより、制御対象装置の状態値に対して正確又は好適な制御を行うことができる。
【0238】
また、最頻値は、ログファイルに含まれた下位制御プログラムの制御履歴のうち、他の制御履歴に比べて最も多く貯蔵されている制御履歴データを意味し得る。
【0239】
例えば、制御対象装置の電圧値が正常動作範囲(例えば、10V〜15V)から5V外れた20Vを有する場合、下位制御プログラムが電圧値を10V下げる制御を10回、電圧値を5V下げる制御を5回行っているならば、最頻値は、下位制御プログラムが制御対象装置の電圧値を10V下げる制御履歴データである。
【0240】
上位制御プログラム520は、最頻値が複数であるかを判断する(S530)。例えば、前記例示における下位制御プログラムが電圧値を10V下げる制御を10回、電圧値を5V下げる制御を10回行っているならば、最頻値が複数になり得る。
【0241】
上位制御プログラム520は、最頻値が複数である場合、使用者から複数の最頻値のうち、使用者が実行しようとする最頻値を受信する(S535)。例えば、前記例示における下位制御プログラムが電圧値を10V下げる制御を10回、電圧値を5V下げる制御を10回行って、最頻値が複数である場合、使用者から電圧値を5V下げる最頻値を入力されてもよい。
【0242】
次いで、上位制御プログラム520は、複数の最頻値のうち、使用者から選択された最頻値を用いるか、単数である最頻値を用いて下位制御プログラム522を統制する(S540)。例えば、上位制御プログラム520は、下位制御プログラム522を介して制御対象装置を制御することができ、選択された最頻値によっては下位制御プログラム522を実行させなくてもよい。
【0243】
次いで、下位制御プログラム522は、制御履歴をログファイルに貯蔵する(S550)。例えば、下位制御プログラム522は、ログファイルに最頻値及び最頻値による制御履歴を累積して貯蔵することができ、他の装置とログファイルを共有することができる。
【0244】
図11は、本発明の幾つかの実施形態による端末装置を用いて具現される制御対象装置と、下位制御プログラムの通信が連結される過程を説明するための図面である。
【0245】
図11を参照すれば、上位制御プログラム520は、メモリ52に制御対象装置Aの識別情報642a_1及び制御対象装置Bの識別情報642a_2を貯蔵し、下位制御プログラムA522_aが設置されている端末装置50において、制御対象装置A10_a又は制御対象装置B10_bと通信を連結することができる。
【0246】
制御対象装置の識別情報は、制御対象装置に対応する下位制御プログラムをメモリ52に設置するか、上位制御プログラムが制御対象装置を検索する過程において、制御対象装置から受信してメモリ52に貯蔵されてもよい。
【0247】
先ず、上位制御プログラム520は、メモリ52に予め貯蔵された制御対象装置の識別情報642a_1、642a_2を用いて、制御対象装置A10_a又は制御対象装置B10_bと下位制御プログラムA522_aの通信を連結する試みが可能である。
【0248】
このとき、上位制御プログラム520は、制御対象装置Aの識別情報642a_1を用いて、制御対象装置A10_aから識別情報を受信せずに、迅速に制御対象装置A10_aと下位制御プログラムA522_aの通信を連結することができる。
【0249】
上位制御プログラム520は、下位制御プログラムBが削除されるか変形されて、メモリ52に存在しない場合、サーバ60又はメモリ52から下位制御プログラムBを獲得して、獲得した下位制御プログラムBをメモリ52に設置することができる。
【0250】
上位制御プログラム520は、制御対象装置Bの識別情報642a_2を用いて制御対象装置B10_bと通信が連結されない場合、制御対象装置Bの識別情報642a_2を用いて、サーバ60又はメモリ52から下位制御プログラムBを獲得することができる。
【0251】
図12は、本発明の一実施形態による端末装置を用いて具現される制御対象装置と、下位制御プログラムの通信が連結される過程を説明するための図面である。
【0252】
図12を参照すれば、上位制御プログラム520は、メモリ52に制御対象装置Aの識別情報642a_1及び制御対象装置Bの識別情報642a_2を貯蔵し、下位制御プログラムA522_a及び下位制御プログラムB522_bが設置されている端末装置50において、制御対象装置A10_a又は制御対象装置C10_cと通信を連結することができる。
【0253】
制御対象装置の識別情報は、制御対象装置に対応する下位制御プログラムをメモリ52に設置するか、上位制御プログラムが制御対象装置を検索する過程において、制御対象装置から受信してメモリ52に貯蔵されることができる。
【0254】
先ず、上位制御プログラム520は、メモリ52に予め貯蔵された制御対象装置の識別情報642a_1、642a_2を用いて、制御対象装置A10_a又は制御対象装置C10_cと、下位制御プログラムA522_a又は下位制御プログラムB522_bの通信を連結する試みが可能である。
【0255】
このとき、上位制御プログラム520は、制御対象装置Aの識別情報642a_1を用いて、制御対象装置A10_aから識別情報を受信せずに、迅速に制御対象装置A10_aと下位制御プログラムA522_aの通信を連結することができる。
【0256】
上位制御プログラム520は、制御対象装置の識別情報642a_1、642a_2を用いて、制御対象装置C10_cと通信が連結されない場合、制御対象装置C10_cを検索することができる。
【0257】
上位制御プログラム520は、使用者から検索要請を受信して制御対象装置C10_cを検索するか、制御対象装置C10_cから先に制御対象装置Cの識別情報を受信して、制御対象装置C10_cを検索することができる。
【0258】
上位制御プログラム520は、検索された制御対象装置Cの識別情報を用いて、サーバ60又はメモリ52から下位制御プログラムCを獲得することができる。
【0259】
図13は、本発明の他の実施形態による端末装置を用いて具現される制御対象装置と、下位制御プログラムの通信が連結される過程を説明するための図面である。
【0260】
図13を参照すれば、上位制御プログラム520は、メモリ52に制御対象装置Aの識別情報642a_1及び制御対象装置Bの識別情報642a_2を貯蔵し、下位制御プログラムA522_a及び下位制御プログラムB522_bが設置されている端末装置50において、制御対象装置A10_a、制御対象装置B10_b又は制御対象装置C10_cと通信を連結することができる。
【0261】
制御対象装置の識別情報は、制御対象装置に対応する下位制御プログラムをメモリ52に設置するか、上位制御プログラムが制御対象装置を検索する過程において、制御対象装置から受信してメモリ52に貯蔵されてもよい。
【0262】
先ず、上位制御プログラム520は、メモリ52に予め貯蔵された制御対象装置の識別情報642a_1、642a_2を用いて、制御対象装置A10_a、制御対象装置B10_b又は制御対象装置C10_cと、下位制御プログラムA522_a又は下位制御プログラムB522_bの通信を連結する試みが可能である。
【0263】
このとき、上位制御プログラム520は、制御対象装置Aの識別情報642a_1及び制御対象装置Bの識別情報642a_2を用いて、制御対象装置A10_a及び制御対象装置B10_bから識別情報を受信せずに、迅速に制御対象装置A10_aと下位制御プログラムA522_aの通信を連結し、制御対象装置B10_bと下位制御プログラムB522_bを連結することができる。
【0264】
上位制御プログラム520は、使用者から検索要請を受信して制御対象装置C10_cを検索するか、メモリ52に制御対象装置の識別情報が貯蔵されていない制御対象装置C10_cから制御対象装置Cの識別情報を受信することができる。
【0265】
図14は、本発明の他の実施形態による端末装置を用いて具現される上位制御プログラムが実行される過程を説明するための図面である。
【0266】
図14を参照すれば、複数の端末装置50_1、50_2、50_3に設置されている上位制御プログラム520_1、520_2、520_3は、制御対象装置10又はサーバ60と通信し、制御対象装置10と下位制御プログラム522_1、522_2、522_3の間の通信を連結することができる。
【0267】
上位制御プログラム520_1、520_2、520_3は、使用者が複数の下位制御プログラム522_1、522_2、522_3を介して制御対象装置10を管理しようとする場合、使用者認証を行うことができる。
【0268】
このとき、使用者認証は、上位制御プログラムに接近できる各使用者に対し、予め貯蔵された使用者別認証情報と使用者から入力された認証情報を対照して行うことができる。
【0269】
例えば、上位制御プログラム520_1、520_2、520_3は、使用者が上位制御プログラム520_1、520_2、520_3を実行すると、使用者に認証情報の入力を要請し、使用者から入力された認証情報に基づいて、使用者に対する認証が完了すると、使用者の権限情報をメモリ52又はサーバ60から獲得することができる。
【0270】
このとき、認証情報は、予め定めたN桁の暗号キー、指紋認識、虹彩認識又は音声認識を含む使用者の固有情報を含んでいてもよい。
【0271】
また、権限情報は、使用者の認証情報と対応する使用者の上位制御プログラムに対する接近権限を含んでいてもよい。権限情報は、使用者の権限を制御対象装置別、制御対象装置に対応する下位制御プログラム別、又は制御対象装置に対応する下位制御プログラムの機能別に異なるように設定することができる。
【0272】
例えば、上位制御プログラムに対する接近権限は、上位制御プログラム自体を実行し得る権限、上位制御プログラムを介して統制し得る下位制御プログラムの個数、種類又は管理機能に対する権限、又は上位制御プログラムを介して通信を連結し得る制御対象装置の個数又は種類に対する権限、とを含んでいてもよい。
【0273】
上位制御プログラム520は、認証された使用者の認証情報をメモリ52又はサーバ60に伝送して、認証された使用者の認証情報に対応する使用者の権限情報を獲得することができる。
【0274】
上位制御プログラム520は、獲得した権限情報に基づいて、認証された使用者の上位制御プログラムに対する接近権限を統制して、使用者に付与された権限範囲内で使用者が上位制御プログラムを介して下位制御プログラムを統制するようにすることができる。
【0275】
本発明の一実施形態において、端末装置50_1、端末装置50_2及び端末装置50_3各々を他の使用者が用いる場合、端末装置50_1を用いる使用者は、上位制御プログラム520_1を実行する権限を有していてもよく、端末装置50_2を用いる使用者は、上位制御プログラム520_2を実行する権限を有していなくてもよい。
【0276】
また、下位制御プログラム522_1、下位制御プログラム522_2、及び下位制御プログラム522_3全てが制御対象装置10を制御し得るプログラムである場合(例えば、下位制御プログラムは、制御対象装置を制御し得るプログラム及び制御対象装置をモニタリングのみ可能なプログラムにより機能別に設置されてもよい)、端末装置50_3を用いる使用者に制御対象装置10をモニタリングする権限のみ付与されていてもよい。
【0277】
かかる場合、端末装置50_3を用いる使用者は、上位制御プログラム520_3を実行する権限を有している場合でも、下位制御プログラム522_3の制御機能を実行することができず、下位制御プログラム522_3のモニタリング機能のみ実行することができる。
【0278】
図15は、本発明の他の実施形態による端末装置を用いて具現される上位制御プログラムが実行される過程を説明するための図面である。
【0279】
図15を参照すれば、端末装置50に設置されている上位制御プログラム520は、制御対象装置10_1、10_2、10_3又はサーバ60と通信し、制御対象装置10_1、10_2、10_3と下位制御プログラム522の間の通信を連結することができる。
【0280】
上位制御プログラム520は、端末装置50を用いる使用者が下位制御プログラム522を介して制御対象装置10_1、制御対象装置10_2又は制御対象装置10_3を管理しようとする場合、使用者認証を行うことができる。
【0281】
上位制御プログラム520は、認証された使用者の認証情報をメモリ52又はサーバ60に伝送して、認証された使用者の認証情報に対応する使用者の権限情報を獲得することができる。
【0282】
上位制御プログラム520は、獲得した権限情報に基づいて、認証された使用者の上位制御プログラムに対する接近権限を統制して、使用者に付与された権限範囲内で使用者が上位制御プログラム520を介して下位制御プログラム522を統制するようにすることができる。
【0283】
端末装置50_3を用いる使用者は、上位制御プログラムを介して通信を連結し得る制御対象装置の個数又は種類に対する権限を付与されてもよい。
【0284】
本発明の一実施形態において、端末装置50_3を用いる使用者に上位制御プログラムを介して通信を連結し得る制御対象装置の個数は、最大2つであり、上位制御プログラムを介して通信を連結し得る制御対象装置の種類は、A群である権限が付与されていてもよい。
【0285】
例えば、制御対象装置10_1は、A群、制御対象装置10_2は、B群、制御対象装置10_3は、C群に相当する制御対象装置であってもよい。
【0286】
このとき、端末装置50_3を用いる使用者は、上位制御プログラム520_3を実行する権限は持っているが、上位制御プログラム520_3を介して通信を連結し得る制御対象装置の最大個数は、2つであるため、制御対象装置10_1、制御対象装置10_2、及び制御対象装置10_3全てと通信を連結することができないし、制御対象装置10_1、制御対象装置10_2、及び制御対象装置10_3のうち、最大2つの制御対象装置と通信を連結することができる。
【0287】
また、端末装置50_3を用いる使用者が上位制御プログラム520_3を介して通信を連結し得る制御対象装置の種類は、A群である場合、端末装置50_3を用いる使用者は、B群である制御対象装置10_2及びC群である制御対象装置10_3とは通信を連結することができないし、A群である制御対象装置10_1と通信を連結することができる。
【0288】
図16は、本発明の他の実施形態による端末装置を用いて具現される上位制御プログラムが実行される過程を説明するための図面である。
【0289】
図16を参照すれば、上位制御プログラム520は、使用者から受信した認証情報に基づいて、使用者に対する認証が完了すると、使用者の権限情報を獲得し、獲得した権限情報に基づいて下位制御プログラム522を統制することができる。
【0290】
上位制御プログラム520は、使用者の権限情報を獲得すると、権限情報に対応する下位制御プログラムの識別情報及び制御対象装置の識別情報を提供することができる。このとき、権限情報に対応する下位制御プログラムの識別情報及び制御対象装置の識別情報は、下位制御プログラム及び制御対象装置に対する使用者の権限を識別できるデータを含んでいてもよい。
【0291】
例えば、上位制御プログラム520は、サーバ60又はメモリ52から獲得した使用者の権限情報に対応する制御対象装置の識別番号、下位制御プログラムの識別番号、下位制御プログラムの設置有無、下位制御プログラムの管理機能又は認証された使用者の権限(例えば、接続遮断、制御又はモニタリング)を端末装置50のディスプレイ部に表示することができる。
【0292】
例えば、使用者は、制御対象装置(A101)及び制御対象装置B103に対する接続が遮断されていてもよい。このとき、使用者は、制御対象装置A101を制御する下位制御プログラムが端末装置50に設置されている場合にも、制御対象装置A101を制御することができない。
【0293】
また、使用者は、制御対象装置A102を制御し得る権限を持っていても、端末装置50に制御対象装置A102を制御する下位制御プログラムが設置されていない場合、制御対象装置A102を制御することができない。かかる場合、制御対象装置A102を制御する下位制御プログラムを獲得して設置することができる。
【0294】
また、使用者は、制御対象装置B101を制御し得る権限を持っていても、端末装置50に制御対象装置B101をモニタリングし得る下位制御プログラムが設置されており、制御対象装置B101を制御することができない。かかる場合、制御対象装置B101を制御する下位制御プログラムを獲得して設置することができる。
【0295】
また、使用者は、制御対象装置B102をモニタリングし得る権限を持っていてもよい。このとき、使用者は、制御対象装置B102を制御し得る下位制御プログラムが端末装置50に設置されている場合にも、制御対象装置B102を制御することはできず、制御対象装置B102をモニタリングすることができる。
【0296】
上位制御プログラム520は、権限情報を端末装置50のディスプレイ部に表示した後、使用者が下位制御プログラム522を実行しようとする場合、上位制御プログラム520を実行する際に行う1次認証に引き続き、下位制御プログラムを実行する際に行う2次認証を行うことができる。
【0297】
上位制御プログラム520は、使用者から下位制御プログラムの実行要請を受信する場合、使用者に認証情報入力を要請し、入力された認証情報に基づいて、使用者に対する認証が完了すると、使用者から選択された下位制御プログラムを実行することができる。
【0298】
今まで説明した本発明によれば、使用者が制御対象装置や制御プログラムの種類を直接に確認せずに、各制御対象装置に適した制御プログラムを容易に設置し得る長所がある。
【0299】
また、本発明によれば、設置された制御プログラムの数が増加しても、使用者が各制御プログラムの設置有無や、各制御プログラムの実行ボタン又はアイコンの位置を容易に確認し得る長所がある。
【0300】
また、本発明によれば、各々の制御プログラム別又は制御プログラムの機能別使用者の権限を容易に設定することができる長所がある。
【0301】
また、本発明によれば、複数の制御プログラムに対する使用者の権限を容易に管理することができる長所がある。
【0302】
また、本発明によれば、各制御対象装置に対応する制御プログラムのアップデート要否を確認し、制御プログラムを容易にアップデートすることができる長所がある。
【0303】
また、本発明によれば、設置された制御プログラムに対応する制御対象装置を使用者が迅速に確認し、制御プログラムを簡便に行うことができる長所がある。
【0304】
また、本発明によれば、制御対象装置の状態値の変化に応じて、制御対象装置の正常動作有無を確認し、制御プログラムを容易に統制することができる長所がある。
【0305】
また、本発明によれば、制御対象装置の状態値に応じて好適に制御プログラムを統制することができる長所がある。前述した本発明は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者にとって、本発明の技術的思想を脱しない範囲内で様々な置換、変形及び変更が可能であるため、前述した実施形態及び添付の図面によって限定されるものではない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
【国際調査報告】