特表2020-527090(P2020-527090A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2020-527090(P2020-527090A)
(43)【公表日】2020年9月3日
(54)【発明の名称】再使用可能な電動内視鏡切断吻合器
(51)【国際特許分類】
   A61B 17/115 20060101AFI20200807BHJP
【FI】
   A61B17/115
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2020-511458(P2020-511458)
(86)(22)【出願日】2018年7月9日
(85)【翻訳文提出日】2020年2月25日
(86)【国際出願番号】CN2018094986
(87)【国際公開番号】WO2019037552
(87)【国際公開日】20190228
(31)【優先権主張番号】201710743398.1
(32)【優先日】2017年8月25日
(33)【優先権主張国】CN
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】518132019
【氏名又は名称】シャンハイ イーシ メディカル テクノロジー カンパニー リミテッド
(71)【出願人】
【識別番号】518132008
【氏名又は名称】イーシ(スーチョウ)メディカル テクノロジー カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002871
【氏名又は名称】特許業務法人サカモト・アンド・パートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】ワン、ジャンビン
(72)【発明者】
【氏名】ニエ、ホンリン
(72)【発明者】
【氏名】チェン、ジドン
(72)【発明者】
【氏名】ディン、ハオ
(72)【発明者】
【氏名】タオ、インイン
【テーマコード(参考)】
4C160
【Fターム(参考)】
4C160CC33
(57)【要約】
本願は、メインボディー、ハンドル、アダプタ、およびケーブル部品を備える再使用可能な電動内視鏡切断吻合器を提供し、前記アダプタがハンドルに接続され、前記ケーブル部品の一端がメインボディーに着脱可能に接続され、他端がハンドルに着脱可能に接続され、電力および指令信号を転送するために用いられ、前記メインボディーは繰り返し複数回使用でき、前記ケーブル部品は滅菌後に繰り返し複数回使用できる。本願の再使用可能な電動内視鏡切断吻合器では、少なくとも1つまたは複数のコア部材が繰り返し滅菌でき、複数回使用できるため、患者の治療費を大幅に削減しつつ、器具の使用時の交差感染のリスクを大幅に削減し、器具使用の安全性と信頼性が向上し、その全体の重量が大幅に減らし、医師の操作がより便利になる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
メインボディー、ハンドル、アダプタ、およびケーブル部品を備え、
前記アダプタがハンドルに接続され、
前記ケーブル部品の一端がメインボディーに着脱可能に接続され、他端がハンドルに着脱可能に接続され、電力および指令信号を転送するために用いられ、
前記メインボディーが繰り返し複数回使用でき、前記ケーブル部品が滅菌後に繰り返し複数回使用できる再使用可能な電動内視鏡切断吻合器。
【請求項2】
前記アダプタがハンドルに着脱可能に接続され、
前記アダプタが使い捨て部品であり、
前記ハンドルが滅菌後に繰り返し複数回使用できる請求項1に記載の再使用可能な電動内視鏡切断吻合器。
【請求項3】
前記アダプタと前記ハンドルが一体機を形成し、
前記一体機が滅菌後に繰り返し複数回使用できる請求項1に記載の再使用可能な電動内視鏡切断吻合器。
【請求項4】
前記アダプタと前記ハンドルが一体機を形成し、
前記一体機が使い捨て部品である請求項1に記載の再使用可能な電動内視鏡切断吻合器。
【請求項5】
前記メインボディーは着脱可能に接続されるバッテリーパックおよび制御モジュールを含み、
前記メインボディーの電力はバッテリーパックによって提供され、
前記バッテリーパックとアダプタは使い捨て部品であり、
前記ハンドルが滅菌後に繰り返し複数回使用できる請求項1に記載の再使用可能な電動内視鏡切断吻合器。
【請求項6】
前記メインボディーは電源モジュールおよび制御モジュールを含み、
前記電源モジュールは電源周波数電圧をハンドルが必要とする直流電圧に変換し、
前記制御モジュールは回路基板部品およびソフトウェアプログラムを含み、
ハンドルの動作および指示を制御する請求項1〜5のいずれか1項に記載の再使用可能な電動内視鏡切断吻合器。
【請求項7】
前記ハンドルはメインボディーから電力を得て、メインボディーの指令に従って前記アダプタに対してメスホルダーからの発射または戻り、
メスホルダーのストロークおよび方向の指示、並びに残りの使用回数などを含む操作および指示する請求項1〜5のいずれか1項に記載の再使用可能な電動内視鏡切断吻合器。
【請求項8】
前記ハンドルは、ハンドルハウジング、発射トリガー、安全トリガー、反転プッシュボタン、ストロークインジケーター、残りの使用回数インジケーター、方向インジケーターを含む請求項1〜5のいずれか1項に記載の再使用可能な電動内視鏡切断吻合器。
【請求項9】
前記アダプタは、外側カニューレ、回転ヘッド、および曲げ制御ベンチを含み、
前記外側カニューレの遠位端に使用時に適切な吻合用のステープルカートリッジが装着される請求項1〜5のいずれか1項に記載の再使用可能な電動内視鏡切断吻合器。
【請求項10】
メインボディー、ハンドル、アダプタを含み、
前記アダプタがハンドルに接続され、
前記メインボディーが直接に前記ハンドル上に取り付けられ、且前記ハンドルに着脱可能に接続され、
前記メインボディーはバッテリーパックおよび制御モジュールを含み、
前記メインボディーの電力はバッテリーパックによって提供され、アダプタ、バッテリーパックが使い捨て部品であり、
前記ハンドルが滅菌後に繰り返し複数回使用できる再使用可能な電動内視鏡切断吻合器。
【請求項11】
前記メインボディーは電源モジュールおよび制御モジュールを含み、
前記電源モジュールは電源周波数電圧をハンドルが必要とする直流電圧に変換し、
前記制御モジュールは回路基板部品およびソフトウェアプログラムを含み、ハンドルの動作および指示を制御する請求項10に記載の再使用可能な電動内視鏡切断吻合器。
【請求項12】
前記ハンドルはメインボディーから電力を得て、メインボディーの指令に従って前記アダプタに対してメスホルダーからの発射または戻り、
メスホルダーのストロークおよび方向指示、並びに残りの使用回数を含む操作および指示する請求項10に記載の再使用可能な電動内視鏡切断吻合器。
【請求項13】
前記ハンドルはハンドルハウジング、発射トリガー、安全トリガー、反転プッシュボタン、ストロークインジケーター、残りの使用回数インジケーター、方向インジケーターを含む請求項10に記載の再使用可能な電動内視鏡切断吻合器。
【請求項14】
前記アダプタは外側カニューレ、回転ヘッドおよび曲げ制御ベンチを含み、
前記外側カニューレの遠位端に使用時に適切な吻合用のステープルカートリッジが装着される請求項10に記載の再使用可能な電動内視鏡切断吻合器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、外科用手術器具に関し、具体的には、開放または内視鏡下での肺、胃、腸組織の切除、離断、および吻合のための再使用可能な電動内視鏡切断吻合器(再利用可能な電動内視鏡ステープラー)に関する。
【背景技術】
【0002】
低侵襲手術の普及により、内視鏡切断吻合器はよく使われる通常の手術器具になる。従来の機械式内視鏡切断吻合器は、使用中に手動操作に依存しており、不安定な切断、低い発射力、低い信頼性、および面倒な操作という不利な点があり、治療中の患者への不必要な痛みまたは外傷が発生し、該器具を長期間使用する医師の手部関節にも健康上のリスクをもたらす可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
近年、上記の問題を解決可能な使い捨ての電動内視鏡切断吻合器が市販されているが、使い捨ての電動内視鏡切断吻合器は、コストと価格が高いため患者に経済的負担をもたらす。
【0004】
現在、ある再使用可能な電動内視鏡切断吻合器は外国市場にも登場しており、患者の治療費をある程度削減できるが、これらの吻合器のコア部材は繰り返し滅菌には適していなく、使用中は物理的なデバイスで患者を隔離し、使用後は簡単な拭き取りで相互感染を防くのである。このように、器具による治療中、患者の交差感染のリスクが高くなる。なお、このような電動内視鏡切断吻合器は内部にモータおよびバッテリー部品が含まれるため、全体重量が重く、医師の操作に不便である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の技術的問題を解決するために、本願は、繰り返し滅菌可能な電動内視鏡切断吻合器を提供し、該吻合器は滅菌後に繰り返し複数回使用でき、従来技術における電動吻合器が繰り返し滅菌不可能な技術的問題を解決し、ユニークな製品設計により、吻合器の全体重量を削減し、医師の操作便利性が向上する。
【0006】
本願の第1態様によれば、開放または内視鏡下で肺、胃、腸組織の切除、離断および吻合のための再使用可能な電動内視鏡切断吻合器を提供し、繰り返し滅菌でき、複数回使用できる。前記繰り返し滅菌可能な電動吻合器は、メインボディー、ハンドル、アダプタとケーブル部品を含み、前記アダプタがハンドルに接続され、前記ケーブル部品の一端がメインボディーに着脱可能に接続され、他端がハンドルに着脱可能に接続され、電力および指令信号を転送するために用いられる。前記メインボディーが繰り返し複数回使用でき、前記ケーブル部品が滅菌後に繰り返し複数回使用できる。
【0007】
第1実施形態では、前記アダプタがハンドルに着脱可能に接続され、前記アダプタが使い捨て部品であり、前記ハンドルが滅菌後に繰り返し複数回使用できる。
【0008】
第2実施形態では、前記アダプタと前記ハンドルが一体機を形成し、前記一体機が滅菌後に繰り返し複数回使用できる。
【0009】
第3実施形態では、前記アダプタと前記ハンドルが一体機を形成し、前記一体機が使い捨て部品である。
【0010】
第4実施形態では、前記メインボディーは着脱可能に接続されるバッテリーパックと制御モジュールを含み、前記メインボディーの電力はバッテリーパックによって提供され、前記バッテリーパックとアダプタが使い捨て部品であり、前記ハンドルが滅菌後に繰り返し複数回使用できる。
【0011】
本願のもう1つの態様によれば、開放または内視鏡下での肺、胃、腸組織の切除、離断、および吻合のための再使用可能な電動内視鏡切断吻合器を提供し、可繰り返し滅菌でき、複数回使用できる。前記繰り返し滅菌可能な電動吻合器はメインボディー、ハンドル、アダプタを含み、前記アダプタがハンドルに接続され、前記メインボディーが直接に前記ハンドル上に取り付けられ、かつ前記ハンドルに着脱可能に接続され、前記メインボディーはバッテリーパックと制御モジュールを含み、前記メインボディーの電力はバッテリーパックによって提供され、アダプタ、バッテリーパックが使い捨て部品であり、前記ハンドルが滅菌後に繰り返し複数回使用できる。
【0012】
さらに、前記メインボディーは電源モジュールと制御モジュールを含み、前記電源モジュールは電源周波数電圧をハンドルが必要とする直流電圧に変換し、前記制御モジュールは回路基板部品とソフトウェアプログラムを含み、ハンドルの動作および指示を制御する。
【0013】
さらに、前記ハンドルはメインボディーから電力を得てメインボディーの指令に従って、前記アダプタに対してメスホルダーからの発射または戻り、メスホルダーのストロークおよび方向指示、並びに残りの使用回数を含む操作および指示する。
【0014】
さらに、前記ハンドルはハンドルハウジング、発射トリガー、安全トリガー、反転プッシュボタン、ストロークインジケーター、残りの使用回数インジケーター、方向インジケーターを含む。
【0015】
さらに、前記アダプタは外側カニューレ、回転ヘッドと曲げ制御ベンチを含む。前記外側カニューレの遠位端に使用時適切な吻合用のステープルカートリッジが装着される。
【0016】
本願の再使用可能な電動内視鏡切断吻合器によれば、少なくとも1つまたは複数のコア部材が繰り返し滅菌でき、複数回使用できるため、患者の治療費を大幅に削減しつつ、人体組織の接触や動作側の部材が使い捨て部材であり、または動作側部材が個別に滅菌できるため、器具による交差感染のリスクを大幅に削減でき、器具使用の安全性と信頼性が向上し、その全体重量が大幅に削減し、医師の操作がより便利になる。また、取り外し可能なバッテリーパックからメインボディーの電力を提供し、吻合器が使用場所によって制限されず、携帯性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本願の実施形態1による再使用可能な電動内視鏡切断吻合器の構造模式図である。
図2図1における電動内視鏡切断吻合器のハンドルの構造模式図である。
図3図1における電動内視鏡切断吻合器のアダプタの構造模式図である。
図4】本願の実施形態2と実施形態3による再使用可能な電動内視鏡切断吻合器の構造模式図である。
図5】本願の実施形態4による再使用可能な電動内視鏡切断吻合器の構造模式図である。
図6】本願の実施態5による再使用可能な電動内視鏡切断吻合器の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施例中の技術手段をあきらかに、詳細に説明するが、もちろん、説明する実施例は本願の実施例の一部に過ぎず、すべの実施例ではない。本願の実施例に基づいて、当業者は創造的な労働をせずに得られた他の実施例はすべて本願の保護範囲に含まれる。
【0019】
説明の便宜、本願の「近位端」とは、器具が操作者によって把持される時操作者に近い一端を指し、「遠位端」とは器具が操作者によって把持されるとき操作者から離れた一端を指す。
【0020】
図1を参照して、本願の実施形態1による再使用可能な電動内視鏡切断吻合器の構造模式図が示される。
【0021】
該電動内視鏡切断吻合器は開放または内視鏡下での肺、胃、腸組織の切除、離断、および吻合のために用いられ、メインボディー1、ハンドル2、アダプタ3とケーブル部品4を含み、前記アダプタ3がハンドル2に着脱可能に接続され、前記ケーブル部品4の一端がメインボディー1に着脱可能に接続され、他端がハンドル2に着脱可能に接続され、電力および指令信号を転送するために用いられる。
【0022】
前記メインボディー1が繰り返し複数回使用でき、前記アダプタ3が使い捨て部品であり、前記ハンドル2、ケーブル部品4が滅菌後に繰り返し複数回使用できる。
【0023】
前記メインボディー1に、50Hz、220Vの電源周波数電圧が印加され、前記メインボディー1は電源モジュールと制御モジュールを含み、前記電源モジュールは220Vの電源周波数電圧をハンドル2が必要とする12V直流電圧に変換し、前記制御モジュールは回路基板部品とソフトウェアプログラムを含み、ハンドル2の動作および指示を制御する。
【0024】
図2を参照して、図1における電動内視鏡切断吻合器のハンドルの構造模式図が示される。ハンドルは吻合器の重要な操作および実行部材であり、前記メインボディー1にケーブル部品4を介して接続され、メインボディー1から電力を得てメインボディー1の指令に従って、メスホルダーからの発射または戻り、メスホルダーのストロークおよび方向指示、並びに残りの使用回数を含む操作及び指示する。
【0025】
前記ハンドル2は、ハンドルハウジング5、発射トリガー6、安全トリガー7、反転プッシュボタン8、ストロークインジケーター9、残りの使用回数インジケーター10、方向インジケーター11を含む。アダプタ3は、使用中にハンドル2に取り付けられ、その外側カニューレ12の遠位端に適切な吻合用のステープルカートリッジが装着される。
【0026】
図3を参照して、図1における電動内視鏡切断吻合器のアダプタの構造模式図が示される。前記アダプタ3は、使用中に前記ハンドル2上に取り付けられ、アダプタの遠位端に適切なステープルカートリッジが装着される。前記アダプタ3は、外側カニューレ12、回転ヘッド13と曲げ制御ベンチ14を含む。アダプタ3は滅菌パッケージであり、使用中にハンドル2上に取り付けられ、一度使用され、手術後にハンドル2から取り外されて廃棄される。
【0027】
実施形態1の再使用可能な電動内視鏡切断吻合器によれば、使用前に、メインボディー1は非滅菌パッケージであり、ハンドル2、アダプタ3、ケーブル部品4は滅菌パッケージである。使用時には、まずメインボディー1とハンドル2をケーブル部品4を介して接続し、次にアダプタ3をハンドル2に取り付け、最後に適切なステープルカートリッジをアダプタ3の外側カニューレに装着すると、吻合操作を実行することができる。操作が完了した後、メインボディー1は規定の保管要求に従って保管され、アダプタ3は使い捨て部品であるので廃棄され、ハンドル2とケーブル部品4は操作仕様に従って滅菌され、次回の使用のため保管要求に従って保管される。
【0028】
実施形態2:
この実施形態は、基本的に実施形態1と同じであるが、ハンドル2とアダプタ3によって滅菌後に繰り返し複数回使用できる1つの一体機15が形成されることが異なる。
【0029】
実施形態2の再使用可能な電動内視鏡切断吻合器によれば、使用前に、メインボディー1は非滅菌パッケージであり、一体機15、ケーブル部品4は滅菌パッケージである。使用時には、まずメインボディー1と一体機15中のハンドル部分をケーブル部品4を介して接続し、次に適切なステープルカートリッジを一体機15中のアダプタの外側カニューレに装着すると、吻合操作を実行することができる。操作が完了した後、メインボディー1は規定の保管要求に従って保管され、一体機15とケーブル部品4操作仕様に従って滅菌され、次回の使用のため保管要求に従って保管される。
【0030】
実施形態3:
図4を参照して、この実施形態は実施形態2と基本的に同じであるが、一体機15は使い捨て部品であることが異なる。
【0031】
実施形態3の再使用可能な電動内視鏡切断吻合器によれば、使用前に、メインボディー1は非滅菌パッケージであり、一体機15、ケーブル部品4は滅菌パッケージである。使用時には、まずメインボディー1と一体機15中のハンドル部分をケーブル部品4を介して接続し、次に適切なステープルカートリッジを一体機15中のアダプタの外側カニューレに装着し、吻合操作を実行することができる。操作が完了した後、メインボディー1は規定の保管要求に従って保管され、一体機15は使い捨て部品であるので廃棄され、ケーブル部品4は操作仕様に従って滅菌され、次回の使用のため保管要求に従って保管される。
【0032】
実施形態4:
この実施形態は実施形態1と基本的に同じであるが、図5を参照して、メインボディー1は着脱可能に接続されるバッテリーパック16と制御モジュール17を含むことが異なる。前記メインボディー1の電力はバッテリーパック16によって提供され、前記バッテリーパック16とアダプタ3は使い捨て部品である。
【0033】
実施形態4の再使用可能な電動内視鏡切断吻合器によれば、使用前に、バッテリーパック16と制御モジュール17は非滅菌パッケージであり、ハンドル2、アダプタ3、ケーブル部品4は滅菌パッケージである。使用時には、まずメインボディー1とハンドル2をケーブル部品4を介して接続し、次にアダプタ3をハンドル2に取り付け、バッテリーパック16を制御モジュール17に取り付け、最後に適切なステープルカートリッジをアダプタ3の外側カニューレに装着し、吻合操作を実行することができる。操作が完了した後、メインボディー1の制御モジュール17は規定の保管要求に従って保管され、バッテリーパック16とアダプタ3は使い捨て部品であるので廃棄され、ハンドル2とケーブル部品4は操作仕様に従って滅菌され、次回の使用のため保管要求に従って保管される。次回の使用の場合新しいバッテリーパック16を使用するようになる。
【0034】
実施形態5:
この実施形態は実施形態1と基本的に同じであるが、ケーブル部品4が含まれないことが異なり、メインボディー1が直接にハンドル2上に取り付けられ、ハンドル2に着脱可能に接続され、メインボディー1はバッテリーパック16と制御モジュール17を含み、メインボディー1の電力はバッテリーパック16によって提供され、図6を参照して、アダプタ3、バッテリーパック16が使い捨て部品であり、前記ハンドル2が滅菌後に繰り返し複数回使用できる。
【0035】
実施態5の再使用可能な電動内視鏡切断吻合器によれば、使用前に、メインボディー1、ハンドル2、アダプタ3は滅菌パッケージである。使用時には、まずメインボディー1を直接ハンドル2の一端に取り付け、次にアダプタ3をハンドル2の他端に取り付け、最後に適切なステープルカートリッジをアダプタ3の外側カニューレに装着し、吻合操作を実行することができる。操作が完了した後、メインボディー1とアダプタ3は使い捨て部品であるので廃棄され、ハンドル2は操作仕様に従って滅菌され、次回の使用のため保管要求に従って保管される。
【0036】
本願の再使用可能な電動内視鏡切断吻合器によれば、少なくともメインボディーを含む1つまたは複数の部材は繰り返し滅菌でき、複数回使用できるため、患者の治療費を大幅に削減しつつ、器具による交差感染のリスクを大幅に削減し、器具使用の安全性と信頼性が向上し、その全体重量が大幅に減らし、取り外し可能なバッテリーパックによってメインボディーに電力を提供し、医師の操作がより便利になり、使用場所によって制限されなくなる。
【0037】
なお、図中の実施形態は本願の代表的な実施例に過ぎず、当業者は、本願の保護範囲が図面の実施形態によって定義された範囲のみに限定されなく、図面の実施形態の組み合わせ、変形、および変更はすべて本願の保護範囲内に含まれることを容易に理解できることに留意されたい。
【0038】
上記に開示されたものは本願のいくつかの好適な実施例に過ぎず、本願の範囲はこれらに限定されるものではなく、本願の精神を逸脱しない限りなされたすべての等価変更も本願の範囲に含まれる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【国際調査報告】