特表2020-523627(P2020-523627A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2020-523627(P2020-523627A)
(43)【公表日】2020年8月6日
(54)【発明の名称】屈曲式カメラレンズ設計
(51)【国際特許分類】
   G02B 13/00 20060101AFI20200710BHJP
   G02B 13/18 20060101ALI20200710BHJP
   G03B 19/07 20060101ALI20200710BHJP
   G03B 17/17 20060101ALI20200710BHJP
   H04N 5/225 20060101ALI20200710BHJP
【FI】
   G02B13/00
   G02B13/18
   G03B19/07
   G03B17/17
   H04N5/225 400
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】35
(21)【出願番号】特願2019-566286(P2019-566286)
(86)(22)【出願日】2019年5月4日
(85)【翻訳文提出日】2019年11月29日
(86)【国際出願番号】IB2019053662
(87)【国際公開番号】WO2019220255
(87)【国際公開日】20191121
(31)【優先権主張番号】62/671,086
(32)【優先日】2018年5月14日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】62/755,726
(32)【優先日】2018年11月5日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】515347201
【氏名又は名称】コアフォトニクス リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】特許業務法人HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】ラドニック,ロイ
(72)【発明者】
【氏名】ドロアー,マイケル
(72)【発明者】
【氏名】ゴールデンバーグ,エプライム
(72)【発明者】
【氏名】シャブタイ,ガル
(72)【発明者】
【氏名】バチャール,ギル
【テーマコード(参考)】
2H054
2H087
2H101
5C122
【Fターム(参考)】
2H054BB02
2H054BB05
2H054BB07
2H087KA01
2H087LA01
2H087PA04
2H087PA05
2H087PA17
2H087PB04
2H087PB05
2H087QA02
2H087QA06
2H087QA07
2H087QA14
2H087QA22
2H087QA25
2H087QA32
2H087QA34
2H087QA37
2H087QA39
2H087QA41
2H087QA45
2H087QA46
2H087RA05
2H087RA08
2H087RA12
2H087RA13
2H101FF08
5C122EA54
5C122FB02
5C122FB03
5C122GE11
(57)【要約】
高さが低く、入射瞳(クリアアパーチャ)が大きいことを特徴とし、家庭用電化製品、特に携帯電話における屈曲式カメラ用に設計された、屈曲式レンズモジュールおよびアセンブリ。いくつかの実施形態では、屈曲式レンズアセンブリは、被写体側から像側への順に、クリアアパーチャCA(S)を有する第1のレンズエレメントLと、クリアアパーチャCA(S)を有する第2のレンズエレメントLとを含む複数のレンズエレメントを備え、CA(S)/CA(S)>1.2であり、レンズアセンブリが有するイメージセンサ対角長SDLと、最終レンズエレメント表面のクリアアパーチャCA(S2N)との間の比率は、SDL/CA(S2N)>1.5である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被写体側から像側への順に、クリアアパーチャCA(S)を有する第1のレンズエレメントLと、クリアアパーチャCA(S)を有する第2のレンズエレメントLとを含む複数のレンズエレメントを備え、CA(S)/CA(S)>1.2であり、
イメージセンサ対角長SDLと、最終レンズエレメント表面のクリアアパーチャCA(S2N)との間の比率を有し、SDL/CA(S2N)>1.5である、屈曲式カメラのための屈曲式レンズアセンブリ。
【請求項2】
前記第1のレンズエレメントが正の屈折力を有し、前記第2のレンズエレメントが負の屈折力を有し、前記複数のレンズエレメントが、正の屈折力を有する第3のレンズエレメントと、負の屈折力を有する第4のレンズエレメントとをさらに含む、請求項1に記載の屈曲式レンズアセンブリ。
【請求項3】
前記第1のレンズエレメントが正の屈折力を有し、前記第2のレンズエレメントが負の屈折力を有し、前記複数のレンズエレメントが、正の屈折力を有する第3のレンズエレメントと、正の屈折力を有する第4のレンズエレメントとをさらに含む、請求項1に記載の屈曲式レンズアセンブリ。
【請求項4】
前記第1のレンズエレメントが正の屈折力を有し、前記第2のレンズエレメントが負の屈折力を有し、前記複数のレンズエレメントが、負の屈折力を有する第3のレンズエレメントと、正の屈折力を有する第4のレンズエレメントとをさらに含む、請求項1に記載の屈曲式レンズアセンブリ。
【請求項5】
前記複数のレンズエレメントは、負の屈折力を有する第5のレンズエレメントをさらに含む、請求項1から4の何れか1項に記載の屈曲式レンズアセンブリ。
【請求項6】
総トラック長(TTL)および後方焦点距離(BFL)を有し、比率BFL/TTL>0.35である、請求項1から4の何れか1項に記載の屈曲式レンズアセンブリ。
【請求項7】
光学窓が、BFLおよびTTLを定義する経路内に配置される、請求項6に記載の屈曲式レンズアセンブリ。
【請求項8】
前記複数のレンズエレメントは、負の屈折力を有する第5のレンズエレメントをさらに含む、請求項6に記載の屈曲式レンズアセンブリ。
【請求項9】
光学窓が、BFLおよびTTLを定義する経路内に配置される、請求項8に記載の屈曲式レンズアセンブリ。
【請求項10】
被写体側から像側への順に、クリアアパーチャCA(S)を有する第1のレンズエレメントLを含む複数のN個のレンズエレメントを備える、屈曲式カメラのための屈曲式レンズアセンブリであり、
前記複数のN個のレンズエレメントの他の全てのレンズエレメントLからLの全てのクリアアパーチャがCA(S)以下であり、
前記屈曲式カメラが、センサ対角長SDLを有するイメージセンサを含み、
CA(S)<SDL<1.5×CA(S)である、屈曲式カメラのための屈曲式レンズアセンブリ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
〔関連出願の相互参照〕
本出願は2018年5月14日に出願された米国仮特許出願第62/671,086号および2018年11月5日に出願された米国仮特許出願第62/755,826号からの優先権の利益を主張するものであり、これらは両方、参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示の主題は一般に、デジタルカメラの分野に関する。
【背景技術】
【0003】
デュアルアパーチャズームカメラ(デュアルカメラとも呼ばれる)として、一方のカメラ(サブカメラとも呼ばれる)がワイドFOVを有し(ワイドサブカメラ:Wide sub-camera)、他方のカメラが狭いFOVを有する(テレサブカメラ:Tele sub-camera)ものが知られている。
【0004】
国際特許公開WO2016/024192はその全体が参照により本明細書に組み込まれるが、コンパクトカメラの高さを低減する「屈曲式カメラモジュール」(単に「屈曲式カメラ」とも呼ばれる)を開示している。屈曲式カメラでは、スマートフォン裏面に垂直な方向からスマートフォン裏面に平行な方向に光伝播方向を傾斜させるために、光路屈曲素子(以下、OPFE(optical path folding element)と呼ぶ)、例えばプリズムまたはミラー(以下、総称して反射素子と呼ぶ)が追加される。屈曲式カメラがデュアルアパーチャカメラの一部である場合、これは、1つのレンズアセンブリ(例えば、テレ(Tele)レンズ)を通る屈曲した光路を提供する。このようなカメラは、本明細書では「屈曲式レンズデュアルアパーチャカメラ」と呼ばれる。一般に、屈曲式カメラはマルチアパーチャカメラに含まれてもよく、例えば、2つの「屈曲していていない」(直立した)カメラモジュールと共にトリプルアパーチャカメラに含まれてもよい。
【発明の概要】
【0005】
屈曲式カメラの小さな高さは、それを含むホスト装置(例えば、スマートフォン、タブレット、ラップトップまたはスマートテレビ)をできるだけ薄くすることを可能にするために重要である。カメラの高さは、工業デザインによって制限されることが多い。対照的に、レンズの光学的開口を増大させると、イメージセンサに到達する光の量が増大し、カメラの光学特性が改善される。
【0006】
したがって、所与のカメラ高さおよび/またはレンズモジュール高さに対してレンズ光学開口の高さが最大である屈曲式カメラが必要であり、これを有することが有利であろう。
【0007】
例示的な実施形態では、大きな正面(front)のクリアアパーチャ(clear aperture:CA)、大きな第1の表面CA、および他の全てのレンズエレメントについての比較的小さなクリアアパーチャを有する高い光学性能のレンズ(すなわち「レンズアセンブリ」)が提供される。レンズエレメントは、被写体側(第1レンズエレメントL)から像側(最終レンズエレメントL)に向かって順に並んでいる。各実施形態では、最終レンズエレメントのクリアアパーチャは、デジタルカメラにレンズと共に含まれるイメージセンサの対角長(本明細書では「センサ対角長(sensor diagonal length)」または「SDL」とも呼ばれる)よりも小さい。以下の表において、全ての寸法はミリメートルで与えられる。全ての用語および頭字語は、当技術分野で知られているそれらの通常の意味を有する。
【0008】
いくつかの実施形態では、被写体側から像側への順に、クリアアパーチャCA(S)を有する第1のレンズエレメントLと、クリアアパーチャCA(S)を有する第2のレンズエレメントLとを含む複数のレンズエレメントを備え、CA(S)/CA(S)>1.2であり、レンズアセンブリは、イメージセンサ対角長SDLと、最終レンズエレメント表面のクリアアパーチャCA(S2N)との間の比率を有し、SDL/CA(S2N)>1.5である、屈曲式カメラのための屈曲式レンズアセンブリが提供される。
【0009】
いくつかの実施形態では、第1のレンズエレメントが正の屈折力を有し、第2のレンズエレメントが負の屈折力を有し、複数のレンズエレメントが、正の屈折力を有する第3のレンズエレメントと、負の屈折力を有する第4のレンズエレメントとをさらに含む。
【0010】
いくつかの実施形態では、第1のレンズエレメントが正の屈折力を有し、第2のレンズエレメントが負の屈折力を有し、複数のレンズエレメントが、正の屈折力を有する第3のレンズエレメントと、正の屈折力を有する第4のレンズエレメントとをさらに含む。
【0011】
いくつかの実施形態では、第1のレンズエレメントが正の屈折力を有し、第2のレンズエレメントが負の屈折力を有し、複数のレンズエレメントが、負の屈折力を有する第3のレンズエレメントと、正の屈折力を有する第4のレンズエレメントとをさらに含む。
【0012】
いくつかの実施形態では、複数のレンズエレメントは、負の屈折力を有する第5のレンズエレメントをさらに含む。
【0013】
いくつかの実施形態では、レンズアセンブリは、総トラック長(total track length:TTL)および後方焦点距離(back focal length:BFL)を有し、比率BFL/TTL>0.35である。
【0014】
いくつかの実施形態では、光学窓が、BFLおよびTTLを定義する経路内に配置される。
【0015】
いくつかの実施形態では、被写体側から像側への順に、クリアアパーチャCA(S)を有する第1のレンズエレメントLを含む複数のN個のレンズエレメントを備える、屈曲式カメラのための屈曲式レンズアセンブリであり、複数のN個のレンズエレメントの他の全てのレンズエレメントLからLの全てのクリアアパーチャがCA(S)以下であり、屈曲式カメラが、センサ対角長SDLを有するイメージセンサを含み、CA(S)<SDL<1.5×CA(S)である、屈曲式カメラのための屈曲式レンズアセンブリが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本明細書に開示される実施形態の非限定的な例は、この段落の後に列挙される、本明細書に添付される図面を参照して以下に記載される。図面および説明は本明細書に開示された実施形態を明らかにし、明確にすることを意図しており、決して限定するものとみなされるべきではない。異なる図面における同様の要素は、同様の数字によって示されてもよい。図面中の要素は、必ずしも一定の縮尺で描かれていない。
【0017】
図1Aは、既知の屈曲式カメラの一例の概略等角図である。
【0018】
図1Bは、図1Aのカメラの側面図である。
【0019】
図1Cは、屈曲したテレ(Tele)サブカメラおよびワイドサブカメラを備える既知のカメラの一例の概略等角図である。
【0020】
図1Dは、図1Cのカメラの側面図である。
【0021】
図2Aは、本開示の主題のいくつかの例によるレンズエレメントの一実施形態を、光線とともに示す模式図である。
【0022】
図2Bは、図2Aのレンズエレメントの別の模式図である。
【0023】
図3Aは、本開示の主題のいくつかの例による、レンズエレメントの凸面に衝突する光線のインパクトポイントの模式図、および平面P上のインパクトポイントの直交投影の模式図である。
【0024】
図3Bは、本開示の主題のいくつかの例による、レンズエレメントの凹面に衝突する光線のインパクトポイントの模式図、および平面P上のインパクトポイントの直交投影の模式図である。
【0025】
図4は、本開示の主題のいくつかの例による、平面P上のインパクトポイントの直交投影、およびクリアな高さ(clear hight)値(CH)の概略図である。
【0026】
図5は、本開示の主題のいくつかの例による、平面P上のインパクトポイントの直交投影、およびクリアアパーチャ値(CA)の概略図である。
【0027】
図6は、本開示の主題のいくつかの例によるレンズエレメントの別の実施形態を、光線とともに示す模式図である。
【0028】
図7は、本開示の主題のいくつかの例によるレンズエレメントのさらに別の実施形態を、光線とともに示す模式図である。
【0029】
図8は、本開示の主題のいくつかの例によるレンズエレメントのさらに別の実施形態を、光線とともに示す模式図である。
【0030】
図9は、本開示の主題のいくつかの例によるレンズエレメントのさらに別の実施形態を、光線とともに示す模式図である。
【0031】
図10は、本開示の主題のいくつかの例によるレンズエレメントのさらに別の実施形態を、光線とともに示す模式図である。
【0032】
図11は、本開示の主題のいくつかの例によるレンズエレメントのさらに別の実施形態を、光線とともに示す模式図である。
【0033】
図12は、本開示の主題のいくつかの例によるレンズエレメントのさらに別の実施形態を、光線とともに示す模式図である。
【0034】
図13は、本開示の主題のいくつかの例による、レンズエレメントを保持するための光学レンズモジュールの側面図の概略図である。
【0035】
図14Aは、本開示の主題の別の例によるレンズエレメントの別の実施形態を、光線とともに示す模式図である。
【0036】
図14Bは、図14Aのレンズエレメントの別の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0037】
以下の詳細な説明では、完全な理解を提供するために、多数の特定の詳細が記載される。しかしながら、ここに開示された主題は、これらの特定の詳細なしに実施されてもよいことが当業者によって理解されるのであろう。他の例では、本開示の主題を曖昧にしないように、周知の方法は詳細に説明されていない。
【0038】
明確にするために、別個の実施形態の文脈で説明される、本開示の主題の特定の特徴は、単一の実施形態において組み合わせて提供されてもよいことが理解される。反対に、簡略化のために、単一の実施形態の文脈で説明されている本開示の主題の様々な特徴は別個に、または任意の適切な一部の組み合わせで提供されてもよい。
【0039】
本明細書で開示される用語「処理ユニット」は例えば、様々なデータ処理動作を実行することができるコンピュータメモリ(例えば、デジタル信号プロセッサ(DSP)、マイクロコントローラ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)など)に動作可能に接続されたコンピュータ処理装置を含む、データ処理回路を有する任意の種類の電子デバイスを含むように広く解釈されるべきである。
【0040】
さらに、明確にするために、用語「実質的に」は、本明細書では許容範囲内の値の変動の可能性を暗示するために使用される。一例によれば、本明細書で使用される用語「実質的に」は、任意の指定された値から10%までの範囲で上回るか下回る変動が可能なことを意味すると解釈されるべきである。別の例によれば、本明細書で使用される用語「実質的に」は、任意の指定された値から5%までの範囲で上回るか下回る変動が可能なことを意味すると解釈されるべきである。さらなる例によれば、本明細書で使用される用語「実質的に」は、任意の指定された値から2.5%までの範囲で上回るか下回る変動が可能なことを意味すると解釈されるべきである。
【0041】
図1Aおよび図1Bは、例えばテレ(Tele)カメラとして動作することができるデジタル屈曲式カメラ100を示す。デジタルカメラ100は、第1の反射素子(例えば、ミラーまたはプリズムであり、時には「光路屈曲素子」(OPFE)とも呼ばれる)101と、複数のレンズエレメント(この図では見えないが、例えば、図2Aおよび図2Bでは見える)と、イメージセンサ104とを備える。レンズエレメント(および鏡筒、光学レンズモジュール)は、第1の光軸103に沿って軸対称であってもよい。レンズエレメントの少なくともいくつかは、「鏡筒」102と呼ばれる構造によって保持することができる。光学レンズモジュールは、レンズエレメントと鏡筒とを備える。鏡筒は、光軸103に沿って長手方向の対称性を有することができる。図1A図1Dにおいて、この鏡筒の断面は円形である。しかし、これは必須ではなく、他の形状を使用することができる。
【0042】
被写体(図示せず)からイメージセンサ104への光線の経路は、光路(光路の一部を表す光路105および106を参照)を定義する。
【0043】
OPFE101は、プリズムまたはミラーであってもよい。図1Aに示すように、OPFE101は、光軸103に対して傾斜したミラーとすることができる。他の場合(図示せず、例えばPCT/IB2017/052383を参照)、OPFE101は、光軸103に対して傾斜した裏面を有するプリズムとすることができる。OPFEは、第1の光路105から第2の光路106へ光路を屈曲させる。光路106は、光軸103に実質的に平行である。したがって、光路は「屈曲光路」(光路105および106によって示される)と呼ばれ、カメラ100は「屈曲式カメラ」と呼ばれる。
【0044】
特に、いくつかの例では、OPFE101が光軸103に対して実質的に45°で傾斜することができる。図1Aにおいて、OPFE101は、光路105に対しても実質的に45°で傾斜している。
【0045】
いくつかの既知の例では、イメージセンサ104が光軸103に実質的に垂直なX−Y平面内にある。しかしながら、これは限定的なものではなく、イメージセンサ104は異なる向きを有することができる。例えば、国際公開第2016/024192号パンフレットに記載されているように、イメージセンサ104は、XZ平面内にあることができる。この場合、追加のOPFEを使用して、光線をイメージセンサ104に向けて反射することができる。
【0046】
いくつかの例によれば、イメージセンサ104は、長方形の形状を有する。いくつかの例によれば、イメージセンサ104は、円形の形状を有する。しかしながら、これらの例は限定的なものではない。
【0047】
様々な例では、カメラ100が当技術分野で知られているように、基板109、例えばプリント回路基板(PCB)上に取り付けることができる。
【0048】
2つのサブカメラ、例えば、ワイドサブカメラ130およびテレサブカメラ100は、デジタルカメラ170(デュアルカメラまたはデュアルアパーチャカメラとも呼ばれる)に含まれてもよい。可能な構成を、図1Cおよび図1Dを参照して説明する。この例では、テレサブカメラ100は、図1Aおよび図1Bを参照して説明したカメラによるものである。したがって、テレサブカメラ100の構成要素は図1Aおよび図1Bと同じ参照番号を有し、再び説明しない。
【0049】
ワイドサブカメラ130は、開口132(カメラの被写体側を示す)と、Y方向に対称(および光)軸134を有する光学レンズモジュール133(または「ワイドレンズモジュール」)と、ワイドイメージセンサ135とを含むことができる。ワイドレンズモジュールはワイド画像を提供するように構成されている。ワイドサブカメラはワイド視野(FOV)を有し、テレサブカメラはFOVよりも狭いテレ視野(FOV)を有する。特に、いくつかの例では、複数のワイドサブカメラおよび/または複数のテレサブカメラを、単一のデジタルカメラに組み込み、動作させることができる。
【0050】
一例によれば、X−Z平面内にワイドイメージセンサ135があり、イメージセンサ104(この例では、テレイメージセンサである)が光軸103に実質的に垂直なX−Y平面内にある。
【0051】
図1A図1Dの例では、カメラ100が様々な処理動作、例えばテレ画像およびワイド画像を融合出力画像に処理することを実行するための1つまたは複数の適切に構成されたプロセッサ(図示せず)を備える処理装置をさらに含む(または動作可能に接続される)ことができる。
【0052】
処理ユニットは、デジタルカメラと共に動作する専用のハードウェア(HW)およびソフトウェア(SW)を含むことができる。あるいはカメラがインストールされる電子デバイス(例えば、そのネイティブCPU)のプロセッサはデジタルカメラに関連する様々な処理動作(テレ画像およびワイド画像を出力画像に処理することを含むが、これらに限定されない)を実行するように適合され得る。
【0053】
ここで、本開示の主題のいくつかの例による光線とともに示されるレンズエレメントを有するレンズモジュール200の模式図を示す図2Aおよび図2Bに注目する。レンズモジュール200は、鏡筒なしで示されている。図2Aはレンズモジュール200の光線追跡を示し、図2Bは、より明確にするためにレンズエレメントのみを示す。さらに、両方の図は、イメージセンサ202および光学素子205を示す。
【0054】
レンズモジュール200は、複数のN個のレンズエレメントL(ここで、「i」は1〜Nの整数)を含み、Lは被写体側に最も近いレンズエレメントであり、Lは像側、すなわち、イメージセンサが配置されている側に最も近いレンズエレメントである。この順番は、本明細書に開示される全てのレンズおよびレンズエレメントに当てはまる。レンズエレメントLは例えば、図1Aおよび図1Bに示されるカメラ100のレンズエレメントとして、または図1Cおよび図1Dのテレサブカメラ100のレンズエレメントとして使用することができる。図示のように、N個のレンズエレメントは、光軸103に沿って軸対称である。
【0055】
図2Aおよび図2Bの例では、Nは4に等しい。図6図12の例では、Nは5に等しい。しかし、これは限定的なものではなく、異なる数のレンズエレメントを使用することができる。例えば、Nは、3、6または7に等しくてもよい。
【0056】
図2Aおよび図2Bの例では、レンズエレメントの表面のいくつかは凸面として表され、いくつかは凹面として表される。しかしながら、図2Aおよび図2Bに図示したものに限定されるものではなく、用途、所望の光パワーなどの様々な要因に応じて、凸面および/または凹面の異なる組み合わせを使用することができる。
【0057】
光線(OPFE101のような反射素子によって反射された後)は、レンズエレメントLを通過し、イメージセンサ202上に画像を形成する。図2Aおよび図2Bの例では、光線が光学素子205(前面205aおよび後面205bを含み、例えばカットオフフィルターであってもよい)(「光学窓」または単に「窓」とも呼ばれる)を通過した後、イメージセンサ202に入射する。しかし、これに限定されるものではなく、いくつかの例では光学素子205は存在しない。光学素子205は、例えば、赤外線(IR)フィルタ、および/またはガラス画像センサダストカバーであってもよい。
【0058】
それぞれのレンズエレメントLはそれぞれの前面S2i−1(インデックス「2i−1」は前面の数である)と、それぞれの後面S2i(インデックス「2i」は後面の数である)とを含み、ここで「i」は1からNの間の整数である。この番号付け規則は、説明全体を通して使用される。あるいは本明細書を通して行われるように、レンズ表面は「S」としてマークされ、kは1〜2Nの範囲内である。前面および後面は、場合によっては非球面であってもよい。しかし、これに限定されない。
【0059】
本明細書で使用されるように、各レンズエレメントの「前面」という用語はカメラの入口(カメラ被写体側)により近くに位置するレンズエレメントの表面を指し、「後面」という用語は、イメージセンサ(カメラ像側)により近くに位置するレンズエレメントの表面を指す。
【0060】
以下に説明するように、1≦k≦2Nにおいて各表面Sに対するクリアな高さ(clear height)値CH(S)を定義することができ、1≦k≦2Nにおいて各表面Sに対するクリアアパーチャ値CA(S)を定義することができる。CA(S)およびCH(S)は、各レンズエレメントの各表面Sの光学特性を定義する。
【0061】
図3A図3Bおよび図4に示すように、表面Sを通過する光線(1≦k≦2N)はそれぞれインパクトポイントIPでこの表面に衝突する。光線が表面Sからレンズモジュール200に入り、表面SからS2Nを連続的に通過する。一部の光線は任意の表面Sに衝突するが、イメージセンサ202に到達することはできない/到達しない。所与の表面Sについて、イメージセンサ202上に画像を形成することができる光線のみが、複数のインパクトポイントIPを形成すると考えられる。CH(S)は、平面P上の全てのインパクトポイントIPの直交投影IPorthが2つの平行な線の間に位置するように、2つのできるだけ近い平行な線の間の距離として定義される(レンズエレメントの光軸に直交する平面P上に位置する、図4の線400および401を参照(図3Aおよび図3Bでは、平面Pは平面X−Yに平行であり、光軸103に直交する)。したがって、CH(S)は、表面S(前面および後面、1≦k≦2N)ごとに定義することができる。
【0062】
CH(S)の定義は、イメージセンサ上に画像を「形成することができる」光線を指すので、現在撮像されている被写体に依存しない。したがって、現在撮像されている被写体が光を生成しない黒い背景に位置する場合であっても、画像を形成するためにイメージセンサに「到達することができる」任意の光線(例えば、黒い背景とは対照的に、光を放出する背景によって放出される光線)を指すので、定義は、この黒い背景を指さない。
【0063】
例えば、図3Aは、光軸103に直交する平面P上の2つのインパクトポイントIPおよびIPの直交投影IPorth,1、IPorth,2を示す。例えば、図3Aでは、表面Sは凸状である。
【0064】
図3Bは、平面P上の2つのインパクトポイントIPおよびIPの直交投影IPorth,3、IPorth,4を示す。例えば、図3Bでは、表面Sは凹状である。
【0065】
図4において、平面P上の表面Sの全てのインパクトポイントIPの直交投影IPorthは、平行な線400と401との間に位置する。したがって、CH(S)は、線400と線401との間の距離である。
【0066】
図5に注目する。本開示の主題によれば、クリアアパーチャCA(S)は円の直径として、所与の表面S(1≦k≦2N)ごとに定義され、ここで、円は光軸103に直交する平面P内に位置し、平面P上の全てのインパクトポイントの全ての直交投影IPorthを取り囲む最小の円である。CH(S)に関して上述したように、CA(S)の定義も、現在撮像されている被写体に依存しないことに留意されたい。
【0067】
図5に示すように、平面P上の全てのインパクトポイントIPの外接直交投影IPorthは、円500である。この円500の直径がCA(S)を定義する。
【0068】
詳細な光学データおよび表面データは、Ex1、Ex2、…Ex10と番号付けされた10個のレンズ(またはレンズアセンブリ)の例(実施形態)について、以下の表に与えられる。10個のレンズアセンブリの実施形態Ex1からEx10は、図2図6図7図8図9図10図11図12図13および図14にもそれぞれ示されている。
【0069】
特性説明表
表1、表4、表7、表10、表13、表16、表19、表22、表25および表28は、それぞれ、例1から例10の各々についてのレンズ特性の要約を提供する。各レンズについて、以下のパラメータが記載されている。
− 有効焦点距離(effective focal length:EFL)(単位:ミリメートル(mm))
− 全トラック長(total track length:TTL)(単位:mm)であって、第1のレンズエレメントの第1の表面Sからイメージセンサまでの距離として定義されるもの。いくつかの実施形態では、光学窓はTTL内に配置され、TTL内に含まれる。
− f数f/#(単位のない数)
− イメージセンサ対角長(image sensor diagonal length:SDL)(単位:mm)
− 後方焦点距離(back focal length:BFL)(単位:mm)であって、最終レンズエレメントS2Nの最終表面からイメージセンサまでの距離であるもの。いくつかの実施形態では、光学窓はBFL内に配置され、BFL内に含まれる。
− TTLとEFLとの間の比率、TTL/EFL
− BFLとEFLとの間の比率、BFL/EFL
− 第1のレンズエレメントの第1の表面Sのクリアアパーチャ(CA)と第2のレンズエレメントの第1の表面Sのクリアアパーチャとの間の比率、CA(S)/CA(S
− 各レンズエレメントの焦点距離f
表面パラメータ表
表2、表5、表8、表11、表14、表17、表20、表23、表26および表29は、それぞれ、実施形態Ex1、Ex2、…Ex10の各々についての各エレメントの表面の説明を提供する。各レンズエレメントおよび各表面について、以下のパラメータが記載される:
− 表面タイプ(下記参照)
− レンズエレメント番号Lと表面番号
− 表面半径(単位:mm)、無限手段平坦表面(infinity means flat surface)
− 表面iと表面i+1との間の厚さ
− 表面屈折率Nd
− 表面アッベ数Vd
− 表面半径D/2
非球面係数表
表3、表6、表9、表12、表15、表18、表21、表24、表27および表30は、それぞれ、実施形態Ex1、Ex2、…Ex10の各々における各レンズエレメントの非球面のさらなる説明を提供する。
【0070】
表面タイプ
(a)Qタイプ1表面サグ式(Q type 1 surface sag formula):
【0071】
【数1】
【0072】
式中、{z、r}は標準円筒極座標であり、cは表面の近軸曲率であり、kは円錐パラメータであり、rmaxは表面クリアアパーチャの2分の1であり、Aは、レンズデータ表に示される多項式係数である。
【0073】
(b)均一非球面式(Even aspheric surfaces formula):
各表面S(kは1から2Nの間)の表面プロファイルの式は、次式で表される:
【0074】
【数2】
【0075】
式中、「z」は光軸103に沿って測定された表面Sのプロファイルの位置であり(光軸103はZ軸と一致し、z=0は表面SのプロファイルとZ軸との交点に対応する)、「r」は(光軸103に垂直な軸に沿って測定された)光軸103からの距離であり、「K」は円錐係数であり、c=1/Rであり、ここでRは曲率半径であり、A(nは1から7まで)は、表面Sごとに表2および表4に与えられる係数である。rの最大値「max r」はD/2に等しい。
【0076】
(c)平坦表面;
(d)絞り(Stop)
これらの実施例に提供される値は単なる例示であり、他の実施例によれば、他の値を使用することができる。
【0077】
以下の表では曲率半径(「R」)、レンズエレメントの厚さ(「T」)、およびクリアアパーチャの単位はミリメートルで表される。
【0078】
表1、表3および表5および表7の‘0’の行は、被写体(図では見えない)に関連するパラメータを記述し、被写体は、無限距離であると考えられる、システムから1kmに配置されている。
【0079】
表1〜表4の‘1’〜‘8’の行は、表面S〜Sのパラメータをそれぞれ記述している。表5〜8の‘1’〜‘10’の行は、表面S〜S10のパラメータをそれぞれ記述している。
【0080】
表1および表3の‘9’、‘10’および‘11’の行、ならびに表5および表7の‘11’、‘12’および‘13’の行は、それぞれ、光学素子205の表面205a、205bおよびイメージセンサ202の表面202aのパラメータを表す。
【0081】
表1、表3および表5の‘i’(表1および表3における1と10の間のi、および表5における1と12の間のi)において、厚さは、光軸103(Z軸と一致する)に沿って測定される表面Sと表面Si+1との間の距離に対応する。
【0082】
表1および表3の‘11’の行(表5および表7の‘13’の行)では、これが最後の表面202aに対応するので、厚さはゼロに等しい。
【0083】
実施例1:
【0084】
【表1】
【0085】
【表2】
【0086】
【表3】
【0087】
実施例2
【0088】
【表4】
【0089】
【表5】
【0090】
【表6】
【0091】
実施例3
【0092】
【表7】
【0093】
【表8】
【0094】
【表9】
【0095】
実施例4
【0096】
【表10】
【0097】
【表11】
【0098】
【表12】
【0099】
実施例5
【0100】
【表13】
【0101】
【表14】
【0102】
【表15】
【0103】
実施例6
【0104】
【表16】
【0105】
【表17】
【0106】
【表18】
【0107】
実施例7
【0108】
【表19】
【0109】
【表20】
【0110】
【表21】
【0111】
実施例8
【0112】
【表22】
【0113】
【表23】
【0114】
【表24】
【0115】
実施例9
【0116】
【表25】
【0117】
【表26】
【0118】
【表27】
【0119】
実施例10
【0120】
【表28】
【0121】
【表29】
【0122】
【表30】
【0123】
【表31】
【0124】
【表32】
【0125】
以下のリストおよび表33は、上に列挙した実施例に現れる設計特性およびパラメータを要約する。これらの特性は、大きなレンズアセンブリ開口を有するコンパクトな屈曲式レンズの目標を達成するために役立つ。
【0126】
「AA」:AA≡BFL/TTL>0.35、AA≡BFL/TTL>0.4、AA≡BFL/TTL>0.5;
「BB」:BB≡CA(S)/CA(S)>1.2、BB≡CA(S)/CA(S)>1.3、BB≡CA(S)/CA(S)>1.4;
「CC」:CC≡T(ASからSまで)/TTL>0.1、CC≡T(ASからSまで)/TTL>0.135、CC≡T(ASからSまで)/TTL>0.15;
「DD」:少なくとも2つのギャップが、DD≡STD<0.020、DD≡STD<0.015、DD≡STD<0.010に適合する。
【0127】
「EE」:少なくとも3つのギャップが、EE≡STD<0.035、EE≡STD<0.025、EE≡STD<0.015に適合する。
【0128】
「FF」:少なくとも4つのギャップが、FF≡STD<0.050、FF≡STD<0.035、FF≡STD<0.025に適合する。
【0129】
「GG」:GG≡SDL/CA(S2N)>1.5、GG≡SDL/CA(S2N)>1.55、GG≡SDL/CA(S2N)>1.6
「HH」:一連の力の符号;
「II」:少なくとも1つのギャップが、II≡STD<0.01かつOA_Gap/TTL<1/80、II≡STD<0.015かつOA_Gap/TTL<1/65に適合する。
【0130】
「JJ」:JJ:レンズエレメントL、LおよびLの一連のアッベ数はそれぞれ、50より大きくてもよく、30より小さくてもよく、50より大きくてもよい。
【0131】
JJ:レンズエレメントL、LおよびLの一連のアッベ数はそれぞれ、50より大きくてもよく、30より小さくてもよく、30より小さくてもよい。
【0132】
「KK」:KK≡|f/f|>0.4かつレンズエレメントL、LおよびLの一連のアッベ数はそれぞれ、50より大きくてもよく、30より小さくてもよく、30より小さくてもよい;KK≡|f/f|<0.5かつレンズエレメントL、LおよびLの一連のアッベ数はそれぞれ、50より大きくてもよく、30より小さくてもよく、50より大きくてもよい。
【0133】
「LL」:LL≡f/EFL<0.55、LL≡f/EFL<0.45
「MM」:MM≡|f/f|<0.9、MM≡|f/f|<0.5
「NN」:NN≡TTL/EFL<0.99、NN≡TTL/EFL<0.97、NN≡TTL/EFL<0.95
「OO」:少なくとも2つのギャップが、OO≡STD>0.020、OO≡STD>0.03、OO≡STD>0.040に適合する。
【0134】
「PP」:少なくとも3つのギャップが、PP≡STD>0.015、PP≡STD>0.02、PP≡STD>0.03に適合する。
【0135】
「QQ」:少なくとも4つのギャップが、QQ≡STD>0.015、QQ≡STD>0.02、QQ≡STD>0.03に適合する。
【0136】
「RR」:少なくとも3つのOA_Gapが、RR≡TTL/Min_Gap>50、RR≡TTL/Min_Gap>60、RR≡、TTL/Min_Gap >100に適合する。
【0137】
【表33】
【0138】
特に明記しない限り、選択のための選択肢のリストの最後の2つのメンバーの間の表現「および/または」の使用は、列挙された選択肢のうちの1つまたは複数の選択が適切であり、行われ得ることを示す。
【0139】
特許請求の範囲または明細書が「a」または「an」要素に言及する場合、そのような言及は、その要素のうちの1つのみが存在すると解釈されるべきではないことを理解されたい。
【0140】
本明細書において言及される全ての特許および特許出願は、それぞれの個々の特許または特許出願が参照により本明細書に組み込まれるように具体的かつ個別に示されたのと同じ程度まで、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。さらに、本出願における任意の参考文献の引用または識別は、そのような参考文献が本開示の先行技術として利用可能であることを容認するものとして解釈されるべきではない。

図1A
図1B
図1C
図1D
図2A
図2B
図3A
図3B
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14A
図14B
【国際調査報告】