【実施例】
【0640】
略語:
BINAP-2,2'-ビス(ジフェニルホスフィノ)-1,1'-ビナフチル
Bn-ベンジル
Boc-tertブトキシカルボニル
CPME-シクロペンチルメチルエーテル
CSH-表面チャージハイブリッド
DCM-ジクロロメタン
DIPA-ジイソプロピルアミン
DIPEA-N,N-ジイソプロピルエチルアミン
DMAc-ジメチルアセトアミド
DMF-N,N-ジメチルホルムアミド
DMP-デス-マーチンペルヨージナン(1,1,1-トリス(アセチルオキシ)-1,1-ジヒドロ-1,2-ベンゾヨードキソール-3-(1H)-オン
DSC-示差走査熱量測定
EDCI.HCl-1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩
HATU-1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート
HOAt-1-ヒドロキシ-7-アザベンゾトリアゾール
HPLC-高速液体クロマトグラフィー
IPA-イソプロパノール
LCMS-液体クロマトグラフィー質量分析法
LDA-リチウムジイソプロピルアミド
MDAP-質量指向自動精製
MS-質量分析法
NBS-N-ブロモスクシンイミド
NMM-N-メチルモルホリン
NMR-核磁気共鳴
PDA-フォトダイオードアレイ
pTSA-p-トルエンスルホン酸
QDA-四重極ダルトン
RT-室温
rt-保持時間
SCX2-強カチオン交換2(BiotageからのSPE)
SEM-トリメチルシリルエトキシメチル
SPE-固相抽出
STMAd-コハク酸エチルスルフィドシリカ(PhosphonicsからのSPE)
TBAB-テトラブチルアンモニウムブロミド
TEA-トリエチルアミン
TFA-トリフルオロ酢酸
TFAA-トリフルオロ酢酸無水物
THF-テトラヒドロフラン
UPLC-高速液体クロマトグラフィー
【0641】
分析方法
以下の方法を実施例1〜66、70〜74、79〜91、103及び104に適用する。
すべてのUPLC-MS分析は、Waters Acquity UPLC-MS(クォータナリポンプ流速0.8ml/分、Acquityオートサンプラー、PDA及びQDA)を使用して行った。
方法:
すべての基礎的な方法は、XBridge C18カラム:XB C18 2.5μm 2.1×50mmを使用して実行した。
短期基礎:実行時間:1.40分;溶媒B)アセトニトリルC)pH10で10mM NH
4HCO
3
濃度勾配:1.2分でCを含む2〜98%B、98%B 2%Cで、0.8ml/分、40℃で1.40分まで保持;
長期基礎:実行時間:4.60分;溶媒B)アセトニトリルC)pH10で10mM NH
4HCO
3
濃度勾配:4.0分でCを含む2〜98%B、98%B 2%Cで4.60分まで、0.8ml/分、40℃で保持
すべてのCSH方法は、CSH C18カラム:CSH C18 1.7μm 2.1×50mmを使用する酸性方法である。
短CSH:実行時間:1.40分;溶媒A)水B)アセトニトリルD)2%ギ酸:濃度勾配を5%Dで実行する。濃度勾配:1.2分でAを含む2〜95%B及び5%D、95%B 5%Dで1.40分まで、0.8ml/分、40℃で保持。
短CSH 2〜50%:実行時間:2.0分;溶媒A)水B)アセトニトリルD)2%ギ酸:濃度勾配を5%Dで実行する。濃度勾配:1.0分でAを含む2〜50%B及び5%D、1.8分で5%Dを含む95%Bまで、95%B 5%Dで2.0分まで、0.8ml/分、40℃で保持。
短CSH 0〜50%:実行時間:1.40分;溶媒:A)0.1%ギ酸、B)アセトニトリル;濃度勾配:0.80分で0〜50%B、1.20分まで50〜95%B、95%Bで1.40分まで保持。
長CSH:実行時間:4.60分;溶媒A)水B)アセトニトリルD)2%ギ酸:濃度勾配を5%Dで実行する。濃度勾配:4.0分でAを含む2〜95%B及び5%D、95%B 5%Dで4.60分まで、0.8ml/分、40℃で保持。
HPLC-MS分析は、Waters Alliance2695、流速1ml/分、(PDA、ZQマイクロマス)を使用して行った。
【0642】
方法:
長期基礎:実行時間:3.1分溶媒:A)10mM重炭酸アンモニウム水pH10、B)MeCN;濃度勾配:2.0分までAを含む0〜95%B、95%B、5%Aで3.10分まで保持XBridge IS C18 2.5μm 2.1×2.0mm。
長期基礎、11分、40%:実行時間:11分;溶媒:60%水pH10緩衝液10mM NH
4HCO
3、40%アセトニトリル、定組成、XBridge C18カラム:XB C18 5μm 3×150mm。
すべてのNMRスペクトルは、Deltaソフトウェアを実行するJeol EXC300MHz又はEXC400MHz NMR分光器を使用して得た。
上記以外-実施例38(23L)、41(23O)、42(23P)、43(23Q)は以下を使用して分析した:
HPLC:Waters Alliance2690、流速1ml/分、(Water2487、UV可視検出器);カラム:Thermo HyPurity C8、250×4.6mm、濃度勾配-20分かけて5から95%アセトニトリル/水0.1%TFA、95%で保持、25分実行、室温。
MS:Agilent6530 Q-ToF。
NMR:400MHzで先行操作するBruker Advance III HD又は400MHzで操作しTopspinソフトウェアを実行するBruker Advance dpx。
以下の方法を実施例67〜69、75〜78及び92〜101に適用する。
HPLC-MS分析をSHIMADZU LCMS-2020;HPLC-MS(LC-20AB流速0.8ml/分、オートサンプラー、PDA)を使用して行った。
すべての酸性方法は、Kinetex@5um EVO C18 30×2.1mm及びChromolith@フラッシュRP-18E 25-2MMを使用して実行する。
短酸性:実行時間:1.50分;溶媒A)水中0.0375%TFA(容量/容量)B)アセトニトリル中0.01875%TFA(容量/容量)。濃度勾配は5%Bで実行する。濃度勾配:Aを含む5〜95%B0.8分、95%Bで1.20分まで保持;1.21分で5%B及び5%Bで1.5分まで、1.5ml/分、50℃で保持。
長酸性:実行時間:4.00分;溶媒A)水中0.0375%TFA(容量/容量)B)アセトニトリル中0.01875%TFA(容量/容量)。濃度勾配は5%Bで実行する。濃度勾配:Aを含む5〜95%B 3.00分、95%Bで3.50分まで保持;3.51分で5%B及び5%Bで4.00分まで、0.8ml/分、50℃で保持。
すべてのNMRスペクトルは、ACD/Spectrus Processorを実行するBruker Avance 400MHZ分光器を使用して得た。
【0643】
【化90】
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【0644】
1-ブロモ-2-(ジメトキシメチル)ベンゼン1.2
【0645】
【化91】
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【0646】
2-ブロモベンズアルデヒド1.1(3.15g、17.0mmol)をメタノール(20ml)に溶解し、p-トルエンスルホン酸一水和物(310mg、1.7mmol)を加えた。溶液を50℃に加温し、次いでオルトギ酸トリメチル(10ml)を冷却管下部にゆっくり加えた。次いで反応物を4時間加熱還流した。混合物を氷水上で冷却し、次いでトリエチルアミン(3ml)を加えた。揮発物を除去し、次いで混合物をジエチルエーテル及び水で希釈した。水性層をジエチルエーテルで2回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカ250ml、ヘキサン中10〜15%ジエチルエーテル)により精製して、化合物1.2(3.45g、88%)を無色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 3.39 (s, 6H), 5.56 (s, 1H), 7.20 (t, 1H), 7.33 (t, 1H), 7.57 (m, 2H).
2-(ジメトキシメチル)ベンズアルデヒド中間体A
【0647】
【化92】
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【0648】
化合物1.2(3.60g、15.58mmol)をアルゴン雰囲気下乾燥テトラヒドロフラン(35ml)に溶解し、次いでドライアイス/アセトン上で冷却した。内温が-60℃未満に維持されるように、これにn-ブチルリチウムの溶液(ヘキサン中2.5M、9.35ml、23.37mmol)を滴下添加した(10分添加)。反応物をドライアイス/アセトン上で70分間撹拌した。これにN,N-ジメチルホルムアミド(2.43ml、31.16mmol)を一度に加えた。混合物をドライアイス/アセトン上で60分間撹拌した後、1.5時間かけて室温に加温した。水を加え、次いで混合物をジエチルエーテルで3回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させて、化合物中間体A(2.92g、定量的)をわら色油状物として得た;
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 3.39 (s, 6H), 5.87 (s, 1H), 7.49 (t, 1H), 7.59 (t, 1H), 7.66 (d, 1H), 7.91 (d, 1H), 10.43 (s, 1H) - 微量のTHFと少量の不純物を含有する.直接使用した。
メチル2-((2-(ジメトキシメチル)ベンジリデン)アミノ)アセテート1.3
【0649】
【化93】
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【0650】
化合物中間体A(3.60g、約15.58mmol)をアルゴン雰囲気下ジクロロメタン(50ml)に溶解した。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(6.1ml、35mmol)を、続いてメチルグリシネート塩酸塩(3.92g、31.2mmol)及び硫酸マグネシウム(過剰)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。混合物を濾過し、次いで濾液を飽和重炭酸ナトリウムで洗浄した。水性層をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させて、化合物1.3(4.78g、定量的)を淡黄色ゴム状物として得た。直接使用した。UPLC-MS(短期基礎) rt 0.70(220[M-OMe+H]
+)。
メチル2-((2-(ジメトキシメチル)ベンジル)アミノ)アセテート中間体B
【0651】
【化94】
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【0652】
化合物1.3(4.78g、約15.58mmol)をアルゴン雰囲気下メタノール(30ml)に溶解し、次いで氷/水上で冷却した。水素化ホウ素ナトリウム(297mg、7.8mmol)を少しずつ加えた(激しいガス発生に注意すること)。混合物を氷/水上で10分間撹拌し、次いで室温に加温し、反応をUPLC-MSに従ってモニターした。18時間後、追加の水素化ホウ素ナトリウム(150mg、3.94mmol)を加え、室温で更に20分後、反応は完結していた。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れた。水性層を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物を水、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させて、化合物中間体B(4.04g、定量的)を淡いわら色のゴム状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 3.34 (s, 6H), 3.44 (s, 2H), 3.73 (s, 3H), 3.89 (s, 2H), 5.62 (s, 1H), 7.33 (m, 3H), 7.57 (dd, 1H). - 微量のアルキル不純物を含有する. UPLC-MS (短期基礎): rt 0.68 (222 [M-OMe+H]
+).直接使用した。
メチル2-(N-(2-(ジメトキシメチル)ベンジル)ピバルアミド)アセテート中間体C
【0653】
【化95】
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【0654】
化合物中間体B(4.04g、約15.58mmol)をアルゴン雰囲気下ジクロロメタン(40ml)に溶解し、次いでN,N-ジイソプロピルエチルアミン(5.45ml、31.2mmol)を加えた。トリメチルアセチルクロリド(1.91ml、15.6mmol)を滴下添加した。ここで0.4mlを加えた後、反応物は加温していることに注意されたい。よってフラスコを氷/水上で冷却し、添加を続けた。混合物を室温で4時間撹拌した。この後反応はUPLC-MSにより完結していた。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れた。水性層をジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカ300ml、ジクロロメタン-酢酸エチル0%〜20%を用いる濃度勾配)により精製して、化合物中間体C(4.32g、82%)を無色ゴム状物として得、これは静置すると結晶化した。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.29 (s, 9H), 3.32 (s, 6H), 3.72 (s, 3H), 3.93 (br s, 2H), 4.97 (br s, 2H), 5.33 (s, 1H), 7.21 (m, 1H), 7.31 (m, 2H), 7.52 (d, 1H). UPLC-MS (短期基礎): rt 0.84 (190フラグメント).
【0655】
【化96】
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【0656】
1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン2.2
【0657】
【化97】
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【0658】
7-アザインドール2.1(95g、804.2mmol)のジメチルホルムアミド(500ml)中溶液を0℃に冷却し、次いで内温を10℃未満に維持しながら、水素化ナトリウム(38.6g、964.9mmol)を少量ずつ数回に分けて加えた。懸濁液を0〜5℃で1時間撹拌した。次いで2-(トリメチルシリル)エトキシメチルクロリド(171ml、964.9ml)を5〜10℃で滴下添加した。添加が完了した後、次いで黄色懸濁液を室温で18時間撹拌した。発泡が止むまで、水をゆっくり加えることにより混合物をクエンチし、次いで更に水で合計1.5Lになるまで希釈した。この混合物を酢酸エチル(2×1.5L)で抽出した。合わせた有機抽出物を水(2×1L)及びブライン(2×1L)で洗浄し、次いで硫酸マグネシウムで脱水し、蒸発させて、化合物2.2を琥珀色油状物として得た(199g、収率99%)。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz): δ -0.08 (s, 1H), 0.89 (m, 2H), 3.52 (m, 2H), 5.68 (s, 2H), 6.50 (dd, 1H), 7.08 (dd, 1H), 7.34 (d, 1H), 7.90 (dd, 1H), 8.33 (dd, 1H). UPLC (短期基礎, 1.30分): rt 0.96分, [M+H]
+ 249, 純度96%.
3,3-ジブロモ-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2(3H)-オン2.3
【0659】
【化98】
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【0660】
機械撹拌した三臭化ピリジニウム(646g、2.02mol)の1,4-ジオキサン(900ml)中懸濁液を、氷/水浴を使用して10〜15℃に冷却し、2.2(100g、403.2mmol)の1,4-ジオキサン(500ml)中溶液を滴下添加した(注釈:著しい発熱は観察されなかったが、重合体の副生成物の生成を最小化するために反応物を冷却し続けた)。10〜15℃で2時間撹拌した後、混合物を水(1.5L)と酢酸エチル(1.5L)との間で分配した。酢酸エチル層を集め、水(2×1L)、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(1L)、チオ硫酸ナトリウム溶液(1M溶液、1L)及びブライン(2×1L)で洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、蒸発させて、化合物2.3(144g、収率85%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz): δ -0.03 (s, 9H), 0.97 (dd, 2H), 3.70 (dd, 2H), 5.32 (s, 2H), 7.15 (dd, 1H), 7.87 (dd, 1H), 8.30 (dd, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 1.00 (421, 423, 425 [M+H]
+), 純度89%.
1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2(3H)-オン中間体D
【0661】
【化99】
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【0662】
機械撹拌した2.3(144g、341mmol)のテトラヒドロフラン(2L)中溶液に、飽和塩化アンモニウム水溶液(0.5L)を加えた。懸濁液を氷/塩/水浴中で5〜10℃に冷却し、次いで亜鉛末(223g、3.41mol)を少しずつ加えた。亜鉛の半量を加えた後、内温は24℃で最大になり、残りの亜鉛を加えても更なる著しい発熱は無かった。室温で2時間撹拌した後、混合物をセライトのパッドに通して濾過して、過剰のZn末を除去し、酢酸エチル(1L)で洗浄した。濾液を水(1.2L)で希釈し、臭化亜鉛塩が沈殿してきた。この懸濁液を更にセライトのパッドに通して濾過した。有機層を濾液から分離し、水(0.8L)及びブライン(2×0.8L)で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、蒸発させて、暗赤色油状物を得た。
【0663】
この物質を第二のバッチ(2.3、151g)と合わせ、合わせた粗製材料(201g)を乾燥-フラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン中0〜30%酢酸エチル)により精製して、化合物中間体D(110g、収率55%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz): δ -0.03 (s, 9H), 0.98 (dd, 2H), 3.59 (s, 2H), 3.69 (dd, 2H), 5.25 (s, 2H), 6.97 (dd, 1H), 7.50 (dd, 1H), 8.22 (d, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.85 (265 [M+H]
+), 純度88%.
(4-ニトロ-1,2-フェニレン)ジメタノール2.7
【0664】
【化100】
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【0665】
機械撹拌したボラン-テトラヒドロフラン錯体の溶液(THF中1M、1.23L、1.23mol)を0℃に冷却した。4-ニトロフタル酸(100g、472mmol)のテトラヒドロフラン(1L)中溶液を、内温を10℃未満に維持しながら、約45分間かけて滴下添加した。次いで冷却浴を除去し、混合物を室温で終夜撹拌した。次いで撹拌混合物をもう一度0℃に冷却し、メタノールをゆっくり加えて過剰のボランを分解した(発泡がもはや観察されなくなるまで)。混合物を濃縮して25〜30%容量にし、次いで水を加えることにより1Lに希釈した。混合物に2M水酸化ナトリウム水溶液を加えることによりpH10に調節し、次いで酢酸エチル(5×1L)で抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸マグネシウムで脱水し、蒸発させて、化合物2.7(85.5g、収率98%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz): δ 4.60 (m, 4H), 5.44 (q, 2H), 7.67 (d, 1H), 8.09 (dd, 1H), 8.23 (dd, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.51 (182 [M-H]
-), 純度98%.
1,2-ビス(ブロモメチル)-4-ニトロベンゼン2.8
【0666】
【化101】
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【0667】
ジオール2.7(95.5g、521.6mmol)のジオキサン(2L)中懸濁液を0℃に冷却し、三臭化リン(54ml、573.7mmol)を滴下添加した。次いで冷却を除去し、混合物を室温で終夜撹拌した。次いで混合物を撹拌した飽和重炭酸ナトリウムの溶液1.5L中に注意深く注ぎ入れ、酢酸エチル(3×1L)で抽出した。有機抽出物を硫酸マグネシウムで脱水し、蒸発させて、化合物2.8(153.9g、収率96%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz): δ 4.66 (s, 2H), 4.67 (s, 2H), 7.56 (d, 1H), 8.16 (dd, 1H), 8.25 (d, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.86 (m/zなし), 純度98%.
5-ニトロ-1'-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1,3-ジヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-2'(1'H)-オン2.4
【0668】
【化102】
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【0669】
機械撹拌した中間体D(55g、208.3mmol)のジメチルホルムアミド(1.65L)中溶液に、2.8(70.8g、229.1mmol)を加えた。次いで炭酸セシウム(238g、729.1mmol)を一度に加えた。この懸濁液を室温で16時間(又は反応が完結するまで)撹拌し、次いでセライトパッドに通して濾過し、濾過ケーキを酢酸エチル(2L)で洗浄した。濾液を水(3×1L)及びブライン(1L)で洗浄し、次いで硫酸マグネシウムで脱水し、蒸発させて、深赤色油状物(96g)を得た。これを乾燥フラッシュクロマトグラフィー(9:1ヘプタン/酢酸エチル、続いて17:3ヘプタン/酢酸エチル、8:2ヘプタン/酢酸エチル、3:1ヘプタン/酢酸エチル、7:3ヘプタン/酢酸エチル及び13:7ヘプタン/酢酸エチルで溶出)により精製して、黄色/オレンジ色粉体(60.1g)を得、これをジエチルエーテルで摩砕して、化合物2.4(45g、収率53%)を得た。追加の2.4(54.5g)を残った中間体D(55g)から得て、2.4(合計99.5g、収率58%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz): δ -0.01 (s, 9H), 0.99 (dd, 2H), 3.18 (dd, 2H), 3.71 (m, 4H), 5.30 (s, 2H), 6.88 (dd, 2H), 7.08 (dd, 1H), 7.43 (d, 1H), 8.09 (m, 2H), 8.23 (dd, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.99 (411 [M+H]
+), 純度97%.
5-アミノ-1'-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1,3-ジヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-2'(1'H)-オン2.5
【0670】
【化103】
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【0671】
機械撹拌した2.4(70g、170.3mmol)のテトラヒドロフラン(1.1L)中溶液に、飽和塩化アンモニウム溶液(300ml)を加え、続いて亜鉛末(111g、1.70mol)を3回に分けて加えた。内温は最初22℃から33℃に上昇し、次いで1時間かけてゆっくり冷却して周囲温度に戻した。2.5時間後、LCMS分析は生成物とヒドロキシルアミン/ニトロソ中間体との混合物を示した。追加の亜鉛末35g(3当量)及び飽和塩化アンモニウム溶液100mlを加えた。更に3.5時間後、還元が完結した。混合物をセライトのパッドに通して濾過し、濾過ケーキを酢酸エチル(1L)で洗浄した。濾液を水(3×1L)で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、蒸発させてオレンジ色固体を得、これをジエチルエーテルで摩砕して、化合物2.5を淡黄色粉体として得た(48.8g)。フラッシュクロマトグラフィー(1:1ヘプタン/酢酸エチルで溶出)により液体を摩砕し、ジエチルエーテルで更に摩砕して再度精製して、更に2.5(3g)を得、2.5(合計51.9g、収率80%)を得た。すべての2.4(99.5g)を処理した後、2.5(合計70.7g、収率77%)を調製した。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz): δ -0.02 (s, 9H), 0.98 (m, 2H), 2.91 (d, 2H), 3.56 (dd, 2H), 3.69 (m, 2H), 5.29 (s, 2H), 6.59 (m, 2H), 6.82 (dd, 1H), 7.02 (d, 1H), 7.09 (dd, 1H), 8.18 (dd, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.92 (382 [M+H]
+), 純度95%.
5-アミノ-1,3-ジヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-2'(1'H)-オン中間体E
【0672】
【化104】
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【0673】
2.5(51.8g、135.9mmol)の調製したてのメタノール中塩化水素[約15%濃度(重量/容量)に調製した]中溶液を、6時間加熱還流した。反応が完結した時点で、加熱を停止し、溶液を室温に終夜冷却した。混合物を真空で濃縮して濃オレンジ色液体を得、次いで水300mlで希釈し、飽和炭酸ナトリウム溶液でpHを9に調節した。水性混合物をジクロロメタン(3×500ml)及び9:1ジクロロメタン/メタノール(3×500ml)で抽出した。合わせた有機物を硫酸マグネシウムで脱水し、蒸発させてオレンジ色固体を得、これを2:1ジクロロメタン/酢酸エチル(約60ml)で摩砕して、中間体Eを淡オレンジ色粉体として得た(21.5g、収率63%)。1H NMR (DMSO-d
6, 300 MHz): δ 2.84 (dd, 2H), 3.18 (dd, 2H), 4.94 (s, NH
2), 6.41 (m, 2H), 6.81 (dd, 1H), 6.86 (d, 1H), 7.08 (dd, 1H), 8.01 (dd, 1H), 11.03 (s, NH). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.56 (252 [M+H]
+), 純度97%.
中間体Fの合成
【0674】
【化105】
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【0675】
4-メチル-5-ニトロフタル酸3.2
【0676】
【化106】
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【0677】
4-メチルフタル酸無水物(5.05g、31.1mmol)を濃硫酸(98%、10.0ml)に懸濁し、次いで80℃で加熱した。加熱を除去し、次いで温度が80℃を超えないように、これに予め合わせておいた発煙硝酸(90%、2.0ml)と濃硫酸(1.5ml)との混合物を10分かけて滴下添加した。添加が完了した時点で、80℃に再度加熱し、濃硝酸(68%、8.2ml)を一度に加え、次いで混合物を100℃で2時間撹拌し、次いで室温に冷却した。水を加え、次いで固体を濾過し、水で洗浄した。濾過した固体を乾燥して、生成物3.2と位置異性体3.3との1:1混合物(5.46g、78%)を白色粉体として得た。
1H NMR (DMSO-d
6, 400 MHz) δ 2.34 (s, 3H), 2.54 (s, 3H), 7.62 (d, 1H 3.3), 7.73 (s, 1H 3.2), 7.91 (d, 1H 3.3), 8.25 (s, 1H, 3.2) 約1:1の比. UPLC-MS (短酸性0-50%) rt 0.72 (180 [M-CO
2H]
-), rt 0.82 (224, [M-H]
-).DSC分析-220℃で発熱し、それゆえ120℃未満で維持する
ジメチル4-メチル-5-ニトロフタレート3.4
【0678】
【化107】
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【0679】
化合物3.2と3.3との混合物(約1:1 6.23g、27.7mmol)をメタノール(117ml)に溶解し、次いで濃硫酸(98%、3.3ml)を加え、混合物を8時間加熱還流し、次いで室温に8時間冷却した。反応は完結していなかったので、更に24時間加熱還流した。混合物を濃縮してメタノールを除去し、次いでジクロロメタンと飽和重炭酸ナトリウムとの間で分配した。水性層をジクロロメタンで2回抽出した。有機抽出物を水で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物を熱メタノールから結晶化し、結晶を濾過し、少量のメタノールで洗浄し、固体を乾燥した。第二クロップの結晶を、熱メタノールから再結晶することにより濾過液体から回収し、2つのバッチの結晶を合わせ、乾燥して、純粋な生成物3.4(1.98g、28%)を無色結晶性固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 2.66 (s, 3H), 3.93 (s, 6H), 7.61 (s, 1H), 8.41 (s, 1H). HPLC-MS (長期基礎 11分, 40%) rt 4.00 (254, [M+H]
+), 純度99%.
(4-メチル-5-ニトロ-1,2-フェニレン)ジメタノール3.6
【0680】
【化108】
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【0681】
化合物3.4(1.76mg、6.95mmol)を乾燥テトラヒドロフラン(41ml)に溶解し、メタノール(0.56ml)を加え、次いで0℃(氷/水)に冷却した。水素化ホウ素リチウム(0.38g、17.4mmol)を少しずつ加えた。混合物は紫色に変色し、次いで時間をかけて黄色になった。混合物を室温で20時間撹拌した。混合物を20%クエン酸水溶液中に注ぎ入れ、次いで酢酸エチルで3回抽出した。有機抽出物を飽和重炭酸ナトリウム、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させて、生成物3.6(1.50g、定量的)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 2.56 (s, 3H), 4.68 (d, 4H), 7.49 (s, 1H), 8.03 (s, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.55 (196, [M-H]
-), 純度99%.
1,2-ビス(ブロモメチル)-4-メチル-5-ニトロベンゼン3.7
【0682】
【化109】
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【0683】
化合物3.6(1.66g、8.41mmol)をジオキサン(35ml)に懸濁し、次いで三臭化リン(0.87ml、9.3mmol)を滴下添加し、混合物を室温で3日間撹拌した。次いで混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、酢酸エチルで3回抽出した。有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させて、化合物3.7(2.69g、99%)を黄色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 2.60 (s, 3H), 4.61 (d, 4H), 7.35 (s, 1H), 8.01 (s, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.90 (m/zなし), 純度96%.
5-メチル-6-ニトロ-1'-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1,3-ジヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-2'(1'H)-オン3.8
【0684】
【化110】
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【0685】
化合物3.7(2.69g、8.33mmol)及び中間体D(1.98g、7.49mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド(53ml)に溶解した。炭酸セシウム(8.94g、27.4mmol)を加え、混合物を室温で18時間撹拌した。混合物を水中に注ぎ入れ、酢酸エチルで3回抽出した。有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(ヘプタン中1〜17%EtOAc)により精製して、化合物3.8(2.51g、79%)をオレンジ色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ -0.01 (s, 9H), 1.00 (m, 2H), 2.62 (s, 3H), 3.10 (dd, 2H), 3.69 (m, 4H), 5.30 (s, 2H), 6.88 (dd, 1H), 7.10 (dd, 1H), 7.24 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 8.23 (dd, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 1.02 (426 [M+H]
+), 純度95%
5-アミノ-6-メチル-1'-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1,3-ジヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-2'(1'H)-オン3.9
【0686】
【化111】
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【0687】
化合物3.8(2.51g、5.91mmol)をテトラヒドロフラン(40ml)及び飽和塩化アンモニウム(10ml)に懸濁し、次いで亜鉛末(3.9g、59.1mmol)を加え、混合物を室温で3時間撹拌した。混合物をセライトに通して濾過し、酢酸エチルで洗浄した。濾液を水、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させて、化合物3.9(1.14g、49%)を黄色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ -0.02 (s, 9H), 0.97 (m, 2H), 2.17 (s, 3H), 2.90 (d, 2H), 3.55 (dd, 2H), 3.69 (dd, 2H), 5.29 (s, 2H), 6.60 (s, 1H), 6.81 (dd, 1H), 6.94 (s, 1H), 7.10 (dd, 1H), 8.18 (dd, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.95 (396 [M+H]
+), 純度86%.
5-アミノ-6-メチル-1,3-ジヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-2'(1'H)-オン中間体F
【0688】
【化112】
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【0689】
化合物3.9(1.14g、2.88mmol)を調製したてのメタノール中HCl[約15%濃度(重量/容量)に調製した、100ml]に溶解し、室温で18時間撹拌した。UPLC-MSは反応が完結していないことを示したので、追加のメタノール中HCl(50ml)を加え、室温で1.5時間次いで還流状態で4時間、次いで室温で18時間撹拌した。混合物を濃縮し、水で希釈し、固体の水酸化ナトリウムでpHを8に調節した。水溶液を酢酸エチルで2回抽出した。有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(EtOAc)により精製して、中間体F(0.32g、28%)を黄色固体として得た。
1H NMR (DMSO-d
6, 400 MHz) δ 2.01 (s, 3H), 2.83 (dd, 2H), 3.17 (m, 2H), 4.68 (s, 2H), 6.49 (s, 1H), 6.80 (m, 2H), 7.05 (dd, 1H), 8.00 (dd, 1H), 11.0 (s, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.95 (396 [M+H]
+), 純度86%.
中間体G及びHの調製:
【0690】
【化113】
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【0691】
2-(N-(2-(ジメトキシメチル)ベンジル)ピバルアミド)酢酸中間体G
【0692】
【化114】
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【0693】
中間体C(2.0g、5.93mmol)をメタノール(25ml)に溶解し、次いで2.5M水酸化ナトリウム(4.8ml、12mmol)を加えた。混合物を55℃で1.5時間撹拌し、この後反応はUPLC-MSにより完結していた。混合物を室温に冷却し、ほとんどの揮発物を除去し、次いで水中に注ぎ入れた。2M塩酸でpHを極めて注意深くpH4に調節した。pH4になった時点で、水溶液を酢酸エチルで抽出した。水溶液を各抽出後pH4に再度調節した(合計4抽出、2M塩酸6mlを加えた)。[注釈:水溶液が暗インジゴ/紫色に変色する場合、2.5M NaOHで直ちに塩基性にし、次いでpH調節を再度開始する]。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、注意深く蒸発させ(30℃水浴)、乾固はしなかった(注釈:酢酸エチル溶液として次のステップに使用でき、又はDIPEAを加えた後に蒸発させ得る)。化合物は安定ではないので、中間体Gを次のステップに直接使用した;UPLC-MS rt 0.51(322[M-H]
-)
N-(2-(ジメトキシメチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド4.1
【0694】
【化115】
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【0695】
中間体G(約5.93mmol)をアルゴン雰囲気下N,N-ジメチルホルムアミド(30ml)に溶解し、次いでN,N-ジイソプロピルエチルアミン(2.9ml、16.3mmol)を加えた。EDCI.HCl(1.24g、6.5mmol)及びHOAt(0.89g、6.5mmol)を、続いて中間体E(1.4g、5.6mmol)を加えた。混合物を室温で18時間撹拌し、この後反応はUPLC-MSにより完結していた。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れた。水性層を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物を水で3回洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカ300ml、4:1酢酸エチル/ヘプタン-酢酸エチル)により精製して、化合物4.1(2.48g、80%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 1.31 (s, 9H), 3.01 (dd, 2H), 3.32 (s, 6H), 3.60 (dd, 2H), 4.10 (br s, 2H), 5.06 (br s, 2H), 5.37 (s, 1H), 6.81 (dd, 1H), 7.08 (dd, 1H), 7.18 (d, 2H), 7.22 (m, 1H), 7.32 (m, 2H), 7.54 (m, 2H), 8.12 (d, 1H), 8.62 (br s, 1H), 9.35 (br s, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.80 (555 [M-H]
-), 純度98%.
N-(2-ホルミルベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド中間体H
【0696】
【化116】
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【0697】
化合物4.1(2.48g、4.46mmol)をアセトン(100ml)に溶解し、次いでp-トルエンスルホン酸一水和物(860mg、4.9mmol)を加えた。混合物を室温で撹拌した。20分後、色が緑色に変色し、UPLC-MSは反応が完結していることを示した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れた。水性層を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させて、中間体H(2.16g、95%)を黄色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.30 (s, 9H), 3.05 (dd, 2H), 3.60 (dd, 2H), 4.09 (br s, 2H), 5.36 (s, 2H), 6.82 (dd, 1H), 7.07 (dd, 1H), 7.20 (d, 1H), 7.30 (m, 1H), 7.34 (m, 1H), 7.55 (m, 2H), 7.63 (m, 1H), 8.12 (d, 1H), 8.63 (br s, 1H), 8.90 (br s, 1H), 10.11 (s, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.74 (509 [M-H]
-), 純度96%.
一般ルートA
【0698】
【化117】
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【0699】
中間体H(30〜40mg、0.059〜0.078mmol)をジクロロメタン(3ml)に溶解し、アミン/アミン塩酸塩(0.12〜0.18mmol)を加えた。アミン塩酸塩を使用する場合、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.028〜0.067ml、0.15〜0.36mmol)を加えた。硫酸ナトリウム又は硫酸マグネシウムを加え、混合物を室温で撹拌し、進行をUPLC-MSによりモニターした。0.25〜20時間後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(20〜29mg、0.094〜0.136mmol)を加え、反応物を室温で撹拌し、UPLC-MSによりモニターした。必要に応じて、追加のトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.094mmol)を加えた。完結した時点で、反応物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機物を乾燥(硫酸ナトリウム)し、濾過し、蒸発させた。
【0700】
(実施例1)
N-(2-((シクロプロピルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド5A
【0701】
【化118】
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【0702】
表題化合物を6時間予め混合したシクロプロピルアミン(8.3μl、0.12mmol)を使用し中間体H(30mg、0.059mmol)から一般ルートAに従って合成し、次いで48時間後に後処理し、SPE(SiO
2 2g EtOAc中0〜12%MeOH)により精製し、ジエチルエーテル中で摩砕して、5A(9mg、28%)を無色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 0.31 (m, 2H), 0.44 (m, 2H), 1.30 (s, 9H), 2.20 (m, 1H), 3.05 (dd, 2H), 3.61 (dd, 2H), 3.85 (s, 2H), 4.08 (br s, 2H), 5.05 (br s, 2H), 6.82 (dd, 1H), 7.10 (m, 2H), 7.31 (m, 5H), 7.55 (s, 1H), 8.11 (d, 1H), 8.20 (br s, 1H), 8.58 (br s, 1H). UPLC-MS rt 0.78 (552 [M+H]
+), 純度95%.
【0703】
(実施例2)
N-(2-(アゼチジン-1-イルメチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド5B
【0704】
【化119】
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【0705】
6時間予め混合したアゼチジン塩酸塩(11mg、0.12mmol)を使用し中間体H(30mg、0.059mmol)から一般ルートAに従って合成し、次いで30時間後に後処理し、SPE(SiO
2 2g EtOAc中0〜10%MeOH次いでDCM中10%MeOH)により精製して、5B(21mg、65%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.33 (s, 9H), 2.02 (m, 2H), 3.05 (dd, 2H), 3.14 (br m, 4H), 3.60 (m, 4H), 4.12 (br s, 2H), 5.11 (br s, 2H), 6.81 (dd, 1H), 7.10 (m, 2H), 7.20 (m, 5H), 7.53 (br s, 1H), 8.11 (d, 1H), 8.68 (br d, 2H). UPLC-MS rt 0.78 (552 [M+H]
+), 純度95%.
【0706】
(実施例3)
N-(2-(((2,2-ジフルオロエチル)アミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド5C
【0707】
【化120】
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【0708】
22時間予め混合した2,2-ジフルオロエチルアミン(10mg、0.12mmol)を使用し中間体H(30mg、0.059mmol)から一般ルートAに従って合成し、次いで30時間後に後処理し、SPE(SiO
2 2g EtOAc)により精製して、5C(24mg、71%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.30, 1.32 (2s, 9H), 3.02 (m, 4H), 3.60 (dd, 2H), 3.87 (s, 2H), 4.08 (br s, 2H), 5.11 (br s, 2H), 5.80 (tt, 1H), 6.82 (dd, 1H), 7.08 (d, 1H), 7.26 (m, 6H), 7.54 (m, 1H), 8.12 (d, 1H), 8.60 (br s, 2H). UPLC-MS rt 0.78 (576 [M+H]
+), 純度98%.
【0709】
(実施例4)
N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)-N-(2-(ピロリジン-1-イルメチル)ベンジル)ピバルアミド5D
【0710】
【化121】
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【0711】
15分間予め混合したピロリジン(15μl、0.18mmol)を使用し中間体H(40mg、0.078mmol)から一般ルートAに従って合成し、次いで18時間後に後処理し、SPE(SiO
2 2g EtOAc中0〜10%MeOH次いでDCM中10%MeOH)により精製して、5D(26mg、59%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.29 (s, 9H), 1.69 (m, 4H), 2.46 (m, 4H), 3.04 (dd, 2H), 3.50 (dd, 2H), 3.61 (s, 2H), 4.07 (br s, 2H), 5.18 (br s, 2H), 6.86 (dd, 1H), 7.10 (dd, 1H), 7.23 (m, 6H), 7.55 (s, 1H), 8.02 (d, 1H). UPLC-MS rt 0.89 (566 [M+H]
+), 純度99%.
【0712】
(実施例5)
N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)-N-(2-(ピペラジン-1-イルメチル)ベンジル)ピバルアミド5E
【0713】
【化122】
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【0714】
3時間予め混合した中間体H(30mg、0.059mmol)及びtert-ブチルピペラジン-1-カルボキシレート(10mg、0.12mmol)を使用し一般ルートAに従って合成し、次いで21時間後に後処理し、SPE(SiO
2 2g EtOAc中0〜5%MeOH)により精製した。Boc-保護化中間体(24mg、0.035mmol)をジクロロメタン(3ml)に溶解し、トリフルオロ酢酸(0.2ml)を加えることにより脱保護化した。室温で4時間撹拌した後、反応物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機物を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。残留物をSPE(SiO
2 2g、DCM中0〜10%MeOH)により精製して、5E(12mg、2ステップで35%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.31 (s, 9H), 2.44 (br s, 4H), 2.82 (br s, 4H), 3.06 (dd, 2H), 3.49 (m, 4H), 3.64 (m, 1H), 4.07 (br s, 2H), 5.19 (br s, 1H), 6.86 (dd, 1H), 7.13 (d, 1H), 7.20 (m, 4H), 7.33 (m, 2H), 7.55 (s, 1H), 8.02 (d, 1H). UPLC-MS rt 0.68 (581 [M+H]
+), 純度96%.
【0715】
(実施例6)
N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)-N-(2-(((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)メチル)ベンジル)ピバルアミド5F
【0716】
【化123】
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【0717】
3時間予め混合した2,2,2-トリフルオロエチルアミン(9.5μl、0.12mmol)を使用し中間体H(30mg、0.059mmol)から一般ルートAに従って合成し、次いで21時間後に後処理し、SPE(SiO
2 2g EtOAc中0〜5%MeOH)により精製して、5F(9mg、26%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.29 (s, 9H), 3.04 (dd, 2H), 3.18 (q, 1H), 3.50 (dd, 2H), 3.86 (s, 1H), 4.13 (m, 3H), 5.20 (br s, 3H), 6.86 (dd, 1H), 7.10 (dd, 1H), 7.30 (m, 6H), 7.77及び8.66 (2s, 1H), 8.02 (d, 1H). UPLC-MS rt 0.81 (594 [M+H]
+), 純度93%.
【0718】
(実施例7)
N-(2-(((2-(ジメチルアミノ)エチル)アミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド5G
【0719】
【化124】
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【0720】
20時間予め混合したN,N-ジメチルエチレンジアミン(13μl、0.12mmol)を使用し中間体H(30mg、0.059mmol)から一般ルートAに従って合成し、次いで26時間後に後処理し、SPE(SiO
2 2g EtOAc中0〜10%MeOH次いでDCM中10〜20%MeOH)により精製し、次いでジエチルエーテル中で摩砕して、5G(18mg、53%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 1.32 (s, 9H), 2.21 (s, 6H), 2.48 (t, 2H), 2.74 (t, 2H), 3.05 (dd, 2H), 3.50 (dd, 2H), 3.78 (s, 2H), 4.03 (br s, 2H), 5.02 (br s, 2H), 6.88 (dd, 1H), 7.12 (d, 1H), 7.28 (m, 6H), 7.54 (s, 1H), 8.03 (d, 1H). UPLC-MS rt 0.69 (583 [M+H]
+), 純度100%.
【0721】
(実施例8)
N-(2-(((シクロプロピルメチル)アミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド5H
【0722】
【化125】
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【0723】
20時間予め混合した(シクロプロピルメチル)アミン(10μl、0.12mmol)を使用し中間体H(30mg、0.059mmol)から一般ルートAに従って合成し、次いで26時間後に後処理し、SPE(SiO
2 2g EtOAc中0〜10%MeOH次いでDCM中10〜20%MeOH)により精製し、次いでジエチルエーテル中で摩砕して、5H(21mg、63%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 0.21 (br s, 2H), 0.52 (br d, 2H), 1.00 (m, 1H), 1.30 (s, 9H), 2.63 (br m, 2H), 3.06 (dd, 2H), 3.50 (dd, 2H), 3.92 (br m, 2H), 4.22 (br s, 2H), 4.82 (m, 2H), 6.88 (dd, 1H), 7.12 (d, 1H), 7.30 (m, 6H), 7.52 (s, 1H), 8.03 (d, 1H). UPLC-MS rt 0.77 (566 [M+H]
+), 純度100%.
【0724】
(実施例9)
N-(2-((((1H-イミダゾール-2-イル)メチル)アミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド5I
【0725】
【化126】
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【0726】
3.5時間予め混合した2-メチルアミノイミダゾール二塩酸塩(12mg、0.076mmol)を使用し中間体H(30mg、0.059mmol)から一般ルートAに従って合成し、次いで21時間後に後処理し、SPE(STMAd 2g MeOH、次いでMeOH中NH
3、続いてSiO
2 2g EtOAc中0〜10%MeOH次いでDCM中10%MeOH)により精製して、5I(13mg、37%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 1.29 (s, 9H), 3.04 (dd, 2H), 3.48 (dd, 2H), 3.63 (br d, 1H), 3.70 (br d, 1H), 3.78 (s, 2H), 3.90 (s, 2H), 4.97 (br s, 2H), 6.84 (dd, 1H), 6.98 (s, 2H), 7.09 (d, 1H), 7.20 (d, 1H), 7.26 (m, 5H), 7.52 (s, 1H), 8.03 (d, 1H). UPLC-MS rt 0.64 (592 [M+H]
+), 純度92%.
一般ルートB
【0727】
【化127】
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【0728】
中間体H(30〜40mg、0.059〜0.078mmol)をジクロロメタン(3ml)に溶解し、アミン/アミン塩酸塩(0.12〜0.18mmol)を加えた。アミン塩酸塩を使用した場合、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.028〜0.067ml、0.15〜0.36mmol)を加えた。硫酸ナトリウム又は硫酸マグネシウムを加え、混合物を室温で撹拌し、UPLC-MSにより進行をモニターした。0.25〜1.5時間後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(20〜29mg、0.094〜0.136mmol)を加え、反応物を室温で撹拌し、UPLC-MSによりモニターした。追加のトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.094mmol)を必要に応じて加えた。反応物はUPLC-MSによりイミンとアミンとの混合物を有していた。反応物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機物を乾燥(硫酸ナトリウム)し、濾過し、蒸発させた。次いで粗製の残留物をメタノールに溶解し、ガス発生しながら、水素化ホウ素ナトリウム(4mg、0.106mmol)を少しずつ加えた。反応物を室温で2〜6時間撹拌した。完結した時点で、混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、酢酸エチルで3回抽出した。有機物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。
【0729】
(実施例10)
N-(2-((3-フルオロアゼチジン-1-イル)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド6A
【0730】
【化128】
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【0731】
15分間予め混合した3-フルオロアゼチジン塩酸塩(20mg、0.18mmol)を使用し中間体H(40mg、0.078mmol)から一般ルートBに従って合成し、次いで18時間後に後処理した。UPLC-MSは76%アミン及び14%イミンを示した。粗生成物を水素化ホウ素ナトリウムを用い6時間かけて更に還元し、SPE(SiO
2 2g DCM中50〜100%EtOAc)により精製して、6A(11mg、25%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.31 (s, 9H), 3.03 (dd, 2H), 3.19 (m, 2H), 3.50 (m, 4H), 3.65 (m, 2H), 4.10 (br s, 2H), 4.99 (br s, 1H), 5.10 (br s, 2H), 6.58 (dd, 1H), 7.10 (dd, 1H), 7.25 (m, 6H), 7.55 (s, 1H), 8.02 (dd, 1H). UPLC-MS rt 0.79 (570 [M+H]
+), 純度94%.
【0732】
(実施例11)
N-(2-((3,3-ジフルオロアゼチジン-1-イル)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド6B
【0733】
【化129】
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【0734】
15分間予め混合した3,3-ジフルオロアゼチジン塩酸塩(23mg、0.18mmol)を使用し中間体H(40mg、0.078mmol)から一般ルートBに従って合成し、次いで18時間後に後処理した。UPLC-MSは33%アミン及び37%イミンを示した。粗生成物を水素化ホウ素ナトリウムを用い6時間かけて更に還元し、SPE(SiO
2 2g DCM中25〜75%EtOAc)により精製して、6B(9mg、20%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.31 (s, 9H), 3.04 (dd, 2H), 3.50 (m, 6H), 3.74 (s, 2H), 4.09 (br s, 2H), 5.12 (br s, 2H), 6.86 (dd, 1H), 7.10 (d, 1H), 7.25 (m, 6H), 7.53 (s, 1H), 8.02 (d, 1H). UPLC-MS rt 0.83 (587 [M+H]
+), 純度83%.
【0735】
(実施例12)
N-(2-(((3-(ジメチルアミノ)プロピル)アミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド6C
【0736】
【化130】
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【0737】
1.5時間予め混合した3,3-ジメチルアミノプロピルアミン(15μl、0.12mmol)を使用し中間体H(30mg、0.059mmol)から一般ルートBに従って合成し、次いで22時間後に後処理した。UPLC-MSは24%アミン及び70%イミンを示した。粗生成物を水素化ホウ素ナトリウムを用い2時間かけて更に還元し、SPE(STMAd 2g、MeOH次いでMeOH中NH
3)により精製して、6C(16mg、46%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.32 (s, 9H), 1.71 (m, 2H), 2.17 (s, 6H), 2.37 (t, 2H), 2.62 (t, 2H), 3.05 (dd, 2H), 3.48 (dd, 2H), 3.76 (s, 2H), 4.10 (br s, 2H), 5.00 (br s, 2H), 6.86 (dd, 1H), 7.25 (m, 7H), 7.54 (s, 1H), 8.02 (d, 1H). UPLC-MS rt 0.69 (597 [M+H]
+), 純度76%.
【0738】
(実施例13)
N-(2-(((2-ヒドロキシエチル)アミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド6D
【0739】
【化131】
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【0740】
15分間予め混合した2-エタノールアミン(36μl、0.59mmol)を使用し中間体H(30mg、0.059mmol)から一般ルートBに従って合成し、次いで18時間後に後処理した。UPLC-MSは76%イミンを示した。室温で18時間メタノール(2ml)中でシアノ水素化ホウ素ナトリウム(3.2mg 0.049mmol)を使用して追加のステップとして還元を行ったが、まだイミン及びイミンのニトリル付加物を得た。粗生成物を水素化ホウ素ナトリウムを用い1.5時間かけて更に還元し、SPE(SiO
2 2g EtOAc中0〜25%MeOH)により精製して、6D(10mg、30%)を無色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.34 (s, 9H), 2.85 (m, 2H), 3.05 (dd, 2H), 3.60 (dd, 2H), 3.68 (m, 2H), 3.87 (s, 2H), 4.10 (m, 2H), 5.10 (s, 2H), 6.81 (dd, 1H), 7.08 (dd, 1H), 7.21 (m, 3H), 7.30 (m, 3H), 7.50 (s, 1H), 8.10 (d, 1H), 8.74 (s, 1H). UPLC-MS rt 0.65 (556 [M+H]
+), 純度96%.
一般ルートC
【0741】
【化132】
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【0742】
ステップ1:
中間体H(40〜280mg、0.078〜0.549mmol)をジクロロメタン(2〜10ml)に懸濁し、アミン/アミン塩酸塩(0.33〜1.65mmol)を加えた。アミン塩酸塩を使用する場合、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(88〜410μl、0.47〜2.2mmol)を加えた。硫酸ナトリウムを加え、反応物を室温で18時間撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させて、化合物7.1を黄色ガラス状物として得た。
【0743】
ステップ2:
化合物7.1(約0.078〜0.549mmol)をメタノール(2〜10ml)に溶解し、次いで水素化ホウ素ナトリウム(4〜31mg、0.108〜0.823mmol)を少しずつ加えた(ガス発生)。混合物を室温で40〜180分間撹拌した。UPLC-MSは反応が完結していることを示した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。
N-(2-((メチルイミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド7.1a
【0744】
【化133】
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【0745】
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.41ml、2.2mmol)を用い、ジクロロメタン(10ml)中で中間体H(280mg、0.549mmol)及びメチルアミン塩酸塩(112mg、1.65mmol)から一般ルートCステップ1に従って合成して、化合物7.1aを黄色ガラス状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.33 (s, 9H), 3.05 (dd, 2H), 3.51 (d, 3H), 3.61 (dd, 2H), 4.09 (br s, 2H), 5.26 (s, 2H), 6.82 (dd, 1H), 7.09 (d, 1H), 7.21 (m, 2H), 7.40 (m, 2H), 7.58 (s, 1H), 7.63 (d, 1H), 8.24 (br s, 1H), 8.45 (s, 1H), 8.60 (br s, 1H). UPLC-MS rt 0.75 (524 [M+H]
+), 純度92%.
【0746】
(実施例14)
N-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド7A
【0747】
【化134】
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【0748】
メタノール(10ml)中で180分間、7.1a(約0.549mmol)及び水素化ホウ素ナトリウム(31mg、0.823mmol)から一般ルートCステップ2に従って合成し、次いでフラッシュシリカクロマトグラフィー(EtOAc中10%MeOH、次いでDCM中10〜20%MeOH、次いでNH
3を含むDCM中20%MeOH)により精製して、化合物7A(147mg、51%)を無色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.32 (s, 9H), 2.48 (s, 3H), 3.02 (d, 2H), 3.58 (d, 2H), 3.84 (br s, 2H), 4.18 (br s, 2H), 5.02 (br s, 2H), 6.80 (dd, 1H), 7.07 (dd, 1H), 7.22 (d, 4H), 7.31 (m, 3H), 7.50 (s, 1H), 8.11 (d, 1H), 8.95 (br s, 1H). UPLC-MS rt 0.70 (526 [M+H]
+), 純度99%.
【0749】
化合物7Aのサンプル(49mg、0.093mmol)をキラル半分取HPLC(キラルIA、ID20、250mm、0.1%ジエチルアミンを含む85%アセトニトリル15%メタノール、18ml/分)により精製して、7A_S(16mg、33%)及び7A_R(13mg、26%)を下記実施例15及び16として得た。
【0750】
(実施例15)
(S)-N-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド7A_S
【0751】
【化135】
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【0752】
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.32 (s, 9H), 2.41 (s, 3H), 3.04 (dd, 2H), 3.50 (dd, 2H), 3.72 (s, 2H), 4.11 (br s, 2H), 4.96 (br s, 2H), 6.86 (dd, 1H), 7.11 (m, 1H), 7.20 (m, 2H), 7.30 (m, 4H), 7.52 (s, 1H), 8.03 (d, 1H). キラルHPLC (IA, 90%アセトニトリル, 10%メタノール 0.1%ジエチルアミン, 1 ml/分), 99.4% ee.
【0753】
(実施例16)
(R)-N-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド7A_R
【0754】
【化136】
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【0755】
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.32 (s, 9H), 2.41 (s, 3H), 3.04 (dd, 2H), 3.50 (dd, 2H), 3.72 (s, 2H), 4.11 (br s, 2H), 4.96 (br s, 2H), 6.86 (dd, 1H), 7.11 (m, 1H), 7.20 (m, 2H), 7.30 (m, 4H), 7.52 (s, 1H), 8.03 (d, 1H). キラルHPLC (IA, 90%アセトニトリル, 10%メタノール 0.1%ジエチルアミン, 1 ml/分), 98.1% ee.キラルHPLC(IA、90%アセトニトリル、10%メタノール0.1%ジエチルアミン、1ml/分)、98.1%ee。
N-(2-(((2-フルオロエチル)イミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド7.1b
【0756】
【化137】
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【0757】
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(88μl、0.47mmol)を用い、ジクロロメタン(2ml)中で中間体H(40mg、0.078mmol)及び2-フルオロエチルアミン塩酸塩(23.5mg、0.235mmol)から一般ルートCステップ1に従って合成して、化合物7.1bを黄色ガラス状物として得た。UPLC-MS rt 0.75(556[M+H]
+)、純度75%。
【0758】
(実施例17)
N-(2-(((2-フルオロエチル)アミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド7B
【0759】
【化138】
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【0760】
メタノール(2ml)中で40分間、7.1b(約0.549mmol)及び水素化ホウ素ナトリウム(4mg、0.106mmol)から一般ルートCステップ2に従って合成し、SPE(SiO
2 2g、EtOAc中0〜10%MeOH)により精製して、化合物7B(14mg、32%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.31 (s, 9H), 2.83 (t, 1H), 2.92 (t, 1H), 3.03 (dd, 2H), 3.49 (dd, 2H), 3.81 (d, 2H), 4.07 (br s, 2H), 4.39 (t, 1H), 4.56 (t, 1H), 5.07 (br s, 2H), 6.86 (dd, 1H), 7.11 (dd, 2H), 7.23 (m, 4H), 7.53 (s, 1H), 8.02 (dd, 1H). UPLC-MS rt 0.74 (558 [M+H]
+), 純度93%.
N-(2-(((2-メトキシエチル)イミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド7.1c
【0761】
【化139】
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【0762】
ジクロロメタン(2ml)中で中間体H(40mg、0.078mmol)及び2-メトキシエチルアミン(34μl、0.235mmol)から一般ルートCステップ1に従って合成して、化合物7.1cを黄色ガラス状物として得た。UPLC-MS rt 0.74(568[M+H]
+)、純度90%。
【0763】
(実施例18)
N-(2-(((2-メトキシエチル)アミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド7C
【0764】
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
【0765】
メタノール(2ml)中で90分間、7.1c(約0.549mmol)及び水素化ホウ素ナトリウム(4mg、0.106mmol)から一般ルートCステップ2に従って合成し、SPE(SiO
2 2g、EtOAc中0〜10%MeOH)により精製して、化合物7C(24mg、54%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.32 (s, 9H), 2.77 (t, 2H), 3.04 (dd, 2H), 3.30 (s, 3H), 3.49 (m, 4H), 3.79 (s, 2H), 4.10 (br s, 2H), 5.05 (br s, 2H), 6.87 (dd, 1H), 7.11 (d, 1H), 7.26 (m, 6H), 7.54 (s, 1H), 8.03 (d, 1H). UPLC-MS rt 0.74 (570 [M+H]
+), 純度99%.
N-(2-(((イソプロピル)イミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド7.1d
【0766】
【化141】
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【0767】
ジクロロメタン(2ml)中で中間体H(50mg、0.098mmol)及びイソプロピルアミン(42μl、0.49mmol)から一般ルートCステップ1に従って合成して、化合物7.1dを黄色ガラス状物として得た。UPLC-MS rt 0.83(552[M+H]
+)、純度76%。
【0768】
(実施例19)
N-(2-((イソプロピルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド7D
【0769】
【化142】
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【0770】
メタノール(2ml)中で60分間、7.1d(約0.549mmol)及び水素化ホウ素ナトリウム(4mg、0.106mmol)から一般ルートCステップ2に従って合成し、SPE(SiO
2 2g EtOAc中10%MeOH次いでDCM中10〜20%MeOH)により精製して、化合物7D(33mg、54%)を無色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.09 (d, 6H), 1.32 (s, 9H), 2.86 (m, 1H), 3.03 (dd, 2H), 3.61 (dd, 2H), 3.79 (s, 2H), 4.12 (br s, 2H), 5.12 (br s, 2H), 6.81 (dd, 1H), 7.05 (dd, 1H), 7.19 (m, 4H), 7.30 (m, 2H), 7.54 (s, 1H), 8.11 (dd, 1H) 8.64 (s, 1H). UPLC-MS rt 0.79 (554 [M+H]
+), 純度97%.
N-(2-(((シクロブチル)イミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド7.1e
【0771】
【化143】
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【0772】
ジクロロメタン(2ml)中で中間体H(50mg、0.098mmol)及びシクロブチルアミン(42μl、0.49mmol)から一般ルートCステップ1に従って合成して、化合物7.1eを黄色ガラス状物として得た。UPLC-MS rt 0.85(564[M+H]
+)、純度87%。
【0773】
(実施例20)
N-(2-((シクロブチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド7E
【0774】
【化144】
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【0775】
メタノール(2ml)中で60分間、7.1e(約0.549mmol)及び水素化ホウ素ナトリウム(4mg、0.106mmol)から一般ルートCステップ2に従って合成し、SPE(SiO
2 2g EtOAc中10%MeOH次いでDCM中10〜20%MeOH)により精製して、化合物7E(41mg、74%)を無色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.32 (s, 9H), 1.70 (m, 4H), 2.19 (m, 2H), 3.03 (dd, 2H), 3.26 (m, 1H), 3.62 (dd, 2H), 3.72 (s, 2H), 4.12 (br s, 2H), 5.09 (br s, 2H), 6.82 (dd, 1H), 7.01 (dd, 1H), 7.20 (m, 4H), 7.30 (m, 2H), 7.51 (br s, 1H), 8.11 (dd, 1H) 8.68 (br s, 1H). UPLC-MS rt 0.81 (566 [M+H]
+), 純度96%.
N-(2-((d
3-メチルイミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド7.1f
【0776】
【化145】
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【0777】
ジクロロメタン(3ml)中で中間体H(51mg、0.095mmol)、d
3-メチルアミン塩酸塩(20mg、0.285mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(88μl、0.47mmol)から一般ルートCステップ1に従って合成して、化合物7.1fを黄色ガラス状物として得た。UPLC-MS rt 0.78(527[M+H]
+)、純度86%。
【0778】
(実施例21)
N-(2-((d
3-メチルアミノ)-d
1-メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド7F
【0779】
【化146】
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【0780】
60分間d
4-メタノール(2ml)中で重水素化ホウ素ナトリウム(6.2mg、0.147mmol)を使用した以外は、7.1f(約0.095mmol)から一般ルートCステップ2に従って合成し、SPE(STMAd 2g、MeOH次いでMeOH中NH
3)により精製して、化合物7F(30mg、60%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.32 (s, 9H), 3.05 (d, 2H), 3.50 (d, 2H), 3.70 (s, 1H), 4.11 (br s, 2H), 4.97 (br s, 2H), 6.86 (dd, 1H), 7.10 (dd, 1H), 7.20 (m, 2H), 7.28 (m, 2H), 7.33 (m, 2H), 7.52 (s, 1H), 8.02 (dd, 1H). UPLC-MS (CSH 2-50%) rt 0.59 (530 [M+H]
+), 純度98%.
中間体Iの合成
【0781】
【化147】
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【0782】
1-ブロモ-2-(1,1-ジメトキシエチル)ベンゼン8.2
【0783】
【化148】
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【0784】
2-ブロモアセトフェノン8.1(876mg、4.4mmol)をメタノール(6ml)に溶解し、p-トルエンスルホン酸一水和物(84mg、0.44mmol)及びオルトギ酸トリメチル(10ml)を加えた。溶液を60℃に3時間加温した。混合物を氷水上で冷却し、次いでトリエチルアミン(1ml)を加えた。揮発物を除去し、次いで混合物を酢酸エチル及び水で希釈した。水性層を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させて、化合物8.2(1.03g、96%)を無色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.68 (s, 3H), 3.20 (s, 6H), 7.12 (td, 1H), 7.30 (td, 1H), 7.60 (dd, 1H), 7.79 (dd, 1H).
2-(1,1-ジメトキシエチル)ベンズアルデヒド8.3
【0785】
【化149】
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【0786】
化合物8.2(830mg、3.39mmol)をアルゴン雰囲気下乾燥テトラヒドロフラン(10ml)に溶解し、次いでドライアイス/アセトン上で冷却した。内温が-60℃未満に維持されるように、これにn-ブチルリチウムの溶液(2.04ml、5.09mmol、ヘキサン中2.5M)を滴下添加した(10分添加)。反応物をドライアイス/アセトン上で60分間撹拌した。これにN,N-ジメチルホルムアミド(0.525ml、6.78mmol)を一度に加えた。混合物をドライアイス/アセトン上で60分間撹拌した後、18時間かけて室温に加温した。水を加え、次いで混合物を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させて、化合物8.3(634mg、96%)をわら色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.70 (s, 3H), 3.23 (s, 6H), 7.40 (t, 1H), 7.54 (dt, 1H), 7.64 (dd, 1H), 7.86 (dd, 1H), 10.64 (s, 1H).
メチル2-((2-(1,1-ジメトキシエチル)ベンジル)アミノ)アセテート8.4
【0787】
【化150】
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【0788】
化合物8.3(634mg、3.26mmol)をアルゴン雰囲気下ジクロロメタン(25ml)に溶解した。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.14ml、6.52mmol)を、続いてメチルグリシネート塩酸塩(777mg、6.19mmol)及び硫酸マグネシウム(過剰)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(1.1g、5.2mmol)を加え、混合物を室温で18時間撹拌した。混合物を水中に注ぎ入れ、水性層をジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させて、化合物8.4(717g、82%)を淡いわら色のゴム状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.88 (s, 3H), 3.23 (s, 6H), 3.50 (s, 2H), 3.72 (s, 3H), 3.98 (s, 2H), 7.27 (m, 2H), 7.39 (m, 1H), 7.54 (m, 1H).
メチル2-(N-(2-(1,1-ジメトキシエチル)ベンジル)ピバルアミド)アセテート8.5
【0789】
【化151】
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【0790】
化合物8.4(685mg、2.56mmol)をアルゴン雰囲気下ジクロロメタン(40ml)に溶解し、次いでN,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.34ml、7.68mmol)を加えた。トリメチルアセチルクロリド(0.38ml、3.07mmol)を滴下添加した。混合物を室温で3時間撹拌し、この後TLCにより完結していた。混合物を水中に注ぎ入れ、水性層をジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させて、化合物8.5(1.012g、定量的)を黄色ゴム状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.32 (s, 9H), 1.52 (s, 3H), 3.20 (s, 6H), 3.72 (s, 3H), 5.02 (br s, 2H), 7.27 (m, 3H), 7.60 (dd, 1H) - 1つのシグナルはつぶれて見えない.
2-(N-(2-(1,1-ジメトキシエチル)ベンジル)ピバルアミド)酢酸8.6
【0791】
【化152】
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【0792】
化合物8.5(500mg、1.40mmol)をメタノール(5ml)に溶解し、次いで2.5M水酸化ナトリウム(0.84ml、2.1mmol)を加えた。混合物を室温で3時間撹拌し、この後TLCにより完結していた。混合物を水で希釈し、10%硫酸水素カリウムを用いてpHをpH4に極めて注意深く調節した。pH4になった時点で、水溶液を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、注意深く蒸発させた(30℃水浴、乾固はしていない)。化合物は安定ではないので、化合物8.6を次のステップに直接使用した。
N-(2-(1,1-ジメトキシエチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド8.7
【0793】
【化153】
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【0794】
化合物8.6(約1.40mmol)をアルゴン雰囲気下N,N-ジメチルホルムアミド(15ml)に溶解し、次いでN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.73ml、4.2mmol)を加えた。EDCI.HCl(322mg、1.68mmol)及びHOAt(229mg、1.68mmol)を、続いて中間体E(387mg、1.54mmol)を加えた。混合物を室温で3日間撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れた。水性層を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物を水で3回洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカ300ml、2:1ヘプタン/アセトン)により精製して、化合物8.7(247mg、31%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.34 (s, 9H), 1.59 (s, 3H), 3.03 (m, 2H), 3.22 (s, 6H), 3.60 (m, 4H), 5.10 (br s, 2H), 6.61 (m, 1H), 6.68 (m, 1H), 7.05 (m, 2H), 7.18 (m, 1H), 7.28 (m, 1H), 7.32 (m, 2H), 8.05 (br s, 1H), 8.12 (m, 1H), 8.62 (br s, 1H).
N-(2-アセチルベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド中間体I
【0795】
【化154】
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【0796】
化合物8.7(247mg、0.43mmol)をアセトン(15ml)に溶解し、次いでp-トルエンスルホン酸一水和物(89mg、0.47mmol)を加えた。混合物を室温で4時間撹拌した。追加のp-トルエンスルホン酸一水和物(33mg、0.17mmol)を加えた。1時間後に変化は無かった。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れた。水性層を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させて、化合物中間体I(89mg、39%)を無色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.31 (s, 9H), 2.64 (s, 3H), 3.04 (dd, 2H), 3.63 (dd, 2H), 4.05 (s, 2H), 5.23 (s, 2H), 6.82 (dd, 1H), 7.07 (dd, 1H), 7.25 (m, 3H), 7.42 (t, 1H), 7.54 (m, 2H), 7.89 (d, 1H), 8.11 (dd, 1H), 8.63 (br s, 1H). UPLC-MS rt 0.75 (524 [M+H]
+), 純度90%.
【0797】
【化155】
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【0798】
(実施例22)
N-(2-(1-アミノエチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド9A
【0799】
【化156】
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【0800】
中間体I(83mg、0.17mmol)をメタノール(3.5ml)に溶解し、次いで酢酸アンモニウム(131mg、1.7mmol)及びシアノ水素化ホウ素ナトリウム(21mg、0.34mmol)を加えた。混合物を還流状態で18時間撹拌した。追加の酢酸アンモニウム(131mg、1.7mmol)及びシアノ水素化ホウ素ナトリウム(21mg、0.34mmol)を加え、混合物を50℃で72時間撹拌した。混合物を水中に注ぎ入れ、水性層をジクロロメタンで抽出した。有機抽出物を蒸発させ、残留物を分取HPLC(XBridge C18、ID19mm、長さ150mm、流速20ml/分:8分かけて[NH
4OHを含むNH
4HCO
3]中40〜60%MeCN)により精製して、化合物9B(15mg、17%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.34 (m, 12H), 3.05 (dd, 2H), 3.49 (dd, 2H), 4.09 (br s, 2H), 4.29 (q, 1H), 4.96 (m, 2H), 6.86 (dt, 1H), 7.12 (m, 2H), 7.23 (m, 2H), 7.32 (t, 2H), 7.53 (m, 2H), 8.03 (d, 1H). UPLC-MS (長期実行) rt 1.86 (526 [M+H]
+), 純度99%.
【0801】
(実施例23)
N-(2-(1-(メチルアミノ)エチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド9B
【0802】
【化157】
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【0803】
中間体I(42mg、0.08mmol)をエタノール中メチルアミン(2ml、33%溶液、過剰)に溶解し、次いで4Åモレキュラーシーブスを加えた。混合物を室温で22時間撹拌した。UPLC-MSは20%転化率を示したので、更にエタノール中メチルアミン(0.5ml、33%溶液)を加え、室温で24時間撹拌した。UPLC-MSは50%転化率を示したので、反応物を飽和重炭酸ナトリウム中にデカントし、水性層をジクロロメタンで3回抽出した。有機抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。UPLC-MS(CSH) rt 0.46(538[M+H]
+)。
【0804】
粗製の残留物をメタノール(2ml)に溶解し、水素化ホウ素ナトリウム(5mg、0.132mmol)をアルゴン下で加えた。室温で1.5時間撹拌した後、混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、水性層をジクロロメタンで3回抽出した。有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物を(SiO
2 2g EtOAc中0〜10%MeOH次いでDCM中10%MeOH続いてSCX-2 500mg MeOHからMeOH中アンモニア)で精製して、化合物9A(6mg、14%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.30 (m, 12H), 2.20 (s, 3H), 3.05 (dd, 2H), 3.50 (dd, 2H), 3.92 (q, 1H), 4.10 (br s, 2H), 4.98 (br d, 2H), 6.88 (dd, 1H), 7.20 (m, 6H), 7.50 (m, 2H), 8.03 (d, 1H). UPLC-MS (CSH) rt 0.47 (540 [M+H]
+), 純度96%.
【0805】
(実施例24)
N-(2-(1-(ジメチルアミノ)エチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド9C
【0806】
【化158】
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【0807】
中間体I(43mg、0.082mmol)をジメチルアミン塩酸塩(20mg、0.246mmol)及びチタンイソプロポキシド(39ml、0.131mmol)と混合した。最初はしっかり混合しなかったので、少量のジクロロメタン(0.5ml)を加えた。混合物を室温で18時間撹拌した。揮発物を除去し、メタノール(0.75ml)をアルゴン下で加え、続いて水素化ホウ素ナトリウム(4mg、0.108mmol)を加えた。室温で21時間撹拌した後、混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、水性層を酢酸エチルで3回抽出した。有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物を精製(SiO
2 2g EtOAc中0〜10%MeOH、次いでDCM中10%MeOH続いて500mg SCX-2 MeOHからMeOH中アンモニア)して、化合物9C(4mg、9%)を無色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 1.28 (s, 9H), 1.32 (s, 3H), 2.17 (s, 6H), 3.03 (dd, 2H), 3.60 (m, 3H), 3.81 (br s, 1H), 4.36 (br s, 1H), 4.84 (br d, 1H), 5.46 (br s, 1H), 6.80 (dd, 1H), 7.07 (m, 2H), 7.19 (m, 2H), 7.27 (m, 1H), 7.40 (m, 1H), 7.56 (d, 1H), 8.11 (d, 1H), 8.69 (br s, 1H), 8.83 (br s, 1H). UPLC-MS (CSH) rt 0.81 (554 [M+H]
+), 純度100%.
【0808】
(実施例25)
N-(2-(1-(アゼチジン-1-イル)エチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド9D
【0809】
【化159】
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【0810】
中間体I(43mg、0.082mmol)をジクロロメタン(1.5ml)に溶解し、次いでアゼチジン塩酸塩(23mg、0.246mmol)を、続いてトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(28mg、0.131mmol)及び硫酸ナトリウムを加えた。混合物を室温で3日間撹拌した。2滴の酢酸を加え、次いで室温で24時間撹拌した。追加のトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(28mg、0.131mmol)を加え、室温で18時間撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、水性層をジクロロメタンで3回抽出した。有機抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物を精製(SiO
2 2g EtOAc中0〜10%MeOH、次いでDCM中10〜15%MeOH次いでDCM中15%アンモニア及びMeOH;続いて500mg SCX-2 MeOHからMeOH中アンモニア)して、化合物9D(15mg、32%)を無色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.17 (d, 3H), 1.34 (s, 9H), 2.02 (m, 2H), 3.04 (dd, 2H), 3.11 (m, 4H), 3.47 (m, 1H), 3.61 (m, 2H), 4.05 (br m, 2H), 5.08 (s, 2H), 6.81 (dd, 1H), 7.09 (t, 2H), 7.24 (m, 4H), 7.54 (m, 2H), 8.13 (d, 1H), 8.62 (br s, 1H), 9.56 (br s, 1H). UPLC-MS rt 0.77 (566 [M+H]
+), 純度98%.
中間体酸AからMの合成
酸A
【0811】
【化160】
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【0812】
ベンジル2-(アミノメチル)ベンジルカルバメート10.2
【0813】
【化161】
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【0814】
o-キシリレンジアミン10.1(1.04g、7.64mmol)を乾燥ジクロロメタン(50ml)に溶解し、トリエチルアミン(1.0ml、7.2mmol)を加えた。溶液を5℃(氷/水)で撹拌し、次いでクロロギ酸ベンジル(1.0ml、7.0mmol)を乾燥DCM(25ml)中溶液として15分かけて滴下添加した。混合物を室温で2日間撹拌した。揮発物を除去し、残留物を酢酸エチルと2M水酸化ナトリウムとの間で分配した。有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(DCM中0〜10%MeOH、次いでアンモニアを含むDCM中10%MeOH)により精製して、化合物10.2(0.706g、37%)をオレンジ色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.75 (br s, 2H), 3.93 (s, 2H), 4.42 (d, 2H), 5.09 (s, 2H), 6.88 (br s, 1H), 7.33 (m, 9H).
エチル2-((2-((((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)メチル)ベンジル)アミノ)アセテート10.3
【0815】
【化162】
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【0816】
化合物10.2(353mg、1.31mmol)を乾燥テトラヒドロフラン(3ml)に溶解し、トリエチルアミン(0.36ml、2.6mmol)を加えた。エチルブロモアセテート(0.14ml、1.3mmol)を滴下添加した。混合物を室温で3日間撹拌した。反応混合物を水中に注ぎ入れ、酢酸エチルで3回抽出した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(DCM中0〜10%MeOH、次いでアンモニアを含むDCM中10%MeOH)により精製して、化合物10.3(436mg、94%)をオレンジ色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.23 (t, 3H), 3.40 (s, 2H), 3.81 (s, 2H), 4.16 (q, 2H), 4.43 (d, 2H), 5.09 (s, 2H), 6.81 (m, 1H), 7.33 (m, 9H).
エチル2-(N-(2-((((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)メチル)ベンジル)ピバルアミド)アセテート10.4
【0817】
【化163】
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【0818】
化合物10.3(436mg、1.22mmol)をアルゴン雰囲気下ジクロロメタン(5ml)に溶解し、次いでN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.64ml、3.7mmol)を加えた。トリメチルアセチルクロリド(0.18ml、1.46mmol)を滴下添加し、次いで混合物を室温で18時間撹拌した。混合物を水中に注ぎ入れ、水性層をジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機抽出物を20%クエン酸水溶液、水、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させて、化合物10.4(588mg、定量的)を黄色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.22 (t, 3H), 1.26 (s, 9H), 3.95 (br s, 2H), 4.16 (q, 2H), 4.35 (br d, 2H), 4.84 (br s, 2H), 5.12 (s, 2H), 7.12 (m, 1H), 7.28 (m, 9H).
2-(N-(2-((((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)メチル)ベンジル)ピバルアミド)酢酸である酸A
【0819】
【化164】
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【0820】
化合物10.4(285mg、0.65mmol)を1:1メタノール/テトラヒドロフラン(2ml)に溶解し、次いで水酸化リチウム一水和物(95mg、2.30mmol)を加えた。混合物を室温で18時間撹拌した。揮発物を除去し、次いで残留物を水に溶解し、酢酸エチルで2回洗浄した。水性層を2M HClでpH2に酸性化し、次いで酢酸エチルで2回抽出した。有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させ、次いでトルエンで2回共沸させて、酸A化合物(199mg、75%)を灰白色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.25 (br s, 9H), 3.88 (br s, 2H), 4.28 (br s, 2H), 4.89 (br s, 2H), 5.08 (s, 2H), 7.12 (m, 1H), 7.28 (m, 9H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.56 (413 [M+H]
+), 純度94%.
酸B及び中間体J
【0821】
【化165】
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【0822】
メチル2-((2-ブロモベンジル)アミノ)アセテート11.2
【0823】
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
【0824】
2-ブロモベンズアルデヒド11.1(16.8g、90.8mmol)をメタノール(260ml)に溶解し、次いでメチルグリシネート塩酸塩(34g、272.4mmol)及びシアノ水素化ホウ素ナトリウム(8.6g、136.2mmol)を加え、混合物を室温で18時間撹拌した。反応混合物を重炭酸ナトリウム水溶液中に注ぎ入れ、ジクロロメタンで2回抽出した。有機抽出物を2M HClで3回抽出した。水溶液を炭酸ナトリウムで塩基性化し、次いでジクロロメタンで3回抽出した。この有機抽出物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、化合物11.2(9.5g、41%)をオレンジ色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 3.44 (s, 2H), 3.71 (s, 3H), 3.89 (s, 2H), 7.12 (td, 1H), 7.28 (td, 1H), 7.38 (dd, 1H), 7.53 (dd, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.73 (258, 260 [M+H]
+), 純度97%.
メチル2-(N-(2-ブロモベンジル)ピバルアミド)アセテート中間体J
【0825】
【化167】
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【0826】
化合物11.2(9.5g、36.8mmol)をアルゴン雰囲気下ジクロロメタン(200ml)に溶解し、次いでN,N-ジイソプロピルエチルアミン(22.5ml、128.8mmol)を加え、混合物を5℃(氷/水)で撹拌した。トリメチルアセチルクロリド(4.6ml、36.8mmol)を滴下添加し、次いで混合物を室温で18時間撹拌した。混合物を20%クエン酸水溶液、飽和重炭酸ナトリウム、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(9:1から1:1ヘプタン/EtOAc)により精製して、化合物中間体J(11.8g、94%)を黄色ゴム状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.28 (s, 9H), 3.73 (s, 3H), 3.95 (br s, 2H), 4.82 (s, 2H), 7.16 (m, 2H), 7.32 (t, 1H), 7.56 (d, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.87 (342, 344 [M+H]
+), 純度99%.
2-(N-(2-ブロモベンジル)ピバルアミド)酢酸である酸B
【0827】
【化168】
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【0828】
化合物中間体J(8.0g、23.38mmol)をメタノール(60ml)に溶解し、次いで2.5M水酸化ナトリウム(12ml、30.0mmol)を加え、混合物を室温で18時間撹拌した。混合物を水及びジクロロメタンで希釈した。水溶液をジクロロメタンで洗浄し、次いで20%クエン酸水溶液でpH4に酸性化した。水性層をジクロロメタンで3回抽出した。この有機抽出物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させて、酸B化合物(6.8g、89%)を灰白色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.29 (s, 9H), 3.98 (br s, 2H), 4.83 (s, 2H), 7.16 (m, 2H), 7.33 (t, 1H), 7.57 (d, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.51 (328, 330 [M+H]
+), 純度99%.
酸C
【0829】
【化169】
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【0830】
N-アリル-N-(2-ブロモフェネチル)プロパ-2-エン-1-アミン12.2
【0831】
【化170】
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【0832】
2-ブロモフェネチルアミン12.1(2.63g、13.1mmol)を乾燥トルエン(50ml)に溶解し、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(5.4ml、31.0mmol)を加えた。アリルブロミド(10.8ml、125.0mmol)を滴下添加し、次いで混合物を還流状態で4時間撹拌し、次いで室温に18時間冷却した。反応混合物を濾過し、トルエンで洗浄した。残留物をジクロロメタンと水との間で分配し、次いで水溶液をジクロロメタンで2回抽出した。有機抽出物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(9:1から7:3ヘプタン/EtOAc)により精製して、化合物12.2(0.466g、13%)を黄色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 2.67 (m, 2H), 2.93 (m, 2H), 3.20 (m, 4H), 5.19 (m, 4H), 5.90 (m, 2H), 7.05 (m, 1H), 7.21 (m, 2H), 7.50 (d, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 1.05 (280, 282 [M+H]
+), 純度98%.
2-(2-(ジアリルアミノ)エチル)ベンズアルデヒド12.3
【0833】
【化171】
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【0834】
化合物12.2(157mg、0.56mmol)を乾燥テトラヒドロフラン(2ml)に溶解し、-78℃(ドライアイス、アセトン)に冷却した。nブチルリチウム(ヘキサン中2.5M、0.34ml、0.85mmol)を滴下添加し、次いで混合物を-78℃で1時間撹拌した。乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(0.1ml、1.29mmol)を加え、次いで-78℃で1時間撹拌を続けた後、室温に1時間した。反応混合物を水でクエンチし、次いで室温で18時間撹拌した。混合物を水中に注ぎ入れ、酢酸エチルで3回抽出した。有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、化合物12.3(116mg、90%)をオレンジ色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 3.00 (br m, 8H), 5.19 (m, 4H), 5.88 (m, 2H), 7.17 (t, 1H), 7.36 (t, 1H), 7.50 (dt, 1H), 7.82 (dd, 1H), 10.22 (s, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.88 (230 [M+H]
+), 純度82%.
メチル2-((2-(2-(ジアリルアミノ)エチル)ベンジル)アミノ)アセテート12.4
【0835】
【化172】
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【0836】
化合物12.3(116mg、0.516mmol)をメタノール(2ml)に溶解し、次いでメチルグリシネート塩酸塩(191mg、1.52mmol)及びシアノ水素化ホウ素ナトリウム(55mg、0.88mmol)を加え、混合物を室温で18時間撹拌した。反応混合物を水中に注ぎ入れ、2M HClでpHを4に調節し、次いでジクロロメタンで2回洗浄した。水溶液を炭酸ナトリウムで塩基性化し、次いでジクロロメタンで2回抽出した。この有機抽出物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、化合物12.4(53mg、35%)を無色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 2.73 (m, 4H), 3.18 (d, 4H), 3.44 (s, 2H), 3.74 (s, 3H), 3.79 (s, 2H), 5.18 (m, 4H), 5.88 (m, 2H), 7.21 (m, 4H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.84 (303 [M+H]
+), 純度80%.
メチル2-(N-(2-(2-(ジアリルアミノ)エチル)ベンジル)ピバルアミド)アセテート12.5
【0837】
【化173】
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【0838】
化合物12.4(54mg、0.18mmol)をアルゴン雰囲気下ジクロロメタン(1ml)に溶解し、次いでN,N-ジイソプロピルエチルアミン(93μl、0.53mmol)を加えた。トリメチルアセチルクロリド(26μl、0.21mmol)を滴下添加し、次いで混合物を室温で4日間撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、次いでジクロロメタンで3回抽出した。有機抽出物を蒸発させて、化合物12.5(68mg、99%)を無色油状物として得た。UPLC-MS(短期基礎) rt 0.96(387[M+H]
+)、純度89%。
2-(N-(2-(2-(ジアリルアミノ)エチル)ベンジル)ピバルアミド)酢酸である酸C
【0839】
【化174】
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【0840】
化合物12.5(68mg、0.176mmol)をメタノール(1ml)に溶解し、次いで2.5M水酸化ナトリウム(0.22ml、0.55mmol)を加え、混合物を室温で18時間撹拌した。揮発物を除去し、物質を水で希釈し、2M HClでpHを5に調節した。次いでこれを濃縮乾固して、酸C化合物(0.176mmolと想定)をガラス状物として得た。直接使用した。
酸D
【0841】
【化175】
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【0842】
エチル2-((2-((ジメチルアミノ)メチル)ベンジル)アミノ)アセテート13.2
【0843】
【化176】
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【0844】
1-(2-アミノメチル)フェニル-N,N-ジメチルメタンアミン二塩酸塩13.1(250mg、1.52mmol)を乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(5ml)に溶解し、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.18g、9.13mmol)を加えた。エチルブロモアセテート(288mg、1.37mmol)を滴下添加した。混合物を室温で5時間撹拌した。反応混合物を水中に注ぎ入れ、酢酸エチルで3回抽出した。有機層を塩化アンモニウムで2回洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、化合物13.2(110mg、29%)をオレンジ色油状物として得た。HPLC-MS(長期基礎) rt 1.66(251[M+H]
+)。直接使用した。
エチル2-(N-(2-((ジメチルアミノ)メチル)ベンジル)ピバルアミド)アセテート13.3
【0845】
【化177】
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【0846】
化合物13.2(110mg、0.439mmol)をアルゴン雰囲気下ジクロロメタン(3ml)に溶解し、次いでN,N-ジイソプロピルエチルアミン(113mg、0.87mmol)を加えた。トリメチルアセチルクロリド(79.5mg、0.669mmol)を滴下添加し、次いで混合物を室温で3日間撹拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム中に注ぎ入れ、次いでジクロロメタンで3回抽出した。有機抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物を逆相クロマトグラフィー(C18カートリッジ30g、アセトニトリル/重炭酸アンモニウムを含むpH10緩衝液)により精製して、化合物13.3(50mg、34%)を無色油状物として得た。UPLC-MS(短期基礎) rt 0.93(335[M+H]
+)。
2-(N-(2-((ジメチルアミノ)メチル)ベンジル)ピバルアミド)酢酸である酸D
【0847】
【化178】
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【0848】
化合物13.3(50mg、0.149mmol)をメタノール(4ml)に溶解し、次いで2M水酸化ナトリウム(0.22ml、0.45mmol)を加え、混合物を室温で18時間撹拌した。反応物を2M HClでpH5にクエンチし、次いで濃縮乾固した。これを逆相クロマトグラフィー(C18カートリッジ30g、アセトニトリル/重炭酸アンモニウムを含むpH10緩衝液)により精製して、酸D化合物(40mg、88%)をガラス状物として得た。UPLC-MS(短期基礎) rt 0.49(307[M+H]
+)、純度94%。
酸E
【0849】
【化179】
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【0850】
tert-ブチル8-ブロモ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-カルボキシレート14.2
【0851】
【化180】
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【0852】
8-ブロモ-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン14.1(200mg、0.804mmol)をテトラヒドロフラン(4ml)及び飽和重炭酸ナトリウム(2ml)に懸濁し、次いでジ-t-ブチルジカルボネート(263mg、1.21mmol)をTHF(2ml)中溶液として加え、混合物を室温で42時間撹拌した。反応混合物を水中に注ぎ入れ、酢酸エチルで3回抽出した。有機抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(ヘプタン/DCM 0〜80%)により精製して、化合物14.2(200mg、80%)を無色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 1.30 (s, 9H), 2.82 (m, 2H), 3.63 (m, 2H), 4.60 (m, 2H), 7.05 (m, 2H), 7.39 (d, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 1.01 (255, 257 [M-tBu+H]
+), 純度96%.
tert-ブチル8-ホルミル-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-カルボキシレート14.3
【0853】
【化181】
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【0854】
化合物14.2(200mg、0.64mmol)を乾燥テトラヒドロフラン(10ml)に溶解し、-78℃(ドライアイス、アセトン)に冷却した。nブチルリチウム(ヘキサン中2.4M、0.40ml、0.96mmol)を滴下添加し、次いで混合物を-78℃で1時間撹拌した。乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(0.1ml、1.29mmol)を加え、次いで-78℃で30分間撹拌を続けた後、室温に1時間した。反応混合物を水でクエンチし、次いで酢酸エチルで3回抽出した。有機抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(DCM/EtOAc5%)により精製して、化合物14.3(80mg、45%)を無色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 1.35 (s, 9H), 2.90 (m, 2H), 3.65 (m, 2H), 5.02 (s, 2H), 7.36 (m, 2H), 7.67 (t, 1H), 10.13 (s, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.85 (262 [M+H]
+), 純度95%.
tert-ブチル8-(((2-メトキシ-2-オキソエチル)アミノ)メチル)-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-カルボキシレート14.4
【0855】
【化182】
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【0856】
化合物14.3(80mg、0.306mmol)をジクロロメタン(5ml)に溶解し、次いでN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.20ml、1.22mmol)及びグリシンメチルエステル塩酸塩(115mg、0.918mmol)を、続いて硫酸マグネシウムを加えた。混合物を室温で4時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(97mg、0.46mmol)を加え、室温で72時間撹拌を続けた。反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、次いでジクロロメタンで抽出した。有機抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。UPLC-MSはイミンとアミンとの1:1混合物であることを示した。ジクロロメタン中でトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムを用いる条件を繰り返しても比は上昇しなかった。残留物をメタノール(10ml)に溶解し、氷/水上で冷却し、次いで水素化ホウ素ナトリウム(7mg、0.18mmol)を加え、混合物を室温で1.5時間撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウムで洗浄した。水溶液を酢酸エチルで抽出し、次いで有機抽出物を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、化合物14.4(150mg、定量的)を黄色油状物として得た。直接使用した。UPLC-MS(短期基礎) rt 0.83(335[M+H]
+)。
tert-ブチル8-((N-(2-メトキシ-2-オキソエチル)ピバルアミド)メチル)-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-カルボキシレート14.5
【0857】
【化183】
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【0858】
化合物14.4(148mg、約0.407mmol)をアルゴン雰囲気下ジクロロメタン(3ml)に溶解し、次いでN,N-ジイソプロピルエチルアミン(140μl、0.80mmol)を加えた。トリメチルアセチルクロリド(50μl、0.40mmol)を滴下添加し、次いで混合物を室温で3時間撹拌した。UPLC-MSはアミンが消費されていることを示した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、次いでジクロロメタンで3回抽出した。有機抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカSPE(SiO
2 5g SPE、DCM中15%EtOAc)により精製して、化合物14.5(35mg、20%)を無色ゴム状物として得た。UPLC-MS(短期基礎) rt 0.93(419[M+H]
+)、純度80%。
2-(N-((2-(tert-ブトキシカルボニル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-8-イル)メチル)ピバルアミド)-酢酸である酸E
【0859】
【化184】
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【0860】
化合物14.5(35mg、0.084mmol)をメタノール(3ml)に溶解し、次いで2.5M水酸化ナトリウム(50μl、0.125mmol)を加え、混合物を室温で18時間撹拌した。UPLC-MSは加水分解が完結していないことを示したので、追加の2.5M水酸化ナトリウム(50μl、0.125mmol)を加え、混合物を室温で72時間撹拌した。反応物を酢酸エチルで希釈し、飽和塩化アンモニウムで洗浄した。水溶液を酢酸エチルで2回抽出した。有機抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させて、酸E化合物(約0.084mmol)をガラス状物として得、これを直接使用した。UPLC-MS(短期基礎) rt 0.59(405[M+H]
+)。
酸F
【0861】
【化185】
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【0862】
メチル2-((2-ブロモ-3-フルオロベンジル)アミノ)アセテート15.2
【0863】
【化186】
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【0864】
2-ブロモ-3-フルオロベンズアルデヒド15.1(1.05g、5.07mmol)をメタノール(14ml)に溶解し、次いでメチルグリシネート塩酸塩(1.88g、15.0mmol)及びシアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.50g、7.96mmol)を加え、混合物を室温で18時間撹拌した。反応混合物を水中に注ぎ入れ、次いで2M HClでpHを4に調節した。これをジクロロメタンで洗浄した。水溶液を炭酸ナトリウムでpHを8に調節し、次いでジクロロメタンで3回抽出した。この有機抽出物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、化合物15.2(330mg、23%)を黄色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 3.45 (s, 2H), 3.73 (s, 3H), 3.93 (s, 2H), 7.17 (m, 3H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.74 (276, 278 [M+H]
+), 純度95%.
メチル2-(N-(2-ブロモ-3-フルオロベンジル)ピバルアミド)アセテート15.3
【0865】
【化187】
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【0866】
化合物15.2(330mg、1.20mmol)をアルゴン雰囲気下ジクロロメタン(3ml)に溶解し、次いでN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.62ml、3.5mmol)を加えた。トリメチルアセチルクロリド(0.18ml、1.5mmol)を滴下添加し、次いで混合物を室温で18時間撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、次いで酢酸エチルで3回抽出した。有機抽出物を水、20%クエン酸水溶液、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(1:1EtOAc/ヘプタン)により精製して、化合物15.3(310mg、72%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.25 (s, 9H), 3.72 (s, 3H), 3.93 (br s, 2H), 4.80 (br s, 2H), 7.06 (m, 1H), 7.14 (t, 1H), 7.39 (m, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.88 (360, 362 [M+H]
+), 純度90%.
2-(N-(2-ブロモ-3-フルオロベンジル)ピバルアミド)酢酸である酸F
【0867】
【化188】
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【0868】
化合物15.3(310mg、0.86mmol)をTHF(2ml)、メタノール(2ml)及び水(2ml)に溶解し、次いで水酸化リチウム一水和物(109mg、2.59mmol)を加え、混合物を室温で18時間撹拌した。揮発物を除去し、残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(ジクロロメタン中10〜20%メタノール)により精製して、粗生成物の酸F(238mg、80%)を得、これを直接使用した。UPLC-MS(短期基礎) rt 0.52(344[M-H]
-)、純度90%。
酸G
【0869】
【化189】
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【0870】
tert-ブチル2-((2-((1H-イミダゾール-1-イル)メチル)ベンジル)アミノ)アセテート16.2
【0871】
【化190】
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【0872】
(2-((1H-イミダゾール-1-イル)メチル)フェニル)メタンアミン二塩酸塩16.1(200mg、0.76mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(596mg、4.61mmol)を乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(5ml)に溶解した。tert-ブチルブロモアセテート(135mg、0.69mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(1ml)中溶液をゆっくり加えた。混合物を室温で18時間撹拌した。反応混合物を他のバッチの物質(0.192mmol)と合わせ、飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、酢酸エチルで3回抽出した。有機抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、化合物16.2(100mg、22%)を淡黄色固体として得た。UPLC-MS(短期基礎) rt 0.58(302[M+H]
+)。直接使用した。
tert-ブチル2-(N-(2-((1H-イミダゾール-1-イル)メチル)ベンジル)ピバルアミド)アセテート16.3
【0873】
【化191】
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【0874】
化合物16.2(50mg、0.166mmol)をアルゴン雰囲気下ジクロロメタン(3ml)に溶解し、次いでN,N-ジイソプロピルエチルアミン(43mg、0.332mmol)を加えた。トリメチルアセチルクロリド(30mg、0.249mmol)を加え、次いで混合物を室温で終夜撹拌した。更にトリメチルアセチルクロリド(20mg、0.166mmol)を加えた。UPLCは反応が完結していないことを示した。混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、ジクロロメタンで3回抽出した。有機抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をピリジン(1ml)に溶解し、トリメチルアセチルクロリド(96mg、0.797mmol)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌し、次いで蒸発させた。残留物を水に溶解し、酢酸エチルで3回抽出した。有機抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。粗製の残留物を逆相クロマトグラフィー(C18カートリッジ30g、アセトニトリル/重炭酸アンモニウムを含むpH10緩衝液)により精製して、化合物16.3(80mg、83%)を白色固体として得た。UPLC-MS(長期基礎) rt 2.02(386[M+H]
+)。直接使用した。
2-(N-(2-((1H-イミダゾール-1-イル)メチル)ベンジル)ピバルアミド)酢酸である酸G
【0875】
【化192】
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【0876】
化合物16.3(80mg、0.207mmol)をメタノール(3ml)に溶解し、次いで2M水酸化ナトリウム(0.311ml、0.622mmol)を加え、混合物を室温で2日間撹拌した。混合物を2M HCl水溶液でpH5に酸性化し、次いで酢酸エチルで2回抽出した。有機抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、蒸発させ、濾過し、濾液を蒸発させて、酸G化合物(40mg、59%)を白色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.29 (s, 9H), 3.98 (s, 2H), 4.72 (s, 2H), 5.25 (s, 2H), 6.95 (m, 2H), 7.25 (m, 2H), 7.35 (m, 4H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.46 (330 [M+H]
+), 純度100%.
酸H
【0877】
【化193】
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【0878】
(S,E/Z)-メチル2-((2-(ジメトキシメチル)ベンジリデン)アミノ)プロパノエート17.1
【0879】
【化194】
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【0880】
L-アラニンメチルエステル塩酸塩(250mg、1.79mmol)をジクロロメタン(8ml)に懸濁し、次いでN,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.25ml、7.16mmol)を加えた。中間体A(0.5g、1.79mmol)を、続いて硫酸マグネシウム(過剰)を加えた。混合物を室温で18時間撹拌した。混合物を濾過し、次いで濾液を水で2回洗浄した。水性層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させて、化合物17.1(1.79mmolと想定)を淡黄色ゴム状物として得た。直接使用した。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.53 (d, 3H), 3.31 (s, 3H), 3.33 (s, 3H), 3.75 (s, 3H), 4.18 (q, 1H), 5.66 (s, 1H), 7.39 (m, 2H), 7.55 (d, 1H), 8.01 (d, 1H), 8.77 (s, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.81 (234 [M-OMe+H]
+).
(S)-メチル2-((2-(ジメトキシメチル)ベンジル)アミノ)プロパノエート17.2
【0881】
【化195】
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【0882】
化合物17.1(約1.79mmol)をアルゴン雰囲気下メタノール(10ml)に溶解し、次いで氷/水上で冷却した。水素化ホウ素ナトリウム(102mg、2.69mmol)を少しずつ加え(注意:激しいガス発生)、混合物を室温で2時間撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れた。水性層をジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物を順相クロマトグラフィー(SiO
2 30g、Isolera、ヘプタン中5〜20%IPA)により精製して、化合物17.2(311mg、65%)を淡いわら色のゴム状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.32 (d, 3H), 3.33 (s, 3H), 3.34 (s, 3H), 3.36 (s, 1H), 3.73 (s, 3H), 3.81 (dd, 2H), 5.63 (s, 1H), 7.28 (m, 2H), 7.34 (m, 1H), 7.57 (m, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.79 (204 [M-2OMe+H]
+).
(S)-メチル2-(N-(2-(ジメトキシメチル)ベンジル)ピバルアミド)プロパノエート17.3
【0883】
【化196】
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【0884】
化合物17.2(311mg、1.16mmol)をアルゴン雰囲気下ジクロロメタン(8ml)に溶解し、次いでN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.61ml、3.49mmol)を加えた。トリメチルアセチルクロリド(0.14ml、1.16mmol)を加え、次いで反応混合物を室温で18時間撹拌した。混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和重炭酸ナトリウムで洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物を順相クロマトグラフィー(Isolera 30g、ヘプタン中5〜30%EtOAc)により精製して、化合物17.3(148mg、37%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.26 (s, 9H), 1.41 (d, 3H), 3.31 (s, 3H), 3.33 (s, 3H), 3.65 (m, 1H), 3.71 (s, 3H), 4.79 (m, 1H), 5.06 (d, 1H), 5.36 (s, 1H), 7.50 (m, 4H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.98 (204フラグメント), 純度90%.
(S)-2-(N-(2-(ジメトキシメチル)ベンジル)ピバルアミド)プロパン酸である酸H
【0885】
【化197】
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【0886】
化合物17.3(148mg、0.422mmol)をメタノール(4ml)に溶解し、次いで1M水酸化ナトリウム(0.85ml、0.85mmol)を加え、反応混合物を50℃で2時間撹拌した。混合物を0.5容量に濃縮し、次いで水で希釈し、2M HClを注意深く加えることによりpHを4に調節した。これを酢酸エチルで抽出した。水溶液を2M HClでpHを4に再度調節し、酢酸エチルで再度抽出し、このpH調節をもう一回繰り返した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過した。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.2ml)及びN,N-ジメチルホルムアミド(2ml)を濾液に加え、濾液を濃縮したが、化合物の分解を避けるために蒸発乾固はせずに酸Hを得、これを直接使用した(0.422mmolと想定)。
酸I
【0887】
【化198】
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【0888】
(R、E/Z)-メチル2-((2-(ジメトキシメチル)ベンジリデン)アミノ)プロパノエート18.1
【0889】
【化199】
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【0890】
D-アラニンメチルエステル塩酸塩(250mg、1.79mmol)をジクロロメタン(8ml)に懸濁し、次いでN,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.25ml、7.16mmol)を加えた。中間体A(0.5g、1.79mmol)を、続いて硫酸マグネシウム(過剰)を加えた。混合物を室温で72時間撹拌した。混合物を濾過し、次いで濾液を水で2回洗浄した。水性層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させて、化合物18.1(1.79mmolと想定)を淡黄色ゴム状物として得た。直接使用した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 1.52 (d, 3H), 3.30 (s, 3H), 3.34 (s, 3H), 3.75 (s, 3H), 4.18 (q, 1H), 5.65 (s, 1H), 7.39 (m, 2H), 7.55 (dd, 1H), 8.00 (dd, 1H), 8.76 (s, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.79 (234 [M-OMe+H]
+).
(R)-メチル2-((2-(ジメトキシメチル)ベンジル)アミノ)プロパノエート18.2
【0891】
【化200】
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【0892】
化合物18.1(約1.79mmol)をアルゴン雰囲気下メタノール(10ml)に溶解し、次いで氷/水上で冷却した。水素化ホウ素ナトリウム(102mg、2.69mmol)を少しずつ加えた(注意:激しいガス発生)。混合物を氷/水上で10分間撹拌し、次いで室温で18時間撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れた。水性層をジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させて、化合物18.2(480mg、定量的)を淡いわら色のゴム状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.32 (d, 3H), 3.33 (s, 3H), 3.34 (s, 3H), 3.36 (s, 2H), 3.73 (m, 4H), 5.63 (s, 1H), 7.40 (m, 4H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.76 (267 [M+H]
+).
(R)-メチル2-(N-(2-(ジメトキシメチル)ベンジル)ピバルアミド)プロパノエート18.3
【0893】
【化201】
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【0894】
化合物18.2(478mg、1.79mmol)をアルゴン雰囲気下ジクロロメタン(10ml)に溶解し、次いでN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.93ml、5.37mmol)を加えた。トリメチルアセチルクロリド(0.22ml、1.79mmol)を加え、次いで反応混合物を室温で18時間撹拌した。混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和重炭酸ナトリウムで洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(9:1から8:2ヘプタン/EtOAc)により精製して、化合物18.3(189mg、30%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 1.29 (s, 9H), 1.40 (d, 3H), 3.31 (s, 3H), 3.33 (s, 3H), 3.65 (m, 1H), 3.71 (s, 3H), 4.79 (m, 1H), 5.06 (d, 1H), 5.36 (s, 1H), 7.50 (m, 4H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.95 (320 [M-OMe+H]
+), 純度83%.
(R)-2-(N-(2-(ジメトキシメチル)ベンジル)ピバルアミド)プロパン酸である酸I
【0895】
【化202】
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【0896】
化合物18.3(189mg、0.54mmol)をメタノール(5ml)に溶解し、次いで1M水酸化ナトリウム(1.08ml、1.08mmol)を加え、反応混合物を50℃で2時間撹拌した。混合物を0.5容量に濃縮し、次いで水で希釈し、2M HClを注意深く加えることにより、pHを4に調節した。これを酢酸エチルで抽出した。水溶液を2M HClでpHを4に再度調節し、酢酸エチルで再度抽出し、このpH調節をもう一回繰り返した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過した。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.2ml)及びN,N-ジメチルホルムアミド(2ml)を濾液に加え、次いで濾液を蒸発させたが、化合物の分解を避けるために乾固はせずに、酸Iを得た-直接使用した(0.54mmolと想定)。
酸J
【0897】
【化203】
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【0898】
1-ブロモ-2-(ジメトキシメチル)-3-フルオロベンゼン19.2
【0899】
【化204】
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【0900】
2-ブロモ-6-フルオロベンズアルデヒド19.1(3g、14.8mmol)をメタノール(20ml)に溶解し、p-トルエンスルホン酸一水和物(270mg、1.48mmol)及びオルトギ酸トリメチル(10ml)を加えた。次いで反応物を3時間加熱還流した。混合物を氷水上で冷却し、次いでトリエチルアミン(3ml)を加えた。揮発物を除去し、次いで混合物をジエチルエーテル及び水で希釈した。水性層をジエチルエーテルで2回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカ150ml、ヘキサン中10%ジエチルエーテル)により精製して、化合物19.2(3.23g、88%)を無色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 3.48 (s, 6H), 5.70 (s, 1H), 7.07 (dt, 1H), 7.15 (m, 1H), 7.35 (dd, 1H).
2-(ジメトキシメチル)-3-フルオロベンズアルデヒド19.3
【0901】
【化205】
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【0902】
化合物19.2(3.23g、13.02mmol)をアルゴン雰囲気下乾燥テトラヒドロフラン(30ml)に溶解し、次いでドライアイス/アセトン上で冷却した。内温が-60℃未満に維持されるように、これにn-ブチルリチウムの溶液(ヘキサン中2.5M、5.73ml、14.33mmol)を滴下添加した(10分添加)。反応物をドライアイス/アセトン上で70分間撹拌した。これにN,N-ジメチルホルムアミド(2.05ml、26.0mmol)を一度に加えた。混合物をドライアイス/アセトン上で60分間撹拌した後、1.5時間かけて室温に加温した。水を加え、次いで混合物を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカ150ml、ヘキサン中10%ジエチルエーテル)により精製して、化合物19.3(1.72g、67%)をわら色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 3.48 (s, 6H), 5.70 (s, 1H), 7.26 (dt, 1H), 7.41 (m, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.91 (d, 1H), 10.68 (s, 1H) 直接使用した.
メチル2-((2-(ジメトキシメチル)-3-フルオロベンジル)アミノ)アセテート19.4
【0903】
【化206】
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【0904】
化合物19.3(1.0g、5.05mmol)をジクロロメタン(30ml)に溶解し、次いでN,N-ジイソプロピルエチルアミン(2.5ml、13.8mmol)及びグリシンメチルエステル塩酸塩(577mg、4.6mmol)を、続いて硫酸マグネシウムを加えた。混合物を室温で18時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をメタノール(10ml)に溶解し、次いで水素化ホウ素ナトリウム(105mg、2.77mmol)を少しずつ加え、室温で30分間撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウムで洗浄した。水溶液を酢酸エチルで2回抽出し、次いで有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、化合物19.4(1.26g、93%)を黄色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 2.46 (br s, 1H), 3.40 (s, 2H), 3.46 (s, 6H), 3.67 (s, 3H), 4.01 (s, 2H), 5.61 (s, 1H), 6.97 (t, 1H), 7.23 (m, 2H).
メチル2-(N-(2-(ジメトキシメチル)-3-フルオロベンジル)ピバルアミド)アセテート19.5
【0905】
【化207】
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【0906】
化合物19.4(1.26g、4.69mmol)をアルゴン雰囲気下ジクロロメタン(20ml)に溶解し、次いでN,N-ジイソプロピルエチルアミン(2.5ml、14.1mmol)を加えた。トリメチルアセチルクロリド(0.58ml、4.69mmol)を加え、次いで反応混合物を室温で30分間撹拌した。混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和重炭酸ナトリウムで洗浄した。有機物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(7:3ヘプタン/EtOAc)により精製して、化合物19.5(1.27mg、76%)を無色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.34 (s, 9H), 3.41 (s, 6H), 3.71 (s, 3H), 3.89 (s, 2H), 5.12 (s, 2H), 5.59 (s, 1H), 6.95 (t, 1H), 7.08 (d, 1H), 7.26 (m, 1H).
2-(N-(2-(ジメトキシメチル)-3-フルオロベンジル)ピバルアミド)酢酸である酸J
【0907】
【化208】
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【0908】
化合物19.5(1.27g、3.57mmol)をメタノール(60ml)に溶解し、次いで2.5M水酸化ナトリウム(3.6ml、8.9mmol)を加え、反応混合物を50℃で1時間撹拌した。混合物を0.5容量に濃縮し、次いで水で希釈し、2M HClを注意深く加えることにより、pHを4に調節した。これを酢酸エチルで抽出した。水溶液を2M HClでpHを4に再度調節し、酢酸エチルで再度抽出し、このpH調節をもう一回繰り返した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過した。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.2ml)及びN,N-ジメチルホルムアミド(2ml)を濾液に加え、次いで濾液を蒸発させたが、化合物の分解を避けるために乾固はせずに、酸Jを得た-直接使用した(3.57mmolと想定)。
酸K
【0909】
【化209】
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【0910】
1-ブロモ-2-(ジメトキシメチル)-4,5-ジフルオロベンゼン20.2
【0911】
【化210】
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【0912】
2-ブロモ-4,5-ジフルオロベンズアルデヒド20.1(1g、4.52mmol)をメタノール(5ml)に溶解し、p-トルエンスルホン酸一水和物(9mg、0.226mmol)及びオルトギ酸トリメチル(2ml)を加えた。次いで反応物を3時間加熱還流した。混合物を氷水上で冷却し、次いで揮発物を除去した。混合物をジエチルエーテル及び水で希釈した。水性層をジエチルエーテルで2回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカ150ml、ヘキサン中5〜20%ジエチルエーテル)により精製して、化合物20.2(1.1g、91%)を無色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 3.38 (s, 6H), 5.46 (s, 1H), 7.39 (dd, 1H), 7.46 (dd, 1H).
2-(ジメトキシメチル)-4,5-ジフルオロベンズアルデヒド20.3
【0913】
【化211】
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【0914】
化合物20.2(0.55g、2.06mmol)をアルゴン雰囲気下乾燥テトラヒドロフラン(6ml)に溶解し、次いでドライアイス/アセトン上で冷却した。内温が-60℃未満で維持されるように、これにn-ブチルリチウムの溶液(ヘキサン中2.5M、1.24ml、3.09mmol)を滴下添加した(10分添加)。反応物をドライアイス/アセトン上で70分間撹拌した。これにN,N-ジメチルホルムアミド(0.34ml、4.12mmol)を一度に加えた。混合物をドライアイス/アセトン上で60分間撹拌した後、1.5時間かけて室温に加温した。水を加え、次いで混合物を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中10〜15%ジエチルエーテル)により精製して、化合物20.3(216mg、48%)をわら色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 3.40 (s, 6H), 5.88 (s, 1H), 7.37 (dd, 1H), 7.50 (ddd, 1H), 10.48 (s, 1H) 直接使用した.
メチル2-((2-(ジメトキシメチル)-4,5-ジフルオロベンジル)アミノ)アセテート20.4
【0915】
【化212】
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【0916】
化合物20.3(216mg、1.00mmol)をジクロロメタン(6ml)に溶解し、次いでN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.7ml、4.0mmol)及びグリシンメチルエステル塩酸塩(138mg、1.1mmol)を、続いて硫酸マグネシウムを加えた。混合物を室温で18時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を水で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、蒸発させた。残留物をメタノール(7ml)に溶解し、次いで水素化ホウ素ナトリウム(30mg、1.02mmol)を少しずつ加え、室温で2時間撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウムで洗浄した。水溶液を酢酸エチルで2回抽出し、次いで有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、化合物20.4(145mg、59%)を黄色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 3.34 (s, 6H), 3.44 (s, 2H), 3.73 (s, 3H), 3.89 (m, 2H), 5.57 (s, 1H), 7.08 (dd, 1H), 7.29 (m, 1H).
メチル2-(N-(2-(ジメトキシメチル)-4,5-ジフルオロベンジル)ピバルアミド)アセテート20.5
【0917】
【化213】
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【0918】
化合物20.4(145mg、0.50mmol)をアルゴン雰囲気下ジクロロメタン(4ml)に溶解し、次いでN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.27ml、1.51mmol)を加えた。トリメチルアセチルクロリド(62μl、0.50mmol)を加え、次いで反応混合物を室温で18時間撹拌した。混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和重炭酸ナトリウムで洗浄した。有機物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(19:1ヘプタン/IPA)により精製して、化合物20.5(101mg、54%)を黄色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.30 (s, 9H), 3.31 (s, 6H), 3.71 (s, 3H), 4.02 (br s, 2H), 4.90 (m, 2H), 5.44 (s, 1H), 7.10 (m, 1H), 7.34 (m, 1H).
2-(N-(2-(ジメトキシメチル)-4,5-ジフルオロベンジル)ピバルアミド)酢酸である酸K
【0919】
【化214】
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【0920】
化合物20.5(101mg、0.27mmol)をメタノール(3ml)に溶解し、次いで1M水酸化ナトリウム(0.33ml、0.33mmol)を加え、反応混合物を50℃で4時間、次いで室温で18時間撹拌した。混合物を0.5容量に濃縮し、次いで水で希釈し、2M HClを注意深く加えることにより、pHを4に調節した。これを酢酸エチルで抽出した。水溶液を2M HClでpHを4に再度調節し、酢酸エチルで再度抽出し、このpH調節をもう一回繰り返した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過した。N,N-ジメチルホルムアミド(2ml)を濾液に加え、次いで濾液を蒸発させたが、化合物の分解を避けるために乾固はせずに、酸Kを得た-直接使用した(0.27mmolと想定)。
酸L
【0921】
【化215】
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【0922】
エチル2-((2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)ベンジル)アミノ)アセテート21.2
【0923】
【化216】
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【0924】
t-ブチル-2-アミノメチルフェニルカルバメート21.1(100mg、0.45mmol)、エチルブロモアセテート(38μl、0.34mmol)及びN,N-ジイスプロピルエチルアミン(157μl、0.90mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド(1ml)中で混合し、室温で2時間撹拌し、この後反応はUPLC-MSにより完結していた。混合物を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。水溶液を酢酸エチルで抽出した。有機物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させて、化合物21.2(119mg、86%)を黄色ゴム状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.28 (t, 3H), 1.52 (s, 9H), 3.36 (s, 2H), 3.84 (s, 2H), 4.21 (q, 2H), 6.93 (dt, 1H), 7.06 (dd, 1H), 7.26 (m, 1H), 7.98 (br d, 1H), 9.14 (br s, 1H).
エチル2-(N-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)ベンジル)ピバルアミド)アセテート21.3
【0925】
【化217】
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【0926】
化合物21.2(119mg、0.39mmol)をジクロロメタン(5ml)に溶解し、次いでN,N-ジイソプロピルエチルアミン(204μl、1.17mmol)及びトリメチルアセチルクロリド(58μl、0.47mmol)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。UPLC-MSはほとんど反応していないことを示したので、更にN,N-ジイソプロピルエチルアミン(204μl、1.17mmol)及びトリメチルアセチルクロリド(58μl、0.47mmol)を加えた。更に2時間後、UPLC-MSは反応が完結していることを示した。混合物を水中に注ぎ入れ、水溶液をジクロロメタンで抽出した。有機物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(4:1ヘプタン/酢酸エチル)により精製して、化合物21.3(99mg、65%)を無色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.28 (t, 3H), 1.30 (s, 9H), 1.51 (s, 9H), 4.00 (s, 2H), 4.18 (q, 2H), 4.72 (s, 2H), 7.04 (m, 2H), 7.27 (m, 1H), 7.99 (br s, 1H). UPLC-MS (短CSH 2-50%) rt 1.50 (415 [M+Na]
+), 純度95%.
2-(N-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)ベンジル)ピバルアミド)酢酸である酸L
【0927】
【化218】
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【0928】
化合物21.3(99mg、0.25mmol)をメタノール(1.5ml)に溶解し、2.5M水酸化ナトリウム(0.25ml、0.625mmol))を加え、混合物を2時間加熱還流した。混合物を水中に注ぎ入れ、2M HClを加えることにより、pHを4に注意深く調節し、酢酸エチルで抽出した。水溶液のpHを再度4に調節し、酢酸エチルで抽出した。有機物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させて、酸L(80mg、88%)を無色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.31 (s, 9H), 1.50 (s, 9H), 4.03 (s, 2H), 4.75 (s, 2H), 7.05 (m, 2H), 7.29 (m, 2H), 7.82 (br s, 1H). UPLC-MS (短CSH 2-50%) rt 1.28 (363 [M+Na]
+), 純度95%.
酸M
【0929】
【化219】
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【0930】
メチル2-(N-(2-シアノベンジル)ピバルアミド)アセテート22.1
【0931】
【化220】
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【0932】
中間体J(500mg、1.46mmol)、シアン化亜鉛(II)(305mg、2.6mmol)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(335mg、0.29mmol)を、脱気した乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(10ml)に加え、次いでマイクロ波照射下130℃で1時間加熱した。混合物を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。水溶液を酢酸エチルで抽出した。有機物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(ヘプタン中0〜20%アセトン)により精製して、化合物22.1(320mg、76%)を黄色ゴム状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.30 (s, 9H), 3.74 (s, 3H), 4.00 (br s, 2H), 4.96 (br s, 2H), 7.40 (m, 2H), 7.60 (t, 1H), 7.67 (d, 1H).
メチル2-(N-(2-(アミノメチル)ベンジル)ピバルアミド)アセテート22.2
【0933】
【化221】
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【0934】
化合物22.1(320mg、1.1mmol)をメタノール(14ml)及びトリフルオロ酢酸(0.75ml)に溶解した。炭素担持パラジウム(10%含水、32mg)を加え、容器を密封し、水素雰囲気を大気圧で導入した。混合物を室温で18時間撹拌した。反応物をセライトに通して濾過し、メタノールで洗浄し、濾液を蒸発させた。残留物を酢酸エチルに溶解し、飽和重炭酸ナトリウムで洗浄した。水溶液を酢酸エチルで抽出した。有機物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させて、化合物22.2(132mg、41%)を黄色ゴム状物として得た。UPLC-MS(短CSH 2〜50%) rt 0.45(293[M+H]
+)。
メチル2-(N-(2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)ベンジル)ピバルアミド)アセテート22.3
【0935】
【化222】
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【0936】
化合物22.2(341mg、1.2mmol)を1,4-ジオキサン(10ml)に溶解し、飽和重炭酸ナトリウム(10ml)を、続いてジ-t-ブチルジカルボネート(393mg、1.8mmol)を加えた。混合物を室温で5時間素早く撹拌した。混合物を酢酸エチル及び水中に注ぎ入れ、水溶液を酢酸エチルで抽出した。有機物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(2:1ヘプタン/EtOAc)により精製して、化合物22.3(300mg、64%)を無色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.25 (s, 9H), 1.44 (s, 9H), 3.71 (s, 3H), 3.96 (br s, 2H), 4.29 (s, 2H), 4.86 (s, 2H), 7.26 (m, 4H). UPLC-MS (短CSH 2-50%) rt 1.21 (293 [M-Boc+H]
+).
2-(N-(2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)ベンジル)ピバルアミド)酢酸である酸M
【0937】
【化223】
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【0938】
化合物22.3(300mg、0.76mmol)をメタノール(10ml)に溶解し、2.5M水酸化ナトリウム(0.7ml、1.75mmol))を加え、混合物を還流状態で2時間、次いで室温で18時間加熱した。揮発物を除去し、次いで残留物を水に溶解した。2M HClを加えることにより、pHを4に注意深く調節し、酢酸エチルで抽出した。水溶液のpHを再度4に調節し、酢酸エチルで抽出した(4回繰り返した)。有機物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させ、DMF(2ml)を加えて、酸Mを黄色油状物として得た。直接使用した。
一般ルートD
【0939】
【化224】
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【0940】
ベンジル2-((N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド)メチル)ベンジルカルバメート23.1a
【0941】
【化225】
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【0942】
酸A(93mg、0.225mmol)、EDCI.HCl(52mg、0.271mmol)及びHOAt(45mg、0.330mmol)を乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(2ml)に溶解した。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.10ml、0.60mmol)及び中間体E(50.5mg、0.20mmol)を加え、混合物を室温で18時間撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、水性層を酢酸エチルで2回抽出した。有機抽出物を水、20%クエン酸水溶液、水、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(7:3ヘプタン/EtOAcからEtOAc)により精製して、化合物23.1a(69mg、53%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.29 (s, 9H), 2.81 (dd, 2H), 3.01 (dd, 2H), 3.45 (m, 2H), 4.06 (br s, 2H), 4.29 (m, 2H), 5.03 (s, 2H), 6.83 (dd, 1H), 7.08 (dd, 1H), 7.30 (m, 12H), 8.01 (dd, 1H). UPLC-MS (長期基礎) rt 2.40 (646 [M+H]
+), 純度97%.
実施例26:N-(2-(アミノメチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド23A
【0943】
【化226】
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【0944】
及び
実施例27:N-(2-((エチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド23B
【0945】
【化227】
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【0946】
化合物23.1a(46.5mg、0.072mmol)をアルゴン雰囲気下無水エタノール(2ml)に溶解した。炭素担持パラジウム(5%、13mg)を加え、水素を風船圧下で導入した。室温で2時間撹拌した後、UPLC-MSは進行していないことを示したので、追加の炭素担持パラジウム(5%、12mg)を加え、水素を風船により再度導入した。反応物を室温で42時間撹拌した。UPLC-MS分析は23.1aがほぼ完全に消費され、2種の生成物が生成していることを示した。混合物をセライトに通して濾過し、メタノールで洗浄し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(EtOAc中0.5〜7%アンモニア及びMeOH)により精製して、2種の化合物:(高いランニングスポット)化合物23B(9.3mg、24%);及び不純物を含む(低いランニングスポット)化合物23Aを得た。
【0947】
不純物を含む23Aを精製(STMAd 2g SPE、MeOH次いでMeOH中アンモニア)し、続いてエーテル中で摩砕し、次いで更に精製(SiO
2 500mg EtOAc中5%アンモニア及びメタノール)して、化合物23A(2.0mg、5%)を得た
23Aのデータ
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.32 (s, 9H), 3.05 (dd, 2H), 3.50 (dd, 2H), 3.83 (s, 2H), 4.13 (br s, 2H), 4.94 (br s, 2H), 6.87 (dd, 1H), 7.27 (m, 8H), 8.03 (dd, 1H). UPLC-MS (長期基礎) rt 1.77 (512 [M+H]
+), 純度95%.
23Bのデータ
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.11 (t, 3H), 1.32 (s, 9H), 2.66 (q, 2H), 3.04 (dd, 2H), 3.49 (dd, 2H), 3.75 (s, 2H), 4.13 (br s, 2H), 4.94 (br s, 2H), 6.86 (dd, 1H), 7.27 (m, 8H), 8.03 (dd, 1H). UPLC-MS (長期基礎) rt 2.07 (540 [M+H]
+), 純度90%.
23Aの代替合成
N-(2-ブロモベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド23.2a
【0948】
【化228】
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【0949】
酸B(3.11g、9.48mmol)、EDCI.HCl(2.5g、13.27mmol)及びHOAt(1.8g、13.27mmol)を乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(60ml)に溶解した。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(5.0ml、28.44mmol)及び中間体E(2.38g、9.48mmol)を加え、混合物を室温で18時間撹拌した。混合物を酢酸エチル(250ml)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウムで及びブラインで3回洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(DCM中0〜100%EtOAc)により精製して、化合物23.2a(4.38g、83%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.31 (s, 9H), 3.02 (dd, 2H), 3.61 (dd, 2H), 4.08 (s, 2H), 4.92 (s, 2H), 6.81 (dd, 1H), 7.06 (dd, 1H), 7.17 (m, 3H), 7.34 (t, 1H), 7.57 (m, 2H), 8.13 (dd, 1H), 8.49 (s, 1H), 9.29 (s, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.84 (561, 563 [M+H]
+).
N-(2-シアノベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド中間体K
【0950】
【化229】
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【0951】
化合物23.2a(4.40g、7.84mmol)を乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(88ml)に溶解し、溶液にアルゴンを吹き込むことにより脱気した。シアン化亜鉛(II)(1.66g、14.12mmol)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(1.8g、1.57mmol)を加え、混合物を130℃で2時間撹拌した。UPLC-MSは転化が完結していることを示した。加熱を除去し、室温で18時間撹拌した。混合物を酢酸エチル(400ml)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウムで2回及びブラインで3回洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をジエチルエーテルで摩砕して、中間体K(3.85g、96%)を灰白色固体として得た。
1H NMR (DMSO-d
6, 300 MHz) δ 1.20 (s, 9H), 3.04 (dd, 2H), 3.31 (dd, 2H), 4.22 (br s, 2H), 4.85 (br s, 2H), 6.83 (dd, 1H), 7.16 (t, 1H), 7.31 (d, 1H), 7.37 (m, 1H), 7.44 (t, 2H), 7.68 (t, 1H), 7.81 (d, 1H), 8.03 (dd, 1H), 9.98 (s, 1H), 11.06 (s, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.72 (508 [M+H]
+).
【0952】
(実施例26)
N-(2-(アミノメチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド23A
【0953】
【化230】
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【0954】
中間体K(2.3g、4.53mmol)をオートクレーブ中アルゴン雰囲気下メタノール中15%アンモニア(180ml)に溶解した。ラネーニッケル(250mg、0.45mmol)を加え、水素を500psiになるまで導入した。容器を60℃で6時間次いで室温で18時間撹拌した。UPLC-MSは20%転化率を示したので、追加のラネーニッケル(400mg、0.72mmol)を加え、水素を500psiになるまで再度導入した。容器を60℃で6.5時間撹拌した。UPLC-MS分析は58%転化率を示した。混合物をデカント除去(ニッケル固体から)し、次いでセライトに通して濾過し、メタノール中15%アンモニアで洗浄し、濾液を蒸発させた。残留物をオートクレーブ中アルゴン雰囲気下メタノール中15%アンモニア(180ml)に溶解した。ラネーニッケル(400mg、0.72mmol)を加え、水素を500psiになるまで再度導入した。容器を50℃で6時間、次いで室温で18時間、次いで55℃で6時間、次いで室温で42時間、次いで55℃で8時間撹拌した。混合物をデカント除去(ニッケル固体から)し、次いでセライトに通して濾過し、メタノール中15%アンモニアで洗浄し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(EtOAc次いでDCM中5%MeOH、次いでアンモニアを含むDCM中10〜15%MeOH)により精製し、水溶液から凍結乾燥した後、化合物23A(240mg、10%)を白色粉体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.32 (s, 9H), 3.05 (dd, 2H), 3.50 (dd, 2H), 3.83 (s, 2H), 4.13 (br s, 2H), 4.94 (br s, 2H), 6.87 (dd, 1H), 7.27 (m, 8H), 8.03 (dd, 1H). UPLC-MS (長期基礎) rt 1.79 (512 [M+H]
+), 純度84% - 6%のモノ-N-メチルと3%のジ-N-メチル副生物を含有する.
tert-ブチル2-((N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド)メチル)ベンジルカルバメート23.4a
【0955】
【化231】
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【0956】
酸M(約290mg、約0.765mmol)、EDCI.HCl(176mg、0.92mmol)及びHOAt(124mg、0.92mmol)を乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(3ml)に溶解した。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.68ml、3.83mmol)及び中間体E(211mg、0.84mmol)を加え、混合物を室温で20時間撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウムで洗浄した。水溶液を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機物を水で次いでブラインで3回洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(EtOAc)により精製して、化合物23.4a(228mg、48%)を淡黄色固体として得た。UPLC-MS(短期基礎) rt 0.91(612[M+H]
+)、純度90%。
【0957】
(実施例26)
N-(2-(アミノメチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド23A
【0958】
【化232】
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【0959】
化合物23.4a(228mg、0.37mmol)をジクロロメタン(6ml)に溶解し、氷/水上で冷却した。トリフルオロ酢酸(0.3ml)を滴下添加し、氷/水上で15分間、次いで室温で45分間撹拌した。UPLC-MSは転化がゆっくりであることを示唆した。追加のトリフルオロ酢酸(0.15ml)を加え、反応物を55分間撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、水性層をジクロロメタンで3回抽出した。有機抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させて物質160mgを得、これは23.4aと23Aとの2:1混合物であった。水溶液を10%メタノール/酢酸エチルで2回抽出し、有機物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。混合した物質160mgをジクロロメタン(6ml)に再度溶解し、トリフルオロ酢酸(0.45ml)を加え、混合物を室温で1時間撹拌した。反応物を10%メタノール/酢酸エチル抽出物ではなくジクロロメタン抽出物を用いて上記した通りに後処理した。粗製の残留物をSPE(SiO
2 5g DCM中10〜15%MeOH次いでDCM中15%MeOH及びアンモニア)により精製して、化合物23A(96mg、51%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.31 (s, 9H), 3.05 (dd, 2H), 3.50 (dd, 2H), 4.13 (br s, 2H), 4.35 (br s, 2H), 4.94 (br s, 2H), 6.87 (dd, 1H), 7.11 (d, 1H), 7.22 (d, 1H), 7.37 (m, 5H), 7.59 (s, 1H), 8.04 (dd, 1H). UPLC-MS (短CSH 2-50%) rt 0.65 (510 [M+H]
+), 純度99%.
【0960】
(実施例28)
N-(2-(2-(ジアリルアミノ)エチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド23.1c
【0961】
【化233】
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【0962】
酸C(約0.176mmol)、EDCI.HCl(53mg、0.28mmol)及びHOAt(38mg、0.28mmol)を乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(1ml)に溶解した。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.11ml、0.64mmol)及び中間体E(44.5mg、0.177mmol)を加え、混合物を室温で18時間撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(EtOAc)により精製して、化合物23.1c(77mg、72%)を淡黄色ガラス状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 1.32 (s, 9H), 2.69 (m, 4H), 3.05 (dd, 2H), 3.16 (d, 4H), 3.61 (dd, 2H), 4.02 (br s, 2H), 4.90 (s, 2H), 5.14 (m, 4H), 5.83 (m, 2H), 6.80 (dd, 1H), 7.15 (m, 7H), 7.56 (s, 1H), 8.15 (br s, 1H), 8.45 (s, 1H). UPLC-MS (長期基礎) rt 2.65 (606 [M+H]
+), 純度98%.
【0963】
(実施例29)
N-(2-(2-アミノエチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド23C
【0964】
【化234】
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【0965】
化合物23.1c(77mg、0.127mmol)及びN,N'-ジメチルバルビツール酸(125mg、0.801mmol)を乾燥脱気したジクロロメタン(2ml)に溶解し、次いで再度脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(11.4mg、0.010mmol)を加え、混合物を35℃で2時間及び室温で18時間撹拌した。UPLC-MS分析は反応が完結していないことを示している。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(13mg、0.011mmol)を加え、混合物を35℃で3.5時間撹拌した。UPLC-MSは転化率が完結していないことをまだ示している。混合物をジクロロメタン及び飽和重炭酸ナトリウムで希釈し、層を分離した。水溶液をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。水溶液を酢酸エチルで2回逆抽出し、合わせた有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。抽出した残留物を合わせ、モノアルキル副生成物を含んでいることを示した。生成物はまだ水性層にあった。水溶液を蒸発させ、Biotage Isolera(18g、C18 Ultraカートリッジ、pH10緩衝液を含む60〜80%アセトニトリル/水)を使用して精製して、粗製の化合物を得た。これをMDAP(XBridge C18 19×150、0.1%水酸化アンモニウムを含む35〜50%アセトニトリル水)により更に精製して、化合物23C(19.4mg、29%)を淡黄色ガラス状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.34 (s, 9H), 2.78 (dd, 2H), 3.00 (m, 4H), 3.60 (d, 2H), 4.05 (br s, 2H), 4.97 (br s, 2H), 6.80 (dd, 1H), 7.17 (m, 8H), 7.53 (s, 1H), 8.11 (dd, 1H), 8.62 (s, 1H). UPLC-MS (長期基礎) rt 1.79 (526 [M+H]
+), 純度94%.
【0966】
(実施例30)
N-(2-((ジメチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド23D
【0967】
【化235】
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【0968】
酸D(40mg、0.13mmol)、EDCI.HCl(38mg、0.19mmol)及びHOAt(27mg、0.19mmol)を乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(3ml)に溶解した。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(101mg、0.78mmol)及び中間体E(40mg、0.16mmol)を加え、混合物を室温で18時間撹拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム中に注ぎ入れ、水性層を酢酸エチルで2回抽出した。有機抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物を逆相クロマトグラフィー(SP4 C18カートリッジ30g、アセトニトリル/重炭酸アンモニウムを含むpH10緩衝液)により精製して、化合物23D(12mg、17%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.26 (s, 9H), 2.18 (s, 6H), 3.10 (m, 2H), 3.55 (m, 4H), 4.05 (br s, 2H), 5.10 (br s, 2H), 6.88 (d, 1H), 7.27 (m, 7H), 7.54 (s, 1H), 8.02 (d, 1H). HPLC-MS (長期基礎) rt 2.35 (540 [M+H]
+), 純度99%.
tert-ブチル8-((N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド)メチル)-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-カルボキシレート23.1e
【0969】
【化236】
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【0970】
酸E(35mg、0.084mmol)、EDCI.HCl(19mg、0.101mmol)及びHOAt(14mg、0.101mmol)を乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(2ml)に溶解した。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(35μl、0.20mmol)及び中間体E(21mg、0.084mmol)を加え、混合物を室温で18時間撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、水性層を酢酸エチルで3回抽出した。有機抽出物を水で3回洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をSPE(SiO
2 2g EtOAc)により精製して、化合物23.1e(30mg、56%)を無色ガラス状物として得た。UPLC-MS(短期基礎) rt 0.86(638[M+H]
+)。
【0971】
(実施例31)
N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)-N-((1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-8-イル)メチル)ピバルアミド23E
【0972】
【化237】
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【0973】
化合物23.1e(30mg、0.047mmol)をジクロロメタン(3ml)に溶解した。トリフルオロ酢酸(0.3ml)を加え、溶液を室温で45分間撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、水性層をジクロロメタンで3回抽出した。有機抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をSPE(SiO
2 2g EtOAc中10%MeOH次いでDCM中10〜20%MeOH)により精製して、化合物23E(12mg、48%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.31 (s, 9H), 2.89 (m, 2H), 3.06 (m, 4H), 3.50 (dd, 2H), 3.94 (s, 2H), 4.10 (br s, 2H), 4.74 (br s, 2H), 6.87 (d, 1H), 7.00 (d, 1H), 7.12 (m, 4H), 7.33 (d, 1H), 7.52 (s, 1H), 8.02 (dd, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.66 (538 [M+H]
+), 純度99%.
N-(2-ブロモ-3-フルオロベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド23.1f
【0974】
【化238】
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【0975】
酸F(45mg、0.13mmol)、中間体E(27mg、0.11mmol)及びHATU(54mg、0.14mmol)を乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(1.5ml)に溶解した。N-メチルモルホリン(0.1ml、9.3mmol)を加え、混合物を室温で30分間撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、次いでブラインで3回洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物を逆相クロマトグラフィー(C18カートリッジ30g、アセトニトリル/重炭酸アンモニウムを含むpH10緩衝液)により精製して、化合物23.1f(60mg、80%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.30 (s, 9H), 2.97 (d, 2H), 3.55 (d, 2H), 4.08 (br s, 2H), 4.94 (br s, 2H), 6.80 (m, 1H), 6.96 (d, 1H), 7.10 (m, 3H), 7.30 (m, 2H), 7.54 (d, 1H), 8.65 (br s, 1H), 10.27 (br s, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.84 (580, 582 [M+H]
+), 純度97%.
N-(2-シアノ-3-フルオロベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド23.2f
【0976】
【化239】
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【0977】
化合物23.1f(50mg、0.08mmol)を乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(2.5ml)に溶解し、溶液にアルゴンを吹き込むことにより脱気した。シアン化亜鉛(II)(13mg、0.11mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(4.3mg、0.005mmol)及び1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(5.3mg、0.01mmol)を加え、混合物を150℃で18時間撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、セライトに通して濾過し、次いで濾液をブラインで3回洗浄した。有機層を蒸発させ、逆相クロマトグラフィー(C18カートリッジ30g、アセトニトリル/重炭酸アンモニウムを含むpH10緩衝液)により精製して、化合物23.2f(40mg、90%)を無色ガラス状物として得た。UPLC-MS(短期基礎) rt 0.76(526[M+H]
+)。
【0978】
(実施例32)
N-(2-(アミノメチル)-3-フルオロベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド23F
【0979】
【化240】
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【0980】
化合物23.2f(10.4mg、0.02mmol)をメタノール(1ml)に溶解し、次いで塩化コバルト(II)(0.05mg、0.0005mmol)を加え、混合物を室温で10分間撹拌した。水素化ホウ素ナトリウム(1.5mg、0.04mmol)を室温で10分かけて少しずつ加え、次いで混合物を室温で3時間撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、セライトに通して濾過し、濾液を蒸発させた。残留物を逆相クロマトグラフィー(C18カートリッジ30g、アセトニトリル/重炭酸アンモニウムを含むpH10緩衝液)により、次いでSPE(SCX-2、500mg、MeOH次いでMeOH中アンモニア)により精製して、化合物23F(6.7mg、64%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 1.30 (s, 9H), 3.07 (d, 2H), 3.48 (dd, 2H), 4.23 (s, 2H), 4.40 (br s, 2H), 4.85 (br s, 2H), 6.87 (m, 1H), 7.13 (m, 1H), 7.21 (m, 4H), 7.33 (m, 1H), 7.44 (m, 1H), 7.50 (m, 1H), 8.04 (m, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.68 (530 [M+H]
+), 純度97%.
【0981】
(実施例33)
N-(2-((1H-イミダゾール-1-イル)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド23G
【0982】
【化241】
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【0983】
酸G(40mg、0.121mmol)、EDCI.HCl(25mg、0.182mmol)及びHOAt(35mg、0.182mmol)を乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(2ml)に溶解した。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(83mg、0.73mmol)及び中間体E(37mg、0.147mmol)を加え、混合物を室温で18時間撹拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム中に注ぎ入れ、水性層を酢酸エチルで3回抽出した。有機抽出物を重炭酸ナトリウムで3回洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物を逆相クロマトグラフィー(SP4 C18カートリッジ30g、アセトニトリル/重炭酸アンモニウムを含むpH10緩衝液)により精製して、化合物23G(16mg、24%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.20 (m, 9H), 3.00 (m, 2H), 4.00 (m, 4H), 4.80 (br s, 2H), 5.29 (s, 2H), 6.70-7.70 (m, 12H), 8.02 (d, 1H). UPLC-MS (長期基礎) rt 1.87 (563 [M+H]
+), 純度100%.
N-(2-(ジメトキシメチル)ベンジル)-N-((2S)-1-オキソ-1-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)プロパン-2-イル)ピバルアミド23.1h
【0984】
【化242】
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【0985】
酸H(約142mg、0.422mmolと想定)及び中間体E(106mg、0.422mmol)を乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(4ml)に溶解した。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.22ml、1.27mmol)及びHATU(192mg、0.506mmol)を加え、混合物を50℃で6時間次いで室温で12時間撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、酢酸エチルで2回抽出した。有機抽出物を水次いでブラインで3回洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(ヘプタン中10〜30%IPA)を使用して精製し、次いで順相(SiO
2 5g、Biotage Isolera、ヘプタン中50〜80%EtOAc)により再度精製して、化合物23.1h(52mg、22%)を黄色ゴム状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.32 (m, 12H), 3.05 (dd, 2H), 3.31 (s, 3H), 3.34 (s, 3H), 3.62 (dd, 2H), 4.74 (m, 2H), 4.97 (m, 1H), 5.38 (s, 1H), 6.80 (m, 1H), 7.06 (m, 1H), 7.18 (s, 1H), 7.29 (m, 4H), 7.52 (m, 1H), 7.85 (s, 1H), 8.10 (dd, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.93 (569 [M-H]
-).
N-(2-ホルミルベンジル)-N-((2S)-1-オキソ-1-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)プロパン-2-イル)ピバルアミド23.2h
【0986】
【化243】
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【0987】
化合物23.1h(53mg、0.093mmol)をアセトン(2ml)に溶解し、次いでp-トルエンスルホン酸一水和物(19mg、0.102mmol)を加えた。混合物を室温で撹拌した。35分後、UPLC-MSは反応が完結していることを示した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れた。水性層を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させて、化合物23.2h(35mg、72%)を黄色固体として得た。直接使用した。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.32 (m, 12H), 3.05 (dd, 2H), 3.63 (dd, 2H), 4.74 (m, 2H), 5.15 (m, 1H), 6.82 (dd, 1H), 7.08 (m, 1H), 7.23 (m, 2H), 7.56 (m, 3H), 7.84 (d, 1H), 7.94 (s, 1H), 8.11 (dd, 1H), 10.11 (s, 1H). UPLC-MS rt 0.79 (525 [M+H]
+), 純度74%.
【0988】
(実施例34)
N-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-((2S)-1-オキソ-1-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)プロパン-2-イル)ピバルアミド23H
【0989】
【化244】
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【0990】
化合物23.2h(35mg、0.067mmol)をジクロロメタン(3ml)に懸濁し、メチルアミン塩酸塩(11mg、0.167mmol)を加えた。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(100μl、0.334mmol)及び硫酸マグネシウムを加え、反応物を室温で18時間撹拌した。混合物を水中に注ぎ入れ、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。UPLC-MS rt 0.83(538[M+H]
+)。直接使用した。残留物をメタノール(3ml)に溶解し、次いで水素化ホウ素ナトリウム(4mg、0.080mmol)を加えた(ガス発生)。混合物を室温で2時間撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュSPE(SiO
2 2g EtOAc次いでDCM中5〜10%MeOHからDCM中10%アンモニア及びMeOH)により精製して、化合物23H(8.4mg、23%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 1.30 (s, 9H), 1.47 (m, 3H), 2.47 (s, 3H), 3.05 (m, 2H), 3.50 (dd, 2H), 3.84 (d, 2H), 4.70 (br s, 2H), 5.04 (m, 1H), 6.87 (ddd, 1H), 7.12 (d, 1H), 7.27 (m, 6H), 7.45 (d, 1H), 8.03 (d, 1H). UPLC-MS (長CSH) rt 1.17 (540 [M+H]
+), 純度95%.
N-(2-(ジメトキシメチル)ベンジル)-N-((2R)-1-オキソ-1-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)プロパン-2-イル)ピバルアミド23.1i
【0991】
【化245】
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【0992】
酸I(約180mg、0.538mmolと想定)、EDCI.HCl(124mg、0.646mmol)及びHOAt(88mg、0.646mmol)を乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(4ml)に溶解した。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(280μl、1.61mmol)及び中間体E(135mg、0.538mmol)を加え、混合物を室温で18時間撹拌した。反応は完結していなかったので、追加のEDCI.HCl(124mg、0.646mmol)、HOAt(88mg、0.646mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(280μl、1.61mmol)を加え、反応物を55℃で4時間撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウムで洗浄し、水次いでブラインで3回洗浄した。有機抽出物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物を順相クロマトグラフィー(Biotage Isolera SiO
2 10gカートリッジ、ヘプタン中80〜100%EtOAc、次いでSiO
2 5gカートリッジ、ヘプタン中10〜30%IPA)を使用して精製した。物質はまだ少量の不純物を含んでいたので、フラッシュシリカクロマトグラフィー(ヘプタン中80〜100%EtOAc)により更に精製して、化合物23.1i(19mg、6%)を白色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.30 (s, 9H), 1.44及び1.60 (m, 回転異性体, 3H), 3.02 (dd, 2H), 3.31 (s, 3H), 3.34 (s, 3H), 3.62 (dd, 2H), 4.74 (m, 1H), 4.97 (q, 2H), 5.38 (s, 1H), 6.80 (m, 1H), 7.06 (m, 1H), 7.18 (s, 2H), 7.29 (m, 2H), 7.49 (m, 2H), 8.13 (dd, 1H), 8.91 (s, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.90 (571 [M+H]
+), 純度89%.
N-(2-ホルミルベンジル)-N-((2R)-1-オキソ-1-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)プロパン-2-イル)ピバルアミド23.2i
【0993】
【化246】
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【0994】
化合物23.1i(19mg、0.033mmol)をアセトン(1ml)に溶解し、p-トルエンスルホン酸一水和物(7mg、0.036mmol)を加えた。混合物を室温で撹拌した。20分後、UPLC-MSは反応が完結していることを示した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れた。水性層を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させて、化合物23.2i(10mg、95%)を黄色固体として得た。直接使用した。UPLC-MS rt 0.80(525[M+H]
+)、純度80%。
【0995】
(実施例35)
N-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-((2R)-1-オキソ-1-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)プロパン-2-イル)ピバルアミド23I
【0996】
【化247】
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【0997】
化合物23.2i(10mg、0.019mmol)をジクロロメタン(1ml)に懸濁し、メチルアミン塩酸塩(3mg、0.048mmol)を加えた。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(17μl、0.095mmol)及び硫酸マグネシウムを加え、反応物を室温で18時間撹拌した。混合物を水中に注ぎ入れ、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。UPLC-MS rt 0.83(538[M+H]
+)。直接使用した。残留物をメタノール(1ml)に溶解し、水素化ホウ素ナトリウム(1mg、0.023mmol)を加えた(ガス発生)。混合物を室温で3時間撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をSPE(SiO
2 2g EtOAc次いでDCM中5〜10%MeOHからDCM中10%アンモニア及びMeOH)により精製して、化合物23I(3mg、30%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.37 (m, 12H), 2.47 (s, 3H), 3.05 (m, 2H), 3.49 (m, 3H), 3.82 (d, 2H), 4.85 (m, 1H), 5.13 (d, 1H), 6.87 (ddd, 1H), 7.12 (dd, 1H), 7.27 (m, 6H), 7.44 (d, 1H), 8.03 (dd, 1H). UPLC-MS (長期基礎) rt 2.25 (540 [M+H]
+), 純度96%.
N-(2-(ジメトキシメチル)-3-フルオロベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド23.1j
【0998】
【化248】
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【0999】
酸J(約100mg、0.27mmolと想定)、EDCI.HCl(63mg、0.33mmol)及びHOAt(45mg、0.33mmol)を乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(3ml)に溶解した。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(106mg、0.80mmol)及び中間体E(76mg、0.30mmol)を加え、混合物を室温で18時間撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウムで洗浄し、水次いでブラインで3回洗浄した。有機抽出物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2 10gヘプタン中10〜30%IPA)により精製して、化合物23.1j(145mg、93%)を白色固体として得た。UPLC-MS(CSH 2〜50%) rt 1.30(573[M+H]
+)、純度90%。
N-(3-フルオロ-2-ホルミルベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド23.2j
【1000】
【化249】
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【1001】
化合物23.1j(145mg、0.25mmol)をアセトン(5ml)に溶解し、p-トルエンスルホン酸一水和物(53mg、0.275mmol)を加えた。混合物を室温で30分間撹拌し、次いで水1mlを加えた。更に5分後、UPLC-MSは反応が完結していることを示した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れた。水性層を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させて、化合物23.2j(75mg、57%)を黄色固体として得た。直接使用した。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.24 (s, 9H), 3.06 (dd, 2H), 3.49 (dd, 2H), 4.12 (br s, 2H), 5.28 (br s, 2H), 6.86 (t, 1H), 7.22 (m, 6H), 7.53 (s, 1H), 7.71 (m, 1H), 8.02 (d, 1H), 10.48 (s, 1H). UPLC-MS (CSH 2-95%) rt 0.87 (527 [M-H]
-), 純度80%.
【1002】
(実施例36)
N-(3-フルオロ-2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド23J
【1003】
【化250】
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【1004】
化合物23.2j(75mg、0.142mmol)をジクロロメタン(10ml)に懸濁し、メチルアミン塩酸塩(23mg、0.341mmol)を加えた。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(126μl、0.712mmol)及び硫酸マグネシウムを加え、反応物を室温で18時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を蒸発させた。UPLC-MS(短い塩基) rt 0.86(542[M+H]
+)。直接使用した。残留物をメタノール(5ml)に溶解し、水素化ホウ素ナトリウム(15mg、0.526mmol)を加えた。混合物を室温で30分間撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2 16g EtOAc中0〜10%MeOH次いで)により精製して、化合物23J(54mg、68%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.31 (s, 9H), 2.40 (s, 3H), 3.04 (dd, 2H), 3.49 (dd, 3H), 3.80 (d, 2H), 4.15 (br s, 2H), 5.00 (br s, 2H), 6.88 (dd, 1H), 7.04 (m, 2H), 7.10 (d, 1H), 7.21 (d, 1H), 7.33 (m, 2H), 7.53 (s, 1H), 8.04 (d, 1H). UPLC-MS (長期基礎) rt 1.87 (544 [M+H]
+), 純度97%.
N-(2-(ジメトキシメチル)-4,5-ジフルオロベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド23.1k
【1005】
【化251】
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【1006】
酸K(約98mg、0.27mmolと想定)、EDCI.HCl(68mg、0.35mmol)及びHOAt(48mg、0.35mmol)を乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(2.5ml)に溶解した。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.19ml、1.08mmol)及び中間体E(68mg、0.27mmol)を加え、混合物を室温で18時間撹拌した。混合物を50℃に3時間加温し、次いで酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウムで洗浄し、水次いでブラインで3回洗浄した。有機抽出物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、7:3〜8:2EtOAc/ヘプタン)により精製して、化合物23.1k(40mg、25%)を白色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 1.39 (s, 9H), 3.00 (m, 2H), 3.37 (s, 6H), 3.57 (m, 2H), 4.10 (m, 2H), 5.06 (s, 2H), 5.43 (s, 1H), 6.80 (dd, 1H), 7.04 (m, 2H), 7.20 (m, 2H), 7.42 (s, 1H), 8.13 (dd, 1H), 8.32 (s, 1H), 9.39 (s, 1H). UPLC-MS (長期基礎) rt 2.13 (593 [M+H]
+), 純度72%.
N-(4,5-ジフルオロ-2-ホルミルベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド23.2k
【1007】
【化252】
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【1008】
化合物23.1k(40mg、0.068mmol)をアセトン(1.5ml)に溶解し、p-トルエンスルホン酸一水和物(14mg、0.074mmol)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌した。UPLC-MSは反応が完結していることを示した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れた。水性層を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させて、化合物23.2k(34mg、92%)を黄色固体として得た。直接使用した。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.39 (s, 9H), 3.02 (dd, 2H), 3.61 (dd, 2H), 4.10 (br s, 2H), 5.31 (s, 2H), 6.81 (dd, 1H), 7.37 (m, 5H), 8.13 (dd, 1H), 8.31, 8.80 (2 s, 1H), 9.16 (s, 1H), 10.10 (s, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.81 (547 [M+H]
+).
【1009】
(実施例37)
N-(4,5-ジフルオロ-2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド23K
【1010】
【化253】
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【1011】
化合物23.2k(34mg、0.062mmol)をジクロロメタン(2ml)に懸濁し、メチルアミン塩酸塩(8.5mg、0.125mmol)を加えた。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(50μl、0.249mmol)及び硫酸マグネシウムを加え、反応物を室温で72時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をメタノール(2ml)に溶解し、水素化ホウ素ナトリウム(4mg、0.093mmol)を加えた。混合物を室温で90分間撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物を分取HPLC(XBridge C18、ID19mm、長さ150mm、流速20ml/分:8分かけてpH10[NH
4OHを含むNH
4HCO
3]中40〜45%MeCN)により精製して、化合物23K(3.8mg、11%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 1.31 (s, 9H), 2.36 (s, 3H), 3.06 (dd, 2H), 3.50 (dd, 2H), 3.71 (s, 2H), 4.25 (m, 2H), 4.89 (br s, 2H), 6.87 (dd, 1H), 7.16 (m, 4H), 7.32 (d, 1H), 7.50 (s, 1H), 8.03 (dd, 1H). UPLC-MS (長期基礎 2-50%) rt 2.54 (562 [M+H]
+), 純度98%.
tert-ブチル(2-((N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド)メチル)フェニル)カルバメート23.1l
【1012】
【化254】
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【1013】
酸L(80mg、0.22mmol)、EDCI.HCl(50mg、0.26mmol)及びHOAt(35mg、0.26mmol)を乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(4ml)に溶解した。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(115μl、0.66mmol)及び中間体E(55mg、0.22mmol)を加え、混合物を室温で4時間撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウムで洗浄した。水溶液を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(1:1ヘプタン/アセトン)により精製して、化合物23.1l(110mg、84%)を無色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.36 (s, 9H), 1.51 (s, 9H), 3.04 (dd, 2H), 3.61 (dd, 2H), 4.06 (br s, 2H), 4.83 (s, 2H), 6.81 (dd, 1H), 7.06 (m, 2H), 7.17 (m, 3H), 7.30 (dt, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.75 (br, s, 1H), 8.10 (m, 2H). UPLC-MS (短CSH 2-50%) rt 1.31 (498 [M-Boc+H]
+), 純度88%.
【1014】
(実施例38)
N-(2-アミノベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド23L
【1015】
【化255】
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【1016】
化合物23.1l(20mg、0.033mmol)をジクロロメタン(1ml)に溶解した。トリフルオロ酢酸(0.05ml)を加え、溶液を室温で7時間撹拌した。混合物を水中に注ぎ入れ、水性層をジクロロメタンで3回抽出した。有機抽出物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物を分取HPLC(HP C18、ID22mm、長さ150mm、流速16ml/分:20分かけて5〜50%MeCN/水/0.1%TFA)により精製して、化合物23L(10.3mg、48%)を無色ガラス状物(TFA塩)として得た。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 1.34 (s, 9H), 3.09 (dd, 2H), 3.53 (dd, 2H), 4.17 (br s, 2H), 4.61 (br s, 1H), 4.75 (br s, 2H), 6.72 (m, 1H), 6.77 (m, 1H), 6.91 (m, 1H), 7.00 (m, 1H), 7.09 (m, 1H), 7.16 (m, 1H), 7.25 (m, 1H), 7.39 (m, 1H), 7.57 (br s, 1H), 8.07 (m, 1H). HPLC (25分間酸性) rt 12.28, 純度99%. MS 498 [M+H]
+
N-(2-ブロモベンジル)-N-(2-((5-メチル-2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-6-イル)アミノ)-2-オキソエチル)ピバルアミド23.1m
【1017】
【化256】
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【1018】
酸B(131mg、0.40mmol)、EDCI.HCl(96mg、0.50mmol)及びHOAt(74mg、0.54mmol)を乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(2.3ml)に溶解した。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.19ml、1.09mmol)及び中間体F(99mg、0.37mmol)を加え、混合物を室温で90時間撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、酢酸エチルで3回抽出した。有機抽出物を水、20%クエン酸水溶液、水、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をSPE(SiO
2 5g、EtOAc)により精製して、化合物23.1m(121mg、56%)を淡黄色固体として得た。UPLC-MS(短期基礎) rt 0.81(575[M+H]
+)、82%。
N-(2-シアノベンジル)-N-(2-((5-メチル-2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-6-イル)アミノ)-2-オキソエチル)ピバルアミド23.2m
【1019】
【化257】
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【1020】
化合物23.1m(100mg、0.17mmol)を乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(3ml)に溶解し、溶液にアルゴンを吹き込むことにより脱気した。シアン化亜鉛(II)(36mg、0.31mmol)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(30mg、0.026mmol)を加え、混合物をマイクロ波照射下120℃で1時間撹拌した。UPLC-MSは転化が完結していないことを示した。追加のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(70mg、0.061mmol)を加え、混合物をマイクロ波照射下120℃で1時間撹拌した。UPLC-MSは転化が完結していることを示した。反応物を室温で3日間静置した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。有機抽出物をブラインで2回洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をSPE(SiO
2 5g DCM中0〜50%EtOAc)により精製して、化合物23.2m(40mg、44%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.35 (s, 9H), 2.27 (s, 3H), 3.01 (t, 2H), 3.58 (dd, 2H), 4.14 (s, 2H), 5.09 (br s, 2H), 6.80 (dd, 1H), 7.10 (m, 1H), 7.36 (d, 1H), 7.42 (t, 1H), 7.61 (t, 1H), 7.70 (d, 1H), 7.79 (s, 1H), 8.12 (d, 1H), 8.30 (br s, 1H), 9.39 (br s, 1H). UPLC-MS (長期基礎 20-70%) rt 1.87 (522 [M+H]
+), 純度94%.
【1021】
(実施例39)
N-(2-(アミノメチル)ベンジル)-N-(2-((5-メチル-2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-6-イル)アミノ)-2-オキソエチル)ピバルアミド23M
【1022】
【化258】
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【1023】
化合物23.2m(40mg、0.078mmol)を、アルゴン雰囲気下メタノール(2ml)及びトリフルオロ酢酸(0.2ml)中で懸濁した。炭素担持パラジウム(10%、15mg)を加え、水素を風船圧下で導入した。室温で6時間撹拌した後、UPLC-MSは進行が遅いことを示したので、追加の炭素担持パラジウム(10%、15mg)を加え、水素を200psiで再度導入し、室温で18時間撹拌した。UPLC-MS分析は転化が完結していないことを示したので、水素を800psiで再度導入し、混合物を室温で24時間撹拌した。混合物をセライトに通して濾過し、メタノールで洗浄し、濾液を蒸発させた。残留物をSPE(SiO
2 2g、EtOAc中0〜10%MeOH次いでDCM中10%MeOH)により精製して、化合物23M(16mg、39%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.32 (s, 9H), 2.20 (s, 3H), 3.01 (m, 2H), 3.47 (d, 2H), 4.22 (s, 2H), 4.47 (br s, 2H), 4.82 (br s, 2H), 6.86 (dd, 1H), 7.14 (m, 3H), 7.41 (m, 4H), 8.03 (dd, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.67 (526 [M+H]
+), 純度98%.
N-(2-(ジメトキシメチル)ベンジル)-N-(2-((5-メチル-2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-6-イル)アミノ)-2-オキソエチル)ピバルアミド23.1n
【1024】
【化259】
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【1025】
中間体G(78mg、0.23mmol)、EDCI.HCl(47mg、0.245mmol)及びHOAt(33mg、0.245mmol)を乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(3ml)に溶解した。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(134μl、0.754mmol)及び中間体F(50mg、0.19mmol)を加え、混合物を室温で18時間撹拌した。UPLC-MSは転化が完結していないことを示したので、追加のEDCI.HCl(47mg、0.245mmol)、HOAt(33mg、0.245mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(67μl、0.38mmol)を加え、室温で24時間撹拌を続けた。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を水で2回洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(ヘプタン中80%EtOAc)により精製して、化合物23.1n(68mg、63%)を淡黄色固体として得た。UPLC-MS(短期基礎) rt 0.85(569[M-H]
-)、純度78%。
N-(2-ホルミルベンジル)-N-(2-((5-メチル-2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-6-イル)アミノ)-2-オキソエチル)ピバルアミド23.2n
【1026】
【化260】
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【1027】
化合物23.1n(68mg、0.12mmol)をアセトン(2ml)に溶解し、次いでp-トルエンスルホン酸一水和物(25mg、0.13mmol)を加え、混合物を室温で30分間撹拌した。青色になった。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れた。水性層をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させて、化合物23.2n(56mg、89%)を無色ガラス状物として得た。UPLC-MS(短期基礎) rt 0.75(523[M-H]
-)、純度70%。
N-(2-((5-メチル-2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-6-イル)アミノ)-2-オキソエチル)-N-(2-((メチルイミノ)メチル)ベンジル)ピバルアミド23.3n
【1028】
【化261】
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【1029】
化合物23.2n(56mg、0.107mmol)をジクロロメタン(2ml)に懸濁し、メチルアミン塩酸塩(14.5mg、0.214mmol)を加えた。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(76μl、0.43mmol)及び硫酸マグネシウムを加え、混合物を室温で76時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をジクロロメタンに溶解し、飽和重炭酸ナトリウム、水で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させて、化合物23.3n(55mg、96%)を黄色ガラス状物として得た。直接使用した。UPLC-MS(短期基礎) rt 0.75(538[M+H]
+)。
【1030】
(実施例40)
N-(2-((5-メチル-2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-6-イル)アミノ)-2-オキソエチル)-N-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)ピバルアミド23N
【1031】
【化262】
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【1032】
化合物23.3n(55mg、0.102mmol)をメタノール(2ml)に溶解し、0℃で冷却(氷/水)し、次いで水素化ホウ素ナトリウム(7.8mg、0.204mmol)を少しずつ加えた(ガス発生)。混合物を室温で2時間撹拌した。UPLC-MSは反応が完結していることを示した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、ジクロロメタンで抽出した。有機抽出物を水で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(DCM中0〜10%MeOH)により精製し、次いで物質をジエチルエーテル中5%メタノール中で摩砕して、生成物23N(9.5mg、17%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.32 (s, 9H), 2.19 (s, 3H), 2.70 (s, 3H), 3.05 (d, 2H), 3.45 (d, 2H), 4.20 (s, 2H), 4.47 (br s, 2H), 4.80 (s, 2H), 6.85 (dd, 1H), 7.14 (m, 3H), 7.41 (m, 4H), 8.03 (dd, 1H). UPLC-MS (長期基礎) rt 1.91 (540 [M+H]
+), 純度96%.
【1033】
(実施例41)
N-(2-(N-ヒドロキシカルバムイミドイル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド23O
【1034】
【化263】
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【1035】
エタノール(1.2ml)中の中間体K(11mg、0.022mmol)、ヒドロキシルアミン(水中50%、73mg、2.2mmol)及びトリエチルアミン(331mg、3.3mmol)を、マイクロ波照射下70℃で3時間加熱した。メタノールを加え、混合物を分取HPLC(HP C18、ID22mm、長さ150mm、流速16ml/分:20分かけて5〜50%MeCN水/アセトニトリル)により直接精製して、所望の化合物23O(10mg、85%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 1.36 (s, 9H), 3.09 (dd, 2H), 3.53 (dd, 2H), 4.14 (br s, 2H), 4.64 (br s, 1H), 5.01 (br s, 2H), 6.90 (dd, 1H), 7.15 (dd, 1H), 7.24 (m, 1H), 7.41 (m, 3H), 7.49 (m, 1H), 7.55 (m, 2H), 8.08 (dd, 1H). HPLC: 純度99%. MS: 541 [M+H]
+.
【1036】
(実施例42)
N-(2-(アセトイミドアミドメチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド23P
【1037】
【化264】
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【1038】
化合物23A(5mg、0.01mmol)及びアセトニトリル(8.2mg、0.2mmol)をトルエン(0.7ml)に溶解し、次いでジメチルアルミニウムクロリド(0.01ml、0.08mmol)を加え、混合物をマイクロ波照射下140℃で1時間加熱した。混合物を3滴の水を加えることによりクエンチし、酢酸エチルで希釈し、セライトに通して濾過し、酢酸エチルで洗浄した。濾液を蒸発させ、次いで分取HPLC(HP C18、ID22mm、長さ150mm、流速16ml/分:20分かけて5〜55%MeCN水/アセトニトリル0.1%TFA)により直接精製して、所望の化合物23P(1.9mg、35%)を無色ガラス状物(TFA塩)として得た。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 1.36 (s, 9H), 2.28 (s, 3H), 3.10 (dd, 2H), 3.51 (dd, 2H), 4.31 (br s, 2H), 4.53 (br s, 2H), 4.85 (br s, 2H), 6.92 (dd, 1H), 7.17 (dd, 1H), 7.25 (d, 1H), 7.38 (m, 5H), 7.53 (br s, 1H), 8.08 (d, 1H). HPLC: 純度97%. MS: 553 [M+H]
+.
【1039】
(実施例43)
N-(2-(グアニジノメチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド23Q
【1040】
【化265】
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【1041】
化合物23A(15mg、0.03mmol)及び4-ベンジル-3,5-ジメチル-1H-ピラゾール-1-カルボキシミドアミド塩酸塩(Tetrahedron Letts、2002、1401頁に従って調製;30mg、0.117mmol)並びにトリエチルアミン(15mg、0.15mmol)を、テトラヒドロフラン(0.3ml)及びアセトニトリル(0.3ml)に加え、混合物をマイクロ波照射下90℃で1時間加熱した。混合物をメタノールで希釈し、次いで分取HPLC(HP C18、ID22mm、長さ150mm、流速16ml/分:20分かけて5〜45%MeCN水/アセトニトリル0.1%TFA)により直接精製して、所望の化合物23Q(8.9mg、55%)を無色ガラス状物(TFA塩)として得た。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 1.36 (s, 9H), 3.10 (dd, 2H), 3.52 (dd, 2H), 4.29 (br s, 2H), 4.48 (m, 2H), 4.85 (br s, 2H), 6.93 (dd, 1H), 7.19 (dd, 1H), 7.24 (d, 1H), 7.36 (m, 5H), 7.52 (br s, 1H), 7.87 (m, 1H), 8.07 (dd, 1H). HPLC: 純度98%. MS: 554 [M+H]
+.
一般ルートE
中間体Lの合成
【1042】
【化266】
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【1043】
メチル2-((tert-ブトキシカルボニル)(2-(ジメトキシメチル)ベンジル)アミノ)アセテート24.1
【1044】
【化267】
[この文献は図面を表示できません]
【1045】
中間体B(3.19g、12.6mmol)をテトラヒドロフラン(20ml)に溶解し、飽和重炭酸ナトリウム溶液(10ml)を加えた。これにジ-t-ブチルジカルボネート(3.03g、13.9mmol)を加え、混合物を室温で18時間撹拌した。混合物を酢酸エチル中に注ぎ入れ、水溶液を酢酸エチルで2回抽出した。有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(1%Et
3Nを含むヘプタン中10%EtOAc)により精製して、化合物24.1(2.48g、56%)を黄色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.45 (s, 9H), 3.29 (d, 6H), 3.69 (s, 3H), 3.76 (s, 1H), 3.90 (s, 1H), 4.66 (d, 2H), 5.40 (s, 1H), 7.27 (m, 3H), 7.51 (d, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.89 (190 [M-2OMe-Boc+H]
+), 純度90%.
メチル2-((tert-ブトキシカルボニル)(2-ホルミルベンジル)アミノ)アセテート24.2
【1046】
【化268】
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【1047】
化合物24.1(2.48g、7.0mmol)をアセトン(30ml)に溶解し、p-トルエンスルホン酸一水和物(1.46g、7.7mmol)を加えた。混合物を室温で1.5時間撹拌し、次いで飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れた。水性層を酢酸エチルで5回抽出した。有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させて、化合物24.2(2.14g、99%)を赤色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.40 (s, 9H), 3.70 (s, 3H), 3.84 (s, 1H), 3.97 (s, 1H), 4.97 (d, 2H), 7.47 (m, 2H), 7.55 (m, 1H), 7.84 (d, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.82 (190フラグメント).
メチル2-((2-(アゼチジン-1-イルメチル)ベンジル)(tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセテート24.3
【1048】
【化269】
[この文献は図面を表示できません]
【1049】
化合物24.2(762mg、2.48mmol)をジクロロメタン(40ml)に溶解し、アゼチジン塩酸塩(696mg、7.44mmol)を、続いてN,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.6g、12.4mmol)、硫酸ナトリウム(1.05g)及びトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(789mg、3.72mmol)を加えた。反応物を室温で3時間撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、ジクロロメタンで3回抽出した。有機抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(1%Et
3Nを含むヘプタン中20%EtOAc)により精製して、化合物24.3(597mg、69%)を無色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.47 (s, 9H), 2.03 (五重線, 2H), 3.14 (t, 4H), 3.52 (d, 2H), 3.71 (s, 3H), 3.81 (s, 1H), 3.92 (s, 1H), 4.64 (d, 2H), 7.21 (m, 4H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.89 (349 [M+H]
+), 純度94%.
2-((2-(アゼチジン-1-イルメチル)ベンジル)(tert-ブトキシカルボニル)アミノ)酢酸24.4
【1050】
【化270】
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【1051】
化合物24.3(567mg、1.63mmol)をメタノールに溶解し、次いで2.5M水酸化ナトリウム(5.2ml、13.03mmol)を加え、反応混合物を室温で18時間撹拌した。揮発物を除去し、1M HCl(13ml)を加えて混合物を中和した。揮発物を除去し、トルエンで2回共沸させて、化合物24.4(1.63mmolと想定)を無色固体として得た。直接使用した。UPLC-MS(短期基礎) rt 0.51(333[M-H]
-)、純度97%。
【1052】
(実施例44)
tert-ブチル2-(アゼチジン-1-イルメチル)ベンジル(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)カルバメート24A
【1053】
【化271】
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【1054】
化合物24.4(約1.63mmol)をアルゴン雰囲気下N,N-ジメチルホルムアミド(10ml)に溶解し、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.7ml、9.78mmol)を加えた。EDCI.HCl(376mg、1.95mmol)及びHOAt(267mg、1.95mmol)を、続いて中間体E(409mg、1.63mmol)を加えた。混合物を室温で18時間撹拌し、その後反応はUPLC-MSにより完結していた。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れた。水性層を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機抽出物を水次いでブラインで3回洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカ300ml、9:1EtOAc/MeOHから9:1DCM/MeOH次いでアンモニアを含む9:1DCM/MeOH)により精製して、化合物24A(631mg、68%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 1.47 (s, 9H), 2.09 (m, 2H), 3.06 (dd, 2H), 3.32 (m, 4H), 3.50 (dd, 2H), 3.71 (m, 2H), 3.92 (br s, 2H), 4.68 (s, 2H), 6.86 (dd, 1H), 7.13 (dd, 1H), 7.27 (m, 6H), 7.80 (s, 1H), 8.03 (dd, 1H). UPLC-MS (長CSH) rt 1.26 (568 [M+H]
+), 純度95%.
2-((2-(アゼチジン-1-イルメチル)ベンジル)アミノ)-N-(2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アセトアミド二塩酸塩である中間体L
【1055】
【化272】
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【1056】
化合物24A(199mg、0.35mmol)を1,4-ジオキサン(5ml)に溶解し、次いでジオキサン中4M HCl(4ml、16mmol)を加え、混合物を室温で1時間撹拌し、この後反応はUPLC-MSにより完結していた。混合物をジエチルエーテルで希釈し、次いで液体をデカント除去することにより固体を単離した。固体をジエチルエーテルで3回洗浄し、乾燥して、化合物中間体L(192mg、定量的)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 2.47 (m, 1H), 2.59 (m, 1H), 3.06 (dd, 2H), 3.32 (m, 2H), 3.57 (dd, 2H), 4.21 (m, 2H), 4.32 (m, 2H), 4.53 (s, 2H), 4.70 (s, 2H), 7.27 (m, 2H), 7.49 (d, 1H), 7.62 (m, 6H), 8.12 (dd, 1H). UPLC-MS (長CSH) rt 0.68 (468 [M+H]
+), 純度95%.
化合物25A-Iの合成
【1057】
【化273】
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【1058】
(実施例45)
N-(2-(アゼチジン-1-イルメチル)ベンジル)-3,3,3-トリフルオロ-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)プロパンアミド25A
【1059】
【化274】
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【1060】
中間体L(25mg、0.046mmol)をアルゴン雰囲気下3,3,3-トリフルオロプロピオン酸(6.5mg、0.051mmol)、EDCI.HCl(11.4mg、0.06mmol)及びHOAt(8.2mg、0.06mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(5ml)中溶液に加え、次いでN,N-ジイソプロピルエチルアミン(30mg、0.231mmol)を加えた。混合物を室温で18時間撹拌し、この後反応はUPLC-MSにより完結していた。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れた。水性層を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機抽出物を水次いでブラインで2回洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(EtOAc中10〜15%MeOH)により精製し、次いで1:20メタノール/ジエチルエーテルから結晶化して、化合物25A(6.1mg、23%)を白色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 2.08 (m, 2H), 3.05 (dd, 2H), 3.24 (m, 2H), 3.33 (m, 1H), 3.54 (m, 5H), 4.17 (s, 2H), 4.77 (br d, 2H), 4.82 (m, 2H), 6.85 (dd, 1H), 7.11 (m, 1H), 7.26 (m, 6H), 7.45 (br d, 1H), 8.04 (d, 1H). UPLC-MS (長CSH) rt 1.03 (578 [M+H]
+), 純度98%.
【1061】
(実施例46)
N-(2-(アゼチジン-1-イルメチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)シクロペンタンカルボキサミド25B
【1062】
【化275】
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【1063】
中間体L(27mg、0.05mmol)をアルゴン雰囲気下シクロペンタンカルボン酸(6.3mg、0.055mmol)、EDCI.HCl(13.3mg、0.07mmol)及びHOAt(9.6mg、0.07mmol)のジクロロメタン(4ml)中溶液に加え、次いでN,N-ジイソプロピルエチルアミン(33mg、0.25mmol)を加えた。混合物を室温で3日間撹拌し、その後反応はUPLC-MSにより完結していた。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れた。水性層をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機抽出物を水次いでブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(EtOAc中0〜5%MeOH、次いでDCM中5%MeOH、次いでアンモニアを含むDCM中5%MeOH)により精製して、多少のアルキル不純物を含む粗製の化合物を得た。これをアセトニトリルに溶解することにより精製し、ヘプタンで洗浄した。アセトニトリル層を蒸発させた。これをSPE(STMAd 2g MeOH次いでMeOH中アンモニア、次いでSCX-22g MeOH次いでMeOH中アンモニア)により更に精製して、化合物25B(2.0mg、7%)を白色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.60 (m, 2H), 1.80 (m, 8 H), 2.10 (m, 1H), 2.26 (m, 1H), 3.05 (m, 2H), 3.30 (m, 2H), 3.50 (m, 2H), 3.68 (m, 2H), 4.12 (s, 1H), 4.30 (s, 1H), 4.80 (m, 1H), 4.95 (m, 2H), 6.85 (dd, 1H), 7.12 (dd, 1H), 7.30 (m, 6H), 7.49 (m, 1H), 8.03 (dd, 1H). UPLC-MS (長CSH) rt 1.18 (564 [M+H]
+), 純度94%.
【1064】
(実施例47)
N-(2-(アゼチジン-1-イルメチル)ベンジル)-1-メチル-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)-シクロプロパンカルボキサミド25C
【1065】
【化276】
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【1066】
中間体L(35mg、0.065mmol)をアルゴン雰囲気下1-メチルシクロプロパンカルボン酸(7mg、0.072mmol)、EDCI.HCl(16mg、0.085mmol)及びHOAt(12mg、0.085mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(1ml)中溶液に加え、次いでN,N-ジイソプロピルエチルアミン(57μl、0.33mmol)を加えた。混合物を室温で3時間撹拌し、この後反応はUPLC-MSにより完結していた。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れた。水性層を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで2回洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(EtOAc中20%MeOH)により精製し、フラッシュシリカクロマトグラフィー(DCM中10%アンモニア及びMeOH)により再度精製して、化合物25C(1mg、3%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 0.65 (m, 2H), 0.98 (m, 1H), 1.02 (m, 2H), 1.35 (s, 3H), 2.03 (m, 2H), 3.05 (m, 2H), 3.50 (m, 4H), 3.70 (br s, 2H), 4.00 (br s, 1H), 4.40 (br s, 2H), 5.02 (br s, 2H), 6.85 (dd, 1H), 7.11 (m, 1H), 7.26 (m, 6H), 7.45 (br d, 1H), 8.04 (d, 1H). UPLC-MS (長CSH) rt 1.01 (550 [M+H]
+), 純度96%.
【1067】
(実施例48)
N-(2-(アゼチジン-1-イルメチル)ベンジル)-2-フルオロ-2-メチル-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)プロパンアミド25D
【1068】
【化277】
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【1069】
中間体L(35mg、0.065mmol)をアルゴン雰囲気下2-フルオロイソ酪酸(7.6mg、0.072mmol)、EDCI.HCl(16mg、0.085mmol)及びHOAt(12mg、0.085mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(1ml)中溶液に加え、次いでN,N-ジイソプロピルエチルアミン(57μl、0.33mmol)を加えた。混合物を室温で3時間撹拌し、この後反応はUPLC-MSにより完結していた。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れた。水性層を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで2回洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(EtOAc中20%MeOH)により精製し、フラッシュシリカクロマトグラフィー(DCM中10%アンモニア及びMeOH)により再度精製して、化合物25D(3.9mg、11%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.28 (s, 2H), 1.64 (s, 3H), 1.72 (s, 3H), 2.05 (br s, 2H), 3.06 (dd, 2H), 3.50 (dd, 2H), 3.65 (s, 3H), 4.03 (br s, 1H), 4.36 (br s, 1H), 5.07 (br s, 1H), 6.85 (dd, 1H), 7.11 (m, 1H), 7.26 (m, 6H), 7.45 (br d, 1H), 8.04 (d, 1H). UPLC-MS (長CSH) rt 1.06 (556 [M+H]
+), 純度92%.
【1070】
(実施例49)
N-(2-(アゼチジン-1-イルメチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)シクロプロパンカルボキサミド25E
【1071】
【化278】
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【1072】
中間体L(45mg、0.083mmol)をアルゴン雰囲気下シクロプロパンカルボン酸(7.7mg、0.09mmol)、EDCI.HCl(20.6mg、0.11mmol)及びHOAt(15mg、0.11mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(3ml)中溶液に加え、次いでN,N-ジイソプロピルエチルアミン(73μl、0.41mmol)を加えた。混合物を室温で72時間撹拌し、その後反応はUPLC-MSにより完結していた。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れた。水性層を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで2回洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(EtOAc中5〜10%MeOH次いでEtOAc中10%MeOH/NH
4OH)により精製し、次いでジエチルエーテル中で摩砕して、化合物25E(26mg、58%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 0.85 (m, 2H), 0.99 (m, 2H), 1.72 (s, 3H), 2.05 (br s, 2H), 3.06 (dd, 2H), 3.50 (dd, 2H), 3.65 (s, 3H), 4.03 (br s, 1H), 4.36 (br s, 1H), 5.07 (br s, 1H), 6.85 (dd, 1H), 7.11 (m, 1H), 7.26 (m, 6H), 7.45 (br d, 1H), 8.04 (d, 1H). UPLC-MS (長CSH) rt 0.96 (536 [M+H]
+), 純度94%.
【1073】
(実施例50)
メチル2-(アゼチジン-1-イルメチル)ベンジル(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)カルバメート25F
【1074】
【化279】
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【1075】
中間体L(34mg、0.059mmol)をジクロロメタン(2ml)中で激しく撹拌し、飽和重炭酸ナトリウム(1ml)次いでクロロギ酸メチル(5.5ml、0.07mmol)を滴下添加し、混合物を室温で18時間撹拌した。混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和重炭酸ナトリウムで洗浄した。水溶液をジクロロメタンで2回抽出した。有機抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をSPE(SiO
2 2g EtOAc中0〜10%MeOHからアンモニアを含むEtOAc中10%MeOH)により精製して、化合物25F(2mg、6%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 2.23 (m, 2H), 3.05 (m, 2H), 3.49 (dd, 2H), 3.60 (m, 4H), 3.78 (s, 3H), 4.00 (m, 4H), 4.72 (s, 2H), 6.87 (dd, 1H), 7.12 (m, 1H), 7.20 (m, 1H), 7.30 (m, 5H), 7.43 (s, 1H), 8.02 (d, 1H). UPLC-MS (CSH 2-50%) rt 0.55 (526 [M+H]
+), 純度100%.
【1076】
(実施例51)
N-(2-(アゼチジン-1-イルメチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ベンズアミド25G
【1077】
【化280】
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【1078】
中間体L(35mg、0.065mmol)をアルゴン雰囲気下安息香酸(8.1mg、0.068mmol)、EDCI.HCl(15mg、0.078mmol)及びHOAt(11mg、0.078mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(2ml)中溶液に加え、次いでN,N-ジイソプロピルエチルアミン(68μl、0.39mmol)を加えた。混合物を室温で18時間撹拌し、この後反応はUPLC-MSにより完結していた。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れた。水性層を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機抽出物を水で3回洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(アンモニアを含むEtOAc中0〜6%MeOH)により精製し、次いで5%メタノールを含むジエチルエーテル中で摩砕して、化合物25G(3mg、9%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.92 (m, 1H), 2.07 (m, 1H), 3.07 (m, 4H), 3.37 (m, 2H), 3.58 (m, 3H), 3.78 (s, 1H), 3.99 (s, 1H), 4.24 (s, 1H), 4.80 (s, 1H), 4.99 (s, 1H), 6.88 (dd, 1H), 7.11 (m, 1H), 7.39 (m, 12H), 8.02 (d, 1H). UPLC-MS (長期基礎) rt 1.46 (572 [M+H]
+), 純度90%.
【1079】
(実施例52)
N-(2-(アゼチジン-1-イルメチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピコリンアミド25H
【1080】
【化281】
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【1081】
中間体L(35mg、0.065mmol)をアルゴン雰囲気下2-ピコリン酸(8.0mg、0.068mmol)、EDCI.HCl(15mg、0.078mmol)及びHOAt(11mg、0.078mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(2ml)中溶液に加え、次いでN,N-ジイソプロピルエチルアミン(68μl、0.39mmol)を加えた。混合物を室温で18時間撹拌し、この後反応はUPLC-MSにより完結していた。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れた。水性層を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機抽出物を水で3回洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(アンモニアを含むEtOAc中0〜6%MeOH)により精製し、次いでトルエンで3回共沸して、化合物25H(4.1mg、12%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 2.00 (m, 2H), 3.07 (m, 3H), 3.27 (s, 1H), 3.50 (m, 3H), 3.72 (s, 1H), 4.23 (s, 2H), 4.89 (s, 2H), 5.00 (s, 2H), 6.88 (dd, 1H), 7.10 (m, 1H), 7.39 (m, 8H), 7.78 (m, 1H), 7.93 (dt, 1H), 8.04 (dd, 1H), 8.57 (m, 1H). UPLC-MS (長期基礎) rt 1.76 (573 [M+H]
+), 純度93%.
【1082】
(実施例53)
N-(2-(アゼチジン-1-イルメチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)チアゾール-4-カルボキサミド25I
【1083】
【化282】
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【1084】
中間体L(35mg、0.065mmol)をアルゴン雰囲気下チアゾール-4-カルボン酸(8.0mg、0.061mmol)、EDCI.HCl(15mg、0.078mmol)及びHOAt(11mg、0.078mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(2ml)中溶液に加え、次いでN,N-ジイソプロピルエチルアミン(70μl、0.39mmol)を加えた。混合物を室温で18時間撹拌し、この後反応はUPLC-MSにより完結していた。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れた。水性層を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機抽出物を水で3回洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をSPE(SiO
2 2g EtOAc中5%MeOH次いでアンモニアを含むEtOAc中5%MeOH)により精製し、次いでジエチルエーテル中で摩砕して、化合物25I(3.1mg、8%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 2.00 (m, 2H), 3.03 (d, 2H), 3.22 (m, 4H), 3.51 (m, 4H), 4.21 (s, 1H), 4.51 (s, 1H), 4.99 (s, 1H), 5.20 (s, 1H), 6.86 (dd, 1H), 7.10 (d, 1H), 7.41 (m, 7H), 8.03 (dd, 1H), 8.23 (m, 1H), 9.00 (d, 1H). UPLC-MS (長期基礎) rt 1.74 (579 [M+H]
+), 純度92%.
中間体Mの合成
【1085】
【化283】
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【1086】
tert-ブチル(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)カルバメート26.1
【1087】
【化284】
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【1088】
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(6.24ml、35.8mmol)を、アルゴン雰囲気下Boc-グリシン-OH(2.4g、13.7mmol)、EDCI.HCl(2.52g、13.2mmol)及びHOAt(1.8g、13.2mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(25ml)中溶液に加えた。中間体E(3.0g、11.9mmol)を加え、N,N-ジメチルホルムアミド(10ml)で洗浄した。混合物を室温で18時間撹拌し、この後反応はUPLC-MSにより完結していた。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れた。水性層を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物を水で3回、20%クエン酸水溶液、水で3回洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させて、化合物26.1(4.84mg、99%)を淡黄色ガラス状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.45 (s, 9H), 3.06 (dd, 2H), 3.50 (dd, 2H), 3.84 (br s, 2H), 6.87 (dd, 1H), 7.12 (d, 1H), 7.22 (d, 1H), 7.38 (d, 1H), 7.55 (s, 1H), 8.02 (dd, 1H). UPLC-MS (CSH 2-50%) rt 0.93 (409 [M+H]
+).
2-アミノ-N-(2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アセトアミド二塩酸塩である中間体M
【1089】
【化285】
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【1090】
流動性の懸濁液が得られるまで、化合物26.1(4.84ml、11.9mmol)をシクロペンチルメチルエーテル中3M HCl(20ml、60mmol)中で摩砕した。混合物を室温で3時間撹拌し、この後反応はUPLC-MSにより完結していた。溶媒をデカント除去することにより固体を単離し、次いでジエチルエーテルで洗浄し3回デカント除去した。固体を乾燥して、中間体M(4.62mg、定量的)をベージュ色粉体として得た。UPLC-MS(短期基礎) rt 0.43(309[M+H]
+)、純度93%。
アルデヒド中間体N〜Pの合成
【1091】
【化286】
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【1092】
アルデヒド中間体N-Pの合成
ブロモベンズアルデヒド27.1(3.0g、14.78mmol)をメタノール(20ml)に溶解し、次いでオルトギ酸トリメチル(10ml)及びp-トルエンスルホン酸一水和物(270mg、1.48mmol)を加えた。溶液を50℃に3.5時間加温した。混合物を氷/水上で冷却し、次いでトリエチルアミン(3ml)を加えた。揮発物を除去し、混合物をジエチルエーテル及び水で希釈した。水性層をジエチルエーテルで2回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカ250ml、ヘキサン中10〜15%ジエチルエーテル)により精製して、化合物27.2を無色油状物として得た。
【1093】
27.2(1g、4.02mmol)をテトラヒドロフラン(15ml)に溶解し、アルゴン下ドライアイス/アセトン上で冷却した。N-ブチルリチウム(ヘキサン中2.5M、2.4ml、6.02mmol)を滴下添加し、次いでドライアイス/アセトン上で1時間撹拌した。N,N-ジメチルホルムアミド(0.63mmol)を一度に加え、1時間撹拌を続けた後、室温に1.5時間した。反応物を水中に注ぎ入れ、ジエチルエーテルで3回抽出した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。必要な場合、得られた油状物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中ジエチルエーテル)により精製して、中間体N〜Pを得た。
2-(ジメトキシメチル)-5-フルオロベンズアルデヒド中間体N
【1094】
【化287】
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【1095】
2-ブロモ-4-フルオロベンズアルデヒドからの一般方法により、27.2n(3.7g、定量的)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 3.37 (s, 6H), 5.51 (s, 1H), 7.03 (dt, 1H), 7.30 (dd, 1H), 7.57 (dd, 1H).
精製(ジエチルエーテル中10〜15%ヘキサン)後、27.1nを中間体N(0.45g、57%)に変換した。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 3.38 (s, 6H), 5.78 (s, 1H), 7.26 (dt, 1H), 7.63 (m, 2H), 10.43 (s, 1H). UPLC (短期基礎): rt 0.78 (167 [M+H]+) 純度94%.
2-(ジメトキシメチル)-4-フルオロベンズアルデヒド中間体O
【1096】
【化288】
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【1097】
2-ブロモ-5-フルオロベンズアルデヒドからの一般方法により、27.2o(4.8g、定量的)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 3.38 (s, 6H), 5.50 (s, 1H), 6.93 (dt, 1H), 7.35 (dd, 1H), 7.50 (dd, 1H).
精製(ジエチルエーテル中20%ヘキサン)後、27.2oを中間体O(0.55g、69%)に変換した。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 3.39 (s, 6H), 5.92 (s, 1H), 7.16 (dt, 1H), 7.41 (dd, 1H), 7.95 (dd, 1H), 10.33 (s, 1H).
2-(ジメトキシメチル)-6-フルオロベンズアルデヒド中間体P
【1098】
【化289】
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【1099】
2-ブロモ-3-フルオロベンズアルデヒドからの一般方法により、27.2p(3.54g、96%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 3.39 (s, 6H), 5.56 (s, 1H), 7.11 (dt, 1H), 7.31 (m, 1H), 7.39 (d, 1H).
27.2pを中間体P(0.79g、99%)に変換し、精製を必要とはしなかった。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 3.42 (s, 6H), 5.99 (s, 1H), 7.16 (m, 1H), 7.56 (m, 2H), 10.51 (s, 1H).
中間体Q〜Tの一般合成
【1100】
【化290】
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【1101】
中間体M(385〜480mg、1.01〜1.27mmol)をジクロロメタン(10〜14ml)に懸濁し、次いでN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.8〜0.98ml、4.54〜5.8mmol)を加えて溶液を得た。5分後、中間体A、N、O又はPを、続いて硫酸マグネシウム(過剰)を加えた。混合物を室温で1から5日間撹拌し、反応が完結していない場合に50℃に加熱した。混合物を濾過し、ジクロロメタンで洗浄し、濾液を蒸発させた。粗製の混合物をメタノール(8〜10ml)に溶解し、水素化ホウ素ナトリウム(46〜77mg、1.21〜2.03mmol)を5分かけて少しずつ加え、次いで室温で1時間撹拌した。必要な場合、追加の水素化ホウ素ナトリウム(50mg、0.66〜1.32mmol)を加え、室温で1〜3時間撹拌した。混合物を水中に注ぎ入れ、酢酸エチルで3回抽出した。有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィーにより精製して、化合物中間体Q〜Tを得た。直接使用した。
2-((2-(ジメトキシメチル)-5-フルオロベンジル)アミノ)-N-(2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アセトアミド中間体Q
【1102】
【化291】
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【1103】
室温で3日間、ジクロロメタン(10ml)中で中間体N(0.2g、1.01mmol)、中間体M(385mg、1.01mmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.8ml、4.5mmol)を使用し、スキーム28に記載した通りに合成した。イミンを2.5時間メタノール(10ml)中で水素化ホウ素ナトリウム(46mg、1.21mmol)を使用して還元した。フラッシュシリカクロマトグラフィー(Isolera、SiO
2ヘプタン中10〜30%IPA)により精製して、中間体Q(120mg、24%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 3.05 (dd, 2H), 3.33 (s, 6H), 3.44 (s, 2H), 3.61 (dd, 2H), 3.91 (s, 2H), 5.52 (s, 1H), 6.80 (dd, 1H), 7.00 (td, 1H), 7.09 (m, 2H), 7.21 (d, 1H), 7.39 (d, 1H), 7.56 (dd, 1H), 7.69 (s, 1H), 8.13 (dd, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.78 (489 [M-H]
-), 純度88%.
2-((2-(ジメトキシメチル)-4-フルオロベンジル)アミノ)-N-(2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アセトアミド中間体R
【1104】
【化292】
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【1105】
室温で2日間次いで50℃で6時間、ジクロロメタン(14ml)中でアルデヒド中間体O(277mg、1.4mmol)、中間体M(0.48g、1.27mmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.98ml、5.8mmol)を使用し、スキーム28に記載した通りに合成した。イミンを40分間メタノール(8ml)中で水素化ホウ素ナトリウム(77mg、2.03mmol)を使用して還元し、追加の水素化ホウ素ナトリウム(50mg、1.32mmol)を1時間加えた。フラッシュシリカクロマトグラフィー(EtOAc中5〜10%MeOH)により精製して、中間体R(125mg、20%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 3.02 (dd, 2H), 3.34 (s, 6H), 3.42 (s, 2H), 3.64 (dd, 2H), 3.87 (s, 2H), 5.59 (s, 1H), 6.80 (dd, 1H), 7.06 (m, 1H), 7.30 (m, 4H), 7.71 (s, 1H), 7.84 (br s, 1H), 8.11 (dd, 1H), 9.43 (s, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.78 (489 [M-H]
-), 純度89%.
2-((2-(ジメトキシメチル)-6-フルオロベンジル)アミノ)-N-(2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アセトアミド中間体S
【1106】
【化293】
[この文献は図面を表示できません]
【1107】
室温で2日間、ジクロロメタン(14ml)中でアルデヒド中間体P(277mg、1.4mmol)、中間体M(0.48g、1.27mmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.98ml、5.8mmol)を使用して、スキーム28に記載した通りに合成した。イミンを1.5時間メタノール(8ml)中で水素化ホウ素ナトリウム(77mg、2.03mmol)を使用して還元した。フラッシュシリカクロマトグラフィー(EtOAc中1.5〜10%MeOH)により精製して、中間体S(210mg、34%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 3.04 (dd, 2H), 3.34 (s, 6H), 3.40 (s, 2H), 3.49 (dd, 2H), 3.96 (s, 2H), 5.59 (s, 1H), 6.85 (dd, 1H), 7.12 (m, 2H), 7.21 (d, 1H), 7.33 (m, 3H), 7.57 (s, 1H), 8.02 (dd, 1H). UPLC-MS (CSH 2-95%) rt 0.40 (427 [M-2OMe+H]
+), 純度90%.
2-((2-(ジメトキシメチル)ベンジル)アミノ)-N-(2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アセトアミド中間体T
【1108】
【化294】
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【1109】
室温で2日間次いで還流状態で3日間、ジクロロメタン(15ml)中で中間体A(スキーム1、252mg、1.4mmol)、中間体M(484mg、1.27mmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.88ml、5.08mmol)を使用しスキーム28に記載した通りに合成した。イミンを1時間(25mg)及び2時間(30mg)で加えた追加の水素化ホウ素ナトリウムを用いメタノール(10ml)中で水素化ホウ素ナトリウム(48mg、1.27mmol)を使用して還元し、合計5時間反応させた。フラッシュシリカクロマトグラフィー(EtOAc中0〜12.5%MeOH)により精製して、中間体T(275mg、46%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 3.05 (dd, 2H), 3.34 (s, 6H), 3.51 (dd, 2H), 3.92 (s, 2H), 4.91 (s, 2H), 5.62 (s, 1H), 6.86 (dd, 1H), 7.14 (d, 1H), 7.30 (d, 5H), 7.55 (s, 2H), 8.04 (d, 1H). UPLC-MS (CSH 2-50%) rt 0.57 (409 [M-2MeO+H]
+), 純度87%.
代替-中間体Tへのメシレートルート
【1110】
【化295】
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【1111】
(2-(ジメトキシメチル)フェニル)メタノール29.1
【1112】
【化296】
[この文献は図面を表示できません]
【1113】
中間体A(1g、5.55mmol)をアルゴン下メタノール(30ml)に溶解し、氷/水上で冷却した。水素化ホウ素ナトリウム(231mg、6.10mmol)を15分かけて少しずつ加え、次いで氷/水上で10分間撹拌を続けた後、室温に1時間した。酢酸(1ml)を加え、次いで反応物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、ジエチルエーテルで2回抽出した。有機層を飽和重炭酸ナトリウム、水で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中50〜100%DCM)により精製して、化合物29.1(480mg、48%)を無色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 3.06 (t, 1H), 3.37 (s, 6H), 4.71 (d, 2H), 5.51 (s, 1H), 7.35 (m, 3H), 7.52 (dd, 1H).
2-(ジメトキシメチル)ベンジルメタンスルホネート29.2
【1114】
【化297】
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【1115】
化合物29.1(240mg、1.45mmol)をアルゴン下酢酸エチル(5ml)に溶解し、トリエチルアミン(0.37ml、2.64mmol)を加え、氷/水上で冷却した。メタンスルホニルクロリド(112μl、1.45mmol)を滴下添加し、次いで氷/水上で2時間撹拌を続けた。反応物をセライトに通して濾過し、酢酸エチルで洗浄した。濾液を飽和重炭酸ナトリウム、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中50〜100%DCM)により精製して、化合物29.2(340mg、99%)を無色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 2.96 (s, 3H), 3.34 (s, 6H), 5.43 (s, 2H), 5.48 (s, 1H), 7.39 (m, 2H), 7.48 (m, 1H), 7.58 (m, 1H).
2-((2-(ジメトキシメチル)ベンジル)アミノ)-N-(2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アセトアミド中間体T
【1116】
【化298】
[この文献は図面を表示できません]
【1117】
中間体M(570mg、1.50mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド(10ml)に溶解し、トリエチルアミン(0.84ml)次いで29.2(390mg、1.50mmol)を加えた。混合物を室温で24時間撹拌し、次いで60℃で16時間加熱した後、2日間静置した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、生成した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、粗生成物を得た。濾液を酢酸エチルで3回抽出し、次いで有機物をブラインで3回洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、化合物中間体T(90mg)を得た。粗製の固体をフラッシュシリカクロマトグラフィー(DCM中0〜4%MeOH)により更に精製して、化合物中間体T(100mg)を得た-合わせた収率27%。UPLC-MS(短期基礎)0.75(471、[M-H]
-)、純度85%。
一般ルートF
【1118】
【化299】
[この文献は図面を表示できません]
【1119】
ステップ1
A:酸塩化物
中間体Q、R、S又はT(0.16〜0.25mmol)をアルゴン雰囲気下ジクロロメタン(3〜10ml)に溶解し、次いでN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.06〜0.13ml、0.35〜0.74mmol)を加えた。酸塩化物R
1C(O)Cl(0.13〜0.24mmol)を加え、混合物を室温で18時間撹拌し、その後反応はUPLC-MSにより完結していた。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れた。水性層をジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィーにより精製して、化合物30.1を得た。
【1120】
B:カルボン酸
中間体Q、R、S又はT(0.106〜0.116mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド(3〜4ml)に溶解し、続いてN,N-ジイソプロピルエチルアミン(56〜61μl、0.32〜0.35mmol)、カルボン酸X'COOH(0.116〜0.128mmol)、EDCI.HCl(26〜30mg、0.137〜0.151mmol)及びHOAt(19〜20.5mg、0.137〜0.151mmol)を加えた。酸に依存して、反応物を室温で又は80℃で18時間撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウムで洗浄し、水で3回洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。粗製の残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィーにより精製して、化合物30.1を得た。
【1121】
ステップ2
化合物30.1(0.04〜0.125mmol)をアセトン(1.5〜3ml)に溶解し、次いでp-トルエンスルホン酸一水和物(8〜26mg、0.04〜0.14mmol)を加えた。混合物を室温で30〜60分間撹拌し、次いで飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れた。水性層を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させて、化合物30.2を得た。
【1122】
ステップ3
化合物30.2(0.04〜0.104mmol)をジクロロメタン(3〜5ml)に溶解し、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(46〜100μl、0.26〜0.52mmol)、メチルアミン塩酸塩(10〜18mg、0.15〜0.26mmol)及び硫酸マグネシウムを加え、混合物を室温で18時間撹拌した。混合物を濾過し、DCMで洗浄した。濾液を水で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。残留物をメタノールに溶解し、次いで水素化ホウ素ナトリウム(2.7〜5mg、0.073〜0.125mmol)を加え(0℃又は室温で)、UPLC-MSによりモニターしながら、反応物を室温で1〜3時間撹拌した。完結した時点で、反応物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、酢酸エチル又はジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機物を乾燥(硫酸ナトリウム)し、濾過し、蒸発させた。精製方法については具体例を参照のこと。
N-(2-(ジメトキシメチル)-5-フルオロベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド30.1a
【1123】
【化300】
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【1124】
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.13ml、0.74mmol)、塩化ピバロイル(30μl、0.24mmol)を用い、ジクロロメタン(3ml)中で中間体Q(125mg、0.25mmol)から一般ルートF(ステップ1A)に従って合成し、フラッシュシリカクロマトグラフィー(SiO
2 5g SPE、ヘプタン中10〜30%IPA)により精製して、化合物30.1a(72mg、52%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.31 (s, 9H), 3.03 (dd, 2H), 3.32 (s, 6H), 3.61 (dd, 2H), 4.05 (s, 2H), 4.70 (s, 2H), 5.34 (s, 1H), 6.81 (dd, 1H), 6.89 (dd, 1H), 6.98 (td, 1H), 7.06 (dd, 1H), 7.19 (t, 1H), 7.36 (t, 1H), 7.54 (m, 2H), 8.12 (dd, 1H), 8.56 (br s, 1H), 9.13 (br s, 1H). UPLC-MS (CSH) rt 0.85 (575 [M+H]
+), 純度87%.
N-(5-フルオロ-2-ホルミルベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド30.2a
【1125】
【化301】
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【1126】
アセトン(3ml)中で30.1a(72mg、0.125mmol)、p-トルエンスルホン酸一水和物(26mg、0.14mmol)から一般ルートF(ステップ2)に従って合成して、化合物30.2a(55mg、83%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.30 (s, 9H), 3.02 (dd, 2H), 3.61 (dd, 2H), 4.08 (m, 2H), 5.36 (s, 2H), 6.81 (dd, 1H), 7.07 (dd, 2H), 7.22 (m, 2H), 7.36 (d, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.90 (dd, 1H), 8.13 (dd, 1H), 8.57 (s, 1H), 9.27 (s, 1H), 10.06 (s, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.76 (529 [M+H]
+), 純度78%.
【1127】
(実施例54)
N-(5-フルオロ-2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド30A
【1128】
【化302】
[この文献は図面を表示できません]
【1129】
ジクロロメタン(3ml)中で30.2a(55mg、0.104mmol)、メチルアミン塩酸塩(18mg、0.26mmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.1ml、0.52mmol)から一般ルートF(ステップ3)に従って合成して、中間体イミンUPLC-MS(短期基礎) rt 0.84(542[M+H]
+)を得、これを室温で2時間水素化ホウ素ナトリウム(5mg、0.125mmol)を用いメタノール(2ml)中で還元した。分取HPLC(XBridge C18、ID19mm、長さ150mm、流速20ml/分:8分かけて[NH
4OHを含むNH
4HCO
3]中40〜45%MeCN)次いでフラッシュシリカクロマトグラフィー(EtOAcからDCM中10%MeOHからアンモニアを含むDCM中10%MeOH)により精製して、化合物30A(8.5mg、15%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.32 (s, 9H), 2.41 (s, 3H), 3.05 (dd, 2H), 3.49 (dd, 2H), 3.71 (s, 2H), 4.13 (br s, 2H), 4.96 (br s, 2H), 6.86 (dd, 1H), 6.98 (m, 2H), 7.11 (dd, 1H), 7.21 (d, 1H), 7.34 (m, 2H), 7.53 (s, 1H), 8.03 (dd, 1H). UPLC-MS (長CSH) rt 1.12 (544 [M+H]
+), 純度99%.
N-(2-(ジメトキシメチル)-4-フルオロベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド30.1b
【1130】
【化303】
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【1131】
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(67μl、0.38mmol)、塩化ピバロイル(16μl、0.13mmol)を用い、ジクロロメタン(2ml)中で中間体R(62.5mg、0.13mmol)から一般ルートF(ステップ1A)に従って合成し、フラッシュシリカクロマトグラフィー(SiO
2 5g SPE、ヘプタン中0〜30%IPA)により精製して、化合物30.1b(49mg、67%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.31 (s, 9H), 3.04 (dd, 2H), 3.33 (s, 6H), 3.62 (dd, 2H), 4.05 (s, 2H), 4.98 (s, 2H), 5.39 (s, 1H), 6.82 (dd, 1H), 7.10 (m, 4H), 7.32 (dd, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 8.11 (dd, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.89 (573 [M-H]
-), 純度94%.
N-(4-フルオロ-2-ホルミルベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド30.2b
【1132】
【化304】
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【1133】
アセトン(2ml)中で30.1b(49mg、0.085mmol)、p-トルエンスルホン酸一水和物(17mg、0.094mmol)から一般ルートF(ステップ2)に従って合成して、化合物30.2b(43mg、95%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.30 (s, 9H), 3.03 (dd, 2H), 3.32 (s, 2H), 3.62 (dd, 2H), 4.06 (m, 2H), 6.81 (dd, 1H), 7.07 (dd, 1H), 7.18 (m, 2H), 7.32 (m, 2H), 7.53 (s, 1H), 7.58 (dd, 1H), 8.13 (dd, 1H), 8.56 (s, 1H), 9.25 (s, 1H), 10.08 (s, 1H). UPLC-MS (短期基礎) rt 0.80 (529 [M+H]
+), 純度78%.
【1134】
(実施例55)
N-(4-フルオロ-2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド30B
【1135】
【化305】
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【1136】
ジクロロメタン(3ml)中で30.2b(43mg、0.081mmol)、メチルアミン塩酸塩(14mg、0.203mmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.07ml、0.41mmol)から一般ルートF(ステップ3)に従って合成して、中間体イミンUPLC-MS(短期基礎) rt 0.82(542[M+H]
+)を得、これを室温で1時間水素化ホウ素ナトリウム(4mg、0.102mmol)を用いメタノール(2ml)中で還元した。分取HPLC(XBridge C18、ID19mm、長さ150mm、流速20ml/分:8分かけて[NH
4OHを含むNH
4HCO
3]中30〜70%MeCN)により精製して、化合物30B(13mg、28%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.32 (s, 9H), 2.41 (s, 3H), 3.05 (dd, 2H), 3.50 (dd, 2H), 3.71 (s, 2H), 4.13 (br s, 2H), 4.90 (br s, 2H), 6.86 (dd, 1H), 7.02 (td, 1H), 7.12 (m, 2H), 7.21 (m, 1H), 7.34 (m, 2H), 7.53 (s, 1H), 8.03 (dd, 1H). UPLC-MS (長CSH) rt 1.10 (544 [M+H]
+), 純度96%.
N-(2-(ジメトキシメチル)-6-フルオロベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド30.1c
【1137】
【化306】
[この文献は図面を表示できません]
【1138】
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(54μl、0.30mmol)、塩化ピバロイル(14μl、0.11mmol)を用い、ジクロロメタン(2ml)中で中間体S(50mg、0.10mmol)から一般ルートF(ステップ1A)に従って合成し、フラッシュシリカクロマトグラフィー(SiO
2 5g SPE、ヘプタン中20〜100%EtOAcからEtOAc中10%MeOH)により精製して、化合物30.1c(53mg、92%)を無色ガラス状物として得た。UPLC-MS(短期基礎) rt 0.77(573[M-H]
-)。
N-(2-フルオロ-6-ホルミルベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド30.2c
【1139】
【化307】
[この文献は図面を表示できません]
【1140】
アセトン(3ml)中で30.1c(53mg、0.092mmol)、p-トルエンスルホン酸一水和物(18mg、0.094mmol)から一般ルートF(ステップ2)に従って合成して、化合物30.2c(35mg、95%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.27 (s, 9H), 3.08 (dd, 2H), 3.30 (dd, 2H), 4.30 (m, 2H), 5.14 (m, 2H), 6.88 (m, 1H), 7.29 (m, 6H), 7.73 (d, 1H), 8.04 (d, 1H), 10.28 (s, 1H). UPLC-MS (CSH 2-50%) rt 1.08 (529 [M+H]
+), 純度92%.
【1141】
(実施例56)
N-(2-フルオロ-6-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド30C
【1142】
【化308】
[この文献は図面を表示できません]
【1143】
ジクロロメタン(15ml)中で30.2c(35mg、0.066mmol)、メチルアミン塩酸塩(11mg、0.165mmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.06ml、0.33mmol)から一般ルートF(ステップ3)に従って合成して、中間体イミンUPLC-MS(短期基礎) rt 0.77(542[M+H]
+)を得、これを室温で1時間水素化ホウ素ナトリウム(4mg、0.102mmol)を用いメタノール(10ml)中で還元した。フラッシュクロマトグラフィー(EtOAc中5〜10%MeOHからアンモニアを含むEtOAc中10%MeOH)により精製して、化合物30C(10mg、28%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.28 (s, 9H), 2.58 (s, 3H), 3.09 (dd, 2H), 3.49 (dd, 2H), 4.05 (s, 2H), 4.41 (br s, 2H), 4.81 (br s, 2H), 6.85 (dd, 1H), 7.12 (m, 2H), 7.23 (m, 2H), 7.33 (m, 2H), 7.49 (s, 1H), 8.03 (dd, 1H). UPLC-MS (長CSH) rt 1.16 (544 [M+H]
+), 純度95%.
N-(2-(ジメトキシメチル)ベンジル)-2-メトキシ-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)アセトアミド30.1d
【1144】
【化309】
[この文献は図面を表示できません]
【1145】
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(61μl、0.349mmol)、メトキシアセチルクロリド(13.8mg、0.123mmol)を用い、ジクロロメタン(10ml)中で中間体T(55mg、0.116mmol)から一般ルートF(ステップ1A)に従って合成し、フラッシュシリカクロマトグラフィー(80%EtOAc中20%ヘプタン、次いでEtOAc中0〜2%MeOH)により精製して、化合物30.1d(50mg、87%)を無色ガラス状物として得た。UPLC-MS(短期基礎) rt 0.68(543[M-H]
-)、純度81%。
N-(2-ホルミルベンジル)-2-メトキシ-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)アセトアミド30.2d
【1146】
【化310】
[この文献は図面を表示できません]
【1147】
アセトン(2ml)中で30.1d(50mg、0.092mmol)、p-トルエンスルホン酸一水和物(19.2mg、0.01mmol)から一般ルートF(ステップ2)に従って合成して、化合物30.2d(50mg、定量的)を黄色固体として得た。UPLC-MS(短期基礎) rt 0.60(499[M+H]
+)。
【1148】
(実施例57)
2-メトキシ-N-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)アセトアミド30D
【1149】
【化311】
[この文献は図面を表示できません]
【1150】
ジクロロメタン(4ml)中で30.2d(50mg、0.092mmol)、メチルアミン塩酸塩(13.5mg、0.20mmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(51mg、0.40mmol)から一般ルートF(ステップ3)に従って合成して、中間体イミンUPLC-MS(短期基礎) rt 0.62(512[M+H]
+)を得、これを室温で2時間水素化ホウ素ナトリウム(7.4mg、0.195mmol)を用いメタノール(4ml)中で還元した。SPE(STMAd 2g、MeOH次いでMeOH中アンモニア)により精製して、化合物30D(4.2mg、9%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 2.80 (s, 2H), 3.04 (d, 2H), 3.43 (s, 3H), 3.46 (d, 2H), 4.23 (s, 1H), 4.30 (s, 4H), 4.82 (s, 2H), 6.87 (dd, 1H), 7.10 (d, 1H), 7.15 (s, 2H), 7.42 (m, 5H), 8.05 (d, 1H). UPLC-MS (長期基礎) rt 1.35 (514 [M+H]
+), 純度99%.
N-(2-(ジメトキシメチル)ベンジル)-3-メチル-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)オキセタン-3-カルボキサミド30.1e
【1151】
【化312】
[この文献は図面を表示できません]
【1152】
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(61μl、0.349mmol)、3-メチル-オキセタン-3-カルボン酸(15mg、0.128mmol)、EDCI.HCl(29mg、0.151mmol)、HOAt(20.5mg、0.151mmol)を用い、N,N-ジメチルホルムアミド(4ml)中で中間体T(55mg、0.116mmol)から一般ルートF(ステップ1B)に従って合成し、フラッシュシリカクロマトグラフィー(50〜100%EtOAc)により精製して、化合物30.1e(21mg、31%)を無色ガラス状物として得た。UPLC-MS(短期基礎) rt 0.71(570[M-H]
-)、純度80%。
N-(2-ホルミルベンジル)-3-メチル-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)オキセタン-3-カルボキサミド30.2e
【1153】
【化313】
[この文献は図面を表示できません]
【1154】
アセトン(1.5ml)中で30.1e(21mg、0.037mmol)、p-トルエンスルホン酸一水和物(7.7mg、0.040mmol)から一般ルートF(ステップ2)に従って合成して、化合物30.2e(19mg、定量的)を黄色固体として得た。UPLC-MS(短期基礎) rt 0.62(525[M+H]
+)。
【1155】
(実施例58)
3-メチル-N-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)オキセタン-3-カルボキサミド30E
【1156】
【化314】
[この文献は図面を表示できません]
【1157】
ジクロロメタン(3ml)中で30.2e(19mg、0.037mmol)、メチルアミン塩酸塩(10mg、0.15mmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(46μl、0.26mmol)から一般ルートF(ステップ3)に従って合成して、中間体イミンUPLC-MS(短期基礎) rt 0.64(538[M+H]
+)を得、これを室温で3時間水素化ホウ素ナトリウム(2.7mg、0.073mmol)を用いメタノール(2ml)中で還元した。フラッシュシリカクロマトグラフィー(アンモニアを含むDCM中0〜4%MeOH)により精製して、化合物30E(3.7mg、18%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.75 (s, 1H), 1.76 (s, 1H), 2.38 (s, 3H), 3.06 (m, 2H), 3.50 (m, 2H), 3.70 (m, 3H), 4.04 (s, 1H), 4.35 (d, 2H), 4.50 (s, 1H), 4.81 (d, 2H), 5.04 (t, 2H), 6.87 (m, 1H), 7.25 (m, 7H), 7.52 (d, 1H), 8.05 (d, 1H). UPLC-MS (長期基礎) rt 1.45 (540 [M+H]
+), 純度96%.
N-(2-(ジメトキシメチル)ベンジル)-2-メトキシ-2-メチル-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)プロパンアミド30.1f
【1158】
【化315】
[この文献は図面を表示できません]
【1159】
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(61μl、0.349mmol)、2-メトキシ-2-メチルプロパン酸(15mg、0.128mmol)、EDCI.HCl(29mg、0.151mmol)、HOAt(20.5mg、0.151mmol)を用い、N,N-ジメチルホルムアミド(4ml)中で中間体T(55mg、0.116mmol)から一般ルートF(ステップ1B)に従って合成し、フラッシュシリカクロマトグラフィー(ヘプタン中50〜100%EtOAc)により精製して、化合物30.1f(25mg、37%)を無色ガラス状物として得た。UPLC-MS(短期基礎) rt 0.81(571[M-H]
-)、純度70%。
N-(2-ホルミルベンジル)-2-メトキシ-2-メチル-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)プロパンアミド30.2f
【1160】
【化316】
[この文献は図面を表示できません]
【1161】
アセトン(1.5ml)中で0.1f(25mg、0.044mmol)、p-トルエンスルホン酸一水和物(9mg、0.048mmol)から一般ルートF(ステップ2)に従って合成して、化合物30.2f(23mg、定量的)を黄色固体として得た。UPLC-MS(短期基礎) rt 0.73(527[M+H]
+)。
【1162】
(実施例59)
2-メトキシ-2-メチル-N-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)プロパンアミド30F
【1163】
【化317】
[この文献は図面を表示できません]
【1164】
ジクロロメタン(3ml)中で30.2f(23mg、0.044mmol)、メチルアミン塩酸塩(12mg、0.17mmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(54μl、0.30mmol)から一般ルートF(ステップ3)に従って合成して、中間体イミンUPLC-MS(短期基礎) rt 0.74(540[M+H]
+)を得、これを室温で3時間水素化ホウ素ナトリウム(3.3mg、0.087mmol)を用いメタノール(2ml)中で還元した。フラッシュシリカクロマトグラフィー(アンモニアを含むDCM中0〜4%MeOH)により精製し、次いでエーテル中で摩砕して、化合物30F(5.3mg、22%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.47 (d, 6H), 2.40 (d, 3H), 3.06 (m, 2H), 3.28 (d, 3H), 3.49 (dd, 2H), 3.71 (s, 2H), 4.05 (s, 1H), 4.62 (s, 1H), 4.82 (s, 1H), 5.34 (s, 1H), 6.87 (t, 1H), 7.10 (t, 1H), 7.27 (m, 6H), 7.36 (d, 2H), 7.52 (s, 1H), 8.05 (d, 1H). UPLC-MS (長期基礎) rt 1.66 (542 [M+H]
+), 純度91%.
N-(2-(ジメトキシメチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)チアゾール-4-カルボキサミド30.1g
【1165】
【化318】
[この文献は図面を表示できません]
【1166】
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(61μl、0.349mmol)、1,3-チアゾール-4-カルボン酸(16.5mg、0.128mmol)、EDCI.HCl(29mg、0.151mmol)、HOAt(20.5mg、0.151mmol)を用い、N,N-ジメチルホルムアミド(4ml)中で中間体T(55mg、0.116mmol)から一般ルートF(ステップ1B)に従って合成し、フラッシュシリカクロマトグラフィー(ヘプタン中50〜100%EtOAc)により精製して、化合物30.1g(50mg、82%)を無色ガラス状物として得た。UPLC-MS(短期基礎) rt 0.73(582[M-H]
-)、純度67%。
N-(2-ホルミルベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)チアゾール-4-カルボキサミド30.2g
【1167】
【化319】
[この文献は図面を表示できません]
【1168】
アセトン(2ml)中で30.1g(50mg、0.086mmol)、p-トルエンスルホン酸一水和物(18mg、0.094mmol)から一般ルートF(ステップ2)に従って合成して、化合物30.2g(50mg、定量的)を黄色固体として得た。UPLC-MS(短期基礎) rt 0.65(538[M+H]
+)。
【1169】
(実施例60)
N-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)チアゾール-4-カルボキサミド30G
【1170】
【化320】
[この文献は図面を表示できません]
【1171】
ジクロロメタン(4ml)中で30.2g(50mg、0.086mmol)、メチルアミン塩酸塩(12.5mg、0.18mmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(48mg、0.37mmol)から一般ルートF(ステップ3)に従って合成して、中間体イミンUPLC-MS(短期基礎) rt 0.66(551[M+H]
+)を得、これを室温で2時間水素化ホウ素ナトリウム(7mg、0.18mmol)を用いメタノール(3ml)中で還元した。SPE(STMAd 2g、MeOH次いでアンモニアを含むMeOH)により精製して、化合物30G(5.3mg、22%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 2.40 (m, 3H), 2.95 (s, 1H), 3.08 (m, 1H), 3.52 (d, 2H), 3.78 (m, 2H), 4.20 + 4.58 (2 s, 2H 回転異性体), 5.00 + 5.22 (2 s, 2H 回転異性体), 6.87 (t, 1H), 7.12 (d, 1H), 7.23 (d, 2H), 7.30 (m, 3H), 7.40 (m, 2H), 8.05 (d, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.98 (d, 1H). UPLC-MS (長期基礎) rt 1.49 (553[M+H]
+).
N-(2-(ジメトキシメチル)ベンジル)-2-メチル-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)チアゾール-4-カルボキサミド30.1h
【1172】
【化321】
[この文献は図面を表示できません]
【1173】
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(56μl、0.32mmol)、2-メチル-1,3-チアゾール-4-カルボン酸(16.5mg、0.116mmol)、EDCI.HCl(26mg、0.137mmol)、HOAt(19mg、0.137mmol)を用い、N,N-ジメチルホルムアミド(3ml)中で中間体T(50mg、0.106mmol)から一般ルートF(ステップ1B)に従って合成し、フラッシュシリカクロマトグラフィー(ヘプタン中50〜100%EtOAc次いでEtOAc中2%MeOH)により精製して、化合物30.1h(55mg、87%)を無色ガラス状物として得た。UPLC-MS(短期基礎) rt 0.78(596[M-H]
-)、純度94%。
N-(2-ホルミルベンジル)-2-メチル-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)チアゾール-4-カルボキサミド30.2h
【1174】
【化322】
[この文献は図面を表示できません]
【1175】
30分後に加えた水(0.5ml)を用い、アセトン(3ml)中で30.1h(55mg、0.092mmol)、p-トルエンスルホン酸一水和物(19mg、0.101mmol)から一般ルートF(ステップ2)に従って合成し、1時間で完結して、化合物30.2h(51mg、定量的)を黄色固体として得た。UPLC-MS(CSH 2〜50%) rt 0.97(552[M+H]
+)、純度89%。
【1176】
(実施例61)
2-メチル-N-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)チアゾール-4-カルボキサミド30H
【1177】
【化323】
[この文献は図面を表示できません]
【1178】
ジクロロメタン(5ml)中で30.2h(51mg、0.092mmol)、メチルアミン塩酸塩(12.5mg、0.18mmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(65μl、0.37mmol)から一般ルートF(ステップ3)に従って合成して、中間体イミンUPLC-MS(短期基礎) rt 0.73(565[M+H]
+)を得、これを室温で3時間水素化ホウ素ナトリウム(7mg、0.18mmol)を用いメタノール(3ml)中で還元した。フラッシュシリカクロマトグラフィー(アンモニアを含むDCM中0〜8%MeOH)により精製し、次いで2%メタノールを含む1:1ジエチルエーテル/ヘプタン中で摩砕して、化合物30H(3.7mg、7%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 2.52 (s, 3H), 2.70 (s, 3H), 3.02 (s, 1H), 3.07 (s, 1H), 3.50 (dd, 2H), 4.07 (m, 2H), 4.40 (m, 2H), 5.07 (m, 2H), 6.85 (t, 1H), 7.10 (d, 1H), 7.23 (m, 2H), 7.37 (m, 3H), 7.44 (m, 2H), 8.05 (m, 2H). UPLC-MS (長期基礎) rt 1.32 (567 [M+H]
+), 純度92%.
N-(2-(ジメトキシメチル)ベンジル)-5-メチル-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)チアゾール-4-カルボキサミド30.1i
【1179】
【化324】
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【1180】
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(56μl、0.32mmol)、5-メチル-1,3-チアゾール-4-カルボン酸(16.5mg、0.116mmol)、EDCI.HCl(26mg、0.137mmol)、HOAt(19mg、0.137mmol)を用い、N,N-ジメチルホルムアミド(3ml)中で中間体T(50mg、0.106mmol)から一般ルートF(ステップ1B)に従って合成し、フラッシュシリカクロマトグラフィー(ヘプタン中50〜100%EtOAc次いでEtOAc中2%MeOH)により精製して、化合物30.1i(50mg、63%)を無色ガラス状物として得た。UPLC-MS(短期基礎) rt 0.77(596[M-H]
-)、純度91%。
N-(2-ホルミルベンジル)-5-メチル-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)チアゾール-4-カルボキサミド30.2i
【1181】
【化325】
[この文献は図面を表示できません]
【1182】
30分後に加えた水(0.5ml)を用い、アセトン(3ml)中で30.1i(50mg、0.084mmol)、p-トルエンスルホン酸一水和物(17.5mg、0.092mmol)から一般ルートF(ステップ2)に従って合成し、1時間で完結して、化合物30.2i(46mg、定量的)を黄色固体として得た。UPLC-MS(CSH 2〜50%) rt 0.96(552[M+H]
+)、純度91%。
【1183】
(実施例62)
5-メチル-N-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)チアゾール-4-カルボキサミド30I
【1184】
【化326】
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【1185】
ジクロロメタン(5ml)中で30.2i(46mg、0.084mmol)、メチルアミン塩酸塩(11mg、0.16mmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(59μl、0.34mmol)から一般ルートF(ステップ3)に従って合成して、中間体イミンUPLC-MS(短期基礎) rt 0.72(565[M+H]
+)を得、これを室温で3時間水素化ホウ素ナトリウム(6.3mg、0.165mmol)を用いメタノール(3ml)中で還元した。フラッシュシリカクロマトグラフィー(アンモニアを含むDCM中0〜6%MeOH)により精製し、次いで2%メタノールを含む1:1ジエチルエーテル/ヘプタン中で摩砕して、化合物30I(5.9mg、12%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 2.45 (m, 3H), 2.62 (s, 3H), 3.02 (s, 1H), 3.07 (s, 1H), 3.50 (dd, 2H), 3.80 (m, 2H), 4.20 (s, 2H), 4.92 (m, 2H), 6.85 (t, 1H), 7.10 (d, 1H), 7.19 (s, 2H), 7.30 (m, 3H), 7.40 (s, 2H), 8.03 (d, 1H), 8.76 (s, 1H). UPLC-MS (長期基礎) rt 1.28 (567 [M+H]
+), 純度92%.
N-(2-(ジメトキシメチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)テトラヒドロフラン-2-カルボキサミド30.1j
【1186】
【化327】
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【1187】
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(68μl、0.381mmol)、2-テトラヒドロフロ酸(13.2mg、0.114mmol)、EDCI.HCl(24mg、0.123mmol)、HOAt(17mg、0.123mmol)を用い、N,N-ジメチルホルムアミド(3ml)中で中間体T(45mg、0.095mmol)から一般ルートF(ステップ1B)に従って合成し、フラッシュシリカクロマトグラフィー(EtOAc)により精製して、化合物30.1j(30mg、55%)を無色ガラス状物として得た。UPLC-MS(短期基礎) rt 0.74(569[M-H]
-)、純度88%。
N-(2-ホルミルベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)テトラヒドロフラン-2-カルボキサミド30.2j
【1188】
【化328】
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【1189】
アセトン(2ml)中で30.1j(30mg、0.052mmol)、p-トルエンスルホン酸一水和物(10mg、0.052mmol)から一般ルートF(ステップ2)に従って合成して、化合物30.2j(27mg、99%)を黄色固体として得た。UPLC-MS(短期基礎) rt 0.65(525[M+H]
+)。
【1190】
(実施例63)
N-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)テトラヒドロフラン-2-カルボキサミド30J
【1191】
【化329】
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【1192】
ジクロロメタン(4ml)中で30.2j(27mg、0.051mmol)、メチルアミン塩酸塩(7mg、0.10mmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(37μl、0.205mmol)から一般ルートF(ステップ3)に従って合成して、中間体イミンUPLC-MS(短期基礎) rt 0.74(538[M+H]
+)を得、これを室温で3時間水素化ホウ素ナトリウム(3.8mg、0.102mmol)を用いメタノール(4ml)中で還元した。フラッシュシリカクロマトグラフィー(アンモニアを含むDCM中0〜5%MeOH)及びSPE(STMAd、2g、MeOH次いでMeOH中アンモニア)により精製して、化合物30J(1.5mg、5%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.96 (m, 2H), 2.20 (m, 2H), 2.55 (2 s, 3H, 回転異性体), 3.05 (d, 2H), 3.49 (m, 2H), 3.86 (m, 2H), 3.99 (m, 1H), 4.25 (d, 2H), 4.60 (m, 2H), 5.00 (m, 1H), 6.85 (t, 1H), 7.10 (d, 1H), 7.20 (s, 1H), 7.31 (m, 5H), 7.65 (d, 1H), 8.02 (d, 1H). UPLC-MS (長酸性CSH) rt 0.89 (540 [M+H]
+), 純度86%.
N-(2-(ジメトキシメチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-カルボキサミド30.1k
【1193】
【化330】
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【1194】
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(68μl、0.381mmol)、テトラヒドロ-2H-ピラン-2-カルボン酸(14.8mg、0.114mmol)、EDCI.HCl(24mg、0.123mmol)、HOAt(17mg、0.123mmol)を用い、N,N-ジメチルホルムアミド(3ml)中で中間体T(45mg、0.095mmol)から一般ルートF(ステップ1B)に従って合成し、フラッシュシリカクロマトグラフィー(4:1EtOAc/ヘプタンから100%EtOAc)により精製して、化合物30.1k(30mg、55%)を無色ガラス状物として得た。UPLC-MS(短期基礎) rt 0.80(583[M-H]
-)、純度88%。
N-(2-ホルミルベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-カルボキサミド30.2k
【1195】
【化331】
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【1196】
アセトン(2ml)中で30.1k(30mg、0.051mmol)、p-トルエンスルホン酸一水和物(10mg、0.052mmol)から一般ルートF(ステップ2)に従って合成して、化合物30.2k(30mg、定量的)を黄色固体として得た。UPLC-MS(短期基礎) rt 0.71(539[M+H]
+)。
【1197】
(実施例64)
N-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-カルボキサミド30K
【1198】
【化332】
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【1199】
ジクロロメタン(4ml)中で30.2k(30mg、0.051mmol)、メチルアミン塩酸塩(7.5mg、0.11mmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(40μl、0.22mmol)から一般ルートF(ステップ3)に従って合成して、中間体イミンUPLC-MS(短期基礎) rt 0.73(552[M+H]
+)を得、これを室温で3時間水素化ホウ素ナトリウム(4.2mg、0.111mmol)を用いメタノール(4ml)中で還元した。フラッシュシリカクロマトグラフィー(アンモニアを含むDCM中0〜5%MeOH)及びSPE(STMAd、2g、MeOH次いでMeOH中アンモニア)により精製して、化合物30K(5.4mg、17%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 1.56 (m, 3H), 1.80 (br m, 2H), 1.92 (br m, 1H), 2.54 (2 s, 3H, 回転異性体), 3.02 (d, 2H), 3.49 (m, 3H), 3.65 (m, 1H), 3.94 (m, 3H), 4.35 (m, 3H), 4.99 (m, 1H), 6.85 (t, 1H), 7.10 (d, 1H), 7.20 (d, 1H), 7.33 (m, 6H), 8.05 (d, 1H). UPLC-MS (長期基礎) rt 1.62 (554 [M+H]
+), 純度95%.
N-(2-(ジメトキシメチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)シクロペンタンカルボキサミド30.1l
【1200】
【化333】
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【1201】
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(34μl、0.19mmol)、シクロペンタンカルボニルクロリド(9.2mg、0.069mmol)を用い、ジクロロメタン(3ml)中で中間体T(30mg、0.06mmol)から一般ルートF(ステップ1A)に従って合成し、フラッシュシリカクロマトグラフィー(4:1EtOAc/ヘプタンから100%EtOAc)により精製して、化合物30.1l(30mg、88%)を無色ガラス状物として得た。UPLC-MS(短期基礎) rt 0.87(567[M-H]
-)、純度72%。
N-(2-ホルミルベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)シクロペンタンカルボキサミド30.2l
【1202】
【化334】
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【1203】
アセトン(3ml)中で30.1l(30mg、0.052mmol)、p-トルエンスルホン酸一水和物(10mg、0.052mmol)から一般ルートF(ステップ2)に従って合成して、化合物30.2l(27mg、99%)を黄色固体として得た。UPLC-MS(短期基礎) rt 0.78(521[M-H]
-)。
【1204】
(実施例65)
N-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)シクロペンタンカルボキサミド30L
【1205】
【化335】
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【1206】
ジクロロメタン(3ml)中で30.2l(27mg、0.052mmol)、メチルアミン塩酸塩(7.5mg、0.16mmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(46μl、0.26mmol)から一般ルートF(ステップ3)に従って合成して、中間体イミンUPLC-MS(長期基礎) rt 1.91(536[M+H]
+)を得、これを室温で2時間水素化ホウ素ナトリウム(3.5mg、0.093mmol)を用いメタノール(3ml)中で還元した。フラッシュシリカクロマトグラフィー(アンモニアを含むDCM中0〜4%MeOH)及びSPE(STMAd、2g、MeOH次いでMeOH中アンモニア、次いでPE-AX、2g、MeOH)により精製して、化合物30L(2.8mg、11%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 1.63 (br m, 2H), 1.82 (br m, 4H), 1.95 (br m, 2H), 2.68 (2 s, 3H, 回転異性体), 2.94 (M, 1H), 3.05 (m, 2H), 3.50 (d, 2H), 4.00 (br m, 4H), 4.88 (m, 2H), 6.85 (t, 1H), 7.10 (d, 1H), 7.25 (m, 2H), 7.40 (m, 5H), 8.05 (d, 1H). UPLC-MS (長期基礎) rt 1.18 (538 [M+H]
+), 純度93%.
アミン中間体U及びVの合成
【1207】
【化336】
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【1208】
1-(2-(ジメトキシメチル)フェニル)-N-メチルメタンアミン31.1
【1209】
【化337】
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【1210】
中間体A(8.0g、44.4mmol)をジクロロメタン(110ml)に溶解し、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(40ml、222mmol)を、続いてメチルアミン塩酸塩(9.04g、133.2mmol)を加え、室温で5分間撹拌した。硫酸マグネシウムを加え、混合物を室温で18時間撹拌した。混合物を濾過し、ジクロロメタンで洗浄した。濾液を飽和重炭酸ナトリウムで2回洗浄し、次いで水溶液をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、無色油状物を得た。これをアルゴン下メタノール(100ml)に溶解し、次いで少量の氷を含む水上で冷却した。水素化ホウ素ナトリウム(2.01g、53.3mmol)を20分かけて少量ずつ数回に分けて加え、次いで反応物を室温で18時間撹拌した。反応混合物を濃縮して、約1/4容量にし、次いで飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、酢酸エチルで3回抽出した。有機物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、化合物31.1(8.14g、約70%、酢酸エチルを含む)を無色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 2.45 (s, 3H), 3.33 (s, 6H), 3.80 (s, 2H), 5.58 (s, 1H), 7.31 (m, 3H), 7.53 (dd, 1H) -約30%の酢酸エチルを含有する.
tert-ブチル2-(ジメトキシメチル)ベンジル(メチル)カルバメート31.2
【1211】
【化338】
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【1212】
化合物31.1(8.14g、約30.0mmol)を1,4-ジオキサン(100ml)に溶解し、次いで飽和重炭酸ナトリウム(70ml)を、続いてジ-tert-ブチルジカルボネート(7.85g、36.0mmol)を加え、混合物を室温で72時間素早く撹拌した。反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、酢酸エチルで3回抽出した。有機物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。粗製物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカ250ml、2:1から1:2ヘプタン/酢酸エチル)により精製して、化合物31.2(7.20g、81%)を無色ゴム状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.45 (s, 9H), 2.85 (m, 3H), 3.31 (s, 6H), 4.58 (s, 2H), 5.42 (s, 1H), 7.19 (dd, 1H), 7.29 (m, 2H), 7.54 (dd, 1H) - 回転異性体.
tert-ブチル2-ホルミルベンジル(メチル)カルバメート31.3
【1213】
【化339】
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【1214】
化合物31.2(0.43g、1.46mmol)をアセトン(35ml)に溶解し、次いで氷/水上で冷却した。p-トルエンスルホン酸一水和物(267mg、1.53mmol)を加え、反応物を5分間撹拌した後、室温に15分間加温した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、化合物31.3(0.35g、97%)を無色ゴム状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.41 (m, 9H), 2.90 (br s, 3H), 4.90 (s, 2H), 7.32 (d, 1H), 7.47 (t, 1H), 7.58 (t, 1H), 7.84 (d, 1H), 10.20 (s, 1H) - 回転異性体.
メチル2-((2-(((tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)メチル)ベンジル)アミノ)アセテート中間体U
【1215】
【化340】
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【1216】
化合物31.3(0.35g、1.42mmol)をジクロロメタン(12ml)に溶解し、次いでN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.76ml、4.38mmol)及びグリシンメチルエステル塩酸塩(365mg、2.9mmol)を、続いて硫酸マグネシウムを加えた。混合物を室温で18時間撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、次いで水溶液をジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。残留物をアルゴン下メタノール(8ml)に溶解し、次いで水素化ホウ素ナトリウム(71mg、1.9mmol)を2分かけて少しずつ加え、次いで反応物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、中間体U(0.44g、94%)を無色ゴム状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.46 (m, 9H), 2.82 (br s, 3H), 3.71 (s, 3H), 4.58 (s, 2H), 7.18 (m, 2H), 7.30 (m, 2H) -回転異性体.
UPLC-MS (短い塩基) 0.89 (323 [M+H]
+),
メチル2-(N-(2-(((tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)メチル)ベンジル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アセテート31.4
【1217】
【化341】
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【1218】
中間体U(0.44g、1.37mmol)をジクロロメタン(12ml)に溶解し、次いでN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.6ml、3.42mmol)を加え、混合物を氷/水上で冷却した。トリフルオロ酢酸無水物(211ml、1.51mmol)を滴下添加し、次いで混合物を氷/水上で1.5時間撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、ジクロロメタンで3回抽出した。有機物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、化合物31.4(595mg、定量的)を無色ゴム状物として得た。UPLC-MS(短CSH、2〜50%)1.46(319[M-Boc+H]
+)。
2-(N-(2-(((tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)メチル)ベンジル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド)酢酸31.5
【1219】
【化342】
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【1220】
化合物31.4(595mg、1.37mmol)をメタノール(10ml)に溶解し、2.5M水酸化ナトリウム(0.55ml、1.37mmol)を加え、反応物を室温で22時間撹拌した。混合物を水中に注ぎ入れ、酢酸エチルで3回抽出した。有機物をブラインで洗浄した。水溶液を塩化ナトリウムで飽和し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、化合物31.5(433mg、78%)を無色ガラス状物として得た。直接使用した。UPLC-MS(短CSH、2〜50%)1.31(305[M-Boc+H]
+)。
tert-ブチルメチル(2-((2,2,2-トリフルオロ-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)アセトアミド)メチル)ベンジル)カルバメート31.6
【1221】
【化343】
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【1222】
化合物31.5(45mg、0.11mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド(2ml)に溶解し、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(48μl、0.27mmol)を、続いてEDCI(28mg、0.13mmol)及びHOAt(18mg、0.13mmol)を加えた。中間体E(33mg、0.13mmol)を加え、混合物を室温で76時間撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、酢酸エチルで3回抽出した。有機物を水で3回洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2 5g、2:1から1:1ヘプタン/酢酸エチル)により精製して、化合物31.6(42mg、59%)を無色ガラス状物として得た。UPLC-MS(短CSH、2〜50%)1.32(538[M-Boc+H]
+)。
tert-ブチルメチル(2-(((2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)アミノ)メチル)ベンジル)カルバメート中間体V
【1223】
【化344】
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【1224】
化合物31.6(42mg、0.064mmol)をメタノール(1ml)に溶解し、次いで炭酸カリウム(11.4mg、0.075mmol)を水(0.15ml)中で加えた。混合物を室温で4時間撹拌し、追加の2滴の水を1時間で加えた。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、酢酸エチルで3回抽出した。有機物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、化合物中間体V(40mg、定量的)を無色ガラス状物として得た。UPLC-MS(短CSH、2〜50%)0.75(542[M+H]
+)。
一般ルートG
【1225】
【化345】
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【1226】
ステップ1
A:酸塩化物
中間体Vをアルゴン雰囲気下ジクロロメタンに溶解し、次いでN,N-ジイソプロピルエチルアミンを加えた。酸塩化物R
1C(O)Clを加え、混合物を室温で18時間撹拌し、その後反応はUPLC-MSにより完結していた。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れた。水性層をジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィーにより精製して、化合物32.1を得た。
【1227】
B:カルボン酸
中間体VをN,N-ジメチルホルムアミドに溶解し、続いてN,N-ジイソプロピルエチルアミン、カルボン酸R
1COOH、EDCI.HCl及びHOAtを加えた。酸に依存して、反応物を室温で又は80℃で2〜18時間撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウムで洗浄し、水で3回洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。粗製の残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィーにより精製して、化合物32.1を得た。
【1228】
C:イソシアネート
中間体Vをアルゴン雰囲気下ジクロロメタン又は1,2-ジクロロエタンに溶解した。イソシアネートR
1C(O)を加え、混合物を室温で18時間撹拌し、その後反応はUPLC-MSにより完結していた。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れた。水性層をジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィーにより精製して、化合物32.1を得た。
【1229】
ステップ2
A:トリフルオロ酢酸
化合物32.1をジクロロメタンに溶解し、トリフルオロ酢酸を加え、混合物を室温で0.5〜3時間撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、ジクロロメタンで2回、次いで酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。粗製の残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー、SPE又は分取HPLCにより精製した。
【1230】
B:塩酸
化合物32.1をメタノール/酢酸エチルに溶解し、次いで塩酸を加え、混合物を室温で終夜撹拌した。揮発物を真空下で除去し、粗製材料をHPLCにより直接精製した。
tert-ブチルメチル(2-((N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)オキセタン-3-カルボキサミド)メチル)ベンジル)カルバメート32.1a
【1231】
【化346】
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【1232】
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(30μl、0.17mmol)、オキセタン-3-カルボン酸(8mg、0.077mmol)、EDCI.HCl(18mg、0.084mmol)、HOAt(12mg、0.084mmol)を用い、N,N-ジメチルホルムアミド(2ml)中で中間体V(40mg、0.064mmol)から一般ルートG(ステップ1B)に従って合成し、フラッシュシリカクロマトグラフィー(3:2ヘプタン/IPA)により精製して、化合物32.1a(12mg、30%)を無色ガラス状物として得た。UPLC-MS(短CSH 2〜50%) rt 1.12(526[M-Boc+H]
+)。
【1233】
(実施例66)
N-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)オキセタン-3-カルボキサミド32A
【1234】
【化347】
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【1235】
32.1a(12mg、0.019mmol)、トリフルオロ酢酸(0.16ml)及びジクロロメタン(2ml)から一般ルートG(ステップ2A)に従って合成した。SPE(STMAd 2g、メタノール次いでメタノール中アンモニア)により精製して、化合物32A(3.2mg、32%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 2.45 (m, 3H), 2.62 (s, 3H), 3.02 (s, 1H), 3.07 (s, 1H), 3.50 (dd, 2H), 3.80 (m, 2H), 4.20 (s, 2H), 4.92 (m, 2H), 6.85 (t, 1H), 7.10 (d, 1H), 7.19 (s, 2H), 7.30 (m, 3H), 7.40 (s, 2H), 8.03 (d, 1H), 8.76 (s, 1H). UPLC-MS (長期基礎) rt 1.28 (567 [M+H]
+), 純度92%.
tert-ブチルN-[[2-[[(3-メトキシピロリジン-1-カルボニル)-[2-オキソ-2-[(2-オキソスピロ[1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3,2'-インダン]-5'-イル)アミノ]エチル]アミノ]メチル]フェニル]メチル]-N-メチル-カルバメート32.1b
【1236】
【化348】
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【1237】
中間体V(80mg、0.15mmol)のテトラヒドロフラン(2mL)中溶液に、0℃でトリエチルアミン(44mg、0.44mmol)及びトリホスゲン(43mg、0.14mmol)を加えた。反応混合物を26℃で1時間撹拌した。3-メトキシピロリジン(22mg、0.16mmol、HCl塩)を混合物中に加え、反応混合物を26℃で1時間撹拌した。反応混合物を水(10mL)によりクエンチし、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(3×20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮した後、残留物を分取HPLC(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×25mm、10μm;移動相:[水(0.1%TFA)-アセトニトリル];B%:42%〜72%、11分)により精製した。凍結乾燥した後、32.1b(35mg、0.052mmol、収率35%)を無色油状物として得た。LC-MS:rt0.810分、(669[M+H]
+)。
【1238】
(実施例67)
3-メトキシ-N-[[2-(メチルアミノメチル)フェニル]メチル]-N-[2-オキソ-2-[(2-オキソスピロ[1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3,2'-インダン]-5'-イル)アミノ]エチル]ピロリジン-1-カルボキサミド32B
【1239】
【化349】
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【1240】
0℃で次いで20℃で0.5時間、ジクロロメタン(1mL)中で32.1b(35mg、0.052mmol)及びトリフルオロ酢酸(0.2mL)から一般ルートG(ステップ2A)に従って合成した。混合物を分取HPLC(カラム:Boston pH-lex 150×25mm、10μm;移動相:[水(0.1%TFA)-アセトニトリル];B%:20%〜47%、9分)により精製した。凍結乾燥した後、化合物32Bを黄色固体として得た(3mg、収率7%、純度99.7%、TFA塩)。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 1.88 - 1.92 (m, 1H), 2.00 - 2.03 (m, 1H), 2.80 (s, 3H), 3.06 (d, 2H), 3.30 - 3.57 (m, 6H), 3.96 (s, 1H), 4.15 (d, 1H), 4.21 - 4.25 (m, 2H), 4.36 - 4.44 (m, 2H), 4.74 - 4.80 (m, 2H), 6.89 (dd, 1H), 7.14 (dd, 1H), 7.23 (d, 1H), 7.27 - 7.30 (m, 1H), 7.35 - 7.46 (m, 4H), 7.66 (d, 1H), 8.05 (dd, 1H). LC-MS: rt 2.551分, (569 [M+H]
+), 純度99.7%.
【1241】
(実施例68)
1-(アセチル)-N-[[2-(メチルアミノメチル)フェニル]メチル]-N-[2-オキソ-2-[(2-オキソスピロ[1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3,2'-インダン]-5'-イル)アミノ]エチル]アゼチジン-3-カルボキサミド32C
【1242】
【化350】
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【1243】
中間体V(60mg)及び1-アセチル-アゼチジン-3-カルボン酸から一般ルートG(ステップ1B)に従って合成した。ステップ2A精製をn-ヘキサンを用いる摩砕により行って、化合物32Cを黄色固体として得た(20mg、純度95%)。
1H NMR (DMSO-d
6, 400 MHz, T= 80°C) δ 1.75 (s, 3H), 2.51 - 2.52 (d, 3H), 3.10 - 3.13 (m, 2H), 3.37 (dd, 2H), 3.71 - 3.82 (m, 1H), 3.90 - 4.05 (m, 4H), 4.09 (s, 2H), 4.12 - 4.32 (m, 3H), 4.73 (s, 2H), 6.86 (dd, 1H), 7.15 (dd, 1H), 7.20 (d, 1H), 7.27 - 7.39 (m, 4H), 7.45 (dd, 1H), 7.48 - 7.56 (m, 1H), 8.06 (dd, 1H), 9.72 - 9.89 (m, 1H), 10.79 (br.s, 1H). LCMS: rt = 2.005分, (567 [M+H]
+), 純度95%.
【1244】
(実施例69)
1-アセチル-N-[[2-(メチルアミノメチル)フェニル]メチル]-N-[2-オキソ-2-[(2-オキソスピロ[1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3,2'-インダン]-5'-イル)アミノ]エチル]ピロリジン-2-カルボキサミド32D
【1245】
【化351】
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【1246】
化合物32Dを中間体V(60mg)及び1-アセチル-ピロリジン-2-カルボン酸から一般ルートG(ステップ1B)に従って合成した。ステップ1Bからの粗生成物を分取HPLC(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×25mm、10μm;移動相:[水(0.1%TFA)-アセトニトリル];B%:35%〜55%、11分)により精製した。ステップ2Aをn-ヘキサンで摩砕することにより精製して、化合物32Dを黄色固体として得た(21mg、純度98.2%)。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ. 1.29 (d, 4H), 2.69 (s, 3H), 2.99 (d, 2H), 3.41 (dd, 2H), 4.19 (s, 2H), 4.71 (m, 4H), 6.80 (dd, 1H), 7.06 (dd, 1H), 7.14 (d, 1H), 7.22 (d, 1H), 7.31 - 7.38 (m, 5H), 7.96 (dd, 1H). LC-MS: rt 1.492分, (578 [M+H]
+), 純度100.0%.
メチル1-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセチル)ピペリジン-4-カルボキシレート
【1247】
【化352】
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【1248】
メチルピペリジン-4-カルボキシレート(200mg、1.40mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(4ml)中溶液に、Boc-Gly-OH(245mg、1.40mmol))、EDCI.HCl(349mg、1.82mmol)、HOAt(248mg、1.82mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.73ml、4.19mmol)を加えた。反応混合物を室温で終夜撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、次いで飽和重炭酸ナトリウム、水及びブラインで洗浄した。有機物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させ、SPE(SiO
2 5gヘプタン中50%酢酸エチル)により精製して、所望の生成物(99mg、24%)を得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.45 (s, 9H), 1.62-1.73 (m, 2H), 1.89-2.00 (m, 2H), 2.50-2.62 (m, 1H), 2.90 (t, 1H), 3.09 (t, 1H), 3.69 (d, 1H), 3.70 (s, 3H), 3.95 (d, 2H), 4.35 (d, 1H), 5.51 (s, NH); UPLC-MS 0.64 (201 [MH-Boc]
+).
1-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセチル)ピペリジン-4-カルボン酸
【1249】
【化353】
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【1250】
メチル1-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセチル)ピペリジン-4-カルボキシレート(99mg、0.33mmol)をメタノール(2ml)に溶解し、2.5M水酸化ナトリウム(0.2ml、0.49mmol)を加え、反応物を室温で終夜撹拌した。混合物を2M HClで酸性化し、酢酸エチルで3回抽出した。有機物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、所望の生成物を無色ガラス状物として得た(46mg、49%)。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.45 (s, 9H), 1.62-1.78 (m, 2H), 1.93-2.05 (m, 2H), 2.55-2.67 (m, 1H), 2.94 (td, 1H), 3.12 (td, 1H), 3.63-3.75 (m, 1H), 3.96 (d, 2H), 4.35 (dt, 2H), 5.55 (s, NH). UPLC-MS (短時間の酸) 0.51 (187 [M-Boc+H]
+).
tert-ブチル2-((1-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセチル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピペリジン-4-カルボキサミド)メチル)ベンジル(メチル)カルバメート32.1e
【1251】
【化354】
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【1252】
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(50μl、0.29mmol)、1-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセチル)ピペリジン-4-カルボン酸(28mg、0.096mmol)、EDCI.HCl(24mg、0.126mmol)、HOAt(17mg、0.126mmol)を用い、N,N-ジメチルホルムアミド(2ml)中で中間体V(52mg、0.096mmol)から一般ルートG(ステップ1B)に従って合成し、フラッシュシリカクロマトグラフィー(SiO
2 5g、酢酸エチル)により精製して、化合物32.1eを無色ガラス状物として得た(42mg、74%)。UPLC-MS(短CSH 2〜50%) rt 1.08(581[M-Boc+H]
+)。
【1253】
(実施例70)
1-(2-アミノアセチル)-N-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピペリジン-4-カルボキサミドビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)32E
【1254】
【化355】
[この文献は図面を表示できません]
【1255】
35%塩酸(110μl)を用い、メタノール(0.6ml)及び酢酸エチル(0.6ml)中で32.1e(40mg、0.049mmol)から一般ルートG(ステップ2B)に従って合成した。分取HPLC(HP C18、ID22mm、長さ150mm、流速16ml/分:20分かけて5〜60%アセトニトリル-水/アセトニトリル0.1%TFA)により精製し、次いで凍結乾燥して、化合物32Eを白色固体として得た(17mg、42%)。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 1.75 (m, 2H), 1.92 (m, 2H), 2.82 (s, 3H), 3.12 (m, 3H), 2.98 (m, 1H), 3.01 (dd, 2H), 3.19 (m, 1H), 3.50 (dd, 2H), 3.80 (m, 1H), 3.96 (m, 2H), 4.32 (s, br, 2H), 4.48 (s, br, 2H), 4.56 (m, 1H), 4.84 (s, br, 2H), 6.91 (dd, 1H), 7.14 (m, 1H), 7.22 (s, br, 2H), 7.45 (m, 5H), 8.09 (dd, 1H);
19F NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ -77.2. MS (567 [M+H]
+), 純度85%.
メチル1-(ジメチルカルバモイル)ピペリジン-4-カルボキシレート
【1256】
【化356】
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【1257】
メチルピペリジン-4-カルボキシレート(200mg、1.40mmol)のジクロロメタン(4ml)中溶液に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.73ml、4.19mmol)を、続いてジメチルカルボニルクロリド(0.13ml、1.40mmol)を加えた。反応混合物を室温で終夜撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウムでクエンチし、ジクロロメタンで2回抽出した。有機物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させ、SPE(SiO
2 5gヘプタン中50%酢酸エチル)により精製して、メチル1-(ジメチルカルバモイル)ピペリジン-4-カルボキシレート(50mg、17%)を得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.62-1.77 (m, 2H), 1.86-1.96 (m, 2H), 2.40-2.52 (m, 1H), 2.75-2.86 (m, 2H), 2.82 (m, 6H), 3.62 (dt, 2H), 3.69 (s, 3H); UPLC-MS (UVが弱い).
1-(ジメチルカルバモイル)ピペリジン-4-カルボン酸
【1258】
【化357】
[この文献は図面を表示できません]
【1259】
メチル1-(ジメチルカルバモイル)ピペリジン-4-カルボキシレート(50mg、0.23mmol)をメタノール(2ml)に溶解し、2.5M水酸化ナトリウム(0.14ml、0.35mmol)を加え、反応物を室温で終夜撹拌した。混合物を2M HClで酸性化し、酢酸エチルで3回抽出した。有機物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、1-(ジメチルカルバモイル)ピペリジン-4-カルボン酸を無色ガラス状物として得た(26mg、56%)。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.63 (qd, 2H), 1.84-1.94 (m, 2H), 2.41-2.53 (m, 1H), 2.81 (s, 6H), 2.85 (td, 2H), 3.60 (dt, 2H); UPLC-MS (短時間の酸) 0.38 (201 [MH]
+).
tert-ブチル2-((1-(ジメチルカルバモイル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピペリジン-4-カルボキサミド)メチル)ベンジル(メチル)カルバメート32.1f
【1260】
【化358】
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【1261】
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(50μl、0.29mmol)、1-(ジメチルカルバモイル)ピペリジン-4-カルボン酸(19mg、0.096mmol)、EDCI.HCl(24mg、0.126mmol)、HOAt(17mg、0.126mmol)を用い、N,N-ジメチルホルムアミド(1ml)中で中間体V(52mg、0.096mmol)から一般ルートG(ステップ1B)に従って合成し、Biotage Isolera(SiO
2 5g、酢酸エチル中0から5%メタノール)により精製して、化合物32.1fを無色ガラス状物として得た(35mg、49%)。UPLC-MS(短い酸) rt 0.80(724[MH]
+)。
【1262】
(実施例71)
N1,N1-ジメチル-N4-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N4-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピペリジン-1,4-ジカルボキサミド2,2,2-トリフルオロアセテート32F
【1263】
【化359】
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【1264】
35%塩酸(0.2ml)を用い、メタノール(0.4ml)及び酢酸エチル(0.4ml)中で化合物32.1f(16mg、0.026mmol)から一般ルートG(ステップ2B)に従って合成した。分取HPLC(HP C18、ID22mm、長さ150mm、流速16ml/分:20分かけて5〜55%アセトニトリル-水/アセトニトリル0.1%TFA)により精製し、次いで凍結乾燥して、化合物32Fを白色固体として得た(12mg、62%)。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 1.81 (m, 4H), 2.84 (m, 12H), 3.09 (m, 2H), 3.51 (m, 2H), 3.72 (m, 2H), 4.33 (s, br, 2H), 4.47 (s, br, 2H), 4.84 (m, 2H), 6.92 (dd, 1H), 7.16 (d, 2H), 7.22 (m, 2H), 7.45 (m, 5H), 8.08 (dd, 1H);
19F NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ -77.3; MS (624 [M+H]
+), 純度98%.
メチル1-(メチルスルホニル)ピペリジン-4-カルボキシレート
【1265】
【化360】
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【1266】
メチルピペリジン-4-カルボキシレート(200mg、1.40mmol)のジクロロメタン(4ml)中溶液に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.73ml、4.193mmol)を、続いてメタンスルホニルクロリド(0.11ml、1.40mmol)を加えた。反応混合物を室温で終夜撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウムでクエンチし、ジクロロメタンで2回抽出した。有機物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させ、SPE(SiO
2 5gヘプタン中50%酢酸エチル)により精製して、メチル1-(メチルスルホニル)ピペリジン-4-カルボキシレート(67mg、22%)を得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.77-1.93 (m, 2H), 1.97-2.08 (m, 2H), 2.41-2.51 (m, 1H), 2.28 (s, 3H), 2.81-2.92 (m, 2H), 3.61-3.71 (m, 2H), 3.71 (s, 3H); UPLC-MS (UVが弱い).
1-(メチルスルホニル)ピペリジン-4-カルボン酸
【1267】
【化361】
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【1268】
メチル1-(メチルスルホニル)ピペリジン-4-カルボキシレート(67mg、0.30mmol)をメタノール(2ml)に溶解し、2.5M水酸化ナトリウム(0.18ml、0.45mmol)を加え、反応物を室温で終夜撹拌した。混合物を2M HClで酸性化し、酢酸エチルで3回抽出した。有機物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、1-(メチルスルホニル)ピペリジン-4-カルボン酸を無色ガラス状物として得た(41mg、66%)。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.72 (dq, 2H), 1.96-2.06 (m, 2H), 2.38-2.50 (m, 1H), 2.80 (s, 3H), 2.84 (td, 2H), 3.58-3.67 (m, 2H); UPLC-MS (短時間の酸) (206 [M-H]
+).
tert-ブチルメチル(2-((1-(メチルスルホニル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピペリジン-4-カルボキサミド)メチル)ベンジル)カルバメート32.1g
【1269】
【化362】
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【1270】
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(50μl、0.29mmol)、1-(メチルスルホニル)ピペリジン-4-カルボン酸(20mg、0.096mmol)、EDCI.HCl(24mg、0.13mmol)、HOAt(17mg、0.13mmol)を用い、N,N-ジメチルホルムアミド(1ml)中で中間体V(52mg、0.096mmol)から一般ルートG(ステップ1B)に従って合成し、Biotage Isolera(SiO
2 5g、酢酸エチル中0から5%メタノール)により精製して、化合物32.1gと出発物化合物との3:2混合物を得た。混合物を更には精製せずに次のステップに使用した。
【1271】
(実施例72)
N-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-1-(メチルスルホニル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピペリジン-4-カルボキサミド2,2,2-トリフルオロアセテート32G
【1272】
【化363】
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【1273】
35%塩酸(0.2ml)を用い、メタノール(0.4ml)及び酢酸エチル(0.4ml)中で化合物32.1g(16mg、0.022mmol)から一般ルートG(ステップ2B)に従って合成した。分取HPLC(HP C18、ID22mm、長さ150mm、流速16ml/分:20分かけて5〜55%アセトニトリル-水/アセトニトリル0.1%TFA)により精製し、次いで凍結乾燥して、化合物32Gを白色固体として得た(8mg、51%)。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 1.90 (m, 4H), 2.80 (m, 9H), 3.09 (m, 2H), 3.50 (m, 2H), 3.77 (m, 2H), 4.33 (s, br, 2H), 4.46 (s, br, 2H), 4.84 (m, 2H), 6.92 (dd, 1H), 7.15 (d, 1H), 7.22 (m, 2H), 7.45 (m, 5H), 8.08 (dd, 1H);
19F NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ -77.3; MS (631 [M+H]
+), 純度97%.
メチル1-(イソプロピルカルバモイル)ピペリジン-4-カルボキシレート
【1274】
【化364】
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【1275】
メチルピペリジン-4-カルボキシレート(250mg、1.75mmol)のジクロロメタン(6ml)中溶液に、イソプロピルイソシアネート(0.17ml、1.75mmol)を加えた。反応混合物を室温で終夜撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウムでクエンチし、ジクロロメタンで2回抽出した。有機物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させ、SPE(SiO
2 5gヘプタン中50%酢酸エチル)により精製して、メチル1-(イソプロピルカルバモイル)ピペリジン-4-カルボキシレート(81mg、21%)を得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.14 (d, 6H), 1.67 (td, 2H), 1.86-1.96 (m, 2H), 2.41-2.53 (m, 1H), 2.86 (ddd, 2H), 3.96 (s, 3H), 3.84 (dt, 2H), 3.96 (六重線, 1H), 4.14-4.26 (m, NH); UPLC-MS (短期基礎) 0.53 (229 [M-H]
-).
1-(イソプロピルカルバモイル)-4-メチルピペリジン-4-カルボン酸
【1276】
【化365】
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【1277】
メチル1-(イソプロピルカルバモイル)ピペリジン-4-カルボキシレート(82mg、0.36mmol)をメタノール(2ml)に溶解し、2.5M水酸化ナトリウム(0.22ml、0.54mmol)を加え、反応物を室温で終夜撹拌した。混合物を2M HClで酸性化し、酢酸エチルで3回抽出した。有機物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、所望の生成物を無色ガラス状物として得た(25mg、33%)。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.11 (d, 6H), 1.55 (dq, 2H), 1.81-1.92 (m, 2H), 2.42-2.54 (m, 1H), 2.86 (ddd, 3H), 3.80-3.96 (m, 3H); UPLC-MS (短時間の酸) 0.39 (213 [M-H]
-).
tert-ブチル2-((1-(イソプロピルカルバモイル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピペリジン-4-カルボキサミド)メチル)ベンジル(メチル)カルバメート32.1h
【1278】
【化366】
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【1279】
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(50μl、0.29mmol)、1-(ジメチルカルバモイル)ピペリジン-4-カルボン酸(21mg、0.096mmol)、EDCI.HCl(24mg、0.126mmol)、HOAt(17mg、0.126mmol)を用い、N,N-ジメチルホルムアミド(1ml)中で中間体V(52mg、0.096mmol)から一般ルートG(ステップ1B)に従って合成し、biotage isolera(SiO
2 5g、酢酸エチル中0から10%メタノール)により精製して、化合物32.1hを無色ガラス状物として得た(47mg、66%)。UPLC-MS(短い酸) rt 0.81(738[MH]
+)。
【1280】
(実施例73)
N1-イソプロピル-N4-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N4-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピペリジン-1,4-ジカルボキサミド2,2,2-トリフルオロアセテート32H
【1281】
【化367】
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【1282】
35%塩酸(0.2ml)を用い、メタノール(0.4ml)及び酢酸エチル(0.4ml)中で化合物32.1h(16mg、0.021mmol)から一般ルートG(ステップ2B)に従って合成した。分取HPLC(HP C18、ID22mm、長さ150mm、流速16ml/分:20分かけて5〜55%アセトニトリル-水/アセトニトリル0.1%TFA)により精製し、次いで凍結乾燥して、化合物32Hを白色固体として得た(9.1mg、58%)。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 1.15 (d, 6H), 1.75 (m, 4H), 2.82 (m, 5H), 3.09 (m, 2H), 3.50 (m, 2H), 3.77 (m, 2H), 3.90 (七重線, 1H), 4.09 (m, 2H), 4.33 (s, br, 2H), 4.47 (s, br, 2H), 4.83 (m, 2H), 6.92 (dd, 1H), 7.15 (d, 1H), 7.22 (m, 2H), 7.45 (m, 5H), 8.08 (dd, 1H);
19F NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ -77.3; MS (638 [M+H]
+), 純度99%.
メチル1-アセチルピロリジン-3-カルボキシレート
【1283】
【化368】
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【1284】
1-アセチルピロリジン-3-カルボン酸塩酸塩(200mg、1.21mmol)をピリジン(2ml)に溶解し、無水酢酸(0.14ml、2.32mol)をアルゴン下で加え、混合物を室温で5時間撹拌した。反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れた。水性層をジクロロメタンで抽出し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、所望の化合物を無色油状物として得た(190mg、92%)。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 2.04, 2.05 (2 s, 3H), 2.20 (m, 2H), 3.11 (m, 1H), 3.46 (m, 1H), 3.60 (m, 3H), 3.72 (s, 3H). UPLC-MS (長期基礎) rt 0.66 (172 [M-H]
-).
1-アセチルピロリジン-3-カルボン酸
【1285】
【化369】
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【1286】
メチル1-アセチルピロリジン-3-カルボキシレート(190mg、1.11mmol)をメタノール(10ml)に溶解し、2.5M水酸化ナトリウム(0.68ml、1.2mmol)を加え、反応物を室温で終夜撹拌した。混合物を塩化アンモニウム水溶液中に注ぎ入れ、酢酸エチルで3回抽出した。有機物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、所望の生成物を無色ガラス状物として得た(20mg、12%)。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 2.07, 2.08 (2 s, 3H), 2.22 (m, 2H), 3.11-3.20 (m, 1H), 3.51 (m, 1H), 3.70 (m, 3H). UPLC-MS (短CSH, 2-20%) 0.47 (158 [MH]
+).
tert-ブチル2-((1-アセチル-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピロリジン-3-カルボキサミド)メチル)ベンジル(メチル)カルバメート32.1i
【1287】
【化370】
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【1288】
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(44μl、0.28mmol)、1-アセチルピロリジン-3-カルボン酸(20mg、0.127mmol)、EDCI.HCl(27mg、0.140mmol)、HOAt(19mg、0.140mmol)を用い、N,N-ジメチルホルムアミド(2ml)中で中間体V(45mg、0.083mmol)から一般ルートG(ステップ1B)に従って合成し、フラッシュシリカクロマトグラフィー(SiO
2 5g、酢酸エチル)により精製して、化合物32.1iを無色ガラス状物として得た(42mg、74%)。UPLC-MS(短CSH 2〜50%) rt 1.08(581[M-Boc+H]
+)。
【1289】
(実施例74)
1-アセチル-N-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピロリジン-3-カルボキサミド2,2,2-トリフルオロアセテート32I
【1290】
【化371】
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【1291】
35%塩酸(0.2ml)を用い、メタノール(0.4ml)及び酢酸エチル(0.4ml)中で化合物32.1i(16mg、0.023mmol)から一般ルートG(ステップ2B)に従って合成した。分取HPLC(HP C18、ID22mm、長さ150mm、流速16ml/分:20分かけて5〜55%アセトニトリル-水/アセトニトリル0.1%TFA)により精製し、凍結乾燥して、化合物32I(10mg、65%)を白色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 2.07, 2.08 (2 s, 3H), 2.27 (m, 2H), 2.82 (s, 3H), 3.08 (m, 2H), 3.52 (m, 5H), 3.75 (m, 2H), 4.52 (m, 5H), 4.85 (m, 1H), 5.03 (m, 1H), 6.92 (dd, 1H), 7.15 (d, 2H), 7.22 (m, 2H), 7.42 (m, 5H), 8.08 (dd, 1H).
19F NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ -77.2. MS (581 [M+H]
+), 純度99%.
【1292】
(実施例75)
N-[[2-(メチルアミノメチル)フェニル]メチル]-N-[2-オキソ-2-[(2-オキソスピロ[1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3,2'-インダン]-5'-イル)アミノ]エチル]-1-(トリフルオロメチル)シクロプロパンカルボキサミド2,2,2-トリフルオロアセテート32J
【1293】
【化372】
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【1294】
化合物32Jを中間体V(70mg)から一般ルートGに従って合成した。ステップ1Bにおいて、1-(トリフルオロメチル)シクロプロパン-1-カルボン酸との縮合を、80℃でHOAt、EDCI及びDIPEAを用いて行った。粗生成物を分取TLC(EA)により精製した。ステップ2Aにおいて、脱保護化をTFAを用いて行った。精製を分取HPLC(カラム:Boston pH-lex 150×25mm、10μm;移動相:[水(0.1%TFA)-アセトニトリル];B%:21%〜51%、10分)により行い、凍結乾燥して、化合物32J(16mg、収率51%)を黄色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ. 1.29 (d, 4H), 2.69 (s, 3H), 2.99 (d, 2H), 3.41 (dd, 2H), 4.19 (s, 2H), 4.71 (m, 4H), 6.80 (dd, 1H), 7.06 (dd, 1H), 7.14 (d, 1H), 7.22 (d, 1H), 7.31 - 7.38 (m, 5H), 7.96 (dd, 1H). LC-MS: rt 1.492分, (578 [M+H]
+), 純度100.0%
tert-ブチルN-メチル-N-[[2-[[[2-オキソ-2-[(2-オキソスピロ[1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3,2'-インダン]-5'-イル)アミノ]エチル]-[1-(トリフルオロメチル)シクロブタンカルボニル]アミノ]メチル]フェニル]メチル]カルバメート32.1k
【1295】
【化373】
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【1296】
化合物32.1kを一般ルートGステップ1Aと同様のルートにより調製した:化合物1-(トリフルオロメチル)シクロブタンカルボン酸(28mg、0.16mmol)のジクロロメタン(2mL)中溶液に、0℃で塩化オキサリル(15mg、0.12mmol)及びジメチルホルムアミド(6mg、0.82mmol)を加えた。混合物を0℃で1時間撹拌し、0℃にて真空で濃縮した。残留物をジクロロメタン(2mL)に再度溶解し、0℃で中間体V(50mg、0.82mmol)及びDIPEA(25mg、0.19mmol)のジクロロメタン(2mL)中溶液に加えた。得られた混合物を20℃で更に3時間撹拌した。混合物を水(10mL)によりクエンチし、ジクロロメタン(3×10mL)で抽出した。有機相をブライン(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮した後、残留物を分取TLC(石油エーテル:酢酸エチル=0:1)により精製して、化合物32.1kを黄色固体として得た(40mg、収率55%)。LC-MS:rt0.882分、(692[M+H]
+)、純度78%。
【1297】
(実施例76)
N-[[2-(メチルアミノメチル)フェニル]メチル]-N-[2-オキソ-2-[(2-オキソスピロ[1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3,2'-インダン]-5'-イル)アミノ]エチル]-1-(トリフルオロメチル)シクロブタンカルボキサミド2,2,2-トリフルオロアセテート32K
【1298】
【化374】
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【1299】
化合物32.1k(40mg、0.45mmol)のジクロロメタン(5mL)中溶液に、トリフルオロ酢酸(1mL)を加えた。混合物を20℃で1時間撹拌した。LCMSは所望のMSを検出したことを示した。混合物を濃縮して、残留物を得た。残留物を分取HPLC(カラム:Boston pH-lex 150×25mm、10μm;移動相:[水(0.1%TFA)-アセトニトリル];B%:20%〜50%、10分)により精製した。凍結乾燥した後、化合物32Kを黄色固体として得た(11mg、収率33%、純度95.7%)。
1H NMR (DMSO-d
6, 400 MHz) δ. 1.81 - 1.86 (m, 1H), 1.99 - 2.04 (m, 1H), 2.52 (m, 2H), 2.65 (s, 3H), 2.74 - 2.79 (m, 2H), 3.09 (dd, 2H), 3.35 - 3.40 (m, 2H), 4.04 (s, 2H), 4.18 (s, 2H), 4.74 (s, 2H), 6.86 (dd, 1H), 7.15 - 7.25 (m, 3H), 7.32 (dd, 1H), 7.37 - 7.54 (m, 4H), 8.06 (dd, 1H), 8.68 (br. s, 2H), 9.87 (br. s, 1H), 10.81 (s, 1H). LC-MS: rt 2.63分, (592 [M+H]
+), 純度95.7%.
【1300】
(実施例77)
3-アミノ-N-[[2-(メチルアミノメチル)フェニル]メチル]-N-[2-オキソ-2-[(2-オキソスピロ[1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3,2'-インダン]-5'-イル)アミノ]エチル]ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボキサミドビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)32L
【1301】
【化375】
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【1302】
化合物32Lを中間体V(40mg)及び3-アミノ-ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボン酸から一般ルートG(ステップ1B及びステップ2A)に従って合成した。ステップ1Bにおいて、粗生成物を直接使用した。ステップ2Aの精製を分取HPLC(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×25mm、10μm;移動相:[水(0.1%TFA)-アセトニトリル];B%:5%〜35%、9分)により行い、凍結乾燥して、化合物32Lを白色固体として得た(40mg、収率70%)。
【1303】
(実施例78)
N-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボキサミド2,2,2-トリフルオロアセテート32M
【1304】
【化376】
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【1305】
化合物32Mを中間体V(40mg)及びビシクロ[1.1.1]ペンタンカルボン酸から一般ルートG(ステップ1B及びステップ2A)に従って合成した。ステップ1Bにおいて、粗生成物を直接使用した。ステップ2Aの精製を分取HPLC(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×25mm、10μm;移動相:[水(0.1%TFA)-アセトニトリル];B%:15%〜45%、9分)により行って、化合物32Mを白色固体として得た(19mg、収率43%)。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ. 2.20 (s, 6H), 2.45 (s, 1H), 2.70 (s, 2H), 2.81 (s, 3H), 3.07 (dd, 2H), 3.46-3.51 (m, 2H), 4.33 (s, 2H), 4.47 (s, 2H), 4.79 (m, 2H), 6.89 (dd, 1H), 7.13 - 7.22 (m, 3H), 7.32 (s, 1H), 7.40 - 7.46 (m, 4H), 8.06 (dd, 1H). LC-MS: rt 1.432分, (536 [M+H]
+), 純度98.6%.
tert-ブチル(2-((1-アセチル-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピペリジン-4-カルボキサミド)メチル)ベンジル)(メチル)カルバメート32.1n
【1306】
【化377】
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【1307】
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(31μl、0.19mmol)、オキセタン-3-カルボン酸(15mg、0.089mmol)、EDCI.HCl(18mg、0.098mmol)、HOAt(12mg、0.098mmol)を用い、N,N-ジメチルホルムアミド(1ml)及びジクロロメタン(1ml)中で中間体V(40mg、0.074mmol)から一般ルートG(ステップ1B)に従って合成し、フラッシュシリカクロマトグラフィー(EtOAc0〜6%MeOH次いでジクロロメタン6〜10%MeOH)により精製して、化合物32.1b(30mg、30%)を無色ガラス状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 1.56 (s, 9H), 1.80 (m, 2H), 2.05 (2 s, 3H), 2.82 (s, 3H), 3.05 (m, 4H), 3.60 (m, 3H), 4.10 (m, 2H), 4.46 (br s, 2H), 4.72 (m, 2H), 6.81 (dd, 1H), 7.04 (m, 2H), 7.15 (s, 3H), 7.30 (m, 2H), 7.50 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 8.10 (dd, 1H), 8.52 (m, 1H). UPLC-MS (短CSH 2-50%) rt 1.12 (695 [M+H]
+).
【1308】
(実施例79)
1-アセチル-N-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピペリジン-4-カルボキサミド32N
【1309】
【化378】
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【1310】
2.5時間32.1b(30mg、0.043mmol)、トリフルオロ酢酸(0.10ml)及びジクロロメタン(2ml)から一般ルートG(ステップ2AA)に従って合成し、摩砕(MeOH/ジエチルエーテル)により精製し、次いでメタノール及びトルエンで共沸して、化合物32N(11mg、43%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.31 (m, 3H), 1.75 (m, 5H), 2.08, 2.09 (2 s, 3H), 2.46, 2.53 (2 s, 3H), 2.64 (m, 1H), 3.04 (m, 4H), 3.49 (m, 2H), 3.94 (m, 2H), 4.11 (m, 1H), 4.32 (m, 1H), 4.50 (m, 1H), 4.78 (m, 1H), 4.92 (s, 1H), 6.87 (dd, 1H), 7.12 (m, 3H), 7.32 (m, 4H), 7.52 (m, 1H), 8.03 (d, 1H). UPLC-MS (短CSH 2-50%) rt 1.28 (595 [M+H]
+), 純度94%.
tert-ブチルメチル(2-((N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)テトラヒドロフラン-3-カルボキサミド)メチル)ベンジル)カルバメート32.1o
【1311】
【化379】
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【1312】
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(24μl、0.15mmol)、3-テトラヒドロフランカルボン酸(8.5mg、0.073mmol)、EDCI.HCl(16mg、0.073mmol)、HOAt(12mg、0.073mmol)を用い、N,N-ジメチルホルムアミド(1ml)及びジクロロメタン(2ml)中で中間体V(33mg、0.061mmol)から一般ルートG(ステップ1B)に従って合成し、フラッシュシリカクロマトグラフィー(EtOAc)により精製して、化合物32.1o(21mg、54%)を無色ガラス状物として得た。UPLC-MS(短CSH 2〜50%) rt 1.14(540[M-Boc+H]
+)。
【1313】
(実施例80)
N-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)テトラヒドロフラン-3-カルボキサミド32O
【1314】
【化380】
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【1315】
1時間32.1o(21mg、0.033mmol)、トリフルオロ酢酸(0.20ml)及びジクロロメタン(2ml)から一般ルートG(ステップ2AA)に従って合成し、フラッシュクロマトグラフィー(シリカ、EtOAc0〜10%MeOH次いでジクロロメタン10〜15%MeOH次いでアンモニアを含むジクロロメタン15〜20%MeOH)により精製して、化合物32O(5mg、28%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 2.17 (m, 2H), 2.58 (s, 3H), 3.05 (d, 2H), 3.50 (m, 2H), 3.81 (m, 2H), 3.90 (m, 3H), 4.00 (m, 2H), 4.13 (s, 1H), 4.42 (dd, 1H), 4.90 (m, 2H), 6.88 (dd, 1H), 7.10 (d, 1H), 7.21 (m, 3H), 7.33 (m, 5H), 8.03 (d, 1H). UPLC-MS (短CSH 2-50%) rt 0.58 (540 [M+H]
+).
tert-ブチルメチル(2-((N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピロリジン-1-カルボキサミド)メチル)ベンジル)カルバメート32.1p
【1316】
【化381】
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【1317】
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(24μl、0.15mmol)、ピロリジン1-カルボニルクロリド(10.5mg、0.079mmol)を用い室温で18時間、ジクロロメタン(2ml)中で中間体V(33mg、0.061mmol)から一般ルートG(ステップ1A)に従って合成し、50℃で5時間次いで室温で12日間加熱し、フラッシュシリカクロマトグラフィー(EtOAc0〜6%MeOH)により精製して、化合物32.1p(21mg、54%)を無色ガラス状物として得た。UPLC-MS(短CSH 2〜50%) rt 1.26(639[M+H]
+)。
【1318】
(実施例81)
N-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピロリジン-1-カルボキサミド32P
【1319】
【化382】
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【1320】
1時間32.1p(21mg、0.033mmol)、トリフルオロ酢酸(0.20ml)及びジクロロメタン(2ml)から一般ルートG(ステップ2A)に従って合成し、フラッシュクロマトグラフィー(シリカ、EtOAc0〜10%MeOH次いでrir10〜15%MeOH次いでアンモニアを含むジクロロメタン15〜20%MeOH)により精製して、化合物32P(9mg、28%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.84 (m, 4H), 2.57 (s, 3H), 3.04 (d, 2H), 3.42 (m, 4H), 3.50 (dd, 2H), 3.99 (s, 2H), 4.04 (s, 2H), 4.63 (s, 2H), 6.88 (dd, 1H), 7.11 (dd, 1H), 7.21 (d, 1H), 7.32 (m, 4H), 7.51 (m, 2H), 8.04 (dd, 1H). UPLC-MS (短CSH 2-50%) rt 0.67 (539 [M+H]
+), 純度98%.
tert-ブチル(2-((3-メトキシ-3-メチル-1-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ウレイド)メチル)ベンジル)(メチル)カルバメート32.1q
【1321】
【化383】
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【1322】
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(40μl、0.25mmol)、N-メトキシ-N-メチル-1-カルバミルクロリド(14μl、0.11mmol)を用い室温で18時間、ジクロロメタン(2ml)中で中間体V(45mg、0.083mmol)から一般ルートG(ステップ1A)に従って合成し、フラッシュシリカクロマトグラフィー(EtOAc)により精製して、化合物32.1q(40mg、78%)を無色ガラス状物として得た。UPLC-MS(短CSH 2〜50%) rt 1.26(627[M-H]
-)、純度95%。
【1323】
(実施例82)
2-(3-メトキシ-3-メチル-1-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)ウレイド)-N-(2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アセトアミド32Q
【1324】
【化384】
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【1325】
2.5時間32.1q(40mg、0.064mmol)、トリフルオロ酢酸(0.10ml)及びジクロロメタン(2ml)から一般ルートG(ステップ2A)に従って合成し、SPE(STMAd、2g、MeOH次いでアンモニアを含むMeOH)により精製して、化合物32Q(20mg、59%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 2.42, 2.44 (2 s, 3H), 3.05 (m, 5H), 3.48 (m, 2H), 3.55 (s, 3H), 3.76 (s, 2H), 4.02 (s, 2H), 4.77 (s, 2H), 6.87 (dd, 1H), 7.12 (dd, 1H), 7.20 (d, 1H), 7.32 (m, 5H), 7.50 (s, 1H), 8.04 (dd, 1H). UPLC-MS (短CSH 2-50%) rt 0.50 (529 [M+H]
+), 純度93%.
tert-ブチル(2-((3-シクロペンチル-1-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ウレイド)メチル)ベンジル)(メチル)カルバメート32.1r
【1326】
【化385】
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【1327】
シクロペンチルイソシアネート(12μl、0.108mmol)を用い室温で18時間、ジクロロメタン(1ml)中で中間体V(45mg、0.083mmol)から一般ルートG(ステップ1C)に従って合成し、フラッシュシリカクロマトグラフィー(EtOAc)により精製して、化合物32.1r(34mg、63%)を無色ガラス状物として得た。UPLC-MS(短CSH 2〜50%) rt 1.33(553[M-Boc+H]
+)、純度99%。
【1328】
(実施例83)
2-(3-シクロペンチル-1-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)ウレイド)-N-(2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アセトアミド32R
【1329】
【化386】
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【1330】
5時間32.1r(34mg、0.052mmol)、トリフルオロ酢酸(0.10ml)及びジクロロメタン(2ml)から一般ルートG(ステップ2A)に従って合成し、SPE(STMAd、2g、MeOH次いでアンモニアを含むMeOH)により精製して、化合物32R(20mg、59%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.52 (m, 6H), 1.89 (m, 2H), 2.44 (s, 3H), 3.04 (dd, 2H), 3.50 (dd, 2H), 3.74 (s, 2H), 4.04 (m, 1H), 4.08 (s, 2H), 4.69 (s, 2H), 6.87 (dd, 1H), 7.11 (dd, 1H), 7.28 (m, 6H), 7.47 (s, 1H), 8.02 (dd, 1H). UPLC-MS (短CSH 2-50%) rt 0.72 (553 [M+H]
+), 純度94%.
tert-ブチル(2-((3-イソプロピル-1-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ウレイド)メチル)ベンジル)(メチル)カルバメート32.1s
【1331】
【化387】
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【1332】
イソプロピルイソシアネート(11μl、0.108mmol)を用い室温で18時間、1,2-ジクロロエタン(1ml)中で中間体V(45mg、0.083mmol)から一般ルートG(ステップ1C)に従って合成し、フラッシュシリカクロマトグラフィー(EtOAc0〜5%MeOH)により精製して、化合物32.1s(39mg、75%)を無色ガラス状物として得た。UPLC-MS(短CSH 2〜50%) rt 1.21(625[M-H]
-)、純度98%。
【1333】
(実施例84)
2-(3-イソプロピル-1-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)ウレイド)-N-(2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アセトアミド32S
【1334】
【化388】
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【1335】
6時間32.1s(39mg、0.062mmol)、トリフルオロ酢酸(0.10ml)及びジクロロメタン(2ml)から一般ルートG(ステップ2A)に従って合成し、SPE(STMAd、2g、MeOH次いでアンモニアを含むMeOH)により精製して、化合物32S(11mg、34%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.11 (d, 6H), 2.44 (s, 3H), 3.04 (dd, 2H), 3.50 (dd, 2H), 3.73 (s, 2H), 3.92 (m, 1H), 4.08 (s, 2H), 4.69 (s, 2H), 6.88 (dd, 1H), 7.11 (dd, 1H), 7.25 (m, 6H), 7.48 (s, 1H), 8.02 (dd, 1H). UPLC-MS (短CSH 2-50%) rt 0.64 (527 [M+H]
+), 純度94%.
tert-ブチル(2-((3,3-ジメチル-1-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ウレイド)メチル)ベンジル)(メチル)カルバメート32.1t
【1336】
【化389】
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【1337】
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(40μl、0.25mmol)及びジメチルカルバモイルクロリド(10μl、0.108mmol)を用い室温で18時間次いで55℃で6.5時間次いで室温で3日間、1,2-ジクロロエタン(1ml)中で中間体V(45mg、0.083mmol)から一般ルートG(ステップ1A)に従って合成し、フラッシュシリカクロマトグラフィー(EtOAc0〜5%MeOH)により精製して、化合物32.1t(38mg、75%)を無色ガラス状物として得た。UPLC-MS(短CSH 2〜50%) rt 1.17(611[M-H]
-)、純度98%。
【1338】
(実施例85)
2-(3,3-ジメチル-1-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)ウレイド)-N-(2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アセトアミド32T
【1339】
【化390】
[この文献は図面を表示できません]
【1340】
6時間32.1t(39mg、0.062mmol)、トリフルオロ酢酸(0.10ml)及びジクロロメタン(2ml)から一般ルートG(ステップ2A)に従って合成し、SPE(STMAd、2g、MeOH次いでアンモニアを含むMeOH)により精製して、化合物32T(18mg、57%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 2.41 (s, 3H), 2.91 (s, 6H), 3.05 (dd, 2H), 3.50 (dd, 2H), 3.72 (s, 2H), 3.89 (s, 2H), 4.62 (s, 2H), 6.87 (dd, 1H), 7.12 (dd, 1H), 7.20 (d, 1H), 7.26 (m, 4H), 7.41 (m, 1H), 7.49 (s, 1H), 8.02 (dd, 1H). UPLC-MS (短CSH 2-50%) rt 0.63 (513 [M+H]
+), 純度95%.
tert-ブチルメチル(2-((N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)モルホリン-4-カルボキサミド)メチル)ベンジル)カルバメート32.1u
【1341】
【化391】
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【1342】
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(40μl、0.25mmol)及びモルホリン-4-カルバミルクロリド(13μl、0.108mmol)を用い室温で18時間、1,2-ジクロロエタン(1ml)中で中間体V(45mg、0.083mmol)から一般ルートG(ステップ1A)に従って合成し、フラッシュシリカクロマトグラフィー(EtOAc0〜6%MeOH)により精製して、化合物32.1u(40mg、74%)を無色ガラス状物として得た。UPLC-MS(短CSH 2〜50%) rt 1.19(653[M-H]
-)、純度98%。
【1343】
(実施例86)
N-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)モルホリン-4-カルボキサミド32U
【1344】
【化392】
[この文献は図面を表示できません]
【1345】
6時間32.1u(40mg、0.061mmol)、トリフルオロ酢酸(0.10ml)及びジクロロメタン(2ml)から一般ルートG(ステップ2A)に従って合成し、SPE(STMAd、2g、MeOH次いでアンモニアを含むMeOH)により精製して、化合物32U(12mg、36%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 2.43 (s, 3H), 3.04 (dd, 2H), 3.35 (m, 4H), 3.50 (dd, 2H), 3.69 (m, 4H), 3.75 (s, 2H), 3.91 (s, 2H), 4.64 (s, 2H), 6.87 (dd, 1H), 7.11 (dd, 1H), 7.20 (d, 1H), 7.31 (m, 5H), 7.60 (s, 1H), 8.03 (dd, 1H). UPLC-MS (短CSH 2-50%) rt 0.60 (555 [M+H]
+), 純度98%.
tert-ブチルメチル(2-((N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピペリジン-1-カルボキサミド)メチル)ベンジル)カルバメート32.1v
【1346】
【化393】
[この文献は図面を表示できません]
【1347】
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(40μl、0.25mmol)及びピペリジン-1-カルバミルクロリド(12mg、0.083mmol)用い室温で4日間、ジクロロメタン(1ml)中で中間体V(45mg、0.083mmol)から一般ルートG(ステップ1A)に従って合成し、順相クロマトグラフィー(Zip sphereシリカ5g、ヘプタン中50〜90%EtOAc)により精製して、化合物32.1v(32mg、59%)を無色ガラス状物として得た。UPLC-MS(短CSH 2〜95%) rt 0.96(653[M+H]
+)、純度98%。
【1348】
(実施例87)
N-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピペリジン-1-カルボキサミド32V
【1349】
【化394】
[この文献は図面を表示できません]
【1350】
3時間32.1v(32mg、0.049mmol)、トリフルオロ酢酸(0.10ml)及びジクロロメタン(2ml)から一般ルートG(ステップ2A)に従って合成し、フラッシュシリカクロマトグラフィー(EtOAc次いでジクロロメタン5%MeOH次いでアンモニアを含むジクロロメタン5%MeOH)及びSPE(SCX2 1g、MeOH次いでMeOH中アンモニア)により精製して、化合物32V(9mg、36%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.60 (m, 6H), 2.42 (s, 3H), 3.04 (dd, 2H), 3.30 (m, 4H), 3.50 (dd, 2H), 3.72 (s, 2H), 3.87 (s, 2H), 4.61 (s, 2H), 6.86 (dd, 1H), 7.11 (dd, 1H), 7.19 (d, 1H), 7.28 (m, 3H), 7.36 (m, 2H), 7.49 (s, 1H), 8.03 (dd, 1H). UPLC-MS (長CSH 2-95%) rt 1.16 (553 [M+H]
+), 純度99%.
tert-ブチル4-((2-(((tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)メチル)ベンジル)(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)カルバモイル)ピペリジン-1-カルボキシレート32.1w
【1351】
【化395】
[この文献は図面を表示できません]
【1352】
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(40μl、0.25mmol)、N-Boc-イソニペコチン酸(19mg、0.083mmol)、EDCI.HCl(21mg、0.108mmol)、HOAt(15mg、0.108mmol)を用い室温で4日間、N,N-ジメチルホルムアミド(1ml)中で中間体V(45mg、0.083mmol)から一般ルートG(ステップ1B)に従って合成し、順相クロマトグラフィー(Zip sphereシリカ5g、ヘプタン中50〜90%EtOAc)により精製して、化合物32.1w(37mg、59%)を無色ガラス状物として得た。UPLC-MS(短CSH 2〜95%) rt 0.98(653[M-2Boc+H]
+)、純度93%。
【1353】
(実施例88)
N-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピペリジン-4-カルボキサミド32W
【1354】
【化396】
[この文献は図面を表示できません]
【1355】
3時間32.1w(37mg、0.049mmol)、トリフルオロ酢酸(0.10ml)及びジクロロメタン(2ml)から一般ルートG(ステップ2A)に従って合成し、フラッシュシリカクロマトグラフィー(EtOAc次いでジクロロメタン5〜10%MeOH次いでアンモニアを含むジクロロメタン30%MeOH)により精製して、化合物32W(6.4mg、24%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 1.35 (m, 4H), 1.91 (m, 4H), 2.46, 2.54 (2 s, 3H), 2.87 (t, 1H), 3.05 (d, 2H), 3.47 (dd, 2H), 3.78, 3.93 (2 s, 2H), 4.12, 4.20, 4.32 (3 m, 2H), 4.77, 4.95 (2 s, 2H), 6.86 (dd, 1H), 7.10 (d, 1H), 7.29 (m, 6H), 7.53, 7.61, 7.70 (3 m, 1H), 8.04 (dd, 1H). UPLC-MS (長CSH 2-20%) rt 1.17 (553 [M+H]
+), 純度100%.
tert-ブチル9-(クロロカルボニル)-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-3-カルボキシレート
【1356】
【化397】
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【1357】
tert-ブチル3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-3-カルボキシレート(80mg、0.32mmol)をアルゴン雰囲気下テトラヒドロフラン(6ml)に溶解し、次いでトリエチルアミン(69μl、0.49mmol)を加え、氷/水上で冷却した。ホスゲン(36.5mg、0.13mmol)を加え、混合物を氷/水上で10分間次いで室温で21時間撹拌した。追加のホスゲン(15mg、0.05mmol)を加え、室温で3時間撹拌した。混合物を氷/水中に注ぎ入れ、次いで酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させて、tert-ブチル9-(クロロカルボニル)-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-3-カルボキシレート(96mg、定量的)を黄色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.43 (s, 9H), 1.53 (m, 8H), 3.39 (m, 4H), 3.60 (m, 2H), 3.68 (m, 2H).
tert-ブチル9-((2-(((tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)メチル)ベンジル)(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)カルバモイル)-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-3-カルボキシレート32.1x
【1358】
【化398】
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【1359】
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(40μl、0.25mmol)及びtert-ブチル9-(クロロカルボニル)-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-3-カルボキシレート(31.5mg、0.10mmol)を用い室温で18時間、ジクロロメタン(1ml)中で中間体V(45mg、0.083mmol)から一般ルートG(ステップ1A)に従って合成した。更に塩化アシル(64mg、0.20mmol)を加え、6時間撹拌し、フラッシュクロマトグラフィー(シリカ5g、EtOAc)により精製して、化合物32.1x(32mg、47%)を無色ガラス状物として得た。UPLC-MS(短CSH 2〜50%) rt 1.52(822[M+H]
+)、純度87%。
【1360】
(実施例89)
N-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-3-カルボキサミド32X
【1361】
【化399】
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【1362】
4時間32.1x(32mg、0.039mmol)、トリフルオロ酢酸(0.10ml)及びジクロロメタン(2ml)から一般ルートG(ステップ2A)に従って合成した。水性後処理をせず、揮発物を除去し、トルエンで共蒸発させ、SPE(SCX2 500mg、MeOH次いでアンモニアを含むMeOH)により精製して、化合物32X(12mg、49%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.53 (m, 8H), 2.39 (s, 3H), 2.79 (m, 4H), 3.04 (dd, 2H), 3.33 (m, 4H), 3.50 (dd, 2H), 3.68 (s, 2H), 3.86 (s, 2H), 4.62 (s, 2H), 6.87 (dd, 1H), 7.11 (dd, 1H), 7.22 (d, 1H), 7.30 (m, 5H), 7.49 (s, 1H), 8.03 (dd, 1H). UPLC-MS (長CSH 2-95%) rt 0.46 (622 [M+H]
+), 純度95%.
tert-ブチル2-(クロロカルボニル)-2,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-8-カルボキシレート
【1363】
【化400】
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【1364】
tert-ブチル2,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-8-カルボキシレート(80mg、0.33mmol)をアルゴン雰囲気下テトラヒドロフラン(6ml)に溶解し、次いでトリエチルアミン(68μl、0.49mmol)を加え、氷/水上で冷却した。ホスゲン(38.5mg、0.13mmol)を加え、混合物を氷/水上で10分間次いで室温で3時間撹拌した。混合物を氷/水中に注ぎ入れ、次いで酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させて、tert-ブチル2-(クロロカルボニル)-2,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-8-カルボキシレート(31mg、31%)を黄色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 1.45 (s, 9H), 1.53 (m, 4H), 1.83 (m, 2H), 3.28 (m, 2H), 3.37 (m, 2H), 3.44 (m, 2H), 3.49 (m, 2H), 3.59 (t, 1H), 3.68 (t, 1H).
tert-ブチル2-((2-(((tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)メチル)ベンジル)(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)カルバモイル)-2,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-8-カルボキシレート32.1y
【1365】
【化401】
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【1366】
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(40μl、0.25mmol)及びtert-ブチル2-(クロロカルボニル)-2,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-8-カルボキシレート(30mg、0.10mmol)を用い室温で3日間、ジクロロメタン(1ml)中で中間体V(45mg、0.083mmol)から一般ルートG(ステップ1A)に従って合成し、フラッシュクロマトグラフィー(シリカ5g、EtOAc0〜5%MeOH)により精製して、化合物32.1y(39mg、58%)を無色ガラス状物として得た。UPLC-MS(短CSH 2〜50%) rt 1.42(808[M+H]
+)。
【1367】
(実施例90)
N-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)-2,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-2-カルボキサミド32Y
【1368】
【化402】
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【1369】
6時間32.1y(39mg、0.048mmol)、トリフルオロ酢酸(0.10ml)及びジクロロメタン(2ml)から一般ルートG(ステップ2A)に従って合成した。水性後処理をせず、揮発物を除去し、トルエンで共蒸発させ、SPE(SCX2 500mg、MeOH次いでアンモニアを含むMeOH)及びフラッシュシリカクロマトグラフィー(ジクロロメタン10〜15%MeOH次いでアンモニアを含むジクロロメタン15〜30%MeOH)により精製して、化合物32Y(9mg、31%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.51 (m, 4H), 1.73 (m, 2H), 2.40 (s, 3H), 2.79 (m, 4H), 3.05 (dd, 2H), 3.35 (s, 2H), 3.50 (m, 4H), 3.72 (s, 2H), 3.94 (s, 2H), 4.68 (s, 2H), 6.88 (dd, 1H), 7.11 (dd, 1H), 7.21 (d, 1H), 7.31 (m, 5H), 7.50 (s, 1H), 8.03 (dd, 1H). UPLC-MS (長CSH 2-95%) rt 0.46 (608 [M+H]
+), 純度94%.
【1370】
【化403】
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【1371】
メチル2-メチル-2-(p-トリル)プロパノエート33.2
【1372】
【化404】
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【1373】
メチル4-メチルフェニルアセテート33.1(5g、30.4mmol)をアルゴン下乾燥テトラヒドロフラン(150ml)に溶解した。これに18-クラウン-6エーテル(2g、7.61mmol)、ヨウ化メチル(5.68ml、91.3mmol)を加え、続いてカリウムt-ブトキシド(10.25g、91.3mmol)を少しずつ加え[注意-発泡]、混合物を室温で18時間撹拌した。この混合物に水素化ナトリウム(鉱油中60%、3.65g、91.3mmol)を少しずつ加え、混合物を室温で22時間撹拌した。反応物を素早く撹拌しながら氷/水中に注ぎ入れ、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を水で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、化合物33.1(4.02g、68%)を黄色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.55 (s, 6H), 2.32 (s, 3H), 3.60 (s, 3H), 7.10 (d, 2H), 7.22 (m, 2H).
メチル2-(4-(ブロモメチル)フェニル)-2-メチルプロパノエート33.3
【1374】
【化405】
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【1375】
化合物33.2(3.6g、18.7mmol)をアルゴン下乾燥ジクロロメタン(40ml)に溶解した。これにN-ブロモスクシンイミド(3.99g、22.5mmol)及び過酸化ベンゾイル(水中75%、266mg、0.82mmol)を加え、次いで混合物を還流状態で12時間撹拌した。混合物をシリカのプラグに通して濾過し、蒸発させて、化合物33.3(4.35g、86%)を黄色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.60 (s, 6H), 3.65 (s, 3H), 4.47 (s, 2H), 7.32 (m, 4H).
tert-ブチル4-(4-(1-メトキシ-2-メチル-1-オキソプロパン-2-イル)ベンジル)ピペラジン-1-カルボキシレート33.4
【1376】
【化406】
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【1377】
1-Boc-ピペラジン(1.03g、5.53mmol)を乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(25ml)に溶解し、次いで炭酸カリウム及び化合物33.3(1.5g、5.53mmol)を加えた。混合物を還流状態で16時間撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、水で2回洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(ヘプタン中20〜50%EtOAc)次いで再度(シリカ120倍、2%MeOHを含む3:1EtOAc/ヘプタン;rf0.6)により精製して、化合物33.4(425mg、18%)を無色蝋状固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.47 (s, 9H), 1.57 (s, 6H), 2.37 (m, 4H), 3.42 (m, 4H), 3.48 (s, 2H), 3.65 (s, 3H), 7.28 (m, 4H). UPLC (CSH 2-50%) 0.65 (321 [M-Boc+H]
+).
2-(4-((4-(tert-ブトキシカルボニル)ピペラジン-1-イル)メチル)フェニル)-2-メチルプロパン酸33.5
【1378】
【化407】
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【1379】
化合物33.5(100mg、0.238mmol)を乾燥メタノール(3ml)に溶解し、次いで2.5M水酸化ナトリウム(0.14ml、0.36mmol)を加えた。混合物を室温で16時間撹拌した。追加の2.5M水酸化ナトリウム(0.14ml、0.36mmol)を加え、混合物を55℃で3日間加熱した。混合物を水で希釈し、2M HClを使用してpHを4に調節し、次いでジクロロメタンで2回抽出した。水性層を塩化ナトリウムで飽和し、次いで酢酸エチルで3回抽出し、これらの有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、化合物33.5(100mg、定量的)を無色固体として得た。UPLC(CSH 2〜50%)0.58(307[M-Boc+H]
+)。
tert-ブチル4-(4-(1-クロロ-2-メチル-1-オキソプロパン-2-イル)ベンジル)ピペラジン-1-カルボキシレート33.6
【1380】
【化408】
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【1381】
化合物33.5(100mg、0.238mmol)を乾燥ジクロロメタン(3ml)に溶解し、アルゴン下氷/水上で冷却した。塩化オキサリル(30μl、0.36mmol)を、続いて1滴のN,N-ジメチルホルムアミドを加えた。混合物を氷/水上で3時間撹拌した。反応混合物を蒸発させて、化合物33.6(110mg、定量的)を無色ゴム状物として得た。メタノール中UPLC(CSH 2〜50%)0.69(321[メチルエステルM-Boc+H]
+)。
tert-ブチル4-(4-(1-((2-(((tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)メチル)ベンジル)(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)アミノ)-2-メチル-1-オキソプロパン-2-イル)ベンジル)ピペラジン-1-カルボキシレート32.1z
【1382】
【化409】
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【1383】
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(45μl、0.29mmol)及び化合物33.6(50mg、0.13mmol)を用い室温で18時間、ジクロロメタン(2ml)中で中間体V(45mg、0.083mmol)から一般ルートG(ステップ1A)に従って合成した。追加の33.6(15mg)を加え、室温で5時間撹拌し、フラッシュクロマトグラフィー(シリカ5g、EtOAc0〜10%MeOH)次いでSPE(STMAd 2g、MeOH、次いでMeOH中2〜5%N-メチルモルホリン)により精製して、化合物32.1z(12mg、16%)を無色ガラス状物として得た。UPLC-MS(短CSH 2〜50%) rt 1.00(886[M+H]
+)。
【1384】
(実施例91)
2-メチル-N-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)-2-(4-(ピペラジン-1-イルメチル)フェニル)プロパンアミド32Z
【1385】
【化410】
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【1386】
4時間32.1z(12mg、0.013mmol)、トリフルオロ酢酸(0.10ml)及びジクロロメタン(2ml)から一般ルートG(ステップ2A)に従って合成した。水性後処理をせず、揮発物を除去し、トルエンと共蒸発させて、化合物32Z(5mg、42%)を無色固体(TFA塩)として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.50, 1.51 (2 s, 6H), 2.30 (s, 5H), 2.73 (m, 3H), 2.83 (m, 2H), 3.12 (m, 3H), 3.20 (s, 1H), 3.40 (m, 2H), 3.48 (s, 2H), 4.12 (s, 1H), 4.35 (s, 1H), 4.75 (m, 1H), 4.90 (m, 2H), 6.92 (m, 1H), 7.13 (m, 6H), 7.31 (m, 6H), 8.06 (m, 1H). UPLC-MS (CSH 2-20%) rt 0.75 (686 [M+H]
+), 純度98%.
中間体Wの合成
【1387】
【化411】
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【1388】
(1S,2S,4S,5R)-1-(3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル)-2-((R)-ヒドロキシ(キノリン-4-イル)メチル)-5-ビニルキヌクリジン-1-イウムブロミド("PTC
*")
【1389】
【化412】
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【1390】
3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジルブロミド(5.00g、17.0mmol)及びシンコニジン(5.50g、17.8mmol)のイソプロピルアルコール(IPA)中溶液を、3.5時間加熱還流した。室温に冷却した後、反応混合物を撹拌しながらジエチルエーテル(250mL)中にゆっくり注ぎ入れた。沈殿した固体を濾過し、ジエチルエーテル(150mL)及びペンタン(100mL)で洗浄して、生成物8.60g(84%)を得た。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 1.48 (m, 1H), 1.91 (m, 1H), 2.12 (m, 1H), 2.31 (m, 2H), 2.76 (s, br, 1H), 3.41 (t, 1H), 3.50 (dd, 1H), 3.71 (m, 1H), 4.02 (t, 1H), 4.58 (m, 1H), 5.03 (d, 1H), 5.19 (m, 2H), 5.37 (d, 1H), 5.71 (ddd, 1H), 6.67 (s, 1H), 7.98 (dddd, 2H), 8.15 (dd, 1H), 8.27 (s, 1H), 8.34 (d, 1H), 8.98 (d, 1H); [α]
D23 = -139.5
o (c 8.9, MeOH).
ジメチル4-アミノフタレート
【1391】
【化413】
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【1392】
4-ニトロフタル酸(10.6g、50.2mmol)のメタノール(50ml)中溶液に、メタンスルホン酸(7.2g、75.3mmol)を加えた。反応混合物を終夜加熱還流した。室温に冷却した後、Pd/C(水5ml中1g)を加え、反応混合物を37℃で9時間撹拌した。次いで酢酸エチル(50ml)を加え、Pd/Cを濾別した。揮発物を真空下で乾燥除去し、粗生成物を酢酸エチル(約100ml)に溶解し、有機相を水で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過した。揮発物を真空下で除去して、所望の生成物10.5g(100%)を得た。この生成物を更には精製せずに次のステップに直接使用した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 3.85 (s, 3H), 3.92 (s, 3H), 6.69 (d, 1H), 6.75 (s, 1H), 7.74 (d, 1H).
ジメチル4-(ジベンジルアミノ)フタレート
【1393】
【化414】
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【1394】
ジメチル4-アミノベンゼン-1,2-ジカルボキシレート(10.5g、50.2mmol)、炭酸カリウム(22g、160.6mmol)及び無水ヨウ化カリウム(1.70g、10.0mmol)のN,N-ジメチルアセトアミド(100ml)中溶液に、塩化ベンジル(15.9g、125.5mmol)をゆっくり加えた。反応混合物を90℃で終夜加熱した。反応混合物を室温に冷却し、次いで酢酸エチル(約500ml)で希釈した。有機層をブライン及びH
2Oで洗浄した。有機抽出物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、揮発物を真空下で除去して、所望の生成物18.6g(96%)を得た。この化合物を更には精製せずに次のステップに直接使用した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.76 (m, 1H), 7.36 (m, 7H), 7.21 (m, 3H), 6.83 (d, 1H), 6.74 (dd, 1H), 4.72 (s, 4H), 3.88 (s, 3H), 3.84 (s, 3H). LCMS (390.17 [M+H]
+).
(4-(ジベンジルアミノ)-1,2-フェニレン)ジメタノール
【1395】
【化415】
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【1396】
ジメチル4-(ジベンジルアミノ)ベンゼン-1,2-ジカルボキシレート(16.00g、40.8mmol)のテトラヒドロフラン(200ml)中溶液を、0℃で水素化アルミニウムリチウム(3.1g、81.6mmol)のテトラヒドロフラン(300ml)中溶液にゆっくり加えた。反応混合物を0℃で20分間撹拌し、次いでこれを室温で3時間撹拌した。次いでテトラヒドロフラン水溶液(テトラヒドロフラン50mlで希釈した水50ml)の溶液を0℃でゆっくり加えた。次に、15%水酸化ナトリウム溶液100mlを加えた。反応混合物を室温に加温し、次いでセライトに通して濾過した。混合物を濃縮し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで続いて塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、所望の生成物11.00g(81%)を得た。この化合物を更には精製せずに次のステップに直接使用した。
1H NMR (CD
3OD
, 400 MHz) δ 4.54 (s, 2H), 4.61 (s, 2H), 4.67 (s, br, 4H), 6.61 (m, 1H), 6.90 (m, 1H), 7.12 (m, 1H), 7.26 (m, 10H).
(2-(クロロメチル)-4-(ジベンジルアミノ)フェニル)メタノール塩酸塩
【1397】
【化416】
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【1398】
塩化チオニル(7.1ml、96.3mmol)のアセトニトリル(20ml)中溶液に、0℃で4-(ジベンジルアミノ)ベンゼン-1,2-ジイル]ジメタノール(10.7g、32.1mmol)のアセトニトリル(20ml)中溶液を(10分かけて)ゆっくり加えた。反応混合物を室温で1.5時間撹拌した[注釈:HCl/SO
2ガスが激しく発生した]。ジエチルエーテル(140ml)を反応混合物に加えると10分後に結晶が生成した。追加のジエチルエーテル(50ml)を加え、結晶を濾取し、丸底フラスコに移し、ジエチルエーテル(80ml)中で20分間撹拌した。次いで結晶を濾取した。この操作を3回繰り返した後、結晶を真空乾固して、所望の生成物9.7g(78%)を得た。この化合物を更には精製せずに次のステップに直接使用した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 4.48 (s, 2H), 4.60 (s, 2H), 4.71 (s, br, 4H), 7.30 (m, 8H), 7.38 (s, 1H), 7.46 (m, 4H). LCMS (352.1 [M+H]
+)
N-(tert-ブチル)-3-メチルピリジン-2-アミン
【1399】
【化417】
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【1400】
2-ブロモ-3-メチルピリジン(25.0g、145mmol)、NaO
tBu(28.0g、291mmol)、Pd
2(dba)
3(0.30g、0.33mmol)、BINAP(0.41g、0.66mL)及び
tBuNH
2(31ml、290.66mmol)のトルエン(380ml)中混合物を85℃で終夜撹拌した。水(約200ml)を加えて反応をクエンチし、3M HClを加えることによりpHをpH約4に調節した。ジエチルエーテル(約300ml)を加え、2層を分離した。水性層をジエチルエーテルにより抽出し、合わせた有機物をブラインにより洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、所望の生成物21.9g(92%)を得た。この化合物を更には精製せずに次のステップに直接使用した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.02 (d, 1H), 7.19 (d, 1H), 6.48 (dd, 1H), 4.01 (s, br, 1H), 2.05 (s, 3H), 1.52 (s, 9H). LCMS (165.14 [M+H]
+).
メチル1-(tert-ブチル)-2-ヒドロキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボキシレート
【1401】
【化418】
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【1402】
N-tert-ブチル-3-メチルピリジン-2-アミン(12.0g、73.1mmol)のテトラヒドロフラン(210ml)中溶液に、-30℃でn-ブチルリチウム(35ml、80.4mmol)をゆっくり加えた。15分後、クロロギ酸メチル(5.9ml、76.8mmol)を滴下添加した。5分後、反応混合物を室温に加温し、1時間撹拌した。反応混合物を-30℃に冷却し、n-ブチルリチウム(35ml、80.4mmol)をゆっくり加えた。-30℃で20分後、ジイソプロピルアミン(14.0ml、102.3mmol)を加え、続いてn-ブチルリチウム(35ml、80.4mmol)を直接加えた。反応混合物を-30℃で約15分間撹拌し、次いで室温に加温し、終夜撹拌した。反応混合物を-10℃に冷却し、クロロギ酸メチル(5.9mL、76.8mmol)を滴下添加した。反応混合物を室温に加温し、1時間撹拌した。次いで6M HCl(35ml)をゆっくり加えて、反応混合物をクエンチした。テトラヒドロフランを蒸発させて最少量にし、水(約200ml)を加え、生成物を酢酸エチルにより抽出した。合わせた抽出物をブラインにより洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、所望の生成物15.8g(87%)を得た。この化合物を更には精製せずに次のステップに直接使用した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 1.80 (s, 2.7H), 1.93 (s, 6.3H), 3.82 (s, 0.9H), 3.98 (s, 2.1H), 6.95 (m, 0.3H), 7.09 (m, 0.7H), 7.53 (m, 0.3H), 7.91 (m, 0.7H), 8.16 (m, 0.7H), 8.24 (m, 0.3H) (化合物の混合物のスペクトル). LCMS (249.12 [M+H]
+).
(R)-1'-(tert-ブチル)-5-(ジベンジルアミノ)-1,3-ジヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-2'(1'H)-オン
【1403】
【化419】
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【1404】
水酸化ナトリウム(72g)の水(60ml)中溶液に、室温でトルエン(130ml)及び[2-(クロロメチル)-4-(ジベンジルアミノ)フェニル]メタノール塩酸塩(4.7g、12.1mmol)を加えた。アルゴンを吹き込みながら、反応混合物を室温で5分間撹拌した。メチル1-tert-ブチル-2-ヒドロキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボキシレート(3.0g、12.1mmol)を3回に分けて10分かけて加えた。アルゴンを撹拌溶液に15分間吹き込み続け、(9R)-1-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]シンコナン-1-イウム-9-オールブロミド(0.7g、1.2mmol)を室温で一度に加えた。アルゴンの吹込み下、この混合物を室温で3時間撹拌した。水(約300ml)を加え[注意:発熱反応]、室温に加温しながら混合物を約15分間撹拌した。2層を分離し、水性層を酢酸エチルにより抽出した。合わせた抽出物を水で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、純度約90%、83%eeの粗生成物を得た。この生成物を60℃でトルエン(60ml)に溶解した。すべて溶解した時点で、混合物を室温に加温し、メタノール(180ml)を加えた。混合物を室温で16時間撹拌し、得られた結晶を濾取し、メタノールで洗浄して、生成物(61%、96%ee)を得た。生成物をトルエン(50ml)及びメタノール(120ml)を使用して再結晶化して、生成物3.1g(52%、>99%ee)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.14 (m, 1H), 7.30 (m, 10H), 7.05 (m, 2H), 6.78 (m, 1H), 6.67 (s, br, 2H), 4.67 (s, br, 4H), 3.48 (d, 2H), 2.87 (dd, 2H), 1.82 (s, 9H). LCMS (488.27 [M+H]
+).キラルHPLC:Phenomenex(登録商標)Lux 3μ Cellulose-1カラム;
nヘキサン:イソプロパノール、95:5;流速=1.0ml/分;254nmで検出。
(R)-5-アミノ-1,3-ジヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-2'(1'H)-オン中間体W
【1405】
【化420】
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【1406】
(R)-1'-(tert-ブチル)-5-(ジベンジルアミノ)-1,3-ジヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-2'(1'H)-オン(3.1g、6.36mmol)のメタノール(120ml)中溶液に、室温でメタンスルホン酸(11ml)を加えた。混合物を還流状態で4時間撹拌した。メタノールを真空下で除去し、水(約100ml)を混合物に加え、水酸化ナトリウムの50%水溶液を加えることによりpHをpH約10に調節した。水性層を酢酸エチルで抽出し、合わせた抽出物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、粗生成物を得た。粗生成物をメタノール(約80ml)に溶解し、Pd/C(0.1g)を溶液に加え、続いて濃HCl(7ml)を加えた。混合物をH
2の風船下室温で終夜撹拌した。揮発物を乾燥除去し、次いで粗製材料をジクロロメタンに溶解した。水を続いて飽和炭酸カリウム水溶液を加えてpHを約10にした。混合物をジクロロメタンにより抽出し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、所望の生成物1.2g(77%)を得た。この化合物を更には精製せずに次のステップに直接使用した。
1H NMR (CD
3OD
, 400 MHz) δ 8.05 (dd, 1H), 7.14 (dd, 1H), 7.04 (d, 1H), 6.89 (dd, 1H), 6.71 (s, br, 1H), 6.67 (dd, 1H), 3.46 (dd, 2H), 2.96 (dd, 2H); LCMS (252.11 [M+H]
+);キラルHPLC:Phenomenex(登録商標)Lux 3μ Cellulose-1カラム;
nヘキサン:イソプロパノール、40:60;流速=0.5ml/分;220nmで検出。
中間体Xの合成
【1407】
【化421】
[この文献は図面を表示できません]
【1408】
tert-ブチルN-メチル-N-[[2-[[[2-オキソ-2-[[(3R)-2-オキソスピロ[1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3,2'-インダン]-5'-イル]アミノ]エチル]-(2,2,2-トリフルオロアセチル)アミノ]メチル]フェニル]メチル]カルバメート35.1
【1409】
【化422】
[この文献は図面を表示できません]
【1410】
化合物31.5(4.50g、11.1mmol)及び中間体W(2.80g、11.1mmol)のジメチルホルムアミド(20mL)中溶液に、EDCI(2.56g、13.3mmol)、DIPEA(3.60g、27.8mmol)及びHOAt(1.82g、13.3mmol)を加えた。混合物を25℃で2時間撹拌した。混合物を水(100mL)を加えることによりクエンチし、酢酸エチル(3×100ml)で抽出した。合わせた有機相を0.5mol/L塩酸水溶液(2×100mL)次いで重炭酸ナトリウムの飽和水溶液(100mL)で洗浄した。有機相を硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮した後、化合物35.1を黄色固体として得た(6.1g、9.18mmol、収率83%、純度96%)。1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 1.44 - 1.47 (m, 9H), 2.82 - 2.91 (m, 3H), 3.04 (d, 2H), 3.57 - 3.63 (m, 2H), 4.02 - 4.12 (m, 2H), 4.44 - 4.49 (m, 2H), 4.85 - 4.88 (m, 2H), 6.83 (t, 1H), 7.07 (dd, 1H), 7.17 - 7.23 (m, 4H), 7.30 - 7.37 (m, 2H), 7.44 - 7.52 (m, 1H), 8.00 (br. s, 1H), 8.13 (d, 1H).
tert-ブチルN-メチル-N-[[2-[[[2-オキソ-2-[[(3R)-2-オキソスピロ[1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3,2'-インダン]-5'-イル]アミノ]エチル]アミノ]メチル]フェニル]メチル]カルバメート中間体X
【1411】
【化423】
[この文献は図面を表示できません]
【1412】
化合物35.1(6.10g、9.57mmol)のメタノール(60mL)及び水(15mL)中溶液に、炭酸カリウム(2.64g、19.13mmol)を加えた。混合物を25℃で2時間撹拌した。混合物のメタノールを真空下で除去した。残留物を酢酸エチル(200mL)に溶解し、0.5mol/Lの塩酸水溶液(2×100mL)で洗浄した。有機相を廃棄した。重炭酸ナトリウムの飽和水溶液により水性相をpH=9に調節し、次いで酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮した後、中間体X(4.50g、収率86%)を黄色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 1.48 (s, 9H), 2.84 (s, 3H), 3.05 (dd, 2H), 3.47 (s, 2H), 3.64 (dd, 2H), 3.89 (s, 2H), 4.64 (s, 2H), 6.81 (dd, 1H), 7.07 (dd, 1H), 7.19 - 7.24 (m, 2H), 7.30 - 7.34 (m, 4H), 7.66 (s, 1H), 8.13 (dd, 1H), 8.49 (br. s, 1H), 9.26 (br. s, 1H).
一般ルートH
【1413】
【化424】
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【1414】
tert-ブチルN-[[2-[[アダマンタン-1-カルボニル-[2-オキソ-2-[[(3R)-2-オキソスピロ[1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3,2'-インダン]-5'-イル]アミノ]エチル]アミノ]メチル]フェニル]メチル]-N-メチル-カルバメート36.1a
【1415】
【化425】
[この文献は図面を表示できません]
【1416】
アダマンタン-1-カルボン酸(40mg、0.22mmol)の塩化チオニル(5mL)中溶液に、ジメチルホルムアミド(1.62mg、0.22)を加えた。混合物を80℃で3時間撹拌した。混合物を真空下で濃縮し、残留物をジクロロメタン(1mL)で溶解した。溶液を、窒素の保護下0℃で中間体X(50mg、0.92)及びトリエチルアミン(50mg、0.49mmol)のジクロロメタン(5mL)中溶液にゆっくり加えた。混合物を25℃で1時間撹拌した。混合物を水(20mL)中に注ぎ入れ、次いでジクロロメタン(3×20mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮した後、化合物36.1a(60mg、0.85mmol、粗製物)を黄色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 1.36 (s, 9H), 1.87 (s, 6H), 1.94 (s, 9H), 2.70 (s, 3H), 2.94 - 3.00 (m, 2H), 3.54 - 3.60 (m, 2H), 3.98 - 4.06 (m, 2H), 4.41 (s, 2H), 4.88 (s, 2H), 6.81 - 6.84 (m, 1H), 7.05 - 7.16 (m, 5H), 7.22 - 7.24 (m, 2H), 7.51 (s, 1H), 8.02 (d, 1H), 8.56 (br. s, 1H).
【1417】
(実施例92)
N-[[2-(メチルアミノメチル)フェニル]メチル]-N-[2-オキソ-2-[[(3R)-2-オキソスピロ[1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3,2'-インダン]-5'-イル]アミノ]エチル]アダマンタン-1-カルボキサミド2,2,2-トリフルオロアセテート36A
【1418】
【化426】
[この文献は図面を表示できません]
【1419】
化合物36.1a(60mg、0.85mmol)のジクロロメタン(5mL)中溶液に、トリフルオロ酢酸(1mL)を加えた。混合物を25℃で0.5時間撹拌した。LC-MSは出発物が完全に消費され、所望のMSが検出されていることを示した。混合物を真空下で濃縮し、残留物を分取HPLC(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×25mm、10μm;移動相:[水(0.1%TFA)-アセトニトリル];B%:22%〜52%、9分)により精製した。凍結乾燥した後、化合物36Aを白色固体として得た(15mg、0.24mmol、収率29%、純度99%)。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 1.77 (s, 6H), 2.03 (s, 9H), 2.81 (s, 3H), 3.10 - 3.30 (m, 2H), 3.48 - 3.54 (m, 2H), 4.32 (s, 2H), 4.69 - 4.74 (m, 4H), 6.89 (dd, 1H), 7.13 (dd, 1H), 7.24 (d, 1H), 7.40 (d, 1H), 7.42 - 7.48 (m, 5H), 8.05 (dd, 1H).
エチル4,4-ジフルオロ-1-メチルシクロヘキサンカルボキシレート
【1420】
【化427】
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【1421】
ジイソプロピルアミン(354mg、3.51mmol)のテトラヒドロフラン(5mL)中溶液に、窒素下-78℃でn-BuLi(2.5M、1.40mL)を滴下添加した。混合物を-78℃で1時間撹拌し、エチル4,4-ジフルオロシクロヘキサンカルボキシレート(500mg、2.60mmol)を加えた。混合物を0℃に加温し、30分間撹拌し、この時点でこれを-78℃に再度冷却した。ヨウ化メチル(7.70mL、124mmol,)を加えた。混合物を15℃に加温し、15℃で12時間撹拌した。反応混合物を塩化アンモニウムの飽和水溶液(50mL)によりクエンチし、次いで酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮した後、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=100:1から80:1で希釈)により精製して、生成物(400mg、収率75%)を黄色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 1.22 (s, 3H), 1.27 (t, 3H), 1.53 - 1.56 (m, 2H), 1.74 - 1.91 (m, 2H), 1.93 - 2.03 (m, 2H), 2.16 - 2.21 (m, 2H), 4.18 (q, 2H).
4,4-ジフルオロ-1-メチルシクロヘキサンカルボン酸
【1422】
【化428】
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【1423】
エチル4,4-ジフルオロ-1-メチルシクロヘキサンカルボキシレート(100mg、0.48mmol)のテトラヒドロフラン(2mL)、メタノール(0.2mL)及び水(0.2mL)中溶液に、水酸化ナトリウム(39mg、0.97mmol)を加えた。混合物を70℃で0.5時間撹拌した。反応混合物を水20mLを加えることによりクエンチし、次いでpH=4になるまで1mol/L塩酸水溶液を加え、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮した後、生成物(67mg、収率77%)を黄色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 1.30 (s, 3H), 1.53 - 1.61 (m, 2H), 1.82 - 2.04 (m, 4H), 2.18 - 2.22 (m, 2H).
(R)-tert-ブチル2-((4,4-ジフルオロ-1-メチル-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)シクロヘキサンカルボキサミド)メチル)ベンジル(メチル)カルバメート36.1b
【1424】
【化429】
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【1425】
化合物3(66mg、0.37mmol)のジクロロメタン(5mL)中溶液に、塩化チオニル(200μL2.76mmol)及びジメチルホルムアミド(2.85μL、0.037mmol)を加えた。混合物を25℃で2時間撹拌し、減圧下で濃縮して、4,4-ジフルオロ-1-メチル-シクロヘキサンカルボニルクロリド72mgを黄色油状物として得た。
【1426】
中間体X(50mg、0.92mmol)のジクロロメタン(4mL)中溶液に、トリエチルアミン(111mg、1.10mmol)及び4,4-ジフルオロ-1-メチル-シクロヘキサンカルボニルクロリド(72mg、0.37mmol)を加えた。混合物を25℃で16時間撹拌した。反応混合物を水20mLを加えることによりクエンチし、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮した後、化合物36.1bを黄色固体として得た(64mg、収率99%)。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 1.32 (s, 3H), 1.45 (s, 9H), 1.66 - 1.68 (m, 2H), 2.00 - 2.25 (m, 4H), 2.15 - 2.18 (m, 2H), 2.82 (s, 3H), 3.02 - 3.08 (dd, 2H), 3.62 (dd, 2H), 4.10 - 4.16 (m, 2H), 4.47 (s, 2H), 4.92 (br. s, 2H), 8.83 (dd, 1H), 7.08 (dd, 1H), 7.15 - 7.24 (m, 4H), 7.29 - 7.34 (m, 2H), 7.56 (s, 1H), 8.12 - 8.13 (m, 1H), 8.34 (br. s, 1H), 8.65 (br. s, 1H).
【1427】
(実施例93)
(R)-4,4-ジフルオロ-1-メチル-N-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)シクロヘキサンカルボキサミド2,2,2-トリフルオロアセテート36B
【1428】
【化430】
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【1429】
化合物36.1b(64mg、0.91mmol)のジクロロメタン(5mL)中溶液に、トリフルオロ酢酸(0.5mL、6.75mmol)を加えた。混合物を25℃で0.5時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。残留物を分取HPLC(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×25mm、10μm;移動相:[水(0.1%TFA)-アセトニトリル];B%:20%〜50%、9分)により精製した。凍結乾燥した後、化合物36Bを白色固体として得た(30mg、収率46%、純度100%)。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 1.36 (s, 3H), 1.55 - 1.65 (m, 2H), 1.86 - 2.00 (m, 4H), 2.23 (d, 2H), 2.81 (s, 3H), 3.10 (dd, 2H), 3.51 (dd, 2H), 4.33 (s, 2H), 4.51 - 4.80 (m, 4H), 6.90 (dd, 1H), 7.15 (dd, 1H), 7.24 (d, 1H), 7.35 - 7.46 (m, 5H), 7.53 (s, 1H), 8.06 (dd, 1H).
LC-MS: RT 0.905分, (602 [M+H]
+), 純度100%.
tert-ブチルN-メチル-N-[[2-[[[2-オキソ-2-[[(3R)-2-オキソスピロ[1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3,2'-インダン]-5'-イル]アミノ]エチル]-[1-(トリフルオロメチル)シクロペンタンカルボニル]アミノ]メチル]フェニル]メチル]カルバメート36.1c
【1430】
【化431】
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【1431】
1-(トリフルオロメチル)シクロペンタン-1-カルボン酸(50mg、0.27mmol)のジクロロメタン(5mL)中溶液に、Ghosez試薬(1-クロロ-N,N,2-トリメチル-1-プロペニルアミン)(44mg、0.33mmol)を加えた。混合物を20℃で2時間撹拌した。混合物を中間体X(50mg、0.92mmol)及びトリエチルアミン(28mg、0.28mmol)のジクロロメタン(5mL)中溶液中に加えた。得られた混合物を20℃で1時間撹拌した。混合物を水(20mL)を加えることによりクエンチし、ジクロロメタン(25mL)で抽出した。有機相を硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮した後、化合物36.1cを白色固体として得(60mg、収率87%、純度95%)、更には精製せずに使用した。LC-MS:RT0.917分、(728[M+Na]
+)、純度95.3%。
【1432】
(実施例94)
N-[[2-(メチルアミノメチル)フェニル]メチル]-N-[2-オキソ-2-[[(3R)-2-オキソスピロ[1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3,2'-インダン]-5'-イル]アミノ]エチル]-1-(トリフルオロメチル)シクロペンタンカルボキサミド2,2,2-トリフルオロアセテート36C
【1433】
【化432】
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【1434】
化合物36.1c(60mg、0.85mmol)のジクロロメタン(5mL)中溶液に、トリフルオロ酢酸(0.5mL)を加えた。混合物を20℃で0.5時間撹拌した。混合物を濃縮し、残留物を分取HPLC(カラム:Boston Prime C18 150×30mm 5μm;移動相:[水(0.1%TFA)-アセトニトリル];B%:31%〜51%、8分)により精製した。凍結乾燥した後、化合物36Cを白色固体として得た(34mg、収率56%、純度100%)。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 1.70 - 1.72 (m, 4H), 2.20 - 2.24 (m, 2H), 2.50 - 2.54 (m, 2H), 2.80 (s, 3H), 3.08 (dd, 2H), 3.51 (dd, 2H), 4.29 (s, 2H), 4.53 (br. s, 1H), 4.81 (m, 3H), 6.89 - 6.92 (m, 1H), 7.16 - 7.25 (m, 2H), 7.34 - 7.53 (m, 5H), 8.06 (dd, 1H).
LC-MS: RT 0.797分, (606 [M+H]
+), 純度100%.
(R)-tert-ブチル2-((2-フルオロ-2-メチル-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)プロパンアミド)メチル)ベンジル(メチル)カルバメート36.1d
【1435】
【化433】
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【1436】
2-フルオロ-2-メチル-プロパン酸(40mg、0.38mmol)のジメチルホルムアミド(2mL)中溶液に、DIEA(100mg、0.77mmol)、EDCI(85mg、0.44mmol)及びHOAt(60mg、0.44mmol)を加えた。中間体X(100mg、0.18mmol)を加え、得られた混合物を40℃で16時間撹拌した。反応混合物を水(50mL)中に注ぎ入れ、次いで酢酸エチル(2×40mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮した後、粗生成物を分取HPLC(カラム:Luna C18 150×25、5μm;移動相:[水(0.1%TFA)-アセトニトリル];B%:50%〜70%、8分)により精製して、化合物36.1dを白色固体として得た(50mg、収率43%)。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 1.37 (s, 9H), 1.62 (s, 3H), 1.67 (s, 3H), 2.72 - 2.74 (m, 3H), 2.97 (dd, 2H), 3.60 - 3.61 (m, 2H), 3.96 - 4.20 (m, 2H), 4.41 (s, 2H), 4.73 - 4.88 (m, 2H), 6.93 (dd, 1H), 7.12 - 7.13 (m, 4H), 7.23 - 7.27 (m, 3H), 7.53 (br. s, 1H), 7.91 (d, 1H), 8.32 (br. s, 1H), 11.39 (br. s, 1H).
【1437】
(実施例95)
(R)-2-フルオロ-2-メチル-N-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)プロパンアミド2,2,2-トリフルオロアセテート36D
【1438】
【化434】
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【1439】
化合物36.1d(40mg、0.63mmol)のジクロロメタン(5mL)中溶液に、TFA(0.5mL)を加えた。混合物を20℃で0.5時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残留物を分取HPLC(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×25mm,10μm;移動相:[水(0.1%TFA)-アセトニトリル];B%:10%〜40%、10分)により精製した。凍結乾燥した後、化合物36Dを白色固体として得た(34mg、収率83%、純度100%)。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 1.67 (s, 3H), 1.72 (s, 3H), 2.83 (s, 3H), 3.08 (d, 2H), 3.52 (dd, 2H), 4.36 (s, 2H), 4.60 - 4.80 (m, 4H), 6.90 - 6.93 (m, 1H), 7.16 - 7.28 (m, 3H), 7.46 - 7.49 (m, 5H), 8.07 (d, 1H). LC-MS: RT = 2.021分, [M+H]
+ 530, 純度100%.
tert-ブチルN-メチル-N-[[2-[[[2-オキソ-2-[[(3R)-2-オキソスピロ[1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3,2'-インダン]-5'-イル]アミノ]エチル]-(3,3,3-トリフルオロ-2,2-ジメチル-プロパノイル)アミノ]メチル]フェニル]メチル]カルボネート36.1e
【1440】
【化435】
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【1441】
3,3,3-トリフルオロ-2,2-ジメチル-プロパン酸(70mg、0.45mmol)のジクロロメタン(1.5mL)中溶液に、20℃でGhosez試薬(90mg、0.67mmol)を加えた。得られた混合物を20℃で2.5時間撹拌した。混合物を0℃で中間体X(40mg、0.74mmol)及びトリエチルアミン(60mg、0.59mmol)のジクロロメタン(1.5mL)中溶液に加えた。混合物を20℃で2時間撹拌した。反応混合物を水(20mL)中に注ぎ入れ、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(2×20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮した後、残留物を石油エーテル:酢酸エチル=5:1から1:1で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物36.1eを灰白色固体として得た(70mg、収率91%、純度98%)。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 1.42 - 1.49 (m, 9H), 1.54 (s, 6H), 2.83 (s, 3H), 3.05 (dd, 2H), 3.63 (dd, 2H), 4.12 - 4.16 (m, 2H), 4.46 (s, 2H), 4.93 (s, 2H), 6.83 (dd, 1H), 7.08 (dd, 1H), 7.13 - 7.25 (m, 4H), 7.30 - 7.37 (m, 2H), 7.55 (s, 1H), 8.11 (dd, 1H), 8.17 (br. s, 1H), 8.40 (br. s, 1H). LC-MS: RT = 0.886分, [M+Na]
+ 702, 純度98.16%.
【1442】
(実施例96)
3,3,3-トリフルオロ-2,2-ジメチル-N-[[2-(メチルアミノメチル)フェニル]メチル]-N-[2-オキソ-2-[[(3R)-2-オキソスピロ[1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3,2'-インダン]-5'-イル]アミノ]エチル]プロパンアミド2,2,2-トリフルオロアセテート36E
【1443】
【化436】
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【1444】
化合物36.1e(65mg、0.96mmol)のジクロロメタン(2mL)中溶液に、20℃でトリフルオロ酢酸(0.4mL)を加えた。混合物を20℃で0.5時間撹拌した。混合物を真空下で濃縮した。残留物を分取HPLC(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×25mm、10μm;移動相:[水(0.1%TFA)-アセトニトリル];B%:15%〜45%、9分)により精製した。凍結乾燥した後、化合物36Eを白色固体として得た(36mg、収率54%、純度100%)。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ1.58 (s, 6H), 2.81 (s, 3H), 3.08 (d, 2H), 3.51 (dd, 2H), 4.31 (s, 2H), 4.42 - 4.60 (m, 2H), 4.90- 5.03 (m, 2H), 6.90 (dd, 1H), 7.15 (dd, 1H), 7.24 (d, 1H), 7.33 (d, 1H), 7.39 - 7.53 (m, 5H), 8.06 (d, 1H). LC-MS rt = 1.756分, [M+H]
+ 580, 純度98.6%.
ベンジル4,4,4-トリフルオロ-2,2-ジメチルブタノエート
【1445】
【化437】
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【1446】
ジイソプロピルアミン(624mg、6.17mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)中溶液に、窒素下-78℃でn-BuLi(2.5M、2.5mL)を滴下添加した。混合物を-78℃で1時間撹拌した。ベンジルイソブチレート(1.00g、5.61mmol)を加え、0℃で30分間撹拌を続け、ここでこれを-78℃に再度冷却した。2,2,2-トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(1.43g、6.17mmol)を加えた。得られた混合物を15℃に加温し、12時間撹拌した。反応混合物を塩化アンモニウムの水溶液(50mL)を加えることによりクエンチし、次いで酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮した後、残留物を分取HPLC(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×25mm、10μm;移動相:[水(0.1%TFA)-アセトニトリル];B%:58%〜88%、9分)により精製して、ベンジル4,4,4-トリフルオロ-2,2-ジメチルブタノエート(160mg、収率11%)を無色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 1.33 (d, 6H), 2.50 (q, 2H), 5.14 (s, 2H), 7.33 - 7.38 (m, 5H).
4,4,4-トリフルオロ-2,2-ジメチルブタン酸
【1447】
【化438】
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【1448】
ベンジル4,4,4-トリフルオロ-2,2-ジメチルブタノエート(80mg、0.31mmol)のメタノール(4mL)中溶液に、10%Pd/C(10mg)を加えた。混合物を真空下で脱気し、水素で3回パージした。得られた懸濁液を水素風船下25℃で1時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を真空下で濃縮して、化合物4,4,4-トリフルオロ-2,2-ジメチルブタン酸(38mg、収率72.66%)を無色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 1.36 (s, 6H), 2.50 (q, 2H).
tert-ブチルN-メチル-N-[[2-[[[2-オキソ-2-[[(3R)-2-オキソスピロ[1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3,2'-インダン]-5'-イル]アミノ]エチル]-(4,4,4-トリフルオロ-2,2-ジメチル-ブタノイル)アミノ]メチル]フェニル]メチル]カルバメート36.1f
【1449】
【化439】
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【1450】
化合物4,4,4-トリフルオロ-2,2-ジメチルブタン酸(30mg、0.18mmol)のジクロロメタン(1mL)中溶液に、20℃でGhosez試薬(35mg、0.26mmol)を加えた。混合物を20℃で2.5時間撹拌し、0℃で中間体X(35mg、0.65mmol)及びトリエチルアミン(52mg、0.52mmol)のジクロロメタン(1mL)中溶液に加えた。得られた混合物を20℃で1時間撹拌し、水(20mL)中に注ぎ入れ、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機相を0.1M塩酸水溶液(20mL)及び重炭酸ナトリウムの飽和水溶液(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮した後、化合物36.1fを黄色固体として得た(40mg、粗製物)。LCMS RT=0.979分、[M+Na]
+=716
【1451】
(実施例97)
4,4,4-トリフルオロ-2,2-ジメチル-N-[[2-(メチルアミノメチル)フェニル]メチル]-N-[2-オキソ-2-[[(3R)-2-オキソスピロ[1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3,2'-インダン]-5'-イル]アミノ]エチル]ブタンアミド2,2,2-トリフルオロアセテート36F
【1452】
【化440】
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【1453】
化合物36.1f(40mg、0.58mmol)のジクロロメタン(1.5mL)中溶液に、20℃でトリフルオロ酢酸(0.2mL)を加えた。混合物を20℃で0.5時間撹拌し、真空下で濃縮した。残留物を分取HPLC(カラム:Phenomenex luna C18 250×50mm、10μm;移動相:[水(0.1%TFA)-アセトニトリル];B%:23%〜43%、8分)により精製して、化合物36Fを白色固体として得た(27.42mg、収率66.82%、純度99.43%)。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 1.44 (s, 6H), 2.69 (q, 2H), 2.81 (s, 3H), 3.09 (d, 2H), 3.51 (dd, 2H), 4.32 (s, 2H), 4.38 - 4.56 (m, 1.5H), 4.77 - 4.83 (m, 2.5H), 6.87 - 6.94 (m, 1H), 7.13 - 7.21 (m, 1H), 7.24 (d, 1H), 7.32 (d, 1H), 7.37 - 7.52 (m, 5H), 8.06 (d, 1H). LC-MS RT = 1.836分, [M+H]
+ 594, 純度99.43%.
【1454】
【化441】
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【1455】
エチル4-エチルテトラヒドロピラン-4-カルボキシレート37.2
【1456】
【化442】
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【1457】
ジイソプロピルアミン(380mg、3.76mmol)のテトラヒドロフラン(4mL)中溶液に、窒素雰囲気下-70℃で2.5M n-ブチルリチウム(1.5mL)を滴下添加した。混合物を-70℃で1時間撹拌した。次いで化合物37.1(500mg、3.16mmol)のテトラヒドロフラン(2mL)中溶液を、-70℃で混合物に滴下添加し、0℃に加温し、0.5時間撹拌した。混合物を-70℃に冷却し、ヨードエタン(740mg、4.74mmol)のテトラヒドロフラン(1mL)中溶液をゆっくり加えた。得られた混合物を窒素雰囲気下-70℃で更に2時間撹拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液(30mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(2×30mL)により洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮した後、粗生成物を石油エーテル:酢酸エチル=1:0から50:1で溶出するシリカゲルカラムを用いて精製して、化合物37.2(530mg、2.85mmol、収率90.03%)を黄色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 0.83 (t, 3H), 1.28 (t, 3H), 1.44 - 1.54 (m, 2H), 1.58 (q, 2H), 2.05 - 2.12 (m, 2H), 344 (td, 2H), 3.81 - 3.85 (m, 2H), 4.20 (q, 2H).
4-エチルテトラヒドロピラン-4-カルボン酸37.3
【1458】
【化443】
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【1459】
化合物37.2(250mg、1.34mmol)のメタノール(3mL)中溶液に、20℃で水酸化ナトリウム(322mg、8.05mmol)の水(1mL)中溶液を加えた。混合物を70℃に加熱し、12時間撹拌し、水(20mL)中に注ぎ入れ、酢酸エチル(20mL)で抽出した。水性相を保持し、有機相を廃棄した。pH=4になるまで1M塩酸を水性相に加えた。得られた混合物を酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(2×20mL)により洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮した後、化合物37.3(150mg、収率71%)を黄色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 0.90 (t, 3H), 1.47 - 1.57 (m, 2H), 1.64 (q, 2H), 2.07 (d, 2H), 352 (td, 2H), 3.87 (dt, 2H).
tert-ブチルN-[[2-[[(4-エチルテトラヒドロピラン-4-カルボニル)-[2-オキソ-2-[[(3R)-2-オキソスピロ[1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3,2'-インダン]-5'-イル]アミノ]エチル]アミノ]メチル]フェニル]メチル]-N-メチル-カルバメート37.4
【1460】
【化444】
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【1461】
化合物37.3(50mg、0.32mmol)及びジメチルホルムアミド(2.31mg、0.032mmol)のジクロロメタン(2mL)中溶液に、20℃で塩化チオニル(376mg、3.20mmol)を加えた。混合物を20℃で1.5時間撹拌し、真空で濃縮して、残留物を得た。残留物をジクロロメタン(1.5mL)に溶解し、0℃で中間体X(65mg)及びトリエチルアミン(97mg、0.96mmol)のジクロロメタン(2mL)中溶液に加えた。混合物を20℃で2時間撹拌し、水(10mL)中に注ぎ入れ、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機相を0.1M塩酸(20mL)、飽和重炭酸ナトリウム(30mL)及びブライン(2×30mL)により洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮した後、残留物を石油エーテル:酢酸エチル=5:1から1:3で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物37.4(40mg、56.20μmol、収率47%、純度95.8%)を白色固体として得た。LCMS:RT=0.860分、[M+H]
+=682、純度95.795%。
【1462】
(実施例98)
4-エチル-N-[[2-(メチルアミノメチル)フェニル]メチル]-N-[2-オキソ-2-[[(3R)-2-オキソスピロ[1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3,2'-インダン]-5'-イル]アミノ]エチル]テトラヒドロピラン-4-カルボキサミド2,2,2トリフルオロアセテート37.5
【1463】
【化445】
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【1464】
化合物4(40mg、58.67μmol、1当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液に、20℃でトリフルオロ酢酸(0.2mL)を加えた。混合物を20℃で0.5時間撹拌した。LCMSは出発物が消費され、所望の質量が検出されていることを示した。反応混合物を真空下で濃縮して、残留物を得た。残留物を分取HPLC(カラム:Phenomenex luna C18 250×50mm、10μm;移動相:[水(0.1%トリフルオロ酢酸)-アセトニトリル];B%:24%〜41%、7分)により精製して、化合物37.5(23.68mg、収率57%、純度98.8%)を白色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 0.85 (s, 3H), 1.48 - 1.60 (m, 2H), 1.73 - 1.86 (m, 2H), 2.19 (d, 2H), 2.82 (s, 3H), 3.09 (dd, 2H), 3.44 -3.61 (m, 4H), 3.65 - 3.77 (m, 2H), 4.35 (s, 2H), 4.47 - 4.71 (m, 4H), 6.87 - 6.94 (m, 1H), 7.14 - 7.20 (m, 1H), 7.24 (d, 1H), 7.32 - 7.50 (m, 5H), 7.54 (s, 1H), 8.06 (dd, 1H). LC-MS: RT = 1.650分, [M+H]
+ 582.
【1465】
【化446】
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【1466】
2-(アジドメチル)ベンゾニトリル38.2
【1467】
【化447】
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【1468】
2-(ブロモメチル)ベンゾニトリル38.1(14.0g、71.4mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(150mL)中混合物に、アジ化ナトリウム(7.90g、121mmol)を加えた。混合物を60℃で12時間撹拌し、水(150mL)によりクエンチし、酢酸エチル(3×200mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(3×200mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過した後、溶媒を真空下で濃縮して約20mLにし、混合物をイソプロパノール(100mL)で希釈した。この手順を3回繰り返した。及びイソプロパノール100mL中の得られた混合物を次のステップに直接使用した。LCMS:RT=0.716分、(159[M+H]
+)、純度98.753%。
tert-ブチルN-[(2-シアノフェニル)メチル]カルバメート38.3
【1469】
【化448】
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【1470】
化合物38.2(11.2g、70.8mmol)のイソプロパノール(100mL)(上記参照)中溶液に、トリエチルアミン(21.5g、212mmol)、ジ-tert-ブチルジカルボネート(23.2g、106mmol)及び10%Pd/C(1.0g)を加えた。混合物を真空下で脱気し、水素で3回パージし、水素風船下20℃で16時間撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液を真空で濃縮した。残留物を石油エーテル:酢酸エチル=25:1から15:1で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物38.3(4g、収率24.32%)を黄色油状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 1.45 (s, 9H), 4.50 (d, 2H), 5.16 (br. s, 1H), 7.38 (td, 1H), 7.51 - 7.59 (m, 2H), 7.63 (d, 1H).
tert-ブチルN-[[2-(アミノメチル)フェニル]メチル]カルバメート38.4
【1471】
【化449】
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【1472】
化合物38.3(4.00g、17.2mmol)のテトラヒドロフラン(40mL)中溶液に、塩化第一コバルト(4.10g、17.2mmol)の水(20mL)中溶液を加えた。次いで水素化ホウ素ナトリウム(1.30g、34.4mmol)を加え、混合物を35℃で12時間撹拌し、水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(3×50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過し、濃縮した後、残留物を逆相フラッシュクロマトグラフィー(水酸化アンモニウム条件)により精製して、化合物38.4(1.70g、収率43%)を黄色油状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 1.45 (s, 9H), 3.94 (s, 2H), 4.37 (d, 2H), 6.00 (br. s, 1H), 7.24 - 7.26 (m, 1H), 7.28 - 7.32 (m, 2H), 7.34 - 7.36 (m, 1H).
エチル2-[[2-[(tert-ブトキシカルボニルアミノ)メチル]フェニル]メチルアミノ]アセテート38.5
【1473】
【化450】
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【1474】
化合物38.4(500mg、2.12mmol)のテトラヒドロフラン(5mL)中溶液に、トリエチルアミン(642mg、6.35mmol)及びエチル2-ブロモアセテート(354mg、2.12mmol)を加えた。混合物を20℃で12時間撹拌し、水(20mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(3×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過し、濃縮した後、残留物を石油エーテル:酢酸エチル=30:1から10:1で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物38.5(550mg、収率81%)を黄色油状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 1.31 (t, 3H), 1.45 (s, 9H), 3.48 (s, 2H), 3.83 (s, 2H), 4.20 (q, 2H), 4.39 (d, 2H), 6.18 (br. s, 1H), 7.24 - 7.26 (m, 1H), 7.28 - 7.34 (m, 2H), 7.38 - 7.40 (m, 1H).
エチル2-[[2-[(tert-ブトキシカルボニルアミノ)メチル]フェニル]メチル-[1-(トリフルオロメチル)シクロプロパンカルボニル]アミノ]アセテート38.6
【1475】
【化451】
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【1476】
1-(トリフルオロメチル)シクロプロパンカルボン酸(251mg、1.63mmol)のジクロロメタン(2mL)中溶液に、20℃でGhosez試薬(280mg、2.09mmol、4.5当量)を加えた。混合物を20℃で2.5時間撹拌した。混合物を0℃で化合物38.5(150mg、0.46mmol)及びトリエチルアミン(376mg、3.72mmol)のジクロロメタン(2mL)中溶液に加えた。得られた混合物を20℃で0.5時間撹拌し、水(20mL)中に注ぎ入れ、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機相を0.1M塩酸(20mL)、重炭酸ナトリウムの飽和水溶液(30mL)及びブライン(2×20mL)により洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮した後、化合物38.6(160mg、収率60%、純度80%)を黄色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ1.25 - 1.33 (m, 7H), 1.45 (s, 9H), 3.90 - 4.05 (m, 1H), 4.15 - 4.37 (m, 5H), 4.70 - 4.88 (m, 1H), 4.89 - 5.09 (m, 1H), 7.04 - 7.16 (m, 1H), 7.28 - 7.38 (m, 3H).
2-[[2-[(tert-ブトキシカルボニルアミノ)メチル]フェニル]メチル-[1-(トリフルオロメチル)シクロプロパンカルボニル]アミノ]酢酸38.7
【1477】
【化452】
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【1478】
化合物38.6(160mg、0.28mmol)のテトラヒドロフラン(3mL)、メタノール(1mL)及び水(1mL)中溶液に、20℃で水酸化ナトリウム(56mg、1.40mmol)を加えた。混合物を20℃で2時間撹拌し、水(20mL)中に注ぎ入れ、酢酸エチル(20mL)で抽出し、水性相を分離し、貯蔵した。1M塩酸を加えることにより水性相をpH4に調節した。得られた混合物を酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(2×20mL)により洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮した後、化合物38.7を黄色ゴム状物として得た(110mg、0.24mmol、収率86%、純度94%)。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ1.29 - 1.35 (m, 4H), 1.46 (s, 9H), 3.96 - 4.05 (m, 1H), 4.20 - 4.36 (m, 3H), 4.75 - 4.85 (m, 1H), 4.93 - 5.02 (m, 1H), 7.07 - 7.14 (m, 1H), 7.28 - 7.36 (m, 3H). LCMS: RT = 0.883分, [M+Na]
+ = 453, 純度93.75%.
tert-ブチルN-[[2-[[[2-オキソ-2-[(2-オキソスピロ[1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3,2'-インダン]-5'-イル)アミノ]エチル]-[1-(トリフルオロメチル)シクロプロパンカルボニル]アミノ]メチル]フェニル]メチル]カルバメート38.8
【1479】
【化453】
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【1480】
化合物38.7(50mg、0.12mmol)、EDCI(34mg、0.17mmol)及びHOAt(21mg、0.151mmol)のジメチルホルムアミド(1.5mL)中溶液に、20℃でジイソプロピルエチルアミン(60mg、0.46mmol)を、続いて中間体W(29mg、0.12mmol)を加えた。混合物を20℃で3時間撹拌し、水(20mL)中に注ぎ入れ、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(2×20mL)により洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮した後、化合物38.8を黄色固体として得た(70mg、0.92mmol、収率79%、純度87.4%)。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ1.28 - 1.39 (m, 4H), 1.44 (s, 9H), 3.05 (dd, 2H), 3.62 (dd, 2H), 4.00 - 4.12 (m, 1H), 4.20 - 4.21 (m, 2.5H), 4.65 - 5.30 (m, 2.5H), 6.85 (dd, 1H), 7.10 (d, 1H), 7.16 - 7.25 (m, 3H), 7.28 - 7.37 (m, 3H), 7.44 - 7.55 (m, 1H), 8.13 (d, 1H), 8.18 (br s, 1H), 8.51 (br. s, 1H). LCMS RT = 0.927分, [M+Na]
+ = 686.
【1481】
(実施例99)
N-[[2-(アミノメチル)フェニル]メチル]-N-[2-オキソ-2-[(2-オキソスピロ[1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3,2'-インダン]-5'-イル)アミノ]エチル]-1-(トリフルオロメチル)シクロプロピルカルボキサミド2,2,2-トリフルオロアセテート38.9
【1482】
【化454】
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【1483】
化合物38.8(70mg、0.92mmol)のジクロロメタン(2mL)中溶液に、20℃でトリフルオロ酢酸(0.4mL、5.40mmol)を加えた。混合物を20℃で0.5時間撹拌し、真空で濃縮して残留物を得、これを分取HPLC(カラム:Boston Prime C18 150×30mm、5μm;移動相:[水(0.1%TFA)-アセトニトリル];B%:29%〜46%、7分)により精製して、38.9を白色固体として得た(37mg、収率59%、純度100%)。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 1.39 (s, 4H), 3.09 (d, 2H), 3.51 (dd, 2H), 4.22 (s, 2H), 4.50 - 4.64 (br. s, 2H), 4.80 - 4.83 (m, 2H), 6.87 - 6.94 (m, 1H), 7.16 (d, 1H), 7.22 (d, 1H), 7.31 (d, 1H), 7.36 - 7.50 (m, 5H), 8.06 (dd, 1H). LC-MS RT = 1.700分, [M+H]
+ 564.
【1484】
【化455】
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【1485】
3-アミノビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボン酸39.2
【1486】
【化456】
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【1487】
化合物39.1(150mg、0.66mmol)の4M塩酸/ジオキサン(5ML)中溶液を20℃で1時間撹拌した。混合物を濃縮して、化合物39.2(107mg、0.65mmol、収率99%、HCl塩)を白色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 2.34 (d, 6H).
3-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボン酸39.3
【1488】
【化457】
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【1489】
化合物39.2(67mg、0.41mmol、HCl塩)のテトラヒドロフラン(5mL)中溶液に、トリエチルアミン(207mg、2.05mmol)及びN-(ベンジルオキシカルボニルオキシ)スクシンイミド(122mg、0.49mmol)を加えた。混合物を20℃で2時間撹拌し、水(20mL)を加えることによりクエンチし、酢酸エチル(2×25mL)で抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮した後、残留物を石油エーテル/酢酸エチル=5:1〜1:1で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物39.3を白色固体として得た(100mg、0.38mmol、収率93%)。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 2.24 (s, 6H), 5.05 (s, 2H), 7.25 - 7.40 (m, 5H).
tert-ブチルN-[[2-[[[3-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボニル]-[2-オキソ-2-[[(3R)-2-オキソスピロ[1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3,2'-インダン]-5'-イル]アミノ]エチル]アミノ]メチル]フェニル]メチル]-N-メチル-カルバメート39.4
【1490】
【化458】
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【1491】
中間体X(80mg、0.15mmol)及び化合物39.3(46mg、0.18mmol)のジメチルホルムアミド(3mL)中溶液に、EDCI(57mg、0.29mmol)、HOAt(40mg、0.29mmol)及びDIEA(38mg、0.29mmol)を加えた。混合物を20℃で2時間撹拌し、水(20mL)を加えることによりクエンチし、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機相を0.5M塩酸(2×20mL)、重炭酸ナトリウムの飽和水溶液(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮した後、化合物39.4を白色固体として得た(80mg、収率59%、純度86%)。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 1.45 (s, 9H), 2.33 (s, 6H), 2.82 (s, 3H), 3.04 (dd, 2H), 3.62 (dd, 2H), 4.06 (s, 2H), 4.45 (s, 2H), 4.81 (s, 2H), 5.04 (s, 2H), 6.80 - 6.83 (m, 1H), 7.06 - 7.08 (m, 2H), 7.18 - 7.23 (m, 3H), 7.30 - 7.33 (m, 6H), 7.54 (s, 1H), 8.13 (d, 1H), 8.69 (s, 1H), 8.92 (br. s, 1H). LCMS rt 0.970 (785 [M+ H]
+).
tert-ブチルN-[[2-[[(3-アミノビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボニル)-[2-オキソ-2-[[(3R)-2-オキソスピロ[1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3,2'-インダン]-5'-イル]アミノ]エチル]アミノ]メチル]フェニル]メチル]-N-メチル-カルバメート39.5
【1492】
【化459】
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【1493】
化合物39.4(80mg、0.10mmol)のメタノール(10mL)中溶液に、窒素雰囲気下10%Pd/C(30mg)を加えた。懸濁液を真空下で脱気し、水素で3回パージした。得られた混合物を水素風船下20℃で2時間撹拌した。混合物をセライトに通して濾過し、濾過液体を濃縮して、化合物39.5を白色固体として得た(66mg、純度79%)。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 1.45 (s, 9H), 2.12 - 2.28 (m, 6H), 2.82 (s, 3H), 3.08 (q, 2H), 3.52 (q, 2H), 4.17 (m, 2H), 4.46 (m, 2H), 4.71 (s, 2H), 6.87 - 6.91 (m, 1H), 7.20 - 7.37 (m, 7H), 7.54 (d, 1H), 8.05 (s, 1H). LCMS rt 0.708 (651 [M+ H]
+).
tert-ブチルN-[[2-[[(3-アセトアミドビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボニル)-[2-オキソ-2-[[(3R)-2-オキソスピロ[1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3,2'-インダン]-5'-イル]アミノ]エチル]アミノ]メチル]フェニル]メチル]-N-メチル-カルバメート39.6
【1494】
【化460】
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【1495】
化合物39.5(66mg、0.10mmol)のジメチルホルムアミド(5mL)中溶液に、酢酸(12mg、0.20mmol)、EDCI(39mg、0.20mmol)、HOAt(28mg、0.20mmol)及びDIEA(26mg、0.20mmol)を加えた。混合物を20℃で2時間撹拌し、水(20mL)を加えることによりクエンチし、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機相を0.5M塩酸(2×20mL)及び飽和重炭酸ナトリウム水溶液(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮した後、化合物39.6を黄色油状物として得、直接使用した(70mg、純度71%)。LCMS rt 0.875(693[M+H]
+)。
【1496】
(実施例100)
3-アセトアミド-N-[[2-(メチルアミノメチル)フェニル]メチル]-N-[2-オキソ-2-[[(3R)-2-オキソスピロ[1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3,2'-インダン]-5'-イル]アミノ]エチル]ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボキサミド2,2,2-トリフルオロアセテート39.7
【1497】
【化461】
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【1498】
化合物39.6(70mg、0.10mmol)のジクロロメタン(5mL)中溶液に、トリフルオロ酢酸(0.5mL)を加えた。混合物を20℃で0.5時間撹拌し、真空下で濃縮し、残留物を分取HPLC(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×25mm、10μm;移動相:[水(0.1%TFA)-アセトニトリル];B%:10%〜40%、9分)により精製した。凍結乾燥した後、化合物39.7を白色固体として得た(11mg、収率16%、純度99.1%)。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 1.86 (s, 3H), 2.40 (s, 6H), 2.81 (s, 3H), 3.08 (d, 2H), 3.48 (dd, 2H), 4.34 (s, 2H), 4.44 (s, 2H), 4.90 (s, 2H), 6.91 - 6.93 (m, 1H), 7.16 - 7.21 (m, 3H), 7.34 (s, 1H), 7.40 - 7.46 (m, 4H), 8.06 (d, 1H). LCMS rt 0.719 (593 [M+ H]
+).
【1499】
【化462】
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【1500】
エチル2-[ベンジル-(2-ニトロフェニル)スルホニル-アミノ]アセテート40.2
【1501】
【化463】
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【1502】
化合物40.1(10.00g、51.7mmol)のジクロロメタン(200mL)中溶液に、トリエチルアミン(10.47g、103.5mmol)及び2-ニトロベンゼンスルホニルクロリド(12.62g、56.9mmol)を加えた。混合物を20℃で2時間撹拌し、1M塩酸(50mL)中に注ぎ入れ、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮した後、粗生成物を石油エーテル:酢酸エチル=10:1〜5:1で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーを用いて精製して、化合物40.2を黄色固体として得た(12.00g、31.7mmol、収率61%)。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 1.17 (t, 3H), 4.03 (s, 2H), 4.08 (q, 2H), 4.67 (s, 2H), 7.27 - 7.33 (m, 2H), 7.30 - 7.38 (m, 3H), 7.66 - 7.71 (m, 3H), 8.09 - 8.11 (m, 1H).
2-[ベンジル-(2-ニトロフェニル)スルホニル-アミノ]酢酸40.3
【1503】
【化464】
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【1504】
化合物40.2(11.00g、29.1mmol)のテトラヒドロフラン(100mL)及び水(15mL)中溶液に、水酸化リチウム(6.10g、145mmol)を加えた。混合物を20℃で2時間撹拌し、1M塩酸(100mL)中に注ぎ入れ、酢酸エチル(3×80mL)で抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮した後、化合物40.3を黄色油状物として得た(10.00g、28.5mmol、収率98%)。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 4.08 (s, 2H), 4.65 (s, 2H), 7.23 - 7.25 (m, 2H), 7.31 - 7.33 (m, 3H), 7.68 - 7.72 (m, 3H), 8.06 - 8.08 (m, 2H).
2-[ベンジル-(2-ニトロフェニル)スルホニル-アミノ]アセチルクロリド40.4
【1505】
【化465】
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【1506】
化合物40.3(10.0g、28.5mmol)のジクロロメタン(50mL)中溶液に、塩化チオニル(30mL)を加えた。混合物を80℃で1時間撹拌し、真空下で濃縮して、化合物40.4を黄色油状物として得た。
2-(2-ニトロフェニル)スルホニル-1,3-ジヒドロイソキノリン-4-オン40.5
【1507】
【化466】
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【1508】
化合物40.4(10.00g、27.1mmol)のジクロロメタン(150mL)中溶液に、-40℃で塩化アルミニウム(18.08g、135mmol)を加えた。混合物を-20℃で1時間撹拌し、1N塩酸(100mL)中に注ぎ入れ、酢酸エチル(80mL×3)で抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮した後、粗生成物をメタノール(20mL)で摩砕して、化合物40.5を黄色固体として得た(8.00g、24.1mmol、収率89%)。
1H NMR (DMSO-d
6, 400 MHz) δ 4.33 (s, 2H), 4.83 (s, 2H), 7.41 (t, 1H), 7.50 (d, 1H), 7.63 (t, 1H), 7.84 - 7.76 (m, 3H), 7.91 (dd, 1H). 8.06 (dd, 1H).
2-(2-ニトロフェニル)スルホニル-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-4-オール40.6
【1509】
【化467】
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【1510】
化合物40.5(7.00g、21.1mmol)のエタノール(100mL)中溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(1.59g、42.1mmol)を加えた。混合物を25℃で3時間撹拌し、真空下で濃縮し、残留物を酢酸エチル(100mL)で溶解し、水(50mL)中に注ぎ入れた。有機相を集め、水性相を酢酸エチル(3×80mL)で抽出した。有機相を合わせ、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮した後、粗生成物を石油エーテル:酢酸エチル=10:1〜3:1で溶出するシリカゲルカラムを用いて精製して、化合物40.6を黄色固体として得た(6.00g、17.9mmol、収率85%)。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 2.30 (d, 1H), 3.53 (dd, 1H), 3.86 (dd, 1H), 4.41 (d, 1H), 4.80 - 4.77 (m, 2H), 7.15 (t, 1H), 7.27 - 7.32 (m, 2H), 7.49 (t, 1H), 7.67 (m, 1H), 7.74 - 7.72 (m, 2H), 8.15 - 8.13 (m, 1H).
tert-ブチル4-ヒドロキシ-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-カルボキシレート40.8
【1511】
【化468】
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【1512】
化合物40.6(4.00g、12.0mmol)のジメチルホルムアミド(40mL)中溶液に、20℃で炭酸カリウム(2.48g、18.0mmol)を、続いてベンゼンチオール(1.98g、18.0mmol)を加えた。混合物を20℃で4時間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=1:1)は出発物が完全に消費されていることを示し、化合物40.7を得た。反応混合物を更には何ら後処理をせずに次のステップに直接使用した。反応混合物に追加の炭酸カリウム(1.11g、8.04mmol)及びジ-tert-ブチルジカルボネート(5.27g、24.1mmol)を加えた。混合物を20℃で1時間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=2:1)は新規なスポットを検出し、LCMSは出発物が完全に消費されていることを示した。混合物を水(10mL)中に注ぎ入れ、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮した後、粗生成物を石油エーテル:酢酸エチル=10:1〜5:1で希釈したシリカゲルカラムで精製して、化合物40.8を無色油状物として得た(1.20g、4.81mmol、収率60%)。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 1.51 (s, 9H), 3.60 (dd, 1H), 3.93 (dd, 1H), 4.43 (d, 1H), 4.80 - 4.76 (m, 2H), 7.40 - 7.16 (m, 1H), 7.30 - 7.28 (m, 2H), 7.48 - 7.46 (m, 1H.)
tert-ブチル4-オキソ-1,3-ジヒドロイソキノリン-2-カルボキシレート40.9
【1513】
【化469】
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【1514】
化合物40.8(1.20g、4.81mmol)のジクロロメタン(20mL)中溶液に、デス-マーチンペルヨージナン(DMP)(3.06g、7.22mmol)及び重炭酸ナトリウム(1.21g、14.4mmol)を加えた。混合物を20℃で1時間撹拌した。混合物を亜硫酸ナトリウムの飽和水溶液(10mL)中に注ぎ入れ、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮した後、粗生成物を石油エーテル:酢酸エチル=20:1〜5:1で溶出するシリカゲルカラムを用いて精製して、化合物40.9を無色油状物として得た(800mg、2.62mmol、収率54%)。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 1.46 (s, 9H), 4.34 (s, 2H), 4.78 (s, 2H), 7.31 (d, 1H), 7.41 (t, 1H), 7.58 (td, 1H), 8.07 (d, 1H).
tert-ブチル(4E)-4-ヒドロキシイミノ-1,3-ジヒドロイソキノリン-2-カルボキシレート40.10
【1515】
【化470】
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【1516】
化合物40.9(800mg、3.24mmol)のメタノール(10mL)中溶液に、ヒドロキシルアミン塩酸塩(450mg、6.47mmol)及びピリジン(1.28g、16.2mmol)を加えた。混合物を70℃で2時間撹拌し、濾過し、濾液を真空下で濃縮した。残留物を石油エーテル:酢酸エチル=20:1で溶出するシリカゲルカラムを用いて精製して、化合物40.10を白色固体として得た(750mg、2.86mmol、収率88%)。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 1.49 (s, 9H), 4.58 (s, 2H), 4.69 (s, 2H), 7.21 (d, 1H), 7.28 (t, 1H), 7.34 (td, 1H), 7.90 (d, 1H), 8.21 (br. s, 1H).
tert-ブチル4-アミノ-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-カルボキシレート40.11
【1517】
【化471】
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【1518】
化合物40.10(200mg、0.76mmol)のイソプロパノール(1mL)中溶液に、10%Pd/C(100mg)を加えた。混合物を真空下で脱気し、水素で3回パージし、水素風船下25℃で16時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を真空下で濃縮して、化合物40.11(140mg、粗製物)を無色油状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 1.49 (s, 9H), 3.63 (d, 2H), 3.96 - 3.97 (m, 1H), 4.49 (d, 1H), 4.71 (d, 1H), 7.15 - 7.34 (m, 1H), 7.22 - 7.41 (m, 2H), 7.42 - 7.44 (m, 1H).
tert-ブチル4-[(2-エトキシ-2-オキソ-エチル)アミノ]-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-カルボキシレート40.12
【1519】
【化472】
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【1520】
化合物40.11(25mg、101mmol)のテトラヒドロフラン(2mL)中溶液に、トリエチルアミン(20mg、0.20mmol)及びエチル2-ブロモアセテート(18.mg、0.11mmol)を加えた。混合物を40℃で48時間撹拌し、真空下で濃縮し、残留物を石油エーテル:酢酸エチル=20:1で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物40.12を無色油状物として得た(35mg、粗製物)。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 1.27 (t, 3H), 1.51 (s, 9H), 3.25 (d, 1H), 3.45 - 3.56 (m, 2H), 3.71 - 3.85 (m, 1H), 4.09 - 4.20 (m, 3H), 4.31 - 4.43(m, 1H), 4.76 - 4.96 (m, 1H), 7.14 (d, 1H), 7.21 - 7.27 (m, 2H), 7.33 - 7.40 (m, 1H).
tert-ブチル4-[2,2-ジメチルプロパノイル-(2-エトキシ-2-オキソ-エチル)アミノ]-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-カルボキシレート40.13
【1521】
【化473】
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【1522】
化合物40.12(35mg、0.10mmol)のジクロロメタン(1mL)中溶液に、トリエチルアミン(26mg、0.26mmol)及び2,2-ジメチルプロパノイルクロリド(19mg、0.16mmol)を加えた。混合物を15℃で16時間及び40℃で更に3時間撹拌した。混合物を真空下で濃縮した。残留物を石油エーテル:酢酸エチル=10:1で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物40.13を黄色油状物として得た(35mg、純度88.4%)。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 1.25 (t, 3H), 1.43 (s, 9H), 1.49 (s, 9H), 3.03 (t, 1H), 3.19 (d, 1H), 4.00 (d, 1H), 4.14 (q, 2H), 4.20 - 4.30 (m, 1H), 4.55 - 4.58 (m, 1H), 4.92 - 5.10 (m, 1H), 5.47 - 5.50 (m, 1H), 7.17 (d, 1H), 7.25 - 7.30 (m, 3H).
2-[(2-tert-ブトキシカルボニル-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-4-イル)-(2,2-ジメチルプロパノイル)アミノ]酢酸40.14
【1523】
【化474】
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【1524】
化合物40.13(35mg、0.084mmol)のメタノール(1mL)及び水(0.5mL)中溶液に、水酸化ナトリウム(10mg、0.25mmol)を加えた。混合物を40℃で1時間撹拌し、水(10mL)中に注ぎ入れ、酢酸エチル(10mL)で抽出した。有機相を廃棄した。水性相を1M塩酸でpH=5〜6に酸性化し、次いで酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮した後、化合物40.14(30mg、収率83%、純度90.9%)を無色油状物として得た。LC-MS:rt0.912(MS=413[M+Na]
+)。
tert-ブチル4-[2,2-ジメチルプロパノイル-[2-オキソ-2-[[(3R)-2-オキソスピロ[1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3,2'-インダン]-5'-イル]アミノ]エチル]アミノ]-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-カルボキシレート40.15
【1525】
【化475】
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【1526】
化合物40.14(20mg、0.051mmol)のジメチルホルムアミド(1mL)中溶液に、DIEA(20mg、0.15mmol)、EDCI(20mg、0.10mmol)及びHOAt(14mg、0.10mmol)を加えた。中間体W(19mg、0.077mmol)を加え、得られた混合物を20℃で16時間撹拌した。混合物を0.5M塩酸(10mL)中に注ぎ入れ、酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮した後、粗製の化合物40.15を黄色油状物として得た(40mg、収率80%、純度63.8%)。LC-MS:rt 0.967(MS=624.4[M+H]
+)。
【1527】
(実施例101)
2,2-ジメチル-N-[2-オキソ-2-[(2-オキソスピロ[1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3,2'-インダン]-5'-イル)アミノ]エチル]-N-(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-4-イル)プロパンアミド2,2,2-トリフルオロアセテート40.16
【1528】
【化476】
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【1529】
化合物40.15(40mg、0.064mmol)のジクロロメタン(1mL)及びメタノール(0.1mL)中溶液に、臭化亜鉛(217mg、0.96mmol)を加えた。混合物を20℃で1時間撹拌し、5M水酸化ナトリウム水溶液(10mL)中に注ぎ入れ、酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮した後、粗生成物を分取HPLC(カラム:Boston Prime C18 150×30mm、5μm;移動相:[水(0.1%TFA)-アセトニトリル];B%:27%〜44%、7分)により精製して、化合物40.16を白色固体として得た(4mg、純度99.1%);
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 1.37 (br. s, 9H), 3.11 (d, 2H), 3.49 - 3.56 (m, 2H), 3.65 - 3.94 (m, 2H), 4.83 - 3.94 (m, 2H), 4.80 (m, 3H), 6.87 - 6.90 (m, 1H), 7.14 (d, 1H), 7.24 (d, 1H), 7.31 - 7.60 (m, 6H), 8.06 (d, 1H).
【1530】
【化477】
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【1531】
リチウム2-(N-(2-シアノベンジル)ピバルアミド)アセテート41.1
【1532】
【化478】
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【1533】
化合物22.1(91mg、0.31mmol)をメタノール(2ml)、テトラヒドロフラン(2ml)及び水(1ml)の混合物に溶解し、水酸化リチウム一水和物(40mg、0.91mmol))を加えた。反応混合物を3時間撹拌した後、揮発物を除去し、粗生成物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(SiO
2 100ml、5〜25%メタノール/ジクロロメタン)により直接精製して、化合物41.1を無色固体として得た(73mg、84%)。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 1.32 (s, 9H), 4.23 (br, 2H), 4.84 (br, 2H), 7.73 (m, br, 2H), 7.67 (m, br, 1H), 7.74 (m, br, 1H). LCMS (275 [M-Li+2H]
+).
(R)-N-(2-シアノベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド41.2
【1534】
【化479】
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【1535】
化合物41.1(59mg、0.21mmol)、中間体W(50mg、0.20mmol)及びHATU(83mg、0.22mmol)を乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(2ml)に溶解した。N-メチルモルホリン(0.1ml、9.3mmol)を加え、混合物を室温で15分間撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(5〜25%ジクロロメタン/メタノール)により精製して、化合物41.2(82mg、84%)を無色ガラス状物として得た。LCMS(508[M+H]
+)。
【1536】
(実施例102)
(R)-N-(2-(アミノメチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1,1',2',3-テトラヒドロスピロ[インデン-2,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-5-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド2,2,2-トリフルオロアセテート41.3
【1537】
【化480】
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【1538】
化合物41.2(16mg、0.03mmol)をトリフルオロ酢酸(0.5ml)及びメタノール(2ml)に溶解し、炭素担持パラジウム(8mg)を加えた。水素の風船を反応フラスコに装着し、反応混合物を水素の雰囲気下55℃で2日間撹拌した。酢酸エチル(約5ml)を混合物に加え、得られた懸濁液を濾過した。揮発物を除去し、粗製材料をHPLC(HP C18、ID22mm、長さ150mm、流速16ml/分:20分かけて5〜50%アセトニトリル/水0.1%TFA)により精製し、次いで凍結乾燥して、化合物41.3を白色固体として得た(8.2mg、51%)。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 1.34 (s, 9H), 3.10 (d, 2H), 3.53 (m, 2H), 4.26 (s, 2H), 4.44 (s, br, 2H), 4.85 (s, br, 2H), 6.92 (dd, 1H), 7.18 (dd, 1H), 7.25 (d, 1H), 7.36 (m, 1H), 7.45 (m, 4H), 7.52 (br, 1H), 8.08 (dd, 1H);
19F NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ -77.3; LCMS (512 [M+H]
+), 純度98%.
中間体Yの合成
【1539】
【化481】
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【1540】
ジメチルピリジン-3,4-ジカルボキシレート42.2
【1541】
【化482】
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【1542】
ピリジン-3,4-ジカルボン酸42.1(20g、121mmol)をメタノール(400ml)に溶解し、次いで濃硫酸(12.9ml、242mmol)を加え、混合物を還流状態で3日間撹拌した。揮発物を除去し、液体を飽和炭酸ナトリウム中に注意深く注ぎ入れた。炭酸ナトリウムでpHを7に調節し、次いで酢酸エチルで3回抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、化合物42.2(15.3g、65%)を油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 3.95 (s, 6H), 7.50 (d, 1H), 8.83 (d, 1H), 9.06 (s, 1H). UPLC (CSH 2-50%) 0.60 (196 [M+H]
+).
3,4-ビス(メトキシカルボニル)ピリジン1-オキシド42.3
【1543】
【化483】
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【1544】
化合物42.2(15.3g、78.5mmol)をアセトニトリル(300ml)に溶解し、氷/水上で冷却し、次いで過酸化水素尿素(14.8g、157mmol)を加えた。内温が10℃未満になるように、懸濁液にトリフルオロ酢酸無水物(22.1ml、157mmol)を滴下添加した。混合物を室温で3時間撹拌した。反応物をピロ亜硫酸ナトリウムを加えることによりクエンチし、次いで水(800ml)で希釈した。これをジクロロメタンで6回抽出した。有機層を水で2回次いでブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、化合物42.3(15.2g、98%)を無色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 3.92 (s, 3H), 3.95 (s, 3H), 7.69 (d, 1H), 8.24 (dd, 1H), 8.33 (d, 1H). UPLC (短期基礎) 0.37 (212 [M+H]
+).
ジメチル6-クロロピリジン-3,4-ジカルボキシレート42.4
【1545】
【化484】
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【1546】
化合物42.3(15.2g、72.0mmol)をオキシ塩化リン(72ml)に懸濁し、次いで混合物を還流状態で(105℃)6時間撹拌し、室温で18時間静置した。揮発物を除去し、残留物を飽和炭酸ナトリウムで希釈し、酢酸エチルで2回抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(ヘプタン中15〜20%EtOAc)により精製して、化合物42.4(4.56g、28%)を茶褐色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 3.93 (s, 3H), 3.94 (s, 3H), 7.50 (s, 1H), 8.85 (s, 1H). UPLC (短期基礎) 0.72 (m/zなし), 92%.
(6-クロロピリジン-3,4-ジイル)ジメタノール42.5
【1547】
【化485】
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【1548】
化合物42.4(4.56g、19.9mmol)をテトラヒドロフラン(85ml)及びメタノール(1.7ml)に溶解し、氷/水上で冷却した。水素化ホウ素リチウム(1.08g、49.6mmol)を加え、次いで混合物を室温で3時間撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、酢酸エチルで4回抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(ヘプタン中15〜20%EtOAc)により精製して、化合物42.5(3.1g、90%)を黄色油状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 4.61 (s, 2H), 4.74 (s, 2H), 7.56 (s, 1H), 8.26 (s, 1H). UPLC (短期基礎) 0.34 (174, 176 [M+H]
+), 91%.
2-クロロ-4,5-ビス(クロロメチル)ピリジン42.6
【1549】
【化486】
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【1550】
化合物42.5(3.1g、17.9mmol)を塩化チオニル(16ml)に懸濁し、次いで混合物を室温で3時間撹拌した。混合物を氷/水中に注意深く注ぎ入れ、次いで飽和炭酸ナトリウムで中和した。これを酢酸エチルで2回抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、化合物42.6(2.53g、67%)を黄色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 4.68 (s, 4H), 7.45 (s, 1H), 8.37 (s, 1H).
3-クロロ-1'-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-5,7-ジヒドロスピロ[シクロペンタ[c]ピリジン-6,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-2'(1'H)-オン中間体Y
【1551】
【化487】
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【1552】
化合物42.6(2.53g、12.0mmol)及び中間体D(3.17g、12.0mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド(94ml)に溶解し、炭酸セシウム(13.7g、42.1mmol)を加え、次いで混合物を室温で18時間撹拌した。混合物をセライトに通して濾過し、酢酸エチルで洗浄した。濾液を水で3回及びブラインで2回洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(8:2〜7:3ヘプタン/EtOAc)及び再度(1:1ヘプタン/MTBE)により精製して、中間体Y(1.82g、38%)を淡黄色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ -0.01 (s, 9H), 0.99 (m, 2H), 3.10 (dd, 2H), 3.62 (dd, 2H), 3.70 (m, 2H), 5.29 (s, 2H), 6.90 (dd, 1H), 7.10 (d, 1H), 7.29 (s, 1H), 8.24 (d, 1H), 8.31 (s, 1H). UPLC (短期基礎) 1.07 (402 [M+H]
+), 87%.
中間体Zの合成
【1553】
【化488】
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【1554】
ジメチルピリジン-2,3-ジカルボキシレート43.2
【1555】
【化489】
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【1556】
ピリジン-2,3-ジカルボン酸43.1(20g、121mmol)をメタノール(400ml)に溶解し、次いで濃硫酸(12.9ml、242mmol)を加え、混合物を還流状態で18時間撹拌した。揮発物を除去し、液体を飽和炭酸ナトリウム中に注意深く注ぎ入れた。炭酸ナトリウムでpHを7に調節し、次いで酢酸エチルで3回抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、化合物43.2(19.5g、83%)を油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 3.96 (s, 3H), 4.04 (s, 3H), 7.50 (dd, 1H), 8.17 (d, 1H), 8.76 (d, 1H). UPLC (CSH 2-50%) 0.57 (196 [M+H]
+) 99%.
2,3-ビス(メトキシカルボニル)ピリジン1-オキシド43.3
【1557】
【化490】
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【1558】
化合物43.2(19.5g、100mmol)をアセトニトリル(385ml)に溶解し、氷/水上で冷却し、次いで過酸化水素尿素(18.8g、200mmol)を加えた。内温が10℃未満になるように、懸濁液にトリフルオロ酢酸無水物(28.2ml、200mmol)を滴下添加した。混合物を室温で3時間撹拌した。反応物をピロ亜硫酸ナトリウムを加えることによりクエンチし、水(800ml)で希釈した。これをジクロロメタンで6回抽出した。有機層を水で2回次いでブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。残留物をジクロロメタンに溶解し、水次いでブラインで2回洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、化合物43.3(11.6g、55%)を無色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 3.94 (s, 3H), 4.06 (s, 3H), 7.39 (dd, 1H), 7.86 (dd, 1H), 8.34 (d, 1H). UPLC (短期基礎) 0.36 (212 [M+H]
+) 99%.
ジメチル6-クロロピリジン-2,3-ジカルボキシレート43.4
【1559】
【化491】
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【1560】
化合物43.3(11.6g、54.9mmol)をオキシ塩化リン(55ml)に懸濁し、次いで混合物を還流状態(105℃)で3時間撹拌した。揮発物を除去し、残留物を飽和炭酸ナトリウムで希釈し、酢酸エチルで2回抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(ジクロロメタン)により精製して、化合物43.4(7.72g、62%)を茶褐色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 3.93 (s, 3H), 3.99 (s, 3H), 7.51 (d, 1H), 8.16 (d, 1H). UPLC (短期基礎) 0.68 (m/zなし), 99%.
(6-クロロピリジン-2,3-ジイル)ジメタノール43.5
【1561】
【化492】
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【1562】
化合物43.4(7.72g、33.8mmol)をテトラヒドロフラン(144ml)及びメタノール(2.8ml)に溶解し、氷/水上で冷却した。水素化ホウ素リチウム(1.84g、84.6mmol)を加え、次いで混合物を室温で2.5時間撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、酢酸エチルで6回抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、化合物43.5(5.54g、94%)を黄色油状物として得た。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 4.68 (s, 2H), 4.71 (s, 2H), 7.35 (d, 1H), 7.85 (d, 1H). UPLC (短期基礎) 0.36 (174, 176 [M+H]
+), 93%.
6-クロロ-2,3-ビス(クロロメチル)ピリジン43.6
【1563】
【化493】
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【1564】
化合物43.5(5.54g、31.9mmol)を塩化チオニル(78ml)に懸濁し、次いで混合物を室温で3時間撹拌した。混合物を氷/水中に注意深く注ぎ入れ、次いで飽和炭酸ナトリウムで中和した。これを酢酸エチルで2回抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、化合物43.6(4.87g、73%)を黄色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 4.72 (s, 2H), 4.75 (s, 2H), 7.33 (d, 1H), 7.72 (d, 1H).
2-クロロ-1'-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-5,7-ジヒドロスピロ[シクロペンタ[b]ピリジン-6,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-2'(1'H)-オン中間体Z
【1565】
【化494】
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【1566】
化合物43.6(4.87g、23.4mmol)及び中間体D(6.11g、23.1mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド(180ml)に溶解し、炭酸セシウム(26.4g、81.0mmol)を加え、次いで混合物を室温で2日間撹拌した。混合物をセライトに通して濾過し、酢酸エチルで洗浄した。濾液を水で3回及びブラインで2回洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(8:2〜7:3ヘプタン/EtOAc)及び再度(1:1ヘプタン/MTBE)により精製して、中間体Z(2.35g、26%)を淡黄色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ -0.03 (s, 9H), 0.99 (m, 2H), 3.14 (dd, 2H), 3.61 (m, 2H), 3.71 (m, 2H), 5.29 (s, 2H), 6.91 (dd, 1H), 7.17 (dd, 1H), 7.22 (d, 1H), 7.54 (d, 1H), 8.24 (dd, 1H). UPLC (短期基礎) 1.09 (402 [M+H]
+), 82%.
【1567】
【化495】
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【1568】
メチルN-(2-(((tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)メチル)ベンジル)-N-ピバロイルグリシネート44.1
【1569】
【化496】
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【1570】
中間体U(670mg、2.08mmol)をジクロロメタン(14ml)に溶解し、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.1ml、6.24mmol)を、続いて塩化ピバロイル(0.28ml、2.29mmol)を加え、混合物を室温で18時間撹拌した。混合物を重炭酸ナトリウムで2回洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。残留物を順相クロマトグラフィー(ZIPシリカ80g、ヘプタン1:0〜8:2酢酸エチル)により精製して、化合物44.1(405mg、48%)を無色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 1.28 (s, 9H), 1.47 (s, 9H), 2.77 (s, 3H), 3.72 (s, 3H), 3.94 (br s, 2H), 4.43 (s, 2H), 4.80 (s, 2H), 7.19 (m, 2H), 7.26 (m, 2H). UPLC (短期基礎) 1.03 (307 [M-Boc+H]
+) 96%.
N-(2-(((tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)メチル)ベンジル)-N-ピバロイルグリシン44.2
【1571】
【化497】
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【1572】
化合物44.1(405mg、0.998mmol)をメタノール(14ml)に溶解し、次いで2.5M水酸化ナトリウム(0.6ml、1.50mmol)を加え、混合物を室温で18時間撹拌した。揮発物を除去し、次いで水で希釈し、ジクロロメタンで洗浄した。水溶液を2M HClでpH4にし、酢酸エチルで3回抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、化合物44.2(303mg、77%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.26 (s, 9H), 1.46 (s, 9H), 2.76 (s, 3H), 3.95 (m, 2H), 4.47 (s, 2H), 4.82 (m, 2H), 7.17 (m, 2H), 7.31 (m, 2H). UPLC (短期基礎) 0.58 (391 [M-H]
-) 99%.
tert-ブチル(2-((N-(2-アミノ-2-オキソエチル)ピバルアミド)メチル)ベンジル)(メチル)カルバメート44.3
【1573】
【化498】
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【1574】
化合物44.2(364mg、0.929mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド(12ml)に溶解し、次いでEDCI.HCl(232mg、1.21mmol)、HOAt(165mg、1.21mmol)、塩化アンモニウム(497mg、9.29mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(2.1ml、12.1mmol)を加え、混合物を室温で18時間撹拌した。更にEDCI.HCl(232mg、1.21mmol)、HOAt(165mg、1.21mmol)、塩化アンモニウム(497mg、9.29mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(2.1ml、12.1mmol)を加え、混合物を室温で24時間撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、次いで酢酸エチルで2回抽出した。有機層を重炭酸ナトリウム、水及びブラインで2回洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、化合物44.3(248mg、68%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ 1.28 (s, 9H), 1.46 (s, 9H), 2.78 (s, 3H), 3.92 (s, 2H), 4.44 (s, 2H), 4.83 (s, 2H), 5.36 (br s, 1H), 6.17 (br s 1H), 7.11 (m, 1H), 7.17 (m, 1H), 7.28 (m, 2H). UPLC (短期基礎) 0.83 (390 [M-H]
-) 93%.
【1575】
【化499】
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【1576】
tert-ブチルメチル(2-((N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1'-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1',2',5,7-テトラヒドロスピロ[シクロペンタ[c]ピリジン-6,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-3-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド)メチル)ベンジル)カルバメート45.1
【1577】
【化500】
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【1578】
化合物44.3(127mg、0.317mmol)及び中間体Y(124mg、0.317mmol)を乾燥脱気した1,4-ジオキサン(5.5ml)に溶解し、次いで炭酸セシウム(516mg、1.58mmol)、Xanthphos(7.3mg、0.027mmol)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(6mg、0.006mmol)を加え、混合物をアルゴンで1分間パージした。反応バイアルをマイクロ波照射下100℃で90分間加熱した。混合物を水中に注ぎ入れ、次いで酢酸エチルで2回抽出した。有機層を水次いでブラインで3回洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。残留物を順相クロマトグラフィー(10g、ZIPシリカ、ヘプタン中20〜50%EtOAc)により精製して、化合物45.1(103mg、43%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ -0.01 (s, 9H), 0.99 (m, 2H), 1.33 (s, 9H), 1.44 (s, 9H), 2.79 (s, 3H), 3.05 (dd, 2H), 3.61 (dd, 2H), 3.71 (m, 2H), 4.08 (br s, 2H), 4.45 (s, 2H), 4.90 (s, 2H), 5.30 (s, 2H), 6.86 (dd, 1H), 7.07 (dd, 1H), 7.18 (m, 2H), 7.30 (m, 2H), 8.14 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 8.22 (dd, 1H), 8.51 (br s, 1H). UPLC (短期基礎) 1.24 (757 [M+H]
+) 95%.
【1579】
(実施例103)
N-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1',2',5,7-テトラヒドロスピロ[シクロペンタ[c]ピリジン-6,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-3-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド45.2
【1580】
【化501】
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【1581】
化合物45.1(34mg、0.045mmol)をジクロロメタン(3.2ml)に溶解し、次いでトリフルオロ酢酸(0.35ml)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。混合物を飽和炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、次いでジクロロメタンで2回抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(2g、EtOAc次いでジクロロメタン中5%MeOH、次いでアンモニアを含むジクロロメタン中10%MeOH)により精製し、続いてメタノール中で摩砕して、化合物45.2(9.6mg、40%)を無色固体として得た。
1H NMR (DMSO-d
6, 300 MHz) δ 1.15, 1.21 (2 s, 9H), 2.03, 2.17, 2.31 (3 s, 3H), 3.10 (m, 2H), 3.33 (m, 2H), 3.70 (s, 2H), 4.04 (m, 2H), 4.58 (m, 1H), 4.85 (br s, 2H), 6.85 (m, 1H), 7.25 (m, 5H), 8.00 (m, 3H), 10.25 (s, 1H), 10.90 (br s, 1H). UPLC (長酸性) 0.90 (527 [M+H]
+) 94%.
【1582】
【化502】
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【1583】
tert-ブチルメチル(2-((N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1'-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1',2',5,7-テトラヒドロスピロ[シクロペンタ[b]ピリジン-6,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-2-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド)メチル)ベンジル)カルバメート46.1
【1584】
【化503】
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【1585】
中間体Z(127mg、0.317mmol)及び化合物44.3(124mg、0.317mmol)を乾燥脱気した1,4-ジオキサン(5.5ml)に溶解し、次いで炭酸セシウム(516mg、1.58mmol)、Xanthphos(7.3mg、0.027mmol)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(6mg、0.006mmol)を加え、混合物をアルゴンで1分間パージした。反応バイアルをマイクロ波照射下100℃で90分間加熱した。混合物を水中に注ぎ入れ、次いで酢酸エチルで2回抽出した。有機層を水次いでブラインで3回洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。残留物を順相クロマトグラフィー(10g、ZIPシリカ、ヘプタン中20〜40%EtOAc)により精製して、化合物46.1(82mg、43%)を無色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz) δ -0.01 (s, 9H), 0.98 (m, 2H), 1.32 (s, 9H), 1.45 (s, 9H), 2.79 (s, 3H), 3.05 (d, 2H), 3.61 (t, 2H), 3.71 (m, 2H), 4.08 (m, 2H), 4.46 (s, 2H), 4.90 (s, 2H), 5.30 (s, 2H), 6.89 (dd, 1H), 7.17 (m, 3H), 7.30 (m, 2H), 7.56 (d, 1H), 8.06 (d, 1H), 8.23 (d, 1H), 8.37 (br s, 1H). UPLC (短期基礎) 1.25 (757 [M+H]
+) 95%.
【1586】
(実施例104)
N-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1',2',5,7-テトラヒドロスピロ[シクロペンタ[b]ピリジン-6,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-2-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド46.2
【1587】
【化504】
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【1588】
化合物46.1(41mg、0.054mmol)をジクロロメタン(3.6ml)に溶解し、次いでトリフルオロ酢酸(0.4ml)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れ、次いでジクロロメタンで2回抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(2g、EtOAc次いでジクロロメタン中5%MeOH、次いでアンモニアを含むジクロロメタン中10%MeOH)により精製し、続いてメタノール中で摩砕して、化合物46.2(5mg、18%)を無色固体として得た。
1H NMR (DMSO-d
6, 300 MHz) δ 1.15, 1.21 (2 s, 9H), 2.03, 2.17, 2.32 (3 s, 3H), 3.05 (m, 2H), 3.28 (dd, 2H), 3.46, 3.71 (2 s, 2H), 4.09 (m, 2H), 4.64 (s, 1H), 4.84 (m, 2H), 6.89 (m, 1H), 7.23 (m, 5H), 7.60 (m, 1H), 7.87 (m, 1H), 8.04, 8.11 (2 s, 1H), 10.27 (br s, 1H), 10.94 (br s 1H). UPLC (長酸性) 1.00 (527 [M+H]
+) 94%.
中間体AAの合成
【1589】
【化505】
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【1590】
(2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル)メタノール47.2
【1591】
【化506】
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【1592】
化合物47.1(10.0g、37.19mmol)のTHF(100ml)中溶液に、-40℃でイソプロピルマグネシウムクロリド/塩化リチウムの溶液(THF中1.3M、31ml、40.3mmol)をゆっくり加えた。溶液を-40℃で30分間撹拌し、DMF(8.5ml、111mmol)を加えた。得られた溶液を室温に加温し、30分間撹拌した。反応物を1M HCl(70ml)でクエンチし、ジエチルエーテル(60ml)を加えた。有機層を分離し、5%NaHCO
3水溶液で洗浄した。溶媒を真空下で除去した。得られた固体をメタノール(90ml)に溶解した。溶液を0℃に冷却した。NaBH
4(3.60g、95.2mmol)をゆっくり加えた。反応混合物を30分間撹拌し、次いで水(30ml)でクエンチした。得られた混合物を真空下で濃縮して、約40mlにした。得られた懸濁液を室温で1時間激しく撹拌し、固体を濾取し、真空乾固して、化合物47.2(7.20g、88%)を無色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 2.33 (t, 1H), 4.73 (d, 2H), 7.88 (d, 1H), 8.26 (d, 1H). LCMS (221.9 [M+H]
+).
5-クロロ-3-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)メチル)ピコリンアルデヒド47.3
【1593】
【化507】
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【1594】
化合物47.2(7.30g、33.0mmol)のテトラヒドロフラン(30mL)中溶液に、室温で3,4-ジヒドロ-2H-ピラン(3.30g、39.6mmol)及び濃硫酸(185mg)を加えた。溶液混合物を1時間撹拌し、濃縮し、フラッシュシリカクロマトグラフィー(5〜10%酢酸エチル/石油エーテル)により直接精製して、2-ブロモ-5-クロロ-3-(テトラヒドロピラン-2-イルオキシメチル)ピリジン(9.10g、90%)を無色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 1.76 (m, 6H), 3.63 (m, 1H), 3.89 (m, 1H), 4.51 (m, 1H), 4.81 (m, 2H), 7.85 (s, 1H), 8.27 (s, 1H). LCMS (305.9 [M+H]
+).
【1595】
2-ブロモ-5-クロロ-3-(テトラヒドロピラン-2-イルオキシメチル)ピリジン(8.90g、34.9mmol)のテトラヒドロフラン(80ml)中溶液に、0℃でイソプロピルマグネシウムクロリド/塩化リチウムの溶液(THF中1.3M、32.2ml、41.9mmol)をゆっくり加えた。得られた溶液を0℃で4時間撹拌した。DMF(5ml)を0℃でゆっくり加えた。得られた溶液を5℃で更に1時間撹拌した。反応混合物をジエチルエーテル、クエン酸水溶液及び水を加えることによりクエンチした。有機層を分離し、ブラインで洗浄した。有機層を真空下で濃縮して、化合物47.3(6.90g、78%)を無色油状物として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 1.70 (m, 6H), 3.58 (m, 1H), 3.88 (m, 1H), 4.80 (m, 1H), 5.01 (d, 1H), 5.25 (d, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.65 (s, 1H), 10.13 (s, 1H). LCMS (256.1 [M+H]
+).
メチルtert-ブチル(3-メチルピリジン-2-イル)カルバメート47.5
【1596】
【化508】
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【1597】
化合物47.4(4.30g、26.1mmol)のテトラヒドロフラン(40ml)中溶液に、0℃でn-ブチルリチウム(THF中2.2M、13.0ml、28.7mmol)をゆっくり加えた。反応物を0℃で1時間撹拌した。クロロギ酸メチル(2.1ml、27.4mmol)を0℃でゆっくり加えた。0℃で10分後、次いで反応混合物を室温で1.5時間撹拌した。反応混合物を塩化アンモニウム水溶液及び水をゆっくり加えることによりクエンチした。反応混合物を酢酸エチルで抽出した。合わせた抽出物をMgSO
4で脱水し、濾過し、蒸発させて、化合物47.5(5.80g、100%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 1.42 (s, 9H), 2.27 (s, 3H), 3.57 (s, 3H), 7.16 (dd, 1H), 7.57 (dd, 1H), 8.36 (dd, 1H). LCMS (223.1 [M+H]
+).
1-(tert-ブチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2(3H)-オン47.6
【1598】
【化509】
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【1599】
化合物47.5(5.40g、24.3mmol)のテトラヒドロフラン(30ml)中溶液に、-40℃でLDA(1.0M、50ml、n-BuLi及びTHF中ジイソプロピルアミンから調製したて)をゆっくり加えた。反応混合物を10℃で4時間撹拌し、2M HClを加えることによりクエンチした。反応混合物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(10から30%EtOAc/石油エーテル)により精製して、化合物47.6(2.60g、81%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 1.80 (s, 9H), 3.46 (s, 2H), 6.89 (dd, 1H), 7.41 (m, 1H), 8.17 (m, 1H). LCMS (135.1 [M+H]
+).
(E)-1-(tert-ブチル)-3-((5-クロロ-3-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)メチル)ピリジン-2-イル)メチレン)インドリン-2-オン47.7
【1600】
【化510】
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【1601】
化合物47.3(3.70g、14.5mmol)及び化合物47.6(2.10g、15.2mmol)のIPA(30ml)中溶液に、0℃でDBU(0.10g、0.7mmol)を加えた。0℃で2時間撹拌した後、反応混合物を10℃で3時間撹拌した。黄色がかった固体が混合物から沈殿した。懸濁液を室温で終夜撹拌した。得られた懸濁液を50℃に加温し、更に4時間撹拌した。室温に冷却した後、水(35ml)をゆっくり加えた。懸濁液を濾過し、IPAと水との混合物(1:1)で洗浄し、真空乾固して、化合物47.7(5.00g 収率81%)を黄色固体として得た。LCMS(428.1[M+H]
+)。
1-(tert-ブチル)-3-((5-クロロ-3-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)メチル)ピリジン-2-イル)メチル)インドリン-2-オン47.8
【1602】
【化511】
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【1603】
化合物47.7(5.00g、11.7mmol)のエタノール(35mL)中溶液に、NaBH
4(0.70g,17.5mmol)を少しずつ加えた。得られた懸濁液を室温で1時間撹拌した。反応物を水を加えることによりクエンチし、続いてIPA中6M HCl(5.0ml、30mmol)をゆっくり加えた。溶液を40℃で4時間撹拌した。反応混合物をジエチルエーテル及び飽和NaCl水溶液と混合した。有機相を分離し、水で洗浄した。溶液を真空下で濃縮し、残留物をヘキサンで摩砕した。得られた懸濁液を室温で20分間撹拌し、濾取して、化合物47.8(3.70g、収率92%)を得た。LCMS(346.1[M+H]
+)。
1-(tert-ブチル)-3-((5-クロロ-3-(クロロメチル)ピリジン-2-イル)メチル)インドリン-2-オン47.9
【1604】
【化512】
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【1605】
化合物47.8(3.30g、9.60mmol)のジクロロメタン(20ml)中溶液に、DMF(5滴)及び塩化チオニル(0.9ml、11.4mmol)を約5℃で加えた。混合物を約5℃で45分間撹拌し、続いてNaCl水溶液を加えた。有機層を分離し、ブラインで洗浄した。溶媒を除去し、残留物をヘプタンに溶解した。溶液を30分間撹拌し、生成物が沈殿した。懸濁液を0℃に冷却し、濾過して、化合物47.9(2.90g、収率85%)を灰白色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 1.75 (s, 9H), 3.32 (dd, 1H), 3.66 (dd, 1H), 4.06 (m, 1H), 4.58 (m, 2H), 6.78 (dd, 1H), 7.19 (m, 1H), 7.65 (d, 1H), 8.13 (m, 1H), 8.36 (d, 1H). LCMS (364.1 [M+H]
+).
1'-(tert-ブチル)-3-クロロ-5,7-ジヒドロスピロ[シクロペンタ[b]ピリジン-6,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-2'(1'H)-オン47.10
【1606】
【化513】
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【1607】
化合物47.9(2.80g、7.70mmol)のトルエン(50mL)中溶液に、室温でテトラブチルアンモニウムブロミド(0.30g、0.90mmol)を、続いて0.3M NaOH水溶液(10ml)を加えた。得られた反応混合物を室温で終夜撹拌した。水を反応混合物に加え、混合物を酢酸エチルにより抽出した。合わせた抽出物をブラインにより洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、蒸発させた。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(10から30%EtOAc/石油エーテル)により精製して、化合物47.10(2.00g、79%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 1.83 (s, 9H), 3.09 (dd, 2H), 3.61 (dd, 2H), 6.83 (dd, 1H), 7.10 (d, 1H), 7.56 (s, 1H), 8.19 (d, 1H), 8.42 (s, 1H). LCMS (328.1 [M+H]
+).
3-(ベンジルアミノ)-1'-(tert-ブチル)-5,7-ジヒドロスピロ[シクロペンタ[b]ピリジン-6,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-2'(1'H)-オン47.11
【1608】
【化514】
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【1609】
化合物47.10(1.50g、4.60mmol)、ベンジルアミン(1.2ml、11.1mmol)、酢酸パラジウム(90mg、0.40mmol)、2-ジ-tert-ブチルホスフィノ-2',4',6'-トリイソプロピルビフェニル(tBuXPhos)(335mg、0.80mmol)及びナトリウムtert-ブトキシド(1.10g、11.1mmol)を乾燥トルエン(12ml)に溶解した。混合物をマイクロ波照射下150℃で1時間撹拌した。酢酸エチル及び塩化アンモニウム水溶液を加えた。有機抽出物をブラインで2回洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(10から30%EtOAc/石油エーテル)により精製して、化合物47.11(1.20g、65%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 1.83 (s, 9H), 2.96 (dd, 2H), 3.52 (dd, 2H), 4.12 (br, 1H), 4.36 (br, 2H), 6.81 (m, 2H), 7.09 (dd, 1H), 7.34 (m, 5H), 7.94 (d, 1H), 8.16 (dd, 1H). LCMS (399.2 [M+H]
+).
3-アミノ-5,7-ジヒドロスピロ[シクロペンタ[b]ピリジン-6,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-2'(1'H)-オン中間体AA
【1610】
【化515】
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【1611】
化合物47.11(1.10g、2.70mmol)のメタノール(30ml)中溶液に、室温でメタンスルホン酸(7ml)を加えた。混合物を還流状態で48時間撹拌した。揮発物を真空下で除去し、水(約100ml)を混合物に加え、50%水酸化ナトリウム水溶液を加えることによりpHをpH約8に調節した。水性層を酢酸エチルで抽出し、合わせた抽出物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させて、粗生成物を得た。粗生成物をメタノール(25ml)に溶解し、Pd/C(65mg)を溶液に加え、続いて濃塩酸(2ml)を加えた。混合物をH
2の風船下55℃で終夜撹拌した。揮発物を除去し、次いで粗製材料をジクロロメタンに溶解した。水及び飽和K
2CO
3をpH約10になるまで加えた。混合物をジクロロメタンにより抽出し、MgSO
4で脱水し、濾過し、蒸発させた。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(5〜10%メタノール/ジクロロメタン)により精製して、中間体AA(325mg、47%)を無色固体として得た。LCMS(253.1[M+H]
+)。
【1612】
【化516】
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【1613】
N-(2-(ジメトキシメチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1',2',5,7-テトラヒドロスピロ[シクロペンタ[b]ピリジン-6,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-3-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド48.1
【1614】
【化517】
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【1615】
中間体G(36mg、0.11mmol)、中間体AA(29mg、0.11mmol)及びHATU(52mg、0.14mmol)を乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(1ml)に溶解した。N-メチルモルホリン(0.1ml、9.3mmol)を加え、混合物を室温で10分間撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(80%EtOAc/石油エーテル次いで5〜25%ジクロロメタン/メタノール)により精製して、化合物48.1(54mg、88%)を無色ガラス状物として得た。LCMS(558.3[M+H]
+)。
【1616】
(実施例105)
N-(2-((メチルアミノ)メチル)ベンジル)-N-(2-オキソ-2-((2'-オキソ-1',2',5,7-テトラヒドロスピロ[シクロペンタ[b]ピリジン-6,3'-ピロロ[2,3-b]ピリジン]-3-イル)アミノ)エチル)ピバルアミド2,2,2-トリフルオロアセテート48.2
【1617】
【化518】
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【1618】
化合物48.1(54mg、0.097mmol)をアセトン(1.5ml)に溶解し、p-トルエンスルホン酸一水和物(23mg、0.14mmol)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に注ぎ入れた。水性層を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を蒸発させて粗製の化合物を得、これをメタノール(1.2ml)に溶解した。メチルアミン(6.4μL、0.15mmol)を加えた。反応混合物を室温で15分間撹拌した。水素化ホウ素ナトリウム(7.5mg、0.2mmol)を室温で混合物に加え、反応混合物を45分間撹拌した。混合物を濾過し、HPLC(HP C18、ID22mm、長さ150mm、流速16ml/分:20分かけて5〜55%MeCN水/アセトニトリル0.1%TFA)により直接精製し、次いで凍結乾燥して、化合物48.2(28mg、53%)を白色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 1.34 (s, 9H), 2.85 (s, 3H), 3.30 (dd, 2H), 3.54 (dd, 2H), 4.34 (br, 2H), 4.51 (br, 2H), 4.88 (br, 2H), 6.99 (dd, 1H), 7.42 (m, 5H), 8.03 (m, 1H), 8.13 (dd 1H), 8.60 (m, 1H);
19F NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ -76.9; LCMS (527.3 [M+H]
+), 純度100%.
【1619】
生物アッセイ
以下のアッセイは、本発明の化合物の作用を測定するために使用することができる。
【1620】
細胞系中のcAMP/アゴニスト-アンタゴニスト競合アッセイ
化合物は、以下の一般手順を使用して、目的の特異的受容体を発現する市販の細胞を使用するPerkin Elmer社 LANCE cAMPアッセイを使用して、cAMPのリガンド誘発性の上昇を阻害する能力について評価した。
【1621】
化合物調製
化合物は、粉末保存物に加えたジメチルスルホキシド(DMSO - 99.9%純度)(Sigma Aldrich社、カタログ番号:D4540)中で調製して20mM溶液(100%DMSO)を生成し、これを37℃で10分間、音波処理して化合物を完全に溶解した。この20mMの保存溶液をDMSOで更に希釈して、2mM溶液を生成し、37℃で10分間、音波処理した。2mM保存溶液をアッセイ/刺激緩衝液に溶解して、400μM溶液を生成し、すべてのcAMPアッセイに対して37℃で10分間、音波処理した。保存溶液はすべて、-20℃で保管した。次に、段階希釈(希釈ファクター:10)を行い、所望の実験濃度に到達させた。
【1622】
アッセイプロトコール
競合アッセイは、LANCE(登録商標)TR-FRET cAMPアッセイキット(Perkin Elmer社、カタログ番号:AD0264)を使用して、製造指示書に準拠して行った。分子の段階希釈(3μl/ウェル)は、二連で384ウェルOptiPlate(Perkin Elmer社、カタログ番号:6007299)にプレート培養した。適切な対照(100%刺激:フォルスコリン、及び0%の刺激:ビヒクル対照)(6μl/ウェル)を、データ正規化用に各プレートに含ませた。化合物を添加した後、Gタンパク質共役型受容体を過剰発現する細胞/Alexa Fluor抗体溶液6μl(1:100希釈)を、2500個の細胞/ウェルとなる所望の密度で各ウェルに加えた。過剰発現細胞系は、DiscoveRx社(Birmingham、UK)から購入した。このプレートを1000rpmで1分間、回転して、短時間、ボルテックスした後、細胞を化合物と一緒に室温で30分間、予備インキュベートした(蓋をした)。次に、等量のペプチドリガンド(EC
50用量)3μlを、ビヒクル及びフォルスコリン対照以外のウェルのすべてに加えた。次に、このプレートを1000rpmで1分間、回転させて、一旦、終了すると、それらを短時間、ボルテックスして蓋をした。細胞をリガンドの存在下、室温で15分間、刺激させた。刺激後に、検出用ミックス(ユーロピウム-キレートストレプトアビジン/ビオチン化cAMPトレーサー溶液)12μlをすべてのウェルに加え、室温で60分間、インキュベートした。次に、このプレートを320/340nm励起及び615/665nm発光で、Enspireマルチモードプレートリーダー(Perkin Elmer社)で読み取り、記録した。
【1623】
アッセイ/刺激緩衝液(30mL) - pH7.4
・ 28mLのハンクス緩衝塩溶液(+MgCl
2、+CaCl
2)-(Thermo Fisher社、カタログ番号:14170112)
・ 150μlのHEPES(1M)-(Thermo Fisher社、カタログ番号:15630080)
・ 400μlの安定剤(DTPA)精製BSA(7.5%)-(Perkin Elmer社、カタログ番号:CR84-100)
・ 60μlのIBMX(250mM)-(Sigma Aldrich社、カタログ番号:I5879)
【1624】
特異的cAMP/アゴニスト-アンタゴニスト競合アッセイ
以下の特異的アッセイを上記の手順を使用して実施した。
【1625】
AM
2受容体阻害
AM
2受容体発現細胞(CALCRL+RAMP3をトランスフェクトした1321N1細胞、供給元DiscoverX社カタログ番号95-0169C6)におけるAM誘発性cAMP活性化を阻害する化合物の能力を、上記のプロトコールを使用して評価した。このアッセイにおける化合物の活性は、Tables 5(表4)及びTables 6(表5)に記載されている。
【1626】
AM
1受容体阻害
AM
1受容体発現細胞(CALCRL+RAMP2をトランスフェクトしたCHO-K1細胞、供給元DiscoverX社、カタログ番号93-0270C2)のAM誘発性活性化を阻害する化合物の能力を、上記の一般プロトコールを使用して評価した。
【1627】
このアッセイで試験した化合物は、5〜5.7の範囲のpIC
50を示した。
【1628】
AMY
3受容体阻害
AMY
3R発現細胞(CALCR+RAMP-3をトランスフェクトした1321N1細胞、供給元DiscoverX社、カタログ番号95-0166C6)のAMY誘発性活性化を阻害する化合物の能力を、上記の一般プロトコールを使用して評価した。
【1629】
このアッセイで試験した化合物は、3.5〜6.6の範囲のpIC
50を示した。
【1630】
細胞生存アッセイ
RealTime-Glo(商標)MT細胞生存アッセイキット(Promega社、カタログ番号:G9712)を使用して、製造業者の指示書に準拠して細胞生存アッセイを行った。これらのアッセイにより、試験化合物(3μM)が細胞生存及び成長を40%〜70%の間で阻害することが実証された。
【1631】
使用したすべての細胞系は、ATCC社(Virginia、米国)(Table2(表1))から購入した。底が透明な白色96ウェルプレート(Corning社、カタログ番号:3610)に、所望の密度で、完全成長培地に細胞を播種した。プレートを室温で15分間、インキュベートした後(細胞の均一な沈殿を確実にした)、37℃、5%CO
2で一晩、インキュベートした。その翌日に、準最適成長培地(アッセイ用緩衝液)と並べて、10〜15分間、37℃の水浴中で生存率アッセイキット試薬(酵素及び基質)を平衡にした。次に、各細胞系の準最適成長培地中1:1000の各試薬を含有する試薬溶液を作製した(使用前に、十分にボルテックスした)。次に、完全成長培地をウェルから除去し、100μlの試薬溶液で置き換えた。次に、プレートを5%CO
2中、37℃で少なくとも1時間、インキュベートした後、未処置ベースラインを読み取った。試薬は、3日ごとに交換し、ウェルをPBSで1回、洗浄し、より長い期間の処置を行うため上記の通り新しい試薬を加えた。ベースラインを読み取った後、ウェルを適切な濃度の試験分子で処理し、プレートを110×gで1分間、遠心分離し、確実に化合物の均一な分布を有するウェルになるようにして、次に、5%CO
2中、37℃でインキュベートした。Enspireマルチモードプレートリーダー(Perkin Elmer社)を使用して発光測定値を測定した後、プレートを1日1回(9日間)、処理した。
【1632】
【表1】
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【1633】
インビボ効果
化合物のインビボ効力は、以下の異種移植片マウスモデルを使用して評価することができる。
【1634】
腫瘍接種
インビボ実験で使用したすべての細胞系は、ATCC社(Virginia、米国)(Table3(表2))から購入した。T500三角フラスコ(Thermo Fisher社、カタログ番号:132913)中の完全成長培地中で細胞を培養した。80〜90%の集密度に到達すると、TrypLE Express Enzyme解離緩衝液(Thermo Fisher社、カタログ番号:12605)を使用して、フラスコから細胞をはがした。細胞は、Countess II自動化細胞数計測器を使用して計数し、次に、110×gで5分間、遠心分離した。ペレットを、氷冷PBSの適切な体積分(細胞番号に依存)に再懸濁させた。腫瘍接種を確実とするために、冷たいピペットの先端を使用して、細胞(500μL)を500μLの氷冷マトリゲル(Corning社、カタログ番号:354234)と混合した(ゆっくりとピペット操作を行い、均質な混合を確実にして、マトリゲル中での気泡形成を防止した)。マトリゲル/細胞懸濁液及びシリンジを氷上で維持した後、マウスに注射した。各実験(10匹の処置群及び10匹のビヒクル対照群)について、細胞懸濁液100μL(50%PBS+50%マトリゲル中の5×10
6個細胞)を、27週齢の雌のBalb/cヌードマウスに皮下注入した。
【1635】
【表2】
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【1636】
化合物調製
粉末形態の化合物は、以下の式に従い、100%DMSO(Sigma Aldrich社、カタログ番号:D4540)中に希釈した:
DMSOの量=0.06×化合物の質量(mg)/8mg/mL
【1637】
次に、化合物を37℃で10分間、音波処理した。次に、溶媒の適切な量(Table4(表3))を加えて、以下の式に準拠して、6%DMSO/94%溶媒溶液を得た。
溶媒の量=0.94×化合物の質量(mg)/8mg/mL
【1638】
次に、化合物を37℃で10分間、音波処理した。
【1639】
【表3】
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【1640】
試験化合物によるインビボ処理
処理前に、各化合物のバイアルを等量部の溶媒により希釈し、3%DMSO中の4mg/mLの化合物にし、次に、37℃で10分間、音波処理した。マウスには、100μLの処置物(20mg/kg)又はビヒクル対照で毎日、腹腔内処理した。腫瘍サイズ及びマウスの体重は、1週間に1回、測定した。
【1641】
対照と比較して、このアッセイ(20mg/kg、i.p、1日1回の用量)で試験した化合物は、60〜80%の範囲で腫瘍成長を阻害した。
【1642】
生物学的データ
Table5(表4)及びTable6(表5)に示されている化合物は、上記のAM
2 LANCE cAMPアッセイにおいて以下の活性を示した。
【1643】
【表4A】
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【1644】
【表4B】
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【1645】
【表5A】
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【1646】
【表5B】
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【1647】
他の実施形態
同様に、以下の番号付けした条項が開示される:
P1. 式(I)の化合物又は薬学的に許容されるその塩:
【1648】
【化519】
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【1649】
(式中、
L
1は、結合、-O-又はN(R
10)-であり、
R
1は、H、C
1〜6アルキル、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキニル、C
1〜6ハロアルキル、C
3〜8シクロアルキル、C
3〜8シクロアルキル-C
1〜4アルキル、4〜7員のヘテロシクリル、4〜7員のヘテロシクリル-C
1〜4アルキル、C
6〜10アリール、C
6〜10アリール-C
1〜4アルキル、5〜10員のヘテロアリール及び5〜10員のヘテロアリール-C
1〜4アルキルから選択され、
R
1は、ハロ、C
1〜4アルキル、C
1〜4ハロアルキル、-OR
A1、-NR
A1R
B1、-S(O)
xR
A1(xは、0、1又は2である)、-C(O)R
A1、-OC(O)R
A1、-C(O)OR
A1、-NR
A1C(O)R
B1、-C(O)NR
A1R
B1、-NR
A1SO
2R
B1、-SO
2NR
A1R
B1、=O、-CN及びR
17から独立して選択される1つ又は複数の置換基によって場合により置換されており、
R
17は、C
3〜6シクロアルキル、C
3〜6シクロアルキル-C
1〜4アルキル、4〜7員のヘテロシクリル、4〜7員のヘテロシクリル-C
1〜4アルキル、フェニル、フェニル-C
1〜4アルキル、5〜10員のヘテロアリール及び5〜10員のヘテロアリール-C
1〜4アルキルから独立して選択され、
R
17は、ハロ、C
1〜4アルキル、C
1〜4ハロアルキル、-OR
A6、-NR
A6R
B6、-S(O)
xR
A6(xは、0、1又は2である)、-C(O)R
A6、-OC(O)R
A6、-C(O)OR
A6、-NR
A6C(O)R
B6、-C(O)NR
A6R
B6、-NR
A6SO
2R
B6、-SO
2NR
A6R
B6、=O及びCNから独立して選択される1つ又は複数の置換基によって場合により置換されており、
Xは、-(CR
AR
B)
p-であり、
R
2及びR
3は、H、-C(=NR
A9)N(R
A9)
2、-C(=NR
A9)R
A7、-C(=NCN)N(R
A9)
2、C
1〜6アルキル、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキニル、C
1〜6ハロアルキル、-OR
A10、C
3〜8シクロアルキル、C
3〜8シクロアルキル-C
1〜6アルキル-、4〜7員のヘテロシクリル、4〜7員のヘテロシクリル-C
1〜6アルキル-、C
6〜10アリール-C
1〜6アルキル-、5〜10員のヘテロアリール-C
1〜6アルキル-、-NR
11R
12により置換されているC
2〜6アルキル及びOR
13により置換されているC
2〜6アルキルからそれぞれ独立して選択され、R
11、R
12及びR
13は、H、C
1〜4アルキル及びC
1〜4ハロアルキルから独立して選択されるか、又はR
11及びR
12は、それらが結合している窒素と一緒になって4〜6員のヘテロシクリルを形成し、
R
A7及び各R
A9は、H、C
1〜6アルキル、C
1〜6ハロアルキル及びC
3〜6シクロアルキルから独立して選択されるか、又は置換基内のいずれかの-N(R
A9)
2は、4〜6員のヘテロシクリルを形成していてもよく、
R
2及びR
3は、ハロ、C
1〜4アルキル、C
1〜4ハロアルキル、C
3〜6シクロアルキル、-OR
A2、-NR
A2R
B2、-S(O)
xR
A2(xは、0、1又は2である)、-C(O)R
A2、-OC(O)R
A2、-C(O)OR
A2、-NR
A2C(O)R
B2、-C(O)NR
A2R
B2、-NR
A2SO
2R
B2、-SO
2NR
A2R
B2、=O及びCNから独立して選択される1つ又は複数の置換基によって、独立して場合により更に置換されているか、
又は
R
2及びR
3は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4〜7員のヘテロシクリル又はイミダゾリルを形成し、R
2及びR
3によって形成される前記4〜7員のヘテロシクリル又はイミダゾリルは、ハロ、C
1〜4アルキル、C
1〜4ハロアルキル、C
3〜6シクロアルキル、-OR
A3、-NR
A3R
B3、-S(O)
xR
A3(xは、0、1又は2である)、-C(O)R
A3、-C(O)OR
A3、=O、-CN、-NR
A3R
B3により置換されているC
1〜6アルキル及びOR
A3により置換されているC
1〜6アルキルから選択される、1つ又は複数の置換基により場合により更に置換されているか、
又は
R
2N(R
3)X-基、及びXに隣接するフェニル環炭素原子は、一緒になって、以下の式の基:
【1650】
【化520】
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【1651】
(式中、
【1652】
【化521】
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【1653】
は、式(I)中のC(R
5R
6)基への結合点を示し、
aは、0、1又は2の整数であり、
n1は、整数0、1、2又は3であり、R
4は、存在する場合、フェニル環上に位置しており、環Aは、ハロ、C
1〜4アルキル、C
1〜4ハロアルキル、-OR
A3、-NR
A3R
B3及び=Oから選択される1つ又は複数の置換基により場合により置換される)
を形成し、
R
4は、ハロ、C
1〜4アルキル、C
1〜4ハロアルキル、-OR
A4、-NR
A4R
B4、-S(O)
xR
A4(xは、0、1又は2である)及びCNから独立して選択され、
R
5、R
6、R
8及びR
9は、H、C
1〜6アルキル及びC
1〜6ハロアルキルから独立して選択され、C
1〜6アルキルは、-OR
A5、-NR
A5R
B5、-S(O)
xR
A5(xは、0、1又は2である)により場合により置換されているか、又は
R
5及びR
6は、それらが結合している炭素と一緒になって、C
3〜6シクロアルキル又は4〜7員のヘテロシクリルを形成するか、又は
R
8及びR
9は、それらが結合している炭素と一緒になって、C
3〜6シクロアルキル又は4〜7員のヘテロシクリルを形成し、
R
7は、H、ハロ、C
1〜6アルキル及びC
1〜6ハロアルキルから選択され、
R
A及びR
Bは、H、ハロ、C
1〜6アルキル及びC
1〜6ハロアルキルからそれぞれ独立して選択されるか、又は
R
A及びR
Bは、それらが結合している炭素と一緒になって、C
3〜6シクロアルキル又は4〜7員のヘテロシクリルを形成するか、又は
X中の同一炭素原子に結合しているR
A及びR
Bは、=NR
A8又は=NOR
A8を形成し、
R
10は、H、C
1〜6アルキル及びC
1〜6ハロアルキルから選択され、
R
A1、R
B1、R
A2、R
B2、R
A3、R
B3、R
A4、R
B4、R
A5、R
B5、R
A6、R
B6、R
A8及びR
A10は、H、C
1〜4アルキル及びC
1〜4ハロアルキルからそれぞれ独立して選択されるか、又は置換基内のいずれかの-NR
A1R
B1、-NR
A2R
B2又はNR
A3R
B3は、4〜6員のヘテロシクリルを形成していてもよく、
nは、0、1、2、3又は4から選択される整数であり、
pは、0、1、2又は3から選択される整数である)。
【1654】
P2. L
1が結合又はO-である、P1の化合物。
【1655】
P3. R
8及びR
9が、H及びC
1〜3アルキルから独立して選択される、P1又はP2の化合物。
【1656】
P4. R
5及びR
6が、H及びC
1〜3アルキルから独立して選択されるか、
又はR
5及びR
6が、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロプロピル、シクロブチル又はオキセタニルを形成する、
条項P1〜P3の任意の化合物。
【1657】
P5. R
4が、ハロ、C
1〜4アルキル、C
1〜4ハロアルキル、-OR
A4及びNR
A4R
B4から独立して選択され、nが、1又は2である、条項P1〜P4のいずれかの化合物。
【1658】
P6. R
4が、ハロ(例えば、フルオロ)から独立して選択され、nが、1又は2である、条項P1〜P4のいずれかの化合物。
【1659】
P7. R
7が水素である、条項P1〜P6のいずれかの化合物。
【1660】
P8. R
7が、ハロ、C
1〜4アルキル及びC
1〜4ハロアルキルから選択される(例えば、R
7は、C
1〜4アルキルである)、条項P1〜P6のいずれかの化合物。
【1661】
P9. pが0である、条項P1〜P8のいずれかの化合物。
【1662】
P10. pが1又は2である(例えば、pは1である)、条項P1〜P8のいずれかの化合物。
【1663】
P11. pが、1又は2であり、Xが、-CH
2-、-CH
2CH
2-、-CHR
A-、
*-CH
2CHR
A-、
*-CHR
ACH
2-、-CR
AR
B-、
*-CH
2CR
AR
B-、
*-CR
AR
BCH
2-、-C(=NR
A8)-、-C(=NOR
A8)-、
*-C(=NR
A8)CH
2-、
*-C(=NOR
A8)CH
2-
【1664】
【化522】
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【1665】
から選択され、R
A及びR
Bが、それぞれ独立してC
1〜3アルキルであり、
R
A8が、H又はC
1〜4アルキルであり、
*が、NR
2R
3への結合点を示す、
条項P1〜P8のいずれかの化合物。
【1666】
P12. pが1であり、Xが-CH
2-又はCH(CH
3)-である、条項P1〜P8のいずれかの化合物。
【1667】
P13.R
2及びR
3が、H、C
1〜6アルキル、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキニル、C
1〜6ハロアルキル、C
3〜6シクロアルキル、C
3〜6シクロアルキル-C
1〜3アルキル-、4〜6員のヘテロシクリル、4〜6員のヘテロシクリル-C
1〜3アルキル-、フェニル-C
1〜3アルキル-、5員又は6員のヘテロアリール-C
1〜3アルキル-、-NR
11R
12により置換されているC
2〜6アルキル及びOR
13により置換されているC
2〜6アルキルからそれぞれ独立して選択され、R
11、R
12及びR
13が、H、C
1〜4アルキル及びC
1〜4ハロアルキルから独立して選択されるか、又はR
11及びR
12は、それらが結合している窒素と一緒になって4〜6員のヘテロシクリルを形成し、
R
2及びR
3が、ハロ、C
1〜4アルキル、C
1〜4ハロアルキル、C
3〜6シクロアルキル、-OR
A2、-NR
A2R
B2、-S(O)
xR
A2(xは、0、1又は2である)、-C(O)R
A2、-OC(O)R
A2、-C(O)OR
A2、-NR
A2C(O)R
B2、-C(O)NR
A2R
B2、-NR
A2SO
2R
B2、-SO
2NR
A2R
B2、=O及びCNから独立して選択される1つ又は複数の置換基によって、独立して場合により更に置換されているか、又は
R
2及びR
3が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、1個の環窒素原子及び場合により1個の更なる環窒素原子を含有する4〜7員の飽和ヘテロシクリルを形成し、前記ヘテロシクリルは、ハロ、C
1〜4アルキル、C
1〜4ハロアルキル、C
3〜6シクロアルキル、-OR
A3、-NR
A3R
B3、-S(O)
xR
A3(xは、0、1又は2である)、=O、-CN、-NR
A3R
B3により置換されているC
2〜6アルキル及びOR
A3により置換されているC
2〜6アルキルから選択される1つ又は複数の置換基により場合により置換されている、
条項P1〜P12のいずれかの化合物。
【1668】
P14. R
2及びR
3が、H、C
1〜4アルキル、C
1〜4フルオロアルキル、C
3〜6シクロアルキル、C
3〜6シクロアルキル-C
1〜3アルキル-、-NR
11R
12により置換されているC
2〜3アルキル及びOR
13により置換されているC
2〜3アルキルからそれぞれ独立して選択され、R
11、R
12及びR
13が、H、C
1〜4アルキル及びC
1〜4ハロアルキルから独立して選択されるか、
又はR
2及びR
3が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ホモピペリジニル及びホモピペラジニルから選択されるヘテロシクリルを形成し、R
2及びR
3によって形成されるヘテロシクリルが、ハロ、=O、C
1〜4アルキル、C
1〜4ハロアルキル及びNR
A2R
B2から独立して選択される1つ又は複数(例えば、1つ、2つ又は3つ)の置換基により場合により置換されている、
条項P1〜P12のいずれかの化合物。
【1669】
P15. R
2及びR
3が、H、C
1〜3アルキル、C
1〜3フルオロアルキル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロプロピル-C
1〜2アルキル-、シクロブチル-C
1〜2アルキル-、2-ヒドロキシエチル、2-メトキシエチル、2-アミノエチル、2-(メチルアミノ)エチル、2-(ジメチルアミノ)エチル、3-アミノプロピル、3-(メチルアミノ)プロピル及び3-(ジメチルアミノ)プロピルからそれぞれ独立して選択され、
R
2及びR
3が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル及びピペラジニルから選択されるヘテロシクリルを形成し、R
2及びR
3によって形成されるヘテロシクリルが、フルオロ及びC
1〜4アルキルから独立して選択される1つ又は複数(例えば、1つ、2つ又は3つ)の置換基により場合により置換されている、
条項P1〜P12のいずれかの化合物。
【1670】
P16. R
2が、H又はC
1〜4アルキルであり、R
3が、H、-C(=NH)NH
2、-C(=NR
A9)NH
2、-C(=NH)NHR
A9、-C(=NH)N(R
A9)
2、-C(=NR
A9)NHR
A9、-C(=NR
A9)N(R
A9)
2、-C(=NH)R
A7、-C(=NR
A9)R
A7、-C(=NCN)NH
2、-C(=NCN)NHR
A9、-C(=NCN)N(R
A9)
2、C
1〜4アルキル、C
2〜4アルケニル、C
2〜4アルキニル、C
1〜4ハロアルキル、-OR
A10、C
3〜6シクロアルキル、C
3〜6シクロアルキル-C
1〜3アルキル-、4〜7員のヘテロシクリル、4〜7員のヘテロシクリル-C
1〜3アルキル-、フェニル-C
1〜3アルキル-、5員又は6員のヘテロアリール-C
1〜3アルキル-、-NR
11R
12により置換されているC
2〜4アルキル及びOR
13により置換されているC
2〜4アルキルから選択され、R
11、R
12及びR
13が、H、C
1〜4アルキル及びC
1〜4ハロアルキルから独立して選択されるか、又はR
11及びR
12は、それらが結合している窒素と一緒になって、4〜6員のヘテロシクリルを形成し、
R
A9及びR
A7がそれぞれ、独立して、C
1〜4アルキルであり、
R
3が、ハロ、C
1〜4アルキル、C
1〜4ハロアルキル、C
3〜6シクロアルキル、-OR
A2、-NR
A2R
B2、-S(O)
xR
A2(xは、0、1又は2である)、-C(O)R
A2、-OC(O)R
A2、-C(O)OR
A2、-NR
A2C(O)R
B2、-C(O)NR
A2R
B2、-NR
A2SO
2R
B2、-SO
2NR
A2R
B2、=O及びCNから独立して選択される1つ又は複数(例えば、1つ、2つ又は3つ)の置換基により場合により更に置換されている、
条項P1〜P12のいずれかの化合物。
【1671】
P17. R
2が、H又はC
1〜4アルキルであり、
R
3が、-C(=NH)NH
2、-C(=NR
A9)NH
2、-C(=NH)NHR
A9、-C(=NH)N(R
A9)
2、-C(=NR
A9)NHR
A9、-C(=NR
A9)N(R
A9)
2、-C(=NH)R
A7、-C(=NR
A9)R
A7、-C(=NCN)NH
2、-C(=NCN)NHR
A9、-C(=NCN)N(R
A9)
2から選択され、R
A7及び各R
A9が、C
1〜4アルキルから独立して選択される、
条項P1〜P12のいずれかの化合物。
【1672】
P18. R
2が、Hであり、R
3が、メチル、エチル、イソプロピル、2-フルオロエチル、2-メトキシエチル、2-ヒドロキシエチル、シクロプロピル及びシクロブチルから選択されるか、又は
R
2及びR
3が、どちらもメチルであるか、又は
R
2及びR
3が、それらが結合している窒素と一緒になって、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル及びピペラジニルから選択されるヘテロシクリルを形成し、ヘテロシクリルが、1つ又は2つのフルオロ置換基により場合により置換されている、
条項P1〜P12のいずれかの化合物。
【1673】
P19. 以下の基:
【1674】
【化523】
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【1675】
は、以下の式の基:
【1676】
【化524】
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【1677】
を形成し、
式中、
n1は、0、1又は2の整数であり、R
4は、存在する場合、フェニル環上に位置しており、
環Aは、ハロ、C
1〜4アルキル、C
1〜4ハロアルキル及び=Oから選択される、1つ又は複数(例えば、1つ、2つ又は3つ)の置換基により場合により置換されている、
条項P1〜P12のいずれかの化合物。
【1678】
P20. R
1が、C
1〜6アルキル、C
1〜6ハロアルキル、C
3〜6シクロアルキル、4〜7員のヘテロシクリル、フェニル及び5〜10員のヘテロアリールから選択され、
R
1が、ハロ、C
1〜4アルキル、C
1〜4ハロアルキル、C
3〜6シクロアルキル、-OR
A1、-NR
A1R
B1、-S(O)
xR
A1(xは、0、1又は2である)、=O及びCNから選択される1つ又は複数の置換基により場合により置換されている、
条項P1〜P19のいずれかの化合物。
【1679】
P21. R
1が、以下の式の基:
【1680】
【化525】
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【1681】
であり、
式中、
R
14、R
15及びR
16は、ハロ、-OR
A1、-NR
A1R
B1、C
1〜4アルキル、C
2〜4アルケニル、C
2〜4アルキニル、C
1〜4ハロアルキル、C
3〜6シクロアルキル、4〜7員のヘテロシクリル、4〜7員のヘテロシクリル-C
1〜2アルキル、フェニル、フェニル-C
1〜2アルキル、5員又は6員のヘテロアリール及び5員又は6員のヘテロアリール-C
1〜2アルキルからそれぞれ独立して選択されるか、
又はR
14及びR
15は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C
3〜6シクロアルキル又は4〜7員のヘテロシクリルを形成し、
R
14、R
15及びR
16のいずれかによって表されるC
1〜4アルキル、C
2〜4アルケニル、C
2〜4アルキニル、C
1〜4ハロアルキル、C
3〜6シクロアルキル、4〜7員のヘテロシクリル、4〜7員のヘテロシクリル-C
1〜2アルキル、フェニル、フェニル-C
1〜2アルキル、5員若しくは6員のヘテロアリール、又は5員若しくは6員のヘテロアリール-C
1〜2アルキル基、或いはR
14及びR
15によって形成されるC
3〜6シクロアルキル又は4〜7員のヘテロシクリルは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、ハロ、C
1〜4アルキル、C
1〜4ハロアルキル、C
3〜6シクロアルキル、-OR
A1、-NR
A1R
B1、-S(O)
xR
A1(xは、0、1又は2である)、=O及びCNから選択される1つ又は複数の置換基により、それぞれ場合により置換されている、
条項P1〜P19のいずれかの化合物。
【1682】
P22. R
1が、メチル、エチル、イソプロピル、tert-ブチル、ヒドロキシメチル、2-ヒドロキシエチル、メトキシメチル、2-メトキシエチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル(tetrahydrofurnayl)、テトラヒドロピラニル、フェニル、チアゾリル、ピリジル
【1683】
【化526】
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【1684】
から選択される、条項P1〜P19のいずれかの化合物。
【1685】
P23. R
1がtert-ブチルである、条項P1〜P19のいずれかの化合物。
【1686】
P24. 式(I)の化合物中の以下の式の基:
【1687】
【化527】
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【1688】
が、式:
【1689】
【化528】
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【1690】
である、条項P1〜P23のいずれかの化合物。
【1691】
P25. 説明においてTable 1(化80)から選択されるP1による化合物、又は薬学的に許容される塩。
【1692】
P26. 条項P1〜P25のいずれかの化合物、又は薬学的に許容されるその塩及び薬学的に許容される添加剤を含む医薬組成物。
【1693】
P27. 医薬としての使用するための、条項P1〜P25のいずれかの化合物又は薬学的に許容されるそれらの塩。
【1694】
P28. アドレノメデュリン受容体サブタイプ2受容体(AM
2)によって媒介される疾患又は医療的状態の処置に使用するための、条項P1〜P25のいずれかの化合物又は薬学的に許容されるそれらの塩。
【1695】
P29. 増殖性疾患、特にがんの処置に使用するための、条項P1〜P25のいずれかの化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【1696】
P30. 膵臓がん、結腸直腸がん、乳がん、肺がん及び骨がんから選択されるがんの処置に使用するためのP29の使用のための化合物。
【1697】
P31. AM、AM
2、CLR及び/又はRAMP3の発現が対照と比べて上昇している対象に投与される、P29又はP30の使用のための化合物であって、例えば、対象の血清試料中のAM又はAM
2の発現レベルが上昇している、化合物。
【1698】
P32. それを必要とする対象における、AM
2によって媒介される疾患又は医療的状態を処置する方法であって、対象に有効量の条項P1〜P25のいずれかの化合物又は薬学的に許容されるその塩を投与する工程を含む方法。
【1699】
P33. 1つ又は複数の追加の抗がん剤及び/又は放射線治療と組み合わせて投与される、条項29〜31のいずれかの使用のため、又はP32の方法のための化合物。
【1700】
P34. 式(VII)の化合物、又はその塩:
【1701】
【化529】
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【1702】
(式中、R
1、R
A、R
4、R
5、R
6、R
7、R
8、R
9、L
1及びnは、P1に定義されている通りである)。
【1703】
P35. 式(VIII)の化合物、又はその塩:
【1704】
【化530】
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【1705】
(式中、R
1、R
3、R
4、R
5、R
6、R
7、R
8、R
9、L
1及びnは、P1に定義されている通りである)。
【1706】
P36. 式(IX)の化合物、又はその塩:
【1707】
【化531】
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【1708】
(式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5、R
6、R
8、R
9、L
1及びnは、P1に定義されている通りである)。
【1709】
P37. 式(XI)の化合物、又はその塩:
【1710】
【化532】
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【1711】
(式中、R
2、R
3、R
4、R
5、R
6、R
7、R
8、R
9、X及びnは、P1に定義されている通りである)。