【実施例】
【0291】
本明細書中に記載される新規化合物を調製するための方法は、当業者に明らかであり、適切な手順が、例えば、下記の反応スキームおよび実施例に記載されている。
【0292】
セクション1は、式Iの化合物を組み立てるための例示的な合成スキーム、本明細書中で使用される中間体の調製、実施例の合成および化合物を提供する。セクション2は、生物学的活性を示す。
【0293】
1.合成実施例
中間体の調製
(R)−2−アミノ−2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製(方法I)
【化66】
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2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−2−((トリメチルシリル)オキシ)アセトニトリルの調製:TMSCN(486mL、3.9mol)を、2−フルオロ−4−メトキシベンズアルデヒド(200g、1.3mol)のDCM(2000mL)中の撹拌溶液に、0℃でアルゴン雰囲気下で添加した。次いで、ZnI
2(6.2kg、1.9mol)をこの反応混合物に少しずつ添加し、そして室温で3時間撹拌した。次いで、この反応混合物をDCMで希釈し、そして水で洗浄した。その有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をさらに精製せずに次の工程に使用した。
【0294】
2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−2−ヒドロキシ酢酸メチルの調製:TMSCl(303mL、2.4mol)を、2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−2−((トリメチルシリル)オキシ)アセトニトリル(300g、1.2mol)のMeOH中の撹拌溶液に0℃で添加し、そして得られた反応混合物を室温で16時間撹拌した。次いで、この混合物を酢酸エチルで希釈し、そして水で洗浄した。その有機層を分離し、そして無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣を、ヘキサン中5〜10%のEtOAcの溶出勾配のシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0295】
2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−2−オキソ酢酸メチルの調製:Dess−Martinペルヨージナン(387g、0.91mol)を、2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−2−ヒドロキシ酢酸メチル(150g、0.7mol)のDCM(1500mL)中の溶液に0℃で添加し、そして室温で1時間撹拌した。次いで、この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、そして水で、次いでNaHCO
3溶液で洗浄した。その有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣を、ヘキサン中5〜10%のEtOAcの溶出勾配のシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物を得た。
【0296】
(S)−2−((tert−ブチルスルフィニル)イミノ)−2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)酢酸イソプロピルの調製:Ti(Oi−Pr)
4(150mL、0.49mol)を、2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−2−オキソ酢酸メチル(80g、0.38mol)および(S)−(−)−2−メチル−2−プロパンスルフィンアミド(59.4g、0.49mol)のTHF(1200mL)中の撹拌溶液に滴下により添加した。次いで、この混合物を16時間還流させた。室温まで冷却した後に、この反応混合物をEtOAcで希釈し、そして水、次いでブラインで洗浄した。その有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣を、ヘキサン中10〜15%のEtOAcの溶出勾配でシリカゲルに通して精製して、生成物を得た。
【0297】
(R)−2−(((S)−tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:ネオ−ペンチルマグネシウムブロミドを、下記の手順によって調製した: ネオ−ペンチルブロミド(59mL、0.39mol)を、エーテル(900mL)中のマグネシウム削り状(12.7g、0.52mol;1MのHNO
3での洗浄、その後、H
2O、アセトンでの洗浄、そして5時間の乾燥により活性化させた)に室温で滴下により添加し、そして15分間撹拌した。この反応混合物を40℃まで2時間まで加熱した。この反応混合物を室温まで冷却すると、このマグネシウム試薬は使用の準備ができた。このマグネシウム試薬を、(S)−2−((tert−ブチルスルフィニル)イミノ)−2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)酢酸イソプロピル(45g、0.13mol)の、DCM(200mL)とTHF(500mL)との混合物中の溶液に−78℃で滴下により添加し、そして得られた反応混合物を−78℃で3時間撹拌した。この反応混合物を飽和NH
4Cl水溶液でクエンチし、EtOAcで希釈し、そして水で洗浄した。その有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣を、ヘキサン中40〜80%のEtOAcの溶出勾配のシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0298】
(R)−2−アミノ−2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル塩酸塩の調製:(R)−2−(((S)−tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(34g、0.081mol)のDCM(350mL)中の溶液に、1,4−ジオキサン中の塩酸(4M、150mL)を0℃で添加し、そして室温で1時間撹拌した。その溶媒を蒸留により除去した。その残渣をヘキサンで磨砕し、そして乾燥させて、生成物を得た。
【0299】
他に記載されない限り、実施例の調製で使用される他のα,α−ジ置換アミノ酸エステルを、方法Iにより調製した。
【0300】
2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−3−((S)−2,2−ジフルオロ−1−メチルシクロプロピル)プロパン酸イソプロピルおよび2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−3−((R)−2,2−ジフルオロ−1−メチルシクロプロピル)プロパン酸イソプロピルの調製
【化67】
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2−(4−ブロモフェニル)−2−(((S)−tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−4−メチルペンタ−4−エン酸イソプロピルの調製:(S)−2−(4−ブロモフェニル)−2−((tert−ブチルスルフィニル)イミノ)酢酸イソプロピル(1.8g、5mmol)のDCM(100mL)中の溶液に、−78℃で、テトラヒドロフラン中の2−メチルアリルマグネシウムクロリド溶液(0.5M、19mL)を滴下により添加し、そして−78℃で15分間撹拌した。次いで、飽和塩化アンモニウムをこの混合物に添加し、そして得られた混合物を室温にした。その有機相を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0301】
2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−3−((S)−2,2−ジフルオロ−1−メチルシクロプロピル)プロパン酸イソプロピルおよび2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−3−((R)−2,2−ジフルオロ−1−メチルシクロプロピル)プロパン酸イソプロピルの調製:2−(4−ブロモフェニル)−2−(((S)−tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−4−メチルペンタ−4−エン酸イソプロピル(332mg、0.071mmol)のトルエン(2mL)中の溶液に、テトラアンモニウムブロミド(7mg、0.0023mmol)を添加した。次いで、この混合物に、トリメチル(ブロモジフルオロメチル)シラン(0.24mL、2mmol)を添加した。この反応混合物を100℃で一晩加熱した。室温まで冷却した後に、その粗性混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH)により精製し、そして逆相HPLC(アセトニトリル/水、両方が0.1%のTFAを含有)によりさらに精製して、生成物である2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−3−((S)−2,2−ジフルオロ−1−メチルシクロプロピル)プロパン酸イソプロピル(53mg、18%)および2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−3−((R)−2,2−ジフルオロ−1−メチルシクロプロピル)プロパン酸イソプロピル(41mg、14%)を得た。これらの2つの異性体の構造を無作為に割り当てる。
【0302】
2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−3−(1−メチルシクロプロピル)プロパン酸イソプロピルの調製
【化68】
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2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−3−(1−メチルシクロプロピル)プロパン酸イソプロピルの調製:2−(4−ブロモフェニル)−2−(((S)−tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−4−メチルペンタ−4−エン酸イソプロピル(0.2g、0.046mmol)、トリフルオロ酢酸(0.28mL、4mmol)、ヘキサン中のジエチル亜鉛(1.0M、4mL)およびジヨードメタン(0.3mL、4mmol)のDCM(10mL)中の反応混合物を、室温で一晩撹拌した。この反応混合物を水で洗浄し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0303】
(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−ブロモフェニル)−4−フルオロ−4−メチルペンタン酸イソプロピルの調製
【化69】
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(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4−フルオロ−4−メチルペンタン酸イソプロピルの調製:ポリプロピレン瓶にニートな60〜70%のHF−尿素(10mL)を入れ、そして0℃まで冷却した。次いで、(R)−2−(4−ブロモフェニル)−2−(((S)−tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−4−メチルペンタ−4−エン酸イソプロピル(1.20g、0.004mol)のDCM(10mL)中の溶液を5分間かけて添加した。この反応物を一晩で23℃まで昇温させた。別のポリプロピレン瓶に、50% w/vのaq KOH(50mL)およびDCM(50mL)を入れ、次いで0℃まで冷却した。ポリプロピレンピペットを使用して、この反応混合物を、この二相のKOH系に5分間かけてゆっくりと添加した。最終pHは約7.5であった。さらなる50% w/vのaq KOH(10mL)およびDCM(100mL)を添加した。その有機相を集め、そしてその水層をDCM(50mL)で抽出した。合わせた有機物を、約60mLの総体積まで濃縮し、そして次の工程に直接使用した。
【0304】
(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−ブロモフェニル)−4−フルオロ−4−メチルペンタン酸イソプロピルの調製:飽和aq NaHCO
3(60mL)を、先の工程から得られた(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4−フルオロ−4−メチルペンタン酸イソプロピルのDCM中の有機溶液(60mL)に添加した。次いで、O−ベンジルカーボンイソチオシアナチデート(O−benzyl carbonisothiocyanatidate)(1.25g、6.48mmol))のDCM(10mL)中の溶液を、手早く撹拌しながら室温で添加した。2つの層を分離し、次いで水層をDCM(20mL)で16時間抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0305】
(R)−2−アミノ−2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−5,5,5−トリフルオロ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製(方法II)
【化70】
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4,5−ジブロモ−2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾールの調製:20Lの丸底フラスコに、4,5−ジブロモ−2H−1,2,3−トリアゾール(500g、2.20mol)、DCE(5L)、2−メチルフラン(5L)、シクロプロピルボロン酸(379g、4.41mol)、Cu(OAc)
2(401g、2.20mol)、2,2−ビピリジル(344g、2.21mol)および炭酸ナトリウム(467g、4.41mol)を入れた。この混合物を80℃で一晩撹拌した。この反応物を室温まで冷却した後に、この混合物を濾過した。その濾液を減圧下で濃縮し、5LのEtOAcに溶解させ、2×1Lの1Nの塩酸、次いで1×1Lのブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム(Na
2SO
4)で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、生成物を得た。
【0306】
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
4−ブロモ−2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾールの調製:3000mLの4つ口丸底フラスコに、4,5−ジブロモ−2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール(100g、375mmol)のテトラヒドロフラン(1000mL)中の溶液を添加し、その後、n−BuLi(2.5M、165mL)を−78℃で撹拌しながら滴下により添加し、そして同じ温度で30分間撹拌した。次いで、この反応を、500mLの水の添加によりクエンチした。この混合物を2×1000mLのEtOAcで抽出し、そしてその有機層を合わせ、1×500mLのブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣を、酢酸エチル/PE(1:100〜1:30)で溶出するシリカゲルカラムに適用して、生成物を得た。
1H NMR: (300MHz, CDCl
3): δ 7.50 (s, 1H), 3.97 (tt, J = 7.5, 3.8 Hz, 1H), 1.38-1.27 (m, 2H), 1.13- 1.02 (m, 2H)。
【0307】
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)ベンズアルデヒドの調製:4−ブロモ−2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール(38g、202mmol)および4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアルデヒド(56g、242mmol)の、ACN(190mL)およびH
2O(190mL)中の混合物に、K
3PO
4(107g、505mmol)およびPd(PPh
3)
4(11.6g、10.1mmol)を添加し、そして85℃で12時間撹拌した。
【0308】
冷却後、この反応混合物を濾過し、そしてEtOAc(300mL×2)で抽出した。その有機抽出物を合わせ、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣を、石油エーテル/酢酸エチル=1/0〜50/1で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーカラムにより精製して、生成物を得た。
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
【0309】
2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−2−((トリメチルシリル)オキシ)アセトニトリルの調製:4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)ベンズアルデヒド(37g、17mmol)およびDABCO(580mg、5.2mmol、0.57mL)のDCM(300mL)中の溶液に、TMSCN(51g、520mmol、65mL)を添加し、そして25℃で4時間撹拌した。この混合物を水(200mL)で処理し、そしてEtOAc(200mL×2)で抽出した。その抽出物を合わせ、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、生成物(粗製)を得た。
【0310】
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−2−ヒドロキシ酢酸メチルの調製:2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−2−((トリメチルシリル)オキシ)アセトニトリル(60g、19mmol)およびHCl/MeOH(4M、600mL)の混合物を80℃で2時間撹拌した。冷却後、この混合物を水性NaHCO
3で、pH=約3〜4まで中和した。生じた固体を濾過し、そしてそのフィルターケーキを乾燥させた。乾燥させた固体を石油エーテル(100mL)で磨砕して、生成物を得た。
【0311】
【化75】
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2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−2−オキソ酢酸メチルの調製:2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−2−ヒドロキシ酢酸メチル(35g、128mmol)のDCM(250mL)中の溶液に、Dess−Martinペルヨージナン(108g、256mmol、79mL)を添加し、そして25℃で1時間撹拌した。この混合物を濾過し、そしてその濾液をaq.NaHCO
3(500mL)に注ぎ、そしてEtOAc(300mL×2)で抽出した。その有機抽出物をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮し、そして石油エーテル/酢酸エチル(1/0〜10/1)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーカラムにより精製して、生成物を得た。
【0312】
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−((tert−ブチルスルフィニル)イミノ)−2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)酢酸イソプロピルの調製:2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−2−ヒドロキシ酢酸メチル(23g、84.8mmol)および(S)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(12.3g、101mmol)のn−ヘプタン(160mL)中の混合物に、Ti(Oi−Pr)
4(36g、127mmol、37mL)を添加し、そしてN
2下で80℃で12時間撹拌した。冷却後、この反応混合物を水(150mL)で処理し、そして10分間撹拌した。この混合物を珪藻土で濾過し、そしてそのフィルターケーキをn−ヘプタン(100mL)で洗浄した。2つの相を分離し、そしてその水層をEtOAc(100mL)でさらに抽出した。その有機抽出物をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮し、石油エーテル/酢酸エチル(1/0〜50/1)で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0313】
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−2−(((S)−tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−5,5,5−トリフルオロ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:25℃の、THF(150mL)中のMg削り状(4.41g、181mmol)に、BrCH
2CH
2Br(5.68g、30mmol、2.28mL)を添加した。次いで、3−ブロモ−1,1,1−トリフルオロ−2,2−ジメチルプロパン(31g、151mmol)を45℃で添加し、そして同じ温度で1時間撹拌した。室温まで冷却した後に、この混合物をグリニャール試薬として次の工程に直接使用した。この試薬を、(S)−2−((tert−ブチルスルフィニル)イミノ)−2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)酢酸イソプロピル(24g、59mmol)のDCM(150mL)中の溶液に−78℃で滴下により添加し、次いで25℃で12時間撹拌した。この反応をaq.NH
4Cl(100mL)でクエンチし、そしてこの混合物をEtOAc(200mL、100mL)で抽出した。その抽出物をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮し、そして石油エーテル/酢酸エチル(1/0〜50/1)で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0314】
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−2−アミノ−2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−5,5,5−トリフルオロ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((S)−tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−5,5,5−トリフルオロ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(21g、39.7mmol)およびHCl/EtOAc(4M、200mL)の混合物を25℃で1時間撹拌した。この反応混合物をaq.NaHCO
3(250mL)に注ぎ、EtOAc(150mL、100mL)で抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣を、石油エーテル/酢酸エチル(1/0〜50/1)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーカラムにより精製して、生成物(10g、59%)を白色固体として得た。MS cal.: 424.2, [M+1]+ = 425.2; 1H NMR: (MeOD-d4, 400 MHz) δ 7.96 (s, 1H), 7.80 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.63 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 4.99-4.92 (m, 1H), 4.09-4.04 (m, 1H), 2.65 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 2.22 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 1.32-1.31 (m, 2H), 1.25 (s, 3H), 1.19-1.08 (m, 11H)。
【0315】
(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製
【化79】
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(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:EtOAc(100mL)中の(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(10g、28mmol)と、飽和NaHCO
3溶液(100mL)との二相溶液に、O−ベンジルカーボンイソチオシアナチデート(13.4g、70mmol)を添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。この反応混合物をEtOAcで希釈し、そして水、次いでブラインで洗浄した。その有機相をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0316】
(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルの調製
【化80】
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(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(850mg、2.5mmol)の1,4−ジオキサン(8mL)中の溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(1.26g、4.97mmol)、酢酸カリウム(731mg、7.4mmol)、酢酸パラジウム(83.6mg、0.373mmol)および2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(XPhOS)(236mg、0.5mmol)を添加した。この反応混合物を窒素で10分間フラッシュし、次いで100℃まで1.5時間で加熱した。この反応混合物を水で処理し、EtOAcで抽出し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0317】
(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製(方法III)
【化81】
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(R)−2−アミノ−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−メチルペンタン酸イソプロピルの調製:ジオキサン(120mL)中の(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(4.0g、11.7mmol)、1−(ジフルオロメチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(5.7g、23.3mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(2.7g、2.34mmol)、炭酸カリウム(8.08g、58.4mmol)および水(15mL)の脱気混合物を100℃で2時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、飽和aq.NaHCO
3で処理し、そしてEtOAcで抽出した。この混合物を10分間撹拌した。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層を飽和水性NH
4Cl、ブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4で)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0318】
(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:穏やかに撹拌している、EtOAc(60mL)中の(R)−2−アミノ−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−メチルペンタン酸イソプロピル(4.44g、11.7mmol)と、飽和水性重炭酸ナトリウム(NaHCO
3)(60mL)との二相溶液に、上記イソチオシアネート(3.39g、17.5mmol)のEtOAc(20mL)中の溶液を滴下により添加した。この混合物を室温で1時間撹拌した。その酢酸エチル層を分離し、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0319】
(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−4,4−ジメチル−2−(4−(ピリジン−2−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルの調製
【化82】
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(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(4−(ピリジン−2−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(3.0g、8.76mmol)および2−(トリブチルスタンニル)ピリジン(5.85g、15.9mmol)の1,4−ジオキサン(45mL)中の溶液に、ビス(トリ−t−ブチルホスフィン)パラジウム(896mg、1.76mmol)を添加した。次いで、この混合物をアルゴンでパージし、次いで90℃まで3時間で加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、次いで、この混合物に、10%のKF水溶液(45mL)およびエーテル(45mL)を添加した。この混合物を室温で2時間撹拌したままにした。次いで、この混合物をセライトで濾過した。その有機層を減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0320】
(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−4,4−ジメチル−2−(4−(ピリジン−2−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−4,4−ジメチル−2−(4−(ピリジン−2−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルを、(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルを調製するための手順に従って調製した。
【0321】
ベンジルイソプロピル(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−4,4−ジメチル−2−(4−(ピリミジン−2−イル)フェニル)ペンタノエートの調製
【化83】
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【0322】
(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(4−(ピリミジン−2−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルの調製:
(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(1.10g、3.21mmol)および2−(トリブチルスタンニル)ピリミジン(2.44g、6.61mmol)の1,4−ジオキサン(12mL)中の溶液に、ビス(トリ−t−ブチルホスフィン)(0.33g、0.63mmol)を添加した。次いで、この混合物をアルゴンで脱気し、そして90℃まで3時間で加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、10%のKFおよびエーテルで処理し、そして一晩撹拌したままにした。生じた沈殿物を、セライトでの濾過により除去し、そしてそのフィルターケーキをEtOAcで洗浄した。その有機濾液および洗浄液を合わせ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0323】
(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−4,4−ジメチル−2−(4−(ピリミジン−2−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−4,4−ジメチル−2−(4−(ピリミジン−2−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルを、イソプロピルイソプロピル(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタノエートを調製するために使用した手順に従って調製した。
【0324】
(R)−2−アミノ−2−(4−(1−シクロプロピル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製
【化84】
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(R)−2−アミノ−2−(2−フルオロ−4−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(1.0g、2.78mmol)、酢酸パラジウム(II)(62mg、0.28mmol)、炭酸カリウム(1.53g、11.1mmol)およびn−ブチル−ジ−(1−アダマンチル)ホスホニウムヨージド(0.27g、0.56mmol)の混合物をアルゴンでスパージし、次いでトルエン(3mL)で希釈した。次いで、1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−1,2,4−トリアゾール(0.66g、3.33mmol)および2,2−ジメチル酪酸(0.21mL、1.67mmol)を添加した。この二相混合物をアルゴンで15分間フラッシュした。次いで、この反応混合物を120℃で一晩撹拌した。この反応混合物を冷却し、そしてセライトで濾過した。そのフィルターケーキをEtOAcで洗浄した。その濾液および洗浄液を合わせ、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0325】
(R)−2−アミノ−2−(2−フルオロ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(2−フルオロ−4−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(0.8g、1.67mmol)のTFA(5mL)中の溶液を室温で10分間撹拌した。この反応混合物を濃縮して、大部分のTFAを除去した。その残渣を1NのHCl(8mL)で、撹拌しながら30分間処理した。この混合物に、酢酸(AcOH)(10mL)を添加し、その後超音波処理し、そして室温で1時間撹拌した。次いで、この混合物を55℃で18時間加熱した。この反応混合物を濃縮した。その残渣を飽和NaHCO
3溶液およびEtOAcで処理した。2つの相を分離し、そしてその水相をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0326】
(R)−2−アミノ−2−(4−(1−シクロプロピル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(2−フルオロ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(170mg、0.49mmol)、シクロプロピルボロン酸(85%、296mg、2.93mmol)、酢酸第二銅(266mg、1.45mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.51mL、2.98mmol)およびピリジン(0.32mL、3.9mmol)中の混合物を100℃で加熱した。この反応混合物を、後に室温まで冷却し、セライトのパイルで固体を濾別した。その濾液をEtOAcで希釈し、3%の塩化リチウム溶液、次いで飽和塩化アンモニウム溶液で洗浄した。その有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0327】
(R)−2−アミノ−2−(4−(4−(ジフルオロメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製
【化85】
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(R)−2−アミノ−2−(4−(4−(ジフルオロメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(2−フルオロ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(120mg、0.34mmol)のTHF(2mL)中の溶液に、NaH(60%、40mg、1mmol)を0℃で添加し、そして0℃で10分間撹拌した。次いで、THF中のジフルオロヨードメタン溶液(10wt.%、0.69mL、0.52mol)を添加した。この混合物を室温まで温め、そして室温で30分間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、生成物(90mg、65%)および他の2つの位置異性体のジフルオロメチル置換生成物を得た。
【0328】
(R)−2−アミノ−2−(4−(1−シクロプロピル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製
【化86】
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(R)−2−アミノ−2−(4−(1−シクロプロピル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(2−フルオロ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(170mg、0.49mmol)、シクロプロピルボロン酸(85%、296mg、2.93mmol)、酢酸第二銅(266mg、1.45mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.51mL、2.98mmol)およびピリジン(0.32mL、3.9mmol)の混合物を100℃で加熱した。この反応混合物を、後に室温まで冷却し、セライトのパイルで固体を濾別した。その濾液をEtOAcで希釈し、3%の塩化リチウム溶液、次いで飽和塩化アンモニウム溶液で洗浄しその有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0329】
(R)−2−アミノ−2−(3−フルオロ−4−(2−(メチル−d3)−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製
【化87】
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4,5−ジブロモ−2−(メチル−d
3)−2H−1,2,3−トリアゾールの調製:4,5−ジブロモ−2H−1,2,3−トリアゾール(1500mg、6.6mmol)のDMF(12mL)中の溶液に、−20℃で、ヨードメタン−d3(0.82ml、13.2mmol)および炭酸カリウム(1736.2mg、12.6mmol)を添加した。この反応混合物を室温まで昇温させ、そして3日間にわたって撹拌した。この反応混合物を水で処理し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてEtOAc/ヘキサンにより溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(376mg、23%)を得た。
【0330】
(R)−2−アミノ−2−(4−(5−ブロモ−2−(メチル−d3)−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)−3−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(3−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(140mg、0.34mmol)、4,5−ジブロモ−2−(メチル−d
3)−2H−1,2,3−トリアゾール(168mg、0.69mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(60mg、0.050mmol)および炭酸カリウム(190mg、1.4mmol)の、ジオキサン(1.0mL)および水(0.2mL)中の混合物を、窒素でスパージした。次いで、この反応混合物を90℃で1時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、そして飽和水性NH
4ClおよびEtOAcの添加によりクエンチした。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4で)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣を、0〜100%のEtOAc/ヘキサンにより溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0331】
(R)−2−アミノ−2−(3−フルオロ−4−(2−(メチル−d3)−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−(5−ブロモ−2−(メチル−d3)−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)−3−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(80mg、0.18mmol)のEtOH(2mL)中の溶液に、炭素担持パラジウム(5%、71mg、0.02mmol)を添加し、そして水素バルーンを取り付けた。この反応混合物を、この反応が完了するまで室温で撹拌した。この反応混合物をセライトで濾過し、そして次の工程に直接使用した。
【0332】
(R)−2−(4−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル)−2−アミノ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製
【化88】
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(R)−2−(4−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル)−2−アミノ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(0.50g、1.46mmol)のMe−THF(8mL)中の溶液に、2H−1,2,3−トリアゾール(0.85mL、14.6mmol)、炭酸セシウム(4.75g、14.6mmol)、テトラメチルt−BuXphos(0.70g、1.46mmol)およびビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)(0.42g、0.73mmol)を添加した。この混合物を5分間脱気した。次いで、この反応混合物を90℃で20時間加熱した。この反応を、水を添加することによりクエンチし、EtOAcで抽出した。その有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0333】
(R)−2−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル)フェニル)−2−アミノ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製
【化89】
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(R)−2−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル)フェニル)−2−アミノ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(1265mg、3.7mmol)のDMF(4mL)中の溶液に、4H−1,2,4−トリアゾール(218mg、3mmol)、酢酸銅(II)一水和物)(62mg、0.31mmol)および炭酸セシウム(1950mg、6mmol)を添加した。この反応混合物を90℃で1日間加熱した。この反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液で希釈し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0334】
(R)−2−アミノ−2−(4−(1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製
【化90】
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(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(4−((トリメチルシリル)エチニル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(1020mg、2.98mmol)、CuI(283.78mg、1.49mmol)、エチニルトリメチルシラン(1.27mL、8.94mmol)およびPd(PPh
3)
4(1720mg、1.49mmol)のトリエチルアミン(5.0mL)中の混合物をアルゴンで5分間スパージした。次いで、この反応混合物を90℃で1.5時間加熱した。この反応混合物をEtOAcで希釈し、そして水で処理した。その有機相を分離し、そしてその水相をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0335】
(R)−2−アミノ−2−(4−エチニルフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(4−((トリメチルシリル)エチニル)フェニル)ペンタン酸イソプロピル(850mg、2.36mmol)のTHF(8mL)中の溶液に、THF中のTBAF(1.5M、1.58mL)を滴下により添加し、そして室温でアルゴン下で10分間撹拌した。この反応混合物をEtOAcで希釈し、そして飽和塩化アンモニウム溶液で洗浄した。その有機相を分離し、そしてその水相をEtOAcでさらに抽出した。その有機相を合わせ、水で洗浄し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0336】
(R)−2−アミノ−2−(4−(1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−エチニルフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(400mg、1.39mmol)のTHF(4mL)中の溶液に、アルゴン下で、シクロプロピルアジド(158mg、1.81mmol)およびチオフェン−2−カルボン酸銅(I)(54mg、0.21mmol)を添加した。この反応混合物を室温で30分間撹拌した。この反応混合物を飽和NaHCO
3溶液で処理し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相をブラインで洗浄し、濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0337】
(R)−2−アミノ−2−(4−(4−フルオロ−1H−ピラゾール−1−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製
【化91】
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(R)−2−アミノ−2−(4−(4−フルオロ−1H−ピラゾール−1−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(420mg、1.23mmol)のジオキサン(6mL)中の溶液に、4−フルオロ−1H−ピラゾール(739mg、8.59mmol)、炭酸セシウム(3.20g、9.82mmol)、2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−3,4,5,6−テトラメチル−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル(590mg、1.23mmol)およびビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)(353mg、0.61mmol)を添加した。この反応混合物をアルゴンで5分間スパージし、そして90℃で1.5時間加熱した。次いで、この混合物に、4−フルオロ−1H−ピラゾール(317mg、3.68mmol)、炭酸セシウム(1.60g、4.91mmol)、2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−3,4,5,6−テトラメチル−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル(354mg、0.74mmol)およびビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)(212mg、0.23mmol)を添加した。この混合物をスパージし、そして90℃で20時間加熱した。次いで、この反応混合物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0338】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製(方法IV)
【化92】
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(S)−(1−(3−ブロモ−4−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチルの調製:(S)−2−アミノ−2−(3−ブロモ−4−クロロフェニル)エタン−1−オール塩酸塩(0.9g、3.14mmol)のTHF(15mL)中の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.64mL、9.41mmol)およびジ炭酸ジ−tert−ブチル(1.03g、4.7mmol)を順番に添加し、そして室温で12時間撹拌した。次いで、この反応混合物を、飽和塩化アンモニウム溶液の添加によりクエンチし、EtOAcで抽出した。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4で)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0339】
(S)−(1−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチルの調製:(S)−(1−(3−ブロモ−4−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチル(275mg、0.78mmol)およびビス(トリ−t−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(80mg、0.16mmol)の、ジオキサン(7.5mL)中のスパージ溶液に、3−メチル−2−(トリブチルスタンニル)ピリジン(450mg、1.18mmol)を添加した。この反応混合物を90℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、そして飽和KF水溶液およびジエチルエーテルをこの混合物に添加した。得られた反応混合物を3時間撹拌し、そしてセライトで濾過した。その有機層を分離し、そして乾燥させ(Na
2SO
4で)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%のアセトン/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0340】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の調製:(S)−(1−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチル(283mg、0.78mmol)のジオキサン(2.0mL)中の溶液に、ジオキサン中の塩酸(4M、0.39mL)を添加した。この反応混合物を室温で72時間撹拌した。この反応混合物をトルエンで希釈し、そして濃縮した。この順序を2回繰り返し、次いでその粗生成物をさらに精製せずに次の工程に持ち越した。
【0341】
他に記載されない場合、実施例の調製で使用されるアミノアルコールを、方法IIIにより調製した。
【0342】
シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−アミノ−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチルの調製(方法V)
【化93】
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(S)−5−(1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−ヒドロキシエチル)−2−クロロ安息香酸メチルの調製:(S)−5−(1−アミノ−2−ヒドロキシエチル)−2−クロロ安息香酸メチル(3g、0.01mol)およびジ炭酸ジ−tert−ブチル(2.85g、0.01mol)のTHF(100mL)中の溶液に、トリエチルアミン(5.61g、0.04mol)を添加した。この反応混合物を、室温で一晩撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0343】
(S)−5−(1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸メチルの調製:(S)−5−(1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−ヒドロキシエチル)−2−クロロ安息香酸メチル(1.75g、0.01mol)、1,1’−カルボニルジイミダゾール(3.02g、0.02mol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(4.63mL、0.03mol)のDCM(100mL)中の混合物を室温で4時間撹拌した。次いで、この混合物に、シクロプロピルアミン(3.68mL、0.05mol)を添加し、そしてこの反応混合物を、室温で一晩撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0344】
(S)−5−(1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸の調製:(S)−5−(1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸メチル(2.78g、0.01mol)およびNaOH(2M、10mL)の、THF(20mL)およびMeOH(20mL)中の反応混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、この混合物に、EtOAcおよび水を添加した。この混合物を濾過して、いくらかの生成物を集めた。その濾液を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0345】
(S)−(1−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)カルバミン酸tert−ブチルの調製:(S)−5−(1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸(1.25g、3mmol)のDCM(50mL)およびTHF(5mL)中の溶液に、1,1’−カルボニルジイミダゾール(1.53g、0.01mol)を添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、アンモニアをこの反応混合物に吹き込み、そしてこの反応混合物を室温で3時間撹拌した。次いで、この反応物をブラインで洗浄し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を乾燥させ(MgSO
4で)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0346】
シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−アミノ−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチルの調製:(S)−(1−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)カルバミン酸tert−ブチル(1.25g、3mmol)のDCM(10mL)中の溶液に、トリフルオロ酢酸(10mL)を添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0347】
(S)−2−アミノ−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチル3,3−ジフルオロアゼチジン−1−カルボキシレートの調製
【化94】
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(S)−2−アミノ−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチル3,3−ジフルオロアゼチジン−1−カルボキシレートの調製:(S)−(1−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチル(100mg、0.32mmol)のDCM(3mL)中の溶液に、1,1’−カルボニルジイミダゾール(77.27mg、0.48mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(166μL、0.95mmol)を添加し、そして室温で10分間撹拌した。次いで、この混合物に、3,3−ジフルオロアゼチジン(130μL、1.59mmol)を添加し、そして室温で40分間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、(S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチル3,3−ジフルオロアゼチジン−1−カルボキシレート(127mg、92%)を得た。次いで、(S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチル3,3−ジフルオロアゼチジン−1−カルボキシレート(127mg、0.29mmol)をDCM(3.0mL)に溶解させ、そしてこの混合物に、ジオキサン中のHCl(4M、0.37mL)を添加した。この混合物を室温で40分間撹拌した。次いで、この混合物を濃縮して生成物を得、これを精製せずに次の工程で直接使用した。
【0348】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(4−メトキシピリミジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製(方法VI)
【化95】
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(S)−4−(4−クロロ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(3−ブロモ−4−クロロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(0.99g、3.0mol)のジオキサン(16.0mL)中の、アルゴンパージ溶液を、酢酸カリウム(1.3g、13.3mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(200mg、0.27mmol)およびビス(ピナコラト)ジボロン(1.3g、5.1mmol)を入れたバイアルにアルゴン下で添加した。室温で5分間撹拌した後に、この反応混合物を90℃で16時間加熱した。次いで、この混合物を室温まで冷却し、そしてブライン/EtOAcに注いだ。その有機相を集め、そしてその水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機物を乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0349】
(S)−4−(4−クロロ−3−(4−メトキシピリミジン−2−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(100mg、0.15mmol)、2−クロロ−4−メトキシピリミジン(70mg、0.048mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(35mg、0.003mmol)および炭酸カリウム(100mg、0.072mmol)の、ジオキサン(2.0mL)およびH
2O(0.5mL)中の溶液を90℃で16時間加熱した。この混合物を水およびブラインで希釈し、EtOAcで抽出した。その有機相を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルカラム(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0350】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(4−メトキシピリミジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−(4−メトキシピリミジン−2−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(123mg、0.029mmol)をジオキサン中のHCl(4.0M、2.0mL)で室温で5分間処理した。次いで、H
2O(2.0mL)を添加した。10分後、さらなるH
2Oを添加し、そしてこの混合物を凍結乾燥させて生成物を得、これをさらに精製せずに次の反応に使用した。
【0351】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製
【化96】
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(S)−4−(4−クロロ−3−ビニルフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(3−ブロモ−4−クロロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(530mg、1mmol)およびトリフルオロ(ビニル)ホウ酸カリウム(363mg、3mmol)のTHF(10mL)中の混合物に、PdCl
2(48mg、0.027mmol)、PPh
3(213mg、0.081mmol)およびCs
2CO
3(2200mg、7mmol)を添加した。この混合物をアルゴンで5分間スパージし、そして75℃で17時間加熱した。この反応混合物を水で処理し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0352】
(S)−4−(4−クロロ−3−ホルミルフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−ビニルフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(0.44g、1.31mmol)の、THF(25mL)およびH
2O(20mL)中の溶液に、t−BuOH中2.5wt.%のOsO
4(0.27mL、0.03mmol)を添加し、そして室温で30分間撹拌した。次いで、過ヨウ素酸ナトリウム(0.84g、3.94mmol)を添加し、そして室温で45分間撹拌した。この反応混合物を水で洗浄し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を分離し、乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜50%のEtOAc/ヘキサンで溶出)により精製して、生成物を得た。
【0353】
(S)−4−(4−クロロ−3−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−ホルミルフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(200mg、0.59mmol)のt−BuOH(2.0mL)中の溶液に、室温でアルゴン下で、エチレンジアミン(39mg、0.65mmol)を添加し、そして同じ温度で30分間撹拌した。次いで、この混合物に、炭酸カリウム(487mg、3.53mmol)およびヨウ素(156mg、1.47mmol)を添加した。この混合物を70℃で1時間、次いで室温で一晩加熱した。次いで、この混合物に、エチレンジアミン(76mg、1.3mmol)を添加し、そして室温で30分間撹拌した。さらなる炭酸カリウム(487mg、3.53mmol)およびヨウ素(156mg、1.47mmol)を添加し、そして再度、77℃で3時間加熱した。この混合物に、水(3mL)を添加し、得られた橙赤色溶液(2層)を75℃で1時間加熱した。その粗製反応混合物をDCMと水との間で分配した。そのDCM層をNa
2S
2O
3溶液(1N)、次いで水で洗浄した。その有機相をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてその残渣を次の工程で直接使用した。
【0354】
(S)−4−(4−クロロ−3−(1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:DMSO(12mL)中の粗製の(S)−4−(4−クロロ−3−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(60%、300mg、0.47mmol)に、炭酸カリウム(131mg、0.95mmol)および(ジアセトキシヨード)ベンゼン(183mg、0.57mmol)を添加し、そして室温で4時間撹拌した。さらなる炭酸カリウム(130mg、0.95mmol)および(ジアセトキシヨード)ベンゼン(183mg、0.57mmol)を添加し、そして45℃で一晩、次いで72℃で2時間撹拌した。室温まで冷却した後に、この混合物を水で洗浄し、そしてEtOAcで抽出した。次いで、その有機相を、Na
2S
2O
3溶液、水およびブラインで順番に洗浄した。その有機相を濃縮し、そして残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0355】
(S)−4−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−(1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(93mg、0.024mmol)のTHF(2.0mL)中の溶液に、NaH(60%、12.8mg、0.032mmol)を0℃で添加した。この混合物を0℃で10分間撹拌した。この混合物に、THF中のヨードジフルオロメタン(10wt.%、0.59mL、0.029mol)を添加し、そして0℃で30分間撹拌した。この反応混合物を水で洗浄し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相をブラインで洗浄し、濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0356】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(76mg、0.018mmol)の物質をイソプロピルアルコール中のHCl(1M、7mL)で処理し、室温で一晩撹拌した。次いで、この混合物を濃縮し、そしてその残渣を次の反応に直接使用した。
【0357】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の調製
【化97】
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(S)−4−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(2.4g、6.3mmol)のトルエン(100mL)中の溶液に、水酸化カリウム溶液(25%wt、8mL、0.04mol)を添加した。次いで、この混合物に、トリメチル(ブロモジフルオロメチル)シラン(1.6mL、0.01mol)を2回に分けて添加した。この反応物を0℃で5分間撹拌し、次いで室温で1時間撹拌した。この反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液で処理し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相をブライン/水で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4で)、濾過し、濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー((1/1のヘキサン/DCM)中10%のアセトン)により精製して、生成物を得た。
【0358】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の調製:(S)−4−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(654mg、1.52mmol)をジオキサン中のHCl(4M、5mL)で室温で2時間処理した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣を、MeOH中のHCl(1.25M、10mL)に一晩で溶解させた。この反応混合物を濃縮し、そして次の反応に直接使用した。
【0359】
あるいは、この中間体を下記の手順により調製した。
【化98】
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(S)−4−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(3−ブロモ−4−クロロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(5g、0.013mol)、酢酸パラジウム(II)(0.07g、0.64mmol)、n−ブチル−ジ−(1−アダマンチル)ホスホニウムヨージド(0.62g、1.28mmol)および炭酸カリウム(5.31g、0.038mol)の混合物をアルゴンでスパージし、次いでトルエン(13mL)で希釈した。次いで、1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール(1.83g、0.015mol)を添加した。この二相混合物をアルゴンで15分間スパージした。次いで、この混合物を120℃で一晩加熱した。冷却後、この混合物をセライトで濾過し、そしてそのフィルターケーキをEtOAcで洗浄した。その濾液および洗浄液を合わせ、濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0360】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(2,4−ジメトキシベンジル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製
【化99】
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(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(2,4−ジメトキシベンジル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製:ADDP(3.05g、0.01mol)のPhMe(30mL)中の溶液を0℃まで冷却した。トリブチルホスフィン(5.33mL、0.02mol)を5分間かけて滴下により添加し、そしてこの混合物を0℃で15分間撹拌した。次いで、(S)−4−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(910mg、2mmol)および2,4−ジメトキシベンジルアルコール(1.01g、6mmol)のCH
3CN(10mL)中の溶液をこの反応物に1分間かけて添加し、その後、PhMe(10mL)で洗浄した。この反応混合物を0℃で15分間保持し、次いで室温で16時間撹拌した。この反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)により直接精製して、(S)−4−(4−クロロ−3−(1−(2,4−ジメトキシベンジル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(1.27g、2mmol)を得、これをニートなTFA(10mL)で室温で15分間処理した。次いで、この混合物を2mLのTFAまで濃縮し、そしてH
2O(50mL)およびDCM(50mL)を添加した。この反応物を室温で1.5時間激しく撹拌した。この混合物に、50%w/vのaq KOH(3mL)を添加した。得られた混合物をDCMで抽出した。その有機相をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、そして生成物を得た。
【0361】
(S)−2−アミノ−2−(3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−4−フルオロフェニル)エタン−1−オールの調製
【化100】
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(S)−2−アミノ−2−(3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−4−フルオロフェニル)エタン−1−オールの調製:(S)−4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(0.29g、0.762mmol)、酢酸パラジウム(II)(0.016g、0.15mmol)、炭酸カリウム(0.32g、1.7mmol)およびn−ブチル−ジ−(1−アダマンチル)ホスホニウムヨージド(0.15g、0.30mmol)の混合物をアルゴンで2回スパージし、次いでトルエン(3mL)で希釈した。次いで、1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール(0.27g、2.29mol)および2,2−ジメチル酪酸(0.04mL、0.30mmol)を添加した。この二相混合物をアルゴンで15分間スパージし、そして120℃で一晩撹拌した。この反応物を冷却し、そしてセライトで濾過し、そしてそのフィルターケーキをEtOAcで洗浄した。その濾液および洗浄液を合わせ、濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)により精製して、(S)−4−(3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−4−フルオロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(0.27g、85%)を得た。この物質をTFA/水の混合物で処理し、そして室温で3時間撹拌した。次いで、この混合物を濃縮し、トルエンでストリップし、そして次の反応に直接使用した。
【0362】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(メチル−d
3)−1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製
【化101】
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(S)−(1−(4−クロロ−3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチルの調製:(200mg、0.67mmol)、アジドトリメチルシラン(0.36mL、2.7mmol)およびジ−n−ブチルスズオキシド(34mg、0.13mmol)のトルエン(5.0mL)中の混合物を90℃で2時間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルカラム(1〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン、その後、1〜50%の勾配のDCM/MeOH)により精製して、生成物を得た。
【0363】
(S)−4−(4−クロロ−3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−(1−(4−クロロ−3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチル(0.07g、0.21mmol)、2,2−ジメトキシプロパン(0.25mL、2.06mmol)およびパラ−トルエンスルホン酸一水和物(3.9mg、0.021mmol)のジクロロメタン(CH
2Cl
2)(3mL)中の混合物を室温で2日間撹拌した。この反応混合物を、飽和塩化アンモニウム溶液の添加によりクエンチし、そしてこの混合物をCH
2Cl
2で抽出した。その層を分離し、そしてその水層をCH
2Cl
2でさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4で)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0364】
(S)−4−(4−クロロ−3−(1−(メチル−d
3)−1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(30mg、0.079mmol)、炭酸カリウム(33mg、0.24mmol)およびヨードメタン−d3(0.05mL、0.79mmol)のDMF(1.5mL)中の混合物を、室温で一晩撹拌した。この反応混合物を水で処理し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0365】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(メチル−d
3)−1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−(1−(メチル−d
3)−1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(0.02g、0.05mmol)のTFA(0.5mL)中の溶液を室温で10分間撹拌した。次いで、この混合物に、数滴の水を添加し、そして室温で1時間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、アセトニトリルと共エバポレートし、次いでその残渣をアセトニトリル/水(1:1)に溶解させ、凍結乾燥させ、そしてさらに精製せずに次の反応に使用した。
【0366】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートの調製
【化102】
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(S)−(1−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチルの調製:(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エタン−1−オール(6.2g、0.02mol)のTHF(25mL)中の溶液に、Boc無水物(7g、0.03mol))およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(11.2mL、0.06mol)を順番に添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。この反応混合物を酢酸エチルと水との間で分配した。その有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣を80gのシリカゲルカートリッジに装填し、そしてヘキサン中0〜100%の勾配の酢酸エチルで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0367】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートの調製:(S)−(1−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチル(5g、12.9mmol)のDCM(15mL)中の溶液に、1−イソシアナト−1−(トリフルオロメチル)シクロプロパン(トルエン中0.73M)(70mL、51mmol)およびチタン(IV)tert−ブトキシド(5.0mL、12.9mmol)を添加した。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。この時間の後に、この混合物を濃縮し(2mLまで)、そして40gのシリカゲルカートリッジに装填し、そしてヘキサン中0〜100%の勾配の酢酸エチルで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製した。生成物である(S)−(1−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)カルバミン酸tert−ブチルを4MのHCl/ジオキサン(24mL)に20分間溶解させた。この時間の後に、その粗製混合物を濃縮し、そしてトルエン(3×50mL)と共沸させて、生成物を得た。
【0368】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル(1−(ジフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートの調製
【化103】
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(S)−(1−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−(((1−(ジフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)カルバミン酸tert−ブチルの調製:1−(ジフルオロメチル)−1−イソシアナトシクロプロパンのトルエン中の溶液(50mlのトルエン中の35mmol)に、(S)−(1−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチル(7.0g、18mmol)のDCM(20mL)中の溶液を添加し、その後、DIEA(3.13mL、18mmol)を添加した。さらなるDCM(50mL)を添加した。この反応混合物を室温で17時間撹拌した。次いで、この混合物を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0369】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル(1−(ジフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートの調製:(S)−(1−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−(((1−(ジフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)カルバミン酸tert−ブチル(7.0g、13.4mmol)のTFA(100mL)中の溶液を室温で2時間撹拌した。次いで、この混合物を濃縮乾固させた。この粗製物質をシリカゲルに吸収させ、そしてシリカゲルのショートカラムに装填した。0〜50%のEtOAc/ヘキサンでの溶出により、明黄色の不純物を除去した。EtOAc中10%のMeOHでの溶出により、所望の遊離塩基生成物を得た。
【0370】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製
【化104】
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【化105】
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(S)−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチルの調製:(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エタン−1−オール塩酸塩(3.0g、13.3mmol)のTHF(50mL)中の溶液に、Boc無水物(3.6g、16.6mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(3.86g、29.9mmol)を添加した。この混合物を、室温で一晩撹拌した。この反応混合物を飽和aq NH
4Clで処理し、そしてEtOAcで抽出した。その有機層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4で)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製混合物をさらに精製せずに次の反応に持ち越した。
【0371】
(S)−4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチルのCH
2Cl
2(50mL)中の溶液に、2,2−ジメトキシプロパン(13.8g、133mmol)およびパラ−トルエンスルホン酸一水和物(0.252g、1.33mmol)を順番に添加した。この反応混合物を室温で一晩維持した。この反応混合物を飽和aq.NH
4Clで処理し、そしてCH
2Cl
2で抽出した。2つの層を分離し、そしてその水層をCH
2Cl
2でさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4で)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサンにより溶出)により精製して、生成物(4.5g、2工程で定量的収率)を得た。
【0372】
(S)−4−(4−クロロ−3−ヒドラジニルフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(2.29g、6.94mmol)およびヒドラジン水和物(20g)の混合物を、100℃で、キャップ付き耐圧管内で週末にわたり(3日間)撹拌した。この反応混合物を飽和NH
4Clで処理し、そしてEtOAcで抽出した。その有機抽出物をブラインにより洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4で)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサンにより溶出)により精製して、生成物および回収された未反応の出発物質を得た。
【0373】
(S)−4−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−ヒドラジニルフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(1.44g、4.21mmol)のDMSO(12mL)中の溶液に、N−((ジメチルアミノ)メチレン)−2,2−ジフルオロアセトアミド(3.12g、21mmol)およびp−トルエンスルホン酸一水和物(2.18g、12.6mmol)を順番に添加した。この反応混合物を室温で撹拌した。2時間後、この反応混合物を飽和NH
4Cl(aq)で処理し、そしてEtOAcで抽出した。その有機層を希NH
4Cl(aq)で数回洗浄して、大部分の極性副生成物を除去した。次いで、その有機層を乾燥させ(Na
2SO
4で)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣を最小量のEtOAcに溶解させ、次いでヘキサンをゆっくりと添加した。次いで、生じた固体を濾過により集め、そして高真空下で乾燥させて、生成物を得た。
【0374】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(0.60g、1.4mmol)をトリフルオロ酢酸(12mL)に溶解させ、そして得られた紫桃色の溶液を室温で10分間撹拌したままにした。次いで、この混合物に、水(2.5mL)を添加した。4時間後、この混合物を減圧中で濃縮し、CH
3CN/H
2O)(2:1)に溶解させ、そしてフリーズドライした。この粗生成物を次の反応に使用した。
【0375】
N−((ジメチルアミノ)メチレン)−2,2−ジフルオロアセトアミドの調製:
2,2−ジフルオロアセトアミド(5.0g、52.6mmol)およびN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(9.4g、78.9mmol)のトルエン中の懸濁物を室温で1時間撹拌した。この均質になった混合物を減圧中で濃縮した。その残渣をトルエンと共エバポレートして、副生成物であるMeOHおよび未反応のジメチルアセタールを除去した。得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーのショートパッド(未反応ジメチルアセタール出発物質などの極性不純物を単に除去するため)により精製して、生成物を得た。
【0376】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートの調製
【化106】
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(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートの調製:(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートを、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートを調製するための手順に従って調製した。
【0377】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル((S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カルバメートTFA塩の調製
【化107】
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(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル((S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カルバメートTFA塩の調製:(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル((S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カルバメートTFA塩を、(S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−アミンを1−(ジフルオロメチル)シクロプロパン−1−アミンの代わりに使用したこと以外は実施例67を調製するための手順に従って調製した。
【0378】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−5−フルオロフェニル)エタン−1−オールTFA塩の調製
【化108】
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(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−5−フルオロフェニル)エタン−1−オールTFA塩の調製:(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−5−フルオロフェニル)エタン−1−オールTFA塩を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3,5−ジフルオロフェニル)エタン−1−オール塩酸塩を(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用したこと以外は、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オールTFA塩を調製するための手順に従って調製した。
【0379】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−シクロプロピル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−4−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−ヒドラジニルフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(100mg、0.29mmol)の酢酸(2.0mL)中の溶液に、N−ジメチルアミノ)メチレン)シクロプロパンカルボキサミド(246mg、1.76mmol)を添加した。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。この反応混合物をトルエンで希釈し、そして濃縮した。次いで、この残渣を、飽和aq NaHCO
3溶液を添加することによりクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。その有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4で)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物(115mg、93%)を得た。
【0380】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−シクロプロピル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製:(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−シクロプロピル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オールを、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オールを調製するための手順に従って、(S)−4−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルで出発して調製した。
【0381】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の調製
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−(1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチルの調製:ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)(32.8mg、0.06mmol)および2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−3,4,5,6−テトラメチル−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル(65.81mg、0.14mmol)のジオキサン(1mL)中のスパージ混合物を120℃で5分未満撹拌した。室温まで冷却した後に、この活性化触媒の溶液を、(S)−(1−(3−ブロモ−4−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチル(200mg、0.57mmol)、1,2,4−トリアゾール(49mg、0.71mmol)および炭酸セシウム(372mg、1.14mmol)のジオキサン(1mL)中のスパージ混合物に添加した。この反応混合物を90℃で一晩撹拌した。この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、そしてセライトのパッドで濾過し、そしてその濾液を濃縮した。その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0382】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の調製:(S)−(1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチル(140mg、0.41mmol)のジオキサン(4mL)中の溶液に、ジオキサン中の塩酸(4M、0.62mL)を添加した。この反応物を室温で一晩撹拌した。次いで、この反応混合物をトルエンで希釈し、そして濃縮した。この順序を2回繰り返して粗製アンモニウム塩を得、これをさらに精製せずに先に持ち越した。
【0383】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の調製
【化111】
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(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の調製:(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩を調製するための手順に従って調製した。
【0384】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の調製
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−4−(3−アミノ−4−クロロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(3−ブロモ−4−クロロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(200mg、0.51mmol)、アジ化ナトリウム(67mg、1.02mmol)、ヨウ化銅(I)(97mg、0.51mmol)、trans−N,N’−ジメチル−1,2−シクロヘキサンジアミン(0.08mL、0.51mmol)および(+)−L−アスコルビン酸ナトリウム(206mg、1.02mmol)の、エタノール(4mL)および水(1.5mL)中のスパージ溶液を90℃で12時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、そしてセライトのパッドで濾過した。その濾液からの有機層を分離し、そしてその水層をEtOAcで抽出した。その有機抽出物を合わせ、乾燥させ(硫酸ナトリウムで)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0385】
(S)−4−(3−アジド−4−クロロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(3−アミノ−4−クロロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの、アセトニトリル(5.0mL)およびTHF(2.5mL)中の溶液に、アジドトリメチルシラン(0.11mL、0.84mmol)およびtert−ブチルニトリル(0.13mL、1.11mmol)を0℃で添加した。この反応混合物を0℃で1時間撹拌した。この反応混合物を濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0386】
(S)−4−(4−クロロ−3−(4−(トリメチルシリル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(3−アジド−4−クロロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(95mg、0.27mmol)のトルエン(2.7mL)中の溶液に、トリメチルシリルアセチレン(0.080mL、0.54mmol)を添加した。この反応混合物を110℃で1時間加熱した。この粗製混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により直接精製して、生成物を得た。
【0387】
(S)−4−(4−クロロ−3−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−(4−(トリメチルシリル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(90mg、0.2mmol)のTHF(2.0mL)中の溶液に、THF中のテトラブチルアンモニウムフルオリド溶液(1M、0.3mL)を添加した。この反応物を室温で3時間撹拌し、次いで飽和塩化アンモニウム溶液およびEtOAcの添加によりクエンチした。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4で)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0388】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の調製:(S)−4−(4−クロロ−3−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(80mg、0.21mmol)のジオキサン(2.0mL)中の溶液に、ジオキサン中の塩酸(4M、0.21mL)を添加した。この反応混合物を室温で6時間撹拌し、次いでトルエンで希釈し、そして濃縮した。この順序を2回繰り返して、持ち越すために十分な純度の生成物を得た。
【0389】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1H−テトラゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製
【化113】
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(S)−4−(4−クロロ−3−(1H−テトラゾール−1−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(3−アミノ−4−クロロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(150mg、0.46mmol)の酢酸(4mL)中の溶液に、オルトギ酸トリメチル(0.15mL、1.4mmol)およびアジ化ナトリウム(90mg、1.4mmol)を順番に添加した。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。この反応混合物をトルエンで希釈し、次いで減圧中で濃縮した。この順序を2回繰り返した。その残渣をsat.NaHCO
3溶液とEtOAcとの間で分配した。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4で)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0390】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1H−テトラゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−(1H−テトラゾール−1−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(150mg、0.39mmol)(80mg、0.21mmol)のジオキサン(4.0mL)中の溶液に、ジオキサン中の塩酸(4M、0.79mL)を添加した。この反応混合物を室温で6時間撹拌し、次いでトルエンで希釈し、そして濃縮した。この順序を2回繰り返して、持ち越すために十分な純度の生成物を得た。
【0391】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の調製
【化114】
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(S)−4−(4−クロロ−3−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(60mg、0.18mmol)のNMP(5mL)中の溶液に、1H−1,2,3−トリアゾール(62.8mg、0.91mmol)および炭酸セシウム(296mg、0.91mmol)を添加した。この反応混合物を窒素で脱気し、そして100℃で16時間加熱した。この混合物を水で処理し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を水、次いでで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4で)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物(22mg、32%)を得た。
【0392】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の調製:(S)−4−(4−クロロ−3−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(22mg、0.06mmol)のジオキサン(1mL)中の溶液に、ジオキサン溶液中の塩酸(4.0M、1mL)を添加した。この反応混合物を3時間撹拌した。次いで、この反応混合物を濃縮して、固体を得、これを次の工程に直接使用した。
【0393】
(S)−2−アミノ−2−(5−クロロ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ピリジン−2−イル)エタン−1−オールの調製
【化115】
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(S)−(1−(4−ブロモ−5−クロロピリジン−2−イル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチルの調製:(S)−2−アミノ−2−(4−ブロモ−5−クロロピリジン−2−イル)エタン−1−オール(3.0g、0.012mol)のTHF(5mL)および水(0.5mL)中の溶液に、ジ炭酸ジ−tert−ブチル(3.29mL、0.014mol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(6.23mL、0.036mol)を添加した。この反応物を室温で2日間撹拌した。この粗製混合物を酢酸エチルおよび水で処理した。その有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0394】
(S)−(1−(5−クロロ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチルの調製:(S)−(1−(4−ブロモ−5−クロロピリジン−2−イル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチル(0.2g、0.57mmol)、1,2,4−トリアゾール(0.08g、1.14mmol)および炭酸セシウム(0.15g、0.42mmol)のジオキサン(2mL)中の混合物に、120℃で3分間予熱した、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)(0.03g、0.052mmol)および2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−3,4,5,6−テトラメチル−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル(0.07g、0.145mmol)のジオキサン(2mL)中の溶液を添加した。次いで、この反応物を100℃で一晩加熱した。この混合物を酢酸エチルおよび水で処理した。その有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0395】
(S)−2−アミノ−2−(5−クロロ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ピリジン−2−イル)エタン−1−オールの調製:(S)−(1−(5−クロロ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチル(25mg、0.075mmol)のジオキサン(1mL)中の溶液に、ジオキサン溶液中の塩酸(4.0M、1mL)を添加した。この反応混合物を3時間撹拌した。次いで、この反応混合物を濃縮して、生成物を得、これを次の工程に直接使用した。
【0396】
1−(ジフルオロメチル)−1−イソシアナトシクロプロパンの調製
【化116】
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パージして窒素の不活性雰囲気で維持している、2000mLの3つ口丸底フラスコに、1−(ジフルオロメチル)シクロプロパン−1−カルボン酸(36g、265mmol)のトルエン(1000mL)中の溶液、DPPA(76.4g、278mmol)およびTEA(29.4g、291mmol)を入れた。この混合物を油浴内で100℃で3時間撹拌した。この粗生成物を常圧蒸留により精製し、そしてその画分を110℃で集めた。所望の生成物を含む画分を集めて、次の工程に使用した。
【0397】
実施例1: 化合物1の調製
【化117】
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イソプロピルイソプロピル(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−4,4−ジメチルペンタノエートの調製:EtOAc(4mL)中の(R)−2−アミノ−2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル塩酸塩(0.5g、1.44mmol)と、飽和重炭酸ナトリウム(3mL)との二相溶液に、O−ベンジルカーボンイソチオシアナチデート(0.28g、1.44mmol、Journal of Medicinal Chemistry,56(2),451−459;2013に記載される手順に従って調製)を添加した。この反応混合物を30分間撹拌した。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4で)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカカラムクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0398】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(0.08g、0.17mmol)、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩(0.05g、0.17mmol)およびN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(0.05g、0.25mmol)(EDCI)のDMF(1.0mL)中の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.15mL、0.84mmol)を添加した。この反応混合物を55℃で一晩撹拌した。この反応混合物を、飽和塩化アンモニウム溶液およびEtOAcの添加によりクエンチした。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層を10%の塩化リチウム(aq)、次いでブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4で)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0399】
ジメチルカルバミン酸(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)エチルの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(23mg、0.03mmol)のジクロロメタン(0.3mL)中の溶液に、1,1’−カルボニルジイミダゾール(8.3mg、0.05mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.01mL、0.07mmol)を添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。次いでTHF中のジメチルアミン(2M、0.14mL)をこの反応混合物に添加し、そして室温で30分間撹拌した。この反応混合物を、飽和塩化アンモニウム水溶液の添加によりクエンチし、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4で)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0400】
化合物1の調製:ジメチルカルバミン酸(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)エチル(23mg、0.03mmol)のジクロロメタン(0.5mL)中の溶液(あらゆる発熱を防ぐために水浴内に置いた)に、ヨードトリメチルシラン(0.01mL、0.06mmol)を添加した。この反応物を室温で15分間撹拌した。この反応混合物を、飽和水性NaHCO
3およびEtOAcの添加によりクエンチした。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4で)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/(3:1のCH
2Cl
2/ヘキサン))により精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
32H
37ClFN
5O
4: 610.2 [M+H]
+; found: 610.1 [M+H]
+。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.50 - 8.24 (m, 1H), 7.85 - 7.64 (m, 1H), 7.62 - 7.43 (m, 2H), 7.38 (dd, J = 7.8, 4.8 Hz, 2H), 7.22 - 6.99 (m, 1H), 6.72 - 6.53 (m, 1H), 6.54 - 6.32 (m, 1H), 5.63 - 5.42 (m, 1H), 5.20 - 4.96 (m, 1H), 4.75 (s, 2H), 3.74 (d, J = 1.1 Hz, 3H), 2.87 (s, 3H), 2.82 (s, 3H), 2.19 (t, J = 16.7 Hz, 1H), 2.10 - 1.87 (m, 4H), 0.95 (s, 9H)。
【0401】
実施例2: 化合物2の調製
【化118】
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(R)−2−アミノ−2−シクロプロピル−2−(3,5−ジフルオロフェニル)酢酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−シクロプロピル−2−(3,5−ジフルオロフェニル)酢酸イソプロピルを、市販のシクロプロピルマグネシウムブロミドをネオ−ペンチルマグネシウムブロミドの代わりに使用したこと以外は、(R)−2−アミノ−2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルを調製するための手順に従って調製した。
【0402】
メチルイソプロピル(R)−2−シクロプロピル−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−イソチオシアナトアセテートの調製:酢酸エチル(60mL)中の(R)−2−アミノ−2−シクロプロピル−2−(3,5−ジフルオロフェニル)酢酸イソプロピル(1.52g、3.97mmol)と、飽和NaHCO
3溶液(60mL)との二相溶液に、チオホスゲン(0.91mL、0.012mol)を0℃で添加した。この反応混合物を室温まで昇温させ、そして1時間撹拌した。次いで、2つの層を分離し、そしてその有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濾過した。その濾液を濃縮し、そしてさらに精製せずに次の工程で使用した。
【0403】
2−クロロ−5−((S)−1−((R)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−オキソ−2−トリオキソイミダゾリジン−1−イル)−2−ヒドロキシエチル)安息香酸メチルの調製:メチルイソプロピル(R)−2−シクロプロピル−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−イソチオシアナトアセテート(1.24g、3.97mmol)、(S)−5−(1−アミノ−2−ヒドロキシエチル)−2−クロロ安息香酸メチル塩酸塩(1.37g、5.16mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(3.45mL、19.8mmol)の1−メチル−2−ピロリジノン(8mL)中の混合物を95℃で1時間加熱した。この反応混合物を水で希釈し、そしてEtOAcで抽出した。その有機抽出物をブラインにより洗浄し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0404】
2−クロロ−5−((S)−1−((R)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−オキソ−2−トリオキソイミダゾリジン−1−イル)−2−((ジメチルカルバモイル)オキシ)エチル)安息香酸メチルの調製:2−クロロ−5−((S)−1−((R)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−オキソ−2−トリオキソイミダゾリジン−1−イル)−2−ヒドロキシエチル)安息香酸メチル(1.82g、3.78mmol)のDCM(30mL)中の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.61mL、9.26mmol)および1,1’−カルボニルジイミダゾール(1.05g、6.46mmol)を添加した。この反応混合物を室温で15分間撹拌した。次いで、この混合物に、THF中のジメチルアミン(2M、9.46mL)を添加した。この反応物を室温で5分間撹拌した。この反応混合物をEtOAcで希釈し、そして水、次いでブラインで洗浄した。その有機相を減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)で精製して、生成物を得た。
【0405】
2−クロロ−5−((S)−1−((R)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−イミノ−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−((ジメチルカルバモイル)オキシ)エチル)安息香酸メチルの調製:2−クロロ−5−((S)−1−((R)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−オキソ−2−トリオキソイミダゾリジン−1−イル)−2−((ジメチルカルバモイル)オキシ)エチル)安息香酸メチル(2.18g、3.95mmol)のメタノール(45mL)中の溶液に、NH
4OH水溶液(13.8mL、0.12mol)およびt−BuOOH(水中75%、7.62mL、59mmol)を添加した。この反応物を室温で一晩撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物(1.05g、50%)を得た。
【0406】
5−((S)−1−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−((ジメチルカルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸メチルの調製:2−クロロ−5−((S)−1−((R)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−イミノ−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−((ジメチルカルバモイル)オキシ)エチル)安息香酸メチル(1.05g、1.96mmol)のTHF(15mL)中の溶液に、ジ炭酸ジ−tert−ブチル(0.9mL、3.93mmol)およびトリエチルアミン(1.09mL、7.85mmol)を添加し、そして室温で18時間撹拌した。次いで、この混合物を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0407】
5−((S)−1−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−((ジメチルカルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸の調製:5−((S)−1−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−((ジメチルカルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸メチル(1.0g、1.57mmol)のTHF(12mL)およびメタノール(5mL)中の溶液に、水酸化ナトリウム溶液(2M、3.15mL)を添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。この混合物に1NのHClを添加して、この反応をクエンチした。この反応混合物を濃縮した。その残渣を最小量のCH
3CN/水(1:1)に溶解させ、そして凍結乾燥させて、生成物を得た。
【0408】
ジメチルカルバミン酸(S)−2−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−((2−オキソ−2−フェニルエチル)カルバモイル)フェニル)エチルの調製:5−((S)−1−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−((ジメチルカルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸(40mg、0.064mmol)のDCM(1mL)およびDMF(1mL)中の溶液に、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−tertメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(23mg、0.097mol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.02mL、0.097mmol)を添加した。この反応混合物を室温で30分間撹拌した。次いで、この混合物に、2−アミノアセトフェノン塩酸塩(17mg、0.097mmol)を添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。この反応混合物をブラインで洗浄し、そして酢酸エチルで抽出した。その有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0409】
ジメチルカルバミン酸(S)−2−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−フェニルチアゾール−2−イル)フェニル)エチルの調製:ジメチルカルバミン酸(S)−2−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−((2−オキソ−2−フェニルエチル)カルバモイル)フェニル)エチル(20mg、0.027mmol)のTHF(1mL)中の溶液に、Lawesson試薬(16mg、0.041mmol)を添加した。この反応物を60℃で一晩撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0410】
化合物2の調製:ジメチルカルバミン酸(S)−2−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−フェニルチアゾール−2−イル)フェニル)エチル(13mg、0.018mmol)のDCM(1.5mL)中の溶液に、トリフルオロ酢酸(0.3mL)を添加した。この反応物を室温で30分間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣をprep−TLC(80%の酢酸エチルおよび20%のヘキサンで溶出)により精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
32H
28ClF
2N
5O
3S: 636.2 [M+H]
+; found: 636.0 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.16 (s, 1H), 8.14 - 8.10 (m, 1H), 7.73 - 7.68 (m, 2H), 7.60 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.50 - 7.43 (m, 4H), 7.42 - 7.37 (m, 1H), 7.20 - 7.13 (m, 2H), 6.84 (tt, J = 9.0, 2.4 Hz, 1H), 5.57 (dd, J = 10.0, 4.8 Hz, 1H), 5.07 (dd, J = 11.2, 10.0 Hz, 1H), 4.78 (dd, J = 11.2, 4.9 Hz, 1H), 2.86 (d, J = 21.5 Hz, 6H), 1.72 - 1.57 (m, 1H), 0.55 (dtt, J = 21.8, 9.6, 4.4 Hz, 4H)。
【0411】
実施例3: 化合物3の調製
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
化合物3を、2−アミノ−1−モルホリン−4−イルエタノン塩酸塩を2−アミノアセトフェノン塩酸塩の代わりに使用したこと以外は、化合物2を調製するための手順に従うことにより、調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
30H
31ClF
2N
6O
4S: 645.2 [M+H]
+; found: 645.2 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.97 - 7.93 (m, 1H), 7.52 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.37 - 7.32 (m, 1H), 7.20 - 7.13 (m, 2H), 7.13 (s, 1H), 6.95 - 6.87 (m, 1H), 5.55 (dd, J = 10.0, 4.8 Hz, 1H), 5.05 (dd, J = 11.3, 10.1 Hz, 1H), 4.75 (dd, J = 11.3, 4.8 Hz, 1H), 3.89 - 3.81 (m, 4H), 3.24 - 3.17 (m, 4H), 2.85 (d, J = 22.0 Hz, 6H), 1.65 (td, J = 8.3, 4.2 Hz, 1H), 0.63 - 0.45 (m, 4H)。
【0412】
実施例4: 化合物4の調製
【化120】
[この文献は図面を表示できません]
化合物4を、(メトキシカルボニルスルファモイル)トリエチルアンモニウムヒドロキシド(Burgess試薬)およびDCEを、それぞれLawesson試薬およびTHFの代わりに使用したこと以外は、化合物2を調製するための手順に従って、調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
32H
28ClF
2N
5O
4: 620.2 [M+H]
+; found: 620.2 [M+H]
+。1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.05 - 8.03 (m, 1H), 7.79 - 7.75 (m, 2H), 7.66 (s, 1H), 7.62 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.53 - 7.45 (m, 4H), 7.42 - 7.37 (m, 1H), 7.19 - 7.11 (m, 2H), 6.82 (t, J = 9.0 Hz, 1H), 5.56 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 5.09 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.77 (dd, J = 11.3, 4.9 Hz, 1H), 2.87 (d, J = 20.4 Hz, 6H), 1.66 (s, 1H), 0.67 - 0.46 (m, 4H)。
【0413】
実施例5: 化合物5の調製
【化121】
[この文献は図面を表示できません]
ジメチルカルバミン酸(S)−2−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチルの調製:5−((S)−1−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−((ジメチルカルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸(20mg、0.032mmol)のDCM(1.0mL)中の溶液に、N,N’−カルボニルジイミダゾール(5mg、0.032mmol)を添加し、そして室温で2時間撹拌した。この時間の後に、アンモニアをこの混合物に15分間吹き込み、そしてこの反応混合物を一晩撹拌した。次いで、この混合物を酢酸エチルと水との間で分配した。その有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー((0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサンで溶出)により精製して、生成物を得た。
【0414】
ジメチルカルバミン酸(S)−2−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−シアノフェニル)エチルの調製:ジメチルカルバミン酸(S)−2−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチル(20mg、0.032mmol)のTHF(1mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.02mL、0.16mmol)および無水トリフルオロ酢酸(0.01mL、0.081mmol)を添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。次いで、この反応混合物を濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0415】
ジメチルカルバミン酸(S)−2−(3−カルバモチオイル−4−クロロフェニル)−2−((R)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−イミノ−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)エチルの調製:ジメチルカルバミン酸(S)−2−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−シアノフェニル)エチル(40mg、0.065mmol)のエタノール(1mL)中の溶液に、五硫化リン(59mg、0.027mmol)を添加した。この反応混合物を60℃で一晩撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣をprep−TLC(20%のヘキサン−80%の酢酸エチルで溶出)により精製して、生成物(27mg、76%)を得た。
【0416】
化合物5の調製:ジメチルカルバミン酸(S)−2−(3−カルバモチオイル−4−クロロフェニル)−2−((R)−4−シクロプロピル−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−イミノ−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)エチル(14mg、0.026mmol)のエタノール(1mL)中の溶液に、クロロアセトアルデヒド(0.006mL、0.039mmol)を添加した。この反応混合物を60℃で一晩撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣をprep TLCプレート(70%の酢酸エチルおよび30%のヘキサンで溶出)により精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+ (m/z): calc’dcalculated for C
26H
24ClF
2N
5O
3S: 560.1 [M+H]
+; found: 560.3 [M+H
+。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.06 (s, 1H), 7.94 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 7.77 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 7.66 - 7.56 (m, 2H), 7.46 (s, 1H), 7.15 (td, J = 8.5, 2.4 Hz, 2H), 4.79 - 4.61 (m, 1H), 3.31 (m, 3H) , 2.86 (d, J = 26.2 Hz, 6H), 1.62 (s, 1H), 0.98 - 0.81 (m, 4H)。
【0417】
実施例6: 化合物6の調製
【化122】
[この文献は図面を表示できません]
化合物6を、2−ブロモアセトフェノンをクロロアセトアルデヒドの代わりに使用したこと以外は化合物5を調製するための手順に従って調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
32H
28ClF
2N
5O
3S: 636.2 [M+H]
+; found: 636.2 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.35 (s, 1H), 8.03 - 7.95 (m, 3H), 7.61 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.45 (td, J = 7.8, 6.0 Hz, 3H), 7.38 - 7.33 (m, 1H), 7.18 - 7.11 (m, 2H), 6.76 (s, 1H), 5.57 (s, 1H), 5.08 (s, 1H), 4.79 (dd, J = 11.2, 5.0 Hz, 1H), 2.85 (d, J = 31.2 Hz, 6H), 1.62 (s, 1H), 0.51 (s, 4H)。
【0418】
実施例7: 化合物7の調製
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
【化124】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−2−イソチオシアナト−4−メチル−2−フェニルペンタン酸メチルの調製:(R)−2−イソチオシアナト−4−メチル−2−フェニルペンタン酸メチルを、実施例2に記載されたメチルイソプロピル(R)−2−シクロプロピル−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−イソチオシアナトアセテートを調製するための手順に従って調製した。
【0419】
(R)−3−((S)−1−(3−ブロモフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−5−イソブチル−5−フェニル−2−トリオキソイミダゾリジン−4−オンの調製:(R)−2−イソチオシアナト−4−メチル−2−フェニルペンタン酸メチル(400mg、1.52mmol)、(S)−2−アミノ−2−(3−ブロモフェニル)エタン−1−オール塩酸塩(499mg、1.97mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(660μL、3.8mmol)のTHF(8mL)中の混合物を50℃で3時間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0420】
(R)−3−((S)−1−(3−ブロモフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−2−イミノ−5−イソブチル−5−フェニルイミダゾリジン−4−オンの調製:(R)−3−((S)−1−(3−ブロモフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−5−イソブチル−5−フェニル−2−トリオキソイミダゾリジン−4−オン(200mg、0.45mmol)のメタノール(5mL)中の溶液に、NH
4OH水溶液(30%、1.56mL、0.013mol)およびt−BuOOH(水中70%、0.86mL、6.7mmol)を添加した。この反応混合物を室温で4.5時間撹拌した。この混合物を濃縮し、そしてその残渣を逆相HPLCクロマトグラフィー(CH
3CN/H
2O、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。
【0421】
(R)−3−((S)−2−ヒドロキシ−1−(3−(4−メチルオキサゾール−5−イル)フェニル)エチル)−2−イミノ−5−イソブチル−5−フェニルイミダゾリジン−4−オンの調製:(R)−3−((S)−1−(3−ブロモフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−2−イミノ−5−イソブチル−5−フェニルイミダゾリジン−4−オン(56mg、0.13mmol)、4−メチルオキサゾール−5−カルボン酸(33mg、0.26mmol)、炭酸セシウム(63.6mg、0.2mmol)、テトラブチルアンモニウムクロリド(36mg、0.13mmol)およびビス(トリ−t−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(6.65mg、0.013mmol)のDMF(1mL)中の混合物を室温で撹拌し、そしてアルゴンで10分間パージした。次いで、この反応混合物を170℃のマイクロ波反応器に10分間供した。この混合物に、EtOAcおよび水を添加した。その有機層をセライトのショートパッドで濾過し、そして濃縮した。その残渣を逆相HPLC(アセトニトリル/水、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。
【0422】
((R)−1−((S)−2−ヒドロキシ−1−(3−(4−メチルオキサゾール−5−イル)フェニル)エチル)−4−イソブチル−5−オキソ−4−フェニルイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの調製:(R)−3−((S)−2−ヒドロキシ−1−(3−(4−メチルオキサゾール−5−イル)フェニル)エチル)−2−イミノ−5−イソブチル−5−フェニルイミダゾリジン−4−オン(20mg、0.046mmol)のTHF(0.5mL)中の溶液に、ジ炭酸ジ−tert−ブチル(0.02mL、0.07mmol)およびトリエチルアミン(0.02mL、0.14mmol)を添加した。この反応混合物を室温で5時間撹拌した。次いで、この混合物を濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0423】
((R)−4−イソブチル−1−((S)−2−((イソプロピルカルバモイル)オキシ)−1−(3−(4−メチルオキサゾール−5−イル)フェニル)エチル)−5−オキソ−4−フェニルイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの調製:((R)−1−((S)−2−ヒドロキシ−1−(3−(4−メチルオキサゾール−5−イル)フェニル)エチル)−4−イソブチル−5−オキソ−4−フェニルイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチル(31mg、0.058mmol)のDCM(1mL)中の溶液に、1,1’−カルボニルジイミダゾール(14mg、0.087mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(20μL、0.12mmol)を添加した。この反応物を室温で5分間撹拌した。次いで、この混合物に、イソプロピルアミン(0.02mL、0.29mmol)を添加し、そして室温で15分間撹拌した。この反応混合物を水とEtOAcとの間で分配した。その有機相を濃縮し、そしてその残渣を精製せずに次の工程で直接使用した。
【0424】
化合物7の調製:((R)−4−イソブチル−1−((S)−2−((イソプロピルカルバモイル)オキシ)−1−(3−(4−メチルオキサゾール−5−イル)フェニル)エチル)−5−オキソ−4−フェニルイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチル(36mg、0.06mmol)のDCM(0.5mL)およびTFA(0.5mL)中の溶液を室温で30分間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣を逆相HPLC(アセトニトリル/水、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+ (m/z): calc’dcalculated for C
29H
35N
5O
4: 518.3 [M+H]
+; found: 518.2 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.90 (s, 1H), 7.65 - 7.29 (m, 8H), 7.28 - 7.21 (m, 1H), 5.68 (dd, J = 8.4, 4.2 Hz, 1H), 4.89 (dd, J = 12.0, 8.3 Hz, 1H), 4.66 (dd, J = 12.0, 4.2 Hz, 1H), 4.48 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 3.71-3.68 (m, 1H), 2.36 (s, 3H), 2.18 (d, J = 6.2 Hz, 2H), 1.76 - 1.66 (m, 1H), 1.07 (dd, J = 10.4, 6.6 Hz, 6H), 0.91 (dd, J = 24.5, 6.6 Hz, 6H)。
【0425】
実施例8: 化合物8の調製
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
化合物8を、化合物1についてと類似の方法で調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
31H
35ClFN
5O
4: 596.2 [M+H]
+; found: 596.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.58 (dd, J = 5.0, 1.4 Hz, 1H), 7.90 (td, J = 7.8, 1.8 Hz, 1H), 7.56 - 7.36 (m, 5H), 7.12 (t, J = 9.1 Hz, 1H), 6.63 (dd, J = 14.2, 2.6 Hz, 1H), 6.47 (dd, J = 8.8, 2.6 Hz, 1H), 5.56 (dd, J = 9.6, 4.8 Hz, 1H), 5.09 (dd, J = 11.1, 9.7 Hz, 1H), 4.74 (dd, J = 11.1, 4.8 Hz, 1H), 3.75 (s, 3H), 2.88 (s, 3H), 2.83 (s, 3H), 2.20 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 2.08 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 0.95 (s, 9H)。
【0426】
実施例9: 化合物9の調製
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
化合物9を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩を(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用したこと以外は化合物1を調製するための手順に従って調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’dcalculated for C
30H
36ClFN
6O
4: 599.2 [M+H]
+; found: 599.2 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.73 (s, 1H), 7.59 - 7.46 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 7.14 (t, J = 9.1 Hz, 1H), 6.89 (s, 1H), 6.65 (dd, J = 14.3, 2.6 Hz, 1H), 6.55 (dd, J = 8.9, 2.6 Hz, 1H), 5.55 (dd, J = 9.7, 4.7 Hz, 1H), 5.09 (t, J = 10.4 Hz, 1H), 4.73 (dd, J = 11.1, 4.7 Hz, 1H), 3.77 (s, 3H), 3.40 (s, 3H), 2.89 (s, 3H), 2.85 (s, 3H), 2.24 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 2.10 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 0.97 (s, 9H)。
【0427】
実施例10: 化合物10の調製
【化127】
[この文献は図面を表示できません]
化合物10を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩を(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用したこと以外は化合物1を調製するための手順に従って調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
31H
34ClF
2N
5O
4: 614.2 [M+H]
+; found: 614.2 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.47 (dd, J = 3.9, 2.6 Hz, 1H), 7.75 (tt, J = 9.3, 1.0 Hz, 1H), 7.65 - 7.50 (m, 3H), 7.37 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.16 (t, J = 9.1 Hz, 1H), 6.73 - 6.55 (m, 2H), 5.66 (dd, J = 9.8, 4.4 Hz, 1H), 5.13 (dd, J = 11.5, 9.8 Hz, 1H), 4.80 (dd, J = 11.5, 4.4 Hz, 1H), 3.78 (d, J = 0.7 Hz, 3H), 2.93 - 2.88 (m, 6H), 2.35 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 2.26 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 1.00 (s, 9H)。
【0428】
実施例11: 化合物11の調製
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
5−((S)−1−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−ヒドロキシエチル)−2−クロロ安息香酸メチルの調製:5−((S)−1−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−ヒドロキシエチル)−2−クロロ安息香酸メチルを、−5−(1−アミノ−2−ヒドロキシエチル)−2−クロロ安息香酸メチル塩酸塩を(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用したこと以外は実施例1の((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルを調製するための手順に従って調製した。
【0429】
5−((S)−1−((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−イミノ−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−ヒドロキシエチル)−2−クロロ安息香酸メチルの調製:5−((S)−1−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−ヒドロキシエチル)−2−クロロ安息香酸メチル(1.51g、2.19mmol)のDCM(15mL)中の溶液に、ヨードトリメチルシラン(0.57mL、4.38mmol)を添加した。この反応混合物を室温で2日間撹拌して、トリメチルシリル保護生成物である、5−((S)−1−((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−イミノ−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−((トリメチルシリル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸メチルの形成をもたらした。この反応混合物を飽和NaHCO
3で洗浄し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を分離し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製し、この精製中にトリメチルシリル基が除去されて、生成物を得た。
【0430】
5−((S)−1−((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−ヒドロキシエチル)−2−クロロ安息香酸メチルの調製:5−((S)−1−((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−イミノ−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−ヒドロキシエチル)−2−クロロ安息香酸メチル(1.0g、2.0mmol)、ジ炭酸ジ−tert−ブチル(0.47g、2.0mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.57mL、0.01mol)のTHF(13mL)中の反応混合物を、室温で一晩撹拌した。この反応混合物を飽和水性NaHCO
3とEtOAcとの間で分配した。その有機相を分離し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0431】
5−((S)−1−((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−ヒドロキシエチル)−2−クロロ安息香酸の調製:5−((S)−1−((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−ヒドロキシエチル)−2−クロロ安息香酸メチル(320mg、0.49mmol)のジオキサン(2.5mL)および水(2.5mL)中の溶液に、水酸化リチウム溶液(2M、1.22mL)を添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。この反応を、2Mの塩化水素溶液を添加することによりクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。その有機抽出物を分離し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をさらに精製せずに次の反応で使用した。
【0432】
((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−((2,4−ジメトキシベンジル)カルバモイル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの調製:5−((S)−1−((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−ヒドロキシエチル)−2−クロロ安息香酸(330mg、0.51mmol)のDMF(5.0mL)中の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.9mL、5.15mmol)を添加し、次いで2−(7−アザ−1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU)(392mg、1.03mmol)を添加した。この反応混合物を室温で5分間撹拌した。次いで、この混合物に、(2,4−ジメトキシフェニル)メタンアミン(0.39mL、2.57mmol)を添加した。この反応混合物を室温で30分間撹拌した。この反応混合物を飽和水性NaHCO
3とEtOAcとの間で分配した。その有機相を分離し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0433】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−((2,4−ジメトキシベンジル)カルバモイル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの調製:((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−((2,4−ジメトキシベンジル)カルバモイル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチル(375mg、0.47mmol)、1−(ジフルオロメチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(0.23mL、0.86mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(55mg、0.05mmol)および炭酸カリウム(197mg、1.42mmol)の、ジオキサン(5mL)および水(1mL)中の反応混合物を、85℃で40分間撹拌した。この反応混合物を飽和NaHCO
3溶液で希釈し、そしてEtOAcで抽出した。その有機抽出物を分離し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0434】
((R)−1−((S)−1−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−((2,4−ジメトキシベンジル)カルバモイル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチル(15mg、0.18mmol)のアセトニトリル(3mL)中の溶液をH
2O(3mL)および硫酸アンモニウムセリウム二水和物(220mg、0.35mmol)で処理した。この反応混合物を60℃で2時間加熱した。さらなる硫酸アンモニウムセリウム二水和物(220mg、0.35mmol)をこの混合物に添加し、そして室温で2時間撹拌した。この反応物をH
2Oで希釈し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を飽和NaHCO
3溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0435】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(((ジメチルアミノ)メチレン)カルバモイル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの調製:((R)−1−((S)−1−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチル(3mg、0.44mmol)のTHF(1.0mL)中の溶液をBredereck試薬(15uL、0.22mmol)で70℃で1時間処理した。この反応物を室温まで冷却し、そして次の反応に直接使用した。
【0436】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの調製:前の工程から作製した、((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(((ジメチルアミノ)メチレン)カルバモイル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの溶液に、酢酸(47mg、0.79mmol)およびヒドラジン一水和物(15.3mg、0.49mmol)を順番に添加した。この反応混合物を60℃で1時間加熱した。この反応物を室温まで冷却し、飽和水性NaHCO
3でpH=8までクエンチし、EtOAcで抽出した。その有機相を希薄な水性HClで洗浄し、(Na
2SO
4)で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣を次の反応に直接使用した。
【0437】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの調製:前の工程からの((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの残渣をDCM(1mL)に溶解させた。Hunig塩基(33mg、0.26mmol)および1,1’−カルボニルジイミダゾール(20mg、0.12mmol)を添加した。この反応混合物を室温で30分間撹拌した。次いで、この混合物に、シクロプロピルアミン(24.7mg、0.44mmol)を添加した。この反応混合物を室温で撹拌した。この反応混合物をDCM(5mL)で希釈し、そして希HCl水溶液で洗浄した。その有機相を分離し、濃縮し、そしてその残渣を次の反応に直接使用した。
【0438】
化合物11の調製:前の工程からの((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの、DCM(5mL)中の溶液に、トリフルオロ酢酸(1mL)を添加した。この反応混合物を室温で15分間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そして逆相HPLC(水中のアセトニトリル(0.1%のTFAを含む)により溶出)により精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
32H
33ClF
3N
9O
3: 684.2 [M+H]
+; found: 684.3 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz, CD
3CN) δ 11.91 (s, 幅広, 1H), 8.32 (d, J = 0.7 Hz, 1H), 8.28 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.89 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.60 - 7.14 (m, 8H), 5.92 - 5.84 (m, 幅広, 1H), 5.51 - 5.41 (m, 幅広, 1H), 5.01 - 4.92 (m, 1H), 4.72 - 4.62 (m, 幅広, 1H), 2.41 - 2.20 (m, 2H), 0.97 (s, 9H), 0.61 (d, J = 7.0 Hz, 2H), 0.42 (d, J = 3.6 Hz, 2H)。
【0439】
実施例12: 化合物12の調製
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(0.33g、0.60mmol)、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩(0.18g、0.60mmol)および1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(0.23g、1.2mmol)のDMF(4mL)中の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.52mL、3.0mmol)を添加した。この反応混合物を65℃で12時間維持した。この反応混合物を、飽和NH
4Cl溶液およびEtOAcの添加によりクエンチした。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4で)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0440】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(75mg、0.1mmol)、1−(ジフルオロメチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(101mg、0.42mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(24mg、0.02mmol)および炭酸カリウム(144mg、1.04mmol)の、ジオキサン(2mL)および水(0.4mL)中のアルゴンスパージ溶液を、90℃で1時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、飽和aq NH
4Cl溶液によりクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4で)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0441】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(15mg、0.02mmol)のジクロロメタン(0.50mL)中の溶液に、1,1’−カルボニルジイミダゾール(6.4mg、0.04mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.017mL、0.099mmol)を添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。次いで、この混合物に、シクロプロピルアミン(0.011mL、0.16mmol)を添加し、そして室温で12時間撹拌した。この反応混合物を、飽和塩化アンモニウム溶液の添加によりクエンチし、そして酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4で)、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0442】
化合物12の調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(15mg、0.02mmol)のジクロロメタン(0.50mL)中の溶液に、ヨードトリメチルシラン(0.005mL、0.04mmol)を添加した。この反応物を室温で1時間維持した。次いで、この反応混合物を、飽和塩化アンモニウム溶液の添加によりクエンチし、そして酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4で)、そして濃縮した。その残渣をシリカカラムクロマトグラフィー(0〜10%のMeOH/(3/1のCH
2Cl
2/ヘキサン))、その後、逆相クロマトグラフィー(10〜95%のMeCN/H
2O、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
36H
37ClF
3N
7O
3: 708.3 [M+H]
+; found: 708.2 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.62 (dd, J = 22.9, 5.5 Hz, 1H), 8.54 (d, J = 4.0 Hz, 1H), 8.32 (d, J = 8.1 Hz, 0.5H), 8.20 (d, J = 8.0 Hz, 0.5H), 8.12 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.88 - 7.59 (m, 4H), 7.58 - 7.30 (m, 5H), 5.87 - 5.59 (m, 1H), 5.14 (dt, J = 29.7, 10.5 Hz, 1H), 4.80 - 4.55 (m, 1H), 2.58 - 2.45 (m, 1H), 2.46 - 2.28 (m, 2H), 2.20 - 2.05 (m, 3H), 2.04 - 1.91 (m, 1H), 1.02 (s, 9H), 0.74 - 0.60 (m, 2H), 0.57 - 0.39 (m, 2H)。
【0443】
実施例13: 化合物13の調製
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−クロロピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の調製:(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−クロロピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩を、3−クロロ−2−(トリブチルスタンニル)ピリジンを3−メチル−2−(トリブチルスタンニル)ピリジンの代わりに使用したこと以外は(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩を調製するための手順に従って調製した。
【0444】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(3−クロロピリジン−2−イル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(3−クロロピリジン−2−イル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルを、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−クロロピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩を(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用したこと以外は実施例12に記載される((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルを調製するための手順に従って調製した。
【0445】
化合物13の調製:氷浴内に置いた、((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(3−クロロピリジン−2−イル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(6mg、0.01mmol)のジクロロメタン(0.5mL)中の溶液に、DCM中の三臭化ホウ素(1M、0.02mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で30分間撹拌し、飽和NaHCO
3の添加によりクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4で)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物にした。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
35H
34Cl
2F
3N
7O
3: 728.2 [M+H]
+; found: 728.2 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.55 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 8.46 (s, 1H), 8.42 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.71 - 7.10 (m, 8H), 5.66 - 5.39 (m, 1H), 5.07 (t, J = 10.5, 9.4 Hz, 1H), 4.74 - 4.64 (m, 0H), 2.47 (s, 1H), 2.23 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 2.12 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 0.97 (s, 9H), 0.63 (s, 2H), 0.43 (s, 2H)。
【0446】
実施例14: 化合物14の調製
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(ピリミジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の調製:(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(ピリミジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩を、2−(トリブチルスタンニル)ピリミジンを3−メチル−2−(トリブチルスタンニル)ピリジンの代わりに使用したこと以外は(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩を調製するための手順に従って調製した。
【0447】
化合物14を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(ピリミジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩を(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−クロロピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用したこと以外は化合物13を調製するための手順に従って調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
34H
34ClF
3N
8O
3: 695.2 [M+H]
+; found: 695.2 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.81 (d, J = 4.9 Hz, 2H), 8.51 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 5.74 - 5.59 (m, 1H), 5.16 (t, J = 10.5 Hz, 1H), 4.80 - 4.62 (m, 1H), 2.49 (d, J = 3.9 Hz, 1H), 2.39 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 2.32 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.03 (s, 9H), 0.75 - 0.61 (m, 2H), 0.46 (s, 2H)。
【0448】
実施例15: 化合物15の調製
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
化合物15を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(4−メトキシピリミジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩を(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−クロロピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用したこと以外は化合物13を調製するための手順に従って調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
35H
37ClF
2N
8O
4: 707.3 [M+H]
+; found: 707.3 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz, CD3CN) δ 8.45 (d, J = 5.9 Hz, 1H), 8.29 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.57 - 7.45 (m, 6H), 7.42 (t, JHF = 59.9 Hz, 1H), 7.42 - 7.34 (m, 1H), 6.65 (d, J = 5.9 Hz, 1H), 5.84 - 5.76 (m, 1H), 5.49 - 5.38 (m, 1H), 4.91 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.67 (d, J = 11.8 Hz, 1H), 3.91 (s, 3H), 2.35 - 2.11 (m, 2H), 0.92 (s, 9H), 0.65 - 0.52 (m, 2H), 0.44 - 0.36 (m, 2H)。
【0449】
(S)−4−(4−クロロ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(3−ブロモ−4−クロロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(0.99g、3.0mol)のジオキサン(16.0mL)中のアルゴンパージ溶液を、酢酸カリウム(1.3g、13.3mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(200mg、0.27mmol)およびビス(ピナコラト)ジボロン(1.3g、5.1mmol)を含むバイアルにアルゴン下で添加した。室温で5分間撹拌した後に、この反応混合物を90℃で16時間加熱した。次いで、この混合物を室温まで冷却し、そしてブライン/EtOAcに注いだ。その有機相を集め、そしてその水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機物を乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0450】
(S)−4−(4−クロロ−3−(4−メトキシピリミジン−2−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(100mg、0.15mmol)、2−クロロ−4−メトキシピリミジン(70mg、0.048mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(35mg、0.003mmol)および炭酸カリウム(100mg、0.072mmol)の、ジオキサン(2.0mL)およびH
2O(0.5mL)中の溶液を90℃で16時間加熱した。この混合物を水およびブラインで希釈し、EtOAcで抽出した。その有機相を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0451】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(4−メトキシピリミジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−(4−メトキシピリミジン−2−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(123mg、0.029mmol)を、ジオキサン中のHCl(4.0M、2.0mL)で室温で5分間処理した。次いで、H
2O(2.0mL)を添加した。10分後、さらなるH
2Oを添加し、そしてこの混合物を凍結乾燥させ、そしてさらに精製せずに次の反応に使用した。
【0452】
実施例16: 化合物16の調製
【化134】
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(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製:(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)エタン−1−オールを、2−ヨード−1H−イミダゾールを2−クロロ−4−メトキシピリミジンの代わりに使用したこと以外は実施例15の(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(4−メトキシピリミジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オールを調製するための手順に従って調製した。
【0453】
化合物16を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)エタン−1−オールを(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(4−メトキシピリミジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オールの代わりに使用したこと以外は化合物15のための手順に従って調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
33H
35ClF
2N
8O
3: 665.3 [M+H]+; found: 665.2 [M+H]+。
1H NMR (400 MHz, CD
3CN) δ 8.30 (s, 1H), 8.08 - 7.98 (m, 2H), 7.64 - 7.40 (m, 9H), 7.38 (t, JHF = 59.9 Hz, 1H), 5.94 - 5.86 (m, 1H), 5.65 - 5.52 (m, 1H), 4.99 (t, J = 10.5 Hz, 1H), 4.61 - 4.53 (m, 1H), 2.31 - 2.15 (m, 2H), 0.91 (s, 9H), 0.64 - 0.54 (m, 2H), 0.43 - 0.34 (m, 2H)。
【0454】
実施例17: 化合物17の調製
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
化合物17の調製:シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−(4−クロロ−3−(4−メトキシピリミジン−2−イル)フェニル)−2−((R)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−2−イミノ−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)エチルTFA塩(10mg、0.012mmol)の水性HCl(1M、1.0mL)およびジオキサン(0.1mL)中の懸濁物、そして110℃で40分間加熱した。次いで、この反応混合物を室温まで冷却し、そしてH
2O(0.5mL)およびアセトニトリル(1.5mL)を添加した。得られた溶液を逆相HPLC(アセトニトリル/水、0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
34H
35ClF
2N
8O
4: 693.3 [M+H]+; found: 693.2 [M+H]+。
1H NMR (400 MHz, CD
3CN) δ 8.32 (d, J = 0.7 Hz, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.86 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.64 - 7.19 (m, 9H), 6.19 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 5.87 - 5.77 (m, 1H), 5.49 - 5.39 (m, 1H), 4.88 (t, J = 10.5 Hz, 1H), 4.66 (d, J = 11.7 Hz, 1H), 2.35 - 2.12 (m, 2H), 0.92 (s, 9H), 0.64 - 0.54 (m, 2H), 0.45 - 0.35 (m, 2H)。
【0455】
実施例18: 化合物18の調製
【化136】
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化合物18を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)エタン−1−オールを(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用したこと以外は化合物12を調製するための手順に従って調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
33H
36ClF
2N
9O
3: 680.3 [M+H]+; found: 680.2 [M+H]+。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.48 (s, 1H), 8.12 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.60 (dd, J = 11.8, 8.5 Hz, 3H), 7.52 (t, J = 59.8 Hz, 1H), 7.51 (d, J = 6.61 Hz, 1H), 7.48 - 7.41 (m, 2H), 7.13 (s, 1H), 5.68 - 5.57 (m, 1H), 5.06 (dd, J = 11.5, 9.4 Hz, 1H), 4.90 - 4.60 (m, 1H), 2.50 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.14 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.01 (s, 9H), 0.67 (d, J = 6.8 Hz, 2H), 0.46 (q, J = 3.8 Hz, 2H)。
【0456】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製:(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)エタン−1−オールを、5−ブロモ−1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾールを2−クロロ−4−メトキシピリミジンの代わりに使用したこと以外は実施例15に記載される(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(4−メトキシピリミジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オールを調製するための手順に従って調製した。
【0457】
実施例19: 化合物19の調製
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
((R)−1−((S)−1−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−1−((S)−1−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルを、シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−アミノ−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチルを(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用したこと以外は実施例12に記載される((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルを調製するための手順に従って調製した。
【0458】
シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチルの調製:シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチルを、実施例11に記載される((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルを調製するための手順に従って、((R)−1−((S)−1−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルで出発して調製した。
【0459】
化合物19の調製:((R)−1−((S)−1−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(88mg、0.11mmol)のDCM(5mL)中の溶液に、DCM中の三臭化ホウ素(1M、1.0mL)を0℃で滴下により添加し、そして5分間撹拌した。次いで、この反応をメタノールの添加によりクエンチした。次いで、この混合物を濃縮した。その残渣を逆相HPLC(アセトニトリル/水、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
32H
34ClF
2N
9O
3: 666.2 [M+H]+; found: 666.1 [M+H]+。
1H NMR (400 MHz, CD
3CN) δ 8.30 (s, 1H), 8.27 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.79 - 7.20 (m, 9H), 5.82 - 5.73 (m, 1H), 5.49 - 5.39 (m, 1H), 4.92 (t, J = 10.7 Hz, 1H), 4.63 (d, J = 11.4 Hz, 1H), 2.35 - 2.13 (m, 2H), 0.92 (s, 9H), 0.64 - 0.51 (m, 2H), 0.43 - 0.31 (m, 2H)。
【0460】
実施例20: 化合物20の調製
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(36mg、0.063mmol)および(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩(18mg、0.063mmol)のDMF(0.6mL)中の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.055mL、0.32mmol)および1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(24mg、0.13mmol)を順番に添加した。この反応混合物を60℃で12時間撹拌した。次いで、この反応混合物を室温まで冷却し、そして飽和塩化アンモニウム溶液およびEtOAcの添加によりクエンチした。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層を10%のLiCl、次いでブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4で)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0461】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:1−イソシアナト−1−(トリフルオロメチル)シクロプロパンを、下記の手順によって調製した:1−トリフルオロメチルシクロプロパン−1−カルボン酸(0.45g、2.89mmol)、トルエン(4.6mL)、ジフェニルホスホリルアジド(0.84g、3.04mmol)およびトリエチルアミン(0.32g、3.82mmol)の混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、この反応混合物を室温まで放冷し、そして精製せずに次の工程に使用した。((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(9mg、0.01mmol)のジクロロメタン(0.2mL)中の溶液に、1−イソシアナト−1−(トリフルオロメチル)シクロプロパンのトルエン(0.65M、0.19mL)中の溶液およびチタン(IV)tert−ブトキシド(0.02mL)を順番に添加した。この反応混合物を室温で90分間維持した。この反応混合物をシリカカラムクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により直接精製して、生成物を得た。
【0462】
化合物20の調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(10mg、0.01mmol)のジクロロメタン(0.2mL)中の溶液に、DCM中の三臭化ホウ素(1M、0.03mL)を0℃で添加した。この反応混合物を0℃で60分間維持した。この反応混合物を、飽和NaHCO
3の添加によりクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。その有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4で)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜10%のMeOH/(3:1のCH
2Cl
2/ヘキサン))により精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
36H
35ClF
5N
7O
3: 744.2 [M+H]+; found: 744.2 [M+H]+。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.48 - 8.38 (m, 2H), 8.06 (s, 1H), 7.70 - 7.43 (m, 5H), 7.42 - 7.32 (m, 2H), 7.24 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.18 (q, J = 6.9 Hz, 1H), 7.11 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 5.46 (dd, J = 9.1, 5.6 Hz, 1H), 5.15 - 5.02 (m, 1H), 4.63 (dd, J = 11.1, 5.5 Hz, 1H), 2.30 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 1.93 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 1.31 - 1.20 (m, 2H), 1.05 (s, 2H), 0.95 (s, 9H)。
【0463】
実施例21: 化合物21の調製
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
5−((S)−1−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸メチルの調製:5−((S)−1−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−ヒドロキシエチル)−2−クロロ安息香酸メチル(1.39g、2.02mmol)のDCM(40mL)中の溶液に、1,1’−カルボニルジイミダゾール(490mg、3.03mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.88mL、5.04mmol)を添加した。この反応混合物を室温で30分間撹拌した。次いで、この混合物に、シクロプロピルアミン(0.7mL、10mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を、室温で一晩撹拌した。この反応混合物をEtOAcで希釈し、そしてH
2O、次いでブラインで洗浄した。その有機相をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0464】
5−((S)−1−((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−イミノ−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸メチルの調製:5−((S)−1−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸メチル(968mg、1.25mmol)のDCM(10mL)中の溶液に、ヨードトリメチルシラン(0.36mL、2.51mmol)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。この反応を、飽和NaHCO
3溶液の添加によりクエンチし、そしてこの混合物をEtOAcで抽出した。その有機抽出物をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をさらに精製せずに次の反応で直接使用した。
【0465】
5−((S)−1−((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸メチルの調製:5−((S)−1−((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−イミノ−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸メチル(924mg、1.45mmol)のTHF(13mL)中の撹拌懸濁物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.52ml、14.5mmol)およびジ炭酸ジ−tert−ブチル(949mg、4.35mmol)を添加した。この反応混合物を、室温で一晩撹拌した。この反応混合物を飽和水性NaHCO
3で処理し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0466】
((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−((S)−1−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの調製:((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−((S)−1−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルを、実施例19に記載される(S)−(1−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)カルバミン酸tert−ブチルを調製するための手順に従って、5−((S)−1−((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸メチルで出発して調製した。
【0467】
シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチルの調製:シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチルを、実施例18に記載されるシクロプロピルカルバミン酸(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチルを調製するための手順に従って、((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−((S)−1−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルで出発して調製した。
【0468】
シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−(2−フルオロ−4−(ピラジン−2−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチルの調製:シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチルのジオキサン(0.8mL)中の溶液に、2−トリブチルスタンニルピラジン(38μL、0.12mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(4.64mg、0.004mmol)およびヨウ化銅(I)(0.76mg、0.004mmol)を添加した。この反応混合物を窒素で脱気し、そして100℃で90分間加熱した。この反応物を冷却し、そしてEtOAcで希釈し、KF水溶液、次いでブラインで洗浄した。その有機相をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣を逆相prep HPLC(アセトニトリル/H
2O、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。
【0469】
次いで、化合物21を、化合物8を調製するための手順に従って、シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−(2−フルオロ−4−(ピラジン−2−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチルで出発して調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
32H
34ClFN
9O
3: 646.2 [M+H]+; found:646.2 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ = 9.18 - 9.09 (m, 1H), 8.75 - 8.66 (m, 1H), 8.59 (d, J=2.5, 1H), 8.39 (s, 1H), 7.98 - 7.78 (m, 2H), 7.73 (s, 1H), 7.65 - 7.40 (m, 3H), 5.78 - 5.54 (m, 1H), 5.16 (t, J=10.3, 1H), 4.78 - 4.65 (m, 1H), 2.49 (dt, J=7.1, 3.4, 1H), 2.39 (d, J=6.5, 2H), 1.05 (s, 9H), 0.72 - 0.60 (m, 2H), 0.54 - 0.39 (m, 2H)。
【0470】
実施例22: 化合物22および化合物23の調製
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
【化141】
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化合物22および化合物23の調製:化合物16,TFA塩(5mg、0.0064mmol)のDCM(1.5mL)中の溶液に、2,6−ルチジン(20μL、0.0064mmol)を添加した。この反応混合物を室温で5分間撹拌した。この混合物に、DCM中の無水トリフルオロ酢酸溶液(0.14M、175μL、0.016mmol)を添加し、室温で撹拌し、シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−(4−クロロ−3−(1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−2−((R)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソ−2−((2,2,2−トリフルオロアセチル)イミノ)イミダゾリジン−1−イル)エチルの形成をもたらした。この溶液に、DCM中のPalau’Chlor溶液(0.095M、100μL、0.0095mmol)を滴定した。この反応混合物を室温で1.5時間撹拌し、次いで、この混合物に、さらなるPalau’chlor溶液(35μL、0.003mmol)を添加した。この混合物を室温でさらに1時間撹拌し、そしてシクロプロピルカルバミン酸(S)−2−(4−クロロ−3−(4−クロロ−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−2−((R)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソ−2−((2,2,2−トリフルオロアセチル)イミノ)イミダゾリジン−1−イル)エチルとシクロプロピルカルバミン酸(S)−2−(4−クロロ−3−(4,5−ジクロロ−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−2−((R)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソ−2−((2,2,2−トリフルオロアセチル)イミノ)イミダゾリジン−1−イル)エチルとの混合物を形成した。この混合物に、シクロプロピルアミン(20μL、0.29mmol)を添加した。15分後、Hunig塩基(20μL、0.11mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で10分間撹拌した。次いで、この混合物に、MeOH(500μL)を添加し、そして室温で10分間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣を逆相HPLC(アセトニトリル/H
2O、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、化合物22および化合物23を得た。化合物22について: LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
33H
34Cl
2F
2N
8O
3: 699.2 [M+H]+; found: 699.2 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, CD
3CN) δ 8.29 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.59 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 7.52 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 7.45 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.38 (t, JHF = 60.2 Hz, 1H), 7.28 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.06 (s, 1H), 5.85 - 5.67 (m, 1H), 5.52 - 5.36 (m, 1H), 4.93 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.66-4.58 (m, 1H), 2.33 - 2.13 (m, 2H), 0.93 (s, 9H), 0.65 - 0.52 (m, 2H), 0.43 - 0.34 (m, 2H)。化合物23について: LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
33H
33Cl
3F
2N
8O
3: 733.2 [M+H]+; found: 733.3 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, CD
3CN) δ 8.29 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.58 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.50 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 7.45 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.38 (t, JHF = 60.0 Hz, 1H), 7.31 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 5.85 - 5.77 (m, 1H), 5.51 - 5.37 (m, 1H), 4.92 (t, J = 10.5 Hz, 1H), 4.67 - 4.57 (m, 1H), 2.33 - 2.11 (m, 2H), 0.92 (s, 9H), 0.66 - 0.53 (m, 2H), 0.44 - 0.33 (m, 3H)。
【0471】
実施例23: 化合物24の調製
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−(4−クロロ−3−(1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−2−((R)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソ−2−((2,2,2−トリフルオロアセチル)イミノ)イミダゾリジン−1−イル)エチルの調製:シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−(4−クロロ−3−(1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−2−((R)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソ−2−((2,2,2−トリフルオロアセチル)イミノ)イミダゾリジン−1−イル)エチルを、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1H−ピラゾール−3−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩を(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用したこと以外は実施例20に記載される((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルを調製するための手順に従って調製した。
【0472】
化合物24を、化合物20を調製するための手順に従って、((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−ピラゾール−3−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルで出発して調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
33H
35ClF
2N
8O
3: 655.3 [M+H]+; found: 655.2 [M+H]+。
1H NMR (400 MHz, CD
3CN) δ 8.30 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.63 - 7.47 (m, 7H), 7.44 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.39 (t, JHF = 60.0 Hz, 1H), 7.28 - 7.18 (m, 1H), 6.62 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 5.80 - 5.71 (m, 1H), 5.50 - 5.36 (m, 1H), 4.92 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.68 - 4.58 (m, 1H), 2.36 - 2.10 (m, 2H), 0.92 (s, 9H), 0.64 - 0.47 (m, 2H), 0.43 - 0.29 (m, 2H)。
【0473】
(S)−4−(4−クロロ−3−(1H−ピラゾール−3−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(3−ブロモ−4−クロロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(0.19g、0.47mmol)、ピラゾール−3−ボロン酸(0.27g、2.0mmol)、PdCl
2(dppf)(0.02g、0.023mmol)および炭酸カリウム(330mg、2.0mmol)の、ジオキサン(2.5mL)および水(0.5mL)中の混合物を90℃で16時間加熱した。この反応混合物をブラインで希釈し、そしてEtOAcで抽出した(3回)。合わせた有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4で)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0474】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1H−ピラゾール−3−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の調製:(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1H−ピラゾール−3−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩を、実施例18に記載される(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)エタン−1−オールを調製するための手順に従って、(S)−4−(4−クロロ−3−(1H−ピラゾール−3−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルで出発して調製した。
【0475】
実施例24: 化合物25の調製
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
化合物25を、(S)−2−アミノ−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートを(S)−2−アミノ−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)メチルシクロプロピルカルバメートの代わりに使用したこと以外は化合物19を調製するための手順に従って調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
33H
33ClF
5N
9O
3: 734.2 [M+H]+; found: 734.5 [M+H]+。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.38 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.74 - 7.23 (m, 7H), 5.46 (s, 1H), 5.05 (t, J = 9.9 Hz, 1H), 4.65 (dd, J = 11.2, 5.9 Hz, 1H), 2.28 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 1.95 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 1.19 (d, J = 21.8 Hz, 2H), 1.03 (s, 2H), 0.95 (s, 9H)。
【0476】
(S)−2−アミノ−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートの調製:(S)−2−アミノ−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートを、(S)−5−(1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸メチルの調製を1−イソシアナト−1−(トリフルオロメチル)シクロプロパンおよびチタン(IV)tert−ブトキシドを使用して調製したこと以外は、実施例19に記載される(S)−2−アミノ−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチルシクロプロピルカルバメートを調製するための手順に従って調製した。
【0477】
実施例25: 化合物26の調製
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
化合物26を、化合物25を調製するための手順に従って、(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(これを、(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルを調製するための手順に従って調製した)で出発して調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
29H
30Cl
2F
3N
7O
3: 652.2 [M+H]+; found: 652.3 [M+H]+。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.38 (s, 1H), 7.42 (d, J = 8.7 Hz, 4H), 7.38 - 7.27 (m, 1H), 7.20 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 5.60 - 5.32 (m, 1H), 5.04 (dd, J = 11.1, 8.9 Hz, 1H), 4.64 (dd, J = 11.1, 5.6 Hz, 1H), 2.23 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 1.90 (d, J = 14.5 Hz, 1H), 1.23 (d, J = 2.3 Hz, 2H), 1.04 (s, 2H), 0.93 (s, 9H)。
【0478】
実施例26: 化合物27の調製
【化145】
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化合物27を、化合物21を調製するための手順に従って、(S)−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)−2−((R)−2−イミノ−4−ネオペンチル−5−オキソ−4−(4−(ピラジン−2−イル)フェニル)イミダゾリジン−1−イル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートで出発して調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
33H
33ClF
3N
9O
3: 696.2 [M+H]+; found: 696.2 [M+H]+。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 9.10 (d, J = 16.3 Hz, 1H), 8.70 (dq, J = 4.4, 2.9, 2.2 Hz, 1H), 8.56 (dq, J = 4.2, 2.6, 1.9 Hz, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.20 - 7.97 (m, 3H), 7.70 - 7.53 (m, 2H), 7.53 - 7.41 (m, 1H), 7.40 - 7.21 (m, 1H), 5.63 (ddd, J = 21.0, 9.6, 4.8 Hz, 1H), 5.12 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.77 - 4.54 (m, 1H), 2.49 (dd, J = 14.8, 5.2 Hz, 1H), 2.21 (t, J = 12.9 Hz, 1H), 1.37 - 0.86 (m, 13H)。
【0479】
実施例27: 化合物28の調製
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
化合物28を、5−((S)−1−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−ネオペンチル−5−オキソ−4−(4−(ピラジン−2−イル)フェニル)イミダゾリジン−1−イル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸メチル(これを、実施例12に記載される((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルを調製するための手順に従って、5−((S)−1−((R,E)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−ネオペンチル−5−オキソ−4−(4−(ピラジン−2−イル)フェニル)イミダゾリジン−1−イル)−2−ヒドロキシエチル)−2−クロロ安息香酸メチルで出発して調製した)の使用以外は、化合物27を調製するための手順に従って調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
32H
34ClN
9O
3: 628.2 [M+H]+; found: 628.2 [M+H]+。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 9.23 - 8.99 (m, 1H), 8.70 (dt, J = 3.0, 1.5 Hz, 1H), 8.57 (t, J = 2.1 Hz, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.17 - 7.98 (m, 2H), 7.68 - 7.24 (m, 5H), 5.63 (s, 1H), 5.25 - 5.01 (m, 1H), 4.70 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 2.50 (d, J = 15.8 Hz, 2H), 2.18 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.01 (d, J = 1.7 Hz, 9H), 0.55 (d, J = 82.4 Hz, 4H)。
【0480】
実施例28: 化合物29および化合物30の調製
【化147】
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シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−(4−クロロ−3−(1−(N,N−ジメチルスルファモイル)−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル)−2−((R)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−2−イミノ−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)エチルの調製:シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−(4−クロロ−3−(1−(N,N−ジメチルスルファモイル)−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル)−2−((R)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−2−イミノ−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)エチルを、(S)−4−(5−(1−アミノ−2−ヒドロキシエチル)−2−クロロフェニル)−N,N−ジメチル−1H−イミダゾール−1−スルホンアミドを(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1H−ピラゾール−3−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用したこと以外は化合物24を調製するための手順に従って調製した。
【0481】
化合物29および化合物30の調製:シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−(4−クロロ−3−(1−(N,N−ジメチルスルファモイル)−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル)−2−((R)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−2−イミノ−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)エチル(6.5mg、0.008mmol)の、HCl水溶液(1M、0.5mL)およびジオキサン中のHCl溶液(4M、0.5mL)中の混合物に、濃HCl水溶液(0.5mL)を添加し、そしてこの反応混合物を80℃まで加熱した。次いで、この混合物に、濃HCl水溶液(0.5mL)を添加し、そしてこの反応が完了するまで、この反応混合物を90℃まで加熱した。この反応物を室温まで冷却し、そして逆相HPLC(アセトニトリル/水、0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物である化合物29および化合物30を得た。化合物29について: LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
30H
31ClF
2N
8O
3: 625.3 [M+H]+; found: 625.1 [M+H]+。
1H NMR (400 MHz, CD
3CN) δ 8.46 (d, J = 1.3 Hz, 1H), 8.29 (d, J = 0.7 Hz, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.89 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.74 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 7.60 - 7.21 (m, 8H), 5.54 (dd, J = 9.6, 4.8 Hz, 1H), 5.33 (s, 幅広, 2H), 5.00 (dd, J = 11.5, 9.7 Hz, 1H), 4.59 (dd, J = 11.5, 4.8 Hz, 1H), 2.34 - 2.11 (m, 2H), 0.93 (s, 9H)。化合物30について: LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
33H
35ClF
2N
8O
3: 665.3 [M+H]+; found: 665.1 [M+H]+。
1H NMR (400 MHz, CD
3CN) δ 8.43 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.61 - 7.20 (m, 8H), 5.93 - 5.85 (m, 1H), 5.61 - 5.50 (m, 1H), 5.01 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.66 - 4.50 (m, 1H), 2.32 - 2.13 (m, 2H), 0.91 (s, 9H), 0.64 - 0.53 (m, 2H), 0.43 - 0.35 (m, 2H)。
【0482】
実施例29: 化合物31の調製
【化148】
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化合物31を、(S)−2−アミノ−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチル(1−メチルシクロプロピル)カルバメートを(S)−2−アミノ−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチル(1−トリフルオロメチルシクロプロピル)カルバメートの代わりに使用したこと以外は化合物25を調製するための手順に従って調製した。さらに、(S)−2−アミノ−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチル(1−メチルシクロプロピル)カルバメートを、1−メチルシクロプロピルカルボン酸を1−トリフルオロメチルシクロプロピルカルボン酸の代わりに使用することにより調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
33H
36ClF
2N
9O
3: 680.3 [M+H]+; found: 680.5 [M+H]+。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.41 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.68 - 7.22 (m, 8H), 5.51 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 5.01 (t, J = 10.3 Hz, 1H), 4.65 (dd, J = 11.4, 5.3 Hz, 1H), 2.38 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 2.04 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 1.29 (s, 3H), 0.98 (s, 9H), 0.60 (d, J = 45.0 Hz, 4H)。
【0483】
実施例30: 化合物32の調製
【化149】
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(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−5,5,5−トリフルオロ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−5,5,5−トリフルオロ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルを、(3,3,3−トリフルオロ−2,2−ジメチルプロピル)マグネシウムブロミドをネオ−ペンチルマグネシウムブロミドの代わりに使用したこと以外は(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルを調製するための手順に従って調製した。
【0484】
次いで、化合物32を、2−アミノ−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチル(1−メチルシクロプロピル)カルバメートをシクロプロピルカルバミン酸2−アミノ−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチルの代わりに使用したこと以外は化合物19を調製するための手順に従って調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
33H
33ClF
5N
9O
3: 734.3 [M+H]+; found: 734.5 [M+H]+。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.39 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.57 - 7.45 (m, 5H), 7.43 - 7.23 (m, 2H), 5.41 (s, 1H), 5.01 (t, J = 10.2 Hz, 1H), 4.60 (dd, J = 11.2, 5.4 Hz, 1H), 2.50 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 2.20 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 1.26 (d, J = 10.2 Hz, 3H), 1.15 (d, J = 6.7 Hz, 6H), 0.64 (d, J = 5.2 Hz, 2H), 0.54 (d, J = 5.4 Hz, 2H)。
【0485】
実施例31: 化合物33の調製
【化150】
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化合物33を、1−メチルシクロプロピルカルボン酸を1−トリフルオロメチルシクロプロピルカルボン酸の代わりに使用したこと以外は化合物27を調製するための手順に従って調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
33H
37ClN
9O
3: 642.2 [M+H]+; found: 642.2 [M+H]+。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ = 9.09 (t, J=1.1, 1H), 8.76 - 8.63 (m, 1H), 8.61 - 8.50 (m, 1H), 8.29 (s, 1H), 8.05 (d, J=8.4, 2H), 7.58 (d, J=8.4, 2H), 7.53 - 7.43 (m, 2H), 7.41 - 7.33 (m, 1H), 5.62 (dd, J=9.5, 4.9, 1H), 5.13 - 4.99 (m, 1H), 4.68 (dd, J=11.4, 4.9, 1H), 2.50 (d, J=15.1, 1H), 2.18 (d, J=15.1, 1H), 1.31 (s, 3H), 1.01 (s, 9H), 0.78 - 0.62 (m, 2H), 0.65 - 0.50 (m, 2H)。
【0486】
実施例32: 化合物34および化合物35の調製
【化151】
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【化152】
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化合物34および化合物35を、シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチルとシクロプロピルカルバミン酸(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)エチルとの混合物を(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1H−ピラゾール−3−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用したこと以外は化合物24を調製するための手順に従うことにより調製した。化合物34について: LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
33H
39ClF
4N
9O
3: 716.2 [M+H]+; found: 716.2 [M+H]+。
1H NMR (400 MHz, CD
3CN) δ 8.67 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.84 - 7.21 (m, 9H), 5.79 - 5.72 (m, 1H), 5.51 - 5.40 (m, 1H), 4.93 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.63 (d, J = 11.7 Hz, 1H), 2.35 - 2.11 (m, 2H), 0.92 (s, 9H), 0.64 - 0.50 (m, 2H), 0.43 - 0.32 (m, 3H)。化合物35について: LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
33H
39ClF
4N
9O
3: 716.2 [M+H]+; found: 716.2 [M+H]+。
1H NMR (400 MHz, CD
3CN) δ 8.71 - 7.19 (m, 12H), 5.86 - 5.74 (m, 1H), 5.60 - 5.49 (m, 1H), 4.94 (t, J = 10.5 Hz, 1H), 4.65 - 4.57 (m, 1H), 2.32 - 2.14 (m, 2H), 0.92 (s, 4.5H), 0.89 (s, 4.5H), 0.63 - 0.52 (m, 2H), 0.45 - 0.33 (m, 2H)。
【0487】
シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチルの調製:シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチルを、シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチルで出発して調製した。トリアゾール環を、化合物11の調製に記載される方法と類似の方法により構築した。
【0488】
シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチルとシクロプロピルカルバミン酸(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)エチルとの混合物の調製:シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル(106mg、0.24mmol)のDMF(4mL)中の溶液に、THF中のジフルオロメチルヨージド(10%v/v、2.0mL)を添加した。次いで、この混合物に、Cs
2CO
3(400mg、1.21mmol)を添加した。この反応混合物を60℃で1.5時間加熱した。この混合物を冷却し、そしてEtOAcおよびH
2Oで希釈した。その有機相を集め、H
2Oで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0489】
シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチルとシクロプロピルカルバミン酸(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)エチルとの混合物の調製:先の工程から得られた、シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチルと(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)エチルとシクロプロピルカルバメートとの混合物を、ニートなTFA(2mL)で室温で5分間処理した。この反応混合物を濃縮乾固させた。その残渣をDCMおよびH
2Oで処理し、その後、50%w/vのaq KOHを添加して、13のpHの水相を得た。この混合物をDCM(2×10mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を徹底的に乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮し、そしてさらに精製せずに次の反応に使用した。
【0490】
実施例33: 化合物36の調製
【化153】
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化合物36を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル)エタン−1−オールを(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1H−ピラゾール−3−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用したこと以外は化合物34を調製するための手順に従って調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
34H
35ClF
4N
8O
3: 715.3 [M+H]+; found: 715.2 [M+H]+。
1H NMR (400 MHz, CD
3CN) δ 8.29 (s, 1H), 8.07 - 7.96 (m, 3H), 7.62 - 7.14 (m, 9H), 5.79 - 5.70 (m, 1H), 5.52 - 5.39 (m, 1H), 4.94 (t, J = 10.5 Hz, 1H), 4.69 - 4.56 (m, 1H), 2.36 - 2.14 (m, 2H), 0.93 (s, 9H), 0.65 - 0.51 (m, 2H), 0.43 - 0.31 (m, 2H)。
【0491】
(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製:(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル)エタン−1−オールを、1−(ジフルオロメチル)−4−ヨード−1H−イミダゾールを2−クロロ−4−メトキシピリミジンの代わりに使用し、そしてTFAをジオキサン中4.0MのHClの代わりに使用したこと以外は実施例15に記載される(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(4−メトキシピリミジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オールを調製するための手順に従って調製した。
【0492】
実施例34: 化合物37の調製
【化154】
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化合物37を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−イミダゾール−5−イル)フェニル)エタン−1−オール(方法VI)を(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1H−ピラゾール−3−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用したこと以外は化合物24を調製するための手順に従うことにより調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
34H
35ClF
4N
8O
3: 715.3 [M+H]+; found: 715.2 [M+H]+。
1H NMR (400 MHz, CD
3CN) δ 8.38 - 8.01 (m, 3H), 7.63 - 6.83 (m, 10H), 5.83 - 5.76 (m, 1H), 5.46 - 5.36 (m, 1H), 4.91 (t, J = 10.3 Hz, 1H), 4.67 - 4.57 (m, 1H), 2.35 - 2.11 (m, 2H), 0.91 (s, 9H), 0.64 - 0.54 (m, 2H), 0.43 - 0.35 (m, 2H)。
【0493】
実施例35: 化合物38の調製
【化155】
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シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−((R)−4−(4−ブロモフェニル)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチルの調製:シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−((R)−4−(4−ブロモフェニル)−2−イミノ−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチル(128mg、0.212mmol)のDCM(2mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.25mL、1.79mmol)およびジ炭酸ジ−tert−ブチル(92mg、0.42mmol)を添加した。この反応混合物を、室温で一晩撹拌した。この反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0494】
シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチルの調製:シクロプロピルカルバミン酸(S)−2−((R)−4−(4−ブロモフェニル)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチル(144mg、0.2mmol)、1−(ジフルオロメチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(0.11mL、0.41mmol)、Pd(PPh
3)
4(24mg、0.02mmol)および炭酸カリウム(141mg、1.02mmol)の、ジオキサン(2mL)および水(0.4mL)中のアルゴンパージ混合物を85℃で20分間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0495】
次いで、化合物38を、シクロプロピルヒドラジンHClをヒドラジンの代わりに使用したこと以外は化合物27を調製するための手順に従うことにより調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
35H
38ClF
2N
9O
3: 706.3 [M+H]+; found: 706.3 [M+H]+。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.47 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.63 - 7.53 (m, 4H), 7.52 (t, J = 59.8 Hz, 1H), 7.47 - 7.41 (m, 2H), 7.15 (s, 1H), 5.71 - 5.58 (m, 1H), 5.07 (dd, J = 11.5, 9.5 Hz, 1H), 4.79 - 4.63 (m, 1H), 3.26 - 3.17 (m, 1H), 2.49 (d, J = 15.1 Hz, 2H), 2.14 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.00 (s, 9H), 0.83 - 0.56 (m, 6H), 0.46 (t, J = 3.5 Hz, 2H)。
【0496】
実施例36: 化合物39の調製
【化156】
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((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(2−ホルミルヒドラジン−1−カルボニル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの調製:5−((S)−1−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸(60mg、0.07mmol)およびギ酸ヒドラジド(7.9mg、0.13mmol)の乾燥DMF(2mL)中の混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(34μL、0.2mmol)を添加し、そして室温で数分間撹拌した。この混合物に、HATU(50mg、0.13mmol)を添加した。この反応混合物を室温で5分間撹拌した。この反応を飽和重炭酸ナトリウム溶液でクエンチし、そしてこの混合物をEtOAcで抽出した。その有機相を5%の塩化リチウム溶液およびブラインにより洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0497】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1,3,4−チアジアゾール−2−イル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(2−ホルミルヒドラジン−1−カルボニル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチル(30mg、0.04mmol)の乾燥トルエン(1.5mL)中の溶液に、Lawesson試薬(19mg、0.05mmol)を添加した。この反応混合物を80℃で30分間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0498】
化合物39の調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1,3,4−チアジアゾール−2−イル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチル(17mg、0.02mmol)のDCM(0.5mL)中の溶液に、TFA(0.5mL)を添加し、そして室温で20分間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そして逆相HPLC(アセトニトリル/水、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
32H
33ClF
2N
8O
3S: 683.2 [M+H]+; found: 683.3 [M+H]+。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 9.40 (s, 1H), 8.41 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.63 - 7.53 (m, 2H), 7.51 (t, J = 59.8 Hz, 1H), 7.49 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.45 - 7.40 (m, 2H), 5.65 (dd, J = 8.9, 5.0 Hz, 1H), 5.09 (dd, J = 11.5, 9.5 Hz, 1H), 4.75 (dd, J = 11.4, 5.0 Hz, 1H), 2.49 (d, J = 15.1 Hz, 2H), 2.14 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.01 (s, 9H), 0.66 (d, J = 6.8 Hz, 2H), 0.45 (d, J = 3.4 Hz, 2H)。
【0499】
実施例37: 化合物40の調製
【化157】
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((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−((1−(ジメチルアミノ)エチリデン)カルバモイル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの調製:((R)−1−((S)−1−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチル(50mg、0.07mmol)およびN,N−ジメチルアセトアミドジメチルアセタール(1.5mL、10.26mmol)の反応混合物を室温で90分間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてさらに精製せずに次の反応に使用した。
【0500】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−((1−(ジメチルアミノ)エチリデン)カルバモイル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチル(52mg、0.06mmol)のTHF(2mL)中の粗製生成物に、酢酸(200uL)およびヒドラジン一水和物(200μL、4.11mmol)を添加した。この反応混合物を60℃で15分間撹拌した。この反応混合物を冷却した。この混合物を飽和NaHCO
3溶液で処理し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0501】
化合物40の調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルのDCM(0.5mL)中の溶液にTFA(0.5mL)を添加し、そして室温で1時間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そして逆相HPLC(アセトニトリル/H
2O、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
33H
36ClF
2N
9O
3: 680.3 [M+H]+, found 680.2 [M+H]+。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.45 (s, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.62 - 7.55 (m, 2H), 7.51 (t, J = 59.8 Hz, 1H), 7.49 - 7.39 (m, 4H), 7.34 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 5.70 - 5.54 (m, 1H), 5.09 (dd, J = 11.5, 9.6 Hz, 1H), 4.69 (dd, J = 11.5, 4.9 Hz, 1H), 2.46 (d, J = 15.1 Hz, 2H), 2.34 (s, 3H), 2.14 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.00 (s, 9H), 0.65 (d, J = 6.7 Hz, 2H), 0.50 - 0.31 (m, 2H)。
【0502】
実施例38: 化合物41の調製
【化158】
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化合物41を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)エタン−1−オール(方法VI)を(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用したこと以外は化合物12を調製するための手順に従って調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
33H
36ClF
2N
9O
3: 680.3 [M+H]+, found 680.3 [M+H]+。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.42 (s, 1H), 8.32 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.55 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 7.52 (t, J = 59.7 Hz, 1H), 7.48 - 7.39 (m, 3H), 7.27 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 5.67 - 5.50 (m, 1H), 5.08 (t, J = 10.5 Hz, 1H), 4.72 (dd, J = 11.7, 5.1 Hz, 1H), 3.97 (s, 3H), 2.48 (d, J = 15.1 Hz, 2H), 2.13 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.01 (s, 9H), 0.74 - 0.57 (m, 2H), 0.45 (p, J = 4.2 Hz, 2H)。
【0503】
実施例39: 化合物42の調製
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
化合物42の調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(12mg、0.016mmol)のDCM(5mL)中の溶液に、DCM中の三臭化ホウ素(1M、200μL)を0℃でゆっくりと添加し、そして同じ温度で5分間撹拌した。この反応を、メタノールの添加によりクエンチした。この混合物を濃縮し、そしてその残渣を逆相HPLC(アセトニトリル/水、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物(3.4mg、30%)を得た。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
28H
29ClF
2N
8O
2: 583.2 [M+H]+, found 583.3 [M+H]+。
1H NMR (400 MHz, CD
3CN) δ 8.32 (s, 1H), 8.27 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.87 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.68 - 7.19 (m, 7H), 5.44 (d, J = 4.0 Hz, 1H), 4.31 (dd, J = 12.5, 5.8 Hz, 1H), 4.14 (dd, J = 12.5, 2.9 Hz, 1H), 2.29 - 2.16 (m, 2H), 0.84 (s, 9H)。
【0504】
実施例40: 化合物43の調製
【化160】
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化合物43を、(1−メチルシクロプロピル)カルバミン酸(S)−2−アミノ−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチルを(S)−2−アミノ−2−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)エチルシクロプロピルカルバメートの代わりに使用したこと以外は化合物38を調製するための手順に従うことにより調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
36H
40ClF
2N
9O
3: 720.3 [M+H]+, found 720.3 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, CD
3CN) δ 8.32 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.72 - 7.17 (m, 8H), 6.03 - 5.93 (m, 1H), 5.41 (dd, J = 9.7, 4.4 Hz, 1H), 4.88 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.62 (dd, J = 11.6, 4.5 Hz, 1H), 3.21 (app. tt, J = 7.2, 4.0 Hz, 1H), 2.34 - 2.11 (m, 2H), 1.27 (s, 3H), 0.91 (s, 9H), 0.82 - 0.46 (m, 8H)。
【0505】
実施例41: 化合物44の調製
【化161】
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化合物44を、シクロプロパンカルボヒドラジドをギ酸ヒドラジドの代わりに使用したこと以外は化合物39を調製するための手順に従うことにより調製した。LCMS-ESI+ (m/z): calc’d for C
35H
37ClF
2N
8O
3S: 723.2 [M+H]+, found 723.3 [M+H]+。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.42 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.56 (dd, J = 7.8, 5.6 Hz, 3H), 7.51 (t, J = 59.7 Hz, 1H), 7.46 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.44 - 7.39 (m, 2H), 5.62 (t, J = 7.3 Hz, 1H), 5.07 (dd, J = 11.5, 9.5 Hz, 1H), 4.73 (dd, J = 11.2, 5.1 Hz, 1H), 2.47 (d, J = 15.1 Hz, 2H), 2.33 (ddd, J = 13.2, 8.6, 4.9 Hz, 1H), 2.13 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.25 (dd, J = 8.4, 2.8 Hz, 2H), 1.11 - 0.94 (m, 11H), 0.67 (d, J = 6.7 Hz, 2H), 0.45 (p, J = 4.0 Hz, 2H)。
【0506】
実施例42: 化合物45の調製
【化162】
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5−((S)−1−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(((1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)カルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸の調製:5−((S)−1−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(((1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)カルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸を、3,3,3−トリフルオロ−2,2−ジメチルプロパン酸を1−(トリフルオロメチル)シクロプロパン−1−カルボン酸の代わりに使用したこと以外は、実施例26に記載される5−((S)−1−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)イミノ)−4−ネオペンチル−5−オキソ−4−(4−(ピラジン−2−イル)フェニル)イミダゾリジン−1−イル)−2−(((1−メチルシクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−2−クロロ安息香酸を調製するための手順に従って調製した。次いで、化合物45を、化合物21についてと類似の方法で調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C
33H
35ClF
5N
9O
3: 736.2 (M+H+); Found: 736.3 (M+H+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.38 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.74 - 7.25 (m, 8H), 5.44-5.46 (m, 1H), 5.01 (dd, J = 11.1, 8.7 Hz, 1H), 4.70 - 4.55 (m, 1H), 2.28 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 1.96 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 1.56 - 1.30 (m, 6H), 0.95 (s, 9H)。
【0507】
実施例43: 化合物46の調製
【化163】
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化合物46の調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1−シクロプロピル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(59mg、0.078mmol)のDCM(5mL)中の溶液に、DCM中の三臭化ホウ素(1M、250μL)を0℃で添加し、そして同じ温度で3分間撹拌した。さらなるDCM中の三臭化ホウ素(1M、350μL)を添加し、そしてさらに3分間撹拌した。この反応を、メタノールを添加することによりクエンチした。次いで、この混合物を濃縮した。その残渣を逆相HPLC(アセトニトリル/水、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+: calc’d for C
31H
33ClF
2N
8O
2: 623.2 (M+H+); Found: 623.3 (M+H+)。
1H NMR (400 MHz, CD
3CN) δ 8.33 (d, J = 0.7 Hz, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.70 - 7.21 (m, 8H), 5.39 (dd, J = 6.1, 3.1 Hz, 1H), 4.29 (dd, J = 12.3, 6.2 Hz, 1H), 4.16 (dd, J = 12.3, 3.2 Hz, 1H), 3.40 - 3.31 (m, 1H), 2.28 - 2.10 (m, 2H), 0.99 - 0.71 (m, 13H)。
【0508】
実施例44: 化合物47の調製
【化164】
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((R)−4−(4−ブロモフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(0.2g、0.37mmol)のDMF(2.0mL)中の溶液に、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩(0.15g、0.52mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.2mL、0.63mol)およびN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(0.11g、0.56mmol)を添加した。この反応混合物を55℃で3日間にわたり撹拌した。この反応混合物をEtOAcで希釈し、そして飽和NaHCO
3溶液で洗浄した。その有機相を分離し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜70%のEtOAc/ヘキサンにより溶出)により精製して、生成物を得た。
【0509】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−4−(4−ブロモフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(70mg、0.1mmol)、1−(ジフルオロメチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(32mg、0.13mmol)、Pd(PPh
3)
4(11.7mg、0.01mmol)およびK
2CO
3(28mg、0.2mmol)の混合物を85℃で1時間、次いで95℃でさらに1時間撹拌した。この反応混合物をEtOAcで希釈し、そして飽和NaHCO
3溶液で洗浄した。その有機相を分離し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサンで溶出)により精製して、生成物(60mg、81%)を得た。
【0510】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)−2−(((1−メチルシクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(60mg、0.08mmol)、1−イソシアナト−1−メチルシクロプロパンの、トルエン(0.65M、1.27mL)およびMoO
2Cl
2(DMF)
2(57mg、0.16mmol)中の反応混合物を、室温で一晩撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0511】
化合物47の調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)−2−(((1−メチルシクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(68mg、0.082mmol)のDCM(1.0mL)中の溶液に、DCM中の三臭化ホウ素溶液(1M、0.41mL)を0℃で添加した。この反応混合物を0℃で40分間撹拌した。この反応混合物をDCMで希釈し、そして飽和NaHCO
3溶液で洗浄した。その有機相を分離し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣を逆相HPLC(アセトニトリル/水、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+: calc’d for C
33H
38ClF
2N
7O
3: 690.2 (M+H+); Found: 690.2 (M+H+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.56 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 8.52 - 8.42 (m, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.94 (td, J = 7.8, 1.7 Hz, 1H), 7.77 - 7.31 (m, 8H), 7.16 (dd, J = 10.6, 1.8 Hz, 2H), 5.63 (dd, J = 9.8, 4.8 Hz, 1H), 5.05 (dd, J = 11.4, 9.8 Hz, 1H), 4.66 (dd, J = 11.4, 4.8 Hz, 1H), 2.43 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.13 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.32 (s, 3H), 0.98 (s, 9H), 0.77 - 0.64 (m, 2H), 0.59 (t, J = 3.3 Hz, 2H)。
【0512】
実施例45: 化合物48の調製
【化165】
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((R)−1−((S)−1−(3−カルバモチオイル−4−クロロフェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの調製:((R)−1−((S)−1−(3−カルバモイル−4−クロロフェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチル(88.7mg、0.12mmol)およびLawesson試薬(72.5mg、0.18mmol)のトルエン(1.5mL)中の混合物を80℃で20分間加熱した。この反応物を室温まで冷却し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0513】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(((ジメチルアミノ)メチレン)カルバモチオイル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの調製:((R)−1−((S)−1−(3−カルバモチオイル−4−クロロフェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチル(52.8mg、0.07mmol)のN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(1mL、7.53mmol)中の混合物を室温で5分間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣を精製せずに直接使用した。
【0514】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチルの調製:粗製の((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(((E)−(ジメチルアミノ)メチレン)カルバモチオイル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチル(56.6mg、0.07mmol)のEtOH(0.5mL)中の溶液に、ピリジン(34μl、0.42mmol)を添加し、次いでヒドロキシルアミン−o−スルホン酸(23.6mg、0.21mmol)のEtOH(0.5mL)中の溶液を添加した。この反応混合物を室温で10分間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そして残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0515】
化合物48の調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸tert−ブチル(27.1mg、0.03mmol)のDCM(0.5mL)およびTFA(0.5mL)中の溶液を室温で1時間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣を逆相HPLC(アセトニトリル/H
2O、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+: calc’d for C
32H
33ClF
2N
8O
3S: 683.2 (M+H+); Found: 683.4 (M+H+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.69 (s, 1H), 8.39 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.62 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.57 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.51 (s, 1H), 7.49 (t, J = 59.8 Hz, 1H), 7.44 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 5.68 (d, J = 5.8 Hz, 1H), 5.15 - 5.04 (m, 1H), 4.74 (dd, J = 11.5, 4.8 Hz, 1H), 2.48 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.15 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.02 (s, 9H), 0.66 (d, J = 6.9 Hz, 2H), 0.44 (d, J = 4.0 Hz, 2H)。
【0516】
実施例46: 化合物49の調製
【化166】
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化合物49を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩、3,3−ジフルオロアゼチジンおよび三臭化ホウ素を、それぞれ(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩、シクロプロピルアミンおよびヨードトリメチルシランの代わりに使用したこと以外は、化合物12を調製するための手順に従うことにより調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C
37H
38ClF
2N
7O
3: 702.2 (M+H+); Found: 702.3 (M+H+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.57 (dt, J = 5.0, 1.3 Hz, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.90 (td, J = 7.8, 1.7 Hz, 1H), 7.81 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 7.60 - 7.30 (m, 8H), 7.19 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 5.67 (dd, J = 9.9, 4.5 Hz, 1H), 5.06 (dd, J = 11.5, 9.9 Hz, 1H), 4.89-4.90 (m, 1H), 4.28 (t, J = 11.9 Hz, 4H), 3.72 (tt, J = 7.4, 3.6 Hz, 1H), 2.45 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.10 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.19 - 1.12 (m, 2H), 1.12 - 1.05 (m, 2H), 1.00 (s, 9H)。
【0517】
実施例47: 化合物50の調製
【化167】
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化合物50を、化合物39を調製するための手順に従うことにより調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C
33H
35ClF
2N
8O
3S: 697.2 (M+H+); Found: 697.4 (M+H+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 9.39 (s, 1H), 8.40 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.88 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.57 (t, J = 8.2 Hz, 3H), 7.51 (t, J = 59.8 Hz, 1H), 7.48 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.45 - 7.40 (m, 2H), 5.64 (dd, J = 9.6, 5.1 Hz, 1H), 5.11 - 4.98 (m, 1H), 4.73 (dd, J = 11.4, 5.1 Hz, 1H), 2.49 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.15 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.31 (s, 3H), 1.01 (s, 9H), 0.68 (d, J = 5.0 Hz, 2H), 0.59 (t, J = 3.3 Hz, 2H)。
【0518】
他に記載されない限り、下記の化合物を、上に開示された方法と類似の方法で調製した。
【表A-1】
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【表A-2】
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【表A-3】
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【表A-4】
[この文献は図面を表示できません]
【表A-5】
[この文献は図面を表示できません]
【表A-6】
[この文献は図面を表示できません]
【表A-7】
[この文献は図面を表示できません]
【表A-8】
[この文献は図面を表示できません]
【表A-9】
[この文献は図面を表示できません]
【表A-10】
[この文献は図面を表示できません]
【表A-11】
[この文献は図面を表示できません]
【表A-12】
[この文献は図面を表示できません]
【表A-13】
[この文献は図面を表示できません]
【表A-14】
[この文献は図面を表示できません]
【表A-15】
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【表A-16】
[この文献は図面を表示できません]
【表A-17】
[この文献は図面を表示できません]
【表A-18】
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【表A-19】
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【表A-20】
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【表A-21】
[この文献は図面を表示できません]
【表A-22】
[この文献は図面を表示できません]
【表A-23】
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【表A-24】
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【表A-25】
[この文献は図面を表示できません]
【表A-26】
[この文献は図面を表示できません]
【表A-27】
[この文献は図面を表示できません]
【表A-28】
[この文献は図面を表示できません]
【表A-29】
[この文献は図面を表示できません]
【表A-30】
[この文献は図面を表示できません]
【表A-31】
[この文献は図面を表示できません]
【表A-32】
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【表A-33】
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【表A-34】
[この文献は図面を表示できません]
【表A-35】
[この文献は図面を表示できません]
【表A-36】
[この文献は図面を表示できません]
【表A-37】
[この文献は図面を表示できません]
【表A-38】
[この文献は図面を表示できません]
【0519】
実施例48: 化合物165の調製
【化168】
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【化169】
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(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1−(2,4−ジメトキシベンジル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)エチル3,3−ジフルオロアゼチジン−1−カルボキシレートの調製:(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1−(2,4−ジメトキシベンジル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)エチル3,3−ジフルオロアゼチジン−1−カルボキシレートを、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(2,4−ジメトキシベンジル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)エタン−1−オールを(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用し、そして3,3−ジフルオロアゼチジンをシクロプロピルアミンの代わりに使用したこと以外は、実施例12に記載される((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル)−2−((シクロプロピルカルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルを調製するための手順に従って調製した。
【0520】
(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル3,3−ジフルオロアゼチジン−1−カルボキシレートの調製:(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1−(2,4−ジメトキシベンジル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)エチル3,3−ジフルオロアゼチジン−1−カルボキシレート(129mg、0.13mmol)および硫酸アンモニウムセリウム(IV)二水和物(1650mg、2.62mmol)の、水(5mL)およびアセトニトリル(5mL)中の混合物を60℃で3時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、そして濾過した。その濾液をEtOAcで抽出した。その有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0521】
化合物165の調製:(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル3,3−ジフルオロアゼチジン−1−カルボキシレートの、DCM(0.5mL)およびTFA(1mL)中の混合物を40℃で16時間加熱した。この反応混合物を濃縮した。その残渣を逆相HPLC(アセトニトリル/水、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。
【0522】
実施例49: 化合物166の調製
【化170】
[この文献は図面を表示できません]
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
((R)−1−((S)−2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(4−クロロ−3−シアノフェニル)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−シアノフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(110mg、0.16mmol)のDCM(3.0mL)中の溶液に、イミダゾール(33mg、0.49mmol)およびtert−ブチルジメチルシリルクロリド(49mg、0.33mmol)を添加した。この反応混合物を、室温で一晩撹拌した。この反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液で処理し、そしてDCMで抽出した。その有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0523】
((R)−1−((S)−2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(4−クロロ−3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−1−((S)−2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(4−クロロ−3−シアノフェニル)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(30mg、0.038mmol)、アジドトリメチルシラン(0.05mL、0.38mmol)およびジ−n−ブチルスズオキシド(3.8mg、0.015mmol)のトルエン(1.0mL)中の混合物を90℃で1時間加熱した。次いで、この混合物に、別のバッチのアジドトリメチルシラン(0.05mL、0.38mmol)およびジ−n−ブチルスズオキシド(3.8mg、0.015mmol)を添加し、そしてこの反応物を90℃で4時間撹拌した。この反応混合物を濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0524】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−1−((S)−2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(4−クロロ−3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(18mg、0.022mmol)、THF中のテトラブチルアンモニウムフルオリド(1.0M、0.04mL)および酢酸(0.007mL、0.13mmol)の、THF(1.0mL)中の混合物を室温で20時間撹拌した。この反応混合物を濃縮した。その残渣を逆相HPLC(アセトニトリル/水、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。
【0525】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(7mg、0.0097mmol)、トルエン中の1−イソシアナト−1−(トリフルオロメチル)シクロプロパン(1.13M、0.086mL)およびCuCl(0.96mg、0.0097mmol)の、DCM(0.5mL)中の混合物を、室温で一晩撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0526】
化合物166の調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(8mg、0.0092mmol)のTFA(1.0mL)中の溶液を60℃で2時間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣を逆相HPLC(アセトニトリル/水、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。
【0527】
実施例50: 化合物167の調製
【化172】
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化合物167の調製:((R)−4−(4−ブロモフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(0.03g、0.034mmol)のジオキサン(4mL)および水(0.6mL)中の溶液に、2−シアノピリミジン−5−ボロン酸ピナコールエステル(0.04g、0.017mol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(6mg、0.0017mol)および炭酸カリウム(11mg、0.017mmol)を添加し、85℃で1時間撹拌した。この反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液で処理し、そしてDCMで抽出した。その有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗性混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物である(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(2−シアノピリミジン−5−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートを得た。次いで、この化合物をジクロロメタン(1mL)およびトリフルオロ酢酸(3mL)に溶解させこの混合物を60℃で2時間加熱した。この混合物を濃縮し、そして逆相HPLC(アセトニトリル/水、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。
【0528】
実施例51: 化合物168の調製
【化173】
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(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−ブロモフェニル)−4−(2−メチルアリル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル(1,1−ジフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)カルバメートの調製:(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−ブロモフェニル)−4−(2−メチルアリル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル(1,1−ジフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)カルバメートを、(S)−2−アミノ−2−(3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−4−フルオロフェニル)エタン−1−オールを(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オールの代わりに使用し、そして1,1−ジフルオロ−2−イソシアナト−2−メチルプロパンを1−イソシアナト−1−(トリフルオロメチル)シクロプロパンの代わりに使用したこと以外は、実施例20に記載される((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルを調製するための手順に従って調製した。
【0529】
化合物168の調製:(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−ブロモフェニル)−4−(2−メチルアリル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル(1,1−ジフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)カルバメート(200mg、0.23mol)をHF−尿素(70%、8mL)で処理し、そして室温で1.5時間撹拌した。この反応混合物を、飽和NaHCO
3溶液およびDCMを含む瓶に、氷浴内で添加した。2つの層を分離し、そしてその水相をDCMで抽出した。合わせた有機相を乾燥させ(Na
2SO
4で)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー((3/1)のDCM/ヘキサン中0〜10%のMeOH)により精製して、生成物を得た。
【0530】
実施例52: 化合物169の調製
【化174】
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化合物169の調製:(S)−2−((R)−4−(4−ブロモフェニル)−4−(2−フルオロ−2−メチルプロピル)−2−イミノ−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル(1,1−ジフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)カルバメート(95mg、0.13mmol)のジオキサン(3.0mL)中の、アルゴンスパージ溶液に、2−(トリブチルスタンニル)ピリミジン(75mg、0.19mmol)およびPd(t−Bu
3P)
2(17mg、0.033mmol)を添加した。この反応混合物にアルゴンを2分間吹き込み、そして90℃で20分間撹拌した。この反応混合物をKF水溶液およびEtOAcで処理した。その有機層を分離し、そして濃縮した。その残渣を逆相HPLC(アセトニトリル/H
2O、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。
【0531】
実施例53: 化合物170および化合物171の調製
【化175】
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化合物170および化合物171を、(S)−4−(1−アミノ−2−ヒドロキシエチル)−2−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)ベンゾニトリルを(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用したこと以外は化合物20を調製するための手順に従って調製した。最後のCbz脱保護のために、ニートなTFAを三臭化ホウ素の代わりに使用し、そしてこの反応混合物を60℃で2時間加熱した。2つの生成物をHPLCにより分離した。
【0532】
(S)−4−(4−シアノ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(0.3g、0.7mmol)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシビフェニル(61mg、0.14mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(256mg、0.28mmol)、シアン化亜鉛(493mg、4.21mmol)および炭酸カリウム(290mg、2.1mmol)のDMF(1mL)中の混合物をアルゴンで15分間フラッシュし、次いで120℃で4時間加熱した。この反応混合物を冷却し、そしてセライトで濾過した。そのフィルターケーキを酢酸エチルで洗浄した。その濾液および洗浄液を合わせ、濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0533】
(S)−(1−(4−シアノ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチルの調製:(S)−4−(4−シアノ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(41.3mg、0.098mmol)のトリフルオロ酢酸/水(3:1、4mL)中の溶液を室温で3撹拌した。次いで、この混合物を濃縮乾固させた。その粗製物質をさらに精製せずに次の反応で直接使用した。
【0534】
実施例54: 化合物172の調製
【化176】
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【化177】
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(R)−2−アミノ−2−(2−フルオロ−4−(1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−エチニル−2−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(320mg、1.05mmol)のTHF(4mL)中の溶液に、アジドトリメチルシラン(0.2mL、1.45mmol)およびチオフェン−2−カルボン酸銅(I)(41mg、0.16mmol)を添加した。この反応物を室温で30分間撹拌した。さらなるアジドトリメチルシラン(0.2mL、1.45mmol)およびチオフェン−2−カルボン酸銅(I)(41mg、0.16mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を室温でさらに30分間撹拌した。さらなるアジドトリメチルシラン(0.8mL、5.8mmol)およびチオフェン−2−カルボン酸銅(I)(41mg、0.16mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で3時間撹拌した。次いで、この反応混合物をEtOAcおよび飽和水性NaHCO
3で希釈した。2つの層を分離し、そしてその水相をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0535】
(R)−2−アミノ−2−(4−(1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(2−フルオロ−4−(1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(116mg、0.33mmol)、シクロプロピルボロン酸(85%、376mg、3.72mmol)、酢酸第二銅(181mg、1.0mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.70mL、4.0mmol)およびピリジン(0.32mL、4.0mmol)の混合物を100℃で6時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、そしてセライトのパッドで濾過した。その濾液をEtOAcで希釈し、3%の塩化リチウム溶液、次いで飽和水性塩化アンモニウムで洗浄した。その有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物(20mg、15%)を得た。
【0536】
次いで、化合物172を、(R)−2−アミノ−2−(4−(1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)−2−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルを(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの代わりに使用し、そして(S)−2−アミノ−2−(3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−4−フルオロフェニル)エタン−1−オールを(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オールの代わりに使用したこと以外は、実施例20を調製するための手順に従って調製した。
【0537】
実施例55: 化合物173の調製
【化178】
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(S)−2−((R)−4−(4−ブロモフェニル)−4−(2−クロロ−2−メチルプロピル)−2−イミノ−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートの調製:((R)−4−(4−ブロモフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(2−メチルアリル)−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(100mg、0.12mmol)およびメタノール(0.047mL、0.15mol)のDCM(2mL)中の溶液を、窒素下で氷浴内で冷却した。DCM中の四塩化チタン(1.0M、0.063mL)をこの冷却したオレフィン溶液に滴下により添加し、そしてこの反応物を1時間撹拌した。この反応混合物を2cm×3cmのアルミナのカラムに、ジクロロメタンで溶出しながら通し、そしてその溶媒を除去して、生成物を得た。
【0538】
化合物173の調製:(S)−2−((R)−4−(4−ブロモフェニル)−4−(2−クロロ−2−メチルプロピル)−2−イミノ−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメート(10mg、0.013mmol)のジオキサン(1mL)および水(0.15mL)中の溶液に、1−(ジフルオロメチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(16mg、0.065mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(3.7mg、0.0033mmol)および炭酸カリウム(9mg、0.065mol)を添加した。この反応混合物を85℃で1時間撹拌した。この反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液で処理し、そしてDCMで抽出した。その有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗性混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM/ヘキサン(2:1)およびメタノールの0〜10%の勾配)により精製して、生成物を得た。
【0539】
実施例56:化合物146の調製
【化179】
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【化180】
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4,5−ジブロモ−2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾールの調製:4,5−ジブロモ−2H−1,2,3−トリアゾール(95%、10g、42mmol)、シクロプロピルボロン酸(7.2g、84mmol)、酢酸第二銅(無水物、7.6g、42mmol)、2,2’−ビピリジル(6.6g、42mmol)、炭酸ナトリウム(8.9g、84mmol)のDCE(15mL)中の混合物を75℃で一晩撹拌した。次いで、この反応混合物を室温で3日間撹拌した。この反応混合物を酢酸イソプロピルで希釈し、そして飽和塩化アンモニウム溶液、1MのHCl溶液および飽和NaHCO
3溶液で順番に洗浄した。その有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、そして0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサンにより溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0540】
(R)−2−アミノ−2−(4−(5−ブロモ−2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:4,5−ジブロモ−2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール(433mg、1.63mmol)および(R)−2−アミノ−2−(3−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(300mg、0.77mmol)のジオキサン(2mL)および水(0.35mL)中の溶液に、Pd(PPh
3)
4(178mg、0.15mmol)、K
2CO
3(200mg、1.45mmol)を添加した。この反応混合物を90℃で1時間撹拌した。この反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液で処理し、そしてDCMで抽出した。その有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。この反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0541】
(R)−2−アミノ−2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−(5−ブロモ−2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(70%、450mg、0.7mmol)およびPd/C(5%、275mg)の、エタノール(5mL)およびイソプロピルアルコール(5mL)中の反応混合物を、水素バルーンを用いて室温で1時間撹拌した。この反応混合物をセライトで濾過した。その濾過したものを濃縮し、そして次の工程で直接使用した。
【0542】
化合物146を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エタン−1−オールを(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(ピリジン−2−イル)フェニル)エタン−1−オール塩酸塩の代わりに使用し、そしてイソシアナト−1−(トリフルオロメチル)シクロプロパンを1−イソシアナト−1−メチルシクロプロパンの代わりに使用したこと以外は、実施例44を調製するための手順に従って調製した。
【0543】
実施例57: 化合物175の調製
【化181】
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((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−((((S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(54mg、0.071mmol)のDCM(3mL)中の溶液に、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルピリジン(0.06mL、0.43mmol)およびトリホスゲン(12.7mg、0.043mmol)を添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。次いで、この混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.04mL、0.21mmol)および(S)−1,1,1−トリフルオロ−2−プロピルアミン(0.04g、0.35mmol)を添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。この反応混合物をEtOAcで希釈し、そして飽和塩化アンモニウム溶液で洗浄した。その有機相を濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0544】
化合物175の調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−((((S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(58mg、0.064mmol)のTFA(2mL)中の溶液を45℃で一晩撹拌した。次いで、この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣を逆相HPLC(アセトニトリル/水、両方が0.1%のTFAを含有)により精製して、生成物を得た。
【0545】
実施例58: 化合物176の調製
【化182】
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【化183】
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5−シクロプロピル−5−メチル−3−オキソ−2−(テトラヒドロ−1−チオフェン−1−イリデン)ヘキサンニトリルの調製:3−シクロプロピル−3−メチルブタン酸(3.0g、0.021mol)および2−(7−アザ−1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU)(10.3g、0.032mol)をCH
2Cl
2(3mL)に懸濁させた。次いで、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(11mL、0.063mol)およびシアノスルホニウムブロミド(6.59g、0.032mol)を添加して、黄色懸濁物を得た。この反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いで飽和水性NH
4Clに注いだ。その層を分離した後に、その水層をCH
2Cl
2で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0546】
4−シクロプロピル−4−メチル−2−オキソペンタン酸の調製:5−シクロプロピル−5−メチル−3−オキソ−2−(テトラヒドロ−1−チオフェン−1−イリデン)ヘキサンニトリル(5.3g、21mmol)をTHF(80mL)およびH
2O(40mL)に溶解させた。オキソン(26g、42mmol)を添加し、そしてその白色懸濁物を30分間激しく撹拌した。次いで、この反応混合物を水およびジエチルエーテルに注いだ。その層を分離した後に、その水相を2×180mLのジエチルエーテルで抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。全ての溶媒が除去されたわけではなかった。この材料をさらに精製せずに次の工程に持ち越した。
【0547】
4−シクロプロピル−4−メチル−2−オキソペンタン酸メチルの調製:4−シクロプロピル−4−メチル−2−オキソペンタン酸(2.0g、12mmol)のDCM(3.0mL)中の溶液に、トリエチルアミン(1.64mL、12mmol)を添加し、そしてこの溶液を0℃で冷却した。次いで、この溶液にエチルクロロホルメート(0.91mL、12mmol)を添加し、そして30分間撹拌した。この時間の後に、この反応混合物を水とジエチルエーテルとの間で分配した。そのジエチルエーテル層を採取し、そしてその水層をジエチルエーテルで抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ペンタン/ジエチルエーテル)により精製して、生成物を得た。
【0548】
2−((tert−ブチルスルフィニル)イミノ)−4−シクロプロピル−4−メチルペンタン酸イソプロピルの調製:4−シクロプロピル−4−メチル−2−オキソペンタン酸メチル(1.95g、11mmol)のヘキサン(70mL)中の溶液に、(R)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(1.92g、16mmol)およびTi(O−iPr)
4(4.51g、16mmol)を添加した。この反応混合物を、室温で一晩撹拌した。この反応混合物を固体装填し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物(1.1g、33%)を得た。
【0549】
2−((tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−2−(4−クロロフェニル)−4−シクロプロピル−4−メチルペンタン酸イソプロピルの調製:2−((tert−ブチルスルフィニル)イミノ)−4−シクロプロピル−4−メチルペンタン酸イソプロピル(1.1g、3.49mmol)のTHF(20mL)およびDCM(10mL)中の溶液をアルゴン下で−78℃まで冷却した。次いで、(4−クロロフェニル)マグネシウムブロミド(1M、5.23mL)を滴下により添加した。次いで、この反応混合物を同じ温度で1時間撹拌した。−78℃で、飽和水性NH
4Clを添加して、この反応をクエンチした。この混合物を室温まで温め、そしてEtOAcで抽出した。その有機相をブラインで洗浄し、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0550】
2−アミノ−2−(4−クロロフェニル)−4−シクロプロピル−4−メチルペンタン酸イソプロピルの調製:2−((tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−2−(4−クロロフェニル)−4−シクロプロピル−4−メチルペンタン酸イソプロピル(0.73g、1.73mmol)の、ジオキサン中のHCl(4M、10mL)中の溶液を室温で20分間撹拌した。次いで、この反応混合物を濃縮乾固させた。その残渣をEtOAcと飽和水性NaHCO
3との間で分配した。その有機相をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣を即座に次の工程で処理した。
【0551】
(R)−2−アミノ−4−シクロプロピル−4−メチル−2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルの調製:2−アミノ−2−(4−クロロフェニル)−4−シクロプロピル−4−メチルペンタン酸イソプロピル(280mg、0.86mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(439mg、1.73mmol)、酢酸カリウム(255mg、2.59mmol)およびSPhosパラダサイクルpre−cat(125mg、0.17mmol)のジオキサン(3.0mL)中の混合物をアルゴンで5分間スパージし、そして100℃で2時間加熱した。この反応混合物を飽和水性塩化アンモニウムで処理し、そしてDCMで抽出した。その有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。次いで、この反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜70%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0552】
次いで、化合物176を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートを(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エタン−1−オールの代わりに使用したこと以外は化合物175を調製するための手順に従って調製した。
【0553】
実施例59: 化合物152の調製
【化184】
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化合物152を、(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−5,5,5−トリフルオロ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルを(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの代わりに使用したこと以外は(R)−2−アミノ−2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(化合物147)の調製についての手順と類似の手順に従って、調製した。
【0554】
実施例60: 化合物154の調製
【化185】
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【化186】
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化合物154を、4,4−ジフルオロ−3,3−ジメチルブタン酸(4,4−difluoro−3,3−dimethylbutoic acid)を3−シクロプロピル−3−メチルブタン酸の代わりに出発物質として使用したこと以外は化合物149の調製についてと類似の方法で調製した。
【0555】
実施例61: 化合物155の調製
【化187】
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(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−5,5,5−トリフルオロ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:穏やかに撹拌している、EtOAc(10mL)中の(R)−2−アミノ−2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−5,5,5−トリフルオロ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(1600mg、3.8mmol)とaq.飽和NaHCO
3(15mL)との二相溶液に、O−ベンジルカーボンイソチオシアナチデート(1240mg、6.4mmol)を添加した。この反応混合物を室温で90分間維持した。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄した。この粗製生成物をSiO2カラムクロマトグラフィー(ISCO gold、カラム;0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物(98%)を得た。
【0556】
(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−5−オキソ−4−(3,3,3−トリフルオロ−2,2−ジメチルプロピル)イミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル(1−(ジフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートの調製:(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル(1−(ジフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメート(460mg、1.1mmol)および(R)−2−アミノ−2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−5,5,5−トリフルオロ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(566mg、0.89mmol)の乾燥DMF(5mL)中の溶液に、DIEA(1mL、5.5mmol)およびEDCI(513mg、2.7mmol)を、アルゴン雰囲気下で室温で順番に添加した。次いで、この反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで50℃で17時間にわたり加熱した。室温まで冷却した後に、この混合物をEtOAcで希釈し、aq.NaHCO
3、次いでブラインで洗浄し、そして濃縮した。その残渣を、0〜100%のEtOAc/ヘキサンを用いるシリカゲルカラムで精製して、生成物(95%)を得た。
【0557】
化合物155の調製:(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−5−オキソ−4−(3,3,3−トリフルオロ−2,2−ジメチルプロピル)イミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)エチル(1−(ジフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメート(809mg、0.86mmol)をTFA(36mL)に溶解させ、そして80℃で1時間加熱した。室温まで冷却した後に、この混合物を濃縮乾固させた。その残渣を、0〜100%のEtOAc/ヘキサンを用いるシリカゲルカラムで精製して、生成物(76%)を得た。
【0558】
実施例62: 化合物156の調製
【化188】
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化合物156を、((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−5−オキソ−4−(3,3,3−トリフルオロ−2,2−ジメチルプロピル)イミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルから出発して、トリフルオロエチルアミンをカルバメート形成のために(S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−アミンの代わりに使用したこと以外は化合物147を調製するための手順に従って調製した。
【0559】
実施例63: 化合物160の調製
【化189】
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化合物160を、(S)−(1−(4−クロロ−3−(1−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチルを出発物質として(S)−(2−アミノ−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル)カルバミン酸tert−ブチルの代わりに使用したこと以外は化合物383を調製するための手順に従って調製した。
【0560】
実施例64: 化合物161および化合物162の調製
【化190】
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化合物161および化合物162を、3,3,3−トリフルオロ−2−メチルプロパン酸をアミド形成のために3,3,3−トリフルオロプロパン酸の代わりに使用したこと以外は化合物160を調製するための手順に従って調製した。2つの立体異性体をキラルHPLCにより分離した。
【0561】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製
【化191】
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((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オールTFA塩(50mg、0.17mmol)、(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(99mg、0.17mmol)および1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(100mg、0.52mmol)のDMF(1.7mL)中の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.15mL、0.87mmol)を添加した。この反応混合物を65℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、飽和水性NH
4Clで処理し、そしてEtOAcで抽出した。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層を10%水性LiCl、次いでブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4で)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗性混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサンで溶出)により精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ calc’d for C
37H
35ClF
4N
8O
4: 767.2; found: 767.3。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 9.52 (s, 1H), 8.04 (m, 2H), 7.92 (s, 1H), 7.66 - 6.97 (m, 12H), 6.62 (t, J = 52.6 Hz, 1H), 5.44 (d, J = 5.8 Hz, 1H), 5.38 - 5.11 (m, 2H), 4.35 - 4.05 (m, 3H), 2.29 - 2.09 (m, 2H), 0.86 (s, 9H)。
【0562】
実施例65: 化合物177の調製
【化192】
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((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(13mg、0.02mmol)のCH
2Cl
2(0.20mL)中の溶液に、1−イソシアナト−1−(トリフルオロメチル)シクロプロパン(0.63M、トルエン中0.16mL)およびチタン(IV)tert−ブトキシド(5.8mg、0.02mmol)を添加した。この反応混合物を室温で2時間維持した。次いで、この反応混合物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサンで溶出)により直接精製して、生成物(15mg、96%)を得た。
【0563】
【化193】
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化合物177の調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(15mg、0.016mmol)のTFA(0.2mL)中の溶液を60℃で1.5時間加熱した。この反応混合物をトルエンで希釈し、そして減圧中で濃縮した。この順序を2回繰り返し、次いでその粗製混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(3:1のCH
2Cl
2/ヘキサン中0〜10%のMeOH)により精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ calc’d for C
34H
33ClF
7N
9O
3: 784.2; found: 784.3。1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.39 (d, J = 0.7 Hz, 1H), 8.07 (s, 1H), 8.01 (s, 1H), 7.69 - 7.16 (m, 8H), 6.73 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.51 (dd, J = 8.8, 5.7 Hz, 1H), 5.04 (dd, J = 11.1, 9.0 Hz, 1H), 4.66 (dd, J = 11.1, 5.7 Hz, 1H), 2.30 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 1.94 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 1.22 (m, 2H), 1.04 (m, 2H), 0.95 (s 9H)。
【0564】
実施例66: 化合物178の調製
【化194】
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化合物178を、1−メチルシクロプロパン−1−カルボン酸を1−イソシアナト−1−メチルシクロプロパンを調製するために使用したこと以外は化合物177の調製と同様の方法により、調製した。LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ calc’d for C
34H
36ClF
4N
9O
3: 730.3; found: 730.3。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.40 (s, 1H), 8.08 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.70 - 7.31 (m, 7H), 7.24 (s, 1H), 6.75 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.49 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 4.97 (t, J = 10.0 Hz, 1H), 4.63 (dd, J = 11.1, 5.7 Hz, 1H), 2.30 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 1.94 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 1.28 (s, 3H), 0.95 (s, 9H), 0.70 - 0.60 (m, 2H), 0.58 - 0.48 (m, 2H)。
【0565】
実施例67: 化合物179の調製
【化195】
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(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチルカルボノクロリデートの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(50mg、0.065mmol)のDCM(2mL)中の溶液に、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルピリジン(81mg、0.39mmol)およびトリホスゲン(9.7mg、0.33mmol)を添加した。この反応混合物を室温で4時間撹拌し、そしてさらに精製せずに次の反応に即座に使用した。
【0566】
(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(ジフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートの調製:(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチルカルボノクロリデートのDCM(2mL)中の溶液に、ジフルオロメチルシクロプロピルアミンHCl(47mg、0.33mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(34mg、0.26mmol)を添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。この反応混合物を1NのHCl溶液で処理し、EtOAcで抽出し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、そして0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサンにより溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0567】
化合物182の調製:(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(ジフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメート(50mg、0.056mmol)のTFA(2mL)中の溶液を60℃で2時間加熱した。この反応混合物を濃縮し、MeOHに溶解させ、そして水中5〜100%のアセトニトリル(0.1%のTFAを含む)で溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物(40mg、83%)を得た。LCMS-ESI+: calc’d for C34H34ClF6N9O3: 766.2 (M+H+); found: 766.2 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.45 (s, 1H), 8.07 (m, 2H), 7.71 - 7.17 (m, 8H), 6.78 (t, J = 52 Hz, 1H), 5.95 - 5.46 (m, 2H), 5.09 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.70 (dd, J = 11.4, 4.9 Hz, 1H), 2.44 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.15 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.07 (m, 2H), 0.99 (s, 9H), 0.91 (m, 2H)。
【0568】
実施例68: 化合物180の調製
【化196】
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化合物180を、アニリンをジフルオロメチルシクロプロピルアミンの代わりに使用したこと以外は化合物179の調製のための方法と類似の方法により調製した。LCMS-ESI+ m/z Calc’d for C
36H
34ClF
4N
9O
3 [M+H+]: 752.2; found: 752.6 [M+H+]。1H NMR (400 MHz, CD3CN) δ 8.28 (s, 1H), 8.08 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.67 - 7.02 (m, 13H), 6.71 (t, J
HF = 52.3 Hz, 1H), 5.52 (dd, J = 9.5, 4.4 Hz, 1H), 5.09 (dd, J = 11.6, 9.6 Hz, 1H), 4.73 (dd, J = 11.6, 4.5 Hz, 1H), 2.32 - 2.12 (m, 2H), 0.88 (s, 9H)。
【0569】
実施例69: 化合物181の調製
【化197】
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化合物181を、ピリジン−2−アミンをジフルオロメチルシクロプロピルアミンの代わりに使用したこと以外は化合物180の調製と同様の方法により調製した。LCMS-ESI+ m/z Calc’d for C
35H
33ClF
4N
10O
3 [M+H+]: 753.2 [M+H+]; found: 753.2。1H NMR (400 MHz, CD
3CN) δ 8.56 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 8.18 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.12 - 8.04 (m, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.86 - 7.00 (m, 11H), 6.79 (t, J
HF = 52.5 Hz, 1H), 5.65 - 5.50 (m, 1H), 5.22 - 5.05 (m, 1H), 4.76 (dd, J = 11.7, 4.6 Hz, 1H), 2.31 - 2.14 (m, 2H), 0.87 (s, 9H)。
【0570】
実施例70: 化合物182の調製
【化198】
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化合物182を、3,3,3−トリフルオロ−2,2−ジメチルプロパン酸を1−(トリフルオロメチル)シクロプロパン−1−カルボン酸の代わりに使用し、そして塩化銅をチタン(IV)tert−ブトキシドの代わりに使用したこと以外は、化合物177を調製するために使用した手順に従って調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C
34H
35ClF
7N
9O
3: 786.2 (M+H+); found: 786.4 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.46 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.70 - 7.50 (m, 5H), 7.49 - 7.17 (m, 3H), 6.78 (t, J = 52 Hz, 1H), 5.68 (dd, J = 9.3, 5.0 Hz, 1H), 5.09 (dd, J = 11.5, 9.4 Hz, 1H), 4.65 (dd, J = 11.5, 5.0 Hz, 1H), 2.45 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.18 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.51 (s, 6H), 0.99 (s, 9H)。
【0571】
実施例71: 化合物183の調製
【化199】
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化合物183を、2−イソシアナト−2−メチルプロパンを1−イソシアナト−1−(トリフルオロメチル)シクロプロパンの代わりに使用し、そしてMoO
2Cl
2(DMF)
2をチタン(IV)tert−ブトキシドの代わりに使用したこと以外は、化合物177を調製するために使用した手順に従って調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C
34H
38ClF
4N
9O
3: 732.3 (M+H+); found: 732.4 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.47 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.70 - 7.50 (m, 5H), 7.46 - 7.18 (m, 3H), 6.8 (t, J = 52 Hz, 1H), 5.65 (dd, J = 9.4, 5.1 Hz, 1H), 5.02 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.63 (dd, J = 11.5, 5.1 Hz, 1H), 2.48 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.17 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.29 (s, 9H), 1.00 (s, 9H)。
【0572】
実施例72: 化合物184の調製
【化200】
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(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル3,3−ジフルオロアゼチジン−1−カルボキシレートの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(20mg、0.026mmol)のDCM(2mL)中の溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(33.6mg、0.26mmol)および1,1’−カルボニルジイミダゾール(10.6mg、0.065mmol)を添加した。この反応混合物を室温で30分間撹拌し、次いで3,3−ジフルオロアゼチジン塩酸塩(16.9mg、0.13mmol)を添加した。この反応混合物を、室温で一晩撹拌した。この反応混合物を飽和水性NaHCO
3で処理し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を分離し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0573】
化合物187の調製:(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル3,3−ジフルオロアゼチジン−1−カルボキシレート(17mg、0.019mmol)のTFA(1mL)中の溶液を60℃で2時間加熱した。この反応混合物を濃縮し、MeOHに溶解させ、そして水中5〜100%のアセトニトリル(0.1%のTFAを含む)により溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物(12.2mg、87%)を得た。LCMS-ESI+: calc’d for C
33H
32ClF
6N
9O
3: 752.2 [M+H]+; found: 752.4 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.46 (d, J = 0.7 Hz, 1H), 8.14 - 7.96 (m, 2H), 7.71 - 7.25 (m, 8H), 6.82 (t, J =52 Hz, 1H), 5.67 (dd, J = 9.6, 4.6 Hz, 1H), 5.06 (dd, J = 11.5, 9.7 Hz, 1H), 4.88 - 4.79 (m, 1H), 4.29 (t, J = 11.8 Hz, 4H), 2.48 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.13 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.01 (s, 9H)。
【0574】
実施例73: 化合物185の調製
【化201】
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化合物185を、3,3−ジフルオロ−2,2−ジメチルプロパン酸をトリフルオロメチルシクロプロパン−1−カルボン酸の代わりに使用し、そして塩化銅をチタン(IV)tert−ブトキシドの代わりに使用したこと以外は、化合物177を調製するために使用した手順に従って調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C
34H
36ClF
6N
9O
3: 768.3 (M+H+); Found: 768.4 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.46 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 8.11 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.73 - 7.13 (m, 9H), 6.80 (t, J = 52 Hz, 1H), 6.14 (t, J = 60 Hz, 1H), 5.68 (dd, J = 9.4, 5.1 Hz, 1H), 5.10 - 5.00 (m, 1H), 4.67 (dd, J = 11.6, 5.1 Hz, 1H), 2.45 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.18 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.32 (s, 6H), 1.00 (s, 9H)。
【0575】
実施例74: 化合物186の調製
【化202】
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化合物186の調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(10mg、0.013mmol)のTFA(1mL)中の溶液を60℃で2時間加熱した。この反応混合物を濃縮し、MeOHに溶解させ、そして水中5〜100%のアセトニトリル(0.1%のTFAを含む)により溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物(4.3mg、44%)を得た。LCMS-ESI+ m/z Calc’d for C
29H
29ClF
4N
8O
2 [M+H+]: 633.2; Found: 633.5 [M+H+]。1H NMR (400 MHz, CD
3CN) δ 8.35 (d, J = 0.7 Hz, 1H), 8.18 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.74 - 7.23 (m, 9H), 6.84 (t, J
HF = 52.3 Hz, 1H), 5.44 (dd, J = 5.9, 3.0 Hz, 1H), 4.28 (dd, J = 12.4, 5.9 Hz, 1H), 4.17 (dd, J = 12.4, 3.1 Hz, 1H), 2.27 - 2.14 (m, 2H), 0.85 (s, 9H)。
【0576】
他に記載されない限り、下記の実施例を類似の様式で調製した。
【表B-1】
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【表B-2】
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【表B-3】
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【表B-4】
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【表B-5】
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【表B-6】
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【表B-7】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-8】
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【表B-9】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-10】
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【表B-11】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-12】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-13】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-14】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-15】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-16】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-17】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-18】
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【表B-19】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-20】
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【表B-21】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-22】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-23】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-24】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-25】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-26】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-27】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-28】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-29】
[この文献は図面を表示できません]
【表B-30】
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【0577】
実施例75: 化合物272の調製
【化203】
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((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(120mg、0.16mmol)のCH
2Cl
2(1.0mL)中の溶液に、トルエン中の1−イソシアナト−1−(トリフルオロメチル)シクロプロパン(1.13M、1.0mL)を添加し、その後、チタン(IV)tert−ブトキシド(55mg、0.16mmol)を添加した。この反応混合物を室温で1時間維持した。この反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサンで溶出)により直接精製して、生成物を得た。
【0578】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(2−フルオロ−4−(チアゾール−5−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(30mg、0.033mmol)のジオキサン(1mL)中の溶液、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)チアゾール(14mg、0.067mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(7.7mg、7.0umol)および炭酸カリウム(23mg、0.17mmol)および水(0.20mL)の脱気混合物を100℃で0.5時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、そして飽和水性NH
4ClおよびEtOAcで処理した。10分間撹拌した後に、その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層を飽和水性NH
4Cl、次いでブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4で)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。
【0579】
化合物272の調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(2−フルオロ−4−(チアゾール−5−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(21mg、0.023mmol)のTFA(1.0mL)中の溶液を60℃で2時間加熱した。この反応混合物を濃縮し、MeOHに溶解させ、そして水中5〜100%のアセトニトリル(0.1%のTFAを含む)で溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物を得た。
【0580】
実施例76: 化合物273の調製
【化204】
[この文献は図面を表示できません]
3−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)−3−オキソ−2−(テトラヒドロ−1l4−チオフェン−1−イリデン)プロパンニトリルの調製:ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(3.0g、17mmol)、1−(シアノメチル)テトラヒドロ−lH−チオフェン−l−イウム,臭化物塩硫黄イリド(4.6g、22mmol)およびHATU(7.0g、18.5mmol)のジクロロメタン(100mL)中の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(8.8mL、50.5mmol)を添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。この反応混合物を、飽和水性NH
4ClおよびEtOAcの添加によりクエンチした。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4で)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得、これを即座に次の反応に使用した。
【0581】
2−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)−2−オキソ酢酸の調製:3−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)−3−オキソ−2−(テトラヒドロ−1l4−チオフェン−1−イリデン)プロパンニトリル(4.8g、17mmol)のDMF(100mL)中の溶液に、oxone(登録商標)(ペルオキソ一硫酸カリウム、10g、33mmol)を、水(100mL)中の溶液として、水浴内で添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いで飽和水性チオ硫酸ナトリウムおよびEtOAcの添加によりクエンチした。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4で)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。この粗製混合物を即座に持ち越した。
【0582】
2−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)−2−オキソ酢酸イソプロピルの調製:粗製の2−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)−2−オキソ酢酸(3.4g、0.020mol)のジクロロメタン(100mL)中の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(7.3mL、0.042mol)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(4.8g、0.025mol)、4−(ジメチルアミノ)ピリジン(0.10g、0.083mol)および2−プロパノール(2.6mL、0.033mol)を添加した。この反応混合物を室温で2時間維持した。この反応混合物を飽和NH
4ClおよびEtOAcで処理した。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4で)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0583】
次いで、化合物275を、化合物177を調製するための手順に従うことにより調製した。
【0584】
実施例77: 化合物274の調製
【化205】
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((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−ネオペンチル−5−オキソ−4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)イミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−4−(4−ブロモフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(30mg、0.033mmol)のジオキサン(1mL)中の溶液、ビス(ピナコラト)ジボロン(17.3mg、0.070mmol)、酢酸パラジウム(1.2mg、0.010mmol)、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(3.3mg、0.01mmol)および酢酸カリウム(10mg、0.10mmol)の脱気混合物を100℃で0.5時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、飽和水性重炭酸ナトリウムおよびEtOAcで処理した。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4で)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製混合物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。
【0585】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(2−フルオロ−4−(5−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:ジオキサン(1.0mL)中の((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−ネオペンチル−5−オキソ−4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)イミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(15mg、0.016mmol)、2−ブロモ−5−フルオロピリジン(14mg、0.080mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(2.8mg、1.0umol)、炭酸カリウム(18mg、0.029mmol)および水(0.20mL)の脱気混合物を100℃で45分間撹拌した。この反応物を室温まで冷却し、そして飽和水性重炭酸ナトリウムの添加によりクエンチし、そしてこの混合物をEtOAcで抽出した。その水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4で)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗性混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。
【0586】
化合物274の調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(2−フルオロ−4−(5−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(5.0mg、0.0056mmol)のTFA(1mL)中の溶液を60℃で2時間加熱した。この反応混合物を濃縮し、MeOHに溶解させ、そして水中5〜100%のアセトニトリル(0.1%のTFAを含む)により溶出する逆相HPLCにより精製して、化合物274(3.0mg、65%)を得た。LCMS-ESI+ m/z Calc’d for C
35H
33ClF
6N
8O
3 [M+H+]: 763.2 (M+H+); found: 763.4 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.56 (dt, J = 3.0, 0.6 Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.09 - 7.82 (m, 4H), 7.71 (ddd, J = 8.9, 8.2, 3.0 Hz, 1H), 7.67 - 7.46 (m, 4H), 7.24 (s, 1H), 6.78 (t, J = 52 Hz, 1H), 5.69 (dd, J = 9.7, 4.9 Hz, 1H), 5.11 (dd, J = 11.5, 9.8 Hz, 1H), 4.71 (dd, J = 11.5, 4.9 Hz, 1H), 2.51 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.18 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.30 - 1.25 (m, 2H), 1.09 (m, 2H), 1.01 (s, 9H)。
【0587】
同様に、下記の実施例を調製した。
【表C-1】
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【表C-2】
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【表C-3】
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【表C-4】
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【表C-5】
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【表C-6】
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【表C-7】
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【表C-8】
[この文献は図面を表示できません]
【表C-9】
[この文献は図面を表示できません]
【表C-10】
[この文献は図面を表示できません]
【表C-11】
[この文献は図面を表示できません]
【表C-12】
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【表C-13】
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【表C-14】
[この文献は図面を表示できません]
【表C-15】
[この文献は図面を表示できません]
【表C-16】
[この文献は図面を表示できません]
【表C-17】
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【表C-18】
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【表C-19】
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【表C-20】
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【表C-21】
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【表C-22】
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【表C-23】
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【表C-24】
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【表C-25】
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【表C-26】
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【表C-27】
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【表C-28】
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【表C-29】
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【表C-30】
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【表C-31】
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【表C-32】
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【表C-33】
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【0588】
実施例78: 化合物325の調製
【化206】
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((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−シアノフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−4−(4−ブロモフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(30mg、0.034mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(5.9mg、10umol)、シアン化亜鉛(12mg、0.10mmol)のDMF(1.0mL)中の脱気溶液を100℃で1時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、水で希釈し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を5%の水性塩化リチウム、次いでブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサンで溶出)により精製して、生成物を得た。
【0589】
化合物325の調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−シアノフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(15mg、0.018mmol)のTFA(1.0mL)中の溶液を60℃で2時間加熱した。この反応混合物を濃縮し、MeOHに溶解させ、そして水中5〜100%のアセトニトリル(0.1%のTFAを含む)で溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物を得た。
【0590】
実施例79: 化合物326の調製
【化207】
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(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(4−(3−(トリフルオロメチル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(57mg、0.017mmol)、3−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン(57mg、0.030mmol)、S−Phosフェネチルアミンクロリドプレ触媒(12mg、0.015mol)の1,4−ジオキサン(2mL)中の脱気溶液に、カリウムt−ブトキシド(57g、0.51mmol)を添加した。この反応物を100℃で15分間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、飽和塩化アンモニウム水溶液およびEtOAcで処理した。その有機相をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてその残渣を次の工程で直接使用した。
【0591】
次いで、化合物326を、化合物177を調製するための手順に従うことにより調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C
36H
36ClF
8N
11O
3 [M+H+]: 858.3; Found: 858.8 [M+H+]。1H NMR (400 MHz, CD-
3CN) δ 8.13 (s, 1H), 7.59 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.50 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.39 - 7.28 (m, 3H), 7.04 - 6.93 (m, 2H), 6.85 - 6.53 (m, 2H), 5.39 (dd, J = 9.6, 4.5 Hz, 1H), 4.91 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.63 (s, 3H), 4.25 (t, J = 5.4 Hz, 2H), 3.77 (t, J = 5.5 Hz, 2H), 2.30 - 2.05 (m, 2H), 1.31 - 1.22 (m, 2H), 1.07 (s, 2H), 0.90 (s, 9H)。
【0592】
実施例80: 化合物327の調製
【化208】
[この文献は図面を表示できません]
化合物327を、化合物179を調製するための手順に従うことにより、(R)−2−(3−ブロモキノリン−6−イル)−2−(((S)−tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルで出発して調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C
33H
32BrClF
4N
8O
3: 779.1 (M+H+); Found: 779.4 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.97 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.54 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.10 - 7.96 (m, 2H), 7.94 - 7.79 (m, 2H), 7.57 (d, J = 1.2 Hz, 2H), 7.22 (d, J = 25.0 Hz, 1H), 6.69 (s, 1H), 6.14 (s, 1H), 5.69 (dd, J = 9.4, 5.1 Hz, 1H), 5.17 - 4.98 (m, 1H), 4.69 (dd, J = 11.6, 5.2 Hz, 1H), 2.55 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.28 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.32 (s, 6H), 1.02 (s, 9H)。
【0593】
実施例81: 化合物328の調製
【化209】
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(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(2−メチルアリル)−5−オキソ−4−(4−(ピラジン−2−イル)フェニル)イミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートの調製:(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(2−メチルアリル)−5−オキソ−4−(4−(ピラジン−2−イル)フェニル)イミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートを、実施例75に記載される((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−フルオロ−4−(ピラジン−2−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルを調製するための手順に従って、(R)−2−(4−ブロモフェニル)−2−(((S)−tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−4−メチルペンタ−4−エン酸イソプロピルで出発して調製した。
【0594】
化合物328の調製:(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(2−メチルアリル)−5−オキソ−4−(4−(ピラジン−2−イル)フェニル)イミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメート(126mg、0.146mmol)のDCM(0.6mL)中の溶液を、70%のHF−尿素(3mL)を含むポリプロピレン瓶に添加した。この反応混合物を室温で4時間撹拌した。次いで、この混合物を、DCM(100mL)、水性NaOH(1M、100mL)およびNaOHペレット(10g)中の撹拌混合物に0℃でゆっくりと添加した。中和したこの混合物をDCMで抽出した。その有機相を水、次いでブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣を、水中5〜100%のアセトニトリル(0.1%のTFAを含む)で溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+ m/z Calc’d for C
33H
30ClF
6N
9O
3 [M+H+]: 750.2; Found: 750.6 [M+H+]。1H NMR (400 MHz, CD
3CN) δ 9.11 (s, 1H), 8.66 (t, J = 1.9 Hz, 1H), 8.56 (s, 1H), 8.16 - 8.01 (m, 3H), 7.70 - 7.37 (m, 5H), 6.72 (t, J = 52.3 Hz, 1H), 6.50 (s, 1H), 5.48 (dd, J = 9.0, 4.3 Hz, 1H), 4.97 - 4.82 (m, 1H), 4.62 (dd, J = 11.5, 4.3 Hz, 1H), 2.90 - 2.43 (m, 2H), 1.44 - 1.32 (m, 6H), 1.29 - 1.20 (m, 2H), 1.09 - 0.99 (m, 2H)。
【0595】
実施例82: 化合物329の調製
【化210】
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次いで、化合物329を、2−(トリブチルスタンニル)ピリミジンを2−(トリブチルスタンニル)ピラジンの代わりに使用したこと以外は化合物278を調製するための手順に従うことにより調製した。LCMS-ESI+ m/z Calc’d for C
33H
30ClF
6N
9O
3 [M+H+]: 750.2; Found: 750.6 [M+H+]。1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.88 (d, J = 4.9 Hz, 2H), 8.41 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 8.07 (s, 1H), 7.67 - 7.55 (m, 4H), 7.40 (t, J = 4.9 Hz, 1H), 7.32 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.78 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.68 (dd, J = 9.2, 5.2 Hz, 1H), 5.06 (dd, J = 11.5, 9.3 Hz, 1H), 4.71 (dd, J = 11.6, 5.1 Hz, 1H), 2.97 (dd, J = 15.4, 8.9 Hz, 1H), 2.61 (dd, J = 25.7, 15.4 Hz, 1H), 1.46 (d, J = 22.2 Hz, 3H), 1.35 (d, J = 21.6 Hz, 3H), 1.28 - 1.20 (m, 2H), 1.05 (s, 2H)。
【0596】
実施例83: 化合物330および化合物331の調製
【化211】
[この文献は図面を表示できません]
両化合物330および化合物331を、これらの2つの単一のジアステレオマーがCbz保護段階でキラル分離(Chiralpak IC、150×4.6nm、5ミクロン、15mL/min、200bar、ヘプタン:イソプロパノール、70:30)により得られ、そして個々に最終脱保護工程に進んだこと以外は、化合物204を調製するための手順に従って調製した。これらの2つのジアステレオマーのシクロプロピル基での立体化学を、任意に割り当てる。速く溶出する異性体である化合物330について: LCMS-ESI+: calc’d for C
34H
33ClF
4N
9O
3: 784.2 (M+H+); Found: 784.3 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.60 (s, 1H), 8.21 (d, J = 24.3 Hz, 2H), 7.85 - 7.30 (m, 8H), 6.94 (s, 1H), 5.79 (s, 1H), 5.22 (t, J = 10.5 Hz, 1H), 4.88 (dd, J = 11.4, 5.2 Hz, 1H), 3.03 (s, 1H), 2.59 (dd, J = 15.0, 4.2 Hz, 1H), 2.28 (d, J = 15.3 Hz, 1H), 1.88 (s, 1H), 1.24 (d, J = 37.4 Hz, 2H), 1.12 (s, 9H)。遅く溶出する異性体である化合物331について: LCMS-ESI+: calc’d for C
34H
33ClF
7N
9O
3: 784.2 (M+H+); Found: 784.3 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.45 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.71 - 7.16 (m, 8H), 6.80 (s, 1H), 5.65 (dd, J = 9.4, 5.0 Hz, 1H), 5.10 (t, J = 10.4 Hz, 1H), 4.73 (dd, J = 11.6, 5.0 Hz, 1H), 2.87 (s, 1H), 2.46 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.15 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.74 (s, 1H), 1.18 - 1.10 (m, 1H), 1.05 (s, 1H), 0.99 (s, 9H)。
【0597】
実施例84: 化合物332および化合物333の調製
【化212】
[この文献は図面を表示できません]
両化合物332および化合物333を、trans−2−(ジフルオロメチル)シクロプロピルアミンHClをtrans−2−(トリフルオロメチル)シクロプロピルアミンHClの代わりに使用したこと以外は、単一のジアステレオマーである化合物330および化合物331の対を調製するための手順に従って調製した。これらの生成物の立体化学を無作為に割り当てる。化合物332について、LCMS-ESI+: calc’d for C
34H
34ClF
6N
9O
3: 766.2 (M+H+); Found: 766.2 (M+H+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.45 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.71 - 7.17 (m, 8H), 6.80 (s, 1H), 5.92 - 5.53 (m, 2H), 5.08 (t, J = 10.5 Hz, 1H), 4.73 (dd, J = 11.4, 5.2 Hz, 1H), 2.72 (s, 1H), 2.47 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.24 - 2.08 (m, 1H), 1.43 (s, 1H), 1.00 (s, 9H), 0.86 (d, J = 14.2 Hz, 2H)。化合物333について、LCMS-ESI+: calc’d for C
34H
34ClF
6N
9O
3: 766.2 (M+H+); Found: 766.3 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.49 - 8.37 (m, 1H), 8.07 (d, J = 22.4 Hz, 2H), 7.72 - 7.20 (m, 8H), 6.80 (s, 1H), 5.91 - 5.53 (m, 2H), 5.09 (t, J = 10.5 Hz, 1H), 4.74 - 4.60 (m, 1H), 2.71 (s, 1H), 2.46 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.15 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.42 (s, 1H), 1.00 (s, 9H), 0.87 (s, 1H)。
【0598】
実施例85: 化合物334および化合物335の調製
【化213】
[この文献は図面を表示できません]
2つの単一の立体異性体化合物334および化合物335の各々を、2,2−ジフルオロシクロプロパン−1−アミン塩酸塩をtrans−2−(トリフルオロメチル)シクロプロピルアミンHClの代わりに使用したこと以外は、単一のジアステレオマーである化合物330および化合物331の調製についてと類似の様式で得た。これらの2つの化合物の立体化学を無作為に割り当てる。化合物334について、LCMS-ESI+: calc’d for C
33H
32ClF
6N
9O
3: 752.2 (M+H+); Found: 752.7 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.44 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.81 - 7.33 (m, 8H), 7.25 (s, 1H), 6.78 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.65 (dd, J = 9.0, 4.5 Hz, 1H), 5.14 (t, J = 10.5 Hz, 1H), 4.73 (dd, J = 11.6, 4.9 Hz, 1H), 3.24 - 3.10 (m, 1H), 2.44 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.15 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.88 - 1.66 (m, 1H), 1.50 - 1.31 (m, 1H), 0.98 (s, 9H)。化合物335について、LCMS-ESI+: calc’d for C
33H
32ClF
6N
9O
3: 752.2 (M+H+); Found: 752.7 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.45 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.69 - 7.35 (m, 7H), 7.23 (s, 1H), 6.79 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.69 (dd, J = 9.6, 4.9 Hz, 1H), 5.29 - 5.05 (m, 1H), 4.74 (dd, J = 11.6, 5.0 Hz, 1H), 3.16 - 3.00 (m, 1H), 2.45 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.14 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.84 - 1.66 (m, 1H), 1.52 - 1.32 (m, 1H), 0.99 (s, 9H)。
【0599】
実施例86: 化合物336の調製
【化214】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−ブロモフェニル)−4−メチルペンタ−4−エン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−ブロモフェニル)−4−メチルペンタ−4−エン酸イソプロピルを、実施例65に記載される(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルを調製するための手順に従って調製した。
【0600】
(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−ブロモフェニル)−4−シアノ−4−メチルペンタン酸イソプロピルの調製:触媒であるCoサレン触媒(7mg、0.01mmol)を、EtOH(5.0mL;無水)にアルゴン下で室温で溶解させた。2分後、(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−ブロモフェニル)−4−メチルペンタ−4−エン酸イソプロピル(300mg、0.58mmol)をこの赤色溶液に添加し、次いでTsCN(136mg、0.75mmol)を添加した。次いで、フェニルシラン(0.08mL、0.58mmol)および別のEtOH(0.5mL)を添加した。得られた溶液を室温で3時間撹拌した。その溶媒をエバポレーションにより除去し、そしてその粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0601】
((R)−4−(4−ブロモフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−シアノ−2−メチルプロピル)−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−4−(4−ブロモフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−シアノ−2−メチルプロピル)−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルを、実施例65に記載される((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバメートを調製するための手順に従って調製した。
【0602】
次いで、化合物336を、化合物272を調製するための手順に従うことにより、((R)−4−(4−ブロモフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−シアノ−2−メチルプロピル)−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルで出発して調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C
34H
30ClF
7N
10O
3: 795.2 (M+H+); Found: 795.2 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.46 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.70 - 7.33 (m, 7H), 7.28 (s, 1H), 6.79 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.69 (dd, J = 9.2, 5.3 Hz, 1H), 5.06 (dd, J = 11.6, 9.3 Hz, 1H), 4.79 (dd, J = 11.6, 5.3 Hz, 1H), 2.80 (d, J = 15.3 Hz, 1H), 2.52 (d, J = 15.3 Hz, 1H), 1.48 - 1.39 (m, 6H), 1.29 - 1.23 (m, 2H), 1.16 - 1.04 (m, 2H)。
【0603】
実施例87: 化合物337および化合物338の調製
【化215】
[この文献は図面を表示できません]
2つの単一のジアステレオマーである化合物337および化合物338の各々を、trans−2−(トリフルオロメチル)シクロプロピルアミンHClの代わりにtrans−2−フルオロシクロプロパンカルボン酸(trans−2−fluorocyclopraoanecarboxylic acid)で出発したこと以外は化合物331および化合物332を得るためと類似の様式で得た。最終的な立体化学を無作為に割り当てた。化合物337について: LCMS-ESI+: calc’d for C
33H
33ClF
5N
9O
3: 734.2 (M+H+); Found: 734.2 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.45 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.73 - 7.19 (m, 8H), 6.79 (s, 1H), 5.64 (s, 1H), 5.08 (t, J = 10.5 Hz, 1H), 4.72 (dd, J = 11.7, 4.9 Hz, 1H), 4.59 (s, 1H), 2.84 (s, 1H), 2.45 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.15 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.36 - 1.14 (m, 1H), 0.99 (s, 9H), 0.90 (dt, J = 12.6, 6.5 Hz, 1H)。化合物338について: LCMS-ESI+: calc’d for C
33H
33ClF
5N
9O
3: 734.2 (M+H+); Found: 734.2 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.45 (s, 1H), 8.07 (d, J = 20.8 Hz, 2H), 7.73 - 7.20 (m, 8H), 6.79 (t, J = 50 Hz, 1H), 5.66-5.64 (m, 1H), 5.18 - 5.01 (m, 1H), 4.72 (dd, J = 10.8, 4.7 Hz, 1H), 4.51 (d, J = 60.6 Hz, 1H), 2.86-2.81 (m, 1H), 2.45 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.14 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.24 (dd, J = 21.3, 10.0 Hz, 1H), 0.99 (s, 9H), 0.89 (dq, J = 12.9, 7.0 Hz, 1H)。
【0604】
実施例88: 化合物339および化合物340の調製
【化216】
[この文献は図面を表示できません]
2つの単一のジアステレオマーである化合物339および化合物340の各々を、2,2−ジフルオロシクロプロパン−1−カルボン酸をtrans−2−(トリフルオロメチル)シクロプロピルアミンHClの代わりに使用したこと以外は化合物330および化合物331を調製するための手順に従って得た。化合物339について: LCMS-ESI+: calc’d for C
33H
31ClF
7N
9O
3: 770.2 (M+H+); Found: 770.0 (M+H+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.42 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 8.13 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.75 - 7.16 (m, 6H), 6.76 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.44 (s, 1H), 5.07 (t, J = 10.0 Hz, 1H), 4.70 (dd, J = 11.1, 5.8 Hz, 1H), 3.10 (s, 1H), 2.25 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 1.92 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 1.80-1.67 (m, 1H), 1.43-1.30 (m, 1H), 0.95 (s, 9H)。化合物340について: LCMS-ESI+: calc’d for C
33H
31ClF
7N
9O
3: 770.2 (M+H+); Found: 770.0 (M+H+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.50 - 8.26 (m, 1H), 8.14 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.78 - 7.15 (m, 7H), 6.76 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.60-5.40 (m, 1H), 5.22 - 5.03 (m, 1H), 4.66 (dd, J = 11.1, 5.6 Hz, 1H), 3.20 - 2.99 (m, 1H), 2.25 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 1.99 - 1.83 (m, 1H), 1.78 -1.67 (m, 1H), 1.46 - 1.27 (m, 1H), 0.95 (s, 9H)。
【0605】
実施例89: 化合物341および化合物342の調製
【化217】
[この文献は図面を表示できません]
2つのジアステレオマーである化合物341および化合物342の各々を、スピロ[2.2]ペンタン−1−カルボン酸をtrans−2−(トリフルオロメチル)シクロプロピルアミンHClの代わりに使用したこと以外は化合物330および化合物331を調製するための手順に従って得た。最終的な立体化学を無作為に割り当てた。化合物341について: LCMS-ESI+: calc’d for C
35H
36ClF
4N
9O
3: 742.3 (M+H+); Found: 742.4 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.45 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.72 - 7.10 (m, 8H), 6.80 (t, J = 52 Hz, 1H), 5.65 (dd, J = 9.3, 5.1 Hz, 1H), 5.17 - 4.95 (m, 1H), 4.70 (dd, J = 11.5, 5.0 Hz, 1H), 2.80 (d, J = 5.8 Hz, 1H), 2.46 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.15 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.18 (q, J = 7.0, 6.5 Hz, 2H), 1.00 (s, 9H), 0.95 - 0.84 (m, 2H), 0.78 (q, J = 9.0 Hz, 2H)。化合物342について: LCMS-ESI+: calc’d for C
35H
36ClF
4N
9O
3: 742.3 (M+H+); Found: 742.4 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.45 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.77 - 7.14 (m, 8H), 6.80 (t, J = 52 Hz, 1H), 5.66 (dd, J = 9.4, 5.1 Hz, 1H), 5.06 (q, J = 16.3, 13.5 Hz, 1H), 4.67 (dd, J = 11.6, 5.2 Hz, 1H), 2.80 (d, J = 4.1 Hz, 1H), 2.47 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.15 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.17 (t, J = 6.1 Hz, 2H), 1.00 (s, 9H), 0.90 (d, J = 14.6 Hz, 2H), 0.78 (d, J = 17.1 Hz, 2H)。
【0606】
実施例90: 化合物343および化合物344の調製
【化218】
[この文献は図面を表示できません]
2つの立体異性体である化合物343および化合物344の各々を、1,1−ジフルオロプロパン−2−アミンを(R)−1,1,1−トリフルオロ−2−プロピルアミンの代わりに使用したこと以外は化合物312についての様式と類似の様式で得た。2つの異性体中間体である(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1,1−ジフルオロプロパン−2−イル)カルバメートをキラルHPLCにより分離し、そしてその立体化学を無作為に割り当てた。化合物343について、LCMS-ESI+: calc’d for for C
33H
34ClF
6N
9O
3: 754.2 (M+H); Found: 754.3 (M+H)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.60 - 7.90 (m, 3H), 7.73 - 7.15 (m, 9H), 6.79 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.77 (d, J = 3.1 Hz, 1H), 5.64 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 5.29 - 5.00 (m, 1H), 4.71 (dd, J = 11.6, 5.1 Hz, 1H), 2.46 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.15 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.17 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 1.00 (s, 9H)。化合物344について、LCMS-ESI+: calc’d for for C
33H
34ClF
6N
9O
3: 754.2 (M+H); Found: 754.3 (M+H)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.60 - 7.92 (m, 3H), 7.83 - 7.14 (m, 8H), 6.79 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.85 - 5.58 (m, 2H), 5.09 (dd, J = 11.6, 9.5 Hz, 1H), 4.73 (dd, J = 11.7, 5.1 Hz, 1H), 3.93 (s, 1H), 2.46 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.16 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.18 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 1.00 (s, 9H)。
【0607】
実施例91: 化合物345の調製
【化219】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−メチルペンタ−4−エン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−メチルペンタ−4−エン酸イソプロピルを、実施例65に記載される(R)−2−アミノ−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−メチルペンタン酸イソプロピルを調製するための手順に従って調製した。
【0608】
(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−オキソペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−メチルペンタ−4−エン酸イソプロピル(0.50g、1mmol)のTHF(18mL)および水(0.5mL)中の溶液に、四酸化オスミウム(3.15mL、0.25mmol)および過ヨウ素酸ナトリウム(2.15g、0.01mol)を順番に添加した。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。次いで、この混合物を塩化アンモニウム溶液および酢酸エチル上に注ぎ、そしてその水層を酢酸エチルでさらに抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣を、0〜100%の勾配の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物を得た。
【0609】
(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−メチル−5−(メチルスルホニル)ペンタ−4−エン酸イソプロピルの調製:ジエチル(メチルスルホニルメチル)ホスホネート(0.14g、0.60mmol)のTHF(2mL)中の溶液に、0℃で、ヘキサン中のn−ブチルリチウム溶液(2.5M、0.23mL)を添加した。この反応物を0℃で30分間撹拌した。次いで、(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−オキソペンタン酸イソプロピル(0.1g、0.2mmol)のTHF(1mL)中の溶液を添加した。この反応物を室温で一晩撹拌した。この粗製混合物を濃縮し、そして水とEtOAcとの間で分配した。その有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣を、0〜100%の勾配の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物を得た。
【0610】
(2R)−2−アミノ−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−メチル−5−(メチルスルホニル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−メチル−5−(メチルスルホニル)ペンタ−4−エン酸イソプロピル(0.05g、0.087mmol)のEtOH(1.5mL)中の溶液に、炭素担持パラジウム(10%、0.046g、0.043mmol)を添加し、そして水素バルーンを取り付けた。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、この反応混合物をセライトで濾過した。その濾液を濃縮した。その残渣をメタノールで希釈し、そして30〜100%のアセトニトリル/水(両方の溶媒が0.1%のTFAを含有)の勾配で溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物を得た。
【0611】
次いで、化合物345を、化合物178および化合物179を調製するための手順に従うことにより調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C
34H
33ClF
7N
9O
5S: 848.2 (M+H+); Found: 848.2 (M+H+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.46 (s, 1H), 8.11 (d, J = 6.7 Hz, 2H), 7.85 - 7.37 (m, 8H), 6.83 (t, J = 52.0 Hz 1H), 5.66 (s, 1H), 5.10 - 4.97 (m, 1H), 4.80-4.78 (m, 1H), 3.15 (s, 1H), 2.97 (d, J = 11.0 Hz, 3H), 2.89 (s, 1H), 2.30 (dd, J = 14.3, 8.0 Hz, 2H), 1.27 (d, J = 10.9 Hz, 2H), 1.21 - 1.01 (m, 4H), 0.88 (d, J = 15.8 Hz, 2H)。
【0612】
実施例92: 化合物346および化合物347の調製
【化220】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(4−ブロモフェニル)−5−シアノ−4−メチルペンタ−4−エン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(4−ブロモフェニル)−4−オキソペンタン酸イソプロピル(172mg、0.37mmol)のTHF(3.8mL)中の溶液に、シアノメチルホスフィン酸ジエチルエステル(0.24mL、1.49mmol)を−20℃で添加した。この反応物を、2時間かけて室温までゆっくりと昇温させた。この反応を、飽和塩化アンモニウムを添加することによりクエンチし、そしてこの混合物をEtOAcで抽出した。その酢酸エチル抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、そして0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサンにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、所望の生成物を得た。
【0613】
(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−5−シアノ−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−メチルペンタ−4−エン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−5−シアノ−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−メチルペンタ−4−エン酸イソプロピルを、実施例65に記載される(R)−2−アミノ−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−メチルペンタン酸イソプロピルを調製するための手順に従って調製した。
【0614】
(2R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−5−シアノ−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−メチルペンタン酸イソプロピルの調製:(2R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−5−シアノ−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−メチルペンタン酸イソプロピルを、実施例91に記載される(2R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−メチル−5−(メチルスルホニル)ペンタン酸イソプロピルを調製するための手順に従って調製した。これらの2つの異性体をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより分離し、そしてそれぞれを先に進めた。
【0615】
((4R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(3−シアノ−2−メチルプロピル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:(2R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−5−シアノ−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−メチルペンタン酸イソプロピル(30mg、0.05mmol)のDMF(0.5mL)中の溶液に、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメート(34mg、0.08mmol)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(30mg、0.15mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.04mL、0.26mmol)を添加した。この反応混合物を65℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、飽和塩化アンモニウム溶液で処理し、そしてEtOAcにより抽出した。その有機相をブラインにより洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリウムで)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0616】
次いで、2つの異性体である化合物346および化合物347の各々を、化合物177の調製と類似の様式で、((4R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(3−シアノ−2−メチルプロピル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルで出発して得た。これらの2つの化合物の立体化学を任意に割り当てた。化合物346について: LCMS-ESI+: calc’d for C
34H
30ClF
7N
10O
3: 795.2 (M+H+); Found: 795.3 (M+H+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.47 (d, J = 4.6 Hz, 1H), 8.30 (s, 0.2H), 8.17 (s, 0.8H), 8.11 (d, J = 2.3 Hz, 1.6H), 8.01 (s, 0.4H), 7.98 - 7.33 (m, 9H), 7.20 - 6.61 (m, 1H), 5.70 - 5.59 (m, 1H), 5.22 - 5.11 (m, 0.8H), 4.99 (t, J = 10.6 Hz, 0.2H), 4.74 (dd, J = 11.8, 4.7 Hz, 0.8H), 4.69 (dd, J = 11.6, 5.1 Hz, 0.2H), 2.57 - 2.12 (m, 4H), 2.12 - 1.97 (m, 0.8H), 1.85 - 1.66 (m, 0.2H), 1.35 - 1.21 (m, 2H), 1.12 (m, 2H), 1.00 (d, J = 6.7 Hz, 2.4H), 0.93 (d, J = 6.8 Hz, 0.6H)。化合物347について: LCMS-ESI+: calc’d for C
34H
30ClF
7N
10O
3: 795.2 (M+H+); Found: 795.3 (M+H+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.47 (d, J = 4.5 Hz, 1H), 8.28 (s, 0.2H), 8.24 (s, 0.8H), 8.15-7.96 (m, 2H), 7.89 - 7.30 (m, 9H), 7.24 - 6.40 (m, 1H), 5.65 (dd, J = 9.7, 4.6 Hz, 1H), 5.18 (t, J = 10.7 Hz, 0.8H), 5.00 (t, J = 10.7 Hz, 0.2H), 4.71 (dd, J = 11.7, 4.7 Hz, 0.8H), 4.65 (dd, J = 11.5, 5.0 Hz, 0.2H), 2.53 - 2.18 (m, 4H), 2.06 (m, 0.8H), 1.86 (m, 0.2H), 1.35 - 1.20 (m, 2H), 1.14 (m, 2H), 1.08 (d, J = 6.7 Hz, 2.4H), 0.81 (d, J = 6.7 Hz, 0.6H)。
【0617】
実施例93: 化合物348の調製
【化221】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(1−ホルミルイソキノリン−6−イル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートの調製:(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(1−メチルイソキノリン−6−イル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメート(100mg、0.12mmol)のジオキサン(2mL)中の溶液に、酸化セレン(IV)(13mg、0.12mmol)を添加した。この反応物を60℃で2時間加熱した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0618】
(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(1−(ジフルオロメチル)イソキノリン−6−イル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートの調製:(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(1−ホルミルイソキノリン−6−イル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメート(80mg、0.09mmol)のDCM(2mL、2滴のエタノールを含む)中の溶液に、deoxo−Fluor(30mg、0.014mol)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。この混合物を氷冷重炭酸ナトリウム水溶液に注ぎ、そしてジクロロメタンで抽出した。その有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0619】
次いで、化合物348を、化合物177を調製するための手順に従うことにより、(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(1−(ジフルオロメチル)イソキノリン−6−イル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートで出発して調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C
34H
32ClF
7N
8O
3: 769.2 (M+H+); Found: 769.7 (M+H+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.56 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 8.45 (d, J = 9.1 Hz, 1H), 8.19 (s, 1H, D
2O交換可能), 8.02 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.98 - 7.89 (m, 2H), 7.86 (dd, J = 9.1, 2.1 Hz, 1H), 7.64 - 7.50 (m, 2H), 7.23 (d, J = 18.3 Hz, 1H), 7.05 (d, J = 54.0 Hz, 1H), 6.64 (t, J = 52.3 Hz, 1H), 5.70 (dd, J = 9.7, 4.8 Hz, 1H), 5.13 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.72 (dd, J = 11.6, 4.9 Hz, 1H), 2.57 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.26 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.29 (dt, J = 12.8, 6.7 Hz, 2H), 1.08 (s, 2H), 1.01 (s, 9H)。
【0620】
実施例94: 化合物349の調製
【化222】
[この文献は図面を表示できません]
【化223】
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(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチル−2−(2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピル塩酸塩(1.0g、2.72mmol)のEtOAc(50mL)中の懸濁物に、飽和NaHCO
3溶液(50mL)を添加した。全ての固体が溶解した後に、クロロギ酸ベンジル(0.97mL、6.81mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を、室温で一晩撹拌した。その有機相を分離し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0621】
(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチル−2−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチル−2−(2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピル(60mg、0.129mmol)のDMF(1.5mL)中の溶液に、炭酸セシウム(126mg、0.39mmol)およびヨードメタン(16μL、0.26mmol)を添加した。この反応混合物を55℃で90分間撹拌した。この混合物を室温まで冷却した。この反応を、水を添加することによりクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を分離し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0622】
(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチル−2−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピル(55mg、0.11mmol)のTFA(1mL)中の溶液を60℃で6時間加熱した。次いで、この反応混合物を50℃で一晩撹拌した。この粗製混合物を濃縮し、そしてさらに精製せずに次の反応に使用した。
【0623】
次いで、化合物351を、化合物349を調製するための手順に従って調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C
34H
35ClF
5N
8O
3: 749.2 (M+H+); Found: 749.2 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.19 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.83 (d, J = 9.5 Hz, 1H), 7.75 - 7.45 (m, 5H), 7.04 (s, 1H), 6.89 - 6.44 (m, 1H), 5.69 (dd, J = 9.7, 4.9 Hz, 1H), 5.10 (dd, J = 11.5, 9.8 Hz, 1H), 4.71 (dd, J = 11.5, 4.9 Hz, 1H), 3.72 (d, J = 1.0 Hz, 3H), 2.51 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.17 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.35 - 1.16 (m, 2H), 1.09 (s, 2H), 1.00 (s, 9H)。
【0624】
実施例95: 化合物350の調製
【化224】
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(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチル−2−(2−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)キノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチル−2−(2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピルのピリド(pyride)(1.5mL)中の溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.12mL、0.71mmol)を0℃で滴下により添加した。次いで、この反応混合物を室温までゆっくりと昇温させ、そして室温で1時間撹拌した。この反応を、水を添加することによりクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を分離し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0625】
(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(2−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)キノリン−6−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチル−2−(2−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)キノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピル(50mg、0.08mmol)、1−(ジフルオロメチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(102mg、0.42mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(9.7mg、0.01mmol)および炭酸カリウム(116mg、0.84mmol)の、ジオキサン(2mL)および水(0.5mL)中の溶液を80℃で30分間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却した。この反応を、飽和塩化アンモニウム溶液を添加することによりクエンチし、そしてこの混合物をEtOAcで抽出した。その有機相を分離し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0626】
次いで、化合物350を、化合物349を調製するための手順に従うことにより、(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(2−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)キノリン−6−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルで出発して調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C
39H
36ClF
10N
10O
4: 835.2 (M+H+); Found: 835.6 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.89 (s, 1H), 8.49 (s, 1H), 8.35 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 8.18 (s, 1H), 8.11 - 7.41 (m, 7H), 7.17 (s, 1H), 6.68 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.70 (dd, J = 9.7, 4.9 Hz, 1H), 5.12 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.72 (dd, J = 11.6, 4.9 Hz, 1H), 2.58 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.26 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.28 (s, 2H), 1.09 (s, 2H), 1.02 (s, 9H)。
【0627】
実施例96: 化合物351の調製
【化225】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−2−アミノ−2−(4−アジドフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(1000mg、2.92mmol)、アジ化ナトリウム(380mg、5.84mmol)およびアスコルビン酸ナトリウム(+)(29mg、0.15mmol)の、イソプロピルアルコール(3.5mL)および水(1.5mL)中の溶液をアルゴンで5分間スパージした。次いで、ヨウ化銅を添加し、そしてアルゴンで再度3分間スパージした。この反応混合物を密封管内で80℃で加熱した。4.5時間後、アジ化ナトリウム(596mg、9.17mmol)およびアスコルビン酸ナトリウム(+)(44mg、0.23mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を80℃で撹拌した。得られた混合物を飽和塩化アンモニウム溶液で処理し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を分離し、そして濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0628】
(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(4−(4−(トリメチルシリル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−アジドフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(150mg、0.49mmol)のTHF(1mL)中の溶液に、THF(0.1M、0.74mL)中のエチニルトリメチルシラン(95%、66mg、0.64mmol)およびチオフェン−2−カルボン酸銅(I)を添加した。このスラリーを30秒間超音波処理し、次いで室温で30分間撹拌した。この反応混合物をブラインで処理し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を分離し、濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0629】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−ネオペンチル−5−オキソ−4−(4−(4−(トリメチルシリル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)フェニル)イミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−ネオペンチル−5−オキソ−4−(4−(4−(トリメチルシリル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)フェニル)イミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルを、実施例94に記載される((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルを調製するための手順に従って、(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(4−(4−(トリメチルシリル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルで出発して調製した。
【0630】
化合物351の調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−ネオペンチル−5−オキソ−4−(4−(4−(トリメチルシリル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)フェニル)イミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(38mg、0.04mmol)のフッ化水素−尿素(1mL)中の溶液を、falconバイアル内で室温で3時間撹拌した。次いで、この反応混合物をpH=8まで中和し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を濃縮し、そしてその残渣を、水中5〜100%のアセトニトリル(0.1%のTFAを含む)で溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物(4mg、13%)を得た。LCMS-ESI+: calc’d for C
32H
32ClF
5N
10O
3, 735.2 (M+H); Found 735.3 (M+H)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.56 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 8.01 (s, 1H), 7.94 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 7.92 - 7.84 (m, 2H), 7.63 (d, J = 8.2 Hz, 3H), 7.58 (dd, J = 8.5, 2.2 Hz, 1H), 7.21 (d, J = 3.5 Hz, 1H), 6.80 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.69 (dd, J = 9.6, 5.0 Hz, 1H), 5.16 - 5.06 (m, 1H), 4.72 (dd, J = 11.6, 5.0 Hz, 1H), 2.52 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.19 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.30-1.26 (m, 2H), 1.12-1.08 (m, 2H), 1.02 (s, 9H)。
【0631】
実施例97: 化合物352の調製
【化226】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−2−アミノ−2−(3−フルオロ−4−((トリメチルシリル)エチニル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(1000mg、2.78mmol)のトリエチルアミン(7mL)中の溶液に、TMSアセチレン(1.78mL、12.5mmol)およびCuI(264mg、1.39mmol)をアルゴン下で添加した。この混合物をアルゴンでスパージした。次いで、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(1058mg、0.92mmol)を添加し、そしてアルゴンでスパージした。次いで、この反応混合物を90℃で1.5時間加熱した。この反応混合物をEtOAcおよび水で希釈した。得られた混合物をセライトで濾過した。2つの層を分離し、そしてその水相をEtOAcで抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0632】
(R)−2−アミノ−2−(4−エチニル−3−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(3−フルオロ−4−((トリメチルシリル)エチニル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(417mg、1.1mmol)のTHF(8mL)中の溶液に、THF中のテトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド(1.5M、0.74ml)を室温で滴下により添加した。この混合物を室温でアルゴン下で10分間撹拌した。この反応混合物を水とEtOAcとの間で分配した。その有機相を飽和塩化アンモニウム溶液、次いで水で洗浄し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0633】
(R)−2−アミノ−2−(4−(1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)−3−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−エチニル−3−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(400mg、1.39mmol)のTHF(4mL)中の溶液に、アルゴン下で、シクロプロピルアジド(95%、158mg、1.81mmol)およびTHF中のチオフェン−2−カルボン酸銅(I)(0.1M、2.09mL)を添加した。この反応混合物を室温で30分間撹拌した。この反応混合物を飽和NaHCO
3溶液とEtOAcとの間で分配した。その有機相をブラインで洗浄し、濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0634】
次いで、化合物352を、化合物350を調製するための手順に従うことにより、(R)−2−アミノ−2−(4−(1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)−3−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルで出発して調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C
35H
35ClF
6N
10O
3: 793.2 (M+H+); Found: 793.5 (M+H+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.32 (d, J = 3.5 Hz, 1H), 8.11 - 8.00 (m, 2H), 7.68 - 7.55 (m, 2H), 7.37 - 7.28 (m, 2H), 7.21 (s, 1H), 6.78 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.68 (dd, J = 9.6, 4.9 Hz, 1H), 5.10 (dd, J = 11.5, 9.7 Hz, 1H), 4.71 (dd, J = 11.6, 5.0 Hz, 1H), 4.01 (tt, J = 7.5, 3.9 Hz, 1H), 2.47 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.15 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.35-1.31 (m, 2H), 1.31 - 1.20 (m, 4H), 1.11-1.07 (m, 2H), 1.00 (s, 9H)。
【0635】
実施例98: 化合物353の調製
【化227】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチル−2−(2−ビニルキノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチル−2−(2−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)キノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピル(100mg、0.17mmol)、4,4,5,5−テトラメチル−2−ビニル−1,3,2−ジオキサボロラン(0.14mL、0.84mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(19mg、0.02mmol)、炭酸カリウム(232mg、1.68mmol)およびトリメチル酢酸パラジウム(II)(10mg、0.03mmol)の、THF(2mL)および水(0.3mL)中の混合物を80℃で1時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、飽和NaHCO
3で希釈し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相をブラインで洗浄し、濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0636】
(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(2−シクロプロピルキノリン−6−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:ジアゾメタンを、下記の手順によって調製した:1−メチル−3−ニトロ−1−ニトロソグアニジンのエチルエステル中の懸濁物(1mL)に、0℃で50%の水酸化カリウム(1mL)を添加した。次いで、得られた有機層を次の反応に使用した。(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチル−2−(2−ビニルキノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピル(28mg、0.06mmol)の溶液に、トリメチル酢酸パラジウム(II)(3.6mg、0.01mmol)を添加した。次いで、この混合物に、作製したばかりの、エチルエステル中のジアゾメタン溶液を滴下により添加した。この反応混合物を0℃で5分間撹拌した。この混合物を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0637】
次いで、化合物353を、化合物349を調製するための手順に従って(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(2−シクロプロピルキノリン−6−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルで出発して調製した。LCMS-ESI+: calc’d for for C
36H
37ClF
5N
8O
3: 759.3 (M+H+); Found: 759.6 (M+H+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.50 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.99 (d, J = 4.0 Hz, 3H), 7.57 (d, J = 1.3 Hz, 2H), 7.47 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.15 (s, 1H), 6.67 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.69 (dd, J = 9.7, 4.9 Hz, 1H), 5.12 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.71 (dd, J = 11.5, 4.9 Hz, 1H), 2.57 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.46 (dt, J = 8.1, 3.7 Hz, 1H), 2.24 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.53 - 1.41 (m, 2H), 1.42 - 1.32 (m, 2H), 1.27 (d, J = 6.5 Hz, 2H), 1.09 (s, 2H), 1.01 (s, 9H)。
【0638】
実施例99: 化合物354の調製
【化228】
[この文献は図面を表示できません]
【化229】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(2−ホルミルキノリン−6−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチル−2−(2−ビニルキノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピル(30mg、0.063mmol)のTHF(1.5mL)および水(1.2mL)中の溶液に、t−BuOH中の四酸化オスミウム(2.5wt.%、12.86μL、0.001mmol)を添加した。この反応混合物を室温で30分間撹拌した。次いで、過ヨウ素酸ナトリウム(41mg、0.19mmol)を添加した。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。この反応混合物をEtOAcで希釈し、そしてH
2O、次いでブラインで洗浄した。その有機抽出物を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0639】
(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(2−(ジフルオロメチル)キノリン−6−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(2−ホルミルキノリン−6−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(15mg、31μmol)のDCM(2mL)中の溶液に、deoxo−fluor(209mg、0.094mmol)を添加した。この反応物を室温で撹拌した。この粗製混合物を、氷冷飽和炭酸ナトリウム溶液に滴下により添加した。この水性混合物をEtOAcで抽出した。その有機相を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0640】
次いで、化合物354を、化合物349を調製するための手順に従って、(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(2−(ジフルオロメチル)キノリン−6−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルで出発して調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C
34H
33ClF
7N
8O
3: 769.2 (M+H+); Found: 769.5 (M+H+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.47 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.09 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 8.03 - 7.87 (m, 2H), 7.83 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.56 (d, J = 1.3 Hz, 2H), 7.15 (s, 1H), 7.06 - 6.45 (m, 2H), 5.70 (dd, J = 9.6, 4.9 Hz, 1H), 5.12 (dd, J = 11.5, 9.7 Hz, 1H), 4.72 (dd, J = 11.6, 4.9 Hz, 1H), 2.59 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.26 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.36 - 1.22 (m, 2H), 1.08 (s, 2H), 1.02 (s, 9H)。
【0641】
実施例100: 化合物355の調製
【化230】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:EtOAc(50mL)中の(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(1.0g、2.78mmol)と、飽和水性NaHCO
3(50mL)との二相溶液に、クロロギ酸ベンジル(0.99mL、6.94mmol)を添加した。この反応混合物を、室温で一晩撹拌した。その有機相を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0642】
(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(4−((ジフェニルメチレン)アミノ)−3−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(400mg、0.81mmol)のトルエン(6mL)中の溶液に、2−(ジ−t−ブチルホスフィノ)ビフェニル(56mg、0.19mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(89mg、0.1mmol)およびナトリウムt−ブトキシド(194mg、2.02mmol)を添加した。この混合物をアルゴンでパージし、次いで63℃で2時間加熱した。この混合物を室温まで冷却し、そしてセライトで濾過した。その濾液を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0643】
(R)−2−(4−アミノ−3−フルオロフェニル)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(4−((ジフェニルメチレン)アミノ)−3−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(481mg、0.81mmol)のTHF(5mL)中の溶液に、濃HCl(2mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で5分間撹拌した。この混合物をブラインで希釈し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を飽和水性NaHCO
3で洗浄し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0644】
(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(3−フルオロ−4−(1H−テトラゾール−1−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(4−アミノ−3−フルオロフェニル)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(169mg、392μmol)のAcOH(4mL)中の溶液に、アジ化ナトリウム(0.08g、1.18mmol)を添加した。次いで、オルトギ酸トリメチル(0.13mL、1.21mmol)を添加した。この反応混合物を、室温で一晩撹拌した。この混合物をトルエンで希釈し、次いで濃縮して、AcOHを除去した。その残渣を飽和NaHCO
3で希釈し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0645】
次いで、化合物355を、化合物349を調製するための手順に従うことにより、(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(3−フルオロ−4−(1H−テトラゾール−1−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルで出発して調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C
31H
31ClF
6N
11O
3: 754.2 (M+H+); Found: 754.3 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 9.63 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.91 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.63 (dt, J = 12.0, 5.2 Hz, 2H), 7.53 (dd, J = 8.8, 2.1 Hz, 1H), 7.36 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 6.84 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.69 (dd, J = 9.7, 4.7 Hz, 1H), 5.12 (dd, J = 11.5, 9.8 Hz, 1H), 4.71 (dd, J = 11.6, 4.8 Hz, 1H), 2.46 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.19 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.28 (d, J = 2.3 Hz, 2H), 1.09 (s, 2H), 1.00 (s, 9H)。
【0646】
実施例101: 化合物356の調製
【化231】
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(R)−2−アミノ−2−(4−シアノフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(100mg、0.29mmol)のDMF(1.0mL)および水(0.01mL)中の溶液に、シアン化亜鉛(34mg、0.29mmol)、クロロ(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシ−1,1’−ビフェニル)(2’−アミノ−1,1’−ビフェニル−2−イル)パラジウム(II)min.98%[SPhosパラダサイクル](40.1mg、0.06mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(27mg、0.03mmol)および1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(32mg、0.06mmol)を添加した。この反応混合物を95℃で16時間撹拌した。この反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液で処理し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0647】
(R)−2−(4−(2H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2−アミノ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−シアノフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(450mg、1.56mmol)およびアジ化ナトリウム(182mg、2.81mmol)のDMF(1.5mL)中の混合物を110℃で10時間加熱した。冷却後、この混合物を酢酸エチルと水との間で分配した。その酢酸エチル層を10%のLiCl、次いでブラインで洗浄し、そして濃縮した。この粗製物をジクロロメタンで処理した。生じた沈殿物を濾過により集めて、生成物(180mg)を得た。その濾液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0648】
(R)−2−アミノ−2−(4−(2−シクロプロピル−2H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:酢酸第二銅(無水物、164mg、0.91mmol)および2,2’−ビピリジル(141mg、0.91mmol)のDCE(1mL)中の混合物を70℃で30分間撹拌した。次いで、この混合物に、シクロプロピルボロン酸(97mg、1.13mmol)、炭酸ナトリウム(120mg、1.13mmol)、ならびに(R)−2−(4−(2H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2−アミノ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(150mg、0.45mmol)のDCEおよび2−Me THF(1mL、1:1)中の溶液を添加した。この反応混合物を70℃で3時間撹拌した。この反応を、飽和塩化アンモニウム溶液を添加することによりクエンチし、そしてこの混合物をEtOAcで抽出した。その有機相をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0649】
次いで、化合物356を、化合物349の調製についてと類似の方法で(R)−2−アミノ−2−(4−(2−シクロプロピル−2H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルで出発して調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C
34H
35ClF
5N
11O
3: 776.2 (M+H+); Found: 776.6 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.21 (s, 1H), 8.11 - 7.94 (m, 3H), 7.66 - 7.51 (m, 4H), 7.31 - 7.18 (m, 1H), 6.75 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.70 (dd, J = 9.8, 4.8 Hz, 1H), 5.11 (dd, J = 11.4, 9.8 Hz, 1H), 4.70 (dd, J = 11.4, 4.8 Hz, 1H), 4.40 (tt, J = 7.5, 3.8 Hz, 1H), 2.46 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.18 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.49 (ddt, J = 5.7, 4.4, 2.9 Hz, 2H), 1.35 - 1.24 (m, 4H), 1.09 (s, 2H), 1.03 - 0.92 (m, 9H)。
【0650】
実施例102: 化合物357および化合物358の調製
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(4−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルおよび(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(4−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(4−(2H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2−アミノ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(100mg、0.30mmol)のトルエン(3.0mL)およびメタノール(1.5mL)中の溶液に、ヘキサン中の(トリメチルシリル)ジアゾメタン溶液(2M、0.18mL)を添加した。この反応混合物を室温で0.5時間維持した。この反応混合物を減圧中で濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。先に溶出する異性体が主要であり、仮にN2−異性体に割り当てた。少ないほうの異性体もまた集めた。
【0651】
次いで、両化合物357および化合物358を、化合物356を調製するための手順に従うことにより、(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(4−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルで出発して調製した。化合物357について: LCMS-ESI+: calc’d for C
32H
33ClF
5N
11O
3: 750.2 (M+H+); Found: 750.6 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.22 (s, 1H), 8.10 - 8.02 (m, 3H), 7.65 - 7.52 (m, 4H), 7.20 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.76 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.70 (dd, J = 9.8, 4.8 Hz, 1H), 5.10 (dd, J = 11.4, 9.8 Hz, 1H), 4.71 (dd, J = 11.5, 4.8 Hz, 1H), 4.44 (s, 3H), 2.48 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.18 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.34 - 1.24 (m, 2H), 1.11 - 1.01 (m, 2H), 1.00 (s, 9H)。化合物358について: LCMS-ESI+: calc’d for C
32H
33ClF
5N
11O
3: 750.2 (M+H+); Found: 750.6 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.24 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.90 - 7.81 (m, 2H), 7.69 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 7.67 - 7.52 (m, 2H), 7.38 (s, 1H), 6.84 (t, J = 52.1 Hz, 1H), 5.68 (dd, J = 9.8, 4.8 Hz, 1H), 5.13 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.71 (dd, J = 11.5, 4.8 Hz, 1H), 4.19 (s, 3H), 2.48 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.20 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.33 - 1.22 (m, 2H), 1.14 - 1.05 (m, 2H), 1.00 (s, 9H)。
【0652】
実施例103: 化合物359の調製
【化233】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−2−アミノ−2−(4−アミノフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−アミノフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルを、実施例100に記載される(R)−2−(4−アミノ−3−フルオロフェニル)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルを調製するための手順に従って、(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルで出発して調製した。
【0653】
(R)−2−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル)フェニル)−2−アミノ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−((ジフェニルメチレン)アミノ)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(100mg、0.23mmol)のTHF(2ml)中の溶液に、濃HCl(0.35mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で5分間撹拌した。この混合物をEtOAcとブラインとの間で分配した。その有機層を飽和水性NaHCO
3でさらに洗浄し、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0654】
次いで、化合物359を、化合物349を調製するための手順に従って、(R)−2−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル)フェニル)−2−アミノ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルで出発して調製した。LCMS-ESI+: calc’d C
32H
32ClF
5N
10O
3, 735.2 (M+H+); Found: 735.3 (M+H+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 9.05 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.65-7.55 (m, 7H), 7.25 (s, 1H), 6.82 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.68 (dd, J = 9.7, 4.8 Hz, 1H), 5.11 (dd, J = 11.5, 9.7 Hz, 1H), 4.71 (dd, J = 11.5, 4.9 Hz, 1H), 2.48 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.17 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.34 - 1.23 (m, 2H), 1.11-1.08 (m, 2H), 1.00 (s, 9H)。
【0655】
実施例104: 化合物360の調製
【化234】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチル−2−(2−(フェニルエチニル)キノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピルの調製:アルゴンでパージした、(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチル−2−(2−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)キノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピル(140mg、0.23mmol)、フェニルアセチレン(36mg、0.35mmol)、トリエチルアミン(1mL)および酢酸エチル(1mL)の混合物に、ヨウ化銅(i)(3mg、0.016mmol)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(21mg、0.03mmol)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。次いで、この混合物を水とEtOAcとの間で分配した。その有機相を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0656】
(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(2−(フェニルエチニル)キノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチル−2−(2−(フェニルエチニル)キノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピル(120mg、0.219mmol)のTFA(2.0mL)中の混合物を60℃で16時間加熱した。次いで、この反応混合物を冷却し、濃縮し、そしてさらに精製せずに次の反応に使用した。
【0657】
次いで、化合物362を、化合物178および化合物179を調製するための手順に従って、(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(2−(フェニルエチニル)キノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピルで出発して調製した。LCMS-ESI+: calc’d C
41H
36ClF
5N
8O
3: 819.2 (M+H+); Found: 820.2 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.36 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.04 - 7.94 (m, 3H), 7.90 (dd, J = 9.0, 2.3 Hz, 1H), 7.78 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.73 - 7.65 (m, 2H), 7.57 (d, J = 1.3 Hz, 2H), 7.51 - 7.41 (m, 3H), 7.21 (s, 1H), 6.69 (t, J = 52.1 Hz, 1H), 5.70 (dd, J = 9.7, 4.8 Hz, 1H), 5.12 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.72 (dd, J = 11.5, 4.9 Hz, 1H), 2.57 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.26 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.28 (dt, J = 7.6, 3.5 Hz, 2H), 1.09 (s, 2H), 1.01 (s, 9H)。
【0658】
実施例105: 化合物361の調製
【化235】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−2−アミノ−2−(4−((1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)エチニル)−3−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−エチニル−3−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(200mg、0.65mmol)のトリエチルアミン(14mL)中の溶液に、1−(ジフルオロメチル)−4−ヨード−1H−ピラゾール(1.04mL、2.95mmol)、CuI(62mg、0.33mmol)およびPd(PPh
3)
4(250mg、0.22mmol)を添加した。この混合物をアルゴンで3分間スパージし、次いで85℃で2時間加熱した。この反応混合物を濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0659】
次いで、化合物361を、化合物352を調製するための手順に従って調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C
36H
32ClF
8N
9O
3, 826.2 (M+H); Found, 826.3 (M+H)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.40 (d, J = 0.6 Hz, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.66-7.37 (t, J=60 Hz, 1H), 7.64 - 7.56 (m, 2H), 7.50-7.46 (m, 1H), 7.33 - 7.23 (m, 3H), 6.98-6.72 (t, J=52 Hz, 1H), 5.67 (dd, J = 9.7, 4.8 Hz, 1H), 5.09 (dd, J = 11.5, 9.8 Hz, 1H), 4.70 (dd, J = 11.5, 4.8 Hz, 1H), 2.40 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.13 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.33 - 1.24 (m, 2H), 1.11-1.07 (m, 2H), 0.99 (s, 9H)。
【0660】
実施例106: 化合物362の調製
【化236】
[この文献は図面を表示できません]
5−アミノ−3,3−ジメチル−5−オキソペンタン酸エチルの調製:5−エトキシ−3,3−ジメチル−5−オキソペンタン酸(4.0g、21.3mmol)、塩化アンモニウム(3.13g、58.4mmol)、HATU(12.1g、31.9mmol)のDMF(30mL)中の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(14.8mL、85mmol)を添加した。この反応混合物を室温で3時間維持した。次いで、この反応混合物を、sat NH
4ClおよびEtOAcの添加によりクエンチした。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機抽出物を10%のLiCl(aq)、次いでブラインで洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリウムで)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ISCO gold、120gのカラム;0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0661】
4−シアノ−3,3−ジメチルブタン酸エチルの調製:氷浴(0℃)の、5−アミノ−3,3−ジメチル−5−オキソペンタン酸エチル(4.0g、21.4mmol)およびトリエチルアミン(6.0mL、42.7mmol)のCH
2Cl
2(200mL)中の溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(4.03mL、24.6mmol)を、反応容器の側面に沿った定常流としてゆっくりと添加した。この混合物を0℃で30分間維持し、次いで、水およびEtOAcの添加によりクエンチした。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリウムで)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製混合物をシリカゲルカラムカラムクロマトグラフィー(ISCO gold、120gのカラム;0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0662】
4−シアノ−3,3−ジメチルブタン酸の調製:4−シアノ−3,3−ジメチルブタン酸エチル(2.6g、15.4mmol)のTHF/メタノール(50mLおよび15mL)中の溶液に、2Mの水酸化ナトリウム溶液(9.6mL)を添加した。この反応混合物を、出発物質が消費されるまで(約7時間)室温で撹拌した。この反応混合物を、2NのHClの添加により中和し、そしてEtOAcで抽出した。その有機層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリウムで)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。この粗生成物を次の工程で即座に処理した(2.23g)。
【0663】
1−(シアノメチル)テトラヒドロ−1H−チオフェン−1−イウムブロミドの調製:テトラヒドロチオフェン(2.0g、23mmol)に、ブロモアセトニトリル(2.72g、23mmol)を室温で添加した。この混合物を室温で24時間にわたり撹拌した。生じた固体をジエチルエーテル(3×20mL)で洗浄し、そして減圧下で乾燥させて生成物を得、これを使用前に冷蔵庫内で窒素下で貯蔵した。
5,5−ジメチル−3−オキソ−2−(テトラヒドロ−1−λ
4−チオフェン−1−イリデン)ヘプタンジニトリルの調製:
【0664】
4−シアノ−3,3−ジメチルブタン酸(2.2g、15.6mmol)および1−(シアノメチル)テトラヒドロ−1H−チオフェン−1−イウムブロミド(4.87g、23.4mmol)の、DCM(40mL)およびDMF(4mL)中の溶液に、HATU(8.89g、23.4mmol)およびDIEA(8.1mL、46.8mmol)を添加した。この反応混合物を室温で17時間撹拌した。この時間の後に、この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣を80gのシリカゲルカートリッジに装填し、そして0〜50%の勾配のDCM/(DCM中20%のMeOH)で溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製した。生成物は、DCM中約25%の、20%のMeOHで溶出した(3.9g、99%)。
【0665】
5−シアノ−4,4−ジメチル−2−オキソペンタン酸の調製:前の工程からの生成物である5,5−ジメチル−3−オキソ−2−(テトラヒドロ−1−λ
4−チオフェン−1−イリデン)ヘプタンジニトリルをTHF(100mL)に溶解させた。この混合物に、水浴内で冷却しながら、OXONE
(R)モノパースルフェート化合物(10.3g、33.4mmol)を、水(100mL)中の溶液として添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、飽和水性チオ硫酸ナトリウムおよびEtOAcの添加によりクエンチした。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。この粗生成物を即座に持ち越した。
【0666】
5−シアノ−4,4−ジメチル−2−オキソペンタン酸メチルの調製:5−シアノ−4,4−ジメチル−2−オキソペンタン酸(2.6g、15.6mmol)のDCM(45mL)中の溶液に、TEA(2.17mL、15.6mmol)を添加し、そしてこの溶液を0℃まで冷却した。次いで、この溶液にメチルクロロホルメート(1.2mL、15.6mmol)を添加し、そして30分間撹拌した。この時間後に、この反応混合物を水およびジエチルエーテルで処理した。その有機層を採取し、そしてその水層をジエチルエーテルでさらに抽出した。その有機層を合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その粗性混合物をシリカゲルカラムに装填し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0667】
(S)−2−((tert−ブトキシスルフィニル)イミノ)−5−シアノ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(0.37g、2.0mmol)および(S)−(−)−2−メチル−2−プロパンスルフィンアミド(0.27g、2.2mmol)の溶液に、チタン(IV)イソプロポキシド(0.66mL、2.24mmol)を室温で滴下により添加した。2時間撹拌した後に、飽和aq NH
4Clを添加した。得られた混合物をEtOAcで希釈し、セライトで濾過し、そのフィルターケーキをEtOAcで洗浄した。その層を分離し、そしてその有機層を減圧中で濃縮した。その残渣をコンビフラッシュクロマトグラフィー(24g goldカラム、(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン))により精製して、生成物を得た。
【0668】
2−((tert−ブトキシスルフィニル)アミノ)−2−(4−クロロフェニル)−5−シアノ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(S)−2−((tert−ブトキシスルフィニル)イミノ)−5−シアノ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(240mg、0.76mmol)をTHF(2mL)に溶解させ、そして0℃まで冷却し、4−クロロフェニルマグネシウムブロミド(THF中1M、0.99mL、0.99mmol)を同じ温度で滴下により添加した。この反応混合物を撹拌しながら0℃で1時間保持し、次いでNH
4Cl/水で0℃で処理した。この混合物を酢酸エチルで抽出し、そしてその有機層をブラインで洗浄し、濃縮し、そして0〜100%のEtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルカラムで精製して、生成物を得た。
【0669】
次いで、化合物362を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメート2,2,2−トリフルオロ酢酸塩を(2S)−2−((E)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(3−シアノ−2,2−ジメチルプロピル)−4−(4−(1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートを調製するための環化のために使用したこと以外は、化合物234を調製するための類似の手順に従って、調製した。この環化生成物は、2つのジアステレオマーの混合物であり、これをさらに、キラルSFC条件に供して、所望のジアステレオマーである(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(3−シアノ−2,2−ジメチルプロピル)−4−(4−(1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートを得た。これは、より長い保持時間を有する異性体である(IF SFC 5μM 21x250mm、30%のIPAを共溶媒として用いる)。化合物362について: LCMS-ESI+: calc’d for C
37H
36ClF
5N
10O
3: 799.3 (M+H); Found: 799.7 (M+H)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.18 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.84 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 7.62 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.59 - 7.50 (m, 3H), 7.45 - 7.37 (m, 2H), 7.23 (s, 1H), 6.79 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.68 (dd, J = 9.8, 4.8 Hz, 1H), 5.11 (q, J = 10.9 Hz, 1H), 4.74 (dd, J = 11.6, 4.8 Hz, 1H), 3.71 (tt, J = 7.3, 3.9 Hz, 1H), 2.55 (d, J = 15.4 Hz, 1H), 2.50 - 2.27 (m, 3H), 1.34 - 1.25 (m, 2H), 1.19 - 1.06 (m, 12H)。
【0670】
実施例107: 化合物363の調製
【化237】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(4−(1−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(4−エチニルフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルを、実施例97に記載される(R)−2−アミノ−2−(4−エチニル−3−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルを調製するための手順に従って調製した。イソプロピル(R)−2−アミノ−2−(4−エチニルフェニル)−4,4−ジメチルペンタノエート(93mg、0.32mmol)のベンゼン(1.5mL)中の溶液に、チオフェン−2−カルボン酸銅(I)(12mg、0.06mmol)および1−アジド−1−(トリフルオロメチル)シクロプロパン(51mg、0.34mmol)を添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、この反応混合物をブラインで処理し、そしてEtOAcにより抽出した。その有機相を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0671】
次いで、化合物363を、化合物236を調製するための手順に従うことにより調製した。LCMS-ESI+: calc’d C
35H
36ClF
8N
10O
3: 831.2 (M+H+); Found: 831.7 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.68 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.90 - 7.76 (m, 2H), 7.70 - 7.41 (m, 4H), 7.14 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.77 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.76 (dd, J = 9.6, 5.0 Hz, 1H), 5.10 (dd, J = 11.6, 9.7 Hz, 1H), 4.75 (dd, J = 11.7, 5.1 Hz, 1H), 4.42 - 4.19 (m, 1H), 2.49 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.17 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.81 (s, 4H), 1.29 (d, J = 7.1 Hz, 3H), 1.01 (s, 9H)。
【0672】
実施例108: 化合物364の調製
【化238】
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化合物364を、化合物220を調製するための手順に従うことにより調製した。LCMS-ESI+: calc’d C
36H
36ClF
8N
10O
3: 843.2 (M+H+); Found: 843.3 (M+H+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.68 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.88 - 7.73 (m, 2H), 7.69 - 7.38 (m, 4H), 7.15 (s, 1H), 6.76 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.69 (dd, J = 9.7, 4.9 Hz, 1H), 5.09 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.70 (dd, J = 11.6, 4.9 Hz, 1H), 2.48 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.17 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.81 (s, 4H), 1.32 - 1.21 (m, 2H), 1.08 (s, 2H), 1.00 (s, 9H)。
【0673】
実施例109: 化合物365の調製
【化239】
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(S)−(1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)エチル)カルバミン酸tert−ブチルの調製:(S)−(1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチル(50mg、0.13mmol)、2,4−ジフルオロフェノール(33mg、0.26mmol)、トリフェニルホスフィン(38mg、0.15mmol)のTHF(1.3mL)中の混合物を0℃まで冷却し、そしてこの混合物に、アゾジカルボン酸ジイソプロピル(0.03mL、0.15mmol)を添加した。次いで、この反応混合物を室温まで昇温させ、そして室温で一晩撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0674】
(S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)エタン−1−アミンの調製:(S)−(1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)エチル)カルバミン酸tert−ブチル(50mg、0.1mmol)およびTFA(0.5mL)の混合物を室温で30分間撹拌した。次いで、この反応混合物を濃縮し、そして精製せずに次の反応に直接使用した。
【0675】
次いで、化合物365を、(S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)エタン−1−アミンを(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートの代わりに使用したこと以外は化合物220を調製するための手順に従うことにより調製した。LCMS-ESI+: calc’d C
35H
31ClF
6N
8O
2: 745.2 (M+H+); Found: 745.3 (M+H+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.44 (s, 1H), 8.07 (d, J = 13.5 Hz, 2H), 7.71 - 7.32 (m, 8H), 7.22 (td, J = 9.3, 5.1 Hz, 1H), 7.04 (ddd, J = 11.3, 8.5, 3.0 Hz, 1H), 7.00 - 6.58 (m, 2H), 5.84 (dd, J = 10.3, 4.2 Hz, 1H), 5.10 (t, J = 10.1 Hz, 1H), 4.76 (dd, J = 9.8, 4.3 Hz, 1H), 2.39 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.07 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 0.89 (s, 9H)。
【0676】
実施例110: 化合物366の調製
【化240】
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イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルバルデヒドの調製:6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン(110g、558mmol)のDMF(2.5L)中の溶液に、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(11.8g、16.8mmol)、ギ酸ナトリウム(98g、1.4mol)およびトリフェニルホスフィン(7.3g、28mmol)を添加した。この反応混合物を脱気し、そしてCOでパージした。次いで、この反応混合物をCO(120psi)下で110℃で12時間撹拌し、そして濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0677】
2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2−((トリメチルシリル)オキシ)アセトニトリルの調製:イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルバルデヒド(35g、239mmol)および1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(0.81g、7.18mmol)の溶液に、TMSCN(33g、335mmol)を0℃で添加した。次いで、この反応混合物を室温まで昇温させ、そして室温で3時間撹拌した。この混合物に水を添加し、そして沈殿物を形成させて、生成物を得た。
【0678】
2−ヒドロキシ−2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)酢酸の調製:2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2−((トリメチルシリル)オキシ)アセトニトリル(118g、481mmol)の、12NのHCl溶液(300mL)中の反応混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、この反応混合物を濃縮乾固させ、そしてその残渣(92g、粗製)を精製せずに使用した。
【0679】
2−ヒドロキシ−2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)酢酸メチルの調製:2−ヒドロキシ−2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)酢酸(95g、479mmol)の無水MeOH(800mL)中の溶液に、SOCl
2(228g、1.91mol)を15分間で添加した。次いで、この反応混合物を80℃で12時間撹拌した。この反応混合物を濃縮した。その残渣を飽和NaHCO
3溶液により洗浄し、そしてDCM/MeOH(1:1)で抽出した。その有機相をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0680】
2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2−オキソ酢酸メチルの調製:2−ヒドロキシ−2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)酢酸メチル(30g、145mmol)のDCM(700mL)中の溶液に、Dess−Martinペルヨージナン(74g、174mmol)を0℃で添加した。次いで、この反応物を室温まで昇温させ、そして2時間撹拌した。この反応反応物を飽和NaHCO
3溶液およびブラインにより洗浄した。その有機相をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物(30g、定量的)を得た。
【0681】
(R)−2−アミノ−2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルを、(R)−2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルを調製するための手順に従って、2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2−オキソ酢酸メチルで出発して調製した。
【0682】
(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルを、(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルを調製するための手順に従って、(R)−2−アミノ−2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルで出発して調製した。
【0683】
次いで、化合物366を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル((S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カルバメートを(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバメートの代わりに使用したこと以外は化合物220を調製するための手順に従うことにより、(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルで出発して調製した。LCMS-ESI+: calc’d C
30H
32ClF
5N
9O
3: 696.2 (M+H+); Found: 696.9 (M+H+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.88 (s, 1H), 8.21 - 7.94 (m, 4H), 7.88 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 7.70 - 7.51 (m, 2H), 7.39 (s, 1H), 6.77 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.71 (dd, J = 9.6, 5.0 Hz, 1H), 5.20 - 5.03 (m, 1H), 4.79 - 4.75 (m, 1H), 4.39 - 4.19 (m, 1H), 2.47 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 2.21 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 1.30 (d, J = 7.1 Hz, 3H), 1.02 (s, 9H)。
【0684】
実施例111: 化合物367の調製
【化241】
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化合物367を、化合物366を調製するための手順に従って調製した。LCMS-ESI+: calc’d C
30H
32ClF
5N
9O
3: 696.2 (M+H+); Found: 696.9 (M+H+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.49 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 8.10 - 7.97 (m, 2H), 7.68 - 7.52 (m, 3H), 7.28 (s, 1H), 7.04 - 6.49 (m, 3H), 5.76 (dd, J = 9.6, 5.0 Hz, 1H), 5.19 - 5.04 (m, 1H), 4.80 - 4.68 (m, 1H), 4.36 - 4.12 (m, 1H), 2.49 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.18 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.25 (d, J = 7.1 Hz, 3H), 1.02 (s, 9H)。
【0685】
実施例112: 化合物368の調製
【化242】
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(R)−2−(2−アジドキノリン−6−イル)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(2−ヒドロキシキノリン−6−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(0.52g、1.12mmol)およびジフェニルホスホロアジデート(0.37g、1.34mmol)のピリジン(3.0mL)中の混合物を120℃で16時間撹拌した。この反応混合物を酢酸エチルと飽和NaHCO
3溶液との間で分配した。その有機層を濃縮し、そしてさらに精製せずに次の反応に直接使用した。
【0686】
(R)−2−(2−アミノキノリン−6−イル)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(2−アジドキノリン−6−イル)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(0.55g、1.12mmol)およびトリエチルホスフィン(0.4g、3.39mmol)の、THF(20mL)および水(2mL)中の混合物を80℃で16時間撹拌した。この反応混合物を酢酸エチルと飽和NaHCO
3溶液との間で分配した。その有機層を濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0687】
(R)−2−([1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]キノリン−7−イル)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(2−アミノキノリン−6−イル)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(0.46g、0.99mmol)、ジメトキシメチルジメチルアミン(1.18g、9.92mmol)のDMF(2mL)中の混合物を130℃で1時間加熱した。次いで、この反応混合物を濃縮した。その残渣をメタノール(3mL)およびピリジン(1mL)に溶解させた。この溶液に、ヒドロキシルアミン−O−スルホネート(0.22g、1.98mmol)を添加した。この混合物を45℃で16時間撹拌した。この反応混合物を濃縮した。その残渣を酢酸エチルと水との間で分配した。その有機相を濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0688】
(R)−2−([1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]キノリン−7−イル)−2−アミノ−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−([1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]キノリン−7−イル)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(0.24g、0.49mmol)のTFA(2.0mL)中の溶液を60℃で8時間加熱した。この混合物を濃縮し、そして次の反応で直接使用した。
【0689】
次いで、化合物368を、化合物220を調製するための手順に従うことにより調製した。LCMS-ESI+: calc’d C
34H
33ClF
5N
10O
3: 759.2 (M+H+); Found: 759.8 (M+H+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.55 (s, 1H), 8.48 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.09 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.02 (d, J = 9.4 Hz, 1H), 7.93 (dd, J = 8.9, 2.2 Hz, 1H), 7.85 - 7.66 (m, 2H), 7.58 (d, J = 1.3 Hz, 2H), 7.03 (s, 1H), 6.63 (t, J = 52.1 Hz, 1H), 5.71 (dd, J = 9.7, 4.9 Hz, 1H), 5.11 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.72 (dd, J = 11.5, 4.9 Hz, 1H), 2.61 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.26 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.27 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 1.09 (s, 2H), 1.03 (s, 9H)。
【0690】
実施例113: 化合物369の調製
【化243】
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5−ブロモ−1−シクロプロピル−1H−インダゾールの調製:5−ブロモ−1H−インダゾール(150g、761mmol)のDCM(4.0L)中の混合物に、シクロプロピルボロン酸(131g、1.52mol)、ビピリジニル(119g、761mmol)、Cu(OAc)
2(138g、761mmol)およびNa
2CO
3(161g、1.52mol)を添加した。この反応混合物を60℃で12時間撹拌した。この反応混合物をセライトで濾過し、そしてそのフィルターケーキをDCMで洗浄した。その濾液および洗浄液を1NのHCl、次いでブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0691】
次いで、化合物369を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル((S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カルバメートを(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル((S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カルバメートの代わりに使用したこと以外は化合物366を調製するための手順に従うことにより調製した。LCMS-ESI+: calc’d C
34H
36ClF
5N
9O
3: 748.2 (M+H+); Found: 748.4 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.17 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.94 (d, J = 0.9 Hz, 1H), 7.73 (dd, J = 1.9, 0.8 Hz, 1H), 7.69 - 7.43 (m, 4H), 7.02 (s, 1H), 6.64 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.69 (dd, J = 9.6, 4.9 Hz, 1H), 5.10 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.70 (dd, J = 11.5, 5.0 Hz, 1H), 3.69 (p, J = 5.4 Hz, 1H), 2.53 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.18 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.32 - 1.23 (m, 2H), 1.24 - 1.15 (m, 4H), 1.08 (s, 2H), 1.00 (s, 9H)。
【0692】
実施例114: 化合物370の調製
【化244】
[この文献は図面を表示できません]
化合物370を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル((S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カルバメートを(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル((S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カルバメートの代わりに使用したこと以外は化合物366を調製するための手順に従うことにより調製した。LCMS-ESI+: calc’d C
31H
32ClF
5N
9O
3: 708.2 (M+H+); Found: 708.2 (M+H+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 9.04 (s, 1H), 8.36 (dd, J = 7.7, 1.2 Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.63 (d, J = 1.3 Hz, 2H), 7.32 (s, 1H), 7.08 (dd, J = 7.6, 2.0 Hz, 1H), 6.77 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.67 (dd, J = 9.7, 4.8 Hz, 1H), 5.11 (t, J = 10.7 Hz, 1H), 4.72 (dd, J = 11.5, 4.9 Hz, 1H), 2.44 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.15 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.36 - 1.20 (m, 2H), 1.09 (s, 2H), 1.01 (s, 9H)。
【0693】
実施例115: 化合物371および化合物372の調製
【化245】
[この文献は図面を表示できません]
4,5−ジブロモ−2−(tert−ブチル)−2H−1,2,3−トリアゾールの調製:4,5−ジブロモ−2H−1,2,3−トリアゾール(100mg、0.44mmol)および硫酸(17.8M、0.025mL)のtert−ブタノール(2.5mL)中の反応混合物を80℃まで一晩加熱した。この反応混合物をEtOAcで希釈し、そして飽和水性NaHCO
3で注意深くクエンチした。2つの層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4で)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0694】
化合物371および化合物372を、4 4,5−ジブロモ−2−(tert−ブチル)−2H−1,2,3−トリアゾールを4,5−ジブロモ−2−(メチル−d3)−2H−1,2,3−トリアゾールの代わりに使用したこと以外は化合物222を調製するための手順に従って調製した。化合物371について: LCMS-ESI+: calc’d C
36H
40ClF
5N
10O
3: 791.3 (M+H+); Found: 791.2 (M+H+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.16 (s, 1H), 7.99 (d, J = 3.7 Hz, 2H), 7.79 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.61 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.55 (dd, J = 8.6, 2.2 Hz, 1H), 7.47 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 7.23 (s, 1H), 6.77 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.68 (dd, J = 9.7, 4.9 Hz, 1H), 5.10 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.70 (dd, J = 11.5, 4.9 Hz, 1H), 2.46 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.16 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.72 (s, 9H), 1.26 (t, J = 3.9 Hz, 2H), 1.08 (m, 2H), 0.99 (s, 9H)。化合物372について: LCMS-ESI+: calc’d C
32H
32ClF
5N
10O
3: 735.2 (M+H+); Found: 735.2 (M+H+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.19 (d, J = 7.1 Hz, 2H), 8.01 (s, 1H), 7.88 - 7.78 (m, 2H), 7.61 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.55 (dd, J = 8.6, 2.2 Hz, 1H), 7.52 - 7.43 (m, 2H), 7.22 (s, 1H), 6.78 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.69 (dd, J = 9.8, 4.8 Hz, 1H), 5.10 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 4.71 (dd, J = 11.5, 4.9 Hz, 1H), 2.48 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.17 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 1.32 - 1.25 (m, 2H), 1.13 - 1.05 (m, 2H), 1.00 (s, 9H).1.13 - 1.05 (m, 2H), 1.00 (s, 9H)。
【0695】
実施例116: 化合物373の調製
【化246】
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(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−アミノ−4,4−ジメチル−2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ペンタン酸イソプロピル(150mg、0.39mmol)、Hartwig試薬(144mg、0.46mmol)およびフッ化カリウム(22mg、0.39mmol)のDMF(3.5mL)中の混合物を50℃で一晩撹拌した。この反応混合物を冷却し、そしてセライトのパッドで濾過した。その濾液を10%の塩化リチウムで洗浄し、そして酢酸エチルで抽出した。その有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0696】
次いで、化合物373を、化合物220を調製するための手順に従うことにより調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C
31H
30ClF
8N
7O
3: 736.20 (M+H); Found: 736.71 (M+H)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.22 - 8.17 (m, 2H), 7.71 - 7.53 (m, 6H), 7.43 - 7.33 (m, 1H), 6.80 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.66 (dd, J = 9.8, 4.8 Hz, 1H), 5.11 (dd, J = 11.5, 9.9 Hz, 1H), 4.69 (dd, J = 11.5, 4.8 Hz, 1H), 2.43 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.16 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.29 - 1.24 (m, 2H), 1.11 - 1.03 (m, 2H), 0.97 (s, 9H)。
【0697】
実施例117: 化合物374の調製
【化247】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチル−2−(キノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチル−2−(2−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)キノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピル(0.35g、0.59mmol)、Pd(PPh
3)
4(100mg、0.086mmol)、トリエチルシラン(2mL、12.5mmol)、TEA(0.5mL、3.58mmol)のTHF(20mL)中の混合物を80℃で16時間加熱した。この反応混合物を濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0698】
リン酸水素ジフェニル,(R)−1−アミノ−6−(2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−1−イソプロポキシ−4,4−ジメチル−1−オキソペンタン−2−イル)キノリン−1−イウム塩の調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−4,4−ジメチル−2−(キノリン−6−イル)ペンタン酸イソプロピル(0.22g、0.49mmol)、(アミノオキシ)ホスホン酸ジフェニル(0.17g、0.64mmol)の1,2−ジクロロエタン(5mL)中の混合物を60℃で16時間加熱した。この反応混合物を濃縮し、そして次の反応に直接使用した。
【0699】
(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(3−シアノピラゾロ[1,5−a]キノリン−7−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:リン酸水素ジフェニル,(R)−1−アミノ−6−(2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−1−イソプロポキシ−4,4−ジメチル−1−オキソペンタン−2−イル)キノリン−1−イウム塩(0.18g、0.245mmol)の混合物をエタノール(5mL)に溶解させた。この混合物に、トリエチルアミン(0.07g、0.73mmol)および3−メトキシアクリロニトリル(0.06g、0.73mmol)を添加した。この混合物を60℃で16時間撹拌した。この混合物を濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0700】
(R)−2−アミノ−2−(3−シアノピラゾロ[1,5−a]キノリン−7−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルの調製:(R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−(3−シアノピラゾロ[1,5−a]キノリン−7−イル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(0.096g、0.19mmol)およびTFA(1mL)の混合物を60℃で4時間加熱した。この反応混合物を濃縮し、そして次の工程で直接使用した。
【0701】
次いで、化合物374を、化合物220を調製するための手順に従うことにより調製した。LCMS-ESI+: calc’d C
36H
32ClF
5N
10O
3: 783. (M+H+); Found: 783.3 (M+H+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.55 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 8.50 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.04 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.94 - 7.83 (m, 2H), 7.79 (d, J = 9.2 Hz, 2H), 7.58 (d, J = 1.3 Hz, 2H), 7.01 (s, 1H), 6.64 (t, J = 52.3 Hz, 1H), 5.72 (dd, J = 9.7, 4.8 Hz, 1H), 5.16 - 5.04 (m, 1H), 4.72 (dd, J = 11.5, 4.9 Hz, 1H), 2.61 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 2.24 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.27 (d, J = 6.1 Hz, 2H), 1.09 (s, 2H), 1.03 (s, 9H)。
【0702】
実施例118: 化合物375の調製
【化248】
[この文献は図面を表示できません]
化合物375の調製:化合物178(9mg、0.01mmol)のエタノール(1.0mL)中の溶液に、アルゴンの雰囲気下で、酸化白金(IV)(4.9mg、0.02mmol)を添加した。数回のパージ−ポンプサイクルにより、アルゴンを水素で置き換え(水素ガスのバルーン)、そしてこの反応混合物を、室温で一晩撹拌した。この反応混合物をセライトのパッドで濾過し、そして逆相HPLC(MeCN/H
2O+0.1%のTFA)により精製し、これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(MeOH/(CH
2Cl
2/ヘキサン、3:1)により再度精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+: calc’d for C
34H
37F
4N
9O
3: 696.3 (M+H+); Found: 696.4 (M+H+)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.38 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.71 - 7.23 (m, 9H), 6.81 (t, J = 52.1 Hz, 1H), 5.60 - 5.41 (m, 1H), 5.01 (t, J = 10.1 Hz, 1H), 4.65 (dd, J = 11.1, 5.7 Hz, 1H), 2.31 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 1.96 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 1.28 (s, 3H), 0.96 (s, 9H), 0.65 (s, 2H), 0.53 (s, 2H)。
【0703】
実施例119: 化合物376の調製
【化249】
[この文献は図面を表示できません]
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(130mg、0.18mmol)のDCM(2mL)中の溶液に、カルボノクロリド酸4−ニトロフェニル(54.8mg、0.27mmol)を添加し、その後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.22mL、1.27mmol)を添加した。この反応混合物を室温で24時間撹拌した。この混合物を濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0704】
シクロプロピル(2,2−ジフルオロエチル)カルバミン酸(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチルの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(22mg、0.02mmol)のDCM(1mL)中の溶液に、N−(2,2−ジフルオロエチル)シクロプロパンアミン塩酸塩(39.3mg、0.25mmol)およびN−エチルジイソプロピルアミン(0.22mL、1.25mmol)を添加した。この反応混合物を40℃で24時間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。
【0705】
次いで、化合物376を、化合物244を調製するための手順に従って、シクロプロピル(2,2−ジフルオロエチル)カルバミン酸(S)−2−((R)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)イミノ)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−1−イル)−2−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチルで出発して調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C
34H
36ClF
4N
9O
3: 730.3 (M+H+); Found: 730.0 (M+H+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.70 (s, 1H), 8.47 (s, 1H), 8.08 (d, J = 22.2 Hz, 2H), 7.80 - 7.23 (m, 7H), 7.37- 7.32 (m, 1H), 5.99 (s, 1H), 5.28 - 5.05 (m, 1H), 4.84 (s, 1H), 3.84 - 3.37 (m, 2H), 3.17 - 2.77 (m, 2H), 2.99 (t, J = 56 Hz, 1H), 2.47 (d, J = 15.3 Hz, 1H), J =1.00 (s, 9H), 0.71 (d, J = 40.3 Hz, 4H)。
【0706】
実施例120: 化合物377の調製
【化250】
[この文献は図面を表示できません]
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(3−メチル−3−(メチルスルホニル)ブタ−1−イン−1−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−4−(4−ブロモフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(30mg、0.04mmol)、3−メチル−3−(メチルスルホニル)ブタ−1−イン(45mg、0.31mmol)、ヨウ化第一銅(8.4mg、0.04mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(13mg、0.088mmol)およびトリエチルアミン(1.5mL)の混合物を80℃で17時間撹拌した。この反応混合物を水で処理し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相を水およびブラインで洗浄し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0707】
次いで、化合物377を、3,3−ジフルオロ−2,2−ジメチルプロパン酸を1−(トリフルオロメチル)シクロプロパン−1−カルボン酸の代わりに使用したこと以外は化合物177を調製するための手順に従って調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C
35H
42ClF
2N
7O
5S: 746.3 (M+H+); Found: 747.9 (M+H+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.71 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.62 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.45 (s, 5H), 7.21 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.13 (t, J = 57.3 Hz, 1H), 5.65 (dd, J = 9.4, 5.1 Hz, 1H), 5.02 (dd, J = 11.5, 9.4 Hz, 1H), 4.67 (dd, J = 11.6, 5.2 Hz, 1H), 3.15 (s, 3H), 2.43 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.16 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 1.74 (s, 6H), 1.42 - 1.21 (m, 6H), 0.98 (s, 9H)。
【0708】
実施例121: 化合物378の調製
【化251】
[この文献は図面を表示できません]
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−シアノフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−4−(4−ブロモフェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(200mg、0.32mmol)、シアン化亜鉛(152mg、1.29mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(56mg、0.05mmol)のDMF(1.6mL)中の混合物をN
2で5分間パージし、次いでこの混合物を100℃で2時間加熱した。この反応混合物を冷却し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物(200mg、98%)を得た。
【0709】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−シアノフェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(200mg、0.32mmol)、ヒドロキシルアミン塩酸塩(67mg、0.96mmol)およびトリエチルアミン(0.45mL、3mmol)のEtOH(4.0mL)中の混合物を100℃で4時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、そして濃縮した。その残渣をブラインで洗浄し、そしてEtOAcで抽出した。その有機相をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0710】
((R)−4−(4−(1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸エチルの調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(200mg、0.3mmol)およびオルトギ酸トリエチル(45mg、0.30mmol)の混合物を150℃で20時間加熱した。次いで、この反応混合物を冷却し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0711】
((R)−4−(4−(1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸エチルの調製:((R)−4−(4−(1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸エチルを、実施例65に記載される((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバメートを調製するための手順に従って、((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルで出発して調製した。
【0712】
化合物378の調製:((R)−4−(4−(1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)カルバモイル)オキシ)エチル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸エチル(120mg、0.16mmol)およびブロモトリメチルシラン(300μL、2.25mmol)の1−メチル−2−ピロリジノン(2mL)中の混合物を、マイクロ波反応器を使用して120℃で30分間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、EtOAcで希釈し、3%の塩化リチウム溶液、次いでブラインで洗浄した。その有機相をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、そして10〜90%のMeCN/水(0.1%のTFAを含有)を用いる逆相HPLCにより精製して、生成物を得た。LCMS-ESI+: calc’d for C
31H
31ClF
3N
9O
4: 686.2 (M+H+); Found: 686.2 (M+H+)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.96 (s, 1H), 8.81 (s, 1H), 8.30 (d, J = 19.3 Hz, 1H), 8.12 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 7.60 (dd, J = 27.6, 15.2 Hz, 4H), 7.40 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.13 (d, J = 41.1 Hz, 1H), 5.65 (s, 1H), 5.13 (t, J = 10.2 Hz, 1H), 4.55 (d, J = 12.7 Hz, 1H), 2.37 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 2.33 - 2.13 (m, 1H), 1.68 - 1.57 (m, 2H), 1.07 (t, J = 13.6 Hz, 2H), 0.91 (s, 9H)。
【0713】
(S)−4−(3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−4−フルオロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルと(S)−4−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−フルオロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルとの混合物の調製
【化252】
[この文献は図面を表示できません]
【0714】
(S)−4−(3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−4−フルオロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルと(S)−4−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−フルオロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルとの混合物の調製:(S)−4−(3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−4−フルオロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルと(S)−4−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−フルオロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルとの混合物を、(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オールの調製に記載された手順に従って調製した。
【0715】
実施例122: 化合物379および化合物380の調製
【化253】
[この文献は図面を表示できません]
化合物379および化合物380を、(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピルで出発して、(S)−4−(3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−4−フルオロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルと(S)−4−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−フルオロフェニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルとの混合物を(S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1−オールの代わりに使用したこと以外は化合物177の調製のための様式と類似の様式で、調製した。これらの2つの異性体を、Cbz基の脱保護の前に分離した。化合物379について: LCMS-ESI+: calc’d for C
34H
33F
8N
9O
3: 768.3 (M+H+); Found: 768.4 (M+H+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.37 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.63 - 7.39 (m, 6H), 7.34 - 7.22 (m, 2H), 6.89 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.61 - 5.37 (m, 1H), 5.11 - 4.99 (m, 1H), 4.70 (dd, J = 11.1, 5.9 Hz, 1H), 2.31 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 1.99 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 1.14 - 1.11 (m, 2H) 1.06 - 1.02 (m, 2H), 0.96 (s, J =9H)。化合物380について: LCMS-ESI+: calc’d for C
34H
33F
8N
9O
3: 768.3 (M+H+); Found: 768.4 (M+H+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.38 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.67 - 7.33 (m, 6H), 7.29 (t, J = 9.0 Hz, 2H), 6.80 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.50 (dd, J = 8.9, 5.8 Hz, 1H), 5.05 (dd, J = 11.0, 9.0 Hz, 1H), 4.65 (dd, J = 11.1, 5.7 Hz, 1H), 2.30 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 1.95 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 1.04 (s, 2H), 0.99 - 0.88 (m, 11H)。
【0716】
実施例123: 化合物381の調製
【化254】
[この文献は図面を表示できません]
【化255】
[この文献は図面を表示できません]
メタンスルホン酸(S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチルの調製:(S)−(1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert−ブチル(4.5g、11.6mmol)、Et
3N(1.75mL、12.7mmol)のDCM(35mL)中の溶液に、0℃でメタンスルホニルクロリド(0.90mL、11.6mmol)を添加した。この反応混合物をゆっくりと室温まで昇温させ、次いで40℃で加熱した。16時間後、この反応混合物を室温まで冷却し、そしてsat NH
4ClおよびEtOAcで処理した。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリウムで)、濾過し、そして減圧中で濃縮して、生成物を得た。
【0717】
(S)−(2−アジド−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル)カルバミン酸tert−ブチルの調製:メタンスルホン酸(S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル(5.2g、11.1mmol)とNaN
3(2.17g、33.4mmol)とをDMF(30mL)中で合わせた。この反応混合物を60℃で4時間撹拌した(注記:爆破シールドを使用してこの反応混合物を覆い、そして十分な排気を使用して、最小の圧力蓄積を確実にした)。この反応混合物を室温まで冷却し、そして飽和NH
4ClおよびEtOAcの添加によりクエンチした。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリウムで)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。この粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ISCO gold、120gのカラム;0〜100%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物(4.0g、87%)を得た。
【0718】
(S)−(2−アミノ−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル)カルバミン酸tert−ブチルの調製:(S)−(2−アジド−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル)カルバミン酸tert−ブチル(0.75g、1.81mmol)とPPh
3(0.59g、2.27mmol)とを、THF(10mL)および水(2mL)中で混合した。この反応混合物を50℃で17時間撹拌した。この反応混合物をEtOAcで希釈し、そして10%のクエン酸水溶液(30mL)で処理した。その水層を単離し、次いで飽和NaHCO
3溶液でpH=8まで中和した。次いで、この混合物をMTBE(2×50mL)で抽出した。その有機層を分離し、そして硫酸ナトリウムで乾燥させた。その有機層からの溶媒のエバポレーションにより、生成物(0.42g、60%)を得た。
【0719】
(S)−(1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(シクロプロパンカルボキサミド)エチル)カルバミン酸tert−ブチルの調製:(S)−(2−アミノ−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル)カルバミン酸tert−ブチル(100mg、0.26mmol)、シクロプロパンカルボン酸(33.3mg、0.39mmol)、EDCI(74mg、0.39mmol)、DMAP(47mg、0.39mmol)の、DMF(1mL)およびDCM(1mL)中の溶液を室温で撹拌した。3時間後、この反応混合物をEtOAcおよび飽和NaHCO
3水溶液で希釈した。その有機層を採取し、そしてその水層をEtOAcで抽出した。その有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、そして濃縮した。その残渣を、EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルカラムで精製して、生成物(95mg、80%)を得た。
【0720】
(S)−N−(2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル)シクロプロパンカルボキサミドの調製:(S)−(1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(シクロプロパンカルボキサミド)エチル)カルバミン酸tert−ブチル(100mg、0.22mmol)のDCM(1mL)中の溶液に、TFA(0.3mL)を添加した。1時間後、この反応混合物を濃縮乾固させた。この粗製物質をトルエンと共沸させて、生成物(78mg、定量的収率)を得た。
【0721】
((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(シクロプロパンカルボキサミド)エチル)−4−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジルの調製:(S)−N−(2−アミノ−2−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル)シクロプロパンカルボキサミドTFA塩(87.5mg、0.186mmol)および(R)−2−(3−((ベンジルオキシ)カルボニル)チオウレイド)−2−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−4,4−ジメチルペンタン酸イソプロピル(70mg、0.124mmol)のDMF(1.5mL)中の混合物に、DIEPA(0.11mL、0.62mmol)およびEDCI(71mg、0.37mmol)を添加し、そして室温で2時間撹拌し、次いで50℃で17時間加熱した。次いで、この混合物をEtOAcで希釈し、そして飽和NaHCO
3水溶液で処理した。その有機層を採取し、そしてその水層をEtOAcで抽出した。その有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、そして濃縮した。その残渣を、0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルカラムで精製して、生成物を得た。
【0722】
化合物381の調製:((R)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(シクロプロパンカルボキサミド)エチル)−4−(4−(2−シクロプロピル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−4−ネオペンチル−5−オキソイミダゾリジン−2−イリデン)カルバミン酸ベンジル(86mg、0.10mmol)をTFA(1mL)に溶解させ、そして60℃で2時間加熱した。この混合物を濃縮し、そしてトルエンと共沸させた。その残渣を、10〜90%のMeCN/水(0.1%のTFAを含有)を用いる逆相分取HPLCにより精製して、生成物を得た。
【0723】
同様に、下記の実施例を調製した。
【表D-1】
[この文献は図面を表示できません]
【表D-2】
[この文献は図面を表示できません]
【表D-3】
[この文献は図面を表示できません]
【表D-4】
[この文献は図面を表示できません]
【表D-5】
[この文献は図面を表示できません]
【0724】
実施例124: 化合物392の調製
【化256】
[この文献は図面を表示できません]
シクロプロピル(1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1,2−ジイル)(S)−ジカルバミン酸tert−ブチルの調製:シクロプロピルアルコール(29.7mg、0.511mmol)をDCM(3mL)に室温で溶解させた。この溶液に、DIEA(0.16mL、0.93mmol)およびCDI(75mg、0.46mmol)を順番に添加し、そして25分間撹拌した。(S)−(2−アミノ−1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エチル)カルバミン酸tert−ブチル(180mg、0.46mmol)のDCM(2mL)中の溶液を添加した。1時間後、別のDIEA(0.16mL、0.93mmol)、シクロプロピルアルコール(60mg、1.0mmol)およびCDI(75mg、0.46mmol)を添加した。17時間後、この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣を飽和水性NaHCO
3とEtOAcとの間で分配した。その有機相を分離し、濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%の勾配のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0725】
次いで、化合物392を、実施例123と類似の手順に従って調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C
34H
34ClF
5N
10O
3, 761.3 (M+H); Found 761.4 (M+H)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.04 (s, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.84 - 7.75 (m, 2H), 7.65 - 7.48 (m, 4H), 7.22 (s, 1H), 6.79 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.54 (dd, J = 9.1, 5.7 Hz, 1H), 4.24 - 4.05 (m, 1H), 3.89 (dt, J = 14.3, 6.8 Hz, 1H), 2.72 (d, J = 15.4 Hz, 1H), 2.51 (d, J = 15.4 Hz, 1H), 1.39 - 1.32 (m, 2H), 1.17 (s, 3H), 1.16 - 1.12 (m, 2H), 1.10 (s, 3H), 0.70 - 0.55 (m, 5H)。
【0726】
実施例125: 化合物393の調製
【化257】
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化合物393を、CD
3OHを(メチル−d3)(1−(4−クロロ−3−(5−(ジフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタン−1,2−ジイル)(S)−ジカルバミン酸tert−ブチルを調製するために使用したこと以外は、化合物392を調製するための手順と同じ手順に従って調製した。LCMS-ESI+: calc’d for C
32H
29D
3ClF
5N
10O
3, 738.3 (M+H
+); Found 738.5 (M+H
+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.04 (s, 1H), 8.01 (s, 1H), 7.82 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.81 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.64 - 7.47 (m, 4H), 7.23 (s, 1H), 6.80 (t, J = 52.2 Hz, 1H), 5.61 - 5.50 (m, 1H), 4.19-4.15 (m, 1H), 4.15-4.09 (m, 1H), 3.89 (dd, J = 14.3, 5.8 Hz, 1H), 2.75 (d, J = 15.5 Hz, 1H), 2.54 (d, J = 15.5 Hz, 1H), 1.38 - 1.33 (m, 2H), 1.18 (s, 3H), 1.19 - 1.12 (m, 2H), 1.10 (s, 3H)。
【0727】
2.生物学的アッセイ
MT−4 HIVアッセイ。
化合物を、これらがMT−4細胞中でHIV−1(IIIB)の複製を阻害する能力について、ハイスループット384ウェルアッセイ形式で試験した。化合物を、384ウェルのポリプロピレンプレート内でDMSO中で系列希釈し(1:3)、そしてBiotek Micro FlowおよびAgilent ECHO音響ディスペンサーを使用して、完全RPMI培地(10%のFBS、1%のP/S)中で200倍にさらに希釈した。各プレートは、陰性対称(薬物対照なし)および5uMのAZTの陽性対照と一緒に、8個までの試験化合物を含んだ。MT−4細胞を、RPMI(偽感染)またはHIV−1(IIIB)濃ウイルスストックの新鮮な1:250希釈物のいずれかの10uLで、予め感染させた。感染および無感染のMT−4細胞を、完全RPMI培地でさらに希釈し、そしてMicro Flowディスペンサーを使用して、各プレートに加えた。加湿して温度制御したインキュベーター(37℃)内での5分間のインキュベーション後、ルシフェラーゼの量を定量するために、Cell Titer Glo(Promega)をこれらのアッセイプレートに添加した。EC
50およびCC
50の値を、ルミネッセンス信号の50%の低下を引き起こす化合物濃度として定義し、そして曲線の当てはめを作成するために、シグモイド用量応答モデルを使用して、計算した。特定の化合物についてのデータを下記の表1に報告する。
【0728】
MT−4 HIV高分解能抗ウイルスアッセイ
アッセイプロトコルは、下記の点を変更して、MT−4抗ウイルスアッセイについて記載したものと同じである:各薬物を、2シリーズの四連で、各シリーズについて異なる出発濃度を用いて行い、そして19回の1.5倍希釈を、プレートにわたって実施した。これにより、各化合物について40のデータ点の阻害曲線が得られる。データを解析し、そしてHill係数を、Graph Pad Prism(San Diego,CA)で決定する。EC
95を、式EC
95=(19)
1/hill係数×EC
50により決定した。HD値を、代表例として特定の化合物について決定し、そして下記の表1に報告した。
【0729】
肝ミクロソーム安定性プロトコル
複数の試験化合物および1個の対照化合物(ベラパミル)を、3つの異なる種において、二連のセットで試験した。
【0730】
一般条件:
試験化合物濃度:1uM;タンパク質濃度:0.5mg/mL(イヌ、ラット、およびヒトの肝ミクロソームについて);補因子:NADPH再生系(NRS)溶液;時間点:2分、12分、25分、45分、および65分。
反応組成物(各インキュベーションウェル内)は、以下を含む:
5uLの化合物(50uMのストック溶液、50:50のACN:H2O)
25uLのNRS溶液
6.25uLの20mg/mL肝ミクロソーム
213.75uLの100mM KPO4(pH7.4)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
250uLの総体積
【0731】
37℃のインキュベーション温度で、NADPH再生系の添加により反応を開始させ、各時間点で、25uLの反応混合物を取り出し、そして225uLのクエンチ溶液(50%のMeOH、25%のACN、25%のH2O、および内部標準として200nMのラベタロール)を含むプレートに添加した。プレートをボルテックスした後に、これらを30分間遠心分離して、タンパク質を除去した。約100μLの上清を新たなプレートに取り出し、そして150μLの水で希釈した。約20μLのこの混合物をLC/MS/MSシステムに注入して、化合物の応答を監視した。インビトロで測定したt1/2を使用して、Clint値を計算した。
【0732】
ヒト肝ミクロソームを使用してこのアッセイで測定されたアタザナビルおよびダルナビルの半減期は、それぞれ26〜107分および16〜32分であった。下記の化合物は、395分以上であった:化合物17、20、34、72、78、89、91、97、105、110、129、131、134、135、146、152、153、154、155、160、163、179、182、194、195、217、223、224、236、242、270、278、289、290、291、295、303、308、311、312、317、331、336、339、344、345、350、351、352、359、360、361、363、372、380、387、389、391、および392。
【0733】
HIVプロテアーゼ酵素阻害(PI)活性
HIVプロテアーゼに対する阻害剤の効力を、蛍光原読み出しを用いる酵素アッセイを使用して測定した。100mMの酢酸アンモニウム(pH5.3)、100mMのNaCl、1mMのEDTA、1mMのDTT、0.25mg/mLのBSAおよび1%のDMSOを含む反応バッファに、10nMの組換えHIVプロテアーゼ(タンパク質モノマーに基づく濃度)および試験化合物を、様々な濃度のうちの1つで添加した。10分間の予備インキュベーション後、蛍光原基質(2−アミノベンゾイル)Thr−Ile−Nle−(p−ニトロ)Phe−Gln−Arg(Bachem)(配列番号1)を40μMの最終濃度まで添加することにより、酵素反応を開始させた。このアッセイ溶液の総体積は、100μLであった。この反応を、10分間にわたり、Tecan Infinite M1000プレートリーダーで、320nmの励起波長および420nmの検出波長を使用して測定した。進行曲線の傾きが、反応速度の尺度であった。反応速度を阻害剤濃度の関数としてプロットし、そしてそのデータを、Graphpad PRISMソフトウェアを使用して、4パラメータロジスティックフィットで当てはめて、IC
50値を得た。特定の化合物についてのデータは、下記の表1に報告される。
【0734】
化合物を、この生物学的アッセイに従ってスクリーニングした。活性を表1に列挙する。
【表1-1】
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【表1-2】
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【表1-3】
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【表1-4】
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【表1-5】
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【表1-6】
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【表1-7】
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【表1-8】
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【表1-9】
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【表1-10】
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【表1-11】
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【表1-12】
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【表1-13】
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【表1-14】
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【表1-15】
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【表1-16】
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【表1-17】
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【表1-18】
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【表1-19】
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【表1-20】
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【表1-21】
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【表1-22】
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【表1-23】
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【表1-24】
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【表1-25】
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【表1-26】
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【表1-27】
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【表1-28】
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【表1-29】
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【表1-30】
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【表1-31】
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【表1-32】
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【表1-33】
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【表1-34】
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【表1-35】
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【表1-36】
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【表1-37】
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【表1-38】
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【表1-39】
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【表1-40】
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【表1-41】
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【表1-42】
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【表1-43】
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【表1-44】
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【表1-45】
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【表1-46】
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【表1-47】
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【表1-48】
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【0735】
β−セクレターゼ(BACE)阻害アッセイ
β−セクレターゼ(BACE)に対する阻害の効力を、蛍光原読み出しを用いる酵素アッセイを使用して測定した。50nMの組換えヒトBACE−1(R&D Systems)、および様々な濃度のうちの1つの試験化合物を、20mMの酢酸ナトリウム(pH4.8)、0.06%のTriton X−100、および1%のDMSOを含む反応バッファに添加した。15分間の予備インキュベーション後、蛍光原基質Mca−SEVNLDAEFRK(Dnp)RR−NH2(R&D Systems)(配列番号2)を1.0μMの最終濃度まで添加することにより、酵素反応を開始させた。このアッセイ溶液の総体積は、100μLであった。この反応を、10分間にわたり、Tecan Infinite M1000プレートリーダーで、320nmの励起波長および405nmの検出波長を使用して測定した。進行曲線の傾きが、反応速度の尺度であった。反応速度を阻害剤濃度の関数としてプロットし、そしてそのデータを、Graphpad PRISMソフトウェアを使用して、4パラメータロジスティックフィットで当てはめて、IC
50値を得た。このアッセイにおいて使用したポジティブコントロールは、J Med Chem 2004,47(26),6447−6450において化合物3として記載される、β−セクレターゼ阻害剤IV(市販、CAS番号797035−11−1)であり、これは、37nMの平均IC
50を示した。
【0736】
本明細書中に開示される化合物のサブセットについて、BACE阻害活性を決定した。化合物32、90、113、131、146、152、155、177、185、194、195、212、218、223、236、242、244、270、271、286、311、335、348、349、および389について、対応するBACE IC
50値は全て、100,000nMより高かった。従って、これらの化合物は、BACEにおいて不活性であり、そしてHIVプロテアーゼの選択的阻害を示す。
【0737】
耐性プロファイリング
耐性試験が、Monogram Biosciencesによって、その専有のPhenoSense HIVアッセイを使用して行われた。このアッセイは、薬物感受性を、患者の血液サンプル由来のHIV−1のプロテアーゼ(アミノ酸1〜99プラスp7/p1/p6 gag切断部位)および逆トランスクリプターゼ(アミノ酸1〜304)コード領域を含む単一複製サイクル組換えウイルスを使用することにより評価する。EC
50の変化の倍数を表2に報告した。
【0738】
【表2】
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