【実施例】
【0180】
実験セクション
生物学的試験
タンパク質生産
アミノ酸50〜457に相当するヒトΔ49ChoKα(Δ49N−hChoKα)cDNA断片362〜1534(J.Mol.Biol.2006,364,136−151)と、アミノ酸2〜395に相当するhChoKβ全長(FL)(PLoS ONE 2009,4,e7819)をヒトライブラリーからPCRにより増幅し、クローニングし、Gateway Technology(R)(Invitrogen社)を使用してpDonor221ベクターのPrescission Protease認識部位の上流に挿入した。配列制御後、最終発現用pGEX2TgベクターでLR反応を行った。両者タンパク質を自動誘導(Kessler)培地中、50mg/mLカルベニシリンの存在下に大腸菌BL21pLysS(DE3)株で25℃にて16時間発現させた。細胞を遠心により回収し、ペレットを溶解バッファー(50mM Tris−HCl pH7.8,150mM NaCl,10%グリセロール,0.2%CHAPS,20mM DTT,Roche Biochemicals社製プロテアーゼ阻害剤カクテルタブレット)に再懸濁し、ゴーリンホモジナイザー(Niro Soavi社)により破砕した。遠心によりライセートから夾雑物を除去した。上清をGSH樹脂に加え、重力により流下させた。GSH樹脂を5カラム容量(CV)の冷洗浄バッファー(50mM Tris−HCl pH7.8,150mM NaCl,10%グリセロール)で洗浄した後、2mM DTTを添加した同一バッファー10CVで洗浄した。GST−Δ49N−hChoKα及びhChoKβの両者について、Prescission ProteaseによりGSTタグのオンカラム切断を一晩行った。30CVで50→500mM NaClのグラジエントを使用し、溶出・切断後のタンパク質をイオン交換(GE Healthcare社製ResQ 6mLクロマトグラフィーカラム)により更に精製した。Δ49N−hChoKα又はhChoKβを含む断片をプールし、濃縮し、Superdex200 16/60(GE Healthcare社)でゲル濾過した。ブラッドフォードアッセイを使用して最終タンパク質濃度を推定した。精製した全試料をSDS−PAGEにより分離した。
【0181】
Δ49N−hChoKα及びhChoKβFLに対する生化学的キナーゼ阻害アッセイ
Kinase−Glo(TM)発光キナーゼアッセイ(Promega社カタログ番号V6711)を使用してΔ49N−ChoKα及びChoKβFLに対する化合物の生化学活性を測定した。このアッセイの原理は、自社生産した組換えΔ49N−hChoKα及びhChoKβFL夫々2.2nM及び30nMを特異的基質であるコリン(Sigma−Aldrich社−C7017)及びATPと共にインキュベーション後に、反応時間の終わりに未反応の残留ATPを定量するものである。
【0182】
化合物を10μMから0.0005μMまで3倍系列希釈した後、最終体積19μLのキナーゼバッファー(50mM Hepes pH7.5,10mM MgCl
2,1mM DTT,3μM Na
3VO
4及び0.2mg/mL BSA)中でATP 5μMとコリン(ChoKαには5μM、ChoKβには20μM)及び酵素の存在下に室温にて60分間インキュベートした。DMSOの終濃度は1%とした。384ウェルプレート(Perkin Elmer社カタログ番号6005301)にてロボット化フォーマットでアッセイを実施した。
【0183】
インキュベーションの終わりに19μLの量のKinaseGlo Reagentを各ウェルに加えて反応を停止し、30分後にViewLuxリーダー(Perkin Elmer社)を使用して発光シグナルを測定した。
【0184】
Z’とシグナル対バックグラウンド比を評価するために、標準化合物の曲線を少なくとも1本とリファレンスウェル(総酵素活性と酵素完全阻害の比較)も各384ウェルプレートに加えた(J.Biomol.Screening,1999,4,67−73)。
【0185】
プレート希釈、分布及び阻害の生データに関する全情報をバーコード読み取りにより追跡し、Oracle DBに保存する。4パラメータロジスティック方程式:
y=bottom+(top−bottom)/(1+10∧((logIC
50−x)*slope))
(式中、xは阻害剤濃度の対数であり、yは解であり;
yはbottomからtopまでシグモイド曲線の形状を成す。)を使用してIC
50算出用の10倍希釈系列曲線のシグモイドフィッティングを支援するSWパッケージ「アッセイエクスプローラー(Assay Explorer)」の自社カスタマイズバージョンにより各分子当たりのデータを解析する。
【0186】
Kinase−Glo(TM)アッセイは文献に報告されているNADH介在アッセイよりも上記アッセイ条件下の費用、自動化手順及び感度の点で化合物ライブラリーのスクリーニングに適している。
【0187】
生化学的活性
ChoKα及びChoKβの両者に対する代表的な化合物の生化学的効力を上記アッセイに従って測定し、表1にIC
50値(μM、NT=試験せず)として報告し、従来技術の最もよく似た化合物であるWO2004/104007(119頁、表XI、化合物B73−X00−M03(C01)−D03及びB73−X00−M03(C01)−D04;185頁、実施例61、化合物B00−X00−M03(C01)−D03及びB00−X00−M03(C01)−D04)に記載の下記構造の化合物(参考化合物1、2、3及び4)と比較する。
【0188】
【化22】
[この文献は図面を表示できません]
【0189】
【表1】
[この文献は図面を表示できません]
[この文献は図面を表示できません]
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【0190】
上記データから当業者に明白なように、本発明の式(I)の化合物はChoK阻害剤として非常に強力である。
【0191】
ホスホコリン定量アッセイ(細胞中の標的阻害の実証)
細胞中のホスホコリンを定量するために、参考文献Cancer Res.,2005,65,9369−9376に記載の方法を若干変更して抽出液を調製した。10cm径シャーレで10%FCSを添加したRPMI培地にMDA−MB−468乳がん細胞株を細胞1×10
6個の密度で播種した。24時間後に、新鮮な培地と一般式(I)の化合物を加え、更に24時間培養した。処理後に細胞をトリプシン処理し、コールターカウンター(Beckman社製Multisizer 3)を使用して計数し、直径を測定した。細胞を氷冷生理食塩水で2回洗浄し、細胞2×10
6個を氷冷2回蒸留水0.3mLに再懸濁した。次に、氷冷無水EtOH 0.7mLを加えた(最終EtOH/H
2O比70:30v/v)。−20℃で24時間後に試料を超音波処理し、14,000×gで30分間遠心した。
【0192】
単一反応モニタリングモード(SRM)で動作するトリプル四重極型質量分析計(Waters社製TQD)と組み合わせた超高圧液体クロマトグラフィーシステム(Waters社製UPLC(R))を使用して、上清中のホスホコリン濃度値を測定した。カラムサイズ2.1×50mm、粒子径1.8μmのAcquity HSS T3カラムを使用して解析を実施した。移動相Aは、H
2Oに0.15%ギ酸を添加したものとし、移動相BはMeOHとした(1分間で100%A→97%A、流速0.5mL/min)。Waters社製TQDトリプル四重極型質量分析計に正イオンモードで動作するエレクトロスプレーイオン源を取付けた。イオン源パラメータは次のように設定した:脱溶媒ガス流速1000L/h、コーンガス流速50L/h、衝突ガス流速0.2mL/min、イオン源温度130℃、脱溶媒温度450℃。ジメチルグリシン(DMG)を終濃度100μMで内部標準として試料に加えた。モニターしたトランジションはホスホコリンではm/z184.00→85.7(衝突エネルギー24eV)とし、DMGではm/z103.0→57.5(衝突エネルギー13eV)とした。試料中のPCho濃度を細胞総体積(細胞数×球とみなした細胞1個の体積)で正規化した。
【0193】
1例として、化合物39の作用メカニズムを表2に報告する(対照とは未処理細胞を意味する)。
【0194】
【表2】
[この文献は図面を表示できません]
【0195】
細胞培地中のホスホコリンを定量するために、内部標準として使用したジメチルグリシン(DMG)(100μM)を含有する1Mトリクロロ酢酸(TCA)100μLを加えることにより細胞培養上清(500μL)を変性させた。試料を10分間温和にボルテックスし、14,000×gで3分間遠心した。その後、上清をホスホコリンについて定量分析した。
【0196】
一例として、化合物39の作用メカニズムを表3に報告する(対照とは未処理細胞を意味する)。
【0197】
【表3】
[この文献は図面を表示できません]
【0198】
式(I)の化合物の製造
薬学的に許容される塩の形態を含めた本発明の式(I)の個々の特定の化合物については、実験セクションと特許請求の範囲を参照されたい。以下の実施例では、本願に記載する方法又は当技術分野で周知の他の方法を使用して本発明の化合物を合成した。
【0199】
本願で使用する短縮語及び略語は以下の意味である。
g(グラム)
mg(ミリグラム)
mL(ミリリットル)
μL(マイクロリットル)
mM(ミリモル濃度)
mmol(ミリモル)
μM(マイクロモル濃度)
MHz(メガヘルツ)
h(時間)
Hz(ヘルツ)
mm(ミリメートル)
min(分)
μm(ミクロン)
h(時間)
M(モル濃度)
KOtBu(tert−ブトキシドカリウム)
rt(室温)
TEA(トリエチルアミン)
DMAP(4−ジメチルアミノピリジン)
DME(1,2−ジメトキシエタン)
TFA(トリフルオロ酢酸)
Na
2SO
4(硫酸ナトリウム)
AcOH(酢酸)
ESI(エレクトロスプレーイオン化)
Na
2CO
3(炭酸ナトリウム)
K
2CO
3(炭酸カリウム)
Cs
2CO
3(炭酸セシウム)
K
3PO
4(リン酸カリウム)
LiOH(水酸化リチウム)
NaOH(水酸化ナトリウム)
KOH(水酸化カリウム)
p−TsOH(p−トルエンスルホン酸)
EtOAc(酢酸エチル)
LiHDMS(リチウムビス(トリメチルシリル)アミド)
NMP(N−メチル−2−ピロリドン)
NaH(水素化ナトリウム)
DMA(N,N−ジメチルアセトアミド)
KH(水素化カリウム)
DMF(N,N−ジメチルホルムアミド)
DCM(ジクロロメタン)
DIPEA(N,N−ジイソプロピル−N−エチルアミン)
hex(ヘキサン)
THF(テトラヒドロフラン)
DMSO(ジメチルスルホキシド)
MeOH(メタノール)
ACN(アセトニトリル)
EtOH(エタノール)
Bn(ベンジル)
−OMs(メシラート)
−OTs(トシラート)
HOBT(N−ヒドロキシベンゾトリアゾール)
DCC(1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド)
EDCI(1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩)
TBTU(N,N,N’,N’−テトラメチル−O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)ウロニウムテトラフルオロボレート)
RP−HPLC(逆相高速液体クロマトグラフィー)
PL−HCO
3(ポリマー結合炭酸樹脂:Polymer linked carbonate resin)。
本発明をより詳細に説明する目的で以下に実施例を記載するが、これらの実施例は本発明を制限するものではない。
【0200】
本願において処理工程、スキーム及び実施例で使用する記号及び規範は、例えばJournal of the American Chemical Society又はJournal of Biological Chemistry等の最新科学文献で使用されているものに準じる。
【0201】
化合物名はACD Name(Advanced Chemistry Development社製)を使用することにより命名したIUPAC名である。
【0202】
特に指定しない限り、DMF、THF、DCM等の無水溶媒を含めた全材料は業者から最良グレードのものを入手し、それ以上精製せずに使用した。空気や水分に敏感な化合物を介する全反応は窒素又はアルゴン雰囲気下で実施した。
【0203】
一般精製及び分析方法
フラッシュクロマトグラフィーは、シリカゲル(Merckグレード9395、60A)を使用して実施した。
【0204】
HPLC装置は、Waters社製996PDA検出器を取付けたWaters社製Alliance(TM)HT2795HPLCシステムと、エレクトロスプレー(ESI)イオン源を取付けたWaters社製モデルZQ2000シングル四重極型質量分析計から構成した。計器制御、データ取得及びデータプロセッシングは、Empower 2及びMassLynx 4.1ソフトウェアにより行った。
【0205】
HPLCは、YMC−Triart C18(4.6×50mm、3μm)カラムを使用して25℃にて流速1.2mL/minで実施した。移動相Bは、5mM酢酸アンモニウム緩衝液(pH5.2)/アセトニトリル(95:5)とし、移動相Cは、H
2O/アセトニトリル(5:95)とし、グラジエントは5分間で10→90%Cとした後、0.1分間で100%Cまで急速に上げた。注入量は10μLとした。質量分析計は正負イオンモードで動作し、キャピラリー電圧は3.5kV(ES
+)と2.8kV(ES
−)に設定し、コーン電圧は14V(ES
+)と28V(ES
−)とし、イオン源温度は120℃とし、100〜800amuのフルスキャン質量範囲を設定した。
【0206】
分取HPLC装置は、SCL−8Aシステムコントローラー、LC−8Aポンプ2本、SPD−6A紫外分光検出器及びRheodyne社製手動式注入システムを取付けた島津製作所製HPLCシステムから構成した。データ取得(アナログ信号)とデータプロセッシングはEmpower 2ソフトウェアにより行った。Waters社製X−Terra MS RP18(150×30mm、10μm)カラムを使用して25℃にて流速15mL/minで精製を行った。移動相Aは水/アセトニトリル(95:5)に0.1%TFAを添加したものとし、あるいは、移動相Aは水/アセトニトリル(95:5)に0.05%NH
3を添加したものとし、移動相BはH
2O/アセトニトリル(5:95)とし、グラジエントは15分間で10→90%Bとした後、0.1分間で100%Bまで急速に上げた。注入量は500μLとした。
【0207】
400.50MHzで動作し、5mm
1H{
15N−
31P}z軸PFG間接検出プローブを取付けたVarian社製INOVA400分光光度計と、499.7MHzで動作し、5mm
1H{
13C−
15N}三重共鳴間接検出プローブを取付けたVarian社製INOVA500分光光度計で28℃の一定温度にて
1H−NMRスペクトルを記録した。化学シフトは溶媒の残留シグナルを基準とした(DMSO−d
6の
1H:2.50ppm)。データは次のように報告する。化学シフト(δ)、多重度(s=一重線、d=二重線、t=三重線、q=四重線、br.s=幅広一重線、dd=二重線の二重線、ddd=二重線の二重線の二重線、m=多重線)、カップリング定数(J,Hz)及び陽子数。
【0208】
過去に報告されているように(M.Colombo,F.R.Sirtori,V.Rizzo,Rapid Commun Mass Spectrom 2004,18(4),511−517)、Agilent社製1100マイクロHPLCシステム(米国Palo Alto)に直接接続したQ−Tof Ultima(英国Manchester,Waters社製)質量分析計でESI(+)高分解能質量スペクトル(HRMS)を取得した。
【0209】
[実施例1]
シーケンスA又はC
8−アミノ−N−(3−メトキシフェニル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物1
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換アリール、R7a=H]
【0210】
【化23】
[この文献は図面を表示できません]
【0211】
工程a
8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボン酸(Va)’(100mg,0.386mmol)を無水DMF(1.5mL)中にて3−メトキシアニリン(VII)(0.065mL,0.579mmol)とDIPEA(0.099mL,0.579mmol)とTBTU(186mg,0.579mmol)で処理し、室温で一晩撹拌した。反応混合物を飽和NaHCO
3水溶液(20mL)に注ぎ、こうして得られた固形物を吸引濾過し、十分に水洗し、50℃で減圧乾燥した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:7N NH
3・MeOH溶液=9:1)により精製し、標記化合物を白っぽい固体として得た(57mg,40%)。
【0212】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.34(s,6H),2.65(s,2H),3.74(s,3H),6.37(br.s.,2H),6.66(dd,J=8.2,2.0Hz,1H),7.22(dd,J=8.2,8.1Hz,1H),7.39(d,J=8.1Hz,1H),7.49(s,1H),8.19(s,1H),10.20(s,1H),14.06(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
19H
21N
6O
2[M+H]
+の計算値365.1721;実測値365.1721。
【0213】
別法として、飽和NaHCO
3水溶液で処理後、水層をEtOAc(×3)で抽出し、有機層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、減圧蒸発させた。生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製した。
【0214】
適切に置換された試薬(VII)又は(IV)を利用した以外は同様に操作し、以下の化合物を得た。
【0215】
8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物173
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=R7a=H]
【0216】
【化24】
[この文献は図面を表示できません]
【0217】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.32(s,6H),2.62(s,2H),6.34(br.s.,2H),7.23(br.s.,1H)7.55(br.s.,1H),8.15(s,1H),13.83(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
12H
15N
6O[M+H]
+の計算値259.1302;実測値259.1307。
【0218】
8−アミノ−N−(4−メトキシフェニル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物2
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換アリール、R7a=H]
【0219】
【化25】
[この文献は図面を表示できません]
【0220】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.33(s,6H),2.65(s,2H),3.74(s,3H),6.37(br.s.,2H),6.90(d,J=9.0Hz,2H),7.70(d,J=9.0Hz,2H),8.18(s,1H),10.11(s,1H),14.01(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
19H
21N
6O
2[M+H]
+の計算値365.1721;実測値365.1734。
【0221】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物3
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換アリール、R7a=H]
【0222】
【化26】
[この文献は図面を表示できません]
【0223】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.34(s,6H),2.66(s,2H),6.38(br.s.,2H),7.34(d,J=8.8Hz,2H),7.92(d,J=8.8Hz,2H),8.19(s,1H),10.49(s,1H),14.12(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
19H
18N
6O
2F
3[M+H]
+の計算値419.1438;実測値419.1443。
【0224】
8−アミノ−N−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物4
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換アリール、R7a=H]
【0225】
【化27】
[この文献は図面を表示できません]
【0226】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.33(s,6H),2.64(s,2H),5.99(s,2H),6.37(br.s.,2H),6.87(d,J=8.4Hz,1H),7.26(dd,J=8.4,1.7Hz,1H),7.46(d,J=1.7Hz,1H),8.18(s,1H),10.16(s,1H),14.03(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
19H
19N
6O
3[M+H]
+の計算値379.1513;実測値379.1525。
【0227】
4−{[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}安息香酸エチル(I)、化合物5
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=COOR6、R6=(C
1−C
6)アルキル、R8=H]
【0228】
【化28】
[この文献は図面を表示できません]
【0229】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.32(t,J=7.2Hz,3H),1.35(s,6H),2.66(s,2H),4.30(q,J=7.2Hz,2H),6.38(br.s.,2H),7.90−7.99(m,4H),8.20(s,1H),10.62(s,1H),14.16(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
21H
23N
6O
3[M+H]
+の計算値407.1826;実測値407.1827。
【0230】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物6
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=NR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0231】
【化29】
[この文献は図面を表示できません]
【0232】
1H NMR(400.4MHz,DMSO−d
6)δppm1.33(s,6H),2.23(s,3H),2.43−2.49(m,4H),2.64(s,2H),3.05−3.13(m,4H),6.33(br.s.,2H),6.90(d,J=9.1Hz,2H),7.62(d,J=9.1Hz,2H),8.17(s,1H),9.97(br.s.,1H),13.96(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
23H
29N
8O[M+H]
+の計算値433.2459;実測値433.2459。
【0233】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物32
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換ヘテロアリール、R7a=H]
【0234】
【化30】
[この文献は図面を表示できません]
【0235】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.33(s,6H),2.29(s,3H),2.66(m,2H),6.40(br.s.,2H),6.82(s,1H),8.19(s,1H),11.96(br.s.,1H),14.21(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
16H
18N
7OS[M+H]
+の計算値356.1288;実測値356.1288。
【0236】
8−アミノ−N−エチル−4,4−ジメチル−N−(プロパン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミドトリフルオロ酢酸塩(I)、化合物158
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=R7a=(C
1−C
6)アルキル]
【0237】
【化31】
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【0238】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6;配座異性体混合物)δppm1.04−1.27(m,15H),2.64(s,2H),3.21−3.27(m,水シグナルと部分的にオーバーラップしている,2H),3.91及び4.45(2×br.s.,1H),6.94(br.s.,2H),8.19(s,1H),13.75(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
17H
25N
6O[M+H]
+の計算値329.2085;実測値329.2082。
【0239】
8−アミノ−N−シクロヘキシル−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物34
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=非置換シクロアルキル、R7a=H]
【0240】
【化32】
[この文献は図面を表示できません]
【0241】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.06−1.18(m,1H),1.20−1.40(m,2H),1.29(s,6H),1.55−1.62(m,1H),1.65−1.85(m,4H),2.60(s,2H),3.67−3.75(m,1H),6.34(br.s.,2H),7.92(d,J=7.6Hz,1H),8.15(s,1H),13.80(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
18H
25N
6O[M+H]
+の計算値341.2085;実測値341.2075。
【0242】
(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)[4−(ピロリジン−1−イル)ピペリジン−1−イル]メタノン(I)、化合物36
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6aとR7aは一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する]
【0243】
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
【0244】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.17(s,3H),1.20(s,3H),1.26−1.40(m,2H),1.62−1.75(m,4H),1.78−1.85(m,1H),1.87−1.97(m,1H),2.17−2.34(m,1H),2.42−2.65(m,4H),2.59(s,2H),2.91−3.01(m,1H),3.05−3.13(m,1H),3.67−3.77(m,1H),4.29−4.39(m,1H),6.36(br.s.,2H),8.15(s,1H),13.71(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
21H
30N
7O[M+H]
+の計算値396.2507;実測値396.2495。
【0245】
(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)(1,4’−ビピペリジン−1’−イル)メタノン(I)、化合物38
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6aとR7aは一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する]
【0246】
【化34】
[この文献は図面を表示できません]
【0247】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.16(s,3H),1.20(s,3H),1.28−1.40(m,4H),1.43−1.51(m,4H),1.65−1.71(m,1H),1.78−1.85(m,1H),2.44−2.47(m,4H),2.60(s,2H),2.70−2.79(m,1H),2.96−3.06(m,1H),3.74−3.81(m,1H),4.50−4.57(m,1H),6.35(br.s.,2H),8.15(s,1H),13.70(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
22H
32N
7O[M+H]
+の計算値410.2663;実測値410.2653。
【0248】
(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)(4−フェニルピペラジン−1−イル)メタノン(I)、化合物161
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6aとR7aは一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する]
【0249】
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
【0250】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.21(s,6H),2.61(s,2H),3.07−3.14(m,2H),3.18−3.23(m,2H),3.53−3.61(br.s.,2H),3.78−3.84(m,2H),6.37(br.s.,2H),6.80−6.84(m,1H),6.94−7.00(m,2H),7.20−7.26(m,2H),8.16(s,1H),13.80(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
22H
26N
7O[M+H]
+の計算値404.2194;実測値404.2188。
【0251】
3−{[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}安息香酸エチル(I)、化合物17
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=COOR6、R6=(C
1−C
6)アルキル、R8=H]
【0252】
【化36】
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【0253】
1H NMR(400.4MHz,DMSO−d
6)δppm1.33(t,J=7.1Hz,3H),1.35(s,6H),2.66(s,2H),4.33(q,J=7.1Hz,2H),6.34(br.s.,2H),7.48(t,J=8.0Hz,1H)7.68(dt,J=8.0,1.2Hz,1H),8.02(ddd,J=8.0,2.2,1.0Hz,1H),8.19(s,1H),8.51(dd,J=2.2,1.2Hz,1H),10.49(s,1H),14.09(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
21H
23N
6O
3[M+H]
+の計算値407.1826;実測値407.1828。
【0254】
6−{[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}ピリジン−3−カルボン酸エチル(I)、化合物40
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=ヘテロアリール、R5=COOR6、R6=(C
1−C
6)アルキル、R8=H]
【0255】
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
【0256】
1H NMR(400.4MHz,DMSO−d
6)δppm1.34(t,J=7.1Hz,3H),1.38(s,6H),2.69(s,2H),4.34(q,J=7.1Hz,2H),6.38(br.s.,2H),8.20(s,1H),8.30−8.40(m,2H),8.87−8.89(m,1H),10.23(s,1H),14.30(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
20H
22N
7O
3[M+H]
+の計算値408.1779;実測値408.1777。
【0257】
(4−{[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}フェニル)酢酸エチル(I)、化合物96
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=アリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=COOR6、R6=(C
1−C
6)アルキル、R8=H]
【0258】
【化38】
[この文献は図面を表示できません]
【0259】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.18(t,J=5.4Hz,3H),1.34(s,6H),2.65(s,2H),3.61(s,2H),4.07(q,J=5.4Hz,2H),6.36(br.s.,2H),7.21(d,J=8.4Hz,2H),7.73(d,J=8.4Hz,2H),8.19(s,1H),10.22(s,1H),14.05(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
22H
25N
6O
3[M+H]
+の計算値421.1983;実測値421.1969。
【0260】
(3−{[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}フェニル)酢酸エチル(I)、化合物137
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=アリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=COOR6、R6=(C
1−C
6)アルキル、R8=H]
【0261】
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
【0262】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.19(t,J=7.1Hz,3H),1.34(s,6H),2.65(s,2H),3.64(s,2H),4.09(q,J=7.1Hz,2H),6.37(br.s.,2H),6.98(d,J=7.5Hz,1H),7.27(dd,J=8.2,7.5Hz,1H),7.63(d,J=8.2Hz,1H),7.79(s,1H),8.19(s,1H),10.23(s,1H),14.05(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
22H
25N
6O
3[M+H]
+の計算値421.1983;実測値421.1984。
【0263】
(2−{[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}−1,3−チアゾール−4−イル)酢酸エチル(I)、化合物33
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=COOR6、R6=(C
1−C
6)アルキル、R8=H]
【0264】
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
【0265】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.19(d,J=7.2Hz,3H),1.33(s,6H),2.66(s,2H),3.72(s,2H),4.10(d,J=7.2Hz,2H),6.39(br.s.,2H),7.05(s,1H),8.19(s,1H),12.14(br.s.,1H),14.22(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
19H
22N
7O
3S[M+H]
+の計算値428.15;実測値428.1489。
【0266】
(2−{[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}−1,3−チアゾール−5−イル)酢酸エチル(I)、化合物174
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=COOR6、R6=(C
1−C
6)アルキル、R8=H]
【0267】
【化41】
[この文献は図面を表示できません]
【0268】
HRMS(ESI+):C
19H
22N
7O
3S[M+H]
+の計算値428.1499;実測値428.1498。
【0269】
2−{[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}−1,3−チアゾール−4−カルボン酸エチル(I)、化合物57
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=ヘテロアリール、R5=COOR6、R6=(C
1−C
6)アルキル、R8=H]
【0270】
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
【0271】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.31(t,J=7.1Hz,3H),1.33(s,6H),2.67(s,2H),4.29(q,J=7.1Hz,2H),6.40(br.s.,2H),8.11(s,1H),8.19(s,1H),12.57(s,1H)14.27(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
18H
20N
7O
3S[M+H]
+の計算値414.1343;実測値414.1341。
【0272】
8−アミノ−1,4,4−トリメチル−N−{4−[2−(4−メチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物80
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0273】
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
【0274】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm0.84(d,J=6.5Hz,3H),1.00−1.10(m,2H),1.16−1.28(m,3H),1.30(s,6H),1.50−1.57(m,2H),1.62−1.72(m,2H),2.03−2.13(m,2H),2.39−2.47(m,1H),2.63(s,2H),2.72−2.78(m,2H),2.93−3.03(m,1H),3.69−3.76(m,2H),3.95−4.01(m,1H),4.34(s,3H),4.36−4.42(m,1H),6.61(br.s.,2H),6.94(s,1H),8.19(s,1H),12.07(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
29H
40N
9O
2S[M+H]
+の計算値578.3020;実測値578.3020。
【0275】
1,4,4−トリメチル−8−(メチルアミノ)−N−{4−[2−(4−メチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物85
[R1=R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、R3’=R4’=H、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6N7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0276】
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
【0277】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm0.85(d,J=6.4Hz,3H),1.00−1.11(m,2H),1.16−1.29(m,3H),1.31(s,6H),1.50−1.58(m,2H),1.60−1.72(m,2H),2.08(br.s.,2H),2.44(br.s.,2H),2.65(s,2H),2.76(br.s.,2H),2.85(d,J=4.8Hz,3H),2.93−3.00(m,1H),3.73(s,2H),3.95−4.05(m,1H),4.36(s,3H),4.36−4.42(m,1H),6.94(s,1H),7.10(q,J=4.8Hz,1H),8.23(s,1H),12.07(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
30H
42N
9O
2S[M+H]
+の計算値592.3177;実測値592.3195。
【0278】
8−アミノ−N−{4−[2−(1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−N,1,4,4−テトラメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物124
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6N7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=(C
1−C
6)アルキル]
【0279】
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
【0280】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.18(s,6H),1.20−1.29(m,2H),1.32−1.38(m,2H),1.41−1.51(m,4H),1.62−1.74(m,2H),2.32−2.45(m,5H),2.63(s,2H),2.95−3.03(m,1H),3.34(m,水シグナルとオーバーラップしている,1H),3.61(s,3H),3.71−3.87(m,2H),3.99−4.08(m,1H),4.33(s,3H),4.36−4.45(m,1H),6.63(br.s.,2H),7.07(s,1H),8.19(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
29H
40N
9O
2S[M+H]
+の計算値578.3020;実測値578.3008。
【0281】
8−アミノ−N−[4−(2−{4−[(tert−ブチルカルバモイル)アミノ]ピペリジン−1−イル}−2−オキソエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物71
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6N7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0282】
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
【0283】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.00−1.14(m,2H),1.20(s,9H),1.33(s,6H),1.70−1.76(m,2H),2.66(s,2H),2.77−2.84(m,1H),3.10−3.19(m,1H),3.50−3.60(m,1H),3.74(s,2H,3.82−3.89(m,1H),4.08−4.14(m,1H),5.51(s,1H),5.66(d,J=7.5Hz,1H),6.39(br.s.,2H),6.94(s,1H),8.19(s,1H),12.07(br.s.,1H),14.23(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
27H
37N
10O
3S[M+H]
+の計算値581.2766;実測値581.2769。
【0284】
2−{[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}−1,3−チアゾール−5−カルボン酸エチル(I)、化合物81
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=ヘテロアリール、R5=COOR6、R6=(C
1−C
6)アルキル、R8=H]
【0285】
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
【0286】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.31(t,J=7.1Hz,3H),1.34(s,6H),2.68(s,2H),4.29(q,J=7.1Hz,2H),6.41(br.s.,2H),8.20(s,1H),12.76(br.s.,1H),14.38(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
18H
20N
7O
3S[M+H]
+の計算値414.1343;実測値414.1334。
【0287】
2−{[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}−4−メチル−1,3−チアゾール−5−カルボン酸エチル(I)、化合物175
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=ヘテロアリール、R5=COOR6、R6=(C
1−C
6)アルキル、R8=H]
【0288】
【化48】
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【0289】
HRMS(ESI+):C
19H
21N
7O
3S[M+H]
+の計算値428.1499;実測値429.1497。
【0290】
1−(2−{[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}−1,3−チアゾール−4−イル)シクロプロパンカルボン酸メチル(I)、化合物127
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、RcとRdは一緒になって3員環シクロアルキル基を形成する、R5=COOR6、R6=(C
1−C
6)アルキル、R8=H]
【0291】
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
【0292】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.33(s,6H),1.34−1.38(m,2H),1.49−1.51(m,2H),2.66(s,2H),3.61(s,3H),6.39(br.s.,2H),7.20(s,1H),8.19(s,1H),12.10(s,1H),14.22(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
20H
22N
7O
3S[M+H]
+の計算値440.15;実測値440.1489。
【0293】
8−アミノ−N−(3−メトキシベンジル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物162
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換アリール(C
1−C
6)アルキル、R7a=H]
【0294】
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
【0295】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.31(s,6H),2.62(s,2H),3.73(s,3H),4.40(d,J=6.2Hz,2H),6.34(br.s.,2H),6.80(dd,J=8.9,2.3Hz,1H),6.87−6.91(m,2H),7.20−7.27(m,1H),8.16(s,1H),8.75(t,J=6.2Hz,1H),13.89(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
20H
23N
6O
2[M+H]
+の計算値379.1877;実測値379.1879。
【0296】
4−({[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}メチル)安息香酸メチル(I)、化合物163
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=1、Ra=Rb=H、A=アリール、n=0、R5=COOR6、R6=(C
1−C
6)アルキル、R8=H]
【0297】
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
【0298】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.30(s,6H),2.62(s,2H),3.84(s,3H),4.50(d,J=6.2Hz,2H),6.35(br.s.,2H),7.45(d,J=8.4Hz,2H),7.92(d,J=8.4Hz,2H),8.16(s,1H),8.90(t,J=6.2Hz,1H),13.93(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
21H
23N
6O
3[M+H]
+の計算値407.1826;実測値407.1826。
【0299】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−[4−(4−フェノキシフェニル)−1,3−チアゾール−2−イル]−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物76
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換ヘテロアリール、R7a=H]
【0300】
【化52】
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【0301】
HRMS(ESI+):C
27H
24N
7O
2S[M+H]
+の計算値510.1707;実測値510.1699。
【0302】
8−アミノ−1,4,4−トリメチル−N−(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物155
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換ヘテロアリール、R7a=H]
【0303】
【化53】
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【0304】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.34(s,6H),2.32(d,J=0.9Hz,3H),2.67(s,2H),4.38(s,3H),6.65(s,2H),6.85(d,J=0.9Hz,1H),8.22(s,1H),12.02(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
17H
20N
7OS[M+H]
+の計算値370.1445;実測値370.1443。
【0305】
8−アミノ−N,4,4−トリメチル−N−{4−[2−(4−メチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物123
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6N7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=(C
1−C
6)アルキル]
【0306】
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
【0307】
1H NMR(400.4MHz,DMSO−d
6)δppm0.86(d,J=6.5Hz,3H),0.99−1.11(m,2H),1.20(s,6H),1.18−1.32(m,3H),1.50−1.59(m,2H),1.64−1.74(m,2H),2.00−2.12(m,2H),2.38−2.50(m,1H),2.64(s,2H),2.71−2.79(m,2H),2.96−3.05(m,1H),3.20−3.28(m,1H),3.62(s,3H),3.69−3.84(m,2H),4.00−4.09(m,1H),4.37−4.46(m,1H),6.37(br.s.,2H),7.05(s,1H),8.18(s,1H),13.94(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
29H
40N
9O
2S[M+H]
+の計算値578.3020;実測値578.3022。
【0308】
8−アミノ−N−{4−[2−(1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−1,4,4−トリメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物108
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6N7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0309】
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
【0310】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.15−1.28(m,2H),1.30(s,6H),1.30−1.38(m,2H),1.41−1.51(m,4H),1.62−1.72(m,2H),2.37−2.47(br.s.,4H),2.62(br.s.,1H),2.63(s,2H),2.93−3.01(m,1H),3.34(m,水シグナルとオーバーラップしている,1H),3.73(s,2H),3.96−4.04(m,1H),4.34(s,3H),4.37−4.44(m,1H),6.62(br.s.,2H),6.94(s,1H),8.19(s,1H),12.07(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
28H
39N
9O
2S[M+H]
+の計算値564.2864;実測値564.2868。
【0311】
8−アミノ−N−{3−[2−(1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]フェニル}−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物120
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=アリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6N7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0312】
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
【0313】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.07−1.30(m,2H),1.33(s,6H),1.37−1.47(m,6H),1.55−1.71(m,2H),2.30−2.44(m,5H),2.64(s,2H),2.89−2.98(m,1H),3.34(m,水シグナルとオーバーラップしている,1H),3.63−3.76(m,2H),3.89−3.96(m,1H),4.38−4.49(m,1H),6.37(br.s.,2H),6.93(d,J=7.5Hz,1H),7.26(dd,J=7.5,8.4Hz,1H),7.58(d,J=8.4Hz,1H),7.76(s,1H),8.18(s,1H),10.22(br.s.,1H),14.03(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
30H
39N
8O
2[M+H]
+の計算値543.3191;実測値543.3191。
【0314】
N−{4−[2−(1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,4−ジメチル−8−(メチルアミノ)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物121
[R2=R3’=R4’=H、R1=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6N7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0315】
【化57】
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【0316】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.33(s,6H),1−18−1.92(m,10H),2.66(s,2H),2.50−2.85(br.s.,5H),2.87(d,J=4.4Hz,3H),2.96−3.04(m,2H),3.34(m,水シグナルとオーバーラップしている,1H),3.76(s,2H),4.02−4.10(m,1H),4.43−4.50(m,1H),6.83(br.s.,2H),6.96(s,1H),8.21(s,1H),12.08(br.s.,1H),14.19(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
28H
38N
9O
2S[M+H]
+の計算値564.2864;実測値564.2856。
【0317】
8−アミノ−N−[3−(1,3−ジオキサン−2−イル)フェニル]−1,4,4−トリメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物99
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換アリール、R7a=H]
【0318】
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
【0319】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.32(s,6H),1.42−1.49(m,1H),1.92−2.06(m,1H),2.62(s,2H),3.89−4.00(m,2H),4.13−4.19(m,2H),4.35(s,3H),5.50(s,1H),6.60(br.s.,2H),7.11(d,J=7.6Hz,1H),7.30(dd,J=7.6,7.5Hz,1H),7.64(d,J=7.5Hz,1H),7.99(s,1H),8.18(s,1H),10.30(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
23H
27N
6O
3[M+H]
+の計算値435.2139;実測値435.2126。
【0320】
8−アミノ−N−(4−ヒドロキシフェニル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物105
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換アリール、R7a=H]
【0321】
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
【0322】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.33(s,6H),2.64(s,2H),6.36(br.s.,2H),6.71(d,J=8.8Hz,2H),7.55(d,J=8.8Hz,2H),8.18(s,1H),9.21(s,1H),9.97(s,1H),13.97(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
18H
19N
6O
2[M+H]
+の計算値351.1564;実測値351.1561。
【0323】
8−アミノ−N−[3−(1,3−ジオキサン−2−イル)フェニル]−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物106
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換アリール、R7a=H]
【0324】
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
【0325】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.34(s,6H),1.42−1.48(m,1H),1.92−2.06(m,1H),2.65(s,2H),3.92−3.99(m,2H),4.12−4.18(m,2H),5.50(s,1H),6.37(br.s.,2H),7.11(d,J=7.8Hz,1H),7.30(dd,J=8.7,7.8Hz,1H),7.64(d,J=8.7Hz,1H),8.01(m,1H),8.19(s,1H),10.27(s,1H)14.05(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
22H
25N
6O
3[M+H]
+の計算値421.1983;実測値421.1981。
【0326】
8−アミノ−N−[4−(1,4’−ビピペリジン−1’−イルメチル)フェニル]−1,4,4−トリメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物128
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=アリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=NR6N7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0327】
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
【0328】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.31(s,6H),1.33−1.50(m,6H),1.61−1.68(m,2H),1.83−1.90(m,2H),2.10−2.22(m,1H),2.38−2.46(br.s.,4H),2.62(s,2H),2.80−2.86(m,2H),3.38(s,2H),4.35(s,3H),6.60(br.s.,2H),7.22(d,J=8.5Hz,2H),7.71(d,J=8.5Hz,2H),8.18(s,1H),10.24(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
30H
41N
8O[M+H]
+の計算値529.3398;実測値529.3409。
【0329】
8−アミノ−N−[4−(1,4’−ビピペリジン−1’−イルメチル)フェニル]−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミドトリフルオロ酢酸塩(1:2)(I)、化合物125
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=アリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=NR6N7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0330】
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
【0331】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.34(s,6H),1.36−1.47(m,1H),1.60−1.72(m,3H),1.81−1.92(m,4H),2.18−2.30(m,2H),2.68(s,2H),2.89−3.01(m,4H),3.45(m,水シグナルとオーバーラップしている,5H),4.27(br.s.,2H),6.83(br.s.,1H),7.46(d,J=8.5Hz,2H),7.91(d,J=8.5Hz,2H),8.23(s,1H),9.44(br.s.,1H),9.76(br.s.,1H),10.51(br.s.,1H),14.24(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
29H
39N
8O[M+H]
+の計算値515.3242;実測値515.3245。
【0332】
8−アミノ−N−[4−({[4−(1,4’−ビピペリジン−1’−イルメチル)フェニル]アミノ}メチル)フェニル]−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミドトリフルオロ酢酸塩(1:2)(I)、化合物126
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=アリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=NR6N7、R6=置換アリール、R7=R8=H]
【0333】
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
【0334】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.37(s,6H),1.39−1.50(m,1H),1.61−1.76(m,3H),1.82−1.92(m,4H),2.19−2.28(m,2H),2.71(s,2H),2.85−2.99(m,4H),3.81−3.50(m,水シグナルと部分的にオーバーラップしている,5H),4.13(br.s.,2H),4.29(s,2H),6.66(d,J=8.5Hz,2H),6.94(br.s.,2H),7.18(d,J=8.5Hz,2H),7.35(d,J=8.5Hz,2H),7.76(d,J=8.5Hz,2H),8.25(s,1H),9.50(br.s.,2H),10.31(br.s.,1H),14.17(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
36H
46N
9O[M+H]
+の計算値620.3820;実測値620.3826。
【0335】
8−アミノ−N−(4−{[4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル]メチル}フェニル)−1,4,4−トリメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物117
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=アリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=NR6N7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0336】
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
【0337】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.31(s,6H),1.32−1.42(m,2H),1.67−1.73(m,2H),1.86−1.93(m,2H),2.01−2.11(m,1H),2.17(s,6H),2.62(s,2H),2.79−2.84(m,2H),3.39(s,2H),4.35(s,3H),6.60(br.s.,2H),7.22(d,J=8.4Hz,2H),7.70(d,J=8.4Hz,2H),8.18(s,1H),10.25(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
27H
37N
8O[M+H]
+の計算値489.3085;実測値489.3091。
【0338】
8−アミノ−N−(4−{[4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル]メチル}フェニル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物118
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=アリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=NR6N7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0339】
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
【0340】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.33(s,6H),1.33−1.45(m,2H),1.70−1.75(m,2H),1.86−1.95(m,2H),2.15−2.30(br.s.,7H),2.65(s,2H),2.79−2.87(m,2H),3.40(s,2H),6.37(br.s.,2H),7.23(d,J=8.5Hz,2H),7.72(d,J=8.5Hz,2H),8.18(s,1H),10.24(br.s.,1H),14.02(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
26H
35N
8O[M+H]
+の計算値475.2929;実測値475.2919。
【0341】
[1−(4−{[(8−アミノ−1,4,4−トリメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}ベンジル)ピペリジン−4−イル]カルバミン酸tert−ブチル(I)、化合物132
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=アリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=NR6N7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0342】
【化66】
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【0343】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.31(s,6H),1.37(s,9H),1.39−1.46(m,2H),2.05−2.18(br.s.,2H),2.62(m,2H),2.78−2.87(m,2H),3.30(s,水シグナルとオーバーラップしている,2H),3.53(br.s.,1H),4.35(s,3H),6.60(s,2H),6.82(d,J=7.5Hz,1H),7.26(d,J=8.4Hz,2H),7.74(d,J=8.4Hz,2H),8.18(s,1H),10.29(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
30H
41N
8O
3[M+H]
+の計算値561.3296;実測値561.3287。
【0344】
[1−(4−{[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}ベンジル)ピペリジン−4−イル]カルバミン酸tert−ブチル(I)、化合物133
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=アリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=NR6N7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0345】
【化67】
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【0346】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.29−1.42(m,2H),1.34(s,6H),1.37(s,9H),1.62−1.71(m,2H),1.87−1.97(m,2H),2.66(m,2H),2.70−2.78(m,2H),3.16−3.25(m,1H),3.38(s,2H),6.38(br.s.,2H),6.77(d,J=8.2Hz,1H),7.22(d,J=8.2Hz,2H),7.73(d,J=8.2Hz,2H),8.19(s,1H),10.22(br.s.,1H),14.04(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
29H
39N
8O
3[M+H]
+の計算値547.3140;実測値547.3140。
【0347】
8−アミノ−N−(4−{[4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−1,4,4−トリメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物136
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=NR6N7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0348】
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
【0349】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.31(s,6H),1.32−1.42(m,2H),1.67−1.73(m,2H),1.93−2.00(m,2H),2.00−2.07(m,1H),2.15(s,6H),2.64(s,2H),2.84−2.91(m,2H),3.46(s,2H),4.34(s,3H),6.62(s,2H),6.99(s,1H),8.19(s,1H),12.07(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
24H
34N
9OS[M+H]
+の計算値496.2602;実測値496.2589。
【0350】
8−アミノ−N−(4−{[4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物138
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=NR6N7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0351】
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
【0352】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.33(s,6H),1.35−1.42(m,2H),1.67−1.77(m,2H),1.93−2.01(m,2H),2.16−2.26(m,7H),2.66(s,2H),2.86−2.94(m,2H),3.51(s,2H),6.39(br.s.,2H),6.99(s,1H),8.19(s,1H),12.07(br.s.,1H),14.20(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
23H
32N
9OS[M+H]
+の計算値482.2445;実測値482.2449。
【0353】
8−アミノ−N−(4−{[(3R)−3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−1,4,4−トリメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物147
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=NR6N7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0354】
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
【0355】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.31(s,6H),1.63−1.73(m,1H),1.85−1.96(m,1H),2.24(br.s.,6H),2.43−2.66(m,3H),2.64(s,2H),2.73−2.79(m,1H),2.84−3.01(m,1H),3.56−3.66(m,2H),4.35(s,3H),6.62(s,2H),7.01(s,1H),8.19(s,1H),12.06(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
23H
32N
9OS[M+H]
+の計算値482.2445;実測値482.2452。
【0356】
8−アミノ−N−(4−{[(3R)−3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド二塩酸塩(I)、化合物148
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=NR6N7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0357】
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
【0358】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.33(s,6H),1.88−2.02(m,1H),2.06−2.20(m,1H),2.67(s,2H),2.72(br.s.,6H),2.60−3.00(br.s.,5H),3.74(br.s.,2H),6.41(br.s.,2H),7.10(br.s.,1H),8.20(s,1H),12.06(br.s.,1H),14.27(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
22H
30N
9OS[M+H]
+の計算値468.2289;実測値468.23。
【0359】
8−アミノ−N−[4−(1,4’−ビピペリジン−1’−イルメチル)−1,3−チアゾール−2−イル]−1,4,4−トリメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物141
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=NR6N7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0360】
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
【0361】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.31(s,6H),1.35−1.53(m,7H),1.62−1.68(m,2H),1.90−1.98(m,2H),2.10−2.17(m,1H),2.39−2.45(m,4H),2.63(s,2H),2.86−2.92(m,2H),3.45(s,2H),4.34(s,3H),6.61(br.s.,2H),6.97(br.s.,1H),8.19(s,1H),12.03(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
27H
38N
9OS[M+H]
+の計算値536.2915;実測値536.2926。
【0362】
8−アミノ−N−[4−(1,4’−ビピペリジン−1’−イルメチル)−1,3−チアゾール−2−イル]−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物143
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=NR6N7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0363】
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
【0364】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.30−1.50(m,8H),1.33(s,6H),1.63−1.70(m,2H),1.90−2.00(m,2H),3.46(s,2H),6.39(br.s.,2H),6.98(s,1H),8.19(s,1H),12.09(br.s.,1H),14.18(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
26H
36N
9OS[M+H]
+の計算値522.2758;実測値522.2768。
【0365】
8−アミノ−N,N,4,4−テトラメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物184
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=R7a=(C
1−C
6)アルキル]
【0366】
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
【0367】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6;回転異性体混合物)δppm1.17(s,6H)2.60(s,2H)3.00(s,6H)6.36(br.s.,2H)8.16(s,1H)13.71(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
14H
19N
6O[M+H]
+の計算値287.1615;実測値287.1617。
【0368】
8−アミノ−2,4,4−トリメチル−N−(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロ−2H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物195
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換ヘテロアリール、R7a=H]
【0369】
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
【0370】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.19(s,6H),2.30(s,3H),2.58(s,2H),3.88(s,3H)6.49(br.s.,2H),6.91(br.s.,1H),8.12(s,1H),12.87(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
17H
20N
7OS[M+H]
+の計算値370.1445;実測値370.1450。
【0371】
8−アミノ−2,4,4−トリメチル−N−{4−[2−(4−メチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,5−ジヒドロ−2H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物211
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6N7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0372】
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
【0373】
1H NMR(499.7 DMSO−d
6)δppm0.86(d,J=6.5Hz,3H),1.00−1.12(m,2H),1.19(s,6H),1.15−1.33(m,3H),1.53−1.59(m,2H),1.65−1.74(m,2H),2.05−2.16(m,2H),2.41−2.53(m,1H),2.58(s,2H),2.73−2.80(m,2H),2.94−3.02(m,1H),3.35(m,水シグナルとオーバーラップしている,1H),3.69−3.81(m,2H),3.88(s,3H),3.98−4.05(m,1H),4.36−4.42(m,1H),6.48(br.s.,2H),7.01(br.s.,1H),8.12(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
29H
40N
9O
2S[M+H]
+の計算値578.3020;実測値578.3010。
【0374】
8−アミノ−N−(3−メトキシフェニル)−1,4,4−トリメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物215
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換アリール、R7a=H]
【0375】
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
【0376】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.31(s,6H),2.62(s,2H),3.74(s,3H),4.35(s,3H),6.60(s,2H),6.67(dd,J=8.2,2.1Hz,1H),7.23(dd,J=8.2,8.0Hz,1H),7.36(d,J=8.0Hz,1H),7.47(t,J=2.1Hz,1H),8.18(s,1H),10.24(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
20H
23N
6O
2[M+H]
+の計算値379.1877;実測値379.1878。
【0377】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)−2−[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)エチル]−4,5−ジヒドロ−2H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物216
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換ヘテロアリール、R7a=H]
【0378】
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
【0379】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.19(s,3H),1,21(s,3H),1.17−1.66(m,6H),2.29(s,2H),2.58(s,2H),3.20−3.28(m,1H),3.34−3.40(m,1H),3.66−3.71(m,1H),3.35−3.92(m,1H),4.33−4.43(m,2H),4.43−4.45(m,1H),6.52(br.s.,2H),6.89(br.s.,1H),8.12(s,1H),12.75(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
23H
30N
7O
3S[M+H]
+の計算値484.2126;実測値484.2123。
【0380】
8−アミノ−N−(4−{[(1−シクロヘプチルピペリジン−4−イル)オキシ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−1,4,4−トリメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物217
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=OR6、R6=置換ヘテロシクリル、R8=H]
【0381】
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
【0382】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.31(s,6H),1.27−1.52(m,10H),1.56−1.64(m,2H),1.65−1.73(m,2H),1.82−1.89(m 2H),2.17−2.25(m,2H),2.44−2.50(m,1H),2.64(s,2H),2.63−2.70(m,2H),3.33−3.38(m,1H),4.34(s,3H),4.46(s,2H),.62(s,2H),7.08(s,1H),8.19(s,1H),12.13(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
29H
41N
8O
2S[M+H]
+の計算値565.3068;実測値565.3094。
【0383】
8−アミノ−1,5,5−トリメチル−N−{4−[2−(4−メチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物225
[R1=R3=R4=H、R2=R3’=R4’=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6N7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0384】
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
【0385】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm0.84(d,J=6.6Hz,3H),1.00−1.09(m,2H),1.18−1.30(m,9H),1.50−1.57(m,2H),1.64−1.72(m,2H),2.03−2.12(m,2H),2.38−2.44(m,1H),2.70−2.78(m,2H),2.93(s,2H),2.94−3.01(m,1H),3.33(m,水シグナルとオーバーラップしている,1H),3.73(s,2H),3.96−4.03(m,1H),4.37(s,3H),4.37−4.43(m,1H),6.64(br.s.,2H),6.93(s,1H),8.29(s,1H),11.66(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
29H
40N
9O
2S[M+H]
+の計算値578.3020;実測値578.3018。
【0386】
別法:8−アミノ−4,4−ジメチル−N−(5−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物65
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換ヘテロアリール、R7a=H]
【0387】
【化81】
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【0388】
8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボン酸(Va)’(30mg,0.115mmol)と、TBTU(55.7mg,0.173mmol)と、5−メチル−1,3−チアゾール−2−アミン(VII)(20mg,0.173mmol)と、DIPEA(0.029mL,0.173mmol)の無水DMF(0.460mL)懸濁液を室温にて72時間撹拌した。水(2mL)で希釈後、得られた固形物を濾過し、水(×3)とジエチルエーテル(×3)で洗浄した。固形物にNaOH(2M)/EtOH(0.9M)を加え、反応混合物を2分間還流下で撹拌した。溶液をEtOAc(×3)で抽出し、有機相をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、減圧蒸発させ、それ以上精製せずに標記化合物を得た(12mg,29%)。
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.32(s,6H),2.37(s,3H),2.65(s,2H),6.39(br.s.,2H),7.18(s,1H),8.18(s,1H),11.86(br.s.,1H),14.19(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
16H
18N
7OS[M+H]
+の計算値356.1288;実測値356.1282。
【0389】
適切に置換された試薬(VII)を利用した以外は同様に操作し、以下の化合物を得た。
【0390】
8−アミノ−N−(1H−イミダゾール−2−イル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物144
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=非置換ヘテロアリール、R7a=H]
【0391】
【化82】
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【0392】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.36(s,6H),2.64(m,2H),6.37(br.s.,2H),6.78(br.s.,2H),8.16(s,1H),11.61(br.s.,2H),13.86(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
15H
17N
8O[M+H]
+の計算値325.1520;実測値325.1522。
【0393】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−(4−フェニル−1,3−チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物60
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換ヘテロアリール、R7a=H]
【0394】
【化83】
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【0395】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.35(s,6H),2.67(s,2H),6.40(br.s.,2H),7.30−7.36(m,1H),7.40−7.47(m,2H),7.68(br.s.,1H),7.93−7.96(m,2H),8.19(s,1H),12.21(br.s.,1H)14.25(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
21H
20N
7OS[M+H]
+の計算値418.1445;実測値418.1449。
【0396】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−(1,3−チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物61
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=非置換ヘテロアリール、R7a=H]
【0397】
【化84】
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【0398】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.34(s,6H),2.70(s,2H),6.94(br.s.,2H)7.29(d,J=3.7Hz,1H),7.54(d,J=3.7Hz,1H),8.22(s,1H),12.22(br.s.,1H),14.38(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
15H
16N
7OS[M+H]
+の計算値342.1132;実測値342.1125。
【0399】
8−アミノ−N−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物62
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換ヘテロアリール、R7a=H]
【0400】
【化85】
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【0401】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.44(s,6H),2.58(s,2H),6.30(s,2H),7.00−7.05(m,1H),7.18−7.22(m,1H),7.44−7.48(m,1H),7.63−7.68(m,1H),8.07(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
19H
18N
7OS[M+H]
+の計算値392.1288;実測値392.1284。
【0402】
8−アミノ−N−(6−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物63
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換ヘテロアリール、R7a=H]
【0403】
【化86】
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【0404】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.36(s,6H),2.68(s,2H),3.82(s,3H),6.41(br.s.,2H),7.05(dd,J=8.8,2.4Hz,1H),7.58(s,1H),7.67(d,J=8.8Hz,1H).8.20(s,1H),12.21(br.s.,1H),14.31(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
20H
20N
7O
2S[M+H]
+の計算値422.1394;実測値422.1394。
【0405】
8−アミノ−N−(6−クロロ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物64
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換ヘテロアリール、R7a=H]
【0406】
【化87】
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【0407】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.36(s,6H),2.67(s,2H),6.40(br.s.,2H),7.47(br.s.,1H),7.76(br.s.,1H),8.14(br.s.,1H),8.19(s,1H),12.51(br.s.,1H),14.38(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
19H
17N
7OSCl[M+H]
+の計算値426.0899;実測値426.09。
【0408】
8−アミノ−N−(5−クロロ−1,3−チアゾール−2−イル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物66
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換ヘテロアリール、R7a=H]
【0409】
【化88】
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【0410】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.33(s,6H),2.66(s,2H),6.40(br.s.,2H),7.56(br.s.,1H),8.19(s,1H),12.54(br.s.,1H),14.32(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
15H
15N
7OSCl[M+H]
+の計算値376.0742;実測値376.0744。
【0411】
別法:8−アミノ−N−(6−フルオロ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−1,4,4−トリメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物140
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換ヘテロアリール、R7a=H]
【0412】
【化89】
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【0413】
8−アミノ−1,4,4−トリメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボン酸(Va)(50mg,0.183mmol)をDCM(2mL)中にて1−クロロ−N,N,2−トリメチル−1−プロペニルアミン(Ghosez試薬,0.292mL,1.8mmol)で処理した。反応液を室温で2時間撹拌した後、6−フルオロ−1,3−ベンゾチアゾール−2−アミン(VII)(39mg,0.236mmol)とTEA(0.127mL,0.915mmol)のDCM(2mL)溶液で2日間処理し、蒸発させ、残渣をEtOAc(10mL)とH
2O(10mL)で分液した。水相を更にEtOAc(20mL×2)で抽出した。有機抽出相を合わせてブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、蒸発させた。カラムクロマトグラフィー(DCM:7N NH
3・MeOH溶液=95:5)により精製し、標記化合物を得た(10mg,13%)。
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.34(s,6H),2.66(s,2H),4.38(s,3H),6.64(s,2H),7.31(ddd,J=8.8,8.5,2.7Hz,1H),7.79(dd,J=8.8,4.7Hz,1H),7.92(dd,J=8.5,2.7Hz,1H),8.20(s,1H),12.45(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
20H
19N
7OFS[M+H]
+の計算値424.1351;実測値424.1359。
【0414】
[実施例2]
シーケンスB又はD
4,4−ジメチル−8−(メチルアミノ)−N−{4−[2−(4−メチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物122
【0415】
【化90】
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【0416】
工程a’
4,4−ジメチル−8−(メチルアミノ)−N−{4−[2−(4−メチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(IIa)
[R1=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、R3’=R4’=H、PG=テトラヒドロピラニル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6N7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0417】
4,4−ジメチル−8−(メチルアミノ)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボン酸(IIIa)(60mg,0.17mmol)を無水DMF(0.7mL)中にてDIPEA(0.093mL,0.544mmol)と2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−1−(4−メチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)エタノン(IV)(80mg,0.20mmol)とTBTU(65mg,0.20mmol)で処理した。反応液を室温で4日間放置した後、DMFを減圧蒸留により除去し、残渣をDCM(20mL)と飽和NaHCO
3水溶液(10mL)で分液し、水相を更にDCM(5mL×2)で抽出した。有機抽出相を合わせてNa
2SO
4で乾燥し、蒸発させると、粗生成物152mgが残り、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:7N NH
3・MeOH溶液=95:5)により精製し、標記化合物54mgを得た(48%)。
【0418】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm0.85(dd,J=6.02,2.67Hz,3H)0.398−1.15(m,2H)1.27(s,3H)1.34(s,3H)1.47−1.80(m,6H)1.88−2.11(m,2H)2.39−2.47(m,1H)2.59−2.69(m,2H)2.71−2.83(m,1H)2.87(d,J=4.42Hz,3H)2.91−3.05(m,1H)3.50−3.83(m,4H)3.91−4.09(m,2H)4.35−4.48(m,1H)6.82−6.94(m,1H)6.97(s,1H)7.14(br.s.,1H)8.25(s,1H)12.28(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
34H
48N
9O
3S[M+H]
+の計算値662.3596;実測値662.3597。
【0419】
適切に置換された試薬(IIIa)又は(IV)を利用した以外は同様に操作し、以下の化合物を得た。
【0420】
8−アミノ−N−(4−{[(1−シクロヘキシルピペリジン−4−イル)オキシ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−4,4−ジメチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(IIa)
[R1=R3’=R4’=H、PG=テトラヒドロピラニル、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=OR6、R6=置換ヘテロシクリル、R8=H]
【0421】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm0.99−1.23(m,4H)1.26(s,3H)1.35(s,3H)1.37−1.61(m,4H)1.66−1.79(m,4H)1.79−2.11(m,4H)2.16−2.31(m,2H)2.40−2,48(m,1H)2.57−2.67(m,2H)2.69−2.78(m,2H)(br.s.,2H)3.73−3.86(m,1H)3.89−3.96(m,1H)4.48(s,2H)6.64(br.s.,2H)6.85(dd,J=9.84,2.52Hz,1H)7.11(s,1H)8.20(s,1H)12.35(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
32H
45N
8O
3S[M+H]
+の計算値621.3330;実測値621.3335。
【0422】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−[4−({[トランス−4−(4−メチルピペリジン−1−イル)シクロヘキシル]オキシ}メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(IIa)
[R1=R3’=R4’=H、PG=テトラヒドロピラニル、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=OR6、R6=置換シクロアルキル、R8=H]
HRMS(ESI+):C
33H
47N
8O
3S[M+H]
+の計算値635.3486;実測値635.3482。
【0423】
8−アミノ−N−{4−[2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,4−ジメチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(IIa)
[R1=R3’=R4’=H、PG=テトラヒドロピラニル、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6N7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0424】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.08−1.22(m,5H)1.25(s,3H)1.35(s,3H)1.49−1.63(m,3H)1.64−1.83(m,5H)2.01−2.11(m,1H)2.17−2.30(m,2H)2.37−2.48(m,4H)2.57−2.68(m,2H)3.39−3.54(m,4H)3.74(s,2H)3.77−3.87(m,1H)3.87−3.96(m,1H)6.64(br.s.,2H)6.85(dd,J=9.91,2.44Hz,1H)6.96(s,1H)8.20(s,1H)12.29(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
32H
44N
9O
3S[M+H]
+の計算値634.3283;実測値634.3289。
【0425】
8−アミノ−N−(4−{2−[(1−シクロヘキシルピペリジン−4−イル)アミノ]−2−オキソエチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−4,4−ジメチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(IIa)
[R1=R3’=R4’=H、PG=テトラヒドロピラニル、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6N7、R6=置換ヘテロシクリル、R7=R8=H]
【0426】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.00−1.22(m,5H)1.26(s,3H)1.29−1.41(m,2H)1.34(s,3H)1.50−1.63(m,3H)1.64−1.81(m,6H)1.88−1.98(m,2H)2.00−2.10(m,2H)2.15−2.27(m,2H)2.39−2.48(m,1H)2.57−2.69(m,2H)2.70−2.79(m,2H)3.43−3.56(m,1H)3.48(s,2H)3.77−3.86(m,1H)3.88−3.96(m,1H)6.63(br.s.,2H)6.85(dd,J=9.91,2.44Hz,1H)6.93(s,1H)7.91(d,J=7.78Hz,1H)8.19(s,1H)12.27(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
33H
46N
9O
3S[M+H]
+の計算値648.3439;実測値648.3447。
【0427】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−{4−[2−(4−メチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(IIa)
[R1=R3’=R4’=H、PG=テトラヒドロピラニル、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6N7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0428】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm0.88(d,J=5.6Hz,3H)1.26(s,3H)1.34(s,3H)1.43−1.89(m,8H)1.87−1.98(m,2H)1.98−2.13(m,1H)2.40−2.47(m,2H)2.52−2.57(m,1H)2.60−2.67(m,2H)2.81−3.23(m,2H)3.76(s,2H)3.79−3.87(m,1H)3.88−3.94(m,1H)3.99−4.12(m,1H)4.39−4.53(m,1H)6.64(br.s.,2H)6.85(d,J=10.07Hz,1H)6.98(s,1H)8.20(s,1H)12.30(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
33H
46N
9O
3S[M+H]
+の計算値648.3439;実測値648.3460。
【0429】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−(5−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ[1,3]チアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−イル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(IIb)
[R1=R3’=R4’=H、PG=テトラヒドロピラニル、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換ヘテロアリール、R7a=H]
【0430】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.25(s,3H)1.34(s,3H)1.56(m,2H)1.67−1.82(m,1H)1.88−1.98(m,1H)2.00−2.09(m,1H)2.39(s,3H)2.41−2.47(m,1H)2.57−2.67(m,2H)2.67−2.77(m,4H)3.54(br.s.,2H)3.75−3.87(m,1H)3.88−3.96(m,1H)6.64(br.s.,2H)6.85(dd,J=10.07,2.44Hz,1H)8.19(s,1H)12.17(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
24H
31N
8O
2S[M+H]
+の計算値495.2285;実測値495.2291。
【0431】
[2−({[8−アミノ−4,4−ジメチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル]カルボニル}アミノ)−1,3−チアゾール−4−イル](ジフルオロ)酢酸エチル(IIa)
[R1=R3’=R4’=H、PG=テトラヒドロピラニル、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=F、R5=COOR6、R6=(C
1−C
6)アルキル、R8=H]
【0432】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.23(t,J=7.09Hz,3H)1.27(s,3H)1.35(s,3H)1.50−1.62(m,2H)1.68−1.80(m,1H)1.88−1.97(m,1H)2.01−2.10(m,1H)2.42−2.49(m,1H)2.63(s,2H)3.78−3.86(m,1H)3.88−3.96(m,1H)4.29(q,J=7.12Hz,2H)6.64(br.s.,2H)6.84(dd,J=9.99,2.36Hz,1H)7.85(s,1H)8.20(s,1H)12.83(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
24H
28F
2N
7O
4S[M+H]
+の計算値548.1886;実測値548.1892。
【0433】
8−アミノ−N−(4−{[(1−シクロヘプチルピペリジン−4−イル)オキシ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−4,4−ジメチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(IIa)
[R1=R3’=R4’=H、PG=テトラヒドロピラニル、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=OR6、R6=置換ヘテロシクリル、R8=H]
【0434】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.26(s,3H)1.34(s,3H)1.37−1.52(m,8H)1.52−1.64(m,4H)1.64−1.78(m,3H)1.79−1.89(m,2H)1.89−1.97(m,1H)1.99−2.10(m,1H)2.16−2.26(m,2H)2.42−2.48(m,2H)2.60−2.70(m,4H)3.78−3.95(m,2H)4.47(s,2H)6.63(br.s.,2H)6.85(d,J=7.93Hz,1H)7.10(br.s.,1H)8.19(s,1H)12.36(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
33H
47N
8O
3S[M+H]
+の計算値635.3487;実測値635.3489。
【0435】
8−アミノ−N−[4−({[1−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)ピペリジン−4−イル]オキシ}メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]−4,4−ジメチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(IIa)
[R1=R3’=R4’=H、PG=テトラヒドロピラニル、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=OR6、R6=置換ヘテロシクリル、R8=H]
【0436】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.26(s,3H)1.35(s,3H)1.40−1.61(m,8H)1.64−2.12(m,12H)2.16−2.27(m,2H)2.38−2.47(m,2H)2.61−2.65(m,2H)3.35−2.42(m,1H)3.77−3.95(m,2H)4.48(s,2H)6.64(br.s.,2H)6.85(dd,J=10.07,2.44Hz,1H)7.11(s,1H)8.20(s,1H)12.35(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
32H
43F
2N
8O
3S[M+H]
+の計算値657.3142;実測値657.3160。
【0437】
8−アミノ−N−{4−[2−(4,4’−ジメチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,4−ジメチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(IIa)
[R1=R3’=R4’=H、PG=テトラヒドロピラニル、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6N7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0438】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm0.87(d,J=4.27Hz,6H)0.95−1.24(m,3H)1.26(s,3H)1.35(s,3H)1.47−1.65(m,4H)1.65−1.81(m,3H)1.88−2.10(m,4H)2.37−2.47(m,1H)2.63(s,2H)2.72−2.89(m,2H)3.06−3.25(m,1H)3.41−3.56(m,1H)3.74(s,2H)3.79−3.98(m,2H)6.63(br.s.,2H)6.85(dd,J=10.07,2.29Hz,1H)6.95(s,1H)8.20(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
34H
48N
9O
3S[M+H]
+の計算値662.3596;実測値662.3584。
【0439】
8−アミノ−N−[4−({[1−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)ピペリジン−4−イル]オキシ}メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]−4,4−ジメチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(IIa)
[R1=R3’=R4’=H、PG=テトラヒドロピラニル、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=OR6、R6=置換ヘテロシクリル、R8=H]
【0440】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm0.85(s,3H)0.86(s,3H)1.09−1.20(m,2H)1.26(s,3H)1.35(s,3H)1.36−1.46(m,4H)1.46−1.64(m,4H)1.68−1.79(m,1H)1.80−1.97(m,3H)2.01−2.10(m,1H)2.11−2.27(m,3H)2.40−2.49(m,2H)2.57−2.68(m,2H)2.73−2.76(m,2H)3.77−3.87(m,1H)3.87−3.97(m,1H)4.48(s,2H)6.63(br.s.,2H)6.85(dd,J=9.91,2.44Hz,1H)7.10(s,1H)8.20(s,1H)12.35(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
34H
49N
8O
3S[M+H]
+の計算値649.3643;実測値649.3661。
【0441】
8−アミノ−N−[4−({[1−(シクロヘキシルメチル)ピペリジン−4−イル]オキシ}メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]−4,4−ジメチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(IIa)
[R1=R3’=R4’=H、PG=テトラヒドロピラニル、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=OR6、R6=置換ヘテロシクリル、R8=H]
【0442】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm0.73−0.87(m,2H)1.06−1.24(m,4H)1.26(s,3H)1.35(s,3H)1.37−1.51(m,3H)1.51−1.78(m,8H)1.78−2.01(m,6H)2.03(d,J=7.17Hz,2H)2.64(s,2H)3.36−3.44(m,1H)3.78−3.87(m,1H)3.87−3.97(m,1H)4.48(s,2H)6.63(br.s.,2H)6.85(dd,J=9.91,2.44Hz,1H)7.11(s,1H)8.20(s,1H)12.35(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
33H
47N
8O
3S[M+H]
+の計算値635.3487;実測値635.3504。
【0443】
8−アミノ−N−(4−{[(1−ベンジルピペリジン−4−イル)オキシ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−4,4−ジメチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(IIa)
[R1=R3’=R4’=H、PG=テトラヒドロピラニル、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=OR6、R6=置換ヘテロシクリル、R8=H]
【0444】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.26(s,3H)1.35(s,3H)1.39−1.63(m,4H)1.63−2.14(m,6H)2.57−2.60(m,4H)3.39−3.47(m,1H)3.44(s,2H)3.77−3.87(m,1H)3.87−3.97(m,1H)4.48(s,2H)6.63(br.s.,2H)6.85(dd,J=9.91,2.44Hz,1H)7.11(s,1H)7.20−7.35(m,5H)8.20(s,1H)12.35(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
33H
41N
8O
3S[M+H]
+の計算値629.3017;実測値629.3032。
【0445】
8−アミノ−N−{4−[2−(4,4−ジメチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,4−ジメチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(IIa)
[R1=R3’=R4’=H、PG=テトラヒドロピラニル、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0446】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)d ppm0.85(s,3H)0.86(s,3H)0.95(br.s.,2H)1.13−1.29(m,4H)1.25(s,3H)1.35(s,3H)1.51−1.62(m,2H)1.63−1.82(m,2H)1.87−1.98(m,1H)2.00−2.10(m,1H)2.31−2.46(m,3H)2.51−2.57(m,2H)2.58−2.68(m,2H)2.97(t,J=12.66Hz,1H)3.34(m,水シグナルとオーバーラップしている,1H)3.74(s,2H)3.79−3.87(m,1H)3.87−3.95(m,1H)3.98(d,J=12.51Hz,1H)4.39(d,J=12.66Hz,1H)6.64(s,2H)6.85(d,J=9.76Hz,1H)6.96(s,1H)8.20(s,1H)12.28(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
34H
48N
9O
3S[M+H]
+の計算値662.3596;実測値662.3584。
【0447】
[2−({[8−アミノ−4,4−ジメチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル]カルボニル}アミノ)−1,3−チアゾール−4−イル]酢酸エチル(IIa)
[R1=R3’=R4’=H、PG=テトラヒドロピラニル、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=COOR6、R6=(C
1−C
6)アルキル、R8=H]
【0448】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.19(t,J=7.09Hz,3H)1.26(s,3H)1.34(s,3H)1.50−1.62(m,2H)1.64−1.79(m,1H)1.88−1.97(m,1H)2.01−2.10(m,1H)2.39−2.47(m,1H)2.63(s,2H)3.73(s,2H)3.78−3.86(m,1H)3.88−3.94(m,1H)4.09(q,J=7.12Hz,2H)6.63(br.s.,2H)6.84(dd,J=9.99,2.36Hz,1H)7.06(s,1H)8.19(s,1H)12.36(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
24H
30N
7O
4S[M+H]
+の計算値512.2075;実測値512.2096。
【0449】
8−アミノ−N−(4−{2−[(2,6−ジメチル−4−オキソヘプト−5−エン−2−イル)アミノ]−2−オキソエチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−4,4−ジメチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(IIa)
[R1=R3’=R4’=H、PG=テトラヒドロピラニル、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6=(C
1−C
6)アルキル、R8=H]
【0450】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.26(s,3H)1.30(s,6H)1.35(s,3H)1.52−1.61(m,2H)1.67−1.79(m,1H)1.81(d,J=0.92Hz,3H)1.88−1.98(m,1H)2.03(d,J=0.76Hz,3H)2.02−2.08(m,1H)2.38−2.47(m,1H)2.60−2.68(m,2H)2.84(s,2H)3.46(s,2H)3.77−3.95(m,2H)6.03−6.09(m,1H)6.64(br.s.,2H)6.85(dd,J=9.99,2.36Hz,1H)6.94(s,1H)7.71(s,1H)8.20(s,1H)12.26(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
31H
41N
8O
4S[M+H]
+の計算値621.2966;実測値621.2983。
【0451】
8−アミノ−N−{4−[2−(3,3−ジメチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,4−ジメチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(IIa)
[R1=R3’=R4’=H、PG=テトラヒドロピラニル、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
HRMS(ESI+):C
34H
48N
9O
3S[M+H]
+の計算値662.3595;実測値662.3600。
【0452】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−{4−[2−(3−メチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(IIa)
[R1=R3’=R4’=H、PG=テトラヒドロピラニル、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0453】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm0.73−0.90(m,3H)1.25(s,3H)1.34(s,3H)1.36−1.82(m,10H)1.86−2.17(m,2H)2.39−2.49(m,1H)2.57−2.68(m,2H)2.66−2.82(m,2H)2.92−3.03(m,1H)3.75(s,2H)3.78−3.95(m,2H)3.95−4.04(m,1H)4.35−4.47(m,1H)6.64(s,2H)6.85(d,J=9.91Hz,1H)6.96(s,1H)8.20(s,1H)12.28(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
33H
46N
9O
3S[M+H]
+の計算値648.3439;実測値648.3459。
【0454】
8−アミノ−N−{4−[2−(3,3−ジフルオロ−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,4−ジメチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(IIa)
[R1=R3’=R4’=H、PG=テトラヒドロピラニル、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
HRMS(ESI+):C
32H
42F
2N
9O
3S[M+H]
+の計算値670.3094;実測値670.3071。
【0455】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−{6−[(4−メチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)カルボニル]−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル}−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(IIa)
[R1=R3’=R4’=H、PG=テトラヒドロピラニル、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=0、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0456】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm0.86(d,J=4.3Hz,3H),0.99−1.16(m,3H),1.16−1.26(m,2H),1.29(s,3H)1.38(s,3H)1.38−1.49(m,2H)1.50−1.63(m,2H)1.62−1.82(m,2H)2.01−2.21(m,4H)2.63(s,2H)2.75−2.88(m,3H)3.56−4.01(m,4H)4.08−4.59(m,4H)6.65(br.s.,2H)6.83−6.91(m,1H)7.40−7.48(m,1H)7.75−7.82(m,1H)8.07(br.s.,1H)8.21(s,1H)12.43(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
36H
46N
9O
3S[M+H]
+の計算値684.3439;実測値684.3440。
【0457】
8−アミノ−N−(4−{[(1−シクロヘプチル−4−メチルピペリジン−4−イル)オキシ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−4,4−ジメチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(IIa)
[R1=R3’=R4’=H、PG=テトラヒドロピラニル、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=OR6、R6=置換ヘテロシクリル、R8=H]
HRMS(ESI+):C
32H
42F
2N
9O
3S[M+H]
+の計算値649.3643;実測値649.3655。
【0458】
4,4−ジメチル−8−(メチルアミノ)−N−(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(IIb)
[R1=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、R3’=R4’=H、PG=テトラヒドロピラニル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換ヘテロアリール、R7a=H]
HRMS(ESI+):C
22H
28N
7O
2S[M+H]
+の計算値454.2020;実測値454.2009。
【0459】
8−アミノ−N−{4−[2−(4,4−ジフルオロ−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,4−ジメチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(IIa)
[R1=R3’=R4’=H、PG=テトラヒドロピラニル、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
HRMS(ESI+):C
32H
42F
2N
9O
3S[M+H]
+の計算値670.3094;実測値670.3081。
【0460】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−[4−({[1−(スピロ[2.5]オクト−6−イル)ピペリジン−4−イル]オキシ}メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(IIa)
[R1=R3’=R4’=H、PG=テトラヒドロピラニル、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=OR6、R6=置換ヘテロシクリル、R8=H]
HRMS(ESI+):C
34H
46N
9O
3S[M+H]
+の計算値660.3439;実測値660.3441。
【0461】
8−アミノ−5,5−ジメチル−N−{4−[2−(4−メチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(IIa)
[R1=R3=R4=H、PG=テトラヒドロピラニル、R3’=R4’=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0462】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm0.84(d,J=6.41,3H)0.95−1.10(m,2H)1.18(s,3H)1.19−1.3(m,3H)1.31(s,3H)1.47−1.60(m,4H)1.61−1.82(m,3H)1.89−1.99(m,1H)2.01−2.14(m,3H)2.38−2.46(m,1H)2.52−2.58(m,DMSOシグナルと部分的にオーバーラップしている,1H)2.69−2.80(m,2H)2.84−3.06(m,3H)3.75(s,2H)3.78−3.87(m,1H)3.88−4.06(m,2H)4.33−4.44(m,1H)6.67(br.s.,2H)6.83(dd,J=10.14,1.91Hz,1H)6.95(s,1H)8.30(s,1H)11.95(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
33H
46N
9O
3S[M+H]
+の計算値648.3439;実測値648.3443。
【0463】
8−アミノ−N−(4−{[(1−シクロヘプチルピペリジン−4−イル)オキシ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−5,5−ジメチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(IIa)
[R1=R3=R4=H、PG=テトラヒドロピラニル、R3’=R4’=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=OR6、R6=置換ヘテロシクリル、R8=H]
【0464】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.18(s,3H)1.31(s,3H)1.33−2.12(m,22H)2.13−2.28(m,2H)2.53−2.60(m,1H)2.62−2.71(m,2H)2.80−3.04(m,2H)3.36−3.41(m,水シグナルと部分的にオーバーラップしている,1H)3.75−3.99(m,2H)4.47(s,2H)6.67(br.s.,2H)6.83(dd,J=10.14,2.36Hz,1H)7.10(s,1H)8.30(s,1H)12.11(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
33H
47N
8O
3S[M+H]
+の計算値635.3486;実測値635.3481。
【0465】
工程b
4,4−ジメチル−8−(メチルアミノ)−N−{4−[2−(4−メチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ib)、化合物122
[R1=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、R2=R3’=R4’=H、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6N7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0466】
【化91】
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【0467】
4,4−ジメチル−8−(メチルアミノ)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボン酸(50mg,0.076mmol)をDCM(2.1mL)中にてTFA(0.5mL)で室温にて処理し、5時間撹拌し、蒸発させ、トルエン(2mL)を加え、2回蒸発させて粗生成物102mgを得、DCM:MeOH 1:1(2mL)に溶解し、PL HCO
3カートリッジ(MP SPE 500mg×6mLチューブ、ローディング量0.9mmol/g)に通した。カートリッジを同一溶媒(25mL)で洗浄し、濾液を蒸発させ、生成物51mgを得、シリカゲルクロマトグラフィー(DCM:7N NH
3・MeOH溶液=95:5)により更に精製し、標記化合物を得た(22mg,50%)。
【0468】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm0.85(d,J=6.2Hz,3H),1.00−1.16(m,2H),1.17−1.38(m,3H),1.33(s,6H),1.50−1.62(m,2H),1.65−1.78(m,2H),2.00−2.20(m,2H),2.66(s,2H),2.70−2.84(m,1H),2.87(d,J=4.1Hz,3H),2.93−3.02(m,1H),3.34(m,水シグナルとオーバーラップしている,1H),3.74(s,2H),3.96−4.04(m,1H),4.37−4.44(m,1H),6.83(br.s.,1H),6.94(s,1H),8.21(s,1H),12.06(br.s.,1H),14.19(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
29H
40N
9O
2S[M+H]
+の計算値578.3020;実測値578.3020。
【0469】
適切に置換された中間体(IIa)を利用した以外は同様に操作し、以下の化合物を得た。
【0470】
8−アミノ−N−(4−{[(1−シクロヘキシルピペリジン−4−イル)オキシ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ib)、化合物157
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=OR6、R6=置換ヘテロシクリル、R8=H]
【0471】
【化92】
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【0472】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.00−1.08(m,1H),1.12−1.23(m,2H),1.33(s,6H),1.38−1.48(m,2H)1.53−1.60(m,1H),1.67−1.76(m,4H),1.84−1.90(m,2H),2.18−2.33(br.s.,3H),2.66(s,2H),2.71−2.80(br.s.,2H),3.33−3.42(m,水シグナルと部分的にオーバーラップしている,1H),4.48(s,2H),6.40(br.s.,2H),7.09(s,1H),8.19(s,1H),11.92(br.s.,1H),14.07(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
27H
37N
8O
2S[M+H]
+の計算値537.2755;実測値537.2756。
【0473】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−[4−({[トランス−4−(4−メチルピペリジン−1−イル)シクロヘキシル]オキシ}メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ib)、化合物170
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=OR6、R6=置換シクロアルキル、R8=H]
【0474】
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
【0475】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm0.86(d,J=6.6Hz,3H),1.02−1.12(m,2H),1.22−1.29(m,1H),1.33(s,6H),1.36−1.49(m,4H),1.52−1.66(m,4H),1.84−1.94(m,2H),2.05−2.13(m,2H),2.20 m−2.28(m,1H),2.65(s,2H),2.76−2.80(m,2H),3.55−3.60(m,1H),4.43(s,2H),6.39(br.s.,2H),7.05(br.s.,1H),8.18(s,1H),12.18(br.s.,1H),14.16(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
28H
39N
8O
2S[M+H]
+の計算値551.2911;実測値551.2903。
【0476】
8−アミノ−N−{4−[2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ib)、化合物150
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6N7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0477】
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
【0478】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.01−1.10(m,1H),1.10−1.20(m,4H),1.32(s,6H),1.53−1.59(m,1H),1.67−1.76(m,4H),2.19−2.27(m,1H),2.37−2.47(m,4H,)2.66(s,2H),3.40−3.50(m,4H),3.73(s,2H),6.40(br.s.,2H),6.93(s,1H),8.19(s,1H),12.09(br.s.,1H),14.16(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
27H
36N
9O
2S[M+H]
+の計算値550.2707;実測値550.2704。
【0479】
8−アミノ−N−(4−{2−[(1−シクロヘキシルピペリジン−4−イル)アミノ]−2−オキソエチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ib)、化合物145
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6N7、R6=置換ヘテロシクリル、R7=R8=H]
【0480】
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
【0481】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.00−1.09(m,1H),1.11−1.21(m,2H),1.33(s,6H),1.34−1.44(m,2H),1.52−1.59(m,1H),1.68−1.75(m,8H),2.15−2.32(m,3H),2.66(s,2H),2.72−2.81(m,2H),3.47(s,2H),3.47−3.54(m,1H),6.40(br.s.,2H),6.92(s,1H),7.93(d,J=7.6Hz,1H),8.19(s,1H),12.09(br.s.,1H),14.20(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
28H
38N
9O
2S[M+H]
+の計算値564.2864;実測値564.2867。
【0482】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−{4−[2−オキソ−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ib)、化合物160
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6N7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0483】
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
【0484】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.32(s,6H),2.64(s,2H),3.05−3.17(m,4H),3.59−3.65(m,2H),3.68−3.73(m,2H),3.79(s,2H),6.38(br.s.,2H),6.78−6.82(m,1H),6.90−6.98(m,3H),7.18−7.25(m,2H),8.17(s,1H),12.11(br.s.,1H),14.17(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
27H
30N
9O
2S[M+H]
+の計算値544.2238;実測値544.2239。
【0485】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−{4−[2−(4−メチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ib)、化合物58
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0486】
【化97】
[この文献は図面を表示できません]
【0487】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm0.84(d,J=6.5Hz,3H),1.00−1.10(m,2H),1.15−1.29(m,3H),1.33(s,6H),1.50−1.57(m,2H),1.62−1.72(m,2H),1.99−2.15(m,2H),2.39−2.47(m,1H),2.66(s,2H),2.72−2.78(m,2H),2.93−3.01(m,1H),3.34(m,水シグナルとオーバーラップしている,1H),3.73(s,2H),3.95−4.01(m,1H),4.36−4.42(m,1H),6.40(br.s.,2H),6.93(s,1H),8.19(s,1H),12.07(br.s.,1H),14.19(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
28H
38N
9O
2S[M+H]
+の計算値564.2864;実測値564.2861。
【0488】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−(5−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ[1,3]チアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド二塩酸塩(Id)、化合物151
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換ヘテロアリール、R7a=H]
【0489】
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
【0490】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.35(s,6H),2.73(s,2H),2.94(d,J=3.7Hz,3H),2.98−3.11(m,3H),3.67−3.74(m,1H),4.31(dd,J=14.9,6.8Hz,1H),4.59(d,J=14.9Hz,1H),7.50(br.s.,3H),8.29(s,1H),10.78(br.s.,1H),12.51(br.s.,1H),14.55(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
27H
30N
9O
2S[M+H]
+の計算値544.2238;実測値544.2239。
【0491】
8−アミノ−N−(4−{[(1−シクロヘキシルピペリジン−4−イル)アミノ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド二塩酸塩(Ib)、化合物156
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=NR6N7、R6=置換ヘテロシクリル、R7=R8=H]
【0492】
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.04−1.22(m,1H),1.22−1.34(m,2H)1.35(s,6H),1.39−1.49(m,2H),1.59−1.67(m,1H),1.80−1.90(m,2H),2.07−2.24(m,4H),2.26−2.34(m,1H),2.33−2.42(m,2H),2.73(s,2H),3.00−3.10(m,2H),3.10−3.19(m,1H),3.45(m,水シグナルとオーバーラップしている,2H),4.22−4.31(m,2H),7.44(br.s.,2H),7.52(s,1H),8.29(s,1H),9.69(br.s.,2H),10.49(br.s.,1H),12.30(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
27H
37N
9OS[M+H]
+の計算値536.2915;実測値536.2923。
【0493】
(2−{[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}−1,3−チアゾール−4−イル)(ジフルオロ)酢酸エチル(Ib)、化合物185
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=F、R5=COOR6、R6=(C
1−C
6)アルキル、R8=H]
【0494】
【化100】
[この文献は図面を表示できません]
【0495】
HRMS(ESI+):C
19H
20F
2N
7O
3S[M+H]
+の計算値464.1311;実測値464.1304。
【0496】
8−アミノ−N−[4−({[1−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)ピペリジン−4−イル]オキシ}メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ib)、化合物189
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=OR6、R6=置換ヘテロシクリル、R8=H]
【0497】
【化101】
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【0498】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.33(s,6H),1.38−1.58(m,4H),1.62−1.91(m,6H),1.94−2.09(m,2H),2.18−2.26(m,2H),2.40−2.46(m,1H),2.66(s,2H),2.70−2.78(m,2H),4.48(s,2H),6.40(br.s.,2H),7.09(s,1H),8.19(s,1H),12.12(br.s.,1H),14.22(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
27H
35F
2N
8O
2S[M+H]
+の計算値573.2566;実測値573.2559。
【0499】
8−アミノ−N−[4−({[1−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)ピペリジン−4−イル]オキシ}メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ib)、化合物190
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=OR6、R6=置換ヘテロシクリル、R8=H]
【0500】
【化102】
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【0501】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm0.85,0.86(2×s,6H),1.07−1.22(m,2H),1.33(s,6H),1.34−1.47(m,6H),1.49−1.60(m,2H),1.83−1.90(m,2H),2.13−2.31(m,3H),2.66(s,2H),2.73−2.80(m,2H),3.39(m,水シグナルとオーバーラップしている,1H),4.47(s,2H),6.40(br.s.,2H),7.08(s,1H),8.19(s,1H),12.15(br.s.,1H),14.20(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
29H
41N
8O
2S[M+H]
+の計算値565.3068;実測値565.3068。
【0502】
8−アミノ−N−{4−[1,1−ジフルオロ−2−(4−メチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ib)、化合物191
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=F、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0503】
【化103】
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【0504】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm0.82(d,J=6.4Hz,3H),0.93−1.11(m,3H),1.18.−1.27(m,1H),1.33(s,6H),1.30−1.40(m,1H),1.44−1.62(m,3H),1.70−1.79(m,1H),1.94−2.13(m,2H),2.66(s,2H),2.68−2.78(m,2H),2.91−2.99(m,1H);3.33(m,水シグナルとオーバーラップしている,1H),3.80−3.88(m,1H),4.35−4.41(m,1H),6.40(br.s.,2H),7.78(br.s.,1H),8.19(s,1H),14.29(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
28H
36F
2N
9O
2S[M+H]
+の計算値600.2675;実測値600.2690。
【0505】
8−アミノ−N−(4−{[(1−シクロヘプチルピペリジン−4−イル)オキシ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ib)、化合物209
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=OR6、R6=置換ヘテロシクリル、R8=H]
【0506】
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
【0507】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.33(s,6H),1.30−1.50(m,10H),1.55−1.64(m,2H),1.66−1.73(m,2H),1.82−1.89(m,2H),2.18−2.36(m,2H),2.66(s,2H),2.64−2.70(m,2H),4.47(s,2H),6.40(br.s.,2H),7.08(s,1H),8.18(s,1H),12.14(br.s.,1H),14.15(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
28H
39N
8O
2S[M+H]
+の計算値551.2911;実測値551.2907。
【0508】
4,4−ジメチル−8−(メチルアミノ)−N−(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Id)、化合物210
[R1=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、R2=R3’=R4’=H、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換ヘテロアリール、R7a=H]
【0509】
【化105】
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【0510】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.33(s,6H),2.29(d,J=0.8Hz,3H),2.67(s,2H),2.87(d,J=4.1Hz,3H),6.78(br.s.,1H),6.82(s,1H),8.21(s,1H),11.98(s,1H),14.19(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
17H
20N
7OS[M+H]
+の計算値370.1445;実測値370.1452。
【0511】
8−アミノ−N−[4−({[1−(シクロヘキシルメチル)ピペリジン−4−イル]オキシ}メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ib)、化合物212
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=OR6、R6=置換ヘテロシクリル、R8=H]
【0512】
【化106】
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【0513】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm0.81(br.s.,2H)1.17(br.s.,4H)1.33(s,7H)1.44(d,J=3.20Hz,4H)1.63(br.s.,4H)1.70(d,J=12.66Hz,3H)1.79−1.87(m,2H)1.91−2.00(m,2H)2.03(d,J=7.02Hz,2H)2.66(s,3H)3.37−3.44(m,1H)4.48(s,2H)6.40(br.s.,2H)7.09(s,1H)8.19(s,1H)11.92−12.28(m,1H)14.18(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
28H
39N
8O
2S[M+H]
+の計算値370.1445;実測値370.1452。
【0514】
8−アミノ−N−(4−{[(1−ベンジルピペリジン−4−イル)オキシ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ib)、化合物213
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=OR6、R6=置換ヘテロシクリル、R8=H]
【0515】
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
【0516】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.33(s,6H),1.43−1.53(m,2H),1.82−1.90(m,2H),1.98−2.13(m,2H),2.62−2.68(m,2H),2.66(s,2H),3.41−3.47(m,1H),3.44(s,2H),4.48(s,2H),6.40(br.s.,2H),7.09(s,1H),7.21−7.25(m,1H),7.27−7.35(m,4H),8.19(s,1H),12.12(br.s.,1H),14.22(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
28H
33N
8O
2S[M+H]
+の計算値545.2442;実測値545.2443。
【0517】
8−アミノ−N−{4−[2−(4,4−ジメチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド塩酸塩(Ib)、化合物218
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0518】
【化108】
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【0519】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm0.94(br.s.,6H),1.33(s,6H),0.77−1.06(m,8H)1.13−1.70(m,17H)2.01−2.45(m,3H)2.52−2.61(m,1H)2.64−2.70(m,2H)2.75−3.12(m,3H)3.68−3.87(m,2H)4.11(br.s.,1H)4.42−4.59(m,1H)6.40(br.s.,2H)6.97(s,1H)8.19(s,1H)9.36(br.s.,1H)12.06(br.s.,1H)14.24(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
29H
40N
9O
2S[M+H]
+の計算値578.3020;実測値578.3026。
【0520】
8−アミノ−N−{4−[2−(3,3−ジメチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ib)、化合物219
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0521】
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
【0522】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm0.85(s,6H),1.10−1.32(m,4H),1.32(s,6H),1.40−1.48(m,2H),1.57−1.67(m,2H),2.05(br.s.,2H),2.30−2.60(m,3H),2.66(s,2H),2.94−3.03(m,1H),3.34(m,水シグナルとオーバーラップしている,1H),3.74(s,2H),3.93−4.01(m,1H),4.33−4.40(m,1H),6.39(br.s.,2H),6.94(s,1H),8.19(s,1H),12.05(br.s.,1H),14.22(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
29H
40N
9O
2S[M+H]
+の計算値578.3020;実測値578.3020。
【0523】
8−アミノ−N−(4−{2−[(2,6−ジメチル−4−オキソヘプト−5−エン−2−イル)アミノ]−2−オキソエチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ib)、化合物220
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6=(C
1−C
6)アルキル、R7=R8=H]
【0524】
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
【0525】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.29(s,6H),1.33(s,6H),1.80(s,3H),2.02(s,3H),2.66(s,2H),2.84(s,2H),3.45(s,2H),6.02−6.09(m,1H),6.39(br.s.,2H),6.93(s,1H),7.72(s,1H),8.19(s,1H),12.04(br.s.,1H),14.22(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
26H
33N
8O
3S[M+H]
+の計算値537.2391;実測値537.2407。
【0526】
8−アミノ−N−{4−[2−(3,3−ジフルオロ−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ib)、化合物222
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0527】
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
【0528】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.21−1.33(m,2H),1.33(s,6H),1.55−1.63(m,2H),1.63−1.73(m,2H),1.78−1.89(m,2H),2.43−2.73(m,5H),2.66(s,2H),2.94−3.02(m,1H),3.34(m,水シグナルとオーバーラップしている,1H),3.74(s,2H),3.96−4.04(m,1H),4.37−4.45(m,1H),6.40(br.s.,2H),6.94(s,1H),8.19(s,1H),12.07(s,1H),14.22(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
27H
34F
2N
9O
2S[M+H]
+の計算値586.2519;実測値586.2538。
【0529】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−{4−[2−(3−メチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ib)、化合物224
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0530】
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
【0531】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm0.79(d,J=6.6Hz,3H),1.17−1.77(m,9H),1.32(s,6H),1.98−2.07(m,2H),2.40−2.50(m,2H),2.66(s,2H),2.67−2.76(m,2H),2.90−3.02(m,1H),3.33(m,水シグナルとオーバーラップしている,1H),3.74(s,2H),3.96−4.03(m,1H),4.37−4.43(m,1H),6.40(br.s.,2H),6.94(s,1H),8.19(s,1H),12.06(br.s.,1H),14.21(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
28H
38N
9O
2S[M+H]
+の計算値564.2864;実測値564.2884。
【0532】
8−アミノ−N−(4−{[(1−シクロヘプチル−4−メチルピペリジン−4−イル)オキシ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ib)、化合物226
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=OR6、R6=置換ヘテロシクリル、R8=H]
【0533】
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
【0534】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.17(s,3H),1.33(s,6H),1.30−1.82(m,16H),2.36−2.60(s,5H),2.66(s,2H),4.38(s,2H),6.40(br.s.,2H),7.02(s,1H),8.19(s,1H),12.09(br.s.,1H),14.20(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
29H
41N
8O
2S[M+H]
+の計算値565.3068;実測値565.3053。
【0535】
8−アミノ−N−{4−[2−(4,4’−ジメチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ib)、化合物227
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0536】
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
【0537】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm0.85(s,3H),0.86(d,J=6.6Hz,3H),1.00−1.12(m,2H),1.21−1.32(m,3H),1.33(m,6H),1.55−1.63(m,2H),1.71−1.78(m,2H),1.94−2.05(m,2H),2.66(s,2H),2.78−2.86(m,2H),3.11−3.22(m,1H),3.25−3.75(m,水シグナルと部分的にオーバーラップしている,3H),3.72(s,2H),6.40(br.s.,2H),6.93(s,1H),8.19(s,1H),12.07(br.s.,1H),14.21(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
29H
40N
9O
2S[M+H]
+の計算値578.3020;実測値578.3026。
【0538】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−{6−[(4−メチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)カルボニル]−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル}−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ib)、化合物228
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=0、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0539】
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
【0540】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm0.88(d,J=7.17Hz,3H)0.98−1.17(m,2H)1.20−1.35(m,3H)1.37(s,6H)1.40−1.40(m,2H)1.53−1.86(m,4H)2.09−2.22(m,2H)2.67(s,2H)2.76−2.91(m,2H)2.89−3.15(m,1H)3.44−3.59(m,1H)3.60−3.83(m,1H)4.33−4.62(m,1H)6.40(br.s.,2H)7.43(d,J=6.25Hz,1H)7.76(br.s.,1H)8.04(br.s.,1H)8.19(s,1H),12.49(br.s.,1H),14.36(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
31H
38N
9O
2S[M+H]
+の計算値600.2864;実測値600.2858。
【0541】
8−アミノ−N−{4−[2−(4,4−ジフルオロ−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ib)、化合物229
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0542】
【化116】
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【0543】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.15−1.30(m,2H),1.32(s,6H),1.63−1.73(m,2H),1.78−2.00(m,4H),2.50−2.60(m,3H),2.66(s,2H),2.94−3.02(m,1H),3.35(m,水シグナルとオーバーラップしている,1H),3.74(s,2H),3.97−4.03(m,1H),4.38−4.44(m,1H),6.40(br.s.,2H),6.94(s,1H),8.19(s,1H),12.07(br.s.,1H),14.22(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
27H
34F
2N
9O
2S[M+H]
+の計算値586.2519;実測値586.2517。
【0544】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−[4−({[1−(スピロ[2.5]オクト−6−イル)ピペリジン−4−イル]オキシ}メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ib)、化合物230
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=OR6、R6=置換ヘテロシクリル、R8=H]
【0545】
【化117】
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【0546】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm0.12−0.20(m,2H),0.22−0.28(m,2H),0.87−0.94(m,2H),1.33(s,6H),1.27−1.49(m,4H),1.56−1.75(m,4H),1.84−1.90(m,2H),2.18−2.35(m,3H),2.66(s,2H),2.73−2.80(m,2H),3.35(m,水シグナルとオーバーラップしている,1H),4.48(s,2H),6.39(br.s.,2H),7.08(s,1H),8.19(s,1H),12.16(br.s.,1H),14.21(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
29H
39N
8O
2S[M+H]
+の計算値563.2911;実測値563.2906。
【0547】
8−アミノ−5,5−ジメチル−N−{4−[2−(4−メチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ib)、化合物231
[R1=R2=R3=R4=H、R3’=R4’=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0548】
【化118】
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【0549】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm0.84(d,J=6.6Hz,3H),1.00−1.10(m,2H),1.16−1.27(m,3H),1.26(s,6H),1.50−1.57(m,2H),1.62−1.73(m,2H),2.02−2.13(m,2H),2.40−2.47(m,1H),2.72−2.79(m,2H),2.94(s,2H),2.95−3.01(m,1H),3.35(m,水シグナルとオーバーラップしている,1H),3.73(s,2H),3.95−4.02(m,1H),4.36−4.42(m,1H),6.44(br.s.,2H),6.92(s,1H),8.30(s,1H),11.79(br.s.,1H),14.28(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
28H
38N
9O
2S[M+H]
+の計算値564.2864;実測値564.2869。
【0550】
8−アミノ−N−(4−{[(1−シクロヘプチルピペリジン−4−イル)オキシ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ib)、化合物233
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=OR6、R6=置換ヘテロシクリル、R8=H]
【0551】
【化119】
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【0552】
HRMS(ESI+):C
27H
34F
2N
9O
2S[M+H]
+の計算値551.2911;実測値551.2916。
【0553】
[実施例3]
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−{4−[(1−メチルピペリジン−4−イル)カルバモイル]フェニル}−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物8
【0554】
【化120】
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【0555】
変換法2
4−{[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}安息香酸(If)、化合物7
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=COOR6、R6=R8=H]
【0556】
【化121】
[この文献は図面を表示できません]
【0557】
4−{[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}安息香酸エチル(1.13g,2.79mmol)をEtOH(3mL)中にて2N NaOH(14mL,27.9mmol)で処理し、110℃(油浴温度)に3時間加熱した。反応液を4℃(氷水浴)まで冷却し、AcOH(1.6mL,27.9mmol)を加えた。固形物を吸引濾過し、十分に水洗し、50℃で減圧乾燥し、標記化合物800mgを白色固体として得た(76%)。
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.34(s,6H),2.66(s,2H),6.39(br.s.,2H),7.88−8.02(m,4H),8.19(s,1H),10.58(br.s.,1H),12.75(br.s.,1H)14.14(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
19H
20N
6O
3[M+H]
+の計算値379.1513;実測値379.1509。
【0558】
適切に置換された化合物(Ie)を利用した以外は同様に操作し、以下の化合物を得た。
【0559】
3−{[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}安息香酸(If)、化合物18
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=COOR6、R6=R8=H]
【0560】
【化122】
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【0561】
1H NMR(400.4MHz,DMSO−d
6)δppm1.35(s,6H),2.66(s,2H),6.35(br.s.,2H),7.41(t,J=7.8Hz,1H),7.65(dt,J=7.7,1.3Hz,1H),7.91(d,J=8.3Hz,1H),8.18(s,1H),8.45(br.s.,1H),10.42(br.s.,1H),14.05(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
19H
19N
6O
3[M+H]
+の計算値379.1513;実測値379.1496。
【0562】
別法:(3−{[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}フェニル)酢酸(If)、化合物139
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=アリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=COOR6、R6=R8=H]
【0563】
【化123】
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【0564】
(3−{[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}フェニル)酢酸エチル(170mg,0.405mmol)をEtOH(2mL)及びTHF(2mL)中にて2N LiOH(2mL,4.05mmol)で処理した。反応液を室温で3時間撹拌し、揮発分を減圧除去した。水相を少量のDCMで数回洗浄し、氷浴で冷却し、AcOH(0.232mL,4.05mmol)で処理した。固形物を吸引濾過し、水洗し、乾燥し、標記化合物130mgを得た(82%)。
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.33(s,6H),2.64(s,2H),3.45(br.s.,2H),6.37(br.s.,2H),6.96(d,J=7.5Hz,1H),7.23(dd,J=8.2,7.5Hz,1H),7.61(d,J=8.2Hz,1H),7.71(s,1H),8.17(s,1H),10.28(br.s.,1H),14.08(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
20H
21N
6O
3[M+H]
+の計算値393.1670;実測値393.1668。
【0565】
適切に置換された化合物(Ie)を利用した以外は同様に操作し、以下の化合物を得た。
【0566】
(4−{[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}フェニル)酢酸(If)、化合物97
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=アリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=COOR6、R6=R8=H]
【0567】
【化124】
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【0568】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.33(s,6H),2.65(s,2H),3.52(s,2H),6.37(br.s.,2H),7.21(d,J=8.4Hz,2H),7.72(d,J=8.4Hz,2H),8.18(s,1H),10.22(br.s.,1H),12.27(br.s.,1H),14.04(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
20H
21N
6O
3[M+H]
+の計算値393.1670;実測値393.1668。
【0569】
4−({[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}メチル)安息香酸(If)、化合物164
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=1、Ra=Rb=H、A=アリール、n=0、R5=COOR6、R6=R8=H]
【0570】
【化125】
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【0571】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.30(s,6H),2.62(s,2H),4.49(d,J=6.2Hz,2H),6.35(br.s.,2H),7.42(d,J=8.2Hz,2H),7.89(d,J=8.2Hz,2H),8.16(s,1H),8.88(br.s.,1H),13.92(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
20H
21N
6O
3[M+H]
+の計算値393.1670;実測値393.1671。
【0572】
(2−{[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}−1,3−チアゾール−4−イル)酢酸(If)、化合物42
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=COOR6、R6=R8=H]
【0573】
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
【0574】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.33(s,6H),2.66(s,2H),3.63(s,2H),6.40(br.s.,2H),7.01(s,1H),8.19(s,1H),12.14(br.s.,1H),14.18(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
17H
18N
7O
3S[M+H]
+の計算値400.1187;実測値400.1183。
【0575】
(2−{[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}−1,3−チアゾール−5−イル)酢酸(If)、化合物72
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=COOR6、R6=R8=H]
【0576】
【化127】
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【0577】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6;互変異性体の明白な存在)δppm1.32及び1.33(2×s,6H),2.62及び2.66(2×s,2H),3.82(s,2H),6.40(br.s.,2H),7.31(s,1H),8.12及び8.19(2×s,1H),11.96(br.s.,1H),13.82及び14.23(2×br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
17H
18N
7O
3S[M+H]
+の計算値400.1187;実測値400.1194。
【0578】
2−{[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}−1,3−チアゾール−4−カルボン酸(If)、化合物67
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=ヘテロアリール、R5=COOR6、R6=R8=H]
【0579】
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
【0580】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.34(s,6H),2.66(s,2H),6.40(br.s.,2H),7.84(br.s.,1H),8.18(s,1H),12.42(br.s.,1H),14.26(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
16H
16N
7O
3S[M+H]
+の計算値386.1030;実測値386.1027。
【0581】
2−{[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}−1,3−チアゾール−5−カルボン酸(If)、化合物82
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=ヘテロアリール、R5=COOR6、R6=R8=H]
【0582】
【化129】
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【0583】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.34(s,6H),2.67(s,2H),6.40(br.s.,2H),8.02(br.s.,1H),8.19(s,1H),12.49(br.s.,1H),14.32(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
16H
16N
7O
3S[M+H]
+の計算値386.1030;実測値386.1025。
【0584】
2−{[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}−4−メチル−1,3−チアゾール−5−カルボン酸(If)、化合物176
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=ヘテロアリール、R5=COOR6、R6=R8=H]
【0585】
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
【0586】
HRMS(ESI+):C
17H
18N
7O
3S[M+H]
+の計算値400.1186;実測値400.1185。
【0587】
1−(2−{[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}−1,3−チアゾール−4−イル)シクロプロパンカルボン酸(If)、化合物129
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、RcとRdは一緒になって3員環シクロアルキル基を形成する、R5=COOR6、R6=R8=H]
【0588】
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
【0589】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.19−1.32(m,2H),1.33(s,6H),1.42−1.48(m,2H),2.64(s,2H),6.38(br.s.,2H),7.13(br.s.,1H),8.17(s,1H),12.04(br.s.,1H),14.16(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
19H
20N
7O
3S[M+H]
+の計算値426.1343;実測値426.1345。
【0590】
(2−{[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}−1,3−チアゾール−4−イル)(ジフルオロ)酢酸(If)、化合物186
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=F、R5=COOR6、R6=R8=H]
【0591】
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
【0592】
HRMS(ESI+):C
17H
16F
2N
7O
3S[M+H]
+の計算値436.0998;実測値436.0996。
【0593】
[2−({[8−アミノ−4,4−ジメチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル]カルボニル}アミノ)−1,3−チアゾール−4−イル](ジフルオロ)酢酸(IIf)
[R1=R3’=R4’=H、PG=テトラヒドロピラニル、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=F、R5=COOR6、R6=R8=H]
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.27(s,3H)1.35(s,3H)1.51−1.62(m,2H)1.68−1.79(m,1H)1.88−1.98(m,1H)2.01−2.07(m,1H)2.41−2.49(m,1H)2.60−2.67(m,2H)3.78−3.95(m,2H)6.64(br.s.,2H)6.85(d,J=10.07Hz,1H)7.64(br.s.,1H)8.20(s,1H)12.72(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
22H
24F
2N
7O
4S[M+H]
+の計算値520.1573;実測値520.1588。
【0594】
[2−({[8−アミノ−4,4−ジメチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル]カルボニル}アミノ)−1,3−チアゾール−4−イル]酢酸(IIf)
[R1=R3’=R4’=H、PG=テトラヒドロピラニル、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、,y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=COOR6、R6=R8=H]
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.26(s,3H)1.35(s,3H)1.151−1.63(m,2H)1.67−1.81(m,1H)1.88−1.98(m,1H)2.01−2.11(m,1H)2.40−2.46(m,1H)2.63(s,2H)3.60(s,2H)3.78−3.87(m,1H)3.87−3.96(m,1H)6.63(br.s.,2H)6.85(dd,J=9.91,2.44Hz,1H)7.00(s,1H)8.19(s,1H)12.30(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
22H
26F
2N
7O
4S[M+H]
+の計算値484.1762;実測値484.1768。
【0595】
変換法3
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−{4−[(1−メチルピペリジン−4−イル)カルバモイル]フェニル}−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物8
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=CONR6R7、R6=置換ヘテロシクリル、R7=R8=H]
【0596】
【化133】
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【0597】
4−{[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}安息香酸(22mg,0.058mmol)をDMF(0.116mL)中にてDIPEA(0.015mL,0.087mmol)と1−メチルピペリジン−4−アミン(XXVII)(0.011mL,0.0873mmol)とTBTU(28mg,0.087mmol)で処理した。反応液を室温で3時間撹拌した後、揮発分を減圧蒸発させ、残渣を飽和NaHCO
3水溶液(50mL)とDCM(5mL×3)で分液した。有機抽出相を合わせてブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、蒸発させると、粗生成物29mgが残り、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:7N NH
3・MeOH溶液=9:1)により精製し、標記化合物を白っぽい固体として得た(8mg,29%)。
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.34(s,6H),1.53−1.64(m,2H),1.73−1.80(m,2H),1.91−2.04(m,2H),2.18(s,3H),2.66(s,2H),2.75−2.83(m,2H),3.68−3.78(m,1H),6.38(br.s.,2H),7.80−7.90(m,4H),8.14(d,J=7.5Hz,1H),8.19(s,1H),10.47(br.s.,1H),14.10(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
25H
31N
8O
2[M+H]
+の計算値475.2565;実測値475.2568。
【0598】
適切に置換された化合物(If)及び(XXVII)を利用した以外は同様に操作し、以下の化合物を得た。
【0599】
8−アミノ−N−[4−(シクロヘキシルカルバモイル)フェニル]−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物16
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=CONR6R7、R6=非置換シクロアルキル、R7=R8=H]
【0600】
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
【0601】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.08−1.20(m,1H),1.21−1.33(m,6H),1.35(s,6H),1.58−1.64(m,1H),1.68−1.86(m,4H),2.66(s,2H),3.79−3.80(m,1H),6.38(br.s.,2H),7.80−7.84(m,2H),7.85−7.91(m,2H),8.09(d,J=8.1Hz,1H),8.19(s,1H),10.44(s,1H),14.12(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
25H
30N
7O
2[M+H]
+の計算値460.2456;実測値460.2451。
【0602】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−[4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルカルバモイル)フェニル]−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物11
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=CONR6R7、R6=非置換ヘテロシクリル、R7=R8=H]
【0603】
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
【0604】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.35(s,6H),1.54−1.62(m,2H),1.74−1.78(m,2H),2.66(s,2H),3.35−3.41(m,2H),3.85−3.90(m,2H),3.95−4.06(m,1H),6.38(br.s.,2H),7.81−7.92(m,4H),8.20(s,1H),8.21(d,J=8.1Hz,1H),10.45(s,1H),14.13(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
24H
28N
7O
3[M+H]
+の計算値462.2248;実測値462.2242。
【0605】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−(4−{[4−(ピロリジン−1−イル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}フェニル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物13
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0606】
【化136】
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【0607】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.30−1.43(m,8H),1.34(s,6H),1.61−1.71(m,4H),1.75−1.92(br.s.,2H),2.19−2.27(m,1H),2.65(s,2H),2.85−3.16(br.s.,2H),3.61−3.73(br.s.,1H),4.16−4.34(br.s.,1H),6.38(br.s.,2H),7.36(d,J=8.5Hz,2H),7.85(d,J=8.5Hz,2H),8.19(s,1H),10.46(br.s.,1H),14.08(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
26H
33N
8O
2[M+H]
+の計算値515.2878;実測値515.2894。
【0608】
8−アミノ−N−(4−{[4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル]カルボニル}フェニル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物14
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0609】
【化137】
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【0610】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.28−1.40(m,2H),1.34(s,6H),1.64−1.90(br.s.,2H),2.17(s,6H),2.28−2.36(m,1H),2.65(s,2H),2.64−3.13(m,2H),3.57−3.80(br.s.,1H),4.29−4.47(br.s.,1H),6.38(br.s.,2H),7.37(d,J=8.5Hz,2H),7.86(d,J=8.5Hz,2H),8.19(s,1H),10.47(br.s.,1H),14.08(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
28H
37N
8O
3[M+H]
+の計算値489.2721;実測値489.2719。
【0611】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−{4−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニル}−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物15
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0612】
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
【0613】
1H NMR(400.4MHz,DMSO−d
6)δppm1.34(s,6H),2.20(s,3H),2.27−2.35(br.s.,4H),2.66(s,2H),3.35−3.60(m,4H),6.35(br.s.,2H),7.37(d,J=8.5Hz,2H),7.87(d,J=8.5Hz,2H),8.19(s,1H),10.42(br.s.,1H),14.08(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
24H
29N
8O
2[M+H]
+の計算値461.2408;実測値461.2403。
【0614】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−[4−(モルホリン−4−イルカルボニル)フェニル]−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物12
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0615】
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
【0616】
1H NMR(400.4MHz,DMSO−d
6)δppm1.35(s,6H),2.66(m,2H),3.42−3.55(br.s.,4H),3.57−3.63(br.s.,4H),6.35(br.s.,2H),7.40(d,J=8.5Hz,2H),7.88(d,J=8.5Hz,2H),8.19(s,1H),10.43(s,1H),14.08(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
23H
26N
7O
3[M+H]
+の計算値448.2092;実測値448.2094。
【0617】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−[4−(ピペリジン−1−イルカルボニル)フェニル]−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物19
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0618】
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
【0619】
1H NMR(400.4MHz,DMSO−d
6)δppm1.34(s,6H),1.46−1.56(br.s.,4H),1.58−1.68(m,2H),2.66(s,2H),3.30−3.75(m,4H),6.35(br.s.,2H),7.35(d,J=8.4Hz,2H),7.86(d,J=8.2Hz,2H),8.19(s,1H),10.40(br.s.,1H),14.07(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
24H
28N
7O
2[M+H]
+の計算値446.22998;実測値446.2292。
【0620】
8−アミノ−N−[4−(1,4’−ビピペリジン−1’−イルカルボニル)フェニル]−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物20
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0621】
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
【0622】
1H NMR(400.4MHz,DMSO−d
6)δppm1.34(s,6H),1.34−1.42(m,4H),1.43−1.54(m,4H),1.60−1.85(br.s.,2H),2.38−2.48(m,4H),2.66(s,2H),2.68−3.10(br.s.,2H),3.50−3.90(br.s.,1H),4.20−4.60(br.s.,1H),6.35(br.s.,2H),7.36(d,J=8.7Hz,2H),7.85(d,J=8.7Hz,2H),8.19(s,1H),10.42(br.s.,1H),14.06(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
29H
37N
8O
2[M+H]
+の計算値529.3034;実測値529.3037。
【0623】
8−アミノ−N−{4−[(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)カルボニル]フェニル}−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物21
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0624】
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
【0625】
1H NMR(400.4MHz,DMSO−d
6)δppm1.30−1.40(br.s,2H),1.35(s,6H),1.68−1.78(br.s.,2H),2.66(s,2H),3.11−3.25(m,2H),3.43−3.70(br.s.,1H),3.69−3.78(m,1H),3.80−4.10(br.s.,1H),4.77(d,J=4.0Hz,1H),6.34(br.s.,2H),7.35(d,J=8.5Hz,2H),7.86(d,J=8.5Hz,2H),8.19(s,1H),10.41(s,1H),14.08(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
24H
28N
7O
3[M+H]
+の計算値462.2248;実測値462.2244。
【0626】
8−アミノ−N−(4−{[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}フェニル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物22
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0627】
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
【0628】
1H NMR(400.4MHz,DMSO−d
6)δppm0.97−1.18(m,2H),1.34(s,6H),1.54−1.88(m,3H),2.66(s,2H),2.72−3.20(br.s.,2H),3.44−3.92(br.s.,1H),4.10−4.60(br.s.,1H),4.49(t,J=5.3Hz,1H),6.35(br.s.,2H),7.35(d,J=8.7Hz,2H),7.85(d,J=8.7Hz,2H),8.19(s,1H),10.41(br.s.,1H),14.07(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
25H
30N
7O
3[M+H]
+の計算値476.2405;実測値476.2396。
【0629】
8−アミノ−N−{4−[(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)カルボニル]フェニル}−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物23
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0630】
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
【0631】
1H NMR(400.4MHz,DMSO−d
6)δppm1.35(s,6H),1.97−2.10(m,4H),2.66(s,2H),3.50−3.67(br.s.,4H),6.35(br.s.,2H),7.44(d,J=8.5Hz,2H),7.88(d,J=8.5Hz,2H),8.19(s,1H),10.44(s,1H),14.09(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
24H
26N
7O
2F
2[M+H]
+の計算値482.2111;実測値482.2109。
【0632】
8−アミノ−N−{4−[(4−カルバモイルピペリジン−1−イル)カルボニル]フェニル}−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物24
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0633】
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
【0634】
1H NMR(400.4MHz,DMSO−d
6)δppm1.35(s,6H),1.44−1.54(m,2H),1.67−1.80(br.s.,2H),2.37(m,1H),2.66(s,2H),2.76−3.09(br.s.,2H),3.50−4.60(br.s.,2H),6.34(br.s.,2H),6.79(s,1H),7.27(s,1H),7.36(d,J=8.5Hz,2H),7.87(d,J=8.5Hz,2H),8.19(s,1H),10.41(s,1H),14.07(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
25H
29N
8O
3[M+H]
+の計算値489.2357;実測値489.2353。
【0635】
8−アミノ−N−{4−[(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)カルバモイル]フェニル}−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物28
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=CONR6R7、R6=置換シクロアルキル、R7=R8=H]
【0636】
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
【0637】
1H NMR(400.4MHz,DMSO−d
6)δppm1.15−1.46(m,4H),1.35(s,6H),1.77−1.91(m,4H),2.66(s,2H),3.35−3.45(m,1H),3.66−3.76(m,1H),4.53(d,J=4.5Hz,1H),6.34(br.s.,2H),7.77−7.84(m,2H),7.84−7.90(m,2H),8.03(d,J=7.8Hz,1H),8.19(s,1H),10.40(s,1H),14.10(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
25H
30N
7O
3[M+H]
+の計算値476.2405;実測値476.2406。
【0638】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−[4−(メチルカルバモイル)フェニル]−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物27
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=CONR6R7、R6=(C
1−C
6)アルキル、R7=R8=H]
【0639】
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
【0640】
1H NMR(400.4MHz,DMSO−d
6)δppm1.35(s,6H),2.66(s,2H),2.78(d,J=4.5Hz,3H),6.35(br.s.,2H),7.79−7.83(m,2H),7.84−7.91(m,2H),8.19(s,1H),8.31(q,J=4.5Hz,1H),10.43(br.s.,1H),14.06(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
20H
22N
7O
2[M+H]
+の計算値392.1830;実測値392.1818。
【0641】
8−アミノ−N−[4−(シクロブチルカルバモイル)フェニル]−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物30
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=CONR6R7、R6=非置換シクロアルキル、R7=R8=H]
【0642】
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
【0643】
1H NMR(400.4MHz,DMSO−d
6)δppm1.35(s,6H),1.62−1.72(m,2H),2.01−2.14(m,2H),2.15−2.25(m,2H),2.66(s,2H),4.35−4.47(m,1H),6.35(br.s.,2H),7.80−7.90(m,4H),8.19(s,1H),8.48(d,J=7.4Hz,1H),10.42(br.s.,1H),14.08(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
23H
26N
7O
2[M+H]
+の計算値432.2143;実測値432.2140。
【0644】
8−アミノ−N−[4−(シクロプロピルカルバモイル)フェニル]−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物31
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=CONR6R7、R6=非置換シクロアルキル、R7=R8=H]
【0645】
【化149】
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【0646】
1H NMR(400.4MHz,DMSO−d
6)δppm0.52−0.61(m,2H),0.65−0.72(m,2H),1.35(s,6H),2.66(s,2H),2.80−2.90(m,1H),6.34(br.s.,2H),7.71−7.83(m,2H),7.83−7.92(m,2H),8.19(s,1H),8.31(d,J=3.9Hz,1H),10.41(s,1H),14.10(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
22H
24N
7O
2[M+H]
+の計算値418.1986;実測値418.1986。
【0647】
8−アミノ−N−[4−(シクロペンチルカルバモイル)フェニル]−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物29
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=CONR6R7、R6=非置換シクロアルキル、R7=R8=H]
【0648】
【化150】
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【0649】
1H NMR(400.4MHz,DMSO−d
6)δppm1.35(s,6H),1.45−1.62(m,4H),1.66−1.74(m,2H),1.83−1.93(m,2H),2.66(s,2H),4.17−4.27(m,1H),6.35(br.s.,2H),7.80−7.90(m,4H),8.14(d,J=7.3Hz,1H),8.19(s,1H),10.41(br.s.,1H),14.09(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
24H
28N
7O
2[M+H]
+の計算値446.2299;実測値446.2284。
【0650】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−(4−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}フェニル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物41
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0651】
【化151】
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【0652】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.28−1.43(m,2H),1.34(s,6H),1.65−1.89(m,2H),2.14(s,3H),2.20−2.54(m,9H),2.72−3.11(m,2H),2.65(s,2H),2.72−3.08(m,2H),3.58−3.82(m,1H),4.33−4.54(m,1H),6.38(br.s.,2H),7.37(d,J=8.5Hz,2H),7.85(d,J=8.5Hz,2H),8.19(s,1H),10.46(br.s.,1H),14.08(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
29H
38N
9O
2[M+H]
+の計算値544.3143;実測値544.3146。
【0653】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−(4−{[4−(ピペリジン−1−イルメチル)フェニル]カルバモイル}フェニル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物59
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=CONR6R7、R6=置換アリール、R7=R8=H]
【0654】
【化152】
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【0655】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.33−1.43(m,2H),1.36(s,6H),1.45−1.53(m,4H),2.26−2.37(m,4H),2.67(s,2H),3.39(br.s.,2H),6.39(br.s.,2H),7.25(d,J=8.5Hz,2H),7.71(d,J=8.5Hz,2H),7.96(s,4H),8.20(s,1H),10.12(s,1H),10.54(br.s.,1H),14.13(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
31H
35N
8O
2[M+H]
+の計算値551.2878;実測値551.2898。
【0656】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−{3−[(1−メチルピペリジン−4−イル)カルバモイル]フェニル}−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物10
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=CONR6R7、R6=置換ヘテロシクリル、R7=R8=H]
【0657】
【化153】
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【0658】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.34(s,6H)1.53−1.63(m,2H),1.73−1.78(m,2H),1.91−1.97(m,2H),2.16(s,3H),2.65(s,2H),2.74−2.79(m,2H),3.65−3.79(m,1H),6.38(br.s.,2H),7.40(dd,J=8.2,7.8Hz,1H),7.52(d,J=7.8Hz,1H),7.90(d,J=8.2Hz,1H),8.19(s,1H),8.21(s,1H),8.23(d,J=7.8Hz,1H),10.37(br.s.,1H)14.07(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
25H
31N
8O
2[M+H]
+の計算値475.2565;実測値475.2564。
【0659】
8−アミノ−N−[3−(シクロヘキシルカルバモイル)フェニル]−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物25
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=CONR6R7、R6=非置換シクロアルキル、R7=R8=H]
【0660】
【化154】
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【0661】
1H NMR(400.4MHz,DMSO−d
6)δppm1.03−1.21(m,1H),1.26−1.38(m,4H),1.35(s,6H),1.57−1.64(m,1H),1.67−1.93(m,4H),2.66(s,2H),3.70−3.80(m,1H),6.35(br.s.,2H),7.39(dd,J=7.7,7.2Hz,1H),7.52(d,J=7.7Hz,1H),7.90(d,J=7.2Hz,1H),8.15(d,J=8.1Hz,1H),8.19(s,1H),8.20(s,1H),10.31(br.s.,1H),14.05(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
25H
30N
7O
2[M+H]
+の計算値460.2456;実測値460.2453。
【0662】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−(3−{[4−(ピロリジン−1−イル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}フェニル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物26
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0663】
【化155】
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【0664】
1H NMR(400.4MHz,DMSO−d
6)δppm1.34(s,6H),1.34−1.45(m,2H),1.64−1.70(m,4H),1.74−1.96(m,2H),2.24(m,1H),2.50(m,DMSO−d
6シグナルとオーバーラップしている,4H),2.66(s,2H),2.90−3.14(m,2H),3.58(br.s.,1H),4.26(br.s.,1H),6.35(s,2H),7.07(dt,J=7.6,1.2Hz,1H),7.39(dd,J=8.4,7.6,Hz,1H),7.82−7.88(m,2H),8.19(s,1H),10.41(br.s.,1H),14.02(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
28H
35N
8O
2[M+H]
+の計算値515.2878;実測値515.2874。
【0665】
[1−(4−{[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}ベンゾイル)ピペリジン−4−イル]カルバミン酸tert−ブチル(Ig)、化合物46
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0666】
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
【0667】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.22−1.42(m,2H),1.34(s,6H),1.38(s,9H),1.64−1.86(m,2H),2.65(s,2H),2.86−3.17(m,2H),3.45−3.76(m,2H),4.16−4.42(m,1H),6.38(br.s.,2H),6.90(d,J=7.6Hz,1H),7.34(d,J=8.4Hz,2H),7.87(d,J=8.4Hz,2H),8.19(s,1H),10.45(br.s.,1H),14.10(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
29H
35N
8O
4[M+H]
+の計算値561.2933;実測値561.2949。
【0668】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−{4−[(4−オキソピペリジン−1−イル)カルボニル]フェニル}−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物48
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0669】
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
【0670】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.34(s,6H),2.34−2.5(m,4H),2.66(m,2H),3.61−3.96(m,4H),6.38(br.s.,2H),7.48(d,J=8.5Hz,2H),7.89(d,J=8.5Hz,2H),8.19(s,1H),10.50(br.s.,1H),13.69(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
24H
26N
7O
3[M+H]
+の計算値460.2092;実測値460.2104。
【0671】
8−アミノ−N−[4−(1,4’−ビピペリジン−1’−イルカルボニル)ベンジル]−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物165
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=1、Ra=Rb=H、A=アリール、n=0、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0672】
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
【0673】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.30(s,6H),1.32−1.42(m,4H),1.43−1.50(m,4H),1.59−1.84(br.s.,2H),2.41−2.47(br.s.,4H),2.62(s,2H),2.64−3.07(br.s.,3H),3.49−3.66(br.s.,1H),4.46(d,J=6.2Hz,2H),4.48(br.s,1H),6.35(br.s.,2H),7.30−7.40(m,4H),8.16(s,1H),8.85(br.s.,1H),13.91(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
30H
39N
8O
2[M+H]
+の計算値543.3191;実測値543.3190。
【0674】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−{4−[(1−メチルピペリジン−4−イル)カルバモイル]ベンジル}−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物166
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=1、Ra=Rb=H、A=アリール、n=0、R5=CONR6R7、R6=置換ヘテロシクリル、R7=R8=H]
【0675】
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
【0676】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.30(s,6H),1.50−1.63(m,2H),1.69−1.79(m,2H),1.90−2.00(m,2H),2.17(s,3H),2.62(s,2H),2.74−2.81(m,2H),3.67−3.80(m,1H),4.47(d,J=6.2Hz,2H),6.35(br.s.,2H),7.38(d,J=8.4Hz,2H),7.79(d,J=8.4Hz,2H),8.16(s,1H),8.18(d,J=7.8Hz,1H),8.86(t,J=6.2Hz,1H),13.84(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
26H
33N
8O
2[M+H]
+の計算値489.2721;実測値489.2726。
【0677】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−(4−{2−[(1−メチルピペリジン−4−イル)アミノ]−2−オキソエチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物86
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6=置換ヘテロシクリル、R7=R8=H]
【0678】
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
【0679】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.33(s,6H),1.40−1.50(m,2H),1.70−1.80(m,2H),2.07(br.s.,2H),2.23(br.s.,3H),2.66(s,2H),2.78(br.s.,2H),3.48(s,2H),3.51−3.60(m,1H),6.39(br.s.,2H),6.92(s,1H),7.97(d,J=7.2Hz,1H),8.19(s,1H),12.09(br.s.,1H),14.19(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
23H
30N
9O
2S[M+H]
+の計算値496.2238;実測値496.2230。
【0680】
8−アミノ−N−{4−[2−(シクロヘキシルアミノ)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物35
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6=非置換シクロアルキル、R7=R8=H]
【0681】
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
【0682】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.06−1.32(m,5H),1.33(s,6H),1.50−1.60(m,1H),1.63−1.71(m,2H),1.71−1.80(m,2H),2.66(s,2H),3.47(s,2H),3.48−3.58(m,1H),6.40(br.s.,2H),6.91(s,1H),7.87(d,J=7.9Hz,1H),8.19(s,1H),12.07(br.s.,1H),14.22(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
23H
29N
8O
2S[M+H]
+の計算値481.2129;実測値481.2111。
【0683】
8−アミノ−N−[4−(シクロヘキシルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物68
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=ヘテロアリール、R5=CONR6R7、R6=非置換シクロアルキル、R7=R8=H]
【0684】
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
【0685】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.10−1.20(m,1H),1.28−1.35(m,4H),1.35(s,6H),1.56−1.60(m,1H),1.67−1.84(m,4H),2.68(s,2H),3.67−3.77(m,1H),6.41(br.s.,2H),7.81 8s,1H),7.81−7.86(m,1H),8.20(s,1H),12.06(br.s.,1H),14.35(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
22H
27N
8O
2S[M+H]
+の計算値467.1972;実測値467.1988。
【0686】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−{4−[(1−メチルピペリジン−4−イル)カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物69
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=ヘテロアリール、R5=CONR6R7、R6=置換ヘテロシクリル、R7=R8=H]
【0687】
【化163】
[この文献は図面を表示できません]
【0688】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.35(s,6H),1.64−1.74(m,2H),1.84−1.92(m,2H),2.37−2.54(m,5H),2.68(s,2H),2.97−3.18(br.s.,2H),3.80−3.92(m,1H),6.41(br.s.,2H),7.84(s,1H),8.08(br.s.,1H),8.20(s,1H),11.92(br.s.,1H),14.35(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
22H
28N
9O
2S[M+H]
+の計算値482.2081;実測値482.2093。
【0689】
8−アミノ−N−[4−(1,4’−ビピペリジン−1’−イルカルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物70
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=ヘテロアリール、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0690】
【化164】
[この文献は図面を表示できません]
【0691】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.34(s,6H),1.34−1.51(m,8H),1.67−1.83(br.s.,2H),2.67(s,2H),2.43−2.57(m,4H),2.67(s,2H),2.67−2.77(br.s.,1H),2.95−3.05(br.s.,1H),4.19−4.32(br.s.,1H),4.44−4.53(br.s.,1H),6.40(br.s.,2H),7.57(s,1H),8.19(s,1H),12.33(br.s.,1H),14.27(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
26H
34N
9O
2S[M+H]
+の計算値536.2551;実測値536.2561。
【0692】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−(5−{2−[(1−メチルピペリジン−4−イル)アミノ]−2−オキソエチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物74
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6=置換ヘテロシクリル、R7=R8=H]
【0693】
【化165】
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【0694】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.33(s,6H),1.36−1.48(m,2H),1.68−1.74(m,2H),1.94−2.04(m,2H),2.17(s,3H),2.66(s,2H),2.69−2.76(m,2H),3.45−3.54(m,1H),3.59(s,2H),6.40(br.s.,2H),7.25(s,1H),8.10(d,J=7.3Hz,1H),8.19(s,1H),11.91(br.s.,1H),14.17(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
23H
30N
9O
2S[M+H]
+の計算値496.2238;実測値496.2232。
【0695】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−{4−メチル−5−[(1−メチルピペリジン−4−イル)カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物79
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=ヘテロアリール、R5=CONR6R7、R6=置換ヘテロシクリル、R7=R8=H]
【0696】
【化166】
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【0697】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.33(s,6H),1.56−1.68(m,2H),1.73−1.79(m,2H),2.02−2.21(br.s.,2H),2.25(br.s.,3H),2.50(s,DMSOシグナルとオーバーラップしている,3H),2.67(s,2H),2.80−2.90(m,2H),3.67−3.77(m,1H),6.40(br.s.,2H),7.94(d,J=7.3Hz,1H),8.19(s,1H),12.33(br.s.,1H),14.27(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
23H
30N
9O
2S[M+H]
+の計算値496.2238;実測値496.2238。
【0698】
8−アミノ−N−{5−[2−(シクロヘキシルアミノ)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物73
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6=非置換シクロアルキル、R7=R8=H]
【0699】
【化167】
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【0700】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.08−1.20(m,2H)1.21−1.30(m,3H),1.33(s,6H),1.48−1.59(m,1H),1.62−1.70(m,2H),1.70−1.78(m,2H),2.66(s,2H),3.47−3.57(m,1H),3.58(s,2H),6.39(br.s.,2H),7.24(s,1H),8.03(d,J=7.9Hz,1H),8.19(s,1H),11.88(br.s.,1H),14.22(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
23H
29N
8O
2S[M+H]
+の計算値481.2129;実測値481.2123。
【0701】
8−アミノ−N−{5−[2−(1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物75
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0702】
【化168】
[この文献は図面を表示できません]
【0703】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.21−1.40(m,6H),1.33(s,6H),1.43−1.50(m,4H),1.69−1.76(m,2H),2.41−2.50(m,5H),2.52−2.58(m,1H),2.66(s,2H),2.98−3.05(m,1H),3.87−3.97(m,2H),4.00−4.06(m,1H),4.38−4.43(m,1H),6.40(br.s.,2H),7.28(s,1H),8.19(s,1H),11.92(br.s.,1H),14.22(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
27H
36N
9O
2S[M+H]
+の計算値550.2707;実測値550.2698。
【0704】
8−アミノ−N−[5−(シクロヘキシルカルバモイル)−4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物77
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=ヘテロアリール、R5=CONR6R7、R6=非置換シクロアルキル、R7=R8=H]
【0705】
【化169】
[この文献は図面を表示できません]
【0706】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.06−1.20(m,1H),1.25−1.38(m,4H),1.36(s,6H),1.59−1.65(m,1H),1.70−1.89(m,4H),2.52(s,3H),2.70(s,2H),3.69−3.76(m,1H),6.44(br.s.,2H),7.89(d,J=7.8Hz,1H),8.23(s,1H),12.34(br.s.,1H),14.33(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
23H
29N
8O
2S[M+H]
+の計算値481.2129;実測値481.2128。
【0707】
8−アミノ−N−[5−(1,4’−ビピペリジン−1’−イルカルボニル)−4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物78
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=ヘテロアリール、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0708】
【化170】
[この文献は図面を表示できません]
【0709】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.32(s,6H),1.34−1.43(m,4H),1.45−1.52(m,4H),1.75−1.82(m,2H),2.27(s,3H),2.40−2.55(m,DMSOシグナルとオーバーラップしている,4H),2.66(s,2H),2.89−2.99(m,2H),4.03−4.20(br.s.,2H),6.40(br.s.,2H),8.19(s,1H),12.31(br.s.,1H)14.26(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
27H
36N
9O
2S[M+H]
+の計算値550.2707;実測値550.2720。
【0710】
8−アミノ−N−[5−(シクロヘキシルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物83
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=ヘテロアリール、R5=CONR6R7、R6=非置換シクロアルキル、R7=R8=H]
【0711】
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
【0712】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.07−1.19(m,1H),1.21−1.35(m,4H),1.34(s,6H),1.57−1.64(m,1H),1.70−1.86(m,4H),2.67(s,2H),3.66−3.76(m,1H),6.40(br.s.,2H),8.12(s,1H),8.20(s,1H),8.23(d,J=7.8Hz,1H),12.36(br.s.,1H),14.31(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
22H
27N
8O
2S[M+H]
+の計算値467.1972;実測値467.1978。
【0713】
8−アミノ−N−[5−(1,4’−ビピペリジン−1’−イルカルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物84
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=ヘテロアリール、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0714】
【化172】
[この文献は図面を表示できません]
【0715】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.34(s,6H),1.35−1.58(m,8H),1.79−1.87(m,2H),2.39−2.65(br.s.,5H),2.67(s,2H),2.89−3.08(br.s.,2H),4.33(br.s.,2H),6.40(br.s.,2H),7.83(s,1H),8.20(s,1H),12.44(br.s.,1H),14.30(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
26H
34N
9O
2S[M+H]
+の計算値536.2551;実測値536.2542。
【0716】
8−アミノ−N−(4−{2−[(3R)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]−2−オキソエチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物87
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0717】
【化173】
[この文献は図面を表示できません]
【0718】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6;配座異性体混合物)δppm1.33(s,6H),1.68−2.00(m,2H),2.66(m,2H),3.23−3.71(m,6H),4.22−4.27及び4.30−4.34(2×m,1H),4.92及び5.00(2×d,J=3.0Hz,1H),6.39(br.s.,2H),6.95(s,1H),8.19(s,1H),12.06(br.s.,1H),14.22(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
21H
25N
8O
3S[M+H]
+の計算値469.1765;実測値469.1750。
【0719】
8−アミノ−N−(4−{2−[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]−2−オキソエチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物88
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0720】
【化174】
[この文献は図面を表示できません]
【0721】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6;配座異性体混合物)δppm1.33(s,6H),1.68−2.00(m,2H),2.66(m,2H),3.23−3.71(m,6H),4.22−4.27及び4.30−4.34(2×m,1H),4.92及び5.00(2×d,J=3.0Hz,1H),6.39(br.s.,2H),6.95(s,1H),8.19(s,1H),12.06(br.s.,1H),14.22(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
21H
25N
8O
3S[M+H]
+の計算値469.1765;実測値469.1758。
【0722】
8−アミノ−N−(4−{2−[4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル]−2−オキソエチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物89
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0723】
【化175】
[この文献は図面を表示できません]
【0724】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.15−1.25(m,2H),1.32(s,6H),1.68−1.78(m,2H),2.20(br.s.,6H),2.37(br.s.,1H),2.58−2.61(m,1H),2.66(s,2H),2.97−3.05(m,1H),3.74(s,2H),3.96−4.02(m,1H),4.32−4.39(m,1H),6.40(br.s.,2H),6.94(s,1H),8.19(s,1H),12.07(br.s.,1H),14.20(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
24H
32N
9O
2S[M+H]
+の計算値510.2394;実測値510.2381。
【0725】
8−アミノ−N−{4−[2−(4−カルバモイルピペリジン−1−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物90
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0726】
【化176】
[この文献は図面を表示できません]
【0727】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.28−1.46(m,2H),1.33(s,6H),1.66−1.73(m,2H),2.27−2.35(m,1H),2.57−2.65(m,1H),2.66(s,2H),2.99−3.08(m,1H),3.67−3.80(m,2H),3.97−4.02(m,1H),4.30−4.36(m,1H),6.42(br.s.,2H),6.79(br.s.,1H),6.94(s,1H),7.27(br.s.,1H),8.19(s,1H),12.07(br.s.,1H),14.22(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
23H
28N
9O
3S[M+H]
+の計算値510.2031;実測値510.2021。
【0728】
8−アミノ−N−(4−{2−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]−2−オキソエチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物91
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0729】
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
【0730】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm0.90−1.02(m,2H),1.33(s,6H),1.52−1.62(m,1H),1.62−1.68(m,2H),2.50−2.57(m,1H),2.66(s,2H),2.94−3.03(m,1H),3.21−3.26(m,2H),3.68−3.78(m,2H),3.95−4.01(m,1H),4.35−4.41(m,1H),4.48(t,J=5.3Hz,1H),6.39(br.s.,2H),6.93(s,1H),8.19(s,1H),12.06(s,1H),14.22(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
23H
29N
8O
3S[M+H]
+の計算値497.2078;実測値497.2082。
【0731】
8−アミノ−N−{4−[2−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物92
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0732】
【化178】
[この文献は図面を表示できません]
【0733】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.20−1.30(m,2H),1.33(s,6H),1.60−1.75(m,2H),2.66(s,2H),2.97−3.04(m,1H),3.17−3.24(m,1H),3.64−3.70(m,1H),3.73(s,2H),3.73−3.82(m,1H),3.87−3.95(m,1H),4.72(d,J=4.0Hz,1H),6.39(br.s.,2H),6.93(s,1H),8.19(s,1H),12.05(s,1H),14.22(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
22H
27N
8O
3S[M+H]
+の計算値483.1922;実測値483.1922。
【0734】
8−アミノ−N−(4−{2−[(3S)−3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル]−2−オキソエチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物93
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0735】
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
【0736】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6;配座異性体の1:1混合物)δppm1.33(s,6H),1.58−1.80(2×m,1H),1.96−2.13(2×m,1H),2.17(s,6H),2.66(s,2H),2.96−3.02(m,0.5H),3.16−3.27(m,1H),3.33(m,水シグナルとオーバーラップしている,1H),3.46−3.54(m,1H),3.57−3.63(m,0.5H),3.64及び3.67(2×s,2H),3.71−3.77(m,0.5H),3.78−3.84(m,0.5H),6.39(br.s.,2H),6.95及び6.96(2×s,1H),8.19(s,1H),12.06(br.s.,1H),14.21(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
23H
30N
9O
2S[M+H]
+の計算値496.2238;実測値496.2239。
【0737】
8−アミノ−N−[4−(2−アミノ−2−オキソエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物94
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6=R7=R8=H]
【0738】
【化180】
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【0739】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.33(s,6H),2.67(s,2H),3.46(s,2H),6.38(br.s.,2H),6.95(s,1H),6.96(br.s.,1H),7.39(br.s.,2H),8.19(s,1H),12.04(s,1H),14.21(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
17H
19N
8O
2S[M+H]
+の計算値399.1346;実測値399.1345。
【0740】
8−アミノ−N−[4−(2−{[3−(ジメチルアミノ)プロピル]アミノ}−2−オキソエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物95
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6=置換(C
1−C
6)アルキル、R7=R8=H]
【0741】
【化181】
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【0742】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.32(s,6H),1.52−1.61(m,2H),2.19(br.s.,6H),2.32(br.s.,2H),2.66(s,2H),3.03−3.15(m,2H),3.49(s,2H),6.40(br.s.,2H),6.96(s,1H),7.97(t,J=5.4Hz,1H),8.19(s,1H),14.22(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
22H
30N
9O
2S[M+H]
+の計算値484.2238;実測値484.2224。
【0743】
8−アミノ−N−(4−{2−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル]−2−オキソエチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物116
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0744】
【化182】
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【0745】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6;配座異性体の1:1混合物)δppm1.33(s,6H),1.58−1.80(2×m,1H),1.96−2.13(2×m,1H),2.17(s,6H),2.66(s,2H),2.96−3.02(m,0.5H),3.16−3.27(m,1H),3.33(m,水シグナルとオーバーラップしている,1H),3.46−3.54(m,1H),3.57−3.63(m,0.5H),3.64及び3.67(2×s,2H),3.71−3.77(m,0.5H),3.78−3.84(m,0.5H),6.39(br.s.,2H),6.95及び6.96(2×s,1H),8.19(s,1H),12.06(br.s.,1H),14.21(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
23H
30N
9O
2S[M+H]
+の計算値496.22381;実測値496.2232。
【0746】
{1−[(2−{[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}−1,3−チアゾール−4−イル)アセチル]ピペリジン−4−イル}カルバミン酸tert−ブチル(Ig)、化合物43
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0747】
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
【0748】
1H NMR(400.4MHz,DMSO−d
6)δppm1.10−1.29(m,2H),1.34(s,6H),1.38(s,9H),1.66−1.76(m,2H),2.65(s,2H),2.70−2.76(m,1H),3.05−3.14(m,1H),3.41−3.51(m,1H),3.72(s,2H),3.90−3.98(m,1H),4.18−4.25(m,1H),6.35(br.s.,2H),6.82(d,J=7.7Hz,1H),6.89(br.s.,1H),8.18(s,1H),12.03(br.s.,1H),14.14(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
27H
36N
9O
4S[M+H]
+の計算値582.2606;実測値582.2625。
【0749】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−{4−[2−オキソ−2−(4−オキソピペリジン−1−イル)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物45
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0750】
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
【0751】
1H NMR(400.4MHz,DMSO−d
6)δppm1.33(s,6H),2.33−2.38(m,2H),2.40−2.46(m,2H),2.66(s,2H),3.72−3.78(m,2H),3.84(s,2H),3.83−3.88(m,2H),6.37(br.s.,2H),7.00(s,1H),8.19(s,1H),12.01(br.s.,1H),14.16(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
22H
25N
8O
3S[M+H]
+の計算値481.1765;実測値481.1761;
【0752】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−(4−{2−オキソ−2−[4−(ピロリジン−1−イル)ピペリジン−1−イル]エチル}1,3−チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物37
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0753】
【化185】
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【0754】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.26−1.38(m,2H),1.36(s,6H),1.65−1.79(m,4H),1.81−1.94(m,2H),2.44−2.66(m,3H),2.69(s,2H),2.72−2.81(m,1H),3.09−3.16(m,1H),3.78(s,2H),3.91−4.00(m,1H),4.20−4.80(m,1H),6.43(br.s.,2H),6.97(s,1H),8.22(s,1H),12.10(br.s.,1H),14.26(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
26H
34N
9O
2S[M+H]
+の計算値536.2551;実測値536.2548。
【0755】
8−アミノ−N−{4−[2−(1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物39
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0756】
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
【0757】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.15−1.29(m,2H),1.30−1.37(m,8H),1.40−1.50(m,4H),1.62−1.72(m,2H),2.37−2.44(m,5H),2.65(s,2H),2.93−3.00(m,1H),3.40(m,水シグナルとオーバーラップしている,1H),3.73(s,2H),3.96−4.02(m,1H),4.37−4.42(m,1H),6.39(br.s.,2H),6.92(s,1H),8.18(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
27H
36N
9O
2S[M+H]
+の計算値550.2707;実測値550.2715。
【0758】
8−アミノ−N−{4−[2−(1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]フェニル}−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物98
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=アリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0759】
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
【0760】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.10−1.28(m,2H),1.29−1.39(m,8H),1.39−1.50(m,4H),1.60−1.73(m,2H),2.35−2.52(m,5H),2.64(s,2H),2.89−2.96(m,1H),3.33(m,水シグナルとオーバーラップしている,1H),3.66(s,2H),3.92−3.99(m,1H),4.37−4.45(m,1H),6.37(br.s.,2H),7.17(d,J=8.5Hz,2H),7.71(d,J=8.5Hz,2H),8.18(s,1H),10.21(br.s.,1H),14.03(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
30H
39N
8O
2[M+H]
+の計算値543.3191;実測値543.3201。
【0761】
8−アミノ−N−[4−(1−{[(3R)−3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル]カルボニル}シクロプロピル)−1,3−チアゾール−2−イル]−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物130
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、RcとRdは一緒になって3員環シクロアルキル基を形成する、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0762】
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
【0763】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6;回転異性体混合物)δppm1.08−1.33(m,4H),1.32(s,6H),1.55−1.71(m,1H),1.91−2.01(m,1H),2.06(s,3H),2.13(s,3H),2.55−2.63(m,1H),2.65(s,2H),2.91(dd,J=10.5,8.4Hz,0.5H),3.05(dd,J=11.6,8.5Hz,0.5H),3.11−3.17(m,0.5H),3.25−3.32(m,水シグナルと部分的にオーバーラップしている,1H),3.47−3.54(m,1H),3.61(dd,J=11.6,7.0Hz,0.5H),6.39(br.s.,2H),6.84及び6.88(2×s,1H),8.18(s,1H),12.13(br.s.,1H),14.20(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
25H
32N
9O
2S[M+H]
+の計算値522.2394;実測値522.2391。
【0764】
8−アミノ−N−{4−[1−(1,4’−ビピペリジン−1’−イルカルボニル)シクロプロピル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物131
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、RcとRdは一緒になって3員環シクロアルキル基を形成する、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0765】
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
【0766】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.12−1.38(m,4H),1.32(s,6H),1.40−1.50(m,4H),1.50−1.62(m,1H),1.65−1.76(m,1H),2.36−2.47(br.s.,4H),2.55−2.60(m,1H),2.65(s,2H),2.80−2.92(br.s.,1H),3.34(m,水シグナルとオーバーラップしている,1H),3.94−4.04(m,1H),4.38−4.47(m,1H),6.40(br.s.,2H),6.82(s,1H),8.18(s,1H),12.06(br.s.,1H),14.21(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
29H
38N
9O
2S[M+H]
+の計算値576.2864;実測値576.2838。
【0767】
8−アミノ−N−(3−{2−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル]−2−オキソエチル}フェニル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物142
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=アリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0768】
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
【0769】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6;配座異性体の1:1混合物)δppm1.33(s,6H),1.57−1.66(m,0.5H),1.70−1.78(m,0.5H),1.95−2.03(m,0.5H),2.03−2.11(m,0.5H),2.65(s,2H),2.97(dd,J=11.4,8.4Hz,0.5H),3.16−3.23(m,1H),3.41−3.48(m,0.5H),3.49−3.54(m,0.5H),3.68−3.63(m,0.5H),3.59及び3.61(2×s,2H),3.65−3.71(m,0.5H),3.78(dd,J=10.0,7.2Hz,0.5H),6.37(br.s.,2H),6.92−6.97(m,1H),7.22−7.27(m,1H),7.56−7.63(m,1H),7.74(m,1H),8.18(s,1H),10.21(br.s.,1H),14.02(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
26H
33N
8O
2[M+H]
+の計算値489.2721;実測値489.2721。
【0770】
8−アミノ−N−(3−{2−[4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル]−2−オキソエチル}フェニル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物146
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=アリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0771】
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
【0772】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.05−1.23(m,2H),1.33(s,6H),1.60−1.67(m,1H),1.66−1.75(m,1H),2.11(s,6H),2.22−2.30(m,1H),2.54−2.61(m,1H),2.64(s,2H),2.94−3.02(m,1H),3.66−3.74(m,2H),3.88−3.95(m,1H),4.33−4.39(m,1H),6.37(br.s.,2H),6.94(d,J=7.6Hz,1H)7.25(dd,J=8.1,7.6Hz,1H),7.59(d,J=8.1Hz,1H,7.75(s,1H),8.18(s,1H),10.24(br.s.,1H),14.00(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
27H
35N
8O
2[M+H]
+の計算値503.2878;実測値503.2877。
【0773】
{1−[(3−{[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}フェニル)アセチル]ピペリジン−4−イル}カルバミン酸tert−ブチル(Ig)、化合物177
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=アリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0774】
【化192】
[この文献は図面を表示できません]
【0775】
HRMS(ESI+):C
30H
39N
8O
0[M+H]
+の計算値575.3089;実測値575.3084。
【0776】
8−アミノ−N−{4−[2−(1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−1,1−ジフルオロ−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ig)、化合物183
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=F、R5=CONR6N7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0777】
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
【0778】
HRMS(ESI+):C
27H
34F
2N
9O
2S[M+H]
+の計算値586.2519;実測値586.2514。
【0779】
8−アミノ−N−{4−[1,1−ジフルオロ−2−(4−メチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,4−ジメチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(II)
[R1=R3’=R4’=H、PG=テトラヒドロピラニル、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=F、R5=CONR6N7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
HRMS(ESI+):C
33H
44F
2N
9O
3S[M+H]
+の計算値684.3250;実測値684.3102。
【0780】
[実施例4]
8−アミノ−N−{4−[(4−アミノピペリジン−1−イル)カルボニル]フェニル}−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物49
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0781】
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
【0782】
脱保護
[1−(4−{[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}ベンゾイル)ピペリジン−4−イル]カルバミン酸tert−ブチル(350mg,0.625mmol)をDCM(14mL)中にて4M HClジオキサン溶液(4.7mL,18.75mmol)で処理した。反応液を室温で3時間撹拌した。揮発分を減圧除去した。固形物を水(7mL)に溶解し、33%NH
4OHを加えてpH10までアルカリ化し、n−BuOH(20mL×2)で分液した。有機層を合わせて蒸発乾涸した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:7N NH
3・MeOH溶液=85:15)により精製し、標記化合物を得た(160mg,56%)。
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.17−1.37(m,2H),1.34(s,6H),1.70−1.90(m,2H),2.66(s,2H),2.82−3.18(m,2H),3.57−3.80(m,1H),4.20−4.40(m,1H),6.38(br.s.,2H),7.35(d,J=8.7Hz,2H),7.87(d,J=8.7Hz,2H),8.19(s,1H),10.48(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
24H
29N
8O
2[M+H]
+の計算値461.2408;実測値461.2415。
【0783】
適切に置換された化合物(I)を利用した以外は同様に操作し、以下の化合物を得た。
【0784】
8−アミノ−N−{4−[2−(4−アミノピペリジン−1−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物44
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0785】
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
【0786】
1H NMR(400.4MHz,DMSO−d
6)δppm1.06−1.15(m,2H),1.31(s,6H),1.67−1.74(m,2H),2.63(s,2H),2.63−2.72(m,1H),2.83−2.92(m,1H),2.99−3.09(m,1H),3.70(s,2H),3.87−3.95(m,1H),4.17−4.24(m,1H),6.33(br.s.,2H),6.87(s,1H),8.15(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
22H
28N
9O
2S[M+H]
+の計算値482.2081;実測値482.2074。
【0787】
別法:8−アミノ−N−{3−[(4−アミノピペリジン−1−イル)メチル]フェニル}−1,4,4−トリメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド二塩酸塩(I)、化合物104
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=アリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=NR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0788】
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
【0789】
[1−(3−{[(8−アミノ−1,4,4−トリメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}ベンジル)ピペリジン−4−イル]カルバミン酸tert−ブチル(16mg,0.029mmol)を4M HClジオキサン溶液(2mL)で処理した。反応液を室温で1時間撹拌した。揮発分を減圧除去し、定量的収率で標記化合物を得た。
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.35(s,6H),1.84−1.96(m,2H),2.07−2.13(s,2H),2.69(s,2H),2.98−3.09(m,2H),3.38(m,水シグナルとオーバーラップしている,3H),4.23−4.28(m,2H),4.36(s,3H),7.36(d,J=7.6Hz,1H),7.44(t,J=8.8,7.6Hz,1H),7.51(br.s.,3H),7.73(d,J=8.8Hz,1H),8.07(m,1H),8.26(s,1H),8.28(m,3H),10.50(s,1H),10.53(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
25H
33N
8O[M+H]
+の計算値461.2772;実測値461.2770。
【0790】
適切に置換された化合物(I)を利用した以外は同様に操作し、以下の化合物を得た。
【0791】
8−アミノ−N−{3−[(4−アミノピペリジン−1−イル)メチル]フェニル}−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド二塩酸塩(I)、化合物115
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=アリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=NR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0792】
【化197】
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【0793】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.36(s,6H),1.85−1.96(m,2H),2.06−2.13(m,2H),2.72(s,2H),2.97−3.09(m,2H),3.35(m,水シグナルとオーバーラップしている,3H),4.24−4.36(m,2H),7.27(br.s.,2H),7.35(d,J=7.8Hz,1H),7.44(dd,J=7.8Hz,1H),7.73(d,J=7.8Hz,1H),8.10(s,1H),8.18−8.43(m,4H)10.50(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
24H
31N
8O[M+H]
+の計算値447.2616;実測値447.2615。
【0794】
8−アミノ−N−{4−[(4−アミノピペリジン−1−イル)メチル]フェニル}−1,4,4−トリメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド二塩酸塩(I)、化合物134
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=アリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=NR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0795】
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
【0796】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.35(s,6H),1.88−1.98(m,2H),2.05−2.13(m,2H),2.70(s,2H),2.93−3.03(m,3H),3.19−3.55(m,水シグナルとオーバーラップしている,3H),4.21(d,J=4.4Hz,2H),4.37(s,3H),7.52−7.57(m,2H),7.63(br.s.,2H),7.86−7.90(m,2H),8.23(br.s.,3H),8.27(s,1H),10.57(s,1H),10.60−10.70(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
25H
33N
8O[M+H]
+の計算値461.2772;実測値461.2768。
【0797】
8−アミノ−N−{4−[(4−アミノピペリジン−1−イル)メチル]フェニル}−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド二塩酸塩(I)、化合物135
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=アリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=NR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0798】
【化199】
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【0799】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.35(s,6H),1.86−1.99(m,2H),2.05−2.11(m,2H),2.72(s,2H),2.89−3.03(m,2H),3.20−3.50(m,水シグナルとオーバーラップしている,3H),4.21(d,J=4.6Hz,2H),7.54(d,J=8.4Hz,2H),7.88(d,J=8.4Hz,2H),8.25(br.s.,,3H),8.27(s,1H),10.57(s,1H),14.37(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
24H
31N
8O[M+H]
+の計算値447.2616;実測値447.2613。
【0800】
8−アミノ−N−{4−[(4−アミノピペリジン−1−イル)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド二塩酸塩(I)、化合物152
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=NR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0801】
【化200】
[この文献は図面を表示できません]
【0802】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.36(s,6H),1.90−2.01(m,2H),2.06−2.14(m,2H),2.75(s,2H),3.03−3.15(m,2H),3.21−3.30(m,1H),3.38(m,水シグナルと部分的にオーバーラップしている,1H),4.29(s,2H),7.55(s,1H),7.88(br.s.,3H),8.32(s,1H),8.34(br.s.,2H),10.90(br.s.,1H),12.48(br.s.,1H),14.69(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
21H
28N
9OS[M+H]
+の計算値454.2132;実測値454.214。
【0803】
8−アミノ−N−{3−[2−(4−アミノピペリジン−1−イル)−2−オキソエチル]フェニル}−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド塩酸塩(I)、化合物149
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=アリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0804】
【化201】
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【0805】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.35(s,6H),1.26−1.38(m,2H),1.85−1.93(m,2H),2.64−2.73(m,1H),2.73(s,2H),3.02−3.11(m,1H),3.19−3.28(m,1H),3.68−3.78(m,2H),3.98−4.06(m,1H),4.36−4.42(m,1H),6.96(d,J=7.6Hz,1H),7.28(dd,J=7.5,7.6Hz,1H),7.60(d,J=7.5Hz,1H),7.74(s,1H),8.00(br.s.,3H),8.28(s,1H),10.39(br.s.,1H),14.37(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
25H
31N
8O
2[M+H]
+の計算値475.2565;実測値475.2552。
【0806】
[実施例5]
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−(4−{[4−(モルホリン−4−イル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}フェニル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物50
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0807】
【化202】
[この文献は図面を表示できません]
【0808】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−{4−[(4−オキソピペリジン−1−イル)カルボニル]フェニル}−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(30mg,0.065mmol)をDMF(0.650mL)中にてモルホリン(0.007mL,0.078mmol)とAcOH(0.004mL,0.075mmol)とトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(35mg,0.163mmol)で処理した。反応液を室温で2時間撹拌した後、更にモルホリン(0.003mL)とトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(20mg)を加えた。混合液を一晩撹拌した。溶媒を減圧除去し、残渣をDCMと飽和NaHCO
3水溶液で分液し、有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、蒸発乾涸した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:7N NH
3・MeOH溶液=95:5)により精製し、標記化合物4.6mgを得た(13%)。
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.30−1.40(m,2H),1.34(s,6H),1.68−1.90(m,2H),2.36−2.45(m,1H),2.43−2.52(m,4H),2.65(s,2H),2.70−3.10(m,2H),3.54−3.60(m,4H),3.62−3.80(m,1H),4.29−4.53(m,1H),6.38(br.s.,2H),7.37(d,J=8.5Hz,2H),7.86(d,J=8.5Hz,2H),8.19(s,1H),10.45(br.s.,1H),14.07(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
28H
35N
8O
3[M+H]
+の計算値531.2827;実測値531.2838。
【0809】
適切に置換された化合物(I)を利用した以外は同様に操作し、以下の化合物を得た。
【0810】
8−アミノ−N−{4−[(4,4−ジフルオロ−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)カルボニル]フェニル}−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物51
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0811】
【化203】
[この文献は図面を表示できません]
【0812】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.34(s,6H),1.37−1.48(m,2H),1.64−1.86(m,2H),1.87−1.98(m,4H),2.57−2.64(m,5H),2.66(s,2H),2.69−2.84(m,1H),2.89−3.10(m,1H),3.60−3.83(m,1H),4.36−4.63(m,1H),6.38(br.s.,2H),7.37(d,J=8.4Hz,2H),7.86(d,J=8.4Hz,2H),8.19(s,1H),10.44(br.s.,1H),14.09(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
29H
35N
8O
2F
2[M+H]
+の計算値565.28468;実測値565.2846。
【0813】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−{4−[(4−メチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)カルボニル]フェニル}−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物52
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0814】
【化204】
[この文献は図面を表示できません]
【0815】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm0.86(d,J=6.4Hz,3H),1.02−1.14(m,2H),1.22−1.31(m,1H),1.34(s,6H),1.35−1.46(m,2H),1.54−1.60(m,2H),1.61−1.82(m,2H),2.05−2.17(m,2H),2.45−2.50(m,1H),2.65(s,2H),2.77−2.83(m,2H),2.69−3.08(m,2H),3.60−3.78(m,1H),4.35−4.56(m,1H),6.38(br.s.,2H),7.36(d,J=8.6Hz,2H),7.85(d,J=8.6Hz,2H),8.19(s,1H),10.46(br.s.,1H),14.07(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
30H
39N
8O
2[M+H]
+の計算値543.3191;実測値543.3207。
【0816】
8−アミノ−N−(4−{2−[4−(アゼパン−1−イル)ピペリジン−1−イル]−2−オキソエチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物47
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0817】
【化205】
[この文献は図面を表示できません]
【0818】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.12−1.27(m,2H),1.33(s,6H),1.49(s,8H),1.58−1.73(m,2H),2.46−2.64(m,5H),2.66(s,2H),2.92−3.00(m,1H),3.33(m,水シグナルとオーバーラップしている,1H),3.69−3.79(m,2H),3.94−4.01(m,1H),4.36−4.43(m,1H),6.39(br.s.,2H),6.94(s,1H),8.19(s,1H),11.98(br.s.,1H),14.17(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
28H
38N
9O
2S[M+H]
+の計算値564.2864;実測値564.2883。
【0819】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−(4−{2−[4−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル]−2−オキソエチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物119
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0820】
【化206】
[この文献は図面を表示できません]
【0821】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.03−1.19(m,2H),1.33(s,6H),1.75−1.82(m,2H),2.29(s,3H),2.55−2.62(m,1H),2.65(s,2H),2.73−2.80(m,1H),3.05−3.12(m,1H),3.73(s,2H),3.87−3.94(m,1H),4.13−4.21(m,1H),6.39(br.s.,2H),6.92(s,1H),8.18(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
23H
30N
9O
2S[M+H]
+の計算値496.2238;実測値496.2241。
【0822】
[実施例6]
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−(4−{[4−(2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}フェニル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物56
【0823】
【化207】
[この文献は図面を表示できません]
【0824】
工程m
[1−(4−{[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}ベンゾイル)ピペリジン−4−イル]カルバミン酸2−クロロエチル(I)、化合物55
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
8−アミノ−N−{4−[(4−アミノピペリジン−1−イル)カルボニル]フェニル}−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(40mg,0.087mmol)を無水THF(0.8mL)中にてDIPEA(0.022mL,0.13mmol)で処理し、−20℃まで冷却し、クロロギ酸2−クロロエチル(0.01mL,0.13mmol)のTHF(0.3mL)溶液を滴下して処理した。1時間後に、反応液を室温まで昇温し、2時間撹拌した。揮発分を減圧除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:7N NH
3・MeOH溶液=95:5)により精製し、標記化合物を得た(10mg,20%)。
HRMS(ESI+):C
27H
32ClN
8O
4[M+H]
+の計算値567.2230;実測値567.2234。
【0825】
適切に置換された試薬を利用した以外は同様に操作し、以下の化合物を得た。
【0826】
8−アミノ−N−[4−({4−[(4−ヒドロキシブタノイル)アミノ]ピペリジン−1−イル}カルボニル)フェニル]−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物53
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0827】
【化208】
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【0828】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.26−1.43(m,2H),1.34(s,3H),1.57−1.65(m,2H),1.169−1.82(m,2H),2.09(t,J=7.5Hz,2H),2.65(s,2H),2.89−3.20(m,2H),3.35−3.39(m,2H),3.55−3.74(m,1H),3.75−3.88(m,1H),4.17−4.38(m,1H),4.45(t,J=5.2Hz,1H),6.38(br.s.,2H),7.35(d,J=8.5Hz,2H),7.80(d,J=7.6Hz,1H),7.87(d,J=8.5Hz,2H),8.18(s,1H),10.47(br.s.,1H),14.07(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
28H
35N
8O
4[M+H]
+の計算値547.2776;実測値547.2786。
【0829】
8−アミノ−N−[4−({4−[(4−クロロブタノイル)アミノ]ピペリジン−1−イル}カルボニル)フェニル]−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物54
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0830】
【化209】
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【0831】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.34(s,6H),1.69−1.84(m,2H),1.88−1.98(m,2H),2.19−2.24(m,2H),2.66(s,2H),2.91−3.30(m,2H),3.62−3.67(m,2H),3.76−3.89(m,1H),4.10−4.40(m,1H),6.38(br.s.,2H),7.35(d,J=8.5Hz,2H),7.87(d,J=8.5Hz,2H),7.91(d,J=7.8Hz,1H),8.19(s,1H),10.46(s,1H),14.11(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
28H
34ClN
8O
3[M+H]
+の計算値565.2437;実測値565.2441。
【0832】
工程n
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−(4−{[4−(2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}フェニル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物56
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0833】
【化210】
[この文献は図面を表示できません]
【0834】
[1−(4−{[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}ベンゾイル)ピペリジン−4−イル]カルバミン酸2−クロロエチル(10mg,0.018mmol)を無水DMF(0.350mL)中、アルゴン下に室温にてNaH(2.5mg,60%鉱油分散物,0.062mmol)で処理した。4時間後に混合液を水(7mL)に注ぎ、DCMで数回分液した。有機層を合わせてNa
2SO
4で乾燥し、蒸発乾涸した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:8%MeOH)により精製し、標記化合物4mgを得た(43%)。
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.34(s,6H),1.56−1.77(m,4H),2.65(s,2H),2.89(s,2H),2.72−3.22(m,2H),3.49−3.55(m,2H),3.60−3.92(m,1H),3.73−3.83(m,1H),4.22−4.29(m,2H),4.36−4.67(m,1H),6.38(br.s.,2H),7.40(d,J=8.5Hz,2H),7.87(d,J=8.5Hz,2H),8.19(s,1H),10.46(br.s.,1H),14.09(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
27H
31N
8O
4[M+H]
+の計算値531.2463;実測値531.2461。
【0835】
[実施例7]
[1−(3−{[(8−アミノ−1,4,4−トリメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}ベンジル)ピペリジン−4−イル]カルバミン酸tert−ブチル(Im)’、化合物103
【0836】
【化211】
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【0837】
変換法10
8−アミノ−N−(3−ホルミルフェニル)−1,4,4−トリメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ii)、化合物100
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=COR6、R6=R8=H]
【0838】
【化212】
[この文献は図面を表示できません]
【0839】
8−アミノ−N−[3−(1,3−ジオキサン−2−イル)フェニル]−1,4,4−トリメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(110mg,0.25mmol)をTHF(5mL)中にて1N HCl(2mL,2mmol)で処理し、室温で4時間撹拌した。揮発分を減圧除去し、残渣を水(10mL)とEtOAc(3×10mL)で分液した。抽出相を合わせてNa
2SO
4で乾燥し、蒸発させると、標記化合物が白色固体として残った(85mg,90%)。
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.33(s,6H),2.64(s,2H),4.37(s,3H),6.66(br.s.,2H),7.55−7.61(m,1H),7.63−7.67(m,1H),8.02(d,J=8.2Hz,1H),8.19(s,1H),8.45(s,1H),10.00(s,1H),10.61(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
20H
21N
6O
2[M+H]
+の計算値377.1721;実測値377.1720。
【0840】
適切に置換された化合物(I)を利用した以外は同様に操作し、以下の化合物を得た。
【0841】
8−アミノ−N−(3−ホルミルフェニル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ii)、化合物107
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=COR6、R6=R8=H]
【0842】
【化213】
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【0843】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.35(s,6H),2.67(s,2H),6.41(br.s.,2H),7.52−7.62(m,1H),7.65(m,1H),8.03(d,J=7.8Hz,1H),8.20(s,1H),8.47(m,1H),10.00(s,1H),10.58(br.s.,1H),14.14(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
19H
19N
6O
2[M+H]
+の計算値363.1564;実測値363.1565。
【0844】
変換法4
[1−(3−{[(8−アミノ−1,4,4−トリメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}ベンジル)ピペリジン−4−イル]カルバミン酸tert−ブチル(Im)’、化合物103
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=アリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=NR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0845】
【化214】
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【0846】
8−アミノ−N−(3−ホルミルフェニル)−1,4,4−トリメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(50mg,0.132mmol)と4−(N−Boc−アミノ)ピペリジン(XXVII)(40mg,0.199mmol)をDMF(3mL)中にて2時間撹拌後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(70mg,0.33mmol)とAcOH(0.008mL,0.132mmol)を加えた。反応液を室温で一晩撹拌した。揮発分を減圧除去した。残渣をDCM(20mL)と飽和NaHCO
3水溶液(5mL)で分液した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、蒸発乾涸した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:7N NH
3・MeOH溶液=90:1)により精製し、標記化合物を得た(35mg,47%)。
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.32(s,6H),1.33−1.43(m,2H),1.37(s,9H),1.62−1.71(m,2H),1.89−1.99(m,2H),2.62(s,2H),2.73−2.79(m,2H),3.11−3.27(m,1H),3.40(br.s.,2H),4.35(s,3H),6.60(br.s.,2H),6.78(d,J=7.9Hz,1H),7.00(d,J=7.6Hz,1H),7.26(t,J=8.1,7.6Hz,1H),7.65(d,J=8.1Hz,1H),7.73(s,1H),8.18(s,1H),10.24(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
30H
41N
8O
3[M+H]
+の計算値561.3296;実測値561.3302。
【0847】
適切に置換された化合物(I)及び試薬(XXVII)を利用した以外は同様に操作し、以下の化合物を得た。
【0848】
8−アミノ−1,4,4−トリメチル−N−{3−[(4−メチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)メチル]フェニル}−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Im)’、化合物111
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=アリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=NR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0849】
【化215】
[この文献は図面を表示できません]
【0850】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm0.86(d,J=6.5Hz,3H),1.01−1.12(m,2H),1.22−1.34(m,1H),1.32(s,6H),1.39−1.48(m,2H),1.53−1.61(m,2H),1.62−1.69(m,2H),1.85−1.93(m,2H),2.05−2.13(m,2H),2.16−2.26(m,1H),2.62(s,2H),2.76−2.88(m,4H),3.40(s,2H),4.35(s,3H),6.60(br.s.,2H),6.99(d,J=7.6Hz,1H),7.25(t,J=7.6,8.2Hz,1H),7.65(d,J=8.2Hz,1H),7.73(s,1H),8.18(s,1H),10.23(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
31H
43N
8O[M+H]
+の計算値543.3555;実測値543.3563。
【0851】
8−アミノ−N−[3−(1,4’−ビピペリジン−1’−イルメチル)フェニル]−1,4,4−トリメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Im)’、化合物109
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=アリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=NR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0852】
【化216】
[この文献は図面を表示できません]
【0853】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.31(s,6H).1.33−1.50(m,8H),1.62−1.68(m,2H),1.83−1.94(m,2H),2.12−2.21(m,1H),2.39−2.46(m,4H),2.62(s,2H),2.80−2.87(m,2H),3.40(s,2H),4.35(s,3H),6.60(br.s.,2H),6.99(d,J=7.6Hz,1H),7.26(dd,J=7.6,8.5Hz,1H),7.65(d,J=8.5Hz,1H),7.72(m,1H),8.18(s,1H),10.23(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
30H
41N
8O[M+H]
+の計算値529.3398;実測値529.3405。
【0854】
8−アミノ−N−(3−{[4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル]メチル}フェニル)−1,4,4−トリメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Im)’、化合物101
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=アリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=NR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0855】
【化217】
[この文献は図面を表示できません]
【0856】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.32(s,6H),1.33−1.43(m,2H),1.65−1.73(m,2H),1.87−1.94(m,2H),1.98−2.06(s,1H),2.15(s,6H),2.62(s,2H),2.80−2.87(m,2H),3.41(s,2H),4.35(s,3H),6.60(br.s.,2H),7.00(d,J=7.5Hz,1H),7.26(dd,J=7.9,7.5Hz,1H),7.66(d,J=7.9Hz,1H),7.73(m,1H),8.18(s,1H),10.23(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
27H
37N
8O[M+H]
+の計算値489.3085;実測値489.3080。
【0857】
8−アミノ−N−{3−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}−1,4,4−トリメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Im)’、化合物102
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=アリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=NR6R7、R6=R7=(C
1−C
6)アルキル、R8=H]
【0858】
【化218】
[この文献は図面を表示できません]
【0859】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.32(s,6H),2.16(s,6H),2.62(s,2H),3.37(br.s.,2H),4.35(s,3H),6.60(br.s.,2H),7.00(d,J=7.6Hz,1H),7.26(dd,J=8.2,7.8Hz,1H),7.62(d,J=8.2Hz,1H),7.80(s,1H),8.18(s,1H),10.23(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
22H
28N
7O[M+H]
+の計算値406.2350;実測値406.2350。
【0860】
8−アミノ−N−[3−(1,4’−ビピペリジン−1’−イルメチル)フェニル]−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Im)’、化合物110
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=アリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=NR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0861】
【化219】
[この文献は図面を表示できません]
【0862】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.33(s,6H),1.33−1.50(m,8H)1.62−1.67(m,2H),1.85−1.92(m,2H),2.12−2.21(m,1H),2.38−2.47(m,4H),2.65(s,2H),2.81−2.88(m,2H),3.40(s,2H),6.37(br.s.,2H),6.99(d,J=7.6Hz,1H),7.26(dd,J=7.6,8.2Hz,1H),7.65(d,J=8.2Hz,1H),7.74(s,1H),8.18(s,1H),10.22(br.s.,1H),14.02(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
29H
39N
8O[M+H]
+の計算値515.3242;実測値515.3253。
【0863】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−{3−[(4−メチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)メチル]フェニル}−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Im)’、化合物112
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=アリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=NR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0864】
【化220】
[この文献は図面を表示できません]
【0865】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm0.85(d,J=6.5Hz,3H),1.00−1.11(m,2H),1.22−1.28(m,1H),1.33(s,6H),1.39−1.49(m,2H),1.52−1.58(m,2H),1.62−1.68(m,2H),1.85−1.93(m,2H),2.03−2.11(m,2H),2.14−2.22(m,1H),2.65(s,2H),2.75−2.88(m,4H),3.40(s,2H),6.37(br.s.,2H),6.99(d,J=7.5Hz,1H),7.25(dd,J=7.5,8.2Hz,1H),7.65(d,J=8.2Hz,1H),7.74(s,1H),8.18(s,1H),10.22(br.s.,1H),14.01(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
30H
41N
8O
3[M+H]
+の計算値529.3398;実測値529.3395。
【0866】
[1−(3−{[(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)カルボニル]アミノ}ベンジル)ピペリジン−4−イル]カルバミン酸tert−ブチル(Im)’、化合物114
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=アリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=NR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0867】
【化221】
[この文献は図面を表示できません]
【0868】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.34(s,6H),1.37(s,9H),1.37−1.43(m,2H),1.63−1.70(m,2H),1.90−1.99(m,2H),2.65(s,2H),2.72−2.80(m,1H),3.40(s,2H),3.16−3.26(m,1H),3.40(br.s.,2H),6.37(br.s.,2H),6.77(d,J=7.8Hz,1H),6.99(d,J=7.7Hz,1H),7.26(dd,J=7.7,8.4Hz,1H),7.65(d,J=8.4Hz,1H),7.75(br.s.,1H),8.19(s,1H),10.20(br.s.,1H),14.04(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
30H
39N
8O
3[M+H]
+の計算値547.3140;実測値547.3142。
【0869】
8−アミノ−N−(3−{[4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル]メチル}フェニル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Im)’、化合物113
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=アリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=NR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0870】
【化222】
[この文献は図面を表示できません]
【0871】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.34(s,6H),1.34−1.46(m,2H),1.67−1.77(m,2H),1.88−1.97(m,2H),2.06−2.33(br.s.,7H),2.65(s,2H),2.81−2.89(m,2H),3.42(s,2H),6.37(br.s.,2H),7.00(d,J=7.6Hz,1H),7.26(dd,J=7.6,8.4Hz,1H),7.65(d,J=8.4Hz,1H),7.75(s,1H),8.18(s,1H),10.23(br.s.,1H),14.02(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
26H
35N
8O[M+H]
+の計算値475.2929;実測値475.2923。
【0872】
[実施例8]
8−アミノ−N−(4−{2−[(3R)−3−(ジメチルニトロリル)ピロリジン−1−イル]−2−オキソエチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物154
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0873】
【化223】
[この文献は図面を表示できません]
【0874】
8−アミノ−N−(4−{2−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル]−2−オキソエチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(4.27mg,0.009mmol)をDCM(0.5mL)及びMeOH(0.020mL)中にてmCPBA(2.7mg,0.009mmol)で処理し、室温で12時間撹拌した。揮発分を減圧除去し、残渣をシリカゲル(DCM:7N NH
3・MeOH溶液=9:1→8:1)で精製し、標記化合物4mgを得た(91%)。
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.34(s,6H),2.02−2.20(m,2H),2.64(s,2H),2.95−3.03(s,6H),3.21−4.12(m,水シグナルと部分的にオーバーラップしている,7H),6.38(br.s.,2H),6.90(br.s.,1H),8.16(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
23H
30N
9O
3S[M+H]
+の計算値512.2187;実測値512.2181。
【0875】
適切に置換された化合物(I)を利用した以外は同様に操作し、以下の化合物を得た。
【0876】
8−アミノ−1,4,4−トリメチル−N−(4−{2−[4−(1−オキシドピペリジン−1−イル)ピペリジン−1−イル]−2−オキソエチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物153
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=CONR6R7、R6とR7は一緒になって任意に置換されたヘテロシクリル基を形成する、R8=H]
【0877】
【化224】
[この文献は図面を表示できません]
【0878】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.17−1.27(m,1H),1.30(s,6H),1.37−1.47(m,2H),1.50−1.70(m,3H),1.98−2.20(m,4H),2.50−2.56(m,1H),2.62(s,2H),2.79−2.86(m,2H),2.97−3.06(m,3H),3.14−3.23(m,水シグナルと部分的にオーバーラップしている,1H),3.74(br.s.,2H),4.09−4.17(m,1H),4.33(s,3H),4.46−4.54(m,1H),6.60(br.s.,2H),6.92(br.s.,1H),8.18(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
28H
38N
9O
3S[M+H]
+の計算値580.2813;実測値580.2811。
【0879】
[実施例9]
8−アミノ−N−(4−{[(1−シクロヘキシルピペリジン−4−イル)アミノ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−4,4−ジメチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(II)
【0880】
【化225】
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【0881】
工程o
8−アミノ−N−(4−{[(1−シクロヘキシルピペリジン−4−イル)(トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−4,4−ジメチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(XXIII)
8−アミノ−4,4−ジメチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボン酸(IIIa)(50mg,0.145mmol)を無水DMA(3mL)中にてDIPEA(0.25mL,1.45mmol)とN−[(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)メチル]−N−(1−シクロヘキシルピペリジン−4−イル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(86mg,0.2mmol)とTBTU(70mg,0.21mmol)で処理した。反応液を室温で4日間放置した後、混合液をEtOAc(20mL)で希釈し、飽和NaHCO
3水溶液(10mL)、水及びブラインで洗浄した。有機抽出相を合わせてNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、蒸発させた。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:7N NH
3・MeOH溶液=95:5)により精製し、標記化合物を得た(5mg,5%)。
HRMS(ESI+):C
34H
45F
3N
9O
3S[M+H]
+の計算値716.3313;実測値716.3317。
【0882】
工程p
8−アミノ−N−(4−{[(1−シクロヘキシルピペリジン−4−イル)アミノ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−4,4−ジメチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(II)
[R1=R3’=R4’=H、PG=テトラヒドロピラニル、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=NR6N7、R6=置換ヘテロシクリル、R7=R8=H]
8−アミノ−N−(4−{[(1−シクロヘキシルピペリジン−4−イル)(トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−4,4−ジメチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(4.7mg,0.007mmol)をEtOH(0.2mL)中にて5M NaOH(0.026mL,0.13mmol)で12時間処理した。反応混合物をDCMで希釈し、水とブラインで洗浄した。Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、蒸発させた後、標記化合物を黄色固体として単離した(4mg,92%)。
HRMS(ESI+):C
32H
46N
9O
2S[M+H]
+の計算値620.3490;実測値620.3492。
【0883】
[実施例10]
8−アミノ−1−(2−メトキシエチル)−4,4−ジメチル−N−(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ic)、化合物168
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換ヘテロアリール、R7a=H]
【0884】
【化226】
[この文献は図面を表示できません]
【0885】
変換法1
NaH(60%鉱油分散物,9mg,0.211mmol)をn−ヘキサン1mLで洗浄し、アルゴン雰囲気下に20分間放置した。8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−メチルチアゾール(Id)(50mg,0.141mmol)の無水DMF(1mL)溶液を0℃でNaHに加え、薄黄色溶液を同一温度で1時間放置した。2−ブロモエチルメチルエーテル(VI)(0.016mL,0.171mmol)を加え、溶液を室温で3時間放置した。次に更にNaH 9mgと2−ブロモエチルメチルエーテル0.016mLを加えると、溶液は薄茶色となり、室温で一晩放置した。次に溶媒を除去し、固形物をn−ブタノール15mLに溶解し、水15mLで洗浄した。有機層の分離と溶媒の減圧除去後に粗生成物をカラムクロマトグラフィー(DCM:7N NH
3・MeOH溶液=97:3)により精製し、純化合物10mgを白っぽい固体として得た(17%)。
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.31(s,6H),2.30(d,J=0.8Hz,3H),2.63(s,2H),3.24(s,3H),3.86(t,J=5.5Hz,2H),5.03(t,J=5.5Hz,2H),6.61(br.s.,2H),6.83(s,1H),8.19(s,1H),12.05(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
19H
24N
7O
2S[M+H]
+の計算値414.1707;実測値414.1711。
【0886】
適切に置換された化合物(I)及び試薬(VI)を利用した以外は同様に操作し、以下の化合物を得た。
【0887】
8−アミノ−1−エチル−4,4−ジメチル−N−(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ic)、化合物167
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換ヘテロアリール、R7a=H]
【0888】
【化227】
[この文献は図面を表示できません]
【0889】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.31(s,6H),1.45(t,J=7.2Hz,3H),2.29(d,J=0.8Hz,3H),2.63(s,2H),4.83(q,J=7.2Hz,2H),6.60(br.s.,2H),6.82(d,J=0.8Hz,1H),8.18(s,1H),12.00(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
18H
22N
7OS[M+H]
+の計算値384.1601;実測値384.1604。
【0890】
8−アミノ−1−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−4,4−ジメチル−N−(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ic)、化合物169
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換ヘテロアリール、R7a=H]
【0891】
【化228】
[この文献は図面を表示できません]
【0892】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.31(s,6H),2.20(br.s.,6H),2.30(d,J=0.8Hz,3H),2.63(s,2H),2.74−2.81(br.s.,2H),4.95(t,J=6.6Hz,2H),6.57(br.s.,2H),8.19(s,1H),12.04(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
20H
27N
8OS[M+H]
+の計算値427.2023;実測値427.2022。
【0893】
8−アミノ−1−(シアノメチル)−4,4−ジメチル−N−(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ic)、化合物171
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換ヘテロアリール、R7a=H]
【0894】
【化229】
[この文献は図面を表示できません]
【0895】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.31(s,6H)2.30(s,3H)2.68(s,2H)6.17(s,2H)6.75(br.s.,2H)6.85(s,1H)8.24(s,1H)12.36(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
18H
19N
8OS[M+H]
+の計算値395.1397;実測値395.1397。
【0896】
8−アミノ−N,1−ビス(シアノメチル)−4,4−ジメチル−N−(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ic)、化合物172
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換ヘテロアリール、R7a=(C
1−C
6)アルキル]
【0897】
【化230】
[この文献は図面を表示できません]
【0898】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.23(s,6H)2.36(d,J=1.83Hz,3H)2,37(s,3H)2.68(s,2H)5.27(s,2H)6.18(s,2H)6.79(s,2H)7.09(s,1H)8.27(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
20H
20N
9OS[M+H]
+の計算値434.1506;実測値434.1507。
【0899】
8−アミノ−N,1−ジエチル−4,4−ジメチル−N−(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ic)、化合物159
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換ヘテロアリール、R7a=(C
1−C
6)アルキル]
【0900】
【化231】
[この文献は図面を表示できません]
【0901】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.17(s,6H),1.31(t,J=6.9Hz,3H),1.40(t,J=7.1Hz,3H),2.34(s,3H),2.63(s,3H),4.19(d,J=6.9Hz,2H),4.82(d,J=7.1Hz,2H),6.62(br.s.,2H),6.94(m,1H),8.19(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
20H
26N
7OS[M+H]
+の計算値412.1914;実測値412.1913。
【0902】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−{4−[(1−メチルピペリジン−4−イル)カルバモイル]フェニル}−1−[3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)プロピル]−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ia)、化合物178
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=CONR6R7、R6=置換ヘテロシクリル、R7=R8=H]
【0903】
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
【0904】
HRMS(ESI+):C
33H
45N
8O
4[M+H]
+の計算値617.3558;実測値617.3565。
【0905】
8−アミノ−1−シクロプロピル−4,4−ジメチル−N−(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ic)、化合物179
[R1=R3’=R4’=H、R2=(C
3−C
6)シクロアルキル、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換ヘテロアリール、R7a=H]
【0906】
【化233】
[この文献は図面を表示できません]
【0907】
HRMS(ESI+):C
19H
22N
7OS[M+H]
+の計算値396.1601;実測値396.1606。
【0908】
8−アミノ−1−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)−4,4−ジメチル−N−(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ic)、化合物180
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換ヘテロアリール、R7a=H]
【0909】
【化234】
[この文献は図面を表示できません]
【0910】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm0.65(s,9H)0.76(s,6H)1.31(s,6H)2.30(s,3H)2.61(s,2H)4.03(t,J=5.11Hz,2H)5.00(t,J=5.11Hz,2H)6.55(br.s.,2H)6.82(s,1H)8.17(s,1H)11.89(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
24H
36N
7O
2SSi[M+H]
+の計算値514.2415;実測値514.2405。
【0911】
8−アミノ−1−(2−アミノ−2−オキソエチル)−4,4−ジメチル−N−(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ic)、化合物181
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換ヘテロアリール、R7a=H]
【0912】
【化235】
[この文献は図面を表示できません]
【0913】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.32(s,6H)2.29(s,3H)2.65(s,2H)5.47(s,2H)6.54(br.s.,2H)6.83(s,1H)7.29(br.s.,1H)7.48(br.,s.1H)8.19(s,1H)12.03(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
18H
21N
8O
2S[M+H]
+の計算値413.1503;実測値413.1507。
【0914】
(2−{8−アミノ−4,4−ジメチル−3−[(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)カルバモイル]−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−1−イル}エチル)カルバミン酸tert−ブチル(Ic)、化合物207
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換ヘテロアリール、R7a=H]
【0915】
【化236】
[この文献は図面を表示できません]
【0916】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.31(s,6H),1.33(s,9H),2.30(d,J=0.9Hz,3H),2.63(s,3H),3.48−3.55(m,2H),4.70(t,J=6.4Hz,2H),6.62(br.s.,2H),6.83(s,1H),7.09(t,J=5.9Hz,1H),8.18(s,1H),11.96(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
23H
31N
8O
3S[M+H]
+の計算値499.2235;実測値499.2237。
【0917】
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−(オキセタン−3−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(Ic)、化合物197
[R1=R3’=R4’=H、R2=ヘテロシクリル、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換ヘテロアリール、R7a=H]
【0918】
【化237】
[この文献は図面を表示できません]
【0919】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.33(s,6H),2.31(s,3H),2.64(s,2H),5.00−5.04(m,2H),5.12−5.16(m,2H),6.44−6.51(m,1H),6.67(br.s.,2H),6.84(s,1H),8.18(s,1H),12.34(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
19H
22N
7O
2S[M+H]
+の計算値412.1550;実測値412.1555。
【0920】
[実施例11]
8−アミノ−1−(2−ヒドロキシエチル)−4,4−ジメチル−N−(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物182
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換ヘテロアリール、R7a=H]
【0921】
【化238】
[この文献は図面を表示できません]
【0922】
脱保護
8−アミノ−1−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)−4,4−ジメチル−N−(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(25mg,0.048mmol)のTHF(1mL)溶液に0℃にてTBAF(1M THF溶液,0.073mL,0.073mmol)を加え、反応液を室温で一晩撹拌した。溶媒除去後、混合液を水で希釈し、n−ブタノールで抽出した。有機層を減圧乾燥し、カラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=95:5)により生成物を白色固体として単離した(5.4mg,28%)。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.31(s,6H)2.30(s,3H)2.63(s,2H)3.90(q,J=5.85Hz,2H)4.77−4.93(m,3H)6.59(br.s.,2H)6.83(s,1H)8.18(s,1H)12.06(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
18H
22N
7O
2S[M+H]
+の計算値400.1550;実測値400.1557。
【0923】
[実施例12]
8−アミノ−N−(4−{[(1−シクロヘプチルピペリジン−4−イル)オキシ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド三塩酸塩(I)、化合物223
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=OR6、R6=置換ヘテロシクリル、R8=H]
【0924】
【化239】
[この文献は図面を表示できません]
【0925】
8−アミノ−N−(4−{[(1−シクロヘプチルピペリジン−4−イル)オキシ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(544mg,0.987mmol)を無水EtOH(54mL)に懸濁し、2N HCl(1.48mL,2.963mmol)で処理した。混合液は溶液となり、室温で30分間撹拌した。次に溶媒を減圧除去した。撹拌下に無水EtOH(2mL)とEt
2O(13mL)を添加後、白色沈殿を濾過し、減圧乾燥した(609mg,93%)。
1H NMR(400.5MHz,DMSO−d
6)δppm1.36(s,6H),1.33−2.21(m,14H),2.74(s,2H),2.95−3.19(m,3H),3.23−3.34(m,2H),3.59−3.68(m,水シグナルと部分的にオーバーラップしている,1H),3.76−3.87(m,1H),4.53(s,2H),7.16及び7.21(2×s,1H),7.74(br.s.,3H),8.29(s,1H),9.86(br.s.,1H),9.95(br.s.,1H),12.34(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
18H
22N
7O
2S[M+H]
+の計算値551.2911;実測値551.2923。
【0926】
適切に置換された化合物(I)を利用した以外は同様に操作し、以下の化合物を得た。
【0927】
8−アミノ−N−[4−({[1−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)ピペリジン−4−イル]オキシ}メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド三塩酸塩(I)、化合物221
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=OR6、R6=置換ヘテロシクリル、R8=H]
【0928】
【化240】
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【0929】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm0.89(s,6H),1.16−1.26(m,2H),1.35(s,6H),1.42−.1.49(m,2H),1.55−1.68(m,2H),1.74−1.83(m,1H),1.84−1.93(m,2H),2.00−2.05(m,2H),2.13−2.21(m,1H),2.74(s,2H),2.92−3.14(m,3H),3.27−3.33(m,2H),3.58−3.66(m,1H),4.53(d,J=4.3Hz,2H),7.17及び7.21(2×s,1H),7.67(br.s.,3H),8.29(s,1H),9.98(br.s.,1H),12.36(br.s.,1H),14.58(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
29H
41N
8O
2S[M+H]
+の計算値565.3068;実測値565.3089。
【0930】
8−アミノ−N−(4−{[(1−シクロヘプチルピペリジン−4−イル)オキシ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)−5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド三塩酸塩(I)、化合物232
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=0、A=ヘテロアリール、n=1、Rc=Rd=H、R5=OR6、R6=置換ヘテロシクリル、R8=H]
【0931】
【化241】
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【0932】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.29(s,6H),1.37−1.83(m,12H),1.98−2.08(m,3H),2.13−2.20(m,1H),3.02(s,2H),2.97−3.40(m,水シグナルと部分的にオーバーラップしている,5H),3.59−3.86(m,1H),4.52(s,2H),7.12及び7.20(2×s,1H),7.54(br.s.,3H),8.30(s,1H),9.65−9.81(br.s.,1H),12.18(br.s.,1H),14.55(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
27H
34F
2N
9O
2S[M+H]
+の計算値551.2911;実測値551.2921。
【0933】
[実施例13]
8−アミノ−2−(2−ヒドロキシエチル)−4,4−ジメチル−N−(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロ−2H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物196
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換ヘテロアリール、R7a=H]
【0934】
【化242】
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【0935】
脱保護
8−アミノ−4,4−ジメチル−N−(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)−2−[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)エチル]−4,5−ジヒドロ−2H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(24mg,0.05mmol)のDCM(1.4mL)溶液にTFA(0.36mL)を加え、反応液を室温で一晩した。次に混合液を飽和NaHCO
3溶液で中和し、DCMで抽出した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、減圧乾燥した。カラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=95:5)により生成物を白色固体として単離した(12mg,60%)。
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.20(m,6H),2.29(s,3H),2.58(s,2H),3.77(t,J=5.6Hz,2H),4.25(br.s.,2H),5.39(br.s.,1H),6.50(s,2H),6.90(br.s.,1H),8.12(s,1H),12.79(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
18H
22N
7O
2S[M+H]
+の計算値400.1550;実測値400.1555。
【0936】
適切に置換された化合物(I)を利用した以外は同様に操作し、以下の化合物を得た。
【0937】
8−アミノ−1−(3−ヒドロキシプロピル)−4,4−ジメチル−N−{4−[(1−メチルピペリジン−4−イル)カルバモイル]フェニル}−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物9
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=1、L=CONR8、z=n=0、A=アリール、R5=CONR6R7、R6=置換ヘテロシクリル、R7=R8=H]
【0938】
【化243】
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【0939】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.32(s,6H)1.51−1.65(m,2H)1.70−1.79(m,2H)1.89−1.97(m,2H)1.98−2.07(m,2H)2.16(s,3H)2.62(s,2H)2.72−2.83(m,2H)3.48−3.56(m,2H)3.65−3.79(m,1H)4.55(br.s.,1H)4.84(t,J=7.3Hz,2H)6.56(br.s.,2H)7.79−7.91(m,4H)8.14(d,J=7.78Hz,1H)8.18(s,1H)10.39(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
28H
37N
8O
3[M+H]
+の計算値533.2983;実測値533.2997。
【0940】
8−アミノ−1−(2−アミノエチル)−4,4−ジメチル−N−(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボキサミド(I)、化合物208
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=CONR6aR7a、R6a=置換ヘテロアリール、R7a=H]
【0941】
【化244】
[この文献は図面を表示できません]
【0942】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.31(s,6H),2.29(d,J=0.9Hz,3H),2.63(s,2H),2.99(t,J=6.4Hz,2H),4.77(t,J=6.4Hz,2H),6.62(s,2H),6.82(d,J=0.9Hz,1H),8.18(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
18H
23N
8OS[M+H]
+の計算値399.1710;実測値399.1712。
【0943】
[実施例14]
N−(8−アミノ−1,4,4−トリメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)−3−メトキシベンズアミド(Ic)、化合物214
【0944】
【化245】
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【0945】
変換法8’
1,4,4−トリメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3,8−ジアミン(Vb)’
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、W=NH
2]
8−アミノ−1,4,4−トリメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボン酸(Va)(160mg,0.585mmol)とTEA(0.143mL,1.030mmol)とジフェニルホスホリルアジドDPPA(0.160mL,0.743mmol)の無水ジオキサン(3mL)懸濁液を室温にてアルゴン雰囲気下で3時間撹拌した。次にこの溶液を20分間かけて2N HCl熱溶液(2mL)に滴下した。混合液を2時間還流下に撹拌後、ジオキサンを減圧除去し、20%NaOH(1mL)でpHを11に調整し、水相をDCM(10mL×3)で抽出した。有機抽出相を合わせてNa
2SO
4で乾燥し、蒸発させると、粗生成物355mgが残り、カラムクロマトグラフィー(DCM:7N NH
3・MeOH溶液=95:5)により精製し、標記化合物42mgを得た(30%)。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.18(s,6H)4.01(s,3H)2.50−2.53(m,DMSOシグナルとオーバーラップしている,2H)4.42(s,2H)6.41(s,2H)8.06(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
12H
17N
6[M+H]
+の計算値245.1509;実測値245.1515。
【0946】
適切に置換された中間体(Va)を利用した以外は同様に操作し、以下の中間体を得た。
【0947】
4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3,8−ジアミン(Vb)’
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、W=NH
2]
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.20(s,6H)2.50−2.57(m,DMSOシグナルとオーバーラップしている,2H)4.39(br.s.,2H)6.22(br.s.,2H)8.05(br.s.,1H)12.09(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
11H
15N
6[M+H]
+の計算値231.1353;実測値231.1361。
【0948】
工程a”
N−(8−アミノ−1,4,4−トリメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)−3−メトキシベンズアミド(Ic)、化合物214
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=NR8COR6a、R6a=置換アリール、R8=H]
【0949】
【化246】
[この文献は図面を表示できません]
【0950】
3−メトキシベンゾイルクロリド(0.024mL,0.172mmol)とTEA(0.005mL,0.21mmol)の無水DCM(0.5mL)溶液に0℃で1,4,4−トリメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3,8−ジアミン(42mg,0.172mmol)の無水DCM(1mL)溶液を加えた。0℃で20分間後に混合液を室温で1時間撹拌した。次に溶媒を減圧除去し、残渣をDCM(15mL)と飽和NH
4Cl水溶液(15mL)で分液し、水相を更にDCM(10mL×2)で抽出した。有機抽出相を合わせてNa
2SO
4で乾燥し、蒸発させると、粗生成物80mgが残り、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:7N NH
3・MeOH溶液=95:5)により精製し、標記化合物を得た(27mg,42%)。
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.16(s,6H),2.56(s,2H),3.83(s,3H),4.23(s,3H),6.56(s,2H),7.16(dd,,J=8.1,2.0Hz,1H),7.44(dd,J=8.1,7.6Hz,1H),7.49(s,1H),7.54(d,J=7.6Hz,1H),8.15(s,1H),10.01(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
20H
23N
6O
2[M+H]
+の計算値379.1877;実測値379.1884。
【0951】
適切に置換された中間体(Vb)’を利用した以外は同様に操作し、以下の化合物を得た。
【0952】
N−(8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−イル)−3−メトキシベンズアミド(Ic)、化合物204
[R1=R2=R3’=R4’=H、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、y=0、L=NR8COR6a、R6a=置換アリール、R8=H]
【0953】
【化247】
[この文献は図面を表示できません]
【0954】
1H NMR(499.7MHz,DMSO−d
6)δppm1.18(s,6H),2.58(s,2H),3.83(s,3H),6.36(br.s.,2H),7.16(d,J=8.1Hz,1H),7.44(dd,J=8.1,7.6Hz,1H),7.51(s,1H),7.56(d,J=7.6Hz,1H),8.15(s,1H),10.03(s,1H),13.41(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
19H
21N
6O
2[M+H]
+の計算値365.1721;実測値365.1728。
【0955】
[製造例]
[製造例1]
8−アミノ−4,4−ジメチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボン酸(IIIa)
【0956】
【化248】
[この文献は図面を表示できません]
【0957】
工程q
4,4−ジメチル−7−オキソ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−3−カルボン酸エチル(XXV)
4,4−ジメチル−7−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−3−カルボン酸エチル(XXIV)(WO2004/104007参照)(4.79g,20.29mmol)をTHF(107mL)中にてDHP(7.36mL,81.16mmol)とPTSA・H
2O(2.31g,12.17mmol)で処理し、1時間室温で撹拌した後、少量になるまで蒸発させた。残渣をEtOAc(100mL)と飽和NaHCO
3水溶液(100mL)で分液した。有機相を分離し、水相を更にEtOAc(10mL×2)で抽出した。有機抽出相を合わせてNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、蒸発させると粗生成物11.04gが残り、カラムクロマトグラフィー(hex:EtOAc=9:1,8:2)により精製し、標記化合物5.95gを得た(92%)。
【0958】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.32(t,J=7.17Hz,3H)1.40(d,J=5.34Hz,6H)1.49−1.57(m,2H)1.59−1.71(m,1H)1.81−1.88(m,1H)1.92(t,J=6.63Hz,2H)1.94−2.01(m,1H)2.16−2.27(m,1H)2.56−2.69(m,2H)3.55−3.64(m,1H)3.88−3.98(m,1H)4.33(q,J=7.17Hz,2H)6.18(dd,J=10.29,2.36Hz,1H)。
HRMS(ESI+):C
17H
25N
2O
4[M+H]
+の計算値343.1628;実測値343.1627。
【0959】
適切に置換された試薬を利用した以外は同様に操作し、以下の中間体化合物を得た。
【0960】
5,5−ジメチル−7−オキソ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−3−カルボン酸エチル(XXV)
【0961】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.02(s,3H)1.03(s,3H)1.31(t,J=7.09Hz,3H)1.41−1.73(m,3H)1.83−1.92(m,1H)1.94−2.04(m,1H)2.17−2.29(m,1H)2.85(s,2H)3.55−3.65(m,1H)3.89−3.97(m,1H)4.25−4.38(m,2H)6.13(dd,J=10.22,2.44Hz,1H)。
HRMS(ESI+):C
17H
25N
2O
4[M+H]
+の計算値343.1628;実測値343.1632。
【0962】
工程r
8−アミノ−4,4−ジメチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボン酸エチル(XXVI)
4,4−ジメチル−7−オキソ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−3−カルボン酸エチル(XXV)(5.9g,18.4mmol)を温DMF(92mL)に溶解し、N,N−ジメチルホルムアミドジ−tert−ブチルアセタール(26.5mL,110.4mmol)で処理し、90℃(油浴温度)に3.5時間加熱した。反応液を室温まで冷却し、DMFを蒸発により除去した。粗生成物をDMF(56mL)に溶解し、炭酸グアニジン(4.97g,27.6mmol)で処理し、110℃(油浴温度)に3時間加熱し、室温まで冷却し、蒸発させ、残渣をEtOAc(100mL)とH
2O(100mL)で分液した。水相を更にEtOAc(20mL×2)で抽出した。有機抽出相を合わせてブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、蒸発させた、粗生成物をカラムクロマトグラフィー(hex:EtOAc=4:6,3:7)により精製し、標記化合物を白色固体として得た(5.53g.79%)。
【0963】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.22(s,3H)1.33(s,3H)1.31(t,J=7.00Hz,3H)1.46−1.61(m,2H)1.66−1.81(m,1H)1.87−1.94(m,1H)1.95−2.05(m,1H)2.19−2.32(m,1H)2.55−2.67(m,2H)3.75−3.83(m,1H)3.85−3.93(m,1H)4.31(q,J=7.00Hz,2H)6.63(br.s.,2H)6.85(dd,J=10.37,2.14Hz,1H)8.18(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
19H
26N
5O
3[M+H]
+の計算値372.2030;実測値372.2030。
【0964】
適切に置換された試薬を利用した以外は同様に操作し、以下の中間体化合物を得た。
【0965】
4,4−ジメチル−8−(メチルアミノ)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボン酸エチル(XXVI)
【0966】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.23(s,3H)1.33(s,3H)1.32(t,J=7.20Hz,3H)1.47−1.61(m,2H)1.61−1.74(m,1H)1.87−1.95(m,1H)1.96−2.06(m,1H)2.21−2.33(m,1H)2.54−2.70(m,2H)2.86(d,J=4.58Hz,3H)3.56−3.77(m,1H)3.86−4.02(m,1H)4.31(q,J=7.20Hz,2H)6.84−6.94(m,1H)7.13(br.s.,1H)8.23(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
20H
28N
5O
3[M+H]
+の計算値386.2187;実測値386.2188。
【0967】
8−アミノ−5,5−ジメチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボン酸エチル(XXVI)
【0968】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.16(s,3H)1.29(s,3H)1.31(t,J=7.09Hz,3H)1.47−1.64(m,2H)1.68−1.82(m,1H)1.86−1.96(m,1H)1.97−2.04(m,1H)2.19−2.34(m,1H)2.77−2.96(m,2H)3.75−3.85(m,1H)3.86−3.95(m,1H)4.24−4.38(m,2H)6.66(br.s.,2H)6.84(dd,J=10.45,2.21Hz,1H)8.29(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
19H
26N
5O
3[M+H]
+の計算値372.2030;実測値372.2024。
【0969】
工程s
8−アミノ−4,4−ジメチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボン酸(IIIa)
[R1=R3’=R4’=H、PG=テトラヒドロピラニル、R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、W=COOH]
4,4−ジメチル−8−(メチルアミノ)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボン酸エチル(4.93g,13.29mmol)をEtOH(15mL)中にて2N NaOH(66mL,133mmol)で処理し、110℃(油浴温度)に1時間加熱した。氷水浴で冷却後、混合液にAcOH(7.6mL,133mmol)を滴下して処理し、4℃で2日間放置した。その後、白色固形物を吸引濾過し、水洗し、50℃で減圧乾燥した(4.13g,91%)。
【0970】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.23(s,3H)1.35(s,3H)1.48−1.58(m,2H)1.64−1.80(m,1H)1.80−1.93(m,1H)1.94−2.05(m,1H)2.20−2.34(m,1H)2.53−2.65(m,2H)3.69−3.82(m,1H)3.83−3.92(m,1H)6.60(br,s.,2H)6.83(dd,J=10.29,2.21Hz,1H)8.17(s,1H)13.01(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
17H
22N
5O
3[M+H]
+の計算値344.1717;実測値344.1714。
【0971】
適切に置換された試薬を利用した以外は同様に操作し、以下の中間体化合物を得た。
【0972】
4,4−ジメチル−8−(メチルアミノ)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボン酸(IIIa)
[R1=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、R3’=R4’=H、PG=テトラヒドロピラニル、W=COOH]
【0973】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.24(s,3H)1.35(s,3H)1.50−1.59(m,2H)1.60−1.74(m,1H)1.86−1.95(m,1H)1.96−2.06(m,1H)2.21−2.34(m,1H)2.55−2.69(m,2H)2.86(d,J=4.58Hz,3H)3.57−3.75(m,1H)3.87−4.01(m,1H)6.82−6.93(m,1H)7.10(br.s.,1H)8.22(s,1H)13.04(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
18H
24N
5O
3[M+H]
+の計算値358.1874;実測値358.1887。
【0974】
8−アミノ−5,5−ジメチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボン酸(IIIa)
[R1=R3=R4=H、R3’=R4’=(C
1−C
6)アルキル、PG=テトラヒドロピラニル、W=COOH]
【0975】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.15(s,3H)1.28(s,3H)1.47−1.61(m,2H)1.66−1.83(m,1H)1.84−1.96(m,1H)1.96−2.05(m,1H)2.22−2.35(m,1H)2.73−2.97(m,2H)3.72−3.85(m,1H)3.86−3.95(m,1H)6.63(br.s.,2H)6.82(dd,J=10.29,2.21Hz,1H)8.27(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
17H
22N
5O
3[M+H]
+の計算値344.1717;実測値344.1713。
【0976】
[製造例2]
1−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)シクロプロパンカルボン酸メチル
【0977】
【化249】
[この文献は図面を表示できません]
【0978】
工程1
1−(ブロモアセチル)シクロプロパンカルボン酸メチル
1−アセチルシクロプロパンカルボン酸メチル(Synthetic Communications,26,535−530,1996参照)(1.090g,7.68mmol)をEtOH(3.5mL)中にて氷浴で冷却し、撹拌下に15分間臭素(1.59g,10mmol)を滴下して処理した。反応液を室温に到達させ、2時間後に水(6mL)で処理した。溶媒を蒸発させ、水相をEtOAc(20mL)で抽出した。有機相を10%チオ硫酸ナトリウム(2mL)、飽和NaHCO
3水溶液及びブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、蒸発させると、1−(ブロモアセチル)シクロプロパンカルボン酸メチル1.46gが残り、それ以上精製せずに次工程で利用した。
HRMS(ESI+):C
7H
10BrO
3[M+H]
+の計算値220.9808;実測値220.9810。
【0979】
工程2
1−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)シクロプロパンカルボン酸メチル
1−(ブロモアセチル)シクロプロパンカルボン酸メチル(1.46g,6.59mmol)を水(3.3mL)中にてチオ尿素で処理し、加熱還流した。1.5時間後に反応液を氷浴で冷却し、2N NaOH(3.3mL)を加えた。こうして沈殿した固形物を吸引濾過、水洗し、50℃で減圧乾燥し、標記化合物0.428gを得た(33%)。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.24(q,J=3.81Hz,2H)1.32−1.40(m,2H)3.59(s,3H)6.52(s,1H)6.90(br.s.,2H)。
HRMS(ESI+):C
27H
37N
10O
3S[M+H]
+の計算値199.0536;実測値199.0530。
【0980】
[製造例3]
1−{1−[(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)アセチル]ピペリジン−4−イル}−3−tert−ブチル尿素
【0981】
【化250】
[この文献は図面を表示できません]
【0982】
工程1
[4−(2−{4−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]ピペリジン−1−イル}−2−オキソエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]カルバミン酸tert−ブチル
{2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4−イル}酢酸(260mg,1mmol)を無水DMF(4mL)中にてDIPEA(0.256mL,1.5mmol)と4−Boc−アミノピペリジン(300mg,1.5mmol)とTBTU(481mg,1.5mmol)で処理した。反応液を室温で4時間撹拌した後、水(80mL)に注いだ。こうして形成された固形物を吸引濾過し、洗浄し、50℃で減圧乾燥し、標記化合物280mgを得た(63%)。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.07−1.29(m,2H)1.37(s,9H)1.47(s,9H)1.67(d,J=11.59Hz,2H)2.66(t,J=13.00Hz,1H)3.04(t,J=11.67Hz,1H)3.56−3.71(m,2H)3.88(d,J=13.12Hz,1H)4.20(d,J=13.12Hz,1H)6.79(s,1H)6.83(d,J=7.78Hz,1H)11.37(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
20H
33N
4O
5S[M+H]
+の計算値441.2166;実測値441.2167。
【0983】
工程2
1−(4−アミノピペリジン−1−イル)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)エタノン二塩酸塩
[4−(2−{4−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]ピペリジン−1−イル}−2−オキソエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]カルバミン酸tert−ブチル(280mg,0.636mmol)をDCM(13mL)中にて4M HClジオキサン溶液(4.8mL)で処理した。反応液を4時間撹拌し、蒸発乾涸し、定量的収率で標記化合物を得た。
【0984】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.34(qd,J=11.92,4.19Hz,1H)1.47(qd,J=12.10,4.12Hz,1H)1.93(t,J=12.51Hz,2H)2.65−2.72(m,1H)3.10(ddd,J=14.03,11.90,2.29Hz,1H)3.44−3.52(m,2H)3.64−3.73(m,2H)3.71−3.84(m,2H)3.93(d,J=14.49Hz,1H)4.36(d,J=14.49Hz,1H)6.58(s,1H)8.08(br.s.,3H)8.89(br.s.,3H)。
HRMS(ESI+):C
10H
17N
4OS[M+H]
+の計算値241.1118;実測値241.1122。
【0985】
工程3
1−{1−[(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)アセチル]ピペリジン−4−イル}−3−tert−ブチル尿素
1−(4−アミノピペリジン−1−イル)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)エタノン二塩酸塩(167mg,0.536mmol)をDCM(2mL)中にてTEA(0.149mL,1.073mmol)とイソシアン酸tert−ブチル(0.067mL,0.590mmol)で処理した。一晩撹拌後、揮発分を蒸発させた。残渣をDCM:MeOH 1:1混液(4mL)に溶解し、PL−HCO
3カートリッジ(MP SPE 500mg×6mLチューブ、ローディング量0.9mmol/g)に通した。カートリッジをDCM(2mL×2)で洗浄し、濾液を蒸発させた。こうして得られた油状物をDCMから結晶させ、標記化合物145mgを得た(67%)。
【0986】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm0.99−1.14(m,2H)1.20(s,9H)1.70(dt,J=12.96,4.12Hz,2H)2.73−2.81(m,1H)3.09(ddd,J=13.65,10.90,2.44Hz,1H)3.48(s,2H)3.50−3.56(m,1H)3.76−3.85(m,1H)4.08(m,J=12.81Hz,1H)5.51(s,1H)5.65(d,J=7.63Hz,1H)6.20(s,1H)6.85(s,2H)。
HRMS(ESI+):C
15H
26N
5O
2S[M+H]
+の計算値340.1802;実測値340.18。
【0987】
[製造例4]
4−{[(1−シクロヘキシルピペリジン−4−イル)オキシ]メチル}−1,3−チアゾール−2−アミン
【0988】
【化251】
[この文献は図面を表示できません]
【0989】
工程1
4−({2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4−イル}メトキシ)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
NaH(60%鉱油分散物,320mg,8mmol)のTHF(5mL)懸濁液に0℃でアルゴン下に1−Boc−4−ヒドロキシピペリジン(1.206mg,6mmol)のTHF(10mL)溶液と15−クラウン−5(0.198mL,1mmol)を加えた。混合液を0℃で30分間撹拌後、N−Boc−4−(クロロメチル)チアゾール−2−アミン(496mg,2mmol)を加え、80℃(油浴温度)に20分間加熱した。0℃に冷却下にH
2O(5mL)を加えて反応をクエンチした。反応液を水(30mL)とEtOAc(50mL)で分液した。水相を更にEtOAc(10mL×2)で抽出した。有機相を合わせてブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、蒸発乾固した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(hex:EtOAc=8:2,6:4)により精製し、標記化合物80mgを得た(10%)。
【0990】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.30−1.36(m,2H)1.38(s,9H)1.47(s,9H)1.73−1.84(m,2H)2.91−3.11(m,2H)3.52−3.58(m,1H)3.59−3.65(m,2H)4.42(s,2H)6.98(s,1H)11.41(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
19H
32N
3O
5S[M+H]
+の計算値414.2057;実測値414.2061。
【0991】
適切に置換された試薬を利用した以外は同様に操作し、以下の化合物を得た。
【0992】
{4−[(1,4−ジオキサスピロ[4.5]デク−8−イルオキシ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}カルバミン酸tert−ブチル
【0993】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.47(s,9H)1.38−1.47(m,2H)1.51−1.82(m,6H)3.42−3.52(m,1H)3.80−3.89(m,4H)4.38(s,2H)6.96(s,1H)11.41(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
17H
27N
2O
5S[M+H]
+の計算値371.1635;実測値371.1627。
【0994】
4−({2−[(tert−ブトキシカルボニル)(2,4−ジメトキシベンジル)アミノ]−1,3−チアゾール−4−イル}メトキシ)−4−メチルピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
【0995】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.26−1.37(m,2H)1.38(s,18H)1.39(s,3H)1.65−1.73(m,2H)2.88−3.07(m,2H)3.42−3.64(m,2H)3.71(s,3H)3.78(s,3H)4.28(s,2H)5.13(s,2H)6.41(dd,J=8.46,2.36Hz,1H)6.54(d,J=2.29Hz,1H)6.70(d,J=8.39Hz,1H)7.04(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
29H
44N
3O
7S[M+H]
+の計算値578.2895;実測値578.2922。
【0996】
工程2
4−[(ピペリジン−4−イルオキシ)メチル]−1,3−チアゾール−2−アミン
4−({2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4−イル}メトキシ)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(80mg,0.19mmol)をジオキサン(0.5mL)中にて4M HClジオキサン溶液(0.5mL)で処理した。反応液を室温で一晩撹拌した。揮発分を減圧除去した。残渣をDCM:MeOH(5mL,1:1)に溶解し、PL−HCO
3 MP SPEカートリッジ(6mLチューブ1本当たり500mg,ローディング量0.9mmol)に通した。カートリッジをDCM:MeOH(15mL,1:1)で洗浄した。濾液を蒸発させ、標記化合物30mgを得た(75%)。
【0997】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.21−1.34(m,2H)1.77−1.85(m,2H)2.40−2.48(m,2H)2.85−2.95(m,2H)3.35−3.43(m,1H,水シグナルとオーバーラップしている)4.24(s,2H)6.36(s,1H)6.86(br.s.,2H)。
HRMS(ESI+):C
9H
16N
3OS[M+H]
+の計算値214.1009;実測値214.1004。
【0998】
別法として、溶媒を減圧除去し、生成物を塩酸塩として単離するか、又はDCM中にてTFAで4時間処理し、溶媒を蒸発させた後、標記化合物をトリフルオロ酢酸塩として単離した。
【0999】
適切に置換された試薬を利用した以外は同様に操作し、以下の化合物を得た。
【1000】
4−({[トランス−4−(ピペリジン−1−イル)シクロヘキシル]オキシ}メチル)−1,3−チアゾール−2−アミン塩酸塩
HRMS(ESI+):C
15H
26N
3OS[M+H]
+の計算値296.1791;実測値296.1789。
【1001】
4−{[(4−メチルピペリジン−4−イル)オキシ]メチル}−1,3−チアゾール−2−アミントリフルオロ酢酸塩
【1002】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.22(s,4H)1.49−1.67(m,2H)1.88−1.96(m,2H)2.93−3.17(m,4H)4.17(s,2H)6.42(s,1H)6.92(br.s.,2H)8.35(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
10H
18N
3OS[M+H]
+の計算値228.1165;実測値228.1170。
【1003】
工程3
4−{[(1−シクロヘキシルピペリジン−4−イル)オキシ]メチル}−1,3−チアゾール−2−アミン
4−[(ピペリジン−4−イルオキシ)メチル]−1,3−チアゾール−2−アミン(40mg,0.188mmol)をDMF(1.9mL)中にてシクロヘキサノン(0.023mL,0.226mmol)と酢酸(0.027mL,0.469mmol)とトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(99mg,0.469mmol)で処理した。反応液を室温で一晩撹拌した。揮発分を減圧除去し、残渣をEtOAc(20mL)と飽和NaHCO
3水溶液(10mL)で分液した。水層を更にEtOAc(10mL×3)で抽出した。有機抽出相を合わせてブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、蒸発させた。次に粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:7N NH
3・MeOH溶液=95:5)により精製し、標記化合物を得た(30mg,54%)。
【1004】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm0.98−1.07(m,1H)1.10−1.23(m,4H)1.31−1.48(m,2H)1.49−1.59(m,1H)1.65−1.77(m,4H)1.78−1.87(m,2H)2.15−2.28(m,3H)2.67−2.75(m,2H)3.26−3.31(m,1H,水シグナルとオーバーラップしている)4.23(s,2H)6.35(s,1H)6.86(br.s.,2H)。
HRMS(ESI+):C
15H
26N
3OS[M+H]
+の計算値296.1791;実測値296.1796。
【1005】
適切に置換された試薬を利用した以外は同様に操作し、以下の中間体を得た。
【1006】
4−{[(1−シクロヘプチルピペリジン−4−イル)オキシ]メチル}−1,3−チアゾール−2−アミン
【1007】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.23−1.54(m,10H)1.53−1.64(m,2H)1.65−1.74(m,2H)1.76−1.86(m,2H)2.12−2.24(m,2H)2.41−2.48(m,1H)2.60−2.66(m,2H)3.23−3.33(m,1H)4.22(s,2H)6.35(s,1H)6.85(s,2H)。
HRMS(ESI+):C
16H
28N
3OS[M+H]
+の計算値310.1948;実測値310.1960。
【1008】
4−({[1−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)ピペリジン−4−イル]オキシ}メチル)−1,3−チアゾール−2−アミン
【1009】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm0.85(s,3H)0.86(s,3H)1.06−1.20(m,2H)1.27−1.45(m,6H)1.45−1.59(m,2H)1.76−1.89(m,2H)2.08−2.27(m,3H)2.68−2.78(m,2H)3.25−3.34(m,1H,部分的に水シグナルとオーバーラップしている)4.23(s,2H)6.35(s,1H)6.85(br.s.,2H)。
HRMS(ESI+):C
17H
30N
3OS[M+H]
+の計算値324.2104;実測値324.2103。
【1010】
4−({[1−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)ピペリジン−4−イル]オキシ}メチル)−1,3−チアゾール−2−アミン
【1011】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.35−1.43(m,2H)1.44−1.54(m,2H)1.65−1.75(m,2H)1.88(s,4H)1.94−2.08(m,2H)2.15−2.25(m,2H)2.38−2.47(m,1H)2.67−2.75(m,2H)3.27−3.33(m,1H,部分的に水シグナルとオーバーラップしている)4.23(s,2H)6.35(s,1H)6.86(br.s.,2H)。
HRMS(ESI+):C
14H
24F
2N
3OS[M+H]
+の計算値332.1603;実測値332.1612。
【1012】
4−({[1−(シクロヘキシルメチル)ピペリジン−4−イル]オキシ}メチル)−1,3−チアゾール−2−アミン
【1013】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm0.69−0.88(m,2H)1.05−1.25(m,3H)1.36−1.48(m,3H)1.56−1.73(m,5H)1.76−1.85(m,2H)1.88−1.98(m,2H)2.01(d,J=7.17Hz,2H)2.58−2.66(m,2H)3.30−3.38(m,1H,水シグナルとオーバーラップしている)4.23(s,2H)6.35(s,1H)6.86(s,2H)。
HRMS(ESI+):C
16H
28N
3OS[M+H]
+の計算値310.1948;実測値310.1948。
【1014】
4−{[(1−ベンジルピペリジン−4−イル)オキシ]メチル}−1,3−チアゾール−2−アミン
【1015】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.33−1.51(m,2H)1.75−1.88(m,2H)1.99−2.09(m,2H)2.58−2.69(m,2H)3.34−3.40(m,1H,水シグナルとオーバーラップしている)3.43(s,2H)4.23(s,2H)6.35(s,1H)6.86(s,2H)7.19−7.34(m,6H)。
HRMS(ESI+):C
16H
22N
3OS[M+H]
+の計算値304.1478;実測値304.1476。
【1016】
4−{[(1−シクロヘプチル−4−メチルピペリジン−4−イル)オキシ]メチル}−1,3−チアゾール−2−アミン
HRMS(ESI+):C
17H
30N
3OS[M+H]
+の計算値324.2104;実測値324.2111。
【1017】
4−({[1−(スピロ[2.5]オクト−6−イル)ピペリジン−4−イル]オキシ}メチル)−1,3−チアゾール−2−アミン
HRMS(ESI+):C
17H
28N
3OS[M+H]
+の計算値322.1948;実測値322.1956。
【1018】
[製造例5]
4−{[(4−オキソシクロヘキシル)オキシ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)カルバミン酸tert−ブチル
【1019】
【化252】
[この文献は図面を表示できません]
【1020】
{4−[(1,4−ジオキサスピロ[4.5]デク−8−イルオキシ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}カルバミン酸tert−ブチル(100mg,0.27mmol)をアセトン(3mL)中にて0.4mLの1N HClで37℃(油浴温度)にて8時間処理した。揮発分を減圧除去し、残渣をEtOAc(10mL)と飽和NaHCO
3水溶液(2mL)で分液した。有機相をNa
2SO
4で乾燥し、蒸発させた。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(hex:EtOAc=5:5,4:6)により精製し、標記化合物51mgを得た(58%)。
【1021】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.47(s,9H)1.85−2.01(m,4H)2.16−2.26(m,2H)2.33−2.43(m,2H)3.75−3.87(m,1H)4.47(s,2H)7.03(s,1H)11.43(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
15H
23N
2O
5S[M+H]
+の計算値327.1373;実測値327.1371。
【1022】
[製造例6]
2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−1−(4−メチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)エタノン
【1023】
【化253】
[この文献は図面を表示できません]
【1024】
工程1
{4−[2−オキソ−2−(4−オキソピペリジン−1−イル)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}カルバミン酸tert−ブチル
{2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4−イル}酢酸(400mg,1.5mmol)をDMA(20mL)中にてDIPEA(0.530mL,3mmol)と4−ピペリドン一水和物塩酸塩(357mg,2.1mmol)とTBTU(522mg,1.6mmol)で処理した。反応液を一晩撹拌し、EtOAc(20mL)で希釈し、飽和NaHCO
3水溶液(5mL)と水(5mL)とブラインで分液し、Na
2SO
4で乾燥し、蒸発させた。粗生成物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(DCM:MeOH=95:5)により精製し、標記化合物を得た(435mg,85%)。
【1025】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.47(s,9H)2.33(t,J=6.33Hz,2H)2.40(t,J=6.18Hz,2H)3.72(t,J=6.33Hz,2H)3.75(s,2H)3.80(t,J=6.18Hz,2H)6.87(s,1H)11.40(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
15H
22N
3O
4S[M+H]
+の計算値340.1326;実測値340.1333。
【1026】
適切に置換された試薬を利用した以外は同様に操作し、以下の化合物を得た。
【1027】
{4−[2−(1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}カルバミン酸tert−ブチル
【1028】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.12−1.28(m,4H)1.30−1.40(m,2H)1.41−1.47(m,2H)1.47(s,9H)1.56−1.76(m,2H)2.33−2.44(m,3H)2.92(t,J=11.90Hz,1H)3.65(s,2H)3.88−3.99(m,1H)4.32−4.42(m,1H)6.80(s,1H)11.39(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
21H
35N
4O
3S[M+H]
+の計算値423.2425;実測値423.2426。
【1029】
(4−{2−[(1−シクロヘキシルピペリジン−4−イル)アミノ]−2−オキソエチル}−1,3−チアゾール−2−イル)カルバミン酸tert−ブチル
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm0.94−1.09(m,1H)1.11−1.21(m,4H)1.27−1.38(m,2H)1.47(s,9H)1.50−1.62(m,1H)1.63−1.77(m,6H)2.14−2.27(m,3H)2.69−2.79(m,2H)3.37(s,2H)3.41−3.52(m,1H)6.77(s,1H)7.85(d,J=7.78Hz,1H)11.36(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
21H
35N
4O
3S[M+H]
+の計算値423.2425;実測値423.2426。
【1030】
{4−[2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}カルバミン酸tert−ブチル
HRMS(ESI+):C
20H
33N
4O
3S[M+H]
+の計算値409.2268;実測値409.2267。
【1031】
{4−[2−オキソ−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}カルバミン酸tert−ブチル
HRMS(ESI+):C
20H
27N
4O
3S[M+H]
+の計算値403.1799;実測値403.1798。
【1032】
{4−[2−(4,4’−ジメチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}カルバミン酸tert−ブチル
【1033】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm0.84(s,3H)0.87(d,J=6.56Hz,3H)0.99−1.12(m,2H)1.17−1.37(m,3H)1.47(s,9H)1.54−1.64(m,2H)1.67−1.77(m,2H)1.98(t,J=10.98Hz,2H)2.75−2.86(m,2H)3.13(t,J=10.29Hz,1H)3.41−3.49(m,1H)3.63(s,2H)3.65−3.77(m,1H)6.79(s,1H)11.38(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
22H
37N
4O
3S[M+H]
+の計算値437.2581;実測値437.2583。
【1034】
{4−[2−オキソ−2−(2,2,6,6−テトラメチル−4−オキソピペリジン−1−イル)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}カルバミン酸tert−ブチル
【1035】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.46(s,21H)2.64(s,4H)3.73(s,2H)6.84(s,1H)11.33(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
19H
30N
3O
4S[M+H]
+の計算値396.1952;実測値396.1955。
【1036】
(2−アミノ−1,3−ベンゾチアゾール−6−イル)(4−メチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)メタノン
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm0.87(d,J=6.56Hz,3H)1.01−1.14(m,2H)1.19−1.45(m,3H)1.52−1.62(m,2H)1.65−1.79(m,2H)2.03−2.17(m,2H)2.70−3.02(m,4H)3.60−4.11(m,4H)7.22(dd,J=8.24,1.53Hz,1H)7.32(d,J=8.08Hz,1H)7.65(br.s.,2H)7.72(d,J=1.53Hz,1H)。
HRMS(ESI+):C
19H
27N
4OS[M+H]
+の計算値359.19;実測値359.1902。
【1037】
工程2
{4−[2−(4−メチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}カルバミン酸tert−ブチル
{4−[2−オキソ−2−(4−オキソピペリジン−1−イル)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}カルバミン酸tert−ブチル(0.430mg,1.26mmol)をDMF(20mL)中にて4−メチルピペリジン(0.838mL,1,5mmol)と酢酸(0.087mL,1.52mmol)とトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(3.1mmol,670mg)で処理し、24時間撹拌した。反応液をEtOAcで希釈し、水で分液し、Na
2SO
4で乾燥し、蒸発させた。粗生成物をシリカゲル(DCM:MeOH=95:5)で精製し、標記化合物を得た(270mg,51%)。
【1038】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm0.86(d,J=6.41Hz,3H)0.98−1.12(m,2H)1.12−1.35(m,3H)1.47(s,9H)1.51−1.59(m,2H)1.60−1.77(m,2H)1.98−2.15(m,2H)2.37−2.48(m,2H)2.69−2.83(m,2H)2.93(t,J=11.82Hz,1H)3.65(s,2H)3.87−4.01(m,1H)4.30−4.42(m,1H)6.80(s,1H)11.39(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
21H
35N
4O
3S[M+H]
+の計算値423.2425;実測値423.2427。
【1039】
適切に置換された試薬を利用した以外は同様に操作し、以下の化合物を得た。
【1040】
[4−({[トランス−4−(4−メチルピペリジン−1−イル)シクロヘキシル]オキシ}メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]カルバミン酸tert−ブチル
HRMS(ESI+):C
21H
36N
3O
3S[M+H]
+の計算値410.2472;実測値410.2473。
【1041】
{4−[2−(3−メチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}カルバミン酸tert−ブチル
HRMS(ESI+):C
21H
35N
4O
3S[M+H]
+の計算値423.2424;実測値423.2412。
【1042】
{4−[2−(4,4−ジフルオロ−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}カルバミン酸tert−ブチル
【1043】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.16−1.36(m,2H)1.50(s,9H)1.65−1.76(m,2H)1.85−2.04(m,4H)2.55−2.63(m,5H)2.91−3.02(m,1H)3.29−3.37(m,水シグナルとオーバーラップしている,1H)3.68(d,J=5.49Hz,2H)3.93−4.02(m,1H)4.37−4.46(m,1H)6.84(s,1H)11.42(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
20H
31F
2N
4O
3S[M+H]
+の計算値445.2080;実測値445.2089。
【1044】
{4−[2−(3,3−ジメチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}カルバミン酸tert−ブチル
【1045】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm0.87(s,6H)1.08−1.21(m,4H)1.47(s,9H)1.51−1.69(m,2H)2.04(br.s.,2H)2.26−2.44(m,2H)2.86−3.03(m,1H)3.64(d,J=9.15Hz,2H)3.85−3.97(m,1H)4.27−4.40(m,1H)6.81(s,1H)11.39(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
22H
37N
4O
3S[M+H]
+の計算値437.2581;実測値437.2581。
【1046】
工程3
2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−1−(4−メチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)エタノン
{4−[2−(4−メチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}カルバミン酸tert−ブチル(200mg,0.473mmol)を4M HClジオキサン溶液(5mL)中にて室温で4時間撹拌した。揮発分を減圧除去し、残渣をDCM(20mL)で希釈し、飽和NaHCO
3水溶液(5mL)とブラインで分液した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、蒸発乾涸し、標記化合物を白色固体として得た(100mg,66%)。
【1047】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm0.85(s,J=6.6Hz,3H)0.99−1.12(m,2H)1.14−1.36(m,3H)1.48−1.59(m,2H)1.60−1.75(m,2H)1.99−2.16(m,2H)2.39−2.47(m,1H)2.68−2.80(m,2H)2.88−2.99(m,1H)3.47(s,2H)3.90−4.02(m,1H)4.31−4.42(m,1H)6.19(s,1H)6.84(br.s.,2H)。
HRMS(ESI+):C
16H
27N
4OS[M+H]
+の計算値323.19;実測値323.1899。
【1048】
別法として、4M HClジオキサン溶液で4時間処理後に溶媒を減圧除去し、標記化合物を塩酸塩として単離した。
【1049】
適切に置換された試薬を利用した以外は同様に操作し、以下の化合物を得た。
【1050】
2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−1−(1,4’−ビピペリジン−1’−イル)エタノン塩酸塩
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.31−1.56(m,4H)1.60−1.90(m,6H)2.03−2.21(m,2H)2.53−2.63(m,1H)2.79−3.00(m,2H)3.06(t,J=12.43Hz,1H)3.63−3.85(m,3H)3.99−4.11(m,1H)4.44−4.56(m,1H)6.57(s,1H)8.79(br.s.,2H)。
HRMS(ESI+):C
15H
25N
4OS[M+H]
+の計算値309.1744;実測値309.1742。
【1051】
2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−N−(1−シクロヘキシルピペリジン−4−イル)アセトアミド
【1052】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm0.99−1.10(m,1H)1.12−1.25(m,4H)1.26−1.37(m,2H)1.56(m,1H)1.64−1.78(m,6H)2.13−2.28(m,3H)2.69−2.79(m,2H)3.20(s,2H)3.40−3.54(m,1H)6.19(s,1H)6.84(s,2H)7.81(d,J=7.78Hz,1H)。
HRMS(ESI+):C
16H
27N
4OS[M+H]
+の計算値323.19;実測値323.1898。
【1053】
2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−1−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)エタノン
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm0.99−1.27(m,5H)1.50−1.60(m,1H)1.65−1.79(m,4H)2.16−2.28(m,1H)2.36−2.46(m,2H)3.37−3.46(m,2H)3.46(s,2H)6.19(s,1H)6.84(s,2H)。
HRMS(ESI+):C
15H
25N
4OS[M+H]
+の計算値309.1744;実測値309.1744。
【1054】
2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−1−(4−フェニルピペラジン−1−イル)エタノン
【1055】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm3.04−3.11(m,4H)3.54(s,2H)3.56−3.62(m,2H)3.62−3.68(m,2H)6.24(s,1H)6.80(t,J=7.24Hz,1H)6.86(br.s.,2H)6.94(d,J=7.93Hz,2H)7.22(t,J=7.93Hz,2H)。
HRMS(ESI+):C
15H
19N
4OS[M+H]
+の計算値303.1274;実測値303.1275。
【1056】
1−(1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−[2−(メチルアミノ)−1,3−チアゾール−4−イル]エタノン
【1057】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.14−1.31(m,3H)1.31−1.41(m,2H)1.40−1.54(m,3H)1.61−1.76(m,2H)2.38−2.49(m,7H)2.77(d,J=4.88Hz,3H)2.85−3.02(m,1H)3.45−3.58(m,2H)3.90−4.08(m,1H)4.34−4.45(m,1H)6.25(s,1H)7.39(q,J=4.58Hz,1H)。
HRMS(ESI+):C
16H
27N
4OS[M+H]
+の計算値323.19;実測値323.19。
【1058】
2−[2−(メチルアミノ)−1,3−チアゾール−4−イル]−1−(4−メチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)エタノン
HRMS(ESI+):C
17H
29N
4OS[M+H]
+の計算値337.2057;実測値337.2058。
【1059】
(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)(ジフルオロ)酢酸エチル
【1060】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.23(t,J=7.09Hz,3H)4.30(q,J=7.02Hz,2H)7.08(s,1H)7.35(br.s.,2H)。
HRMS(ESI+):C
7H
9N
2O
2F
2S[M+H]
+の計算値223.0348;実測値223.0344。
【1061】
2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−1−(4,4’−ジメチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)エタノン
【1062】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm0.83(s,3H)0.87(d,J=6.56Hz,3H)0.99−1.12(m,2H)1.15−1.39(m,3H)1.54−1.63(m,2H)1.69−1.78(m,2H)1.98(t,J=10.98Hz,2H)2.76−2.87(m,2H)3.04−3.18(m,1H)3.39−3.54(m,3H)3.64−3.76(m,1H)6.18(s,1H)6.84(br.s.,2H)。
HRMS(ESI+):C
17H
29N
4OS[M+H]
+の計算値337.2057;実測値337.2056。
【1063】
2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−1−(4,4−ジメチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)エタノン
【1064】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm0.86(s,6H)1.14−1.31(m,6H)1.68(t,J=15.86Hz,2H)2.34−2.48(m,5H)2.93(t,J=11.67Hz,1H)3.25−3.37(m,水シグナルとオーバーラップしている,1H)3.47(s,2H)3.96(d,J=12.96Hz,1H)4.36(d,J=13.12Hz,1H)6.19(s,1H)6.85(br.s.,2H)。
HRMS(ESI+):C
17H
29N
4OS[M+H]
+の計算値337.2057;実測値337.2058。
【1065】
2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−1−(3,3−ジメチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)エタノン
【1066】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm0.87(s,6H)1.08−1.33(m,4H)1.40−1.53(m,2H)1.53−1.69(m,2H)2.00−2.15(m,2H)2.30−2.44(m,3H)2.93(t,J=11.67Hz,1H)3.47(s,2H)3.94(d,J=12.96Hz,1H)4.34(d,J=13.27Hz,1H)6.19(s,1H)6.85(br.s.,2H)。
HRMS(ESI+):C
17H
29N
4OS[M+H]
+の計算値337.2057;実測値337.2054。
【1067】
2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−1−(4,4−ジフルオロ−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)エタノン
【1068】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.12−1.34(m,3H)1.53−1.74(m,2H)1.80−2.00(m,4H)2.53−2.61(m,5H)2.87−2.99(m,1H)3.47(s,2H)3.92−4.04(m,1H)4.33−4.45(m,1H)6.20(s,1H)6.85(br.s.,2H)。
HRMS(ESI+):C
15H
23F
2N
4OS[M+H]
+の計算値345.1555;実測値345.15551。
【1069】
2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−1−(3−メチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)エタノン
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm0.81(d,J=6.56Hz,3H)1.14−1.84(m,9H)1.90−2.17(m,1H)2.38−2.48(m,DMSOシグナルとオーバーラップしている,1H)2.64−2.84(m,2H)2.88−2.98(m,1H)3.47(s,2H)3.98(d,J=13.27Hz,1H)4.38(d,J=12.66Hz,1H)6.20(s,1H)6.85(br.s.,2H)。
HRMS(ESI+):C
16H
27N
4OS[M+H]
+の計算値323.19;実測値323.1904。
【1070】
2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−1−(3,3−ジフルオロ−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)エタノン
【1071】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.13−1.34(m,2H)1.51−1.73(m,4H)1.76−1.91(m,2H)2.43−2.48(m,2H)2.53−2.61(m,1H)2.68(t,J=11.59Hz,2H)2.88−2.98(m,1H)3.48(s,2H)3.97(d,J=14.03Hz,1H)4.39(d,J=13.27Hz,1H)6.20(s,1H)6.86(br.s.,2H)。
HRMS(ESI+):C
15H
23F
2N
4OS[M+H]
+の計算値345.1555;実測値345.1561。
【1072】
[製造例7]
{4−[2−(4−メチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}カルバミン酸tert−ブチルメチル
【1073】
【化254】
[この文献は図面を表示できません]
【1074】
{4−[2−(4−メチル−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}カルバミン酸tert−ブチル(65mg,0.15mmol)をDMF(1mL)中にてCs
2CO
3(64mg,0.19mmol)とヨードメタン(0.011mL,0.18mmol)で処理し、室温で一晩撹拌した。混合液をEtOAc(10mL)で希釈し、水とブラインで洗浄した。有機相をNa
2SO
4で乾燥し、蒸発乾涸し、シリカゲル(溶離液EtOAc:7N NH
3・MeOH溶液=95:5)で精製後、標記化合物を得た(65mg,99%)。
【1075】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm0.86(d,J=6.41Hz,3H)0.95−1.40(m,5H)1.52(s,9H)1.49−1.74(m,5H)1.97−2.20(m,2H)2.65−2.87(m,2H)2.87−3.05(m,1H)3.42(s,3H)3.60−3.77(m,2H)3.93−4.08(m,2H)4.32−4.46(m,2H)6.89(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
22H
37N
4O
3S[M+H]
+の計算値437.2581;実測値437.2585。
【1076】
適切に置換された試薬を利用した以外は同様に操作し、以下の中間体化合物を得た。
【1077】
{4−[2−(1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
【1078】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.11−1.29(m,2H)1.30−1.40(m,2H)1.41−1.49(m,4H)1.52(s,9H)1.59−1.72(m,2H)2.32−2.45(m,5H)2.96(t,J=11.67Hz,1H)3.42(s,3H)3.62−3.75(m,2H)3.93−4.05(m,2H)4.32−4.44(m,1H)6.89(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
21H
35N
4O
3S[M+H]
+の計算値423.2425;実測値423.2430。
【1079】
[製造例8]
{2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4−イル}(ジフルオロ)酢酸エチル
【1080】
【化255】
[この文献は図面を表示できません]
【1081】
{2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4−イル}(オキソ)酢酸エチル(260mg,0.807mmol)を1,2−ジクロロエタン(3.3mL)中にて4℃まで冷却した。三フッ化ジエチルアミノ硫黄(DAST)(0.176mL,1.33mmol)を滴下した後、反応温度を室温まで上げ、撹拌を20時間続けた。4℃で採取した反応混合物に水(40mL)を加え、EtOAc(40mL)で分液した。水相を更にEtOAc(20mL)で抽出した。有機抽出相を合わせて水(20mL)とブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、蒸発乾涸し、シリカゲル(溶離液hex:EtOAc=8:2)で精製後、標記化合物を白色固体として得た(263mg,82%)。
【1082】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.23(t,J=7.09Hz,3H)1.47(s,9H)4.31(q,J=7.09Hz,2H)7.70(s,1H)11.82(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
12H
17N
2O
4F
2S[M+H]
+の計算値323.0872;実測値323.0873。
【1083】
[製造例9]
4−(1,4’−ビピペリジン−1’−イルメチル)アニリン
【1084】
【化256】
[この文献は図面を表示できません]
【1085】
工程1
1’−(4−ニトロベンジル)−1,4’−ビピペリジン
4−ニトロベンジルブロミド(0.3g,1.39mmol)を無水アセトニトリル(8mL)中にて1,4’−ビピペリジン(0.467g,2.78mmol)で処理した。懸濁液を室温で2時間撹拌した。揮発分を減圧除去し、水(10mL)を加え、混合液をEtOAc(3×10mL)で抽出した。有機抽出相を合わせてNa
2SO
4で乾燥し、蒸発させ、標記化合物を黄色固体として得た(405mg,96%)。
【1086】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.27−1.39(m,2H)1.39−1.50(m,6H)1.61−1.70(m,2H)1.91−1.99(m,2H)2.11−2.22(m,1H)2.37−2.45(m,4H)2.76−2.84(m,2H)3.56(s,2H)7.57(d,J=8.85Hz,2H)8.16−8.20(d,J=8.85Hz,2H)。
HRMS(ESI+):C
17H
26N
3O
2[M+H]
+の計算値304.2020;実測値304.2016。
【1087】
適切に置換された試薬を利用した以外は同様に操作し、以下の中間体化合物を得た。
【1088】
N,N−ジメチル−1−(4−ニトロベンジル)ピペリジン−4−アミン
【1089】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.30−1.48(m,2H)1.62−1.76(m,2H)1.93−2.00(m,2H)2.00−2.04(m,1H)2.15(s,6H)2.75−2.84(m,2H)3.57(s,2H)7.58(d,J=8.69Hz,2H)8.17(d,J=8.69Hz,2H)。
HRMS(ESI+):C
14H
22N
3O
2[M+H]
+の計算値264.1707;実測値264.1710。
【1090】
[1−(4−ニトロベンジル)ピペリジン−4−イル]カルバミン酸tert−ブチル
【1091】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.37(s,9H)1.37−1.45(m,2H)1.59−1.71(m,2H)1.94−2.04(m,2H)2.67−2.77(m,2H)3.13−3.27(m,1H)3.56(s,2H)6.79(d,J=7.47Hz,1H)7.57(d,J=8.24Hz,2H)8.19(d,J=8.54Hz,2H)。
HRMS(ESI+):C
17H
26N
3O
4[M+H]
+の計算値336.1918;実測値336.1916。
【1092】
工程2
4−(1,4’−ビピペリジン−1’−イルメチル)アニリン
1’−(4−ニトロベンジル)−1,4’−ビピペリジン(405mg,1.33mmol)をEtOH(5.5mL)及び水(3.3mL)中にてFe粉(373mg,6.68mmol)とNH
4Cl(715mg,13.3mmol)で処理し、85℃(油浴温度)まで2時間かけて加熱した。EtOHを減圧除去し、水相をEtOAc(3×5mL)で抽出した。有機抽出相を合わせてNa
2SO
4で乾燥し、蒸発乾涸し、シリカゲル(DCM:7N NH
3・MeOH溶液=9:1)で精製し、標記化合物(136mg,36%)を黄色固体として得ると共に、副生物としてN−(4−アミノベンジル)−4−(1,4’−ビピペリジン−1’−イルメチル)アニリンを得た。
HRMS(ESI+):C
17H
28N
3[M+H]
+の計算値274.2278;実測値274.2276。
【1093】
N−(4−アミノベンジル)−4−(1,4’−ビピペリジン−1’−イルメチル)アニリン
HRMS(ESI+):C
24H
35N
4[M+H]
+の計算値379.2856;実測値379.2849。
【1094】
適切に置換された試薬を利用した以外は同様に操作し、以下の化合物を得た。
【1095】
1−(4−アミノベンジル)−N,N−ジメチルピペリジン−4−アミン
【1096】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.26−1.44(m,2H)1.59−1.71(m,2H)1.74−1.90(m,2H)1.99−2.13(m,1H)2.18(s,6H)2.71−2.87(m,2H)3.24(s,2H)4.93(br.s.,2H)6.48(d,J=7.93Hz,2H)6.89(d,J=7.93Hz,2H)。
HRMS(ESI+):C
14H
25N
3[M+H]
+の計算値234.1965;実測値234.1965。
【1097】
[1−(4−アミノベンジル)ピペリジン−4−イル]カルバミン酸tert−ブチル
【1098】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.25−1.35(m,2H)1.36(s,9H)1.56−1.72(m,2H)1.76−1.92(m,2H)2.63−2.79(m,2H)3.06−3.27(m,3H)4.93(br.s.,2H)6.48(d,J=8.39Hz,2H)6.73(d,J=7.63Hz,1H)6.88(d,J=8.39Hz,2H)。
HRMS(ESI+):C
17H
28N
3O
2[M+H]
+の計算値306.2176;実測値306.2183。
【1099】
[製造例10]
1−[(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)メチル]−N,N−ジメチルピペリジン−4−アミン二塩酸塩
【1100】
【化257】
[この文献は図面を表示できません]
【1101】
工程1
(4−{[4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)カルバミン酸tert−ブチル
(4−ホルミル−1,3−チアゾール−2−イル)カルバミン酸tert−ブチル(200mg,0.88mmol)をDMA(3mL)中にてN,N−ジメチルピペリジン−4−アミン(0.155mL,1.3mmol)で処理し、室温で1時間撹拌した。AcOH(0.025mL,0.43mmol)とトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(465mg,2.19mmol)を反応液に加え、室温で20時間撹拌した。残渣をEtOAcと飽和NaHCO
3水溶液で分液した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、蒸発乾涸した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:7N NH
3・MeOH溶液=9:1)により精製し、標記化合物を無色油状物として得た(225mg,75%)。
【1102】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.27−1.38(m,2H)1.47(s,9H)1.61−1.75(m,2H)1.87−2.03(m,3H)2.13(s,6H)2.78−2.89(m,2H)3.37(s,2H)6.85(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
16H
29N
4O
2S[M+H]
+の計算値341.2006;実測値341.2008。
【1103】
適切に置換された試薬を利用した以外は同様に操作し、以下の中間体化合物を得た。
【1104】
(4−{[(1−シクロヘキシルピペリジン−4−イル)アミノ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)カルバミン酸tert−ブチル
【1105】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm0.92−1.23(m,5H)1.47(s,9H)1.50−1.59(m,1H)1.63−1.80(m,8H)2.09−2.17(m,2H)2.17−2.25(m,1H)2.28−2.36(m,1H)2.69−2.78(m,2H)3.63(s,2H)6.82(s,1H)11.29(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
20H
35N
4O
2S[M+H]
+の計算値395.2475;実測値395.2480。
【1106】
[4−(1,4’−ビピペリジン−1’−イルメチル)−1,3−チアゾール−2−イル]カルバミン酸tert−ブチル
【1107】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)d ppm1.27−1.47(m,5H)1.47(s,9H)1.57−1.67(m,1H)1.90(t,J=10.90Hz,2H)2.06−2.19(m,1H)2.36−2.45(m,2H)2.81−2.89(m,2H)3.36(s,2H)6.84(s,1H)11.36(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
19H
33N
4O
2S[M+H]
+の計算値381.2319;実測値381.2318。
【1108】
(4−{[(3R)−3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)カルバミン酸tert−ブチル
【1109】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.47(s,9H)1.50−1.63(m,1H)1.74−1.86(m,1H)2.06(s,6H)2.26(dd,J=8.69,6.86Hz,1H)2.42(td,J=8.69,6.10Hz,1H)2.57−2.67(m,2H)2.68−2.74(m,1H)3.39−3.55(m,2H)6.84(s,1H)7.49(s,1H)11.35(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
15H
27N
4O
2S[M+H]
+の計算値327.1849;実測値327.1849。
【1110】
工程2
1−[(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)メチル]−N,N−ジメチルピペリジン−4−アミン二塩酸塩
(4−{[4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)カルバミン酸tert−ブチル(225mg,0.578mmol)を4M HClジオキサン溶液(10mL,2.5mmol)中にて室温で3日間撹拌した。揮発分を減圧除去し、標記化合物を黄色固体として定量的収率で得た。
【1111】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.91−2.09(m,2H)2.17−2.28(m,2H)2.71(d,J=4.73Hz,6H)2.93−3.08(m,2H)3.46−3.62(m,2H,部分的に水シグナルとオーバーラップしている)4.10(br.s.,2H)6.84(s,1H)7.40(br.s.,2H)10.86(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
11H
21N
4S[M+H]
+の計算値241.1482;実測値241.1486。
【1112】
適切に置換された試薬を利用した以外は同様に操作し、以下の中間体化合物を得た。
【1113】
4−(1,4’−ビピペリジン−1’−イルメチル)−1,3−チアゾール−2−アミン二塩酸塩
【1114】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.30−1.46(m,1H)1.62−1.75(m,1H)1.76−1.90(m,4H)1.99−2.15(m,2H)2.21−2.34(m,2H)2.84−3.08(m,4H)3.31−3.57(m,4H,部分的に水シグナルとオーバーラップしている)4.10(br.s.,2H)6.86(s,1H)7.45(br.s.,2H)10.56(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
14H
25N
4S[M+H]
+の計算値281.1795;実測値281.1786。
【1115】
4−{[(3R)−3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル]メチル}−1,3−チアゾール−2−アミン二塩酸塩
【1116】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm2.15−2.25(m,2H)2.27−2.38(m,2H)2.79(s,6H)3.62−3.76(m,4H)3.93−4.07(m,1H)4.13(br.s.,2H)6.78(s,1H)7.32(br.s.,2H)。
HRMS(ESI+):C
10H
19N
4S[M+H]
+の計算値227.1325;実測値227.1327。
【1117】
N−[(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)メチル]−N−(1−シクロヘキシルピペリジン−4−イル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド
HRMS(ESI+):C
17H
26N
4OF
3S[M+H]
+の計算値391.1774;実測値391.1775。
【1118】
[製造例11]
{1−[(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)メチル]ピペリジン−4−イル}カルバミン酸tert−ブチル
【1119】
【化258】
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【1120】
4−(クロロメチル)チアゾール−2−アミン塩酸塩(50mg,0.27mmol)のTHF(2mL)懸濁液を4−(N−Bocアミノ)−ピペリジン(76mg,0.378mmol)とDIPEA(0.185mL,1.08mmol)で処理し、還流下に16時間撹拌した。揮発分を減圧除去した。残渣をDCM(10mL)と水(5mL)で分液した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、蒸発させた。粗生成物をシリカゲル(DCM:MeOH:7N NH
3・MeOH溶液=9:0.5:0.5)で精製し、標記化合物70mgを得た(84%)。
【1121】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.28−1.36(m,2H)1.36(s,9H)1.58−1.71(m,2H)1.86−2.02(m,2H)2.72−2.86(m,2H)3.08−3.27(m,3H)6.25(br.s.,1H)6.75(d,J=7.78Hz,1H)6.81(br.s.,2H)。
HRMS(ESI+):C
14H
25N
4O
2S[M+H]
+の計算値313.1693;実測値313.17。
【1122】
[製造例12]
(4−{[(1−シクロヘキシルピペリジン−4−イル)(トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)カルバミン酸tert−ブチル
【1123】
【化259】
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【1124】
(4−{[(1−シクロヘキシルピペリジン−4−イル)アミノ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)カルバミン酸tert−ブチル(120mg,0.304mmol)とTEA(0.085mL,0.609mmol)のDCM(2mL)溶液をTFAA(0.055mL,0.395mmol)で処理し、室温で2時間撹拌した。更にTFAA(0.060mL,0.426mmol)とTEA(0.127mL,0.01mmol)を4℃で加え、更に2時間室温で撹拌後、反応液をDCM(10mL)で希釈し、水洗した。有機相をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、蒸発させると、粗生成物160mgが黄色固形物として残り、シリカゲル(DCM:MeOH=9:0.5)で精製し、標記化合物120mgを薄黄色固体として得た(80%)。
【1125】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)d ppm0.96−1.28(m,5H)1.47(s,9H)1.51−1.89(m,9H)2.19(br.s.,2H)2.66−3.00(m,2H)3.47−4.01(m,1H)4.41−4.62(m,2H)6.79(s,1H)7.02(s,1H)11.29−11.59(m,1H)。
HRMS(ESI+):C
22H
34N
4O
3F
3S[M+H]
+の計算値491.2298;実測値491.2302。
【1126】
[製造例13]
4,4’−ジメチル−1,4’−ビピペリジン二塩酸塩
【1127】
【化260】
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【1128】
工程1
4,4’−ジメチル−1,4’−ビピペリジン−1’−カルボン酸tert−ブチル
4−メチルピペリジン(2.1g,21.33mmol)の無水トルエン(18mL)溶液に1−Boc−4−ピペリドン(2.5g,12.55mmol)と1,2,3−トリアゾール(0.65mL,11.22mmol)を加えた。溶液をディーン・スターク・トラップで20時間還流させた後、0℃まで冷却し、CH
3MgClのTHF溶液(3.0M,17mL)をアルゴン雰囲気下に滴下した。混合液を室温で2時間放置した後、0℃にて20%NH
4Cl水溶液(10mL)で反応をクエンチした。水相を300mLまで希釈し、生成物をEtOAc(160mL×3)で抽出した。次に有機抽出相を合わせて2N NaOH(150mL)と水(150mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、蒸発させた。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=90:10)により精製し、標記化合物を得た(770mg,21%)。
【1129】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm0.83(s,3H)0.87(d,J=6.56Hz,3H)1.01−1.12(m,2H)1.20−1.28(m,3H)1.38(s,9H)1.54−1.64(m,2H)1.69−1.77(m,2H)1.97(t,J=11.13Hz,2H)2.75−2.86(m,2H)3.03−3.26(m,2H)3.36−3.42(m,水シグナルとオーバーラップしている,2H)。
HRMS(ESI+):C
17H
33N
2O
2[M+H]
+の計算値297.2537;実測値297.2534。
【1130】
工程2
4,4’−ジメチル−1,4’−ビピペリジン二塩酸塩
4,4’−ジメチル−1,4’−ビピペリジン−1’−カルボン酸tert−ブチル(738mg,2.49mmol)の無水ジオキサン(6mL)溶液を4M HClジオキサン溶液(6mL)で処理した。混合液を室温で20時間撹拌した。次に溶媒を減圧除去し、残渣をEt
2Oで洗浄し、乾燥し、標記化合物を得た(390mg,58%)。
【1131】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm0.91(d,J=5.64Hz,3H)1.38(s,3H)1.54−1.72(m,3H)1.75−1.84(m,2H)2.02−2.08(m,2H)2.11−2.18(m,2H)2.84−2.95(m,2H)2.99−3.06(m,2H)3.37−3.49(m,水シグナルと部分的にオーバーラップしている,4H)8.85(br.s.,1H)9.01(br.s.,1H)9.91(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
12H
25N
2[M+H]
+の計算値197.2012;実測値197.2008。
【1132】
[製造例14]
(2,4−ジメトキシベンジル)[4−(ヨードメチル)−1,3−チアゾール−2−イル]カルバミン酸tert−ブチル
【1133】
【化261】
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【1134】
工程1
[4−(クロロメチル)−1,3−チアゾール−2−イル](2,4−ジメトキシベンジル)カルバミン酸tert−ブチル
4−(クロロメチル)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−1,3−チアゾール−2−アミン(WO2009/015208参照)(670mg,2.2mmol)のTHF(7.6mL)溶液をBoc
2O(576mg,2.64mmol)とTEA(0.523mmol,3.75mmol)と触媒量のDMAPで処理した。反応液を室温で5時間撹拌し、水(10mL)で処理し、EtOAc(20mL)で抽出し、Na
2SO
4で乾燥し、蒸発乾涸し、シリカゲル(hex:EtOAc=8:2)で精製し、標記化合物を薄黄色固体として得た(510mg,58%)。
【1135】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.38(s,9H)3.72(s,3H)3.79(s,3H)4.65(s,2H)5.15(s,2H)6.44(dd,J=8.39,2.29Hz,1H)6.56(d,J=2.29Hz,1H)6.75(d,J=8.39Hz,1H)7.30(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
18H
24ClN
2O
4S[M+H]
+の計算値399.1140;実測値399.1145。
【1136】
工程2
(2,4−ジメトキシベンジル)[4−(ヨードメチル)−1,3−チアゾール−2−イル]カルバミン酸tert−ブチル
[4−(クロロメチル)−1,3−チアゾール−2−イル](2,4−ジメトキシベンジル)カルバミン酸tert−ブチル(500mg,1.26mmol)をアセトン(5mL)中にてNaI(1.89g,12.6mmol)で処理し、室温で13時間撹拌した。揮発分を減圧除去し、水(25mL)を加え、混合液をEtOAc(25mL)で抽出した。有機抽出相をNa
2SO
4で乾燥し、蒸発させ、標記化合物を黄色固体として得た(460mg,74%)。
HRMS(ESI+):C
18H
24IN
2O
4S[M+H]
+の計算値491.0496;実測値491.0492。
【1137】
[製造例15]
2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−N−(2,6−ジメチル−4−オキソヘプト−5−エン−2−イル)アセトアミド
【1138】
【化262】
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【1139】
{4−[2−オキソ−2−(2,2,6,6−テトラメチル−4−オキソピペリジン−1−イル)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}カルバミン酸tert−ブチル(340mg,0.861mmol)のDCM(24mL)溶液をTFA(6.15mL)で処理し、室温で3.5時間撹拌した。次に混合液を飽和NaHCO
3溶液で中和し、DCMで抽出した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、減圧下に蒸発乾涸した。フラッシュカラムクロマトグラフィーにより標記化合物を白色固体として得た(145mg,57%)。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.46(s,6H)1.81(s,3H)2.02(s,3H)2.82(s,2H)3.19(s,2H)6.06(br.s.,1H)6.20(s,1H)6.84(br.s.,2H)7.63(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
14H
22N
3O
2S[M+H]
+の計算値296.1427;実測値296.1428。
【1140】
[製造例16]
8−アミノ−2,4,4−トリメチル−4,5−ジヒドロ−2H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボン酸(Va)
【1141】
【化263】
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【1142】
工程1
8−アミノ−2,4,4−トリメチル−4,5−ジヒドロ−2H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボン酸エチル
8−アミノ−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボン酸エチル(428mg,1.490mmol)の無水DMF(10mL)懸濁液を0℃に維持し、1.0M LiOtBuのTHF(1.7mL)溶液をアルゴン雰囲気下で滴下した。混合液を0℃で30分間放置した後、CH
3I(0.2mL,3.213mmol)の無水THF(8mL)溶液を20分間加え、反応液を室温で15時間撹拌した。次に溶媒を減圧蒸留により除去し、残渣をDCM(30mL)と10%NaH
2PO
4溶液(pH4,30mL)で分液し、水相を更にDCM(30mL×5)で抽出した。有機抽出相を合わせてNa
2SO
4で乾燥し、蒸発させると、粗生成物766mgが残り、カラムクロマトグラフィー(溶離液DCM:MeOH=97:3)により精製し、標記化合物を得た(135mg,30%)。
【1143】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.27(s,6H)1.35(t,J=7.09Hz,3H)2.60(s,2H)4.02(s,3H)4.38(q,J=7.20Hz,2H)6.49(br.s.,2H)8.12(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
15H
20N
5O
2[M+H]
+の計算値302.1612;実測値302.1612。
【1144】
適切に置換された試薬を利用した以外は同様に操作し、以下の中間体化合物を得た。
【1145】
8−アミノ−4,4−ジメチル−2−[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)エチル]−4,5−ジヒドロ−2H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボン酸エチル
【1146】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.23(s,3H)1.28(s,3H)1.35(t,J=7.09Hz,3H)1.35−1.43(m,4H)1.44−1.55(m,1H)1.55−1.69(m,1H)2.60(d,J=6.71Hz,2H)3.16−3.27(m,2H)3.57−3.67(m,1H)3.79−3.91(m,1H)4.36(q,J=7.17Hz,2H)4.44−4.47(m,1H)4.50−4.69(m,1H)6.53(br.s.,2H)8.12(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
21H
30N
5O
4[M+H]
+の計算値416.2293;実測値416.2297。
【1147】
8−アミノ−4,4−ジメチル−1−[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)エチル]−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボン酸エチル
【1148】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.26(s,3H)1.28−1.33(m,6H)1.33−1.54(m,6H)2.60(s,2H)3.29−3.45(m,水シグナルと部分的にオーバーラップしている,2H)3.73−3.82(m,1H)3.83−3.96(m,1H)4.30(q,J=7.02Hz,2H)4.43−4.48(m,1H)4.54(t,J=3.13Hz,1H)4.82−4.93(m,1H)5.13−5.28(m,1H)6.59(br.s.,2H)8.17(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
21H
30N
5O
4[M+H]
+の計算値416.2293;実測値416.2302。
【1149】
8−アミノ−2−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−2H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボン酸エチル
【1150】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm−0.15(s,6H)0.73(s,9H)1.26(s,6H)1.34(t,J=7.09Hz,3H)2.59(s,2H)3.87(t,J=5.19Hz,2H)4.34(q,J=7.17Hz,2H)4.49(t,J=5.19Hz,2H)6.53(br.s.,2H)8.12(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
22H
36N
5O
3Si[M+H]
+の計算値446.2582;実測値446.2579。
【1151】
8−アミノ−1−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボン酸エチル
【1152】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm−0.21(m,6H)0.65(s,9H)1.26−1.32(m,9H)2.59(s,2H)3.95(t,J=5.03Hz,2H)4.29(q,J=7.07Hz,2H)4.96(t,J=5.03Hz,2H)6.54(br.s.,2H)8.16(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
22H
36N
5O
3Si[M+H]
+の計算値446.2582;実測値446.2583。
【1153】
工程b
8−アミノ−2,4,4−トリメチル−4,5−ジヒドロ−2H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボン酸(Va)
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、W=COOH]
8−アミノ−2,4,4−トリメチル−4,5−ジヒドロ−2H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボン酸エチル(131mg,0.435mmol)のEtOH(1.5mL)懸濁液を2N NaOH(2.2mL,4.35mmol)で処理し、2時間加熱還流した。反応液を0℃まで冷却し、AcOH(0.25mL,4.35mmol)を滴下した。得られた固形物を吸引濾過し、十分に水洗し、減圧乾燥し、標記化合物を白色固体として得た(101mg,85%)。
【1154】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.28(s,6H)2.59(s,2H)4.01(s,3H)6.47(br.s.,2H)8.10(s,1H),13.95(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
13H
16N
5O
2[M+H]
+の計算値274.1299;実測値274.1301。
【1155】
適切に置換された中間体を利用した以外は同様に操作し、以下の中間体化合物を得た。
【1156】
8−アミノ−4,4−ジメチル−2−[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)エチル]−4,5−ジヒドロ−2H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボン酸(Va)
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、W=COOH]
【1157】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.28(s,3H)1.33(s,3H)1.34−1.49(m,4H)1.49−1.61(m,1H)1.63−1.79(m,1H)2.61(d,J=4.73Hz,2H)3.19−3.35(m,水シグナルと部分的にオーバーラップしている,2H)3.65−3.75(m,1H)3.83−3.95(m,1H)4.45−4.51(m,1H)4.52−4.73(m,2H)6.51(br.s.,2H)8.13(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
19H
26N
5O
4[M+H]
+の計算値388.1980;実測値388.1994。
【1158】
8−アミノ−2−(2−ヒドロキシエチル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−2H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボン酸(Va)
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、W=COOH]
【1159】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.27(s,6H)2.58(s,2H)3.71(t,J=5.87Hz,2H)4.41(t,J=5.80Hz,2H)4.94(br.s.,1H)6.48(br.s.,2H)8.10(s,1H)。
HRMS(ESI+):C
14H
18N
5O
3[M+H]
+の計算値304.1404;実測値304.1406。
【1160】
8−アミノ−1−(2−ヒドロキシエチル)−4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−h]キナゾリン−3−カルボン酸(Va)
[R1=R3’=R4’=H、R2=R3=R4=(C
1−C
6)アルキル、W=COOH]
【1161】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm1.29(s,6H)2.60(s,2H)3.79(q,J=5.80Hz,2H)4.80(q,J=6.10Hz,2H)6.55(br.s.,2H)8.16(s,1H)12.81(br.s.,1H)。
HRMS(ESI+):C
14H
18N
5O
3[M+H]
+の計算値304.1404;実測値304.1407。