(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
本発明は、ピラゾリル基を含む三環式誘導体、その製造方法及び使用に関する。特に、本発明は、一般式(I)で表される化合物、その製造方法及び該化合物を含む医薬組成物、並びに、そのERK(MAPK)阻害剤のようなプロテアーゼとしての、癌、骨疾患、炎症性疾患、免疫疾患、神経系疾患、代謝性疾患、呼吸性疾患及び心臓病の治療における使用に関し、ここで、一般式(I)における各置換基の定義は、明細書での定義と同じである。
治療有効量の請求項1〜15のいずれか一項に記載の一般式(I)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩、及び1種以上の薬学的に許容された担体、希釈剤又は賦形剤を含む医薬組成物。
請求項1〜15のいずれか一項に記載の一般式(I)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩、又は請求項18に記載の医薬組成物の、ERK阻害剤薬物の製造における使用。
請求項1〜15のいずれか一項に記載の一般式(I)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩、又は請求項18に記載の医薬組成物の、癌、骨疾患、炎症性疾患、免疫疾患、神経系疾患、代謝性疾患、呼吸性疾患及び心臓病を治療する薬物の製造における使用であって、前記癌は、乳癌、膵臓癌、非小細胞肺癌、甲状腺癌、精上皮腫、黒色腫、膀胱癌、肝臓癌、腎臓癌、骨髄異形成症候群、急性骨髄性白血病及び結直腸癌から選択される癌である、使用。
【発明を実施するための形態】
【0096】
以下、実施例により本発明をさらに説明するが、これらの実施例は本発明の範囲を限定するものではない。
【0097】
実施例
本発明の化合物の構造は、核磁気共鳴(NMR)又は/及び液体クロマトグラフィー−質量分析(LC−MS)により決定される。NMR化学シフト(δ)は、百万分の一(ppm)の単位で示す。NMRの測定には、BrukerAVANCE−400核磁気計を用いて、測定溶媒が重水素化ジメチルスルホキシド(DMSO−d
6)、重水素化メタノール(CD
3OD)及び重水素化クロロホルム(CDCl
3)であり、内部標準がテトラメチルシラン(TMS)である。
【0098】
液体クロマトグラフィー−質量分析(LC−MS)による測定には、Agilent 1200 Infinity Series質量分析計を用いる。HPLCによる測定には、アジレント1200DAD高速液体クロマトグラフィ(Sunfire C18150×4.6mmクロマトグラフィーカラム)とWaters2695−2996高速液体クロマトグラフィ(Gimini C18150×4.6mmクロマトグラフィーカラム)を用いる。
【0099】
薄層クロマトグラフィーシリカゲルプレートは、煙台黄海HSGF254又は青島GF254シリカゲルプレートを用い、TLCにおいて使用されるシリカゲルプレートの規格は0.15mm〜0.20mmであり、薄層クロマトグラフィーにより製品を分離精製するために用いられるシリカゲルプレートの規格は0.4mm〜0.5mmである。カラムクロマトグラフィーは、一般的には煙台黄海シリカゲル200〜300メッシュのシリカゲルを担体として用いる。
【0100】
本発明の実施例の出発原料は既知のものであり、かつ市場から購入できるもの、又は本技術分野で既知の方法を用いるか又は該方法に従って合成できるものである。
【0101】
特に説明がない限り、本発明の全ての反応は、乾燥窒素ガス又はアルゴンガス雰囲気下で、連続的に磁気撹拌しながら行われ、溶媒は乾燥溶媒であり、反応温度の単位は摂氏度である。
【0102】
【化32】
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【表2-1】
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【表2-2】
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【表2-3】
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【表2-4】
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【表2-5】
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【化33】
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【表3-1】
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【表3-2】
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【表3-3】
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【表3-4】
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【表3-5】
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【表3-6】
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【表3-7】
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【表3-8】
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【表3-9】
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【表3-10】
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【化34】
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【表4-1】
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【表4-2】
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【表4-3】
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【表4-4】
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【表4-5】
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【表4-6】
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【0103】
実施例1
(R)−N−(1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロピロロ[3,2−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化35】
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ステップ1、3−(6−ニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール−5−イル)アクリル酸メチルエステルの製造
【化36】
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6−ニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール−5−カルバルデヒド(350mg、0.68mmol)及び(メトキシカルボニルメチレン)トリフェニルホスホラン(344mg、1.03mmol)をトルエン(20mL)に溶解し、105℃に加熱して2時間撹拌した。反応終了後に、反応液を濃縮した後に、カラムクロマトグラフィー[溶離液:石油エーテル〜石油エーテル/酢酸エチル(60:40)]で精製して、淡青色の固体生成物3−(6−ニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール−5−イル)アクリル酸メチルエステル(200mg、収率51%)を得た。
MSm/z(ESI):567.1[M+H]+
ステップ2、3−(6−ニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール−5−イル)アクリル酸の製造
【化37】
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3−(6−ニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール−5−イル)アクリル酸メチルエステル(150mg、0.26mmol)及び水酸化リチウム一水和物(22mg、0.53mmol)をテトラヒドロフラン(8mL)及び水(2mL)に溶解し、室温で4時間撹拌した。反応終了後に、0.5N酢酸水溶液(30mL)を加えてクエンチし、酢酸エチルで抽出し(30mL*2)、有機相を塩化ナトリウム水溶液(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮してオレンジ色の固体生成物3−(6−ニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール−5−イル)アクリル酸(150mg、収率100%)を得た。
MSm/z(ESI):553.1[M+H]
+
ステップ3、(R)−3−(6−ニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール−5−イル)−N−(1−フェニルエチル)アクリロイルアミドの製造
【化38】
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3−(6−ニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール−5−イル)アクリル酸(150mg、0.27mmol)、(R)−1−フェニルエタン−1−アミン(49mg、0.40mmol)及びO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N、N、N′、N′−テトラメチル尿素ヘキサフルオロリン酸塩(207mg、0.54mmol)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液中にトリエチルアミン(816mg、0.81mmol)を加え、混合物を室温で16時間撹拌した。酢酸エチル(60mL)を反応液に加え、0.5N酢酸(30mL*2)、重炭酸ナトリウム水溶液(20mL)、塩化ナトリウム水溶液(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して黄色の固体生成物(R)−3−(6−ニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール−5−イル)−N−(1−フェニルエチル)アクリロイルアミド(150mg、84%収率)を得た。
MSm/z(ESI):656.2[M+H]+
ステップ4、(R)−N−(1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロピロロ[3,2−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化39】
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(R)−3−(6−ニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール−5−イル)−N−(1−フェニルエチル)アクリロイルアミド(130mg、0.19mmol)を亜リン酸トリエチル(3mL)で140℃で45分間マイクロ波処理した。反応液を濃縮した後に、カラムクロマトグラフィー[溶離液:石油エーテル〜石油エーテル/酢酸エチル(40:60)]で精製して黄色の油状生成物(R)−N−(1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロピロロ[3,2−f]インダゾール−6−カルボキサミド(50mg、収率40%)を得た。
MSm/z(ESI):624.2[M+H]+
ステップ5、(R)−N−(1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロピロロ[3,2−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化40】
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(R)−N−(1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロピロロ[3,2−f]インダゾール−6−カルボキサミド(50mg、に0.08mmol)及びトリエチルシラン(19mg、0.16mmol)のジクロロメタン(2mL)溶液にトリフルオロ酢酸(4mL)を加えて、2時間撹拌した。反応液をスピン乾燥し、メタノールを加えて溶解し、アンモニア水でアルカリ性に調整した後、次に薄層クロマトグラフィー(展開剤:CH
2Cl
2/MeOH=10/1)で精製して、黄色の固体生成物(R)−N−(1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロピロロ[3,2−f]インダゾール−6−カルボキサミド(6mg、収率20%)を得た。
1HNMR(400MHz,MeOD)δ8.66(d,J=4Hz,2H),8.41(s,1H),8.12(d,J=4Hz,2H),7.53(s,1H),7.44(d,J=8Hz,2H),7.39-7.30(m,3H),7.26-7.22(m,1H),5.29(q,J=8Hz,1H),1.61(d,J=8Hz,3H).
MSm/z(ESI):382.1[M+H]+
【0104】
実施例2
(R)−N−(1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化41】
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ステップ1、3−ブロモ−5,6−ジニトロ−1−トリチル−1H−インダゾールの製造
【化42】
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3−ブロモ−5,6−ジニトロ−1H−インダゾール(5.0g、17.42mmol)、炭酸セシウム(8.51g、26.12mmol)、DMF(50mL)を撹拌し、トリフェニルクロロメタン(5.83g、20.91mmol)をバッチで加え、室温で一晩撹拌した。250mLの水を加え、1h撹拌し、ろ過し、水で洗浄して、固体生成物3−ブロモ−5,6−ジニトロ−1−トリチル−1H−インダゾール(11.47g、湿重量)を得た。乾燥せず、次の反応に直接使用される。
ステップ2、5,6−ジニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリチル−1H−インダゾールの製造
【化43】
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3−ブロモ−5,6−ジニトロ−1−トリチル−1H−インダゾール(11.47g、21.66mmol)、4−ピリジンボロン酸(5.33g、43.36mmol)、Pd(dppf)Cl
2(1.59g、4.33mmol)、炭酸カリウム(6.0g、14mmol)、ジオキサン/水(125mL/25mL)を窒素ガス保護下で、80℃で5時間撹拌し、室温に冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出し、カラムクロマトグラフィーで精製して、固体生成物5,6−ジニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリチル−1H−インダゾール(7.50g、2つのステップの収率81%)を得た。
MSm/z(ESI):528.1[M+H]+
ステップ3、3−(ピリジン−4−イル)−1−トリチル−1H−インダゾール−5,6−ジアミンの製造
【化44】
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5,6−ジニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリチル−1H−インダゾール(2.5g、4.74mmol)、10%Pd/C(200mg)、THF(150mL)を室温で一晩水素化し、ろ過し、濃縮乾固して、褐色の固体生成物3−(ピリジン−4−イル)−1−トリチル−1H−インダゾール−5,6−ジアミンを得て、次の反応に直接使用される。
MSm/z(ESI):468.2[M+H]+
ステップ4、3−(ピリジン−4−イル)−6−(トリクロロメチル)−1−トリチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾールの製造
【化45】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリチル−1H−インダゾール−5,6−ジアミン(前のステップで得られるもの)、2,2,2−トリクロロアセトイミド酸メチル(920mg、5.22mm)、酢酸(25mL)を室温で一晩撹拌し、100mlの水を加え、1時間撹拌し、ろ過し、水で洗浄して、褐色の固体生成物3−(ピリジン−4−イル)−6−(トリクロロメチル)−1−トリチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール(4.32g、湿重量)を得た。次の反応に直接使用される。
MSm/z(ESI):594.1596.1[M+H]+
ステップ5、3−(ピリジン−4−イル)−1−トリチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステルの製造
【化46】
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3−(ピリジン−4−イル)−6−(トリクロロメチル)−1−トリチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール(4.32g)、メタノール(50mL)を一晩還流し、濃縮乾固した。イソプロピルエーテルを加え、30分間撹拌し、ろ過し、イソプロピルエーテルで洗浄して、褐色の粗固体生成物3−(ピリジン−4−イル)−1−トリチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル(2.44g)を得た。
MSm/z(ESI):536.2[M+H]+
ステップ6、(R)−N−(1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化47】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル(100mg、0.19mmol)をマイクロ波反応管に入れ、(R)−1−フェニルエタン−1−アミン(1.0mL)を加え、150℃に加熱して60min反応させた。室温まで冷却した後に、反応液に20mLの酢酸エチルを加え、酢酸エチル層を飽和塩化アンモニウム溶液及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、次に無水硫酸ナトリウムで乾燥した後にカラムクロマトグラフィーして、粗生成物(80mg)を得て、次の反応に直接使用される。
MSm/z(ESI):625.1[M+H]+
ステップ7、(R)−N−(1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化48】
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前のステップで得られた粗生成物(R)−N−(1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(80mg)を4mLのジクロロメタンに溶解し、同時に4mLのトリフルオロ酢酸を加え、室温で3時間反応させた後に、反応液をスピン乾燥した。得られた粗生成物を酢酸エチルとテトラヒドロフランとの混合液に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、次に無水硫酸ナトリウムで乾燥した。得られた有機溶媒をスピン乾燥した後に、分取クロマトグラフィーで精製して、黄色の固体生成物(R)−N−(1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(15mg、2つのステップの収率21%)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ:13.45−13.39(m,1H),13.21−13.08(m,1H),9.43-9.33(m,1H),8.72(s,2H),8.44-8.04(m,3H),7.99−7.87(m,1H),7.58(m,2H),7.36-7.32(m,2H),7.26−7.22(m,1H),5.25-5.21(m,1H),1.57(d,J=7.0Hz,3H).
MSm/z(ESI):383.1[M+H]+
【0105】
実施例3
N−(3,4−ジメトキシベンジル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化49】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(3,4−ジメトキシフェニル)メチルアミンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、N−(3,4−ジメトキシベンジル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.48(s,1H),9.37(d,J=8.6Hz,1H),8.71-8.64(m,2H),8.13(s,1H),7.99(s,1H),7.96-7.89(m,2H),7.72(t,J=10.2Hz,1H),6.93-6.84(m,2H),6.89-6.78(m,1H),4.72(dt,J=10.0,1.0Hz,2H),3.82(d,J=8.5Hz,6H).
MSm/z(ESI):429.1[M+H]+
【0106】
実施例4
N−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化50】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(3−クロロ−4−フルオロフェニル)メチルアミンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、N−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.47(s,1H),9.38(d,J=8.6Hz,1H),8.13(s,1H),7.99(s,1H),7.96-7.89(m,2H),7.72(t,J=10.2Hz,1H),7.38(dd,J=7.4,4.9Hz,1H),7.14(ddq,J=9.1,7.9,1.2Hz,2H),4.73(dt,J=10.1,1.0Hz,2H).
MSm/z(ESI):421.2[M+H]+
【0107】
実施例5
(R)−N−メチル−N−(1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化51】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(R)−N−メチル−1−フェニルエタン−1−アミンメチルアミンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、(R)−N−メチル−N−(1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.47(s,1H),9.39(d,J=8.6Hz,1H),8.71-8.64(m,2H),8.05(s,1H),7.96-7.89(m,3H),7.37-7.23(m,5H),5.27-5.17(m,1H),3.23(s,3H),1.47(d,J=6.6Hz,3H).
MSm/z(ESI):397.1[M+H]+
【0108】
実施例6
(R)−3−(ピリジン−4−イル)−N−(1−(p−ベンジル)エチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化52】
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ステップ1、(R)−3−(ピリジン−4−イル)−N−(1−(p−ベンジル)エチル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化53】
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メチル3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸エステル(100mg、0.19mmol)をマイクロ波反応管に入れ、(R)−1−(p−ベンジル)エタン−1−アミン(1.0mL)を加え、150℃に加熱して60min反応させた。室温まで冷却した後に、反応液に20mLの酢酸エチルを加え、酢酸エチル層を飽和塩化アンモニウム溶液及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、次に無水硫酸ナトリウムで乾燥した後にカラムクロマトグラフィーして、粗生成物(80mg、収率67%)を得て、次の反応に直接使用される。
MSm/z(ESI):639.3[M+H]+
ステップ2、(R)−3−(ピリジン−4−イル)−N−(1−(p−ベンジル)エチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化54】
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(R)−3−(ピリジン−4−イル)−N−(1−(p−ベンジル)エチル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4、5−f]インダゾール−6−カルボキサミド粗生成物(80mg)を4mLのジクロロメタンに溶解し、同時に4mLのトリフルオロ酢酸を加え、室温で3時間反応させた後に、反応液をスピン乾燥した。得られた粗生成物を酢酸エチルとテトラヒドロフランとの混合液に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、次に無水硫酸ナトリウムで乾燥した。得られた有機溶媒をスピン乾燥した後に、分取クロマトグラフィーで精製して、黄色の固体生成物(R)−3−(ピリジン−4−イル)−N−(1−(p−ベンジル)エチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(10mg、収率20%)を得た。
1HNMR(400MHz,MeOD)δ8.57(d,J=4Hz,2H),8.37(s,0.6H),8.15(s,0.4H),8.02(d,J=4Hz,2H),7.79(s,0.4H),7.56(s,0.6H),7.25(d,J=8Hz,2H),7.08(d,J=8Hz,2H),5.12−5.16(m,1H),2.22(s,3H),1.52(d,J=8Hz,3H).
MSm/z(ESI):397.1[M+H]+
【0109】
実施例7
(R)−N−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化55】
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ステップ1、(R)−N−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化56】
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メチル3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸エステル(1.5g、2.80mmol)、(R)−1−(4−フルオロフェニル)エタン−1−アミン(2.5mL)をマイクロ波で150℃で1時間撹拌し、冷却し、濃縮乾固し、カラムクロマトグラフィーで精製して、粘稠な粗生成物を得て、次の反応に直接使用される。
MSm/z(ESI):643.2[M+H]+
ステップ2、(R)−N−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化57】
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前のステップの生成物をジクロロメタン(5mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(5mL)を加え、室温で2h撹拌し、濃縮乾固し、カラムクロマトグラフィーで精製して、黄色の固体の(R)−N−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(603mg、2ステップの収率54%)を得た。
1HNMR(400MHz,MeOD)δ8.89(s,1H),8.55(s,1H),8.18(s,1H),7.85(s,1H),7.28(dd,J=15.0,8.3Hz,1H),6.80(ddd,J=20.8,17.5,10.7Hz,3H),6.28(dd,J=16.7,1.8Hz,1H),5.80(dd,J=10.6,1.7Hz,1H),4.56(m,1H),3.98-3.81(m,3H).
MSm/z(ESI):401.1[M+H]+
【0110】
実施例8
(R)−N−(1−(ナフタレン−1−イル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化58】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル−1−アミンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、(R)−N−(1−(ナフタレン−1−イル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.43−13.41(m,1H),13.18−13.14(m,1H),9.62−9.52(m,1H),8.72−8.70(m,2H),8.43(s,0.6H),8.28(d,J=8Hz,1H),8.12(s,0.4H),8.04(d,J=8Hz,1.3H),7.98−7.96(m,1.7H),7.86(d,J=8Hz,1H),7.74(d,J=8Hz,1H),7.64-7.48(m,3H),6.03−6.01(m,1H),1.56(d,J=8Hz,3H).
MSm/z(ESI):433.2[M+H]+
【0111】
実施例9
(R)−N−(1−(ピリジン−2−イル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化59】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(R)−1−(ピリジン−2−イル)エチル−1−アミンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、(R)−N−(1−(ピリジン−2−イル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.47−13.11(m,2H),9.50(d,J=8Hz,1H),8.72(d,J=8Hz,2H),8.51−8.47(m,1H),8.02(d,J=4Hz,2H),7.77−7.73(m,1H),7.42−7.30(m,3H),7.24−7.22(m,1H),5.27−5.19(m,1H),1.56(d,J=8Hz,3H).
MSm/z(ESI):384.1[M+H]+
【0112】
実施例10
(S)−N−(1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化60】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(S)−1−フェニルエタン−1−アミンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、(S)−N−(1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.45(s,0.4H),13.39(s,0.6H),13.21(s,0.4H),13.08(s,0.6H),9.44(d,J=7.2Hz,0.4H),9.35(d,J=7.2Hz,0.6H),8.72(s,2H),8.45(s,0.6H),8.13(s,0.4H),8.09-7.93(m,2H),7.88(s,0.4H),7.59(s,0.6H),7.55-7.42(m,2H),7.40-7.29(m,2H),7.29-7.15(m,1H),5.25-5.22(m,1H),1.57(d,J=6.4Hz,3H).
MSm/z(ESI):383.1[M+H]+
【0113】
実施例11
N−(1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化61】
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ステップ1、N−(1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化62】
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メチル3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸エステル(100mg、0.18mmol)、1−フェニルエタン−1−アミン(1.5mL)をマイクロ波で150℃で1h撹拌し、冷却し、濃縮乾固し、カラムクロマトグラフィーで精製して、N−(1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド粗生成物(27mg)を得た。
MSm/z(ESI):625.2[M+H]+
ステップ2、N−(1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化63】
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N−(1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド粗生成物(27mg)をジクロロメタン(2mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(2mL)を加え、室温で2h撹拌し、濃縮乾固し、カラムクロマトグラフィーで精製して、黄色の固体のN−(1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(5mg、2つのステップの収率7%)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.48(s,1H),9.37(d,J=8.6Hz,1H),8.71-8.64(m,2H),8.13(s,1H),7.99(s,1H),7.96-7.89(m,2H),7.36-7.27(m,2H),7.31-7.20(m,3H),6.75(d,J=9.3Hz,1H),5.20(dqt,J=8.7,6.8,0.9Hz,1H),1.57(d,J=6.7Hz,3H).
MSm/z(ESI):383.1[M+H]+
【0114】
実施例12
N−(2−フェニルプロパン−2−イル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化64】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び2−フェニルプロピル−2−アミンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、N−(2−フェニルプロパン−2−イル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.51−13.00(m,2H),9.26−9.17(m,1H),8.72(d,J=4Hz,2H),8.50(s,0.6H),8.07−7.91(m,2.7H),7.59(s,0.6H),7.45(d,J=8Hz,2H),7.35(t,J=8Hz,2H),7.28−7.23(m,1H),1.56(s,6H).
MSm/z(ESI):397.1[M+H]+
【0115】
実施例13
(S)−N−(2−メトキシ−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(S)−2−メトキシ−1−フェニルエチル−1−アミンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、(S)−N−(2−メトキシ−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.48(s,1H),9.37(d,J=8.6Hz,1H),8.72(d,J=5.2Hz,2H),8.34(s,2H),8.04(d,J=5.1Hz,2H),7.82-7.60(m,1H),7.50(d,J=7.4Hz,2H),7.36(t,J=7.5Hz,2H),7.28(t,J=7.3Hz,1H),5.31(td,J=8.4,4.8Hz,1H),3.87(t,J=9.2Hz,2H),3.64(d,J=5.0Hz,3H).
MSm/z(ESI):413.1[M+H]+
【0116】
実施例14
(R)−N−(1−(4−ニトロフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化66】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(R)−1−(4−ニトロフェニル)エチル−1−アミンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、(R)−N−(1−(4−ニトロフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.44−13.39(m,1H),13.20−13.08(m,1H),9.43-9.33(m,1H),8.68-8.62(m,2H),8.22-8.14(m,2H),8.00-7.94(m,2H),7.70(s,2H),7.62-7.54(m,2H),5.27-5.22(m,1H),1.56(d,J=6.4Hz,3H).
MSm/z(ESI):428.1[M+H]+
【0117】
実施例15
(R)−N−(1−(4−ブロモフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化67】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(R)−1−(4−ブロモフェニル)エチル−1−アミンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、(R)−N−(1−(4−ブロモフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.47(s,1H),9.48(d,J=7.9Hz,1H),8.71-8.64(m,2H),8.13(s,1H),7.99(s,1H),7.96-7.89(m,2H),7.50-7.42(m,2H),7.26-7.19(m,2H),6.75(d,J=9.3Hz,1H),5.22(dqt,J=8.8,6.8,1.0Hz,1H),1.57(d,J=6.7Hz,3H).
MSm/z(ESI):461.1,463.0[M+H]+
【0118】
実施例16
(R)−3−(ピリジン−4−イル)−N−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1、(R)−3−(ピリジン−4−イル)−N−(1−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
メチル3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸エステル(100mg、0.19mmol)をマイクロ波反応管に入れ、(R)−1−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)エタン−1−アミン(1.0mL)を加え、150℃に加熱して60min反応させた。室温まで冷却した後に、反応液に20mLの酢酸エチルを加え、酢酸エチル層を飽和塩化アンモニウム溶液及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、次に無水硫酸ナトリウムで乾燥した後にカラムクロマトグラフィーして、粗生成物(80mg、収率67%)を得て、次の反応に直接使用される。
MSm/z(ESI):693.3[M+H]+
ステップ2、(R)−3−(ピリジン−4−イル)−N−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−3−(ピリジン−4−イル)−N−(1−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4、5−f]インダゾール−6−カルボキサミド粗生成物(80mg)を4mLのジクロロメタンに溶解し、同時に4mLのトリフルオロ酢酸を加え、室温で3時間反応させた後に、反応液をスピン乾燥した。得られた粗生成物を酢酸エチルとテトラヒドロフランとの混合液に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、次に無水硫酸ナトリウムで乾燥した。得られた有機溶媒をスピン乾燥した後に、分取クロマトグラフィーで精製して、黄色の固体生成物(R)−3−(ピリジン−4−イル)−N−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(10mg、収率19%)を得た。
1HNMR(400MHz,MeOD)δ8.59(d,J=4Hz,2H),8.39(s,0.6H),8.15(s,0.4H),8.06(d,J=4Hz,2H),7.79(s,0.4H),7.56(s,0.6H),7.49(d,J=8Hz,2H),7.21(d,J=8Hz,2H),5.12−5.16(m,1H),1.52(d,J=8Hz,3H).
MSm/z(ESI):451.1[M+H]+
【0119】
実施例17
(R)−N−(1−フェニルプロピル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(R)−1−フェニルプロピル−1−アミンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、(R)−N−(1−フェニルプロピル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.56−13.03(m,2H),9.25−9.14(m,1H),8.72(d,J=4Hz,2H),8.50(s,0.6H),8.06−7.90(m,2.7H),7.57(s,0.6H),7.45(d,J=8Hz,2H),7.35(t,J=8Hz,2H),7.28−7.23(m,1H),5.14−5.09(m,1H),1.75−1.70(m,2H),0.95−0.88(m,3H).
MSm/z(ESI):397.1[M+H]+
【0120】
実施例18
(R)−N−(1−(3−ブロモフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1、(R)−N−(1−(3−ブロモフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
メチル3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸エステル(100mg、0.18mmol)、(R)−1−(3−ブロモフェニル)エタン−1−アミン(1mL)をマイクロ波で150℃で1h撹拌し、冷却し、濃縮乾固し、カラムクロマトグラフィーで精製して、粗生成物(R)−N−(1−(3−ブロモフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(120mg)を得た。
MSm/z(ESI):703.1705.2[M+H]+
ステップ2、(R)−N−(1−(3−ブロモフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−N−(1−(3−ブロモフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(120mg)をジクロロメタン(2mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(2mL)を加え、室温で2h撹拌し、濃縮乾固し、カラムクロマトグラフィーで精製して、黄色の固体生成物(R)−N−(1−(3−ブロモフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(26mg、2つのステップの収率30%)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.47(s,1H),9.48(d,J=7.9Hz,1H),8.71-8.64(m,2H),8.13(s,1H),7.99(s,1H),7.96-7.89(m,2H),7.56-7.47(m,2H),7.31(dq,J=7.5,1.4Hz,1H),7.16(t,J=7.5Hz,1H),6.97(d,J=9.3Hz,1H),5.20(dqt,J=8.8,6.7,0.9Hz,1H),1.59(d,J=6.9Hz,3H).
MSm/z(ESI):461.1,463.0[M+H]+
【0121】
実施例19
(R)−N−(1−(3−メトキシフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1、(R)−N−(1−(3−メトキシフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
3−(ピリジン−4−イル)−6−(トリクロロメチル)−1−トリチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール(100mg、0.17mmol)をアセトニトリルと水との12mLの混合溶媒(アセトニトリル:水=3:1)に溶解し、炭酸水素ナトリウム(141mg、1.70mmol)及び(R)−(+)−1−(3−メトキシフェニル)エチルアミン(28mg、0.19mol)を加え、窒素ガス保護下で、60℃で2時間反応させた。反応液を濃縮した後に、20mLの水を加え、水層を酢酸エチルで抽出し(20mL*3)、酢酸エチル層を飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に、カラムクロマトグラフィー(溶離液:石油エーテル:酢酸エチル=1:1〜酢酸エチル)で褐色の油状粗生成物(50mg)を得て、次の反応に直接使用される。
MSm/z(ESI):655.1[M+H]+
ステップ2、(R)−N−(1−(3−メトキシフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化77】
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(R)−N−(1−(3−メトキシフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(50mg)を4mLのジクロロメタンに溶解し、同時に4mLのトリフルオロ酢酸を加え、室温で3時間反応させた後に、反応液をスピン乾燥した。得られた粗生成物を酢酸エチルとテトラヒドロフランとの混合液に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、次に無水硫酸ナトリウムで乾燥した。得られた有機溶媒をスピン乾燥した後に、薄層クロマトグラフィー(展開剤:ジクロロメタン:メタノール=10:1)で精製して、黄色の固体生成物(R)−N−(1−(3−メトキシフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(7.1mg、収率10%)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.45−13.39(m,1H),13.21−13.08(m,1H),9.43-9.33(m,1H),8.68-8.62(m,2H),8.00-7.94(m,2H),7.70(s,2H),7.35-7.27(m,2H),6.90-6.82(m,2H),5.25-5.21(m,1H),3.81(s,3H),1.47(d,J=6.8Hz,3H).
MSm/z(ESI):413.1[M+H]+
【0122】
実施例20
(S)−N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化78】
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ステップ1、(S)−N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化79】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル(100mg、0.18mmol)及び(S)−2−アミノ−2−フェニルエタン−1−オール(102mg、0.75mmol)をジオキサン(3mL)に溶解し、マイクロ波で150℃で3時間反応させた。濃縮した後に、カラムクロマトグラフィー[溶離液:CH
2Cl
2〜CH
2Cl
2/MeOH(97:3)]で、生成物(S)−N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(80mg、収率67%)を得た。
MSm/z(ESI):641.2[M+H]+
ステップ2、(S)−N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化80】
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(S)−N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(80mg、0.13mmol)のジクロロメタン(2mL)溶液にトリフルオロ酢酸(2mL)を加え、室温で3時間撹拌した。反応溶液をスピン乾燥し、メタノール(5mL)を加えて溶解し、アンモニア水でアルカリ性に調整し、次に濃縮した後に薄層クロマトグラフィー[CH
2Cl
2/MeOH(10:1)〜CH
2Cl
2/MeOH(8:1)]で生成物(S)−N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(5.4mg、収率11%)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO)δ13.55−13.01(m,2H),9.25−9.14(m,1H),8.72(d,J=4Hz,2H),8.50(s,0.6H),8.07−7.91(m,2.7H),7.59(s,0.6H),7.45(d,J=8Hz,2H),7.35(t,J=8Hz,2H),7.28−7.23(m,1H),5.14−5.09(m,2H),3.84−3.77(m,2H).
MSm/z(ESI):399.1[M+H]+
【0123】
実施例21
(R)−3−(ピリジン−4−イル)−N−(1−(m−ベンジル)エチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化81】
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ステップ1、(S)−N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化82】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル(100mg、0.19mmol)及び(R)−1−(m−ベンジル)エタン−1−アミン(101mg、0.75mmol)を、N−メチルピロリドン(3mL)中でマイクロ波で150℃で3時間撹拌した。濃縮した後に、カラムクロマトグラフィー(溶離液:CH
2Cl
2〜CH
2Cl
2/MeOH(97:3))で、生成物(R)−3−(ピリジン−4−イル)−N−(1−(m−ベンジル)エチル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(80mg、収率67%)を得た。
MSm/z(ESI):639.4[M+H]+
ステップ2、(R)−3−(ピリジン−4−イル)−N−(1−(m−ベンジル)エチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化83】
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(R)−3−(ピリジン−4−イル)−N−(1−(m−ベンジル)エチル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(80mg、0.13mmol)のジクロロメタン(2mL)溶液にトリフルオロ酢酸(2mL)を加え、室温で3時間撹拌した。反応液をスピン乾燥し、メタノール(5mL)を加えて溶解し、アンモニア水でアルカリ性に調整し、次に濃縮した後に、薄層クロマトグラフィー(CH
2Cl
2/MeOH(8:1))で生成物(R)−3−(ピリジン−4−イル)−N−(1−(m−ベンジル)エチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(10mg、収率20%)を得た。
1HNMR(400MHz,MeOD)δ8.57(d,J=4Hz,2H),8.37(s,0.6H),8.15(s,0.4H),8.02(d,J=4Hz,2H),7.79(s,0.4H),7.56(s,0.6H),7.42−7.30(m,3H),7.12−08(m,1H),5.12−5.16(m,1H),2.22(s,3H),1.52(d,J=8Hz,3H).
MSm/z(ESI):397.2[M+H]+
【0124】
実施例22
(R)−N−(1−(3−クロロフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化84】
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ステップ1、(R)−N−(1−(3−クロロフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化85】
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3−(ピリジン−4−イル)−6−(トリクロロメチル)−1−トリチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール(2.0g、3.36mmol)を40mLのテトラヒドロフランと水との混合溶媒(テトラヒドロフラン:水=3:1)に溶解し、炭酸水素ナトリウム(2.82g、33.6mmol)及び(R)−1−(3−クロロフェニル)エチルアミン(476mg、3.70mmol)を加え、窒素ガス保護下で、室温で4時間反応させた。反応液を濃縮した後に、40mLの水を加え、水層を酢酸エチルで抽出し(40mL*3)、酢酸エチル層を飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に、カラムクロマトグラフィー(溶離液:石油エーテル:酢酸エチル=1:1〜酢酸エチル)で、褐色の固体粗生成物(540mg)を得て、次の反応に直接使用される。
MSm/z(ESI):659.1[M+H]+
ステップ2、(R)−N−(1−(3−クロロフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化86】
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(R)−N−(1−(3−クロロフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(540mg)を5mLのジクロロメタンに溶解し、同時に5mLのトリフルオロ酢酸を加え、室温で3時間反応させた後に、反応液をスピン乾燥した。得られた粗生成物を酢酸エチルとテトラヒドロフランとの混合液に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、次に無水硫酸ナトリウムで乾燥した。得られた有機溶媒をスピン乾燥した後に、カラムクロマトグラフィー(溶離液:ジクロロメタン:メタノール=10:1)で精製して、淡黄色の固体生成物(R)−N−(1−(3−クロロフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(300mg、2つのステップの収率21%)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO)δ13.48(s,0.4H),13.41(s,0.6H),13.25(s,0.4H),13.11(s,0.6H),9.60(d,J=8.5Hz,0.4H),9.53(d,J=8.5Hz,0.6H),8.78-8.67(m,2H),8.46(s,0.6H),8.13(s,0.4H),8.06(d,J=5.9Hz,1.2H),7.99(d,J=5.9Hz,0.8H),7.90(s,0.4H),7.59(s,1.6H),7.46-7.31(m,3H),5.24(p,J=7.0Hz,1H),1.57(d,J=7.0Hz,3H).
MSm/z(ESI):417.1[M+H]+
【0125】
実施例23
N−((1S,2R)−2−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化87】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(1S,2R)−1−アミノ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−オールを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、N−((1S,2R)−2−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.42−13.20(m,2H),9.30−9.24(m,1H),8.72(s,2H),8.43(s,0.7H),8.15(s,0.3H),8.04(s,2H),7.85(s,0.3H),7.61(s,0.7H),7.23−7.14(m,4H),5.43(d,J=4Hz,1H),5.35−5.30(m,1H),4.69-4.57(m,1H),3.24−3.18(m,1H),2.79−2.75(m,1H).
MSm/z(ESI):411.1[M+H]+
【0126】
実施例24
N−((1S,2S)−2−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化88】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(1S,2S)−1−アミノ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−オールを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、N−((1S,2S)−2−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.41−13.20(m,2H),9.29−9.23(m,1H),8.72(s,2H),8.43(s,0.7H),8.16(s,0.3H),8.04(s,2H),7.86(s,0.3H),7.61(s,0.7H),7.23−7.14(m,4H),5.42(d,J=4Hz,1H),5.35−5.31(m,1H),4.68-4.57(m,1H),3.24−3.19(m,1H),2.80−2.76(m,1H).
MSm/z(ESI):411.1[M+H]+
【0127】
実施例25
(R)−3−(ピリジン−4−イル)−N−(1−(チアゾール−2−イル)エチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化89】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(R)−1−(チアゾール−2−イル)エチル−1−アミンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、(R)−3−(ピリジン−4−イル)−N−(1−(チアゾール−2−イル)エチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,CDCl
3)δ8.75(s,2H),8.12(s,1H),7.89(s,2H),7.63(d,J=15.8Hz,2H),7.36(s,1H),7.20(s,1H),5.36(s,1H),1.47(s,3H).
MSm/z(ESI):390.1[M+H]+
【0128】
実施例26
(R)−N−(3,3−ジメチルブタン−2−イル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化90】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(R)−3,3−ジメチルブタン−2−アミンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して(R)−N−(3,3−ジメチルブタン−2−イル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,CDCl
3)δ8.75(s,2H),8.08(s,1H),7.89(s,2H),7.61(s,1H),6.46(s,1H),3.68(s,1H),1.26(s,3H),0.96(s,9H).
MSm/z(ESI):363.2[M+H]+
【0129】
実施例27
(R)−N−(1−シクロヘキシルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化91】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(R)−1−シクロヘキシル−1−アミンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、(R)−N−(1−シクロヘキシルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.21(dd,J=11,4Hz,2H),8.69-8.37(m,3H),8.01-7.51(m,3H),3.81(d,J=8.6Hz,1H),1.67(d,J=2.4Hz,2H),1.57-1.39(m,2H),1.24-1.06(m,9H),0.89(d,J=12.3Hz,1H),0.78(s,1H).
MSm/z(ESI):389.1[M+H]+
【0130】
実施例28
(S)−N−(1−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化92】
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ステップ1、(S)−N−(1−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
メチル3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸エステル(100mg、0.19mmol)をマイクロ波反応管に入れ、(S)−2−アミノ−2−(3−クロロフェニル)エタノール(2.0mL)を加え、150℃に加熱して60min反応させた。室温まで冷却した後に、反応液に20mLの酢酸エチルを加え、酢酸エチル層を飽和塩化アンモニウム溶液及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、次に無水硫酸ナトリウムで乾燥した後にカラムクロマトグラフィー(溶離液:ジクロロメタン〜ジクロロメタン:メタノール=20:1)で精製して、粗生成物(90mg)を得て、次の反応に直接使用される。
MSm/z(ESI):675.1[M+H]+
ステップ2、(S)−N−(1−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−N−(1−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(90mg)を4mLのジクロロメタンに溶解し、同時に4mLのトリフルオロ酢酸を加え、室温で3時間反応させた後に、反応液をスピン乾燥した。得られた粗生成物を酢酸エチルとテトラヒドロフランとの混合液に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、次に無水硫酸ナトリウムで乾燥した。得られた有機溶媒をスピン乾燥した後に、薄層クロマトグラフィー(展開剤:ジクロロメタン:メタノール=10:1)で精製して、黄色の固体生成物(S)−N−(1−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(22mg、2つのステップの収率26%)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.49(s,0.4H),13.41(s,0.6H),13.27(s,0.4H),13.14(s,0.6H),9.36(d,J=8.5Hz,0.4H),9.27(d,J=8.5Hz,0.6H),8.74-8.71(m,2H),8.50(s,0.6H),8.14(s,0.4H),8.07(d,J=6.1Hz,1.2H),7.99(d,J=6.1Hz,0.8H),7.91(s,0.4H),7.60(s,0.6H),7.56(s,1H),7.47-7.28(m,3H),5.19-5.07(m,2H),3.89-3.71(m,2H).
MSm/z(ESI):433.1[M+H]+
【0131】
実施例29
(R)−N−(1−(3,5−ジメトキシフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化95】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(R)−1−(3,5−ジメトキシフェニル)エチル−1−アミンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、(R)−N−(1−(3,5−ジメトキシフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,CDCl
3)δ8.75(s,2H),8.27(s,1H),7.90(d,J=8.3Hz,3H),7.65(s,1H),6.65(s,2H),6.36(s,1H),4.97(s,1H),3.79(s,6H),1.48(s,3H).
MSm/z(ESI):443.1[M+H]+
【0132】
実施例30
(S)−N−(2−ヒドロキシ−1−(m−ベンジル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化96】
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ステップ1、(S)−N−(2−ヒドロキシ−1−(m−ベンジル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化97】
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メチル3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸エステル(100mg、0.19mmol)をマイクロ波反応管に入れ、(S)−2−アミノ−2−(m−トリル)エタノール(2.0mL)を加え、150℃に加熱して60min反応させた。室温まで冷却した後に、反応液に20mLの酢酸エチルを加え、酢酸エチル層を飽和塩化アンモニウム溶液及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、次に無水硫酸ナトリウムで乾燥した後にカラムクロマトグラフィー(溶離液:ジクロロメタン〜ジクロロメタン:メタノール=20:1)で精製して、粗生成物(75mg)を得て、次の反応に直接使用される。
MSm/z(ESI):655.2[M+H]+
ステップ2、(S)−N−(2−ヒドロキシ−1−(m−ベンジル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化98】
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(S)−N−(2−ヒドロキシ−1−(m−ベンジル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(75mg)を4mLのジクロロメタンに溶解し、同時に4mLのトリフルオロ酢酸を加え、室温で3時間反応させた後に、反応液をスピン乾燥した。得られた粗生成物を酢酸エチルとテトラヒドロフランとの混合液に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、次に無水硫酸ナトリウムで乾燥した。得られた有機溶媒をスピン乾燥した後に、薄層クロマトグラフィー(展開剤:ジクロロメタン:メタノール=10:1)で精製して、黄色の固体生成物(S)−N−(1−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(12mg、2つのステップの収率15%)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO)δ13.49(s,0.4H),13.42(s,0.6H),13.26(s,0.4H),13.13(s,0.6H),9.26-9.08(m,1H),8.73(d,J=5.5Hz,2H),8.57-7.54(m,4H),7.27-7.21(m,3H),7.08(d,J=5.7Hz,1H),5.11-5.06(m,2H),3.88-3.79(m,1H),3.78-3.69(m,1H),2.31(s,3H).
MSm/z(ESI):413.1[M+H]+
【0133】
実施例31
(R)−N−(1−(3−シアノフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化99】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(R)−3−(1−アミノエチル)ベンゾニトリルを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、(R)−N−(1−(3−シアノフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.47(s,1H),9.48(d,J=7.9Hz,1H),8.71-8.64(m,2H),8.13(s,1H),7.99(s,1H),7.96-7.89(m,2H),7.78(q,J=1.4Hz,1H),7.58(ddq,J=6.8,3.9,1.5Hz,2H),7.43(t,J=7.5Hz,1H),6.97(d,J=9.3Hz,1H),5.20(dddd,J=9.3,7.9,6.8,5.8Hz,1H),1.59(d,J=6.8Hz,3H).
MSm/z(ESI):408.2[M+H]+
【0134】
実施例32
N−(2−ヒドロキシ−1−(3−メトキシフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化100】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び2−アミノ−2−(3−メトキシフェニル)エチル−1−オールを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、N−(2−ヒドロキシ−1−(3−メトキシフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
MSm/z(ESI):429.1[M+H]+
【0135】
実施例33
(S)−N−(2−アミノ−2−カルボニル−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化101】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(S)−2−アミノ−2−フェニルアセトアミドを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、(S)−N−(2−アミノ−2−カルボニル−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.48(s,1H),12.72(s,1H),8.71-8.64(m,2H),8.13(s,1H),7.99(s,1H),7.96-7.89(m,2H),7.67(d,J=10.8Hz,1H),7.54-7.45(m,2H),7.42-7.32(m,3H),6.97(s,2H),5.67(dt,J=11.0,1.0Hz,1H).
MSm/z(ESI):412.1[M+H]+
【0136】
実施例34
(S)−N−(シアノ(フェニル)メチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化102】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(S)−2−アミノ−2−フェニルアセトニトリルを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、(S)−N−(シアノ(フェニル)メチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.47−13.11(m,2H),8.85−8.71(m,3H),8.45(s,0.7H),8.15(s,0.3H),8.08−7.98(m,2H),7.85(s,0.3H),7.51(s,0.7H),7.42−7.33(m,5H),5.88(m,1H).
MSm/z(ESI):394.1[M+H]+
【0137】
実施例35
(R)−1−フェニルエチル3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸エステルの製造
【化103】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(R)−1−フェニルエチル−1−オールを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、(R)−1−フェニルエチル3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸エステルを得る製造方法は、実施例2に示すとおりである。
1HNMR(400MHz,CDCl
3)δ8.75(bs,2H),8.30(s,1H),7.89(d,J=2.9Hz,3H),7.32(m,3H),7.25(m,2H),6.05(m,1H),1.78(s,3H).
MSm/z(ESI):384.1[M+H]+
【0138】
実施例36
(R)−3−(2−メチルピリジン−4−イル)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化104】
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ステップ1、3−(2−メチルピリジン−4−イル)−5,6−ジニトロ−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾールの製造
【化105】
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3−ブロモ−5,6−ジニトロ−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール(1.0g、1.89mmol)、(2−メチルピリジン−4−イル)ホウ酸(517mg、3.77mm)、Pd(dppf)Cl
2(138mg、0.19mmol)及び炭酸カリウム(522mg、3.77mmol)をジオキサン/水(30mL/6mL)に溶解し、窒素ガス保護下で、80℃で5時間撹拌した。冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出し、濃縮乾固し、カラムクロマトグラフィーで精製して、黄色の固体の3−(2−メチルピリジン−4−イル)−5,6−ジニトロ−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール(886mg、収率86.6%)を得た。
MSm/z(ESI):542.1[M+H]+
ステップ2、3−(2−メチルピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール−5,6−ジアミンの製造
【化106】
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3−(2−メチルピリジン−4−イル)−5,6−ジニトロ−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール(886mg、1.63mmol)をTHF(30mL)に溶解し、10%Pd/Cを加え、水素ガスを一晩導入した。ろ過し、濃縮乾固して、灰色の固体の3−(2−メチルピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール−5,6−ジアミン(768mg、収率97%)を得た。
MSm/z(ESI):482.1[M+H]+
ステップ3、3−(2−メチルピリジン−4−イル)−6−(トリクロロメチル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾールの製造
【化107】
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3−(2−メチルピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール−5,6−ジアミン(768mg、1.63mmol)、2,2,2−トリクロロアセチルイミド酸メチル(318mg、1.80mmol)及び酢酸(10mL)を室温で一晩撹拌し、35mLの水を加え、撹拌し、水を加え、ジクロロメタンで抽出した。乾燥し、濃縮乾固し、カラムクロマトグラフィーで精製して、3−(2−メチルピリジン−4−イル)−6−(トリクロロメチル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール(560mg、収率57%)を得た。
MSm/z(ESI):610.1[M+H]+
ステップ4、3−(2−メチルピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステルの製造
【化108】
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3−(2−メチルピリジン−4−イル)−6−(トリクロロメチル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール(300mg、0.49mmol)をメタノール(10mL)中で一晩還流し、濃縮乾固して、粗生成物メチル3−(2−メチルピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸エステル(304mg)を得た。
MSm/z(ESI):550.2[M+H]+
ステップ5、(R)−3−(2−メチルピリジン−4−イル)−N−(1−フェニルエチル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化109】
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3−(2−メチルピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸エステルメチル(100mg、0.18mmol)、(R)−1−フェニルエタン−1−アミン(1.5mL)をマイクロ波で150℃で1時間撹拌し、冷却し、濃縮乾固し、カラムクロマトグラフィーで精製して、粘稠な生成物(80mg)を得て、次の反応に直接使用される。
MSm/z(ESI):640.1[M+H]+
ステップ6、(R)−3−(2−メチルピリジン−4−イル)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化110】
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(R)−3−(2−メチルピリジン−4−イル)−N−(1−フェニルエチル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(80mg)をジクロロメタン(2mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(2mL)を加え、室温で2時間撹拌し、濃縮乾固し、カラムクロマトグラフィーで精製して、黄色の固体の(R)−3−(2−メチルピリジン−4−イル)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た(37mg、2つのステップの収率52%)。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.47(s,1H),9.48(d,J=7.9Hz,1H),8.62(d,J=7.5Hz,1H),8.11(s,1H),8.01(s,1H),7.86(dd,J=7.5,1.5Hz,1H),7.61(t,J=1.1Hz,1H),7.36-7.27(m,2H),7.31-7.20(m,3H),6.75(d,J=9.3Hz,1H),5.20(dqt,J=8.7,6.8,0.9Hz,1H),2.74(s,3H),1.57(d,J=6.7Hz,3H).
MSm/z(ESI):397.1[M+H]+
【0139】
実施例37
(R)−3−(2−フルオロピリジン−4−イル)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化111】
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3−(2−フルオロピリジン−4−イル)−1−トリチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(R)−1−フェニルエタン−1−アミンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、(R)−3−(2−フルオロピリジン−4−イル)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.47(s,1H),9.48(d,J=7.9Hz,1H),8.66(d,J=7.5Hz,1H),8.13(s,1H),8.03-7.92(m,3H),7.36-7.20(m,5H),6.75(d,J=9.3Hz,1H),5.20(dqt,J=8.7,6.7,0.9Hz,1H),1.57(d,J=6.7Hz,3H).
MSm/z(ESI):401.1[M+H]+
【0140】
実施例38
(R)−3−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
3−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(R)−1−フェニルエタン−1−アミンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、(R)−3−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.47(s,1H),9.48(d,J=7.9Hz,1H),8.09(s,1H),8.02(s,1H),7.46(s,2H),7.31(ddd,J=7.1,2.1,0.9Hz,2H),7.31-7.20(m,3H),6.75(d,J=9.3Hz,1H),5.20(dqt,J=8.7,6.8,0.9Hz,1H),2.61(s,6H),1.57(d,J=6.7Hz,3H).
MSm/z(ESI):411.1[M+H]+
【0141】
実施例39
(R)−3−(1−メチル−6−カルボニル−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1、(R)−3−(1−メチル−6−カルボニル−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル)−N−(1−フェニルエチル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
メチル3−(1−メチル−6−カルボニル−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸エステル(100mg、0.19mmol)をマイクロ波反応管に入れ、(R)−1−フェニルエタン−1−アミン(1mL)を加え、150℃に加熱して60min反応させた。室温まで冷却した後に、反応液に20mLの酢酸エチルを加え、酢酸エチル層を飽和塩化アンモニウム溶液及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、次に無水硫酸ナトリウムで乾燥した後にカラムクロマトグラフィーして、粗生成物(80mg、収率68%)を得て、次の反応に直接使用される。
MSm/z(ESI):655.3[M+H]+
ステップ2、(R)−3−(1−メチル−6−カルボニル−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−3−(1−メチル−6−カルボニル−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル)−N−(1−フェニルエチル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド粗生成物(80mg)を4mLのジクロロメタンに溶解し、同時に4mLのトリフルオロ酢酸を加え、室温で3時間反応させた後に、反応液をスピン乾燥した。得られた粗生成物を酢酸エチルとテトラヒドロフランとの混合液に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、次に無水硫酸ナトリウムで乾燥した。得られた有機溶媒をスピン乾燥した後に、分取クロマトグラフィーで精製して、黄色の固体(R)−3−(1−メチル−6−カルボニル−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(6mg、収率12%)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.11−12.90(m,2H),9.41−9.21(m,1H),8.39−8.38(m,1.7H),8.12-7.99(m,1H),7.97(s,0.3H),7.77(s,0.3H),7.48−7.47(m,2.7H),7.37−7.33(m,2H),7.27−7.25(m,1H),6.60−6.57(m,1H),5.24-5.20(m,1H),3.61−3.59(m,3H),1.56(d,J=8Hz,3H).
MSm/z(ESI):413.2[M+H]+
【0142】
実施例40
(R)−3−(6−シアノピリジン−3−イル)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
3−(6−シアノピリジン−3−イル)−1−トリチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(R)−1−フェニルエタン−1−アミンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、(R)−3−(6−シアノピリジン−3−イル)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.11−12.90(m,2H),9.41−9.21(m,2H),8.39−8.31(m,1.7H),8.20−8.11(m,1H),8.05(s,0.3H),7.87(s,0.3H),7.53−7.49(m,1.7H),7.37−7.33(m,2H),7.27−7.23(m,1H),6.60−5.57(m,1H),5.24−5.20(m,1H),1.56(d,J=8Hz,3H).
MSm/z(ESI):408.1[M+H]+
【0143】
実施例41
3−(6−シアノピリジン−3−イル)−N−シクロプロピル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
3−(6−シアノピリジン−3−イル)−1−トリチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及びシクロプロピルアミンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、3−(6−シアノピリジン−3−イル)−N−シクロプロピル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,CDCl
3)δ8.12(s,1H),7.86(s,1H),6.62(d,J=7.3Hz,2H),5.61(s,1H),2.75(s,1H),0.62(dd,J=9,7.7Hz,4H).
MSm/z(ESI):344.1[M+H]+
【0144】
実施例42
(R)−N−(1−(4−アミノフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化118】
[この文献は図面を表示できません]
3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(R)−4−(1−アミノエチル)アニリンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、(R)−N−(1−(4−アミノフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.43−13.37(m,1H),13.18−13.03(m,1H),9.43-9.33(m,1H),8.68-8.62(m,2H),8.00-7.94(m,2H),7.70(s,2H),7.19-7.11(m,2H),6.53-6.48(m,2H),5.25-5.21(m,1H),4.33(s,2H),1.55(d,J=7.0Hz,3H).
MSm/z(ESI):398.1[M+H]+
【0145】
実施例43
(R)−N−(1−(3,5−ジクロロフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化119】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(R)−1−(3,5−ジクロロフェニル)エチル−1−アミンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、(R)−N−(1−(3,5−ジクロロフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得る製造方法は、実施例2に示すとおりである。
1HNMR(400MHz,CDCl
3)δ8.75(s,2H),8.29(s,1H),7.89(d,J=0.8Hz,3H),7.56(s,1H),7.34(s,2H),7.28(s,1H),4.97(s,1H),1.48(s,3H).
MSm/z(ESI):451.1,453.1[M+H]+
【0146】
実施例44
N−(1−(6−メチルピリジン−2−イル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化120】
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ステップ1、N−(1−(6−メチルピリジン−2−イル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化121】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル(450mg、0.84mmol)、1−(6−メチルピリジン−2−イル)エタン−1−アミン(572mg、4.20mmol)及びNMP(6.0mL)を30mLのマイクロ波に入れ、120℃で加熱し、2h撹拌し、冷却し、濃縮乾固し、カラムクロマトグラフィーで精製して、褐色の固体生成物N−(1−(6−メチルピリジン−2−イル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(348mg、収率65%)を得た。
MSm/z(ESI):640.3[M+H]+
ステップ2、N−(1−(6−メチルピリジン−2−イル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化122】
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N−(1−(6−メチルピリジン−2−イル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(348mg、0.84mol)をジクロロメタン(20mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(5mL)を加え、室温で2時間撹拌した。反応終了後に、濃縮して溶媒を除去し、粗生成物を得て、10mLのメタノールを加えて溶解し、次にアンモニア/メタノール(5mL、7M)を加え、半時間撹拌し、スピン乾燥し、カラムクロマトグラフィーで精製して、白色の固体生成物N−(1−6−メチルピリジン−2−イル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(92mg、収率27%)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.30(d,J=8.7Hz,2H),9.22(s,1H),8.73(d,J=4.8Hz,2H),8.53(s,1H),8.06(d,J=3.1Hz,2H),7.67(dd,J=3.2,3.1Hz,2H),7.32(d,J=7.7Hz,1H),7.18(d,J=7.6Hz,1H),5.29-5.17(m,1H),2.53(s,3H),1.55(d,J=6.9Hz,3H).
MSm/z(ESI):398.1[M+H]+
【0147】
実施例45
(R)−N−(1−(3−フルオロフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化123】
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ステップ1、(R)−N−(1−(3−フルオロフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化124】
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メチル3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸エステル(200mg、0.37mmol)をマイクロ波反応管に入れ、(R)−1−(3−フルオロフェニル)エタン−1−アミン(1.0mL)を加え、150℃に加熱して60min反応させた。室温まで冷却した後に、反応液に20mLの酢酸エチルを加え、酢酸エチル層を飽和塩化アンモニウム溶液及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、次に無水硫酸ナトリウムで乾燥した後にカラムクロマトグラフィーして、粗生成物(R)−N−(1−(3−フルオロフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(160mg、収率67%)を得て、次の反応に直接使用される。
MSm/z(ESI):643.3[M+H]+
ステップ2、(R)−N−(1−(3−フルオロフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化125】
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(R)−N−(1−(3−フルオロフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド粗生成物(160mg)を4mLのジクロロメタンに溶解し、同時に4mLのトリフルオロ酢酸を加え、室温で3時間反応させた後に、反応液をスピン乾燥した。得られた粗生成物を酢酸エチルとテトラヒドロフランとの混合液に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、次に無水硫酸ナトリウムで乾燥した。得られた有機溶媒をスピン乾燥した後に、分取クロマトグラフィーで精製して、黄色の固体生成物(R)−N−(1−(3−フルオロフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(30mg、収率27%)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.46(s,1H),9.50(d,J=8Hz,1H),8.72(d,J=8Hz,2H),8.36(s,2H),8.02(d,J=4Hz,2H),7.62−7.73(m,1H),7.42−7.30(m,2H),7.14−7.06(m,2H),5.27−5.23(m,1H),1.56(d,J=8Hz,3H).
MSm/z(ESI):401.2[M+H]+
【0148】
実施例46
(R)−8−クロロ−N−(1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化126】
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(R)−8−クロロ−N−(1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造方法は、実施例2に示すとおりである。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.56(s,1H),13.32(s,1H),9.39(d,J=7.5Hz,1H),8.71(s,2H),7.75(s,2H),7.54-7.25(m,6H),5.26-5.22(m,1H),1.58(d,J=6.2Hz,3H).
MSm/z(ESI):417.1,419.1[M+H]+
【0149】
実施例47及び実施例48
(R)−N−(1−(6−メチルピリジン−2−イル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド及び(S)−N−(1−(6−メチルピリジン−2−イル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化127】
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N−(1−(6−メチルピリジン−2−イル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(45mg、0.11mol)をキラルカラムで分離して、(R)−N−(1−(6−メチルピリジン−2−イル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(8.0mg、0.02mmol)及び(S)−N−(1−(6−メチルピリジン−2−イル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(6.7mg、0.017mmol)を得た。
実施例47
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.30(d,J=9.7Hz,2H),9.22(s,1H),8.73(d,J=4.8Hz,2H),8.53(s,1H),8.06(d,J=3.3Hz,2H),7.67(dd,J=2.8,2.1Hz,2H),7.32(d,J=7.7Hz,1H),7.18(d,J=7.6Hz,1H),5.29-5.17(m,1H),2.53(s,3H),1.55(d,J=6.9Hz,3H).
MSm/z(ESI):398.1[M+H]+
実施例48
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.34(d,J=9.8Hz,2H),9.17(s,1H),8.72(d,J=4.8Hz,2H),8.51(s,1H),8.07(d,J=3.3Hz,2H),7.66(dd,J=2.8,2.1Hz,2H),7.34(d,J=7.8Hz,1H),7.19(d,J=7.6Hz,1H),5.29-5.20(m,1H),2.51(s,3H),1.50(d,J=6.9Hz,3H).
MSm/z(ESI):398.1[M+H]+
【0150】
実施例49
(R)−N−(1−(2−クロロフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化128】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(R)−1−(2−クロロフェニル)エチル−1−アミンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、(R)−N−(1−(2−クロロフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.47(s,1H),9.48(d,J=7.9Hz,1H),8.71-8.64(m,2H),8.13(s,1H),7.99(s,1H),7.96-7.89(m,2H),7.44-7.36(m,1H),7.36-7.28(m,1H),7.24-7.13(m,2H),6.83(d,J=9.5Hz,1H),5.28(dqd,J=9.5,6.8,1.0Hz,1H),1.68(d,J=6.9Hz,3H).
MSm/z(ESI):417.1,419.1[M+H]+
【0151】
実施例50
(S)−N−(2−(メチルアミノ)−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化129】
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ステップ1、(S)−N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化130】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル(50mg、0.93mmol)、(S)−2−アミノ−2−フェニルエタン−1−オール(640mg、4.66mmol)及びNMP(10mL)を150mLのマイクロ波に入れて加熱して2h撹拌し、冷却し、濃縮乾固し、カラムクロマトグラフィーで精製して、褐色の固体生成物(S)−N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(340mg、収率56%)を得た。
MSm/z(ESI):641.2[M−H]
+.
ステップ2、(S)−N−(2−カルボニル−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化131】
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(S)−N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(220mg、0.34mmol)を20mLDMSOに溶解し、IBX(769mg、2.74mmol)を加え、室温で一晩撹拌した。濃縮乾固し、カラムクロマトグラフィーで精製して、褐色の粗固体生成物(S)−N−(2−カルボニル−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(300mg)を得た。
MSm/z(ESI):639.2[M−H]
+.
ステップ3、(S)−N−(2−(メチルアミノ)−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−N−(2−カルボニル−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(100mg)、30%メチルアミン/メタノール溶液(3mL)及び氷酢酸(2mL)をジクロロメタン/メタノール(10mL/10mL)に溶解し、室温で30分間撹拌し、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(49mg、0.78mmol)を加え、室温で一晩撹拌した。濃縮乾固し、水を加え、ジクロロメタンで抽出し、乾燥し、ろ過し、濃縮乾固した。カラムクロマトグラフィーで精製して、粘稠な粗生成物(S)−N−(2−(メチルアミノ)−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(100mg)を得た。
MSm/z(ESI):654.2[M−H]
+.
ステップ4、(S)−N−(2−(メチルアミノ)−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化133】
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上記ステップ3で得られた粘稠な生成物(S)−N−(2−(メチルアミノ)−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(粗生成物、100mg)をジクロロメタン(1mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(2mL)を加え、室温で2h撹拌した。濃縮乾固し、カラムクロマトグラフィーで精製して、固体生成物(S)−N−(2−(メチルアミノ)−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(3.6mg、3つのステップの収率7.6%)を得た。
MSm/z(ESI):412.1[M+H]+
【0152】
実施例51
N−(1−(ピラジン−2−イル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び1−(ピラジン−2−イル)エチル−1−アミンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、N−(1−(ピラジン−2−イル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,CDCl
3)δ8.75(s,2H),8.58(d,J=2.4Hz,3H),8.30(s,1H),7.89(d,J=1.8Hz,3H),7.19(s,1H),4.86(s,1H),1.49(s,3H).
MSm/z(ESI):385.1[M+H]+
【0153】
実施例52
N−((2−メチルピリジン−4−イル)メチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(2−メチル−ピリジン−4−イル)メチルアミンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、N−((2−メチルピリジン−4−イル)メチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.47(s,1H),9.48(d,J=7.9Hz,1H),8.71-8.64(m,2H),8.38(d,J=7.6Hz,1H),8.13(s,1H),7.99(s,1H),7.96-7.89(m,2H),7.72(t,J=10.2Hz,1H),7.32-7.27(m,1H),7.18(dd,J=7.5,1.7Hz,1H),4.93(d,J=10.1Hz,2H),2.50(s,3H).
MSm/z(ESI):384.1[M+H]+
【0154】
実施例53
N−((5−メチルピリジン−3−イル)メチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化136】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(5−メチルピリジン−3−イル)メチルアミンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、N−((5−メチルピリジン−3−イル)メチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.47−13.10(m,2H),9.28−9.20(m,1H),8.72(d,J=8Hz,2H),8.57(s,1H),8.44(s,1H),8.02(d,J=4Hz,2H),7.82(s,1H),7.77−7.73(m,2H),4.23(s,2H),2.23(s,3H).
MSm/z(ESI):384.1[M+H]+
【0155】
実施例54
(S)−N−(2−(シクロプロピルアミノ)−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1、(S)−N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
3−(ピリジン−4−イル)−1−トリチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル(2g、3.73mmol)、(S)−2−アミノ−2−フェニルエタン−1−オール(2.56g、18.66mm)をマイクロ波で140℃で1h撹拌し、水を加え、酢酸エチルで抽出し、乾燥し、濃縮乾固し、カラム分離し精製して、(S)−N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(1.46g、収率61%)を得た。
MSm/z(ESI):641.2[M+H]+
ステップ2、(S)−N−(2−カルボニル−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−F]インダゾール−6−カルボキサミド(1.46g、2.28mmol)をDMSO(10mL)に溶解し、IBX(5.1g、18.21mmol)を加え、窒素ガス保護下で、室温で3h撹拌した。ジクロロメタンを加え、炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥し濃縮乾固し、カラム分離し精製して、油状粗生成物(2.52g)を得た。
MSm/z(ESI):639.2[M+H]+
ステップ3、(S)−N−(2−(シクロプロピルアミノ)−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化140】
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(S)−N−(2−カルボニル−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(20mg、0.031mmol)及びシクロプロピルアミン(18mg、0.31mmol)をジクロロメタン/メタノール(10mL/10mL)中で撹拌し、1mLの酢酸を加え、30min撹拌した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(10mg、0.16mmol)を加え、一晩撹拌し、水を加え、ジクロロメタンで抽出し、乾燥し濃縮乾固し、カラム分離し精製して油状物を得て、次の反応に直接使用される。
MSm/z(ESI):704.2[M+H]+
ステップ4、(S)−N−(2−((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化141】
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前のステップで得られた油状物をジクロロメタン(2mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(2mL)を加え、室温で2h撹拌した。濃縮乾固し、カラム分離し精製して、オフホワイトの固体の(S)−N−(2−((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(3.5mg、2つのステップの収率25%)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.47(s,1H),9.48(d,J=7.9Hz,1H),8.71-8.64(m,2H),8.13(s,1H),7.99(s,1H),7.96-7.89(m,2H),7.40-7.23(m,5H),7.10(d,J=10.3Hz,1H),5.12(dtt,J=10.2,6.9,1.0Hz,1H),3.22(dt,J=7.7,6.1Hz,1H),3.11(ddd,J=12.8,7.0,6.0Hz,1H),3.00(ddd,J=12.5,7.0,6.1Hz,1H),2.54-2.41(m,1H),1.05-0.77(m,4H).
MSm/z(ESI):438.2[M+H]+
【0156】
実施例55
N−(2−フルオロ−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化142】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び2−フルオロ−1−フェニルエチル−1−アミンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、N−(2−フルオロ−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.47(s,1H),9.48(d,J=7.9Hz,1H),8.71-8.64(m,2H),8.13(s,1H),7.99(s,1H),7.96-7.89(m,2H),7.65(d,J=11.0Hz,1H),7.41-7.32(m,4H),7.32-7.23(m,1H),5.55-5.38(m,1H),4.99(d,J=7.0Hz,1H),4.87(d,J=7.1Hz,1H).
MSm/z(ESI):401.1[M+H]+
【0157】
実施例56
N−((2−メチルピリミジン−4−イル)メチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化143】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(2−メチルピリミジン−4−イル)メチルアミンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、N−((2−メチルピリミジン−4−イル)メチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.49(s,1H),9.47(d,J=7.9Hz,1H),9.01(d,J=7.4Hz,1H),8.71-8.64(m,2H),8.13(s,1H),7.99(s,1H),7.97-7.88(m,3H),7.24(d,J=7.5Hz,1H),4.43(d,J=10.1Hz,2H),2.46(s,3H).
MSm/z(ESI):385.1[M+H]+
【0158】
実施例57
(R)−N−(1−フェニルエチル)−3−(ピリミジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化144】
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(R)−N−(1−フェニルエチル)−3−(ピリミジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造方法は、実施例2に示すとおりである。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.67(s,0.6H),13.59(s,0.4H),13.24(s,0.6H),13.08(s,0.4H),9.44-9.38(m,1H),9.36-9.31(m,1H),9.00-8.70(m,2H),8.22-8.19(m,1H),7.89(s,0.6H),7.60(s,0.4H),7.49(d,J=7.5Hz,2H),7.35(t,J=7.6Hz,2H),7.25(t,J=7.3Hz,1H),5.34-5.14(m,1H),1.58(d,J=7.0Hz,3H).
MSm/z(ESI):384.1[M+H]+
【0159】
実施例58
3−(ピリジン−4−イル)−N−(2,2,2−トリフルオロ−1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化145】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び2,2,2−トリフルオロ−1−フェニルエチル−1−アミンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、3−(ピリジン−4−イル)−N−(2,2,2−トリフルオロ−1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ:13.56(s,1H),13.32(s,1H),9.39(d,J=7.5Hz,1H),8.68-8.62(m,2H),8.00-7.94(m,2H),7.70(s,2H),7.41-7.30(m,4H),7.30-7.26(m,1H),7.05-6.91(m,1H).
MSm/z(ESI):437.1[M+H]+
【0160】
実施例59
(R)−N−(1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−b]ピラゾロ[4,3−e]ピリジン−6−カルボキサミドの製造
【化146】
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ステップ1、(2,6−ジフルオロピリジン−3−イル)(ピリジン−4−イル)メタノールの製造
【化147】
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2,6−ジフルオロピリジン(3.45g、30mmol)を100mLの無水テトラヒドロフランに溶解し、−78℃に冷却して、窒素ガス保護下で2.0MLDAのTHF/n−heptane溶液(15.8mL、31.5mmol)を滴下し、次に4−ピリジンカルボキシアルデヒド(3.86g、36mm)を注射し加えた。反応を−78℃から室温まで徐々に昇温し、反応終了が検出された後に、反応液に1.8mLの酢酸を加え、室温で30分撹拌した。反応液にシリカゲルを直接加え、スピン乾燥した後にカラムクロマトグラフィーを行って、淡黄色の固体の(R)−N−(1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−b]ピラゾロ[4,3−e]ピリジン−6−カルボキサミド(5.0g、収率75%)を得た。
MSm/z(ESI):223.1[M+H]+
ステップ2、(2,6−ジフルオロピリジン−3−イル)(ピリジン−4−イル)メタノンの製造
【化148】
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(2,6−ジフルオロピリジン−3−イル)(ピリジン−4−イル)メタノール(5.0g、22.5mmol)を250mLのDMMFに溶解し、PDC(25.4g、67.5mmol)をバッチで加え、室温で4時間反応させた。反応液を濃縮した後に、200mLの水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和NaCl溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に、カラムクロマトグラフィーを行って、白色の固体の(2,6−ジフルオロピリジン−3−イル)(ピリジン−4−イル)メタノン(3.6g、収率73%)を得た。
MSm/z(ESI):221.1[M+H]+
ステップ3、6−フルオロ−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジンの製造
【化149】
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(2,6−ジフルオロピリジン−3−イル)(ピリジン−4−イル)メタノン(3.6g、16.4mmol)を30mLの1,4−ジオキサンに溶解し、85%のヒドラジン水和物溶液(1.2g、19.7mmol)を加え、室温で3時間反応させた。反応液にシリカゲルを加え、直接スピン乾燥した後に、カラムクロマトグラフィーを行って、白色の固体の6−フルオロ−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン(2.6g、収率74%)を得た。
MSm/z(ESI):215.1[M+H]+
ステップ4、3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−アミンの製造
【化150】
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6−フルオロ−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン(0.5g、2.33mmol)をマイクロ波反応管に入れ、4mLのDMSO及び8mLの濃アンモニア水を加えた。マイクロ波で110℃に加熱し、2時間反応させた。反応液を冷却した後に、100mLの水に注ぎ撹拌し、析出した固体を吸引ろ過し、ろ過ケーキを水で洗浄した後に、真空乾燥して、粗生成物3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−アミン(450mg)を得た。
MSm/z(ESI):212.1[M+H]+
ステップ5、5−ニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−アミンの製造
【化151】
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3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−アミン(450mg、2.13mmol)を7.5mLの濃硫酸に溶解し、氷浴に置いて、濃硝酸(310mg、3.20mmol)を滴下した。次に、反応液を55℃に加熱し、6時間反応させた。反応液を冷却した後に、50mLの氷水に注ぎ撹拌し、4NNaOH溶液でpHを中性に調整した。析出した固体を吸引ろ過し、ろ過ケーキを水で洗浄した後に、真空乾燥して、黄色の固体の5−ニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−アミン(200mg、収率36%)を得た。
MSm/z(ESI):257.1[M+H]+
ステップ6、3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5,6−ジアミンの製造
【化152】
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5−ニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−アミン(200mg、0.78mmol)をDMFとTHFとの混合溶媒(25mL:25mL)に溶解し、50mgの20%Pd(OH)
2/C(約50%の水を含む)を加え、水素バルーンで数回交換した後に、室温で一晩反応させた。反応液をろ過してPd(OH)
2/Cを除去し、スピン乾燥した後に粗生成物3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5,6−ジアミン(200mg)を得て、次の反応に直接使用される。
MSm/z(ESI):227.1[M+H]
+
ステップ7、メチル3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−b]ピラゾロ[4,3−e]ピリジン−6−カルボン酸エステルの製造
【化153】
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3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5,6−ジアミン(150mg、0.66mmol)を10mLのメタノールに溶解し、マイクロ波反応管に入れ、2mLのトリエチルアミン及び1.5mLのジクロロメトキシ酢酸メチルを加え、マイクロ波で100℃に加熱し、1.5時間反応させた。反応液を室温まで冷却した後に、シリカゲルを加えてスピン乾燥し、カラムクロマトグラフィーを行って、粗生成物3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−b]ピラゾロ[4,3−e]ピリジン−6−カルボン酸エステル(120mg)を得た。
MSm/z(ESI):295.1[M+H]+
ステップ8、(R)−N−(1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−b]ピラゾロ[4,3−e]ピリジン−6−カルボキサミドの製造
【化154】
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メチル3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−b]ピラゾロ[4,3−e]ピリジン−6−カルボン酸エステル(130mg、0.44mmol)をマイクロ波反応管に入れ、2mLの(R)−(+)−1−フェニルエチルアミンを加え、マイクロ波で140℃に加熱し、1時間反応させた。反応液を冷却した後に、20mLの2−メチルテトラヒドロフランを加え、有機層を飽和NH
4Cl溶液と飽和NaCl溶液で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に、分取HPLCで、淡黄色の固体の(R)−N−(1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−b]ピラゾロ[4,3−e]ピリジン−6−カルボキサミド(6.8mg、収率4%)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.35−113.13(m,2H),9.45−9.34(m,1H),8.72(d,J=8Hz,2H),8.02(d,J=8Hz,2H),7.86(s,0.4H),7.57(s,0.6H),7.46−7.23(m,5H),5.24−5.21(m,1H),1.56(d,J=8Hz,3H).
MSm/z(ESI):384.1[M+H]+
【0161】
実施例60
(R)−N−(1−メトキシプロパン−2−イル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(R)−1−メトキシプロパン−2−アミンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、(R)−N−(1−メトキシプロパン−2−イル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,MeOD)δ8.58(d,J=4Hz,2H),8.38(s,0.6H),8.16(s,0.4H),8.03(d,J=4Hz,2H),7.80(s,0.4H),7.58(s,0.6H),4.27−4.22(m,1H),3.52−3.36(m,2H),3.32(s,3H),1.23(d,J=8Hz,3H).
MSm/z(ESI):351.1[M+H]+
【0162】
実施例61
N−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化156】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(1−アミノ−2−メチルプロパン−2−オールを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、N−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.74(s,1H),10.80(s,1H),8.80(d,J=5.5Hz,1H),8.48-8.41(m,2H),8.26(d,J=5.5Hz,2H),7.75(s,1H),7.35(s,1H),4.04(brs,1H),3.35(d,J=6.0Hz,2H),1.16(s,6H).
MSm/z(ESI):351.1[M+H]+
【0163】
実施例62
(R)−N−(1−(2−フルオロフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(R)−1−(2−フルオロフェニル)エチル−1−アミンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、(R)−N−(1−(2−フルオロフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.49(s,1H),9.47(d,J=7.9Hz,1H),8.72(d,J=5.2Hz,2H),8.35(s,4H),8.03(d,J=5.1Hz,2H),7.72(s,1H),7.61(t,J=7.2Hz,1H),7.32(dd,J=13.2,5.8Hz,1H),7.26-7.14(m,2H),5.57-5.43(m,1H),1.56(d,J=7.0Hz,3H).
MSm/z(ESI):401.1[M+H]+
【0164】
実施例63
(R)−N−(1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(R)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチル−1−アミンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、(R)−N−(1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.42(s,1H),9.46(d,J=8.4Hz,1H),8.65(d,J=4.9Hz,2H),8.27(s,5H),7.96(d,J=5.3Hz,2H),7.66(dd,J=7.2,1.9Hz,2H),7.48-7.38(m,1H),7.29(ddd,J=25.1,12.7,7.0Hz,2H),5.23-5.11(m,1H),1.49(d,J=7.0Hz,3H).
MSm/z(ESI):435.1,437.1[M+H]+
【0165】
実施例64
(S)−(3−フェニルモルホリノ)(3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−イル)メタノンの製造
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(S)−3−フェニルモルホリン原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、(S)−(3−フェニルモルホリノ)(3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−イル)メタノンを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.51−13.00(m,2H),9.26−9.17(m,1H),8.72(d,J=4Hz,2H),8.50(s,0.6H),8.07−7.91(m,2.7H),7.59(s,0.6H),7.45(d,J=8Hz,2H),7.35(t,J=8Hz,2H),7.28−7.23(m,1H),5.21−5.16(m,1H),4.62−4.58(m,1H),3.87−3.82(m,1H),3.62−3.40(m,4H).
MSm/z(ESI):425.1[M+H]+
【0166】
実施例65
(S)−(2−フェニルアゾプロピジウム−1−イル)(3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−イル)メタノンの製造
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1、(S)−N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル(200mg、0.37mmol)及び(S)−2−アミノ−2−フェニルエタン−1−オール(205mg、1.49mmol)をN−メチルピロリドン(2mL)中で、マイクロ波で150℃で1時間反応させた。反応液を濃縮した後に、カラムクロマトグラフィー[溶離液:ジクロロメタン〜ジクロロメタン/メタノール(97:3)]を行って、230mgの粗生成物を得て、次に薄層クロマトグラフィー(展開剤:CH
2Cl
2/MeOH=12/1)を行って、黄色の固体生成物(S)−N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(120mg、収率50%)を得た。
MSm/z(ESI):641.2[M+H]+
ステップ2、(S)−(2−フェニルアゾプロピジウム−1−イル)(3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−イル)メタノンの製造
【化162】
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0℃で、(S)−N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(70mg、0.11mol)及びトリフェニルホスフィン(57mg、0.22mol)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液中にアゾジカルボン酸ジイソプロピル(44mg、0.22mmol)のテトラヒドロフラン(1mL)溶液を加え、室温で18時間撹拌した。水(20mL)でクエンチし、酢酸エチル(20mL*2)で抽出し、有機相を合わせて濃縮し、濃縮後に有機相を薄層クロマトグラフィー(展開剤:CH
2Cl
2/MeOH=10/1)で精製して、黄色の固体生成物(S)−(2−フェニルアゾプロピジウム−1−イル)(3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−イル)メタノン(30mg、収率44%)を得た。
MSm/z(ESI):623.2[M+H]+
ステップ3、(S)−(2−フェニルアゾプロピジウム−1−イル)(3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−イル)メタノンの製造
【化163】
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S)−(2−フェニルアゾプロピジウム−1−イル)(3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−イル)メタノン(30mg、0.048mmol)のジクロロメタン(2mL)溶液にトリフルオロ酢酸(2mL)を加え、室温で1時間撹拌した。反応液を炭酸水素ナトリウム水溶液(20mL)に滴下し、滴下が終了した後に、酢酸エチル(20mL*2)で抽出し、有機相を合わせて濃縮し、次に薄層クロマトグラフィー(展開剤:CH
2Cl
2/MeOH=8/1)で精製して、黄色の固体生成物(S)−(2−フェニルアゾプロピジウム−1−イル)(3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−イル)メタノン(6.2mg、収率34%)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.50−13.00(m,2H),8.72(d,J=4Hz,2H),8.49(s,0.6H),8.08−7.93(m,2.8H),7.59(s,0.6H),7.44(d,J=8Hz,2H),7.37(t,J=8Hz,2H),7.29−7.23(m,1H),2.96−2.84(m,1H),2.02(d,J=8Hz,1H),1.75(d,J=8Hz,1H).
MSm/z(ESI):381.1[M+H]+
【0167】
実施例66
(R)−N−(2−フェニルプロピル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化164】
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ステップ1、(R)−N−(2−フェニルプロピル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化165】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル(240mg、0.45mmol)を(R)−2−フェニルプロパン−1−アミン(5mL)に溶解し、マイクロ波管(30mL)に加え、マイクロ波条件下で、150℃で加熱し、2h撹拌し、冷却し、濃縮乾固し、カラムクロマトグラフィーで精製して、褐色の固体生成物(R)−N−(2−フェニルプロピル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(234mg、収率81%)を得た。
MSm/z(ESI):639.2[M+H]+
ステップ2、(R)−N−(2−フェニルプロピル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化166】
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(R)−N−(2−フェニルプロピル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(234mg、0.37mmol)をジクロロメタン(20mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(5mL)を加え、室温で2時間撹拌した。反応終了後に、濃縮して溶媒を除去し、粗生成物を得て、10mLのメタノールを加えて溶解し、次にアンモニア/メタノール(5mL、7M)を加え、半時間撹拌し、スピン乾燥し、カラムクロマトグラフィーで精製して、白色の固体生成物(R)−N−(2−フェニルプロピル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(38mg、収率26%)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO)δ13.26(d,J=13.4Hz,2H),8.71(d,J=4.6Hz,2H),8.34(d,J=5.5Hz,1H),8.03(s,2H),7.60(s,1H),7.36-7.19(m,5H),3.44-3.40(m,2H),3.16(dt,J=14.0,7.0Hz,1H),1.25(d,J=7.0Hz,3H).
MSm/z(ESI):397.2[M+H]+
【0168】
実施例67
(S)−N−(2−フェニルプロピル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化167】
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ステップ1、(S)−N−(2−フェニルプロピル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化168】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル(240mg、0.45mmol)を(R)−2−フェニルプロパン−1−アミン(5mL)に溶解し、マイクロ波管(30mL)に加え、マイクロ波条件下で、150℃で加熱し、2h撹拌し、冷却し、濃縮乾固し、カラムクロマトグラフィーで精製して、褐色の固体生成物(S)−N−(2−フェニルプロピル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(205mg、収率71%)を得た。
MSm/z(ESI):639.2[M+H]+
ステップ2、(S)−N−(2−フェニルプロピル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化169】
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(R)−N−(2−フェニルプロピル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(205mg、0.32mmol)をジクロロメタン(20mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(5mL)を加え、室温で2時間撹拌した。反応終了後に、濃縮して溶媒を除去し、粗生成物を得て、10mLのメタノールを加えて溶解し、次にアンモニア/メタノール(5mL、7M)を加え、半時間撹拌し、スピン乾燥し、カラムクロマトグラフィーで精製して、白色の固体生成物(R)−N−(2−フェニルプロピル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(24mg、収率19%)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.36(s,2H),8.65(d,J=4.6Hz,2H),8.28(d,J=5.5Hz,1H),7.97(s,2H),7.54(s,1H),7.28-7.20(m,4H),7.17-7.11(m,1H),3.54-3.46(m,2H),3.09(dd,J=14.2,7.0Hz,1H),1.19(d,J=7.0Hz,3H).
MSm/z(ESI):397.3[M+H]+
【0169】
実施例68
(R)−N−(1−モルホリノプロパン−2−イル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化170】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(R)−1−モルホリノプロパン−2−アミンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、(R)−N−(1−モルホリノプロパン−2−イル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,CDCl
3)δ8.75(s,2H),8.10(s,1H),7.89(s,2H),7.72(s,1H),6.50(s,1H),4.01(s,1H),3.56(s,3H),2.92-2.43(m,2H),2.58(s,2H),2.58(s,2H),1.31(s,3H).
MSm/z(ESI):406.2[M+H]+
【0170】
実施例69
3−(1−フェニルエチル)−5−(3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾールの製造
【化171】
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ステップ1、(Z)−N′−ヒドロキシ−2−フェニルプロパンアミジン
【化172】
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2−フェニルプロピオニトリル(1.0g、7.6mmol)をエタノール(15mL)/水(5mL)に溶解し、炭酸ナトリウム(1.62g、15.28mmol)及び塩酸ヒドロキシルアミン(1.06g、15.25mmol)を加え、80℃で4h撹拌した。冷却し、50mLの水を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、濃縮乾固して、白色の固体生成物(Z)−N′−ヒドロキシ−2−フェニルプロパンアミジン(1.10g、収率88%)を得た。
MSm/z(ESI):165.1[M−H]
+.
ステップ2、3−(1−フェニルエチル)−5−(3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾールの製造
【化173】
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50mLの一つ口フラスコに、順次、3−(ピリジン−4−イル)−6−(トリクロロメチル)−1−トリチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール(100mg、0.16mmol)、(Z)−N′−ヒドロキシ−2−フェニルプロパンアミジン(28mg、0.17mmol)、炭酸ナトリウム溶液(2mL)及びアセトニトリル(10mL)を加え、60℃に加熱し、2h撹拌した。冷却し、水(50mL)を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、濃縮乾固した。カラムクロマトグラフィーで精製して、粘稠な粗生成物(45mg)を得た。
MSm/z(ESI):650.2[M−H]
+.
ステップ3、3−(1−フェニルエチル)−5−(3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾールの製造
【化174】
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前のステップで得られた3−(1−フェニルエチル)−5−(3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール(45mg)をジクロロメタン(1mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(2mL)を加え、室温で1h撹拌した。濃縮乾固し、カラムクロマトグラフィーで精製して、固体生成物3−(1−フェニルエチル)−5−(3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−イル)−1,2,4−オキサジアゾール(4.3mg、2つのステップの収率6.3%)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ:13.43−13.37(m,1H),13.20−13.05(m,1H),8.72(s,2H),8.45-8.04(m,3H),7.99−7.87(m,1H),7.58(m,2H),7.36-7.32(m,2H),7.26−7.22(m,1H),5.25-5.21(m,1H),1.47(d,J=6.0Hz,3H).
MSm/z(ESI):408.1[M−H]
+.
【0171】
実施例70
(R)−N−(1−(シクロプロピルアミノ)プロパン−2−イル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化175】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(R)−N
1−シクロプロピルプロパン−1,2−ジアミンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して(R)−N−(1−(シクロプロピルアミノ)プロパン−2−イル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,CDCl
3)δ13.18(s,1H),8.64-7.12(m,7H),3.94(s,1H),2.52(d,J=3.9Hz,2H),2.27(s,3H),1.89(s,1H),0.96(d,J=4.7Hz,3H).
MSm/z(ESI):376.1[M+H]+
【0172】
実施例71
N−(3−ヒドロキシ−1−フェニルプロピル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化176】
[この文献は図面を表示できません]
3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び3−アミノ−3−フェニルプロピル−1−オールを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、N−(3−ヒドロキシ−1−フェニルプロピル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.56−13.03(m,2H),9.25−9.14(m,1H),8.70(d,J=4Hz,2H),8.49(s,0.6H),8.06−7.90(m,2.7H),7.57(s,0.6H),7.46(d,J=8Hz,2H),7.35(t,J=8Hz,2H),7.28−7.23(m,1H),5.14−5.09(m,1H),4.50(s,1H),3.85−3.80(m,2H),2.14−2.03(m,2H).
MSm/z(ESI):413.1[M+H]+
【0173】
実施例72
N−(2−カルボニル−2−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び2−アミノ−1−フェニルエタン−1−オンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、N−(2−カルボニル−2−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,CDCl
3)δ8.75(s,2H),8.33(s,1H),8.09(s,2H),7.90(d,J=7.3Hz,3H),7.68(s,1H),7.57(s,2H),7.34(s,1H),4.36(s,2H).
MSm/z(ESI):397.1[M+H]+
【0174】
実施例73
N′−ベンジル−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−ホルモヒドラジドの製造
【化178】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及びフェニルヒドラジンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、N′−ベンジル−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−ホルモヒドラジドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.42−13.22(m,2H),10.09(s,1H),8.74(d,J=4Hz,2H),8.49(s,1H),8.07(s,2H),7.62(s,1H),7.29−7.18(m,2H),6.88(d,J=8.0Hz,2H),6.80(t,J=8Hz,1H),5.09(s,1H),3.91(s,2H).
MSm/z(ESI):384.1[M+H]+
【0175】
実施例74
N−((1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化179】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチルアミンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、N−((1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.58(s,1H),9.31(d,J=7.8Hz,1H),8.77(d,J=5.4Hz,2H),8.37(s,1H),8.18(d,J=5.4Hz,2H),7.72(s,1H),7.64(s,1H),7.41(s,1H),4.37(d,J=6.2Hz,2H),3.80(s,3H).
MSm/z(ESI):373.1[M+H]+
【0176】
実施例75
(3−フェニルピペラジン−1−イル)(3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−イル)メタノンの製造
【化180】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び2−フェニルピペラジン原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチルアミン(3−フェニルピペラジン−1−イル)(3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−イル)メタノンを得た。
1HNMR(400MHz,CDCl
3)δ8.74(s,2H),8.28(s,1H),7.89(d,J=5.5Hz,3H),7.45−7.14(m,5H),4.04(s,1H),3.86(s,1H),3.58-3.24(m,3H),2.83(d,J=5.0Hz,2H).
MSm/z(ESI):424.2[M+H]+
【0177】
実施例76
N′−フェニル−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−ホルモヒドラジド
【化181】
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ステップ1、N′−フェニル−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−ホルモヒドラジドの製造
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
3−(ピリジン−4−イル)−1−トリチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル(400mg、0.74mmol)をマイクロ波反応管に入れ、4mLのフェニルヒドラジンを加え、マイクロ波で140℃に加熱して1時間反応させた。反応液に50mLの酢酸エチルを加え、酢酸エチル層を飽和NH
4Cl溶液、飽和NaCl溶液で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に、カラムクロマトグラフィーを行って、粗生成物N′−フェニル−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−ホルモヒドラジド(290mg)を得て、次の反応に直接使用される。
MSm/z(ESI):612.1[M+H]+
ステップ2、N′−フェニル−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−ホルモヒドラジド
【化183】
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前のステップで得られたN′−フェニル−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−ホルモヒドラジド(290mg、0.47mmol)をジクロロメタンとトリフルオロ酢酸との混合溶媒(4mL:4mL)に溶解し、室温で2時間反応させた。反応液をスピン乾燥した後に、10mLのメタノールを加え、氷浴に入れ、残留トリフルオロ酢酸を7.0MのNH
3のメタノール溶液で中和した。得られた溶液をスピン乾燥した後に、カラムクロマトグラフィーを行い、粗生成物を酢酸エチルで叩解して、黄色の固体のN′−フェニル−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−ホルモヒドラジド(80mg、2つのステップの収率29%)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.52(s,1H),13.22(s,1H),10.87(s,1H),8.75(d,J=5.7Hz,2H),8.49(s,1H),8.15-8.12(m,2H),7.72(s,1H),7.18(t,J=7.9Hz,2H),6.82-6.73(m,3H),3.41(s,1H).
MSm/z(ESI):370.1[M+H]+
【0178】
実施例77
N′−メチル−N′−フェニル−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−ホルモヒドラジドの製造
【化184】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び1−メチル−1−フェニルヒドラジンを原料として、実施例76を参照して、N′−メチル−N′−フェニル−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−ホルモヒドラジドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.42−13.22(m,2H),11.09(s,1H),8.72(d,J=4Hz,2H),8.49(s,1H),8.05(s,2H),7.62(s,1H),7.29−7.17(m,2H),6.87(d,J=8.0Hz,2H),6.79(t,J=8Hz,1H),3.23(s,3H).
MSm/z(ESI):384.1[M+H]+
【0179】
実施例78
N−(2−メトキシ−2−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化185】
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ステップ1、N−(2−メトキシ−2−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化186】
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メチル3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸エステル(100mg、0.19mmol)をマイクロ波反応管に入れ、2−メトキシ−2−フェニルエタン−1−アミン(1mL)を加え、150℃に加熱して60min反応させた。室温まで冷却した後に、反応液に20mLの酢酸エチルを加え、酢酸エチル層を飽和塩化アンモニウム溶液及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、次に無水硫酸ナトリウムで乾燥した後にカラムクロマトグラフィーして、粗生成物N−(2−メトキシ−2−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(80mg、収率67%)を得て、次の反応に直接使用される。
MSm/z(ESI):655.3[M+H]+
ステップ2、N−(2−メトキシ−2−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化187】
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N−(2−メトキシ−2−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド粗生成物(80mg)を4mLのジクロロメタンに溶解し、同時に4mLのトリフルオロ酢酸を加え、室温で3時間反応させた後に、反応液をスピン乾燥した。得られた粗生成物を酢酸エチルとテトラヒドロフランとの混合液に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、次に無水硫酸ナトリウムで乾燥した。得られた有機溶媒をスピン乾燥した後に、分取クロマトグラフィーで精製して、黄色の固体生成物N−(2−メトキシ−2−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(10mg、収率20%)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.47−13.11(m,2H),8.86−8.70(m,3H),8.49(s,0.7H),8.12(s,0.3H),8.08−7.98(m,2H),7.88(s,0.3H),7.58(s,0.7H),7.42−7.33(m,5H),4.54−4.51(m,1H),3.63−3.53(m,2H),3.20(d,J=4Hz,3H).
MSm/z(ESI):413.2[M+H]+
【0180】
実施例79
N′−(3−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−ホルモヒドラジドの製造
【化188】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(3−フルオロフェニル)ヒドラジンを原料として、実施例76を参照して、N′−(3−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−ホルモヒドラジドを得た。
1HNMR(400MHz,CDCl
3)δ8.75(s,2H),8.32(s,1H),7.90(d,J=11.4Hz,3H),7.38(s,1H),7.22(s,1H),7.00(s,1H),6.83(s,1H),6.55(s,1H),3.17(s,1H).MSm/z(ESI):388.1[M+H]+
【0181】
実施例80
N′−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−ホルモヒドラジドの製造
【化189】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(4−フルオロフェニル)ヒドラジンを原料として、実施例76を参照して、N′−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−ホルモヒドラジドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.40(s,1H),13.10(s,1H),9.48-9.38(m,2H),8.71-8.64(m,2H),8.13(s,1H),7.99(s,1H),7.96-7.89(m,2H),7.09-7.00(m,2H),6.83(ddt,J=6.4,5.0,1.5Hz,2H).
MSm/z(ESI):388.1[M+H]+
【0182】
実施例81
N′−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−ホルモヒドラジドの製造
【化190】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及び(3−クロロ−4−フルオロフェニル)ヒドラジンを原料として、実施例76を参照して、N′−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−ホルモヒドラジドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.52(s,1H),13.22(s,1H),10.87(s,1H),8.75(d,J=5.7Hz,2H),8.49(s,1H),8.15-8.12(m,2H),7.72(s,1H),7.25-7.17(m,1H),7.05-6.99(m,1H),6.77-6.69(m,1H).
MSm/z(ESI):422.1424.1[M+H]+
【0183】
実施例82
(R)−3−モルホリノ−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化191】
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ステップ1、4−(5,6−ジニトロ−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール−3−イル)モルホリンの製造
【化192】
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モルホリン(383.8mg、4.1mmol、1.1eq.)、Pd(OAc)
2(179.61mg、0.8mmol、0.2eq)及びX−antPhos(555mg、0.96mmol、0.24eq)を無水ジオキサン(6.0mL)に溶解し、窒素ガスで2分間置換し、15mLの密閉管に入れ、100℃に加熱して、10min撹拌し、室温に冷却した後に、化合物3−ブロモ−5,6−ジニトロ−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール(2.12g、4.0mmol、1.0eq)及び炭酸セシウム(3.91g、12mmol、3.0eq)を加え、室温で5min撹拌し、次に100℃に加熱して90min撹拌し(反応プロセスには、副反応を防ぐために、TLC及びLCMSでタイムリーに監視する必要がある)、反応が終了した後に、溶媒を除去し、酢酸エチルで抽出し、乾燥し、溶媒を蒸発して、粗生成物を得て、迅速にカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物4−(5,6−ジニトロ−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール−3−イル)モルホリン(1.2g、収率56%))を得た。
MSm/z(ESI):536.2[M+H]+
ステップ2、3−モルホリノ−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール−5,6−ジアミンの製造
【化193】
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化合物4−(5,6−ジニトロ−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール−3−イル)モルホリン(粗生成物、1.2g)をテトラヒドロフラン(120mL)に溶解し、水酸化パラジウム(300mg)を加え、水素ガスで3回置換し、水素バルーンの圧力下で一晩(12時間)撹拌した。反応終了後に、反応液をろ過し、溶媒を除去して粗生成物を得て、迅速にカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物3−モルホリノ−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール−5,6−ジアミン(400mg、収率38%)を得た。
MSm/z(ESI):476.3[M+H]+
ステップ3、メチル3−モルホリノ−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸エステルの製造
【化194】
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化合物3−モルホリノ−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール−5,6−ジアミン(400mg、0.84mmol、1.0eq)をジクロロメタン(40mL)に溶解し、0℃に冷却し、DIPEA(2.1mL、12.6mmol、15eq、d=0.782g/mL)と2,2−ジクロロ−2−メトキシ酢酸メチル(1.45g、8.4mmol、10eq)をそれぞれ加え、室温で一晩撹拌した。反応終了後に、反応液を100mLの飽和NaHCO
3溶液に徐々に加え、ジクロロメタンで抽出し、乾燥し、カラムクロマトグラフィーで精製して、目的化合物メチル3−モルホリノ−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸エステル(106mg、収率23%)を得た。
MSm/z(ESI):544.23[M+H]+
ステップ4、(R)−3−モルホリノ−N−(1−フェニルエチル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化195】
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化合物メチル3−モルホリノ−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸エステル(106mg、0.19mmol)を(R)−1−フェニルエタン−1−アミン(2mL)に溶解し、30mLのマイクロ波管に入れ、150℃で3時間反応させた。反応終了後に、酢酸エチル(200mL)に溶解し、水で3回洗浄し、乾燥し、スピン乾燥し、カラムクロマトグラフィーで精製して、化合物(R)−3−モルホリノ−N−(1−フェニルエチル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(100mg、収率81%)を得た。
MSm/z(ESI):633.4[M+H]+
ステップ5、(R)−3−モルホリノ−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化196】
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化合物(R)−3−モルホリノ−N−(1−フェニルエチル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(100mg、0.16mmol)をジクロロメタン(10mL)に溶解し、次にトリフルオロ酢酸(2mL)を加え、室温で3時間撹拌した。反応終了後に、溶媒をスピン乾燥し、NH
3/MeOH溶液(10mL)に溶解し、30min撹拌し、スピン乾燥して粗生成物を得て、分取HPLCで精製して、目的化合物(R)−3−モルホリノ−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(11mg、収率18%)を得た。
1HNMR(400MHz,CDCl
3)δ7.89(s,1H),7.66(s,1H),7.34-7.25(m,5H),7.17(s,1H),4.97(d,J=12.0Hz,1H),3.70(t,J=9.2Hz,4H),3.22(t,J=9.3Hz,4H),1.48(d,J=11.9Hz,3H).
MSm/z(ESI):391.2[M+H]+
【0184】
実施例83
(R)−3−(メチル(ピリジン−3−イル)アミノ)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−3−(メチル(ピリジン−3−イル)アミノ)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造方法については、実施例82を参照する。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ12.93(s,1H),12.48−12.32(m,1H),9.38−9.27(m,1H),8.29−8.06(m,2H),7.72(s,0.3H),7.45−7.40(m,2H),7.35−7.18(m,6.7H),5.26-5.12(m,1H),3.49(d,J=8.0Hz,3H),1.56−1.51(m,3H).
MSm/z(ESI):412.1[M+H]+
【0185】
実施例84
(R)−3−(6−メトキシピリジン−3−イル)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−3−(6−メトキシピリジン−3−イル)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造方法については、実施例2を参照する。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.15−13.00(m,2H),9.43−9.34(m,1H),8.82−8.76(m,1H),8.33−8.26(m,1.6H),7.96(s,0.4H),7.81(s,0.4H),7.55−7.44(m,2.6H),7.34(t,J=8Hz,2H),7.26−7.24(m,1H),7.07−7.00(m,1H),5.34−5.11(m,1H),3.95(s,3H),1.57(d,J=8Hz,3H).
MSm/z(ESI):413.1[M+H]+
【0186】
実施例85
(R)−3−(6−イソプロポキシピリジン−3−イル)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−3−(6−イソプロポキシピリジン−3−イル)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造方法については、実施例2を参照する。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.14−13.00(m,2H),9.43−9.34(m,1H),8.78−8.74(m,1H),8.33−8.18(m,1.6H),7.96(s,0.4H),7.80(s,0.4H),7.54−7.42(m,2.6H),7.34(t,J=8Hz,2H),7.26−7.24(m,1H),6.98-6.87(m,1H),5.39−5.33(m,1H),5.24−5.21(m,1H),1.56(d,J=8Hz,3H),1.35(d,J=8Hz,6H).
MSm/z(ESI):441.2[M+H]+
【0187】
実施例86
(R)−3−(2−メトキシピリジン−4−イル)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化200】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−3−(2−メトキシピリジン−4−イル)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造方法については、実施例2を参照する。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.42−13.07(m,2H),9.46−9.34(m,1H),8.35(s,0.5H),8.32(d,J=4Hz,1H),8.07(s,0.4H),7.86(s,0.4H),7.66−7.57(m,1.6H),7.48(d,J=8Hz,2H),7.36−7.33(m,3H),7.26−7.23(m,1H),5.27−5.19(m,1H),3.94(s,3H),1.57(d,J=8Hz,3H).
MSm/z(ESI):413.2[M+H]+
【0188】
実施例87
(R)−3−(4−メトキシピペリジン−1−イル)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化201】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−3−(4−メトキシピペリジン−1−イル)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造方法については、実施例82を参照する。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.65(s,1H),10.80(s,1H),9.41(d,J=9.3Hz,1H),7.70(s,2H),7.36-7.22(m,5H),5.19-5.07(m,1H),3.77-3.64(m,1H),3.44-3.32(m,2H),3.31(s,3H),3.28-3.16(m,2H),2.06-1.92(m,2H),1.79-1.65(m,2H),1.47(d,J=6.4Hz,3H).
MSm/z(ESI):419.2[M+H]+
【0189】
実施例88
(R)−N−(1−(3−シクロプロピルフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド
【化202】
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ステップ1、(R)−(1−(3−ブロモフェニル)エチル)カルバミン酸tert−ブチルの製造
【化203】
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(R)−1−(3−ブロモフェニル)エチルアミン(500mg、2.5mmol)のジクロロメタン(20mL)溶液に、トリエチルアミン(500mg、5mmol)を加え、二炭酸ジ−tert−ブチル(648mg、3mmol)のジクロロメタン(5mL)溶液を0℃で滴下した後に、3時間撹拌した。反応溶液にジクロロメタン(50mL)を加え、飽和クエン酸水溶液(30mL*2)で洗浄し、次に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(30mL)で洗浄し、有機相を濃縮して、無色で透明な油状生成物(R)−(1−(3−ブロモフェニル)エチル)カルバミン酸tert−ブチル(750mg、収率100%)を得た。
ステップ2、(R)−(1−(3−シクロプロピルフェニル)エチル)カルバミン酸tert−ブチルの製造
【化204】
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(R)−(1−(3−ブロモフェニル)エチル)カルバミン酸tert−ブチル(720mg、2.4mmol)、シクロプロピルボロン酸(413mg、4.8mmol)、[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]二塩化パラジウムジクロロメタン錯体(98mg、0.12mmol)及び炭酸カリウム(994mg、7.2mmol)をジオキサン(10mL)及び水(1mL)中でマイクロ波で120℃で1.5時間反応させた。反応終了後に、反応液を濃縮した後に、カラムクロマトグラフィー[溶離液:石油エーテル〜石油エーテル/酢酸エチル(95/5)]で精製して、無色の油状生成物(R)−(1−(3−シクロプロピルフェニル)エチル)カルバミン酸tert−ブチル(430mg、収率69%)を得た。
ステップ3、(R)−1−(3−シクロプロピルフェニル)エタン−1−アミン塩酸塩の製造
【化205】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−(1−(3−シクロプロピルフェニル)エチル)カルバミン酸tert−ブチル(430mg、1.64mmol)を塩酸酢酸エチル(10mL、4mmol/L)中で16時間撹拌した。反応液を濃縮して、白色の固体生成物(R)−1−(3−シクロプロピルフェニル)エタン−1−アミン塩酸塩(300mg、収率92%)を得た。
MSm/z(ESI):162.2[M+H]+
ステップ4、(R)−N−(1−(3−シクロプロピルフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化206】
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3−(ピリジン−4−イル)−6−(トリクロロメチル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール(100mg、0.17mmol))、(R)−1−(3−シクロプロピルフェニル)エタン−1−アミン塩酸塩(37mg、0.18mmol)及び炭酸ナトリウム(212mg、2.52mmol)をアセトニトリル(10mL)及び水(5mL)中で60℃で1時間撹拌した。反応液にテトラヒドロフラン(10mL)を加え、次に60℃で2時間撹拌した。反応終了後に、水(30mL)を加え、酢酸エチル(30mL*2)で抽出し、有機相を濃縮した後に、カラムクロマトグラフィー[溶離液:石油エーテル〜石油エーテル/酢酸エチル(30:70)]で精製して、粗生成物(75mg)を得て、次に薄層クロマトグラフィー(展開剤:石油エーテル/酢酸エチル=1/1)で再精製して、黄色の固体生成物(R)−N−(1−(3−シクロプロピルフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(40mg、収率36%)を得た。
MSm/z(ESI):665.3[M+H]+
ステップ5、(R)−N−(1−(3−シクロプロピルフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化207】
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(R)−N−(1−(3−シクロプロピルフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(80mg、0.12mol)のジクロロメタン(2mL)溶液にトリエチルシラン(28mg、0.24mL)、トリフルオロ酢酸(4mL)を加え、室温で1時間撹拌した。反応液をスピン乾燥し、メタノールを加えて溶解し、アンモニア水でアルカリ性に調整し、濃縮した後に薄層クロマトグラフィー(展開剤:CH
2Cl
2/MeOH=10/1)で精製して、黄色の固体生成物(R)−N−(1−(3−シクロプロピルフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(26mg、収率51%)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.46−13.39(m,1H),13.12(s,1H),9.40−9.31(m,1H),8.72(s,2H),8.45(s,0.6H),8.12−7.87(m,3H),7.58(s,0.6H),7.23−7.18(m,3H),6.93(d,J=8Hz,1H),5.20−5.16(m,1H),1.90−1.89(m,1H),1.54(d,J=8Hz,3H),0.94−0.93(m,2H),0.67−0.66(m,2H).
MSm/z(ESI):423.1[M+H]+
【0190】
実施例89
(S)−N−(2−((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化208】
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ステップ1、(S)−N−(2−((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化209】
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(S)−N−(2−カルボニル−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(200mg、0.31mmol)、2,2−ジフルオロエチルアミン(127mg、1.56mmol)をジクロロメタン/メタノール(10mL/5mL)中で撹拌し、3mLの酢酸を加え、30min撹拌した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(98mg、1.56mmol)を加え、一晩撹拌し、水を加え、ジクロロメタンで抽出し、乾燥し濃縮乾固し、カラム分離し精製して、粗生成物(S)−N−(2−((2,2−フルオロエチル)アミノ)−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(38mg)を得た。
MSm/z(ESI):704.2[M+H]+
ステップ2、(S)−N−(2−((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化210】
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(S)−N−(2−((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(38mg)をジクロロメタン(2mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(2mL)を加え、室温で2h撹拌した。濃縮乾固し、カラム分離し精製して、オフホワイトの固体の(S)−N−(2−((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(9mg、2つのステップの収率6%)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.40(s,1H),13.10(s,1H),9.18(s,1H),8.71-8.64(m,2H),8.13(s,1H),7.99(s,1H),7.96-7.89(m,2H),7.40-7.23(m,5H),7.03(d,J=10.1Hz,1H),5.71(t,J=7.0Hz,1H),5.12(dtt,J=10.4,7.1,1.0Hz,1H),3.28(dt,J=12.5,7.3Hz,1H),3.17(dt,J=12.2,7.2Hz,1H),3.12-2.81(m,2H),1.51(p,J=7.2Hz,1H).
MSm/z(ESI):462.2[M+H]+
【0191】
実施例90
(S)−N−(2−(ジメチルアミノ)−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化211】
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ステップ1、(S)−N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化212】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル(2.0g、3.73mmol)、(S)−2−アミノ−2−フェニルエタン−1−オール(2.56g、18.66mm)をマイクロ波で140℃で1h撹拌し、水を加え、酢酸エチルで抽出し、乾燥し、濃縮乾固し、カラム分離し精製して、(S)−N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(1.46g、収率61%)を得た。
MSm/z(ESI):641.2[M+H]+
ステップ2、(S)−N−(2−カルボニル−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化213】
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(S)−N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−F]インダゾール−6−カルボキサミド(1.46g、2.28mmol)をDMSO(10mL)に溶解し、IBX(5.1g、18.21mmol)を加え、窒素ガス保護下で、室温で3h撹拌した。ジクロロメタンを加え、炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥し濃縮乾固し、カラム分離し精製して、2.52gの油状粗生成物を得て、次の反応に直接使用される。
MSm/z(ESI):639.2[M+H]+
ステップ3、(S)−N−(2−(ジメチルアミノ)−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化214】
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(S)−N−(2−カルボニル−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(200mg、0.31mmol)及び2Mのジメチルアミンメタノール溶液(1.57mL、3.13mmol)をジクロロメタン/メタノール(10mL/5mL)中で撹拌し、0.5mLの酢酸を加え、30min撹拌した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(98mg、1.56mmol)を加え、一晩撹拌し、水を加え、ジクロロメタンで抽出し、乾燥し濃縮乾固し、カラム分離し精製して油状物(66mg)を得て、次の反応に直接使用される。
MSm/z(ESI):668.3[M+H]+
ステップ4、(S)−N−(2−(ジメチルアミノ)−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
(S)−N−(2−(ジメチルアミノ)−1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(66mg)をジクロロメタン(5mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(2mL)を加え、室温で1h撹拌した。濃縮乾固し、カラム分離し精製して、オフホワイトの固体(10mg、2つのステップの収率8%)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.40(s,1H),13.10(s,1H),9.18(s,1H),8.72(d,J=5.7Hz,2H),8.50(s,0.5H),8.29-7.81(m,3H),7.58(s,0.5H),7.48(d,J=7.4Hz,2H),7.34(t,J=7.5Hz,2H),7.26(t,J=7.3Hz,1H),5.17(s,1H),2.96(s,1H),2.43(dd,J=12.6,5.2Hz,1H),2.24(s,6H).
MSm/z(ESI):426.2[M+H]+
【0192】
実施例91
(R)−3−(4−メトキシシクロヘキシル)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化215】
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(R)−3−(4−メトキシシクロヘキシル)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造方法は、実施例2を参照する。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ12.74(s,1H),10.80(s,1H),9.41(d,J=9.3Hz,1H),7.70(s,2H),7.36-7.22(m,5H),5.13(dq,J=9.3,6.2Hz,1H),3.57-3.43(m,1H),3.31(s,2H),2.72(p,J=8.0Hz,1H),2.35-2.21(m,2H),1.83-1.69(m,2H),1.58-1.48(m,2H),1.47(d,J=6.4Hz,3H),1.21-1.07(m,2H).
MSm/z(ESI):418.1[M+H]+
【0193】
実施例92
3−(4−メトキシシクロヘキサ−1−エン−1−イル)−N−((R)−1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化216】
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3−(4−メトキシシクロヘキサ−1−エン−1−イル)−N−((R)−1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造方法は、実施例2を参照する。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.07(s,0.4H),12.95(s,0.6H),12.75(s,0.4H),12.69(s,0.6H),9.40(d,J=8.5Hz,0.4H),9.30(d,J=8.5Hz,0.6H),8.21(s,0.6H),7.93(s,0.4H),7.72(s,0.4H),7.48-7.44(m,2.6H),7.36-7.32(m,2H),7.26-7.22(m,1H),6.51(s,0.6H),6.40(s,0.4H),5.22(p,J=7.0Hz,1H).,3.64-3.53(m,1H),3.33(s,3H),2.82-2.80(m,1H),2.69-2.63(m,2H),2.26−2.22(m,1H),2.06-2.03(m,1H),1.79-1.64(m,1H),1.56(d,J=7.0Hz,3H).
MSm/z(ESI):416.1[M+H]+
【0194】
実施例93
(R)−3−(4−カルボニルシクロヘキシル)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化217】
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ステップ1、3−ブロモ−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール−5,6−ジアミンの製造
【化218】
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3−ブロモ−5,6−ジニトロ−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール(7.0g、13.2mmol)を100mLのテトラヒドロフランに溶解し、25mLのNH
4Cl飽和溶液及び亜鉛粉末(17.2g、264.7mmol)を加え、窒素ガス保護下で、70℃に加熱して、一晩反応させた。反応が終了すると検出された後に、不溶性固体をろ過して除去し、ろ液をスピン乾燥し、カラムクロマトグラフィーを行って、粗生成物3−ブロモ−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール−5,6−ジアミン(4.3g)を得て、次の反応に使用される。
MSm/z(ESI):469.1[M+H]+
ステップ2、3−ブロモ−6−(トリクロロメチル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾールの製造
【化219】
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3−ブロモ−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール−5,6−ジアミン(4.3g、9.2mmol)を20mLの氷酢酸に溶解し、2,2,2−トリクロロアセトイミド酸メチルエステル(2.1g、12.0mmol)を滴下し、室温で2時間反応させた。反応液を200mLの水に滴下し、室温で30分間撹拌した。析出した固体を吸引ろ過し、ろ過ケーキを水で洗浄し、真空乾燥して、褐色の固体の3−ブロモ−6−(トリクロロメチル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール(4.9g)を得て、次の反応に直接使用される。
ステップ3、3−ブロモ−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステルの製造
【化220】
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3−ブロモ−6−(トリクロロメチル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール(4.9g、9.26mmol)を200mLのメタノールに溶解し、24時間加熱還流した。反応液にシリカゲルを加え、スピン乾燥した後に、カラムクロマトグラフィーを行って、粗生成物3−ブロモ−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル(2.4g)を得て、次の反応に直接使用される。
MSm/z(ESI):537.1[M+H]+
ステップ4、(R)−3−ブロモ−N−(1−フェニルエチル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化221】
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3−ブロモ−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル(1.5g、2.79mmmol)をマイクロ波反応管に入れ、7mLの(R)−(+)−1−フェニルエチルアミンを加え、マイクロ波で140℃に加熱し、1時間反応させた。反応液を冷却した後に、50mLの酢酸エチルを加え、酢酸エチル層を飽和NH
4Cl溶液と飽和NaCl溶液で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に、カラムクロマトグラフィーを行って、固体(R)−3−ブロモ−N−(1−フェニルエチル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(1.05g、4つのステップの収率20%)を得た。
MSm/z(ESI):626.1[M+H]+
ステップ5、(R)−N−(1−フェニルエチル)−3−(1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−7−エン−8−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化222】
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(R)−3−ブロモ−N−(1−フェニルエチル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(100mg、0.16mmol)、1,4−ジオキサ−スピロ[4,5]デカ−7−エン−8−ボロン酸ピナコールエステル(85mg、0.32mmol)、炭酸カリウム(66mg、0.48mmol)及び[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]二塩化パラジウム(12mg、0.016mmol)をマイクロ波反応管に入れ、5mLの1,4−ジオキサン及び1mLの水を加え、窒素ガスで5分間バブリングした後に、マイクロ波で120℃に加熱して1時間反応させた。反応液を20mLの水に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を飽和NaCl溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に、カラムクロマトグラフィーを行って、固体(R)−N−(1−フェニルエチル)−3−(1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカ−7−エン−8−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(110mg、収率100%)を得た。
MSm/z(ESI):686.1[M+H]+
ステップ6、(R)−N−(1−フェニルエチル)−3−(1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化223】
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(R)−N−(1−フェニルエチル)−3−(1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−7−エン−8−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(80mg、0.12mmol)を5mLの酢酸エチルに溶解し、触媒量20%のPd(OH)
2/C(約50%の水を含む)を加え、空気を水素バルーンで置換した後に、室温で5時間反応させた。反応溶液をろ過してPd(OH)
2/Cを除去した後に、スピン乾燥して白色の固体の(R)−N−(1−フェニルエチル)−3−(1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(70mg、収率85%)を得た。
MSm/z(ESI):688.1[M+H]+
ステップ7、(R)−3−(4−カルボニルシクロヘキシル)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化224】
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(R)−N−(1−フェニルエチル)−3−(1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(70mg、0.10mol)を5mLのトリフルオロ酢酸に溶解し、室温で1時間反応させた後に、50℃に昇温し、1時間反応させた。反応液をスピン乾燥した後に、20mLの2−メチルテトラヒドロフランを加え、有機層を飽和NaHCO
3溶液で中性になるまで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、スピン乾燥した後にカラムクロマトグラフィーを行って、淡黄色の固体の(R)−3−(4−カルボニルシクロヘキシル)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(18mg、収率45%)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.14-12.90(m,1H),12.90-12.75(m,1H),9.44-9.19(m,1H),7.70(s,2H),7.36-7.25(m,5H),5.22(p,J=7.0Hz,1H),3.15-3.02(m,1H),2.38-2.14(m,6H),2.03-1.88(m,2H),1.56(d,J=7.0Hz,3H).
MSm/z(ESI):402.1[M+H]+
【0195】
実施例94
(R)−3−(4−カルボニルシクロヘキサ−1−エン−1−イル)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化225】
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(R)−3−(4−カルボニルシクロヘキサ−1−エン−1−イル)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造方法は、実施例93を参照する。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.17-12.92(m,1H),12.92-12.78(m,1H),9.44-9.19(m,1H),8.31-7.65(m,1H),7.53-7.43(m,2H),7.39-7.29(m,2H),7.28-7.16(m,1H),6.71-6.49(m,1H),5.22(p,J=7.0Hz,1H),3.93(s,1H),3.25-3.05(m,3H),2.69-2.55(m,2H),1.56(d,J=7.0Hz,3H).
MSm/z(ESI):400.1[M+H]+
【0196】
実施例95
(R)−3−(4−メトキシフェニル)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化226】
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(R)−3−(4−メトキシフェニル)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造方法は、実施例2を参照する。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.26-12.76(m,2H),9.48-9.21(m,1H),8.28(s,0.6H),7.99(s,0.4H),7.96(d,J=8.1Hz,1H),7.90(d,J=8.2Hz,1H),7.79(s,0.4H),7.57-7.43(m,2.6H),7.34(t,J=7.5Hz,2H),7.26-7.18(m,1H),7.20-7.03(m,2H),5.23(p,J=7.0Hz,1H),3.84(s,3H),1.57(d,J=7.0Hz,3H).
MSm/z(ESI):412.1[M+H]+
【0197】
実施例96
(R)−3−(4−イソプロポキシフェニル)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化227】
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(R)−3−(4−イソプロポキシフェニル)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造方法は、実施例2を参照する。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.04−12.85(m,2H),9.41−9.31(m,1H),8.26(s,0.6H),8.02-7.70(m,2.8H),7.48−7.48(m,2.6H),7.34(t,J=8Hz,2H),7.24−7.22(m,1H),7.11−7.08(m,2H),5.29−5.15(m,1H),4.73−4.67(m,1H),1.56(d,J=8Hz,3H),1.32(d,J=4Hz,6H).
MSm/z(ESI):440.1[M+H]+
【0198】
実施例97
(R)−4−(6−((1−フェニルエチル)カルバモイル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−3−イル)ピリジン−N−酸化物の製造
【化228】
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ステップ1、(R)−4−(6−((1−フェニルエチル)カルバモイル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−3−イル)ピリジン−N−酸化物の製造
【化229】
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(R)−N−(1−フェニルエチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(50mg、0.13mmol)を5mLのテトラヒドロフランに分散させ、mCPBA(85%、53mg、0.26mmol)を加え、室温で2時間反応させた。反応液をスピン乾燥した後に、カラムクロマトグラフィーを行って、(R)−4−(6−((1−フェニルエチル)カルバモイル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−3−イル)ピリジン−N−酸化物(33mg、収率63%)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO)δ13.40(s,1H),13.11(s,1H),9.37(s,1H),8.43(s,1H),8.38-8.34(m,2H),8.12-8.08(m,2H),7.59(s,1H),7.50-7.24(m,5H),5.31-5.18(m,1H),1.58(d,J=7.0Hz,3H).
MSm/z(ESI):399.1[M+H]+
【0199】
実施例98
(R)−N−(1−(3−イソプロピルフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド
【化230】
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ステップ1、(R)−N−(1−(3−ブロモフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化231】
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3−(ピリジン−4−イル)−6−(トリクロロメチル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール(2g、3.35mmol)、(R)−1−(3−ブロモフェニル)エチルアミン(737mg、3.69mmol)及び炭酸水素ナトリウム(4.22g、50.25mmol)をアセトニトリル(50mL)及び水(25mL)中で、60℃で1時間撹拌した。反応液にテトラヒドロフラン(50mL)を加え、次に60℃で2時間撹拌した。反応終了後に、水(60mL)を加え、酢酸エチル(50mL*2)で抽出し、有機相を濃縮した後に、カラムクロマトグラフィー[溶離液:石油エーテル〜石油エーテル/酢酸エチル(30:70)]を行って、褐色の固体生成物(R)−N−(1−(3−ブロモフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(700mg、収率30%)を得た。
MSm/z(ESI):703.1[M+H]+
ステップ2、(R)−N−(1−(3−(プロパ−1−エン−2−イル)フェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化232】
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(R)−N−(1−(3−ブロモフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(200mg、0.28mmol)、4,4,5,5−テトラメチル−2−(プロパ−1−エン−2−イル)−1,3,2−ジオキサボロラン(191mg、1.14mmol)、[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]二塩化パラジウムジクロロメタン錯体(23mg、0.028mmol)及び炭酸カリウム(118mg、0.85mmol)をジオキサン(6mL)及び水(0.6mL)中でマイクロ波で130℃で1.5時間反応させた。反応液を濃縮した後に、カラムクロマトグラフィー[溶離液:石油エーテル〜石油エーテル/酢酸エチル(30:70)]で精製して、褐色の油状生成物(R)−N−(1−(3−(プロパ−1−エン−2−イル)フェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(100mg、53%)を得た。
MSm/z(ESI):665.2[M+H]+
ステップ3、(R)−N−(1−(3−イソプロピルフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化233】
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(R)−N−(1−(3−(プロパ−1−エン−2−イル)フェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(100mg、0.15mmol)及びPd(OH)
2/C(100mg)をテトラヒドロフラン(6mL)中で、水素バルーン下で室温で16時間撹拌した。反応液をろ過し、ろ液を濃縮して、黄黒色の固体生成物(R)−N−(1−(3−イソプロピルフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(100mg、収率100%)を得た。
MSm/z(ESI):667.3[M+H]+
ステップ4、(R)−N−(1−(3−イソプロピルフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化234】
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(R)−N−(1−(3−イソプロピルフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(100mg、0.15mmol)のジクロロメタン(2mL)溶液にトリエチルシラン(35mg、0.30mmol)、トリフルオロ酢酸(4mL)を加え、室温で1時間撹拌した。反応液をスピン乾燥し、メタノールを加えて溶解し、アンモニア水でアルカリ性に調整し、濃縮した後に薄層クロマトグラフィー(展開剤:CH
2Cl
2/MeOH=10/1)を行って、黄色の固体生成物(R)−N−(1−(3−イソプロピルフェニル)エチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(28mg、収率44%)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.41(d,J=28Hz,1H),13.21−13.07(m,1H),9.40−9.29(m,1H),8.73−8.70(m,2H),8.44(s,0.6H),8.12(s,0.4H),8.05−7.97(m,2H),7.87(s,0.4H),7.58(s,0.6H),7.35(s,1H),7.30−7.24(m,2H),7.14−7.12(m,1H),5.23−5.20(m,1H),2.91−2.84(m,1H),1.56(d,J=8Hz,3H),1.20(d,J=4Hz,6H).
MSm/z(ESI):425.2[M+H]+
【0200】
実施例99
(R)−8−クロロ−3−(4−メトキシピペリジン−1−イル)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化235】
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ステップ1、(R)−8−クロロ−3−(4−メトキシピペリジン−1−イル)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化236】
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(R)−3−(4−メトキシピペリジン−1−イル)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(28mg、0.067mmol)を5mLのDMFに溶解し、N−クロロスクシンイミド(8.9mg、0.067mmol)を加え、温度を60℃に昇温し、2時間反応させた。反応液に10mLの水を加え、20mLの2−メチルテトラヒドロフランで抽出し、有機層を飽和NaCl溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、スピン乾燥した後に、カラムクロマトグラフィーを行って、淡黄色の固体の(R)−8−クロロ−3−(4−メトキシピペリジン−1−イル)−N−(1−フェニルエチル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(17mg、収率57%)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.32(s,1H),12.17(s,1H),9.32(d,J=8.5Hz,1H),7.66(s,1H),7.52-7.42(m,2H),7.39-7.30(m,2H),7.29-7.20(m,1H),5.28-5.14(m,1H),3.68-3.61(m,2H),3.39-3.36(m,1H),3.29(s,3H),3.14-2.98(m,2H),2.10-1.93(m,2H),1.73-1.61(m,2H),1.57(d,J=7.0Hz,3H).
MSm/z(ESI):453.1[M+H]+
【0201】
実施例100及び実施例101
6−((1−フェニルエチル)スルフィニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾールの製造と6−((1−フェニルエチル)チオ)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾールの製造
【化237】
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ステップ1、3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−チオールの製造
【化238】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリチル−1H−インダゾール−5,6−ジアミン(1.0g、2.14mmol)を25mLのエタノールに溶解し、二硫化炭素(163mg、2.14mm)及び水酸化カリウム(120mg、2.14mm)を加え、60℃に加熱し、6時間反応させた。反応液を冷却した後に、10mLの水を加え、4NHCl溶液でpHを4〜5に調整した。析出した固体を吸引ろ過し、得られた固体を水で洗浄し、真空乾燥した後に、灰白色の固体生成物3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−チオール(1.1g、収率100%)を得た。
MSm/z(ESI):510.1[M+H]+
ステップ2、6−((1−フェニルエチル)チオ)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾールの製造
【化239】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−チオール(600mg、1.2mmol)、炭酸カリウム(326mg、2.4mmol)及び(1−ブロモエチル)ベンゼン(218mg、1.2mmol)をアセトン、テトラヒドロフラン及び水の混合溶媒(10mL:10mL:4mL)に溶解し、50℃に加熱し、2時間反応させた。反応液を濃縮し、ジクロロメタンで抽出し(50ml*3)、得られたジクロロメタン溶液を飽和NaCl溶液で洗浄し、無水MgSO
4で乾燥した後に、カラムクロマトグラフィーを行って、黄色の固体の6−((1−フェニルエチル)チオ)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール(270mg、収率37%)を得た。
MSm/z(ESI):614.1[M+H]+
ステップ3、6−((1−フェニルエチル)チオ)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾールの製造
【化240】
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6−((1−フェニルエチル)チオ)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール(150mg、0.16mmol)をジクロロメタンとトリフルオロ酢酸との混合溶媒(4mL:4mL)に溶解し、室温で2時間反応させた。反応液をスピン乾燥した後に、10mLのメタノールを加え、氷浴に入れ、残留トリフルオロ酢酸を7.0MのNH
3のメタノール溶液で中和した。得られた溶液をスピン乾燥した後に、カラムクロマトグラフィーを行って、黄色の固体の6−((1−フェニルエチル)チオ)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール(90mg、収率99%)を得た。
MSm/z(ESI):372.1[M+H]+
ステップ4、6−((1−フェニルエチル)スルフィニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾールと6−((1−フェニルエチル)チオ)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾールの製造
【化241】
[この文献は図面を表示できません]
6−((1−フェニルエチル)チオ)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール(90mg、0.24mmol)をクロロホルムとメタノールとの混合溶媒(15mL:1mL)に溶解し、氷浴に入れ、mCPBA(42mg、0.21mmol)を加え、0℃で30分反応させた。反応液をスピン乾燥した後にカラムクロマトグラフィーを行って、得られた粗生成物を分取HPLCで精製して、淡黄色の固体の6−((1−フェニルエチル)スルフィニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール(5.0mg、収率7%)と6−((1−フェニルエチル)チオ)−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール(4.8mg、収率6%)を得た。
実施例100
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.38(s,1H),8.65(d,J=5.9Hz,2H),8.42(s,1H),8.00(d,J=5.6Hz,2H),7.64(s,1H),7.27(d,J=5.8Hz,5H),4.98(q,J=6.7Hz,1H),1.65(d,J=7.1Hz,3H).
MSm/z(ESI):388.1[M+H]+
実施例101
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.38(s,1H),8.65(d,J=5.9Hz,2H),8.42(s,1H),8.00(d,J=5.8Hz,2H),7.64(s,1H),7.27(d,J=5.8Hz,5H),4.98(q,J=7.1Hz,1H),1.65(d,J=7.1Hz,3H).
MSm/z(ESI):404.1[M+H]+
【0202】
実施例102
6−ベンジル−3−(ピリジン−4−イル)−5,6−ジヒドロ−[1,3]オキサアジノ[5,6−f]インダゾール−7(1H)−オンの製造
【化242】
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ステップ1、5−((ベンジルアミノ)メチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−6−オールの製造
【化243】
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化合物5−((ベンジルアミノ)メチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール−6−アミン(60mg、0.105mmol、1.0eq)を硫酸/水(3mL/3mL)に溶解し、0℃に冷却し、亜硝酸ナトリウム(8.0mg、0.116mmol、1.1eq)を滴下して0.5mLの水に溶解し、0℃で2時間反応させた後に、1mLの水を加え、120℃に昇温し、2時間反応させた。反応終了後に、飽和炭酸水素ナトリウム溶液を反応液に徐々に滴下し、pHを7に調節し、ジクロロメタンで抽出し(20mL*3)、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、粗生成物5−((ベンジルアミノ)メチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−6−オールを得て、次の反応に直接使用される。
MSm/z(ESI):331.2[M+H]+
ステップ2、6−ベンジル−3−(ピリジン−4−イル)−5,6−ジヒドロ−[1,3]オキサアジノ[5,6−f]インダゾール−7(1H)−オンの製造
【化244】
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化合物5−((ベンジルアミノ)メチル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−6−オール(34.6mg、0.105mmol、1.0eq)、N,N′−カルボニルジイミダゾール25.5mg、0.158mmol、1.5eq)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(27.1mg、0.21mmol、2.0eq)をジクロロメタン(10mL)に溶解し、室温で1時間反応させた。反応後に、濃縮し、分取HPLCで精製して、目的化合物6−ベンジル−3−(ピリジン−4−イル)−5,6−ジヒドロ−[1,3]オキサアジノ[5,6−f]インダゾール−7(1H)−オン(7.2mg、19%)を得た。
MSm/z(ESI):357.1[M+H]+
1HNMR(400MHz,MeOD−d
6)δ8.65(d,J=5.1Hz,2H),8.07(d,J=6.2Hz,2H),7.98(s,1H),7.44−7.38(m,4H),7.36−7.30(m,1H),7.27(s,1H),4.75(s,2H),4.60(s,2H).
【0203】
実施例103
3−(ピリジン−4−イル)−5,8−ジヒドロ−[1,3]オキサアジノ[5,4−f]インダゾール−7(1H)−オンの製造
【化245】
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ステップ1、3−ブロモ−5−メチル−6−ニトロ−1H−インダゾールの製造
【化246】
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5−メチル−6−ニトロ−1H−インダゾール(10.0g、56.44mmol)を60mLのLDMFに溶解し、NBS(12.1g、67.98mmol)を加え、次にKOH(6.3g、0.11mol)を加え、室温で3h撹拌した。200mLの水を加え、30min撹拌し、ろ過し、水で洗浄し、乾燥して固体(7.79g)を得た。ろ液をジクロロメタンで抽出し、乾燥し、乾燥して、固体3−ブロモ−5−メチル−6−ニトロ−1H−インダゾール(8.33g、収率57%)を得た。
MSm/z(ESI):253.9255.9[M−H]
+.
ステップ2、3−ブロモ−5−メチル−6−ニトロ−1−トリチル−1H−インダゾールの製造
【化247】
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3−ブロモ−5−メチル−6−ニトロ−1H−インダゾール(16.0g、62.48mmol)とTHF(120mL)を撹拌し、0℃に冷却し、60%NaH(5.0g、0.12mol)を徐々に加え、30min撹拌した。トリフェニルクロロメタン(26.1g、93.62mmol)をバッチで加え、室温で6h撹拌した。氷水浴で冷却しながら水を加え、酢酸エチルで抽出し、乾燥し、濃縮乾固した。30mLのメタノールを加え、1h撹拌し、ろ過し、メタノールで洗浄し、乾燥して、固体3−ブロモ−5−メチル−6−ニトロ−1−トリチル−1H−インダゾール(35.72g、収率100%)を得た。
MSm/z(ESI):243[Trt]
+.
ステップ3、5−メチル−6−ニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリチル−1H−インダゾールの製造
【化248】
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3−ブロモ−5−メチル−6−ニトロ−1−トリチル−1H−インダゾール(35.7g、71.67mmol)、4−ピリジンボロン酸(13.2g、0.11mol)、Pd(dppf)Cl
2(2.6g、3.55mmol)、炭酸カリウム(19.8g、0.14mol)、ジオキサン/水(150mL/30mL)を窒素ガス保護下で、80℃で一晩撹拌し、室温に冷却し、水、酢酸エチルを加え、ろ過し、乾燥して、20.22gのオフホワイトの固体を得た。ろ液を水で洗浄し、濃縮乾固し、30mLのメタノールを加えて撹拌し、ろ過し、メタノールで洗浄し、乾燥して、固体5−メチル−6−ニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリチル−1H−インダゾール(11.57g、収率32%)を得る
MSm/z(ESI):497.2[M+H]+
ステップ4、5−(ジブロモメチル)−6−ニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾールの製造
【化249】
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5−メチル−6−ニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール(1.0g、2mmol)の四塩化炭素(100mL)溶液にNBS(1.78g、10mmol)及びAIBN(164mg、1mmol)を室温で加え、80℃で11時間撹拌し、室温に冷却し、反応液をろ過し、ろ過ケーキを四塩化炭素(20mL)で2回洗浄し、ろ液を濃縮して粗生成物5−(ジブロモメチル)−6−ニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール(1.3g、収率99%)を得た。
MSm/z(ESI):653.0,655.0,657.0[M+H]+
ステップ5、6−ニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−カルバルデヒドの製造
【化250】
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5−(ジブロモメチル)−6−ニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール(1.3g、2mmol)のジオキサン(10mL)溶液にH
2SO
4(20mL、5N)を室温で加え、100℃で1時間撹拌し、H
2SO
4(2.5mL、5N)を補充し、100℃で1時間撹拌した。室温に冷却し、水(100mL)を加え、酢酸エチル(30mL)で2回洗浄し、水相のpHを固体Na
2CO
3で約9に調節し、固体が析出され、酢酸エチル(60mL)で2回抽出し、大部分の固体が有機相に分散し、有機相を濃縮して、粗生成物6−ニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−カルバルデヒド(400mg、収率75%)を得た。
MSm/z(ESI):269.0[M+H]+
ステップ6、(6−ニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル)メタノールの製造
【化251】
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粗生成物6−ニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−カルバルデヒド(50mg、0.187mmol)のエタノール(20mL)及びテトラヒドロフラン(5mL)溶液にNaBH
4(21mg、0.56mmol)を加え、室温で2時間撹拌し、反応液をスピン乾燥し、水(20mL)を加え、酢酸エチル(20mL)で2回抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して(6−ニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル)メタノール(28mg、収率56%)を得た。
MSm/z(ESI):271.1[M+H]+
ステップ7、(6−アミノ−3−(ピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル)メタノールの製造
【化252】
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(6−ニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル)メタノール(28mg、0.1mmol)及び乾燥Pd/C(20mg)をテトラヒドロフラン(20mL)中で水素バルーンで室温で2時間撹拌し、反応液をろ過し、ろ液を濃縮して、(6−アミノ−3−(ピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル)メタノール(20mg、収率80%)を得た。
MSm/z(ESI):241.1[M+H]+
ステップ8、3−(ピリジン−4−イル)−5,8−ジヒドロ−[1,3]オキサアジノ[5,4−f]インダゾール−7(1H)−オンの製造
【化253】
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(6−アミノ−3−(ピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル)メタノール(20mg、0.083mmol)のジクロロメタン(10mL)及びテトラヒドロフラン(10mL)溶液にトリホスゲン(40mg、0.135mmol)を加え、室温で5分間撹拌し、次にDIPEA(75mg、0.581mmol)のジクロロメタン(1.5mL)溶液を徐々に滴下し、滴下後に、室温で16時間撹拌し、メタノール(5mL)を加えて10分間撹拌し、次にメチルアミンのメタノール溶液(2M、3mL)を加え、2時間撹拌し、濃縮した後に薄層クロマトグラフィー(展開剤:CH
2Cl
2/MeOH=8/1)を行って、3−(ピリジン−4−イル)−5,8−ジヒドロ−[1,3]オキサアジノ[5,4−f]インダゾール−7(1H)−オン(2mg、収率9%)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.44(s,1H),13.05(s,1H),8.68-8.62(m,2H),8.02-7.94(m,3H),7.90(s,1H),5.34(s,2H).
MSm/z(ESI):267.1[M+H]+
【0204】
実施例104
2−(7−カルボニル−3−(ピリジン−4−イル)−1,5,7,8−テトラヒドロ−[1,3]オキサアジノ[5,4−f]インダゾール−5−イル)酢酸エチルの製造
【化254】
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2−(7−カルボニル−3−(ピリジン−4−イル)−1,5,7,8−テトラヒドロ−[1,3]オキサアジノ[5,4−f]インダゾール−5−イル)酢酸エチルの製造方法は、実施例103を参照する。
1HNMR(400MHz,MeOD)δ8.51(d,J=4Hz,2H),7.83(d,J=4Hz,2H),7.66(s,1H),7.33(s,1H),6.59−6.50(m,1H),6.43−6.39(m,1H),4.06−4.01(q,J=8Hz,2H),2.94(d,J=4Hz,1H),2.69(d,J=4Hz,1H),1.07(t,J=8Hz,3H).
MSm/z(ESI):353.1[M+H]+
【0205】
実施例105
2−フェニル−1−(3−(ピリジン−4−イル))−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−イル)エタン−1−オンの製造
【化255】
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ステップ1、3−ブロモ−5,6−ジニトロ−1H−インダゾールの製造
【化256】
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3−ブロモ−6−ニトロ−1H−インダゾール(3.0g、12.4mol)を30mLの濃硫酸に溶解し、次に0℃に冷却し、0℃に冷却した硝酸カリウム(1.38g、13.64mm)の濃硫酸(30mL)溶液に滴下し、次に0℃で30分間撹拌し、氷水浴を除去し、室温で一晩撹拌した。反応液を360gの氷水に滴下し、沈殿物をろ過し、水で洗浄し、乾燥になるまで水を抽出して、目的生成物3−ブロモ−5,6−ジニトロ−1H−インダゾール(3.2g、収率90%)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO)δ:14.72(s,1H),8.59(s,1H),8.54(s,1H).
ステップ2、3−ブロモ−1H−インダゾール−5,6−ジアミンの製造
【化257】
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3−ブロモ−5,6−ジニトロ−1H−インダゾール(3.2g、11.15mmol)を150mLのテトラヒドロフラン及び100mLの飽和塩化アンモニウム水溶液に溶解し、撹拌しながら、0℃で亜鉛粉末(7.25g、111.5mmol)を加え、次に還元反応が完了するまで室温で撹拌した。珪藻土でろ過し、ろ過ケーキを酢酸エチルで洗浄し、テトラヒドロフランをスピン乾燥し、水を加え、酢酸エチルで抽出し、水で洗浄し、乾燥し、濃縮して、生成物3−ブロモ−1H−インダゾール−5,6−ジアミン(2.203g、収率80%)を得て、次の反応に直接使用される。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ:12.31(s,1H),6.54(s,1H),6.52(s,1H),5.05(s,2H),4.55(s,2H).
MSm/z(ESI):227[M+H]
+,229[M+2H]
+.
ステップ3、1−(3−ブロモ−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−イル)−2−エチルベンゼン−1−オンの製造
【化258】
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3−ブロモ−1H−インダゾール−5,6−ジアミン(700mg、3.08mmol)とフェニルピルビン酸(1.01g、6.16mmol)を100mLのジオキサンに溶解し、室温で10時間撹拌した。溶媒をスピン乾燥し、水に溶解し、飽和炭酸ナトリウム水溶液でアルカリ性に調整し、酢酸エチルで抽出し、乾燥し、濃縮して粗生成物を得て、精製して目的生成物1−(3−ブロモ−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−イル)−2−エチルベンゼン−1−オン(875mg、収率80%)を得て、次の反応に直接使用される。
MSm/z(ESI):355[M+H]
+and357[M+2H]
+.
ステップ4、ジ−tert−ブチル3−ブロモ−6−(2−フェニルアセチル)イミダゾ[4,5−f]インダゾール−1,7−ジカルボン酸エステルの製造
【化259】
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1−(3−ブロモ−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−イル)−2−エチルベンゼン−1−オン(875mg、2.46mmol)を100mLのジクロロメタンに溶解し、トリエチルアミン(3.4mL)、DMAP(30mg、0.25mmol)及びBoc
2O(2.68g、12.3mmol)を反応液に加え、室温で一晩撹拌した。反応液を濃縮し精製して、生成物ジ−tert−ブチル3−ブロモ−6−(2−フェニルアセチル)イミダゾ[4,5−f]インダゾール−1,7−ジカルボン酸エステル(128mg、収率15%)を得た。
MSm/z(ESI):555[M+H]
+,357[M+2H]
+.
ステップ5、ジ−tert−ブチル6−(2−フェニルアセチル)−3−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[4,5−f]インダゾール−1,7−ジカルボン酸エステルの製造
【化260】
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ジ−tert−ブチル3−ブロモ−6−(2−フェニルアセチル)イミダゾ[4,5−f]インダゾール−1,7−ジカルボン酸エステル(300mg、0.54mmol)、4−ピリジンボロン酸(132mg、1.08mmol)及び炭酸カリウム(224mg、1.62mmol)を10mLのテトラヒドロフラン及び2mLの水に溶解し、窒素ガス条件下で、反応中の空気を排出し、Pd(dppf)Cl
2(80mg、0.108mmol)を加えた。90℃でマイクロ波条件下で120分間撹拌した。反応が完了した後に、溶媒を除去し、抽出して粗生成物を得て、分取TLCで精製して、目的生成物ジ−tert−ブチル6−(2−フェニルアセチル)−3−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[4,5−f]インダゾール−1,7−ジカルボン酸エステル(30mg、収率10%)を得た。
MSm/z(ESI):554[M+H]+
ステップ6、2−フェニル−1−(3−(ピリジン−4−イル))−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−イル)エタン−1−オンの製造
【化261】
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ジ−tert−ブチル6−(2−フェニルアセチル)−3−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[4,5−f]インダゾール−1,7−ジカルボン酸エステル(30mg、0.05mmol)をTFA/DCM(0.5mL/2.0mL)に溶解し、室温で2時間撹拌し、濃縮して粗生成物を得て、分取HPLCで精製して、目的生成物2−フェニル−1−(3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−イル)エタン−1−オン(3.2mg、収率16.8%)を得た。
1HNMR(400MHz,MeOD)δ8.58−8.48(m,2.5H),8.14−7.91(m,2.7H),7.54(s,0.8H),7.30−7.15(m,4.6H),6.94−6.88(m,0.4H),4.46−4.42(m,2H).
MSm/z(ESI):354.1[M+H]+
【0206】
実施例107
2−メチル−2−フェニル−1−(3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−イル)プロパン−1−オンの製造
【化262】
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2−メチル−2−フェニル−1−(3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−イル)プロパン−1−オンの製造方法は、実施例105を参照する。
1HNMR(400MHz,CDCl
3)δ8.75(s,2H),8.22(s,1H),7.88(d,J=5.8Hz,3H),7.50(s,2H),7.31(d,J=15.0Hz,3H),1.76(s,6H).
MSm/z(ESI):382.1[M+H]+
【0207】
実施例108
(S)−3−ヒドロキシ−2−フェニル−1−(3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−イル)プロパン−1−オンの製造
【化263】
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(S)−3−ヒドロキシ−2−フェニル−1−(3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−イル)プロパン−1−オンの製造方法は、実施例105を参照する。
1HNMR(400MHz,CDCl
3)δ8.75(s,2H),8.31(s,1H),7.89(d,J=0.5Hz,3H),7.35(s,4H),7.29(s,1H),4.85(s,1H),4.40(s,1H),4.13(s,1H).
MSm/z(ESI):384.1[M+H]+
【0208】
実施例109
(R)−2−フェニル−1−(3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−イル)プロパン−1−オンの製造
【化264】
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(R)−2−フェニル−1−(3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−イル)プロパン−1−オンの製造方法は、実施例105を参照する。
1HNMR(400MHz,CDCl
3)δ8.75(s,2H),8.32(s,1H),7.89(d,J=2.3Hz,3H),7.35(s,4H),7.29(s,1H),5.00(s,1H),1.55(s,3H).
MSm/z(ESI):368.1[M+H]+
【0209】
実施例110
1−(3−(2−メチルピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−イル)−2−フェニルエタン−1−オンの製造
【化265】
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1−(3−(2−メチルピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−イル)−2−フェニルエタン−1−オンの製造方法は、実施例105を参照する。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.96(s,1H),10.80(s,1H),8.50(d,J=5.9Hz,1H),8.00(dd,J=6.0,2.3Hz,1H),7.70(s,1H),7.51(d,J=2.3Hz,1H),7.34-7.16(m,5H),4.46-4.41(m,2H),2.69(s,3H).
MSm/z(ESI):368.1[M+H]+
【0210】
実施例111
3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステルの製造
【化266】
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3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステルの製造方法は、実施例2を参照する。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.96(s,1H),10.80(s,1H),8.68-8.62(m,2H),8.00-7.94(m,2H),7.70(s,2H),3.98(s,3H).
MSm/z(ESI):294.1[M+H]+
【0211】
実施例112
2−メチル−2−フェニル−1−(3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−イル)プロパン−1−オンの製造
【化267】
[この文献は図面を表示できません]
2−メチル−2−フェニル−1−(3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−イル)プロパン−1−オンの製造方法は、実施例105を参照する。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.40−13.35(m,1H),13.20−13.08(m,1H),8.71-8.64(m,2H),8.07(s,1H),7.96-7.89(m,3H),7.41-7.24(m,5H),5.53(d,J=1.0Hz,2H).
MSm/z(ESI):382.1[M+H]+
【0212】
実施例113
N−フェニル−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化268】
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3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸メチルエステル及びアニリンを原料として、実施例2のステップ6及びステップ7を参照して、N−フェニル−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.40−13.35(m,1H),13.20−13.08(m,1H),8.71-8.64(m,2H),8.33(s,1H),8.13(s,1H),7.99(s,1H),7.96-7.89(m,2H),7.72-7.64(m,2H),7.38-7.28(m,2H),7.04(tt,J=7.5,1.5Hz,1H).
MSm/z(ESI):355.1[M+H]+
【0213】
実施例114
N−ベンジル−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミドの製造
【化269】
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メチル3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボン酸エステル(7.0mg、0.0239mmol)及びベンジルアミン(1mL)を100℃でマイクロ波で1h撹拌し、濃縮乾固し、カラム分離し精製して、N−ベンジル−3−(ピリジン−4−イル)−1,7−ジヒドロイミダゾ[4,5−f]インダゾール−6−カルボキサミド(0.8mg、収率9%)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)δ13.40−13.35(m,1H),13.20−13.08(m,1H),8.71-8.64(m,2H),8.13(s,1H),7.99(s,1H),7.96-7.89(m,2H),7.51(s,1H),7.37-7.23(m,5H),4.64(dd,J=10.0,1.0Hz,2H).
MSm/z(ESI):369.1[M+H]+
【0214】
実施例115
3−(ピリジン−4−イル)−1,5,6,9−テトラヒドロ−8H−[1,3]オキサゼピノ[5,4−f]インダゾール−8−オンの製造
【化270】
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ステップ1、6−ニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール−5−カルバルデヒドの製造
【化271】
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5−(ジブロモメチル)−6−ニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール(1.5g、2.29mmol)のジオキサン(80mL)溶液にK
2CO
3(3.16g、22.9mmol)及びH
2O(50mL)を室温で加え、100℃で18時間撹拌し、室温に冷却し、反応液からジオキサンをポンプで回転除去し、次に酢酸エチル(80mL)で2回抽出し、有機相を濃縮した後に、カラムクロマトグラフィーを行って、生成物6−ニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール−5−カルバルデヒド(360mg、収率31%)を得た。
MSm/z(ESI):511.1[M+H]+
ステップ2、5−(2−メトキシビニル)−6−ニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾールの製造
【化272】
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リンイリドPh
3PCH
2OMeCl(3.45g、10mmol)を100mLの無水THFに室温で加え、窒素ガス保護下で温度を0℃に下げ、LiHMDS(10mL、10mmol)を滴下して、30分間撹拌した。6−ニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール−5−カルバルデヒド(1.0g、2mmol)のTHF溶液(50mL)を滴下した。2時間撹拌し続け、室温に徐々に昇温した。NH
4Cl水溶液(100mL)を加えて反応をクエンチし、酢酸エチル(30mL)で3回抽出し、有機相を無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、有機相を濃縮して粗生成物を得て、カラムクロマトグラフィーを行って、生成物5−(2−メトキシビニル)−6−ニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール(650mg、収率61%)を得た。
MSm/z(ESI):539.2[M+H]+
ステップ3、2−(6−ニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル)アセトアルデヒドの製造
【化273】
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5−(2−メトキシビニル)−6−ニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリフェニルメチル−1H−インダゾール(600mg、1.1mmol)を50mLの無水THFに溶解し、1.5NHCl(8mL、12mmol)を加え、60℃に加熱して一晩撹拌した。NaHCO
3水溶液を加えてpH=7に中和し、酢酸エチル(30mL)で3回抽出し、有機相を無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、有機相を濃縮して粗生成物を得て、カラムクロマトグラフィーを行って、生成物2−(6−ニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル)アセトアルデヒド(180mg、収率58%)を得た。
MSm/z(ESI):283.2[M+H]+
ステップ4、2−(6−アミノ−3−(ピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル)エタン−1−オールの製造
【化274】
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2−(6−ニトロ−3−(ピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル)アセトアルデヒド(160mg、0.56mmol)及び湿ったPd/C(50mg)をテトラヒドロフラン(30mL)に加え、水素バルーン下で室温で2時間撹拌し、反応液をろ過し、ろ液を濃縮して、生成物2−(6−アミノ−3−(ピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル)エタン−1−オール(130mg、収率90%)を得た。
MSm/z(ESI):255.2[M+H]+
ステップ5、3−(ピリジン−4−イル)−1,5,6,9−テトラヒドロ−8H−[1,3]オキサゼピノ[5,4−f]インダゾール−8−オンの製造
【化275】
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氷浴下で、2−(6−アミノ−3−(ピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル)エタン−1−オール(120mg、0.47mmol)のジクロロメタン(20mL)及びテトラヒドロフラン(20mL)の溶液にトリホスゲン(45mg、0.15mmol)を加え、室温で5分間撹拌し、次にDIPEA(97mg、0.75mmol)のジクロロメタン(5mL)溶液を徐々に滴下し、滴下後に、室温で16時間撹拌し、メタノール(5mL)を加えて10分間撹拌し、次にメチルアミンのメタノール溶液(2M、3mL)を加え、2時間撹拌し、濃縮した後にカラムクロマトグラフィーで精製して、生成物3−(ピリジン−4−イル)−1,5,6,9−テトラヒドロ−8H−[1,3]オキサゼピノ[5,4−f]インダゾール−8−オン(15mg、収率11%)を得た。
1HNMR(400MHz,MeOD)δ:8.73(d,J=8Hz,2H),8.51(d,J=8Hz,2H),8.15(s,1H),7.79(s,1H),4.54(t,J=6.8Hz,2H),2.88(t,J=6.8Hz,2H).
MSm/z(ESI):281.2[M+H]+
【0215】
生物学的試験評価
以下、試験例により本発明をさらに説明し解釈するが、これらの実施例は本発明の保護範囲を限定するものではない。
【0216】
一、試験酵素学実験
1.1 本発明の化合物のERK−1キナーゼ活性に対する阻害作用の測定
該試験例は、化合物のERK−1キナーゼ活性に対する阻害能力を測定することを目的とする。LANCE Ultra(Perkin Elmer)方法を使用してインビトロERK−1キナーゼ分析を行った。384ウェルプレート(Perkin Elmer OPTIPLATE
TM)に2.5μLの試験化合物/DMSO(最終4%、V/V、1:3の希釈プロトコルにより10濃度(400nM〜0.02nM)に希釈した)を添加し、キナーゼ緩衝液(50mM Hepes pH7.4、10mM MgC1
2、1mM EGTA、0.01% Triton X−100、2mM DTT)で製造されたERK1酵素(Invitrogen、#PV3311、最終濃度:0.4nM)と基質Ulight−MBP peptide(Perkin Elmer、#TRF0109−M、最終濃度:0.5μM)の混合液を5μL加え、次に上記と同じ緩衝液で製造された2.5μLのATP(Invitrogen、#PV3227、最終濃度38.15μM)溶液を加え、均一に混合した後に反応を開始した(反応系10μL)。該反応混合物を室温で60分間インキュベートした。10μL/ウェル、超純水で希釈された終了緩衝液(1X LANCE Detection buffer(PerkinElmer#CR97−100)、10mMのEDTA(Invitrogen#15575038)、及び1nMのEu−anti−p−MBP(PerkinElmer#TRF0201−M)抗体を加えて反応を停止した。該プレートを室温で60分間インキュベートし、Synergy H1 Hybird Reader,H1MFD(Biotek)マイクロプレートリーダーで320nmの励起波長で励起して読み取った。受容体放出シグナル(665nMでのシグナル値)をEuドナー放出シグナル(615nMでのシグナル値)で除算して、TR−FRET比を計算した。プレートのMax signal(DMSO対照物)及びMin signal(酵素を添加しない)対照物のウェルに対して、化合物で処理されたウェルのパーセント阻害率のTR−FRET比データを計算した{%阻害率=100−[(試験化合物−Min平均値)]/(Max平均値−Min平均値)×100}。反応系を4倍に希釈した後の化合物の10個の濃度は100nM〜0.005nMであった。GraphPad prismを使用して、パーセント阻害率と十点濃度データを4パラメータ非線形論理式にフィッティングして、Abs_IC
50値を計算した。
【0217】
1.2 本発明の化合物のERK2キナーゼ活性に対する阻害作用の測定
該試験例は、化合物のERK−2キナーゼ活性に対する阻害能力を測定することを目的とする。LANCE Ultra(Perkin Elmer)方法を使用してインビトロERK−2キナーゼ分析を行った。384ウェルプレート(Perkin Elmer OPTIPLATE
TM)に2.5μLの試験化合物/DMSO(最終4%、V/V、1:3希釈プロトコルにより10濃度(400nM〜0.02nM)に希釈した)を添加し、キナーゼ緩衝液(50mM Hepes pH7.4、10mM MgC1
2、1mM EGTA、0.01% Triton X−100、2mM DTT)で製造されたERK−2酵素(Invitrogen,#PV3313、最終濃度:0.08nM)と基質Ulight−MBP peptide(Perkin Elmer、#TRF0109−M、最終濃度:0.5μM)の混合液を5μL加え、次に上記と同じ緩衝液で製造された2.5μLのATP(Invitrogen、#PV3227、最終濃度38.15μM)溶液を加え、均一に混合した後に反応を開始した(反応系10μL)。該反応混合物を室温で60分間インキュベートした。10μL/ウェル、超純水で希釈された終了緩衝液(1X LANCE Detection buffer(PerkinElmer#CR97−100),10mMのEDTA(Invitrogen#15575038)、1nMのEu−anti−p−MBP(PerkinElmer#TRF0201−M)抗体を加えて反応を停止した。該プレートを室温で60分間インキュベートした。Synergy H1 Hybird Reader,H1MFD(Biotek)マイクロプレートリーダーで320nmの励起波長で励起して読み取った。受容体放出シグナル(665nMでのシグナル値)をEuドナー放出シグナル(615nMでのシグナル値)で除算して、TR−FRET比を計算した。プレートのMax signal(DMSO対照物)及びMin signal(酵素を添加しない)対照物のウェルに対して、化合物で処理されたウェルのパーセント阻害率のTR−FRET比データを計算した{%阻害率=100−[(試験化合物−Min平均値)]/(Max平均値−Min平均値)×100}。反応系を4倍に希釈した後の化合物の10個の濃度は100nM〜0.005nMであった。GraphPad prismを使用して、パーセント阻害率と十点濃度データを4パラメータ非線形論理式にフィッティングして、Abs_IC
50値を計算した。
上記解決手段から、本発明に係る化合物がERK阻害試験において約0.01nM〜100nM(IC
50)の生物活性を示すことが分かった。
【0218】
いくつかの実施形態において、本発明の化合物のERK−1及び/又はERK−2に対するIC
50は、約100nM未満で、好ましくは約10nM未満で、より好ましくは約5nM未満で、さらに好ましくは約1nM未満で、本発明において例示された化合物の中で、最も好ましくは0.1nM未満である。いくつかの実施形態において、本発明の化合物のERKに対するIC
50は約100nM未満で、好ましくは約10nM未満で、より好ましくは約5nM未満で、さらに好ましくは約1nM未満で、例示された化合物のうち、最も好ましくは0.1nM未満である。いくつかの他の実施形態において、本発明において例示された化合物のうちの好ましい化合物は、二重結合特異性を示し、約100nM未満、約10nM未満、約5nM未満、約1nM未満及び0.1nM未満のIC
50値でERKキナーゼ(例えば、ERK−1キナーゼ、ERK−2キナーゼなど)及びタンパク質キナーゼ(例えば、Ras、Raf、Her−2、MEK1など)を阻害することができる。
【0219】
上記試験方法から得られた具体的な実施例の試験データは、表1に示す。
【0220】
【表5-1】
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【表5-2】
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【0221】
1.3 本発明の化合物の腫瘍細胞の増殖活性に対する阻害作用の測定
該試験例は、本発明の化合物の腫瘍細胞の増殖活性に対する阻害作用を測定することを目的とする。化合物の腫瘍細胞の増殖活性に対する阻害作用をCellTiter−Glo方法で測定し、化合物が細胞の増殖活性を阻害する半数阻害濃度IC
50を得た。96ウェル細胞培養プレートに50〜100μLの腫瘍細胞懸濁液を1〜5*10
4細胞/mlの密度で接種し、培養プレートをインキュベーターで16〜24時間インキュベートした(37℃、5%CO
2)。培養プレートでの細胞に、勾配希釈した異なる濃度の、測定対象となる化合物溶液を加え、培養プレートをインキュベーターで3〜7日間インキュベートした(37℃、5%CO
2)。50〜100μLのCellTiter−Glo試薬を各ウェルに加え、10分間振とうし、室温で10分間放置した。マイクロプレートリーダーで化学発光シグナル値を測定した。化学発光シグナル値により阻害率を計算した。化合物のIC
50を、異なる濃度での阻害率に基づいてカーブフィッティングにより得た。
本発明の化合物の膵癌腫瘍細胞MiaPaca 2の増殖活性に対する阻害についての試験で測定したが、測定されたIC
50値を表2に示す。
【0222】
【表6】
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【0223】
結論:本発明の化合物は、腫瘍細胞の増殖活性に対して明らかな阻害作用を有する。
【0224】
二、マウスの薬物動態学測定
2.1.研究の目的:
Balb/cマウスを受験動物として、経口投与した実施例1、実施例2及び実施例7の化合物のマウス体内(プラズマ)における薬物動態学挙動を研究する。
【0225】
2.2.試験方案
2.2.1試験薬品:
実験室で調製された本発明の実施例1、実施例2及び実施例7
2.2.2試験動物:
上海杰思捷実験動物有限公司から購入され、動物生産許可証番号が(SCXK(hu)2013−0006N0.311620400001794)である雄性Balb/cマウス
2.2.3薬物の調製:
170gのPEG400及び20gのSolutol HS−15を称量して250mLのガラス瓶に入れ、さらに10mLのNMPを加えた。10分間超音波処理し、透明な溶液になるように均一に混合した。
11.2mgの実施例1の化学物、10.8mgの実施例2の化学物、9.8mgの実施例7の化学物を称量して、それぞれ4mLのガラス瓶に加え、1.940mL、2.160mLと1.525mLの該溶液を加え、10分間超音波処理して、濃度が5mg/mLの無色透明な溶液を得た。
2.2.4投与:
雄性Balb/cマウスに対して、1晩の断食後に、投与量50mg/kg、投与体積10mL/kgで、それぞれPO投与した。
2.2.5サンプル収集:
投与前と投与後0.25、0.5、1、2、4、6、8、24時間に採血し、血液をEDTA−2K試験管に入れ、次にそれぞれ6分間遠心分離して血漿を分離し、−80℃で血漿を保存し、投与した4時間後に摂食させた。
2.2.5測定結果:
LCMS/MS方法で最終測定さらた結果は表3に示す。
【0226】
【表7】
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【0227】
50mg/kgの投与量では、実施例1、実施例2及び実施例7のマウスの血漿中の曝露量は良好である。
【0228】
三、MiaPaca 2腫瘍移植モデルでの腫瘍に対する抑制実験
3.1実験目的:
BALB/cヌードマウスを試験動物とし、ヒト膵臓癌細胞MiPaca 2異種移植腫瘍(CDX)モデルを用いてインビボ薬効実験を行い、試験化合物の抗腫瘍効果を評価した。
【0229】
3.2実験機器及び試薬:
3.2.1機器
クリーンベンチ(BSC−1300 IIA2、上海博訊実業有限公司医医療設備工場)
CO
2インキュベーター(Thermo−311、Thermo)
遠心分離機(Centrifuge 5720R、Eppendorf)
全自動細胞カウンター(Countess II、Life Technologies)
ピペット(10−20μL、Eppendorf)
顕微鏡(Ts2、ニコン)
ノギス(CD−6″AX、ミツトヨ(日本)、)
細胞培養フラスコ(T25/T75/T225、Corning)
恒温水槽(HWS12、上海一恒科学)
3.2.2試薬:
DMEM(11995−065、Gibco)
ウシ胎児血清(FBS)(10091−148、Gibco)
0.25%トリプシン(25200−056、Gibco)
ペニシリン/ストレプトマイシン溶液(P/S)(SV30010、GE)
リン酸緩衝液(PBS)(10010−023、Gibco)
Matrigel(356234、Corning)
Gln(25030−081、Gibco)
【0230】
3.3実験操作:
細胞バンクからMiaPaca 2細胞を取り出し、回復後にDMEM培地(10%FBS、1%Glu、1%P/Sを含む)を加え、CO
2インキュベーターに入れて培養した(インキュベーターの温度37℃、CO
2濃度5%)。細胞が培養フラスコの底部の80〜90%の部分を敷き詰めた後に継代し、継代後に細胞をCO
2インキュベーターで培養し続けた。細胞の数がインビボ薬効接種の需要量を満たすまで該プロセスを繰り返し、対数増殖期になった細胞を収集し始め、全自動細胞カウンターでカウントし、カウント結果に基づいて、PBSとMatrigel(体積比1:1)で細胞を再懸濁して細胞懸濁液(密度:8*10
7個の懸濁細胞/ml)に作り、アイスボックスに入れて使用に備えた。
動物は、雌性で6〜8週齢の、体重が約18〜22グラムであるBALB/cヌードマウスを使用した。マウスを特別な病原体がない環境、単一の換気ケージにいるように維持し、各ケージに5匹のマウスとした。全てのケージ、床敷及び水は、使用前に消毒し、全ての動物が標準認証された試験動物飼料を自由に得られていた。実験開始前に、ラットとマウスが汎用する使い捨て耳タグでヌードマウスをマークし、接種前に、接種部位の皮膚を75%医用アルコールで消毒し、各マウスの背部の後方右側に皮下に0.1ml(8*10
6個の細胞を含む)のMiaPaca 2腫瘍細胞を接種した。平均腫瘍体積が100〜200mm
3に達すると、群分けて投与し始めた。試験化合物を強制経口投与により毎日投与し、投与量、投与頻度及び実験終了時の各群の薬効を表4及び表5に示す。腫瘍の体積(mm
3)をノギスで週に2回測定し、計算式はV=0.5*D*d*dであり、ここでDとdはそれぞれ腫瘍の長径と短径である。抗腫瘍効果は、化合物で処理された動物の平均腫瘍増加体積を、未処理の動物の平均腫瘍増加体積で割ることにより決定される。腫瘍抑制率の計算式は、TGI(%)=1−[(Vt−V0)投与群/(Vt−V0)溶媒対照群]*100%である。実験終了後に、全ての動物を安楽死させた。
【0231】
【表8】
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【0232】
21日連続的に経口投与した後に、実施例2は、100mg/kgQDと50mg/kgBIDという2つの投与条件とも、MiPaca 2ヌードマウスの移植腫瘍の増殖を顕著に阻害することができ、薬効が高い。実施例7も、100mg/kgQDの投与条件下で腫瘍増殖を顕著に阻害することができる。
【0233】
【表9】
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【0234】
16日間連続的に経口投与した後に、実施例1は、50mg/kgQDの投与条件下で、MiPaca 2ヌードマウスの移植腫瘍の増殖を顕著に阻害することができ、薬効が高い。
【0235】
四、hERGカリウムイオンチャネル阻害活性についての試験
4.1細胞の準備
4.1.1 CHO−hERG細胞を175cm2の培養フラスコで培養し、細胞密度が60〜80%になったとき、培養液を取り除き、7mLのPBSで洗浄し、次に3mLのDetachinを加えて消化した。
4.1.2 完全に消化した後に7mLの培養液を加えて中和し、遠心分離して上清を吸引し、次に5mLの培養液を加えて再懸濁し、細胞密度が2〜5であるように保証した。
【0236】
4.2溶液調製
【表10】
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【0237】
4.3電気生理学的記録
単細胞高抵抗シール及び全細胞モードの形成プロセスは全てQpatch装置で自動的に完了し、全細胞記録モードができた後に、細胞を−80ミリボルトに固定し、+40ミリボルトの脱分極刺激を5秒間与える前に、−50ミリボルトの予備電圧を50ミリ秒間与え、その後は−50ミリボルトに再分極して5秒間維持し、さらに−80ミリボルトに戻した。この電圧刺激を15秒ごとに印加し、2分間記録した後に細胞外液について5分間記録し、次に投与を開始し、化合物の濃度を最低の試験濃度から開始し、各試験濃度について2.5分間記録した。各濃度について少なくとも3つの細胞を試験する。
【0238】
4.4化合物の準備
4.4.1 20mM化合物母液を細胞外液で希釈し、5uLの20mM化合物母液を2495uLの細胞外液に加え、40uMまで500倍希釈し、次に0.2%DMSOを含む細胞外溶液中で3倍連続希釈を順に行って、試験に必要な最終濃度を得た。
4.4.2 最高試験濃度は40uMであり、それぞれ順に40、13.33、4.44、1.48、0.49、0.16uMという6つの濃度である。
4.4.3 最終試験濃度で、hERGカリウムチャネルに影響を与えないように、DMSO含有量は0.2%を超えない。
【0239】
4.5データ分析
実験データをXLFitソフトウェアにより分析した。
【0240】
4.6品質制御
環境:湿度20〜50%、温度22〜25%。
試薬:使用された実験試薬はSigma社から購入され、純度>98%である。
レポートにおける実験データは、
全細胞シール抵抗>100M、テール電流振幅>400pAという標準を満たさなければならない。
テール電流振幅>400pAという標準を満たさなければならない。
薬理学的パラメータ:
複数濃度のCisaprideのhERGチャネルに対する阻害効果を陽性対照として設定する。
【0241】
4.7実験結果
複数濃度の実施例の、hERG電流に対する阻害結果:
【表11】
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【0242】
薬物の心臓hERGカリウムチャネルに対する阻害は、薬剤誘発性QT延長症候群の主な原因である。実験結果から、実施例2及び実施例105は、心臓hERGカリウムイオンチャネルに対して阻害効果がないことが分かる。高用量で使用する場合の心臓に対する毒性や副作用を回避することができる。
【0243】
要約すると、本発明は、新規な構造を有する、活性及び選択性が高い一連のERK1/2キナーゼ阻害剤を提供する。ラットとマウスにおいて、優れた薬物動態学的特性を示し、Miapaca担癌マウスモデルにおいても優れた効果を示した。腫瘍疾患に対する治療薬として開発する大きな可能性がある。