特表2020-529912(P2020-529912A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特表2020-529912美容水機器及びそれを用いた美容機器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2020-529912(P2020-529912A)
(43)【公表日】2020年10月15日
(54)【発明の名称】美容水機器及びそれを用いた美容機器
(51)【国際特許分類】
   A61N 1/30 20060101AFI20200918BHJP
   A61H 23/02 20060101ALI20200918BHJP
   A61N 5/06 20060101ALI20200918BHJP
【FI】
   A61N1/30
   A61H23/02 330
   A61N5/06 Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2020-530298(P2020-530298)
(86)(22)【出願日】2018年8月9日
(85)【翻訳文提出日】2020年2月10日
(86)【国際出願番号】KR2018009102
(87)【国際公開番号】WO2019031878
(87)【国際公開日】20190214
(31)【優先権主張番号】10-2017-0101847
(32)【優先日】2017年8月10日
(33)【優先権主張国】KR
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ
(71)【出願人】
【識別番号】520049318
【氏名又は名称】シン,ソン ボク
(74)【代理人】
【識別番号】110002398
【氏名又は名称】特許業務法人小倉特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】シン,ソン ボク
【テーマコード(参考)】
4C053
4C074
4C082
【Fターム(参考)】
4C053HH02
4C074AA05
4C074CC01
4C074FF01
4C074GG01
4C074HH03
4C082PA02
4C082PC09
4C082PE10
4C082PG12
4C082PJ21
4C082PL10
(57)【要約】
美容機器であって,前記美容機器は,上部と下部で構成され,前記美容機器の下部は,把手で構成されており,前記美容機器の上部の内部に構成されている空洞状の孔と,前記空洞状の孔に構成されている導電性ホルダーと,前記導電性ホルダーに着脱可能な美容水機器とを備え,前記導電性ホルダーに前記美容水機器が挿入された際に,少なくとも前記美容水機器の一部構成を導電体で構成し,前記美容水機器から流出される美容水が皮膚に接触した時に,前記美容機器で発生して前記導電性ホルダーと前記導電体を介して前記美容水に流れる微細電流が,人体の皮膚に流れるように構成した美容機器に関する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
美容機器であって,
前記美容機器は,上部と下部で構成され,
前記美容機器の下部は,把手で構成されており,
前記美容機器の上部の内部に構成されている空洞状の孔と,
前記空洞状の孔に構成されている導電性ホルダーと,
前記導電性ホルダーに着脱可能な美容水機器と,を備え,
前記導電性ホルダーに前記美容水機器が挿入された際に,少なくとも前記美容水機器の一部構成を導電体で構成し,前記美容水機器から流出される美容水が皮膚に接触した時に,前記美容機器で発生して前記導電性ホルダーと前記導電体を介して前記美容水に流れる微細電流が,人体の皮膚に流れるように構成することを特徴とする美容機器。
【請求項2】
前記導電性ホルダーは,円筒状を有することを特徴とする請求項1記載の美容機器。
【請求項3】
前記把手の一部に把手導電体を備えることで,前記把手導電体を把持し,前記美容水機器から流出される美容水が皮膚に接触した時に微細電流が流れるように構成することを特徴とする,請求項1記載の美容機器。
【請求項4】
前記把手導電体には正電流が流れ,美容水機器の一部の前記導電体には負電流が流れることを特徴とする請求項3記載の美容機器。
【請求項5】
美容水機器は,美容ボールを介して美容水が流れるように構成することを特徴とする請求項1記載の美容機器。
【請求項6】
前記美容ボールを球体で構成することで,光が射出される部分が凸レンズの形態で構成され,前記美容機器で発光したLEDの光が1つに集中され,人体に有益な波長帯の光が皮膚に浸透するように構成することを特徴とする請求項5記載の美美容機器。
【請求項7】
美容機器であって,
前記美容機器は,上部と下部で構成され,
前記美容機器の下部は,把手で構成されており,
前記美容機器の上部の内部に構成されている空洞状の孔と,
前記空洞状の孔に構成されている導電性ホルダーと,
前記導電性ホルダーに着脱可能なマッサージキャップと,を備え,
前記マッサージキャップは,第2導電体と挿入部で構成され,
前記導電性ホルダーに前記マッサージキャップが挿入された際に,少なくとも前記マッサージキャップの前記第2導電体が皮膚に接触した時に,前記美容機器で発生した微細電流が前記導電性ホルダーと前記第2導電体を介して人体の皮膚に流れるように構成することを特徴とする美容機器。
【請求項8】
振動素子をさらに備えることを特徴とする請求項1から7何れか一項記載の美容機器。
【請求項9】
前記美容機器の把手部に,LEDコントローラスイッチ,レーザー超音波コントローラスイッチ,及びオン/オフスイッチをさらに備えることを特徴とする請求項1から7何れか一項記載の美容機器。
【請求項10】
容器と,
前記容器と結合する美容ボールホルダーとを備え,
前記美容ボールホルダーは,美容ボールとボールガイドで構成され,
前記美容ボールホルダーの外部には導電体ケースを備えることを特徴とする美容水機器。
【請求項11】
前記美容ボールを保護するために,ボール蓋を備えることを特徴とする請求項10記載の美容水機器。
【請求項12】
前記美容ボールホルダーの上部は,容器と結合するための構成で構成されており,
前記美容ボールホルダーの下部は,美容ボールを挿入するための前記ボールガイドで構成されることを特徴とする請求項10記載の美容水機器。
【請求項13】
前記導電体ケースは,前記美容ボールが接するように延びて構成し,前記美容ボールを介して流出される美容水に微細電流が流れるように構成することを特徴とする請求項10記載の美容水機器。
【請求項14】
前記美容ボールは球体で構成することを特徴とする請求項10記載の美容水機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は,微細電流が流れる美容機器を用いて微細電流が皮膚に流れるようにして皮膚をマッサージする美容機器に関する。
【背景技術】
【0002】
背景技術として,韓国特許登録第10‐0962973号の発明は,図13に示すように,本体10に装着される乾電池の電気エネルギーにより発光する高輝度LEDランプ30から発生した赤外線の照射を可能とする遠赤外線照射窓21を含む。
【0003】
前記乾電池の2つの電極間の微細電流の流れによりイオンが発生するイオンヘッド20が本体の前面に設けられている。
【0004】
前記イオンヘッドが取り付けられている本体には,制御PCB基板40が設けられており,これを高輝度LEDランプとイオンヘッドに供給される乾電池の電気エネルギーを選択的に供給させるプッシュボタン11が設けられている。
【0005】
前記プッシュボタンと隣接する位置に電源表示ランプ12が設けられたマッサージ機で皮膚をマッサージするものであって,従来技術では,皮膚に美白組成物を塗布した後,まんべんなくマッサージするものについて説明している。
【0006】
しかしながら,このような器具は,組成物を皮膚に塗布し,その後にマッサージ機を用いて光,イオン,音をともに放出させる美容機器に関するものであって,煩わしさと効果において大きい差がある。
【0007】
微細電流は,皮膚が殆ど感じない程度の電流値である。これは,皮膚に刺激を与えるよりは,イオナイザ,すなわち,イオン現象を利用する方法である。
【0008】
微細電流とは,1000μA(1mA)未満の弱い電流であって,人体でも,約40μAから60μAの弱い生体電流が,各器官の間における信号伝逹作用をしながら流れている。
【0009】
微細電流が身体に与える様々な治療効果が立証され,医療界の注目を受けてきた。
【0010】
微細電流は,アデノシン三リン酸(ATP)生成の増加,骨折治癒の促進,血液循環の改善,痛み緩和などの効果が立証され,主に,物理治療に関連した医学的用途に活用されてきた。
【0011】
一般に,皮膚を管理する微細電流機器は,導電体の形態であって,皮膚に接する端部に電流が流れる装置を備える。微細電流は,一般に,1.9Vの25mA程度の電流を流すことで皮膚を改善する効果が証明されており,一般的に商品が生産及び流通されている。
【0012】
また,かかる微細電流の機能を化粧品とともに利用することで,化粧品の機能を向上させることもある。近年,このように微細電流を利用した種々の美容機器が開発されており,美容市場においても大きい市場を形成している。
【0013】
特に,化粧品の機能において,新しい成分が開発され続けられており,化粧品と微細電流をともに用いる傾向が顕著になっている状況である。
【0014】
特に,化粧品の機能を極大化するために,一部の病院では,マイクロニードル,すなわち,顕微針を利用して皮膚に傷をつくり,その部分に機能性化粧品を吸収させる,いわゆるMTS(Microneedle Therapy System)方法も用いられている。
【0015】
しかし,このような方式は何れも,実際の機能性化粧品と,機能性を有する,例えば,微細電流機器(例えば,電気化学反応(galvanic))をともに一体化できていないという問題があるため,常に2つの製品,すなわち,化粧品を使用した後に,さらに他の機器を使用しなければならないという不便さがあった。
【0016】
また,機能性化粧品を同時に用いる場合における吸収の問題において,化粧水が皮膚に接して直ちに微細電流が流れるのではなく,化粧をした後に微細電流機器を用いるため,問題を解決することができなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
美容水を皮膚に塗布すると同時に,微細電流が流れるようにしたものである。
【0018】
本発明は,微細電流が流れるボールと一体型容器を備え,ボールの方に電流が流れるようにする導電体構造物により,微細電流が皮膚に流れるようにしたものである。
【0019】
ボールを球体で構成し,射出面を凸レンズで構成することで,身体に有益な波長帯の光線が集中されるように構成したものである。
【課題を解決するための手段】
【0020】
本発明が解決しようとする課題のために,次のような構成を有する。
【0021】
美容機器であって,
前記美容機器は,上部と下部で構成され,
前記美容機器の下部は,把手で構成されており,
前記美容機器の上部の内部に構成されている空洞状の孔と,
前記空洞状の孔に構成されている導電性ホルダーと,
前記導電性ホルダーに着脱可能な美容水機器と,を備え,
前記導電性ホルダーに前記美容水機器が挿入された際に,少なくとも前記美容水機器の一部構成を導電体で構成し,前記美容水機器から流出される美容水が皮膚に接触した時に,前記美容機器で発生して前記導電性ホルダーと前記導電体を介して前記美容水に流れる微細電流が,人体の皮膚に流れるように美容機器を構成する。
【0022】
ここで,前記導電性ホルダーは,円筒状を有する。
【0023】
ここで,前記把手の一部に把手導電体を備えることで,前記把手導電体を把持し,前記美容水機器から流出される美容水が皮膚に接触した時に微細電流が流れるように構成することが好ましい。
【0024】
ここで,前記把手導電体には正電流が流れ,美容水機器の一部の前記導電体には負電流が流れるように構成することが好ましい。
【0025】
ここで,美容水機器は,美容ボールを介して美容水が流れるように構成する。
【0026】
ここで,前記美容ボールは球体に形成し,射出面を凸レンズで構成することで,前記美容機器で発光したLEDの光が1つに集中され,人体に有益な波長帯の光が皮膚に浸透するように構成することが好ましい。
【0027】
ここで,美容機器であって,
前記美容機器は,上部と下部で構成され,
前記美容機器の下部は,把手で構成されており,
前記美容機器の上部の内部に構成されている空洞状の孔と,
前記空洞状の孔に構成されている導電性ホルダーと,
前記導電性ホルダーに着脱可能なマッサージキャップと,を備え,
前記マッサージキャップは,第2導電体と挿入部で構成され,
前記導電性ホルダーに前記マッサージキャップが挿入された際に,少なくとも前記マッサージキャップの前記第2導電体が皮膚に接触した時に,前記美容機器で発生した微細電流が前記導電性ホルダーと前記第2導電体を介して人体の皮膚に流れるように構成することで,美容水機器により行っていたマッサージに代替することにより選択的にマッサージを行う。
【0028】
ここで,振動素子をさらに備え,皮膚マッサージをさらに効果的に行う構成を有する。
【0029】
ここで,前記美容機器の把手部に,LEDコントローラスイッチ,レーザー超音波コントローラスイッチ,及びオン/オフスイッチを備える。
【0030】
また,容器と,
前記容器と結合する美容ボールホルダーと,を備え,
前記美容ボールホルダーは,前記美容ボールとボールガイドで構成されており,
前記美容ボールホルダーの外部には導電体ケースを備えて美容水機器を構成する。
【0031】
ここで,前記導電体ケースの上部に,前記美容ボールを保護するためのボール蓋を備えること好ましい。
【0032】
ここで,前記美容ボールホルダーの上部は,容器と結合するための構成であり,
前記美容ボールホルダーの下部は,美容ボールを挿入するための前記ボールガイドで構成されることが好ましい。
【0033】
ここで,前記導電体ケースは,前記美容ボールが接するように延びて構成し,前記美容ボールを介して流出される美容水に微細電流が流れるように構成することが好ましい。
【0034】
前記美容ボールは球体で構成し,射出面を凸レンズで構成することで,ガラスを介して光が入って来る時に光線が集中されるように構成することが好ましい。
【発明の効果】
【0035】
本発明は,一般的な美容ボール(beauty ball)を導電性構造体で形成し,微細電流が回転するボールに流れるようにすることで,機能性化粧品の美容水の機能を極大化する。
【0036】
微細電流機器と機能性化粧水,機能性エッセンス化粧品などを美容機器と同時に使用することで,従来のように微細電流機器と化粧品を別に使用する際の不便さを無くし,機器と化粧品を一体型として使用することで,化粧品の機能を極大化する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0037】
図1】美容機器の全体を示す構成図である。
図2図1の内部を示す図である。
図3】導電性ホルダーを示す図である。
図4】マッサージキャップを示す図である。
図5】マッサージキャップの孔に結合する第2導電体を示す図である。
図6図4及び図5を結合した構成を示す図である。
図7】美容水機器を示す図である。
図8図7の分解図である。
図9】容器に美容ボールホルダーを結合した図である。
図10図9に導電体ケースを結合した図である。
図11】美容水機器の使用前を示す図である。
図12】美容水機器の使用後に,皺が改善されたことを示す図である。
図13】従来技術を示す図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0038】
発明を実施するための最良の形態は,本発明の第2実施例に関する。
【0039】
図1から図6について説明する。
【0040】
美容機器200であって,
前記美容機器は,上部と下部で構成され,
前記美容機器の下部は,把手部260で構成されており,
前記美容機器の上部の内部に構成されている空洞状の孔270と,
前記空洞状の孔に設けられている導電性ホルダー210と,
前記導電性ホルダーに着脱可能なマッサージキャップ300と,を備え,
前記マッサージキャップは,第2導電体310と挿入部320で構成され,
前記導電性ホルダー210に前記マッサージキャップ300が挿入された際に,少なくとも前記マッサージキャップの前記第2導電体310が皮膚に接触した時に,前記美容機器で発生した微細電流が前記導電性ホルダー210と前記第2導電体310を介して人体の皮膚に流れるように構成したものである。
【0041】
振動素子(図示せず)をさらに備え,電源をオン(ON)にした時に,直ちに振動素子により振動するように構成することで,マッサージ効果を極大化する。
【0042】
第1実施例と同様に,前記美容機器の把手部に,LEDコントローラスイッチ252,レーザー超音波コントローラスイッチ251,及び電源オン/オフスイッチ253をさらに備え,追加的な機能をするように構成する。
【0043】
次に,美容機器の孔270に挿入する美容水機器に関するものであって,種々の美容水を入れ,美容水を皮膚に接触させた時に直ちに微細電流が同時に流れるようにした発明である。
【発明を実施するための形態】
【0044】
図面を中心に,本発明を実施するための具体的な内容を説明すると,下記のとおりである。
【0045】
次は,第1実施例に関する。
【0046】
図1図3を中心に説明する。
【0047】
美容機器200であって,
前記美容機器は,上部と下部で構成され,
前記美容機器の下部は,把手部260で構成されており,
前記美容機器の上部の内部に構成されている空洞状の孔270と,
前記空洞状の孔に密着して構成されている導電性ホルダー210と,
前記導電性ホルダーに着脱可能な美容水機器100と,を備え,
前記導電性ホルダー210に前記美容水機器が挿入された際に,少なくとも前記美容水機器の一部の構成は導電体で構成する。
【0048】
本発明では,導電体ケース110(図8)で構成し,何れの場合にも導電性ホルダー210と導電体ケース110との接触が起こるように構成したものである。
【0049】
ここで,導電体ケース110と導電性ホルダー210は,単に小さい点で接触するように構成しても差し支えない。
【0050】
前記美容水機器100から流出される美容水が皮膚に接触した時に,前記美容機器で発生して前記導電性ホルダー210と前記導電体ケース110を介して前記美容水に流れる微細電流が,人体の皮膚に流れるように構成する。
【0051】
図3に示すように,前記導電性ホルダー210は円筒状を成すように構成し,何れの場合にも接触されるように構成したものである。
【0052】
点で接触する点接触であっても差し支えないことは,いうまでもない。
【0053】
前記把手の一部に把手導電体220を備えることで,前記把手導電体を把持し,前記美容水機器から流出される美容水が皮膚に接触する時に,微細電流が流れるように構成したものである。
【0054】
美容水には負電荷が流れるようにし,美容水が負イオンを帯びるように構成する。
【0055】
前記把手導電体220には正電流が流れ,美容水機器の前記導電体ケース110には負電流が流れるように構成する。
【0056】
その逆に構成しても効果が発生することはいうまでもない。
【0057】
美容水機器100には,美容ボール120を介して美容水が流れるように,美容ボールホルダー140が備えられる。
【0058】
前記美容ボール120は球状で構成され,光が射出される面が凸レンズの構成を有することで,前記美容機器で発光したLEDの光が1つに集中され,人体に有益な波長帯の光が皮膚に侵透するように構成される。
【0059】
美容水を収納する容器130をガラスや透明なプラスチック材料で構成すると,LED光が,美容水を収納した容器を投光して美容ボール120に入射することにより,皮膚では1つの光線に集束され,遠赤外線が皮膚に浸透しやすくなる構成である。
【0060】
微細電流を生成する電源としては,乾電池として,二次電池であるイオン電池240で構成した。
【0061】
また,PCB基板280を備えることで,微細電流及び光線と振動素子をオン/オフする機能を発揮する。
【0062】
3つのスイッチが備えられているが,スイッチの個数は,場合によって増減されてよい。
【0063】
また,レーザー超音波コントローラスイッチ251,LEDコントローラスイッチ252,及び電源オン/オフスイッチ253などが備えられる。
【0064】
次に,第2実施例に関する。
【0065】
図1から図6について説明する。
【0066】
美容機器200であって,
前記美容機器は,上部と下部で構成され,
前記美容機器の下部は,把手部260で構成されており,
前記美容機器の上部の内部に構成されている空洞状の孔270と,
前記空洞状の孔に構成されている導電性ホルダー210と,
前記導電性ホルダーに着脱可能なマッサージキャップ300と,を備え,
前記マッサージキャップは,第2導電体310と挿入部320で構成され,
前記導電性ホルダー210に前記マッサージキャップ300が挿入された際に,少なくとも前記マッサージキャップの前記第2導電体310が皮膚に接触した時に,前記美容機器で発生した微細電流が前記導電性ホルダー210と前記第2導電体310を介して人体の皮膚に流れるように構成したものである。
【0067】
振動素子(図示せず)をさらに備え,電源をオン(ON)にした時に,直ちに振動素子により振動するように構成することで,マッサージ効果を極大化する。
【0068】
第1実施例と同様に,前記美容機器の把手部に,LEDコントローラスイッチ252,レーザー超音波コントローラスイッチ251,及び電源オン/オフスイッチ253をさらに備え,追加的な機能をするように構成する。
【0069】
次に,美容機器の孔270に挿入する美容水機器に関するものであって,種々の美容水を入れ,美容水を皮膚に接触させた時に直ちに微細電流が同時に流れるようにした発明である。
【0070】
次は,図7から図10に該当するものであって,図面とともに具体的に説明する。
【0071】
容器130と,
前記容器130と結合する美容ボールホルダー140と,を備え,
前記美容ボールホルダー140は,前記美容ボール120とボールガイド160で構成されており,
前記美容ボールホルダー140の外部には導電体ケース110を備えて美容水機器を製造するものであって,該導電体ケース110は任意の美容機器の孔に挿入して美容のために使用するものである。
【0072】
この美容水機器は,いうまでもなく,ボール蓋150を開いて皮膚をマッサージすると,美容水が皮膚に吸収されるものである。
【0073】
前記美容ボール120を保護するためにボール蓋150を備える。
【0074】
前記導電体ケース110にねじ部112を備え,ボール蓋150にも対応するねじ部112を備えて,螺合されるように構成する。
【0075】
締まり嵌めにより構成しても差し支えないことは,いうまでもない。
【0076】
容器中に美容水が入っている場合にも,表面張力により,美容ボール120を介して流出しない。
【0077】
前記美容ボールホルダー140の中央部は,容器130と結合するため段差状に構成されており,前記美容ボールホルダー140の上部は,美容ボール120を挿入するための前記ボールガイド160で構成される。
【0078】
前記導電体ケース110は,前記美容ボール120が接するように延びて構成し,前記美容ボールを介して流出される美容水に微細電流が流れるように構成する。
【0079】
したがって,美容水を皮膚に塗布する瞬間に,美容水を介して流れる微細電流が流れることとなり,美容に顕著な効果を奏するように構成したものである。
【0080】
美容水機器の前記美容ボール120は球状で構成され,光が射出される面が,凸レンズとしての役割を果たす。
【0081】
図7は,美容水機器100の全体を示す構成図である。
【0082】
図8は,図7の美容水機器の全体を分解した構成図である。
【0083】
本発明において,美容水機器は4つの部品で構成されている。
【0084】
容器130,美容ボール120を含む美容ボールホルダー140,導電体ケース110,ボール蓋150で構成されている。
【0085】
場合によって,部品の数は減らすことができる。
【0086】
図9は,容器130に美容ボールを含む美容ボールホルダー140を挿入した状態を示す図である。
【0087】
図10は,導電体ケース110を図9に挿入した状態を示す図である。
【0088】
ボール蓋は,使用しない時に,または保管のために用いるものであって,使用する時にはボール蓋を解除し,美容機器の孔に入れて使用する。
【0089】
美容水機器は使い捨てで使用するものであって,アンプルを用いて製造することができる。
【0090】
その後に,美容ボールを皮膚に当ててマッサージすると,美容ボールが回転しながら美容水が皮膚に接触することとなり,美容機器から流出される美容水とともに微細な電流が流れて,各種光線が皮膚に照射される。これにより,美容水が皮膚中に吸収されやすく,直ちに美容効果が現れ,特に,皺のある皮膚で,皺を除去する効果が発生する。
【0091】
図11及び図12は,美容機器の使用前と使用後の図であって,皺が改善されていることを示す図である。
【0092】
スイッチをオン(ON)にして直ちに振動素子が振動するように構成することで,容器に収納されている液体の美容水が美容ボールから流出されやすくなる効果がある。
【0093】
また,美容ボールが皮膚に接触しながら回転するため,美容水が美容ボールの表面に沿って流出され,皮膚に接触することになる。
【0094】
皮膚に衝撃を与えるという振動素子の効果も奏されるということはいうまでもない。
【0095】
振動素子としては,通常の素子を用いる。
【0096】
LED光線は,主に遠赤外線で構成し,遠赤外線が皮膚に集中されるように美容ボールを球状で構成する。
【0097】
また,球状の美容ボール120が美容ボールホルダー140から離脱しないようにし,且つ透明な美容ボールがボールガイド160の外に40%程度露出するように,金型が成型されるように構成する。
【0098】
本明細書及び特許請求の範囲で用いられた用語や単語は,通常的もしくは辞書的な意味に限定して解釈してはならず,発明者らは,自分の発明を最善の方法で説明するために,用語の概念を適切に定義することができるという原則に則って,本発明の技術的思想に合致する意味と概念で解釈すべきである。
【0099】
したがって,本明細書に記載の実施例及び図面に示された構成は,本発明の最も好ましい一実施例にすぎず,本発明の技術的思想の全部を代弁しているわけではないため,本出願時点においてそれらに代替可能な多様な均等物と変形例があり得ることを理解すべきである。
【産業上の利用可能性】
【0100】
本発明は,微細電流が流れる美容機器を利用しながら,微細電流が皮膚に流れるようにして皮膚をマッサージする美容機器に関し,かつ,機能性化粧品の美容水の機能を極大化するものであって,産業上利用可能な技術に関するものである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【国際調査報告】