【実施例】
【0485】
実験セクション
実験セクション - NMRスペクトル
NMRピーク形態及び多重度が特定される程度まで、これらをスペクトルに現れる通りに言及し、可能な高次効果は考慮しなかった。
選択された実施例の
1H-NMRデータを
1H-NMRピークリストの形態で列挙する。各シグナルピークについて、ppmでδ値を与え、続いてシグナル強度を丸括弧中に報告する。異なるピークのδ値-シグナル強度のペアはカンマで分離する。そのため、ピークリストを、一般的な形態:δ
1(強度
1)、δ
2(強度
2)、...、δ
i(強度
i)、...、δ
n(強度
n)で記載する。
【0486】
鋭いシグナルの強度は、印刷されたNMRスペクトルのシグナルの高さ(cm)と相関する。他のシグナルと比べると、このデータはシグナル強度の実際の比と相関させ得る。ブロードなシグナルの場合、2つ以上のピーク、又はスペクトルに示される最も強いシグナルと比べたその相対強度と合わせて、シグナルの中心が示される。
1H-NMRピークリストは古典的な
1H-NMR読み取りと同様であるので、通常は、古典的なNMR解釈で列挙される全てのピークを含む。更に、古典的な
1H-NMRプリントアウトと同様に、ピークリストは溶媒シグナル、標的化合物(本発明の主題でもある)の立体異性体に由来するシグナル及び/又は不純物のピークを示し得る。立体異性体のピーク及び/又は不純物のピークは、典型的には標的化合物(例えば、90%超の純度を有する)と比べて低い強度で示される。このような立体異性体及び/又は不純物は特定の製造方法に典型的であり得るので、これらのピークが「副生成物指紋」に基づいて製造方法の再現を確認するのに役立ち得る。既知の方法(MestReC、ACDシミュレーション又は経験的に評価した期待値の使用)によって標的化合物のピークを計算する専門家は、場合により更なる強度フィルターを使用して、必要とされる標的化合物のピークを分離することができる。このような操作は古典的な
1H-NMR解釈でのピークピッキングと同様であるだろう。ピークリストの形態のNMRデータの報告の詳細な説明は、文献「特許出願中のNMRピークリストデータの引用」(研究の開示データベース番号605005、2014、2014年8月1日又はhttp://www.researchdisclosure.com/searching-disclosures参照)中に見出すことができる。研究の開示データベース番号605005に記載されるピークピッキング手順で、パラメーター「MinimumHeight」は1%及び4%の間で調節することができる。測定化合物の化学構造に応じて及び/又は濃度に応じて、パラメーター「MinimumHeight」を1%未満に設定することが合理的となり得る。
【0487】
実験セクション - 略語
以下の表は、本文中で説明されていない限り、この段落で並びに中間体及び実施例セクションで使用される略語を列挙している。他の略語は、それ自体当業者にとって慣例の意味を有する。当業者の有機化学者によって利用される略語の包括的なリストは、Journal of Organic Chemistryの各巻の第1号に提示されているようであり、このリストは、典型的には、「標準的な略語一覧」と題される表に提示されている。疑義がある場合は、以下の表による略語及び/又はその意味が優先する。
【0488】
【表1】
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他の略語は、それ自体当業者にとって慣例の意味を有する。
本出願に記載される本発明の種々の態様を以下の実施例によって示すが、これらは本発明を限定することを何ら意図していない。
本明細書に記載される実施例の試験実験は本発明を説明するのに役立つが、本発明は示される例に限定されない。
【0489】
実験セクション - 一般的パート
その合成が実験パートに記載されていない全ての試薬は、商業的に入手可能である、又は既知の化合物である、又は当業者によって既知の方法により既知の化合物から形成され得る。プロトコールにて特定される通りの温度で、例えば試薬を加えることにより反応を設定して開始し、温度が特定されない場合は、周囲温度、即ち18℃と25℃の間でそれぞれの作業ステップを行った。
「シリコーンフィルター」又は「防水フィルター(water resistant filter)」は、シリコーンで含浸することによって疎水性(水への不透過性)にされた濾紙を指す。これらのフィルターを用いて、濾過(即ち、濾紙タイプMN 617 WA、Macherey-Nagel)によって、水を水と混和しない有機溶媒から分離することができる。
【0490】
本発明の方法に従って製造された化合物及び中間体は精製を必要とし得る。有機化合物の精製は当業者に周知であり、同化合物を精製する種々の方法が存在し得る。いくつかの場合、精製は必要でない場合もある。いくつかの場合、結晶化によって化合物を精製することができる。いくつかの場合、適切な溶媒又は溶媒混合物を使用して不純物を摩砕により除去することができる。いくつかの場合、例えば、予め充填したシリカゲルカートリッジ、例えば、Biotage SNAPカートリッジKP-Sil(登録商標)又はKP-NH(登録商標)をBiotage自動精製装置システム(SP4(登録商標)又はIsolera Four(登録商標))及び溶出液(ヘキサン/酢酸エチル又はDCM/メタノールの濃度勾配など)と組み合わせて使用して、クロマトグラフィー、特にフラッシュカラムクロマトグラフィーにより化合物を精製することができる。フラッシュカラムクロマトグラフィーでは、修飾されていない(「レギュラー」)シリカゲル並びにアミノ相官能基化シリカゲルを使用することができる。本明細書で使用される場合、「Biotage SNAPカートリッジシリカ」はレギュラーシリカゲルの使用を指し、「Biotage SNAPカートリッジNH
2シリカ」はアミノ相官能基化シリカゲルの使用を指す。固定相を指定しないで実験セクションでフラッシュカラムクロマトグラフィーに又はフラッシュクロマトグラフィーに言及する場合、レギュラーシリカゲルを使用した。
【0491】
いくつかの場合、例えば、ダイオードアレイ検出器及び/又はオンラインエレクトロスプレーイオン化質量分析計を装備したWaters自動精製装置を適切な予め充填した逆相カラム並びにトリフルオロ酢酸、ギ酸、ジエチルアミン又はアンモニア水溶液などの添加剤を含み得る水及びアセトニトリルの濃度勾配などの溶出液と組み合わせて使用して、分取HPLCにより化合物を精製することができる。
【0492】
いくつかの場合、上記の精製方法は、塩の形態で十分に塩基性又は酸性官能基を有する本発明の化合物、例えば、十分に塩基性の本発明の化合物の場合、例えば、トリフルオロ酢酸塩若しくはギ酸塩、又は十分に酸性の本発明の化合物の場合、例えば、アンモニウム塩を提供することができる。この種の塩を、当業者に知られている種々の方法によって、それぞれその遊離塩基若しくは遊離酸型に変換することができ、又は引き続く生物学的アッセイに塩として使用することができる。単離され、本明細書に記載される本発明の化合物の具体的な形態(例えば、塩、遊離塩基など)は必ずしも具体的な生物学的活性を定量化するために前記化合物を生物学的アッセイに適用することができる唯一の形態ではないことを理解すべきである。
【0493】
UPLC-MS標準手順
分析的UPLC-MSは、以下に記載した通りに行った。質量(m/z)は、ネガティブモードを示さない限り(ESI-)、ポジティブモードエレクトロスプレーイオン化から報告する。
【0494】
分析的UPLC方法:
方法1:
装置:Waters Acquity UPLCMS SingleQuad、カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.7μm、50×2.1mm、溶出液A:水+0.1容量%ギ酸(99%)、溶出液B:アセトニトリル、濃度勾配:0〜1.6分1〜99% B、1.6〜2.0分99% B、流速0.8mL/分、温度:60℃、DADスキャン:210〜400nm。
方法2:
装置:Waters Acquity UPLCMS SingleQuad、カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.7μm、50×2.1mm、溶出液A:水+0.2容量%アンモニア水溶液(32%)、溶出液B:アセトニトリル、濃度勾配:0〜1.6分1〜99% B、1.6〜2.0分99% B、流速0.8mL/分、温度:60℃、DADスキャン:210〜400nm。
方法3:
装置:Waters Acquity UPLCMS SingleQuad、カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.7 50×2.1mm、溶出液A:水+0.2容量%アンモニア水溶液(32%)、溶出液B:アセトニトリル、濃度勾配:0〜1.6分1〜99% B、1.6〜2.0分99% B、流速0.8mL/分、温度:60℃、DADスキャン:210〜400nm
方法4:
装置:Waters Alliance HT、カラム:Waters Cortecs 30mm×3mm×2.7μm、溶出液A:水(MilliQ)+0.01容量%ギ酸、溶出液B:アセトニトリル+0.01容量%ギ酸、濃度勾配:0〜1.7分3〜95% B、1.7〜2.2分95% B;2.3〜2.5分3% B、流速:1.75mL/分、温度:45℃、DADスキャン:200〜500nm。
方法5:
装置:Waters Alliance HT、カラム:Waters Cortecs 30mm×3mm×2.7μm、溶出液A:水(MilliQ)+0.01容量%ギ酸、溶出液B:アセトニトリル+0.01容量%ギ酸、濃度勾配:0〜6.8分5〜95% B、6.8〜7.3分95% B;7.3〜7.5分5% B、流速:1.75mL/分、温度:45℃、DADスキャン:200〜500nm。
方法6:
装置:Waters Acquity、カラム:Waters Acquity BEH C18 50mm×2.1mm×1.7μm、溶出液A:水(MilliQ)+0.01容量%ギ酸、溶出液B:アセトニトリル+0.01容量%ギ酸、濃度勾配:0〜0.3分3〜4% B、0.3〜1.5分4〜95% B、1.5〜1.9分95% B;1.9〜2.0分5% B、流速:0.65mL/分、温度:50℃、DADスキャン:200〜500nm。
方法7:
装置:Waters Acquity、カラム:Waters Acquity BEH C18 50mm×2.1mm×1.7μm、溶出液A:水(MilliQ)+0.01容量%ギ酸、溶出液B:アセトニトリル+0.01容量%ギ酸、濃度勾配:0〜0.5分2% B、0.5〜1.5分2〜95% B、1.5〜1.9分95% B;1.9〜2.0分95〜2% B、2.0〜2.5分、2% B、流速:0.65mL/分、温度:45℃、DADスキャン:200〜500nm。
方法8:
装置:Waters Acquity、カラム:Waters Acquity BEH C18 50mm×2.1mm×1.7μm、溶出液A:水(MilliQ)+0.01容量%ギ酸、溶出液B:アセトニトリル+0.01容量%ギ酸、濃度勾配:0〜0.5分2〜5% B、0.5〜4.0分5〜95% B、4.0〜4.5分95% B、4.5〜5.0分95〜2% B、流速:0.65mL/分、温度:45℃、DADスキャン:200〜500nm。
方法9:
MS装置タイプ:Shimadzu LCMS-2020、HPLC装置タイプ:Shimadzu UV SPD-M20A、カラム:Kinetex EVO C18 2.1×30mm×5um、移動相A:水中0.025%NH
3・H
2O(容量/容量)、移動相B:アセトニトリル、濃度勾配:0.00分5% B〜0.80分95% B〜1.2分95% B〜1.21分5% B〜1.5分5% B、流速:1.5mL/分、カラム温度:40℃、UV検出:220nm及び254nm。
方法10:
MS装置タイプ:Shimadzu LCMS-2020、HPLC装置タイプ:Shimadzu UV SPD-M20A、カラム:Chromolith Flash RP-18e 25×2mm、移動相A:水中0.0375%TFA、移動相B:アセトニトリル中0.01875%TFA、濃度勾配:0.00分5% B〜0.80分95% B〜1.20分95% B〜1.21分5.0% B〜1.55分5% B、流速:1.5mL/分、オーブン温度:50℃、UV検出:220nm及び254nm。
方法11:
MS装置タイプ:Shimadzu LCMS-2020、HPLC装置タイプ:Shimadzu UV SPD-M20A、カラム:Kinetex EVO C18 2.1×30mm×5um、移動相A:水中0.025%NH
3・H
2O(容量/容量)、移動相B:アセトニトリル、濃度勾配:0分5% B→3.00分95% B→3.50分95% B→3.51分5% B→4.00分5% B、流速:0.8mL/分、カラム温度:40℃、UV検出:220nm及び254nm。
方法12:SFC
AD-3_MeOH(DEA)_5_40_3mL-35T:カラム:Chiralpak AD-3 内径50×4.6mm、3um、移動相:CO
2中5%から40%メタノール(0.05%DEA)、流速:3mL/分、波長:220nm。
方法13:SFC
IC-3_5CM_MEOH(DEA)_5_40_3ML_T35:カラム:Chiralpak IC-3 内径50×4.6mm、3um、移動相:CO
2中5%から40%メタノール(0.05%DEA)、流速:3mL/分、波長:220nm。
【0495】
分取HPLC方法:
方法P1:
装置:ポンプ:Labomatic HD-5000又はHD-3000、Head HDK280、低圧濃度勾配モジュールND-B1000、手動の注入バルブ:Rheodyne 3725i038、検出器:Knauer Azura UVD 2.15、コレクター:Labomatic Labocol Vario-4000、カラム:Chromatorex RP C-18 10μm、125×30mm、溶媒A:水+0.1容量%ギ酸、溶媒B:アセトニトリル
濃度勾配:0.00〜0.50分40% B(150mL/分)、0.50〜6.00分40〜80% B(150mL/分)、6.00〜6.10分80〜100% B(150mL/分)、6.10〜8.00分100% B(150mL/分)、UV検出。
方法P2:
装置:ポンプ:Labomatic HD-5000又はHD-3000、Head HDK280、低圧濃度勾配モジュールND-B1000、手動の注入バルブ:Rheodyne 3725i038、検出器:Knauer Azura UVD 2.15、コレクター:Labomatic Labocol Vario-4000、カラム:Chromatorex RP C-18 10μm、125×30mm、溶出液塩基性:溶媒A:水+0.2容量%アンモニア水溶液(32%)、溶媒B:アセトニトリル
濃度勾配:0.00〜0.50分15% B(150mL/分)、0.50〜6.00分15〜55% B(150mL/分)、6.00〜6.10分55〜100% B(150mL/分)、6.10〜8.00分100% B(150mL/分)、UV検出
方法P3:
装置:ポンプ:Labomatic HD-5000又はHD-3000、Head HDK280、低圧濃度勾配モジュールND-B1000、手動の注入バルブ:Rheodyne 3725i038、検出器:Knauer Azura UVD 2.15、コレクター:Labomatic Labocol Vario-4000、カラム:Chromatorex RP C-18 10μm、125×30mm、溶出液酸性:溶媒A:水+0.1容量%ギ酸、溶媒B:アセトニトリル;0.00〜0.50分65% B(150ml/分)、0.50〜6.00分65〜100% B(150ml/分)、6.00〜8.00分100% B(150ml/分)
【0496】
比旋光度方法:
方法O1:
装置:JASCO P2000旋光計、波長589nm、温度:20℃、積分時間10秒、経路長100mm。
【0497】
中間体
中間体1
エチル3-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0498】
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
エチル-3-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレートを文献(Journal of Medicinal Chemistry、2015年、58巻、2180〜2194頁)に記載された通りに調製した。
【0499】
中間体2
エチル-7-ブロモ-3-(3-エトキシ-3-オキソプロピル)-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0500】
【化118】
[この文献は図面を表示できません]
2-ブロモ-3-フルオロアニリン(CAS 111721-75-6、9.50g、50.0mmol、1.00当量)の塩酸水溶液(水80.0mL中濃HCl(12.5mL)、150mmol、3.00当量)中撹拌溶液に、0℃の温度で亜硝酸ナトリウムの水中2.5M溶液(20.0mL、50.0mmol、1.00当量)を滴下添加した。添加完了後、酢酸ナトリウムの水中4.5M溶液(62.4mL、281mmol、5.62当量)を滴下漏斗により加え、続いてエチル-2-オキソシクロペンタンカルボキシレート(CAS 611-10-9、7.40mL、50.0mmol、1.00当量)を滴下添加した。得られた黄色懸濁液を0℃で15分間維持し、次いで室温に加温し、2時間撹拌した。反応混合物をジクロロメタン(各100mL)で3回抽出し、合わせた有機抽出物を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮して、粗製のヒドラゾンを赤色油状物(18.1g)として得た。残渣をエタノール(50.0mL、1.00M)に溶解し、この後硫酸(6.63mL、125mmol、2.50当量)を滴下添加した。暗オレンジ色溶液を95℃で6日間加熱し、次いで室温に冷却した。暗茶褐色溶液を氷/水(200mL)上に注ぎ入れ、ジクロロメタン(各200mL)で3回抽出した。合わせた有機抽出物を飽和重炭酸塩水溶液(200mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮して、茶褐色固体を得た。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(0〜30%酢酸エチル/ヘキサン濃度勾配)により精製し、次いで加熱酢酸エチル/ヘキサン(9:1)から再結晶化して、表題化合物を薄黄色固体(8.35g、42%)として得た。
Rf=0.22(15%酢酸エチル/ヘキサン、UV)。
【0501】
中間体3
エチル-7-ブロモ-6-フルオロ-3-(3-ヒドロキシプロピル)-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0502】
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
エチル-7-ブロモ-3-(3-エトキシ-3-オキソプロピル)-6-フルオロ-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体2参照、16.6g、42.9mmol、1.00当量)の無水テトラヒドロフラン(429mL)中撹拌溶液に、0℃でボランジメチルスルフィド錯体(CAS 13292-87-0、16.1mL、171mmol、4.00当量)を加えた。得られた混合物を0℃で30分間撹拌し、次いで室温に加温し、2日間撹拌した。メタノールを混合物に加えて多少残ったボランを分解し、混合物をメタノールから3回濃縮して、薄黄色固体を得た。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(50〜100%酢酸エチル/ヘキサン濃度勾配)により精製して、表題化合物を白色のフワフワした固体(11.7g)として得た。
Rf=0.33(50%酢酸エチル/ヘキサン、UV)。
【0503】
中間体4
エチル-7-ブロモ-6-フルオロ-3-(3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル)-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0504】
【化120】
[この文献は図面を表示できません]
エチル-7-ブロモ-6-フルオロ-3-(3-ヒドロキシプロピル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体3参照、11.7g、33.9mmol、1.00当量)、1-ナフトール(CAS 90-15-3、5.85g、40.6mmol、1.20当量)及びトリフェニルホスフィン(10.6g、40.6mmol、1.30当量)の無水テトラヒドロフラン(113mL)中撹拌懸濁液に、0℃の温度でジ-tert-ブチルアゾジカルボキシレート(9.34g、40.6mmol、1.30当量)を少量ずつ注意深く加えた。添加完了後、黄色溶液を室温に加温し、17時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をジクロロメタン(200mL)に再度溶解し、次いで水(200mL)、飽和重炭酸塩水溶液(200mL)及び食塩水(200mL)で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮して、オレンジ色油状物(40.3g)を得た。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(10〜20%酢酸エチル/ヘキサン濃度勾配)により精製し、次いで加熱エタノールから再結晶化して、表題化合物を灰白色固体(12.3g)として得た。
Rf=0.30(15%酢酸エチル/ヘキサン、UV)。
【0505】
中間体5
エチル-6-フルオロ-3-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0506】
【化121】
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アルゴン雰囲気下、1,4-ジオキサン60mL中のエチル-7-ブロモ-6-フルオロ-3-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体4参照、3.00g、6.38mmol)に、4,4,4',4',5,5,5',5'-オクタメチル-2,2'-ビ-1,3,2-ジオキサボロラン(CAS 78183-34-3、4.68g、19.1mmol)、酢酸カリウム(2.88g、29.3mmol)及び1,1'ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(1.04g、1.28mmol)を加えた。反応混合物を90℃で23時間撹拌し、セライトプラグに通して濾過し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を濾過し、防水フィルターを用いて乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルを使用するフラッシュカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン濃度勾配)により精製した。生成物を2-メトキシ-2-メチルプロパンで摩砕し、固体物質を濾過により単離し、2-メトキシ-2-メチルプロパンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(2.68g)を得た。
LC-MS (方法1): R
t = 1.82分; MS (ESIpos): m/z = 518 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ [ppm]: 1.172 (0.49), 1.191 (3.93), 1.304 (1.34), 1.322 (3.13), 1.340 (1.65), 1.353 (16.00), 1.514 (3.72), 2.237 (0.51), 3.299 (0.48), 3.318 (0.81), 3.336 (0.46), 4.062 (0.51), 4.077 (1.05), 4.092 (0.49), 4.279 (0.42), 4.297 (1.32), 4.315 (1.35), 4.333 (0.42), 6.632 (0.45), 6.649 (0.50), 6.671 (0.49), 6.693 (0.53), 6.695 (0.52), 6.717 (0.45), 7.253 (0.65), 7.272 (0.55), 7.324 (0.60), 7.400 (0.43), 7.406 (0.63), 7.415 (0.97), 7.425 (0.74), 7.430 (0.51).
【0507】
中間体6
エチル-7-ブロモ-6-クロロ-3-(3-ヒドロキシプロピル)-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0508】
【化122】
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表題化合物をJ.Med.Chem.2015年、58巻、3794〜3805頁に記載されている通りに調製した。
【0509】
中間体7
エチル-7-ブロモ-6-クロロ-3-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0510】
【化123】
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エチル-7-ブロモ-6-クロロ-3-(3-ヒドロキシプロピル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体6参照、6.62g、18.4mmol)、1-ナフトール(CAS 90-15-3、3.21g、22.0mmol)及びトリフェニルホスフィン(5.84g、22.0mmol)のテトラヒドロフラン(150mL)中混合物に、10℃でジイソプロピルアゾジカルボキシレート(4.4mL、22mmol)を加え、混合物を室温で24時間撹拌した。後処理として、混合物を酢酸エチルで希釈し、重炭酸ナトリウム水溶液及び食塩水で洗浄した。有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/ジクロロメタン濃度勾配20〜100%ジクロロメタン)により精製し、メタノールで摩砕した後、表題化合物(3.5g)を得た。
LC-MS (方法2): Rt = 1.78分; MS (ESIpos): m/z = 486 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.283 (7.11), 1.300 (16.00), 1.318 (7.27), 2.160 (0.50), 2.177 (1.51), 2.193 (2.15), 2.212 (1.56), 2.227 (0.52), 2.518 (1.77), 2.522 (1.06), 3.286 (1.94), 3.306 (3.21), 3.323 (2.04), 4.143 (2.14), 4.159 (4.48), 4.173 (2.10), 4.277 (2.03), 4.294 (6.62), 4.312 (6.50), 4.330 (1.94), 6.860 (2.56), 6.878 (2.70), 7.170 (5.69), 7.192 (5.72), 7.350 (1.86), 7.370 (3.55), 7.389 (2.83), 7.431 (3.62), 7.452 (2.86), 7.468 (1.92), 7.471 (2.25), 7.475 (1.13), 7.489 (2.07), 7.492 (1.95), 7.498 (1.88), 7.502 (1.99), 7.518 (2.21), 7.521 (2.09), 7.535 (1.11), 7.539 (0.94), 7.727 (5.10), 7.748 (4.43), 7.842 (2.42), 7.860 (2.22), 7.863 (2.00), 8.070 (2.21), 8.090 (2.04), 11.520 (3.24).
【0511】
中間体8
エチル-6-クロロ-3-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0512】
【化124】
[この文献は図面を表示できません]
脱気したエチル-7-ブロモ-6-クロロ-3-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体7参照、5.50g、11.3mmol)及び4,4,4',4',5,5,5',5'-オクタメチル-2,2'-ビ-1,3,2-ジオキサボロラン(CAS 78183-34-3、8.61g、33.9mmol)の1,4-ジオキサン(97mL)中混合物に、酢酸カリウム(4.44g、45.2mmol)を加えた。この混合物に1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリド(827mg、1.13mmol)を加え、これをアルゴンで10分間パージした。混合物を80℃で24時間撹拌した。後処理として、混合物を濃縮し、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(Biotage SNAPカートリッジシリカ、ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配、7%〜25%酢酸エチル)により精製して、表題化合物(1.5g)を得た。
LC-MS (方法1): Rt = 1.90分; MS (ESIneg): m/z = 532 [M-H]
-
【0513】
中間体9
エチル-7-ブロモ-6-フルオロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0514】
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
トリフェニルホスフィン(4.19g、16.0mmol)をテトラヒドロフラン50mLに溶解した。6-フルオロナフタレン-1-オール(CAS 804498-72-4、2.59g、16.0mmol)を加え、混合物を0℃に冷却した。冷却下、ジイソプロピルアゾジカルボキシレート(3.1mL、16mmol)を反応混合物中に滴下添加した。混合物を10分間撹拌し、テトラヒドロフラン50mLに溶解したエチル-7-ブロモ-6-フルオロ-3-(3-ヒドロキシプロピル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体3参照、5.00g、14.5mmol)を冷却下で滴下添加した。添加完了後、混合物を室温に加温し、24時間撹拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターを使用して乾燥し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配)により精製した。生成物を40℃にてメタノールで摩砕した。室温に冷却した後、固体物質を濾過により単離し、メタノールで洗浄し、乾燥して、表題化合物(4.80g)を得た。
LC-MS (方法1): R
t = 1.72分; MS (ESIneg): m/z = 486 [M-H]
-
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.130 (0.54), 1.153 (1.08), 1.169 (7.27), 1.185 (6.94), 1.272 (7.19), 1.289 (16.00), 1.307 (7.23), 1.986 (1.37), 2.160 (0.50), 2.176 (1.45), 2.192 (2.08), 2.210 (1.45), 2.225 (0.50), 2.331 (0.50), 2.518 (2.41), 2.523 (1.66), 3.285 (2.04), 3.304 (3.53), 3.322 (3.16), 4.148 (2.04), 4.163 (4.28), 4.178 (2.04), 4.263 (2.12), 4.281 (6.77), 4.298 (6.61), 4.316 (1.95), 4.750 (0.50), 4.765 (0.62), 4.781 (0.50), 6.835 (1.87), 6.842 (1.95), 6.849 (1.50), 6.856 (1.83), 6.992 (2.45), 7.014 (3.41), 7.037 (2.45), 7.317 (0.50), 7.322 (0.87), 7.325 (1.29), 7.331 (1.41), 7.346 (1.87), 7.354 (1.99), 7.369 (1.29), 7.376 (1.33), 7.391 (0.58), 7.412 (3.45), 7.418 (3.66), 7.426 (8.35), 7.439 (0.54), 7.624 (2.12), 7.631 (2.16), 7.650 (2.12), 7.657 (2.08), 7.722 (2.20), 7.735 (2.24), 7.743 (2.29), 7.756 (2.20), 8.071 (1.83), 8.086 (1.95), 8.094 (1.87), 8.109 (1.75), 8.883 (1.29), 11.624 (1.12).
【0515】
中間体10
エチル-6-フルオロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0516】
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
エチル-7-ブロモ-6-フルオロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体9参照、4.28g)をN,N-ジメチルホルムアミド30mLに溶解し、4,4,4',4',5,5,5',5'-オクタメチル-2,2'-ビ-1,3,2-ジオキサボロラン(CAS 78183-34-3、3.34g、13.1mmol)、酢酸カリウム(2.58g、26.3mmol)及び[1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロ-パラジウム(II)(716mg、876μmol)を加えた。混合物をアルゴンで10分間パージし、90℃で22時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターを使用して乾燥し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配)により精製して、表題化合物(2.82g)を得た。
LC-MS (方法1): R
t = 1.80分; MS (ESIpos): m/z = 536 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.155 (0.65), 1.163 (16.00), 1.171 (0.97), 1.253 (1.09), 1.271 (2.41), 1.289 (1.13), 1.368 (9.01), 1.987 (1.21), 2.455 (0.53), 2.518 (0.45), 3.320 (0.68), 4.164 (0.77), 4.251 (1.09), 4.268 (1.08), 6.843 (0.46), 6.865 (0.42), 7.408 (0.62), 7.414 (0.65), 7.422 (1.44).
【0517】
中間体11
エチル4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-カルボキシレート
【0518】
【化127】
[この文献は図面を表示できません]
N-ブロモスクシンイミド(16.3g、90.5mmol、CAS 128-08-5)を、エチル1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-カルボキシレート(7.25g、43.1mmol、CAS 5744-51-4)の1,2-ジクロロエタン(150mL)中溶液に加え、混合物を80℃で15時間撹拌した。後処理として、混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄し、有機相を防水フィルターに通して濾過し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(Biotage SNAPカートリッジシリカ340g、ヘキサン/ジクロロメタン濃度勾配、0〜100%ジクロロメタン)により精製して、表題化合物(6.49g)を得た。
LC-MS (方法1): Rt = 0.97分; MS (ESIpos): m/z = 247 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.261 (4.14), 1.278 (8.78), 1.296 (4.21), 2.268 (14.94), 2.518 (0.74), 2.523 (0.49), 3.857 (16.00), 4.229 (1.31), 4.247 (4.03), 4.264 (3.94), 4.282 (1.24).
【0519】
中間体12
(4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)メタノール
【0520】
【化128】
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水素化ホウ素リチウム(711mg、32.6mmol)を、エチル4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-カルボキシレート(6.45g、26.1mmol、中間体11参照)のテトラヒドロフラン(150mL)中溶液に加え、混合物を室温で1時間撹拌し、続いて60℃で7時間撹拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液を加えることにより反応を停止し、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を防水フィルターに通して濾過し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配、50%〜100%酢酸エチル)により精製して、表題化合物(4.07g)を得た。
LC-MS (方法1): Rt = 0.68分; MS (ESIpos): m/z = 205 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 2.205 (16.00), 2.518 (0.43), 3.330 (10.35), 4.285 (3.97), 4.299 (4.13), 4.933 (1.00), 4.946 (2.22), 4.960 (0.93).
【0521】
中間体13
4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-カルバルデヒド
【0522】
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
DMSO(15mL、220mmol)を、-78℃で塩化オキサリル(9.2mL、110mmol)のジクロロメタン(100mL)中溶液に加えた。15分後、(4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)メタノール(中間体12参照、14.9g、72.4mmol)のジクロロメタン(100mL)中溶液を、続いてトリエチルアミン(61mL、430mmol)を滴下添加し、混合物を室温に終夜加温した。後処理として、水を加え、混合物をジクロロメタンと2-プロパノールとの混合物(4:1)で抽出した。合わせた有機相を防水フィルターに通して濾過し、濃縮して、表題化合物(18.8g)を得、これを更には精製せずに次のステップに使用した。
LC-MS (方法1): Rt = 0.81分; MS (ESIpos): m/z = 203 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d
6): δ [ppm] = 9.80 (s, 1H), 3.92 (s, 3H), 2.28 (s, 3H).
【0523】
中間体14
(rac)-1-(4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)エタノール
【0524】
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
メチルマグネシウムブロミドの溶液(3.0mL、ジエチルエーテル中3.0M、8.9mmol)を、4℃で4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-カルバルデヒド(900mg、4.43mmol、中間体13参照)のテトラヒドロフラン(50mL)中溶液に滴下添加し、混合物を室温に3時間かけて加温した。追加量のメチルマグネシウムブロミド溶液(0.8mL、ジエチルエーテル中3.0M、2.4mmol)を加え、混合物を室温で16時間撹拌した。後処理として、塩酸水溶液(2M)を加え、混合物をジクロロメタンと2-プロパノールとの混合物(4:1)で抽出した。合わせた有機相を防水フィルターに通して濾過し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(Biotage SNAPカートリッジNH
2シリカゲル28g、ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配0%〜60%酢酸エチル)により精製して、表題化合物(910mg)を得た。
LC-MS (方法1): R
t = 0.76分; MS (ESIpos): m/z = 219 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d
6): δ [ppm] = 4.91 (d, 1H), 4.70-4.61 (m, 1H), 3.71 (s, 3H), 2.19 (s, 3H), 1.36 (d, 3H).
【0525】
中間体15
(rac)-1-(4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)ブタ-3-エン-1-オール
【0526】
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-カルバルデヒド(中間体13参照、7.00g、34.5mmol)をテトラヒドロフラン300mLに溶解し、4℃に冷却した。この温度で、アリルマグネシウムクロリドの溶液(CAS 2622-05-1、21mL、テトラヒドロフラン中2.0M、41mmol)を加えた。添加完了後、混合物を室温に16時間内で加温した。アリルマグネシウムクロリド溶液(7mL、2.0M、13.7mmol)を加え、撹拌を室温で2時間続けた。2モル濃度の塩酸水溶液を使用して、pH値が5に達するまで混合物を酸性化し、得られた層を分離した。水性層をジクロロメタン/2-プロパノール(8/2)で3回抽出した。合わせた有機層を防水フィルターを使用して乾燥し、透明濾液を減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルカラム、ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配0〜100%を使用するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(3.57g)を得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 2.199 (16.00), 2.522 (0.48), 2.527 (0.79), 2.530 (1.24), 2.533 (0.74), 3.330 (7.77), 4.479 (0.56), 4.491 (0.63), 4.496 (1.25), 4.509 (1.31), 4.514 (0.59), 4.527 (0.56), 4.937 (0.82), 4.939 (0.78), 4.942 (0.94), 4.945 (0.45), 4.959 (0.41), 4.962 (0.89), 4.965 (0.80), 4.967 (1.04), 4.970 (0.47), 5.001 (0.93), 5.005 (0.60), 5.007 (0.84), 5.040 (0.44), 5.044 (1.05), 5.048 (0.67), 5.050 (0.94), 5.078 (3.18), 5.091 (3.04), 5.694 (0.73), 5.719 (1.00), 5.737 (0.96), 5.762 (0.61).
【0527】
中間体16
(rac)-3-(4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-ヒドロキシプロパナール
【0528】
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-1-(4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)ブタ-3-エン-1-オール(中間体15参照、1.00g、4.08mmol)のジクロロメタン(50mL)とメタノール(50mL)との混合物中溶液を-78℃に冷却した。青色に変色するまでオゾンを反応混合物に通した。混合物を更に10分間撹拌し、この間オゾンを除去するために窒素ガスを通した。トリフェニルホスフィン(1.28g、4.90mmol)を加え、撹拌を-78℃で1時間続けた。混合物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液で希釈し、得られた層を分離した。水性層をジクロロメタン/2-プロパノール(8/2)で3回抽出した。合わせた有機層を防水フィルターを使用して乾燥し、透明濾液を減圧下で濃縮して、表題化合物(2.52g)を得、これを更には精製せずに次のステップに使用した。
【0529】
中間体17
(rac)-1-(4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(モルホリン-4-イル)プロパン-1-オール
【0530】
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-3-(4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-ヒドロキシプロパナール(中間体16参照、2.40g)のテトラヒドロフラン(100mL)中溶液に、モルホリン(CAS 110-91-8、1.7mL、19mmol)を加え、混合物を室温で1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(6.18g、29.1mmol)を加え、混合物を50℃で2時間撹拌し、続いて室温で70時間撹拌した。水を反応混合物に注意深く加え、得られた層を分離した。水性層をジクロロメタン/2-プロパノール(8/2)で3回洗浄した。UPLC/MSにより判断された通り、表題化合物は水性層にのみ存在したので、水性層を減圧下で濃縮した。残渣をテトラヒドロフランで希釈し、50℃で30分撹拌した。溶解しなかった固体を濾別し、テトラヒドロフランで洗浄し、濾液を真空下で濃縮して、表題化合物(4.74g)を得、これを更には精製せずに次のステップに使用した。
LC-MS (方法1): R
t = 0.54分; MS (ESIpos): m/z = 318 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.035 (1.00), 1.052 (2.38), 1.070 (1.08), 1.352 (0.70), 1.902 (16.00), 1.983 (14.10), 2.195 (1.72), 2.322 (0.47), 2.518 (0.76), 2.522 (0.50), 2.691 (1.88), 2.703 (1.76), 2.714 (1.93), 3.388 (1.09), 3.393 (1.53), 3.399 (1.98), 3.404 (2.46), 3.413 (2.04), 3.417 (1.85), 3.428 (0.99), 3.445 (1.05), 3.507 (2.68), 3.519 (3.44), 3.531 (2.78), 3.547 (2.08), 3.559 (1.96), 3.571 (1.21), 3.716 (1.78).
【0531】
中間体18
エチル5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-カルボキシレート
【0532】
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
エチル2,4-ジオキソヘキサノエート(CAS 13246-52-1、5.00g、29.0mmol)を酢酸20mLに溶解した。氷冷下、メチルヒドラジン(1.5mL、29.0mmol)を加え、混合物を室温で23時間撹拌した。追加量のメチルヒドラジン(0.5mL、10.0mmol)を加え、撹拌を室温で24時間続けた。反応混合物を氷水中に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターを使用して乾燥し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配)により精製して、表題化合物(2.13g、収率40%)を得た。
LC-MS (方法1): R
t = 0.92分; MS (ESIpos): m/z = 183 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.170 (6.09), 1.188 (12.55), 1.208 (6.57), 1.245 (7.14), 1.263 (16.00), 1.280 (7.23), 2.601 (1.10), 2.602 (1.08), 2.619 (3.24), 2.621 (3.35), 2.638 (3.29), 2.640 (3.34), 2.657 (1.02), 2.659 (1.03), 3.331 (8.78), 4.200 (1.95), 4.218 (6.25), 4.236 (6.29), 4.254 (1.95), 5.759 (0.98), 6.518 (4.92).
【0533】
中間体19
エチル4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-カルボキシレート
【0534】
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
エチル5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-カルボキシレート(中間体18参照、2.10g、11.5mmol)を酢酸15mLに溶解した。臭素の酢酸中溶液(23mL、1.0M、23mmol)を滴下添加し、反応混合物を室温で18時間撹拌した。混合物を氷水中に注ぎ入れ、チオ硫酸ナトリウム水溶液(10%)を加えた。混合物を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターを使用して乾燥し、減圧下で濃縮して、表題化合物2.97gを得た。粗製の表題化合物を更には精製せずに次のステップに使用した。
LC-MS (方法1): R
t = 1.08分; MS (ESIpos): m/z = 261 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.077 (2.69), 1.096 (6.29), 1.115 (2.81), 1.260 (3.48), 1.278 (7.87), 1.295 (3.68), 1.907 (1.63), 2.518 (0.62), 2.523 (0.41), 2.673 (0.89), 2.692 (2.71), 2.711 (2.65), 2.730 (0.75), 3.894 (16.00), 4.231 (1.11), 4.249 (3.60), 4.266 (3.59), 4.284 (1.10).
【0535】
中間体20
(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)メタノール
【0536】
【化136】
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エチル4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-カルボキシレート(中間体19参照、2.97g)をTHF(45mL)に溶解し、水素化ホウ素リチウム(310mg、14.2mmol)を少しずつ加えた。この混合物を室温で20時間撹拌し、続いて60℃で22時間撹拌した。追加量の水素化ホウ素リチウム(50mg、2.3mmol)を加え、撹拌を室温で24時間続け、続いて60℃で3時間撹拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターを使用して乾燥し、減圧下で濃縮して、表題化合物(2.18g)を得た。粗製の表題化合物を更には精製せずに次のステップに使用した。
LC-MS (方法1): R
t = 0.79分; MS (ESIpos): m/z = 219 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.068 (3.21), 1.087 (7.19), 1.105 (3.37), 2.518 (0.44), 2.609 (1.02), 2.628 (3.36), 2.647 (3.29), 2.666 (1.04), 3.761 (16.00), 4.287 (4.77), 4.301 (4.91), 4.941 (1.34), 4.955 (2.69), 4.969 (1.21).
【0537】
中間体21
4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-カルバルデヒド
【0538】
【化137】
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塩化オキサリル(25mL、ジクロロメタン中2.0M、50mmol)をジクロロメタン60mLに溶解し、-72℃に冷却した。乾燥ジメチルスルホキシド(7.0mL、99.3mmol)を混合物中に滴下添加した(ガス生成)。15分撹拌した後、(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)メタノール(中間体20参照、7.25g、33.1mmol)のジクロロメタン60mL及びトリエチルアミン(27.7mL、199mmol)中溶液を、反応混合物中に滴下添加した。混合物を1.5時間内で室温に加温した。水を加え、混合物をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターを使用して乾燥し、減圧下で濃縮して、表題化合物(7.70g)を得た。
LC-MS (方法1): R
t = 0.94分; MS (ESIpos): m/z = 217 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.096 (2.98), 1.115 (6.57), 1.134 (2.96), 2.518 (0.46), 2.540 (0.58), 2.691 (0.95), 2.710 (3.03), 2.729 (2.97), 2.748 (0.88), 3.958 (16.00), 9.801 (5.10).
【0539】
中間体22
(rac)-1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)ブタ-3-エン-1-オール
【0540】
【化138】
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4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-カルバルデヒド(中間体21参照、7.70g)をテトラヒドロフラン700mLに溶解し、4℃に冷却した。アリルマグネシウムクロリドの溶液(CAS 2622-05-1、19.6mL、テトラヒドロフラン中2.0M、39.2mmol)を加え、混合物を室温で24時間撹拌した。混合物を6℃に冷却し、追加量のアリルマグネシウムクロリド溶液(10mL、2.0M、19.5mmol)を加え、撹拌を室温で22時間続けた。更なる量のアリルマグネシウムクロリド溶液(5mL、2.0M、10mmol)を加え、撹拌を室温で4時間続けた。水を加え、塩化水素の水溶液(1M)を使用して混合物をpH値5に酸性化した。混合物を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターを使用して乾燥し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配)により精製して、表題化合物(5.50g)を得た。
LC-MS (方法1): R
t = 1.01分; MS (ESIpos): m/z = 259 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.062 (2.86), 1.081 (6.83), 1.100 (3.01), 1.172 (0.57), 1.987 (1.10), 2.523 (0.65), 2.526 (0.95), 2.529 (0.94), 2.604 (0.88), 2.623 (2.92), 2.642 (2.75), 2.661 (0.80), 3.757 (16.00), 4.490 (0.47), 4.496 (0.78), 4.508 (0.82), 4.513 (0.44), 4.941 (0.75), 4.944 (0.75), 4.947 (0.86), 4.950 (0.43), 4.967 (0.84), 4.969 (0.77), 4.972 (0.99), 4.975 (0.46), 5.005 (0.86), 5.007 (0.56), 5.011 (0.79), 5.045 (0.43), 5.048 (0.98), 5.050 (0.64), 5.054 (0.88), 5.092 (1.57), 5.105 (1.52), 5.703 (0.67), 5.729 (0.89), 5.746 (0.89), 5.772 (0.55).
【0541】
中間体23
(rac)-3-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-ヒドロキシプロパナール
【0542】
【化139】
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(rac)-1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)ブタ-3-エン-1-オール(中間体22参照、3.80g、14.7mmol)のジクロロメタン(40mL)とメタノール(40mL)との混合物中溶液を-78℃に冷却した。青色に変色するまでオゾンを反応混合物に通した。混合物を更に10分間撹拌し、この間オゾンを除去するために窒素ガスを通した。トリフェニルホスフィン(4.62g、17.6mmol)を加え、撹拌を-78℃で1.5時間続け、続いて室温で更に19時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製の表題化合物(9.13g)を得、これを更には精製せずに使用した。
LC-MS (方法2): R
t = 0.78分; MS (ESIpos): m/z = 261 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.066 (3.87), 1.073 (2.25), 1.081 (4.10), 1.085 (8.44), 1.092 (2.78), 1.097 (2.44), 1.104 (3.91), 1.111 (1.05), 1.154 (1.96), 1.171 (3.91), 1.189 (1.86), 1.905 (1.61), 1.987 (6.78), 2.322 (0.80), 2.326 (1.07), 2.332 (0.78), 2.518 (3.82), 2.522 (2.68), 2.621 (1.57), 2.631 (2.23), 2.635 (2.50), 2.640 (2.12), 2.650 (2.03), 2.654 (2.14), 2.659 (1.68), 2.664 (1.36), 2.668 (1.68), 2.673 (1.37), 2.788 (0.41), 2.801 (0.50), 2.819 (0.46), 2.826 (0.46), 2.839 (0.52), 2.846 (0.45), 3.159 (1.59), 3.172 (1.59), 3.188 (2.27), 3.199 (0.68), 3.211 (2.12), 3.216 (14.13), 3.227 (0.62), 3.248 (1.41), 3.565 (2.87), 3.582 (1.11), 3.720 (1.23), 3.739 (1.55), 3.748 (2.28), 3.751 (5.44), 3.753 (4.64), 3.758 (9.44), 3.780 (8.10), 3.782 (8.99), 3.791 (0.78), 3.796 (1.00), 3.999 (0.48), 4.017 (1.46), 4.034 (1.43), 4.052 (0.45), 4.518 (1.77), 4.538 (1.75), 4.637 (1.20), 4.643 (0.57), 4.666 (0.62), 4.674 (0.73), 4.691 (0.55), 4.788 (0.64), 4.805 (0.80), 4.930 (0.45), 4.947 (0.82), 4.958 (0.52), 4.964 (0.87), 5.061 (0.46), 5.067 (0.50), 5.081 (0.54), 5.246 (0.59), 5.261 (0.55), 5.315 (0.43), 5.405 (0.80), 5.420 (0.71), 6.162 (0.59), 6.859 (0.43), 7.214 (2.37), 7.221 (2.41), 7.226 (1.59), 7.229 (3.44), 7.233 (3.21), 7.238 (4.42), 7.249 (2.62), 7.252 (1.28), 7.255 (1.37), 7.257 (2.76), 7.383 (0.82), 7.387 (1.36), 7.392 (8.15), 7.395 (8.42), 7.399 (6.94), 7.401 (6.44), 7.407 (4.26), 7.409 (5.74), 7.412 (3.46), 7.417 (1.20), 7.421 (0.89), 7.525 (2.94), 7.528 (4.41), 7.533 (3.28), 7.535 (4.23), 7.540 (2.94), 7.544 (7.49), 7.546 (10.81), 7.549 (9.92), 7.551 (7.06), 7.554 (9.15), 7.558 (7.28), 7.564 (12.54), 7.572 (10.47), 7.591 (8.60), 7.596 (15.55), 7.601 (3.57), 7.606 (5.64), 7.608 (7.94), 7.612 (13.04), 7.614 (11.17), 7.621 (14.18), 7.625 (16.00), 7.629 (8.06), 7.631 (7.55), 7.638 (5.03), 7.642 (8.81), 7.645 (8.94), 7.648 (3.42), 7.652 (1.03), 9.566 (0.91), 9.711 (0.61), 9.715 (0.66), 9.718 (0.77), 9.722 (0.57).
【0543】
中間体24
(rac)-1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(モルホリン-4-イル)プロパン-1-オール
【0544】
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
粗製の(rac)-3-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-ヒドロキシプロパナール(中間体23参照、9.10g)のテトラヒドロフラン(50mL)中溶液に、モルホリン(CAS 110-91-8、3.0mL、35mmol)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(11.1g、52.3mmol)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。水を加え、混合物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を防水フィルターを使用して乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣を廃棄した。水性相をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターを使用して乾燥し、減圧下で濃縮した。粗製物質を分取HPLC(方法P2)により精製して、表題化合物(1.71g)を得た。
LC-MS (方法2): R
t = 0.87分; MS (ESIpos): m/z = 332 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.060 (2.74), 1.079 (6.69), 1.098 (2.86), 1.816 (0.45), 1.833 (0.53), 1.836 (0.47), 1.850 (0.49), 1.873 (0.43), 1.878 (0.50), 1.893 (0.63), 1.912 (0.45), 2.074 (0.66), 2.284 (0.42), 2.296 (1.14), 2.314 (3.00), 2.326 (2.68), 2.331 (2.62), 2.346 (0.85), 2.518 (0.83), 2.523 (0.58), 2.601 (0.81), 2.620 (2.67), 2.639 (2.54), 2.658 (0.75), 3.534 (2.35), 3.546 (3.58), 3.557 (2.36), 3.751 (16.00), 4.567 (0.55), 5.126 (0.61).
【0545】
中間体25
(rac)-エチル7-{3-[1-ヒドロキシエチル]-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-1H-インドール-2-カルボキシレート(立体異性体の混合物)
【0546】
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
XPhos Pd G2(105mg、133μmol)を、エチル3-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体1参照、1.98g、3.96mmol)、(rac)-1-(4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)エタノール(910mg、4.15mmol、中間体14参照)、三リン酸カリウム水溶液(16mL、0.50M、7.9mmol)及びテトラヒドロフラン(48mL)の脱気混合物に加え、混合物を50℃で3時間撹拌した。後処理として、酢酸エチルを加え、混合物をセライトのパッドに通して濾過し、酢酸エチルで溶出し、有機相を食塩水で洗浄し、防水フィルターに通して濾過し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(Biotage SNAPカートリッジNH
2シリカ55g、ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配、0%〜15%酢酸エチル)により精製して、表題化合物(1.60g)を得た。
LC-MS (方法1): R
t = 1.59分; MS (ESIneg): m/z = 510 [M-H]
-
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d
6): δ [ppm] = 11.30 (br s, 1H), 8.27-8.22 (m, 1H), 7.90-7.85 (m, 1H), 7.69-7.64 (m, 1H), 7.56-7.37 (m, 4H), 7.11-7.05 (m, 2H), 6.91 (d, 1H), 5.64 (d, 1H), 4.69-4.41 (m, 1H), 4.28-4.18 (m, 4H), 3.79 (s, 3H), 3.39-3.34 (m, 2H), 2.27-2.18 (m, 2H), 2.12 (s, 3H), 1.45-1.19 (m, 6H).
【0547】
中間体26
(rac)-エチル-(11Z)-2,3,15-トリメチル-7-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ-[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(立体異性体の混合物)
【0548】
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル7-{3-[1-ヒドロキシエチル]-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-1H-インドール-2-カルボキシレート(立体異性体の混合物、700mg、1.37mmol、中間体25参照)、(2Z)-1,4-ジクロロブタ-2-エン(CAS 1476-11-5、173μL、1.6mmol)、ヨウ化ナトリウム(410mg、2.74mmol)及び炭酸セシウム(2.23g、6.84mmol)のアセトニトリル(20mL)中混合物を、室温で4時間撹拌し、続いて60℃で16時間撹拌した。後処理として、水を加え、混合物をジクロロメタンと2-プロパノールとの混合物(4:1)で抽出した。合わせた有機相を防水フィルターに通して濾過し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(Biotage SNAPカートリッジシリカ50g、ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配、0%〜100%酢酸エチル)により精製して、表題化合物(340mg)を得た。
LC-MS (方法1): Rt = 1.71分; MS (ESIpos): m/z = 564 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.066 (0.76), 1.154 (4.29), 1.172 (8.58), 1.190 (4.32), 1.210 (0.63), 1.215 (0.56), 1.232 (0.53), 1.245 (0.48), 1.266 (4.04), 1.284 (8.35), 1.301 (4.01), 1.320 (4.26), 1.335 (4.19), 1.355 (0.73), 1.372 (0.71), 1.799 (0.81), 1.826 (11.96), 1.871 (0.71), 1.988 (16.00), 2.193 (1.62), 2.244 (1.11), 2.518 (5.85), 2.523 (4.09), 3.283 (0.56), 3.299 (0.71), 3.352 (0.93), 3.371 (0.56), 3.629 (0.48), 3.648 (0.73), 3.659 (1.34), 3.674 (0.71), 3.714 (1.59), 3.725 (0.76), 3.755 (1.31), 3.779 (0.50), 3.787 (0.63), 3.839 (11.99), 4.000 (1.19), 4.018 (3.58), 4.035 (3.63), 4.053 (1.19), 4.224 (0.98), 4.233 (1.82), 4.250 (3.26), 4.263 (1.41), 4.269 (1.87), 4.289 (1.51), 4.306 (1.26), 4.316 (0.71), 4.325 (0.43), 4.334 (0.76), 4.356 (1.36), 4.372 (1.31), 4.764 (0.48), 4.776 (0.63), 4.802 (0.76), 4.907 (0.83), 4.940 (0.58), 4.964 (0.48), 4.991 (0.83), 5.018 (0.48), 5.185 (0.53), 5.197 (0.48), 5.759 (3.23), 6.864 (1.46), 6.879 (1.62), 6.920 (1.59), 6.938 (1.67), 7.093 (1.44), 7.112 (1.82), 7.131 (1.26), 7.379 (1.03), 7.400 (2.17), 7.419 (1.67), 7.454 (2.32), 7.476 (1.34), 7.495 (1.11), 7.498 (1.09), 7.513 (1.89), 7.517 (2.15), 7.535 (1.54), 7.549 (0.63), 7.772 (1.51), 7.790 (1.36), 7.863 (1.41), 7.880 (1.46), 7.885 (1.21), 8.189 (1.14), 8.208 (1.11).
【0549】
中間体27
(rac)-エチル-2,3,15-トリメチル-7-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ-[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(立体異性体の混合物)
【0550】
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
オートクレーブに、(rac)-エチル-(11Z)-2,3,15-トリメチル-7-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(立体異性体の混合物、340mg、603μmol、中間体26参照)、エタノール(11mL)、テトラヒドロフラン(2.2mL)及び炭素担持10%パラジウム(64.2mg、純度10%、60.3μmol)を入れ、混合物を水素雰囲気下26barの圧力及び室温で20時間撹拌した。後処理として、混合物をセライトのパッドに通して濾過し、酢酸エチルで溶出し、合わせた濾液を減圧下で濃縮して、表題化合物(300mg)を得、これを次のステップに直接使用した。
LC-MS (方法1): R
t = 1.73分; MS (ESIpos): m/z = 566 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.629 (1.05), 0.648 (0.51), 0.988 (0.41), 1.035 (7.59), 1.053 (16.00), 1.066 (0.81), 1.070 (7.07), 1.163 (1.21), 1.179 (1.28), 1.197 (0.45), 1.207 (0.45), 1.218 (0.51), 1.223 (0.52), 1.259 (2.27), 1.266 (1.17), 1.277 (4.76), 1.284 (2.23), 1.290 (1.08), 1.295 (2.28), 1.301 (1.37), 1.352 (3.39), 1.414 (2.31), 1.431 (2.32), 1.858 (6.47), 1.864 (1.32), 1.873 (0.47), 2.006 (2.18), 2.181 (0.63), 2.190 (1.08), 2.216 (0.65), 2.327 (0.56), 2.332 (0.41), 2.518 (2.47), 2.523 (1.64), 2.665 (0.45), 2.669 (0.67), 2.673 (0.51), 3.259 (0.47), 3.276 (0.75), 3.288 (0.72), 3.304 (0.48), 3.405 (1.16), 3.418 (1.21), 3.422 (3.08), 3.435 (3.16), 3.440 (3.38), 3.452 (3.43), 3.457 (1.09), 3.470 (1.07), 3.624 (1.29), 3.769 (2.38), 3.814 (7.06), 4.199 (0.96), 4.216 (1.27), 4.226 (1.49), 4.244 (1.31), 4.261 (0.93), 4.280 (1.23), 4.297 (0.91), 4.307 (0.48), 4.324 (0.55), 4.345 (2.55), 4.357 (4.64), 4.370 (2.30), 4.533 (0.73), 4.549 (0.79), 4.661 (0.53), 4.674 (0.51), 6.877 (0.73), 6.880 (0.87), 6.894 (1.64), 6.898 (1.12), 6.913 (1.07), 7.052 (0.84), 7.060 (0.47), 7.069 (0.85), 7.072 (1.01), 7.090 (0.75), 7.369 (0.59), 7.389 (1.07), 7.399 (0.49), 7.408 (0.89), 7.450 (1.15), 7.471 (0.68), 7.506 (0.69), 7.510 (0.68), 7.514 (1.03), 7.522 (1.69), 7.530 (1.15), 7.533 (0.87), 7.539 (1.08), 7.746 (0.79), 7.749 (0.81), 7.766 (0.73), 7.769 (0.72), 7.863 (0.76), 7.868 (0.51), 7.878 (0.75), 7.884 (0.65), 8.212 (0.55), 8.218 (0.52), 8.236 (0.71).
【0551】
中間体28
(rac)-エチル-7-{3-[1-ヒドロキシ-3-(モルホリン-4-イル)プロピル]-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-1H-インドール-2-カルボキシレート(立体異性体の混合物)
【0552】
【化144】
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エチル-3-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体1参照、3.59g、7.18mmol)及び(rac)-1-(4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(モルホリン-4-イル)プロパン-1-オール(中間体17参照、4.00g、12.6mmol)のテトラヒドロフラン(150mL)中溶液を、アルゴンで5分間パージした。XPhos Pd G2(317mg、403μmol)及び三リン酸カリウム水溶液(48mL、0.50M、24mmol)を加え、再度、アルゴンを混合物に5分間通してパージし、これを引き続き50℃で2時間加熱した。反応混合物を水で希釈し、次いで酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を防水フィルターを使用して乾燥し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカカラム、ジクロロメタン/エタノール濃度勾配0〜20%を使用するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(1.58g)を得た。
LC-MS (方法1): R
t = 1.43分; MS (ESIpos): m/z = 611 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.798 (0.47), 0.814 (0.50), 0.821 (0.55), 0.904 (0.63), 1.053 (0.55), 1.071 (0.55), 1.260 (6.96), 1.278 (16.00), 1.295 (7.14), 2.038 (0.75), 2.104 (7.94), 2.189 (1.32), 2.207 (2.42), 2.225 (2.47), 2.518 (3.92), 2.523 (2.57), 3.349 (3.39), 3.368 (2.80), 3.788 (12.05), 4.194 (1.70), 4.209 (3.50), 4.224 (1.80), 4.231 (2.15), 4.249 (5.62), 4.266 (5.17), 4.283 (1.52), 5.759 (5.97), 6.897 (2.14), 6.914 (2.32), 7.056 (0.70), 7.074 (3.45), 7.081 (3.67), 7.089 (7.57), 7.098 (0.87), 7.369 (1.95), 7.390 (3.49), 7.409 (2.92), 7.450 (3.45), 7.471 (1.97), 7.488 (0.57), 7.492 (0.85), 7.505 (2.22), 7.509 (2.00), 7.514 (2.49), 7.521 (4.96), 7.529 (2.52), 7.533 (2.17), 7.538 (2.49), 7.551 (0.90), 7.555 (0.57), 7.659 (1.79), 7.667 (1.52), 7.674 (1.60), 7.682 (1.58), 7.860 (1.99), 7.868 (1.08), 7.878 (1.87), 7.884 (1.74), 8.233 (1.57), 8.238 (1.47), 8.249 (0.83), 8.257 (1.52), 11.210 (2.42).
【0553】
中間体29
(rac)-エチル(11Z)-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-7-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(立体異性体の混合物)
【0554】
【化145】
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(rac)-エチル7-{3-[1-ヒドロキシ-3-(モルホリン-4-イル)プロピル]-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-1H-インドール-2-カルボキシレート(立体異性体の混合物、中間体28参照、1.58g、2.59mmol)のアセトニトリル(39mL)中混合物に、炭酸セシウム(4.21g、12.9mmol)、(2Z)-1,4-ジクロロブタ-2-エン(CAS 1476-11-5、330μL、3.1mmol)及びヨウ化ナトリウム(776mg、5.17mmol)を加えた。反応混合物を室温で4時間撹拌した。更なる量の(2Z)-1,4-ジクロロブタ-2-エン(55μL、0.5mmol)を加え、混合物を60℃で4時間撹拌した。混合物を水で希釈し、ジクロロメタン/2-プロパノール(8/2)で3回抽出した。合わせた有機層を防水フィルターを使用して乾燥し、減圧下で濃縮して、表題化合物(1.37g)を得、これを更には精製せずに次のステップに使用した。
【0555】
中間体30
(rac)-エチル2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-7-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(立体異性体の混合物)
【0556】
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
オートクレーブ中、(rac)-エチル(11Z)-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-7-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ-[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(立体異性体の混合物、中間体29参照、320mg、483μmol)をテトラヒドロフラン/エタノールの混合物(1:5)12mLに溶解した。パラジウム(炭素担持、51.4mg、純度10%、48.3μmol)を加え、混合物を24.1barの圧力下室温で26時間水素と混合した。触媒を反応混合物から真空下で濾過により除去し、透明濾液を減圧下で濃縮して、表題化合物(280mg)を得た。
LC-MS (方法1): R
t = 1.52分; MS (ESIpos): m/z = 665 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.589 (0.43), 0.609 (1.08), 0.627 (1.32), 0.646 (0.61), 0.730 (0.47), 0.749 (0.78), 0.759 (0.92), 0.778 (0.56), 0.850 (0.49), 1.001 (1.59), 1.035 (1.86), 1.053 (3.00), 1.070 (1.68), 1.146 (0.83), 1.201 (2.49), 1.218 (3.00), 1.230 (2.33), 1.261 (5.87), 1.279 (11.63), 1.296 (5.89), 1.327 (0.85), 1.353 (2.38), 1.736 (1.23), 1.874 (15.55), 1.900 (1.12), 2.024 (2.29), 2.038 (2.44), 2.218 (2.98), 2.234 (2.71), 2.285 (2.42), 2.327 (2.29), 2.436 (0.43), 2.548 (0.54), 2.669 (1.39), 2.687 (0.74), 2.888 (0.43), 2.907 (0.87), 2.935 (0.96), 2.953 (0.45), 3.248 (1.37), 3.264 (2.15), 3.280 (2.40), 3.369 (1.48), 3.385 (1.46), 3.405 (1.34), 3.423 (1.17), 3.435 (1.05), 3.440 (1.03), 3.453 (1.01), 3.505 (3.11), 3.726 (1.10), 3.733 (1.01), 3.746 (1.25), 3.772 (2.22), 3.791 (0.81), 3.822 (16.00), 3.992 (0.87), 4.018 (0.69), 4.037 (0.85), 4.054 (0.78), 4.182 (0.96), 4.201 (2.42), 4.210 (2.64), 4.219 (4.39), 4.227 (4.15), 4.245 (2.78), 4.264 (1.66), 4.281 (2.17), 4.299 (1.93), 4.308 (1.25), 4.317 (0.83), 4.326 (1.21), 4.344 (0.94), 4.356 (1.10), 4.373 (1.14), 4.386 (0.72), 4.408 (0.90), 4.439 (1.03), 4.457 (2.02), 4.474 (0.92), 6.884 (2.40), 6.898 (3.90), 6.914 (3.07), 6.930 (0.81), 7.043 (0.54), 7.055 (1.86), 7.074 (2.62), 7.093 (1.61), 7.125 (0.40), 7.370 (1.55), 7.390 (3.27), 7.400 (1.03), 7.409 (2.42), 7.418 (0.69), 7.452 (3.97), 7.472 (2.29), 7.498 (0.85), 7.516 (3.94), 7.526 (4.57), 7.535 (4.19), 7.540 (2.87), 7.552 (0.90), 7.721 (0.61), 7.754 (2.31), 7.773 (2.11), 7.863 (2.51), 7.873 (1.39), 7.880 (1.93), 7.886 (2.04), 8.222 (1.68), 8.229 (1.57), 8.245 (1.90).
【0557】
中間体31
(rac)-エチル6-フルオロ-7-{3-[1-ヒドロキシ-3-(モルホリン-4-イル)プロピル]-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-1H-インドール-2-カルボキシレート(立体異性体の混合物)
【0558】
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
エチル6-フルオロ-3-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体5参照、1.10g、2.13mmol)、(rac)-1-(4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(モルホリン-4-イル)プロパン-1-オール(中間体17参照、541mg、1.70mmol)及びXPhos Pd G3(504mg、595μmol)の1,4-ジオキサン(10mL)中溶液を、アルゴンで10分間パージした。水4mLに溶解した三リン酸カリウム(1.08g、5.10mmol)を加え、混合物をマイクロ波反応器中100℃で20分間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターを使用して乾燥し、濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物(1.02g)を得、これは新たに生成したビ-ヘテロアリール結合でのアトロプ異性化の結果としての2種のラセミ体ジアステレオマーの混合物として生成した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.58分; MS (ESIpos): m/z = 629 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.036 (1.59), 1.053 (3.34), 1.066 (16.00), 1.071 (2.46), 1.232 (0.54), 1.237 (0.47), 1.249 (3.22), 1.266 (6.15), 1.284 (2.92), 1.925 (0.49), 1.944 (0.65), 1.955 (0.69), 1.963 (0.66), 1.980 (0.58), 2.007 (2.87), 2.010 (2.94), 2.042 (2.75), 2.045 (2.82), 2.173 (0.78), 2.186 (0.78), 2.208 (1.15), 2.225 (1.55), 2.242 (0.90), 2.518 (1.28), 2.523 (0.87), 3.410 (0.86), 3.423 (2.03), 3.436 (1.31), 3.441 (0.84), 3.453 (0.74), 3.784 (5.09), 3.809 (5.11), 3.939 (2.61), 4.185 (0.49), 4.200 (1.28), 4.213 (1.31), 4.222 (1.15), 4.240 (2.63), 4.258 (2.44), 4.275 (0.77), 4.344 (0.52), 4.357 (0.99), 4.369 (0.49), 6.891 (0.58), 6.904 (0.65), 6.908 (0.70), 6.921 (0.65), 6.967 (0.48), 6.979 (0.50), 6.989 (0.61), 6.993 (0.62), 7.001 (0.59), 7.005 (0.57), 7.015 (0.51), 7.027 (0.47), 7.369 (0.51), 7.373 (0.53), 7.390 (1.15), 7.409 (0.81), 7.412 (0.83), 7.450 (1.68), 7.471 (0.94), 7.497 (0.59), 7.502 (0.95), 7.506 (0.62), 7.511 (0.75), 7.513 (0.82), 7.516 (1.17), 7.520 (1.44), 7.527 (0.76), 7.530 (0.78), 7.534 (0.83), 7.537 (0.71), 7.701 (0.62), 7.713 (0.66), 7.722 (0.65), 7.735 (0.61), 7.859 (0.96), 7.877 (1.02), 7.882 (0.81), 8.205 (0.45), 8.210 (0.45), 8.224 (0.70), 8.229 (0.82), 8.248 (0.41), 11.138 (0.87), 11.156 (0.89).
【0559】
中間体32
(rac)-エチル(11Z)-4-フルオロ-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-7-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0560】
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル-6-フルオロ-7-{3-[1-ヒドロキシ-3-(モルホリン-4-イル)プロピル]-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-1H-インドール-2-カルボキシレート(立体異性体の混合物、中間体31参照、1.00g)のアセトニトリル(10mL)中混合物に、炭酸セシウム(2.20g、6.76mmol)を加えた。室温で10分撹拌した後、(2Z)-1,4-ジクロロブタ-2-エン(CAS 1476-11-5、210μL、2.0mmol)及びヨウ化ナトリウム(405mg、2.70mmol)を加え、反応混合物を65℃で23時間撹拌した。追加量の(2Z)-1,4-ジクロロブタ-2-エン(210μL、2.0mmol)及びヨウ化ナトリウム(405mg、2.70mmol)を加え、混合物を65℃で48時間撹拌し、続いて水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターを使用して乾燥し、濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物(382mg)を得、これはマクロ環化反応を行う前ステップにおいて生成した2種のジアステレオマーの内の1つのみとしての2種の鏡像異性体のラセミ混合物として生成した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.64分; MS (ESIpos): m/z = 681 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.797 (0.46), 0.813 (0.48), 0.820 (0.49), 0.903 (0.60), 1.035 (6.67), 1.053 (16.00), 1.066 (1.25), 1.071 (7.19), 1.197 (0.44), 1.249 (0.61), 1.259 (1.34), 1.266 (1.22), 1.277 (2.61), 1.284 (0.66), 1.294 (1.19), 1.850 (0.41), 1.859 (3.31), 1.889 (0.50), 2.009 (0.54), 2.047 (0.55), 2.209 (0.71), 2.228 (0.78), 2.518 (0.96), 2.523 (0.71), 3.305 (0.62), 3.405 (1.07), 3.418 (1.20), 3.423 (2.58), 3.436 (2.64), 3.441 (2.45), 3.452 (2.38), 3.457 (1.04), 3.470 (0.93), 3.663 (0.64), 3.730 (0.41), 3.786 (0.79), 3.812 (0.86), 3.862 (3.17), 4.201 (0.42), 4.219 (0.64), 4.228 (0.78), 4.237 (0.81), 4.241 (1.18), 4.245 (1.06), 4.258 (0.83), 4.264 (0.72), 4.282 (0.59), 4.300 (0.50), 4.326 (0.45), 4.347 (1.40), 4.359 (2.28), 4.372 (1.13), 6.912 (0.53), 6.931 (0.50), 7.046 (0.43), 7.378 (0.41), 7.398 (0.74), 7.417 (0.62), 7.454 (1.01), 7.475 (0.59), 7.498 (0.59), 7.502 (0.63), 7.512 (0.71), 7.517 (1.02), 7.521 (0.82), 7.532 (0.66), 7.535 (0.71), 7.861 (0.74), 7.880 (0.63), 7.884 (0.53), 8.207 (0.44).
【0561】
中間体33
(rac)-エチル-4-フルオロ-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-7-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0562】
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル-(11Z)-4-フルオロ-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-7-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)-プロピル]-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体32参照、381mg)のエタノール(10mL)及びジクロロメタン(0.5mL)中溶液に、トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)クロリド(1.04g、1.12mmol)を加え、混合物を水素の雰囲気下室温で6時間撹拌した。触媒を濾過により除去し、濾液を減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物(176mg)を得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.71分; MS (ESIpos): m/z = 683 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.797 (0.90), 0.802 (0.43), 0.814 (0.99), 0.821 (0.99), 0.839 (0.52), 0.885 (0.62), 0.904 (1.10), 0.922 (0.56), 1.012 (0.92), 1.229 (1.40), 1.253 (5.85), 1.270 (11.29), 1.288 (5.40), 1.772 (0.80), 1.886 (15.29), 1.907 (2.37), 1.985 (0.73), 2.002 (1.83), 2.020 (2.04), 2.037 (0.92), 2.189 (1.46), 2.208 (2.02), 2.222 (2.19), 2.238 (2.34), 2.268 (3.74), 2.331 (1.01), 2.518 (4.92), 2.523 (3.20), 2.948 (0.65), 2.958 (0.56), 2.976 (0.69), 3.230 (0.69), 3.247 (0.90), 3.264 (1.38), 3.283 (1.38), 3.295 (1.35), 3.475 (2.95), 3.486 (4.41), 3.497 (2.95), 3.789 (0.84), 3.835 (16.00), 3.990 (0.54), 4.007 (0.77), 4.023 (0.67), 4.041 (0.43), 4.174 (0.58), 4.191 (1.63), 4.201 (1.91), 4.219 (3.29), 4.227 (1.76), 4.236 (2.34), 4.254 (1.31), 4.272 (1.85), 4.290 (1.74), 4.299 (1.10), 4.308 (0.67), 4.317 (1.31), 4.334 (1.05), 4.346 (0.58), 4.368 (0.77), 4.385 (1.12), 4.403 (1.98), 4.420 (0.88), 5.758 (0.56), 6.891 (1.98), 6.909 (2.19), 6.990 (1.48), 7.012 (2.52), 7.035 (1.53), 7.369 (1.72), 7.389 (3.12), 7.408 (2.56), 7.450 (3.40), 7.471 (2.09), 7.488 (0.80), 7.491 (0.99), 7.504 (2.00), 7.509 (2.06), 7.513 (2.41), 7.521 (4.06), 7.529 (2.58), 7.532 (2.34), 7.536 (2.30), 7.549 (1.35), 7.554 (0.97), 7.564 (0.71), 7.573 (0.67), 7.595 (0.80), 7.612 (0.67), 7.624 (0.80), 7.641 (0.52), 7.793 (1.40), 7.807 (1.51), 7.815 (1.57), 7.829 (1.48), 7.860 (1.91), 7.868 (1.12), 7.877 (1.72), 7.883 (1.68), 8.196 (1.46), 8.202 (1.38), 8.212 (0.88), 8.220 (1.46).
【0563】
中間体34
(rac)-エチル7-{5-エチル-3-[1-ヒドロキシ-3-(モルホリン-4-イル)プロピル]-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-6-フルオロ-3-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-1H-インドール-2-カルボキシレート(立体異性体の混合物)
【0564】
【化150】
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エチル6-フルオロ-3-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体5参照、1.10g、2.13mmol)、(rac)-1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(モルホリン-4-イル)プロパン-1-オール(中間体5参照、565mg、1.70mmol)及びXPhos Pd G3(504mg、595μmol)の1,4-ジオキサン(10mL)中溶液を、アルゴンで10分間パージした。水4mLに溶解した三リン酸カリウム(1.08g、5.10mmol)を加え、混合物をマイクロ波反応器中100℃で20分間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターを使用して乾燥し、濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物(948mg、収率82%)を得、これは新たに生成したビ-ヘテロアリール結合でのアトロプ異性化の結果としての2種のラセミ体ジアステレオマーの混合物として生成した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.62分; MS (ESIpos): m/z = 643 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.890 (0.59), 0.909 (1.73), 0.930 (1.84), 0.949 (0.73), 1.066 (16.00), 1.245 (1.84), 1.263 (3.91), 1.280 (1.87), 1.985 (0.42), 1.997 (0.41), 2.145 (0.41), 2.160 (0.48), 2.190 (0.74), 2.204 (1.03), 2.222 (0.96), 2.240 (0.49), 2.420 (0.45), 2.439 (0.51), 2.457 (0.47), 2.518 (1.40), 2.523 (0.96), 2.539 (0.70), 3.401 (0.91), 3.819 (3.07), 3.843 (3.69), 3.939 (2.20), 4.206 (0.81), 4.217 (0.93), 4.222 (1.03), 4.232 (0.50), 4.240 (1.74), 4.258 (1.73), 4.275 (0.60), 5.758 (0.56), 6.905 (0.46), 6.912 (0.43), 6.922 (0.48), 7.373 (0.41), 7.392 (0.93), 7.412 (0.66), 7.452 (1.15), 7.473 (0.63), 7.504 (0.42), 7.508 (0.62), 7.513 (0.67), 7.521 (0.99), 7.523 (0.91), 7.528 (0.56), 7.532 (0.73), 7.537 (0.58), 7.701 (0.47), 7.713 (0.51), 7.723 (0.51), 7.736 (0.47), 7.861 (0.65), 7.878 (0.58), 7.884 (0.55), 8.236 (0.41), 8.243 (0.49), 10.933 (0.51), 10.957 (0.53).
【0565】
中間体35
(rac)-エチル-(11Z)-3-エチル-4-フルオロ-2-メチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-7-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0566】
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル7-{5-エチル-3-[1-ヒドロキシ-3-(モルホリン-4-イル)プロピル]-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-6-フルオロ-3-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-1H-インドール-2-カルボキシレート(立体異性体の混合物、中間体34参照、945mg、1.47mmol)のアセトニトリル(15mL)中混合物に、炭酸セシウム(2.40g、7.35mmol)を加えた。10分撹拌した後、(2Z)-1,4-ジクロロブタ-2-エン(CAS 1476-11-5、230μL、2.2mmol)及びヨウ化ナトリウム(441mg、2.94mmol)を加え、反応混合物を65℃で20時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターを使用して乾燥し、濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物(542mg、収率50%)を得、これはマクロ環化反応を行う前ステップにおいて生成した2種のジアステレオマーの内の1つのみとしての2種の鏡像異性体のラセミ混合物として生成した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.68分; MS (ESIpos): m/z = 695 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.797 (1.00), 0.813 (4.07), 0.821 (1.86), 0.832 (8.59), 0.839 (2.10), 0.851 (4.96), 0.863 (1.64), 0.870 (1.29), 0.880 (1.10), 0.885 (1.40), 0.899 (1.08), 0.904 (1.80), 0.922 (1.02), 0.930 (0.62), 0.944 (0.54), 1.066 (0.78), 1.146 (0.81), 1.164 (1.91), 1.171 (0.97), 1.180 (1.70), 1.189 (1.59), 1.198 (0.78), 1.206 (0.84), 1.235 (0.86), 1.258 (6.38), 1.276 (12.93), 1.294 (6.03), 1.781 (0.46), 1.907 (0.48), 2.083 (0.67), 2.209 (3.42), 2.227 (4.47), 2.240 (4.63), 2.259 (3.77), 2.277 (2.02), 2.296 (1.13), 2.322 (1.67), 2.327 (2.07), 2.331 (1.70), 2.373 (0.51), 2.388 (0.48), 2.411 (0.43), 2.518 (6.33), 2.523 (4.07), 2.539 (0.67), 2.664 (1.24), 2.669 (1.64), 2.673 (1.21), 3.292 (1.54), 3.309 (2.91), 3.402 (2.15), 3.531 (0.67), 3.661 (0.70), 3.681 (1.08), 3.694 (0.94), 3.716 (2.07), 3.722 (2.07), 3.738 (1.16), 3.768 (3.18), 3.794 (0.97), 3.800 (0.92), 3.806 (0.92), 3.816 (0.70), 3.830 (0.65), 3.846 (1.56), 3.892 (16.00), 4.111 (0.57), 4.130 (0.65), 4.149 (0.57), 4.168 (0.57), 4.186 (0.70), 4.199 (0.84), 4.217 (2.18), 4.226 (3.23), 4.235 (3.34), 4.243 (4.93), 4.255 (2.42), 4.262 (3.15), 4.281 (2.40), 4.291 (0.70), 4.299 (2.24), 4.308 (2.15), 4.320 (1.78), 4.326 (1.97), 4.341 (1.19), 4.717 (0.48), 4.756 (0.70), 4.781 (0.75), 4.923 (1.21), 4.960 (0.94), 5.028 (0.81), 5.055 (1.35), 5.081 (0.73), 5.182 (0.51), 5.194 (0.48), 5.211 (0.81), 5.222 (0.78), 5.759 (1.97), 6.908 (2.18), 6.919 (1.27), 6.925 (2.45), 6.938 (0.86), 7.023 (1.40), 7.046 (2.24), 7.068 (1.37), 7.376 (1.70), 7.382 (0.73), 7.396 (3.39), 7.403 (1.32), 7.415 (2.75), 7.422 (0.97), 7.454 (4.07), 7.475 (2.34), 7.485 (1.02), 7.498 (2.10), 7.502 (1.94), 7.512 (2.67), 7.517 (4.07), 7.523 (3.26), 7.531 (2.75), 7.535 (2.69), 7.549 (1.00), 7.789 (0.51), 7.802 (0.54), 7.823 (1.45), 7.837 (1.45), 7.845 (1.54), 7.862 (2.94), 7.880 (2.69), 7.885 (2.15), 8.187 (1.54), 8.192 (1.62), 8.212 (1.80), 8.239 (0.62).
【0567】
中間体36
(rac)-エチル-3-エチル-4-フルオロ-2-メチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-7-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0568】
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル-(11Z)-3-エチル-4-フルオロ-2-メチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-7-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体35参照、540mg、777μmol)のエタノール(20mL)及びジクロロメタン(0.5mL)中溶液に、トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)クロリド(1.44g、1.55mmol)を加え、混合物を水素の雰囲気下室温で6時間撹拌した。触媒を濾過により除去し、濾液を減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物(393mg)を得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.72分; MS (ESIpos): m/z = 697 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.797 (0.65), 0.804 (0.73), 0.814 (0.76), 0.826 (3.35), 0.845 (7.44), 0.864 (3.38), 0.885 (0.42), 0.904 (0.70), 1.020 (0.85), 1.160 (0.47), 1.188 (0.71), 1.253 (5.64), 1.270 (11.29), 1.288 (5.38), 1.907 (3.07), 1.995 (0.56), 2.010 (1.46), 2.028 (1.60), 2.045 (0.76), 2.221 (1.83), 2.240 (2.29), 2.259 (3.67), 2.277 (4.62), 2.292 (3.26), 2.311 (1.21), 2.322 (1.02), 2.327 (1.27), 2.518 (3.50), 2.523 (2.36), 2.664 (0.68), 2.669 (0.93), 2.673 (0.67), 2.975 (0.56), 3.002 (0.62), 3.217 (0.42), 3.233 (0.67), 3.250 (0.87), 3.267 (1.10), 3.290 (1.33), 3.306 (1.58), 3.492 (3.88), 3.820 (1.26), 3.864 (16.00), 3.999 (0.54), 4.017 (0.70), 4.035 (0.70), 4.175 (0.56), 4.193 (1.81), 4.202 (1.72), 4.211 (3.05), 4.220 (2.88), 4.228 (1.57), 4.238 (2.17), 4.255 (0.87), 4.276 (2.03), 4.293 (2.36), 4.303 (1.47), 4.311 (1.01), 4.320 (1.30), 4.338 (0.57), 4.383 (0.90), 4.401 (1.89), 4.418 (0.84), 5.758 (3.60), 6.886 (2.02), 6.903 (2.14), 6.991 (1.46), 7.013 (2.50), 7.036 (1.44), 7.367 (1.80), 7.387 (3.07), 7.406 (2.47), 7.450 (3.26), 7.471 (2.02), 7.489 (0.68), 7.493 (0.93), 7.505 (1.95), 7.511 (2.09), 7.513 (2.56), 7.522 (3.89), 7.530 (2.60), 7.537 (2.16), 7.549 (0.96), 7.554 (0.67), 7.625 (0.42), 7.793 (1.38), 7.807 (1.44), 7.815 (1.46), 7.828 (1.35), 7.860 (1.86), 7.869 (1.01), 7.877 (1.49), 7.883 (1.55), 8.205 (1.43), 8.211 (1.27), 8.221 (0.81), 8.229 (1.38).
【0569】
中間体37
(rac)-エチル6-クロロ-7-{3-[1-ヒドロキシ-3-(モルホリン-4-イル)プロピル]-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(立体異性体の混合物)
【0570】
【化153】
[この文献は図面を表示できません]
全ての物質の3分の1を使用して3つの等しい調製で反応を行った。
エチル-6-クロロ-3-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体8参照、10.5g、19.6mmol)、(rac)-1-(4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(モルホリン-4-イル)プロパン-1-オール(中間体17参照、5.00g、15.7mmol)及びXPhos Pd G3(6.65g、7.86mmol)の1,4-ジオキサン(30mL)中溶液を、アルゴンで10分間パージした。水7.5mLに溶解した三リン酸カリウム(10.0g、47.1mmol)を加え、反応混合物をマイクロ波反応器中100℃で20分間撹拌した。前記3つの調製から得られた反応混合物を合わせ、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターを使用して乾燥し、濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物(2.07g)を得、これは新たに生成したビ-ヘテロアリール結合でのアトロプ異性化の結果としての2種のラセミ体ジアステレオマーの混合物として生成した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.61分; MS (ESIpos): m/z = 645 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.035 (3.10), 1.052 (6.20), 1.065 (4.98), 1.070 (3.22), 1.243 (5.76), 1.261 (12.31), 1.279 (5.84), 1.297 (0.39), 1.828 (0.67), 1.845 (1.88), 1.862 (2.00), 1.880 (0.82), 1.954 (5.29), 1.983 (14.82), 2.111 (1.14), 2.143 (1.73), 2.161 (1.33), 2.191 (3.18), 2.195 (3.61), 2.213 (2.71), 2.230 (2.35), 2.248 (1.49), 2.261 (0.98), 2.270 (5.61), 2.272 (5.49), 2.303 (0.51), 2.322 (1.06), 2.326 (1.25), 2.331 (1.14), 2.337 (1.22), 2.349 (1.41), 2.518 (4.82), 2.522 (2.78), 2.610 (0.94), 2.628 (2.00), 2.646 (1.25), 2.664 (0.71), 2.668 (0.86), 2.673 (0.63), 3.006 (1.18), 3.025 (2.04), 3.043 (0.98), 3.391 (3.37), 3.404 (2.51), 3.417 (0.94), 3.422 (1.84), 3.435 (1.65), 3.440 (1.41), 3.452 (1.37), 3.457 (0.59), 3.469 (0.55), 3.509 (1.57), 3.521 (2.04), 3.533 (1.80), 3.545 (0.55), 3.626 (0.67), 3.716 (1.25), 3.738 (0.67), 3.750 (0.75), 3.783 (5.29), 3.805 (12.51), 3.808 (16.00), 3.942 (0.90), 4.203 (2.08), 4.215 (3.45), 4.229 (3.29), 4.247 (4.90), 4.265 (4.55), 4.283 (1.41), 4.348 (0.90), 4.361 (1.76), 4.374 (0.90), 5.174 (1.06), 5.186 (1.10), 6.481 (1.53), 6.483 (1.49), 6.897 (0.63), 6.908 (1.76), 6.914 (0.86), 6.925 (1.96), 7.158 (3.06), 7.172 (1.41), 7.179 (3.22), 7.193 (1.37), 7.375 (1.49), 7.395 (2.67), 7.414 (2.24), 7.453 (3.37), 7.473 (1.88), 7.487 (0.59), 7.491 (0.86), 7.504 (2.04), 7.509 (1.92), 7.514 (2.24), 7.521 (4.47), 7.528 (2.39), 7.533 (2.08), 7.538 (2.24), 7.550 (0.86), 7.555 (0.59), 7.697 (3.57), 7.718 (3.25), 7.861 (1.96), 7.868 (1.18), 7.878 (1.88), 7.884 (1.73), 8.214 (1.29), 8.220 (1.29), 8.231 (1.10), 8.239 (1.37), 8.248 (0.55), 10.791 (1.73), 10.816 (0.71).
【0571】
中間体38
(rac)-エチル-(11Z)-4-クロロ-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0572】
【化154】
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(rac)-エチル-6-クロロ-7-{3-[1-ヒドロキシ-3-(モルホリン-4-イル)プロピル]-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体37参照、2.07g、3.21mmol)のアセトニトリル(20mL)中混合物に、炭酸セシウム(5.23g、16.0mmol)を加えた。10分撹拌した後、(2Z)-1,4-ジクロロブタ-2-エン(CAS 1476-11-5、510μL、4.8mmol)及びヨウ化ナトリウム(962mg、6.42mmol)を加え、反応混合物を70℃で23時間撹拌し、続いて水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターを使用して乾燥し、濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物(927mg)を得、これはマクロ環化反応を行う前ステップにおいて生成した2種のジアステレオマーの内の1つのみとしての2種の鏡像異性体のラセミ混合物として生成した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.68分; MS (ESIpos): m/z = 697 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.798 (0.67), 0.814 (0.75), 0.821 (0.75), 0.886 (0.42), 0.904 (0.84), 0.922 (0.42), 1.168 (0.77), 1.182 (0.86), 1.188 (0.94), 1.200 (0.44), 1.206 (0.48), 1.259 (5.41), 1.277 (11.53), 1.294 (5.33), 1.761 (0.42), 1.797 (16.00), 1.825 (1.19), 1.866 (0.75), 1.955 (0.52), 2.197 (2.65), 2.210 (2.53), 2.229 (2.65), 2.249 (2.07), 2.271 (4.07), 2.323 (1.59), 2.327 (1.96), 2.332 (1.67), 2.518 (4.72), 2.523 (3.28), 2.665 (0.90), 2.669 (1.25), 2.673 (0.92), 3.029 (0.58), 3.263 (0.73), 3.280 (1.07), 3.297 (1.36), 3.366 (2.19), 3.384 (2.01), 3.513 (0.92), 3.524 (1.21), 3.535 (0.96), 3.656 (1.88), 3.668 (0.75), 3.687 (0.98), 3.700 (0.90), 3.717 (1.04), 3.730 (0.79), 3.754 (0.63), 3.793 (1.15), 3.806 (6.08), 3.822 (1.48), 3.859 (15.29), 4.205 (0.75), 4.223 (2.65), 4.240 (4.14), 4.250 (2.92), 4.268 (2.67), 4.286 (2.51), 4.294 (1.30), 4.304 (2.57), 4.313 (1.59), 4.323 (1.23), 4.331 (1.04), 4.712 (0.44), 4.738 (0.56), 4.751 (0.65), 4.779 (0.75), 4.906 (1.09), 4.946 (0.75), 5.022 (0.48), 5.048 (0.92), 5.079 (0.61), 5.180 (0.42), 5.191 (0.48), 5.207 (0.65), 5.219 (0.65), 5.759 (0.92), 6.484 (0.88), 6.913 (2.03), 6.930 (2.09), 7.254 (3.95), 7.275 (3.89), 7.378 (1.50), 7.398 (2.84), 7.417 (2.38), 7.455 (3.32), 7.476 (1.90), 7.485 (0.92), 7.498 (1.75), 7.502 (1.67), 7.513 (2.30), 7.518 (3.03), 7.522 (2.55), 7.532 (2.07), 7.536 (2.28), 7.549 (0.94), 7.553 (0.71), 7.774 (0.40), 7.806 (3.47), 7.827 (3.13), 7.863 (2.01), 7.869 (1.34), 7.881 (2.05), 7.886 (1.73), 8.181 (1.40), 8.185 (1.50), 8.205 (1.61).
【0573】
中間体39
(rac)-エチル-4-クロロ-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0574】
【化155】
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(rac)-エチル-(11Z)-4-クロロ-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)-オキシ]プロピル}-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体38参照、925mg)のエタノール(15mL)及びジクロロメタン(7mL)中溶液に、トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)クロリド(2.46g、2.65mmol)を加え、混合物を水素の雰囲気下室温で11時間撹拌した。触媒を濾過により除去し、濾液を減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物(772mg)を得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.70分; MS (ESIpos): m/z = 699 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.797 (0.48), 0.814 (0.51), 0.821 (0.51), 0.904 (0.62), 1.017 (0.82), 1.053 (0.48), 1.066 (0.45), 1.070 (0.43), 1.111 (0.43), 1.123 (0.51), 1.142 (0.48), 1.236 (0.65), 1.253 (5.53), 1.271 (11.69), 1.289 (5.45), 1.808 (15.18), 1.907 (3.40), 2.013 (0.48), 2.032 (0.91), 2.043 (1.11), 2.057 (1.08), 2.075 (0.62), 2.190 (0.96), 2.208 (1.30), 2.223 (1.05), 2.242 (0.79), 2.290 (3.49), 2.323 (1.53), 2.327 (1.79), 2.332 (1.45), 2.472 (0.62), 2.518 (3.86), 2.523 (2.61), 2.665 (0.77), 2.669 (1.08), 2.673 (0.77), 3.031 (0.51), 3.046 (0.54), 3.221 (0.51), 3.238 (0.71), 3.256 (0.99), 3.277 (1.11), 3.295 (1.16), 3.308 (1.59), 3.367 (0.60), 3.499 (3.49), 3.833 (16.00), 3.934 (0.60), 3.951 (0.65), 3.969 (0.71), 4.180 (0.68), 4.190 (0.94), 4.198 (2.10), 4.206 (2.04), 4.216 (2.18), 4.225 (2.44), 4.243 (1.90), 4.252 (0.57), 4.263 (1.30), 4.281 (2.24), 4.290 (0.60), 4.299 (2.18), 4.307 (1.16), 4.316 (0.71), 4.325 (1.02), 4.397 (0.91), 4.413 (1.50), 4.431 (0.85), 5.758 (3.89), 6.891 (1.84), 6.908 (1.99), 7.226 (4.31), 7.248 (4.34), 7.369 (1.59), 7.390 (2.75), 7.409 (2.27), 7.450 (2.89), 7.471 (1.70), 7.487 (0.60), 7.491 (0.82), 7.504 (1.82), 7.508 (1.67), 7.513 (2.01), 7.521 (3.77), 7.528 (2.07), 7.533 (1.82), 7.537 (1.96), 7.549 (1.02), 7.554 (0.71), 7.565 (0.43), 7.596 (0.48), 7.612 (0.40), 7.621 (0.45), 7.625 (0.45), 7.779 (3.66), 7.801 (3.23), 7.860 (1.65), 7.868 (0.91), 7.878 (1.56), 7.884 (1.36), 8.190 (1.39), 8.196 (1.28), 8.207 (0.71), 8.214 (1.30).
【0575】
中間体40
(rac)-エチル-6-フルオロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-7-{3-[1-ヒドロキシ-3-(モルホリン-4-イル)プロピル]-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(立体異性体の混合物)
【0576】
【化156】
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全ての物質の半分を使用して2つの等しい調製で反応を行った。
(rac)-1-(4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(モルホリン-4-イル)プロパン-1-オール(中間体17参照、1.33g、4.18mmol)、エチル-6-フルオロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体10参照、2.80g、5.23mmol)及びXPhos Pd G3(1.24g、1.46mmol)の1,4-ジオキサン(20mL)中溶液を、アルゴンで10分間パージした。水3mLに溶解した三リン酸カリウム(2.66g、12.6mmol)を加え、混合物をマイクロ波反応器中100℃で20分間撹拌した。合わせた反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターを使用して乾燥し、濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物(2.43g)を得、これは新たに生成したビ-ヘテロアリール結合でのアトロプ異性化の結果としての2種のラセミ体ジアステレオマーの混合物として生成した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.57分; MS (ESIpos): m/z = 647 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.066 (16.00), 1.156 (0.47), 1.238 (0.88), 1.240 (0.91), 1.255 (1.91), 1.258 (1.97), 1.273 (0.89), 1.275 (0.90), 2.005 (1.24), 2.007 (1.27), 2.040 (1.23), 2.043 (1.24), 2.224 (0.61), 2.518 (0.74), 2.523 (0.53), 3.418 (0.62), 3.784 (2.30), 3.809 (2.34), 3.939 (2.88), 4.199 (0.54), 4.213 (0.77), 4.229 (0.88), 4.231 (0.91), 4.249 (0.83), 7.435 (0.59), 7.440 (0.74), 7.448 (1.57).
【0577】
中間体41
(rac)-エチル-(11Z)-4-フルオロ-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0578】
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル-6-フルオロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-7-{3-[1-ヒドロキシ-3-(モルホリン-4-イル)プロピル]-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(立体異性体の混合物、中間体40参照、2.43g)のアセトニトリル(30mL)中混合物に、炭酸セシウム(6.12g、18.8mmol)を加えた。10分撹拌した後、(2Z)-1,4-ジクロロブタ-2-エン(CAS 1476-11-5、590μL、5.64mmol)及びヨウ化ナトリウム(1.13g、7.51mmol)を加え、反応混合物を70℃で48時間撹拌し、続いて水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターを使用して乾燥し、濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物(1.20g)を得、これはマクロ環化反応を行う前ステップにおいて生成した2種のジアステレオマーの内の1つのみとしての2種の鏡像異性体のラセミ混合物として生成した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.64分; MS (ESIpos): m/z = 699 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.797 (0.74), 0.814 (0.77), 0.821 (0.77), 0.886 (0.46), 0.904 (0.98), 0.922 (0.49), 1.053 (0.88), 1.066 (16.00), 1.148 (2.00), 1.166 (4.53), 1.176 (2.53), 1.183 (2.84), 1.186 (3.82), 1.193 (4.95), 1.204 (1.86), 1.211 (2.46), 1.238 (2.00), 1.254 (6.00), 1.272 (10.67), 1.289 (4.70), 1.645 (0.70), 1.812 (2.77), 1.838 (1.61), 1.849 (7.02), 1.857 (13.47), 1.884 (4.04), 1.907 (0.81), 2.007 (2.46), 2.041 (2.46), 2.226 (4.21), 2.323 (1.86), 2.327 (2.46), 2.332 (1.82), 2.457 (0.49), 2.461 (0.63), 2.518 (6.88), 2.523 (5.09), 2.665 (1.47), 2.669 (2.11), 2.673 (1.44), 3.280 (2.00), 3.299 (2.53), 3.363 (2.46), 3.404 (3.44), 3.661 (8.74), 3.686 (0.95), 3.697 (0.84), 3.729 (5.16), 3.741 (1.47), 3.767 (1.30), 3.784 (3.54), 3.800 (1.54), 3.811 (3.82), 3.860 (13.33), 3.938 (2.53), 4.091 (0.67), 4.109 (0.84), 4.117 (0.98), 4.124 (0.81), 4.134 (1.47), 4.151 (1.23), 4.168 (0.81), 4.173 (0.91), 4.186 (1.51), 4.190 (1.16), 4.204 (1.89), 4.216 (3.40), 4.231 (5.65), 4.243 (5.54), 4.260 (3.40), 4.278 (2.42), 4.296 (2.18), 4.305 (1.65), 4.313 (1.58), 4.323 (2.21), 4.330 (1.37), 4.341 (1.12), 4.736 (0.46), 4.775 (0.67), 4.801 (0.67), 4.916 (1.30), 4.953 (0.67), 5.030 (0.74), 5.050 (1.09), 5.071 (1.23), 5.109 (0.60), 5.180 (0.42), 5.196 (0.42), 5.216 (0.98), 5.683 (0.39), 5.710 (0.49), 5.718 (0.42), 5.749 (0.56), 5.758 (10.53), 5.768 (0.46), 5.956 (0.53), 5.983 (0.63), 5.999 (0.46), 6.025 (0.49), 6.596 (0.53), 6.630 (0.49), 6.689 (0.88), 6.722 (0.84), 6.877 (1.12), 6.889 (2.35), 6.899 (2.39), 6.904 (2.18), 6.911 (1.75), 6.917 (1.26), 6.994 (0.46), 7.005 (0.46), 7.026 (1.26), 7.048 (2.39), 7.055 (0.95), 7.060 (0.63), 7.071 (1.96), 7.077 (1.16), 7.093 (0.63), 7.100 (0.67), 7.106 (0.42), 7.364 (1.02), 7.371 (1.44), 7.386 (2.00), 7.392 (2.49), 7.403 (1.33), 7.409 (1.44), 7.416 (1.89), 7.419 (1.72), 7.425 (1.19), 7.444 (7.44), 7.453 (8.98), 7.650 (3.02), 7.656 (2.53), 7.676 (2.91), 7.681 (2.35), 7.699 (0.46), 7.712 (0.49), 7.720 (0.49), 7.734 (0.46), 7.781 (0.81), 7.794 (1.05), 7.802 (0.95), 7.818 (1.51), 7.832 (1.23), 7.841 (1.16), 7.854 (1.09), 8.134 (0.56), 8.204 (1.19), 8.219 (1.51), 8.226 (1.89), 8.241 (1.93), 8.248 (1.72), 8.263 (1.33), 8.272 (0.70), 8.288 (0.42), 11.151 (0.39).
【0579】
中間体42
(rac)-エチル-4-フルオロ-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0580】
【化158】
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(rac)-エチル-(11Z)-4-フルオロ-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体41参照、1.20g)のエタノール(20mL)とジクロロメタン(20mL)との混合物中溶液に、トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)クロリド(3.19g、3.43mmol)を加え、混合物を水素の雰囲気下室温で12時間撹拌した。触媒を濾過により除去し、濾液を減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物(472mg)を得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.66分; MS (ESIpos): m/z = 701 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.797 (1.56), 0.802 (0.76), 0.814 (1.60), 0.821 (1.56), 0.840 (0.85), 0.885 (0.85), 0.904 (1.79), 0.922 (0.94), 1.009 (0.99), 1.052 (0.57), 1.065 (0.57), 1.142 (0.52), 1.155 (0.76), 1.248 (6.23), 1.266 (12.18), 1.284 (5.76), 1.769 (0.76), 1.800 (0.47), 1.884 (15.48), 1.906 (3.40), 1.985 (0.90), 2.003 (1.98), 2.021 (2.12), 2.039 (1.09), 2.170 (0.99), 2.190 (1.70), 2.204 (2.17), 2.222 (2.45), 2.239 (2.60), 2.270 (3.96), 2.318 (1.13), 2.322 (2.17), 2.327 (2.88), 2.331 (2.17), 2.336 (1.04), 2.412 (0.52), 2.518 (10.71), 2.523 (7.27), 2.669 (2.83), 2.673 (2.03), 2.678 (0.94), 2.946 (0.71), 2.974 (0.76), 3.207 (0.57), 3.225 (0.90), 3.240 (1.13), 3.259 (1.51), 3.279 (1.65), 3.474 (3.07), 3.486 (4.48), 3.497 (3.02), 3.789 (0.80), 3.835 (16.00), 3.967 (0.47), 3.983 (0.61), 4.002 (0.80), 4.019 (0.76), 4.037 (0.52), 4.170 (0.90), 4.188 (1.98), 4.198 (2.22), 4.206 (2.69), 4.215 (4.29), 4.232 (3.16), 4.251 (1.56), 4.269 (2.08), 4.279 (0.71), 4.287 (1.94), 4.296 (1.27), 4.304 (0.80), 4.313 (1.51), 4.329 (1.04), 4.341 (0.66), 4.364 (0.80), 4.387 (0.99), 4.405 (2.03), 4.422 (0.90), 5.758 (1.98), 6.868 (1.56), 6.875 (1.60), 6.882 (1.46), 6.889 (1.70), 6.989 (1.60), 7.012 (2.55), 7.035 (1.65), 7.372 (1.70), 7.379 (1.84), 7.395 (2.31), 7.402 (2.55), 7.412 (1.65), 7.417 (2.03), 7.424 (2.31), 7.433 (4.01), 7.440 (4.53), 7.447 (7.88), 7.529 (0.99), 7.536 (0.94), 7.545 (1.37), 7.547 (1.65), 7.550 (1.60), 7.555 (1.51), 7.565 (1.84), 7.573 (1.70), 7.591 (1.42), 7.595 (2.22), 7.612 (1.89), 7.621 (2.22), 7.624 (2.17), 7.641 (1.79), 7.647 (2.64), 7.653 (2.55), 7.673 (2.31), 7.679 (2.31), 7.788 (1.51), 7.801 (1.60), 7.809 (1.65), 7.823 (1.56), 8.212 (1.56), 8.227 (1.60), 8.235 (1.65), 8.250 (1.51).
【0581】
中間体43
エチル-7-ブロモ-3-(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)-6-クロロ-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0582】
【化159】
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エチル-7-ブロモ-6-クロロ-3-(3-ヒドロキシプロピル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体6参照、20.0g、55.5mmol)をテトラヒドロフラン400mLに溶解し、1H-イミダゾール(5.66g、83.2mmol)、N,N-ジメチルピリジン-4-アミン(339mg、2.77mmol)及びtert-ブチル(クロロ)ジメチルシラン(CAS 18162-48-6、10.0g、66.5mmol)を加えた。この混合物を室温で3時間撹拌し、水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムを使用して乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配)により精製して、表題化合物(23.7g、収率87%)を得た。
LC-MS (方法1): R
t = 1.94分; MS (ESIpos): m/z = 476 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: -0.008 (0.46), 0.007 (0.55), 0.842 (0.87), 0.849 (16.00), 0.856 (1.01), 1.326 (1.22), 1.344 (2.74), 1.361 (1.25), 3.027 (0.47), 3.574 (0.45), 3.590 (1.01), 3.605 (0.44), 4.327 (1.21), 4.345 (1.19), 7.256 (0.94), 7.277 (1.00), 7.680 (0.97), 7.701 (0.83).
【0583】
中間体44
エチル-3-(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)-6-クロロ-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0584】
【化160】
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脱気したエチル-7-ブロモ-3-(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)-6-クロロ-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体43参照、13.7g、28.8mmol)及び4,4,4',4',5,5,5',5'-オクタメチル-2,2'-ビ-1,3,2-ジオキサボロラン(CAS 78183-34-3、8.79g、34.6mmol)の無水1,4-ジオキサン(30mL)中混合物に、酢酸カリウム(5.66g、57.7mmol)及び1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)-フェロセンパラジウム(II)クロリド(1.18g、1.44mmol)を加えた。混合物を90℃で3日間撹拌し、濾過し、シリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配)により精製して、表題化合物(7.90g、収率50%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: -0.007 (0.60), 0.007 (0.48), 0.844 (1.28), 0.850 (16.00), 0.857 (0.99), 1.281 (0.56), 1.325 (1.24), 1.342 (2.82), 1.360 (1.64), 1.373 (12.47), 3.044 (0.49), 3.568 (0.46), 3.584 (1.00), 3.600 (0.44), 4.318 (1.18), 4.336 (1.16), 7.120 (0.94), 7.141 (0.98), 7.791 (0.66), 7.812 (0.60), 9.956 (0.51).
【0585】
中間体45
(rac)-エチル-3-(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)-6-クロロ-7-{3-[1-ヒドロキシ-3-(モルホリン-4-イル)プロピル]-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(立体異性体の混合物)
【0586】
【化161】
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エチル-3-(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)-6-クロロ-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体44参照)を2つは2.00g及び1つは1.10gを使用し、他の全ての物質は以下に記載した相対比に従って使用して、独立した3つの調製で反応を行った。
【0587】
(rac)-1-(4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(モルホリン-4-イル)プロパン-1-オール(中間体17参照、2.49g、7.82mmol)、エチル-3-(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)-6-クロロ-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体44参照、5.10g、9.77mmol)及びXPhos Pd G3(3.31g、3.91mmol)の1,4-ジオキサン(25mL)中溶液を、アルゴンで10分間パージした。水10mLに溶解した三リン酸カリウム(4.98g、23.4mmol)を加え、反応混合物をマイクロ波反応器中100℃で20分間撹拌した。合わせた反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターを使用して乾燥し、濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物(1.08g、収率21%)を得、これは新たに生成したビ-ヘテロアリール結合でのアトロプ異性化の結果としての2種のラセミ体ジアステレオマーの混合物として生成した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.75分; MS (ESIpos): m/z = 633 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.000 (3.99), 0.009 (11.82), 0.017 (0.64), 0.841 (0.47), 0.851 (5.79), 0.856 (16.00), 0.873 (0.44), 0.878 (0.42), 1.045 (3.79), 1.262 (0.50), 1.266 (1.20), 1.280 (1.06), 1.284 (2.66), 1.298 (0.56), 1.301 (1.28), 1.767 (0.44), 1.818 (0.50), 1.835 (0.51), 1.935 (1.18), 1.964 (3.60), 2.123 (0.42), 2.171 (0.61), 2.250 (2.94), 2.306 (0.45), 2.311 (0.42), 2.319 (0.58), 2.331 (0.77), 2.341 (0.61), 2.497 (1.46), 2.502 (0.93), 2.590 (0.53), 2.608 (1.11), 2.626 (0.64), 2.986 (0.66), 3.005 (1.17), 3.022 (0.80), 3.044 (0.48), 3.372 (0.85), 3.489 (0.86), 3.501 (1.12), 3.513 (0.87), 3.606 (0.59), 3.624 (0.93), 3.640 (0.41), 3.761 (1.16), 3.785 (8.14), 3.918 (0.55), 4.255 (1.01), 4.272 (0.99), 5.738 (2.35), 6.460 (0.84), 6.462 (0.83), 7.192 (0.70), 7.214 (0.74), 7.632 (0.66), 7.654 (0.57), 10.700 (0.45).
【0588】
中間体46
(rac)-エチル(11Z)-7-(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)-4-クロロ-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0589】
【化162】
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(rac)-エチル-3-(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)-6-クロロ-7-{3-[1-ヒドロキシ-3-(モルホリン-4-イル)プロピル]-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(立体異性体の混合物、中間体45参照、920mg、1.45mmol)のアセトニトリル(10mL)中混合物に、炭酸セシウム(2.37g、7.26mmol)を加えた。10分撹拌した後、(2Z)-1,4-ジクロロブタ-2-エン(CAS 1476-11-5、310μL、2.91mmol)及びヨウ化ナトリウム(435mg、2.91mmol)を加え、反応混合物を密封管中70℃で24時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を防水フィルターを使用して乾燥し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物(416mg)を得、これはマクロ環化反応を行う前ステップにおいて生成した2種のジアステレオマーの内の1つのみとしての2種の鏡像異性体のラセミ混合物として生成した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.83分; MS (ESIpos): m/z = 685 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: -0.007 (0.69), 0.000 (11.03), 0.016 (1.39), 0.019 (1.54), 0.847 (16.00), 0.854 (2.77), 0.859 (2.87), 0.861 (2.62), 1.294 (1.30), 1.311 (2.70), 1.329 (1.27), 1.759 (0.53), 1.785 (3.98), 2.226 (0.57), 2.244 (0.47), 2.251 (1.33), 2.299 (0.42), 2.304 (0.53), 2.308 (0.42), 2.495 (1.29), 2.500 (0.92), 2.646 (0.42), 3.608 (0.61), 3.624 (1.11), 3.640 (1.03), 3.716 (0.42), 3.728 (0.47), 3.731 (0.47), 3.777 (0.41), 3.785 (1.96), 3.842 (3.00), 4.277 (0.61), 4.295 (0.75), 4.314 (0.57), 4.332 (0.44), 7.284 (0.53), 7.306 (0.54), 7.726 (0.68), 7.747 (0.60).
【0590】
中間体47
(rac)-エチル-7-(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)-4-クロロ-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0591】
【化163】
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(rac)-エチル-(11Z)-7-(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)-4-クロロ-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体46参照、420mg)のエタノール(10mL)中溶液に、トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)クロリド(1.14g、1.23mmol)を加え、混合物を水素の雰囲気下室温で6時間撹拌した。触媒を濾過により除去し、濾液を減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物(309mg)を得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.87分; MS (ESIpos): m/z = 687 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.848 (1.26), 0.855 (16.00), 1.297 (1.17), 1.315 (2.45), 1.332 (1.17), 1.768 (0.42), 1.805 (3.54), 2.275 (0.82), 2.311 (0.44), 2.315 (0.53), 2.320 (0.45), 2.506 (1.43), 2.511 (0.97), 2.657 (0.41), 3.484 (0.82), 3.608 (0.62), 3.822 (3.53), 4.263 (0.48), 4.280 (0.52), 4.320 (0.41), 5.747 (0.43), 7.275 (0.97), 7.297 (0.95), 7.714 (0.80), 7.735 (0.72).
【0592】
中間体48
(rac)-エチル-4-クロロ-7-(3-ヒドロキシプロピル)-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0593】
【化164】
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(rac)-エチル-7-(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)-4-クロロ-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体47参照、305mg)のテトラヒドロフラン(7mL)中溶液に、0℃の温度でテトラブチルアンモニウムフルオリド溶液(530μL、テトラヒドロフラン中1.0M、530μmol)を滴下添加した。添加完了後、混合物を室温に加温し、撹拌を4.5時間続けた。混合物を減圧下で濃縮し、残渣を塩化水素(1M)及び水(pH1〜2)の溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターを使用して乾燥し、減圧下で濃縮して、第1のバッチの粗製物質を得た。飽和重炭酸ナトリウム水溶液を使用し、水性層をpH3〜4に調節し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を防水フィルターを使用して乾燥し、減圧下で濃縮して、第2のバッチの粗製物質を得た。合わせた粗製物質のバッチをシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物(204mg)を得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.14分; MS (ESIpos): m/z = 573 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.814 (0.44), 0.821 (0.44), 0.904 (0.56), 0.915 (5.99), 0.922 (0.94), 0.933 (16.00), 0.951 (7.43), 1.035 (0.47), 1.052 (0.70), 1.069 (0.68), 1.088 (0.44), 1.105 (0.44), 1.233 (0.65), 1.260 (0.65), 1.278 (1.82), 1.296 (3.20), 1.311 (4.32), 1.329 (6.46), 1.347 (2.88), 1.524 (0.65), 1.544 (1.50), 1.563 (1.91), 1.584 (1.32), 1.602 (0.56), 1.715 (0.59), 1.732 (0.85), 1.750 (0.68), 1.829 (5.43), 1.907 (0.91), 2.323 (0.85), 2.327 (1.09), 2.332 (0.88), 2.336 (0.53), 2.518 (4.14), 2.523 (2.67), 2.539 (1.09), 2.665 (0.65), 2.669 (0.88), 2.673 (0.65), 2.969 (0.41), 2.987 (0.59), 3.007 (0.47), 3.043 (0.53), 3.062 (0.65), 3.081 (0.41), 3.138 (2.35), 3.160 (2.03), 3.180 (2.23), 3.407 (0.59), 3.412 (0.59), 3.422 (1.03), 3.429 (0.94), 3.436 (1.00), 3.441 (1.03), 3.452 (0.65), 3.843 (5.52), 4.242 (0.59), 4.261 (0.68), 4.270 (1.03), 4.278 (0.41), 4.287 (1.06), 4.305 (0.47), 4.320 (0.41), 4.338 (0.91), 4.356 (0.85), 4.365 (0.56), 4.383 (0.53), 4.410 (0.47), 4.428 (0.82), 4.444 (0.44), 4.490 (0.62), 4.502 (1.35), 4.515 (0.62), 5.758 (2.67), 7.296 (1.67), 7.317 (1.79), 7.749 (1.35), 7.771 (1.23).
【0594】
中間体49
(rac)-エチル-7-(3-ブロモプロピル)-4-クロロ-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0595】
【化165】
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(rac)-エチル-4-クロロ-7-(3-ヒドロキシプロピル)-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体48参照、200mg、349μmol)のジクロロメタン(5mL)中溶液に、0℃の温度でトリフェニルホスフィン(101mg、384μmol)を加えた。10分撹拌した後、テトラブロモメタン(CAS 558-13-4、127mg、384μmol)を加え、撹拌を30分間続けた。反応混合物を室温に加温し、シリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物(152mg)を得た。
LC-MS (方法1): R
t = 1.14分; MS (ESIpos): m/z = 637 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.913 (6.18), 0.932 (16.00), 0.950 (7.53), 1.034 (3.76), 1.051 (8.34), 1.069 (4.30), 1.085 (0.54), 1.259 (0.81), 1.277 (1.88), 1.295 (3.23), 1.314 (3.23), 1.319 (2.29), 1.323 (3.23), 1.332 (2.15), 1.337 (3.09), 1.341 (5.78), 1.355 (1.34), 1.359 (2.69), 1.522 (0.67), 1.543 (1.48), 1.562 (1.88), 1.581 (1.34), 1.600 (0.54), 1.836 (6.32), 2.035 (0.40), 2.102 (0.81), 2.120 (1.08), 2.138 (0.81), 2.156 (0.40), 2.318 (0.67), 2.322 (1.08), 2.327 (1.48), 2.331 (1.08), 2.336 (0.67), 2.518 (5.24), 2.523 (3.50), 2.660 (0.40), 2.665 (0.94), 2.669 (1.34), 2.673 (0.94), 3.017 (0.40), 3.053 (0.40), 3.073 (0.40), 3.088 (0.54), 3.107 (0.81), 3.136 (2.55), 3.163 (2.42), 3.178 (2.55), 3.197 (0.54), 3.404 (1.61), 3.416 (1.34), 3.421 (1.75), 3.433 (1.61), 3.438 (1.48), 3.451 (1.48), 3.455 (0.81), 3.468 (0.67), 3.527 (0.54), 3.544 (0.81), 3.551 (0.81), 3.568 (1.34), 3.590 (1.34), 3.606 (0.81), 3.615 (0.67), 3.669 (0.54), 3.691 (0.54), 3.847 (7.39), 3.906 (0.40), 3.922 (0.40), 3.941 (0.40), 4.269 (0.54), 4.287 (0.67), 4.291 (0.54), 4.296 (1.08), 4.308 (0.67), 4.314 (1.08), 4.332 (0.67), 4.351 (1.21), 4.359 (0.81), 4.370 (1.34), 4.379 (0.67), 4.384 (0.67), 4.396 (0.54), 4.411 (0.67), 4.429 (0.81), 4.445 (0.54), 7.324 (1.75), 7.345 (1.88), 7.547 (0.54), 7.550 (0.54), 7.555 (0.54), 7.565 (0.67), 7.573 (0.54), 7.590 (0.54), 7.594 (0.81), 7.610 (0.67), 7.614 (0.67), 7.620 (0.81), 7.627 (0.54), 7.640 (0.54), 7.788 (0.54), 7.798 (1.34), 7.810 (0.67), 7.819 (1.21).
【0596】
中間体50
(rac)-エチル-4-クロロ-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0597】
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル-7-(3-ブロモプロピル)-4-クロロ-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体49参照、152mg)のテトラヒドロフラン(3mL)中溶液に、炭酸セシウム(467mg、1.43mmol)及び6-フルオロナフタレン-1-オール(CAS 804498-72-4、77.5mg、478μmol)を加えた。混合物を55℃で終夜撹拌し、シリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物(96.7mg)を得た。
LC-MS (方法1): R
t = 1.30分; MS (ESIpos): m/z = 717 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.014 (0.95), 1.068 (0.46), 1.113 (0.54), 1.250 (5.33), 1.267 (10.74), 1.278 (1.13), 1.285 (5.15), 1.319 (0.41), 1.337 (0.85), 1.354 (0.44), 1.805 (14.92), 1.820 (1.41), 1.906 (0.51), 2.043 (1.36), 2.059 (1.36), 2.074 (0.72), 2.187 (1.00), 2.203 (1.44), 2.220 (1.10), 2.242 (0.77), 2.290 (4.56), 2.322 (1.95), 2.326 (2.23), 2.331 (1.92), 2.518 (6.41), 2.522 (3.90), 2.562 (2.15), 2.664 (1.10), 2.669 (1.51), 2.673 (1.10), 3.029 (0.62), 3.044 (0.67), 3.217 (0.54), 3.234 (0.72), 3.251 (1.03), 3.270 (1.03), 3.307 (2.49), 3.499 (4.26), 3.833 (16.00), 3.857 (0.62), 3.929 (0.67), 3.945 (0.72), 3.963 (0.77), 4.195 (1.87), 4.205 (2.18), 4.213 (2.69), 4.222 (2.59), 4.239 (2.05), 4.260 (1.44), 4.278 (2.31), 4.296 (2.21), 4.305 (1.26), 4.313 (0.67), 4.323 (0.97), 4.403 (0.95), 4.419 (1.62), 4.437 (0.95), 5.759 (6.74), 6.867 (1.31), 6.875 (1.36), 6.882 (1.21), 6.889 (1.38), 7.226 (3.74), 7.247 (3.87), 7.370 (0.82), 7.376 (0.97), 7.392 (1.36), 7.399 (1.49), 7.414 (1.08), 7.421 (1.08), 7.433 (2.59), 7.440 (2.85), 7.447 (5.90), 7.460 (0.41), 7.647 (1.59), 7.653 (1.62), 7.673 (1.56), 7.679 (1.56), 7.773 (3.44), 7.794 (3.13), 8.200 (1.36), 8.215 (1.44), 8.224 (1.38), 8.238 (1.33).
【0598】
中間体51
エチル7-ブロモ-6-クロロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0599】
【化167】
[この文献は図面を表示できません]
トリフェニルホスフィン(1.60g、6.10mmol)のTHF(20mL)中溶液に、6-フルオロナフタレン-1-オール(CAS 804498-72-4、989mg、6.10mmol)を加えた。混合物を-10℃に冷却し、ジイソプロピルアゾジカルボキシレート(1.2mL、6.1mmol)を滴下添加した。添加完了後、混合物を10分間撹拌し、THF(20mL)に溶解したエチル7-ブロモ-6-クロロ-3-(3-ヒドロキシプロピル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体6参照、2.00g、5.55mmol)を滴下添加した。混合物を室温に加温し、終夜撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をメタノールで摩砕した。残った固体を濾過により単離した。
【0600】
第2の調製において、トリフェニルホスフィン(1.60g、6.10mmol)のTHF(20mL)中溶液に、6-フルオロナフタレン-1-オール(CAS 804498-72-4、989mg、6.10mmol)を加えた。混合物を-10℃に冷却し、ジイソプロピルアゾジカルボキシレート(1.2mL、6.1mmol)を滴下添加した。添加完了後、混合物を10分間撹拌し、THF(20mL)に溶解したエチル7-ブロモ-6-クロロ-3-(3-ヒドロキシプロピル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体6参照、2.00g、5.55mmol)を滴下添加した。混合物を室温に加温し、3日間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をメタノールで摩砕した。残った固体を濾過により単離した。
【0601】
第3の調製において、トリフェニルホスフィン(1.60g、6.10mmol)のTHF(20mL)中溶液に、6-フルオロナフタレン-1-オール(CAS 804498-72-4、989mg、6.10mmol)を加えた。混合物を-10℃に冷却し、ジイソプロピルアゾジカルボキシレート(1.2mL、6.1mmol)を滴下添加した。添加完了後、混合物を10分間撹拌し、THF(20mL)に溶解したエチル7-ブロモ-6-クロロ-3-(3-ヒドロキシプロピル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体6参照、2.00g、5.55mmol)を滴下添加した。混合物を室温に加温し、終夜撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をメタノールで摩砕した。残った固体を濾過により単離した。
【0602】
他の調製の生成物と合わせ、粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配)により精製した。得られた物質をtert.-ブチルメチルエーテルと石油エーテルとの混合物で摩砕し、残った固体を濾過により単離し、乾燥して、表題化合物(2.4g)を得た。濾液を濃縮し、メタノールで摩砕した。残った固体を濾過により単離し、乾燥して、第2のバッチの表題化合物(1.88g)を得た。
LC-MS (方法1): R
t = 1.80分; MS (ESIneg): m/z = 502 [M-H]
-
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.191 (0.89), 1.208 (1.68), 1.226 (0.79), 1.275 (7.17), 1.286 (1.82), 1.293 (16.00), 1.303 (2.45), 1.310 (7.38), 1.321 (1.00), 2.177 (1.63), 2.194 (2.33), 2.211 (1.65), 2.227 (0.56), 2.518 (5.40), 2.523 (3.59), 3.280 (2.10), 3.299 (3.61), 3.317 (2.70), 4.147 (2.35), 4.162 (4.59), 4.176 (2.33), 4.190 (0.84), 4.269 (2.24), 4.286 (7.10), 4.304 (6.99), 4.322 (2.10), 5.759 (0.86), 6.834 (1.79), 6.842 (1.91), 6.848 (1.61), 6.856 (1.91), 7.168 (5.12), 7.189 (5.66), 7.240 (0.68), 7.249 (0.72), 7.261 (0.61), 7.271 (0.61), 7.316 (1.23), 7.322 (1.37), 7.333 (1.19), 7.339 (2.17), 7.345 (2.33), 7.360 (1.21), 7.367 (1.37), 7.391 (0.51), 7.412 (3.59), 7.418 (3.89), 7.426 (8.20), 7.438 (0.54), 7.579 (0.51), 7.600 (0.49), 7.624 (2.17), 7.630 (2.17), 7.650 (2.14), 7.656 (2.07), 7.721 (4.87), 7.743 (4.59), 7.757 (0.58), 7.778 (0.47), 8.046 (1.89), 8.061 (1.98), 8.069 (1.91), 8.084 (1.82), 11.517 (3.28).
【0603】
多量スケールで、反応条件を僅かに変更して同様の方法で2バッチにて表題化合物を得ることができた:エチル7-ブロモ-6-クロロ-3-(3-ヒドロキシプロピル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体6参照、2000g)及びN,N-ジエチルエタンアミン(1.77kg)のジクロロメタン(20.0L)中撹拌溶液に、窒素の雰囲気下0〜5℃で3時間かけてメタンスルホニルクロリド(1.30kg)を滴下添加した。添加後、反応混合物を25℃で16時間撹拌した。混合物を水(8L)で洗浄し、濃縮して、茶褐色固体(3.99kg、粗製物)を得た。この物質(697g)を窒素の雰囲気下6-フルオロナフタレン-1-オール(CAS 804498-72-4、214g)及び炭酸カリウム(428g)のアセトニトリル(5400mL)中撹拌溶液に加え、反応混合物を85℃で16時間撹拌した。混合物を濾過し、溶液を濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/ジクロロメタン=3/1)により精製して粗製物質を得、次いでこれを20℃で16時間石油エーテル/ジクロロメタン(800/200mL)中でスラリー化し、濾過して、表題化合物(262g)を得た。
【0604】
中間体52
エチル6-クロロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0605】
【化168】
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エチル-7-ブロモ-6-クロロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体51参照、200mg、396μmol)のDMF(3mL)中溶液に、4,4,4',4',5,5,5',5'-オクタメチル-2,2'-ビ-1,3,2-ジオキサボロラン(CAS 78183-34-3151mg、594μmol)、酢酸カリウム(117mg、1.19mmol)及び[1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロ-パラジウム(II)(32.4mg、39.6μmol)を加えた。混合物をアルゴンで10分間パージした。管を密封し、95℃で12時間撹拌した。室温に冷却した後、混合物を濾過し、分取HPLC(方法P3)により精製して、表題化合物(34mg、収率12%)を得た。
LC-MS (方法1): R
t = 1.90分; MS (ESIpos): m/z = 552 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.257 (2.02), 1.275 (4.69), 1.292 (2.08), 1.324 (2.13), 1.373 (2.56), 1.383 (16.00), 2.202 (0.58), 2.219 (0.41), 2.518 (1.69), 2.522 (1.13), 3.301 (0.50), 3.320 (1.26), 4.144 (0.54), 4.159 (1.11), 4.173 (0.52), 4.235 (0.54), 4.252 (1.83), 4.270 (1.80), 4.288 (0.51), 5.758 (0.73), 6.824 (0.49), 6.832 (0.50), 6.838 (0.42), 6.846 (0.53), 7.045 (1.22), 7.067 (1.18), 7.319 (0.49), 7.326 (0.53), 7.408 (0.98), 7.414 (1.04), 7.422 (2.36), 7.622 (0.57), 7.629 (0.58), 7.648 (0.58), 7.655 (0.57), 7.839 (0.81), 7.861 (0.72), 8.010 (0.44), 8.024 (0.47), 8.033 (0.47), 8.047 (0.45), 9.978 (0.64).
【0606】
多量スケールで、反応条件を僅かに変更して同様の方法で表題化合物を得ることができた:4,4,4',4',5,5,5',5'-オクタメチル-2,2'-ビ-1,3,2-ジオキサボロラン(CAS 78183-34-3151mg、91.7g)、炭酸ナトリウム(76.6g)及び[1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロ-パラジウム(II)(4.40g)の1,4-ジオキサン(700mL)中撹拌溶液に、窒素の雰囲気下エチル-7-ブロモ-6-クロロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体51参照、70g)を加え、反応混合物を100℃で40時間撹拌した。残渣を20℃で16時間エタノールとジクロロメタンとの混合物(300及び50mL)中でスラリー化し、次いで50℃から0℃で3時間ジクロロメタン(80mL)中で再結晶化し、濾過して、表題化合物(84.8g)を得た。濾液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル/ジクロロメタン=20/0/0〜20/1/1)により精製して、表題化合物(21.2g)を得た。
【0607】
中間体53
(rac)-エチル-6-クロロ-7-{5-エチル-3-[1-ヒドロキシ-3-(モルホリン-4-イル)プロピル]-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(立体異性体の混合物)
【0608】
【化169】
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エチル-6-クロロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体52参照、2.41g、4.36mmol)及び(rac)-1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(モルホリン-4-イル)プロパン-1-オール(中間体24参照、1.45g、4.36mmol)の1,4-ジオキサン(30mL)と水(10mL)との混合物中溶液に、三リン酸カリウム(1.85g、8.73mmol)を加え、混合物をアルゴンで10分間パージした。RuPhos Pd G3(183mg、218μmol)を加え、混合物をマイクロ波反応器中110℃で30分間撹拌した。反応混合物をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物(875mg)を得、これは新たに生成したビ-ヘテロアリール結合でのアトロプ異性化の結果としての2種のラセミ体ジアステレオマーの混合物として生成した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.65分; MS (ESIneg): m/z = 675 [M-H]
-
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.832 (0.18), 0.852 (0.87), 0.871 (1.34), 0.889 (0.55), 1.035 (0.19), 1.053 (0.39), 1.066 (16.00), 1.156 (2.35), 1.190 (0.27), 1.230 (0.90), 1.247 (1.95), 1.265 (0.92), 1.988 (0.18), 2.144 (0.47), 2.157 (0.43), 2.173 (0.31), 2.192 (0.34), 2.213 (0.29), 2.233 (0.26), 2.251 (0.21), 2.323 (0.17), 2.327 (0.23), 2.332 (0.17), 2.347 (0.24), 2.365 (0.36), 2.373 (0.26), 2.384 (0.25), 2.393 (0.24), 2.523 (0.42), 2.669 (0.17), 3.297 (0.25), 3.318 (0.49), 3.382 (0.48), 3.394 (0.50), 3.404 (0.27), 3.815 (0.88), 3.817 (0.96), 3.839 (2.47), 3.938 (2.62), 4.207 (0.36), 4.219 (0.59), 4.240 (0.75), 4.258 (0.65), 4.275 (0.20), 4.862 (0.20), 4.874 (0.19), 6.885 (0.22), 6.893 (0.23), 6.899 (0.20), 6.907 (0.21), 7.157 (0.55), 7.169 (0.21), 7.178 (0.56), 7.190 (0.21), 7.386 (0.17), 7.401 (0.26), 7.407 (0.28), 7.424 (0.17), 7.430 (0.20), 7.438 (0.48), 7.444 (0.56), 7.452 (1.12), 7.650 (0.30), 7.656 (0.31), 7.676 (0.31), 7.682 (0.31), 7.696 (0.44), 7.717 (0.40), 8.247 (0.20), 8.262 (0.28), 8.270 (0.22), 8.285 (0.26), 10.711 (0.49).
【0609】
中間体54
(rac)-エチル-(11Z)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0610】
【化170】
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(rac)-エチル-6-クロロ-7-{5-エチル-3-[1-ヒドロキシ-3-(モルホリン-4-イル)プロピル]-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(立体異性体の混合物、中間体53参照、875mg)のアセトニトリル(80mL)中混合物に、炭酸セシウム(2.10g、6.46mmol)、ヨウ化ナトリウム(387mg、2.58mmol)及び(2Z)-1,4-ジクロロブタ-2-エン(CAS 1476-11-5、200μL、1.94mmol)を加えた。反応混合物を65℃で2日間撹拌した。混合物を濾過し、濃縮し、残渣を酢酸エチルに溶解し、水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮して表題化合物(850mg)を得、これはマクロ環化反応を行う前ステップにおいて生成した2種のジアステレオマーの内の1つのみとしての2種の鏡像異性体のラセミ混合物として生成した。粗製物質を更には精製せずに次のステップに使用した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.71分; MS (ESIpos): m/z = 729 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.778 (0.67), 0.797 (1.45), 0.816 (0.71), 0.846 (3.14), 0.861 (0.17), 1.065 (16.00), 1.135 (0.19), 1.155 (1.43), 1.171 (0.41), 1.189 (0.41), 1.208 (0.22), 1.219 (0.19), 1.239 (0.22), 1.251 (1.11), 1.269 (2.19), 1.287 (1.09), 1.899 (0.24), 1.906 (0.24), 1.919 (0.24), 1.986 (0.29), 2.123 (0.24), 2.141 (0.31), 2.159 (0.52), 2.171 (0.57), 2.178 (0.60), 2.190 (0.71), 2.208 (0.69), 2.237 (0.73), 2.272 (0.40), 2.322 (0.50), 2.327 (0.59), 2.331 (0.45), 2.349 (0.26), 2.363 (0.26), 2.382 (0.19), 2.518 (2.04), 2.523 (1.24), 2.632 (0.17), 2.669 (0.50), 2.673 (0.36), 3.276 (0.36), 3.395 (0.59), 3.407 (0.52), 3.420 (0.43), 3.511 (0.28), 3.523 (0.31), 3.534 (0.26), 3.555 (0.16), 3.565 (0.17), 3.637 (0.17), 3.650 (0.19), 3.669 (0.24), 3.681 (0.24), 3.714 (0.40), 3.780 (0.31), 3.791 (0.22), 3.814 (0.83), 3.845 (0.26), 3.850 (0.26), 3.877 (0.76), 3.888 (3.16), 3.903 (0.43), 3.916 (0.31), 3.943 (0.52), 4.198 (0.24), 4.216 (0.67), 4.226 (0.62), 4.234 (1.05), 4.243 (0.78), 4.260 (0.59), 4.281 (0.55), 4.298 (0.55), 4.308 (0.40), 4.325 (0.19), 4.396 (0.19), 4.695 (0.16), 4.722 (0.17), 4.888 (0.24), 4.927 (0.17), 4.948 (0.17), 4.975 (0.24), 5.757 (0.52), 6.879 (0.31), 6.886 (0.36), 6.894 (0.33), 6.901 (0.38), 7.257 (0.71), 7.279 (0.74), 7.335 (0.17), 7.359 (0.26), 7.365 (0.28), 7.381 (0.35), 7.388 (0.38), 7.403 (0.29), 7.410 (0.31), 7.436 (0.66), 7.443 (1.00), 7.451 (1.49), 7.650 (0.38), 7.657 (0.43), 7.667 (0.17), 7.676 (0.38), 7.683 (0.40), 7.804 (0.64), 7.826 (0.57), 8.203 (0.26), 8.217 (0.29), 8.225 (0.29), 8.241 (0.28).
【0611】
中間体55
(rac)-エチル-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロ-ウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0612】
【化171】
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(rac)-エチル-(11Z)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体54参照、850mg)のエタノール(30mL)とTHF(10mL)との混合物中溶液に、トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)クロリド(541mg、583μmol)を加えた。混合物を水素の雰囲気下室温で5時間撹拌した。触媒を濾過により除去し、濾液をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物(412mg)を得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.74分; MS (ESIpos): m/z = 731 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.788 (1.29), 0.797 (0.53), 0.807 (2.83), 0.826 (1.33), 1.035 (2.00), 1.052 (3.43), 1.065 (16.00), 1.070 (3.24), 1.248 (2.10), 1.266 (3.96), 1.284 (1.93), 1.907 (0.94), 2.052 (0.54), 2.069 (0.64), 2.178 (0.90), 2.185 (0.99), 2.197 (1.08), 2.204 (1.19), 2.298 (1.26), 2.322 (1.13), 2.326 (1.26), 2.331 (1.02), 2.522 (2.19), 2.664 (0.51), 2.668 (0.68), 2.673 (0.51), 3.255 (0.53), 3.274 (0.62), 3.292 (0.80), 3.422 (0.73), 3.435 (0.79), 3.439 (0.79), 3.452 (0.78), 3.507 (1.56), 3.861 (5.65), 3.939 (2.77), 4.195 (0.92), 4.204 (1.01), 4.213 (1.24), 4.222 (1.19), 4.240 (0.93), 4.262 (0.49), 4.279 (0.77), 4.297 (0.62), 4.306 (0.41), 4.345 (0.50), 4.358 (0.89), 4.370 (0.46), 4.426 (0.65), 6.860 (0.53), 6.866 (0.57), 6.875 (0.53), 6.881 (0.60), 7.225 (1.35), 7.246 (1.35), 7.370 (0.41), 7.377 (0.46), 7.393 (0.66), 7.400 (0.72), 7.409 (0.42), 7.415 (0.50), 7.422 (0.58), 7.430 (1.11), 7.440 (1.35), 7.445 (2.42), 7.646 (0.70), 7.653 (0.72), 7.672 (0.68), 7.679 (0.68), 7.771 (1.23), 7.792 (1.11), 8.205 (0.51), 8.220 (0.55), 8.229 (0.55), 8.243 (0.54).
【0613】
中間体56
(rac)-1-(4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)プロパン-1-オール
【0614】
【化172】
[この文献は図面を表示できません]
4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-カルバルデヒド(中間体13参照、3.00g)をTHF(15mL)に溶解し、4℃に冷却した。ブロミド(エチル)マグネシウムのTHF中溶液(CAS 925-90-6、30mL、1.0M、30mmol)を反応混合物中に滴下添加した。添加完了後、混合物を冷却下20分間及び室温で更に20時間撹拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液を反応混合物に加え、これを酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターを使用して乾燥し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配)により精製して、表題化合物423mgを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 0.86分; MS (ESIpos): m/z = 233 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.786 (2.83), 0.804 (6.64), 0.822 (3.03), 1.699 (0.48), 1.717 (1.84), 1.735 (2.49), 1.753 (1.60), 2.198 (14.63), 2.518 (0.59), 2.522 (0.40), 3.719 (16.00), 4.342 (0.44), 4.355 (0.53), 4.359 (0.97), 4.373 (0.99), 4.377 (0.50), 4.390 (0.45), 4.915 (2.50), 4.928 (2.43).
【0615】
中間体57
(rac)-エチル-6-クロロ-7-{3-[1-ヒドロキシプロピル]-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(立体異性体の混合物)
【0616】
【化173】
[この文献は図面を表示できません]
エチル-6-クロロ-3-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体8参照、437mg)、(rac)-1-(4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)プロパン-1-オール(中間体56参照、210mg)及び三リン酸カリウム(348mg、1.64mmol)の1,4-ジオキサン5mL及び水2mL中溶液を、アルゴンで5分間パージした。RuPhos Pd G3(37.7mg、45.0μmol)を加え、再度これをアルゴンで5分間パージした。反応混合物をマイクロ波反応器中110℃で20分間撹拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を防水フィルターを使用して乾燥し、濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物(341mg)を得、これは新たに生成したビ-ヘテロアリール結合でのアトロプ異性化の結果としての2種のラセミ体ジアステレオマーの混合物として生成した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.67分; MS (ESIpos): m/z = 560 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.598 (0.51), 0.617 (1.22), 0.635 (0.56), 0.713 (1.62), 0.731 (3.78), 0.750 (1.71), 0.786 (1.43), 0.791 (0.40), 0.805 (3.33), 0.810 (0.80), 0.823 (1.59), 0.828 (0.40), 0.901 (0.41), 1.053 (0.48), 1.066 (16.00), 1.088 (0.48), 1.156 (0.64), 1.242 (2.97), 1.259 (6.31), 1.277 (2.98), 1.718 (1.22), 1.736 (1.63), 1.754 (1.06), 1.801 (0.53), 1.818 (0.45), 1.941 (2.85), 1.988 (8.16), 2.065 (0.54), 2.192 (1.53), 2.197 (8.19), 2.215 (0.95), 2.231 (0.69), 2.332 (0.43), 2.518 (2.62), 2.522 (1.67), 2.673 (0.43), 3.307 (0.99), 3.627 (1.35), 3.719 (7.90), 3.786 (2.87), 3.815 (8.14), 3.938 (2.65), 3.969 (0.75), 3.982 (0.76), 4.200 (0.96), 4.216 (2.03), 4.226 (1.36), 4.237 (1.23), 4.244 (2.53), 4.254 (0.98), 4.262 (2.43), 4.280 (0.77), 4.360 (0.57), 4.373 (0.59), 4.915 (1.55), 4.927 (1.46), 5.050 (1.89), 5.063 (1.79), 5.477 (0.57), 5.485 (0.58), 6.914 (0.97), 6.931 (1.06), 7.163 (2.13), 7.170 (0.79), 7.185 (2.16), 7.192 (0.80), 7.377 (0.77), 7.398 (1.45), 7.417 (1.17), 7.454 (1.87), 7.475 (1.03), 7.504 (0.97), 7.508 (0.93), 7.514 (1.11), 7.521 (2.18), 7.528 (1.11), 7.533 (1.06), 7.538 (1.13), 7.551 (0.44), 7.687 (0.53), 7.696 (1.48), 7.710 (0.52), 7.718 (1.35), 7.861 (1.06), 7.868 (0.61), 7.879 (1.06), 7.884 (0.93), 8.212 (0.71), 8.217 (0.71), 8.229 (0.58), 8.234 (0.87), 10.730 (0.48), 10.802 (1.44).
【0617】
中間体58
(rac)-エチル(11Z)-4-クロロ-15-エチル-2,3-ジメチル-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0618】
【化174】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル-6-クロロ-7-{3-[1-ヒドロキシプロピル]-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(立体異性体の混合物、中間体57参照、660mg)のアセトニトリル(8mL)中混合物に、炭酸セシウム(1.82g、5.60mmol)を加えた。10分撹拌した後、(2Z)-1,4-ジクロロブタ-2-エン(CAS 1476-11-5、240μL、2.2mmol)及びヨウ化ナトリウム(336mg、2.24mmol)を加え、反応混合物を密封管中70℃で21時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を防水フィルターを使用して乾燥し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物(516mg)を得、これはマクロ環化反応を行う前ステップにおいて生成した2種のジアステレオマーの内の1つのみとしての2種の鏡像異性体のラセミ混合物として生成した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.80分; MS (ESIpos): m/z = 612 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.786 (1.34), 0.804 (2.95), 0.822 (1.46), 0.859 (2.80), 0.877 (6.54), 0.895 (2.95), 0.901 (0.88), 0.929 (1.40), 0.944 (2.01), 0.952 (1.03), 0.957 (0.97), 0.971 (0.97), 1.019 (0.82), 1.038 (1.70), 1.056 (0.97), 1.070 (0.52), 1.087 (1.43), 1.102 (1.28), 1.231 (0.88), 1.245 (1.03), 1.249 (1.37), 1.258 (5.41), 1.266 (1.16), 1.276 (10.89), 1.293 (5.05), 1.717 (1.00), 1.735 (1.43), 1.744 (1.03), 1.754 (1.43), 1.762 (1.43), 1.782 (16.00), 1.800 (0.97), 1.817 (0.46), 1.947 (0.79), 1.958 (0.79), 1.978 (0.43), 1.995 (1.03), 2.017 (0.49), 2.052 (1.13), 2.065 (0.55), 2.197 (7.36), 2.213 (1.73), 2.230 (1.86), 2.268 (2.07), 2.332 (1.00), 2.518 (6.69), 2.522 (4.35), 2.673 (1.00), 2.868 (0.97), 2.886 (1.10), 2.905 (0.70), 2.924 (0.40), 3.186 (0.64), 3.200 (0.52), 3.276 (0.91), 3.294 (1.28), 3.359 (0.91), 3.658 (0.55), 3.670 (0.67), 3.690 (0.91), 3.703 (0.82), 3.719 (6.66), 3.789 (1.06), 3.800 (3.35), 3.817 (1.34), 3.859 (15.27), 3.917 (0.61), 3.929 (0.88), 3.934 (0.91), 3.940 (0.64), 3.946 (0.76), 3.951 (2.10), 4.071 (1.06), 4.082 (1.16), 4.092 (1.31), 4.102 (1.06), 4.203 (1.00), 4.221 (1.86), 4.230 (2.56), 4.239 (2.49), 4.247 (3.80), 4.260 (1.79), 4.266 (2.56), 4.285 (2.10), 4.295 (0.67), 4.303 (1.76), 4.312 (1.13), 4.320 (0.64), 4.330 (0.97), 4.360 (0.55), 4.373 (0.58), 4.691 (0.52), 4.717 (0.61), 4.732 (0.76), 4.758 (0.85), 4.900 (1.00), 4.915 (1.64), 4.927 (1.49), 4.938 (0.70), 4.997 (0.55), 5.023 (0.94), 5.050 (0.55), 5.185 (0.49), 5.197 (0.67), 5.214 (0.70), 5.226 (1.10), 6.471 (0.46), 6.920 (1.92), 6.937 (1.95), 7.204 (0.67), 7.209 (0.55), 7.225 (0.55), 7.230 (0.43), 7.260 (3.92), 7.282 (3.83), 7.379 (1.49), 7.400 (2.74), 7.418 (2.25), 7.454 (3.04), 7.475 (2.10), 7.491 (1.61), 7.495 (1.55), 7.509 (2.77), 7.514 (3.35), 7.522 (1.52), 7.528 (2.46), 7.532 (2.56), 7.545 (1.16), 7.549 (0.88), 7.804 (3.50), 7.826 (3.10), 7.860 (2.01), 7.879 (2.19), 7.883 (1.83), 8.164 (1.25), 8.168 (1.37), 8.186 (1.31), 8.237 (0.43).
【0619】
中間体59
(rac)-エチル-4-クロロ-15-エチル-2,3-ジメチル-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0620】
【化175】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル-(11Z)-4-クロロ-15-エチル-2,3-ジメチル-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体58参照、514mg)のエタノール(6mL)とTHF(3mL)との混合物中溶液に、トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)クロリド(935mg、1.01mmol)を加え、混合物を水素の雰囲気下室温で6時間撹拌した。触媒を濾過により除去し、濾液を減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物(349mg)を得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.82分; MS (ESIpos): m/z = 614 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.736 (0.42), 0.785 (0.42), 0.845 (2.92), 0.863 (6.71), 0.882 (3.03), 0.931 (0.53), 0.950 (1.25), 0.959 (0.99), 0.968 (1.52), 0.974 (1.10), 0.986 (0.95), 1.019 (0.42), 1.038 (0.57), 1.154 (1.40), 1.171 (2.27), 1.190 (1.14), 1.244 (1.02), 1.253 (5.69), 1.271 (11.53), 1.289 (5.35), 1.805 (15.62), 1.863 (0.42), 1.879 (0.95), 1.896 (1.59), 1.907 (0.83), 1.914 (1.44), 1.931 (0.95), 1.947 (0.42), 1.987 (3.91), 2.000 (0.80), 2.018 (0.42), 2.047 (0.80), 2.208 (1.36), 2.223 (1.02), 2.270 (0.45), 2.332 (0.95), 2.336 (0.42), 2.518 (5.73), 2.522 (3.64), 2.673 (0.95), 2.678 (0.42), 3.027 (0.42), 3.038 (0.53), 3.054 (0.57), 3.221 (0.49), 3.256 (1.55), 3.274 (1.10), 3.284 (0.87), 3.299 (1.14), 3.372 (0.42), 3.800 (0.76), 3.831 (16.00), 3.923 (0.42), 3.942 (0.49), 3.951 (1.10), 3.955 (1.06), 3.964 (0.61), 3.981 (0.68), 3.999 (0.99), 4.017 (1.21), 4.034 (0.91), 4.115 (1.02), 4.133 (2.05), 4.151 (1.06), 4.180 (0.83), 4.188 (0.99), 4.198 (2.20), 4.204 (1.97), 4.215 (2.46), 4.225 (2.58), 4.242 (2.24), 4.260 (1.40), 4.281 (2.20), 4.299 (1.93), 4.308 (1.29), 4.317 (0.57), 4.326 (1.02), 6.890 (1.82), 6.907 (2.01), 7.201 (0.53), 7.225 (4.32), 7.246 (4.40), 7.369 (1.67), 7.389 (3.00), 7.408 (2.54), 7.430 (0.49), 7.449 (3.18), 7.469 (1.93), 7.482 (0.95), 7.485 (1.06), 7.499 (2.05), 7.502 (1.90), 7.510 (2.16), 7.516 (3.75), 7.523 (2.27), 7.530 (2.12), 7.534 (2.27), 7.547 (1.55), 7.551 (1.06), 7.565 (0.76), 7.572 (0.68), 7.591 (0.57), 7.595 (0.83), 7.612 (0.76), 7.621 (0.83), 7.625 (0.80), 7.641 (0.53), 7.645 (0.53), 7.778 (3.72), 7.799 (3.37), 7.858 (1.78), 7.865 (1.10), 7.876 (1.86), 7.881 (1.52), 8.176 (1.36), 8.181 (1.33), 8.201 (1.33).
【0621】
中間体60
エチル-3-(4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-オキソプロパノエート
【0622】
【化176】
[この文献は図面を表示できません]
エチル-4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-カルボキシレート(中間体11参照、10.0g)をTHF(300mL)に溶解し、酢酸エチル(20mL、200mmol)を加え、混合物を-30℃に冷却した。リチウムトリメチル-N-(トリメチルシリル)シランアミニドのTHF中溶液(100mL、1.0M、100mmol)を反応混合物中に滴下添加した。添加完了後、混合物を0℃に1時間で加温した。飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、得られた混合物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムを使用して乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配)により精製して、表題化合物7.00gを得た。
LC-MS (方法1): R
t = 1.03分; MS (ESIneg): m/z = 289 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.145 (4.45), 1.163 (9.35), 1.181 (4.47), 2.263 (14.47), 2.509 (0.62), 2.514 (0.41), 3.874 (16.00), 3.945 (10.64), 4.056 (1.31), 4.073 (4.03), 4.091 (4.02), 4.109 (1.30).
【0623】
中間体61
(rac)-1-(4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)プロパン-1,3-ジオール
【0624】
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
エチル-3-(4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-オキソプロパノエート(中間体60参照、7.00g)をメタノール(250mL)に溶解し、水素化ホウ素ナトリウム(7.33g、194mmol)を少しずつ加えた。混合物を還流下で終夜撹拌し、室温に冷却し、次いで減圧下で濃縮した。酢酸エチルを加え、混合物を水で洗浄した。水性相をTHFで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムを使用して乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物4.45gを得た。
LC-MS (方法1): R
t = 0.64分; MS (ESIpos): m/z = 251 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.052 (0.63), 1.791 (0.44), 1.807 (0.65), 1.824 (0.83), 1.838 (0.75), 1.907 (0.71), 1.912 (0.43), 1.922 (0.51), 1.928 (0.79), 1.942 (0.63), 1.961 (0.42), 2.197 (16.00), 3.337 (15.39), 3.412 (0.69), 3.426 (0.95), 3.439 (1.20), 3.454 (1.20), 3.468 (0.83), 3.484 (0.50), 4.359 (1.59), 4.372 (2.89), 4.384 (1.28), 4.599 (0.56), 4.612 (1.17), 4.621 (0.73), 4.626 (0.74), 4.634 (1.18), 4.647 (0.58), 4.892 (3.02), 4.906 (2.72).
【0625】
中間体62
(rac)-1-(4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロパン-1-オール
【0626】
【化178】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-1-(4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)プロパン-1,3-ジオール(中間体61参照、4.45g)のDMF(100mL)中溶液を0℃に冷却し、tert-ブチル(クロロ)ジメチルシラン(CAS 18162-48-6、2.96g、19.7mmol)及び1H-イミダゾール(1.82g、26.8mmol)を加えた。氷浴を除去し、混合物を室温で終夜撹拌した。水を加え、反応混合物をジクロロメタンで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をペンタンで摩砕し、溶媒をデカント除去し、残った物質を減圧下で濃縮して、表題化合物5.70gを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.42分; MS (ESIpos): m/z = 363 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.000 (4.63), 0.011 (4.56), 0.844 (0.74), 0.852 (16.00), 0.859 (0.80), 1.170 (0.44), 1.985 (0.86), 2.194 (4.58), 3.715 (5.41), 4.906 (0.65), 4.919 (0.60).
【0627】
中間体63
(rac)-エチル7-{3-[3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-1-ヒドロキシプロピル]-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル}-6-クロロ-3-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(立体異性体の混合物)
【0628】
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
エチル-6-クロロ-3-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体8参照、1.00g、1.87mmol)、(rac)-1-(4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロパン-1-オール(中間体62参照、749mg、2.06mmol)、三リン酸カリウム(795mg、3.75mmol)及びRuPhos Pd G3(78.3mg、93.7μmol)の1,4-ジオキサン15mLと水5.0mLとの混合物中溶液を、マイクロ波反応器中110℃で1時間撹拌した。反応混合物をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/酢酸エチル濃度勾配)により精製して、表題化合物(650mg)を得、これは新たに生成したビ-ヘテロアリール結合でのアトロプ異性化の結果としての2種のラセミ体ジアステレオマーの混合物として生成した。
LC-MS (方法1): R
t = 1.87分; MS (ESIpos): m/z = 690 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: -0.201 (1.61), -0.196 (1.64), -0.179 (5.26), 0.000 (5.09), 0.011 (4.99), 0.620 (10.99), 0.691 (4.71), 0.852 (16.00), 0.859 (0.97), 1.152 (0.62), 1.170 (1.25), 1.188 (0.61), 1.245 (1.01), 1.262 (2.15), 1.280 (1.02), 1.921 (0.45), 1.939 (1.36), 1.986 (2.40), 2.005 (2.71), 2.194 (5.29), 2.516 (1.41), 2.521 (0.89), 3.312 (0.85), 3.427 (0.43), 3.593 (0.49), 3.715 (5.53), 3.780 (1.20), 3.812 (2.81), 4.016 (0.53), 4.033 (0.53), 4.205 (0.63), 4.215 (0.41), 4.222 (0.48), 4.224 (0.48), 4.242 (0.92), 4.260 (0.92), 6.916 (0.41), 7.138 (0.70), 7.160 (0.76), 7.391 (0.63), 7.410 (0.47), 7.450 (0.71), 7.470 (0.40), 7.510 (0.42), 7.517 (0.77), 7.530 (0.40), 7.534 (0.42), 7.680 (0.58), 7.701 (0.53), 7.858 (0.42), 7.876 (0.41), 10.815 (0.52).
【0629】
中間体64
(rac)-エチル-(11Z)-15-(2-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)-4-クロロ-2,3-ジメチル-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0630】
【化180】
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(rac)-エチル-7-{3-[3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-1-ヒドロキシプロピル]-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル}-6-クロロ-3-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(立体異性体の混合物、中間体63参照、650mg)のアセトニトリル(20mL)中混合物に、炭酸セシウム(1.53g、4.71mmol)、(2Z)-1,4-ジクロロブタ-2-エン(CAS 1476-11-5、150μL、1.4mmol)及びヨウ化ナトリウム(282mg、1.88mmol)を加え、反応混合物を70℃で72時間撹拌した。反応混合物を濾過し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物(397mg)を得、これはマクロ環化反応を行う前ステップにおいて生成した2種のジアステレオマーの内の1つのみとしての2種の鏡像異性体のラセミ混合物として生成した。
LC-MS (方法1): R
t = 1.95分; MS (ESIpos): m/z = 742 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: -0.181 (2.91), -0.171 (2.97), -0.011 (4.65), 0.000 (4.70), 0.518 (8.72), 0.696 (0.47), 0.834 (0.87), 0.841 (16.00), 0.847 (0.89), 1.142 (1.05), 1.160 (2.26), 1.177 (1.15), 1.255 (0.70), 1.272 (1.51), 1.290 (0.71), 1.791 (2.29), 1.975 (3.92), 2.183 (4.89), 2.505 (1.45), 2.510 (0.90), 3.567 (0.40), 3.582 (0.54), 3.704 (5.10), 3.844 (2.31), 4.004 (0.81), 4.022 (0.78), 4.895 (0.72), 4.909 (0.57), 7.201 (0.59), 7.223 (0.59), 7.443 (0.42), 7.505 (0.48), 7.760 (0.50), 7.781 (0.46).
【0631】
中間体65
(rac)-エチル-15-(2-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)-4-クロロ-2,3-ジメチル-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0632】
【化181】
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(rac)-エチル-(11Z)-15-(2-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)-4-クロロ-2,3-ジメチル-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10]-[1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体64参照、390mg、525μmol)のエタノール(30mL)とTHF(10mL)との混合物中溶液に、トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)クロリド(244mg、263μmol)を加え、混合物を室温で水素の雰囲気下7時間及びアルゴンの雰囲気下終夜撹拌した。混合物を室温で水素の雰囲気下更に2日間、日中の7時間及びアルゴンの雰囲気下終夜撹拌した。触媒を濾過により除去し、濾液を減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配)により精製して、表題化合物(287mg)を得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: -0.082 (4.87), -0.058 (4.87), 0.000 (2.64), 0.011 (2.58), 0.710 (0.89), 0.717 (16.00), 0.724 (0.86), 0.844 (0.51), 0.852 (8.87), 0.859 (0.50), 1.153 (2.46), 1.170 (4.90), 1.188 (2.39), 1.255 (1.19), 1.273 (2.62), 1.291 (1.19), 1.823 (3.62), 1.985 (7.84), 2.194 (2.86), 2.516 (2.30), 2.521 (1.50), 3.715 (2.98), 3.833 (3.74), 3.998 (0.72), 4.016 (1.87), 4.033 (1.81), 4.051 (0.59), 4.195 (0.40), 4.201 (0.44), 4.206 (0.41), 4.229 (0.47), 4.246 (0.44), 4.281 (0.45), 4.298 (0.47), 4.906 (0.49), 4.919 (0.44), 6.882 (0.43), 6.900 (0.46), 7.188 (0.92), 7.210 (0.99), 7.384 (0.64), 7.403 (0.52), 7.448 (0.65), 7.503 (0.40), 7.512 (0.48), 7.519 (0.86), 7.527 (0.47), 7.531 (0.41), 7.536 (0.44), 7.762 (0.84), 7.783 (0.76).
【0633】
中間体66
(rac)-エチル-4-クロロ-15-(2-ヒドロキシエチル)-2,3-ジメチル-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0634】
【化182】
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(rac)-エチル-15-(2-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)-4-クロロ-2,3-ジメチル-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体65参照、285mg、383μmol)をTHF(20mL)に溶解し、テトラブチルアンモニウムフルオリドのTHF中溶液(420μL、1.0M、420μmol)を加えた。室温で終夜再度撹拌した後、テトラブチルアンモニウムフルオリドのTHF中溶液(200μL、1.0M)を加え、撹拌を2日間続けた。反応混合物をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物(176mg)を得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.59分; MS (ESIpos): m/z = 630 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: -0.025 (0.72), 0.000 (0.70), 0.775 (2.28), 1.018 (0.51), 1.048 (0.60), 1.065 (0.77), 1.091 (1.33), 1.109 (2.11), 1.127 (1.25), 1.145 (0.42), 1.167 (0.44), 1.186 (0.47), 1.204 (0.40), 1.288 (1.07), 1.309 (5.46), 1.327 (11.12), 1.344 (5.21), 1.859 (15.46), 1.881 (0.63), 2.044 (0.40), 2.059 (0.67), 2.079 (0.89), 2.093 (0.74), 2.111 (0.40), 2.122 (0.47), 2.130 (0.68), 2.151 (0.79), 2.165 (0.60), 2.242 (0.88), 2.258 (1.26), 2.275 (0.93), 2.574 (3.82), 2.579 (2.82), 3.059 (0.42), 3.070 (0.56), 3.085 (0.58), 3.093 (0.47), 3.277 (0.47), 3.293 (0.67), 3.310 (1.02), 3.330 (1.04), 3.341 (0.82), 3.357 (1.04), 3.403 (0.88), 3.479 (0.74), 3.482 (0.89), 3.491 (1.05), 3.496 (2.26), 3.509 (1.84), 3.513 (1.89), 3.527 (0.93), 3.887 (16.00), 3.996 (0.61), 4.014 (0.70), 4.032 (0.74), 4.236 (0.70), 4.245 (0.96), 4.254 (1.96), 4.260 (1.95), 4.264 (1.98), 4.272 (1.91), 4.281 (2.47), 4.290 (0.72), 4.299 (1.93), 4.318 (1.35), 4.337 (2.23), 4.346 (0.56), 4.354 (2.21), 4.363 (1.16), 4.372 (0.67), 4.381 (1.00), 4.399 (0.49), 4.410 (1.49), 4.423 (3.42), 4.436 (1.33), 4.505 (1.00), 4.518 (1.11), 4.526 (1.21), 4.540 (0.93), 5.814 (0.58), 6.949 (1.82), 6.968 (2.00), 7.275 (4.12), 7.297 (4.16), 7.428 (1.40), 7.448 (2.60), 7.467 (2.16), 7.508 (2.81), 7.529 (1.54), 7.546 (0.44), 7.550 (0.67), 7.563 (1.72), 7.567 (1.65), 7.571 (1.98), 7.579 (3.68), 7.587 (2.11), 7.591 (1.77), 7.595 (1.88), 7.600 (0.42), 7.608 (0.88), 7.612 (0.60), 7.621 (0.44), 7.652 (0.58), 7.669 (0.46), 7.678 (0.54), 7.681 (0.56), 7.828 (3.44), 7.848 (3.16), 7.916 (1.63), 7.924 (0.82), 7.934 (1.37), 7.940 (1.32), 8.253 (1.39), 8.259 (1.26), 8.270 (0.68), 8.277 (1.23).
【0635】
中間体67
(rac)-1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2,2,2-トリフルオロエタン-1-オール
【0636】
【化183】
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4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-カルバルデヒド(中間体21参照、3.00g、13.8mmol)をTHF(50mL)に溶解し、トリメチル(トリフルオロメチル)シラン(CAS 81290-20-2、12mL、2.0M、25mmol)及びテトラ-n-ブチルアンモニウムフルオリド(690μl、1.0M、690μmol)を0℃で加えた。反応混合物を室温で終夜撹拌した。更なる量のテトラ-n-ブチルアンモニウムフルオリド(1.1mL、1.0M、1.1mmol)を加え、混合物を室温で30分間撹拌した。塩化アンモニウム水溶液を加え、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を純度83%:3.32gで得た。
LC-MS (方法1): R
t = 0.03分; MS (ESIpos): m/z = 288 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.068 (1.24), 1.069 (2.98), 1.076 (0.72), 1.081 (0.64), 1.088 (7.02), 1.107 (3.00), 2.098 (0.56), 2.508 (1.16), 2.513 (0.76), 2.632 (0.91), 2.651 (2.94), 2.659 (0.49), 2.670 (2.73), 2.689 (0.77), 3.750 (0.99), 3.773 (0.56), 3.809 (16.00), 4.968 (0.70), 4.984 (0.83), 4.987 (0.74), 5.003 (0.69), 6.730 (2.40), 6.747 (2.47).
【0637】
中間体68
(rac)-エチル6-クロロ-7-{5-エチル-1-メチル-3-[(2,2,2-トリフルオロ-1-ヒドロキシエチル]-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0638】
【化184】
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エチル6-クロロ-3-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体8参照、2.00g、3.75mmol)及び(rac)-1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2,2,2-トリフルオロエタン-1-オール(中間体67参照、1.18g)を、中間体34の調製にて記載した通りにカップリングさせて、表題化合物を純度70%:2.3gで得、これは新たに生成したビ-ヘテロアリール結合でのアトロプ異性化の結果としての2種のラセミ体ジアステレオマーの混合物として生成した。
LC-MS (方法1): R
t = 1.68分; MS (ESIpos): m/z = 614 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.776 (0.62), 0.782 (0.61), 0.801 (1.22), 0.805 (0.46), 0.820 (0.55), 0.824 (0.52), 0.957 (3.25), 0.975 (6.25), 0.988 (16.00), 0.992 (4.24), 1.000 (1.59), 1.019 (3.53), 1.038 (1.56), 1.077 (1.38), 1.095 (0.81), 1.114 (0.41), 1.162 (0.59), 1.167 (0.87), 1.180 (1.16), 1.185 (1.72), 1.197 (0.59), 1.203 (0.80), 1.987 (0.59), 2.440 (0.68), 2.445 (0.48), 2.564 (0.45), 2.582 (1.44), 2.601 (1.35), 3.243 (0.53), 3.327 (0.51), 3.340 (0.56), 3.345 (1.55), 3.357 (1.59), 3.362 (1.54), 3.375 (1.58), 3.379 (0.50), 3.392 (0.48), 3.487 (7.42), 3.621 (1.54), 3.741 (7.63), 3.752 (0.51), 3.787 (1.15), 3.808 (2.27), 3.861 (2.87), 4.141 (0.43), 4.148 (0.57), 4.166 (0.45), 4.173 (0.41), 4.184 (0.72), 4.201 (0.66), 4.267 (1.08), 4.279 (2.09), 4.292 (1.07), 4.917 (0.43), 5.680 (1.59), 6.150 (0.56), 6.165 (0.54), 6.662 (1.43), 6.679 (1.38), 7.102 (0.62), 7.123 (0.60), 7.321 (0.45), 7.379 (0.60), 7.439 (0.63), 7.448 (0.78), 7.458 (0.66), 7.463 (0.43), 10.673 (0.41).
【0639】
中間体69
(rac)-エチル(11Z)-4-クロロ-3-エチル-2-メチル-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-15-(トリフルオロメチル)-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0640】
【化185】
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(rac)-エチル6-クロロ-7-{5-エチル-1-メチル-3-[2,2,2-トリフルオロ-1-ヒドロキシエチル]-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体68参照、2.30g、3.75mmol)を、中間体35の調製と同様に反応させて、表題化合物を純度65%:1.64gで得、これはマクロ環化反応を行う前ステップにおいて生成した2種のジアステレオマーの内の1つのみとしての2種の鏡像異性体のラセミ混合物として生成した。
LC-MS (方法1): R
t = 1.81分; MS (ESIpos): m/z = 666 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.794 (0.78), 0.813 (1.82), 0.832 (0.83), 0.872 (0.42), 0.928 (0.53), 0.944 (0.57), 1.065 (16.00), 1.078 (1.90), 1.087 (1.07), 1.097 (3.87), 1.108 (0.80), 1.115 (1.82), 1.154 (0.68), 1.169 (0.45), 1.173 (1.13), 1.192 (0.60), 1.229 (0.47), 1.237 (0.45), 1.255 (0.53), 1.262 (1.33), 1.270 (0.63), 1.279 (2.52), 1.288 (0.40), 1.297 (1.18), 2.183 (0.55), 2.201 (0.57), 2.220 (0.57), 2.240 (0.60), 2.258 (0.50), 2.322 (0.40), 2.326 (0.50), 2.518 (2.22), 2.522 (1.40), 2.641 (0.55), 2.660 (1.65), 2.668 (0.77), 2.673 (0.70), 2.679 (1.55), 2.698 (0.48), 3.296 (0.45), 3.314 (0.98), 3.698 (1.73), 3.759 (0.55), 3.771 (0.48), 3.818 (6.38), 3.822 (2.35), 3.824 (2.32), 3.833 (1.30), 3.839 (0.80), 3.856 (0.52), 3.860 (0.48), 3.888 (0.87), 3.903 (0.42), 3.912 (0.92), 3.941 (2.62), 3.960 (3.67), 4.215 (0.40), 4.231 (0.72), 4.246 (0.95), 4.254 (0.77), 4.261 (0.50), 4.272 (0.58), 4.286 (0.67), 4.304 (0.47), 4.994 (0.50), 4.997 (0.52), 5.013 (0.40), 5.758 (0.45), 6.743 (1.05), 6.759 (1.13), 6.905 (0.50), 6.924 (0.53), 7.293 (0.85), 7.314 (0.92), 7.392 (0.72), 7.411 (0.60), 7.445 (0.82), 7.455 (0.78), 7.466 (0.53), 7.472 (0.55), 7.476 (0.57), 7.488 (0.43), 7.491 (0.47), 7.509 (0.63), 7.511 (0.63), 7.525 (0.52), 7.528 (0.50), 7.853 (0.52), 7.870 (1.17), 7.891 (0.75).
【0641】
中間体70
(rac)-エチル-4-クロロ-3-エチル-2-メチル-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-15-(トリフルオロメチル)-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0642】
【化186】
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(rac)-エチル(11Z)-4-クロロ-3-エチル-2-メチル-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-15-(トリフルオロメチル)-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体69参照、1.64g、2.46mmol)を、中間体55の調製と同様に反応させて、表題化合物を純度51%:1.72gで得た。
LC-MS (方法1): R
t = 1.82分; MS (ESIpos): m/z = 668 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.760 (0.57), 0.779 (0.49), 0.793 (2.16), 0.812 (4.89), 0.821 (1.48), 0.830 (2.50), 0.867 (0.64), 0.883 (1.36), 0.888 (0.91), 0.901 (2.20), 0.920 (1.36), 0.929 (1.52), 0.944 (1.63), 0.958 (0.64), 0.977 (0.49), 0.991 (0.61), 1.009 (0.61), 1.035 (2.84), 1.053 (4.82), 1.066 (1.93), 1.070 (3.37), 1.078 (4.32), 1.088 (2.46), 1.097 (8.95), 1.116 (4.28), 1.154 (1.18), 1.159 (0.80), 1.173 (1.90), 1.176 (1.18), 1.192 (1.25), 1.228 (2.43), 1.242 (1.44), 1.246 (1.33), 1.254 (3.83), 1.259 (2.16), 1.264 (1.59), 1.272 (7.13), 1.289 (3.79), 1.549 (0.80), 1.906 (1.67), 2.065 (2.05), 2.181 (0.80), 2.199 (1.36), 2.217 (2.05), 2.236 (1.67), 2.322 (0.99), 2.327 (1.29), 2.332 (0.99), 2.418 (0.53), 2.437 (0.57), 2.455 (0.49), 2.518 (5.54), 2.523 (3.49), 2.590 (0.57), 2.609 (0.61), 2.627 (0.45), 2.641 (1.33), 2.660 (3.98), 2.669 (2.05), 2.673 (1.59), 2.679 (3.64), 2.698 (1.06), 3.223 (0.45), 3.240 (0.57), 3.256 (0.76), 3.273 (0.95), 3.294 (1.14), 3.365 (0.80), 3.374 (0.76), 3.381 (0.42), 3.390 (0.72), 3.405 (0.76), 3.418 (0.87), 3.422 (1.36), 3.435 (1.33), 3.440 (1.40), 3.452 (1.36), 3.457 (0.72), 3.470 (0.76), 3.502 (0.64), 3.698 (2.27), 3.715 (0.72), 3.719 (0.53), 3.760 (0.61), 3.793 (0.80), 3.819 (16.00), 3.826 (6.75), 3.833 (2.54), 3.850 (1.71), 3.856 (1.06), 3.869 (0.80), 3.889 (1.93), 3.910 (9.97), 4.140 (0.49), 4.157 (0.49), 4.202 (1.97), 4.211 (2.09), 4.219 (1.97), 4.229 (1.93), 4.246 (1.44), 4.264 (0.61), 4.270 (0.53), 4.289 (1.36), 4.302 (0.91), 4.306 (1.25), 4.315 (0.87), 4.324 (0.61), 4.333 (0.87), 4.346 (0.91), 4.359 (1.40), 4.371 (0.76), 4.665 (0.72), 4.683 (0.68), 4.959 (0.68), 4.978 (1.02), 4.995 (0.99), 5.014 (0.68), 5.758 (4.40), 6.655 (0.42), 6.742 (2.35), 6.758 (2.39), 6.874 (1.21), 6.891 (1.40), 6.906 (0.49), 7.170 (0.49), 7.192 (0.57), 7.218 (0.42), 7.228 (0.49), 7.238 (0.42), 7.278 (2.46), 7.300 (2.43), 7.362 (1.21), 7.382 (2.16), 7.401 (1.93), 7.441 (2.12), 7.454 (1.29), 7.462 (1.90), 7.480 (1.67), 7.483 (1.55), 7.499 (2.27), 7.504 (2.31), 7.516 (1.67), 7.525 (3.26), 7.528 (3.26), 7.533 (2.88), 7.536 (3.37), 7.540 (2.73), 7.544 (4.63), 7.546 (5.99), 7.549 (5.76), 7.554 (5.16), 7.558 (4.40), 7.565 (6.52), 7.572 (5.73), 7.591 (4.70), 7.596 (8.15), 7.601 (2.12), 7.606 (3.26), 7.608 (4.44), 7.612 (6.90), 7.622 (7.73), 7.625 (8.68), 7.629 (4.70), 7.638 (2.84), 7.642 (4.74), 7.645 (4.63), 7.648 (1.93), 7.726 (0.42), 7.747 (0.42), 7.855 (3.07), 7.871 (1.44), 7.876 (2.77), 8.133 (0.87), 8.137 (0.91), 8.156 (0.83).
【0643】
中間体71
(rac)-(4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)(シクロプロピル)メタノール
【0644】
【化187】
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4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-カルバルデヒド(中間体13参照、2.80g、13.8mmol)及びブロミド(シクロプロピル)マグネシウム(55mL、0.50M、28mmol)を、中間体56の調製と同様に反応させて、表題化合物を純度96%:2.30gで得た。
LC-MS (方法2): R
t = 0.85分; MS (ESIpos): m/z = 245 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.022 (0.85), 0.036 (0.81), 0.044 (0.48), 0.229 (0.49), 0.231 (0.53), 0.244 (1.72), 0.251 (0.69), 0.259 (1.41), 0.263 (1.14), 0.269 (0.54), 0.272 (0.65), 0.282 (0.49), 0.368 (0.46), 0.373 (0.58), 0.382 (0.53), 0.388 (0.42), 0.393 (0.72), 0.400 (0.46), 0.403 (0.50), 1.219 (0.44), 1.232 (0.77), 1.239 (0.45), 1.244 (0.47), 1.252 (0.73), 1.265 (0.40), 2.114 (15.06), 2.431 (0.75), 2.436 (0.46), 3.636 (16.00), 3.688 (1.06), 3.700 (1.10), 3.709 (1.06), 3.721 (1.05), 4.908 (2.75), 4.920 (2.76).
【0645】
中間体72
(rac)-エチル6-クロロ-7-{3-[シクロプロピル(ヒドロキシ)メチル]-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0646】
【化188】
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エチル6-クロロ-3-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体8参照、1.88g、3.52mmol)及び(rac)-(4-ブロモ-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イル)(シクロプロピル)メタノール(中間体71参照、950mg、3.88mmol)を、中間体34の調製にて記載した通りにカップリングさせて、表題化合物を純度90%:1.7gで得、これは新たに生成したビ-ヘテロアリール結合でのアトロプ異性化の結果としての2種のラセミ体ジアステレオマーの混合物として生成した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.63分; MS (ESIpos): m/z = 572 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: -0.139 (0.42), 0.284 (0.58), 0.300 (0.62), 0.312 (0.43), 0.887 (1.56), 0.899 (0.66), 0.907 (0.64), 1.019 (16.00), 1.108 (0.48), 1.195 (1.93), 1.198 (1.05), 1.205 (0.57), 1.213 (4.22), 1.216 (2.08), 1.231 (1.98), 1.234 (1.01), 1.900 (2.36), 1.932 (5.61), 2.154 (5.59), 2.236 (2.07), 2.471 (1.50), 2.476 (1.03), 3.247 (0.57), 3.265 (1.08), 3.334 (0.53), 3.346 (0.52), 3.355 (0.48), 3.367 (0.49), 3.518 (1.48), 3.676 (5.29), 3.730 (0.48), 3.737 (2.29), 3.750 (0.47), 3.763 (0.52), 3.779 (5.76), 3.786 (3.94), 3.892 (2.86), 4.145 (0.71), 4.160 (1.50), 4.177 (1.12), 4.195 (1.81), 4.199 (1.03), 4.213 (1.77), 4.217 (1.00), 4.231 (0.55), 4.947 (0.95), 4.959 (0.91), 5.047 (1.27), 5.059 (1.21), 5.256 (0.47), 5.265 (0.47), 5.711 (0.66), 6.419 (0.52), 6.421 (0.54), 6.860 (0.66), 6.877 (0.70), 7.103 (1.61), 7.125 (1.64), 7.327 (0.53), 7.347 (0.98), 7.363 (0.41), 7.366 (0.81), 7.405 (1.37), 7.425 (0.76), 7.455 (0.62), 7.459 (0.78), 7.466 (0.82), 7.472 (1.35), 7.475 (0.86), 7.479 (0.80), 7.486 (0.80), 7.489 (0.76), 7.635 (1.10), 7.656 (1.00), 7.814 (0.80), 7.821 (0.44), 7.831 (0.80), 7.836 (0.66), 8.163 (0.50), 8.168 (0.48), 8.185 (0.59), 8.187 (0.63), 10.678 (0.98).
【0647】
中間体73
(rac)-エチル(11Z)-4-クロロ-15-シクロプロピル-2,3-ジメチル-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0648】
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル6-クロロ-7-{3-[シクロプロピル(ヒドロキシ)メチル]-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体72参照、1.70g、純度90%、2.67mmol)を中間体35の調製にて記載した通りに反応させて、表題化合物を純度80%:685mgで得、これはマクロ環化反応を行う前ステップにおいて生成した2種のジアステレオマーの内の1つのみとしての2種の鏡像異性体のラセミ混合物として生成した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.77分; MS (ESIpos): m/z = 624 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.000 (0.48), 0.021 (0.80), 0.027 (0.80), 0.048 (0.41), 0.061 (0.86), 0.075 (0.83), 0.083 (0.89), 0.093 (0.86), 0.121 (0.51), 0.269 (0.51), 0.283 (1.59), 0.298 (1.43), 0.308 (1.08), 0.321 (1.43), 0.325 (1.62), 0.341 (1.40), 0.345 (1.50), 0.362 (0.54), 0.407 (0.41), 0.411 (0.54), 0.421 (0.48), 0.432 (0.60), 0.441 (0.41), 0.763 (0.41), 1.106 (4.04), 1.124 (8.30), 1.141 (4.26), 1.154 (0.67), 1.166 (1.11), 1.181 (1.27), 1.186 (1.27), 1.199 (2.29), 1.204 (5.44), 1.222 (11.01), 1.239 (5.18), 1.250 (0.45), 1.258 (0.45), 1.271 (0.73), 1.278 (0.41), 1.283 (0.45), 1.291 (0.67), 1.303 (0.45), 1.760 (15.94), 1.902 (0.80), 1.924 (1.84), 1.939 (13.87), 2.152 (15.11), 2.167 (1.78), 2.185 (1.18), 2.469 (4.68), 2.474 (3.15), 3.201 (0.60), 3.217 (0.95), 3.234 (1.37), 3.253 (1.30), 3.444 (2.54), 3.465 (2.42), 3.619 (0.60), 3.632 (0.73), 3.650 (1.18), 3.664 (1.08), 3.675 (15.05), 3.728 (1.97), 3.740 (1.30), 3.749 (1.40), 3.761 (2.07), 3.787 (0.73), 3.827 (16.00), 3.904 (1.91), 3.914 (0.86), 3.951 (1.08), 3.969 (3.15), 3.987 (3.18), 4.004 (1.11), 4.150 (0.67), 4.168 (1.88), 4.177 (2.32), 4.186 (2.74), 4.194 (4.33), 4.212 (2.74), 4.229 (2.23), 4.246 (1.81), 4.255 (0.89), 4.264 (0.57), 4.273 (0.89), 4.522 (0.45), 4.752 (0.48), 4.776 (0.57), 4.791 (0.99), 4.816 (1.11), 4.854 (1.21), 4.893 (0.54), 4.945 (2.93), 4.957 (2.77), 5.065 (0.48), 5.071 (0.48), 5.091 (0.92), 5.098 (0.92), 5.117 (0.70), 5.122 (0.73), 5.149 (0.54), 5.162 (0.57), 5.176 (0.73), 5.189 (0.67), 6.870 (1.88), 6.887 (2.07), 7.125 (0.48), 7.146 (0.51), 7.215 (4.20), 7.237 (4.17), 7.330 (1.50), 7.337 (0.45), 7.350 (2.86), 7.358 (0.70), 7.369 (2.42), 7.377 (0.54), 7.406 (3.05), 7.426 (2.07), 7.442 (1.69), 7.445 (1.69), 7.461 (3.37), 7.466 (3.56), 7.481 (1.94), 7.484 (2.04), 7.498 (0.89), 7.501 (0.73), 7.687 (0.45), 7.709 (0.41), 7.752 (3.72), 7.774 (3.37), 7.814 (1.91), 7.831 (2.00), 7.835 (1.65), 8.118 (1.43), 8.122 (1.50), 8.141 (1.43).
【0649】
中間体74
(rac)-エチル-4-クロロ-15-シクロプロピル-2,3-ジメチル-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0650】
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル(11Z)-4-クロロ-15-シクロプロピル-2,3-ジメチル-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体73参照、685mg、純度80%、878μmol)を中間体55の調製にて記載した通りに反応させて、表題化合物を純度90%:456mgで得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.76分; MS (ESIpos): m/z = 626 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.490 (0.69), 0.511 (0.64), 1.066 (16.00), 1.154 (1.05), 1.172 (2.15), 1.189 (1.07), 1.251 (1.95), 1.269 (4.12), 1.287 (1.99), 1.800 (5.65), 1.987 (3.68), 2.201 (0.53), 2.518 (1.25), 2.522 (0.78), 3.481 (0.89), 3.504 (0.85), 3.849 (5.83), 3.939 (2.92), 4.016 (0.82), 4.034 (0.79), 4.196 (0.97), 4.205 (0.82), 4.213 (0.73), 4.223 (0.91), 4.231 (0.48), 4.241 (0.80), 4.280 (0.72), 4.298 (0.62), 6.887 (0.68), 6.905 (0.73), 7.202 (1.47), 7.223 (1.55), 7.367 (0.53), 7.387 (1.01), 7.406 (0.82), 7.448 (1.05), 7.469 (0.64), 7.499 (0.66), 7.503 (0.61), 7.510 (0.69), 7.517 (1.34), 7.523 (0.72), 7.530 (0.65), 7.534 (0.72), 7.755 (1.35), 7.777 (1.21), 7.858 (0.59), 7.876 (0.60), 7.881 (0.52), 8.183 (0.50), 8.189 (0.50), 8.208 (0.50).
【0651】
中間体75
(rac)-エチル4-クロロ-(15-rac)-(2-メトキシエチル)-2,3-ジメチル-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0652】
【化191】
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(rac)-エチル4-クロロ-15-(2-ヒドロキシエチル)-2,3-ジメチル-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体66参照、55.0mg)をテトラヒドロフラン5mLに溶解し、水素化ナトリウム(7.6mg、純度55%、175μmol)を加え、混合物を室温で5分間撹拌した。ヨードメタン(22.0μL、350μmol)を加え、混合物を室温で終夜及び40℃で4時間撹拌した。炭酸セシウム(142mg、436μmol)、ヨードメタン(22.0μL、350μmol)及びアセトニトリル3mLを加え、混合物を60℃で終夜撹拌した。炭酸セシウム(142mg、436μmol)及びヨードメタン(100μL、159mmol)を加え、混合物を60℃で終夜撹拌した。炭酸セシウム(100mg、307μmol)及びヨードメタン(100μL、159mmol)を加え、混合物を60℃で16時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、水を加え、混合物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を減圧下で濃縮し、粗生成物をHPLC(方法P3)により精製して、表題化合物22.0mgを得た。
LC-MS (方法1): R
t = 1.74分; MS (ESIpos): m/z = 644 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.143 (0.46), 1.232 (0.71), 1.253 (3.26), 1.270 (6.57), 1.288 (3.11), 1.352 (16.00), 1.757 (1.02), 1.807 (9.12), 2.074 (0.56), 2.100 (0.41), 2.117 (1.12), 2.133 (1.07), 2.150 (0.51), 2.181 (2.50), 2.206 (0.82), 2.327 (2.24), 2.331 (1.68), 2.336 (0.76), 2.518 (9.58), 2.522 (5.81), 2.669 (2.29), 2.673 (1.68), 2.678 (0.76), 3.165 (13.71), 3.240 (0.41), 3.259 (0.76), 3.276 (0.76), 3.364 (0.76), 3.381 (0.97), 3.398 (0.51), 3.404 (0.51), 3.582 (0.46), 3.599 (0.82), 3.649 (0.51), 3.763 (0.46), 3.835 (9.22), 3.964 (0.41), 3.982 (0.41), 4.197 (1.12), 4.208 (1.27), 4.215 (1.63), 4.224 (1.53), 4.241 (1.12), 4.262 (0.56), 4.272 (0.46), 4.281 (1.17), 4.290 (0.51), 4.298 (1.12), 4.307 (0.87), 4.316 (0.41), 4.325 (0.66), 4.389 (0.56), 4.407 (1.12), 4.425 (0.56), 6.654 (0.46), 6.867 (1.27), 6.896 (1.07), 6.913 (1.17), 7.229 (2.29), 7.251 (2.39), 7.372 (0.82), 7.392 (1.53), 7.412 (1.27), 7.452 (1.68), 7.472 (0.92), 7.505 (0.92), 7.509 (0.92), 7.514 (1.12), 7.522 (2.09), 7.530 (1.17), 7.533 (1.07), 7.538 (1.12), 7.550 (0.41), 7.782 (2.04), 7.804 (1.83), 7.861 (0.97), 7.869 (0.51), 7.878 (0.87), 7.884 (0.87), 8.191 (0.82), 8.198 (0.76), 8.216 (0.76).
【0653】
中間体76
(rac)-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)(シクロプロピル)メタノール
【0654】
【化192】
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4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-カルバルデヒド(中間体21参照、2.00g)をテトラヒドロフラン15mLに溶解した。ブロモ(シクロプロピル)マグネシウム溶液(37mL、THF中0.50M、18mmol)を4℃で加え、混合物を4℃で20分間、室温で18時間撹拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、混合物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターを使用して濾過し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配)により精製して、表題化合物1.59gを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 0.95分; MS (ESIpos): m/z = 259 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.021 (0.62), 0.035 (0.70), 0.225 (0.41), 0.227 (0.49), 0.238 (1.38), 0.246 (0.69), 0.250 (1.11), 0.260 (1.10), 0.263 (0.62), 0.273 (0.50), 0.360 (0.51), 0.382 (0.62), 0.391 (0.45), 0.971 (2.80), 0.990 (6.69), 1.009 (2.96), 1.219 (0.68), 1.227 (0.43), 1.232 (0.43), 1.239 (0.65), 2.419 (0.41), 2.508 (0.85), 2.527 (2.86), 2.546 (2.72), 2.565 (0.84), 3.660 (16.00), 3.682 (0.91), 3.693 (0.94), 3.702 (0.90), 3.714 (0.90), 4.904 (2.28), 4.916 (2.21).
【0655】
中間体77
エチル6-クロロ-7-{3-[(rac)-シクロプロピル(ヒドロキシ)メチル]-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0656】
【化193】
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全ての物質の半分を使用して2つの等しい調製で反応を行った。エチル6-クロロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体52参照、2.90g、5.26mmol)、(rac)-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)(シクロプロピル)メタノール(中間体76参照、1.50g、5.79mmol)及びリン酸三カリウム(2.23g、10.5mmol)を、1,4-ジオキサン15mLと水5mLとの混合物中に供給し、アルゴンで5分間パージした。RuPhos Pd G3(242mg、289μmol)を加え、混合物をアルゴンで5分間パージし、マイクロ波反応器中110℃で20分間撹拌した。前記2つの調製の反応混合物を合わせ、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターを使用して乾燥し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配)により精製して、表題化合物1.25g(収率37%)を得、これは新たに生成したビ-ヘテロアリール結合でのアトロプ異性化の結果としての2種のラセミ体ジアステレオマーの混合物として生成した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.67分; MS (ESIpos): m/z = 604 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: -0.099 (0.43), -0.087 (0.57), -0.075 (0.94), -0.063 (1.02), -0.053 (0.70), 0.084 (0.67), 0.104 (0.72), 0.110 (0.59), 0.123 (0.78), 0.133 (1.09), 0.146 (0.92), 0.156 (0.61), 0.244 (0.72), 0.255 (0.80), 0.266 (0.81), 0.279 (0.59), 0.288 (0.80), 0.297 (0.61), 0.311 (0.81), 0.318 (0.78), 0.331 (0.74), 0.339 (0.43), 0.833 (1.17), 0.847 (3.77), 0.852 (3.26), 0.866 (8.21), 0.885 (3.61), 0.919 (0.61), 0.934 (0.63), 1.060 (0.46), 1.078 (1.31), 1.093 (0.74), 1.097 (0.50), 1.144 (2.42), 1.162 (4.98), 1.180 (2.50), 1.218 (5.12), 1.221 (2.35), 1.235 (11.43), 1.239 (4.62), 1.253 (5.48), 1.257 (2.35), 1.266 (0.52), 1.275 (0.65), 1.287 (0.98), 1.295 (0.72), 1.307 (0.96), 1.319 (0.54), 1.978 (8.71), 2.177 (1.09), 2.197 (1.61), 2.212 (1.29), 2.301 (0.52), 2.317 (1.92), 2.338 (2.00), 2.357 (2.39), 2.376 (1.59), 2.395 (0.70), 2.508 (5.09), 2.513 (3.27), 2.654 (0.91), 2.659 (1.11), 2.664 (0.81), 3.271 (1.39), 3.290 (2.42), 3.356 (1.55), 3.366 (1.55), 3.376 (1.46), 3.387 (1.42), 3.718 (0.46), 3.726 (0.46), 3.738 (0.46), 3.750 (1.87), 3.811 (5.18), 3.849 (16.00), 3.989 (0.65), 4.007 (1.91), 4.024 (1.85), 4.043 (0.63), 4.184 (1.81), 4.199 (3.74), 4.209 (2.63), 4.227 (5.01), 4.244 (4.68), 4.262 (1.44), 4.769 (3.79), 4.779 (3.68), 4.933 (1.09), 4.942 (1.07), 6.862 (0.48), 6.873 (1.39), 6.880 (1.52), 6.887 (1.22), 6.894 (1.33), 7.132 (1.33), 7.140 (3.79), 7.154 (1.42), 7.161 (3.85), 7.366 (0.87), 7.373 (1.13), 7.377 (0.48), 7.389 (1.42), 7.394 (1.78), 7.406 (0.63), 7.411 (1.05), 7.417 (1.29), 7.427 (2.81), 7.434 (3.57), 7.441 (6.46), 7.454 (0.57), 7.641 (1.96), 7.647 (2.02), 7.667 (3.05), 7.672 (4.35), 7.693 (2.63), 8.232 (1.31), 8.247 (1.39), 8.256 (1.68), 8.270 (1.61), 8.280 (0.46), 10.522 (0.91), 10.639 (2.92).
【0657】
中間体78
(rac)-エチル(11Z)-4-クロロ-(15-rac)-シクロプロピル-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0658】
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
エチル6-クロロ-7-{3-[(rac)-シクロプロピル(ヒドロキシ)メチル]-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体77参照、1.25g、1.97mmol)をアセトニトリル10mLに溶解し、炭酸セシウム(3.20g、9.83mmol)を加え、混合物を室温で10分間撹拌した。(2Z)-1,4-ジクロロブタ-2-エン(410μL、3.93mmol)及びヨウ化ナトリウム(589mg、3.93mmol)を加え、懸濁液を密封管中70℃で22時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターを使用して乾燥し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配)により精製して、表題化合物805mg(収率59%)を得、これはマクロ環化反応を行う前ステップにおいて生成した2種のジアステレオマーの内の1つのみとしての2種の鏡像異性体のラセミ混合物として生成した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.80分; MS (ESIpos): m/z = 656 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.124 (0.50), 0.138 (1.07), 0.150 (0.98), 0.177 (0.96), 0.189 (0.91), 0.393 (2.17), 0.414 (2.03), 0.793 (3.27), 0.812 (7.50), 0.831 (3.36), 0.914 (0.41), 1.089 (0.64), 1.154 (2.70), 1.172 (5.51), 1.189 (2.74), 1.233 (0.85), 1.239 (0.89), 1.248 (5.37), 1.265 (11.25), 1.283 (5.42), 1.987 (9.44), 2.125 (0.46), 2.144 (0.82), 2.163 (1.42), 2.182 (1.46), 2.190 (1.60), 2.209 (2.17), 2.227 (1.81), 2.239 (1.12), 2.331 (0.96), 2.336 (0.46), 2.518 (5.46), 2.523 (3.43), 2.673 (0.98), 3.262 (0.78), 3.280 (1.37), 3.295 (1.37), 3.313 (1.14), 3.501 (2.49), 3.521 (2.42), 3.642 (0.55), 3.654 (0.69), 3.673 (1.01), 3.686 (0.91), 3.751 (0.98), 3.759 (1.53), 3.780 (1.37), 3.813 (0.82), 3.908 (16.00), 3.986 (0.48), 3.999 (0.85), 4.016 (2.03), 4.035 (2.01), 4.053 (0.73), 4.194 (0.46), 4.212 (1.21), 4.222 (2.01), 4.229 (1.85), 4.238 (4.27), 4.257 (2.70), 4.276 (2.08), 4.286 (0.41), 4.294 (1.74), 4.303 (0.89), 4.311 (0.53), 4.321 (0.85), 4.726 (0.50), 4.752 (0.62), 4.766 (0.82), 4.792 (0.96), 4.890 (1.10), 4.928 (0.69), 5.028 (0.53), 5.034 (0.50), 5.056 (0.98), 5.061 (1.01), 5.081 (0.62), 5.168 (0.41), 5.181 (0.43), 5.196 (0.69), 5.209 (0.66), 6.887 (1.26), 6.896 (1.30), 6.901 (1.14), 6.909 (1.39), 7.267 (3.89), 7.288 (3.77), 7.351 (0.87), 7.358 (0.98), 7.374 (1.33), 7.381 (1.51), 7.396 (0.98), 7.402 (1.17), 7.417 (0.53), 7.438 (2.72), 7.443 (3.04), 7.452 (6.10), 7.464 (0.48), 7.649 (1.58), 7.655 (1.69), 7.675 (1.58), 7.681 (1.62), 7.799 (3.45), 7.821 (3.04), 8.192 (1.30), 8.206 (1.42), 8.215 (1.39), 8.230 (1.35).
【0659】
中間体79
(rac)-エチル4-クロロ-(15-rac)-シクロプロピル-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0660】
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル(11Z)-4-クロロ-(15-rac)-シクロプロピル-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体78参照、800mg、1.22mmol)をエタノール8mLとテトラヒドロフラン4mLとの混合物に溶解し、トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)-クロリド(566mg、610μmol)を加え、混合物を水素雰囲気下室温で6時間撹拌した。反応混合物を濾過し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配)により精製して、表題化合物615mg(収率69%)を得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.81分; MS (ESIpos): m/z = 658 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.124 (0.46), 0.136 (0.62), 0.147 (0.60), 0.154 (0.50), 0.316 (0.48), 0.323 (0.60), 0.335 (0.71), 0.349 (0.50), 0.505 (1.79), 0.516 (0.89), 0.525 (1.75), 0.791 (2.99), 0.810 (7.40), 0.829 (3.08), 1.036 (1.29), 1.249 (4.83), 1.266 (10.43), 1.284 (5.09), 1.592 (0.53), 1.603 (0.55), 1.615 (0.53), 1.905 (0.84), 2.152 (0.76), 2.171 (2.39), 2.190 (2.77), 2.209 (1.58), 2.518 (3.49), 2.523 (2.60), 3.136 (0.41), 3.159 (1.55), 3.172 (1.48), 3.228 (0.58), 3.245 (0.89), 3.256 (0.65), 3.265 (0.64), 3.276 (0.95), 3.293 (0.62), 3.309 (0.60), 3.410 (0.62), 3.422 (0.50), 3.436 (0.52), 3.476 (2.18), 3.501 (2.10), 3.877 (16.00), 3.938 (0.48), 3.957 (0.45), 4.169 (0.43), 4.178 (1.02), 4.195 (2.41), 4.205 (2.34), 4.213 (1.84), 4.223 (2.29), 4.231 (0.86), 4.240 (2.08), 4.258 (0.67), 4.263 (0.58), 4.280 (1.69), 4.298 (1.57), 4.307 (0.89), 4.316 (0.45), 4.324 (0.89), 6.854 (1.17), 6.860 (1.22), 6.869 (1.05), 6.876 (1.26), 7.189 (4.03), 7.211 (3.77), 7.360 (0.84), 7.366 (0.96), 7.382 (1.24), 7.389 (1.38), 7.404 (1.24), 7.411 (1.03), 7.426 (2.17), 7.435 (2.48), 7.441 (5.37), 7.456 (0.48), 7.642 (1.45), 7.648 (1.50), 7.668 (1.43), 7.674 (1.45), 7.741 (3.37), 7.762 (2.99), 8.172 (1.20), 8.187 (1.27), 8.195 (1.24), 8.210 (1.17).
【0661】
中間体80
エチル3-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-オキソプロパノエート
【0662】
【化196】
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エチル4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-カルボキシレート(中間体19参照、10.0g)をテトラヒドロフラン300mLと酢酸エチル19mLとの混合物に溶解し、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(96mL、2-メトキシ-2-メチル-プロパン中1.0M、96mmol)を-30℃で滴下添加した。混合物を1時間内で0℃に加温し、飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、混合物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配)により精製して、表題化合物10.9gを得た。
LC-MS (方法1): R
t = 1.13分; MS (ESIpos): m/z = 303 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.075 (2.73), 1.087 (0.40), 1.094 (6.63), 1.113 (2.79), 1.145 (4.68), 1.157 (0.44), 1.163 (10.04), 1.175 (0.62), 1.181 (4.74), 1.978 (1.06), 2.160 (0.62), 2.671 (0.74), 2.690 (2.52), 2.709 (2.48), 2.728 (0.69), 3.913 (16.00), 3.949 (9.28), 4.058 (1.19), 4.076 (3.72), 4.094 (3.74), 4.111 (1.22).
【0663】
中間体81
(rac)-1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)プロパン-1,3-ジオール
【0664】
【化197】
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エチル3-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-オキソプロパノエート(中間体80参照、10.9g)をメタノール300mLに溶解し、水素化ホウ素ナトリウム(10.9g、287mmol)を室温で少しずつ加えた。混合物を還流状態で終夜撹拌し、その後減圧下で濃縮した。酢酸エチルを加え、混合物を水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮して表題化合物8.40gを得、これを更には精製せずに使用した。
LC-MS (方法1): R
t = 0.74分; MS (ESIpos): m/z = 263 [M+H]
+
【0665】
中間体82
(rac)-1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロパン-1-オール
【0666】
【化198】
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(rac)-1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)プロパン-1,3-ジオール(中間体81参照、8.40g)をN,N-ジメチルホルムアミド100mLに溶解し、tert-ブチル(クロロ)ジメチルシラン(5.29g、35.1mmol)及びイミダゾール(3.26g、47.9mmol)を0℃で加え、混合物を室温に加温し、室温で72時間撹拌した。水を加え、混合物をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配)により精製して、表題化合物10.2gを得、これを更には精製せずに使用した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.50分; MS (ESIpos): m/z = 377 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: -0.177 (1.29), -0.051 (0.33), -0.015 (1.70), -0.011 (5.05), 0.000 (5.55), 0.005 (1.66), 0.021 (0.21), 0.801 (3.96), 0.832 (0.73), 0.836 (1.07), 0.843 (16.00), 0.849 (1.37), 0.858 (4.41), 1.037 (0.26), 1.052 (1.07), 1.056 (0.89), 1.071 (2.45), 1.075 (0.86), 1.090 (1.05), 1.835 (0.19), 1.850 (0.22), 1.868 (0.19), 1.918 (0.23), 1.939 (0.26), 1.952 (0.20), 2.511 (0.57), 2.516 (0.39), 2.596 (0.37), 2.615 (1.23), 2.634 (1.19), 2.653 (0.39), 2.662 (0.17), 2.721 (0.83), 2.882 (1.01), 3.564 (0.27), 3.575 (0.28), 3.590 (0.36), 3.605 (0.16), 3.648 (0.18), 3.662 (0.27), 3.666 (0.27), 3.673 (0.20), 3.680 (0.22), 3.688 (0.19), 3.691 (0.18), 3.744 (6.23), 3.748 (2.01), 3.778 (0.18), 3.888 (0.17), 4.607 (0.19), 4.621 (0.35), 4.628 (0.24), 4.635 (0.20), 4.642 (0.35), 4.914 (0.95), 4.928 (0.82).
【0667】
中間体83
エチル7-{3-[3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-(1-rac)-ヒドロキシプロピル]-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-6-クロロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0668】
【化199】
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エチル6-クロロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体52参照、1.00g、1.81mmol)、(rac)-1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロパン-1-オール(中間体82参照、845mg)及び三リン酸カリウム(769mg、3.62mmol)を、1,4-ジオキサン40mLと水8mLとの混合物中に供給した。RuPhos Pd G3(75.8mg、9.1μmol)を加え、混合物を110℃で30分間撹拌した。水性相を除去し、有機層を減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物1.14gを得、これは新たに生成したビ-ヘテロアリール結合でのアトロプ異性化の結果としての2種のラセミ体ジアステレオマーの混合物として生成した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: -0.208 (0.38), -0.203 (0.80), -0.189 (0.79), -0.177 (2.22), -0.168 (4.57), -0.016 (2.50), -0.011 (5.39), 0.000 (6.08), 0.004 (3.40), 0.595 (0.38), 0.643 (7.64), 0.650 (1.25), 0.679 (0.60), 0.686 (2.30), 0.738 (0.45), 0.742 (0.22), 0.786 (0.19), 0.800 (6.25), 0.812 (0.47), 0.836 (1.41), 0.843 (16.00), 0.849 (4.83), 0.857 (7.38), 0.866 (1.47), 0.877 (0.28), 0.885 (0.53), 0.895 (0.19), 1.029 (0.55), 1.037 (0.47), 1.046 (1.31), 1.052 (1.30), 1.056 (1.51), 1.059 (2.94), 1.063 (1.18), 1.071 (2.49), 1.089 (1.12), 1.133 (0.26), 1.139 (0.22), 1.149 (2.43), 1.170 (0.27), 1.228 (0.95), 1.246 (1.67), 1.264 (0.81), 1.774 (0.18), 1.790 (0.19), 1.817 (0.22), 1.835 (0.43), 1.850 (0.46), 1.868 (0.27), 1.919 (0.24), 1.939 (0.29), 1.953 (0.23), 1.973 (0.16), 2.058 (0.21), 2.204 (0.30), 2.315 (0.27), 2.320 (0.33), 2.325 (0.25), 2.380 (0.29), 2.399 (0.29), 2.516 (0.85), 2.541 (0.17), 2.560 (0.16), 2.596 (0.41), 2.615 (1.29), 2.634 (1.25), 2.653 (0.45), 2.662 (0.29), 2.667 (0.22), 3.269 (0.19), 3.287 (0.36), 3.303 (0.39), 3.415 (0.33), 3.428 (0.30), 3.433 (0.34), 3.446 (0.30), 3.451 (0.17), 3.525 (0.23), 3.531 (0.21), 3.550 (0.23), 3.559 (0.46), 3.562 (0.42), 3.571 (0.44), 3.575 (0.43), 3.590 (0.49), 3.605 (0.24), 3.629 (0.88), 3.648 (0.22), 3.666 (0.36), 3.674 (0.29), 3.681 (0.30), 3.688 (0.27), 3.744 (5.61), 3.747 (3.56), 3.778 (0.17), 3.800 (0.27), 3.809 (0.67), 3.837 (2.02), 3.933 (0.44), 4.206 (0.60), 4.218 (0.57), 4.230 (0.46), 4.235 (0.85), 4.253 (0.73), 4.271 (0.22), 4.339 (0.19), 4.351 (0.35), 4.364 (0.19), 4.608 (0.18), 4.622 (0.34), 4.629 (0.23), 4.635 (0.22), 4.642 (0.35), 4.656 (0.17), 4.736 (0.46), 4.749 (0.44), 4.916 (0.92), 4.929 (0.89), 5.752 (2.11), 5.926 (0.19), 6.872 (0.24), 6.880 (0.25), 6.887 (0.24), 6.894 (0.26), 7.130 (0.47), 7.146 (0.19), 7.151 (0.50), 7.367 (0.17), 7.374 (0.19), 7.390 (0.31), 7.396 (0.30), 7.412 (0.26), 7.418 (0.26), 7.429 (0.54), 7.436 (0.63), 7.443 (1.06), 7.641 (0.32), 7.648 (0.33), 7.668 (0.40), 7.673 (0.74), 7.694 (0.45), 7.936 (0.20), 8.247 (0.22), 8.262 (0.24), 8.270 (0.24), 8.285 (0.21), 10.681 (0.44).
【0669】
中間体84
(rac)-エチル(11Z,15-rac)-(2-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0670】
【化200】
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エチル7-{3-[3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-(1-rac)-ヒドロキシプロピル]-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-6-クロロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体83参照、1.10g)をアセトニトリル100mLに溶解し、炭酸セシウム(2.48g、7.61mmol)で処理し、ヨウ化ナトリウム(457mg、3.05mmol)及び(2Z)-1,4-ジクロロブタ-2-エン(0.24mL、2.28mmol)を加え、混合物を70℃で72時間撹拌した。混合物を濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配)により精製して、表題化合物300mgを得、これはマクロ環化反応を行う前ステップにおいて生成した2種のジアステレオマーの内の1つのみとしての2種の鏡像異性体のラセミ混合物として生成した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.98分; MS (ESIpos): m/z = 774 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: -0.170 (5.19), -0.165 (0.68), -0.158 (0.27), -0.150 (5.24), -0.020 (0.52), -0.011 (3.18), 0.000 (3.21), 0.007 (0.36), 0.011 (0.26), 0.521 (0.87), 0.527 (16.00), 0.781 (0.83), 0.797 (1.70), 0.800 (2.09), 0.818 (0.90), 0.836 (0.63), 0.843 (11.30), 0.849 (1.21), 1.052 (0.72), 1.060 (8.75), 1.071 (1.62), 1.077 (0.24), 1.090 (0.69), 1.148 (1.94), 1.165 (3.72), 1.183 (1.75), 1.254 (1.29), 1.272 (2.84), 1.290 (1.30), 1.906 (0.34), 1.918 (0.41), 1.932 (0.32), 1.939 (0.28), 1.952 (0.16), 1.981 (6.47), 2.142 (0.18), 2.160 (0.40), 2.178 (0.52), 2.197 (0.44), 2.215 (0.36), 2.234 (0.35), 2.251 (0.21), 2.512 (0.94), 2.517 (0.63), 2.596 (0.19), 2.615 (0.66), 2.634 (0.64), 2.653 (0.25), 3.260 (0.30), 3.279 (0.57), 3.298 (0.35), 3.565 (0.16), 3.576 (0.16), 3.590 (0.61), 3.605 (0.55), 3.622 (0.27), 3.629 (0.29), 3.648 (0.22), 3.656 (0.19), 3.662 (0.21), 3.666 (0.18), 3.674 (0.30), 3.681 (0.23), 3.688 (0.29), 3.744 (3.93), 3.778 (0.52), 3.801 (0.23), 3.831 (0.32), 3.861 (0.21), 3.881 (4.45), 3.888 (0.77), 3.933 (1.32), 3.993 (0.51), 4.011 (1.57), 4.028 (1.54), 4.046 (0.50), 4.203 (0.29), 4.220 (0.66), 4.226 (0.47), 4.238 (0.43), 4.248 (0.54), 4.265 (0.55), 4.281 (0.56), 4.299 (0.45), 4.308 (0.22), 4.326 (0.21), 4.403 (0.26), 4.413 (0.26), 4.424 (0.25), 4.434 (0.24), 4.621 (0.19), 4.642 (0.22), 4.739 (0.18), 4.765 (0.22), 4.892 (0.26), 4.914 (0.57), 4.928 (0.67), 4.939 (0.24), 4.966 (0.26), 6.868 (0.33), 6.874 (0.34), 6.883 (0.30), 6.889 (0.35), 7.208 (1.02), 7.229 (1.08), 7.359 (0.24), 7.366 (0.27), 7.382 (0.36), 7.389 (0.39), 7.404 (0.26), 7.410 (0.32), 7.429 (0.62), 7.437 (0.71), 7.444 (1.52), 7.643 (0.40), 7.650 (0.41), 7.669 (0.40), 7.676 (0.39), 7.762 (0.89), 7.783 (0.77), 8.230 (0.35), 8.244 (0.36), 8.253 (0.34), 8.268 (0.33).
【0671】
中間体85
(rac)-エチル(15-rac)-(2-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0672】
【化201】
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(rac)-エチル(11Z,15-rac)-(2-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体84参照、1.50g)をテトラヒドロフラン30mLとエタノール10mLとの混合物に溶解し、トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)クロリド(899mg、968μmol)を加え、混合物を水素雰囲気下室温で5時間撹拌した。反応混合物を濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配)により精製して、表題化合物1.03gを得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: -0.093 (0.20), -0.085 (4.91), -0.078 (0.22), -0.065 (0.21), -0.058 (5.02), -0.050 (0.20), -0.011 (1.93), 0.000 (1.95), 0.707 (0.86), 0.714 (16.00), 0.721 (0.85), 0.792 (0.77), 0.811 (1.86), 0.830 (0.85), 0.835 (0.44), 0.843 (6.90), 0.850 (0.40), 1.006 (0.20), 1.023 (0.17), 1.052 (0.42), 1.071 (0.97), 1.090 (0.42), 1.148 (1.15), 1.165 (2.11), 1.183 (1.02), 1.245 (1.24), 1.262 (2.66), 1.280 (1.21), 1.981 (3.84), 2.081 (0.18), 2.177 (0.30), 2.195 (0.58), 2.199 (0.51), 2.214 (0.49), 2.219 (0.48), 2.237 (0.20), 2.321 (0.19), 2.512 (0.67), 2.517 (0.45), 2.615 (0.37), 2.634 (0.35), 2.663 (0.19), 3.243 (0.19), 3.263 (0.20), 3.284 (0.27), 3.290 (0.17), 3.301 (0.33), 3.313 (0.42), 3.613 (0.26), 3.629 (0.40), 3.638 (0.29), 3.649 (0.24), 3.744 (2.20), 3.856 (4.03), 3.993 (0.35), 4.011 (0.90), 4.028 (0.88), 4.046 (0.28), 4.169 (0.17), 4.175 (0.19), 4.185 (0.40), 4.193 (0.40), 4.199 (0.42), 4.211 (0.37), 4.220 (0.45), 4.238 (0.45), 4.256 (0.28), 4.263 (0.19), 4.274 (0.50), 4.284 (0.19), 4.292 (0.44), 4.301 (0.33), 4.310 (0.17), 4.319 (0.26), 4.489 (0.22), 4.502 (0.24), 4.512 (0.26), 4.524 (0.21), 4.914 (0.37), 4.928 (0.33), 6.844 (0.31), 6.849 (0.32), 6.861 (0.30), 6.866 (0.33), 7.186 (1.01), 7.207 (1.01), 7.366 (0.21), 7.373 (0.24), 7.388 (0.32), 7.396 (0.42), 7.411 (0.25), 7.418 (0.71), 7.436 (1.04), 7.640 (0.37), 7.647 (0.38), 7.666 (0.37), 7.673 (0.37), 7.750 (0.83), 7.771 (0.72), 8.227 (0.31), 8.242 (0.32), 8.250 (0.31), 8.265 (0.30).
【0673】
中間体86
(rac)-エチル4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-(15-rac)-(2-ヒドロキシエチル)-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0674】
【化202】
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(rac)-エチル(15-rac)-(2-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体85参照、1.03g)をテトラヒドロフラン70mLに溶解し、N,N,N-トリブチルブタン-1-アミニウムフルオリドの溶液(1.5mL、THF中1.0M、1.50mmol)を加え、混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物640mgを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.65分; MS (ESIpos): m/z = 662 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.000 (3.94), 0.835 (3.20), 0.854 (7.52), 0.873 (3.35), 0.883 (6.04), 0.947 (0.42), 1.080 (3.24), 1.090 (1.22), 1.097 (5.83), 1.114 (3.09), 1.133 (0.86), 1.291 (5.28), 1.309 (10.97), 1.326 (5.20), 2.032 (0.42), 2.046 (0.63), 2.066 (0.84), 2.080 (0.67), 2.110 (0.55), 2.135 (0.67), 2.157 (0.78), 2.169 (0.63), 2.183 (0.42), 2.192 (0.55), 2.202 (0.86), 2.220 (2.02), 2.224 (2.13), 2.243 (2.63), 2.376 (0.86), 2.563 (5.16), 2.567 (3.12), 2.718 (0.88), 3.070 (0.57), 3.082 (0.63), 3.262 (0.42), 3.279 (0.67), 3.297 (0.95), 3.318 (1.33), 3.338 (1.66), 3.356 (1.56), 3.449 (0.44), 3.462 (0.51), 3.467 (1.33), 3.479 (2.04), 3.484 (1.75), 3.497 (2.88), 3.512 (1.87), 3.526 (0.95), 3.904 (16.00), 3.978 (0.59), 3.995 (0.63), 4.012 (0.69), 4.220 (0.69), 4.239 (2.08), 4.244 (1.92), 4.251 (2.04), 4.256 (2.36), 4.265 (2.67), 4.274 (1.39), 4.283 (2.13), 4.301 (0.88), 4.305 (1.09), 4.323 (1.89), 4.332 (0.42), 4.340 (1.60), 4.350 (0.93), 4.358 (0.51), 4.367 (0.93), 4.390 (0.82), 4.403 (1.73), 4.407 (1.54), 4.415 (1.20), 4.420 (3.45), 4.432 (1.39), 4.502 (1.01), 4.515 (1.12), 4.524 (1.20), 4.538 (0.95), 5.315 (0.57), 6.909 (1.28), 6.915 (1.33), 6.924 (1.18), 6.930 (1.37), 7.266 (3.94), 7.287 (3.92), 7.424 (0.84), 7.431 (0.99), 7.446 (1.37), 7.453 (1.54), 7.469 (1.03), 7.477 (2.57), 7.487 (2.80), 7.493 (5.73), 7.508 (0.46), 7.694 (1.56), 7.701 (1.60), 7.720 (1.58), 7.727 (1.52), 7.809 (3.35), 7.831 (3.07), 8.279 (1.35), 8.293 (1.39), 8.302 (1.35), 8.317 (1.31).
【0675】
中間体87
(rac)-エチル4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-(15-rac)-(2-メトキシエチル)-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0676】
【化203】
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(rac)-エチル4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-(15-rac)-(2-ヒドロキシエチル)-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体86参照、369mg)をテトラヒドロフラン20mLに溶解し、水素化ナトリウム(48.6mg、純度55%、1.11mmol)を加え、混合物を室温で30分間撹拌した。ヨードメタン(170μL、2.8mmol)を加え、混合物を室温で72時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物390mgを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.78分; MS (ESIpos): m/z = 676 [M+H]
+
【0677】
中間体88
4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-カルボン酸
【0678】
【化204】
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エチル4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-カルボキシレート(中間体19参照、50.0g、191mmol)をメタノール600mLに溶解し、水酸化カリウム(25.3g、純度85%、383mmol)の水120mL中溶液を0℃で滴下添加した。混合物を0℃で30分間及び室温で終夜撹拌した。混合物を濃縮して容量を3分の1にし、水及び塩化水素の水溶液(1N)をpH値が3に達するまで0℃で加えた。沈殿物を濾過により単離し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物43.3g(収率97%)を得た。
LC-MS (方法1): R
t = 0.79分; MS (ESIpos): m/z = 233 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.077 (2.66), 1.096 (6.48), 1.115 (2.75), 2.518 (0.89), 2.523 (0.57), 2.663 (0.83), 2.682 (2.61), 2.701 (2.54), 2.720 (0.71), 3.877 (16.00).
【0679】
中間体89
4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-カルボニルクロリド
【0680】
【化205】
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4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-カルボン酸(中間体88参照、23.2g、99.5mmol)をテトラヒドロフラン200mLに溶解し、N,N-ジメチルホルムアミド200μL及び塩化オキサリル(21.7mL、249mmol)を0℃で加え、混合物を0℃で2時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して表題化合物25.0gを得、これを更には精製せずに使用した。
【0681】
中間体90
4-ブロモ-5-エチル-N-メトキシ-N,1-ジメチル-1H-ピラゾール-3-カルボキサミド
【0682】
【化206】
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N-メトキシメタンアミン塩化水素(1/1)(9.10g、93.3mmol)及びトリエチルアミン(26mL、187mmol)をテトラヒドロフラン100mLに溶解し、4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-カルボニルクロリド(中間体89参照、15.7g)のテトラヒドロフラン80mL中溶液を0℃で滴下添加し、混合物を0℃で1時間及び室温で72時間撹拌した。混合物を濾過し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(アミノ相、ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配)により精製して、表題化合物10.1gを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 0.88分; MS (ESIpos): m/z = 276 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.092 (3.05), 1.111 (7.13), 1.130 (3.12), 2.657 (0.90), 2.675 (2.92), 2.694 (2.85), 2.713 (0.83), 3.238 (10.88), 3.337 (13.44), 3.846 (16.00).
【0683】
中間体91
1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)プロパ-2-エン-1-オン
【0684】
【化207】
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4-ブロモ-5-エチル-N-メトキシ-N,1-ジメチル-1H-ピラゾール-3-カルボキサミド(中間体90参照、18.4g、66.5mmol)をテトラヒドロフラン240mLに溶解し、ブロモ(ビニル)マグネシウムの溶液(133mL、THF中1.0M、133mmol)を0℃で滴下添加し、混合物を0℃で15分間撹拌した。反応混合物を次のステップに直接使用した。
【0685】
中間体92
1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(モルホリン-4-イル)プロパン-1-オン
【0686】
【化208】
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モルホリン(23.2mL、266mmol)をテトラヒドロフラン20mLに溶解し、1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)プロパ-2-エン-1-オン(中間体91参照)のテトラヒドロフラン中溶液を0℃で滴下添加し、混合物を0℃で30分間撹拌した。反応混合物を濾過し、濃縮し、水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。粗製物質をフラッシュクロマトグラフィーシリカゲル(アミノ相、ジクロロメタン/酢酸エチル濃度勾配)により精製して、表題化合物16.5gを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 0.97分; MS (ESIpos): m/z = 330 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.078 (2.81), 1.097 (6.63), 1.116 (2.81), 1.983 (9.02), 2.327 (0.43), 2.344 (1.63), 2.355 (2.26), 2.366 (1.72), 2.518 (1.13), 2.522 (0.72), 2.608 (1.59), 2.626 (3.35), 2.644 (1.85), 2.671 (1.00), 2.690 (2.68), 2.709 (2.57), 2.728 (0.89), 3.042 (1.79), 3.060 (3.29), 3.077 (1.55), 3.388 (0.78), 3.393 (1.08), 3.404 (1.70), 3.412 (1.36), 3.417 (1.23), 3.506 (1.39), 3.514 (3.10), 3.518 (2.56), 3.525 (3.68), 3.537 (2.64), 3.547 (1.32), 3.559 (1.23), 3.571 (0.83), 3.917 (16.00).
【0687】
中間体93
(rac)-1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(モルホリン-4-イル)プロパン-1-オール
【0688】
【化209】
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1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(モルホリン-4-イル)プロパン-1-オン(中間体92参照、7.40g、22.4mmol)をメタノール60mLに溶解し、水素化ホウ素ナトリウム(3.39g、89.6mmol)を加え、混合物を室温で22時間撹拌した。水を加え、混合物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターを使用して濾過し、減圧下で濃縮して、表題化合物5.68g(収率74%)を得た。
LC-MS (方法2): R
t = 0.88分; MS (ESIpos): m/z = 332 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.060 (2.63), 1.079 (6.44), 1.098 (2.75), 1.154 (0.73), 1.172 (1.55), 1.190 (0.77), 1.816 (0.42), 1.833 (0.50), 1.836 (0.44), 1.850 (0.47), 1.873 (0.42), 1.878 (0.47), 1.893 (0.59), 1.912 (0.42), 1.987 (2.56), 2.296 (1.09), 2.314 (2.81), 2.326 (2.49), 2.331 (2.41), 2.346 (0.79), 2.518 (0.63), 2.523 (0.42), 2.601 (0.78), 2.620 (2.58), 2.639 (2.46), 2.658 (0.72), 3.534 (2.22), 3.546 (3.34), 3.557 (2.20), 3.751 (16.00), 4.017 (0.58), 4.035 (0.57), 4.557 (0.47), 4.566 (0.47), 4.578 (0.48), 5.113 (0.77), 5.125 (0.84).
【0689】
中間体94
エチル7-{5-エチル-3-[(rac)-1-ヒドロキシ-3-(モルホリン-4-イル)プロピル]-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-6-フルオロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0690】
【化210】
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第1の調製において、エチル6-フルオロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体10参照、293mg)、(rac)-1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(モルホリン-4-イル)プロパン-1-オール(中間体93参照、200mg、0.60mmol)及び三リン酸カリウム(232mg、1.09mmol)を、1,4-ジオキサン3mLと水1mLとの混合物中に供給し、アルゴンで5分間パージした。RuPhos Pd G3(25.2mg、30.1μmol)を加え、混合物をアルゴンで5分間パージし、マイクロ波反応器中110℃で20分間撹拌した。全ての物質の半分を使用する2つの追加の等しい調製において、エチル6-フルオロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体10参照、2.93g)、(rac)-1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(モルホリン-4-イル)プロパン-1-オール(中間体93参照、2.00g、6.02mmol)及び三リン酸カリウム(2.32g、10.9mmol)を、1,4-ジオキサン18mLと水6mLとの混合物中に供給し、アルゴンで5分間パージした。RuPhos Pd G3(252mg、301μmol)を加え、混合物をアルゴンで5分間パージし、マイクロ波反応器中110℃で20分間撹拌した。前記3つの調製の反応混合物を合わせ、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターを使用して乾燥し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物2.32gを得、これは新たに生成したビ-ヘテロアリール結合でのアトロプ異性化の結果としての2種のラセミ体ジアステレオマーの混合物として生成した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.61分; MS (ESIpos): m/z = 661 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.889 (0.89), 0.908 (2.55), 0.928 (2.60), 0.948 (0.99), 1.052 (0.35), 1.065 (16.00), 1.190 (0.30), 1.234 (3.06), 1.251 (6.90), 1.269 (3.14), 1.465 (0.16), 1.482 (0.31), 1.498 (0.41), 1.515 (0.32), 1.822 (0.17), 1.839 (0.35), 1.854 (0.49), 1.871 (0.37), 1.888 (0.18), 1.983 (0.61), 1.993 (0.58), 2.085 (0.20), 2.099 (0.28), 2.116 (0.54), 2.133 (0.51), 2.142 (0.57), 2.157 (0.69), 2.187 (1.06), 2.202 (1.40), 2.221 (1.30), 2.238 (0.62), 2.253 (0.28), 2.318 (0.22), 2.337 (0.30), 2.357 (0.33), 2.375 (0.40), 2.397 (0.41), 2.417 (0.65), 2.436 (0.70), 2.454 (0.66), 2.474 (0.96), 2.518 (1.99), 2.523 (1.24), 2.659 (0.19), 3.294 (0.55), 3.397 (1.19), 3.819 (4.83), 3.842 (5.21), 3.941 (2.74), 4.189 (0.49), 4.205 (1.19), 4.212 (1.63), 4.229 (3.07), 4.247 (2.72), 4.265 (1.02), 4.549 (0.19), 4.568 (0.29), 4.583 (0.18), 5.329 (0.23), 5.563 (0.23), 5.758 (1.43), 6.870 (0.40), 6.879 (0.60), 6.887 (0.64), 6.893 (0.70), 6.902 (0.46), 6.963 (0.46), 6.975 (0.45), 6.985 (0.61), 6.989 (0.58), 6.997 (0.57), 7.001 (0.54), 7.011 (0.48), 7.023 (0.43), 7.370 (0.31), 7.377 (0.41), 7.381 (0.34), 7.393 (0.50), 7.398 (0.71), 7.403 (0.52), 7.415 (0.54), 7.419 (0.42), 7.422 (0.45), 7.426 (0.40), 7.435 (1.47), 7.442 (1.68), 7.450 (3.55), 7.463 (0.24), 7.648 (0.86), 7.655 (0.85), 7.674 (0.87), 7.681 (0.84), 7.698 (0.71), 7.711 (0.75), 7.720 (0.75), 7.733 (0.68), 8.241 (0.43), 8.256 (0.48), 8.264 (0.56), 8.279 (0.54), 8.284 (0.44), 8.299 (0.38), 10.936 (0.86), 10.959 (0.90).
【0691】
中間体95
(rac)-エチル(11Z)-3-エチル-4-フルオロ-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-(15-rac)-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0692】
【化211】
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エチル7-{5-エチル-3-[(rac)-1-ヒドロキシ-3-(モルホリン-4-イル)プロピル]-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-6-フルオロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体94参照、2.32g、3.51mmol)をアセトニトリル25mLに溶解し、炭酸セシウム(5.72g、17.6mmol)を加え、混合物を室温で10分間撹拌した。ヨウ化ナトリウム(1.05g、7.02mmol)及び(2Z)-1,4-ジクロロブタ-2-エン(550μL、5.3mmol)を加え、混合物を70℃で24時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターを使用して濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配)により精製して、表題化合物1.22gを得、これはマクロ環化反応を行う前ステップにおいて生成した2種のジアステレオマーの内の1つのみとしての2種の鏡像異性体のラセミ混合物として生成した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.67分; MS (ESIpos): m/z = 713 [M+H]
+
H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.810 (1.28), 0.821 (0.63), 0.829 (2.72), 0.842 (0.81), 0.848 (1.71), 0.861 (1.13), 0.868 (0.44), 0.880 (0.76), 0.898 (0.66), 0.904 (0.54), 0.908 (0.44), 0.917 (0.42), 0.929 (0.44), 1.035 (3.67), 1.053 (7.38), 1.066 (16.00), 1.070 (4.07), 1.138 (0.52), 1.156 (1.30), 1.159 (1.03), 1.171 (1.22), 1.177 (1.79), 1.189 (0.59), 1.195 (0.84), 1.235 (0.52), 1.253 (2.43), 1.271 (4.19), 1.289 (1.82), 2.205 (1.30), 2.223 (1.76), 2.237 (1.71), 2.255 (1.30), 2.274 (0.73), 2.318 (0.59), 2.323 (0.95), 2.327 (1.25), 2.332 (1.06), 2.518 (3.46), 2.523 (2.59), 2.665 (0.74), 2.669 (1.03), 2.673 (0.73), 3.256 (0.47), 3.285 (0.63), 3.405 (1.33), 3.418 (1.25), 3.422 (2.01), 3.435 (1.91), 3.440 (1.84), 3.452 (1.74), 3.457 (0.73), 3.470 (0.64), 3.717 (2.45), 3.723 (1.57), 3.767 (1.64), 3.778 (0.41), 3.817 (0.54), 3.821 (0.61), 3.846 (1.12), 3.893 (4.82), 3.938 (2.50), 4.175 (0.41), 4.193 (0.47), 4.202 (0.47), 4.214 (1.01), 4.231 (1.77), 4.240 (2.03), 4.258 (1.22), 4.278 (0.81), 4.296 (0.74), 4.305 (0.78), 4.317 (0.66), 4.323 (0.76), 4.336 (0.42), 4.344 (0.98), 4.357 (1.69), 4.369 (0.84), 4.915 (0.44), 6.884 (0.66), 6.892 (0.84), 6.896 (0.74), 6.905 (0.90), 6.914 (0.44), 7.050 (0.68), 7.073 (0.47), 7.078 (0.57), 7.386 (0.68), 7.393 (0.63), 7.400 (0.54), 7.407 (0.64), 7.414 (0.52), 7.423 (0.42), 7.439 (1.49), 7.444 (2.28), 7.452 (3.36), 7.456 (1.88), 7.651 (1.10), 7.657 (1.03), 7.677 (1.12), 7.683 (0.98), 7.822 (0.44), 7.836 (0.44), 7.844 (0.42), 8.206 (0.44), 8.221 (0.49), 8.229 (0.54), 8.234 (0.44), 8.244 (0.57), 8.249 (0.47).
【0693】
中間体96
(rac)-エチル3-エチル-4-フルオロ-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-(15-rac)-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0694】
【化212】
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(rac)-エチル(11Z)-3-エチル-4-フルオロ-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体95参照、1.20g)をエタノール8mLとテトラヒドロフラン3mLとの混合物に溶解し、トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)-クロリド(586mg、631μmol)を加え、混合物を水素雰囲気下室温で6時間撹拌した。反応混合物を濾過し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物795mgを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.70分; MS (ESIpos): m/z = 715 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.622 (0.65), 0.730 (0.55), 0.742 (0.70), 0.748 (0.94), 0.761 (1.24), 0.767 (0.60), 0.779 (0.84), 0.797 (1.04), 0.802 (1.24), 0.814 (1.19), 0.823 (3.63), 0.843 (7.50), 0.861 (3.58), 0.872 (1.14), 0.885 (0.84), 0.904 (1.39), 0.922 (0.84), 1.018 (1.04), 1.035 (1.09), 1.052 (1.04), 1.065 (1.04), 1.070 (0.80), 1.159 (1.14), 1.167 (1.24), 1.177 (1.74), 1.184 (2.04), 1.191 (1.59), 1.202 (1.44), 1.209 (1.14), 1.234 (1.54), 1.248 (5.96), 1.265 (11.58), 1.283 (5.52), 1.753 (0.45), 1.907 (3.23), 1.993 (0.75), 2.010 (1.64), 2.028 (1.79), 2.046 (0.99), 2.065 (0.55), 2.119 (0.80), 2.217 (2.63), 2.235 (2.88), 2.254 (3.93), 2.270 (5.32), 2.288 (4.07), 2.306 (1.34), 2.318 (1.29), 2.322 (2.09), 2.327 (2.78), 2.331 (1.99), 2.397 (0.40), 2.518 (9.69), 2.523 (6.16), 2.660 (0.89), 2.665 (1.79), 2.669 (2.48), 2.673 (1.79), 2.974 (0.60), 3.000 (0.65), 3.211 (0.70), 3.228 (0.99), 3.245 (1.24), 3.262 (1.59), 3.490 (4.42), 3.770 (1.59), 3.775 (2.34), 3.819 (2.34), 3.842 (0.84), 3.863 (16.00), 3.978 (0.45), 3.995 (0.70), 4.011 (0.80), 4.028 (0.80), 4.047 (0.50), 4.110 (0.45), 4.119 (0.50), 4.139 (0.60), 4.147 (0.75), 4.170 (0.94), 4.189 (2.04), 4.198 (2.48), 4.207 (3.18), 4.215 (4.72), 4.233 (3.23), 4.254 (1.19), 4.272 (2.39), 4.290 (2.53), 4.299 (1.74), 4.308 (1.34), 4.317 (1.64), 4.334 (0.84), 4.384 (0.99), 4.402 (1.94), 4.419 (0.89), 5.758 (0.99), 6.861 (1.49), 6.868 (1.64), 6.876 (1.49), 6.883 (1.84), 6.894 (0.65), 6.989 (1.59), 7.011 (2.73), 7.034 (1.69), 7.373 (1.29), 7.379 (1.64), 7.395 (1.94), 7.402 (2.29), 7.408 (1.39), 7.417 (1.59), 7.424 (1.99), 7.430 (3.68), 7.439 (4.37), 7.445 (8.20), 7.453 (2.29), 7.547 (0.60), 7.555 (0.50), 7.565 (0.65), 7.573 (0.60), 7.595 (0.75), 7.612 (0.70), 7.621 (0.75), 7.624 (0.80), 7.647 (2.53), 7.653 (2.53), 7.673 (2.43), 7.679 (2.39), 7.762 (0.40), 7.774 (0.45), 7.787 (1.49), 7.800 (1.54), 7.808 (1.54), 7.822 (1.44), 8.216 (1.49), 8.230 (1.54), 8.239 (1.69), 8.254 (1.64).
【0695】
中間体97
(rac)-1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-メチルブタン-1,3-ジオール
【0696】
【化213】
[この文献は図面を表示できません]
2-メチルプロパン-2-オール(2.2mL、23.0mmol)をトルエン6mL中に供給し、トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)クロリド(171mg、184μmol)を加え、混合物を30℃で20分間撹拌した。4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-カルバルデヒド(中間体21参照、2.00g)のトルエン4mL中溶液及び炭酸セシウム(60.0mg、184μmol)を加え、混合物を30℃で20分間撹拌した。三フッ化ホウ素ジエチルエーテレート(1.8mL、13.8mmol)を加え、混合物を50℃で23時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、重炭酸ナトリウムの飽和水溶液を加え、相を分離し、水性相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を防水フィルターを使用して濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法P2)により精製して、表題化合物615mgを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 0.91分; MS (ESIpos): m/z = 291 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.058 (2.60), 1.077 (6.37), 1.096 (2.86), 1.110 (8.18), 1.139 (7.87), 1.699 (0.71), 1.708 (0.72), 1.734 (0.90), 1.743 (0.89), 1.970 (0.87), 1.993 (0.88), 2.005 (0.70), 2.028 (0.68), 2.518 (0.67), 2.523 (0.49), 2.601 (0.75), 2.620 (2.58), 2.639 (2.48), 2.658 (0.71), 3.749 (16.00), 4.520 (3.38), 4.787 (0.67), 4.797 (0.47), 4.800 (0.47), 4.810 (0.67), 5.060 (1.50), 5.071 (1.37), 5.759 (0.63).
【0697】
中間体98
エチル6-クロロ-7-{3-[(1-rac)-1,3-ジヒドロキシ-3-メチルブチル]-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0698】
【化214】
[この文献は図面を表示できません]
エチル6-クロロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体52参照、1.63g、2.95mmol)、(rac)-1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-メチルブタン-1,3-ジオール(中間体97参照、945mg、3.25mmol)及び三リン酸カリウム(1.25g、5.90mmol)を、1,4-ジオキサン8mLと水3mLとの混合物中に供給し、アルゴンで5分間パージした。RuPhos Pd G3(136mg、162μmol)を加え、混合物をアルゴンでパージし、マイクロ波反応器中110℃で20分間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターを使用して乾燥し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物1.34gを得、これは新たに生成したビ-ヘテロアリール結合でのアトロプ異性化の結果としての2種のラセミ体ジアステレオマーの混合物として生成した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.65分; MS (ESIpos): m/z = 636 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.788 (2.16), 0.807 (4.80), 0.826 (2.22), 0.883 (0.22), 0.901 (0.35), 0.919 (0.25), 0.928 (0.46), 0.943 (0.49), 1.008 (1.03), 1.025 (1.03), 1.035 (0.62), 1.052 (0.86), 1.070 (1.16), 1.082 (7.77), 1.097 (7.79), 1.239 (0.90), 1.246 (3.73), 1.256 (1.44), 1.264 (7.56), 1.274 (0.92), 1.282 (3.59), 2.040 (0.44), 2.060 (0.47), 2.064 (0.60), 2.076 (0.90), 2.096 (0.83), 2.120 (0.90), 2.131 (1.04), 2.145 (0.55), 2.156 (0.86), 2.163 (1.21), 2.175 (1.18), 2.182 (1.39), 2.194 (1.48), 2.518 (3.02), 2.522 (1.90), 2.952 (0.39), 2.964 (0.43), 2.989 (0.21), 3.218 (0.30), 3.234 (0.47), 3.253 (0.65), 3.272 (0.65), 3.291 (0.73), 3.762 (0.20), 3.818 (0.96), 3.857 (10.50), 3.878 (0.38), 3.898 (0.48), 3.917 (0.42), 4.114 (0.46), 4.168 (5.29), 4.194 (1.42), 4.212 (2.26), 4.220 (2.00), 4.229 (1.26), 4.238 (1.53), 4.256 (0.60), 4.261 (0.56), 4.279 (1.20), 4.288 (0.29), 4.296 (1.11), 4.306 (0.65), 4.314 (0.34), 4.323 (0.62), 4.341 (0.18), 4.701 (0.66), 4.712 (0.87), 4.721 (0.72), 4.731 (0.66), 5.759 (0.92), 6.868 (0.92), 6.874 (0.88), 6.884 (0.86), 6.890 (0.92), 7.228 (2.69), 7.250 (2.65), 7.381 (0.68), 7.388 (0.83), 7.404 (1.11), 7.411 (1.48), 7.426 (0.87), 7.433 (2.35), 7.443 (2.09), 7.448 (4.18), 7.463 (0.47), 7.525 (2.43), 7.528 (4.05), 7.532 (3.10), 7.535 (3.92), 7.539 (2.71), 7.543 (6.82), 7.546 (9.83), 7.549 (9.53), 7.554 (8.48), 7.557 (7.14), 7.564 (11.49), 7.572 (9.51), 7.592 (7.84), 7.595 (14.39), 7.601 (3.54), 7.605 (5.35), 7.608 (7.22), 7.612 (11.88), 7.621 (13.07), 7.625 (16.00), 7.629 (8.23), 7.638 (4.93), 7.641 (8.34), 7.645 (7.97), 7.648 (4.02), 7.657 (1.44), 7.676 (1.20), 7.682 (1.17), 7.749 (0.36), 7.764 (2.37), 7.785 (2.15), 8.241 (0.87), 8.256 (0.94), 8.264 (0.96), 8.278 (0.92).
【0699】
中間体99
(rac)-エチル(11Z)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-(15-rac)-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-2-メチル-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0700】
【化215】
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エチル6-クロロ-7-{3-[(1-rac)-1,3-ジヒドロキシ-3-メチルブチル]-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体98参照、1.04g)をアセトニトリル8mLに溶解し、炭酸セシウム(2.26g、6.95mmol)を加え、混合物を室温で10分間撹拌した。ヨウ化ナトリウム(417mg、2.78mmol)及び(2Z)-1,4-ジクロロブタ-2-エン(292μL、2.78mmol)を加え、混合物を密封管中70℃で72時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターを使用して濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物705mgを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.72分; MS (ESIpos): m/z = 688 [M+H]
+
【0701】
中間体100
(rac)-エチル4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-(15-rac)-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0702】
【化216】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル(11Z)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-(15-rac)-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-2-メチル-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体99参照、165mg)をエタノール5mLとテトラヒドロフラン1mLとの混合物に溶解し、トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)-クロリド(89.0mg、96μmol)を加え、混合物を水素雰囲気下室温で6時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。
【0703】
(rac)-エチル(11Z)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-(15-rac)-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-2-メチル-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体99参照、705mg)をエタノール6mLとテトラヒドロフラン2mLとの混合物に溶解し、トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)-クロリド(428mg、461μmol)を加え、混合物を水素雰囲気下室温で6時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。
【0704】
合わせた粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(1.ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配、2.ジクロロメタン/酢酸エチル濃度勾配)により2回精製して、表題化合物795mgを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.75分; MS (ESIpos): m/z = 690 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.788 (2.16), 0.807 (4.80), 0.826 (2.22), 0.928 (0.46), 0.943 (0.49), 1.008 (1.03), 1.025 (1.03), 1.035 (0.62), 1.052 (0.86), 1.070 (1.16), 1.082 (7.77), 1.097 (7.79), 1.239 (0.90), 1.246 (3.73), 1.256 (1.44), 1.264 (7.56), 1.274 (0.92), 1.282 (3.59), 2.040 (0.44), 2.060 (0.47), 2.064 (0.60), 2.076 (0.90), 2.096 (0.83), 2.120 (0.90), 2.131 (1.04), 2.145 (0.55), 2.156 (0.86), 2.163 (1.21), 2.175 (1.18), 2.182 (1.39), 2.194 (1.48), 2.518 (3.02), 2.522 (1.90), 2.964 (0.43), 3.234 (0.47), 3.253 (0.65), 3.272 (0.65), 3.291 (0.73), 3.818 (0.96), 3.857 (10.50), 3.898 (0.48), 3.917 (0.42), 4.114 (0.46), 4.168 (5.29), 4.194 (1.42), 4.212 (2.26), 4.220 (2.00), 4.229 (1.26), 4.238 (1.53), 4.256 (0.60), 4.261 (0.56), 4.279 (1.20), 4.296 (1.11), 4.306 (0.65), 4.323 (0.62), 4.701 (0.66), 4.712 (0.87), 4.721 (0.72), 4.731 (0.66), 5.759 (0.92), 6.868 (0.92), 6.874 (0.88), 6.884 (0.86), 6.890 (0.92), 7.228 (2.69), 7.250 (2.65), 7.381 (0.68), 7.388 (0.83), 7.404 (1.11), 7.411 (1.48), 7.426 (0.87), 7.433 (2.35), 7.443 (2.09), 7.448 (4.18), 7.463 (0.47), 7.525 (2.43), 7.528 (4.05), 7.532 (3.10), 7.535 (3.92), 7.539 (2.71), 7.543 (6.82), 7.546 (9.83), 7.549 (9.53), 7.554 (8.48), 7.557 (7.14), 7.564 (11.49), 7.572 (9.51), 7.592 (7.84), 7.595 (14.39), 7.601 (3.54), 7.605 (5.35), 7.608 (7.22), 7.612 (11.88), 7.621 (13.07), 7.625 (16.00), 7.629 (8.23), 7.638 (4.93), 7.641 (8.34), 7.645 (7.97), 7.648 (4.02), 7.657 (1.44), 7.676 (1.20), 7.682 (1.17), 7.764 (2.37), 7.785 (2.15), 8.241 (0.87), 8.256 (0.94), 8.264 (0.96), 8.278 (0.92).
【0705】
中間体101
1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-イル)プロパン-1-オン
【0706】
【化217】
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4-ブロモ-5-エチル-N-メトキシ-N,1-ジメチル-1H-ピラゾール-3-カルボキサミド(中間体90参照、4.00g、14.5mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(2.5mL、14.5mmol)をTHF(15mL)に溶解し、ブロモ(ビニル)マグネシウムの溶液(29.0mL、29.0mmol中1.0M)を2℃で加えた。混合物を2℃で30分間撹拌し、次いで2℃でTHF(50mL)中の3,3-ジフルオロピロリジン-塩化水素の混合物(1/1)(8.27g、57.6mmol)に滴下添加した。混合物を0℃で1時間撹拌し、その後水及び酢酸エチルで希釈した。相を分離し、水性相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターを使用して濾過し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配)により精製して、表題化合物4.32gを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.17分; MS (ESIpos): m/z = 350 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.080 (1.96), 1.099 (4.74), 1.117 (1.96), 1.173 (0.43), 1.988 (0.73), 2.157 (0.53), 2.178 (0.52), 2.196 (1.01), 2.213 (0.60), 2.234 (0.50), 2.483 (1.31), 2.518 (0.64), 2.523 (0.44), 2.665 (1.10), 2.674 (0.82), 2.682 (1.82), 2.692 (2.05), 2.699 (0.97), 2.711 (1.92), 2.730 (0.57), 2.742 (0.71), 2.760 (1.60), 2.777 (0.88), 2.844 (1.13), 2.877 (2.31), 2.911 (1.14), 3.043 (1.24), 3.060 (2.23), 3.078 (0.98), 3.325 (1.81), 3.330 (16.00), 3.924 (12.53).
【0707】
中間体102
(rac)-1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-イル)プロパン-1-オール
【0708】
【化218】
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1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-イル)プロパン-1-オン(中間体101参照、4.32g)をメタノール25mLに溶解し、水素化ホウ素ナトリウム(1.59g、41.9mmol)を加え、混合物を室温で18時間撹拌した。水を加え、メタノールを除去し、残った水性相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターを使用して濾過し、減圧下で濃縮して表題化合物4.34gを得、これを更には精製せずに使用した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.05分; MS (ESIpos): m/z = 352 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.062 (2.69), 1.081 (6.57), 1.099 (2.75), 1.154 (0.56), 1.172 (1.14), 1.190 (0.55), 1.812 (0.46), 1.831 (0.56), 1.845 (0.49), 1.876 (0.51), 1.897 (0.58), 1.914 (0.41), 1.987 (1.78), 2.169 (0.66), 2.189 (0.68), 2.208 (1.28), 2.225 (0.78), 2.246 (0.62), 2.433 (1.06), 2.451 (1.96), 2.465 (1.42), 2.469 (1.15), 2.518 (1.09), 2.522 (0.71), 2.603 (0.87), 2.622 (2.87), 2.628 (1.63), 2.641 (3.18), 2.645 (2.85), 2.662 (1.49), 2.794 (1.22), 2.827 (2.50), 2.862 (1.17), 3.381 (1.55), 3.754 (16.00), 4.017 (0.43), 4.035 (0.42), 4.543 (0.77), 4.551 (0.54), 4.557 (0.50), 4.564 (0.80), 5.049 (2.27), 5.062 (2.06).
【0709】
中間体103
エチル6-クロロ-7-{3-[3-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-イル)-(1-rac)-ヒドロキシプロピル]-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0710】
【化219】
[この文献は図面を表示できません]
エチル6-クロロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体52参照、1.50g、2.72mmol)、(rac)-1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-イル)プロパン-1-オール(中間体102参照、1.17g)及び三リン酸カリウム(1.15g、5.44mmol)を、1,4-ジオキサン8mLと水3mLとの混合物中に供給し、アルゴンで5分間パージした。RuPhos Pd G3(125mg、149μmol)を加え、混合物をアルゴンで5分間パージし、マイクロ波反応器中110℃で20分間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターを使用して乾燥し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配)及び分取HPLC(方法P3)により精製して、表題化合物428mgを得、これは新たに生成したビ-ヘテロアリール結合でのアトロプ異性化の結果としての2種のラセミ体ジアステレオマーの混合物として生成した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.70分; MS (ESIpos): m/z = 697 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.834 (0.96), 0.850 (3.99), 0.869 (8.22), 0.888 (3.59), 0.928 (1.28), 0.944 (1.24), 1.087 (1.40), 1.102 (1.40), 1.227 (6.10), 1.245 (12.49), 1.263 (5.79), 1.471 (0.44), 1.489 (0.48), 1.751 (0.44), 1.765 (0.56), 1.785 (1.00), 1.799 (1.36), 1.813 (1.00), 1.831 (0.56), 2.036 (0.60), 2.050 (0.64), 2.058 (0.68), 2.073 (3.91), 2.089 (0.92), 2.105 (0.60), 2.128 (0.48), 2.208 (1.60), 2.227 (1.24), 2.256 (0.40), 2.298 (0.60), 2.317 (1.20), 2.327 (2.03), 2.331 (1.80), 2.335 (1.80), 2.342 (1.64), 2.347 (1.44), 2.354 (2.07), 2.368 (2.00), 2.372 (1.80), 2.387 (2.15), 2.405 (1.16), 2.413 (0.64), 2.424 (0.44), 2.437 (0.44), 2.462 (1.28), 2.518 (4.03), 2.523 (2.55), 2.539 (0.56), 2.624 (0.80), 2.630 (0.56), 2.636 (0.76), 2.658 (1.60), 2.665 (1.44), 2.669 (2.27), 2.692 (0.72), 2.697 (0.56), 2.703 (0.72), 3.288 (1.28), 3.304 (2.27), 3.308 (2.23), 3.818 (4.31), 3.840 (16.00), 4.140 (0.48), 4.154 (0.96), 4.159 (0.72), 4.166 (0.84), 4.172 (0.88), 4.186 (0.72), 4.202 (1.76), 4.217 (3.47), 4.220 (3.11), 4.232 (2.59), 4.238 (4.71), 4.251 (1.44), 4.256 (4.19), 4.274 (1.24), 4.790 (2.19), 4.802 (2.11), 5.052 (0.52), 5.062 (0.48), 6.634 (0.44), 6.655 (0.48), 6.874 (0.48), 6.881 (0.44), 6.888 (1.52), 6.896 (1.64), 6.903 (1.12), 6.910 (1.32), 7.162 (4.03), 7.167 (1.12), 7.183 (4.19), 7.188 (1.16), 7.378 (1.08), 7.384 (1.28), 7.400 (1.64), 7.407 (1.80), 7.417 (0.60), 7.422 (1.20), 7.429 (1.36), 7.438 (2.75), 7.445 (3.35), 7.453 (6.26), 7.466 (0.56), 7.650 (1.88), 7.657 (1.96), 7.676 (1.96), 7.683 (2.00), 7.695 (3.15), 7.717 (2.83), 8.249 (1.32), 8.263 (1.72), 8.271 (1.40), 8.277 (0.52), 8.286 (1.60), 10.709 (2.71).
【0711】
中間体104
(rac)-エチル(11Z)-4-クロロ-(15-rac)-[2-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-イル)エチル]-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0712】
【化220】
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エチル6-クロロ-7-{3-[(1-rac)-3-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-イル)-1-ヒドロキシプロピル]-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体BRKT643参照、425mg、579μmol)をアセトニトリル5mLに溶解し、炭酸セシウム(943mg、2.90mmol)を加え、混合物を室温で10分間撹拌した。(2Z)-1,4-ジクロロブタ-2-エン(122μL、1.16mmol)及びヨウ化ナトリウム(174mg、1.16mmol)を加え、混合物を密封管中70℃で26時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターを使用して乾燥し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物236mgを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.76分; MS (ESIpos): m/z = 749 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.627 (0.61), 0.646 (0.69), 0.775 (3.37), 0.795 (7.35), 0.802 (2.07), 0.814 (4.36), 0.821 (3.90), 0.840 (4.67), 0.851 (1.68), 0.859 (2.60), 0.871 (1.99), 0.877 (1.53), 0.886 (1.99), 0.896 (1.91), 0.905 (2.76), 0.915 (2.53), 0.922 (2.14), 0.929 (9.11), 0.945 (8.73), 1.053 (1.53), 1.071 (2.30), 1.088 (9.42), 1.103 (9.03), 1.135 (3.52), 1.152 (6.20), 1.170 (3.22), 1.221 (3.44), 1.239 (6.05), 1.251 (7.12), 1.257 (4.06), 1.268 (11.71), 1.286 (5.67), 1.491 (0.77), 1.580 (1.30), 1.640 (1.22), 1.709 (0.84), 1.747 (1.07), 1.760 (1.00), 1.905 (1.07), 1.953 (0.84), 1.964 (1.00), 1.987 (0.92), 2.073 (1.84), 2.092 (2.14), 2.111 (2.37), 2.129 (2.45), 2.156 (3.37), 2.179 (3.75), 2.198 (3.29), 2.218 (2.99), 2.238 (2.76), 2.276 (1.45), 2.295 (1.30), 2.318 (2.53), 2.323 (4.13), 2.327 (5.51), 2.332 (4.13), 2.336 (2.22), 2.358 (0.92), 2.374 (1.00), 2.388 (1.15), 2.412 (1.38), 2.449 (2.37), 2.518 (15.39), 2.523 (11.79), 2.546 (1.22), 2.556 (2.22), 2.574 (3.44), 2.592 (1.84), 2.635 (1.00), 2.660 (2.14), 2.665 (4.13), 2.669 (5.44), 2.673 (3.75), 2.679 (2.14), 2.707 (1.00), 2.741 (1.53), 2.770 (1.45), 2.802 (0.77), 2.831 (0.38), 3.256 (1.91), 3.273 (1.91), 3.288 (2.30), 3.377 (0.69), 3.646 (1.00), 3.668 (1.15), 3.679 (1.15), 3.717 (7.50), 3.727 (1.68), 3.779 (2.07), 3.786 (1.91), 3.793 (4.59), 3.806 (4.36), 3.836 (3.29), 3.893 (16.00), 4.047 (0.92), 4.066 (1.07), 4.074 (1.30), 4.092 (1.30), 4.110 (0.92), 4.127 (0.92), 4.158 (1.68), 4.176 (1.99), 4.207 (4.36), 4.214 (4.67), 4.225 (6.12), 4.232 (5.74), 4.241 (6.74), 4.255 (3.67), 4.259 (4.06), 4.280 (2.60), 4.298 (2.14), 4.307 (1.38), 4.316 (1.00), 4.325 (1.15), 4.343 (0.61), 4.373 (0.69), 4.388 (1.38), 4.403 (1.76), 4.418 (1.38), 4.433 (0.61), 4.532 (0.61), 4.545 (0.92), 4.558 (0.61), 4.618 (0.77), 4.645 (0.84), 4.658 (0.92), 4.686 (0.84), 4.782 (1.00), 4.885 (1.30), 4.916 (1.22), 4.937 (1.30), 4.964 (0.92), 5.059 (0.69), 5.087 (0.84), 5.113 (0.69), 5.156 (1.00), 5.271 (0.54), 5.719 (0.46), 5.746 (0.69), 5.753 (0.61), 5.759 (0.77), 5.780 (0.77), 5.938 (0.54), 5.981 (0.46), 6.454 (0.92), 6.488 (0.84), 6.634 (2.76), 6.656 (2.99), 6.886 (1.99), 6.894 (2.60), 6.900 (2.68), 6.908 (2.37), 6.946 (0.46), 6.955 (0.46), 6.962 (0.46), 6.970 (0.46), 7.146 (0.61), 7.167 (0.69), 7.183 (1.00), 7.203 (1.68), 7.219 (1.30), 7.224 (1.15), 7.240 (1.45), 7.264 (1.00), 7.270 (2.60), 7.273 (4.13), 7.294 (4.44), 7.355 (1.22), 7.362 (1.53), 7.378 (2.37), 7.385 (3.29), 7.400 (2.91), 7.406 (3.37), 7.422 (2.30), 7.444 (7.89), 7.452 (9.72), 7.456 (6.97), 7.651 (3.14), 7.657 (3.52), 7.677 (3.06), 7.683 (3.22), 7.726 (0.61), 7.734 (0.84), 7.744 (1.22), 7.758 (2.07), 7.766 (1.07), 7.779 (1.84), 7.802 (0.84), 7.810 (3.67), 7.831 (3.14), 8.191 (1.30), 8.207 (1.45), 8.215 (1.53), 8.229 (1.61), 8.237 (1.30), 8.252 (1.38), 8.260 (1.38), 8.275 (1.45), 8.298 (0.61), 8.312 (0.46).
【0713】
中間体105
(rac)-エチル4-クロロ-(15-rac)-[2-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-イル)エチル]-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0714】
【化221】
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(rac)-エチル(11Z)-4-クロロ-(15-rac)-[2-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-イル)エチル]-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体104参照、300mg)をエタノール5mLとテトラヒドロフラン1mLとの混合物に溶解し、トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)-クロリド(130mg、140μmol)を加え、混合物を水素雰囲気下室温で6時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物264mgを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.81分; MS (ESIpos): m/z = 751 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.764 (0.58), 0.783 (1.39), 0.787 (1.75), 0.807 (3.73), 0.825 (1.83), 0.840 (0.73), 0.859 (1.02), 0.878 (0.66), 0.904 (0.44), 0.929 (3.29), 0.945 (3.29), 1.071 (1.17), 1.088 (3.80), 1.103 (3.58), 1.147 (0.80), 1.154 (1.90), 1.165 (1.32), 1.172 (3.51), 1.182 (0.80), 1.190 (1.97), 1.232 (1.46), 1.247 (3.29), 1.265 (5.77), 1.283 (2.78), 1.579 (0.51), 1.641 (0.51), 1.757 (0.80), 1.774 (0.51), 1.987 (5.84), 2.066 (0.80), 2.162 (1.10), 2.181 (2.05), 2.199 (2.05), 2.332 (2.34), 2.336 (1.17), 2.518 (14.47), 2.523 (9.13), 2.609 (0.51), 2.627 (0.88), 2.637 (0.88), 2.673 (2.26), 2.805 (0.58), 2.829 (0.51), 3.778 (1.53), 3.845 (0.73), 3.864 (7.67), 3.999 (0.51), 4.017 (1.32), 4.035 (1.24), 4.053 (0.51), 4.195 (1.53), 4.205 (1.68), 4.213 (1.90), 4.222 (1.83), 4.240 (1.39), 4.279 (1.02), 4.297 (0.88), 4.305 (0.51), 4.324 (0.51), 4.388 (0.58), 4.404 (0.80), 4.411 (0.80), 4.418 (0.58), 4.427 (0.51), 5.758 (13.95), 6.635 (1.02), 6.656 (1.10), 6.862 (0.66), 6.869 (0.80), 6.879 (0.80), 6.884 (0.95), 7.204 (0.66), 7.226 (2.05), 7.233 (0.66), 7.248 (2.05), 7.254 (0.58), 7.371 (0.88), 7.377 (0.88), 7.392 (1.10), 7.400 (1.24), 7.409 (0.95), 7.415 (0.95), 7.421 (1.10), 7.431 (1.83), 7.440 (2.41), 7.445 (3.87), 7.454 (1.32), 7.526 (3.07), 7.528 (4.46), 7.533 (3.51), 7.536 (4.60), 7.540 (3.29), 7.545 (8.18), 7.547 (11.47), 7.549 (10.52), 7.555 (9.86), 7.558 (8.04), 7.565 (12.93), 7.573 (11.40), 7.591 (9.35), 7.595 (15.93), 7.601 (3.80), 7.606 (6.36), 7.609 (8.55), 7.612 (13.37), 7.615 (11.84), 7.622 (16.00), 7.625 (15.56), 7.629 (9.13), 7.632 (8.11), 7.637 (5.70), 7.641 (10.23), 7.645 (9.94), 7.649 (4.68), 7.653 (2.26), 7.674 (1.10), 7.679 (1.10), 7.724 (0.51), 7.746 (0.51), 7.770 (1.75), 7.792 (1.61), 8.207 (0.66), 8.221 (0.73), 8.230 (0.73), 8.245 (0.73).
【0715】
中間体106
(rac)-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)(フェニル)メタノール
【0716】
【化222】
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4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-カルバルデヒド(中間体21参照、10.0g、46.1mmol)をテトラヒドロフラン(50mL)に溶解し、混合物を-78℃に冷却し、次いでフェニルマグネシウムブロミド(38mL、ジエチルエーテル中3.0M、120mmol)を1時間かけて滴下添加し、混合物を-78℃で更に1時間撹拌し、次いで室温に16時間かけて加温した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液で注意深く処理し、ジクロロメタンで繰り返し抽出した。合わせた有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配)により精製して、表題化合物を薄黄色物質(9g)として得た。
1H-NMR (300 MHz, クロロホルム-d) δ [ppm]: 1.131 (3.13), 1.156 (7.01), 1.181 (3.32), 1.245 (0.49), 1.269 (0.99), 1.293 (0.49), 2.053 (1.74), 2.598 (1.05), 2.648 (2.85), 2.674 (0.83), 3.331 (2.07), 3.351 (2.14), 3.787 (16.00), 4.118 (0.38), 4.142 (0.38), 5.838 (1.36), 5.858 (1.32), 7.239 (0.16), 7.244 (0.31), 7.249 (0.19), 7.258 (0.25), 7.286 (0.63), 7.291 (1.17), 7.296 (0.63), 7.308 (0.27), 7.317 (1.50), 7.321 (0.75), 7.335 (1.05), 7.341 (2.46), 7.358 (0.40), 7.364 (1.05), 7.369 (0.66), 7.451 (0.32), 7.458 (1.89), 7.461 (2.05), 7.465 (1.08), 7.478 (0.48), 7.484 (1.47), 7.490 (1.04).
【0717】
中間体107
エチル6-クロロ-7-{5-エチル-3-[(rac)-ヒドロキシ(フェニル)メチル]-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0718】
【化223】
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(rac)-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)(フェニル)メタノール(中間体106参照、1.00g、3.39mmol)をトルエン(20mL)に溶解し、RuPhos Pd G3(258mg、308μmol)、エチル6-クロロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体52参照、1.70g、3.08mmol)及びリン酸三カリウム(4.6mL、水中1.0M、4.6mmol)で処理し、100℃で予め加熱したブロックに2時間移した。混合物を室温に冷却し、セライトで処理し、減圧下で濃縮した。残渣をHPLC(Chromatorex C-18 10μm、125×30mm(アセトニトリル/水(0.1%ギ酸)濃度勾配)により精製して、表題化合物(100mg)を得、これは新たに生成したビ-ヘテロアリール結合でのアトロプ異性化の結果としての2種のラセミ体ジアステレオマーの混合物として生成した。
1H-NMR (300 MHz, クロロホルム-d) δ [ppm]: 0.967 (3.25), 0.979 (1.32), 0.992 (7.86), 1.010 (5.87), 1.018 (3.73), 1.030 (5.35), 1.130 (0.92), 1.151 (1.74), 1.167 (6.17), 1.188 (5.77), 1.266 (0.73), 1.343 (1.05), 1.355 (4.81), 1.362 (2.54), 1.367 (1.88), 1.379 (9.89), 1.386 (4.14), 1.402 (4.80), 1.410 (2.02), 1.627 (0.80), 1.765 (0.68), 1.827 (0.40), 1.874 (0.34), 1.899 (0.34), 2.015 (1.69), 2.310 (1.20), 2.332 (1.66), 2.352 (1.38), 2.376 (1.15), 2.401 (1.49), 2.414 (0.51), 2.427 (1.37), 2.440 (1.23), 2.452 (0.48), 2.465 (1.32), 2.489 (0.69), 2.514 (0.39), 3.319 (0.97), 3.329 (0.94), 3.343 (1.67), 3.355 (1.63), 3.368 (0.91), 3.385 (1.10), 3.410 (0.60), 3.949 (16.00), 3.966 (1.58), 4.147 (0.69), 4.167 (1.55), 4.188 (2.38), 4.209 (3.31), 4.230 (1.41), 4.326 (1.74), 4.349 (4.40), 4.368 (2.45), 4.373 (4.03), 4.386 (1.07), 4.392 (1.92), 4.397 (1.33), 4.405 (1.11), 4.415 (0.56), 4.426 (0.75), 5.309 (2.91), 5.633 (4.80), 6.567 (1.87), 6.594 (2.03), 6.667 (0.39), 6.676 (0.33), 6.686 (0.40), 6.696 (0.40), 6.727 (1.26), 6.733 (1.11), 6.749 (1.38), 6.755 (1.22), 6.851 (0.85), 6.980 (1.58), 6.986 (2.26), 6.997 (8.36), 7.020 (1.78), 7.042 (0.77), 7.048 (0.82), 7.070 (3.38), 7.080 (0.61), 7.098 (3.83), 7.198 (0.92), 7.207 (0.40), 7.226 (1.38), 7.232 (1.11), 7.241 (1.24), 7.253 (1.19), 7.291 (0.94), 7.299 (0.97), 7.343 (2.10), 7.351 (1.19), 7.375 (4.94), 7.397 (2.37), 7.406 (1.71), 7.415 (1.58), 7.423 (1.34), 7.439 (1.52), 7.447 (1.49), 7.476 (0.61), 7.500 (0.32), 7.519 (2.26), 7.548 (1.98), 7.572 (0.75), 7.601 (0.64), 8.039 (5.71), 8.133 (1.28), 8.244 (0.38), 8.263 (0.37), 8.275 (0.38), 8.293 (0.34), 8.352 (1.22), 8.371 (1.25), 8.383 (1.20), 8.402 (1.16).
【0719】
中間体108
エチル(11Z,15rac)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-15-フェニル-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0720】
【化224】
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エチル-6-クロロ-7-{5-エチル-3-[(rac)-ヒドロキシ(フェニル)メチル]-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体107参照、610mg、858μmol)をアセトニトリル(10mL)に溶解し、炭酸セシウム(1.40g、4.29mmol)を加え、混合物を室温で10分間撹拌した。次いでアセトニトリル(5mL)に溶解した(2Z)-1,4-ジクロロブタ-2-エン(180μL、1.7mmol)の溶液を、反応混合物に滴下添加し、続いてヨウ化ナトリウム(257mg、1.72mmol)を加え、次いで混合物を70℃で16時間加熱した。室温に冷却した後、水を加え、反応混合物を酢酸エチルで繰り返し抽出した。合わせた有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、減圧下で濃縮し、残渣をHPLC(Chromatorex C-18 10μm、125×30mm)により精製して、標的化合物(240mg)を得た。
1H-NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ [ppm]: 0.887 (4.18), 0.905 (8.19), 0.924 (3.96), 1.014 (1.75), 1.028 (1.73), 1.173 (2.26), 1.188 (1.90), 1.268 (1.05), 1.381 (5.22), 1.399 (9.34), 1.416 (4.61), 2.015 (0.94), 2.233 (1.45), 2.251 (3.56), 2.270 (3.54), 2.288 (1.55), 2.354 (2.24), 2.370 (3.02), 2.386 (2.10), 3.352 (1.83), 3.370 (2.29), 3.400 (1.93), 3.416 (1.15), 4.010 (16.00), 4.061 (1.67), 4.176 (1.79), 4.207 (2.55), 4.246 (5.70), 4.261 (2.68), 4.360 (2.47), 4.381 (3.07), 4.401 (2.32), 4.922 (0.87), 4.948 (1.10), 4.962 (1.32), 4.988 (1.45), 5.135 (2.02), 5.176 (1.44), 5.249 (1.26), 5.278 (1.95), 5.309 (5.07), 5.416 (5.97), 6.742 (2.28), 6.758 (2.35), 7.191 (2.82), 7.212 (3.99), 7.232 (3.05), 7.301 (5.31), 7.319 (2.60), 7.358 (2.13), 7.378 (6.91), 7.395 (2.91), 7.417 (3.00), 7.443 (2.41), 7.527 (5.26), 7.546 (4.35), 7.639 (3.02), 7.660 (2.76), 8.033 (2.50), 8.339 (1.41), 8.361 (1.79), 8.375 (1.52).
【0721】
中間体109
エチル(rac)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-15-rac)-フェニル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0722】
【化225】
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エチル-(rac)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-15-フェニル-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体108参照、240mg、312μmol)をエタノール(5mL)に溶解し、トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)-クロリド(144mg、156μmol)で処理し、水素雰囲気下室温で2日間撹拌した。反応混合物をセライトに通して濾過し、濾過ケーキをエタノールで2回洗浄し、合わせた濾液を減圧下で濃縮して、表題化合物(115mg)を得た。
1H-NMR (300 MHz, クロロホルム-d) δ [ppm]: 0.894 (3.13), 0.920 (7.31), 0.937 (1.48), 0.945 (3.52), 0.960 (2.42), 0.984 (1.83), 1.028 (0.72), 1.051 (0.38), 1.072 (0.77), 1.097 (1.69), 1.107 (0.78), 1.122 (0.83), 1.266 (2.09), 1.360 (4.42), 1.374 (1.63), 1.384 (9.32), 1.397 (2.47), 1.407 (4.36), 1.421 (1.03), 1.622 (1.13), 2.014 (0.56), 2.255 (0.88), 2.280 (2.23), 2.306 (2.39), 2.331 (1.61), 2.349 (1.32), 2.372 (0.85), 3.253 (0.34), 3.292 (0.51), 3.323 (0.96), 3.347 (1.23), 3.372 (0.95), 3.404 (1.50), 3.416 (1.02), 3.443 (0.82), 3.456 (1.00), 3.471 (0.68), 3.585 (0.38), 3.611 (0.75), 3.635 (0.47), 3.651 (0.45), 3.855 (16.00), 3.920 (2.95), 3.948 (0.61), 3.970 (0.94), 4.003 (0.34), 4.192 (1.23), 4.213 (2.35), 4.267 (0.36), 4.290 (0.73), 4.303 (0.58), 4.314 (0.76), 4.327 (1.74), 4.345 (1.30), 4.351 (1.81), 4.367 (2.13), 4.391 (1.79), 4.403 (0.74), 4.414 (0.52), 4.427 (0.69), 4.463 (1.15), 4.482 (1.78), 4.502 (1.09), 5.161 (0.96), 5.265 (3.06), 5.308 (7.63), 6.705 (1.03), 6.714 (0.93), 6.725 (1.38), 6.734 (1.42), 6.755 (0.47), 7.036 (0.34), 7.113 (2.14), 7.135 (0.81), 7.163 (0.79), 7.223 (0.78), 7.231 (1.27), 7.252 (4.62), 7.261 (3.59), 7.281 (5.56), 7.290 (1.99), 7.334 (2.01), 7.358 (7.62), 7.365 (3.20), 7.373 (2.12), 7.378 (2.97), 7.397 (1.78), 7.406 (1.81), 7.431 (1.51), 7.439 (1.42), 7.552 (2.72), 7.576 (2.17), 7.599 (0.80), 7.616 (0.49), 7.628 (0.65), 7.662 (3.26), 7.691 (2.78), 7.988 (0.69), 8.327 (1.12), 8.346 (1.31), 8.358 (1.16), 8.377 (1.29), 8.398 (0.38).
【0723】
中間体110
1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-4-(モルホリン-4-イル)ブタン-1-オン
【0724】
【化226】
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マグネシウム(891mg、36.7mmol)及び少量のヨウ素を室温で15分間撹拌した。テトラヒドロフラン(10mL)及び4-(3-クロロプロピル)モルホリン(3.00g、18.3mmol)を加え、混合物を50℃で1時間及び70℃で1時間撹拌した。濾過後、溶液を2℃で4-ブロモ-5-エチル-N-メトキシ-N,1-ジメチル-1H-ピラゾール-3-カルボキサミド(中間体90参照、1.78g、6.45mmol)のテトラヒドロフラン10mL中溶液に滴下添加した。混合物を0℃で1時間撹拌し、塩化アンモニウムの飽和水溶液を加え、混合物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を防水フィルターに通して濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物1.93gを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.02分; MS (ESIpos): m/z = 344 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.074 (2.65), 1.093 (6.42), 1.112 (2.71), 1.727 (1.30), 1.744 (2.09), 1.762 (1.40), 2.248 (1.72), 2.266 (4.16), 2.283 (3.07), 2.518 (0.66), 2.523 (0.45), 2.670 (0.86), 2.689 (2.59), 2.708 (2.53), 2.727 (0.72), 2.883 (1.62), 2.900 (3.36), 2.919 (1.49), 3.465 (1.99), 3.476 (2.96), 3.488 (2.07), 3.908 (16.00).
【0725】
中間体111
(rac)-1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-4-(モルホリン-4-イル)ブタン-1-オール
【0726】
【化227】
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1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-4-(モルホリン-4-イル)ブタン-1-オン(中間体110参照、1.99g、5.78mmol)をメタノール10mLに溶解し、水素化ホウ素ナトリウム(875mg、23.1mmol)を少しずつ加え、混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、メタノールを減圧下で除去し、水性相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターに通して濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、表題化合物1.94g(収率97%)を得、これを更には精製せずに使用した。
LC-MS (方法2): R
t = 0.91分; MS (ESIpos): m/z = 346 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.059 (2.60), 1.078 (6.46), 1.097 (2.73), 1.723 (0.68), 1.728 (0.51), 1.738 (0.73), 1.744 (0.69), 1.753 (0.50), 1.760 (0.58), 2.215 (1.15), 2.233 (2.00), 2.251 (1.05), 2.287 (1.75), 2.518 (0.64), 2.523 (0.42), 2.601 (0.75), 2.620 (2.51), 2.639 (2.39), 2.658 (0.68), 3.530 (2.16), 3.541 (3.27), 3.552 (2.22), 3.748 (16.00), 4.458 (0.51), 4.470 (0.52), 5.050 (0.90), 5.062 (0.91).
【0727】
中間体112
エチル6-クロロ-7-{5-エチル-3-[(1-rac)-ヒドロキシ-4-(モルホリン-4-イル)ブチル]-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0728】
【化228】
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エチル6-クロロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体52参照、1.35g、2.45mmol)、(rac)-1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-4-(モルホリン-4-イル)ブタン-1-オール(中間体111参照、932mg、2.69mmol)及び三リン酸カリウム(1.04g、4.89mmol)を1,4-ジオキサン8mLと水2mLとの混合物中に供給し、アルゴンで5分間パージした。RuPhos Pd G3(113mg、135μmol)を加え、混合物をアルゴンで5分間パージし、マイクロ波反応器中110℃で1時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を防水フィルターを使用して乾燥し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物814mg(収率45%)を得、これは新たに生成したビ-ヘテロアリール結合でのアトロプ異性化の結果としての2種のラセミ体ジアステレオマーの混合物として生成した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.66分; MS (ESIpos): m/z = 691 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.816 (0.89), 0.820 (0.62), 0.835 (2.01), 0.848 (3.53), 0.867 (7.83), 0.885 (3.53), 0.903 (0.43), 1.065 (0.39), 1.168 (1.32), 1.186 (3.10), 1.205 (1.74), 1.228 (5.73), 1.246 (12.09), 1.263 (5.62), 1.284 (0.54), 1.300 (0.77), 1.323 (0.85), 1.340 (0.77), 1.361 (0.70), 1.381 (0.58), 1.671 (0.54), 1.691 (0.66), 1.707 (0.81), 1.719 (0.93), 1.737 (1.16), 1.755 (0.85), 2.091 (2.21), 2.109 (3.53), 2.126 (1.59), 2.193 (3.84), 2.229 (1.43), 2.247 (1.20), 2.265 (1.24), 2.283 (1.05), 2.298 (0.81), 2.322 (1.05), 2.326 (1.12), 2.331 (0.89), 2.340 (0.77), 2.359 (1.16), 2.378 (1.74), 2.383 (1.51), 2.397 (1.47), 2.403 (1.51), 2.421 (0.62), 2.518 (4.07), 2.522 (2.44), 2.620 (0.81), 2.639 (0.81), 2.659 (0.58), 2.664 (0.74), 2.669 (0.97), 2.673 (0.74), 2.869 (0.62), 2.887 (1.20), 2.905 (0.58), 3.291 (1.24), 3.308 (2.32), 3.323 (3.22), 3.394 (0.89), 3.405 (1.39), 3.417 (1.01), 3.447 (2.71), 3.459 (4.07), 3.469 (2.75), 3.497 (1.01), 3.509 (1.28), 3.519 (0.89), 3.808 (6.12), 3.816 (4.18), 3.840 (16.00), 4.048 (0.77), 4.058 (0.77), 4.198 (1.59), 4.213 (3.33), 4.219 (2.60), 4.228 (1.82), 4.236 (4.92), 4.254 (4.61), 4.272 (1.36), 5.007 (1.05), 5.019 (1.05), 5.758 (3.91), 6.476 (1.24), 6.881 (1.43), 6.889 (1.51), 6.895 (1.39), 6.903 (1.32), 7.162 (4.80), 7.184 (4.92), 7.370 (0.89), 7.377 (1.16), 7.393 (1.32), 7.399 (1.70), 7.406 (0.54), 7.415 (1.36), 7.422 (1.28), 7.436 (2.98), 7.443 (3.33), 7.450 (7.21), 7.463 (0.46), 7.648 (1.67), 7.655 (1.70), 7.674 (1.70), 7.681 (1.74), 7.687 (0.93), 7.695 (2.79), 7.709 (0.77), 7.717 (2.52), 8.229 (1.32), 8.244 (1.36), 8.253 (1.36), 8.267 (1.32), 10.648 (0.74), 10.725 (2.83).
【0729】
中間体113
(rac)-エチル(11Z)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-(15-rac)-[3-(モルホリン-4-イル)プロピル]-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0730】
【化229】
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エチル6-クロロ-7-{5-エチル-3-[(1-rac)-ヒドロキシ-4-(モルホリン-4-イル)ブチル]-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体112参照、810mg、1.17mmol)をアセトニトリル8mLに溶解し、炭酸セシウム(1.91g、5.86mmol)を加えて処理し、混合物を室温で15分間撹拌した。(2Z)-1,4-ジクロロブタ-2-エン(136μL、1.29mmol)及びヨウ化ナトリウム(351mg、2.34mmol)を加え、混合物を密封管中50℃で21時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を防水フィルターを使用して乾燥し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物549mgを得、これはマクロ環化反応を行う前ステップにおいて生成した2種のジアステレオマーの内の1つのみとしての2種の鏡像異性体のラセミ混合物として生成した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.74分; MS (ESIpos): m/z = 743 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.773 (3.36), 0.792 (8.00), 0.811 (3.69), 0.821 (0.76), 0.826 (0.90), 0.841 (0.47), 0.845 (0.47), 0.860 (0.57), 0.904 (0.57), 1.066 (0.85), 1.136 (0.57), 1.154 (1.09), 1.169 (1.80), 1.188 (3.55), 1.206 (1.75), 1.231 (0.52), 1.251 (5.07), 1.268 (10.93), 1.287 (5.11), 1.425 (0.43), 1.772 (0.71), 1.797 (0.85), 2.130 (1.37), 2.148 (2.51), 2.157 (2.65), 2.167 (2.79), 2.176 (2.98), 2.194 (2.46), 2.213 (2.37), 2.230 (2.37), 2.318 (0.99), 2.323 (1.66), 2.327 (2.08), 2.332 (1.56), 2.518 (6.53), 2.523 (4.54), 2.625 (0.95), 2.643 (0.95), 2.665 (1.42), 2.669 (1.85), 2.673 (1.28), 2.896 (0.47), 3.255 (0.62), 3.271 (1.04), 3.288 (1.70), 3.309 (2.27), 3.434 (1.66), 3.514 (0.99), 3.565 (2.22), 3.645 (0.62), 3.657 (0.71), 3.677 (0.95), 3.690 (0.80), 3.713 (1.75), 3.786 (0.95), 3.810 (6.96), 3.847 (0.80), 3.852 (0.80), 3.887 (16.00), 3.910 (0.43), 4.197 (0.66), 4.214 (2.79), 4.219 (2.79), 4.233 (4.78), 4.242 (3.55), 4.259 (2.18), 4.280 (1.89), 4.290 (0.43), 4.299 (1.70), 4.307 (0.90), 4.316 (0.52), 4.325 (0.85), 4.674 (0.52), 4.686 (0.57), 4.713 (0.62), 4.891 (1.04), 4.938 (0.90), 4.967 (0.99), 4.993 (0.52), 5.169 (0.43), 5.181 (0.43), 5.197 (0.66), 5.209 (0.62), 6.481 (1.14), 6.883 (1.37), 6.891 (1.51), 6.898 (1.42), 6.905 (1.56), 7.264 (3.74), 7.286 (3.79), 7.357 (0.95), 7.364 (1.04), 7.380 (1.56), 7.386 (1.66), 7.402 (1.18), 7.409 (1.28), 7.417 (0.57), 7.438 (2.93), 7.445 (3.50), 7.452 (6.53), 7.465 (0.47), 7.651 (1.89), 7.658 (1.94), 7.677 (1.89), 7.684 (1.85), 7.803 (2.98), 7.824 (2.60), 8.202 (1.33), 8.217 (1.37), 8.225 (1.33), 8.240 (1.37).
【0731】
中間体114
(rac)-エチル4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-(15-rac)-[3-(モルホリン-4-イル)プロピル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0732】
【化230】
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(rac)-エチル-(11Z)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-(15-rac)-[3-(モルホリン-4-イル)プロピル]-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体113参照、546mg)を、エタノール10mLとTHF(1mL)との混合物に溶解し、トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)-クロリド(273mg、294μmol)を加え、混合物を水素雰囲気下室温で6時間撹拌した。トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)-クロリド(109mg、118μmol)を加え、混合物を水素雰囲気下室温で4時間撹拌した。THF(5mL)及びトリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)-クロリド(273mg、294μmol)を加え、混合物を水素雰囲気下室温で4時間撹拌した。トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)-クロリド(137mg、147μmol)を加え、混合物を水素雰囲気下室温で5時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物442mgを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.77分; MS (ESIpos): m/z = 745 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.786 (3.28), 0.797 (1.70), 0.805 (7.74), 0.814 (1.52), 0.824 (3.52), 0.839 (0.53), 0.886 (0.53), 0.903 (1.05), 0.922 (0.64), 1.003 (0.82), 1.052 (0.59), 1.070 (0.59), 1.095 (0.53), 1.105 (0.53), 1.168 (0.59), 1.187 (1.23), 1.206 (0.70), 1.231 (0.94), 1.248 (5.63), 1.266 (11.49), 1.284 (5.45), 1.425 (0.59), 1.444 (0.76), 1.471 (0.76), 1.490 (0.59), 1.893 (0.70), 1.907 (4.34), 1.911 (1.58), 1.931 (1.58), 1.949 (0.59), 2.155 (0.76), 2.173 (1.76), 2.183 (1.82), 2.192 (2.11), 2.201 (2.34), 2.210 (1.82), 2.219 (1.76), 2.230 (1.41), 2.279 (2.64), 2.318 (1.05), 2.323 (1.52), 2.327 (1.82), 2.332 (1.29), 2.336 (0.70), 2.518 (5.57), 2.523 (3.75), 2.660 (0.59), 2.665 (1.05), 2.669 (1.41), 2.674 (1.00), 2.679 (0.47), 2.888 (0.41), 3.027 (0.53), 3.041 (0.53), 3.219 (0.47), 3.235 (0.76), 3.254 (1.23), 3.271 (1.47), 3.287 (1.70), 3.517 (4.10), 3.808 (2.34), 3.824 (0.59), 3.856 (16.00), 3.934 (0.59), 3.951 (0.64), 3.969 (0.70), 4.177 (0.70), 4.184 (0.88), 4.195 (2.23), 4.199 (1.82), 4.213 (2.52), 4.222 (2.75), 4.240 (2.34), 4.258 (1.05), 4.261 (1.23), 4.275 (1.29), 4.279 (2.17), 4.292 (2.11), 4.297 (2.05), 4.306 (1.35), 4.324 (1.05), 5.757 (0.76), 6.477 (0.47), 6.856 (1.29), 6.862 (1.35), 6.871 (1.17), 6.878 (1.41), 7.216 (4.28), 7.238 (4.28), 7.363 (1.00), 7.369 (1.11), 7.385 (1.47), 7.392 (1.58), 7.407 (1.47), 7.414 (1.23), 7.427 (2.46), 7.436 (2.81), 7.442 (6.04), 7.457 (0.59), 7.595 (0.47), 7.622 (0.47), 7.625 (0.41), 7.644 (1.70), 7.650 (1.76), 7.670 (1.58), 7.676 (1.64), 7.765 (3.63), 7.786 (3.22), 8.186 (1.29), 8.201 (1.41), 8.209 (1.35), 8.224 (1.29).
【0733】
中間体115
1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(4-メチルピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン
【0734】
【化231】
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4-ブロモ-5-エチル-N-メトキシ-N,1-ジメチル-1H-ピラゾール-3-カルボキサミド(中間体90参照、4.00g、14.5mmol)をTHF(50mL)に溶解し、ブロモ(ビニル)マグネシウムの溶液(29.0mL、29.0mmol中1.0M)を0℃で加えた。混合物を0℃で15分間撹拌し、次いで0℃で1-メチルピペラジン(6.4mL、57.9mmol)のテトラヒドロフラン4mL中混合物に滴下添加した。混合物を0℃で30分間撹拌した。酢酸エチルを加え、混合物を15分間撹拌した。水を加え、混合物をセライトのパッドに通して濾過し、相を分離し、有機相を防水フィルターに通して濾過し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(アミノ相、ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物4.00gを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 0.93分; MS (ESIpos): m/z = 343 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.078 (2.90), 1.097 (7.06), 1.116 (2.99), 1.352 (0.44), 2.116 (12.92), 2.266 (0.61), 2.279 (0.63), 2.323 (0.60), 2.327 (0.65), 2.332 (0.64), 2.337 (0.61), 2.358 (0.65), 2.482 (0.60), 2.518 (0.61), 2.523 (0.44), 2.599 (1.51), 2.616 (3.18), 2.635 (1.81), 2.670 (0.98), 2.689 (2.73), 2.708 (2.65), 2.727 (0.76), 3.019 (1.78), 3.038 (3.20), 3.055 (1.50), 3.916 (16.00), 3.924 (0.66).
【0735】
中間体116
(rac)-1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(4-メチルピペラジン-1-イル)プロパン-1-オール
【0736】
【化232】
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1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(4-メチルピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン(中間体115参照、4.00g、11.7mmol)をメタノール29mLに溶解し、水素化ホウ素ナトリウム(1.10g、29.1mmol)を0℃で少しずつ加え、混合物を0℃で30分間撹拌した。水を加え、混合物を30分間撹拌し、その後減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物3.29gを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 0.85分; MS (ESIpos): m/z = 345 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.060 (2.74), 1.079 (6.69), 1.098 (2.76), 1.786 (0.41), 1.802 (0.48), 1.819 (0.43), 1.870 (0.47), 1.886 (0.60), 1.905 (0.47), 2.128 (10.22), 2.270 (0.75), 2.289 (0.94), 2.301 (1.25), 2.318 (2.06), 2.326 (1.18), 2.335 (1.72), 2.353 (1.00), 2.364 (0.65), 2.368 (0.64), 2.383 (0.52), 2.391 (0.51), 2.407 (0.45), 2.465 (0.47), 2.518 (1.20), 2.523 (0.80), 2.600 (0.90), 2.619 (2.68), 2.638 (2.55), 2.656 (0.75), 3.749 (16.00), 4.547 (0.64), 4.559 (0.69), 4.567 (0.73), 4.580 (0.56).
【0737】
中間体117
1-[(3-rac)-3-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-{4-[(2-rac)-テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ]ブトキシ}プロピル]-4-メチルピペラジン
【0738】
【化233】
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(rac)-1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(4-メチルピペラジン-1-イル)プロパン-1-オール(中間体116参照、3.07g)をテトラヒドロフラン50mLに溶解し、水素化ナトリウム(427mg、純度60%、10.7mmol)を加え、混合物を室温で30分間撹拌した。2-(4-ブロモブトキシ)テトラヒドロ-2H-ピラン(2.0mL、10.7mmol)を加え、混合物を室温で90分間撹拌した。DMF(2mL)を加え、混合物を0℃で30分間及び室温で終夜撹拌した。水素化ナトリウム(285mg、純度60%、7.13mmol)を加え、混合物を室温で30分間撹拌した。2-(4-ブロモブトキシ)テトラヒドロ-2H-ピラン(0.8mL、4.46mmol)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。水を加え、反応混合物を減圧下で濃縮した。粗生成物をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物3.07gを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.22分; MS (ESIpos): m/z = 501 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.053 (0.67), 1.068 (2.74), 1.087 (6.68), 1.105 (2.88), 1.233 (0.44), 1.430 (1.94), 1.440 (1.51), 1.449 (1.33), 1.458 (1.19), 1.475 (1.28), 1.496 (2.58), 1.505 (2.21), 1.525 (0.86), 1.542 (0.53), 1.551 (0.49), 1.579 (0.54), 1.598 (0.40), 1.672 (0.51), 1.684 (0.40), 1.693 (0.41), 1.791 (0.53), 1.810 (0.63), 1.825 (0.49), 1.951 (0.45), 1.967 (0.54), 1.986 (0.56), 2.085 (1.36), 2.128 (9.87), 2.180 (1.42), 2.221 (0.50), 2.253 (1.80), 2.272 (2.73), 2.289 (1.90), 2.318 (1.07), 2.323 (1.24), 2.327 (1.34), 2.332 (1.12), 2.336 (0.86), 2.367 (0.47), 2.466 (0.40), 2.518 (2.55), 2.523 (1.80), 2.609 (0.85), 2.628 (2.57), 2.647 (2.51), 2.665 (1.03), 2.669 (0.98), 2.673 (0.58), 2.728 (6.94), 2.888 (8.10), 3.211 (0.48), 3.225 (1.16), 3.240 (1.39), 3.257 (0.83), 3.266 (0.71), 3.273 (0.60), 3.282 (0.72), 3.289 (0.62), 3.379 (0.84), 3.393 (0.57), 3.400 (0.54), 3.406 (0.72), 3.417 (0.48), 3.540 (0.49), 3.557 (0.62), 3.563 (0.53), 3.581 (0.44), 3.668 (0.42), 3.689 (0.68), 3.696 (0.64), 3.717 (0.45), 3.749 (0.51), 3.764 (16.00), 4.326 (0.69), 4.340 (0.89), 4.345 (0.88), 4.360 (0.69), 4.495 (1.10), 4.500 (1.08), 4.511 (0.50), 7.951 (0.98).
【0739】
中間体118
4-[(1-rac)-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(4-メチルピペラジン-1-イル)プロポキシ]ブタン-1-オール
【0740】
【化234】
[この文献は図面を表示できません]
1-[(3-rac)-3-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-{4-[(2-rac)-テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ]ブトキシ}プロピル]-4-メチルピペラジン(中間体118参照、3.07g)をエタノール30mLに溶解し、パラ-トルエンスルホン酸(1.05g、6.12mmol)を加え、混合物を室温で90分間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(アミノ相、トリエチルアミンの添加、ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物1.51gを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 0.90分; MS (ESIpos): m/z = 417 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.906 (1.16), 0.924 (2.53), 0.941 (1.21), 1.068 (2.54), 1.080 (0.75), 1.088 (6.28), 1.098 (0.53), 1.106 (2.70), 1.119 (0.48), 1.385 (0.49), 1.390 (0.54), 1.402 (0.94), 1.407 (0.94), 1.417 (1.52), 1.423 (1.27), 1.427 (1.27), 1.432 (1.57), 1.442 (1.02), 1.448 (0.93), 1.459 (0.60), 1.465 (0.55), 1.789 (0.51), 1.808 (0.58), 1.823 (0.45), 1.945 (0.45), 1.964 (0.53), 1.981 (0.44), 2.122 (10.93), 2.179 (1.70), 2.209 (0.40), 2.221 (0.54), 2.247 (1.81), 2.265 (2.80), 2.283 (2.03), 2.318 (0.98), 2.322 (1.12), 2.327 (1.23), 2.332 (1.05), 2.336 (0.78), 2.389 (0.53), 2.406 (1.20), 2.424 (1.14), 2.442 (0.41), 2.463 (0.50), 2.518 (2.60), 2.523 (1.77), 2.610 (0.74), 2.628 (2.43), 2.647 (2.36), 2.668 (0.99), 2.673 (0.58), 2.728 (1.38), 2.889 (1.60), 3.186 (0.52), 3.202 (1.52), 3.218 (1.49), 3.226 (0.44), 3.233 (0.56), 3.241 (0.44), 3.317 (0.87), 3.346 (2.06), 3.361 (0.92), 3.379 (0.73), 3.749 (1.02), 3.765 (16.00), 3.773 (0.86), 4.311 (1.43), 4.316 (0.86), 4.324 (3.23), 4.330 (1.02), 4.336 (1.95), 4.350 (0.71), 5.759 (3.96).
【0741】
中間体119
エチル6-クロロ-7-{5-エチル-3-[(1-rac)-(4-ヒドロキシブトキシ)-3-(4-メチルピペラジン-1-イル)プロピル]-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0742】
【化235】
[この文献は図面を表示できません]
エチル6-クロロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体52参照、773mg、1.40mmol)、4-[(1-rac)-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(4-メチルピペラジン-1-イル)プロポキシ]ブタン-1-オール(中間体118参照、585mg、1.40mmol)及び三リン酸カリウム(595mg、2.80mmol)を、1,4-ジオキサン14mLと水4mLとの混合物中に供給し、アルゴンで5分間パージした。RuPhos Pd G3(117mg、140μmol)を加え、混合物をアルゴンで5分間パージし、マイクロ波反応器中110℃で1時間撹拌した。他の調製を同様の方法で行い、反応混合物を合わせ、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(アミノ相、ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物852mgを得、これは新たに生成したビ-ヘテロアリール結合でのアトロプ異性化の結果としての2種のラセミ体ジアステレオマーの混合物として生成した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.59分; MS (ESIpos): m/z = 762 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.873 (0.78), 0.884 (0.85), 0.892 (1.93), 0.902 (1.48), 0.907 (2.46), 0.920 (0.77), 0.926 (1.03), 1.036 (4.71), 1.053 (10.37), 1.066 (11.69), 1.071 (5.99), 1.087 (2.22), 1.106 (1.02), 1.138 (1.40), 1.145 (4.08), 1.164 (7.76), 1.183 (3.68), 1.197 (0.41), 1.225 (1.69), 1.230 (2.15), 1.243 (2.98), 1.248 (3.38), 1.261 (1.48), 1.266 (1.59), 1.387 (0.71), 1.399 (1.26), 1.403 (1.42), 1.411 (2.01), 1.418 (2.28), 1.425 (2.15), 1.433 (1.54), 1.449 (0.80), 1.668 (0.53), 1.677 (0.49), 1.690 (0.63), 1.710 (0.63), 1.724 (0.53), 1.791 (0.63), 1.810 (0.72), 1.826 (0.54), 1.846 (0.41), 1.966 (0.47), 2.007 (3.76), 2.042 (3.06), 2.066 (2.04), 2.092 (0.78), 2.123 (13.42), 2.221 (1.50), 2.231 (1.38), 2.257 (2.52), 2.266 (2.43), 2.275 (3.45), 2.294 (2.35), 2.323 (1.60), 2.327 (1.60), 2.332 (1.36), 2.336 (1.21), 2.354 (0.90), 2.373 (0.79), 2.390 (0.70), 2.407 (0.67), 2.419 (0.62), 2.429 (0.52), 2.438 (0.59), 2.449 (0.47), 2.518 (2.48), 2.523 (1.63), 2.539 (0.79), 2.558 (2.30), 2.577 (2.21), 2.595 (0.71), 2.628 (0.78), 2.647 (0.76), 2.665 (0.62), 2.669 (0.74), 2.673 (0.48), 3.150 (0.42), 3.165 (0.87), 3.173 (0.79), 3.180 (0.71), 3.188 (1.17), 3.203 (0.90), 3.218 (0.85), 3.233 (1.09), 3.246 (1.64), 3.261 (0.80), 3.269 (0.90), 3.288 (0.95), 3.310 (1.13), 3.352 (2.26), 3.367 (0.84), 3.405 (0.75), 3.418 (0.79), 3.423 (2.02), 3.436 (2.11), 3.440 (1.98), 3.452 (1.98), 3.457 (0.73), 3.470 (0.69), 3.651 (13.86), 3.765 (4.72), 3.812 (3.32), 3.821 (4.26), 3.939 (1.66), 3.983 (0.45), 3.998 (0.54), 4.165 (0.73), 4.179 (0.92), 4.185 (1.19), 4.199 (1.65), 4.215 (1.77), 4.228 (0.89), 4.238 (1.76), 4.255 (1.62), 4.266 (0.61), 4.273 (0.47), 4.319 (1.16), 4.326 (1.06), 4.333 (2.38), 4.345 (2.13), 4.357 (2.52), 4.370 (1.25), 5.758 (16.00), 5.929 (3.33), 6.871 (0.61), 6.879 (0.58), 6.885 (0.58), 7.139 (0.76), 7.151 (1.00), 7.161 (0.82), 7.173 (1.02), 7.383 (0.44), 7.399 (0.62), 7.405 (0.72), 7.421 (0.46), 7.427 (0.53), 7.435 (0.95), 7.442 (1.16), 7.450 (1.96), 7.649 (0.67), 7.656 (0.71), 7.675 (0.71), 7.682 (1.28), 7.708 (0.79), 8.254 (0.46), 8.269 (0.50), 8.278 (0.50), 8.291 (0.46), 10.777 (0.75), 10.904 (0.57).
【0743】
中間体120
(rac)-エチル4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-(15-rac)-[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0744】
【化236】
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エチル6-クロロ-7-{5-エチル-3-[(1-rac)-(4-ヒドロキシブトキシ)-3-(4-メチルピペラジン-1-イル)プロピル]-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体119参照、845mg、1.11mmol)をテトラヒドロフラン49mLに溶解し、トリフェニルホスフィン(2.33g、8.87mmol)及びジ-tert-ブチル-アゾジカルボキシレート(2.04g、8.87mmol)を加え、混合物を室温で22時間撹拌した。反応混合物をヘキサンと酢酸エチルとの混合物で希釈し、減圧下で濃縮し、ヘキサンで希釈した。2時間後、沈殿物を除去し、有機相を減圧下で濃縮した。粗生成物をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(アミノ相、ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物406mg(収率49%)を2種のラセミ体ジアステレオマーの混合物として得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.74分; MS (ESIpos): m/z = 744 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.777 (0.20), 0.786 (0.20), 0.796 (0.46), 0.805 (0.41), 0.814 (0.23), 0.824 (0.18), 1.066 (16.00), 1.232 (0.19), 1.240 (0.46), 1.247 (0.39), 1.258 (0.79), 1.265 (0.64), 1.276 (0.38), 1.283 (0.30), 1.428 (0.16), 2.102 (0.69), 2.112 (0.85), 2.183 (0.22), 2.200 (0.29), 2.217 (0.29), 2.235 (0.30), 2.258 (0.27), 2.274 (0.22), 2.318 (0.17), 2.322 (0.22), 2.326 (0.24), 2.331 (0.19), 2.518 (0.65), 2.522 (0.42), 3.822 (0.97), 3.858 (0.80), 3.939 (2.42), 4.202 (0.19), 4.211 (0.31), 4.221 (0.24), 4.228 (0.23), 4.277 (0.17), 7.216 (0.24), 7.228 (0.20), 7.237 (0.25), 7.249 (0.20), 7.431 (0.24), 7.447 (0.45), 7.741 (0.21), 7.763 (0.20), 7.768 (0.18).
【0745】
中間体121
5-エチル-N-メトキシ-N,1-ジメチル-1H-ピラゾール-3-カルボキサミド
【0746】
【化237】
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5-エチル-1-メチル-ピラゾール-3-カルボン酸(CAS 165744-15-0、200g、1.30mol)、N-メトキシメタンアミン塩酸塩(133g、1.36mol)及びHOBt(193g、1.43mol)の無水ジクロロメタン(2L)中溶液に、0℃でジイソプロピルエチルアミン(201g、1.56mol)を加え、続いてEDC(274g、1.43mol)を少しずつ加えた。混合物を15℃に徐々に加温し、次いで窒素の雰囲気下16時間撹拌した。LC-MSによる分析は、反応が完結していることを示した。混合物を水(各2L)で4回洗浄した。合わせた水性相を濾過し、濾液をジクロロメタン(2L)で抽出した。合わせた有機相を食塩水(1.5L)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、真空で濃縮した。残渣をシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=3:1から1:1)により精製して、5-エチル-N-メトキシ-N,1-ジメチル-1H-ピラゾール-3-カルボキサミド(253g)を黄色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ = 6.53 (s, 1H), 3.82 (s, 3H), 3.75 (s, 3H), 3.44 (s, 3H), 2.62 (q, 2H), 1.29 (t, 3H).
LC-MS (方法9): R
t = 0.731分; m/z = 198.2 (M+H)
+.
【0747】
中間体122
1-(5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)プロパ-2-エン-1-オン
【0748】
【化238】
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反応を並行して6バッチ行った:5-エチル-N-メトキシ-N,1-ジメチル-1H-ピラゾール-3-カルボキサミド(中間体121参照、40g)のTHF(400mL)中冷却溶液に、窒素の雰囲気下0℃でビニルマグネシウムブロミド(THF中1M溶液、400mL)をゆっくり加えた。添加が完了した後、混合物を15℃に徐々に加温し、1時間撹拌した。LC-MSによる分析は、反応が完結していることを示した。反応混合物(6バッチ)を塩酸水溶液(1M、2.5L)中にゆっくり加え、これを氷により外部冷却し、数分間撹拌した。pHが1に達するまで濃塩酸(12M)を加えた。混合物を酢酸エチル(各2L)で2回抽出した。合わせた有機相を食塩水(2.5L)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、真空で濃縮した。残渣をシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=10:1から5:1)により精製して、1-(5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)プロパ-2-エン-1-オン(60g、純度94.6%)を黄色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ = 7.39 (dd, 1H), 6.67 (s, 1H), 6.53 (dd, 1H), 5.82 (dd, 1H), 3.86 (s, 3H), 2.63 (q, 2H), 1.31 (t, 3H).
LC-MS (方法10): Rt = 0.631分; m/z = 165.1 (M+H)+.
【0749】
中間体123
1-(5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-モルホリノプロパン-1-オン
【0750】
【化239】
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1-(5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)プロパ-2-エン-1-オン(中間体122参照、59g、339.91mmol、純度94.6%)及びモルホリン(150g、1.72mol)のエタノール(600mL)中溶液を25℃で2時間撹拌した。TLCによる分析(石油エーテル:酢酸エチル=5:1)は、反応が完結していることを示した。混合物を水(400mL)で希釈し、得られた混合物を各600mLのジクロロメタンとイソ-プロパノールとの混合物(V
ジクロロメタン:V
イソプロパノール=4:1)で2回抽出した。合わせた有機相を食塩水(500mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、真空で濃縮した。残渣をシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=1:1からジクロロメタン:メタノール=10:1)により精製して、1-(5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-モルホリノ-プロパン-1-オン(75g、収率88%)を黄色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ = 6.57 (s, 1H), 3.84 (s, 3H), 3.71 (t, 4H), 3.18 (t, 2H), 2.83 (t, 2H), 2.62 (q, 2H), 2.05 (s, 4H), 1.29 (t, 3H).
【0751】
中間体124
(R)-1-(5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-モルホリノプロパン-1-オール
【0752】
【化240】
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(S)-(-)-2-メチル-cbs-[1,3,2]オキサザボロリジン(CAS 112022-81-8)(トルエン中1M溶液、100mL、100mmol)を、窒素の雰囲気下1Lの3ツ口フラスコに置き、得られた溶液をドライアイス/エタノール浴で冷却した。ボラン-THF(THF中1M、200mL、200mmol)を加えた。混合物を-70℃に冷却し、THF(250mL)中の1-(5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-モルホリノプロパン-1-オン(中間体123参照、25g、99.47mmol)を、3時間かけて滴下添加した。添加後、混合物を-70℃で6時間撹拌した。LC-MSによる分析は、所望の分子量の生成物が生成していること及び多少の未反応出発物が存在していることを示した。メタノール(200mL)を-70℃でゆっくり加えた。得られた混合物を室温に徐々に加温し、数分間撹拌した。n-ブタノール(100mL)を加えた。混合物を1時間還流し、次いで真空で濃縮した。残渣を他のバッチの残渣(1-(5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-モルホリノプロパン-1-オン1gから得られた)と合わせた。合わせた混合物を逆相フラッシュクロマトグラフィー(水中0〜25%アセトニトリル(0.1%のアンモニア水溶液を含む))により精製して、(R)-1-(5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-モルホリノ-プロパン-1-オール(10g)を黄色油状物として得た。一方、1-(5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-モルホリノ-プロパン-1-オン8.6gを黄色油状物として回収した。
ラセミ体の分析的キラルHPLC(方法12):R
t=0.954分(ピーク1)、R
t=1.086分(ピーク2)。
中間体124の分析的キラルHPLC(方法12):R
t=1.094分(ピーク2)。
【0753】
中間体125
(R)-1-(5-エチル-4-ヨード-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-モルホリノプロパン-1-オール
【0754】
【化241】
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(R)-1-(5-エチル-1-メチル-ピラゾール-3-イル)-3-モルホリノ-プロパン-1-オール(中間体124参照、9.5g、37.50mmol)を氷浴での冷却下TFA(70mL)に溶解した。次いで1-ヨード-2,5-ピロリジンジオン(9.50g、42.23mmol)を0℃で少量ずつ加えた。混合物を室温で1時間撹拌した。TLCによる分析(ジクロロメタン:メタノール=10:1)は、反応が完結していることを示した。反応混合物を他のバッチの反応混合物((R)-1-(5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-モルホリノプロパン-1-オール(中間体124参照)0.5gから得られた)と合わせた。ほとんどのTFAを高真空で25℃未満で除去した。残渣を酢酸エチル(350mL)に溶解し、溶液を飽和炭酸カリウム水溶液でpHが8〜9に達するまで中和した。水性層を酢酸エチル(各200mL)で2回抽出した。合わせた有機層を飽和炭酸カリウム水溶液(200mL)及び飽和食塩水(200mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、真空で濃縮した。残渣を逆相クロマトグラフィー(水中0〜40%アセトニトリル(0.1%のアンモニア水溶液を含む))により精製して、(R)-1-(5-エチル-4-ヨード-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-モルホリノ-プロパン-1-オール(11.5g)を黄色ゴム状物として得た。
ラセミ体のHPLC-SFC(方法13):Rt=1.831分(ピーク1)、Rt=2.093分(ピーク2)。
HPLC-SFC(方法13):Rt=2.102分(ピーク2)。
【0755】
中間体126
(R)-1-(5-エチル-1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール-3-イル)-3-モルホリノプロパン-1-オール
【0756】
【化242】
[この文献は図面を表示できません]
(R)-1-(5-エチル-4-ヨード-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-モルホリノ-プロパン-1-オール(中間体125参照、11g、29.01mmol)及び2-イソプロポキシ-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(16.19g、87.02mmol)のTHF(110mL)中溶液に、窒素の雰囲気下0〜5℃でクロロ(プロパン-2-イル)マグネシウム(THF中2M溶液、66mL、132mmol)を滴下添加した。添加後、混合物を25℃に徐々に加温し、20時間撹拌した。LC-MSによる分析は、反応が完結していることを示した。飽和塩化アンモニウム水溶液(300mL)を加えることにより反応を停止し、得られた懸濁液を酢酸エチル(各300mL)で2回抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、真空で濃縮した。残渣をシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=2:1から1:2、次いでジクロロメタン:メタノール=20:1)により精製して、(R)-1-[5-エチル-1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール-3-イル]-3-モルホリノ-プロパン-1-オール(7.8g、収率71%)を黄色ゴム状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ = 5.08-4.91 (m, 2H), 3.76-3.71 (m, 7H), 2.85-2.82 (m, 2H), 2.62-2.50 (m, 6H), 2.02-1.98 (m, 2H), 1.31 (s, 12H), 1.15 (t, 3H).
LC-MS (方法11): R
t = 2.123分; m/z = 380.3 (M+H)
+.
【0757】
中間体127
エチル6-クロロ-7-{5-エチル-3-[(1R)-ヒドロキシ-3-(モルホリン-4-イル)プロピル]-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0758】
【化243】
[この文献は図面を表示できません]
全ての物質の4分の1を使用して4つの等しい調製で反応を行った。エチル7-ブロモ-6-クロロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体51参照、8.87g、17.6mmol)、(1R)-1-[5-エチル-1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール-3-イル]-3-(モルホリン-4-イル)プロパン-1-オール(中間体126参照、8.00g、21.1mmol)及び三リン酸カリウム(7.46g、35.2mmol)を、1,4-ジオキサン64mLと水16mLとの混合物中に供給し、アルゴンで10分間パージした。RuPhos Pd G3(1.47g、1.76mmol)を加え、混合物をマイクロ波反応器中110℃で3時間撹拌した。4つの反応混合物を合わせ、防水フィルターに通して濾過し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(アミノ相、ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配)により精製して、表題化合物12.9gを得た。この調製500mgを分取HPLC(方法P3)により更に精製して、表題化合物360mgを得、これを残余物12.4gと合わせ、減圧乾固して、表題化合物11.0gを得、これは新たに生成したビ-ヘテロアリール結合でのアトロプ異性化の結果としての2種のジアステレオマーの混合物として生成した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.65分; MS (ESIpos): m/z = 677 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.851 (0.75), 0.871 (1.35), 0.890 (0.56), 1.065 (16.00), 1.101 (0.16), 1.155 (0.99), 1.172 (0.55), 1.189 (0.30), 1.230 (0.86), 1.248 (1.82), 1.265 (0.86), 1.987 (0.96), 2.143 (0.45), 2.157 (0.42), 2.173 (0.30), 2.192 (0.33), 2.213 (0.28), 2.233 (0.26), 2.251 (0.22), 2.327 (0.21), 2.364 (0.29), 2.373 (0.24), 2.383 (0.24), 2.392 (0.23), 2.518 (0.53), 2.523 (0.35), 2.534 (0.18), 3.295 (0.23), 3.316 (0.43), 3.319 (0.43), 3.367 (0.31), 3.381 (0.50), 3.393 (0.50), 3.404 (0.25), 3.816 (0.55), 3.839 (2.57), 3.939 (2.90), 4.016 (0.19), 4.034 (0.18), 4.177 (0.17), 4.204 (0.32), 4.219 (0.57), 4.240 (0.75), 4.258 (0.65), 4.275 (0.20), 4.862 (0.31), 4.875 (0.30), 6.886 (0.22), 6.894 (0.23), 6.900 (0.19), 6.908 (0.22), 7.157 (0.62), 7.179 (0.63), 7.386 (0.18), 7.402 (0.25), 7.408 (0.27), 7.424 (0.18), 7.431 (0.22), 7.438 (0.48), 7.445 (0.54), 7.452 (1.05), 7.650 (0.29), 7.657 (0.30), 7.676 (0.30), 7.683 (0.30), 7.696 (0.45), 7.717 (0.40), 8.247 (0.21), 8.262 (0.26), 8.270 (0.22), 8.285 (0.24), 10.712 (0.50).
【0759】
中間体128
エチル(11Z)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-(15R)-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0760】
【化244】
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エチル6-クロロ-7-{5-エチル-3-[(1R)-ヒドロキシ-3-(モルホリン-4-イル)プロピル]-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体127参照、6.50g)をアセトニトリル250mLに溶解し、炭酸セシウム(14.1g、43.2mmol)、ヨウ化ナトリウム(2.59g、17.3mmol)及び(2Z)-1,4-ジクロロブタ-2-エン(1.00mL、9.50mmol)を加え、混合物を50℃で17時間撹拌した。更なる量の(2Z)-1,4-ジクロロブタ-2-エン(0.1mL、0.95mmol)を加え、混合物を50℃で4時間撹拌した。なお更なる量の(2Z)-1,4-ジクロロブタ-2-エン(0.05mL、0.48mmol)を加え、混合物を50℃で3時間撹拌した。反応混合物を水中に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下で濃縮して表題化合物6.33gを得、これを更には精製せずに使用した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.72分; MS (ESIpos): m/z = 730 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.779 (0.48), 0.798 (1.05), 0.817 (0.50), 0.929 (0.24), 0.944 (0.26), 1.066 (16.00), 1.088 (0.26), 1.103 (0.24), 1.154 (0.55), 1.172 (0.91), 1.190 (0.47), 1.252 (0.81), 1.270 (1.61), 1.288 (0.77), 1.900 (0.18), 1.920 (0.17), 1.987 (1.43), 2.142 (0.20), 2.160 (0.36), 2.172 (0.38), 2.179 (0.40), 2.191 (0.48), 2.209 (0.44), 2.231 (0.46), 2.273 (0.25), 2.303 (0.18), 2.323 (0.37), 2.327 (0.45), 2.332 (0.33), 2.518 (1.86), 2.523 (1.16), 2.665 (0.27), 2.669 (0.39), 2.673 (0.28), 3.276 (0.18), 3.291 (0.26), 3.370 (0.31), 3.382 (0.32), 3.397 (0.32), 3.408 (0.30), 3.420 (0.25), 3.682 (0.17), 3.715 (0.18), 3.782 (0.19), 3.815 (0.25), 3.877 (0.19), 3.889 (2.29), 3.903 (0.23), 3.938 (2.57), 4.017 (0.33), 4.035 (0.33), 4.217 (0.43), 4.226 (0.36), 4.235 (0.69), 4.244 (0.49), 4.262 (0.37), 4.282 (0.37), 4.289 (0.20), 4.300 (0.39), 4.309 (0.27), 4.889 (0.16), 6.880 (0.22), 6.887 (0.24), 6.894 (0.22), 6.902 (0.25), 7.258 (0.56), 7.280 (0.57), 7.366 (0.18), 7.382 (0.25), 7.389 (0.28), 7.404 (0.22), 7.411 (0.22), 7.437 (0.48), 7.444 (0.63), 7.451 (1.02), 7.651 (0.29), 7.658 (0.30), 7.677 (0.28), 7.684 (0.29), 7.804 (0.48), 7.826 (0.43), 8.204 (0.20), 8.219 (0.22), 8.227 (0.23), 8.242 (0.22).
【0761】
中間体129
エチル4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-(15R)-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0762】
【化245】
[この文献は図面を表示できません]
エチル(11Z)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-(15R)-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体128参照、6.33g)をエタノール250mLとテトラヒドロフラン70mLとの混合物に溶解し、トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)-クロリド(3.63g、3.91mmol)を加え、混合物を室温で水素雰囲気下4時間及びアルゴン下72時間撹拌した。更なる量のトリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)-クロリド(1.00g、1.08mmol)を加え、混合物を室温で水素雰囲気下7時間、続いてアルゴンの雰囲気下終夜撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、粗生成物をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物3.64gを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.75分; MS (ESIpos): m/z = 731 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.788 (3.39), 0.797 (1.27), 0.807 (7.71), 0.825 (3.49), 0.904 (0.56), 1.035 (2.91), 1.052 (4.51), 1.065 (8.58), 1.070 (3.01), 1.087 (0.68), 1.248 (5.67), 1.266 (11.05), 1.284 (5.34), 1.907 (4.46), 2.054 (1.17), 2.071 (1.27), 2.161 (0.94), 2.179 (2.11), 2.185 (2.31), 2.197 (2.56), 2.204 (2.84), 2.215 (1.90), 2.221 (1.79), 2.240 (0.97), 2.248 (0.94), 2.300 (2.56), 2.318 (2.10), 2.322 (2.21), 2.327 (2.26), 2.331 (1.87), 2.518 (3.70), 2.523 (2.42), 2.665 (0.69), 2.669 (0.93), 2.673 (0.68), 3.021 (0.49), 3.034 (0.58), 3.044 (0.67), 3.221 (0.54), 3.238 (0.84), 3.255 (1.14), 3.274 (1.39), 3.292 (1.79), 3.417 (0.41), 3.422 (0.74), 3.435 (0.77), 3.440 (0.74), 3.452 (0.77), 3.457 (0.45), 3.469 (0.58), 3.508 (3.31), 3.861 (16.00), 3.919 (0.65), 3.940 (1.66), 3.954 (0.72), 4.177 (0.85), 4.187 (1.13), 4.195 (2.27), 4.203 (2.29), 4.213 (2.81), 4.222 (2.86), 4.240 (2.37), 4.258 (1.04), 4.262 (1.14), 4.279 (2.04), 4.290 (0.55), 4.298 (1.71), 4.306 (1.07), 4.315 (0.59), 4.324 (1.04), 4.345 (0.46), 4.358 (0.71), 4.410 (0.98), 4.427 (1.72), 4.445 (0.93), 6.859 (1.37), 6.865 (1.46), 6.875 (1.32), 6.881 (1.49), 7.225 (3.79), 7.246 (3.98), 7.370 (1.08), 7.377 (1.26), 7.393 (1.69), 7.399 (1.85), 7.408 (0.98), 7.415 (1.32), 7.421 (1.49), 7.429 (2.82), 7.439 (3.27), 7.445 (6.28), 7.459 (0.82), 7.646 (1.79), 7.653 (1.85), 7.672 (1.76), 7.679 (1.76), 7.771 (3.47), 7.792 (3.12), 8.205 (1.39), 8.220 (1.46), 8.229 (1.45), 8.243 (1.40).
【0763】
中間体130
1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(2-メチル-1,3-ジオキソラン-2-イル)プロパン-1-オン
【0764】
【化246】
[この文献は図面を表示できません]
マグネシウム(685mg、28.2mmol)をテトラヒドロフラン20mL中に供給し、2-(2-ブロモエチル)-2-メチル-1,3-ジオキソラン(5.00g、25.6mmol)を滴下添加した。6分の1の量の2-(2-ブロモエチル)-2-メチル-1,3-ジオキソランを加えた後、温度を40℃に上げ、ヨウ素を数結晶加えた。温度を50℃未満に保持しながら、残りの2-(2-ブロモエチル)-2-メチル-1,3-ジオキソランを滴下添加した。添加完了後、混合物を40℃で20分間撹拌した。溶液を4-ブロモ-5-エチル-N-メトキシ-N,1-ジメチル-1H-ピラゾール-3-カルボキサミド(中間体90参照、5.87g、21.3mmol)のテトラヒドロフラン29mL中溶液に滴下添加し、混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を塩化アンモニウムの飽和水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮して、表題化合物3.70gを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.08分; MS (ESIpos): m/z = 331 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.078 (2.67), 1.097 (6.34), 1.116 (2.72), 1.155 (0.78), 1.173 (2.02), 1.190 (2.90), 1.209 (1.11), 1.223 (0.93), 1.237 (12.67), 1.895 (1.70), 1.913 (2.40), 1.933 (1.87), 1.988 (3.01), 2.518 (0.90), 2.523 (0.61), 2.621 (0.57), 2.623 (0.58), 2.641 (0.55), 2.669 (0.95), 2.688 (2.50), 2.707 (2.45), 2.726 (0.69), 2.893 (0.55), 2.914 (2.38), 2.924 (0.41), 2.933 (2.39), 2.952 (1.66), 3.793 (0.43), 3.811 (1.57), 3.816 (5.75), 3.821 (1.98), 3.825 (2.56), 3.828 (4.80), 3.833 (1.82), 3.839 (4.67), 3.842 (3.18), 3.847 (2.09), 3.851 (1.54), 3.856 (1.48), 3.874 (0.45), 3.917 (16.00), 4.017 (0.67), 4.035 (0.65), 6.479 (0.87).
【0765】
中間体131
(rac)-1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(2-メチル-1,3-ジオキソラン-2-イル)プロパン-1-オール
【0766】
【化247】
[この文献は図面を表示できません]
1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(2-メチル-1,3-ジオキソラン-2-イル)プロパン-1-オン(中間体130参照、3.70g)をテトラヒドロフラン100mLに溶解し、水素化ホウ素リチウム(11.2mL、THF中2.0M、22.4mmol)を室温で加え、混合物を室温で30分間撹拌した。反応混合物を水中に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮して表題化合物3.38gを得、これを更には精製せずに使用した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.061 (2.86), 1.080 (6.46), 1.087 (0.88), 1.099 (2.75), 1.109 (0.63), 1.142 (0.61), 1.153 (1.00), 1.158 (1.11), 1.161 (1.48), 1.172 (0.87), 1.179 (0.81), 1.189 (3.98), 1.195 (11.15), 1.210 (0.80), 1.222 (0.67), 1.230 (0.45), 1.353 (1.32), 1.427 (0.53), 1.436 (0.50), 1.439 (0.51), 1.456 (0.56), 1.465 (0.43), 1.645 (0.48), 1.660 (0.66), 1.673 (0.65), 1.693 (0.47), 1.702 (0.85), 1.709 (0.44), 1.729 (0.55), 1.741 (0.62), 1.756 (0.67), 1.762 (0.46), 1.771 (0.70), 1.779 (0.48), 1.787 (0.51), 1.790 (0.59), 1.799 (0.40), 1.807 (0.42), 1.819 (0.48), 2.518 (0.91), 2.523 (0.58), 2.602 (0.86), 2.621 (2.58), 2.640 (2.43), 2.652 (0.44), 2.659 (0.80), 2.669 (0.42), 3.635 (2.16), 3.732 (1.27), 3.734 (1.12), 3.752 (16.00), 3.768 (1.01), 3.771 (0.89), 3.782 (0.64), 3.789 (2.05), 3.793 (1.67), 3.797 (1.95), 3.802 (2.33), 3.806 (3.22), 3.809 (2.23), 3.813 (0.99), 3.821 (2.71), 3.825 (3.24), 3.828 (2.25), 3.833 (2.06), 3.837 (1.71), 3.842 (1.81), 3.851 (0.41), 3.859 (0.57), 4.427 (0.63), 4.432 (0.48), 4.441 (0.51), 4.445 (0.69), 4.958 (2.18), 4.971 (2.12), 5.917 (0.43).
【0767】
中間体132
エチル6-クロロ-7-{5-エチル-3-[(1-rac)-ヒドロキシ-3-(2-メチル-1,3-ジオキソラン-2-イル)プロピル]-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0768】
【化248】
[この文献は図面を表示できません]
エチル6-クロロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体52参照、3.01g、5.46mmol)、(rac)-1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(2-メチル-1,3-ジオキソラン-2-イル)プロパン-1-オール(中間体131参照、2.00g)及び三リン酸カリウム(2.32g、10.9mmol)を、1,4-ジオキサン16mLと水4mLとの混合物中に供給し、アルゴンで10分間パージした。RuPhos Pd G3(456mg、546μmol)を加え、混合物をマイクロ波反応器中110℃で1時間撹拌した。水性相を除去し、有機層を減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(アミノ相、ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配)により精製して、表題化合物2.20gを得、これは2つのバッチで新たに生成したビ-ヘテロアリール結合でのアトロプ異性化の結果としての2種のラセミ体ジアステレオマーの混合物として生成した(1. 1.60g、2. 605mg)。2つのバッチを合わせた。
バッチ1:
LC-MS (方法2): R
t = 1.67分; MS (ESIpos): m/z = 678 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.821 (0.22), 0.840 (0.61), 0.847 (0.88), 0.866 (1.97), 0.885 (0.86), 0.933 (1.03), 1.061 (0.64), 1.066 (2.41), 1.080 (1.28), 1.099 (0.59), 1.118 (3.87), 1.142 (3.56), 1.154 (3.37), 1.161 (7.61), 1.172 (6.77), 1.179 (3.98), 1.190 (14.37), 1.195 (3.01), 1.228 (1.45), 1.246 (3.26), 1.263 (1.52), 1.337 (0.17), 1.378 (0.17), 1.384 (0.18), 1.406 (0.22), 1.419 (0.23), 1.435 (0.23), 1.446 (0.22), 1.456 (0.46), 1.474 (0.53), 1.481 (0.49), 1.501 (0.40), 1.507 (0.30), 1.537 (0.18), 1.552 (0.17), 1.565 (0.18), 1.600 (0.19), 1.619 (0.43), 1.631 (0.61), 1.645 (0.81), 1.653 (1.75), 1.658 (1.38), 1.664 (1.82), 1.674 (0.49), 1.681 (0.46), 1.693 (0.35), 1.702 (0.37), 1.715 (0.37), 1.730 (0.33), 1.745 (0.31), 1.757 (0.24), 1.772 (0.20), 1.791 (0.16), 1.987 (10.73), 2.193 (0.28), 2.210 (0.41), 2.228 (0.31), 2.331 (0.44), 2.336 (0.41), 2.356 (0.47), 2.365 (0.35), 2.375 (0.37), 2.384 (0.34), 2.402 (0.16), 2.518 (1.76), 2.523 (1.12), 2.529 (0.88), 2.548 (2.16), 2.567 (2.09), 2.586 (0.68), 2.602 (0.17), 2.621 (0.51), 2.640 (0.48), 2.673 (0.34), 3.288 (0.33), 3.312 (0.68), 3.583 (0.27), 3.635 (16.00), 3.668 (0.29), 3.681 (0.80), 3.687 (0.79), 3.692 (0.62), 3.702 (0.37), 3.712 (0.28), 3.738 (0.19), 3.742 (0.27), 3.752 (3.18), 3.763 (0.73), 3.770 (1.32), 3.786 (1.27), 3.789 (1.63), 3.794 (1.69), 3.801 (2.39), 3.806 (2.29), 3.818 (2.59), 3.822 (2.82), 3.825 (2.41), 3.830 (1.80), 3.835 (1.60), 3.839 (1.81), 3.844 (4.34), 3.855 (0.56), 3.858 (0.24), 3.938 (0.38), 3.999 (0.87), 4.017 (2.64), 4.035 (2.51), 4.053 (0.77), 4.201 (0.53), 4.217 (0.92), 4.238 (1.19), 4.256 (1.09), 4.274 (0.33), 4.339 (0.24), 4.353 (0.68), 4.365 (0.63), 4.370 (0.49), 4.382 (0.33), 4.731 (0.84), 4.743 (0.77), 4.849 (2.73), 4.862 (2.59), 4.958 (0.54), 4.970 (0.53), 5.068 (0.20), 5.076 (0.20), 5.917 (3.00), 6.889 (0.39), 6.896 (0.33), 6.902 (0.28), 6.910 (0.32), 7.155 (0.31), 7.160 (1.01), 7.176 (0.33), 7.182 (1.00), 7.379 (0.23), 7.386 (0.27), 7.402 (0.35), 7.408 (0.41), 7.424 (0.27), 7.431 (0.36), 7.434 (0.37), 7.440 (0.75), 7.445 (0.87), 7.453 (1.50), 7.651 (0.49), 7.657 (0.50), 7.677 (0.49), 7.684 (0.67), 7.693 (0.69), 7.705 (0.20), 7.714 (0.61), 8.249 (0.33), 8.263 (0.35), 8.272 (0.36), 8.287 (0.35), 10.613 (0.18), 10.695 (0.69).
バッチ2:
LC-MS (方法2): R
t = 1.67分; MS (ESIpos): m/z = 678 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.821 (0.22), 0.840 (0.58), 0.846 (0.90), 0.866 (1.95), 0.884 (0.88), 0.933 (0.96), 1.066 (4.34), 1.118 (4.01), 1.136 (0.23), 1.141 (0.28), 1.154 (4.54), 1.160 (0.63), 1.172 (9.25), 1.179 (0.40), 1.189 (5.24), 1.228 (1.46), 1.246 (3.16), 1.263 (1.50), 1.295 (0.18), 1.378 (0.16), 1.384 (0.17), 1.405 (0.19), 1.412 (0.24), 1.420 (0.21), 1.430 (0.24), 1.448 (0.20), 1.553 (0.17), 1.565 (0.20), 1.716 (0.26), 1.731 (0.28), 1.746 (0.24), 1.758 (0.16), 1.987 (16.00), 2.193 (0.31), 2.210 (0.44), 2.227 (0.33), 2.318 (0.17), 2.322 (0.20), 2.327 (0.24), 2.336 (0.35), 2.356 (0.51), 2.365 (0.39), 2.375 (0.40), 2.384 (0.37), 2.402 (0.17), 2.518 (0.65), 2.522 (0.39), 2.669 (0.19), 3.288 (0.35), 3.306 (0.65), 3.582 (0.25), 3.635 (0.91), 3.668 (0.29), 3.682 (0.85), 3.687 (0.81), 3.692 (0.64), 3.702 (0.37), 3.712 (0.29), 3.738 (0.19), 3.742 (0.24), 3.750 (0.37), 3.762 (0.70), 3.770 (0.96), 3.788 (0.24), 3.794 (0.19), 3.801 (0.18), 3.806 (0.17), 3.818 (1.09), 3.830 (0.25), 3.844 (4.04), 3.939 (0.71), 3.999 (1.24), 4.017 (3.88), 4.035 (3.86), 4.053 (1.25), 4.200 (0.58), 4.216 (0.96), 4.238 (1.24), 4.256 (1.13), 4.274 (0.35), 4.731 (0.86), 4.743 (0.80), 5.068 (0.20), 5.077 (0.20), 5.917 (0.19), 6.887 (0.41), 6.895 (0.36), 6.901 (0.30), 6.908 (0.34), 7.155 (0.28), 7.160 (0.98), 7.176 (0.30), 7.181 (0.99), 7.379 (0.23), 7.385 (0.29), 7.401 (0.38), 7.408 (0.43), 7.418 (0.16), 7.423 (0.29), 7.430 (0.35), 7.439 (0.79), 7.445 (0.94), 7.452 (1.55), 7.650 (0.51), 7.657 (0.53), 7.676 (0.51), 7.683 (0.67), 7.691 (0.72), 7.705 (0.20), 7.713 (0.64), 8.249 (0.35), 8.263 (0.37), 8.271 (0.38), 8.287 (0.37), 10.614 (0.19), 10.695 (0.76).
【0769】
中間体133
(rac)-エチル(11Z)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-(15-rac)-[2-(2-メチル-1,3-ジオキソラン-2-イル)エチル]-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0770】
【化249】
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エチル6-クロロ-7-{5-エチル-3-[(1-rac)-ヒドロキシ-3-(2-メチル-1,3-ジオキソラン-2-イル)プロピル]-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体132参照、2.20g、1.13mmol)をアセトニトリル40mLに溶解し、炭酸セシウム(5.28g、16.2mmol)、ヨウ化ナトリウム(972mg、6.49mmol)及び(2Z)-1,4-ジクロロブタ-2-エン(375μL、3.57mmol)を加え、混合物を50℃で17時間撹拌した。反応混合物を濾過し、水を加え、混合物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(アミノ相、ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配)により精製して、表題化合物685mgを得、これはマクロ環化反応を行う前ステップにおいて生成した2種のジアステレオマーの内の1つのみとしての2種の鏡像異性体のラセミ混合物として生成した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.74分; MS (ESIpos): m/z = 730 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.772 (1.36), 0.791 (3.26), 0.810 (1.42), 1.066 (1.47), 1.154 (10.50), 1.172 (8.61), 1.190 (4.59), 1.195 (0.29), 1.251 (2.12), 1.268 (4.58), 1.287 (2.16), 1.511 (0.40), 1.539 (0.27), 1.807 (0.62), 1.830 (0.96), 1.836 (1.03), 1.847 (0.41), 1.860 (0.22), 1.877 (0.19), 1.978 (0.16), 1.987 (16.00), 2.128 (0.27), 2.146 (0.65), 2.156 (0.55), 2.164 (0.56), 2.175 (0.57), 2.193 (0.32), 2.219 (0.37), 2.234 (0.52), 2.252 (0.39), 2.518 (1.32), 2.523 (0.85), 3.271 (0.31), 3.288 (0.55), 3.292 (0.53), 3.302 (0.61), 3.309 (0.53), 3.635 (0.51), 3.647 (0.26), 3.666 (0.40), 3.679 (0.56), 3.687 (0.42), 3.703 (0.80), 3.719 (0.46), 3.727 (0.40), 3.737 (0.56), 3.741 (0.75), 3.753 (0.56), 3.760 (0.91), 3.769 (0.98), 3.776 (0.49), 3.779 (0.82), 3.789 (1.34), 3.795 (1.07), 3.798 (1.53), 3.805 (0.44), 3.810 (0.42), 3.821 (0.24), 3.829 (0.34), 3.874 (0.21), 3.890 (7.29), 3.939 (0.22), 3.999 (1.13), 4.017 (3.38), 4.034 (3.27), 4.053 (1.05), 4.144 (0.37), 4.166 (0.51), 4.173 (0.31), 4.197 (0.17), 4.215 (0.56), 4.224 (0.70), 4.237 (1.29), 4.242 (1.19), 4.251 (0.67), 4.260 (0.95), 4.280 (0.86), 4.298 (0.73), 4.307 (0.37), 4.316 (0.21), 4.325 (0.36), 4.635 (0.20), 4.663 (0.26), 4.675 (0.31), 4.701 (0.31), 4.883 (0.40), 4.924 (0.77), 4.948 (0.45), 4.974 (0.24), 5.177 (0.25), 5.188 (0.25), 6.885 (0.53), 6.894 (0.58), 6.899 (0.49), 6.907 (0.58), 7.269 (1.78), 7.290 (1.84), 7.351 (0.37), 7.357 (0.42), 7.373 (0.53), 7.380 (0.61), 7.395 (0.39), 7.402 (0.42), 7.438 (1.19), 7.444 (1.28), 7.452 (2.61), 7.649 (0.68), 7.656 (0.71), 7.675 (0.68), 7.682 (0.70), 7.803 (1.57), 7.825 (1.37), 8.189 (0.58), 8.203 (0.61), 8.212 (0.60), 8.227 (0.56).
【0771】
中間体134
(rac)-エチル4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-(15-rac)-[2-(2-メチル-1,3-ジオキソラン-2-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0772】
【化250】
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(rac)-エチル(11Z)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-(15-rac)-[2-(2-メチル-1,3-ジオキソラン-2-イル)エチル]-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体133参照、975mg、1.34mmol)をエタノール40mLとテトラヒドロフラン10mLとの混合物に溶解し、トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)-クロリド(248mg、267μmol)を加え、混合物を水素雰囲気下室温で8時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(アミノ相、ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配)により精製して、表題化合物593mg(収率57%)を得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.78分; MS (ESIpos): m/z = 732 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.786 (1.01), 0.805 (2.34), 0.824 (1.08), 0.994 (0.22), 1.012 (0.29), 1.030 (0.29), 1.066 (0.49), 1.088 (0.16), 1.154 (3.87), 1.172 (7.85), 1.190 (4.09), 1.220 (4.87), 1.248 (1.72), 1.266 (3.53), 1.284 (1.65), 1.572 (0.19), 1.586 (0.20), 1.599 (0.22), 1.613 (0.29), 1.636 (0.20), 1.649 (0.22), 1.930 (0.20), 1.944 (0.21), 1.956 (0.22), 1.978 (0.39), 1.987 (16.00), 2.155 (0.23), 2.173 (0.57), 2.179 (0.54), 2.192 (0.67), 2.197 (0.71), 2.215 (0.55), 2.331 (0.22), 2.518 (1.12), 2.523 (0.71), 2.673 (0.22), 3.018 (0.17), 3.030 (0.19), 3.236 (0.22), 3.255 (0.45), 3.273 (0.47), 3.288 (0.47), 3.304 (0.35), 3.780 (0.30), 3.796 (0.49), 3.801 (0.49), 3.807 (0.39), 3.812 (0.80), 3.821 (0.84), 3.825 (0.55), 3.831 (0.82), 3.835 (0.86), 3.839 (1.00), 3.842 (1.00), 3.847 (0.76), 3.862 (5.16), 3.925 (0.18), 3.941 (0.22), 3.960 (0.21), 3.999 (1.16), 4.017 (3.49), 4.035 (3.48), 4.053 (1.12), 4.177 (0.22), 4.187 (0.28), 4.195 (0.65), 4.202 (0.62), 4.213 (0.84), 4.222 (0.88), 4.240 (0.80), 4.245 (0.53), 4.262 (0.68), 4.279 (0.81), 4.297 (0.51), 4.306 (0.32), 4.315 (0.16), 4.324 (0.32), 6.860 (0.41), 6.866 (0.44), 6.874 (0.39), 6.881 (0.47), 7.216 (1.28), 7.238 (1.27), 7.366 (0.27), 7.372 (0.31), 7.388 (0.43), 7.395 (0.45), 7.410 (0.35), 7.417 (0.32), 7.429 (0.77), 7.438 (0.88), 7.444 (1.89), 7.644 (0.50), 7.650 (0.51), 7.670 (0.49), 7.676 (0.49), 7.764 (1.07), 7.785 (0.96), 8.191 (0.42), 8.206 (0.43), 8.214 (0.43), 8.229 (0.41).
【0773】
中間体135
(rac)-エチル4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-(15-rac)-(3-オキソブチル)-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0774】
【化251】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-(15-rac)-[2-(2-メチル-1,3-ジオキソラン-2-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体134参照、590mg、806μmol)を1,4-ジオキサン10mLに溶解し、塩化水素の1,4-ジオキサン中溶液(2.0mL、4.0M、8.0mmol)を加え、混合物を室温で72時間撹拌した。塩化水素の1,4-ジオキサン中溶液(1.0mL、4.0M、4.0mmol)を加え、混合物を室温で5時間撹拌した。塩化水素の1,4-ジオキサン中溶液(1.0mL、4.0M、4.0mmol)を加え、混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を水中に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた物質を塩化水素の1,4-ジオキサン中溶液(10mL、4.0M、40mmol)中室温で72時間撹拌した。反応混合物を水中に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮して、表題化合物537mgを得、これを更には精製せずに使用した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.74分; MS (ESIpos): m/z = 688 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.785 (2.47), 0.805 (5.87), 0.823 (2.67), 0.963 (0.49), 0.982 (0.53), 1.014 (0.44), 1.246 (4.20), 1.263 (9.06), 1.281 (4.20), 1.351 (2.89), 1.739 (0.61), 1.746 (0.53), 1.755 (1.73), 1.764 (0.51), 1.772 (0.53), 2.050 (16.00), 2.073 (0.89), 2.091 (1.21), 2.109 (0.96), 2.126 (0.44), 2.157 (0.59), 2.163 (0.52), 2.176 (1.44), 2.182 (1.57), 2.194 (1.69), 2.201 (1.86), 2.212 (1.21), 2.220 (1.12), 2.238 (0.43), 2.518 (2.38), 2.522 (1.26), 3.029 (0.44), 3.042 (0.45), 3.234 (0.51), 3.252 (1.00), 3.271 (1.05), 3.289 (1.12), 3.304 (0.69), 3.565 (12.76), 3.581 (0.66), 3.592 (0.48), 3.597 (1.36), 3.604 (0.45), 3.615 (0.54), 3.851 (0.44), 3.865 (13.51), 3.926 (0.47), 3.943 (0.51), 3.961 (0.55), 4.175 (0.54), 4.184 (0.69), 4.193 (1.63), 4.200 (1.43), 4.211 (1.90), 4.220 (2.10), 4.231 (1.74), 4.238 (1.87), 4.249 (2.06), 4.255 (0.88), 4.260 (0.94), 4.266 (1.24), 4.278 (1.69), 4.296 (1.36), 4.305 (0.82), 4.313 (0.41), 4.323 (0.83), 6.858 (1.00), 6.865 (1.16), 6.874 (0.93), 6.880 (1.11), 7.221 (3.13), 7.241 (3.43), 7.367 (0.69), 7.374 (0.78), 7.389 (1.01), 7.397 (1.15), 7.412 (0.78), 7.419 (0.89), 7.429 (1.89), 7.438 (2.14), 7.445 (4.69), 7.645 (1.23), 7.652 (1.29), 7.671 (1.22), 7.678 (1.25), 7.768 (2.84), 7.789 (2.66), 8.203 (1.03), 8.217 (1.09), 8.225 (1.07), 8.240 (1.01).
【0775】
中間体136
(rac)-エチル4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-(15-rac)-(3-ヒドロキシ-3-メチルブチル)-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0776】
【化252】
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(rac)-エチル4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-(15-rac)-(3-オキソブチル)-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体135参照、346mg)をテトラヒドロフラン9.8mLに溶解し、クロロ(メチル)マグネシウムの溶液(168μL、ジエチルエーテル中3.0M、503μmol)を0℃で加え、混合物を室温で終夜撹拌した。クロロ(メチル)マグネシウムの溶液(168μL、ジエチルエーテル中3.0M、503μmol)を0℃で加え、混合物を室温で終夜撹拌した。クロロ(メチル)マグネシウムの溶液(84μL、ジエチルエーテル中3.0M、252μmol)を0℃で加え、混合物を室温で6時間撹拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた物質をクロロ(メチル)マグネシウムの溶液(168μL、ジエチルエーテル中3.0M、503μmol)中室温で終夜撹拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製した。得られた物質をクロロ(メチル)マグネシウムの溶液(168μL、ジエチルエーテル中3.0M、503μmol)中室温で3時間撹拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮して、表題化合物345mgを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.72分; MS (ESIpos): m/z = 704 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.788 (2.75), 0.807 (6.01), 0.825 (2.70), 1.070 (16.00), 1.136 (0.29), 1.154 (2.31), 1.172 (4.27), 1.189 (2.06), 1.241 (1.45), 1.249 (4.47), 1.258 (2.31), 1.267 (8.54), 1.284 (4.22), 1.314 (0.49), 1.328 (0.47), 1.352 (3.66), 1.405 (0.37), 1.417 (0.44), 1.436 (0.44), 1.446 (0.47), 1.468 (0.29), 1.480 (0.25), 1.602 (0.39), 1.757 (0.20), 1.880 (0.25), 1.914 (0.44), 1.928 (0.44), 1.945 (0.49), 1.958 (0.44), 1.987 (7.85), 2.050 (2.70), 2.071 (0.29), 2.090 (0.37), 2.108 (0.32), 2.156 (0.91), 2.175 (2.18), 2.195 (2.55), 2.213 (1.72), 2.331 (1.08), 2.336 (0.52), 2.518 (6.31), 2.523 (3.90), 2.673 (1.08), 2.678 (0.47), 3.020 (0.64), 3.202 (0.29), 3.219 (0.49), 3.236 (0.76), 3.253 (1.13), 3.271 (1.42), 3.288 (1.57), 3.307 (1.30), 3.357 (0.29), 3.861 (11.90), 3.927 (0.54), 3.944 (0.56), 3.962 (0.56), 3.999 (0.61), 4.017 (1.67), 4.035 (1.67), 4.053 (0.56), 4.096 (4.96), 4.179 (0.88), 4.196 (2.21), 4.205 (2.72), 4.213 (2.72), 4.223 (3.07), 4.241 (2.55), 4.258 (1.20), 4.279 (1.62), 4.289 (0.56), 4.297 (1.40), 4.306 (0.86), 4.315 (0.52), 4.324 (0.81), 4.342 (0.25), 5.758 (5.18), 6.861 (1.30), 6.868 (1.52), 6.876 (1.03), 6.882 (1.10), 7.172 (0.17), 7.194 (0.29), 7.214 (2.80), 7.221 (0.83), 7.236 (2.80), 7.243 (0.69), 7.369 (0.79), 7.376 (1.06), 7.391 (1.18), 7.398 (1.37), 7.414 (1.06), 7.420 (1.35), 7.431 (2.72), 7.439 (2.58), 7.445 (4.86), 7.459 (0.37), 7.644 (1.28), 7.651 (1.20), 7.660 (0.44), 7.670 (1.25), 7.677 (1.13), 7.760 (2.38), 7.769 (0.71), 7.781 (2.11), 7.790 (0.52), 8.192 (0.98), 8.207 (1.08), 8.216 (1.15), 8.230 (0.96).
【0777】
中間体137
1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(3,3-ジフルオロアゼチジン-1-イル)プロパン-1-オン
【0778】
【化253】
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4-ブロモ-5-エチル-N-メトキシ-N,1-ジメチル-1H-ピラゾール-3-カルボキサミド(中間体90参照、3.00g、10.9mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.9mL、10.9mmol)をTHF(15mL)に溶解し、ブロモ(ビニル)マグネシウムの溶液(21.7mL、21.7mmol中1.0M)を2℃で加えた。混合物を2℃で30分間撹拌し、次いで2℃で3,3-ジフルオロアゼチジン塩化水素塩(5.63g、43.4mmol)のテトラヒドロフラン30mL中混合物に滴下添加し、混合物を0℃で1時間撹拌した。反応混合物を水及び酢酸エチルで希釈し、相を分離し、水性相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターを使用して濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配)により精製して、表題化合物3.23gを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.10分; MS (ESIpos): m/z = 336 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.077 (2.92), 1.096 (6.89), 1.115 (3.02), 2.482 (5.40), 2.518 (0.73), 2.522 (0.46), 2.671 (1.05), 2.690 (3.22), 2.709 (3.16), 2.728 (0.92), 2.817 (0.55), 2.820 (0.56), 2.834 (1.35), 2.838 (1.60), 2.853 (1.08), 2.908 (0.56), 2.926 (1.92), 2.943 (2.59), 2.960 (0.77), 2.963 (0.72), 3.094 (0.53), 3.324 (7.37), 3.517 (3.76), 3.549 (8.00), 3.580 (3.75), 3.919 (16.00), 3.923 (6.96).
【0779】
中間体138
(rac)-1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(3,3-ジフルオロアゼチジン-1-イル)プロパン-1-オール
【0780】
【化254】
[この文献は図面を表示できません]
1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(3,3-ジフルオロアゼチジン-1-イル)プロパン-1-オン(中間体137参照、3.20g)をメタノール15mLに溶解した。水素化ホウ素ナトリウム(1.08g、28.6mmol)を加え、混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、メタノールを減圧下で除去し、水性相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターに通して濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物3.02gを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 0.98分; MS (ESIpos): m/z = 338 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.059 (2.80), 1.064 (1.46), 1.078 (6.69), 1.083 (3.09), 1.097 (2.97), 1.103 (1.41), 1.687 (0.48), 1.707 (0.67), 1.720 (0.56), 1.783 (0.51), 1.799 (0.49), 1.803 (0.52), 1.819 (0.46), 2.465 (4.62), 2.518 (1.17), 2.523 (1.35), 2.543 (1.66), 2.560 (0.82), 2.572 (0.49), 2.589 (0.94), 2.601 (0.96), 2.606 (0.82), 2.620 (2.86), 2.624 (1.52), 2.639 (2.75), 2.643 (1.40), 2.658 (0.82), 3.382 (6.51), 3.481 (3.31), 3.513 (6.71), 3.544 (3.24), 3.751 (16.00), 3.757 (6.66), 4.533 (0.71), 4.541 (0.51), 4.547 (0.50), 4.555 (0.73), 5.000 (0.58), 5.013 (0.54), 5.037 (1.59), 5.050 (1.51), 5.758 (1.77).
【0781】
中間体139
エチル6-クロロ-7-{3-[(1-rac)-3-(3,3-ジフルオロアゼチジン-1-イル)-1-ヒドロキシプロピル]-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0782】
【化255】
[この文献は図面を表示できません]
エチル-6-クロロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体52参照、200mg、362μmol)、(rac)-1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(3,3-ジフルオロアゼチジン-1-イル)プロパン-1-オール(中間体138参照、135mg、399μmol)及び三リン酸カリウム(154mg、725μmol)を1,4-ジオキサン4mLと水0.5mLとの混合物中に供給し、アルゴンで5分間パージした。RuPhos Pd G3(16.7mg、20μmol)を加え、混合物をアルゴンで5分間パージし、マイクロ波反応器中110℃で1時間撹拌した。エチル-6-クロロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体52参照、1.00g、1.81mmol)、(rac)-1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(3,3-ジフルオロアゼチジン-1-イル)プロパン-1-オール(中間体138参照、674mg、1.99mmol)及び三リン酸カリウム(769mg、3.62mmol)を、1,4-ジオキサン7mLと水2mLとの混合物中に供給し、アルゴンで5分間パージした。RuPhos Pd G3(83.4mg、100μmol)を加え、混合物をアルゴンで5分間パージし、マイクロ波反応器中110℃で1時間撹拌した。合わせた反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を防水フィルターを使用して乾燥し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物901mgを得、これは新たに生成したビ-ヘテロアリール結合でのアトロプ異性化の結果としての2種のラセミ体ジアステレオマーの混合物として生成した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.67分; MS (ESIpos): m/z = 683 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.845 (0.46), 0.850 (0.39), 0.864 (0.89), 0.868 (0.52), 0.883 (0.38), 1.059 (1.11), 1.065 (16.00), 1.078 (1.81), 1.083 (0.86), 1.096 (0.76), 1.101 (0.38), 1.227 (0.69), 1.244 (1.45), 1.263 (0.67), 1.707 (0.29), 1.720 (0.21), 1.726 (0.25), 2.195 (0.17), 2.211 (0.21), 2.322 (0.17), 2.327 (0.24), 2.331 (0.27), 2.347 (0.72), 2.369 (0.25), 2.387 (0.18), 2.464 (1.37), 2.518 (0.73), 2.522 (0.60), 2.542 (0.44), 2.560 (0.21), 2.589 (0.25), 2.600 (0.25), 2.605 (0.20), 2.619 (0.74), 2.623 (0.40), 2.638 (0.70), 2.642 (0.37), 2.656 (0.21), 2.664 (0.17), 2.668 (0.18), 3.171 (0.25), 3.294 (0.21), 3.306 (0.48), 3.312 (0.49), 3.368 (0.29), 3.374 (0.36), 3.381 (2.10), 3.480 (0.88), 3.511 (1.72), 3.543 (0.85), 3.750 (4.36), 3.756 (1.89), 3.816 (0.40), 3.818 (0.29), 3.838 (1.71), 3.846 (0.74), 3.941 (2.07), 4.205 (0.26), 4.220 (0.48), 4.234 (0.35), 4.239 (0.58), 4.257 (0.50), 4.533 (0.21), 4.554 (0.21), 4.999 (0.21), 5.012 (0.20), 5.037 (0.48), 5.050 (0.46), 5.757 (0.35), 6.890 (0.17), 6.898 (0.18), 7.170 (0.29), 7.192 (0.29), 7.402 (0.21), 7.408 (0.25), 7.431 (0.17), 7.440 (0.38), 7.446 (0.45), 7.453 (0.86), 7.651 (0.25), 7.657 (0.26), 7.677 (0.25), 7.683 (0.29), 7.701 (0.26), 7.723 (0.23), 8.251 (0.17), 8.266 (0.21), 8.275 (0.18), 8.289 (0.21), 10.715 (0.22).
【0783】
中間体140
(rac)-エチル(11Z)-4-クロロ-(15-rac)-[2-(3,3-ジフルオロアゼチジン-1-イル)エチル]-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0784】
【化256】
[この文献は図面を表示できません]
エチル6-クロロ-7-{3-[(1-rac)-3-(3,3-ジフルオロアゼチジン-1-イル)-1-ヒドロキシプロピル]-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体139参照、900mg)をアセトニトリル6mLに溶解し、炭酸セシウム(1.61g、4.94mmol)を加え、混合物を室温で15分間撹拌した。(2Z)-1,4-ジクロロブタ-2-エン(114μL、1.08mmol)及びヨウ化ナトリウム(296mg、1.98mmol)を加え、混合物を密封管中50℃で25時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を防水フィルターを使用して乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物610mgを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.77分; MS (ESIpos): m/z = 735 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.771 (0.66), 0.782 (0.55), 0.790 (1.60), 0.801 (1.04), 0.809 (0.77), 0.820 (0.51), 0.884 (0.21), 0.901 (0.38), 0.920 (0.23), 1.035 (1.43), 1.042 (0.21), 1.052 (2.98), 1.059 (2.41), 1.066 (13.95), 1.070 (2.41), 1.078 (4.88), 1.083 (3.17), 1.097 (2.11), 1.102 (1.43), 1.154 (0.21), 1.172 (0.32), 1.190 (0.19), 1.235 (0.23), 1.249 (1.19), 1.252 (0.92), 1.266 (2.47), 1.270 (1.70), 1.284 (1.17), 1.287 (0.81), 1.672 (0.23), 1.687 (0.34), 1.707 (0.47), 1.720 (0.43), 1.739 (0.23), 1.764 (0.23), 1.782 (0.45), 1.803 (0.43), 1.819 (0.34), 1.833 (0.21), 1.853 (0.26), 1.866 (0.26), 1.885 (0.34), 1.900 (0.28), 1.927 (0.23), 1.943 (0.26), 1.962 (0.21), 1.978 (0.23), 1.987 (0.62), 1.995 (0.21), 2.065 (0.47), 2.074 (0.19), 2.130 (0.21), 2.149 (0.51), 2.168 (0.62), 2.188 (0.38), 2.236 (0.43), 2.336 (0.30), 2.386 (1.53), 2.464 (4.75), 2.518 (2.88), 2.522 (2.19), 2.543 (1.15), 2.560 (0.64), 2.574 (0.62), 2.589 (1.19), 2.600 (0.96), 2.605 (0.98), 2.619 (2.17), 2.623 (1.62), 2.638 (2.02), 2.642 (1.45), 2.658 (0.66), 3.183 (0.72), 3.257 (0.19), 3.273 (0.28), 3.289 (0.55), 3.381 (6.84), 3.404 (0.43), 3.417 (0.77), 3.422 (0.83), 3.434 (0.96), 3.439 (0.66), 3.452 (0.70), 3.457 (0.40), 3.464 (0.36), 3.469 (0.32), 3.480 (2.30), 3.512 (4.45), 3.543 (2.22), 3.641 (0.21), 3.662 (0.23), 3.674 (0.28), 3.718 (0.26), 3.724 (0.23), 3.751 (10.70), 3.757 (6.50), 3.771 (0.38), 3.801 (0.32), 3.815 (0.21), 3.832 (0.19), 3.889 (3.34), 3.896 (2.17), 3.939 (1.64), 4.213 (0.40), 4.226 (0.60), 4.234 (0.92), 4.240 (1.28), 4.258 (0.89), 4.279 (0.53), 4.297 (0.47), 4.305 (0.28), 4.314 (0.23), 4.324 (0.28), 4.345 (0.36), 4.357 (0.60), 4.370 (0.30), 4.520 (0.26), 4.533 (0.53), 4.541 (0.36), 4.546 (0.36), 4.554 (0.53), 4.567 (0.28), 4.591 (0.26), 4.603 (0.26), 4.612 (0.26), 4.627 (0.21), 4.642 (0.17), 4.670 (0.19), 4.882 (0.21), 4.901 (0.23), 4.924 (0.34), 4.998 (0.83), 5.010 (0.68), 5.035 (1.19), 5.048 (1.09), 5.182 (0.19), 5.758 (16.00), 6.881 (0.19), 6.889 (0.45), 6.896 (0.43), 6.903 (0.43), 6.910 (0.32), 7.252 (0.38), 7.273 (0.43), 7.285 (0.81), 7.306 (0.83), 7.361 (0.21), 7.367 (0.26), 7.388 (0.40), 7.405 (0.28), 7.412 (0.30), 7.416 (0.26), 7.438 (0.89), 7.445 (1.07), 7.452 (2.00), 7.651 (0.55), 7.658 (0.58), 7.677 (0.53), 7.684 (0.55), 7.799 (0.43), 7.814 (0.70), 7.821 (0.40), 7.836 (0.62), 8.198 (0.26), 8.212 (0.36), 8.221 (0.32), 8.236 (0.36), 8.248 (0.21).
【0785】
中間体141
(rac)-エチル4-クロロ-(15-rac)-[2-(3,3-ジフルオロアゼチジン-1-イル)エチル]-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0786】
【化257】
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(rac)-エチル-(11Z)-4-クロロ-(15-rac)-[2-(3,3-ジフルオロアゼチジン-1-イル)エチル]-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体140参照、610mg)をエタノール7.5mLとテトラヒドロフラン1mLとの混合物に溶解し、トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)-クロリド(289mg、311μmol)を加え、混合物を水素雰囲気下室温で7時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物332mgを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.79分; MS (ESIpos): m/z = 737 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.785 (0.99), 0.791 (0.76), 0.804 (2.26), 0.810 (1.47), 0.823 (1.10), 0.829 (0.69), 1.042 (0.44), 1.066 (2.86), 1.083 (0.94), 1.102 (0.55), 1.247 (1.97), 1.265 (3.84), 1.282 (1.89), 1.896 (0.19), 1.914 (0.25), 1.928 (0.24), 1.957 (0.21), 1.971 (0.22), 1.991 (0.19), 2.123 (0.22), 2.136 (0.21), 2.161 (0.42), 2.180 (1.09), 2.199 (1.25), 2.446 (2.15), 2.464 (1.16), 2.518 (2.01), 2.522 (1.30), 2.574 (0.41), 2.589 (0.47), 2.605 (0.46), 2.624 (0.44), 2.643 (0.30), 3.032 (0.24), 3.221 (0.21), 3.237 (0.32), 3.255 (0.47), 3.274 (0.67), 3.292 (0.77), 3.346 (4.42), 3.381 (1.56), 3.455 (0.45), 3.471 (0.42), 3.487 (0.79), 3.503 (0.77), 3.519 (0.41), 3.534 (0.41), 3.757 (1.47), 3.770 (0.22), 3.859 (4.66), 3.868 (2.76), 3.889 (0.29), 3.896 (0.21), 3.910 (0.24), 3.927 (0.27), 3.940 (0.49), 3.962 (0.19), 4.177 (0.27), 4.194 (0.91), 4.204 (1.01), 4.212 (1.17), 4.222 (1.21), 4.239 (1.02), 4.257 (0.47), 4.277 (0.67), 4.296 (0.55), 4.304 (0.35), 4.313 (0.20), 4.322 (0.34), 4.386 (0.27), 4.401 (0.31), 4.406 (0.36), 4.421 (0.26), 5.758 (16.00), 6.863 (0.52), 6.869 (0.54), 6.878 (0.52), 6.884 (0.59), 7.223 (0.69), 7.236 (1.16), 7.245 (0.74), 7.257 (1.11), 7.372 (0.40), 7.379 (0.47), 7.394 (0.63), 7.401 (0.70), 7.410 (0.34), 7.417 (0.47), 7.423 (0.55), 7.431 (1.10), 7.440 (1.32), 7.446 (2.61), 7.460 (0.26), 7.526 (0.20), 7.528 (0.30), 7.533 (0.25), 7.536 (0.30), 7.545 (0.55), 7.547 (0.76), 7.549 (0.70), 7.555 (0.66), 7.557 (0.54), 7.564 (0.88), 7.573 (0.76), 7.591 (0.63), 7.595 (1.06), 7.601 (0.29), 7.608 (0.60), 7.612 (0.91), 7.621 (1.07), 7.624 (1.11), 7.629 (0.64), 7.638 (0.44), 7.641 (0.72), 7.645 (0.90), 7.647 (0.89), 7.653 (0.79), 7.673 (0.71), 7.679 (0.71), 7.770 (0.64), 7.774 (0.99), 7.792 (0.57), 7.796 (0.90), 8.212 (0.49), 8.227 (0.51), 8.235 (0.51), 8.250 (0.49).
【0787】
中間体142
1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(ジメチルアミノ)プロパン-1-オン
【0788】
【化258】
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4-ブロモ-5-エチル-N-メトキシ-N,1-ジメチル-1H-ピラゾール-3-カルボキサミド(中間体90参照、2.50g、9.05mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.6mL、9.05mmol)をTHF(15mL)に溶解し、ブロモ(ビニル)マグネシウムの溶液(18.1mL、18.1mmol中1.0M)を2℃で加えた。混合物を2℃で30分間撹拌し、次いで2℃でN-メチルメタンアミン(18.1mL、THF中2.0M、36.2mmol)のテトラヒドロフラン10mL中混合物に滴下添加し、混合物を0℃で1時間撹拌した。反応混合物を水及び酢酸エチルで希釈し、セライトのパッドに通して濾過した。相を分離し、水性相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を食塩水で洗浄し、防水フィルターに通して濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(1.アミノ相、ジクロロメタン/酢酸エチル濃度勾配、2.ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により2回精製して、表題化合物1.42g(収率52%)を得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.01分; MS (ESIpos): m/z = 288 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.078 (1.68), 1.097 (4.07), 1.116 (1.70), 2.118 (16.00), 2.550 (0.93), 2.568 (2.08), 2.585 (1.10), 2.670 (0.52), 2.689 (1.61), 2.708 (1.57), 2.727 (0.45), 2.992 (1.20), 3.010 (2.24), 3.027 (1.02), 3.920 (9.40).
【0789】
中間体143
(rac)-1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(ジメチルアミノ)プロパン-1-オール
【0790】
【化259】
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1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(ジメチルアミノ)プロパン-1-オン(中間体142参照、1.40g、4.86mmol)をメタノール10mLに溶解し、水素化ホウ素ナトリウム(735mg、19.4mmol)を加え、混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターに通して濾過し、減圧下で濃縮して、表題化合物1.18g(収率80%)を得、これを更には精製せずに使用した。
LC-MS (方法2): R
t = 0.93分; MS (ESIpos): m/z = 290 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.810 (0.23), 1.062 (1.81), 1.081 (4.37), 1.086 (0.55), 1.099 (1.84), 1.751 (0.17), 1.765 (0.28), 1.781 (0.31), 1.785 (0.25), 1.794 (0.21), 1.798 (0.26), 1.801 (0.21), 1.814 (0.17), 1.855 (0.23), 1.859 (0.25), 1.873 (0.32), 1.879 (0.21), 1.894 (0.29), 1.909 (0.16), 2.109 (16.00), 2.221 (0.16), 2.235 (0.41), 2.240 (0.17), 2.254 (0.69), 2.271 (0.72), 2.276 (0.46), 2.286 (0.18), 2.291 (0.35), 2.461 (0.30), 2.468 (0.33), 2.518 (0.38), 2.523 (0.24), 2.602 (0.53), 2.621 (1.70), 2.640 (1.62), 2.652 (0.17), 2.659 (0.50), 3.752 (10.22), 3.770 (0.59), 4.542 (0.33), 4.555 (0.37), 4.563 (0.39), 4.576 (0.32), 5.187 (0.40).
【0791】
中間体144
(3-rac)-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-N,N-ジメチル-3-{4-[(2-rac)-テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ]ブトキシ}プロパン-1-アミン
【0792】
【化260】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(ジメチルアミノ)プロパン-1-オール(中間体143参照、980mg、3.38mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド15mLに溶解し、水素化ナトリウム(162mg、純度60%、4.05mmol)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。2-(4-ブロモブトキシ)テトラヒドロ-2H-ピラン(740μL、4.1mmol)を加え、混合物を室温で1時間撹拌した。水素化ナトリウム(162mg、純度60%、4.05mmol)を加え、混合物を室温で15分間撹拌した。2-(4-ブロモブトキシ)テトラヒドロ-2H-ピラン(740μL、4.1mmol)を加え、混合物を室温で21時間撹拌した。水素化ナトリウム(162mg、純度60%、4.05mmol)を加え、混合物を室温で15分間撹拌した。2-(4-ブロモブトキシ)テトラヒドロ-2H-ピラン(740μL、4.1mmol)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を防水フィルターに通して濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物973mg(収率63%)を得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.35分; MS (ESIpos): m/z = 446 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.052 (0.22), 1.071 (2.64), 1.090 (6.71), 1.109 (2.68), 1.407 (0.74), 1.430 (1.75), 1.448 (1.41), 1.455 (1.18), 1.461 (1.21), 1.474 (1.14), 1.495 (2.58), 1.501 (2.79), 1.510 (2.76), 1.539 (0.47), 1.547 (0.48), 1.575 (0.56), 1.594 (0.38), 1.600 (0.44), 1.605 (0.39), 1.622 (0.22), 1.651 (0.27), 1.670 (0.49), 1.681 (0.37), 1.691 (0.47), 1.712 (0.26), 1.724 (0.16), 1.809 (0.22), 1.813 (0.22), 1.827 (0.38), 1.843 (0.38), 1.856 (0.25), 1.862 (0.34), 1.877 (0.20), 1.905 (0.38), 2.004 (0.16), 2.018 (0.26), 2.024 (0.34), 2.039 (0.48), 2.052 (0.27), 2.059 (0.39), 2.073 (0.31), 2.094 (0.23), 2.266 (8.45), 2.318 (0.26), 2.322 (0.39), 2.327 (0.54), 2.332 (0.59), 2.343 (3.12), 2.444 (0.69), 2.518 (1.72), 2.523 (1.15), 2.616 (0.75), 2.635 (2.45), 2.654 (2.39), 2.664 (0.41), 2.669 (0.57), 2.673 (0.92), 3.214 (0.34), 3.222 (0.63), 3.237 (1.51), 3.244 (1.41), 3.252 (1.22), 3.259 (1.06), 3.266 (0.98), 3.275 (0.93), 3.283 (1.13), 3.290 (1.23), 3.377 (1.23), 3.393 (0.94), 3.406 (1.00), 3.419 (0.69), 3.434 (0.37), 3.447 (0.26), 3.525 (0.21), 3.541 (0.50), 3.557 (0.59), 3.565 (0.50), 3.572 (0.38), 3.581 (0.42), 3.596 (0.28), 3.604 (0.29), 3.612 (0.18), 3.620 (0.17), 3.628 (0.22), 3.667 (0.39), 3.679 (0.32), 3.687 (0.60), 3.694 (0.62), 3.702 (0.36), 3.715 (0.50), 3.724 (0.37), 3.732 (0.17), 3.745 (0.20), 3.753 (0.22), 3.757 (0.22), 3.773 (16.00), 4.330 (0.72), 4.344 (0.84), 4.351 (0.86), 4.365 (0.69), 4.494 (0.97), 4.499 (1.00), 4.504 (0.77), 4.511 (0.45), 4.527 (0.24), 4.533 (0.41), 4.544 (0.26), 5.758 (3.26).
【0793】
中間体145
4-[(1-rac)-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(ジメチルアミノ)プロポキシ]ブタン-1-オール
【0794】
【化261】
[この文献は図面を表示できません]
(3-rac)-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-N,N-ジメチル-3-{4-[(2-rac)-テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ]ブトキシ}プロパン-1-アミン(中間体144参照、970mg、2.17mmol)をエタノール10mLに溶解し、p-トルエンスルホン酸一水和物(413mg、2.17mmol)を加え、混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(1.ジクロロメタン/エタノール濃度勾配、2.アミノ相、ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により2回精製して、表題化合物579mg(収率70%)を得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.01分; MS (ESIpos): m/z = 362 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.070 (1.58), 1.089 (3.87), 1.108 (1.63), 1.387 (0.49), 1.394 (0.50), 1.403 (1.16), 1.410 (0.81), 1.420 (1.14), 1.426 (0.83), 1.433 (0.97), 1.444 (0.58), 1.450 (0.54), 1.460 (0.31), 1.467 (0.29), 1.746 (0.20), 1.760 (0.32), 1.780 (0.42), 1.794 (0.30), 1.922 (0.18), 1.941 (0.27), 1.956 (0.33), 1.961 (0.24), 1.976 (0.34), 1.990 (0.20), 2.088 (16.00), 2.092 (5.74), 2.161 (0.22), 2.178 (0.16), 2.187 (0.82), 2.201 (0.63), 2.206 (1.28), 2.220 (0.44), 2.225 (0.43), 2.326 (0.19), 2.518 (0.79), 2.522 (0.48), 2.612 (0.45), 2.631 (1.49), 2.649 (1.45), 2.659 (0.17), 2.669 (0.59), 3.159 (1.17), 3.171 (1.20), 3.179 (0.29), 3.186 (0.36), 3.194 (0.21), 3.202 (0.97), 3.218 (0.93), 3.226 (0.21), 3.233 (0.34), 3.242 (0.25), 3.346 (1.10), 3.362 (0.48), 3.374 (0.28), 3.768 (9.52), 4.098 (0.22), 4.111 (0.22), 4.311 (0.58), 4.318 (0.44), 4.325 (0.80), 4.332 (1.27), 4.346 (0.73), 5.758 (0.18).
【0795】
中間体146
エチル6-クロロ-7-{3-[3-(ジメチルアミノ)-(1-rac)-(4-ヒドロキシブトキシ)プロピル]-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0796】
【化262】
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エチル6-クロロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体52参照、874mg、1.58mmol)、4-[(1-rac)-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(ジメチルアミノ)プロポキシ]ブタン-1-オール(中間体145参照、631mg、1.74mmol)及び三リン酸カリウム(672mg、3.17mmol)を、1,4-ジオキサン5mLと水1mLとの混合物中に供給し、アルゴンで5分間パージした。RuPhos Pd G3(72.8mg、87.1μmol)を加え、混合物をアルゴンで5分間パージし、マイクロ波反応器中110℃で20分間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を防水フィルターを使用して乾燥し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物282mgを得、これは新たに生成したビ-ヘテロアリール結合でのアトロプ異性化の結果としての2種のラセミ体ジアステレオマーの混合物として生成した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.74分; MS (ESIpos): m/z = 707 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.797 (0.64), 0.802 (0.30), 0.814 (0.67), 0.821 (0.69), 0.840 (0.36), 0.862 (0.77), 0.882 (2.13), 0.902 (2.77), 0.922 (1.26), 0.944 (0.18), 0.960 (0.20), 0.974 (0.21), 1.035 (0.21), 1.052 (0.43), 1.070 (1.84), 1.089 (4.07), 1.108 (2.15), 1.119 (1.25), 1.167 (0.49), 1.185 (0.34), 1.201 (0.41), 1.219 (2.94), 1.237 (5.56), 1.255 (2.69), 1.293 (0.21), 1.346 (0.18), 1.387 (0.38), 1.393 (0.43), 1.404 (0.66), 1.410 (0.67), 1.420 (0.97), 1.426 (0.82), 1.433 (0.97), 1.444 (0.64), 1.460 (0.38), 1.467 (0.34), 1.568 (0.21), 1.587 (0.36), 1.607 (0.39), 1.620 (0.41), 1.640 (0.30), 1.654 (0.30), 1.676 (0.28), 1.694 (0.25), 1.714 (0.20), 1.728 (0.20), 1.746 (0.28), 1.760 (0.39), 1.780 (0.49), 1.795 (0.38), 1.814 (0.28), 1.844 (8.47), 1.922 (0.25), 1.942 (6.24), 1.956 (0.56), 1.976 (0.59), 1.987 (0.38), 2.007 (0.25), 2.060 (0.43), 2.068 (0.43), 2.088 (16.00), 2.115 (0.33), 2.147 (0.21), 2.169 (0.48), 2.187 (1.35), 2.200 (1.39), 2.206 (1.69), 2.244 (0.20), 2.263 (0.21), 2.282 (0.25), 2.294 (0.18), 2.300 (0.21), 2.313 (0.28), 2.322 (0.74), 2.327 (1.00), 2.331 (1.02), 2.350 (0.30), 2.358 (0.18), 2.378 (0.31), 2.388 (0.33), 2.396 (0.41), 2.407 (0.34), 2.414 (0.36), 2.426 (0.23), 2.433 (0.20), 2.518 (4.18), 2.522 (2.66), 2.577 (0.21), 2.612 (0.49), 2.631 (1.54), 2.649 (1.48), 2.659 (0.44), 2.665 (0.84), 2.669 (1.35), 2.673 (0.80), 2.678 (0.38), 3.012 (0.21), 3.034 (0.26), 3.084 (0.20), 3.107 (0.16), 3.163 (0.36), 3.179 (0.43), 3.186 (0.46), 3.202 (1.02), 3.219 (1.15), 3.233 (0.89), 3.245 (0.69), 3.299 (0.94), 3.307 (1.07), 3.652 (0.49), 3.745 (0.18), 3.768 (9.35), 3.815 (3.95), 3.818 (4.96), 3.941 (0.26), 3.953 (0.25), 3.963 (0.21), 3.974 (0.21), 3.983 (0.31), 3.997 (0.31), 4.004 (0.38), 4.017 (0.30), 4.171 (0.72), 4.186 (1.41), 4.201 (0.92), 4.213 (0.62), 4.229 (1.18), 4.240 (0.69), 4.246 (1.30), 4.258 (0.94), 4.285 (0.18), 4.311 (0.61), 4.326 (0.80), 4.332 (1.12), 4.346 (0.71), 5.758 (13.77), 6.856 (0.48), 6.861 (0.49), 6.871 (0.51), 6.877 (0.51), 7.144 (0.97), 7.146 (1.31), 7.165 (1.02), 7.167 (1.35), 7.380 (0.48), 7.387 (0.56), 7.403 (0.74), 7.410 (0.95), 7.425 (0.62), 7.431 (1.53), 7.441 (1.35), 7.447 (2.66), 7.462 (0.30), 7.649 (0.77), 7.656 (0.79), 7.676 (0.89), 7.681 (1.89), 7.702 (1.17), 8.263 (0.43), 8.278 (0.48), 8.286 (0.44), 8.301 (0.39), 10.685 (0.69), 10.916 (0.49).
【0797】
中間体147
(rac)-エチル4-クロロ-(15-rac)-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0798】
【化263】
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エチル6-クロロ-7-{3-[3-(ジメチルアミノ)-(1-rac)-(4-ヒドロキシブトキシ)プロピル]-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体146参照、280mg)をテトラヒドロフラン8mLに溶解し、トリフェニルホスフィン(831mg、3.17mmol)及びジ-tert-ブチル-アゾジカルボキシレート(729mg、3.17mmol)を加え、混合物を室温で22時間撹拌した。混合物を濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配)により精製して、表題化合物274mgをラセミ体のジアステレオマー混合物として得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.89分; MS (ESIpos): m/z = 689 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.781 (1.05), 0.788 (0.86), 0.798 (3.28), 0.800 (2.98), 0.807 (1.90), 0.814 (3.06), 0.821 (3.37), 0.840 (1.38), 0.886 (2.04), 0.904 (4.36), 0.922 (2.46), 0.948 (0.47), 0.990 (0.47), 1.035 (7.17), 1.052 (16.00), 1.070 (9.02), 1.088 (6.21), 1.106 (3.06), 1.124 (0.69), 1.142 (0.77), 1.160 (0.77), 1.185 (0.63), 1.203 (0.72), 1.218 (2.10), 1.236 (4.44), 1.242 (3.01), 1.247 (2.37), 1.254 (2.87), 1.259 (4.72), 1.265 (3.28), 1.277 (2.76), 1.283 (2.26), 1.324 (6.59), 1.352 (10.54), 1.373 (11.17), 1.383 (13.05), 1.395 (12.91), 1.428 (5.63), 1.433 (5.77), 1.465 (1.05), 1.505 (0.61), 1.616 (0.52), 1.753 (0.50), 1.767 (0.69), 1.779 (1.02), 1.786 (0.83), 1.799 (0.72), 1.865 (2.21), 1.905 (1.10), 1.946 (0.61), 1.967 (1.24), 1.983 (0.77), 2.001 (0.55), 2.021 (0.55), 2.039 (0.66), 2.058 (7.14), 2.075 (0.86), 2.106 (15.31), 2.132 (0.74), 2.152 (0.69), 2.169 (1.21), 2.189 (1.88), 2.198 (2.15), 2.210 (2.62), 2.230 (2.48), 2.245 (1.02), 2.318 (0.72), 2.322 (1.35), 2.326 (1.88), 2.331 (1.46), 2.358 (0.47), 2.373 (0.55), 2.388 (0.58), 2.393 (0.66), 2.406 (0.58), 2.411 (0.74), 2.518 (7.28), 2.522 (4.86), 2.609 (0.83), 2.628 (2.57), 2.647 (2.48), 2.660 (0.83), 2.664 (1.71), 2.668 (2.10), 2.673 (1.32), 3.137 (0.63), 3.153 (0.66), 3.211 (1.24), 3.228 (1.21), 3.250 (0.97), 3.404 (0.97), 3.417 (1.02), 3.422 (2.26), 3.434 (2.51), 3.439 (2.37), 3.452 (2.37), 3.457 (1.05), 3.469 (0.86), 3.765 (12.69), 3.814 (1.96), 3.819 (4.72), 3.824 (6.07), 3.862 (3.06), 4.185 (1.41), 4.194 (1.16), 4.203 (1.52), 4.212 (1.85), 4.221 (1.41), 4.230 (1.71), 4.239 (1.02), 4.248 (1.30), 4.261 (0.91), 4.272 (0.63), 4.278 (0.99), 4.296 (0.77), 4.305 (0.61), 4.312 (0.99), 4.326 (1.10), 4.333 (1.08), 4.345 (1.66), 4.357 (2.26), 4.369 (1.27), 6.864 (0.99), 6.871 (1.08), 6.879 (0.97), 6.885 (0.77), 7.135 (0.88), 7.157 (0.88), 7.214 (1.27), 7.227 (0.83), 7.235 (1.30), 7.249 (0.80), 7.378 (0.58), 7.385 (0.47), 7.400 (1.08), 7.407 (0.88), 7.423 (0.77), 7.431 (2.10), 7.440 (2.23), 7.447 (4.14), 7.461 (0.41), 7.547 (0.61), 7.554 (0.52), 7.565 (0.69), 7.572 (0.63), 7.591 (0.50), 7.595 (0.86), 7.612 (0.74), 7.621 (0.88), 7.624 (0.88), 7.641 (0.66), 7.648 (1.43), 7.654 (1.38), 7.674 (2.10), 7.680 (1.41), 7.695 (0.80), 7.742 (1.16), 7.763 (1.02), 7.772 (0.69), 7.793 (0.58), 8.240 (0.47), 8.255 (0.52), 8.264 (0.72), 8.279 (0.74), 9.018 (0.47).
【0799】
中間体148
2,2-ジフルオロペンタ-4-エン-1-オール
【0800】
【化264】
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2,2-ジフルオロペンタ-4-エン酸(CAS、55039-89-9、20.0g、147mmol)を0℃で水素化アルミニウムリチウム(11.2g、294mmol)のジエチルエーテル400mL中溶液に加え、30分間撹拌し、次いで室温に加温し、2時間撹拌した。水11mLを、続いて2モル濃度の水酸化ナトリウム水溶液(11mL)、続いて更に水30mLを加え、スラリー液を終夜撹拌し、硫酸マグネシウムを加え、反応混合物をセライトに通し、溶媒を減圧下(300mbar)で除去して所望の化合物を得、これを更には精製せずに次のステップに使用した(27.0g)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ [ppm] = 2.68-2.81 (m, 2H), 3.70-3.88 (m, 2H), 5.23-5.29 (m, 2H), 5.76-5.85 (m, 1H) -OHは見えない.
19F-NMR (376 MHz, CDCl
3) δ [ppm] = -107.89 (tt, 1F).
【0801】
中間体149
tert-ブチル[(2,2-ジフルオロペンタ-4-エン-1-イル)オキシ]ジフェニルシラン
【0802】
【化265】
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tert-ブチルクロロジフェニルシラン(24mL、92mmol)を、ジクロロメタン1L中の2,2-ジフルオロペンタ-4-エン-1-オール(中間体148参照、18.0g)、4-ジメチルアミノピリジン(450mg、3.69mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(77mL、440mmol)に加え、更にtert-ブチルクロロジフェニルシラン(24mL、92mmol)を途中で加えて、室温で6日間撹拌し、重炭酸ナトリウム水溶液を加え、有機層を水で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(0〜20%酢酸エチル/ヘプタン)により精製して、所望の化合物99gを得、これを次のステップに使用した。
【0803】
中間体150
4-{[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}-3,3-ジフルオロブタン-1-オール
【0804】
【化266】
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オゾンを、-78℃で2時間tert-ブチル[(2,2-ジフルオロペンタ-4-エン-1-イル)オキシ]ジフェニルシラン(中間体149参照、44.0g、純度50%)のジクロロメタン640mL及びメタノール640mL中溶液に通して吹込み、次いで反応混合物を酸素続いてアルゴンでフラッシュし、水素化ホウ素ナトリウム(4.62g、122mmol)を反応混合物に加えた。反応混合物を-78℃で1時間撹拌し、次いで室温に加温し、終夜撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を酢酸エチルに溶解し、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、溶媒を減圧下で除去した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(シリカ1kg、溶出液としてヘプタン中0〜30%酢酸エチルを用いた)により精製して、所望の化合物を純度78%:30gで得た。
1H-NMR (400 MHz, クロロホルム-D) δ [ppm] = 1.06 (s, 9H), 1.73-2.01 (1H), 2.29 (tt, 2H), 3.79 (t, 2H), 3.89 (t, 2H), 7.38-7.47(m, 6H), 7.64-7.68 (m, 4H).
19F-NMR (376 MHz, クロロホルム-D) δ [ppm] = -104.96--105.11 (m, 2F)
【0805】
中間体151
(rac)-tert-ブチル[2,2-ジフルオロ-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)ブトキシ]ジフェニルシラン
【0806】
【化267】
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4-{[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}-3,3-ジフルオロブタン-1-オール(中間体150参照、9.50g、26.1mmol)をアルゴン雰囲気下ジクロロメタン95mLに溶解し、3,4-ジヒドロ-2H-ピラン(7.1mL、78.2mmol)及びピリジニウム-p-トルエンスルホネート(327mg、1.30mmol)を加え、混合物を室温で36時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物11.4g(収率98%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.995 (0.29), 1.016 (16.00), 1.331 (0.28), 1.342 (0.30), 1.350 (0.35), 1.361 (0.46), 1.372 (0.50), 1.394 (0.24), 1.400 (0.23), 1.416 (0.29), 1.424 (0.28), 1.433 (0.29), 1.441 (0.20), 1.453 (0.17), 1.462 (0.19), 1.485 (0.19), 1.493 (0.18), 1.509 (0.17), 1.516 (0.34), 1.524 (0.23), 1.541 (0.27), 1.547 (0.38), 1.570 (0.22), 1.579 (0.17), 1.987 (0.17), 2.221 (0.19), 2.230 (0.16), 2.245 (0.21), 2.260 (0.33), 2.272 (0.29), 2.285 (0.19), 2.301 (0.16), 2.311 (0.17), 2.318 (0.16), 2.322 (0.20), 2.327 (0.29), 2.331 (0.18), 2.518 (0.83), 2.523 (0.53), 2.669 (0.21), 3.375 (0.25), 3.390 (0.21), 3.403 (0.30), 3.414 (0.17), 3.454 (0.20), 3.469 (0.44), 3.480 (0.28), 3.485 (0.24), 3.495 (0.52), 3.511 (0.22), 3.613 (0.22), 3.620 (0.19), 3.634 (0.28), 3.641 (0.35), 3.648 (0.18), 3.661 (0.20), 3.744 (0.24), 3.761 (0.48), 3.770 (0.25), 3.776 (0.27), 3.786 (0.40), 3.802 (0.20), 3.838 (0.57), 3.872 (1.19), 3.906 (0.54), 4.512 (0.42), 4.519 (0.62), 4.529 (0.41), 7.426 (0.58), 7.431 (0.78), 7.434 (0.38), 7.447 (2.38), 7.465 (2.37), 7.470 (1.12), 7.475 (1.65), 7.479 (0.95), 7.485 (0.44), 7.492 (1.27), 7.502 (0.20), 7.507 (0.21), 7.511 (0.29), 7.610 (2.09), 7.613 (2.04), 7.629 (1.97), 7.633 (1.34).
【0807】
中間体152
(rac)-2,2-ジフルオロ-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)ブタン-1-オール
【0808】
【化268】
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(rac)-tert-ブチル[2,2-ジフルオロ-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)ブトキシ]ジフェニルシラン(中間体151参照、11.4g、25.4mmol)をTHF(75mL)に溶解し、テトラ-n-ブチルアンモニウムフルオリドの溶液(51mL、THF中1.0M、51mmol)を加え、混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配)により2回精製して、表題化合物3.90g(収率72%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.845 (2.79), 1.154 (0.73), 1.172 (1.45), 1.190 (0.68), 1.405 (2.69), 1.421 (5.43), 1.430 (6.70), 1.444 (10.62), 1.451 (16.00), 1.459 (12.78), 1.465 (12.27), 1.473 (7.40), 1.480 (5.51), 1.484 (4.68), 1.490 (5.54), 1.499 (4.22), 1.512 (1.88), 1.522 (1.29), 1.567 (2.72), 1.575 (3.82), 1.582 (2.96), 1.599 (4.39), 1.606 (4.63), 1.622 (3.34), 1.629 (3.34), 1.636 (1.64), 1.644 (1.42), 1.650 (1.27), 1.667 (2.36), 1.679 (4.59), 1.693 (2.88), 1.703 (3.30), 1.714 (2.05), 1.722 (1.48), 1.734 (0.92), 1.739 (0.72), 1.987 (2.69), 2.112 (3.02), 2.130 (6.43), 2.147 (3.73), 2.153 (6.53), 2.171 (13.05), 2.188 (6.77), 2.195 (3.45), 2.214 (6.07), 2.231 (3.02), 2.518 (4.01), 2.522 (2.64), 2.673 (0.68), 3.410 (2.29), 3.419 (4.30), 3.422 (4.49), 3.436 (4.16), 3.441 (2.95), 3.450 (5.89), 3.463 (3.22), 3.474 (5.67), 3.491 (11.48), 3.500 (7.05), 3.508 (5.94), 3.516 (12.93), 3.533 (7.18), 3.540 (5.51), 3.555 (5.60), 3.575 (10.46), 3.590 (10.70), 3.611 (5.24), 3.625 (5.27), 3.695 (3.52), 3.703 (3.84), 3.716 (4.66), 3.724 (7.15), 3.732 (3.77), 3.744 (10.48), 3.752 (3.69), 3.762 (13.91), 3.770 (6.37), 3.779 (7.08), 3.788 (11.57), 3.805 (5.32), 4.017 (0.56), 4.035 (0.56), 4.565 (6.93), 4.572 (12.96), 4.582 (7.72), 5.443 (4.86), 5.458 (12.39), 5.473 (4.73).
【0809】
中間体153
4-{3-[2,2-ジフルオロ-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)ブトキシ]-3-(5-エチル-4-ヨード-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)プロピル}モルホリン
【0810】
【化269】
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(1R)-1-(5-エチル-4-ヨード-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(モルホリン-4-イル)プロパン-1-オール(中間体125参照、1.50g、3.96mmol)及び(rac)-2,2-ジフルオロ-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)ブタン-1-オール(中間体152参照、998mg、4.75mmol)をトルエン50mLに溶解し、2-(トリブチルホスホラニリデン)アセトニトリル(1.6mL、5.93mmol)を加え、混合物をマイクロ波反応器中アルゴン雰囲気下160℃で6時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物1.03g(収率45%)を立体異性体の混合物として得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.36分; MS (ESIpos): m/z = 572 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.879 (0.25), 1.035 (0.91), 1.053 (3.68), 1.071 (7.00), 1.089 (2.55), 1.385 (0.39), 1.428 (1.52), 1.439 (1.04), 1.446 (0.97), 1.459 (0.73), 1.465 (0.72), 1.492 (0.36), 1.533 (0.17), 1.542 (0.33), 1.550 (0.30), 1.558 (0.29), 1.572 (0.49), 1.580 (0.34), 1.588 (0.35), 1.596 (0.45), 1.604 (0.36), 1.618 (0.41), 1.633 (0.46), 1.657 (0.33), 1.843 (0.31), 1.858 (0.49), 1.877 (0.61), 1.892 (0.46), 1.911 (0.21), 2.012 (0.37), 2.026 (0.47), 2.046 (0.45), 2.060 (0.26), 2.131 (0.26), 2.144 (0.36), 2.158 (0.38), 2.172 (0.50), 2.186 (0.67), 2.200 (0.55), 2.216 (0.36), 2.226 (0.35), 2.240 (0.39), 2.271 (0.97), 2.285 (1.64), 2.303 (2.81), 2.313 (2.17), 2.322 (1.61), 2.518 (1.42), 2.523 (0.96), 2.629 (0.67), 2.648 (2.26), 2.667 (2.34), 2.686 (0.62), 3.399 (0.56), 3.405 (0.63), 3.418 (1.00), 3.422 (1.13), 3.435 (1.31), 3.444 (1.78), 3.452 (0.78), 3.457 (0.58), 3.478 (2.00), 3.512 (1.03), 3.537 (2.44), 3.549 (4.05), 3.560 (2.48), 3.636 (0.23), 3.644 (0.23), 3.657 (0.43), 3.665 (0.57), 3.677 (0.57), 3.685 (0.59), 3.694 (0.96), 3.703 (0.45), 3.712 (1.02), 3.720 (0.68), 3.729 (0.33), 3.738 (0.68), 3.755 (0.22), 3.782 (0.19), 3.811 (16.00), 4.342 (0.29), 4.355 (0.55), 4.368 (0.26), 4.490 (0.60), 4.504 (0.78), 4.509 (0.81), 4.525 (1.25), 4.536 (0.85), 4.541 (0.80), 4.551 (0.44).
【0811】
中間体154
4-[1-(5-エチル-4-ヨード-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(モルホリン-4-イル)プロポキシ]-3,3-ジフルオロブタン-1-オール
【0812】
【化270】
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4-{3-[2,2-ジフルオロ-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)ブトキシ]-3-(5-エチル-4-ヨード-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)プロピル}モルホリン(中間体153参照、1.75g、3.07mmol)をエタノール114mLに溶解し、4-トルエンスルホン酸(1.06g、6.14mmol)を加え、混合物を室温で4時間撹拌した。トリエチルアミン(1.1mL、7.67mmol)を加え、反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(アミノ相、ヘキサン/ジクロロメタン濃度勾配)により精製して、表題化合物1.54g(収率100%)を立体異性体の混合物として得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.05分; MS (ESIpos): m/z = 488 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.879 (0.22), 0.905 (1.96), 0.923 (4.15), 0.941 (2.03), 1.054 (2.69), 1.073 (6.57), 1.092 (2.79), 1.119 (0.31), 1.137 (0.16), 1.172 (0.30), 1.232 (0.24), 1.841 (0.35), 1.857 (0.55), 1.876 (0.68), 1.891 (0.50), 1.909 (0.24), 1.987 (0.75), 2.005 (0.61), 2.019 (1.03), 2.025 (0.65), 2.033 (0.74), 2.039 (0.84), 2.052 (0.65), 2.061 (1.06), 2.075 (0.97), 2.092 (0.50), 2.102 (0.44), 2.119 (0.44), 2.135 (0.23), 2.236 (0.24), 2.249 (0.33), 2.266 (0.97), 2.285 (1.94), 2.303 (3.38), 2.314 (2.46), 2.322 (2.20), 2.352 (0.37), 2.387 (0.70), 2.405 (1.99), 2.423 (1.90), 2.441 (0.61), 2.518 (1.39), 2.522 (0.89), 2.555 (0.17), 2.632 (0.75), 2.650 (2.53), 2.669 (2.81), 2.688 (0.70), 3.412 (0.90), 3.416 (0.98), 3.446 (1.87), 3.449 (1.93), 3.480 (0.98), 3.497 (1.00), 3.514 (2.16), 3.528 (2.41), 3.539 (3.06), 3.551 (4.63), 3.562 (2.76), 3.785 (0.20), 3.814 (16.00), 4.481 (0.85), 4.496 (1.02), 4.501 (1.10), 4.516 (0.82), 4.630 (1.14), 4.644 (2.31), 4.656 (1.06), 5.758 (7.33).
【0813】
中間体155
エチル6-クロロ-7-{3-[1-(2,2-ジフルオロ-4-ヒドロキシブトキシ)-3-(モルホリン-4-イル)プロピル]-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(6-フルオロ-1-ナフチル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0814】
【化271】
[この文献は図面を表示できません]
エチル6-クロロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体52参照、77.3mg、140μmol)及び4-[1-(5-エチル-4-ヨード-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(モルホリン-4-イル)プロポキシ]-3,3-ジフルオロブタン-1-オール(中間体154参照、75.0mg、154μmol)を、1,4-ジオキサン3.0mLと水0.8mLとの混合物中に供給し、三リン酸カリウム(89.1mg、0.42mmol)を加え、混合物をアルゴンで5分間パージした。RuPhos Pd G3(11.7mg、14.0μmol)を加え、混合物をアルゴンで5分間パージし、マイクロ波反応器中110℃で1時間撹拌した。
【0815】
エチル-6-クロロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体52参照、371mg、672μmol)及び4-[1-(5-エチル-4-ヨード-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(モルホリン-4-イル)プロポキシ]-3,3-ジフルオロブタン-1-オール(中間体154参照、360mg、739μmol)を、1,4-ジオキサン14.4mLと水3.8mLとの混合物中に供給し、三リン酸カリウム(428mg、2.01mmol)を加え、混合物をアルゴンで5分間パージした。RuPhos Pd G3(56.2mg、67.2μmol)を加え、混合物をアルゴンで5分間パージし、マイクロ波反応器中110℃で1時間撹拌した。
【0816】
2つの反応混合物を合わせ、防水フィルターに通して濾過し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物389mg(収率61%)を得、これは新たに生成したビ-ヘテロアリール結合でのアトロプ異性化の結果としての2種のジアステレオマーの混合物として生成した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.66分; MS (ESIpos): m/z = 785 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.884 (1.73), 0.897 (2.64), 0.903 (4.06), 0.916 (5.56), 0.922 (2.40), 0.935 (2.53), 1.066 (0.96), 1.222 (3.67), 1.225 (3.08), 1.240 (7.86), 1.243 (6.10), 1.258 (3.93), 1.260 (3.10), 1.711 (1.11), 1.727 (1.06), 1.871 (0.80), 1.887 (0.83), 1.907 (1.03), 1.912 (0.93), 1.930 (1.42), 1.955 (1.91), 2.024 (0.72), 2.083 (1.32), 2.183 (1.21), 2.201 (1.68), 2.219 (1.32), 2.259 (0.57), 2.280 (0.98), 2.299 (0.98), 2.318 (1.37), 2.323 (1.81), 2.327 (2.09), 2.331 (1.53), 2.337 (1.27), 2.359 (1.03), 2.379 (0.90), 2.401 (0.98), 2.420 (0.98), 2.439 (0.70), 2.460 (0.78), 2.518 (16.00), 2.523 (13.00), 2.665 (1.29), 2.669 (1.68), 2.673 (1.21), 3.141 (0.41), 3.230 (0.90), 3.263 (1.63), 3.278 (1.71), 3.300 (2.56), 3.383 (1.91), 3.406 (1.45), 3.424 (1.73), 3.437 (1.60), 3.455 (0.83), 3.512 (0.49), 3.539 (0.72), 3.568 (0.65), 3.838 (8.25), 3.843 (10.93), 4.134 (0.59), 4.151 (1.50), 4.167 (1.06), 4.198 (1.96), 4.206 (2.43), 4.219 (1.78), 4.227 (2.09), 4.236 (1.89), 4.245 (2.25), 4.254 (1.65), 4.264 (1.58), 4.272 (0.75), 4.281 (0.65), 4.511 (0.44), 4.524 (0.85), 4.543 (0.67), 4.557 (1.11), 4.569 (0.59), 5.759 (3.75), 6.862 (0.62), 6.869 (1.11), 6.877 (1.37), 6.884 (1.27), 6.891 (0.96), 7.141 (1.68), 7.162 (1.73), 7.170 (2.40), 7.192 (2.48), 7.379 (0.75), 7.386 (0.83), 7.402 (1.40), 7.408 (1.68), 7.424 (0.98), 7.432 (2.58), 7.442 (2.84), 7.448 (5.12), 7.462 (0.70), 7.650 (1.63), 7.657 (1.73), 7.676 (1.71), 7.683 (1.78), 7.695 (1.34), 7.705 (1.84), 7.717 (1.29), 7.726 (1.63), 8.260 (0.85), 8.266 (0.70), 8.274 (0.96), 8.282 (1.37), 8.290 (0.75), 8.297 (0.93), 8.304 (0.67), 11.053 (1.86), 11.158 (1.11).
【0817】
中間体156
エチル4-クロロ-3-エチル-12,12-ジフルオロ-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0818】
【化272】
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エチル6-クロロ-7-{3-[1-(2,2-ジフルオロ-4-ヒドロキシブトキシ)-3-(モルホリン-4-イル)プロピル]-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(6-フルオロ-1-ナフチル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体155参照、287mg、365μmol)をテトラヒドロフラン16.2mLに溶解し、トリフェニルホスフィン(0.77g、2.92mmol)及びジ-tert-ブチル-アゾジカルボキシレート(0.67g、2.92mmol)を加え、混合物を室温で21時間撹拌した。ヘキサンを加え、沈殿物を濾過により除去した。濾液を減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物234mg(収率83%)を2種のジアステレオマーの混合物として得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.76分; MS (ESIpos): m/z = 767 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.746 (3.04), 0.759 (3.19), 0.765 (7.35), 0.778 (5.84), 0.783 (3.83), 0.797 (2.53), 0.904 (0.41), 1.035 (0.89), 1.052 (1.99), 1.065 (0.54), 1.070 (0.92), 1.237 (0.97), 1.263 (7.25), 1.281 (14.95), 1.298 (7.35), 1.335 (1.07), 1.379 (5.64), 1.384 (3.19), 1.429 (1.76), 1.653 (0.43), 1.675 (0.54), 1.689 (0.59), 1.710 (0.51), 1.762 (0.48), 1.918 (0.59), 1.930 (0.82), 1.952 (0.87), 1.965 (0.77), 1.983 (0.61), 2.013 (0.66), 2.031 (0.94), 2.050 (1.51), 2.068 (1.84), 2.085 (2.07), 2.104 (1.84), 2.122 (1.48), 2.130 (1.07), 2.142 (1.48), 2.149 (2.02), 2.159 (1.22), 2.168 (1.94), 2.214 (2.42), 2.230 (2.14), 2.265 (4.93), 2.283 (3.96), 2.301 (3.09), 2.317 (2.88), 2.322 (3.04), 2.326 (3.14), 2.331 (2.17), 2.369 (0.48), 2.386 (0.79), 2.403 (0.56), 2.416 (0.61), 2.435 (0.56), 2.518 (6.63), 2.522 (4.26), 2.659 (0.59), 2.664 (1.15), 2.669 (1.53), 2.673 (1.15), 3.236 (0.43), 3.290 (2.27), 3.302 (3.19), 3.405 (0.46), 3.422 (0.79), 3.435 (0.84), 3.440 (0.71), 3.452 (0.71), 3.513 (4.85), 3.524 (7.40), 3.535 (4.87), 3.589 (0.43), 3.687 (0.71), 3.716 (0.94), 3.724 (1.17), 3.752 (1.00), 3.857 (16.00), 3.893 (10.95), 3.938 (0.84), 3.971 (0.51), 4.215 (2.91), 4.227 (4.36), 4.245 (2.42), 4.254 (1.96), 4.260 (1.48), 4.272 (1.79), 4.277 (1.35), 4.290 (0.79), 4.297 (0.74), 4.309 (1.30), 4.315 (1.76), 4.327 (1.33), 4.332 (1.68), 4.342 (1.33), 4.355 (1.25), 4.360 (1.25), 4.368 (0.56), 4.377 (0.97), 4.390 (0.64), 4.400 (0.87), 4.415 (0.84), 4.445 (1.15), 4.457 (1.25), 4.468 (1.10), 4.479 (0.94), 4.806 (0.46), 4.823 (0.79), 4.839 (0.43), 5.758 (3.73), 6.875 (1.86), 6.881 (1.86), 6.891 (1.81), 6.896 (1.86), 7.296 (4.70), 7.317 (4.85), 7.363 (0.66), 7.369 (1.38), 7.376 (1.10), 7.386 (1.12), 7.392 (2.30), 7.398 (1.63), 7.408 (1.28), 7.414 (1.61), 7.421 (1.25), 7.431 (3.42), 7.447 (7.25), 7.462 (0.69), 7.595 (0.46), 7.612 (0.43), 7.621 (0.48), 7.624 (0.54), 7.645 (1.61), 7.648 (2.07), 7.654 (1.84), 7.674 (1.99), 7.680 (1.74), 7.819 (2.76), 7.824 (3.67), 7.841 (2.53), 7.845 (3.27), 8.184 (0.89), 8.198 (0.97), 8.207 (0.94), 8.220 (1.89), 8.234 (1.38), 8.243 (1.33), 8.258 (1.30).
【0819】
中間体157
(rac)-tert-ブチルN-[1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(モルホリン-4-イル)プロピル]-N-メチルカルバメート
【0820】
【化273】
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1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(モルホリン-4-イル)プロパン-1-オン(3.57g、10.8mmol、中間体92参照)、チタンテトライソプロポキシド(5ml、16.8mmol)及びメチルアミン(10ml、テトラヒドロフラン中2M、20mmol)のテトラヒドロフラン中混合物を、室温で18時間撹拌した。揮発物を減圧下で除去し、残渣をエタノール(25ml)に溶解し、氷水浴中に置き、水素化ホウ素ナトリウム(1.2g、31.7mmol)で処理し、室温に3時間かけて加温した。揮発物を除去し、残渣をジクロロメタン(100ml)中で懸濁し、飽和炭酸水素ナトリウム(50ml、水溶液)及びジ-tert-ブチルジカーボネート(5g、22.9mmol)で処理し、室温で16時間撹拌した。混合物をセライトのパッドに通して濾過し、相分離した後、水性相をジクロロメタンで抽出し、合わせた有機物を飽和塩化ナトリウム(水溶液)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、不溶物質を濾過により除去し、揮発物を減圧下で除去し、残渣をアンモニアを含むジクロロメタン中(0〜10%)メタノールの濃度勾配で溶出するシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を淡黄色ゴム状物(4.1g)として得た。
LC-MS (方法8): R
t = 1.83分; MS (ESIpos): m/z = 445 [M+H]
+
【0821】
中間体158
(rac)-エチル7-[3-(1-{[(tert-ブトキシ)カルボニル](メチル)アミノ}-3-(モルホリン-4-イル)プロピル)-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル]-6-クロロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0822】
【化274】
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(rac)-tert-ブチルN-[1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(モルホリン-4-イル)プロピル]-N-メチルカルバメート(3.1g、9.2mmol、中間体157参照)、エチル6-クロロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(5g、9.06mmol、中間体52参照)及びRuPhos Pd G3(424mg、0.507mmol)の混合物を、真空下1,4-ジオキサン(48ml)及びリン酸三カリウム(24ml、1M、水溶液)で処理し、室温で5分後、この混合物を110℃で予め加熱したアルミブロックに移し、5分後窒素下に置き、2時間後室温に冷却し、セライト(10g)で処理し、揮発物を減圧下で除去し、残渣をジクロロメタン中(0〜30%)メタノールの濃度勾配で溶出するシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を適度な純度でジアステレオマーの混合物として茶褐色ゴム状物(4.63g)として得、これを更なる操作をせずに使用した。2つのラセミ体ジアステレオマーの混合物が、新たに生成したビ-ヘテロアリール結合でのアトロプ異性化の結果として生成した。
LC-MS (方法8): R
t = 2.82及び2.89分; MS (ESIneg): m/z = 789 [M-H]
-
【0823】
中間体159
(rac)-エチル1-(4-ブロモブチル)-7-[3-(1-{[(tert-ブトキシ)カルボニル](メチル)アミノ}-3-(モルホリン-4-イル)プロピル)-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル]-6-クロロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(異性体1)
【0824】
【化275】
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及び
【0825】
中間体160
(rac)-エチル1-(4-ブロモブチル)-7-[3-(1-{[(tert-ブトキシ)カルボニル](メチル)アミノ}-3-(モルホリン-4-イル)プロピル)-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル]-6-クロロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(異性体の混合物)
【0826】
【化276】
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不純物を含むエチル7-[3-(1-{[(tert-ブトキシ)カルボニル](メチル)アミノ}-3-(モルホリン-4-イル)プロピル)-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル]-6-クロロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(5.8g、中間体158参照)、1,4-ジブロモブタン(4mL、33.4mmol)のアセトニトリル(40mL)中混合物を、カリウムtert-ブトキシド(900mg、8.02mmol)で処理し、室温で16時間撹拌し、混合物をセライトで処理し、揮発物を減圧下で除去し、残渣を0.1%ギ酸を含む水中(10〜100%)アセトニトリルの濃度勾配で溶出するHP C18上での逆相クロマトグラフィーにより精製して、異性体1(中間体159)を灰白色固体(707mg)として及び異性体の混合物(中間体159及び中間体160)を琥珀色ゴム状物(1.5g)として得た。
異性体1:LC-MS(方法8):R
t=3.04分、MS(ESIpos):m/z=927[M+H]
+
混合した異性体:LC-MS(方法8):R
t=3.04及び3.11分、比:6:4、MS(ESIpos):m/z=927[M+H]
+
【0827】
中間体161
エチル19-クロロ-3-エチル-15-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-4,8-ジメチル-7-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-4,5,8,13-テトラアザテトラシクロ[11.6.1.0
2,
6.0
16,
20]イコサ-1(20),2,5,14,16,18-ヘキサエン-14-カルボキシレート(ラセミ体1)
【0828】
【化277】
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(rac)-エチル1-(4-ブロモブチル)-7-[3-(1-{[(tert-ブトキシ)カルボニル](メチル)アミノ}-3-(モルホリン-4-イル)プロピル)-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル]-6-クロロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレートの異性体1(700mg、0.756mmol、中間体159参照)のジクロロメタン(45mL)中溶液に、トリフルオロ酢酸(5mL、64.8mmol)を加え、室温で19時間撹拌し、揮発物を減圧下で除去し、残渣をアセトニトリル(40mL)に溶解し、ジイソプロピルエチルアミン(10mL、57.4mmol)で処理し、45℃で20時間保持した。揮発物を減圧下で除去し、茶褐色残渣を酢酸エチル及び飽和炭酸水素ナトリウム(水溶液)と水酸化ナトリウム(1N、水溶液)との混合物の間で分配し、次いで有機相を飽和塩化ナトリウム(水溶液)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。不溶物質を濾過により除去し、揮発物を減圧下で除去し、残渣をジクロロメタン中(0〜25%)メタノールの濃度勾配で溶出するシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄褐色泡状物(400mg)として得た。
LC-MS (方法8): R
t = 2.32分; MS (ESIpos): m/z = 745 [M+H]
+
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.35 (dd, J = 9.3, 5.8 Hz, 1H), 7.57 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.44 - 7.38 (m, 1H), 7.38 (s, 2H), 7.24 (td, J = 9.1, 8.6, 2.4 Hz, 1H), 7.15 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.70 (dd, J = 6.7, 2.0 Hz, 1H), 4.33 (dddd, J = 18.0, 10.9, 7.1, 3.7 Hz, 3H), 4.18 (t, J = 6.2 Hz, 2H), 3.89 (s, 4H), 3.82 (s, 1H), 3.69 (t, J = 4.7 Hz, 4H), 3.38 (dt, J = 13.4, 7.5 Hz, 1H), 3.27 (dt, J = 13.9, 7.1 Hz, 1H), 2.63 (ddd, J = 11.9, 9.7, 5.4 Hz, 1H), 2.50 (dq, J = 16.0, 5.3 Hz, 5H), 2.42 - 2.07 (m, 10H), 1.99 (dp, J = 15.2, 4.8 Hz, 1H), 1.35 (t, J = 7.1 Hz, 3H), 1.31 - 1.21 (m, 1H), 1.12 (p, J = 7.5, 6.6 Hz, 3H), 0.90 (t, J = 7.6 Hz, 3H).
19F NMR (376 MHz, クロロホルム-d) δ -114.85.
HSQC
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ 124.75, 120.81, 110.46, 127.43, 119.39, 115.20, 121.67, 103.99, 60.65, 42.24, 67.58, 42.29, 36.52, 58.12, 66.94, 22.03, 21.84, 56.13, 53.79, 56.00, 53.73, 30.63, 17.84, 38.51, 23.09, 23.00, 14.52, 27.55, 19.36, 27.46, 12.39.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.38, 7.60, 7.43, 7.37, 7.36, 7.27, 7.18, 6.72, 4.35, 4.34, 4.21, 3.96, 3.91, 3.84, 3.72, 3.39, 3.30, 2.65, 2.55, 2.52, 2.51, 2.34, 2.26, 2.24, 2.24, 2.03, 1.38, 1.29, 1.17, 1.16, 0.92.
【0829】
中間体162
エチル19-クロロ-3-エチル-15-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-4,8-ジメチル-7-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-4,5,8,13-テトラアザテトラシクロ[11.6.1.0
2,
6.0
16,
20]イコサ-1(20),2,5,14,16,18-ヘキサエン-14-カルボキシレート(ラセミ体2)
【0830】
【化278】
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混合した異性体エチル1-(4-ブロモブチル)-7-[3-(1-{[(tert-ブトキシ)カルボニル](メチル)アミノ}-3-(モルホリン-4-イル)プロピル)-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル]-6-クロロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(1490mg、1.61mmol、中間体159及び中間体160参照)のジクロロメタン(60mL)中溶液に、トリフルオロ酢酸(7mL、90.3mmol)を加え、室温で19時間撹拌し、揮発物を減圧下で除去し、残渣をアセトニトリル(20mL)に溶解し、揮発物を除去し、残渣を乾燥アセトニトリル(60ml)に溶解し、ジイソプロピルエチルアミン(10mL、57.4mmol)で処理し、45℃で21時間撹拌し、揮発物を減圧下で除去し、残渣を酢酸エチル及び飽和炭酸水素ナトリウム(水溶液)と水酸化ナトリウム(1N、水溶液)との混合物の間で分配し、次いで有機相を飽和塩化ナトリウム(水溶液)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。不溶物質を濾過により除去し、揮発物を減圧下で除去し、残渣をジクロロメタン中(0〜25%)メタノールの濃度勾配で溶出するシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄褐色ゴム状物(375mg)として及び中間体161を黄褐色泡状物(605mg)として得た。
LC-MS (方法8): R
t = 2.61分; MS (ESIpos): m/z = 745 [M+H]
+
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.34 (dd, J = 9.2, 5.8 Hz, 1H), 7.55 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.39 (dd, J = 10.0, 2.6 Hz, 1H), 7.36 - 7.29 (m, 2H), 7.22 (ddd, J = 9.2, 8.3, 2.6 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.68 (dd, J = 6.6, 2.1 Hz, 1H), 4.40 - 4.23 (m, 2H), 4.17 (td, J = 6.3, 2.0 Hz, 4H), 3.84 (s, 3H), 3.75 - 3.62 (m, 4H), 3.49 - 3.40 (m, 1H), 3.39 - 3.30 (m, 1H), 3.24 (ddd, J = 13.4, 8.2, 6.8 Hz, 1H), 2.49 - 2.41 (m, 3H), 2.38 (t, J = 7.5 Hz, 3H), 2.29 (ddt, J = 13.9, 9.8, 4.7 Hz, 3H), 2.13 (ddp, J = 22.4, 15.1, 7.6 Hz, 3H), 1.98 (s, 3H), 1.87 - 1.77 (m, 2H), 1.59 - 1.45 (m, 1H), 1.39 - 1.27 (m, 4H), 1.21 (ddt, J = 15.3, 10.1, 5.2 Hz, 1H), 1.15 - 0.97 (m, 1H), 0.87 (t, J = 7.6 Hz, 3H).
19F NMR (376 MHz, クロロホルム-d) δ -114.88.
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ 162.48, 160.04, 154.97, 151.12, 144.43, 139.39, 135.67, 135.58, 134.31, 127.41, 126.71, 126.60, 125.54, 124.92, 124.83, 122.75, 121.63, 120.75, 119.43, 118.69, 115.28, 115.03, 111.87, 110.74, 110.54, 103.97, 77.16, 67.67, 67.05, 64.62, 60.73, 57.57, 53.93, 51.55, 50.58, 41.69, 38.47, 36.40, 30.60, 28.83, 26.97, 21.84, 21.63, 17.70, 14.38, 12.49.
HSQC
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ 124.75, 120.84, 110.60, 127.37, 119.33, 115.10, 121.62, 104.03, 60.66, 41.75, 67.61, 36.47, 66.95, 64.64, 21.78, 21.69, 53.89, 51.36, 57.46, 30.67, 17.67, 51.33, 38.55, 27.06, 26.90, 14.49, 26.97, 21.69, 21.51, 12.50
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.36, 7.57, 7.42, 7.35, 7.34, 7.25, 7.14, 6.70, 4.33, 4.20, 4.19, 3.86, 3.71, 3.46, 3.35, 3.27, 2.46, 2.44, 2.40, 2.32, 2.15, 2.06, 2.00, 1.85, 1.54, 1.37, 1.34, 1.23, 1.11, 0.89.
【0831】
中間体163
(rac)-エチル7-(3-(1-((tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)-3-(rac)-モルホリノプロピル)-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-クロロ-3-(3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル)-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0832】
【化279】
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tert-ブチルN-[1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(モルホリン-4-イル)プロピル]-N-メチルカルバメート(4.1g、9.2mmol、中間体157参照)、エチル6-クロロ-3-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(6g、11.2mmol、中間体8)、RuPhos Pd G3(384mg、0.46mmol)の混合物を、真空下1,4-ジオキサン(40mL)及びリン酸三カリウム(40mL、1M、水溶液)で処理し、真空下室温で5分間撹拌し、次いで100℃で予め加熱したアルミブロックに移し、5分後窒素加圧下に置き、2時間加熱した。混合物を室温に冷却し、セライト上に吸着し、残渣をヘキサン中(0〜100%)酢酸エチルの濃度勾配で、続いてジクロロメタン中(0〜10%)アンモニア(メタノール中1M)の濃度勾配で溶出するシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を適度な純度で茶褐色油状物(3.52g)として得、物質を更には操作せずに異性体の混合物として使用した。2つのラセミ体ジアステレオマーの混合物が、新たに生成したビ-ヘテロアリール結合でのアトロプ異性化の結果として生成した。
異性体1:LC-MS(方法8):R
t=2.79分、MS(ESIneg):m/z=771[M-H]
-
異性体2:LC-MS(方法8):R
t=2.87分、MS(ESIneg):m/z=771[M-H]
-
【0833】
中間体164
(rac)-エチル1-(4-ブロモブチル)-7-(3-(1-((tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)-3-(rac)-モルホリノプロピル)-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-クロロ-3-(3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル)-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0834】
【化280】
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不純物を含むエチル7-(3-(1-((tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)-3-モルホリノプロピル)-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-クロロ-3-(3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(3.52g、4.55mmol、中間体163参照)及び1,4-ジブロモブタン(3mL、25mmol)のアセトニトリル(40mL)中混合物に、カリウムtert-ブトキシド(810mg、7.22mmol)を加え、混合物を45℃に2時間加熱し、室温に冷却し、反応混合物をジクロロメタン中アンモニア(7Mメタノール)の濃度勾配で溶出するシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーにより直接精製して、表題化合物を異性体の混合物として茶褐色ゴム状物(550mg)として得た。
異性体1:LC-MS(方法8):R
t=3.01分、MS(ESIpos):m/z=912[M+H]
+
異性体2:LC-MS(方法8):R
t=3.08分、MS(ESIpos):m/z=912[M+H]
+
【0835】
中間体165
エチル13-クロロ-12-エチル-8,11-ジメチル-9-(2-モルホリノエチル)-1-(3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル)-5,6,7,8,9,11-ヘキサヒドロ-4H-ピラゾロ[3',4':8,9][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-2-カルボキシレート(ラセミ体1)
【0836】
【化281】
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及び
中間体166
エチル13-クロロ-12-エチル-8,11-ジメチル-9-(2-モルホリノエチル)-1-(3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル)-5,6,7,8,9,11-ヘキサヒドロ-4H-ピラゾロ[3',4':8,9][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-2-カルボキシレート(ラセミ体2)
【0837】
【化282】
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エチル1-(4-ブロモブチル)-7-(3-(1-((tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)-3-モルホリノプロピル)-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-クロロ-3-(3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(550mg、0.606mmol、異性体の混合物は中間体164を参照)のジクロロメタン(10mL)中溶液に、トリフルオロ酢酸(4mL)を加え、混合物を室温で21時間撹拌した。揮発物を減圧下で除去し、残渣をアセトニトリル(30mL)に溶解し、揮発物を除去し、残渣を乾燥アセトニトリル(100mL)に溶解し、ジイソプロピルエチルアミン(4mL、22.9mmol)で処理し、40℃に20時間加熱した。混合物を室温に冷却し、揮発物を減圧下で除去し、残渣を酢酸エチル及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と水酸化ナトリウム水溶液(1M)との混合物の間で分配し、有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、残渣を水中(10〜100%)アセトニトリル(0.1%ギ酸を含む)の濃度勾配で溶出するC18上での逆相クロマトグラフィーにより精製して、ラセミ体1を黄褐色ゴム状物(208mg)として及びラセミ体2を灰白色泡状物(61mg)として得た。
【0838】
中間体165(ラセミ体1)
LC-MS (方法8): R
t = 2.27分; MS (ESIpos): m/z = 727 [M+H]
+
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.42 - 8.29 (m, 1H), 7.77 (dd, J = 6.1, 3.3 Hz, 1H), 7.62 (dd, J = 8.6, 1.5 Hz, 1H), 7.50 - 7.43 (m, 2H), 7.39 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.36 - 7.29 (m, 1H), 7.10 (dd, J = 8.6, 1.5 Hz, 1H), 6.76 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 4.54 (d, J = 13.7 Hz, 1H), 4.30 (p, J = 6.8 Hz, 2H), 4.18 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 4.07 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 3.99 - 3.83 (m, 4H), 3.66 (h, J = 7.4 Hz, 4H), 3.32 (ddt, J = 38.0, 13.9, 7.3 Hz, 2H), 2.89 - 2.59 (m, 10H), 2.29 (七重線, J = 8.7 Hz, 7H), 1.49 - 1.37 (m, 2H), 1.33 (td, J = 7.1, 1.5 Hz, 3H), 1.26 - 1.02 (m, 2H), 0.96 - 0.85 (m, 3H).
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ 162.26, 154.61, 145.39, 143.57, 138.99, 134.51, 134.34, 127.51, 127.06, 126.43, 126.34, 126.20, 125.96, 125.70, 125.09, 121.93, 121.75, 121.54, 120.12, 115.00, 114.85, 104.71, 77.16, 67.41, 65.92, 60.86, 55.17, 54.24, 52.74, 51.56, 42.06, 40.88, 37.80, 30.59, 28.14, 25.57, 22.01, 17.86, 14.28, 12.14.
HSQC
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ 121.96, 127.58, 121.81, 126.43, 125.18, 120.15, 126.03, 121.44, 104.75, 42.09, 60.83, 67.38, 55.19, 42.03, 37.06, 65.96, 21.98, 21.95, 51.58, 54.26, 37.86, 52.84, 51.64, 25.67, 30.82, 17.91, 25.67, 17.93, 28.20, 14.45, 28.02, 17.93, 12.17.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.37, 7.80, 7.64, 7.49, 7.49, 7.41, 7.35, 7.12, 6.78, 4.57, 4.32, 4.20, 4.09, 3.95, 3.91, 3.68, 3.38, 3.30, 2.81, 2.75, 2.70, 2.66, 2.35, 2.34, 2.32, 2.31, 2.25, 1.44, 1.41, 1.36, 1.22, 1.12, 0.92.
【0839】
中間体166(ラセミ体2)
LC-MS (方法8): R
t = 2.60分; MS (ESIpos): m/z = 727 [M+H]
+
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.41 - 8.33 (m, 1H), 7.88 - 7.77 (m, 1H), 7.62 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.55 - 7.45 (m, 2H), 7.42 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.35 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.76 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 4.34 (pd, J = 11.1, 5.5 Hz, 2H), 4.27 - 4.07 (m, J = 7.6, 7.1 Hz, 4H), 3.86 (d, J = 8.1 Hz, 7H), 3.56 (dd, J = 10.6, 4.1 Hz, 1H), 3.33 (ddt, J = 40.7, 14.0, 7.4 Hz, 2H), 2.89 (d, J = 6.7 Hz, 4H), 2.78 (dq, J = 12.4, 6.9 Hz, 2H), 2.47 - 2.36 (m, 1H), 2.36 - 2.25 (m, 2H), 2.25 - 2.05 (m, 7H), 1.95 (d七重線, J = 10.9, 6.5 Hz, 1H), 1.51 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 1.35 (q, J = 10.0, 8.5 Hz, 5H), 1.14 (s, 1H), 0.90 (t, J = 7.6 Hz, 3H).
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ 162.49, 154.80, 148.93, 144.97, 139.07, 134.65, 133.86, 127.63, 127.08, 126.68, 126.48, 126.02, 125.86, 125.74, 125.22, 122.09, 121.45, 121.42, 120.23, 117.78, 112.44, 104.75, 77.16, 67.60, 65.06, 64.43, 60.89, 56.45, 52.32, 51.43, 41.81, 39.16, 36.64, 30.75, 27.14, 25.11, 21.97, 21.46, 17.78, 14.43, 12.46.
HSQC
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ 121.94, 127.55, 121.36, 126.48, 125.19, 120.21, 126.02, 121.34, 104.76, 60.76, 41.72, 67.43, 41.79, 36.60, 64.95, 64.38, 21.87, 21.87, 52.20, 56.29, 56.29, 51.38, 30.78, 17.63, 51.27, 25.06, 39.01, 25.07, 27.06, 27.01, 14.29, 21.33, 21.35, 12.42.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.40, 7.83, 7.64, 7.52, 7.51, 7.44, 7.37, 7.14, 6.79, 4.36, 4.27, 4.22, 4.19, 3.90, 3.88, 3.59, 3.39, 3.31, 2.91, 2.89, 2.81, 2.44, 2.34, 2.23, 2.17, 2.14, 2.13, 1.97, 1.53, 1.39, 1.38, 1.31, 1.16, 0.93.
【0840】
中間体167
(rac)-tert-ブチル2-(5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート
【0841】
【化283】
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(rac)-1-tert-ブチル2-メチルピペリジン-1,2-ジカルボキシレート(CAS 167423-93-0、6.3g、25.8mmol)及び2-ブタノン(13g、180mmol)をテトラヒドロフラン(100mL)に溶解し、カリウムtert-ブトキシド(3.1g、27.6mmol)で処理し、50℃に18時間加熱した。混合物を室温に冷却し、揮発物を減圧下で除去し、残渣を酢酸(30mL)とメタノール(30mL)との混合物に溶解し、メチルヒドラジン(1mL、19.1mmol)で処理し、35℃に3時間加温した。混合物を室温に冷却し、揮発物を減圧下で除去し、残渣を酢酸エチル及び水酸化ナトリウム溶液(1N、水溶液)の間で分配し、有機相を飽和炭酸水素ナトリウム(水溶液)、飽和塩化ナトリウム(水溶液)で2回洗浄し、合わせた水性相を酢酸エチルで逆抽出し、合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、不溶物質を濾過により除去し、揮発物を減圧下で除去し、残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配)により精製して、表題化合物を適度な純度で琥珀色シロップ(2.0g)として得、これを更なる操作をせずに使用した。
LC-MS (方法6): R
t = 1.54分; MS (ESIpos): m/z = 294 [M+H]
+
【0842】
中間体168
(rac)tert-ブチル2-(5-エチル-4-ヨード-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート
【0843】
【化284】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-tert-ブチル2-(5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート(中間体167参照、2.0g)をジクロロメタン(20mL)に溶解し、1-ヨード-2,5-ピロリジンジオン(2g、8.8mmol)で処理し、室温で1時間撹拌した。揮発物を減圧下で除去し、残渣を酢酸エチル及び水酸化ナトリウム溶液(1N、水溶液)の間で分け、有機相を飽和塩化ナトリウム(水溶液)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配)により精製して、表題化合物を淡黄色ゴム状物(675mg)として得た。
LC-MS (方法5): R
t = 4.63分; MS (ESIpos): m/z = 420 [M+H]
+
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 5.29 (s, 1H), 3.96 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.81 (s, 3H), 3.18 (td, J = 12.9, 2.9 Hz, 1H), 2.67 (q, J = 7.8 Hz, 2H), 2.08 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 1.75 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 1.68 - 1.46 (m, 3H), 1.45 (d, J = 1.5 Hz, 9H), 1.14 (t, J = 7.5 Hz, 3H).
HSQC
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ 49.66, 40.93, 37.29, 40.95, 19.64, 28.44, 19.54, 28.39, 25.60, 19.56, 25.61, 28.63, 12.89.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 5.31, 4.00, 3.84, 3.21, 2.70, 2.11, 1.78, 1.77, 1.63, 1.60, 1.47, 1.47, 1.17.
【0844】
中間体169
エチル7-(3-(1-(tert-ブトキシカルボニル)ピペリジン-2-イル)-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-クロロ-3-(3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(異性体1)
【0845】
【化285】
[この文献は図面を表示できません]
及び
中間体170
エチル7-(3-(1-(tert-ブトキシカルボニル)ピペリジン-2-イル)-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-クロロ-3-(3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(異性体2)
【0846】
【化286】
[この文献は図面を表示できません]
tert-ブチル2-(5-エチル-4-ヨード-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート(中間体168参照、2.3g、5.48mmol)、エチル6-クロロ-3-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体8参照、4g、7.5mmol)及びRuPhos Pd G3(229mg、0.274mmol)の混合物に、真空下リン酸三カリウム(1M、10mL、水溶液)及び1,4-ジオキサン(10mL)を加え、室温で2分後混合物を100℃で予め加熱したアルミブロックに置き、2分後混合物を窒素加圧下に置き、この温度で100分間続けた。混合物を室温に冷却し、酢酸エチルで希釈し、不溶物質を濾過により除去し、濾液を酢酸エチル及び飽和塩化ナトリウム溶液(水溶液)で更に希釈し、層を分離し、水性相を酢酸エチルで更に抽出し、合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、不溶物質を濾過により除去し、減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配)により精製して、表題化合物異性体1(1.03g)を琥珀色ゴム状物として、続いて異性体2(1.04g)を淡黄色油状物として得た。
【0847】
中間体169(異性体1)
LC-MS (方法8): R
t = 4.36分; MS (ESIpos): m/z = 700 [M+H]
+
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.42 - 8.34 (m, 1H), 7.86 - 7.78 (m, 1H), 7.57 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.53 - 7.46 (m, 2H), 7.42 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.35 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.18 - 7.12 (m, 1H), 6.78 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 5.80 (s, 1H), 5.35 (s, 1H), 5.06 (s, 1H), 4.51 - 4.27 (m, 3H), 4.21 (t, J = 6.1 Hz, 2H), 3.89 (s, 2H), 3.79 (d, J = 20.0 Hz, 2H), 3.37 (t, J = 7.4 Hz, 3H), 2.81 (s, 1H), 2.57 (q, J = 7.4 Hz, 1H), 2.50 - 2.21 (m, 4H), 1.67 - 1.42 (m, 17H), 1.35 (td, J = 7.1, 1.1 Hz, 4H), 1.30 - 1.11 (m, 7H), 1.05 - 0.88 (m, 3H).
【0848】
中間体170(異性体2)
LC-MS (方法8): R
t = 4.17分; MS (ESIneg): m/z = 698 [M-H]
-
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.41 - 8.31 (m, 2H), 7.86 - 7.77 (m, 1H), 7.57 (d, J = 11.7 Hz, 1H), 7.54 - 7.46 (m, 2H), 7.42 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.39 - 7.30 (m, 1H), 7.14 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.78 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 5.24 (s, 1H), 4.35 (q, J = 7.4 Hz, 2H), 4.22 (t, J = 6.1 Hz, 1H), 4.19 - 4.09 (m, 1H), 3.91 (d, J = 1.1 Hz, 2H), 3.75 (t, J = 16.4 Hz, 2H), 3.35 (七重線, J = 7.0 Hz, 2H), 2.99 (t, J = 13.1 Hz, 1H), 2.51 - 2.27 (m, 4H), 1.91 (s, 5H), 1.72 - 1.44 (m, 9H), 1.26 (dd, J = 11.5, 1.1 Hz, 25H), 1.14 (s, 6H), 1.04 - 0.92 (m, 3H).
【0849】
中間体171
エチル(Z)-7-(3-(1-(tert-ブトキシカルボニル)ピペリジン-2-イル)-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-クロロ-1-(4-クロロブタ-2-エン-1-イル)-3-(3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(異性体1)
【0850】
【化287】
[この文献は図面を表示できません]
エチル7-(3-{1-[(tert-ブトキシ)カルボニル]ピペリジン-2-イル}-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-クロロ-3-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-1H-インドール-2-カルボキシレート(異性体1)(中間体169参照、1.02g、1.45mmol)をアセトニトリル(10mL)に溶解し、炭酸セシウム(1.0g、3.06mmol)、cis-1,4-ジクロロブテン(0.8mL、7.6mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(0.4mL、2.3mmol)で処理し、40℃に72時間加熱した。混合物を追加のcis-1,4-ジクロロブテン(0.8mL、7.6mmol)及び炭酸セシウム(1.0g、3.06mmol)で処理し、この温度で更に24時間加熱を続けた。混合物を酢酸エチルで希釈し、不溶物質を濾過により除去し、濾液を減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン濃度勾配)により精製して、表題化合物を無色油状物(828mg)として得た。
LC-MS (方法8): R
t = 4.44分; MS (ESIpos): m/z = 788 [M+H]
+
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.41 (dt, J = 7.0, 3.6 Hz, 1H), 7.84 (dt, J = 7.0, 3.5 Hz, 1H), 7.65 (dd, J = 8.7, 4.1 Hz, 1H), 7.53 (dt, J = 6.6, 3.4 Hz, 2H), 7.46 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.39 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.27 - 7.16 (m, 1H), 6.82 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 5.57 - 5.06 (m, 4H), 5.05 - 4.71 (m, 2H), 4.35 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 4.25 (t, J = 6.1 Hz, 2H), 4.15 (q, J = 7.0 Hz, 1H), 4.04 - 3.76 (m, 6H), 3.54 (t, J = 13.2 Hz, 1H), 3.37 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 3.22 (t, J = 13.1 Hz, 0H), 2.34 (dtp, J = 30.9, 15.0, 7.7 Hz, 5H), 2.07 (d, J = 1.1 Hz, 1H), 1.91 - 1.72 (m, 2H), 1.72 - 1.44 (m, 4H), 1.44 - 1.30 (m, 9H), 1.28 (dd, J = 7.0, 1.1 Hz, 2H), 1.04 (d, J = 12.0 Hz, 7H).
【0851】
中間体172
エチル(Z)-7-(3-(1-(tert-ブトキシカルボニル)ピペリジン-2-イル)-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-クロロ-1-(4-クロロブタ-2-エン-1-イル)-3-(3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(異性体2)
【0852】
【化288】
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エチル7-(3-{1-[(tert-ブトキシ)カルボニル]ピペリジン-2-イル}-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-クロロ-3-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-1H-インドール-2-カルボキシレート(異性体2)(中間体170参照、1.04g、1.48mmol)をアセトニトリル(10mL)に溶解し、炭酸セシウム(1.05g、3.25mmol)、cis-1,4-ジクロロブテン(800uL、7.6mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(0.4mL、2.3mmol)で処理し、40℃に72時間加熱した。混合物を追加のcis-1,4-ジクロロブテン(0.8mL、7.6mmol)及び炭酸セシウム(1.0g、3.06mmol)で処理し、この温度で更に24時間加熱を続けた。混合物を酢酸エチルで希釈し、不溶物質を濾過により除去し、濾液を減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン濃度勾配)により精製して、表題化合物を琥珀色ゴム状物(585mg)として得た。
LC-MS (方法8): R
t = 4.33分; MS (ESIpos): m/z = 788 [M+H]
+
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.44 - 8.30 (m, 1H), 7.87 - 7.77 (m, 1H), 7.59 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.50 (dtd, J = 8.2, 4.4, 2.1 Hz, 2H), 7.43 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.36 (td, J = 7.9, 1.4 Hz, 1H), 7.19 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.80 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 5.45 (q, J = 8.6 Hz, 1H), 5.23 (d, J = 34.3 Hz, 2H), 5.06 (dd, J = 17.3, 5.3 Hz, 1H), 4.84 (dd, J = 17.2, 5.0 Hz, 1H), 4.33 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 4.23 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 4.12 (qd, J = 7.1, 1.5 Hz, 1H), 3.96 - 3.76 (m, 6H), 3.34 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 2.98 (t, J = 13.1 Hz, 1H), 2.37 (dh, J = 30.0, 7.3 Hz, 4H), 2.22 - 1.98 (m, 3H), 1.71 - 1.46 (m, 3H), 1.36 (qd, J = 8.1, 7.1, 1.6 Hz, 4H), 1.31 - 0.93 (m, 14H).
【0853】
中間体173
(rac)-エチル-(Z)-16-クロロ-15-エチル-14-メチル-1-(3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル)-4,7,9,10,11,12,12a,14-オクタヒドロピラゾロ[3',4':8,9]ピリド[1',2':6,7][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-2-カルボキシレート(異性体1)
【0854】
【化289】
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エチル7-(3-{1-[(tert-ブトキシ)カルボニル]ピペリジン-2-イル}-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-クロロ-1-[(2Z)-4-クロロブタ-2-エン-1-イル]-3-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-1H-インドール-2-カルボキシレート(異性体1)(中間体171参照、828mg)をジクロロメタン(10mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(4mL)で処理し、室温で2時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残渣をジクロロメタン(20mL)に溶解し、減圧下で濃縮し、残渣をアセトニトリル(20ml)に溶解し、ジイソプロピルエチルアミン(4.5mL)で処理し、室温で72時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残渣を酢酸エチル及び飽和炭酸水素ナトリウムの間で分配し、有機相を飽和塩化ナトリウム(水溶液)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、不溶物質を濾過により除去し、減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン濃度勾配)により精製して、表題化合物を茶褐色ゴム状物(630mg)として得た。
LC-MS (方法8): R
t = 2.73分; MS (ESIpos): m/z = 651 [M+H]
+
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.41 - 8.31 (m, 1H), 7.85 - 7.76 (m, 1H), 7.63 (dd, J = 8.5, 1.0 Hz, 1H), 7.54 - 7.46 (m, 2H), 7.42 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.39 - 7.30 (m, 1H), 7.21 (dd, J = 8.5, 1.0 Hz, 1H), 6.78 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 5.42 (td, J = 12.0, 3.7 Hz, 1H), 5.10 - 4.95 (m, 2H), 4.70 (dd, J = 15.9, 10.8 Hz, 1H), 4.45 - 4.27 (m, 2H), 4.23 (t, J = 6.1 Hz, 2H), 3.93 (d, J = 1.1 Hz, 3H), 3.69 - 3.52 (m, 1H), 3.37 (qt, J = 13.7, 7.5 Hz, 2H), 3.22 (d, J = 10.2 Hz, 1H), 3.08 - 2.95 (m, 1H), 2.91 (dd, J = 15.0, 4.3 Hz, 1H), 2.52 (t, J = 11.1 Hz, 1H), 2.43 - 2.29 (m, 2H), 2.27 - 2.08 (m, 3H), 1.81 (dtd, J = 29.1, 12.1, 11.1, 4.9 Hz, 3H), 1.68 - 1.54 (m, 1H), 1.37 (td, J = 7.1, 1.1 Hz, 3H), 1.24 - 1.07 (m, 1H), 0.98 - 0.78 (m, 3H).
HSQC
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ 121.98, 127.56, 121.17, 126.54, 125.17, 120.30, 126.08, 122.23, 104.82, 123.42, 130.33, 42.83, 42.82, 60.79, 67.53, 36.82, 49.23, 22.15, 56.04, 51.60, 49.25, 51.64, 30.72, 17.76, 33.86, 33.83, 24.69, 26.42, 26.43, 14.44, 24.82, 12.92
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.38, 7.82, 7.65, 7.51, 7.51, 7.44, 7.37, 7.23, 6.80, 5.45, 5.05, 5.02, 4.73, 4.38, 4.25, 3.96, 3.62, 3.41, 3.24, 3.02, 2.92, 2.55, 2.38, 2.23, 2.16, 1.86, 1.80, 1.79, 1.63, 1.40, 1.19, 0.91.
【0855】
中間体174
(rac)-エチル-(Z)-16-クロロ-15-エチル-14-メチル-1-(3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル)-4,7,9,10,11,12,12a,14-オクタヒドロピラゾロ[3',4':8,9]ピリド[1',2':6,7][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-2-カルボキシレート(異性体2)
【0856】
【化290】
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エチル7-(3-{1-[(tert-ブトキシ)カルボニル]ピペリジン-2-イル}-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-クロロ-1-[(2Z)-4-クロロブタ-2-エン-1-イル]-3-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-1H-インドール-2-カルボキシレート(異性体2)(中間体172参照、585mg、0.743mmol)をジクロロメタン(10mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(4mL)で処理し、室温で2時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残渣をジクロロメタン(20mL)に溶解し、減圧下で濃縮し、残渣をアセトニトリル(20mL)に溶解し、ジイソプロピルエチルアミン(4.5mL)で処理し、室温で72時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残渣を酢酸エチル及び水酸化ナトリウム溶液(1N、水溶液)の間で分配し、有機相を飽和塩化ナトリウム(水溶液)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、不溶物質を濾過により除去し、減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン濃度勾配)により精製して、表題化合物を白色泡状物(420mg)として得た。
LC-MS (方法8): R
t = 2.74分; MS (ESIpos): m/z = 651 [M+H]
+
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.40 (dt, J = 6.4, 1.8 Hz, 1H), 7.80 (ddt, J = 6.7, 5.0, 2.7 Hz, 1H), 7.60 (dd, J = 8.5, 1.6 Hz, 1H), 7.50 (ddq, J = 7.8, 4.1, 1.9, 1.4 Hz, 2H), 7.42 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.34 (td, J = 7.9, 1.6 Hz, 1H), 7.12 (dd, J = 8.6, 1.6 Hz, 1H), 6.75 (dd, J = 7.6, 1.7 Hz, 1H), 5.84 (tdd, J = 8.2, 6.7, 6.3, 3.4 Hz, 1H), 5.79 (s, 1H), 5.23 (ddd, J = 13.1, 10.9, 1.6 Hz, 1H), 4.67 (dd, J = 13.9, 4.4 Hz, 1H), 4.38 (qt, J = 7.1, 1.7 Hz, 2H), 4.19 (dt, J = 6.2, 3.1 Hz, 2H), 3.88 (d, J = 1.7 Hz, 3H), 3.42 (dddd, J = 23.0, 14.6, 9.6, 4.9 Hz, 2H), 3.34 - 3.21 (m, 2H), 2.80 (d, J = 11.1 Hz, 1H), 2.42 - 2.22 (m, 4H), 2.20 - 2.08 (m, 1H), 1.92 - 1.78 (m, 2H), 1.67 - 1.51 (m, 2H), 1.39 (td, J = 7.1, 1.6 Hz, 3H), 1.36 - 1.24 (m, 1H), 1.22 - 1.06 (m, 1H), 0.98 (td, J = 7.6, 1.6 Hz, 3H), 0.94 - 0.77 (m, 1H).
HSQC
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ 121.99, 127.53, 120.76, 125.21, 126.49, 120.17, 126.04, 121.38, 104.65, 132.41, 130.64, 41.56, 41.56, 60.77, 67.49, 36.54, 21.88, 50.63, 21.88, 63.21, 54.59, 30.78, 17.69, 50.54, 31.07, 54.61, 24.60, 31.02, 14.39, 26.03, 24.63, 12.67, 25.82
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.42, 7.82, 7.62, 7.52, 7.52, 7.43, 7.35, 7.14, 6.77, 5.86, 5.77, 5.25, 4.68, 4.39, 4.21, 3.90, 3.45, 3.40, 3.30, 3.30, 2.82, 2.34, 2.33, 2.13, 1.89, 1.86, 1.60, 1.59, 1.41, 1.33, 1.18, 1.01, 0.89.
【0857】
中間体175
(rac)-エチル16-クロロ-15-エチル-14-メチル-1-(3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル)-4,5,6,7,9,10,11,12,12a,14-デカヒドロピラゾロ[3',4':8,9]ピリド[1',2':6,7][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-2-カルボキシレート(異性体1)
【0858】
【化291】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル(Z)-16-クロロ-15-エチル-14-メチル-1-(3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル)-4,7,9,10,11,12,12a,14-オクタヒドロピラゾロ[3',4':8,9]ピリド[1',2':6,7][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-2-カルボキシレート(異性体2)(中間体174参照、420mg)をエタノール(50mL)に溶解し、炭素担持パラジウム(10%、700mg)で処理し、水素の雰囲気下室温で16時間撹拌した。混合物をセライトに通して濾過し、減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン濃度勾配)により精製して、表題化合物を琥珀色ゴム状物(170mg)として得た。
LC-MS (方法8): R
t = 2.95分; MS (ESIpos): m/z = 654 [M+H]
+
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.45 - 8.34 (m, 1H), 7.81 (dq, J = 5.4, 3.2 Hz, 1H), 7.61 (dd, J = 8.5, 1.2 Hz, 1H), 7.53 - 7.46 (m, 2H), 7.42 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.34 (td, J = 7.9, 1.2 Hz, 1H), 7.16 (dd, J = 8.5, 1.2 Hz, 1H), 6.80 - 6.73 (m, 1H), 4.43 - 4.28 (m, 2H), 4.24 - 4.16 (m, 4H), 3.87 (d, J = 1.3 Hz, 3H), 3.49 - 3.22 (m, 3H), 2.78 (d, J = 11.3 Hz, 1H), 2.69 (td, J = 13.0, 5.1 Hz, 1H), 2.34 (q, J = 7.0 Hz, 2H), 2.14 (ddtd, J = 22.4, 14.9, 7.6, 1.2 Hz, 2H), 1.98 (dt, J = 13.1, 2.8 Hz, 1H), 1.90 (dd, J = 13.4, 5.0 Hz, 1H), 1.78 (td, J = 11.8, 2.6 Hz, 1H), 1.70 - 1.43 (m, 4H), 1.39 (qd, J = 7.5, 7.0, 1.9 Hz, 5H), 1.24 - 1.00 (m, 3H), 0.89 (td, J = 7.6, 1.2 Hz, 3H).
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ 162.52, 154.81, 151.06, 144.48, 138.99, 134.96, 134.63, 127.58, 127.09, 126.54, 126.43, 125.98, 125.86, 125.77, 125.17, 122.10, 121.76, 120.73, 120.16, 118.65, 112.57, 104.70, 77.16, 67.71, 63.17, 60.65, 52.60, 49.41, 41.57, 36.43, 30.71, 30.49, 26.63, 25.84, 24.86, 22.05, 21.36, 17.68, 14.45, 12.55.
HSQC
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ 122.08, 127.51, 120.79, 126.53, 125.20, 120.15, 126.00, 121.70, 104.65, 60.59, 67.63, 41.56, 36.40, 22.04, 63.15, 21.87, 52.62, 49.38, 30.76, 17.57, 30.73, 49.37, 52.54, 30.49, 24.97, 26.62, 21.20, 26.15, 14.55, 24.85, 21.31, 25.91, 12.56.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.41, 7.83, 7.63, 7.52, 7.52, 7.44, 7.36, 7.18, 6.78, 4.38, 4.24, 4.23, 3.89, 3.43, 3.38, 3.33, 2.82, 2.71, 2.36, 2.19, 2.00, 1.94, 1.82, 1.69, 1.66, 1.57, 1.53, 1.44, 1.41, 1.24, 1.13, 1.11, 0.92.
【0859】
中間体176
(rac)-エチル-16-クロロ-15-エチル-14-メチル-1-(3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル)-4,5,6,7,9,10,11,12,12a,14-デカヒドロピラゾロ[3',4':8,9]ピリド[1',2':6,7][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-2-カルボキシレート(異性体2)
【0860】
【化292】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル(Z)-16-クロロ-15-エチル-14-メチル-1-(3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル)-4,7,9,10,11,12,12a,14-オクタヒドロピラゾロ[3',4':8,9]ピリド[1',2':6,7][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-2-カルボキシレート(異性体1)(中間体173参照、630mg)をエタノール(50mL)に溶解し、炭素担持パラジウム(10%、700mg)で処理し、水素の雰囲気下室温で16時間撹拌した。混合物をセライトに通して濾過し、減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー((アンモニア(メタノール中7M)/ジクロロメタン濃度勾配)により精製して、表題化合物を灰白色ゴム状物(900mg)として得た。
LC-MS (方法8): R
t = 2.80分; MS (ESIneg): m/z = 654 [M+H]
+
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.35 (dd, J = 6.6, 3.4 Hz, 1H), 7.82 - 7.74 (m, 1H), 7.64 (dd, J = 8.6, 1.2 Hz, 1H), 7.47 (dqd, J = 6.9, 3.6, 1.2 Hz, 2H), 7.39 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.36 - 7.28 (m, 1H), 7.15 (dd, J = 8.6, 1.2 Hz, 1H), 6.77 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 4.63 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 4.31 (ddddd, J = 17.9, 10.9, 7.1, 3.8, 1.2 Hz, 2H), 4.20 (t, J = 6.1 Hz, 2H), 3.99 (dd, J = 16.8, 9.6 Hz, 1H), 3.92 (d, J = 1.2 Hz, 3H), 3.33 (ddt, J = 28.3, 14.3, 7.0 Hz, 3H), 2.73 (dd, J = 13.1, 8.2 Hz, 1H), 2.46 - 2.36 (m, 1H), 2.30 (dtd, J = 12.1, 6.8, 6.2, 3.3 Hz, 4H), 2.23 - 2.05 (m, 2H), 2.05 - 1.69 (m, 3H), 1.56 - 1.42 (m, 1H), 1.34 (td, J = 7.1, 1.2 Hz, 4H), 1.20 - 0.95 (m, 2H), 0.90 (td, J = 7.6, 1.2 Hz, 3H).
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ 162.29, 154.63, 143.42, 138.80, 135.13, 134.54, 127.54, 126.94, 126.66, 126.35, 126.01, 125.72, 125.10, 121.94, 121.78, 120.16, 104.82, 67.42, 60.96, 41.85, 37.25, 30.66, 29.67, 28.77, 23.28, 22.89, 22.09, 17.87, 14.30, 12.12.
HSQC
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ 121.92, 127.59, 122.17, 126.36, 125.16, 120.24, 126.12, 121.78, 104.93, 41.85, 51.14, 60.94, 67.42, 67.21, 37.29, 41.92, 51.48, 21.95, 51.51, 53.70, 23.27, 29.89, 17.86, 30.76, 27.55, 23.43, 53.71, 23.40, 22.86, 16.83, 28.67, 14.49, 17.01, 28.72, 12.13
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.39, 7.82, 7.68, 7.52, 7.51, 7.44, 7.39, 7.17, 6.82, 4.73, 4.52, 4.35, 4.24, 4.05, 3.97, 3.93, 3.88, 3.39, 3.19, 2.91, 2.80, 2.79, 2.35, 2.34, 2.28, 2.27, 2.26, 1.97, 1.83, 1.66, 1.57, 1.39, 1.19, 1.18, 0.95.d
【0861】
中間体177
(rac)-tert-ブチル2-(5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)ピロリジン-1-カルボキシレート
【0862】
【化293】
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(rac)-1-tert-ブチル2-メチルピロリジン-1,2-ジカルボキシレート(10.2g、44.4mmol、CAS 145681-01-2)、2-ブタノン(9.4g、130mmol)をテトラヒドロフラン(100ml)に溶解し、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミドの溶液(45mL、テトラヒドロフラン中1M)で処理し、70℃に18時間加熱した。混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮し、残渣を酢酸エチル及び塩酸(3N、水溶液)の間で分配し、層を分離し、有機相を食塩水で洗浄し、合わせた水性相を酢酸エチルで逆抽出し、合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、不溶物質を濾過により除去し、減圧下で濃縮し、残渣(13g)を酢酸(100mL)に溶解し、メチルヒドラジン(3mL、56.8mmol)で処理し、室温で2時間撹拌し、減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチルとヘキサンとの混合物及び水酸化ナトリウム溶液(1N、水溶液)の間で分配し、有機相を水酸化ナトリウム溶液(1N、水溶液、2回)及び飽和塩化ナトリウム(水溶液)で順次洗浄し、合わせた水性洗液を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、不溶物質を濾過により除去し、減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン濃度勾配)により精製して、表題化合物を異性体の混合物としての黄色油状物(7.4g)として得、更には操作をせずに使用した。
LC-MS (方法6): R
t = 1.39分; MS (ESIpos): m/z = 280 [M-H]
-
【0863】
中間体178
(rac)-tert-ブチル2-(5-エチル-4-ヨード-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)ピロリジン-1-カルボキシレート
【0864】
【化294】
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(rac)-tert-ブチル2-(5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)ピロリジン-1-カルボキシレート(中間体177参照、7.4g)をジクロロメタン(200mL)に溶解し、1-ヨードピロリジン-2,5-ジオン(6.4g、28.4mmol)で処理し、室温で2時間撹拌し、追加の1-ヨードピロリジン-2,5-ジオン(3g)を加え、撹拌を室温で1時間続けた。混合物を水酸化ナトリウム溶液(1N、水溶液、200mL)で希釈し、チオ硫酸ナトリウム(10g)で処理し、層を分離し、水性相をジクロロメタンで抽出し、合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、不溶物質を濾過により除去し、減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン濃度勾配)により精製して、表題化合物を琥珀色ゴム状物(3.85g)として得た。
LC-MS (方法5): R
t = 3.61分; MS (ESIpos): m/z = 405 [M+H]
+s
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 5.00 - 4.52 (m, 1H), 3.73 (s, 3H), 3.66 - 3.32 (m, 2H), 2.58 (h, J = 8.0 Hz, 2H), 2.27 - 1.61 (m, 4H), 1.14 (s, 9H), 1.06 (t, J = 7.7 Hz, 3H).
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ 154.16, 152.96, 152.08, 145.47, 145.25, 78.89, 78.69, 77.16, 56.06, 55.89, 47.26, 46.90, 37.08, 36.97, 33.73, 33.09, 28.52, 28.24, 23.92, 23.65, 19.37, 19.25, 12.92.
HSQC
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ 55.92, 55.93, 37.09, 47.09, 47.05, 47.09, 19.46, 33.57, 23.81, 33.44, 23.74, 28.43, 28.32, 12.92
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 4.87, 4.70, 3.74, 3.61, 3.51, 3.41, 2.62, 2.16, 1.99, 1.82, 1.80, 1.40, 1.17, 1.09.
15N HMBC
15N NMR (41 MHz, CDCl
3) δ 302.40, 302.19, 194.47, 194.55, 99.81, 100.81
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 4.71, 3.75, 3.75, 2.62, 2.16, 1.80.
【0865】
中間体179
エチル7-(3-(1-(tert-ブトキシカルボニル)ピロリジン-2-イル)-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-クロロ-3-(3-((6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ)プロピル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(異性体1)
【0866】
【化295】
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及び
中間体180
エチル7-(3-(1-(tert-ブトキシカルボニル)ピロリジン-2-イル)-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-クロロ-3-(3-((6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ)プロピル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(異性体2)
【0867】
【化296】
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(rac)-tert-ブチル2-(5-エチル-4-ヨード-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)ピロリジン-1-カルボキシレート(中間体178参照、3.85g、9.5mmol)、エチル6-クロロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体52参照、5.23g、7.5mmol)及びRuPhos Pd G3(250mg、0.3mmol)の混合物に、真空下リン酸三カリウム(1M、10mL、水溶液)及びトルエン(10mL)を加え、室温で5分後混合物を90℃で予め加熱したアルミブロックに置き、5分後混合物を窒素加圧下に置き、この温度で6時間続けた。混合物を室温に冷却し、酢酸エチル及び水で希釈し、層を分離し、有機相を飽和炭酸水素ナトリウム溶液(水溶液)及び飽和塩化ナトリウム(水溶液)で順次洗浄し、合わせた水性相を酢酸エチルで更に抽出し、合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、不溶物質を濾過により除去し、減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル濃度勾配)により精製して、表題化合物異性体1(2.38g)を茶褐色油状物として、続いて異性体2(690mg)を黄色油状物として得た。
【0868】
中間体179(異性体1)
LC-MS (方法5): R
t = 6.64分; MS (ESIneg): m/z = 702 [M-H]
-
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 10.22 (s, 1H), 8.33 (dd, J = 9.2, 5.8 Hz, 1H), 7.53 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.37 (dd, J = 10.2, 2.6 Hz, 1H), 7.34 - 7.28 (m, 2H), 7.21 (td, J = 8.9, 2.4 Hz, 1H), 7.11 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.68 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 5.00 - 4.82 (m, 1H), 4.73 (t, J = 6.6 Hz, 2H), 4.48 - 4.21 (m, 3H), 4.18 (t, J = 6.2 Hz, 2H), 4.09 (q, J = 7.2 Hz, 4H), 3.79 (d, J = 20.1 Hz, 15H), 3.69 - 3.18 (m, 13H), 2.64 (p, J = 7.7 Hz, 8H), 2.52 - 2.24 (m, 7H), 2.24 - 2.10 (m, 4H), 2.01 (s, 10H), 1.96 - 1.71 (m, 11H), 1.67 (dt, J = 12.2, 6.1 Hz, 1H), 1.43 (s, 21H), 1.37 - 1.04 (m, 59H), 0.96 (t, J = 7.6 Hz, 4H).
HSQC
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ 124.85, 120.64, 110.38, 127.39, 119.36, 115.18, 121.47, 103.96, 100.62, 55.99, 56.06, 60.43, 54.03, 60.66, 67.66, 60.38, 36.73, 46.99, 47.22, 21.45, 47.11, 19.50, 18.25, 30.54, 33.59, 23.82, 33.42, 23.78, 23.76, 28.42, 28.53, 12.66, 12.67
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.35, 7.56, 7.40, 7.34, 7.33, 7.23, 7.13, 6.71, 5.82, 4.92, 4.75, 4.42, 4.34, 4.25, 4.20, 4.11, 3.84, 3.57, 3.46, 3.37, 3.31, 2.66, 2.39, 2.33, 2.20, 2.06, 1.90, 1.83, 1.69, 1.45, 1.21, 1.18, 0.98.
【0869】
中間体180(異性体2)
LC-MS (方法5): R
t = 6.22分; MS (ESIneg): m/z = 702 [M-H]
-
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.46 - 8.18 (m, 2H), 7.48 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.33 (dd, J = 10.0, 2.5 Hz, 1H), 7.26 (s, 2H), 7.23 - 7.12 (m, 1H), 7.04 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.67 - 6.55 (m, 1H), 4.85 (s, 1H), 4.26 (tt, J = 11.5, 6.5 Hz, 2H), 4.15 - 3.94 (m, 2H), 3.79 (s, 3H), 3.30 (t, J = 7.3 Hz, 2H), 2.97 (d, J = 98.7 Hz, 1H), 2.28 (tt, J = 15.1, 7.9 Hz, 5H), 1.96 (s, 2H), 1.57 (ddt, J = 42.6, 12.9, 6.6 Hz, 2H), 1.38 - 0.78 (m, 15H).
HSQC
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ 124.75, 120.87, 110.51, 127.32, 119.35, 115.16, 121.80, 103.97, 55.99, 60.78, 67.47, 36.54, 21.42, 46.79, 30.40, 17.95, 33.03, 33.04, 24.21, 24.14, 14.64, 28.46, 13.02
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.38, 7.57, 7.43, 7.36, 7.36, 7.27, 7.13, 6.71, 4.94, 4.36, 4.20, 3.89, 3.40, 3.19, 2.37, 2.34, 2.09, 1.99, 1.74, 1.63, 1.37, 1.30, 0.98.
【0870】
中間体181
エチル(Z)-7-(3-(1-(tert-ブトキシカルボニル)ピロリジン-2-イル)-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-クロロ-1-(4-クロロブタ-2-エン-1-イル)-3-(3-((6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ)プロピル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(異性体1)
【0871】
【化297】
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エチル-7-(3-(1-(tert-ブトキシカルボニル)ピロリジン-2-イル)-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-クロロ-3-(3-((6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ)プロピル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(異性体1)(中間体179参照、2.38g)をアセトニトリル(50mL)に溶解し、炭酸セシウム(3.3g、10mmol)及びcis-1,4-ジクロロブテン(0.7mL、6.64mmol)で処理し、混合物を室温で16時間撹拌し、次いで追加のcis-1,4-ジクロロブテン(0.3mL)及び炭酸セシウム(1g)を加え、更に24時間撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、不溶物質を濾過により除去し、減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン濃度勾配)により精製して、表題化合物を琥珀色ゴム状物(580mg)として得た。
LC-MS (方法5): R
t = 6.97分; MS (ESIpos): m/z = 791 [M+H]
+
1H NMR (300 MHz, クロロホルム-d) δ 8.38 (dd, J = 9.2, 5.8 Hz, 1H), 7.61 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.42 (dd, J = 10.0, 2.6 Hz, 1H), 7.40 - 7.32 (m, 2H), 7.27 (ddd, J = 9.2, 8.2, 2.6 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.75 (dd, J = 6.9, 1.8 Hz, 1H), 5.39 (d, J = 4.1 Hz, 2H), 5.27 (dd, J = 18.5, 3.3 Hz, 1H), 5.10 (d, J = 18.1 Hz, 1H), 4.62 (dd, J = 7.6, 2.9 Hz, 1H), 4.43 - 4.27 (m, 2H), 4.22 (t, J = 6.2 Hz, 2H), 4.07 - 3.93 (m, 1H), 3.89 - 3.71 (m, 4H), 3.60 (ddd, J = 11.1, 8.0, 3.2 Hz, 1H), 3.35 (t, J = 8.0 Hz, 3H), 2.50 - 2.12 (m, 4H), 2.12 - 1.61 (m, 5H), 1.46 (s, 8H), 1.37 (t, J = 7.1 Hz, 5H), 1.00 (t, J = 7.6 Hz, 3H).
【0872】
中間体182
エチル-(Z)-7-(3-(1-(tert-ブトキシカルボニル)ピロリジン-2-イル)-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-クロロ-1-(4-クロロブタ-2-エン-1-イル)-3-(3-((6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ)プロピル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(異性体2)
【0873】
【化298】
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エチル-7-(3-(1-(tert-ブトキシカルボニル)ピロリジン-2-イル)-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-クロロ-3-(3-((6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ)プロピル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(異性体2)(中間体180参照、690mg、0.9811mmol)をアセトニトリル(50mL)に溶解し、炭酸セシウム(960mg、2.94mmol)及びcis-1,4-ジクロロブテン(0.3mL、2.84mmol)で処理し、混合物を室温で16時間撹拌し、次いで追加のcis-1,4-ジクロロブテン(0.3mL)及び炭酸セシウム(1g)を加え、更に24時間撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、不溶物質を濾過により除去し、減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン濃度勾配)により精製して、表題化合物を茶褐色ゴム状物(730mg)として得た。
LC-MS (方法5): R
t = 6.72分; MS (ESIpos): m/z = 792 [M+H]
+
1H NMR (300 MHz, クロロホルム-d) δ 8.36 (dd, J = 9.2, 5.8 Hz, 1H), 7.60 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.40 (dd, J = 10.0, 2.6 Hz, 1H), 7.37 - 7.31 (m, 2H), 7.30 - 7.20 (m, 1H), 7.15 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.69 (dd, J = 5.8, 2.8 Hz, 1H), 5.53 - 4.67 (m, 5H), 4.33 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 4.26 - 4.05 (m, 3H), 3.83 (s, 5H), 3.34 (t, J = 7.4 Hz, 2H), 3.10 (s, 1H), 2.72 (s, 0H), 2.49 - 2.18 (m, 5H), 2.03 (s, 3H), 1.66 - 1.46 (m, 1H), 1.44 - 1.15 (m, 16H), 1.05 (t, J = 7.5 Hz, 3H).
【0874】
中間体183
エチル-(Z)-15-クロロ-14-エチル-1-(3-((6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ)プロピル)-13-メチル-4,7,10,11,11a,13-ヘキサヒドロ-9H-ピラゾロ[3',4':8,9]ピロロ[1',2':6,7][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-2-カルボキシレート(異性体1)
【0875】
【化299】
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エチル-(Z)-7-(3-(1-(tert-ブトキシカルボニル)ピロリジン-2-イル)-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-クロロ-1-(4-クロロブタ-2-エン-1-イル)-3-(3-((6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ)プロピル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(異性体1)(中間体181参照、580mg、0.73mmol)をジクロロメタン(10mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(2mL)で処理し、室温で30分間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残渣をアセトニトリル(10mL)に溶解し、ジイソプロピルエチルアミン(2mL)で処理し、室温で30分間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー((アンモニア(メタノール中7M))/ジクロロメタン濃度勾配)により精製して、表題化合物を有機塩との混合物(695mg)で得、この物質を酢酸エチルに溶解し、水酸化ナトリウム溶液(1N、水溶液、2回)、飽和炭酸水素ナトリウム(水溶液)及び飽和塩化ナトリウム(水溶液)で順次洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、不溶物質を濾過により除去し、濾液を減圧下で濃縮して、表題化合物を淡黄色フィルム(475mg)として得た。
LC-MS (方法5): R
t = 4.70分; MS (ESIpos): m/z = 657 [M+H]
+
【0876】
中間体184
エチル-(Z)-15-クロロ-14-エチル-1-(3-((6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ)プロピル)-13-メチル-4,7,10,11,11a,13-ヘキサヒドロ-9H-ピラゾロ[3',4':8,9]ピロロ[1',2':6,7][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-2-カルボキシレート(異性体2)
【0877】
【化300】
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エチル-(Z)-7-(3-(1-(tert-ブトキシカルボニル)ピロリジン-2-イル)-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-クロロ-1-(4-クロロブタ-2-エン-1-イル)-3-(3-((6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ)プロピル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(異性体2)(中間体182参照、730mg、0.92mmol)をジクロロメタン(10mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(2mL)で処理し、室温で1時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残渣をアセトニトリル(10mL)に溶解し、ジイソプロピルエチルアミン(3mL)で処理し、室温で48時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー((アンモニア(メタノール中7M))/ジクロロメタン濃度勾配)により精製して、表題化合物を有機塩との混合物(920mg)で得、この物質を酢酸エチルに溶解し、水酸化ナトリウム溶液(1N、水溶液、2回)、飽和炭酸水素ナトリウム(水溶液)及び飽和塩化ナトリウム(水溶液)で順次洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、不溶物質を濾過により除去し、濾液を減圧下で濃縮して、表題化合物を淡黄色フィルム(580mg)として得た。
LC-MS (方法5): R
t = 4.71分; MS (ESIpos): m/z = 656 [M+H]
+
【0878】
中間体185
エチル-15-クロロ-14-エチル-1-(3-((6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ)プロピル)-13-メチル-4,5,6,7,10,11,11a,13-オクタヒドロ-9H-ピラゾロ[3',4':8,9]ピロロ[1',2':6,7][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-2-カルボキシレート(異性体1)
【0879】
【化301】
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エチル-(Z)-15-クロロ-14-エチル-1-(3-((6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ)プロピル)-13-メチル-4,7,10,11,11a,13-ヘキサヒドロ-9H-ピラゾロ[3',4':8,9]ピロロ[1',2':6,7][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-2-カルボキシレート(異性体1)(中間体183参照、475mg、0.725mmol)をエタノール(100mL)に溶解し、炭素担持パラジウム(10%、771mg)で処理し、水素の雰囲気下室温で3時間撹拌した。混合物をセライトに通して濾過し、調製したての炭素担持パラジウム(10%、300mg)で処理し、水素の雰囲気下室温で17時間撹拌した。混合物をセライトに通して濾過し、減圧下で濃縮し、残渣をエタノールに溶解し、調製したての炭素担持パラジウム(10%、350mg)で処理し、水素の雰囲気下室温で3時間撹拌し、セライトのパッドに通して濾過し、減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー((アンモニア(メタノール中7M))/ジクロロメタン濃度勾配)により精製して、表題化合物を琥珀色ゴム状物(290mg)として得た。
LC-MS (方法6): R
t = 1.52分; MS (ESIpos): m/z = 657 [M+H]
+
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.37 (dd, J = 9.3, 5.9 Hz, 1H), 7.62 (dd, J = 8.5, 1.5 Hz, 1H), 7.45 - 7.39 (m, 1H), 7.37 (d, J = 7.8 Hz, 2H), 7.30 - 7.22 (m, 1H), 7.20 (dd, J = 8.5, 1.5 Hz, 1H), 6.72 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 4.70 - 4.57 (m, 1H), 4.46 - 4.27 (m, 2H), 4.26 - 4.11 (m, 3H), 3.94 (d, J = 1.5 Hz, 3H), 3.79 (t, J = 6.1 Hz, 1H), 3.42 (dt, J = 14.5, 7.5 Hz, 1H), 3.31 (dt, J = 14.1, 7.4 Hz, 1H), 3.02 (q, J = 7.6, 7.1 Hz, 1H), 2.69 (dt, J = 12.6, 8.6 Hz, 2H), 2.34 (p, J = 7.8 Hz, 4H), 2.15 (dddd, J = 25.8, 20.1, 17.2, 11.3 Hz, 4H), 1.79 (tq, J = 11.8, 6.6, 6.1 Hz, 1H), 1.39 (td, J = 7.1, 1.5 Hz, 4H), 1.31 - 1.07 (m, 2H), 1.04 (t, J = 11.3 Hz, 1H), 0.98 - 0.87 (m, 3H).
13C NMR (101 MHz, クロロホルム-d) δ 162.42, 161.23 (d, J = 245.9 Hz), 154.92, 150.44, 142.04, 139.36, 135.61 (d, J = 9.2 Hz), 134.94, 127.40, 126.55, 126.14, 125.93, 124.83 (d, J = 9.1 Hz), 122.71, 121.50, 120.88, 119.45 (d, J = 4.9 Hz), 116.65, 115.12 (d, J = 24.9 Hz), 114.66, 110.63 (d, J = 20.3 Hz), 103.98 (d, J = 2.2 Hz), 67.63, 60.74, 55.38, 52.36, 49.30, 43.07, 36.82, 31.29, 30.58, 30.09, 22.50, 22.06, 19.61, 17.95, 14.35, 12.38.
19F NMR (376 MHz, クロロホルム-d) δ -114.81.
HSQC
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ 124.76, 120.84, 110.51, 127.40, 119.42, 115.16, 121.52, 104.00, 43.10, 60.69, 67.57, 43.13, 36.87, 55.41, 22.06, 22.00, 52.40, 49.31, 52.31, 30.74, 17.92, 31.47, 49.29, 31.40, 22.42, 22.42, 30.26, 14.53, 30.07, 19.70, 19.83, 12.44
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.37, 7.62, 7.42, 7.37, 7.35, 7.26, 7.20, 6.73, 4.65, 4.37, 4.21, 4.18, 3.94, 3.79, 3.42, 3.33, 3.02, 2.70, 2.70, 2.35, 2.34, 2.24, 2.17, 2.14, 2.10, 1.81, 1.44, 1.39, 1.24, 1.21, 1.04, 0.95.
【0880】
中間体186
エチル-15-クロロ-14-エチル-1-(3-((6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ)プロピル)-13-メチル-4,5,6,7,10,11,11a,13-オクタヒドロ-9H-ピラゾロ[3',4':8,9]ピロロ[1',2':6,7][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-2-カルボキシレート(異性体2)
【0881】
【化302】
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エチル-(Z)-15-クロロ-14-エチル-1-(3-((6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ)プロピル)-13-メチル-4,7,10,11,11a,13-ヘキサヒドロ-9H-ピラゾロ[3',4':8,9]ピロロ[1',2':6,7][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-2-カルボキシレート(異性体2)(中間体184参照、580mg、0.885mmol)をエタノール(100mL)に溶解し、炭素担持パラジウム(10%、942mg)で処理し、水素の雰囲気下室温で3時間撹拌した。混合物をセライトに通して濾過し、減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン濃度勾配)により精製して、表題化合物を淡黄色油状物(425mg)として得た。
LC-MS (方法方法5): R
t = 4.58分; MS (ESIpos): m/z = 657 [M+H]
+
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.38 (dd, J = 9.3, 5.9 Hz, 1H), 7.57 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.40 (dd, J = 9.9, 2.5 Hz, 1H), 7.34 (t, J = 3.3 Hz, 2H), 7.30 - 7.20 (m, 1H), 7.15 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.69 (dd, J = 5.9, 2.7 Hz, 1H), 4.35 (tt, J = 15.1, 7.8 Hz, 2H), 4.29 - 4.06 (m, 5H), 3.87 (s, 3H), 3.60 (t, J = 8.2 Hz, 1H), 3.40 (dt, J = 14.6, 7.6 Hz, 1H), 3.28 (dt, J = 13.9, 7.4 Hz, 1H), 2.67 (tt, J = 12.0, 5.8 Hz, 2H), 2.33 (p, J = 7.3 Hz, 2H), 2.13 (s, 3H), 2.04 (s, 2H), 1.94 (q, J = 8.7 Hz, 1H), 1.55 (h, J = 11.4, 7.4 Hz, 2H), 1.37 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 1.26 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 0.90 (t, J = 7.6 Hz, 3H).
13C NMR (101 MHz, クロロホルム-d) δ 162.45, 160.01, 154.94, 150.99, 144.23, 139.63, 135.60 (d, J = 9.2 Hz), 134.20, 127.37, 127.10, 127.06, 125.77, 124.87 (d, J = 9.1 Hz), 122.72, 121.60, 120.48, 119.38, 118.96, 115.10 (d, J = 24.9 Hz), 112.23, 110.60 (d, J = 20.4 Hz), 103.93, 67.64, 63.57, 60.60, 52.29, 49.04, 42.02, 36.32, 30.54, 29.47, 27.91, 23.38, 22.56, 21.83, 17.66, 14.38, 12.52.
HSQC
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ 124.83, 120.56, 110.48, 127.37, 119.34, 115.16, 121.57, 103.95, 60.57, 42.00, 67.59, 42.10, 60.35, 36.35, 34.73, 63.57, 21.82, 21.84, 52.25, 49.11, 30.62, 49.12, 17.60, 29.34, 52.28, 23.26, 27.77, 14.52, 22.57, 22.61, 27.90, 12.54
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.37, 7.56, 7.40, 7.34, 7.33, 7.24, 7.14, 6.68, 4.35, 4.22, 4.19, 4.16, 4.13, 3.86, 3.86, 3.60, 3.39, 3.29, 2.70, 2.67, 2.34, 2.19, 2.17, 2.09, 1.94, 1.57, 1.54, 1.38, 1.34, 1.29, 1.27, 0.91.
【0882】
中間体187
(rac)-1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-フェニルエタン-1-オール
【0883】
【化303】
[この文献は図面を表示できません]
4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-カルバルデヒド(中間体21参照、5.0g、23.0mmol)の無水テトラヒドロフラン(230mL)中溶液に、0℃でベンジルマグネシウムクロリドの溶液(28.7mL、57.4mmol、エーテル中2M)を滴下添加した。得られた混合物を室温に徐々に加温し、4時間撹拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、水性層を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物を食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(20〜100%酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、表題化合物(3.53g)を透明油状物として得た。
LC-MS (方法4): R
t = 1.31分; MS (ESIpos): m/z = 312 [M+H]
+
1H NMR (300 MHz, クロロホルム-d) δ 7.31 - 7.16 (m, 5H), 4.95 (ddd, 1H), 3.75 (s, 3H), 3.16 - 3.09 (m, 1H), 2.68 - 2.60 (m, 3H), 1.15 (t, 3H).
【0884】
中間体188
(rac)-エチル6-クロロ-7-[5-エチル-3-(1-ヒドロキシ-2-フェニルエチル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル]-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0885】
【化304】
[この文献は図面を表示できません]
撹拌子を装備した丸底フラスコに、エチル6-クロロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体8参照、2.0g、3.62mmol)、(rac)-1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-フェニルエタン-1-オール(中間体187参照、1.34g、4.34mmol)、リン酸三カリウム(1.53g、7.24mmol)及びRuPhos Pd G3(166mg、199μmol)を入れた。フラスコを窒素でパージし、脱気したトルエン(40mL)及び水(8mL)で充填した。混合物を110℃で2時間加熱し、室温に冷却し、セライトのパッド上で濾過した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機相を食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。粗製の残渣をシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィー(0〜80%アセトン/ジクロロメタン)により精製し、フラクションをC18-シリカ上での逆相フラッシュクロマトグラフィー(0.1%ギ酸を含む10〜100%アセトニトリル/水)により再度精製して、表題化合物(0.931g)をジアステレオマーの3.7:1混合物として得、これは新たに生成したビ-ヘテロアリール結合でのアトロプ異性化の結果としての2種のラセミ体ジアステレオマーの混合物として生成した。
ジアステレオマー1:LC-MS(方法5):R
t=5.24分、MS(ESIpos):m/z=654[M+H]
+
ジアステレオマー2:LC-MS(方法5):R
t=5.78分、MS(ESIpos):m/z=654[M+H]
+
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.81 (s, 2H), 8.36 (dt, 2H), 7.59 (d, 2H), 7.45 - 7.31 (m, 5H), 7.25 - 7.11 (m, 7H), 7.09 - 6.99 (m, 3H), 6.93 - 6.86 (m, 1H), 6.71 (dd, 2H), 4.80 (t, 1H), 4.55 (t, 2H), 4.34 (m, 4H), 4.19 (t, 4H), 3.94 (d, 5H), 3.37 (t, 3H), 3.09 (d, 3H), 2.87 (d, 1H), 2.49 (m, 4H), 2.34 (h, 4H), 1.38 - 1.27 (m, 5H), 0.99 (m, 5H).
【0886】
中間体189
(rac)-エチル(11Z)-15-ベンジル-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロ-1-ナフチル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0887】
【化305】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル6-クロロ-7-[5-エチル-3-(1-ヒドロキシ-2-フェニルエチル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル]-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体188参照、0.5g、764μmol)の窒素で脱気した無水アセトニトリル(8mL)中溶液に、炭酸セシウム(1.24g、3.81mmol)を加えた。10分間撹拌した後、(2Z)-1,4-ジクロロブタ-2-エン(87.5μL、840μmol)を混合物に加え、得られた懸濁液を40℃で2日間加熱した。混合物を室温に冷却し、セライトのプラグに通して濾過し、濃縮した。残渣をシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィー(0〜100%アセトン/ジクロロメタン)により精製して、表題化合物(0.45g)を明白な異性体の混合物として得、これを更には精製せずに使用した。
1H NMR (300 MHz, クロロホルム-d) δ 8.36 (dd, 4H), 7.69 - 7.54 (m, 3H), 7.49 - 7.31 (m, 11H), 7.26 (s, 21H), 7.24 - 7.02 (m, 12H), 6.72 (dt, 3H), 6.40 (d, 1H), 6.16 - 5.84 (m, 2H), 5.70 (dt, 2H), 5.24 - 4.85 (m, 9H), 4.85 - 4.44 (m, 5H), 4.44 - 4.04 (m, 14H), 4.00 (s, 6H), 3.85 (s, 6H), 3.49 - 3.16 (m, 10H), 3.15 - 2.88 (m, 3H), 2.30 (dp, 12H), 2.11 - 2.02 (m, 3H), 1.36 (t, 5H), 1.24 (dt, 7H), 1.10 - 0.97 (m, 4H), 0.97 - 0.84 (m, 5H).
【0888】
中間体190
(rac)-エチル-(15-rac)-ベンジル-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロ-1-ナフチル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0889】
【化306】
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(rac)-エチル(11Z)-15-ベンジル-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロ-1-ナフチル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体189参照、0.313g、443μmol)のエタノール(4.5mL)中溶液に、トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)-クロリド(81.9mg、88.6μmol)を加えた。得られた懸濁液を窒素でパージし、次いで水素雰囲気下に置いた。24時間撹拌した後、混合物を窒素でスパージし、セライト上で濾過し、エタノールで洗浄し、濃縮した。残渣をエタノール(4.5mL)に再度溶解し、窒素でパージし、炭素担持10%パラジウム(94.1mg、88.6μmol)で処理した。溶液を水素で5分間飽和し、混合物を水素の雰囲気下撹拌しながら3日間維持した。混合物をセライト上で濾過し、濃縮し、シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(0〜100%酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、表題化合物(0.214g)を異性体の1.6:1混合物として得た。
異性体1:LC-MS(方法5):R
t=6.22分、MS(ESIpos):m/z=709[M+H]
+
異性体2:LC-MS(方法5):R
t=6.49分、MS(ESIpos):m/z=709[M+H]
+
1H NMR (300 MHz, クロロホルム-d) δ 8.35 (dt, 1H), 7.59 (dd, 1H), 7.50 - 7.29 (m, 2H), 7.26 (s, 12H), 6.75 - 6.62 (m, 1H), 4.58 (dd, 1H), 4.42 - 4.12 (m, 4H), 4.06 - 3.82 (m, 2H), 3.49 - 3.13 (m, 5H), 2.44 - 2.22 (m, 5H), 1.55 (s, 4H), 1.35 (m, 2H), 1.08 - 0.83 (m, 3H).
【0890】
中間体191
ブロミド[2-(オキサン-4-イル)エチル]マグネシウム
【0891】
【化307】
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マグネシウム削り状(252mg、10.4mmol)とヨウ素との混合物をアルゴン雰囲気下1時間撹拌し、この後テトラヒドロフラン(5.0mL)を加え、続いて4-(2-ブロモエチル)オキサン(770μl、5.2mmol)を滴下添加した。得られた混合物を65℃で2時間加熱し、室温に冷却し、次いで次のステップに直接使用した。
【0892】
中間体192
1-(5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(オキサン-4-イル)プロパン-1-オン
【0893】
【化308】
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5-エチル-N-メトキシ-N,1-ジメチル-1H-ピラゾール-3-カルボキサミド(中間体121参照、511mg、2.59mmol)のテトラヒドロフラン(5.4mL)中撹拌溶液に、0℃でブロミド[2-(オキサン-4-イル)エチル]マグネシウムのテトラヒドロフラン中溶液(中間体191参照1.13g、5.18mmol)を滴下添加した。得られた混合物を室温に加温し、終夜撹拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、水性層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出物を食塩水で洗浄し、乾燥(硫酸マグネシウム)し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(0〜100%酢酸エチル/ヘキサン濃度勾配)により精製して、表題化合物を透明油状物(450mg)として得た。
LC-MS (方法6): R
t = 1.26分; MS (ESIpos): m/z = 252 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ [ppm]: 1.266 (0.61), 1.274 (3.95), 1.293 (8.47), 1.312 (4.43), 1.326 (1.15), 1.337 (1.08), 1.357 (0.58), 1.368 (0.57), 1.531 (0.41), 1.548 (0.46), 1.558 (0.53), 1.568 (0.43), 1.576 (0.42), 1.640 (1.47), 1.645 (1.38), 1.659 (1.47), 1.677 (3.44), 1.696 (2.30), 1.714 (0.98), 2.595 (1.00), 2.633 (2.85), 2.651 (0.93), 2.976 (2.38), 2.996 (3.29), 3.014 (2.25), 3.330 (1.05), 3.335 (1.12), 3.360 (2.08), 3.364 (2.10), 3.389 (1.20), 3.393 (1.18), 3.840 (16.00), 3.934 (1.23), 3.944 (1.22), 3.962 (1.14), 3.971 (1.09), 6.565 (3.51).
【0894】
中間体193
(rac)-1-(5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(オキサン-4-イル)プロパン-1-オール
【0895】
【化309】
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1-(5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(オキサン-4-イル)プロパン-1-オン(中間体192参照、400mg、1.60mmol)のメタノール(3.5mL)中撹拌溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(242mg、6.39mmol)を加えた。得られた混合物を室温で終夜撹拌し、次いで減圧下で濃縮した。水を残渣に加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出物を食塩水で洗浄し、乾燥(硫酸マグネシウム)し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(0〜100%酢酸エチル/ヘキサン濃度勾配)により精製して、表題化合物(320mg)を得た。
LC-MS (方法6): R
t = 1.10分; MS (ESIpos): m/z = 253 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ [ppm]: 1.231 (0.42), 1.254 (4.13), 1.272 (9.04), 1.291 (5.31), 1.303 (1.62), 1.312 (0.66), 1.322 (1.23), 1.328 (0.85), 1.338 (0.60), 1.344 (0.65), 1.359 (0.28), 1.414 (0.28), 1.432 (0.70), 1.449 (0.63), 1.454 (0.77), 1.464 (0.53), 1.471 (0.88), 1.479 (0.74), 1.488 (0.74), 1.499 (0.69), 1.514 (0.56), 1.524 (0.47), 1.531 (0.33), 1.541 (0.31), 1.551 (0.23), 1.602 (1.58), 1.637 (1.39), 1.699 (0.18), 1.761 (0.18), 1.781 (0.72), 1.786 (0.68), 1.804 (1.66), 1.813 (0.94), 1.821 (1.85), 1.826 (0.93), 1.839 (0.67), 1.842 (0.67), 2.052 (0.52), 2.231 (0.34), 2.566 (1.17), 2.585 (3.40), 2.604 (3.30), 3.337 (1.13), 3.366 (2.24), 3.392 (1.20), 3.744 (16.00), 3.927 (1.39), 3.937 (1.36), 3.954 (1.29), 3.964 (1.22), 4.661 (0.84), 4.677 (1.42), 4.693 (0.83), 5.964 (4.01).
【0896】
中間体194
(rac)-1-(5-エチル-4-ヨード-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(オキサン-4-イル)プロパン-1-オール
【0897】
【化310】
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(rac)-1-(5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(オキサン-4-イル)プロパン-1-オール(中間体193参照、3.10g、12.3mmol)のアセトニトリル(40.0mL)中撹拌溶液に、トリフルオロ酢酸(142μl、1.8mmol)を、続いてN-ヨードスクシンイミド(2.90g、12.9mmol)を加えた。得られた混合物を室温で30分間撹拌した。水150mLを加え、水性層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出物を食塩水で洗浄し、乾燥(硫酸マグネシウム)し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(70〜100%酢酸エチル/ヘキサン濃度勾配)により精製して、表題化合物を無色油状物(3.60g)として得た。
LC-MS (方法6): R
t = 1.27分; MS (ESIpos): m/z = 379 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ [ppm]: 1.144 (3.46), 1.163 (7.45), 1.182 (3.68), 1.222 (0.22), 1.234 (0.33), 1.247 (1.00), 1.264 (2.08), 1.282 (1.52), 1.296 (1.20), 1.308 (0.86), 1.312 (0.94), 1.325 (0.89), 1.330 (0.77), 1.339 (0.75), 1.356 (0.64), 1.371 (0.30), 1.405 (0.26), 1.418 (0.37), 1.422 (0.41), 1.435 (0.52), 1.444 (0.41), 1.449 (0.55), 1.455 (0.37), 1.461 (0.54), 1.467 (0.40), 1.481 (0.55), 1.494 (0.58), 1.505 (0.50), 1.513 (0.43), 1.522 (0.52), 1.531 (0.43), 1.539 (0.29), 1.549 (0.29), 1.559 (0.18), 1.605 (0.78), 1.609 (0.88), 1.614 (0.97), 1.620 (0.90), 1.624 (0.81), 1.630 (0.80), 1.636 (0.76), 1.641 (0.76), 1.647 (0.80), 1.652 (0.72), 1.787 (0.18), 1.799 (0.21), 1.807 (0.20), 1.813 (0.23), 1.820 (0.55), 1.826 (0.27), 1.833 (0.56), 1.841 (0.51), 1.847 (0.61), 1.853 (0.50), 1.860 (0.44), 1.867 (0.54), 1.870 (0.50), 1.880 (0.54), 1.884 (0.79), 1.897 (0.73), 1.904 (0.35), 1.910 (0.63), 1.918 (0.40), 1.924 (0.44), 1.931 (0.35), 1.944 (0.29), 1.958 (0.16), 2.049 (2.48), 2.659 (1.18), 2.678 (3.51), 2.697 (3.39), 2.716 (1.05), 3.333 (0.98), 3.337 (1.04), 3.362 (2.00), 3.366 (1.99), 3.391 (1.12), 3.395 (1.02), 3.803 (0.25), 3.847 (16.00), 3.926 (1.24), 3.934 (1.24), 3.954 (1.14), 3.962 (1.10), 4.100 (0.20), 4.118 (0.58), 4.136 (0.57), 4.154 (0.19), 4.641 (1.03), 4.654 (1.18), 4.661 (1.09), 4.673 (1.00).
【0898】
中間体195
エチル6-クロロ-7-{5-エチル-3-[(1rac)-1-ヒドロキシ-3-(オキサン-4-イル)プロピル]-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0899】
【化311】
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エチル6-クロロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体52参照、4.38g、7.93mmol)及び(rac)-1-(5-エチル-4-ヨード-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(オキサン-4-イル)プロパン-1-オール(中間体194参照、3.60g、9.52mmol)の1,4-ジオキサン(32.0mL)中溶液に、RuPhos Pd G3(332mg、397μmol)を、続いて1.0Mリン酸三カリウム水溶液(16mL、16mmol)を加えた。混合物をアルゴンで5分間スパージし、次いで80℃で予め加熱したブロックに移し、80℃で17時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、次いでセライト上にドライロードした。残渣を逆相カラムクロマトグラフィー(0.1%ギ酸で緩衝した55〜100%アセトニトリル/水)、次いでフラッシュカラムクロマトグラフィー(0〜40%メタノール/ジクロロメタン濃度勾配)により精製して、表題化合物(2.00g)を得、これは新たに生成したビ-ヘテロアリール結合でのアトロプ異性化の結果としての2種のラセミ体ジアステレオマーの混合物として生成した。
LC-MS (方法6): R
t = 1.76分; MS (ESIneg): m/z = 674 [M-H]
-
【0900】
中間体196
エチル6-クロロ-7-{5-エチル-1-メチル-3-[(1rac)-1-(メチルアミノ)-3-(オキサン-4-イル)プロピル]-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0901】
【化312】
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エチル6-クロロ-7-{5-エチル-3-[(1rac)-1-ヒドロキシ-3-(オキサン-4-イル)プロピル]-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体195参照、1.00g、1.48mmol)のジクロロメタン(12.0mL)中撹拌溶液に、0℃でN,N-ジイソプロピルエチルアミン(520μl、3.0mmol)及びメタンスルホニルクロリド(150μl、1.9mmol)を加えた。得られた混合物を室温に加温し、終夜撹拌し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をアセトニトリル(7.4mL)に再度溶解し、この後メチルアミンのテトラヒドロフラン中2.0M溶液(7.4mL、15mmol)を加え、得られた混合物を60℃で終夜加熱した。食塩水/飽和炭酸ナトリウム水溶液の1:1混合物を加え、水性層をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機抽出物を食塩水で洗浄し、乾燥(硫酸マグネシウム)し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(0〜20%メタノール/ジクロロメタン濃度勾配)により精製して、表題化合物(270mg)を得た。
LC-MS (方法6): R
t = 1.39分; MS (ESIpos): m/z = 692 [M+H]
+
【0902】
中間体197
(rac)-エチル7-[3-[1-[tert-ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]-3-テトラヒドロピラン-4-イル-プロピル]-5-エチル-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-6-クロロ-3-[3-[(6-フルオロ-1-ナフチル)オキシ]プロピル]-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0903】
【化313】
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エチル6-クロロ-7-{5-エチル-3-[(1rac)-1-ヒドロキシ-3-(オキサン-4-イル)プロピル]-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体196参照、270mg、0.39mmol、1.00当量)及びトリエチルアミン(109μL、0.78mmol、2.00当量)の無水ジクロロメタン(3.91mL、0.10M)中撹拌溶液に、0℃でジ-tert-ブチルジカーボネート(94.0mg、0.43mmol、1.10当量)を一度に加えた。得られた薄黄色溶液を室温に加温し、3時間撹拌した。混合物を水(15mL)で希釈し、次いでジクロロメタン(3×15mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を水(15mL)で洗浄し、乾燥(硫酸マグネシウム)し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をセライト上にドライロードし、次いでフラッシュカラムクロマトグラフィー(0〜60%アセトン/ジクロロメタン濃度勾配)により精製して、表題化合物の約3:2ジアステレオマー混合物を白色固体(261mg)として得た。
LC-MS (方法8): 主要なRt = 4.02分; MS (ESIneg): m/z = 787 [M-H]
-;
副次的なRt = 4.12分; MS (ESIneg): m/z = 787 [M-H]
-
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.41 - 8.28 (m, 2H), 7.63 - 7.48 (m, 1H), 7.45 - 7.31 (m, 3H), 7.31 - 7.06 (m, 6H), 6.81 - 6.68 (m, 1H), 5.18 - 4.70 (m, 1H), 4.54 - 4.24 (m, 2H), 4.27 - 4.14 (m, 2H), 4.03 - 3.84 (m, 3H), 3.52 - 3.17 (m, 2H), 2.73 - 2.21 (m, 5H), 2.11 - 1.78 (m, 1H), 1.64 - 1.28 (m, 13H), 1.30 - 0.83 (m, 16H).
【0904】
中間体198
(rac)-エチル7-[3-[1-[tert-ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]-3-テトラヒドロピラン-4-イル-プロピル]-5-エチル-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-6-クロロ-1-[(E)-4-クロロブタ-2-エニル]-3-[3-[(6-フルオロ-1-ナフチル)オキシ]プロピル]インドール-2-カルボキシレート
【0905】
【化314】
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(rac)-エチル7-[3-[1-[tert-ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]-3-テトラヒドロピラン-4-イル-プロピル]-5-エチル-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-6-クロロ-3-[3-[(6-フルオロ-1-ナフチル)オキシ]プロピル]-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体197参照、261mg、0.33mmol、1.00当量)及び炭酸セシウム(430mg、1.32mmol、4.00当量)の無水アセトニトリル(6.61mL、0.05M)中撹拌懸濁液に、室温でcis-1,4-ジクロロ-2-ブテン(69.5μL、0.66mmol、2.00当量)を一度に加えた。得られた黄色懸濁液を室温で15時間撹拌し、濾過(アセトニトリルで洗浄)し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をセライト上にドライロードし、次いでフラッシュカラムクロマトグラフィー(0〜40%アセトン/ジクロロメタン濃度勾配)により精製して、表題化合物の約3:2ジアステレオマー混合物を白色固体(269mg)として得た。
LC-MS (方法8): 主要なRt = 4.22分; MS (ESIpos): m/z = 877 [M+H]
+;
副次的なRt = 4.29分; MS (ESIneg): m/z = 878 [M+H]
+
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.41 - 8.28 (m, 1H), 7.67 - 7.51 (m, 1H), 7.48 - 7.32 (m, 4H), 7.26 (s, 7H), 6.79 - 6.68 (m, 1H), 5.56 - 5.35 (m, 1H), 5.33 - 5.12 (m, 1H), 5.06 - 4.94 (m, 2H), 4.94 - 4.68 (m, 2H), 4.37 - 4.25 (m, 2H), 4.26 - 4.17 (m, 2H), 4.00 - 3.77 (m, 7H), 3.39 - 3.22 (m, 5H), 2.81 - 2.71 (m, 1H), 2.66 - 2.50 (m, 2H), 2.50 - 2.17 (m, 4H), 2.15 - 1.96 (m, 1H), 1.94 - 1.73 (m, 2H), 1.68 - 1.39 (m, 12H), 1.39 - 1.29 (m, 3H), 1.20 (d, J = 39.0 Hz, 7H), 1.09 - 0.98 (m, 2H), 0.99 - 0.90 (m, 5H), 0.88 - 0.78 (m, 2H).
【0906】
中間体199
(rac)-エチル(11Z)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロ-1-ナフチル)オキシ]プロピル}-2,14-ジメチル-(15-rac)-[2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エチル]-10,13,14,15-テトラヒドロ-2H-ピラゾロ[3',4':8,9][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0907】
【化315】
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(rac)-エチル7-[3-[1-[tert-ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]-3-テトラヒドロピラン-4-イル-プロピル]-5-エチル-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-6-クロロ-1-[(E)-4-クロロブタ-2-エニル]-3-[3-[(6-フルオロ-1-ナフチル)オキシ]プロピル]インドール-2-カルボキシレート(中間体198参照、266mg、0.30mmol、1.00当量)の無水ジクロロメタン(6.05mL、0.05M)中撹拌溶液に、室温でトリフルオロ酢酸(691μL、9.08mmol、30.0当量)を滴下添加した。得られた混合物を室温で4時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮した。残渣を無水アセトニトリル(6.05mL、0.05M)中で再度懸濁し、この後N,N-ジイソプロピルエチルアミン(789μL、4.54mmol、15.0当量)を加えた。得られた薄黄色溶液を室温で2日間撹拌し、次いで減圧下で濃縮した。残渣を飽和重炭酸ナトリウム水溶液(20mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×20mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を水(20mL)で洗浄し、乾燥(硫酸マグネシウム)し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をジメチルスルホキシド中で再度懸濁し、分取逆相カラムクロマトグラフィー(30×150、5uM Xbridge C18カラム、0.1%ギ酸で緩衝した10〜100%アセトニトリル/水濃度勾配)により精製して、表題化合物の約7:3ジアステレオマー混合物を白色固体(184mg)として得た。
LC-MS (方法8): 主要なRt = 2.80分; MS (ESIpos): m/z = 741 [M+H]
+;
副次的なRt = 2.86分; MS (ESIneg): m/z = 741 [M+H]
+
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.42 - 8.26 (m, 2H), 7.69 - 7.55 (m, 1H), 7.46 - 7.32 (m, 3H), 7.29 - 7.21 (m, 4H), 7.21 - 7.09 (m, 1H), 6.78 - 6.66 (m, 1H), 5.82 - 5.70 (m, 1H), 5.66 - 5.44 (m, 1H), 5.16 - 5.05 (m, 1H), 5.03 - 4.92 (m, 1H), 4.91 - 4.79 (m, 1H), 4.62 - 4.49 (m, 1H), 4.44 - 4.26 (m, 2H), 4.25 - 3.01 (m, 20H), 2.92 - 2.77 (m, 1H), 2.70 - 2.46 (m, 2H), 2.41 - 1.97 (m, 5H), 1.77 - 1.03 (m, 12H), 1.00 - 0.81 (m, 3H).
【0908】
中間体200
(rac)-エチル4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロ-1-ナフチル)オキシ]プロピル}-2,14-ジメチル-(15-rac)-[2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エチル]-10,11,12,13,14,15-ヘキサヒドロ-2H-ピラゾロ[3',4':8,9][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0909】
【化316】
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(rac)-エチル(11Z)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロ-1-ナフチル)オキシ]プロピル}-2,14-ジメチル-15-[2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エチル]-10,13,14,15-テトラヒドロ-2H-ピラゾロ[3',4':8,9][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体199参照、181mg、0.24mmol、1.00当量)の無水エタノール(4.88mL、0.05M)中撹拌溶液に、トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)-クロリド(112mg、0.12mmol、0.50当量)を加えた。得られた暗色懸濁液を取り出し、次いで水素雰囲気下に置き、この後混合物を室温で21時間撹拌した。還元が完結した後、混合物を窒素でスパージして多少残った水素を除去し、セライトプラグに通して濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をセライト上にドライロードし、次いでフラッシュ逆相カラムクロマトグラフィー(0.1%ギ酸で緩衝した50〜100%アセトニトリル/水濃度勾配)により精製して、表題化合物の約7:3ジアステレオマー混合物をオレンジ色固体(123mg)として得た。
LC-MS (方法8): Rt = 2.81分; MS (ESIpos): m/z = 743 [M+H]
+
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.44 - 8.34 (m, 1H), 8.26 (s, 1H), 7.70 - 7.58 (m, 1H), 7.49 - 7.35 (m, 3H), 7.20 - 7.16 (m, 1H), 6.83 - 6.70 (m, 1H), 4.47 - 4.14 (m, 5H), 4.02 - 3.84 (m, 6H), 3.49 - 3.20 (m, 4H), 2.62 - 1.83 (m, 16H), 1.82 - 1.43 (m, 7H), 1.41 - 1.13 (m, 9H), 1.01 - 0.88 (m, 3H).
【0910】
中間体201
エチル(11Z,15rac)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-(15-rac)-[2-(オキサン-4-イル)エチル]-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0911】
【化317】
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エチル6-クロロ-7-{5-エチル-3-[(1rac)-1-ヒドロキシ-3-(オキサン-4-イル)プロピル]-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体195参照、750mg、1.11mmol)のアセトニトリル(9.60mL)中撹拌溶液に、炭酸セシウム(1.81g、5.55mmol)を加えた。10分間撹拌した後、(2Z)-1,4-ジクロロブタ-2-エン(230μl、2.2mmol)及びヨウ化ナトリウム(332mg、2.22mmol)を加え、得られた混合物を70℃で19時間加熱した。水を加え、水性層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出物を食塩水で洗浄し、乾燥(硫酸マグネシウム)し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(0〜15%メタノール/ジクロロメタン濃度勾配)、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(0.1%ギ酸で緩衝した50〜100%アセトニトリル/水濃度勾配)により精製して、表題化合物(240mg)を得た。
LC-MS (方法7): R
t = 1.17分; MS (ESIpos): m/z = 730 [M+H]
+
1H-NMR (300 MHz, クロロホルム-d) δ [ppm]: 0.811 (0.94), 0.837 (2.20), 0.862 (0.89), 1.130 (0.32), 1.174 (0.49), 1.184 (0.48), 1.213 (0.39), 1.280 (1.56), 1.304 (2.99), 1.327 (1.44), 1.462 (0.44), 1.505 (0.40), 1.936 (3.45), 2.165 (0.78), 2.190 (0.72), 2.245 (0.36), 2.266 (0.47), 2.571 (1.82), 3.217 (0.40), 3.239 (0.46), 3.270 (0.69), 3.296 (0.48), 3.803 (0.73), 3.817 (0.61), 3.838 (0.40), 3.882 (0.40), 3.913 (4.82), 4.129 (0.56), 4.149 (1.04), 4.170 (0.43), 4.239 (0.38), 4.258 (0.70), 4.269 (0.45), 4.280 (1.04), 4.304 (0.60), 5.013 (0.48), 6.642 (0.38), 6.650 (0.32), 6.663 (0.41), 6.671 (0.38), 7.120 (0.95), 7.139 (0.32), 7.149 (1.25), 7.169 (0.55), 7.177 (0.70), 7.190 (16.00), 7.312 (0.62), 7.329 (0.49), 7.338 (0.50), 7.362 (0.47), 7.370 (0.40), 7.538 (0.97), 7.566 (0.84), 7.957 (2.53), 8.225 (0.39), 8.244 (0.40), 8.256 (0.38), 8.274 (0.35).
【0912】
中間体202
エチル(rac)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-(15-rac)-[2-(オキサン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート
【0913】
【化318】
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エチル(11Z,15rac)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-(15-rac)-[2-(オキサン-4-イル)エチル]-2,10,13,15-テトラヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体201参照、240mg、330μmol)のエタノール(5.00mL)中撹拌溶液に、トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)-クロリド(153mg、165μmol)を加えた。混合物を水素雰囲気下に置き、24時間撹拌した。混合物をセライト上にドライロードし、次いでフラッシュカラムクロマトグラフィー(0〜50%メタノール/ジクロロメタン濃度勾配)により、続いて逆相カラムクロマトグラフィー(0.1%ギ酸で緩衝した0〜100%アセトニトリル/水濃度勾配)により精製して、表題化合物を茶褐色油状物(160mg)として得た。
LC-MS (方法5): R
t = 1.86分; MS (ESIpos): m/z = 733 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ [ppm]: 0.903 (3.73), 0.922 (7.43), 0.941 (3.63), 1.126 (1.77), 1.276 (2.49), 1.306 (2.60), 1.340 (2.94), 1.356 (6.35), 1.374 (9.70), 1.392 (5.84), 1.515 (1.07), 1.610 (1.59), 1.640 (2.66), 1.671 (1.26), 2.036 (1.35), 2.054 (2.61), 2.073 (2.39), 2.265 (2.82), 2.285 (3.06), 2.303 (2.39), 2.319 (2.36), 3.235 (1.16), 3.260 (1.24), 3.282 (1.05), 3.300 (1.28), 3.325 (2.67), 3.356 (4.44), 3.383 (2.93), 3.419 (1.50), 3.448 (1.01), 3.943 (16.00), 4.086 (0.97), 4.103 (1.15), 4.121 (1.27), 4.139 (0.71), 4.196 (3.75), 4.287 (0.83), 4.314 (1.66), 4.332 (1.85), 4.354 (3.21), 4.368 (4.50), 4.383 (2.94), 4.400 (1.69), 5.309 (4.92), 6.710 (1.97), 6.724 (2.13), 7.174 (2.54), 7.195 (2.78), 7.236 (1.14), 7.365 (6.18), 7.381 (2.52), 7.409 (2.15), 7.435 (1.99), 7.598 (2.72), 7.620 (2.47), 8.029 (0.77), 8.318 (1.31), 8.340 (1.62), 8.356 (1.34).
【0914】
中間体203
1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(3-フルオロアゼチジン-1-イル)プロパン-1-オン
【0915】
【化319】
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3-フルオロアゼチジン-塩化水素(1/1)(4.85g、43.4mmol)をTHF(25mL)に溶解し、氷浴で2℃に冷却した。1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)プロパ-2-エン-1-オン(中間体91参照、2.64g、10.9mmol)を滴下添加し、反応混合物を氷浴で冷却しながら1時間撹拌した。水及び酢酸エチルを加え、水性層を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターに通して濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物をクロマトグラフィー(Isolera、ultra snapカラム50g、ヘキサン/酢酸エチル、5〜7%エタノールを添加した100%酢酸エチルにて)により精製して、95%純度の標的化合物:2.38g、収率65%を得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.02分; MS (ESIpos): m/z = 318 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.076 (3.16), 1.095 (7.07), 1.114 (3.21), 1.988 (0.67), 2.669 (1.13), 2.687 (3.07), 2.706 (3.02), 2.725 (1.99), 2.741 (3.43), 2.758 (2.09), 2.880 (2.24), 2.897 (3.48), 2.915 (1.26), 2.987 (0.82), 2.992 (0.49), 2.999 (0.92), 3.005 (0.75), 3.011 (0.97), 3.017 (0.53), 3.022 (0.98), 3.047 (0.87), 3.052 (0.50), 3.058 (0.91), 3.065 (0.74), 3.071 (0.97), 3.077 (0.51), 3.083 (0.91), 3.474 (0.89), 3.479 (0.51), 3.488 (1.04), 3.493 (0.90), 3.498 (0.93), 3.507 (0.57), 3.513 (1.59), 3.518 (0.59), 3.527 (1.01), 3.532 (0.89), 3.537 (0.95), 3.546 (0.48), 3.551 (0.83), 3.918 (16.00), 5.004 (0.41), 5.016 (0.66), 5.148 (0.41), 5.161 (0.66), 5.174 (0.41).
【0916】
中間体204
(1-rac)-1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(3-フルオロアゼチジン-1-イル)プロパン-1-オール
【0917】
【化320】
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1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(3-フルオロアゼチジン-1-イル)プロパン-1-オン(中間体203参照、2.38g、7.48mmol)を10mLメタノールに溶解した。水素化ホウ素ナトリウム(1.13g、29.9mmol)を少しずつ加え、反応混合物を室温で92時間撹拌した。水を加え、反応混合物を減圧下で濃縮した。水性層を酢酸エチルで3回抽出した。集めた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターに通して濾過し、減圧下で濃縮した。95%純度の粗生成物を更には精製せずに使用した:2.32g、収率92%。
LC-MS (方法2): R
t = 0.92分; MS (ESIpos): m/z = 320 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.058 (2.67), 1.067 (1.20), 1.077 (6.63), 1.086 (2.55), 1.096 (2.78), 1.104 (1.08), 1.154 (1.22), 1.172 (2.63), 1.190 (1.37), 1.655 (0.47), 1.675 (0.67), 1.689 (0.58), 1.745 (0.53), 1.761 (0.48), 1.765 (0.55), 1.782 (0.44), 1.987 (4.99), 2.433 (1.27), 2.452 (2.27), 2.469 (1.17), 2.518 (0.89), 2.522 (0.56), 2.598 (0.77), 2.617 (2.68), 2.636 (2.71), 2.652 (1.05), 2.949 (0.59), 2.960 (0.68), 2.972 (0.70), 3.008 (0.64), 3.020 (0.71), 3.032 (0.66), 3.043 (0.46), 3.485 (0.55), 3.487 (0.51), 3.492 (0.41), 3.499 (0.52), 3.502 (0.58), 3.508 (0.53), 3.513 (0.45), 3.517 (0.51), 3.523 (0.59), 3.526 (0.53), 3.533 (0.41), 3.538 (0.51), 3.541 (0.53), 3.747 (16.00), 3.770 (5.45), 3.892 (0.43), 4.017 (1.10), 4.035 (1.11), 4.522 (0.46), 4.531 (0.47), 5.035 (0.43), 5.047 (1.01), 5.058 (0.84), 5.179 (0.51), 5.190 (0.66).
【0918】
中間体205
4-ブロモ-5-エチル-3-[(1-rac)-3-(3-フルオロアゼチジン-1-イル)-1-(4-{[(2-rac)-オキサン-2-イル]オキシ}ブトキシ)プロピル]-1-メチル-1H-ピラゾール(立体異性体の混合物)
【0919】
【化321】
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(1-rac)-1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(3-フルオロアゼチジン-1-イル)プロパン-1-オール(中間体204参照、1.10g、3.44mmol)をDMF(10mL)に溶解した。水素化ナトリウム(165mg、鉱油中純度60%、4.12mmol)を加え、室温で2時間撹拌した。(2-rac)-2-(4-ブロモブトキシ)オキサン(760μL、4.1mmol)を加え、反応混合物を室温で1時間撹拌した。水素化ナトリウム(165mg、鉱油中純度60%、4.12mmol)を加え、反応混合物を15分間撹拌した。次いで(2-rac)-2-(4-ブロモブトキシ)オキサン(380μL、2.1mmol)を加え、反応混合物を室温で1時間撹拌した。水素化ナトリウム(165mg、鉱油中純度60%、4.12mmol)を加え、反応混合物を15分間撹拌した。次いで(2-rac)-2-(4-ブロモブトキシ)オキサン(380μL、2.1mmol)を加え、反応混合物を室温で20時間撹拌した。水を注意深く加え、反応混合物を酢酸エチルで3回抽出した。集めた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターに通して濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物をクロマトグラフィー(Isolera、ultra snapカラム、ジクロロメタン/エタノール)により精製して、分析的に純粋な標的化合物:1.03g、収率63%を得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.34分; MS (ESIpos): m/z = 476 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.066 (2.76), 1.085 (6.69), 1.104 (2.86), 1.407 (0.79), 1.429 (1.83), 1.448 (1.28), 1.463 (1.19), 1.475 (1.74), 1.484 (2.48), 1.489 (2.55), 1.498 (2.26), 1.519 (0.74), 1.549 (0.40), 1.579 (0.49), 1.629 (0.50), 1.644 (0.77), 1.663 (0.95), 1.678 (0.83), 1.696 (0.52), 1.857 (0.52), 1.877 (0.61), 1.891 (0.50), 2.395 (1.39), 2.413 (2.57), 2.430 (1.25), 2.518 (1.48), 2.523 (0.92), 2.608 (0.79), 2.627 (2.61), 2.645 (2.54), 2.664 (0.95), 2.938 (0.47), 2.943 (0.57), 2.950 (0.65), 2.954 (0.66), 2.962 (0.60), 2.966 (0.56), 2.973 (0.43), 2.999 (0.50), 3.003 (0.57), 3.010 (0.65), 3.014 (0.66), 3.022 (0.60), 3.026 (0.52), 3.221 (1.50), 3.226 (1.36), 3.235 (0.96), 3.255 (0.56), 3.263 (0.60), 3.270 (0.53), 3.279 (0.63), 3.287 (0.60), 3.377 (0.60), 3.393 (0.54), 3.406 (0.68), 3.418 (0.43), 3.480 (0.91), 3.487 (0.43), 3.494 (0.99), 3.499 (0.72), 3.518 (1.12), 3.525 (0.54), 3.533 (1.09), 3.537 (1.05), 3.552 (0.91), 3.560 (0.56), 3.576 (0.47), 3.667 (0.43), 3.687 (0.66), 3.694 (0.61), 3.715 (0.43), 3.764 (16.00), 4.305 (0.80), 4.320 (0.98), 4.325 (1.02), 4.340 (0.78), 4.494 (1.08), 4.498 (1.12), 4.509 (0.54), 5.041 (0.58), 5.186 (0.57), 5.758 (0.47).
【0920】
中間体206
4-[(1-rac)-1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(3-フルオロアゼチジン-1-イル)プロポキシ]ブタン-1-オール
【0921】
【化322】
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4-ブロモ-5-エチル-3-[(1-rac)-3-(3-フルオロアゼチジン-1-イル)-1-(4-{[(2-rac)-オキサン-2-イル]オキシ}ブトキシ)プロピル]-1-メチル-1H-ピラゾール(中間体205参照、1.03g、2.16mmol)をエタノール10mLに溶解した。p-トルエンスルホン酸一水和物(411mg、2.16mmol)を加え、反応混合物を室温で23時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。粗生成物をクロマトグラフィー(Isolera、カラム:アミノ相、ジクロロメタン/エタノール)により精製して、純度80%の標的化合物:890mg、収率84%を得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.00分; MS (ESIpos): m/z = 392 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.067 (1.15), 1.086 (2.81), 1.105 (1.19), 1.395 (0.40), 1.411 (0.59), 1.417 (0.48), 1.427 (0.64), 1.438 (0.43), 1.444 (0.41), 2.393 (0.53), 2.411 (0.99), 2.429 (0.49), 2.518 (0.41), 2.627 (1.08), 2.646 (1.06), 3.198 (0.51), 3.206 (0.62), 3.494 (0.43), 3.518 (0.42), 3.765 (6.79), 4.314 (0.57), 4.319 (0.55), 4.328 (0.69), 4.334 (0.40), 5.757 (16.00).
【0922】
中間体207
エチル6-クロロ-7-{5-エチル-3-[(1-rac)-3-(3-フルオロアゼチジン-1-イル)-1-(4-ヒドロキシブトキシ)プロピル]-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート
【0923】
【化323】
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エチル6-クロロ-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体52参照、1.14g、2.06mmol)、4-[(1-rac)-1-(4-ブロモ-5-エチル-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-3-(3-フルオロアゼチジン-1-イル)プロポキシ]ブタン-1-オール(中間体206参照、890mg、2.27mmol)及びリン酸三カリウム(876mg、4.12mmol)を、ジオキサン4mL及び水1mLに溶解した。懸濁液をアルゴンで5分間フラッシュした。次いでRuPhos Pd G3(94.9mg、113μmol)を加え、反応混合物をアルゴンで5分間フラッシュし、マイクロ波オーブン中110℃で1時間撹拌した。水を加え、水性層を酢酸エチルで3回抽出した。集めた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターを用いて乾燥し、減圧下で濃縮した。粗生成物をクロマトグラフィー(Isolera、カラム:ultra snap、ジクロロメタン/エタノール)により精製して、純度85%の標的化合物:606mg、収率34%を得、これは新たに生成したビ-ヘテロアリール結合でのアトロプ異性化の結果としての2種のラセミ体ジアステレオマーの混合物として生成した。
LC-MS (方法2): R
t = 1.65分; MS (ESIpos): m/z = 737 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.876 (0.44), 0.901 (0.62), 1.067 (1.57), 1.086 (3.79), 1.105 (1.73), 1.159 (0.41), 1.163 (0.73), 1.221 (0.58), 1.239 (1.06), 1.256 (0.52), 1.395 (0.63), 1.401 (0.59), 1.411 (0.93), 1.427 (1.01), 1.438 (0.75), 1.444 (0.75), 1.454 (0.47), 1.460 (0.42), 1.660 (0.42), 2.327 (0.47), 2.393 (0.95), 2.401 (0.58), 2.411 (1.65), 2.428 (0.85), 2.518 (1.57), 2.523 (1.07), 2.608 (0.42), 2.627 (1.41), 2.646 (1.37), 2.665 (0.63), 2.669 (0.49), 2.943 (0.40), 2.950 (0.41), 2.954 (0.44), 3.003 (0.44), 3.010 (0.46), 3.015 (0.49), 3.183 (0.47), 3.190 (0.61), 3.198 (0.88), 3.206 (0.98), 3.221 (0.45), 3.228 (0.42), 3.302 (0.40), 3.358 (0.59), 3.480 (0.57), 3.494 (0.65), 3.499 (0.49), 3.513 (0.50), 3.518 (0.63), 3.533 (0.55), 3.650 (1.46), 3.765 (8.67), 3.812 (0.98), 3.817 (1.24), 4.299 (0.50), 4.314 (0.96), 4.319 (0.76), 4.328 (0.97), 4.334 (0.60), 4.341 (0.47), 5.758 (16.00), 7.449 (0.69).
【0924】
中間体208
エチル(15-rac)-4-クロロ-3-エチル-15-[2-(3-rac-(フルオロアゼチジン-1-イル)エチル]-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(立体異性体の混合物)
【0925】
【化324】
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(rac)-エチル6-クロロ-7-{5-エチル-3-[(1-rac)-3-(3-フルオロアゼチジン-1-イル)-1-(4-ヒドロキシブトキシ)プロピル]-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル}-3-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-1H-インドール-2-カルボキシレート(中間体207参照、600mg、純度85%、692μmol)をTHF(10mL)に溶解した。トリフェニルホスフィン(1.45g、5.53mmol)及びジ-tert-ブチルアゾジカルボキシレート(1.27g、5.53mmol)を加え、反応混合物を室温で23時間撹拌した。固体を濾別し、THFで2回濯ぎ、廃棄した。濾液を真空で濃縮した。粗生成物をクロマトグラフィー(Isolera、カラム:ultra snap、ジクロロメタン/エタノール)により精製して、標的化合物を純度60%:635mg、収率77%で得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.76分; MS (ESIpos): m/z = 719 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.803 (0.42), 1.026 (0.47), 1.035 (7.92), 1.042 (0.55), 1.052 (16.00), 1.065 (1.38), 1.070 (7.47), 1.084 (2.65), 1.103 (1.16), 1.236 (0.48), 1.258 (0.59), 1.264 (0.65), 1.327 (0.87), 1.353 (3.85), 1.384 (4.12), 1.397 (4.79), 1.427 (1.58), 2.394 (0.68), 2.412 (1.13), 2.430 (0.56), 2.518 (1.36), 2.523 (0.85), 2.624 (1.14), 2.643 (1.11), 2.664 (0.45), 3.196 (0.54), 3.404 (0.64), 3.417 (0.78), 3.422 (1.98), 3.435 (2.05), 3.440 (1.95), 3.452 (1.95), 3.457 (0.86), 3.469 (0.82), 3.479 (0.41), 3.495 (0.45), 3.517 (0.41), 3.761 (5.86), 3.816 (0.48), 3.821 (0.67), 3.856 (0.72), 4.314 (0.47), 4.320 (0.48), 4.347 (1.01), 4.360 (1.92), 4.372 (0.96), 5.757 (0.98), 7.447 (0.60).
【0926】
[実施例]
[実施例1]
(rac)-2,3,15-トリメチル-7-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸(立体異性体の混合物)
【0927】
【化325】
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(rac)-エチル-2,3,15-トリメチル-7-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(立体異性体の混合物、300mg、530μmol、中間体27参照)、エタノール(18mL)、テトラヒドロフラン(25mL)及び水酸化リチウム水溶液(11mL、1.0M、11mmol)の混合物を、60℃で16時間撹拌した。後処理として、クエン酸を加えてpHを5〜6に調節し、水を加え、混合物をジクロロメタン/2-プロパノールの混合物(4:1)で3回抽出した。合わせた有機相を防水フィルターに通して濾過し、濃縮した。残渣を分取HPLC(方法P1)により精製して、表題化合物77.4mg(純度90%)を得た。
LC-MS (方法1): Rt = 1.53分; MS (ESIpos): m/z = 538 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d
6): δ [ppm] = 13.14 (br s, 1H), 8.27-8.21 (m, 1H), 7.89-7.84 (m, 1H), 7.76-7.70 (m, 1H), 7.55-7.36 (m, 4H), 7.09-6.99 (m, 1H), 6.91-6.83 (m, 2H), 4.54 (q, 1H), 4.49-4.39 (m, 1H), 4.23-4.16 (m, 2H), 4.02 (dt, 1H), 3.81 (s, 3H), 3.41-3.34 (m, 1H), 3.32-3.23 (m, 2H), 2.97-2.86 (m, 1H), 2.21 (五重線, 2H), 1.86 (s, 3H), 1.42 (d, 3H), 1.32-1.18 (m, 2H), 1.08-0.92 (m, 2H).
【0928】
ラセミ体の表題化合物(77mg)を分取キラルHPLCにより立体異性体に分離して、立体異性体1(33mg、中間体2)及び立体異性体2(32mg、中間体3)を得た。
分取キラルHPLC方法:
装置:Labomatic HD5000、Labocord-5000;Gilson GX-241、Labcol Vario 4000、カラム:Chiralpak AD 5μ 250×30mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%トリフルオロ酢酸(99%)、溶出液B:エタノール、濃度勾配:20分で20〜50% B、流速40.0mL/分、UV@254nm
分析的キラルHPLC方法:
装置:Agilent HPLC 1260、カラム:Chiralpak AD 3μ 100×4.6mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%トリフルオロ酢酸(99%)、溶出液B:エタノール、定組成:90% A+10% B、流速1.0mL/分、温度:25℃、DAD@254nm
【0929】
[実施例2]
2,3,15-トリメチル-7-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸トリフルオロ酢酸塩(立体異性体1)
【0930】
【化326】
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ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例1を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例1を参照)により立体異性体を分離して、表題化合物(33mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例1を参照):R
t=1.27分。
比旋光度(方法O1):+78.4°(c=10mg/mL、メタノール)
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.000 (11.37), 0.977 (0.51), 0.992 (0.77), 1.002 (0.84), 1.015 (0.62), 1.162 (0.46), 1.234 (1.61), 1.260 (0.49), 1.422 (5.43), 1.435 (5.46), 1.865 (15.28), 2.206 (1.00), 2.220 (1.45), 2.234 (1.02), 2.366 (0.45), 2.520 (1.45), 2.523 (1.37), 2.527 (1.08), 2.545 (0.60), 2.640 (0.46), 2.927 (0.69), 2.935 (0.51), 2.942 (0.46), 2.949 (0.71), 3.270 (0.83), 3.282 (1.13), 3.291 (1.16), 3.298 (1.44), 3.314 (1.28), 3.383 (1.02), 3.398 (0.51), 3.819 (16.00), 4.017 (0.55), 4.030 (0.65), 4.044 (0.64), 4.188 (1.19), 4.201 (2.46), 4.213 (1.22), 4.424 (0.68), 4.435 (0.42), 4.452 (0.62), 4.530 (0.42), 4.543 (1.64), 4.557 (1.61), 4.569 (0.41), 6.853 (1.52), 6.855 (1.60), 6.867 (1.83), 6.869 (1.86), 6.875 (1.71), 6.891 (1.72), 7.031 (1.61), 7.046 (1.95), 7.061 (1.34), 7.366 (1.16), 7.383 (2.13), 7.398 (1.61), 7.442 (2.32), 7.459 (1.44), 7.494 (0.54), 7.504 (1.37), 7.507 (1.23), 7.515 (1.43), 7.519 (2.66), 7.523 (1.47), 7.530 (1.36), 7.533 (1.56), 7.544 (0.60), 7.547 (0.45), 7.723 (1.58), 7.725 (1.62), 7.739 (1.51), 7.741 (1.46), 7.854 (1.43), 7.859 (0.85), 7.868 (1.57), 7.872 (1.28), 8.231 (1.20), 8.235 (1.23), 8.250 (1.20), 8.311 (0.74).
【0931】
[実施例3]
2,3,15-トリメチル-7-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸トリフルオロ酢酸塩(立体異性体2)
【0932】
【化327】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例1を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例1を参照)により立体異性体を分離して、表題化合物(32mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例1を参照):R
t=1.80分。
比旋光度(方法O1):-80.4°(c=10mg/mL、メタノール)
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: -0.007 (0.80), 0.006 (0.73), 0.971 (0.52), 0.994 (0.70), 1.158 (0.51), 1.234 (1.41), 1.419 (5.43), 1.433 (5.43), 1.862 (15.23), 2.187 (0.36), 2.201 (0.99), 2.216 (1.45), 2.230 (1.00), 2.243 (0.36), 2.360 (0.62), 2.364 (0.91), 2.368 (0.65), 2.517 (2.37), 2.521 (2.31), 2.525 (1.81), 2.543 (0.65), 2.634 (0.65), 2.638 (0.91), 2.642 (0.61), 2.907 (0.35), 2.922 (0.70), 2.930 (0.49), 2.937 (0.49), 2.945 (0.71), 2.959 (0.32), 3.267 (0.77), 3.279 (1.05), 3.289 (1.02), 3.294 (1.18), 3.310 (0.80), 3.354 (1.03), 3.369 (0.60), 3.380 (0.57), 3.818 (16.00), 4.012 (0.52), 4.026 (0.65), 4.039 (0.61), 4.055 (0.35), 4.188 (1.19), 4.200 (2.51), 4.213 (1.22), 4.409 (0.33), 4.420 (0.73), 4.431 (0.44), 4.437 (0.42), 4.447 (0.67), 4.527 (0.42), 4.540 (1.67), 4.554 (1.66), 4.566 (0.41), 6.853 (1.58), 6.856 (1.58), 6.867 (1.81), 6.870 (1.81), 6.880 (1.76), 6.895 (1.84), 7.031 (1.71), 7.047 (2.03), 7.062 (1.44), 7.369 (1.35), 7.385 (2.41), 7.400 (1.80), 7.446 (2.35), 7.463 (1.48), 7.492 (0.42), 7.495 (0.55), 7.506 (1.41), 7.509 (1.23), 7.517 (1.50), 7.521 (2.42), 7.525 (1.52), 7.533 (1.36), 7.536 (1.58), 7.546 (0.64), 7.550 (0.45), 7.725 (1.64), 7.728 (1.70), 7.741 (1.55), 7.744 (1.55), 7.858 (1.42), 7.863 (0.84), 7.872 (1.58), 7.876 (1.26), 8.229 (1.21), 8.232 (1.26), 8.248 (1.21), 8.318 (0.46).
【0933】
[実施例4]
(rac)-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-7-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸(立体異性体の混合物)
【0934】
【化328】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-7-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(立体異性体の混合物、中間体30参照、280mg、421μmol)、エタノール(14mL)、テトラヒドロフラン(20mL)及び水酸化リチウム水溶液(8.4mL、1.0M、8.4mmol)の混合物を、60℃で16時間撹拌した。後処理として、クエン酸を加えてpHを5〜6に調節し、水を加え、混合物をジクロロメタン/2-プロパノールの混合物(4:1)で3回抽出した。合わせた有機層を防水フィルターに通して濾過し、濃縮した。残渣を分取HPLC(方法P2、続いて、以下に記載した方法)により精製して、表題化合物(20mg、純度97%)を得た。
分取HPLC方法:装置:Waters自動精製システム、カラム:Phenomenex Kinetex C18 5μ 100×30mm、溶出液A:水+0.2容量%アンモニア水溶液(32%)、溶出液B:アセトニトリル、濃度勾配:0.00〜0.50分11% B(40->70mL/分)、0.51〜5.50分22〜37% B(70mL/分)、DADスキャン:210〜400nm
分析的HPLC方法:装置:Waters Acquity UPLCMS SingleQuad、カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.7μm、50×2.1mm、溶出液A:水+0.2容量%アンモニア水溶液(32%)、溶出液B:アセトニトリル、濃度勾配:0〜1.6分1〜99% B、1.6〜2.0分99% B、流速0.8mL/分、温度:60℃、DADスキャン:210〜400nm
LC-MS (方法1): R
t = 1.23分; MS (ESIpos): m/z = 637 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.983 (1.12), 1.145 (1.06), 1.729 (0.45), 1.884 (14.88), 1.905 (1.01), 1.973 (0.45), 1.990 (1.01), 2.007 (1.29), 2.021 (1.01), 2.038 (0.62), 2.095 (7.50), 2.181 (1.17), 2.198 (1.79), 2.217 (1.51), 2.231 (1.68), 2.250 (2.29), 2.276 (3.36), 2.337 (1.12), 2.458 (1.34), 2.463 (1.90), 2.467 (2.18), 2.472 (2.35), 2.518 (13.65), 2.523 (9.85), 2.536 (0.62), 2.540 (0.73), 2.884 (0.62), 2.895 (0.50), 2.913 (0.67), 3.212 (0.62), 3.237 (0.67), 3.252 (1.01), 3.269 (1.01), 3.479 (3.02), 3.490 (4.64), 3.501 (3.02), 3.727 (0.45), 3.819 (16.00), 3.901 (0.45), 4.170 (1.17), 4.187 (2.35), 4.202 (1.29), 4.413 (0.84), 4.430 (1.79), 4.447 (0.78), 4.552 (0.39), 6.743 (0.62), 6.866 (1.85), 6.884 (1.96), 6.947 (0.56), 6.965 (0.95), 6.984 (0.50), 7.352 (1.29), 7.372 (2.52), 7.391 (2.01), 7.434 (2.69), 7.455 (1.57), 7.489 (0.56), 7.501 (1.73), 7.507 (2.46), 7.516 (3.58), 7.526 (2.80), 7.532 (1.85), 7.544 (0.62), 7.623 (0.67), 7.639 (0.62), 7.849 (1.62), 7.860 (0.84), 7.867 (1.17), 7.873 (1.40), 8.231 (1.40), 8.238 (1.23), 8.244 (0.73), 8.255 (1.29), 8.737 (0.95), 9.580 (0.62).
【0935】
表題化合物(20mg)を分取キラルHPLCにより立体異性体に分離して、立体異性体1(8mg、実施例5参照)及び立体異性体2(8mg、実施例6参照)を得た。
分取キラルHPLC方法:装置:Sepiatec:Prep SFC100、カラム:Chiralpak ID 5μm 250×30mm、溶出液A:CO
2、溶出液B:2-プロパノール+0.4容量%N-エチルエタンアミン(99%)、定組成:29% B、流速100.0mL/分 温度:40℃、BPR:150bar、MWD@254nm
分析的キラルHPLC方法:装置:Agilent:1260、Aurora SFC-Modul、カラム:Chiralpak ID 5μm 100×4.6mm、溶出液A:CO
2、溶出液B:エタノール、定組成:29% B、流速4.0mL/分、温度:37.5℃、BPR:100bar、MWD@254nm
【0936】
[実施例5]
2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-7-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸(立体異性体1)
【0937】
【化329】
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ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例4を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例4を参照)により立体異性体を分離して、表題化合物(8mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例4を参照):R
t=3.02分。
LC-MS (方法1): R
t = 1.13分; MS (ESIpos): m/z = 637 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):+58.8°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.967 (2.07), 0.984 (1.40), 1.009 (0.74), 1.107 (2.53), 1.136 (1.09), 1.144 (1.05), 1.154 (2.18), 1.172 (1.30), 1.196 (0.63), 1.209 (1.09), 1.232 (1.33), 1.825 (0.63), 1.876 (15.33), 1.959 (0.42), 1.985 (0.53), 2.002 (1.12), 2.019 (1.44), 2.035 (1.23), 2.051 (0.63), 2.084 (0.46), 2.096 (0.53), 2.187 (1.19), 2.204 (1.75), 2.222 (1.44), 2.238 (2.07), 2.258 (2.88), 2.277 (3.58), 2.332 (1.65), 2.336 (0.77), 2.518 (7.65), 2.523 (5.16), 2.678 (0.63), 2.877 (0.53), 2.895 (1.30), 2.913 (1.09), 2.923 (0.77), 3.235 (0.95), 3.252 (1.51), 3.266 (1.82), 3.282 (1.65), 3.482 (3.23), 3.494 (4.91), 3.504 (3.30), 3.775 (0.70), 3.819 (16.00), 3.970 (0.56), 3.991 (0.49), 4.179 (1.40), 4.195 (2.77), 4.210 (1.37), 4.428 (0.91), 4.445 (2.00), 4.463 (1.09), 4.478 (0.67), 4.513 (0.56), 6.811 (1.16), 6.829 (1.30), 6.872 (1.93), 6.890 (2.00), 7.000 (1.16), 7.019 (1.68), 7.037 (0.98), 7.356 (1.33), 7.377 (2.56), 7.396 (2.04), 7.440 (2.81), 7.460 (1.61), 7.486 (0.42), 7.491 (0.63), 7.503 (1.82), 7.510 (2.46), 7.519 (3.65), 7.528 (2.60), 7.534 (1.89), 7.546 (0.63), 7.691 (1.33), 7.711 (1.23), 7.853 (1.65), 7.861 (0.91), 7.870 (1.26), 7.875 (1.37), 8.230 (1.40), 8.237 (1.26), 8.246 (0.70), 8.254 (1.33).
【0938】
[実施例6]
2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-7-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸(立体異性体2)
【0939】
【化330】
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ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例4を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例4を参照)により立体異性体を分離して、表題化合物(8mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例4を参照):R
t=5.50分。
LC-MS (方法1): R
t = 1.14分; MS (ESIpos): m/z = 637 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):-43.0°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.967 (2.26), 0.991 (1.23), 1.010 (0.70), 1.107 (3.33), 1.125 (0.70), 1.144 (2.04), 1.162 (0.86), 1.209 (0.70), 1.238 (1.18), 1.296 (0.48), 1.348 (0.54), 1.843 (0.64), 1.882 (14.71), 1.959 (0.64), 1.973 (0.48), 1.990 (1.02), 2.007 (1.45), 2.021 (1.07), 2.038 (0.64), 2.084 (0.97), 2.094 (7.03), 2.179 (1.18), 2.197 (1.83), 2.214 (1.45), 2.231 (1.72), 2.250 (2.36), 2.277 (3.38), 2.332 (2.31), 2.336 (1.07), 2.518 (13.53), 2.523 (8.43), 2.678 (1.02), 2.865 (0.43), 2.883 (0.75), 2.896 (0.59), 2.912 (0.75), 3.216 (0.70), 3.235 (0.75), 3.250 (1.02), 3.264 (1.07), 3.281 (1.40), 3.478 (3.17), 3.490 (4.83), 3.501 (3.22), 3.784 (0.70), 3.818 (16.00), 3.909 (0.48), 4.169 (1.29), 4.185 (2.47), 4.202 (1.29), 4.413 (0.81), 4.430 (1.83), 4.448 (0.81), 4.540 (0.48), 6.752 (0.70), 6.864 (1.83), 6.882 (1.93), 6.951 (0.64), 6.971 (1.13), 6.989 (0.59), 7.350 (1.29), 7.371 (2.52), 7.390 (1.99), 7.434 (2.74), 7.454 (1.61), 7.483 (0.43), 7.488 (0.64), 7.500 (1.72), 7.506 (2.58), 7.516 (3.54), 7.525 (2.79), 7.530 (1.93), 7.543 (0.70), 7.628 (0.81), 7.648 (0.75), 7.849 (1.66), 7.858 (0.91), 7.867 (1.29), 7.872 (1.40), 8.230 (1.40), 8.237 (1.23), 8.245 (0.81), 8.254 (1.50), 8.737 (0.81), 9.568 (0.54).
【0940】
[実施例7]
(rac)-4-フルオロ-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-7-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸
【0941】
【化331】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル-4-フルオロ-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-7-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)-プロピル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体33参照、170mg)のテトラヒドロフラン(4mL)中溶液に、水酸化リチウム水溶液(500μL、1.0M、500μmol)及びエタノール500μLを加え、混合物を密封管中70℃で72時間撹拌した。追加の水酸化リチウム水溶液(500μL、1.0M、500μmol)を加え、撹拌を70℃で2日間続けた。追加の水酸化リチウム水溶液(250μL、1.0M、250μmol)を加え、撹拌を70℃で1日間、室温で5日間及び70℃で1日間続けた。混合物を水で希釈し、クエン酸の飽和水溶液を使用してpH値が3〜4に達するまで酸性化した。混合物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を防水フィルターを使用して乾燥し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物(92.0mg)を得た。
LC-MS (方法2): R
t = 0.86分; MS (ESIpos): m/z = 655 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.814 (0.40), 0.821 (0.40), 0.904 (0.44), 1.035 (9.21), 1.052 (16.00), 1.070 (9.61), 1.206 (0.55), 1.232 (1.30), 1.255 (0.83), 1.776 (0.53), 1.896 (12.42), 2.168 (0.70), 2.185 (1.21), 2.201 (1.58), 2.218 (1.08), 2.331 (0.92), 2.518 (4.11), 2.523 (2.81), 2.639 (0.55), 2.678 (0.46), 2.699 (0.55), 2.907 (0.55), 2.922 (0.84), 2.932 (0.75), 2.951 (0.88), 2.969 (0.55), 3.233 (0.48), 3.251 (0.81), 3.266 (1.01), 3.285 (1.63), 3.405 (0.95), 3.423 (1.69), 3.433 (1.72), 3.440 (1.65), 3.450 (1.56), 3.468 (0.66), 3.697 (0.68), 3.798 (0.81), 3.851 (12.51), 3.904 (0.51), 3.922 (0.57), 3.939 (0.53), 4.178 (1.21), 4.193 (2.46), 4.208 (1.21), 4.350 (0.68), 4.362 (1.06), 4.428 (1.10), 4.443 (1.19), 4.462 (0.97), 6.879 (1.58), 6.896 (1.74), 6.973 (1.16), 6.996 (1.96), 7.019 (1.17), 7.366 (1.19), 7.387 (2.24), 7.406 (1.82), 7.447 (2.40), 7.468 (1.36), 7.487 (0.42), 7.491 (0.57), 7.504 (1.39), 7.508 (1.28), 7.516 (1.50), 7.522 (2.86), 7.528 (1.56), 7.535 (1.43), 7.540 (1.54), 7.552 (0.61), 7.557 (0.42), 7.776 (1.14), 7.790 (1.17), 7.798 (1.16), 7.812 (1.05), 7.857 (1.43), 7.863 (0.88), 7.875 (1.45), 7.880 (1.21), 8.134 (2.64), 8.208 (1.23), 8.213 (1.21), 8.232 (1.19).
表題化合物(80mg)を分取キラルHPLCにより鏡像異性体に分離して、鏡像異性体1(13mg、実施例8参照)及び鏡像異性体2(7.8mg、実施例9参照)を得た。
分取キラルHPLC方法:
装置:Labomatic HD5000、Labocord-5000;Gilson GX-241、Labcol Vario 4000、カラム:Chiralpak IG 5μ 250×30mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%N-エチルエタンアミン(99%)、溶出液B:2-プロパノール、定組成75% A+25% B、流速40.0mL/分、UV 254nm
分析的キラルHPLC方法:
装置:Agilent HPLC 1260、カラム:Chiralpak IG 3μ 100×4.6mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%N-エチルエタンアミン(99%)、溶出液B:2-プロパノール、濃度勾配:7分で20〜50% B、流速1.4mL/分、温度:25℃、DAD 254nm
【0942】
[実施例8]
4-フルオロ-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸-N-エチルエタンアミン塩(鏡像異性体1)
【0943】
【化332】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例7を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例7を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(13mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例7を参照):R
t=2.38分。
LC-MS (方法2): R
t = 0.89分; MS (ESIpos): m/z = 655 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):+62.2°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.000 (0.58), 1.035 (0.50), 1.052 (0.78), 1.144 (7.11), 1.162 (16.00), 1.180 (7.37), 1.230 (0.58), 1.893 (5.45), 1.986 (0.61), 2.004 (0.67), 2.176 (0.49), 2.193 (0.72), 2.217 (0.70), 2.242 (0.91), 2.264 (1.42), 2.332 (0.48), 2.518 (2.40), 2.522 (1.63), 2.669 (0.66), 2.673 (0.48), 2.866 (2.11), 2.884 (6.70), 2.903 (6.44), 2.921 (2.07), 3.164 (0.58), 3.225 (0.53), 3.427 (0.45), 3.445 (0.40), 3.470 (1.24), 3.480 (1.72), 3.834 (5.82), 4.166 (0.54), 4.181 (1.07), 4.197 (0.53), 4.385 (0.73), 6.860 (0.72), 6.878 (0.79), 6.913 (0.62), 7.352 (0.53), 7.372 (0.99), 7.391 (0.78), 7.435 (1.08), 7.456 (0.63), 7.496 (0.64), 7.501 (0.61), 7.506 (0.73), 7.513 (1.37), 7.520 (0.71), 7.525 (0.66), 7.530 (0.67), 7.849 (0.66), 7.867 (0.63), 7.872 (0.54), 8.208 (0.57), 8.215 (0.53), 8.224 (0.41), 8.233 (0.53).
【0944】
[実施例9]
4-フルオロ-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸-N-エチルエタンアミン塩(鏡像異性体2)
【0945】
【化333】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例7を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例7を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(7.8mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例7を参照):R
t=3.88分。
LC-MS (方法2): R
t = 0.88分; MS (ESIpos): m/z = 655 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):-62.0°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.998 (1.52), 1.011 (1.29), 1.137 (4.43), 1.155 (9.80), 1.173 (4.86), 1.194 (0.68), 1.206 (0.73), 1.230 (1.62), 1.336 (0.56), 1.770 (0.61), 1.861 (0.58), 1.893 (14.99), 1.964 (0.68), 1.982 (1.72), 2.000 (1.90), 2.017 (0.89), 2.171 (1.39), 2.188 (2.05), 2.206 (1.75), 2.216 (2.00), 2.237 (2.63), 2.261 (4.15), 2.518 (6.66), 2.522 (4.48), 2.673 (1.09), 2.856 (1.27), 2.874 (3.72), 2.892 (3.67), 2.910 (1.39), 2.931 (0.78), 2.942 (0.61), 2.960 (0.84), 3.157 (0.41), 3.176 (0.71), 3.191 (0.81), 3.208 (1.06), 3.227 (0.76), 3.276 (2.33), 3.479 (4.84), 3.783 (0.78), 3.795 (0.66), 3.833 (16.00), 3.881 (0.66), 4.161 (1.47), 4.177 (2.91), 4.193 (1.44), 4.364 (0.94), 4.382 (2.00), 4.399 (0.89), 4.506 (0.63), 4.541 (0.58), 6.857 (2.08), 6.876 (2.91), 6.897 (1.59), 6.920 (0.89), 7.348 (1.37), 7.368 (2.66), 7.388 (2.03), 7.432 (2.99), 7.452 (1.72), 7.478 (0.46), 7.482 (0.68), 7.494 (1.67), 7.499 (1.77), 7.504 (2.03), 7.511 (3.57), 7.518 (2.03), 7.523 (1.92), 7.527 (1.85), 7.540 (0.73), 7.544 (0.46), 7.647 (0.73), 7.661 (0.89), 7.681 (0.68), 7.846 (1.80), 7.855 (0.96), 7.864 (1.62), 7.870 (1.49), 8.210 (1.54), 8.215 (1.42), 8.234 (1.47).
【0946】
[実施例10]
(rac)-3-エチル-4-フルオロ-2-メチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-7-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸
【0947】
【化334】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル-3-エチル-4-フルオロ-2-メチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-7-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体36参照、390mg)のテトラヒドロフラン(4mL)中溶液に、水酸化リチウム水溶液(1.1mL、1.0M、1.1mmol)及びエタノール500μLを加え、混合物を密封管中70℃で72時間撹拌した。追加の水酸化リチウム水溶液(1.1mL、1.0M、1.1mmol)を加え、撹拌を70℃で2日間続けた。更なる量の追加の水酸化リチウム水溶液(550μL、1.0M、550μmol)を加え、撹拌を70℃で1日間、室温で5日間及び最後に70℃で1日間続けた。混合物を水で希釈し、クエン酸の飽和水溶液を使用してpH値が3〜4に達するまで酸性化し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を防水フィルターを使用して乾燥し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物(148mg)を得た。
LC-MS (方法2): R
t = 0.87分; MS (ESIpos): m/z = 669 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.814 (0.42), 0.821 (0.43), 0.835 (1.60), 0.854 (3.49), 0.873 (1.63), 0.904 (0.41), 1.035 (8.16), 1.052 (16.00), 1.070 (7.98), 1.231 (0.41), 2.171 (0.42), 2.190 (0.73), 2.208 (0.88), 2.225 (0.63), 2.272 (0.68), 2.284 (0.70), 2.291 (0.68), 2.303 (0.68), 2.322 (0.83), 2.327 (0.84), 2.331 (0.62), 2.518 (2.50), 2.523 (1.80), 2.665 (0.55), 2.669 (0.73), 2.673 (0.54), 2.960 (0.42), 2.986 (0.44), 3.274 (0.56), 3.405 (0.67), 3.423 (1.52), 3.434 (1.61), 3.440 (1.55), 3.451 (1.47), 3.457 (0.67), 3.469 (0.56), 3.830 (0.75), 3.882 (7.05), 4.177 (0.67), 4.193 (1.33), 4.208 (0.68), 4.348 (0.71), 4.361 (1.21), 4.373 (0.76), 4.383 (0.42), 4.427 (0.47), 4.441 (0.46), 6.874 (0.91), 6.891 (1.00), 6.977 (0.66), 6.999 (1.13), 7.022 (0.65), 7.365 (0.70), 7.385 (1.29), 7.404 (1.05), 7.448 (1.38), 7.469 (0.79), 7.505 (0.81), 7.510 (0.76), 7.517 (0.93), 7.524 (1.70), 7.530 (0.90), 7.537 (0.84), 7.541 (0.88), 7.779 (0.64), 7.792 (0.66), 7.800 (0.66), 7.814 (0.59), 7.858 (0.83), 7.864 (0.50), 7.876 (0.87), 7.881 (0.71), 8.214 (0.70), 8.219 (0.68), 8.239 (0.68).
【0948】
表題化合物(135mg)を分取キラルHPLCにより鏡像異性体に分離して、鏡像異性体1(25mg、実施例11参照)及び鏡像異性体2(23mg、実施例12参照)を得た。
分取キラルHPLC方法:
装置:Labomatic HD5000、Labocord-5000;Gilson GX-241、Labcol Vario 4000、カラム:Chiralpak IG 5μ 250×30mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%N-エチルエタンアミン(99%)、溶出液B:エタノール、定組成60% A+40% B、流速50.0mL/分、UV 254nm
分析的キラルHPLC方法:
装置:Agilent HPLC 1260、カラム:Chiralpak IG 3μ 100×4.6mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%N-エチルエタンアミン(99%)、溶出液B:エタノール、濃度勾配:7分で20〜50% B、流速1.4mL/分、温度:25℃、DAD 254nm
【0949】
[実施例11]
3-エチル-4-フルオロ-2-メチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸-N-エチルエタンアミン塩(鏡像異性体1)
【0950】
【化335】
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ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例10を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例10を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(25mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例10を参照):R
t=6.67分。
LC-MS (方法2): R
t = 0.89分; MS (ESIpos): m/z = 669 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):+52.3°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.809 (0.53), 0.837 (3.38), 0.856 (7.46), 0.874 (3.43), 1.017 (1.29), 1.144 (7.16), 1.163 (15.12), 1.180 (7.40), 1.231 (1.23), 1.995 (1.59), 2.012 (1.76), 2.030 (0.82), 2.185 (1.32), 2.203 (1.94), 2.227 (2.17), 2.246 (3.05), 2.264 (5.46), 2.273 (4.99), 2.283 (5.37), 2.302 (2.11), 2.322 (1.88), 2.326 (1.91), 2.332 (1.38), 2.518 (7.43), 2.522 (4.87), 2.665 (1.23), 2.669 (1.67), 2.673 (1.23), 2.871 (2.17), 2.889 (6.05), 2.907 (5.90), 2.925 (2.03), 2.950 (0.44), 2.967 (0.79), 2.977 (0.65), 2.996 (0.85), 3.013 (0.41), 3.234 (1.09), 3.251 (1.67), 3.275 (2.38), 3.487 (4.84), 3.784 (0.50), 3.816 (1.14), 3.862 (16.00), 3.923 (0.53), 3.938 (0.70), 3.957 (0.56), 4.170 (1.47), 4.187 (2.94), 4.202 (1.50), 4.366 (0.94), 4.383 (2.00), 4.400 (0.91), 4.437 (0.62), 4.470 (0.56), 6.859 (2.06), 6.877 (2.17), 6.909 (1.09), 6.931 (1.79), 6.954 (1.00), 7.352 (1.32), 7.372 (2.67), 7.391 (2.00), 7.437 (3.17), 7.457 (1.76), 7.485 (0.65), 7.499 (1.64), 7.502 (1.70), 7.508 (2.03), 7.515 (3.58), 7.523 (2.00), 7.527 (1.91), 7.531 (1.85), 7.544 (0.73), 7.692 (0.85), 7.705 (0.97), 7.713 (0.97), 7.727 (0.73), 7.851 (1.82), 7.858 (0.97), 7.868 (1.59), 7.874 (1.53), 8.214 (1.50), 8.220 (1.44), 8.238 (1.53).
【0951】
[実施例12]
3-エチル-4-フルオロ-2-メチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸-N-エチルエタンアミン塩(鏡像異性体2)
【0952】
【化336】
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ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例10を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例10を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(23mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例10を参照):R
t=7.62分。
LC-MS (方法2): R
t = 0.89分; MS (ESIpos): m/z = 669 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):-58.4°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.810 (0.52), 0.841 (3.43), 0.860 (7.23), 0.878 (3.47), 1.001 (1.73), 1.140 (2.43), 1.156 (4.58), 1.173 (2.74), 1.230 (1.87), 1.270 (0.40), 1.343 (0.64), 1.985 (1.54), 2.001 (1.68), 2.181 (1.54), 2.198 (2.20), 2.221 (2.51), 2.266 (6.07), 2.304 (1.87), 2.322 (1.82), 2.326 (1.77), 2.331 (1.23), 2.522 (4.54), 2.665 (1.06), 2.669 (1.39), 2.673 (1.04), 2.874 (1.94), 2.890 (1.91), 2.941 (0.50), 2.958 (0.92), 2.969 (0.73), 2.986 (0.97), 3.005 (0.50), 3.188 (0.95), 3.204 (1.23), 3.221 (1.68), 3.275 (3.57), 3.482 (5.53), 3.522 (0.87), 3.814 (1.06), 3.862 (16.00), 3.897 (0.80), 4.166 (1.47), 4.181 (2.77), 4.196 (1.51), 4.357 (1.04), 4.374 (2.03), 4.391 (0.97), 4.487 (0.69), 4.520 (0.61), 6.852 (2.15), 6.871 (3.17), 6.892 (1.82), 6.915 (1.02), 7.345 (1.30), 7.365 (2.67), 7.384 (1.91), 7.431 (3.12), 7.452 (1.89), 7.482 (0.66), 7.495 (1.70), 7.499 (1.87), 7.504 (2.15), 7.511 (3.47), 7.519 (2.15), 7.523 (2.10), 7.527 (1.89), 7.540 (0.69), 7.639 (0.90), 7.653 (1.06), 7.674 (0.78), 7.848 (1.94), 7.865 (1.65), 7.870 (1.58), 8.215 (1.54), 8.221 (1.49), 8.238 (1.54).
【0953】
[実施例13]
(rac)-4-クロロ-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸
【0954】
【化337】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル-4-クロロ-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体39参照、770mg、1.10mmol)のテトラヒドロフラン(7mL)中溶液に、反応容器中で水酸化リチウム水溶液(2.2mL、1.0M、2.2mmol)及びエタノール(700μL)を加え、混合物を密封管中70℃で23時間撹拌した。追加の水酸化リチウム水溶液(1.1mL、1.0M、1.1mmol)を加え、撹拌を70℃で3日間続けた。混合物を水で希釈し、クエン酸の飽和水溶液を使用してpH値が3〜4に達するまで酸性化し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を防水フィルターを使用して乾燥し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物(515mg、収率69%)を得た。
LC-MS (方法2): R
t = 0.90分; MS (ESIpos): m/z = 671 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.797 (1.23), 0.802 (0.55), 0.813 (1.33), 0.820 (1.32), 0.839 (0.59), 0.885 (0.68), 0.903 (1.52), 0.922 (0.77), 1.035 (7.01), 1.052 (15.10), 1.070 (7.93), 1.123 (0.52), 1.141 (0.55), 1.160 (0.55), 1.254 (0.64), 1.273 (0.51), 1.827 (14.74), 2.169 (0.49), 2.184 (1.07), 2.201 (1.64), 2.218 (1.29), 2.229 (0.85), 2.322 (0.56), 2.327 (0.77), 2.331 (0.59), 2.387 (0.47), 2.393 (0.52), 2.406 (0.58), 2.411 (0.68), 2.437 (0.47), 2.518 (2.77), 2.523 (1.92), 2.625 (0.68), 2.663 (1.63), 2.669 (0.92), 2.673 (0.60), 2.728 (1.21), 2.767 (0.66), 3.017 (0.88), 3.038 (0.67), 3.129 (0.77), 3.225 (0.51), 3.243 (0.78), 3.259 (0.95), 3.278 (1.42), 3.409 (0.90), 3.427 (1.47), 3.445 (1.37), 3.808 (0.71), 3.856 (16.00), 3.891 (0.97), 4.172 (1.15), 4.188 (2.32), 4.203 (1.21), 4.379 (0.63), 4.396 (1.42), 4.409 (1.44), 4.419 (1.25), 4.431 (1.30), 6.877 (1.79), 6.894 (1.97), 7.210 (3.99), 7.231 (3.86), 7.366 (1.40), 7.386 (2.60), 7.405 (2.14), 7.448 (2.67), 7.469 (1.52), 7.486 (0.53), 7.490 (0.71), 7.504 (1.56), 7.507 (1.42), 7.518 (1.73), 7.523 (2.47), 7.527 (1.75), 7.538 (1.51), 7.542 (1.75), 7.555 (0.71), 7.559 (0.56), 7.770 (3.41), 7.792 (3.01), 7.857 (1.59), 7.863 (1.04), 7.876 (1.77), 7.880 (1.40), 8.199 (1.42), 8.204 (1.44), 8.222 (1.36).
【0955】
表題化合物(500mg)を分取キラルHPLCにより鏡像異性体に分離して、鏡像異性体1(177mg、実施例14参照)及び鏡像異性体2(178mg、実施例15参照)を得た。
分取キラルHPLC方法:
装置:Sepiatec:Prep SFC100、カラム:Chiralpak IG 5μm 250×30mm、溶出液A:CO
2、溶出液B:2-プロパノール+0.4容量%N-エチルエタンアミン(99%)、定組成:25% B、流速100.0mL/分 温度:40℃、BPR:120bar、MWD@220nm
分析的キラルHPLC方法:
装置:Agilent:1260、Aurora SFC-Modul、カラム:Chiralpak IG 5μm 100×4.6mm、溶出液A:CO
2、溶出液B:2-プロパノール+0.2容量%N-エチルエタンアミン(99%)、定組成:30% B、流速4.0mL/分、温度:37.5℃、BPR:100bar、MWD@220nm
【0956】
[実施例14]
4-クロロ-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸(鏡像異性体1)
【0957】
【化338】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例13を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例13を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(177mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例13を参照):R
t=1.51分。
化合物をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により更に精製して、表題化合物(140mg)を得た。
LC-MS (方法2): R
t = 0.90分; MS (ESIpos): m/z = 671 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):+58.6°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.814 (0.46), 0.821 (0.49), 0.904 (0.54), 1.018 (1.00), 1.035 (0.82), 1.053 (0.53), 1.066 (6.83), 1.187 (0.51), 1.205 (0.51), 1.231 (1.02), 1.807 (15.70), 2.042 (1.14), 2.057 (1.37), 2.075 (0.70), 2.181 (1.05), 2.199 (1.58), 2.216 (1.16), 2.231 (0.49), 2.308 (4.15), 2.322 (3.14), 2.326 (3.50), 2.345 (0.98), 2.356 (0.58), 2.518 (9.15), 2.522 (6.59), 2.664 (0.70), 2.669 (1.02), 2.673 (0.75), 3.029 (0.56), 3.046 (0.65), 3.211 (0.49), 3.229 (0.82), 3.245 (1.10), 3.263 (1.98), 3.504 (3.96), 3.831 (16.00), 3.882 (0.60), 3.899 (0.67), 3.916 (0.70), 3.934 (0.42), 4.171 (1.28), 4.187 (2.70), 4.202 (1.38), 4.352 (0.65), 4.366 (0.56), 4.385 (0.67), 4.395 (1.14), 4.411 (1.66), 4.429 (0.91), 5.758 (5.01), 6.871 (1.84), 6.888 (2.02), 7.186 (3.58), 7.207 (3.72), 7.359 (1.38), 7.380 (2.63), 7.399 (2.16), 7.442 (2.70), 7.463 (1.56), 7.482 (0.46), 7.487 (0.65), 7.499 (1.61), 7.504 (1.49), 7.509 (1.73), 7.517 (3.49), 7.523 (1.86), 7.529 (1.70), 7.533 (1.88), 7.546 (0.75), 7.551 (0.51), 7.734 (2.87), 7.755 (2.65), 7.853 (1.56), 7.860 (0.89), 7.870 (1.59), 7.875 (1.38), 8.202 (1.38), 8.207 (1.35), 8.219 (0.79), 8.226 (1.37).
【0958】
[実施例15]
4-クロロ-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸(鏡像異性体2)
【0959】
【化339】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例13を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例13を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(178mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例13を参照):R
t=2.73分。
化合物をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により更に精製して、表題化合物(120mg)を得た。
LC-MS (方法2): R
t = 0.90分; MS (ESIpos): m/z = 671 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):-52.6°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.814 (0.42), 0.821 (0.46), 0.904 (0.48), 1.017 (0.96), 1.183 (0.50), 1.231 (1.45), 1.806 (15.29), 2.042 (1.13), 2.059 (1.32), 2.076 (0.65), 2.181 (1.05), 2.199 (1.55), 2.216 (1.09), 2.231 (0.44), 2.311 (3.94), 2.322 (3.18), 2.327 (3.60), 2.518 (4.73), 2.523 (3.31), 2.665 (0.86), 2.669 (1.21), 2.673 (0.86), 3.029 (0.59), 3.046 (0.63), 3.214 (0.65), 3.231 (1.05), 3.247 (1.42), 3.265 (2.53), 3.506 (4.02), 3.831 (16.00), 3.884 (0.61), 3.900 (0.65), 3.919 (0.69), 4.171 (1.30), 4.187 (2.68), 4.202 (1.32), 4.347 (0.65), 4.364 (0.54), 4.383 (0.61), 4.395 (1.17), 4.411 (1.63), 4.430 (0.86), 5.757 (5.07), 6.872 (1.82), 6.889 (1.97), 7.188 (3.66), 7.210 (3.73), 7.361 (1.36), 7.381 (2.62), 7.400 (2.12), 7.442 (2.70), 7.463 (1.53), 7.483 (0.42), 7.487 (0.61), 7.500 (1.59), 7.504 (1.40), 7.510 (1.76), 7.517 (3.54), 7.524 (1.76), 7.530 (1.59), 7.534 (1.76), 7.547 (0.69), 7.551 (0.44), 7.738 (2.93), 7.758 (2.62), 7.853 (1.57), 7.860 (0.90), 7.871 (1.53), 7.876 (1.36), 8.201 (1.38), 8.207 (1.34), 8.226 (1.32).
【0960】
[実施例16]
(rac)-4-クロロ-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸
【0961】
【化340】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル-4-クロロ-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]-インドール-8-カルボキシレート(中間体50参照、96.7mg、135μmol)のテトラヒドロフラン(2mL)とエタノール(1mL)との混合物中溶液に、水酸化リチウム水溶液(270μL、1.0M、270μmol)を加え、混合物を65℃で終夜撹拌した。追加の水酸化リチウム水溶液(1M)200μLを加え、撹拌を65℃で18時間続けた。混合物を減圧下で濃縮し、残渣を水で希釈し、クエン酸の飽和水溶液を使用して酸性化した。混合物をテトラヒドロフランで抽出し、合わせた有機層を減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物(68.2mg、収率73%)を得た。
LC-MS (方法1): R
t = 1.19分; MS (ESIpos): m/z = 689 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.771 (1.00), 0.776 (0.42), 0.787 (1.02), 0.794 (1.02), 0.813 (0.52), 0.859 (0.52), 0.877 (1.13), 0.895 (0.58), 0.997 (0.52), 1.016 (0.56), 1.026 (0.56), 1.043 (0.58), 1.062 (0.61), 1.081 (0.56), 1.097 (0.73), 1.115 (0.61), 1.133 (0.54), 1.213 (0.63), 1.228 (0.69), 1.243 (0.52), 1.325 (0.65), 1.800 (14.89), 2.153 (1.15), 2.169 (1.73), 2.184 (1.44), 2.203 (0.92), 2.296 (0.79), 2.301 (1.09), 2.306 (0.81), 2.361 (0.42), 2.367 (0.48), 2.379 (0.52), 2.385 (0.58), 2.492 (4.26), 2.497 (2.88), 2.599 (0.81), 2.638 (2.11), 2.643 (1.32), 2.647 (0.90), 2.702 (1.38), 2.740 (0.77), 2.992 (0.94), 3.013 (0.75), 3.114 (0.71), 3.196 (0.56), 3.214 (0.82), 3.229 (1.00), 3.248 (1.53), 3.687 (0.54), 3.781 (0.40), 3.830 (16.00), 3.859 (1.06), 4.148 (1.29), 4.163 (2.59), 4.179 (1.32), 4.368 (0.75), 4.378 (1.32), 4.390 (1.34), 4.401 (1.57), 4.412 (1.11), 5.732 (8.17), 6.830 (1.34), 6.837 (1.36), 6.844 (1.21), 6.851 (1.40), 7.190 (3.80), 7.211 (3.99), 7.330 (0.90), 7.337 (1.02), 7.353 (1.38), 7.360 (1.50), 7.375 (0.92), 7.382 (1.11), 7.405 (2.59), 7.413 (2.90), 7.420 (6.12), 7.433 (0.42), 7.621 (1.63), 7.627 (1.65), 7.647 (1.61), 7.653 (1.61), 7.739 (3.41), 7.761 (3.03), 8.195 (1.44), 8.210 (1.48), 8.219 (1.42), 8.233 (1.34).
【0962】
表題化合物(63mg)を分取キラルHPLCにより鏡像異性体に分離して、鏡像異性体1(21mg、実施例17参照)及び鏡像異性体2(27mg、実施例18参照)を得た。
分取キラルHPLC方法:
装置:Labomatic HD5000、Labocord-5000;Gilson GX-241、Labcol Vario 4000、カラム:Chiralpak IG 5μ 250×30mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%N-エチルエタンアミン(99%)、溶出液B:エタノール、定組成:60% A+40% B、流速50.0mL/分、UV 254nm
分析的キラルHPLC方法:
装置:Agilent HPLC 1260、カラム:Chiralpak IG 3μ 100×4.6mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%N-エチルエタンアミン(99%)、溶出液B:エタノール、定組成:60% A+40% B、流速1.4mL/分、温度:25℃、DAD 254nm
【0963】
[実施例17]
4-クロロ-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸-N-エチルエタンアミン(鏡像異性体1)
【0964】
【化341】
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ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例16を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例16を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(21mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例16を参照):R
t=1.88分。
LC-MS (方法1): R
t = 1.21分; MS (ESIpos): m/z = 689 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):+40.7°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.010 (1.17), 1.145 (7.17), 1.161 (14.75), 1.178 (7.21), 1.231 (1.53), 1.809 (13.50), 1.906 (0.52), 2.030 (1.45), 2.048 (1.61), 2.065 (0.81), 2.175 (1.09), 2.192 (1.57), 2.209 (1.13), 2.297 (4.11), 2.317 (2.78), 2.322 (2.74), 2.327 (3.14), 2.331 (2.50), 2.440 (1.17), 2.518 (8.99), 2.523 (5.72), 2.551 (1.01), 2.659 (0.81), 2.664 (1.65), 2.669 (2.34), 2.673 (1.69), 2.678 (0.77), 2.899 (5.96), 2.916 (5.80), 3.017 (0.69), 3.044 (0.73), 3.062 (0.40), 3.219 (0.77), 3.237 (1.13), 3.498 (3.91), 3.830 (16.00), 3.863 (0.60), 3.882 (0.56), 4.168 (1.17), 4.184 (2.26), 4.199 (1.17), 4.386 (1.17), 4.402 (1.93), 4.420 (1.13), 6.843 (1.13), 6.849 (1.13), 6.858 (1.09), 6.864 (1.17), 7.161 (1.81), 7.182 (1.89), 7.351 (0.77), 7.357 (0.85), 7.373 (1.25), 7.379 (1.37), 7.395 (0.93), 7.402 (1.01), 7.420 (2.22), 7.429 (2.74), 7.435 (5.32), 7.449 (0.40), 7.638 (1.57), 7.644 (1.61), 7.664 (1.61), 7.670 (1.61), 7.688 (1.29), 7.710 (1.17), 8.220 (1.25), 8.235 (1.33), 8.243 (1.25), 8.258 (1.21).
【0965】
[実施例18]
4-クロロ-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸(鏡像異性体2)
【0966】
【化342】
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ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例16を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例16を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(27mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例16を参照):R
t=4.17分。
LC-MS (方法1): R
t = 1.21分; MS (ESIpos): m/z = 689 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):-50.8°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.994 (1.46), 1.158 (1.58), 1.230 (1.43), 1.812 (14.16), 1.906 (0.79), 2.019 (1.62), 2.036 (1.84), 2.053 (0.83), 2.168 (1.20), 2.185 (1.80), 2.202 (1.31), 2.290 (4.21), 2.303 (2.70), 2.322 (2.59), 2.326 (2.74), 2.331 (1.99), 2.518 (8.68), 2.522 (5.37), 2.664 (1.50), 2.669 (2.07), 2.673 (1.50), 2.911 (0.68), 2.994 (0.41), 3.011 (0.79), 3.039 (0.83), 3.058 (0.45), 3.171 (0.56), 3.186 (0.68), 3.204 (0.90), 3.223 (0.64), 3.267 (1.92), 3.492 (4.06), 3.829 (16.00), 4.162 (1.20), 4.177 (2.29), 4.192 (1.20), 4.371 (0.90), 4.388 (1.73), 4.405 (0.98), 4.427 (0.56), 4.462 (0.53), 6.837 (1.24), 6.844 (1.28), 6.853 (1.20), 6.859 (1.31), 7.127 (1.58), 7.148 (1.69), 7.348 (0.83), 7.355 (0.94), 7.371 (1.39), 7.377 (1.54), 7.393 (1.39), 7.400 (1.01), 7.415 (2.33), 7.424 (2.82), 7.430 (5.48), 7.445 (0.45), 7.634 (1.92), 7.640 (2.40), 7.660 (2.22), 7.666 (2.48), 8.225 (1.35), 8.239 (1.39), 8.248 (1.35), 8.263 (1.24).
【0967】
[実施例19]
(rac)-4-フルオロ-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸
【0968】
【化343】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル-4-フルオロ-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]-インドール-8-カルボキシレート(中間体42参照、470mg)のTHF(5mL)中溶液に、水酸化リチウム水溶液(1.3mL、1.0M、1.3mmol)及びエタノール(500μL)を加え、混合物を密封管中70℃で23時間撹拌した。追加量の水酸化リチウム水溶液(1.3mL、1.0M)を加え、撹拌を70℃で24時間続けた。更に追加量の水酸化リチウム水溶液(1.3mL、1M)を加え、撹拌を70℃で48時間続けた。混合物を水で希釈し、クエン酸の飽和水溶液を使用してpH値が3〜4に達するまで酸性化し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を防水フィルターを使用して乾燥し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物(173mg)を得た。
LC-MS (方法2): R
t = 0.89分; MS (ESIpos): m/z = 673 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.797 (3.09), 0.802 (1.46), 0.814 (3.39), 0.821 (3.37), 0.839 (1.71), 0.885 (1.73), 0.903 (3.68), 0.922 (1.80), 1.052 (0.96), 1.070 (0.89), 1.089 (0.73), 1.107 (0.56), 1.123 (0.55), 1.141 (0.58), 1.160 (0.47), 1.230 (1.69), 1.235 (1.73), 1.254 (1.35), 1.270 (1.09), 1.287 (0.60), 1.774 (0.58), 1.870 (0.44), 1.893 (15.67), 2.169 (1.37), 2.179 (1.78), 2.196 (2.31), 2.209 (1.98), 2.229 (1.16), 2.332 (0.98), 2.358 (0.62), 2.372 (0.67), 2.387 (0.78), 2.393 (0.78), 2.397 (0.47), 2.406 (0.75), 2.411 (0.98), 2.518 (5.22), 2.522 (3.29), 2.539 (0.60), 2.599 (0.51), 2.637 (0.87), 2.698 (0.87), 2.736 (0.58), 2.904 (0.86), 2.922 (1.24), 2.931 (1.13), 2.949 (1.27), 2.968 (0.82), 3.230 (0.82), 3.248 (1.33), 3.262 (1.69), 3.282 (2.68), 3.710 (1.15), 3.746 (0.95), 3.751 (0.93), 3.798 (0.98), 3.851 (16.00), 3.882 (0.53), 3.899 (0.71), 3.917 (0.80), 3.934 (0.75), 4.179 (1.66), 4.194 (3.33), 4.209 (1.80), 4.429 (1.38), 4.446 (1.62), 4.462 (1.38), 5.758 (3.40), 6.856 (1.40), 6.864 (1.51), 6.871 (1.40), 6.878 (1.62), 6.977 (1.44), 7.000 (2.51), 7.022 (1.51), 7.359 (0.93), 7.365 (1.11), 7.381 (1.57), 7.388 (1.78), 7.403 (1.07), 7.410 (1.51), 7.431 (2.91), 7.437 (3.40), 7.445 (6.90), 7.457 (0.75), 7.645 (1.77), 7.651 (1.91), 7.671 (1.80), 7.677 (1.84), 7.770 (1.38), 7.784 (1.47), 7.792 (1.46), 7.806 (1.31), 8.232 (1.55), 8.247 (1.60), 8.255 (1.62), 8.270 (1.49).
【0969】
表題化合物(166mg)を分取キラルHPLCにより鏡像異性体に分離して、鏡像異性体1(62mg、実施例20参照)及び鏡像異性体2(60mg、実施例21参照)を得た。
分取キラルHPLC方法:
装置:PrepCon Labomatic HPLC、カラム:YMC Amylose SA 5μ 250×30、溶出液A:ヘキサン+0.1%N-エチルエタンアミン、溶出液B:エタノール、濃度勾配:20分で20->50% B、流速:40mL/分、温度:25℃、UV:254nm
分析的キラルHPLC方法:
装置:Agilent 1260 HPLC、カラム:YMC Amylose SA 3μ 100×4.6、溶出液A:ヘキサン+0.1%N-エチルエタンアミン、溶出液B:エタノール、濃度勾配:7分で20->50% B、流速:1.4mL/分、温度:25℃、UV:254nm
【0970】
[実施例20]
4-フルオロ-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸-N-エチルエタンアミン(鏡像異性体1)
【0971】
【化344】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例19を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例19を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(62mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例19を参照):R
t=1.48分。
LC-MS (方法1): R
t = 1.14分; MS (ESIneg): m/z = 671 [M-H]
-
比旋光度(方法O1):+60.1°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.967 (0.62), 0.994 (0.83), 0.997 (0.79), 1.009 (0.77), 1.107 (0.89), 1.141 (7.19), 1.159 (16.00), 1.177 (7.36), 1.208 (0.65), 1.266 (0.42), 1.890 (8.05), 1.988 (0.86), 2.005 (0.98), 2.022 (0.50), 2.173 (0.65), 2.189 (1.03), 2.206 (0.83), 2.223 (1.00), 2.243 (1.33), 2.264 (2.07), 2.331 (0.69), 2.518 (3.84), 2.522 (2.40), 2.673 (0.65), 2.867 (2.08), 2.885 (6.36), 2.903 (6.45), 2.921 (2.04), 2.933 (0.42), 2.962 (0.44), 3.208 (0.42), 3.225 (0.60), 3.243 (0.47), 3.278 (1.22), 3.481 (2.40), 3.834 (9.02), 4.167 (0.74), 4.183 (1.51), 4.199 (0.77), 4.370 (0.47), 4.387 (1.03), 4.404 (0.48), 6.837 (0.71), 6.844 (0.74), 6.853 (0.65), 6.860 (0.77), 6.896 (0.44), 6.919 (0.80), 6.941 (0.44), 7.351 (0.50), 7.358 (0.56), 7.374 (0.79), 7.381 (0.83), 7.396 (0.71), 7.403 (0.63), 7.416 (1.30), 7.425 (1.53), 7.431 (3.19), 7.635 (0.88), 7.642 (0.91), 7.662 (1.07), 7.667 (1.16), 7.679 (0.47), 8.232 (0.79), 8.248 (0.80), 8.256 (0.77), 8.270 (0.74).
【0972】
[実施例21]
4-フルオロ-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,3-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸(鏡像異性体2)
【0973】
【化345】
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ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例19を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例19を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(60mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例19を参照):R
t=3.37分。
LC-MS (方法1): R
t = 1.14分; MS (ESIneg): m/z = 671 [M-H]
-
比旋光度(方法O1):-69.6°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.810 (0.58), 0.859 (0.46), 0.967 (1.88), 0.994 (1.98), 1.009 (1.65), 1.107 (5.44), 1.137 (2.33), 1.144 (2.10), 1.155 (4.83), 1.173 (2.65), 1.203 (0.65), 1.208 (1.60), 1.229 (0.44), 1.319 (0.58), 1.332 (0.54), 1.767 (0.42), 1.891 (16.00), 1.964 (0.65), 1.982 (1.65), 2.000 (1.85), 2.017 (0.88), 2.152 (0.46), 2.168 (1.29), 2.185 (2.02), 2.202 (1.63), 2.217 (2.00), 2.236 (2.56), 2.261 (4.02), 2.332 (0.92), 2.336 (0.46), 2.518 (5.35), 2.522 (3.46), 2.673 (0.88), 2.855 (0.69), 2.873 (1.81), 2.891 (1.81), 2.909 (0.92), 2.928 (0.81), 2.940 (0.63), 2.957 (0.83), 3.173 (0.69), 3.188 (0.77), 3.205 (1.10), 3.225 (0.73), 3.275 (2.08), 3.287 (3.10), 3.304 (3.81), 3.320 (5.00), 3.336 (5.23), 3.479 (4.73), 3.783 (0.52), 3.873 (0.69), 4.163 (1.46), 4.179 (2.98), 4.195 (1.48), 4.364 (0.94), 4.382 (2.06), 4.399 (0.90), 4.513 (0.60), 4.546 (0.58), 6.833 (1.37), 6.839 (1.46), 6.848 (1.31), 6.855 (1.54), 6.874 (1.02), 6.896 (1.69), 6.919 (1.00), 7.349 (0.92), 7.355 (1.08), 7.371 (1.46), 7.378 (1.65), 7.393 (1.10), 7.400 (1.15), 7.411 (2.50), 7.421 (2.98), 7.426 (6.10), 7.441 (0.56), 7.632 (2.15), 7.638 (2.37), 7.658 (2.56), 7.664 (2.17), 8.234 (1.48), 8.250 (1.54), 8.258 (1.50), 8.272 (1.46).
【0974】
[実施例22]
(rac)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸
【0975】
【化346】
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(rac)-エチル-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ-[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体55参照、410mg)のテトラヒドロフラン(10mL)とエタノール(4mL)との混合物中溶液に、水酸化リチウム水溶液(1.1mL、1.0M、1.1mmol)を加え、混合物を70℃で終夜撹拌した。追加の水酸化リチウム水溶液(300μL、1.0M)を加え、撹拌を70℃で72時間続けた。混合物を減圧下で濃縮し、残渣を水で希釈し、クエン酸の飽和水溶液を使用して酸性化した。混合物をTHFと酢酸エチルとの混合物で抽出し、合わせた有機層を減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物235mgを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 0.93分; MS (ESIpos): m/z = 703 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.793 (3.22), 0.797 (1.84), 0.803 (0.98), 0.812 (7.47), 0.821 (1.48), 0.831 (3.29), 0.840 (0.61), 0.886 (0.54), 0.904 (1.09), 0.922 (0.52), 1.029 (0.86), 1.052 (0.68), 1.124 (0.45), 1.142 (0.64), 1.268 (0.54), 2.109 (1.00), 2.144 (0.50), 2.162 (0.93), 2.180 (2.07), 2.191 (2.22), 2.200 (2.47), 2.210 (2.29), 2.228 (1.18), 2.247 (0.48), 2.318 (0.70), 2.322 (1.25), 2.327 (1.59), 2.332 (1.27), 2.336 (0.75), 2.359 (0.57), 2.373 (0.66), 2.388 (0.79), 2.394 (0.82), 2.406 (0.89), 2.412 (1.00), 2.518 (4.97), 2.523 (3.36), 2.660 (0.50), 2.664 (1.00), 2.669 (1.36), 2.673 (1.00), 2.678 (0.48), 3.034 (0.57), 3.049 (0.54), 3.261 (1.04), 3.278 (1.88), 3.295 (2.66), 3.554 (2.25), 3.824 (0.75), 3.864 (16.00), 3.887 (0.66), 3.903 (0.66), 3.922 (0.68), 4.173 (1.23), 4.188 (2.56), 4.203 (1.36), 4.314 (0.59), 4.331 (0.54), 4.349 (0.54), 4.404 (0.86), 4.421 (1.72), 4.438 (0.79), 5.758 (6.51), 6.844 (1.25), 6.850 (1.29), 6.859 (1.20), 6.865 (1.41), 7.204 (4.02), 7.225 (3.90), 7.353 (0.84), 7.359 (1.04), 7.375 (1.32), 7.382 (1.50), 7.397 (0.93), 7.404 (1.38), 7.425 (2.25), 7.433 (2.63), 7.440 (5.76), 7.454 (0.50), 7.641 (1.52), 7.648 (1.57), 7.667 (1.52), 7.674 (1.54), 7.747 (3.25), 7.768 (2.84), 8.219 (1.32), 8.234 (1.38), 8.243 (1.32), 8.257 (1.34).
【0976】
表題化合物(226mg)を分取キラルHPLCにより鏡像異性体に分離して、鏡像異性体1(108mg、実施例23参照)及び鏡像異性体2(98mg、実施例24参照)を得た。
分取キラルHPLC方法:
装置:Labomatic HD5000、Labocord-5000;Gilson GX-241、Labcol Vario 4000、カラム:Chiralpak IG 5μ 250×30mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%N-エチルエタンアミン(99%)、溶出液B:エタノール、定組成:70% A+30% B、流速50.0mL/分、UV 254nm
分析的キラルHPLC方法:
装置:Agilent HPLC 1260、カラム:Chiralpak IG 3μ 100×4.6mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%N-エチルエタンアミン(99%)、溶出液B:エタノール、定組成70% A+30% B、流速1.4mL/分、温度:25℃、DAD 254nm
【0977】
[実施例23]
(+)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸-N-エチルエタンアミン(鏡像異性体1)
【0978】
【化347】
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ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例22を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例22を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(108mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例22を参照):R
t=1.31分。
LC-MS (方法1): R
t = 1.20分; MS (ESIpos): m/z = 703 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):+44.1°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.806 (1.75), 0.814 (0.65), 0.825 (3.99), 0.844 (1.87), 0.982 (0.75), 1.005 (0.44), 1.133 (7.48), 1.151 (16.00), 1.169 (7.96), 1.232 (0.44), 1.259 (0.63), 2.015 (0.85), 2.032 (0.94), 2.050 (0.43), 2.181 (0.84), 2.200 (1.63), 2.218 (1.40), 2.238 (0.66), 2.283 (1.49), 2.292 (1.47), 2.298 (1.49), 2.311 (1.21), 2.318 (0.97), 2.322 (1.12), 2.327 (1.34), 2.332 (1.05), 2.518 (3.11), 2.523 (2.19), 2.539 (6.12), 2.665 (0.62), 2.669 (0.87), 2.673 (0.62), 2.846 (2.05), 2.864 (6.59), 2.883 (6.36), 2.900 (1.93), 3.036 (0.41), 3.183 (0.56), 3.210 (0.44), 3.229 (0.69), 3.247 (0.62), 3.284 (1.35), 3.486 (1.90), 3.494 (1.91), 3.504 (1.15), 3.814 (0.49), 3.857 (8.43), 4.152 (0.44), 4.168 (0.88), 4.175 (0.90), 4.191 (0.47), 4.354 (0.47), 4.371 (0.99), 4.388 (0.44), 6.819 (0.66), 6.824 (0.69), 6.836 (0.66), 6.840 (0.72), 7.081 (1.15), 7.102 (1.19), 7.349 (0.44), 7.355 (0.52), 7.371 (0.71), 7.378 (0.81), 7.393 (0.52), 7.404 (1.13), 7.421 (2.25), 7.580 (0.84), 7.601 (0.75), 7.632 (0.81), 7.638 (0.85), 7.658 (0.81), 7.664 (0.82), 8.233 (0.71), 8.248 (0.74), 8.256 (0.71), 8.271 (0.66).
【0979】
[実施例24]
(-)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸-N-エチルエタンアミン(鏡像異性体2)
【0980】
【化348】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例22を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例22を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(98mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例22を参照):R
t=2.51分。
LC-MS (方法1): R
t = 1.18分; MS (ESIpos): m/z = 703 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):-41.3°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.795 (0.74), 0.804 (3.50), 0.815 (1.27), 0.823 (7.82), 0.842 (3.65), 0.862 (0.50), 0.905 (0.50), 0.984 (1.49), 1.005 (1.13), 1.035 (0.53), 1.084 (0.99), 1.130 (7.36), 1.148 (16.00), 1.166 (7.89), 1.204 (0.88), 1.232 (1.10), 1.259 (1.95), 1.905 (0.42), 1.998 (0.64), 2.017 (1.66), 2.034 (1.88), 2.051 (0.81), 2.189 (2.16), 2.198 (3.15), 2.217 (2.69), 2.236 (1.45), 2.283 (2.97), 2.299 (3.01), 2.312 (2.41), 2.318 (2.19), 2.322 (2.55), 2.327 (2.97), 2.332 (2.48), 2.518 (9.13), 2.523 (5.95), 2.539 (3.15), 2.660 (0.67), 2.665 (1.45), 2.669 (2.09), 2.673 (1.49), 2.848 (1.91), 2.865 (5.73), 2.884 (5.70), 2.902 (1.73), 3.007 (0.71), 3.017 (0.57), 3.035 (0.78), 3.152 (0.53), 3.167 (0.71), 3.185 (0.96), 3.207 (0.88), 3.227 (1.17), 3.244 (0.99), 3.282 (2.02), 3.487 (3.65), 3.494 (3.65), 3.781 (0.81), 3.802 (0.67), 3.813 (0.60), 3.838 (0.60), 3.857 (15.96), 4.168 (1.73), 4.174 (1.73), 4.357 (0.88), 4.374 (1.84), 4.392 (0.85), 4.466 (0.50), 4.500 (0.46), 6.821 (1.31), 6.826 (1.35), 6.838 (1.27), 6.843 (1.35), 7.088 (1.70), 7.109 (1.70), 7.348 (0.88), 7.355 (1.03), 7.371 (1.42), 7.377 (1.56), 7.384 (0.78), 7.393 (1.03), 7.400 (1.38), 7.405 (2.19), 7.422 (4.57), 7.438 (0.57), 7.590 (1.17), 7.611 (1.10), 7.630 (1.66), 7.637 (1.59), 7.656 (1.59), 7.663 (1.52), 8.232 (1.38), 8.247 (1.42), 8.255 (1.35), 8.270 (1.38).
【0981】
[実施例25]
(rac)-4-クロロ-15-エチル-2,3-ジメチル-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸
【0982】
【化349】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル-4-クロロ-15-エチル-2,3-ジメチル-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体59参照、345mg)のテトラヒドロフラン(4mL)とエタノール(400μL)との混合物中溶液に、水酸化リチウム水溶液(840μL、1.0M、840μmol)を加え、混合物を70℃で22時間撹拌した。追加の水酸化リチウム水溶液(420μL、1.0M)を加え、撹拌を70℃で48時間続けた。混合物を水で希釈し、クエン酸の飽和水溶液を使用して酸性化した。水性層を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を防水フィルターを使用して乾燥し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製した。得られた物質を分取HPLC(方法P3)により再度精製して、表題化合物162mgを得た。
LC-MS (方法1): R
t = 1.64分; MS (ESIpos): m/z = 586 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.847 (3.08), 0.865 (7.09), 0.884 (3.22), 0.968 (1.00), 0.979 (1.00), 1.199 (0.58), 1.229 (0.76), 1.253 (0.66), 1.802 (15.80), 1.862 (0.43), 1.878 (1.04), 1.895 (1.71), 1.912 (1.57), 1.930 (1.00), 1.946 (0.43), 2.073 (1.09), 2.185 (1.16), 2.202 (1.71), 2.219 (1.19), 2.237 (0.42), 2.518 (2.97), 2.522 (1.84), 3.027 (0.53), 3.039 (0.62), 3.054 (0.67), 3.220 (0.43), 3.240 (1.02), 3.253 (1.73), 3.271 (2.11), 3.294 (2.14), 3.828 (16.00), 3.922 (0.62), 3.939 (0.73), 3.955 (0.84), 4.118 (1.07), 4.135 (2.14), 4.153 (1.11), 4.172 (1.37), 4.187 (2.75), 4.202 (1.40), 4.332 (0.73), 4.347 (0.56), 4.367 (0.67), 6.872 (1.95), 6.889 (2.08), 7.194 (3.48), 7.215 (3.62), 7.361 (1.32), 7.381 (2.63), 7.400 (2.09), 7.441 (2.84), 7.462 (1.58), 7.478 (0.50), 7.482 (0.65), 7.495 (1.60), 7.499 (1.48), 7.507 (1.71), 7.514 (3.18), 7.519 (1.74), 7.527 (1.59), 7.531 (1.78), 7.544 (0.70), 7.549 (0.49), 7.745 (3.08), 7.766 (2.80), 7.851 (1.71), 7.858 (1.03), 7.870 (1.71), 7.874 (1.43), 8.187 (1.49), 8.191 (1.47), 8.211 (1.41).
【0983】
[実施例26]
(rac)-4-クロロ-15-(2-ヒドロキシエチル)-2,3-ジメチル-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸
【0984】
【化350】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル-4-クロロ-15-(2-ヒドロキシエチル)-2,3-ジメチル-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体66参照、58.0mg)のテトラヒドロフラン(2mL)とエタノール(1mL)との混合物中溶液に、水酸化リチウム水溶液(180μL、1.0M、180μmol)を加え、混合物を70℃で終夜撹拌した。追加の水酸化リチウム水溶液(50μL、1.0M)を加え、撹拌を70℃で72時間続けた。他の調製において、他の(rac)-エチル-4-クロロ-15-(2-ヒドロキシエチル)-2,3-ジメチル-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体66参照、116mg、184μmol)のテトラヒドロフラン(2mL)とエタノール(1mL)との混合物中溶液に、水酸化リチウム水溶液(370μL、1.0M、370μmol)を加え、混合物を70℃で終夜撹拌した。追加の水酸化リチウム水溶液(100μL、1.0M)を加え、撹拌を70℃で72時間続けた。合わせた両調製のバッチを濃縮した。残渣を水で希釈し、クエン酸の飽和水溶液を使用して中和した。水性層をTHFと酢酸エチルとの混合物で抽出し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物101mgを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 0.81分; MS (ESIpos): m/z = 602 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.023 (0.77), 1.035 (2.48), 1.053 (4.04), 1.066 (0.58), 1.070 (2.10), 1.178 (0.48), 1.264 (0.54), 1.801 (15.47), 2.003 (0.63), 2.023 (0.88), 2.037 (0.72), 2.056 (0.41), 2.074 (0.66), 2.095 (0.80), 2.109 (0.60), 2.181 (1.05), 2.198 (1.56), 2.215 (1.09), 2.518 (3.08), 2.523 (2.03), 3.005 (0.47), 3.016 (0.55), 3.031 (0.58), 3.237 (0.53), 3.256 (0.88), 3.269 (1.71), 3.283 (1.20), 3.295 (1.45), 3.429 (0.99), 3.442 (1.97), 3.457 (1.80), 3.473 (0.86), 3.830 (16.00), 3.899 (0.60), 3.915 (0.66), 3.933 (0.72), 4.171 (1.33), 4.187 (2.76), 4.202 (1.33), 4.338 (0.76), 4.353 (1.55), 4.365 (2.07), 4.451 (1.01), 4.464 (1.12), 4.473 (1.23), 4.486 (0.96), 5.758 (4.28), 6.877 (1.84), 6.894 (2.03), 7.188 (3.62), 7.210 (3.75), 7.365 (1.36), 7.385 (2.61), 7.404 (2.10), 7.445 (2.74), 7.465 (1.52), 7.487 (0.41), 7.491 (0.60), 7.504 (1.59), 7.508 (1.47), 7.513 (1.72), 7.520 (3.43), 7.528 (1.85), 7.532 (1.65), 7.537 (1.75), 7.549 (0.69), 7.554 (0.42), 7.739 (3.04), 7.759 (2.74), 7.854 (1.58), 7.862 (0.85), 7.872 (1.46), 7.877 (1.36), 8.208 (1.40), 8.215 (1.30), 8.226 (0.72), 8.233 (1.31).
【0985】
[実施例27]
(rac)-4-クロロ-3-エチル-2-メチル-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-15-(トリフルオロメチル)-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸
【0986】
【化351】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル-4-クロロ-3-エチル-2-メチル-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-15-(トリフルオロメチル)-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体70参照、1.72g、純度51%)を実施例26の調製にて記載した通りに反応させて、表題化合物を純度95%:238mgで得た。
LC-MS (方法1): R
t = 1.65分; MS (ESIpos): m/z = 640 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.795 (3.51), 0.814 (7.75), 0.833 (3.59), 0.882 (0.81), 0.901 (0.65), 1.053 (0.75), 1.330 (1.01), 1.987 (0.55), 2.074 (1.57), 2.174 (0.42), 2.192 (1.10), 2.210 (2.32), 2.225 (2.55), 2.243 (1.99), 2.262 (0.81), 2.332 (0.61), 2.518 (3.45), 2.523 (2.22), 3.278 (0.86), 3.295 (1.67), 3.370 (0.68), 3.387 (0.75), 3.399 (0.67), 3.414 (0.55), 3.425 (0.51), 3.485 (0.72), 3.514 (0.43), 3.819 (0.51), 3.826 (0.64), 3.833 (0.67), 3.853 (0.57), 3.908 (16.00), 4.173 (1.35), 4.189 (2.78), 4.204 (1.38), 4.368 (0.72), 4.380 (0.46), 4.391 (0.43), 4.403 (0.65), 4.627 (0.41), 4.646 (1.14), 4.664 (1.03), 6.857 (1.77), 6.874 (1.93), 7.251 (3.36), 7.273 (3.55), 7.354 (1.26), 7.374 (2.49), 7.393 (2.06), 7.433 (2.62), 7.454 (1.70), 7.460 (0.83), 7.473 (1.49), 7.476 (1.51), 7.493 (1.72), 7.497 (2.43), 7.501 (1.70), 7.516 (1.58), 7.520 (1.58), 7.533 (0.87), 7.537 (0.67), 7.825 (2.93), 7.846 (4.17), 7.863 (1.72), 7.867 (1.45), 8.133 (1.46), 8.136 (1.55), 8.155 (1.43).
【0987】
[実施例28]
(rac)-4-クロロ-15-シクロプロピル-2,3-ジメチル-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸
【0988】
【化352】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル4-クロロ-15-シクロプロピル-2,3-ジメチル-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体74参照、450mg、純度90%、647μmol)を実施例26の調製にて記載した通りに反応させて、表題化合物を純度99%:254mgで得た。
LC-MS (方法2): R
t = 0.98分; MS (ESIpos): m/z = 598 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.124 (0.55), 0.136 (0.72), 0.147 (0.57), 0.307 (0.55), 0.320 (0.67), 0.489 (1.79), 0.509 (1.64), 0.800 (0.44), 0.882 (1.07), 0.901 (2.44), 0.919 (1.27), 0.991 (0.81), 1.008 (1.11), 1.035 (2.31), 1.052 (4.81), 1.066 (15.82), 1.070 (3.51), 1.088 (0.50), 1.144 (0.50), 1.158 (0.86), 1.286 (0.47), 1.561 (0.60), 1.572 (0.59), 1.583 (0.59), 1.798 (15.37), 1.907 (0.68), 2.064 (3.22), 2.175 (0.96), 2.191 (1.45), 2.208 (1.04), 2.418 (0.63), 2.436 (0.62), 2.518 (2.93), 2.523 (1.90), 3.130 (0.46), 3.141 (0.57), 3.156 (0.59), 3.228 (0.55), 3.243 (0.75), 3.261 (1.24), 3.282 (1.27), 3.302 (2.16), 3.399 (1.30), 3.415 (1.06), 3.425 (0.96), 3.440 (0.80), 3.450 (0.49), 3.485 (2.42), 3.508 (2.28), 3.847 (16.00), 3.901 (0.60), 3.919 (0.63), 3.942 (0.89), 4.166 (1.01), 4.179 (2.03), 4.194 (1.04), 4.302 (0.60), 4.321 (0.55), 4.338 (0.55), 5.756 (5.97), 6.869 (1.72), 6.886 (1.90), 7.171 (3.76), 7.193 (3.98), 7.359 (1.37), 7.380 (2.47), 7.399 (2.02), 7.441 (2.59), 7.462 (1.48), 7.478 (0.46), 7.483 (0.62), 7.495 (1.53), 7.500 (1.37), 7.508 (1.66), 7.514 (3.24), 7.520 (1.66), 7.527 (1.51), 7.532 (1.69), 7.544 (0.70), 7.549 (0.46), 7.724 (3.24), 7.745 (2.91), 7.851 (1.51), 7.858 (0.89), 7.869 (1.59), 7.874 (1.30), 8.193 (1.33), 8.198 (1.32), 8.215 (1.24), 8.217 (1.28).
【0989】
[実施例29]
(+)-4-クロロ-15-エチル-2,3-ジメチル-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸-N-エチルエタンアミン塩(鏡像異性体1)
【0990】
【化353】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例25を参照されたい。分取キラルHPLCにより鏡像異性体を分離して、表題化合物(55mg)を得た。
分取キラルHPLC方法:
装置:Sepiatec:Prep SFC100、カラム:Chiralpak IG 5μm 250×30mm、溶出液A:CO
2、溶出液B:2-プロパノール+0.4容量%ジエチルアミン(99%)、定組成:24% B、流速100.0mL/分 温度:40℃、BPR:150bar、MWD@220nm
分析的キラルHPLC方法:
装置:Agilent:1260、Aurora SFC-Modul、カラム:Chiralpak IG 5μm 100×4.6mm、溶出液A:CO
2、溶出液B:2-プロパノール+0.2容量%ジエチルアミン(99%)、定組成:24% B、流速4.0mL/分、温度:37.5℃、BPR:100bar、MWD@254nm
分析的キラルHPLC:R
t=1.66分。
LC-MS (方法2): R
t = 0.94分; MS (ESIpos): m/z = 586 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):55.6°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.830 (1.71), 0.849 (4.17), 0.856 (0.61), 0.867 (1.81), 0.949 (0.80), 0.964 (1.18), 1.105 (16.00), 1.137 (3.63), 1.142 (0.78), 1.155 (8.07), 1.173 (3.87), 1.194 (0.28), 1.205 (0.38), 1.221 (0.28), 1.312 (0.27), 1.330 (0.28), 1.344 (0.22), 1.813 (8.65), 1.840 (0.23), 1.855 (0.61), 1.862 (0.55), 1.874 (0.83), 1.879 (0.78), 1.892 (0.55), 1.898 (0.58), 1.915 (0.20), 2.151 (0.20), 2.167 (0.60), 2.185 (0.91), 2.202 (0.63), 2.219 (0.20), 2.332 (0.43), 2.336 (0.20), 2.518 (2.26), 2.522 (1.49), 2.678 (0.20), 2.857 (0.98), 2.876 (3.14), 2.894 (3.00), 2.912 (0.95), 2.997 (0.25), 3.015 (0.45), 3.026 (0.37), 3.033 (0.35), 3.043 (0.53), 3.062 (0.30), 3.120 (0.30), 3.138 (0.48), 3.154 (0.53), 3.171 (0.73), 3.190 (0.53), 3.251 (1.44), 3.269 (1.68), 3.283 (1.94), 3.783 (0.30), 3.822 (9.38), 3.850 (0.23), 4.081 (0.60), 4.098 (1.18), 4.117 (0.58), 4.148 (0.48), 4.155 (0.56), 4.164 (0.95), 4.171 (0.95), 4.180 (0.56), 4.187 (0.46), 4.466 (0.33), 4.479 (0.23), 4.499 (0.32), 6.854 (0.96), 6.872 (1.05), 7.083 (1.49), 7.104 (1.59), 7.343 (0.68), 7.364 (1.34), 7.383 (1.06), 7.426 (1.51), 7.447 (0.85), 7.470 (0.23), 7.475 (0.35), 7.487 (0.86), 7.492 (0.80), 7.498 (0.96), 7.505 (1.98), 7.511 (0.93), 7.518 (0.88), 7.522 (1.00), 7.535 (0.40), 7.539 (0.25), 7.593 (1.11), 7.614 (1.00), 7.842 (0.90), 7.849 (0.50), 7.860 (0.90), 7.865 (0.76), 8.191 (0.76), 8.196 (0.73), 8.215 (0.71).
【0991】
[実施例30]
(-)-4-クロロ-15-エチル-2,3-ジメチル-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸-N-エチルエタンアミン塩(鏡像異性体2)
【0992】
【化354】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例25を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例29を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(58mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例29を参照):R
t=7.09分。
LC-MS (方法2): R
t = 0.94分; MS (ESIpos): m/z = 586 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):-47.6°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.833 (0.99), 0.851 (2.36), 0.869 (1.04), 0.953 (0.45), 0.966 (0.55), 1.107 (16.00), 1.142 (1.90), 1.159 (4.18), 1.178 (2.03), 1.208 (0.20), 1.230 (0.26), 1.816 (5.14), 1.857 (0.33), 1.864 (0.31), 1.876 (0.47), 1.882 (0.43), 1.894 (0.31), 1.900 (0.32), 2.171 (0.35), 2.188 (0.52), 2.205 (0.36), 2.332 (0.17), 2.518 (0.90), 2.522 (0.62), 2.673 (0.20), 2.851 (0.51), 2.869 (1.56), 2.887 (1.53), 2.905 (0.47), 3.019 (0.24), 3.028 (0.20), 3.036 (0.18), 3.046 (0.28), 3.140 (0.24), 3.154 (0.26), 3.173 (0.37), 3.192 (0.25), 3.256 (0.88), 3.272 (0.95), 3.288 (1.15), 3.825 (5.40), 4.084 (0.34), 4.102 (0.67), 4.119 (0.34), 4.149 (0.28), 4.164 (0.56), 4.173 (0.56), 4.180 (0.37), 4.188 (0.32), 4.488 (0.20), 4.521 (0.17), 6.852 (0.58), 6.870 (0.62), 7.080 (0.86), 7.101 (0.88), 7.343 (0.44), 7.363 (0.81), 7.383 (0.64), 7.427 (0.85), 7.448 (0.50), 7.475 (0.20), 7.487 (0.49), 7.492 (0.46), 7.499 (0.53), 7.506 (1.08), 7.511 (0.53), 7.518 (0.48), 7.523 (0.56), 7.535 (0.22), 7.589 (0.62), 7.610 (0.57), 7.843 (0.51), 7.851 (0.29), 7.861 (0.52), 7.867 (0.43), 8.195 (0.44), 8.200 (0.43), 8.219 (0.41).
【0993】
[実施例31]
(+)-4-クロロ-15-(2-ヒドロキシエチル)-2,3-ジメチル-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸(鏡像異性体1)
【0994】
【化355】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例26を参照されたい。分取キラルHPLCにより鏡像異性体を分離して、表題化合物(34.2mg)を得た。
分取キラルHPLC方法:
装置:Sepiatec:Prep SFC100、カラム:Chiralpak IG 5μm 250×30mm、溶出液A:CO
2、溶出液B:エタノール+0.2容量%アンモニア水溶液(32%)、定組成:25% B、流速100.0mL/分 温度:40℃、BPR:150bar、UV:220nm
分析的キラルHPLC方法:
装置:Agilent:1260、Aurora SFC-Modul、カラム:Chiralpak IG 5μm 100×4.6mm、溶出液A:CO
2、溶出液B:エタノール+0.1容量%アンモニア水溶液(32%)、定組成:25% B、流速4.0mL/分、温度:37.5℃、BPR:100bar、UV 254nm
分析的キラルHPLC:R
t=2.01分。
LC-MS (方法1): R
t = 1.39分; MS (ESIpos): m/z = 602 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):+48.1°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.707 (0.29), 0.726 (0.70), 0.745 (0.34), 0.815 (0.22), 0.822 (0.22), 0.835 (0.59), 0.841 (0.35), 0.846 (0.84), 0.854 (1.36), 0.862 (2.98), 0.872 (0.72), 0.879 (1.24), 0.903 (0.20), 0.967 (0.86), 0.983 (0.33), 0.995 (0.38), 1.010 (0.41), 1.038 (1.24), 1.062 (0.22), 1.077 (0.16), 1.083 (0.17), 1.107 (16.00), 1.124 (0.27), 1.130 (0.78), 1.135 (1.09), 1.145 (1.03), 1.150 (1.13), 1.159 (0.25), 1.167 (0.19), 1.178 (0.17), 1.206 (0.34), 1.209 (0.37), 1.232 (0.48), 1.257 (0.34), 1.440 (0.42), 1.459 (0.38), 1.804 (5.26), 1.997 (0.29), 2.009 (0.42), 2.016 (0.43), 2.030 (0.34), 2.039 (0.48), 2.054 (0.20), 2.068 (0.27), 2.089 (0.32), 2.103 (0.46), 2.125 (0.17), 2.134 (0.31), 2.177 (0.37), 2.195 (0.61), 2.214 (0.43), 2.222 (0.24), 2.332 (0.42), 2.336 (0.21), 2.518 (1.86), 2.523 (1.36), 2.673 (0.46), 2.678 (0.26), 3.002 (0.19), 3.029 (0.22), 3.210 (0.23), 3.225 (0.29), 3.243 (0.43), 3.268 (0.59), 3.282 (0.81), 3.443 (0.61), 3.829 (5.64), 3.865 (0.20), 3.882 (0.21), 3.899 (0.22), 4.166 (0.42), 4.181 (0.87), 4.357 (0.42), 4.373 (0.34), 4.389 (0.19), 4.408 (0.20), 4.437 (0.36), 4.451 (0.39), 4.458 (0.42), 4.472 (0.32), 6.872 (0.63), 6.890 (0.67), 7.159 (1.01), 7.180 (1.02), 7.361 (0.46), 7.381 (0.88), 7.400 (0.71), 7.441 (0.96), 7.462 (0.53), 7.489 (0.21), 7.501 (0.54), 7.506 (0.51), 7.510 (0.60), 7.518 (1.17), 7.525 (0.61), 7.530 (0.56), 7.534 (0.60), 7.547 (0.22), 7.698 (0.72), 7.719 (0.66), 7.852 (0.56), 7.860 (0.29), 7.870 (0.50), 7.875 (0.46), 8.209 (0.47), 8.215 (0.43), 8.233 (0.42).
【0995】
[実施例32]
(-)-4-クロロ-15-(2-ヒドロキシエチル)-2,3-ジメチル-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸(鏡像異性体2)
【0996】
【化356】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例26を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例31を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(33.5mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例31を参照):R
t=3.12分。
LC-MS (方法1): R
t = 1.38分; MS (ESIpos): m/z = 602 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):-43.2°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.707 (0.73), 0.726 (1.98), 0.744 (0.89), 0.767 (0.22), 0.772 (0.25), 0.778 (0.25), 0.784 (0.26), 0.795 (0.32), 0.799 (0.33), 0.814 (0.48), 0.835 (1.51), 0.846 (2.29), 0.854 (3.56), 0.862 (7.76), 0.872 (1.83), 0.878 (3.30), 0.894 (0.37), 0.900 (0.43), 0.902 (0.37), 0.913 (0.29), 0.917 (0.40), 0.922 (0.28), 0.935 (0.25), 0.954 (0.32), 0.964 (0.78), 0.967 (1.68), 0.974 (0.57), 0.981 (0.80), 0.995 (0.75), 1.010 (0.78), 1.038 (3.06), 1.062 (0.53), 1.068 (0.36), 1.081 (0.40), 1.092 (0.42), 1.097 (0.32), 1.107 (16.00), 1.124 (0.43), 1.130 (2.04), 1.134 (2.77), 1.145 (2.67), 1.149 (2.87), 1.159 (0.51), 1.165 (0.42), 1.175 (0.32), 1.178 (0.35), 1.197 (0.44), 1.205 (0.60), 1.209 (0.66), 1.214 (0.69), 1.232 (1.00), 1.249 (0.82), 1.259 (0.66), 1.293 (0.22), 1.355 (0.22), 1.388 (0.26), 1.420 (0.42), 1.439 (1.08), 1.458 (1.01), 1.477 (0.32), 1.805 (7.95), 1.831 (0.18), 1.836 (0.18), 1.844 (0.25), 1.907 (0.24), 1.919 (0.17), 1.979 (0.29), 1.993 (0.51), 2.007 (1.04), 2.013 (0.82), 2.028 (0.65), 2.038 (1.21), 2.052 (0.40), 2.067 (0.48), 2.088 (0.58), 2.102 (0.91), 2.122 (0.32), 2.133 (0.86), 2.174 (0.58), 2.196 (0.93), 2.210 (0.89), 2.216 (0.65), 2.269 (0.35), 2.300 (0.29), 2.313 (0.35), 2.318 (0.35), 2.337 (0.33), 2.344 (0.25), 2.380 (0.26), 2.518 (2.73), 2.523 (2.15), 2.546 (0.21), 2.660 (0.47), 2.684 (0.24), 2.699 (0.19), 2.983 (0.18), 3.001 (0.33), 3.027 (0.37), 3.046 (0.21), 3.217 (0.43), 3.234 (0.58), 3.282 (1.25), 3.447 (1.15), 3.829 (9.30), 3.853 (0.32), 3.870 (0.32), 3.888 (0.32), 4.164 (0.62), 4.180 (1.19), 4.353 (0.44), 4.390 (0.33), 4.432 (0.72), 4.445 (0.69), 4.454 (0.71), 4.467 (0.55), 6.870 (0.91), 6.888 (0.97), 7.148 (1.63), 7.169 (1.69), 7.358 (0.68), 7.378 (1.30), 7.397 (1.01), 7.439 (1.54), 7.460 (0.89), 7.483 (0.21), 7.487 (0.28), 7.501 (0.76), 7.505 (0.75), 7.509 (0.97), 7.517 (1.73), 7.525 (0.90), 7.528 (0.91), 7.533 (0.91), 7.546 (0.35), 7.550 (0.22), 7.682 (1.05), 7.703 (0.96), 7.851 (0.94), 7.859 (0.46), 7.868 (0.80), 7.874 (0.79), 8.210 (0.65), 8.215 (0.61), 8.233 (0.64).
【0997】
[実施例33]
(+)-4-クロロ-3-エチル-2-メチル-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-15-(トリフルオロメチル)-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸-N-エチルエタンアミン塩(鏡像異性体1)
【0998】
【化357】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例27を参照されたい。分取キラルHPLCにより鏡像異性体を分離して、表題化合物(84.5mg)を得た。
分取キラルHPLC方法:
装置:Labomatic HD5000、Labocord-5000;Gilson GX-241、Labcol Vario 4000、カラム:Amylose SA 5μ 250×30mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%ジエチルアミン(99%)、溶出液B:2-プロパノール、濃度勾配:9分で10〜50% B、次いで定組成50% B、流速40.0mL/分、UV 254nm
分析的キラルHPLC方法:
装置:Agilent HPLC 1260、カラム:Amylose SA 3μ 100×4.6mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%ジエチルアミン(99%)、溶出液B:2-プロパノール、濃度勾配:7分で20〜50% B、流速1.4mL/分、温度:25℃、UV:254nm
分析的キラルHPLC:R
t=1.49分。
LC-MS (方法2): R
t = 1.03分; MS (ESIpos): m/z = 640 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):+40.9°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.776 (0.44), 0.795 (1.05), 0.816 (2.85), 0.835 (6.02), 0.844 (1.31), 0.854 (3.19), 0.862 (1.39), 0.881 (1.03), 0.900 (0.47), 0.932 (0.44), 1.006 (0.83), 1.035 (0.56), 1.084 (1.51), 1.131 (7.41), 1.149 (16.00), 1.167 (7.67), 1.232 (1.05), 1.259 (2.27), 1.487 (0.41), 1.506 (0.44), 2.186 (0.77), 2.204 (1.15), 2.213 (1.23), 2.231 (2.11), 2.250 (1.85), 2.269 (0.57), 2.332 (0.69), 2.518 (3.83), 2.523 (2.68), 2.540 (0.87), 2.673 (0.69), 2.729 (0.98), 2.835 (2.03), 2.853 (6.13), 2.871 (6.07), 2.889 (2.90), 3.173 (0.54), 3.192 (0.83), 3.209 (0.82), 3.227 (0.95), 3.244 (0.75), 3.260 (0.70), 3.482 (0.62), 3.494 (0.51), 3.511 (0.44), 3.646 (0.49), 3.898 (1.44), 3.908 (12.01), 4.154 (0.98), 4.171 (1.98), 4.187 (1.06), 4.563 (0.46), 4.580 (0.59), 4.598 (1.33), 4.616 (0.90), 6.832 (1.39), 6.850 (1.51), 7.106 (1.93), 7.127 (2.03), 7.333 (0.93), 7.354 (1.83), 7.373 (1.42), 7.417 (2.00), 7.438 (1.31), 7.449 (0.49), 7.453 (0.54), 7.466 (1.10), 7.469 (1.11), 7.487 (1.87), 7.492 (1.90), 7.508 (1.28), 7.511 (1.28), 7.525 (0.72), 7.623 (1.49), 7.645 (1.37), 7.836 (1.28), 7.855 (1.33), 7.858 (1.11), 8.145 (1.18), 8.165 (1.10).
【0999】
[実施例34]
(-)-4-クロロ-3-エチル-2-メチル-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-15-(トリフルオロメチル)-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸-N-エチルエタンアミン塩(鏡像異性体2)
【1000】
【化358】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例27を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例33を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(79.7mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例33を参照):R
t=4.17分。
LC-MS (方法1): R
t = 1.66分; MS (ESIpos): m/z = 640 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):-38.3°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.795 (0.73), 0.816 (3.34), 0.835 (7.20), 0.854 (3.73), 0.880 (0.69), 1.006 (0.53), 1.084 (0.85), 1.130 (7.38), 1.147 (16.00), 1.166 (7.82), 1.232 (1.26), 1.259 (1.21), 1.483 (0.48), 2.185 (0.91), 2.204 (1.39), 2.213 (1.53), 2.231 (2.56), 2.250 (2.24), 2.269 (0.69), 2.332 (0.96), 2.518 (6.61), 2.523 (4.39), 2.673 (1.01), 2.836 (2.10), 2.854 (6.31), 2.872 (6.15), 2.891 (1.92), 3.157 (0.46), 3.173 (0.64), 3.190 (1.01), 3.209 (0.94), 3.226 (1.10), 3.243 (0.85), 3.259 (0.78), 3.481 (0.78), 3.495 (0.64), 3.510 (0.55), 3.648 (0.57), 3.908 (14.01), 4.155 (1.21), 4.171 (2.35), 4.187 (1.17), 4.558 (0.55), 4.580 (0.78), 4.599 (1.44), 4.617 (1.05), 6.833 (1.69), 6.852 (1.81), 7.107 (1.97), 7.128 (2.08), 7.335 (1.12), 7.355 (2.22), 7.374 (1.69), 7.418 (2.42), 7.438 (1.42), 7.450 (0.57), 7.454 (0.62), 7.467 (1.33), 7.470 (1.33), 7.487 (2.31), 7.492 (2.22), 7.508 (1.33), 7.511 (1.42), 7.525 (0.69), 7.528 (0.53), 7.625 (1.51), 7.646 (1.37), 7.836 (1.58), 7.855 (1.53), 8.146 (1.46), 8.165 (1.37).
【1001】
[実施例35]
(+)-4-クロロ-15-シクロプロピル-2,3-ジメチル-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸N-エチルエタンアミン塩(鏡像異性体1)
【1002】
【化359】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例28を参照されたい。分取キラルHPLCにより立体異性体を分離して、表題化合物(91mg)を得た。
分取キラルHPLC方法:
装置:Labomatic HD5000、Labocord-5000;Gilson GX-241、Labcol Vario 4000、カラム:Amylose SA 5μ 250×30mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%ジエチルアミン(99%)、溶出液B:2-プロパノール、濃度勾配:7分で20〜50% B、次いで定組成50% B、流速40.0mL/分、UV 254nm
分析的キラルHPLC方法:
装置:Agilent HPLC 1260、カラム:Amylose SA 3μ 100×4.6mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%ジエチルアミン(99%)、溶出液B:2-プロパノール、濃度勾配:7分で20〜50% B、流速1.4mL/分、温度:25℃、UV:254nm
分析的キラルHPLC:R
t=1.48分。
LC-MS (方法2): R
t = 0.96分; MS (ESIpos): m/z = 598 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):+49.0°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.125 (0.41), 0.135 (0.54), 0.147 (0.64), 0.290 (0.63), 0.304 (0.49), 0.313 (0.44), 0.441 (0.48), 0.457 (1.28), 0.477 (1.35), 0.492 (0.45), 0.967 (1.05), 0.980 (1.12), 0.994 (0.99), 1.005 (0.59), 1.009 (0.50), 1.066 (16.00), 1.107 (8.23), 1.140 (5.29), 1.158 (12.03), 1.176 (5.35), 1.208 (0.56), 1.233 (0.75), 1.259 (0.89), 1.278 (0.48), 1.297 (0.44), 1.511 (0.58), 1.522 (0.54), 1.534 (0.56), 1.812 (13.42), 2.160 (0.94), 2.178 (1.43), 2.195 (1.00), 2.518 (2.52), 2.523 (1.73), 2.850 (1.40), 2.868 (4.51), 2.886 (4.31), 2.904 (1.33), 3.108 (0.69), 3.117 (0.69), 3.135 (1.08), 3.152 (0.75), 3.166 (0.87), 3.185 (0.49), 3.226 (0.66), 3.244 (1.20), 3.263 (1.14), 3.278 (1.48), 3.383 (2.18), 3.397 (1.58), 3.411 (1.23), 3.469 (2.27), 3.492 (2.12), 3.789 (0.53), 3.803 (0.54), 3.814 (0.56), 3.821 (0.58), 3.843 (13.91), 4.140 (0.66), 4.156 (1.40), 4.167 (1.42), 4.183 (0.69), 4.451 (0.46), 4.484 (0.44), 6.850 (1.58), 6.868 (1.68), 7.065 (2.07), 7.086 (2.16), 7.341 (1.20), 7.362 (2.19), 7.381 (1.68), 7.428 (2.24), 7.449 (1.33), 7.475 (0.51), 7.489 (1.35), 7.492 (1.20), 7.500 (1.43), 7.506 (2.93), 7.513 (1.47), 7.520 (1.28), 7.523 (1.49), 7.536 (0.56), 7.540 (0.40), 7.574 (1.47), 7.596 (1.34), 7.844 (1.33), 7.851 (0.78), 7.862 (1.38), 7.867 (1.13), 8.200 (1.19), 8.205 (1.14), 8.224 (1.12).
【1003】
[実施例36]
(-)-4-クロロ-15-シクロプロピル-2,3-ジメチル-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸N-エチルエタンアミン塩(鏡像異性体2)
【1004】
【化360】
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ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例28を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例35を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(87.7mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例35を参照):R
t=5.51分。
LC-MS (方法2): R
t = 0.97分; MS (ESIpos): m/z = 598 [M+H]
+
比旋光度 (方法O1): -49.7° (c = 10 mg/mL, DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.125 (0.50), 0.134 (0.66), 0.147 (0.76), 0.290 (0.74), 0.304 (0.60), 0.312 (0.53), 0.439 (0.60), 0.455 (1.50), 0.475 (1.59), 0.491 (0.51), 0.967 (1.44), 0.979 (1.37), 0.994 (1.31), 1.006 (0.60), 1.009 (0.63), 1.107 (12.64), 1.137 (6.41), 1.156 (14.30), 1.173 (6.56), 1.208 (0.79), 1.231 (0.94), 1.259 (0.68), 1.284 (0.53), 1.300 (0.48), 1.498 (0.43), 1.509 (0.69), 1.520 (0.64), 1.531 (0.68), 1.813 (15.83), 2.159 (1.14), 2.176 (1.74), 2.194 (1.19), 2.331 (0.69), 2.518 (3.37), 2.523 (2.13), 2.846 (1.72), 2.865 (5.40), 2.883 (5.09), 2.901 (1.59), 3.107 (0.88), 3.134 (1.09), 3.143 (0.83), 3.162 (0.98), 3.180 (0.50), 3.223 (0.66), 3.241 (1.26), 3.259 (1.09), 3.274 (1.37), 3.383 (2.05), 3.397 (1.54), 3.410 (1.22), 3.468 (2.63), 3.491 (2.43), 3.782 (0.51), 3.798 (0.61), 3.816 (0.61), 3.844 (16.00), 4.139 (0.79), 4.155 (1.69), 4.167 (1.69), 4.182 (0.79), 4.191 (0.51), 4.457 (0.56), 4.473 (0.46), 4.489 (0.53), 6.850 (1.85), 6.868 (2.02), 7.061 (2.35), 7.082 (2.41), 7.341 (1.37), 7.362 (2.58), 7.381 (2.05), 7.428 (2.68), 7.448 (1.55), 7.472 (0.45), 7.476 (0.63), 7.489 (1.57), 7.493 (1.45), 7.500 (1.67), 7.507 (3.37), 7.512 (1.67), 7.519 (1.57), 7.524 (1.75), 7.536 (0.73), 7.541 (0.50), 7.568 (1.65), 7.589 (1.49), 7.844 (1.60), 7.851 (0.91), 7.863 (1.64), 7.868 (1.36), 8.200 (1.42), 8.205 (1.37), 8.224 (1.31).
【1005】
[実施例37]
(rac)-4-クロロ-(15-rac)-(2-メトキシエチル)-2,3-ジメチル-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸
【1006】
【化361】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル4-クロロ-(15-rac)-(2-メトキシエチル)-2,3-ジメチル-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体75参照、22.0mg)をテトラヒドロフラン2mLとエタノール1mLとの混合物に溶解し、水酸化リチウム水溶液(68μL、1.0M、68μmol)を加え、混合物を60℃で終夜撹拌した。水酸化リチウム水溶液(50μL、1.0M、50μmol)を加え、混合物を70℃で72時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣を水で希釈し、クエン酸の水溶液を使用して中和した。混合物を減圧下でその容量の半分に濃縮し、沈殿物を濾過により単離し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物13.3mgを得た。
LC-MS (方法1): R
t = 1.55分; MS (ESIpos): m/z = 616 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 1.004 (0.57), 1.167 (9.08), 1.196 (0.42), 1.232 (0.89), 1.243 (1.13), 1.251 (1.23), 1.267 (1.78), 1.356 (0.21), 1.806 (10.53), 1.907 (0.15), 2.100 (0.55), 2.117 (1.38), 2.134 (1.34), 2.150 (0.62), 2.182 (0.87), 2.200 (1.23), 2.215 (0.85), 2.331 (0.79), 2.518 (4.39), 2.522 (2.70), 2.673 (0.81), 3.015 (0.25), 3.042 (0.43), 3.058 (0.43), 3.078 (0.36), 3.166 (16.00), 3.220 (0.21), 3.239 (0.43), 3.259 (0.83), 3.273 (1.23), 3.300 (1.12), 3.366 (0.83), 3.383 (1.15), 3.400 (0.62), 3.406 (0.62), 3.424 (0.28), 3.834 (11.37), 3.906 (0.42), 3.924 (0.49), 3.941 (0.51), 3.959 (0.25), 4.176 (1.04), 4.191 (2.08), 4.207 (1.00), 4.344 (0.49), 4.365 (0.43), 4.378 (0.49), 4.393 (0.89), 4.411 (1.40), 4.429 (0.64), 5.400 (0.34), 6.578 (1.27), 6.878 (1.36), 6.896 (1.49), 7.189 (0.23), 7.199 (2.40), 7.210 (0.26), 7.221 (2.46), 7.365 (0.98), 7.386 (1.91), 7.405 (1.55), 7.445 (2.06), 7.466 (1.15), 7.485 (0.30), 7.489 (0.43), 7.502 (1.13), 7.506 (1.10), 7.512 (1.30), 7.519 (2.50), 7.526 (1.36), 7.531 (1.23), 7.535 (1.27), 7.548 (0.49), 7.552 (0.30), 7.750 (1.99), 7.771 (1.80), 7.854 (1.21), 7.862 (0.66), 7.872 (1.12), 7.878 (1.02), 8.204 (0.98), 8.210 (0.98), 8.228 (0.96), 13.279 (0.23).
【1007】
[実施例38]
(rac)-4-クロロ-(15-rac)-シクロプロピル-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸
【1008】
【化362】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル4-クロロ-(15-rac)-シクロプロピル-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体79参照、605mg)をテトラヒドロフラン7mLとエタノール700μLとの混合物に溶解し、水酸化リチウム溶液(1.8mL、水中1.0M、1.8mmol)を加え、混合物を70℃で72時間撹拌した。水酸化リチウム溶液(0.9mL、水中1.0M、0.9mmol)を加え、混合物を70℃で48時間撹拌した。水を加え、混合物をクエン酸の飽和水溶液でpH値を3〜4に調節し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を防水フィルターに通して濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物505mgを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.02分; MS (ESIpos): m/z = 630 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.127 (0.53), 0.138 (0.71), 0.149 (0.72), 0.321 (0.70), 0.332 (0.79), 0.346 (0.56), 0.502 (2.00), 0.523 (1.95), 0.793 (3.20), 0.812 (7.57), 0.830 (3.41), 0.873 (0.22), 0.883 (0.54), 0.901 (1.08), 0.920 (0.53), 0.991 (0.73), 1.008 (1.06), 1.035 (5.75), 1.052 (10.48), 1.070 (5.26), 1.092 (0.57), 1.110 (0.53), 1.153 (0.34), 1.171 (0.35), 1.189 (0.22), 1.229 (0.42), 1.248 (0.34), 1.265 (0.61), 1.283 (0.67), 1.567 (0.30), 1.576 (0.41), 1.588 (0.62), 1.599 (0.63), 1.610 (0.64), 1.619 (0.40), 1.631 (0.28), 1.907 (1.01), 1.986 (0.58), 2.064 (1.32), 2.090 (0.21), 2.131 (0.17), 2.150 (0.80), 2.168 (2.21), 2.190 (2.70), 2.208 (1.56), 2.419 (0.29), 2.437 (0.26), 2.454 (0.24), 2.459 (0.34), 2.465 (0.47), 2.470 (0.67), 2.518 (2.39), 2.522 (1.41), 2.528 (0.27), 2.533 (0.18), 2.538 (0.20), 2.543 (0.20), 2.548 (0.18), 3.124 (0.30), 3.150 (0.61), 3.162 (0.67), 3.188 (0.36), 3.254 (1.09), 3.271 (1.86), 3.291 (1.15), 3.406 (0.98), 3.424 (1.26), 3.431 (1.36), 3.441 (1.16), 3.474 (2.41), 3.499 (2.26), 3.856 (0.48), 3.876 (16.00), 3.891 (0.79), 3.908 (0.72), 3.926 (0.68), 4.016 (0.17), 4.165 (1.13), 4.179 (2.16), 4.194 (1.20), 4.257 (0.37), 4.272 (0.67), 4.288 (0.65), 4.306 (0.60), 4.358 (0.54), 6.837 (1.29), 6.843 (1.32), 6.852 (1.22), 6.858 (1.38), 7.168 (3.59), 7.189 (3.90), 7.341 (0.83), 7.348 (0.96), 7.363 (1.36), 7.370 (1.46), 7.386 (0.89), 7.393 (1.01), 7.398 (0.57), 7.419 (2.36), 7.428 (2.78), 7.434 (5.69), 7.449 (0.49), 7.528 (0.21), 7.535 (0.20), 7.549 (0.46), 7.554 (0.41), 7.564 (0.55), 7.572 (0.48), 7.595 (0.68), 7.612 (0.58), 7.621 (0.69), 7.624 (0.79), 7.634 (1.63), 7.641 (2.00), 7.660 (1.55), 7.667 (1.55), 7.714 (3.29), 7.736 (2.88), 8.188 (1.34), 8.203 (1.40), 8.211 (1.35), 8.226 (1.26), 13.251 (0.23).
【1009】
表題化合物(505mg)を分取キラルHPLCにより鏡像異性体に分離して、鏡像異性体1(206mg、実施例39参照)及び鏡像異性体2(160mg、実施例40参照)を得た。
分取キラルHPLC方法:
装置:Labomatic HD5000、Labocord-5000;Gilson GX-241、Labcol Vario 4000、カラム:Chiralpak IE 5μ 250×30mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%ジエチルアミン(99%)、溶出液B:エタノール、濃度勾配:11分で20〜50% B、流速40mL/分、UV 254nm
分析的キラルHPLC方法:
装置:Agilent HPLC 1260、カラム:Chiralpak IE 3μ 100×4.6mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%ジエチルアミン(99%)、溶出液B:エタノール濃度勾配:20〜50% B、7分、流速1.4mL/分、温度:25℃、UV 254nm
【1010】
[実施例39]
(+)-4-クロロ-15-シクロプロピル-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸-N-エチルエタンアミン塩(鏡像異性体1)
【1011】
【化363】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例38を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例38を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(206mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例38を参照):R
t=3.08分。
LC-MS (方法2): R
t = 1.00分; MS (ESIpos): m/z = 630 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):+40.5°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.140 (0.22), 0.147 (0.29), 0.160 (0.45), 0.172 (0.37), 0.277 (0.36), 0.290 (0.40), 0.301 (0.25), 0.309 (0.22), 0.452 (0.30), 0.461 (0.97), 0.473 (0.52), 0.482 (0.97), 0.493 (0.27), 0.796 (0.22), 0.809 (1.57), 0.828 (3.68), 0.838 (0.39), 0.847 (1.66), 0.903 (0.22), 0.921 (0.18), 0.958 (0.61), 0.965 (0.56), 0.972 (0.52), 0.986 (0.28), 0.990 (0.27), 1.082 (0.16), 1.106 (16.00), 1.128 (4.28), 1.147 (9.81), 1.164 (4.41), 1.203 (0.32), 1.218 (0.33), 1.229 (0.42), 1.246 (0.30), 1.258 (0.37), 1.264 (0.34), 1.280 (0.25), 1.296 (0.17), 1.512 (0.19), 1.525 (0.31), 1.536 (0.29), 1.547 (0.30), 1.557 (0.18), 1.959 (0.17), 2.149 (0.20), 2.167 (0.69), 2.186 (1.23), 2.197 (0.78), 2.208 (0.97), 2.226 (0.34), 2.332 (0.38), 2.518 (1.80), 2.523 (1.30), 2.539 (0.26), 2.678 (0.16), 2.835 (1.12), 2.853 (3.53), 2.871 (3.48), 2.890 (1.04), 3.079 (0.22), 3.097 (0.39), 3.106 (0.36), 3.115 (0.41), 3.125 (0.50), 3.147 (0.53), 3.166 (0.67), 3.183 (0.58), 3.198 (0.79), 3.216 (0.66), 3.231 (0.69), 3.450 (2.41), 3.473 (1.91), 3.727 (0.21), 3.744 (0.30), 3.760 (0.34), 3.778 (0.32), 3.795 (0.20), 3.850 (0.21), 3.870 (8.45), 4.130 (0.22), 4.138 (0.36), 4.154 (0.77), 4.166 (0.78), 4.182 (0.38), 4.190 (0.27), 4.206 (0.22), 4.461 (0.27), 4.477 (0.22), 4.494 (0.26), 6.812 (0.60), 6.816 (0.63), 6.828 (0.62), 6.833 (0.65), 7.045 (1.46), 7.066 (1.52), 7.339 (0.39), 7.346 (0.43), 7.362 (0.62), 7.368 (0.68), 7.376 (0.31), 7.384 (0.44), 7.390 (0.53), 7.397 (0.97), 7.413 (2.01), 7.432 (0.30), 7.537 (1.03), 7.558 (0.94), 7.623 (0.74), 7.630 (0.77), 7.649 (0.73), 7.656 (0.75), 8.212 (0.59), 8.227 (0.64), 8.235 (0.63), 8.250 (0.59).
【1012】
[実施例40]
(-)-4-クロロ-15-シクロプロピル-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸-N-エチルエタンアミン塩(鏡像異性体2)
【1013】
【化364】
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ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例38を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例38を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(160mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例38を参照):R
t=4.25分。
LC-MS (方法2): R
t = 0.98分; MS (ESIpos): m/z = 630 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):-41.0°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.140 (0.24), 0.149 (0.33), 0.162 (0.50), 0.173 (0.41), 0.280 (0.39), 0.294 (0.45), 0.305 (0.30), 0.463 (1.11), 0.475 (0.61), 0.483 (1.08), 0.797 (0.31), 0.810 (1.75), 0.821 (0.66), 0.829 (4.03), 0.840 (0.49), 0.847 (1.83), 0.886 (0.17), 0.904 (0.30), 0.922 (0.22), 0.962 (0.71), 1.107 (16.00), 1.131 (4.35), 1.150 (9.50), 1.168 (4.56), 1.208 (0.34), 1.229 (0.46), 1.259 (0.45), 1.277 (0.29), 1.508 (0.18), 1.516 (0.22), 1.529 (0.36), 1.539 (0.35), 1.550 (0.35), 1.562 (0.21), 1.570 (0.16), 2.150 (0.24), 2.168 (0.90), 2.186 (1.62), 2.207 (1.25), 2.226 (0.40), 2.518 (1.92), 2.523 (1.32), 2.660 (0.19), 2.836 (1.13), 2.854 (3.47), 2.872 (3.39), 2.890 (1.07), 3.082 (0.22), 3.100 (0.41), 3.110 (0.36), 3.128 (0.50), 3.140 (0.40), 3.154 (0.47), 3.173 (0.67), 3.187 (0.53), 3.204 (0.75), 3.221 (0.59), 3.237 (0.59), 3.454 (1.59), 3.476 (1.43), 3.734 (0.18), 3.751 (0.30), 3.768 (0.34), 3.786 (0.32), 3.802 (0.18), 3.871 (8.71), 4.140 (0.40), 4.155 (0.89), 4.168 (0.90), 4.183 (0.47), 4.191 (0.36), 4.461 (0.30), 4.478 (0.26), 4.494 (0.29), 6.811 (0.69), 6.816 (0.73), 6.828 (0.71), 6.833 (0.73), 7.050 (1.50), 7.071 (1.58), 7.339 (0.44), 7.345 (0.49), 7.361 (0.72), 7.368 (0.78), 7.376 (0.36), 7.384 (0.48), 7.390 (0.58), 7.397 (1.09), 7.414 (2.32), 7.433 (0.33), 7.544 (1.16), 7.565 (1.08), 7.595 (0.18), 7.625 (0.93), 7.632 (0.90), 7.651 (0.82), 7.658 (0.81), 8.212 (0.68), 8.227 (0.71), 8.235 (0.70), 8.250 (0.65).
【1014】
[実施例41]
(rac)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-(15-rac)-(2-メトキシエチル)-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸
【1015】
【化365】
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(rac)-エチル4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-(15-rac)-(2-メトキシエチル)-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体87参照、380mg)をテトラヒドロフラン10mLとエタノール3mLとの混合物に溶解し、水酸化リチウム水溶液(1.7mL、1.0M、1.7mmol)を加え、混合物を60℃で終夜撹拌した。水酸化リチウム水溶液(500μL、1.0M、500μmol)を加え、混合物を60℃で16時間撹拌した。混合物を濃縮し、水で希釈し、クエン酸の飽和水溶液を加えることによりpH7に調節し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物237mgを得た。
LC-MS (方法1): R
t = 1.60分; MS (ESIpos): m/z = 648 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.792 (1.98), 0.811 (4.60), 0.830 (2.13), 0.850 (0.27), 0.993 (0.41), 1.172 (0.33), 1.232 (0.86), 1.264 (0.53), 1.282 (0.37), 1.907 (0.17), 2.106 (0.37), 2.123 (0.83), 2.139 (0.98), 2.147 (0.76), 2.157 (0.80), 2.176 (1.27), 2.188 (1.31), 2.195 (1.46), 2.207 (1.30), 2.224 (0.64), 2.243 (0.23), 2.336 (0.26), 2.518 (2.95), 2.523 (2.07), 2.678 (0.26), 3.026 (0.19), 3.051 (0.37), 3.065 (0.37), 3.083 (0.23), 3.090 (0.21), 3.171 (16.00), 3.242 (0.31), 3.257 (0.79), 3.275 (1.30), 3.292 (1.48), 3.375 (0.87), 3.391 (0.97), 3.408 (0.57), 3.414 (0.54), 3.432 (0.26), 3.862 (10.35), 3.888 (0.21), 3.905 (0.37), 3.922 (0.40), 3.939 (0.44), 3.957 (0.20), 4.173 (0.80), 4.188 (1.64), 4.204 (0.80), 4.297 (0.20), 4.311 (0.37), 4.328 (0.33), 4.345 (0.34), 4.361 (0.19), 4.394 (0.60), 4.413 (0.94), 4.430 (0.56), 5.758 (2.65), 6.847 (0.76), 6.854 (0.80), 6.862 (0.70), 6.869 (0.83), 7.204 (2.06), 7.225 (2.17), 7.355 (0.51), 7.362 (0.60), 7.377 (0.81), 7.385 (0.88), 7.400 (0.57), 7.406 (0.80), 7.426 (1.44), 7.435 (1.63), 7.441 (3.53), 7.456 (0.26), 7.565 (0.17), 7.596 (0.19), 7.612 (0.16), 7.622 (0.19), 7.641 (1.04), 7.648 (0.98), 7.667 (0.94), 7.674 (0.93), 7.743 (1.73), 7.765 (1.51), 8.233 (0.81), 8.248 (0.84), 8.256 (0.83), 8.271 (0.77).
【1016】
表題化合物(237mg)を分取キラルHPLCにより鏡像異性体に分離して、鏡像異性体1(69.7mg、実施例42参照)及び鏡像異性体2(54.8mg、実施例43参照)を得た。
分取キラルHPLC方法:
装置:Sepiatec:Prep SFC100、カラム:Chiralpak IG 5μ 250×30mm、溶出液A:CO
2、溶出液B:2-プロパノール+0.4%ジエチルアミン(99%)、定組成:25% B、流速:100mL/分、温度:40℃、BPR:150bar、UV:254nm
分析的キラルHPLC方法:
装置:Agilent:1260、Aurora SFC-Modul、カラム:Chiralpak IG 5μ 100×4.6mm、溶出液A:CO
2、溶出液B:2-プロパノール+0.2%ジエチルアミン(99%)、定組成:25% B、流速:4mL/分、温度:40℃、BPR:150bar、UV:254nm
【1017】
[実施例42]
(+)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-15-(2-メトキシエチル)-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸-N-エチルエタンアミン塩(鏡像異性体1)
【1018】
【化366】
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ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例41を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例41を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(69.7mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例41を参照):R
t=1.36分。
LC-MS (方法1): R
t = 1.59分; MS (ESIpos): m/z = 646 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):+48.9°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.805 (2.00), 0.824 (4.74), 0.843 (2.09), 0.962 (0.72), 0.974 (0.64), 0.992 (0.33), 1.027 (2.24), 1.042 (2.24), 1.135 (4.58), 1.154 (10.00), 1.171 (4.84), 1.189 (0.32), 1.203 (0.33), 1.230 (0.25), 1.247 (0.17), 1.265 (0.22), 1.282 (0.26), 1.293 (0.29), 1.311 (0.32), 2.076 (0.36), 2.084 (0.36), 2.092 (0.70), 2.109 (0.87), 2.116 (0.55), 2.124 (0.70), 2.139 (0.39), 2.159 (0.31), 2.178 (0.88), 2.189 (1.18), 2.197 (1.84), 2.216 (1.56), 2.235 (0.45), 2.518 (1.91), 2.523 (1.40), 2.679 (0.18), 2.845 (1.11), 2.863 (3.37), 2.881 (3.35), 2.899 (1.03), 3.000 (0.20), 3.019 (0.41), 3.029 (0.33), 3.037 (0.32), 3.047 (0.47), 3.065 (0.23), 3.130 (0.19), 3.159 (16.00), 3.171 (0.59), 3.181 (0.61), 3.208 (0.45), 3.227 (0.74), 3.245 (0.65), 3.266 (0.96), 3.280 (1.18), 3.332 (5.02), 3.346 (4.36), 3.363 (2.38), 3.380 (1.64), 3.398 (0.97), 3.404 (0.82), 3.422 (0.45), 3.754 (0.22), 3.770 (0.30), 3.789 (0.35), 3.806 (0.29), 3.824 (0.20), 4.152 (0.48), 4.161 (0.59), 4.168 (0.97), 4.176 (0.97), 4.192 (0.50), 4.351 (0.60), 4.366 (0.70), 4.371 (0.82), 4.386 (0.56), 4.495 (0.31), 4.508 (0.25), 4.528 (0.30), 6.824 (0.79), 6.829 (0.80), 6.840 (0.77), 6.845 (0.82), 7.085 (1.48), 7.106 (1.51), 7.350 (0.51), 7.357 (0.62), 7.373 (0.83), 7.380 (0.91), 7.385 (0.43), 7.395 (0.61), 7.402 (0.89), 7.405 (1.35), 7.423 (2.73), 7.440 (0.34), 7.580 (1.02), 7.601 (0.93), 7.632 (0.94), 7.638 (0.99), 7.658 (0.95), 7.664 (0.95), 8.244 (0.80), 8.259 (0.85), 8.267 (0.82), 8.282 (0.76).
【1019】
[実施例43]
(-)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-15-(2-メトキシエチル)-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸-N-エチルエタンアミン塩(鏡像異性体2)
【1020】
【化367】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例41を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例41を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(54.8mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例41を参照):R
t=3.05分。
LC-MS (方法1): R
t = 1.59分; MS (ESIpos): m/z = 646 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):-48.7°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.805 (2.07), 0.824 (4.91), 0.843 (2.25), 0.965 (0.81), 1.026 (0.16), 1.132 (4.29), 1.150 (10.14), 1.168 (4.89), 1.202 (0.44), 1.231 (0.31), 1.289 (0.33), 1.308 (0.35), 2.074 (0.38), 2.091 (0.76), 2.109 (0.96), 2.123 (0.81), 2.138 (0.46), 2.178 (0.98), 2.188 (1.32), 2.197 (2.01), 2.216 (1.74), 2.234 (0.59), 2.336 (0.29), 2.518 (7.89), 2.522 (6.31), 2.673 (0.59), 2.678 (0.29), 2.843 (1.18), 2.862 (3.72), 2.880 (3.57), 2.898 (1.19), 3.001 (0.21), 3.018 (0.44), 3.028 (0.37), 3.037 (0.35), 3.046 (0.51), 3.065 (0.26), 3.130 (0.20), 3.159 (16.00), 3.181 (0.78), 3.205 (0.52), 3.225 (0.76), 3.242 (0.60), 3.259 (0.75), 3.266 (0.88), 3.280 (1.03), 3.362 (2.13), 3.380 (1.54), 3.398 (0.92), 3.404 (0.80), 3.421 (0.43), 3.775 (0.29), 3.789 (0.38), 3.808 (0.31), 3.859 (10.49), 4.153 (0.54), 4.168 (1.09), 4.176 (1.10), 4.191 (0.58), 4.351 (0.61), 4.367 (0.72), 4.371 (0.86), 4.386 (0.60), 4.488 (0.33), 4.507 (0.29), 4.521 (0.33), 5.759 (0.98), 6.825 (0.84), 6.830 (0.86), 6.841 (0.84), 6.846 (0.90), 7.086 (1.26), 7.107 (1.35), 7.351 (0.54), 7.358 (0.63), 7.373 (0.88), 7.381 (0.96), 7.386 (0.48), 7.396 (0.65), 7.403 (0.90), 7.407 (1.45), 7.424 (3.06), 7.440 (0.44), 7.547 (0.17), 7.564 (0.25), 7.581 (0.92), 7.595 (0.50), 7.602 (0.88), 7.621 (0.33), 7.632 (1.11), 7.638 (1.13), 7.658 (1.02), 7.664 (1.02), 8.244 (0.85), 8.258 (0.90), 8.266 (0.89), 8.282 (0.82).
【1021】
[実施例44]
(rac)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-(15-rac)-(2-ヒドロキシエチル)-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸
【1022】
【化368】
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(rac)-エチル4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-(15-rac)-(2-ヒドロキシエチル)-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体86参照、300mg、453μmol)をテトラヒドロフラン10mLとエタノール3mLとの混合物に溶解し、水酸化リチウムの溶液(1.4mL、水中1.0M、1.4mmol)を加え、混合物を60℃で72時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、水で希釈し、クエン酸の飽和水溶液で中和した。沈殿物を濾過により単離して、表題化合物256mg(収率85%)を得た。
LC-MS (方法2): R
t = 0.90分; MS (ESIpos): m/z = 634 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.793 (3.20), 0.812 (7.34), 0.831 (3.35), 1.022 (0.90), 1.166 (1.18), 1.243 (0.65), 1.984 (0.42), 1.998 (0.64), 2.018 (0.85), 2.032 (0.68), 2.086 (0.64), 2.107 (0.81), 2.121 (0.67), 2.136 (0.50), 2.142 (0.51), 2.156 (1.00), 2.173 (2.20), 2.182 (2.22), 2.193 (2.66), 2.201 (2.35), 2.211 (1.57), 2.518 (3.36), 2.522 (2.10), 2.673 (0.58), 3.024 (0.63), 3.038 (0.64), 3.228 (0.61), 3.243 (1.04), 3.262 (2.22), 3.280 (3.03), 3.459 (2.06), 3.857 (16.00), 3.884 (0.67), 3.901 (0.65), 3.918 (0.72), 4.164 (1.28), 4.180 (2.56), 4.196 (1.28), 4.322 (0.68), 4.341 (0.74), 4.358 (1.03), 4.447 (1.03), 4.460 (1.13), 4.469 (1.21), 4.483 (0.93), 6.843 (1.29), 6.849 (1.32), 6.858 (1.24), 6.865 (1.35), 7.179 (2.77), 7.200 (2.86), 7.357 (0.83), 7.363 (0.99), 7.379 (1.36), 7.386 (1.50), 7.402 (1.35), 7.408 (1.06), 7.422 (2.35), 7.432 (2.78), 7.438 (5.67), 7.452 (0.50), 7.640 (1.64), 7.646 (1.67), 7.666 (1.57), 7.672 (1.57), 7.712 (2.15), 7.733 (1.95), 8.246 (1.36), 8.261 (1.43), 8.269 (1.38), 8.283 (1.32).
【1023】
表題化合物(256mg)を分取キラルHPLCにより鏡像異性体に分離して、鏡像異性体1(71.6mg、実施例45参照)及び鏡像異性体2(90.9mg、実施例46参照)を得た。
分取キラルHPLC方法:
装置:Sepiatec:Prep SFC100、カラム:Chiralpak IG 5μ 250×30mm、溶出液A:CO
2、溶出液B:エタノール+0.2容量%アンモニア水溶液(32%)、定組成:20% B、流速:100mL/分、温度:40℃、BPR:150bar、UV:220nm、
分析的キラルHPLC方法:
装置:Agilent:1260、Aurora SFC-Modul、カラム:Chiralpak IG 5μ 100×4.6mm、溶出液A:CO
2、溶出液B:エタノール+0.1容量%アンモニア水溶液(32%)、定組成:20% B、流速:4mL/分、温度:37.5℃、BPR:100bar、UV:220nm
【1024】
[実施例45]
(+)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-15-(2-ヒドロキシエチル)-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸(鏡像異性体1)
【1025】
【化369】
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ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例44を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例44を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(71.6mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例44を参照):R
t=2.75分。
LC-MS (方法1): R
t = 1.44分; MS (ESIpos): m/z = 634 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):+32.2°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.707 (0.59), 0.726 (1.54), 0.744 (0.73), 0.778 (1.12), 0.784 (0.75), 0.798 (5.25), 0.803 (2.93), 0.815 (10.57), 0.821 (4.74), 0.834 (4.57), 0.840 (3.27), 0.846 (2.26), 0.853 (2.95), 0.862 (6.40), 0.868 (1.52), 0.872 (1.63), 0.879 (3.46), 0.886 (2.13), 0.896 (1.10), 0.899 (1.36), 0.905 (3.44), 0.917 (1.30), 0.922 (1.97), 0.929 (0.69), 0.934 (0.85), 0.953 (0.49), 0.964 (1.22), 0.972 (0.67), 0.979 (0.96), 0.984 (1.46), 0.993 (1.02), 1.001 (1.12), 1.012 (1.36), 1.030 (1.18), 1.035 (3.50), 1.038 (2.81), 1.048 (0.79), 1.053 (5.25), 1.062 (2.01), 1.070 (2.85), 1.082 (1.08), 1.092 (0.49), 1.100 (0.45), 1.124 (0.67), 1.130 (1.63), 1.135 (2.15), 1.142 (1.40), 1.145 (1.87), 1.150 (2.32), 1.159 (0.75), 1.169 (0.69), 1.178 (0.67), 1.197 (1.28), 1.205 (1.40), 1.222 (0.96), 1.237 (1.06), 1.251 (0.92), 1.256 (0.96), 1.270 (0.63), 1.274 (0.61), 1.293 (0.55), 1.355 (0.49), 1.421 (0.59), 1.440 (1.00), 1.459 (0.89), 1.907 (0.61), 1.979 (0.43), 1.994 (0.73), 2.007 (1.06), 2.014 (1.02), 2.028 (0.77), 2.038 (1.06), 2.047 (0.59), 2.075 (2.77), 2.084 (1.36), 2.090 (0.63), 2.102 (1.16), 2.118 (0.91), 2.133 (0.81), 2.140 (0.69), 2.159 (0.96), 2.178 (2.40), 2.183 (2.07), 2.196 (2.83), 2.202 (2.20), 2.210 (2.20), 2.230 (0.85), 2.318 (0.55), 2.373 (0.45), 2.388 (0.55), 2.394 (0.59), 2.406 (0.59), 2.412 (0.77), 2.518 (5.29), 2.523 (3.58), 2.539 (1.46), 3.022 (0.57), 3.037 (0.61), 3.060 (0.39), 3.227 (0.85), 3.246 (1.52), 3.269 (2.16), 3.290 (2.58), 3.411 (0.89), 3.429 (1.36), 3.446 (1.97), 3.457 (1.93), 3.857 (16.00), 3.877 (0.69), 3.895 (0.65), 4.162 (1.04), 4.178 (2.05), 4.193 (1.08), 4.354 (1.20), 4.386 (0.73), 4.438 (0.96), 4.452 (1.08), 4.461 (1.16), 4.474 (0.91), 6.840 (1.16), 6.846 (1.20), 6.855 (1.16), 6.862 (1.26), 7.159 (2.70), 7.180 (2.79), 7.356 (0.73), 7.362 (0.85), 7.378 (1.24), 7.385 (1.34), 7.400 (1.00), 7.407 (0.91), 7.419 (2.15), 7.430 (2.58), 7.435 (5.22), 7.450 (0.49), 7.638 (1.48), 7.644 (1.55), 7.664 (1.52), 7.670 (1.55), 7.684 (2.01), 7.706 (1.79), 8.247 (1.14), 8.262 (1.22), 8.270 (1.18), 8.285 (1.12).
【1026】
[実施例46]
(-)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-15-(2-ヒドロキシエチル)-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸(鏡像異性体2)
【1027】
【化370】
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ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例44を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例44を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(90.9mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例44を参照):R
t=4.06分。
LC-MS (方法1): R
t = 1.43分; MS (ESIpos): m/z = 634 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):-28.1°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.705 (0.85), 0.724 (2.14), 0.743 (1.06), 0.756 (0.53), 0.769 (0.42), 0.774 (1.32), 0.777 (1.43), 0.784 (0.90), 0.798 (8.04), 0.803 (4.05), 0.809 (2.94), 0.815 (10.76), 0.821 (6.64), 0.827 (2.33), 0.835 (4.63), 0.840 (4.68), 0.844 (3.73), 0.852 (4.97), 0.857 (5.53), 0.860 (6.56), 0.870 (2.20), 0.877 (4.52), 0.886 (3.07), 0.896 (1.45), 0.898 (1.64), 0.905 (5.63), 0.916 (1.77), 0.922 (3.52), 0.934 (1.19), 0.953 (0.69), 0.962 (1.80), 0.978 (1.82), 0.982 (2.09), 0.993 (1.27), 0.996 (1.45), 1.000 (1.48), 1.012 (1.64), 1.033 (4.10), 1.048 (0.98), 1.053 (2.83), 1.061 (2.33), 1.067 (1.93), 1.070 (1.85), 1.081 (1.38), 1.090 (0.79), 1.100 (0.74), 1.109 (0.61), 1.126 (2.62), 1.130 (3.23), 1.137 (2.35), 1.142 (3.25), 1.145 (3.57), 1.161 (0.98), 1.168 (0.66), 1.191 (1.98), 1.198 (1.96), 1.218 (1.24), 1.222 (1.32), 1.236 (1.45), 1.241 (1.22), 1.255 (1.19), 1.270 (0.69), 1.274 (0.63), 1.289 (0.56), 1.292 (0.77), 1.354 (0.69), 1.361 (0.42), 1.416 (0.90), 1.433 (1.53), 1.452 (1.40), 1.471 (0.53), 1.796 (0.56), 1.836 (0.58), 1.907 (0.93), 1.919 (0.58), 1.976 (0.45), 1.989 (0.98), 2.002 (1.30), 2.009 (1.00), 2.024 (0.90), 2.032 (1.30), 2.042 (0.56), 2.048 (0.58), 2.066 (0.42), 2.074 (0.63), 2.084 (0.90), 2.097 (1.11), 2.104 (1.03), 2.114 (1.14), 2.129 (1.24), 2.162 (0.98), 2.171 (1.69), 2.181 (2.25), 2.190 (2.20), 2.198 (2.35), 2.204 (2.75), 2.210 (2.59), 2.230 (0.95), 2.259 (0.56), 2.290 (0.48), 2.306 (0.50), 2.318 (0.56), 2.359 (0.61), 2.373 (0.69), 2.389 (0.87), 2.394 (0.93), 2.399 (0.53), 2.406 (0.93), 2.412 (1.22), 2.425 (0.50), 2.518 (5.63), 2.523 (4.10), 2.539 (1.53), 2.751 (0.53), 3.019 (0.56), 3.036 (0.63), 3.216 (0.93), 3.234 (1.48), 3.261 (2.17), 3.278 (2.94), 3.457 (1.90), 3.857 (16.00), 3.879 (0.66), 4.162 (0.93), 4.176 (1.77), 4.191 (0.95), 4.358 (1.06), 4.369 (1.03), 4.406 (0.53), 4.433 (0.98), 4.446 (1.00), 4.455 (1.08), 4.468 (0.87), 6.838 (1.14), 6.844 (1.14), 6.854 (1.14), 6.860 (1.22), 7.146 (2.38), 7.167 (2.49), 7.356 (0.74), 7.362 (0.87), 7.378 (1.19), 7.385 (1.32), 7.400 (0.87), 7.407 (0.87), 7.418 (2.04), 7.428 (2.46), 7.433 (5.08), 7.449 (0.48), 7.637 (1.45), 7.643 (1.51), 7.663 (2.22), 7.666 (2.22), 7.669 (2.22), 7.687 (1.56), 8.247 (1.14), 8.262 (1.22), 8.271 (1.19), 8.285 (1.11).
【1028】
[実施例47]
(+)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-(15R)-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸
【1029】
【化371】
[この文献は図面を表示できません]
エチル4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-(15R)-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体129参照、2.69g、3.68mmol)をテトラヒドロフラン37mL中に供給し、エタノール18mL及び水酸化リチウムの水中溶液(18.4mL、1.0M、18.4mmol)を加え、混合物をアルゴン雰囲気下70℃で23時間撹拌した。クエン酸一水和物(1.31g、6.25mmol)を加え、混合物を室温で1時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製した。
【1030】
エチル4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-(15R)-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体129参照、3.64g、4.73mmol)をテトラヒドロフラン50mL中に供給し、エタノール25mL及び水酸化リチウムの水中溶液(25.0mL、1.0M、25.0mmol)を加え、混合物をアルゴン雰囲気下70℃で23時間撹拌した。クエン酸一水和物(1.78g、8.46mmol)を加え、混合物を室温で1時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製した。得られた物質を最初の調製の物質と合わせ、シリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により更に精製して、表題化合物4.01gを得た。
比旋光度(方法O1):+46.3°(c=10mg/mL、DMSO)
LC-MS (方法2): R
t = 0.91分; MS (ESIpos): m/z = 703 [M+H]
+
1H-NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.82 (t, 3H), 0.97 - 1.08 (m, 2H), 1.10 - 1.19 (m, 1H), 1.24 - 1.31 (m, 1H), 2.09 (q, 2H), 2.14 - 2.26 (m, 4H), 2.29 - 2.47 (m, 6H), 3.02 - 3.07 (m, 1H), 3.24 - 3.33 (m, 3H), 3.51 - 3.58 (m, 4H), 3.87 (s, 3H), 3.88 - 3.94 (m, 1H), 4.16 - 4.22 (m, 2H), 4.31 - 4.37 (m, 1H), 4.43 (t, 1H), 6.85 (dd, 1H), 7.21 (d, 1H), 7.38 (td, 1H), 7.41 - 7.46 (m, 2H), 7.66 (dd, 1H), 7.75 (d, 1H), 8.24 (dd, 1H), 11.40 - 14.48 (m, 1H).
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.791 (3.23), 0.810 (7.37), 0.829 (3.43), 1.035 (2.68), 1.052 (3.78), 1.070 (2.11), 1.143 (0.54), 1.262 (0.60), 2.073 (1.53), 2.090 (1.64), 2.107 (0.74), 2.159 (0.83), 2.177 (1.91), 2.189 (2.35), 2.196 (2.37), 2.208 (2.48), 2.322 (0.84), 2.326 (1.05), 2.331 (0.98), 2.386 (2.41), 2.518 (3.45), 2.522 (2.22), 2.664 (0.51), 2.669 (0.67), 2.673 (0.52), 3.034 (0.62), 3.049 (0.64), 3.244 (0.56), 3.278 (2.17), 3.291 (2.66), 3.305 (2.39), 3.323 (2.29), 3.410 (0.52), 3.428 (0.77), 3.445 (0.72), 3.861 (16.00), 3.886 (0.73), 3.903 (0.73), 3.920 (0.76), 4.171 (1.36), 4.187 (2.75), 4.201 (1.43), 4.312 (0.68), 4.329 (0.67), 4.346 (0.71), 4.403 (0.95), 4.420 (2.00), 4.438 (0.88), 6.841 (1.28), 6.848 (1.35), 6.857 (1.26), 6.863 (1.47), 7.200 (3.70), 7.221 (3.60), 7.351 (0.82), 7.358 (1.00), 7.374 (1.36), 7.380 (1.53), 7.396 (0.95), 7.402 (1.38), 7.422 (2.33), 7.432 (2.79), 7.438 (5.79), 7.452 (0.54), 7.640 (1.56), 7.646 (1.61), 7.666 (1.58), 7.672 (1.57), 7.742 (3.21), 7.763 (2.82), 8.219 (1.34), 8.234 (1.47), 8.242 (1.41), 8.257 (1.30).
【1031】
[実施例48]
(15R)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸-N-エチルエタンアミン塩
【1032】
【化372】
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実施例47の副生成物25.5mg(純度90%、収率1%)、実験手順は実施例47を参照。
エチル4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-(15R)-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(2.72g、3.82mmol)を分取キラルHPLC(方法は以下を参照)により精製して、単一の立体異性体#2(25.5mg、副生成物として)を得た。
分取キラルHPLC方法:
Labomatic HD3000、AS-3000、Labcol Vario 4000 Plus、Knauer DAD 2600、カラム:YMC-Triart C18 5μ 150×50mm、溶出液A:水+水中0.2容量%アンモニア(32%)、溶出液B:メタノール、溶出液C:メタノール+水中10容量%アンモニア(32%)、濃度勾配:0.00〜1.00分50% B/4% C(75->150mL/分)、1.00〜5.50分50〜68% B/4% C(150mL/分)、5.50〜8.30分91% B/4% C(150mL/分)、DAD@220nm
分析的キラルHPLC方法:
装置:Waters Acquity UPLCMS SingleQuad、カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.7μm、50×2.1mm、溶出液A:水+水中0.2容量%アンモニア(32%)、溶出液B:メタノール、濃度勾配:0〜4.5分1〜99% B、4.5〜5.0分99% B、流速0.8ml/分、温度:60℃、DADスキャン:210〜400nm
分析的キラルHPLC(方法は実施例48を参照):R
t=2.98分。
LC-MS (方法2): R
t = 1.09分; MS (ESIpos): m/z = 703 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: -0.014 (1.04), -0.003 (0.47), 0.787 (3.11), 0.806 (7.06), 0.824 (3.39), 0.866 (0.66), 1.128 (3.20), 1.146 (6.49), 1.164 (3.29), 1.232 (2.73), 1.436 (0.66), 1.649 (0.66), 1.803 (0.66), 1.906 (2.07), 2.040 (0.75), 2.059 (0.85), 2.076 (1.22), 2.095 (1.13), 2.124 (1.13), 2.144 (1.69), 2.163 (2.35), 2.181 (2.92), 2.197 (2.07), 2.256 (4.80), 2.323 (4.24), 2.326 (5.65), 2.331 (4.14), 2.522 (16.00), 2.539 (3.20), 2.665 (4.14), 2.669 (5.55), 2.673 (4.05), 2.860 (0.85), 2.878 (2.26), 2.896 (2.26), 2.915 (0.75), 3.132 (0.94), 3.203 (1.51), 3.222 (1.60), 3.456 (1.22), 3.509 (3.95), 3.520 (5.55), 3.532 (3.76), 3.817 (15.44), 3.832 (1.41), 3.858 (1.60), 4.190 (3.20), 4.248 (1.22), 4.260 (1.22), 4.271 (1.04), 4.283 (0.94), 6.839 (1.32), 6.846 (1.41), 6.861 (1.41), 7.124 (1.04), 7.146 (1.04), 7.359 (0.85), 7.365 (1.04), 7.381 (1.51), 7.388 (1.79), 7.403 (1.04), 7.410 (1.51), 7.417 (2.54), 7.427 (3.86), 7.433 (6.02), 7.637 (2.35), 7.643 (2.35), 7.663 (1.88), 7.669 (1.88), 8.260 (1.41), 8.275 (1.60), 8.283 (1.60), 8.298 (1.41).
【1033】
[実施例49]
(rac)-3-エチル-4-フルオロ-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-(15-rac)-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸
【1034】
【化373】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル-3-エチル-4-フルオロ-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-(15-rac)-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体96参照、790mg、1.11mmol)をTHF(8mL)、エタノール800μLの混合物中に供給し、水酸化リチウムの溶液(2.2mL、水中1.0M、2.20mmol)を加え、混合物を密封管中70℃で96時間撹拌した。水酸化リチウム(2.2mL、水中1.0M、2.20mmol)を加え、混合物を70℃で48時間撹拌した。水酸化リチウム(1.1mL、水中1.0M、1.10mmol)を加え、混合物を70℃で24時間撹拌した。混合物を水で希釈し、pH値をクエン酸の飽和水溶液で3〜4に調節し、酢酸エチルで抽出した。合せた有機層を防水フィルターに通して濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物345mgを得た。
表題化合物50mgを分取HPLC(方法P2)により精製して、表題化合物31.7mgを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 0.91分; MS (ESIpos): m/z = 687 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.828 (3.40), 0.847 (7.55), 0.866 (3.59), 1.019 (1.05), 1.103 (1.79), 1.231 (1.46), 1.254 (1.31), 2.021 (1.28), 2.037 (1.39), 2.083 (0.55), 2.186 (1.29), 2.203 (1.87), 2.214 (1.41), 2.220 (1.44), 2.232 (1.29), 2.251 (1.72), 2.270 (2.05), 2.277 (2.35), 2.296 (3.20), 2.314 (3.66), 2.322 (3.74), 2.326 (3.77), 2.331 (3.37), 2.518 (5.27), 2.522 (3.27), 2.664 (0.81), 2.669 (1.11), 2.673 (0.81), 2.973 (0.68), 2.982 (0.63), 3.000 (0.72), 3.072 (0.65), 3.284 (4.12), 3.504 (4.48), 3.820 (0.43), 3.863 (16.00), 3.965 (0.59), 3.981 (0.74), 3.998 (0.70), 4.177 (1.52), 4.193 (3.09), 4.208 (1.61), 4.359 (0.83), 4.382 (1.31), 4.400 (2.18), 4.417 (0.94), 6.844 (1.35), 6.851 (1.42), 6.859 (1.28), 6.866 (1.46), 6.962 (1.44), 6.984 (2.46), 7.007 (1.44), 7.354 (0.91), 7.360 (1.02), 7.376 (1.48), 7.383 (1.63), 7.398 (1.02), 7.405 (1.20), 7.423 (2.53), 7.432 (3.02), 7.438 (6.22), 7.452 (0.57), 7.640 (1.66), 7.646 (1.74), 7.666 (1.68), 7.672 (1.68), 7.755 (1.35), 7.769 (1.41), 7.778 (1.39), 7.792 (1.26), 8.229 (1.42), 8.244 (1.50), 8.253 (1.48), 8.267 (1.39).
【1035】
表題化合物(295mg)を分取キラルHPLCにより鏡像異性体に分離して、鏡像異性体1(71.6mg、実施例50参照)及び鏡像異性体2(99.8mg、実施例51参照)を得た。
分取キラルHPLC方法:
装置:PrepCon Labomatic HPLC、カラム:YMC Amylose SA 5μ 250×30mm、溶出液A:ヘキサン+0.1%ジエチルアミン、溶出液B:エタノール、濃度勾配:15分で20〜50% B、流速:40mL/分、温度:25℃、UV:254nm
分析的キラルHPLC方法:
装置:Waters Alliance 2695、カラム:YMC Amylose SA 3μ 100×4.6mm、溶出液A:ヘキサン+0.1%ジエチルアミン、溶出液B:エタノール、濃度勾配:7分で20〜50% B、流速:1.4mL/分、温度:25℃、UV:254nm
【1036】
[実施例50]
(+)-3-エチル-4-フルオロ-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸(鏡像異性体1)
【1037】
【化374】
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ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例49を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例49を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(71.6mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例49を参照):R
t=2.07分。
LC-MS (方法2): R
t = 0.93分; MS (ESIpos): m/z = 687 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):+61.9°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.835 (3.26), 0.854 (7.30), 0.873 (3.37), 0.999 (1.32), 1.013 (1.18), 1.070 (0.46), 1.087 (0.93), 1.105 (0.51), 1.137 (3.68), 1.155 (8.25), 1.173 (4.04), 1.210 (0.60), 1.228 (0.74), 1.303 (0.51), 1.989 (1.25), 2.006 (1.40), 2.026 (0.68), 2.073 (3.44), 2.177 (1.21), 2.194 (1.86), 2.211 (1.58), 2.229 (2.04), 2.248 (3.21), 2.265 (5.16), 2.280 (4.46), 2.299 (1.89), 2.317 (1.12), 2.322 (1.11), 2.327 (1.21), 2.331 (0.95), 2.336 (0.72), 2.518 (4.86), 2.522 (2.93), 2.664 (0.77), 2.669 (1.05), 2.673 (0.77), 2.859 (1.11), 2.877 (3.26), 2.895 (3.23), 2.914 (1.05), 2.957 (0.79), 2.967 (0.63), 2.985 (0.86), 3.004 (0.44), 3.179 (0.68), 3.197 (1.02), 3.211 (1.32), 3.230 (1.88), 3.250 (2.25), 3.483 (4.98), 3.861 (16.00), 3.906 (0.68), 3.922 (0.53), 4.167 (1.35), 4.182 (2.72), 4.198 (1.37), 4.360 (0.93), 4.378 (1.89), 4.394 (0.86), 4.460 (0.60), 4.493 (0.56), 6.830 (1.35), 6.836 (1.42), 6.846 (1.33), 6.851 (1.46), 6.887 (0.95), 6.910 (1.68), 6.932 (0.95), 7.349 (0.84), 7.356 (0.95), 7.371 (1.39), 7.378 (1.54), 7.389 (0.70), 7.394 (0.98), 7.400 (1.09), 7.410 (2.30), 7.426 (5.35), 7.441 (0.56), 7.632 (1.61), 7.639 (1.70), 7.658 (2.04), 7.665 (2.35), 7.688 (0.74), 8.236 (1.37), 8.251 (1.46), 8.259 (1.44), 8.274 (1.32).
【1038】
[実施例51]
(-)-3-エチル-4-フルオロ-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸(鏡像異性体2)
【1039】
【化375】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例49を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例49を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(99.8mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例49を参照):R
t=3.44分。
LC-MS (方法2): R
t = 0.89分; MS (ESIpos): m/z = 687 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):-57.5°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.839 (3.23), 0.858 (7.31), 0.877 (3.40), 0.967 (1.52), 0.994 (1.65), 1.009 (1.48), 1.107 (15.36), 1.144 (2.74), 1.154 (3.25), 1.208 (1.07), 1.325 (0.49), 1.343 (0.51), 1.352 (0.45), 1.960 (0.56), 1.986 (1.09), 1.997 (1.21), 2.158 (0.45), 2.175 (1.19), 2.193 (1.79), 2.210 (1.52), 2.226 (1.89), 2.244 (3.01), 2.264 (4.72), 2.301 (1.59), 2.322 (1.24), 2.327 (1.32), 2.332 (0.95), 2.337 (0.56), 2.518 (4.53), 2.523 (2.94), 2.665 (0.82), 2.669 (1.13), 2.673 (0.80), 2.869 (1.28), 2.883 (1.28), 2.954 (0.74), 2.963 (0.56), 2.981 (0.80), 3.178 (0.62), 3.194 (0.80), 3.212 (1.19), 3.240 (1.07), 3.259 (1.73), 3.276 (2.10), 3.292 (3.05), 3.480 (4.24), 3.812 (0.45), 3.861 (16.00), 3.882 (0.74), 4.164 (1.24), 4.180 (2.51), 4.196 (1.36), 4.355 (0.91), 4.373 (1.81), 4.389 (0.84), 4.499 (0.54), 4.532 (0.52), 6.826 (1.32), 6.831 (1.36), 6.842 (1.34), 6.847 (1.46), 6.862 (0.95), 6.884 (1.57), 6.907 (0.89), 7.349 (0.84), 7.355 (0.95), 7.371 (1.40), 7.378 (1.54), 7.385 (0.68), 7.393 (0.95), 7.400 (1.21), 7.407 (2.24), 7.423 (5.11), 7.440 (0.58), 7.619 (0.74), 7.632 (2.33), 7.638 (2.37), 7.657 (2.00), 7.664 (1.67), 8.239 (1.34), 8.253 (1.44), 8.262 (1.40), 8.276 (1.30).
【1040】
[実施例52]
(rac)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-(15-rac)-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸
【1041】
【化376】
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(rac)-エチル4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-(15-rac)-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体100参照、979mg)をTHF(6mL)、エタノール600μL中に供給し、水酸化リチウムの溶液(2.1mL、水中1.0M、2.10mmol)を加え、混合物を密封管中70℃で22時間撹拌した。水酸化リチウムの溶液(2.1mL、水中1.0M、2.10mmol)を加え、混合物を70℃で48時間撹拌した。混合物を水で希釈し、pH値をクエン酸の飽和水溶液で3〜4に調節し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を防水フィルターに通して濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製した。得られた物質を酢酸エチルに溶解し、混合物を水及び食塩水で洗浄し、防水フィルターに通して濾過し、減圧下で濃縮して、表題化合物417mgを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 0.97分; MS (ESIpos): m/z = 662 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.792 (3.15), 0.811 (6.98), 0.830 (3.15), 1.009 (0.86), 1.027 (0.97), 1.082 (11.11), 1.096 (11.22), 1.154 (2.62), 1.172 (5.08), 1.189 (2.49), 1.236 (0.42), 1.255 (0.54), 1.273 (0.58), 1.288 (0.50), 1.987 (8.22), 2.041 (0.52), 2.061 (0.52), 2.078 (1.19), 2.097 (1.17), 2.114 (1.22), 2.124 (1.59), 2.142 (0.80), 2.150 (0.81), 2.161 (2.13), 2.179 (2.84), 2.197 (2.76), 2.216 (1.58), 2.235 (0.55), 2.327 (0.96), 2.331 (0.71), 2.518 (3.96), 2.523 (2.50), 2.669 (0.97), 2.673 (0.71), 2.945 (0.45), 2.954 (0.49), 2.969 (0.58), 3.254 (0.83), 3.271 (1.48), 3.287 (1.56), 3.816 (1.23), 3.856 (16.00), 3.885 (0.54), 3.999 (0.62), 4.016 (1.74), 4.034 (1.67), 4.053 (0.55), 4.163 (4.27), 4.174 (1.43), 4.189 (2.62), 4.205 (1.33), 4.293 (0.55), 4.311 (0.58), 4.327 (0.50), 4.696 (0.96), 4.707 (1.23), 4.715 (0.99), 4.726 (0.93), 6.851 (1.23), 6.858 (1.30), 6.867 (1.17), 6.873 (1.33), 7.200 (3.44), 7.221 (3.44), 7.363 (0.86), 7.369 (1.01), 7.386 (1.30), 7.392 (1.48), 7.407 (1.22), 7.414 (1.07), 7.426 (2.34), 7.436 (2.76), 7.442 (5.86), 7.456 (0.52), 7.643 (1.51), 7.650 (1.58), 7.669 (1.51), 7.676 (1.53), 7.731 (2.79), 7.752 (2.42), 8.254 (1.27), 8.268 (1.35), 8.276 (1.41), 8.292 (1.32).
【1042】
表題化合物(417mg)を分取キラルHPLCにより鏡像異性体に分離して、鏡像異性体1(177mg、実施例53参照)及び鏡像異性体2(178mg、実施例54参照)を得た。
分取キラルHPLC方法:
装置:Labomatic HD5000、Labocord-5000;Gilson GX-241、Labcol Vario 4000、カラム:Amylose SA 5μ 250×30mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%ジエチルアミン(99%)、溶出液B:エタノール、定組成:80% A+20% B、流速50.0mL/分、UV 254nm
分析的キラルHPLC方法:
装置:Agilent HPLC 1260、カラム:Amylose SA 3μ 100×4.6mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%ジエチルアミン(99%)、溶出液B:エタノール、定組成:80% A+20% B、流速1.4mL/分、温度:25℃、DAD 254nm
【1043】
[実施例53]
(+)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-15-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸-N-エチルエタンアミン塩(鏡像異性体1)
【1044】
【化377】
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ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例52を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例52を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(177mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例52を参照):R
t=1.18分。
LC-MS (方法2): R
t = 0.94分; MS (ESIpos): m/z = 662 [M+H]+
比旋光度(方法O1):+40.7°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.804 (3.10), 0.823 (7.03), 0.842 (3.08), 0.999 (0.87), 1.021 (0.95), 1.030 (0.67), 1.071 (16.00), 1.153 (6.38), 1.199 (1.20), 1.227 (1.10), 1.903 (2.30), 2.065 (2.20), 2.076 (1.53), 2.085 (1.55), 2.171 (1.75), 2.189 (3.55), 2.208 (2.87), 2.227 (0.85), 2.331 (0.70), 2.518 (3.80), 2.523 (2.37), 2.673 (0.72), 2.863 (2.63), 2.879 (2.60), 2.920 (0.48), 2.938 (0.73), 2.947 (0.55), 2.957 (0.53), 2.965 (0.73), 3.143 (0.57), 3.157 (0.68), 3.176 (0.98), 3.195 (0.60), 3.212 (0.68), 3.231 (1.18), 3.249 (0.98), 3.264 (1.10), 3.339 (4.83), 3.726 (0.55), 3.742 (0.58), 3.759 (0.67), 3.808 (1.22), 3.854 (15.12), 4.123 (2.02), 4.153 (0.83), 4.169 (1.63), 4.177 (1.63), 4.193 (0.83), 4.503 (0.53), 4.519 (0.47), 4.537 (0.48), 4.631 (0.92), 4.644 (0.97), 4.649 (1.30), 4.662 (0.87), 6.823 (1.28), 6.827 (1.27), 6.840 (1.33), 6.844 (1.33), 7.079 (2.53), 7.099 (2.58), 7.358 (0.83), 7.365 (0.97), 7.381 (1.62), 7.388 (1.55), 7.403 (2.72), 7.409 (1.28), 7.421 (4.40), 7.440 (0.65), 7.565 (1.88), 7.586 (1.70), 7.634 (1.50), 7.640 (1.58), 7.660 (1.50), 7.666 (1.52), 8.262 (1.22), 8.276 (1.33), 8.285 (1.30), 8.300 (1.22).
【1045】
[実施例54]
(-)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-15-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸-N-エチルエタンアミン塩(鏡像異性体2)
【1046】
【化378】
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ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例52を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例52を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(178mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例52を参照):R
t=2.71分。
LC-MS (方法2): R
t = 0.95分; MS (ESIpos): m/z = 662 [M+H]+
比旋光度(方法O1):-31.1°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.797 (0.66), 0.805 (2.55), 0.814 (0.97), 0.824 (5.48), 0.842 (2.45), 0.904 (0.45), 0.999 (0.76), 1.020 (0.87), 1.070 (16.00), 1.153 (2.06), 1.202 (1.36), 1.218 (1.15), 2.060 (1.48), 2.066 (1.67), 2.085 (1.22), 2.171 (1.40), 2.190 (2.62), 2.209 (2.12), 2.228 (0.66), 2.331 (0.78), 2.452 (0.99), 2.518 (4.28), 2.522 (2.72), 2.673 (0.82), 2.678 (0.41), 2.875 (0.76), 2.919 (0.68), 2.937 (0.86), 2.964 (0.76), 3.134 (0.49), 3.149 (0.58), 3.166 (0.82), 3.185 (0.49), 3.205 (0.56), 3.224 (0.97), 3.242 (0.78), 3.257 (0.86), 3.714 (0.47), 3.731 (0.51), 3.749 (0.52), 3.807 (0.87), 3.854 (11.39), 4.119 (2.12), 4.151 (0.68), 4.168 (1.32), 4.177 (1.36), 4.193 (0.70), 4.515 (0.43), 4.531 (0.41), 4.548 (0.43), 4.626 (0.80), 4.639 (0.82), 4.645 (1.07), 4.657 (0.76), 6.822 (1.01), 6.827 (1.01), 6.839 (1.07), 6.844 (1.05), 7.069 (2.02), 7.091 (2.08), 7.358 (0.62), 7.365 (0.70), 7.381 (1.42), 7.388 (1.24), 7.403 (2.14), 7.410 (1.05), 7.419 (3.52), 7.439 (0.52), 7.552 (1.59), 7.573 (1.46), 7.633 (1.19), 7.640 (1.26), 7.659 (1.19), 7.666 (1.19), 8.263 (0.93), 8.278 (1.03), 8.286 (1.03), 8.301 (0.93).
【1047】
[実施例55]
(rac)-4-クロロ-(15-rac)-[2-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-イル)エチル]-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸-2-ヒドロキシプロパン-1,2,3-トリカルボン酸塩
【1048】
【化379】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル4-クロロ-(15-rac)-[2-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-イル)エチル]-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体105参照、264mg、純度60%、0.211mmol)をTHF(2mL)及びエタノール0.2mLに溶解し、水酸化リチウム(420μL、水中1.0M、420μmol)を加え、混合物を密封管中70℃で23時間撹拌した。水酸化リチウムの溶液(420μL、水中1.0M、420μmol)を加え、混合物を70℃で96時間撹拌した。混合物を水で希釈し、pH値をクエン酸の飽和水溶液で3〜4に調節し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を防水フィルターに通して濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物69.7mgを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.03分; MS (ESIpos): m/z = 723 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.791 (1.75), 0.798 (1.10), 0.810 (4.10), 0.814 (1.55), 0.821 (1.12), 0.829 (1.90), 0.840 (0.47), 0.848 (0.22), 0.865 (0.18), 0.886 (0.47), 0.904 (0.93), 0.922 (0.47), 1.035 (8.11), 1.052 (16.00), 1.070 (8.64), 1.142 (0.30), 1.232 (0.82), 1.255 (0.40), 1.907 (0.47), 2.037 (0.25), 2.055 (0.50), 2.071 (0.65), 2.085 (0.48), 2.105 (0.28), 2.142 (0.28), 2.160 (0.68), 2.165 (0.70), 2.178 (1.40), 2.185 (1.55), 2.204 (1.82), 2.217 (1.15), 2.236 (0.50), 2.318 (0.32), 2.322 (0.70), 2.327 (0.97), 2.332 (0.73), 2.336 (0.33), 2.394 (0.17), 2.412 (0.22), 2.518 (4.24), 2.523 (2.82), 2.616 (1.77), 2.655 (3.54), 2.664 (1.23), 2.669 (1.47), 2.673 (1.20), 2.678 (0.83), 2.718 (3.17), 2.756 (1.58), 2.863 (0.28), 2.884 (0.30), 3.034 (0.28), 3.048 (0.28), 3.072 (0.17), 3.278 (1.05), 3.290 (1.28), 3.406 (0.48), 3.423 (1.17), 3.434 (1.23), 3.441 (1.20), 3.450 (1.13), 3.468 (0.38), 3.783 (0.22), 3.827 (0.18), 3.864 (8.71), 3.880 (0.42), 3.898 (0.35), 3.916 (0.37), 3.933 (0.17), 4.174 (0.67), 4.188 (1.42), 4.204 (0.75), 4.307 (0.35), 4.324 (0.35), 4.343 (0.78), 4.355 (1.00), 4.389 (0.53), 4.409 (0.75), 4.424 (0.47), 6.847 (0.67), 6.853 (0.72), 6.862 (0.62), 6.869 (0.75), 7.206 (2.10), 7.227 (2.22), 7.352 (0.47), 7.358 (0.52), 7.374 (0.70), 7.381 (0.78), 7.396 (0.50), 7.403 (0.73), 7.425 (1.25), 7.434 (1.45), 7.440 (3.20), 7.454 (0.38), 7.641 (0.83), 7.648 (0.92), 7.667 (0.83), 7.674 (0.90), 7.746 (1.84), 7.768 (1.67), 8.219 (0.70), 8.234 (0.75), 8.242 (0.73), 8.257 (0.70).
【1049】
表題化合物(60mg)を分取キラルHPLCにより鏡像異性体に分離して、鏡像異性体1(12.3mg、実施例56参照)及び鏡像異性体2(10.8mg、実施例57参照)を得た。
分取キラルHPLC方法:
装置:Labomatic HD5000、Labocord-5000;Gilson GX-241、Labcol Vario 4000、カラム:Amylose SA 5μ 250×30mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%ジエチルアミン(99%)、溶出液B:エタノール、定組成:80% A+20% B、流速50.0mL/分、UV 254nm
分析的キラルHPLC方法:
装置:Agilent HPLC 1260、カラム:Amylose SA 3μ 100×4.6mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%ジエチルアミン(99%)、溶出液B:エタノール、定組成:80% A+20% B、流速1.4mL/分、温度:25℃、DAD 254nm
【1050】
[実施例56]
4-クロロ-15-[2-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-イル)エチル]-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸-N-エチルエタンアミン塩(鏡像異性体1)
【1051】
【化380】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例55を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例55を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(12.3mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例55を参照):R
t=1.13分。
LC-MS (方法2): R
t = 1.00分; MS (ESIpos): m/z = 723 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.771 (0.43), 0.802 (3.26), 0.821 (7.64), 0.839 (3.49), 0.852 (0.55), 0.980 (1.36), 0.992 (1.14), 1.135 (6.55), 1.153 (14.82), 1.172 (7.18), 1.187 (0.65), 1.202 (0.71), 1.229 (1.32), 1.259 (0.71), 1.265 (0.69), 1.991 (0.49), 2.011 (0.85), 2.029 (0.95), 2.052 (0.87), 2.072 (0.61), 2.135 (0.67), 2.152 (1.20), 2.173 (2.47), 2.195 (3.69), 2.214 (2.98), 2.336 (0.47), 2.418 (0.71), 2.432 (0.77), 2.439 (0.79), 2.449 (1.03), 2.470 (1.44), 2.518 (5.25), 2.522 (3.29), 2.600 (1.09), 2.606 (1.09), 2.617 (1.85), 2.624 (1.89), 2.634 (1.01), 2.641 (0.97), 2.678 (0.47), 2.756 (0.77), 2.763 (0.61), 2.790 (1.64), 2.822 (1.50), 2.853 (2.37), 2.870 (5.62), 2.889 (5.45), 2.907 (1.70), 3.004 (0.73), 3.013 (0.59), 3.032 (0.83), 3.051 (0.43), 3.157 (0.61), 3.172 (0.79), 3.190 (1.12), 3.211 (1.09), 3.231 (1.46), 3.250 (1.38), 3.266 (1.91), 3.763 (0.55), 3.775 (1.16), 3.795 (0.59), 3.818 (0.41), 3.860 (16.00), 4.158 (1.05), 4.169 (1.85), 4.174 (1.85), 4.186 (1.14), 4.340 (0.89), 4.355 (1.01), 4.360 (1.16), 4.374 (0.85), 4.469 (0.51), 4.485 (0.45), 4.503 (0.47), 6.825 (1.28), 6.830 (1.34), 6.841 (1.30), 6.846 (1.40), 7.097 (2.05), 7.119 (2.17), 7.346 (0.85), 7.353 (0.97), 7.369 (1.36), 7.376 (1.52), 7.384 (0.75), 7.391 (0.99), 7.398 (1.12), 7.405 (2.17), 7.422 (4.66), 7.440 (0.79), 7.597 (1.46), 7.618 (1.34), 7.631 (1.66), 7.637 (1.74), 7.657 (1.60), 7.663 (1.66), 8.230 (1.32), 8.245 (1.38), 8.253 (1.34), 8.268 (1.30).
【1052】
[実施例57]
4-クロロ-15-[2-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-イル)エチル]-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸N-エチルエタンアミン塩(鏡像異性体2)
【1053】
【化381】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例55を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例55を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(10.8mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例55を参照):R
t=2.76分。
LC-MS (方法2): R
t = 0.99分; MS (ESIpos): m/z = 723 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.802 (3.20), 0.821 (7.47), 0.840 (3.34), 0.980 (1.35), 0.993 (1.13), 1.135 (4.75), 1.153 (10.53), 1.171 (5.09), 1.203 (0.72), 1.229 (1.63), 1.258 (0.68), 1.991 (0.50), 2.011 (0.83), 2.031 (0.95), 2.051 (0.83), 2.072 (0.58), 2.134 (0.66), 2.152 (1.15), 2.172 (2.39), 2.195 (3.56), 2.214 (2.94), 2.336 (0.42), 2.418 (0.70), 2.432 (0.76), 2.439 (0.76), 2.452 (0.99), 2.470 (1.55), 2.518 (5.29), 2.522 (3.32), 2.600 (1.05), 2.606 (1.05), 2.617 (1.85), 2.624 (1.85), 2.634 (0.95), 2.641 (0.95), 2.756 (0.74), 2.763 (0.58), 2.791 (1.63), 2.822 (1.47), 2.853 (1.91), 2.871 (3.90), 2.889 (3.80), 2.907 (1.23), 3.004 (0.70), 3.013 (0.54), 3.032 (0.76), 3.157 (0.52), 3.171 (0.68), 3.190 (0.99), 3.211 (0.93), 3.231 (1.23), 3.249 (1.07), 3.265 (1.45), 3.281 (2.01), 3.761 (0.48), 3.778 (0.56), 3.796 (0.54), 3.860 (16.00), 4.160 (1.01), 4.170 (1.77), 4.174 (1.79), 4.185 (1.01), 4.340 (0.89), 4.355 (1.03), 4.360 (1.17), 4.374 (0.83), 4.467 (0.48), 4.486 (0.44), 4.502 (0.46), 6.825 (1.25), 6.830 (1.33), 6.842 (1.25), 6.847 (1.33), 7.098 (1.93), 7.119 (2.01), 7.346 (0.85), 7.353 (0.91), 7.369 (1.33), 7.376 (1.47), 7.385 (0.66), 7.391 (0.93), 7.398 (1.09), 7.406 (2.07), 7.422 (4.55), 7.439 (0.56), 7.597 (1.35), 7.618 (1.27), 7.631 (1.63), 7.637 (1.61), 7.657 (1.55), 7.663 (1.53), 8.230 (1.27), 8.246 (1.35), 8.254 (1.33), 8.268 (1.25).
【1054】
[実施例58]
4-クロロ-15-[2-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-イル)エチル]-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸(鏡像異性体1)
【1055】
【化382】
[この文献は図面を表示できません]
N-エチルエタンアミン塩をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物57.3mgを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.06分; MS (ESIpos): m/z = 723 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.790 (3.71), 0.809 (8.01), 0.828 (3.98), 0.885 (0.32), 0.904 (0.56), 0.922 (0.34), 1.022 (1.32), 1.130 (0.76), 1.231 (1.10), 1.907 (0.78), 2.067 (1.56), 2.185 (4.30), 2.202 (4.69), 2.284 (2.22), 2.326 (1.47), 2.632 (1.49), 2.668 (1.98), 2.808 (0.93), 3.033 (0.88), 3.046 (0.90), 3.826 (0.42), 3.863 (16.00), 3.898 (1.05), 3.915 (1.00), 4.173 (1.83), 4.188 (3.59), 4.203 (1.93), 4.306 (0.90), 4.321 (0.83), 4.339 (0.81), 4.388 (1.20), 4.406 (1.91), 4.423 (1.12), 5.758 (8.48), 6.846 (1.54), 6.853 (1.64), 6.861 (1.61), 6.867 (1.66), 7.096 (0.51), 7.117 (0.56), 7.205 (3.40), 7.226 (3.57), 7.351 (0.88), 7.358 (1.03), 7.374 (1.64), 7.380 (1.78), 7.396 (1.05), 7.403 (1.44), 7.424 (2.83), 7.440 (6.42), 7.455 (1.27), 7.475 (0.64), 7.640 (1.73), 7.646 (1.83), 7.666 (1.78), 7.672 (1.78), 7.745 (3.22), 7.767 (2.91), 8.218 (1.51), 8.233 (1.64), 8.242 (1.59), 8.256 (1.47), 13.276 (0.22).
【1056】
[実施例59]
(rac)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-(15-rac)-フェニル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸
【1057】
【化383】
[この文献は図面を表示できません]
エチル-(rac)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-15-フェニル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体109参照、115mg、124μmol)をエタノール(0.5mL)に溶解し、水酸化ナトリウム(160μL、水中2.0M、310μmol)で処理し、混合物を70℃で16時間撹拌した。室温に冷却した後、塩化水素(水中1N溶液)を加えてpHを3〜4に調節し、続いて水及び混合物を酢酸エチルで繰り返し抽出した。合わせた有機層を防水フィルターに通して濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をHPLCにより精製して、表題化合物(42mg)を得た。
LC-MS (方法5): R
t = 5.25分; MS (ESIpos): m/z = 668 [M+H]
+
1H-NMR (300 MHz, クロロホルム-d) δ [ppm]: 0.832 (1.34), 0.858 (3.23), 0.883 (1.51), 0.921 (0.56), 1.587 (0.34), 1.947 (1.36), 2.197 (0.38), 2.222 (0.99), 2.248 (1.01), 2.275 (0.68), 2.300 (0.59), 2.322 (0.41), 3.350 (0.53), 3.368 (0.81), 3.393 (0.94), 3.800 (6.54), 4.113 (0.55), 4.132 (1.08), 4.152 (0.50), 4.441 (0.68), 4.455 (0.50), 5.207 (1.53), 6.617 (0.54), 6.626 (0.48), 6.638 (0.59), 6.646 (0.56), 7.137 (0.39), 7.146 (0.41), 7.168 (0.63), 7.174 (0.85), 7.201 (16.00), 7.210 (1.80), 7.222 (0.74), 7.239 (1.71), 7.250 (0.34), 7.291 (1.60), 7.297 (1.73), 7.307 (0.90), 7.315 (1.00), 7.320 (0.92), 7.340 (0.70), 7.348 (0.63), 7.490 (1.42), 7.513 (1.11), 7.635 (1.41), 7.664 (1.25), 8.252 (0.56), 8.272 (0.58), 8.284 (0.57), 8.302 (0.53).
【1058】
[実施例60]
(rac)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-(15-rac)-[2-(オキサン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸
【1059】
【化384】
[この文献は図面を表示できません]
エチル-(rac)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-(15-rac)[2-(オキサン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体202参照、150mg、205μmol)をエタノール(820μL)に溶解し、水酸化ナトリウム(260μL、水中2.0M、510μmol)で処理し、混合物を70℃で終夜撹拌した。室温に冷却した後、1.0M塩酸水溶液(600μL)を加えた。反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣を逆相カラムクロマトグラフィー(0.1%ギ酸で緩衝した10〜100%アセトニトリル/水濃度勾配)により精製して、表題化合物(122mg)を得た。
LC-MS (方法7): R
t = 1.86分; MS (ESIpos): m/z = 705 [M+H]
+
1H-NMR (300 MHz, クロロホルム-d) δ [ppm]: 0.897 (3.00), 0.922 (7.26), 0.947 (3.01), 1.133 (0.78), 1.246 (1.19), 1.270 (2.06), 1.280 (1.09), 1.294 (1.53), 1.320 (1.30), 1.344 (1.33), 1.372 (1.42), 1.399 (1.28), 1.429 (1.09), 1.471 (0.66), 1.494 (0.57), 1.504 (0.56), 1.528 (0.55), 1.609 (0.87), 1.646 (1.03), 2.014 (2.55), 2.039 (0.79), 2.056 (2.88), 2.063 (1.58), 2.089 (1.27), 2.114 (0.51), 2.239 (0.80), 2.263 (1.94), 2.291 (2.04), 2.316 (1.50), 2.337 (1.30), 2.361 (0.93), 3.224 (0.59), 3.245 (0.55), 3.318 (1.08), 3.324 (1.27), 3.356 (2.21), 3.363 (2.24), 3.395 (2.53), 3.402 (2.11), 3.415 (2.45), 3.443 (1.25), 3.934 (2.00), 3.949 (16.00), 4.078 (0.57), 4.099 (0.72), 4.122 (1.17), 4.146 (0.89), 4.168 (1.38), 4.187 (2.66), 4.207 (1.25), 4.371 (1.34), 4.395 (2.22), 4.419 (1.21), 5.308 (4.72), 6.686 (1.23), 6.693 (1.08), 6.707 (1.34), 6.715 (1.32), 7.196 (3.52), 7.205 (0.97), 7.214 (1.06), 7.225 (3.95), 7.235 (1.30), 7.244 (1.48), 7.323 (0.54), 7.344 (5.43), 7.350 (2.43), 7.364 (2.07), 7.382 (1.62), 7.390 (1.74), 7.415 (1.59), 7.423 (1.44), 7.630 (3.32), 7.658 (2.86), 8.049 (3.97), 8.306 (1.30), 8.326 (1.33), 8.337 (1.36), 8.356 (1.22).
【1060】
表題化合物(67.5mg)を分取キラルHPLCにより鏡像異性体に分離して、鏡像異性体1(実施例61参照)及び鏡像異性体2(27.2mg、実施例62参照)を得た。
分取キラルHPLC方法:
装置:Labomatic HD5000、Labocord-5000;Gilson GX-241、Labcol Vario 4000、カラム:Amylose SA 5μ 250×30mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%ジエチルアミン(99%)、溶出液B:2-プロパノール、定組成:20% B、流速70.0mL/分、UV 254nm
分析的キラルHPLC方法:
装置:Agilent HPLC 1260、カラム:Amylose SA 3μ 100×4.6mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%ジエチルアミン(99%)、溶出液B:2-プロパノール、濃度勾配:7分で20〜50% B、流速1.4mL/分、温度:25℃、DAD 254nm
【1061】
[実施例61]
4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-15-[2-(オキサン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸(鏡像異性体1)
【1062】
【化385】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例60を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例60を参照)及びシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(21.5mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例60を参照):R
t=1.42分。
LC-MS(方法1):R
t=1.68分、MS(ESIpos):m/z=712[M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.789 (1.01), 0.797 (0.29), 0.808 (2.28), 0.827 (1.09), 0.990 (0.30), 1.052 (0.17), 1.080 (0.39), 1.088 (0.33), 1.103 (16.00), 1.132 (0.24), 1.141 (0.28), 1.151 (0.24), 1.182 (0.21), 1.198 (0.21), 1.218 (0.31), 1.234 (0.63), 1.255 (0.55), 1.272 (0.41), 1.289 (0.28), 1.307 (0.17), 1.430 (0.19), 1.527 (0.38), 1.560 (0.32), 1.888 (0.23), 1.907 (0.57), 1.925 (0.50), 1.945 (0.21), 2.152 (0.23), 2.171 (0.57), 2.189 (0.87), 2.206 (0.89), 2.224 (0.51), 2.243 (0.19), 2.331 (0.30), 2.518 (1.55), 2.523 (0.96), 2.673 (0.30), 3.029 (0.19), 3.044 (0.19), 3.073 (5.43), 3.198 (0.39), 3.204 (0.28), 3.227 (0.76), 3.257 (0.81), 3.281 (0.63), 3.296 (0.46), 3.784 (0.48), 3.812 (0.43), 3.856 (4.98), 3.898 (0.19), 3.914 (0.20), 3.932 (0.21), 4.173 (0.38), 4.188 (0.77), 4.205 (0.61), 4.224 (0.64), 4.241 (0.28), 4.306 (0.18), 6.841 (0.40), 6.848 (0.40), 6.855 (0.37), 6.862 (0.42), 7.195 (0.98), 7.215 (0.97), 7.343 (0.27), 7.349 (0.30), 7.365 (0.41), 7.372 (0.45), 7.387 (0.28), 7.394 (0.31), 7.421 (0.75), 7.429 (0.86), 7.436 (1.79), 7.637 (0.48), 7.643 (0.50), 7.663 (0.48), 7.669 (0.48), 7.737 (0.75), 7.758 (0.68), 8.192 (0.43), 8.206 (0.44), 8.215 (0.42), 8.230 (0.40).
【1063】
[実施例62]
(-)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-15-[2-(オキサン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸(鏡像異性体2)
【1064】
【化386】
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ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例60を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例60を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(27.2mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例60を参照):R
t=2.30分。
LC-MS (方法2): R
t = 1.03分; MS (ESIpos): m/z = 702 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):-44.8°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.800 (3.02), 0.820 (6.85), 0.839 (3.18), 0.967 (1.42), 1.039 (0.43), 1.068 (1.09), 1.098 (1.23), 1.107 (4.37), 1.120 (0.56), 1.138 (7.66), 1.156 (16.00), 1.174 (8.18), 1.194 (1.18), 1.201 (1.12), 1.208 (1.09), 1.218 (1.18), 1.234 (1.04), 1.258 (1.28), 1.274 (1.07), 1.295 (0.88), 1.314 (0.51), 1.380 (0.45), 1.389 (0.53), 1.408 (0.59), 1.417 (0.48), 1.531 (1.17), 1.864 (0.59), 1.883 (1.26), 1.900 (1.20), 2.176 (1.68), 2.194 (3.44), 2.213 (2.93), 2.231 (0.96), 2.327 (0.91), 2.331 (0.67), 2.518 (3.94), 2.522 (2.40), 2.669 (0.94), 2.673 (0.69), 2.861 (2.06), 2.879 (6.50), 2.898 (6.24), 2.915 (1.92), 3.003 (0.67), 3.013 (0.56), 3.031 (0.74), 3.186 (1.89), 3.215 (3.17), 3.239 (2.03), 3.244 (2.34), 3.269 (1.86), 3.285 (2.03), 3.776 (1.70), 3.789 (1.46), 3.801 (1.70), 3.811 (1.36), 3.830 (0.67), 3.853 (15.01), 4.175 (2.58), 4.193 (2.48), 4.210 (0.93), 4.447 (0.51), 4.465 (0.45), 4.481 (0.48), 6.820 (1.23), 6.825 (1.26), 6.836 (1.23), 6.841 (1.30), 7.103 (2.11), 7.124 (2.18), 7.339 (0.75), 7.346 (0.86), 7.362 (1.26), 7.369 (1.39), 7.384 (1.23), 7.391 (0.94), 7.403 (2.00), 7.421 (4.53), 7.437 (0.54), 7.610 (1.50), 7.629 (2.54), 7.635 (2.02), 7.655 (1.49), 7.661 (1.46), 8.209 (1.22), 8.224 (1.30), 8.232 (1.25), 8.247 (1.18).
【1065】
[実施例63]
(+)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-15-[2-(オキサン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸-N-エチルエタンアミン塩(鏡像異性体1)
【1066】
【化387】
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ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例62を参照されたい。分取キラルHPLCにより鏡像異性体を分離して、表題化合物(30.6mg)を得た。
分取キラルHPLC方法:
装置:Labomatic HD5000、Labocord-5000;Gilson GX-241、Labcol Vario 4000、カラム:Amylose SA 5μ 250×30mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%ジエチルアミン(99%)、溶出液B:2-プロパノール、定組成:80% A+20% B、流速50.0mL/分、UV 220nm
分析的キラルHPLC方法:
装置:Agilent HPLC 1260、カラム:Amylose SA 3μ 100×4.6mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%ジエチルアミン(99%)、溶出液B:2-プロパノール、濃度勾配:7分で20〜50% B、流速1.4mL/分、温度:25℃、DAD 220nm
分析的キラルHPLC:R
t=1.71分。
LC-MS (方法1): R
t = 1.67分; MS (ESIpos): m/z = 702 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):51.2°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.803 (2.97), 0.822 (6.97), 0.841 (3.06), 0.958 (1.21), 0.972 (0.99), 1.066 (0.96), 1.096 (1.07), 1.117 (0.49), 1.133 (6.93), 1.152 (16.00), 1.170 (7.67), 1.192 (1.07), 1.215 (0.77), 1.231 (0.74), 1.259 (0.85), 1.275 (0.94), 1.298 (0.87), 1.309 (0.65), 1.375 (0.42), 1.385 (0.46), 1.394 (0.46), 1.403 (0.53), 1.413 (0.43), 1.499 (0.73), 1.527 (1.04), 1.548 (0.63), 1.877 (1.00), 1.895 (0.97), 1.905 (1.07), 2.177 (1.44), 2.197 (2.80), 2.216 (2.30), 2.235 (0.73), 2.332 (0.66), 2.518 (3.18), 2.523 (1.93), 2.673 (0.66), 2.847 (1.81), 2.865 (5.58), 2.883 (5.57), 2.902 (1.69), 3.000 (0.62), 3.010 (0.49), 3.017 (0.46), 3.028 (0.70), 3.151 (0.53), 3.166 (0.68), 3.183 (2.04), 3.212 (2.66), 3.218 (2.03), 3.242 (2.24), 3.256 (1.65), 3.272 (1.89), 3.774 (1.65), 3.787 (1.50), 3.803 (1.47), 3.822 (0.57), 3.853 (15.49), 4.152 (0.80), 4.169 (2.29), 4.175 (1.81), 4.187 (2.07), 4.204 (0.88), 4.473 (0.46), 4.506 (0.43), 6.818 (1.21), 6.823 (1.25), 6.834 (1.16), 6.839 (1.25), 7.084 (1.93), 7.105 (2.03), 7.340 (0.80), 7.346 (0.88), 7.362 (1.22), 7.369 (1.34), 7.384 (0.94), 7.391 (1.02), 7.402 (1.96), 7.419 (4.27), 7.435 (0.56), 7.582 (1.34), 7.603 (1.22), 7.627 (1.45), 7.634 (1.47), 7.653 (1.42), 7.660 (1.42), 8.213 (1.21), 8.228 (1.25), 8.236 (1.22), 8.251 (1.17).
【1067】
[実施例64]
(-)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-15-[2-(オキサン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸-N-エチルエタンアミン塩(鏡像異性体2)
【1068】
【化388】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例62を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例63を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(37.2mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例63を参照):R
t=2.37分。
LC-MS (方法1): R
t = 1.68分; MS (ESIpos): m/z = 702 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):-53.0°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.803 (3.11), 0.822 (7.22), 0.841 (3.29), 0.958 (1.28), 0.972 (1.04), 1.066 (0.99), 1.095 (1.11), 1.117 (0.51), 1.133 (7.32), 1.152 (15.58), 1.169 (7.78), 1.191 (1.12), 1.215 (0.79), 1.231 (0.79), 1.259 (0.80), 1.276 (0.96), 1.281 (0.96), 1.298 (0.95), 1.309 (0.66), 1.375 (0.42), 1.385 (0.48), 1.394 (0.48), 1.402 (0.56), 1.411 (0.45), 1.499 (0.77), 1.527 (1.11), 1.552 (0.69), 1.877 (1.08), 1.895 (1.04), 1.905 (1.14), 1.920 (0.42), 2.178 (1.48), 2.197 (2.95), 2.216 (2.44), 2.235 (0.72), 2.518 (3.55), 2.522 (2.18), 2.846 (1.86), 2.864 (5.83), 2.882 (5.73), 2.900 (1.70), 3.000 (0.66), 3.010 (0.51), 3.018 (0.48), 3.028 (0.72), 3.150 (0.50), 3.165 (0.69), 3.183 (2.13), 3.212 (2.76), 3.218 (2.13), 3.241 (2.21), 3.257 (1.54), 3.272 (1.75), 3.774 (1.75), 3.787 (1.65), 3.803 (1.60), 3.853 (16.00), 4.152 (0.83), 4.168 (2.42), 4.175 (1.89), 4.187 (2.18), 4.204 (0.93), 4.477 (0.48), 4.489 (0.40), 4.509 (0.45), 6.817 (1.28), 6.822 (1.32), 6.834 (1.24), 6.839 (1.33), 7.082 (2.12), 7.103 (2.15), 7.340 (0.85), 7.347 (0.91), 7.362 (1.30), 7.369 (1.41), 7.384 (0.95), 7.391 (1.04), 7.401 (2.07), 7.418 (4.46), 7.435 (0.51), 7.580 (1.44), 7.601 (1.32), 7.627 (1.52), 7.634 (1.56), 7.653 (1.52), 7.660 (1.49), 8.214 (1.28), 8.228 (1.35), 8.236 (1.30), 8.252 (1.24).
【1069】
[実施例65]
(rac)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-(15-rac)-[3-(モルホリン-4-イル)プロピル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸
【1070】
【化389】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-(15-rac)-[3-(モルホリン-4-イル)プロピル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体114参照、440mg、590μmol)をテトラヒドロフラン4mL、エタノール400μL中に供給し、水酸化リチウムの溶液(1.2mL、水中1.0M、1.20mmol)を加え、混合物を密封管中70℃で23時間撹拌した。水酸化リチウムの溶液(1.2mL、水中1.0M、1.20mmol)を加え、混合物を70℃で7日間撹拌した。混合物を水で希釈し、pH値をクエン酸の飽和水溶液で3〜4に調節し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を防水フィルターに通して濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物293mg(収率64%)を得た。
LC-MS (方法2): R
t = 0.93分; MS (ESIpos): m/z = 717 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.792 (3.16), 0.796 (2.65), 0.801 (1.32), 0.811 (7.40), 0.820 (2.36), 0.830 (3.28), 0.839 (1.06), 0.885 (1.06), 0.903 (2.18), 0.921 (1.02), 1.016 (0.76), 1.034 (1.97), 1.052 (2.77), 1.069 (1.56), 1.122 (0.44), 1.141 (0.58), 1.159 (0.60), 1.234 (0.48), 1.253 (0.67), 1.268 (0.82), 1.286 (0.57), 1.624 (0.47), 1.907 (0.73), 1.916 (0.84), 1.938 (0.93), 2.162 (0.79), 2.181 (1.92), 2.189 (2.07), 2.200 (2.36), 2.209 (2.31), 2.218 (1.47), 2.228 (1.18), 2.322 (0.67), 2.326 (0.89), 2.331 (0.66), 2.387 (0.42), 2.392 (0.45), 2.405 (0.42), 2.411 (0.57), 2.466 (0.45), 2.470 (0.60), 2.518 (3.77), 2.523 (2.49), 2.532 (0.47), 2.664 (0.86), 2.669 (1.09), 2.673 (0.87), 2.831 (0.41), 3.009 (0.48), 3.034 (0.71), 3.050 (0.71), 3.279 (2.50), 3.293 (3.28), 3.683 (1.06), 3.778 (0.47), 3.827 (0.54), 3.861 (16.00), 3.896 (0.64), 3.910 (0.86), 3.930 (0.70), 4.170 (1.06), 4.185 (2.10), 4.199 (1.16), 4.283 (0.87), 4.302 (1.63), 4.318 (1.30), 4.333 (0.57), 4.352 (0.61), 5.758 (2.31), 6.842 (1.21), 6.849 (1.25), 6.858 (1.14), 6.865 (1.34), 7.202 (3.87), 7.224 (3.87), 7.350 (0.84), 7.357 (0.92), 7.372 (1.28), 7.379 (1.38), 7.395 (0.93), 7.402 (1.25), 7.424 (2.26), 7.433 (2.65), 7.440 (5.65), 7.454 (0.51), 7.642 (1.46), 7.648 (1.59), 7.668 (1.50), 7.674 (1.54), 7.749 (3.06), 7.769 (2.69), 8.211 (1.27), 8.225 (1.34), 8.234 (1.28), 8.249 (1.18).
【1071】
表題化合物を分取キラルHPLCにより鏡像異性体に2回分離して、鏡像異性体1(42.6mg、実施例66参照)及び鏡像異性体2(42.2mg、実施例67参照)を得た。
分取キラルHPLC方法1:
装置:Labomatic HD5000、Labocord-5000;Gilson GX-241、Labcol Vario 4000、カラム:Chiralpak IF 5μ 250×30mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%ジエチルアミン(99%)、溶出液B:エタノール、定組成:77% A+23% B、流速50.0mL/分、UV 254nm
分析的キラルHPLC方法1:
装置:Agilent HPLC 1260、カラム:Chiralpak IF 3μ 100×4.6mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%ジエチルアミン(99%)、溶出液B:エタノール、定組成:77% A+23% B、流速1.4mL/分、温度:25℃、DAD 254nm
分取キラルHPLC方法2:
装置:Sepiatec:Prep SFC100、カラム:Chiralpak IG 5μm 250×30mm、溶出液A:CO
2、溶出液B:2-プロパノール+0.4容量%ジエチルアミン(99%)、定組成:30% B、流速100.0mL/分 温度:40℃、BPR:150bar、MWD@254nm
分析的キラルHPLC方法2:
装置:Agilent:1260、Aurora SFC-Modul、カラム:Chiralpak IG 5μm 100×4.6mm、溶出液A:CO
2、溶出液B:2-プロパノール+0.2容量%ジエチルアミン(99%)、定組成:30% B、流速4.0mL/分、温度:37.5℃、BPR:100bar、MWD@254nm
【1072】
[実施例66]
(+)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-15-[3-(モルホリン-4-イル)プロピル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸(鏡像異性体1)
【1073】
【化390】
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ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例65を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例65を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(42.6mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例65を参照):R
t=1.29分。
LC-MS (方法2): R
t = 0.99分; MS (ESIpos): m/z = 717 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):+37.5°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.795 (3.47), 0.814 (7.38), 0.833 (3.41), 0.852 (0.44), 0.859 (0.61), 0.966 (4.06), 1.009 (0.54), 1.107 (7.84), 1.138 (3.95), 1.144 (2.53), 1.156 (8.49), 1.174 (4.31), 1.208 (1.42), 1.230 (1.97), 1.388 (0.71), 1.395 (0.50), 1.411 (0.69), 1.430 (0.82), 1.449 (0.73), 1.471 (0.84), 1.490 (0.71), 1.507 (0.48), 1.875 (0.69), 1.893 (1.61), 1.906 (1.07), 1.912 (1.59), 1.930 (0.61), 2.163 (1.02), 2.181 (2.28), 2.189 (2.53), 2.200 (2.22), 2.207 (2.43), 2.230 (2.18), 2.249 (3.74), 2.266 (3.89), 2.332 (1.00), 2.336 (0.50), 2.518 (4.79), 2.523 (3.20), 2.678 (0.42), 2.867 (1.00), 2.886 (3.01), 2.903 (2.93), 2.922 (0.98), 3.007 (0.69), 3.015 (0.61), 3.034 (0.75), 3.053 (0.44), 3.205 (1.21), 3.224 (2.03), 3.245 (2.66), 3.261 (2.93), 3.497 (3.64), 3.509 (5.33), 3.520 (3.47), 3.817 (0.94), 3.832 (0.71), 3.852 (16.00), 4.160 (1.07), 4.170 (1.80), 4.175 (1.82), 4.184 (1.07), 4.249 (0.88), 4.266 (1.84), 4.283 (0.84), 4.392 (0.52), 4.407 (0.46), 4.425 (0.48), 6.823 (1.23), 6.828 (1.28), 6.839 (1.23), 6.845 (1.34), 7.128 (2.07), 7.150 (2.18), 7.340 (0.84), 7.347 (0.92), 7.362 (1.32), 7.369 (1.44), 7.385 (1.34), 7.391 (1.09), 7.406 (2.11), 7.423 (4.85), 7.439 (0.54), 7.629 (1.67), 7.636 (1.78), 7.646 (1.61), 7.655 (1.86), 7.661 (1.97), 7.667 (1.46), 8.208 (1.25), 8.223 (1.38), 8.231 (1.28), 8.247 (1.25).
【1074】
[実施例67]
(-)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-15-[3-(モルホリン-4-イル)プロピル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸(鏡像異性体2)
【1075】
【化391】
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ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例65を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例65を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(42.2mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例65を参照):R
t=2.38分。
LC-MS (方法2): R
t = 0.96分; MS (ESIpos): m/z = 717 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):-31.9°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.777 (0.42), 0.797 (3.54), 0.816 (7.45), 0.835 (3.46), 0.859 (0.59), 0.967 (3.67), 1.107 (16.00), 1.138 (5.09), 1.144 (2.21), 1.156 (11.08), 1.175 (5.77), 1.208 (1.19), 1.230 (1.99), 1.350 (0.72), 1.383 (0.76), 1.388 (0.79), 1.411 (0.74), 1.428 (0.79), 1.447 (0.66), 1.472 (0.81), 1.489 (0.70), 1.507 (0.49), 1.872 (0.70), 1.891 (1.61), 1.909 (1.59), 1.928 (0.62), 2.174 (1.57), 2.190 (2.91), 2.209 (2.65), 2.227 (2.61), 2.245 (3.80), 2.264 (3.84), 2.336 (0.51), 2.518 (4.82), 2.523 (3.40), 2.678 (0.42), 2.865 (1.32), 2.884 (3.97), 2.902 (3.95), 2.920 (1.27), 3.005 (0.70), 3.032 (0.76), 3.181 (0.59), 3.196 (0.87), 3.214 (1.40), 3.239 (1.74), 3.260 (1.97), 3.274 (2.25), 3.495 (3.29), 3.507 (5.03), 3.518 (3.20), 3.815 (1.00), 3.852 (15.68), 4.158 (1.08), 4.168 (1.74), 4.173 (1.76), 4.183 (1.08), 4.245 (0.87), 4.263 (1.82), 4.280 (0.83), 4.411 (0.51), 4.427 (0.45), 4.444 (0.49), 6.820 (1.29), 6.826 (1.29), 6.837 (1.25), 6.842 (1.34), 7.117 (2.04), 7.138 (2.10), 7.340 (0.87), 7.347 (0.95), 7.362 (1.38), 7.369 (1.49), 7.384 (1.38), 7.391 (1.12), 7.405 (2.14), 7.421 (4.69), 7.437 (0.55), 7.629 (2.86), 7.635 (2.04), 7.655 (2.16), 7.661 (1.61), 8.211 (1.27), 8.226 (1.38), 8.234 (1.32), 8.249 (1.25).
【1076】
[実施例68]
4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-(15-rac)-[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸-N-エチルエタンアミン塩(立体異性体の混合物1)
【1077】
【化392】
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(rac)-エチル4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-(15-rac)-[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体120参照、404mg、543μmol)をテトラヒドロフラン21mL、エタノール10.6mL中に供給し、水酸化リチウムの水溶液(10.9mL、1.0M、10.9mmol)を加え、混合物をアルゴン雰囲気下70℃で3日間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を食塩水で洗浄し、防水フィルターに通して濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を分取HPLC(方法P2)により精製して、表題化合物及びそのジアステレオマーの混合物37mgを得た。クエン酸一水和物(6.28g)及び水酸化リチウムの1M水溶液を加えることにより、水性相をpH値5.5に調節し、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を防水フィルターに通して濾過し、減圧下で濃縮して、表題化合物及びそのジアステレオマーの混合物251mgを得た。表題化合物及びそのジアステレオマーの混合物(37mg及び251mgを合わせた)を分取HPLCによりジアステレオマーに分離して、ジアステレオマー1(150mg、表題化合物)及びジアステレオマー2(115mg、実施例71参照)を得た。
分取HPLC方法:
装置:Labomatic HD5000、Labocord-5000;Gilson GX-241、Labcol Vario 4000、カラム:Cellulose SC 5μ 250×30mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%ジエチルアミン(99%)、溶出液B:エタノール、濃度勾配:15分で10〜30% B、流速50.0mL/分、UV 220nm
LC-MS (方法2): R
t = 0.88分; MS (ESIneg): m/z = 714 [M-H]
-
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.793 (2.56), 0.812 (5.35), 0.821 (1.15), 0.830 (2.56), 0.904 (0.49), 1.006 (0.55), 1.035 (0.48), 1.052 (0.75), 1.070 (0.41), 1.083 (0.79), 1.127 (5.04), 1.145 (10.93), 1.163 (5.33), 1.204 (0.97), 1.228 (1.50), 1.258 (1.14), 1.316 (0.45), 1.336 (0.50), 1.352 (0.51), 1.391 (0.43), 1.405 (0.50), 1.424 (0.57), 1.440 (0.44), 1.607 (0.48), 1.627 (0.53), 1.763 (0.41), 1.775 (0.53), 1.793 (0.47), 1.901 (16.00), 2.050 (0.40), 2.068 (0.67), 2.084 (7.51), 2.105 (1.30), 2.118 (10.29), 2.137 (1.26), 2.156 (1.35), 2.176 (1.83), 2.194 (1.62), 2.225 (1.99), 2.240 (2.05), 2.253 (2.00), 2.322 (0.93), 2.326 (1.00), 2.331 (0.82), 2.522 (1.50), 2.665 (0.45), 2.669 (0.59), 2.673 (0.45), 2.819 (1.42), 2.837 (4.24), 2.855 (4.14), 2.873 (1.34), 3.095 (0.50), 3.107 (0.80), 3.118 (0.82), 3.127 (0.78), 3.141 (0.96), 3.160 (1.10), 3.178 (0.87), 3.190 (1.12), 3.208 (0.85), 3.223 (0.81), 3.242 (0.72), 3.345 (1.42), 3.416 (1.48), 3.428 (1.41), 3.440 (1.18), 4.167 (0.81), 4.177 (1.38), 4.182 (1.38), 4.193 (0.79), 4.216 (0.80), 4.227 (0.90), 4.239 (0.83), 4.250 (0.89), 4.270 (0.45), 4.287 (0.54), 4.302 (0.41), 6.820 (0.99), 6.825 (1.02), 6.837 (1.01), 6.842 (1.03), 7.055 (2.14), 7.076 (2.18), 7.354 (0.60), 7.361 (0.67), 7.377 (1.10), 7.382 (1.30), 7.401 (1.85), 7.418 (3.31), 7.436 (0.45), 7.522 (1.77), 7.543 (1.58), 7.629 (1.13), 7.635 (1.15), 7.655 (1.15), 7.661 (1.10), 8.264 (0.97), 8.278 (1.02), 8.287 (1.00), 8.302 (0.93).
【1078】
表題化合物を分取キラルHPLCにより鏡像異性体に分離して、鏡像異性体1(47.0mg、実施例69参照)及び鏡像異性体2(51.0mg、実施例70参照)を得た。
分取キラルHPLC方法:
装置:Labomatic HD5000、Labocord-5000;Gilson GX-241、Labcol Vario 4000、カラム:Amylose SA 5μ 250×50mm、溶出液A:2-メトキシ-2-メチルプロパン+0.1容量%ジエチルアミン(99%)、溶出液B:エタノール、濃度勾配:15分で10〜60% B、流速100.0mL/分、UV 325nm
分析的キラルHPLC方法:
装置:Agilent HPLC 1260、カラム:Amylose SA 3μ 100×4.6mm、溶出液A:2-メトキシ-2-メチルプロパン+0.1容量%ジエチルアミン(99%)、溶出液B:エタノール、濃度勾配:10分で2〜60% B、流速1.4mL/分、温度:25℃、UV:325nm
【1079】
[実施例69]
(+)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-15-[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸-N-エチルエタンアミン塩(立体異性体1)
【1080】
【化393】
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ラセミ体の表題化合物の調製に関して、実施例68を参照されたい。分取キラルHPLC(実施例68を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(47.0mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例68を参照):R
t=2.27分。
LC-MS (方法2): R
t = 0.92分; MS (ESIpos): m/z = 716 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):+47.7°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.782 (3.01), 0.801 (6.74), 0.820 (3.24), 0.851 (0.58), 1.135 (5.58), 1.154 (12.18), 1.172 (5.46), 1.232 (3.21), 1.441 (0.58), 1.614 (0.53), 1.635 (0.58), 1.649 (0.44), 1.780 (0.47), 1.793 (0.58), 1.810 (0.53), 1.906 (0.85), 2.032 (0.55), 2.051 (0.79), 2.069 (1.11), 2.088 (0.91), 2.107 (0.58), 2.115 (0.53), 2.126 (1.08), 2.148 (10.89), 2.163 (1.78), 2.185 (1.96), 2.202 (1.55), 2.220 (1.02), 2.232 (1.26), 2.251 (2.07), 2.265 (1.99), 2.277 (2.01), 2.294 (1.87), 2.318 (2.07), 2.322 (2.60), 2.326 (2.95), 2.331 (2.36), 2.336 (1.61), 2.518 (7.71), 2.522 (4.79), 2.539 (1.23), 2.659 (0.67), 2.664 (1.34), 2.669 (1.78), 2.673 (1.34), 2.678 (0.67), 2.880 (1.43), 2.898 (4.38), 2.916 (4.35), 2.934 (1.34), 3.105 (0.55), 3.128 (0.85), 3.152 (0.53), 3.191 (0.58), 3.206 (0.93), 3.224 (1.72), 3.241 (1.84), 3.258 (1.46), 3.422 (1.37), 3.445 (1.08), 3.816 (16.00), 3.932 (0.58), 3.955 (0.41), 4.175 (1.58), 4.191 (2.74), 4.207 (1.52), 4.239 (0.99), 4.251 (1.08), 4.263 (0.96), 4.274 (0.88), 6.841 (1.23), 6.846 (1.26), 6.856 (1.14), 6.862 (1.28), 7.147 (2.83), 7.168 (2.77), 7.357 (0.82), 7.364 (0.93), 7.380 (1.26), 7.386 (1.37), 7.397 (0.58), 7.402 (0.91), 7.408 (1.08), 7.418 (2.13), 7.428 (2.57), 7.434 (5.20), 7.449 (0.47), 7.638 (1.52), 7.644 (1.72), 7.652 (2.22), 7.664 (1.69), 7.671 (2.36), 8.258 (1.28), 8.273 (1.34), 8.281 (1.31), 8.296 (1.26).
【1081】
[実施例70]
(+)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-15-[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸-N-エチルエタンアミン塩(立体異性体2)
【1082】
【化394】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ体の表題化合物の調製に関して、実施例68を参照されたい。分取キラルHPLC(実施例68を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(51.0mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例68を参照):R
t=3.10分。
LC-MS (方法2): R
t = 0.90分; MS (ESIpos): m/z = 716 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):+38.9°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.785 (3.21), 0.798 (1.88), 0.804 (7.30), 0.814 (1.60), 0.823 (3.65), 0.840 (0.68), 0.851 (0.52), 0.863 (0.52), 0.886 (0.56), 0.904 (1.08), 0.923 (0.56), 0.984 (0.68), 0.999 (0.68), 1.107 (0.40), 1.132 (3.53), 1.137 (1.44), 1.149 (7.18), 1.168 (3.85), 1.232 (2.81), 1.433 (0.64), 1.608 (0.56), 1.630 (0.60), 1.645 (0.52), 1.773 (0.52), 1.786 (0.68), 1.803 (0.56), 1.906 (1.96), 2.038 (0.56), 2.056 (0.84), 2.074 (1.20), 2.093 (1.08), 2.115 (1.20), 2.129 (12.55), 2.142 (1.76), 2.161 (1.80), 2.180 (2.29), 2.199 (1.76), 2.218 (1.64), 2.237 (2.41), 2.252 (2.41), 2.265 (2.41), 2.318 (1.76), 2.322 (2.61), 2.326 (3.09), 2.331 (2.41), 2.336 (1.40), 2.373 (0.44), 2.518 (10.43), 2.522 (6.30), 2.539 (1.80), 2.659 (0.84), 2.664 (1.80), 2.669 (2.45), 2.673 (1.80), 2.678 (0.84), 2.861 (0.80), 2.879 (2.41), 2.897 (2.33), 2.915 (0.76), 3.101 (0.52), 3.124 (0.80), 3.150 (0.56), 3.170 (0.48), 3.185 (0.72), 3.203 (1.52), 3.222 (1.56), 3.240 (0.92), 3.255 (0.84), 3.419 (1.16), 3.443 (0.88), 3.815 (16.00), 3.899 (0.56), 4.172 (1.28), 4.188 (2.53), 4.203 (1.60), 4.232 (1.40), 4.244 (1.32), 4.255 (1.08), 4.267 (0.96), 6.837 (1.28), 6.842 (1.32), 6.853 (1.20), 6.858 (1.36), 7.120 (2.09), 7.141 (2.13), 7.357 (0.84), 7.363 (1.00), 7.379 (1.32), 7.386 (1.48), 7.393 (0.60), 7.402 (0.96), 7.408 (1.20), 7.414 (2.21), 7.425 (2.69), 7.430 (5.37), 7.446 (0.52), 7.614 (1.44), 7.635 (2.81), 7.641 (1.88), 7.661 (1.60), 7.667 (1.56), 8.260 (1.32), 8.275 (1.40), 8.283 (1.36), 8.298 (1.32).
【1083】
[実施例71]
(rac)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-(15-rac)-[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸-N-エチルエタンアミン塩(立体異性体の混合物2)
【1084】
【化395】
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ラセミ体の表題化合物の調製に関して、実施例68を参照されたい。分取HPLC(方法は実施例68を参照)によりジアステレオマーの混合物を分離して、表題化合物(115mg)を得た。
LC-MS (方法2): R
t = 0.89分; MS (ESIneg): m/z = 714 [M-H]
-
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.775 (0.67), 0.794 (2.15), 0.800 (3.79), 0.814 (3.70), 0.820 (8.32), 0.839 (4.08), 0.861 (0.86), 0.880 (0.40), 0.886 (1.09), 0.904 (2.05), 0.922 (1.07), 0.933 (0.56), 0.951 (0.65), 0.982 (1.51), 1.006 (1.82), 1.035 (1.92), 1.052 (3.30), 1.070 (1.67), 1.083 (1.90), 1.133 (5.00), 1.151 (11.17), 1.170 (5.46), 1.204 (1.05), 1.231 (2.45), 1.259 (3.05), 1.421 (0.50), 1.443 (0.42), 1.905 (1.32), 1.986 (0.75), 2.004 (1.74), 2.021 (1.78), 2.038 (0.90), 2.084 (13.57), 2.112 (12.55), 2.173 (2.30), 2.192 (4.29), 2.211 (3.89), 2.230 (2.15), 2.241 (1.59), 2.258 (1.74), 2.273 (2.09), 2.289 (2.45), 2.314 (2.32), 2.322 (2.26), 2.326 (2.53), 2.331 (2.28), 2.344 (1.25), 2.358 (0.94), 2.373 (0.82), 2.388 (0.73), 2.394 (0.69), 2.406 (0.61), 2.412 (0.73), 2.518 (4.98), 2.522 (3.14), 2.539 (8.32), 2.664 (1.02), 2.669 (1.36), 2.673 (1.02), 2.850 (1.38), 2.869 (4.08), 2.886 (3.95), 2.905 (1.30), 2.985 (0.42), 3.003 (0.77), 3.012 (0.65), 3.031 (0.86), 3.049 (0.44), 3.138 (0.50), 3.158 (0.75), 3.172 (0.94), 3.190 (1.34), 3.209 (1.36), 3.229 (1.63), 3.247 (1.55), 3.262 (2.05), 3.428 (1.51), 3.446 (1.32), 3.463 (0.75), 3.772 (0.56), 3.788 (0.67), 3.813 (0.94), 3.853 (16.00), 4.153 (0.92), 4.169 (1.78), 4.177 (1.78), 4.347 (0.96), 4.365 (1.84), 4.381 (0.92), 4.454 (0.59), 4.470 (0.50), 4.487 (0.56), 6.822 (1.34), 6.828 (1.40), 6.839 (1.34), 6.844 (1.42), 7.096 (2.66), 7.117 (2.72), 7.345 (0.88), 7.351 (0.96), 7.367 (1.40), 7.374 (1.53), 7.382 (0.73), 7.389 (1.00), 7.396 (1.23), 7.403 (2.26), 7.420 (4.94), 7.436 (0.59), 7.594 (2.03), 7.615 (1.84), 7.627 (1.72), 7.634 (1.65), 7.653 (1.61), 7.660 (1.55), 8.230 (1.34), 8.246 (1.42), 8.254 (1.38), 8.268 (1.32).
表題化合物を分取キラルHPLCにより鏡像異性体に分離して、鏡像異性体1(60.0mg、実施例72参照)及び鏡像異性体2(実施例73参照)を得た。
分取キラルHPLC方法:
装置:Labomatic HD5000、Labocord-5000;Gilson GX-241、Labcol Vario 4000、カラム:Chiralpak IG 5μ 250×30mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%ジエチルアミン(99%)、溶出液B:エタノール、定組成:22分で20% B、流速40.0mL/分、UV 254nm
分析的キラルHPLC方法:
装置:Agilent HPLC 1260、カラム:Chiralpak IG 3μ 100×4.6mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%ジエチルアミン(99%)、溶出液B:エタノール、定組成:10分で20% B、流速1.4mL/分、温度:25℃、UV:254nm
【1085】
[実施例72]
(-)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-15-[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸-N-エチルエタンアミン塩(立体異性体3)
【1086】
【化396】
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ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例71を参照されたい。分取キラルHPLC(実施例71を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(60.0mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例71を参照):R
t=1.82分。
LC-MS (方法2): R
t = 0.91分; MS (ESIpos): m/z = 716 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):-34.4°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.697 (1.59), 0.748 (1.25), 0.766 (1.20), 0.783 (0.96), 0.796 (3.47), 0.815 (7.52), 0.834 (3.86), 0.851 (1.01), 0.886 (0.43), 0.904 (0.58), 0.923 (0.43), 0.991 (1.49), 1.107 (1.11), 1.133 (3.61), 1.137 (2.89), 1.151 (7.71), 1.169 (4.24), 1.232 (4.39), 1.293 (1.01), 1.352 (0.48), 1.906 (1.35), 1.997 (0.67), 2.015 (1.59), 2.033 (1.73), 2.050 (0.82), 2.122 (10.89), 2.190 (3.04), 2.208 (2.99), 2.226 (1.69), 2.247 (1.40), 2.265 (1.64), 2.278 (1.88), 2.294 (2.17), 2.306 (1.88), 2.318 (2.36), 2.322 (3.71), 2.326 (4.67), 2.331 (3.37), 2.336 (2.22), 2.356 (1.11), 2.518 (12.29), 2.522 (7.81), 2.539 (4.72), 2.659 (1.06), 2.664 (2.17), 2.669 (2.94), 2.673 (2.17), 2.678 (1.06), 2.869 (0.53), 2.888 (1.45), 2.905 (1.40), 2.924 (0.53), 3.011 (0.67), 3.038 (0.67), 3.203 (0.82), 3.221 (1.30), 3.248 (1.54), 3.816 (1.35), 3.830 (0.63), 3.854 (16.00), 4.182 (1.78), 4.364 (0.87), 4.381 (1.98), 4.398 (1.11), 4.425 (0.48), 6.833 (1.20), 6.839 (1.30), 6.849 (1.20), 6.855 (1.40), 7.136 (2.17), 7.157 (2.27), 7.348 (0.82), 7.355 (0.92), 7.370 (1.25), 7.377 (1.40), 7.392 (1.20), 7.399 (1.01), 7.412 (2.12), 7.422 (2.60), 7.427 (5.20), 7.443 (0.48), 7.633 (1.64), 7.639 (1.78), 7.649 (1.59), 7.659 (1.83), 7.665 (1.98), 7.670 (1.54), 8.227 (1.25), 8.242 (1.30), 8.250 (1.25), 8.264 (1.25).
【1087】
[実施例73]
(-)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-15-[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸(立体異性体4)
【1088】
【化397】
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ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例71を参照されたい。分取キラルHPLC(実施例71を参照)により鏡像異性体を分離し、シリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール/メタノール濃度勾配)により更に精製して、表題化合物(26.0mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例71を参照):R
t=4.65分。
比旋光度(方法O1):-47.1°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.812 (3.44), 0.831 (7.86), 0.850 (3.88), 0.964 (1.26), 1.137 (0.59), 1.231 (1.41), 1.361 (0.59), 1.976 (1.48), 1.996 (1.53), 2.086 (13.40), 2.163 (2.08), 2.180 (3.56), 2.204 (4.18), 2.223 (3.81), 2.242 (2.35), 2.259 (2.15), 2.273 (2.62), 2.292 (2.67), 2.310 (1.51), 2.322 (2.13), 2.326 (2.23), 2.331 (1.73), 2.518 (7.47), 2.522 (4.65), 2.664 (1.16), 2.669 (1.56), 2.673 (1.19), 2.974 (0.42), 2.992 (0.82), 3.003 (0.67), 3.020 (0.89), 3.038 (0.42), 3.092 (0.59), 3.106 (0.74), 3.124 (1.06), 3.144 (0.57), 3.156 (0.64), 3.174 (1.11), 3.192 (0.79), 3.207 (0.67), 3.278 (1.04), 3.291 (1.19), 3.676 (0.54), 3.690 (0.74), 3.703 (0.52), 3.853 (16.00), 4.141 (0.84), 4.156 (2.00), 4.173 (2.00), 4.189 (0.82), 4.318 (1.01), 4.337 (1.51), 4.352 (0.94), 4.587 (0.74), 4.605 (0.57), 4.619 (0.77), 5.759 (8.21), 6.814 (1.43), 6.818 (1.46), 6.830 (1.48), 6.835 (1.51), 7.008 (3.29), 7.029 (3.36), 7.351 (0.89), 7.357 (1.04), 7.374 (1.83), 7.379 (1.85), 7.396 (3.09), 7.402 (1.63), 7.414 (5.09), 7.431 (0.67), 7.474 (2.82), 7.495 (2.50), 7.624 (1.73), 7.631 (1.76), 7.650 (1.73), 7.657 (1.71), 8.243 (1.36), 8.257 (1.46), 8.265 (1.41), 8.280 (1.31).
【1089】
[実施例74]
(rac)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-(15-rac)-(3-ヒドロキシ-3-メチルブチル)-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸
【1090】
【化398】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-(15-rac)-(3-ヒドロキシ-3-メチルブチル)-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体136参照、245mg)を、テトラヒドロフラン6mLとエタノール3mLとの混合物に溶解し、水酸化リチウム水溶液(630μL、1.0M、630μmol)を加え、混合物を50℃で終夜及び60℃で4時間撹拌した。水酸化リチウム水溶液(630μL、1.0M、630μmol)を加え、混合物を60℃で5時間及び70℃で終夜撹拌した。混合物を水で希釈し、pH値をクエン酸の飽和水溶液で3〜4に調節し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を防水フィルターに通して濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物127mgを得た。
LC-MS (方法1): R
t = 1.56分; MS (ESIpos): m/z = 676 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.790 (2.14), 0.797 (1.12), 0.809 (4.88), 0.820 (1.12), 0.828 (2.29), 0.839 (0.45), 0.849 (0.19), 0.885 (0.34), 0.903 (0.72), 0.913 (0.16), 0.922 (0.40), 0.971 (0.31), 1.026 (0.60), 1.035 (0.66), 1.041 (0.72), 1.049 (0.74), 1.052 (0.77), 1.070 (16.00), 1.125 (0.33), 1.141 (0.41), 1.160 (0.36), 1.230 (0.41), 1.254 (0.46), 1.269 (0.45), 1.281 (0.50), 1.293 (0.45), 1.314 (0.49), 1.325 (0.46), 1.344 (0.41), 1.356 (0.34), 1.408 (0.30), 1.420 (0.40), 1.441 (0.44), 1.450 (0.48), 1.471 (0.27), 1.483 (0.26), 1.878 (0.17), 1.899 (0.27), 1.907 (0.69), 1.926 (0.38), 1.942 (0.46), 1.955 (0.37), 1.975 (0.42), 1.994 (0.26), 2.005 (0.30), 2.133 (0.20), 2.152 (0.51), 2.169 (1.23), 2.180 (1.34), 2.188 (1.55), 2.199 (1.72), 2.216 (1.09), 2.234 (0.42), 2.331 (0.50), 2.411 (0.16), 2.518 (3.14), 2.522 (1.91), 2.673 (0.51), 2.996 (0.21), 3.021 (0.40), 3.036 (0.41), 3.060 (0.23), 3.272 (1.66), 3.285 (1.93), 3.818 (0.16), 3.860 (9.99), 3.892 (0.43), 3.909 (0.44), 3.927 (0.46), 3.944 (0.22), 4.098 (2.30), 4.172 (0.88), 4.187 (1.74), 4.200 (1.34), 4.213 (0.85), 4.220 (0.85), 4.234 (0.57), 4.299 (0.42), 4.317 (0.40), 4.335 (0.38), 5.756 (3.60), 6.843 (0.87), 6.849 (0.92), 6.858 (0.80), 6.865 (0.93), 7.188 (2.21), 7.209 (2.17), 7.350 (0.56), 7.356 (0.66), 7.372 (0.91), 7.379 (1.00), 7.394 (0.63), 7.401 (0.91), 7.422 (1.66), 7.431 (1.87), 7.438 (3.90), 7.452 (0.31), 7.636 (1.03), 7.643 (1.09), 7.662 (1.03), 7.669 (1.07), 7.726 (1.78), 7.748 (1.58), 8.208 (0.87), 8.223 (0.92), 8.231 (0.89), 8.246 (0.87).
【1091】
表題化合物を分取キラルHPLCにより鏡像異性体に分離して、鏡像異性体1(38.0mg、実施例75参照)及び鏡像異性体2(42.0mg、実施例76参照)を得た。
分取キラルHPLC方法2:
装置:Sepiatec:Prep SFC100、カラム:Chiralpak IC 5μm 250×30mm、溶出液A:CO
2、溶出液B:2-プロパノール+0.4容量%ジエチルアミン(99%)、定組成:30% B、流速100.0mL/分 温度:40℃、BPR:150bar、MWD@254nm
分析的キラルHPLC方法2:
装置:Agilent:1260、Aurora SFC-Modul、カラム:Chiralpak IC 5μm 100×4.6mm、溶出液A:CO
2、溶出液B:2-プロパノール+0.2容量%ジエチルアミン(99%)、定組成:30% B、流速4.0mL/分、温度:37.5℃、BPR:100bar、MWD@254nm
【1092】
[実施例75]
(+)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-15-(3-ヒドロキシ-3-メチルブチル)-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸-N-エチルエタンアミン塩(鏡像異性体1)
【1093】
【化399】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例74を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例74を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(38.0mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例74を参照):R
t=1.93分。
LC-MS (方法2): R
t = 1.00分; MS (ESIpos): m/z = 676 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):+47.5°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.800 (2.03), 0.820 (4.58), 0.838 (2.17), 0.859 (0.34), 0.902 (0.20), 0.967 (2.06), 0.989 (0.86), 1.058 (16.00), 1.107 (6.98), 1.137 (3.12), 1.144 (1.50), 1.156 (6.63), 1.173 (3.52), 1.208 (0.76), 1.230 (1.30), 1.255 (0.63), 1.270 (0.50), 1.291 (0.57), 1.301 (0.53), 1.322 (0.42), 1.333 (0.43), 1.347 (0.29), 1.388 (0.32), 1.423 (0.30), 1.434 (0.39), 1.454 (0.46), 1.464 (0.47), 1.486 (0.27), 1.498 (0.25), 1.855 (0.19), 1.876 (0.27), 1.888 (0.38), 1.906 (0.56), 1.919 (0.39), 1.934 (0.33), 1.956 (0.41), 1.986 (0.30), 2.171 (0.98), 2.188 (2.21), 2.206 (2.04), 2.225 (0.69), 2.331 (0.56), 2.518 (3.39), 2.522 (2.07), 2.673 (0.55), 2.858 (0.77), 2.876 (2.40), 2.894 (2.34), 2.912 (0.72), 2.981 (0.22), 2.999 (0.42), 3.027 (0.46), 3.046 (0.24), 3.150 (0.22), 3.169 (0.34), 3.183 (0.48), 3.200 (0.71), 3.218 (0.70), 3.236 (0.90), 3.255 (0.94), 3.269 (1.33), 3.504 (0.18), 3.794 (0.33), 3.809 (0.37), 3.828 (0.39), 3.857 (9.99), 4.074 (1.19), 4.170 (1.56), 4.177 (1.37), 4.183 (1.30), 4.189 (1.30), 4.203 (0.71), 4.434 (0.30), 4.449 (0.29), 4.469 (0.29), 6.826 (0.83), 6.832 (0.84), 6.842 (0.81), 6.848 (0.86), 7.102 (1.19), 7.123 (1.23), 7.346 (0.52), 7.353 (0.61), 7.369 (0.85), 7.376 (0.93), 7.387 (0.44), 7.391 (0.62), 7.398 (0.66), 7.407 (1.37), 7.424 (3.15), 7.440 (0.34), 7.607 (0.84), 7.629 (1.59), 7.636 (1.16), 7.655 (0.99), 7.662 (0.98), 8.224 (0.81), 8.239 (0.84), 8.247 (0.81), 8.262 (0.77).
【1094】
[実施例76]
(-)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-15-(3-ヒドロキシ-3-メチルブチル)-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸-N-エチルエタンアミン塩(鏡像異性体2)
【1095】
【化400】
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ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例74を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例74を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(42.0mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例74を参照):R
t=4.15分。
LC-MS (方法2): R
t = 0.98分; MS (ESIpos): m/z = 676 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):-40.0°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.801 (2.04), 0.820 (4.51), 0.839 (2.14), 0.859 (0.40), 0.880 (0.16), 0.902 (0.20), 0.967 (1.94), 0.987 (0.89), 1.058 (16.00), 1.107 (7.19), 1.137 (2.97), 1.144 (1.47), 1.154 (6.49), 1.173 (3.61), 1.230 (1.45), 1.256 (0.76), 1.291 (0.61), 1.301 (0.60), 1.320 (0.45), 1.333 (0.49), 1.348 (0.44), 1.388 (0.31), 1.424 (0.31), 1.434 (0.40), 1.455 (0.45), 1.465 (0.46), 1.486 (0.28), 1.498 (0.25), 1.855 (0.20), 1.874 (0.27), 1.887 (0.40), 1.906 (0.52), 1.918 (0.38), 1.933 (0.32), 1.955 (0.42), 1.985 (0.33), 2.171 (1.05), 2.188 (2.33), 2.207 (2.08), 2.225 (0.68), 2.331 (0.58), 2.518 (3.52), 2.522 (2.16), 2.673 (0.57), 2.855 (0.74), 2.873 (2.31), 2.891 (2.22), 2.909 (0.70), 2.980 (0.20), 2.999 (0.42), 3.027 (0.46), 3.045 (0.23), 3.164 (0.32), 3.179 (0.44), 3.197 (0.64), 3.215 (0.65), 3.233 (0.80), 3.269 (1.05), 3.285 (1.33), 3.504 (0.19), 3.789 (0.32), 3.804 (0.37), 3.822 (0.37), 3.857 (9.58), 4.073 (1.29), 4.168 (1.47), 4.177 (1.39), 4.187 (1.33), 4.201 (0.76), 4.442 (0.32), 4.474 (0.29), 6.826 (0.78), 6.831 (0.82), 6.842 (0.80), 6.848 (0.85), 7.098 (1.17), 7.119 (1.22), 7.347 (0.49), 7.353 (0.57), 7.369 (0.84), 7.376 (0.93), 7.386 (0.42), 7.391 (0.58), 7.398 (0.66), 7.407 (1.34), 7.424 (3.12), 7.440 (0.34), 7.600 (0.78), 7.621 (0.77), 7.629 (1.11), 7.636 (1.05), 7.655 (0.97), 7.662 (0.96), 8.225 (0.78), 8.240 (0.84), 8.248 (0.82), 8.263 (0.77).
【1096】
[実施例77]
(rac)-4-クロロ-(15-rac)-[2-(3,3-ジフルオロアゼチジン-1-イル)エチル]-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸
【1097】
【化401】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル4-クロロ-(15-rac)-[2-(3,3-ジフルオロアゼチジン-1-イル)エチル]-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体141参照、330mg)をテトラヒドロフラン4mL、エタノール400μL中に供給し、水酸化リチウムの溶液(720μL、水中1.0M、720μmol)を加え、混合物を密封管中70℃で19時間撹拌した。水酸化リチウムの溶液(720μL、水中1.0M、720μmol)を加え、混合物を70℃で4日間撹拌した。混合物を水で希釈し、pH値をクエン酸の飽和水溶液で3〜4に調節し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を防水フィルターに通して濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物132mgを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 1.02分; MS (ESIpos): m/z = 709 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.788 (3.06), 0.797 (1.49), 0.807 (7.16), 0.814 (1.79), 0.821 (1.59), 0.826 (3.20), 0.839 (0.53), 0.884 (1.09), 0.886 (0.63), 0.902 (2.19), 0.904 (1.08), 0.920 (1.04), 0.922 (0.60), 0.992 (1.03), 1.009 (1.28), 1.026 (1.20), 1.035 (3.06), 1.042 (1.16), 1.052 (6.26), 1.070 (2.99), 1.096 (0.48), 1.115 (0.46), 1.123 (0.44), 1.142 (0.53), 1.160 (0.50), 1.236 (0.74), 1.255 (0.67), 1.895 (0.51), 1.907 (0.74), 1.914 (0.74), 1.931 (0.62), 1.950 (0.56), 1.957 (0.56), 1.971 (0.68), 1.991 (0.53), 2.065 (2.62), 2.091 (0.41), 2.158 (0.79), 2.176 (2.00), 2.182 (2.17), 2.201 (2.77), 2.218 (1.64), 2.237 (0.55), 2.331 (0.77), 2.418 (0.56), 2.437 (0.60), 2.518 (4.31), 2.523 (3.01), 2.557 (0.55), 2.577 (0.84), 2.594 (0.58), 3.022 (0.55), 3.037 (0.56), 3.245 (0.44), 3.278 (2.05), 3.292 (2.34), 3.423 (0.60), 3.434 (0.82), 3.452 (0.74), 3.459 (1.44), 3.475 (1.32), 3.491 (2.36), 3.506 (2.34), 3.523 (1.21), 3.537 (1.21), 3.779 (0.56), 3.858 (16.00), 3.877 (1.06), 3.898 (0.72), 3.917 (0.70), 4.174 (1.30), 4.189 (2.65), 4.204 (1.37), 4.307 (0.62), 4.325 (0.56), 4.343 (0.75), 4.356 (0.63), 4.382 (0.92), 4.397 (1.01), 4.403 (1.15), 4.418 (0.82), 5.758 (0.89), 6.847 (1.23), 6.854 (1.28), 6.862 (1.15), 6.869 (1.32), 7.214 (3.76), 7.234 (3.68), 7.353 (0.85), 7.360 (0.97), 7.376 (1.30), 7.382 (1.42), 7.398 (0.91), 7.405 (1.40), 7.426 (2.34), 7.434 (2.68), 7.441 (5.73), 7.454 (0.62), 7.641 (1.52), 7.648 (1.62), 7.667 (1.54), 7.674 (1.59), 7.749 (3.21), 7.770 (2.82), 8.224 (1.28), 8.238 (1.35), 8.246 (1.30), 8.262 (1.25).
【1098】
表題化合物(125mg)を分取キラルHPLCにより鏡像異性体に分離して、鏡像異性体1(50.7mg、実施例78参照)及び鏡像異性体2(51.9mg、実施例79参照)を得た。
分取キラルHPLC方法:
装置:Labomatic HD5000、Labocord-5000;Gilson GX-241、Labcol Vario 4000、カラム:Chiralpak IG 5μ 250×30mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%ジエチルアミン(99%)、溶出液B:エタノール、定組成:12分で20% B、流速70.0mL/分、UV 254nm
分析的キラルHPLC方法:
装置:Agilent HPLC 1260、カラム:Chiralpak IG 3μ 100×4.6mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%ジエチルアミン(99%)、溶出液B:エタノール、濃度勾配:7分で20〜50% B、流速1.4mL/分、温度:25℃、DAD 254nm
【1099】
[実施例78]
(+)-4-クロロ-15-[2-(3,3-ジフルオロアゼチジン-1-イル)エチル]-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸-N-エチルエタンアミン塩(鏡像異性体1)
【1100】
【化402】
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ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例77を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例77を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(50.7mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例77を参照):R
t=1.41分。
LC-MS (方法2): R
t = 1.01分; MS (ESIpos): m/z = 709 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):+44.3°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.748 (0.57), 0.770 (0.62), 0.799 (3.36), 0.818 (7.49), 0.837 (3.56), 0.859 (0.41), 0.967 (1.84), 0.977 (1.40), 0.994 (1.36), 1.009 (0.80), 1.071 (0.48), 1.083 (0.41), 1.107 (2.28), 1.135 (5.10), 1.144 (2.05), 1.153 (11.45), 1.171 (6.02), 1.208 (1.31), 1.231 (1.56), 1.259 (1.03), 1.862 (0.57), 1.880 (0.76), 1.896 (0.57), 1.905 (0.78), 1.940 (0.55), 1.954 (0.69), 1.974 (0.60), 2.174 (1.79), 2.192 (3.66), 2.211 (2.97), 2.230 (0.94), 2.332 (0.99), 2.336 (0.53), 2.518 (6.87), 2.522 (4.60), 2.540 (0.94), 2.562 (0.92), 2.580 (0.55), 2.673 (0.99), 2.678 (0.48), 2.855 (1.24), 2.873 (3.75), 2.891 (3.70), 2.909 (1.20), 2.994 (0.67), 3.004 (0.55), 3.022 (0.74), 3.146 (0.60), 3.161 (0.53), 3.176 (0.71), 3.195 (1.01), 3.216 (0.97), 3.235 (1.26), 3.274 (1.77), 3.288 (2.34), 3.418 (0.74), 3.443 (1.72), 3.458 (1.68), 3.474 (2.87), 3.490 (2.90), 3.506 (1.47), 3.521 (1.49), 3.766 (0.48), 3.782 (0.55), 3.800 (0.53), 3.855 (16.00), 4.161 (1.03), 4.172 (1.86), 4.176 (1.89), 4.187 (1.06), 4.341 (0.90), 4.355 (1.01), 4.362 (1.10), 4.375 (0.83), 4.462 (0.48), 4.497 (0.44), 6.828 (1.31), 6.833 (1.33), 6.844 (1.26), 6.850 (1.38), 7.112 (1.82), 7.133 (1.89), 7.348 (0.87), 7.355 (0.94), 7.371 (1.36), 7.378 (1.52), 7.387 (0.69), 7.393 (0.97), 7.400 (1.13), 7.408 (2.23), 7.425 (5.03), 7.441 (0.55), 7.608 (1.29), 7.632 (2.37), 7.638 (1.82), 7.658 (1.59), 7.664 (1.56), 8.234 (1.33), 8.249 (1.38), 8.257 (1.33), 8.272 (1.29).
【1101】
[実施例79]
(-)-4-クロロ-15-[2-(3,3-ジフルオロアゼチジン-1-イル)エチル]-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸-N-エチルエタンアミン塩(鏡像異性体2)
【1102】
【化403】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例77を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例77を参照)により鏡像異性体を分離して、表題化合物(51.9mg、97%)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例77を参照):R
t=2.69分。
LC-MS (方法2): R
t = 1.01分; MS (ESIpos): m/z = 709 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):-39.0°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.697 (0.53), 0.748 (1.17), 0.768 (1.22), 0.800 (3.58), 0.819 (7.74), 0.838 (3.67), 0.859 (0.57), 0.967 (1.86), 0.976 (1.65), 1.005 (1.01), 1.034 (0.60), 1.053 (0.53), 1.071 (0.76), 1.084 (0.83), 1.088 (0.99), 1.107 (2.92), 1.137 (3.81), 1.153 (8.10), 1.208 (1.42), 1.231 (2.07), 1.259 (1.45), 1.858 (0.60), 1.877 (0.76), 1.893 (0.60), 1.905 (0.73), 1.939 (0.57), 1.953 (0.73), 1.973 (0.62), 2.174 (1.81), 2.193 (3.47), 2.212 (2.78), 2.231 (0.87), 2.332 (1.03), 2.336 (0.51), 2.518 (7.46), 2.522 (5.05), 2.538 (1.15), 2.560 (0.94), 2.579 (0.53), 2.673 (1.03), 2.678 (0.53), 2.871 (1.91), 2.888 (1.91), 2.993 (0.71), 3.003 (0.57), 3.020 (0.78), 3.155 (0.55), 3.169 (0.73), 3.188 (1.06), 3.212 (0.92), 3.231 (1.33), 3.249 (1.19), 3.264 (1.56), 3.274 (1.93), 3.416 (0.85), 3.442 (1.79), 3.457 (1.72), 3.473 (2.96), 3.488 (2.96), 3.504 (1.56), 3.520 (1.54), 3.757 (0.48), 3.773 (1.10), 3.791 (0.57), 3.844 (1.26), 3.855 (16.00), 4.171 (1.84), 4.176 (1.88), 4.337 (0.90), 4.351 (1.03), 4.358 (1.12), 4.372 (0.85), 4.477 (0.51), 4.511 (0.48), 6.826 (1.31), 6.832 (1.33), 6.843 (1.31), 6.848 (1.38), 7.103 (1.95), 7.124 (2.02), 7.348 (0.87), 7.355 (0.96), 7.371 (1.38), 7.378 (1.54), 7.386 (0.71), 7.393 (0.99), 7.400 (1.19), 7.407 (2.27), 7.424 (4.91), 7.440 (0.60), 7.596 (1.40), 7.617 (1.29), 7.631 (1.63), 7.638 (1.70), 7.658 (1.56), 7.664 (1.58), 8.235 (1.31), 8.250 (1.35), 8.259 (1.35), 8.273 (1.29).
【1103】
[実施例80]
(rac)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-(15-rac)-{2-[メトキシ(メチル)アミノ]エチル}-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸
【1104】
【化404】
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表題化合物(73.8mg)を実施例77の副生成物として単離し、実験手順は実施例77を参照されたい。
LC-MS (方法2): R
t = 1.00分; MS (ESIpos): m/z = 677 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.794 (3.24), 0.813 (7.41), 0.832 (3.38), 1.035 (2.42), 1.052 (3.54), 1.065 (4.54), 1.070 (2.13), 1.082 (2.76), 1.101 (1.36), 1.149 (0.54), 1.230 (0.88), 1.255 (0.74), 1.907 (1.21), 2.064 (0.40), 2.107 (1.03), 2.120 (1.23), 2.159 (1.02), 2.178 (2.21), 2.187 (2.42), 2.197 (2.62), 2.205 (2.51), 2.216 (1.63), 2.445 (13.31), 2.464 (4.87), 2.518 (3.68), 2.522 (2.26), 2.548 (0.48), 2.565 (1.06), 2.581 (1.39), 2.588 (1.85), 2.605 (1.96), 2.623 (1.80), 2.642 (1.21), 3.037 (0.60), 3.050 (0.62), 3.241 (0.56), 3.275 (2.50), 3.290 (2.99), 3.381 (8.51), 3.424 (0.66), 3.756 (6.26), 3.866 (16.00), 3.894 (0.91), 3.913 (0.71), 3.931 (0.77), 4.172 (1.36), 4.187 (2.80), 4.202 (1.44), 4.307 (0.69), 4.325 (0.64), 4.342 (0.66), 4.357 (0.45), 4.475 (0.70), 5.757 (1.50), 6.844 (1.33), 6.851 (1.37), 6.859 (1.29), 6.866 (1.43), 7.196 (3.51), 7.217 (3.47), 7.353 (0.86), 7.359 (0.97), 7.375 (1.40), 7.382 (1.52), 7.397 (0.95), 7.404 (1.39), 7.424 (2.47), 7.433 (2.90), 7.439 (6.08), 7.453 (0.63), 7.640 (1.59), 7.646 (1.70), 7.666 (1.62), 7.672 (1.69), 7.738 (2.96), 7.759 (2.65), 8.226 (1.29), 8.241 (1.41), 8.249 (1.36), 8.264 (1.29).
【1105】
[実施例81]
(rac)-4-クロロ-(15-rac)-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸
【1106】
【化405】
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(rac)-エチル4-クロロ-(15-rac)-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体147参照、270mg)をテトラヒドロフラン3mL、エタノール300μL中に供給し、水酸化リチウムの溶液(630μL、水中1.0M、630μmol)を加え、混合物を密封管中70℃で20時間撹拌した。水酸化リチウムの溶液(630μL、水中1.0M、630μmol)を加え、混合物を70℃で3日間撹拌した。混合物を水で希釈し、クエン酸の飽和水溶液でpH値を5に調節し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を防水フィルターに通して濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を分取HPLC(方法P2)により精製して、表題化合物25.6mgを2種のジアステレオマーの混合物として得た。
【1107】
表題化合物(25mg)を分取キラルHPLCにより立体異性体に分離して、立体異性体1(3.2mg、実施例82参照)、立体異性体2(6.3mg、実施例83参照)、立体異性体3(9.8mg、実施例84参照)及び立体異性体4(12.7mg、実施例85参照)を得た。
分取キラルHPLC方法:
装置:Labomatic HD5000、Labocord-5000;Gilson GX-241、Labcol Vario 4000、カラム:Cellulose SC 5μ 250×30mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%ジエチルアミン(99%)、溶出液B:エタノール、濃度勾配:20分で10〜30% B、流速50.0mL/分、UV 220nm
分析的キラルHPLC方法:
装置:Agilent HPLC 1260、カラム:Cellulose SC 3μ 100×4.6mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%ジエチルアミン(99%)、溶出液B:エタノール、濃度勾配:7分で20〜50% B、流速1.4mL/分、温度:25℃、DAD 325nm
【1108】
[実施例82]
4-クロロ-15-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸(立体異性体1)
【1109】
【化406】
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ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例81を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例81を参照)により立体異性体を分離して、表題化合物(3.2mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例81を参照):R
t=2.04分。
LC-MS (方法2): R
t = 0.97分; MS (ESIpos): m/z = 661 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.786 (2.67), 0.805 (6.14), 0.823 (2.98), 0.851 (0.43), 1.135 (1.05), 1.153 (1.98), 1.171 (1.12), 1.232 (3.22), 1.442 (0.56), 1.698 (0.43), 1.817 (0.50), 1.833 (0.43), 1.907 (1.67), 2.039 (0.50), 2.058 (0.74), 2.076 (1.05), 2.095 (0.93), 2.115 (0.81), 2.132 (1.43), 2.164 (6.14), 2.186 (2.60), 2.203 (1.36), 2.332 (3.16), 2.336 (1.74), 2.518 (16.00), 2.522 (10.29), 2.673 (2.67), 2.678 (1.24), 2.902 (0.56), 2.921 (0.56), 3.136 (0.74), 3.159 (0.81), 3.232 (1.30), 3.249 (1.43), 3.265 (1.18), 3.438 (0.74), 3.463 (0.68), 3.822 (14.76), 3.942 (0.50), 4.176 (1.43), 4.192 (2.54), 4.208 (1.36), 4.251 (0.87), 4.263 (0.99), 4.274 (0.87), 4.285 (0.74), 6.845 (1.18), 6.852 (1.18), 6.860 (1.05), 6.867 (1.18), 7.162 (2.23), 7.184 (2.29), 7.361 (0.81), 7.367 (0.93), 7.383 (1.24), 7.389 (1.30), 7.405 (0.93), 7.412 (0.99), 7.423 (2.11), 7.433 (2.48), 7.438 (4.90), 7.641 (1.43), 7.648 (1.49), 7.667 (1.67), 7.674 (2.79), 7.696 (1.43), 8.259 (1.18), 8.274 (1.18), 8.282 (1.18), 8.297 (1.12).
【1110】
[実施例83]
4-クロロ-15-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸(立体異性体2)
【1111】
【化407】
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ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例81を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例81を参照)により立体異性体を分離して、表題化合物(6.3mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例81を参照):R
t=2.21分。
LC-MS (方法2): R
t = 0.97分; MS (ESIpos): m/z = 661 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.000 (0.80), 0.853 (2.67), 0.871 (6.07), 0.890 (2.93), 0.917 (0.40), 1.049 (0.20), 1.072 (0.20), 1.150 (0.33), 1.161 (0.33), 1.200 (1.33), 1.218 (2.80), 1.236 (1.47), 1.299 (2.67), 1.325 (1.73), 1.419 (0.40), 1.509 (0.53), 1.752 (0.47), 1.873 (0.53), 1.972 (2.60), 2.025 (0.27), 2.106 (0.53), 2.125 (0.73), 2.143 (1.07), 2.161 (1.00), 2.181 (1.27), 2.210 (6.47), 2.234 (2.20), 2.253 (2.07), 2.269 (1.20), 2.384 (1.87), 2.388 (3.47), 2.393 (4.53), 2.398 (3.33), 2.402 (1.73), 2.584 (16.00), 2.588 (10.47), 2.726 (1.27), 2.730 (2.93), 2.735 (4.00), 2.740 (2.87), 2.744 (1.33), 2.948 (0.27), 2.966 (0.80), 2.984 (0.80), 3.003 (0.27), 3.178 (0.47), 3.201 (0.73), 3.225 (1.07), 3.237 (0.87), 3.294 (1.27), 3.311 (1.40), 3.329 (1.07), 3.504 (0.80), 3.526 (0.73), 3.888 (14.27), 3.977 (0.67), 4.000 (0.53), 4.242 (1.53), 4.258 (2.60), 4.274 (1.40), 4.314 (0.87), 4.326 (1.00), 4.337 (0.87), 4.349 (0.80), 6.599 (0.27), 6.910 (1.13), 6.916 (1.13), 6.925 (1.07), 6.931 (1.20), 7.024 (0.33), 7.074 (0.40), 7.222 (2.40), 7.244 (2.53), 7.426 (0.80), 7.432 (0.93), 7.448 (1.20), 7.455 (1.27), 7.470 (0.87), 7.477 (1.00), 7.488 (2.00), 7.497 (2.40), 7.503 (4.80), 7.518 (0.47), 7.613 (0.33), 7.631 (0.33), 7.639 (0.33), 7.662 (0.47), 7.678 (0.40), 7.688 (0.47), 7.706 (1.60), 7.712 (1.60), 7.732 (2.80), 7.738 (1.67), 7.753 (1.27), 8.233 (0.20), 8.325 (1.13), 8.339 (1.20), 8.348 (1.13), 8.363 (1.13).
【1112】
[実施例84]
4-クロロ-15-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸(立体異性体3)
【1113】
【化408】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例81を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例81を参照)により立体異性体を分離して、表題化合物(9.8mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例82を参照):R
t=2.43分。
LC-MS (方法2): R
t = 1.01分; MS (ESIpos): m/z = 661 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: -0.065 (0.28), 0.798 (1.59), 0.817 (3.25), 0.836 (1.59), 0.904 (0.23), 0.983 (0.57), 1.084 (0.28), 1.131 (0.74), 1.137 (0.74), 1.150 (1.54), 1.168 (0.80), 1.232 (1.54), 1.259 (0.63), 1.352 (0.23), 1.906 (2.11), 2.070 (0.34), 2.115 (0.46), 2.140 (0.40), 2.174 (1.14), 2.193 (2.45), 2.210 (2.90), 2.332 (2.39), 2.336 (1.14), 2.518 (16.00), 2.522 (10.42), 2.539 (9.68), 2.673 (2.45), 2.678 (1.14), 2.729 (0.23), 2.888 (0.28), 2.897 (0.40), 2.915 (0.40), 3.043 (0.28), 3.159 (0.51), 3.171 (0.51), 3.253 (0.57), 3.818 (0.57), 3.863 (6.55), 4.180 (0.91), 4.337 (0.40), 4.357 (0.51), 4.371 (0.40), 6.838 (0.51), 6.843 (0.63), 6.853 (0.51), 6.859 (0.57), 6.955 (0.17), 7.008 (0.23), 7.148 (0.85), 7.169 (1.02), 7.350 (0.34), 7.357 (0.46), 7.373 (0.63), 7.380 (0.68), 7.395 (0.57), 7.402 (0.46), 7.417 (0.97), 7.426 (1.25), 7.432 (2.45), 7.636 (0.68), 7.642 (0.74), 7.663 (0.91), 7.668 (1.14), 7.690 (0.40), 8.170 (0.17), 8.229 (0.57), 8.243 (0.57), 8.252 (0.57), 8.267 (0.57).
【1114】
[実施例85]
4-クロロ-15-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸(立体異性体4)
【1115】
【化409】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例81を参照されたい。分取キラルHPLC(方法は実施例81を参照)により立体異性体を分離して、表題化合物(12.7mg)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例82を参照):R
t=2.81分。
LC-MS (方法2): R
t = 0.98分; MS (ESIpos): m/z = 661 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.800 (1.08), 0.819 (2.42), 0.838 (1.18), 0.991 (0.41), 1.085 (0.36), 1.129 (1.23), 1.137 (0.57), 1.147 (2.73), 1.166 (1.34), 1.233 (1.39), 1.259 (0.77), 1.353 (0.21), 1.907 (1.29), 2.043 (0.26), 2.116 (0.41), 2.175 (2.11), 2.193 (1.49), 2.213 (1.03), 2.337 (1.13), 2.454 (0.77), 2.518 (16.00), 2.523 (10.91), 2.679 (1.08), 2.729 (0.26), 2.872 (0.26), 2.890 (0.87), 2.909 (0.77), 2.928 (0.26), 3.044 (0.21), 3.159 (0.21), 3.172 (0.26), 3.246 (0.36), 3.292 (0.62), 3.862 (4.94), 4.178 (0.67), 4.330 (0.26), 4.350 (0.36), 4.365 (0.26), 6.836 (0.41), 6.843 (0.41), 6.852 (0.41), 6.858 (0.41), 7.135 (0.41), 7.155 (0.41), 7.352 (0.26), 7.358 (0.31), 7.374 (0.41), 7.380 (0.46), 7.396 (0.41), 7.402 (0.36), 7.416 (0.72), 7.426 (0.93), 7.431 (1.75), 7.636 (0.57), 7.642 (0.67), 7.662 (0.67), 7.668 (0.72), 8.231 (0.41), 8.247 (0.46), 8.255 (0.46), 8.269 (0.41), 10.851 (0.15).
【1116】
[実施例86]
4-クロロ-3-エチル-12,12-ジフルオロ-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸(立体異性体1の混合物)
【1117】
【化410】
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エチル4-クロロ-3-エチル-12,12-ジフルオロ-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体156参照、328mg、427μmol)をテトラヒドロフラン6.7mL、エタノール3.4mL中に供給し、水酸化リチウムの溶液(3.4mL、水中1.0M、3.39mmol)を加え、混合物を70℃で21時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(1.ジクロロメタン/エタノール濃度勾配、2.ジクロロメタン/アセトン濃度勾配)により2回精製して、表題化合物45.0mgを立体異性体の混合物として、及び立体異性体の混合物248mgを得た。
LC-MS (方法2): R
t = 0.96分; MS (ESIpos): m/z = 739 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.751 (1.17), 0.770 (2.73), 0.789 (1.24), 1.137 (0.37), 1.233 (0.33), 1.684 (0.20), 1.697 (0.21), 1.719 (0.18), 1.907 (0.39), 1.924 (0.20), 1.938 (0.23), 1.957 (0.21), 1.972 (0.18), 2.010 (0.21), 2.028 (0.31), 2.047 (0.46), 2.066 (0.39), 2.076 (0.34), 2.084 (16.00), 2.094 (0.49), 2.114 (0.60), 2.131 (0.44), 2.150 (0.28), 2.168 (0.24), 2.184 (0.39), 2.202 (0.50), 2.221 (0.42), 2.240 (0.23), 2.280 (1.37), 2.299 (0.94), 2.318 (0.72), 2.322 (0.96), 2.326 (1.15), 2.331 (0.80), 2.336 (0.39), 2.518 (3.82), 2.522 (2.55), 2.660 (0.31), 2.664 (0.73), 2.668 (1.01), 2.673 (0.72), 2.678 (0.31), 3.283 (0.52), 3.306 (0.94), 3.517 (1.19), 3.528 (1.74), 3.539 (1.17), 3.684 (0.24), 3.712 (0.29), 3.720 (0.33), 3.748 (0.21), 3.857 (6.80), 3.892 (0.33), 4.188 (0.52), 4.203 (1.06), 4.218 (0.50), 4.442 (0.42), 4.453 (0.60), 4.464 (0.55), 4.476 (0.52), 6.856 (0.49), 6.862 (0.50), 6.871 (0.46), 6.878 (0.52), 7.268 (1.17), 7.289 (1.19), 7.352 (0.33), 7.359 (0.39), 7.375 (0.50), 7.382 (0.55), 7.397 (0.36), 7.404 (0.52), 7.426 (0.88), 7.435 (1.02), 7.441 (2.24), 7.456 (0.18), 7.642 (0.59), 7.648 (0.62), 7.668 (0.60), 7.674 (0.60), 7.786 (0.85), 7.808 (0.75), 8.238 (0.52), 8.252 (0.55), 8.260 (0.54), 8.276 (0.50).
【1118】
立体異性体の混合物(248mg)を分取キラルHPLCにより分離して、立体異性体1(実施例87参照)、立体異性体2(実施例88参照)及び2種の立体異性体の混合物(実施例89参照)を得た。
分取キラルHPLC方法:
装置:Labomatic HD5000、Labocord-5000;Gilson GX-241、Labcol Vario 4000、カラム:Chiralpak ID 5μ 250×30mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%トリフルオロ酢酸、溶出液B:イソプロパノール、定組成:15分で22% B、流速60.0mL/分、UV 254nm
分析的キラルHPLC方法:
装置:Agilent HPLC 1260、カラム:Chiralpak ID 3μ 100×4.6mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%トリフルオロ酢酸、溶出液B:イソプロパノール、濃度勾配:7分で20〜50% B、流速1.4mL/分、温度:25℃、DAD 254nm
【1119】
[実施例87]
(+)-4-クロロ-3-エチル-12,12-ジフルオロ-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸(鏡像異性体1)
【1120】
【化411】
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立体異性体の混合物としての表題化合物の調製については、実施例86を参照されたい。分取キラルHPLC(実施例86参照)により立体異性体を分離して、表題化合物35.0mgを得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例86を参照):R
t=2.71分。
LC-MS (方法2): R
t = 0.96分; MS (ESIpos): m/z = 739 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):+41.5°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.751 (2.86), 0.770 (6.41), 0.789 (3.02), 0.798 (1.10), 0.802 (0.58), 0.814 (0.91), 0.821 (0.96), 0.840 (0.49), 0.886 (0.44), 0.904 (0.96), 0.922 (0.52), 1.071 (0.44), 1.159 (0.44), 1.231 (1.07), 1.687 (0.47), 1.700 (0.52), 1.722 (0.41), 1.907 (0.63), 1.928 (0.41), 1.941 (0.55), 1.963 (0.49), 2.009 (0.52), 2.028 (0.74), 2.046 (1.07), 2.065 (0.96), 2.084 (1.62), 2.095 (1.04), 2.114 (1.32), 2.132 (1.04), 2.151 (0.71), 2.170 (0.77), 2.185 (0.96), 2.203 (1.21), 2.222 (1.02), 2.288 (3.16), 2.306 (2.14), 2.318 (1.43), 2.322 (2.06), 2.327 (2.42), 2.332 (1.62), 2.518 (6.63), 2.523 (4.43), 2.660 (0.49), 2.665 (1.13), 2.669 (1.65), 2.673 (1.18), 2.678 (0.52), 3.285 (1.35), 3.519 (2.80), 3.530 (4.18), 3.541 (2.83), 3.685 (0.60), 3.713 (0.71), 3.721 (0.80), 3.750 (0.52), 3.858 (16.00), 3.892 (0.80), 4.188 (1.24), 4.203 (2.53), 4.218 (1.21), 4.442 (1.04), 4.454 (1.35), 4.466 (1.29), 4.477 (1.18), 5.759 (7.15), 6.855 (1.13), 6.862 (1.18), 6.871 (1.07), 6.877 (1.24), 7.268 (2.75), 7.290 (2.75), 7.353 (0.80), 7.360 (0.91), 7.376 (1.18), 7.383 (1.32), 7.398 (0.85), 7.404 (1.29), 7.426 (2.09), 7.435 (2.39), 7.442 (5.17), 7.456 (0.41), 7.642 (1.40), 7.649 (1.48), 7.668 (1.43), 7.675 (1.43), 7.787 (2.03), 7.808 (1.81), 8.238 (1.24), 8.252 (1.29), 8.260 (1.26), 8.276 (1.18).
【1121】
[実施例88]
(-)-4-クロロ-3-エチル-12,12-ジフルオロ-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸(鏡像異性体2)
【1122】
【化412】
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立体異性体の混合物としての表題化合物の調製については、実施例86を参照されたい。分取キラルHPLC(実施例86参照)により立体異性体を分離して、表題化合物35.0mgを得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例86参照):R
t=4.27分。
LC-MS (方法2): R
t = 0.96分; MS (ESIpos): m/z = 739 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):-34.3°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.752 (2.77), 0.771 (6.37), 0.789 (2.93), 0.798 (0.80), 0.814 (0.64), 0.821 (0.64), 0.904 (0.64), 1.162 (0.47), 1.231 (1.16), 1.688 (0.47), 1.701 (0.50), 1.722 (0.42), 1.907 (0.61), 1.930 (0.42), 1.941 (0.53), 1.964 (0.50), 1.976 (0.42), 2.009 (0.55), 2.028 (0.75), 2.045 (1.02), 2.064 (0.94), 2.084 (1.13), 2.096 (1.02), 2.114 (1.27), 2.132 (1.02), 2.151 (0.78), 2.171 (0.97), 2.186 (0.97), 2.204 (1.22), 2.223 (1.00), 2.240 (0.50), 2.289 (2.99), 2.307 (2.02), 2.318 (1.58), 2.322 (2.08), 2.327 (2.55), 2.332 (1.83), 2.336 (0.94), 2.518 (6.89), 2.523 (4.57), 2.539 (1.38), 2.660 (0.53), 2.665 (1.16), 2.669 (1.66), 2.673 (1.19), 2.678 (0.53), 3.287 (1.33), 3.520 (2.74), 3.531 (4.07), 3.542 (2.77), 3.685 (0.58), 3.713 (0.72), 3.721 (0.78), 3.750 (0.53), 3.858 (16.00), 3.891 (0.66), 4.188 (1.22), 4.204 (2.46), 4.218 (1.19), 4.443 (1.05), 4.454 (1.19), 4.466 (1.30), 4.477 (1.19), 5.759 (5.65), 6.855 (1.11), 6.861 (1.13), 6.871 (1.05), 6.877 (1.22), 7.266 (2.24), 7.288 (2.35), 7.354 (0.78), 7.360 (0.89), 7.376 (1.16), 7.383 (1.27), 7.399 (0.80), 7.405 (1.30), 7.426 (1.99), 7.436 (2.33), 7.441 (4.96), 7.456 (0.44), 7.642 (1.38), 7.649 (1.41), 7.668 (1.41), 7.675 (1.38), 7.785 (1.63), 7.806 (1.44), 8.238 (1.22), 8.252 (1.25), 8.260 (1.25), 8.275 (1.16).
【1123】
[実施例89]
4-クロロ-3-エチル-12,12-ジフルオロ-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸(立体異性体2の混合物)
【1124】
【化413】
[この文献は図面を表示できません]
立体異性体の混合物としての表題化合物の調製については、実施例86を参照されたい。分取キラルHPLC(実施例86参照)により立体異性体を分離して、表題化合物85.0mgを立体異性体の混合物として得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例86を参照):R
t=2.33分。
LC-MS (方法2): R
t = 0.96分; MS (ESIpos): m/z = 739 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):+6.2°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.765 (3.07), 0.784 (7.26), 0.797 (1.22), 0.803 (3.40), 0.814 (0.70), 0.821 (0.67), 0.904 (0.60), 1.230 (0.76), 1.907 (0.47), 1.986 (0.44), 2.084 (1.12), 2.113 (0.45), 2.132 (1.07), 2.150 (2.03), 2.155 (1.95), 2.169 (2.03), 2.174 (2.13), 2.195 (1.66), 2.213 (1.60), 2.231 (1.13), 2.248 (0.42), 2.322 (0.77), 2.327 (1.04), 2.332 (0.85), 2.336 (0.51), 2.411 (1.24), 2.424 (1.26), 2.518 (4.64), 2.523 (3.01), 2.539 (0.57), 2.664 (0.67), 2.669 (0.94), 2.673 (0.70), 3.238 (0.47), 3.253 (0.57), 3.561 (3.48), 3.597 (0.77), 3.680 (0.42), 3.712 (0.71), 3.743 (0.45), 3.893 (16.00), 4.176 (1.21), 4.192 (2.53), 4.207 (1.26), 4.494 (0.41), 4.529 (0.41), 4.799 (0.60), 4.817 (1.09), 4.834 (0.59), 5.758 (4.79), 6.851 (1.19), 6.857 (1.27), 6.867 (1.15), 6.873 (1.33), 7.275 (3.10), 7.295 (3.09), 7.346 (0.79), 7.352 (0.97), 7.368 (1.26), 7.375 (1.42), 7.390 (0.86), 7.397 (0.95), 7.401 (0.56), 7.423 (2.16), 7.432 (2.54), 7.438 (5.58), 7.453 (0.50), 7.638 (1.47), 7.644 (1.57), 7.664 (1.51), 7.670 (1.54), 7.790 (2.37), 7.811 (2.10), 8.198 (1.30), 8.212 (1.38), 8.221 (1.33), 8.236 (1.29).
【1125】
表題化合物の分取キラルHPLC分離により、立体異性体1(実施例90参照)及び立体異性体2(実施例91参照)を得た。
分取キラルHPLC方法:
装置:Labomatic HD5000、Labocord-5000;Gilson GX-241、Labcol Vario 4000、カラム:Chiralpak IG 5μ 250×30mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%ジエチルアミン、溶出液B:イソプロパノール、濃度勾配:15分で5〜25% B、流速40.0mL/分、UV 254nm
分析的キラルHPLC方法:
装置:Agilent HPLC 1260、カラム:Chiralpak IG 3μ 100×4.6mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%ジエチルアミン、溶出液B:イソプロパノール、濃度勾配:7分で1〜25% B、流速1.4mL/分、温度:25℃、DAD 254nm
【1126】
[実施例90]
(+)-4-クロロ-3-エチル-12,12-ジフルオロ-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸(鏡像異性体3)
【1127】
【化414】
[この文献は図面を表示できません]
立体異性体の混合物としての表題化合物の調製については、実施例89を参照されたい。分取キラルHPLC(実施例89参照)により立体異性体を分離して、表題化合物39.8mgを得た。他のバッチ102mgを、エチル4-クロロ-3-エチル-12,12-ジフルオロ-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート743mgを出発物として実施例86及び実施例89に記載した通りに製造した。2つのバッチを合わせ、シリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/酢酸エチル/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物80.8mgを得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例89を参照):R
t=3.87分。
LC-MS (方法2): R
t = 0.97分; MS (ESIpos): m/z = 739 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):+28.2(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.697 (0.43), 0.764 (3.80), 0.783 (7.83), 0.802 (4.07), 0.814 (1.22), 0.821 (1.16), 0.840 (0.66), 0.886 (0.53), 0.904 (0.96), 0.922 (0.56), 1.071 (0.43), 1.154 (1.55), 1.231 (1.72), 1.255 (0.66), 1.294 (0.50), 1.327 (0.50), 1.352 (0.43), 1.368 (0.43), 1.907 (1.09), 1.987 (0.73), 2.070 (0.66), 2.089 (0.89), 2.105 (0.76), 2.128 (1.12), 2.147 (2.21), 2.171 (2.38), 2.192 (1.88), 2.211 (2.05), 2.230 (1.45), 2.261 (0.73), 2.275 (0.93), 2.292 (1.29), 2.323 (4.99), 2.326 (5.85), 2.379 (0.69), 2.397 (1.16), 2.412 (0.89), 2.426 (0.76), 2.518 (10.51), 2.522 (6.91), 2.664 (1.45), 2.669 (1.98), 2.673 (1.45), 3.222 (0.60), 3.236 (0.73), 3.526 (4.50), 3.533 (4.46), 3.580 (0.73), 3.653 (0.46), 3.685 (0.79), 3.714 (0.56), 3.856 (0.76), 3.891 (16.00), 4.174 (1.42), 4.189 (2.88), 4.204 (1.49), 4.517 (0.46), 4.804 (0.73), 4.821 (1.32), 4.838 (0.73), 5.758 (4.33), 6.848 (1.42), 6.854 (1.42), 6.864 (1.36), 6.870 (1.45), 7.257 (2.25), 7.279 (2.35), 7.345 (0.86), 7.351 (0.99), 7.367 (1.45), 7.374 (1.62), 7.389 (0.96), 7.396 (1.29), 7.419 (2.45), 7.430 (3.14), 7.435 (5.85), 7.450 (0.56), 7.635 (1.62), 7.642 (1.72), 7.661 (1.62), 7.668 (1.65), 7.764 (1.69), 7.785 (1.52), 8.200 (1.39), 8.215 (1.49), 8.224 (1.45), 8.238 (1.39).
【1128】
[実施例91]
(-)-4-クロロ-3-エチル-12,12-ジフルオロ-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸(鏡像異性体4)
【1129】
【化415】
[この文献は図面を表示できません]
立体異性体の混合物としての表題化合物の調製については、実施例89を参照されたい。分取キラルHPLC(実施例89参照)により立体異性体を分離して、表題化合物23.2mgを得た。他のバッチ84.7mgをエチル4-クロロ-3-エチル-12,12-ジフルオロ-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート743mgを出発物として実施例86及び実施例89に記載した通りに製造した。2つのバッチを合わせ、シリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/酢酸エチル/エタノール濃度勾配)により精製して、表題化合物65.1mgを得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例89を参照):R
t=4.90分。
LC-MS (方法2): R
t = 0.97分; MS (ESIpos): m/z = 739 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):-23.3(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.697 (0.43), 0.764 (3.80), 0.783 (7.83), 0.802 (4.07), 0.814 (1.22), 0.821 (1.16), 0.840 (0.66), 0.886 (0.53), 0.904 (0.96), 0.922 (0.56), 1.071 (0.43), 1.154 (1.55), 1.231 (1.72), 1.255 (0.66), 1.294 (0.50), 1.327 (0.50), 1.352 (0.43), 1.368 (0.43), 1.907 (1.09), 1.987 (0.73), 2.070 (0.66), 2.089 (0.89), 2.105 (0.76), 2.128 (1.12), 2.147 (2.21), 2.171 (2.38), 2.192 (1.88), 2.211 (2.05), 2.230 (1.45), 2.261 (0.73), 2.275 (0.93), 2.292 (1.29), 2.323 (4.99), 2.326 (5.85), 2.379 (0.69), 2.397 (1.16), 2.412 (0.89), 2.426 (0.76), 2.518 (10.51), 2.522 (6.91), 2.664 (1.45), 2.669 (1.98), 2.673 (1.45), 3.222 (0.60), 3.236 (0.73), 3.526 (4.50), 3.533 (4.46), 3.580 (0.73), 3.653 (0.46), 3.685 (0.79), 3.714 (0.56), 3.856 (0.76), 3.891 (16.00), 4.174 (1.42), 4.189 (2.88), 4.204 (1.49), 4.517 (0.46), 4.804 (0.73), 4.821 (1.32), 4.838 (0.73), 5.758 (4.33), 6.848 (1.42), 6.854 (1.42), 6.864 (1.36), 6.870 (1.45), 7.257 (2.25), 7.279 (2.35), 7.345 (0.86), 7.351 (0.99), 7.367 (1.45), 7.374 (1.62), 7.389 (0.96), 7.396 (1.29), 7.419 (2.45), 7.430 (3.14), 7.435 (5.85), 7.450 (0.56), 7.635 (1.62), 7.642 (1.72), 7.661 (1.62), 7.668 (1.65), 7.764 (1.69), 7.785 (1.52), 8.200 (1.39), 8.215 (1.49), 8.224 (1.45), 8.238 (1.39).
【1130】
[実施例92]
(rac)-(rac-15)-ベンジル-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロ-1-ナフチル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸
【1131】
【化416】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル15-(rac)-ベンジル-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロ-1-ナフチル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体190参照、0.462g、652μmol)のエタノール(3.5mL)中溶液を、水酸化ナトリウムの溶液(水中2M、1.14mL、2.28mmol)で処理し、60℃で2日間撹拌した。室温に冷却した後、混合物を濃縮し、1N HCl水溶液で酸性化した。水性相を酢酸エチル(3×15mL)で抽出し、合わせた有機相を食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。粗製の混合物をシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィー(0〜100%アセトン/ジクロロメタン)により精製して、所望の生成物及び前ステップからのアルケン不純物の混合物を得た。残渣(0.268g、395μmol)をエタノール(8mL)に溶解し、溶液を窒素でパージした後、炭素担持10%パラジウム(84.0mg、79.0μmol)を加えた。次いで得られた懸濁液を水素雰囲気下に置き、2時間撹拌した。窒素で脱気した後、混合物をセライト上で濾過し、濃縮した。粗製の残渣をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10〜100%アセトン/ジクロロメタン)により精製して、表題化合物(0.13g)を得た。
LC-MS (方法5): R
t = 5.66分; MS (ESIpos): m/z = 680 [M+H]
+
1H NMR (DMSO-d6) δ: 13.18 (s, 10H), 8.26 (dd, 9H), 7.73 (d, 8H), 7.65 (dd, 10H), 7.50 - 7.33 (m, 27H), 7.31 - 7.03 (m, 51H), 6.96 (d, 3H), 6.84 (dd, 7H), 4.81 (d, 1H), 4.56 - 4.42 (m, 10H), 4.36 (dd, 7H), 4.17 (t, 17H), 3.90 (s, 29H), 3.74 - 3.52 (m, 1H), 3.31 (s, 54H), 3.08 (t, 9H), 2.87 (d, 1H), 2.50 (p, 59H), 2.31 - 2.14 (m, 18H), 1.23 (s, 9H), 1.20 - 0.87 (m, 16H), 0.81 (t, 24H), 0.69 (t, 3H).
【1132】
[実施例93]
(rac)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロ-1-ナフチル)オキシ]プロピル}-2,14-ジメチル-(15-rac)-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-10,11,12,13,14,15-ヘキサヒドロ-2H-ピラゾロ[3',4':8,9][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-8-カルボン酸-ラセミ体1
【1133】
【化417】
[この文献は図面を表示できません]
エチル19-クロロ-3-エチル-15-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-4,8-ジメチル-7-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-4,5,8,13-テトラアザテトラシクロ[11.6.1.0
2,
6.0
16,
20]イコサ-1(20),2,5,14,16,18-ヘキサエン-14-カルボキシレート(異性体2)(375mg、0.5mmol、中間体162参照)、エタノール(10mL、95%)及び水酸化ナトリウム(1N、5mL、水溶液)の混合物を、24時間加熱還流し、室温に冷却し、揮発物を減圧下で除去し、残渣をHCl(5mL、3M、水溶液)に溶解し、得られた溶液をセライト上に吸着し、水中10〜100%アセトニトリル(0.1%ギ酸を含む)の濃度勾配で溶出するHP C18上での逆相クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を灰白色粉体(260mg)として得た。
LC-MS (方法8): R
t = 2.29分; MS (ESIneg): m/z = 715 [M-H]
-
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 8.29 (dd, J = 9.3, 5.9 Hz, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.69 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.65 (dd, J = 10.4, 2.7 Hz, 1H), 7.48 - 7.33 (m, 3H), 7.16 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.84 (dd, J = 6.6, 2.1 Hz, 1H), 4.29 - 4.03 (m, 4H), 3.79 (s, 3H), 3.57 (td, J = 4.5, 2.4 Hz, 4H), 3.37 (d, J = 10.0 Hz, 1H), 3.25 (七重線, J = 7.3, 6.8 Hz, 2H), 2.40 (t, J = 4.6 Hz, 4H), 2.31 (q, J = 7.2 Hz, 3H), 2.16 (dp, J = 21.9, 7.1 Hz, 3H), 1.97 (d, J = 24.2 Hz, 5H), 1.84 (dd, J = 8.6, 5.2 Hz, 1H), 1.65 (h, J = 8.1, 6.4 Hz, 1H), 1.45 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 1.30 - 1.10 (m, 2H), 1.04 (s, 1H), 0.78 (t, J = 7.5 Hz, 3H).
19F NMR (376 MHz, DMSO-d
6) δ -114.67.
HSQC
13C NMR (101 MHz, DMSO) δ 124.62, 120.76, 110.28, 119.01, 127.42, 114.99, 120.79, 104.22, 67.31, 40.64, 36.04, 65.70, 63.80, 20.99, 39.52, 53.07, 50.58, 56.62, 30.22, 16.65, 16.74, 38.25, 50.42, 26.10, 26.07, 26.19, 26.35, 20.84, 20.79, 11.92.
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.29, 7.69, 7.64, 7.43, 7.43, 7.38, 7.16, 6.84, 4.18, 4.12, 3.80, 3.57, 3.38, 3.26, 2.50, 2.40, 2.36, 2.32, 2.19, 2.15, 2.01, 1.94, 1.93, 1.82, 1.64, 1.45, 1.24, 1.16, 1.03, 0.78.
【1134】
表題化合物(246mg)を分取キラルHPLCにより鏡像異性体に分離して、鏡像異性体1(87mg、実施例94参照)及び鏡像異性体2(101mg、実施例95参照)を得た。
分取キラルHPLC方法:
装置:Labomatic HD5000、Labocord-5000;Gilson GX-241、Labcol Vario 4000、カラム:Amylose SA 5μ 250×30mm、溶出液A:MtBE+0.1容量%ジエチルアミン(99%)、溶出液B:エタノール、定組成:80% A+20% B、流速50.0mL/分、UV 254nm
分析的キラルHPLC方法:
装置:Agilent HPLC 1260、カラム:Amylose SA 3μ 100×4.6mm、溶出液A:MtBE+0.1容量%ジエチルアミン(99%)、溶出液B:エタノール、濃度勾配:7分で2〜60% B、流速1.4mL/分、温度:25℃、DAD 254nm
【1135】
[実施例94]
4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,14-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-10,11,12,13,14,15-ヘキサヒドロ-2H-ピラゾロ[3',4':8,9][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-8-カルボン酸-立体異性体1
【1136】
【化418】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例93を参照されたい。分取キラルHPLC(実施例93参照)により鏡像異性体に分離して、表題化合物87mg(純度100%、収率35%)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例93を参照):R
t=2.11分。
LC-MS (方法2): R
t = 0.97分; MS (ESIpos): m/z = 716 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):86.5°(c=10mg/mL、DMSO)
【1137】
[実施例95]
4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,14-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-10,11,12,13,14,15-ヘキサヒドロ-2H-ピラゾロ[3',4':8,9][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-8-カルボン酸-立体異性体2
【1138】
【化419】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例93を参照されたい。分取キラルHPLC(実施例93参照)により鏡像異性体に分離して、表題化合物101mg(純度100%、収率35%)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例93を参照):R
t=3.25分。
LC-MS (方法2): R
t = 0.95分; MS (ESIpos): m/z = 716 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):-72.0°(c=10mg/mL、DMSO)
【1139】
[実施例96]
(rac)-4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロ-1-ナフチル)オキシ]プロピル}-2,14-ジメチル-15-(rac)-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-10,11,12,13,14,15-ヘキサヒドロ-2H-ピラゾロ[3',4':8,9][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-8-カルボン酸-ラセミ体2
【1140】
【化420】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル19-クロロ-3-エチル-15-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-4,8-ジメチル-(7-rac)-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-4,5,8,13-テトラアザテトラシクロ[11.6.1.0
2,
6.0
16,
20]イコサ-1(20),2,5,14,16,18-ヘキサエン-14-カルボキシレート(異性体1)(1.05g、1.41mmol、中間体161参照)、エタノール(25mL、95%)及び水酸化ナトリウム(1N、10mL、水溶液)の混合物を、24時間加熱還流し、室温に冷却し、揮発物を減圧下で除去し、残渣をHCl(5mL、3M、水溶液)に溶解し、得られた溶液をセライト上に吸着し、水中10〜100%アセトニトリル(0.1%ギ酸を含む)の濃度勾配で溶出するHP C18上での逆相クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を灰白色粉体(740mg)として得た。
LC-MS (方法8): R
t = 2.05分; MS (ESIpos): m/z = 717 [M+H]
+
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 8.29 (dd, J = 9.3, 5.8 Hz, 1H), 8.23 (s, 1H), 7.70 - 7.59 (m, 2H), 7.38 (ddd, J = 18.0, 9.1, 2.3 Hz, 3H), 7.16 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.82 (dd, J = 7.0, 1.7 Hz, 1H), 4.31 (dt, J = 12.7, 6.1 Hz, 1H), 4.17 (t, J = 6.3 Hz, 2H), 3.84 (s, 3H), 3.77 (dt, J = 11.8, 6.0 Hz, 2H), 3.56 (t, J = 4.7 Hz, 4H), 3.27 (ddq, J = 34.4, 13.6, 7.4 Hz, 2H), 2.63 - 2.53 (m, 1H), 2.53 - 2.45 (m, 2H), 2.45 - 2.36 (m, 3H), 2.30 (q, J = 7.6, 6.8 Hz, 1H), 2.25 - 2.12 (m, 5H), 2.10 (s, 4H), 1.92 (tq, J = 10.1, 5.0 Hz, 1H), 1.21 (dd, J = 14.4, 6.8 Hz, 1H), 1.11 - 0.94 (m, 3H), 0.80 (t, J = 7.5 Hz, 3H).
19F NMR (376 MHz, DMSO-d
6) δ -114.66.
13C NMR (101 MHz, DMSO-d
6) δ 163.94, 160.46 (d, J = 243.6 Hz), 154.31, 147.93, 142.60, 138.83, 135.10 (d, J = 9.5 Hz), 131.61, 130.09, 127.72, 127.15, 124.80 (d, J = 9.4 Hz), 123.83, 122.12, 120.78, 120.54, 119.17 (d, J = 4.9 Hz), 117.23, 115.02 (d, J = 25.0 Hz), 113.53, 110.47 (d, J = 20.3 Hz), 104.36, 67.57, 65.83, 58.07, 55.57, 53.03, 46.49, 41.25, 38.12, 36.39, 30.19, 26.71, 21.48, 21.17, 19.07, 17.13, 12.03.
HSQC
13C NMR (101 MHz, DMSO) δ 124.63, 120.49, 110.26, 119.02, 127.44, 114.95, 120.66, 104.20, 41.08, 67.42, 36.35, 57.98, 41.20, 65.69, 21.08, 21.03, 55.51, 39.52, 52.92, 52.93, 55.45, 46.42, 30.21, 16.97, 46.48, 21.41, 38.01, 21.27, 26.60, 19.05, 26.62, 11.99.
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.28, 7.65, 7.61, 7.40, 7.39, 7.35, 7.14, 6.80, 4.30, 4.16, 3.83, 3.77, 3.76, 3.55, 3.29, 3.23, 2.56, 2.50, 2.48, 2.41, 2.41, 2.30, 2.19, 2.15, 2.15, 2.12, 2.09, 1.90, 1.22, 1.03, 1.02, 0.80.
15N HMBC
15N NMR (41 MHz, DMSO) δ 303.15, 194.33, 45.48, 195.26, 34.26
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 3.84, 3.84, 3.56, 2.17, 2.10.
【1141】
表題化合物(730mg)を分取キラルHPLCにより鏡像異性体に分離して、鏡像異性体1(264mg、実施例97参照)及び鏡像異性体2(260mg、実施例98参照)を得た。
分取キラルHPLC方法:
装置:Labomatic HD5000、Labocord-5000;Gilson GX-241、Labcol Vario 4000、カラム:Amylose SA 5μ 250×30mm、溶出液A:メチル-tert.ブチルエーテル+0.1容量%ジエチルアミン(99%)、溶出液B:エタノール、定組成:90% A+10% B、流速40.0mL/分、UV 254nm
分析的キラルHPLC方法:
装置:Agilent HPLC 1260、カラム:Amylose SA 3μ 100×4.6mm、溶出液A:メチル-tert.ブチルエーテル+0.1容量%ジエチルアミン(99%)、溶出液B:エタノール、濃度勾配:7分で2〜60% B、流速1.4mL/分、温度:25℃、DAD 254nm。
【1142】
[実施例97]
4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,14-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-10,11,12,13,14,15-ヘキサヒドロ-2H-ピラゾロ[3',4':8,9][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-8-カルボン酸-N-エチルエタンアミン塩-立体異性体3
【1143】
【化421】
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ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例96を参照されたい。分取キラルHPLC(実施例96参照)により鏡像異性体に分離して、表題化合物264mg(純度100%、収率33%)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例96を参照):R
t=2.00分。
LC-MS (方法2): R
t = 0.98分; MS (ESIpos): m/z = 716 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):31.9°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.778 (3.08), 0.797 (7.07), 0.816 (3.27), 1.004 (1.40), 1.132 (5.46), 1.150 (11.78), 1.168 (5.83), 1.205 (0.61), 1.229 (0.79), 1.811 (0.49), 1.828 (0.54), 1.905 (0.70), 2.006 (8.96), 2.040 (1.00), 2.060 (1.12), 2.105 (0.68), 2.123 (1.38), 2.133 (1.31), 2.143 (1.45), 2.152 (1.56), 2.163 (1.47), 2.169 (1.35), 2.181 (1.70), 2.198 (1.21), 2.216 (0.49), 2.287 (2.05), 2.296 (1.87), 2.318 (1.26), 2.322 (1.63), 2.327 (2.08), 2.331 (1.84), 2.336 (1.42), 2.385 (0.77), 2.398 (0.70), 2.407 (0.63), 2.420 (0.68), 2.437 (0.44), 2.451 (0.42), 2.518 (5.67), 2.522 (3.48), 2.659 (0.49), 2.664 (1.03), 2.669 (1.40), 2.673 (1.03), 2.678 (0.49), 2.847 (1.49), 2.865 (4.59), 2.883 (4.36), 2.902 (1.40), 3.136 (0.47), 3.155 (0.72), 3.169 (0.86), 3.187 (1.21), 3.207 (0.91), 3.233 (1.21), 3.252 (2.03), 3.507 (3.43), 3.519 (5.92), 3.530 (3.38), 3.680 (1.28), 3.689 (1.40), 3.702 (1.42), 3.712 (1.24), 3.822 (16.00), 4.154 (1.19), 4.170 (2.38), 4.187 (1.17), 4.296 (0.44), 4.310 (0.44), 4.326 (0.44), 6.818 (1.35), 6.823 (1.40), 6.836 (1.40), 6.840 (1.45), 7.091 (2.36), 7.112 (2.43), 7.357 (0.86), 7.363 (0.96), 7.379 (1.47), 7.385 (1.68), 7.403 (2.38), 7.408 (1.33), 7.421 (4.52), 7.425 (3.03), 7.442 (0.63), 7.568 (1.80), 7.590 (1.61), 7.634 (1.54), 7.640 (1.54), 7.660 (1.54), 7.667 (1.49), 8.270 (1.31), 8.284 (2.08), 8.293 (1.38), 8.308 (1.21).
【1144】
[実施例98]
4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2,14-ジメチル-15-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-10,11,12,13,14,15-ヘキサヒドロ-2H-ピラゾロ[3',4':8,9][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-8-カルボン酸-N-エチルエタンアミン塩-立体異性体4
【1145】
【化422】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例96を参照されたい。分取キラルHPLC(実施例96参照)により鏡像異性体に分離して、表題化合物260mg(純度100%、収率32%)を得た。
分析的キラルHPLC(方法は実施例96を参照):R
t=2.76分。
LC-MS (方法2): R
t = 0.95分; MS (ESIpos): m/z = 716 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):-27.5°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.779 (3.41), 0.798 (7.74), 0.817 (3.46), 0.840 (0.47), 0.849 (0.40), 0.864 (0.49), 0.904 (0.59), 1.004 (1.71), 1.134 (6.52), 1.152 (15.00), 1.170 (7.48), 1.229 (1.19), 1.812 (0.52), 1.828 (0.54), 1.904 (0.45), 2.009 (9.34), 2.037 (1.07), 2.048 (1.01), 2.059 (1.10), 2.088 (0.44), 2.106 (0.68), 2.115 (0.65), 2.124 (1.41), 2.134 (1.34), 2.144 (1.57), 2.153 (1.61), 2.163 (1.54), 2.170 (1.41), 2.182 (1.73), 2.199 (1.24), 2.216 (0.52), 2.273 (1.90), 2.283 (2.13), 2.322 (1.55), 2.327 (1.85), 2.331 (1.68), 2.337 (1.41), 2.384 (0.79), 2.397 (0.72), 2.406 (0.68), 2.418 (0.66), 2.436 (0.42), 2.518 (4.52), 2.523 (2.86), 2.659 (0.40), 2.664 (0.80), 2.669 (1.10), 2.673 (0.80), 2.845 (1.73), 2.863 (5.48), 2.881 (5.29), 2.899 (1.62), 3.132 (0.40), 3.151 (0.66), 3.165 (0.79), 3.183 (1.12), 3.203 (0.72), 3.231 (0.94), 3.250 (1.59), 3.268 (1.52), 3.283 (1.83), 3.507 (3.39), 3.518 (5.89), 3.529 (3.35), 3.677 (1.31), 3.687 (1.50), 3.699 (1.45), 3.709 (1.28), 3.821 (16.00), 4.153 (1.19), 4.169 (2.34), 4.185 (1.21), 4.311 (0.47), 4.327 (0.47), 4.344 (0.47), 6.815 (1.38), 6.819 (1.45), 6.832 (1.45), 6.837 (1.47), 7.084 (2.66), 7.105 (2.71), 7.355 (0.86), 7.362 (0.96), 7.378 (1.75), 7.384 (1.57), 7.400 (2.83), 7.407 (1.29), 7.419 (4.33), 7.422 (3.02), 7.440 (0.70), 7.559 (2.08), 7.580 (1.87), 7.633 (1.55), 7.639 (1.59), 7.659 (1.57), 7.665 (1.54), 8.269 (1.34), 8.283 (1.41), 8.292 (1.38), 8.307 (2.25).
【1146】
[実施例99]
(rac)-4-クロロ-3-エチル-2,14-ジメチル-(15-rac)-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-10,11,12,13,14,15-ヘキサヒドロ-2H-ピラゾロ[3',4':8,9][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-8-カルボン酸
【1147】
【化423】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル19-クロロ-3-エチル-4,8-ジメチル-(7-rac)-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-15-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-4,5,8,13-テトラアザテトラシクロ[11.6.1.0
2,
6.0
16,
20]イコサ-1(20),2,5,14,16,18-ヘキサエン-14-カルボキシレート(258mg、0.355mmol、中間体165参照)、エタノール(30mL、95%)及び水酸化ナトリウム(1N、5mL、水溶液)の混合物を、24時間加熱還流し、室温に冷却し、揮発物を減圧下で除去し、残渣をHCl(5mL、3M、水溶液)に溶解し、得られた溶液をセライト上に吸着し、水中10〜100%アセトニトリル(0.1%ギ酸を含む)の濃度勾配で溶出するHP C18上での逆相クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を灰白色粉体(145mg)として得た。
LC-MS (方法8): R
t = 2.03分; MS (ESIpos): m/z = 669 [M+H]
+
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 8.34 - 8.22 (m, 1H), 7.92 - 7.82 (m, 1H), 7.71 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.59 - 7.47 (m, 2H), 7.46 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.38 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.19 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.88 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 4.20 (t, J = 6.3 Hz, 3H), 3.85 (s, 3H), 3.78 (dd, J = 9.1, 4.1 Hz, 1H), 3.56 (t, J = 4.7 Hz, 4H), 3.32 (s, 5H), 2.51 (p, J = 1.8 Hz, 2H), 2.44 - 2.27 (m, 4H), 2.27 - 1.97 (m, 7H), 1.89 (s, 2H), 1.25 (s, 1H), 1.08 (s, 2H), 0.95 (s, 1H), 0.81 (t, J = 7.6 Hz, 3H).
【1148】
[実施例100]
(rac)-4-クロロ-3-エチル-2,14-ジメチル-(15-rac)-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-7-{3-[(ナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-10,11,12,13,14,15-ヘキサヒドロ-2H-ピラゾロ[3',4':8,9][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-8-カルボン酸
【1149】
【化424】
[この文献は図面を表示できません]
エチル19-クロロ-3-エチル-4,8-ジメチル-7-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]-15-[3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル]-4,5,8,13-テトラアザテトラシクロ[11.6.1.0
2,
6.0
16,
20]イコサ-1(20),2,5,14,16,18-ヘキサエン-14-カルボキシレート(161mg、0.222mmol、中間体166参照)、エタノール(30mL、95%)及び水酸化ナトリウム(1N、5mL、水溶液)の混合物を、24時間加熱還流し、室温に冷却し、揮発物を減圧下で除去し、残渣をHCl(5mL、3M、水溶液)に溶解し、得られた溶液をセライト上に吸着し、水中10〜100%アセトニトリル(0.1%ギ酸を含む)の濃度勾配で溶出するHP C18上での逆相クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を灰白色粉体(46mg)として得た。
LC-MS (方法8): R
t = 2.27分; MS (ESIpos): m/z = 669 [M+H]
+
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 12.79 (s, 1H), 8.31 - 8.23 (m, 1H), 7.93 - 7.85 (m, 1H), 7.71 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.53 (qd, J = 7.0, 3.3 Hz, 2H), 7.46 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.39 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.17 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.88 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 4.20 (t, J = 6.3 Hz, 2H), 4.13 (s, 2H), 3.80 (s, 3H), 3.56 (d, J = 5.5 Hz, 4H), 3.29 (d, J = 21.4 Hz, 5H), 2.34 (d, J = 29.1 Hz, 5H), 2.17 (dq, J = 21.8, 6.9 Hz, 4H), 1.99 (d, J = 23.0 Hz, 4H), 1.80 (s, 1H), 1.66 (s, 1H), 1.46 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 1.21 (s, 2H), 1.07 (dd, J = 10.9, 3.6 Hz, 1H), 0.79 (t, J = 7.6 Hz, 3H).
【1150】
[実施例101]
4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロ-1-ナフチル)オキシ]プロピル}-2,14-ジメチル-15-[2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エチル]-10,11,12,13,14,15-ヘキサヒドロ-2H-ピラゾロ[3',4':8,9][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-8-カルボン酸(4つの立体異性体の混合物)
【1151】
【化425】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル4-クロロ-3-エチル-7-{3-[(6-フルオロ-1-ナフチル)オキシ]プロピル}-2,14-ジメチル-15-[2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エチル]-10,11,12,13,14,15-ヘキサヒドロ-2H-ピラゾロ[3',4':8,9][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体200参照、121mg、0.16mmol、1.00当量)の無水エタノール(3.25mL、0.05M)中撹拌懸濁液に、室温で水酸化ナトリウムの2.0M水溶液(406μL、0.81mmol、5.00当量)を加えた。得られた混合物を70℃で3日間加熱し、室温に冷却し、次いで1.0M塩酸水溶液(約1.00mL)で中和した。混合物をセライト上にドライロードし、次いで逆相フラッシュカラムクロマトグラフィー(HP C18(30g)、0.1%ギ酸で緩衝した20〜100%アセトニトリル/水濃度勾配)により精製して、表題化合物の約7:3ジアステレオマー混合物を灰白色固体(62.5mg)として得た。
LC-MS (方法8): 主要なRt = 2.58分; MS (ESIneg): m/z = 713 [M-H]
-;
副次的なRt = 2.62分; MS (ESIneg): m/z = 713 [M-H]
-
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 13.06 (s, 1H), 8.33 - 8.24 (m, 1H), 7.73 - 7.49 (m, 3H), 7.49 - 7.34 (m, 3H), 7.23 - 7.10 (m, 1H), 6.90 - 6.81 (m, 1H), 4.28 - 4.04 (m, 4H), 3.87 - 3.72 (m, 6H), 3.44 - 3.04 (m, 11H), 2.31 - 1.80 (m, 6H), 1.78 - 1.31 (m, 6H), 1.31 - 0.93 (m, 2H), 0.85 - 0.74 (m, 3H).
【1152】
[実施例102]
(rac)-18-クロロ-1-エチル-2-メチル-15-[3-(1-ナフチルオキシ)プロピル]-2,3b,4,5,6,7,9,10,11,12-デカヒドロピラゾロ[3',4':8,9]ピリド[1',2':6,7][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-14-カルボン酸(異性体1)
【1153】
【化426】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル-16-クロロ-15-エチル-14-メチル-1-(3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル)-4,5,6,7,9,10,11,12,12a,14-デカヒドロピラゾロ[3',4':8,9]ピリド[1',2':6,7][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-2-カルボキシレート(異性体1)(中間体175参照、170mg、0.26mmol)をエタノール(100mL、95%)に溶解し、水酸化ナトリウム(1N水溶液、4mL)で処理し、20時間加熱還流した。混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮し、塩酸(3N、水溶液)で処理し、セライト上に吸着し、HP C18を使用するフラッシュクロマトグラフィー(0.1%ギ酸を含むアセトニトリル/水濃度勾配)により精製して、表題化合物を灰白色固体(153mg)として得た。
LC-MS (方法8): R
t = 2.59分; MS (ESIneg): m/z = 623 [M-H]
-
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 9.71 (s, 1H), 8.26 (ddd, J = 13.4, 6.3, 3.0 Hz, 1H), 7.88 (dt, J = 8.4, 2.8 Hz, 1H), 7.54 (dq, J = 6.1, 2.5 Hz, 1H), 7.47 (t, J = 7.3 Hz, 1H), 7.40 (dt, J = 10.4, 7.9 Hz, 1H), 7.26 (dd, J = 29.5, 8.5 Hz, 1H), 6.91 (dd, J = 18.9, 7.5 Hz, 1H), 4.63 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 4.52 (dq, J = 13.9, 7.8, 6.4 Hz, 1H), 4.22 (dt, J = 20.2, 6.1 Hz, 2H), 4.06 - 3.85 (m, 3H), 3.85 - 3.71 (m, 1H), 3.71 - 2.97 (m, 8H), 2.95 - 2.66 (m, 1H), 2.51 (p, J = 1.8 Hz, 3H), 2.36 (dq, J = 15.2, 7.6 Hz, 1H), 2.17 (dp, J = 46.1, 6.9 Hz, 3H), 1.96 - 1.14 (m, 6H), 1.06 - 0.69 (m, 3H).
HSQC
13C NMR (101 MHz, DMSO) δ 121.97, 127.86, 122.62, 126.66, 126.05, 120.25, 126.62, 122.19, 121.41, 105.37, 46.37, 60.99, 66.46, 40.98, 67.99, 37.20, 40.92, 57.53, 21.97, 22.01, 57.23, 57.36, 53.58, 47.67, 18.10, 40.29, 30.78, 17.59, 23.10, 22.42, 26.66, 21.84, 12.29, 12.23.
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.26, 7.89, 7.89, 7.55, 7.54, 7.48, 7.41, 7.31, 7.23, 6.91, 4.66, 4.63, 4.54, 4.51, 4.24, 3.90, 3.76, 3.57, 3.38, 3.28, 3.23, 3.17, 3.14, 2.82, 2.59, 2.51, 2.22, 2.11, 1.78, 1.63, 1.54, 1.45, 0.99, 0.79.
【1154】
[実施例103]
(rac)-18-クロロ-1-エチル-2-メチル-15-[3-(1-ナフチルオキシ)プロピル]-2,3b,4,5,6,7,9,10,11,12-デカヒドロピラゾロ[3',4':8,9]ピリド[1',2':6,7][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-14-カルボン酸(異性体2)
【1155】
【化427】
[この文献は図面を表示できません]
(rac)-エチル-6-クロロ-15-エチル-14-メチル-1-(3-(ナフタレン-1-イルオキシ)プロピル)-4,5,6,7,9,10,11,12,12a,14-デカヒドロピラゾロ[3',4':8,9]ピリド[1',2':6,7][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-2-カルボキシレート(異性体2)(中間体176参照、900mg)をエタノール(25mL、95%)に溶解し、水酸化ナトリウム(1N水溶液、5mL)で処理し、6時間加熱還流した。混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮し、塩酸(3N、水溶液)で処理し、セライト上に吸着し、HP C18(0.1%ギ酸を含むアセトニトリル/水濃度勾配)を使用するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を白色固体(250mg)として得た。
LC-MS (方法8): R
t = 2.55分; MS (ESIneg): m/z = 626 [M+H]
+
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 8.28 - 8.20 (m, 1H), 7.91 - 7.84 (m, 1H), 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.56 - 7.48 (m, 2H), 7.46 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.39 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.21 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.90 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 4.63 (d, J = 13.9 Hz, 1H), 4.21 (t, J = 6.2 Hz, 2H), 3.90 (s, 4H), 3.28 (ddt, J = 38.2, 13.5, 7.3 Hz, 5H), 2.88 (s, 1H), 2.59 (s, 1H), 2.42 - 2.14 (m, 5H), 1.92 (d, J = 22.3 Hz, 2H), 1.74 (d, J = 12.9 Hz, 1H), 1.61 (d, J = 18.9 Hz, 2H), 1.42 (s, 1H), 1.28 (s, 1H), 1.10 (s, 2H), 0.84 (t, J = 7.6 Hz, 3H).
HSQC
13C NMR (101 MHz, DMSO) δ 122.02, 127.74, 121.66, 126.69, 125.94, 120.20, 126.67, 120.97, 105.38, 41.84, 68.07, 37.16, 41.98, 56.47, 21.98, 21.84, 52.05, 51.69, 51.51, 17.71, 30.76, 31.43, 24.21, 24.99, 29.30, 15.15, 28.94, 12.50, 15.33.
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.24, 7.87, 7.77, 7.53, 7.52, 7.46, 7.40, 7.22, 6.91, 4.62, 4.22, 3.91, 3.88, 3.42, 3.33, 3.25, 2.92, 2.59, 2.38, 2.33, 2.21, 1.96, 1.74, 1.60, 1.43, 1.12, 1.12, 0.85, 0.85.
【1156】
[実施例104]
(rac)-17-クロロ-1-エチル-14-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-3b,4,5,6,8,9,10,11-オクタヒドロ-2H-ピラゾロ[3',4':8,9]ピロロ[1',2':6,7][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-13-カルボン酸(異性体1、実施例107のジアステレオマー)
【1157】
【化428】
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エチル-15-クロロ-14-エチル-1-(3-((6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ)プロピル)-13-メチル-4,5,6,7,10,11,11a,13-オクタヒドロ-9H-ピラゾロ[3',4':8,9]ピロロ[1',2':6,7][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-2-カルボキシレート(異性体2)(中間体186参照、425mg、0.86mmol)をエタノール(30mL、95%)に溶解し、水酸化ナトリウム(1N水溶液、7mL)で処理し、24時間加熱還流した。混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮し、塩酸(0.9N、水溶液、9mL)で処理し、室温で30分間撹拌した。得られた固体を濾過により白色固体(370mg、表題化合物のHCl塩)として単離し、濾液をセライト上に吸着し、シリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(メタノール/ジクロロメタン濃度勾配)により精製して、表題化合物を灰白色固体(60mg)として得た。
LC-MS (方法6): R
t = 1.40分; MS (ESIneg): m/z = 627 [M-H]
-
実施例104異性体1(HCl塩)
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 13.46 (s, 1H), 10.93 (s, 1H), 8.29 (dd, J = 9.2, 5.9 Hz, 1H), 7.84 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.66 (dd, J = 10.4, 2.6 Hz, 1H), 7.50 - 7.34 (m, 3H), 7.25 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.88 (dd, J = 5.6, 3.2 Hz, 1H), 4.89 (dt, J = 13.2, 6.6 Hz, 1H), 4.68 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 4.20 (t, J = 6.1 Hz, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.87 (d, J = 15.7 Hz, 1H), 3.65 - 3.31 (m, 2H), 3.24 (dt, J = 13.6, 7.5 Hz, 1H), 3.04 (d, J = 9.5 Hz, 1H), 2.89 (s, 1H), 2.40 (p, J = 7.7 Hz, 1H), 2.22 (dt, J = 15.4, 7.9 Hz, 4H), 1.80 (dd, J = 17.7, 8.4 Hz, 2H), 1.67 - 1.27 (m, 4H), 1.06 (s, 1H), 0.87 (t, J = 7.5 Hz, 3H).
実施例104異性体1(遊離塩基)
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.58 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.45 - 7.36 (m, 1H), 7.31 (d, J = 4.2 Hz, 2H), 7.25 - 7.17 (m, 1H), 7.15 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.65 (t, J = 4.4 Hz, 3H), 4.17 (q, J = 6.5, 5.2 Hz, 4H), 3.88 (s, 3H), 3.65 (t, J = 8.2 Hz, 1H), 3.38 (dp, J = 28.3, 7.0 Hz, 2H), 2.78 - 2.57 (m, 2H), 2.34 (h, J = 7.5 Hz, 2H), 2.17 (tq, J = 12.1, 7.2, 5.4 Hz, 3H), 2.09 - 1.89 (m, 3H), 1.68 - 1.47 (m, 2H), 1.28 (dtd, J = 27.5, 13.6, 12.8, 7.4 Hz, 4H), 0.89 (t, J = 7.5 Hz, 3H).
13C NMR (101 MHz, クロロホルム-d) δ 166.61, 161.30 (d, J = 245.7 Hz), 155.08, 150.82, 144.55, 140.07, 135.70, 135.61, 134.53, 127.46, 127.34, 125.00 (d, J = 9.0 Hz), 122.81, 121.78, 120.80, 119.42 (d, J = 4.8 Hz), 118.84, 115.23 (d, J = 24.9 Hz), 112.50, 110.66 (d, J = 20.4 Hz), 103.97 (d, J = 1.8 Hz), 67.76, 63.44, 52.33, 49.10, 42.28, 36.30, 30.64, 29.49, 27.91, 23.49, 22.64, 21.93, 17.74, 12.57.
19F NMR (376 MHz, クロロホルム-d) δ -114.89.
表題化合物(327mg)を分取HPLCにより鏡像異性体に分離して、鏡像異性体1(46.4mg、実施例105参照)及び鏡像異性体2(80.1mg、実施例106参照)を得た。
【1158】
[実施例105]
(+)-17-クロロ-1-エチル-14-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-3b,4,5,6,8,9,10,11-オクタヒドロ-2H-ピラゾロ[3',4':8,9]ピロロ[1',2':6,7][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-13-カルボン酸(鏡像異性体1)
【1159】
【化429】
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ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例104を参照されたい。分取HPLC(実施例104参照)により鏡像異性体に分離して、表題化合物46.4mgを得た。
分取キラルHPLC方法1:
装置:Labomatic HD5000、Labocord-5000;Gilson GX-241、Labcol Vario 4000、カラム:Cellulose SC 5μ 250×30mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%トリフルオロ酢酸、溶出液B:2-プロパノール、定組成50% A+50% B、流速40.0mL/分、UV 254nm
分析的キラルHPLC方法1:
装置:Agilent HPLC 1260、カラム:Cellulose SC 3μ 100×4.6mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%トリフルオロ酢酸、溶出液B:2-プロパノール、濃度勾配:7分で20〜50% B、流速1.4mL/分、温度:25℃、DAD 254
分取キラルHPLC方法2:
装置:Sepiatec:Prep SFC100、カラム:Chiralpak IG 5μ 250×30mm、溶出液A:CO
2、溶出液B:エタノール+水中0.2容量%アンモニア(32%)、定組成:25% B、流速:100mL/分、温度:40℃、BPR:150bar、UV:254nm
分析的キラルHPLC方法2:
装置:Agilent:1260、Aurora SFC-Modul、カラム:Chiralpak IG 5μ 100×4.6mm、溶出液A:CO
2、溶出液B:エタノール+水中0.1容量%アンモニア(32%)、定組成:25% B、流速:4mL/分、温度:37.5℃、BPR:100bar、UV:254nm
分析的キラルHPLC(方法1):R
t=5.42分。
分析的キラルHPLC(方法2):R
t=1.39分。
分取HPLC(方法P1)により更に精製を行った。
LC-MS (方法2): R
t = 1.05分; MS (ESIpos): m/z = 629 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):+7.7°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.733 (0.96), 0.752 (0.54), 0.767 (2.38), 0.786 (5.41), 0.805 (2.55), 0.840 (0.83), 0.854 (1.29), 0.859 (1.77), 0.872 (1.90), 0.877 (1.20), 0.888 (2.38), 0.967 (0.70), 1.058 (1.31), 1.107 (16.00), 1.145 (1.73), 1.154 (1.86), 1.161 (1.62), 1.169 (1.75), 1.185 (0.98), 1.209 (0.78), 1.230 (0.96), 1.247 (0.59), 1.259 (1.00), 1.444 (0.54), 1.463 (0.81), 1.482 (0.68), 1.499 (0.46), 1.516 (0.48), 1.856 (1.11), 1.877 (1.22), 1.907 (1.24), 1.923 (0.76), 1.985 (0.48), 2.004 (0.72), 2.021 (1.37), 2.040 (1.07), 2.059 (0.83), 2.068 (0.85), 2.088 (0.83), 2.107 (0.96), 2.125 (0.89), 2.144 (0.92), 2.165 (0.94), 2.183 (1.33), 2.201 (0.92), 2.218 (0.41), 2.518 (5.30), 2.523 (3.45), 2.539 (1.25), 2.632 (0.66), 2.639 (0.65), 3.201 (0.48), 3.216 (0.65), 3.235 (1.01), 3.261 (0.87), 3.281 (1.59), 3.433 (0.92), 3.454 (1.55), 3.474 (0.79), 3.788 (12.42), 4.031 (0.59), 4.043 (0.70), 4.064 (1.07), 4.083 (0.48), 4.157 (1.09), 4.172 (2.25), 4.189 (1.44), 6.823 (1.07), 6.827 (1.11), 6.840 (1.11), 6.844 (1.11), 7.143 (2.66), 7.164 (2.75), 7.368 (0.65), 7.375 (0.72), 7.392 (1.20), 7.397 (1.27), 7.414 (1.97), 7.419 (1.00), 7.432 (3.47), 7.436 (2.36), 7.453 (0.52), 7.644 (1.16), 7.651 (1.20), 7.672 (2.97), 7.676 (1.48), 7.694 (2.10), 8.288 (0.98), 8.302 (1.03), 8.311 (1.01), 8.325 (0.92).
【1160】
[実施例106]
(-)-17-クロロ-1-エチル-14-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-3b,4,5,6,8,9,10,11-オクタヒドロ-2H-ピラゾロ[3',4':8,9]ピロロ[1',2':6,7][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-13-カルボン酸(鏡像異性体2)
【1161】
【化430】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ体の表題化合物の調製については、実施例104を参照されたい。分取HPLC(実施例104参照)により鏡像異性体に分離して、表題化合物80.1mgを得た。
分取キラルHPLC方法1:
装置:Labomatic HD5000、Labocord-5000;Gilson GX-241、Labcol Vario 4000、カラム:Cellulose SC 5μ 250×30mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%トリフルオロ酢酸、溶出液B:2-プロパノール、定組成50% A+50% B、流速40.0mL/分、UV 254nm
分析的キラルHPLC方法1:
装置:Agilent HPLC 1260、カラム:Cellulose SC 3μ 100×4.6mm、溶出液A:ヘキサン+0.1容量%トリフルオロ酢酸、溶出液B:2-プロパノール、濃度勾配:7分で20〜50% B、流速1.4mL/分、温度:25℃、DAD 254
分取キラルHPLC方法2:
装置:Sepiatec:Prep SFC100、カラム:Chiralpak IG 5μ 250×30mm、溶出液A:CO
2、溶出液B:エタノール+水中0.2容量%アンモニア(32%)、定組成:25% B、流速:100mL/分、温度:40℃、BPR:150bar、UV:254nm
分析的キラルHPLC方法2:
装置:Agilent:1260、Aurora SFC-Modul、カラム:Chiralpak IG 5μ 100×4.6mm、溶出液A:CO
2、溶出液B:エタノール+水中0.1容量%アンモニア(32%)、定組成:25% B、流速:4mL/分、温度:37.5℃、BPR:100bar、UV:254nm
分析的キラルHPLC(方法2):R
t=2.17分。
LC-MS (方法2): R
t = 1.03分; MS (ESIpos): m/z = 629 [M+H]
+
比旋光度(方法O1):-9.5°(c=10mg/mL、DMSO)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.707 (0.18), 0.725 (0.46), 0.744 (0.22), 0.767 (0.94), 0.786 (2.06), 0.797 (0.45), 0.805 (1.01), 0.814 (0.35), 0.821 (0.30), 0.833 (0.33), 0.839 (0.22), 0.845 (0.54), 0.852 (0.77), 0.862 (1.82), 0.871 (0.46), 0.878 (0.75), 0.885 (0.19), 0.904 (0.32), 0.922 (0.17), 0.967 (0.33), 1.040 (0.74), 1.084 (0.19), 1.101 (0.55), 1.107 (16.00), 1.125 (0.38), 1.131 (0.68), 1.136 (0.95), 1.144 (0.60), 1.146 (0.81), 1.151 (0.99), 1.170 (0.36), 1.178 (0.37), 1.208 (0.27), 1.215 (0.24), 1.222 (0.25), 1.232 (0.25), 1.259 (0.48), 1.424 (0.17), 1.442 (0.39), 1.461 (0.38), 1.481 (0.19), 1.512 (0.19), 1.851 (0.43), 1.873 (0.45), 1.884 (0.38), 1.907 (0.46), 1.922 (0.25), 1.986 (0.19), 2.005 (0.35), 2.009 (0.36), 2.023 (0.55), 2.040 (0.55), 2.060 (0.31), 2.085 (0.30), 2.104 (0.45), 2.122 (0.28), 2.132 (0.29), 2.141 (0.23), 2.164 (0.41), 2.182 (0.52), 2.197 (0.38), 2.331 (0.22), 2.518 (1.32), 2.522 (0.91), 2.539 (0.74), 2.615 (0.16), 2.628 (0.27), 2.635 (0.26), 2.649 (0.16), 2.673 (0.25), 3.191 (0.21), 3.205 (0.27), 3.224 (0.42), 3.243 (0.31), 3.254 (0.35), 3.273 (0.59), 3.292 (0.66), 3.429 (0.45), 3.450 (0.67), 3.470 (0.36), 3.786 (4.95), 4.015 (0.22), 4.040 (0.19), 4.049 (0.18), 4.073 (0.23), 4.094 (0.17), 4.153 (0.43), 4.168 (0.87), 4.184 (0.48), 6.818 (0.40), 6.822 (0.42), 6.836 (0.43), 6.839 (0.42), 7.128 (0.93), 7.149 (0.95), 7.365 (0.23), 7.371 (0.25), 7.388 (0.55), 7.393 (0.45), 7.409 (0.79), 7.416 (0.35), 7.427 (1.16), 7.431 (0.89), 7.449 (0.21), 7.640 (0.47), 7.647 (0.61), 7.651 (0.84), 7.666 (0.54), 7.672 (1.12), 8.285 (0.36), 8.300 (0.38), 8.308 (0.37), 8.323 (0.34).
【1162】
[実施例107]
(rac)-17-クロロ-1-エチル-14-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-3b,4,5,6,8,9,10,11-オクタヒドロ-2H-ピラゾロ[3',4':8,9]ピロロ[1',2':6,7][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-13-カルボン酸(異性体2、実施例104のジアステレオマー)
【1163】
【化431】
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エチル15-クロロ-14-エチル-1-(3-((6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ)プロピル)-13-メチル-4,5,6,7,10,11,11a,13-オクタヒドロ-9H-ピラゾロ[3',4':8,9]ピロロ[1',2':6,7][1,6]ジアザシクロウンデシノ[10,11,1-hi]インドール-2-カルボキシレート(異性体1)(中間体185参照、290mg、0.44mmol)をエタノール(30mL、95%)に溶解し、水酸化ナトリウム(1N水溶液、7mL)で処理し、24時間加熱還流した。混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮し、塩酸(0.7N、水溶液、13mL)で処理し、室温で30分間撹拌し、次いで混合物をセライト上に吸着し、HP C18(アセトニトリル/水(0.1%ギ酸を含む)濃度勾配)を使用するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、不純物を含む表題化合物を得、これをシリカゲルを使用するフラッシュクロマトグラフィー(メタノール/ジクロロメタン(0.5%酢酸を含む)濃度勾配)により更に精製して、表題化合物を灰白色泡状物(168mg)として得た。
LC-MS (方法6): R
t = 1.40分; MS (ESIneg): m/z = 627 [M-H]
-
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 8.24 (d, J = 11.8 Hz, 2H), 7.62 (d, J = 12.0 Hz, 2H), 7.42 (d, J = 17.3 Hz, 2H), 7.10 (dd, J = 16.3, 8.6 Hz, 1H), 6.93 - 6.77 (m, 1H), 4.69 (s, 1H), 4.29 - 4.06 (m, 2H), 3.95 - 3.74 (m, 3H), 3.22 (d, J = 49.2 Hz, 5H), 2.82 (d, J = 51.0 Hz, 2H), 2.44 - 1.81 (m, 9H), 1.71 (d, J = 13.4 Hz, 1H), 1.36 (s, 1H), 1.04 (s, 2H), 0.83 (dt, J = 15.7, 7.6 Hz, 3H).
19F NMR (376 MHz, DMSO-d
6) δ -114.73.
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.39 (dd, J = 9.3, 5.9 Hz, 1H), 7.66 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.48 - 7.32 (m, 3H), 7.26 (dd, J = 9.0, 2.1 Hz, 1H), 7.22 - 7.13 (m, 1H), 6.75 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 4.72 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 4.64 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 4.19 (t, J = 6.1 Hz, 2H), 3.96 (d, J = 1.5 Hz, 3H), 3.85 (t, J = 13.1 Hz, 1H), 3.71 - 3.60 (m, 1H), 3.36 (q, J = 10.7, 9.2 Hz, 3H), 3.12 (t, J = 11.0 Hz, 1H), 2.68 - 2.43 (m, 3H), 2.32 (dtd, J = 21.7, 14.3, 7.7 Hz, 6H), 2.16 (t, J = 12.2 Hz, 1H), 1.85 (s, 1H), 1.46 (s, 1H), 1.06 (h, J = 10.9, 10.3 Hz, 2H), 0.93 (t, J = 7.5 Hz, 3H).
HSQC
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ 124.94, 122.06, 110.52, 127.52, 119.31, 115.31, 121.73, 104.02, 41.90, 56.43, 67.51, 37.32, 41.90, 53.07, 21.98, 53.19, 49.04, 29.53, 21.54, 29.51, 17.87, 30.72, 21.45, 48.88, 20.19, 28.51, 20.10, 28.82, 12.30.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.39, 7.66, 7.42, 7.39, 7.36, 7.27, 7.19, 6.74, 4.74, 4.64, 4.19, 3.96, 3.84, 3.69, 3.39, 3.34, 3.13, 2.59, 2.48, 2.37, 2.36, 2.31, 2.28, 2.17, 1.89, 1.44, 1.08, 1.05, 0.92.
【1164】
[実施例108]
(rac)-4-クロロ-3-エチル-15-[2-(rac)-(3-フルオロアゼチジン-1-イル)エチル]-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボン酸
【1165】
【化432】
[この文献は図面を表示できません]
エチル(rac)-4-クロロ-3-エチル-15-[2-(rac)(3-フルオロアゼチジン-1-イル)エチル]-7-{3-[(6-フルオロナフタレン-1-イル)オキシ]プロピル}-2-メチル-2,10,11,12,13,15-ヘキサヒドロピラゾロ[4',3':9,10][1,6]オキサザシクロウンデシノ[8,7,6-hi]インドール-8-カルボキシレート(中間体208参照、635mg、純度60%、530μmol)をTHF(6mL)に溶解した。水酸化リチウム水溶液(1.1mL、1.0M、1.1mmol)及びエタノール1mLを加え、反応混合物を70℃で22時間撹拌した。水酸化リチウム水溶液(0.55mL、1.0M、0.55mmol)を加え、反応混合物を70℃で96時間撹拌した。水を加えた。クエン酸を用いてpHをpH3〜4に調節した。水性層を酢酸エチルで3回抽出した。集めた有機層を食塩水で洗浄し、防水フィルターに通して濾過し、真空で濃縮した。粗生成物をクロマトグラフィー(Isolera、カラム:ultra snap 25g、ジクロロメタン/エタノール)により精製して、標的化合物を純度90%:90mg、収率22%で得た。
LC-MS (方法2): R
t = 0.94分; MS (ESIpos): m/z = 691 [M+H]
+
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ [ppm]: 0.696 (0.53), 0.775 (3.04), 0.794 (7.76), 0.797 (7.67), 0.802 (3.44), 0.813 (9.79), 0.821 (5.99), 0.830 (3.35), 0.839 (2.95), 0.850 (1.01), 0.866 (0.71), 0.877 (0.66), 0.885 (3.00), 0.904 (5.86), 0.908 (1.54), 0.922 (2.78), 0.927 (0.84), 0.999 (0.75), 1.035 (1.01), 1.052 (1.28), 1.070 (1.72), 1.089 (2.29), 1.108 (2.12), 1.123 (1.81), 1.142 (2.56), 1.160 (3.35), 1.231 (4.06), 1.255 (2.34), 1.274 (2.16), 1.288 (1.85), 1.328 (4.32), 1.353 (3.66), 1.358 (3.61), 1.379 (3.57), 1.396 (2.73), 1.739 (0.53), 1.798 (0.79), 1.814 (0.75), 1.907 (0.88), 2.026 (0.79), 2.046 (0.93), 2.064 (1.06), 2.083 (1.06), 2.102 (0.53), 2.123 (0.93), 2.141 (1.32), 2.169 (2.29), 2.192 (3.61), 2.210 (3.44), 2.230 (1.63), 2.331 (1.98), 2.336 (0.97), 2.358 (0.71), 2.373 (0.93), 2.388 (1.10), 2.393 (1.15), 2.406 (1.15), 2.411 (1.45), 2.424 (0.48), 2.518 (10.89), 2.523 (6.83), 2.588 (0.71), 2.627 (1.37), 2.673 (2.12), 2.685 (1.15), 2.723 (0.57), 3.008 (0.93), 3.133 (1.01), 3.146 (1.01), 3.260 (3.09), 3.278 (4.41), 3.470 (1.15), 3.658 (0.48), 3.777 (2.07), 3.830 (13.88), 3.873 (11.86), 3.898 (0.97), 3.916 (0.93), 3.951 (1.01), 4.195 (3.70), 4.308 (0.75), 4.320 (0.93), 4.332 (0.97), 4.343 (1.23), 4.376 (0.71), 4.393 (1.01), 4.406 (0.84), 4.415 (0.84), 4.427 (0.66), 5.758 (16.00), 6.849 (1.10), 6.856 (1.94), 6.863 (1.76), 6.870 (2.12), 6.877 (1.32), 7.203 (2.56), 7.215 (2.95), 7.224 (2.73), 7.237 (2.87), 7.358 (0.71), 7.364 (1.06), 7.373 (0.93), 7.380 (1.19), 7.388 (2.03), 7.395 (1.32), 7.402 (0.88), 7.409 (1.50), 7.417 (1.01), 7.433 (2.60), 7.443 (6.44), 7.448 (5.64), 7.650 (1.90), 7.656 (1.76), 7.676 (1.94), 7.733 (2.25), 7.754 (2.20), 7.761 (2.60), 7.782 (2.16), 8.229 (1.01), 8.244 (1.06), 8.253 (1.06), 8.265 (1.32), 8.278 (1.19), 8.287 (1.10), 8.302 (1.10).
【1166】
実験的セクション-生物学的アッセイ
実施例を、選択された生物学的アッセイで1回以上試験した。1回より多く試験した場合、データは、平均値、中央値又は幾何平均値のいずれかとして報告され、
・平均値はまた算術平均値とも呼ばれ、得られた値の合計を、試験した回数で割ったものを表す。
・中央値は、昇順又は降順で並べた場合の値の群の中央の数を表す。データセット内の値の数が奇数の場合、中央値は中央の値となる。データセット内の値の数が偶数の場合、中央値は、2つの中央の値の算術的平均値となる。及び
・幾何平均値は、nの数の積のn乗根を表す。
【1167】
実施例を1回以上合成した。1回より多く合成した場合、生物学的アッセイのデータは、1つ以上の合成バッチの試験から得たデータセットを利用して計算した平均値又は中央値を表す。
以下の表のいずれかにある空欄は、それぞれの化合物がそのアッセイで試験されていないことを意味する。
【1168】
本発明の化合物のin vitro活性は、以下のアッセイで実証することができる。
【1169】
アッセイ1
タンパク質-タンパク質相互作用アッセイ:MCL-1/Noxa BH3ペプチド(MCL-1アッセイ)
MCL-1とNoxaのBH3ドメイン(両方ともヒト)との間の相互作用の本発明に記載されている化合物による用量依存性阻害を、時間分解蛍光エネルギー移動(TR-FRET)読取りによる定常状態結合競合アッセイを使用して決定した。その目的のため、MCL-1(アミノ酸173〜321、N末端がマルトース結合タンパク質(MBP)に融合、配列番号1)及び配列ビオチン-PEG2-PEG2-PAELEVE-Nva-ATQLRRFGDKLNFRQKLL-アミド(配列番号2)の合成Noxa BH3由来ペプチドが、それぞれタンパク質受容体及びトレイサーリガンドとしての役目を果たした。MBP-MCL-1は、Beryllium(Bedford、MA、USA)から購入した。このタンパク質構造体の発現及び精製は、他の箇所に記載されている(DOI:10.1371/journal.pone.0125010)。Noxa BH3由来ペプチドは、例えば、Biosyntan(Berlin、Germany)から入手することができる。
【1170】
アッセイでは、各化合物の11の異なる濃度(0.1nM、0.33nM、1.1nM、3.8nM、13nM、44nM、0.15μM、0.51μM、1.7μM、5.9μM及び20μM)を通常、同じマイクロタイタープレートで重複して測定した。そのために、100倍濃縮DMSO溶液を、透明な384ウェルマイクロタイタープレート(Greiner Bio-One、Frickenhausen、Germany)中の2mMストック溶液の段階希釈(1:3.4)により調製した。そこから、50nlを暗色試験プレート(Greiner Bio-One、Frickenhausen、Germany)に移した。水性アッセイ緩衝液[50mMトリス/HCl pH7、100mM塩化ナトリウム(NaCl)、50mMフッ化カリウム(KF)、0.005% Tween-20、2mM DTT、0.1%ウシガンマグロブリン(BGG)]中2μLの2,5倍濃縮MBP-MCL-1溶液(普通、5μL反応物体積中1nMの最終濃度)をアッセイプレート中の化合物に加えることによって、アッセイを開始した。これに続いて、MBP-MCL-1と化合物との間の推定上の複合体の予備平衡化のため、22℃で10分間のインキュベーションステップを行った。その後、Noxa BH3由来ペプチド(1nM最終濃度)及びTR-FRET検出試薬[1.67nM抗MBP-Euクリプテート及び1.67nMストレプトアビジン-XL665(両方ともCisbio Bioassays、Codolet、Franceから入手)]からなる1.67倍濃縮溶液3μL(アッセイ緩衝液中)を加えた。
【1171】
混合物を暗所で、22℃で1時間インキュベートし、次いで4℃で終夜インキュベートした。反応物中に存在するストレプトアビジン-XL665に対する抗MBP-Eu-クリプテート抗体の共鳴エネルギー移動を測定することによって、MCL-1/Noxa複合体の形成を決定した。その目的のため、330〜350nmでの励起後の620nm及び665nmでの蛍光発光をTR-FRET測定装置、例えばRubystar若しくはPherastar(両方ともBMG Lab Technologies、Offenburg、Germanyから入手)又はViewlux(Perkin-Elmer)で測定した。665nm及び622nmにおける発光の比を、存在するMCL-1/NOXA複合体の量の指標として使用した。
【1172】
すべての試薬を含めた対照測定値(普通は32のデータ点)の平均値を0%阻害とみなして、得られたデータ(比)を正規化した。この場合、化合物の代わりに50nlのDMSOを使用した。100%阻害は、MCL-1を除くすべての試薬を含む対照測定値(普通は32のデータ点)の平均値に対応した。Screener Software(Genedata)を使用して、4パラメーター方程式(最小、最大、IC
50、Hill;Y=最大+(最小-最大)/(1+(X/IC
50)^Hill)に基づく回帰分析により、IC
50値を決定した。
【1173】
配列番号1:
GKIEEGKLVIWINGDKGYNGLAEVGKKFEKDTGIKVTVEHPDKLEEKFPQVAATGDGPDIIFWAHDRFGGYAQSGLLAEITPDKAFQDKLYPFTWDAVRYNGKLIAYPIAVEALSLIYNKDLLPNPPKTWEEIPALDKELKAKGKSALMFNLQEPYFTWPLIAADGGYAFKYENGKYDIKDVGVDNAGAKAGLTFLVDLIKNKHMNADTDYSIAEAAFNKGETAMTINGPWAWSNIDTSKVNYGVTVLPTFKGQPSKPFVGVLSAGINAASPNKELAKEFLENYLLTDEGLEAVNKDKPLGAVALKSYEEELAKDPRIAATMENAQKGEIMPNIPQMSAFWYAVRTAVINAASGRQTVDEALKDAQTGSSELYRQSLEIISRYLREQATGAADTAPMGASGATSRKALETLRRVGDGVQRNHETAFQGMLRKLDIKNEDDVKSLSRVMIHVFSDGVTNWGRIVTLISFGAFVAKHLKTINQESCIEPLAESITDVLVRTKRDWLVKQRGWDGFVEFFHV
配列番号2
ビオチン-PEG2-PEG2-PAELEVE-Nva-ATQLRRFGDKLNFRQKLL-アミド
【1174】
アッセイ2
タンパク質-タンパク質相互作用アッセイ:BCL-XL/Bad BH3ペプチド(BCL-XLアッセイ)
BCL-XLとBadのBH3ドメイン(両方ともヒト)との間の相互作用の本発明に記載されている化合物による用量依存性阻害を、時間分解蛍光エネルギー移動(TR-FRET)読取りによる定常状態結合競合アッセイを使用して決定した。その目的のため、BCL-XL(アミノ酸1〜212、C末端がヘキサヒスチジン(6xHis)タグに融合(配列番号3))及び配列ビオチン-PEG2-PEG2-NLWAAQRYGRELRR-NIe-SDEFVDSFKK-アミド(配列番号4)の合成Bad BH3由来ペプチドが、それぞれタンパク質受容体及びトレイサーリガンドとしての役目を果たした。組換え型BCL-XLタンパク質(大腸菌(E.coli)中に発現)は、BPS Bioscience(San Diego、CA、USA)から購入した。Bad BH3由来ペプチドは、例えば、Biosyntan(Berlin、Germany)から入手することができる。
【1175】
アッセイでは、各化合物の11の異なる濃度(0.1nM、0.33nM、1.1nM、3.8nM、13nM、44nM、0.15μM、0.51μM、1.7μM、5.9μM及び20μM)を通常、同じマイクロタイタープレートで重複して測定した。そのために、100倍濃縮DMSO溶液を、透明な384ウェルマイクロタイタープレート(Greiner Bio-One、Frickenhausen、Germany)中の2mMストック溶液の段階希釈(1:3.4)により調製した。そこから、50nlを暗色試験プレート(Greiner Bio-One、Frickenhausen、Germany)に移した。水性アッセイ緩衝液[50mMトリス/HCl pH7、100mM塩化ナトリウム(NaCl)、50mMフッ化カリウム(KF)、0.005% Tween-20、2mM DTT、0.1%ウシガンマグロブリン(BGG)]中2μLの2,5倍濃縮His-BCL-XL溶液(普通、5μL反応物体積中1nMの最終濃度)をアッセイプレート中の化合物に加えることによって、アッセイを開始した。これに続いて、His-BCL-XLと化合物との間の推定上の複合体の予備平衡化のため、22℃で10分間のインキュベーションステップを行った。その後、Bad BH3由来ペプチド(1nM最終濃度)及びTR-FRET検出試薬[1.67nM抗His-Euクリプテート及び1.67nMストレプトアビジン-XL665(両方ともCisbio Bioassays、Codolet、Franceから入手)]からなる1.67倍濃縮溶液3μL(アッセイ緩衝液中)を加えた。
【1176】
混合物を暗所で、22℃で1時間インキュベートし、次いで4℃で終夜インキュベートした。反応物中に存在するストレプトアビジン-XL665に対する抗His-Eu-クリプテート抗体の共鳴エネルギー移動を測定することによって、BCL-XL/Bad複合体の形成を決定した。その目的のため、330〜350nmでの励起後の620nm及び665nmでの蛍光発光をTR-FRET測定装置、例えばRubystar若しくはPherastar(両方ともBMG Lab Technologies、Offenburg、Germanyから入手)又はViewlux(Perkin-Elmer)で測定した。665nm及び622nmにおける発光の比を、存在するBCL-XL/Bad複合体の量の指標として使用した。
【1177】
すべての試薬を含めた対照測定値(普通は32のデータ点)の平均値を0%阻害とみなして、得られたデータ(比)を正規化した。この場合、化合物の代わりに50nlのDMSOを使用した。100%阻害は、BCL-XLを除くすべての試薬を含む対照測定値(普通は32のデータ点)の平均値に対応した。Screener Software(Genedata)を使用して、4パラメーター方程式(最小、最大、IC
50、Hill;Y=最大+(最小-最大)/(1+(X/IC
50)^Hill)に基づく回帰分析により、IC
50値を決定した。
【1178】
配列番号3
MSQSNRELVVDFLSYKLSQKGYSWSQFSDVEENRTEAPEGTESEMETPSAINGNPSWHLADSPAVNGATGHSSSLDAREVIPMAAVKQALREAGDEFELRYRRAFSDLTSQLHITPGTAYQSFEQVVNELFRDGVNWGRIVAFFSFGGALCVESVDKEMQVLVSRIAAWMATYLNDHLEPWIQENGGWDTFVELYGNNAAAESRKGQERFNR
配列番号4
ビオチン-PEG2-PEG2-NLWAAQRYGRELRR-NIe-SDEFVDSFKK-アミド
【1179】
アッセイ3
タンパク質-タンパク質相互作用アッセイ:BCL-2/Bad BH3ペプチド(BCL-2アッセイ)
BCL-2とBadのBH3ドメイン(両方ともヒト)との間の相互作用の本発明に記載されている化合物による用量依存性阻害を、時間分解蛍光エネルギー移動(TR-FRET)読取りによる定常状態結合競合アッセイを使用して決定した。その目的のため、BCL-2(アミノ酸1〜211、C末端がヘキサヒスチジン(6xHis)タグに融合(配列番号5)及び配列ビオチン-PEG2-PEG2-NLWAAQRYGRELRR-NIe-SDEFVDSFKK-アミド(配列番号4)の合成Bad BH3由来ペプチドが、それぞれタンパク質受容体及びトレイサーリガンドとしての役目を果たした。組換え型BCL-2タンパク質(大腸菌中に発現)は、BPS Bioscience(San Diego、CA、USA)から購入した。Bad BH3由来ペプチドは、例えば、Biosyntan(Berlin、Germany)から入手することができる。
【1180】
アッセイでは、各化合物の11の異なる濃度(0.1nM、0.33nM、1.1nM、3.8nM、13nM、44nM、0.15μM、0.51μM、1.7μM、5.9μM及び20μM)を通常、同じマイクロタイタープレートで重複して測定した。そのために、100倍濃縮DMSO溶液を、透明な384-ウェルマイクロタイタープレート(Greiner Bio-One、Frickenhausen、Germany)中の2mMストック溶液の段階希釈(1:3.4)により調製した。そこから、50nlを暗色試験プレート(Greiner Bio-One、Frickenhausen、Germany)に移した。水性アッセイ緩衝液[50mMトリス/HCl pH7、100mM塩化ナトリウム(NaCl)、50mMフッ化カリウム(KF)、0.005% Tween-20、2mM DTT、0.1%ウシガンマグロブリン(BGG)]中2μLの2,5倍濃縮His-BCL-2溶液(普通、5μL反応物体積中1nMの最終濃度)をアッセイプレート中の化合物に加えることによって、アッセイを開始した。これに続いて、His-BCL-2と化合物との間の推定上の複合体の予備平衡化のため、22℃で10分間のインキュベーションステップを行った。その後、Bad BH3由来ペプチド(1nM最終濃度)及びTR-FRET検出試薬[1.67nM抗His-Euクリプテート及び1.67nMストレプトアビジン-XL665(両方ともCisbio Bioassays、Codolet、Franceから入手)]からなる1.67倍濃縮溶液3μL(アッセイ緩衝液中)を加えた。
【1181】
混合物を暗所で、22℃で1時間インキュベートし、次いで4℃で終夜インキュベートした。反応物中に存在するストレプトアビジン-XL665に対する抗His-Eu-クリプテート抗体の共鳴エネルギー移動を測定することによって、BCL-2/Bad複合体の形成を決定した。その目的のため、330〜350nmでの励起後の620nm及び665nmでの蛍光発光をTR-FRET測定装置、例えば、Rubystar又はPherastar(両方ともBMG Lab Technologies、Offenburg、Germanyから入手)又はViewlux(Perkin-Elmer)で測定した。665nm及び622nmにおける発光の比を、存在するBCL-2/Bad複合体の量の指標として使用した。
【1182】
すべての試薬を含めた対照測定値(普通は32のデータ点)の平均値を0%阻害とみなして、得られたデータ(比)を正規化した。この場合、化合物の代わりに50nlのDMSOを使用した。100%阻害は、BCL-2を除くすべての試薬を含む対照測定値(普通は32のデータ点)の平均値に対応した。Screener Software(Genedata)を使用して、4パラメーター方程式(最小、最大、IC
50、Hill;Y=最大+(最小-最大)/(1+(X/IC
50)^Hill)に基づく回帰分析により、IC
50値を決定した。
【1183】
配列番号5:
MAHAGRTGYDNREIVMKYIHYKLSQRGYEWDAGDVGAAPPGAAPAPGIFSSQPGHTPHPAASRDPVARTSPLQTPAAPGAAAGPALSPVPPVVHLTLRQAGDDFSRRYRRDFAEMSSQLHLTPFTARGRFATVVEELFRDGVNWGRIVAFFEFGGVMCVESVNREMSPLVDNIALWMTEYLNRHLHTWIQDNGGWDAFVELYGPSMRPLFD
【1184】
【表2】
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【1185】
本発明の一態様は、MCL-1アッセイにおいて、1E-9又はそれ未満のIC
50を示す一般式(I)の化合物である。
【1186】
細胞アッセイ
アッセイ4
選択された化合物による細胞の処理でのカスパーゼ-3/7活性の誘導
MCL-1のBH3-ドメインは、アポトーシス促進性タンパク質を隔離し、これによりアポトーシスを阻害する。対照的に、MCL-1インヒビターは、カスパーゼ-3/7の活性を測定することによって決定することができるアポトーシスの増加をもたらすこの作用と拮抗することが予想される。
【1187】
Promega(G8092)製のCaspase-Glo(登録商標)3/7試薬を使用して、異なる化合物で処理した時点で、DLBCL(びまん性大細胞型B細胞リンパ腫)細胞株(SUDHL5及びSUDHL10)において、カスパーゼ-3/7の活性を決定した。
【1188】
Multidrop Combi試薬ディスペンサーを使用して、滅菌の、黒一色の、平底ポリスチレンTC処理384ウェルマイクロプレート(Corning #3571)中30μL/ウェル中の3,300個の細胞密度で、異なる細胞株を培養培地(10%ウシ胎児血清を補充したRPMI 1640[GIBCO #22400-089])にプレーティングした。対照として、細胞を有さない培地もプレートに加えた。細胞を、加湿インキュベーター内で、37℃で終夜インキュベートした。
【1189】
翌日、HP D300デジタルディスペンサーを使用して、少なくとも16通りの希釈及び0.33%のDMSO濃度を有する、単一ドット曲線の3.3×10e-5M(33μM)〜5×10e-9M(5nM)の濃度範囲の化合物(ストック溶液、DMSO中10mM)で細胞を処理した。リムウェルは除外した。細胞を、加湿インキュベーター内で、37℃で3時間インキュベートした。このインキュベーション後、Multidrop Combi試薬ディスペンサーを使用して、30μLのCaspase-Glo(登録商標)3/7試薬(Promega G8092)を各ウェルに加え、これに続いて37℃で1時間インキュベートした。最終的に、PHERAstar FSマイクロプレートリーダー(BMG Labtech)を使用して、3000のゲインで、0.1msにおいて発光を読み取った。
【1190】
結果の評価のため、「培地のみ」で測定したバックグランドを他のすべての値から差し引いた。次いで、値を、DMSOのみで処理した細胞に対して正規化した(すべての値をDMSO対照の平均値で割った)。Bella DRC Master Sheetを使用して、基準化合物について固定C0=1及びCI=水平状態/最大誘導で、EC
50を計算した。
【1191】
【表3】
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【1192】
一実施形態では、本発明は、カスパーゼSUDHL5アッセイにおいて3×E-7又は<3×E-7のEC
50を示す式(I)の化合物を網羅する。
【1193】
アッセイ5
PIxEL:ELISAによる、透過化細胞におけるタンパク質-タンパク質相互作用
大部分のMCL1タンパク質分子は、ミトコンドリア外膜に局在し、これらのBCL2相同性ドメイン3(BH3ドメイン)の結合を介してアポトーシス促進性タンパク質を隔離する。MCL1がその自然の局在化及び構造を維持する生存するミトコンドリアを離れる間に、低用量のジギトニン(0.002%)を有するMEB緩衝液(150mMマンニトール、10mM HEPES pH7.5、50mM KCl、20μM EDTA、20μM EGTA、5mMコハク酸カリウム、0.1%プロテアーゼ遊離BSA(SIGMA))は、原形質膜を透過化する。末端切断型の組換え型MCL1タンパク質を使用する生物物理アッセイ(例えばTR-FRET)とは異なり、本アッセイは、ミトコンドリア外膜において全長内因性MCL1タンパク質を使用する。本アッセイは、MCL1タンパク質とビオチン化BIM BH3ペプチドとの間の相互作用を測定する。化合物は、BIM BH3ペプチドと競合して、MCL1タンパク質に結合することができる。この無血清アッセイは、透過化細胞内のMCL1タンパク質と化合物との間の親和性を測定し、したがって、血清結合及び細胞浸透率による影響を受けず、内因性の化合物親和性を測定することができる。
【1194】
1日目に、RKO結腸がん細胞株の細胞を、96ウェル平底TCプレート(Corning)中80万個の細胞/mlで、100μl/ウェルにプレーティングした。MCL1抗体(Santa Cruz sc-12756)を、炭酸塩緩衝液(Thermo Fisher Scientific、pH9.6)中で200倍希釈し(最終濃度1μg/ml)、50μlの希釈抗体を、高結合ELISAプレート(SARSTEDT)の各ウェルに加えた。各プレートをタップして、確実に液体がウェルの底全体を覆うようにし、37℃で終夜インキュベートした。
【1195】
2日目、MCL1抗体をELISAプレートから洗い流した。250μlのOdyssey(登録商標)Blocking Buffer(PBS)(Li-Cor)を各ウェルに加え、室温で少なくとも1時間インキュベートし、次いで250μlの1×PBSTで1回洗浄した。RKO細胞を有するプレートを、100μl/ウェルPBSで1回、ジギトニンを有さない100μl/ウェルMEB緩衝液で1回、穏やかに洗浄し、次いで、0.002%ジギトニンを有する100μlのMEB緩衝液を各ウェルに穏やかに加えた。HP Tecan化合物ディスペンサーを用いて、化合物を3倍希釈系列で加え、最も高い用量は30μM、1化合物当たり10用量を4連であった。化合物の添加直後、HP Tecan化合物ディスペンサーを用いて、ビオチン-BIMペプチド(21st Centuryで合成)を0.2μMで加えた。プレートを室温で1時間ロックした。次いで、MEB緩衝液を吸引し、50μlのCHAPS緩衝液(50mMトリス-Cl、pH7.4、150mM NaCl、1% CHAPS、1mM EDTA、1mM EGTA、完全なプロテアーゼインヒビター(Roche)、PhosSTOP(Roche))を各ウェルに加えた。プレートを4℃で1時間ロックし、次いで、各ウェルからの45μlの細胞溶解物を、MCL1抗体でコーティングしたELISAプレートに移した。プレートは、ロックしたまま、冷たい室内で終夜インキュベートした。
【1196】
3日目、ELISAプレートを、250μlの1×PBSTで1回洗浄した。ストレプトアビジン-ポリ-HRP(Thermo Fisher Scientific)をOdyssey遮断緩衝液プラス0.05% Triton-100中で20ng/mlに希釈し、100μlをELISAプレートの各ウェルに加えた。プレートは、ロックしたまま、室温で1時間インキュベートし、次いで100μlの1×PBSTで3回洗浄した。各SuperSignal ELISA Femto Maximum Sensitivity基質を50ml管に加え、混合し、次いで100μlの混合した基質を各ウェルに加えた。プレートを1分間振盪させ、次いで発光をEnvisionプレートリーダー(HP)で測定した。各ウェルのシグナルを、化合物無しの対照及び細胞無しの対照により正規化した。Graphic Pad PRISMソフトウエアを使用してIC
50を計算した。
【1197】
表4は、ELISAによる、透過化細胞におけるタンパク質-タンパク質相互作用に対するアッセイの結果を示す(アッセイ5)。
【1198】
【表4】
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【1199】
アッセイ6
選択された化合物による細胞の処理による細胞毒性の誘導
原則として、アポトーシスを誘発する化合物は、同時に細胞毒性を誘発する。したがって、細胞毒性アッセイを、SUDHL5及びSUDHL10細胞において並行して実行した。
【1200】
Multidrop Combi試薬ディスペンサーを使用して、滅菌の、黒一色の、平底ポリスチレンTC処理384ウェルマイクロプレート(Corning #3571)中30μL/ウェル中の3,300個の細胞密度で、異なる細胞株を培養培地(10%ウシ胎児血清を補充したRPMI 1640[GIBCO #22400-089])にプレーティングした。対照として、細胞を有さない培地もプレートに加えた。細胞を、加湿インキュベーター内で、37℃で終夜インキュベートした。翌日、HP D300デジタルディスペンサーを使用して、少なくとも16通りの希釈及び0.33%のDMSO濃度を有する、単一ドット曲線の3.3×10e-5M(33μM)〜5×10e-9M(5nM)の濃度範囲の化合物(ストック溶液、DMSO中10mM)で細胞を処理した。リムウェルは除外した。細胞を、加湿インキュベーター内で、37℃で5時間インキュベートした。このインキュベーション後、Multidrop Combi試薬ディスペンサーを使用して、30μLのCellTiter-Glo(登録商標)Luminescent Cell Viability試薬(Promega、G7573)を各ウェルに加え、これに続いて、振盪機で、室温で15分間インキュベートした。最終的に、PHERAstar FSマイクロプレートリーダー(BMG Labtech)を使用して、3000のゲインで、0.1msにおいて発光を読み取った。
【1201】
結果の評価のため、各値を、DMSOのみで処理した細胞に対して正規化した(すべての値をDMSO対照の平均値で割った)。Bella DRC Master Sheetを使用して、固定CI=0及びC0=1で、IC
50を計算した。
【1202】
アッセイ7
異なる細胞株における化合物の抗増殖作用の評価
異なる細胞株の増殖に対する化合物の影響を、Promega製のCellTiter-Glo(登録商標)Luminescent Cell Viability試薬(G7573)を使用して評価した。増殖アッセイに使用した細胞株は、腫瘍症状の例であり、以下の表に列挙されている。
【1203】
【表5】
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【1204】
Multidrop Combi試薬ディスペンサーを使用して、滅菌の、黒一色の、平底ポリスチレンTC処理384ウェルマイクロプレート(Corning #3571)中30μL/ウェル中3,300個の細胞(懸濁細胞の場合)又は800個の細胞(付着細胞の場合)密度で、異なる細胞株を培養培地(10%ウシ胎児血清[Biochrom;#S0415]を補充したRPMI 1640[Biochrom;#FG1215])にプレーティングした。並行して、時間ゼロ決定のために、細胞を基準(0日目)プレートにプレーティングした。細胞を、加湿インキュベーター内で、37℃で終夜インキュベートした。
【1205】
翌日、HP D300デジタルディスペンサーを使用して、少なくとも16通りの希釈及び0.33%のDMSO濃度を有する、単一ドット曲線の3.3×10e-5M(33μM)〜5×10e-9M(5nM)の濃度範囲の化合物(ストック溶液、DMSO中10mM)で細胞を処理した。リムウェルは除外した。細胞を、加湿インキュベーター内で、37℃で72時間インキュベートした。30μL/ウェルのCTG溶液(CellTiter-Glo(登録商標)Luminescent Cell Viability試薬、Promega G7573)を基準プレート中の時間ゼロウェルに加え、これに続いて10分間インキュベートし、PHERAstar FSマイクロプレートリーダー(BMG Labtech)を使用して、0.1msにおいて発光を読み取ることによって、0日目のプレートを測定した。
【1206】
72時間のインキュベーション後、処理プレートを、上述の0日目プレートと同じ方法で測定した。Bella DRC Master Sheetを使用して、CI=0日目値及びC0=DMSO対照値を用いてIC
50を計算した。
【1207】
表6は、SUDHL5及びSUDHL10細胞毒性並びに抗増殖アッセイの結果を示す。
【1208】
【表6】
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【1209】
一実施形態では、本発明は、抗増殖アッセイSUDHL5において5xE-7又は<5xE-7のIC
50を示す式(I)の化合物を網羅する。
【1210】
表7は、MV4-11、AMO-1、HMC-1-8、SK-BR-3及びA2780抗増殖アッセイ7の結果を示す。
【1211】
【表7】
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【1212】
一実施形態では、本発明は、抗増殖 AMO-1アッセイにおいて1.2xE-6又は<1.2xE-6のIC
50を示す式(I)の化合物を網羅する。
【1213】
別の実施形態では、本発明は、抗増殖 HMC-1-8アッセイにおいて3.5xE又は<3.5xEのIC
50を示す式(I)の化合物を網羅する。
【1214】
本発明のまた別の態様は、抗増殖 AMO-1アッセイにおいて1.2xE-6若しくは<1.2xE-6のIC
50及び/又は抗増殖 HMC-1-8アッセイにおいて3.5xE-6若しくは<3.5xE-6のIC
50を示す一般式(I)の化合物である。
【1215】
本発明のまた別の態様は、抗増殖 AMO-1アッセイにおいて1.2xE-6又は<1.2xE-6のIC
50及び抗増殖 HMC-1-8アッセイにおいて3.5xE-6又は<3.5xE-6のIC
50を示す一般式(I)の化合物である。
【1216】
本発明のまた別の態様は、抗増殖 AMO-1アッセイにおいて<0.5xE-6のIC
50及び抗増殖 HMC-1-8アッセイにおいて<2xE-6のIC
50を示す一般式(I)の化合物である。
【1217】
本発明のまた別の態様は、抗増殖 AMO-1アッセイにおいて1.2xE-6若しくは<1.2xE-6のIC
50又は抗増殖 HMC-1-8アッセイにおいて3.5xE-6若しくは<3.5xE-6のIC
50を示す一般式(I)の化合物である。
【1218】
さらに別の実施形態では、本発明は、抗増殖(=Antiproli)アッセイSUDHL5において5xE-7若しくは<5xE-7のIC
50及び/又は抗増殖 AMO-1アッセイにおいて1.2xE-6若しくは<1.2xE-6のIC
50及び/又は抗増殖 HMC-1-8アッセイにおいて3.5xE若しくは<3.5xEのIC
50を示す式(I)の化合物を網羅する。
【1219】
さらなる別の実施形態では、本発明は、抗増殖アッセイSUDHL5において5xE-7若しくは<5xE-7のIC
50及び抗増殖 AMO-1アッセイにおいて1.2xE-6若しくは<1.2xE-6のIC
50及び抗増殖 HMC-1-8アッセイにおいて3.5xE若しくは<3.5xEのIC
50を示す式(I)の化合物を網羅する。
【1220】
本発明のまた別の態様は、抗増殖 AMO-1アッセイにおいて<0.5xE-6のIC
50及び抗増殖 HMC-1-8アッセイにおいて<2xE-6のIC
50及びMCL-1/Noxa BH3ペプチド(MCL-1アッセイ)においてIC50<1xE-9を示す一般式(I)の化合物である。
【1221】
表8は、NCI-H23、A2058、SNU-389及びREC-1抗増殖アッセイの結果を示す。
【1222】
【表8】
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【1223】
表9は、SK-MEL2、SNU-16、A-431、PA-1及びDMS-114抗増殖アッセイの結果を示す。
【1224】
【表9】
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【1225】
加えて、実施例47は、前立腺がん細胞株VCAP(供給元ATCC)のin vitroの抗増殖活性、5,29E-8nMのIC50を示す。
【1226】
アッセイ8
Nature Biotechnology、34巻、419〜423頁(2016年)に以前に公開された方法に従い、PRISMスクリーニングを行った。
【1227】
表10は、抗増殖PRISMスクリーニングにおける実施例23の結果を示す。
【1228】
【表10】
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【1229】
アッセイ9
タンパク質-化合物相互作用アッセイ(SPRアッセイ)
本発明において記載されている化合物のMCL-1への結合能力は、表面プラズモン共鳴(SPR)を使用して決定することができる。これにより、平衡解離定数(KD[M])という点における結合の定量化、並びに会合速度定数及び解離速度定数(それぞれkon[1/Ms]及びkoff[1/s])を可能にする。測定は、Biacore(登録商標)T200又はBiacore(登録商標) S200装置(GE Healthcare)を使用して実施することができる。
【1230】
SPR測定のため、組換え型MCL-1(アミノ酸173〜321、N末端がマルトース結合タンパク質(MBP)に融合(配列番号1)、Beryllium(Bedford、MA、USA)から購入)を、標準的なアミンカップリングを使用して固定化した(Johnsson Bら、Anal Biochem.、1991年11月1日;198巻(2号):268〜77頁)。簡単に説明すると、供給元の指示に従い、カルボキシメチル化デキストランバイオセンサーチップ(Series S Sensor Chip CM5、GE Healthcare)を、1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)-カルボジイミド塩酸塩(EDC)及びN-ヒドロキシスクシンイミド(NHS)で活性化した。MBP-MCL-1を、1×PBS-P+(GE Healthcare)で希釈し、活性化したチップの表面上に注入した。続いて、未反応群を遮断するために1Mエタノールアミン-HCl(GE Healthcare)溶液を注入して、およそ400〜2500個の応答単位(RU)の固定化タンパク質を得た。NHS-EDC及びエタノールアミン-HClで処理することにより、基準表面を生成した。化合物を100%ジメチルスルホキシド(DMSO)中に10mMの濃度まで溶解し、続いてランニング緩衝液(1×PBS-P+(GE Healthcare)[PBS-P+緩衝液10×(GE Healthcare):27mM KCl、1.37M NaCl及び0.5%界面活性剤P20(Tween 20)を有する0.2Mリン酸緩衝液から生成]、1% v/v DMSO)で希釈した。SPR結合測定のため、化合物の段階希釈(8つの希釈ステップ、通常0.2nMから1μMまでの範囲)を、固定化タンパク質上に注入した。結合親和性及び速度を、25℃で、ランニング緩衝液中100μl/minの流速で測定した。化合物を60秒注入し、これに続いて1000秒までの解離時間を設けた。
【1231】
ダブルリファレンスセンサーグラムを、Biacore(登録商標)T200及びS200評価ソフトウエア(T200評価ソフトウエアバージョン2.0及びS200評価ソフトウエアバージョン1.0、GE Healthcare)において導入された単純な可逆的ラングミュア1:1反応機序にフィットさせた。
【1232】
【表11】
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【1233】
アッセイ10
振盪フラスコ平衡溶解度アッセイ
熱力学的溶解度を振盪フラスコ平衡法で決定した[Edward H. Kerns及びLi Di(2008年)、Solubility Methods in: Drug-like Properties: Concepts, Structure Design and Methods, 276〜286頁。Burlington, MA: Academic Press]。
【1234】
薬物の飽和溶液を調製し、溶液を24時間混合して、確実に平衡に到達するようにした。溶液を遠心分離して、不溶性画分を除去し、化合物の溶液中濃度を、標準的な較正曲線を使用して決定した。
【1235】
サンプルを調製するため、2mgの固体化合物を4mLガラスバイアル内で秤量した。1mLのリン酸緩衝液pH6.5、それぞれボレート緩衝液pH8を加えた。懸濁液を撹拌器に設置し、室温で24時間混合した。その後、溶液を遠心分離した。標準較正のためのサンプルを調製するため、1〜2mg(正確な重量)の固体サンプルを、アセトニトリル/水50:50に溶解し、20mLに希釈した。サンプル及び標準物質をUV-検出を用いてHPLCで定量化した。各サンプルについて、2つの注入量(5及び50μL)を三重反復で作製した。標準物質について、3つの注入量(5μL、10μL及び20μL)を作製した。
【1236】
クロマトグラフィー条件は以下の通りであった:
HPLCカラム:Xterra MS C18 2.5μm 4.6×30mm
注入量:サンプル:3×5μL及び3×50μL
標準物質:5μL、10μL、20μL
流速:1.5mL/分
移動相:酸勾配:
A:水/0.01%トリフルオロ酸
B:アセトニトリル/0.01%トリフルオロ酢酸
0分→95%A 5%B
0〜3分→35%A 65%B、線形勾配
3〜5分→35%A 65%B、均一濃度
5〜6分→95%A 5%B、均一濃度
UV検出器:最大吸収付近の波長(200〜400nmの間)
【1237】
サンプル及び標準物質注射の領域並びに溶解度値(mg/L)の計算は、HPLCソフトウエア(Waters Empower 2FR)を使用して決定した。
【1238】
アッセイ11
CYP阻害アッセイ
チトクロムP450依存性代謝経路に対する試験化合物の阻害効力を、個々のCYPアイソフォーム選択的標準プローブ(フェナセチン、クマリン、ブプロピオン、アモジアキン、ジクロフェナク、S-メフェニトイン、デキストロメトルファン、クロルゾキサゾン、ミダゾラム、テストステロン)を適用させてヒト肝ミクロソームにおいて決定した。基準インヒビターは、陽性対照として含めた。インキュベーション条件(タンパク質及び基質濃度、インキュベーション時間)を、代謝産物形成の直線性に関して最適化させた。96ウェルプレート内でGenesis Workstation(Tecan、Crailsheim、FRG)を37℃で使用することにより、アッセイを行った。タンパク質の沈殿後、代謝産物形成をLC-MS/MS分析で定量化し、これに続いて阻害評価及びIC
50計算を行った。
【1239】
試験化合物のIC
50値をin vitroで決定することにより得られる、CYP酵素を阻害する治験薬の潜在能力は、研究されたCYPアイソフォームの関連基質である共投与薬物との潜在的な薬物-薬物相互作用(DDI)を査定するための基本的必要条件である。このような研究は、DDIの評価のための関連ガイドライン(すなわちEMA及びFDA)により推奨されている。
【1240】
アッセイ12
CYP誘導アッセイ
in vitroでCYP誘導潜在能力を評価するために、3つの別個の肝臓から採取した培養したヒト肝細胞を、ビヒクル対照、8つの濃度の試験化合物のうちの1つ及び公知のヒトCYP誘導剤(例えばオメプラゾール(omeprazole)、フェノバルビタール(phenobarbital)、及びリファンピン(rifampin))で、1日1回3日連続して処理した。処理後、LC-MS/MSによるCYP3A4、CYP2B6及びCYP1A2活性の分析に適したマーカー基質と共に、細胞をin situでインキュベートした。in situでのインキュベーションの後、同じ処理群からの同じ肝細胞を収集して、RNA単離し、qRT-PCRで分析して、CYP1A2、CYP2B6及びCYP3A4 mRNA発現レベルに対する試験化合物の作用を査定した。
【1241】
アッセイ13
Caco-2透過アッセイ
Caco-2細胞(DSMZ Braunschweig、Germanyから購入)を、24ウェル挿入プレート、0.4μm孔径に、ウェル1個当たり4.5×10
4個の細胞密度で播種し、10%ウシ胎児血清、1% GlutaMAX(100x、GIBCO)、100U/mLペニシリン、100μg/mLストレプトマイシン(GIBCO)及び1%非必須アミノ酸(100×)を補充したDMEM培地で15日間成長させた。細胞を、加湿下5%CO
2大気中37℃で維持した。培地を2〜3日ごとに交換した。透過アッセイを実行する前に、培地を、FCSを含まないhepes-炭酸塩輸送緩衝液(pH7.2)に置き換えた。単層の完全性を査定するために、経上皮電気耐性(TEER)を測定した。試験化合物をDMSOに事前溶解し、最終濃度2μMで頂端又は側底のいずれかの区画に加えた。37℃での2時間インキュベーションの前及び後に、サンプルを両方の区画から採取した。メタノールでの沈殿後、LC/MS/MS分析により化合物の内容物の分析を行った。頂端から側底(A→B)及び側底から頂端(B→A)方向に透過率(Papp)を計算した。以下の方程式を使用して、見掛け透過率を計算した:
P
app=(V
r/P
o)(1/S)(P
2/t)
(式中、V
rは、レシーバーチャンバー内の媒体の体積であり、P
oは、t=oでのドナーチャンバー内の試験薬物の測定ピーク面積であり、Sは、単層の表面積であり、P
2は、2時間のインキュベーション後のアクセプターチャンバー内の試験薬物の測定ピーク面積であり、tは、インキュベーション時間である)。P
appB-AをP
appA-Bで割ることによって、側底(B)対頂端(A)の排出比を計算した。加えて、化合物回収率を計算した。アッセイ対照として、基準化合物を並行して分析した。
【1242】
アッセイ14
ラット肝細胞におけるin vitro代謝安定性の調査(肝臓のin vivoでの血液クリアランス(CL)の計算を含む)
Han Wistarラットの肝細胞を、2段階潅流法を介して単離した。潅流後、肝臓をラットから慎重に取り出した。肝臓被膜を開き、氷冷WMEを有するペトリ皿に、肝細胞を穏やかに振り出した。得られた細胞懸濁液を、滅菌のガーゼを介して濾過して50mLファルコン管に入れ、50×gで、室温で3分間遠心分離した。細胞ペレットを30mLのWME中に再懸濁させ、Percoll(登録商標)勾配を介して、100×gで2回遠心分離した。肝細胞をWilliams培地E(WME)で再度洗浄し、5%FCSを含有する培地に再懸濁させた。細胞生存度をトリパンブルー排除により決定した。
【1243】
代謝安定性アッセイのため、肝細胞を、1.0×10
6個の生活細胞/mL密度で、ガラスバイアルに5%FCSを含有するWME中に分配した。試験化合物を最終濃度1μMまで加えた。インキュベーションの間、肝細胞懸濁液を連続的に振盪し、アリコートを2、8、16、30、45及び90分の時点で採取し、これに、等量の冷メタノールを直ちに加えた。サンプルを-20℃で一晩凍結し、その後、続いて3000rpmで15分間遠心分離し、上清を、LCMS/MS検出を有するAgilent 1200 HPLCシステムで分析した。
【1244】
試験化合物の半減期を、濃度-時間プロットから決定した。半減期から、固有クリアランスを計算した。追加のパラメーターである、肝臓の血流、in vivo及びin vitroでの肝細胞の量と共に、肝臓のin vivo血液クリアランス(CL)及び最大経口バイオアベイラビリティー(F
max)を、以下の式を使用して計算した:CL'固有[mL/(分×kg)]=kel[1/分]/((cellno/インキュベーションの体積[mL])×fu、inc)×(cellno/肝臓重量[g])×(具体的な肝臓重量[g肝臓/kg体重]);CL血液、十分撹拌したもの[L/(時間×kg)]=(QH[L/(時間×kg)]×fu、血液×CL'固有[L/(時間×kg)])/(QH[L/(時間×kg)]+fu、血液×CL'固有[L/(時間×kg)]);Fmax=1-CL血液/QH。以下のパラメーター値を使用した:肝臓血流 - 4.2L/時間/kgラット;具体的な肝臓重量 - 32g/kgラット体重;肝細胞in vivo - 1.1×10
8細胞個/g肝臓、肝細胞、in vitro - 1.0×10
6/mL;fu、inc及びfu、血液は1とみなす。
【1245】
アッセイ15
肝ミクロソームにおけるラット肝細胞のin vitro代謝安定性の調査(肝臓のin vivo血液クリアランス(CL)及び最大経口バイオアベイラビリティー(Fmax)の計算を含む)
試験化合物のin vitro代謝安定性を、100mMリン酸緩衝液、pH7.4(リン酸二水素ナトリウム一水和物+リン酸水素二ナトリウム二水和物)中の懸濁肝ミクロソーム中に、これらを1μMで及びタンパク質濃度0.5mg/mLで、37℃でインキュベートすることにより決定した。8mMグルコース-6-リン酸、4mM塩化マグネシウム;0.5mM NADP及び1IU/mL G-6-P-デヒドロゲナーゼをリン酸緩衝液、pH7.4中に含有するコファクターミックスを加えることにより、ミクロソームを活性化した。インキュベーションに、試験化合物、最終容量1mLを加えることにより、その直後に代謝アッセイを開始した。インキュベーション中の有機溶媒は、≦0.01%ジメチルスルホキシド(DMSO)及び≦1%アセトニトリルに限定した。インキュベーションの間、ミクロソーム懸濁液を580rpmで連続的に振盪し、アリコートを、2、8、16、30、45及び60分の時点で採取し、これに、等量の冷メタノールを直ちに加えた。サンプルを-20℃で一晩凍結し、続いて3000rpmで15分間遠心分離し、上清を、LCMS/MS検出を有するAgilent 1200 HPLCシステムで分析した。
【1246】
試験化合物の半減期を、濃度-時間プロットから決定した。半減期から、固有クリアランスを計算した。追加のパラメーターである、肝臓の血流、具体的な肝臓重量及びミクロソームのタンパク質含有量と一緒に、肝臓のin vivo血液クリアランス(CL)及び最大経口バイオアベイラビリティー(F
max)を、異なる種について計算した。肝臓のin vivo血液クリアランス(CL血液)及び最大経口バイオアベイラビリティー(F
max)を、以下の式:CL'固有[mL/(分×kg)]=kel[1/分]/((mgタンパク質/インキュベーションの体積[mL])×fu、inc)×(mgタンパク質/肝臓重量[g])×(具体的な肝臓重量[g肝臓/kg体重]);CL血液、十分撹拌したもの[L/(時間×kg)]=(QH[L/(時間×kg)]×fu、血液×CL'固有[L/(時間×kg)])/(QH[L/(時間×kg)]+fu、血液×CL'固有[L/(時間×kg)]);Fmax=1-CL血液/QH、並びに以下のパラメーター値を使用して計算した:肝臓血流 - 1.32L/時間/kg(ヒト)、2.1L/時間/kg(イヌ)、4.2L/時間/kg(ラット);具体的な肝臓重量 - 21g/kg(ヒト)、39g/kg(イヌ)、32g/kg(ラット);ミクロソームタンパク質含有量 - 40mg/g.;fu、inc及びfu、血液は1とみなす。
【1247】
アッセイ16
ラットにおけるin vivo薬物動態
in vivo薬物動態学的実験のため、試験化合物を、雄のWistarラットに、0.3〜1mg/kgの用量で静脈内投与し、可溶化剤、例えば、十分許容される量のPEG400を使用して溶液として製剤化した0.5〜10mg/kgの用量で胃内投与した。
【1248】
静脈内投与後の薬物動態については、試験化合物をi.v.ボーラスとして与え、血液サンプルを、投薬後2分、8分、15分、30分、45分、1時間、2時間、4時間、6時間、8時間及び24時間の時点で採取した。予想される半減期に応じて、後の時間点(例えば、48時間、72時間)において追加のサンプルを採取した。胃内投与後の薬物動態については、試験化合物を、絶食したラットに胃内投与で与え、血液サンプルを、投薬後5分、15分、30分、45分、1時間、2時間、4時間、6時間、8時間及び24時間の時点で採取した。予想される半減期に応じて、後の時間点(例えば、48時間、72時間)において追加のサンプルを採取した。血液を、リチウムヘパリン管(Monovetten(登録商標)、Sarstedt)に収集し、3000rpmで15分間遠心分離した。上清(血漿)から100μLのアリコートを採取し、冷アセトニトリル400μLを加えることにより沈殿させ、-20℃で一晩凍結した。続いて、サンプルを解凍し、3000rpmで、4℃で20分間遠心分離した。上清のアリコートを、LCMS/MS検出を有するAgilent 1200 HPLCシステムを使用する分析試験用に採取した。PK計算ソフトウエアを使用して、非コンパートメント分析によりPKパラメーターを計算した。
【1249】
PKパラメーターは、i.v.後の濃度-時間プロファイルから導出した:CL血漿:試験化合物の全血漿クリアランス(単位:L/kg/時間);CL血液:試験化合物の全血液クリアランス:CL血漿×Cp/Cb(単位:L/kg/時間)、Cp/Cbは、血漿中と血液中の濃度の比。i.g.後の濃度時間プロファイルから、PKパラメーターを計算した:Cmax:最大血漿中濃度(単位:mg/L);Cmaxnorm:Cmaxを投与された用量(単位:kg/L)で割ったもの;Tmax: Cmaxが観察された時間点(単位:時間)。i.v.とi.g.の両方の濃度-時間プロファイルからパラメーターを計算した:AUCnorm:t=0時間から無限大までの濃度-時間曲線下の面積(外挿)を投与された用量で割ったもの(単位:kg×時間/L);AUC(0〜t最後)標準:t=0時間から血漿中濃度が測定できた最後の時間点までの濃度-時間曲線下の面積を投与された用量で割ったもの(単位:kg×時間/L);t1/2:終末相半減期(単位:時間);F:経口バイオアベイラビリティー:胃内投与後のAUCnormを静脈内投与後のAUCnormで割ったもの(単位:%)。
【1250】
アッセイ17
マウスにおけるin vivo薬物動態
in vivo薬物動態学的実験のため、試験化合物を、雌のCD1マウスに、可溶化剤、例えば、十分許容される量のPEG400を使用して溶液として製剤化した0.3〜1mg/kgの用量で静脈内投与した。
【1251】
静脈内投与後の薬物動態については、試験化合物をi.v.ボーラスとして与え、血液サンプルを、投薬後2分、5分、15分、30分、1時間、2時間、4時間、7時間、及び24時間の時点で採取した。血液を、頚静脈カテーテルを介してリチウム-ヘパリンコーティングした管(Eppendorf)に収集し、3000rpmで15分間遠心分離した。上清(血漿)からのアリコートを採取し、1:10(v/v)氷冷メタノールを加えることにより沈殿させ、-20℃で一晩凍結した。続いて、サンプルを解凍し、3000rpmで、4℃で20分間遠心分離した。上清のアリコートを、LCMS/MS検出を有するAgilent 1200 HPLCシステムを使用する分析試験用に採取した。PK計算ソフトウエアを使用して、非コンパートメント分析によりPKパラメーターを計算した。
【1252】
PKパラメーターは、i.v.後の濃度-時間プロファイルから導出した:CL血漿:試験化合物の全血漿クリアランス(単位:L/kg/時間);CL血液:試験化合物の全血液クリアランス:CL血漿×Cp/Cb(単位:L/kg/時間)、Cp/Cbは、血漿中と血液中の濃度の比。AUCnorm:t=0時間から無限大までの濃度-時間曲線下の面積(外挿)を投与された用量で割ったもの(単位:kg×時間/L);AUC(0〜t最後)標準:t=0時間から血漿中濃度を測定できた最後の時間点までの濃度-時間曲線下の面積を投与された用量で割ったもの(単位:kg×時間/L);t1/2:終末相半減期(単位:時間);MRT iv(時間):平均滞留時間。
【1253】
アッセイ18
イヌにおけるin vivo薬物動態
in vivo薬物動態学的実験のため、試験化合物を、ビーグル犬に、可溶化剤、例えば、十分許容される量のPEG400を使用して溶液として製剤化した0.3〜1mg/kgの用量で静脈内投与した。
【1254】
薬物動態後の静脈内投与については、試験化合物を、短時間点滴(10分)としてイヌに与えた。血液サンプルを、例えば、伏在静脈からの投薬後5分、10分(短時間点滴の終わり)、15分、30分、1時間、2時間、4時間、6時間、8時間及び24時の時点で採取した。血液をK-EDTA(Monovetten(登録商標)、Sarstedt)に収集し、3000rpmで15分間遠心分離した。上清(血漿)から100μLのアリコートを採取し、冷アセトニトリル400μLを加えることにより沈殿させ、-20℃で一晩凍結した。続いて、サンプルを解凍し、3000rpmで、4℃で20分間遠心分離した。上清のアリコートを、LCMS/MS検出を有するAgilent HPLCシステムを使用する分析試験用に採取した。PK計算ソフトウエア(例えば、Phoenix WinNonlin(登録商標)、Certara USA、Inc.)を使用して、非コンパートメント分析によりPKパラメーターを計算した。
【1255】
PKパラメーターは、i.v.後の濃度-時間プロファイルから導出した:CL血漿:試験化合物の全血漿クリアランス(単位:L/kg/時間);CL血液:試験化合物の全血液クリアランス:CL血漿×Cp/Cb(単位:L/kg/時間)、Cp/Cbは、血漿中と血液中の濃度の比。AUCnorm:t=0時間から無限大までの濃度-時間曲線下の面積(外挿)を投与された用量で割ったもの(単位:kg×時間/L);AUC(0〜t最後)標準:t=0時間から血漿中濃度が測定できた最後の時間点までの濃度-時間曲線下の面積を投与された用量で割ったもの(単位:kg×時間/L);t1/2:終末相半減期(単位:時間);MRT iv(時間):平均滞留時間。
【1256】
アッセイ19
腫瘍異種移植片における化合物の抗増殖性作用の査定
過剰増殖性障害の処置に対する本発明の化合物の適合性を、以下のがんの種類の動物モデルで実証することができる:乳がん;食道がん;肝臓がん;肺がん;非ホジキンリンパ腫型、GC-DLBCL*及びABC-DLBCL**亜型を含むびまん性大細胞型B細胞リンパ腫亜型、並びにマントル細胞リンパ腫を含むリンパ腫;急性白血病、急性骨髄性白血病型、急性単球性白血病;黒色腫;多発性骨髄腫;黒色腫;卵巣がん;膵臓がん。この目的のために、それぞれのがんの種類のヒト腫瘍細胞を、免疫無防備状態のマウスに皮下注射又は静脈内注射し、以下の
図1、
図2及び
図3並びにそれぞれの表に、AMO-1及びMOLP-8を多発性骨髄腫異種移植片モデルに対する例として、並びにSUDHL-10をGC-DLBCL異種移植片モデルに対する例として例示した。原発性腫瘍成長が一度確立したら、次いで、動物を無作為抽出して、ある特定の期間、最大耐用量の化合物又はビヒクル対照のいずれかによる処置を施した。腫瘍成長についてのこれらの群間の差異を使用して、処置効力を入手できる。このような異種移植片実験の原理は、Richmond, A.; Su, Y. (2008年).「Mouse xenograft models vs GEM models for human cancer therapeutics」Disease Models and Mechanisms 1巻(2〜3号): 78〜82頁. doi:10.1242/dmm.000976に要約されている。
【1257】
図1は、未処置の動物(ビヒクル)と、異なる濃度の化合物実施例47(n=10匹の動物/群)で処置した群との、免疫無防備状態のマウスにおいて皮下成長しているAMO-1多発性骨髄腫細胞の腫瘍成長の比較を示す。
【1258】
【表12】
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【1259】
図2は、未処置の動物(ビヒクル)と、異なる濃度の化合物実施例47(n=10動物/群)で処置した群との、免疫無防備状態のマウスにおいて皮下成長しているMOLP-8多発性骨髄腫細胞の腫瘍成長の比較を示す。
【1260】
【表13】
[この文献は図面を表示できません]
【1261】
図3は、未処置の動物(ビヒクル)と、異なる濃度の化合物実施例47(n=10動物/群)で処置した群との、免疫無防備状態のマウスにおいて皮下成長しているSU-DHL 10 GC-DLBCL細胞の腫瘍成長の比較を示す。
【1262】
【表14】
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【1263】
MCL-1構造分析-実験20
結晶化
結晶構造体(MBP-MCL1)は、マルトース結合タンパク質(MBP)残基27〜392(単一のグリシン残基で付加した)からなり、このマルトース結合タンパク質は、MCL-1 BH3結合ドメイン(残基173〜321)のN末端に2残基グリシン-セリンリンカーにより連結され、また表面エントロピー還元突然変異K194A、K197A及びR201Aを含有した。したがって、MBP-MCL1の最終アミノ酸配列は以下である:
配列番号6
GKIEEGKLVIWINGDKGYNGLAEVGKKFEKDTGIKVTVEHPDKLEEKFPQVAATGDGPDIIFWAHDRFGGYAQSGLLAEITPDKAFQDKLYPFTWDAVRYNGKLIAYPIAVEALSLIYNKDLLPNPPKTWEEIPALDKELKAKGKSALMFNLQEPYFTWPLIAADGGYAFKYNNGKYDIKDVGVDNAGAKAGLTFLVDLIKNKHMNADTDYSIAEAAFNKGETAMTINGPWAWSNIDTSKVNYGVTVLPTFKGQPSKPFVGVLSAGINAASPNKELAKEFLENYLLTDEGLEAVNKDKPLGAVALKSYEEELAKDPRIAATMENAQKGEIMPNIPQMSAFWYAVRTAVINAASGRQTVDEALKDAQTGSELYRQSLEIISRYLREQATGAADTAPMGASGATSRKALETLRRVGDGVQRNHETAFQGMLRKLDIKNEDDVKSLSRVMIHVFSDGVTNWGRIVTLISFGAFVAKHLKTINQESCIEPLAESITDVLVRTKRDWLVKQRGWDGFVEFFHV
【1264】
MBP-MCL1タンパク質は、以前に報告された通り発現及び精製した(A Maltose-Binding Protein Fusion Construct Yields a Robust Crystallography Platform for MCL1. Clifton MC、Dranow DM、Leed A、Fulroth B、Fairman JW、Abendroth J、Atkins KA、Wallace E、Fan D、Xu G、Ni ZJ、Daniels D、Van Drie J、Wei G、Burgin AB、Golub TR、Hubbard BK、Serrano-Wu MH. PLoS One. 2015年4月24日;10巻(4号):e0125010. doi: 10.1371/journal.pone.0125010. eCollection 2015を参照されたい)。本実験に使用した最終タンパク質溶液は、MBP-MCL1を、タンパク質緩衝液(20mM hepes pH7.5、200mM NaCl、1%グリセロール、及び2mM DTT)中9.97mg/mlの濃度で含有した。
【1265】
実施例47を、化合物緩衝液(40% DMSO、40% 2-メチル-2,4-ペンタンジオール、及び20% PEG400)中4mMの濃度で含有する化合物溶液を調製した。
【1266】
16% PEG3350、50mMマグネシウムギ酸塩、及び20mM HEPES pH7.5を含有する播種緩衝液を調製した。
【1267】
EasyXtal 15ウェル結晶化ツール(Qiagen)を使用し、ハンギングドロップ蒸気拡散法を使用して、実施例47との複合体中のMBP-MCL1の結晶を得た。2.25μLのタンパク質溶液、0.75μLの化合物緩衝液、及び3μLの種種緩衝液を混合し、400μLの2M NaClのリザーバー上でインキュベートすることにより、MBP-MCL1の最初のP2
12
12結晶を得た。リガンド未結合のMCL1結晶は、これらの条件下で急速に増大した。次いで、これらの最初の結晶を使用して、製造業者の指示の通りSeed Bead Kit(Hampton Research)を用いて、種種緩衝液中で連続希釈したP2
12
12MBP-MCL1ミクロ種結晶希釈物を含有する種溶液を生成した。
【1268】
次いで、実施例47との複合体中のMCL1の溶液を生成するため、7.5μLのタンパク質溶液を2.5μLの化合物溶液に急速に混合し、混合物を氷上で15分間インキュベートした。次いで、3μLのこの混合物を3μLの様々な種希釈物と混合し、400μLの1.5M NaCl上でインキュベートした。実施例47との複合体中のMBP-MCL1の十分に形成されたP2
12
12結晶が、3日以内に形成された(
図4)。
【1269】
データ収集、構造の決定及び精密化
実施例47との複合体中のMBP-MCL1の約25μm×75μm×200μm P2
12
12結晶を300um MicroLoop(Mitegen)に取り付け、液体窒素中で直接フラッシュ凍結した。Varimax-HFミラー及びSaturn 944 CCD検出器を備えたRigaku MicroMax-007-HFジェネレーターで、完全な2.0Å回折データセットを収集した(表15)。回折データを処理し、以前に記載した通り構造を解明した(上記引用、Cliftonらを参照されたい)。最終の精製したモデル統計が表15に示されている。
【1270】
【表15】
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【1271】
MBP-MCL1に結合した実施例47の絶対配置
MBP-MCL1の実施例47との複合体は、非対称的単位において、MBP-MCL1の単一分子と結晶化し、実施例47の単一分子は、MCL-1のBH3結合ポケットに明確に結合していた。共結晶化のため、実施例47のエナンチオマー的に純粋なバッチを使用したが、その正確な立体配置は不明であった。
【1272】
電子密度マップにより、結晶内で結合した立体異性体の明白な配置が得られた(
図5)。C4-C38結合に沿ったアトロプ異性体配置と共に、実施例47の炭素原子C7における立体化学(
図6)が、MBP及びMCL-1タンパク質の立体化学の知識により明白に定められている。実施例47は、明白に炭素原子C7上の(R)-立体配置を特徴とし、C4-C38結合に沿って(R
a)-アトロプ異性体立体配置を有する(
図6)。