特表2020-537067(P2020-537067A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2020-537067(P2020-537067A)
(43)【公表日】2020年12月17日
(54)【発明の名称】建築の要素
(51)【国際特許分類】
   E04G 23/04 20060101AFI20201120BHJP
【FI】
   E04G23/04
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】89
(21)【出願番号】特願2020-514717(P2020-514717)
(86)(22)【出願日】2018年8月16日
(85)【翻訳文提出日】2020年3月6日
(86)【国際出願番号】CA2018050994
(87)【国際公開番号】WO2019071338
(87)【国際公開日】20190418
(31)【優先権主張番号】15/730,820
(32)【優先日】2017年10月12日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】520079876
【氏名又は名称】シャリトウ,ジョージ
(74)【代理人】
【識別番号】100088904
【弁理士】
【氏名又は名称】庄司 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100124453
【弁理士】
【氏名又は名称】資延 由利子
(74)【代理人】
【識別番号】100135208
【弁理士】
【氏名又は名称】大杉 卓也
(74)【代理人】
【識別番号】100163544
【弁理士】
【氏名又は名称】平田 緑
(72)【発明者】
【氏名】シャリトウ,ジョージ
【テーマコード(参考)】
2E176
【Fターム(参考)】
2E176AA01
2E176AA07
2E176BB33
2E176BB34
(57)【要約】
建築要素を含む装置。図 1 から 図 30の実施形態で示すように、当該建築要素にはプロップヘッドアセンブリを含むものである。また垂直の柱および梁の固定部と梁構造アセンブリを有する。当該装置は、アセンブリラインが構造的に垂直に構築され、水平の梁構造アセンブリを支えるように構成される。プロップヘッドアセンブリには、第一の梁の位置を決める機構と第二の梁の位置を決める機構を含む。第一の梁の位置を決める機構は梁の固定部を、少なくともその一部を受け止める。第二の梁の位置を決める機構は梁の固定部を、少なくともその一部を受け止める。さらに水平の梁構造アセンブリの梁の固定部が、意図せずに第一の梁の位置を決める機構や垂直の柱から離れて第二の梁の位置を決める機構の方向へ動く場合に、第二の梁の位置を決める機構は、水平の梁構造アセンブリの梁の固定部を受け止めるもの。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下から構成される装置:
垂直の柱にしっかりと接続されるプロップヘッドアセンブリ、
垂直の柱にしっかりと接続された場合、梁の固定部を有する水平の梁構造のアセンブリの一部を支えるように構成されるプロップヘッドアセンブリ、
水平の梁構造の梁の固定部を選択的に、少なくともその一部を受け止める、第一の梁の位置を決める機構を含むプロップヘッドアセンブリ、
水平の梁構造の梁の固定部を選択的に、少なくともその一部を受け止める、第二の梁の位置を決める機構を含むプロップヘッドアセンブリ、
水平の梁構造の梁の固定部が、意図せずに第一の梁の位置を決める機構や垂直の柱から離れて、第二の梁の位置を決める機構へ向けて動いた場合に、梁の位置を決める機構は水平の梁構造の梁の固定部を受け止めるように構成される。
【請求項2】
垂直の柱や梁の固定部を有する水平の梁構造のアセンブリに使用する装置で、以下から構成されるもの:
垂直の柱にしっかりと接続されるプロップヘッドアセンブリ、
垂直の柱にしっかりと接続された場合、梁の固定部を有する水平の梁構造のアセンブリの一部を支えるように構成されるプロップヘッドアセンブリ、
以下を含むプロップヘッドアセンブリ;
第一の梁の位置を決める機構が水平の梁構造のアセンブリの梁の固定部の、垂直の柱に対して第一の静止位置に位置することで、第一の梁の位置を決める機構が、水平の梁構造のアセンブリの梁の固定部を選択的に受け止めるように構成されるもの、
第二の梁の位置を決める機構が水平の梁構造のアセンブリの梁の固定部の、垂直の柱に対して第二の静止位置に位置することで、第二の梁の位置を決める機構が、水平の梁構造のアセンブリの梁の固定部を選択的に受け止めるように構成されるもの、
水平の梁構造の梁の固定部が、意図せずに第一の梁の位置を決める機構や垂直の柱から離れた場合に、第二の梁の位置を決める機構は、水平の梁構造のアセンブリの梁の固定部を受け止めるように構成される。
【請求項3】
請求項2の装置で、以下からなるもの:
第一の梁の位置を決める機構で以下のように構成されるもの;
水平の梁構造のアセンブリが第一の梁の固定部に位置した際に、水平の梁構造アセンブリの梁の固定部を受け止める、
水平の梁構造のアセンブリが第一の梁の固定部に位置した際に、水平の梁構造アセンブリの梁の固定部が左右に動いたり、意図せずに下向きに回転することを制限する、
水平の梁構造のアセンブリが第一の梁の固定部に位置した際に、水平の梁構造アセンブリの梁の固定部がスムーズに垂直方向に動くようにする。
【請求項4】
請求項2の装置で、以下からなるもの:
梁の固定部が第一の梁の位置を決める機構によって受け止められると、第一の梁の位置を決める機構が、水平の梁構造アセンブリの梁の固定部を支えるように構成されるもの。
【請求項5】
請求項2の装置で、以下からなるもの:
第二の梁の位置を決める機構で、以下のように構成されるもの;
水平の梁構造のアセンブリが第二の梁の固定部に位置した際に、水平の梁構造アセンブリの梁の固定部を受け止める、
水平の梁構造のアセンブリが第二の梁の固定部に位置した際に、水平の梁構造アセンブリの梁の固定部が上むきに動いたり、意図せずに下向きに回転することを制限する、
水平の梁構造のアセンブリが第二の梁の固定部に位置した際に、水平の梁構造アセンブリの梁の固定部が垂直の柱から離れて水平に動くことを制限する、
水平の梁構造のアセンブリが第二の梁の固定部に位置した際に、水平の梁構造アセンブリの梁の固定部がスムーズに垂直の柱に向かって水平方向に動くようにする。
【請求項6】
請求項 5の装置で、以下からなるもの:
梁の固定部が第二の梁の位置を決める機構によって受け止められると、第二の梁の位置を決める機構が、水平の梁構造アセンブリの梁の固定部を支えるように構成されるもの。
【請求項7】
請求項2の装置で、以下からなるもの:
水平の梁構造アセンブリが反対端を有するもので、そのそれぞれの反対端が以下を含むもの;
梁の端を支える部分が、水平の梁構造アセンブリの反対端に固定されているもの、
梁の固定部が、選択的に、プロップヘッドアセンブリの第一の梁の位置を決める機構および第二の梁の位置を決める機構のどちらかの周辺に位置するように構成されるもの、
梁の固定部が梁の端を支える部分に位置し、水平の梁構造アセンブリの重量が、その少なくとも一部が、水平の梁構造アセンブリの反対端から、その反対端に位置する梁の端を支える部分に移転するもの、
水平の梁構造アセンブリの重量が、その少なくとも一部が、梁の端を支える部分を通じて、プロップヘッドアセンブリに移転するもので、水平の梁構造アセンブリの反対端がプロップヘッドアセンブリに少なくとも部分的に接触すると、梁の端を支える部分が水平の梁構造アセンブリの反対端に位置するもの。
【請求項8】
請求項2の装置で、以下からなるもの:
端部を有する水平の梁構造アセンブリで、
その水平の梁構造アセンブリの端部が以下を含むもの;
梁の固定部が、選択的に、プロップヘッドアセンブリの第一の梁の位置を決める機構および第二の梁の位置を決める機構のどちらかの周辺に位置するように構成されるもの、
および、梁の固定部が梁の端を支える部分に位置する、その梁の端を支える部分。
【請求項9】
請求項2の装置で、以下からなるもの:
水平の梁構造アセンブリで以下を含むもの、
第一の水平の梁構造アセンブリ、
第二の水平の梁構造アセンブリ、
第一の水平の梁構造アセンブリと第二の水平の梁構造アセンブリが、水平に対して互いに直交するもの、
使用中の第一の水平の梁構造アセンブリと第二の水平の梁構造アセンブリが、マトリックスのパターンを形成して、水平の床構造がその上にしっかりと位置するもの。
【請求項10】
請求項2の装置で、以下からなるもの:
水平の梁構造アセンブリで以下を含むもの;
コンクリートスレーブを有するフレームアセンブリの下部と結合するように構成されるフレーム係合装置。
【請求項11】
請求項2の装置で、以下からなるもの:
水平の梁構造アセンブリで以下を含むもの;
梁の固定部が梁の端を支える部分に受け止められると、梁の端を支える部分が、梁の固定部を露出するキャビティを有するもの、および使用中の梁の固定部がプロップヘッドアセンブリと接触するもの。
【請求項12】
請求項2の装置で、以下からなるもの:
水平の梁構造アセンブリで以下を含むもの;
第一の水平の梁構造アセンブリ、
第二の水平の梁構造アセンブリ、
そして以下を含むプロップヘッドアセンブリ、
第一のプロップヘッドアセンブリ、
第二のプロップヘッドアセンブリ、
この時、
この時第一のプロップヘッドアセンブリと第二のプロップヘッドアセンブリは、第一の水平の梁構造と第二の水平の梁構造によって形成されたマトリックスパターンの結合部に任意に位置させて平面上で直交する形で配置することができ、マトリックスパターンを形成し、コンクリートスレーブとフレームアセンブリで形成された平面の床がその上にしっかりと位置しうるもの。
【請求項13】
請求項2の装置で、以下からなるもの:
水平の梁構造がプロップレシーバーの形を決めるもの、
またプロップレシーバーがプロップヘッドアセンブリの少なくとも一部を受け止めることにより、プロップヘッドアセンブリが水平の梁構造の端部間に位置するもの。
【請求項14】
請求項2の装置で、以下からなるもの:
梁固定アセンブリが、プロップヘッドアセンブリの第二の梁の固定機構に設置できるように構成されるもの、
梁固定アセンブリが、水平の梁構造を、第二の梁の固定機構のプロップヘッドアセンブリに、選択的にしっかりとロックするもの、
水平の梁構造アセンブリの梁の固定部分が、プロップヘッドアセンブリの第一の梁の固定機構に位置するもの。
【請求項15】
請求項2の装置で、以下からなるもの:
以下を含むプロップヘッドアセンブリ;
水平の梁構造アセンブリの柱の部分に固定されるように構成されるプロップベース、
荷重を受ける機能、
当該荷重を受ける機能がプロップベースと接続されているもの、
また当該荷重を受ける機能が水平の梁構造アセンブリの重量を受け止めて支えるように構成されるもの。
【請求項16】
請求項2の装置で、以下からなるもの:
以下を含むプロップヘッドアセンブリ;
水平の梁構造アセンブリの重量を受け止めて支えるように構成された荷重を受ける機能、
第一のロケータープレートアセンブリ、
第一のロケータープレートアセンブリに対して位置する第二のロケータープレートアセンブリ、
第一のロケータープレートアセンブリと第二のロケータープレートアセンブリが、互いに直交する角度で位置するもの、
第一のロケータープレートアセンブリと第二のロケータープレートアセンブリの中央に荷重を受ける機能が位置するもの。
【請求項17】
請求項2の装置で、以下からなるもの:
以下を含むプロップヘッドアセンブリ、
第一のロケータープレートアセンブリ、
第二のロケータープレートアセンブリ、
第一のロケータープレートアセンブリにより提供される、第一の梁の位置を決める機構および第二の梁の位置を決める機構が、第二のロケータープレートアセンブリにより提供される、第一の梁の位置を決める機構および第二の梁の位置を決める機構の位置よりも高い位置に設置されるもの。
【請求項18】
請求項2の装置で、以下からなるもの:
以下を含むプロップヘッドアセンブリ;
第一のロケータープレートアセンブリ、
第二のロケータープレートアセンブリ、
第一のロケータープレートアセンブリにより提供される、第一の梁の位置を決める機構および第二の梁の位置を決める機構が、第二のロケータープレートアセンブリにより提供される、第一の梁の位置を決める機構および第二の梁の位置を決める機構の位置と同じ高さの位置に設置されるもの。
【請求項19】
垂直の柱に提供されるプロップヘッドアセンブリおよび、梁固定部を持つ水平の梁構造アセンブリの操作方法で、以下からなるもの:
プロップヘッドアセンブリを垂直の柱にしっかりと固定したもの、
プロップヘッドアセンブリを垂直の柱にしっかりと固定すると、プロップヘッドアセンブリが水平の梁構造アセンブリを、少なくともその一部を、支えるもの、
プロップヘッドアセンブリの第一の梁の位置を決める機構において、梁の固定部を少なくともその一部を、受け止めるもの、
第二の梁の位置を決める機構において、梁の固定部を少なくともその一部を、受け止めるもので、この時第二の梁の位置を決める機構は、第一の梁の位置を決める機構から間隔を開けて位置している、
梁の固定部が意図せずに第一の梁の位置を決める機構や垂直の柱から離れて第二の梁の位置を決める機構の方向へ動いた際に、第二の梁の位置を決める機構において、梁の固定部を受け止めるもの。
【請求項20】
以下から構成される装置:
以下の構造によるもの;
使用時に垂直の柱が垂直に延びるように、垂直の柱が作業面上に設置されているもの、
水平の梁構造アセンブリが梁の固定部を有し、プロップヘッドアセンブリを垂直の柱にしっかりと固定するするように構成したもの、
プロップヘッドアセンブリを垂直の柱にしっかりと固定すると、プロップヘッドアセンブリが水平の梁構造アセンブリを、少なくともその一部を、支えるもの、
また、以下を含むプロップヘッドアセンブリ;
第一の梁の位置を決める機構が水平の梁構造アセンブリの梁の固定部を、少なくともその一部を、受け止めるように構成したもの、
また、第一の梁の位置を決める機構が梁の固定部を受け止めると、第一の梁の位置を決める機構が、垂直の柱に対する第一の静止位置において、水平の梁構造アセンブリの梁の固定部に位置することで実現するもの、
また、第二の梁の位置を決める機構は第一の梁の位置を決める機構から間隔を空けて位置しており、この第二の梁の位置を決める機構は水平の梁構造の梁の固定部を受け止めるように構成される、
この時、第二の梁の位置を決める機構が梁の固定部を受け止めると、使用時の第二の梁の位置を決める機構は、垂直の柱に対する第二の静止位置において、水平の梁構造アセンブリの梁の固定部に位置する、
さらに水平の梁構造アセンブリの梁の固定部が、意図せずに第一の梁の位置を決める機構や垂直の柱から離れた場合に、第二の梁の位置を決める機構は、水平の梁構造アセンブリの梁の固定部を受け止めるもの。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本文書は、図 1 から 図 81の実施形態で示すように、建築要素の技術分野に関するものである。この建築要素は(図 31 から 図 53にあるように)垂直の柱および水平の梁構造アセンブリ用のプロップヘッドアセンブリ、またはプロップヘッドアセンブリを有する建造物(建物や橋など)、建築要素に関連する手法(プロップヘッドアセンブリなど)を含むが、これに限るものではない。
【背景技術】
【0002】
ショアリングは、建設や、修理や、改築など、倒壊の危険がある場所において、支柱を用いて、ある建造物(建物、車両、トレンチなど)を一時的に支えるプロセスである。ショアリングは、垂直、斜め、水平の方向に実施される。例えば、建物部材(例:プロップやプロップアセンブリなど)が、落下や揺れから建造物を支えるために配置される。
【発明の概要】
【0003】
梁に使用する既存のプロップに関する問題(以下既存の技術)を、少なくとも一つ軽減する必要があることを理解していただければ幸いである。既存のシステムや手法を実際に試して研究した結果、当該問題とその解決方法は以下のように明確になる。
【0004】
水平の梁構造アセンブリは、プロップアセンブリの梁の位置を決める機構により支えられる。プロップアセンブリは垂直の柱にしっかりと固定される。水平の梁構造アセンブリがプロップアセンブリの第一の梁の位置を決める機構に受け止められて支えられると、水平の梁構造アセンブリは垂直の柱に対して静止した状態になる(プロップアセンブリに対しても静止した状態になる)。
【0005】
しかしながら、水平の梁構造アセンブリの意図しない横の動きにより(垂直の柱や第一の梁の位置を決める機構から離れて)、プロップヘッドアセンブリから作業面に落下することがある。水平の梁構造アセンブリが、意図せずに、または偶発的にプロップヘッドアセンブリの第一の梁の位置を決める機構から落下することは、労働者の傷害や工事現場への損害、もしくは建築スケジュールの遅延といった危険な状態を発生しうる。
【0006】
上記の観点から、この問題を軽減するには、フェイルセーフ機構を提供するアセンブリが必要となる。このフェイルセーフ機構は、梁アセンブリが比較的静止した状態にある場合(梁アセンブリが構造の一部に使用されている場合)に意図せずに梁構造が脱落する危険性を減少させるものである。
【0007】
上記の観点から、この問題を軽減するには、第一の梁の位置を決める機構と第二の梁の位置を決める機構を含んだ(がこれに限定しない)プロップヘッドアセンブリが必要である。この時第二の梁の位置を決める機構は、水平の梁構造アセンブリが意図せずに第一の梁の位置を決める機構から外れて、第二の梁の位置を決める機構の方向へ動いた場合に、水平の梁構造アセンブリの梁の固定部を受け止めることができる(ように構成される)。
【0008】
本件に関する既存の問題を少なくとも一部でも解消するための既存の装置がある。この装置は柱に使用する梁の固定部を有する水平の梁構造アセンブリを使用する。この装置は柱にしっかりと接続可能なプロップヘッドアセンブリを含むが、これに限るものではない。プロップヘッドアセンブリが柱に固定されると、プロップヘッドアセンブリは水平の梁構造アセンブリの少なくとも一部を支える。プロップヘッドアセンブリは梁の固定部を選択的に受け止める、第一の梁の位置を決める機構を含む(がこれに限定するものではない)。プロップヘッドアセンブリは梁の固定部を選択的に受け止める、第二の梁の位置を決める機構を含む(がこれに限定するものではない)。第二の梁の位置を決める機構は、梁の固定部の少なくとも一部を受け止める(ように構成される)。第二の梁の位置を決める機構は、水平の梁構造アセンブリが意図せずに第一の梁の位置を決める機構から外れて、第二の梁の位置を決める機構の方向へ動いた場合に、水平の梁構造アセンブリの梁の固定部を受け止めることができる(ように構成される)。
【0009】
本件に関する既存の問題を少なくとも一部でも解消するための既存の装置がある。この装置は柱に使用する梁の固定部を有する水平の梁構造アセンブリを使用する。この装置は柱にしっかりと接続可能なプロップヘッドアセンブリを含むが、これに限るものではない。プロップヘッドアセンブリが柱に固定されると、プロップヘッドアセンブリは水平の梁構造アセンブリの少なくとも一部を支える。プロップヘッドアセンブリは、水平の梁構造アセンブリの梁固定部分を受け止める第一の梁の位置を決める機構を含む(これは第一の梁の位置を決める機構が梁の固定部を受け止めると、第一の梁の位置を決める機構が、垂直の柱に対する第一の静止位置において、水平の梁構造の梁の固定部に位置することで実現する。)。プロップヘッドアセンブリは、第一の梁の位置を決める機構から間隔をあけて設置される第二の梁の位置を決める機構を含む。第二の梁の位置を決める機構は、選択的に水平の梁構造アセンブリの梁固定部分を受け止める(これは第二の梁の位置を決める機構が梁の固定部を受け止めると、第二の梁の位置を決める機構が、垂直の柱に対する第二の静止位置において、水平の梁構造の梁の固定部に位置することで実現する)。第二の梁の位置を決める機構は、水平の梁構造アセンブリが意図せずに第一の梁の位置を決める機構や柱から外れて、第二の梁の位置を決める機構の方向へ動いた場合に、水平の梁構造アセンブリの梁の固定部を受け止めることができる(ように構成される)。
【0010】
本件に関する既存の問題を少なくとも一部でも解消するための既存の手法がある。この手法は、柱や梁の固定部をもつ水平の梁構造アセンブリのために使用するプロップヘッドアセンブリの操作手法である。この手法は柱にしっかりと接続可能なプロップヘッドアセンブリを含むが、これに限るものではない。またプロップヘッドアセンブリが柱に固定されると、プロップヘッドアセンブリは水平の梁構造アセンブリの少なくとも一部を支える手法を含む。また、プロップヘッドアセンブリの第一の梁の位置を決める機構で梁の固定部を選択的に受け止めることを含む(がこれに限定するものではない)。また、第二の梁の位置を決める機構を受け止める手法を含む。この時、第二の梁の位置を決める機構は第一の梁の位置を決める機構から間隔をあけて設置される。また、梁の固定部分が意図せずに第一の梁の位置を決める機構や柱から外れて、第二の梁の位置を決める機構の方向へ動いた場合に、梁の固定部を受け止める第二の梁の位置を決める機構を含む。
【0011】
本件に関する既存の問題を少なくとも一部でも解消するための既存の装置がある。この装置には構造を含むがこれに限るものではない。建造物には、建物、車両、トレンチなど人為的な建造物およびこれと同等のものが含まれる。この構造は、作業面に設置しうる垂直の柱、などの相乗的なものであるが、これに限るものではない(垂直の柱を作業面に設置して、垂直伸ばすことで実現できる)。この構造には、梁の固定部をもつ水平の梁構造アセンブリも含む。この構造は柱にしっかりと接続可能なプロップヘッドアセンブリを含むが)これに限るものではない)。プロップヘッドアセンブリが垂直の柱にしっかりと固定されると、水平の梁構造アセンブリの少なくとも一部を支える(ように構成される)。
【0012】
その他の側面については本請求により明らかにする。ここで挙げる例示的な実施形態の他の側面や機能については、以下の詳細と添付の図面をみれば当業者であれば明白である。この要約は、コンセプトを簡略化した形で紹介するためのものであり、詳細は以下の詳細の説明にて行う。この要約は、本開示に関する主要な機能や不可欠の機能について明らかにするものではなく、また本開示の実施形態などの例を説明するものでもない。それ以外の多くの新しい利点や、機能や、関係については、詳細の説明を進めていくにつれて明らかになる。以下の図および説明は実施形態例をより具体的に示したものである。
【図面の簡単な説明】
【0013】
ここに挙げる実施形態は例示的なものであるが、その実施形態に対する詳細な説明を図とともに示したものである。
【0014】
図 1 から 図 81 は、実施形態の建築要素(と関連するものを含む)の全般的な図である。
【0015】
図 1 から 図 30 は、プロップヘッドアセンブリを含む実施形態の建築要素(と関連するものを含む)の図である
【0016】
図 31 から 図 53 は、梁構造用のコンクリートスレーブを含む実施形態の建築要素(と関連するものを含む)の図である
【0017】
図 54 から 図 81 は、(A)内部の梁 (B)プロップヘッドアセンブリ (C)梁の端を支える軸受け(D)梁 (E)既成のパネル(F)パネルフレームアセンブリ(G)梁の安全機能(H)上記いずれかの一つもしくは複数を備える構造(例、建物、橋など)を含む実施形態(と関連するものを含む)の図である
【0018】
図A】図 1 および 図 2 は、プロップヘッドアセンブリの実施形態の透視図 (図 1)と拡大した透視図(図 2)である。
図B】同上
図C】図 3、 図 4 および図 5 は、 図 1 や 図 2のプロップヘッドアセンブリの実施形態に梁を使用した実施形態の側面図(図 3および 図 4)、および端面図(図 5)である。
図D】同上
図E】図 6 および 図 7 は、 図 3、 図 4 および図 5のいずれかにおける梁の端を支える実施形態である。
図F】図 8 および 図 9 は、図 1 および 図 2 のいずれかにおけるプロップヘッドアセンブリの実施形態の側面図(図 8および図 9)である
図G】図 10、図 11 および 図 12 は、図 8のプロップヘッドアセンブリの実施形態の側面図である。
図H】同上
図I】同上
図J】図 13 は、図 8のプロップヘッドアセンブリの実施形態の透視図である
図K】図 14 は、図 8のプロップヘッドアセンブリの実施形態の分解斜視図である
図L】図 15 および 図 16 は、図 8のプロップヘッドアセンブリの実施形態の透視図である。
図M】同上
図N】図 17 は、図 16のプロップヘッドアセンブリの実施形態の透視図の一部である。
図O】図 18 は、図 8のプロップヘッドアセンブリの実施形態の透視図である。
図P】図 19から図22は、 図 19のプロップヘッドアセンブリの実施形態の断面図である。
図Q】同上
図R】同上
図S】同上
図T】図 23 は、図 19のプロップヘッドアセンブリの実施形態の断面図である。
図U】図 24 は、図 9のプロップヘッドアセンブリの実施形態の側面図である。
図V】図 25 は、図 9のプロップヘッドアセンブリの実施形態の透視図である。
図W】図 26 は、図 9のプロップヘッドアセンブリの実施形態の分解斜視図である
図X】図 27および 図 28 は、図 25のプロップヘッドアセンブリの実施形態の透視図である。
図Y】同上
図Z】図 29 は、図 28のプロップヘッドアセンブリの実施形態の断面図である。
図ZA】図 30 は、図 28のプロップヘッドアセンブリの実施形態の断面図である。
図ZB】図 31 および 図 32 は、建築構造の支持や建築用に構成された装置の実施形態の透視図(図 31)および 側面図 (図 32)である。
図ZC】図 33 は図 31の装置の実施形態の端面図である。
図ZD】図 34および 図 35は、図 31の装置の実施形態を上部から見た図であり、第一の梁構造アセンブリ、プロップヘッドアセンブリ、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリを含むものである。
図ZE】図 36、 図 37、 図 38、 図 39、 図 40 および 図 41 は、図 35の装置の実施形態の側面図 (図 36、 図 37、 図 40 および 図 41)と、上から見た図 (図 38)と、断面図(図 39)であり、第一の梁構造アセンブリが水平に設置され、回転する状態でプロップヘッドアセンブリに取り付けられたものである。
図ZF】同上
図ZG】同上
図ZH】図 42、図 43、 図 44、 図 45、 図 46 および 図 47は、図 35の装置の実施形態の側面図 (図 42、 図 43、 図 46 および 図 47)と、上から見た図 (図 44)と、断面図(図 45)であり、第一の梁構造アセンブリがプロップヘッドアセンブリに対して下向きに回転するように取り付けられ、水平ではない状態で設置され、回転する状態でプロップヘッドアセンブリに取り付けられたものである。
図ZI】同上
図ZJ】同上
図ZK】図 48、 図 49、 図 50、 図 51、 図 52 および 図 53は、図 35の装置の実施形態の側面図 (図 48、 図 49、 図 52 および 図 53)と、上から見た図 (図 50)と、断面図(図 51)であり、第一の梁構造アセンブリがプロップヘッドアセンブリに対して上向きに回転するように取り付けられ、水平ではない状態で設置され、回転する状態でプロップヘッドアセンブリに取り付けられたものである。
図ZL】同上
図ZM】同上
図ZN】図 54は、当該装置の実施形態の透視図であり、梁の充填を含むものである。 図 55は、プロップヘッドアセンブリの実施形態の透視図であり、図 54の梁の充填を使用したものである。
図ZO】図 56 および 図 57 は、梁の端を支える軸受けの実施形態の透視図であり、図 54の梁の充填を使用したものである。
図ZP】図 58、 図 59 および 図 60 は、図 56の梁の端を支える軸受けの実施形態の側面図(横からみた立面図)であり、図 55のプロップヘッドアセンブリを使用できるものである。
図ZQ】図 58、 図 59 および 図 60 は、図 56の梁の端を支える軸受けの実施形態の側面図(横からみた立面図)であり、図 55のプロップヘッドアセンブリを使用できるものである。図 61 は、図 54の内部の梁の実施形態の透視図である。
図ZR】図 62 は、図 54の内部の梁の実施形態の側面図(横からみた立面図)である。図 63 は、図 54の内部の梁の実施形態の透視図である。
図ZS】図 64 は、図 63の内部の梁の実施形態の透視図(拡大した透視図)である。図 65 および 図 66 は、図 56の梁の端を支える軸受けの実施形態の透視図である。
図ZT】同上。 図 67 は、図 54の内部の梁の実施形態の透視図である。
図ZU】図 68 は、図 67の内部の梁の実施形態の拡大した透視図である。図 69 および 図 70 は、図 54の内部の梁の実施形態の透視図(図 69) および側面図(図 70)である。
図ZV】同上。図 71 および 図 72 は、図 54の内部の梁の実施形態の透視図(図 71) および拡大した側面図(図 72)である。
図ZW】同上。図 73 は、パネルフレームアセンブリの実施形態の透視図(等角投影図)である(任意で図 54の内部の梁を使用することができる)。
図ZX】図 74 は、 図 73のパネルフレームアセンブリの周囲の壁の断面図である。図 75 は、図 73のパネルフレームアセンブリの分解図である。
図ZY】図 76 および 図 77 は、図 75のパネルフレームアセンブリの断面図である。
図ZZ】図 78、 図 79 および 図 80は、梁の安全機能の実施形態の透視図(図 78 および 図 79)と、横から見た立面図(図 80)である。
図ZZA】同上。図 81 は、一つの梁を別の梁の上に垂直に重ねた実施形態の側面図である。
【0019】
これらの図は必ずしも実際の縮尺通りではなく、実際にはない線や、図式的な表現であったり、断片的に表示しているものもある。場合によっては、実施形態の理解に不要な細部(その他、該当箇所によりそれ以外の細部が見えにくくなる場合)については省略してある場合もある。対応する参照の番号は別々の図においてもそれぞれに対応する部品や構成部分を示している。また、図を単純かつ明快なものにするために、縮尺通りに書かれていない部分もある。さらに、開示する実施形態の理解を進めていただくために、他に比べて寸法を強調して描いている部分もある。さらに、商業用途での使用に必要なものや、もしくは有用なもので、一般的で周知のものについては、本開示の実施形態の妨げにならないように省略してある。
【符号の説明】
【0020】
100 装置
102 プロップヘッドアセンブリ
104 第一の梁の位置を決める機構
105 第一の制止位置
106 第二の梁の位置を決める機構
107 第二の制止位置
110 シャックルアセンブリ
112プロップベース
114 荷重を受ける機能
202 第一のプロップヘッドアセンブリ
250 高さ
302 第二のプロップヘッドアセンブリ
304 第一の支持要素
306 第二の支持要素
308 下部
310 上部
350 高さ
502第一のロケータープレートアセンブリ
504 第二のロケータープレートアセンブリ
700 構造
701作業面
703 構造上の壁
802 主たる梁、または第一の水平の梁構造アセンブリ
804 大梁、または第二の水平の梁構造アセンブリ
900 垂直の柱、または柱
901 スタビリティワイヤー
902 梁、または水平の梁構造アセンブリ
903 柱の部分
904 梁の固定部分
905 梁の端を受け止める部分
906 梁の端を支える部分
907 梁を固定するアセンブリ
907A 第一の梁を固定するアセンブリ
907B 第二の梁を固定するアセンブリ
908 ガイド機能
909 ロックレシーバー
912 角度
914 ロック装置
916 固定維持装置
918 キャビティ
920 プロップレシーバー
922 側壁
950コンクリートスレーブ
フレームアセンブリ、フレーム係合装置
【発明を実施するための形態】
【0021】
この詳細は単なる例示であり、記載した実施形態や実施形態の用途を限定することを意図するものではない。ここで「例示的」や「説明として」とは「例、具体例、説明として役に立つ」という意味である。「例示的」や「説明として」として挙げる実施の形態は必ずしも他の実施形態よりも好ましいとか、利点が多いというものではない。以下の説明は当該技術に精通する者であれば本開示の実施形態を作成または利用できるようにする意図で行なった例示的な実施形態であり、本開示の範囲を限定することを意図するものではない。請求の範囲は請求の項目により定義される(請求の項目は本出願後の審査中に修正される可能性がある)。
【0022】
「上」、「下」、「左」、「後」、「右」、「前」、「垂直」、「水平」およびこれに関連する用語は図面の例の方向を説明するためのものである。技術分野、発明の背景、要約、詳細な説明の中のいかなる表現もしくは理論を拘束するような意図はない。また、添付の図面や明細書にで描写する装置やプロセスは例示としての特許請求の範囲が定義する実施形態であり、側面であり、コンセプトであることをご留意いただきたい。したがって、ここで開示する実施形態に関する寸法や物理的特性といったものは、特許請求の範囲で明示的に述べられていない限り、それに制限されるものではない。また「少なくとも1つ」とは英語の「a」が意味する所と同様であることをご理解いただきたい。概要(例、変更、修正、オプション、バリエーション、実施形態など)は、図面に関する説明である。本発明は、特許請求の範囲によって限定されるものであり、図示や説明の中で述べる特定の実施形態や態様には限定されないものであることにご留意いただきたい。ある部分と結びついている装置の意味は、それが直接的であれ間接的であれ、その部分と結びつくように構成されている装置であると解釈していただきたい(結びついている、というのは接続しているとか、相互作用しているという意味である)。したがって、特に指定のない限り「構成した」という言葉には「直接的または間接的に」という意味を含みうるものである。
【0023】
図 1 および 図 2 は、プロップヘッドアセンブリの実施形態102の透視図 (図 1)および拡大透視図(図 2)である。プロップヘッドアセンブリ102は構造700を支え(つまり支えするように構成され)たり(少なくとも部分的には支えたり)、構造700の重量(またはその側面)を支える補助を行う。
【0024】
図 1 および 図 2で示す実施形態では、装置100は垂直の柱900(以下柱900)もしくはそれと同様のもので使用する。また装置100は、梁の固定部904(または梁のピンなど同等のもの)を持つ水平の梁構造902(またはそれと同様のもの)にも使用される。説明を簡単にするために、水平の梁構造902を梁902と呼ぶ。梁の固定部904は、梁の終端とか、ピンとか、梁のピンなどと呼ばれることもある。装置100にはプロップヘッドアセンブリ102を含むがこれに限定するものではない。プロップヘッドアセンブリ102は構造700に使用(建築用)(使用できるように構成)されたり、設置(柱900や梁902と組み合わせて)される(例えば、建物、橋など)。構造700の実施形態は図 1の実施形態中に部分的に描写されている。構造700には、家屋、建物、船舶、橋、トレンチ、マンメイドなどが含まれる。
【0025】
装置100が構造700の床(コンクリートフロア)を一時的に形成するために使用されるものとして高く評価できる。一旦床が形成されると、措置1100が取り除かれて新しく形成された床に再配置される。このようにして装置1100は構造700の新しく形成した床を形成していくことになる。
【0026】
図 1の実施形態では、プロップヘッドアセンブリ102は柱900に使用することが望ましい。柱900の実施形態は図 1の実施形態中に部分的に描写されている。柱900は構造700の使用や設置に使用される。説明を簡単にするために、垂直の柱を柱900と呼ぶ。
【0027】
構造700は作業面701(水平構面の床など)などが含まれ、柱900がその上にが配置されて、そこから延びることになる。構造700には少なくとも一つの壁構造703を含む(垂直に延びた壁とも呼ぶ)。垂直の柱900は作業面701上に設置することができる(使用中の柱900を作業面701の上に設置してから垂直に延ばす方法で設置することができる)。
【0028】
図 1の実施形態では、プロップヘッドアセンブリ102が梁の固定部904を持つ梁902に使用されることが望ましい。梁902は構造700で(建築用に)使用もしくは設置される。
【0029】
図 1の実施形態では、プロップヘッドアセンブリ102が柱900(の上部)としっかり接続(しっかり接続するように構成)できることが望ましい。プロップヘッドアセンブリ102は(プロップヘッドアセンブリ102が柱900にしっかり接続されると)、梁902を少なくとも部分的に支える(支えるように構成される)。プロップヘッドアセンブリ102が柱900の上部(遠い方の端の部分)にしっかりと接続される(しっかりと接続されるように構成)ことが望ましい。さらに、プロップヘッドアセンブリ102が柱900の長さに沿って動かないようにしっかりと接続する(しっかりと接続されるように構成)ことが望ましい。
【0030】
図 1の実施形態では、コンクリートスレーブ950はフレームアセンブリ952で形成される(例えばフレームアセンブリ952にセメントを流し込み、コンクリートスレーブ950の形で硬化させる)。梁902はフレーム係合装置954を含む。フレーム係合装置954は、直立リブ、リブの列、隙間を開けたリブの二重の列などを含む。フレーム係合装置954は、梁902の上部の長さに沿って延びる(少なくとも部分的には)。フレーム係合装置954は、フレーム係合装置954の下部でしっかりと固定される(固定されるように構成される)。フレームアセンブリ952はフレーム係合装置954のリブを受け止める(受け止めるように構成される)チャネルとの間隔により定義されるこれは、使用するフレームアセンブリ952が梁902(平行に設置されている)からしっかりと離す(任意で固定する)形で行う。この方法により、構造700の水平の床を構築することができる。
【0031】
図 1の実施形態では、プロップヘッドアセンブリ102、梁902、柱900が金属製などの十分な強度を持った材料(合金など)で作られた構造になっており、(構造700を作成後に)構造700を十分支えることができるものである。ここでいう十分な強度を持った材料としては、鉄鋼、木材、強化コンクリートなどが含まれる。
【0032】
図 2の実施形態では、梁902は主たる梁802を含む(第一の水平の梁構造とか、単に梁とも呼ぶ)主たる梁802には、構造を水平的にサポートする中核となる梁が含まれる。また主たる梁802は、第一のプライマリ梁とか、プライマリ梁サポートとか、桁などとも呼ばれる。実施形態の説明を簡単にするために、プライマリの梁802は単に主たる梁802と呼ぶ(説明の一貫性を維持するため)。
【0033】
梁902は大梁804を含む(第二の水平梁構造とも呼ぶ)。大梁804は主たる梁に対して直角に交わる水平の梁を含む。大梁804は第二の梁とか、第二の桁とか、大梁とか、横梁などとも呼ばれる。実施形態の説明を簡単にするために、大梁804は大梁804と呼ぶ(説明の一貫性を維持するため)。
【0034】
主たる梁802(第一の梁)と大梁804(第二の梁または大梁)は水平面上で互いに垂直に交わる(図 1 や 図 2実施形態で描写するようにマトリックス結合をもつマトリックスのパターンを形成する)。このフレームアセンブリ952とコンクリートスレーブ950から成る水平の床(図 1の実施形態で描写)がその上に(しっかりと)設置される。
【0035】
図 2の実施形態では、プロップヘッドアセンブリ102の使用や実装方法は3つのシナリオが考えられる。
【0036】
例えば、第一のシナリオ(図10や図 12の実施形態で描写)としては、プロップヘッドアセンブリ102は結合部分(マトリックス結合部)の下に設置される。その部分は、梁902(または場合により主たる梁802や大梁804)の端同士が正面から繋がっている(直交する梁に対して90度であることが望ましい)。梁902の端の部分は、互いに近接して設置(近接もしくは隣接の位置関係)されることが望ましい。
【0037】
例えば、第二のシナリオ(図11の実施形態で描写)ではプロップヘッドアセンブリ102は、梁902(または主たる梁802や大梁804など)の端部周辺の下部に設置される。
【0038】
例えば、第三のシナリオ(図24や 図 27の実施形態で描写)では、プロップヘッドアセンブリ102は結合部分の下に設置され、その結合部分は大梁804の端部の下に設置され、大梁804の端部は主たる梁802の側壁に面して設置される。大梁804の端部は主たる梁802の側壁に隣接して、近接もしくは隣接の位置関係で設置されることが望ましい。
【0039】
図 3、 図 4 および 図 5は、図 1 、 図 2のプロップヘッドアセンブリ102の実施形態に使用できる梁902の側面図(図 3および図4)、および端面図 (図 5) である。
【0040】
図 3および図4の実施形態では、梁902は両端部を備えている。両端のそれぞれには梁を固定する部分904と、梁の端を支える部分906がある。梁を固定する部分904は、プロップヘッドアセンブリ102の第一の梁の位置を決める機構104と第二の梁の位置を決める機構106のいずれかに、任意に近接して設置される(図8図9の実施形態で描写)。梁の端を支える部分906は、梁902の端部に取り付けられる。梁を固定する部分904は、梁の端を支える部分906の端部に取り付けられる。梁の端を支える部分906は、梁の反対側の端に取り付けられる。梁の端を支える部分906は、梁を固定する部分904を受け止めて支える(ように構成される)。梁902は、梁の端を支える部分906を、梁902の端部から離れた部分で受け止めて支える(ように構成される)。梁902の重みは、梁902の別の端に移り、(梁902の端部に設置した)梁の端を支える部分906に移る。梁902の重みは(少なくとも一部は)(梁902の端部に設置した)梁の端を支える部分906を通じてプロップヘッドアセンブリ102に移る。
【0041】
水平の梁構造902の重みが、少なくとも一部が、梁の端を支える部分906を通じてプロップヘッドアセンブリ102に移ることが望ましい。この時梁の端を支える部分906は水平の梁構造902の端に設置されている(水平の梁構造902の梁の端を支える部分906は(直接的でも間接的でも)プロップヘッドアセンブリ102に接触している)。
[0083]図 3の実施形態では、梁902は主たる梁802を含む。主たる梁802は、梁を固定する部分904と梁の端を支える部分906を含む。主たる梁802は、垂直方向に平行に整列するように端が平面になっていることが望ましい(主たる梁802が水平もしくは水平方向に設置される場合)。
【0042】
図 4の実施形態では、梁902は大梁804(単に大梁とも呼ぶ)を含む。主たる梁802と大梁804は(図3で描写するように)任意で同じ形や形状でも構わない。大梁804は、梁を固定する部分904と梁の端を支える部分906を有する。大梁804は、垂直方向に交差するように交わる角度912と揃うように、先が細くなるような形状の端部であることが望ましい(大梁804が水平もしくは水平方向に設置される場合)。
【0043】
図 3や図 4の実施形態では、主たる梁802(図3で描写)と大梁804(図4で描写)が異なることが望ましく、主たる梁802は端面が平面で(主たる梁802の別の端)、大梁804は先が細くなる端面(大梁804の別の端)であることが望ましい。大梁804の端を、先を細くする形状にする理由は、図12の実施形態を見れば明らかである。大梁804と主たる梁802がプロップヘッドアセンブリ102(もしくは第一のプロップヘッドアセンブリ202)に取り付けられた際に、大梁804の端が主たる梁802に物理的に干渉しないためである。
【0044】
図 3や図 4の実施形態では、梁902、主たる梁802、大梁804に関する詳細は、特定の要件や構成を選択する場合、梁902、主たる梁802、大梁804(の少なくとも一部)に適用できる。
【0045】
図 5の実施形態では、梁の端を支える部分906は、梁を受け止める部分905(チャネル、溝とも呼ぶ)を決める。梁を受け止める部分905は少なくとも部分的には、梁を固定する部分904を梁の端を支える部分906の内部で受け止める(受け止めるように構成される)。梁902には側壁922を含む(反対側に設置した側壁)。
【0046】
図 5の実施形態では、梁902はフレーム係合装置954を含む。梁902のフレーム係合装置954(場合により主たる梁802や大梁804など)はコンクリートスレーブ950を備えるフレーム係合装置954の底部と結合しうる(結合しうるように構成される)。
【0047】
図 5の実施形態では、梁902(主たる梁802や大梁804)は、長方形の断面図の形状がある。梁902は、梁の端を支える部分906を受け止めて支える(支えるように構成される)。梁を固定する部分904は、梁の端を支える部分906の中で受け止める(梁の端を支える部分906によって決まる梁を受け止める部分905で受け止めるのが望ましい)。
【0048】
図 3、 図 4 、図 5の実施形態では、梁の端を支える部分906は、梁902の端に取り付けられている(取り付けられるように構成される)。例えば、梁の端を支える部分906は、梁902に溶接しても良い。
【0049】
図 6 および 図 7 は、図 3、 図 4 、図 5いずれかの梁902の実施形態の、梁の端を支える部分906の実施形態の透視図である。
【0050】
図 6 および 図 7 の実施形態では、梁の端を支える部分906はキャビティ918がある(外部からアクセスできる内部の中空のこと)。これは、梁を固定する部分904が梁の端を支える部分906で受け止められると、キャビティ918が梁を固定する部分904を外部に露出させる方法で行われる。この方法により、梁を固定する部分904はプロップヘッドアセンブリ102の一部に接触することができる(または、図 8 や 図 9の実施形態では、場合により第一のプロップヘッドアセンブリ202、または第二のプロップヘッドアセンブリ302)。
【0051】
梁の端を支える部分906は、梁902と統合してもよい(図 3の実施形態で描写するように)。便宜上、梁の端を支える部分906は、梁を固定する部分904と梁を固定するアセンブリ907と相互作用させる。梁を固定するアセンブリ907は、梁902をプロップヘッドアセンブリ102に任意で固定もしくは解除する(そのように構成する)。梁を固定するアセンブリ907は、固定装置914(例えばピンなど)と固定維持装置916(例えばバネの機構など)を備える。梁の端を支える部分906は、梁902の一部や溝と適合するような形状のガイド908を備える。
【0052】
図 8 および 図 9 は、 図 1 や 図 2のプロップヘッドアセンブリ102の実施形態の側面図 (図 8および図 9)である。
【0053】
図 8 および 図 9の実施形態では、プロップヘッドアセンブリ102は、設計の仕様に応じて2つのタイプのプロップヘッドアセンブリに分類もしくは構成される。
【0054】
図 8 の実施形態では、プロップヘッドアセンブリ102は第一のプロップヘッドアセンブリ202と呼ぶことができる。 図 8 および 図 10 から 図 23 は、第一のプロップヘッドアセンブリ202の実施形態である。第一のプロップヘッドアセンブリ202は、(梁の端を支える部分906を通じて)梁902の重量を(すくなくともその一部は)受け止める。第一のプロップヘッドアセンブリ202は、(梁の端を支える部分906を通じて)梁902の重量の一部を(すくなくともその一部は)受け止めることが理想である。さらに、第一のプロップヘッドアセンブリ202は、(梁の端を支える部分906を通じて)梁902の一つ、二つ、三つ、もしくは四つの重量を(すくなくともその一部は)受け止めることが理想である。
【0055】
図 9 の実施形態では、プロップヘッドアセンブリ102は第二のプロップヘッドアセンブリ302と呼ぶことがある。 図 9 および 図 24 から 図 30は、第二のプロップヘッドアセンブリ302の実施形態である。第二のプロップヘッドアセンブリ302は、梁902の反対側の端の部分を支えて、梁902の重みを、少なくとも一部は受け止める(この場合、梁の端を支える部分906は第二のプロップヘッドアセンブリ302には接触しない)。第二のプロップヘッドアセンブリ302の別の部分も、必要な場合には、(梁の端を支える部分906を通じて)梁902の重みを少なくとも一部は受け止める(図 2の実施形態で示したように、サポートするマトリックスの形状による)。第二のプロップヘッドアセンブリ302が(A)梁902のいくつかのインスタンス(B)梁902の反対端に位置する梁902のいくつかの箇所の重さを受け止めることが好ましい。
【0056】
図 8 および図 9 の実施形態では、プロップヘッドアセンブリ102と、第一のプロップヘッドアセンブリ202と、第二のプロップヘッドアセンブリ302は、主たる梁802と大梁804(第二の梁または大梁)により形成されるマトリックスの結合部(図 2参照) の任意の場所に配置することが可能である。これはつまりマトリックスの結合部を有するマトリックスのパターンがに展開されている平面の板の上で直交するように配置することができるということである。またここには、フレームアセンブリ952とコンクリートスレーブ950から形成される平面の床を(しっかりと)配置する(図 1参照)。
【0057】
図 8 の実施形態では、第一の梁の位置を決める機構104が(柱900の縦軸に対して軸方向に)垂直に上むきに開いたU字型を形成する(形成するように構成される)。第二の梁の位置を決める機構106は(柱900の縦軸に対してラジアル方向の)水平方向に横に開くU字型を形成する(形成するように構成される)。
【0058】
図 9 の実施形態では、第一の梁の位置を決める機構104が(柱900に向かって放射状に開く形で)柱900に向いた形でL字型を形成する(形成するように構成される)。第二の梁の位置を決める機構106は、(柱900の縦軸に対してラジアル方向の)水平方向に横に開くU字型を形成する(形成するように構成される)。
【0059】
図 8 および図 9 の実施形態では、第一のプロップヘッドアセンブリ202は高さ250の高さを有する。第二のプロップヘッドアセンブリ302は高さ350の高さを有する。梁902の上部(場合により主たる梁802または大梁804)の第一のプロップヘッドアセンブリ202の高さ250と第二のプロップヘッドアセンブリ302の高さ350は、(梁902をプロップヘッドアセンブリ102や、第一のプロップヘッドアセンブリ202や、第二のプロップヘッドアセンブリ302に取り付ける場合)作業面701上で同じ高さになることが望ましい。
【0060】
図 10、 図 11 および 図 12 は、図 8のプロップヘッドアセンブリ102の実施形態の側面図である。
【0061】
図 10 および 図 12の実施形態では、プロップヘッドアセンブリ102を結合部(マトリックス結合部)の下に設置する第一の実装シナリオでは、場合により主たる梁802(または大梁804)の端同士が向き合う形になっている部分の下に結合部が設置される。この点、結合点は主たる梁802(または大梁804)の端と端が向き合った端部の下に設置される。主たる梁802の端部が近接もしくは隣接して設置されることが望ましい。
【0062】
図 11の実施形態では、第二の実装シナリオではプロップヘッドアセンブリ102が梁902の底部もしくは底部周辺の下に設置(支える形で)される(梁902(場合により主たる梁802または大梁804)の底部あたり))。この場合、梁902はプロップを受け止めるプロップレシーバー920の形を決める(チャネル、溝など)。プロップレシーバー920はプロップヘッドアセンブリ102(または第一のプロップヘッドアセンブリ202もしくは第二のプロップヘッドアセンブリ302)の少なくとも一部を受け止める
【0063】
図 11の実施形態では、梁902は、梁902の底部横に設置されるプロップレシーバー920(キャビティ、溝、チャネル)の形を決める。梁902のプロップレシーバー920は、プロップヘッドアセンブリ102の少なくとも一部を受け止める(これによりプロップレシーバー920がプロップヘッドアセンブリ102の少なくともその一部を受け止めると、プロップヘッドアセンブリ102が梁902の端部(端)周辺に位置することになる。)
【0064】
図 12の実施形態では、大梁804の端部は912の角度でテーパー(先細り)を形成する。大梁804のテーパーの端部は大梁804が主たる梁802に近接した際に、物理的に衝突することを防止する(そのように構成される)。大梁804の端部をテーパーにする理由は図 12の実施形態を見れば明らかであるが、大梁804と主たる梁802がプロップヘッドアセンブリ102(または第一のプロップヘッドアセンブリ202)に設置されると、大梁804のテーパーの端部は大梁804が主たる梁802との衝突を避けるようになっている。
【0065】
図 12の実施形態では、梁の固定部分907はプロップヘッドアセンブリ102の第二の梁の位置を決める機構106に(受け止められるように)設置(設置されるように構成)される。梁の固定部分907は任意に梁902を(第二の梁の位置を決める機構106の)プロップヘッドアセンブリ102に固定する(ように構成される)。梁902の梁の固定部904は、プロップヘッドアセンブリ102の第一の梁の位置を決める機構104が受け止める。
【0066】
図 13 は、図 8のプロップヘッドアセンブリ102の実施形態の透視図である。
【0067】
図 14 は、図 8のプロップヘッドアセンブリ102の実施形態の分解斜視図である。
【0068】
図 13の実施形態では、第一の梁の位置を決める機構104は、第一のロケーターなどとも呼ぶ。第二の梁の位置を決める機構106は第二のロケーター、安全キャッチ、フック形状のもの、などと呼ぶ。
【0069】
図 13の実施形態では、プロップヘッドアセンブリ102はシャックルアセンブリ110(またはそれと同等のもの)と接続することができる(ように構成される)。プロップヘッドアセンブリ102の角部でシャックルアセンブリ110に接続できる(ように構成される)のが望ましい。スタビリティワイヤー901をプロップヘッドアセンブリ102を安定させるように各シャックルアセンブリ110に取りつける(プロップヘッドアセンブリ102を柱900の上部に取り付けて、スタビリティワイヤー901を各シャックルアセンブリ110に取り付けた場合)。
【0070】
図 13および図 14の実施形態では、プロップヘッドアセンブリ102または第一のプロップヘッドアセンブリ202)はプロップベース112と荷重を受ける機能114を備える。プロップベース112は、梁902の柱のある部分903(たな板とも呼ぶ)に接続もしくは固定できる(ように構成される)。柱のある部分903は、梁の上部に固定される。荷重を受ける機能114はプロップベース112の上に設置する。荷重を受ける機能114はプロップベース112に(直接または間接的に)結合される。荷重を受ける機能114は、梁902の重さを受け止めて支える(ように構成される)。荷重を受ける機能114の中央で支えることが理想的である。荷重を受ける機能114は、梁902またはプロップヘッドアセンブリ102に設置される梁の重さを受け止めて支える(ように構成される)。
【0071】
図 13および図 14の実施形態では、プロップヘッドアセンブリ102(または第一のプロップヘッドアセンブリ202)は第一のロケータープレートアセンブリ502と、その第一のロケータープレートアセンブリ502に対して配置される第二のロケータープレートアセンブリ504を備える。第一のロケータープレートアセンブリ502と第二のロケータープレートアセンブリ504は互いに正しい角度で直交するように設置することが望ましい。第一のロケータープレートアセンブリ502と第二のロケータープレートアセンブリ504はプレートである(もしくはプレートを備える)。シャックルアセンブリ110は(その下部で)第一のロケータープレートアセンブリ502と第二のロケータープレートアセンブリ504と接続可能である(ように構成される)。第一のロケータープレートアセンブリ502と第二のロケータープレートアセンブリ504は、プロップベース112の少なくとも一部を横切って延びる。荷重を受ける機能114は第一のロケータープレートアセンブリ502と第二のロケータープレートアセンブリ504の中央に設置する。第一のロケータープレートアセンブリ502と第二のロケータープレートアセンブリ504はロップベース112の上に位置する。プロップヘッドアセンブリ102のパーツを溶接すること(しっかりと固定すること)が望ましい。
【0072】
図 13および図 14の実施形態では、プロップヘッドアセンブリ102は第一のプロップヘッドアセンブリ202を含む(または第一のプロップヘッドアセンブリ202である)。第一のプロップヘッドアセンブリ202は第一のロケータープレートアセンブリ502と第二のロケータープレートアセンブリ504を含む。第一のロケータープレートアセンブリ502が有する第一の梁の位置を決めるロケーター104と第二の梁の位置を決めるロケーター106は、第二のロケータープレートアセンブリ504が有する第一の梁の位置を決めるロケーター104と第二の梁の位置を決めるロケーター106と同じ高さである。
【0073】
図 14の実施形態では、固定装置116はプロップベース112(プロップベースプレートとも呼ぶ)や、柱のある部分903や、垂直の柱900と接続(しっかりと接続)できる。固定装置116は円筒管(円筒管リテイナーとか細長いチューブとも呼ぶ)を含む。円筒管の外径は、垂直の柱900のある部分903(たな板とも呼ぶ)により決まる中央の穴を受け止める(ぴったりフィットすることが望ましい)ことができるサイズである。円筒管は固定装置116 と柱のある部分903をよりよくフィットさせる。円筒管はリテイナークリップを受け止めるように構成される、垂直のスロットの形状を決める。垂直のスロットは円筒管の反対側まで延びる。細長いロックピンにより円筒管の中央部とリテイナークリップを結合させる(円筒管の細長いロックピンでリテイナークリップの一部分でも受け止める)。ロックピンにより円筒管に対してリテイナークリップは軸運動が可能である(円筒管でリテイナークリップを一部でも受け止めた場合)。ロックピンはまた、バネ部材とリテイナークリップを結合する。当該バネ部材はリテイナークリップを曲げて、(リテイナークリップが有する)歯がプロップベース112により決まる中央の穴の横につながるようにする(ロックピンがバネ部材とリテイナークリップを結合して、リテイナークリップと円筒管を結合する場合)。バネ部材の動きは(バネが曲がると)リテイナークリップの歯とプロップベース112で決まる中央の穴の縁(側縁)つながりを保持するように動作する(この方法により、プロップヘッドアセンブリ102は垂直の柱900のある部分903につながったままになる)。リテイナークリップを動かして(ユーザーがバネの動きとは逆に動かして)リテイナークリップの歯とプロップベース112で決まる中央の穴の縁のつながりを分離させることができれば最高である(この方法により、プロップヘッドアセンブリ102は垂直の柱900のある部分903から分離させることができる)。
【0074】
図 15 および 図 16 は、図 8のプロップヘッドアセンブリ102の実施形態の透視図である
【0075】
図 15 および 図 16 の実施形態では、各主たる梁802が(互いに対して)端部同士が接触する形で位置しており、大梁804の端部が主たる梁802の端部に面している。この方法により主たる梁802と大梁804が互いに直交することになる。プロップヘッドアセンブリ102は主たる梁802と大梁804の端部(より具体的に言えば、梁の端を支える部分906に設置された、梁の固定部904)を受け止める(ように構成される)。さらに具体的に言えば、プロップヘッドアセンブリ102は、主たる梁802の梁の固定部904と大梁804の梁の固定部904を受け止める(ように構成される)。第一の梁の固定部分907Aは主たる梁802が受け止め、第一の梁の固定部分907Aがプロップヘッドアセンブリ102に対して、主たる梁802の位置を固定する。第二の梁の固定部分907Bは大梁804が受け止め、第二の梁の固定部分907Bがプロップヘッドアセンブリ102に対して、大梁804の位置を固定する。
【0076】
図 16 の実施形態では、荷重を受ける機能114は大梁804(の重み)を支える。大梁804の梁の端を支える部分906の下部は、(大梁804の梁の固定部904が、プロップヘッドアセンブリ102の第一の梁の位置を決めるロケーター104に設置されると)荷重を受ける機能114と接触する。第一の梁の位置を決めるロケーター104はこの図では隠れている(図8の実施形態は第一の梁の位置を決めるロケーター104を描写している)。
【0077】
図 16 の実施形態では、荷重を受ける機能114は主たる梁802(の重み)を支える。主たる梁802の梁の端を支える部分906の下部は、(主たる梁802の梁の固定部904が、プロップヘッドアセンブリ102の第一の梁の位置を決めるロケーター104に設置されると)荷重を受ける機能114と接触する。第一の梁の位置を決めるロケーター104はこの図では隠れている(図8の実施形態は第一の梁の位置を決めるロケーター104を描写している)。
【0078】
図 17 は、図 16のプロップヘッドアセンブリ102の実施形態の透視図の一部である
【0079】
図 16 の実施形態では、主たる梁802の梁の端を支える部分906が、梁の固定部904を受け止める。梁の固定部904は、プロップヘッドアセンブリ102(または第一のプロップヘッドアセンブリ202)の第一の梁の位置を決めるロケーター104が受け止める。第一の梁の位置を決めるロケーター104はこの図17では隠れている(図9の実施形態は第一の梁の位置を決めるロケーター104を描写している)。主たる梁802の梁の端を支える部分906が梁の固定部904を受け止め、その梁の固定部904はプロップヘッドアセンブリ102(または第一のプロップヘッドアセンブリ202)の第一の梁の位置を決めるロケーター104によって受け止められる。第一の梁の位置を決めるロケーター104はこの図17では隠れている(図9の実施形態は第一の梁の位置を決めるロケーター104を描写している)
【0080】
図 18 は、図 8のプロップヘッドアセンブリ102の実施形態の透視図である
【0081】
図 18 の実施形態では、主たる梁802の端部の2つの箇所がそれぞれプロップヘッドアセンブリ102(または第一のプロップヘッドアセンブリ202)の第一の梁の位置を決めるロケーター104に位置している。大梁804の端部の箇所の一つが、プロップヘッドアセンブリ102(または第一のプロップヘッドアセンブリ202)の第一の梁の位置を決めるロケーター104に位置する。第一の梁の位置を決めるロケーター104はこの図18の実施形態では隠れている。主たる梁802は端から端まで並んでおり、大梁804は主たる梁802と直交している。主たる梁802と大梁804の端部はプロップヘッドアセンブリ102に設置されている。
【0082】
図 19から図22は、図 19のプロップヘッドアセンブリ102の実施形態の断面図である。
図 19から22の断面図は 図 18の AA-AAの断面に沿ったものである。
【0083】
図 19から図22の実施形態では、大梁804の詳細が描写されている(大梁804の位置など)。図 19から図22に関連する大梁804の詳細は、梁902や主たる梁802に対しても同様に当てはまることにご理解をいただきたい。
【0084】
図 19の実施形態では、大梁804はプロップヘッドアセンブリ102の第一の梁の位置を決める機構104に向かって動き、これにより大梁804はプロップヘッドアセンブリ102の第一の梁の位置を決める機構104上の任意の場所に位置しうる。
【0085】
図 19の実施形態では、ロックレシーバー909は、梁を固定するアセンブリ907により提供される。梁を固定するアセンブリ907は図 19の実施形態では描写されていない(梁を固定するアセンブリ907がロックレシーバー909を受け止める所が描写されている)。
【0086】
図 20の実施形態では、大梁804の第一の静止位置105が描写されている。この時大梁804はプロップヘッドアセンブリ102(または第一のプロップヘッドアセンブリ202)の第一の梁の位置を決める機構104によって受け止められている。これは梁902や主たる梁802に対しても同様に当てはまることにご理解をいただきたい。
【0087】
図 20の実施形態では、梁を固定するアセンブリ907は大梁804(または場合により主たる梁802や、梁902)のロックレシーバー909(図 19の実施形態で描写)により受け止められている。
【0088】
図 21の実施形態では、大梁804の第二の静止位置107が描写されている。この時大梁804はロップヘッドアセンブリ102(または第一のプロップヘッドアセンブリ202)の第二の梁の位置を決める機構106によって受け止められている。これは梁902や主たる梁802に対しても同様に当てはまることにご理解をいただきたい。
【0089】
図 21の実施形態では、梁を固定するアセンブリ907は大梁804(または主たる梁802や、梁902)のロックレシーバー909から取り外される(図 19の実施形態で描写)。これにより大梁804は第一の梁の位置を決める機構104から第二の梁の位置を決める機構106へ移動することができる(大梁804が偶発的もしくは不規則な動きに対応する必要がある場合があるため)。
【0090】
図 22の実施形態では、大梁804はプロップヘッドアセンブリ102の第二の梁の位置を決める機構106から取り外されている(もしくはプロップヘッドアセンブリ102より離れている)。
【0091】
図 22の実施形態では、梁を固定するアセンブリ907は大梁804のロックレシーバー909から取り外されている(図 19の実施形態で描写)。
【0092】
図 19から図 22の実施形態では、装置100が柱900に備えられている。装置100は、梁902にも備えられている(主たる梁802と大梁804のいずれかにも)。梁902には、梁の固定部904が備えられている。装置100はプロップヘッドアセンブリ102を含む(構成する)がこれに限定するものではない。
【0093】
図 19から図 22の実施形態では、プロップヘッドアセンブリ102は柱900にしっかりと接続もしくは接続しうる(ように構成される)。プロップヘッドアセンブリ102は柱900の上部端部にしっかりと接続もしくは接続しうる(ように構成される)ことが望ましい。プロップヘッドアセンブリ102は、柱900にしっかりと接続されると、梁902を少なくともその一部を支える。プロップヘッドアセンブリ102は第一の梁の位置を決める機構104と第二の梁の位置を決める機構106の相乗的な組み合わせを有する(これに限るものではない)。
【0094】
図 19から図 22の実施形態では、第一の梁の位置を決める機構104は第一の終端位置を決める機能と呼ぶこともある。描写の通り、第一の梁の位置を決める機構104は任意で、大梁804の梁の固定部904の少なくとも一部を受け止める(ように構成される)。第一の梁の位置を決める機構104が、(場合により)梁902、主たる梁802、大梁804の梁の固定部904の少なくとも一部を受け止めると理解いただければ幸いである。
【0095】
図 19から図 22の実施形態では、第二の梁の位置を決める機構106は第二の終端位置を決める機能と呼ぶこともある。第二の梁の位置を決める機構106は、第一の梁の位置を決める機構104からは間隔をあけている。描写の通り、第二の梁の位置を決める機構106は任意で、大梁804の梁の固定部904の少なくとも一部を受け止める(ように構成される)。第二の梁の位置を決める機構106が、(場合により)梁902、主たる梁802、大梁804の梁の固定部904の少なくとも一部を受け止めると理解いただければ幸いである。第二の梁の位置を決める機構106は、梁902の梁の固定部904が意図せずに第一の梁の位置を決める機構104や柱900から離れて、第二の梁の位置を決める機構106の方向へ移動した場合には、梁902の梁の固定部904の少なくとも一部を受け止める(ように構成される)。
【0096】
図 19から図 22の実施形態(の詳細)では、装置100は柱900備え、梁の固定部904の梁902を備える。装置100はプロップヘッドアセンブリ102を有するがこれに限るものではない。プロップヘッドアセンブリ102は柱900にしっかりと接続もしくは接続しうる(ように構成される)。プロップヘッドアセンブリ102は柱900の上部端部にしっかりと接続もしくは接続しうる(ように構成される)ことが望ましい。プロップヘッドアセンブリ102は、柱900にしっかりと接続されると、梁902を少なくともその一部を支える。プロップヘッドアセンブリ102は第一の梁の位置を決める機構104と第二の梁の位置を決める機構106の相乗的な組み合わせを有する(これに限るものではない)。
【0097】
図 19から図 22の実施形態では、第一の梁の位置を決める機構104は第一の終端位置を決める機能と呼ぶこともある。第一の梁の位置を決める機構104は任意で、大梁804の梁の固定部904の少なくとも一部を受け止める(ように構成される)。これは第一の梁の位置を決める機構104が、(梁の固定部904が梁902の梁の固定部904を第一の静止位置105で受け止めると)柱900に対して第一の静止位置105で梁902の梁の固定部904に位置する(図 20の実施形態で描写)ことで実現する。
【0098】
図 19から図 22の実施形態では、第二の梁の位置を決める機構106は第二の終端位置を決める機能と呼ぶこともある。第二の梁の位置を決める機構106は、第一の梁の位置を決める機構104からは間隔をあけている。第二の梁の位置を決める機構106は任意で、梁902の梁の固定部904(描写するように主たる梁802または大梁804など)を受け止める(ように構成される)。これは第二の梁の位置を決める機構106が、(梁の固定部904が梁902の梁の固定部904を第二の静止位置107で受け止めると)柱900に対して第二の静止位置107で梁902の梁の固定部904に位置する(図 21の実施形態で描写)ことで実現する。第二の梁の位置を決める機構106は、梁902の梁の固定部904が意図せずに第一の梁の位置を決める機構104や柱900から離れて、第二の梁の位置を決める機構106の方向へ移動した場合には、梁902の梁の固定部904の少なくとも一部を受け止める(ように構成される)。
【0099】
図 20の実施形態では、第一の梁の位置を決める機構104は、第一の梁の位置を決める機構104の位置に梁902が位置した場合、梁902の梁の固定部904の少なくとも一部を受け止める(ように構成される)。第一の梁の位置を決める機構104は梁902の梁の固定部904が意図しない水平方向の移動を制限する(のが好ましい)とともに、梁の固定部904が第一の梁の位置を決める機構104に位置すると、梁902の梁の固定部904が意図せずに下方向に垂直に動くことも制限する(のが好ましい)。第一の梁の位置を決める機構104は、梁の固定部904が第一の梁の位置を決める機構104に位置すると、梁902の梁の固定部904がスムーズに上方向に動くことを可能にする(ように構成される)。
【0100】
図 20の実施形態では、使用中の梁の固定部904が第一の梁の位置を決める機構104に位置すると、梁902の梁の固定部904の少なくとも一部を支える(ように構成される)。
【0101】
図 21の実施形態では、使用中の梁の固定部904が第二の梁の位置を決める機構106に位置すると、第二の梁の位置を決める機構106は、梁902の梁の固定部904の少なくとも一部を支える(ように構成される)。第二の梁の位置を決める機構106は、梁902の梁の固定部904が意図しない水平方向の移動を制限する(のが好ましい)とともに、梁の固定部904が第二の梁の位置を決める機構106に位置すると、梁902の梁の固定部904が意図せずに下方向に垂直に動くことも制限する(のが好ましい)。第二の梁の位置を決める機構106は、梁の固定部904が第二の梁の位置を決める機構106に位置すると、梁902の梁の固定部904が意図せずに柱900から離れることを制限する(ように構成されるのが好ましい)。第二の梁の位置を決める機構106は、梁の固定部904が第二の梁の位置を決める機構106に位置すると、梁902の梁の固定部904がスムーズに柱900に向かって水平方向に移動することを可能にする(ように構成されるのが好ましい)。
【0102】
図 21の実施形態では、第二の梁の位置を決める機構106は、梁の固定部904が第二の梁の位置を決める機構106に受け止められると、使用中の梁902の梁の固定部904を少なくとも一部を支える。
【0103】
図 23 は、 図 19のプロップヘッドアセンブリ102の実施形態の断面図である。図23の断面図は、図18の断面線BB-BBに沿っている。
【0104】
図 23の実施形態では、主たる梁802の2つのインスタンスがプロップヘッドアセンブリ102に位置すると、主たる梁802の端部は端と端で向き合う形になる。
【0105】
図 24 は、 図 9のプロップヘッドアセンブリ102の実施形態の側面図である。
【0106】
図 23の実施形態では、第三のシナリオが描写されている。ここではプロップヘッドアセンブリ102が結合部分(図 1 や図 2で描写するマトリクス結合部)の下に位置している。この結合部は大梁804の端部下部に位置している。そしてこの大梁804の端部は、主たる梁802の側壁に面している。この大梁804の端部が主たる梁802の側壁に対して近接もしくは隣接していることが望ましい。
【0107】
図 25 は、図 9のプロップヘッドアセンブリ102の実施形態の透視図である。
【0108】
図 26 は、図 9のプロップヘッドアセンブリ102の実施形態の分解斜視図である。
【0109】
図 25 および 図 26の実施形態では、第二のプロップヘッドアセンブリ302は第一の支持要素304と第二の支持要素306を有する。第一の支持要素304は荷重を受ける機能114の形状や構成の少なくとも一部を強化する(ように構成される)。第二の支持要素306は第一のロケータープレートアセンブリ502の形状や構成の少なくとも一部を強化する(ように構成される)。第一のロケータープレートアセンブリ502の第一の梁の位置を決める機構104と第二の梁の位置を決める機構106は、第二のロケータープレートアセンブリ504の第一の梁の位置を決める機構104と第二の梁の位置を決める機構106よりも高い位置に位置する。プロップヘッドアセンブリ102は第一のロケータープレートアセンブリ502と第二のロケータープレートアセンブリ504を有する。第一のロケータープレートアセンブリ502が有する第一の梁の位置を決める機構104と第二の梁の位置を決める機構106は、第二のロケータープレートアセンブリ504が有する第一の梁の位置を決める機構104と第二の梁の位置を決める機構106よりも高い位置に位置する。
【0110】
図 25 および 図 26の実施形態では、荷重を受ける機能114は下部の308と上部の310を有する。使用中の荷重を受ける機能114が大梁804や主たる梁802とどのように相互作用するのかについては図 29 および 図 30を参照していただきたい。
【0111】
図 27 および 図 28 は、図 25のプロップヘッドアセンブリ102の透視図である。
【0112】
図 27 および 図 28の実施形態では、主たる梁802(主たる梁802の底部)は、主たる梁802の端部の間の第二のプロップヘッドアセンブリ302に位置している。大梁804が第二のプロップヘッドアセンブリ302に位置すると、主たる梁802の側壁922は、おおよそ大梁804に位置することになる。大梁804は主たる梁802の側壁922に対して直角に位置する。
【0113】
図 27 および 図 28の実施形態では、第三のシナリオが描写されている。ここではプロップヘッドアセンブリ102が結合部分(マトリクス結合部)の下に位置している。この結合部は大梁804の端部下部に位置している。そしてこの大梁804の端部は、主たる梁802の側壁に面している。この大梁804の端部が主たる梁802の側壁に対して近接もしくは隣接していることが望ましい。
【0114】
図 29 は、図 28のプロップヘッドアセンブリ102の断面図である。図29の断面図は、図28の断面線DD-DDに沿っている。
【0115】
図 29の実施形態では、梁を固定するアセンブリ907は、大梁804の第二の梁の位置を決める機構106に設置される。これにより使用中の梁を固定するアセンブリ907は大梁804を第二のプロップヘッドアセンブリ302に固定する。大梁804の梁の固定部904は、第二のプロップヘッドアセンブリ302の第一の梁の位置を決める機構104に受け止められるか、そこに位置する。
【0116】
図 29の実施形態では、主たる梁802の下部は、第二のプロップヘッドアセンブリ302の荷重を受ける機能114の下部によって受け止められる。(主たる梁802が荷重を受ける機能114の下部によって受け止められると)使用中の荷重を受ける機能114の下部は、主たる梁802の下部を支える。
【0117】
図 29の実施形態では、(大梁804によって受け止められて支えられる)梁の端を支える部分906の遠位端部が、第二のプロップヘッドアセンブリ302の荷重を受ける機能114の上部によって(少なくとも一部が)受け止められる。(大梁804が荷重を受ける機能114の上部によって受け止められると)使用中の第二のプロップヘッドアセンブリ302の荷重を受ける機能114の上部は、大梁804を支える。
【0118】
図 30 は、図 28のプロップヘッドアセンブリ102の断面図である。図30の断面図は、図28の断面線CC-CC に沿っている。
【0119】
図 30の実施形態では、主たる梁802の下部を、第二のプロップヘッドアセンブリ302の荷重を受ける機能114の下部が受け止める。(主たる梁802が荷重を受ける機能114の下部によって受け止められると)使用中の荷重を受ける機能114の下部は、主たる梁802を支える。
【0120】
節(CLAUSES)
【0121】
以下の節(clauses)は、装置例に関するより詳細な説明のためのものである。以下の節(clauses)のいくつかは、 (D)本申請に記載されているかされていないかに関わらず、 (A) 別の節(clauses)や、 (B) その一部と組み合わせて使用、または(C) 順列を組み合わせて使用される。以下の節(clauses)は、他の節(clauses)と組み合わせ、もしくはそのままで使用できるものとする。
【0122】
節(clauses)(1):
以下から構成される装置: 垂直の柱としっかりと接続された(しっかりと接続しうる、もしくは接続できるように構成された)プロップヘッドアセンブリ。プロップヘッドアセンブリが垂直の柱にしっかりと接続されると、プロップヘッドアセンブリは水平の梁構造を、少なくともその一部を支える。この水平の梁構造には、 梁の固定部が備えられている。プロップヘッドアセンブリは、梁の固定部を備えた水平の梁構造を受け止める(ように構成される)第一の梁の位置を決める機構を有する。また、プロップヘッドアセンブリは、第一の梁の位置を決める機構から間隔をあけて位置する第二の梁の位置を決める機構を有している。この第二の梁の位置を決める機構は、梁の固定部を、少なくともその一部を受け止める(ように構成される)。さらにこの第二の梁の位置を決める機構は、(水平の梁構造梁の固定部が意図せずに第一の梁の位置を決める機構や垂直の柱から外れて第二の梁の位置を決める機構の方へ動いた場合)水平の梁構造の梁の固定部を受け止める(ように構成される)。
【0123】
節(clauses)(2):
垂直の柱と、梁の固定部を備えた水平の梁構造に使用される装置で以下から構成されるもの。
垂直の柱としっかりと接続された(しっかりと接続しうる、もしくは接続できるように構成された)プロップヘッドアセンブリ。プロップヘッドアセンブリが垂直の柱にしっかりと接続されると、プロップヘッドアセンブリは水平の梁構造を、少なくともその一部を支える。
このプロップヘッドアセンブリは以下を含む
水平の梁構造の梁の固定部を受け止める第一の梁の位置を決める機構。その第一の梁の位置を決める機構が梁の固定部を受け止めると、垂直の柱に対して、水平の梁構造の梁の固定部を第一の静止位置に位置させるもの。第一の梁の位置を決める機構から間隔をあけて、第二の梁の位置を決める機構が位置しており、この第二の梁の位置を決める機構が水平の梁構造の梁の固定部を受け止めるもの。この時第二の梁の位置を決める機構は、梁の固定部を受け止めると、垂直の柱に対して、水平の梁構造の梁の固定部を第二の静止位置に位置させるもの。この時第二の梁の位置を決める機構は、水平の梁構造の梁の固定部が意図せずに第一の梁の位置を決める機構や垂直の柱から離れる場合に、水平の梁構造の梁の固定部を少なくとも一部は受け止める。
【0124】
節(clauses)(3):
節(clauses)(2)に記載した当該装置で、以下を含むもの。
使用中の水平の梁構造が第一の静止位置に位置すると、水平の梁構造の梁の固定部を受け止める(ように構成される)第一の梁の位置を決める機構。梁の固定部が、第一の梁の位置を決める機構に位置すると、水平の梁構造の梁の固定部が意図せずに水平方向に動いたり、垂直に下向きに動くことを制限する第一の梁の位置を決める機構。また、梁の固定部が、第一の梁の位置を決める機構に位置すると、当該機構が(C)水平の梁構造の梁の固定部がスムーズに上向きに移動できるようにするもの。
【0125】
節(clauses)(4):
節(clauses)(2)に記載した当該装置で、以下を含むもの
使用中の梁の固定部を第一の梁の位置を決める機構が受け止めると、水平の梁構造の梁の固定部を支える(ように構成される)第一の梁の位置を決める機構。
【0126】
節(clauses) (5):
節(clauses)(2)に記載した当該装置で、梁の固定部が第二の梁の位置を決める機構に位置すると、第二の梁の位置を決める機構が水平の梁構造の梁の固定部を受け止めるもの。梁の固定部が第二の梁の位置を決める機構に位置すると、第二の梁の位置を決める機構は、水平の梁構造の梁の固定部が、意図せずに垂直方向に上下に動くことを制限する(ように構成される)。梁の固定部が第二の梁の位置を決める機構に位置すると、第二の梁の位置を決める機構は、水平の梁構造の梁の固定部が、意図せずに垂直の柱から離れて水平方向に動くことを制限する(ように構成される)。梁の固定部が第二の梁の位置を決める機構に位置すると、第二の梁の位置を決める機構は、水平の梁構造の梁の固定部が、垂直の柱に向かって水平方向にスムーズに動くようにする(ように構成される)。
【0127】
節(clauses)(6):
節(clauses)(5)に記載した当該装置で、梁の固定部が第二の梁の位置を決める機構に受け止められると、第二の梁の位置を決める機構が、水平の梁構造の梁の固定部の少なくとも一部を支えるもの。
【0128】
節(clauses) (7):
節(clauses)(2)で記載した当該装置で、水平の梁構造が反対端を有するもの。そして当該水平の梁構造の反対端が以下を有するもの。水平の梁構造の端に固定された、梁の端を支えるもの。梁の固定部がプロップヘッドアセンブリの第一の梁の位置を決める機構と、第二の梁の位置を決める機構に、近接して位置(空間的に近接するように位置)するもの。当該梁の固定部は、梁の端を支えるものに位置する。水平の梁構造の重量は、水平の梁構造の反対端に伝わり、水平の梁構造の反対端に位置する、梁の端を支えるものに伝わる。水平の梁構造の重量は、梁の端を支えるものを通してプロップヘッドアセンブリに伝わる。この時梁の端を支えるものは、水平の梁構造の梁の端を支えるものがプロップヘッドアセンブリに接触すると、水平の梁構造の反対端に位置している。
【0129】
節(clauses) (8):
節(clauses)(2)で記載した当該装置で、
水平の梁構造が端部を有するもの。
その水平の梁構造の端部には以下を含む
梁の固定部がプロップヘッドアセンブリの第一の梁の位置を決める機構と、第二の梁の位置を決める機構に、近接して位置(空間的に近接するように位置)するもの。当該梁の固定部は、梁の端を支えるものに位置する。
【0130】
節(clauses)(9):
節(clauses)(2)で記載した当該装置で、水平の梁構造が以下を有するもの
第一の水平の梁構造。第二の水平の梁構造 。第一の水平の梁構造と第二の水平の梁構造は平面上で直交する形で配置することができる。使用中の第一の水平の梁構造と第二の水平の梁構造は、マトリックスパターンを形成し、平面の床がその上にしっかりと位置しうる。
【0131】
節(clauses)(10):
節(clauses)(2)で記載した当該装置で、
水平の梁構造が以下を有するもの
フレーム係合装置がコンクリートスレーブを有するフレームアセンブリの底部と結合するもの(するように構成されるもの)。
【0132】
節(clauses)(11):
節(clauses)(2)で記載した当該装置で、水平の梁構造が以下を有するもの
梁の固定部が、梁の端を支えるものに受け止められると、梁の端を支えるものが梁の固定部を露出するキャビティを有するもの。使用時には、梁の固定部がプロップヘッドアセンブリの一部と接触するもの。
【0133】
節(clauses) (12):
節(clauses)(2)で記載した当該装置で、水平の梁構造が以下を有するもの
第一の水平の梁構造。第二の水平の梁構造 。
以下を含むプロップヘッドアセンブリ。
第一のプロップヘッドアセンブリ。第二のプロップヘッドアセンブリ。この時第一のプロップヘッドアセンブリと第二のプロップヘッドアセンブリは、第一の水平の梁構造と第二の水平の梁構造によって形成されたマトリックスパターンの結合部に任意に位置させることができる。その第一の水平の梁構造と第二の水平の梁構造は平面上で直交する形で配置することができ、マトリックスパターンを形成し、コンクリートスレーブとフレームアセンブリで形成された平面の床がその上にしっかりと位置しうるもの。
【0134】
節(clauses) (13)
節(clauses)(2)で記載した当該装置で、
水平の梁構造がプロップレシーバーの形を決めるもの。
プロップレシーバーがプロップヘッドアセンブリの少なくとも一部を受け止めることにより、プロップヘッドアセンブリが水平の梁構造の端部間に位置する。
【0135】
節(clauses) (14):
節(clauses)(2)で記載した当該装置で、以下から構成されるもの
梁固定部分がプロップヘッドアセンブリの第二の梁の位置を決める機構に設置される(ように構成される)もの。梁固定部分が、第二の梁の位置を決める機構において、水平の梁構造をプロップヘッドアセンブリにしっかり固定するもの。水平の梁構造の梁の固定部が、プロップヘッドアセンブリの第一の梁の位置を決める機構に位置するもの。
【0136】
節(clauses)(15):
節(clauses)(2)で記載した当該装置で、以下からなるもの
以下を含むプロップヘッドアセンブリ。
少なくとも部分的に水平の梁構造の柱の部分に取り付けられたプロップベース。荷重を受ける機能。また当該荷重を受ける機能がプロップベースと接続されているもの。また当該荷重を受ける機能が水平の梁構造の重量を、少なくともその一部を受け止めて支えるもの。
【0137】
節(clauses) (16):
節(clauses)(2)で記載した当該装置で、以下からなるもの
以下を含むプロップヘッドアセンブリ。
荷重を受ける機能が水平の梁構造の重量を、少なくともその一部を受け止めて支える(ように構成される)もの。第一のプレートロケーターアセンブリ。第一のプレートロケーターアセンブリに対して位置する第二のプレートロケーターアセンブリ。第一のプレートロケーターアセンブリと第二のプレートロケーターアセンブリが互いに直交するように正しい角度で位置するもの。第一のプレートロケーターアセンブリと第二のプレートロケーターアセンブリの中央に荷重を受ける機能が位置するもの。
【0138】
節(clauses) (17):
節(clauses)(2)で記載した当該装置で、以下からなるもの
以下を含むプロップヘッドアセンブリ。
第一のプレートロケーターアセンブリ。第二のプレートロケーターアセンブリ 。第一のプレートロケーターアセンブリにより提供される第一の梁の位置を決める機構と第二の梁の位置を決める機構が、第二のプレートロケーターアセンブリにより提供される第一の梁の位置を決める機構と第二の梁の位置を決める機構よりも高い場所に位置するもの。
【0139】
節(clauses) (18):
節(clauses)(2)で記載した当該装置で、以下からなるもの
以下を含むプロップヘッドアセンブリ。
第一のプレートロケーターアセンブリ。第二のプレートロケーターアセンブリ 。第一のプレートロケーターアセンブリにより提供される第一の梁の位置を決める機構と第二の梁の位置を決める機構が、第二のプレートロケーターアセンブリにより提供される第一の梁の位置を決める機構と第二の梁の位置を決める機構と同じ高さに位置するもの。
【0140】
節(clauses) (19):
垂直の柱を有するプロップヘッドアセンブリおよび、はり固定部を持つ水平の梁構造の操作方法で、以下からなるもの。プロップヘッドアセンブリを垂直の柱にしっかりと固定したもの。プロップヘッドアセンブリを垂直の柱にしっかりと固定すると、プロップヘッドアセンブリが水平の梁構造を、少なくともその一部を、支えるもの。プロップヘッドアセンブリの第一の梁の位置を決める機構において、梁の固定部を少なくともその一部を、受け止めるもの。第二の梁の位置を決める機構において、梁の固定部を少なくともその一部を、受け止めるもの。この時第二の梁の位置を決める機構は、第一の梁の位置を決める機構から間隔を開けて位置している。梁の固定部が意図せずに第一の梁の位置を決める機構や垂直の柱から離れて第二の梁の位置を決める機構の方向へ動いた際に、第二の梁の位置を決める機構において、梁の固定部を受け止めるもの。
【0141】
節(clauses) (20):
以下から構成される装置。
以下の構造によるもの。
使用時に垂直の柱が垂直に延びるように、垂直の柱が作業面上に設置されているもの。水平の梁構造が梁の固定部を有するもの。プロップヘッドアセンブリを垂直の柱にしっかりと固定する(するように構成した)もの。プロップヘッドアセンブリを垂直の柱にしっかりと固定すると、プロップヘッドアセンブリが水平の梁構造を、少なくともその一部を、支えるもの。
また、以下を含むプロップヘッドアセンブリ。
第一の梁の位置を決める機構が水平の梁構造の梁の固定部を、少なくともその一部を、受け止める(ように構成した)もの。第一の梁の位置を決める機構が梁の固定部を受け止めると、第一の梁の位置を決める機構が、垂直の柱に対する第一の静止位置において、水平の梁構造の梁の固定部に位置することで実現する。第二の梁の位置を決める機構は第一の梁の位置を決める機構から間隔を空けて位置しており、この第二の梁の位置を決める機構は水平の梁構造の梁の固定部を受け止める(ように構成される)。この時、第二の梁の位置を決める機構が梁の固定部を受け止めると、使用時の第二の梁の位置を決める機構は、垂直の柱に対する第二の静止位置において、水平の梁構造の梁の固定部に位置する。水平の梁構造の梁の固定部が、意図せずに第一の梁の位置を決める機構や垂直の柱から離れた場合に、第二の梁の位置を決める機構は、水平の梁構造の梁の固定部を受け止める。
【0142】
梁構造用のコンクリートスレーブフレームアセンブリ
【0143】
技術分野(梁構造用のコンクリートスレーブフレームアセンブリ関連)
【0144】
本文書は、図 1 から 図 81の実施形態に関する建築要素の技術分野に関するものである。この建築要素は(図 31 から 図 53にあるように)梁構造用のコンクリートスレーブアセンブリ(や、梁構造用のコンクリートスレーブアセンブリに関連する手法)を含むが、これに限るものではない。
【0145】
発明の背景(梁構造用のコンクリートスレーブフレームアセンブリ関連)
【0146】
ショアリングは、建設や、修理や、改築など、倒壊の危険がある場所において、支柱を用いて、ある建造物(建物、車両、トレンチなど)を一時的に支えるプロセスである。ショアリングは、垂直、斜め、水平の方向に実施される。例えば、建物部材(例:プロップやプロップアセンブリなど)が、落下や揺れから建造物を支えるために配置される。
【0147】
要約(梁構造用のコンクリートスレーブフレームアセンブリ関連):
【0148】
梁に使用する既存のコンクリートスレーブフレームに関する問題(以下既存の技術)を、少なくとも一つ軽減する必要があることを理解していただければ幸いである。既存のシステムや手法を実際に試して研究した結果、当該問題とその解決方法は以下のように明確になる。
【0149】
コンクリートスレーブフレームを梁の上に設置することは、難しいことである。通常、梁はプロップヘッドに接続され、梁構造はプロップヘッドの間で水平に配置される(梁がプロップヘッドに設置された場合)。
【0150】
いくつかの事例では、梁構造は、水平に対して傾斜する形で配置されなくてはならず、そのように梁構造を設置すると、コンクリートスレーブフレームは、その梁の上に設置することになる。例えば、コンクリートスレーブフレームアセンブリ表面の水を排水するように設置することを理想とする場合があり、その場合、梁構造を傾けて設置することが必要になる。コンクリートスレーブフレームアセンブリを、傾いた梁構造上に設置するのは、困難が伴う。
【0151】
水平の定義は、「地平線付近に存在するもので、地上と空の接点もしくはそれに関するもの」とする。
【0152】
本件に関する既存の問題を少なくとも一部でも解消するための装置がある。この装置は第一の梁構造アセンブリ、プロップヘッドアセンブリ、垂直の柱を使用する。当該装置は、相乗的な技術的機能を有する第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリを含むが、これに限るものではない。この第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリは、最初に形成されたコンクリートスレーブを、少なくともその一部を、受け止めて支える(ように構成される)。使用時の第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリは、最初に形成されたコンクリートスレーブを受け止めて支える第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリは、第一の梁構造アセンブリ上にスライドできるような形で配置することができる。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリは、第一のフレームアバットメント機構を有する。第一の梁構造アセンブリはプロップヘッドアセンブリ上に設置される。第一の梁構造アセンブリは第一のフレームアバットメント機構を有する。プロップヘッドアセンブリは垂直の柱(水平方向に対して垂直にということ)にしっかりと固定する(するように構成する)。垂直の柱は作業面にしっかりと設置される(されるように構成する)。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリの第一のフレームアバットメント機構は、第一の梁構造アセンブリが回転状に動くことができることに対応して、プロップヘッドアセンブリに対してスライド式に動くことができる。ある実施形態によれば、当該装置は、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリの第一のフレームアバットメント機構が、プロップヘッドアセンブリに対して第一の梁構造アセンブリが回転状に動くことができることに応じて、スライド式に動くように調整できる。この回転する動きは(A)垂直の柱が作業面に設置された時に、(B)プロップヘッドアセンブリが垂直の柱に固定され、(C)第一の梁構造アセンブリがプロップヘッドアセンブリに設置され、(D)第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリが第一の梁構造アセンブリに位置して、(E)第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリが回転状に動くことにより実現する。
【0153】
本件に関する既存の問題を少なくとも一部でも解消するための装置がある。この装置は垂直の柱、プロップヘッドアセンブリ、第一の梁構造アセンブリ、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリの相乗的なものであるが、これに限るものではない。垂直の柱が作業面にしっかりと設置される(するように構成される)。プロップヘッドアセンブリが垂直の柱に固定される(ように構成される)。第一の梁構造アセンブリが回転状に動ける状態(そのように構成されて)でプロップヘッドアセンブリに設置される。第一の梁構造アセンブリは第一の梁アバットメント機構を有する。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリは、最初に形成されたコンクリートスレーブを、少なくともその一部を、受け止めて支える(ように構成される)。使用時の第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリは、最初に形成されたコンクリートスレーブを、少なくともその一部を、受け止めて支える。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリは、第一の梁構造アセンブリ上にスライドできるような形で配置する。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリは、第一の梁構造アセンブリに沿って動くことが可能である(ように構成される)。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリは、第一のフレームアバットメント機構を有する。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリの第一のフレームアバットメント機構は、プロップヘッドアセンブリに対して第一の梁構造アセンブリが回転状に動くことができることに応じて、スライド式に動くように調整できる。ある実施形態によれば、当該装置は、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリの第一のフレームアバットメント機構が、プロップヘッドアセンブリに対して第一の梁構造アセンブリが回転状に動くことができることに応じて、スライド式に動くように調整できる。この回転する動きは(A)垂直の柱が作業面に設置された時に、(B)プロップヘッドアセンブリが垂直の柱に固定され、(C)第一の梁構造アセンブリがプロップヘッドアセンブリに設置され、(D)第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリが第一の梁構造アセンブリに位置して、(E)第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリが回転状に動くことにより実現する。
【0154】
その他の側面については本請求により明らかにする。ここで挙げる例示的な実施形態の他の側面や機能については、以下の詳細と添付の図面をみれば当業者であれば明白である。この要約は、コンセプトを簡略化した形で紹介するためのものであり、詳細は以下の詳細の説明にて行う。この要約は、本開示に関する主要な機能や不可欠の機能について明らかにするものではなく、また本開示の実施形態などの例を説明するものでもない。それ以外の多くの新しい利点や、機能や、関係については、詳細の説明を進めていくにつれて明らかになる。以下の図および説明は実施形態例をより具体的に示したものである。
【0155】
図の簡単な説明(梁構造用のコンクリートスレーブフレームアセンブリ関連)
【0156】
ここに挙げる実施形態は例示的なものであるが、その実施形態に対する詳細な説明を図とともに示したものである。
【0157】
図 31 および 図 32 は、建築構造の建設や支持のための装置の実施形態の透視図(図 31)および側面図 (図 32) である。
【0158】
図 33 は、図 31の装置の実施形態の端面図である。
【0159】
図 34 および 図 35 は、 図 31装置の実施形態の上面図である。当該装置は第一の梁構造アセンブリ、プロップヘッドアセンブリ、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリを含む。
【0160】
図 36、 図 37、 図 38、 図 39、 図 40 および 図 41 は、図 35の側面図(図 36、 図 37、 図 40 および 図 41)、上面図 (図 38)、断面図(図 39)である。この時第一の梁構造アセンブリは水平に配置され、回転状に動作できるようにプロップヘッドアセンブリに設置される。
【0161】
図 42、 図 43、 図 44、 図 45、 図 46 および 図 47 は、図 35の実施形態の側面図(図 42、図 43、 図 46 および 図 47)、上面図 (図 44)、断面図(図 45)である。第一の梁構造アセンブリはプロップヘッドアセンブリに対して下方向に旋回しており、また第一の梁構造アセンブリがプロップヘッドアセンブリに設置されているが、第一の梁構造アセンブリが水平ではない、傾いた状態で設置されている。
【0162】
図 48、 図 49、 図 50、 図 51、 図 52 および 図 53 は、図 35の実施形態の側面図(図 48、図 49、 図 52 および 図 53)、上面図(図 50)、断面図(図 51)である。第一の梁構造アセンブリはプロップヘッドアセンブリに対して上方向に旋回しており、また第一の梁構造アセンブリがプロップヘッドアセンブリに設置されているが、第一の梁構造アセンブリが水平ではない、傾いた状態で設置されている。
【0163】
これらの図は必ずしも実際の縮尺通りではなく、実際にはない線や、図式的な表現であったり、断片的に表示しているものもある。場合によっては、実施形態の理解に不要な細部(その他、該当箇所によりそれ以外の細部が見えにくくなる場合)については省略してある。対応する参照の番号は別々の図においてもそれぞれに対応する部品や構成部分を示している。また、図を単純かつ明快なものにするために、縮尺通りに書かれていない部分もある。さらに、開示する実施形態の理解を進めていただくために、他に比べて寸法を強調して描いている部分もある。さらに、商業用途での使用に必要なものや、もしくは有用なもので、一般的で周知のものについては、本開示の実施形態の妨げにならないように省略してある。
【0164】
図に使用する参照番号のリスト (梁構造用のコンクリートスレーブフレームアセンブリ関連):
1100 装置
1102 垂直の柱
1104 プロップヘッドアセンブリ
1104A 第一のプロップヘッドアセンブリ
1104B 第二のプロップヘッドアセンブリ
1106 梁構造
1106A 第一の梁構造アセンブリ
1106B 第二の梁構造アセンブリ
1107 旋回の角度
1108 梁アバットメント機構
1108A 第一の梁アバットメント機構
1108B 第二の梁アバットメント機構
1110 コンクリートスレーブフレームアセンブリ
1110A 第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ
1110B 第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ
1110C 第三のコンクリートスレーブフレームアセンブリ
1110D 第四のコンクリートスレーブフレームアセンブリ
1111 形成されたコンクリートスレーブ
1111A 第一の形成されたコンクリートスレーブ
1111B 第二の形成されたコンクリートスレーブ
1112 フレームアバットメント機構
1112A 第一のフレームアバットメント機構
1112B 第二のフレームアバットメント機構
1113 パネルスロット
1114 梁上部
1114A 第一の梁上部
1114B 第二の梁上部
1116 端部
1116A 第一の端部
1116B 第二の端部
1118 梁の固定部
1118A 第一の梁の固定部
1118B 第二の梁の固定部
1120 梁の位置を決める機構
1120A 第一の梁の位置を決める機構
1120B 第二の梁の位置を決める機構
1122 溝
1122 第一の溝
1122B 第二の溝
1122C 第三の溝
1122D 第四の溝
1124 スキム層
1126 カミング面
1126A 第一のカミング面
1126B 第二のカミング面
1128 接触点
1129 フレーム上部
1130 フレーム端の溝
1132 漏れの落下方向
1134 フレームの溝
1136 上部端
1136A 第一の上部端
1136B 第二の上部端
138 接触面
140 角度
140A 第一の角度
140B 第二の角度
142 回転の方向
142 第一の回転の方向
142B 第二の回転の方向
144 アバットメント
144 第一のアバットメント
144B 第二のアバットメント
144C 第三のアバットメント
144D 第四のアバットメント
146 垂直線
148 角度
150 水平線
152 角度
152A 第一の角度
152B 第二の角度
900 作業面
【0165】
例示的な実施形態の詳細な説明(梁構造用のコンクリートスレーブフレームアセンブリ関連)
【0166】
この詳細は単なる例示であり、記載した実施形態や実施形態の用途を限定することを意図するものではない。ここで「例示的」や「説明として」とは「例、具体例、説明として役に立つ」という意味である。「例示的」や「説明として」として挙げる実施の形態は必ずしも他の実施形態よりも好ましいとか、利点が多いというものではない。以下の説明は当該技術に精通する者であれば本開示の実施形態を作成または利用できるようにする意図で行なった例示的な実施形態であり、本開示の範囲を限定することを意図するものではない。請求の範囲は請求の項目により定義される(請求の項目は本出願後の審査中に修正される可能性がある)。「上」、「下」、「左」、「後」、「右」、「前」、「垂直」、「水平」およびこれに関連する用語は図面の例の方向を説明するためのものである。技術分野、発明の背景、要約、詳細な説明の中のいかなる表現もしくは理論を拘束するような意図はない。また、添付の図面や明細書にで描写する装置やプロセスは例示としての特許請求の範囲が定義する実施形態であり、側面であり、コンセプトであることをご留意いただきたい。したがって、ここで開示する実施形態に関する寸法や物理的特性といったものは、特許請求の範囲で明示的に述べられていない限り、それに制限されるものではない。また「少なくとも1つ」とは英語の「a」が意味する所と同様であることをご理解いただきたい。概要(例、変更、修正、オプション、バリエーション、実施形態など)は、図面に関する説明である。本発明は、特許請求の範囲によって限定されるものであり、図示や説明の中で述べる特定の実施形態や態様には限定されないものであることにご留意いただきたい。ある部分と結びついている装置の意味は、それが直接的であれ間接的であれ、その部分と結びつくように構成されている装置であると解釈していただきたい(結びついている、というのは接続しているとか、相互作用しているという意味である)。したがって、特に指定のない限り「構成した」という言葉には「直接的または間接的に」という意味を含みうるものである。
【0167】
図 31 および 図 32 は、(例えば建物や橋など図 1の実施形態で示したもの)建造物を支えるための装置1100の実施形態の透視図(図 31)および側面図(図 32)である。
【0168】
装置1100が構造700(図1参照)の床(コンクリートフロア)を一時的に形成するために使用されることが望ましい。一旦床が形成されると、措置1100が取り除かれて新しく形成された床に再配置される。このようにして装置1100は構造700が新しく形成した床の上に、さらに新しい床を形成していくことに使用される(図1参照)。
【0169】
図 31 の実施形態では、垂直の柱1102は作業面1900(例:地面など)にしっかりと固定される(ように構成される)垂直の柱1102(水平方向に対して垂直ということ)は合金などで形成、押出成形、または製造される。プロップヘッドアセンブリ1104は、(垂直の柱1102が作業面1900にしっかりと固定されると)垂直の柱1102にしっかりと固定される(ように構成される)。プロップヘッドアセンブリ1104は、第一の梁構造アセンブリ1106Aの重さを、少なくともその一部を支えるプロップヘッドアセンブリ1104は、(垂直の柱1102が作業面1900にしっかりと固定されると)第一の梁構造アセンブリ1106Aの重さを、少なくともその一部を支える(または受け止める)(ように構成される)。
【0170】
図 31 の実施形態では、第一の梁構造アセンブリ1106Aはプロップヘッドアセンブリ1104を横断する。図 32 の実施形態では、第一の梁構造アセンブリ1106Aはプロップヘッドアセンブリ1104上に、回転状に動くように設置される。
【0171】
図 31 の実施形態では、第一の梁構造アセンブリ1106Aは合金などで形成、押出成形、または製造される。第一の梁構造アセンブリ1106Aは、第一の梁アバットメント機構1108を有する。第一の梁構造アセンブリ1106Aは、第一の梁上部1114Aを有する。(第一の梁構造アセンブリ1106Aの)第一の梁上部1114Aは射出形成され得る。また第一の梁構造アセンブリ1106Aの上部にフィットする。第一の梁上部1114Aは第一の梁アバットメント機構1108Aを有する。もしくは、第一の梁構造アセンブリ1106Aが第一の梁アバットメント機構1108Aを有する。第一の梁上部1114Aは第一の梁構造アセンブリ1106Aの長さに沿って延びる。第一の梁構造アセンブリ1106Aが第一の梁アバットメント機構1108Aを有することが望ましい。第一の梁アバットメント機構1108Aが第一の梁構造アセンブリ1106Aにしっかりと固定されている(ように構成される)ことが望ましい
【0172】
第一の梁アバットメント機構1108Aは直立リブ、リブの列、隙間を開けたリブの二重の列などを含む。平らな直線部分は、隙間を開けたリブの二重の列の各直立したリブの間に伸びている、第一の梁アバットメント機構1108Aの第一の梁構造アセンブリ1106Aの上部の長さにそって延びている。
【0173】
図 31 の実施形態では、第二の梁上部1114Bは第一の梁上部1114A(の端部)に位置し、第二の梁上部1114Bは、第一の梁構造アセンブリ1106Aの長さに沿って延びている。第一の梁上部1114Aが、第一の梁上部1114Aの側面の端に沿って位置する第一の梁アバットメント機構1108Aの第一の列を有することが好ましい。第一の梁アバットメント機構1108Aは単縦列(単一列)に沿って互いに間隔を空けている。平らな直線部分は、第一の梁アバットメント機構1108Aの間に延びている。第一の梁上部1114Aは、第一の梁上部1114Aの第二の側面の端に沿って位置する、第二の梁アバットメント機構1108Bを含むことが望ましい。第一の梁アバットメント機構1108Aの第一の列は、第二の梁アバットメント機構1108Bの第二列と間隔を空けている。第二の梁アバットメント機構1108Bは単縦列(単一列)に沿って互いに間隔を空けている。直線部分は第二の梁アバットメント機構1108Bの間に沿って延びていることが望ましい。
【0174】
図 32 の実施形態では、第一の梁構造アセンブリ1106Aは回転状に動ける形で、プロップヘッドアセンブリ1104に設置される。また第一の梁構造アセンブリ1106Aは回転状に動ける形で、プロップヘッドアセンブリ1104に設置(または支えられる形で設置)される。第一の梁構造アセンブリ1106Aは旋回の角度1107で回転状に動くことができる。
【0175】
図 32 の実施形態では、より具体的には、プロップヘッドアセンブリ1104は第一の梁の位置を決める機構1120 Aを含む。第一の梁構造アセンブリ1106Aは、第一の梁の固定部1118Aを持つ第一の端部1116Aを含む。(第一の梁構造アセンブリ1106Aの)第一の梁の固定部1118Aは、プロップヘッドアセンブリ1104の第一の梁の位置を決める機構1120 Aに、回転状に動ける形で設置される(ように構成される)。
【0176】
図 33 は 図 31の装置の実施形態の端面図である。
【0177】
図 33の実施形態では、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aは、第一に形成されたコンクリートスレーブ1111Aを受け止めて支える(ように構成される)。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aはスライドできる形で設置することができ、第一の梁構造アセンブリ1106A(の上部)に沿って動くことができる。(第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aが第一の梁上部1114Aに沿って動くと)第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aは、少なくとも部分的に第一の梁アバットメント機構1108Aと接触する(ように構成される)第一のフレームアバットメント機構1112Aを有する。
【0178】
図 33の実施形態では、第一の梁アバットメント機構1108Aは、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aとしっかりと結合される(ように構成される)。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aが第一の梁アバットメント機構1108Aを受け止める間隔を空けた溝の形を決めることが望ましい(図 34の実施形態では、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aが第一の梁構造アセンブリ1106Aと第二の梁構造アセンブリ1106Bの間を横切る形でしっかりと結合される形で実現される。この方法により、建物や橋などの建造物用の水平の床を形成し得る)。この構造は少なくともその一部は、装置1100により実現される。
【0179】
図 33の実施形態では、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aはパネルスロット 1113の形を決める(間隔を空けた溝とも呼ぶ(図 35でパネルスロット 1113が描写されている))。パネルスロット 1113は第一の梁アバットメント機構1108Aの少なくとも一部を受け止める(ように構成される)( 図 34参照)。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aは、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aが第一の梁構造アセンブリ1106Aと第二の梁構造アセンブリ1106Bの間を横切る形でしっかりと結合される形で実現される(両者は平行に設置される)。この方法により、水平の床が装置1100により形成される。パネルスロット 1113は第一の梁アバットメント機構1108Aのいくつかのインスタンスの横幅を超えるだけの長さを有する。例えば、パネルスロット1113は、単縦列もしくは一列に並んで位置する第一の梁アバットメント機構1108Aの、適当な数量の幅を超える長さを有している。
【0180】
図 33の実施形態では、第一のフレームアバットメント機構1112Aは第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aの下部に沿って位置している。
【0181】
図 33の実施形態では、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aは第一に形成されたコンクリートスレーブ1111Aを、少なくともその一部を受け止めて支える(ように構成される)。第一に形成されたコンクリートスレーブ1111Aは第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aにより形成され(てしっかりと位置する)るのが好ましい。例えば、フレームアセンブリにセメントを流し込み、フレームアセンブリ内でセメントを固めることにより、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aを形成するという方法で実現させる。第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bは、第二に形成されたコンクリートスレーブ1111Bを、少なくともその一部を受け止めて支える(ように構成される)。第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bは、スライド式に動ける形で第一の梁構造アセンブリ1106A上部に設置される。(第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bが第一の梁上部1114Aに沿って動くと)第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bは、少なくとも部分的に第一の梁アバットメント機構1108Aと接触する(ように構成される)第二のフレームアバットメント機構1112Bを有する。第二のフレームアバットメント機構1112Bは第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bの下部に沿って設置される。
【0182】
図 34 および 図 35 は、図 31の装置1100の実施形態の上面図であり、装置1100は第一の梁構造アセンブリ1106A、プロップヘッドアセンブリ1104、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aを有する。
【0183】
図 34の実施形態では、第一の梁構造アセンブリ1106Aは、第一のプロップヘッドアセンブリ1104Aを、少なくともその一部を受け止めて支える(ように構成される)。第二の梁構造アセンブリ1106Bは第二のプロップヘッドアセンブリ110Bを、少なくともその一部を支える(ように構成される)。(第一のプロップヘッドアセンブリ1104Aと第二のプロップヘッドアセンブリ1104Bが受け止めると)第一の梁構造アセンブリ1106Aと第二の梁構造アセンブリ1106Bは間隔を空けて位置している。(垂直の柱1102の各部分にしっかりと設置されると)第一のプロップヘッドアセンブリ1104Aと第二のプロップヘッドアセンブリ1104Bは、間隔を空けて位置している。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aは、第一の梁構造アセンブリ1106Aと第二の梁構造アセンブリ1106Bを横切って位置する。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aの反対端は第一の梁構造アセンブリ1106Aと第二の梁構造アセンブリ1106Bの中間に位置する。第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bは第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aの端付近に位置する。
【0184】
図 35の実施形態では、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aは、第一の梁構造アセンブリ1106Aと第二の梁構造アセンブリ1106B横切るように位置する。第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bも、第一の梁構造アセンブリ1106Aと第二の梁構造アセンブリ1106B横切るように位置する。第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bの横方向の端は、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aの横方向の端に隣接している。第三のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Cは、第一の梁構造アセンブリ1106Aと第二の梁構造アセンブリ1106B横切るように位置する。第三のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Cの横方向の端は、第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bの横方向の端に隣接している。第四のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Dは、第一の梁構造アセンブリ1106Aと第二の梁構造アセンブリ1106B横切るように位置する。第四のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Dの横方向の端は、第三のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Cの横方向の端に隣接している。
【0185】
図 36、 図 37、 図 38、 図 39、 図 40 および 図 41 は、図 35の装置1100の側面図(図 36、 図 37、 図 40 および 図 41)、上面図(図 38) および断面図(図 39) である。プロップヘッドアセンブリ1104に設置されている第一の梁構造アセンブリ1106Aは、水平に位置している。
【0186】
図 35、 図 37、 図 38、 図 39、 図 40 および 図 41 の実施形態では、第一の梁構造アセンブリ1106Aと第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aが水平に設置されており、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aは第一の梁構造アセンブリ1106A上に位置している。
【0187】
図 36の実施形態では、第一の梁構造アセンブリ1106Aはプロップヘッドアセンブリ1104に、回転状に動くように設置される。第一の梁構造アセンブリ1106Aの端が回転状に動くように、プロップヘッドアセンブリ1104に設置されることが望ましい。プロップヘッドアセンブリ1104は第一の梁の位置を決める機構1120Aを有する。第一の梁構造アセンブリ1106Aは、第一の梁の固定部1118Aを有する第一の端部1116Aを持つ。第一の梁の固定部1118Aは、プロップヘッドアセンブリ1104の第一の梁の位置を決める機構1120Aに回転状に動ける形で設置される。また第一の梁の固定部1118Aは、(支えられる形で)プロップヘッドアセンブリ1104の第一の梁の位置を決める機構1120Aに回転状に動ける形で設置される。
【0188】
図 37の実施形態では、 第二の梁構造アセンブリ1106Bはプロップヘッドアセンブリ1104に回転状に動くように設置される。第二の梁構造アセンブリ1106Bの端が回転状に動くように、プロップヘッドアセンブリ1104に設置することが望ましい。プロップヘッドアセンブリ1104は第二の梁の位置を決める機構1120Bを有する。第二の梁構造アセンブリ1106Bは、第二の梁の固定部1118Bを有する第二の端部1116Bを持つ。第二の梁の固定部1118Bは、プロップヘッドアセンブリ1104の第二の梁の位置を決める機構1120Bに回転状に動ける形で設置される。また第二の梁の固定部1118Bは、(支えられる形で)プロップヘッドアセンブリ1104の第二の梁の位置を決める機構1120Bに回転状に動ける形で設置する。
【0189】
図 36の実施形態では、 第一の梁構造アセンブリ1106Aの第一の梁上部1114Aの)第一の梁の固定部1118Aは、プロップヘッドアセンブリ1104の第一の梁構造アセンブリ1106Aの回転する動きに対応する形で可動(回転可能)する(図 32実施形態参照)。これは、(A)第一の梁構造アセンブリ1106Aが第一の梁上部1114Aを支え、(B)第一の梁構造アセンブリ1106Aがプロップヘッドアセンブリ1104に対して回転状に可動でき、(C)一の梁構造1106Aがプロップヘッドアセンブリ1104に対して回転状に動くことで実現する。
【0190】
図 36の実施形態では、(第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110A)第一のフレームアバットメント機構1112Aは、第一の梁構造アセンブリ1106Aがプロップヘッドアセンブリ1104に対して回転状に可動できることに対応して、可動することができる(図 32参照)これは、(A)第一の梁構造アセンブリ1106Aがプロップヘッドアセンブリ1104に回転状に動けるように設置され、(B)第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aが第一の梁構造アセンブリ1106A上に支えられるように位置し、(C)一の梁構造1106Aがプロップヘッドアセンブリ1104に対して回転状に動くことで実現する。
【0191】
図 36の実施形態では、(第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aなどの)パネルは端部を有し、パネルの端部が他のパネルに隣接(可能であれば間隔をあけずに)していることが望ましい(少なくとも一部が接触する形でパネル端部同士が隣接)。(パネルの)パネルスロット1113が対応するタブ(例、第一の梁アバットメント機構1108A)(第一の梁上部1114Aや第二の梁上部1114Bが、第一の梁構造アセンブリ1106Aなどの梁上に位置しているということ。)に結合され、パネルがスライド式に可動(梁の長さで可動)できれば理想的である。パネルスロット1113のインスタンスが描かれていることが理解いただけるだろう。パネルスロット1113(パネルの底部に位置)が共通の軸で整列することで、パネルスロット1113が対応するタブ(例、第一の梁アバットメント機構1108A)と整列するようになっている。パネルの底部がタブ(例、第一の梁アバットメント機構1108A、または第一の梁上部1114Aの耳ともいう)を受け止めるパネルスロット1113(対応する細長いスロットとも呼ぶ)の形を決める。タブは梁の上部から上むきに延びている。図 36の実施形態の通り、パネルの細長いスロット(例、パネルスロット1113)はタブ例、第一の梁アバットメント機構1108A)の幅よりも比較的長い。図 43 および 図 49 (さらに他の図も)の実施形態にもこの方法を適用できれば理想的である。
【0192】
図 37の実施形態では、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aが、少なくともその一部を、第一の梁構造アセンブリ1106Aに支えられる(ように構成される)。(本実施形態では)第一の梁構造アセンブリ1106Aは水平に配置される。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aを第一の梁構造アセンブリ1106Aが支えている間、第一の梁構造アセンブリ1106Aは回転して外れるということはない。(本実施形態では)第一の梁構造アセンブリ1106Aは固定され、水平に整列している状態から回転して外れることはない(ように構成される)。(第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aの)第一のフレームアバットメント機構1112Aと第一の梁構造アセンブリ1106Aの第一の梁アバットメント機構1108Aは、(第一の梁構造アセンブリ1106Aがロックされて回転して離れないようになった場合)第一の梁構造アセンブリ1106Aを水平に設置する場合のために、お互いに間隔をあけて離れている。
【0193】
図 37の実施形態では、第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bは、少なくともその一部を、第二の梁構造アセンブリ1106Bが支える。第二の梁構造アセンブリ1106Bは水平に配置され、第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bを第二の梁構造アセンブリ1106Bが支えている間、第二の梁構造アセンブリ1106Bは回転して外れることはない。(本実施形態では)第二の梁構造アセンブリ1106Bは固定され、水平に整列している状態から回転して外れることはない(ように構成される)。(第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bの)第二のフレームアバットメント機構1112Bと第二の梁構造アセンブリ1106Bの第一の梁アバットメント機構1108Aは、(第二の梁構造アセンブリ1106Bがロックされて回転して外れないようになった場合)お互いに間隔をあけて離れている。
【0194】
図 38の実施形態では、第一の梁アバットメント機構1108Aと第二の梁アバットメント機構1108Bは、第一の梁上部1114A上部の反対端に位置する。第一の梁アバットメント機構1108Aと第二の梁アバットメント機構1108Bは、第一の梁上部1114B上部の反対端に位置する断面線A-Aは、第一の梁上部1114Aと第二の梁上部1114Bの長さに沿ってのびている(第一の梁アバットメント機構1108Aと第二の梁アバットメント機構1108Bの間である)。
【0195】
図 39の実施形態では、 図 38の断面線A-Aに沿った断面図が示されている。
【0196】
図 39の実施形態では、例示として、垂直の柱1102が作業面1900に固定(もしくは固定するように構成)された装置1100の主な側面について描写されている。プロップヘッドアセンブリ1104は垂直の柱1102に固定される(ように構成される)。第一の梁構造アセンブリ1106Aが回転して可動できる形でプロップヘッドアセンブリ1104に設置される。第一の梁構造アセンブリ1106Aは第一の梁アバットメント機構1108Aを有する。装置1100は第一に形成されたコンクリートスレーブ1111Aを受け止めて支える(ように構成される)第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aを有する。例えば、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aにセメントを流し込み、第一に形成されたコンクリートスレーブ1111Aの形で硬化させる。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aはスライド式に可動する形で第一の梁構造アセンブリ1106Aに位置する。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aは第一のフレームアバットメント機構1112Aを有する。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aの第一のフレームアバットメント機構1112Aは、第一の梁構造アセンブリ1106Aの第一の梁アバットメント機構1108Aに対してスライド式に動く。これはプロップヘッドアセンブリ1104に対して第一の梁構造アセンブリ1106Aが回転するように可動することに対応している。これは、(A)使用時に垂直の柱1102が作業面1900にしっかりと設置され、(B)プロップヘッドアセンブリ1104が垂直の柱1102にしっかりと固定され、(C)第一の梁構造アセンブリ1106Aが回転するように可動する形でプロップヘッドアセンブリ1104に設置され、(D)第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aが第一の梁構造アセンブリ1106Aに位置し、(E)第一の梁構造アセンブリ1106Aが回転するように可動する形でプロップヘッドアセンブリ1104に設置されることで実現する。
【0197】
図 39の実施形態では、装置1100の主な側面の2つ目について描写されている。装置1100は、第一の梁構造アセンブリ1106A、プロップヘッドアセンブリ1104、垂直の柱1102に使用される。装置1100は、第一に形成されたコンクリートスレーブ1111Aの少なくとも一部を受け止めて支える、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aを含むが、これに限定されるものではない。例えば、例えば、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aにセメントを流し込み、第一に形成されたコンクリートスレーブ1111Aの形で硬化させる形で実施する。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aはスライド式に可動する形で第一の梁構造アセンブリ1106Aに位置する。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aは第一のフレームアバットメント機構1112Aを有する。第一の梁構造アセンブリ1106Aは回転して動く形でプロップヘッドアセンブリ1104に設置される。第一の梁構造アセンブリ1106Aは、第一の梁アバットメント機構1108Aを有する。プロップヘッドアセンブリ1104は垂直の柱1102に(間接的に、もしくは直接的に)しっかりと固定される。垂直の柱1102は作業面1900にしっかりと設置される(間接的に、もしくは直接的に、しっかりと固定するように構成される)。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aの第一のフレームアバットメント機構1112Aは、第一の梁構造アセンブリ1106Aの第一の梁アバットメント機構1108Aに対してスライド式に動く。これはプロップヘッドアセンブリ1104に対して第一の梁構造アセンブリ1106Aが回転するように可動することに対応している。これは、(A)使用時に垂直の柱1102が作業面1900にしっかりと設置され、(B)プロップヘッドアセンブリ1104が垂直の柱1102にしっかりと固定され、(C)第一の梁構造アセンブリ1106Aが回転するように可動する形でプロップヘッドアセンブリ1104に設置され、(D)第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aが第一の梁構造アセンブリ1106Aに位置し、(E)第一の梁構造アセンブリ1106Aが回転するように可動する形でプロップヘッドアセンブリ1104に設置されることで実現する。
【0198】
図 39の実施形態では、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bが水平に設置される。これは、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bが、第一の梁上部1114Aと第二の梁上部1114Bにそれぞれ位置するか、第一の梁構造アセンブリ1106Aと第二の梁構造アセンブリ1106Bにそれぞれ位置することで実現する。
【0199】
図 39の実施形態では、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bが、第一の梁構造アセンブリ1106Aと第二の梁構造アセンブリ1106Bにそれぞれ位置すると、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bの端部(第1の側面部および第2の側面部などのそれぞれの側面部)が、少なくとも一部が接触する。
【0200】
図 39の実施形態では、第一の梁構造アセンブリ1106Aが水平に位置すると、第一の溝1122Aが(第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aの端部に位置する)第一のフレームアバットメント機構1112Aと第一の梁アバットメント機構1108Aの間に形成される
【0201】
図 39の実施形態では、第一の梁構造アセンブリ1106Aが水平に位置すると、第二の溝1122Bが(第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aの端部に位置する)第一のフレームアバットメント機構1112Aと第一の梁アバットメント機構1108Aの間に形成される
【0202】
図 39の実施形態では、第二の梁構造アセンブリ1106Bが水平に位置すると、第三の溝1122Cが(第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aの端部に位置する)第二のフレームアバットメント機構1112Bと第二の梁アバットメント機構1108Bの間に形成される
【0203】
図 39の実施形態では、第二の梁構造アセンブリ1106Bが水平に位置すると、第四の溝1122Dが(第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bの端部に位置する)第二のフレームアバットメント機構1112Bと第二の梁アバットメント機構1108Bの間に形成される
【0204】
図 39の実施形態では、垂直の柱1102が作業面1900にしっかりと設置(直接的または間接的に構成)される。垂直の柱1102が作業面1900から上むきにのびる(ように構成される)。これは、垂直の柱1102が作業面1900にしっかりと固定されることによって実現する。垂直の柱1102は、作業面1900から間隔をあけて位置する端部を有している。これは、使用時に垂直の柱1102が作業面1900にしっかりと固定されることによって実現する。プロップヘッドアセンブリ1104が垂直の柱1102にしっかりと固定される(直接的または間接的に固定されるように構成される)。プロップヘッドアセンブリ1104は第一の梁の位置を決める機構1120Aを有する。第一の梁構造アセンブリ1106Aは、プロップヘッドアセンブリ1104の第一の梁の位置を決める機構1120Aに回転状に動くように設置される、第一の梁の固定部1118Aを有する。第一の梁構造アセンブリ1106Aは、梁上部を有する。第一の梁構造アセンブリ1106Aの梁上部は、第一の梁アバットメント機構1108Aを有する。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aは、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aの梁上部に位置する、第一の底部フレームを有する(ように構成される)。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aの底部フレームは、第一のフレームアバットメント機構1112Aを有する。第一の梁アバットメント機構1108Aと第一のフレームアバットメント機構1112Aは可動できる。これはプロップヘッドアセンブリ1104に対して第一の梁構造アセンブリ1106Aが回転するように可動することに対応している。
【0205】
図 40 および 図 41の実施形態では、 図 40は 図 41で示す機構の拡大側面図を示している。第一の梁構造アセンブリ1106Aと第二の梁構造アセンブリ1106Bは(回転するように)可動する形でプロップヘッドアセンブリ1104に設置される。第一の梁構造アセンブリ1106Aと第二の梁構造アセンブリ1106Bは水平に設置される(第一の梁構造アセンブリ1106Aと第二の梁構造アセンブリ1106Bは同一平面上でプロップヘッドアセンブリ1104に設置される)。水平に設置されると、第一の梁構造アセンブリ1106Aと第二の梁構造アセンブリ1106Bは、ロックアウト装置を使用して固定される。この装置はここでは描写していない。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bは、第一の梁上部 1114Aと第二の梁上部 1114Bの上面(上部)に(それぞれ)設置されるか、第一の梁構造アセンブリ1106Aと第二の梁構造アセンブリ1106Bの上面に(それぞれ)設置される。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bは、第一の梁上部 1114Aと第二の梁上部 1114Bの上面(上部)に(それぞれ)設置されるか、第一の梁構造アセンブリ1106Aと第二の梁構造アセンブリ1106Bの上面に(それぞれ)設置されると、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bは、水平に設置される。
【0206】
図 40の実施形態では、 第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bが、第一の梁構造アセンブリ1106Aと第二の梁構造アセンブリ1106Bにそれぞれ設置されると、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bの側面部は互いに接触する。注いだコンクリートのスキム層1124(注いだコンクリートの層とか、注いだコンクリートのスキム層とも呼ぶ)は、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bのそれぞれの表面(例えば第一の表面と第二の表面というように)に塗る。これは、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bが、第一の梁上部 1114Aと第二の梁上部 1114Bの上部に設置されるか、第一の梁構造アセンブリ1106Aと第二の梁構造アセンブリ1106Bにそれぞれ設置されることで実現する。
【0207】
図 40の実施形態では、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bが、第一の梁構造アセンブリ1106Aと第二の梁構造アセンブリ1106Bにそれぞれ設置されると、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bの側面部は互いに接触する。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aは、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aの側面に沿って水平に位置する第一のカミング表面1126A(滑らかな曲面のカミング表面)を有する。第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bは、第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bの側面に沿って水平に位置する第二のカミング表面1126B(滑らかな曲面のカミング表面)を有する。このやり方に従うと、第一のカミング表面1126Aと第二のカミング表面1126Bは、接触点1128で互いに接触する(ピボットポイントとも呼ぶ)。別のやり方に従うと、フレームの端の溝1130が第一のカミング表面1126Aと第二のカミング表面1126Bの間に形成される。フレームの端の溝1130は0から許容範囲のサイズにとどまることが望ましい(例えば0.0ミリメートルから0.2ミリメートル)。フレームの端の溝1130は、互いに隣接して位置する第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bの間から、新しく注いだコンクリートが漏れることを防ぐ。スキム層1124から新しく注いだコンクリートが漏れる場合、漏れたものは漏れが落下する方向1132に沿って移動する(第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bの間のフレームの端の溝1130)。
【0208】
図 40の実施形態では、第一の梁構造アセンブリ1106Aと第二の梁構造アセンブリ1106Bが回転すると( 図 46 および 図 52の実施形態で描写)、第一のカミング表面1126Aと第二のカミング表面1126Bが互いに作用し合う(互いに対して動作する)(ように構成する)。
【0209】
図 40の実施形態では、フレームの溝1134は第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bの間に形成される。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aは第一の上部端1136Aを有する。第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bは第二の上部端1136Bを有する。第一の上部端1136Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bは接触ゾーン1138で互いに接触する。
【0210】
図 42、 図 43、 図 44、 図 45、 図 46 および 図 47 は、図 35の装置1100の実施形態の側面図(図 42、 図 43、 図 46 および図 47)、上面図 (図 44)、断面図(図 45)である。ここでは第一の梁構造アセンブリ1106Aは、プロップヘッドアセンブリ1104に対して下方向に回転し、第一の梁構造アセンブリ1106Aは水平ではなく傾いた状態になっており、第一の梁構造アセンブリ1106Aは回転する状態でプロップヘッドアセンブリ1104に設置されている。
【0211】
図 42、 図 43、 図 44、 図 45、 図 46 および 図 47 は、第一の梁構造アセンブリ1106Aは、水平状態から下方向に回転する。第一の梁構造アセンブリ1106Aと第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aは傾いた状態で設置されている。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aは、第一の梁構造アセンブリ1106Aの上に位置している。
【0212】
図 42の実施形態では、第一の梁構造アセンブリ1106Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bは傾いた状態で設置されている。
【0213】
図 42の実施形態では、第一の梁構造アセンブリ1106Aは第一の回転方向1142Aに沿って回転(プロップヘッドアセンブリ1104に対して)する。第一の梁構造アセンブリ1106Aは水平の状態から離れるように回転する。第一の梁構造アセンブリ1106Aが水平の状態から離れるように回転すると、第一の梁構造アセンブリ1106Aはロッキング装置などにより固定されて静止する。これは既知の事項であり、ここでは述べていない。
【0214】
図 42の実施形態では、第二の梁構造アセンブリ1106Bは第二の回転方向1142Bに沿って回転(プロップヘッドアセンブリ1104に対して)する。第二の梁構造アセンブリ1106Bは水平の状態から離れるように回転する。第二の梁構造アセンブリ1106Bが水平の状態から離れるように回転すると、第二の梁構造アセンブリ1106Bはロッキング装置などにより固定されて静止する。これは既知の事項であり、ここでは述べていない。
【0215】
図 42の実施形態では、(第一の梁構造アセンブリ1106Aが回転すると)第一の梁構造アセンブリ1106Aの第一の面の端は、垂直線1146に対して、第一の角度1140Aを形成する。(第一の梁構造アセンブリ1106Aが回転すると)第二の梁構造アセンブリ1106Bの第二の面の端は、垂直線1146に対して、第二の角度1140Bを形成する。
【0216】
図 43 および 図 49の実施形態では、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aは上部フレーム1129を有する。また、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aは以下の間を回転式に可動する。(A)第一の梁構造アセンブリ1106Aが上向きに回転すると、上部フレームの第一の位置は水平線に対して第一の角度に沿って整列する。(B)第一の梁構造アセンブリ1106Aが下向きに回転すると、上部フレームの第二の位置は水平線に対して第二の角度に沿って整列する。
【0217】
図 43の実施形態では、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aは、第一の上部梁1114A(または第一の梁構造アセンブリ1106A)の上に設置される。第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bは、第二の上部梁1114B(または第二の梁構造アセンブリ1106B)の上に設置される。第一の梁構造アセンブリ1106Aは、第一の回転方向1142Aに沿って、(プロップヘッドアセンブリ1104に対して)下向きに回転式に可動する。第二の梁構造アセンブリ1106Bは、第二の回転方向1142Bに沿って、(プロップヘッドアセンブリ1104に対して)下向きに回転式に可動する。
【0218】
図 44の実施形態では (上面図が描かれている)、第一の梁アバットメント機構1108Aと第二の梁アバットメント機構1108Bは、第一の上部梁1114Aの反対端に位置する。第一の梁アバットメント機構1108Aと第二の梁アバットメント機構1108Bは、第二の上部梁1114Bの反対端に位置する。断面線B-Bは、第一の上部梁1114Aと第二の上部梁1114Bの端部の長さに沿ってのびている(第一の梁アバットメント機構1108Aと第二の梁アバットメント機構1108Bの間)。
【0219】
図 45の実施形態では (図 44のB-Bの断面線に沿った断面図である)、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bは、それぞれ側面の端に沿ってアバットメントの関係になる。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bは、第一の上部梁1114Aと第二の上部梁1114Bに(それぞれ)接触する。第一の梁構造アセンブリ1106Aが既定の角度に回転すると、第一の梁アバットメント機構1108Aが第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aの第一のフレームアバットメント機構1112Aと接触(接合もしくは接合する形で接触)する。
【0220】
図 45の実施形態では、図 45の右側において、第一の梁アバットメント機構1108Aが、第一のアバットメント1144Aで、(第一の梁構造アセンブリ1106Aが既定の角度に回転すると)第二のフレームアバットメント機構1112B(の第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110B)と接触する。
【0221】
図 45の実施形態では、図 45の左側において、第一の梁アバットメント機構1108Aの別のインスタンスが、第二のアバットメント1144Bで、(第一の梁構造アセンブリ1106Aが既定の角度に回転すると)第二のフレームアバットメント機構1112B(の第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110A)と接触する。
【0222】
図 45の実施形態では、第一のアバットメント1144Aと第二のアバットメント1144Bの利点は、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bが、その位置にしっかり固定され、第一の梁構造アセンブリ1106Aや第二の梁構造アセンブリ1106Bにそって(スライド式に)動くことを防ぐことができる点にある。建設作業員は、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aに対してコンクリートスレーブアセンブリの別のインスタンスを設置することにより、床を形成することができ、コンクリートスレーブアセンブリによりフロアセクションの形成を進めることができる。
【0223】
図 45の実施形態では、図45の中央において、(第一の梁構造アセンブリ1106Aが既定の角度に回転すると)第一の梁アバットメント機構1108Aが、第二の溝1122Bにおいて、第二のフレームアバットメント機構1112Bから間隔をあけて位置している。
【0224】
図 45の実施形態では、図45の中央において、(第一の梁構造アセンブリ1106Aが既定の角度に回転すると)第一の梁アバットメント機構1108Aが、第三の溝1122Cにおいて、(第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bの)第二のフレームアバットメント機構1112Bから間隔をあけて位置している。
【0225】
図 39、図 45 および 図 51の実施形態では、第一の梁アバットメント機構1108Aと第一のフレームアバットメント機構1112Aは、以下のように互いに動くことが可能である。(A)第一の梁アバットメント機構1108Aと第一の梁上部 1114Aの第一の位置は、互いに間隔をあけている。(B)第一の梁アバットメント機構1108Aと第一の梁上部 1114Aの第二の位置は互いに接触している。
【0226】
図 39、図 45 および 図 51の実施形態では、第一の梁構造アセンブリ1106Aがプロップヘッドアセンブリ1104に回転するように設置され、さらに第一の梁構造アセンブリ1106Aが、地面から垂直に延びる垂直線1146(図48の垂直線1146参照)に対して既定の角度に回転するように設置されると、(第一の梁構造アセンブリ1106Aの)第一の梁アバットメント機構1108Aと(第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aの)第一のフレームアバットメント機構1112Aは、互いに接触している。
【0227】
図 46 および 図 47の実施形態は、図 47の拡大側面図を示したのが図 46 である。第一の梁構造アセンブリ1106Aと第二の梁構造アセンブリ1106Bは、プロップヘッドアセンブリ1104に(回転するように)設置される。(第一の梁構造アセンブリ1106Aと第二の梁構造アセンブリ1106Bがプロップヘッドアセンブリ1104に設置され、下方向に回転すると)第一の梁構造アセンブリ1106Aと第二の梁構造アセンブリ1106Bは、水平から傾いた状態で整列する。第一の梁構造アセンブリ1106Aが水平から離れるように回転する(つまり、第一の梁構造アセンブリ1106Aがプロップヘッドアセンブリ1104に設置されて下方向に回転した後)。第二の梁構造アセンブリ1106Bが水平から離れるように回転する(つまり、第二の梁構造アセンブリ1106Bがプロップヘッドアセンブリ1104に設置されて下方向に回転した後)。
【0228】
図 46 および 図 47の実施形態は、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aは、第一の梁上部 1114Aの上に位置するか、第一の梁構造アセンブリ1106Aの上に位置する。第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bは、第二の梁上部 1114Bの上に位置するか、第二の梁構造アセンブリ1106Bの上に位置する。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aが、第一の梁上部 1114Aの上に位置するか、第一の梁構造アセンブリ1106Aの上に位置すると、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aが傾いた状態で整列する。第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bは、第二の梁上部 1114Bの上に位置するか、第二の梁構造アセンブリ1106Bの上に位置すると、第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bは傾いた状態で整列する。
【0229】
図 46 の実施形態では、スキム層1124(注いだコンクリートの層)が、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bの表面に塗られる。これは、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bが、第一の梁上部 1114Aまたは第二の梁上部 1114Bにそれぞれ位置するか、第一の梁構造アセンブリ1106Aと第二の梁構造アセンブリ1106Bにそれぞれ位置することで実現する。
【0230】
図 46 の実施形態では、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aは第一のカミング面1126Aを有する。第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bは第二のカミング面1126Bを有する。ある方法では第一のカミング面1126Aと第二のカミング面1126Bは互いに接触点1128(ピボットポイントともよぶ)で接触する。別の方法ではフレームの端の溝1130が、第一のカミング面1126Aと第二のカミング面1126Bの間に形成される。
[0272] 図 46 の実施形態では、フレームの端の溝1130は0から許容範囲のサイズにとどまることが望ましい(例えば0.0ミリメートルから0.2ミリメートル)。フレームの端の溝1130は、互いに隣接して位置する第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bの間から、新しく注いだコンクリートが漏れることを防ぐ(ように構成される)。スキム層1124から新しく注いだコンクリートが漏れる場合、漏れたものは漏れが落下する方向1132に沿って移動する(第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bの間のフレームの端の溝1130)。
【0231】
図 46 の実施形態では、第一の梁構造アセンブリ1106Aと第二の梁構造アセンブリ1106Bが回転すると( 図 46および 図 52参照)、第一のカミング面1126Aと第二のカミング面1126Bは互いに作用し合う。
【0232】
図 46 の実施形態では、フレームの溝1134は第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bの中間に形成される。
【0233】
図 47の実施形態では、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aは第一の上部端1136Aを有する。第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bは第二の上部端1136Bを有する。第一の上部端1136Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bは接触ゾーン1138で互いに接触する。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bは(水平線1150からの)角度1148を決める。
【0234】
図 48、図 49、 図 50、 図 51、 図 52 および 図 53は、図 35の装置1100の実施形態の側面図 (図 48、 図 49、 図 52 および 図 53)、上面図(図 50)、断面図 (図 51)である。第一の梁構造アセンブリ1106Aはプロップヘッドアセンブリ1104に対して上向きに回転し、また第一の梁構造アセンブリ1106Aがプロップヘッドアセンブリ1104に回転するように設置されると、傾いた状態で整列する。
【0235】
図 48、図 49、 図 50、 図 51、 図 52 および 図 53の実施形態は、第一の梁構造アセンブリ1106Aは、水平状態から下方向に回転する。第一の梁構造アセンブリ1106Aと第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aは傾いた状態で設置されている。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aは、第一の梁構造アセンブリ1106Aの上に位置している。
【0236】
図 48の実施形態では、第一の梁構造アセンブリ1106Aと第二の梁構造アセンブリ1106Bは傾いた状態で設置されている。第一の梁構造アセンブリ1106Aは(プロップヘッドアセンブリ1104に対して)第一の回転方向1142Aに回転するように設置される。第二の梁構造アセンブリ1106Bは(プロップヘッドアセンブリ1104に対して)第二の回転方向1142Bに回転するように設置される。第一の梁構造アセンブリ1106Aの第一の面の端は、垂直線1146に対して第三の角度1152Aを形成する。第二の梁構造アセンブリ1106Bの第二の面の端は、垂直線1146に対して第三の角度1152Bを形成する。
【0237】
図 49の実施形態では、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aは、第一の梁上部 1114A(または第一の梁構造アセンブリ1106A)の上部に位置している。第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bは、第二の梁上部 1114B(または第一の梁構造アセンブリ1106B)の上部に位置している。第一の梁構造アセンブリ1106Aは、(プロップヘッドアセンブリ1104に対して)第一の回転方向1142Aに向かって上向きに回転するように設置される。第二の梁構造アセンブリ1106Bは、(プロップヘッドアセンブリ1104に対して)第二の回転方向1142Bに向かって上向きに回転するように設置される。
【0238】
図 50 の実施形態では(上面図)、第一の梁アバットメント機構1108Aと第二の梁アバットメント機構1108Bは、第一の梁上部 1114Aの反対端に位置する。第一の梁アバットメント機構1108Aと第二の梁アバットメント機構1108Bは、第二の梁上部 1114Bの反対端に位置する断面線C-C は、第一の梁上部 1114Aと第二の梁上部 1114Bの端の長さに沿ってのびている(第一の梁アバットメント機構1108Aと第二の梁アバットメント機構1108Bの間である)。
【0239】
図 51 の実施形態では (図50の断面線C-C に沿った断面図である)、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bは、第一の梁上部 1114Aと第二の梁上部 1114Bのそれぞれに対してアバットメントの関係(接触関係)にある。
【0240】
図 51の実施形態では 、 図 45の左側において、第一の梁アバットメント機構1108Aのインスタンスが、第一の溝1122Aで、第二のフレームアバットメント機構1112B(の第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110B)と間隔をあけている。第一の溝1122Aは、第一の梁アバットメント機構1108Aと第二のフレームアバットメント機構1112Bの間にのびている。
【0241】
図 51の実施形態では 、図 45の中央において、第一の梁アバットメント機構1108Aのインスタンスは、少なくともその一部が、第三の梁上部 1114Cにおいて、(第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aの)第二のフレームアバットメント機構1112Bと接触している。
【0242】
図 51の実施形態では 、図 45の右側において第一の梁アバットメント機構1108Aのインスタンスが、第四の溝1122Dで、(第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bの)第二のフレームアバットメント機構1112B(と間隔をあけている。第四の溝1122Dは、第一の梁アバットメント機構1108Aと第二のフレームアバットメント機構1112Bの間にのびている。
【0243】
図 51の実施形態では 、図 45の中央において、第一の梁アバットメント機構1108Aのインスタンスが、第四の溝1122Dで、(第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bの)第二のフレームアバットメント機構1112Bと接触している。
【0244】
図 52 および 図 53の実施形態では、図 52が 図 53の拡大側面図を描写しており、第一の梁構造アセンブリ1106Aと第二の梁構造アセンブリ1106Bは、プロップヘッドアセンブリ1104に(回転するように)設置される。(第一の梁構造アセンブリ1106Aと第二の梁構造アセンブリ1106Bがプロップヘッドアセンブリ1104に設置され、下方向に回転すると)第一の梁構造アセンブリ1106Aと第二の梁構造アセンブリ1106Bは、水平から傾いた状態で整列する。第一の梁構造アセンブリ1106Aは、水平状態から傾く形で位置(角度を合わせる)している。第二の梁構造アセンブリ1106Bは、水平状態から傾く形で位置(角度を合わせる)している。第一のコンクリートスレーブアセンブリ1110Aは、第一の梁上部 1114A、または第一の梁構造アセンブリ1106Aの上部に位置している。第二のコンクリートスレーブアセンブリ1110Bは、第二の梁上部 1114B、または第二の梁構造アセンブリ1106Bの上部に位置している。第一のコンクリートスレーブアセンブリ1110Aが第一の梁上部 1114A、または第一の梁構造アセンブリ1106Aの上部に位置すると、第一のコンクリートスレーブアセンブリ1110Aは傾いた状態になる。第二のコンクリートスレーブアセンブリ1110Bが第二の梁上部 1114B、または第二の梁構造アセンブリ1106Bの上部に位置すると、第二のコンクリートスレーブアセンブリ1110Bは傾いた状態になる。
【0245】
図 52の実施形態では、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bが、第一の梁上部 1114Aまたは第二の梁上部 1114Bにそれぞれ位置するか、第一の梁構造アセンブリ1106Aと第二の梁構造アセンブリ1106Bにそれぞれ位置すると、スキム層1124(注いだコンクリートの層)が、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bの表面に塗られる。
【0246】
図 52の実施形態では、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aは第一のカミング面1126Aを有する。第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bは第二のカミング面1126Bを有する。ある方法では第一のカミング面1126Aと第二のカミング面1126Bは互いに接触点1128(ピボットポイントともよぶ)で接触する。別の方法ではフレームの端の溝1130が、第一のカミング面1126Aと第二のカミング面1126Bの間に形成される。フレームの端の溝1130は0から許容範囲のサイズにとどまることが望ましい(例えば0.0ミリメートルから0.2ミリメートル)。フレームの端の溝1130は、互いに隣接して位置する第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bの間から、新しく注いだコンクリートが漏れることを防ぐ(ように構成される)。スキム層1124から新しく注いだコンクリートが漏れる場合、漏れたものは漏れが落下する方向1132に沿って移動する(第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bの間のフレームの端の溝1130)。
【0247】
図 52の実施形態では、第一の梁構造アセンブリ1106Aと第二の梁構造アセンブリ1106Bが回転すると( 図 46および 図 52参照)、第一のカミング面1126Aと第二のカミング面1126Bは互いに作用し合う。
【0248】
図 52の実施形態では、フレームの溝1134は第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bの中間に形成される。
【0249】
図 53の実施形態では、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aは第一の上部端1136Aを有する。第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bは第二の上部端1136Bを有する。第一の上部端1136Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bは接触ゾーン1138で互いに接触する。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bは(水平線1150からの)角度1148を決める。
【0250】
技術的な詳細の補足説明((梁構造用のコンクリートスレーブフレームアセンブリ関連)
【0251】
図 31の実施形態では、 プロップヘッドアセンブリ1104(梁のプロップヘッドとか、プロップヘッドなどとも呼ぶ) により支えられる梁について描写されている。
【0252】
第一の梁上部 1114A(プラスティックランナーとか、ランナーなどとも呼ぶ)は、梁の上部(第一の梁構造アセンブリ1106Aなどとも呼ぶ)の上部に位置する。第一の梁上部 1114Aは、第一の梁構造アセンブリ1106Aに統合(もしくは接続)されることもある。タブ(第一の梁アバットメント機構1108Aとか、第一の梁アバットメント機構1108Aの間隔をあけたインスタンスとも呼ぶ)は「耳」などとも呼ばれる。そのタブ(つまり第一の梁アバットメント機構1108A)は間隔をあけて位置しており、比較的小さな範囲(図 36、 図 45 および図 51の左と右側)でパネル( 図 31には描写されていないが、 図 5には描写している)がスライドできる余地がある。梁(第一の梁構造アセンブリ1106Aなど)が水平の位置に対して回転(上向きまたは下向きに)できる形で可動でき、タブはパネル(第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Bなど)のパネルスロットが結合し続けるように作用する。一方パネルは、 図 36、図 45および 図 51の実施形態で描写するように、梁に設置される。
【0253】
図 32の実施形態では、梁(第一の梁構造アセンブリ1106Aなど)は、プロップヘッドアセンブリ1104によってその端を支えられる。梁は回転(上向きや下向き)する一方で、プロップヘッドアセンブリ1104にしっかりと接触(回転する形でしっかり接続)している
【0254】
陰線は、梁の上向きの回転を意味しており、実線は下向きの回転を意味している。
【0255】
図 33の実施形態では、梁(第一の梁構造アセンブリ1106A)の端面図が、梁の上部に位置して、梁の中心線に沿ってシンメトリックに(左右対称に)位置するパネル(第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110B)が描写されている。パネルは(側面または端同士で)お互いに接触しており、水平位置に整列している。
【0256】
図 34の実施形態では、梁の二つのインスタンス(第一の梁構造アセンブリ1106Aと第二の梁構造アセンブリ1106B)が互いに間隔をあけて位置している。梁はお互いに平行に走っており、支えるパネル(例、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aなど)の長さと中心間距離で同じ距離で間隔を変えている。パネルは梁の長さに沿って、プラスチックランナーやランナー(例、第一の梁上部 1114Aまたは第二の梁上部 1114B)のタブ(耳、もしくは第一の梁アバットメント機構1108Aなど)に接触するまでどちらの方向にもわずかな範囲で動くことができる(例、図 3の左側や右側)。詳細については図 36を参照されたい。ランナーは梁の上部に位置する(図 31 および 図 33参照)。
【0257】
図 35の実施形態では、図 34と同じように、複数のパネルが隣接して接触(側面同士で)し続けている。
【0258】
ここでいう「接触」とは、全面接触や部分的な接触を含むものである。
【0259】
図 36の実施形態では、パネル(第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110B)は梁上部に位置(第一の梁構造アセンブリ1106Aと第二の梁構造アセンブリ1106Bのそれぞれに)している。
【0260】
図 37の実施形態では、ランナー(例、第一の梁上部 1114Aなど)のタブ(例、第一の梁アバットメント機構1108Aなど)は梁(例、第一の梁構造アセンブリ1106A)に位置している。
【0261】
パネルの第一のフレームアバットメント機構1112Aと第二のフレームアバットメント機構1112Bは、パネルがランナーに沿ってスライドできるようにする(その一方で耳、もしくはタブは、図36にあるようにパネルの下部でパネルスロット1113にしっかりと固定されている。)。
【0262】
図 38 および 図 39の実施形態では、梁(例、第一の梁構造アセンブリ1106A)とプロップヘッド(プロップヘッドアセンブリ1104)の配置について描写している。第一の梁アバットメント機構1108Aは、プロップヘッドアセンブリ1104に対して水平方向から上向きまたは下向きに梁が回転できるようにしている。第二の溝1122Bと第三の溝1122Cは、(A)パネルの周囲のレール(第一のフレームアバットメント機構1112Aまたは第二のフレームアバットメント機構1112B)、(B)ランナー(第一の梁上部 1114A)の耳(第一の梁アバットメント機構1108Aなど)に存在する。第二の溝1122Bと第三の溝1122Cは、梁が回転している間パネル上部(隣接するパネルの端部)に接続し続けながら、パネルが梁に沿って動くことを可能にする。各パネルは周囲の線または端の線(例、第一の溝1122Aや第二の溝1122Bなど)を有する。パネル下部にあることが理想的である。
【0263】
図 40 および 図 41の実施形態では、 パネルの表面(例、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aなど)の上部に位置するコンクリート層(層、またはスキム層1124とも呼ぶ)が描写されている。接触点1128は、パネルのインスタンスが隣接している接触点である(横並びに隣接し、パネルの端が少なくとも一部は接触している)。接触点1128は、隣接するパネルの間の距離を最小限になることが理想的であり、これが漏れが落下する方向1132に沿ってコンクリートが漏れることを防止する。図 40 および 図 41は 図 38 および 図 39で示した技術的な特徴を拡大したものである。
【0264】
図 42の実施形態では、 梁(例、第一の梁構造アセンブリ1106A)は水平線から下向きに回転する。その一方で梁はプロップヘッドアセンブリ1104により支えられており、隣接する梁の間に溝を形成する。
【0265】
図 43の実施形態では、図 42の実施形態で示したのと同様の梁(例、第一の梁構造アセンブリ1106A)の回転を示したものである。パネル(例、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110Aなど)は所定の位置(つまり静止している位置で)梁によって支えられている。パネルの場所は、パネル同士が接触(少なくとも部分的に)している端の部分(周囲の線ともいう)である。その一方で、梁がお互いに離れた場合(プロップヘッドアセンブリ1104に対して梁が回転する結果)でも、パネルは梁の上部に位置している。パネルは梁の回転と同じ方向に回転する。しかし梁から上むきに伸びる耳(タブとも呼ぶ。例、第一の梁アバットメント機構1108Aなど)の間にスライドの余地があることから、パネルの端は互いに接触し続ける。
【0266】
図 36の実施形態では、パネルの底部が、第一の梁上部 1114Aのタブまたは耳(梁の上部)を受け止めるパネルスロット1113の形を決める。パネルの細長いスロット(例、パネルスロット1113)は、タブの幅よりも比較的長くなっている(図 36の実施形態参照)。図 49の実施形態では、同様に配置が可能である。
【0267】
図 44 および 図 45の実施形態では、パネル(例、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110A)と梁(例、第一の梁構造アセンブリ1106A)の同様の配置が描写されている。ここではパネルを切断した部分を通じた配置になっている。
【0268】
図 46の実施形態では、 図 40の実施形態で示したものと同様(技術的に同様の意味)に、パネル(例、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110A)が水平方向に対して下向きに回転する技術的特徴が示されている。
【0269】
図 47の実施形態では、(A)タブ(耳とも呼ぶ。例、第一の梁アバットメント機構1108Aなど)と(B)パネルの周囲の線(第一のフレームアバットメント機構1112Aとも呼ぶ)の間の距離(例、第二の溝1122Bと第三の溝1122C)が大きくなっている。これによりパネル(例、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110A)の端の部分が接触し続ける(パネルの上部が理想)一方で、パネルが梁(例、第一の梁構造アセンブリ1106A)によって支えられて負荷を移転するものである。
【0270】
図 48の実施形態では(図 42の実施形態と同様に)、梁(例、第一の梁構造アセンブリ1106A)は水平線に対して上むきに回転し、これにより梁上部の(パネル間の)溝を閉じている。
【0271】
図 49の実施形態では、パネル(例、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110A)は所定の位置にあり、その一方でパネル同士はその上部で端が接触し続けている。
【0272】
図 50 および 図 51の実施形態では、 図 44 および図 45の実施形態と同様だが、このケースでは梁は水平線に対して上むきに回転している。
【0273】
図 52 および 図 53の実施形態では、図 46 および図 47で示す実施形態と同様の梁(例、第一の梁構造アセンブリ1106A)とパネル(例、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110A))の構造および機能を示しているが、このケースでは梁とパネルは水平線に対して上むきに回転している。
【0274】
図 53 では、第三の梁上部 1114Cと第四の梁上部 1114Dのタブ(耳、または第一の梁アバットメント機構1108Aと第二の梁アバットメント機構1108B)とパネル(第一のフレームアバットメント機構1112Aと第二のフレームアバットメント機構1112B)の周囲の線が接触している関係について、示されている。
【0275】
節(clauses)(梁構造用のコンクリートスレーブフレームアセンブリ関連)
【0276】
以下の節(clauses)は、装置例に関するより詳細な説明のためのものである。以下の節(clauses)のいくつかは、 (D)本申請に記載されているかされていないかに関わらず、 (A) 別の節(clauses)や、 (B) その一部と組み合わされて、また(C) 順列を組み合わせて使用される。以下の節(clauses)は、他の節(clauses)と組み合わせ、もしくはそのままで使用できるものとする。
【0277】
節(clauses) (1):
図 31 から図 53で示した実施形態では、第一の梁構造アセンブリ、プロップヘッドアセンブリ、垂直の柱に使用するための装置で、以下からなるものを有する。
第一の形成されたコンクリートスレーブを受け止めて支える(ように構成される)第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリで、第一の梁構造アセンブリに沿ってスライドすることが可能なもので、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリが、第一のフレームアバットメント機構を有し、第一の梁構造アセンブリが回転状に動ける形でプロップヘッドアセンブリに設置され、また第一の梁構造アセンブリが第一の梁アバットメント機構を有し、プロップヘッドアセンブリが垂直の柱に固定され、垂直の柱が作業面に固定されている(ように構成される)もの。プロップヘッドアセンブリに設置された第一の梁構造アセンブリが回転状に動くことに対応して、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリの第一の梁アバットメント機構が、第一の梁構造アセンブリの第一の梁アバットメント機構に対してスライド式に動くことができるもの。
【0278】
節(clauses) (2): 節( Clause) (1)または他の節(Clause)の装置で、以下からなるもの。
(A)垂直の柱が作業面にしっかりと固定され、(B)垂直の柱にプロップヘッドアセンブリがしっかりと固定され、(C)第一の梁構造アセンブリが回転状に動く形でプロップヘッドアセンブリに固定され、(D)第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリが第一の梁構造アセンブリ上に位置し、(E)第一の梁構造アセンブリがプロップヘッドアセンブリに対して回転状に動く際に、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリの第一のフレームアバットメント機構が、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリの第一のフレームアバットメント機構に沿ってスライド状に動くもの。
【0279】
節(clauses)(3): 節( Clause) (1)または他の節(Clause)の装置で、以下からなるもの。第一の梁アバットメント機構が、間隔をあけた2列の直立リブを有するもの。またその2列のリブの間を平らな直線がのびているもの。
【0280】
節(clauses)(4): 節( Clause) (1)または他の節(Clause)の装置で、以下からなるもの。 プロップヘッドアセンブリが第一の梁の位置を決める機構を有するもの。また第一の梁構造アセンブリが第一の端に梁の固定部を有するもの。また第一の梁構造アセンブリの梁の固定部がプロップヘッドアセンブリの第一の梁の位置を決める機構に回転状に動く形で、また支えられる形で設置されるもの。
【0281】
節(clauses) (5): 節( Clause) (1)または他の節(Clause)の装置で、以下からなるもの。
第一の形成されたコンクリートスレーブが形成され、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリにしっかりと位置したもの。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリが第一の梁上部に沿って動くと、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリが、第一の梁アバットメント機構と接触する第一のフレームアバットメント機構を有するもの
【0282】
節(clauses) (6): 節( Clause) (1)または他の節(Clause)の装置で、以下からなるもの。
第一のフレームアバットメント機構が第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリの底部に沿って位置するもの。
【0283】
節(clauses) (7): 節( Clause) (1)または他の節(Clause)の装置で、以下からなるもの。
(A)第一の梁上部が、第一の梁構造アセンブリに支えられ、その上に位置して、(B)第一の梁構造アセンブリが回転状に動く形でプロップヘッドアセンブリに固定され、(C )第一の梁構造アセンブリがプロップヘッドアセンブリに対して回転状に動くもの。このとき(a)第一の梁構造アセンブリが回転状に動く形でプロップヘッドアセンブリに固定されて(b)第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリが第一の梁構造アセンブリ上に位置して支えられ、(c)第一の梁構造アセンブリがプロップヘッドアセンブリに対して回転状に動くと、プロップヘッドアセンブリに対して第一の梁構造アセンブリが回転状に動くことに対応して、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリの第一のフレームアバットメント機構が可動であるもの。
【0284】
節(clauses) (8): 節( Clause) (1)または他の節(Clause)の装置で、以下からなるもの。
第一の梁構造アセンブリが水平に整列し、その位置から離れるように回転しないようにロックアウトされると、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリの第一のフレームアバットメント機構と、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリの第一の梁構造アセンブリが、互いに間隔をあけて位置しているもの。
【0285】
節(clauses) (9): 節( Clause) (1)または他の節(Clause)の装置で、以下からなるもの。
第一の梁構造アセンブリが水平に整列すると、第一の溝が、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリの第一の端に位置する第一のフレームアバットメント機構と第一の梁構造アセンブリの間に形成される。第一の梁構造アセンブリが水平に整列すると、第二の溝が、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリの反対端に位置する、第一のフレームアバットメント機構と第一の梁構造アセンブリの間に形成される。第二の梁構造アセンブリが水平に整列すると、第三の溝が、第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリの第二の端に位置する、第二のフレームアバットメント機構と第二の梁構造アセンブリの間に形成される。第二の梁構造アセンブリが水平に整列すると、第四の溝が、第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリの反対端に位置する、第二のフレームアバットメント機構と第二の梁構造アセンブリの間に形成される。
【0286】
節(clauses) (10): 節( Clause) (9)または他の節(Clause)の装置で、以下からなるもの。
第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリが、第一の梁構造アセンブリと第二の梁構造アセンブリにそれぞれ設置されると、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリの側面部分が互いに接触しているもの。また、注がれたコンクリートのスキム層が第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリの表面に塗られるもの。
【0287】
節(clauses) (11): 節( Clause) (9)または他の節(Clause)の装置で、以下からなるもの。
第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリが、第一の梁構造アセンブリと第二の梁構造アセンブリにそれぞれ設置されると、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリの側面部分が互いに接触しているもの。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリが、その側面に沿って位置する第一のカミング面を有するもの。また第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリが、その側面に沿って位置する第二のカミング面を有するもの。第一のカミング面と第二のカミング面が互いに接触点で接しているもの。
【0288】
節(clauses) (12): 節( Clause) (11)または他の節(Clause)の装置で、以下からなるもの。
フレームの端の溝が、第一のカミング面と第二のカミング面の間に形成されるもの。またそのサイズに幅があるもの。
【0289】
節(clauses) (13): 節( Clause) (12)または他の節(Clause)の装置で、以下からなるもの。
フレームの端の溝のサイズの幅が、0.0ミリから0.2ミリであるもの。
【0290】
節(clauses) (14): 節( Clause) (12)または他の節(Clause)の装置で、以下からなるもの。
フレームの端の溝が、隣接する第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリと第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリの間から注がれたコンクリートが漏れることを防止できるサイズであるもの。また、注がれたコンクリートのスキム層が、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリの第一の上部の表面と第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリの第二の上部の表面に塗られるもの。スキム層から注がれたコンクリートが漏れた場合には、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリの第一の側面と第二のコンクリートスレーブフレームアセンブリの第二の側面の間の溝に沿って漏れるもの。
【0291】
節(clauses) (15): 節( Clause) (11)または他の節(Clause)の装置で、以下からなるもの。
第一の梁構造アセンブリと第二の梁構造アセンブリが回転すると、第一のカミング面と第二のカミング面が互いに作用し合うもの。
【0292】
節(clauses) (16): 節( Clause) (11)または他の節(Clause)の装置で、以下からなるもの。
第一の梁構造アセンブリが水平ではなく傾いて整列しているもの。また、第一の梁構造アセンブリが水平から第一の回転方向に回転状に動く形でプロップヘッドアセンブリに設置されているもの。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリが第一の梁構造アセンブリの上部に位置しているもの。
【0293】
節(clauses) (17): 節( Clause) (16)または他の節(Clause)の装置で、以下からなるもの。
第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリがしっかりと固定され、第一の梁構造アセンブリの上部に沿ってスライドしないようになっているもの。
【0294】
節(clauses) (17): 図 31 から 図 53で示す実施形態では、以下からなる装置を有する。垂直の柱が作業面にしっかりと固定されるように構成されるもの。また垂直の柱にプロップヘッドアセンブリがしっかりと固定される。第一の梁構造アセンブリが第一の梁アバットメント機構を有し、回転状に動く形でプロップヘッドアセンブリに固定される。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリが第一の形成されたコンクリートスレーブを、少なくとも一部を受け止めて支えるもの。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリが第一のフレームアバットメント機構を有し、第一の梁構造アセンブリに沿ってスライド状に動くもの。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリの第一のフレームアバットメント機構が、第一の梁構造アセンブリの第一の梁アバットメント機構がプロップヘッドアセンブリ状で回転することに対応して、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリの第一のフレームアバットメント機構に沿ってスライド状に動くもの。
【0295】
節(clauses) (19): 節( Clause) (18)または他の節(Clause)の装置で、以下からなるもの。
(A)垂直の柱が作業面にしっかりと固定され、(B)垂直の柱にプロップヘッドアセンブリがしっかりと固定され、(C)第一の梁構造アセンブリが回転状に動く形でプロップヘッドアセンブリに固定され、(D)第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリが第一の梁構造アセンブリ上に位置し、(E)第一の梁構造アセンブリがプロップヘッドアセンブリに対して回転状に動くと、第一の梁構造アセンブリの第一の梁アバットメント機構がプロップヘッドアセンブリ状で回転することに対応して、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリの第一のフレームアバットメント機構に沿ってスライド状に動くもの。
【0296】
節(clauses) (20): 節( Clause) (19)または他の節(Clause)の装置で、以下からなるもの。
第一の梁構造アセンブリが水平ではなく傾いて整列しているもの。
また、第一の梁構造アセンブリが水平から第一の回転方向に回転状に動く形でプロップヘッドアセンブリに設置されているもの。第一の梁構造アセンブリが静止位置で固定されているもの。また第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリが第一の梁構造アセンブリの上部に位置しているもの。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリがしっかりと固定され、第一の梁構造アセンブリの上部に沿ってスライドしないようになっているもの。
【0297】
要約 (梁構造用のコンクリートスレーブフレームアセンブリ関連)
【0298】
以下から構成される装置。図 31 から 図 53で示す実施形態では、梁構造のためのコンクリートスレーブフレームアセンブリを有する構造が描写されている。本装置は、第一の梁構造アセンブリ、プロップヘッドアセンブリ、垂直の柱などに使用することができる。本装置は、第一に形成されたコンクリートスレーブを受け止めて支える第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリが含まれる。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリは、第一の梁構造アセンブリに沿ってスライド式に移動することができる。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリは、第一の梁構造アセンブリ上にスライドできるような形で配置する。第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリは、第一のフレームアバットメント機構を有する。第一の梁構造アセンブリは回転状に動くことができる形でプロップヘッドアセンブリに設置される。第一の梁構造アセンブリは第一のフレームアバットメント機構を有する。プロップヘッドアセンブリは垂直の柱にしっかりと固定される。垂直の柱は作業面にしっかりと設置される。第一のフレームアバットメント機構は、プロップヘッドアセンブリに対して第一の梁構造アセンブリが回転状に動くことができることに応じて、スライド式に動くことができる。
【0299】
内部の梁やその他の建築要素
【0300】
技術分野の範囲 (内部の梁やその他の建築要素に関するもの)
【0301】
本文書は、図 1 から 図 81の実施形態に関する建築要素の技術分野に関するものである。この建築要素は(図 54 から 図 81にあるように)(A)内部の梁2102、(B)プロップヘッドアセンブリ 2200(内部の梁2102に使用するものが理想的だが、これに限るものではない)、(C)梁の端を支える軸受け2300(内部の梁2102に使用するものが理想的だが、これに限るものではない)、(D)梁構造2400(内部の梁2102に使用するものが理想的だが、これに限るものではない)、(E)作成済みのパネル2500(梁構造2400や内部の梁2102に使用するものが理想的だが、これに限るものではない)、(F)パネルフレームアセンブリ2501(作成済みのパネル2500に使用するものが理想的だが、これに限るものではない)、(G)梁の安全機能2600(梁構造2400に使用するものが理想的だが、これに限るものではない)、(H)以上の項目の一つまたは複数を備える建造物(例、建物や橋など)を含むが、これに限るものではない。
【0302】
発明の背景 (内部の梁やその他の建築要素に関するもの)
【0303】
ショアリングは、建設や、修理や、改築など、倒壊の危険がある場所において、支柱を用いて、ある建造物(建物、車両、トレンチなど)を一時的に支えるプロセスである。ショアリングは、垂直、斜め、水平の方向に実施される。例えば、建物部材(例:プロップやプロップアセンブリなど)が、落下や揺れから建造物を支えるために配置される。
【0304】
要約 (内部の梁やその他の建築要素に関するもの)
【0305】
梁に使用する既存のコンクリートスレーブフレームに関する問題(以下既存の技術)を、少なくとも一つは軽減する必要があることを理解していただければ幸いである。既存のシステムや手法を実際に試して研究した結果、当該問題とその解決方法は以下のように明確になる。
【0306】
既存のシステムはショアリングの使用に困難が伴う。ショアリングのための既存のシステムを改善する構造が必要である。例えば、(A)内部の梁、(B)プロップヘッドアセンブリ (C)梁の端を支える軸受け(D)梁構造(E)作成済みのパネル(F)パネルフレームアセンブリ(G)梁の安全機能などの一つまたは複数を備える建造物(例、建物や橋など)である。
【0307】
本件に関する既存の問題を少なくとも一部でも解消するための装置がある。以下でその様々な解決方法の詳細を述べる。
【0308】
例えば、内部の梁は床の構造を支え(ように構成され)、この床の構造は建築構造と壁などの機能との間のギャップ(や隙間)の上に伸びるように(埋めるように)設置できる。
【0309】
例えば、プロップヘッドアセンブリは内部の梁と連携する(ように構成される)。
【0310】
例えば、梁の端を支える軸受けは内部の梁と連携する(ように構成される)。
【0311】
例えば、梁構造は内部の梁と連携する(ように構成される)。
【0312】
例えば、梁構造は梁の安全機能を有し、梁の安全機能は梁構造の底部に沿って位置しうる(ように構成される)。
【0313】
例えば、作成済みのパネルはパネルフレームアセンブリを含む。
【0314】
例えば、パネルフレームアセンブリは作成済みのパネルの形成に使用される(コンクリートがパネルフレームアセンブリに注がれ、作成済みのパネルとして硬化することが望ましい)。
【0315】
例えば、以上の項目の一つまたはいくつかを備える建造物(例、建物や橋など)
【0316】
その他の側面については本請求により明らかにする。ここで挙げる例示的な実施形態の他の側面や機能については、以下の詳細と添付の図面をみれば当業者であれば明白である。この要約は、コンセプトを簡略化した形で紹介するためのものであり、詳細は以下の詳細の説明にて行う。この要約は、本開示に関する主要な機能や不可欠の機能について明らかにするものではなく、また本開示の実施形態などの例を説明するものでもない。それ以外の多くの新しい利点や、機能や、関係については、詳細の説明を進めていくにつれて明らかになる。以下の図および説明は実施形態例をより具体的に示したものである
【0317】
図の簡単な説明(内部の梁やその他の建築要素に関するもの)
【0318】
ここに挙げる実施形態は例示的なものであるが、その実施形態に対する詳細な説明を図とともに示したものである。
【0319】
図 54 から 図 81は、(A)内部の梁、(B)プロップヘッドアセンブリ (C)梁の端を支える軸受け(D)梁構造(E)作成済みのパネル(F)パネルフレームアセンブリ(G)梁の安全機能などの一つまたは複数を備える建造物(例、建物や橋など)の実施形態の様々な側面に関する説明に関連するものである。
【0320】
図 54 は、内部の梁を含む装置の実施形態の透視図である。
【0321】
図 55 は、図 54の内部の梁に使用できる、プロップヘッドアセンブリの実施形態の透視図である。
【0322】
図 56 および 図 57 は、図 54の内部の梁に使用できる、梁の端を支える軸受の実施形態の透視図である。
【0323】
図 58、 図 59 および 図 60 は、図 55のプロップヘッドアセンブリに使用できる、図 56の梁の端を支える軸受の実施形態の側面図である。
【0324】
図 61 は、図 54の内部の梁の実施形態の透視図である。
【0325】
図 62 は、図 54の内部の梁の実施形態の側面図である。
【0326】
図 63 は、図 54の内部の梁の実施形態の透視図である。
【0327】
図 64 は、 図 63の内部の梁の実施形態の透視図(拡大透視図)である。
【0328】
図 65 および 図 66 は、図 56の梁の端を支える軸受の実施形態の透視図である。
【0329】
図 67 は、図 54の内部の梁の実施形態の透視図である。
【0330】
図 68 は、図 67の内部の梁の実施形態の拡大透視図である。
【0331】
図 69 および 図 70は、図 54の内部の梁の実施形態の透視図(図 69)および側面図 (図 70)である。
【0332】
図 71 および 図 72 は、図 54の内部の梁の実施形態の透視図 (図 71)と、拡大透視図(図 72)である。
【0333】
図 73は、(必要があれば図 54の内部の梁に使用可能な)パネルフレームアセンブリの実施形態の透視図(等角投影図)である。
【0334】
図 74 は、図 73のパネルフレームアセンブリの周囲の壁の実施形態の断面図である。
【0335】
図 75 は、図 73のパネルフレームアセンブリの分解図である。
【0336】
図 76 および 図 77 は、図 75のパネルフレームアセンブリの断面図である。
【0337】
図 78、 図 79 および 図 80 は、梁構造の梁の安全機構の実施形態の透視図(図 78 および 図 79)と側面図 (図 80)である。
【0338】
図 81は、梁が垂直に積み重ねられた実施形態の側面図である。
【0339】
これらの図は必ずしも実際の縮尺通りではなく、実際にはない線や、図式的な表現であったり、断片的に表示しているものもある。場合によっては、実施形態の理解に不要な細部(その他、該当箇所によりそれ以外の細部が見えにくくなる場合)については省略してある。対応する参照の番号は別々の図においてもそれぞれに対応する部品や構成部分を示している。また、図を単純かつ明快なものにするために、縮尺通りに書かれていない部分もある。さらに、開示する実施形態の理解を進めていただくために、他に比べて寸法を強調して描いている部分もある。さらに、商業用途での使用に必要なものや、もしくは有用なもので、一般的で周知のものについては、本開示の実施形態の妨げにならないように省略してある。
【0340】
図に使用する参照番号のリスト (内部の梁やその他の建築要素に関するもの)
2100 装置
2102 内部の梁
2103 第一の細長い部分
2104 梁を支える面
2105 第二の細長い部分
2106 コネクションストリップ
2108 フリーフローティングピン
2110 ピンスリーブ
2112 ツメスロット
2114 縦のチャネル
2120 直線方向
2200 プロップヘッドアセンブリ
2201 垂直の柱
2202 梁と作用する部材
2204 内部の梁と作用する機構
2206 ピンレシーバー
2208 リリーフ機構
2210 ツメ
2211 プロップタブ
2300 梁の端を支える軸受け
2302 梁の位置を決める機構
2304 置を決める機構
2306 転倒防止機構
2308 ロックを受け止める機構
2310 第一のプレート
2312 第二のプレート
2314 分離機構
2316 位置を決める機構
2400 梁構造
2401 大梁
2402 梁係合機構
2403 荷重
2404 距離
2406 ラック
2407 回転方向
2410 吊り下げられた梁構造
2412 フランジ
2500 既成のパネル
2501 パネルフレームアセンブリ
2502 床の要素
2504 コーナーの補強
2506 周囲の壁
2507 スペーサー要素
2508 向かい合った壁のチャネル
2510 中間の壁
2512 周囲のスペーサー要素
2514 中間のスペーサー要素
2516 パネル
2600 梁の安全機能
2602 スルーホール
2604 安全ピン
2606 ハンガーサポートブラケット
2608 クランプアセンブリ
2900 構造
2901 一時的な支持
2902 垂直の柱
2903 溝
2904 垂直の壁
【0341】
例示的な実施形態の詳細な説明 (内部の梁やその他の建築要素に関するもの)
【0342】
この詳細は単なる例示であり、記載した実施形態や実施形態の用途を限定することを意図するものではない。ここで「例示的」や「説明として」とは「例、具体例、説明として役に立つ」という意味である。「例示的」や「説明として」として挙げる実施の形態は必ずしも他の実施形態よりも好ましいとか、利点が多いというものではない。以下の説明は当該技術に精通する者であれば本開示の実施形態を作成または利用できるようにする意図で行なった例示的な実施形態であり、本開示の範囲を限定することを意図するものではない。請求の範囲は請求の項目により定義される(請求の項目は本出願後の審査中に修正される可能性がある)。「上」、「下」、「左」、「後」、「右」、「前」、「垂直」、「水平」およびこれに関連する用語は図面の例の方向を説明するためのものである。技術分野、発明の背景、要約、詳細な説明の中のいかなる表現もしくは理論を拘束するような意図はない。また、添付の図面や明細書にで描写する装置やプロセスは例示としての特許請求の範囲が定義する実施形態であり、側面であり、コンセプトであることをご留意いただきたい。したがって、ここで開示する実施形態に関する寸法や物理的特性といったものは、特許請求の範囲で明示的に述べられていない限り、それに制限されるものではない。また「少なくとも1つ」とは英語の「a」が意味する所と同様であることをご理解いただきたい。概要(例、変更、修正、オプション、バリエーション、実施形態など)は、図面に関する説明である。本発明は、特許請求の範囲によって限定されるものであり、図示や説明の中で述べる特定の実施形態や態様には限定されないものであることにご留意いただきたい。ある部分と結びついている装置の意味は、それが直接的であれ間接的であれ、その部分と結びつくように構成されている装置であると解釈していただきたい(結びついている、というのは接続しているとか、相互作用しているという意味である)。したがって、特に指定のない限り「構成した」という言葉には「直接的または間接的に」という意味を含みうるものである。
【0343】
図 54 から 図 81は、(A)内部の梁2102、(B)プロップヘッドアセンブリ 2200、(C)梁の端を支える軸受け2300、(D)梁構造2400、(E)作成済みのパネル2500、(F)パネルフレームアセンブリ2501、(G)梁の安全機能2600、(H)以上の項目の一つまたは複数を備える建造物(例、建物や橋など)などの実施形態に関する様々な側面に関連したものである。
【0344】
図 54 は、内部の梁2102を含む装置 2100の実施形態の透視図である。
【0345】
図 54の実施形態では、内部の梁2102は少なくとも一つ以上の建築要素と連携している(ように構成される)。例えば、そうした建築要素には、梁構造2400(図 58、 図 61 から 図 64 および 図 67 から 図 72を参照)などを含む
【0346】
図 54の実施形態では、内部の梁2102は少なくとも一つ以上の建築要素と連携している(ように構成される、また連携できるように設置されるなど)。実施形態では、内部の梁2102は床の要素2502(図 61参照)を支える(ように構成される、または設置される)。床の要素2502は、構造2900の構造機能(図 61参照)と建築要素(例、内部の梁2102など)の間の溝(間隔)を埋めるために使用できる。床の要素2502が設置されると、溝を埋める。構造2900(建物など)は床ごとに建設される。構造2900の定義として、構造700と少なくとも一部は同等のものであることをご理解いただきたい。
【0347】
図 54、 図 61 および 図 63の実施形態では、内部の梁2102は少なくとも一つ以上の建築要素(例、図 63で示す梁構造2400など)に対して(その下や隣接する形で)設置することができる(ように構成され得る)。例えば、建築要素はプロップヘッドアセンブリ 2200( 図 55や他の図参照)、梁の端を支える軸受け2300( 図 56や他の図参照)、梁構造2400 (図 58や他の図参照)などを含む。
【0348】
図 54 (と図 61)の実施形態では、内部の梁2102は床の要素2502を支える(図 61参照)。これは、内部の梁2102が一つまたは複数の建築要素に設置されることで実現される。床の要素2502には、合板片、フィーラーの合板、フィラー合板のばら片、フロアパネル、水平フロアパネルなどを含むことが望ましい。床の要素2502は構造2900の新しい床の形成に使用される(構造2900の構築や建築については、図 61参照)。新しい床が構築され、安全に使用できるようになると、床の要素2502は取り除かれる(建築要素と共に取り除かれる)ことが望ましい。新しく形成された床から取り除かれると、床の要素2502は別の内部の梁2102の上に設置され、構造2900の新しい床の形成に利用される。
【0349】
図 54 および 図 61の実施形態では、内部の梁2102は梁を支える面2104またはそれと同様のものを有する。内部の梁2102は細長い側面を有する。梁を支える面2104は内部の梁2102の細長い側面に位置する。梁を支える面2104は細長い側面は互いに反対を向いている。梁を支える面2104は床の要素2502などを支える(図 61参照)。床の要素2502が梁を支える面2104に位置すると、コンクリートが床の要素2502に注がれる。コンクリートが注がれると、図 61で示す通り、新しい床の構造2900が形成される。
【0350】
図 54 および 図 61の実施形態では、床の要素2502は開かれた空間や溝2903(図 61参照)を覆う(一時的にまたは部分的に覆う)必要がある場合に使用され、また作成済みのパネル2500がフィットしない場合に溝2903(少なくとも一部を)を覆うために使用される。作成済みのパネル2500がコンクリートスレーブ950(図 1参照)や第一のコンクリートスレーブアセンブリ1110A(図 31参照)を含むことをご理解いただきたい。また作成済みのパネル2500(図 61参照)、コンクリートスレーブ950(図 1参照)、第一のコンクリートスレーブアセンブリ1110A(図 31参照)が通常のパネルとして使用されるか、または作成済みのパネルが溝2903にフィットしない場合にも使用されることもご理解いただきたい。溝2903は図 61 および 図 63の実施形態で示されている。溝2903が床の要素2502によって覆われると、新しい床の建設がさらに進む。新しい床は床の要素2502や、作成済みのパネル2500や、コンクリートスレーブ 950(または第一のコンクリートスレーブアセンブリ1110A)にコンクリートを注いで形成することができる。新しい床が形成され、硬化して安全に使用できる状態になった後で、床の要素2502や、作成済みのパネル2500や、コンクリートスレーブ 950(または第一のコンクリートスレーブアセンブリ1110A)を(他の建築要素と共に)取り除くことが望ましい。
【0351】
図 61 および 図 66の実施形態では、例えば、溝2903は内部の梁2102と、(A)垂直に伸びている壁2904や、(B)垂直の柱2902 (図 61参照)との間の隙間である。
【0352】
図 54の実施形態では、内部の梁2102は他の建築要素(や作業面)に対して特定の形で配置(向きや構成など)させることができる。例えば、内部の梁2102は図 61 および 図 63で示すように、隣り合って(空間を空けて)設置している梁構造2400を横切るように設置することもできる。梁構造2400が、主たる梁802(図3に示す第一の水平の梁構造)や大梁804(図4に示すような第二の水平の梁構造)や、第一の梁構造アセンブリ1106A (図 31参照)を含むことに留意をいただきたい。
【0353】
図 54の実施形態では、内部の梁2102は、内部の梁2102と建築要素を接続しうる(しっかりと接続もしくはゆるい形で接続)技術的な機構を備えている。この実施形態では、内部の梁2102は、隣り合って(空間を空けて)設置している梁構造2400を横切るように設置することもできる。(図 63参照)また、この実施形態では、内部の梁2102は、隣り合って(空間を空けて)設置している梁の端を支える軸受け2300を横切るように設置することもできる。(図 67参照)。さらにここでは、内部の梁2102は梁構造2400の上部(の平面の部分)に設置することができる(図 69参照)。さらに、内部の梁2102は隣り合って(空間を空けて)設置しているプロップヘッドアセンブリ2200(図 70参照)を横切るように設置することもできる。
【0354】
図 54の実施形態では、内部の梁2102はコネクションストリップ2106を有することが望ましい。コネクションストリップ2106は細長いコネクションストリップなどを含む。コネクションストリップ2106は、ネイリング部分やネイリングストリップなどを含むことが望ましい。コネクションストリップ2106は、木など接続可能な素材が含まれる。接続可能な素材は再利用可能である(ように構成される)。
【0355】
図 54の実施形態では、内部の梁2102は第一の細長い部分2103を有する。また内部の梁2102は第二の細長い部分2105を有する。第一の細長い部分2103と第二の細長い部分2105は接続している(端から端までしっかりと固定)。内部の梁2102は第一の細長い部分2103が第二の細長い部分2105の直上に位置するように設置される。または、内部の梁2102は第二の細長い部分2105が第一の細長い部分2103の直上に位置するように設置されてもよい。
【0356】
図 54の実施形態では、内部の梁2102はフリーフローティングピン2108(梁継手とか間隔をあけたフリーフローティングピンとも呼ぶ)を含むフリーフローティングピン2108はそれ自体にかかる重力に応じて、内部の梁2102の外側表面に沿って動く(スライド式に動くように構成する)ことができる(内部の梁2102の向きによる)。内部の梁2102はフリーフローティングピン2108の動きの範囲を制限する一方で、フリーフローティングピン2108はそれ自体にかかる重力に応じて、自由に動く(制限範囲内で)ことができる(内部の梁2102の向きによる)。内部の梁2102はフリーフローティングピン2108を収容し、保持する(ように構成される)。フリーフローティングピン2108は内部の梁2102の外側表面の距離内に動きが限定される。フリーフローティングピン2108は内部の梁2102の制限を超えて(内部の梁2102の向きによる)、第一の所定の行動の範囲まで行動範囲が伸びても良い。フリーフローティングピン2108は内部の梁2102の外側表面の範囲にとどまるように、一部またはすべてがその範囲(内部の梁2102の向きによる)まで後退することもできる。内部の梁2102の内部はフリーフローティングピン2108を収容できる(ように構成される)。内部の梁2102の内部は、フリーフローティングピン2108の動きを制限(例として図 62の実施形態で示すように伸びたの位置から後退した位置の間)できるように構成される。フリーフローティングピン2108は互いに間隔をあけている。またフリーフローティングピン2108は隣接して設置される。フリーフローティングピン2108はまた、独立して動くことができる。さらにフリーフローティングピン2108は互いに平行に整列する。またフリーフローティングピン2108は内部の梁2102の細長い部分に対して90度の角度で設置される。フリーフローティングピン2108の第一のペアは、内部の梁2102の第一の端に位置する(設置される)。フリーフローティングピン2108の第二のペアは、内部の梁2102の第二の端に位置する(設置される)。フリーフローティングピン2108の第一のペアは、フリーフローティングピン2108の第二のペアと間隔をあけて設置する。フリーフローティングピン2108は内部の梁2102の両端部にそれぞれ位置する。フリーフローティングピン2108は(スライド式に)独立して動くことができる(内部の梁2102の向きや動きによる)。例えば、フリーフローティングピン2108は、内部の梁2102が反転すると、自由に動くことができる(つまり、重力によりフリーフローティングピン2108が内部の梁2102の向きに引っ張られる。)。
【0357】
図 54の実施形態では、フリーフローティングピン2108はピンスリーブ2110を含む。ピンスリーブ2110はフリーフローティングピン2108の反対端の中央に位置する。内部の梁2102はフリーフローティングピン2108が自由に動くための対応するピンの穴(ピンの通り道ともいう)を提供する。対応する(内部の梁2102の)ピンの穴の内径は、フリーフローティングピン2108の外径よりも大きい。ピンスリーブ2110の外径は、フリーフローティングピン2108の外径よりも大きい。ピンスリーブ2110の外径は、対応する(内部の梁2102の)ピンの穴の内径よりも大きいため、ピンスリーブ2110はピンの穴以上に動くことはできない。ピンスリーブ2110のサイズは、対応する内部の梁2102のピンの穴を通り抜けることができない大きさである。フリーフローティングピン2108はこの方法により、内部の梁2102に保持されつつスライド的に動くことができる。フリーフローティングピン2108の動きには二つの制限がある。外側の動きの制限と内側の動きの制限である。ピンスリーブ2110はフリーフローティングピン2108の垂直方向の動きを制限する(これは、フリーフローティングピン2108の端の部分が内部の梁2102の外表面とぴったり重なって位置することによって実現する)。内部の梁2102がこれによりある向きになると、内部の梁2102による所定の制限内で、フリーフローティングピン2108は外側に自由に動く。これにより後退したフリーフローティングピン2108は他の建築要素と相互に作用することになる。さらに、フリーフローティングピン2108は内部の梁2102の所定の深さの範囲で内側に自由に動く。これにより後退したフリーフローティングピン2108は他の建築要素と相互に作用しなくなる。また、内部の梁2102がある向きになると、フリーフローティングピン2108は他のシステムの要素と相互に作用しうる。フリーフローティングピン2108が、他の建築要素と共に、内部の梁2102の位置を決め、しっかりと固定するために相互に作用できれば望ましい。
【0358】
図 54、 図 55 および 図 72の実施形態では、内部の梁2102はツメスロット2112を含む。ツメスロット2112はプロップヘッドアセンブリ2200(図 55 および 図 72参照)のツメ2210を受け取ることができる。例えば、内部の梁2102は隣接して位置するプロップヘッドアセンブリ2200の間に設置することができ(図 72参照)、これにより内部の梁2102をプロップヘッドアセンブリ2200に設置することができる(必要な場合に)。
【0359】
図 54の実施形態では、内部の梁2102は、その反対端の間に伸びる縦のチャネル2114を含む。縦のチャネル2114は、内部の梁2102の端から端までの長さまで伸びており、内部の梁2102の外側に開いている。
【0360】
図54 および 図 63の実施形態では、 例えば縦のチャネル2114は別の内部の梁2102のフリーフローティングピン2108を受け止めることができる(図63参照)。これは、フリーフローティングピン2108が縦のチャネル2114に沿って動くことにより実現する。
【0361】
図54 および 図 68の実施形態では、縦のチャネル2114は、梁の端を支える軸受け2300の位置を決める機構を受け止めることができる(図68参照)。位置を決める機構は拡張タブなどとも呼ぶ。
【0362】
図54 および 図 72の実施形態では、例えば縦のチャネル2114は、プロップヘッドアセンブリ2200(図 72参照)のツメスロット2112 (図 55参照)を受け止めることができる。
【0363】
図 55 は、図 54の内部の梁2102に使用するプロップヘッドアセンブリ2200の実施形態の透視図である。
【0364】
図 55の実施形態では 、プロップヘッドアセンブリ2200は梁と作用する部材 2202を含む。梁と作用する部材 2202は、板または上部の板を含む。梁と作用する部材 2202は、内部の梁2102と相互に作用しうる。プロップヘッドアセンブリ2200は、プロップヘッドアセンブリ102(図 2 または 図 8参照)やプロップヘッドアセンブリ1104(図 31参照)を含むことに留意をいただきたい。
【0365】
図 55の実施形態では 、梁と作用する部材 2202は内部の梁と作用する機構2204を有する。内部の梁と作用する機構2204はプロップヘッドアセンブリ2200と内部の梁2102のある面(フリーフローティングピン2108など)を連携させる例えば、内部の梁と作用する機構2204はピンレシーバー2206を含む。ピンレシーバー2206は、板の表面やリリーフ機構2208上に形成されたピンの穴を含む。リリーフ機構2208は、板状のリリーフや丸型のリリーフ機構を含む。 リリーフ機構2208は梁と作用する部材 2202の外周縁により形成されることが望ましい。ピンレシーバー2206はリリーフ機構2208から間隔をあけて位置している。リリーフ機構2208は梁と作用する部材 2202の外周縁に沿って位置する。(フリーフローティングピン2108が位置して動くと)ピンレシーバー2206は、内部の梁2102のフリーフローティングピン2108(図 54)を受け止めることができる。(フリーフローティングピン2108が位置して動くと)リリーフ機構2208は、内部の梁2102のフリーフローティングピン2108の外周縁と接触する。
【0366】
図 55、 図 71 および 図 72の実施形態では、内部の梁2102が隣接するプロップヘッドアセンブリ2200にまたがる必要がある場合(図 71 および 図 72参照)、内部の梁と作用する機構2204は、内部の梁2102のフリーフローティングピン2108とプロップヘッドアセンブリ2200を結合させるために使用される。(内部の梁と作用する機構2204がフリーフローティングピン2108に位置すると)このようにして内部の梁2102はプロップヘッドアセンブリ2200としっかり結合される。内部の梁2102が、重力により適切な動きをするように設置した場合に、フリーフローティングピン2108が(重力により)ピンレシーバー2206に落下することが望ましい。内部の梁と作用する機構2204は、内部の梁2102のフリーフローティングピン2108とプロップヘッドアセンブリ2200を結合させることができる。
【0367】
図 55の実施形態では、プロップヘッドアセンブリ2200は、ツメ2210を含む。ツメ2210はプロップヘッドアセンブリ2200の下部から外向きおよび上向きにのびている。プロップヘッドアセンブリ2200が、互いに間隔をあけて90度の角度に位置している4つのツメ2210を含むことが望ましい。各ツメ2210は、(プロップヘッドアセンブリ2200が図に示すように設置されると)プロップヘッドアセンブリ2200から(上向きに)のびている。
【0368】
図 55の実施形態では、プロップヘッドアセンブリ2200は、プロップタブ 2211(プロップ結合機構とか拡張タブとも呼ぶ)を含む。プロップタブ 2211は、内部の梁2102と相互に作用できる( 図 54参照)ほか、内部の梁2102の側壁と接触している。
【0369】
図 56 および 図 57 は、 図 54の内部の梁2102を使用するための梁の端を支える軸受け2300の実施形態を示したものである。
【0370】
図 56の実施形態では、梁の端を支える軸受け2300は、梁構造2400の一部に設置できる(図 58、 図 59、 図 60、 図 67 および 図 68参照)梁の端を支える軸受け2300はプロップヘッドアセンブリ2200の一部にも設置できる(図 58、 図 59、 図 60、図 71参照)
【0371】
図 56の実施形態では、内部の梁2102は隣接する梁の端を支える軸受け2300まで伸ばす(横切る)ことができる。内部の梁2102が隣接する梁の端を支える軸受け2300を横切ると、作成済みのパネル 2500が内部の梁2102の表面に設置される。(図 71参照)作成済みのパネル 2500の隅が、それぞれの梁の端を支える軸受け2300に位置することが望ましい。
【0372】
図 56の実施形態では、梁の端を支える軸受け2300は梁の位置を決める機構2302を含む。梁の位置を決める機構2302は内部の梁2102に接続可能である。(内部の梁2102が重力によりフリーフローティングピン2108を下に引っ張るように位置すると)梁の位置を決める機構2302が、内部の梁2102のフリーフローティングピン2108の少なくとも一部を受け止めることができることがのぞましい。(梁の端を支える軸受け2300の)梁の位置を決める機構2302は板に形成された位置を決める穴を含む。位置を決める穴は内部の梁2102のフリーフローティングピン2108を受け止めることができる。
【0373】
図 56および 図 67の実施形態では、内部の梁2102が梁の端を支える軸受け2300を横切って設置される場合(図 67参照)、内部の梁2102のフリーフローティングピン2108の少なくとも一つが、梁の端を支える軸受け2300の梁の位置を決める機構2302に受け止められる。フリーフローティングピン2108は、梁の端を支える軸受け2300の梁の位置を決める機構2302に受け止められる(ように構成される)。梁の位置を決める機構2302が、梁の位置を決める機構2302の板に形成された位置決め用の穴の、少なくとも一つを含むことが望ましい。このようにして、内部の梁2102は梁の位置を決める機構2302にしっかりと位置することができ、(内部の梁2102の設置前に)内部の梁2102が裏表逆にひっくり返ることを防止することができる。例えば、内部の梁2102は垂直にのびる壁2904(単に壁ともいう)の溝2903を埋めるために使用することもできる。垂直にのびる壁2904は、内部の梁2102の長さに平行して設置することもできる( 図 67参照)。垂直にのびる壁2904の縦方向の長さは、内部の梁2102の縦方向の長さとは間隔がある。
【0374】
図 56の実施形態では、梁の端を支える軸受け2300は、位置を決める機構2304を含む。位置を決める機構2304は、例えばタブや、拡張タブなどを含む。位置を決める機構2304は内部の梁2102のチャネル2114の長さに収まるように構成される (図 54参照)。(内部の梁2102が梁の端を支える軸受け2300に設置されると)位置を決める機構2304は内部の梁2102に位置する。内部の梁2102が梁の端を支える軸受け2300に設置されると、位置を決める機構2304は、内部の梁2102の転倒を防ぐ。
【0375】
図 56 および 図 71の実施形態では、位置を決める機構2304は、既成のパネル2500の角が梁の端を支える軸受け2300に位置する必要がある場合に、既成のパネル2500を受け止めることができる(図 71参照)。
【0376】
図 57の実施形態では、梁の端を支える軸受け2300は転倒防止機構2306を含む。梁構造2400は内部の梁2102と相互に作用しうる(図 54参照)(梁の端を支える軸受け2300が設置されると)転倒防止機構2306は少なくとも垂直に設置されるプレートを一つ含む。任意でいくつかのプレートを転倒防止機構2306として使用することもできる。
【0377】
図 57 および 図 58の実施形態では、転倒防止機構2306はプロップヘッドアセンブリ2200と接続できる(ように構成される)(図 58参照)。(転倒防止機構2306がプロップヘッドアセンブリ2200に設置されると)転倒防止機構2306は転倒防止用の垂直に設置されるプレートを含みうる。転倒防止機構2306が第一のプレート2310とそのプレートから間隔をあけて設置される第二のプレート2312を含むことが理想的である(図 58参照)。(梁の端を支える軸受け2300とプロップヘッドアセンブリ2200が前述のように設置されると)転倒防止機構2306は、プロップヘッドアセンブリ2200に対して梁の端を支える軸受け2300が転倒することを防止する。転倒防止機構2306はプロップヘッドアセンブリ2200に対する梁の端を支える軸受け2300の位置決めを容易にする。
【0378】
図 58、 図 59 および 図 60 は、図 55のプロップヘッドアセンブリ2200を使用した、図 56 の梁の端を支える軸受け2300の実施形態の側面図(側面立体図)である。
【0379】
図 58の実施形態では、図 56 の梁の端を支える軸受け2300は、関連するプロップヘッドアセンブリ102および装置100( 図 1参照)や、プロップヘッドアセンブリ1104および装置1100( 図 31参照)、図 55のプロップヘッドアセンブリ2200などと共に使用されることにご留意をいただきたい。
【0380】
図 58の実施形態では、垂直の柱2201が設置される。垂直の柱2201は 図 58には記載していないがすでに説明したように、作業面に設置されることが望ましい。作業面は(一般的には)水平に整えられる。垂直の柱2201は、一旦作業面に設置されると静止した状態となることが望ましい。プロップヘッドアセンブリ2200は垂直の柱2201の上部にしっかりと設置される(垂直の柱2201が作業面にしっかりと固定されることが望ましい)。プロップヘッドアセンブリ2200が垂直の柱2201の上部にしっかりと設置されると、プロップヘッドアセンブリ2200は作業面から間隔を空ける。
【0381】
図 58の実施形態では、梁構造 2400は、プロップヘッドアセンブリ2200の(上部の)一部に設置される梁構造 2400は梁係合機構2402を含む。梁係合機構2402は、梁構造 2400の横側面から伸びる梁のピンなどを含む。梁係合機構2402はプロップヘッドアセンブリ2200の(上部の)一部に設置される(ように構成される)。梁係合機構2402がプロップヘッドアセンブリ2200の梁の位置を決める機構に接触すると、プロップヘッドアセンブリ2200と垂直の柱2201が共同で梁構造 2400の重さを(少なくともその一部を)支える。図に示すように、梁構造 2400は水平に設置されることが望ましい(傾きが0であることが理想である)( 図 58の実施形態参照)。梁構造 2400が設置されて回転(旋回もしくは傾斜)すると、梁構造 2400が傾いた状態になることが理解できるであろう。
【0382】
図 58の実施形態では、(梁の端を支える軸受け2300をプロップヘッドアセンブリ2200に設置すると)梁の端を支える軸受け2300はプロップヘッドアセンブリ2200の上部に位置し、それにより梁の端を支える軸受け2300がプロップヘッドアセンブリ2200から上に伸びるようになる。梁の端を支える軸受け2300は安全性を高めるためにプロップヘッドアセンブリ2200にしっかりと接続される。梁の端を支える軸受け2300は梁構造 2400の端部の隣接して位置する(梁構造 2400はプロップヘッドアセンブリ2200に位置する)。図 58の実施形態では、梁構造 2400は水平となる(傾きが0であることが理想である)。梁構造 2400が所定の値まで上むき( 図 59参照)もしくは下向きに傾斜( 図 60参照)できるように、梁構造 2400が回転できることが望ましい。所定の値は、(4)パーセントなど、最大許容値を含む。
【0383】
図 58の実施形態では、荷重2403(加えられた力とも呼ぶ)が梁の端を支える軸受け2300の一部にかかり、梁の端を支える軸受け2300の第一のプレート2310と第二のプレート2312が、荷重2403をプロップヘッドアセンブリ2200のツメ2210に伝える。この方法または設置方法により、第一のプレート2310と第二のプレート2312が、梁の端を支える軸受け2300の後部に荷重2403がかかることにより転倒することを防止する。またこの方法により、(A)プロップヘッドアセンブリ2200からのびる中心線と(B)荷重2403が梁の端を支える軸受け2300にかかる位置の離心率または距離2404により、梁の端を支える軸受け2300が転倒することを防止する。
【0384】
図 58の実施形態では、梁の端を支える軸受け2300はロックを受け止める機構2308を含む。ロックを受け止める機構2308は、梁の端を支える軸受け2300の一部(壁や側壁など)により形が決まるロックの穴を含むことが望ましいロックを受け止める機構2308はスナップロックスプリング装置(図には記載していない)を受け止めることができる。ロックを受け止める機構2308は、プロップヘッドアセンブリ2200のツメ2210が意図せずに脱落することのないように、梁の端を支える軸受け2300にしっかりと固定する必要がある場合に使用される。
【0385】
図 58の実施形態では、梁の端を支える軸受け2300は脱落防止機構2306を含む。脱落防止機構2306が第一のプレート2310とそのプレートと間隔をあけて位置する第二のプレート2312を備えていることがのぞましい。(梁の端を支える軸受け2300がプロップヘッドアセンブリ2200に設置されると)第一のプレート2310がプロップヘッドアセンブリ2200の第一の場所(ツメ2210の上部など)と接触する。(梁の端を支える軸受け2300がプロップヘッドアセンブリ2200に設置されると)第二のプレート2312がプロップヘッドアセンブリ2200の第二の場所(ベースのプレートの下部や拡張タブなど)と接触する。第二の場所はプロップヘッドアセンブリ2200の第一の場所からは間隔が空いている。(梁の端を支える軸受け2300がプロップヘッドアセンブリ2200に設置されると)第一のプレート2310と第二のプレート2312は梁の端を支える軸受け2300の水平方向の動きを防止する。第一のプレート2310と第二のプレート2312は、(梁の端を支える軸受け2300がプロップヘッドアセンブリ2200に設置されると)プロップヘッドアセンブリ2200に対して梁の端を支える軸受け2300が動く(転倒、回転、脱落など)ことを防ぐ
【0386】
図 58の実施形態では、梁の端を支える軸受け2300は分離機構2314を含む。分離機構2314は、成形部、傾斜脚延長部、アーム延長部などを含む。梁構造2400を傾いた形で設置する必要がある場合に(図 58参照)、分離機構2314は梁の端を支える軸受け2300と梁構造2400 を分離する(図 59 および 図 60参照)。梁構造2400が水平に対してプラスマイナス4%など、既定の範囲の傾きで設置されることをご理解いただきたい。
【0387】
図 59の実施形態では、 梁構造2400は上むきに傾いた状態(回転すると下向きに傾く状態)で設置される。(ピンが表面が曲面の梁の位置を決める機構に位置して、梁構造2400が回転した場合)梁係合機構2402(ピンとも呼ぶ)が プロップヘッドアセンブリ2200に対して梁構造2400が回転できるように表面が曲面(ピンの外表面曲面など)になっていることが望ましい。梁構造2400はプロップヘッドアセンブリ2200に位置した後、方向2407の方向に回転する。梁構造2400が方向2407の方向に回転すると、梁構造2400と梁の端を支える軸受け2300は互いに干渉することはない。梁構造2400が上むきに傾いた状態になるように、既定の角度で設置される。たとえば、既定の角度が水平に対して2.3度でも構わない。梁の端を支える軸受け2300は梁構造2400を(上方向にでも下方向にでも)傾けるためには必要ではないことに留意をいただきたい。梁構造2400を傾けて設置する場合には、梁の端を支える軸受け2300が梁構造2400ともに使用される。梁係合機構2402が梁構造2400の反対側(反対側の側壁)からのびる梁のピンを含むことが望ましい。梁係合機構2402が、梁構造2400の長さに沿ってのびる梁構造と垂直に整列する梁係合軸を有することが望ましい。梁係合機構2402が、梁構造2400の外側壁の表面に垂直になるように設置した、湾曲した表面を含むことが望ましい。(梁構造2400の回転が既定の傾斜角を超えて必要になる場合)梁構造2400の梁係合機構2402が、プロップヘッドアセンブリ2200のツメ2210に接触することが望ましい。ツメ2210には安全機構が備えられている。ツメ2210は、梁構造2400が(A)プロップヘッドアセンブリ2200から意図せずに外れることや、(B)プロップヘッドアセンブリ2200から脱落して下に落下することを防ぐ。(梁構造2400が回転もしくは傾斜が既定の条件や角度を超える場合)梁係合機構2402がプロップヘッドアセンブリ2200のツメ2210に接触することにご留意をいただきたい。梁係合機構2402とツメ2210が、梁構造2400が既定の回転の条件を超えることを防止することが望ましい。
【0388】
図 60の実施形態では、梁構造2400がプロップヘッドアセンブリ2200の上部に設置されて下向きに傾いている(または回転もしくは旋回している)。梁構造2400は方向2407の方向に下向きに回転する。梁構造2400が方向2407の方向に下向きに回転すると、梁構造2400と梁の端を支える軸受け2300は相互に干渉することはない。
【0389】
図 61 は、図 54の内部の梁2102の実施形態の透視図である。
【0390】
図 61の実施形態では、内部の梁2102は構造 2900の垂直の柱2902に位置する。
【0391】
図 61の実施形態では、望ましい実施形態として、構造 2900の床(コンクリートを注いだ床)を一時的に形成する目的で装置2100が使用されることに留意をいただきたい。(既成のパネル2500にコンクリートを注ぐなどして)床が形成されると、装置2100は新しく形成した床の上にさらに床を形成するために取り除かれて、取り替えられる。この方法では、装置2100が新しく形成された床に設置され、構造2900の新しく形成した床の上に、さらに新しい床を形成するために、構造2900が使用される。構造2900が図1の構造700と同様であることにご留意をいただきたい。
【0392】
図 61の実施形態では、内部の梁2102が構造 2900の垂直の柱2902の周辺に設置される(位置する)。構造 2900には建築する橋や建物などを含む垂直の柱2902には、支持構造、水平に整列させた表面、垂直に整列させた表面、床、エレベーターシャフトなどが含まれる。垂直の柱2902には中実材(中実壁など)や中空材(エレベーターシャフトなど)を含むことにご留意をいただきたい。(梁構造2400に隣接して位置すると)既成のパネル2500は梁構造2400に隣接して横断するように位置させることができる(ように構成できる)。既成のパネル2500は梁構造2400に隣接して設置され、隣接して位置する梁構造2400は、既成のパネル2500の重量を支える。
【0393】
図 61の実施形態では、場合によっては、既成のパネル2500は溝2903を覆うためのサイズに適していない場合がある。例えば、溝2903は(A)既成のパネル2500の外縁(周辺縁)と(B)垂直の柱2902の外壁から形成される。溝2903の別の既成のパネル2500では設置できないように、溝2903はサイズが決められている(それにより構造 2900の床の形成のためにコンクリートをその上に注いて床表面を形成する)。この場合、内部の梁2102は、溝2903を埋めるための既成のパネル2500を使用する目的で使用することができる(溝2903は既成のパネル2500その上に配置しても埋めることも覆うこともできないため)。
【0394】
図 61 および 図 67の実施形態では、既成のパネル2500は、建築要素間で形成される溝2903を覆う目的で設置することができないサイズになっていることにご留意をいただきたい。例えば、溝2903は垂直の柱2902(図 61参照)や、垂直の壁2904(図 67参照)によって形成されうる。
【0395】
図 61の実施形態では、 床の要素2502は溝2903を埋めるために使用できる。例えば、床の要素2502は構造2900の垂直の柱2902の周辺に位置する溝2903を、少なくとも一部は埋める(覆う)ために使用できる。床の要素2502は、ゆるいフィラー合板片などを使用できる。床の要素2502は、内部の梁2102などの建築要素から形成されるネットワーク上に配置される。
【0396】
図 61の実施形態では、 内部の梁2102は隣接して設置される梁構造2400の間に横たわるように設置することができる。内部の梁2102のフリーフローティングピン2108は、他の内部の梁2102や建築要素(梁構造2400など)に位置するピンの互換機能と相互に作用(結合)することができる。内部の梁2102のフリーフローティングピン2108は、他の内部の梁2102や建築要素に位置するピンの互換機能に(重力などにより)落下する場合がある。内部の梁2102のフリーフローティングピン2108は、他の内部の梁2102や建築要素に位置するピンの互換機能に隣接することも可能である。
【0397】
図 62は、図 54の内部の梁2102の実施形態の側面図(立体側面図)である。
【0398】
図 62の実施形態では、内部の梁2102と梁構造2400と相互に作用(結合、接続)できる。内部の梁2102は、隣接する梁構造2400の間に(横切るように)のびる。梁構造2400は、一切の主たる梁(大黒柱)や大梁などを含む。内部の梁2102の端部は、梁構造2400の上部(ラック2406など)に設置される。あるいは、内部の梁2102の梁構造2400のラック2406の長さに沿って設置されても良い。
【0399】
図 62の実施形態では、ラック2406は梁構造2400の上部表面と接続することができる(ように構成される)。ラック2406は押し出し加工などで形成されたプラスチック材などが含まれる。ラック2406には(A)フレーム係合装置954(図 3参照)や(B)第一の梁アバットメント機構1108A(図 31参照)(の少なくとも一部)を含む。(内部の梁2102の)フリーフローティングピン2108が梁構造2400のラック2406に物理的に触れることにより、フリーフローティングピン2108が上に上がるピンスリーブ2110は動くことができ、内部の梁2102の上部内側の端に接触できる。この上部内側の端は、フリーフローティングピン2108の上に上がる動きを制限(止める)する。ピンスリーブ2110は、2つの内部的な制限の間で動く(スライド式に動く。重力によることが望ましい)ことができる。この2つの内部的な制限は、内部の梁2102の内部のキャビティが提供するものである。
【0400】
図 62の実施形態では、内部の梁2102の内部に位置するフリーフローティングピン2108は、動きを干渉するものがなくなることから、(重力で)(規定の範囲で)下に下がる。(フリーフローティングピン2108の内側に位置する)ピンスリーブ2110は内部の梁2102の下部の内側に接触する。内部の梁2102の下部内側の端は、フリーフローティングピン2108が下に下がる動きを制限する。ピンスリーブ2110は、内部の梁2102の内部のキャビティが提供する、動きを制限するための隙間の間で動くことができる(ように構成される。スライド式に動き、重力で動くことが望ましい)。
【0401】
図 62の実施形態では、内部の梁2102の内部に位置するフリーフローティングピン2108は、内部の梁2102の左右への動きなどを制限する(ように構成される)。内部の梁2102の内部に位置するフリーフローティングピン2108(図 62には示していないが、フリーフローティングピン2108は内部の梁2102の反対端に位置している)は、隣接する梁構造2400の間に横方向に内部の梁2102を設置するために使用される。この時、左右の動きは(許容範囲内で)可能であることに留意をいただきたい。内部の梁2102の内部に位置するフリーフローティングピン2108は、梁構造2400(ラック2406など)に十分接触して、内部の梁2102の左右の動きを制限することができる。
【0402】
図 63 は、図 54の内部の梁2102の実施形態の透視図である。
【0403】
図 63の実施形態では、内部の梁2102は梁構造2400と相互に作用しうる(ように構成される)。内部の梁2102は構造2900の垂直の柱2902付近に位置する。
【0404】
図 63の実施形態では、梁構造2400Aと梁構造2400Bが隣接して位置しており、互いに平行に並んでいる。また、内部の梁2102Aと内部の梁2102Bも隣接して位置しており、互いに平行に並んでいる。隣接して位置する内部の梁2102Aと内部の梁2102Bは、隣接して位置する梁構造2400Aと梁構造2400Bの上に設置または位置する。内部の梁2102Aは、梁構造2400Aと梁構造2400Bを横切る。内部の梁2102Bも、梁構造2400Aと梁構造2400Bを横切る。間隔をあけて位置する内部の梁2102Aと内部の梁2102Bの縦のチャネル2114は、上向きに設置される(内部の梁2102Aと内部の梁2102Bがこの向きに設置された場合)。梁構造2400Aのフリーフローティングピンは、梁構造2400Aおよび梁構造2400Bと接続する。梁構造2400Bのフリーフローティングピンも、梁構造2400Aおよび梁構造2400Bと接続する。
【0405】
図 63の実施形態では、内部の梁2102Cは交差する内部の梁とも呼ぶ。内部の梁2102Cは、間隔をあけて位置する内部の梁2102Aと内部の梁2102Bを横切るように設置される。内部の梁2102Cの縦のチャネル2114は、上向きに設置される(内部の梁2102Cがこの向きに設置された場合)。間隔をあけて位置する内部の梁2102Aと内部の梁2102Bの縦のチャネル2114は、内部の梁2102Cのフリーフローティングピン 2108をそれぞれ受け止める(ように構成される)。
【0406】
図 64は、図 63の内部の梁2102Cの実施形態の透視図(拡大透視図)である。
【0407】
図 64の実施形態では、内部の梁2102Cは隣接する内部の梁2102B(隣接する内部の梁とも呼ぶ)と相互に作用しうる。隣接する内部の梁2102Bは、梁構造2400Aと相互に作用しうる(図63参照)。
【0408】
図 64の実施形態では、(内部の梁2102C上部の)フリーフローティングピン 2108は、下に位置する内部の梁2102Bの縦のチャネル2114に挿入される(これによりフリーフローティングピン 2108は上部に位置する内部の梁2102Cと下に位置する内部の梁2102Bを接続する)。上部に位置する内部の梁2102Cは、下にある内部の梁2102Bの縦のチャネル2114に沿ってスライドして接続することもできる。上部に位置する内部の梁2102Cは直線方向2120に沿ってスライドする(図64参照)。(上部に位置する内部の梁2102Cの)フリーフローティングピン 2108は、(フリーフローティングピン 2108が上部に位置する内部の梁2102Cと下に位置する内部の梁2102Bを接続すると)制限の範囲内で内部の梁2102Cを回転を許容する。その一方で内部の梁2102Cは直線方向2120に沿って(前後に)スライドする
【0409】
図 65 および 図 66 は、 図 56の梁の端を支える軸受け2300の実施形態の透視図である。
【0410】
図 65 および 図 66の実施形態では、梁の端を支える軸受け2300は、プロップヘッドアセンブリ2200(図 66参照)に位置する。
【0411】
図 65の実施形態では 梁の端を支える軸受け2300は、位置を決める機構2316を含む。位置を決める機構2316は例えば、ノッチや開口部などが含まれる。
【0412】
図 65 および 図 66の実施形態では、位置を決める機構2316( 図 65参照)は大梁2401の位置を、梁構造2400に対して正しい角度にする。これは、(A)大梁2401と梁構造2400がプロップヘッドアセンブリ2200に設置され、(B)梁の端を支える軸受け2300がプロップヘッドアセンブリ2200に設置されることにより実現する。位置を決める機構2316( 図 65参照)が、大梁2401がプロップヘッドアセンブリ2200の梁構造2400を確実に横切るようにすることが望ましい(プロップヘッドアセンブリ2200に梁の端を支える軸受け2300を設置する場合)。
【0413】
図 67 は、図 54の内部の梁2102の実施形態の透視図である。
【0414】
図 67の実施形態では、内部の梁2102の端部は、図56の梁の端を支える軸受け2300に位置する。梁の端を支える軸受け2300は、プロップヘッドアセンブリ2200の上部に位置する。内部の梁2102は構造2900の垂直の柱2902付近に位置する。
【0415】
図 67の実施形態では、内部の梁2102は、既成のパネルが溝2903を覆うことができない場合に、使用(設置)することができる。溝2903は垂直の柱付近に位置する。例えば、溝2903は内部の梁2102の横の端と、垂直の柱2904の縦の端の間に位置する。垂直の柱2904は、内部の梁2102に平行に整列している。床の要素2502は内部の梁2102に(少なくとも一部が)位置している。(床の要素2502が内部の梁2102に位置すると)床の要素2502は垂直の柱2904に向かって伸びている例えば、床の要素2502を内部の梁2102のコネクションストリップ2106に釘で留めることにより、床の要素2502は所定の位置に固定できる。
【0416】
図 67の実施形態では、内部の梁2102は、隣接する梁の端を支える軸受け2300の上部の間を横切るように設置される。隣接する梁の端を支える軸受け2300は、プロップヘッドアセンブリ2200にそれぞれ位置する。
【0417】
図 67の実施形態では、一時的な支持2901は、垂直の柱2904に隣接する位置で、床の要素2502の片側に設置されて支える。その一方で床の要素2502の別の側は内部の梁2102によって(少なくとも一部が)支えられる。床の要素2502の表面で床が形成されると、一時的な支持2901は取り除かれて、別の新しい床の形成のために再度設置される。この実施形態では、床の要素2502の表面で床が形成され、新しい床が安全に使用できるようになると、床の要素2502は取り除かれて、別の新しい床の形成のために再度設置される。
【0418】
図 68 は、図 67の内部の梁2102の実施形態の拡大透視図である。
【0419】
図 68の実施形態では、内部の梁2102のフリーフローティングピン 2108は、隣接する梁の端を支える軸受け2300の梁の位置を決める機構2302と接続する。内部の梁2102が隣接して位置する梁の端を支える軸受け2300にしっかりと接続される(これにより転倒や意図しない動きを防止する)。内部の梁2102のフリーフローティングピン 2108が重力により落ちて、梁の端を支える軸受け2300の梁の位置を決める機構2302に落ちることが望ましい。梁の位置を決める機構2302は、梁の端を支える軸受け2300のプレート状に形成される穴などが含まれる。内部の梁2102の縦のチャネル2114は、梁の端を支える軸受け2300の位置を決める機構2304と接続する。位置を決める機構2304は、(内部の梁2102が設置されていれば)内部の梁2102の縦のチャネル2114までのびる拡張タブが含まれることが望ましい。
【0420】
図 69 および 図 70は、図 54の内部の梁2102の実施形態の透視図 (図 69)および側面図 (図 70)である。
【0421】
図 70 は、図 69の拡大側面図である。
【0422】
図 69の実施形態では、内部の梁2102は梁構造2400の上部表面の長さに沿って位置する。内部の梁2102は構造2900の垂直の壁2904付近に位置する。内部の梁2102と梁構造2400は、垂直の壁2904に対して整列している。
【0423】
図 69の実施形態では、床の要素2502の片側は、内部の梁2102の上部表面に位置する。床の要素2502の片側が、内部の梁2102のコネクションストリップにしっかりと固定(釘などで)されていることが望ましい。内部の梁2102は梁構造2400のラック2406に全体が乗っている。(内部の梁2102が梁構造2400に設置されると)内部の梁2102は、互いに平行に、間隔をあけて、同軸上に整列している。(本事例では)梁構造2400が内部の梁2102の重さをすべて受け止めることが理想である。
【0424】
図 70の実施形態では、 図 70は図 69の拡大側面図である。 内部の梁2102は、第一の細長い部分2103が、第二の細長い部分2105の第二の側面のプロファイルに対して、軸外に位置する第一の側面のプロファイルを有するように構成される。内部の梁2102は、全体的に非対称の側面のプロファイル(非対称の形の側面のプロファイルともいう)を形成する。非対称の形の側面のプロファイルは、第一の側面のプロファイルと隣接する第二の側面のプロファイルの複合を含む。第一の細長い部分2103と第二の細長い部分2105は押出成形されることが望ましい。内部の梁2102の非対称の形の側面のプロファイルは、ラック2406上部に内部の梁2102が位置することを可能にする。反対側に位置する部分は、耳の部分などとも呼ばれる。内部の梁2102の非対称の形の側面のプロファイルはまた、既成のパネルの外縁に対して内部の梁2102が位置することを可能にする。この方法によれば、内部の梁2102の非対称の形の側面のプロファイルは、内部の梁2102の側面のプロファイルが、ラック2406や既成のパネル2500に合うことを可能にする(内部の梁2102や周辺の建築要素による相互干渉がないことが望ましい)。
【0425】
図 71および 図 72 は、 図 54の内部の梁2102の実施形態の透視図 (図 71)および拡大透視図(図 72)である。図 72は図 71の拡大側面図である。
【0426】
図 71の実施形態では、内部の梁2102は、図 55のプロップヘッドアセンブリ2200に位置する。内部の梁2102は、(A)内部の梁2102がプロップヘッドアセンブリ2200に位置する必要がある場合、(B)溝2903を埋めるか、覆う必要がある場合に使用される。溝2903は、既成のパネル2500と垂直の壁2904の間に形成される。
【0427】
図 71の実施形態では、既成のパネル2500の直線側は、間隔をあけて設置している梁の端を支える軸受け2300を横切る形で設置される。既成のパネル2500の一対の角も、間隔をあけて設置している梁の端を支える軸受け2300を横切る形で設置される。既成のパネル2500の反対側の直線側は、プロップヘッドアセンブリ2200を横切る形で設置される。既成のパネル2500の一対の角は、間隔をあけて設置しているプロップヘッドアセンブリ2200に位置する。内部の梁2102は、間隔をあけて設置しているプロップヘッドアセンブリ2200を横切る形で設置される。内部の梁2102は、既成のパネル2500の反対側の直線側の周囲に位置する。内部の梁2102は、既成のパネル2500の反対側の直線側と平行に整列する。溝2903は、既成のパネル2500の周辺に隣接して形成または位置する。既成のパネル2500が溝2903を埋めることができない場合、(A)内部の梁2102を設置できる(プロップヘッドアセンブリ2200を横切る形で)(B)床の要素2502が内部の梁2102の上部表面に位置して溝2903を埋めることができる。床の要素2502が内部の梁2102から垂直の壁2904まで伸びると、床の要素2502が溝2903を埋めるために位置する。床の要素2502は(必要に応じて追加措置として)内部の梁2102のコネクションストリップ2016に固定しても良い。
【0428】
図 72の実施形態では、図 72は 図 71の拡大図である。内部の梁2102のツメスロット2112は、プロップヘッドアセンブリ2200のツメスロット2110を受け止める。この方法により、内部の梁2102がプロップヘッドアセンブリ2200と結合する。内部の梁2102の縦のチャネル2114は、プロップヘッドアセンブリ2200のツメスロット2110を受け止めることができる。内部の梁2102のフリーフローティングピン 2108は、プロップヘッドアセンブリ2200のピンレシーバー2206が受け止める。内部の梁2102のフリーフローティングピン 2108が、重力によりプロップヘッドアセンブリ2200のピンレシーバー2206に落ちることが望ましい。
【0429】
図 72の実施形態では、内部の梁2102を隣接して設置するプロップヘッドアセンブリ2200の間に設置する必要がある場合、最も外側のフリーフローティングピン2108は、各プロップヘッドアセンブリ2200のそれぞれのピンレシーバー2206に挿入される。最も外側のフリーフローティングピン2108は、内部の梁2102と反対側に位置する。(内部の梁2102と反対側に位置する)最も内側のフリーフローティングピン2108は、(内部の梁2102がプロップヘッドアセンブリ2200のそれぞれのプレート上に設置されると)プロップヘッドアセンブリ2200のプレートをクリアする。
【0430】
図 72の実施形態では、内部の梁2102を隣接して設置するプロップヘッドアセンブリ2200の間に設置する必要がある場合、プロップヘッドアセンブリ2200の各ツメ2210の上部が内部の梁2102のツメスロット2112に収まる。この方法では、内部の梁2102が(プロップヘッドアセンブリ2200に対して)横方向に動いて転倒することを防止できる。内部の梁2102の非対称の形の側面のプロファイルは、プロップヘッドアセンブリ2200と隣接して位置する既成のパネル2500の上部の空間に、干渉されることなく収まることを可能にする。(内部の梁2102がプロップヘッドアセンブリ2200に設置されると)内部の梁2102の非対称の形の側面のプロファイルは、既成のパネル2500の外縁をクリアする。
【0431】
図 73は、パネルフレームアセンブリ2501の透視図(等角投影図)である。 パネルフレームアセンブリ2501は(必要に応じて) 図 54の内部の梁2102と共に使用できることにご留意をいただきたい。
【0432】
図 73の実施形態では、パネルフレームアセンブリ2501は、(A)コンクリートスレーブ950(図1参照)、(B)第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110A(図33参照)、(C)既成のパネル2500(図61参照)の形成のために使用されることが望ましい。コンクリートスレーブ950(図1参照)、第一のコンクリートスレーブフレームアセンブリ1110A(図33参照)、既成のパネル2500(図61参照)は同等のものであることに留意をいただきたい。パネルフレームアセンブリ2501は、その内部の視認性のために、上部のパネルを外した状態で描かれている。上部のパネルは、合板層などの素材が含まれる。上部のパネルは、パネルフレームアセンブリ2501の上部に位置する。パネルフレームアセンブリ2501は、コーナーの補強2504(内部のコーナーの補強とも呼ぶ)を含む。コーナーの補強2504は、パネルフレームアセンブリ2501のそれぞれのコーナーに位置する。コーナーの補強2504が、二つのパネルが結合する90度の角度に合うL字型のブラケットを含むことが望ましい。パネルフレームアセンブリ2501は、長方形のフレームを形成する相互に接続可能な部品を含む。この時、長方形の両側にまたがる対傾構を使用する。パネルフレームアセンブリ2501の建築要素は、アルミ合金もしくはそれと同等のものから構成されることが望ましい。パネルフレームアセンブリ2501は、その長さに沿って伸びる周囲の壁2506を含む。
【0433】
図 74 は、図73のパネルフレームアセンブリ2501の周囲の壁2506の断面図である。この断面図は、図73のパネルフレームアセンブリ2501の周囲の壁2506の断面線A-Aに沿っている。
【0434】
図 74の実施形態では、パネルフレームアセンブリ2501の周囲の壁2506を有する。周囲の壁2506は境界のレールなどとも呼ばれる。周囲の壁2506は、押し出し成形により形成してもよく、またアルミなどの合金や、軽量の材料で構成しても良い。周囲の壁2506は、互いに向かい合った開口部を有する向かい合った壁のチャネル2508を形成する。向かい合った壁のチャネル2508は、コーナーの補強2504の外側の端を受け止めるように構成される。コーナーの補強2504の刃の部分は(図75参照)、周囲の壁2506の向かい合った壁のチャネル2508を受け止めることができる。コーナーの補強2504の刃の部分が向かい合った壁のチャネル2508を受け止めると、コーナーの補強2504はパネルフレームアセンブリ2501の周囲の壁2506に固定または取り付けられるようになる。
【0435】
図 75は、図73のパネルフレームアセンブリ2501の分解図である。
【0436】
図 75の実施形態では、パネル2516は、複合材や合板材や、それと同等のものを含む。パネル2516は厚さが12ミリ程度あることが望ましい。パネル2516は、パネルフレームアセンブリ2501の上部に位置する。パネル2516は、パネルフレームアセンブリ2501の上部にしっかりと固定される。
【0437】
図 75の実施形態では、パネル2516の厚さが10ミリ程度の場合、パネル2516はスペーサー要素2507を使用して収容する(つまりパネルフレームアセンブリ2501にフィットするようになる)。スペーサー要素2507はパネル2516(厚さが10ミリ程度)とパネルフレームアセンブリ2501の上部の間に位置する。スペーサー要素2507はプラスチック、木、金属、これと同等の素材を含む。スペーサー要素2507はパネルフレームアセンブリ2501の周囲の壁2506や、中間の壁2510の上部に位置もしくは接続(スナップフィットが望ましい)される。中間の壁2510は、単に壁とか、レールとか、押出成形壁とか、押出成形レールなどとも呼ぶ。スペーサー要素2507がパネルフレームアセンブリ2501の周囲の壁2506上部にスナップフィットすることが望ましい。
【0438】
図 76 および 図 77 は、図75のパネルフレームアセンブリ2501の断面図である。
【0439】
図 76 は、図75のパネルフレームアセンブリ2501の周囲の壁2506の断面図である(この断面図は図75のパネルフレームアセンブリ2501の周囲の壁2506の断面線B-Bに沿っている)。図 77 は、図75のパネルフレームアセンブリ2501の中間の壁2510の断面図である(この断面図は図75のパネルフレームアセンブリ2501の中間の壁2510の断面線C-Cに沿っている)。
【0440】
図 76の実施形態では、スペーサー要素2507は周囲のスペーサー要素2512を含む。周囲のスペーサー要素2512は、スナップインプラスチックスペーサーや、これと同等のものを含む。周囲のスペーサー要素2512は、パネルフレームアセンブリ2501の周囲の壁2506の上部に接続できる。
【0441】
図 77の実施形態では、スペーサー要素2507は中間のスペーサー要素2514を含む。中間のスペーサー要素2514は、スナップインプラスチックスペーサーや、これと同等のものを含む。中間のスペーサー要素2514は、パネルフレームアセンブリ2501の中間の壁2510上部に接続できる。
【0442】
図 78、 図 79 および 図 80 は、梁構造2400の梁の安全機能2600の実施形態の透視図(図 78 および 図 79)と側面図(図 80) である。
【0443】
図 78の実施形態では、梁構造2400の梁の安全機能2600の組み合わせは、(任意で)例えば図54の内部の梁2102に使用される。
【0444】
図 78の実施形態では、梁構造は、たとえば主たる梁や大梁や、それと同等のものを含む。梁構造2400は梁の安全機能2600を含む。梁の安全機能2600は、梁構造2400の下部に沿って位置する。梁の安全機能2600は、梁構造2400の上部から間隔をあけて設置される(例えば、梁構造2400の上部がラック2406を受け止める)。梁の安全機能2600が梁構造2400に形成されたスルーホール2602を含むことが望ましい。スルーホール2602は、梁構造2400の反対側の側壁と梁構造2400の外側の間に伸びる。梁の安全機能2600は梁構造2400の壁もしくは垂直の側壁を貫通するように形成されたスルーホール2602を含む。梁の安全機能2600が一連のスルーホール2602(直線上に配置されたスルーホール)を有することが望ましい。一連のスルーホール2602は、梁構造2400の下部(と、梁構造2400の反対端との間)に沿って伸びている。一連のスルーホール2602は、梁構造2400の反対側の壁を貫通する形で形成される。一連のスルーホール2602は、梁構造2400の(底部の)水平の長さに沿って形成される。
【0445】
図 78の実施形態では、 梁の安全機能2600は安全ピン2604(スナップロックピンとも呼ぶ)を受け止めるように構成される。梁の安全機能2600はプロップヘッドアセンブリ2200のツメ2210と梁構造2400を通して、安全ピン2604の係号を容易にする。この方法により、梁の安全機能2600はプロップヘッドアセンブリ2200のツメ2210と梁構造2400を任意にロックできる。例えば、梁構造2400の端部で、梁の安全機能2600をプロップヘッドアセンブリ2200のツメ2210と梁構造2400を任意にロックできる。梁の安全機能2600は、梁構造2400を梁構造の下に位置するプロップヘッドアセンブリ2200にしっかりと係号する。
【0446】
図 79の実施形態では、梁の安全機能2600は、適した形のハンガーサポートブラケット2606を受け止めて支えるように構成される。スルーホール2602は、スルーホール2602で受け止めるピンから、ハンガーサポートブラケット2606を受け止めて支えるように構成される。スルーホール2602は、ハンガーサポートブラケット2606とそれぞれのスルーホールを任意に接続するために、それぞれのピンを受け止めるように構成される。ハンガーサポートブラケット2606は、例えば吊り下げられた梁構造2410の重さなどの重量を支える。例えば、吊り下げられた梁構造2410は、整列した梁構造2410に対した90度で設置することができる。ハンガーサポートブラケット2606は、(任意で)コンクリートの梁のキャスティングや、コンクリートスレーブの厚みのキャスティングに使用することもできる。
【0447】
図 80の実施形態では、梁の安全機能2600は、クランプアセンブリ2608を含む。クランプアセンブリ2608は、ハンガーサポートブラケット2606を梁構造2400の側壁に接続する。
【0448】
図 81は、梁構造2400の実施形態の側面図である。
【0449】
図 81の実施形態では、 梁構造2400は、梁構造2400の一つが別の梁構造2400の上に垂直に積み上げられた形になるように構成される。垂直に積み上げられた形により梁構造2400を工事現場に移送することを可能にする。梁構造2400は、梁構造2400の水平面で反対側の壁から伸びる、反対側のフランジ2412を含む。横軸2413は梁構造2400の左右に伸びている。梁構造2400が垂直に積み重ねられた形になると、それぞれの横軸2413は互いに平行になるように設置される。
【0450】
節(CLAUSES) (内部の梁や建築要素に関するもの)
【0451】
以下の節(clauses)は、装置例のより詳細な説明のためのものである。以下の節(clauses)のいくつかは、 (D)本申請に記載されているかされていないかに関わらず、 (A) 別の節(clauses)や、 (B) その一部と組み合わされて、また(C) 順列を組み合わせて使用される。以下の節(clauses)は、他の節(clauses)と組み合わせ、もしくはそのままで使用できるものとする。
節(clauses)(1):内部の梁2102で、床の要素2520、プロップヘッドアセンブリ2200、梁の端を支える軸受け2300、梁構造2400などの建築要素の少なくとも一つを有するもの。
節(clauses) (2):節(clauses)(1)の装置で、内部の梁2102が以下を含むもの:反対側の細長い側面、反対側の側面に位置する梁を支える面2104、互いに反対をむいている梁を支える面2104、床の要素2502を支える梁を支える面2104。
節(clauses)(3): 節(clauses)(1)の装置で 内部の梁2102が隣接して位置する梁構造2400の間にのびるもの。
節(clauses) (4): 節(clauses)(1)の装置で、内部の梁2102が(A)隣接する内部の梁2102、(B)隣接する梁の端を支える軸受け2300、(C)隣接するプロップヘッドアセンブリの、少なくとも一部の間をのびるもの
節(clauses) (5): 節(clauses)(1)の装置で、内部の梁2102が梁構造2400の上部表面に位置(設置)するもの
節(clauses) (6): 節(clauses)(1)の装置で、内部の梁2102がコネクションストリップ2106、第一の細長い部分2103、第二の細長い部分2105を含むもので、(A)内部の梁2102が、第一の細長い部分2103の上に第二の細長い部分2105が設置されるように配置されるもの、および(B)内部の梁2102が、第二の細長い部分2105の上に第一の細長い部分2103が設置されるように配置されるもの。
節(clauses) (7): 節(clauses)(1)の装置で、内部の梁2102がフリーフローティングピン2108を含むもの。
節(clauses) (8): 節(clauses)(1)の装置で、内部の梁2102が、フリーフローティングピン2108の外径よりも大きい外径を有するピンスリーブ2110を有するフリーフローティングピン2108を含むもの(ピンスリーブ2110はフリーフローティングピン2108の反対端の中央に位置する)。
節(clauses) (9): 節(clauses)(1)の装置で、内部の梁2102が、プロップヘッドアセンブリ2200のツメ2210を受け止めるサイズのツメスロット2112を含むもの。
節(clauses) (10): 節(clauses)(1)の装置で、内部の梁2102が、内部の梁2102の反対の端部の間にのびる縦のチャネル2114を有し、また別の内部の梁2102のフリーフローティングピン2108を受け止めるサイズの縦のチャネル2114を含むもの。
節(clauses) (11): 節(clauses)(1)の装置で、内部の梁2102が、梁の端を支える軸受け2300の位置を決める機構2304を受け止めるサイズの縦のチャネル2114を有するもの。
節(clauses) (12): 内部の梁2102と相互に作用しうる内部の梁と作用する機構2204を有するプロップヘッドアセンブリ2200からなる装置
節(clauses)(13):(A)梁構造2400、(B)プロップヘッドアセンブリ2200に設置可能な梁の端を支える軸受け2300からなる装置
【0452】
節(clauses)(14): 内部の梁2102と相互に作用しうる梁構造2400からなる装置。
節(clauses) (15):梁の安全機能2600を有する梁構造2400で、梁の安全機能2600が梁構造2400の下部に沿って位置しうるもの。
節(clauses) (16):梁構造2400とともに使用できる(ように構成される)パネルフレームアセンブリ2501からなる装置。
節(clauses) (17):内部の梁2102とともに使用できる(ように構成される)パネルフレームアセンブリ2501からなる装置。
節(clauses) (18): 既成のパネル2500とともに使用できる(ように構成される)パネルフレームアセンブリ2501からなる装置。
節(clauses) (19): パネルフレームアセンブリ2501を含む既成のパネル2500。
節(clauses) (20):梁構造2400の梁の安全機能2600からなる装置。
節(clauses) (21): 梁の安全機能2600を有する梁構造2400からなる装置。
節(clauses) (22):梁構造2400の一つが別の梁構造2400の上に垂直に積み上げられた形になるように構成することができる梁構造2400からなる装置。
節(clauses) (23): 上記の節(clauses)の一つ、または複数の要素を持つ構造(建物や橋など)からなる装置。
節(clauses) (24): 内部の梁2102が床の要素2502を支えるもので、その床の要素2502が建築要素と建築機能(壁など)の間に形成される溝の上にのびるもの。
【0453】
要約 (内部の梁や建築要素に関するもの)
【0454】
本装置は建築要素に関するものである。図 54 から 図 81の実施形態で示してあるとおり、本建築要素には、(A)内部の梁、(B)プロップヘッドアセンブリ(C)梁の端を支える軸受け(D)梁構造(E)作成済みのパネル(F)パネルフレームアセンブリ(G)梁の安全機能(H)以上の項目の一つまたは複数を備える建造物(例、建物や橋など)を含むが、これに限るものではない。
【0455】
すべての詳細な説明の結論
【0456】
以下の説明は実施形態の詳細な説明であり、(詳細な説明や、要約や、特許請求の範囲に記載した)一つまたはそれ以上の技術的特徴については、(詳細な説明や、要約や、特許請求の範囲に記載した)別の技術的な特徴と組み合わせて使用することも可能である。特許請求の範囲に記載する請求は、特に明記のない限りオープンエンドである。また特に明記のない限り、この明細書で使用する用語は、当業者が同等の機能を有すると認識できる範囲の同等のもの含んでいると解釈するべきである。例えば、垂直という言葉は、必ずしも90度に限定するものではなく、当業者が同等の機能を有すると認識できる範囲のバリエーションも含まれる。「およそ」や「実質的に」という用語は、一般的に性質や、位置や、構成に関するものであり、発明を物理的に変更しない範囲において、性質や、位置や、構成そのもの、もしくはそれに近いものを意味している。同様に、文脈上明らかでない限り、数値については、発明を物理的に変更するものでない限り、業者が同等の機能を有すると認識できる範囲を含むものと解釈するべきである。詳細な説明や図が、(明示的にも本質的にも)装置の実施形態を示していることに留意をいただきたい。本装置は、詳細な説明で示す技術的な特徴を組み合わせたり、順番に使用することを含むものであり、これは特定の技術的な目的や機能を満たすために必要である場合や、望ましい場合がある。可能かつ適切な場合には、装置の任意の一つまたは複数の技術的な特徴を、他の一つまたは複数の技術的な特徴と組み合わせることも可能である。当業者であれば、各実施形態の技術的な特徴は、上記では明示的に述べていない場合でも、他の実施形態でも実装可能であると理解できることに留意をいただきたい。また、当業者であれば、製造のための仕様を満たすための調整のために装置の構成について異なる方法があると理解できることや、それが依然として請求の範囲に留まるものであることに留意をいただきたい。ここで記載する詳細は、最も良い形の実施形態を提供して、当業者が本実施形態を製作して使用できるようにするものである。特許の範囲は、特許請求の範囲によって定義づけられる。ここで記載する詳細や図は、特許請求の範囲を理解する手助けになるはずである。開示した重要な点については本文書に記載してあるとお考えいただきたい。本文書における「含む」という言葉は、「構成される」という言葉と同様の意味であり、どちらの言葉もアセンブリや、建築要素や、パーツなどに使用されることに留意をいただきたい。「構成される」という言葉は、「含む」とか、「含まれる」とか、「特徴付けられる」という意味と同様であり、それ以外の要素や手法を除外する意味ではなく、制限のない、包括的なものである。構成される、という言葉は「オープン」であり、記載していない要素や追加の技術的な要素を網羅している。本請求で使用される「構成される」という言葉は、本発明の技術的な特徴を示すための言葉である。上記は非限定的な実施形態(の例)を示したものである。本説明は特定の、しかし非限定の実施形態(の例)を示すものである。ここで示す非限定の実施形態は、例としてあげているに過ぎないことに留意をいただきたい。
図A
図B
図C
図D
図E
図F
図G
図H
図I
図J
図K
図L
図M
図N
図O
図P
図Q
図R
図S
図T
図U
図V
図W
図X
図Y
図Z
図ZA
図ZB
図ZC
図ZD
図ZE
図ZF
図ZG
図ZH
図ZI
図ZJ
図ZK
図ZL
図ZM
図ZN
図ZO
図ZP
図ZQ
図ZR
図ZS
図ZT
図ZU
図ZV
図ZW
図ZX
図ZY
図ZZ
図ZZA
【国際調査報告】