(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
入力コンテナと、出力コンテナと、使い捨てアセンブリの全部または一部を受容するための受器とを支持する、プラットフォームを含み、使い捨てアセンブリは、調製容器と、狭窄部カートリッジとを含む、ペイロードを細胞に送達するためのシステム。調製容器は、1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を通した通過のために調製されるにつれて、細胞懸濁液を保持し、狭窄部カートリッジは、1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を含む、構成要素を格納する。細胞変形狭窄部を通した通過は、摂動を細胞膜内に生じさせ、細胞の中へのペイロードの進入を可能にする。本システムは、入力をユーザから受信し、入力コンテナを通して、調製容器を通して、狭窄部カートリッジを通して、出力コンテナに通過するにつれて、自動的に、細胞懸濁液の圧力、温度、撹拌、および/または流動を制御するように構成される、1つまたはそれを上回るプロセッサを含む。
前記1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備える前記構成要素は、マイクロ流体チャネルを備えるマイクロ流体チップであり、前記マイクロ流体チャネルは、前記1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備え、
前記狭窄部カートリッジは、前記マイクロ流体チップを格納するように構成される、マイクロ流体チップカートリッジである、
請求項1に記載のシステム。
前記システムは、前記狭窄部カートリッジを通した前記細胞懸濁液の少なくとも一部の流動前に、前記ペイロードを前記細胞懸濁液と接触させるように構成される、請求項1−5のいずれか1項に記載のシステム。
前記システムは、前記狭窄部カートリッジを通した前記細胞懸濁液の少なくとも一部の流動に続いて、前記ペイロードを前記細胞懸濁液と接触させるように構成される、請求項1−6のいずれか1項に記載のシステム。
前記1つまたはそれを上回るプロセッサは、圧力を前記調製容器の内側の前記細胞懸濁液に印加させるように構成される、請求項1−7のいずれか1項に記載のシステム。
前記1つまたはそれを上回る制御モジュールは、滅菌ガスを前記調製容器に送達するように構成される圧力源を備える圧力制御モジュールを備える、請求項8に記載のシステム。
前記調製容器の内側の前記細胞懸濁液に印加される圧力は、前記調製容器を前記受器の内壁と接触させるために十分である、請求項8および9のいずれか1項に記載のシステム。
前記調製容器の内側の前記細胞懸濁液に印加される圧力は、前記細胞懸濁液を前記調製容器から外に前記狭窄部カートリッジを通して押進させるために十分である、請求項8−10のいずれか1項に記載のシステム。
前記1つまたはそれを上回るプロセッサは、前記細胞懸濁液を前記調製容器の内側で加熱または冷却させるように構成される、請求項1−11のいずれか1項に記載のシステム。
前記1つまたはそれを上回る制御モジュールは、前記調製容器に接触するように構成される前記受器の一部を加熱または冷却するように構成される1つまたはそれを上回る熱電温度制御デバイスを備える温度制御モジュールを備える、請求項12に記載のシステム。
前記調製容器に接触するように構成される前記受器の一部は、熱を前記調製容器へおよびそこから伝導させるように構成される伝導性外被である、請求項13に記載のシステム。
前記1つまたはそれを上回る制御モジュールは、前記調製容器を加熱または冷却するように構成される1つまたはそれを上回る熱電温度制御デバイスを備える温度制御モジュールを備える、請求項12−14のいずれか1項に記載のシステム。
前記1つまたはそれを上回る熱電温度制御デバイスは、冷却プレートを備え、前記冷却プレートは、前記受器の壁内に配置され、前記調製容器が前記受器の中に挿入されると、前記調製容器の外壁に接触するように構成される、請求項15に記載のシステム。
1つまたはそれを上回るプロセッサは、細胞が前記細胞懸濁液中に均質に分散されるように、前記細胞懸濁液を前記調製容器の内側で攪拌させるように構成される、請求項1−16のいずれか1項に記載のシステム。
前記1つまたはそれを上回る制御モジュールは、1つまたはそれを上回るモータによって駆動されるように構成される撹拌プレートを備える撹拌制御モジュールを備え、前記撹拌プレートは、前記受器の全部または一部の撹拌を生じさせるように構成される、請求項17に記載のシステム。
前記流動制御モジュールは、1つまたはそれを上回る弁に、前記細胞懸濁液の流動を制御させ、前記入力コンテナから、前記使い捨てアセンブリを通して、前記出力コンテナに流動させるように構成される、請求項1−18のいずれか1項に記載のシステム。
命令を前記ユーザから受信するように構成される入力デバイスをさらに備え、前記1つまたはそれを上回るプロセッサは、前記命令に応答して、前記制御モジュールのうちの1つまたはそれを上回るものを動作させるように構成される、請求項1−20のいずれか1項に記載のシステム。
前記入力デバイスは、ユーザによる接触を検出することに応答して、信号を前記制御モジュールのうちの1つまたはそれを上回るものに伝送するように構成されるタッチスクリーンディスプレイを備える、請求項21に記載のシステム。
前記入力デバイスは、前記細胞懸濁液の撹拌を前記調製容器の内側で生じさせるモータの速度を制御するように構成される撹拌速度調節デバイスを備える、請求項21および22のいずれか1項に記載のシステム。
前記調製容器は、第1の入口を備え、前記第1の入口は、前記細胞懸濁液入力コンテナに流動的に接続され、前記細胞懸濁液の流動を受容するように構成される、請求項1−26のいずれか1項に記載のシステム。
前記調製容器は、第2の入口を備え、前記第2の入口は、圧力を前記細胞懸濁液に印加させるために、圧力源に流動的に接続され、前記調製容器への滅菌ガスの流動を受容するように構成される、請求項1−27のいずれか1項に記載のシステム。
前記狭窄部カートリッジは、前記1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備える前記構成要素を保持し、前記細胞懸濁液の流動を、前記1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備える前記構成要素の中に指向するように構成される筐体部分を備える、請求項1−30のいずれか1項に記載のシステム。
前記狭窄部カートリッジは、1つまたはそれを上回るOリングによって、前記構成要素を定位置に保持するように構成される、請求項1−33のいずれか1項に記載のシステム。
前記狭窄部カートリッジは、前記細胞懸濁液の流動を、前記構成要素の中に、1つまたはそれを上回るOリングを通して指向するように構成される、請求項1−34のいずれか1項に記載のシステム。
前記1つまたはそれを上回るプロセッサは、信号を1つまたはそれを上回るセンサから受信し、自動的に、受信された前記信号に従って、前記細胞懸濁液の圧力、温度、および撹拌のうちの1つまたはそれを上回るものを制御するように構成される、請求項1−36のいずれか1項に記載のシステム。
前記1つまたはそれを上回るセンサは、前記細胞懸濁液の温度を監視するように構成される温度センサを備える、請求項37および38のいずれか1項に記載のシステム。
前記温度センサは、サーミスタを備え、前記サーミスタは、前記使い捨てアセンブリ内に含まれ、前記受器に取り付けられるように構成される、請求項39に記載のシステム。
前記1つまたはそれを上回るセンサは、前記細胞懸濁液に印加される圧力を監視するように構成される圧力センサを備える、請求項37−41のいずれか1項に記載のシステム。
前記1つまたはそれを上回るセンサは、前記調製容器の内側の圧力を監視するように構成される圧力センサを備える、請求項37−42のいずれか1項に記載のシステム。
前記細胞懸濁液が前記調製容器および前記狭窄部カートリッジの一方または両方内に位置する間の圧力、温度、撹拌、流動、および経過時間のうちの1つまたはそれを上回るものを備えるログ情報を記憶するように構成されるメモリをさらに備える、請求項1−43のいずれか1項に記載のシステム。
前記細胞懸濁液が前記調製容器および前記狭窄部カートリッジの一方または両方内に位置する間の圧力、温度、撹拌、流動、および経過時間のうちの1つまたはそれを上回るものを備える情報を表示するように構成されるディスプレイをさらに備える、請求項1−44のいずれか1項に記載のシステム。
情報を遠隔コンピューティングデバイスに伝送するように構成されるネットワーク通信インターフェースをさらに備え、前記情報は、前記細胞懸濁液が前記調製容器および前記狭窄部カートリッジの一方または両方内に位置する間の圧力、温度、撹拌、流動、および経過時間のうちの1つまたはそれを上回るものを備える、請求項1−45のいずれか1項に記載のシステム。
前記システムを分解せずに移動させることは、前記ホルダ、受器、または1つまたはそれを上回るプロセッサを前記プラットフォームから取り外さずに、前記プラットフォームを移動させることを含む、請求項47に記載のシステム。
前記調製容器から下流かつ前記狭窄部カートリッジの上流の流体の流動を受容するように構成されるフィルタをさらに備え、前記フィルタは、前記狭窄部カートリッジに到達する前に、多細胞凝集体を前記細胞懸濁液から除去するように構成される、請求項1−52のいずれか1項に記載のシステム。
前記調製容器は、液体を前記調製容器の主要本体から引き出し、前記液体を前記調製容器の主要本体の中に戻るように循環させるように構成される循環ループを備える、請求項1−56のいずれか1項に記載のシステム。
前記アセンブリは、ツールの使用を伴わずに、前記システムに接続され、かつそこから接続解除されることが可能であるように構成される、請求項60に記載のアセンブリ。
前記1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備える前記構成要素は、マイクロ流体チャネルを備えるマイクロ流体チップであり、前記マイクロ流体チャネルは、前記1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備え、
前記狭窄部カートリッジは、前記マイクロ流体チップを格納するように構成される、マイクロ流体チップカートリッジである、
請求項60および61のいずれか1項に記載のアセンブリ。
ツールの使用を伴わずに、前記アセンブリを前記システムに接続することは、前記システムが前記細胞懸濁液の流動を前記システムから受容し得るように、前記アセンブリを前記システムに流動的に接続することを含む、請求項60−64のいずれか1項に記載のアセンブリ。
ツールの使用を伴わずに、前記アセンブリを前記システムに接続することは、前記アセンブリの1つまたはそれを上回るセンサを前記システムの1つまたはそれを上回るコントローラに電子的に接続することを含む、請求項60−65のいずれか1項に記載のアセンブリ。
前記1つまたはそれを上回るセンサは、前記調製容器の内側の前記細胞懸濁液の温度を監視し、前記温度に関するデータを前記システムの温度制御モジュールに伝送するように構成される温度センサを備える、請求項66に記載のアセンブリ。
前記1つまたはそれを上回るセンサは、前記細胞懸濁液に印加される圧力を監視し、前記圧力に関するデータを前記システムの圧力制御モジュールに伝送するように構成される圧力センサを備える、請求項66および67のいずれか1項に記載のアセンブリ。
前記圧力センサは、前記調製容器の内側の圧力を監視し、前記圧力に関するデータを前記システムの圧力制御モジュールに伝送するように構成される、請求項66−68のいずれか1項に記載のアセンブリ。
前記1つまたはそれを上回るセンサは、前記アセンブリを通る前記細胞懸濁液の流動を監視するように構成される泡センサを備える、請求項66−69のいずれか1項に記載のアセンブリ。
前記狭窄部カートリッジは、前記1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備える前記構成要素を保持し、前記細胞懸濁液の流動を、前記1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備える前記構成要素の中に指向するように構成される筐体部分を備える、請求項60−71のいずれか1項に記載のアセンブリ。
前記狭窄部カートリッジは、1つまたはそれを上回るOリングによって、前記構成要素を定位置に保持するように構成される、請求項60−74のいずれか1項に記載のアセンブリ。
前記狭窄部カートリッジは、前記細胞懸濁液の流動を、前記構成要素の中に、1つまたはそれを上回るOリングを通して指向するように構成される、請求項60−75のいずれか1項に記載のアセンブリ。
前記狭窄部カートリッジは、1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備える第2の構成要素を格納し、前記細胞懸濁液流体の流動を前記第1の構成要素と並列の前記第2の構成要素を通して指向するように構成される、請求項60−77のいずれか1項に記載のアセンブリ。
前記1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備える前記構成要素は、マイクロ流体チャネルを備えるマイクロ流体チップであり、前記マイクロ流体チャネルは、前記1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備え、
前記狭窄部カートリッジは、前記マイクロ流体チップを格納するように構成されるマイクロ流体チップカートリッジである、
請求項80に記載の方法。
前記狭窄部カートリッジを通した前記細胞懸濁液の少なくとも一部の流動前に、前記ペイロードを前記細胞懸濁液と接触させることをさらに含む、請求項80−82のいずれか1項に記載の方法。
前記狭窄部カートリッジを通した前記細胞懸濁液の少なくとも一部の流動に続いて、前記ペイロードを前記細胞懸濁液と接触させることをさらに含む、請求項80−83のいずれか1項に記載の方法。
前記システムに、前記調製容器と、前記狭窄部カートリッジとを備える使い捨てアセンブリを取り付けることをさらに含む、請求項80−84のいずれか1項に記載の方法。
前記使い捨てアセンブリを取り付けることは、前記調製容器を、前記調製容器を受容するように構成される前記システムの受器の中に挿入することを含む、請求項85および86のいずれか1項に記載の方法。
前記使い捨てアセンブリを取り付けることは、前記センサが信号を前記システムに送信するように構成されるように、前記使い捨てアセンブリ内に含まれる1つまたはそれを上回るセンサを取り付けることを含む、請求項85−87のいずれか1項に記載の方法。
前記使い捨てアセンブリ内に含まれる前記1つまたはそれを上回るセンサは、前記細胞懸濁液の温度を監視するように構成される温度センサを備える、請求項88に記載の方法。
前記使い捨てアセンブリ内に含まれる前記1つまたはそれを上回るセンサは、前記細胞懸濁液の流動を監視するように構成される泡センサを備える、請求項88−90のいずれか1項に記載の方法。
前記使い捨てアセンブリ内に含まれる前記1つまたはそれを上回るセンサは、前記細胞懸濁液に印加される圧力を監視するように構成される圧力センサを備える、請求項88−91のいずれか1項に記載の方法。
前記使い捨てアセンブリを取り付けることは、前記センサが前記使い捨てアセンブリの内容物に関する1つまたはそれを上回る特性を検出するように構成される前記システム内に含まれる1つまたはそれを上回るセンサを、前記使い捨てアセンブリに取り付けることを含む、請求項85−92のいずれか1項に記載の方法。
前記システム内に含まれる前記1つまたはそれを上回るセンサは、前記使い捨てアセンブリの管類を通る液体の流動を監視するように構成される流動センサを備える、請求項93に記載の方法。
前記システム内に含まれる前記1つまたはそれを上回るセンサは、前記調製容器の充填レベルを監視するように構成されるレベルセンサを備える、請求項93および94のいずれか1項に記載の方法。
前記システム内に含まれる前記1つまたはそれを上回るセンサは、前記調製容器内の液体の温度を監視するように構成される温度センサを備える、請求項93−95のいずれか1項に記載の方法。
前記細胞懸濁液を調製することは、前記細胞懸濁液を前記調製容器の内側で攪拌し、前記細胞を前記細胞懸濁液中に均質に分散させることを含む、請求項80−96のいずれか1項に記載の方法。
前記細胞懸濁液を加熱または冷却することは、熱電温度制御デバイスを使用して、前記調製容器を含有する受器の一部を加熱または冷却することを含む、請求項99に記載の方法。
前記細胞懸濁液を加熱または冷却することは、加熱または冷却されるにつれて、前記細胞懸濁液の温度を監視することを含む、請求項99および100のいずれか1項に記載の方法。
前記細胞懸濁液を前記使い捨てアセンブリの中に通過させることに先立って、完全性チェックを前記使い捨てアセンブリ上で実施することを含む、請求項80−104のいずれか1項に記載の方法。
完全性チェックを前記使い捨てアセンブリ上で実施することは、ガスを前記使い捨てアセンブリの内側で加圧し、所定の期間にわたって、前記加圧されたガスの圧力を監視することを含む、請求項105に記載の方法。
前記細胞懸濁液を前記使い捨てアセンブリを通して通過させることに先立って、プライマー溶液を前記使い捨てアセンブリを通して通過させることを含む、請求項80−106のいずれか1項に記載の方法。
前記細胞懸濁液が、前記調製容器内にある間、前記細胞懸濁液を、前記調製容器の主要本体から外に、循環ループを通して、かつ前記調製容器の主要本体の中に戻るように循環させること
をさらに含む、請求項80−110のいずれか1項に記載の方法。
前記細胞懸濁液を前記調製容器の内側で加熱または冷却することは、加熱または冷却プロセスを実施するためのアイコンに対応する場所における前記ディスプレイ上の接触を検出することに従って実施される、請求項113−116のいずれか1項に記載のシステム。
圧力を前記調製容器の内側の前記細胞懸濁液に印加させることは、圧力を設定するためのアイコンに対応する場所における前記ディスプレイ上で検出された1つまたはそれを上回る接触によって示される圧力において、加圧されたガスを前記調製容器の中に送達することを含む、請求項113−117のいずれか1項に記載のシステム。
圧力を前記細胞懸濁液に印加させることは、圧力を設定するためのアイコンに対応する場所における前記ディスプレイ上で検出された1つまたはそれを上回る接触によって示される圧力において、加圧されたガスを前記調製容器の中に送達することを含む、請求項113−118のいずれか1項に記載のシステム。
【発明を実施するための形態】
【0046】
下記に説明されるのは、部分的または完全に自動化された細胞内ペイロード送達のためのテーブルトップ実験室および/または臨床システム、ならびに関連付けられたデバイス、システム、方法、技法、およびユーザインターフェースの例示的実施形態である。下記では、
図1−11Bの説明は、主に、細胞内ペイロード送達のためのテーブルトップシステムおよび関連付けられたデバイスの例示的実施形態を説明し、システムおよびデバイスは、本明細書に説明される方法、技法、およびユーザインターフェースと併用されてもよい。その後、
図12および13の説明は、主に、細胞処理および細胞内ペイロード送達のための方法および技法を説明し、方法および技法は、本明細書のいずれかの場所に説明されるシステム、方法、デバイス、およびユーザインターフェースによって、またはそれらと併せて、実施されてもよい。次に、
図14A−14Vの説明は、主に、システムおよびデバイスを制御するため、かつ細胞内ペイロード送達のための方法および技法を実行するための例示的ユーザインターフェースを説明する。次に、
図15−19Dは、主に、その中で使用可能な可撓性バッグを含む、細胞内ペイロード送達のためのテーブルトップ実験室および/または臨床システムならびに関連付けられたデバイスのさらなる例示的実施形態を説明し、システムおよびデバイスは、本明細書に説明される方法、技法、およびユーザインターフェースと併用されてもよい。最後に、
図20の説明は、主に、本明細書に説明されるシステムまたはデバイスのいずれかの中に統合される、またはそれと併用され得る、コンピューティングデバイスを説明する。
【0047】
以下の説明は、例示的システム、方法、技法、パラメータ、および同等物を記載する。しかしながら、そのような説明は、本開示の範囲の限定として意図されるものではなく、代わりに、例示的実施形態の説明として提供されることを認識されたい。
定義
【0048】
本明細書を解釈する目的のために、以下の定義が、適用され、適切である場合は常に、単数形において使用される用語はまた、複数形を含み、その逆も同様であろう。下記に記載される任意の定義が、参照することによって本明細書に組み込まれる任意の文書と矛盾する場合、記載される定義が、優先するものとする。
【0049】
本明細書で使用されるように、単数形「a」、「an」、および「the」は、別様に示されない限り、複数参照を含む。
【0050】
本明細書に説明される本発明の側面および実施形態は、側面および実施形態「comprising(を備える)」、「consisting(それから成る)」、および「consisting essentially of(それから本質的に成る)」ことを含むことを理解されたい。
【0051】
さらに、用語「includes(〜を含む)」、「including(〜を含む)」、「comprises(〜を備える)」、および/または「comprising(〜を備える)」は、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、および/または構成要素の存在を規定するが、その1つまたはそれを上回る他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、および/または群の存在または追加を除外しないことを理解されたい。
【0052】
用語「if(もし)」は、文脈に応じて、「when(〜のとき)」もしくは「upon(〜に応じて)」または「判定に応答して」もしくは「検出に応答して」を意味すると解釈され得る。同様に、語句「〜が判定される場合」または「[述べられた条件または事象]が、検出される場合」は、文脈に応じて、「判定に応じて」もしくは「判定に応答して」または「[述べられた条件または事象]の検出に応じて」もしくは「[述べられた条件または事象]の検出に応答して」を意味すると解釈され得る。
【0053】
用語「約」は、本明細書で使用されるように、本技術分野における当業者に容易に把握される個別の値に関する通常の誤差範囲を指す。本明細書では、「約」値またはパラメータの言及は、その値またはパラメータ自体を対象とする実施形態を含む(および説明する)。
【0054】
本明細書における説明は、種々の要素を説明するために、用語「第1」、「第2」等を使用するが、これらの要素は、用語によって限定されるべきではない。これらの用語は、1つの要素を別の要素から区別するためにのみ使用される。
【0055】
本明細書に説明される構造および機能特性のいずれかに関して、これらの特性を判定する方法は、当技術分野において公知である。
【0056】
特許出願および刊行物を含む、本明細書に引用される全ての参考文献は、参照することによってその全体として組み込まれる。
細胞内ペイロード送達システムおよびデバイス
【0057】
下記に説明されるように、本明細書に開示される技法、システム、および方法は、単一オペレータによって、実験室クリーンルームの内側において使用するために好適な1台の実験室機器において、テーブルトップスケールで実施され得る、細胞内ペイロード送達を提供し得る。さらに、本明細書に開示される技法、システム、および方法は、閉鎖された滅菌環境内において、手によって、ツールの使用を伴わずに、迅速かつ便宜的に全体的システムに取り付けられることが可能であり得る、1回限りの使用のために構成され得る構成要素等、除去可能および/または使い捨て構成要素を有する、細胞内ペイロード送達システムを提供し得る。下記に説明されるように、本明細書に説明されるシステムの使い捨て構成要素は、滅菌環境において使用するために構成されてもよく、それにもかかわらず、流体をシステムを通して流動するように押進させるために使用される、圧力に耐えるために十分にロバストであり得る。本明細書に開示されるシステム、方法、および技法は、細胞内ペイロード送達処理の処理時間、スループット率、一貫性、および効率性を大きく改良し得る。下記では、
図1−20は、いくつかの実施形態による、細胞内ペイロード送達のための例示的技法、システム、および方法の説明を提供する。
【0058】
図1は、いくつかの実施形態による、ペイロードを細胞に送達するためのテーブルトップシステム100を図示する。システム100は、細胞懸濁液流体を受け取り、細胞懸濁液流体を処理し、ペイロードを細胞懸濁液の細胞に送達するように構成される、1台の実験室機器等のテーブルトップシステムであってもよい。システム100は、いくつかの実施形態では、1つまたはそれを上回るボタン、キーボード、キーパッド、ダイヤル、ノブ、および/またはタッチスクリーンインターフェースを介して提示される、電子ユーザインターフェースによって制御されること等によって、単独ユーザ、2人のユーザ、または2人を上回るユーザによって動作されるように構成されてもよい。
【0059】
いくつかの実施形態では、システム100は、システム100の1つまたはそれを上回る構成要素の完全または部分的に自動化された制御を可能にするように構成される、1つまたはそれを上回るコンピューティングデバイスを含んでもよい。下記に説明されるように、システム100は、圧力制御モジュールおよび温度制御モジュール等の1つまたはそれを上回る制御モジュールを含んでもよく、その全ては、1つまたはそれを上回るコンピューティングデバイスを含有してもよい。本明細書で使用されるように、用語「制御モジュール」は、ともに協働し、システムの、および/または圧力を制御する圧力制御モジュールまたは温度を制御する温度制御モジュール等、システムによって制御される、流体または他の媒体の1つまたはそれを上回る特性を制御する、システムの1つまたはそれを上回る構成要素を指し得る。いくつかの実施形態では、制御モジュールは、1つまたはそれを上回る物理的構成要素(例えば、センサ、ポンプ等の制御デバイス、または加熱デバイス等)および/または1つまたはそれを上回る電子デバイス(例えば、コンピュータプロセッサ、コンピュータメモリ等)を備えてもよい。いくつかの実施形態では、制御モジュールは、他のシステム構成要素から物理的に分離/隔離される場合とそうではない場合があり、システムから除去可能である場合とそうではない場合がある、複数のシステム構成要素を指し得る。いくつかの実施形態では、制御モジュールの全部または一部は、別の制御モジュールの全部または一部とともに、単一筐体内に提供されてもよい。いくつかの実施形態では、単一システム構成要素(例えば、プロセッサ、センサ、ポンプ、管類の一部等)は、1つのみの制御モジュールの、または1つを上回る制御モジュールの一部を形成してもよい。本明細書に説明および参照されるようなコンピューティングデバイスは、実行されると、1つまたはそれを上回るコンピューティングデバイスに、本明細書に説明される方法のうちの1つまたはそれを上回るものの全部または一部を実行させ得る、コンピュータ命令を記憶する、コンピュータ可読記憶媒体に結合される、1つまたはそれを上回るプロセッサを備えてもよい。いくつかの実施形態では、本明細書に説明されるコンピューティングデバイスのうちの1つまたはそれを上回るものは、データ、情報、および/または命令を表す電子信号を送信および受信するために、相互に電子的/通信可能に結合されてもよい。いくつかの実施形態では、本明細書に説明されるコンピューティングデバイスのうちの1つまたはそれを上回るものは、信号を1つまたはそれを上回るコンピューティングデバイス(例えば、センサ)に送信し、および/または命令を1つまたはそれを上回るコンピューティングデバイス(例えば、電子的に制御可能な弁)から受信するように構成される、1つまたはそれを上回る電子デバイスに結合されてもよい。コンピューティングデバイスおよび関連付けられた電子構成要素の電子通信結合は、いくつかの実施形態では、有線ネットワークまたはコンピュータバスを経由した有線電子通信を含んでもよく、いくつかの実施形態では、無線コンピュータネットワークを経由した無線電子通信を含んでもよい。システム100、1000、1100、1500、および1600、ならびに種々の関連付けられた電子デバイスを含む、本明細書に説明される種々のシステムは全て、上記に説明されるような1つまたはそれを上回るコンピューティングデバイスを含んでもよい。したがって、本開示は、システムによって、またはシステムの構成要素もしくはデバイスによって行われる、あるアクション(例えば、データを生成する、入力を検出する、電子構成要素を制御する)を説明し得、当業者によって、これらのアクションは、システムまたはデバイスの1つまたはそれを上回るコンピューティングデバイスによって担われ得ることが理解され得る。具体的ハードウェアまたはソフトウェアが、本明細書に説明されるシステムまたはデバイスのいずれかによって行われるアクションを実行するために具体的に説明されない場合、当業者は、本アクションがシステムまたはデバイスのコンピューティングデバイスによって実行され得ることを理解し得る。
【0060】
いくつかの実施形態では、下記にさらに詳細に説明されるように、システム100は、実験室クリーンルーム等の滅菌環境(例えば、閉鎖された滅菌環境)の内側で使用するために構成されてもよい。例えば、システム100は、その構成要素(下記に説明されるような使い捨て構成要素を含む)が全て、滅菌環境を汚染させないように、滅菌(例えば、事前に滅菌される)および/または滅菌可能であり得るように構成されてもよい。加えて、システム100の1つまたはそれを上回る構成要素は、ステンレス鋼(例えば、船舶用グレードステンレス、316グレードステンレス、316Lグレードステンレス等)等の滅菌環境において使用するために容認可能な材料から作製されてもよい。加えて、システム100は、1つまたはそれを上回る粒子状フィルタを含み、滅菌環境内の動作のための要件に準拠することを確実にしてもよい。さらに、システム100は、多くの場合、小空間であることの需要が高い、滅菌環境の内側の乏しくかつ高価な空間を占有しないために、コンパクトに作製されてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、システム100は、約3フィート未満、約2フィート未満、または約1フィート未満の長さであってもよい。いくつかの実施形態では、システム100は、約2フィートを上回る、約1フィートを上回る、または約6インチを上回る長さであってもよい。いくつかの実施形態では、システムは、約2フィート未満、約1フィート未満、または約8インチ未満の奥行であってもよい。いくつかの実施形態では、システムは、約1フィートを上回る、約8インチを上回る、または約4インチを上回る奥行であってもよい。いくつかの実施形態では、システムは、約3フィート未満、約2フィート未満、または約1フィート未満の高さであってもよい。いくつかの実施形態では、システムは、約2フィートを上回る、約1フィートを上回る、または約6インチを上回る高さであってもよい。いくつかの実施形態では、システム100は、約60ポンド未満、約40ポンド未満、約20未満、または約10ポンド未満の重量であってもよい。いくつかの実施形態では、システム100は、約40ポンドを上回る、約20を上回る、約10ポンドを上回る、または約5ポンドを上回る重量であってもよい。
【0061】
図1に示されるように、システム100は、プラットフォーム102上に搭載される、いくつかの構成要素を備える、テーブルトップシステムであってもよい。プラットフォーム102は、システム100の他の構成要素の重量を支持するように構成され、システム100の他の構成要素が、固定位置においてプラットフォーム102に固着して搭載され得るように構成される、剛性基部であってもよい。プラットフォーム102は、テーブルトップ、実験室ベンチ、移動可能なカート、または同等物上に着座するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、プラットフォーム102は、床上に着座するように構成されてもよい。システム100の種々の構成要素が全て、プラットフォーム102によって支持されるように構築されることによって、システム100は、コンパクト、軽量、かつポータブルに作製され得る。例えば、システム100は、プラットフォーム102が、1つの実験室空間から別の実験室に移動または搬送され得、かつ他の構成要素が、プラットフォーム102とともに移動し、システム100が、プラットフォーム102が1つの場所から別の場所に移動された直後、完全に機能し得るように、十分に軽量かつコンパクトであり得る。
【0062】
システム100はさらに、1つまたはそれを上回るバッグを懸架させるように構成され得る、フック104を備えてもよい。
図1に示される実施例では、フック104は、細胞懸濁液入力バッグ106と、緩衝剤入力バッグ108とを懸架するように構成される。バッグ106および108は、システム100を通して通過され、それによって処理されるべき液体を含有するように構成される、可撓性バッグであってもよい。バッグ106および108は、フック104から懸架され、システム100の流路に流動的に接続されるように構成されてもよい。本明細書全体を通してより詳細に説明されるであろう、流路は、細胞懸濁液を処理し、ペイロード送達のための細胞懸濁液の細胞を調製し、いくつかの実施形態では、ペイロード送達を生じさせるために、それを通して細胞懸濁液が流動するように構成される、流路であってもよい。いくつかの実施形態では、流路は、バッグ106および108において生じ、1つまたはそれを上回るパイプまたは可撓性管を通して、調製容器筐体110内に格納される、調製容器の中につながり得る。
【0063】
システム100はさらに、調製容器を格納するように構成される、任意の構造または構成要素であり得る、調製容器筐体110を備えてもよい。下記により詳細に説明されるように、調製容器は、狭窄部構成要素を通した通過のために調製されるにつれて、細胞懸濁液流体を格納するように構成される、任意の容器であってもよく、狭窄部構成要素は、膜を通した細胞の中へのペイロードの進入を促進するために、摂動を細胞懸濁液流体の細胞の膜内で生じさせるように構成される、流路の一部を画定する。例えば、調製容器は、細胞懸濁液が、それに空気圧を印加されるにつれて、および/または細胞懸濁液が、別様に、狭窄部構成要素を通して押進されるように操作または制御されるにつれて、懸濁液が、冷却(または加熱)され、攪拌される間、細胞懸濁液を保持するように構成されてもよい。調製容器筐体110は、いくつかの実施形態では、
図1に示される長方形筐体等の剛性筐体であってもよく、流路が筐体に進入するための入口開口部と、流路が筐体から退出するための出口開口部とを有してもよい。
図1の実施例では、調製容器の中への、それを通した、およびそこから外への流路が、重力で補助され得るように、入口開口部は、筐体110の上部にあって、出口開口部は、筐体110の底部にある。
【0064】
いくつかの実施形態では、筐体110は、筐体の内側の調製容器(および/または筐体の内側の他の構成要素)が、挿入、調節、および/または除去され得るために、開放および閉鎖され得るように構成されてもよい。
図1の実施例では、筐体110は、開放および閉鎖され得る、ヒンジ付きドアを正面に有する。いくつかの実施形態では、筐体110は、1つまたはそれを上回る調製プロセスを促進するように、調製容器に接触するように構成されてもよい(例えば、調製容器が、筐体の中に挿入されるとき)。例えば、筐体110は、調製容器に接触し、調製容器と筐体110との間の熱の伝達を促進するように構成されてもよく、および/または筐体110は、調製容器に接触し、筐体110を震盪させ、運動を調製容器に伝達することによって、細胞懸濁液の撹拌を促進するように構成されてもよい。
【0065】
いくつかの実施形態では、調製容器に加え、筐体110は、流路の付加的部分を画定する構成要素等、1つまたはそれを上回るさらなる付加的構成要素を格納するようにさらに構成されてもよい。例えば、下記により詳細に議論されるように、筐体110は、加えて、調製容器と、狭窄部カートリッジとを含む、使い捨てアセンブリ全体を格納するように構成されてもよく、狭窄部カートリッジは、細胞膜摂動を生じさせるように構成される、流路の一部を画定する、マイクロ流体チップまたはフィルタ等の構成要素を格納するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、調製容器は、加えて、温度センサ(例えば、サーミスタ)、流動センサ(例えば、泡センサ、流率センサ)、圧力センサ、重量センサ、加速度計、CO
2センサ、pHセンサ、浸透計、伝導率センサ、インピーダンス検出器、光ベースの検出器、および/または細胞濃度、膜途絶、ならびに/もしくは細胞の、または細胞懸濁液の他の性質を測定するように構成される、任意の1つまたはそれを上回るセンサ等、1つまたはそれを上回るセンサを格納する、および/またはそれに接続されるように構成されてもよい。本明細書に列挙されるセンサのいずれかは、いくつかの実施形態では、調製容器に接続されてもよい、いくつかの実施形態では、他のシステム構成要素に接続されてもよい、および/またはシステムを通して流動する流体と直接接触するように構成されてもよい(例えば、調製容器の内側、または別様に、システムの流路の内側にあるように)。
【0066】
いくつかの実施形態では、センサアセンブリ900を参照して下記に議論される、温度センサに加え、筐体110は、筐体の一部の温度を検出し、検出された温度に従って、データをシステムに送信するように構成される、1つまたはそれを上回る統合された温度センサを含んでもよい。いくつかの実施形態では、1つまたはそれを上回る統合された温度センサは、さらに下記に議論されるように、筐体、調製容器、および/または調製容器の内側の細胞懸濁液の温度を判定する際に使用するために構成されてもよい。
【0067】
システム100はさらに、出力バッグトレイ111を備えてもよく、これは、システム100の流路を通して流動した後、流体を受容するように構成される、1つまたはそれを上回るバッグもしくは他のコンテナを保持、格納、または別様に支持するように構成される、トレイまたは他のホルダ構成要素であってもよい。
図1の実施例では、出力バッグトレイ111は、細胞懸濁液出力バッグ112と、緩衝剤出力バッグ114とを保持するように構成される。出力バッグ112および114は、入力バッグ106および108と共通する1つまたはそれを上回る性質を共有し得るが、出力バッグ112および114は、細胞内ペイロード送達プロセスを空の状態で開始し、プロセスが充満した状態で終了するように構成され得る。すなわち、出力バッグ112および114は、システム100の流路を通した流体流動後、それぞれ、細胞懸濁液および緩衝剤流体で充填され得る。いくつかの実施形態では、出力バッグ112および114は、流体が、調製容器および狭窄部カートリッジを通して、次いで、筐体110から外に、バッグ112および114のうちの1つの中に流動し得るように、調製容器筐体110の底部における出口開口部を通る流路に流動的に接続されてもよい。
図1に示される実施例等のいくつかの実施形態では、出力バッグトレイ111は、それが支持する出力バッグが、調製容器筐体110の近傍および/またはその下方に位置し、筐体110からトレイ111に向かう流体の流動が、重力で補助され得るように、プラットフォーム102上に配置されてもよい。
【0068】
システム100はさらに、下記により詳細に説明されるであろうように、圧力制御ハードウェアおよび/またはソフトウェアを格納するように構成される、システム100の任意の構造、筐体、または構成要素を備え得る、圧力制御モジュール116を備えてもよい。
図1の実施例では、圧力制御モジュール116は、プラットフォーム102上に搭載され、システム100の1つまたはそれを上回る動作を制御するためのグラフィカルユーザインターフェースを表示するように構成され得る、タッチスクリーンディスプレイ120を格納する、剛性構造を備える。いくつかの実施形態では、圧力制御モジュール116は、圧力制御モジュール116内に位置するプロセッサが、信号をシステム100の他の電子構成要素に送信し、そこから受信し得るように、かつ圧力制御ハードウェア(例えば、ポンプ、フィルタ等)が、1つまたはそれを上回る加圧された流体(例えば、滅菌ガス、空気等)をシステム100の他の構成要素に送出し、そこから受容するように流動的に接続され得るように、システム100の1つまたはそれを上回る他の構成要素に電気的および機械的に結合されてもよい。
【0069】
システム100はさらに、下記により詳細に説明されるであろうように、温度制御ハードウェアおよび/またはソフトウェアを格納するように構成される、システム100の任意の構造、筐体、または構成要素を備え得る、温度制御モジュール118を備えてもよい。
図1の実施例では、温度制御モジュール118は、プラットフォーム102上に搭載される、剛性構造を備える。いくつかの実施形態では、温度制御モジュール118は、温度制御モジュール118内に位置するプロセッサが、信号をシステム100の他の電子構成要素に送信し、そこから受信し得るように、かつ温度制御ハードウェア(例えば、加熱/冷却要素)が、熱をシステム100の他の構成要素にまたはそこから伝達するように物理的に接続され得るように、システム100の1つまたはそれを上回る他の構成要素に電気的および機械的に結合されてもよい。
【0070】
図2は、いくつかの実施形態による、ペイロードを細胞に送達するためのテーブルトップシステム100の圧力制御モジュール116の部分透明図を図示する。いくつかの実施形態では、圧力制御モジュール116は、
図1を参照して上記に議論されるものと同一圧力制御モジュール116である。いくつかの実施形態では、圧力制御モジュール116は、加圧されたガスが、細胞懸濁液の流動をシステムの狭窄部カートリッジを通して押進させ得るように、加圧されたガスの流動を加圧キャニスタ等の外部源から受容し、流動の圧力を調整し、流動を1つまたはそれを上回るフィルタを通して指向し、流動をシステムの調製容器の中に指向してもよい。いくつかの実施形態では、圧力制御モジュール116は、除去可能および/または置換可能であり得る、1つまたはそれを上回るフィルタアセンブリに取付可能であるように構成されてもよく、いくつかの実施形態では、圧力制御モジュールの本体/筐体の外部にあって、1つまたはそれを上回る入口または出口によって取付可能であるように構成されてもよい。
【0071】
図2に示されるように、圧力制御モジュール116は、モジュール116の筐体の外部表面上に搭載される、タッチスクリーンディスプレイ120を備えてもよい。タッチスクリーンディスプレイ120は、制御および表示信号を送信および受信するために、システム100の他の電子構成要素に電子的に接続されてもよい。タッチスクリーンディスプレイ120は、システム100の1つまたはそれを上回る動作を制御するために、グラフィカルユーザインターフェースを表示するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、タッチスクリーンディスプレイではなく、圧力制御モジュール120は、非タッチスクリーンディスプレイ、1つまたはそれを上回るボタン、1つまたはそれを上回るノブ、1つまたはそれを上回るスライダ、1つまたはそれを上回るキーボード、1つまたはそれを上回る付加的タッチスクリーンまたは非タッチスクリーンディスプレイ、および/またはシステム100の動作を制御するために、入力をユーザから受け取るように構成される、任意の他の構成要素を備えてもよい。いくつかの実施形態では、タッチスクリーンディスプレイ120(または上記に説明されるようなもの等の他のユーザ制御)は、システム100の別の構成要素上に位置してもよく、同様に、システム100の構成要素に電子的に結合されてもよい。
【0072】
圧力制御モジュール116はさらに、下記に説明されるように、種々の内部構成要素を備えてもよい。圧力制御モジュール116は、電空調整器アセンブリ204を備えてもよく、1つまたはそれを上回る弁(例えば、プッシュ弁、通気弁、ソレノイド弁208等)を使用して、ガスの流動を制御し、ユーザによって、またはシステムによって入力される、もしくは別様に示される圧力において、出力ガス圧力を維持するように構成され得る。電空調整器204は、1つまたはそれを上回る統合または外部プロセッサによって制御されてもよい。電空調整器204は、ガスを滅菌ガス源から、または環境から(例えば、空気を吸入するため)吸入し、加圧されたガスを出力させるように構成されてもよい。電空調整器204は、上記に議論されるように、調製容器内の開口部に流動的に接続され得る、加圧されたガスのための出力経路に流動的に接続されるように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、加圧されたガスの流動を受け取るように構成される、調製容器内の開口部は、調製容器の上またはその近傍に位置してもよい。このように、電空調整器204は、加圧されたガスが圧力を流体上に下向きに印加するように、加圧されたガスを細胞懸濁液流体(または緩衝剤流体)の上方の調製容器に送達するように構成されてもよい。
【0073】
圧力制御モジュール116はさらに、圧力を調整するように構成される、任意の比例−積分−微分コントローラであり得る、PIDコントローラ202を備えてもよい。PIDコントローラ202は、電空調整器204と電子的に結合されてもよく、現在の圧力を示す信号を受信し、現在の圧力に基づいて行われた計算に基づいて、制御信号を電空調整器204に送達するように構成されてもよく、制御信号は、電空調整器204によって生じる所望の圧力を最適様式で(例えば、過剰電力を使用せずに、かつ所望の圧力を不必要に超過させるような圧力補正を生じさせずに)維持するように構成される。
【0074】
圧力制御モジュール116はさらに、空気フィルタ(例えば、ガスフィルタ)と、圧力調整器および空気フィルタを備え得る、調整器アセンブリ206とを備えてもよい。いくつかの実施形態では、空気フィルタおよび調整器アセンブリ206は、ガス(例えば、空気、窒素等)を含有する加圧キャニスタ等の加圧されたガスの源に取り付けられるように構成されてもよい。アセンブリ206の圧力調整器は、加圧されたガスの源に流動的に接続されてもよく、入力圧力を、ユーザによって、またはシステムによって設定され得る圧力等、所望の圧力に低減させるように構成されてもよい。圧力調整器はさらに、汚染物質を調整器から流動するガスから除去するように構成される、任意のフィルタであり得る、アセンブリ206の空気フィルタに流動的に接続されてもよい。故に、ガスは、上記に説明されるように、加圧されたガス源から、調整器を通して、次いで、空気フィルタを通して、次いで、最後に、電空調整器204に向かって、かつその中に流動してもよい。
【0075】
圧力制御モジュール116はさらに、モジュール116の任意の1つまたはそれを上回る電子構成要素(またはシステム100の他の電子構成要素)に電子的に接続され、信号を構成要素へおよびそこから送信ならびに受信するように構成され得る、電子ボード212を備えてもよい。
【0076】
圧力制御モジュール116はさらに、電力を圧力制御モジュール116の1つまたはそれを上回る構成要素(上記に議論される構成要素のいずれか等)および/または任意の他の電気的に給電される構成要素に供給するように構成され得る、電力供給源および中継アセンブリ210を備えてもよい。
【0077】
図3Aおよび3Bは、いくつかの実施形態による、ペイロードを細胞に送達するためのテーブルトップシステム100のプラットフォーム102を図示する。いくつかの実施形態では、プラットフォーム102は、
図1を参照して上記に議論されるものと同一プラットフォーム102である。
【0078】
図3Aに示されるように、プラットフォーム102は、プラットフォームの上部表面上に搭載される、モータ302と、震盪器プレート304とを有してもよい。モータ302は、
図3Bにおけるベルト駆動部306の一部として示されるようなベルトを駆動させ、震盪器プレート304の移動を生じさせるように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、モータ302は、1つまたはそれを上回るベルト、駆動車軸、または他の機械的構成要素によって、震盪器プレート304に接続されてもよい。
図3Aおよび3Bの実施形態では、モータ302および震盪器プレート304は、プラットフォーム102の下面上に位置する、ベルト駆動部306によって、接続される。しかしながら、いくつかの実施形態では、モータ302および震盪器プレート304は、プラットフォーム102の上方、その傍、および/またはその内側に配置される、1つまたはそれを上回る構成要素によって、接続されてもよい。
【0079】
いくつかの実施形態では、震盪器プレート304は、
図1に関して上記に議論されるように、調製容器筐体110等の調製容器筐体を支持するように構成されてもよい。震盪器プレート304の移動(例えば、振動、円形、前後、および/または上下移動)は、筐体が震盪器プレート304上に搭載されると、調製容器筐体内に格納される調製容器の内側に位置する、細胞懸濁液の撹拌を生じさせ得る。故に、震盪器プレート304の移動は、さらに下記に議論されるように、細胞が懸濁液から外に落下しないように防止するように、細胞懸濁液の撹拌を生じさせるように構成され得る。
【0080】
いくつかの実施形態では、モータ302の駆動速度は、物理的入力ノブおよび/またはタッチスクリーンユーザインターフェース等のシステム100の1つまたはそれを上回る入力デバイスによって、制御可能であってもよい。
【0081】
図4は、いくつかの実施形態による、ペイロードを細胞に送達するためのテーブルトップシステム100の温度制御モジュール118の部分透明図を図示する。いくつかの実施形態では、温度制御モジュール118は、
図1を参照して上記に議論されるものと同一温度制御モジュール118である。
【0082】
図4に示されるように、温度制御モジュール118は、プラットフォーム102上の、調製容器筐体110および出力バッグトレイ111の傍に搭載されてもよい。いくつかの実施形態では、温度制御モジュール118は、上記に議論されるように、調製容器筐体110の近傍にあって、および/またはそれと物理的に接触し、調製容器筐体110に容易に電気的および/または物理的に接続され得るように、搭載されてもよい。
【0083】
温度制御モジュール118はさらに、下記に説明されるように、種々の内部構成要素を備えてもよい。いくつかの実施形態では、温度制御モジュール118は、調製容器筐体110またはその構成要素を加熱および/または冷却するように構成される、1つまたはそれを上回る構成要素を含んでもよい。例えば、温度制御モジュール118は、1つまたはそれを上回る強制空気加熱器、1つまたはそれを上回る強制空気冷却器、1つまたはそれを上回る熱電冷却デバイス(例えば、ペルチェ冷却器)、1つまたはそれを上回る抵抗加熱デバイス、1つまたはそれを上回る液体加熱デバイス、1つまたはそれを上回る液体冷却デバイス、もしくは同等物を含んでもよい。いくつかの実施形態では、加熱および/または冷却構成要素は、調製容器筐体110と電子、電気、および/または物理的に接触してもよい。いくつかの実施形態では、筐体110の内壁を形成し、調製容器600と接触するように構成されるステンレス鋼外被等、1つまたはそれを上回るペルチェ冷却器が、筐体110の全部または一部と接触し、そこから熱を引き離すように循環され得る、冷却液を冷却するために使用されてもよい。
【0084】
温度制御モジュール118は、通気ガス入力402を備えてもよい。いくつかの実施形態では、通気ガス入力402は、ガスが、システムの内側に通気し、それによって、システム内の圧力蓄積を防止し、振動を限定し、滅菌環境内の粒子汚染を防止し得るように、過剰ガスをシステムの1つまたはそれを上回る調整器(下記に議論される調整器のいずれか等)から通気することを可能にするように構成されてもよい。
【0085】
温度制御モジュール118はさらに、システムによって生成された排気が、システム100外の環境の中に解放される前に、それを通して通過されるように構成される、任意のフィルタであり得る、フィルタ404を備えてもよい。例えば、フィルタ404は、排気が、滅菌環境の中に解放される前に、HEPAフィルタを通して通過されるとき、システム100が、滅菌環境において使用するために好適であり得るような、HEPAフィルタであってもよい。
【0086】
図4はまた、フック104のための搭載部408を示す。搭載部408は、プラットフォーム102、圧力制御モジュール116の筐体、および/または温度制御モジュール118の筐体上に搭載されてもよ。搭載部408は、それらがフック104の位置を調節するために弛緩および/または緊締され得るように構成されてもよい。
【0087】
図5Aおよび5Bは、いくつかの実施形態による、ペイロードを細胞に送達するためのテーブルトップシステム100の調製容器筐体110を図示する。いくつかの実施形態では、調製容器筐体110は、
図1を参照して上記に議論されるものと同一調製容器筐体110である。
【0088】
図5Aに示されるように、調製容器筐体110は、両方とも、下記により詳細に説明されるであろう、調製容器600と、狭窄部カートリッジ700とを格納するように構成される、長方形外部を伴う、剛性筐体であってもよい。上記に説明されるように、調製容器600および狭窄部カートリッジ700はそれぞれ、細胞懸濁液のための流路の一部を画定してもよく、管類によって、相互に接続されてもよい。
図5Aに示されるように、調製容器筐体110は、入口開口部512と、出口開口部514とを備えてもよい。開口部は、システム100の細胞懸濁液流路を画定する、配管または管類が、開口部を通して通過し得るように位置付けられて、構成されてもよい。いくつかの実施形態では、入口開口部512から出口開口部514に進行する流路を通した流体の流動が、重力で補助され得るように、入口開口部512は、筐体110の上部またはその近傍に位置する一方、出口開口部514は、筐体110の底部またはその近傍に位置する。示される実施例では、入口開口部512は、緩衝剤流体または細胞懸濁液流体が、管を通して流入することを可能にし、また、調製容器600の加圧のための空気が、別の管を通して流入することを可能にするように構成される。示される実施例では、出口開口部514は、緩衝剤流体または細胞懸濁液流体が、調製容器600および狭窄部カートリッジ700を通して通過後、管を通して流出することを可能にするように構成される。
【0089】
図5Aに示されるように、調製容器筐体110の内側の開口部は、調製容器600および狭窄部カートリッジ700が、筐体110内の所定の場所の中に固着して嵌合し、筐体110の内壁と接触するように、成形されてもよい。
【0090】
調製容器筐体110はさらに、
図5Bに示されるように、筐体110の内部へのアクセスを可能にし得る、ドア504を備えてもよい。
図5Aおよび5Bの実施例では、ドア504は、片側に沿って、蝶着され、他側に沿って、ラッチ510によって閉鎖可能である。
図5Bに示されるように、ドア504の窓506は、ばね508によって作用されてもよい。ばね508は、いくつかの実施形態では、窓506をドア504に取り付けてもよく、ドア504が、閉鎖され、筐体110の内側の調製容器600と掛止されると、それらが圧縮されるように配列されてもよい。例えば、ドア504が、閉鎖されると、窓506は、調製容器600に対して圧接され、ばね508を圧縮させてもよい。ばね508のばね力は、したがって、窓506を調製容器600に対してしっかりと圧接させ、調製容器600が筐体110の内壁に対して定位置にしっかりと保持されることを確実にし得る。
【0091】
いくつかの実施形態では、筐体110の1つまたはそれを上回る内壁は、壁が熱を調製容器600へおよび/またはそこから伝達し得るように、調製容器600の外部表面に接触するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、筐体110の内壁は、壁から調製容器600への熱の高速かつ効率的伝達を促進するために、ステンレス鋼等の金属から作製されてもよい。いくつかの実施形態では、ばね508のばね力は、窓506を調製容器600に対してしっかりと圧接させ、調製容器600が、筐体110の内壁と接触し、それによって、最適熱伝達を促進することを確実にし得る。
【0092】
図6Aおよび6Bは、いくつかの実施形態による、ペイロードを細胞に送達するためのテーブルトップシステム100の調製容器600を図示する。いくつかの実施形態では、調製容器600は、
図5A、および5Bを参照して上記に議論されるものと同一調製容器600、および/または
図1に関して上記に議論されるものと同一調製容器である。調製容器600は、細胞懸濁液流体、緩衝剤流体、および/または加圧されたガスを含む、システムを通して通過する流体を格納するように構成される、任意の容器またはコンテナであってもよい。すなわち、調製容器600は、細胞懸濁液が、狭窄部カートリッジ700等の狭窄部カートリッジを通した通過のために調製される間、細胞懸濁液流体を保持するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、狭窄部カートリッジを通した通過のために細胞懸濁液を調製するステップは、懸濁液を冷却する、懸濁液を加熱する、懸濁液を攪拌する、および/または圧力を懸濁液に印加するステップを含んでもよい。
【0093】
図6Aに示されるように、調製容器600は、いくつかの実施形態では、剛性の注射器形状の容器であってもよい。いくつかの実施形態では、調製容器600は、プラスチックまたは他の好適な不活性かつ滅菌可能材料から作製されてもよい。いくつかの実施形態では、調製容器600は、約25mL、約50mL、約100mL、約250mL、約500mL、約1L、約2L、約5L、または約10Lの容積を有してもよい。いくつかの実施形態では、調製容器600は、約10mL、25mL、約50mL、約100mL、約250mL、約500mL、約1L、約2L、約5L、または約10Lを上回る容積を有してもよい。いくつかの実施形態では、調製容器600は、約25mL、約50mL、約100mL、約250mL、約500mL、約1L、約2L、約5L、約10L、または約20L未満の容積を有してもよい。いくつかの実施形態では、調製容器600は、修正された250−mL医療グレード注射器から形成されてもよい。
【0094】
いくつかの実施形態では、調製容器600は、容器内の流体の流動を、調製容器600の底部端部またはその近傍に配置され得る、容器出口606に向かって重力で指向するために、テーパ状形状をその底部部分に有してもよい。いくつかの実施形態では、容器入口604は、調製容器600の上部端部またはその近傍に配置されてもよい。
図6Aに示される実施形態では、容器入口604は、容器600の上部開口部をシールし、医療グレードOリングであり得る、1つまたはそれを上回るOリング610によって、定位置に保持されるように構成される、除去可能キャップである、容器キャップ608内に形成される開口部である。いくつかの実施形態では、容器600は、除去可能キャップを伴わずに提供されてもよい、または除去可能キャップもしくは他の蓋またはドアは、ねじ山、クランプ、接着剤、もしくは同等物によって等、Oリング以外の機構によって、定位置に保持されてもよい。
【0095】
いくつかの実施形態では、開口部604および606のうちの1つまたはそれを上回るものは、細胞懸濁液流体、ガス、または両方のための流路を画定し得る、管類、配管、または他のシステム構成要素に流動的に接続されるように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、開口部604および/または606は、ねじ山、ルアーテーパコネクタ、ルアー係止コネクタ、ルアースリップコネクタ、スリップ先端コネクタ、または他の構成要素への接続を可能にするための他のコネクタ機構を含んでもよい。
【0096】
いくつかの実施形態では、調製容器600は、調製容器の内側ガスのを少なくともシステム100の動作圧力まで加圧されせることが可能であるように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、システム100の動作圧力は、細胞懸濁液流体を、調製容器600から、容器出口606から外へと、狭窄部カートリッジ700を通して押進させるために、それに対して調製容器600内のガスが加圧された、空気圧であり得る。いくつかの実施形態では、システム100の動作圧力は、約20psi、約30psi、約50psi、約70psi、約90psi、約110psi、または約130psiであってもよい。いくつかの実施形態では、動作圧力は、10psi、20psi、50psi、70psi、90psi、110psi、または130psiを上回ってもよい。いくつかの実施形態では、動作圧力は、20psi、50psi、70psi、90psi、110psi、130psi、または150psi未満であってもよい。調製容器600は、そのキャップ、開口部、弁、および他の構成要素が、動作圧力下で無傷のままであり得るように構築および構成されてもよい。
【0097】
図7A−7Cは、いくつかの実施形態による、ペイロードを細胞に送達するためのテーブルトップシステム100の狭窄部カートリッジ700の種々の図を図示し、狭窄部カートリッジは、2つのチップを格納するように構成される。いくつかの実施形態では、狭窄部カートリッジ700は、
図1、5A、および5Bを参照して上記に議論されるものと同一狭窄部カートリッジ700である。
図7Aは、いくつかの実施形態による、ペイロードを細胞に送達するためのテーブルトップシステムの狭窄部カートリッジの分解図を図示し、狭窄部カートリッジは、2つのチップを格納するように構成される。
図7Bは、いくつかの実施形態による、ペイロードを細胞に送達するためのテーブルトップシステムの狭窄部カートリッジの側面断面図および詳細抜粋図を図示し、狭窄部カートリッジは、2つのチップを格納するように構成される。
図7Cは、いくつかの実施形態による、ペイロードを細胞に送達するためのテーブルトップシステムの狭窄部カートリッジの部分透明俯瞰図を図示し、狭窄部カートリッジは、2つのチップを格納するように構成される。
【0098】
いくつかの実施形態では、狭窄部カートリッジ700は、狭窄化フィルタ(1つまたはそれを上回る狭窄化マイクロ流体細孔を含有する)または狭窄化マイクロ流体チップ(1つまたはそれを上回る狭窄化マイクロ流体チャネルを含有する)等の狭窄化構成要素を含有または格納するように構成される、任意の構造であってもよい。(いくつかの実施形態による、狭窄化フィルタは、出願第WO/2017/041050A1号(参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる)に開示される。)いくつかの実施形態では、狭窄化マイクロ流体チャネルまたは狭窄化マイクロ流体細孔は、単に、「狭窄部」または「細胞変形狭窄部」と称され得ることに留意されたい。狭窄化構成要素は、圧力下、細胞を開口部を通して押進させることが、細胞が開口部によって狭窄されるにつれて、摂動を細胞の膜内で生じさせるように、細胞懸濁液の細胞より小さい直径を有する、チャネル、通路、または他の開口部(例えば、狭窄部)を有する、任意の構成要素であってもよい。いくつかの実施形態では、狭窄部カートリッジ700は、細胞を狭窄化するように構成される、統合された狭窄化フィルタまたはマイクロ流体チャネルを含んでもよい一方、いくつかの実施形態では、狭窄部カートリッジ700は、それ自体が、狭窄化フィルタまたは狭窄化マイクロ流体チャネルを含む、明確に異なる構成要素を格納するように構成されてもよい。いずれの場合も、狭窄部カートリッジ700は、細胞懸濁液が、調製容器600から、狭窄部カートリッジ700に向かって、かつその中に流動し得るように、かつ細胞懸濁液が、次いで、流動狭窄部カートリッジ700を通して、かつそこから外に、出力バッグ112または114(または他の好適な下流流路構成要素)に向かって、かつその中に流動し得るように、システム100の一部の流路を画定してもよい。
【0099】
図7A−7Cの実施例では、狭窄部カートリッジ700は、カートリッジ本体702上に配置され、狭窄部カートリッジ700を通して流動する細胞懸濁液および緩衝剤流体のための流路の開始および終了を画定する、狭窄部カートリッジ入口708と、狭窄部カートリッジ出口710とを備える。いくつかの実施形態では、狭窄部カートリッジ入口708および狭窄部カートリッジ出口710は、ねじ山付き接続機構および/またはルアータイプ接続機構等の調製容器600の入口および出口に関して上記に議論される、任意の1つまたはそれを上回る接続機構を含んでもよい。狭窄部カートリッジ入口708と狭窄部カートリッジ出口710との間には、システム100の流路が、流体が狭窄部カートリッジ700を通して進行するにつれて、2つまたはそれを上回る並列部分に発散し得、次いで、狭窄部カートリッジ700から外に流動する前に、再収束し得る。いくつかの実施形態では、別個の狭窄部構成要素を通して複数の並列流路を画定するのではなく、狭窄部カートリッジ700は、代わりに、流体を、順々に、複数の狭窄部構成要素を通して、直列に流動させてもよい。いくつかの実施形態では、狭窄部カートリッジ700は、機能的狭窄部構成要素の代わりに、空の代替物構成要素を受容することが可能であるように構成されてもよく、空の代替物構成要素は、任意のチャネルまたは細孔を含有しなくてもよい、または別様に、代替物構成要素を格納する狭窄部カートリッジ700の部分を通した流動を不可能にするように構成されてもよい。空の代替物構成要素を使用することによって、狭窄部カートリッジ700は、システムが、常時、2つの狭窄部構成要素と併用される必要がないように、流体の流動を一度に1つのみの狭窄部構成要素を通して生じさせ得る。
【0100】
図7A−7Cに示される実施形態では、狭窄部カートリッジ700は、細胞懸濁液(および緩衝剤流体)を、複数の狭窄化マイクロ流体チャネルを有する、狭窄化マイクロ流体チップ、または複数の狭窄化開口部または細孔を有する、狭窄化フィルタであり得る、狭窄部構成要素706の中に、かつそれを通して流動させるように構成される。いずれの場合も、狭窄部構成要素706は、流体が構成要素の中に流動するための個別の狭窄部構成要素入口716と、流体が構成要素から外に流動するための個別の狭窄部カートリッジ出口718とを有してもよい。
【0101】
狭窄部構成要素入口716および狭窄部構成要素出口718は両方とも、Oリング714を格納し、流体の流動を、Oリングを通して、狭窄部構成要素706へおよび/またはそこから押進させるように構成される、カートリッジ本体702の一部であり得る、Oリング流体接続部712のうちの1つと整合するように位置付けられてもよい。Oリング714は、流体が、Oリングによって画定された流路から漏出せずに、接続部712を通して流動し、本体702と狭窄部構成要素706との間を進行し得るように、シールを作成し得る。いくつかの実施形態では、Oリング以外の、またはそれに加えて、他のシールオプションが、狭窄部カートリッジと狭窄部構成要素との間の流体接続のためのシールを作成するために使用されてもよい。例えば、オーバーモールド、化学接合、および/または機械的相互係止が、使用されてもよい。
【0102】
図7Bの詳細図に示されるように、カートリッジ本体702の内側の流路は、Oリング流体コネクタに向かって流動する複数の経路部分に発散してもよく、Oリング流体コネクタから流動する複数の経路部分に続いて、再収束してもよい。
図7Bの実施例では、流路は、1つの経路から、T形状の合流点において、2つの部分に発散し、流体をカートリッジ入口708から両方の狭窄部構成要素706の中に流動させ、2つの部分は、T形状の合流点において、1つの経路に収束し、流体を両方の狭窄部構成要素706からカートリッジ出口710に向かって流動させる。
【0103】
したがって、緩衝剤流体または細胞懸濁液等の流体は、狭窄部カートリッジ入口708を介して、狭窄部カートリッジ700の中に流動し得、その後、上流の対のOリング流体接続部712に向かって、かつそれを通して流動し得る。流体は、上流の対のOリング流体接続部712を通して、各狭窄部構成要素入口716の中に流動し得る。狭窄部構成要素入口716から、流体は、狭窄部構成要素706によって画定される、1つまたはそれを上回るチャネルまたは流路を通して流動し得、次いで、狭窄部構成要素出口718のそれぞれにおいて、狭窄部構成要素706から外に流動し得る。狭窄部構成要素出口718から、流体は、下流の対のOリング流体接続部を通して流動し得、狭窄部カートリッジ出口710に向かって、かつそこから外に流動するように再収束し、それによって、狭窄部カートリッジ700から外に流動し得る。したがって、要するに、緩衝剤流体または細胞懸濁液等の流体は、狭窄部カートリッジ700の中に流動し得、狭窄部カートリッジ700から外に流動する前に、1つまたはそれを上回る狭窄部構成要素を通して通過され得る。
【0104】
図7A−7Cに示されるように、狭窄部カートリッジ700は、狭窄部構成要素706上に設置され、狭窄部構成要素706をカートリッジ本体702に向かって圧接させるように構成される、要素であり得る、除去可能カバー704を含んでもよい。いくつかの実施形態では、除去可能カバー704は、内向きに力を狭窄部構成要素706に印加し、1つまたはそれを上回るばねもしくはゴムOリング等の他の圧縮性構成要素を用いて、それらをカートリッジ本体702に向かって圧接させるように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、除去可能カバー704は、狭窄部構成要素706のうちの1つの表面に対して同一平面になるように圧接されるように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、除去可能カバー704は、狭窄部構成要素706が、それらを通して押進されている流体の圧力下、層を剥離させないことを確実にする役割を果たし得る。すなわち、狭窄部構成要素706の上部を力下で下方に保持することによって、狭窄部構成要素706は、剥離から防止され得る。いくつかの実施形態では、
図7A−7Cに示される摺動接続機構は、ねじ山付き構成要素によってカバーを取り付ける等、狭窄部カートリッジを手動で組み立てるために使用され得る他の機構に対して、圧力下、優れた耐久性をもたらし得る。いくつかの実施形態では、1つまたはそれを上回る除去可能カバーに加え、または代替として、狭窄部カートリッジは、除去可能カバーの使用を伴わずに、狭窄部構成要素を固着して格納するように構成されてもよい。
【0105】
いくつかの実施形態では、除去可能カバー704は、ヒンジ機構、留め金機構、摺動機構、ねじ切り機構、係止機構、または他の取付および取外機構等によって、ユーザによって除去可能であるように構成されてもよい。
図7Aに示される実施例では、除去可能カバー704は、狭窄部構成要素706およびOリング714が、調節および/または交換され得るように、側方に摺動され、カートリッジ本体702を取り付け、かつそこから取り外してもよい。
図7Aに示されるように、除去可能カバー704および本体702上の相互係止歯要素は、ともに摺動し、除去可能カバー704を定位置に保持するように構成されてもよい。
【0106】
図8A−8Dは、いくつかの実施形態による、ペイロードを細胞に送達するためのテーブルトップシステム100の狭窄部カートリッジ800の種々の図を図示し、狭窄部カートリッジは、4つのチップを格納するように構成される。いくつかの実施形態では、狭窄部カートリッジ800は、
図1、5A、5B、および/または7A−7Cを参照して上記に議論されるような狭窄部カートリッジ700と共通する一部または全部の特性を共有し得るが、狭窄部カートリッジは、2つの狭窄部構成要素はなく、4つの狭窄部構成要素を保持するように構成され得る。
【0107】
概して、システム100の狭窄部カートリッジは、所望の数の狭窄部構成要素を支持するようにカートリッジ(および除去可能カバー)の本体の形状を構成することによって、並列(または、代替として、直列に)において使用するための任意の数の狭窄部構成要素を保持するように構成されてもよい。例えば、2狭窄部構成要素カートリッジは、
図7A−7Cに示されるように、平面本体を有し得、3狭窄部構成要素カートリッジは、三角形本体を有し得、4狭窄部構成要素カートリッジは、
図8A−8Dに示されるように、長方形本体を有し得る等となる。任意の所与の数の面を有し、所与の数の狭窄部構成要素を保持するように構成される、カートリッジ本体は、単一入口と、単一出口とを有し得るが、流路が2つの経路部分に発散する、T形状の合流点(および2つの経路部分が1つに収束する、対応するT形状の合流点)ではなく、狭窄部カートリッジ本体は、代わりに、流路が所与の数の経路部分に発散する、合流点を有し得、1つの経路部分は、本体の面のそれぞれに向かって進む。
【0108】
図8A−8Dの実施例では、狭窄部カートリッジ800は、それぞれ、
図7A−7Cに関して上記に説明されるような本体702および除去可能カバー704と共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有し得る、本体802と、除去可能カバー804とを有する。示されるように、本体802は、それぞれ、
図7A−7Cに関して上記に説明されるように、入口708および出口710と共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有し得る、入口808と、出口810とを有し得る。
【0109】
示されるように、本体802は、それぞれ、
図7A−7Cに関して上記に説明されるような狭窄部構成要素706と共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有し得る、狭窄部構成要素806を支持するように構成される、4つの側を有し得る。除去可能カバー804は、いくつかの実施形態では、
図8Cに示されるように、上向きまたは下向きに摺動させることによって、本体802から除去可能であるように構成されてもよい。
図7A−7Cにおける除去可能カバー704と異なり、除去可能カバー804は、いくつかの実施形態では、除去可能カバー804が、示されるように、狭窄部カートリッジ本体を完全に包囲し、それによって、いったん定位置に摺動されると、側方移動を防止するように構成され得るため、狭窄部カートリッジ本体を取り付けるための歯を有していなくてもよい。
【0110】
図8Dに示されるように、狭窄部カートリッジ800はさらに、それぞれ、
図7A−7Cに関して上記に説明されるようなOリング流体接続部712およびOリング714と共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有し得る、本体802内に配置されるOリング流体接続部812を、Oリング814とともに備え得る。上記に説明されるように、いくつかの実施形態では、Oリング流体接続部812は、入口802および出口804によって画定された流路に流動的に接続されてもよく、流体(例えば、細胞懸濁液および/または緩衝剤流体)の流動を狭窄部構成要素806内および/または外に指向するように構成されてもよい。
【0111】
本明細書に示される
図8A−8Dの実施例は、狭窄部カートリッジ800の異なる外向きに面した面上に配列される、狭窄部構成要素を検討するが、2つまたはそれを上回る狭窄部構成要素を含有する、カートリッジのための異なる配列が、いくつかの実施形態では、使用されてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、狭窄部カートリッジは、狭窄部構成要素が、層状のスタックされた配列(例えば、狭窄部カートリッジ700内の狭窄部構成要素706の配列に類似する)に配列され、カートリッジが、スタックされた構成要素のそれぞれの中に、かつそれを通して、並行して、流動を指向するように構成され得るように、狭窄部構成要素が挿入されるための3つまたはそれを上回るスロットを備えてもよい。
【0112】
図9A−9Dは、いくつかの実施形態による、ペイロードを細胞に送達するためのテーブルトップシステム100のセンサアセンブリ900を図示する。いくつかの実施形態では、センサアセンブリ900は、
図1に関して上記に議論されるように、電子信号をシステム100の1つまたはそれを上回る電子構成要素に送信するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、センサアセンブリ900は、システム100の構成要素の、またはシステム100内に含有される物質の1つまたはそれを上回る性質を測定し、行われた測定に関するデータをシステム100の電子構成要素に送信するように構成される、1つまたはそれを上回るセンサを含んでもよい。いくつかの実施形態では、センサアセンブリ900は、1つまたはそれを上回る性質を測定するように構成される、1つまたはそれを上回るセンサを含有してもよい。例えば、センサアセンブリは、温度センサ、存在センサ、流動センサ、および/または圧力センサを備えてもよい。
【0113】
すなわち、センサアセンブリ900は、いくつかの実施形態では、システムが、細胞懸濁液の状態を監視し(および随意に、それに従って、細胞懸濁液の状態を制御し)得るように、システム100を通して通過されにつれて、細胞懸濁液の状態に関する1つまたはそれを上回る測定を行い、信号をシステム100の電子構成要素に送信するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、センサアセンブリ900は、細胞懸濁液が、調製容器内にあって、システムによって加熱または冷却されている間等、細胞懸濁液の温度(または細胞懸濁液を保持するコンテナの温度)を測定および/または監視するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、センサアセンブリ900は、細胞懸濁液が、調製容器の内側に溜められ、および/または調製容器の下流の流路を通して流動するにつれた調製容器の内側のガスの圧力等、細胞懸濁液に印加されている圧力を測定および/または監視するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、センサアセンブリ900は、細胞懸濁液が狭窄部カートリッジを通した流動を終了したかどうかを判定するために、光学存在センサを使用して、細胞懸濁液が管を通して流動しているかどうかを判定することによって等、細胞懸濁液の流路を監視し、細胞懸濁液が流路内に存在するかどうかを判定するように構成されてもよい。
【0114】
図9A−9Dの実施例では、
図9Aは、いくつかの実施形態による、ペイロードを細胞に送達するためのテーブルトップシステムの部分的に組み立てられたセンサアセンブリを図示する。
図9Bは、いくつかの実施形態による、ペイロードを細胞に送達するためのテーブルトップシステムのセンサアセンブリの詳細図を図示する。
図9Cは、いくつかの実施形態による、ペイロードを細胞に送達するためのテーブルトップシステムのセンサアセンブリの詳細図を図示する。また、
図9Dは、いくつかの実施形態による、ペイロードを細胞に送達するためのテーブルトップシステムのセンサアセンブリを図示する。
【0115】
センサアセンブリ900は、一端にマルチピンセンサワイヤコネクタ904を備えてもよく、1つまたはそれを上回るワイヤ901が、アセンブリの長さに沿って縦方向に延設され、ワイヤ901の反対端には、温度センサコネクタ906が、配置される。いくつかの実施形態では、マルチピンワイヤコネクタ904は、1つまたはそれを上回るセンサによって測定または検出されるデータを表す信号等の電子信号が、コネクタ904を介して送信および受信され得るように、センサと1つまたはそれを上回る電子インターフェースの接続を可能にするように構成される、電子コネクタである。いくつかの実施形態では、マルチピンワイヤコネクタ904は、コネクタの1つまたはそれを上回るピンが、異なるセンサに対応し得るように構成されてもよく、異なる種類のデータを送信および受信するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、ワイヤコネクタの代わりに、またはそれに加え、データをシステム100の他の部分へおよびそこから送信ならびに受信するように構成される、代替種類の電子コネクタが、センサアセンブリ900の一部として使用されてもよい。いくつかの実施形態では、センサアセンブリ900は、使い捨てであって、滅菌環境において使用されることが可能であるように構成され得るため、コネクタ904は、手によって、および/またはツールの使用を伴わずに、電子インターフェースに容易に取り付けられ、かつそこから取り外されることが可能であるように構成されてもよい。
【0116】
センサアセンブリ900はさらに、狭窄部カートリッジ上に除去可能にクリップ留めすること等によって、ワイヤ901上に搭載され、狭窄部カートリッジを保持するように構成される、構成要素であり得る、狭窄部カートリッジ座部902を備えてもよい。いくつかの実施形態では、カートリッジ座部902は、上記に議論されるような狭窄部カートリッジ700または狭窄部カートリッジ800等の1つまたはそれを上回る種類の狭窄部カートリッジを取り付けることが可能であるように形成されてもよい。いくつかの実施形態では、センサアセンブリ900は、使い捨てであって、滅菌環境において使用されることが可能であるように構成され得るため、カートリッジ座部902は、手によって、および/またはツールの使用を伴わずに、狭窄部カートリッジに容易に取り付けられ、かつそこから取り外されることが可能であるように構成されてもよい。
図9A−9Dの実施例では、狭窄部カートリッジ座部902は、張力によって、狭窄部カートリッジを定位置に保持し得る、クリップ910を含む。代替実施形態では、異なる取付手段が、使用されてもよい。
【0117】
いくつかの実施形態では、狭窄部カートリッジ座部902は、狭窄部カートリッジが座部902に取り付けられると、ワイヤ901が、狭窄部カートリッジ入口へと、かつ狭窄部カートリッジ出口からつながる流路によって画定された線形方向と同一または類似方向に延設されるように、ワイヤ901に取り付けられるように構成されてもよい。このように、センサアセンブリ900は、狭窄部カートリッジに/からつながる、ワイヤ901および管が、相互に並んで延設され得、調製容器筐体110を参照して上記に議論されるような出口514等の調製容器筐体の出口を通して通過する等によって、相互に同一開口部のうちの1つまたはそれを上回るものを通して通過することが可能であり得るように、構成されてもよい。
【0118】
センサアセンブリ900は、温度センサをセンサアセンブリ900の他の構成要素に物理的および/または電子的に接続するように構成される、任意の構成要素であり得る、温度センサコネクタ906を備えてもよい。
図9A−9Dの実施例では、温度センサコネクタ906は、ワイヤ901のコネクタ904と反対の端部に配置され、温度センサ(例えば、サーミスタまたは温度プローブ)に取外可能に物理的および電子的に接続するように構成される、電気コネクタであってもよい。
図9Dに示されるように、温度センサ914は、温度センサ914が、コネクタ906を介して(ならびにワイヤ901およびコネクタ904を通して)、温度センサ914によって測定された温度データに関する信号を送信し得るように、温度センサコネクタ906に物理的および電子的に取り付けられてもよい。
【0119】
いくつかの実施形態では、温度センサ914は、1つまたはそれを上回る温度を測定し、デバイスによって測定された1つまたはそれを上回る温度に関する信号を生成および/または伝送するように構成される、任意のデバイスであってもよい。いくつかの実施形態では、温度センサ914は、任意の好適なタイプの温度プローブまたはサーミスタであってもよい。いくつかの実施形態では、温度センサ914は、容器内に含有される流体(例えば、細胞懸濁液)と関連付けられた温度を測定するために、調製容器または調製容器筐体の壁に接着されるように構成される、接着式温度プローブであってもよい。
【0120】
いくつかの実施形態では、ワイヤ901のコネクタ904と反対の端部に配置されることによって、温度センサ914は、センサアセンブリ900が、システム100に接続されると、調製容器または調製容器筐体の近傍にあるであろうように配置され得る。例えば、流体が
図9Aに関して右から左に狭窄部カートリッジを通して流動し得るように、狭窄部カートリッジが、座部902に接続されると、温度センサ914は、調製容器または調製容器筐体の近傍に配置され得、そこから、流体は、狭窄部カートリッジに向かって、かつそれを通して流動する。このように、温度センサ914は、センサアセンブリ900および関連付けられたチップカートリッジが、システム100に完全に組み立てられている間、調製容器内の流体と関連付けられた温度を測定するために、調製容器またはその筐体と物理的に接触して配置されてもよい。
【0121】
センサアセンブリ900はさらに、流動センサをセンサアセンブリ900の他の構成要素に物理的および/または電子的に接続するように構成される、任意の構成要素であり得る、流動センサコネクタ908を備えてもよい。
図9A−9Dの実施例では、流動センサコネクタ908は、カートリッジ座部902の一端に配置され、流動センサ(例えば、光学存在センサ、容量センサ、重量センサ、または流動が生じているかどうかを判定するように構成される、他のセンサ)に物理的および電子的に接続するように構成される、電気コネクタであってもよい。
図9Cおよび9Dに示されるように、流動センサ912は、流動センサ912が、コネクタ908を介して(およびワイヤ901およびコネクタ904を通して)、流動センサ912によって測定されたデータに関する信号を送信し得るように、流動センサコネクタ908に物理的および電子的に取り付けられてもよい。
【0122】
いくつかの実施形態では、流動センサ912は、流動が生じているかどうかに関するアナログ判定を行うことによって、または流率を測定することによってのいずれかにおいて、流動が流路の特定の部分内で生じているかどうかを測定または別様に判定するように構成される、任意のセンサであってもよい。いくつかの実施形態では、流動センサ912は、光ビームの経路内の流体の存在、不在、および/または変化を使用して、流体が経路を通して流動しているかどうかを判定するように構成される、光学センサであってもよい。例えば、流動センサ912は、いくつかの実施形態では、流動が泡センサの光ビームの経路を通して延設される半透明または透明管を通して生じているかどうかを判定するように構成される、泡センサであってもよい。いくつかの実施形態では、流動センサ912は、液体の存在を感知するように構成される、容量センサであってもよい、液体の重量を感知するように構成される、重量センサであってもよい、または流体の速度および/または流率を測定するために流路内に設置されるように構成される、物理的センサであってもよい。
【0123】
いくつかの実施形態では、カートリッジ座部902上またはその近傍に配置されることによって、流動センサ912は、センサアセンブリ900がシステム100に接続されると、狭窄部カートリッジの近傍にあるであろうように配置され得る。例えば、狭窄部カートリッジが、流体が
図9Aに関して右から左に狭窄部カートリッジを通して流動し得るように、座部902に接続されると、流動センサ912は、狭窄部カートリッジに接近するにつれて(または代替として、そこから離れるように流動するにつれて)、流動センサが管またはパイプを通る流体の流動を測定し得るように、狭窄部カートリッジの入口の近傍に配置され得る。例えば、流動センサが、光学泡センサである場合、狭窄部カートリッジの入口につながる管が、管がそこからセンサが測定を導き出す光学経路内にあるように、泡センサの空洞内に着座され得るように構成されてもよい。このように、流動センサ912は、センサアセンブリ900およびチップカートリッジが、システム100に完全に組み立てられている間、測定を行い、流体(例えば、細胞懸濁液)が、狭窄部カートリッジに向かって、そこから離れて、および/またはそれを通して流動しているかどうかを判定する。
【0124】
図10は、いくつかの実施形態による、ペイロードを細胞に送達するためのテーブルトップシステム1000の概略図を図示する。いくつかの実施形態では、システム1000は、システム100と、および/または本明細書で議論されるペイロードを細胞に送達するための任意の他のシステムと共通する一部または全部の特性を共有してもよい。ペイロードを細胞に送達するためのシステムの種々の構成要素の物理的形状を描写するのではなく、
図10は、主に、流体(例えば、細胞懸濁液、緩衝剤流体)がシステムを通して進行するため、かつ加圧されたガスがシステムを通して進行するための流路および関連付けられた構成要素を図式的に描写する。すなわち、
図10は、システムによって処理されている間の、それを通して細胞懸濁液および/または緩衝剤流体が流動し得る、種々の構成要素を描写し、システムを通して通過されているときの、それを通してガス(例えば、加圧されたガス)が流動し得る、種々の構成要素を描写する。
図10は、矢印と、構成要素の描写を接続する線とを介して、相互に流動的に接続される、構成要素を示す。別様に述べられない場合、可撓性プラスチック管類、剛性プラスチック管類、PVC管類、金属管類、または同等物等の任意の好適な管類または配管が、種々の構成要素を流動的に接続するために使用され得る。
【0125】
システム1000は、
図1を参照して上記に議論される細胞懸濁液入力バッグ106と共通する一部または全部の特性を共有し得る、細胞懸濁液入力バッグ1002を備えてもよい。いくつかの実施形態では、システム1000を通して流動する液体の流路は、細胞懸濁液入力バッグ1002から生じ得る(またはその一部が生じ得る)。
【0126】
システム1000は、
図1を参照して上記に議論される緩衝剤入力バッグ108と共通する一部または全部の特性を共有し得る、緩衝剤入力バッグ1004を備えてもよい。いくつかの実施形態では、システム1000を通して流動する液体の流路は、緩衝剤入力バッグ1004から生じ得る(またはその一部が生じ得る)。
【0127】
システム1000は、液体が細胞懸濁液入力バッグ1002または緩衝剤入力バッグ1004から延在する管類を通して流動しないように防止するために使用され得る、管類クランプ1006を備えてもよい。いくつかの実施形態では、弁、キャップ、または同等物等のバッグからの流動を防止するための他の機構が、クランプ1002の代替として、またはそれに加え、使用されてもよい。いくつかの実施形態では、クランプ1006は、ユーザによる手動作動が、要求されないように、電子制御システムによって自動的に作動されることが可能であるように構成されてもよい。
【0128】
システム1000は、バッグ1002および1004から延在する管類または配管を流路のさらなる下流部分を画定するシステム1000の付加的構成要素に流動的に接続するように構成される、任意のコネクタであり得る、任意の継手1008であり得る、継手1008を備えてもよい。いくつかの実施形態では、継手1008は、ASEPTIQUIK滅菌継手等、滅菌接続を提供するように構成される、コネクタ機構(例えば、接続部が固着されるにつれて、流路の内部が直接取り扱われることから汚染されないことを確実にするように構成される、コネクタ機構)であってもよい。いくつかの実施形態では、継手1008に加え、またはその代わりに、管溶接接続部、滅菌アセンブリ接続部等、継手以外の1つまたはそれを上回る接続機構が、使用されてもよい。
【0129】
システム1000は、バッグ1002からの流路およびバッグ1004からの流路を単一流路に収束させるように構成される、任意のダイバータまたは合流点であり得る、Y−継手1010を備えてもよい。
【0130】
システム1000は、流体が弁1014の中に流動し得るように、システム1000の流路の管類または配管を弁1014に接続するための任意の好適な管類または配管継手もしくはコネクタであり得る、継手1012を備えてもよい。いくつかの実施形態では、継手1012は、ねじ山付き継手および/またはルアー式継手であってもよい。
【0131】
システム1000は、継手1012から容器1016に向かった、かつその中への流体の流動を制御するように構成される、任意の弁であり得る、弁1014を備えてもよい。いくつかの実施形態では、弁1014は、注射器弁、手動弁、電子弁、および/またはソレノイド弁であってもよい。いくつかの実施形態では、弁1014は、ユーザによる手動作動が要求されないように、電子制御システムによって自動的に作動されることが可能であるように構成されてもよい。
【0132】
システム1000は、
図6Aおよび6Bに関して上記に議論される調製容器600と共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有し得る、容器1016を備えてもよい。
【0133】
システム1000は、コネクタ1012と共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有し得る、コネクタ1018を備えてもよい。コネクタ1018は、流体が、容器1016から外に流動し得るように、システム1000の流路の管類または配管を容器1016に接続するように構成されてもよい。
【0134】
システム1000は、
図7A−7Cおよび8A−8Dに関して上記に説明される狭窄部カートリッジ700および/または狭窄部カートリッジ800と共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有し得る、狭窄部カートリッジ1020を備えてもよい。システム1000は、1つのみの狭窄部カートリッジ1020とともに示されるが、システム1000(または本明細書に説明される他のシステム)のいくつかの実施形態は、相互に並列および/または直列に配列され得る、複数の狭窄部カートリッジを備えてもよい。いくつかの実施形態では、同一システム内の複数の狭窄部カートリッジは、同一センサアセンブリと、または別個のセンサアセンブリと、同一調製容器と、または別個の調製容器と、および/または同一のセット入力/出力コンテナと、または別個のセット入力/出力コンテナと関連付けられてもよい。
【0135】
システム1000は、コネクタ1012と共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有し得る、コネクタ1022を備えてもよい。コネクタ1022は、流体が狭窄部カートリッジ1020から弁1024に向かって、かつその中に流動し得るように、システム1000の流路の管類または配管を弁1024に接続するように構成されてもよい。
【0136】
システム1000は、弁1014と共通する一部または全部の特性を共有し得る、弁1024を備えてもよい。弁1024は、コネクタ1022からコネクタ1026に向かって、かつその中への流体の流動、またはより広義には、狭窄部カートリッジ1020から出力バッグ1032および1039に向かって、かつその中への流体の流動を制御するように構成されてもよい。
【0137】
システム1000は、コネクタ1012と共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有し得る、コネクタ1026を備えてもよい。コネクタ1026は、流体が注射器1024から外に出力バッグ1032および1039に向かって流動し得るように、システム1000の流路の管類または配管を弁1024に接続するように構成されてもよい。
【0138】
システム1000は、コネクタ1026からの流路を、一方が、細胞懸濁液出力バッグ1032に向かってつながり、他方が、緩衝剤出力バッグ1039に向かってつながる、2つの別個の流路に分流させるように構成される、任意のダイバータまたは合流点であり得る、Y−継手1028を備えてもよい。
【0139】
システム1000は、クランプ1006と共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有し得る、クランプ1030を備えてもよい。いくつかの実施形態では、クランプ1030は、液体が細胞懸濁液出力バッグ1032または緩衝剤出力バッグ1039につながる管類を通して流動しないように防止するために使用されてもよい。いくつかの実施形態では、弁、キャップ、または同等物等のバッグへの流動を防止するための他の機構が、クランプ1030の代替として、またはそれに加え、使用されてもよい。いくつかの実施形態では、クランプ1030は、ユーザによる手動作動が要求されないように、電子制御システムによって自動的に作動されることが可能であるように構成されてもよい。
【0140】
システム1000は、
図1に関して上記に説明されるような細胞懸濁液出力バッグ112と共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有し得る、細胞懸濁液出力バッグ1032を備えてもよい。いくつかの実施形態では、システム1000を通して流動する液体の流路は、細胞懸濁液入力バッグ1002で終端し得る(またはその一部が終端し得る)。
【0141】
システム1000は、
図1に関して上記に説明されるような緩衝剤出力バッグ114と共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有し得る、緩衝剤出力バッグ1034を備えてもよい。いくつかの実施形態では、システム1000を通して流動する液体の流路は、緩衝剤出力バッグ1034で終端し得る(またはその一部が終端し得る)。
【0142】
システム1000は、コネクタ1012と共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有し得る、コネクタ1036を備えてもよい。コネクタ1036はそれぞれ、出力バッグ1032および1039のうちの1つから延在する、ガス出口ラインに接続し、細胞懸濁液および/または緩衝剤流体をシステム1000を通して出力バッグの中に流動させるプロセス前、間、または後に、ガスが、出力バッグから外に押進されることを可能にしてもよい。例えば、流体は、加圧された空気の力下、システム1000を通して押進され得るため、システム1000を通る細胞懸濁液および/または緩衝剤流体のための流路の終端点を形成し得る、出力バッグは、バッグが圧力下で破裂しないように防止するためのガス出口を有する必要があり得る。
【0143】
システム1000は、空気または他のガスが、出力バッグのうちの1つを通して、フィルタ1038のうちの1つを通して、およびシステム1000の外部の環境の中に流動し得るように、それぞれ、コネクタ1036のうちの1つに接続される、ガスフィルタであり得る、フィルタ1038を備えてもよい。いくつかの実施形態では、フィルタ1038は、システム1000の外部の環境の中に排出されるガスが、滅菌環境のために好適であることを確実にし得る。いくつかの実施形態では、フィルタ1038の一方または両方は、
図4に関して上記に議論されるようなフィルタ404と共通する1つまたはそれを上回る特性を共有してもよい。例えば、フィルタ1038は、滅菌実験室環境の中に排出されるべき排気をフィルタ処理する際に使用するために好適なHEPAフィルタであってもよい。
【0144】
システム1000は、事前に滅菌される、または滅菌される(例えば、高圧滅菌によって、またはエチレンオキシド滅菌によって)ことが可能であるように構成され得る、フィルタサブアセンブリ1042を備えてもよい。いくつかの実施形態では、フィルタサブアセンブリ1042は、加圧された滅菌ガス(例えば、加圧された滅菌窒素)等のガスを入口から受容し、ガスの一部を容器1016の中に指向し、ガスの一部を出口に指向するように構成されてもよい。
図10に示されるように、フィルタサブアセンブリ1042は、ガスをガス入口1044から受容してもよく、受容されるガスの一部または全部を容器1016に指向してもよく、受容されるガスの一部または全部を出口1058に指向してもよい。いくつかの実施形態では、フィルタサブアセンブリ1042は、流体を、圧力下で、容器1016から外に狭窄部カートリッジ1020を通して流動するように押勢させるために、圧力を容器1016内の流体(例えば、細胞懸濁液)に印加させるために、加圧された滅菌ガスを容器1016の中に指向するために使用されてもよい。
図10に示されるように、システム1000は、いくつかの実施形態では、冗長性が信頼性および安全性を改良し得るため、複数のフィルタを直列に備えてもよい。いくつかの実施形態では、フィルタサブアセンブリ1042は、フィルタサブアセンブリ1042が容易に交換され得るように、システム1000の筐体の外部に配置されてもよい。
【0145】
システム1000は、加圧された滅菌ガス等のガスの流動を受容するように構成される、任意の好適な可撓性または剛性入口を備え得る、ガス入口1044を備えてもよい。いくつかの実施形態では、ガス入口1044は、ガスのための可撓性管類および/またはガスのための剛性管類と流動的に接続されることが可能であるように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、ガス入口1044は、クランプ、ねじ山、ルアー式コネクタ、または任意の他の好適な接続機構によって、管類に流動的に接続可能であるように構成されてもよい。
【0146】
システム1000は、加圧された滅菌ガス等のガスの流動を排出するように構成される、任意の好適な可撓性または剛性出口であり得る、ガス出口1058を備えてもよい。いくつかの実施形態では、ガス出口1058は、ガスのための可撓性管類および/またはガスのための剛性管類と流動的に接続されることが可能であるように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、ガス出口1058は、クランプ、ねじ山、ルアー式コネクタ、または任意の他の好適な接続機構によって、管類に流動的に接続可能であるように構成されてもよい。
【0147】
システム1000はさらに、そのうちの任意の1つまたはそれを上回るものが、コネクタ1012と共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有し得る、コネクタ1046、1048、1050、1052、1054、および1056を備えてもよい。コネクタ1012は、液体の流路のための管類または配管もしくは他の流路要素に接続するように構成され得るが、コネクタ1046、1048、1050、1052、1054、および1056は、ガスの流路のための管類または配管もしくは他の流路要素に接続するように構成され得る。
図10に示されるように、コネクタ1046、1048、1050、1052、1054、および1056は、ガス入口1044、フィルタサブアセンブリ1042、容器1016、およびガス出口1058間の管類または配管要素を接続するために使用されてもよい。このように、コネクタ1046、1048、1050、1052、1054、および1056は、ガスが、入口から、フィルタサブアセンブリを通して、出口の容器に流動することを可能にし得る。
【0148】
システム1000は、
図9A−9Dを参照して上記に議論されるセンサアセンブリ900と共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有し得る、センサアセンブリ1060を備えてもよい。いくつかの実施形態では、センサアセンブリ1060は、温度センサ等の
図10に描写されない1つまたはそれを上回るセンサを備えてもよい。
【0149】
システム1000は、いくつかの実施形態では、センサアセンブリ1060の一部であり得る、流動センサ1062を備えてもよい。いくつかの実施形態では、流動センサ1062は、
図9Cおよび9Dを参照して上記に議論される流動センサ912と共通する1つまたはそれを上回る任意の特性を共有してもよい。
【0150】
いくつかの実施形態では、
図10に示される1つまたはそれを上回る構成要素はともに、使い捨てアセンブリの全部または一部を形成してもよい。例えば、構成要素は、それらが、1回、ペイロード送達プロセスを実施するために使用され、次いで、廃棄され得るように、1回限りの使用のために構成されてもよい。すなわち、細胞懸濁液は、1回、システム1000の流路を通して流動し得、次いで、システム1000の要素の一部または全部は、別のペイロード送達プロセスが実施される前に、交換され得る。いくつかの実施形態では、使い捨てアセンブリの構成要素は、滅菌環境において使用するために好適であるために、ガンマ滅菌されるために好適である、材料から構築されてもよい。いくつかの代替実施形態では、使い捨てアセンブリの構成要素は、高圧滅菌またはエチレンオキシド滅菌等の他の方法によって滅菌されるために好適である、材料から構築されてもよい。いくつかの実施形態では、シールされた滅菌コンテナ内にパッケージ化および/または出荷される等、使い捨てアセンブリの構成要素はともに、パッケージ化および/または出荷されてもよい。いくつかの実施形態では、使い捨てアセンブリの構成要素は、手によって、ツールの使用を伴わずに、および/または滅菌コネクタ機構を使用することによって取り付けられる等、滅菌環境内で実施されるために好適な様式において、細胞内ペイロード送達のためのシステムの他の構成要素に取り付けられることが可能であるように構成されてもよい。
図10の実施例では、使い捨てアセンブリ1066は、参照番号1066によって示される点線ボックスの内側に示される、全ての構成要素を含んでもよい。
【0151】
図11Aおよび11Bは、いくつかの実施形態による、ペイロードを細胞に送達する際に使用するための加圧されたガスを供給するためのシステム1100の概略図を図示する。いくつかの実施形態では、システム1100は、加圧されたガスを
図10を参照して上記に議論されるようなシステム1000等のシステムに供給するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、システム1100は、
図1および2に関して上記に議論される圧力制御モジュール116の一部を形成してもよい、またはそれと共通する一部または全部の特性を共有してもよい。
図11Aおよび11Bに示されるように、システム1100は、加圧された滅菌ガス(例えば、加圧された滅菌窒素)等のガスが、入口源から、流体(例えば、細胞懸濁液)を含有する容器を有するシステムに向かって、かつその中に流動し、また、出口に向かって、かつそこから外に、システム1100の外部の環境および/またはシステム1000等の関連付けられたシステムの外部の中に流動するための流路を備えてもよい。いくつかの実施形態では、システム1100は、流体を、圧力下で、容器1016から外に狭窄部カートリッジ1020を通して流動するように押進させるために、圧力を容器1016内の流体(例えば、細胞懸濁液)に印加されるために、加圧された滅菌ガスを容器1016の中に指向するために使用されてもよい。
【0152】
図11Aおよび11Bは、矢印と、構成要素の描写を接続する線とを介して、相互に流動的に接続される構成要素を示す。別様に記載されない場合、可撓性プラスチック管類、剛性プラスチック管類、PCV管類、金属管類、または同等物等の任意の好適な管類または配管が、種々の構成要素を流動的に接続するために使用され得る。
【0153】
図11Aに示されるように、システム1100は、加圧された滅菌ガス(例えば、加圧された滅菌窒素)等のガスの源に流動的に接続されるように構成される、任意の入口であり得る、入口1101を備えてもよい。いくつかの実施形態では、入口1101は、加圧された滅菌ガス等のガスの流動を受容するように構成される、任意の好適な可撓性または剛性入口、および/またはそのように構成される、コネクタを備えてもよい。いくつかの実施形態では、入口1101は、ガスのための可撓性管類および/またはガスのための剛性管類と流動的に接続されることが可能であるように構成されてもよく、加圧されたガスキャニスタと流動的に接続されることが可能であるように構成されてもよく、および/またはガスを環境から(例えば、空気から)引き込むように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、入口1101は、ガスの流動を調整器1102に向かって指向するために、クランプ、ねじ山、ルアー式コネクタ、または任意の他の好適な接続機構によって、管類に流動的に接続可能であるように構成されてもよい。
【0154】
システム1100は、入口1101に流動的に接続され、そこからガスの流動を受容するように構成され得る、調整器1102を備えてもよい。いくつかの実施形態では、調整器1102は、ガスの流動を受容し、ガスを所定の圧力で出力するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、調整器1101によって出力されるガスの圧力は、ユーザによって制御されてもよい、またはシステムによって自動的に制御されてもよい。いくつかの実施形態では、調整器1101によって出力されるガスの圧力は、手動介入が要求されないように、電子制御によって変更可能であってもよい。
【0155】
システム1100は、調整器1102に流動的に接続され、そこからガスの流動を受容するように構成され得る、フィルタ1104を備えてもよい。いくつかの実施形態では、フィルタ1104は、調整器1102によって出力されるガスが、調整器1106への流路に沿って流動する前に、それを通して通過し得るように構成される、任意のフィルタであってもよい。例えば、フィルタ1104は、システム1100および関連付けられたシステムが、滅菌環境において使用するために好適であり得るように、HEPAフィルタであってもよい。
【0156】
システム1100は、フィルタ1104に流動的に接続され、そこからガスの流動を受容するように構成され得る、調整器1106を備えてもよい。いくつかの実施形態では、調整器1106は、1つの圧力において、ガス流動を受容し、別のより低いユーザまたはシステム選択可能圧力において、ガス流動を出力するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、調整器1106は、電空調整器であってもよく、
図2に関して上記に説明されるような調整器204と共通する一部または全部の性質を共有してもよい。いくつかの実施形態では、調整器1106は、振動および雑音を低減させるためのサイレンサを備えてもよい。振動および雑音を低減させるためのサイレンサの使用は、環境内の粒子の撹拌を最小限にし得るという点で、システム1100をより滅菌環境において使用するために好適にし得る。いくつかの実施形態では、調整器1106は、より広範な範囲にわたって圧力をより粗く制御するように構成され得る、調整器1102より狭い範囲にわたるより精密な圧力制御のために構成されてもよい。
【0157】
システム1100は、調整器1106に流動的に接続され、そこからガスの流動を受容するように構成され得る、弁1108を備えてもよい。弁1108は、ダイバータ1110に向かうガスの流動を遮断または可能にするように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、弁1108は、手動でおよび/または電子的に作動可能であってもよく、弁1108は、ユーザによって、またはシステムの動作に従って、かつユーザ介入を伴わずに、電子システムによって、作動されてもよい。
【0158】
システム1100は、弁1108に流動的に接続され、そこからガスの流動を受容するように構成され得る、ダイバータ1110を備えてもよい。いくつかの実施形態では、ダイバータ1110は、単一流路を1つまたはそれを上回る流路に分流するように構成される、任意の配管または管類要素であってもよい。
図11Aに示される実施例では、ダイバータ1110は、弁1108から延在する流路を2つの流路に分流し、
図11Bでは、一方は、圧力センサ1112に向かって流動し、他方は、継手1114に向かって流動する。いくつかの実施形態では、ダイバータ1110は、開放または閉鎖され、ガスの流動を1つの経路または別の経路に沿って選択的に分流し得る、1つまたはそれを上回る弁を備えてもよい。いくつかの実施形態では、ダイバータ1110は、両方の下流流路が、常時、開放され、ガスが、常時、両方の流路の中に指向されるように構成されてもよい。
【0159】
システム1100は、ダイバータ1110に流動的に接続され、そこからガスの流動を受容するように構成され得る、圧力センサ1112を備えてもよい。いくつかの実施形態では、圧力センサ1112は、弁1108と継手1114との間のシステム1100の流路内のガスの圧力を測定するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、圧力センサは、得られた圧力測定値を表すデータを生成し、データを表す電子信号を、システム1100、システム1000、または関連付けられたシステムの1つまたはそれを上回る他の構成要素に送信するように構成されてもよい。例えば、圧力センサ1112は、調整器1106が、要求に応じて、調整器1106によって出力されるガスの圧力に調節を行い得るように、測定された圧力に関する信号を調整器1106に送信してもよい。いくつかの実施形態では、例えば、ガス圧力は、細胞懸濁液が、調製容器から外に、狭窄部カートリッジの中に、かつそれを通して押進されるにつれて、降下し得、圧力センサ1112は、圧力の本減少を感知し、信号をシステム(例えば、調整器1106および/または圧力制御モジュールの別の構成要素)のプロセッサに送信し、システムに、1つまたはそれを上回る弁を調節させ、細胞懸濁液が容器から外に押進されるにつれて、圧力を比較的に一定のままにさせてもよい。
【0160】
図11Bに示されるように、システム1100は、ダイバータ1110に流動的に接続され、そこからガスの流動を受容し、それをシステム1000に向かって指向するように構成され得る、継手1114を備えてもよい。いくつかの実施形態では、継手1114は、ガスのための可撓性管類および/またはガスのための剛性管類と流動的に接続されるように構成される、任意のコネクタであってもよい。いくつかの実施形態では、継手1114は、上流側で剛性管類に、下流側で可撓性管類に流動的に接続されることが可能であるように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、継手1114は、ガスの流動をシステム1000に向かって指向するために、クランプ、ねじ山、ルアー式コネクタ、または任意の他の好適な接続機構によって、管類に流動的に接続可能であるように構成されてもよい。
【0161】
図11Bに示されるように、継手1114は、システム1100の構成要素をシステム1000の1つまたはそれを上回る構成要素に接続してもよい。特に、継手1114は、システム1000の入口1044につながる流路に流動的に接続される(および/または接続可能である)ように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、継手1114および入口1044を介してシステム1100からシステム1000に送達される、ガスは、
図10を参照して上記に説明されるように、圧力を容器1016の内側の流体に印加するために使用されてもよい。
【0162】
システム1100は、継手1114と共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有し得る、継手1120を備えてもよい。継手1120は、システム1000の出口1058からつながる流路に流動的に接続される(またはに接続可能である)ように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、
図10を参照して説明されるようなシステム1000内の出口1058によって出力される、ガスは、継手1120を通して、
図11Aおよび11Bに描写される流路の中に流動し得る。
【0163】
図11Aに示されるように、システム1100は、サイレンサ1122を備えてもよい。いくつかの実施形態では、サイレンサ1122は、ガスが、システム1100の外部の環境の中に(例えば、開放空気の中に)排出される前に、それを通して流動し得るように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、サイレンサ1122は、振動および雑音を低減させ得、環境内の粒子の撹拌を最小限にし得るという点で、システム1100をより滅菌環境において使用するために好適にし得る。
細胞内ペイロード送達および細胞処理方法ならびに技法
【0164】
図12−13は、全体的または部分的に、本明細書に説明されるシステムのうちの1つまたはそれを上回るものによって実施され得る、種々の方法を説明する。
【0165】
図12は、いくつかの実施形態による、細胞内ペイロード送達を含む、細胞を処理するための方法1200を図示する。
図12に示されるように、方法1200は、いくつかの実施形態では、24時間またはそれ未満の過程において実施され得る。いくつかの代替実施形態では、方法1200は、72時間またはそれ未満、36時間またはそれ未満、18時間またはそれ未満、もしくは12時間またはそれ未満において実施されてもよい。いくつかの実施形態では、示される時間フレームのうちの1つ未満において方法1200を実施することは、細胞処理および細胞内ペイロード送達技法のためのスループットおよび効率性を改良し得る。いくつかの実施形態では、本明細書で検討される時間フレームは、本明細書のいずれかの場所で説明されるシステムおよび方法によって可能にされる、高速スループット細胞内ペイロード送達技法によって促進され得る。
【0166】
ステップ1202において、いくつかの実施形態では、ある供給量の細胞が、受容される。いくつかの実施形態では、ある供給量の細胞は、細胞単核球、リンパ球、血小板、血漿、および赤血球を含む、種々の血液を備えてもよい。いくつかの実施形態では、ある供給量の細胞は、室温で一晩かけて送達され得る、LEUKOPAKまたは類似生成物等の富化された白血球分離生成物を備えてもよい。
【0167】
ステップ1204において、いくつかの実施形態では、ある供給量の細胞は、リンパ球富化のために処理されてもよい。いくつかの実施形態では、リンパ球富化は、ELUTR細胞分離システムによって、または類似システムによって実施されてもよい。
【0168】
ステップ1206において、いくつかの実施形態では、細胞は、洗浄および/または緩衝剤交換のために処理されてもよい。いくつかの実施形態では、細胞洗浄および/または緩衝剤交換は、LOVO自動化細胞処理システムによって、または類似システムによって実施されてもよい。
【0169】
ステップ1208において、いくつかの実施形態では、細胞は、インキュベートされてもよい。いくつかの実施形態では、インキュベーションは、ビーズインキュベーションであってもよい。いくつかの実施形態では、ビーズインキュベーションは、ポリマー樹脂ビーズを使用して実施されてもよい。いくつかの実施形態では、ビーズインキュベーションは、SEPAXシステムおよび/またはSEPAXポリマー樹脂ビーズを使用して、もしくは類似システムおよび/または材料を使用して実施されてもよい。
【0170】
ステップ1210において、いくつかの実施形態では、標的細胞は、細胞から単離されてもよい。いくつかの実施形態では、単離されるべき標的細胞は、NK細胞、T細胞、B細胞、および/または他の細胞タイプを備えてもよい。いくつかの実施形態では、標的細胞は、正の選択プロセス(例えば、標的細胞にタグ付けする)または負の選択プロセス(例えば、標的細胞以外の細胞にタグ付けする)を使用して単離されてもよい。いくつかの実施形態では、細胞は、その相対的密度に基づいて分離されてもよい。いくつかの実施形態では、標的細胞を単離するステップは、単一のタイプ細胞を単離するステップを含んでもよい一方、いくつかの実施形態では、全て標的細胞である、複数の異なるタイプの細胞を単離するステップを含んでもよい。いくつかの実施形態では、標的細胞は、CLINIMACS自動化細胞分離システムによって、または類似システムによって単離されてもよい。
【0171】
ステップ1212において、いくつかの実施形態では、標的細胞は、単離後インキュベーション調製のために処理されてもよい。いくつかの実施形態では、インキュベーション調製処理は、CO
2インキュベーションのために、標的細胞を調製してもよい。いくつかの実施形態では、単離後インキュベーション調製処理は、LOVO自動化細胞処理システムによって、または類似システムによって実施されてもよい。
【0172】
ステップ1214において、いくつかの実施形態では、標的細胞は、インキュベートされてもよい。いくつかの実施形態では、インキュベーションは、約37C°におけるCO
2インキュベーションであってもよい。
【0173】
ステップ1216において、いくつかの実施形態では、標的細胞は、ペイロード送達プロセスのために調製されてもよく、ペイロード送達プロセスは、ペイロード材料が標的細胞に進入することを可能にするために、摂動を標的細胞の膜内で生じさせるステップを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペイロード送達プロセス調製は、元々の緩衝剤を除去し、および/または標的細胞を流体(例えば、送達緩衝剤)中に懸濁させ、細胞懸濁液を作成するステップを含んでもよい。いくつかの実施形態では、細胞懸濁液は、細胞に送達されるべきペイロードを含んでもよい一方、いくつかの実施形態では、ペイロードは、細胞懸濁液内に含まれなくてもよい(およびペイロードは、代わりに、細胞懸濁液がシステムの全部または一部を通して通過された後、細胞懸濁液が、調製容器の内側にある間、細胞懸濁液の全部または一部が、使い捨てアセンブリを通して通過する前、細胞懸濁液の全部または一部が、狭窄部カートリッジを通して通過する前、細胞懸濁液の全部または一部が、使い捨てアセンブリを通して通過後、細胞懸濁液の全部または一部が、狭窄部カートリッジを通して通過後、細胞膜の一部または全部が、1つまたはそれを上回る狭窄部を通して通過されることによって摂動される前、細胞膜の一部または全部が、1つまたはそれを上回る狭窄部を通して通過されることによって摂動された後、調製容器の内側において、狭窄部カートリッジの内側において、出力バッグの内側において、および/またはシステムの流路の任意の1つまたはそれを上回る他の部分の内側において、細胞と接触させられてもよい)。
【0174】
ステップ1218において、いくつかの実施形態では、標的細胞は、ペイロードが標的細胞に送達させられるために、細胞内ペイロード送達システムによって処理されてもよい。いくつかの実施形態では、細胞内ペイロード送達システムは、摂動を標的細胞の膜内で生じさせ、それによって、標的細胞の中へのペイロードの進入を可能にするために、標的細胞を1つまたはそれを上回る狭窄部を通して通過させてもよい。いくつかの実施形態では、細胞内ペイロード送達システムは、上記に説明されるようなシステム100、1000、および/または1100と共通する任意の1つまたはそれを上回る性質を共有してもよい。特に、ペイロード送達のためのテーブルトップシステムによって実施され得るような細胞内ペイロード送達技法は、
図13に関して下記により詳細に議論されるであろう。
【0175】
細胞内ペイロード送達が、システム100、1000、および/または1100等の細胞内ペイロード送達システムによって実施される、いくつかの実施形態では、システムは、本明細書に説明され、および/または方法1200のいずれかの場所において使用される、1つまたはそれを上回る他の細胞処理システムまたはデバイスに取り付けられるように構成されてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、細胞懸濁液は、直接、別個のデバイスから、入力バッグの中に、調製容器の中に、および/または狭窄部カートリッジ(最初に、調製容器内に保持された状態であるかどうかにかかわらず)の中に等、細胞内ペイロード送達システムの1つまたはそれを上回る構成要素の中に、流動するように構成されてもよい。
【0176】
ステップ1220において、いくつかの実施形態では、送達されるペイロードを伴う標的細胞は、ペイロード送達後インキュベーション調製のために処理されてもよい。いくつかの実施形態では、インキュベーション調製処理は、CO
2インキュベーションのために、標的細胞を調製してもよい。いくつかの実施形態では、ペイロード送達後インキュベーション調製処理は、LOVO自動化細胞処理システムよって、または類似システムによって実施されてもよい。
【0177】
ステップ1222において、いくつかの実施形態では、標的細胞は、インキュベートされてもよい。いくつかの実施形態では、インキュベーションは、CO
2インキュベーションであってもよい。
【0178】
ステップ1224において、いくつかの実施形態では、標的細胞は、極低温保存のために調製されてもよい。いくつかの実施形態では、極低温保存調製は、SEPAXシステムを使用することによって、または類似システムによって実施されてもよい。
【0179】
ステップ1226において、いくつかの実施形態では、標的細胞は、極低温バイアル内に設置されてもよい。いくつかの実施形態では、極低温バイアルは、極低温保存および記憶装置のために好適な任意の滅菌バイアルであってもよい。
【0180】
ステップ1228において、いくつかの実施形態では、送達されるペイロードを伴う標的細胞を含有する、極低温バイアルは、凍結されてもよい。いくつかの実施形態では、凍結プロセスは、それらがあまりに急速に凍結されないように防止することによって細胞への損傷を防止し得る、制御率凍結器システムによって、制御された率で実施されてもよい。
【0181】
最後に、ステップ1230において、いくつかの実施形態では、凍結された極低温バイアルは、液体窒素貯蔵システム内に記憶されてもよい。
【0182】
図13は、いくつかの実施形態による、細胞内ペイロード送達のための方法1300を図示する。いくつかの実施形態では、方法1300の全部または一部は、
図12を参照して上記に説明されるような方法1200のステップ1218として実施されてもよい。いくつかの実施形態では、方法1300は、ペイロードを細胞に送達させるために、細胞内ペイロード送達システムによって、細胞を処理するために使用されてもよい。いくつかの実施形態では、細胞内ペイロード送達システムは、摂動を細胞の膜内で生じさせ、それによって、細胞の中へのペイロードの進入を可能にするために、細胞を1つまたはそれを上回る狭窄部を通して通過させてもよい。いくつかの実施形態では、細胞内ペイロード送達システムは、上記に説明されるようなシステム100、1000、および/または1100と共通する任意の1つまたはそれを上回る性質を共有してもよい。下記では、方法1300は、主に、上記
図1−9Dに説明されるようなシステム100の構成要素を参照して説明されるであろう。
【0183】
ブロック1302において、いくつかの実施形態では、細胞懸濁液中の細胞が、細胞内ペイロード送達システムに提供されてもよい。いくつかの実施形態では、細胞懸濁液中の細胞は、システム100のバッグ106等の細胞懸濁液入力バッグ内に提供される細胞懸濁液流体の形態で提供されてもよい。細胞を細胞懸濁液中に提供するステップは、バッグ106をフック104から吊架し、バッグ106からの管類を、調製容器筐体110および/またはシステム1000内の継手1008のうちの1つ上に提供される入口等のシステム100の入口に取り付けるステップを含んでもよい。
【0184】
以下にさらに詳細に議論されるであろうように、細胞は、いくつかの実施形態では、細胞への送達のためのペイロードを含有し得る、細胞懸濁液の一部として提供されてもよい。いくつかの他の実施形態では、細胞は、細胞への送達のためのペイロードを含有しない、細胞懸濁液の一部として提供されてもよく、ペイロードは、代わりに、後の時間に、細胞および/または細胞懸濁液と接触されてもよい。
【0185】
ブロック1304において、いくつかの実施形態では、調製容器を備える、使い捨てアセンブリは、細胞内ペイロード送達システムに取り付けられてもよい。いくつかの実施形態では、使い捨てアセンブリは、調製容器600等の調製容器、狭窄部カートリッジ700および/または狭窄部カートリッジ800等の狭窄部カートリッジ、ならびに/もしくはセンサアセンブリ900等のセンサアセンブリを備えてもよい。いくつかの実施形態では、使い捨てアセンブリは、システム1000の使い捨てアセンブリ1066内に含まれる構成要素のうちの任意の1つまたはそれを上回るものを備えてもよい。いくつかの実施形態では、使い捨てアセンブリをシステムに取り付けるステップは、物理的に、流動的に、および/または電子的/通信可能に、使い捨てアセンブリの1つまたはそれを上回る構成要素をシステムに接続するステップを含んでもよい。例えば、使い捨てアセンブリの調製容器は、受器または筐体の内側に設置されることによって、システムに物理的に取り付けられてもよく、使い捨てアセンブリの1つまたはそれを上回る管またはパイプは、液体および/またはガスが、管またはパイプを通して流動し得るように、システムに流動的に接続されてもよく(例えば、ルアー式コネクタによって)、センサアセンブリの1つまたはそれを上回る電子コネクタは、センサアセンブリのセンサからの信号およびデータが、システムの電子構成要素に送信され得るように、システムに電子的に通信可能に結合されてもよい。
【0186】
ブロック1306において、いくつかの実施形態では、使い捨てアセンブリを取り付けるステップは、使い捨てアセンブリの調製容器を調製容器筐体の中に挿入するステップを含んでもよい。システム100の実施例では、調製容器600は、筐体110の中に挿入されてもよく、筐体110のドアは、閉鎖および掛止されてもよい。上記に議論されるように、筐体110のドアを閉鎖および掛止するステップは、容器600と筐体110との間の最適化された熱伝達が達成され得るように、調製容器600を筐体110の内壁と接触するように押進させ得る。いくつかの実施形態では、調製容器を取り付けるステップはさらに、入口604等の1つまたはそれを上回るコネクタに流動的に接続し、液体および/またはガスが調製容器に進入するための流路を確立するステップを含んでもよい。
【0187】
ブロック1308において、いくつかの実施形態では、使い捨てアセンブリを取り付けるステップは、使い捨てアセンブリの1つまたはそれを上回るセンサをシステムに、またはシステム構成要素のうちの1つに取り付けるステップを含んでもよい。例えば、使い捨てアセンブリを取り付けるステップは、調製容器の出口から流動センサにつながるように管を取り付けるステップを含んでもよい。センサアセンブリ900の実施例では、管は、センサが管を通る流動を監視し得るように、流動センサ912のスロットに取り付けられてもよい。代替として、または加えて、使い捨てアセンブリを取り付けるステップは、温度センサを調製容器に取り付けるステップを含んでもよい。センサアセンブリ900の実施例では、温度センサ914は、調製容器の内容物と関連付けられた温度を監視し得るように、調製容器の外部表面に接着されてもよい。
【0188】
物理的接続を提供することに加え、使い捨てアセンブリをシステムに取り付けるステップステップはさらに、使い捨てアセンブリの1つまたはそれを上回るセンサが、データをシステムの電子および制御構成要素に送信し得るように、電子通信接続を確立するステップを含んでもよい。センサアセンブリ900の実施例では、コネクタ904は、データを流動センサおよび/または温度センサからシステム100に送信するために、システム100の電子データインターフェースの中に差し込まれてもよい。
【0189】
ブロック1310において、いくつかの実施形態では、使い捨てアセンブリを取り付けるステップは、手によって、および/またはツールの使用を伴わずに、使い捨てアセンブリの1つまたはそれを上回る構成要素を取り付けるステップを含んでもよい。例えば、使い捨てアセンブリの構成要素は、ねじ山、ルアー式コネクタ、ラッチ、プラグ、および手によって動作されるように構成される、他の接続機構を用いて、取り付けられ、除去されることが可能であるように構成されてもよい。このように、使い捨てアセンブリは、滅菌環境内においてツールを伴わずに使用されることが可能であり得、これは、ツールによって占有される空間と、ツールが、汚染され、滅菌環境において使用されることが不可能であり得るという事実とに起因して、可用性を増加させ得る。
【0190】
ブロック1312において、いくつかの実施形態では、システムは、完全性試験を実施してもよい。いくつかの実施形態では、完全性試験は、直近で取り付けられた使い捨てアセンブリの1つまたはそれを上回る構成要素の完全性を試験するための完全性試験である。例えば、完全性試験は、システムが、1つまたはそれを上回るセンサを使用して、構成要素が所定の様式で取り付けられているかどうかを判定し得、その如何を示す出力をユーザに提供し得るように、使い捨てアセンブリの全ての構成要素が、所定の様式において物理的に、流動的に、および電子的に接続されているかどうかを判定するために実施されてもよい。
【0191】
さらに、完全性試験は、使い捨てアセンブリの1つまたはそれを上回る構成要素が、内部ガス圧力をシステムの動作圧力で維持することが可能であるかどうかを判定するために実施されてもよい。上記に議論されるように、システムの動作圧力は、流体を狭窄部カートリッジを通して押進させるために使用される、圧力であってもよい。いくつかの実施形態では、加圧完全性を完全性試験を介して試験するステップは、システムの1つまたはそれを上回る圧力センサを使用して、加圧されたガスを調製容器および/またはシステムの流路の他の部分の中に押進させ、圧力を監視するステップを含んでもよい。いったんシステムが、動作圧力まで加圧されると、圧力センサは、圧力を監視し、圧力が所定の期間にわたって維持されることが可能である(例えば、漏出せずに)ことを確実にしてもよい。いったんシステムが、システムが動作圧力を維持することが可能であることを判定すると、システムは、システムが圧力完全性試験に合格したことを示す、出力をユーザに提供してもよい。システムは、次いで、加圧されてもよい。
【0192】
いくつかの実施形態では、所定の量時間は、約10秒、20秒、30秒、60秒、または90秒であってもよい。いくつかの実施形態では、約20秒の初期加圧周期後、約1分の圧力維持周期が続いてもよい。いくつかの実施形態では、システムは、圧力が約+/−1psi、+/−5psi、または+/−10psiの範囲内に正常に維持されることを要求し得る。いくつかの実施形態では、範囲は、+/−0.5psi、+/−1psi、+/−5psi、または+/−10psiを上回ってもよい。いくつかの実施形態では、範囲は、+/−1psi、+/−5psi、+/−10psi、または+/−15psi未満であってもよい。
【0193】
いくつかの実施形態では、システムが完全性試験の1つまたはそれを上回る構成要素の失敗を示す場合、システムは、是正または交換されなければならない接続部または構成要素に関するインジケーションをユーザに表示してもよい。いくつかの実施形態では、ユーザは、欠陥のある使い捨てアセンブリを除去し、交換用の使い捨てアセンブリを挿入してもよい。
【0194】
ブロック1314において、いくつかの実施形態では、プライマー溶液が、使い捨てアセンブリを通して通過されてもよい。いくつかの実施形態では、細胞懸濁液をシステムを通して通過させる前に、プライマー溶液(例えば、緩衝剤流体)をアセンブリを通して通過させるステップは、細胞懸濁液の細胞が、システムの流路の内部表面に粘着する、および/またはそれによって損傷されないように防止することに役立ち得る。いくつかの実施形態では、システムを通して通過されたプライマー溶液は、システム100内の緩衝剤入力バッグ108等の緩衝剤入力バッグから生じ得る。
【0195】
いくつかの実施形態では、ユーザは、完全性チェックを実施する前に、バッグをフックから懸架させることによって、および/またはバッグをシステムの入口(例えば、システムの調製容器の入口)に流動的に接続することによって等、ユーザが細胞懸濁液入力バッグをシステムに提供し得るものと同一または類似様式において、緩衝剤入力バッグをシステムに提供してもよい。
【0196】
いくつかの実施形態では、システムは、ガス圧力を提供および監視し、流体を流路に沿って押進させることによって、および/または適宜、弁、クランプ、および/またはポートを開放および閉鎖することによるものを含め、部分的または完全に自動的に、プライマー溶液を使い捨てアセンブリを通して流動させるように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、システムは、入力(例えば、システム100のタッチスクリーン120等のシステムのユーザインターフェースデバイスにおいて実行される入力)をユーザから受信し、それに応答して、システムの構成要素に使い捨てアセンブリを通したプライマー溶液の流動を生じさせるための1つまたはそれを上回る電子信号を生成および伝送するように構成されてもよい。
【0197】
例えば、システムは、加圧されたガスを容器の中に流動させ、プライマー溶液を使い捨てアセンブリを通して流動するように押進させるために、信号を生成し、システムの圧力制御モジュールに伝送し、1つまたはそれを上回るガスポンプをアクティブ化し、1つまたはそれを上回る弁を開放し、/また1つまたはそれを上回る調整器を動作させる等によって、システムの調製容器内のガスを加圧してもよい。加えて、システムは、流路を開放し、プライマー溶液が使い捨てアセンブリを通して流動することを可能にするために、信号を生成し、1つまたはそれを上回る弁(例えば、ソレノイド弁)、クランプ、またはシステムの流路に沿って配置される他の流動制御機構に伝送してもよい。例えば、
図10におけるシステム1000に示される弁、クランプ、または継手のいずれかは、システムによって自動的に作動されるように電子的に制御されるように構成されてもよい。さらに、システムは、1つまたはそれを上回るセンサ(例えば、流動センサ912)によって生成されたデータを監視し、プライマー溶液が使い捨てアセンブリを通して流動するステップを完了したときを自動的に判定し、故に、付加的アクションを実施し、および/またはプライミングプロセスが完了したことをユーザに通知してもよい。
【0198】
いくつかの実施形態では、プライマー溶液は、緩衝剤出力バッグ114等の出力バッグの中に流動してもよく、次いで、ユーザによって除去および/または配置されてもよい。
【0199】
ブロック1316において、いくつかの実施形態では、細胞懸濁液は、調製容器の中に通過されてもよい。いくつかの実施形態では、細胞懸濁液は、プライマー溶液が、調製容器から外に、使い捨てアセンブリの残部を通して、出力バッグの中に通過された後、調製容器の中に通過されてもよい。いくつかの実施形態では、システムは、上記ステップ1314を参照して説明されるものと同一または類似様式において、任意の1つまたはそれを上回る弁、クランプ、ポンプ、調整器、または他の圧力制御および/または流動制御機構を制御することによるものを含め、部分的または完全に自動的に、プライマー溶液を、入力バッグから外に、調製容器の中に流動させるように構成されてもよい。
【0200】
いくつかの実施形態では、システムは、入力をユーザから受信し、(例えば、システム100のタッチスクリーン120等のシステムのユーザインターフェースデバイスにおいて実行される入力)し、それに応答して、システムの構成要素に、使い捨てアセンブリを通したプライマー溶液の流動を生じさせるための1つまたはそれを上回る電子信号を生成および伝送するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、システムは、プライマープロセスの完了を検出することに応じて、自動的に、細胞懸濁液を調製容器に進入させるように構成されてもよい。
【0201】
さらに、システムは、1つまたはそれを上回るセンサ(例えば、流動センサ)によって生成されたデータを監視し、細胞懸濁液が調製容器の中に流動するステップを完了したときを自動的に判定し、故に、付加的アクションを実施し、および/またはプロセスが完了したことをユーザに通知してもよい。
【0202】
ブロック1318において、いくつかの実施形態では、細胞懸濁液が調製容器内にある間、細胞懸濁液は、狭窄部カートリッジを通した通過のために調製されてもよい。いくつかの実施形態では、狭窄部カートリッジを通した通過のために細胞懸濁液を調製するステップは、1つまたはそれを上回る手動または自動化されたアクションを行い、細胞懸濁液の1つまたはそれを上回る性質を変化させる(または維持する)ステップを含んでもよい。例えば、細胞懸濁液は、いくつかの実施形態では、細胞懸濁液を冷却する、細胞懸濁液を加熱する、細胞懸濁液を攪拌する、および/または圧力を細胞懸濁液に印加させることによって、狭窄部カートリッジを通した通過のために調製されてもよい。いくつかの実施形態では、調製プロセスは、温度制御、圧力制御、および/または撹拌のうちの1つを同時に実施するステップを伴い得る一方、いくつかの実施形態では、それらのうちの1つまたはそれを上回るものを次々に実施するステップを伴い得る。例えば、温度制御プロセスは、加圧プロセスより有意に長くかかり得、したがって、温度制御プロセスは、いくつかの実施形態では、加圧プロセス前に実施されてもよい(例えば、システムは、いったんシステムが、細胞懸濁液が標的温度範囲に到達したことを判定してからのみ、容器を加圧し始めてもよい)。本明細書の議論は、調製プロセスを同時に実施するステップを検討し得るが、それらは、いくつかの実施形態では、同時に、および/または任意の順次順序で実施されてもよい。
【0203】
ブロック1320において、いくつかの実施形態では、狭窄部カートリッジを通した通過のために細胞懸濁液を調製するステップは、圧力を細胞懸濁液に印加させるステップを含んでもよい。上記に議論されるように、加圧されたガスは、圧力をシステムの流路内の液体に印加し、液体を流路に沿って流動するように押進させるために使用されてもよい。いくつかの実施形態では、細胞懸濁液が、調製容器の内側に溜められているとき、調製容器内の細胞懸濁液の上方の空間は、それを調製容器の底部における出口に向かって押進させるために使用され得る力を液体に印加するために、加圧された滅菌ガスで充填されてもよい。システム100の実施例では、調製容器600は、部分的に、細胞懸濁液で充填されてもよく、窒素等の加圧された滅菌ガスは、次いで、容器の中に容器入口604のうちの1つを通して流動させられてもよい。システム1000の実施例では、加圧されたガスは、圧力を容器内の細胞懸濁液に印加させるために、容器1016の中にコネクタ1062を通して流動してもよい。
【0204】
いくつかの実施形態では、システムは、入力(例えば、システム100のタッチスクリーン120等のシステムのユーザインターフェースデバイスにおいて実行される入力)をユーザから受信し、それに応答して、システムの構成要素にガスの加圧を調製容器の内側で生じさせるための1つまたはそれを上回る電子信号を生成および伝送するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、システムは、細胞懸濁液が容器の中に完全に流動したことを検出することに応じて、自動的に、ガスの加圧を調製容器の内側で生じさせるように構成されてもよい。
【0205】
いくつかの実施形態では、システムは、ステップ1314を参照して上記に説明されるものと同一または類似様式において、任意の1つまたはそれを上回る弁、ポンプ、調整器、または他の圧力制御機構を制御することによるものを含め、部分的または完全に自動的に、ガスの加圧を調製容器の内側で生じさせるように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、システムは、調製容器の内側の圧力が、所望の動作圧力を達成するために、増加、減少、または維持される必要があるかどうかを判定するために、調製容器の内側の圧力を監視してもよい、または圧力制御アセンブリ内の別の場所におけるガス圧力を監視してもよい。いくつかの実施形態では、システムは、ポンプを使用して、低圧源からの圧力を所望の圧力(例えば、動作圧力)に増加させてもよい。いくつかの実施形態では、動作圧力は、約20psi、約30psi、約50psi、約70psi、約90psi、約110psi、または約130psiであってもよい。いくつかの実施形態では、動作圧力は、10psi、20psi、50psi、70psi、90psi、110psi、または130psiを上回ってもよい。いくつかの実施形態では、動作圧力は、20psi、50psi、70psi、90psi、110psi、130psi、または150psi未満であってもよい。
【0206】
上記のブロック1320は、圧力を細胞懸濁液に印加させるステップを検討するが、代替または付加的技法が、いくつかの実施形態では、細胞懸濁液の流動を、調製容器から外に、および/または狭窄部カートリッジにかつそれを通して生じさせるために使用されてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、調製容器内のガスの加圧の代替として、またはそれに加え、細胞懸濁液は、重力によって、真空力によって、遠心分離によって、および/またはポンプによって印加される力によって、調製容器から外に、および/または狭窄部カートリッジにかつそれを通して流動させられてもよい。
【0207】
ブロック1322において、いくつかの実施形態では、狭窄部カートリッジを通した通過のために細胞懸濁液を調製するステップは、細胞懸濁液を攪拌するステップを含んでもよい。いくつかの実施形態では、細胞懸濁液を攪拌するステップは、懸濁液全体を通した細胞の均一分布を確実にし、懸濁液が狭窄部カートリッジを通して通過される前に、細胞が非均一に細胞懸濁液中に分散されないように防止し得る。いくつかの実施形態では、撹拌は、調製容器を震盪または振動させることによって達成されてもよい。システム100の実施例では、調製容器600は、
図3に示されるように、震盪器プレート304の震盪に起因して、攪拌されてもよい。いくつかの実施形態では、ユーザは、撹拌率、強度、および/または持続時間を設定することが可能であり得る。いくつかの実施形態では、システムは、自動的に、撹拌率、強度、および/または持続時間を判定し、および/またはそれを設定してもよい。いくつかの実施形態では、ユーザは、撹拌が細胞懸濁液調製プロセスの一部として使用されるかどうかを選択することが可能であり得る。
【0208】
いくつかの実施形態では、システムは、入力(例えば、システム100のタッチスクリーン120等のシステムのユーザインターフェースデバイスにおいて実行される入力)をユーザから受信し、それに応答して、システムの構成要素に細胞懸濁液を調製容器の内側で攪拌させるための1つまたはそれを上回る電子信号を生成および伝送するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、システムは、細胞懸濁液が容器の中に完全に流動したことを検出することに応じて、自動的に、細胞懸濁液の撹拌を調製容器の内側で生じさせるように構成されてもよい。
【0209】
いくつかの実施形態では、システムは、任意の1つまたはそれを上回る震盪器プレート、振動デバイス、混練デバイス、音波撹拌デバイス、蠕動ポンプデバイス、ガス/ダイヤフラムデバイス、または調製容器の震盪/振動および/または容器の内側の細胞懸濁液の撹拌/循環を生じさせるように構成される、他の機構を制御することによるものを含め、部分的または完全に自動的に、細胞懸濁液の撹拌を調製容器の内側で生じさせるように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、区画化された吸入口(例えば、小分割量の入力が、細胞を懸濁液中に保つために経時的に添加され得る)等、撹拌以外の方法も、細胞が懸濁液から外に落下しないように防止する、細胞を再懸濁させる、および/または細胞懸濁液を均質にするために使用されてもよい。システム100の実施例では、システムは、震盪器プレート304の震盪を制御するために、自動的に、モータ302および/またはベルト駆動部306を電子的に制御するように構成されてもよい。
【0210】
ブロック1324において、いくつかの実施形態では、狭窄部カートリッジを通した通過のために細胞懸濁液を調製するステップは、細胞懸濁液の温度を制御するステップを含んでもよい。いくつかの実施形態では、細胞懸濁液の温度を制御するステップは、細胞懸濁液を冷却する、細胞懸濁液を加熱する、または細胞懸濁液の温度が不変のままであることを確実にするステップを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペイロード送達プロセスは、具体的所定の温度または温度範囲において最も効果的であり得、システムは、したがって、懸濁液を狭窄部カートリッジを通して流動させる前に、細胞懸濁液をその所定の温度または温度範囲に加熱または冷却することが可能であるように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、システムは、細胞懸濁液が、摂氏約0、1、2、3、4、5、10、20、30、35、37、または40度を上回る温度を有するように加熱および/または冷却されるように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、システムは、細胞懸濁液が、摂氏約1、2、3、4、5、10、20、30、35、37、40、または45度未満の温度を有するように加熱および/または冷却されるように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、システムは、30分またはそれ未満、60分またはそれ未満、90分またはそれ未満、または120分またはそれ未満以内に、細胞懸濁液を室温または貯蔵温度から標的温度範囲にもたらすように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、システムは、室温で動作するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、システムは、摂氏約22〜24度、摂氏約21〜25度、摂氏約20〜26度、または摂氏約18〜28度で動作するように構成されてもよい。
【0211】
いくつかの実施形態では、システムは、入力(例えば、システム100のタッチスクリーン120等のシステムのユーザインターフェースデバイスにおいて実行される入力)をユーザから受信し、それに応答して、システムの構成要素に調製容器の内側の細胞懸濁液の温度を調節させるための1つまたはそれを上回る電子信号を生成および伝送するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、システムは、細胞懸濁液が容器の中に完全に流動したことを検出することに応じて、自動的に、調製容器の内側の細胞懸濁液の温度を調節するように構成されてもよい。
【0212】
いくつかの実施形態では、システムは、任意の1つまたはそれを上回る好適な加熱デバイスまたは冷却デバイスを、随意に、本明細書のいずれかの場所で議論されるような任意の好適な温度センサと併せて制御することによるものを含め、部分的または完全に自動的に、調製容器の内側の細胞懸濁液の温度を調節するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、温度制御デバイスは、1つまたはそれを上回る強制空気加熱器、1つまたはそれを上回る強制空気冷却器、1つまたはそれを上回る熱電冷却デバイス(例えば、ペルチェ冷却器)、1つまたはそれを上回る抵抗加熱デバイス、または同等物を備えてもよい。システム100の実施例では、温度制御デバイスは、温度制御モジュール118の一部であってもよい。いくつかの実施形態では、システムの温度制御デバイスは、調製容器筐体110等の調製容器筐体と物理的に接触してもよい、または温度制御デバイスは、別様に、調製容器筐体を加熱および/または冷却するように構成されてもよい。調製容器が筐体内に含有される間、調製容器筐体を加熱および/または冷却することによって、熱が、調製容器へまたはそこから、ひいては、調製容器の内側の細胞懸濁液へまたはそこから伝達され、それによって、細胞懸濁液の加熱および/または冷却を達成してもよい。
【0213】
いくつかの実施形態では、所定の標的温度を達成するために、システムは、温度制御プロセスが継続中の間、細胞懸濁液の温度を持続的に監視するように構成されてもよい。例えば、システム100は、調製容器600の外部表面に接着され得る、温度センサ914を介して、細胞懸濁液と関連付けられた温度を持続的に監視するように構成されてもよい。温度センサ914は、データを温度制御モジュール118および/またはシステム100の1つまたはそれを上回る他のプロセッサに送信してもよく、システム100は、受容されるデータに基づいて、標的温度が達成されたかどうか、温度制御プロセスが継続される必要があるかどうか、および温度制御プロセスにおいて使用されている加熱または冷却デバイスが(例えば、より高い温度またはより低い温度に)調節される必要があるかどうかを判定してもよい。
【0214】
いくつかの実施形態では、システムの1つまたはそれを上回る温度センサは、PID(比例−積分−微分)温度およびNTC(負の温度係数)温度の両方を読み取り、それらの読取値の両方に基づいて、有効温度を計算するように構成されてもよい。システムは、計算された有効温度が、標的温度範囲内にあるかどうかを判定してもよい。有効温度が、標的温度範囲内にない場合、システムは、1つまたはそれを上回る加熱または冷却要素を調節してもよく、および/または新しいPIDおよびNTC温度読取値に基づいて新しい有効温度を計算し、新しい有効温度が標的範囲内にあるかどうかをチェックする前に、所定の量の時間にわたって待機してもよい。有効温度が、標的範囲内にあると判定されると、システムは、ユーザに、温度制御プロセスが完了したことを示してもよく、および/または温度調節プロセスを終了してもよい。いくつかの実施形態では、所定の量の時間が、経過し、有効温度が、依然として、標的温度範囲に到達していない場合、システムは、タイムアウトエラーを返してもよく、ユーザに、温度制御プロセスが失敗したことを示してもよい。
【0215】
いくつかの実施形態では、調製容器の内側の調製プロセスの一部として細胞懸濁液を加熱または冷却するのではなく、細胞懸濁液は、代わりに、調製容器に進入する前に、加熱または冷却されてもよい。例えば、細胞懸濁液は、いくつかの実施形態では、入力バッグの内側または調製容器の上流の流路の別の部分内にある間、加熱または冷却されてもよい。代替として、または加えて、細胞懸濁液は、いくつかの実施形態では、複数のペイロード送達プロセスにおいて使用するために好適な大量の細胞懸濁液が、一度に加熱または冷却される、バッチ温度制御プロセスの一部として、標的温度範囲に加熱または冷却されてもよい。大バッチ体積における細胞懸濁液を加熱または冷却することによって、複数のペイロード送達プロセスのための全体的スループット時間は、個々に(および連続して)細胞懸濁液の各小バッチを加熱または冷却する必要がないことによって時間が節約され得るため、改良され得る。いくつかの実施形態では、加熱または冷却は、細胞懸濁液が調製容器に到着する前と、細胞懸濁液が調製容器内にある時間の間の両方において実施されてもよい。例えば、懸濁液温度への大まかな調節が、調製容器前に行われ得る一方、温度への微調節が、懸濁液が調製容器内にある間に実施され得る。
【0216】
ステップ1326において、いくつかの実施形態では、ペイロードは、細胞懸濁液が、調製容器内にある間、細胞懸濁液と接触させられてもよい。いくつかの実施形態では、ペイロードは、懸濁液の一部として含まれ得る、1つまたはそれを上回るペプチド、核酸、タンパク質、炭水化物、脂質、小分子、錯体、および/またはナノ材料を含んでもよい。いくつかの実施形態では、これは、上記ステップ1318−1324に関して議論される細胞懸濁液調製ステップのうちの任意の1つまたはそれを上回るものの前、間、または後に生じてもよい。いずれの場合も、いくつかの実施形態では、ペイロードは、細胞懸濁液が狭窄部カートリッジを通して通過される前に、細胞懸濁液と接触させられてもよいことに留意されたい。他方では、ステップ1330を参照して下記に議論されるもの等のいくつかの実施形態では、ペイロードは、細胞懸濁液が狭窄部カートリッジを通して通過した後のみ、細胞懸濁液と接触させられてもよい。狭窄部カートリッジを通した通過前に、ペイロードが細胞懸濁液と混合される実施形態では、ペイロードは、細胞懸濁液とともに狭窄部カートリッジを通して通過されてもよい。
【0217】
調製容器内にある間、ペイロードが細胞懸濁液と接触させられる、いくつかの実施形態では、ペイロードは、入力バッグ内の細胞懸濁液の一部として混入されてもよい、またはペイロードは、調製容器への入口を通して、調製容器の中に別個に挿入されてもよい。いくつかの実施形態では、ペイロードは、専用入力バッグ内に提供されてもよく、調製容器の中に流動し、細胞懸濁液と混合してもよい。これらの実施形態のいずれかでは、システムを通したペイロードの流動は、細胞懸濁液自体の流動を制御することに関して上記に議論されるものと同一方法のいずれかにおいて、システムによって電子的に制御されてもよい(例えば、自動的に、弁を開放する、圧力を印加する等によって)。
【0218】
ステップ1328において、いくつかの実施形態では、細胞懸濁液は、狭窄部カートリッジを通して通過されてもよい。本明細書のいずれかの場所で議論されるように、細胞懸濁液は、細胞懸濁液を1つまたはそれを上回る細胞狭窄化マイクロ流体チャネルおよび/または1つまたはそれを上回る細胞狭窄化フィルタを通して流動させ得る、狭窄部カートリッジを通して流動するように、圧力下で押進されてもよい。細胞懸濁液の細胞が、細胞狭窄化マイクロ流体チャネルおよび/または細胞狭窄化フィルタの狭窄部を通して押進されると、細胞膜は、摂動され得、および摂動は、細胞の中へのペイロードの進入を促進し得る。
【0219】
いくつかの実施形態では、システムは、ステップ1314を参照して上記に説明されるものと同一または類似様式において、任意の1つまたはそれを上回る弁、クランプ、ポンプ、調整器、または他の圧力制御および/または流動制御機構を制御することによるものを含め、部分的または完全に自動的に、細胞懸濁液を、調製容器から外に、狭窄部カートリッジの中に、かつそれを通して流動させるように構成されてもよい、。いくつかの実施形態では、調製容器の内側のガスは、加圧されており、システムは、ガス圧力が細胞懸濁液を調製容器から外に流動するように押進させることを可能にするために、調製容器の出口を電子的に開放してもよい。システム100の実施例では、出口606と関連付けられた弁が、開放されてもよい。システム1000の実施例では、コネクタ1018と関連付けられた弁が、開放されてもよい。
【0220】
いくつかの実施形態では、システムは、入力(例えば、システム100のタッチスクリーン120等のシステムのユーザインターフェースデバイスにおいて実行される入力)をユーザから受信し、それに応答して、システムの構成要素に、細胞懸濁液の流動を、細胞調製容器から外に、狭窄部カートリッジの中に、かつそれを通して生じさせるための1つまたはそれを上回る電子信号を生成および伝送するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、システムは、プライマー細胞懸濁液調製プロセスの完了を検出することに応じて、自動的に、細胞懸濁液の流動を、細胞調製容器から外に、狭窄部カートリッジの中に、かつそれを通して生じさせるように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、システムは、細胞懸濁液が、約30秒、1分、2分、または3分の周期にわたって、狭窄部カートリッジの中に、かつそれを通して流動させられるように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、周期は、10秒、30秒、1分、2分、または3分を上回ってもよい。いくつかの実施形態では、周期は、約30秒、1分、2分、3分、または5分未満であってもよい。いくつかの実施形態では、本明細書に開示されるシステムおよび技法は、狭窄部カートリッジを通して、最大約10億個の細胞/分、15億個の細胞/分、または20億個の細胞/分、またはそれを上回る数の細胞が通過することを可能にしてもよい。
【0221】
さらに、システムは、1つまたはそれを上回るセンサ(例えば、流動センサ)によって生成されたデータを監視し、細胞懸濁液が、狭窄部カートリッジの中に、かつそれを通して流動するステップを完了したときを自動的に判定し、故に、付加的アクションを実施し、および/またはプロセスが完了したことをユーザに通知してもよい。システム100の実施例では、流動センサ912は、調製容器600から狭窄部カートリッジに延在する管を光学的に監視し、管を通した細胞懸濁液の流動が停止したときを判定するように構成されてもよい。
【0222】
ステップ1330において、いくつかの実施形態では、ペイロードは、狭窄部カートリッジを通した細胞懸濁液の通過に続いて、細胞懸濁液と接触させられてもよい。ステップ1326に関して上記に議論されるように、ペイロードは、いくつかの実施形態では、細胞懸濁液が狭窄部カートリッジを通して通過される前に、細胞懸濁液と接触させられてもよい。他方では、いくつかの他の実施形態では、ペイロードは、細胞懸濁液が狭窄部カートリッジを通して通過した後のみ、細胞懸濁液と接触させられてもよい。いくつかの実施形態では、ペイロードは、細胞懸濁液が狭窄部カートリッジを通して通過した後のみ、それらが接触させられるときでも、細胞懸濁液の細胞に事実上進入し得る。すなわち、細胞膜に生じさせられる摂動は、摂動が狭窄部によって誘発された後、ある期間にわたって、有効ペイロード進入を可能にし得る。
【0223】
細胞懸濁液が狭窄部カートリッジを通して通過された後のみ、ペイロードが細胞懸濁液と接触させられる、いくつかの実施形態では、ペイロード懸濁液の独立源が、細胞懸濁液と同一流路、リザーバ、または容器の中に流動させられてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、ペイロードは、細胞懸濁液がシステム100の出力バッグ112等の出力バッグの中に流動する間またはその後、細胞懸濁液と混合されてもよい。したがって、いくつかの実施形態では、細胞懸濁液の一部は、懸濁液の一部が狭窄部カートリッジを通して流動した後、ペイロードと接触し得る(例えば、出力バッグ内で)が、これは、細胞懸濁液の一部が、依然として、調製容器内にあって、および/またはまだ狭窄部カートリッジを通して流動されていない間に生じ得る。これらの実施形態のいずれでも、細胞懸濁液と接触するためのシステムを通したペイロードの流動は、細胞懸濁液自体の流動を制御することに関して上記に議論されるものと同一方法のいずれかにおいて、システムによって電子的に制御されてもよい(例えば、自動的に、弁を開放する、圧力を印加する等によって)。
【0224】
ステップ1332において、いくつかの実施形態では、細胞懸濁液は、出力コンテナの中に通過されてもよい。システム100の実施例では、出力コンテナは、充填された後、ユーザによるさらなる処理のために、システム100から接続解除され、除去され得る、出力バッグ112であってもよい。
【0225】
いくつかの実施形態では、細胞内ペイロード送達システムの1つまたはそれを上回るコンピューティングデバイスは、方法1300の全部または一部の間、細胞懸濁液の1つまたはそれを上回る特性または性質を監視してもよい。いくつかの実施形態では、システムは、方法1300の全部または一部の間、プライマープロセスのための経過時間、完全性チェックのための経過時間、細胞懸濁液調製プロセス(例えば、冷却、空気加圧等)のための経過時間、細胞懸濁液が狭窄部カートリッジを通して流動するための経過時間、プロセス全体のための総経過時間、および/または上記のいずれかのうちの任意の2つまたはそれを上回るものの組み合わせのための経過時間等の経過時間を監視してもよい。いくつかの実施形態では、システムは、全体的プロセスの任意の1つまたはそれを上回る部分の間、システムの圧力を経時的に監視してもよい。いくつかの実施形態では、システムは、全体的プロセスの任意の1つまたはそれを上回る部分の間、細胞懸濁液の温度を経時的に監視してもよい。
【0226】
いくつかの実施形態では、監視される特性または性質のいずれかは、1つまたはそれを上回るログファイルまたはデータベースの一部として、システムにローカルで記憶されてもよく、記憶、処理、または表示のために、遠隔電子デバイスに伝送されてもよく、および/またはローカルまたは遠隔電子システムにおけるディスプレイ(例えば、システム100のディスプレイ120)上に表示されてもよい。
ユーザインターフェース
【0227】
図14A−14Vは、いくつかの実施形態による、ペイロードを細胞に送達するためのテーブルトップシステムを制御するためのユーザインターフェース1402を図示する。いくつかの実施形態では、ユーザインターフェース1400は、細胞内ペイロード送達システムにローカルで(例えば、デバイスの本体の中に統合される、または有線電子通信によってデバイスに取り付けられる)、または細胞内ペイロード送達システムから遠隔で(例えば、無線電子通信によってシステムと通信するように構成される)位置し得る、システム100のディスプレイ120等の任意の好適なディスプレイデバイスによって表示されてもよい。いくつかの実施形態では、ユーザインターフェース1400は、ユーザがインターフェースの表示されるボタンまたはアイコン上を指またはスタイラスでタッチまたはタップし得るように、タッチスクリーンディスプレイと併用するために構成されてもよい。いくつかの実施形態では、ユーザインターフェース1400は、ユーザが、マウス、キーボード、キーパッド、ボタン、感圧式デバイス、ノブ、ジョイスティック、運動感知、音声制御、および/または他の入力デバイスを使用して、インターフェースをナビゲートし、それと相互作用し得るように、非タッチスクリーンディスプレイと併用するために構成されてもよい。
【0228】
図14A−14Vに示される例示的実施形態では、画面1402A−1402Vは、ディスプレイ1400上に表示され、ディスプレイ1400は、任意のローカルまたは遠隔タッチスクリーンディスプレイであってもよく、システム100のディスプレイ120と共通する一部または全部の特性を共有してもよい。下記に示され、説明されるように、画面1402A−1402Vは、上記に説明される方法1300等の細胞内ペイロード送達プロセスの種々の部分の間、表示されてもよい。細胞内ペイロード送達プロセスが進捗するにつれて、細胞内ペイロード送達システムは、種々の入力をユーザから受け取り、ユーザインターフェース1400を介して、種々の命令、アラート、および測定をユーザに表示してもよい。
【0229】
図14Aは、ディスプレイ1400上に表示される、画面1402Aを図示する。画面1402Aは、ユーザに表示され、細胞内ペイロード送達システムがブートアップ中であることを示し得る、任意のグラフィカルおよび/またはテキストアラートであり得る、ブートアップメッセージ1404を備える。
【0230】
図14Bは、ディスプレイ1400上に表示される、画面1402Bを図示する。画面1402Bは、ブートアップ後、またはシステムが現在任意の細胞内ペイロード送達プロセスを実施していないとき等、細胞内ペイロード送達システムがアイドル状態にあるとき、表示されてもよい。画面1402Bは、システムに細胞内ペイロード送達プロセスを開始するように指示するための入力を生成するために、ユーザによってタップまたはクリックされ得る、細胞内ペイロード送達プロセス開始アイコン1406を備えてもよい。
【0231】
図14Cは、ディスプレイ1400上に表示される、画面1402Cを図示する。画面1402Cは、プロセスの間に使用されるための種々の設定を設定することを含め、細胞内ペイロード送達プロセスを設定または準備するための種々のオプションを備えてもよい。例えば、画面1402Cは、ユーザが、デバイスに、冷却プロセスを使用すべきかどうか、撹拌プロセスを使用すべきかどうか、およびプロセスのために使用されるべきガス圧力を指示することを可能にしてもよい。
【0232】
画面1402Cは、ユーザが、適切なアイコンをタップまたはクリックし、冷却(または加熱)プロセスを使用する、または代替として、冷却(または加熱)プロセスを使用しないように、システムに命令するための入力を生成することを可能にし得る、冷却プロセス選択アイコン1406を備えてもよい。いくつかの実施形態では、1つまたはそれを上回る付加的アイコンまたはユーザインターフェース要素が、表示され、ユーザが、標的温度または標的温度範囲を設定するための命令を生成するための入力を実行することを可能にしてもよい。いったんユーザが、アイコン1406を使用して選択を行うと、設定は、保存され、システムによって行われる1つまたはそれを上回る将来的ペイロード送達プロセスに適用されてもよい。
【0233】
画面1402Cは、ユーザが、適切なアイコンをタップまたはクリックし、撹拌プロセスを使用する、または代替として、撹拌プロセスを使用しないように、システムに命令するための入力を生成することを可能にし得る、撹拌プロセス選択アイコン1408を備えてもよい。いくつかの実施形態では、1つまたはそれを上回る付加的アイコンまたはユーザインターフェース要素が、表示され、ユーザが、撹拌率、強度、および/または持続時間を設定するための命令を生成するための入力を実行することを可能にしてもよい。いったんユーザが、アイコン1408を使用して選択を行うと、設定は、保存され、システムによって行われる1つまたはそれを上回る将来的ペイロード送達プロセスに適用されてもよい。
【0234】
画面1402Cは、ユーザが、適切なアイコンをタップまたはクリックし、ペイロード送達プロセスのために使用されるべきガス圧力に関してシステムに命令するための入力を生成することを可能にし得る、圧力選択アイコン1410を備えてもよい。画面1402Cはまた、圧力をポンド/平方インチ単位で表示すること等によってユーザによって、現在選択されている圧力を表示し得る、圧力設定ディスプレイ1412を備えてもよい。いったんユーザが、アイコン1410を使用して選択を行うと、設定は、保存され、システムによって行われる1つまたはそれを上回る将来的ペイロード送達プロセスに適用されてもよい。
【0235】
画面1402Cは、ペイロード送達プロセスを中止し得る、または戻るボタンとして動作し、システムに以前に表示されていた画面を表示させ得る、中止アイコン1416を備えてもよい。画面1402Cは、現在の画面において行われた任意の設定または入力を保存し、ペイロード送達プロセスにおける次の画面および/または次の位相に進むために、ユーザによってタップまたはクリックされ得る、保存/継続アイコン1414を備えてもよい。
【0236】
図14Dは、ディスプレイ1400上に表示される、画面1402Dを図示する。画面1402Dは、センサアセンブリ等の使い捨てアセンブリの全部または一部を配設し、および/または取り付けるようにユーザに命令するために表示される画面であってもよい。いくつかの実施形態では、使い捨てアセンブリは、単回使用および/または規制への準拠を確実にするために使用され得る、コード、識別番号、バーコード、QRコード(登録商標)、または同等物と関連付けられてもよい。いくつかの実施形態では、システムは、システムが、使い捨てアセンブリを照合し得るように、ユーザに使い捨てアセンブリのコードまたは識別情報をシステムに入力または別様に提示するようにプロンプトしてもよい(例えば、ディスプレイ1400によって)。いくつかの実施形態では、システムは、使い捨てアセンブリが1回限りの使用のためにのみ構成されるとき等、ペイロード送達プロセスが実行される度に、使い捨てアセンブリ配設のための命令を表示してもよい。いくつかの実施形態では、システムは、データを1つまたはそれを上回るセンサから読み取り、使い捨てアセンブリがすでに取り付けられているかどうかを判定してもよく、アセンブリがすでに取り付けられていない場合のみ、取付/配設命令を表示してもよい。
【0237】
示されるように、画面1402Dは、センサアセンブリの配設および取付方法に関する任意のグラフィカルおよび/またはテキスト命令であり得る、センサアセンブリ命令1418を備えてもよい。同様に、画面1402Dは、命令される配設/取付プロセスの1つまたはそれを上回る部分を図示する、画像またはビデオであり得る、センサアセンブリ配設画像1420を備えてもよい。
図14Dの実施例では、センサアセンブリ命令は、管類を調製容器から泡センサを通して延設させ、狭窄部カートリッジを座部の中にクリップ留めし、センサアセンブリの電子コネクタをシステムの電子インターフェースの中に差し込むようにユーザに命令する。いくつかの実施形態では、表示される命令は、1つまたはそれを上回る前の画面においてユーザによって選択された設定に依存し得る。
【0238】
画面1402Dは、それぞれ、次または前の画面に移動させるためにユーザによってタップまたはクリックされ得る、次アイコン1422および前アイコン1424を備えてもよい。いくつかの実施形態では、システムは、センサアセンブリの配設が完了したことを検出すると、自動的に、次の画面を表示してもよい。
【0239】
図14Eは、ディスプレイ1400上に表示される、画面1402Eを図示する。画面1402Eは、調製容器アセンブリ、フィルタアセンブリ、および/またはガスアセンブリ等の使い捨てアセンブリの全部または一部を配設し、および/または取り付けるようにユーザに命令するために表示される画面であってもよい。いくつかの実施形態では、システムは、使い捨てアセンブリが、1回限りの使用のためにのみ構成されるとき等、ペイロード送達プロセスが実行される度に、使い捨てアセンブリ配設のための命令を表示してもよい。いくつかの実施形態では、システムは、データを1つまたはそれを上回るセンサから読み取り、使い捨てアセンブリがすでに取り付けられているかどうかを判定してもよく、アセンブリがすでに取り付けられていない場合のみ、取付/配設命令を表示してもよい。
【0240】
示されるように、画面1402Eは、センサアセンブリの配設および取付方法に関する任意のグラフィカルおよび/またはテキスト命令であり得る、使い捨てアセンブリ命令1426を備えてもよい。同様に、画面1402Eは、命令される配設/取付プロセスの1つまたはそれを上回る部分を図示する、画像またはビデオであり得る、使い捨てアセンブリ配設画像1428を備えてもよい。
図14Eの実施例では、使い捨てアセンブリ命令は、調製容器をその筐体内に挿入し、フィルタをシステムに接続し、加圧された滅菌ガス源および通気ラインをフィルタアセンブリに接続するようにユーザに命令する。いくつかの実施形態では、表示される命令は、1つまたはそれを上回る前の画面においてユーザによって選択された設定に依存し得る。
【0241】
画面1402Dのように、画面1402Eは、それぞれ、次または前の画面に移動させるためにユーザによってタップまたはクリックされ得る、次アイコン1422および前アイコン1424を備えてもよい。いくつかの実施形態では、システムは、使い捨てアセンブリの配設が完了したことを検出すると、自動的に、次の画面を表示してもよい。
【0242】
図14Fは、ディスプレイ1400上に表示される、画面1402Fを図示する。画面1402Fは、ユーザがカートリッジ完全性試験等の完全性試験のためにシステムを準備するための任意のグラフィカルおよび/または記述命令を備え得る、完全性試験命令1430を備えてもよい。
図14Fの実施例では、完全性試験命令は、システムが、他のシステム構成要素の中へのガス漏出なく加圧され得るように、システムのある入力および出力弁が閉鎖されていることを確認するようにユーザに命令する。
【0243】
画面1402Dのように、画面1402Fは、それぞれ、次または前の画面に移動させるためにユーザによってタップまたはクリックされ得る、次アイコン1422および前アイコン1424を備えてもよい。画面1402Fのいくつかの実施形態では、次アイコン1422を選択するステップは、加圧されたガスをシステムの流路の中に流動させることによって、システムに完全性試験を始動させ得る。
【0244】
図14Gは、ディスプレイ1400上に表示される、画面1402Gを図示する。画面1402Gは、1つまたはそれを上回る完全性試験が行われている間にシステムによって表示される、画面であってもよい。1つまたはそれを上回るシステム構成要素の完全性試験の間、加圧されたガスは、1つまたはそれを上回るシステム構成要素の中に流動させられてもよく、1つまたはそれを上回るシステム構成要素の内側の圧力が、監視されてもよい。上記に議論されるように、標的圧力が、達成および維持されることが可能である場合、システムは、完全性試験に合格したされたことを判定してもよい。標的圧力が、少なくとも所定の期間にわたって達成または維持されることが不可能である場合、システムは、完全性試験が失敗したことを判定してもよく、1つまたはそれを上回る設定が、変更されるように要求され得、および/または1つまたはそれを上回るシステム構成要素が、調節または交換されるように要求され得る。
【0245】
画面1402Gは、完全性試験を受けているシステム構成要素または複数の構成要素(例えば、調製容器、狭窄部カートリッジ等)の現在の内圧の動的インジケーションを表示し得る、動的圧力インジケータ1432を備えてもよい。画面1402Gは、実施されている完全性試験のための現在の経過時間の動的インジケーションを表示し得る、動的経過時間インジケータ1434を備えてもよい。
【0246】
いくつかの実施形態では、システムは、完全性試験が完了したことを検出すると、自動的に、次の画面を表示してもよい。
【0247】
図14Hは、ディスプレイ1400上に表示される、画面1402Hを図示する。画面1402Hは、システムが、全ての構成要素が完全性試験に合格したという点で、完全性試験が成功したことを判定する場合、表示されてもよい。画面1402Hは、完全性試験に合格したことをユーザにアラートするための任意のグラフィカルおよび/またはテキストインジケーションであり得る、完全性試験成功メッセージ1436を備えてもよい。
【0248】
画面1402Hは、次の画面に移動させるためにユーザによってタップまたはクリックされ得る、次アイコン1422を備えてもよい。画面1402Hのいくつかの実施形態では、システムは、画面1402Hの表示を開始してから所定の期間後、自動的に、次の画面を表示してもよい。
【0249】
図14Iは、ディスプレイ1400上に表示される、画面1402Iを図示する。画面1402Iは、システムが、1つまたはそれを上回る構成要素が完全性試験に合格しなかったという点で、完全性試験が成功しなかったことを判定する場合、表示されてもよい。画面1402Hは、完全性試験に合格しなかったことをユーザにアラートするための任意のグラフィカルおよび/またはテキストインジケーションであり得る、完全性試験失敗メッセージ1438を備えてもよい。
【0250】
画面1402Iはさらに、1つまたはそれを上回るシステム構成要素が調節または交換される必要があり、および/または1つまたはそれを上回るシステム設定が、(新しい使い捨てアセンブリを用いて完全性試験を再試行させること等によって)進める前に変更される必要があることをユーザに示すための任意のグラフィカルおよび/またはテキスト命令であり得る、構成要素交換命令1440を備えてもよい。
図14Iの実施例では、構成要素交換命令1440は、使い捨てアセンブリの一部を除去し、新しいものを取得するようにユーザに命令する。
【0251】
画面1402Iは、次の画面に移動させるためにユーザによってタップまたはクリックされ得る、次アイコン1422を備えてもよい。画面1402Iのいくつかの実施形態では、システムは、ユーザが次アイコン1422をタップまたはクリックした後に除去するように、ユーザが命令された新しい構成要素を配設するための命令を表示してもよい。いくつかの実施形態では、システムは、システムが、失敗した構成要素が、システムから除去された、または取り外されたことを検出することに応答して、自動的に、構成要素配設のための新しい命令を表示してもよい。
【0252】
図14Jは、ディスプレイ1400上に表示される、画面1402Jを図示する。画面1402Jは、完全性試験成功に続いて、表示されてもよい。例えば、画面1402Jは、画面1402Hに続いて、表示されてもよい。いくつかの実施形態では、画面1402Jは、ユーザが、緩衝剤/プライマー、細胞懸濁液、および/またはペイロード材料等の流体材料のための入力源を配設し/取り付け、ペイロード送達プロセスの間、システムを通して流動させるための命令を提供してもよい。例えば、ユーザは、入力バッグをシステムのフックから懸架し、管類コネクタを調製容器の入口に取り付けるように命令され得る。
【0253】
示されるように、画面1402Jは、1つまたはそれを上回る流体入力源の配設および取付方法に関する任意のグラフィカルおよび/またはテキスト命令であり得る、流体入力源組立命令1442を備えてもよい。同様に、画面1402Jは、命令される配設/取付プロセスの1つまたはそれを上回る部分を図示する、画像またはビデオであり得る、流体入力源配設画像1444を備えてもよい。
図14Jの実施例では、流体入力源配設命令は、源およびプライマー入力バッグをフックから吊架し、管類を調製容器の入口に取り付けるようにユーザに命令する。いくつかの実施形態では、表示される命令は、1つまたはそれを上回る前の画面においてユーザによって選択された設定に依存し得る。
【0254】
画面1402Jは、次の画面に移動させるためにユーザによってタップまたはクリックされ得る、次アイコン1422を備えてもよい。いくつかの実施形態では、システムは、流体入力源の配設が完了したことを検出すると、自動的に、次の画面を表示してもよい。
【0255】
図14Kは、ディスプレイ1400上に表示される、画面1402Kを図示する。画面1402Kは、ユーザが、システムがペイロード送達プロセスの一部としてプライミングプロセスを使用すべきかどうかを選択することを可能にする、インターフェースであってもよい。画面1402Kは、ユーザが、適切なアイコンをタップまたはクリックし、細胞懸濁液をシステムの流路を通して通過させる前に、プライマー溶液をシステムの流路を通して通過させることによって、プライミングプロセスを使用すべきかどうかに関してシステムに命令するための入力を生成することを可能にし得る、プライミングプロセス選択アイコン1446を備えてもよい。いくつかの実施形態では、画面1402Kはさらに、ユーザが、プライマー溶液の源またはプライミングプロセスのために使用されるための圧力もしくは温度等のプライミングプロセスのためのパラメータまたは設定を打ち込むことを可能にするための1つまたはそれを上回るアイコンもしくは他のユーザインターフェースオブジェクトを備えてもよい。いったんユーザが、アイコン1446を使用して選択を行うと、設定は、保存され、システムによって行われる1つまたはそれを上回る将来的ペイロード送達プロセスに適用されてもよい。
【0256】
図14Lは、ディスプレイ1400上に表示される、画面1402Lを図示する。画面1402Lは、いくつかの実施形態では、ユーザが、アイコン1446を使用して、プライミングプロセスが実施されるべきであることを示すことに応答して、表示されてもよい。画面1402Lは、ユーザがプライミングプロセスのためにシステムを準備するための任意のグラフィカルおよび/または記述命令を備え得る、プライミング準備命令1448を備えてもよい。
図14Lの実施例では、プライミング準備命令1448は、調製容器をプライマー/緩衝剤溶液で充填し、弁が適切な配向にあることを確実にし、細胞懸濁液源バッグへの弁が閉鎖されていることを確実にするようにユーザに命令する。いくつかの実施形態では、システムが実施するようにユーザに命令する、これらまたは他のステップは、代わりに、弁を電子的に作動させること等によってシステムによって自動的に実施されてもよいことに留意されたい。
【0257】
画面1402Dのように、画面1402Lは、それぞれ、次または前の画面に移動させるためにユーザによってタップまたはクリックされ得る、次アイコン1422および前アイコン1424を備えてもよい。画面1402Lのいくつかの実施形態では、次アイコン1422を選択するステップは、1つまたはそれを上回る弁または他のシステム構成要素を作動させ、プライマー/緩衝剤溶液をシステムの流路を通して流動させることによって、システムにプライミングプロセスを始動させ得る。
【0258】
図14Mは、ディスプレイ1400上に表示される、画面1402Mを図示する。画面1402Mは、システムがプライミングプロセスを完了すると、表示されてもよい。画面1402Mは、プライミングプロセスの間、1つまたはそれを上回るシステム構成要素または内容物(例えば、調製容器、狭窄部カートリッジ等)の現在の内圧の動的インジケーションを表示し得る、動的圧力インジケータ1450を備えてもよい。いくつかの実施形態では、画面1402Mは、プライミングプロセスの間、1つまたはそれを上回るシステム構成要素または内容物の現在の温度(例えば、プライマー溶液の計算された有効温度)の動的インジケーションを表示し得る、動的温度インジケータ1452を備えてもよい。いくつかの実施形態では、画面1402Mは、プライミングプロセスの間、現在の経過時間の動的インジケーションを表示し得る、動的経過時間インジケータ1434等の動的経過時間インジケータ(図示せず)を備えてもよい。
【0259】
いくつかの実施形態では、システムは、プライミングプロセスが完了したことを検出すると、自動的に、次の画面を表示してもよい。
【0260】
図14Nは、ディスプレイ1400上に表示される、画面1402Nを図示する。画面1402Nは、システムがプライミングプロセスが完了したことを検出すると、表示されてもよい。例えば、流動センサ(例えば、システム100の流動センサ912)が、プライマー/緩衝剤溶液は、もはやシステムの1つまたはそれを上回る管を通して流動していないことを検出すると、システムは、プライミングプロセスが完了したことを判定してもよく、画面1402Nを表示してもよい。画面1402Nは、いくつかの実施形態では、プライミングプロセスが完了したことを確認するようにユーザにプロンプトしてもよい。
【0261】
画面1402Nは、プライミングプロセスが完了したかどうかを示すためにユーザによってタップまたはクリックされ得る、プライミング完了確認アイコン1454を備えてもよい。いくつかの実施形態では、プライミングプロセスが完了したことを示すステップ(例えば、「はい」アイコンをタップすることによって)は、システムに、次のステップに進行させ、次の画面を表示させ得る。いくつかの実施形態では、プライミングプロセスが完了していないことを示すステップは、ユーザが別様に示すまで、またはシステムが再びプライミングプロセスが完了したことを検出するまで、システムにプライミングプロセスを所定の期間にわたって継続させ得る。いくつかの実施形態では、プライミングプロセスが完了したことを確認するステップは、システムに、1つまたはそれを上回る弁または他のシステム構成要素を作動させ、プライマー/緩衝剤溶液流路を閉鎖させ、および/または細胞懸濁液のための流路を開放させ得、システムを次の画面に進ませ得る。
【0262】
図14Oは、ディスプレイ1400上に表示される、画面1402Oを図示する。画面1402Oは、ユーザが、細胞懸濁液が、調製容器、狭窄部カートリッジ、および/または他のシステムの構成要素を通して流動させられる、細胞懸濁液流動プロセスのためにシステムを準備するための任意のグラフィカルおよび/または記述命令を備え得る、細胞懸濁液流動プロセス設定命令1456を備えてもよい。
図14Oの実施例では、細胞懸濁液流動プロセス準備命令1456は、調製容器を細胞懸濁液で充填し、細胞懸濁液流動プロセスを開始するためのボタンを押下するようにユーザに命令する。いくつかの実施形態では、システムが実施するようにユーザに命令する、これらまたは他のステップは、代わりに、弁を電子的に作動させること等によって、システムによって自動的に実施されてもよいことに留意されたい。
【0263】
画面1402Oは、1つまたはそれを上回る弁または他のシステム構成要素を作動させ、細胞懸濁液を、調製容器の中に、かつそれを通して流動させ、調製容器内にある間に調製させ、狭窄部カートリッジの中に、かつそれを通して流動させ、出力バッグの中に流動させる等によって、システムに細胞懸濁液流動プロセスを開始させるための命令を信号伝達するためにユーザによってタップまたはクリックされ得る、細胞懸濁液流動プロセス開始アイコン1458を備えてもよい。いくつかの実施形態では、細胞懸濁液流動プロセスを開始するためのアイコン1458を選択するステップはまた、システムに、経過時間、圧力、温度、および/または撹拌状態等のシステムおよび/または細胞懸濁液の1つまたはそれを上回る特性を監視することを開始させ得、システムを次の画面に進ませ得る。
【0264】
図14Pは、ディスプレイ1400上に表示される、画面1402Pを図示する。画面1402Pは、ユーザが、適切なアイコンをタップまたはクリックし、撹拌プロセスを使用する、または代替として、撹拌プロセスを使用しないように、システムに命令するための入力を生成することを可能にし得る、撹拌プロセス選択アイコン1460を備えてもよい。いくつかの実施形態では、1つまたはそれを上回る付加的アイコンまたはユーザインターフェース要素が、表示され、ユーザが、撹拌率、周波数、強度、振幅、および/または持続時間を設定するための命令を生成するための入力を実行することを可能にしてもよい。いったんユーザが、アイコン1409を使用して選択を行うと、設定は、保存され、システムによって行われる1つまたはそれを上回る将来的ペイロード送達プロセスに適用されてもよい。いくつかの実施形態では、撹拌選択アイコン1460は、アイコン1409が、デフォルトで全てのペイロード送達プロセスに適用される一般的システム設定を設定するために使用され得る一方、アイコン1460が、現在のペイロード送達プロセスにのみに適用される具体的設定を設定するために使用され得るという点で、画面1402C上の撹拌選択アイコン1409と異なり得る。
【0265】
いくつかの実施形態では、撹拌選択アイコン1460のいずれかを選択するステップは、システムに、示されるように、次の画面を表示させ、撹拌の有無にかかわらず、細胞懸濁液流動プロセスを進めさせ得る。
【0266】
図14Qは、ディスプレイ1400上に表示される、画面1402Qを図示する。画面1402Qは、いくつかの実施形態では、細胞懸濁液が、冷却されている、攪拌されている、および/またはガス圧力の増加を受けていること等によって、調製容器の内側で調製されている間、表示されてもよい。
【0267】
画面1402Qは、細胞懸濁液調製プロセスの間、システム構成要素または複数の構成要素(例えば、調製容器、狭窄部カートリッジ等)の現在の内圧の動的インジケーションを表示し得る、動的圧力インジケータ1462を備えてもよい。画面1402Qは、細胞懸濁液調製プロセスの間、1つまたはそれを上回るシステム構成要素または内容物の現在の温度(例えば、細胞懸濁液の計算された有効温度)の動的インジケーションを表示し得る、動的温度インジケータ1464を備えてもよい。画面1402Qは、現在のペイロード送達プロセス、細胞懸濁液流動プロセス、および/または細胞懸濁液調製プロセスのための経過時間の動的インジケーションを表示し得る、動的プロセスタイマインジケータ1466を備えてもよい。
【0268】
いくつかの実施形態では、システムは、システムが調製プロセスが完了したことを検出すると(システムの動的圧力が、標的圧力に到達し、および/または持続した、ならびに/もしくはシステムの動的温度標的圧力に到達し、および/または持続したことを検出すること等によって)、所定の期間後、自動的に、次の画面に進んでもよい。
【0269】
図14Rは、ディスプレイ1400上に表示される、画面1402Rを図示する。画面1402Rは、いくつかの実施形態では、細胞懸濁液調製プロセスが完了した後に表示されてもよい。画面1402Rは、ユーザが、細胞懸濁液が圧力下で狭窄部カートリッジを通して流動させられることに先立って、弁または他のシステム構成要素を調整すること等によって、調製容器内での細胞懸濁液の調製に続いて、細胞懸濁液流動プロセスの残りのためにシステムを準備するための任意のグラフィカルおよび/または記述命令を備え得る、調製後命令1468を備えてもよい。
図14Rの実施例では、調製後命令1468は、弁が適切な配向にあって、プライマー/緩衝剤溶液出力バッグのための弁が閉鎖されていることを確実にするようにユーザに命令する。いくつかの実施形態では、システムが実施するようにユーザに命令する、これらまたは他のステップは、代わりに、弁を電子的に作動させること等によって、システムによって自動的に実施されてもよいことに留意されたい。
【0270】
画面1402Rは、次の画面に移動させるためにユーザによってタップまたはクリックされ得る、次アイコン1422を備えてもよい。画面1402Lのいくつかの実施形態では、次アイコン1422を選択するステップは、細胞懸濁液を圧力下で狭窄部カートリッジを通して流動させること等によって、システムに細胞懸濁液流動プロセスの残りの部分を始動させ得る。いくつかの実施形態では、次の画面は、自動的に、表示されてもよく、システムは、システムが、細胞懸濁液調製が完了し、および/または種々の弁等のシステム構成要素が、細胞懸濁液が、狭窄部カートリッジを通して、正しい出力バッグの中に流動するための正しい配向にあることを検出することに従って、自動的に、細胞懸濁液流動プロセスの残りの部分を始動させてもよい。
【0271】
図14Sは、ディスプレイ1400上に表示される、画面1402Sを図示する。画面1402Sは、いくつかの実施形態では、細胞懸濁液が狭窄部カートリッジを通して流動する期間等、細胞懸濁液流動プロセスの全部または一部の間、表示されてもよい。
【0272】
画面1402Sは、細胞懸濁液流動プロセスの間、システム構成要素または複数の構成要素(例えば、調製容器、狭窄部カートリッジ等)の現在の内圧の動的インジケーションを表示し得る、動的圧力インジケータ1470を備えてもよい。画面1402Sは、細胞懸濁液流動プロセスの間、1つまたはそれを上回るシステム構成要素または内容物の現在の温度(例えば、細胞懸濁液の計算された有効温度)の動的インジケーションを表示し得る、動的温度インジケータ1472を備えてもよい。
【0273】
画面1402Sは、ペイロード送達プロセス、細胞懸濁液流動プロセス、および/または全体的ペイロード送達プロセスの任意の1つまたはそれを上回る他のサブプロセスのための第1の現在の経過時間の動的インジケーションを表示し得る、第1の動的プロセスタイマインジケータ1474を備えてもよい。画面1402Sは、ペイロード送達プロセス、細胞懸濁液流動プロセス、および/または全体的ペイロード送達プロセスの任意の1つまたはそれを上回る他のサブプロセスのための第2の現在の経過時間の動的インジケーションを表示し得る、第2の動的プロセスタイマインジケータ1476を備えてもよい。第2の現在の経過時間は、第1の現在の経過時間と異なり得る。例えば、
図14Sでは、第1の動的時間インジケータ1474は、全体的プロセス(例えば、プライミングまたは細胞懸濁液調製から開始する)のための時間を示す一方、第2の動的時間インジケータ1476は、細胞懸濁液流動プロセス(例えば、細胞懸濁液調製プロセスまたは細胞懸濁液が狭窄部カートリッジを通して流動することを開始する時間から開始する)のための時間を示す。いくつかの実施形態では、1つの時間インジケータは、細胞がシステム内にある総時間を示してもよい一方、他の時間インジケータは、圧力が細胞に印加されている総時間を示してもよい。
【0274】
画面1402Sは、システムに、震盪器プレートまたは他の撹拌デバイスに細胞懸濁液を攪拌するステップ停止させるための信号を送信させること等によって、システムの撹拌プロセスを停止するためにユーザによってタップまたはクリックされ得る、撹拌停止アイコン1478を備えてもよい。いくつかの実施形態では、ユーザは、例えば、少量の流体しか調製容器内に残っておらず、撹拌の継続が、泡を狭窄部カートリッジを通して通過させる危険があるであろう場合、または大量の流体が存在し、撹拌が調製容器から外に越流を生じさせ得る場合、撹拌プロセスを停止することを所望し得る。
【0275】
いくつかの実施形態では、システムは、細胞懸濁液流動プロセスが完了したことを検出すると、自動的に、次の画面を表示してもよい。本検出は、流動を監視する泡センサ等の本明細書で議論されるセンサのうちの任意の1つまたはそれを上回るものに従って、または細胞懸濁液流動プロセスの間、サンプル体積(例えば、調製容器内の流体の体積)を監視することによって、実施されてもよい。
【0276】
図14Tは、ディスプレイ1400上に表示される、画面1402Tを図示する。画面1402Tは、システムが細胞懸濁液流動プロセスが完了したことを検出すると、表示されてもよい。例えば、流動センサ(例えば、システム100の流動センサ912)が、細胞懸濁液がもはやシステムの1つまたはそれを上回る管を通して流動していないことを検出すると、システムは、細胞懸濁液流動プロセスが完了したことを判定してもよく、画面1402Tを表示してもよい。画面1402Tは、いくつかの実施形態では、細胞懸濁液流動プロセスが完了したことを確認するようにユーザにプロンプトしてもよい。
【0277】
画面1402Tは、細胞懸濁液流動プロセスが完了したかどうかを示すためにユーザによってタップまたはクリックされ得る、細胞懸濁液流動完了確認アイコン1480を備えてもよい。いくつかの実施形態では、細胞懸濁液流動プロセスが完了したことを示すステップ(例えば、「はい」アイコンをタップすることによって)は、システムに次のステップに進行させ、次の画面を表示させ得る。いくつかの実施形態では、細胞懸濁液流動プロセスが完了されていないことを示すステップは、ユーザが別様に示すまで、またはシステムが再び細胞懸濁液流動プロセスが完了したことを検出するまで、所定の期間にわたって、システムに細胞懸濁液流動プロセスを継続させ得る。いくつかの実施形態では、細胞懸濁液流動プロセスが完了したことを確認するステップは、システムに1つまたはそれを上回る弁または他のシステム構成要素を作動させ、細胞懸濁液流路を閉鎖させ得る。
【0278】
図14Uは、ディスプレイ1400上に表示される、画面1402Uを図示する。画面1402Uは、調製容器アセンブリ、フィルタアセンブリ、および/またはガスアセンブリ等の使い捨てアセンブリの全部または一部を除去するようにユーザに命令するために表示される画面であってもよい。いくつかの実施形態では、システムは、使い捨てアセンブリが1回限りの使用のためにのみ構成されるとき等、ペイロード送達プロセスが実行される度に、使い捨てアセンブリ除去のための命令を表示してもよい。いくつかの実施形態では、システムは、データを1つまたはそれを上回るセンサから読み取り、使い捨てアセンブリがすでに除去されているかどうかを判定してもよく、アセンブリがすでに除去されていない場合のみ、取外/除去命令を表示してもよい。
【0279】
示されるように、画面1402Uは、使い捨てアセンブリの取外および除去方法に関する任意のグラフィカルおよび/またはテキスト命令であり得る、使い捨てアセンブリ除去命令1422を備えてもよい。いくつかの実施形態では、画面1402Uは、命令される除去プロセスの1つまたはそれを上回る部分を図示する、画像またはビデオであり得る、使い捨てアセンブリ除去画像(図示せず)を備えてもよい。
図14Uの実施例では、使い捨てアセンブリ除去命令は、管を出力バッグに対してシールさせ(いくつかの実施形態では、電子弁によって自動的に行われてもよい)、使い捨て本アセンブリをシステムから除去するようにユーザに命令する。いくつかの実施形態では、表示される命令は、1つまたはそれを上回る前の画面においてユーザによって選択された設定に依存し得る。
【0280】
画面1402Uは、次の画面に移動させるためにユーザによってタップまたはクリックされ得る、次アイコン1422を備えてもよい。いくつかの実施形態では、システムは、使い捨てアセンブリの除去が完了したことを検出すると、自動的に、次の画面を表示してもよい。
【0281】
図14Vは、ディスプレイ1400上に表示される、画面1402Vを図示する。画面1402Vは、ペイロード送達プロセスの完了後に表示される、プロセス概要画面であってもよい。
【0282】
画面1402Vは、完了したばかりのペイロード送達プロセスのために使用された圧力設定点のインジケーションを表示し得る、圧力インジケータ1484を備えてもよい。代替として、または加えて、圧力インジケータ1484は、プロセスの間に測定された最高圧力、最低圧力、および/または平均圧力等、ペイロード送達プロセスの間に得られた1つまたはそれを上回る実際の圧力測定値を示してもよい。
【0283】
画面1402Vは、総ペイロード送達プロセスのための総経過時間のインジケーションを表示し得る、第1の静的時間インジケータ1486を備えてもよい。画面1402Vは、細胞懸濁液流動プロセスのための(または全体的ペイロード送達プロセス内に含まれる任意の1つまたはそれを上回る他のサブプロセスのための)総経過時間のインジケーションを表示し得る、第2の静的時間インジケータ1488を備えてもよい。第2の総時間は、第1の総経過時間と異なり得る。例えば、
図14Vでは、第1の静的時間インジケータ1486は、全体的プロセスのための時間を示す(例えば、プライミングまたは細胞懸濁液調製から開始する)一方、第2の静的時間インジケータ1488は、細胞懸濁液流動プロセスのための時間を示す(例えば、細胞懸濁液調製プロセスまたは細胞懸濁液が狭窄部カートリッジを通して流動することを開始する時間から開始する)。いくつかの実施形態では、1つの時間インジケータは、細胞がシステム内にある総時間を示してもよい一方、他の時間インジケータは、圧力が細胞に印加されていた総時間を示してもよい。
【0284】
画面1402Vは、完了されたばかりのプロセスの間、温度制御プロセスが、ユーザによって選択され、および/またはシステムによって実行されたかどうかを示し得る、温度制御選択インジケータ1490を備えてもよい。いくつかの実施形態では、画面1402Vはまた、プロセスの間の経過時間、プロセスの間の開始および終了温度、プロセスの間の平均温度、および/またはプロセスの間の温度を経時的に描写するグラフ等の温度制御プロセスについての情報を表示してもよい。
【0285】
画面1402Vは、完了されたばかりのプロセスの間、撹拌プロセスが、ユーザによって選択され、および/またはシステムによって実行されたかどうかを示し得る、撹拌選択インジケータ1492を備えてもよい。いくつかの実施形態では、画面1402Vはまた、率、持続時間、強度、および/またはユーザが撹拌プロセスを停止したかどうかとその時間に関するインジケーション等の撹拌プロセスについての情報を表示してもよい。
【0286】
いくつかの実施形態では、画面1402Vは、完了されたばかりのペイロード送達プロセスのために使用された温度設定点のインジケーションを表示し得る、温度インジケータ(図示せず)を備えてもよい。代替として、または加えて、温度インジケータは、ペイロード送達プロセスの間、プロセスの間に測定された最高温、最低温度、および/または平均温度等の得られた1つまたはそれを上回る実際の温度測定値(または計算された有効温度)を示してもよい。
【0287】
画面1402Vは、画面1402B等の開始画面に戻るようにシステムに命令するために入力を信号伝達するためのユーザによってタップまたはクリックされ得る、開始ページに戻るアイコン1494を備えてもよい。いくつかの実施形態では、アイコン1494等の開始ページに戻るアイコンは、
図14A−14Vに関して本明細書で議論される他の画面のうちの任意の1つまたはそれを上回るもの上に含まれてもよい。
【0288】
いくつかの実施形態では、画面1402Vは、完了されたばかりのペイロード送達プロセスの間にシステムによって検出および/またはログ付けされたデータを記憶または伝送するための専用アイコンまたは他のユーザインターフェースオブジェクト(図示せず)を備えてもよい。いくつかの実施形態では、システムは、ペイロード送達プロセスの間、任意の1つまたはそれを上回るセンサによって検出される情報に基づいて、自動的に、温度、圧力、撹拌、流率、処理時間、インピーダンス、光ベースのセンサデータ、細胞濃度、および/または膜途絶に関するデータをログ付けするように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、システムは、ユーザがそのように行うための命令を実行することに応じて、および/またはユーザが開始ページに戻るアイコン1494をタップするまたはクリックすることに応じて、自動的に、プロセスの完了に応じて、ログ付けされた情報を記憶および/または伝送するように構成されてもよい。
【0289】
いくつかの実施形態では、インターフェース1400を介してユーザによって行われた入力のうちの任意の1つまたはそれを上回るものは、複数の設定(例えば、温度設定、圧力設定、撹拌設定等)を事前に判定し、事前に設定されたルーチンまたはレシピに従って、システムにペイロード送達プロセスを実行させ得る、事前に設定されたルーチンまたはレシピのユーザの指示によって置換されてもよい。
付加的細胞内ペイロード送達システム
【0290】
図15−20は、その中で使用可能な可撓性バッグを含む、細胞内ペイロード送達のためのテーブルトップ実験室システムならびに関連付けられたデバイスおよび構成要素の例示的実施形態を図示し、システムおよびデバイスは、本明細書に説明される方法、技法、およびユーザインターフェースと併用されてもよい。
図15−20に説明されるシステムは、共通構成要素を共有する、共通特性を共有する、および/または本明細書に説明されるものと同一方法ならびに/もしくは技法の全部または一部において使用可能であることを含め、
図1−11において上記に説明されるシステムと共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有してもよい。
図15−20に関して説明される構成要素、特徴、および用途は、
図1−11に関して説明される構成要素、特徴、および用途と組み合わせられてもよい。
図1−11に説明されるシステムと同様に、
図15−20に説明されるシステムは、
図11および12に関して説明される方法において使用可能であり得、および/または
図14に関して説明されるユーザインターフェースと併せて使用可能であり得る。
【0291】
図15A−15Cは、いくつかの実施形態による、ペイロードを細胞に送達するためのテーブルトップシステム1500を図示する。
図1(およびシステム100を参照する他の図)に関して上記に説明されるシステム100のように、システム1500は、細胞懸濁液流体を受け取り、細胞懸濁液流体を処理し、ペイロードを細胞懸濁液の細胞に送達するように構成される、1台の実験室機器等のテーブルトップシステムであってもよい。システム1500およびその構成要素/特徴は、システム100および/またはその個別の構成要素/特徴ならびに/もしくはシステム1000およびその個別の構成要素/特徴と共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有してもよく、システム1500は、同一様式、方法、および/または技法のいずれかの全部または一部において使用されてもよい。
【0292】
図15A−15Cに示され、本明細書に説明されるように、システム1500は、いくつかの点において、システム100および/またはシステム1000と異なり得る。すなわち、システム1500は、システム1500の筐体によって画定されたシステム100と異なる物理的形状を有し得、システム100と異なる温度制御システムを有し得、および/またはシステム100と異なる調製容器および調製容器筐体であり得る。調製容器および調製容器筐体に関して、システム1500は、システム100の剛性調製容器ではなく、剛性調製筐体の内側の可撓性調製バッグを利用し得る。下記に説明されるように、剛性調製容器の代わりに、可撓性バッグを使用することは、液体可撓性バッグの内側へおよびそこからの熱伝達が、剛性プラスチック容器の内側の液体へおよびそこからの熱伝達より効率的であり得るため、システムの冷却機能性を改良し得る。
【0293】
図15Aに示されるように、システム1500は、基部プレート1502と、筐体1503と、フック1504と、入力バッグ1506と、調製容器筐体1510と、出力バッグトレイ面積1511と、出力バッグ1512と、ディスプレイ1520と、狭窄部カートリッジ1524とを備えてもよい。
【0294】
基部プレート1502は、その上にシステム1500の1つまたはそれを上回る構成要素が搭載される、プラットフォームであってもよい。例えば、システム1500は、基部プレート1502上に搭載される、テーブルトップシステムであってもよい。基部プレート1502は、
図1に関して上記に説明されるプラットフォーム102と共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有してもよい。いくつかの実施形態では、基部プレート1502は、システム1500の1つまたはそれを上回る他の構成要素から独立してもよい一方、いくつかの実施形態では、システム1500の1つまたはそれを上回る他の構成要素と統合されてもよい(例えば、単一部片として形成される)。基部プレート1502は、金属またはプラスチックを含む、任意の好適な材料から作製されてもよい。金属は、基部プレート1502が、システム1500に低重心を与えるために、十分に頑丈であって、重いことを確実にするために好ましくあり得る。
【0295】
筐体1503は、システム1500のための任意の外側筐体であってもよく、システム1500の外側形状を画定し、内部構成要素を損傷および/または汚染から保護し得る。筐体1503は、1つの部片から作製される、もしくは2つまたはそれを上回る別個の部片から作製されてもよい。
図15A−15Cに示される実施例では、筐体1503は、下側/背面部分と、上側/正面部分とを備え、2つの部分は、ともに組み立てられ(例えば、ともにスナップ留めする、ともに螺合される、または接着剤によってともに接合されることによって)、筐体1503を形成し得る。筐体1503は、金属またはプラスチックを含む、任意の好適な材料から作製されてもよい。金属は、システム1500が十分に耐久性のあることを確実にするために好ましくあり得る。プラスチックは、システム1500が過度に重くならないことを確実にし、システム1500の重心が基部プレート1502から過剰に上昇されないことを確実にするために好ましくあり得る。クリーンルーム環境において使用するために好適な材料が、好ましくあり得る。
【0296】
いくつかの実施形態では、筐体1503は、圧力制御モジュール116、温度制御モジュール118、および/または調製容器筐体110の筐体と共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有してもよい。いくつかの実施形態では、筐体1503は、圧力制御モジュール116、温度制御モジュール118、および/または調製容器筐体110のうちの1つまたはそれを上回るものの内側または外側に位置する構成要素を含む、
図1に関して上記に説明されるシステム100の構成要素のうちの任意の1つまたはそれを上回るものを含有してもよい。いくつかの実施形態では、システム1500は、より多くの内部構成要素が、複数の別個の筐体構造ではなく、単一筐体構造の内側に位置し得る、システム100と比較して、より効率化された構造を提供し得る。
【0297】
フック1504は、細胞懸濁液および/または他の媒体を含有するバッグ等、1つまたはそれを上回るバッグを懸架させるように構成される、構造であってもよい。
図15に示されるように、フック1504は、
図1に関して上記に説明されるバッグ106および/または108と共通する任意の1つまたはそれを上回る特徴を共有し得る、入力バッグ1506を懸架させるように構成される。フック1504も同様に、
図1に関して上記に説明されるフック104と共通する任意の1つまたはそれを上回る特徴を共有してもよい。システム100と同様に、システム1500内の流路は、入力バッグ1506から生じ、1つまたはそれを上回るパイプまたは可撓性管を通して、(システム1500における)調製容器筐体1510の内側の内側の1つまたはそれを上回る可撓性バッグを含む、他のシステム構成要素に向かってつながってもよい。
【0298】
いくつかの実施形態では、フック1504は、延在位置と圧潰位置との間で移動可能であってもよい。延在位置では、フック1504は、バッグ1506を懸架させるために、調製容器筐体1510の上方に上向きに延在し得る一方、圧潰位置では、フック1504が圧潰位置にあるとき、システム1500がより少ない空間を全体的に占有するように、フック1504は、他のシステム構成要素により近い位置に位置し得る。いくつかの実施形態では、フック1504は、ヒンジ上で回転する、摺動トラックに沿って摺動する、またはシステム1500から取り外され、延在位置に再び取り付けることによって、延在位置と圧潰位置との間で移動してもよい。いくつかの実施形態では、フック1504は、圧潰位置では、筐体1503の中に圧潰されてもよい、または圧潰位置では、筐体1503の1つまたはそれを上回る壁と並列となる、および/または同一平面になってもよい。
【0299】
調製容器筐体1510は、調製容器を格納するように構成される、任意の構造または構成要素であってもよい。調製容器筐体1510は、狭窄部構成要素を通した通過のために調製されるにつれて細胞懸濁液流体を含有する、調製容器を格納するように構成されることを含め、
図1に関して上記に説明される調製容器110と共通する任意の1つまたはそれを上回る特徴を共有してもよく、狭窄部構成要素は、細胞懸濁液が、それに空気圧を印加されるにつれて、および/または細胞懸濁液が、別様に、狭窄部構成要素を通して押進されるように操作または制御されるにつれて、懸濁液が、冷却(または加熱)され、攪拌される間、細胞懸濁液を保持することによるものを含め、膜を通した細胞の中へのペイロードの進入を促進するために、摂動を細胞懸濁液流体の細胞の膜内で生じさせるように構成される、流路の一部を画定する。
【0300】
図15−19に関して下記により詳細に説明されるように、調製容器は、
図6Aおよび/またはシステム100に関して上記に説明される容器600等の剛性容器の代わりに、および/またはそれに加え、可撓性プラスチックバッグ等の可撓性バッグを備えてもよい。調製容器筐体1510は、したがって、調製容器筐体1510が、剛性容器の形態ではなく、可撓性バッグの形態における調製容器を格納するように構成され得るという点で、調製容器100と異なり得る。調製容器筐体1510は、内部空洞を充填された可撓性バッグの形状内に有することによって、可撓性バッグの形態における調製容器を格納するように構成され得る。このように、可撓性バッグが、流体および/または加圧されたガスで充填されると、調製容器筐体1510が、バッグで囲まれた空洞を作成し得るように、調製容器筐体1510の内壁に対して圧接され得る。
【0301】
可撓性バッグの形態における調製容器を使用する利点の1つは、調製容器筐体1510の内側にある間、バッグの内側の流体へおよび/またはそこからの熱伝達における効率性が増加され得ることである。可撓性バッグ(例えば、プラスチック可撓性バッグ)の壁は、剛性容器の壁より有意に薄くあり得るため、かつ可撓性バッグの壁は、バッグと調製容器筐体1510の内壁との間の接触の表面積を増加させるように変形し得るため、バッグの内側の流体へおよびそこからの熱伝達は、より厚い壁およびより少ない表面積接触を伴うものより効率的かつより高速であり得る。
【0302】
本効率的熱伝達を促進するために、調製容器筐体1510は、温度制御システムを備えてもよい。いくつかの実施形態では、調製容器筐体1510の温度制御システムは、
図1に関して上記に議論される温度制御モジュール118の、および/またはそれと関連付けられた、構成要素のいずれかと共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有してもよい。いくつかの実施形態では、調製容器筐体1510の温度制御システムは、1つまたはそれを上回る強制空気加熱器、1つまたはそれを上回る強制空気冷却器、1つまたはそれを上回る熱電冷却デバイス(例えば、ペルチェ冷却器)、1つまたはそれを上回る抵抗加熱デバイス、1つまたはそれを上回る液体加熱デバイス、1つまたはそれを上回る液体冷却デバイス、もしくは同等物等、調製容器筐体1510の内側の調製容器の内側の流体を加熱および/または冷却するように構成される、任意の1つまたはそれを上回る構成要素を備えてもよい。
【0303】
いくつかの実施形態では、1つまたはそれを上回る熱電冷却デバイス(例えば、冷却プレート)は、それらが調製容器筐体1510の1つまたはそれを上回る内壁の一部を形成し得るように、調製容器筐体1510の中に統合されてもよい。調製容器筐体1510の内側の可撓性バッグまたは他の調製容器は、次いで、熱電冷却デバイス(例えば、冷却プレート)と接触し、それによって、熱を容器の内側の流体から引き出し、その中の流体を冷却し得る。いくつかの実施形態では、可撓性バッグ(下記により詳細に説明されるように)は、バッグが熱電冷却プレートと接触し得る、大平坦面積を形成する、正面側と、背面側とを有してもよい。いくつかの実施形態では、調製容器筐体1510は、可撓性バッグの正面側に接触するように構成される、第1の熱電冷却プレートと、可撓性バッグの背面側に接触するように構成される、熱電冷却プレートの内側の第1のプレートと反対に位置付けられる、第2の熱電冷却プレートとを備えてもよい。
【0304】
調製容器筐体1510は、1つまたはそれを上回る開放可能ドアを備えてもよい。1つまたはそれを上回るドアは、例えば、ヒンジ上に移動可能に搭載されることによって、開放位置と閉鎖位置との間で移動可能であってもよい。調製容器筐体1510の1つまたはそれを上回るドアを開放するステップは、調製容器筐体1510の内側に位置する調製容器(例えば、可撓性バッグ)(および/または任意の他の構成要素)の除去および/または交換を可能にし得る。いくつかの実施形態では、1つまたはそれを上回る熱電冷却デバイス(例えば、冷却プレート)は、ドアを閉鎖するステップが、1つまたはそれを上回る熱電冷却デバイスを調製容器筐体1510の内側に位置付けられる調製容器に対して圧接させ得るように、調製容器筐体1510のドアの中に統合されてもよい。
【0305】
いくつかの実施形態では、システム1500は、調製容器筐体1510の内側の可撓性バッグの内側の容器の正圧が、可撓性バッグの外壁が調製容器筐体1510の内壁と接触するように圧接されることを確実にし、それによって、流体が可撓性バッグから排出されても、温度制御のための有効表面積を確実にするために使用され得るように構成されてもよい。正圧を可撓性バッグの内側に供給するために、ガス(滅菌ガスまたは加圧された空気等)が、バッグを拡張させ、および/または調製容器筐体1510の内壁に対して圧接させるために十分な圧力で可撓性バッグの内側に圧送されてもよい。いくつかの実施形態では、バッグを拡張させ、および/または調製容器筐体1510の内壁に対して圧接させるために十分な圧力は、2psi、5psi、10psi、25psi、40psi、80psi、100psi、120psi,140psi、または160psiを上回ってもよい。いくつかの実施形態では、バッグを拡張させ、および/または調製容器筐体1510の内壁に対して圧接させるために十分な圧力は、2psi、5psi、10psi、25psi、40psi、80psi、100psi、120psi,140psi、または160psi未満であってもよい。
【0306】
いくつかの実施形態では、1つまたはそれを上回る冷却プレート等の1つまたはそれを上回る熱電冷却デバイスが、それらが、流体レベルが低いときでも、調製容器筐体1510の内側の可撓性バッグの内側の流体に接触し得るように、調製容器筐体1510の内側に位置付けられてもよい。例えば、冷却プレートは、容器内の流体レベルが、50%を下回る、25%を下回る、10%を下回る、または5%を下回るときでも、1つまたはそれを上回る冷却プレートの表面積の全部または一部が、依然として、容器内に残っている流体と接触する容器の部分の全部または一部と接触し得るように、調製容器筐体1510の底部またはその近傍に位置付けられてもよい。
【0307】
1つまたはそれを上回る熱電冷却デバイスが、1つまたはそれを上回る冷却プレートを備える、いくつかの実施形態では、プレートは、背面上および/または側面に対する絶縁体によって囲繞されてもよい。いくつかの実施形態では、絶縁体は、プレートにぴったりと嵌合するように3D印刷されてもよい。
【0308】
いくつかの実施形態では、調製容器筐体1510内で使用される1つまたはそれを上回る個々の熱電冷却プレートは、10,000mm
2、12,100mm
2、14,400mm
2、16,900mm
2、または19,600mm
2を上回る機能表面積を有してもよい。いくつかの実施形態では、調製容器筐体1510内で使用される1つまたはそれを上回る個々の熱電冷却プレートは、10,000mm
2、12,100mm
2、14,400mm
2、16,900mm
2、または19,600mm
2未満の機能表面積を有してもよい。
【0309】
いくつかの実施形態では、調製容器筐体1510内で使用される1つまたはそれを上回る温度制御デバイスは、デバイスのファン制御のためのラジエータに進入する冷却剤温度を測定するように構成される、高温側温度プローブ等の温度プローブを備えてもよい。いくつかの実施形態では、調製容器筐体1510内で使用される1つまたはそれを上回る温度制御デバイスは、冷却プレートの温度読取値を得るように構成される、冷却プレート内に埋設されるもの等の低温側温度プローブを備えてもよい。
【0310】
いくつかの実施形態では、調製容器筐体1510内で使用される1つまたはそれを上回る温度制御デバイスは、上記ブロック1324に関して議論される温度範囲および/または時間範囲のうちの任意の1つまたはそれを上回るものに従って、調製容器筐体1510の内側の容器の内側の流体を加熱および/または冷却するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、システム1500は、摂氏20度、摂氏22度、摂氏24度、摂氏30度、摂氏34度、摂氏36度、または摂氏38度超から、摂氏8度、摂氏6度、摂氏5度、摂氏4度、摂氏2度、または摂氏1度未満に調製容器筐体1510の内側の流体を冷却するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、システム1500は、1時間、45分、30分、15分、10分、または5分未満の期間において、これらの範囲のうちの1つまたはそれを上回るものにわたって調製容器筐体1510の内側の流体を冷却するように構成されてもよい。
【0311】
いったん調製容器筐体1510の内側の流体が、調製容器筐体1510から外への(例えば、狭窄部カートリッジに向かった、かつそれを通した)通過のために調製されると、流体は、調製容器筐体1510内の可撓性バッグの出口から外に、1つまたはそれを上回る管またはパイプを通して、狭窄部カートリッジ等の下流構成要素に向かって押進されてもよい。システム100に関して上記に議論されるように、流体は、調製容器の内側のガスを加圧することによって、システム1500の調製容器から外に押進され得る。システム1500内の調製容器は、可撓性バッグであり得るため、調製容器筐体1510は、バッグが加圧されると、可撓性バッグ調製容器が破裂または別様に破損しないように防止する、剛性構造(例えば、シェル)を提供してもよい。いくつかの実施形態では、流体をシステム100内の容器600から外に押進させるステップに関して上記で議論されるものと同一または類似するガス圧力が、使用されてもよい。
【0312】
いくつかの実施形態では、調製容器筐体1510は、(a)全ての液体が入力バッグ等の上流構成要素から調製容器に進入したときを監視するために使用され得る、調製容器の上流の流動センサ(例えば、泡センサ)、(b)全ての液体が調製容器から退出し、狭窄部カートリッジ等の下流構成要素に向かって流動したときを監視するために使用され得る、調製容器の下流の流動センサ(例えば、泡センサ)、および(c)調製容器筐体1510内にある間の調製容器内の流体のレベルを感知するように構成される、調製容器筐体1510上および/または内の1つまたはそれを上回るレベルセンサのうちの1つまたはそれを上回るものを備えてもよい(および/または具備する)。いくつかの実施形態では、これらの構成要素のうちの1つまたはそれを上回るものは、調製容器筐体1510へおよび/またはそこからの流体の流動を感知し、および/または調製容器筐体1510の内側の調製容器内の流体のレベルを感知するために使用されてもよい。これらの特性を感知するステップは、いくつかの実施形態では、入力バッグおよび/または調製容器内の流体の一部をある時間にある様式において処理し、流体の残りを別の時間および/または別の様式において処理することが所望されるとき等、1つまたはそれを上回る自動化された分割量機能性を実装するために使用されてもよい。
【0313】
狭窄部カートリッジ1524は、狭窄化フィルタ(1つまたはそれを上回る狭窄化マイクロ流体細孔を含有する)または狭窄化マイクロ流体チップ(1つまたはそれを上回る狭窄化マイクロ流体チャネルを含有する)等の狭窄化構成要素を有する、構成要素を含有または格納するように構成される、任意の構造であってもよい。いくつかの実施形態では、狭窄部カートリッジ1524は、
図1、5A、および/または5Bを参照して上記に議論される任意の1つまたはそれを上回る狭窄部カートリッジ、
図7A−7Cを参照して上記に議論される狭窄部カートリッジ700、および/または
図8A−8Dを参照して上記に議論される狭窄部カートリッジ800と共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有してもよい。本明細書で議論される他の狭窄部カートリッジと同様に、狭窄部カートリッジ1524は、調製された細胞懸濁液の流動を調製容器の下流から受容し、狭窄部カートリッジ1524の内側に含有される狭窄化フィルタまたは狭窄化チップ等の狭窄化チャネル、通路、または他の小開口部を含有する任意の構成要素等の1つまたはそれを上回る狭窄化構成要素を通して、細胞懸濁液を流動させ得る。狭窄化構成要素を通して通過後、懸濁液は、狭窄部カートリッジから外に、出力バッグ等のシステム1500の1つまたはそれを上回る下流構成要素に向かって流動し得る。
【0314】
出力バッグ1512は、狭窄部カートリッジ1524に流動的に接続され、細胞懸濁液流体等の流体の流動を狭窄部カートリッジ1524から受容するように構成されてもよい。出力バッグ1512は、システム100および
図1を参照して上記に議論されるように、出力バッグ112および114と共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有してもよい。
【0315】
出力バッグトレイ面積1511は、出力バッグ1512等の出力バッグが、出力バッグが充填される前、間、および/または後を含む、システム1500の使用の間、その面積上に静置することを可能にするように構成される、プラットフォーム、平坦空間、またはシステム1500内に含まれる他の面積であってもよい。いくつかの実施形態では、出力バッグトレイ面積1511は、システム100および
図1を参照して上記に議論されるように、出力バッグトレイ111と共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有してもよい。
図15Aに示されるように、出力バッグトレイ面積は、筐体1503の一部として一体的に形成されてもよい。代替として、または加えて、いくつかの実施形態では、出力バッグトレイ面積は、基部プレート1502等の基部プレートの一部として形成されてもよい。
【0316】
いくつかの実施形態では、出力バッグトレイ面積1511は、温度制御システムを備えてもよい。いくつかの実施形態では、出力バッグトレイ面積1511の温度制御システムは、
図1に関して上記に議論される温度制御モジュール118および/または
図15に関して上記に議論される調製容器筐体1510の温度制御システムの、ならびに/もしくはそれと関連付けられた構成要素のいずれかと共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有してもよい。いくつかの実施形態では、出力バッグトレイ面積1511の温度制御システムは、1つまたはそれを上回る強制空気加熱器、1つまたはそれを上回る強制空気冷却器、1つまたはそれを上回る熱電冷却デバイス(例えば、ペルチェ冷却器)、1つまたはそれを上回る抵抗加熱デバイス、1つまたはそれを上回る液体加熱デバイス、1つまたはそれを上回る液体冷却デバイス、または同等物等、出力バッグ1512が出力バッグトレイ面積1511上に静置する間、出力バッグ1512の内側の流体を加熱および/または冷却するように構成される、任意の1つまたはそれを上回る構成要素を備えてもよい。いくつかの実施形態では、出力バッグトレイ面積1511の温度制御システムは、出力バッグトレイ面積1511の表面上に配置される、および/またはその平坦表面の中に統合され得る、加熱プレートを備えてもよい。加熱プレート、または出力バッグトレイ面積1511の中に統合される、またはそれと関連付けられた、他の温度制御構成要素が、いくつかの実施形態では、室温、摂氏35度、摂氏37度、摂氏39度またはそれを上回る温度まで、および/または細胞がシステム1500によって処理される温度を上回る任意の温度まで、出力サンプルを加熱するために使用されてもよい。
【0317】
いくつかの実施形態では、出力バッグトレイ面積1511は、出力バッグ1512を被覆し、それによって、それを物理的接触、空気媒介汚染物質、および/または光から遮蔽するように構成される、カバーを備えてもよい。いくつかの実施形態では、出力バッグトレイのためのカバーは、ヒンジおよび/または摺動トラック上に搭載される蓋等の除去可能および/または交換可能蓋であってもよい。
【0318】
いくつかの実施形態では、出力バッグトレイ面積1511上に静置する間、出力バッグ1512を攪拌するように構成される、1つまたはそれを上回る撹拌デバイスを、出力バッグトレイ面積1511が、備えてもよく、および/またはシステム1500が、備えてもよい。いくつかの実施形態では、1つまたはそれを上回る撹拌デバイスは、限定ではないが、1つまたはそれを上回る震盪器プレート、振動デバイス、混練デバイス、音波撹拌デバイス、蠕動ポンプデバイス、ガス/ダイヤフラムデバイス、または出力バッグ1512の震盪/振動および/またはその中の流体の撹拌/循環を生じさせるように構成される、他の機構を含む、本明細書で議論される他の撹拌デバイスと共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有してもよい。
【0319】
ディスプレイ1520は、システム1500の動作に関する1つまたはそれを上回るグラフィカル要素および/またはグラフィカルユーザインターフェースを表示するように構成される、タッチスクリーンディスプレイ等の任意のディスプレイであってもよい。いくつかの実施形態では、ディスプレイ1520は、
図1を参照して上記に議論されるディスプレイ120と共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有してもよい。ディスプレイ1520は、いくつかの実施形態では、上記に議論されるように、
図14に関して説明されるユーザインターフェースを介して、ユーザ入力を表示することによるものを含め、および/またはそれを受け取ることによるものを含め、システム1500の任意の1つまたはそれを上回る機能を制御するために使用されてもよい。
【0320】
図15Bに示されるように、システム1500は、任意のドア、アクセスハッチ、または同等物であり得る、開放位置と閉鎖位置との間で移動可能であって、筐体1503の内側に位置する1つまたはそれを上回る構成要素へのアクセスを可能にするように構成可能である、ドア1522を備えてもよい。
図15Bの実施例では、ドア1522は、筐体1503の側面および/または背面上に位置する。
【0321】
図16は、いくつかの実施形態による、ペイロードを細胞に送達するためのテーブルトップシステム1600の略図を図示する。いくつかの実施形態では、システム1600は、
図1に関して上記に説明されるシステム100と、および/または
図10に関して上記に説明されるシステム1000と共通する一部または全部の特性を共有してもよい。
【0322】
ペイロードを細胞に送達するためのシステムの種々の構成要素の物理的形状を描写するのではなく、
図16は、主に、システムを通して進行する流体(例えば、細胞懸濁液、緩衝剤流体)のための、およびシステムを通して進行する加圧されたガスのための流路および関連付けられた構成要素を図式的に描写する。すなわち、
図16は、システムによって処理されている間のそれを通して細胞懸濁液および/または緩衝剤流体が流動し得る、種々の構成要素を描写し、システムを通して通過されているときのそれを通してガス(例えば、加圧されたガス)が流動し得る、種々の構成要素を描写する。
図16は、構成要素の表現を接続する管類、配管、または同等物の表現を介して相互に流動的に接続される、構成要素を示す。別様に記載されない場合、任意の好適な管類または配管が、可撓性プラスチック管類、剛性プラスチック管類、PVC管類、金属管類、または同等物等の種々の構成要素を流動的に接続するために使用され得る。
【0323】
システム1600は、入力バッグ1602を備えてもよく、入力バッグ1506と、および/または本明細書に説明される任意の他の入力バッグと共通する一部または全部の特性を共有し得る。いくつかの実施形態では、入力バッグは、1Lの容積、2Lの容積、3Lの容積であってもよい。いくつかの実施形態では、システム1600を通して流動する液体の流路は、入力バッグ1602から生じ得る(またはその一部が生じ得る)。
【0324】
システム1600は、第1の流動センサ1616を備えてもよい、
図9Cおよび9Dを参照して上記に議論される流動センサ912と、および/または
図10に関して上記に議論される流動センサ1062と共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有し得る。流動センサ1616は、流体の流動が停止したときを検出し、それによって、システム1600が、入力バッグが空であるとき、および/または流体サンプルが全て入力バッグ(例えば、バッグ1602)から調製容器(例えば、バッグ1606)の中に流動したときを判定することを可能にするように構成されてもよい。
【0325】
システム1600は、入力バッグ1602からの流体の流動を制御するために使用される、任意の弁、クランプ、キャップ、または同等物であり得る、上側自動化管類閉塞部1604を備えてもよい。自動化管類閉塞部1604は、ユーザによる手動作動が要求されないように、システム1500のプロセッサによって実行される命令に従って、自動的に(例えば、電子的に)、流体の流動を可能または不可能にするように制御されてもよい。いくつかの実施形態では、手によって動作される手動管類閉塞部が、使用されてもよい。
【0326】
システム1600は、
図15におけるシステム1500を参照して上記に議論される可撓性バッグの形態における調製容器と、
図17、18、および/または19を参照して下記に説明される可撓性バッグのいずれかと、および/または本明細書に説明される調製容器としての役割を果たす任意の可撓性バッグと共通する一部または全部の特性を共有し得る、リザーババッグ1606を備えてもよい。リザーババッグ1606、リザーババッグ1606、およびいくつかの他の構成要素を囲繞する点線によって示されるように、リザーババッグ1606は、調製容器筐体1510等の調製容器筐体の内側に位置してもよい。
【0327】
システム1600は、ガスがリザーババッグ1606の中に流動することを可能にするように構成される、任意の開口部または入口であり得る、ガス圧力入口1608を備えてもよい。上記に議論されるように、可撓性バッグの形態における調製容器は、バッグを拡張させ、調製容器筐体の内壁に接触させるために、加圧されたガス(例えば、滅菌ガスおよび/または空気)で充填されてもよい。ガス圧力入口1608は、該加圧および狭窄部カートリッジを通した後続流動のために、ガスの流動をリザーババッグ1606の中に指向するために使用されてもよい。
【0328】
システム1600は、
図15に関して上記に説明される調製容器筐体1510の温度制御システムと、および/または本明細書に説明される任意の他の温度制御システムと共通する一部または全部の特性を共有し得る、温度制御システム1610を備えてもよい。いくつかの実施形態では、温度制御システム1610は、流体がリザーババッグ1606の内側にある間、細胞懸濁液流体を冷却するように構成される、熱電冷却システム等の冷却システムであってもよい。
【0329】
システム1600は、リザーババッグ1606に流動的に接続される循環ループを通して、流体の流動を駆動するように構成され得る、蠕動ポンプ1612を備えてもよい。流体を、リザーババッグ1606から、循環ループを通して、リザーババッグ1606の中に戻るように拍出することによって、蠕動ポンプ1612は、冷却プロセスの間等、流体の調製の間、流体をリザーババッグ1606の内側で循環させ得る。流体の循環は、冷却プロセスの間、他の調製プロセスの間、および/または、システム休止の間、細胞の混合を助長し、および/または細胞が懸濁液から外に沈降しないように防止し得る。これは、細胞懸濁液流体が狭窄部カートリッジ1622を通して流動するにつれて、より一貫した性能およびより均一細胞濃度につながり得る。
【0330】
システム1600は、上記に説明される第1の流動センサ1616と、および/または本明細書に説明される任意の1つまたはそれを上回る他の流動センサと共通する一部または全部の特性を共有し得る、第2の流動センサ1620を備えてもよい。流動センサ1620は、流体の流動が停止したときを検出し、それによって、システム1600が、調製容器/バッグが空になったとき、および/または全ての流体が狭窄部カートリッジ1622等の下流構成要素の中に流動したときを判定することを可能にするように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、システム1600は、センサ1620が調製容器からの液体の流動が減速または停止したことを検出すると、例えば、調製容器の加圧を停止することによって、および/または1つまたはそれを上回る弁を閉鎖することによって、システム工程(および/または他のシステムプロセス)を停止してもよい。
【0331】
システム1600は、細胞凝集体および/または他の残骸を調製された細胞懸濁液から除去または破壊する一方、他の流体および単一細胞懸濁液が、フィルタ1618を通して、狭窄部カートリッジ1622に向かって通過することを可能にするように構成される、フィルタであり得る、フィルタ1618を備えてもよい。いくつかの実施形態では、フィルタ1618は、外部筐体の内側に格納される、フィルタ要素を備えてもよく、フィルタ要素および外部筐体は、40PSIまたはそれを上回る、80PSIまたはそれを上回る、120PSIまたはそれを上回る、もしくは160PSIまたはそれを上回るものより大きい最大圧力を含む、フィルタ1618を通して押進されている流体の高圧に耐えるように構成される。いくつかの実施形態では、フィルタ1618は、40PSIまたはそれを上回る、80PSIまたはそれを上回る、120PSIまたはそれを上回る、または160PSI未満の最大圧力に耐えるように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、フィルタ要素は、使用されるフィルタ要素が、外部筐体も同様に交換する必要なく、除去およびと交換され得るように、外部筐体から除去可能であってもよい。いくつかの実施形態では、フィルタ1618によって可能にされる本フィルタ処理プロセスは、狭窄化チップ内および/または狭窄化フィルタ内の狭窄部の詰まりを低減させ得る。いくつかの実施形態では、本フィルタ処理プロセスは、詰まりの発生を、10分の1またはそれを下回る、50分の1またはそれを下回る、または100分の1またはそれを下回って低減させ得る。詰まりの低減は、いくつかの実施形態では、(a)システム構成要素が部分的に詰まった状態になるにつれて、スループットが低減されないように防止することによって、および(b)実質的または完全に詰まった状態になった構成要素を修復または交換するためにシステムプロセスを中止または休止する必要性を低減または防止することによって、システムスループットを改良し得る。
【0332】
システム1600は、上記に説明される第1の流動センサ1616および/または第2の流動センサ1620と、ならびに/もしくは本明細書に説明される任意の1つまたはそれを上回る他の流動センサと共通する一部または全部の特性を共有し得る、第3の流動センサ1621を備えてもよい。流動センサ1621は、流体の流動が停止したときを検出し、それによって、システム1600が、管類の流体が空になったとき、および/または全ての流体がフィルタ1618等の任意の上流構成要素を通して流動したときを判定することを可能にするように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、流動センサ1621は、工程が完了した後、任意の流体がシステムの管類内に残っていないことを確実にするため等、システム1600を水洗するときに使用されてもよい。
【0333】
システム1600は、
図15を参照して上記に説明される狭窄部カートリッジ1524と、
図1、5A、および/または5Bを参照して上記に議論される任意の1つまたはそれを上回る狭窄部カートリッジと、
図7A−7Cを参照して上記に議論される狭窄部カートリッジ700と、および/または
図8A−8Dを参照して上記に議論される狭窄部カートリッジ800と共通する一部または全部の特性を共有し得る、狭窄部カートリッジ1622を備えてもよい。
図16に示されるように、流体(例えば、細胞懸濁液流体)は、フィルタ1618から狭窄部カートリッジ1622に向かって、かつその中に流動し得、流体は、1つまたはそれを上回る狭窄部を通して押進されてもよい。流体は、次いで、狭窄部カートリッジ1622から外に、出力バッグ1630に向かって、かつその中に流動してもよい。
【0334】
システム1600は、上記に議論される上側自動化管類閉塞部1604と共通する一部または全部の特性を共有し得る、下側自動化管類閉塞部1624を備えてもよい。下側自動化管類閉塞部1624は、流体カートリッジ1622および出力バッグ1626への流動を制御するために使用される、任意の弁、クランプ、キャップ、または同等物であってもよい。自動化管類閉塞部1624は、ユーザによる手動作動が要求されないように、システム1500のプロセッサによって実行される命令に従って、自動的に(例えば、電子的に)、流体の流動を可能または不可能にするように制御されてもよい。いくつかの実施形態では、手によって動作される手動管類閉塞部が、使用されてもよい。
【0335】
システム1600は、
図15を参照して上記に議論される出力バッグ1512と、および/または本明細書に説明される任意の1つまたはそれを上回る他の出力バッグと共通する一部または全部の特性を共有し得る、出力バッグ1626を備えてもよい。いくつかの実施形態では、出力バッグは、2Lの容積、3Lの容積、または4Lの容積であってもよい。いくつかの実施形態では、システム1600を通して流動する液体の流路は、出力バッグ1626で終端し得る(またはその一部が終端し得る)。
【0336】
システム1600は、
図15を参照して上記に説明される出力バッグトレイ面積1511と、および/または
図1を参照して上記に説明される出力バッグトレイ111と共通する一部または全部の特性を共有し得る、漏出物含有トレイ1628を備えてもよい。いくつかの実施形態では、漏出物含有トレイ1628は、1つまたはそれを上回る隆起縁、1つまたはそれを上回る陥没部分、1つまたはそれを上回る壁、1つまたはそれを上回る吸収性要素、および/または出力バッグ1626または関連付けられた管類からの漏出物を含有するように構成される、1つまたはそれを上回る他の物理的特徴を有してもよい。
【0337】
システム1600は、
図15を参照して上記に説明される出力バッグ1512と関連付けられたカバーと共通する一部または全部の特性を共有し得る、出力バッグカバー1630を備えてもよい。いくつかの実施形態では、バッグカバーは、出力バッグを物理的接触、空気媒介汚染物質、および/または光から遮蔽し得る。いくつかの実施形態では、出力バッグのためのカバーは、ヒンジおよび/または摺動トラック上に搭載される蓋等の除去可能および/または交換可能蓋であってもよい。
【0338】
システム1600は、
図15を参照して上記に説明される出力バッグトレイ面積1511の温度制御システムと、および/または本明細書に説明される任意の他の温度制御システムと共通する、一部または全部の特性を共有し得る、温度制御システム1632を備えてもよい。いくつかの実施形態では、温度制御システム1632は、漏出物含有トレイ1628の中に統合される、またはその上もしくは中に配置されてもよく、処理された懸濁液流体が出力バッグ1626の中に流動した後、出力バッグ1626の温度を制御(例えば、加熱)するように構成されてもよい。
【0339】
いくつかの実施形態では、
図16に示される1つまたはそれを上回る構成要素は、使い捨てアセンブリの全部または一部をともに形成してもよい。例えば、構成要素は、それらが、ペイロード送達プロセスを1回実施し、次いで、廃棄されるために使用され得るように、1回限りの使用のために構成されてもよい。すなわち、細胞懸濁液は、システム1600の流路を通して1回流動し得、次いで、システム1600の要素の一部または全部は、別のペイロード送達プロセスが実施される前に、交換され得る。いくつかの実施形態では、使い捨てアセンブリの構成要素は、滅菌環境において使用するために好適であるために、ガンマ滅菌のために好適である、材料から構築されてもよい。いくつかの代替実施形態では、使い捨てアセンブリの構成要素は、高圧滅菌またはエチレンオキシド滅菌等の他の方法によって滅菌されるために好適である、材料から構築されてもよい。いくつかの実施形態では、使い捨てアセンブリの構成要素は、シールされた滅菌コンテナ内でパッケージ化および/または出荷される等、ともにパッケージ化および/または出荷されてもよい。いくつかの実施形態では、使い捨てアセンブリの構成要素は、ツールの使用を伴わずに、手によって取り付けられることによって、および/または滅菌コネクタ機構を使用することによって等、滅菌環境内で実施されるために好適な様式において、細胞内ペイロード送達のためのシステムの他の構成要素に取り付けられることが可能であるように構成されてもよい。
図16の実施例では、使い捨てアセンブリは、リザーババッグ1606、フィルタ1618、および/またはカートリッジ1622、ならびに関連付けられた管類のうちの少なくとも1つまたはそれを上回るものを含んでもよい。いくつかの実施形態では、流動センサ1616、1620、および1621のうちの1つまたはそれを上回るもの等の1つまたはそれを上回るセンサはまた、使い捨てアセンブリの一部であってもよい。
【0340】
図17は、いくつかの実施形態による、ペイロードを細胞に送達するためのテーブルトップシステムの狭窄部構成要素を通した通過のために調製されるにつれて細胞懸濁液流体を保持するための可撓性バッグ1700を図示する。可撓性バッグ1700は、ペイロードを細胞に送達するためのシステム内の調製容器として使用するために構成されてもよく、いくつかの実施形態では、
図1、10、15、および16を個別に参照して上記に議論されるようなシステム100、1000、1500、および/または1600等のそのようなシステムにおいて使用されてもよい。いくつかの実施形態では、可撓性バッグ1700は、
図15における調製容器筐体1510を参照して上記に説明される可撓性バッグおよび/または
図16を参照して上記に説明されるリザーババッグ1606の形態における可撓性バッグ、調製容器等、本明細書のいずれかの場所で説明される可撓性バッグと共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有してもよい。いくつかの実施形態では、可撓性バッグ1700は、本明細書に別様に説明されるそれらのバッグのうちの任意の1つまたはそれを上回るものと同一または類似様式において使用されてもよい。
【0341】
いくつかの実施形態では、可撓性バッグ1700(および/または本明細書に開示される任意の他のバッグ)は、PVC、シリコーン、熱可塑性エラストマ(TPE)、または任意の他の好適な材料から作製されてもよい。いくつかの実施形態では、可撓性バッグ1700は、可撓性(例えば、屈曲可能)および/または弾性(例えば、伸展可能)であってもよい。いくつかの実施形態では、可撓性バッグ1700は、可撓性であるが、弾性ではなくてもよい。いくつかの実施形態では、本明細書に説明されるシステムにおいて使用されるバッグは、弾性であるが、可撓性ではなくてもよい。いくつかの実施形態では、本明細書に説明されるシステムにおいて使用されるバッグは、全体的にまたは部分的に、可撓性および/または弾性である、および/または全体的にまたは部分的に、非可撓性および/または非弾性であってもよい。例えば、いくつかの実施形態では、バッグは、伸展せずに、および/またはバッグ撓曲の1つまたはそれを上回る部分を伴わずに、平坦化構成と拡張構成との間で移動可能であってもよい。いくつかの実施形態では、可撓性バッグ1700は、バッグが、完全張力に到達せずに、および/または伸展する必要なく、調製容器筐体の内壁に触れるように加圧および拡張され得るように、その中にバッグが挿入される、調製容器筐体より大きくあるように構成される、1つまたはそれを上回る寸法を有してもよい。
【0342】
バッグ1700は、バッグの強度および可撓性のための要件に従って選択されたバッグ壁厚を有してもよい。いくつかの実施形態では、バッグ1700の1つまたはそれを上回る物理的特性または寸法は、本明細書に説明されるシステムのうちの1つまたはそれを上回るものにおける使用の間、バッグ1700が故障(例えば、破裂)しないであろうように選択されてもよい。
【0343】
いくつかの実施形態では、バッグ1700は、0.2mm、0.3mm、0.4mm、または0.5mmを上回るバッグ壁厚を有してもよい。いくつかの実施形態では、バッグ1700は、0.2mm、0.3mm、0.4mm、または0.5mm未満のバッグ壁厚を有してもよい。
【0344】
いくつかの実施形態では、バッグ1700は、0.4mm、0.5mm、0.6mm、または0.7mmを上回る縁溶接厚を有してもよい。いくつかの実施形態では、バッグ1700は、0.4mm、0.5mm、0.6mm、または0.7mm未満の縁溶接厚を有してもよい。
【0345】
いくつかの実施形態では、バッグ1700は、2mm、3mm、4mm、5mmまたは6mmを上回る縁溶接幅を有してもよい。いくつかの実施形態では、バッグ1700は、2mm、3mm、4mm、5mmまたは6mm未満の縁溶接幅を有してもよい。
【0346】
いくつかの実施形態では、バッグ1700は、1つまたはそれを上回る溶接をバッグ1700の管類の周囲に備えてもよい。いくつかの実施形態では、バッグ1700の管類は、5mm、6mm、7mm、8mm、または9mmを上回る外径を有してもよい。いくつかの実施形態では、バッグ1700の管類は、5mm、6mm、7mm、8mm、または9mm未満の外径を有してもよい。
【0347】
いくつかの実施形態では、バッグ1700は、(例えば、搭載するための)1つまたはそれを上回る穿孔された穴を備えてもよい。いくつかの実施形態では、穿孔された穴のうちの1つまたはそれを上回るものは、5mm、6mm、7mm、8mm、または9mmを上回る距離だけ溶接から離間されてもよい。いくつかの実施形態では、穿孔された穴のうちの1つまたはそれを上回るものは、5mm、6mm、7mm、8mm、または9mm未満の距離だけ溶接から離間されてもよい。
【0348】
いくつかの実施形態では、バッグ1700は、流体バッグ1700の内側の流体をバッグ1700から退出し、狭窄部カートリッジに向かって、かつその中に流動するように押進させるように、本明細書に議論されるような調製容器筐体の内側に位置する間、高内圧の印加に耐えることが可能であるように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、バッグ1700は、130psi、140psi、150psi、160psi、または170psiを上回る圧力の印加に耐えることが可能であるように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、バッグ1700は、130psi、140psi、150psi、160psi、または170psi未満の圧力の印加に耐えることが可能であるように構成されてもよい。
【0349】
いくつかの実施形態では、バッグ1700は、1L、2L、3L、4L、5L、または10Lを上回る容積を有してもよい。いくつかの実施形態では、バッグ1700は、1L、2L、3L、4L、5L、または10L未満の容積を有してもよい。
【0350】
いくつかの実施形態では、バッグ1700は、平坦正面側と、平坦背面側とを伴う、略平坦形状を有してもよい。いくつかの実施形態では、バッグ1700は、液体の流動を、出口に向かって、かつそこから外に促進するために、テーパ状/傾きが付けられた底部を有してもよい(例えば、下記に議論されるように)。
【0351】
図17に示されるように、可撓性バッグ1700は、生成物入口1702と、空気入口1704と、生成物出口1706と、循環ループ1708とを備えてもよい。バッグ1700はまた、流動センサ1716と併せて提供されてもよい。
【0352】
生成物入口1702は、流体がバッグ1700の中に流動することを可能にするように構成される、任意の流体入口であってもよい。生成物入口1702は、本明細書に説明されるような1つまたはそれを上回る細胞処理プロセスの間、細胞懸濁液流体および/または緩衝剤液体等の液体の流動がバッグ1700の中に流動することを可能にするように構成されてもよい。例えば、緩衝プロセスの間、緩衝剤液体が、生成物入口1702を介して、バッグ1700の中に流動してもよく、細胞処理調製プロセスの間、細胞懸濁液流体生成物入口1702を介して、バッグ1700の中に流動してもよい。生成物入口1702は、バッグ1700に進入する液体生成物(例えば、細胞懸濁液および/または緩衝剤液体)が、重力下、上部側からバッグ1700に進入し、バッグの底部に落下し得るように、バッグ1700上部側またはその上部のその近傍に位置してもよい。いくつかの実施形態では、生成物入口1702は、
図6を参照して上記に説明される容器入口604のうちの1つまたはそれを上回るものと共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有してもよい。
【0353】
ガス入口1704は、バッグ1700の中に流動するように構成される、任意の流体入口であってもよい。ガス入口1704は、加圧されたガス(例えば、滅菌ガス、加圧された空気等)等のガスの流動が、本明細書に説明されるような1つまたはそれを上回る加圧プロセスの間、バッグ1700の中に流動することを可能にするように構成されてもよい。例えば、バッグ1700が調製容器筐体の内側にある間に、バッグ1700の内側の流体の冷却の間、ガスは、効果的冷却を促進し、細胞懸濁液流体を生成物出口1706から外に押進させるために、バッグ1700の中にガス入口1704を通して流動させられ、それによって、バッグ1700を拡張させ、調製容器筐体の内壁と接触させてもよい。ガス入口1704は、バッグ1700に進入するガスが、バッグの底部内に静置する液体を通して発泡しないように、バッグ1700の上部側またはその上部の近傍に位置してもよい。いくつかの実施形態では、ガス入口1704は、
図6を参照して上記に説明される容器入口604のうちの1つまたはそれを上回るものと共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有してもよい。
【0354】
生成物出口1706は、流体がバッグ1700から外に流動することを可能にするように構成される、任意の流体出口であってもよい。生成物出口1706は、細胞懸濁液流体および/または緩衝剤液体等の液体の流動が、本明細書に説明されるような1つまたはそれを上回る細胞処理プロセスの間、バッグ1700から外に流動することを可能にするように構成されてもよい。例えば、緩衝プロセスの間、緩衝剤液体が、生成物出口1706を介して、バッグ1700から外に流動し得、細胞処理調製プロセスの間、細胞懸濁液流体が、生成物出口1706を介して、バッグ1700から外に流動し得る。生成物出口1706は、バッグ1700から退出する液体生成物(例えば、細胞懸濁液流体および/または緩衝剤液体)が、重力下、出口1706から外に押進され得、および/または加圧されたガスの力が、バッグ1700を下向きに押圧するように、バッグ1700の底部側またはその底部の近傍に位置してもよい。いくつかの実施形態では、生成物出口1706は、
図6を参照して上記に説明される容器出口606のうちの1つまたはそれを上回るものと共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有してもよい。
【0355】
循環ループ1708は、流体を混合する、乱流を作成する、または別様に、流体を物理的に攪拌するように、バッグ1700内の流体を流体路を通して循環および/または再循環させるように構成される、バッグ1700の任意の1つまたはそれを上回る構成要素であってもよい。
図17Aの実施例では、循環ループ1708は、循環出口1710においてバッグ1700の主要本体から外に出て、循環入口1712においてバッグ1700の主要本体の中に戻る、流路を形成する、管類ループを備える。開口部1710および1712は、本明細書に説明される他の出口および入口(例えば、管類または配管出口または入口)と共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有してもよい。循環ループ1708の流路は、配管または管類のうちの1つまたはそれを上回るものを備えてもよい。
【0356】
図17に示される実施例では、循環出口1710はそれぞれ、液体がバッグ内で非常に低充填レベル(例えば、10%未満充満、5%未満充満、または2.5%未満充満)にあるときでも、充填レベルの下方から、バッグ1700から引き出され得るように、バッグ1700の底部の近傍に位置する。同様に、循環入口1712をバッグ1700の底部の近傍に設置することは、液体がバッグの主要本体内の液体の表面の下方においてバッグ1700に再進入し得るように、液体が、同一または類似低充填ラインの下方において、バッグ1700の主要本体の中に再循環されることを可能にし得る。いくつかの代替実施形態では、循環出口1710および循環入口1712の一方または両方は、バッグ1700上のいずれかの場所に位置してもよい。例えば、いくつかの代替実施形態では、再循環ループが、流体をバッグ1700の底部の近傍からバッグ1700の上部の近傍に流動させ得る(例えば、液体を、重力下、バッグ1700の主要本体の中に戻るように降下させる)ように、循環出口1710は、バッグ1700の底部の近傍に位置してもよい一方、循環入口1712は、バッグ1700の上部の近傍に位置してもよい。
【0357】
循環ループ1708等の循環ループを通した流動は、ループ1708を通して流体流動を生じさせるように構成される、任意のポンプであり得る、ポンプ1714によって駆動されてもよく、いくつかの実施形態では、蠕動ポンプであってもよい。いくつかの実施形態では、循環ループ1708を通した流率は、サンプル体積(例えば、流体および/またはバッグ1700の内側の液体の体積)に従って判定および/または設定されてもよい。いくつかの実施形態では、循環率は、システムの1つまたはそれを上回るセンサから読み出されたデータ(例えば、バッグ1700の内側の流体体積を示すデータ)に従って判定されること等によって、自動的に、その中にバッグ1700が配置される、システムによって判定されてもよい一方、いくつかの実施形態では、システムのユーザが、所望の循環率を設定するユーザ入力を打ち込んでもよい。いくつかの実施形態では、バッグ1700の循環率は、100mL/分、200mL/分、300mL/分、400mL/分、500mL/分、または600mL/分を上回ってもよい。いくつかの実施形態では、バッグ1700の循環率は、100mL/分、200mL/分、300mL/分、400mL/分、500mL/分、または600mL/分未満であってもよい。いくつかの実施形態では、バッグ1700または本明細書に開示される任意の他のバッグもしくは調製容器等のバッグの循環ループは、調製プロセスの間、バッグ内の液体の体積の10%、20%、25%、30%、40%、50%、または99%を上回って循環させるように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、バッグ1700または本明細書に開示される任意の他のバッグもしくは調製容器等のバッグの循環ループは、調製プロセスの間、バッグ内の液体の体積の10%、20%、25%、30%、40%、50%、または99%未満を循環させるように構成されてもよい。
【0358】
流動センサ1716は、バッグ1700と併せて提供されてもよく、バッグ1700と関連づけられた流動、流動の欠如、および/または流率を検出するように構成される、任意のセンサであってもよい。
図17に示されるように、流動センサ1716は、バッグ1700から外に生成物出口1706を介して流動する流体の流動および/または流率を検出するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、流動センサ1716は、液体が出口1706から外に流動するときを検出し、ガス(例えば、泡)が、出口1706から外に流動する液体の流動内に存在する、または不在であるときを検出するように構成されてもよい。流動センサ1716は、
図16に関して上記に議論される流動センサ1616を含む、本明細書で議論される任意の1つまたはそれを上回る他の流動センサと共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有してもよい。流動センサ1716は、流体の流動が停止したときを検出し、それによって、システム1600が、バッグ1700の液体が空またはほぼ空になったとき判定し、緩衝剤プロセスが完了したときを判定することを可能にするように構成されてもよい。
【0359】
図18は、いくつかの実施形態による、ペイロードを細胞に送達するためのテーブルトップシステムの狭窄部構成要素を通した通過のために調製されるにつれて細胞懸濁液流体を保持するための可撓性バッグ1800を図示する。
図18に示されるように、可撓性バッグ1800は、生成物入口1802と、空気入口1804と、生成物出口1806と、循環ループ1808と、ポンプ1814と、流動センサ1816とを備えてもよい。バッグ1800はまた、流動センサ1816と併せて提供されてもよい。いくつかの実施形態では、バッグ1800は、
図17を参照して上記に説明されるバッグ1700と、および/または本明細書に説明される任意の他の可撓性バッグと共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有してもよい。
【0360】
いくつかの実施形態では、可撓性バッグ1800は、バッグ1800の循環ループがバッグ1800の生成物出口の中に統合され得るという点で、可撓性バッグ1700と異なり得る。すなわち、循環ループ1708は、専用循環入口1710と、循環出口1712とを有する一方、循環ループ1808は、専用循環入口1810を有するが、専用循環出口を有していない。むしろ、循環ループ1808のための出口は、循環ループ1808内の流体循環のための戻り経路としてと、バッグ1800から退出する生成物のための出力経路としてとの両方の役割を果たす、生成物出口1806である。これは、T継合部またはY継合部において、循環ループ1808のための流路を出口1806の流路の中に継合することによって達成される。
図18にさらに示されるように、流動センサ1816が、そこでループ1808が出口1806の流路に継合する、ポンプ1814から下流および継合部の上流の管類/配管の一部に沿って提供されてもよい。
【0361】
いくつかの実施形態では、バッグ1700は、バッグ上の5つの異なる入口/出口ポートに起因して、「5ポート」バッグと称され得る一方、バッグ1800は、バッグ上の4つの異なる入口/出口ポートに起因して、「4ポート」バッグと称され得る。前述のように、4ポートバッグは、循環ループおよび生成物出口の統合に起因して、5ポートバッグより1つ少ないポートを有し得る。
【0362】
図19A−19Dは、いくつかの実施形態による、ペイロードを細胞に送達するためのテーブルトップシステムの4つの異なる機能の実行の間の、細胞懸濁液流体を保持するための可撓性バッグ1900を図示する。可撓性バッグ1900は、生成物入口1902と、空気入口1904と、生成物出口1906と、循環ループ1908と、ポンプ1914と、流動センサ1916とを備えてもよい。可撓性バッグ1900は、
図18におけるバッグ1800を参照して上記に議論されるような4ポートバッグであってもよく、バッグ1900およびその構成要素は、バッグ1800およびその個別の構成要素と共通する任意の1つまたはそれを上回る特性を共有してもよい。
図19A−19Dは、ペイロードを細胞に送達するためのシステム内のバッグ1900を使用した細胞処理の4つの異なる位相におけるバッグ1900を図示する。4つの段階は、下記に議論される。
【0363】
図19Aは、バッグ1900が生成物で充填されている(例えば、細胞懸濁液液体で充填されている)間のバッグ1900を示す。示されるように、サンプル生成物は、生成物入口1902を通して、バッグ1900に進入し得、空気および/または他のガスは、バッグ1900が、液体で充填され、空気/ガスが、変位されるにつれて、空気入口1904を通して、バッグ1900から退出し得る。入口1902を通した、および/または空気入口1904を通した流動は、1つまたはそれを上回る手動および/または自動で制御される弁もしくは流動制御機構によって制御されてもよい。
【0364】
図19Bは、バッグ1900内の生成物(例えば、細胞懸濁液液体)が、満杯であって、狭窄部カートリッジを通した通過のために冷却および/または別様に調製されている間のバッグ1900を示す。示されるように、ポンプ1914が、アクティブ化され得、生成物が、循環ループ1908の中に引き出され、それを通して循環され、ポンプ1914の周囲で反時計回りに進行し、流動センサ1916を過ぎて、Y継合部/T継合部から上向きに、バッグ1900の主要本体に向かって、かつその中に戻り得る。本循環プロセスの間、Y継合部/T継合部から下向きの(例えば、フィルタ、狭窄部カートリッジ、および/または他の下流構成要素に向かって、かつその中への)生成物の流動は、Y継合部/T継合部の下流ならびにフィルタ、狭窄部カートリッジ、および/または他の下流構成要素の上流に位置付けられ得る、1つまたはそれを上回る手動および/または自動で制御される弁もしくは流動制御機構の閉鎖によって防止され得る。
【0365】
図19Cは、生成物(例えば、細胞懸濁液液体)が、冷却に続いて、および/または他の調製に続いて、狭窄部カートリッジに向かって、その中に、および/またはそを通して、流動している間のバッグ1900を示す。示されるように、ポンプ1914は、アクティブ化されたままであり得、一部の生成物は、循環ループ1908の中に引き出され、それを通して循環され続け、ポンプ1914の周囲で反時計回りに進行し、流動センサ1916を過ぎて、Y継合部/T継合部から上向きに、バッグ1900の主要本体に向かって、かつその中に戻り得る。しかしながら、一部の生成物はまた、Y継合部/T継合部から、狭窄部カートリッジ(または他の下流構成要素)に向かって、その中に、および/またはそれを通して、下向きに流動し得る。いくつかの実施形態では、Y継合部/T継合部から下向きの(例えば、フィルタ、狭窄部カートリッジ、および/または他の下流構成要素に向かって、かつその中への)生成物の流動が、1つまたはそれを上回る手動および/または自動で制御される弁もしくは流動制御機構の開放によって可能にされ得る。いくつかの実施形態では、循環ループのための循環率は、フィルタ、狭窄部カートリッジ、または他の下流構成要素を通した流動の率より高くあり得る。故に、生成物の大部分は、Y継合部/T継合部から上向きに流動し得る一方、生成物のわずかな部分は、Y継合部/T継合部から下向きに流動し得る。
【0366】
図19Dは、生成物(例えば、細胞懸濁液液体)を狭窄部カートリッジに向かって、その中に、および/またはそれを通して流動させるためのプロセスの終了時のバッグ1900を示す。いくつかの実施形態では、流動センサ1916は、空気または他のガスが循環ループ1908に進入するときを検出し、それによって、バッグ1900の主要本体が空またはほぼ空であることを示し得る。循環ループ1908に進入する空気を検出することに応答して、その中にバッグ1900が配置される、システムは、自動的に、ポンプ1914を非アクティブ化し、戻り経路内の残りのサンプルが、下向きに、出口1906から外に、下流構成要素に向かって、かつその中に排出されることを可能にし得る。このようにポンプ1914をシャットオフすることは、バッグ1900の液体が早期に空になるとき、泡がバッグ1900の主要本体の中に再循環されないように防止し得る。
【0367】
図19A−19Dは、4ポートバッグを示すが、循環ループを通したサンプルの循環はまた、その中の循環ループが出力流路と別個である、
図17に示されるバッグ1700等の5ポートバッグを使用して実施されてもよい。5ポートバッグでは、1つまたはそれを上回る流動センサが、循環ループ(例えば、ループ1708)の流路内の流体の流動を監視し、流体が流体がループを通してもはや循環されないほど十分に低レベルまでバッグから排出された(例えば、流体のレベルが、循環ループの下方まで降下した)ときを判定してもよい。流体が、もはやループを通して循環されないことを判定することに応じて、ループを通した流体の流動を生じさせるポンプは、残りの流体が、出力流路を通して排出され得るように、非アクティブ化されてもよい。代替として、または加えて、1つまたはそれを上回る流動センサは、出力流路を通した流体の流動を監視してもよく、循環ループを通した流体の循環は、出力流路内の流動を監視する流動センサが、流体がもはや出力流路を通して流動しておらず、それによって、バッグはが空になったことを示すことを判定するときのみ、停止されてもよい。
【0368】
いくつかの実施形態では、本明細書に開示されるシステムまたは方法のうちの任意の1つまたはそれを上回るものを使用することは、ペイロードを細胞に送達するために、細胞を処理するための改良されたスループットを可能にし得る。いくつかの実施形態では、本明細書に開示されるシステムのうちの任意の1つまたはそれを上回るもの等のシステム(例えば、システム100、システム1500等)は、10億個の細胞/分、100億個の細胞/分、1,000億個の細胞/分、1兆個の細胞/分、または10兆個の細胞/分を上回って処理するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、本明細書に開示されるシステムのうちの任意の1つまたはそれを上回るもの等のシステム(例えば、システム100、システム1500等)は、10億個の細胞/分、100億個の細胞/分、1,000億個の細胞/分、1兆個の細胞/分、または10兆個の細胞/分未満を処理するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、本明細書に開示されるシステムのうちの任意の1つまたはそれを上回るもの等のシステム(例えば、システム100、システム1500等)は、10億個の細胞/システム工程(例えば、入力バッグを交換せず、および/または調製容器を再充填せず、システムを使用して、1時間あたり)、100億個の細胞/システム工程、1,000億個の細胞/システム工程、1兆個の細胞/システム工程、10兆個の細胞/システム工程、または100兆個の細胞/システム工程を上回って処理するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、本明細書に開示されるシステムのうちの任意の1つまたはそれを上回るもの等のシステム(例えば、システム100、システム1500等)は、10億個の細胞/システム工程、100億個の細胞/システム工程、1,000億個の細胞/システム工程、1兆個の細胞/システム工程、10兆個の細胞/システム工程、または100兆個の細胞/システム工程未満を処理するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、スループット率/単位時間および/またはスループット能力/システム工程は、細胞サイズに依存し得る。例えば、赤血球等のより小さい細胞は、抹消血液単核細胞等のより大きい細胞より高速で処理され得る。
【0369】
いくつかの実施形態では、本明細書に説明されるセンサのうちの任意の1つまたはそれを上回るもの(例えば、流動センサ、温度センサ、圧力センサ等)は、本明細書に開示されるシステムのうちの任意の1つまたはそれを上回るもの(例えば、システム100、システム1500等)等のシステムの統合された部分として提供されてもよい。いくつかの実施形態では、代替として、または加えて、本明細書に説明されるセンサのうちの任意の1つまたはそれを上回るもの(例えば、流動センサ、温度センサ、圧力センサ等)は、本明細書に開示されるシステムのうちの任意の1つまたはそれを上回るもの(例えば、システム100、システム1500等)の中に挿入される、それと電子的および/または物理的に結合される、ならびに/もしくは別様にそれと相互作用するように構成される、使い捨てアセンブリ等の除去可能、交換可能、モジュール式、および/または使い捨て構成要素の一部として提供されてもよい。
コンピュータ
【0370】
図20は、いくつかの実施形態による、コンピュータの実施例を図示する。コンピュータ2000は、本明細書に説明されるシステムまたは電子デバイスのいずれかの構成要素であることができる。例えば、コンピュータ2000は、システム100、システム1000、システム1100、システム1500、システム1600内、および/または本明細書に開示される任意の関連付けられた電子デバイスならびに/もしくは任意の他の電子デバイス内に含まれるコンピューティングデバイスであることができる。いくつかの実施形態では、コンピュータ2000は、方法1300または1400の全部または一部等の本明細書に説明される方法のいずれかの全部または一部を実行するように構成されてもよい。
【0371】
コンピュータ2000は、ネットワークに接続されるホストコンピュータであることができる。コンピュータ2000は、クライアントコンピュータまたはサーバであることができる。
図20に示されるように、コンピュータ2000は、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、サーバ、もしく電話またはタブレット等のハンドヘルドコンピューティングデバイス等の任意の好適なタイプのマイクロプロセッサベースのデバイスであることができる。コンピュータは、例えば、プロセッサ2010、入力デバイス2020、出力デバイス2030、記憶装置2040、および通信デバイス2060のうちの1つまたはそれを上回るものを含むことができる。
【0372】
入力デバイス2020は、タッチスクリーンまたはモニタ、キーボード、マウス、または音声認識デバイス等の入力を提供する、任意の好適なデバイスであることができる。出力デバイス2030は、タッチスクリーン、モニタ、プリンタ、ディスクドライブ、またはスピーカ等の出力を提供する、任意の好適なデバイスであることができる。
【0373】
記憶装置2040は、RAM、キャッシュ、ハードドライブ、CD−ROMドライブ、テープドライブ、またはリムーバブル記憶ディスクを含む、電気、磁気、または光学メモリ等の記憶装置を提供する、任意の好適なデバイスであることができる。通信デバイス2060は、ネットワークインターフェースチップまたはカード等のネットワークを経由して、信号を伝送および受信することが可能な任意の好適なデバイスを含むことができる。コンピュータの構成要素は、物理的バスを介して、または無線で等、任意の好適な様式において、接続されることができる。記憶装置2040は、プロセッサ2010等の1つまたはそれを上回るプロセッサによって実行されると、1つまたはそれを上回るプロセッサに、方法1300または1400の全部または一部等の本明細書に説明される方法または技法のいずれかの全部または一部を実行させる、1つまたはそれを上回るプログラムを備える、非一過性コンピュータ可読記憶媒体であることができる。
【0374】
記憶装置2040内に記憶され、プロセッサ2010によって実行され得る、ソフトウェア2050は、例えば、本開示の機能性を具現化する(例えば、上記に説明されるようなシステム、コンピュータ、サーバ、および/またはデバイス内に具現化されるように)、プログラミングを含むことができる。いくつかの実施形態では、ソフトウェア2050は、アプリケーションサーバおよびデータベースサーバ等のサーバの組み合わせ上で実装および実行されることができる。
【0375】
ソフトウェア2050はまた、ソフトウェアと関連付けられた命令を命令実行システム、装置、またはデバイスからフェッチおよび実行し得る、上記に説明されるもの等の命令実行システム、装置、またはデバイスによる、もしくはそれと併せた使用のための任意のコンピュータ可読記憶媒体内に記憶および/または搬送されることができる。本開示の文脈では、コンピュータ可読記憶媒体は、システム、装置、またはデバイスによる、もしくはそれと併せた使用のためのプログラミングを含有または記憶し得る、記憶装置2040等の任意の媒体であることができる。
【0376】
ソフトウェア2050はまた、ソフトウェアと関連付けられた命令を命令実行システム、装置、またはデバイスからフェッチおよび実行し得る、上記に説明されるもの等の命令実行システム、装置、またはデバイスによる、もしくはそれと併せた使用のための任意の搬送媒体内で伝搬されることができる。本開示の文脈では、搬送媒体は、命令実行システム、装置、またはデバイスによる、もしくはそれと併せた使用のためのプログラミングを通信、伝搬、または搬送し得る、任意の媒体であることができる。搬送可読媒体は、限定ではないが、電子、磁気、光学、電磁、または赤外線有線もしくは無線伝搬媒体を含むことができる。
【0377】
コンピュータ2000は、任意の好適なタイプの相互接続される通信システムであり得る、ネットワークに接続されてもよい。ネットワークは、任意の好適な通信プロトコルを実装することができ、任意の好適なセキュリティプロトコルによってセキュア化されることができる。ネットワークは、無線ネットワーク接続、T1またはT3ライン、ケーブルネットワーク、DSL、もしくは電話回線等のネットワーク信号の伝送および受信を実装し得る、任意の好適な配列のネットワークリンクを備えることができる。
【0378】
コンピュータ2000は、ネットワーク上での動作のために好適な任意のオペレーティングシステムを実装することができる。ソフトウェア2050は、C、C++、Java(登録商標)、またはPython等の任意の好適なプログラミング言語で書き込まれることができる。種々の実施形態では、本開示の機能性を具現化する、アプリケーションソフトウェアは、例えば、クライアント/サーバ配列において、またはウェブベースのアプリケーションまたはウェブサービスとしてのウェブブラウザを通して等、異なる構成において展開されることができる。
[実施形態]
【0379】
下記は、ある実施形態の列挙される一覧である。いくつかの実施形態では、下記の実施形態のうちの任意の1つまたはそれを上回るもののうちの任意の1つまたはそれを上回るものの特徴は、実施形態の依存性が、実施形態が組み合わせられてもよいことを明示的に示さない場合でも、他の実施形態のうちの任意の1つまたはそれを上回るものと組み合わせられてもよい。
(実施形態1)
ペイロードを細胞に送達するためのシステムであって、
細胞を備える細胞懸濁液を含有する、細胞懸濁液入力コンテナを保持するように構成される、ホルダと、
使い捨てアセンブリの全部または一部を受容するように構成される、受器であって、使い捨てアセンブリは、
入力コンテナと流体連通し、1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を通した通過のために調製されるにつれて、細胞懸濁液を保持するように構成される、調製容器と、
調製容器と流体連通するように構成される、狭窄部カートリッジであって、狭窄部カートリッジは、1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備える、構成要素を格納するように構成され、細胞変形狭窄部は、摂動を細胞の細胞膜内に生じさせ、細胞の中へのペイロードの進入を可能にするように構成される、狭窄部カートリッジと、
を備える、受器と、
入力をユーザから受信し、1つまたはそれを上回る制御モジュールを制御するように構成される、1つまたはそれを上回るプロセッサであって、1つまたはそれを上回る制御モジュールは、細胞懸濁液の圧力、温度、撹拌、および流動のうちの1つまたはそれを上回るものを制御するように構成され、1つまたはそれを上回る制御モジュールは、
ペイロードが、細胞の中に送達されるように、細胞懸濁液を、入力コンテナから、使い捨てアセンブリを通して、細胞懸濁液出力コンテナに流動させるように構成される、流動制御モジュール
を備える、1つまたはそれを上回るプロセッサと、
を支持する、プラットフォームを備える、システム。
(実施形態2)
1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備える、構成要素は、マイクロ流体チャネルを備える、マイクロ流体チップであって、マイクロ流体チャネルは、1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備え、
狭窄部カートリッジは、マイクロ流体チップを格納するように構成される、マイクロ流体チップカートリッジである、
実施形態1に記載のシステム。
(実施形態3)
1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備える、構成要素は、複数の細胞変形狭窄部を備える、フィルタであって、
狭窄部カートリッジは、フィルタを格納するように構成される、フィルタカートリッジである、
実施形態1および2のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態4)
プラットフォームは、テーブルトッププラットフォームである、実施形態1−3のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態5)
細胞懸濁液は、ペイロードを備える、実施形態1−4のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態6)
システムは、狭窄部カートリッジを通した細胞懸濁液の少なくとも一部の流動前に、ペイロードを細胞懸濁液と接触させるように構成される、実施形態1−5のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態7)
システムは、狭窄部カートリッジを通した細胞懸濁液の少なくとも一部の流動に続いて、ペイロードを細胞懸濁液と接触させるように構成される、実施形態1−6のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態8)
1つまたはそれを上回るプロセッサは、圧力を調製容器の内側の細胞懸濁液に印加させるように構成される、実施形態1−7のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態9)
1つまたはそれを上回る制御モジュールは、滅菌ガスを調製容器に送達するように構成される、圧力源を備える、圧力制御モジュールを備える、実施形態8に記載のシステム。
(実施形態10)
調製容器の内側の細胞懸濁液に印加される圧力は、調製容器を受器の内壁と接触させるために十分である、実施形態8および9のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態11)
調製容器の内側の細胞懸濁液に印加される圧力は、細胞懸濁液を調製容器から外に狭窄部カートリッジを通して押進させるために十分である、実施形態8−10のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態12)
1つまたはそれを上回るプロセッサは、細胞懸濁液を調製容器の内側で加熱または冷却させるように構成される、実施形態1−11のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態13)
1つまたはそれを上回る制御モジュールは、調製容器に接触するように構成される、受器の一部を加熱または冷却するように構成される、1つまたはそれを上回る熱電温度制御デバイスを備える、温度制御モジュールを備える、実施形態12に記載のシステム。
(実施形態14)
調製容器に接触するように構成される、受器の一部は、熱を調製容器へおよびそこから伝導させるように構成される、伝導性外被である、実施形態13に記載のシステム。
(実施形態15)
1つまたはそれを上回る制御モジュールは、調製容器を加熱または冷却するように構成される、1つまたはそれを上回る熱電温度制御デバイスを備える、温度制御モジュールを備える、実施形態12−14のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態16)
1つまたはそれを上回る熱電温度制御デバイスは、受器の壁内に配置され、調製容器が受器の中に挿入されると、調製容器の外壁に接触するように構成される、冷却プレートを備える、実施形態15に記載のシステム。
(実施形態17)
1つまたはそれを上回るプロセッサは、細胞が細胞懸濁液中に均質に分散されるように、細胞懸濁液を調製容器の内側で攪拌されるように構成される、実施形態1−16のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態18)
1つまたはそれを上回る制御モジュールは、1つまたはそれを上回るモータによって駆動されるように構成される、撹拌プレートを備える、撹拌制御モジュールを備え、撹拌プレートは、受器の全部または一部の撹拌を生じさせるように構成される、実施形態17に記載のシステム。
(実施形態19)
流動制御モジュールは、1つまたはそれを上回る弁に、細胞懸濁液の流動を制御させ、入力コンテナから、使い捨てアセンブリを通して、出力コンテナに流動させるように構成される、実施形態1−18のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態20)
流動制御モジュールは、細胞懸濁液を標的流体速度で流動させるように構成される、実施形態1−19のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態21)
命令をユーザから受信するように構成される、入力デバイスをさらに備え、1つまたはそれを上回るプロセッサは、命令に応答して、制御モジュールのうちの1つまたはそれを上回るものを動作させるように構成される、実施形態1−20のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態22)
入力デバイスは、ユーザによる接触を検出することに応答して、信号を制御モジュールのうちの1つまたはそれを上回るものに伝送するように構成される、タッチスクリーンディスプレイを備える、実施形態21に記載のシステム。
(実施形態23)
入力デバイスは、細胞懸濁液の撹拌を調製容器の内側で生じさせるモータの速度を制御するように構成される、撹拌速度調節デバイスを備える、実施形態21および22のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態24)
調製容器は、最大10リットルの細胞懸濁液を保持するように構成される、実施形態1−23のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態25)
調製容器は、最大120psiの圧力が細胞懸濁液に印加されることを可能にするように構成される、実施形態1−24のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態26)
調製容器は、最大120psiの圧力が調製容器の内部に印加されることを可能にするように構成される、実施形態1−25に記載のシステム。
(実施形態27)
調製容器は、細胞懸濁液入力コンテナに流動的に接続され、細胞懸濁液の流動を受容するように構成される、第1の入口を備える、実施形態1−26のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態28)
調製容器は、圧力を細胞懸濁液に印加させるために、圧力源に流動的に接続され、調製容器への滅菌ガスの流動を受容するように構成される、第2の入口を備える、実施形態1−27のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態29)
調製容器は、狭窄部カートリッジに流動的に接続されるように構成される、出口を備える、実施形態1−28のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態30)
狭窄部カートリッジは、調製容器に流動的に接続されるように構成される、入口を備える、実施形態1−29のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態31)
狭窄部カートリッジは、1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備える、構成要素を保持し、細胞懸濁液の流動を、1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備える、構成要素の中に指向するように構成される、筐体部分を備える、実施形態1−30のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態32)
狭窄部カートリッジは、構成要素が基部部分と除去可能蓋部分との間に保持されるように構成される、実施形態1−31のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態33)
除去可能蓋部分は、ツールの使用を伴わずに、基部部分に摺動可能に取付可能かつそこから除去可能であるように構成される、実施形態32に記載のシステム。
(実施形態34)
狭窄部カートリッジは、1つまたはそれを上回るOリングによって、構成要素を定位置に保持するように構成される、実施形態1−33のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態35)
狭窄部カートリッジは、細胞懸濁液の流動を、構成要素の中に、1つまたはそれを上回るOリングを通して指向するように構成される、実施形態1−34のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態36)
使い捨てアセンブリは、狭窄部カートリッジと流体連通するように構成される、細胞懸濁液出力コンテナを備え、
狭窄部カートリッジは、出力コンテナに流動的に接続されるように構成される、出口を備える、
実施形態1−35のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態37)
1つまたはそれを上回るプロセッサは、信号を1つまたはそれを上回るセンサから受信し、自動的に、受信された信号に従って、細胞懸濁液の圧力、温度、および撹拌のうちの1つまたはそれを上回るものを制御するように構成される、実施形態1−36のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態38)
1つまたはそれを上回るセンサは、使い捨てアセンブリ内に含まれる、実施形態37に記載のシステム。
(実施形態39)
1つまたはそれを上回るセンサは、細胞懸濁液の温度を監視するように構成される、温度センサを備える、実施形態37および38のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態40)
温度センサは、使い捨てアセンブリ内に含まれる、受器に取り付けられるように構成される、サーミスタを備える、実施形態39に記載のシステム。
(実施形態41)
1つまたはそれを上回るセンサは、細胞懸濁液の流動を監視するように構成される、泡センサを備える、実施形態37−40のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態42)
1つまたはそれを上回るセンサは、細胞懸濁液に印加される圧力を監視するように構成される、圧力センサを備える、実施形態37−41のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態43)
1つまたはそれを上回るセンサは、調製容器の内側の圧力を監視するように構成される、圧力センサを備える、実施形態37−42のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態44)
細胞懸濁液が調製容器および狭窄部カートリッジの一方または両方内に位置する間の圧力、温度、撹拌、流動、および経過時間のうちの1つまたはそれを上回るものを備える、ログ情報を記憶するように構成される、メモリをさらに備える、実施形態1−43のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態45)
細胞懸濁液が調製容器および狭窄部カートリッジの一方または両方内に位置する間の圧力、温度、撹拌、流動、および経過時間のうちの1つまたはそれを上回るものを備える、情報を表示するように構成される、ディスプレイをさらに備える、実施形態1−44のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態46)
情報を遠隔コンピューティングデバイスに伝送するように構成される、ネットワーク通信インターフェースをさらに備え、情報は、細胞懸濁液が調製容器および狭窄部カートリッジの一方または両方内に位置する間の圧力、温度、撹拌、流動、および経過時間のうちの1つまたはそれを上回るものを備える、実施形態1−45のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態47)
システムは、分解せずに、第1の場所から第2の場所に移動されることが可能であるように構成される、実施形態1−46のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態48)
システムを分解せずに移動させることは、ホルダ、受器、もしくは1つまたはそれを上回るプロセッサをプラットフォームから取り外さずに、プラットフォームを移動させることを含む、実施形態47に記載のシステム。
(実施形態49)
システムは、2フィート未満の高さである、実施形態1−48のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態50)
システムは、3フィート×2フィート未満の占有面積を有する、実施形態1−49のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態51)
システムは、60ポンド未満である、実施形態1−50のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態52)
システムは、滅菌可能であるように構成される、実施形態1−51のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態53)
調製容器から下流かつ狭窄部カートリッジの上流の流体の流動を受容するように構成される、フィルタをさらに備え、フィルタは、狭窄部カートリッジに到達する前に、多細胞凝集体細胞を懸濁液から除去するように構成される、実施形態1−52のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態54)
フィルタは、120psiを上回る内圧に耐えるように構成される、実施形態53に記載のシステム。
(実施形態55)
調製容器は、可撓性プラスチックバッグを備える、実施形態1−54のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態56)
受器は、バッグの内容物が冷却され得るように、可撓性プラスチックバッグを受容するように構成される、筐体を備える、実施形態55に記載のシステム。
(実施形態57)
調製容器は、液体を調製容器の主要本体から引き出し、液体を調製容器の主要本体の中に戻るように循環させるように構成される、循環ループを備える、実施形態1−56のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態58)
循環ループは、液体の流動を循環ループを通して生じさせるように構成される、蠕動ポンプを備える、実施形態57に記載のシステム。
(実施形態59)
循環ループの一部は、調製容器から狭窄部カートリッジにつながる、流路と統合される、実施形態57および58のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態60)
ペイロードを細胞に送達するためのシステムにおいて使用するための使い捨てアセンブリであって、
1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を通した通過のために調製されるにつれて、細胞懸濁液を保持するように構成される、調製容器と、
調製容器と流体連通するように構成される、狭窄部カートリッジであって、狭窄部カートリッジは、1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備える、構成要素を格納するように構成され、細胞変形狭窄部は、細胞の中へのペイロードの進入を可能にする、摂動を細胞膜内に生じさせるように構成される、狭窄部カートリッジと、
を備える、アセンブリ。
(実施形態61)
アセンブリは、ツールの使用を伴わずに、システムに接続され、かつそこから接続解除されることが可能であるように構成される、実施形態60に記載のアセンブリ。
(実施形態62)
1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備える、構成要素は、マイクロ流体チャネルを備える、マイクロ流体チップであって、マイクロ流体チャネルは、1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備え、
狭窄部カートリッジは、マイクロ流体チップを格納するように構成される、マイクロ流体チップカートリッジである、
実施形態60および61のいずれか1項に記載のアセンブリ。
(実施形態63)
1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備える、構成要素は、複数の細胞変形狭窄部を備える、フィルタであって、
狭窄部カートリッジは、フィルタを格納するように構成される、フィルタカートリッジである、
実施形態60−62のいずれか1項に記載のアセンブリ。
(実施形態64)
システムは、テーブルトップシステムである、実施形態60−63のいずれか1項に記載のアセンブリ。
(実施形態65)
ツールの使用を伴わずに、アセンブリをシステムに接続することは、システムが細胞懸濁液の流動をシステムから受容し得るように、アセンブリをシステムに流動的に接続することを含む、実施形態60−64のいずれか1項に記載のアセンブリ。
(実施形態66)
ツールの使用を伴わずに、アセンブリをシステムに接続することは、アセンブリの1つまたはそれを上回るセンサをシステムの1つまたはそれを上回るコントローラに電子的に接続することを含む、実施形態60−65のいずれか1項に記載のアセンブリ。
(実施形態67)
1つまたはそれを上回るセンサは、調製容器の内側の細胞懸濁液の温度を監視し、温度に関するデータをシステムの温度制御モジュールに伝送するように構成される、温度センサを備える、実施形態66に記載のアセンブリ。
(実施形態68)
1つまたはそれを上回るセンサは、細胞懸濁液に印加される圧力を監視し、圧力に関するデータをシステムの圧力制御モジュールに伝送するように構成される、圧力センサを備える、実施形態66および67のいずれか1項に記載のアセンブリ。
(実施形態69)
圧力センサは、調製容器の内側の圧力を監視し、圧力に関するデータをシステムの圧力制御モジュールに伝送するように構成される、実施形態66−68のいずれか1項に記載のアセンブリ。
(実施形態70)
1つまたはそれを上回るセンサは、アセンブリを通る細胞懸濁液の流動を監視するように構成される、泡センサを備える、実施形態66−69のいずれか1項に記載のアセンブリ。
(実施形態71)
狭窄部カートリッジは、調製容器に流動的に接続されるように構成される、入口を備える、実施形態60−70のいずれか1項に記載のアセンブリ。
(実施形態72)
狭窄部カートリッジは、1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備える、構成要素を保持し、細胞懸濁液の流動を、1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備える、構成要素の中に指向するように構成される、筐体部分を備える、実施形態60−71のいずれか1項に記載のアセンブリ。
(実施形態73)
狭窄部カートリッジは、構成要素が基部部分と除去可能蓋部分との間に保持されるように構成される、実施形態60−72のいずれか1項に記載のアセンブリ。
(実施形態74)
除去可能蓋部分は、基部部分に摺動可能に取付可能かつそこから除去可能であるように構成される、実施形態73に記載のアセンブリ。
(実施形態75)
狭窄部カートリッジは、1つまたはそれを上回るOリングによって、構成要素を定位置に保持するように構成される、実施形態60−74のいずれか1項に記載のアセンブリ。
(実施形態76)
狭窄部カートリッジは、細胞懸濁液の流動を、構成要素の中に、1つまたはそれを上回るOリングを通して指向するように構成される、実施形態60−75のいずれか1項に記載のアセンブリ。
(実施形態77)
狭窄部カートリッジの出口と流体連通するように構成される、細胞懸濁液出力コンテナをさらに備える、実施形態60−76のいずれか1項に記載のアセンブリ。
(実施形態78)
狭窄部カートリッジは、1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備える、第2の構成要素を格納し、細胞懸濁液流体の流動を第1の構成要素と並列の第2の構成要素を通して指向するように構成される、実施形態60−77のいずれか1項に記載のアセンブリ。
(実施形態79)
アセンブリは、滅菌可能であるように構成される、実施形態60−78のいずれか1項に記載のアセンブリ。
(実施形態80)
ペイロードを細胞に送達するための方法であって、
細胞を細胞懸濁液中に提供するステップと、
細胞懸濁液をテーブルトップシステムにおける調製容器の中に通過させるステップと、
細胞懸濁液が調製容器内にある間、圧力を細胞懸濁液に印加させることによるものを含め、細胞懸濁液を調製するステップと、
調製された細胞懸濁液を調製容器からシステムの狭窄部カートリッジを通して通過させるステップであって、狭窄部カートリッジは、細胞の中へのペイロードの進入を可能にする、摂動を細胞の膜内で生じさせる、細胞変形狭窄部を備える、構成要素を格納するように構成される、ステップと、
を含む、方法。
(実施形態81) 1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備える、構成要素は、マイクロ流体チャネルを備える、マイクロ流体チップであって、マイクロ流体チャネルは、1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備え、
狭窄部カートリッジは、マイクロ流体チップを格納するように構成される、マイクロ流体チップカートリッジである、
実施形態80に記載の方法。
(実施形態82)
1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備える、構成要素は、複数の細胞変形狭窄部を備える、フィルタであって、
狭窄部カートリッジは、フィルタを格納するように構成される、フィルタカートリッジである、
実施形態80および81のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態83)
狭窄部カートリッジを通した細胞懸濁液の少なくとも一部の流動前に、ペイロードを細胞懸濁液と接触させるステップをさらに含む、実施形態80−82のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態84)
狭窄部カートリッジを通した細胞懸濁液の少なくとも一部の流動に続いて、ペイロードを細胞懸濁液と接触させるステップをさらに含む、実施形態80−83のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態85)
システムに、調製容器と、狭窄部カートリッジとを備える、使い捨てアセンブリを取り付けるステップをさらに含む、実施形態80−84のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態86)
使い捨てアセンブリを取り付けるステップは、ツールの使用を伴わずに、使い捨てアセンブリを取り付けるステップを含む、実施形態85に記載の方法。
(実施形態87)
使い捨てアセンブリを取り付けるステップは、調製容器を、調製容器を受容するように構成される、システムの受器の中に挿入するステップを含む、実施形態85および86のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態88)
使い捨てアセンブリを取り付けるステップは、センサが信号をシステムに送信するように構成されるように、使い捨てアセンブリ内に含まれる、1つまたはそれを上回るセンサを取り付けるステップを含む、実施形態85−87のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態89)
使い捨てアセンブリ内に含まれる、1つまたはそれを上回るセンサは、細胞懸濁液の温度を監視するように構成される、温度センサを備える、実施形態88に記載の方法。
(実施形態90)
温度センサは、受器に取り付けられるように構成される、温度プローブを備える、実施形態89に記載の方法。
(実施形態91)
使い捨てアセンブリ内に含まれる、1つまたはそれを上回るセンサは、細胞懸濁液の流動を監視するように構成される、泡センサを備える、実施形態88−90のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態92)
使い捨てアセンブリ内に含まれる、1つまたはそれを上回るセンサは、細胞懸濁液に印加される圧力を監視するように構成される、圧力センサを備える、実施形態88−91のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態93)
使い捨てアセンブリを取り付けるステップは、センサが使い捨てアセンブリの内容物に関する1つまたはそれを上回る特性を検出するように構成される、システム内に含まれる、1つまたはそれを上回るセンサを、使い捨てアセンブリに取り付けるステップを含む、実施形態85−92のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態94)
システム内に含まれる、1つまたはそれを上回るセンサは、使い捨てアセンブリの管類を通る液体の流動を監視するように構成される、流動センサを備える、実施形態93に記載の方法。
(実施形態95)
システム内に含まれる、1つまたはそれを上回るセンサは、調製容器の充填レベルを監視するように構成される、レベルセンサを備える、実施形態93および94のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態96)
システム内に含まれる、1つまたはそれを上回るセンサは、調製容器内の液体の温度を監視するように構成される、温度センサを備える、実施形態93−95のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態97)
細胞懸濁液を調製するステップは、細胞懸濁液を調製容器の内側で攪拌し、細胞を細胞懸濁液中に均質に分散させるステップを含む、実施形態80−96のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態98)
細胞懸濁液を攪拌するステップは、細胞懸濁液の撹拌を監視するステップを含む、実施形態97に記載の方法。
(実施形態99)
細胞懸濁液を調製するステップは、細胞懸濁液を調製容器の内側で加熱または冷却するステップを含む、実施形態80−98のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態100)
細胞懸濁液を加熱または冷却するステップは、熱電温度制御デバイスを使用して、調製容器を含有する受器の一部を加熱または冷却するステップを含む、実施形態99に記載の方法。
(実施形態101)
細胞懸濁液を加熱または冷却するステップは、加熱または冷却されるにつれて、細胞懸濁液の温度を監視するステップを含む、実施形態99および100のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態102)
圧力を細胞懸濁液に印加させるステップは、細胞懸濁液に印加されるにつれて、圧力を監視するステップを含む、実施形態80−101のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態103)
細胞を細胞懸濁液中に提供するステップは、細胞懸濁液を入力コンテナ内に提供するステップを含む、実施形態80−102のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態104)
細胞懸濁液を狭窄部カートリッジから出力コンテナの中に通過させるステップを含む、実施形態80−103のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態105) 細胞懸濁液を使い捨てアセンブリの中に通過させることに先立って、完全性チェックを使い捨てアセンブリ上で実施するステップを含む、実施形態80−104のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態106)
完全性チェックを使い捨てアセンブリ上で実施するステップは、ガスを使い捨てアセンブリの内側で加圧し、所定の期間にわたって、加圧されたガスの圧力を監視するステップを含む、実施形態105に記載の方法。
(実施形態107)
細胞懸濁液を使い捨てアセンブリを通して通過させることに先立って、プライマー溶液を使い捨てアセンブリを通して通過させるステップを含む、実施形態80−106のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態108)
第1の複数のタイプの細胞を備える、ある供給量の血液を提供するステップと、
標的タイプの細胞を第1の複数のタイプの細胞の中から単離するステップと、
単離された標的タイプの細胞を送達材料中に懸濁させ、細胞懸濁液を作成するステップと、
をさらに含む、実施形態80−107のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態109)
細胞変形狭窄部を通した通過に続いて、処理された細胞を洗浄し、送達材料を除去するステップと、
凍結保存のために、洗浄された処理済み細胞を緩衝剤中に懸濁させるステップと、
をさらに含む、実施形態108に記載の方法。
(実施形態110)
細胞懸濁液の全部または一部が、調製容器内にある間、1つまたはそれを上回るレベルセンサを使用して、調製容器の充填レベルを監視するステップ
をさらに含む、実施形態80−109のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態111)
細胞懸濁液が調製容器内にある間、細胞懸濁液を、調製容器の主要本体から外に、循環ループを通して、かつ調製容器の主要本体の中に戻るように循環させるステップ
をさらに含む、実施形態80−110のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態112)
調製容器の充填レベルが、所定の閾値を下回ることの判定に従って、循環ループを通した細胞懸濁液の循環を停止させるステップ
をさらに含む、実施形態111に記載の方法。
(実施形態113)
ペイロードを細胞膜を通して送達するためのシステムであって、
細胞懸濁液を含有するように構成される、調製容器であって、懸濁液は、細胞を備える、調製容器と、
調製容器に流動的に接続される、狭窄部カートリッジと、
タッチスクリーンディスプレイと、
1つまたはそれを上回るプロセッサと、
1つまたはそれを上回るプロセッサによって実行可能であって、システムに、
ペイロードを細胞懸濁液中の細胞の膜を通して送達するためのプロセスを始動させるためのアイコンに対応する場所における、ディスプレイ上の接触を検出させ、
接触を検出することに従って、
調製容器の内側の細胞懸濁液の温度を調節させ、
圧力を調製容器の内側の細胞懸濁液に印加させ、
細胞懸濁液を、調製容器から、狭窄部カートリッジ内に格納される構成要素内の狭窄部を通して通過させ、狭窄部は、細胞の中へのペイロードの進入を可能にする、摂動を細胞懸濁液中の細胞の膜内で生じさせる、細胞変形狭窄部である、
命令を記憶するように構成される、メモリと、
を備える、システム。
(実施形態114)
命令は、1つまたはそれを上回るプロセッサによって実行可能であって、システムに、
調製容器の内側の懸濁液の温度を調節しながら、
細胞懸濁液に印加されている現在の圧力のインジケーションを表示させ、
細胞懸濁液の現在の温度のインジケーションを表示させ、
ペイロード送達プロセスのための経過時間の動的インジケーションを表示させる、
実施形態113に記載のシステム。
(実施形態115)
命令は、1つまたはそれを上回るプロセッサによって実行可能であって、システムに、
細胞懸濁液を狭窄部カートリッジを通して通過させながら、
細胞懸濁液に印加されている現在の圧力のインジケーションの表示を継続させ、
細胞懸濁液の現在の温度のインジケーションの表示を継続させ、
ペイロード送達プロセスのための経過時間の動的インジケーションの表示を継続させ、
狭窄部カートリッジを通した細胞懸濁液の通過のプロセスのための経過時間の動的インジケーションを表示させる、
実施形態114に記載のシステム。
(実施形態116)
命令は、1つまたはそれを上回るプロセッサによって実行可能であって、システムに、
ペイロード送達プロセスが完了したことを検出させ、
ペイロード送達プロセスが完了したことを検出することに従って、
ペイロード送達プロセスのための経過時間の動的インジケーションの表示を停止させ、
狭窄部カートリッジを通した細胞懸濁液の通過のプロセスのための経過時間の動的インジケーションの表示を停止させ、
ペイロード送達プロセスのための総経過時間のインジケーションを表示させ、
狭窄部カートリッジを通した細胞懸濁液の通過のプロセスのための総経過時間のインジケーションを表示させる、
実施形態115に記載のシステム。
(実施形態117)
細胞懸濁液を調製容器の内側で加熱または冷却するステップは、加熱または冷却プロセスを実施するためのアイコンに対応する場所における、ディスプレイ上の接触を検出することに従って実施される、実施形態113−116のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態118)
圧力を調製容器の内側の細胞懸濁液に印加させることは、圧力を設定するためのアイコンに対応する場所における、ディスプレイ上で検出された1つまたはそれを上回る接触によって示される、圧力において、加圧されたガスを調製容器の中に送達することを含む、実施形態113−117のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態119)
圧力を細胞懸濁液に印加させることは、圧力を設定するためのアイコンに対応する場所における、ディスプレイ上で検出された1つまたはそれを上回る接触によって示される、圧力において、加圧されたガスを調製容器の中に送達することを含む、実施形態113−118のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態120)
命令は、1つまたはそれを上回るプロセッサによって実行可能であって、システムに、細胞懸濁液を調製容器の内側で攪拌させ、
細胞懸濁液を調製容器の内側で攪拌させることは、撹拌プロセスを実施するためのアイコンに対応する場所における、ディスプレイ上の接触を検出することに従って実施される、
実施形態113−119のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態121)
命令は、1つまたはそれを上回るプロセッサによって実行可能であって、システムに、
使い捨てアセンブリがシステムに接続されていないことを検出することに従って、使い捨てアセンブリに接続するための命令を表示させ、
使い捨てアセンブリがシステムに接続されていることを検出することに従って、使い捨てアセンブリに接続するための命令の表示を停止させる、
実施形態113−120のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態122)
命令は、1つまたはそれを上回るプロセッサによって実行可能であって、システムに、
使い捨てアセンブリの第1の部分が接続されていることを検出することに従って、
命令の第1のページの表示を停止させ、第1のページは、使い捨てアセンブリの第1の部分に接続するための命令を備え、
命令の第1のページの表示と命令の第2のページの表示を置換し、第2のページは、使い捨てアセンブリの第2の部分に接続するための命令を備える、
実施形態121に記載のシステム
(実施形態123)
命令は、1つまたはそれを上回るプロセッサによって実行可能であって、システムに、
完全性試験を始動させるためのアイコンに対応する場所における、ディスプレイ上の接触を検出させ、
接触を検出することに従って、完全性試験を始動させ、現在の圧力のインジケーションおよび完全性試験のための経過時間のインジケーションを表示させる、
実施形態113−122のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態124)
命令は、1つまたはそれを上回るプロセッサによって実行可能であって、システムに、
プライミングプロセスを始動させるためのアイコンに対応する場所における、ディスプレイ上の接触を検出させ、
接触を検出することに従って、
プライマー溶液を調製容器および狭窄部カートリッジを通して通過させ、
プライミングプロセスの間、プライマー溶液の現在の温度を表示させる、
実施形態113−123のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態125)
ペイロードを細胞に送達するためのシステムであって、
細胞を備える細胞懸濁液を含有する、細胞懸濁液入力コンテナを保持するように構成される、ホルダと、
使い捨てアセンブリを受容するように構成される、受器であって、使い捨てアセンブリは、
入力コンテナと流体連通し、1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を通した通過のために調製されるにつれて、細胞懸濁液を保持するように構成される、調製容器と、
調製容器と流体連通するように構成される、狭窄部カートリッジであって、狭窄部カートリッジは、1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備える、構成要素を格納するように構成され、細胞変形狭窄部は、摂動を細胞の細胞膜内で生じさせ、細胞の中へのペイロードの進入を可能にするように構成される、狭窄部カートリッジと、
狭窄部カートリッジと流体連通するように構成される、細胞懸濁液出力コンテナと、
を備える、受器と、
入力をユーザから受信し、1つまたはそれを上回る制御モジュールを制御するように構成される、1つまたはそれを上回るプロセッサであって、1つまたはそれを上回る制御モジュールは、細胞懸濁液の圧力、温度、撹拌、および流動のうちの1つまたはそれを上回るものを制御するように構成され、1つまたはそれを上回る制御モジュールは、
ペイロードが細胞の中に送達されるように、細胞懸濁液を、入力コンテナから、使い捨てアセンブリを通して、出力コンテナに流動させるように構成される、流動制御モジュール
を備える、1つまたはそれを上回るプロセッサと、
を支持する、プラットフォームを備える、システム。
(実施形態126)
1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備える、構成要素は、マイクロ流体チャネルを備える、マイクロ流体チップであって、マイクロ流体チャネルは、1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備え、
狭窄部カートリッジは、マイクロ流体チップを格納するように構成される、マイクロ流体チップカートリッジである、
実施形態125に記載のシステム。
(実施形態127)
1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備える、構成要素は、複数の細胞変形狭窄部を備える、フィルタであって、
狭窄部カートリッジは、フィルタを格納するように構成される、フィルタカートリッジである、
実施形態125および126のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態128)
プラットフォームは、テーブルトッププラットフォームである、実施形態125−127のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態129)
細胞懸濁液は、ペイロードを備える、実施形態125−128のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態130)
システムは、狭窄部カートリッジを通した細胞懸濁液の少なくとも一部の流動前に、ペイロードを細胞懸濁液と接触させるように構成される、実施形態125−129のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態131)
システムは、狭窄部カートリッジを通した細胞懸濁液の少なくとも一部の流動に続いて、ペイロードを細胞懸濁液と接触させるように構成される、実施形態125−130のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態132)
1つまたはそれを上回るプロセッサは、圧力を調製容器の内側の細胞懸濁液に印加させるように構成される、実施形態125−131のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態133)
1つまたはそれを上回る制御モジュールは、圧力を細胞懸濁液に印加させるために、滅菌ガスを調製容器に送達するように構成される、圧力源を備える、圧力制御モジュールを備える、実施形態132に記載のシステム。
(実施形態134)
1つまたはそれを上回るプロセッサは、細胞懸濁液を調製容器の内側で加熱または冷却させるように構成される、実施形態125−133のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態135)
温度制御モジュールは、調製容器に接触するように構成される、受器の一部を加熱または冷却するように構成される、1つまたはそれを上回る熱電温度制御デバイスを備える、実施形態134に記載のシステム。
(実施形態136)
調製容器に接触するように構成される、受器の一部は、熱を調製容器へおよびそこから伝導させるように構成される、伝導性外被である、実施形態135に記載のシステム。
(実施形態137)
1つまたはそれを上回るプロセッサは、細胞が細胞懸濁液中に均質に分散されるように、細胞懸濁液を調製容器の内側で攪拌されるように構成される、実施形態125−136のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態138)
1つまたはそれを上回る制御モジュールは、1つまたはそれを上回るモータによって駆動されるように構成される、撹拌プレートを備える、撹拌制御モジュールを備え、撹拌プレートは、受器の全部または一部の撹拌を生じさせるように構成される、実施形態137に記載のシステム。
(実施形態139)
流動制御モジュールは、1つまたはそれを上回る弁に、細胞懸濁液の流動を制御させ、入力コンテナから、使い捨てアセンブリを通して、出力コンテナに流動させるように構成される、実施形態125−138のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態140)
流動制御モジュールは、細胞懸濁液を標的流体速度で流動させるように構成される、実施形態125−139のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態141)
命令をユーザから受信するように構成される、入力デバイスをさらに備え、1つまたはそれを上回るプロセッサは、命令に応答して、制御モジュールのうちの1つまたはそれを上回るものを動作させるように構成される、実施形態125−140のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態142)
入力デバイスは、ユーザによる接触を検出することに応答して、信号を制御モジュールのうちの1つまたはそれを上回るものに伝送するように構成される、タッチスクリーンディスプレイを備える、実施形態141に記載のシステム。
(実施形態143)
入力デバイスは、細胞懸濁液の撹拌を調製容器の内側で生じさせるモータの速度を制御するように構成される、撹拌速度調節デバイスを備える、実施形態141および142のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態144)
調製容器は、最大10リットルの細胞懸濁液を保持するように構成される、実施形態125−143のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態145)
調製容器は、最大120psiの圧力が細胞懸濁液に印加されることを可能にするように構成される、実施形態125−144のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態146)
調製容器は、細胞懸濁液入力コンテナに流動的に接続され、細胞懸濁液の流動を受容するように構成される、第1の入口を備える、実施形態125−145のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態147)
調製容器は、圧力を細胞懸濁液に印加させるために、圧力源に流動的に接続され、調製容器への滅菌ガスの流動を受容するように構成される、第2の入口を備える、実施形態125−146のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態148)
調製容器は、狭窄部カートリッジに流動的に接続されるように構成される、出口を備える、実施形態125−147のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態149)
狭窄部カートリッジは、調製容器に流動的に接続されるように構成される、入口を備える、実施形態125−148のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態150)
狭窄部カートリッジは、1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備える、構成要素を保持し、細胞懸濁液の流動を、1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備える、構成要素の中に指向するように構成される、筐体部分を備える、実施形態125−149のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態151)
狭窄部カートリッジは、構成要素が基部部分と除去可能蓋部分との間に保持されるように構成される、実施形態125−150のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態152)
除去可能蓋部分は、ツールの使用を伴わずに、基部部分に摺動可能に取付可能かつそこから除去可能であるように構成される、実施形態151に記載のシステム。
(実施形態153)
狭窄部カートリッジは、1つまたはそれを上回るOリングによって、構成要素を定位置に保持するように構成される、実施形態125−152のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態154)
狭窄部カートリッジは、細胞懸濁液の流動を、構成要素の中に、1つまたはそれを上回るOリングを通して指向するように構成される、実施形態125−153のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態155)
狭窄部カートリッジは、出力コンテナに流動的に接続されるように構成される、出口を備える、実施形態125−154のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態156)
1つまたはそれを上回るプロセッサは、信号を1つまたはそれを上回るセンサから受信し、自動的に、受信された信号に従って、細胞懸濁液の圧力、温度、および撹拌のうちの1つまたはそれを上回るものを制御するように構成される、実施形態125−155のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態157)
1つまたはそれを上回るセンサは、使い捨てアセンブリ内に含まれる、実施形態156に記載のシステム。
(実施形態158)
1つまたはそれを上回るセンサは、細胞懸濁液の温度を監視するように構成される、温度センサを備える、実施形態156および157のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態159)
温度センサは、使い捨てアセンブリ内に含まれる、受器に取り付けられるように構成される、サーミスタを備える、実施形態158に記載のシステム。
(実施形態160)
1つまたはそれを上回るセンサは、細胞懸濁液の流動を監視するように構成される、泡センサを備える、実施形態156−159のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態161)
1つまたはそれを上回るセンサは、細胞懸濁液に印加される圧力を監視するように構成される、圧力センサを備える、実施形態156−160のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態162)
細胞懸濁液が調製容器および狭窄部カートリッジの一方または両方内に位置する間の圧力、温度、撹拌、流動、および経過時間のうちの1つまたはそれを上回るものを備える、ログ情報を記憶するように構成される、メモリをさらに備える、実施形態125−161のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態163)
細胞懸濁液が調製容器および狭窄部カートリッジの一方または両方内に位置する間の圧力、温度、撹拌、流動、および経過時間のうちの1つまたはそれを上回るものを備える、情報を表示するように構成される、ディスプレイをさらに備える、実施形態125−162のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態164)
情報を遠隔コンピューティングデバイスに伝送するように構成される、ネットワーク通信インターフェースをさらに備え、情報は、細胞懸濁液が調製容器および狭窄部カートリッジの一方または両方内に位置する間の圧力、温度、撹拌、流動、および経過時間のうちの1つまたはそれを上回るものを備える、実施形態125−163のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態165)
システムは、分解せずに、第1の場所から第2の場所に移動されることが可能であるように構成される、実施形態125−164のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態166)
システムを分解せずに移動させることは、ホルダ、受器、もしくは1つまたはそれを上回るプロセッサをプラットフォームから取り外さずに、プラットフォームを移動させることを含む、実施形態165に記載のシステム。
(実施形態167)
システムは、2フィート未満の高さである、実施形態125−166のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態168)
システムは、3フィート×2フィート未満の占有面積を有する、実施形態125−167のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態169)
システムは、60ポンド未満である、実施形態125−168のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態170)
システムは、滅菌可能であるように構成される、実施形態125−169のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態171)
ペイロードを細胞に送達するためのシステムにおいて使用するための使い捨てアセンブリであって、
1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を通した通過のために調製されるにつれて、細胞懸濁液を保持するように構成される、調製容器と、
調製容器と流体連通するように構成される、狭窄部カートリッジであって、狭窄部カートリッジは、1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備える、構成要素を格納するように構成され、細胞変形狭窄部は、細胞の中へのペイロードの進入を可能にする、摂動を細胞膜内に生じさせるように構成される、狭窄部カートリッジと、
狭窄部カートリッジと流体連通するように構成される、細胞懸濁液出力コンテナと、
を備える、アセンブリ。
(実施形態172)
使い捨てアセンブリは、ツールの使用を伴わずに、システムに接続され、かつそこから接続解除されることが可能であるように構成される、実施形態171に記載のアセンブリ。
(実施形態173)
1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備える、構成要素は、マイクロ流体チャネルを備える、マイクロ流体チップであって、マイクロ流体チャネルは、1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備え、
狭窄部カートリッジは、マイクロ流体チップを格納するように構成される、マイクロ流体チップカートリッジである、
実施形態171および172のいずれか1項に記載のアセンブリ。
(実施形態174)
1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備える、構成要素は、複数の細胞変形狭窄部を備える、フィルタであって、
狭窄部カートリッジは、フィルタを格納するように構成される、フィルタカートリッジである、
実施形態171−173のいずれか1項に記載のアセンブリ。
(実施形態175)
システムは、テーブルトップシステムである、実施形態171−174のいずれか1項に記載のアセンブリ。
(実施形態176)
ツールの使用を伴わずに、アセンブリをシステムに接続することは、システムが細胞懸濁液の流動をシステムから受容し得るように、アセンブリをシステムに流動的に接続することを含む、実施形態171−175のいずれか1項に記載のアセンブリ。
(実施形態177)
ツールの使用を伴わずに、アセンブリをシステムに接続することは、アセンブリの1つまたはそれを上回るセンサをシステムの1つまたはそれを上回るコントローラに電子的に接続することを含む、実施形態171−176のいずれか1項に記載のアセンブリ。
(実施形態178)
1つまたはそれを上回るセンサは、調製容器の内側の細胞懸濁液の温度を監視し、温度に関するデータをシステムの温度制御モジュールに伝送するように構成される、温度センサを備える、実施形態177に記載のアセンブリ。
(実施形態179)
1つまたはそれを上回るセンサは、細胞懸濁液に印加される圧力を監視し、圧力に関するデータをシステムの圧力制御モジュールに伝送するように構成される、圧力センサを備える、実施形態177および178のいずれか1項に記載のアセンブリ。
(実施形態180)
1つまたはそれを上回るセンサは、アセンブリを通る細胞懸濁液の流動を監視するように構成される、泡センサを備える、実施形態177−179のいずれか1項に記載のアセンブリ。
(実施形態181)
狭窄部カートリッジは、調製容器に流動的に接続されるように構成される、入口を備える、実施形態171−180のいずれか1項に記載のアセンブリ。
(実施形態182)
狭窄部カートリッジは、1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備える、構成要素を保持し、細胞懸濁液の流動を、1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備える、構成要素の中に指向するように構成される、筐体部分を備える、実施形態171−181のいずれか1項に記載のアセンブリ。
(実施形態183)
狭窄部カートリッジは、構成要素が基部部分と除去可能蓋部分との間に保持されるように構成される、実施形態171−182のいずれか1項に記載のアセンブリ。
(実施形態184)
除去可能蓋部分は、基部部分に摺動可能に取付可能かつそこから除去可能であるように構成される、実施形態183に記載のアセンブリ。
(実施形態185)
狭窄部カートリッジは、1つまたはそれを上回るOリングによって、構成要素を定位置に保持するように構成される、実施形態171−184のいずれか1項に記載のアセンブリ。
(実施形態186)
狭窄部カートリッジは、細胞懸濁液の流動を、構成要素の中に、1つまたはそれを上回るOリングを通して指向するように構成される、実施形態171−185のいずれか1項に記載のアセンブリ。
(実施形態187)
狭窄部カートリッジは、出力コンテナに流動的に接続されるように構成される、出口を備える、実施形態171−186のいずれか1項に記載のアセンブリ。
(実施形態188)
狭窄部カートリッジは、1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備える、第2の構成要素を格納し、細胞懸濁液流体の流動を第1の構成要素と並列の第2の構成要素を通して指向するように構成される、実施形態171−187のいずれか1項に記載のアセンブリ。
(実施形態189)
アセンブリは、滅菌可能であるように構成される、実施形態171−188のいずれか1項に記載のアセンブリ。
(実施形態190)
ペイロードを細胞に送達するための方法であって、
細胞を細胞懸濁液中に提供するステップと、
細胞懸濁液をテーブルトップシステムにおける調製容器の中に通過させるステップと、
細胞懸濁液が調製容器内にある間、圧力を細胞懸濁液に印加させることによるものを含め、細胞懸濁液を調製するステップと、
調製された細胞懸濁液を調製容器からシステムの狭窄部カートリッジを通して通過させるステップであって、狭窄部カートリッジは、細胞の中へのペイロードの進入を可能にする、摂動を細胞の膜内で生じさせる、細胞変形狭窄部を備える、構成要素を格納するように構成される、ステップと、
を含む、方法。
(実施形態191)
1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備える、構成要素は、マイクロ流体チャネルを備える、マイクロ流体チップであって、マイクロ流体チャネルは、1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備え、
狭窄部カートリッジは、マイクロ流体チップを格納するように構成される、マイクロ流体チップカートリッジである、
実施形態190に記載の方法。
(実施形態192)
1つまたはそれを上回る細胞変形狭窄部を備える、構成要素は、複数の細胞変形狭窄部を備える、フィルタであって、
狭窄部カートリッジは、フィルタを格納するように構成される、フィルタカートリッジである、
実施形態190および191のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態193)
狭窄部カートリッジを通した細胞懸濁液の少なくとも一部の流動前に、ペイロードを細胞懸濁液と接触させるステップをさらに含む、実施形態190−192のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態194)
狭窄部カートリッジを通した細胞懸濁液の少なくとも一部の流動に続いて、ペイロードを細胞懸濁液と接触させるステップをさらに含む、実施形態190−193のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態195)
システムに、調製容器と、狭窄部カートリッジとを備える、使い捨てアセンブリを取り付けるステップをさらに含む、実施形態190−194のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態196)
使い捨てアセンブリを取り付けるステップは、ツールの使用を伴わずに、使い捨てアセンブリを取り付けるステップを含む、実施形態195に記載の方法。
(実施形態197)
使い捨てアセンブリを取り付けるステップは、調製容器を、調製容器を受容するように構成される、システムの受器の中に挿入するステップを含む、実施形態195および196のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態198)
使い捨てアセンブリを取り付けるステップは、センサが信号をシステムに送信するように構成されるように、使い捨てアセンブリ内に含まれる、1つまたはそれを上回るセンサを取り付けるステップを含む、実施形態195−197のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態199)
1つまたはそれを上回るセンサは、細胞懸濁液の温度を監視するように構成される、温度センサを備える、実施形態198に記載の方法。
(実施形態200)
温度センサは、受器に取り付けられるように構成される、温度プローブを備える、実施形態199に記載の方法。
(実施形態201)
1つまたはそれを上回るセンサは、細胞懸濁液の流動を監視するように構成される、泡センサを備える、実施形態198−200のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態202)
1つまたはそれを上回るセンサは、細胞懸濁液に印加される圧力を監視するように構成される、圧力センサを備える、実施形態198−201のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態203)
細胞懸濁液を調製するステップは、細胞懸濁液を調製容器の内側で攪拌し、細胞を細胞懸濁液中に均質に分散させるステップを含む、実施形態190−202のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態204)
細胞懸濁液を攪拌するステップは、細胞懸濁液の撹拌を監視するステップを含む、実施形態203に記載の方法。
(実施形態205)
細胞懸濁液を調製するステップは、細胞懸濁液を調製容器の内側で加熱または冷却するステップを含む、実施形態190−204のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態206)
細胞懸濁液を加熱または冷却するステップは、熱電温度制御デバイスを使用して、調製容器を含有する受器の一部を加熱または冷却するステップを含む、実施形態205に記載の方法。
(実施形態207)
細胞懸濁液を加熱または冷却するステップは、加熱または冷却されるにつれて、細胞懸濁液の温度を監視するステップを含む、実施形態205および206のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態208)
圧力を細胞懸濁液に印加させるステップは、細胞懸濁液に印加されるにつれて、圧力を監視するステップを含む、実施形態190−207のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態209)
細胞を細胞懸濁液中に提供するステップは、細胞懸濁液を入力コンテナ内に提供するステップを含む、実施形態190−208のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態210)
細胞懸濁液を狭窄部カートリッジから出力コンテナの中に通過させるステップを含む、実施形態190−209のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態211)
細胞懸濁液を使い捨てアセンブリの中に通過させることに先立って、完全性チェックを使い捨てアセンブリ上で実施するステップを含む、実施形態190−210のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態212) 完全性チェックを使い捨てアセンブリ上で実施するステップは、ガスを使い捨てアセンブリの内側で加圧し、所定の期間にわたって、加圧されたガスの圧力を監視するステップを含む、実施形態211に記載の方法。
(実施形態213)
細胞懸濁液を使い捨てアセンブリを通して通過させることに先立って、プライマー溶液を使い捨てアセンブリを通して通過させるステップを含む、実施形態190−212のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態214)
第1の複数のタイプの細胞を備える、ある供給量の血液を提供するステップと、
標的タイプの細胞を第1の複数のタイプの細胞の中から単離するステップと、
単離された標的タイプの細胞を送達材料中に懸濁させ、細胞懸濁液を作成するステップと、
をさらに含む、実施形態190−213のいずれか1項に記載の方法。
(実施形態215)
細胞変形狭窄部を通した通過に続いて、処理された細胞を洗浄し、送達材料を除去するステップと、
凍結保存のために、洗浄された処理済み細胞を緩衝剤中に懸濁させるステップと、
をさらに含む、実施形態214に記載の方法。
(実施形態216)
ペイロードを細胞膜を通して送達するためのシステムであって、
細胞懸濁液を含有するように構成される、調製容器であって、懸濁液は、細胞を備える、調製容器と、
調製容器に流動的に接続される、狭窄部カートリッジと、
タッチスクリーンディスプレイと、
1つまたはそれを上回るプロセッサと、
1つまたはそれを上回るプロセッサによって実行可能であって、システムに、
ペイロードを細胞懸濁液中の細胞の膜を通して送達するためのプロセスを始動させるためのアイコンに対応する場所における、ディスプレイ上の接触を検出させ、
接触を検出することに従って、
調製容器の内側の細胞懸濁液の温度を調節させ、
圧力を調製容器の内側で細胞懸濁液に印加させ、
細胞懸濁液を、調製容器から、狭窄部カートリッジ内に格納される構成要素内の狭窄部を通して通過させ、狭窄部は、細胞の中へのペイロードの進入を可能にする、摂動を細胞懸濁液中の細胞の膜内で生じさせる、細胞変形狭窄部である、
命令を記憶するように構成される、メモリと、
を備える、システム。
(実施形態217)
命令は、1つまたはそれを上回るプロセッサによって実行可能であって、システムに、
調製容器の内側の懸濁液の温度を調節しながら、
細胞懸濁液に印加されている現在の圧力のインジケーションを表示させ、
細胞懸濁液の現在の温度のインジケーションを表示させ、
ペイロード送達プロセスのための経過時間の動的インジケーションを表示させる、
実施形態216に記載のシステム。
(実施形態218)
命令は、1つまたはそれを上回るプロセッサによって実行可能であって、システムに、
細胞懸濁液を狭窄部カートリッジを通して通過させながら、
細胞懸濁液に印加されている現在の圧力のインジケーションの表示を継続させ、
細胞懸濁液の現在の温度のインジケーションの表示を継続させ、
ペイロード送達プロセスのための経過時間の動的インジケーションの表示を継続させ、
狭窄部カートリッジを通した細胞懸濁液の通過のプロセスのための経過時間の動的インジケーションを表示させる、
実施形態217に記載のシステム。
(実施形態219)
命令は、1つまたはそれを上回るプロセッサによって実行可能であって、システムに、
ペイロード送達プロセスが完了したことを検出させ、
ペイロード送達プロセスが完了したことを検出することに従って、
ペイロード送達プロセスのための経過時間の動的インジケーションの表示を停止させ、
狭窄部カートリッジを通した細胞懸濁液の通過のプロセスのための経過時間の動的インジケーションの表示を停止させ、
ペイロード送達プロセスのための総経過時間のインジケーションを表示させ、
狭窄部カートリッジを通した細胞懸濁液の通過のプロセスのための総経過時間のインジケーションを表示させる、
実施形態218に記載のシステム。
(実施形態220)
細胞懸濁液を調製容器の内側で加熱または冷却するステップは、加熱または冷却プロセスを実施するためのアイコンに対応する場所における、ディスプレイ上の接触を検出することに従って実施される、実施形態216−219のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態221) 圧力を調製容器の内側で細胞懸濁液に印加させることは、圧力を設定するためのアイコンに対応する場所における、ディスプレイ上で検出された1つまたはそれを上回る接触によって示される、圧力において、加圧されたガスを調製容器に送達することを含む、実施形態216−220のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態222)
命令は、1つまたはそれを上回るプロセッサによって実行可能であって、システムに、細胞懸濁液を調製容器の内側で攪拌させ、
細胞懸濁液を調製容器の内側で攪拌させることは、撹拌プロセスを実施するためのアイコンに対応する場所における、ディスプレイ上の接触を検出することに従って実施される、
実施形態216−221のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態223)
命令は、1つまたはそれを上回るプロセッサによって実行可能であって、システムに、
使い捨てアセンブリがシステムに接続されていないことを検出することに従って、使い捨てアセンブリに接続するための命令を表示させ、
使い捨てアセンブリがシステムに接続されていることを検出することに従って、使い捨てアセンブリに接続するための命令の表示を停止させる、
実施形態216−222のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態224)
命令は、1つまたはそれを上回るプロセッサによって実行可能であって、システムに、
使い捨てアセンブリの第1の部分が接続されていることを検出することに従って、
命令の第1のページの表示を停止させ、第1のページは、使い捨てアセンブリの第1の部分に接続するための命令を備え、
命令の第1のページの表示と命令の第2のページの表示を置換し、第2のページは、使い捨てアセンブリの第2の部分に接続するための命令を備える、
実施形態223に記載のシステム
(実施形態225)
命令は、1つまたはそれを上回るプロセッサによって実行可能であって、システムに、
完全性試験を始動させるためのアイコンに対応する場所における、ディスプレイ上の接触を検出させ、
接触を検出することに従って、完全性試験を始動させ、現在の圧力のインジケーションおよび完全性試験のための経過時間のインジケーションを表示させる、
実施形態216−224のいずれか1項に記載のシステム。
(実施形態226)
命令は、1つまたはそれを上回るプロセッサによって実行可能であって、システムに、
プライミングプロセスを始動させるためのアイコンに対応する場所における、ディスプレイ上の接触を検出させ、
接触を検出することに従って、
プライマー溶液を調製容器および狭窄部カートリッジを通して通過させ、
プライミングプロセスの間、プライマー溶液の現在の温度を表示させる、
実施形態216−225のいずれか1項に記載のシステム。