特表2020-536911(P2020-536911A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特表2020-536911HIVプロテアーゼ阻害剤としての1−ベンジル−2−イミノ−4−フェニル−5−オキソイミダゾリジン誘導体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2020-536911(P2020-536911A)
(43)【公表日】2020年12月17日
(54)【発明の名称】HIVプロテアーゼ阻害剤としての1−ベンジル−2−イミノ−4−フェニル−5−オキソイミダゾリジン誘導体
(51)【国際特許分類】
   C07D 233/88 20060101AFI20201120BHJP
   C07D 413/10 20060101ALI20201120BHJP
   C07D 401/10 20060101ALI20201120BHJP
   C07D 403/14 20060101ALI20201120BHJP
   C07D 401/14 20060101ALI20201120BHJP
   C07D 403/10 20060101ALI20201120BHJP
   C07D 417/14 20060101ALI20201120BHJP
   C07D 491/107 20060101ALI20201120BHJP
   C07D 407/14 20060101ALI20201120BHJP
   C07D 471/04 20060101ALI20201120BHJP
   C07D 487/04 20060101ALI20201120BHJP
   C07D 413/14 20060101ALI20201120BHJP
   C07D 417/10 20060101ALI20201120BHJP
   A61P 31/18 20060101ALI20201120BHJP
   A61K 45/00 20060101ALI20201120BHJP
   A61K 31/4178 20060101ALI20201120BHJP
   A61K 31/4184 20060101ALI20201120BHJP
   A61K 31/4192 20060101ALI20201120BHJP
   A61K 31/4196 20060101ALI20201120BHJP
   A61K 31/422 20060101ALI20201120BHJP
   A61K 31/4245 20060101ALI20201120BHJP
   A61K 31/427 20060101ALI20201120BHJP
   A61K 31/433 20060101ALI20201120BHJP
   A61K 31/4439 20060101ALI20201120BHJP
   A61K 31/4709 20060101ALI20201120BHJP
   A61K 31/4725 20060101ALI20201120BHJP
   A61K 31/497 20060101ALI20201120BHJP
   A61K 31/506 20060101ALI20201120BHJP
   A61K 31/519 20060101ALI20201120BHJP
   A61K 31/675 20060101ALI20201120BHJP
   A61K 31/437 20060101ALI20201120BHJP
   C12Q 1/37 20060101ALN20201120BHJP
【FI】
   C07D233/88
   C07D413/10ZNA
   C07D401/10
   C07D403/14
   C07D401/14
   C07D403/10
   C07D417/14
   C07D491/107
   C07D407/14
   C07D471/04 108K
   C07D471/04 108A
   C07D487/04 145
   C07D413/14
   C07D417/10
   C07D471/04 106A
   C07D471/04 101
   A61P31/18
   A61K45/00
   A61K31/4178
   A61K31/4184
   A61K31/4192
   A61K31/4196
   A61K31/422
   A61K31/4245
   A61K31/427
   A61K31/433
   A61K31/4439
   A61K31/4709
   A61K31/4725
   A61K31/497
   A61K31/506
   A61K31/519
   A61K31/675
   A61K31/437
   C12Q1/37
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】540
(21)【出願番号】特願2020-520483(P2020-520483)
(86)(22)【出願日】2018年10月12日
(85)【翻訳文提出日】2020年6月5日
(86)【国際出願番号】US2018055554
(87)【国際公開番号】WO2019075291
(87)【国際公開日】20190418
(31)【優先権主張番号】62/572,243
(32)【優先日】2017年10月13日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.TRITON
(71)【出願人】
【識別番号】500029420
【氏名又は名称】ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(72)【発明者】
【氏名】カイ, ゼンホン アール.
(72)【発明者】
【氏名】チョー, イソップ
(72)【発明者】
【氏名】ゴンザレス ブエンロストロ, アナ ズリサダイ
(72)【発明者】
【氏名】ハン, シャオチュン
(72)【発明者】
【氏名】ジャブリ, サルマン ワイ.
(72)【発明者】
【氏名】マクファデン, ライアン
(72)【発明者】
【氏名】チー, インメイ
(72)【発明者】
【氏名】ヴォイト, ヨハネス
(72)【発明者】
【氏名】ヤン, ホン
(72)【発明者】
【氏名】シュー, ジエ
(72)【発明者】
【氏名】シュー, リアンホン
【テーマコード(参考)】
4B063
4C050
4C063
4C065
4C084
4C086
【Fターム(参考)】
4B063QA18
4B063QQ10
4B063QQ36
4B063QQ79
4B063QR16
4B063QR48
4B063QR58
4B063QR79
4B063QS02
4B063QS36
4B063QX02
4C050AA01
4C050AA04
4C050BB02
4C050BB06
4C050CC08
4C050CC15
4C050EE01
4C050EE04
4C050FF01
4C050FF02
4C050GG01
4C050HH04
4C063AA01
4C063BB06
4C063BB08
4C063CC25
4C063CC31
4C063CC34
4C063CC41
4C063CC42
4C063CC47
4C063CC51
4C063CC58
4C063CC61
4C063CC62
4C063CC67
4C063CC72
4C063CC81
4C063DD02
4C063DD12
4C063DD22
4C063DD25
4C065AA03
4C065BB03
4C065BB05
4C065BB06
4C065CC01
4C065DD02
4C065DD03
4C065EE02
4C065HH06
4C065HH10
4C065JJ01
4C065KK01
4C065KK06
4C065KK10
4C065LL01
4C065PP02
4C065PP08
4C084AA19
4C084NA05
4C084ZB331
4C084ZB332
4C086AA01
4C086AA02
4C086AA03
4C086BC38
4C086BC42
4C086BC48
4C086BC60
4C086BC62
4C086BC67
4C086BC69
4C086BC71
4C086BC79
4C086BC82
4C086BC85
4C086BC86
4C086CB05
4C086CB06
4C086CB22
4C086DA38
4C086GA02
4C086GA07
4C086GA08
4C086GA09
4C086GA10
4C086GA12
4C086MA01
4C086MA02
4C086MA04
4C086NA05
4C086NA14
4C086ZB33
(57)【要約】
本発明は、本明細書中に記載されるような、式I:
[この文献は図面を表示できません]

の化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供する。本発明はまた、式Iの化合物を含有する薬学的組成物、式Iの化合物を調製するためのプロセス、式Iの化合物を使用して、哺乳動物における、HIVウイルスの増殖を処置するため、AIDSを処置するため、またはAIDS症状の発症を遅延させるための治療方法を提供する。治療有効量の、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩、および薬学的に受容可能な添加剤を含有する、薬学的組成物もまた提供される。特定の実施形態において、この薬学的組成物は、1種、2種、3種、または4種のさらなる治療剤をさらに含有する。
[この文献は図面を表示できません]
【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化258】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって、式(I)において、
nは、0〜2であり;
mは、0〜1であり;
は、水素、ハロゲン、シアノ、C2〜6アルキニル、−OR、5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルからなる群より選択され、ここでC2〜6アルキニル、5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、水素、C1〜6アルキル、−NR、ハロゲン、シアノ、および−ORからなる群より選択され、ここで該C1〜6アルキルは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されたヘテロアリールを形成し;
は、C1〜6アルキル、C2〜6アルキニル、または3員〜10員シクロアルキルであり、各々が、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
は、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−NRS(O)OR、−OS(O)1〜2NRおよび−ORからなる群より選択され;
は、シアノ、ハロ、および5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、ここで該5員〜10員ヘテロアリールは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
は、水素、ハロゲン、シアノ、C1〜3ハロアルコキシ、−C(O)NR、または1個〜5個のR20基で必要に応じて置換された5員〜10員ヘテロアリールであり;
各Rは独立して、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、−NR、ハロゲン、シアノ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルからなる群より選択され、ここでC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
およびRの各々は独立して、H、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、および5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、これらの各々は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された3員〜12員ヘテロシクリルを形成し;
各R20は独立して、C1〜6アルキル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、および−NOからなる群より選択されるか、あるいは同じ基に結合している2個のR20基は一緒になって、縮合、スピロまたは有橋のC3〜10シクロアルキルまたは3員〜12員ヘテロシクリル環を形成し得、ここでC1〜6アルキル、C2〜6アルキニル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、および5員〜10員ヘテロアリールの各々は、1個〜5個のハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、3員〜12員ヘテロシクリル、C1〜6ハロアルキル、6員〜10員アリール、および−NOで必要に応じて置換されており;そして
各R21は独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ヒドロキシル、アミノ、−S(O)−CH、C1〜6アルキルアミノ、−CNおよびハロゲンからなる群より選択される、
化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項2】
式(I):
【化259】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって、式(I)において、
nは、0〜2であり;
mは、0〜1であり;
は、水素、ハロゲン、シアノ、C2〜6アルキニル、−OR、5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルからなる群より選択され、ここで5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、水素、C1〜6アルキル、−NR、ハロゲン、シアノ、または−ORからなる群より選択され、ここで該C1〜6アルキルは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されたヘテロアリールを形成し;
は、C1〜6アルキル、C2〜6アルキニル、または3員〜10員シクロアルキルであり、各々が、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
は、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−NRS(O)OR、−OS(O)1〜2NRまたは−ORからなる群より選択され;
は、シアノ、ハロ、および5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、ここで該5員〜10員ヘテロアリールは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
は、水素、ハロゲン、シアノ、C1〜3ハロアルコキシ、−C(O)NR、または1個〜5個のR20基で必要に応じて置換された5員〜10員ヘテロアリールであり;
各Rは独立して、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、−NR、ハロゲン、シアノ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルからなる群より選択され、ここでC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
およびRの各々は独立して、H、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、これらの各々は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された3員〜12員ヘテロシクリルを形成し;
各R20は独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、または−NOからなる群より選択されるか、あるいは同じ基に結合している2個のR20基は一緒になって、縮合、スピロまたは有橋のC3〜10シクロアルキルまたは3員〜12員ヘテロシクリル環を形成し得、ここでC1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールの各々は、1個〜5個のハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、3員〜12員ヘテロシクリル、または−NOで必要に応じて置換されており;そして
各R21は独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ヒドロキシル、アミノ、−S(O)−CH、C1〜6アルキルアミノ、−CNまたはハロゲンからなる群より選択される、
化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項3】
は、1個〜2個のR20基で置換された5員〜10員ヘテロアリールである、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
は、3員〜6員シクロアルキルで置換された5員〜10員ヘテロアリールである、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
nは0である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項6】
は、C1〜6アルキルまたはC1〜6ハロアルキルである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項7】
は、−OC(O)NHRまたは−NHC(O)Rである、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項8】
は−OC(O)NHRであり、そしてRは、C1〜6ハロアルキルで置換されたシクロプロピルである、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
は−NHC(O)Rであり、そしてRは、C1〜6ハロアルキルで置換されたシクロプロピルである、請求項7に記載の化合物。
【請求項10】
前記C1〜6ハロアルキルは、CFまたはCHFである、請求項8または9に記載の化合物。
【請求項11】
は、1個〜2個のR20基で置換された5員〜10員ヘテロアリールである、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項12】
は、C1〜6ハロアルキルで置換された5員〜10員ヘテロアリールである、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
前記C1〜6ハロアルキルはCHFである、請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
mは1である、請求項1〜13のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項15】
mは0である、請求項1〜13のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項16】
はハロである、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項17】
はクロロである、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
式(I):
【化260】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって、式(I)において、
nは、0〜2であり;
mは、0〜1であり;
は、水素、ハロゲン、シアノ、C2〜6アルキニル、−OR、5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルからなる群より選択され、ここで5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、水素、シアノ、C1〜6アルキル、−NR、ハロゲンまたは−ORからなる群より選択され、ここで該C1〜6アルキルは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されたヘテロアリールを形成し;
は、C1〜6アルキル、C2〜6アルキニル、または3員〜10員シクロアルキルであり、各々が、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
Xは、オキソまたはNRであり;
Yは−NRであり;
は、シアノ、ハロ、および5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、ここで該5員〜10員ヘテロアリールは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
は、水素、ハロゲン、−CN、C1〜3ハロアルコキシ、−C(O)NR、または1個〜5個のR20基で必要に応じて置換された5員〜10員ヘテロアリールであり;
各Rは独立して、シアノ、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、−NR、ハロゲン、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルからなる群より選択され、ここでC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
およびRの各々は独立して、H、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、これらの各々は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された3員〜12員ヘテロシクリルを形成し;
各R20は独立して、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、または−NOからなる群より選択されるか、あるいは同じ基に結合している2個のR20基は一緒になって、縮合、スピロまたは有橋のC3〜10シクロアルキルまたは3員〜12員ヘテロシクリル環を形成し得、ここでC1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールの各々は、1個〜5個のハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、3員〜12員ヘテロシクリル、または−NOで必要に応じて置換されており;そして
各R21は独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ヒドロキシル、アミノ、−S(O)−CH、C1〜6アルキルアミノ、−CNまたはハロゲンからなる群より選択される、
化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項19】
Xはオキソである、請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
Yは−NHRであり、ここでRは、C1〜6ハロアルキルで置換されたシクロプロピルである、請求項18に記載の化合物。
【請求項21】
前記C1〜6ハロアルキルは、CFまたはCHFである、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
式(I):
【化261】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって、式(I)において、
nは、0〜2であり;
mは、0〜1であり;
は、水素、ハロゲン、シアノ、C2〜6アルキニル、−OR、5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルからなる群より選択され、ここで5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、水素、シアノ、C1〜6アルキル、−NR、ハロゲンまたは−ORからなる群より選択され、ここで該C1〜6アルキルは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されたヘテロアリールを形成し;
は、C1〜6アルキル、C1〜6アルキニル、または3員〜10員シクロアルキルであり、各々が、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
は、シアノ、ハロ、および5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、ここで該5員〜10員ヘテロアリールは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
は、水素、ハロゲン、−CN、C1〜3ハロアルコキシ、−C(O)NR、または1個〜5個のR20基で必要に応じて置換された5員〜10員ヘテロアリールであり;
各Rは独立して、シアノ、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、−NR、ハロゲン、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルからなる群より選択され、ここでC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
およびRの各々は独立して、水素、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、これらの各々は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された3員〜12員ヘテロシクリルを形成し;
各R20は独立して、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、または−NOからなる群より選択されるか、あるいは同じ基に結合している2個のR20基は一緒になって、縮合、スピロまたは有橋のC3〜10シクロアルキルまたは3員〜12員ヘテロシクリル環を形成し得、ここでC1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールの各々は、1個〜5個のハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、3員〜12員ヘテロシクリル、または−NOで必要に応じて置換されており;
a1およびRb1は各々独立して、水素、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、−S(O)21からなる群より選択され、これらの各々は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されているか;あるいは
a1およびRb1は、同じ基に結合して、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された3員〜12員ヘテロシクリルを形成し;そして
各R21は独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ヒドロキシル、アミノ、−S(O)−CH、C1〜6アルキルアミノ、−CNまたはハロゲンからなる群より選択される、
化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項23】
a1およびRb1は各々独立して、水素またはシクロプロピルから選択され、ここで該シクロプロピルは、C1〜6ハロアルキルで必要に応じて置換されている、請求項22に記載の化合物。
【請求項24】
前記C1〜6ハロアルキルは、CFまたはCHFである、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
式(I):
【化262】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって、式(I)において、
nは、0〜2であり;
mは、0〜1であり;
は、水素、ハロゲン、シアノ、C2〜6アルキニル、−OR、5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルからなる群より選択され、ここで5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、水素、シアノ、C1〜6アルキル、−NR、ハロゲンまたは−ORからなる群より選択され、ここで該C1〜6アルキルは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されたヘテロアリールを形成し;
は、C1〜6アルキル、C1〜6アルキニル、または3員〜10員シクロアルキルであり、各々が、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
は、水素、ハロゲン、−CN、C1〜3ハロアルコキシ、−C(O)NR、または1個〜5個のR20基で必要に応じて置換された5員〜10員ヘテロアリールであり;
各Rは独立して、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、−NR、ハロゲン、シアノ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルからなる群より選択され、ここでC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
およびRの各々は独立して、H、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、これらの各々は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された3員〜12員ヘテロシクリルを形成し;
各R20は独立して、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、または−NOからなる群より選択されるか、あるいは同じ基に結合している2個のR20基は一緒になって、縮合、スピロまたは有橋のC3〜10シクロアルキルまたは3員〜12員ヘテロシクリル環を形成し得、ここでC1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールの各々は、1個〜5個のハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、3員〜12員ヘテロシクリル、または−NOで必要に応じて置換されており;
は、ハロゲン、オキソ、−CN、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜6員シクロアルキル、−COR21であり、
a1およびRb1は各々独立して、水素、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、−S(O)21からなる群より選択され、これらの各々は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されているか;あるいは
a1およびRb1は、同じ基に結合して、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された3員〜12員ヘテロシクリルを形成し;そして
各R21は独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ヒドロキシル、アミノ、−S(O)−CH、C1〜6アルキルアミノ、−CNまたはハロゲンからなる群より選択される、
化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項26】
a1およびRb1は各々独立して、水素またはシクロプロピルから選択され、ここで該シクロプロピルは、C1〜6ハロアルキルで必要に応じて置換されている、請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
前記C1〜6ハロアルキルは、CFまたはCHFである、請求項26に記載の化合物。
【請求項28】
はC1〜6ハロアルキルである請求項25〜27のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項29】
前記C1〜6ハロアルキルはCHFである、請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
式(Id):
【化263】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって、式(Id)において、
nは、0〜2であり;
mは、0〜1であり;
は、水素、ハロゲン、シアノ、C1〜6アルキニル、−OR20、5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルからなる群より選択され、ここで5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員および3員〜10員シクロアルキルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、水素、C1〜6アルキル、−NR、ハロゲン、シアノ、または−ORからなる群より選択され、ここで該C1〜6アルキルは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは結合して、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換された5員〜10員ヘテロアリールを形成し;
は、C1〜6アルキル、C1〜6アルキニル、または3員〜10員シクロアルキルであり、各々が、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
は、ハロゲン、−CN、−OCR、C1〜3ハロアルコキシ、−C(O)NR、または1個〜5個のR20基で必要に応じて置換された5員〜10員ヘテロアリールであり;
各Rは独立して、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、−NR、ハロゲン、シアノ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルからなる群より選択され、ここでC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
およびRの各々は独立して、H;またはC1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、これらの各々は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された3員〜12員ヘテロシクリルを形成し;
各R20は独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、または−NOからなる群より選択されるか、または同じ基に結合している2個のR20基は一緒になって、縮合、スピロまたは有橋のC3〜10シクロアルキルまたは3員〜12員ヘテロシクリル環を形成し得、ここでC1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールの各々は、1個〜5個のハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、3員〜12員ヘテロシクリル、または−NOで必要に応じて置換されており;
は、ハロゲン、オキソ、−CN、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜6員シクロアルキル、−COR21であり、
a1およびRb1は各々独立して、水素、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、−S(O)21からなる群より選択され、これらの各々は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されているか;あるいは
a1およびRb1は、同じ基に結合して、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された3員〜12員ヘテロシクリルを形成し;そして
各R21は独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ヒドロキシル、アミノ、−S(O)−CH、C1〜6アルキルアミノ、−CNまたはハロゲンからなる群より選択される、
化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項31】
a1およびRb1は各々独立して、水素またはシクロプロピルから選択され、ここで該シクロプロピルは、C1〜6ハロアルキルで必要に応じて置換されている、請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
前記C1〜6ハロアルキルは、CFまたはCHFである、請求項31に記載の化合物。
【請求項33】
はC1〜6ハロアルキルである、請求項30〜32のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項34】
前記C1〜6ハロアルキルはCHFである、請求項33に記載の化合物。
【請求項35】
は:
【化264】
[この文献は図面を表示できません]
【化265】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群より選択される、請求項1、2、および5〜34のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項36】
およびRは、これらが結合している炭素および/またはヘテロ原子と一緒になって:
【化266】
[この文献は図面を表示できません]
からなる基を形成する、請求項1、2、および5〜34のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項37】
は:
【化267】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群より選択される、請求項1〜5および7〜36のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項38】
は:
【化268】
[この文献は図面を表示できません]
【化269】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群より選択される、請求項1〜6および11〜37のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項39】
は:
【化270】
[この文献は図面を表示できません]
【化271】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群より選択される、請求項1〜10および14〜38のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項40】
【化272】
[この文献は図面を表示できません]
【化273】
[この文献は図面を表示できません]
【化274】
[この文献は図面を表示できません]
【化275】
[この文献は図面を表示できません]
【化276】
[この文献は図面を表示できません]
【化277】
[この文献は図面を表示できません]
【化278】
[この文献は図面を表示できません]
【化279】
[この文献は図面を表示できません]
【化280】
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【化281】
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【化282】
[この文献は図面を表示できません]
【化283】
[この文献は図面を表示できません]
【化284】
[この文献は図面を表示できません]
【化285】
[この文献は図面を表示できません]
【化286】
[この文献は図面を表示できません]
【化287】
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【化288】
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【化289】
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【化290】
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【化291】
[この文献は図面を表示できません]
【化292】
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【化293】
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【化294】
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【化295】
[この文献は図面を表示できません]
【化296】
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【化297】
[この文献は図面を表示できません]
【化298】
[この文献は図面を表示できません]
【化299】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群より選択される化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項41】
前記化合物は
【化300】
[この文献は図面を表示できません]
である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項42】
前記化合物は
【化301】
[この文献は図面を表示できません]
である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項43】
前記化合物は
【化302】
[この文献は図面を表示できません]
である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項44】
前記化合物は
【化303】
[この文献は図面を表示できません]
である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項45】
前記化合物は
【化304】
[この文献は図面を表示できません]
である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項46】
治療有効量の請求項1〜45のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、および薬学的に受容可能な賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項47】
1種、2種、3種、または4種のさらなる治療剤をさらに含有する、請求項46に記載の薬学的組成物。
【請求項48】
前記さらなる治療剤が、HIVのための併用薬物、HIVを処置するための他の薬物、HIVプロテアーゼ阻害剤、逆トランスクリプターゼのHIV非ヌクレオシドまたは非ヌクレオチド阻害剤、逆トランスクリプターゼのHIVヌクレオシドまたはヌクレオチド阻害剤、HIVインテグラーゼ阻害剤、HIV非触媒部位(またはアロステリック)インテグラーゼ阻害剤、HIV侵入阻害剤、免疫調節剤、免疫療法剤、抗体−薬物結合体、遺伝子モディファイア、遺伝子エディタ(例えば、CRISPR/Cas9、ジンクフィンガーヌクレアーゼ、ホーミングヌクレアーゼ、合成ヌクレアーゼ、TALENs)、細胞治療(例えば、キメラ抗原受容体T細胞、)CAR−T、および操作されたT細胞受容体、TCR−T)HIV成熟阻害剤、潜伏逆転剤、HIVカプシドを標的とする化合物、免疫ベースの療法、ホスファチジルイノシトール3−キナーゼ(PI3K)阻害剤、HIV抗体、二重特異性抗体および「抗体様」治療用タンパク質、HIV p17マトリックスタンパク質阻害剤、IL−13アンタゴニスト、ペプチジル−プロリルシス−トランスイソメラーゼAモジュレーター、タンパク質ジスルフィドイソメラーゼ阻害剤、補体C5a受容体アンタゴニスト、DNAメチルトランスフェラーゼ阻害剤、HIV vif遺伝子モジュレーター、Vif二量化アンタゴニスト、HIV−1ウイルス感染性因子阻害剤、TATタンパク質阻害剤、HIV−1 Nefモジュレーター、Hckチロシンキナーゼモジュレーター、混合系統キナーゼ−3(MLK−3)阻害剤、HIV−1スプライシング阻害剤、Revタンパク質阻害剤、インテグリンアンタゴニスト、核タンパク質阻害剤、スプライシング因子モジュレーター、COMMドメイン含有タンパク質1モジュレーター、HIVリボヌクレアーゼH阻害剤、レトロサイクリンモジュレーター、CDK−9阻害剤、樹状ICAM−3結合ノンインテグリン1阻害剤、HIV GAGタンパク質阻害剤、HIV POLタンパク質阻害剤、補体因子Hモジュレーター、ユビキチンリガーゼ阻害剤、デオキシシチジンキナーゼ阻害剤、サイクリン依存性キナーゼ阻害剤、プロタンパク質転換酵素PC9刺激因子、ATP依存性RNAヘリカーゼDDX3X阻害剤、逆トランスクリプターゼプライミング複合体阻害剤、G6PDおよびNADH−オキシダーゼ阻害剤、薬物動態学的エンハンサー、HIV遺伝子療法、ならびにHIVワクチン、あるいはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される、請求項47に記載の薬学的組成物。
【請求項49】
前記さらなる治療剤が、HIVプロテアーゼ阻害化合物、逆トランスクリプターゼのHIV非ヌクレオシド阻害剤、逆トランスクリプターゼのHIV非ヌクレオチド阻害剤、逆トランスクリプターゼのHIVヌクレオシド阻害剤、逆トランスクリプターゼのHIVヌクレオチド阻害剤、HIVインテグラーゼ阻害剤、gp41阻害剤、CXCR4阻害剤、gp120阻害剤、CCR5阻害剤、カプシド重合阻害剤、薬物動態学的エンハンサー、およびHIVを処置するための他の薬物、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される、請求項47に記載の薬学的組成物。
【請求項50】
前記さらなる治療剤が、硫酸アバカビル、ビクテグラビル、テノホビル、テノホビルジソプロキシル、フマル酸テノホビルジソプロキシル、ヘミフマル酸テノホビルジソプロキシル、テノホビルアラフェナミド、およびテノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩からなる群より選択される、請求項47〜49に記載の薬学的組成物。
【請求項51】
前記さらなる治療剤が、テノホビルアラフェナミド、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩およびテノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩からなる群より選択される、請求項47〜49に記載の薬学的組成物。
【請求項52】
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染を処置または予防する方法であって、治療有効量の、請求項1〜45のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩を、該処置または予防を必要とする被験体に投与する工程を包含する、方法。
【請求項53】
前記方法が、前記化合物、またはその薬学的に受容可能な塩を、1種、2種、3種、または4種のさらなる治療剤と組み合わせて投与する工程を包含する、請求項52に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、レトロウイルス科ウイルス感染(HIVウイルスにより引き起こされる感染が挙げられる)の処置において使用するための、新規化合物に関する。本開示はまた、その調製のための中間体、およびこれらの化合物を含有する薬学的組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
背景
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染および関連する疾患は、世界中の主要な公衆衛生問題である。ヒト免疫不全ウイルス1型(HIV−1)は、ウイルス複製のために必要とされる3つの酵素、すなわち、逆トランスクリプターゼ、プロテアーゼ、およびインテグラーゼをコードする。数種のプロテアーゼ阻害剤(PI)が、現在、AIDSまたはHIVにおける使用に関して認可されている。しかし、多くのPI阻害剤は、肝代謝の速い速度に悩まされており、これは、ブースターとの共投与またはより頻繁な投薬を必要とし得る。さらに、ウイルス抵抗性が、依然として問題である。従って、HIVの複製を阻害する新規薬剤が必要とされている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
要旨
本開示は、HIV感染の処置のための化合物および方法を提供する。従って、1つの実施形態において、本発明は、式Iの化合物:
【化1】
[この文献は図面を表示できません]
を提供し、式Iにおいて、示される可変物(R、R、R、R、R、R、R、m、およびn)は、以下に定義されている。
【0004】
は、水素、ハロゲン、シアノ、C2〜6アルキニル、−OR、5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルからなる群より選択され、ここで5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されている。
【0005】
各Rは独立して、水素、C1〜6アルキル、−NR、ハロゲン、シアノ、または−ORからなる群より選択され、ここでこのC1〜6アルキルは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されたヘテロアリールを形成する。ここで、nは、0、1、または2のいずれかである。
【0006】
は、C1〜6アルキル、C2〜6アルキニル、または3員〜10員シクロアルキルであり、各々が、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されている。
【0007】
は、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−NRS(O)OR、−OS(O)1〜2NRまたは−ORからなる群より選択される。
【0008】
は、シアノ、ハロ、および5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、ここでこの5員〜10員ヘテロアリールは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されている。
【0009】
は、水素、ハロゲン、シアノ、C1〜3ハロアルコキシ、−C(O)NR、または1個〜5個のR20基で必要に応じて置換された5員〜10員ヘテロアリールである。
【0010】
各Rは独立して、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、−NR、ハロゲン、シアノ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルからなる群より選択され、ここでC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されている。ここで、mは、0または1のいずれかである。
【0011】
およびRの各々は独立して、H、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、これらの各々は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された3員〜12員ヘテロシクリルを形成する。
【0012】
各R20は独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、または−NOからなる群より選択されるか、あるいは同じ基に結合している2個のR20基は一緒になって、縮合、スピロまたは有橋のC3〜10シクロアルキルまたは3員〜12員ヘテロシクリル環を形成し得、ここでC1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールの各々は、1個〜5個のハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、3員〜12員ヘテロシクリル、または−NOで必要に応じて置換されている。
【0013】
各R21は独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ヒドロキシル、アミノ、−S(O)−CH、C1〜6アルキルアミノ、−CNまたはハロゲンからなる群より選択される。
【0014】
上で開示された式Iについての可変物の各々は、その薬学的に受容可能な塩をさらに包含し得る。
【0015】
治療有効量の、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩、および薬学的に受容可能な添加剤を含有する、薬学的組成物もまた提供される。特定の実施形態において、この薬学的組成物は、1種、2種、3種、または4種のさらなる治療剤をさらに含有する。
【0016】
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染を処置または予防する方法もまた提供され、この方法は、治療有効量の、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩を、その処置または予防を必要とする被験体に投与する工程を包含する。
【0017】
特定の実施形態において、本開示は、単位用量の、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩を含有する物品に関する。
【0018】
治療において使用するための、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩もまた提供される。
【0019】
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染を処置または予防する方法において使用するための、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩もまた提供され、この方法は、治療有効量のこの化合物を、その処置または予防を必要とする被験体に投与する工程を包含する。
【発明を実施するための形態】
【0020】
詳細な説明
下記は、本願全体で使用される略語および頭字語の列挙である:
略語 意味
℃ セ氏の度
ATP アデノシン−5’−三リン酸
aq 水性
AcOH 酢酸
calc’d 計算値
compd 化合物
d 二重線
dd 二重線の二重線
DCE 1,2−ジクロロエタン
DCM ジクロロメタン
DIPEA N,N−ジイソプロピルエチルアミン
DME 1,2−ジメトキシエタン
DMF ジメチルホルムアミド
DMSO ジメチルスルホキシド
dppf 1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン
EGTA エチレングリコール四酢酸
ETOAC 酢酸エチル
equiv/eq 当量
ESI エレクトロスプレーイオン化
Ac アセテート
Et エチル
g グラム
HATU 2−(7−アザ−1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート
hERG ヒトEther−a−go−go関連遺伝子
HPLC 高速液体クロマトグラフィー
h/hr 時間
Hz ヘルツ
IC50 最大阻害濃度の半分
J 結合定数
Kg キログラム
M モル濃度
m 多重線
m/z 質量電荷比
M+ 質量ピーク
M+H 質量ピーク+水素
Me メチル
MeOH メチルアルコール/メタノール
mg ミリグラム
MHz メガヘルツ
min/m 分
ml/mL ミリリットル
mM ミリモル濃度
mmol ミリモル
MS 質量分析
mw マイクロ波
N 規定
mol モル
nM ナノモル濃度
nmol ナノモル
NMP N−メチルピロリジノン
NMR 核磁気共鳴
Ph フェニル
ppm パーツパーミリオン
prep 分取
Rf 保持因子
RP 逆相
RT/rt 室温
s 秒
s 一重線
t 三重線
TEA トリエチルアミン
TFA トリフルオロ酢酸
TLC 薄層クロマトグラフィー
TMS トリメチルシリル
WT 野生型
δ 化学シフト
μg マイクログラム
μL/μl マイクロリットル
μM マイクロモル濃度
μm マイクロメートル
μmol マイクロモル。
【0021】
他に定義されない限り、本明細書中で使用される全ての技術用語および科学用語は、当業者によって一般的に理解するものと同じ意味を有する。本明細書中および添付の特許請求の範囲において使用される場合、単数形「a」、「and」、および「the」は、その文脈がそうではないことを明白に示さない限り、複数の参照物を含むことが留意されなければならない。従って、例えば、「その化合物(the compound)」への言及は、複数のそのような化合物を包含し、そして「そのアッセイ(the assay)」への言及は、1つまたはそれより多くのアッセイおよび当業者に公知であるその等価物に言及する、などである。
【0022】
化学基の前後のダッシュ記号は、便宜上のものである。化学基は、その元の意味を失うことなく、1個またはそれより多くのダッシュ記号を伴ってまたは伴わずに図示され得る。構造中の線を横切って引かれる波線は、基の結合点を示す。例えば:
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
【0023】
破線は、必要に応じた結合を示す。複数の置換基が識別される場合、その結合点は、末端の置換基にある(例えば、「アルキルアミノカルボニル」については、その結合点はカルボニル置換基にある)。
【0024】
接頭辞「Cx〜y」は、その後の基がx個(例えば、1個)〜y個(例えば、6個)の炭素原子を有することを示し、これらの炭素原子のうちの1個またはそれより多くは、特定の基(例えば、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルなど)において、1個またはそれより多くのヘテロ原子またはヘテロ原子の基で置き換えられ得る。例えば、「C1〜6アルキル」とは、このアルキル基が1個〜6個の炭素原子を有することを示す。同様に、用語「x〜y員」の環(ここでxおよびyは数値範囲であり、例えば「3〜12員のヘテロシクリル」)とは、x個〜y個の原子(例えば、3個〜12個)を含む環であって、これらの原子のうちの80%までがヘテロ原子(例えば、N、O、S、P)であり得、そして残りの原子が炭素である、環をいう。
【0025】
また、一般的に使用される特定の代替の化学名が、使用されてもよいし、使用されなくてもよい。例えば、二価の基(例えば、二価「アルキル」基、二価「アリール」基など)は、それぞれ、「アルキレン」基もしくは「アルキレニル」基、またはアルキリル基、「アリーレン」基もしくは「アリーレニル」基、またはアリーリル基とも称されてもよい。
【0026】
「本明細書中に開示される化合物」または「本開示の化合物」とは、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、および/または(Ie)の化合物をいう。実施例1〜245の具体的な化合物もまた含まれる。
【0027】
「アルキル」とは、直鎖または分枝鎖の飽和炭化水素から誘導される任意の基をいう。アルキル基としては、メチル、エチル、プロピル(例えば、プロパン−1−イル、プロパン−2−イル(イソ−プロピル))、ブチル(例えば、ブタン−1−イル、ブタン−2−イル(sec−ブチル)、2−メチル−プロパン−1−イル(イソ−ブチル)、2−メチル−プロパン−2−イル(t−ブチル))、ペンチル、ヘキシル、オクチル、およびデシル(dectyls)などが挙げられるが、これらに限定されない。他に特定されない限り、アルキル基は、1個〜10個の炭素原子、例えば、1個〜6個の炭素原子、例えば、1個〜4個の炭素原子を有する。
【0028】
「アルケニル」とは、少なくとも1個の炭素−炭素二重結合を有する、直鎖または分枝鎖の炭化水素から誘導される任意の基をいう。アルケニル基としては、エテニル(ビニル)、プロペニル(アリル)、1−ブテニル、および1,3−ブタンジエニルなどが挙げられるが、これらに限定されない。他に特定されない限り、アルケニル基は、2個〜10個の炭素原子、例えば2個〜6個の炭素原子、例えば2個〜4個の炭素原子を有する。
【0029】
「アルキニル」とは、少なくとも1個の炭素−炭素三重結合を有する、直鎖または分枝鎖の炭化水素から誘導される任意の基をいい、そして1個の三重結合および1個の二重結合を有する基を含む。アルキニル基の例としては、エチニル(−C≡C−)、プロパルギル(−CHC≡C−)、および(E)−ペンタ−3−エン−1−イニルなどが挙げられるが、これらに限定されない。他に特定されない限り、アルキニル基は、2個〜10個の炭素原子、例えば2個〜6個の炭素原子、例えば2個〜4個の炭素原子を有する。
【0030】
「アミノ」とは、−NH−をいう。アミノ基はまた、本明細書中に記載されるように、例えばアルキル基、カルボニル基または他のアミノ基で置換されてもよい。用語「アルキルアミノ」とは、1個または2個のアルキル置換基で置換されたアミノ基(例えば、ジメチルアミノまたはプロピルアミノ)をいう。
【0031】
用語「アリール」とは、本明細書中で使用される場合、全てが炭素である単一の芳香環、または全てが炭素である縮合した複数環の系であって、これらの環のうちの少なくとも1つが芳香族である、環の系をいう。例えば、特定の実施形態において、アリール基は、6個〜20個の炭素原子、6個〜14個の炭素原子、または6個〜12個の炭素原子を有する。アリールは、フェニルラジカルを包含する。アリールはまた、約9個〜20個の炭素原子を有する縮合した複数環の系(例えば、2個、3個または4個の環を含む環系)であって、少なくとも1個の環が芳香族であり、そして他の環は、芳香族であっても芳香族ではなくても(すなわち、炭素環)よい、環の系を包含する。このような縮合した複数環の系は、1個またはそれより多く(例えば、1個、2個または3個)のオキソ基で、この縮合した複数環の系の任意の炭素環部分において、必要に応じて置換されている。この縮合した複数環の系の環は、原子価の要件により許容される場合、縮合、スピロまたは橋架けの結合を介して、互いに接続され得る。特定の原子範囲の員の数のアリール(例えば、6〜10員のアリール)が参照される場合、この原子範囲は、そのアリールの全環原子についてであることもまた理解されるべきである。例えば、6員アリールはフェニルを含み、そして10員アリールはナフチルおよび1,2,3,4−テトラヒドロナフチルを含む。アリール基としては、アセナフチレン、アントラセン、アズレン、ベンゼン、クリセン、シクロペンタジエニル陰イオン、ナフタレン、フルオランテン、フルオレン、インダン、ペリレン、フェナレン、フェナントレン、およびピレンなどから誘導される基が挙げられるが、これらに限定されない。アリール基の非限定的な例としては、フェニル、インデニル、ナフチル、1,2,3,4−テトラヒドロナフチル、およびアントラセニルなどが挙げられるが、これらに限定されない。
【0032】
「有橋」とは、環上の隣接しない原子が二価置換基(例えば、アルキレニル基もしくはヘテロアルキレニル基)または1個のヘテロ原子によって連結されている、環縮合をいう。キヌクリジニルおよびアダマンタニルが、有橋環系の例である。
【0033】
用語「シクロアルキル」とは、3個〜20個の環炭素原子(すなわち、C3〜20シクロアルキル)、例えば3個〜12個の環原子、例えば3個〜10個の環原子を有する、単一の飽和または部分不飽和の、全てが炭素の環をいう。用語「シクロアルキル」はまた、複数の縮合した、飽和または部分不飽和の、全てが炭素の環系(例えば、2個、3個または4個の炭素環式環を含む環系)を包含する。従って、シクロアルキルは、多環式(multicyclic)炭素環(二環式炭素環(例えば、約6個〜12個の環炭素原子を有する二環式炭素環、例えばビシクロ[3.1.0]ヘキサンおよびビシクロ[2.1.1]ヘキサン)などの炭素環)、ならびにポリ環式(polycyclic)炭素環(例えば、約20個までの環炭素原子を有する三環式および四環式炭素環)を包含する。縮合した複数環の系は、原子価の要件により供される場合、縮合、スピロおよび橋架けの結合を介して、互いに接続され得る。単環式シクロアルキルの非限定的な例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、1−シクロペンタ−1−エニル、1−シクロペンタ−2−エニル、1−シクロペンタ−3−エニル、シクロヘキシル、1−シクロヘキサ−1−エニル、1−シクロヘキサ−2−エニル、スピロ[3.3]ヘプタン、および1−シクロヘキサ−3−エニルが挙げられる。
【0034】
「ハロ」および「ハロゲン」とは、フルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードをいう。
【0035】
「ハロアルキル」とは、1個またはそれより多くの水素原子がそれぞれ、ハロゲンによって置き換えられている、アルキルをいう。例としては、−CHCl、−CHF、−CHBr、−CFClBr、−CHCHCl、−CHCHF、−CF、−CHCF、および−CHCCl、ならびに全ての水素原子がフッ素原子によって置き換えられているパーフルオロアルキルなどのアルキル基が挙げられるが、これらに限定されない。
【0036】
「アルコキシ」または「アルコキシル」とは、式−O−アルキルの部分をいい、ここでこのアルキル部分は、上で定義されたとおりである。例えば、C1〜4アルコキシとは、酸素に結合している、1個〜4個の炭素のアルキル基を有する部分をいう。「ハロアルコキシ」または「ハロアルコキシル」とは、式−O−ハロアルキルの部分をいい、ここでこのハロアルキル部分は、上で定義されたとおりである。例えば、C1〜4アルコキシとは、酸素に結合している、1個〜4個の炭素のハロアルキル基を有する部分をいう。
【0037】
「ヘテロアルキル」とは、炭素原子のうちの1個またはそれより多く(および任意の付随する水素原子)が各々独立して、同じかまたは異なるヘテロ原子またはヘテロ原子の基で置き換えられている、アルキルをいう。ヘテロ原子としては、N、P、O、Sなどが挙げられるが、これらに限定されない。ヘテロ原子の基としては、−NR−、−O−、−S−、−PH−、−P(O)−、−S(O)−、および−S(O)−などが挙げられるが、これらに限定されず、ここでRは、H、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロアリールまたはシクロヘテロアルキルである。ヘテロアルキル基としては、−OCH、−CHOCH、−SCH、−CHSCH、−NRCH、−CHNRCH、および−CHOHが挙げられるが、これらに限定されず、ここでRは、水素、アルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアルキル、またはヘテロアリールであり、これらの各々は、必要に応じて置換され得る。ヘテロアルキル基は、1個〜10個の炭素、および4個、3個までのヘテロ原子、例えば、1個〜6個の炭素および1個〜2個のヘテロ原子を含む。
【0038】
「ヘテロアリール」とは、芳香族炭素原子のうちの1個またはそれより多く(および任意の付随する水素原子)が独立して、同じかまたは異なる、上で定義されたようなヘテロ原子またはヘテロ原子の基で置き換えられている、単環式または多環式のアリール基をいう。多環式環系は、ヘテロアリールに含まれ、そしてヘテロ原子を有する環またはアリール環において、結合し得る。ヘテロアリール基としては、アクリジン、ベンゾイミダゾール、ベンゾチオフェン、ベンゾフラン、ベンゾオキサゾール、ベンゾチアゾール、カルバゾール、カルボリン、シンノリン、フラン、イミダゾール、イミダゾピリジン、インダゾール、インドール、インドリン、インドリジン、イソベンゾフラン、イソクロメン、イソインドール、イソインドリン、イソキノリン、イソチアゾール、イソオキサゾール、ナフチリジン、オキサジアゾール、オキサゾール、ペリミジン、フェナントリジン、フェナントロリン、フェナジン、フタラジン、プテリジン、プリン、ピラン、ピラジン、ピラゾール、ピリダジン、ピリジン、ピリドン、ピリミジン、ピロール、ピロリジン、キナゾリン、キノリン、キノリジン、キノキサリン、テトラゾール、チアジアゾール、チアゾール、チオフェン、トリアゾール、およびキサンテンなどから誘導される基が挙げられるが、これらに限定されない。ヘテロアリール基は、5個〜12個の員、5個〜10個の員、または5個〜6個の員を有し得る。
【0039】
用語「ヘテロシクリル」または「複素環」とは、本明細書中で使用される場合、環内に少なくとも1個のヘテロ原子(すなわち、酸素、窒素、および硫黄から選択される少なくとも1個の環ヘテロ原子)を有する、単一の飽和または部分不飽和の非芳香族環または非芳香族複数環の系をいう。他に特定されない限り、ヘテロシクリル基は、5個〜約20個の環原子、例えば3個〜12個の環原子、例えば3個〜10個の環原子、例えば5個〜10個の環原子、または例えば5個〜6個の環原子を有する。従って、この用語は、1個〜6個の環炭素原子、ならびに酸素、窒素および硫黄からなる群より選択される約1個〜3個の環ヘテロ原子を環内に有する、単一の飽和または部分不飽和の環(例えば、3員、4員、5員、6員または7員の環)を包含する。縮合した複数環(例えば、二環式ヘテロシクリル)系の環は、原子価の要件により許容される場合、縮合、スピロおよび橋架けの結合を介して、互いに接続され得る。複素環としては、アゼチジン、アジリジン、イミダゾリジン、モルホリン、オキシラン(エポキシド)、オキセタン、ピペラジン、ピペリジン、ピラゾリジン、ピペリジン、ピロリジン、ピロリジノン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェン、ジヒドロピリジン、テトラヒドロピリジン、テトラヒドロ−2H−チオピラン1,1−ジオキシド、キヌクリジン、N−ブロモピロリジン、およびN−クロロピペリジンなどから誘導される基が挙げられるが、これらに限定されない。複素環としては、スピロ環、例えば、アザまたはオキソ−スピロヘプタンなどが挙げられる。ヘテロシクリル基はまた、1個またはそれより多くの二重結合を含むが、完全には芳香族ではない環系である、部分不飽和の環系(1個の芳香環および1個の非芳香環を有する縮合環系が挙げられる)を包含する。例としては、ジヒドロキノリン(例えば3,4−ジヒドロキノリン)、ジヒドロイソキノリン(例えば1,2−ジヒドロイソキノリン)、ジヒドロイミダゾール、テトラヒドロイミダゾールなど、インドリン、イソインドリン、イソインドロン(例えば、イソインドリン−1−オン)、イサチン、ジヒドロフタラジン、キノリノン、およびスピロ[シクロプロパン−1,1’−イソインドリン]−3’−オンなどが挙げられる。複素環のさらなる例としては、例えば、3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタニル、2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタニル、3−オキサ−7,9−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナニル、およびヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジニルが挙げられる。
【0040】
本明細書中で使用される「水素」または「H」は、水素(単数)、または開示される任意の基の水素(複数)のいずれかであり得、ジュウテリウムで置き換えられ得る。
【0041】
「ヒドロキシル」および「ヒドロキシ」は、交換可能に使用され、そして−OHをいう。「オキソ」とは、
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
をいう。この化合物の互変異性形態が存在する場合、ヒドロキシル基とオキソ基とは、交換可能である。いくつかの実施形態において、オキソとは、酸素リンカー:
【化4】
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をいう。
【0042】
化学基の組み合わせが使用され得、そして当業者によって認識されることが、理解される。例えば、基「ヒドロキシアルキル」とは、アルキル基に結合したヒドロキシル基をいう。多数のこのような組み合わせが、容易に想定され得る。本明細書中で使用される置換基の組み合わせのさらなる例としては、C1〜6アルキルアミノカルボニル(例えば、CHCHNHC(O)−)C1〜6アルコキシカルボニル(例えば、CH3〜O−C(O)−)、5員〜7員ヘテロシクリル−C1〜6アルキル(例えば、ピペラジニル−CH−)、C1〜6アルキルスルホニル−5員〜7員ヘテロシクリル(例えば、CHS(O)−モルホリニル−)、5員〜7員ヘテロシクリルC1〜6アルコキシ5員〜7員ヘテロシクリルオキシ、(4員〜7員ヘテロシクリル)−4員〜7員ヘテロシクリル(例えば、オキセタニル−ピロリジニル−)、C3〜6シクロアルキルアミノカルボニル(例えば、シクロプロピル−NH−C(O)−)、5員〜7員ヘテロシクリル−C2〜6アルキニル(例えば、N−ピペラジニル−CHC≡CCH2〜)、およびC6〜10アリールアミノカルボニル(例えば、フェニル−NH−C(O)−)が挙げられる。
【0043】
「スピロ」とは、同じ炭素原子において2個の結合によって連結されている、環置換基をいう。スピロ基の例としては、1,1−ジエチルシクロペンタン、ジメチル−ジオキソラン、および4−ベンジル−4−メチルピペリジンが挙げられ、ここでシクロペンタンおよびピペリジンがそれぞれ、スピロ置換基である。置換基(R基)が一緒に連結される場合(例えば、RとRとが一緒に連結される場合)、これらは一緒になって、スピロ環を形成するための同じ結合点を形成し得る。
【0044】
語句「A環の結合点に対してメタ(3)位」とは、置換基(例えば、−CN)が結合している、下記で矢印により示されているその環上の位置をいい、ここでzは、炭素原子または窒素を表す:
【0045】
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
同様に、パラ(4)位の置換基とは、(例えばB環の)結合点に対して、下記に示される位置での置換基の結合をいう:
【0046】
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
同様に、オルトまたは2位とは、結合点に対して、下記に示される位置での置換基の結合をいう:
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
【0047】
本明細書中に記載される化合物は、異性体および立体異性体などを含む。本明細書中で使用される場合、用語「異性体」とは、同じ分子式を有するが、原子の配置および立体配置が異なる、異なる化合物をいう。また、本明細書中で使用される場合、用語「立体異性体」とは、本発明の与えられる化合物に関して存在し得る種々の立体異性体の立体配置のいずれかをいい、そして幾何異性体を包含する。置換基は、炭素原子のキラル中心に結合し得ることが理解される。従って、本発明は、化合物のエナンチオマー、ジアステレオマーまたはラセミ体を包含する。
【0048】
用語「縮合」とは、隣接する環に結合した環をいう。
【0049】
「エナンチオマー」とは、互いに重なる鏡像ではない立体異性体の対である。エナンチオマーの対の1:1の混合物は、「ラセミ」混合物である。
【0050】
絶対的な立体化学は、カーン−インゴールド−プレローグのR−S系に従って特定される。ある化合物が純粋なエナンチオマーである場合、各キラル炭素における立体化学は、RまたはSのいずれかによって特定され得る。絶対的な立体配置が未知である、分割された化合物は、ナトリウムD線の波長の面偏光を回転させる方向(右旋性または左旋性)に依存して、(+)または(−)を指定され得る。本明細書中に記載される化合物のうちの特定のものは、1個またはそれより多くの不斉中心を含み、従って、エナンチオマー、ジアステレオマー、および他の立体化学を生じ得、これらは、絶対的な立体化学の観点で、(R)−または(S)−と定義され得る。本発明は、全てのこのような可能な異性体(ラセミ混合物およびスケールミック(scalemic)混合物、光学的に純粋な形態および中間の混合物を含めて)を包含することを意図される。キラリティーが特定されないが存在する場合、その実施形態は、特定のジアステレオマーまたはエナンチオマーが富化された形態、あるいはこのような化合物(単数または複数)のラセミ混合物またはスケールミック混合物のいずれかに関することが理解される。本明細書中で使用される場合、「スケールミック混合物」とは、1:1以外の比の立体異性体の混合物である。光学的に活性である(R)−および(S)−異性体は、キラルシントンもしくはキラル試薬を使用して調製され得るか、または従来の技術を使用して分割され得る。化合物が二重結合を含む場合、その置換基は、EまたはZの立体配置であり得る。化合物が二置換シクロアルキルを含む場合、このシクロアルキル置換基は、シス−またはトランス−の立体配置を有し得る。全ての互変異性形態もまた、包含されると意図される。本明細書中に記載される化合物が特定の立体化学を有すると表される程度まで、このような化合物は、同じ構造を共有するが異なる立体化学を有する、いくらかの検出可能または検出不可能なレベルの化合物を含み得ることが、当業者によって理解される。
【0051】
「IC95」または「EC95」とは、所望の効果(これは本明細書中で多くの場合、HIVウイルスの阻害である)の最大値の95%を達成するために必要とされる、阻害濃度をいう。この項は、野生型HIVウイルスの濃度依存性阻害を評価するインビトロアッセイを使用して得られる。
【0052】
「IC50」または「EC50」とは、所望の効果(これは本明細書中で多くの場合、HIVウイルスの阻害である)の最大値の50%を達成するために必要とされる、阻害濃度をいう。この項は、野生型HIVウイルスの濃度依存性阻害を評価するインビトロアッセイを使用して得られる。
【0053】
「薬学的に受容可能な」とは、獣医学またはヒトの薬学での使用のために適切な薬学的組成物を調製するのに有用な、化合物、塩、組成物、剤形または他の物質をいう。
【0054】
「薬学的に受容可能な添加剤」は、限定されないが、米国食品医薬品局により、ヒトまたは家畜において使用するために許容されるとして承認された、あらゆるアジュバント、キャリア、添加剤、流動促進剤、甘味剤、賦形剤、保存剤、色素/着色剤、調味料、界面活性剤、湿潤剤、分散剤、懸濁化剤、安定剤、等張剤、溶媒または乳化剤を含む。
【0055】
「薬学的に受容可能な塩」とは、薬学的に受容可能であり、親化合物の所望の薬理活性を有する(または有する形態に転換され得る)、化合物の塩をいう。このような塩としては、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、およびリン酸などの無機酸と形成されるか;または酢酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、ショウノウスルホン酸、クエン酸、エタンスルホン酸、フマル酸、グルコヘプトン酸、グルコン酸、乳酸、マレイン酸、マロン酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、2−ナフタレンスルホン酸、オレイン酸、パルミチン酸、プロピオン酸、ステアリン酸、コハク酸、酒石酸、p−トルエンスルホン酸、およびトリメチル酢酸などの有機酸と形成される、酸付加塩、ならびに親化合物に存在する酸性プロトンが金属イオン(例えば、アルカリ金属イオン、アルカリ土類イオン、もしくはアルミニウムイオン)によって置き換えられる場合;または有機塩基(例えば、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、およびN−メチルグルカミンなど)と配位する場合のいずれかに、形成される塩が挙げられる。この定義にはまた、アンモニウム塩、および置換または第四級化アンモニウム塩が含まれる。薬学的に受容可能な塩の代表的な非限定的な列挙は、S.M.Bergeら,J.Pharma Sci.,66(1),1−19(1977)、およびRemington:The Science and Practice of Pharmacy,R.Hendrickson編,第21版,Lippincott,Williams & Wilkins,Philadelphia,PA,(2005),p.732,表38−5に見出され得、これらの両方が、本明細書中に参考として援用される。
【0056】
本開示はまた、本明細書中に開示される化合物のプロドラッグを提供する。「プロドラッグ」は、薬学の分野において、薬物の生物学的に不活性な誘導体であって、人体への投与時に、何らかの化学経路または酵素経路に従って、生物学的に活性な親薬物に変換されるものと定義される。
【0057】
「被験体(単数)」および「被験体(複数)」とは、ヒト、家畜動物(例えば、イヌおよびネコ)、農場動物(例えば、ウシ、ウマ、ヒツジ、ヤギおよびブタ)、ならびに実験室動物(例えば、マウス、ラット、ハムスター、モルモット、ブタ、ポケットペット、ウサギ、イヌ、およびサル)などをいう。
【0058】
本明細書中で使用される場合、「処置」または「処置する」とは、有利なまたは所望の結果を得るためのアプローチである。本開示の目的で、有利なまたは所望の結果としては、疾患または状態に関連する症状の軽減および/または症状の程度の縮小および/または症状の悪化の予防が挙げられるが、これらに限定されない。1つの実施形態において、「処置」または「処置する」は、以下のもののうちの1つまたはそれより多くを含む:a)疾患または状態を抑制すること(例えば、その疾患もしくは状態から生じる1つまたはそれより多くの症状を減少させること、および/またはその疾患もしくは状態の症状の程度を縮小させること);b)疾患または状態に関連する1つまたはそれより多くの症状の発症を遅くするかまたは止めること(例えば、その疾患もしくは状態を安定化させること、その疾患もしくは状態の悪化もしくは進行を遅延させること);ならびに/あるいはc)疾患または状態を軽減すること、例えば、臨床症状の後退を引き起こすこと、疾患状態を軽減すること、疾患の進行を遅延させること、生活の質を増大させること、および/または生存を延長すること。
【0059】
本明細書中で使用される場合、疾患または状態の発症を「遅延させること」とは、この疾患または状態の発症を遅延させ、妨げ、遅くし、遅らせ、安定化させ、そして/または延期することを意味する。この遅延は、疾患の病歴および/または処置される被験体に依存して、時間の長さを変化させることであり得る。十分または有意な遅延は、実際には、被験体がその疾患または状態を発症しない点で、予防を包含し得る。例えば、AIDSの発症を「遅延させる」方法とは、この方法を使用しない場合と比較して、所定の時間枠内での疾患の発症の可能性を減少させる方法、および/または所定の時間枠内での疾患の程度を減少させる方法である。このような比較は、統計学的に有意な数の被験体を使用する臨床研究に基づき得る。例えば、AIDSの発症は、被験体のHIV状態を確認して、この被験体のT細胞計数またはAIDS発症の他の指標(例えば、過剰な疲労、体重減少、持続的な下痢、高熱、頸部、腋窩もしくは鼡径部における腫脹したリンパ節、またはAIDSと関連することが公知である日和見性の状態(例えば、免疫系が機能している被験体には一般的に存在しないが、AIDS患者には起こる状態)の存在)を評価することなどの、公知の方法を使用して検出され得る。発症とはまた、最初は検出不可能であり得る疾患の進行をいい得、発生、再発および病発を包含する。
【0060】
本明細書中で使用される場合、「予防」または「予防する」とは、疾患の臨床症状が発症しないように、疾患または障害の病発に対して保護するレジメンをいう。従って、「予防」は、その疾患の兆候が被験体において検出可能になる前に、被験体に治療を施すこと(例えば、治療物質の投与)に関連する(例えば、被験体中に検出可能な感染因子(例えば、ウイルス)が存在しない状態での、被験体への治療物質の投与)。この被験体は、疾患または障害を発症する危険がある個体、例えば、その疾患または障害の発症または病発に関連することが既知である1つまたはそれより多くの危険因子を有する個体であり得る。従って、用語「HIV感染を予防する」とは、検出可能なHIV感染を有さない被験体に、抗HIV治療物質を投与することをいう。抗HIV予防治療のための被験体は、HIVウイルスと接触する危険がある個体であり得ることが理解される。さらに、予防は、疾患または障害の病発に対する完全な保護を生じないかもしれないことが理解される。いくつかの例において、予防は、疾患または障害を発症する危険性を減少させることを含む。危険性の減少は、疾患または障害の発症の危険性の完全な排除をもたらさないかもしれない。
【0061】
本明細書中で使用される場合、「危険がある」個体とは、処置されるべき状態を発症する危険がある個体である。「危険がある」個体は、検出可能な疾患または状態を有しても有さなくてもよく、そして本明細書中に記載される方法の処置の前に、検出可能な疾患を表示していても表示していなくてもよい。「危険がある」とは、個体が1つまたはそれより多くのいわゆる危険因子を有することをいい、危険因子とは、疾患または状態の発症に結び付けられる測定可能なパラメータであり、当該分野において公知である。これらの危険因子のうちの1つまたはそれより多くを有する個体は、これらの危険因子(単数または複数)を有さない個体よりも高い、疾患または状態を発症する可能性を有する。例えば、AIDSの危険がある個体は、HIVを有する個体である。
【0062】
本明細書中で使用される場合、用語「治療有効量」または「有効量」とは、所望の生物学的または医学的応答を惹起するために有効な量(疾患を処置するために被験体に投与される場合に、この疾患のそのような処置を行うために十分な化合物の量を含む)、または疾患の罹患もしくは病発に対して保護するために有効な量をいう。有効量は、化合物、疾患およびその重篤度、ならびに処置されるべき被験体の年齢、体重などに依存して変わる。有効量は、ある範囲の量を含み得る。当該分野において理解されるように、有効量は、1つまたはそれより多くの用量中にあり得、すなわち、単一用量または複数用量が、所望の処置結果を達成するために必要とされ得る。有効量は、1種またはそれより多くの治療剤を投与する文脈で考慮され得、そして1種またはそれより多くの他の薬剤と一緒になって、所望または有利な結果が達成され得るかまたは達成される場合、単一の薬剤が、有効量で与えられると考えられ得る。任意の共投与される化合物の適切な用量は、これらの化合物の合わせられた作用(例えば、相加効果または相乗効果)に起因して、必要に応じて低下され得る。
【0063】
本発明の化合物は、その溶媒和物、水和物、互変異性体、立体異性体および塩形態を包含する。
【0064】
炭素原子に結合している1個〜n個の特定されているかまたは特定されていない水素原子が、ジュウテリウム原子、すなわちDによって置き換えられ得る化合物もまた提供され、ここでnは、この分子中の水素原子の数である。当該分野において公知であるように、ジュウテリウム原子は、水素原子の非放射性同位体である。このような化合物は、代謝に対する増大した抵抗性を示し得、従って、哺乳動物に投与される場合に、これらの化合物の半減期を増大させるために有用であり得る。例えば、Foster,「Deuterium Isotope Effects in Studies of Drug Metabolism」,Trends Pharmacol.Sci.,5(12):524−527(1984)を参照のこと。このような化合物は、当該分野において周知である手段によって、例えば、1個またはそれより多くの水素原子がジュウテリウムによって置き換えられている出発物質を採用することによって、合成される。
【0065】
本開示の化合物に組み込まれ得る同位体の例としてはまた、水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素、塩素、およびヨウ素の同位体、例えば、それぞれH、H、11C、13C、14C、13N、15N、15O、17O、18O、31P、32P、35S、18F、36Cl、123I、および125Iが挙げられる。陽電子放出同位体(例えば、11C、18F、15Oおよび13N)での置換は、基質受容体占有率のための陽電子放射断層撮影法(PET)研究において有用であり得る。式(Ia)または(Ib)の、同位体標識された化合物は、一般に、当業者に公知である従来の技術によって、または以下に記載されるような実施例に記載されるプロセスと類似のプロセスによって、適切に同位体標識された試薬を、以前に採用されていた非標識試薬の代わりに使用して、調製され得る。
【0066】
さらに、本明細書中に記載される化合物は、薬物動態および代謝のプロフィールを増強する目的で、ポリエチレングリコール(PEG)置換基に共有結合し得る。すなわち、「ペグ化」され得る。
【0067】
本明細書中で言及される場合、ダルナビルとは、構造:
【化8】
[この文献は図面を表示できません]
を有し、そしてIUPAC名[(3aS,4R,6aR)−2,3,3a,4,5,6a−ヘキサヒドロフロ[2,3−b]フラン−4−イル]N−[(2S,3R)−4−[(4−アミノフェニル)スルホニル−(2−メチルプロピル)アミノ]−3−ヒドロキシ−1−フェニルブタン−2−イル]カルバメートを有する、HIVプロテアーゼ阻害剤である。ダルナビル(DRV)は、商標PREZISTA(登録商標)の下で市場に出ている。
【0068】
本明細書中で言及される場合、アタザナビルとは、構造:
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
を有し、そしてIUPAC名N−[(2S)−1−[2−[(2S,3S)−2−ヒドロキシ−3−[[(2S)−2−(メトキシカルボニルアミノ)−3,3−ジメチルブタノイル]アミノ]−4−フェニルブチル]−2−[(4−ピリジン−2−イルフェニル)メチル]ヒドラジニル]−3,3−ジメチル−1−オキソブタン−2−イル]カルバミン酸メチルを有する、HIVプロテアーゼ阻害剤である。アタザナビル(ATV)は、商標REYATAZ(登録商標)の下で市場に出ている。
【0069】
化合物
いくつかの実施形態において、式I:
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物またはその薬学的に受容可能な塩が提供され、式Iにおいて、
nは、0〜2であり;
mは、0〜1であり;
は、水素、ハロゲン、シアノ、C2〜6アルキニル、−OR、5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルからなる群より選択され、ここでC2〜6アルキニル、5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、水素、C1〜6アルキル、−NR、ハロゲン、シアノ、および−ORからなる群より選択され、ここでこのC1〜6アルキルは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されたヘテロアリールを形成し;
は、C1〜6アルキル、C2〜6アルキニル、または3員〜10員シクロアルキルであり、各々が、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
は、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−NRS(O)OR、−OS(O)1〜2NRおよび−ORからなる群より選択され;
は、シアノ、ハロ、および5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、ここでこの5員〜10員ヘテロアリールは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
は、水素、ハロゲン、シアノ、C1〜3ハロアルコキシ、−C(O)NR、または1個〜5個のR20基で必要に応じて置換された5員〜10員ヘテロアリールであり;
各Rは独立して、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、−NR、ハロゲン、シアノ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルからなる群より選択され、ここでC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
およびRの各々は独立して、H、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、および5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、これらの各々は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された3員〜12員ヘテロシクリルを形成し;
各R20は独立して、C1〜6アルキル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、および−NOからなる群より選択されるか、あるいは同じ基に結合している2個のR20基は一緒になって、縮合、スピロまたは有橋のC3〜10シクロアルキルまたは3員〜12員ヘテロシクリル環を形成し得、ここでC1〜6アルキル、C2〜6アルキニル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、および5員〜10員ヘテロアリールの各々は、1個〜5個のハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、3員〜12員ヘテロシクリル、C1〜6ハロアルキル、6員〜10員アリール、および−NOで必要に応じて置換されており;そして
各R21は独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ヒドロキシル、アミノ、−S(O)−CH、C1〜6アルキルアミノ、−CNおよびハロゲンからなる群より選択される。
【0070】
特定の実施形態において、式I:
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物またはその薬学的に受容可能な塩が提供され、式Iにおいて、
nは、0〜2であり;
mは、0〜1であり;
は、水素、ハロゲン、シアノ、C2〜6アルキニル、−OR、5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルからなる群より選択され、ここで5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、水素、C1〜6アルキル、−NR、ハロゲン、シアノ、または−ORからなる群より選択され、ここでこのC1〜6アルキルは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されたヘテロアリールを形成し;
は、C1〜6アルキル、C2〜6アルキニル、またはC3〜10シクロアルキルであり、各々が、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
は、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−NRS(O)OR、−OS(O)1〜2NR、または−ORからなる群より選択され;
は、シアノ、ハロ、および5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、ここでこの5員〜10員ヘテロアリールは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
は、水素、ハロ、−CN、−C(O)NR、C1〜3ハロアルコキシ、または1個〜5個のR20基で必要に応じて置換された5員〜10員ヘテロアリールであり;
各Rは独立して、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、−NR、ハロゲン、シアノ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルからなる群より選択され、ここでC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
およびRの各々は独立して、H、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、これらの各々は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された3員〜12員ヘテロシクリルを形成し;
各R20は独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、または−NOからなる群より選択されるか、あるいは同じ基に結合している2個のR20基は一緒になって、縮合、スピロまたは有橋のC3〜10シクロアルキルまたは3員〜12員ヘテロシクリル環を形成し得、ここでC1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールの各々は、1個〜5個のハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、3員〜12員ヘテロシクリル、または−NOで必要に応じて置換されており;そして
各R21は独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ヒドロキシル、アミノ、−S(O)−CH、C1〜6アルキルアミノ、−CNまたはハロゲンからなる群より選択される。
【0071】
特定の実施形態において、式(I):
【化12】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物またはその薬学的に受容可能な塩が提供され、式(I)において、
nは、0〜2であり;
mは、0〜1であり;
は、水素、ハロゲン、シアノ、C2〜6アルキニル、−OR、5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルからなる群より選択され、ここで5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、水素、シアノ、C1〜6アルキル、−NR、ハロゲンまたは−ORからなる群より選択され、ここでこのC1〜6アルキルは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されたヘテロアリールを形成し;
は、C1〜6アルキル、C2〜6アルキニル、またはC3〜10シクロアルキルであり、各々が、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
Xは、オキソまたはNRであり;
Yは−NRであり;
は、シアノ、ハロ、および5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、ここでこの5員〜10員ヘテロアリールは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
は、水素、ハロゲン、−CN、C1〜3ハロアルキル、−C(O)NR、または1個〜5個のR20基で必要に応じて置換された5員〜10員ヘテロアリールであり;
各Rは独立して、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、−NR、ハロゲン、シアノ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルからなる群より選択され、ここでC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
およびRの各々は独立して、H、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、これらの各々は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された3員〜12員ヘテロシクリルを形成し;
各R20は独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、または−NOからなる群より選択されるか、あるいは同じ基に結合している2個のR20基は一緒になって、縮合、スピロまたは有橋のC3〜10シクロアルキルまたは3員〜12員ヘテロシクリル環を形成し得、ここでC1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールの各々は、1個〜5個のハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、3員〜12員ヘテロシクリル、または−NOで必要に応じて置換されており;そして
各R21は独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ヒドロキシル、アミノ、−S(O)−CH、C1〜6アルキルアミノ、−CNまたはハロゲンからなる群より選択される。
【0072】
いくつかの実施形態において、式(I):
【化13】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物またはその薬学的に受容可能な塩が提供され、式(I)において、
nは、0〜2であり;
mは、0〜1であり;
は、水素、ハロゲン、シアノ、C2〜6アルキニル、−OR、5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルからなる群より選択され、ここで5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、水素、C1〜6アルキル、−NR、ハロゲン、シアノ、または−ORからなる群より選択され、ここでこのC1〜6アルキルは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されたヘテロアリールを形成し;
は、C1〜6アルキル、C1〜6アルキニル、またはC3〜10シクロアルキルであり、各々が、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
は、シアノ、ハロ、および5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、ここでこの5員〜10員ヘテロアリールは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
は、水素、ハロゲン、−CN、C1〜3ハロアルキル、−C(O)NR、または1個〜5個のR20基で必要に応じて置換された5員〜10員ヘテロアリールであり;
各Rは独立して、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、−NR、ハロゲン、シアノ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルからなる群より選択され、ここでC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
およびRの各々は独立して、水素、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、これらの各々は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された3員〜12員ヘテロシクリルを形成し;
各R20は独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、または−NOからなる群より選択されるか、あるいは同じ基に結合している2個のR20基は一緒になって、縮合、スピロまたは有橋の3員〜10員シクロアルキルまたは3員〜12員ヘテロシクリル環を形成し得、ここでC1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールの各々は、1個〜5個のハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、3員〜12員ヘテロシクリル、または−NOで必要に応じて置換されており;
a1およびRb1は各々独立して、水素、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、−S(O)21からなる群より選択され、これらの各々は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されているか;あるいは
a1およびRb1は、同じ基に結合して、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された3員〜12員ヘテロシクリルを形成し;そして
各R21は独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ヒドロキシル、アミノ、−S(O)−CH、C1〜6アルキルアミノ、−CNまたはハロゲンからなる群より選択される。
【0073】
いくつかの実施形態において、式(I):
【化14】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物またはその薬学的に受容可能な塩が提供され、式(I)において、
nは、0〜2であり;
mは、0〜1であり;
は、水素、ハロゲン、シアノ、C2〜6アルキニル、−OR、5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルからなる群より選択され、ここで5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、水素、シアノ、C1〜6アルキル、−NR、ハロゲンまたは−ORからなる群より選択され、ここでこのC1〜6アルキルは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されたヘテロアリールを形成し;
は、C1〜6アルキル、C1〜6アルキニル、または3員〜10員シクロアルキルであり、各々が、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
は、水素、ハロゲン、−CN、C1〜3ハロアルキル、−C(O)NR、または1個〜5個のR20基で必要に応じて置換された5員〜10員ヘテロアリールであり;
各Rは独立して、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、−NR、ハロゲン、シアノ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルからなる群より選択され、ここでC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
およびRの各々は独立して、H、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、これらの各々は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された3員〜12員ヘテロシクリルを形成し;
各R20は独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、または−NOからなる群より選択されるか、あるいは同じ基に結合している2個のR20基は一緒になって、縮合、スピロまたは有橋のC3〜10シクロアルキルまたは3員〜12員ヘテロシクリル環を形成し得、ここでC1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールの各々は、1個〜5個のハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、3員〜12員ヘテロシクリル、または−NOで必要に応じて置換されており;
は、ハロゲン、オキソ、−CN、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜6員シクロアルキル、−COR21であり、
a1およびRb1は各々独立して、水素、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、−S(O)21からなる群より選択され、これらの各々は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されているか;あるいは
a1およびRb1は、同じ基に結合して、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された3員〜12員ヘテロシクリルを形成し;そして
各R21は独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ヒドロキシル、アミノ、−S(O)−CH、C1〜6アルキルアミノ、−CNまたはハロゲンからなる群より選択される。
【0074】
いくつかの実施形態において、式(I):
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物またはその薬学的に受容可能な塩が提供され、式(I)において、
nは、0〜2であり;
mは、0〜1であり;
は、水素、ハロゲン、シアノ、C1〜6アルキニル、−OR20、5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルからなる群より選択され、ここで5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、水素、C1〜6アルキル、−NR、ハロゲン、シアノ、または−ORからなる群より選択され、ここでこのC1〜6アルキルは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは結合して、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換された5員〜10員ヘテロアリールを形成し;
は、C1〜6アルキル、C1〜6アルキニル、または3員〜10員シクロアルキルであり、各々が、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
は、ハロゲン、−CN、C1〜3ハロアルコキシ、−C(O)NR、または1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されたC3〜6へテロアリールであり;
各Rは独立して、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、−NR、ハロゲン、シアノ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルからなる群より選択され、ここでC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
およびRの各々は独立して、H;またはC1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、これらの各々は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された3員〜12員ヘテロシクリルを形成し;
各R20は独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、または−NOからなる群より選択されるか、あるいは同じ基に結合している2個のR20基は一緒になって、縮合、スピロまたは有橋のC3〜10シクロアルキルまたは3員〜12員ヘテロシクリル環を形成し得、ここでC1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールの各々は、1個〜5個のハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、3員〜12員ヘテロシクリル、または−NOで必要に応じて置換されており;
は、ハロゲン、オキソ、−CN、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、−COR21であり、
a1およびRb1は各々独立して、水素、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、−S(O)21からなる群より選択され、これらの各々は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されているか;あるいは
a1およびRb1は、同じ基に結合して、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された3員〜12員ヘテロシクリルを形成し;そして
各R21は独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ヒドロキシル、アミノ、−S(O)−CH、C1〜6アルキルアミノ、−CNまたはハロゲンからなる群より選択される。
【0075】
いくつかの実施形態において、Rは、水素、ハロゲン、C2〜6アルキニル、−OR、5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、および5員〜10員アリールからなる群より選択され、ここでC2〜6アルキニル、5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、および6員〜10員アリールの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されている。
【0076】
いくつかの実施形態において、Rは、水素、ハロゲン、C2〜6アルキニル、および−ORからなる群より選択され、ここでこのC2〜6アルキニルは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されている。
【0077】
いくつかの実施形態において、Rは、5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、および5員〜10員アリールからなる群より選択され、ここで5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、および6員〜10員アリールの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されている。
【0078】
いくつかの実施形態において、Rは水素である。
【0079】
いくつかの実施形態において、Rはシアノである。
【0080】
いくつかの実施形態において、Rはハロゲン原子である。特定の実施形態において、Rは、フルオロ、クロロ、またはブロモである。特定の実施形態において、Rはクロロである。特定の実施形態において、Rはブロモである。
【0081】
いくつかの実施形態において、RはC2〜6アルキニルである。特定の実施形態において、Rは、エチニル、ブチニル、プロピニル、ペンチニル、またはヘキシニルであり、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されている。特定の実施形態において、Rは、エチニル、ブチニル、プロピニル、ペンチニル、またはヘキシニルであり、これらの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されている。特定の実施形態において、Rは、C1〜3ハロアルキルで必要に応じて置換されたC5〜10ヘテロアリールでさらに置換されたエチニルである。特定の実施形態において、Rは、C1〜3ハロアルキルで必要に応じて置換されたピラゾリルでさらに置換されたエチニルである。特定の実施形態において、Rは、1−(ジフルオロメチル)−5−エチニル−1H−ピラゾリルである。いくつかの実施形態において、Rは、スルホニルで必要に応じて置換されたブチニルである。特定の実施形態において、Rは、3−メチル−3−(メチルスルホニル)ブタ−1−イニルである。
【0082】
いくつかの実施形態において、RはC1〜3ハロアルキルである。特定の実施形態において、Rは、トリフルオロメチルである。他の実施形態において、Rは、ジフルオロメチルまたはフルオロメチルである。
【0083】
いくつかの実施形態において、Rは−ORである。特定の実施形態において、Rは、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、またはtert−ブトキシである。
【0084】
いくつかの実施形態において、Rは5員〜10員ヘテロアリールである。特定の実施形態において、Rは、1個またはそれより多くのR20基で置換された5員〜10員ヘテロアリールである。特定の実施形態において、Rは、1個〜2個のR20基で置換された5員〜10員ヘテロアリールである。特定の実施形態において、Rは、3員〜6員シクロアルキルで置換された5員〜10員ヘテロアリールである。
【0085】
特定の実施形態において、Rは、テトラヒドロフラニル、フラニル、ピロリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、チオフェニル、オキサゾリル、チアゾリル、オキサジアゾリル、イソオキサゾリル、チアジアゾリル、イソチアゾリル、フェニル、ピリジニル、ピラニル、ピリミジニル、ピリダジニル、またはピラジニルであり、これらは独立して、1個またはそれより多くのR20基でさらに置換され得、このR20基は、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、または−NOから選択されるか、あるいは同じ基に結合している2個のR20基は一緒になって、縮合、スピロまたは有橋のC3〜10シクロアルキルまたは3員〜12員ヘテロシクリル環を形成し得、ここでC1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールの各々は、1個〜5個のハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、3員〜12員ヘテロシクリル、または−NOで必要に応じて置換されている。
【0086】
いくつかの実施形態において、Rは、1個〜4個のR20基で置換された五員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Rは、C1〜3ハロアルキルで置換された五員ヘテロアリールである。特定の実施形態において、Rは、フラニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、チオフェニル、オキサゾリル、またはチアゾリルである。いくつかの実施形態において、Rは、C1〜6アルキルで置換された五員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Rは、3員〜6員シクロアルキルで置換された五員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Rは、3員〜6員ヘテロシクリルで置換された五員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Rは、1個またはそれより多くのハロ原子で置換された五員ヘテロアリールである。特定の実施形態において、Rは、C1〜6アルキル、C1〜3ハロアルキル、3員〜6員シクロアルキル、または1個またはそれより多くのハロ原子の組み合わせで置換された五員ヘテロアリールである。
【0087】
いくつかの実施形態において、Rは、1個〜3個のR20基で置換されたピラゾリルである。特定の実施形態において、Rは、C1〜3ハロアルキルで置換されたピラゾリルである。特定の実施形態において、Rは、ジフルオロメチルで置換されたピラゾリルである。特定の実施形態において、Rは、トリフルオロエチルで置換されたピラゾリルである。特定の実施形態において、Rは、シクロプロピルで置換されたピラゾリルである。特定の実施形態において、Rは、オキセタニルで置換されたピラゾリルである。特定の実施形態において、Rは、1個またはそれより多くのハロ原子で置換されたピラゾリルである。特定の実施形態において、Rは、フルオロ置換ピラゾリルである。特定の実施形態において、Rは、メチルまたはエチルで置換されたピラゾリルである。特定の実施形態において、Rは、トリジュウテロ化メチルで置換されたピラゾリルである。いくつかの実施形態において、Rは、スルホニルで置換されたピラゾリルである。特定の実施形態において、Rは、メチルスルホニルで置換されたピラゾリルである。特定の実施形態において、Rは、シクロプロピルスルホニルで置換されたピラゾリルである。特定の実施形態において、Rは、R20、例えばハロ、C1〜6アルキル、3員〜6員シクロアルキル、またはC1〜3ハロアルキルの1個またはそれより多くの基で独立して置換されたピラゾリルである。特定の実施形態において、Rは非置換ピラゾリルである。
【0088】
いくつかの実施形態において、Rは、1個または2個のR20基で置換されたトリアゾリルである。いくつかの実施形態において、Rは、3員〜6員シクロアルキルで置換されたトリアゾリルである。特定の実施形態において、Rは、シクロプロピルで置換されたトリアゾリルである。いくつかの実施形態において、Rは、C1〜3ハロアルキルで置換されたトリアゾリルである。特定の実施形態において、Rは、ジフルオロメチルまたはトリフルオロメチルで置換されたトリアゾリルである。いくつかの実施形態において、Rは、C1〜6アルキルで置換されたトリアゾリルである。特定の実施形態において、Rは、メチル、エチル、またはプロピルで置換されたトリアゾリルである。特定の実施形態において、Rは、ジメチルプロピルまたはネオペンチルで置換されたトリアゾリルである。特定の実施形態において、Rは、トリジュウテロ化メチルで置換されたトリアゾリルである。特定の実施形態において、Rは非置換トリアゾリルである。
【0089】
いくつかの実施形態において、Rは、R20基で置換されたテトラゾリルである。いくつかの実施形態において、Rは、C1〜6アルキル置換テトラゾリルである。特定の実施形態において、Rは、メチル、エチル、またはプロピル得置換されたテトラゾリルである。特定の実施形態において、Rは、メチル置換テトラゾリルである。特定の実施形態において、Rは非置換テトラゾリルである。
【0090】
いくつかの実施形態において、Rは、置換または非置換フェニルである。特定の実施形態において、Rは、シアノ置換フェニルである。いくつかの実施形態において、Rは、C1〜3アルコキシ置換フェニルである。いくつかの実施形態において、Rは、C1〜3ハロアルコキシ置換フェニルである。特定の実施形態において、Rは、ジフルオロメトキシ置換フェニルである。いくつかの実施形態において、Rは、スルホニル置換フェニルである。特定の実施形態において、Rは、メチルスルホニル置換フェニルである。
【0091】
いくつかの実施形態において、Rは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換された六員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Rはピリジニルである。特定の実施形態において、Rは、シアノ置換ピリジニルである。いくつかの実施形態において、Rは、ハロ置換ピリジニルである。特定の実施形態において、Rは、フルオロピリジニルである。いくつかの実施形態において、Rは、C1〜3ハロアルキル置換ピリジニルである。特定の実施形態において、Rは、ジフルオロメチル置換ピリジニルである。いくつかの実施形態において、Rは、トリフルオロメチル置換ピリジニルである。いくつかの実施形態において、Rは、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された5員〜10員複素環で置換されたピリジニルである。特定の実施形態において、Rは、1個〜5個のR21基で必要に応じてさらに置換されたヘキサヒドロピリダジニルで置換されたピリジニルである。特定の実施形態において、Rは1−(オキセタン−3−イル)ヘキサヒドロピリダジニルである。
【0092】
いくつかの実施形態において、Rは、1個〜4個のR20基で必要に応じて置換されたピラジニルである。いくつかの実施形態において、Rは、1個〜4個のR20基で必要に応じて置換されたピリミジニルである。特定の実施形態において、Rは、シアノ置換ピリミジニルである。いくつかの実施形態において、Rは、ハロ置換ピリミジニルである。特定の実施形態において、Rは、フルオロ置換ピリミジニルである。
【0093】
いくつかの実施形態において、Rは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換された九員複素環である。特定の実施形態において、Rは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されたベンゾ[d][1,3]ジオキソリルである。特定の実施形態において、Rは、2,2−ジフルオロベンゾ[d][1,3]ジオキソリルである。
【0094】
特定の実施形態において、Rは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換された5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジニルである。特定の実施形態において、Rは、C1〜3ハロアルキル置換5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジニルである。特定の実施形態において、Rは、3−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジニルである。
【0095】
特定の実施形態において、Rは、イミダゾ[1,2−a]ピリジニルである。
【0096】
特定の実施形態において、Rは、インデンまたはイミダゾ−[1,2−a]ピリジンである。
【0097】
特定の実施形態において、Rは:
【化16】
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【化17】
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からなる群より選択される。
【0098】
いくつかの実施形態において、Rはシアノである。いくつかの実施形態において、Rはハロである。いくつかの実施形態において、1個のR基が存在し、これはハロである。いくつかの実施形態において、2個のR基が存在し、これらの各々は、独立して選択されるハロ原子である。特定の実施形態において、Rはフルオロである。特定の実施形態において、2個のR基が存在し、これらの両方がフルオロである。特定の実施形態において、Rは存在せず、すなわちnはゼロである。
【0099】
いくつかの実施形態において、RおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されたヘテロアリールを形成する。いくつかの実施形態において、RおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換された5員〜10員ヘテロアリールを形成する。
【0100】
いくつかの実施形態において、RおよびRは、これらが結合している炭素および/またはヘテロ原子と一緒になって、ヘテロシクリルまたはカルボシクリルを形成し、ここでRおよびRによって形成されるヘテロシクリルは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されている。
【0101】
いくつかの実施形態において、RおよびRは、これらが結合している炭素またはヘテロ原子と一緒になって、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換された五員ヘテロシクリルを形成する。
【0102】
特定の実施形態において、RおよびRは、これらが結合している炭素またはヘテロ原子と一緒になって、1個〜3個のR20基で必要に応じて置換されたピラゾリルを形成する。特定の実施形態において、RおよびRは、これらが結合している炭素および/またはヘテロ原子と一緒になって、3員〜6員シクロアルキルで置換されたピラゾリルを形成する。特定の実施形態において、RおよびRは、これらが結合している炭素またはヘテロ原子と一緒になって、シクロプロピルで置換されたピラゾリルを形成する。特定の実施形態において、RおよびRは、これらが結合している炭素および/またはヘテロ原子と一緒になって、シアノ基で置換されたピラゾリルを形成する。
【0103】
いくつかの実施形態において、RおよびRは、これらが結合している炭素および/またはヘテロ原子と一緒になって、1個〜3個のR20基で必要に応じて置換されたイミダゾリルを形成する。特定の実施形態において、RおよびRは、これらが結合している炭素および/またはヘテロ原子と一緒になって、イミダゾリルを形成する。
【0104】
いくつかの実施形態において、RおよびRは、これらが結合している炭素および/またはヘテロ原子と一緒になって、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換された六員ヘテロアリールを形成する。
【0105】
特定の実施形態において、RおよびRは、これらが結合している炭素および/またはヘテロ原子と一緒になって、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されたピリジニルを形成する。特定の実施形態において、RおよびRは、これらが結合している炭素および/またはヘテロ原子と一緒になって、C1〜3ハロアルキルで置換されたピリジニルを形成する。特定の実施形態において、RおよびRは、これらが結合している炭素および/またはヘテロ原子と一緒になって、ジフルオロメチルで置換されたピリジニルを形成する。
【0106】
特定の実施形態において、RおよびRは、これらが結合している炭素および/またはヘテロ原子と一緒になって、C1〜3アルキルで置換されたピリジニルを形成する。特定の実施形態において、RおよびRは、これらが結合している炭素またはヘテロ原子と一緒になって、メチル置換ピリジニルを形成する。
【0107】
特定の実施形態において、RおよびRは、これらが結合している炭素および/またはヘテロ原子と一緒になって、3員〜6員シクロアルキルで置換されたピリジニルを形成する。特定の実施形態において、RおよびRは、これらが結合している炭素および/またはヘテロ原子と一緒になって、シクロプロピルで置換されたピリジニルを形成する。
【0108】
特定の実施形態において、RおよびRは、これらが結合している炭素および/またはヘテロ原子と一緒になって、1個またはそれより多くのハロで置換されたピリジニルを形成する。特定の実施形態において、RおよびRは、これらが結合している炭素および/またはヘテロ原子と一緒になって、ブロモ、フルオロ、またはクロロで置換されたピリジニルを形成する。
【0109】
特定の実施形態において、RおよびRは、これらが結合している炭素および/またはヘテロ原子と一緒になって、C2〜6アルキニルで置換されたピリジニルを形成し、ここでこのC2〜6アルキニルは、5員〜10員アリールで必要に応じてさらに置換され得る。特定の実施形態において、RおよびRは、これらが結合している炭素および/またはヘテロ原子と一緒になって、5員〜10員アリールでさらに置換されたエチニルで置換されたピリジニルを形成する。特定の実施形態において、RおよびRは、これらが結合している炭素またはヘテロ原子と一緒になって、フェニルで置換されたピリジニルを形成する。
【0110】
特定の実施形態において、RおよびRは、これらが結合している炭素および/またはヘテロ原子と一緒になって、オキソおよびC1〜3アルキルで置換されたピリジニルを形成する。特定の実施形態において、RおよびRは、これらが結合している炭素および/またはヘテロ原子と一緒になって、オキソおよびメチルで置換されたピリジニルを形成する。特定の実施形態において、RおよびRは、これらが結合している炭素および/またはヘテロ原子と一緒になって、1−メチル−5,6−ジヒドロピリジン−2(1H)−オニルを形成する。
【0111】
特定の実施形態において、RおよびRは、これらが結合している炭素および/またはヘテロ原子と一緒になって、5員〜10員ヘテロアリールで置換されたピリジニルを形成し、ここでこの5員〜10員ヘテロアリールは、C1〜3ハロアルキルでさらに置換され得る。特定の実施形態において、RおよびRは、これらが結合している炭素および/またはヘテロ原子と一緒になって、ピラゾリルで置換されたピリジニルを形成し、ここでこのピラゾリルは、C1〜3ハロアルキルでさらに置換され得る。特定の実施形態において、RおよびRは、これらが結合している炭素および/またはヘテロ原子と一緒になって、ピラゾールで置換されたピリジニルを形成し、ここでこのピラゾールは、ジフルオロメチルでさらに置換され得る。特定の実施形態において、RおよびRは、これらが結合している炭素および/またはヘテロ原子と一緒になって、ジフルオロメチルピラゾリルで置換されたピリジニルを形成する。
【0112】
特定の実施形態において、RおよびRは、これらが結合している炭素および/またはヘテロ原子と一緒になって:
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
からなる基を形成する。
【0113】
いくつかの実施形態において、Rは、C1〜6アルキル、C2〜6アルキニル、またはC1〜6ハロアルキルであり、ここでこのC1〜6アルキルおよびC2〜6アルキニルは、1個〜5個のR20基でさらに置換され得る。いくつかの実施形態において、Rは、C1〜6アルキルまたはC2〜6アルキニルであり、ここでこのC1〜6アルキルおよびC2〜6アルキニルは、1個〜5個のR20基でさらに置換され得る。
【0114】
いくつかの実施形態において、Rは、C1〜6アルキル、C2〜6アルキニル、またはC1〜6ハロアルキルであり、ここでこのC1〜6アルキル、C2〜6アルキニル、およびC1〜6ハロアルキルは、1個〜5個のR20基でさらに置換され得る。
【0115】
いくつかの実施形態において、Rは、プロピルまたはブチルであり、これらの各々は、1個〜5個のR20基で置換されている。いくつかの実施形態において、Rは、1個〜5個のR20基で置換されたプロピルまたはブチルである。
【0116】
特定の実施形態において、Rは、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、3員〜6員シクロアルキル、シアノ、またはスルホニル基の組み合わせで置換されたプロピルである。特定の実施形態において、Rは、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、3員〜6員シクロアルキル、シアノ、またはスルホニル基の組み合わせで置換されたプロピルであり、ここでこのC1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、3員〜6員シクロアルキル、シアノ、またはスルホニル基は、1個またはそれより多くのメチル、ハロ、またはシクロプロピルでさらに置換され得る。
【0117】
いくつかの実施形態において、Rは、メチルプロピルまたはジメチルプロピルである。
【0118】
いくつかの実施形態において、Rは、プロピル、メチルプロピル、またはジメチルプロピルであり、これらの各々は、1個またはそれより多くのハロでさらに置換されている。
【0119】
いくつかの実施形態において、Rは、1個またはそれより多くのハロでさらに置換されたプロピル、メチルプロピル、またはジメチルプロピルである。特定の実施形態において、Rは、フルオロ置換ジメチルプロピルである。特定の実施形態において、Rは、フルオロまたはクロロのいずれかで置換されたメチルプロピルである。特定の実施形態において、Rは1,1−ジフルオロ−2,2−ジメチルプロピルである。特定の実施形態において、Rは1,1,1−トリフルオロ−2,2メチルプロピルである。特定の実施形態において、Rは、1,1,1−トリフルオロ−2,2メチルプロピルまたはその立体異性体である。特定の実施形態において、Rは2−フルオロ−2−メチルプロピルである。特定の実施形態において、Rは2−クロロ−2−メチルプロピルである。
【0120】
いくつかの実施形態において、Rは、シアノ置換メチルプロピルまたはジメチルプロピルである。特定の実施形態において、Rは1−シアノ−2−メチルプロピルである。特定の実施形態において、Rは1−シアノ−2,2−ジメチルプロピルである。特定の実施形態において、Rは、1−シアノ−2,2−ジメチルプロピルまたはその立体異性体である。
【0121】
いくつかの実施形態において、Rは、スルホニルで置換されたメチルプロピルであり、ここでこのスルホニルは、C1〜3アルキルでさらに置換され得る。特定の実施形態において、Rは1−メチルスルホニル−2−メチルプロピルである。
【0122】
いくつかの実施形態において、Rは、C1〜3アルキル、3員〜6員シクロアルキル、またはハロ置換3員〜6員シクロアルキルで置換されたプロピルである。特定の実施形態において、Rは2−シクロプロピルプロピルである。特定の実施形態において、Rは2−シクロプロピル−2−メチルプロピルである。特定の実施形態において、Rは、ジフルオロシクロプロピルで置換されたプロピルである。特定の実施形態において、Rは、2−ジフルオロシクロプロピル−プロピル、およびその立体異性体である。
【0123】
いくつかの実施形態において、Rは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されたC2〜6アルキニルである。特定の実施形態において、Rは、3員〜6員シクロアルキルで置換されたC2〜4アルキニルである。特定の実施形態において、Rは、3員〜6員シクロアルキルで置換されたエチニルである。特定の実施形態において、Rは1−シクロプロピルエチニルである。
【0124】
いくつかの実施形態において、Rは3員〜10員シクロアルキルである。いくつかの実施形態において、Rは3員〜6員シクロアルキルである。いくつかの実施形態において、Rは、3員〜6員シクロアルキルおよびその立体異性体である。特定の実施形態において、Rはシクロプロピルである。特定の実施形態において、Rは、シクロプロピルおよびその対応する立体異性体である。
【0125】
いくつかの実施形態において、Rは:
【化19】
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からなる群より選択される。
【0126】
いくつかの実施形態において、Rは、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、または−ORである。
【0127】
いくつかの実施形態において、Rは、−OC(O)NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRS(O)、または−ORである。
【0128】
いくつかの実施形態において、Rは、−OC(O)NHRまたは−NHC(O)Rである。
【0129】
いくつかの実施形態において、Rは−NHC(O)Rであり、ここでRは、C1〜6ハロアルキルで置換されたシクロプロピルである。
【0130】
いくつかの実施形態において、Rは−NHC(O)Rであり、ここでRは、C1〜6ハロアルキルで置換されたシクロプロピルである。特定の実施形態において、Rは−NHC(O)Rであり、ここでRは、CFまたはCHFで置換されたシクロプロピルである。
【0131】
いくつかの実施形態において、Rは−OC(O)NRの一般式を有し、ここでRおよびRは、以下の群:水素、オキソ、C1〜3アルキル、3員〜6員シクロアルキル、C1〜3ハロアルキル、C4〜6ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、または5員〜10員ヘテロアリールから選択され、ここでRまたはRのいずれかは、ヒドロキシ、C1〜3アルキル、またはC1〜3ハロアルキルでさらに置換され得る。
【0132】
いくつかの実施形態において、Rは−OC(O)NRの一般式を有し、ここでRおよびRは、以下の群:水素、C1〜3アルキル、3員〜6員シクロアルキル、C4〜6ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、および5員〜10員ヘテロアリールから選択され、ここでRまたはRのいずれかは、ヒドロキシ、C1〜3アルキル、またはC1〜3ハロアルキルでさらに置換され得る。
【0133】
特定の実施形態において、RおよびRは、水素、オキソ、メチル、エチル、イソブチル、1,1−ジメチル、2−フルオロ−エチル、シクロプロピル、ジフルオロエチル、トリフルオロエチル、オキセタニル、エタノール、フェニル、およびピリミジニルから選択され、ここでこのメチル、エチル、イソブチル、1,1−ジメチル、2−フルオロ−エチル、シクロプロピル、ジフルオロエチル、トリフルオロエチル、オキセタニル、エタノール、フェニル、およびピリミジニル置換基は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されている。
【0134】
特定の実施形態において、RおよびRは、水素、メチル、エチル、イソブチル、1,1−ジメチル、2−フルオロ−エチル、シクロプロピル、ジフルオロエチル、トリフルオロエチル、オキセタニル、エタノール、フェニル、およびピリミジニルから選択され、ここでこのメチル、エチル、イソブチル、1,1−ジメチル、2−フルオロ−エチル、シクロプロピル、ジフルオロエチル、トリフルオロエチル、オキセタニル、エタノール、フェニル、およびピリミジニル置換基は、各々が、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されている。
【0135】
特定の実施形態において、RまたはRがメチル、エチル、イソブチル、1,1−ジメチル、2−フルオロ−エチル、シクロプロピル、ジフルオロエチル、トリフルオロエチル、オキセタニル、エタノール、フェニル、およびピリミジニルである場合、RおよびRは、1個またはそれより多くのC1〜3アルキルまたはハロで必要に応じて置換されている。
【0136】
特定の実施形態において、RまたはRがメチル、エチル、イソブチル、1,1−ジメチル、2−フルオロ−エチル、シクロプロピル、ジフルオロエチル、トリフルオロエチル、オキセタニル、フェニル、およびピリミジニルである場合、RおよびRは、各々が、1個またはそれより多くのC1〜3アルキルまたはハロで必要に応じて置換されている。
【0137】
いくつかの実施形態において、Rは水素であり、そしてRは、メチル、エチル、イソブチル、1,1−ジメチル、2−フルオロ−エチル、シクロプロピル、ジフルオロエチル、トリフルオロエチル、オキセタニル、フェニル、またはピリミジニルであり、ここでRは、1個またはそれより多くのハロ(例えば、F、Cl、またはBr)で必要に応じて置換されている。いくつかの実施形態において、Rは水素であり、そしてRは、1個またはそれより多くのハロ(例えば、F、Cl、またはBr)で必要に応じて置換されたシクロプロピルである。
【0138】
特定の実施形態において、Rは、以下:カルバモイル、ジメチルカルバモイル、イソプロピルカルバモイル、シクロプロピルカルバモイル、1−(トリフルオロメチル)シクロプロピルカルバモイル、1−メチルシクロプロピルカルバモイル、1−フルオロ−2−メチルプロパン−2−イルカルバモイル、1,1−ジフルオロ−2−メチルプロパン−2−イルカルバモイル、1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イルカルバモイル、tert−ブチルカルバモイル、シクロプロピル(2,2−ジフルオロエチル)カルバモイル、1−(ジフルオロメチル)シクロプロピルカルバモイル、オキセタン−3−イルカルバモイル、シクロプロピル(2,2,2−トリフルオロエチル)カルバモイル、(1,3−ジヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)カルバモイル、フェニルカルバモイル、ピリジン−2−イルカルバモイル、(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カルバモイル、(2,2−ジフルオロエチル)カルバモイル、(2,2,2−トリフルオロエチル)カルバモイル、(1−(2,2−ジフルオロエチル)シクロプロピル)カルバモイル、(2,2−ジフルオロシクロプロピル)カルバモイル、シクロプロピル(メチル)カルバモイル、(2,2−ジフルオロプロピル)カルバモイル、(3−(トリフルオロメチル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)カルバモイル、メチル(1−エチルシクロプロピル)カルバモイル、および(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイルから選択される。特定の実施形態において、上に開示されたR基は、対応する立体異性体、例えば、(S)−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カルバモイルを包含する。
【0139】
いくつかの実施形態において、Rは一般式−OC(O)NRを有し、ここでRおよびRは、水素または1個もしくはそれより多くのハロで必要に応じてさらに置換された3員〜6員シクロアルキル、およびこれらに対応する立体異性体である。
【0140】
特定の実施形態において、Rは(2−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイルである。他の実施形態において、Rは、(2−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイルの立体異性体、例えば、((1R,2R)−2−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイルまたは((1S,2S)−2−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイルであり得る。
【0141】
特定の実施形態において、Rは(2−(ジフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイルである。他の実施形態において、Rは、(2−(ジフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイルの立体異性体、例えば、((1S,2S)−2−(ジフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイルまたは((1R,2R)−2−(ジフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイルであり得る。
【0142】
特定の実施形態において、Rは(2,2−ジフルオロシクロプロピル)カルバメートである。他の実施形態において、Rは、(2,2−ジフルオロシクロプロピル)カルバモイルの立体異性体、例えば、(R)−(2,2−ジフルオロシクロプロピル)カルバモイルまたは(S)−(2,2−ジフルオロシクロプロピル)カルバモイルであり得る。
【0143】
特定の実施形態において、Rは(2−フルオロシクロプロピル)カルバモイルである。他の実施形態において、Rは、(2−フルオロシクロプロピル)カルバモイルの立体異性体、例えば、((1R,2S)−2−フルオロシクロプロピル)カルバモイル、((1S,2R)−2−フルオロシクロプロピル)カルバモイル、((1R,2R)−2−フルオロシクロプロピル)カルバモイル、または((1S,2S)−2−フルオロシクロプロピル)カルバモイルであり得る。
【0144】
特定の実施形態において、Rはスピロ[2.2]ペンタン−1−イルカルバモイルである。他の実施形態において、Rは、スピロ[2.2]ペンタン−1−イルカルバモイルの立体異性体、例えば、(R)−スピロ[2.2]ペンタン−1−イルカルバモイルまたは(S)−スピロ[2.2]ペンタン−1−イルカルバモイルであり得る。
【0145】
特定の実施形態において、Rは(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カルバモイルである。他の実施形態において、Rは、(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カルバモイルの立体異性体、例えば、(R)−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カルバモイルまたは(S)−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カルバモイルであり得る。
【0146】
特定の実施形態において、Rは(1,1−ジフルオロプロパン−2−イル)カルバモイルである。他の実施形態において、Rは、(1,1−ジフルオロプロパン−2−イル)カルバモイルの立体異性体、例えば、(S)−(1,1−ジフルオロプロパン−2−イル)カルバモイルまたは(R)−(1,1−ジフルオロプロパン−2−イル)カルバモイルであり得る。
【0147】
特定の実施形態において、Rは、以下:カルバモイルオキシ、ジメチルカルバモイルオキシ、イソプロピルカルバモイルオキシ、シクロプロピルカルバモイルオキシ、1−(トリフルオロメチル)シクロプロピルカルバモイルオキシ、1−メチルシクロプロピルカルバモイルオキシ、1−フルオロ−2−メチルプロパン−2−イルカルバモイルオキシ、1,1−ジフルオロ−2−メチルプロパン−2−イルカルバモイルオキシ、1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イルカルバモイルオキシ、tert−ブチルカルバモイルオキシ、シクロプロピル(2,2−ジフルオロエチル)カルバモイルオキシ、1−(ジフルオロメチル)シクロプロピルカルバモイルオキシ、オキセタン−3−イルカルバモイルオキシ、シクロプロピル(2,2,2−トリフルオロエチル)カルバモイルオキシ、(1,3−ジヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)カルバモイルオキシ、フェニルカルバモイルオキシ、ピリジン−2−イルカルバモイルオキシ、(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カルバモイルオキシ、(2,2−ジフルオロエチル)カルバモイルオキシ、(2,2,2−トリフルオロエチル)カルバモイルオキシ、(1−(2,2−ジフルオロエチル)シクロプロピル)カルバモイルオキシ、(2,2−ジフルオロシクロプロピル)カルバモイルオキシ、シクロプロピル(メチル)カルバモイルオキシ、(2,2−ジフルオロプロピル)カルバモイルオキシ、(3−(トリフルオロメチル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)カルバモイルオキシ、メチル(1−エチルシクロプロピル)カルバモイルオキシ、および(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイルオキシから選択される。特定の実施形態において、上に開示されたR基は、対応する立体異性体、例えば、(S)−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カルバモイルオキシを包含する。
【0148】
特定の実施形態において、Rは(2−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイルオキシである。他の実施形態において、Rは、(2−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイルオキシの立体異性体、例えば、((1R,2R)−2−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイルオキシまたは((1S,2S)−2−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイルオキシであり得る。
【0149】
特定の実施形態において、Rは(2−(ジフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイルオキシである。他の実施形態において、Rは、(2−(ジフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイルオキシの立体異性体、例えば、((1S,2S)−2−(ジフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイルオキシまたは((1R,2R)−2−(ジフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイルオキシであり得る。
【0150】
特定の実施形態において、Rは(2,2−ジフルオロシクロプロピル)カルバモイルオキシである。他の実施形態において、Rは、(2,2−ジフルオロシクロプロピル)カルバモイルオキシの立体異性体、例えば、(R)−(2,2−ジフルオロシクロプロピル)カルバモイルオキシまたは(S)−(2,2−ジフルオロシクロプロピル)カルバモイルオキシであり得る。
【0151】
特定の実施形態において、Rは(2−フルオロシクロプロピル)カルバモイルオキシである。他の実施形態において、Rは、(2−フルオロシクロプロピル)カルバモイルオキシの立体異性体、例えば、((1R,2S)−2−フルオロシクロプロピル)カルバモイルオキシ、((1S,2R)−2−フルオロシクロプロピル)カルバモイルオキシ、((1R,2R)−2−フルオロシクロプロピル)カルバモイルオキシ、または((1S,2S)−2−フルオロシクロプロピル)カルバモイルオキシであり得る。
【0152】
特定の実施形態において、Rは1−(ジフルオロメチル)シクロプロピルカルバモイルオキシである。
【0153】
特定の実施形態において、Rはスピロ[2.2]ペンタン−1−イルカルバモイルオキシである。他の実施形態において、Rは、スピロ[2.2]ペンタン−1−イルカルバモイルオキシの立体異性体、例えば、(R)−スピロ[2.2]ペンタン−1−イルカルバモイルオキシまたは(S)−スピロ[2.2]ペンタン−1−イルカルバモイルオキシであり得る。
【0154】
特定の実施形態において、Rは(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カルバモイルオキシである。他の実施形態において、Rは、(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カルバモイルオキシの立体異性体、例えば、(R)−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カルバモイルオキシまたは(S)−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カルバモイルオキシであり得る。
【0155】
特定の実施形態において、Rは(1,1−ジフルオロプロパン−2−イル)カルバモイルオキシである。他の実施形態において、Rは、(1,1−ジフルオロプロパン−2−イル)カルバモイルオキシの立体異性体、例えば、(S)−(1,1−ジフルオロプロパン−2−イル)カルバモイルオキシまたは(R)−(1,1−ジフルオロプロパン−2−イル)カルバモイルオキシであり得る。
【0156】
いくつかの実施形態において、Rは−OC(O)NRの一般式を有し、ここでRおよびRは一緒に結合して、1個またはそれより多くのハロ、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、シアノ、またはスルホニル基で必要に応じて置換された4員〜6員ヘテロシクリルを形成する。特定の実施形態において、Rは、以下:アゼチジン−1−カルボキシル、3,3−ジメチルアゼチジン−1−カルボキシル、3−フルオロ−3−メチルアゼチジン−1−カルボキシル、3−(2−フルオロプロパン−2−イル)アゼチジン−1−カルボキシル、3−(1,1−ジフルオロエチル)アゼチジン−1−カルボキシル、3−(トリフルオロメチル)アゼチジン−1−カルボキシル、3−ヒドロスルホニルアゼチジン−1−カルボキシル、3−(メチルスルホニル)アゼチジン−1−カルボキシル、3−シアノ−3−メチルアゼチジン−1−カルボキシル、2−メチルアゼチジン−1−カルボキシル、5−アザスピロ[2.3]ヘキサン−5−カルボキシル、2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−カルボキシル、および2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−カルボキシルから選択される。
【0157】
特定の実施形態において、Rは、以下:アゼチジン−1−カルボニルオキシ、3,3−ジメチルアゼチジン−1−カルボニルオキシ、3−フルオロ−3−メチルアゼチジン−1−カルボニルオキシ、3−(2−フルオロプロパン−2−イル)アゼチジン−1−カルボニルオキシ、3−(1,1−ジフルオロエチル)アゼチジン−1−カルボニルオキシ、3−(トリフルオロメチル)アゼチジン−1−カルボニルオキシ、3−ヒドロスルホニルアゼチジン−1−カルボニルオキシ、3−(メチルスルホニル)アゼチジン−1−カルボニルオキシ、3−シアノ−3−メチルアゼチジン−1−カルボニルオキシ、2−メチルアゼチジン−1−カルボニルオキシ、5−アザスピロ[2.3]ヘキサン−5−カルボニルオキシ、2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−カルボニルオキシ、および2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−カルボニルオキシから選択される。
【0158】
いくつかの実施形態において、Rは−NHC(O)Rの一般式を有し、ここでRは、C1〜3アルキルまたは3員〜6員シクロアルキルであり、ここでこのC1〜3アルキルまたは3員〜6員シクロアルキルは、ハロ、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、または3員〜6員シクロアルキルで必要に応じてさらに置換されている。いくつかの実施形態において、Rは−NC(O)Rの一般式を有し、ここでRは、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、または3員〜6員シクロアルキルであり、ここでこのC1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、または3員〜6員シクロアルキルは、ハロ、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、または3員〜6員シクロアルキルで必要に応じてさらに置換されている。特定の実施形態において、Rは3,3,3−トリフルオロプロパンアミジルである。特定の実施形態において、Rは3,3,3−トリフルオロ−2−メチルプロパンアミジルである。他の実施形態において、Rは、3,3,3−トリフルオロ−2−メチルプロパンアミジルの立体異性体、例えば、(R)−3,3,3−トリフルオロ−2−メチルプロパンアミジルまたは(S)−3,3,3−トリフルオロ−2−メチルプロパンアミジルであり得る。特定の実施形態において、Rは2−シクロプロピルアセトアミジルである。特定の実施形態において、Rはイソブチルアミジルである。
【0159】
いくつかの実施形態において、Rは一般式−ORを有し、ここでRは、C1〜3アルキル、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員アリール、または5員〜10員ヘテロアリールであり得、ここでこのC1〜3アルキル、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員アリール、および5員〜10員ヘテロアリールはそれぞれ、1個またはそれより多くのハロまたはC1〜3アルキルで必要に応じてさらに置換され得る。いくつかの実施形態において、Rは一般式−ORを有し、ここでRは、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員アリール、または5員〜10員ヘテロアリールであり得、ここでこのC1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員アリール、または5員〜10員ヘテロアリールは、1個またはそれより多くのハロまたはC1〜3アルキルで必要に応じてさらに置換され得る。特定の実施形態において、Rは2,4−ジフルオロ−フェノキシである。
【0160】
いくつかの実施形態において、Rは一般式−NHS(O)を有する。いくつかの実施形態において、Rは式−NHS(O)を有し、ここでRは、C1〜3アルキルまたは3員〜6員シクロアルキルである。いくつかの実施形態において、Rは一般式−NS(O)0〜2を有する。いくつかの実施形態において、Rは式−NS(O)0〜2を有し、ここでRは、C1〜3アルキルまたは3員〜6員シクロアルキルである。特定の実施形態において、Rはシクロプロピルスルホンアミジルである。
【0161】
いくつかの実施形態において、Rは一般式−NHC(O)ORを有する。いくつかの実施形態において、Rは一般式−NHC(O)ORを有し、ここでRは、C1〜3アルキル、3員〜6員シクロアルキル、3員〜6員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、または5員〜10員ヘテロアリールから選択される。いくつかの実施形態において、Rは一般式−NHC(O)O−シクロプロピルを有する。いくつかの実施形態において、Rは一般式−NC(O)ORを有する。いくつかの実施形態において、Rは一般式−NC(O)ORを有し、ここでRaは、C1〜3アルキル、3員〜6員シクロアルキル、3員〜6員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、または5員〜10員ヘテロアリールから選択される。特定の実施形態において、Rはカルバメートシクロプロピルである。
【0162】
いくつかの実施形態において、R内の任意の基のハロゲン原子は、ジュウテリウム原子で置き換えられ得る。いくつかの実施形態において、R内の任意の基の水素原子は、ジュウテリウム原子で置き換えられ得る。
【0163】
他の実施形態において、Rは、下記の式:
【化20】
[この文献は図面を表示できません]
を有し、ここでXは、オキソまたはNのいずれかであり、そしてYは一般式−NRを有する。特定の実施形態において、Xはオキソである。いくつかの実施形態において、Xがオキソである場合、これはXが酸素リンカー−O−であることをいう。特定の実施形態において、Yは、水素、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、3員〜6員シクロアルキル、4員〜10員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、スルホニル、またはアミノから選択され、ここでこのC1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、3員〜6員シクロアルキル、4員〜10員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、スルホニル、またはアミノ基は、1個またはそれより多くのR20基で必要に応じてさらに置換されている。
【0164】
他の実施形態において、Rは、下記の式:
【化21】
[この文献は図面を表示できません]
を有し、ここでXは、オキソまたはNのいずれかであり、そしてYは一般式−NRを有する。特定の実施形態において、Xはオキソである。いくつかの実施形態において、Xがオキソである場合、これはXが酸素リンカー−O−であることをいう。特定の実施形態において、Yは、水素、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、3員〜6員シクロアルキル、4員〜10員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、スルホニル、またはアミノから選択され、ここでこのC1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、3員〜6員シクロアルキル、4員〜10員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、スルホニル、またはアミノ基は、1個またはそれより多くのR20基で必要に応じてさらに置換されている。
【0165】
他の実施形態において、Rは、下記の式:
【化22】
[この文献は図面を表示できません]
を有し、ここでRa1およびRb1は各々独立して、水素、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、−S(O)21からなる群より選択され、これらの各々は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されており、ここで各R21は独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ヒドロキシル、アミノ、−S(O)−CH、アミノ、−CNまたはハロゲンからなる群より選択される。
【0166】
いくつかの実施形態において、Ra1およびRb1は、同じ基に結合して、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された3員〜12員ヘテロシクリルを形成する。
【0167】
いくつかの実施形態において、Rは:
【化23】
[この文献は図面を表示できません]
【化24】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群より選択される。
【0168】
いくつかの実施形態において、R
【化25】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0169】
いくつかの実施形態において、R
【化26】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0170】
いくつかの実施形態において、R
【化27】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0171】
いくつかの実施形態において、Rは5員〜10員ヘテロアリールであり、ここでこの5員〜10員ヘテロアリールは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されている。
【0172】
いくつかの実施形態において、Rは、1個〜3個のR20基で必要に応じて置換されたピラゾリルである。いくつかの実施形態において、Rは、シアノ、C1〜3アルキル、C1〜6ハロアルキル、C1〜3アルコキシ、3員〜6員シクロアルキル、3員〜6員ヘテロシクロアルキル、5員〜10員アリール、および5員〜10員ヘテロアリールから選択される1個、2個、または3個の基で必要に応じて置換されたピラゾリルである。いくつかの実施形態において、Rは、C1〜6ハロアルキルで置換された5員〜10員ヘテロアリールであり、ここでC1〜6ハロアルキルはCHFである。
【0173】
特定の実施形態において、Rは非置換ピラゾリルである。特定の実施形態において、Rは4−シアノピラゾリルである。特定の実施形態において、Rは、C1〜3ハロアルキルで置換されたピラゾリルである。特定の実施形態において、Rは、フルオロメチルピラゾリル、ジフルオロメチルピラゾリル、またはトリフルオロメチルピラゾリルである。特定の実施形態において、Rはジフルオロメチルピラゾリルである。
【0174】
いくつかの実施形態において、Rは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されたイミダゾリルである。いくつかの実施形態において、Rは、シアノ、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルコキシ、3員〜6員シクロアルキル、3員〜6員ヘテロシクロアルキル、5員〜10員アリール、および5員〜10員ヘテロアリールから選択される1個、2個、または3個の基で必要に応じて置換されたイミダゾリルである。特定の実施形態において、Rは、イミダゾリル、1−メチル−1H−イミダゾリル、4−クロロ−1H−イミダゾリル、4,5−ジクロロ−1H−イミダゾリル、およびジフルオロメチルイミダゾリルである。
【0175】
いくつかの実施形態において、Rは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されたトリアゾリルである。いくつかの実施形態において、Rは、シアノ、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルコキシ、3員〜6員シクロアルキル、3員〜6員ヘテロシクロアルキル、5員〜10員アリール、および5員〜10員ヘテロアリールから選択される1個または2個の基で必要に応じて置換されたトリアゾリルである。特定の実施形態において、Rは、トリアゾリル、メチルトリアゾリル、ジフルオロメチルトリアゾリル、およびシクロプロピルトリアゾリルである。
【0176】
いくつかの実施形態において、Rは、R20基で必要に応じて置換されたテトラゾリルである。いくつかの実施形態において、Rは、シアノ、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルコキシ、3員〜6員シクロアルキル、3員〜6員ヘテロシクロアルキル、5員〜10員アリール、および5員〜10員ヘテロアリールから選択される基で必要に応じて置換されたテトラゾリルである。
【0177】
いくつかの実施形態において、Rは、1個〜3個のR20基で必要に応じて置換されたオキサゾリルである。いくつかの実施形態において、Rは、シアノ、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルコキシ、3員〜6員シクロアルキル、3員〜6員ヘテロシクロアルキル、5員〜10員アリール、および5員〜10員ヘテロアリールから選択される1個、2個、または3個の基で必要に応じて置換されたオキサゾリルである。特定の実施形態において、Rは、オキサゾリル、メチルオキサゾリル、およびフェニルオキサゾリルである。
【0178】
いくつかの実施形態において、R1個〜3個のR20基で必要に応じて置換されたチアゾリルである。いくつかの実施形態において、Rは、シアノ、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルコキシ、3員〜6員シクロアルキル、3員〜6員ヘテロシクロアルキル、5員〜10員アリール、および5員〜10員ヘテロアリールから選択される1個、2個、または3個の基で必要に応じて置換されたチアゾリルである。特定の実施形態において、Rは、チアゾリル、フェニルチアゾリル、およびモルホリニルチアゾリルである。
【0179】
いくつかの実施形態において、Rは、R20基で必要に応じて置換されたチアジアゾリルである。いくつかの実施形態において、Rは、下記の基:シアノ、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキル、3員〜6員シクロアルキル、3員〜6員ヘテロシクロアルキル、5員〜10員アリール、および5員〜10員ヘテロアリールのうちのいずれか1つで必要に応じて置換されたチアジアゾリルである。特定の実施形態において、Rは、チアジアゾリルまたはシクロプロピルチアジアゾリルである。特定の実施形態において、Rは1,3,4−チアジアゾリルである。特定の実施形態において、Rは1,2,3−チアジアゾリルである。
【0180】
いくつかの実施形態において、Rは、1個〜4個のR20基で必要に応じて置換されたピリジニルである。いくつかの実施形態において、Rは、C1〜3アルキルまたはハロで必要に応じて置換されたピリジニルである。特定の実施形態において、Rは、ピリジニルまたはメチルピリジニルである。特定の実施形態において、Rは、フルオロピリジニルまたはクロロピリジニルである。
【0181】
いくつかの実施形態において、Rは、1個〜3個のR20基で必要に応じて置換されたピリミジニルである。いくつかの実施形態において、Rは、必要に応じて置換されたピリミジニルであり、シアノ、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキル、3員〜6員シクロアルキル、3員〜6員ヘテロシクロアルキル、5員〜10員アリール、および5員〜10員ヘテロアリールから選択される1個、2個、または3個の基で必要に応じて置換されている。特定の実施形態において、Rはピリミジニルである。特定の実施形態において、Rは、C1〜3アルコキシで置換されたピリミジニルである。特定の実施形態において、Rはメトキシピリミジニルである。
【0182】
特定の実施形態において、Rはシアノである。
【0183】
いくつかの実施形態において、Rはハロである。特定の実施形態において、Rはフルオロである。
【0184】
他の実施形態において、Rは、下記の構造:
【化28】
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を有し、ここでRは、ハロゲン、オキソ、−CN、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜6員シクロアルキル、または−COR21であり、そしてR21は独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ヒドロキシル、アミノ、−S(O)−CH、C1〜6アルキルアミノ、−CNまたはハロゲンからなる群より選択される。
【0185】
いくつかの実施形態において、Rは:
【化29】
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【化30】
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からなる群より選択される。
【0186】
いくつかの実施形態において、R
【化31】
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である。
【0187】
いくつかの実施形態において、R
【化32】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0188】
いくつかの実施形態において、R
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0189】
いくつかの実施形態において、R
【化34】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0190】
いくつかの実施形態において、Rは、水素、ハロ、−CN、C1〜3ハロアルコキシ、−C(O)NR、または1個〜5個のR20基で必要に応じて置換された5員〜10員ヘテロアリールである。
【0191】
いくつかの実施形態において、Rは、水素、ハロ、−CN、C1〜3ハロアルコキシ、−C(O)NR、または1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されたC3〜6へテロアリールである。
【0192】
特定の実施形態において、Rは水素である。
【0193】
いくつかの実施形態において、Rはハロである。特定の実施形態において、Rはクロロである。特定の実施形態において、Rはフルオロである。
【0194】
特定の実施形態において、Rはシアノである。
【0195】
いくつかの実施形態において、RはC1〜3ハロアルコキシである。特定の実施形態において、Rはフルオロメトキシである。特定の実施形態において、Rはジフルオロメトキシである。特定の実施形態において、Rはトリフルオロメトキシである。
【0196】
いくつかの実施形態において、Rは一般式−C(O)NRを有する。特定の実施形態において、Rは式−C(O)NRを有し、ここでRおよびRは独立して、水素、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、または3員〜6員シクロアルキルである。特定の実施形態において、Rは式−C(O)NRを有し、ここでRおよびRは独立して、水素、C1〜3アルキル、または3員〜6員シクロアルキルである。特定の実施形態において、Rは−C(O)NRであり、ここでRおよびRは両方が水素である。特定の実施形態において、Rはホルムアミジルである。
【0197】
いくつかの実施形態において、Rは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換された5員〜10員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Rは、フラニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、オキサゾリル、またはチアゾリルであり、これは独立して、1個、2個、または3個のC1〜3アルキルまたはC1〜3ハロアルキル基で置換され得る。特定の実施形態において、Rは、置換されたトリアゾリルであり、これは独立して、1個または2個のC1〜3アルキルまたはC1〜3ハロアルキル基で置換されている。特定の実施形態において、Rはフルオロメチルトリアゾリルである。特定の実施形態において、Rはジフルオロメチルトリアゾリルである。特定の実施形態において、Rはトリフルオロメチルトリアゾリルである。
【0198】
いくつかの実施形態において、Rは存在しないか、またはRは独立して、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、−NR、ハロゲン、シアノ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルからなる群より選択され、ここでC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されている。
【0199】
いくつかの実施形態において、Rは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換された5員〜10員ヘテロアリールである。特定の実施形態において、Rは、1個、2個、3個、または4個のR20基で置換された五員へテロアリールである。特定の実施形態において、Rは、フラニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、オキサゾリル、またはチアゾリルであり、これは独立して、1個、2個、または3個のC1〜3アルキル基で置換され得る。特定の実施形態において、Rはメチルオキサゾリルである。
【0200】
いくつかの実施形態において、Rは存在しない。いくつかの実施形態において、mは0である。いくつかの実施形態において、mは1である。
【0201】
いくつかの実施形態において、RはC1〜6ハロアルキルである。いくつかの実施形態において、RはCHFである。いくつかの実施形態において、RはCHFである。いくつかの実施形態において、RはCFである。
【0202】
1つの実施形態において、本開示の化合物は:
【化35】
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【化36】
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【化37】
[この文献は図面を表示できません]
【化38】
[この文献は図面を表示できません]
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
【化41】
[この文献は図面を表示できません]
【化42】
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【化43】
[この文献は図面を表示できません]
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
【化48】
[この文献は図面を表示できません]
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
またはその薬学的に受容可能な塩からなる群より選択される。
【0203】
別の実施形態において、この化合物は:
【化62】
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またはその薬学的に受容可能な塩である。
【0204】
別の実施形態において、この化合物は:
【化63】
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またはその薬学的に受容可能な塩である。
【0205】
別の実施形態において、この化合物は:
【化64】
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またはその薬学的に受容可能な塩である。
【0206】
別の実施形態において、この化合物は:
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
またはその薬学的に受容可能な塩である。
【0207】
処置の方法
式(I)の化合物(式(Ia)〜(Ie)の化合物を含む)の薬学的組成物は、単一または複数の用量のいずれかで、類似の有用性を有する薬剤の認容される投与様式のいずれか(例えば、参考として援用される特許および特許出願に記載されるような、直腸、口腔、鼻内および経皮の投与、動脈内注射によるもの、静脈内、腹腔内、非経口、筋肉内、皮下、経口、局所、吸入剤として、または含浸もしくはコーティングされたデバイス(例えば、ステントであり、例えば、動脈に挿入される円筒形ポリマー)を介するものが挙げられる)によって、投与され得る。
【0208】
1つの局面において、本明細書中に記載される化合物は、経口投与され得る。経口投与は、例えば、カプセル剤または腸溶コーティングされた錠剤を介し得る。少なくとも1種の式(I)の化合物または薬学的に受容可能な塩を含有する薬学的組成物を作製する際に、通常、添加剤によって希釈され、そして/またはカプセル、サシェ、紙もしくは他の容器の形態であり得るようなキャリア内に収容される。添加剤が賦形剤として働く場合、これは、(上記の通り)固体、半固体、または液体の物質の形態であり得、これは、活性成分のためのビヒクル、キャリアまたは媒体として働く。従って、これらの組成物は、錠剤、丸剤、散剤、ロゼンジ、サシェ、カシェ、エリキシル剤、懸濁剤、乳剤、液剤、シロップ、エアロゾル(固体として、または液体媒体中)、軟膏剤(例えば、10重量%までの活性化合物を含有する)、軟および硬ゼラチンカプセル、滅菌注射溶液、ならびに滅菌包装された粉末の形態であり得る。
【0209】
適切な添加剤のいくつかの例としては、ラクトース、デキストロース、スクロース、ソルビトール、マンニトール、デンプン、アカシアガム、リン酸カルシウム、アルギネート、トラガカント、ゼラチン、ケイ酸カルシウム、微結晶セルロース、ポリビニルピロリドン、セルロース、滅菌水、シロップ、およびメチルセルロースが挙げられる。製剤はさらに、滑沢剤(例えば、滑石、ステアリン酸マグネシウム、および鉱油);湿潤剤;乳化剤および懸濁化剤;防腐剤(例えば、ヒドロキシ安息香酸メチルおよびヒドロキシ安息香酸プロピル);甘味剤;ならびに矯味矯臭剤を含有し得る。
【0210】
少なくとも1種の式(I)の化合物または薬学的に受容可能な塩を含有する組成物は、当該分野において公知である手順を採用することによって、被験体に投与した後に、活性成分の迅速な放出、持続放出または遅延放出を提供するように製剤化され得る。経口投与のための制御放出薬物送達系としては、ポリマーコーティングされたレザバまたは薬物−ポリマーマトリックス製剤を含む、拡散系および浸透圧ポンプ系が挙げられる。制御放出系の例は、米国特許第3,845,770号;同第4,326,525号;同第4,902,514号;および同第5,616,345号に与えられている。本発明の方法において使用するための別の製剤は、経皮送達デバイス(「パッチ」)を採用する。このような経皮パッチは、本発明の化合物の、制御された量での、連続的または不連続な注入を提供するために使用され得る。薬学的薬剤の送達のための経皮パッチの構築および使用は、当該分野において周知である。例えば、米国特許第5,023,252号、同第4,992,445号および同第5,001,139号を参照のこと。このようなパッチは、薬学的薬剤の連続送達、パルス状送達、またはオンデマンド送達のために構築され得る。
【0211】
これらの組成物は、いくつかの実施形態において、単位剤形に製剤化され得る。用語「単位剤形」とは、ヒト被験体および他の哺乳動物のためのユニタリ投薬量として適切な、物理的に不連続な単位であって、各単位が、適切な薬学的添加剤と一緒になって、所望の治療効果を生じるように計算された所定の量の活性物質を含有するもの(例えば、錠剤、カプセル剤、アンプル)をいう。化合物は一般に、治療有効量で投与される。いくつかの実施形態において、経口投与については、各投薬単位は、約10mg〜約1000mgの本明細書中に記載される化合物、例えば、約50mg〜約500mg、例えば、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約200mg、約225mg、約250mg、約275mg、約300mg、約325mg、約350mg、約375mg、約400mg、約425mg、約450mg、約475mg、または約500mgを含有する。他の実施形態において、非経口投与については、各投薬単位は、0.1〜700mgの本明細書中に記載される化合物を含有する。しかし、実際に投与される化合物の量は、通常、医師によって、関連する状況(処置されるべき状態、選択される投与経路、投与される実際の化合物およびその相対的な活性、個々の被験体の年齢、体重、および応答、ならびに被験体の症状の重篤度が挙げられる)を考慮して、決定されることが理解される。
【0212】
特定の実施形態において、投薬レベルは、1日あたり体重1キログラムあたり0.1mg〜100mg、例えば、1キログラムあたり約1mg〜約50mg、例えば、1キログラムあたり約5mg〜約30mgであり得る。このような投薬レベルは、特定の例において、上に示される状態の処置において有用であり得る。他の実施形態において、投薬レベルは、1日あたり被験体あたり約10mg〜約2000mgであり得る。単一の剤形を製造するためにビヒクルと合わせられ得る活性成分の量は、処置される宿主および具体的な投与様式に依存して変わる。投薬単位形態は、1mg〜1000mgの活性成分を含有し得る。
【0213】
本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩は、被験体に、有効な投与レジメンに従って、所望の期間または持続時間(例えば、少なくとも約1日、少なくとも約1週間、少なくとも約1か月間、少なくとも約2か月間、少なくとも約3か月間、少なくとも約4か月間、少なくとも約6か月間、もしくは少なくとも約12か月間、またはより長期間)にわたって、投与され得る。1つのバリエーションにおいて、化合物は、毎日または断続的なスケジュールで投与される。1つのバリエーションにおいて、化合物は、毎月のスケジュールで投与される。1つのバリエーションにおいて、化合物は、2か月おきに投与される。1つのバリエーションにおいて、化合物は、3か月おきに投与される。1つのバリエーションにおいて、化合物は、4か月おきに投与される。1つのバリエーションにおいて、化合物は、5か月おきに投与される。1つのバリエーションにおいて、化合物は、6か月おきに投与される。
【0214】
本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩の、投薬量または投与頻度は、投与する医師の判断に基づいて、処置の経過にわたって調節され得る。化合物は、被験体(例えば、ヒト)に、有効量で投与され得る。特定の実施形態において、上記化合物は、1日1回投与される。
【0215】
錠剤などの固体組成物を調製するために、主要な活性成分は、薬学的添加剤と混合されて、式(I)の化合物またはその薬学的に受容可能な塩の均質な混合物を含む、固体予備製剤化組成物を形成し得る。これらの予備製剤化組成物が均質であるという場合、この活性成分は、この組成物の全体にわたって均一に分散し得、その結果、この組成物は、等しく有効な単位剤形(例えば、錠剤、丸剤およびカプセル剤)に容易に部分分割され得る。
【0216】
本明細書中に記載される化合物の錠剤または丸剤は、延長された作用という利点を与える剤形を提供するため、または胃の酸性条件から保護するために、コーティングされ得るか、または他の方法で配合され得る。例えば、錠剤または丸剤は、内側投薬成分および外側投薬成分を含み得、外側投薬成分は、内側投薬成分を取り囲む形態である。これらの2つの成分は、腸溶層によって分離され得、この腸溶層は、胃内での崩壊に抵抗し、そして内側成分を無傷なままで十二指腸に通すか、または放出を遅延させるように、働く。種々の物質が、このような腸溶層または腸溶コーティングのために使用され得、このような物質としては、多数のポリマー酸、およびポリマー酸と、シェラック、セチルアルコール、および酢酸セルロースなどの物質との混合物が挙げられる。
【0217】
いくつかの実施形態において、非経口投与(例えば、筋肉内(IM)および皮下(SC)投与)に適した製剤は、1種またはそれより多くの添加剤を含有する。添加剤は、製剤の他の成分と適合性であり、そしてそのレシピエントに対して生理学的に無害であるべきである。適切な添加剤の例は、非経口製剤の分野の当業者に周知であり、そして例えば、Handbook of Pharmaceutical Excipients(編者Rowe、SheskeyおよびQuinn),第6版2009に見出され得る。
【0218】
特定の実施形態において、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染を処置または予防する方法が提供され、この方法は、治療有効量の、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩を、その処置または予防を必要とする被験体に投与する工程を包含する。特定の実施形態において、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染を処置する方法が提供され、この方法は、治療有効量の、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩を、その処置を必要とする被験体に投与する工程を包含する。特定の実施形態において、この方法は、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩を、1種、2種、3種、または4種のさらなる治療剤と組み合わせて投与する工程を包含する。特定の実施形態において、この被験体は、HIVウイルスと接触する危険がある(例えば、HIVウイルスとの接触に関連することが既知である1つまたはより多くの危険因子を有する被験体など)。特定の実施形態において、この被験体は、抗ウイルス処置を以前には受けていないかもしれない(処置ナイーブ)。特定の実施形態において、この被験体は、抗ウイルス処置を以前に受けたかもしれない(処置経験済み)。特定の実施形態において、この被験体は、抗ウイルス処置を以前に受け、そしてこの以前に受けた抗ウイルス処置に対する耐性を発しているかもしれない。
【0219】
特定の実施形態において、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染を処置または予防する方法が提供され、この方法は、治療有効量の、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩を、その処置または予防を必要とする被験体に、治療有効量の1種またはそれより多く(例えば、1種、2種、3種、もしくは4種;または1種もしくは2種;または1種〜3種;または1種〜4種)のさらなる治療剤と組み合わせて投与する工程を包含し、このさらなる治療剤は、HIVのための併用薬物、HIVを処置するための他の薬物、HIVプロテアーゼ阻害剤、逆トランスクリプターゼのHIV非ヌクレオシドまたは非ヌクレオチド阻害剤、逆トランスクリプターゼのHIVヌクレオシドまたはヌクレオチド阻害剤、HIVインテグラーゼ阻害剤、HIV非触媒部位(またはアロステリック)インテグラーゼ阻害剤、HIV侵入阻害剤、HIV成熟阻害剤、潜伏逆転剤(latency reversing agent)、HIVカプシドを標的とする化合物、免疫ベースの療法、ホスファチジルイノシトール3−キナーゼ(PI3K)阻害剤、HIV抗体、二重特異性抗体および「抗体様」治療用タンパク質、HIV p17マトリックスタンパク質阻害剤、IL−13アンタゴニスト、ペプチジル−プロリルシス−トランスイソメラーゼAモジュレーター、タンパク質ジスルフィドイソメラーゼ阻害剤、補体C5a受容体アンタゴニスト、DNAメチルトランスフェラーゼ阻害剤、HIV vif遺伝子モジュレーター、Vif二量化アンタゴニスト、HIV−1ウイルス感染性因子(viral infectivity factor)阻害剤、TATタンパク質阻害剤、HIV−1 Nefモジュレーター、Hckチロシンキナーゼモジュレーター、混合系統キナーゼ−3(mixed lineage kinase−3)(MLK−3)阻害剤、HIV−1スプライシング阻害剤、Revタンパク質阻害剤、インテグリンアンタゴニスト、核タンパク質阻害剤、スプライシング因子モジュレーター、COMMドメイン含有タンパク質1モジュレーター、HIVリボヌクレアーゼH阻害剤、レトロサイクリンモジュレーター、CDK−9阻害剤、樹状ICAM−3結合ノンインテグリン1阻害剤(dendritic ICAM−3 grabbing nonintegrin 1 inhibitor)、HIV GAGタンパク質阻害剤、HIV POLタンパク質阻害剤、補体因子Hモジュレーター、ユビキチンリガーゼ阻害剤、デオキシシチジンキナーゼ阻害剤、サイクリン依存性キナーゼ阻害剤、プロタンパク質転換酵素PC9刺激因子、ATP依存性RNAヘリカーゼDDX3X阻害剤、逆トランスクリプターゼプライミング複合体阻害剤、G6PDおよびNADH−オキシダーゼ阻害剤、薬物動態学的エンハンサー、HIV遺伝子療法、ならびにHIVワクチン、あるいはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される。特定の実施形態において、この1種またはそれより多く(例えば、1種、2種、3種、もしくは4種;または1種もしくは2種;または1種〜3種;または1種〜4種)のさらなる治療剤は、HIVプロテアーゼ阻害化合物、逆トランスクリプターゼのHIV非ヌクレオシド阻害剤、逆トランスクリプターゼのHIV非ヌクレオチド阻害剤、逆トランスクリプターゼのHIVヌクレオシド阻害剤、逆トランスクリプターゼのHIVヌクレオチド阻害剤、HIVインテグラーゼ阻害剤、gp41阻害剤、CXCR4阻害剤、gp120阻害剤、CCR5阻害剤、カプシド重合阻害剤、薬物動態学的エンハンサー、およびHIVを処置するための他の薬物、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される。特定の実施形態において、この1種またはそれより多くのさらなる治療剤は、薬物動態学的エンハンサーを含まない。
【0220】
特定の実施形態において、被験体(例えば、ヒト)におけるHIVウイルスの複製を阻害するため、AIDSを処置するため、またはAIDSの病発を遅延させるための方法が開示され、この方法は、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩を、この被験体に投与する工程を包含する。
【0221】
特定の実施形態において、HIV感染(例えば、被験体(例えば、ヒト)におけるHIV−1、またはHIVウイルス(例えば、HIV−1)の複製もしくはAIDS、またはAIDSの病発の遅延)の医学的治療において使用するための、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩が開示される。
【0222】
特定の実施形態において、被験体(例えば、ヒト)におけるHIV感染、またはHIVウイスルの複製もしくはAIDSを処置するか、あるいはAIDSの病発を遅延させるための、医薬の製造において使用するための、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩が開示される。1つの実施形態は、HIV感染もしくはAIDSの予防処置もしくは治療処置において使用するため、またはAIDSの治療処置もしくはその病発の遅延において使用するための、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩に関する。
【0223】
特定の実施形態において、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩の、被験体(例えば、ヒト)におけるHIV感染のための医薬の製造のための使用が、開示される。特定の実施形態において、HIV感染の予防処置または治療処置において使用するための、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩が開示される。
【0224】
特定の実施形態において、使用の方法において、投与は、その処置を必要とする被験体(例えば、ヒト)に対してなされる。特定の実施形態において、使用の方法において、投与は、AIDSを発症する危険がある被験体(例えば、ヒト)に対してなされる。
【0225】
治療において使用するための、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩が提供される。1つの実施形態において、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩は、被験体(例えば、ヒト)におけるHIV感染、またはHIVウイスルの複製もしくはAIDSを処置するか、あるいはAIDSの病発を遅延させる方法において、使用するためのものである。
【0226】
HIV感染の処置または予防を必要とする被験体における、この処置または予防の方法において使用するための、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩が提供される。特定の実施形態において、HIV感染の処置を必要とする被験体における、この処置の方法において使用するための、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩が提供される。特定の実施形態において、その必要がある被験体は、HIVに感染したヒトである。特定の実施形態において、その必要がある被験体は、HIVに感染しているが、AIDSを発症していないヒトである。特定の実施形態において、その必要がある被験体は、AIDSを発症する危険がある被験体である。特定の実施形態において、その必要がある被験体は、HIVに感染しており、AIDSを発症したヒトである。
【0227】
1つの実施形態において、HIV感染の処置または予防を必要とする被験体における、その処置または予防の方法において使用するための、本明細書中に記載されるような1種またはそれより多く(例えば、1種、2種、3種、もしくは4種;または1種もしくは2種;または1種〜3種;または1種〜4種)のさらなる治療剤と組み合わせた、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩が提供される。1つの実施形態において、このさらなる治療剤は、HIVのための併用薬物、HIVを処置するための他の薬物、HIVプロテアーゼ阻害剤、逆トランスクリプターゼのHIV非ヌクレオシドまたは非ヌクレオチド阻害剤、逆トランスクリプターゼのHIVヌクレオシドまたはヌクレオチド阻害剤、HIVインテグラーゼ阻害剤、HIV非触媒部位(またはアロステリック)インテグラーゼ阻害剤、HIV侵入阻害剤、HIV成熟阻害剤、潜伏逆転剤、HIVカプシドを標的とする化合物、免疫ベースの療法、ホスファチジルイノシトール3−キナーゼ(PI3K)阻害剤、HIV抗体、二重特異性抗体および「抗体様」治療用タンパク質、HIV p17マトリックスタンパク質阻害剤、IL−13アンタゴニスト、ペプチジル−プロリルシス−トランスイソメラーゼAモジュレーター、タンパク質ジスルフィドイソメラーゼ阻害剤、補体C5a受容体アンタゴニスト、DNAメチルトランスフェラーゼ阻害剤、HIV vif遺伝子モジュレーター、Vif二量化アンタゴニスト、HIV−1ウイルス感染性因子阻害剤、TATタンパク質阻害剤、HIV−1 Nefモジュレーター、Hckチロシンキナーゼモジュレーター、混合系統キナーゼ−3(MLK−3)阻害剤、HIV−1スプライシング阻害剤、Revタンパク質阻害剤、インテグリンアンタゴニスト、核タンパク質阻害剤、スプライシング因子モジュレーター、COMMドメイン含有タンパク質1モジュレーター、HIVリボヌクレアーゼH阻害剤、レトロサイクリンモジュレーター、CDK−9阻害剤、樹状ICAM−3結合ノンインテグリン1阻害剤、HIV GAGタンパク質阻害剤、HIV POLタンパク質阻害剤、補体因子Hモジュレーター、ユビキチンリガーゼ阻害剤、デオキシシチジンキナーゼ阻害剤、サイクリン依存性キナーゼ阻害剤、プロタンパク質転換酵素PC9刺激因子、ATP依存性RNAヘリカーゼDDX3X阻害剤、逆トランスクリプターゼプライミング複合体阻害剤、G6PDおよびNADH−オキシダーゼ阻害剤、薬物動態学的エンハンサー、HIV遺伝子療法、ならびにHIVワクチン、あるいはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される。特定の実施形態において、このさらなる治療剤は、HIVプロテアーゼ阻害化合物、逆トランスクリプターゼのHIV非ヌクレオシド阻害剤、逆トランスクリプターゼのHIV非ヌクレオチド阻害剤、逆トランスクリプターゼのHIVヌクレオシド阻害剤、逆トランスクリプターゼのHIVヌクレオチド阻害剤、HIVインテグラーゼ阻害剤、gp41阻害剤、CXCR4阻害剤、gp120阻害剤、CCR5阻害剤、カプシド重合阻害剤、薬物動態学的エンハンサー、およびHIVを処置するための他の薬物、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される。
【0228】
1つの実施形態において、HIV感染を処置または予防することを必要とする被験体における、HIV感染を処置または予防する方法において使用するための、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、テノホビルアラフェナミド、およびテノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩からなる群より選択される第一のさらなる治療剤、ならびに第二のさらなる治療剤と組み合わせた、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩が提供され、ここで第二のさらなる治療剤はエムトリシタビンである。特定の実施形態において、HIV感染を処置または予防することを必要とする被験体における、HIV感染を処置または予防する方法において使用するための、フマル酸テノホビルジソプロキシル、テノホビルジソプロキシル、およびヘミフマル酸テノホビルジソプロキシルからなる群より選択される第一のさらなる治療剤、ならびに第二のさらなる治療剤と組み合わせた、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩が提供され、ここで第二のさらなる治療剤はエムトリシタビンである。
【0229】
特定の実施形態において、個体がHIVウイルスに曝露される場合に、HIV感染が定着することを防止するため、およびこのウイルスが持続性の感染を確立することを防ぐため、および/またはこの疾患の症状の出現を防止するため、および/またはこのウイルスが血液中で検出可能なレベルに達することを防止するため(例えば、曝露前予防(PrEP)または曝露後予防(PEP)のため)に使用するための、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩が提供される。従って、特定の実施形態において、HIV(例えば、HIV−1および/またはHIV−2)を獲得する危険性を減少させるための方法が提供される。例えば、HIV(例えば、HIV−1および/またはHIV−2)を獲得する危険性を減少させるための方法は、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩の投与を包含する。特定の実施形態において、HIV(例えば、HIV−1および/またはHIV−2)を獲得する危険性を減少させるための方法は、1種またはそれより多くのさらなる治療剤と組み合わせた、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩の投与を包含する。特定の実施形態において、HIV(例えば、HIV−1および/またはHIV−2)を獲得する危険性を減少させるための方法は、治療有効量の本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩、および薬学的に受容可能な添加剤を含有する、薬学的組成物の投与を包含する。
【0230】
特定の実施形態において、HIV(例えば、HIV−1および/またはHIV−2)を獲得する危険性を減少させるための方法は、より安全な性行為の実施と組み合わせた、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩の投与を包含する。特定の実施形態において、HIV(例えば、HIV−1および/またはHIV−2)を獲得する危険性を減少させるための方法は、HIVを獲得する危険がある個体に投与することを包含する。HIVを獲得する危険が高い個体の例としては、限定されないが、性行為によるHIVの伝搬の危険がある個体が挙げられる。
【0231】
特定の実施形態において、HIVを獲得する危険性の減少は、少なくとも約40%、50%、60%、70%、80%、90%、または95%である。特定の実施形態において、HIVを獲得する危険性の減少は、少なくとも約75%である。特定の実施形態において、HIVを獲得する危険性の減少は、約80%、85%、または90%である。
【0232】
別の実施形態において、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩の、HIV感染を有するかまたはこの感染を有する危険があるヒトにおける、この感染の処置のための医薬の製造のための、使用が開示される。
【0233】
AIDSの治療処置またはその病発の遅延において使用するための、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩もまた、本明細書中に開示される。
【0234】
HIV感染の予防処置または治療処置において使用するための、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩もまた、本明細書中に開示される。
【0235】
特定の実施形態において、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩は、研究ツールとして(例えば、被験体中またはインビトロでHIV逆トランスクリプターゼの阻害を研究するために)使用され得る。
【0236】
式(I)の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、および適切な包装材料を備えるキットが、提供される。1つの実施形態において、キットは、使用説明書をさらに備える。1つの局面において、キットは、式(I)の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、および本明細書中に記載される疾患または状態の処置におけるこれらの化合物の使用についての説明書を備える。
【0237】
式(I)の化合物またはその薬学的に受容可能な塩を、適切な容器内に含む製品が、提供される。この容器は、バイアル、ビン、アンプル、予め充填されたシリンジ、および静脈内バッグであり得る。
【0238】
HIV併用療法の投与
特定の実施形態において、本明細書中に開示される化合物は、1種またはそれより多くのさらなる治療剤と一緒に投与される。本明細書中に開示される化合物と、1種またはそれより多くのさらなる治療剤との共投与とは、一般に、治療有効量の本明細書中に開示される化合物および1種またはそれより多くのさらなる治療剤の両方が患者の体内に存在するような、治療有効量の本明細書中に開示される化合物および1種またはそれより多くのさらなる治療剤の同時または逐次的な投与をいう。逐次的に投与される場合、この組み合わせ物は、2回またはそれより多くの投与で投与され得る。
【0239】
共投与は、単位投薬量の本明細書中に開示される化合物の、単位投薬量の1種またはそれより多くのさらなる治療剤の投与前または投与後の投与を含む。例えば、本明細書中に開示される化合物は、1種またはそれより多くのさらなる治療剤の投与の、数秒以内、数分以内、または数時間以内に、投与され得る。いくつかの実施形態において、単位用量の本明細書中に開示される化合物が最初に投与され、その後、数秒または数分以内に、単位用量の1種またはそれより多くのさらなる治療剤が投与される。あるいは、単位用量の1種またはそれより多くのさらなる治療剤が最初に投与され、その後、数秒または数分以内に、単位用量の本明細書中に開示される化合物が投与される。他の実施形態において、単位用量の本明細書中に開示される化合物が最初に投与され、その後、数時間(例えば、1〜12時間)の期間の後に、単位用量の1種またはそれより多くのさらなる治療剤が投与される。なお他の実施形態において、単位用量の1種またはそれより多くのさらなる治療剤が最初に投与され、その後、数時間(例えば、1〜12時間)の期間の後に、単位用量の本明細書中に開示される化合物が投与される。
【0240】
ある特定の実施形態では、本明細書において開示されている化合物は、1つまたは複数の追加の治療剤と、患者への同時投与のためのユニタリ剤形で、例えば、経口投与用の固体剤形として、組み合わされる。
【0241】
ある特定の実施形態では、式(I)の化合物は、錠剤として製剤化され、これは、HIVを処置するために有用な1つまたは複数の化合物を必要に応じて含有してよい。ある特定の実施形態では、錠剤は、HIVプロテアーゼ阻害剤、逆トランスクリプターゼのHIV非ヌクレオシドまたは非ヌクレオチド阻害剤、逆トランスクリプターゼのHIVヌクレオシドまたはヌクレオチド阻害剤、HIVインテグラーゼ阻害剤、HIV非触媒部位(またはアロステリック)インテグラーゼ阻害剤、薬物動態学的エンハンサー、およびそれらの組み合わせ等、HIVを処置するための別の活性成分を含有することができる。
【0242】
特定の実施形態において、このような錠剤は、1日1回の投薬のために適切である。
【0243】
HIV併用療法
上記実施形態において、さらなる治療剤は、抗HIV剤であり得る。HIVプロテアーゼ阻害剤、逆トランスクリプターゼのHIV非ヌクレオシドまたは非ヌクレオチド阻害剤、逆トランスクリプターゼのHIVヌクレオシドまたはヌクレオチド阻害剤、HIVインテグラーゼ阻害剤、HIV非触媒部位(またはアロステリック)インテグラーゼ阻害剤、HIV侵入阻害剤、HIV成熟阻害剤、潜伏逆転剤、HIVカプシドを標的とする化合物、免疫ベースの療法、ホスファチジルイノシトール3−キナーゼ(PI3K)阻害剤、HIV抗体、二重特異性抗体および「抗体様」治療用タンパク質、HIV p17マトリックスタンパク質阻害剤、IL−13アンタゴニスト、ペプチジル−プロリルシス−トランスイソメラーゼAモジュレーター、タンパク質ジスルフィドイソメラーゼ阻害剤、補体C5a受容体アンタゴニスト、DNAメチルトランスフェラーゼ阻害剤、HIV vif遺伝子モジュレーター、Vif二量化アンタゴニスト、HIV−1ウイルス感染性因子阻害剤、TATタンパク質阻害剤、HIV−1 Nefモジュレーター、Hckチロシンキナーゼモジュレーター、混合系統キナーゼ−3(MLK−3)阻害剤、HIV−1スプライシング阻害剤、Revタンパク質阻害剤、インテグリンアンタゴニスト、核タンパク質阻害剤、スプライシング因子モジュレーター、COMMドメイン含有タンパク質1モジュレーター、HIVリボヌクレアーゼH阻害剤、レトロサイクリンモジュレーター、CDK−9阻害剤、樹状ICAM−3結合ノンインテグリン1阻害剤、HIV GAGタンパク質阻害剤、HIV POLタンパク質阻害剤、補体因子Hモジュレーター、ユビキチンリガーゼ阻害剤、デオキシシチジンキナーゼ阻害剤、サイクリン依存性キナーゼ阻害剤、プロタンパク質転換酵素PC9刺激因子、ATP依存性RNAヘリカーゼDDX3X阻害剤、逆トランスクリプターゼプライミング複合体阻害剤、G6PDおよびNADH−オキシダーゼ阻害剤、薬物動態学的エンハンサー、HIV遺伝子療法、HIVワクチン、ならびにこれらの組み合わせ。
【0244】
いくつかの実施形態において、さらなる治療剤は、HIVのための併用薬物、HIVを処置するための他の薬物、HIVプロテアーゼ阻害剤、HIV逆トランスクリプターゼ阻害剤、HIVインテグラーゼ阻害剤、HIV非触媒部位(またはアロステリック)インテグラーゼ阻害剤、HIV侵入(融合)阻害剤、HIV成熟阻害剤、潜伏逆転剤、カプシド阻害剤、免疫ベースの療法、PI3K阻害剤、HIV抗体、および二重特異性抗体、および「抗体様」治療用タンパク質、ならびにこれらの組み合わせからなる群より選択される。
【0245】
HIV併用薬物
併用薬物の例としては、ATRIPLA(登録商標)(エファビレンツ、フマル酸テノホビルジソプロキシル、およびエムトリシタビン);COMPLERA(登録商標)(EVIPLERA(登録商標);リルピビリン、フマル酸テノホビルジソプロキシル、およびエムトリシタビン);STRIBILD(登録商標)(エルビテグラビル、コビシスタット、フマル酸テノホビルジソプロキシル、およびエムトリシタビン);ツルバダ(登録商標)(フマル酸テノホビルジソプロキシルおよびエムトリシタビン;TDF+FTC);DESCOVY(登録商標)(テノホビルアラフェナミドおよびエムトリシタビン);ODEFSEY(登録商標)(テノホビルアラフェナミド、エムトリシタビン、およびリルピビリン);GENVOYA(登録商標)(テノホビルアラフェナミド、エムトリシタビン、コビシスタット、およびエルビテグラビル);ダルナビル、テノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩、エムトリシタビン、およびコビシスタット;エファビレンツ、ラミブジン、およびフマル酸テノホビルジソプロキシル;ラミブジンおよびフマル酸テノホビルジソプロキシル;テノホビルおよびラミブジン;テノホビルアラフェナミドおよびエムトリシタビン;テノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩およびエムトリシタビン;テノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩、エムトリシタビン、およびリルピビリン;テノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩、エムトリシタビン、コビシスタット、およびエルビテグラビル;コンビビル(登録商標)(ジドブジンおよびラミブジン;AZT+3TC);エプジコム(登録商標)(LIVEXA(登録商標);硫酸アバカビルおよびラミブジン;ABC+3TC);カレトラ(登録商標)(ALUVIA(登録商標);ロピナビルおよびリトナビル);TRIUMEQ(登録商標)(ドルテグラビル、アバカビル、およびラミブジン);TRIZIVIR(登録商標)(硫酸アバカビル、ジドブジン、およびラミブジン;ABC+AZT+3TC);アタザナビルおよびコビシスタット;硫酸アタザナビルおよびコビシスタット;硫酸アタザナビルおよびリトナビル;ダルナビルおよびコビシスタット;ドルテグラビルおよびリルピビリン;ドルテグラビルおよびリルピビリン塩酸塩;ドルテグラビル、硫酸アバカビル、およびラミブジン;ラミブジン、ネビラピン、およびジドブジン;ラルテグラビルおよびラミブジン;ネビラピン、ラミブジン、およびフマル酸テノホビルジソプロキシル;ネビラピン、ラミブジン、およびテノホビルジソプロキシル;ドルテグラビル+ラミブジン、ラミブジン+アバカビル+ジドブジン、ラミブジン+アバカビル、ラミブジン+フマル酸テノホビルジソプロキシル、ラミブジン+ジドブジン+ネビラピン、ロピナビル+リトナビル、ロピナビル+リトナビル+アバカビル+ラミブジン、ロピナビル+リトナビル+ジドブジン+ラミブジン、テノホビル+ラミブジン、およびフマル酸テノホビルジソプロキシル+エムトリシタビン+リルピビリン塩酸塩、ロピナビル、リトナビル、ジドブジンおよびラミブジン;Vacc−4xおよびロミデプシン;ならびにAPH−0812が挙げられる。
【0246】
他のHIV薬物
HIVを処置するための他の薬物の例としては、アセマンナン、アリスポリビル(alisporivir)、BanLec、デフェリプロン、Gamimune、メトエンケファリン(metenkefalin)、ナルトレキソン、プロラスチン、REP 9、RPI−MN、VSSP、H1viral、SB−728−T、1,5−ジカフェオイルキナ酸(1,5−dicaffeoylquinic acid)、rHIV7−shl−TAR−CCR5RZ、AAV−eCD4−Ig遺伝子療法、MazF遺伝子療法、BlockAide、ABX−464、AG−1105、APH−0812、BIT−225、CYT−107、HGTV−43、HPH−116、HS−10234、IMO−3100、IND−02、MK−1376、MK−8507、MK−8591、NOV−205、PA−1050040(PA−040)、PGN−007、SCY−635、SB−9200、SCB−719、TR−452、TEV−90110、TEV−90112、TEV−90111、TEV−90113、RN−18、Immuglo、およびVIR−576が挙げられる。
【0247】
HIVプロテアーゼ阻害剤
HIVプロテアーゼ阻害剤の例としては、アンプレナビル、アタザナビル、ブレカナビル(brecanavir)、ダルナビル、ホスアンプレナビル、ホスアンプレナビルカルシウム、インジナビル、硫酸インジナビル、ロピナビル、ネルフィナビル、メシル酸ネルフィナビル、リトナビル、サキナビル、メシル酸サキナビル、チプラナビル、DG−17、TMB−657(PPL−100)、T−169、BL−008、およびTMC−310911が挙げられる。
【0248】
HIV逆トランスクリプターゼ阻害剤
逆トランスクリプターゼのHIV非ヌクレオシドまたは非ヌクレオチド阻害剤の例としては、ダピビリン(dapivirine)、デラビルジン、メシル酸デラビルジン、ネビラピン、エファビレンツ、エトラビリン、レンチナン、ネビラピン、リルピビリン、ACC−007、AIC−292、KM−023、PC−1005、およびVM−1500が挙げられる。
【0249】
逆トランスクリプターゼのHIVヌクレオシドまたはヌクレオチド阻害剤の例としては、アデホビル、アデホビルジピボキシル、アズブジン(azvudine)、エムトリシタビン、テノホビル、テノホビルアラフェナミド、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩、テノホビルジソプロキシル、フマル酸テノホビルジソプロキシル、ヘミフマル酸テノホビルジソプロキシル、VIDEX(登録商標)およびVIDEX EC(登録商標)(ジダノシン、ddl)、アバカビル、硫酸アバカビル、アロブジン(alovudine)、アプリシタビン(apricitabine)、センサブジン(censavudine)、ジダノシン、エルブシタビン、フェスチナビル(festinavir)、フォサルブジンチドキシル(fosalvudine tidoxil)、CMX−157、ダピビリン、ネビラピン、エトラビリン、OCR−5753、オロチン酸テノホビルジソプロキシル、フォジブジンチドキシル(fozivudine tidoxil)、ラミブジン、ホスファジド(phosphazid)、スタブジン、ザルシタビン、ジドブジン、GS−9131、GS−9148、MK−8504、ならびにKP−1461が挙げられる。
【0250】
HIVインテグラーゼ阻害剤
HIVインテグラーゼ阻害剤の例としては、エルビテグラビル、クルクミン、クルクミンの誘導体、チコリ酸(chicoric acid)、チコリ酸の誘導体、3,5−ジカフェオイルキナ酸、3,5−ジカフェオイルキナ酸の誘導体、アウリントリカルボン酸、アウリントリカルボン酸の誘導体、カフェイン酸フェネチルエステル、カフェイン酸フェネチルエステルの誘導体、チルホスチン(tyrphostin)、チルホスチンの誘導体、ケルセチン、ケルセチンの誘導体、ラルテグラビル、ドルテグラビル、JTK−351、ビクテグラビル(bictegravir)、AVX−15567、カボテグラビル(長時間作用型注射剤)、ジケトキノリン−4−1誘導体、インテグラーゼ−LEDGF阻害剤、ledgin、M−522、M−532、NSC−310217、NSC−371056、NSC−48240、NSC−642710、NSC−699171、NSC−699172、NSC−699173、NSC−699174、スチルベンジスルホン酸、T−169およびカボテグラビルが挙げられる。
【0251】
HIV非触媒部位(またはアロステリック)インテグラーゼ阻害剤(NCINI)の例としては、CX−05045、CX−05168、およびCX−14442が挙げられる。
【0252】
HIV侵入阻害剤
HIV侵入(融合)阻害剤の例としては、セニクリビロック(cenicriviroc)、CCR5阻害剤、gp41阻害剤、CD4結合阻害剤、gp120阻害剤、およびCXCR4阻害剤が挙げられる。
【0253】
CCR5阻害剤の例としては、アプラビロク(aplaviroc)、ビクリビロク(vicriviroc)、マラビロク、セニクリビロック、PRO−140、アダプタビル(adaptavir)(RAP−101)、ニフェビロク(nifeviroc)(TD−0232)、抗GP120/CD4またはCCR5二重特異性抗体、B−07、MB−66、ポリペプチドC25P、TD−0680、およびvMIP(Haimipu)が挙げられる。
【0254】
gp41阻害剤の例としては、アルブビルジド(albuvirtide)、エンフビルチド(enfuvirtide)、BMS−986197、エンフビルチドバイオベター、エンフビルチドバイオシミラー、HIV−1融合阻害剤(P26−Bapc)、ITV−1、ITV−2、ITV−3、ITV−4、PIE−12三量体およびシフビルチド(sifuvirtide)が挙げられる。
【0255】
CD4結合阻害剤の例としては、イバリズマブ(ibalizumab)およびCADAアナログが挙げられる。
【0256】
gp120阻害剤の例としては、Radha−108(レセプトル(receptol))3B3−PE38、BanLec、ベントナイトベースのナノメディシン、ホステムサビルトロメタミン(fostemsavir tromethamine)、IQP−0831、およびBMS−663068が挙げられる。
【0257】
CXCR4阻害剤の例としては、プレリキサホル(plerixafor)、ALT−1188、N15ペプチド、およびvMIP(Haimipu)が挙げられる。
【0258】
HIV成熟阻害剤
HIV成熟阻害剤の例としては、BMS−955176およびGSK−2838232が挙げられる。
【0259】
潜伏逆転剤
潜伏逆転剤の例としては、ヒストンデアセチラーゼ(HDAC)阻害剤、ベルケードなどのプロテアソーム阻害剤、プロテインキナーゼC(PKC)アクチベーター、Smyd2阻害剤、BET−ブロモドメイン4(BRD4)阻害剤、イオノマイシン、PMA、SAHA(スベルアニリノヒドロキサム酸(suberanilohydroxamic acid)、すなわち、スベロイル、アニリド、およびヒドロキサム酸)、AM−0015、ALT−803、NIZ−985、NKTR−255、IL−15、調節抗体、JQ1、ジスルフィラム、アムホテリシンB、ならびにラルガゾール(largazole)アナログおよびGSK−343などのユビキチン阻害剤が挙げられる。
【0260】
HDAC阻害剤の例としては、ロミデプシン、ボリノスタット、およびパノビノスタットが挙げられる。
【0261】
PKCアクチベーターの例としては、インドラクタム(indolactam)、プロストラチン、インゲノールB(ingenol B)、およびDAG−ラクトンが挙げられる。
【0262】
カプシド阻害剤
カプシド阻害剤の例としては、カプシド重合阻害剤またはカプシド破壊化合物、HIVヌクレオカプシドp7(NCp7)阻害剤(例えばアゾジカーボンアミド)、HIV p24カプシドタンパク質阻害剤、AVI−621、AVI−101、AVI−201、AVI−301、およびAVI−CAN1−15シリーズが挙げられる。
【0263】
免疫ベースの療法
いくつかの実施形態において、免疫ベースの療法の例としては、トール様受容体モジュレーター(例えば、tlr1、tlr2、tlr3、tlr4、tlr5、tlr6、tlr7、tlr8、tlr9、tlr10、tlr11、tlr12、およびtlr13);プログラム細胞死タンパク質1(Pd−1)モジュレーター;プログラム死−リガンド1(Pd−L1)モジュレーター;IL−15アゴニスト;デルマビル;インターロイキン−7;プラケニル(ヒドロキシクロロキン);プロロイキン(アルデスロイキン、IL−2);インターフェロンアルファ;インターフェロンアルファ−2b;インターフェロンアルファ−n3;ペグ化インターフェロンアルファ;インターフェロンガンマ;ヒドロキシ尿素;ミコフェノール酸モフェチル(MPA)およびそのエステル誘導体ミコフェノール酸モフェチル(MMF);リバビリン;リンタトリモド、ポリマーポリエチレンイミン(PEI);ゲポン;リンタトリモド;IL−12;WF−10;VGV−1;MOR−22;BMS−936559;CYT−107、インターロイキン−15/Fc融合タンパク質、ノルムフェロン、ペグインターフェロンアルファ−2a、ペグインターフェロンアルファ−2b、組換えインターロイキン−15、RPI−MN、GS−9620、STINGモジュレーター、RIG−Iモジュレーター、NOD2モジュレーター、およびIR−103が挙げられる。
【0264】
ホスファチジルイノシトール3−キナーゼ(PI3K)阻害剤
PI3K阻害剤の例としては、イデラリシブ(idelalisib)、アルペリシブ(alpelisib)、ブパルリシブ(buparlisib)、CAIオロテート、コパンリシブ(copanlisib)、デュベリシブ(duvelisib)、ゲダトリシブ(gedatolisib)、ネラチニブ(neratinib)、パヌリシブ(panulisib)、ペリホシン(perifosine)、ピクチリシブ(pictilisib)、ピララリシブ(pilaralisib)、プキチニブメシレート(puquitinib mesylate)、リゴセルチブ(rigosertib)、リゴセルチブナトリウム、ソノリシブ(sonolisib)、タセリシブ(taselisib)、AMG−319、AZD−8186、BAY−1082439、CLR−1401、CLR−457、CUDC−907、DS−7423、EN−3342、GSK−2126458、GSK−2269577、GSK−2636771、INCB−040093、LY−3023414、MLN−1117、PQR−309、RG−7666、RP−6530、RV−1729、SAR−245409、SAR−260301、SF−1126、TGR−1202、UCB−5857、VS−5584、XL−765、およびZSTK−474が挙げられる。
【0265】
アルファ−4/ベータ−7アンタゴニスト
インテグリンアルファ−4/ベータ−7アンタゴニストの例としては、PTG−100、TRK−170、アブリルマブ(abrilumab)、エトロリズマブ(etrolizumab)、カロテグラストメチル(carotegrast methyl)、およびベドリズマブ(vedolizumab)が挙げられる。
【0266】
HIV抗体、二重特異性抗体、および「抗体様」治療用タンパク質
HIV抗体、二重特異性抗体、および「抗体様」治療用タンパク質の例としては、DARTs(登録商標)、DUOBODIES(登録商標)、BITES(登録商標)、XmAbs(登録商標)、TandAbs(登録商標)、Fab誘導体、bnABs(広域中和HIV−1抗体)、BMS−936559、TMB−360、およびHIV gp120またはgp41を標的とするもの、HIVを標的とする抗体動員分子、抗CD63モノクローナル抗体、抗GBウイルスC抗体、抗GP120/CD4、CCR5二重特異性抗体、抗nef単一ドメイン抗体、抗Rev抗体、ラクダ科由来抗CD18抗体、ラクダ科由来抗ICAM−1抗体、DCVax−001、gp140標的化抗体、gp41ベースのHIV治療用抗体、ヒト組換えmAb(PGT−121)、イバリズマブ、Immuglo、MB−66が挙げられる。
【0267】
いくつかの実施形態において、このような様式でHIVを標的とするものの例としては、バビツキシマブ、UB−421、C2F5、2G12、C4E10、C2F5+C2G12+C4E10、8ANC195、3BNC117、3BNC60、10−1074、PGT145、PGT121、PGT−151、PGT−133、MDX010(イピリムマブ)、DH511、N6、VRC01 PGDM1400、A32、7B2、10E8、10E8v4、CAP256−VRC26.25、DRVIA7、VRC−07−523、VRC−HIVMAB080−00−AB、VRC−HIVMAB060−00−AB、MGD−014およびVRC07が挙げられる。HIV二重特異性抗体の例としては、MGD014が挙げられる。
【0268】
薬物動態学的エンハンサー
薬物動態学的エンハンサーの例としては、コビシスタットおよびリトナビルが挙げられる。
【0269】
さらなる治療剤
さらなる治療剤の例としては、WO 2004/096286(Gilead Sciences)、WO 2006/015261(Gilead Sciences)、WO 2006/110157(Gilead Sciences)、WO 2012/003497(Gilead Sciences)、WO 2012/003498(Gilead Sciences)、WO 2012/145728(Gilead Sciences)、WO 2013/006738(Gilead Sciences)、WO 2013/159064(Gilead Sciences)、WO 2014/100323(Gilead Sciences)、US 2013/0165489(University of Pennsylvania)、US 2014/0221378(Japan Tobacco)、US 2014/0221380(Japan Tobacco)、WO 2009/062285(Boehringer Ingelheim)、WO 2010/130034(Boehringer Ingelheim)、WO 2013/006792(Pharma Resources)、US 20140221356(Gilead Sciences)、US 20100143301(Gilead Sciences)およびWO 2013/091096(Boehringer Ingelheim)に開示される化合物が挙げられる。
【0270】
HIVワクチン
HIVワクチンの例としては、ペプチドワクチン、組換えサブユニットタンパク質ワクチン、生ベクターワクチン、DNAワクチン、CD4由来ペプチドワクチン、ワクチン組み合わせ物、rgp120(AIDSVAX)、ALVAC HIV(vCP1521)/AIDSVAX B/E(gp120)(RV144)、モノマーgp120 HIV−1サブタイプCワクチン、レミューン(Remune)、ITV−1、コントレビル(Contre Vir)、Ad5−ENVA−48、DCVax−001(CDX−2401)、Vacc−4x、Vacc−C5、VAC−3S、マルチクレード(multiclade)DNA組換えアデノウイルス−5(rAd5)、ペンバックス(Pennvax)−G、ペンバックス−GP、HIV−TriMix−mRNAワクチン、HIV−LAMP−vax、Ad35、Ad35−GRIN、NAcGM3/VSSP ISA−51、ポリ−ICLCアジュバント化ワクチン、TatImmune、GTU−multiHIV(FIT−06)、gp140[デルタ]V2.TV1+MF−59、rVSVIN HIV−1 gagワクチン、SeV−Gagワクチン、AT−20、DNK−4、ad35−Grin/ENV、TBC−M4、HIVAX、HIVAX−2、NYVAC−HIV−PT1、NYVAC−HIV−PT4、DNA−HIV−PT123、rAAV1−PG9DP、GOVX−B11、GOVX−B21、TVI−HIV−1、Ad−4(Ad4−envクレードC(Clade C)+Ad4−mGag)、EN41−UGR7C、EN41−FPA2、PreVaxTat、AE−H、MYM−V101、CombiHIVvac、ADVAX、MYM−V201、MVA−CMDR、DNA−Ad5 gag/pol/nef/nev(HVTN505)、MVATG−17401、ETV−01、CDX−1401、rcAD26.MOS1.HIV−Env、Ad26.Mod.HIVワクチン、AGS−004、AVX−101、AVX−201、PEP−6409、SAV−001、ThV−01、TL−01、TUTI−16、VGX−3300、IHV−001、およびウイルス様粒子ワクチン、例えば偽ビリオンワクチン、CombiVICHvac、LFn−p24 B/C融合ワクチン、GTUベースのDNAワクチン、HIV gag/pol/nef/env DNAワクチン、抗TAT HIVワクチン、結合体ポリペプチドワクチン、樹状細胞ワクチン、gagベースのDNAワクチン、GI−2010、gp41 HIV−1ワクチン、HIVワクチン(PIKAアジュバント)、I i−key/MHC II型エピトープハイブリッドペプチドワクチン、ITV−2、ITV−3、ITV−4、LIPO−5、マルチクレードEnvワクチン、MVAワクチン、Pennvax−GP、pp71欠損HCMVベクターHIV gagワクチン、組換えペプチドワクチン(HIV感染)、NCI、rgp160 HIVワクチン、RNActive HIVワクチン、SCB−703、Tat Oyiワクチン、TBC−M4、治療用HIVワクチン、UBI HIV gp120、Vacc−4x+ロミデプシン、バリアントgp120ポリペプチドワクチン、rAd5 gag−pol env A/B/Cワクチン、DNA.HTIおよびMVA.HTIが挙げられる。
【0271】
HIV併用療法
特定の実施形態において、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩は、ATRIPLA(登録商標)(エファビレンツ、フマル酸テノホビルジソプロキシル、およびエムトリシタビン);COMPLERA(登録商標)(EVIPLERA(登録商標);リルピビリン、フマル酸テノホビルジソプロキシル、およびエムトリシタビン);STRIBILD(登録商標)(エルビテグラビル、コビシスタット、フマル酸テノホビルジソプロキシル、およびエムトリシタビン);ツルバダ(登録商標)(フマル酸テノホビルジソプロキシルおよびエムトリシタビン;TDF+FTC);DESCOVY(登録商標)(テノホビルアラフェナミドおよびエムトリシタビン);ODEFSEY(登録商標)(テノホビルアラフェナミド、エムトリシタビン、およびリルピビリン);GENVOYA(登録商標)(テノホビルアラフェナミド、エムトリシタビン、コビシスタット、およびエルビテグラビル);アデホビル;アデホビルジピボキシル;コビシスタット;エムトリシタビン;テノホビル;テノホビルジソプロキシル;フマル酸テノホビルジソプロキシル;テノホビルアラフェナミド;テノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩;TRIUMEQ(登録商標)(ドルテグラビル、アバカビル、およびラミブジン);ドルテグラビル、硫酸アバカビル、およびラミブジン;ラルテグラビル;ラルテグラビルおよびラミブジン;マラビロク;エンフビルチド;ALUVIA(登録商標)(カレトラ(登録商標);ロピナビルおよびリトナビル);コンビビル(登録商標)(ジドブジンおよびラミブジン;AZT+3TC);エプジコム(登録商標)(LIVEXA(登録商標);硫酸アバカビルおよびラミブジン;ABC+3TC);TRIZIVIR(登録商標)(硫酸アバカビル、ジドブジン、およびラミブジン;ABC+AZT+3TC);リルピビリン;リルピビリン塩酸塩;硫酸アタザナビルおよびコビシスタット;アタザナビルおよびコビシスタット;ダルナビルおよびコビシスタット;アタザナビル;硫酸アタザナビル;ドルテグラビル;エルビテグラビル;リトナビル;硫酸アタザナビルおよびリトナビル;ダルナビル;ラミブジン;プロラスチン;ホスアンプレナビル;ホスアンプレナビルカルシウム エファビレンツ;エトラビリン;ネルフィナビル;メシル酸ネルフィナビル;インターフェロン;ジダノシン;スタブジン;インジナビル;硫酸インジナビル;テノホビルおよびラミブジン;ジドブジン;ネビラピン;サキナビル;メシル酸サキナビル;アルデスロイキン;ザルシタビン;チプラナビル;アンプレナビル;デラビルジン;メシル酸デラビルジン;Radha−108(レセプトル);ラミブジンおよびフマル酸テノホビルジソプロキシル;エファビレンツ、ラミブジン、およびフマル酸テノホビルジソプロキシル;ホスファジド;ラミブジン、ネビラピン、およびジドブジン;アバカビル;ならびに硫酸アバカビルから選択される、1種、2種、3種、4種、またはそれより多くのさらなる治療剤と組み合わせられる。
【0272】
上に列挙されたさらなる治療剤は、上に列挙されたクラスのうちの1つより多くに含まれ得ることが、当業者によって理解される。具体的なクラスは、これらのクラスに列挙される化合物の機能性を限定することを意図されない。
【0273】
具体的な実施形態において、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩は、逆トランスクリプターゼのHIVヌクレオシドまたはヌクレオチド阻害剤および逆トランスクリプターゼのHIV非ヌクレオシド阻害剤と組み合わせられる。別の具体的な実施形態において、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩は、逆トランスクリプターゼのHIVヌクレオシドまたはヌクレオチド阻害剤、およびHIVプロテアーゼ阻害化合物と組み合わせられる。さらなる実施形態において、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩は、逆トランスクリプターゼのHIVヌクレオシドまたはヌクレオチド阻害剤、逆トランスクリプターゼのHIV非ヌクレオシド阻害剤、および薬物動態学的エンハンサーと組み合わせられる。特定の実施形態において、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩は、少なくとも1つの逆トランスクリプターゼのHIVヌクレオシド阻害剤、およびインテグラーゼ阻害剤、および薬物動態学的エンハンサーと組み合わせられる。別の実施形態において、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩は、2つの逆トランスクリプターゼのHIVヌクレオシドまたはヌクレオチド阻害剤と組み合わせられる。
【0274】
特定の実施形態において、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩は、硫酸アバカビル、ビクテグラビル、テノホビル、テノホビルジソプロキシル、フマル酸テノホビルジソプロキシル、ヘミフマル酸テノホビルジソプロキシル、テノホビルアラフェナミド、またはテノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩と組み合わせられる。
【0275】
特定の実施形態において、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩は、テノホビル、テノホビルジソプロキシル、フマル酸テノホビルジソプロキシル、テノホビルアラフェナミド、またはテノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩と組み合わせられる。
【0276】
特定の実施形態において、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩は、硫酸アバカビル、ビクテグラビル、テノホビル、テノホビルジソプロキシル、フマル酸テノホビルジソプロキシル、テノホビルアラフェナミド、およびテノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩からなる群より選択される第一のさらなる治療剤、ならびにエムトリシタビンおよびラミブジンからなる群より選択される第二のさらなる治療剤と組み合わせられる。
【0277】
特定の実施形態において、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩は、テノホビル、テノホビルジソプロキシル、フマル酸テノホビルジソプロキシル、テノホビルアラフェナミド、およびテノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩からなる群より選択される第一のさらなる治療剤、ならびに第二のさらなる治療剤と組み合わせられ、ここでこの第二のさらなる治療剤は、エムトリシタビンである。
【0278】
本明細書中に開示される化合物(例えば、式(I)の任意の化合物)は、1種またはそれより多くのさらなる治療剤と、式(I)の化合物の任意の投薬量(例えば、1mg〜1000mgの化合物)で、組み合わせられ得る。
【0279】
特定の実施形態において、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩は、5〜30mgのテノホビルアラフェナミド(テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩、もしくはテノホビルアラフェナミドの形態、またはテノホビルアラフェナミドの溶媒和物の任意の塩)と組み合わせられる。特定の実施形態において、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩は、5〜30mgのテノホビルアラフェナミドフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩、またはテノホビルアラフェナミド、および200mgのエムトリシタビンと組み合わせられる。特定の実施形態において、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩は、5〜10mg、5〜15mg、5〜20mg、5〜25mg、25〜30mg、20〜30mg、15〜30mg、または10〜30mgのテノホビルアラフェナミドフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩、またはテノホビルアラフェナミド、および200mgのエムトリシタビンと組み合わせられる。特定の実施形態において、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩は、10mgのテノホビルアラフェナミドフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩、またはテノホビルアラフェナミド、および200mgのエムトリシタビンと組み合わせられる。特定の実施形態において、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩は、25mgのテノホビルアラフェナミドフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩、またはテノホビルアラフェナミド、および200mgのエムトリシタビンと組み合わせられる。本明細書中に開示されるような化合物(例えば、式(I)の化合物)は、投薬量の各組み合わせが具体的に個々に列挙されていると同様に、本明細書中に提供される薬剤と、化合物の任意の投薬量(例えば、1mg〜1000mgの化合物)で、組み合わせられ得る。
【0280】
特定の実施形態において、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩は、200〜400mgのフマル酸テノホビルジソプロキシル、ヘミフマル酸テノホビルジソプロキシル、またはテノホビルジソプロキシル、および200mgのエムトリシタビンと組み合わせられる。特定の実施形態において、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩は、200〜250mg、200〜300mg、200〜350mg、250〜350mg、250〜400mg、350〜400mg、300〜400mg、または250〜400mgのフマル酸テノホビルジソプロキシル、ヘミフマル酸テノホビルジソプロキシル、またはテノホビルジソプロキシル、および200mgのエムトリシタビンと組み合わせられる。特定の実施形態において、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩は、300mgのフマル酸テノホビルジソプロキシル、ヘミフマル酸テノホビルジソプロキシル、またはテノホビルジソプロキシル、および200mgのエムトリシタビンと組み合わせられる。本明細書中に開示されるような化合物(例えば、式(I)の化合物)は、投薬量の各組み合わせが具体的に個々に列挙されていると同様に、本明細書中に提供される薬剤と、化合物の任意の投薬量(例えば、1mg〜1000mgの化合物)で、組み合わせられ得る。
【0281】
特定の実施形態において、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩は、HIVヌクレオシドまたはヌクレオチド阻害剤およびインテグラーゼ阻害剤と組み合わせられる。特定の実施形態において、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩は、GS−9131およびビクテグラビルと組み合わせられる。
【0282】
1つの実施形態において、1種またはそれより多く(例えば、1種、2種、3種、1種もしくは2種、または1種〜3種)さらなる治療剤と組み合わせた、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩を含むキットが提供される。
【0283】
本明細書中に開示される方法のうちの特定の実施形態は、薬物動態学的エンハンサーの投与を除外する。例えば、本明細書中に開示される特定の方法において、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩での処置中に、被験体は、薬物動態学的エンハンサー(例えば、コビシスタットまたはリトナビル)を投与されない。従って、特定の実施形態において、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染を処置または予防する方法が提供され、この方法は、治療有効量の、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩を、その処置または予防を必要とする被験体に投与する工程を包含し、ここでこの処置は、薬物動態学的エンハンサーの投与を含まない。特定の実施形態において、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染を処置または予防する方法が提供され、この方法は、治療有効量の、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩を、その処置または予防を必要とする被験体に1日1回投与する工程を包含し、ここでこの処置は、薬物動態学的エンハンサーの投与を含まない。
【0284】
遺伝子療法および細胞治療
遺伝子をサイレントにするための遺伝子改変;感染した細胞を直接殺傷するための遺伝的アプローチ;感染した細胞に対する免疫応答を増強するために患者自身の免疫系の大部分を置き換えるように、感染した細胞を殺傷するために患者自身の免疫系を活性化するように、または感染した細胞を見つけて殺傷するように設計された、免疫細胞の注入;感染に対する内因性免疫応答性をさらに変更するように細胞活性を改変するための遺伝的アプローチが挙げられる、遺伝子療法および細胞治療。
【0285】
樹状細胞治療の例としては、AGS−004が挙げられる。
【0286】
遺伝子エディタ
ゲノム編集系は、CRISPR/Cas9系、ジンクフィンガーヌクレアーゼ系、TALEN系、ホーミングエンドヌクレアーゼ系、およびメガヌクレアーゼ(meganuclease)系からなる群より選択される。
【0287】
HIVを標的とするCRISPR/Cas9系の例としては、EBT101が挙げられる。
【0288】
CAR−T細胞治療
キメラ抗原受容体(CAR)を発現するように操作された免疫エフェクター細胞の集団であり、このCARは、HIV抗原結合ドメインを含む。このHIV抗原は、HIVエンベロープタンパク質またはその一部分、gp120またはその一部分、gp120上のCD4結合部位、gp120上のCD4誘導結合部位、gp120上のNグリカン、gp120のV2、gp41上の膜近位領域を含む。この免疫エフェクター細胞は、T細胞またはNK細胞である。いくつかの実施形態において、このT細胞は、CD4+ T細胞、CD8+ T細胞、またはこれらの組み合わせである。
【0289】
HIV CAR−Tの例としては、VC−CAR−Tが挙げられる。
【0290】
TCR−T細胞治療
TCR−T細胞は、ウイルス感染した細胞の表面に存在するHIV由来ペプチドを標的化するように操作される。
【実施例】
【0291】
本明細書中に記載される新規化合物を調製するための方法は、当業者に明らかであり、適切な手順が、例えば、下記の反応スキームおよび実施例に記載されている。
【0292】
セクション1は、式Iの化合物を組み立てるための例示的な合成スキーム、本明細書中で使用される中間体の調製、実施例の合成および化合物を提供する。セクション2は、生物学的活性を示す。
【0293】
1.合成実施例
中間体の調製
(R)−2−アミノ−2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製(方法I)
【化66】
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2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−2−((トリメチルシリル)オキシ)アセトニトリルの調製:TMSCN(486mL、3.9mol)を、2−フルオロ−4−メトキシベンズアルデヒド(200g、1.3mol)のDCM(2000mL)中の撹拌溶液に、0℃でアルゴン雰囲気下で添加した。次いで、ZnI(6.2kg、1.9mol)をこの反応混合物に少しずつ添加し、そして室温で3時間撹拌した。次いで、この反応混合物をDCMで希釈し、そして水で洗浄した。その有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をさらに精製せずに次の工程に使用した。
【0294】
2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−2−ヒドロキシ酢酸メチルの調製:TMSCl(303mL、2.4mol)を、2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−2−((トリメチルシリル)オキシ)アセトニトリル(300g、1.2mol)のMeOH中の撹拌溶液に0℃で添加し、そして得られた反応混合物を室温で16時間撹拌した。次いで、この混合物を酢酸エチルで希釈し、そして水で洗浄した。その有機層を分離し、そして無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣を、ヘキサン中5〜10%のEtOAcの溶出勾配のシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0295】
2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−2−オキソ酢酸メチルの調製:Dess−Martinペルヨージナン(387g、0.91mol)を、2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−2−ヒドロキシ酢酸メチル(150g、0.7mol)のDCM(1500mL)中の溶液に0℃で添加し、そして室温で1時間撹拌した。次いで、この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、そして水で、次いでNaHCO溶液で洗浄した。その有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣を、ヘキサン中5〜10%のEtOAcの溶出勾配のシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物を得た。
【0296】
(S)−2−((tert−ブチルスルフィニル)イミノ)−2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)酢酸イソプロピルの調製:Ti(Oi−Pr)(150mL、0.49mol)を、2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−2−オキソ酢酸メチル(80g、0.38mol)および(S)−(−)−2−メチル−2−プロパンスルフィンアミド(59.4g、0.49mol)のTHF(1200mL)中の撹拌溶液に滴下により添加した。次いで、この混合物を16時間還流させた。室温まで冷却した後に、この反応混合物をEtOAcで希釈し、そして水、次いでブラインで洗浄した。その有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣を、ヘキサン中10〜15%のEtOAcの溶出勾配でシリカゲルに通して精製して、生成物を得た。
【0297】
(R)−2−(((S)−tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:ネオ−ペンチルマグネシウムブロミドを、下記の手順によって調製した: ネオ−ペンチルブロミド(59mL、0.39mol)を、エーテル(900mL)中のマグネシウム削り状(12.7g、0.52mol;1MのHNOでの洗浄、その後、HO、アセトンでの洗浄、そして5時間の乾燥により活性化させた)に室温で滴下により添加し、そして15分間撹拌した。この反応混合物を40℃まで2時間まで加熱した。この反応混合物を室温まで冷却すると、このマグネシウム試薬は使用の準備ができた。このマグネシウム試薬を、(S)−2−((tert−ブチルスルフィニル)イミノ)−2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)酢酸イソプロピル(45g、0.13mol)の、DCM(200mL)とTHF(500mL)との混合物中の溶液に−78℃で滴下により添加し、そして得られた反応混合物を−78℃で3時間撹拌した。この反応混合物を飽和NHCl水溶液でクエンチし、EtOAcで希釈し、そして水で洗浄した。その有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣を、ヘキサン中40〜80%のEtOAcの溶出勾配のシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0298】
(R)−2−アミノ−2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル塩酸塩の調製:(R)−2−(((S)−tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(34g、0.081mol)のDCM(350mL)中の溶液に、1,4−ジオキサン中の塩酸(4M、150mL)を0℃で添加し、そして室温で1時間撹拌した。その溶媒を蒸留により除去した。その残渣をヘキサンで磨砕し、そして乾燥させて、生成物を得た。
【0299】
他に記載されない限り、実施例の調製で使用される他のα,α−ジ置換アミノ酸エステルを、方法Iにより調製した。
【0300】
2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−3−((S)−2,2−ジフルオロ−1−メチルシクロプロピル)プロパン酸イソプロピルおよび2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−3−((R)−2,2−ジフルオロ−1−メチルシクロプロピル)プロパン酸イソプロピルの調製
【化67】
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2−(4−ブロモフェニル)−2−(((S)−tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−4−メチルペンタ−4−エン酸イソプロピルの調製:(S)−2−(4−ブロモフェニル)−2−((tert−ブチルスルフィニル)イミノ)酢酸イソプロピル(1.8g、5mmol)のDCM(100mL)中の溶液に、−78℃で、テトラヒドロフラン中の2−メチルアリルマグネシウムクロリド溶液(0.5M、19mL)を滴下により添加し、そして−78℃で15分間撹拌した。次いで、飽和塩化アンモニウムをこの混合物に添加し、そして得られた混合物を室温にした。その有機相を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0301】
2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−3−((S)−2,2−ジフルオロ−1−メチルシクロプロピル)プロパン酸イソプロピルおよび2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−3−((R)−2,2−ジフルオロ−1−メチルシクロプロピル)プロパン酸イソプロピルの調製:2−(4−ブロモフェニル)−2−(((S)−tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−4−メチルペンタ−4−エン酸イソプロピル(332mg、0.071mmol)のトルエン(2mL)中の溶液に、テトラアンモニウムブロミド(7mg、0.0023mmol)を添加した。次いで、この混合物に、トリメチル(ブロモジフルオロメチル)シラン(0.24mL、2mmol)を添加した。この反応混合物を100℃で一晩加熱した。室温まで冷却した後に、その粗性混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH)により精製し、そして逆相HPLC(アセトニトリル/水、両方が0.1%のTFAを含有)によりさらに精製して、生成物である2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−3−((S)−2,2−ジフルオロ−1−メチルシクロプロピル)プロパン酸イソプロピル(53mg、18%)および2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−3−((R)−2,2−ジフルオロ−1−メチルシクロプロピル)プロパン酸イソプロピル(41mg、14%)を得た。これらの2つの異性体の構造を無作為に割り当てる。
【0302】
2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−3−(1−メチルシクロプロピル)プロパン酸イソプロピルの調製
【化68】
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2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−3−(1−メチルシクロプロピル)プロパン酸イソプロピルの調製:2−(4−ブロモフェニル)−2−(((S)−tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−4−メチルペンタ−4−エン酸イソプロピル(0.2g、0.046mmol)、トリフルオロ酢酸(0.28mL、4mmol)、ヘキサン中のジエチル亜鉛(1.0M、4mL)およびジヨードメタン(0.3mL、4mmol)のDCM(10mL)中の反応混合物を、室温で一晩撹拌した。この反応混合物を水で洗浄し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0303】
(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−ブロモフェニル)−4−フルオロ−4−メチルペンタン酸イソプロピルの調製
【化69】
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(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4−フルオロ−4−メチルペンタン酸イソプロピルの調製:ポリプロピレン瓶にニートな60〜70%のHF−尿素(10mL)を入れ、そして0℃まで冷却した。次いで、(R)−2−(4−ブロモフェニル)−2−(((S)−tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−4−メチルペンタ−4−エン酸イソプロピル(1.20g、0.004mol)のDCM(10mL)中の溶液を5分間かけて添加した。この反応物を一晩で23℃まで昇温させた。別のポリプロピレン瓶に、50% w/vのaq KOH(50mL)およびDCM(50mL)を入れ、次いで0℃まで冷却した。ポリプロピレンピペットを使用して、この反応混合物を、この二相のKOH系に5分間かけてゆっくりと添加した。最終pHは約7.5であった。さらなる50% w/vのaq KOH(10mL)およびDCM(100mL)を添加した。その有機相を集め、そしてその水層をDCM(50mL)で抽出した。合わせた有機物を、約60mLの総体積まで濃縮し、そして次の工程に直接使用した。
【0304】
(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−ブロモフェニル)−4−フルオロ−4−メチルペンタン酸イソプロピルの調製:飽和aq NaHCO(60mL)を、先の工程から得られた(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4−フルオロ−4−メチルペンタン酸イソプロピルのDCM中の有機溶液(60mL)に添加した。次いで、O−ベンジルカーボンイソチオシアナチデート(O−benzyl carbonisothiocyanatidate)(1.25g、6.48mmol))のDCM(10mL)中の溶液を、手早く撹拌しながら室温で添加した。2つの層を分離し、次いで水層をDCM(20mL)で16時間抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0305】
(R)−2−アミノ−2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−5,5,5−トリフルオロ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製(方法II)
【化70】
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4,5−ジブロモ−2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾールの調製:20Lの丸底フラスコに、4,5−ジブロモ−2H−1,2,3−トリアゾール(500g、2.20mol)、DCE(5L)、2−メチルフラン(5L)、シクロプロピルボロン酸(379g、4.41mol)、Cu(OAc)(401g、2.20mol)、2,2−ビピリジル(344g、2.21mol)および炭酸ナトリウム(467g、4.41mol)を入れた。この混合物を80℃で一晩撹拌した。この反応物を室温まで冷却した後に、この混合物を濾過した。その濾液を減圧下で濃縮し、5LのEtOAcに溶解させ、2×1Lの1Nの塩酸、次いで1×1Lのブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム(NaSO)で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、生成物を得た。
【0306】
【化71】
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4−ブロモ−2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾールの調製:3000mLの4つ口丸底フラスコに、4,5−ジブロモ−2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール(100g、375mmol)のテトラヒドロフラン(1000mL)中の溶液を添加し、その後、n−BuLi(2.5M、165mL)を−78℃で撹拌しながら滴下により添加し、そして同じ温度で30分間撹拌した。次いで、この反応を、500mLの水の添加によりクエンチした。この混合物を2×1000mLのEtOAcで抽出し、そしてその有機層を合わせ、1×500mLのブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣を、酢酸エチル/PE(1:100〜1:30)で溶出するシリカゲルカラムに適用して、生成物を得た。1H NMR: (300MHz, CDCl3): δ 7.50 (s, 1H), 3.97 (tt, J = 7.5, 3.8 Hz, 1H), 1.38-1.27 (m, 2H), 1.13- 1.02 (m, 2H)。
【0307】
【化72】
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4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)ベンズアルデヒドの調製:4−ブロモ−2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール(38g、202mmol)および4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアルデヒド(56g、242mmol)の、ACN(190mL)およびHO(190mL)中の混合物に、KPO(107g、505mmol)およびPd(PPh(11.6g、10.1mmol)を添加し、そして85℃で12時間撹拌した。
【0308】
冷却後、この反応混合物を濾過し、そしてEtOAc(300mL×2)で抽出した。その有機抽出物を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣を、石油エーテル/酢酸エチル=1/0〜50/1で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーカラムにより精製して、生成物を得た。
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
【0309】
2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−2−((トリメチルシリル)オキシ)アセトニトリルの調製:4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)ベンズアルデヒド(37g、17mmol)およびDABCO(580mg、5.2mmol、0.57mL)のDCM(300mL)中の溶液に、TMSCN(51g、520mmol、65mL)を添加し、そして25℃で4時間撹拌した。この混合物を水(200mL)で処理し、そしてEtOAc(200mL×2)で抽出した。その抽出物を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、生成物(粗製)を得た。
【0310】
【化74】
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2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−2−ヒドロキシ酢酸メチルの調製:2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−2−((トリメチルシリル)オキシ)アセトニトリル(60g、19mmol)およびHCl/MeOH(4M、600mL)の混合物を80℃で2時間撹拌した。冷却後、この混合物を水性NaHCOで、pH=約3〜4まで中和した。生じた固体を濾過し、そしてそのフィルターケーキを乾燥させた。乾燥させた固体を石油エーテル(100mL)で磨砕して、生成物を得た。
【0311】
【化75】
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2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−2−オキソ酢酸メチルの調製:2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−2−ヒドロキシ酢酸メチル(35g、128mmol)のDCM(250mL)中の溶液に、Dess−Martinペルヨージナン(108g、256mmol、79mL)を添加し、そして25℃で1時間撹拌した。この混合物を濾過し、そしてその濾液をaq.NaHCO(500mL)に注ぎ、そしてEtOAc(300mL×2)で抽出した。その有機抽出物をNaSOで乾燥させ、濃縮し、そして石油エーテル/酢酸エチル(1/0〜10/1)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーカラムにより精製して、生成物を得た。
【0312】
【化76】
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(S)−2−((tert−ブチルスルフィニル)イミノ)−2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)酢酸イソプロピルの調製:2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−2−ヒドロキシ酢酸メチル(23g、84.8mmol)および(S)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(12.3g、101mmol)のn−ヘプタン(160mL)中の混合物に、Ti(Oi−Pr)(36g、127mmol、37mL)を添加し、そしてN下で80℃で12時間撹拌した。冷却後、この反応混合物を水(150mL)で処理し、そして10分間撹拌した。この混合物を珪藻土で濾過し、そしてそのフィルターケーキをn−ヘプタン(100mL)で洗浄した。2つの相を分離し、そしてその水層をEtOAc(100mL)でさらに抽出した。その有機抽出物をNaSOで乾燥させ、濃縮し、石油エーテル/酢酸エチル(1/0〜50/1)で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0313】
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−2−(((S)−tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−5,5,5−トリフルオロ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:25℃の、THF(150mL)中のMg削り状(4.41g、181mmol)に、BrCHCHBr(5.68g、30mmol、2.28mL)を添加した。次いで、3−ブロモ−1,1,1−トリフルオロ−2,2−ジメチルプロパン(31g、151mmol)を45℃で添加し、そして同じ温度で1時間撹拌した。室温まで冷却した後に、この混合物をグリニャール試薬として次の工程に直接使用した。この試薬を、(S)−2−((tert−ブチルスルフィニル)イミノ)−2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)酢酸イソプロピル(24g、59mmol)のDCM(150mL)中の溶液に−78℃で滴下により添加し、次いで25℃で12時間撹拌した。この反応をaq.NHCl(100mL)でクエンチし、そしてこの混合物をEtOAc(200mL、100mL)で抽出した。その抽出物をNaSOで乾燥させ、濃縮し、そして石油エーテル/酢酸エチル(1/0〜50/1)で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0314】
【化78】
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(R)−2−アミノ−2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−5,5,5−トリフルオロ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((S)−tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−5,5,5−トリフルオロ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(21g、39.7mmol)およびHCl/EtOAc(4M、200mL)の混合物を25℃で1時間撹拌した。この反応混合物をaq.NaHCO(250mL)に注ぎ、EtOAc(150mL、100mL)で抽出し、NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(1/0〜50/1)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーカラムにより精製して、生成物(10g、59%)を白色固体として得た。MS cal.: 424.2, [M+1]+ = 425.2; 1H NMR: (MeOD-d4, 400 MHz) δ 7.96 (s, 1H), 7.80 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.63 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 4.99-4.92 (m, 1H), 4.09-4.04 (m, 1H), 2.65 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 2.22 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 1.32-1.31 (m, 2H), 1.25 (s, 3H), 1.19-1.08 (m, 11H)。
【0315】
(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製
【化79】
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(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:EtOAc(100mL)中の(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(10g、28mmol)と、飽和NaHCO溶液(100mL)との二相溶液に、O−ベンジルカーボンイソチオシアナチデート(13.4g、70mmol)を添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。この反応混合物をEtOAcで希釈し、そして水、次いでブラインで洗浄した。その有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0316】
(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルの調製
【化80】
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(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(850mg、2.5mmol)の1,4−ジオキサン(8mL)中の溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(1.26g、4.97mmol)、酢酸カリウム(731mg、7.4mmol)、酢酸パラジウム(83.6mg、0.373mmol)および2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(XPhOS)(236mg、0.5mmol)を添加した。この反応混合物を窒素で10分間フラッシュし、次いで100℃まで1.5時間で加熱した。この反応混合物を水で処理し、EtOAcで抽出し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0317】
(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製(方法III)
【化81】
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(R)−2−アミノ−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−メチルペンタン酸イソプロピルの調製:ジオキサン(120mL)中の(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(4.0g、11.7mmol)、1−(ジフルオロメチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(5.7g、23.3mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(2.7g、2.34mmol)、炭酸カリウム(8.08g、58.4mmol)および水(15mL)の脱気混合物を100℃で2時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、飽和aq.NaHCOで処理し、そしてEtOAcで抽出した。この混合物を10分間撹拌した。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層を飽和水性NHCl、ブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSOで)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0318】
(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:穏やかに撹拌している、EtOAc(60mL)中の(R)−2−アミノ−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−メチルペンタン酸イソプロピル(4.44g、11.7mmol)と、飽和水性重炭酸ナトリウム(NaHCO)(60mL)との二相溶液に、上記イソチオシアネート(3.39g、17.5mmol)のEtOAc(20mL)中の溶液を滴下により添加した。この混合物を室温で1時間撹拌した。その酢酸エチル層を分離し、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0319】
(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−4,4−ジメチル−2−(4−(ピリジン−2−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルの調製
【化82】
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(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(4−(ピリジン−2−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(3.0g、8.76mmol)および2−(トリブチルスタンニル)ピリジン(5.85g、15.9mmol)の1,4−ジオキサン(45mL)中の溶液に、ビス(トリ−t−ブチルホスフィン)パラジウム(896mg、1.76mmol)を添加した。次いで、この混合物をアルゴンでパージし、次いで90℃まで3時間で加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、次いで、この混合物に、10%のKF水溶液(45mL)およびエーテル(45mL)を添加した。この混合物を室温で2時間撹拌したままにした。次いで、この混合物をセライトで濾過した。その有機層を減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0320】
(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−4,4−ジメチル−2−(4−(ピリジン−2−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−4,4−ジメチル−2−(4−(ピリジン−2−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルを、(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルを調製するための手順に従って調製した。
【0321】
ベンジルイソプロピル(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−4,4−ジメチル−2−(4−(ピリミジン−2−イル)フェニル)ペンタノエートの調製
【化83】
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【0322】
(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(4−(ピリミジン−2−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルの調製:
(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(1.10g、3.21mmol)および2−(トリブチルスタンニル)ピリミジン(2.44g、6.61mmol)の1,4−ジオキサン(12mL)中の溶液に、ビス(トリ−t−ブチルホスフィン)(0.33g、0.63mmol)を添加した。次いで、この混合物をアルゴンで脱気し、そして90℃まで3時間で加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、10%のKFおよびエーテルで処理し、そして一晩撹拌したままにした。生じた沈殿物を、セライトでの濾過により除去し、そしてそのフィルターケーキをEtOAcで洗浄した。その有機濾液および洗浄液を合わせ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0323】
(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−4,4−ジメチル−2−(4−(ピリミジン−2−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−4,4−ジメチル−2−(4−(ピリミジン−2−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルを、イソプロピルイソプロピル(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタノエートを調製するために使用した手順に従って調製した。
【0324】
(R)−2−アミノ−2−(4−(1−シクロプロピル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製
【化84】
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(R)−2−アミノ−2−(2−フルオロ−4−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(1.0g、2.78mmol)、酢酸パラジウム(II)(62mg、0.28mmol)、炭酸カリウム(1.53g、11.1mmol)およびn−ブチル−ジ−(1−アダマンチル)ホスホニウムヨージド(0.27g、0.56mmol)の混合物をアルゴンでスパージし、次いでトルエン(3mL)で希釈した。次いで、1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−1,2,4−トリアゾール(0.66g、3.33mmol)および2,2−ジメチル酪酸(0.21mL、1.67mmol)を添加した。この二相混合物をアルゴンで15分間フラッシュした。次いで、この反応混合物を120℃で一晩撹拌した。この反応混合物を冷却し、そしてセライトで濾過した。そのフィルターケーキをEtOAcで洗浄した。その濾液および洗浄液を合わせ、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0325】
(R)−2−アミノ−2−(2−フルオロ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(2−フルオロ−4−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(0.8g、1.67mmol)のTFA(5mL)中の溶液を室温で10分間撹拌した。この反応混合物を濃縮して、大部分のTFAを除去した。その残渣を1NのHCl(8mL)で、撹拌しながら30分間処理した。この混合物に、酢酸(AcOH)(10mL)を添加し、その後超音波処理し、そして室温で1時間撹拌した。次いで、この混合物を55℃で18時間加熱した。この反応混合物を濃縮した。その残渣を飽和NaHCO溶液およびEtOAcで処理した。2つの相を分離し、そしてその水相をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0326】
(R)−2−アミノ−2−(4−(1−シクロプロピル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(2−フルオロ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(170mg、0.49mmol)、シクロプロピルボロン酸(85%、296mg、2.93mmol)、酢酸第二銅(266mg、1.45mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.51mL、2.98mmol)およびピリジン(0.32mL、3.9mmol)中の混合物を100℃で加熱した。この反応混合物を、後に室温まで冷却し、セライトのパイルで固体を濾別した。その濾液をEtOAcで希釈し、3%の塩化リチウム溶液、次いで飽和塩化アンモニウム溶液で洗浄した。その有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0327】
(R)−2−アミノ−2−(4−(4−(ジフルオロメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製
【化85】
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(R)−2−アミノ−2−(4−(4−(ジフルオロメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(2−フルオロ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(120mg、0.34mmol)のTHF(2mL)中の溶液に、NaH(60%、40mg、1mmol)を0℃で添加し、そして0℃で10分間撹拌した。次いで、THF中のジフルオロヨードメタン溶液(10wt.%、0.69mL、0.52mol)を添加した。この混合物を室温まで温め、そして室温で30分間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、生成物(90mg、65%)および他の2つの位置異性体のジフルオロメチル置換生成物を得た。
【0328】
(R)−2−アミノ−2−(4−(1−シクロプロピル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製
【化86】
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(R)−2−アミノ−2−(4−(1−シクロプロピル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(2−フルオロ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(170mg、0.49mmol)、シクロプロピルボロン酸(85%、296mg、2.93mmol)、酢酸第二銅(266mg、1.45mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.51mL、2.98mmol)およびピリジン(0.32mL、3.9mmol)の混合物を100℃で加熱した。この反応混合物を、後に室温まで冷却し、セライトのパイルで固体を濾別した。その濾液をEtOAcで希釈し、3%の塩化リチウム溶液、次いで飽和塩化アンモニウム溶液で洗浄しその有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0329】
(R)−2−アミノ−2−(3−フルオロ−4−(2−(メチル−d3)−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製
【化87】
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4,5−ジブロモ−2−(メチル−d)−2H−1,2,3−トリアゾールの調製:4,5−ジブロモ−2H−1,2,3−トリアゾール(1500mg、6.6mmol)のDMF(12mL)中の溶液に、−20℃で、ヨードメタン−d3(0.82ml、13.2mmol)および炭酸カリウム(1736.2mg、12.6mmol)を添加した。この反応混合物を室温まで昇温させ、そして3日間にわたって撹拌した。この反応混合物を水で処理し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてEtOAc/ヘキサンにより溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(376mg、23%)を得た。
【0330】
(R)−2−アミノ−2−(4−(5−ブロモ−2−(メチル−d3)−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)−3−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(3−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(140mg、0.34mmol)、4,5−ジブロモ−2−(メチル−d)−2H−1,2,3−トリアゾール(168mg、0.69mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(60mg、0.050mmol)および炭酸カリウム(190mg、1.4mmol)の、ジオキサン(1.0mL)および水(0.2mL)中の混合物を、窒素でスパージした。次いで、この反応混合物を90℃で1時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、そして飽和水性NHClおよびEtOAcの添加によりクエンチした。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSOで)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣を、0〜100%のEtOAc/ヘキサンにより溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0331】
(R)−2−アミノ−2−(3−フルオロ−4−(2−(メチル−d3)−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−(5−ブロモ−2−(メチル−d3)−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)−3−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(80mg、0.18mmol)のEtOH(2mL)中の溶液に、炭素担持パラジウム(5%、71mg、0.02mmol)を添加し、そして水素バルーンを取り付けた。この反応混合物を、この反応が完了するまで室温で撹拌した。この反応混合物をセライトで濾過し、そして次の工程に直接使用した。
【0332】
(R)−2−(4−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル)−2−アミノ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製
【化88】
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(R)−2−(4−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル)−2−アミノ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(0.50g、1.46mmol)のMe−THF(8mL)中の溶液に、2H−1,2,3−トリアゾール(0.85mL、14.6mmol)、炭酸セシウム(4.75g、14.6mmol)、テトラメチルt−BuXphos(0.70g、1.46mmol)およびビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)(0.42g、0.73mmol)を添加した。この混合物を5分間脱気した。次いで、この反応混合物を90℃で20時間加熱した。この反応を、水を添加することによりクエンチし、EtOAcで抽出した。その有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0333】
(R)−2−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル)フェニル)−2−アミノ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製
【化89】
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(R)−2−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル)フェニル)−2−アミノ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(1265mg、3.7mmol)のDMF(4mL)中の溶液に、4H−1,2,4−トリアゾール(218mg、3mmol)、酢酸銅(II)一水和物)(62mg、0.31mmol)および炭酸セシウム(1950mg、6mmol)を添加した。この反応混合物を90℃で1日間加熱した。この反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液で希釈し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0334】
(R)−2−アミノ−2−(4−(1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製
【化90】
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(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(4−((トリメチルシリル)エチニル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(1020mg、2.98mmol)、CuI(283.78mg、1.49mmol)、エチニルトリメチルシラン(1.27mL、8.94mmol)およびPd(PPh(1720mg、1.49mmol)のトリエチルアミン(5.0mL)中の混合物をアルゴンで5分間スパージした。次いで、この反応混合物を90℃で1.5時間加熱した。この反応混合物をEtOAcで希釈し、そして水で処理した。その有機相を分離し、そしてその水相をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0335】
(R)−2−アミノ−2−(4−エチニルフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(4−((トリメチルシリル)エチニル)フェニル)ペンタン酸イソプロピル(850mg、2.36mmol)のTHF(8mL)中の溶液に、THF中のTBAF(1.5M、1.58mL)を滴下により添加し、そして室温でアルゴン下で10分間撹拌した。この反応混合物をEtOAcで希釈し、そして飽和塩化アンモニウム溶液で洗浄した。その有機相を分離し、そしてその水相をEtOAcでさらに抽出した。その有機相を合わせ、水で洗浄し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0336】
(R)−2−アミノ−2−(4−(1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−エチニルフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(400mg、1.39mmol)のTHF(4mL)中の溶液に、アルゴン下で、シクロプロピルアジド(158mg、1.81mmol)およびチオフェン−2−カルボン酸銅(I)(54mg、0.21mmol)を添加した。この反応混合物を室温で30分間撹拌した。この反応混合物を飽和NaHCO溶液で処理し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相をブラインで洗浄し、濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0337】
(R)−2−アミノ−2−(4−(4−フルオロ−1H−ピラゾール−1−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製
【化91】
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(R)−2−アミノ−2−(4−(4−フルオロ−1H−ピラゾール−1−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(420mg、1.23mmol)のジオキサン(6mL)中の溶液に、4−フルオロ−1H−ピラゾール(739mg、8.59mmol)、炭酸セシウム(3.20g、9.82mmol)、2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−3,4,5,6−テトラメチル−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル(590mg、1.23mmol)およびビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)(353mg、0.61mmol)を添加した。この反応混合物をアルゴンで5分間スパージし、そして90℃で1.5時間加熱した。次いで、この混合物に、4−フルオロ−1H−ピラゾール(317mg、3.68mmol)、炭酸セシウム(1.60g、4.91mmol)、2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−3,4,5,6−テトラメチル−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル(354mg、0.74mmol)およびビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)(212mg、0.23mmol)を添加した。この混合物をスパージし、そして90℃で20時間加熱した。次いで、この反応混合物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0338】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製(方法IV)
【化92】
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(S)−(1−(3−ブロモ−4−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチルの調製:(S)−2−アミノ−2−(3−ブロモ−4−クロロフェニル)エタン−1−オール塩酸塩(0.9g、3.14mmol)のTHF(15mL)中の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.64mL、9.41mmol)およびジ炭酸ジ−tert−ブチル(1.03g、4.7mmol)を順番に添加し、そして室温で12時間撹拌した。次いで、この反応混合物を、飽和塩化アンモニウム溶液の添加によりクエンチし、EtOAcで抽出した。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSOで)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0339】
(S)−(1−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチルの調製:(S)−(1−(3−ブロモ−4−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチル(275mg、0.78mmol)およびビス(トリ−t−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(80mg、0.16mmol)の、ジオキサン(7.5mL)中のスパージ溶液に、3−メチル−2−(トリブチルスタンニル)ピリジン(450mg、1.18mmol)を添加した。この反応混合物を90℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、そして飽和KF水溶液およびジエチルエーテルをこの混合物に添加した。得られた反応混合物を3時間撹拌し、そしてセライトで濾過した。その有機層を分離し、そして乾燥させ(NaSOで)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%のアセトン/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0340】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の調製:(S)−(1−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチル(283mg、0.78mmol)のジオキサン(2.0mL)中の溶液に、ジオキサン中の塩酸(4M、0.39mL)を添加した。この反応混合物を室温で72時間撹拌した。この反応混合物をトルエンで希釈し、そして濃縮した。この順序を2回繰り返し、次いでその粗生成物をさらに精製せずに次の工程に持ち越した。
【0341】
他に記載されない場合、実施例の調製で使用されるアミノアルコールを、方法IIIにより調製した。
【0342】
シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−アミノ−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチルの調製(方法V)
【化93】
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(S)−5−(1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−ヒドロキシエチル)−2−クロロ安息香酸メチルの調製:(S)−5−(1−アミノ−2−ヒドロキシエチル)−2−クロロ安息香酸メチル(3g、0.01mol)およびジ炭酸ジ−tert−ブチル(2.85g、0.01mol)のTHF(100mL)中の溶液に、トリエチルアミン(5.61g、0.04mol)を添加した。この反応混合物を、室温で一晩撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0343】
(S)−5−(1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸メチルの調製:(S)−5−(1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−ヒドロキシエチル)−2−クロロ安息香酸メチル(1.75g、0.01mol)、1,1’−カルボニルジイミダゾール(3.02g、0.02mol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(4.63mL、0.03mol)のDCM(100mL)中の混合物を室温で4時間撹拌した。次いで、この混合物に、シクロプロピルアミン(3.68mL、0.05mol)を添加し、そしてこの反応混合物を、室温で一晩撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0344】
(S)−5−(1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸の調製:(S)−5−(1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸メチル(2.78g、0.01mol)およびNaOH(2M、10mL)の、THF(20mL)およびMeOH(20mL)中の反応混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、この混合物に、EtOAcおよび水を添加した。この混合物を濾過して、いくらかの生成物を集めた。その濾液を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0345】
(S)−(1−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)カルバミン酸tert−ブチルの調製:(S)−5−(1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸(1.25g、3mmol)のDCM(50mL)およびTHF(5mL)中の溶液に、1,1’−カルボニルジイミダゾール(1.53g、0.01mol)を添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、アンモニアをこの反応混合物に吹き込み、そしてこの反応混合物を室温で3時間撹拌した。次いで、この反応物をブラインで洗浄し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を乾燥させ(MgSOで)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0346】
シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−アミノ−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチルの調製:(S)−(1−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)カルバミン酸tert−ブチル(1.25g、3mmol)のDCM(10mL)中の溶液に、トリフルオロ酢酸(10mL)を添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0347】
(S)−2−アミノ−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチル3,3−ジフルオロアゼチジン−1−カルボキシレートの調製
【化94】
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(S)−2−アミノ−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチル3,3−ジフルオロアゼチジン−1−カルボキシレートの調製:(S)−(1−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチル(100mg、0.32mmol)のDCM(3mL)中の溶液に、1,1’−カルボニルジイミダゾール(77.27mg、0.48mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(166μL、0.95mmol)を添加し、そして室温で10分間撹拌した。次いで、この混合物に、3,3−ジフルオロアゼチジン(130μL、1.59mmol)を添加し、そして室温で40分間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、(S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチル3,3−ジフルオロアゼチジン−1−カルボキシレート(127mg、92%)を得た。次いで、(S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチル3,3−ジフルオロアゼチジン−1−カルボキシレート(127mg、0.29mmol)をDCM(3.0mL)に溶解させ、そしてこの混合物に、ジオキサン中のHCl(4M、0.37mL)を添加した。この混合物を室温で40分間撹拌した。次いで、この混合物を濃縮して生成物を得、これを精製せずに次の工程で直接使用した。
【0348】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(4−メトキシピリミジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製(方法VI)
【化95】
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(S)−4−(4−クロロ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(3−ブロモ−4−クロロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(0.99g、3.0mol)のジオキサン(16.0mL)中の、アルゴンパージ溶液を、酢酸カリウム(1.3g、13.3mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(200mg、0.27mmol)およびビス(ピナコラト)ジボロン(1.3g、5.1mmol)を入れたバイアルにアルゴン下で添加した。室温で5分間撹拌した後に、この反応混合物を90℃で16時間加熱した。次いで、この混合物を室温まで冷却し、そしてブライン/EtOAcに注いだ。その有機相を集め、そしてその水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機物を乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0349】
(S)−4−(4−クロロ−3−(4−メトキシピリミジン−2−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(100mg、0.15mmol)、2−クロロ−4−メトキシピリミジン(70mg、0.048mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(35mg、0.003mmol)および炭酸カリウム(100mg、0.072mmol)の、ジオキサン(2.0mL)およびHO(0.5mL)中の溶液を90℃で16時間加熱した。この混合物を水およびブラインで希釈し、EtOAcで抽出した。その有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルカラム(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0350】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(4−メトキシピリミジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−(4−メトキシピリミジン−2−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(123mg、0.029mmol)をジオキサン中のHCl(4.0M、2.0mL)で室温で5分間処理した。次いで、HO(2.0mL)を添加した。10分後、さらなるHOを添加し、そしてこの混合物を凍結乾燥させて生成物を得、これをさらに精製せずに次の反応に使用した。
【0351】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製
【化96】
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(S)−4−(4−クロロ−3−ビニルフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(3−ブロモ−4−クロロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(530mg、1mmol)およびトリフルオロ(ビニル)ホウ酸カリウム(363mg、3mmol)のTHF(10mL)中の混合物に、PdCl(48mg、0.027mmol)、PPh(213mg、0.081mmol)およびCsCO(2200mg、7mmol)を添加した。この混合物をアルゴンで5分間スパージし、そして75℃で17時間加熱した。この反応混合物を水で処理し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0352】
(S)−4−(4−クロロ−3−ホルミルフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−ビニルフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(0.44g、1.31mmol)の、THF(25mL)およびHO(20mL)中の溶液に、t−BuOH中2.5wt.%のOsO(0.27mL、0.03mmol)を添加し、そして室温で30分間撹拌した。次いで、過ヨウ素酸ナトリウム(0.84g、3.94mmol)を添加し、そして室温で45分間撹拌した。この反応混合物を水で洗浄し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を分離し、乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜50%のEtOAc/ヘキサンで溶出)により精製して、生成物を得た。
【0353】
(S)−4−(4−クロロ−3−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−ホルミルフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(200mg、0.59mmol)のt−BuOH(2.0mL)中の溶液に、室温でアルゴン下で、エチレンジアミン(39mg、0.65mmol)を添加し、そして同じ温度で30分間撹拌した。次いで、この混合物に、炭酸カリウム(487mg、3.53mmol)およびヨウ素(156mg、1.47mmol)を添加した。この混合物を70℃で1時間、次いで室温で一晩加熱した。次いで、この混合物に、エチレンジアミン(76mg、1.3mmol)を添加し、そして室温で30分間撹拌した。さらなる炭酸カリウム(487mg、3.53mmol)およびヨウ素(156mg、1.47mmol)を添加し、そして再度、77℃で3時間加熱した。この混合物に、水(3mL)を添加し、得られた橙赤色溶液(2層)を75℃で1時間加熱した。その粗製反応混合物をDCMと水との間で分配した。そのDCM層をNa溶液(1N)、次いで水で洗浄した。その有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてその残渣を次の工程で直接使用した。
【0354】
(S)−4−(4−クロロ−3−(1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:DMSO(12mL)中の粗製の(S)−4−(4−クロロ−3−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(60%、300mg、0.47mmol)に、炭酸カリウム(131mg、0.95mmol)および(ジアセトキシヨード)ベンゼン(183mg、0.57mmol)を添加し、そして室温で4時間撹拌した。さらなる炭酸カリウム(130mg、0.95mmol)および(ジアセトキシヨード)ベンゼン(183mg、0.57mmol)を添加し、そして45℃で一晩、次いで72℃で2時間撹拌した。室温まで冷却した後に、この混合物を水で洗浄し、そしてEtOAcで抽出した。次いで、その有機相を、Na溶液、水およびブラインで順番に洗浄した。その有機相を濃縮し、そして残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0355】
(S)−4−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−(1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(93mg、0.024mmol)のTHF(2.0mL)中の溶液に、NaH(60%、12.8mg、0.032mmol)を0℃で添加した。この混合物を0℃で10分間撹拌した。この混合物に、THF中のヨードジフルオロメタン(10wt.%、0.59mL、0.029mol)を添加し、そして0℃で30分間撹拌した。この反応混合物を水で洗浄し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相をブラインで洗浄し、濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0356】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(76mg、0.018mmol)の物質をイソプロピルアルコール中のHCl(1M、7mL)で処理し、室温で一晩撹拌した。次いで、この混合物を濃縮し、そしてその残渣を次の反応に直接使用した。
【0357】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の調製
【化97】
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(S)−4−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(2.4g、6.3mmol)のトルエン(100mL)中の溶液に、水酸化カリウム溶液(25%wt、8mL、0.04mol)を添加した。次いで、この混合物に、トリメチル(ブロモジフルオロメチル)シラン(1.6mL、0.01mol)を2回に分けて添加した。この反応物を0℃で5分間撹拌し、次いで室温で1時間撹拌した。この反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液で処理し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相をブライン/水で洗浄し、乾燥させ(NaSOで)、濾過し、濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー((1/1のヘキサン/DCM)中10%のアセトン)により精製して、生成物を得た。
【0358】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の調製:(S)−4−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(654mg、1.52mmol)をジオキサン中のHCl(4M、5mL)で室温で2時間処理した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣を、MeOH中のHCl(1.25M、10mL)に一晩で溶解させた。この反応混合物を濃縮し、そして次の反応に直接使用した。
【0359】
あるいは、この中間体を下記の手順により調製した。
【化98】
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(S)−4−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(3−ブロモ−4−クロロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(5g、0.013mol)、酢酸パラジウム(II)(0.07g、0.64mmol)、n−ブチル−ジ−(1−アダマンチル)ホスホニウムヨージド(0.62g、1.28mmol)および炭酸カリウム(5.31g、0.038mol)の混合物をアルゴンでスパージし、次いでトルエン(13mL)で希釈した。次いで、1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール(1.83g、0.015mol)を添加した。この二相混合物をアルゴンで15分間スパージした。次いで、この混合物を120℃で一晩加熱した。冷却後、この混合物をセライトで濾過し、そしてそのフィルターケーキをEtOAcで洗浄した。その濾液および洗浄液を合わせ、濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0360】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(2,4−ジメトキシベンジル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製
【化99】
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(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(2,4−ジメトキシベンジル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製:ADDP(3.05g、0.01mol)のPhMe(30mL)中の溶液を0℃まで冷却した。トリブチルホスフィン(5.33mL、0.02mol)を5分間かけて滴下により添加し、そしてこの混合物を0℃で15分間撹拌した。次いで、(S)−4−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(910mg、2mmol)および2,4−ジメトキシベンジルアルコール(1.01g、6mmol)のCHCN(10mL)中の溶液をこの反応物に1分間かけて添加し、その後、PhMe(10mL)で洗浄した。この反応混合物を0℃で15分間保持し、次いで室温で16時間撹拌した。この反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)により直接精製して、(S)−4−(4−クロロ−3−(1−(2,4−ジメトキシベンジル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(1.27g、2mmol)を得、これをニートなTFA(10mL)で室温で15分間処理した。次いで、この混合物を2mLのTFAまで濃縮し、そしてHO(50mL)およびDCM(50mL)を添加した。この反応物を室温で1.5時間激しく撹拌した。この混合物に、50%w/vのaq KOH(3mL)を添加した。得られた混合物をDCMで抽出した。その有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そして生成物を得た。
【0361】
(S)−2−アミノ−2−(3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−4−フルオロフェニル)エタン−1−オールの調製
【化100】
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(S)−2−アミノ−2−(3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−4−フルオロフェニル)エタン−1−オールの調製:(S)−4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(0.29g、0.762mmol)、酢酸パラジウム(II)(0.016g、0.15mmol)、炭酸カリウム(0.32g、1.7mmol)およびn−ブチル−ジ−(1−アダマンチル)ホスホニウムヨージド(0.15g、0.30mmol)の混合物をアルゴンで2回スパージし、次いでトルエン(3mL)で希釈した。次いで、1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール(0.27g、2.29mol)および2,2−ジメチル酪酸(0.04mL、0.30mmol)を添加した。この二相混合物をアルゴンで15分間スパージし、そして120℃で一晩撹拌した。この反応物を冷却し、そしてセライトで濾過し、そしてそのフィルターケーキをEtOAcで洗浄した。その濾液および洗浄液を合わせ、濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)により精製して、(S)−4−(3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−4−フルオロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(0.27g、85%)を得た。この物質をTFA/水の混合物で処理し、そして室温で3時間撹拌した。次いで、この混合物を濃縮し、トルエンでストリップし、そして次の反応に直接使用した。
【0362】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(メチル−d)−1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製
【化101】
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(S)−(1−(4−クロロ−3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチルの調製:(200mg、0.67mmol)、アジドトリメチルシラン(0.36mL、2.7mmol)およびジ−n−ブチルスズオキシド(34mg、0.13mmol)のトルエン(5.0mL)中の混合物を90℃で2時間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルカラム(1〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン、その後、1〜50%の勾配のDCM/MeOH)により精製して、生成物を得た。
【0363】
(S)−4−(4−クロロ−3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−(1−(4−クロロ−3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチル(0.07g、0.21mmol)、2,2−ジメトキシプロパン(0.25mL、2.06mmol)およびパラ−トルエンスルホン酸一水和物(3.9mg、0.021mmol)のジクロロメタン(CHCl)(3mL)中の混合物を室温で2日間撹拌した。この反応混合物を、飽和塩化アンモニウム溶液の添加によりクエンチし、そしてこの混合物をCHClで抽出した。その層を分離し、そしてその水層をCHClでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSOで)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0364】
(S)−4−(4−クロロ−3−(1−(メチル−d)−1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(30mg、0.079mmol)、炭酸カリウム(33mg、0.24mmol)およびヨードメタン−d3(0.05mL、0.79mmol)のDMF(1.5mL)中の混合物を、室温で一晩撹拌した。この反応混合物を水で処理し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0365】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(メチル−d)−1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−(1−(メチル−d)−1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(0.02g、0.05mmol)のTFA(0.5mL)中の溶液を室温で10分間撹拌した。次いで、この混合物に、数滴の水を添加し、そして室温で1時間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、アセトニトリルと共エバポレートし、次いでその残渣をアセトニトリル/水(1:1)に溶解させ、凍結乾燥させ、そしてさらに精製せずに次の反応に使用した。
【0366】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートの調製
【化102】
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(S)−(1−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチルの調製:(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エタン−1−オール(6.2g、0.02mol)のTHF(25mL)中の溶液に、Boc無水物(7g、0.03mol))およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(11.2mL、0.06mol)を順番に添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。この反応混合物を酢酸エチルと水との間で分配した。その有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣を80gのシリカゲルカートリッジに装填し、そしてヘキサン中0〜100%の勾配の酢酸エチルで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0367】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートの調製:(S)−(1−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチル(5g、12.9mmol)のDCM(15mL)中の溶液に、1−イソシアナト−1−(トリフルオロメチル)シクロプロパン(トルエン中0.73M)(70mL、51mmol)およびチタン(IV)tert−ブトキシド(5.0mL、12.9mmol)を添加した。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。この時間の後に、この混合物を濃縮し(2mLまで)、そして40gのシリカゲルカートリッジに装填し、そしてヘキサン中0〜100%の勾配の酢酸エチルで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製した。生成物である(S)−(1−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)カルバミン酸tert−ブチルを4MのHCl/ジオキサン(24mL)に20分間溶解させた。この時間の後に、その粗製混合物を濃縮し、そしてトルエン(3×50mL)と共沸させて、生成物を得た。
【0368】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル(1−(ジフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートの調製
【化103】
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(S)−(1−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−(((1−(ジフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)カルバミン酸tert−ブチルの調製:1−(ジフルオロメチル)−1−イソシアナトシクロプロパンのトルエン中の溶液(50mlのトルエン中の35mmol)に、(S)−(1−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチル(7.0g、18mmol)のDCM(20mL)中の溶液を添加し、その後、DIEA(3.13mL、18mmol)を添加した。さらなるDCM(50mL)を添加した。この反応混合物を室温で17時間撹拌した。次いで、この混合物を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0369】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル(1−(ジフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートの調製:(S)−(1−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−(((1−(ジフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)カルバミン酸tert−ブチル(7.0g、13.4mmol)のTFA(100mL)中の溶液を室温で2時間撹拌した。次いで、この混合物を濃縮乾固させた。この粗製物質をシリカゲルに吸収させ、そしてシリカゲルのショートカラムに装填した。0〜50%のEtOAc/ヘキサンでの溶出により、明黄色の不純物を除去した。EtOAc中10%のMeOHでの溶出により、所望の遊離塩基生成物を得た。
【0370】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製
【化104】
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【化105】
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(S)−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチルの調製:(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エタン−1−オール塩酸塩(3.0g、13.3mmol)のTHF(50mL)中の溶液に、Boc無水物(3.6g、16.6mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(3.86g、29.9mmol)を添加した。この混合物を、室温で一晩撹拌した。この反応混合物を飽和aq NHClで処理し、そしてEtOAcで抽出した。その有機層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSOで)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製混合物をさらに精製せずに次の反応に持ち越した。
【0371】
(S)−4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチルのCHCl(50mL)中の溶液に、2,2−ジメトキシプロパン(13.8g、133mmol)およびパラ−トルエンスルホン酸一水和物(0.252g、1.33mmol)を順番に添加した。この反応混合物を室温で一晩維持した。この反応混合物を飽和aq.NHClで処理し、そしてCHClで抽出した。2つの層を分離し、そしてその水層をCHClでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSOで)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサンにより溶出)により精製して、生成物(4.5g、2工程で定量的収率)を得た。
【0372】
(S)−4−(4−クロロ−3−ヒドラジニルフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(2.29g、6.94mmol)およびヒドラジン水和物(20g)の混合物を、100℃で、キャップ付き耐圧管内で週末にわたり(3日間)撹拌した。この反応混合物を飽和NHClで処理し、そしてEtOAcで抽出した。その有機抽出物をブラインにより洗浄し、乾燥させ(NaSOで)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサンにより溶出)により精製して、生成物および回収された未反応の出発物質を得た。
【0373】
(S)−4−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−ヒドラジニルフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(1.44g、4.21mmol)のDMSO(12mL)中の溶液に、N−((ジメチルアミノ)メチレン)−2,2−ジフルオロアセトアミド(3.12g、21mmol)およびp−トルエンスルホン酸一水和物(2.18g、12.6mmol)を順番に添加した。この反応混合物を室温で撹拌した。2時間後、この反応混合物を飽和NHCl(aq)で処理し、そしてEtOAcで抽出した。その有機層を希NHCl(aq)で数回洗浄して、大部分の極性副生成物を除去した。次いで、その有機層を乾燥させ(NaSOで)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣を最小量のEtOAcに溶解させ、次いでヘキサンをゆっくりと添加した。次いで、生じた固体を濾過により集め、そして高真空下で乾燥させて、生成物を得た。
【0374】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(0.60g、1.4mmol)をトリフルオロ酢酸(12mL)に溶解させ、そして得られた紫桃色の溶液を室温で10分間撹拌したままにした。次いで、この混合物に、水(2.5mL)を添加した。4時間後、この混合物を減圧中で濃縮し、CHCN/HO)(2:1)に溶解させ、そしてフリーズドライした。この粗生成物を次の反応に使用した。
【0375】
N−((ジメチルアミノ)メチレン)−2,2−ジフルオロアセトアミドの調製:
2,2−ジフルオロアセトアミド(5.0g、52.6mmol)およびN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(9.4g、78.9mmol)のトルエン中の懸濁物を室温で1時間撹拌した。この均質になった混合物を減圧中で濃縮した。その残渣をトルエンと共エバポレートして、副生成物であるMeOHおよび未反応のジメチルアセタールを除去した。得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーのショートパッド(未反応ジメチルアセタール出発物質などの極性不純物を単に除去するため)により精製して、生成物を得た。
【0376】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートの調製
【化106】
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(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートの調製:(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートを、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートを調製するための手順に従って調製した。
【0377】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル((S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カルバメートTFA塩の調製
【化107】
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(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル((S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カルバメートTFA塩の調製:(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル((S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カルバメートTFA塩を、(S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−アミンを1−(ジフルオロメチル)シクロプロパン−1−アミンの代わりに使用したこと以外は実施例67を調製するための手順に従って調製した。
【0378】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−5−フルオロフェニル)エタン−1−オールTFA塩の調製
【化108】
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(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−5−フルオロフェニル)エタン−1−オールTFA塩の調製:(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−5−フルオロフェニル)エタン−1−オールTFA塩を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3,5−ジフルオロフェニル)エタン−1−オール塩酸塩を(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用したこと以外は、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オールTFA塩を調製するための手順に従って調製した。
【0379】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−シクロプロピル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製
【化109】
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(S)−4−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−ヒドラジニルフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(100mg、0.29mmol)の酢酸(2.0mL)中の溶液に、N−ジメチルアミノ)メチレン)シクロプロパンカルボキサミド(246mg、1.76mmol)を添加した。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。この反応混合物をトルエンで希釈し、そして濃縮した。次いで、この残渣を、飽和aq NaHCO溶液を添加することによりクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。その有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSOで)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物(115mg、93%)を得た。
【0380】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−シクロプロピル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製:(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−シクロプロピル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オールを、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オールを調製するための手順に従って、(S)−4−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルで出発して調製した。
【0381】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の調製
【化110】
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(S)−(1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチルの調製:ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)(32.8mg、0.06mmol)および2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−3,4,5,6−テトラメチル−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル(65.81mg、0.14mmol)のジオキサン(1mL)中のスパージ混合物を120℃で5分未満撹拌した。室温まで冷却した後に、この活性化触媒の溶液を、(S)−(1−(3−ブロモ−4−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチル(200mg、0.57mmol)、1,2,4−トリアゾール(49mg、0.71mmol)および炭酸セシウム(372mg、1.14mmol)のジオキサン(1mL)中のスパージ混合物に添加した。この反応混合物を90℃で一晩撹拌した。この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、そしてセライトのパッドで濾過し、そしてその濾液を濃縮した。その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0382】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の調製:(S)−(1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチル(140mg、0.41mmol)のジオキサン(4mL)中の溶液に、ジオキサン中の塩酸(4M、0.62mL)を添加した。この反応物を室温で一晩撹拌した。次いで、この反応混合物をトルエンで希釈し、そして濃縮した。この順序を2回繰り返して粗製アンモニウム塩を得、これをさらに精製せずに先に持ち越した。
【0383】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の調製
【化111】
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(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の調製:(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩を調製するための手順に従って調製した。
【0384】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の調製
【化112】
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(S)−4−(3−アミノ−4−クロロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(3−ブロモ−4−クロロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(200mg、0.51mmol)、アジ化ナトリウム(67mg、1.02mmol)、ヨウ化銅(I)(97mg、0.51mmol)、trans−N,N’−ジメチル−1,2−シクロヘキサンジアミン(0.08mL、0.51mmol)および(+)−L−アスコルビン酸ナトリウム(206mg、1.02mmol)の、エタノール(4mL)および水(1.5mL)中のスパージ溶液を90℃で12時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、そしてセライトのパッドで濾過した。その濾液からの有機層を分離し、そしてその水層をEtOAcで抽出した。その有機抽出物を合わせ、乾燥させ(硫酸ナトリウムで)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0385】
(S)−4−(3−アジド−4−クロロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(3−アミノ−4−クロロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの、アセトニトリル(5.0mL)およびTHF(2.5mL)中の溶液に、アジドトリメチルシラン(0.11mL、0.84mmol)およびtert−ブチルニトリル(0.13mL、1.11mmol)を0℃で添加した。この反応混合物を0℃で1時間撹拌した。この反応混合物を濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0386】
(S)−4−(4−クロロ−3−(4−(トリメチルシリル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(3−アジド−4−クロロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(95mg、0.27mmol)のトルエン(2.7mL)中の溶液に、トリメチルシリルアセチレン(0.080mL、0.54mmol)を添加した。この反応混合物を110℃で1時間加熱した。この粗製混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により直接精製して、生成物を得た。
【0387】
(S)−4−(4−クロロ−3−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−(4−(トリメチルシリル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(90mg、0.2mmol)のTHF(2.0mL)中の溶液に、THF中のテトラブチルアンモニウムフルオリド溶液(1M、0.3mL)を添加した。この反応物を室温で3時間撹拌し、次いで飽和塩化アンモニウム溶液およびEtOAcの添加によりクエンチした。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSOで)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0388】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の調製:(S)−4−(4−クロロ−3−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(80mg、0.21mmol)のジオキサン(2.0mL)中の溶液に、ジオキサン中の塩酸(4M、0.21mL)を添加した。この反応混合物を室温で6時間撹拌し、次いでトルエンで希釈し、そして濃縮した。この順序を2回繰り返して、持ち越すために十分な純度の生成物を得た。
【0389】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1H−テトラゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製
【化113】
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(S)−4−(4−クロロ−3−(1H−テトラゾール−1−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(3−アミノ−4−クロロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(150mg、0.46mmol)の酢酸(4mL)中の溶液に、オルトギ酸トリメチル(0.15mL、1.4mmol)およびアジ化ナトリウム(90mg、1.4mmol)を順番に添加した。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。この反応混合物をトルエンで希釈し、次いで減圧中で濃縮した。この順序を2回繰り返した。その残渣をsat.NaHCO溶液とEtOAcとの間で分配した。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSOで)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0390】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1H−テトラゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−(1H−テトラゾール−1−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(150mg、0.39mmol)(80mg、0.21mmol)のジオキサン(4.0mL)中の溶液に、ジオキサン中の塩酸(4M、0.79mL)を添加した。この反応混合物を室温で6時間撹拌し、次いでトルエンで希釈し、そして濃縮した。この順序を2回繰り返して、持ち越すために十分な純度の生成物を得た。
【0391】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の調製
【化114】
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(S)−4−(4−クロロ−3−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(60mg、0.18mmol)のNMP(5mL)中の溶液に、1H−1,2,3−トリアゾール(62.8mg、0.91mmol)および炭酸セシウム(296mg、0.91mmol)を添加した。この反応混合物を窒素で脱気し、そして100℃で16時間加熱した。この混合物を水で処理し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を水、次いでで洗浄し、乾燥させ(NaSOで)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物(22mg、32%)を得た。
【0392】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の調製:(S)−4−(4−クロロ−3−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(22mg、0.06mmol)のジオキサン(1mL)中の溶液に、ジオキサン溶液中の塩酸(4.0M、1mL)を添加した。この反応混合物を3時間撹拌した。次いで、この反応混合物を濃縮して、固体を得、これを次の工程に直接使用した。
【0393】
(S)−2−アミノ−2−(5−クロロ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ピリジン−2−イル)エタン−1−オールの調製
【化115】
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(S)−(1−(4−ブロモ−5−クロロピリジン−2−イル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチルの調製:(S)−2−アミノ−2−(4−ブロモ−5−クロロピリジン−2−イル)エタン−1−オール(3.0g、0.012mol)のTHF(5mL)および水(0.5mL)中の溶液に、ジ炭酸ジ−tert−ブチル(3.29mL、0.014mol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(6.23mL、0.036mol)を添加した。この反応物を室温で2日間撹拌した。この粗製混合物を酢酸エチルおよび水で処理した。その有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0394】
(S)−(1−(5−クロロ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチルの調製:(S)−(1−(4−ブロモ−5−クロロピリジン−2−イル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチル(0.2g、0.57mmol)、1,2,4−トリアゾール(0.08g、1.14mmol)および炭酸セシウム(0.15g、0.42mmol)のジオキサン(2mL)中の混合物に、120℃で3分間予熱した、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)(0.03g、0.052mmol)および2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−3,4,5,6−テトラメチル−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル(0.07g、0.145mmol)のジオキサン(2mL)中の溶液を添加した。次いで、この反応物を100℃で一晩加熱した。この混合物を酢酸エチルおよび水で処理した。その有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0395】
(S)−2−アミノ−2−(5−クロロ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ピリジン−2−イル)エタン−1−オールの調製:(S)−(1−(5−クロロ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチル(25mg、0.075mmol)のジオキサン(1mL)中の溶液に、ジオキサン溶液中の塩酸(4.0M、1mL)を添加した。この反応混合物を3時間撹拌した。次いで、この反応混合物を濃縮して、生成物を得、これを次の工程に直接使用した。
【0396】
1−(ジフルオロメチル)−1−イソシアナトシクロプロパンの調製
【化116】
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パージして窒素の不活性雰囲気で維持している、2000mLの3つ口丸底フラスコに、1−(ジフルオロメチル)シクロプロパン−1−カルボン酸(36g、265mmol)のトルエン(1000mL)中の溶液、DPPA(76.4g、278mmol)およびTEA(29.4g、291mmol)を入れた。この混合物を油浴内で100℃で3時間撹拌した。この粗生成物を常圧蒸留により精製し、そしてその画分を110℃で集めた。所望の生成物を含む画分を集めて、次の工程に使用した。
【0397】
実施例1: 化合物1の調製
【化117】
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イソプロピルイソプロピル(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−4,4−ジメチルペンタノエートの調製:EtOAc(4mL)中の(R)−2−アミノ−2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル塩酸塩(0.5g、1.44mmol)と、飽和重炭酸ナトリウム(3mL)との二相溶液に、O−ベンジルカーボンイソチオシアナチデート(0.28g、1.44mmol、Journal of Medicinal Chemistry,56(2),451−459;2013に記載される手順に従って調製)を添加した。この反応混合物を30分間撹拌した。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSOで)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカカラムクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0398】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(0.08g、0.17mmol)、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩(0.05g、0.17mmol)およびN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(0.05g、0.25mmol)(EDCI)のDMF(1.0mL)中の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.15mL、0.84mmol)を添加した。この反応混合物を55℃で一晩撹拌した。この反応混合物を、飽和塩化アンモニウム溶液およびEtOAcの添加によりクエンチした。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層を10%の塩化リチウム(aq)、次いでブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSOで)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0399】
ジメチルカルバミン酸(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)エチルの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(23mg、0.03mmol)のジクロロメタン(0.3mL)中の溶液に、1,1’−カルボニルジイミダゾール(8.3mg、0.05mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.01mL、0.07mmol)を添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。次いでTHF中のジメチルアミン(2M、0.14mL)をこの反応混合物に添加し、そして室温で30分間撹拌した。この反応混合物を、飽和塩化アンモニウム水溶液の添加によりクエンチし、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSOで)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0400】
化合物1の調製:ジメチルカルバミン酸(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)エチル(23mg、0.03mmol)のジクロロメタン(0.5mL)中の溶液(あらゆる発熱を防ぐために水浴内に置いた)に、ヨードトリメチルシラン(0.01mL、0.06mmol)を添加した。この反応物を室温で15分間撹拌した。この反応混合物を、飽和水性NaHCOおよびEtOAcの添加によりクエンチした。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSOで)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/(3:1のCHCl/ヘキサン))により精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C32H37ClFN5O4: 610.2 [M+H]+; found: 610.1 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.50 - 8.24 (m, 1H), 7.85 - 7.64 (m, 1H), 7.62 - 7.43 (m, 2H), 7.38 (dd, J = 7.8, 4.8 Hz, 2H), 7.22 - 6.99 (m, 1H), 6.72 - 6.53 (m, 1H), 6.54 - 6.32 (m, 1H), 5.63 - 5.42 (m, 1H), 5.20 - 4.96 (m, 1H), 4.75 (s, 2H), 3.74 (d, J = 1.1 Hz, 3H), 2.87 (s, 3H), 2.82 (s, 3H), 2.19 (t, J = 16.7 Hz, 1H), 2.10 - 1.87 (m, 4H), 0.95 (s, 9H)。
【0401】
実施例2: 化合物2の調製
【化118】
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(R)−2−アミノ−2−シクロプロピル−2−(3,5−ジフルオロフェニル)酢酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−シクロプロピル−2−(3,5−ジフルオロフェニル)酢酸イソプロピルを、市販のシクロプロピルマグネシウムブロミドをネオ−ペンチルマグネシウムブロミドの代わりに使用したこと以外は、(R)−2−アミノ−2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルを調製するための手順に従って調製した。
【0402】
メチルイソプロピル(R)−2−シクロプロピル−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−イソチオシアナトアセテートの調製:酢酸エチル(60mL)中の(R)−2−アミノ−2−シクロプロピル−2−(3,5−ジフルオロフェニル)酢酸イソプロピル(1.52g、3.97mmol)と、飽和NaHCO溶液(60mL)との二相溶液に、チオホスゲン(0.91mL、0.012mol)を0℃で添加した。この反応混合物を室温まで昇温させ、そして1時間撹拌した。次いで、2つの層を分離し、そしてその有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濾過した。その濾液を濃縮し、そしてさらに精製せずに次の工程で使用した。
【0403】
2−クロロ−5−((S)−1−((R)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−オキソ−2−トリオキソイミダゾリジン−1−イル)−2−ヒドロキシエチル)安息香酸メチルの調製:メチルイソプロピル(R)−2−シクロプロピル−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−イソチオシアナトアセテート(1.24g、3.97mmol)、(S)−5−(1−アミノ−2−ヒドロキシエチル)−2−クロロ安息香酸メチル塩酸塩(1.37g、5.16mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(3.45mL、19.8mmol)の1−メチル−2−ピロリジノン(8mL)中の混合物を95℃で1時間加熱した。この反応混合物を水で希釈し、そしてEtOAcで抽出した。その有機抽出物をブラインにより洗浄し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0404】
2−クロロ−5−((S)−1−((R)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−オキソ−2−トリオキソイミダゾリジン−1−イル)−2−((ジメチルカルバモイル)オキシ)エチル)安息香酸メチルの調製:2−クロロ−5−((S)−1−((R)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−オキソ−2−トリオキソイミダゾリジン−1−イル)−2−ヒドロキシエチル)安息香酸メチル(1.82g、3.78mmol)のDCM(30mL)中の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.61mL、9.26mmol)および1,1’−カルボニルジイミダゾール(1.05g、6.46mmol)を添加した。この反応混合物を室温で15分間撹拌した。次いで、この混合物に、THF中のジメチルアミン(2M、9.46mL)を添加した。この反応物を室温で5分間撹拌した。この反応混合物をEtOAcで希釈し、そして水、次いでブラインで洗浄した。その有機相を減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)で精製して、生成物を得た。
【0405】
2−クロロ−5−((S)−1−((R)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−イミノ−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−((ジメチルカルバモイル)オキシ)エチル)安息香酸メチルの調製:2−クロロ−5−((S)−1−((R)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−オキソ−2−トリオキソイミダゾリジン−1−イル)−2−((ジメチルカルバモイル)オキシ)エチル)安息香酸メチル(2.18g、3.95mmol)のメタノール(45mL)中の溶液に、NHOH水溶液(13.8mL、0.12mol)およびt−BuOOH(水中75%、7.62mL、59mmol)を添加した。この反応物を室温で一晩撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物(1.05g、50%)を得た。
【0406】
5−((S)−1−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−((ジメチルカルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸メチルの調製:2−クロロ−5−((S)−1−((R)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−イミノ−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−((ジメチルカルバモイル)オキシ)エチル)安息香酸メチル(1.05g、1.96mmol)のTHF(15mL)中の溶液に、ジ炭酸ジ−tert−ブチル(0.9mL、3.93mmol)およびトリエチルアミン(1.09mL、7.85mmol)を添加し、そして室温で18時間撹拌した。次いで、この混合物を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0407】
5−((S)−1−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−((ジメチルカルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸の調製:5−((S)−1−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−((ジメチルカルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸メチル(1.0g、1.57mmol)のTHF(12mL)およびメタノール(5mL)中の溶液に、水酸化ナトリウム溶液(2M、3.15mL)を添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。この混合物に1NのHClを添加して、この反応をクエンチした。この反応混合物を濃縮した。その残渣を最小量のCHCN/水(1:1)に溶解させ、そして凍結乾燥させて、生成物を得た。
【0408】
ジメチルカルバミン酸(S)−2−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−((2−オキソ−2−フェニルエチル)カルバモイル)フェニル)エチルの調製:5−((S)−1−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−((ジメチルカルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸(40mg、0.064mmol)のDCM(1mL)およびDMF(1mL)中の溶液に、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−tertメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(23mg、0.097mol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.02mL、0.097mmol)を添加した。この反応混合物を室温で30分間撹拌した。次いで、この混合物に、2−アミノアセトフェノン塩酸塩(17mg、0.097mmol)を添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。この反応混合物をブラインで洗浄し、そして酢酸エチルで抽出した。その有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0409】
ジメチルカルバミン酸(S)−2−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−フェニルチアゾール−2−イル)フェニル)エチルの調製:ジメチルカルバミン酸(S)−2−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−((2−オキソ−2−フェニルエチル)カルバモイル)フェニル)エチル(20mg、0.027mmol)のTHF(1mL)中の溶液に、Lawesson試薬(16mg、0.041mmol)を添加した。この反応物を60℃で一晩撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0410】
化合物2の調製:ジメチルカルバミン酸(S)−2−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−フェニルチアゾール−2−イル)フェニル)エチル(13mg、0.018mmol)のDCM(1.5mL)中の溶液に、トリフルオロ酢酸(0.3mL)を添加した。この反応物を室温で30分間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣をprep−TLC(80%の酢酸エチルおよび20%のヘキサンで溶出)により精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C32H28ClF2N5O3S: 636.2 [M+H]+; found: 636.0 [M+H]+1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.16 (s, 1H), 8.14 - 8.10 (m, 1H), 7.73 - 7.68 (m, 2H), 7.60 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.50 - 7.43 (m, 4H), 7.42 - 7.37 (m, 1H), 7.20 - 7.13 (m, 2H), 6.84 (tt, J = 9.0, 2.4 Hz, 1H), 5.57 (dd, J = 10.0, 4.8 Hz, 1H), 5.07 (dd, J = 11.2, 10.0 Hz, 1H), 4.78 (dd, J = 11.2, 4.9 Hz, 1H), 2.86 (d, J = 21.5 Hz, 6H), 1.72 - 1.57 (m, 1H), 0.55 (dtt, J = 21.8, 9.6, 4.4 Hz, 4H)。
【0411】
実施例3: 化合物3の調製
【化119】
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化合物3を、2−アミノ−1−モルホリン−4−イルエタノン塩酸塩を2−アミノアセトフェノン塩酸塩の代わりに使用したこと以外は、化合物2を調製するための手順に従うことにより、調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C30H31ClF2N6O4S: 645.2 [M+H]+; found: 645.2 [M+H]+1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.97 - 7.93 (m, 1H), 7.52 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.37 - 7.32 (m, 1H), 7.20 - 7.13 (m, 2H), 7.13 (s, 1H), 6.95 - 6.87 (m, 1H), 5.55 (dd, J = 10.0, 4.8 Hz, 1H), 5.05 (dd, J = 11.3, 10.1 Hz, 1H), 4.75 (dd, J = 11.3, 4.8 Hz, 1H), 3.89 - 3.81 (m, 4H), 3.24 - 3.17 (m, 4H), 2.85 (d, J = 22.0 Hz, 6H), 1.65 (td, J = 8.3, 4.2 Hz, 1H), 0.63 - 0.45 (m, 4H)。
【0412】
実施例4: 化合物4の調製
【化120】
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化合物4を、(メトキシカルボニルスルファモイル)トリエチルアンモニウムヒドロキシド(Burgess試薬)およびDCEを、それぞれLawesson試薬およびTHFの代わりに使用したこと以外は、化合物2を調製するための手順に従って、調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C32H28ClF2N5O4: 620.2 [M+H]+; found: 620.2 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.05 - 8.03 (m, 1H), 7.79 - 7.75 (m, 2H), 7.66 (s, 1H), 7.62 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.53 - 7.45 (m, 4H), 7.42 - 7.37 (m, 1H), 7.19 - 7.11 (m, 2H), 6.82 (t, J = 9.0 Hz, 1H), 5.56 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 5.09 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.77 (dd, J = 11.3, 4.9 Hz, 1H), 2.87 (d, J = 20.4 Hz, 6H), 1.66 (s, 1H), 0.67 - 0.46 (m, 4H)。
【0413】
実施例5: 化合物5の調製
【化121】
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ジメチルカルバミン酸(S)−2−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチルの調製:5−((S)−1−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−((ジメチルカルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸(20mg、0.032mmol)のDCM(1.0mL)中の溶液に、N,N’−カルボニルジイミダゾール(5mg、0.032mmol)を添加し、そして室温で2時間撹拌した。この時間の後に、アンモニアをこの混合物に15分間吹き込み、そしてこの反応混合物を一晩撹拌した。次いで、この混合物を酢酸エチルと水との間で分配した。その有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー((0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサンで溶出)により精製して、生成物を得た。
【0414】
ジメチルカルバミン酸(S)−2−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−シアノフェニル)エチルの調製:ジメチルカルバミン酸(S)−2−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチル(20mg、0.032mmol)のTHF(1mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.02mL、0.16mmol)および無水トリフルオロ酢酸(0.01mL、0.081mmol)を添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。次いで、この反応混合物を濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0415】
ジメチルカルバミン酸(S)−2−(3−カルバモチオイル−4−クロロフェニル)−2−((R)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−イミノ−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)エチルの調製:ジメチルカルバミン酸(S)−2−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−シアノフェニル)エチル(40mg、0.065mmol)のエタノール(1mL)中の溶液に、五硫化リン(59mg、0.027mmol)を添加した。この反応混合物を60℃で一晩撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣をprep−TLC(20%のヘキサン−80%の酢酸エチルで溶出)により精製して、生成物(27mg、76%)を得た。
【0416】
化合物5の調製:ジメチルカルバミン酸(S)−2−(3−カルバモチオイル−4−クロロフェニル)−2−((R)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−イミノ−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)エチル(14mg、0.026mmol)のエタノール(1mL)中の溶液に、クロロアセトアルデヒド(0.006mL、0.039mmol)を添加した。この反応混合物を60℃で一晩撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣をprep TLCプレート(70%の酢酸エチルおよび30%のヘキサンで溶出)により精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+ (m/z): calc’dcalculated for C26H24ClF2N5O3S: 560.1 [M+H]+; found: 560.3 [M+H +1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.06 (s, 1H), 7.94 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 7.77 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 7.66 - 7.56 (m, 2H), 7.46 (s, 1H), 7.15 (td, J = 8.5, 2.4 Hz, 2H), 4.79 - 4.61 (m, 1H), 3.31 (m, 3H) , 2.86 (d, J = 26.2 Hz, 6H), 1.62 (s, 1H), 0.98 - 0.81 (m, 4H)。
【0417】
実施例6: 化合物6の調製
【化122】
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化合物6を、2−ブロモアセトフェノンをクロロアセトアルデヒドの代わりに使用したこと以外は化合物5を調製するための手順に従って調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C32H28ClF2N5O3S: 636.2 [M+H]+; found: 636.2 [M+H]+1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.35 (s, 1H), 8.03 - 7.95 (m, 3H), 7.61 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.45 (td, J = 7.8, 6.0 Hz, 3H), 7.38 - 7.33 (m, 1H), 7.18 - 7.11 (m, 2H), 6.76 (s, 1H), 5.57 (s, 1H), 5.08 (s, 1H), 4.79 (dd, J = 11.2, 5.0 Hz, 1H), 2.85 (d, J = 31.2 Hz, 6H), 1.62 (s, 1H), 0.51 (s, 4H)。
【0418】
実施例7: 化合物7の調製
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
【化124】
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(R)−2−イソチオシアナト−4−メチル−2−フェニルペンタン酸メチルの調製:(R)−2−イソチオシアナト−4−メチル−2−フェニルペンタン酸メチルを、実施例2に記載されたメチルイソプロピル(R)−2−シクロプロピル−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−イソチオシアナトアセテートを調製するための手順に従って調製した。
【0419】
(R)−3−((S)−1−(3−ブロモフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−5−イソブチル−5−フェニル−2−トリオキソイミダゾリジン−4−オンの調製:(R)−2−イソチオシアナト−4−メチル−2−フェニルペンタン酸メチル(400mg、1.52mmol)、(S)−2−アミノ−2−(3−ブロモフェニル)エタン−1−オール塩酸塩(499mg、1.97mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(660μL、3.8mmol)のTHF(8mL)中の混合物を50℃で3時間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0420】
(R)−3−((S)−1−(3−ブロモフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−2−イミノ−5−イソブチル−5−フェニルイミダゾリジン−4−オンの調製:(R)−3−((S)−1−(3−ブロモフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−5−イソブチル−5−フェニル−2−トリオキソイミダゾリジン−4−オン(200mg、0.45mmol)のメタノール(5mL)中の溶液に、NHOH水溶液(30%、1.56mL、0.013mol)およびt−BuOOH(水中70%、0.86mL、6.7mmol)を添加した。この反応混合物を室温で4.5時間撹拌した。この混合物を濃縮し、そしてその残渣を逆相HPLCクロマトグラフィー(CHCN/HO、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。
【0421】
(R)−3−((S)−2−ヒドロキシ−1−(3−(4−メチルオキサゾール−5−イル)フェニル)エチル)−2−イミノ−5−イソブチル−5−フェニルイミダゾリジン−4−オンの調製:(R)−3−((S)−1−(3−ブロモフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−2−イミノ−5−イソブチル−5−フェニルイミダゾリジン−4−オン(56mg、0.13mmol)、4−メチルオキサゾール−5−カルボン酸(33mg、0.26mmol)、炭酸セシウム(63.6mg、0.2mmol)、テトラブチルアンモニウムクロリド(36mg、0.13mmol)およびビス(トリ−t−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(6.65mg、0.013mmol)のDMF(1mL)中の混合物を室温で撹拌し、そしてアルゴンで10分間パージした。次いで、この反応混合物を170℃のマイクロ波反応器に10分間供した。この混合物に、EtOAcおよび水を添加した。その有機層をセライトのショートパッドで濾過し、そして濃縮した。その残渣を逆相HPLC(アセトニトリル/水、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。
【0422】
((R)−1−((S)−2−ヒドロキシ−1−(3−(4−メチルオキサゾール−5−イル)フェニル)エチル)−4−イソブチル−5−オキソ−4−フェニルイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの調製:(R)−3−((S)−2−ヒドロキシ−1−(3−(4−メチルオキサゾール−5−イル)フェニル)エチル)−2−イミノ−5−イソブチル−5−フェニルイミダゾリジン−4−オン(20mg、0.046mmol)のTHF(0.5mL)中の溶液に、ジ炭酸ジ−tert−ブチル(0.02mL、0.07mmol)およびトリエチルアミン(0.02mL、0.14mmol)を添加した。この反応混合物を室温で5時間撹拌した。次いで、この混合物を濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0423】
((R)−4−イソブチル−1−((S)−2−((イソプロピルカルバモイル)オキシ)−1−(3−(4−メチルオキサゾール−5−イル)フェニル)エチル)−5−オキソ−4−フェニルイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの調製:((R)−1−((S)−2−ヒドロキシ−1−(3−(4−メチルオキサゾール−5−イル)フェニル)エチル)−4−イソブチル−5−オキソ−4−フェニルイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチル(31mg、0.058mmol)のDCM(1mL)中の溶液に、1,1’−カルボニルジイミダゾール(14mg、0.087mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(20μL、0.12mmol)を添加した。この反応物を室温で5分間撹拌した。次いで、この混合物に、イソプロピルアミン(0.02mL、0.29mmol)を添加し、そして室温で15分間撹拌した。この反応混合物を水とEtOAcとの間で分配した。その有機相を濃縮し、そしてその残渣を精製せずに次の工程で直接使用した。
【0424】
化合物7の調製:((R)−4−イソブチル−1−((S)−2−((イソプロピルカルバモイル)オキシ)−1−(3−(4−メチルオキサゾール−5−イル)フェニル)エチル)−5−オキソ−4−フェニルイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチル(36mg、0.06mmol)のDCM(0.5mL)およびTFA(0.5mL)中の溶液を室温で30分間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣を逆相HPLC(アセトニトリル/水、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+ (m/z): calc’dcalculated for C29H35N5O4: 518.3 [M+H]+; found: 518.2 [M+H]+1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.90 (s, 1H), 7.65 - 7.29 (m, 8H), 7.28 - 7.21 (m, 1H), 5.68 (dd, J = 8.4, 4.2 Hz, 1H), 4.89 (dd, J = 12.0, 8.3 Hz, 1H), 4.66 (dd, J = 12.0, 4.2 Hz, 1H), 4.48 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 3.71-3.68 (m, 1H), 2.36 (s, 3H), 2.18 (d, J = 6.2 Hz, 2H), 1.76 - 1.66 (m, 1H), 1.07 (dd, J = 10.4, 6.6 Hz, 6H), 0.91 (dd, J = 24.5, 6.6 Hz, 6H)。
【0425】
実施例8: 化合物8の調製
【化125】
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化合物8を、化合物1についてと類似の方法で調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C31H35ClFN5O4: 596.2 [M+H]+; found: 596.1 [M+H]+1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.58 (dd, J = 5.0, 1.4 Hz, 1H), 7.90 (td, J = 7.8, 1.8 Hz, 1H), 7.56 - 7.36 (m, 5H), 7.12 (t, J = 9.1 Hz, 1H), 6.63 (dd, J = 14.2, 2.6 Hz, 1H), 6.47 (dd, J = 8.8, 2.6 Hz, 1H), 5.56 (dd, J = 9.6, 4.8 Hz, 1H), 5.09 (dd, J = 11.1, 9.7 Hz, 1H), 4.74 (dd, J = 11.1, 4.8 Hz, 1H), 3.75 (s, 3H), 2.88 (s, 3H), 2.83 (s, 3H), 2.20 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 2.08 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 0.95 (s, 9H)。
【0426】
実施例9: 化合物9の調製
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
化合物9を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩を(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用したこと以外は化合物1を調製するための手順に従って調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’dcalculated for C30H36ClFN6O4: 599.2 [M+H]+; found: 599.2 [M+H]+1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.73 (s, 1H), 7.59 - 7.46 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 7.14 (t, J = 9.1 Hz, 1H), 6.89 (s, 1H), 6.65 (dd, J = 14.3, 2.6 Hz, 1H), 6.55 (dd, J = 8.9, 2.6 Hz, 1H), 5.55 (dd, J = 9.7, 4.7 Hz, 1H), 5.09 (t, J = 10.4 Hz, 1H), 4.73 (dd, J = 11.1, 4.7 Hz, 1H), 3.77 (s, 3H), 3.40 (s, 3H), 2.89 (s, 3H), 2.85 (s, 3H), 2.24 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 2.10 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 0.97 (s, 9H)。
【0427】
実施例10: 化合物10の調製
【化127】
[この文献は図面を表示できません]
化合物10を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩を(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用したこと以外は化合物1を調製するための手順に従って調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C31H34ClF2N5O4: 614.2 [M+H]+; found: 614.2 [M+H]+1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.47 (dd, J = 3.9, 2.6 Hz, 1H), 7.75 (tt, J = 9.3, 1.0 Hz, 1H), 7.65 - 7.50 (m, 3H), 7.37 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.16 (t, J = 9.1 Hz, 1H), 6.73 - 6.55 (m, 2H), 5.66 (dd, J = 9.8, 4.4 Hz, 1H), 5.13 (dd, J = 11.5, 9.8 Hz, 1H), 4.80 (dd, J = 11.5, 4.4 Hz, 1H), 3.78 (d, J = 0.7 Hz, 3H), 2.93 - 2.88 (m, 6H), 2.35 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 2.26 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 1.00 (s, 9H)。
【0428】
実施例11: 化合物11の調製
【化128】
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【化129】
[この文献は図面を表示できません]
5−((S)−1−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−ヒドロキシエチル)−2−クロロ安息香酸メチルの調製:5−((S)−1−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−ヒドロキシエチル)−2−クロロ安息香酸メチルを、−5−(1−アミノ−2−ヒドロキシエチル)−2−クロロ安息香酸メチル塩酸塩を(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用したこと以外は実施例1の((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルを調製するための手順に従って調製した。
【0429】
5−((S)−1−((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−イミノ−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−ヒドロキシエチル)−2−クロロ安息香酸メチルの調製:5−((S)−1−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−ヒドロキシエチル)−2−クロロ安息香酸メチル(1.51g、2.19mmol)のDCM(15mL)中の溶液に、ヨードトリメチルシラン(0.57mL、4.38mmol)を添加した。この反応混合物を室温で2日間撹拌して、トリメチルシリル保護生成物である、5−((S)−1−((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−イミノ−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−((トリメチルシリル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸メチルの形成をもたらした。この反応混合物を飽和NaHCOで洗浄し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を分離し、MgSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製し、この精製中にトリメチルシリル基が除去されて、生成物を得た。
【0430】
5−((S)−1−((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−ヒドロキシエチル)−2−クロロ安息香酸メチルの調製:5−((S)−1−((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−イミノ−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−ヒドロキシエチル)−2−クロロ安息香酸メチル(1.0g、2.0mmol)、ジ炭酸ジ−tert−ブチル(0.47g、2.0mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.57mL、0.01mol)のTHF(13mL)中の反応混合物を、室温で一晩撹拌した。この反応混合物を飽和水性NaHCOとEtOAcとの間で分配した。その有機相を分離し、MgSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0431】
5−((S)−1−((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−ヒドロキシエチル)−2−クロロ安息香酸の調製:5−((S)−1−((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−ヒドロキシエチル)−2−クロロ安息香酸メチル(320mg、0.49mmol)のジオキサン(2.5mL)および水(2.5mL)中の溶液に、水酸化リチウム溶液(2M、1.22mL)を添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。この反応を、2Mの塩化水素溶液を添加することによりクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。その有機抽出物を分離し、MgSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をさらに精製せずに次の反応で使用した。
【0432】
((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−((2,4−ジメトキシベンジル)カルバモイル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの調製:5−((S)−1−((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−ヒドロキシエチル)−2−クロロ安息香酸(330mg、0.51mmol)のDMF(5.0mL)中の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.9mL、5.15mmol)を添加し、次いで2−(7−アザ−1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU)(392mg、1.03mmol)を添加した。この反応混合物を室温で5分間撹拌した。次いで、この混合物に、(2,4−ジメトキシフェニル)メタンアミン(0.39mL、2.57mmol)を添加した。この反応混合物を室温で30分間撹拌した。この反応混合物を飽和水性NaHCOとEtOAcとの間で分配した。その有機相を分離し、MgSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0433】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−((2,4−ジメトキシベンジル)カルバモイル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの調製:((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−((2,4−ジメトキシベンジル)カルバモイル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチル(375mg、0.47mmol)、1−(ジフルオロメチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(0.23mL、0.86mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(55mg、0.05mmol)および炭酸カリウム(197mg、1.42mmol)の、ジオキサン(5mL)および水(1mL)中の反応混合物を、85℃で40分間撹拌した。この反応混合物を飽和NaHCO溶液で希釈し、そしてEtOAcで抽出した。その有機抽出物を分離し、MgSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0434】
((R)−1−((S)−1−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−((2,4−ジメトキシベンジル)カルバモイル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチル(15mg、0.18mmol)のアセトニトリル(3mL)中の溶液をHO(3mL)および硫酸アンモニウムセリウム二水和物(220mg、0.35mmol)で処理した。この反応混合物を60℃で2時間加熱した。さらなる硫酸アンモニウムセリウム二水和物(220mg、0.35mmol)をこの混合物に添加し、そして室温で2時間撹拌した。この反応物をHOで希釈し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を飽和NaHCO溶液で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0435】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(((ジメチルアミノ)メチレン)カルバモイル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの調製:((R)−1−((S)−1−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチル(3mg、0.44mmol)のTHF(1.0mL)中の溶液をBredereck試薬(15uL、0.22mmol)で70℃で1時間処理した。この反応物を室温まで冷却し、そして次の反応に直接使用した。
【0436】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの調製:前の工程から作製した、((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(((ジメチルアミノ)メチレン)カルバモイル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの溶液に、酢酸(47mg、0.79mmol)およびヒドラジン一水和物(15.3mg、0.49mmol)を順番に添加した。この反応混合物を60℃で1時間加熱した。この反応物を室温まで冷却し、飽和水性NaHCOでpH=8までクエンチし、EtOAcで抽出した。その有機相を希薄な水性HClで洗浄し、(NaSO)で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣を次の反応に直接使用した。
【0437】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの調製:前の工程からの((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの残渣をDCM(1mL)に溶解させた。Hunig塩基(33mg、0.26mmol)および1,1’−カルボニルジイミダゾール(20mg、0.12mmol)を添加した。この反応混合物を室温で30分間撹拌した。次いで、この混合物に、シクロプロピルアミン(24.7mg、0.44mmol)を添加した。この反応混合物を室温で撹拌した。この反応混合物をDCM(5mL)で希釈し、そして希HCl水溶液で洗浄した。その有機相を分離し、濃縮し、そしてその残渣を次の反応に直接使用した。
【0438】
化合物11の調製:前の工程からの((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの、DCM(5mL)中の溶液に、トリフルオロ酢酸(1mL)を添加した。この反応混合物を室温で15分間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そして逆相HPLC(水中のアセトニトリル(0.1%のTFAを含む)により溶出)により精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C32H33ClF3N9O3: 684.2 [M+H]+; found: 684.3 [M+H]+1H NMR (400 MHz, CD3CN) δ 11.91 (s, 幅広, 1H), 8.32 (d, J = 0.7 Hz, 1H), 8.28 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.89 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.60 - 7.14 (m, 8H), 5.92 - 5.84 (m, 幅広, 1H), 5.51 - 5.41 (m, 幅広, 1H), 5.01 - 4.92 (m, 1H), 4.72 - 4.62 (m, 幅広, 1H), 2.41 - 2.20 (m, 2H), 0.97 (s, 9H), 0.61 (d, J = 7.0 Hz, 2H), 0.42 (d, J = 3.6 Hz, 2H)。
【0439】
実施例12: 化合物12の調製
【化130】
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((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(0.33g、0.60mmol)、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩(0.18g、0.60mmol)および1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(0.23g、1.2mmol)のDMF(4mL)中の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.52mL、3.0mmol)を添加した。この反応混合物を65℃で12時間維持した。この反応混合物を、飽和NHCl溶液およびEtOAcの添加によりクエンチした。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSOで)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0440】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(75mg、0.1mmol)、1−(ジフルオロメチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(101mg、0.42mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(24mg、0.02mmol)および炭酸カリウム(144mg、1.04mmol)の、ジオキサン(2mL)および水(0.4mL)中のアルゴンスパージ溶液を、90℃で1時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、飽和aq NHCl溶液によりクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSOで)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0441】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(15mg、0.02mmol)のジクロロメタン(0.50mL)中の溶液に、1,1’−カルボニルジイミダゾール(6.4mg、0.04mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.017mL、0.099mmol)を添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。次いで、この混合物に、シクロプロピルアミン(0.011mL、0.16mmol)を添加し、そして室温で12時間撹拌した。この反応混合物を、飽和塩化アンモニウム溶液の添加によりクエンチし、そして酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSOで)、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0442】
化合物12の調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(15mg、0.02mmol)のジクロロメタン(0.50mL)中の溶液に、ヨードトリメチルシラン(0.005mL、0.04mmol)を添加した。この反応物を室温で1時間維持した。次いで、この反応混合物を、飽和塩化アンモニウム溶液の添加によりクエンチし、そして酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSOで)、そして濃縮した。その残渣をシリカカラムクロマトグラフィー(0〜10%のMeOH/(3/1のCHCl/ヘキサン))、その後、逆相クロマトグラフィー(10〜95%のMeCN/HO、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C36H37ClF3N7O3: 708.3 [M+H]+; found: 708.2 [M+H]+1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.62 (dd, J = 22.9, 5.5 Hz, 1H), 8.54 (d, J = 4.0 Hz, 1H), 8.32 (d, J = 8.1 Hz, 0.5H), 8.20 (d, J = 8.0 Hz, 0.5H), 8.12 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.88 - 7.59 (m, 4H), 7.58 - 7.30 (m, 5H), 5.87 - 5.59 (m, 1H), 5.14 (dt, J = 29.7, 10.5 Hz, 1H), 4.80 - 4.55 (m, 1H), 2.58 - 2.45 (m, 1H), 2.46 - 2.28 (m, 2H), 2.20 - 2.05 (m, 3H), 2.04 - 1.91 (m, 1H), 1.02 (s, 9H), 0.74 - 0.60 (m, 2H), 0.57 - 0.39 (m, 2H)。
【0443】
実施例13: 化合物13の調製
【化131】
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(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−クロロピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の調製:(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−クロロピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩を、3−クロロ−2−(トリブチルスタンニル)ピリジンを3−メチル−2−(トリブチルスタンニル)ピリジンの代わりに使用したこと以外は(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩を調製するための手順に従って調製した。
【0444】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(3−クロロピリジン−2−イル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(3−クロロピリジン−2−イル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルを、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−クロロピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩を(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用したこと以外は実施例12に記載される((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルを調製するための手順に従って調製した。
【0445】
化合物13の調製:氷浴内に置いた、((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(3−クロロピリジン−2−イル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(6mg、0.01mmol)のジクロロメタン(0.5mL)中の溶液に、DCM中の三臭化ホウ素(1M、0.02mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で30分間撹拌し、飽和NaHCOの添加によりクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSOで)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物にした。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C35H34Cl2F3N7O3: 728.2 [M+H]+; found: 728.2 [M+H]+1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.55 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 8.46 (s, 1H), 8.42 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.71 - 7.10 (m, 8H), 5.66 - 5.39 (m, 1H), 5.07 (t, J = 10.5, 9.4 Hz, 1H), 4.74 - 4.64 (m, 0H), 2.47 (s, 1H), 2.23 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 2.12 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 0.97 (s, 9H), 0.63 (s, 2H), 0.43 (s, 2H)。
【0446】
実施例14: 化合物14の調製
【化132】
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(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(ピリミジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の調製:(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(ピリミジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩を、2−(トリブチルスタンニル)ピリミジンを3−メチル−2−(トリブチルスタンニル)ピリジンの代わりに使用したこと以外は(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩を調製するための手順に従って調製した。
【0447】
化合物14を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(ピリミジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩を(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−クロロピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用したこと以外は化合物13を調製するための手順に従って調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C34H34ClF3N8O3: 695.2 [M+H]+; found: 695.2 [M+H]+1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.81 (d, J = 4.9 Hz, 2H), 8.51 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 5.74 - 5.59 (m, 1H), 5.16 (t, J = 10.5 Hz, 1H), 4.80 - 4.62 (m, 1H), 2.49 (d, J = 3.9 Hz, 1H), 2.39 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 2.32 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.03 (s, 9H), 0.75 - 0.61 (m, 2H), 0.46 (s, 2H)。
【0448】
実施例15: 化合物15の調製
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
化合物15を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(4−メトキシピリミジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩を(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−クロロピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用したこと以外は化合物13を調製するための手順に従って調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C35H37ClF2N8O4: 707.3 [M+H]+; found: 707.3 [M+H]+1H NMR (400 MHz, CD3CN) δ 8.45 (d, J = 5.9 Hz, 1H), 8.29 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.57 - 7.45 (m, 6H), 7.42 (t, JHF = 59.9 Hz, 1H), 7.42 - 7.34 (m, 1H), 6.65 (d, J = 5.9 Hz, 1H), 5.84 - 5.76 (m, 1H), 5.49 - 5.38 (m, 1H), 4.91 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.67 (d, J = 11.8 Hz, 1H), 3.91 (s, 3H), 2.35 - 2.11 (m, 2H), 0.92 (s, 9H), 0.65 - 0.52 (m, 2H), 0.44 - 0.36 (m, 2H)。
【0449】
(S)−4−(4−クロロ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(3−ブロモ−4−クロロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(0.99g、3.0mol)のジオキサン(16.0mL)中のアルゴンパージ溶液を、酢酸カリウム(1.3g、13.3mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(200mg、0.27mmol)およびビス(ピナコラト)ジボロン(1.3g、5.1mmol)を含むバイアルにアルゴン下で添加した。室温で5分間撹拌した後に、この反応混合物を90℃で16時間加熱した。次いで、この混合物を室温まで冷却し、そしてブライン/EtOAcに注いだ。その有機相を集め、そしてその水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機物を乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0450】
(S)−4−(4−クロロ−3−(4−メトキシピリミジン−2−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(100mg、0.15mmol)、2−クロロ−4−メトキシピリミジン(70mg、0.048mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(35mg、0.003mmol)および炭酸カリウム(100mg、0.072mmol)の、ジオキサン(2.0mL)およびHO(0.5mL)中の溶液を90℃で16時間加熱した。この混合物を水およびブラインで希釈し、EtOAcで抽出した。その有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0451】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(4−メトキシピリミジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−(4−メトキシピリミジン−2−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(123mg、0.029mmol)を、ジオキサン中のHCl(4.0M、2.0mL)で室温で5分間処理した。次いで、HO(2.0mL)を添加した。10分後、さらなるHOを添加し、そしてこの混合物を凍結乾燥させ、そしてさらに精製せずに次の反応に使用した。
【0452】
実施例16: 化合物16の調製
【化134】
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(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製:(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)エタン−1−オールを、2−ヨード−1H−イミダゾールを2−クロロ−4−メトキシピリミジンの代わりに使用したこと以外は実施例15の(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(4−メトキシピリミジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オールを調製するための手順に従って調製した。
【0453】
化合物16を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)エタン−1−オールを(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(4−メトキシピリミジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オールの代わりに使用したこと以外は化合物15のための手順に従って調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C33H35ClF2N8O3: 665.3 [M+H]+; found: 665.2 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, CD3CN) δ 8.30 (s, 1H), 8.08 - 7.98 (m, 2H), 7.64 - 7.40 (m, 9H), 7.38 (t, JHF = 59.9 Hz, 1H), 5.94 - 5.86 (m, 1H), 5.65 - 5.52 (m, 1H), 4.99 (t, J = 10.5 Hz, 1H), 4.61 - 4.53 (m, 1H), 2.31 - 2.15 (m, 2H), 0.91 (s, 9H), 0.64 - 0.54 (m, 2H), 0.43 - 0.34 (m, 2H)。
【0454】
実施例17: 化合物17の調製
【化135】
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化合物17の調製:シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−(4−クロロ−3−(4−メトキシピリミジン−2−イル)フェニル)−2−((R)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−2−イミノ−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)エチルTFA塩(10mg、0.012mmol)の水性HCl(1M、1.0mL)およびジオキサン(0.1mL)中の懸濁物、そして110℃で40分間加熱した。次いで、この反応混合物を室温まで冷却し、そしてHO(0.5mL)およびアセトニトリル(1.5mL)を添加した。得られた溶液を逆相HPLC(アセトニトリル/水、0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C34H35ClF2N8O4: 693.3 [M+H]+; found: 693.2 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, CD3CN) δ 8.32 (d, J = 0.7 Hz, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.86 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.64 - 7.19 (m, 9H), 6.19 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 5.87 - 5.77 (m, 1H), 5.49 - 5.39 (m, 1H), 4.88 (t, J = 10.5 Hz, 1H), 4.66 (d, J = 11.7 Hz, 1H), 2.35 - 2.12 (m, 2H), 0.92 (s, 9H), 0.64 - 0.54 (m, 2H), 0.45 - 0.35 (m, 2H)。
【0455】
実施例18: 化合物18の調製
【化136】
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化合物18を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)エタン−1−オールを(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用したこと以外は化合物12を調製するための手順に従って調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C33H36ClF2N9O3: 680.3 [M+H]+; found: 680.2 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.48 (s, 1H), 8.12 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.60 (dd, J = 11.8, 8.5 Hz, 3H), 7.52 (t, J = 59.8 Hz, 1H), 7.51 (d, J = 6.61 Hz, 1H), 7.48 - 7.41 (m, 2H), 7.13 (s, 1H), 5.68 - 5.57 (m, 1H), 5.06 (dd, J = 11.5, 9.4 Hz, 1H), 4.90 - 4.60 (m, 1H), 2.50 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.14 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.01 (s, 9H), 0.67 (d, J = 6.8 Hz, 2H), 0.46 (q, J = 3.8 Hz, 2H)。
【0456】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製:(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)エタン−1−オールを、5−ブロモ−1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾールを2−クロロ−4−メトキシピリミジンの代わりに使用したこと以外は実施例15に記載される(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(4−メトキシピリミジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オールを調製するための手順に従って調製した。
【0457】
実施例19: 化合物19の調製
【化137】
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((R)−1−((S)−1−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−1−((S)−1−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルを、シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−アミノ−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチルを(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用したこと以外は実施例12に記載される((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルを調製するための手順に従って調製した。
【0458】
シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチルの調製:シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチルを、実施例11に記載される((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルを調製するための手順に従って、((R)−1−((S)−1−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルで出発して調製した。
【0459】
化合物19の調製:((R)−1−((S)−1−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(88mg、0.11mmol)のDCM(5mL)中の溶液に、DCM中の三臭化ホウ素(1M、1.0mL)を0℃で滴下により添加し、そして5分間撹拌した。次いで、この反応をメタノールの添加によりクエンチした。次いで、この混合物を濃縮した。その残渣を逆相HPLC(アセトニトリル/水、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C32H34ClF2N9O3: 666.2 [M+H]+; found: 666.1 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, CD3CN) δ 8.30 (s, 1H), 8.27 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.79 - 7.20 (m, 9H), 5.82 - 5.73 (m, 1H), 5.49 - 5.39 (m, 1H), 4.92 (t, J = 10.7 Hz, 1H), 4.63 (d, J = 11.4 Hz, 1H), 2.35 - 2.13 (m, 2H), 0.92 (s, 9H), 0.64 - 0.51 (m, 2H), 0.43 - 0.31 (m, 2H)。
【0460】
実施例20: 化合物20の調製
【化138】
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((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(36mg、0.063mmol)および(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩(18mg、0.063mmol)のDMF(0.6mL)中の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.055mL、0.32mmol)および1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(24mg、0.13mmol)を順番に添加した。この反応混合物を60℃で12時間撹拌した。次いで、この反応混合物を室温まで冷却し、そして飽和塩化アンモニウム溶液およびEtOAcの添加によりクエンチした。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層を10%のLiCl、次いでブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSOで)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0461】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:1−イソシアナト−1−(トリフルオロメチル)シクロプロパンを、下記の手順によって調製した:1−トリフルオロメチルシクロプロパン−1−カルボン酸(0.45g、2.89mmol)、トルエン(4.6mL)、ジフェニルホスホリルアジド(0.84g、3.04mmol)およびトリエチルアミン(0.32g、3.82mmol)の混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、この反応混合物を室温まで放冷し、そして精製せずに次の工程に使用した。((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(9mg、0.01mmol)のジクロロメタン(0.2mL)中の溶液に、1−イソシアナト−1−(トリフルオロメチル)シクロプロパンのトルエン(0.65M、0.19mL)中の溶液およびチタン(IV)tert−ブトキシド(0.02mL)を順番に添加した。この反応混合物を室温で90分間維持した。この反応混合物をシリカカラムクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により直接精製して、生成物を得た。
【0462】
化合物20の調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(10mg、0.01mmol)のジクロロメタン(0.2mL)中の溶液に、DCM中の三臭化ホウ素(1M、0.03mL)を0℃で添加した。この反応混合物を0℃で60分間維持した。この反応混合物を、飽和NaHCOの添加によりクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。その有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSOで)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜10%のMeOH/(3:1のCHCl/ヘキサン))により精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C36H35ClF5N7O3: 744.2 [M+H]+; found: 744.2 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.48 - 8.38 (m, 2H), 8.06 (s, 1H), 7.70 - 7.43 (m, 5H), 7.42 - 7.32 (m, 2H), 7.24 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.18 (q, J = 6.9 Hz, 1H), 7.11 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 5.46 (dd, J = 9.1, 5.6 Hz, 1H), 5.15 - 5.02 (m, 1H), 4.63 (dd, J = 11.1, 5.5 Hz, 1H), 2.30 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 1.93 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 1.31 - 1.20 (m, 2H), 1.05 (s, 2H), 0.95 (s, 9H)。
【0463】
実施例21: 化合物21の調製
【化139】
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5−((S)−1−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸メチルの調製:5−((S)−1−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−ヒドロキシエチル)−2−クロロ安息香酸メチル(1.39g、2.02mmol)のDCM(40mL)中の溶液に、1,1’−カルボニルジイミダゾール(490mg、3.03mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.88mL、5.04mmol)を添加した。この反応混合物を室温で30分間撹拌した。次いで、この混合物に、シクロプロピルアミン(0.7mL、10mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を、室温で一晩撹拌した。この反応混合物をEtOAcで希釈し、そしてHO、次いでブラインで洗浄した。その有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0464】
5−((S)−1−((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−イミノ−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸メチルの調製:5−((S)−1−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸メチル(968mg、1.25mmol)のDCM(10mL)中の溶液に、ヨードトリメチルシラン(0.36mL、2.51mmol)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。この反応を、飽和NaHCO溶液の添加によりクエンチし、そしてこの混合物をEtOAcで抽出した。その有機抽出物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をさらに精製せずに次の反応で直接使用した。
【0465】
5−((S)−1−((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸メチルの調製:5−((S)−1−((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−イミノ−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸メチル(924mg、1.45mmol)のTHF(13mL)中の撹拌懸濁物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.52ml、14.5mmol)およびジ炭酸ジ−tert−ブチル(949mg、4.35mmol)を添加した。この反応混合物を、室温で一晩撹拌した。この反応混合物を飽和水性NaHCOで処理し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0466】
((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−((S)−1−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの調製:((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−((S)−1−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルを、実施例19に記載される(S)−(1−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)カルバミン酸tert−ブチルを調製するための手順に従って、5−((S)−1−((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸メチルで出発して調製した。
【0467】
シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチルの調製:シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチルを、実施例18に記載されるシクロプロピルカルバミン酸(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチルを調製するための手順に従って、((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−((S)−1−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルで出発して調製した。
【0468】
シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−(2−フルオロ−4−(ピラジン−2−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチルの調製:シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチルのジオキサン(0.8mL)中の溶液に、2−トリブチルスタンニルピラジン(38μL、0.12mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(4.64mg、0.004mmol)およびヨウ化銅(I)(0.76mg、0.004mmol)を添加した。この反応混合物を窒素で脱気し、そして100℃で90分間加熱した。この反応物を冷却し、そしてEtOAcで希釈し、KF水溶液、次いでブラインで洗浄した。その有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣を逆相prep HPLC(アセトニトリル/HO、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。
【0469】
次いで、化合物21を、化合物8を調製するための手順に従って、シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−(2−フルオロ−4−(ピラジン−2−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチルで出発して調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C32H34ClFN9O3: 646.2 [M+H]+; found:646.2 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ = 9.18 - 9.09 (m, 1H), 8.75 - 8.66 (m, 1H), 8.59 (d, J=2.5, 1H), 8.39 (s, 1H), 7.98 - 7.78 (m, 2H), 7.73 (s, 1H), 7.65 - 7.40 (m, 3H), 5.78 - 5.54 (m, 1H), 5.16 (t, J=10.3, 1H), 4.78 - 4.65 (m, 1H), 2.49 (dt, J=7.1, 3.4, 1H), 2.39 (d, J=6.5, 2H), 1.05 (s, 9H), 0.72 - 0.60 (m, 2H), 0.54 - 0.39 (m, 2H)。
【0470】
実施例22: 化合物22および化合物23の調製
【化140】
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【化141】
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化合物22および化合物23の調製:化合物16,TFA塩(5mg、0.0064mmol)のDCM(1.5mL)中の溶液に、2,6−ルチジン(20μL、0.0064mmol)を添加した。この反応混合物を室温で5分間撹拌した。この混合物に、DCM中の無水トリフルオロ酢酸溶液(0.14M、175μL、0.016mmol)を添加し、室温で撹拌し、シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−(4−クロロ−3−(1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−2−((R)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソ−2−((2,2,2−トリフルオロアセチル)イミノ)イミダゾリジン−1−イル)エチルの形成をもたらした。この溶液に、DCM中のPalau’Chlor溶液(0.095M、100μL、0.0095mmol)を滴定した。この反応混合物を室温で1.5時間撹拌し、次いで、この混合物に、さらなるPalau’chlor溶液(35μL、0.003mmol)を添加した。この混合物を室温でさらに1時間撹拌し、そしてシクロプロピルカルバミン酸(S)−2−(4−クロロ−3−(4−クロロ−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−2−((R)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソ−2−((2,2,2−トリフルオロアセチル)イミノ)イミダゾリジン−1−イル)エチルとシクロプロピルカルバミン酸(S)−2−(4−クロロ−3−(4,5−ジクロロ−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−2−((R)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソ−2−((2,2,2−トリフルオロアセチル)イミノ)イミダゾリジン−1−イル)エチルとの混合物を形成した。この混合物に、シクロプロピルアミン(20μL、0.29mmol)を添加した。15分後、Hunig塩基(20μL、0.11mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で10分間撹拌した。次いで、この混合物に、MeOH(500μL)を添加し、そして室温で10分間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣を逆相HPLC(アセトニトリル/HO、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、化合物22および化合物23を得た。化合物22について: LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C33H34Cl2F2N8O3: 699.2 [M+H]+; found: 699.2 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, CD3CN) δ 8.29 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.59 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 7.52 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 7.45 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.38 (t, JHF = 60.2 Hz, 1H), 7.28 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.06 (s, 1H), 5.85 - 5.67 (m, 1H), 5.52 - 5.36 (m, 1H), 4.93 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.66-4.58 (m, 1H), 2.33 - 2.13 (m, 2H), 0.93 (s, 9H), 0.65 - 0.52 (m, 2H), 0.43 - 0.34 (m, 2H)。化合物23について: LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C33H33Cl3F2N8O3: 733.2 [M+H]+; found: 733.3 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, CD3CN) δ 8.29 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.58 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.50 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 7.45 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.38 (t, JHF = 60.0 Hz, 1H), 7.31 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 5.85 - 5.77 (m, 1H), 5.51 - 5.37 (m, 1H), 4.92 (t, J = 10.5 Hz, 1H), 4.67 - 4.57 (m, 1H), 2.33 - 2.11 (m, 2H), 0.92 (s, 9H), 0.66 - 0.53 (m, 2H), 0.44 - 0.33 (m, 3H)。
【0471】
実施例23: 化合物24の調製
【化142】
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シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−(4−クロロ−3−(1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−2−((R)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソ−2−((2,2,2−トリフルオロアセチル)イミノ)イミダゾリジン−1−イル)エチルの調製:シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−(4−クロロ−3−(1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−2−((R)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソ−2−((2,2,2−トリフルオロアセチル)イミノ)イミダゾリジン−1−イル)エチルを、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1H−ピラゾール−3−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩を(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用したこと以外は実施例20に記載される((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルを調製するための手順に従って調製した。
【0472】
化合物24を、化合物20を調製するための手順に従って、((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−ピラゾール−3−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルで出発して調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C33H35ClF2N8O3: 655.3 [M+H]+; found: 655.2 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, CD3CN) δ 8.30 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.63 - 7.47 (m, 7H), 7.44 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.39 (t, JHF = 60.0 Hz, 1H), 7.28 - 7.18 (m, 1H), 6.62 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 5.80 - 5.71 (m, 1H), 5.50 - 5.36 (m, 1H), 4.92 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.68 - 4.58 (m, 1H), 2.36 - 2.10 (m, 2H), 0.92 (s, 9H), 0.64 - 0.47 (m, 2H), 0.43 - 0.29 (m, 2H)。
【0473】
(S)−4−(4−クロロ−3−(1H−ピラゾール−3−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(3−ブロモ−4−クロロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(0.19g、0.47mmol)、ピラゾール−3−ボロン酸(0.27g、2.0mmol)、PdCl(dppf)(0.02g、0.023mmol)および炭酸カリウム(330mg、2.0mmol)の、ジオキサン(2.5mL)および水(0.5mL)中の混合物を90℃で16時間加熱した。この反応混合物をブラインで希釈し、そしてEtOAcで抽出した(3回)。合わせた有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSOで)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0474】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1H−ピラゾール−3−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の調製:(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1H−ピラゾール−3−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩を、実施例18に記載される(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)エタン−1−オールを調製するための手順に従って、(S)−4−(4−クロロ−3−(1H−ピラゾール−3−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルで出発して調製した。
【0475】
実施例24: 化合物25の調製
【化143】
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化合物25を、(S)−2−アミノ−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートを(S)−2−アミノ−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)メチルシクロプロピルカルバメートの代わりに使用したこと以外は化合物19を調製するための手順に従って調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C33H33ClF5N9O3: 734.2 [M+H]+; found: 734.5 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.38 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.74 - 7.23 (m, 7H), 5.46 (s, 1H), 5.05 (t, J = 9.9 Hz, 1H), 4.65 (dd, J = 11.2, 5.9 Hz, 1H), 2.28 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 1.95 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 1.19 (d, J = 21.8 Hz, 2H), 1.03 (s, 2H), 0.95 (s, 9H)。
【0476】
(S)−2−アミノ−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートの調製:(S)−2−アミノ−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートを、(S)−5−(1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸メチルの調製を1−イソシアナト−1−(トリフルオロメチル)シクロプロパンおよびチタン(IV)tert−ブトキシドを使用して調製したこと以外は、実施例19に記載される(S)−2−アミノ−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチルシクロプロピルカルバメートを調製するための手順に従って調製した。
【0477】
実施例25: 化合物26の調製
【化144】
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化合物26を、化合物25を調製するための手順に従って、(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(これを、(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルを調製するための手順に従って調製した)で出発して調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C29H30Cl2F3N7O3: 652.2 [M+H]+; found: 652.3 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.38 (s, 1H), 7.42 (d, J = 8.7 Hz, 4H), 7.38 - 7.27 (m, 1H), 7.20 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 5.60 - 5.32 (m, 1H), 5.04 (dd, J = 11.1, 8.9 Hz, 1H), 4.64 (dd, J = 11.1, 5.6 Hz, 1H), 2.23 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 1.90 (d, J = 14.5 Hz, 1H), 1.23 (d, J = 2.3 Hz, 2H), 1.04 (s, 2H), 0.93 (s, 9H)。
【0478】
実施例26: 化合物27の調製
【化145】
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化合物27を、化合物21を調製するための手順に従って、(S)−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)−2−((R)−2−イミノ−4−ネオペンチル−5−オキソ−4−(4−(ピラジン−2−イル)フェニル)イミダゾリジン−1−イル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートで出発して調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C33H33ClF3N9O3: 696.2 [M+H]+; found: 696.2 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 9.10 (d, J = 16.3 Hz, 1H), 8.70 (dq, J = 4.4, 2.9, 2.2 Hz, 1H), 8.56 (dq, J = 4.2, 2.6, 1.9 Hz, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.20 - 7.97 (m, 3H), 7.70 - 7.53 (m, 2H), 7.53 - 7.41 (m, 1H), 7.40 - 7.21 (m, 1H), 5.63 (ddd, J = 21.0, 9.6, 4.8 Hz, 1H), 5.12 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.77 - 4.54 (m, 1H), 2.49 (dd, J = 14.8, 5.2 Hz, 1H), 2.21 (t, J = 12.9 Hz, 1H), 1.37 - 0.86 (m, 13H)。
【0479】
実施例27: 化合物28の調製
【化146】
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化合物28を、5−((S)−1−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−ネオペンチル−5−オキソ−4−(4−(ピラジン−2−イル)フェニル)イミダゾリジン−1−イル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸メチル(これを、実施例12に記載される((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルを調製するための手順に従って、5−((S)−1−((R,E)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−ネオペンチル−5−オキソ−4−(4−(ピラジン−2−イル)フェニル)イミダゾリジン−1−イル)−2−ヒドロキシエチル)−2−クロロ安息香酸メチルで出発して調製した)の使用以外は、化合物27を調製するための手順に従って調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C32H34ClN9O3: 628.2 [M+H]+; found: 628.2 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 9.23 - 8.99 (m, 1H), 8.70 (dt, J = 3.0, 1.5 Hz, 1H), 8.57 (t, J = 2.1 Hz, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.17 - 7.98 (m, 2H), 7.68 - 7.24 (m, 5H), 5.63 (s, 1H), 5.25 - 5.01 (m, 1H), 4.70 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 2.50 (d, J = 15.8 Hz, 2H), 2.18 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.01 (d, J = 1.7 Hz, 9H), 0.55 (d, J = 82.4 Hz, 4H)。
【0480】
実施例28: 化合物29および化合物30の調製
【化147】
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シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−(4−クロロ−3−(1−(N,N−ジメチルスルファモイル)−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル)−2−((R)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−2−イミノ−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)エチルの調製:シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−(4−クロロ−3−(1−(N,N−ジメチルスルファモイル)−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル)−2−((R)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−2−イミノ−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)エチルを、(S)−4−(5−(1−アミノ−2−ヒドロキシエチル)−2−クロロフェニル)−N,N−ジメチル−1H−イミダゾール−1−スルホンアミドを(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1H−ピラゾール−3−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用したこと以外は化合物24を調製するための手順に従って調製した。
【0481】
化合物29および化合物30の調製:シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−(4−クロロ−3−(1−(N,N−ジメチルスルファモイル)−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル)−2−((R)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−2−イミノ−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)エチル(6.5mg、0.008mmol)の、HCl水溶液(1M、0.5mL)およびジオキサン中のHCl溶液(4M、0.5mL)中の混合物に、濃HCl水溶液(0.5mL)を添加し、そしてこの反応混合物を80℃まで加熱した。次いで、この混合物に、濃HCl水溶液(0.5mL)を添加し、そしてこの反応が完了するまで、この反応混合物を90℃まで加熱した。この反応物を室温まで冷却し、そして逆相HPLC(アセトニトリル/水、0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物である化合物29および化合物30を得た。化合物29について: LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C30H31ClF2N8O3: 625.3 [M+H]+; found: 625.1 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, CD3CN) δ 8.46 (d, J = 1.3 Hz, 1H), 8.29 (d, J = 0.7 Hz, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.89 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.74 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 7.60 - 7.21 (m, 8H), 5.54 (dd, J = 9.6, 4.8 Hz, 1H), 5.33 (s, 幅広, 2H), 5.00 (dd, J = 11.5, 9.7 Hz, 1H), 4.59 (dd, J = 11.5, 4.8 Hz, 1H), 2.34 - 2.11 (m, 2H), 0.93 (s, 9H)。化合物30について: LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C33H35ClF2N8O3: 665.3 [M+H]+; found: 665.1 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, CD3CN) δ 8.43 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.61 - 7.20 (m, 8H), 5.93 - 5.85 (m, 1H), 5.61 - 5.50 (m, 1H), 5.01 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.66 - 4.50 (m, 1H), 2.32 - 2.13 (m, 2H), 0.91 (s, 9H), 0.64 - 0.53 (m, 2H), 0.43 - 0.35 (m, 2H)。
【0482】
実施例29: 化合物31の調製
【化148】
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化合物31を、(S)−2−アミノ−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチル(1−メチルシクロプロピル)カルバメートを(S)−2−アミノ−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチル(1−トリフルオロメチルシクロプロピル)カルバメートの代わりに使用したこと以外は化合物25を調製するための手順に従って調製した。さらに、(S)−2−アミノ−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチル(1−メチルシクロプロピル)カルバメートを、1−メチルシクロプロピルカルボン酸を1−トリフルオロメチルシクロプロピルカルボン酸の代わりに使用することにより調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C33H36ClF2N9O3: 680.3 [M+H]+; found: 680.5 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.41 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.68 - 7.22 (m, 8H), 5.51 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 5.01 (t, J = 10.3 Hz, 1H), 4.65 (dd, J = 11.4, 5.3 Hz, 1H), 2.38 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 2.04 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 1.29 (s, 3H), 0.98 (s, 9H), 0.60 (d, J = 45.0 Hz, 4H)。
【0483】
実施例30: 化合物32の調製
【化149】
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(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−5,5,5−トリフルオロ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−5,5,5−トリフルオロ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルを、(3,3,3−トリフルオロ−2,2−ジメチルプロピル)マグネシウムブロミドをネオ−ペンチルマグネシウムブロミドの代わりに使用したこと以外は(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルを調製するための手順に従って調製した。
【0484】
次いで、化合物32を、2−アミノ−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチル(1−メチルシクロプロピル)カルバメートをシクロプロピルカルバミン酸2−アミノ−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチルの代わりに使用したこと以外は化合物19を調製するための手順に従って調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C33H33ClF5N9O3: 734.3 [M+H]+; found: 734.5 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.39 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.57 - 7.45 (m, 5H), 7.43 - 7.23 (m, 2H), 5.41 (s, 1H), 5.01 (t, J = 10.2 Hz, 1H), 4.60 (dd, J = 11.2, 5.4 Hz, 1H), 2.50 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 2.20 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 1.26 (d, J = 10.2 Hz, 3H), 1.15 (d, J = 6.7 Hz, 6H), 0.64 (d, J = 5.2 Hz, 2H), 0.54 (d, J = 5.4 Hz, 2H)。
【0485】
実施例31: 化合物33の調製
【化150】
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化合物33を、1−メチルシクロプロピルカルボン酸を1−トリフルオロメチルシクロプロピルカルボン酸の代わりに使用したこと以外は化合物27を調製するための手順に従って調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C33H37ClN9O3: 642.2 [M+H]+; found: 642.2 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ = 9.09 (t, J=1.1, 1H), 8.76 - 8.63 (m, 1H), 8.61 - 8.50 (m, 1H), 8.29 (s, 1H), 8.05 (d, J=8.4, 2H), 7.58 (d, J=8.4, 2H), 7.53 - 7.43 (m, 2H), 7.41 - 7.33 (m, 1H), 5.62 (dd, J=9.5, 4.9, 1H), 5.13 - 4.99 (m, 1H), 4.68 (dd, J=11.4, 4.9, 1H), 2.50 (d, J=15.1, 1H), 2.18 (d, J=15.1, 1H), 1.31 (s, 3H), 1.01 (s, 9H), 0.78 - 0.62 (m, 2H), 0.65 - 0.50 (m, 2H)。
【0486】
実施例32: 化合物34および化合物35の調製
【化151】
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【化152】
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化合物34および化合物35を、シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチルとシクロプロピルカルバミン酸(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)エチルとの混合物を(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1H−ピラゾール−3−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用したこと以外は化合物24を調製するための手順に従うことにより調製した。化合物34について: LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C33H39ClF4N9O3: 716.2 [M+H]+; found: 716.2 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, CD3CN) δ 8.67 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.84 - 7.21 (m, 9H), 5.79 - 5.72 (m, 1H), 5.51 - 5.40 (m, 1H), 4.93 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.63 (d, J = 11.7 Hz, 1H), 2.35 - 2.11 (m, 2H), 0.92 (s, 9H), 0.64 - 0.50 (m, 2H), 0.43 - 0.32 (m, 3H)。化合物35について: LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C33H39ClF4N9O3: 716.2 [M+H]+; found: 716.2 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, CD3CN) δ 8.71 - 7.19 (m, 12H), 5.86 - 5.74 (m, 1H), 5.60 - 5.49 (m, 1H), 4.94 (t, J = 10.5 Hz, 1H), 4.65 - 4.57 (m, 1H), 2.32 - 2.14 (m, 2H), 0.92 (s, 4.5H), 0.89 (s, 4.5H), 0.63 - 0.52 (m, 2H), 0.45 - 0.33 (m, 2H)。
【0487】
シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチルの調製:シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチルを、シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチルで出発して調製した。トリアゾール環を、化合物11の調製に記載される方法と類似の方法により構築した。
【0488】
シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチルとシクロプロピルカルバミン酸(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)エチルとの混合物の調製:シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル(106mg、0.24mmol)のDMF(4mL)中の溶液に、THF中のジフルオロメチルヨージド(10%v/v、2.0mL)を添加した。次いで、この混合物に、CsCO(400mg、1.21mmol)を添加した。この反応混合物を60℃で1.5時間加熱した。この混合物を冷却し、そしてEtOAcおよびHOで希釈した。その有機相を集め、HOで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0489】
シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチルとシクロプロピルカルバミン酸(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)エチルとの混合物の調製:先の工程から得られた、シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチルと(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)エチルとシクロプロピルカルバメートとの混合物を、ニートなTFA(2mL)で室温で5分間処理した。この反応混合物を濃縮乾固させた。その残渣をDCMおよびHOで処理し、その後、50%w/vのaq KOHを添加して、13のpHの水相を得た。この混合物をDCM(2×10mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を徹底的に乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮し、そしてさらに精製せずに次の反応に使用した。
【0490】
実施例33: 化合物36の調製
【化153】
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化合物36を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル)エタン−1−オールを(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1H−ピラゾール−3−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用したこと以外は化合物34を調製するための手順に従って調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C34H35ClF4N8O3: 715.3 [M+H]+; found: 715.2 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, CD3CN) δ 8.29 (s, 1H), 8.07 - 7.96 (m, 3H), 7.62 - 7.14 (m, 9H), 5.79 - 5.70 (m, 1H), 5.52 - 5.39 (m, 1H), 4.94 (t, J = 10.5 Hz, 1H), 4.69 - 4.56 (m, 1H), 2.36 - 2.14 (m, 2H), 0.93 (s, 9H), 0.65 - 0.51 (m, 2H), 0.43 - 0.31 (m, 2H)。
【0491】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製:(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル)エタン−1−オールを、1−(ジフルオロメチル)−4−ヨード−1H−イミダゾールを2−クロロ−4−メトキシピリミジンの代わりに使用し、そしてTFAをジオキサン中4.0MのHClの代わりに使用したこと以外は実施例15に記載される(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(4−メトキシピリミジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オールを調製するための手順に従って調製した。
【0492】
実施例34: 化合物37の調製
【化154】
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化合物37を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−イミダゾール−5−イル)フェニル)エタン−1−オール(方法VI)を(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1H−ピラゾール−3−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用したこと以外は化合物24を調製するための手順に従うことにより調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C34H35ClF4N8O3: 715.3 [M+H]+; found: 715.2 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, CD3CN) δ 8.38 - 8.01 (m, 3H), 7.63 - 6.83 (m, 10H), 5.83 - 5.76 (m, 1H), 5.46 - 5.36 (m, 1H), 4.91 (t, J = 10.3 Hz, 1H), 4.67 - 4.57 (m, 1H), 2.35 - 2.11 (m, 2H), 0.91 (s, 9H), 0.64 - 0.54 (m, 2H), 0.43 - 0.35 (m, 2H)。
【0493】
実施例35: 化合物38の調製
【化155】
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シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−((R)−4−(4−ブロモフェニル)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチルの調製:シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−((R)−4−(4−ブロモフェニル)−2−イミノ−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチル(128mg、0.212mmol)のDCM(2mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.25mL、1.79mmol)およびジ炭酸ジ−tert−ブチル(92mg、0.42mmol)を添加した。この反応混合物を、室温で一晩撹拌した。この反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0494】
シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチルの調製:シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−((R)−4−(4−ブロモフェニル)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチル(144mg、0.2mmol)、1−(ジフルオロメチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(0.11mL、0.41mmol)、Pd(PPh(24mg、0.02mmol)および炭酸カリウム(141mg、1.02mmol)の、ジオキサン(2mL)および水(0.4mL)中のアルゴンパージ混合物を85℃で20分間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0495】
次いで、化合物38を、シクロプロピルヒドラジンHClをヒドラジンの代わりに使用したこと以外は化合物27を調製するための手順に従うことにより調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C35H38ClF2N9O3: 706.3 [M+H]+; found: 706.3 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.47 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.63 - 7.53 (m, 4H), 7.52 (t, J = 59.8 Hz, 1H), 7.47 - 7.41 (m, 2H), 7.15 (s, 1H), 5.71 - 5.58 (m, 1H), 5.07 (dd, J = 11.5, 9.5 Hz, 1H), 4.79 - 4.63 (m, 1H), 3.26 - 3.17 (m, 1H), 2.49 (d, J = 15.1 Hz, 2H), 2.14 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.00 (s, 9H), 0.83 - 0.56 (m, 6H), 0.46 (t, J = 3.5 Hz, 2H)。
【0496】
実施例36: 化合物39の調製
【化156】
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((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(2−ホルミルヒドラジン−1−カルボニル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの調製:5−((S)−1−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸(60mg、0.07mmol)およびギ酸ヒドラジド(7.9mg、0.13mmol)の乾燥DMF(2mL)中の混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(34μL、0.2mmol)を添加し、そして室温で数分間撹拌した。この混合物に、HATU(50mg、0.13mmol)を添加した。この反応混合物を室温で5分間撹拌した。この反応を飽和重炭酸ナトリウム溶液でクエンチし、そしてこの混合物をEtOAcで抽出した。その有機相を5%の塩化リチウム溶液およびブラインにより洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0497】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1,3,4−チアジアゾール−2−イル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(2−ホルミルヒドラジン−1−カルボニル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチル(30mg、0.04mmol)の乾燥トルエン(1.5mL)中の溶液に、Lawesson試薬(19mg、0.05mmol)を添加した。この反応混合物を80℃で30分間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0498】
化合物39の調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1,3,4−チアジアゾール−2−イル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチル(17mg、0.02mmol)のDCM(0.5mL)中の溶液に、TFA(0.5mL)を添加し、そして室温で20分間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そして逆相HPLC(アセトニトリル/水、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C32H33ClF2N8O3S: 683.2 [M+H]+; found: 683.3 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 9.40 (s, 1H), 8.41 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.63 - 7.53 (m, 2H), 7.51 (t, J = 59.8 Hz, 1H), 7.49 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.45 - 7.40 (m, 2H), 5.65 (dd, J = 8.9, 5.0 Hz, 1H), 5.09 (dd, J = 11.5, 9.5 Hz, 1H), 4.75 (dd, J = 11.4, 5.0 Hz, 1H), 2.49 (d, J = 15.1 Hz, 2H), 2.14 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.01 (s, 9H), 0.66 (d, J = 6.8 Hz, 2H), 0.45 (d, J = 3.4 Hz, 2H)。
【0499】
実施例37: 化合物40の調製
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−((1−(ジメチルアミノ)エチリデン)カルバモイル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの調製:((R)−1−((S)−1−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチル(50mg、0.07mmol)およびN,N−ジメチルアセトアミドジメチルアセタール(1.5mL、10.26mmol)の反応混合物を室温で90分間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてさらに精製せずに次の反応に使用した。
【0500】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−((1−(ジメチルアミノ)エチリデン)カルバモイル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチル(52mg、0.06mmol)のTHF(2mL)中の粗製生成物に、酢酸(200uL)およびヒドラジン一水和物(200μL、4.11mmol)を添加した。この反応混合物を60℃で15分間撹拌した。この反応混合物を冷却した。この混合物を飽和NaHCO溶液で処理し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0501】
化合物40の調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルのDCM(0.5mL)中の溶液にTFA(0.5mL)を添加し、そして室温で1時間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そして逆相HPLC(アセトニトリル/HO、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C33H36ClF2N9O3: 680.3 [M+H]+, found 680.2 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.45 (s, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.62 - 7.55 (m, 2H), 7.51 (t, J = 59.8 Hz, 1H), 7.49 - 7.39 (m, 4H), 7.34 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 5.70 - 5.54 (m, 1H), 5.09 (dd, J = 11.5, 9.6 Hz, 1H), 4.69 (dd, J = 11.5, 4.9 Hz, 1H), 2.46 (d, J = 15.1 Hz, 2H), 2.34 (s, 3H), 2.14 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.00 (s, 9H), 0.65 (d, J = 6.7 Hz, 2H), 0.50 - 0.31 (m, 2H)。
【0502】
実施例38: 化合物41の調製
【化158】
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化合物41を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)エタン−1−オール(方法VI)を(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用したこと以外は化合物12を調製するための手順に従って調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C33H36ClF2N9O3: 680.3 [M+H]+, found 680.3 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.42 (s, 1H), 8.32 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.55 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 7.52 (t, J = 59.7 Hz, 1H), 7.48 - 7.39 (m, 3H), 7.27 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 5.67 - 5.50 (m, 1H), 5.08 (t, J = 10.5 Hz, 1H), 4.72 (dd, J = 11.7, 5.1 Hz, 1H), 3.97 (s, 3H), 2.48 (d, J = 15.1 Hz, 2H), 2.13 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.01 (s, 9H), 0.74 - 0.57 (m, 2H), 0.45 (p, J = 4.2 Hz, 2H)。
【0503】
実施例39: 化合物42の調製
【化159】
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化合物42の調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(12mg、0.016mmol)のDCM(5mL)中の溶液に、DCM中の三臭化ホウ素(1M、200μL)を0℃でゆっくりと添加し、そして同じ温度で5分間撹拌した。この反応を、メタノールの添加によりクエンチした。この混合物を濃縮し、そしてその残渣を逆相HPLC(アセトニトリル/水、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物(3.4mg、30%)を得た。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C28H29ClF2N8O2: 583.2 [M+H]+, found 583.3 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, CD3CN) δ 8.32 (s, 1H), 8.27 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.87 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.68 - 7.19 (m, 7H), 5.44 (d, J = 4.0 Hz, 1H), 4.31 (dd, J = 12.5, 5.8 Hz, 1H), 4.14 (dd, J = 12.5, 2.9 Hz, 1H), 2.29 - 2.16 (m, 2H), 0.84 (s, 9H)。
【0504】
実施例40: 化合物43の調製
【化160】
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化合物43を、(1−メチルシクロプロピル)カルバミン酸(S)−2−アミノ−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチルを(S)−2−アミノ−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチルシクロプロピルカルバメートの代わりに使用したこと以外は化合物38を調製するための手順に従うことにより調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C36H40ClF2N9O3: 720.3 [M+H]+, found 720.3 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, CD3CN) δ 8.32 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.72 - 7.17 (m, 8H), 6.03 - 5.93 (m, 1H), 5.41 (dd, J = 9.7, 4.4 Hz, 1H), 4.88 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.62 (dd, J = 11.6, 4.5 Hz, 1H), 3.21 (app. tt, J = 7.2, 4.0 Hz, 1H), 2.34 - 2.11 (m, 2H), 1.27 (s, 3H), 0.91 (s, 9H), 0.82 - 0.46 (m, 8H)。
【0505】
実施例41: 化合物44の調製
【化161】
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化合物44を、シクロプロパンカルボヒドラジドをギ酸ヒドラジドの代わりに使用したこと以外は化合物39を調製するための手順に従うことにより調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C35H37ClF2N8O3S: 723.2 [M+H]+, found 723.3 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.42 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.56 (dd, J = 7.8, 5.6 Hz, 3H), 7.51 (t, J = 59.7 Hz, 1H), 7.46 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.44 - 7.39 (m, 2H), 5.62 (t, J = 7.3 Hz, 1H), 5.07 (dd, J = 11.5, 9.5 Hz, 1H), 4.73 (dd, J = 11.2, 5.1 Hz, 1H), 2.47 (d, J = 15.1 Hz, 2H), 2.33 (ddd, J = 13.2, 8.6, 4.9 Hz, 1H), 2.13 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.25 (dd, J = 8.4, 2.8 Hz, 2H), 1.11 - 0.94 (m, 11H), 0.67 (d, J = 6.7 Hz, 2H), 0.45 (p, J = 4.0 Hz, 2H)。
【0506】
実施例42: 化合物45の調製
【化162】
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5−((S)−1−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(((1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)カルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸の調製:5−((S)−1−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(((1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)カルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸を、3,3,3−トリフルオロ−2,2−ジメチルプロパン酸を1−(トリフルオロメチル)シクロプロパン−1−カルボン酸の代わりに使用したこと以外は、実施例26に記載される5−((S)−1−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−ネオペンチル−5−オキソ−4−(4−(ピラジン−2−イル)フェニル)イミダゾリジン−1−イル)−2−(((1−メチルシクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸を調製するための手順に従って調製した。次いで、化合物45を、化合物21についてと類似の方法で調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C33H35ClF5N9O3: 736.2 (M+H+); Found: 736.3 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.38 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.74 - 7.25 (m, 8H), 5.44-5.46 (m, 1H), 5.01 (dd, J = 11.1, 8.7 Hz, 1H), 4.70 - 4.55 (m, 1H), 2.28 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 1.96 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 1.56 - 1.30 (m, 6H), 0.95 (s, 9H)。
【0507】
実施例43: 化合物46の調製
【化163】
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化合物46の調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1−シクロプロピル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(59mg、0.078mmol)のDCM(5mL)中の溶液に、DCM中の三臭化ホウ素(1M、250μL)を0℃で添加し、そして同じ温度で3分間撹拌した。さらなるDCM中の三臭化ホウ素(1M、350μL)を添加し、そしてさらに3分間撹拌した。この反応を、メタノールを添加することによりクエンチした。次いで、この混合物を濃縮した。その残渣を逆相HPLC(アセトニトリル/水、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+: calc’d for C31H33ClF2N8O2: 623.2 (M+H+); Found: 623.3 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, CD3CN) δ 8.33 (d, J = 0.7 Hz, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.70 - 7.21 (m, 8H), 5.39 (dd, J = 6.1, 3.1 Hz, 1H), 4.29 (dd, J = 12.3, 6.2 Hz, 1H), 4.16 (dd, J = 12.3, 3.2 Hz, 1H), 3.40 - 3.31 (m, 1H), 2.28 - 2.10 (m, 2H), 0.99 - 0.71 (m, 13H)。
【0508】
実施例44: 化合物47の調製
【化164】
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((R)−4−(4−ブロモフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(0.2g、0.37mmol)のDMF(2.0mL)中の溶液に、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩(0.15g、0.52mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.2mL、0.63mol)およびN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(0.11g、0.56mmol)を添加した。この反応混合物を55℃で3日間にわたり撹拌した。この反応混合物をEtOAcで希釈し、そして飽和NaHCO溶液で洗浄した。その有機相を分離し、MgSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜70%のEtOAc/ヘキサンにより溶出)により精製して、生成物を得た。
【0509】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−4−(4−ブロモフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(70mg、0.1mmol)、1−(ジフルオロメチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(32mg、0.13mmol)、Pd(PPh(11.7mg、0.01mmol)およびKCO(28mg、0.2mmol)の混合物を85℃で1時間、次いで95℃でさらに1時間撹拌した。この反応混合物をEtOAcで希釈し、そして飽和NaHCO溶液で洗浄した。その有機相を分離し、MgSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサンで溶出)により精製して、生成物(60mg、81%)を得た。
【0510】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)−2−(((1−メチルシクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(60mg、0.08mmol)、1−イソシアナト−1−メチルシクロプロパンの、トルエン(0.65M、1.27mL)およびMoOCl(DMF)(57mg、0.16mmol)中の反応混合物を、室温で一晩撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0511】
化合物47の調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)−2−(((1−メチルシクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(68mg、0.082mmol)のDCM(1.0mL)中の溶液に、DCM中の三臭化ホウ素溶液(1M、0.41mL)を0℃で添加した。この反応混合物を0℃で40分間撹拌した。この反応混合物をDCMで希釈し、そして飽和NaHCO溶液で洗浄した。その有機相を分離し、MgSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣を逆相HPLC(アセトニトリル/水、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+: calc’d for C33H38ClF2N7O3: 690.2 (M+H+); Found: 690.2 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.56 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 8.52 - 8.42 (m, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.94 (td, J = 7.8, 1.7 Hz, 1H), 7.77 - 7.31 (m, 8H), 7.16 (dd, J = 10.6, 1.8 Hz, 2H), 5.63 (dd, J = 9.8, 4.8 Hz, 1H), 5.05 (dd, J = 11.4, 9.8 Hz, 1H), 4.66 (dd, J = 11.4, 4.8 Hz, 1H), 2.43 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.13 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.32 (s, 3H), 0.98 (s, 9H), 0.77 - 0.64 (m, 2H), 0.59 (t, J = 3.3 Hz, 2H)。
【0512】
実施例45: 化合物48の調製
【化165】
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((R)−1−((S)−1−(3−カルバモチオイル−4−クロロフェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの調製:((R)−1−((S)−1−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチル(88.7mg、0.12mmol)およびLawesson試薬(72.5mg、0.18mmol)のトルエン(1.5mL)中の混合物を80℃で20分間加熱した。この反応物を室温まで冷却し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0513】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(((ジメチルアミノ)メチレン)カルバモチオイル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの調製:((R)−1−((S)−1−(3−カルバモチオイル−4−クロロフェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチル(52.8mg、0.07mmol)のN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(1mL、7.53mmol)中の混合物を室温で5分間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣を精製せずに直接使用した。
【0514】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの調製:粗製の((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(((E)−(ジメチルアミノ)メチレン)カルバモチオイル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチル(56.6mg、0.07mmol)のEtOH(0.5mL)中の溶液に、ピリジン(34μl、0.42mmol)を添加し、次いでヒドロキシルアミン−o−スルホン酸(23.6mg、0.21mmol)のEtOH(0.5mL)中の溶液を添加した。この反応混合物を室温で10分間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そして残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0515】
化合物48の調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチル(27.1mg、0.03mmol)のDCM(0.5mL)およびTFA(0.5mL)中の溶液を室温で1時間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣を逆相HPLC(アセトニトリル/HO、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+: calc’d for C32H33ClF2N8O3S: 683.2 (M+H+); Found: 683.4 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.69 (s, 1H), 8.39 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.62 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.57 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.51 (s, 1H), 7.49 (t, J = 59.8 Hz, 1H), 7.44 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 5.68 (d, J = 5.8 Hz, 1H), 5.15 - 5.04 (m, 1H), 4.74 (dd, J = 11.5, 4.8 Hz, 1H), 2.48 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.15 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.02 (s, 9H), 0.66 (d, J = 6.9 Hz, 2H), 0.44 (d, J = 4.0 Hz, 2H)。
【0516】
実施例46: 化合物49の調製
【化166】
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化合物49を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩、3,3−ジフルオロアゼチジンおよび三臭化ホウ素を、それぞれ(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩、シクロプロピルアミンおよびヨードトリメチルシランの代わりに使用したこと以外は、化合物12を調製するための手順に従うことにより調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C37H38ClF2N7O3: 702.2 (M+H+); Found: 702.3 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.57 (dt, J = 5.0, 1.3 Hz, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.90 (td, J = 7.8, 1.7 Hz, 1H), 7.81 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 7.60 - 7.30 (m, 8H), 7.19 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 5.67 (dd, J = 9.9, 4.5 Hz, 1H), 5.06 (dd, J = 11.5, 9.9 Hz, 1H), 4.89-4.90 (m, 1H), 4.28 (t, J = 11.9 Hz, 4H), 3.72 (tt, J = 7.4, 3.6 Hz, 1H), 2.45 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.10 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.19 - 1.12 (m, 2H), 1.12 - 1.05 (m, 2H), 1.00 (s, 9H)。
【0517】
実施例47: 化合物50の調製
【化167】
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化合物50を、化合物39を調製するための手順に従うことにより調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C33H35ClF2N8O3S: 697.2 (M+H+); Found: 697.4 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 9.39 (s, 1H), 8.40 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.88 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.57 (t, J = 8.2 Hz, 3H), 7.51 (t, J = 59.8 Hz, 1H), 7.48 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.45 - 7.40 (m, 2H), 5.64 (dd, J = 9.6, 5.1 Hz, 1H), 5.11 - 4.98 (m, 1H), 4.73 (dd, J = 11.4, 5.1 Hz, 1H), 2.49 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.15 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.31 (s, 3H), 1.01 (s, 9H), 0.68 (d, J = 5.0 Hz, 2H), 0.59 (t, J = 3.3 Hz, 2H)。
【0518】
他に記載されない限り、下記の化合物を、上に開示された方法と類似の方法で調製した。
【表A-1】
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【表A-2】
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【表A-3】
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【表A-4】
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【表A-5】
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【表A-6】
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【表A-7】
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【表A-8】
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【表A-9】
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【表A-10】
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【表A-11】
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【表A-12】
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【表A-13】
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【表A-14】
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【表A-15】
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【表A-16】
[この文献は図面を表示できません]
【表A-17】
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【表A-18】
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【表A-19】
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【表A-20】
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【表A-21】
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【表A-22】
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【表A-23】
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【表A-24】
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【表A-25】
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【表A-26】
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【表A-27】
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【表A-28】
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【表A-29】
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【表A-30】
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【表A-31】
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【表A-32】
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【表A-33】
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【表A-34】
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【表A-35】
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【表A-36】
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【表A-37】
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【表A-38】
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【0519】
実施例48: 化合物165の調製
【化168】
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【化169】
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(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1−(2,4−ジメトキシベンジル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)エチル3,3−ジフルオロアゼチジン−1−カルボキシレートの調製:(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1−(2,4−ジメトキシベンジル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)エチル3,3−ジフルオロアゼチジン−1−カルボキシレートを、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(2,4−ジメトキシベンジル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)エタン−1−オールを(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用し、そして3,3−ジフルオロアゼチジンをシクロプロピルアミンの代わりに使用したこと以外は、実施例12に記載される((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルを調製するための手順に従って調製した。
【0520】
(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル3,3−ジフルオロアゼチジン−1−カルボキシレートの調製:(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1−(2,4−ジメトキシベンジル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)エチル3,3−ジフルオロアゼチジン−1−カルボキシレート(129mg、0.13mmol)および硫酸アンモニウムセリウム(IV)二水和物(1650mg、2.62mmol)の、水(5mL)およびアセトニトリル(5mL)中の混合物を60℃で3時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、そして濾過した。その濾液をEtOAcで抽出した。その有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0521】
化合物165の調製:(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル3,3−ジフルオロアゼチジン−1−カルボキシレートの、DCM(0.5mL)およびTFA(1mL)中の混合物を40℃で16時間加熱した。この反応混合物を濃縮した。その残渣を逆相HPLC(アセトニトリル/水、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。
【0522】
実施例49: 化合物166の調製
【化170】
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【化171】
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((R)−1−((S)−2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(4−クロロ−3−シアノフェニル)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−シアノフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(110mg、0.16mmol)のDCM(3.0mL)中の溶液に、イミダゾール(33mg、0.49mmol)およびtert−ブチルジメチルシリルクロリド(49mg、0.33mmol)を添加した。この反応混合物を、室温で一晩撹拌した。この反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液で処理し、そしてDCMで抽出した。その有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0523】
((R)−1−((S)−2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(4−クロロ−3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−1−((S)−2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(4−クロロ−3−シアノフェニル)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(30mg、0.038mmol)、アジドトリメチルシラン(0.05mL、0.38mmol)およびジ−n−ブチルスズオキシド(3.8mg、0.015mmol)のトルエン(1.0mL)中の混合物を90℃で1時間加熱した。次いで、この混合物に、別のバッチのアジドトリメチルシラン(0.05mL、0.38mmol)およびジ−n−ブチルスズオキシド(3.8mg、0.015mmol)を添加し、そしてこの反応物を90℃で4時間撹拌した。この反応混合物を濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0524】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−1−((S)−2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(4−クロロ−3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(18mg、0.022mmol)、THF中のテトラブチルアンモニウムフルオリド(1.0M、0.04mL)および酢酸(0.007mL、0.13mmol)の、THF(1.0mL)中の混合物を室温で20時間撹拌した。この反応混合物を濃縮した。その残渣を逆相HPLC(アセトニトリル/水、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。
【0525】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(7mg、0.0097mmol)、トルエン中の1−イソシアナト−1−(トリフルオロメチル)シクロプロパン(1.13M、0.086mL)およびCuCl(0.96mg、0.0097mmol)の、DCM(0.5mL)中の混合物を、室温で一晩撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0526】
化合物166の調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(8mg、0.0092mmol)のTFA(1.0mL)中の溶液を60℃で2時間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣を逆相HPLC(アセトニトリル/水、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。
【0527】
実施例50: 化合物167の調製
【化172】
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化合物167の調製:((R)−4−(4−ブロモフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(0.03g、0.034mmol)のジオキサン(4mL)および水(0.6mL)中の溶液に、2−シアノピリミジン−5−ボロン酸ピナコールエステル(0.04g、0.017mol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(6mg、0.0017mol)および炭酸カリウム(11mg、0.017mmol)を添加し、85℃で1時間撹拌した。この反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液で処理し、そしてDCMで抽出した。その有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗性混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物である(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(2−シアノピリミジン−5−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートを得た。次いで、この化合物をジクロロメタン(1mL)およびトリフルオロ酢酸(3mL)に溶解させこの混合物を60℃で2時間加熱した。この混合物を濃縮し、そして逆相HPLC(アセトニトリル/水、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。
【0528】
実施例51: 化合物168の調製
【化173】
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(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−ブロモフェニル)−4−(2−メチルアリル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル(1,1−ジフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)カルバメートの調製:(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−ブロモフェニル)−4−(2−メチルアリル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル(1,1−ジフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)カルバメートを、(S)−2−アミノ−2−(3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−4−フルオロフェニル)エタン−1−オールを(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オールの代わりに使用し、そして1,1−ジフルオロ−2−イソシアナト−2−メチルプロパンを1−イソシアナト−1−(トリフルオロメチル)シクロプロパンの代わりに使用したこと以外は、実施例20に記載される((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルを調製するための手順に従って調製した。
【0529】
化合物168の調製:(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−ブロモフェニル)−4−(2−メチルアリル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル(1,1−ジフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)カルバメート(200mg、0.23mol)をHF−尿素(70%、8mL)で処理し、そして室温で1.5時間撹拌した。この反応混合物を、飽和NaHCO溶液およびDCMを含む瓶に、氷浴内で添加した。2つの層を分離し、そしてその水相をDCMで抽出した。合わせた有機相を乾燥させ(NaSOで)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー((3/1)のDCM/ヘキサン中0〜10%のMeOH)により精製して、生成物を得た。
【0530】
実施例52: 化合物169の調製
【化174】
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化合物169の調製:(S)−2−((R)−4−(4−ブロモフェニル)−4−(2−フルオロ−2−メチルプロピル)−2−イミノ−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル(1,1−ジフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)カルバメート(95mg、0.13mmol)のジオキサン(3.0mL)中の、アルゴンスパージ溶液に、2−(トリブチルスタンニル)ピリミジン(75mg、0.19mmol)およびPd(t−BuP)(17mg、0.033mmol)を添加した。この反応混合物にアルゴンを2分間吹き込み、そして90℃で20分間撹拌した。この反応混合物をKF水溶液およびEtOAcで処理した。その有機層を分離し、そして濃縮した。その残渣を逆相HPLC(アセトニトリル/HO、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。
【0531】
実施例53: 化合物170および化合物171の調製
【化175】
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化合物170および化合物171を、(S)−4−(1−アミノ−2−ヒドロキシエチル)−2−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)ベンゾニトリルを(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用したこと以外は化合物20を調製するための手順に従って調製した。最後のCbz脱保護のために、ニートなTFAを三臭化ホウ素の代わりに使用し、そしてこの反応混合物を60℃で2時間加熱した。2つの生成物をHPLCにより分離した。
【0532】
(S)−4−(4−シアノ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(0.3g、0.7mmol)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシビフェニル(61mg、0.14mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(256mg、0.28mmol)、シアン化亜鉛(493mg、4.21mmol)および炭酸カリウム(290mg、2.1mmol)のDMF(1mL)中の混合物をアルゴンで15分間フラッシュし、次いで120℃で4時間加熱した。この反応混合物を冷却し、そしてセライトで濾過した。そのフィルターケーキを酢酸エチルで洗浄した。その濾液および洗浄液を合わせ、濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0533】
(S)−(1−(4−シアノ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(4−シアノ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(41.3mg、0.098mmol)のトリフルオロ酢酸/水(3:1、4mL)中の溶液を室温で3撹拌した。次いで、この混合物を濃縮乾固させた。その粗製物質をさらに精製せずに次の反応で直接使用した。
【0534】
実施例54: 化合物172の調製
【化176】
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【化177】
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(R)−2−アミノ−2−(2−フルオロ−4−(1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−エチニル−2−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(320mg、1.05mmol)のTHF(4mL)中の溶液に、アジドトリメチルシラン(0.2mL、1.45mmol)およびチオフェン−2−カルボン酸銅(I)(41mg、0.16mmol)を添加した。この反応物を室温で30分間撹拌した。さらなるアジドトリメチルシラン(0.2mL、1.45mmol)およびチオフェン−2−カルボン酸銅(I)(41mg、0.16mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を室温でさらに30分間撹拌した。さらなるアジドトリメチルシラン(0.8mL、5.8mmol)およびチオフェン−2−カルボン酸銅(I)(41mg、0.16mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で3時間撹拌した。次いで、この反応混合物をEtOAcおよび飽和水性NaHCOで希釈した。2つの層を分離し、そしてその水相をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0535】
(R)−2−アミノ−2−(4−(1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(2−フルオロ−4−(1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(116mg、0.33mmol)、シクロプロピルボロン酸(85%、376mg、3.72mmol)、酢酸第二銅(181mg、1.0mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.70mL、4.0mmol)およびピリジン(0.32mL、4.0mmol)の混合物を100℃で6時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、そしてセライトのパッドで濾過した。その濾液をEtOAcで希釈し、3%の塩化リチウム溶液、次いで飽和水性塩化アンモニウムで洗浄した。その有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物(20mg、15%)を得た。
【0536】
次いで、化合物172を、(R)−2−アミノ−2−(4−(1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルを(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの代わりに使用し、そして(S)−2−アミノ−2−(3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−4−フルオロフェニル)エタン−1−オールを(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オールの代わりに使用したこと以外は、実施例20を調製するための手順に従って調製した。
【0537】
実施例55: 化合物173の調製
【化178】
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(S)−2−((R)−4−(4−ブロモフェニル)−4−(2−クロロ−2−メチルプロピル)−2−イミノ−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートの調製:((R)−4−(4−ブロモフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(2−メチルアリル)−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(100mg、0.12mmol)およびメタノール(0.047mL、0.15mol)のDCM(2mL)中の溶液を、窒素下で氷浴内で冷却した。DCM中の四塩化チタン(1.0M、0.063mL)をこの冷却したオレフィン溶液に滴下により添加し、そしてこの反応物を1時間撹拌した。この反応混合物を2cm×3cmのアルミナのカラムに、ジクロロメタンで溶出しながら通し、そしてその溶媒を除去して、生成物を得た。
【0538】
化合物173の調製:(S)−2−((R)−4−(4−ブロモフェニル)−4−(2−クロロ−2−メチルプロピル)−2−イミノ−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメート(10mg、0.013mmol)のジオキサン(1mL)および水(0.15mL)中の溶液に、1−(ジフルオロメチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(16mg、0.065mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(3.7mg、0.0033mmol)および炭酸カリウム(9mg、0.065mol)を添加した。この反応混合物を85℃で1時間撹拌した。この反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液で処理し、そしてDCMで抽出した。その有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗性混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM/ヘキサン(2:1)およびメタノールの0〜10%の勾配)により精製して、生成物を得た。
【0539】
実施例56:化合物146の調製
【化179】
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【化180】
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4,5−ジブロモ−2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾールの調製:4,5−ジブロモ−2H−1,2,3−トリアゾール(95%、10g、42mmol)、シクロプロピルボロン酸(7.2g、84mmol)、酢酸第二銅(無水物、7.6g、42mmol)、2,2’−ビピリジル(6.6g、42mmol)、炭酸ナトリウム(8.9g、84mmol)のDCE(15mL)中の混合物を75℃で一晩撹拌した。次いで、この反応混合物を室温で3日間撹拌した。この反応混合物を酢酸イソプロピルで希釈し、そして飽和塩化アンモニウム溶液、1MのHCl溶液および飽和NaHCO溶液で順番に洗浄した。その有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そして0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサンにより溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0540】
(R)−2−アミノ−2−(4−(5−ブロモ−2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:4,5−ジブロモ−2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール(433mg、1.63mmol)および(R)−2−アミノ−2−(3−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(300mg、0.77mmol)のジオキサン(2mL)および水(0.35mL)中の溶液に、Pd(PPh(178mg、0.15mmol)、KCO(200mg、1.45mmol)を添加した。この反応混合物を90℃で1時間撹拌した。この反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液で処理し、そしてDCMで抽出した。その有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。この反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0541】
(R)−2−アミノ−2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−(5−ブロモ−2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(70%、450mg、0.7mmol)およびPd/C(5%、275mg)の、エタノール(5mL)およびイソプロピルアルコール(5mL)中の反応混合物を、水素バルーンを用いて室温で1時間撹拌した。この反応混合物をセライトで濾過した。その濾過したものを濃縮し、そして次の工程で直接使用した。
【0542】
化合物146を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エタン−1−オールを(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用し、そしてイソシアナト−1−(トリフルオロメチル)シクロプロパンを1−イソシアナト−1−メチルシクロプロパンの代わりに使用したこと以外は、実施例44を調製するための手順に従って調製した。
【0543】
実施例57: 化合物175の調製
【化181】
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((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−((((S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(54mg、0.071mmol)のDCM(3mL)中の溶液に、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルピリジン(0.06mL、0.43mmol)およびトリホスゲン(12.7mg、0.043mmol)を添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。次いで、この混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.04mL、0.21mmol)および(S)−1,1,1−トリフルオロ−2−プロピルアミン(0.04g、0.35mmol)を添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。この反応混合物をEtOAcで希釈し、そして飽和塩化アンモニウム溶液で洗浄した。その有機相を濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0544】
化合物175の調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−((((S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(58mg、0.064mmol)のTFA(2mL)中の溶液を45℃で一晩撹拌した。次いで、この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣を逆相HPLC(アセトニトリル/水、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。
【0545】
実施例58: 化合物176の調製
【化182】
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【化183】
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5−シクロプロピル−5−メチル−3−オキソ−2−(テトラヒドロ−1−チオフェン−1−イリデン)ヘキサンニトリルの調製:3−シクロプロピル−3−メチルブタン酸(3.0g、0.021mol)および2−(7−アザ−1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU)(10.3g、0.032mol)をCHCl(3mL)に懸濁させた。次いで、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(11mL、0.063mol)およびシアノスルホニウムブロミド(6.59g、0.032mol)を添加して、黄色懸濁物を得た。この反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いで飽和水性NHClに注いだ。その層を分離した後に、その水層をCHClで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0546】
4−シクロプロピル−4−メチル−2−オキソペンタン酸の調製:5−シクロプロピル−5−メチル−3−オキソ−2−(テトラヒドロ−1−チオフェン−1−イリデン)ヘキサンニトリル(5.3g、21mmol)をTHF(80mL)およびHO(40mL)に溶解させた。オキソン(26g、42mmol)を添加し、そしてその白色懸濁物を30分間激しく撹拌した。次いで、この反応混合物を水およびジエチルエーテルに注いだ。その層を分離した後に、その水相を2×180mLのジエチルエーテルで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。全ての溶媒が除去されたわけではなかった。この材料をさらに精製せずに次の工程に持ち越した。
【0547】
4−シクロプロピル−4−メチル−2−オキソペンタン酸メチルの調製:4−シクロプロピル−4−メチル−2−オキソペンタン酸(2.0g、12mmol)のDCM(3.0mL)中の溶液に、トリエチルアミン(1.64mL、12mmol)を添加し、そしてこの溶液を0℃で冷却した。次いで、この溶液にエチルクロロホルメート(0.91mL、12mmol)を添加し、そして30分間撹拌した。この時間の後に、この反応混合物を水とジエチルエーテルとの間で分配した。そのジエチルエーテル層を採取し、そしてその水層をジエチルエーテルで抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ペンタン/ジエチルエーテル)により精製して、生成物を得た。
【0548】
2−((tert−ブチルスルフィニル)イミノ)−4−シクロプロピル−4−メチルペンタン酸イソプロピルの調製:4−シクロプロピル−4−メチル−2−オキソペンタン酸メチル(1.95g、11mmol)のヘキサン(70mL)中の溶液に、(R)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(1.92g、16mmol)およびTi(O−iPr)(4.51g、16mmol)を添加した。この反応混合物を、室温で一晩撹拌した。この反応混合物を固体装填し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物(1.1g、33%)を得た。
【0549】
2−((tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−2−(4−クロロフェニル)−4−シクロプロピル−4−メチルペンタン酸イソプロピルの調製:2−((tert−ブチルスルフィニル)イミノ)−4−シクロプロピル−4−メチルペンタン酸イソプロピル(1.1g、3.49mmol)のTHF(20mL)およびDCM(10mL)中の溶液をアルゴン下で−78℃まで冷却した。次いで、(4−クロロフェニル)マグネシウムブロミド(1M、5.23mL)を滴下により添加した。次いで、この反応混合物を同じ温度で1時間撹拌した。−78℃で、飽和水性NHClを添加して、この反応をクエンチした。この混合物を室温まで温め、そしてEtOAcで抽出した。その有機相をブラインで洗浄し、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0550】
2−アミノ−2−(4−クロロフェニル)−4−シクロプロピル−4−メチルペンタン酸イソプロピルの調製:2−((tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−2−(4−クロロフェニル)−4−シクロプロピル−4−メチルペンタン酸イソプロピル(0.73g、1.73mmol)の、ジオキサン中のHCl(4M、10mL)中の溶液を室温で20分間撹拌した。次いで、この反応混合物を濃縮乾固させた。その残渣をEtOAcと飽和水性NaHCOとの間で分配した。その有機相をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣を即座に次の工程で処理した。
【0551】
(R)−2−アミノ−4−シクロプロピル−4−メチル−2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルの調製:2−アミノ−2−(4−クロロフェニル)−4−シクロプロピル−4−メチルペンタン酸イソプロピル(280mg、0.86mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(439mg、1.73mmol)、酢酸カリウム(255mg、2.59mmol)およびSPhosパラダサイクルpre−cat(125mg、0.17mmol)のジオキサン(3.0mL)中の混合物をアルゴンで5分間スパージし、そして100℃で2時間加熱した。この反応混合物を飽和水性塩化アンモニウムで処理し、そしてDCMで抽出した。その有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。次いで、この反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜70%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0552】
次いで、化合物176を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートを(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エタン−1−オールの代わりに使用したこと以外は化合物175を調製するための手順に従って調製した。
【0553】
実施例59: 化合物152の調製
【化184】
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化合物152を、(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−5,5,5−トリフルオロ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルを(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの代わりに使用したこと以外は(R)−2−アミノ−2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(化合物147)の調製についての手順と類似の手順に従って、調製した。
【0554】
実施例60: 化合物154の調製
【化185】
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【化186】
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化合物154を、4,4−ジフルオロ−3,3−ジメチルブタン酸(4,4−difluoro−3,3−dimethylbutoic acid)を3−シクロプロピル−3−メチルブタン酸の代わりに出発物質として使用したこと以外は化合物149の調製についてと類似の方法で調製した。
【0555】
実施例61: 化合物155の調製
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−5,5,5−トリフルオロ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:穏やかに撹拌している、EtOAc(10mL)中の(R)−2−アミノ−2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−5,5,5−トリフルオロ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(1600mg、3.8mmol)とaq.飽和NaHCO(15mL)との二相溶液に、O−ベンジルカーボンイソチオシアナチデート(1240mg、6.4mmol)を添加した。この反応混合物を室温で90分間維持した。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄した。この粗製生成物をSiO2カラムクロマトグラフィー(ISCO gold、カラム;0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物(98%)を得た。
【0556】
(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−5−オキソ−4−(3,3,3−トリフルオロ−2,2−ジメチルプロピル)イミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル(1−(ジフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートの調製:(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル(1−(ジフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメート(460mg、1.1mmol)および(R)−2−アミノ−2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−5,5,5−トリフルオロ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(566mg、0.89mmol)の乾燥DMF(5mL)中の溶液に、DIEA(1mL、5.5mmol)およびEDCI(513mg、2.7mmol)を、アルゴン雰囲気下で室温で順番に添加した。次いで、この反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで50℃で17時間にわたり加熱した。室温まで冷却した後に、この混合物をEtOAcで希釈し、aq.NaHCO、次いでブラインで洗浄し、そして濃縮した。その残渣を、0〜100%のEtOAc/ヘキサンを用いるシリカゲルカラムで精製して、生成物(95%)を得た。
【0557】
化合物155の調製:(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−5−オキソ−4−(3,3,3−トリフルオロ−2,2−ジメチルプロピル)イミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル(1−(ジフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメート(809mg、0.86mmol)をTFA(36mL)に溶解させ、そして80℃で1時間加熱した。室温まで冷却した後に、この混合物を濃縮乾固させた。その残渣を、0〜100%のEtOAc/ヘキサンを用いるシリカゲルカラムで精製して、生成物(76%)を得た。
【0558】
実施例62: 化合物156の調製
【化188】
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化合物156を、((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−5−オキソ−4−(3,3,3−トリフルオロ−2,2−ジメチルプロピル)イミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルから出発して、トリフルオロエチルアミンをカルバメート形成のために(S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−アミンの代わりに使用したこと以外は化合物147を調製するための手順に従って調製した。
【0559】
実施例63: 化合物160の調製
【化189】
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化合物160を、(S)−(1−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチルを出発物質として(S)−(2−アミノ−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル)カルバミン酸tert−ブチルの代わりに使用したこと以外は化合物383を調製するための手順に従って調製した。
【0560】
実施例64: 化合物161および化合物162の調製
【化190】
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化合物161および化合物162を、3,3,3−トリフルオロ−2−メチルプロパン酸をアミド形成のために3,3,3−トリフルオロプロパン酸の代わりに使用したこと以外は化合物160を調製するための手順に従って調製した。2つの立体異性体をキラルHPLCにより分離した。
【0561】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製
【化191】
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((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オールTFA塩(50mg、0.17mmol)、(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(99mg、0.17mmol)および1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(100mg、0.52mmol)のDMF(1.7mL)中の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.15mL、0.87mmol)を添加した。この反応混合物を65℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、飽和水性NHClで処理し、そしてEtOAcで抽出した。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層を10%水性LiCl、次いでブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSOで)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗性混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサンで溶出)により精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ calc’d for C37H35ClF4N8O4: 767.2; found: 767.3。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 9.52 (s, 1H), 8.04 (m, 2H), 7.92 (s, 1H), 7.66 - 6.97 (m, 12H), 6.62 (t, J = 52.6 Hz, 1H), 5.44 (d, J = 5.8 Hz, 1H), 5.38 - 5.11 (m, 2H), 4.35 - 4.05 (m, 3H), 2.29 - 2.09 (m, 2H), 0.86 (s, 9H)。
【0562】
実施例65: 化合物177の調製
【化192】
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((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(13mg、0.02mmol)のCHCl(0.20mL)中の溶液に、1−イソシアナト−1−(トリフルオロメチル)シクロプロパン(0.63M、トルエン中0.16mL)およびチタン(IV)tert−ブトキシド(5.8mg、0.02mmol)を添加した。この反応混合物を室温で2時間維持した。次いで、この反応混合物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサンで溶出)により直接精製して、生成物(15mg、96%)を得た。
【0563】
【化193】
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化合物177の調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(15mg、0.016mmol)のTFA(0.2mL)中の溶液を60℃で1.5時間加熱した。この反応混合物をトルエンで希釈し、そして減圧中で濃縮した。この順序を2回繰り返し、次いでその粗製混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(3:1のCHCl/ヘキサン中0〜10%のMeOH)により精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ calc’d for C34H33ClF7N9O3: 784.2; found: 784.3。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.39 (d, J = 0.7 Hz, 1H), 8.07 (s, 1H), 8.01 (s, 1H), 7.69 - 7.16 (m, 8H), 6.73 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.51 (dd, J = 8.8, 5.7 Hz, 1H), 5.04 (dd, J = 11.1, 9.0 Hz, 1H), 4.66 (dd, J = 11.1, 5.7 Hz, 1H), 2.30 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 1.94 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 1.22 (m, 2H), 1.04 (m, 2H), 0.95 (s 9H)。
【0564】
実施例66: 化合物178の調製
【化194】
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化合物178を、1−メチルシクロプロパン−1−カルボン酸を1−イソシアナト−1−メチルシクロプロパンを調製するために使用したこと以外は化合物177の調製と同様の方法により、調製した。LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ calc’d for C34H36ClF4N9O3: 730.3; found: 730.3。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.40 (s, 1H), 8.08 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.70 - 7.31 (m, 7H), 7.24 (s, 1H), 6.75 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.49 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 4.97 (t, J = 10.0 Hz, 1H), 4.63 (dd, J = 11.1, 5.7 Hz, 1H), 2.30 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 1.94 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 1.28 (s, 3H), 0.95 (s, 9H), 0.70 - 0.60 (m, 2H), 0.58 - 0.48 (m, 2H)。
【0565】
実施例67: 化合物179の調製
【化195】
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(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチルカルボノクロリデートの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(50mg、0.065mmol)のDCM(2mL)中の溶液に、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルピリジン(81mg、0.39mmol)およびトリホスゲン(9.7mg、0.33mmol)を添加した。この反応混合物を室温で4時間撹拌し、そしてさらに精製せずに次の反応に即座に使用した。
【0566】
(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(ジフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートの調製:(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチルカルボノクロリデートのDCM(2mL)中の溶液に、ジフルオロメチルシクロプロピルアミンHCl(47mg、0.33mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(34mg、0.26mmol)を添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。この反応混合物を1NのHCl溶液で処理し、EtOAcで抽出し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そして0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサンにより溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0567】
化合物182の調製:(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(ジフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメート(50mg、0.056mmol)のTFA(2mL)中の溶液を60℃で2時間加熱した。この反応混合物を濃縮し、MeOHに溶解させ、そして水中5〜100%のアセトニトリル(0.1%のTFAを含む)で溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物(40mg、83%)を得た。LCMS-ESI+: calc’d for C34H34ClF6N9O3: 766.2 (M+H+); found: 766.2 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.45 (s, 1H), 8.07 (m, 2H), 7.71 - 7.17 (m, 8H), 6.78 (t, J = 52 Hz, 1H), 5.95 - 5.46 (m, 2H), 5.09 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.70 (dd, J = 11.4, 4.9 Hz, 1H), 2.44 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.15 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.07 (m, 2H), 0.99 (s, 9H), 0.91 (m, 2H)。
【0568】
実施例68: 化合物180の調製
【化196】
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化合物180を、アニリンをジフルオロメチルシクロプロピルアミンの代わりに使用したこと以外は化合物179の調製のための方法と類似の方法により調製した。LCMS-ESI+ m/z Calc’d for C36H34ClF4N9O3 [M+H+]: 752.2; found: 752.6 [M+H+]。1H NMR (400 MHz, CD3CN) δ 8.28 (s, 1H), 8.08 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.67 - 7.02 (m, 13H), 6.71 (t, JHF = 52.3 Hz, 1H), 5.52 (dd, J = 9.5, 4.4 Hz, 1H), 5.09 (dd, J = 11.6, 9.6 Hz, 1H), 4.73 (dd, J = 11.6, 4.5 Hz, 1H), 2.32 - 2.12 (m, 2H), 0.88 (s, 9H)。
【0569】
実施例69: 化合物181の調製
【化197】
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化合物181を、ピリジン−2−アミンをジフルオロメチルシクロプロピルアミンの代わりに使用したこと以外は化合物180の調製と同様の方法により調製した。LCMS-ESI+ m/z Calc’d for C35H33ClF4N10O3 [M+H+]: 753.2 [M+H+]; found: 753.2。1H NMR (400 MHz, CD3CN) δ 8.56 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 8.18 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.12 - 8.04 (m, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.86 - 7.00 (m, 11H), 6.79 (t, JHF = 52.5 Hz, 1H), 5.65 - 5.50 (m, 1H), 5.22 - 5.05 (m, 1H), 4.76 (dd, J = 11.7, 4.6 Hz, 1H), 2.31 - 2.14 (m, 2H), 0.87 (s, 9H)。
【0570】
実施例70: 化合物182の調製
【化198】
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化合物182を、3,3,3−トリフルオロ−2,2−ジメチルプロパン酸を1−(トリフルオロメチル)シクロプロパン−1−カルボン酸の代わりに使用し、そして塩化銅をチタン(IV)tert−ブトキシドの代わりに使用したこと以外は、化合物177を調製するために使用した手順に従って調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C34H35ClF7N9O3: 786.2 (M+H+); found: 786.4 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.46 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.70 - 7.50 (m, 5H), 7.49 - 7.17 (m, 3H), 6.78 (t, J = 52 Hz, 1H), 5.68 (dd, J = 9.3, 5.0 Hz, 1H), 5.09 (dd, J = 11.5, 9.4 Hz, 1H), 4.65 (dd, J = 11.5, 5.0 Hz, 1H), 2.45 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.18 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.51 (s, 6H), 0.99 (s, 9H)。
【0571】
実施例71: 化合物183の調製
【化199】
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化合物183を、2−イソシアナト−2−メチルプロパンを1−イソシアナト−1−(トリフルオロメチル)シクロプロパンの代わりに使用し、そしてMoOCl(DMF)をチタン(IV)tert−ブトキシドの代わりに使用したこと以外は、化合物177を調製するために使用した手順に従って調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C34H38ClF4N9O3: 732.3 (M+H+); found: 732.4 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.47 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.70 - 7.50 (m, 5H), 7.46 - 7.18 (m, 3H), 6.8 (t, J = 52 Hz, 1H), 5.65 (dd, J = 9.4, 5.1 Hz, 1H), 5.02 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.63 (dd, J = 11.5, 5.1 Hz, 1H), 2.48 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.17 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.29 (s, 9H), 1.00 (s, 9H)。
【0572】
実施例72: 化合物184の調製
【化200】
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(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル3,3−ジフルオロアゼチジン−1−カルボキシレートの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(20mg、0.026mmol)のDCM(2mL)中の溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(33.6mg、0.26mmol)および1,1’−カルボニルジイミダゾール(10.6mg、0.065mmol)を添加した。この反応混合物を室温で30分間撹拌し、次いで3,3−ジフルオロアゼチジン塩酸塩(16.9mg、0.13mmol)を添加した。この反応混合物を、室温で一晩撹拌した。この反応混合物を飽和水性NaHCOで処理し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を分離し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0573】
化合物187の調製:(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル3,3−ジフルオロアゼチジン−1−カルボキシレート(17mg、0.019mmol)のTFA(1mL)中の溶液を60℃で2時間加熱した。この反応混合物を濃縮し、MeOHに溶解させ、そして水中5〜100%のアセトニトリル(0.1%のTFAを含む)により溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物(12.2mg、87%)を得た。LCMS-ESI+: calc’d for C33H32ClF6N9O3: 752.2 [M+H]+; found: 752.4 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.46 (d, J = 0.7 Hz, 1H), 8.14 - 7.96 (m, 2H), 7.71 - 7.25 (m, 8H), 6.82 (t, J =52 Hz, 1H), 5.67 (dd, J = 9.6, 4.6 Hz, 1H), 5.06 (dd, J = 11.5, 9.7 Hz, 1H), 4.88 - 4.79 (m, 1H), 4.29 (t, J = 11.8 Hz, 4H), 2.48 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.13 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.01 (s, 9H)。
【0574】
実施例73: 化合物185の調製
【化201】
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化合物185を、3,3−ジフルオロ−2,2−ジメチルプロパン酸をトリフルオロメチルシクロプロパン−1−カルボン酸の代わりに使用し、そして塩化銅をチタン(IV)tert−ブトキシドの代わりに使用したこと以外は、化合物177を調製するために使用した手順に従って調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C34H36ClF6N9O3: 768.3 (M+H+); Found: 768.4 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.46 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 8.11 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.73 - 7.13 (m, 9H), 6.80 (t, J = 52 Hz, 1H), 6.14 (t, J = 60 Hz, 1H), 5.68 (dd, J = 9.4, 5.1 Hz, 1H), 5.10 - 5.00 (m, 1H), 4.67 (dd, J = 11.6, 5.1 Hz, 1H), 2.45 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.18 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.32 (s, 6H), 1.00 (s, 9H)。
【0575】
実施例74: 化合物186の調製
【化202】
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化合物186の調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(10mg、0.013mmol)のTFA(1mL)中の溶液を60℃で2時間加熱した。この反応混合物を濃縮し、MeOHに溶解させ、そして水中5〜100%のアセトニトリル(0.1%のTFAを含む)により溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物(4.3mg、44%)を得た。LCMS-ESI+ m/z Calc’d for C29H29ClF4N8O2 [M+H+]: 633.2; Found: 633.5 [M+H+]。1H NMR (400 MHz, CD3CN) δ 8.35 (d, J = 0.7 Hz, 1H), 8.18 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.74 - 7.23 (m, 9H), 6.84 (t, JHF = 52.3 Hz, 1H), 5.44 (dd, J = 5.9, 3.0 Hz, 1H), 4.28 (dd, J = 12.4, 5.9 Hz, 1H), 4.17 (dd, J = 12.4, 3.1 Hz, 1H), 2.27 - 2.14 (m, 2H), 0.85 (s, 9H)。
【0576】
他に記載されない限り、下記の実施例を類似の様式で調製した。
【表B-1】
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【表B-2】
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【表B-3】
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【表B-4】
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【表B-5】
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【表B-6】
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【表B-7】
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【表B-8】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-9】
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【表B-10】
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【表B-11】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-12】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-13】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-14】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-15】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-16】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-17】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-18】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-19】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-20】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-21】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-22】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-23】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-24】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-25】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-26】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-27】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-28】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-29】
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【表B-30】
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【0577】
実施例75: 化合物272の調製
【化203】
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((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(120mg、0.16mmol)のCHCl(1.0mL)中の溶液に、トルエン中の1−イソシアナト−1−(トリフルオロメチル)シクロプロパン(1.13M、1.0mL)を添加し、その後、チタン(IV)tert−ブトキシド(55mg、0.16mmol)を添加した。この反応混合物を室温で1時間維持した。この反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサンで溶出)により直接精製して、生成物を得た。
【0578】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(2−フルオロ−4−(チアゾール−5−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(30mg、0.033mmol)のジオキサン(1mL)中の溶液、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)チアゾール(14mg、0.067mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(7.7mg、7.0umol)および炭酸カリウム(23mg、0.17mmol)および水(0.20mL)の脱気混合物を100℃で0.5時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、そして飽和水性NHClおよびEtOAcで処理した。10分間撹拌した後に、その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層を飽和水性NHCl、次いでブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSOで)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。
【0579】
化合物272の調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(2−フルオロ−4−(チアゾール−5−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(21mg、0.023mmol)のTFA(1.0mL)中の溶液を60℃で2時間加熱した。この反応混合物を濃縮し、MeOHに溶解させ、そして水中5〜100%のアセトニトリル(0.1%のTFAを含む)で溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物を得た。
【0580】
実施例76: 化合物273の調製
【化204】
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3−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)−3−オキソ−2−(テトラヒドロ−1l4−チオフェン−1−イリデン)プロパンニトリルの調製:ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(3.0g、17mmol)、1−(シアノメチル)テトラヒドロ−lH−チオフェン−l−イウム,臭化物塩硫黄イリド(4.6g、22mmol)およびHATU(7.0g、18.5mmol)のジクロロメタン(100mL)中の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(8.8mL、50.5mmol)を添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。この反応混合物を、飽和水性NHClおよびEtOAcの添加によりクエンチした。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSOで)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得、これを即座に次の反応に使用した。
【0581】
2−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)−2−オキソ酢酸の調製:3−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)−3−オキソ−2−(テトラヒドロ−1l4−チオフェン−1−イリデン)プロパンニトリル(4.8g、17mmol)のDMF(100mL)中の溶液に、oxone(登録商標)(ペルオキソ一硫酸カリウム、10g、33mmol)を、水(100mL)中の溶液として、水浴内で添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いで飽和水性チオ硫酸ナトリウムおよびEtOAcの添加によりクエンチした。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSOで)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。この粗製混合物を即座に持ち越した。
【0582】
2−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)−2−オキソ酢酸イソプロピルの調製:粗製の2−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)−2−オキソ酢酸(3.4g、0.020mol)のジクロロメタン(100mL)中の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(7.3mL、0.042mol)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(4.8g、0.025mol)、4−(ジメチルアミノ)ピリジン(0.10g、0.083mol)および2−プロパノール(2.6mL、0.033mol)を添加した。この反応混合物を室温で2時間維持した。この反応混合物を飽和NHClおよびEtOAcで処理した。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSOで)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0583】
次いで、化合物275を、化合物177を調製するための手順に従うことにより調製した。
【0584】
実施例77: 化合物274の調製
【化205】
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((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−ネオペンチル−5−オキソ−4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)イミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−4−(4−ブロモフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(30mg、0.033mmol)のジオキサン(1mL)中の溶液、ビス(ピナコラト)ジボロン(17.3mg、0.070mmol)、酢酸パラジウム(1.2mg、0.010mmol)、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(3.3mg、0.01mmol)および酢酸カリウム(10mg、0.10mmol)の脱気混合物を100℃で0.5時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、飽和水性重炭酸ナトリウムおよびEtOAcで処理した。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(NaSOで)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製混合物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。
【0585】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(2−フルオロ−4−(5−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:ジオキサン(1.0mL)中の((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−ネオペンチル−5−オキソ−4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)イミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(15mg、0.016mmol)、2−ブロモ−5−フルオロピリジン(14mg、0.080mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(2.8mg、1.0umol)、炭酸カリウム(18mg、0.029mmol)および水(0.20mL)の脱気混合物を100℃で45分間撹拌した。この反応物を室温まで冷却し、そして飽和水性重炭酸ナトリウムの添加によりクエンチし、そしてこの混合物をEtOAcで抽出した。その水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(NaSOで)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗性混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。
【0586】
化合物274の調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(2−フルオロ−4−(5−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(5.0mg、0.0056mmol)のTFA(1mL)中の溶液を60℃で2時間加熱した。この反応混合物を濃縮し、MeOHに溶解させ、そして水中5〜100%のアセトニトリル(0.1%のTFAを含む)により溶出する逆相HPLCにより精製して、化合物274(3.0mg、65%)を得た。LCMS-ESI+ m/z Calc’d for C35H33ClF6N8O3 [M+H+]: 763.2 (M+H+); found: 763.4 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.56 (dt, J = 3.0, 0.6 Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.09 - 7.82 (m, 4H), 7.71 (ddd, J = 8.9, 8.2, 3.0 Hz, 1H), 7.67 - 7.46 (m, 4H), 7.24 (s, 1H), 6.78 (t, J = 52 Hz, 1H), 5.69 (dd, J = 9.7, 4.9 Hz, 1H), 5.11 (dd, J = 11.5, 9.8 Hz, 1H), 4.71 (dd, J = 11.5, 4.9 Hz, 1H), 2.51 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.18 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.30 - 1.25 (m, 2H), 1.09 (m, 2H), 1.01 (s, 9H)。
【0587】
同様に、下記の実施例を調製した。
【表C-1】
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【表C-2】
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【表C-3】
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【表C-4】
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【表C-5】
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【表C-6】
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【表C-7】
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【表C-8】
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【表C-9】
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【表C-10】
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【表C-11】
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【表C-12】
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【表C-13】
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【表C-14】
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【表C-15】
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【表C-16】
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【表C-17】
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【表C-18】
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【表C-19】
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【表C-20】
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【表C-21】
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【表C-22】
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【表C-23】
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【表C-24】
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【表C-25】
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【表C-26】
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【表C-27】
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【表C-28】
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【表C-29】
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【表C-30】
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【表C-31】
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【表C-32】
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【表C-33】
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【0588】
実施例78: 化合物325の調製
【化206】
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((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−シアノフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−4−(4−ブロモフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(30mg、0.034mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(5.9mg、10umol)、シアン化亜鉛(12mg、0.10mmol)のDMF(1.0mL)中の脱気溶液を100℃で1時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、水で希釈し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を5%の水性塩化リチウム、次いでブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサンで溶出)により精製して、生成物を得た。
【0589】
化合物325の調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−シアノフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(15mg、0.018mmol)のTFA(1.0mL)中の溶液を60℃で2時間加熱した。この反応混合物を濃縮し、MeOHに溶解させ、そして水中5〜100%のアセトニトリル(0.1%のTFAを含む)で溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物を得た。
【0590】
実施例79: 化合物326の調製
【化207】
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(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(4−(3−(トリフルオロメチル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(57mg、0.017mmol)、3−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン(57mg、0.030mmol)、S−Phosフェネチルアミンクロリドプレ触媒(12mg、0.015mol)の1,4−ジオキサン(2mL)中の脱気溶液に、カリウムt−ブトキシド(57g、0.51mmol)を添加した。この反応物を100℃で15分間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、飽和塩化アンモニウム水溶液およびEtOAcで処理した。その有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてその残渣を次の工程で直接使用した。
【0591】
次いで、化合物326を、化合物177を調製するための手順に従うことにより調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C36H36ClF8N11O3 [M+H+]: 858.3; Found: 858.8 [M+H+]。1H NMR (400 MHz, CD-3CN) δ 8.13 (s, 1H), 7.59 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.50 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.39 - 7.28 (m, 3H), 7.04 - 6.93 (m, 2H), 6.85 - 6.53 (m, 2H), 5.39 (dd, J = 9.6, 4.5 Hz, 1H), 4.91 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.63 (s, 3H), 4.25 (t, J = 5.4 Hz, 2H), 3.77 (t, J = 5.5 Hz, 2H), 2.30 - 2.05 (m, 2H), 1.31 - 1.22 (m, 2H), 1.07 (s, 2H), 0.90 (s, 9H)。
【0592】
実施例80: 化合物327の調製
【化208】
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化合物327を、化合物179を調製するための手順に従うことにより、(R)−2−(3−ブロモキノリン−6−イル)−2−(((S)−tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルで出発して調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C33H32BrClF4N8O3: 779.1 (M+H+); Found: 779.4 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.97 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.54 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.10 - 7.96 (m, 2H), 7.94 - 7.79 (m, 2H), 7.57 (d, J = 1.2 Hz, 2H), 7.22 (d, J = 25.0 Hz, 1H), 6.69 (s, 1H), 6.14 (s, 1H), 5.69 (dd, J = 9.4, 5.1 Hz, 1H), 5.17 - 4.98 (m, 1H), 4.69 (dd, J = 11.6, 5.2 Hz, 1H), 2.55 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.28 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.32 (s, 6H), 1.02 (s, 9H)。
【0593】
実施例81: 化合物328の調製
【化209】
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(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(2−メチルアリル)−5−オキソ−4−(4−(ピラジン−2−イル)フェニル)イミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートの調製:(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(2−メチルアリル)−5−オキソ−4−(4−(ピラジン−2−イル)フェニル)イミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートを、実施例75に記載される((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−フルオロ−4−(ピラジン−2−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルを調製するための手順に従って、(R)−2−(4−ブロモフェニル)−2−(((S)−tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−4−メチルペンタ−4−エン酸イソプロピルで出発して調製した。
【0594】
化合物328の調製:(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(2−メチルアリル)−5−オキソ−4−(4−(ピラジン−2−イル)フェニル)イミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメート(126mg、0.146mmol)のDCM(0.6mL)中の溶液を、70%のHF−尿素(3mL)を含むポリプロピレン瓶に添加した。この反応混合物を室温で4時間撹拌した。次いで、この混合物を、DCM(100mL)、水性NaOH(1M、100mL)およびNaOHペレット(10g)中の撹拌混合物に0℃でゆっくりと添加した。中和したこの混合物をDCMで抽出した。その有機相を水、次いでブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣を、水中5〜100%のアセトニトリル(0.1%のTFAを含む)で溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+ m/z Calc’d for C33H30ClF6N9O3 [M+H+]: 750.2; Found: 750.6 [M+H+]。1H NMR (400 MHz, CD3CN) δ 9.11 (s, 1H), 8.66 (t, J = 1.9 Hz, 1H), 8.56 (s, 1H), 8.16 - 8.01 (m, 3H), 7.70 - 7.37 (m, 5H), 6.72 (t, J = 52.3 Hz, 1H), 6.50 (s, 1H), 5.48 (dd, J = 9.0, 4.3 Hz, 1H), 4.97 - 4.82 (m, 1H), 4.62 (dd, J = 11.5, 4.3 Hz, 1H), 2.90 - 2.43 (m, 2H), 1.44 - 1.32 (m, 6H), 1.29 - 1.20 (m, 2H), 1.09 - 0.99 (m, 2H)。
【0595】
実施例82: 化合物329の調製
【化210】
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次いで、化合物329を、2−(トリブチルスタンニル)ピリミジンを2−(トリブチルスタンニル)ピラジンの代わりに使用したこと以外は化合物278を調製するための手順に従うことにより調製した。LCMS-ESI+ m/z Calc’d for C33H30ClF6N9O3 [M+H+]: 750.2; Found: 750.6 [M+H+]。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.88 (d, J = 4.9 Hz, 2H), 8.41 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 8.07 (s, 1H), 7.67 - 7.55 (m, 4H), 7.40 (t, J = 4.9 Hz, 1H), 7.32 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.78 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.68 (dd, J = 9.2, 5.2 Hz, 1H), 5.06 (dd, J = 11.5, 9.3 Hz, 1H), 4.71 (dd, J = 11.6, 5.1 Hz, 1H), 2.97 (dd, J = 15.4, 8.9 Hz, 1H), 2.61 (dd, J = 25.7, 15.4 Hz, 1H), 1.46 (d, J = 22.2 Hz, 3H), 1.35 (d, J = 21.6 Hz, 3H), 1.28 - 1.20 (m, 2H), 1.05 (s, 2H)。
【0596】
実施例83: 化合物330および化合物331の調製
【化211】
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両化合物330および化合物331を、これらの2つの単一のジアステレオマーがCbz保護段階でキラル分離(Chiralpak IC、150×4.6nm、5ミクロン、15mL/min、200bar、ヘプタン:イソプロパノール、70:30)により得られ、そして個々に最終脱保護工程に進んだこと以外は、化合物204を調製するための手順に従って調製した。これらの2つのジアステレオマーのシクロプロピル基での立体化学を、任意に割り当てる。速く溶出する異性体である化合物330について: LCMS-ESI+: calc’d for C34H33ClF4N9O3: 784.2 (M+H+); Found: 784.3 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.60 (s, 1H), 8.21 (d, J = 24.3 Hz, 2H), 7.85 - 7.30 (m, 8H), 6.94 (s, 1H), 5.79 (s, 1H), 5.22 (t, J = 10.5 Hz, 1H), 4.88 (dd, J = 11.4, 5.2 Hz, 1H), 3.03 (s, 1H), 2.59 (dd, J = 15.0, 4.2 Hz, 1H), 2.28 (d, J = 15.3 Hz, 1H), 1.88 (s, 1H), 1.24 (d, J = 37.4 Hz, 2H), 1.12 (s, 9H)。遅く溶出する異性体である化合物331について: LCMS-ESI+: calc’d for C34H33ClF7N9O3: 784.2 (M+H+); Found: 784.3 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.45 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.71 - 7.16 (m, 8H), 6.80 (s, 1H), 5.65 (dd, J = 9.4, 5.0 Hz, 1H), 5.10 (t, J = 10.4 Hz, 1H), 4.73 (dd, J = 11.6, 5.0 Hz, 1H), 2.87 (s, 1H), 2.46 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.15 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.74 (s, 1H), 1.18 - 1.10 (m, 1H), 1.05 (s, 1H), 0.99 (s, 9H)。
【0597】
実施例84: 化合物332および化合物333の調製
【化212】
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両化合物332および化合物333を、trans−2−(ジフルオロメチル)シクロプロピルアミンHClをtrans−2−(トリフルオロメチル)シクロプロピルアミンHClの代わりに使用したこと以外は、単一のジアステレオマーである化合物330および化合物331の対を調製するための手順に従って調製した。これらの生成物の立体化学を無作為に割り当てる。化合物332について、LCMS-ESI+: calc’d for C34H34ClF6N9O3: 766.2 (M+H+); Found: 766.2 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.45 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.71 - 7.17 (m, 8H), 6.80 (s, 1H), 5.92 - 5.53 (m, 2H), 5.08 (t, J = 10.5 Hz, 1H), 4.73 (dd, J = 11.4, 5.2 Hz, 1H), 2.72 (s, 1H), 2.47 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.24 - 2.08 (m, 1H), 1.43 (s, 1H), 1.00 (s, 9H), 0.86 (d, J = 14.2 Hz, 2H)。化合物333について、LCMS-ESI+: calc’d for C34H34ClF6N9O3: 766.2 (M+H+); Found: 766.3 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.49 - 8.37 (m, 1H), 8.07 (d, J = 22.4 Hz, 2H), 7.72 - 7.20 (m, 8H), 6.80 (s, 1H), 5.91 - 5.53 (m, 2H), 5.09 (t, J = 10.5 Hz, 1H), 4.74 - 4.60 (m, 1H), 2.71 (s, 1H), 2.46 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.15 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.42 (s, 1H), 1.00 (s, 9H), 0.87 (s, 1H)。
【0598】
実施例85: 化合物334および化合物335の調製
【化213】
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2つの単一の立体異性体化合物334および化合物335の各々を、2,2−ジフルオロシクロプロパン−1−アミン塩酸塩をtrans−2−(トリフルオロメチル)シクロプロピルアミンHClの代わりに使用したこと以外は、単一のジアステレオマーである化合物330および化合物331の調製についてと類似の様式で得た。これらの2つの化合物の立体化学を無作為に割り当てる。化合物334について、LCMS-ESI+: calc’d for C33H32ClF6N9O3: 752.2 (M+H+); Found: 752.7 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.44 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.81 - 7.33 (m, 8H), 7.25 (s, 1H), 6.78 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.65 (dd, J = 9.0, 4.5 Hz, 1H), 5.14 (t, J = 10.5 Hz, 1H), 4.73 (dd, J = 11.6, 4.9 Hz, 1H), 3.24 - 3.10 (m, 1H), 2.44 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.15 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.88 - 1.66 (m, 1H), 1.50 - 1.31 (m, 1H), 0.98 (s, 9H)。化合物335について、LCMS-ESI+: calc’d for C33H32ClF6N9O3: 752.2 (M+H+); Found: 752.7 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.45 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.69 - 7.35 (m, 7H), 7.23 (s, 1H), 6.79 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.69 (dd, J = 9.6, 4.9 Hz, 1H), 5.29 - 5.05 (m, 1H), 4.74 (dd, J = 11.6, 5.0 Hz, 1H), 3.16 - 3.00 (m, 1H), 2.45 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.14 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.84 - 1.66 (m, 1H), 1.52 - 1.32 (m, 1H), 0.99 (s, 9H)。
【0599】
実施例86: 化合物336の調製
【化214】
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(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−ブロモフェニル)−4−メチルペンタ−4−エン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−ブロモフェニル)−4−メチルペンタ−4−エン酸イソプロピルを、実施例65に記載される(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルを調製するための手順に従って調製した。
【0600】
(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−ブロモフェニル)−4−シアノ−4−メチルペンタン酸イソプロピルの調製:触媒であるCoサレン触媒(7mg、0.01mmol)を、EtOH(5.0mL;無水)にアルゴン下で室温で溶解させた。2分後、(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−ブロモフェニル)−4−メチルペンタ−4−エン酸イソプロピル(300mg、0.58mmol)をこの赤色溶液に添加し、次いでTsCN(136mg、0.75mmol)を添加した。次いで、フェニルシラン(0.08mL、0.58mmol)および別のEtOH(0.5mL)を添加した。得られた溶液を室温で3時間撹拌した。その溶媒をエバポレーションにより除去し、そしてその粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0601】
((R)−4−(4−ブロモフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−シアノ−2−メチルプロピル)−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−4−(4−ブロモフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−シアノ−2−メチルプロピル)−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルを、実施例65に記載される((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバメートを調製するための手順に従って調製した。
【0602】
次いで、化合物336を、化合物272を調製するための手順に従うことにより、((R)−4−(4−ブロモフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−シアノ−2−メチルプロピル)−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルで出発して調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C34H30ClF7N10O3: 795.2 (M+H+); Found: 795.2 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.46 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.70 - 7.33 (m, 7H), 7.28 (s, 1H), 6.79 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.69 (dd, J = 9.2, 5.3 Hz, 1H), 5.06 (dd, J = 11.6, 9.3 Hz, 1H), 4.79 (dd, J = 11.6, 5.3 Hz, 1H), 2.80 (d, J = 15.3 Hz, 1H), 2.52 (d, J = 15.3 Hz, 1H), 1.48 - 1.39 (m, 6H), 1.29 - 1.23 (m, 2H), 1.16 - 1.04 (m, 2H)。
【0603】
実施例87: 化合物337および化合物338の調製
【化215】
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2つの単一のジアステレオマーである化合物337および化合物338の各々を、trans−2−(トリフルオロメチル)シクロプロピルアミンHClの代わりにtrans−2−フルオロシクロプロパンカルボン酸(trans−2−fluorocyclopraoanecarboxylic acid)で出発したこと以外は化合物331および化合物332を得るためと類似の様式で得た。最終的な立体化学を無作為に割り当てた。化合物337について: LCMS-ESI+: calc’d for C33H33ClF5N9O3: 734.2 (M+H+); Found: 734.2 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.45 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.73 - 7.19 (m, 8H), 6.79 (s, 1H), 5.64 (s, 1H), 5.08 (t, J = 10.5 Hz, 1H), 4.72 (dd, J = 11.7, 4.9 Hz, 1H), 4.59 (s, 1H), 2.84 (s, 1H), 2.45 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.15 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.36 - 1.14 (m, 1H), 0.99 (s, 9H), 0.90 (dt, J = 12.6, 6.5 Hz, 1H)。化合物338について: LCMS-ESI+: calc’d for C33H33ClF5N9O3: 734.2 (M+H+); Found: 734.2 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.45 (s, 1H), 8.07 (d, J = 20.8 Hz, 2H), 7.73 - 7.20 (m, 8H), 6.79 (t, J = 50 Hz, 1H), 5.66-5.64 (m, 1H), 5.18 - 5.01 (m, 1H), 4.72 (dd, J = 10.8, 4.7 Hz, 1H), 4.51 (d, J = 60.6 Hz, 1H), 2.86-2.81 (m, 1H), 2.45 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.14 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.24 (dd, J = 21.3, 10.0 Hz, 1H), 0.99 (s, 9H), 0.89 (dq, J = 12.9, 7.0 Hz, 1H)。
【0604】
実施例88: 化合物339および化合物340の調製
【化216】
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2つの単一のジアステレオマーである化合物339および化合物340の各々を、2,2−ジフルオロシクロプロパン−1−カルボン酸をtrans−2−(トリフルオロメチル)シクロプロピルアミンHClの代わりに使用したこと以外は化合物330および化合物331を調製するための手順に従って得た。化合物339について: LCMS-ESI+: calc’d for C33H31ClF7N9O3: 770.2 (M+H+); Found: 770.0 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.42 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 8.13 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.75 - 7.16 (m, 6H), 6.76 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.44 (s, 1H), 5.07 (t, J = 10.0 Hz, 1H), 4.70 (dd, J = 11.1, 5.8 Hz, 1H), 3.10 (s, 1H), 2.25 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 1.92 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 1.80-1.67 (m, 1H), 1.43-1.30 (m, 1H), 0.95 (s, 9H)。化合物340について: LCMS-ESI+: calc’d for C33H31ClF7N9O3: 770.2 (M+H+); Found: 770.0 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.50 - 8.26 (m, 1H), 8.14 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.78 - 7.15 (m, 7H), 6.76 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.60-5.40 (m, 1H), 5.22 - 5.03 (m, 1H), 4.66 (dd, J = 11.1, 5.6 Hz, 1H), 3.20 - 2.99 (m, 1H), 2.25 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 1.99 - 1.83 (m, 1H), 1.78 -1.67 (m, 1H), 1.46 - 1.27 (m, 1H), 0.95 (s, 9H)。
【0605】
実施例89: 化合物341および化合物342の調製
【化217】
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2つのジアステレオマーである化合物341および化合物342の各々を、スピロ[2.2]ペンタン−1−カルボン酸をtrans−2−(トリフルオロメチル)シクロプロピルアミンHClの代わりに使用したこと以外は化合物330および化合物331を調製するための手順に従って得た。最終的な立体化学を無作為に割り当てた。化合物341について: LCMS-ESI+: calc’d for C35H36ClF4N9O3: 742.3 (M+H+); Found: 742.4 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.45 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.72 - 7.10 (m, 8H), 6.80 (t, J = 52 Hz, 1H), 5.65 (dd, J = 9.3, 5.1 Hz, 1H), 5.17 - 4.95 (m, 1H), 4.70 (dd, J = 11.5, 5.0 Hz, 1H), 2.80 (d, J = 5.8 Hz, 1H), 2.46 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.15 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.18 (q, J = 7.0, 6.5 Hz, 2H), 1.00 (s, 9H), 0.95 - 0.84 (m, 2H), 0.78 (q, J = 9.0 Hz, 2H)。化合物342について: LCMS-ESI+: calc’d for C35H36ClF4N9O3: 742.3 (M+H+); Found: 742.4 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.45 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.77 - 7.14 (m, 8H), 6.80 (t, J = 52 Hz, 1H), 5.66 (dd, J = 9.4, 5.1 Hz, 1H), 5.06 (q, J = 16.3, 13.5 Hz, 1H), 4.67 (dd, J = 11.6, 5.2 Hz, 1H), 2.80 (d, J = 4.1 Hz, 1H), 2.47 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.15 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.17 (t, J = 6.1 Hz, 2H), 1.00 (s, 9H), 0.90 (d, J = 14.6 Hz, 2H), 0.78 (d, J = 17.1 Hz, 2H)。
【0606】
実施例90: 化合物343および化合物344の調製
【化218】
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2つの立体異性体である化合物343および化合物344の各々を、1,1−ジフルオロプロパン−2−アミンを(R)−1,1,1−トリフルオロ−2−プロピルアミンの代わりに使用したこと以外は化合物312についての様式と類似の様式で得た。2つの異性体中間体である(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1,1−ジフルオロプロパン−2−イル)カルバメートをキラルHPLCにより分離し、そしてその立体化学を無作為に割り当てた。化合物343について、LCMS-ESI+: calc’d for for C33H34ClF6N9O3: 754.2 (M+H); Found: 754.3 (M+H)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.60 - 7.90 (m, 3H), 7.73 - 7.15 (m, 9H), 6.79 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.77 (d, J = 3.1 Hz, 1H), 5.64 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 5.29 - 5.00 (m, 1H), 4.71 (dd, J = 11.6, 5.1 Hz, 1H), 2.46 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.15 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.17 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 1.00 (s, 9H)。化合物344について、LCMS-ESI+: calc’d for for C33H34ClF6N9O3: 754.2 (M+H); Found: 754.3 (M+H)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.60 - 7.92 (m, 3H), 7.83 - 7.14 (m, 8H), 6.79 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.85 - 5.58 (m, 2H), 5.09 (dd, J = 11.6, 9.5 Hz, 1H), 4.73 (dd, J = 11.7, 5.1 Hz, 1H), 3.93 (s, 1H), 2.46 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.16 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.18 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 1.00 (s, 9H)。
【0607】
実施例91: 化合物345の調製
【化219】
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(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−メチルペンタ−4−エン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−メチルペンタ−4−エン酸イソプロピルを、実施例65に記載される(R)−2−アミノ−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−メチルペンタン酸イソプロピルを調製するための手順に従って調製した。
【0608】
(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−オキソペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−メチルペンタ−4−エン酸イソプロピル(0.50g、1mmol)のTHF(18mL)および水(0.5mL)中の溶液に、四酸化オスミウム(3.15mL、0.25mmol)および過ヨウ素酸ナトリウム(2.15g、0.01mol)を順番に添加した。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。次いで、この混合物を塩化アンモニウム溶液および酢酸エチル上に注ぎ、そしてその水層を酢酸エチルでさらに抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣を、0〜100%の勾配の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物を得た。
【0609】
(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−メチル−5−(メチルスルホニル)ペンタ−4−エン酸イソプロピルの調製:ジエチル(メチルスルホニルメチル)ホスホネート(0.14g、0.60mmol)のTHF(2mL)中の溶液に、0℃で、ヘキサン中のn−ブチルリチウム溶液(2.5M、0.23mL)を添加した。この反応物を0℃で30分間撹拌した。次いで、(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−オキソペンタン酸イソプロピル(0.1g、0.2mmol)のTHF(1mL)中の溶液を添加した。この反応物を室温で一晩撹拌した。この粗製混合物を濃縮し、そして水とEtOAcとの間で分配した。その有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣を、0〜100%の勾配の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物を得た。
【0610】
(2R)−2−アミノ−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−メチル−5−(メチルスルホニル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−メチル−5−(メチルスルホニル)ペンタ−4−エン酸イソプロピル(0.05g、0.087mmol)のEtOH(1.5mL)中の溶液に、炭素担持パラジウム(10%、0.046g、0.043mmol)を添加し、そして水素バルーンを取り付けた。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、この反応混合物をセライトで濾過した。その濾液を濃縮した。その残渣をメタノールで希釈し、そして30〜100%のアセトニトリル/水(両方の溶媒が0.1%のTFAを含有)の勾配で溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物を得た。
【0611】
次いで、化合物345を、化合物178および化合物179を調製するための手順に従うことにより調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C34H33ClF7N9O5S: 848.2 (M+H+); Found: 848.2 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.46 (s, 1H), 8.11 (d, J = 6.7 Hz, 2H), 7.85 - 7.37 (m, 8H), 6.83 (t, J = 52.0 Hz 1H), 5.66 (s, 1H), 5.10 - 4.97 (m, 1H), 4.80-4.78 (m, 1H), 3.15 (s, 1H), 2.97 (d, J = 11.0 Hz, 3H), 2.89 (s, 1H), 2.30 (dd, J = 14.3, 8.0 Hz, 2H), 1.27 (d, J = 10.9 Hz, 2H), 1.21 - 1.01 (m, 4H), 0.88 (d, J = 15.8 Hz, 2H)。
【0612】
実施例92: 化合物346および化合物347の調製
【化220】
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(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(4−ブロモフェニル)−5−シアノ−4−メチルペンタ−4−エン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(4−ブロモフェニル)−4−オキソペンタン酸イソプロピル(172mg、0.37mmol)のTHF(3.8mL)中の溶液に、シアノメチルホスフィン酸ジエチルエステル(0.24mL、1.49mmol)を−20℃で添加した。この反応物を、2時間かけて室温までゆっくりと昇温させた。この反応を、飽和塩化アンモニウムを添加することによりクエンチし、そしてこの混合物をEtOAcで抽出した。その酢酸エチル抽出物をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そして0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサンにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、所望の生成物を得た。
【0613】
(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−5−シアノ−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−メチルペンタ−4−エン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−5−シアノ−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−メチルペンタ−4−エン酸イソプロピルを、実施例65に記載される(R)−2−アミノ−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−メチルペンタン酸イソプロピルを調製するための手順に従って調製した。
【0614】
(2R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−5−シアノ−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−メチルペンタン酸イソプロピルの調製:(2R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−5−シアノ−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−メチルペンタン酸イソプロピルを、実施例91に記載される(2R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−メチル−5−(メチルスルホニル)ペンタン酸イソプロピルを調製するための手順に従って調製した。これらの2つの異性体をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより分離し、そしてそれぞれを先に進めた。
【0615】
((4R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(3−シアノ−2−メチルプロピル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:(2R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−5−シアノ−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−メチルペンタン酸イソプロピル(30mg、0.05mmol)のDMF(0.5mL)中の溶液に、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメート(34mg、0.08mmol)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(30mg、0.15mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.04mL、0.26mmol)を添加した。この反応混合物を65℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、飽和塩化アンモニウム溶液で処理し、そしてEtOAcにより抽出した。その有機相をブラインにより洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリウムで)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0616】
次いで、2つの異性体である化合物346および化合物347の各々を、化合物177の調製と類似の様式で、((4R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(3−シアノ−2−メチルプロピル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルで出発して得た。これらの2つの化合物の立体化学を任意に割り当てた。化合物346について: LCMS-ESI+: calc’d for C34H30ClF7N10O3: 795.2 (M+H+); Found: 795.3 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.47 (d, J = 4.6 Hz, 1H), 8.30 (s, 0.2H), 8.17 (s, 0.8H), 8.11 (d, J = 2.3 Hz, 1.6H), 8.01 (s, 0.4H), 7.98 - 7.33 (m, 9H), 7.20 - 6.61 (m, 1H), 5.70 - 5.59 (m, 1H), 5.22 - 5.11 (m, 0.8H), 4.99 (t, J = 10.6 Hz, 0.2H), 4.74 (dd, J = 11.8, 4.7 Hz, 0.8H), 4.69 (dd, J = 11.6, 5.1 Hz, 0.2H), 2.57 - 2.12 (m, 4H), 2.12 - 1.97 (m, 0.8H), 1.85 - 1.66 (m, 0.2H), 1.35 - 1.21 (m, 2H), 1.12 (m, 2H), 1.00 (d, J = 6.7 Hz, 2.4H), 0.93 (d, J = 6.8 Hz, 0.6H)。化合物347について: LCMS-ESI+: calc’d for C34H30ClF7N10O3: 795.2 (M+H+); Found: 795.3 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.47 (d, J = 4.5 Hz, 1H), 8.28 (s, 0.2H), 8.24 (s, 0.8H), 8.15-7.96 (m, 2H), 7.89 - 7.30 (m, 9H), 7.24 - 6.40 (m, 1H), 5.65 (dd, J = 9.7, 4.6 Hz, 1H), 5.18 (t, J = 10.7 Hz, 0.8H), 5.00 (t, J = 10.7 Hz, 0.2H), 4.71 (dd, J = 11.7, 4.7 Hz, 0.8H), 4.65 (dd, J = 11.5, 5.0 Hz, 0.2H), 2.53 - 2.18 (m, 4H), 2.06 (m, 0.8H), 1.86 (m, 0.2H), 1.35 - 1.20 (m, 2H), 1.14 (m, 2H), 1.08 (d, J = 6.7 Hz, 2.4H), 0.81 (d, J = 6.7 Hz, 0.6H)。
【0617】
実施例93: 化合物348の調製
【化221】
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(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(1−ホルミルイソキノリン−6−イル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートの調製:(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(1−メチルイソキノリン−6−イル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメート(100mg、0.12mmol)のジオキサン(2mL)中の溶液に、酸化セレン(IV)(13mg、0.12mmol)を添加した。この反応物を60℃で2時間加熱した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0618】
(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(1−(ジフルオロメチル)イソキノリン−6−イル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートの調製:(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(1−ホルミルイソキノリン−6−イル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメート(80mg、0.09mmol)のDCM(2mL、2滴のエタノールを含む)中の溶液に、deoxo−Fluor(30mg、0.014mol)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。この混合物を氷冷重炭酸ナトリウム水溶液に注ぎ、そしてジクロロメタンで抽出した。その有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0619】
次いで、化合物348を、化合物177を調製するための手順に従うことにより、(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(1−(ジフルオロメチル)イソキノリン−6−イル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートで出発して調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C34H32ClF7N8O3: 769.2 (M+H+); Found: 769.7 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.56 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 8.45 (d, J = 9.1 Hz, 1H), 8.19 (s, 1H, D2O交換可能), 8.02 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.98 - 7.89 (m, 2H), 7.86 (dd, J = 9.1, 2.1 Hz, 1H), 7.64 - 7.50 (m, 2H), 7.23 (d, J = 18.3 Hz, 1H), 7.05 (d, J = 54.0 Hz, 1H), 6.64 (t, J = 52.3 Hz, 1H), 5.70 (dd, J = 9.7, 4.8 Hz, 1H), 5.13 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.72 (dd, J = 11.6, 4.9 Hz, 1H), 2.57 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.26 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.29 (dt, J = 12.8, 6.7 Hz, 2H), 1.08 (s, 2H), 1.01 (s, 9H)。
【0620】
実施例94: 化合物349の調製
【化222】
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【化223】
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(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチル−2−(2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピル塩酸塩(1.0g、2.72mmol)のEtOAc(50mL)中の懸濁物に、飽和NaHCO溶液(50mL)を添加した。全ての固体が溶解した後に、クロロギ酸ベンジル(0.97mL、6.81mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を、室温で一晩撹拌した。その有機相を分離し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0621】
(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチル−2−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチル−2−(2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピル(60mg、0.129mmol)のDMF(1.5mL)中の溶液に、炭酸セシウム(126mg、0.39mmol)およびヨードメタン(16μL、0.26mmol)を添加した。この反応混合物を55℃で90分間撹拌した。この混合物を室温まで冷却した。この反応を、水を添加することによりクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を分離し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0622】
(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチル−2−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピル(55mg、0.11mmol)のTFA(1mL)中の溶液を60℃で6時間加熱した。次いで、この反応混合物を50℃で一晩撹拌した。この粗製混合物を濃縮し、そしてさらに精製せずに次の反応に使用した。
【0623】
次いで、化合物351を、化合物349を調製するための手順に従って調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C34H35ClF5N8O3: 749.2 (M+H+); Found: 749.2 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.19 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.83 (d, J = 9.5 Hz, 1H), 7.75 - 7.45 (m, 5H), 7.04 (s, 1H), 6.89 - 6.44 (m, 1H), 5.69 (dd, J = 9.7, 4.9 Hz, 1H), 5.10 (dd, J = 11.5, 9.8 Hz, 1H), 4.71 (dd, J = 11.5, 4.9 Hz, 1H), 3.72 (d, J = 1.0 Hz, 3H), 2.51 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.17 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.35 - 1.16 (m, 2H), 1.09 (s, 2H), 1.00 (s, 9H)。
【0624】
実施例95: 化合物350の調製
【化224】
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(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチル−2−(2−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)キノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチル−2−(2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピルのピリド(pyride)(1.5mL)中の溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.12mL、0.71mmol)を0℃で滴下により添加した。次いで、この反応混合物を室温までゆっくりと昇温させ、そして室温で1時間撹拌した。この反応を、水を添加することによりクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を分離し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0625】
(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(2−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)キノリン−6−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチル−2−(2−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)キノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピル(50mg、0.08mmol)、1−(ジフルオロメチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(102mg、0.42mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(9.7mg、0.01mmol)および炭酸カリウム(116mg、0.84mmol)の、ジオキサン(2mL)および水(0.5mL)中の溶液を80℃で30分間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却した。この反応を、飽和塩化アンモニウム溶液を添加することによりクエンチし、そしてこの混合物をEtOAcで抽出した。その有機相を分離し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0626】
次いで、化合物350を、化合物349を調製するための手順に従うことにより、(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(2−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)キノリン−6−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルで出発して調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C39H36ClF10N10O4: 835.2 (M+H+); Found: 835.6 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.89 (s, 1H), 8.49 (s, 1H), 8.35 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 8.18 (s, 1H), 8.11 - 7.41 (m, 7H), 7.17 (s, 1H), 6.68 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.70 (dd, J = 9.7, 4.9 Hz, 1H), 5.12 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.72 (dd, J = 11.6, 4.9 Hz, 1H), 2.58 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.26 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.28 (s, 2H), 1.09 (s, 2H), 1.02 (s, 9H)。
【0627】
実施例96: 化合物351の調製
【化225】
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(R)−2−アミノ−2−(4−アジドフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(1000mg、2.92mmol)、アジ化ナトリウム(380mg、5.84mmol)およびアスコルビン酸ナトリウム(+)(29mg、0.15mmol)の、イソプロピルアルコール(3.5mL)および水(1.5mL)中の溶液をアルゴンで5分間スパージした。次いで、ヨウ化銅を添加し、そしてアルゴンで再度3分間スパージした。この反応混合物を密封管内で80℃で加熱した。4.5時間後、アジ化ナトリウム(596mg、9.17mmol)およびアスコルビン酸ナトリウム(+)(44mg、0.23mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を80℃で撹拌した。得られた混合物を飽和塩化アンモニウム溶液で処理し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を分離し、そして濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0628】
(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(4−(4−(トリメチルシリル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−アジドフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(150mg、0.49mmol)のTHF(1mL)中の溶液に、THF(0.1M、0.74mL)中のエチニルトリメチルシラン(95%、66mg、0.64mmol)およびチオフェン−2−カルボン酸銅(I)を添加した。このスラリーを30秒間超音波処理し、次いで室温で30分間撹拌した。この反応混合物をブラインで処理し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を分離し、濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0629】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−ネオペンチル−5−オキソ−4−(4−(4−(トリメチルシリル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)フェニル)イミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−ネオペンチル−5−オキソ−4−(4−(4−(トリメチルシリル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)フェニル)イミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルを、実施例94に記載される((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルを調製するための手順に従って、(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(4−(4−(トリメチルシリル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルで出発して調製した。
【0630】
化合物351の調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−ネオペンチル−5−オキソ−4−(4−(4−(トリメチルシリル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)フェニル)イミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(38mg、0.04mmol)のフッ化水素−尿素(1mL)中の溶液を、falconバイアル内で室温で3時間撹拌した。次いで、この反応混合物をpH=8まで中和し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を濃縮し、そしてその残渣を、水中5〜100%のアセトニトリル(0.1%のTFAを含む)で溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物(4mg、13%)を得た。LCMS-ESI+: calc’d for C32H32ClF5N10O3, 735.2 (M+H); Found 735.3 (M+H)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.56 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 8.01 (s, 1H), 7.94 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 7.92 - 7.84 (m, 2H), 7.63 (d, J = 8.2 Hz, 3H), 7.58 (dd, J = 8.5, 2.2 Hz, 1H), 7.21 (d, J = 3.5 Hz, 1H), 6.80 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.69 (dd, J = 9.6, 5.0 Hz, 1H), 5.16 - 5.06 (m, 1H), 4.72 (dd, J = 11.6, 5.0 Hz, 1H), 2.52 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.19 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.30-1.26 (m, 2H), 1.12-1.08 (m, 2H), 1.02 (s, 9H)。
【0631】
実施例97: 化合物352の調製
【化226】
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(R)−2−アミノ−2−(3−フルオロ−4−((トリメチルシリル)エチニル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(1000mg、2.78mmol)のトリエチルアミン(7mL)中の溶液に、TMSアセチレン(1.78mL、12.5mmol)およびCuI(264mg、1.39mmol)をアルゴン下で添加した。この混合物をアルゴンでスパージした。次いで、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(1058mg、0.92mmol)を添加し、そしてアルゴンでスパージした。次いで、この反応混合物を90℃で1.5時間加熱した。この反応混合物をEtOAcおよび水で希釈した。得られた混合物をセライトで濾過した。2つの層を分離し、そしてその水相をEtOAcで抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0632】
(R)−2−アミノ−2−(4−エチニル−3−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(3−フルオロ−4−((トリメチルシリル)エチニル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(417mg、1.1mmol)のTHF(8mL)中の溶液に、THF中のテトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド(1.5M、0.74ml)を室温で滴下により添加した。この混合物を室温でアルゴン下で10分間撹拌した。この反応混合物を水とEtOAcとの間で分配した。その有機相を飽和塩化アンモニウム溶液、次いで水で洗浄し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0633】
(R)−2−アミノ−2−(4−(1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)−3−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−エチニル−3−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(400mg、1.39mmol)のTHF(4mL)中の溶液に、アルゴン下で、シクロプロピルアジド(95%、158mg、1.81mmol)およびTHF中のチオフェン−2−カルボン酸銅(I)(0.1M、2.09mL)を添加した。この反応混合物を室温で30分間撹拌した。この反応混合物を飽和NaHCO溶液とEtOAcとの間で分配した。その有機相をブラインで洗浄し、濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0634】
次いで、化合物352を、化合物350を調製するための手順に従うことにより、(R)−2−アミノ−2−(4−(1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)−3−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルで出発して調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C35H35ClF6N10O3: 793.2 (M+H+); Found: 793.5 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.32 (d, J = 3.5 Hz, 1H), 8.11 - 8.00 (m, 2H), 7.68 - 7.55 (m, 2H), 7.37 - 7.28 (m, 2H), 7.21 (s, 1H), 6.78 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.68 (dd, J = 9.6, 4.9 Hz, 1H), 5.10 (dd, J = 11.5, 9.7 Hz, 1H), 4.71 (dd, J = 11.6, 5.0 Hz, 1H), 4.01 (tt, J = 7.5, 3.9 Hz, 1H), 2.47 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.15 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.35-1.31 (m, 2H), 1.31 - 1.20 (m, 4H), 1.11-1.07 (m, 2H), 1.00 (s, 9H)。
【0635】
実施例98: 化合物353の調製
【化227】
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(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチル−2−(2−ビニルキノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチル−2−(2−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)キノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピル(100mg、0.17mmol)、4,4,5,5−テトラメチル−2−ビニル−1,3,2−ジオキサボロラン(0.14mL、0.84mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(19mg、0.02mmol)、炭酸カリウム(232mg、1.68mmol)およびトリメチル酢酸パラジウム(II)(10mg、0.03mmol)の、THF(2mL)および水(0.3mL)中の混合物を80℃で1時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、飽和NaHCOで希釈し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相をブラインで洗浄し、濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0636】
(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(2−シクロプロピルキノリン−6−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:ジアゾメタンを、下記の手順によって調製した:1−メチル−3−ニトロ−1−ニトロソグアニジンのエチルエステル中の懸濁物(1mL)に、0℃で50%の水酸化カリウム(1mL)を添加した。次いで、得られた有機層を次の反応に使用した。(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチル−2−(2−ビニルキノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピル(28mg、0.06mmol)の溶液に、トリメチル酢酸パラジウム(II)(3.6mg、0.01mmol)を添加した。次いで、この混合物に、作製したばかりの、エチルエステル中のジアゾメタン溶液を滴下により添加した。この反応混合物を0℃で5分間撹拌した。この混合物を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0637】
次いで、化合物353を、化合物349を調製するための手順に従って(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(2−シクロプロピルキノリン−6−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルで出発して調製した。LCMS-ESI+: calc’d for for C36H37ClF5N8O3: 759.3 (M+H+); Found: 759.6 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.50 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.99 (d, J = 4.0 Hz, 3H), 7.57 (d, J = 1.3 Hz, 2H), 7.47 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.15 (s, 1H), 6.67 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.69 (dd, J = 9.7, 4.9 Hz, 1H), 5.12 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.71 (dd, J = 11.5, 4.9 Hz, 1H), 2.57 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.46 (dt, J = 8.1, 3.7 Hz, 1H), 2.24 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.53 - 1.41 (m, 2H), 1.42 - 1.32 (m, 2H), 1.27 (d, J = 6.5 Hz, 2H), 1.09 (s, 2H), 1.01 (s, 9H)。
【0638】
実施例99: 化合物354の調製
【化228】
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【化229】
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(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(2−ホルミルキノリン−6−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチル−2−(2−ビニルキノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピル(30mg、0.063mmol)のTHF(1.5mL)および水(1.2mL)中の溶液に、t−BuOH中の四酸化オスミウム(2.5wt.%、12.86μL、0.001mmol)を添加した。この反応混合物を室温で30分間撹拌した。次いで、過ヨウ素酸ナトリウム(41mg、0.19mmol)を添加した。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。この反応混合物をEtOAcで希釈し、そしてHO、次いでブラインで洗浄した。その有機抽出物を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0639】
(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(2−(ジフルオロメチル)キノリン−6−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(2−ホルミルキノリン−6−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(15mg、31μmol)のDCM(2mL)中の溶液に、deoxo−fluor(209mg、0.094mmol)を添加した。この反応物を室温で撹拌した。この粗製混合物を、氷冷飽和炭酸ナトリウム溶液に滴下により添加した。この水性混合物をEtOAcで抽出した。その有機相を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0640】
次いで、化合物354を、化合物349を調製するための手順に従って、(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(2−(ジフルオロメチル)キノリン−6−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルで出発して調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C34H33ClF7N8O3: 769.2 (M+H+); Found: 769.5 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.47 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.09 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 8.03 - 7.87 (m, 2H), 7.83 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.56 (d, J = 1.3 Hz, 2H), 7.15 (s, 1H), 7.06 - 6.45 (m, 2H), 5.70 (dd, J = 9.6, 4.9 Hz, 1H), 5.12 (dd, J = 11.5, 9.7 Hz, 1H), 4.72 (dd, J = 11.6, 4.9 Hz, 1H), 2.59 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.26 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.36 - 1.22 (m, 2H), 1.08 (s, 2H), 1.02 (s, 9H)。
【0641】
実施例100: 化合物355の調製
【化230】
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(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:EtOAc(50mL)中の(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(1.0g、2.78mmol)と、飽和水性NaHCO(50mL)との二相溶液に、クロロギ酸ベンジル(0.99mL、6.94mmol)を添加した。この反応混合物を、室温で一晩撹拌した。その有機相を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0642】
(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(4−((ジフェニルメチレン)アミノ)−3−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(400mg、0.81mmol)のトルエン(6mL)中の溶液に、2−(ジ−t−ブチルホスフィノ)ビフェニル(56mg、0.19mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(89mg、0.1mmol)およびナトリウムt−ブトキシド(194mg、2.02mmol)を添加した。この混合物をアルゴンでパージし、次いで63℃で2時間加熱した。この混合物を室温まで冷却し、そしてセライトで濾過した。その濾液を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0643】
(R)−2−(4−アミノ−3−フルオロフェニル)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(4−((ジフェニルメチレン)アミノ)−3−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(481mg、0.81mmol)のTHF(5mL)中の溶液に、濃HCl(2mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で5分間撹拌した。この混合物をブラインで希釈し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を飽和水性NaHCOで洗浄し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0644】
(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(3−フルオロ−4−(1H−テトラゾール−1−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(4−アミノ−3−フルオロフェニル)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(169mg、392μmol)のAcOH(4mL)中の溶液に、アジ化ナトリウム(0.08g、1.18mmol)を添加した。次いで、オルトギ酸トリメチル(0.13mL、1.21mmol)を添加した。この反応混合物を、室温で一晩撹拌した。この混合物をトルエンで希釈し、次いで濃縮して、AcOHを除去した。その残渣を飽和NaHCOで希釈し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0645】
次いで、化合物355を、化合物349を調製するための手順に従うことにより、(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(3−フルオロ−4−(1H−テトラゾール−1−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルで出発して調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C31H31ClF6N11O3: 754.2 (M+H+); Found: 754.3 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 9.63 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.91 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.63 (dt, J = 12.0, 5.2 Hz, 2H), 7.53 (dd, J = 8.8, 2.1 Hz, 1H), 7.36 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 6.84 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.69 (dd, J = 9.7, 4.7 Hz, 1H), 5.12 (dd, J = 11.5, 9.8 Hz, 1H), 4.71 (dd, J = 11.6, 4.8 Hz, 1H), 2.46 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.19 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.28 (d, J = 2.3 Hz, 2H), 1.09 (s, 2H), 1.00 (s, 9H)。
【0646】
実施例101: 化合物356の調製
【化231】
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(R)−2−アミノ−2−(4−シアノフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(100mg、0.29mmol)のDMF(1.0mL)および水(0.01mL)中の溶液に、シアン化亜鉛(34mg、0.29mmol)、クロロ(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシ−1,1’−ビフェニル)(2’−アミノ−1,1’−ビフェニル−2−イル)パラジウム(II)min.98%[SPhosパラダサイクル](40.1mg、0.06mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(27mg、0.03mmol)および1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(32mg、0.06mmol)を添加した。この反応混合物を95℃で16時間撹拌した。この反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液で処理し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0647】
(R)−2−(4−(2H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2−アミノ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−シアノフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(450mg、1.56mmol)およびアジ化ナトリウム(182mg、2.81mmol)のDMF(1.5mL)中の混合物を110℃で10時間加熱した。冷却後、この混合物を酢酸エチルと水との間で分配した。その酢酸エチル層を10%のLiCl、次いでブラインで洗浄し、そして濃縮した。この粗製物をジクロロメタンで処理した。生じた沈殿物を濾過により集めて、生成物(180mg)を得た。その濾液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0648】
(R)−2−アミノ−2−(4−(2−シクロプロピル−2H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:酢酸第二銅(無水物、164mg、0.91mmol)および2,2’−ビピリジル(141mg、0.91mmol)のDCE(1mL)中の混合物を70℃で30分間撹拌した。次いで、この混合物に、シクロプロピルボロン酸(97mg、1.13mmol)、炭酸ナトリウム(120mg、1.13mmol)、ならびに(R)−2−(4−(2H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2−アミノ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(150mg、0.45mmol)のDCEおよび2−Me THF(1mL、1:1)中の溶液を添加した。この反応混合物を70℃で3時間撹拌した。この反応を、飽和塩化アンモニウム溶液を添加することによりクエンチし、そしてこの混合物をEtOAcで抽出した。その有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0649】
次いで、化合物356を、化合物349の調製についてと類似の方法で(R)−2−アミノ−2−(4−(2−シクロプロピル−2H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルで出発して調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C34H35ClF5N11O3: 776.2 (M+H+); Found: 776.6 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.21 (s, 1H), 8.11 - 7.94 (m, 3H), 7.66 - 7.51 (m, 4H), 7.31 - 7.18 (m, 1H), 6.75 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.70 (dd, J = 9.8, 4.8 Hz, 1H), 5.11 (dd, J = 11.4, 9.8 Hz, 1H), 4.70 (dd, J = 11.4, 4.8 Hz, 1H), 4.40 (tt, J = 7.5, 3.8 Hz, 1H), 2.46 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.18 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.49 (ddt, J = 5.7, 4.4, 2.9 Hz, 2H), 1.35 - 1.24 (m, 4H), 1.09 (s, 2H), 1.03 - 0.92 (m, 9H)。
【0650】
実施例102: 化合物357および化合物358の調製
【化232】
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(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(4−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルおよび(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(4−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(4−(2H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2−アミノ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(100mg、0.30mmol)のトルエン(3.0mL)およびメタノール(1.5mL)中の溶液に、ヘキサン中の(トリメチルシリル)ジアゾメタン溶液(2M、0.18mL)を添加した。この反応混合物を室温で0.5時間維持した。この反応混合物を減圧中で濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。先に溶出する異性体が主要であり、仮にN2−異性体に割り当てた。少ないほうの異性体もまた集めた。
【0651】
次いで、両化合物357および化合物358を、化合物356を調製するための手順に従うことにより、(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(4−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルで出発して調製した。化合物357について: LCMS-ESI+: calc’d for C32H33ClF5N11O3: 750.2 (M+H+); Found: 750.6 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.22 (s, 1H), 8.10 - 8.02 (m, 3H), 7.65 - 7.52 (m, 4H), 7.20 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.76 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.70 (dd, J = 9.8, 4.8 Hz, 1H), 5.10 (dd, J = 11.4, 9.8 Hz, 1H), 4.71 (dd, J = 11.5, 4.8 Hz, 1H), 4.44 (s, 3H), 2.48 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.18 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.34 - 1.24 (m, 2H), 1.11 - 1.01 (m, 2H), 1.00 (s, 9H)。化合物358について: LCMS-ESI+: calc’d for C32H33ClF5N11O3: 750.2 (M+H+); Found: 750.6 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.24 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.90 - 7.81 (m, 2H), 7.69 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 7.67 - 7.52 (m, 2H), 7.38 (s, 1H), 6.84 (t, J = 52.1 Hz, 1H), 5.68 (dd, J = 9.8, 4.8 Hz, 1H), 5.13 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.71 (dd, J = 11.5, 4.8 Hz, 1H), 4.19 (s, 3H), 2.48 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.20 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.33 - 1.22 (m, 2H), 1.14 - 1.05 (m, 2H), 1.00 (s, 9H)。
【0652】
実施例103: 化合物359の調製
【化233】
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(R)−2−アミノ−2−(4−アミノフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−アミノフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルを、実施例100に記載される(R)−2−(4−アミノ−3−フルオロフェニル)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルを調製するための手順に従って、(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルで出発して調製した。
【0653】
(R)−2−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル)フェニル)−2−アミノ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−((ジフェニルメチレン)アミノ)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(100mg、0.23mmol)のTHF(2ml)中の溶液に、濃HCl(0.35mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で5分間撹拌した。この混合物をEtOAcとブラインとの間で分配した。その有機層を飽和水性NaHCOでさらに洗浄し、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0654】
次いで、化合物359を、化合物349を調製するための手順に従って、(R)−2−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル)フェニル)−2−アミノ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルで出発して調製した。LCMS-ESI+: calc’d C32H32ClF5N10O3, 735.2 (M+H+); Found: 735.3 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 9.05 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.65-7.55 (m, 7H), 7.25 (s, 1H), 6.82 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.68 (dd, J = 9.7, 4.8 Hz, 1H), 5.11 (dd, J = 11.5, 9.7 Hz, 1H), 4.71 (dd, J = 11.5, 4.9 Hz, 1H), 2.48 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.17 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.34 - 1.23 (m, 2H), 1.11-1.08 (m, 2H), 1.00 (s, 9H)。
【0655】
実施例104: 化合物360の調製
【化234】
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(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチル−2−(2−(フェニルエチニル)キノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピルの調製:アルゴンでパージした、(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチル−2−(2−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)キノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピル(140mg、0.23mmol)、フェニルアセチレン(36mg、0.35mmol)、トリエチルアミン(1mL)および酢酸エチル(1mL)の混合物に、ヨウ化銅(i)(3mg、0.016mmol)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(21mg、0.03mmol)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。次いで、この混合物を水とEtOAcとの間で分配した。その有機相を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0656】
(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(2−(フェニルエチニル)キノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチル−2−(2−(フェニルエチニル)キノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピル(120mg、0.219mmol)のTFA(2.0mL)中の混合物を60℃で16時間加熱した。次いで、この反応混合物を冷却し、濃縮し、そしてさらに精製せずに次の反応に使用した。
【0657】
次いで、化合物362を、化合物178および化合物179を調製するための手順に従って、(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(2−(フェニルエチニル)キノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピルで出発して調製した。LCMS-ESI+: calc’d C41H36ClF5N8O3: 819.2 (M+H+); Found: 820.2 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.36 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.04 - 7.94 (m, 3H), 7.90 (dd, J = 9.0, 2.3 Hz, 1H), 7.78 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.73 - 7.65 (m, 2H), 7.57 (d, J = 1.3 Hz, 2H), 7.51 - 7.41 (m, 3H), 7.21 (s, 1H), 6.69 (t, J = 52.1 Hz, 1H), 5.70 (dd, J = 9.7, 4.8 Hz, 1H), 5.12 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.72 (dd, J = 11.5, 4.9 Hz, 1H), 2.57 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.26 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.28 (dt, J = 7.6, 3.5 Hz, 2H), 1.09 (s, 2H), 1.01 (s, 9H)。
【0658】
実施例105: 化合物361の調製
【化235】
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(R)−2−アミノ−2−(4−((1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)エチニル)−3−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−エチニル−3−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(200mg、0.65mmol)のトリエチルアミン(14mL)中の溶液に、1−(ジフルオロメチル)−4−ヨード−1H−ピラゾール(1.04mL、2.95mmol)、CuI(62mg、0.33mmol)およびPd(PPh(250mg、0.22mmol)を添加した。この混合物をアルゴンで3分間スパージし、次いで85℃で2時間加熱した。この反応混合物を濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0659】
次いで、化合物361を、化合物352を調製するための手順に従って調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C36H32ClF8N9O3, 826.2 (M+H); Found, 826.3 (M+H)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.40 (d, J = 0.6 Hz, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.66-7.37 (t, J=60 Hz, 1H), 7.64 - 7.56 (m, 2H), 7.50-7.46 (m, 1H), 7.33 - 7.23 (m, 3H), 6.98-6.72 (t, J=52 Hz, 1H), 5.67 (dd, J = 9.7, 4.8 Hz, 1H), 5.09 (dd, J = 11.5, 9.8 Hz, 1H), 4.70 (dd, J = 11.5, 4.8 Hz, 1H), 2.40 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.13 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.33 - 1.24 (m, 2H), 1.11-1.07 (m, 2H), 0.99 (s, 9H)。
【0660】
実施例106: 化合物362の調製
【化236】
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5−アミノ−3,3−ジメチル−5−オキソペンタン酸エチルの調製:5−エトキシ−3,3−ジメチル−5−オキソペンタン酸(4.0g、21.3mmol)、塩化アンモニウム(3.13g、58.4mmol)、HATU(12.1g、31.9mmol)のDMF(30mL)中の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(14.8mL、85mmol)を添加した。この反応混合物を室温で3時間維持した。次いで、この反応混合物を、sat NHClおよびEtOAcの添加によりクエンチした。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機抽出物を10%のLiCl(aq)、次いでブラインで洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリウムで)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ISCO gold、120gのカラム;0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0661】
4−シアノ−3,3−ジメチルブタン酸エチルの調製:氷浴(0℃)の、5−アミノ−3,3−ジメチル−5−オキソペンタン酸エチル(4.0g、21.4mmol)およびトリエチルアミン(6.0mL、42.7mmol)のCHCl(200mL)中の溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(4.03mL、24.6mmol)を、反応容器の側面に沿った定常流としてゆっくりと添加した。この混合物を0℃で30分間維持し、次いで、水およびEtOAcの添加によりクエンチした。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリウムで)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製混合物をシリカゲルカラムカラムクロマトグラフィー(ISCO gold、120gのカラム;0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0662】
4−シアノ−3,3−ジメチルブタン酸の調製:4−シアノ−3,3−ジメチルブタン酸エチル(2.6g、15.4mmol)のTHF/メタノール(50mLおよび15mL)中の溶液に、2Mの水酸化ナトリウム溶液(9.6mL)を添加した。この反応混合物を、出発物質が消費されるまで(約7時間)室温で撹拌した。この反応混合物を、2NのHClの添加により中和し、そしてEtOAcで抽出した。その有機層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリウムで)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。この粗生成物を次の工程で即座に処理した(2.23g)。
【0663】
1−(シアノメチル)テトラヒドロ−1H−チオフェン−1−イウムブロミドの調製:テトラヒドロチオフェン(2.0g、23mmol)に、ブロモアセトニトリル(2.72g、23mmol)を室温で添加した。この混合物を室温で24時間にわたり撹拌した。生じた固体をジエチルエーテル(3×20mL)で洗浄し、そして減圧下で乾燥させて生成物を得、これを使用前に冷蔵庫内で窒素下で貯蔵した。
5,5−ジメチル−3−オキソ−2−(テトラヒドロ−1−λ−チオフェン−1−イリデン)ヘプタンジニトリルの調製:
【0664】
4−シアノ−3,3−ジメチルブタン酸(2.2g、15.6mmol)および1−(シアノメチル)テトラヒドロ−1H−チオフェン−1−イウムブロミド(4.87g、23.4mmol)の、DCM(40mL)およびDMF(4mL)中の溶液に、HATU(8.89g、23.4mmol)およびDIEA(8.1mL、46.8mmol)を添加した。この反応混合物を室温で17時間撹拌した。この時間の後に、この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣を80gのシリカゲルカートリッジに装填し、そして0〜50%の勾配のDCM/(DCM中20%のMeOH)で溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製した。生成物は、DCM中約25%の、20%のMeOHで溶出した(3.9g、99%)。
【0665】
5−シアノ−4,4−ジメチル−2−オキソペンタン酸の調製:前の工程からの生成物である5,5−ジメチル−3−オキソ−2−(テトラヒドロ−1−λ−チオフェン−1−イリデン)ヘプタンジニトリルをTHF(100mL)に溶解させた。この混合物に、水浴内で冷却しながら、OXONE(R)モノパースルフェート化合物(10.3g、33.4mmol)を、水(100mL)中の溶液として添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、飽和水性チオ硫酸ナトリウムおよびEtOAcの添加によりクエンチした。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。この粗生成物を即座に持ち越した。
【0666】
5−シアノ−4,4−ジメチル−2−オキソペンタン酸メチルの調製:5−シアノ−4,4−ジメチル−2−オキソペンタン酸(2.6g、15.6mmol)のDCM(45mL)中の溶液に、TEA(2.17mL、15.6mmol)を添加し、そしてこの溶液を0℃まで冷却した。次いで、この溶液にメチルクロロホルメート(1.2mL、15.6mmol)を添加し、そして30分間撹拌した。この時間後に、この反応混合物を水およびジエチルエーテルで処理した。その有機層を採取し、そしてその水層をジエチルエーテルでさらに抽出した。その有機層を合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その粗性混合物をシリカゲルカラムに装填し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0667】
(S)−2−((tert−ブトキシスルフィニル)イミノ)−5−シアノ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(0.37g、2.0mmol)および(S)−(−)−2−メチル−2−プロパンスルフィンアミド(0.27g、2.2mmol)の溶液に、チタン(IV)イソプロポキシド(0.66mL、2.24mmol)を室温で滴下により添加した。2時間撹拌した後に、飽和aq NHClを添加した。得られた混合物をEtOAcで希釈し、セライトで濾過し、そのフィルターケーキをEtOAcで洗浄した。その層を分離し、そしてその有機層を減圧中で濃縮した。その残渣をコンビフラッシュクロマトグラフィー(24g goldカラム、(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン))により精製して、生成物を得た。
【0668】
2−((tert−ブトキシスルフィニル)アミノ)−2−(4−クロロフェニル)−5−シアノ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(S)−2−((tert−ブトキシスルフィニル)イミノ)−5−シアノ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(240mg、0.76mmol)をTHF(2mL)に溶解させ、そして0℃まで冷却し、4−クロロフェニルマグネシウムブロミド(THF中1M、0.99mL、0.99mmol)を同じ温度で滴下により添加した。この反応混合物を撹拌しながら0℃で1時間保持し、次いでNHCl/水で0℃で処理した。この混合物を酢酸エチルで抽出し、そしてその有機層をブラインで洗浄し、濃縮し、そして0〜100%のEtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルカラムで精製して、生成物を得た。
【0669】
次いで、化合物362を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメート2,2,2−トリフルオロ酢酸塩を(2S)−2−((E)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(3−シアノ−2,2−ジメチルプロピル)−4−(4−(1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートを調製するための環化のために使用したこと以外は、化合物234を調製するための類似の手順に従って、調製した。この環化生成物は、2つのジアステレオマーの混合物であり、これをさらに、キラルSFC条件に供して、所望のジアステレオマーである(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(3−シアノ−2,2−ジメチルプロピル)−4−(4−(1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートを得た。これは、より長い保持時間を有する異性体である(IF SFC 5μM 21x250mm、30%のIPAを共溶媒として用いる)。化合物362について: LCMS-ESI+: calc’d for C37H36ClF5N10O3: 799.3 (M+H); Found: 799.7 (M+H)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.18 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.84 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 7.62 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.59 - 7.50 (m, 3H), 7.45 - 7.37 (m, 2H), 7.23 (s, 1H), 6.79 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.68 (dd, J = 9.8, 4.8 Hz, 1H), 5.11 (q, J = 10.9 Hz, 1H), 4.74 (dd, J = 11.6, 4.8 Hz, 1H), 3.71 (tt, J = 7.3, 3.9 Hz, 1H), 2.55 (d, J = 15.4 Hz, 1H), 2.50 - 2.27 (m, 3H), 1.34 - 1.25 (m, 2H), 1.19 - 1.06 (m, 12H)。
【0670】
実施例107: 化合物363の調製
【化237】
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(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(4−(1−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−エチニルフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルを、実施例97に記載される(R)−2−アミノ−2−(4−エチニル−3−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルを調製するための手順に従って調製した。イソプロピル(R)−2−アミノ−2−(4−エチニルフェニル)−4,4−ジメチルペンタノエート(93mg、0.32mmol)のベンゼン(1.5mL)中の溶液に、チオフェン−2−カルボン酸銅(I)(12mg、0.06mmol)および1−アジド−1−(トリフルオロメチル)シクロプロパン(51mg、0.34mmol)を添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、この反応混合物をブラインで処理し、そしてEtOAcにより抽出した。その有機相を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0671】
次いで、化合物363を、化合物236を調製するための手順に従うことにより調製した。LCMS-ESI+: calc’d C35H36ClF8N10O3: 831.2 (M+H+); Found: 831.7 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.68 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.90 - 7.76 (m, 2H), 7.70 - 7.41 (m, 4H), 7.14 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.77 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.76 (dd, J = 9.6, 5.0 Hz, 1H), 5.10 (dd, J = 11.6, 9.7 Hz, 1H), 4.75 (dd, J = 11.7, 5.1 Hz, 1H), 4.42 - 4.19 (m, 1H), 2.49 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.17 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.81 (s, 4H), 1.29 (d, J = 7.1 Hz, 3H), 1.01 (s, 9H)。
【0672】
実施例108: 化合物364の調製
【化238】
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化合物364を、化合物220を調製するための手順に従うことにより調製した。LCMS-ESI+: calc’d C36H36ClF8N10O3: 843.2 (M+H+); Found: 843.3 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.68 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.88 - 7.73 (m, 2H), 7.69 - 7.38 (m, 4H), 7.15 (s, 1H), 6.76 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.69 (dd, J = 9.7, 4.9 Hz, 1H), 5.09 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.70 (dd, J = 11.6, 4.9 Hz, 1H), 2.48 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.17 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.81 (s, 4H), 1.32 - 1.21 (m, 2H), 1.08 (s, 2H), 1.00 (s, 9H)。
【0673】
実施例109: 化合物365の調製
【化239】
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(S)−(1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)エチル)カルバミン酸tert−ブチルの調製:(S)−(1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチル(50mg、0.13mmol)、2,4−ジフルオロフェノール(33mg、0.26mmol)、トリフェニルホスフィン(38mg、0.15mmol)のTHF(1.3mL)中の混合物を0℃まで冷却し、そしてこの混合物に、アゾジカルボン酸ジイソプロピル(0.03mL、0.15mmol)を添加した。次いで、この反応混合物を室温まで昇温させ、そして室温で一晩撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0674】
(S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)エタン−1−アミンの調製:(S)−(1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)エチル)カルバミン酸tert−ブチル(50mg、0.1mmol)およびTFA(0.5mL)の混合物を室温で30分間撹拌した。次いで、この反応混合物を濃縮し、そして精製せずに次の反応に直接使用した。
【0675】
次いで、化合物365を、(S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)エタン−1−アミンを(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートの代わりに使用したこと以外は化合物220を調製するための手順に従うことにより調製した。LCMS-ESI+: calc’d C35H31ClF6N8O2: 745.2 (M+H+); Found: 745.3 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.44 (s, 1H), 8.07 (d, J = 13.5 Hz, 2H), 7.71 - 7.32 (m, 8H), 7.22 (td, J = 9.3, 5.1 Hz, 1H), 7.04 (ddd, J = 11.3, 8.5, 3.0 Hz, 1H), 7.00 - 6.58 (m, 2H), 5.84 (dd, J = 10.3, 4.2 Hz, 1H), 5.10 (t, J = 10.1 Hz, 1H), 4.76 (dd, J = 9.8, 4.3 Hz, 1H), 2.39 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.07 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 0.89 (s, 9H)。
【0676】
実施例110: 化合物366の調製
【化240】
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イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルバルデヒドの調製:6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン(110g、558mmol)のDMF(2.5L)中の溶液に、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(11.8g、16.8mmol)、ギ酸ナトリウム(98g、1.4mol)およびトリフェニルホスフィン(7.3g、28mmol)を添加した。この反応混合物を脱気し、そしてCOでパージした。次いで、この反応混合物をCO(120psi)下で110℃で12時間撹拌し、そして濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0677】
2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2−((トリメチルシリル)オキシ)アセトニトリルの調製:イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルバルデヒド(35g、239mmol)および1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(0.81g、7.18mmol)の溶液に、TMSCN(33g、335mmol)を0℃で添加した。次いで、この反応混合物を室温まで昇温させ、そして室温で3時間撹拌した。この混合物に水を添加し、そして沈殿物を形成させて、生成物を得た。
【0678】
2−ヒドロキシ−2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)酢酸の調製:2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2−((トリメチルシリル)オキシ)アセトニトリル(118g、481mmol)の、12NのHCl溶液(300mL)中の反応混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、この反応混合物を濃縮乾固させ、そしてその残渣(92g、粗製)を精製せずに使用した。
【0679】
2−ヒドロキシ−2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)酢酸メチルの調製:2−ヒドロキシ−2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)酢酸(95g、479mmol)の無水MeOH(800mL)中の溶液に、SOCl(228g、1.91mol)を15分間で添加した。次いで、この反応混合物を80℃で12時間撹拌した。この反応混合物を濃縮した。その残渣を飽和NaHCO溶液により洗浄し、そしてDCM/MeOH(1:1)で抽出した。その有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0680】
2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2−オキソ酢酸メチルの調製:2−ヒドロキシ−2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)酢酸メチル(30g、145mmol)のDCM(700mL)中の溶液に、Dess−Martinペルヨージナン(74g、174mmol)を0℃で添加した。次いで、この反応物を室温まで昇温させ、そして2時間撹拌した。この反応反応物を飽和NaHCO溶液およびブラインにより洗浄した。その有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物(30g、定量的)を得た。
【0681】
(R)−2−アミノ−2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルを、(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルを調製するための手順に従って、2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2−オキソ酢酸メチルで出発して調製した。
【0682】
(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルを、(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルを調製するための手順に従って、(R)−2−アミノ−2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルで出発して調製した。
【0683】
次いで、化合物366を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル((S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カルバメートを(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートの代わりに使用したこと以外は化合物220を調製するための手順に従うことにより、(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルで出発して調製した。LCMS-ESI+: calc’d C30H32ClF5N9O3: 696.2 (M+H+); Found: 696.9 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.88 (s, 1H), 8.21 - 7.94 (m, 4H), 7.88 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 7.70 - 7.51 (m, 2H), 7.39 (s, 1H), 6.77 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.71 (dd, J = 9.6, 5.0 Hz, 1H), 5.20 - 5.03 (m, 1H), 4.79 - 4.75 (m, 1H), 4.39 - 4.19 (m, 1H), 2.47 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 2.21 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 1.30 (d, J = 7.1 Hz, 3H), 1.02 (s, 9H)。
【0684】
実施例111: 化合物367の調製
【化241】
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化合物367を、化合物366を調製するための手順に従って調製した。LCMS-ESI+: calc’d C30H32ClF5N9O3: 696.2 (M+H+); Found: 696.9 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.49 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 8.10 - 7.97 (m, 2H), 7.68 - 7.52 (m, 3H), 7.28 (s, 1H), 7.04 - 6.49 (m, 3H), 5.76 (dd, J = 9.6, 5.0 Hz, 1H), 5.19 - 5.04 (m, 1H), 4.80 - 4.68 (m, 1H), 4.36 - 4.12 (m, 1H), 2.49 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.18 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.25 (d, J = 7.1 Hz, 3H), 1.02 (s, 9H)。
【0685】
実施例112: 化合物368の調製
【化242】
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(R)−2−(2−アジドキノリン−6−イル)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(2−ヒドロキシキノリン−6−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(0.52g、1.12mmol)およびジフェニルホスホロアジデート(0.37g、1.34mmol)のピリジン(3.0mL)中の混合物を120℃で16時間撹拌した。この反応混合物を酢酸エチルと飽和NaHCO溶液との間で分配した。その有機層を濃縮し、そしてさらに精製せずに次の反応に直接使用した。
【0686】
(R)−2−(2−アミノキノリン−6−イル)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(2−アジドキノリン−6−イル)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(0.55g、1.12mmol)およびトリエチルホスフィン(0.4g、3.39mmol)の、THF(20mL)および水(2mL)中の混合物を80℃で16時間撹拌した。この反応混合物を酢酸エチルと飽和NaHCO溶液との間で分配した。その有機層を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0687】
(R)−2−([1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]キノリン−7−イル)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(2−アミノキノリン−6−イル)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(0.46g、0.99mmol)、ジメトキシメチルジメチルアミン(1.18g、9.92mmol)のDMF(2mL)中の混合物を130℃で1時間加熱した。次いで、この反応混合物を濃縮した。その残渣をメタノール(3mL)およびピリジン(1mL)に溶解させた。この溶液に、ヒドロキシルアミン−O−スルホネート(0.22g、1.98mmol)を添加した。この混合物を45℃で16時間撹拌した。この反応混合物を濃縮した。その残渣を酢酸エチルと水との間で分配した。その有機相を濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0688】
(R)−2−([1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]キノリン−7−イル)−2−アミノ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−([1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]キノリン−7−イル)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(0.24g、0.49mmol)のTFA(2.0mL)中の溶液を60℃で8時間加熱した。この混合物を濃縮し、そして次の反応で直接使用した。
【0689】
次いで、化合物368を、化合物220を調製するための手順に従うことにより調製した。LCMS-ESI+: calc’d C34H33ClF5N10O3: 759.2 (M+H+); Found: 759.8 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.55 (s, 1H), 8.48 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.09 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.02 (d, J = 9.4 Hz, 1H), 7.93 (dd, J = 8.9, 2.2 Hz, 1H), 7.85 - 7.66 (m, 2H), 7.58 (d, J = 1.3 Hz, 2H), 7.03 (s, 1H), 6.63 (t, J = 52.1 Hz, 1H), 5.71 (dd, J = 9.7, 4.9 Hz, 1H), 5.11 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.72 (dd, J = 11.5, 4.9 Hz, 1H), 2.61 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.26 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.27 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 1.09 (s, 2H), 1.03 (s, 9H)。
【0690】
実施例113: 化合物369の調製
【化243】
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5−ブロモ−1−シクロプロピル−1H−インダゾールの調製:5−ブロモ−1H−インダゾール(150g、761mmol)のDCM(4.0L)中の混合物に、シクロプロピルボロン酸(131g、1.52mol)、ビピリジニル(119g、761mmol)、Cu(OAc)(138g、761mmol)およびNaCO(161g、1.52mol)を添加した。この反応混合物を60℃で12時間撹拌した。この反応混合物をセライトで濾過し、そしてそのフィルターケーキをDCMで洗浄した。その濾液および洗浄液を1NのHCl、次いでブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0691】
次いで、化合物369を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル((S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カルバメートを(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル((S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カルバメートの代わりに使用したこと以外は化合物366を調製するための手順に従うことにより調製した。LCMS-ESI+: calc’d C34H36ClF5N9O3: 748.2 (M+H+); Found: 748.4 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.17 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.94 (d, J = 0.9 Hz, 1H), 7.73 (dd, J = 1.9, 0.8 Hz, 1H), 7.69 - 7.43 (m, 4H), 7.02 (s, 1H), 6.64 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.69 (dd, J = 9.6, 4.9 Hz, 1H), 5.10 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.70 (dd, J = 11.5, 5.0 Hz, 1H), 3.69 (p, J = 5.4 Hz, 1H), 2.53 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.18 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.32 - 1.23 (m, 2H), 1.24 - 1.15 (m, 4H), 1.08 (s, 2H), 1.00 (s, 9H)。
【0692】
実施例114: 化合物370の調製
【化244】
[この文献は図面を表示できません]
化合物370を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル((S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カルバメートを(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル((S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カルバメートの代わりに使用したこと以外は化合物366を調製するための手順に従うことにより調製した。LCMS-ESI+: calc’d C31H32ClF5N9O3: 708.2 (M+H+); Found: 708.2 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 9.04 (s, 1H), 8.36 (dd, J = 7.7, 1.2 Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.63 (d, J = 1.3 Hz, 2H), 7.32 (s, 1H), 7.08 (dd, J = 7.6, 2.0 Hz, 1H), 6.77 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.67 (dd, J = 9.7, 4.8 Hz, 1H), 5.11 (t, J = 10.7 Hz, 1H), 4.72 (dd, J = 11.5, 4.9 Hz, 1H), 2.44 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.15 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.36 - 1.20 (m, 2H), 1.09 (s, 2H), 1.01 (s, 9H)。
【0693】
実施例115: 化合物371および化合物372の調製
【化245】
[この文献は図面を表示できません]
4,5−ジブロモ−2−(tert−ブチル)−2H−1,2,3−トリアゾールの調製:4,5−ジブロモ−2H−1,2,3−トリアゾール(100mg、0.44mmol)および硫酸(17.8M、0.025mL)のtert−ブタノール(2.5mL)中の反応混合物を80℃まで一晩加熱した。この反応混合物をEtOAcで希釈し、そして飽和水性NaHCOで注意深くクエンチした。2つの層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSOで)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0694】
化合物371および化合物372を、4 4,5−ジブロモ−2−(tert−ブチル)−2H−1,2,3−トリアゾールを4,5−ジブロモ−2−(メチル−d3)−2H−1,2,3−トリアゾールの代わりに使用したこと以外は化合物222を調製するための手順に従って調製した。化合物371について: LCMS-ESI+: calc’d C36H40ClF5N10O3: 791.3 (M+H+); Found: 791.2 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.16 (s, 1H), 7.99 (d, J = 3.7 Hz, 2H), 7.79 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.61 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.55 (dd, J = 8.6, 2.2 Hz, 1H), 7.47 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 7.23 (s, 1H), 6.77 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.68 (dd, J = 9.7, 4.9 Hz, 1H), 5.10 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.70 (dd, J = 11.5, 4.9 Hz, 1H), 2.46 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.16 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.72 (s, 9H), 1.26 (t, J = 3.9 Hz, 2H), 1.08 (m, 2H), 0.99 (s, 9H)。化合物372について: LCMS-ESI+: calc’d C32H32ClF5N10O3: 735.2 (M+H+); Found: 735.2 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.19 (d, J = 7.1 Hz, 2H), 8.01 (s, 1H), 7.88 - 7.78 (m, 2H), 7.61 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.55 (dd, J = 8.6, 2.2 Hz, 1H), 7.52 - 7.43 (m, 2H), 7.22 (s, 1H), 6.78 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.69 (dd, J = 9.8, 4.8 Hz, 1H), 5.10 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.71 (dd, J = 11.5, 4.9 Hz, 1H), 2.48 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.17 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 1.32 - 1.25 (m, 2H), 1.13 - 1.05 (m, 2H), 1.00 (s, 9H).1.13 - 1.05 (m, 2H), 1.00 (s, 9H)。
【0695】
実施例116: 化合物373の調製
【化246】
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(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピル(150mg、0.39mmol)、Hartwig試薬(144mg、0.46mmol)およびフッ化カリウム(22mg、0.39mmol)のDMF(3.5mL)中の混合物を50℃で一晩撹拌した。この反応混合物を冷却し、そしてセライトのパッドで濾過した。その濾液を10%の塩化リチウムで洗浄し、そして酢酸エチルで抽出した。その有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0696】
次いで、化合物373を、化合物220を調製するための手順に従うことにより調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C31H30ClF8N7O3: 736.20 (M+H); Found: 736.71 (M+H)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.22 - 8.17 (m, 2H), 7.71 - 7.53 (m, 6H), 7.43 - 7.33 (m, 1H), 6.80 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.66 (dd, J = 9.8, 4.8 Hz, 1H), 5.11 (dd, J = 11.5, 9.9 Hz, 1H), 4.69 (dd, J = 11.5, 4.8 Hz, 1H), 2.43 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.16 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.29 - 1.24 (m, 2H), 1.11 - 1.03 (m, 2H), 0.97 (s, 9H)。
【0697】
実施例117: 化合物374の調製
【化247】
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(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチル−2−(キノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチル−2−(2−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)キノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピル(0.35g、0.59mmol)、Pd(PPh(100mg、0.086mmol)、トリエチルシラン(2mL、12.5mmol)、TEA(0.5mL、3.58mmol)のTHF(20mL)中の混合物を80℃で16時間加熱した。この反応混合物を濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0698】
リン酸水素ジフェニル,(R)−1−アミノ−6−(2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−1−イソプロポキシ−4,4−ジメチル−1−オキソペンタン−2−イル)キノリン−1−イウム塩の調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチル−2−(キノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピル(0.22g、0.49mmol)、(アミノオキシ)ホスホン酸ジフェニル(0.17g、0.64mmol)の1,2−ジクロロエタン(5mL)中の混合物を60℃で16時間加熱した。この反応混合物を濃縮し、そして次の反応に直接使用した。
【0699】
(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(3−シアノピラゾロ[1,5−a]キノリン−7−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:リン酸水素ジフェニル,(R)−1−アミノ−6−(2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−1−イソプロポキシ−4,4−ジメチル−1−オキソペンタン−2−イル)キノリン−1−イウム塩(0.18g、0.245mmol)の混合物をエタノール(5mL)に溶解させた。この混合物に、トリエチルアミン(0.07g、0.73mmol)および3−メトキシアクリロニトリル(0.06g、0.73mmol)を添加した。この混合物を60℃で16時間撹拌した。この混合物を濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0700】
(R)−2−アミノ−2−(3−シアノピラゾロ[1,5−a]キノリン−7−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(3−シアノピラゾロ[1,5−a]キノリン−7−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(0.096g、0.19mmol)およびTFA(1mL)の混合物を60℃で4時間加熱した。この反応混合物を濃縮し、そして次の工程で直接使用した。
【0701】
次いで、化合物374を、化合物220を調製するための手順に従うことにより調製した。LCMS-ESI+: calc’d C36H32ClF5N10O3: 783. (M+H+); Found: 783.3 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.55 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 8.50 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.04 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.94 - 7.83 (m, 2H), 7.79 (d, J = 9.2 Hz, 2H), 7.58 (d, J = 1.3 Hz, 2H), 7.01 (s, 1H), 6.64 (t, J = 52.3 Hz, 1H), 5.72 (dd, J = 9.7, 4.8 Hz, 1H), 5.16 - 5.04 (m, 1H), 4.72 (dd, J = 11.5, 4.9 Hz, 1H), 2.61 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.24 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.27 (d, J = 6.1 Hz, 2H), 1.09 (s, 2H), 1.03 (s, 9H)。
【0702】
実施例118: 化合物375の調製
【化248】
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化合物375の調製:化合物178(9mg、0.01mmol)のエタノール(1.0mL)中の溶液に、アルゴンの雰囲気下で、酸化白金(IV)(4.9mg、0.02mmol)を添加した。数回のパージ−ポンプサイクルにより、アルゴンを水素で置き換え(水素ガスのバルーン)、そしてこの反応混合物を、室温で一晩撹拌した。この反応混合物をセライトのパッドで濾過し、そして逆相HPLC(MeCN/HO+0.1%のTFA)により精製し、これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(MeOH/(CHCl/ヘキサン、3:1)により再度精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+: calc’d for C34H37F4N9O3: 696.3 (M+H+); Found: 696.4 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.38 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.71 - 7.23 (m, 9H), 6.81 (t, J = 52.1 Hz, 1H), 5.60 - 5.41 (m, 1H), 5.01 (t, J = 10.1 Hz, 1H), 4.65 (dd, J = 11.1, 5.7 Hz, 1H), 2.31 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 1.96 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 1.28 (s, 3H), 0.96 (s, 9H), 0.65 (s, 2H), 0.53 (s, 2H)。
【0703】
実施例119: 化合物376の調製
【化249】
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((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(130mg、0.18mmol)のDCM(2mL)中の溶液に、カルボノクロリド酸4−ニトロフェニル(54.8mg、0.27mmol)を添加し、その後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.22mL、1.27mmol)を添加した。この反応混合物を室温で24時間撹拌した。この混合物を濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0704】
シクロプロピル(2,2−ジフルオロエチル)カルバミン酸(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチルの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(22mg、0.02mmol)のDCM(1mL)中の溶液に、N−(2,2−ジフルオロエチル)シクロプロパンアミン塩酸塩(39.3mg、0.25mmol)およびN−エチルジイソプロピルアミン(0.22mL、1.25mmol)を添加した。この反応混合物を40℃で24時間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0705】
次いで、化合物376を、化合物244を調製するための手順に従って、シクロプロピル(2,2−ジフルオロエチル)カルバミン酸(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチルで出発して調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C34H36ClF4N9O3: 730.3 (M+H+); Found: 730.0 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.70 (s, 1H), 8.47 (s, 1H), 8.08 (d, J = 22.2 Hz, 2H), 7.80 - 7.23 (m, 7H), 7.37- 7.32 (m, 1H), 5.99 (s, 1H), 5.28 - 5.05 (m, 1H), 4.84 (s, 1H), 3.84 - 3.37 (m, 2H), 3.17 - 2.77 (m, 2H), 2.99 (t, J = 56 Hz, 1H), 2.47 (d, J = 15.3 Hz, 1H), J =1.00 (s, 9H), 0.71 (d, J = 40.3 Hz, 4H)。
【0706】
実施例120: 化合物377の調製
【化250】
[この文献は図面を表示できません]
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(3−メチル−3−(メチルスルホニル)ブタ−1−イン−1−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−4−(4−ブロモフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(30mg、0.04mmol)、3−メチル−3−(メチルスルホニル)ブタ−1−イン(45mg、0.31mmol)、ヨウ化第一銅(8.4mg、0.04mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(13mg、0.088mmol)およびトリエチルアミン(1.5mL)の混合物を80℃で17時間撹拌した。この反応混合物を水で処理し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を水およびブラインで洗浄し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0707】
次いで、化合物377を、3,3−ジフルオロ−2,2−ジメチルプロパン酸を1−(トリフルオロメチル)シクロプロパン−1−カルボン酸の代わりに使用したこと以外は化合物177を調製するための手順に従って調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C35H42ClF2N7O5S: 746.3 (M+H+); Found: 747.9 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.71 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.62 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.45 (s, 5H), 7.21 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.13 (t, J = 57.3 Hz, 1H), 5.65 (dd, J = 9.4, 5.1 Hz, 1H), 5.02 (dd, J = 11.5, 9.4 Hz, 1H), 4.67 (dd, J = 11.6, 5.2 Hz, 1H), 3.15 (s, 3H), 2.43 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.16 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.74 (s, 6H), 1.42 - 1.21 (m, 6H), 0.98 (s, 9H)。
【0708】
実施例121: 化合物378の調製
【化251】
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((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−シアノフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−4−(4−ブロモフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(200mg、0.32mmol)、シアン化亜鉛(152mg、1.29mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(56mg、0.05mmol)のDMF(1.6mL)中の混合物をNで5分間パージし、次いでこの混合物を100℃で2時間加熱した。この反応混合物を冷却し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物(200mg、98%)を得た。
【0709】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−シアノフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(200mg、0.32mmol)、ヒドロキシルアミン塩酸塩(67mg、0.96mmol)およびトリエチルアミン(0.45mL、3mmol)のEtOH(4.0mL)中の混合物を100℃で4時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、そして濃縮した。その残渣をブラインで洗浄し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0710】
((R)−4−(4−(1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸エチルの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(200mg、0.3mmol)およびオルトギ酸トリエチル(45mg、0.30mmol)の混合物を150℃で20時間加熱した。次いで、この反応混合物を冷却し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0711】
((R)−4−(4−(1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸エチルの調製:((R)−4−(4−(1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸エチルを、実施例65に記載される((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバメートを調製するための手順に従って、((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルで出発して調製した。
【0712】
化合物378の調製:((R)−4−(4−(1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸エチル(120mg、0.16mmol)およびブロモトリメチルシラン(300μL、2.25mmol)の1−メチル−2−ピロリジノン(2mL)中の混合物を、マイクロ波反応器を使用して120℃で30分間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、EtOAcで希釈し、3%の塩化リチウム溶液、次いでブラインで洗浄した。その有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そして10〜90%のMeCN/水(0.1%のTFAを含有)を用いる逆相HPLCにより精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+: calc’d for C31H31ClF3N9O4: 686.2 (M+H+); Found: 686.2 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.96 (s, 1H), 8.81 (s, 1H), 8.30 (d, J = 19.3 Hz, 1H), 8.12 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 7.60 (dd, J = 27.6, 15.2 Hz, 4H), 7.40 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.13 (d, J = 41.1 Hz, 1H), 5.65 (s, 1H), 5.13 (t, J = 10.2 Hz, 1H), 4.55 (d, J = 12.7 Hz, 1H), 2.37 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 2.33 - 2.13 (m, 1H), 1.68 - 1.57 (m, 2H), 1.07 (t, J = 13.6 Hz, 2H), 0.91 (s, 9H)。
【0713】
(S)−4−(3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−4−フルオロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルと(S)−4−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−フルオロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルとの混合物の調製
【化252】
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【0714】
(S)−4−(3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−4−フルオロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルと(S)−4−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−フルオロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルとの混合物の調製:(S)−4−(3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−4−フルオロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルと(S)−4−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−フルオロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルとの混合物を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製に記載された手順に従って調製した。
【0715】
実施例122: 化合物379および化合物380の調製
【化253】
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化合物379および化合物380を、(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルで出発して、(S)−4−(3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−4−フルオロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルと(S)−4−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−フルオロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルとの混合物を(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オールの代わりに使用したこと以外は化合物177の調製のための様式と類似の様式で、調製した。これらの2つの異性体を、Cbz基の脱保護の前に分離した。化合物379について: LCMS-ESI+: calc’d for C34H33F8N9O3: 768.3 (M+H+); Found: 768.4 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.37 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.63 - 7.39 (m, 6H), 7.34 - 7.22 (m, 2H), 6.89 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.61 - 5.37 (m, 1H), 5.11 - 4.99 (m, 1H), 4.70 (dd, J = 11.1, 5.9 Hz, 1H), 2.31 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 1.99 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 1.14 - 1.11 (m, 2H) 1.06 - 1.02 (m, 2H), 0.96 (s, J =9H)。化合物380について: LCMS-ESI+: calc’d for C34H33F8N9O3: 768.3 (M+H+); Found: 768.4 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.38 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.67 - 7.33 (m, 6H), 7.29 (t, J = 9.0 Hz, 2H), 6.80 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.50 (dd, J = 8.9, 5.8 Hz, 1H), 5.05 (dd, J = 11.0, 9.0 Hz, 1H), 4.65 (dd, J = 11.1, 5.7 Hz, 1H), 2.30 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 1.95 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 1.04 (s, 2H), 0.99 - 0.88 (m, 11H)。
【0716】
実施例123: 化合物381の調製
【化254】
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【化255】
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メタンスルホン酸(S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチルの調製:(S)−(1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチル(4.5g、11.6mmol)、EtN(1.75mL、12.7mmol)のDCM(35mL)中の溶液に、0℃でメタンスルホニルクロリド(0.90mL、11.6mmol)を添加した。この反応混合物をゆっくりと室温まで昇温させ、次いで40℃で加熱した。16時間後、この反応混合物を室温まで冷却し、そしてsat NHClおよびEtOAcで処理した。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリウムで)、濾過し、そして減圧中で濃縮して、生成物を得た。
【0717】
(S)−(2−アジド−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル)カルバミン酸tert−ブチルの調製:メタンスルホン酸(S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(5.2g、11.1mmol)とNaN(2.17g、33.4mmol)とをDMF(30mL)中で合わせた。この反応混合物を60℃で4時間撹拌した(注記:爆破シールドを使用してこの反応混合物を覆い、そして十分な排気を使用して、最小の圧力蓄積を確実にした)。この反応混合物を室温まで冷却し、そして飽和NHClおよびEtOAcの添加によりクエンチした。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリウムで)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。この粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ISCO gold、120gのカラム;0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物(4.0g、87%)を得た。
【0718】
(S)−(2−アミノ−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル)カルバミン酸tert−ブチルの調製:(S)−(2−アジド−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル)カルバミン酸tert−ブチル(0.75g、1.81mmol)とPPh(0.59g、2.27mmol)とを、THF(10mL)および水(2mL)中で混合した。この反応混合物を50℃で17時間撹拌した。この反応混合物をEtOAcで希釈し、そして10%のクエン酸水溶液(30mL)で処理した。その水層を単離し、次いで飽和NaHCO溶液でpH=8まで中和した。次いで、この混合物をMTBE(2×50mL)で抽出した。その有機層を分離し、そして硫酸ナトリウムで乾燥させた。その有機層からの溶媒のエバポレーションにより、生成物(0.42g、60%)を得た。
【0719】
(S)−(1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(シクロプロパンカルボキサミド)エチル)カルバミン酸tert−ブチルの調製:(S)−(2−アミノ−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル)カルバミン酸tert−ブチル(100mg、0.26mmol)、シクロプロパンカルボン酸(33.3mg、0.39mmol)、EDCI(74mg、0.39mmol)、DMAP(47mg、0.39mmol)の、DMF(1mL)およびDCM(1mL)中の溶液を室温で撹拌した。3時間後、この反応混合物をEtOAcおよび飽和NaHCO水溶液で希釈した。その有機層を採取し、そしてその水層をEtOAcで抽出した。その有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、そして濃縮した。その残渣を、EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルカラムで精製して、生成物(95mg、80%)を得た。
【0720】
(S)−N−(2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル)シクロプロパンカルボキサミドの調製:(S)−(1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(シクロプロパンカルボキサミド)エチル)カルバミン酸tert−ブチル(100mg、0.22mmol)のDCM(1mL)中の溶液に、TFA(0.3mL)を添加した。1時間後、この反応混合物を濃縮乾固させた。この粗製物質をトルエンと共沸させて、生成物(78mg、定量的収率)を得た。
【0721】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(シクロプロパンカルボキサミド)エチル)−4−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:(S)−N−(2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル)シクロプロパンカルボキサミドTFA塩(87.5mg、0.186mmol)および(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(70mg、0.124mmol)のDMF(1.5mL)中の混合物に、DIEPA(0.11mL、0.62mmol)およびEDCI(71mg、0.37mmol)を添加し、そして室温で2時間撹拌し、次いで50℃で17時間加熱した。次いで、この混合物をEtOAcで希釈し、そして飽和NaHCO水溶液で処理した。その有機層を採取し、そしてその水層をEtOAcで抽出した。その有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、そして濃縮した。その残渣を、0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルカラムで精製して、生成物を得た。
【0722】
化合物381の調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(シクロプロパンカルボキサミド)エチル)−4−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(86mg、0.10mmol)をTFA(1mL)に溶解させ、そして60℃で2時間加熱した。この混合物を濃縮し、そしてトルエンと共沸させた。その残渣を、10〜90%のMeCN/水(0.1%のTFAを含有)を用いる逆相分取HPLCにより精製して、生成物を得た。
【0723】
同様に、下記の実施例を調製した。
【表D-1】
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【表D-2】
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【表D-3】
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【表D-4】
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【表D-5】
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【0724】
実施例124: 化合物392の調製
【化256】
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シクロプロピル(1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1,2−ジイル)(S)−ジカルバミン酸tert−ブチルの調製:シクロプロピルアルコール(29.7mg、0.511mmol)をDCM(3mL)に室温で溶解させた。この溶液に、DIEA(0.16mL、0.93mmol)およびCDI(75mg、0.46mmol)を順番に添加し、そして25分間撹拌した。(S)−(2−アミノ−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル)カルバミン酸tert−ブチル(180mg、0.46mmol)のDCM(2mL)中の溶液を添加した。1時間後、別のDIEA(0.16mL、0.93mmol)、シクロプロピルアルコール(60mg、1.0mmol)およびCDI(75mg、0.46mmol)を添加した。17時間後、この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣を飽和水性NaHCOとEtOAcとの間で分配した。その有機相を分離し、濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0725】
次いで、化合物392を、実施例123と類似の手順に従って調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C34H34ClF5N10O3, 761.3 (M+H); Found 761.4 (M+H)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.04 (s, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.84 - 7.75 (m, 2H), 7.65 - 7.48 (m, 4H), 7.22 (s, 1H), 6.79 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.54 (dd, J = 9.1, 5.7 Hz, 1H), 4.24 - 4.05 (m, 1H), 3.89 (dt, J = 14.3, 6.8 Hz, 1H), 2.72 (d, J = 15.4 Hz, 1H), 2.51 (d, J = 15.4 Hz, 1H), 1.39 - 1.32 (m, 2H), 1.17 (s, 3H), 1.16 - 1.12 (m, 2H), 1.10 (s, 3H), 0.70 - 0.55 (m, 5H)。
【0726】
実施例125: 化合物393の調製
【化257】
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化合物393を、CDOHを(メチル−d3)(1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1,2−ジイル)(S)−ジカルバミン酸tert−ブチルを調製するために使用したこと以外は、化合物392を調製するための手順と同じ手順に従って調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C32H29D3ClF5N10O3, 738.3 (M+H+); Found 738.5 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.04 (s, 1H), 8.01 (s, 1H), 7.82 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.81 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.64 - 7.47 (m, 4H), 7.23 (s, 1H), 6.80 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.61 - 5.50 (m, 1H), 4.19-4.15 (m, 1H), 4.15-4.09 (m, 1H), 3.89 (dd, J = 14.3, 5.8 Hz, 1H), 2.75 (d, J = 15.5 Hz, 1H), 2.54 (d, J = 15.5 Hz, 1H), 1.38 - 1.33 (m, 2H), 1.18 (s, 3H), 1.19 - 1.12 (m, 2H), 1.10 (s, 3H)。
【0727】
2.生物学的アッセイ
MT−4 HIVアッセイ。
化合物を、これらがMT−4細胞中でHIV−1(IIIB)の複製を阻害する能力について、ハイスループット384ウェルアッセイ形式で試験した。化合物を、384ウェルのポリプロピレンプレート内でDMSO中で系列希釈し(1:3)、そしてBiotek Micro FlowおよびAgilent ECHO音響ディスペンサーを使用して、完全RPMI培地(10%のFBS、1%のP/S)中で200倍にさらに希釈した。各プレートは、陰性対称(薬物対照なし)および5uMのAZTの陽性対照と一緒に、8個までの試験化合物を含んだ。MT−4細胞を、RPMI(偽感染)またはHIV−1(IIIB)濃ウイルスストックの新鮮な1:250希釈物のいずれかの10uLで、予め感染させた。感染および無感染のMT−4細胞を、完全RPMI培地でさらに希釈し、そしてMicro Flowディスペンサーを使用して、各プレートに加えた。加湿して温度制御したインキュベーター(37℃)内での5分間のインキュベーション後、ルシフェラーゼの量を定量するために、Cell Titer Glo(Promega)をこれらのアッセイプレートに添加した。EC50およびCC50の値を、ルミネッセンス信号の50%の低下を引き起こす化合物濃度として定義し、そして曲線の当てはめを作成するために、シグモイド用量応答モデルを使用して、計算した。特定の化合物についてのデータを下記の表1に報告する。
【0728】
MT−4 HIV高分解能抗ウイルスアッセイ
アッセイプロトコルは、下記の点を変更して、MT−4抗ウイルスアッセイについて記載したものと同じである:各薬物を、2シリーズの四連で、各シリーズについて異なる出発濃度を用いて行い、そして19回の1.5倍希釈を、プレートにわたって実施した。これにより、各化合物について40のデータ点の阻害曲線が得られる。データを解析し、そしてHill係数を、Graph Pad Prism(San Diego,CA)で決定する。EC95を、式EC95=(19)1/hill係数×EC50により決定した。HD値を、代表例として特定の化合物について決定し、そして下記の表1に報告した。
【0729】
肝ミクロソーム安定性プロトコル
複数の試験化合物および1個の対照化合物(ベラパミル)を、3つの異なる種において、二連のセットで試験した。
【0730】
一般条件:
試験化合物濃度:1uM;タンパク質濃度:0.5mg/mL(イヌ、ラット、およびヒトの肝ミクロソームについて);補因子:NADPH再生系(NRS)溶液;時間点:2分、12分、25分、45分、および65分。
反応組成物(各インキュベーションウェル内)は、以下を含む:
5uLの化合物(50uMのストック溶液、50:50のACN:H2O)
25uLのNRS溶液
6.25uLの20mg/mL肝ミクロソーム
213.75uLの100mM KPO4(pH7.4)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
250uLの総体積
【0731】
37℃のインキュベーション温度で、NADPH再生系の添加により反応を開始させ、各時間点で、25uLの反応混合物を取り出し、そして225uLのクエンチ溶液(50%のMeOH、25%のACN、25%のH2O、および内部標準として200nMのラベタロール)を含むプレートに添加した。プレートをボルテックスした後に、これらを30分間遠心分離して、タンパク質を除去した。約100μLの上清を新たなプレートに取り出し、そして150μLの水で希釈した。約20μLのこの混合物をLC/MS/MSシステムに注入して、化合物の応答を監視した。インビトロで測定したt1/2を使用して、Clint値を計算した。
【0732】
ヒト肝ミクロソームを使用してこのアッセイで測定されたアタザナビルおよびダルナビルの半減期は、それぞれ26〜107分および16〜32分であった。下記の化合物は、395分以上であった:化合物17、20、34、72、78、89、91、97、105、110、129、131、134、135、146、152、153、154、155、160、163、179、182、194、195、217、223、224、236、242、270、278、289、290、291、295、303、308、311、312、317、331、336、339、344、345、350、351、352、359、360、361、363、372、380、387、389、391、および392。
【0733】
HIVプロテアーゼ酵素阻害(PI)活性
HIVプロテアーゼに対する阻害剤の効力を、蛍光原読み出しを用いる酵素アッセイを使用して測定した。100mMの酢酸アンモニウム(pH5.3)、100mMのNaCl、1mMのEDTA、1mMのDTT、0.25mg/mLのBSAおよび1%のDMSOを含む反応バッファに、10nMの組換えHIVプロテアーゼ(タンパク質モノマーに基づく濃度)および試験化合物を、様々な濃度のうちの1つで添加した。10分間の予備インキュベーション後、蛍光原基質(2−アミノベンゾイル)Thr−Ile−Nle−(p−ニトロ)Phe−Gln−Arg(Bachem)(配列番号1)を40μMの最終濃度まで添加することにより、酵素反応を開始させた。このアッセイ溶液の総体積は、100μLであった。この反応を、10分間にわたり、Tecan Infinite M1000プレートリーダーで、320nmの励起波長および420nmの検出波長を使用して測定した。進行曲線の傾きが、反応速度の尺度であった。反応速度を阻害剤濃度の関数としてプロットし、そしてそのデータを、Graphpad PRISMソフトウェアを使用して、4パラメータロジスティックフィットで当てはめて、IC50値を得た。特定の化合物についてのデータは、下記の表1に報告される。
【0734】
化合物を、この生物学的アッセイに従ってスクリーニングした。活性を表1に列挙する。
【表1-1】
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【表1-2】
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【表1-3】
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【表1-4】
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【表1-5】
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【表1-6】
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【表1-7】
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【表1-8】
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【表1-9】
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【表1-10】
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【表1-11】
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【表1-12】
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【表1-13】
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【表1-14】
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【表1-15】
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【表1-16】
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【表1-17】
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【表1-18】
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【表1-19】
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【表1-20】
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【表1-21】
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【表1-22】
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【表1-23】
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【表1-24】
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【表1-25】
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【表1-26】
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【表1-27】
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【表1-28】
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【表1-29】
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【表1-30】
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【表1-31】
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【表1-32】
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【表1-33】
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【表1-34】
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【表1-35】
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【表1-36】
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【表1-37】
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【表1-38】
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【表1-39】
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【表1-40】
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【表1-41】
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【表1-42】
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【表1-43】
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【表1-44】
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【表1-45】
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【表1-46】
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【表1-47】
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【表1-48】
[この文献は図面を表示できません]
【0735】
β−セクレターゼ(BACE)阻害アッセイ
β−セクレターゼ(BACE)に対する阻害の効力を、蛍光原読み出しを用いる酵素アッセイを使用して測定した。50nMの組換えヒトBACE−1(R&D Systems)、および様々な濃度のうちの1つの試験化合物を、20mMの酢酸ナトリウム(pH4.8)、0.06%のTriton X−100、および1%のDMSOを含む反応バッファに添加した。15分間の予備インキュベーション後、蛍光原基質Mca−SEVNLDAEFRK(Dnp)RR−NH2(R&D Systems)(配列番号2)を1.0μMの最終濃度まで添加することにより、酵素反応を開始させた。このアッセイ溶液の総体積は、100μLであった。この反応を、10分間にわたり、Tecan Infinite M1000プレートリーダーで、320nmの励起波長および405nmの検出波長を使用して測定した。進行曲線の傾きが、反応速度の尺度であった。反応速度を阻害剤濃度の関数としてプロットし、そしてそのデータを、Graphpad PRISMソフトウェアを使用して、4パラメータロジスティックフィットで当てはめて、IC50値を得た。このアッセイにおいて使用したポジティブコントロールは、J Med Chem 2004,47(26),6447−6450において化合物3として記載される、β−セクレターゼ阻害剤IV(市販、CAS番号797035−11−1)であり、これは、37nMの平均IC50を示した。
【0736】
本明細書中に開示される化合物のサブセットについて、BACE阻害活性を決定した。化合物32、90、113、131、146、152、155、177、185、194、195、212、218、223、236、242、244、270、271、286、311、335、348、349、および389について、対応するBACE IC50値は全て、100,000nMより高かった。従って、これらの化合物は、BACEにおいて不活性であり、そしてHIVプロテアーゼの選択的阻害を示す。
【0737】
耐性プロファイリング
耐性試験が、Monogram Biosciencesによって、その専有のPhenoSense HIVアッセイを使用して行われた。このアッセイは、薬物感受性を、患者の血液サンプル由来のHIV−1のプロテアーゼ(アミノ酸1〜99プラスp7/p1/p6 gag切断部位)および逆トランスクリプターゼ(アミノ酸1〜304)コード領域を含む単一複製サイクル組換えウイルスを使用することにより評価する。EC50の変化の倍数を表2に報告した。
【0738】
【表2】
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【配列表】
2020536911000001.app
【手続補正書】
【提出日】2020年6月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化261】
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の化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって、式(I)において、
nは、0〜2であり;
mは、0〜1であり;
は、水素、ハロゲン、シアノ、C2〜6アルキニル、−OR、5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルからなる群より選択され、ここで5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、水素、シアノ、C1〜6アルキル、−NR、ハロゲンまたは−ORからなる群より選択され、ここで該C1〜6アルキルは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されたヘテロアリールを形成し;
は、C1〜6アルキル、C1〜6アルキニル、または3員〜10員シクロアルキルであり、各々が、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
は、シアノ、ハロ、および5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、ここで該5員〜10員ヘテロアリールは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
は、水素、ハロゲン、−CN、C1〜3ハロアルコキシ、−C(O)NR、または1個〜5個のR20基で必要に応じて置換された5員〜10員ヘテロアリールであり;
各Rは独立して、シアノ、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、−NR、ハロゲン、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルからなる群より選択され、ここでC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
およびRの各々は独立して、水素、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、これらの各々は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された3員〜12員ヘテロシクリルを形成し;
各R20は独立して、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、または−NOからなる群より選択されるか、あるいは同じ基に結合している2個のR20基は一緒になって、縮合、スピロまたは有橋のC3〜10シクロ
アルキルまたは3員〜12員ヘテロシクリル環を形成し得、ここでC1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールの各々は、1個〜5個のハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、3員〜12員ヘテロシクリル、または−NOで必要に応じて置換されており;
a1およびRb1は各々独立して、水素、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、−S(O)21からなる群より選択され、これらの各々は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されているか;あるいは
a1およびRb1は、同じ基に結合して、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された3員〜12員ヘテロシクリルを形成し;そして
各R21は独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ヒドロキシル、アミノ、−S(O)−CH、C1〜6アルキルアミノ、−CNまたはハロゲンからなる群より選択される、
化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項2】
a1およびRb1は各々独立して、水素またはシクロプロピルから選択され、ここで該シクロプロピルは、C1〜6ハロアルキルで必要に応じて置換されている、請求項に記載の化合物。
【請求項3】
前記C1〜6ハロアルキルは、CFまたはCHFである、請求項に記載の化合物。
【請求項4】
式(I):
【化262】
[この文献は図面を表示できません]

の化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって、式(I)において、
nは、0〜2であり;
mは、0〜1であり;
は、水素、ハロゲン、シアノ、C2〜6アルキニル、−OR、5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルからなる群より選択され、ここで5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、水素、シアノ、C1〜6アルキル、−NR、ハロゲンまたは−ORからなる群より選択され、ここで該C1〜6アルキルは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されたヘテロアリールを形成し;
は、C1〜6アルキル、C1〜6アルキニル、または3員〜10員シクロアルキル
であり、各々が、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
は、水素、ハロゲン、−CN、C1〜3ハロアルコキシ、−C(O)NR、または1個〜5個のR20基で必要に応じて置換された5員〜10員ヘテロアリールであり;
各Rは独立して、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、−NR、ハロゲン、シアノ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルからなる群より選択され、ここでC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
およびRの各々は独立して、H、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、これらの各々は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された3員〜12員ヘテロシクリルを形成し;
各R20は独立して、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、または−NOからなる群より選択されるか、あるいは同じ基に結合している2個のR20基は一緒になって、縮合、スピロまたは有橋のC3〜10シクロアルキルまたは3員〜12員ヘテロシクリル環を形成し得、ここでC1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールの各々は、1個〜5個のハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、3員〜12員ヘテロシクリル、または−NOで必要に応じて置換されており;
は、ハロゲン、オキソ、−CN、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜6員シクロアルキル、−COR21であり、
a1およびRb1は各々独立して、水素、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、−S(O)21からなる群より選択され、これらの各々は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されているか;あるいは
a1およびRb1は、同じ基に結合して、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された3員〜12員ヘテロシクリルを形成し;そして
各R21は独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ヒドロキシル、アミノ、−S(O)−CH、C1〜6アルキルアミノ、−CNまたはハロゲンからなる群より選択される、
化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項5】
a1およびRb1は各々独立して、水素またはシクロプロピルから選択され、ここで該シクロプロピルは、C1〜6ハロアルキルで必要に応じて置換されている、請求項に記載の化合物。
【請求項6】
前記C1〜6ハロアルキルは、CFまたはCHFである、請求項に記載の化合物。
【請求項7】
はC1〜6ハロアルキルである請求項のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項8】
前記C1〜6ハロアルキルはCHFである、請求項に記載の化合物。
【請求項9】
式(Id):
【化263】
[この文献は図面を表示できません]

の化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって、式(Id)において、
nは、0〜2であり;
mは、0〜1であり;
は、水素、ハロゲン、シアノ、C1〜6アルキニル、−OR20、5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルからなる群より選択され、ここで5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員および3員〜10員シクロアルキルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、水素、C1〜6アルキル、−NR、ハロゲン、シアノ、または−ORからなる群より選択され、ここで該C1〜6アルキルは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは結合して、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換された5員〜10員ヘテロアリールを形成し;
は、C1〜6アルキル、C1〜6アルキニル、または3員〜10員シクロアルキルであり、各々が、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
は、ハロゲン、−CN、−OCR、C1〜3ハロアルコキシ、−C(O)NR、または1個〜5個のR20基で必要に応じて置換された5員〜10員ヘテロアリールであり;
各Rは独立して、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、−NR、ハロゲン、シアノ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルからなる群より選択され、ここでC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
およびRの各々は独立して、H;またはC1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、これらの各々は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された3員〜12員ヘテロシクリルを形成し;
各R20は独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、または−NOからなる群より選択されるか、または同じ基に結合している2個のR20基は一緒になって、縮合、スピロまたは有
橋のC3〜10シクロアルキルまたは3員〜12員ヘテロシクリル環を形成し得、ここでC1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールの各々は、1個〜5個のハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、3員〜12員ヘテロシクリル、または−NOで必要に応じて置換されており;
は、ハロゲン、オキソ、−CN、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜6員シクロアルキル、−COR21であり、
a1およびRb1は各々独立して、水素、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、−S(O)21からなる群より選択され、これらの各々は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されているか;あるいは
a1およびRb1は、同じ基に結合して、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された3員〜12員ヘテロシクリルを形成し;そして
各R21は独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ヒドロキシル、アミノ、−S(O)−CH、C1〜6アルキルアミノ、−CNまたはハロゲンからなる群より選択される、
化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項10】
a1およびRb1は各々独立して、水素またはシクロプロピルから選択され、ここで該シクロプロピルは、C1〜6ハロアルキルで必要に応じて置換されている、請求項に記載の化合物。
【請求項11】
前記C1〜6ハロアルキルは、CFまたはCHFである、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
はC1〜6ハロアルキルである、請求項11のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項13】
前記C1〜6ハロアルキルはCHFである、請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
は:
【化264】
[この文献は図面を表示できません]

【化265】
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からなる群より選択される、請求項1〜13のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項15】
およびRは、これらが結合している炭素および/またはヘテロ原子と一緒になって:
【化266】
[この文献は図面を表示できません]

からなる基を形成する、請求項1〜13のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項16】
は:
【化267】
[この文献は図面を表示できません]

からなる群より選択される、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項17】
は:
【化268】
[この文献は図面を表示できません]

【化269】
[この文献は図面を表示できません]

からなる群より選択される、請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項18】
は:
【化270】
[この文献は図面を表示できません]

【化271】
[この文献は図面を表示できません]

からなる群より選択される、請求項1〜1のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項19】
【化272】
[この文献は図面を表示できません]

【化273】
[この文献は図面を表示できません]

【化274】
[この文献は図面を表示できません]

【化275】
[この文献は図面を表示できません]

【化276】
[この文献は図面を表示できません]

【化277】
[この文献は図面を表示できません]

【化278】
[この文献は図面を表示できません]

【化279】
[この文献は図面を表示できません]

【化280】
[この文献は図面を表示できません]

【化281】
[この文献は図面を表示できません]

【化282】
[この文献は図面を表示できません]

【化283】
[この文献は図面を表示できません]

【化284】
[この文献は図面を表示できません]

【化285】
[この文献は図面を表示できません]

【化286】
[この文献は図面を表示できません]

【化287】
[この文献は図面を表示できません]

【化288】
[この文献は図面を表示できません]

【化289】
[この文献は図面を表示できません]

【化290】
[この文献は図面を表示できません]

【化291】
[この文献は図面を表示できません]

【化292】
[この文献は図面を表示できません]

【化293】
[この文献は図面を表示できません]

【化294】
[この文献は図面を表示できません]

【化295】
[この文献は図面を表示できません]

【化296】
[この文献は図面を表示できません]

【化297】
[この文献は図面を表示できません]

【化298】
[この文献は図面を表示できません]

【化299】
[この文献は図面を表示できません]

からなる群より選択される化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項20】
【化300】
[この文献は図面を表示できません]

によって表される化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項21】
【化301】
[この文献は図面を表示できません]

によって表される化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項22】
【化302】
[この文献は図面を表示できません]

によって表される化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項23】
【化303】
[この文献は図面を表示できません]

によって表される化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項24】
【化304】
[この文献は図面を表示できません]

によって表される化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項25】
治療有効量の請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、および薬学的に受容可能な賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項26】
1種、2種、3種、または4種のさらなる治療剤をさらに含有する、請求項25に記載の薬学的組成物。
【請求項27】
前記さらなる治療剤が、HIVのための併用薬物、HIVを処置するための他の薬物、HIVプロテアーゼ阻害剤、逆トランスクリプターゼのHIV非ヌクレオシドまたは非ヌクレオチド阻害剤、逆トランスクリプターゼのHIVヌクレオシドまたはヌクレオチド阻害剤、HIVインテグラーゼ阻害剤、HIV非触媒部位(またはアロステリック)インテグラーゼ阻害剤、HIV侵入阻害剤、免疫調節剤、免疫療法剤、抗体−薬物結合体、遺伝子モディファイア、遺伝子エディタ(例えば、CRISPR/Cas9、ジンクフィンガーヌクレアーゼ、ホーミングヌクレアーゼ、合成ヌクレアーゼ、TALENs)、細胞治療(例えば、キメラ抗原受容体T細胞、)CAR−T、および操作されたT細胞受容体、TCR−T)HIV成熟阻害剤、潜伏逆転剤、HIVカプシドを標的とする化合物、免疫ベースの療法、ホスファチジルイノシトール3−キナーゼ(PI3K)阻害剤、HIV抗体、二重特異性抗体および「抗体様」治療用タンパク質、HIV p17マトリックスタンパク質阻害剤、IL−13アンタゴニスト、ペプチジル−プロリルシス−トランスイソメラーゼAモジュレーター、タンパク質ジスルフィドイソメラーゼ阻害剤、補体C5a受容体アンタゴニスト、DNAメチルトランスフェラーゼ阻害剤、HIV vif遺伝子モジュレーター、Vif二量化アンタゴニスト、HIV−1ウイルス感染性因子阻害剤、TATタンパク質阻害剤、HIV−1 Nefモジュレーター、Hckチロシンキナーゼモジュレーター、混合系統キナーゼ−3(MLK−3)阻害剤、HIV−1スプライシング阻害剤、Revタンパク質阻害剤、インテグリンアンタゴニスト、核タンパク質阻害剤、スプライシング因子モジュレーター、COMMドメイン含有タンパク質1モジュレーター、HIVリボヌクレアーゼH阻害剤、レトロサイクリンモジュレーター、CDK−9阻害剤、樹状ICAM−3結合ノンインテグリン1阻害剤、HIV GAGタンパク質阻害剤、HIV POLタンパク質阻害剤、補体因子Hモジュレーター、ユビキチンリガーゼ阻害剤、デオキシシチジンキナーゼ阻害剤、サイクリン依存性キナーゼ阻害剤、プロタンパク質転換酵素PC9刺激因子、ATP依存性RNAヘリカーゼDDX3X阻害剤、逆トランスクリプターゼプライミング複合体阻害剤、G6PDおよびNADH−オキシダーゼ阻害剤、薬物動態学的エンハンサー、HIV遺伝子療法、ならびにHIVワクチン、あるいはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される、請求項26に記載の薬学的組成物。
【請求項28】
前記さらなる治療剤が、HIVプロテアーゼ阻害化合物、逆トランスクリプターゼのHIV非ヌクレオシド阻害剤、逆トランスクリプターゼのHIV非ヌクレオチド阻害剤、逆トランスクリプターゼのHIVヌクレオシド阻害剤、逆トランスクリプターゼのHIVヌクレオチド阻害剤、HIVインテグラーゼ阻害剤、gp41阻害剤、CXCR4阻害剤、gp120阻害剤、CCR5阻害剤、カプシド重合阻害剤、薬物動態学的エンハンサー、
およびHIVを処置するための他の薬物、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される、請求項26に記載の薬学的組成物。
【請求項29】
前記さらなる治療剤が、硫酸アバカビル、ビクテグラビル、テノホビル、テノホビルジソプロキシル、フマル酸テノホビルジソプロキシル、ヘミフマル酸テノホビルジソプロキシル、テノホビルアラフェナミド、およびテノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩からなる群より選択される、請求項2628に記載の薬学的組成物。
【請求項30】
前記さらなる治療剤が、テノホビルアラフェナミド、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩およびテノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩からなる群より選択される、請求項2628に記載の薬学的組成物。
【請求項31】
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染を処置または予防するための組成物であって、請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩を含む組成物
【請求項32】
前記組成物が、1種、2種、3種、または4種のさらなる治療剤と組み合わせて投与されることを特徴とする、請求項31に記載の組成物
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0019】
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染を処置または予防する方法において使用するための、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩もまた提供され、この方法は、治療有効量のこの化合物を、その処置または予防を必要とする被験体に投与する工程を包含する。
特定の実施形態では、例えば、以下が提供される:
(項目1)
式(I):
【化258】
[この文献は図面を表示できません]

の化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって、式(I)において、
nは、0〜2であり;
mは、0〜1であり;
は、水素、ハロゲン、シアノ、C2〜6アルキニル、−OR、5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルからなる群より選択され、ここでC2〜6アルキニル、5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、水素、C1〜6アルキル、−NR、ハロゲン、シアノ、および−ORからなる群より選択され、ここで該C1〜6アルキルは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されたヘテロアリールを形成し;
は、C1〜6アルキル、C2〜6アルキニル、または3員〜10員シクロアルキルであり、各々が、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
は、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−NRS(O)OR、−OS(O)1〜2NRおよび−ORからなる群より選択され;
は、シアノ、ハロ、および5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、ここで該5員〜10員ヘテロアリールは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
は、水素、ハロゲン、シアノ、C1〜3ハロアルコキシ、−C(O)NR、または1個〜5個のR20基で必要に応じて置換された5員〜10員ヘテロアリールであり;
各Rは独立して、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、−NR、ハロゲン、シアノ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルからなる群より選択され、ここでC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
およびRの各々は独立して、H、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、および5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、これらの各々は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された3員〜12員ヘテロシクリルを形成し;
各R20は独立して、C1〜6アルキル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、および−NOからなる群より選択されるか、あるいは同じ基に結合している2個のR20基は一緒になって、縮合、スピロまたは有橋のC3〜10シクロアルキルまたは3員〜12員ヘテロシクリル環を形成し得、ここでC1〜6アルキル、C2〜6アルキニル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、および5員〜10員ヘテロアリールの各々は、1個〜5個のハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、3員〜12員ヘテロシクリル、C1〜6ハロアルキル、6員〜10員アリール、および−NOで必要に応じて置換されており;そして
各R21は独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ヒドロキシル、アミノ、−S(O)−CH、C1〜6アルキルアミノ、−CNおよびハロゲンからなる群より選択される、
化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目2)
式(I):
【化259】
[この文献は図面を表示できません]

の化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって、式(I)において、
nは、0〜2であり;
mは、0〜1であり;
は、水素、ハロゲン、シアノ、C2〜6アルキニル、−OR、5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルからなる群より選択され、ここで5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、水素、C1〜6アルキル、−NR、ハロゲン、シアノ、または−ORからなる群より選択され、ここで該C1〜6アルキルは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されたヘテロアリールを形成し;
は、C1〜6アルキル、C2〜6アルキニル、または3員〜10員シクロアルキルであり、各々が、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
は、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−
S(O)NR、−NRS(O)、−NRS(O)OR、−OS(O)1〜2NRまたは−ORからなる群より選択され;
は、シアノ、ハロ、および5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、ここで該5員〜10員ヘテロアリールは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
は、水素、ハロゲン、シアノ、C1〜3ハロアルコキシ、−C(O)NR、または1個〜5個のR20基で必要に応じて置換された5員〜10員ヘテロアリールであり;
各Rは独立して、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、−NR、ハロゲン、シアノ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルからなる群より選択され、ここでC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
およびRの各々は独立して、H、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、これらの各々は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された3員〜12員ヘテロシクリルを形成し;
各R20は独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、または−NOからなる群より選択されるか、あるいは同じ基に結合している2個のR20基は一緒になって、縮合、スピロまたは有橋のC3〜10シクロアルキルまたは3員〜12員ヘテロシクリル環を形成し得、ここでC1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールの各々は、1個〜5個のハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、3員〜12員ヘテロシクリル、または−NOで必要に応じて置換されており;そして
各R21は独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ヒドロキシル、アミノ、−S(O)−CH、C1〜6アルキルアミノ、−CNまたはハロゲンからなる群より選択される、
化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目3)
は、1個〜2個のR20基で置換された5員〜10員ヘテロアリールである、項目1または2に記載の化合物。
(項目4)
は、3員〜6員シクロアルキルで置換された5員〜10員ヘテロアリールである、項目3に記載の化合物。
(項目5)
nは0である、項目1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
(項目6)
は、C1〜6アルキルまたはC1〜6ハロアルキルである、項目1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
(項目7)
は、−OC(O)NHRまたは−NHC(O)Rである、項目1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
(項目8)
は−OC(O)NHRであり、そしてRは、C1〜6ハロアルキルで置換されたシクロプロピルである、項目7に記載の化合物。
(項目9)
は−NHC(O)Rであり、そしてRは、C1〜6ハロアルキルで置換されたシクロプロピルである、項目7に記載の化合物。
(項目10)
前記C1〜6ハロアルキルは、CFまたはCHFである、項目8または9に記載の化合物。
(項目11)
は、1個〜2個のR20基で置換された5員〜10員ヘテロアリールである、項目1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
(項目12)
は、C1〜6ハロアルキルで置換された5員〜10員ヘテロアリールである、項目11に記載の化合物。
(項目13)
前記C1〜6ハロアルキルはCHFである、項目12に記載の化合物。
(項目14)
mは1である、項目1〜13のいずれか1項に記載の化合物。
(項目15)
mは0である、項目1〜13のいずれか1項に記載の化合物。
(項目16)
はハロである、項目1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
(項目17)
はクロロである、項目16に記載の化合物。
(項目18)
式(I):
【化260】
[この文献は図面を表示できません]

の化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって、式(I)において、
nは、0〜2であり;
mは、0〜1であり;
は、水素、ハロゲン、シアノ、C2〜6アルキニル、−OR、5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルからなる群より選択され、ここで5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、水素、シアノ、C1〜6アルキル、−NR、ハロゲンまたは−ORからなる群より選択され、ここで該C1〜6アルキルは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原
子と一緒になって、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されたヘテロアリールを形成し;
は、C1〜6アルキル、C2〜6アルキニル、または3員〜10員シクロアルキルであり、各々が、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
Xは、オキソまたはNRであり;
Yは−NRであり;
は、シアノ、ハロ、および5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、ここで該5員〜10員ヘテロアリールは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
は、水素、ハロゲン、−CN、C1〜3ハロアルコキシ、−C(O)NR、または1個〜5個のR20基で必要に応じて置換された5員〜10員ヘテロアリールであり;
各Rは独立して、シアノ、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、−NR、ハロゲン、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルからなる群より選択され、ここでC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
およびRの各々は独立して、H、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、これらの各々は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された3員〜12員ヘテロシクリルを形成し;
各R20は独立して、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、または−NOからなる群より選択されるか、あるいは同じ基に結合している2個のR20基は一緒になって、縮合、スピロまたは有橋のC3〜10シクロアルキルまたは3員〜12員ヘテロシクリル環を形成し得、ここでC1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールの各々は、1個〜5個のハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、3員〜12員ヘテロシクリル、または−NOで必要に応じて置換されており;そして
各R21は独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ヒドロキシル、アミノ、−S(O)−CH、C1〜6アルキルアミノ、−CNまたはハロゲンからなる群より選択される、
化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目19)
Xはオキソである、項目18に記載の化合物。
(項目20)
Yは−NHRであり、ここでRは、C1〜6ハロアルキルで置換されたシクロプロピルである、項目18に記載の化合物。
(項目21)
前記C1〜6ハロアルキルは、CFまたはCHFである、項目20に記載の化合物。
(項目22)
式(I):
【化261】
[この文献は図面を表示できません]

の化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって、式(I)において、
nは、0〜2であり;
mは、0〜1であり;
は、水素、ハロゲン、シアノ、C2〜6アルキニル、−OR、5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルからなる群より選択され、ここで5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、水素、シアノ、C1〜6アルキル、−NR、ハロゲンまたは−ORからなる群より選択され、ここで該C1〜6アルキルは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されたヘテロアリールを形成し;
は、C1〜6アルキル、C1〜6アルキニル、または3員〜10員シクロアルキルであり、各々が、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
は、シアノ、ハロ、および5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、ここで該5員〜10員ヘテロアリールは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
は、水素、ハロゲン、−CN、C1〜3ハロアルコキシ、−C(O)NR、または1個〜5個のR20基で必要に応じて置換された5員〜10員ヘテロアリールであり;
各Rは独立して、シアノ、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、−NR、ハロゲン、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルからなる群より選択され、ここでC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
およびRの各々は独立して、水素、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、これらの各々は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された3員〜12員ヘテロシクリルを形成し;
各R20は独立して、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、または−NOからなる群より選択されるか、あるいは同じ基に結合している2個のR20基は一緒になって、縮合、スピロまたは有橋のC3〜10シクロ
アルキルまたは3員〜12員ヘテロシクリル環を形成し得、ここでC1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールの各々は、1個〜5個のハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、3員〜12員ヘテロシクリル、または−NOで必要に応じて置換されており;
a1およびRb1は各々独立して、水素、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、−S(O)21からなる群より選択され、これらの各々は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されているか;あるいは
a1およびRb1は、同じ基に結合して、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された3員〜12員ヘテロシクリルを形成し;そして
各R21は独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ヒドロキシル、アミノ、−S(O)−CH、C1〜6アルキルアミノ、−CNまたはハロゲンからなる群より選択される、
化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目23)
a1およびRb1は各々独立して、水素またはシクロプロピルから選択され、ここで該シクロプロピルは、C1〜6ハロアルキルで必要に応じて置換されている、項目22に記載の化合物。
(項目24)
前記C1〜6ハロアルキルは、CFまたはCHFである、項目23に記載の化合物。
(項目25)
式(I):
【化262】
[この文献は図面を表示できません]

の化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって、式(I)において、
nは、0〜2であり;
mは、0〜1であり;
は、水素、ハロゲン、シアノ、C2〜6アルキニル、−OR、5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルからなる群より選択され、ここで5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、水素、シアノ、C1〜6アルキル、−NR、ハロゲンまたは−ORからなる群より選択され、ここで該C1〜6アルキルは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されたヘテロアリールを形成し;
は、C1〜6アルキル、C1〜6アルキニル、または3員〜10員シクロアルキル
であり、各々が、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
は、水素、ハロゲン、−CN、C1〜3ハロアルコキシ、−C(O)NR、または1個〜5個のR20基で必要に応じて置換された5員〜10員ヘテロアリールであり;
各Rは独立して、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、−NR、ハロゲン、シアノ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルからなる群より選択され、ここでC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
およびRの各々は独立して、H、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、3員〜12員ヘテロシクリル、6員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、これらの各々は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された3員〜12員ヘテロシクリルを形成し;
各R20は独立して、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、または−NOからなる群より選択されるか、あるいは同じ基に結合している2個のR20基は一緒になって、縮合、スピロまたは有橋のC3〜10シクロアルキルまたは3員〜12員ヘテロシクリル環を形成し得、ここでC1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールの各々は、1個〜5個のハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、3員〜12員ヘテロシクリル、または−NOで必要に応じて置換されており;
は、ハロゲン、オキソ、−CN、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜6員シクロアルキル、−COR21であり、
a1およびRb1は各々独立して、水素、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、−S(O)21からなる群より選択され、これらの各々は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されているか;あるいは
a1およびRb1は、同じ基に結合して、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された3員〜12員ヘテロシクリルを形成し;そして
各R21は独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ヒドロキシル、アミノ、−S(O)−CH、C1〜6アルキルアミノ、−CNまたはハロゲンからなる群より選択される、
化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目26)
a1およびRb1は各々独立して、水素またはシクロプロピルから選択され、ここで該シクロプロピルは、C1〜6ハロアルキルで必要に応じて置換されている、項目25に記載の化合物。
(項目27)
前記C1〜6ハロアルキルは、CFまたはCHFである、項目26に記載の化合物。
(項目28)
はC1〜6ハロアルキルである項目25〜27のいずれか1項に記載の化合物。
(項目29)
前記C1〜6ハロアルキルはCHFである、項目28に記載の化合物。
(項目30)
式(Id):
【化263】
[この文献は図面を表示できません]

の化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって、式(Id)において、
nは、0〜2であり;
mは、0〜1であり;
は、水素、ハロゲン、シアノ、C1〜6アルキニル、−OR20、5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリールおよび3員〜10員シクロアルキルからなる群より選択され、ここで5員〜10員ヘテロアリール、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員および3員〜10員シクロアルキルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、水素、C1〜6アルキル、−NR、ハロゲン、シアノ、または−ORからなる群より選択され、ここで該C1〜6アルキルは、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは結合して、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換された5員〜10員ヘテロアリールを形成し;
は、C1〜6アルキル、C1〜6アルキニル、または3員〜10員シクロアルキルであり、各々が、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
は、ハロゲン、−CN、−OCR、C1〜3ハロアルコキシ、−C(O)NR、または1個〜5個のR20基で必要に応じて置換された5員〜10員ヘテロアリールであり;
各Rは独立して、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、−NR、ハロゲン、シアノ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルからなる群より選択され、ここでC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、5員〜10員アリール、3員〜6員シクロアルキル、5員〜10員ヘテロアリールおよび3員〜12員ヘテロシクリルの各々は、1個〜5個のR20基で必要に応じて置換されており;
およびRの各々は独立して、H;またはC1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールからなる群より選択され、これらの各々は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されているか;あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された3員〜12員ヘテロシクリルを形成し;
各R20は独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、または−NOからなる群より選択されるか、または同じ基に結合している2個のR20基は一緒になって、縮合、スピロまたは有
橋のC3〜10シクロアルキルまたは3員〜12員ヘテロシクリル環を形成し得、ここでC1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリールの各々は、1個〜5個のハロゲン、オキソ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−S(O)0〜2、−S(O)NR、−NRS(O)、−N、−CN、3員〜12員ヘテロシクリル、または−NOで必要に応じて置換されており;
は、ハロゲン、オキソ、−CN、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜6員シクロアルキル、−COR21であり、
a1およびRb1は各々独立して、水素、C1〜6アルキル、3員〜10員シクロアルキル、−S(O)21からなる群より選択され、これらの各々は、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換されているか;あるいは
a1およびRb1は、同じ基に結合して、1個〜5個のR21基で必要に応じて置換された3員〜12員ヘテロシクリルを形成し;そして
各R21は独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、3員〜10員シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、3員〜12員ヘテロシクリル、5員〜10員アリール、5員〜10員ヘテロアリール、ヒドロキシル、アミノ、−S(O)−CH、C1〜6アルキルアミノ、−CNまたはハロゲンからなる群より選択される、
化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目31)
a1およびRb1は各々独立して、水素またはシクロプロピルから選択され、ここで該シクロプロピルは、C1〜6ハロアルキルで必要に応じて置換されている、項目30に記載の化合物。
(項目32)
前記C1〜6ハロアルキルは、CFまたはCHFである、項目31に記載の化合物。
(項目33)
はC1〜6ハロアルキルである、項目30〜32のいずれか1項に記載の化合物。
(項目34)
前記C1〜6ハロアルキルはCHFである、項目33に記載の化合物。
(項目35)
は:
【化264】
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【化265】
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からなる群より選択される、項目1、2、および5〜34のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目36)
およびRは、これらが結合している炭素および/またはヘテロ原子と一緒になって:
【化266】
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からなる基を形成する、項目1、2、および5〜34のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目37)
は:
【化267】
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からなる群より選択される、項目1〜5および7〜36のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目38)
は:
【化268】
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【化269】
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からなる群より選択される、項目1〜6および11〜37のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目39)
は:
【化270】
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【化271】
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からなる群より選択される、項目1〜10および14〜38のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目40)
【化272】
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【化273】
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【化274】
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【化275】
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【化276】
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【化277】
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【化278】
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【化279】
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【化280】
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【化281】
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【化282】
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【化283】
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【化284】
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【化285】
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【化286】
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【化287】
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【化288】
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【化289】
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【化290】
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【化291】
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【化292】
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【化293】
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【化294】
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【化295】
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【化296】
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【化297】
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【化298】
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【化299】
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からなる群より選択される化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目41)
前記化合物は
【化300】
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である、項目1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目42)
前記化合物は
【化301】
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である、項目1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目43)
前記化合物は
【化302】
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である、項目1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目44)
前記化合物は
【化303】
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である、項目1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目45)
前記化合物は
【化304】
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である、項目1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目46)
治療有効量の項目1〜45のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、および薬学的に受容可能な賦形剤を含有する、薬学的組成物。
(項目47)
1種、2種、3種、または4種のさらなる治療剤をさらに含有する、項目46に記載の薬学的組成物。
(項目48)
前記さらなる治療剤が、HIVのための併用薬物、HIVを処置するための他の薬物、HIVプロテアーゼ阻害剤、逆トランスクリプターゼのHIV非ヌクレオシドまたは非ヌクレオチド阻害剤、逆トランスクリプターゼのHIVヌクレオシドまたはヌクレオチド阻害剤、HIVインテグラーゼ阻害剤、HIV非触媒部位(またはアロステリック)インテグラーゼ阻害剤、HIV侵入阻害剤、免疫調節剤、免疫療法剤、抗体−薬物結合体、遺伝子モディファイア、遺伝子エディタ(例えば、CRISPR/Cas9、ジンクフィンガーヌクレアーゼ、ホーミングヌクレアーゼ、合成ヌクレアーゼ、TALENs)、細胞治療(例えば、キメラ抗原受容体T細胞、)CAR−T、および操作されたT細胞受容体、TCR−T)HIV成熟阻害剤、潜伏逆転剤、HIVカプシドを標的とする化合物、免疫ベースの療法、ホスファチジルイノシトール3−キナーゼ(PI3K)阻害剤、HIV抗体、二重特異性抗体および「抗体様」治療用タンパク質、HIV p17マトリックスタンパク質阻害剤、IL−13アンタゴニスト、ペプチジル−プロリルシス−トランスイソメラーゼAモジュレーター、タンパク質ジスルフィドイソメラーゼ阻害剤、補体C5a受容体アンタゴニスト、DNAメチルトランスフェラーゼ阻害剤、HIV vif遺伝子モジュレーター、Vif二量化アンタゴニスト、HIV−1ウイルス感染性因子阻害剤、TATタンパク質阻害剤、HIV−1 Nefモジュレーター、Hckチロシンキナーゼモジュレーター、混合系統キナーゼ−3(MLK−3)阻害剤、HIV−1スプライシング阻害剤、Revタンパク質阻害剤、インテグリンアンタゴニスト、核タンパク質阻害剤、スプライシング因子モジュレーター、COMMドメイン含有タンパク質1モジュレーター、HIVリボヌクレアーゼH阻害剤、レトロサイクリンモジュレーター、CDK−9阻害剤、樹状ICAM−3結合ノンインテグリン1阻害剤、HIV GAGタンパク質阻害剤、HIV POLタンパク質阻害剤、補体因子Hモジュレーター、ユビキチンリガーゼ阻害剤、デオキシシチジンキナーゼ阻害剤、サイクリン依存性キナーゼ阻害剤、プロタンパク質転換酵素PC9刺激因子、ATP依存性RNAヘリカーゼDDX3X阻害剤、逆トランスクリプターゼプライミング複合体阻害剤、G6PDおよびNADH−オキシダーゼ阻害剤、薬物動態学的エンハンサー、HIV遺伝子療法、ならびにHIVワクチン、あるいはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される、項目47に記載の薬学的組成物。
(項目49)
前記さらなる治療剤が、HIVプロテアーゼ阻害化合物、逆トランスクリプターゼのHIV非ヌクレオシド阻害剤、逆トランスクリプターゼのHIV非ヌクレオチド阻害剤、逆トランスクリプターゼのHIVヌクレオシド阻害剤、逆トランスクリプターゼのHIVヌクレオチド阻害剤、HIVインテグラーゼ阻害剤、gp41阻害剤、CXCR4阻害剤、gp120阻害剤、CCR5阻害剤、カプシド重合阻害剤、薬物動態学的エンハンサー、
およびHIVを処置するための他の薬物、またはこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される、項目47に記載の薬学的組成物。
(項目50)
前記さらなる治療剤が、硫酸アバカビル、ビクテグラビル、テノホビル、テノホビルジソプロキシル、フマル酸テノホビルジソプロキシル、ヘミフマル酸テノホビルジソプロキシル、テノホビルアラフェナミド、およびテノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩からなる群より選択される、項目47〜49に記載の薬学的組成物。
(項目51)
前記さらなる治療剤が、テノホビルアラフェナミド、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩およびテノホビルアラフェナミドヘミフマル酸塩からなる群より選択される、項目47〜49に記載の薬学的組成物。
(項目52)
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染を処置または予防する方法であって、治療有効量の、項目1〜45のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩を、該処置または予防を必要とする被験体に投与する工程を包含する、方法。
(項目53)
前記方法が、前記化合物、またはその薬学的に受容可能な塩を、1種、2種、3種、または4種のさらなる治療剤と組み合わせて投与する工程を包含する、項目52に記載の方法。
【国際調査報告】
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