特表2020-523111(P2020-523111A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ コンメッド コーポレーションの特許一覧

特表2020-523111旋回頭部を有する整形外科用ドリルビット
<>
  • 特表2020523111-旋回頭部を有する整形外科用ドリルビット 図000003
  • 特表2020523111-旋回頭部を有する整形外科用ドリルビット 図000004
  • 特表2020523111-旋回頭部を有する整形外科用ドリルビット 図000005
  • 特表2020523111-旋回頭部を有する整形外科用ドリルビット 図000006
  • 特表2020523111-旋回頭部を有する整形外科用ドリルビット 図000007
  • 特表2020523111-旋回頭部を有する整形外科用ドリルビット 図000008
  • 特表2020523111-旋回頭部を有する整形外科用ドリルビット 図000009
  • 特表2020523111-旋回頭部を有する整形外科用ドリルビット 図000010
  • 特表2020523111-旋回頭部を有する整形外科用ドリルビット 図000011
  • 特表2020523111-旋回頭部を有する整形外科用ドリルビット 図000012
  • 特表2020523111-旋回頭部を有する整形外科用ドリルビット 図000013
  • 特表2020523111-旋回頭部を有する整形外科用ドリルビット 図000014
  • 特表2020523111-旋回頭部を有する整形外科用ドリルビット 図000015
  • 特表2020523111-旋回頭部を有する整形外科用ドリルビット 図000016
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2020-523111(P2020-523111A)
(43)【公表日】2020年8月6日
(54)【発明の名称】旋回頭部を有する整形外科用ドリルビット
(51)【国際特許分類】
   A61B 17/16 20060101AFI20200710BHJP
   A61B 17/56 20060101ALI20200710BHJP
【FI】
   A61B17/16
   A61B17/56
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2019-568158(P2019-568158)
(86)(22)【出願日】2018年6月12日
(85)【翻訳文提出日】2020年2月7日
(86)【国際出願番号】US2018036990
(87)【国際公開番号】WO2018231746
(87)【国際公開日】20181220
(31)【優先権主張番号】62/518,261
(32)【優先日】2017年6月12日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】500103074
【氏名又は名称】コンメッド コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110000796
【氏名又は名称】特許業務法人三枝国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】カム アンドリュー
(72)【発明者】
【氏名】ミューサー アンドリュー ピー.
【テーマコード(参考)】
4C160
【Fターム(参考)】
4C160LL07
(57)【要約】
骨を通して挿入したときの第一の穴、およびドリルが骨から部分的に引き抜かれ、アンカーを受け入れるための逆座ぐりを形成する第二の、大きな穴を有する第一の骨トンネルを形成するように構成可能な整形外科用ドリルビット。ドリルビットは、狭い穴構成からより幅広い穴構成へと移動可能な枢動切削チップを備えたシャフトを有する。ドリルビットは、切削チップと係合するように付勢されるシャフトを囲む本体を有する。本体の回転により、ユーザは、切削チップを、パイロット穴を穿孔するように使用される狭い穴構成からアンカーを受け入れるために逆座ぐりを穿孔するために使用されるより幅広い穴構成に移動させることができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
整形外科用ドリルビットであって、
軸に沿って延在するシャフトと、
前記シャフトに枢動可能に取り付けられ、切削チップが前記軸に沿って整列される第一の位置と、前記切削チップが前記軸と直角をなす第二の位置との間で移動可能である、切削チップと、を含む、整形外科用ドリルビット。
【請求項2】
前記第一の位置の前記切削チップが、第一の直径を有する第一の穴を画定し、前記第二の位置の前記切削チップが、前記第一の直径より大きい第二の直径を有する第二の穴を画定する、請求項1に記載のドリルビット。
【請求項3】
前記シャフトを囲む本体をさらに含む、請求項2に記載のドリルビット。
【請求項4】
前記本体が、前記軸に沿って移動可能であり、前記軸の周りを回転可能である、請求項3に記載のドリルビット。
【請求項5】
前記本体が、前記軸に対して第一の角度で延在するカム表面を含む、請求項4に記載のドリルビット。
【請求項6】
前記切削チップが、前記第一の角度を補完する前記軸に対して第二の角度で延在する軸受表面を含む、請求項5に記載のドリルビット。
【請求項7】
前記カム表面が前記軸受表面と係合することができるように、前記本体が付勢される、請求項6に記載のドリルビット。
【請求項8】
前記本体が、前記切削チップを前記第一の位置に移動させる第一の配向と、前記切削チップを前記第二の位置に移動させる第二の配向との間で回転可能である、請求項7に記載のドリルビット。
【請求項9】
前記切削チップが、前記第一の穴および前記第二の穴を形成するように構成される、請求項8に記載のドリルビット。
【請求項10】
骨トンネルを形成する方法であって、
軸に沿って延在するシャフトと、前記シャフトに枢動可能に取り付けられ、切削チップが前記軸に沿って整列する第一の位置と、前記チップが前記軸に垂直な第二の位置との間で移動可能な切削チップと、を有するドリルビットを提供するステップと、
前記第一の位置で前記切削チップを用いて前記ドリルビットを前進させ、骨を通して第一の直径を有する第一の穴を形成するステップと、
前記切削チップが前記骨を通過した後に、前記切削チップを前記第二の位置に移動させるステップと、
前記骨の前記第一の穴を通して前記ドリルビットを部分的に引き抜き、第一の直径よりも大きな第二の直径を有する第二の穴を形成するステップと、を含む、方法。
【請求項11】
前記シャフトを囲む本体をさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記本体が、前記軸に沿って移動可能であり、前記軸の周りを回転可能である、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記切削チップを第二の位置に移動させるステップが、前記本体を前記切削チップから軸方向に離し、前記本体を180度回転させ、前記本体を軸方向に動かして前記切削チップと接触させることを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記本体が、前記軸に対して第一の角度で延在するカム表面を含み、前記切削チップが、前記第一の角度を補完する前記軸に対して第二の角度で延在する軸受表面を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記本体を軸方向に動かして前記切削チップと接触させることにより、前記切削チップが前記第一の位置から前記第二の位置に旋回するように、前記カム表面が前記軸受表面と係合する、請求項14に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2017年6月12日に出願された米国仮特許出願第62/518,261号の優先権を主張する。
【0002】
本発明は、整形外科用ドリルに関し、より具体的には、骨に、逆座ぐりを生成することができる整形外科用ドリルビットに関する。
【背景技術】
【0003】
関連技術の説明
従来的な整形外科用再構成術としては、多くの場合、移植片用のアンカーを取り付けるための骨を通したトンネルの穿孔を含む。例えば、膝の靱帯再建手術は、靱帯移植片のアンカーとして機能する骨への穿孔によって形成される骨ソケットを必要とする。従来の穿孔手順は、アンカーを受けるための適切な直径のトンネルが、アンカー骨を介して完全に穿孔されるとき、より多くの骨を除去する傾向がある。骨の不必要な除去により、患者にとってより多くの痛みが生じることがあり、また治癒期間が長くなることがある。従って、最小限の骨除去を有する許容可能な骨ソケットを生成できるアプローチのための当技術分野におけるニーズがある。
【発明の概要】
【0004】
本発明は、アンカーを受け入れるための逆座ぐりを作成し、整形外科手術中に移植片を固定するために必要な材料の量を減らすために、それが骨を通して挿入されるときの第一の直径を有する第一の穴、および次に、ドリルが骨から部分的に引き抜かれるときの、第一の直径よりも大きい第二の直径を有する第二の穴を有する第一の骨トンネルを形成するように構成可能な整形外科用ドリルビットである。ドリルビットは、軸に沿って延びるシャフトと、シャフトに枢動可能に取り付けられ、先端が軸に沿って整列する第一の位置と先端が軸に垂直な第二の位置との間で移動可能な切削チップを含む。第一の位置での切削チップは、第一の直径を有する第一の穴を画定し、第二の位置での切削チップは、第一の直径よりも大きな第二の直径を有する第二の穴を画定する。ドリルビットは、シャフトを囲む本体をさらに含む。本体は、軸に沿って移動可能であり、軸の周りを回転可能であり、軸に対して第一の角度で延びるカム表面を含む。切削チップは、第一の角度を補完する軸に対して第二の角度で延在する軸受表面を含む。本体は、カム表面が軸受表面と係合することができるように付勢される。本体は、切削チップを第一の位置に移動させる第一の配向と、切削チップを第二の位置に移動させる第二の配向との間に回転可能である。切削チップは、第一の穴および第二の穴を形成する切削表面を有するように構成される。
【0005】
本発明は、軸に沿って延びるシャフトと、シャフトに枢動可能に取り付けられ、先端が軸に沿って整列する第一の位置と先端が第一の穴を形成するために軸に垂直である第二の位置との間で移動可能な切削チップとを有するドリルビットを使用して骨トンネルを形成する方法も含む。ドリルビットは、切削チップが第一の位置にある状態で骨を通して進められる。次に、ドリルビットの切削チップが第二の位置に移動される。次に、ドリルビットは第一の穴を通して部分的に引き抜かれ、第二の直径を有する第二の穴を形成する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明は、添付図面と併せて以下の詳細な説明を読むことにより、より完全に理解され、認識される。
【0007】
図1図1は、本発明によるドリルビットの概略図である。
図2図2は、本発明によるドリルビットの断面である。
図3図3は、第一の位置にある本発明による切削チップの概略図である。
図4図4は、第一の位置と第二の位置との間の切削チップの旋回を示す、本発明によるドリルビットの一連の概略図である。
図5図5は、本発明による第一の直径を有する骨トンネルを形成したドリルビットの概略図である。
図6図6は、本発明による第二の直径を有する逆座ぐり骨トンネルを形成したドリルビットの概略図である。
図7図7は、本発明によるドリルビットのハンドルの一実施形態の断面である。
図8図8は、本発明によるドリルビットを制御するためのピンおよびトラックの概略図である。
図9図9は、本発明によるドリルビットを使用した膝の靱帯修復の概略図である。
図10図10は、本発明によるドリルビットのハンドルの別の実施形態の断面である。
図11図11は、本発明による図10のハンドル実施形態の動作の概略図である。
図12図12は、本発明によるドリルビットのハンドルのさらなる実施形態の分解図である。
図13図13は、本発明による図12のハンドル実施形態の動作の概略図である。
図14図14は、本発明による図12のハンドルの実施形態の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図を参照して、図中、同様の数字は同様の部分を指し、骨の最小限の除去で外科手術中に移植片を固定するための骨トンネルを形成することができる本発明によるドリルビット10が図1に示されている。ドリルビット10は、当技術分野で知られているドリル(図示せず)を有するドリルビット10を嵌合するためのシャンク12を含む。例えば、シャンク12は、ドリルビット10を任意のさまざまな従来型ドリルまたは任意の将来の設計に連結することを可能にし得る。ドリルビット10は、軸X−Xに沿ってシャンク12から長手方向に延在する管状の本体14をさらに含む。図2を参照すると、内側シャフト16は本体14内に位置付けられ、シャンク12からデュアル位置切断端部22へ延在する。本体14は、内側シャフト16に対して軸X−Xに対して回転可能で少なくとも180度を通して回転可能であり、軸X−Xに沿って長手方向に移動可能である。本体14は、内側シャフト16の切断端部22の方へ付勢される。本体14は、軸X−Xに対して45度で延びるカム表面20を有するカム端部18で終わる。ハンドル24は本体14に固定され、ユーザが本体14をより簡単に回転させ、本体14を内側シャフト16に対し、軸X−Xに沿って長手方向に動かすことができる。
【0009】
図2および図3を参照すると、切削頭部30は、旋回ピン32を介して内側シャフト16の端部に枢動可能に取り付けられる。切削頭部30は、軸X−Xに対して45度の角度を有する軸受表面34を含み、こうしてカム表面20が本体14の付勢下でカム端部18に隣接するように、本体14のカム表面20に対応する。図4を参照すると、付勢に対する本体14の引き抜き、それに続く内側シャフト16に対する本体14の180度の回転、およびその後の本体14の解放により、カム端部18のカム表面20が切削頭部30の軸受表面34に付勢を印加する。カム表面20と軸受表面34の対応する角度により、本体14は、カム端部18の回転したカム表面20が切削頭部30の軸受表面34と完全に整列し、当接するまで、切削頭部30を旋回ピン32の周りで旋回させる。結果として、切削頭部30が、切削頭部30が軸X−Xに沿って長手方向に面する第一の位置と、切削頭部30が、軸X−Xから90度旋回し、半径方向外側に面する第二の位置との間で移動可能である。
【0010】
図2および図3に見られるよう、切削頭部30は、切削頭部が第一の位置と第二の位置の両方にあるとき切削チップ36が骨の穴あけを実行できるように、第一の切削表面38および第二の切削表面40を有する切削チップ36を含む。より具体的には、切削チップ36は、切削頭部30とともに、ドリルビット10が軸X−Xに沿って遠位に移動するとき、第一の切削表面38を使用する切削チップ36が、第一の直径d1を有する第一の穴を形成する第一の位置と、ドリルビット10が軸X−Xに沿って近位に移動するとき、第二の切削表面を使用する切削チップ36が、第一の直径d1より大きい第二の直径d2を有する第二の穴を形成する第二の位置との間で旋回する。ドリルビット10は、骨内に前進するとより小さい直径の穴を形成し、ドリルビット10が第一の穴を通して、部分的に引き抜かれている場合骨の反対側においてより大きい直径の第二の穴(逆座ぐりと呼ばれる)を形成するように構成され得る。切削チップ36は、任意の所望の直径を有する第一および第二の穴を提供するような寸法にされ得るが、第一の穴の直径は、本体14が、第一の穴に対する逆座ぐり52の同心性を維持するために歳差運動なしに第一の穴内で長手方向にスライドすることができるように、好ましくは、本体14の直径に密接に対応する。
【0011】
図5および図6を参照すると、ドリルビット10は、第一の位置における切削チップ36と順方向の角度で骨50を通して進み、軸X−Xに沿って穿孔を実行し、第一の直径を有する第一の穴を形成することができる。切断端部22が骨の反対側から一つが現れ、本体14を回転させて、切削チップ36を、切削チップ36が、旋回ピン32の周りを旋回する第二の位置に旋回させることができ、第一の穴の第一の直径よりも大きい第二の直径を有する第二の穴を形成することができる。ドリルビット10のその後の動作および引き戻しにより、切削チップ36が第二の直径を有する逆方向の逆座ぐりを引き起こす。次にドリルビット10は、内側シャフト16に対して本体14を引き抜き、次に、本体14の解放により、切削チップ36が第一の位置に戻ることができるように、本体14を回転させることによって、第一の位置に戻ることができる。次に、ドリルビット10を骨50から取り外すことができる。
【0012】
図7を参照すると、ドリルビット10のハンドル24は、本体14に付勢を提供する圧縮ばね62に連結されたノブ60を含み得る。ノブ60は、ばね62が本体14との隣接に圧縮されるように、ねじ山64および66の相補的セットによってなどの内側シャフト16に対して固定される。ノブ60内の空洞68は、ばね62の付勢に対する内側シャフト16に対する本体14の軸方向移動を可能にする。
【0013】
図8を参照すると、本体14は、内側シャフト16から半径方向外側に延在するピン70を介して内側シャフト16とインターロックされ得る。トラック72は本体14に形成され、切削チップ36が圧縮ばね62の付勢に対して第一の位置と第二の位置との間を移動する時に、本体14および内側シャフト16の相対的移動を正確に制御するためのピン70を受け入れる。
【0014】
図9を参照すると、ドリルビット10は、十字靱帯再建手術に使用され得る。ドリルビット10は、第一の位置にある切削チップ36を用いて骨80に進むことができ、従来的な手術よりも直径が小さいパイロット穴82を形成することができる。パイロット穴82が形成された後、切削チップ36が第二の位置に変化する。ドリルビット10は、リドルによって駆動され、パイロット穴82を通して部分的に引き抜かれ、靱帯移植片を受け入れて固定するために適切に寸法設定された第二の大きな直径の穴84を形成することができる。このように、穴84の逆座ぐりのみが移植片を受け入れるサイズであるため、手術中に骨80から除去される骨材料が少ない。
【0015】
図10を参照すると、ハンドル24は、イークリップ92によって内側シャフト16に連結されたボタン90を含み得る。ボタン90は、波ばね96の付勢下で回転および軸方向移動に対して内側シャフト16に対して本体14をロックする突起部94を含む。図11に示すように、ばね96の付勢に抗してボタン90を手動で押すと、上述のように、内側シャフト16に対する本体14の軸方向および回転運動により、切削チップ36を第一および第二の位置の間で移動させることができるように、シャフト16に対して本体14が解放される。
【0016】
図12図14を参照すると、ハンドル24は、本体14に結合され、ロックハウジング104を囲む上部ハウジング100および底部ハウジング102を有するハウジングアセンブリを含み得る。図14に示されるように、ロックハウジング104は、本体14および内側シャフト16を軸方向および回転方向の相対的動きに対しインターロックするために、本体14および内側シャフト16と係合するようロックピン108を駆動するために、波ばね106によって付勢される。フロントキャップ110は、本体14に沿って軸方向に移動可能であり、ばね106の付勢に対してロックハウジング104を駆動し、それによって、ロックピン108を本体14および内側シャフト16からロック解除し、軸方向および回転の相対的移動を可能にする。図13に示すように、ハウジングアセンブリは次に、軸方向に移動し、回転し、本体14を移動させて、上述のように、第一の位置と第二の位置との間で切削チップ36を移動させ得る。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
【国際調査報告】