【実施例】
【0363】
実施例1。CXCR4−GPCRxヘテロマー形成のBiFCアッセイによる評価。
【0364】
新規CXCR4−GPCRxヘテロマーを同定するために本発明者らは、Song et al.(Song et al.,2014、SNU特許、Song,論文)に記載されているような、黄色蛍光タンパク質Venus(VN)のN末端側断片と融合した143種のGPCR、及びVenus(VC)のC末端側断片と融合した147種のGPCRをコードする組換えアデノウイルスを作った。二分子蛍光補完(BiFC)アッセイを用いてCXCR4−GPCRxヘテロマーを同定したが(
図1)、これは、Venusの2つの相補的なVN及びVC断片が、それらと融合している2つの異なるタンパク質の間の相互作用によって両断片が十分に近接しているときにのみ蛍光信号を再構成するものである(Hu et al.,2002)。
【0365】
U−2 OS細胞を96ウェルプレートに播種し、CXCR4−VNとGPCRx−VC、またはCXCR4−VCとGPCRx−VNをコードするアデノウイルスを各々30MOIとして共形質導入し、GPCRを2日間発現させた。細胞をヘキスト33342で染色した後、IN Cell Analyzer1000を使用して1ウェルあたり3つの視野からBiFC及び核画像を取得した。各ウェルからの約200細胞の画像をIN Cell Developer ToolBox(GE Healthcare,Waukesha,WI)内の多標的分析ソフトウェアによって解析した。細胞境界をヘキスト信号に基づいて目立たせ、細胞1個あたりの蛍光強度を測定した。バックグラウンドレベルよりも高い蛍光強度を有する細胞をBiFC陽性細胞をみなした。極めて高い強度を示した死細胞は細胞計数から除外した。陽性細胞を判定し、陽性細胞計数比率(「BiFCスコア」)を(陽性細胞/全細胞)×100として算出した(以下の表4を参照されたい)。
【0366】
CXCR4−VNがHA−VC(
図2a)と、またはグルカゴン受容体をコードするGPCRであるGCGR−VC(
図2c)と共発現する場合、黄色蛍光タンパク質(YFP)信号(BiFC信号)は観察されなかった。対照的に、CXCR4−VNがCXCR4−VCと共発現する場合(
図2b)、原形質膜及び細胞質においてBiFC信号が観察された。CXCR4−VNをADCYAP1R1−VC(
図2d)、ADORA3−VC(
図2f)、ADRB2−VC(
図2g)、APLNR−VC(
図2h)、C5AR1−VC(
図2i)、CALCR−VC(
図2j)、CCR5−VC(
図2k)、CHRM1−VC(
図2l)、GALR1−VC(
図2m)、EDNRB−VC(
図2n)、HRH1−VC(
図2o)、MLNR−VC(
図2p)、NTSR1−VC(
図2q)、PTGER2−VC(
図2r)、SSTR2−VC(
図2t)、及びTACR3−VC(
図2u)と共形質導入した場合、強いBiFC信号が原形質膜及び細胞質において観察された。堅牢なBiFC信号は、細胞にCXCR4−VCとADORA2B−VN(
図2e)またはPTGER3−VN(
図2s)とを共形質導入した場合にも観察された。バックグラウンドレベルよりも高いBiFC蛍光信号を示した細胞をBiFC陽性細胞として計数し、BiFCスコアを算出した。
【0367】
タンパク質間相互作用は、BiFCの蛍光タンパク質断片またはBRETの網膜ルシフェラーゼなどの融合タグによる影響をパートナータンパク質の発現、折りたたみまたは局在化への干渉を通じて受けることがある。パートナータンパク質も、融合タグの発現または折りたたみを悪化させ、近接度に基づくアッセイの結果に影響を与えることがある。このため、特定の組合せにおいて2つのタンパク質の間のシグナルの非存在は必ずしもタンパク質が相互作用しないことの示唆であるとは限らず、単に、結合しているドナー及びアクセプター分子が、相互作用を起こさせない特定の配座にあるということを示唆している(Eidne et al.,2002、Kerppola,2006)。
【0368】
したがって、CXCR4−VNとGPCRx−VCか、CXCR4−VCとGPCRx−VNかのどちらかの組合せでBiFC信号を示したCXCR4及びGPCRxは、相互作用しているタンパク質であると考察される。よく知られているホモマーであるCXCR4−VNとCXCR4−VCとの対のBiFCスコアは、9.9であった。このため、表4に示すように、10と等しいかまたはそれよりも高いBiFCスコアを示したCXCR4−GPCRx対をCXCR−GPCRxヘテロマーの候補として選択した。
【0369】
【0370】
表4。CXCR4と共発現した場合に10と等しいかまたはそれよりも高いBiFCスコアを呈したGPCR。
【0371】
【表4】
【0372】
【0373】
表4に示すように、CXCR4−VNとGPCRx−VCとの組合せにおいてADCYAP1R1、ADORA3、ADRB2、APLNR、C5AR1、CALCR、CCR5、CHRM1、GALR1、EDNRB、HRH1、MLNR、NTSR1、PTGER2、SSTR2及びTACR3の16種のGPCRをCXCR4相互作用性GPCRとして同定し、CXCR4−VCとGPCRx−VNとの組合せにおいてADORA2B及びPTGER3の2つのGPCRは10より高いBiFCスコアを示した。それらの中でも、ADRB2及びCCR5は、CXCR4とヘテロマーを形成することが報告されており(LaRocca 2010、Nakai 2014、(Agrawal et al.,2004、LaRocca et al.,2010、Rodriguez−Frade et al.,2004、Sohy et al.,2007、Sohy et al.,2009、Martinez−Munoz et al.,2014))、残り16個のGPCRは、本発明者らの知る限りでは報告されたことがない新規なCXCR4−GPCRxヘテロマーであることが分かった。
【0374】
CXCR4と相互作用することが知られているGPCRの中には、ADRA1A及びCXCR3も、本発明者らのBiFCアッセイにさらに含まれていた。これらのGPCRは、CXCR4とのBiFC信号が10未満であったためにさらなる調査から排除した:ADRA1A(CXCR4−VN−ADRA1A−VC:BiFCスコア7.85)及びCXCR3(BiFCスコア1.16)。
【0375】
カンナビノイド受容体2(CB2、時にCNR2と呼称される)は、本発明者らのBiFCアッセイ(CNR2−VN−CXCR4−VC構成:BiFCスコア4.25、CNR2−VC−CXCR4−VN構成:BiFCスコア38.1)、ならびに
図3のaとb及び
図4のa〜qで述べたような共内在化アッセイにおいて、CXCR4相互作用性GPCRとして同定された。しかしながら、CNR2は、カルシウム動員アッセイにおいて増強された下流シグナル伝達を呈することができなかったため、最終候補として選択されなかった(以下の実施例3を参照されたい)。
【0376】
【0377】
実施例2。CXCR4−GPCRxヘテロマー形成の共内在化アッセイによる評価。
【0378】
GPCRヘテロマーのいくつかは、ヘテロマー化の結果として輸送特性の変化、例えば、パートナーGPCR(GABA(B)受容体)の成熟(White,1998)、作動薬によって媒介される細胞表面からのパートナーGPCRの内在化(DOR−GRPR、A2A−D2R)(Hillion et al.,2002、Liu et al.,2011、Torvinen et al.,2005)、及びパートナーGPCRの細胞内区画から細胞表面への局在化の変化(DOR−CB1)(Rozenfeld et al.,2012)を呈することが知られている。
【0379】
対の片方のみに対して選択的な作動薬に応答した共発現GPCRの対の共内在化を用いてGPCRヘテロマー化を確認した(Milligan,2008)。GPCRxが、共発現する場合のCXCR4の輸送を調節するか否か及びCXCR4−GPCRxヘテロマーを形成するか否かを調べるために、さらにはBiFCアッセイを用いて確認されたCXCR4とGPCRxとの間の物理的相互作用を裏付けるために、CXCR4−GFP及びGPCRxをコードするアデノウイルスを細胞に共形質導入し、GPCRx作動薬による刺激の前及び30分後にGFP画像を取得した。細胞表面におけるGFP発現の減少または細胞の内部におけるGFP顆粒の出現をGPCRxとのCXCR4−GFP共内在化とみなした(
図3のa〜b)。
【0380】
図4のa〜qでは、CXCR4(
図4a)、ADCYAP1R1(
図4b)、ADORA2B(
図4c)、ADORA3(
図4d)、ADRB2(
図4e)、APLNR(
図4f)、C5AR1(
図4g)、CCR5(
図4h)、CHRM1(
図4i)、GALR1(
図4j)、EDNRB(
図4k)、HRH1(
図4l)、MLNR(
図4m)、NTSR1(
図4n)、PTGER3(
図4o)、SSTR2(
図4p)及びTACR3(
図4q)にそれぞれ特異的な以下のGPCRx作動薬で細胞を刺激した:10nMのCXCL12(
図4a)、1μMの血管作動性腸管ペプチド(VIP)(
図4b)、1μMのBAY60−6583(
図4c)、1μMのCGS21680(
図4d)、100nMのフォルモテロール(
図4e)、1μMのアペリン−13(
図4f)、100nMのC5a(
図4g)、100nMのCCL2(
図4h)、1μMのアセチルコリン(
図4i)、100nMのガラニン(
図4j)、1μMのエンドセリン1(
図4k)、1μMのヒスタミン(
図4l)、100nMのモチリン(
図4m)、1μMのニューロテンシン(
図4n)、1μMのPGE2(
図4o)、1μMのSRIF−14(
図4p)及び1μMのセンクチド(
図4q)。作動薬刺激の前及び30分後に画像を取得し、IN Cell Analyzer2000を使用して分析した。これらのGPCRx作動薬の濃度の選択を最初は各々の特異的GPCRxのEC50濃度(あるいは、KiまたはKd濃度)に定め、結果として得られる信号が強すぎる場合には濃度をEC50未満に下げ、結果として得られる信号が弱すぎる場合には濃度をEC50濃度の10,000倍以下に上げた。
【0381】
CXCR4−GFPが発現している細胞をCXCL12で刺激した結果として原形質膜から別個の細胞内顆粒へとGFPが再配置され、表面CXCR4−GFPの細胞質中への内在化が示された(
図4a)。BiFCアッセイによって同定された18種のCXCR4−GPCRxヘテロマーの中でも以下のGPCRxを含有する16種のヘテロマーは、CXCR4の内在化を誘導したことが、CXCR4−GFPとGPCRxとが共発現している細胞における細胞内GFP顆粒の増加及び原形質膜でのGFP信号の減少によって明らかにされ、ヘテロマー共内在化が裏付けられた:ADCYAP1R1、ADORA2B、ADORA3、ADRB2、APLNR、C5AR1、CCR5、CHRM1、GALR1、EDNRB、HRH1、MLNR、NTSR1、PTGER3、SSTR2及びTACR3(
図4のb〜q)。他方、CALCR及びPTGER2を含有するCXCR4−GPCRxヘテロマーはGPCRx作動薬処理時のヘテロマーの共内在化を示さなかった。これらの結果は、ヘテロマーの細胞輸送特性の変化によって証明されるとおり、BiFCアッセイで同定された特定のGPCRxパートナーが、両方のGPCRが共発現している細胞においてCXCR4−GPCRxヘテロマーを形成しないことを実証している。
【0382】
【0383】
実施例3。CXCR4−GPCRxヘテロマー形成時の増強されたCXCR4下流シグナル伝達及び増強されたシグナル伝達の阻害のCa2+動員アッセイによる評価。
【0384】
これらのCXCR4−GPCRxヘテロマーが(片方の受容体を欠く細胞において)個々のプロトマーの特性とは別個の特性を呈するか否かをさらに調べるために、本発明者らは、どちらかのGPCRまたは両方のGPCRが発現している細胞においてどちらかまたは両方の作動薬の存在下でのカルシウムシグナル伝達を研究した。この実施例では、実施例2に記したように、これらのGPCRx作動薬の濃度の選択を最初は各々の特異的GPCRxのEC50濃度(あるいは、KiまたはKd濃度)に定め、結果として得られるCa2+信号が強すぎる場合には濃度をEC50未満に下げ、結果として得られるCa2+信号が弱すぎる場合には濃度をEC50濃度の100倍以下に上げた。
【0385】
CXCR4をコードするアデノウイルスをMDA−MB−231ヒト乳癌細胞に形質導入した場合、CXCL12の処理は細胞内カルシウム動員を引き起こした(
図5a)。ADRB2選択的作動薬であるサルメテロールによる細胞の刺激はカルシウム応答を誘導しなかったことから、CXCL12によって引き起こされるカルシウム応答はCXCR4によって媒介されることが実証された。CXCL12とサルメテロールとによる細胞の共処理によって誘導されるカルシウム応答は、CXCL12単独で誘導されるカルシウム応答と比較して同程度であった。ADRB2が単独で過剰発現している細胞では、CXCL12はカルシウム応答を誘導しなかったがサルメテロールはカルシウム応答を誘導したことから、サルメテロールがADRB2を介してカルシウム応答を誘導することが示された(
図5b)。両方の作動薬の共処理によって誘導されるカルシウム応答は、サルメテロール単独によって刺激されるカルシウム応答と同程度であった。
【0386】
CXCR4とADRB2とが両方とも過剰発現している細胞で各作動薬による刺激が誘導したカルシウム応答は、CXCR4またはADRB2が単独で発現している細胞で示されるカルシウム応答と同程度であった(
図5のa及びbに対するc)。対照的に、両方の作動薬で一斉に共処理するとカルシウム応答は、個々の作動薬によって引き起こされるカルシウム応答と比較して有意に増加した(
図5のcとd)。増強されたカルシウムシグナル伝達は、CXCR4及びADRB2が両方とも発現している細胞でのみ認められ、CXCR4かADRB2かのどちらかが単独で発現している細胞では認められなかった。これらの結果は明らかに、CXCR4−ADRB2ヘテロマーが示す特性が個々のGPCRの特性とは別個のものであることを実証している。
【0387】
【0388】
CXCR4と相互作用することがBiFC及び共内在化アッセイで同定された他のGPCRもカルシウムシグナル伝達において別個の特性を示すか否かを調べるために、他の同定されたGPCRxパートナーについて
図5のa〜dに示す実験を実施した。
図5のc及びdならびに
図6のa〜lに示すとおり、CXCR4と、ADCYAP1R1(
図6a)、ADORA2B(
図6b)、ADORA3(
図6c)、C5AR1(
図6d)、CALCR(
図6e)、CHRM1(
図6f)、EDNRB(
図6g)、HRH1(
図6h)、MLNR(
図6i)、NTSR1(
図6j)、PTGER2(
図6k)またはTACR3(
図6l)のいずれかとが共発現している細胞においてCXCL12及び個々のGPCRx作動薬の共処理は、個々の作動薬によって誘導されるカルシウム応答の合計と比較してカルシウム応答を有意に増加させた。カルシウム動員アッセイによって決定したとき、CXCR4とGPCRx(ADCYAP1R1(
図6a)、ADORA2B(
図6b)、ADORA3(
図6c)、C5AR1(
図6d)、CALCR(
図6e)、CHRM1(
図6f)、EDNRB(
図6g)、HRH1(
図6h)、MLNR(
図6i)、NTSR1(
図6j)、PTGER2(
図6k)またはTACR3(
図6l)のいずれか)とが共発現している細胞は、CXCL12と各々の選択的GPCRx作動薬とによる共刺激(または共処理)の時に、CXCL12か各々の選択的GPCRx作動薬かのどちらかによる単一作動薬刺激に起因するカルシウム動員量の双方の合計と比較して増強されたカルシウム動員を呈した。注目すべきことに、CXCR4とCNR2とが共発現している細胞では、CXCL12を単独でまたは選択的CNR2作動薬であるJWH−133と一緒に添加すると、CXCL12によって誘導されるカルシウム応答は、CXCR4が単独で発現している細胞に認められるCXCL12媒介カルシウム応答と比較して増強されるのではなく有意に低減された(データ示さず)。
【0389】
上記一連の共発現系のうちCXCR4及びPTGER2が関与する細胞(
図6k)では、個々のプロトマーの文脈(個々のプロトマーの文脈、例えば、各々のGPCRxの非存在下で発現するCXCR4か、CXCR4の非存在下で発現する個々のGPCRxかのどちらか)で、CXCL12と各々の選択的GPCRx作動薬とによる共発現の時に、増強されたカルシウム動員の量が認められたことも示された。具体的に言うと、PTGER2(
図6k)については、個々のプロトマーの文脈で各々のGPCRxの非存在下でCXCR4が発現する場合とCXCR4の非存在下で各々のGPCRx(PTGER2)が発現する場合との両方の状況において、CXCL12と各々の選択的GPCRx作動薬(5μMのPGE2)とによる共刺激の時に、増強されたカルシウム動員の量が認められ、個々のプロトマーの文脈の系に起因するカルシウム動員量が、CXCL12か各々の選択的GPCRx作動薬(5μMのPGE2)かのどちらかによる単一作動薬刺激に起因するカルシウム動員量の双方の合計よりも多くなった。
【0390】
したがって、これらの観察結果から、CXCR4と、ADCYAP1R1(
図6a)、ADORA2B(
図6b)、ADORA3(
図6c)、C5AR1(
図6d)、CALCR(
図6e)、CHRM1(
図6f)、EDNRB(
図6g)、HRH1(
図6h)、MLNR(
図6i)、NTSR1(
図6j)及びTACR3(
図6l)からなる群から選択されるGPCRxとが共発現している系は、(i)カルシウム動員アッセイによって決定したとき、CXCL12と各々の選択的GPCRx作動薬とによる共刺激(または共処理)の時に、CXCL12か各々の選択的GPCRx作動薬かのどちらかによる単一作動薬刺激に起因するカルシウム動員量の双方の合計と比較して増強されたカルシウム動員を呈し、(ii)個々のプロトマーの文脈でのCXCL12か各々の選択的GPCRx作動薬かのどちらかによる単一作動薬刺激に起因するカルシウム動員量の双方の合計と等しいかまたはそれより少ないカルシウム動員量を呈し、よって、(iii)個々のGPCRの特性とは別個な特性を呈するCXCR4−GPCRxヘテロマーを構成した、と考察される。増強されたカルシウム応答は、個々のGPCRが発現している細胞では認められず、それによって、これらのCXCR4−GPCRxヘテロマーが個々のGPCRの特性とは別個な特性を呈することを実証した。
【0391】
少量の個々の作動薬が一緒になって誘導する増強されたカルシウムシグナル伝達は、CXCR4−GPCRxヘテロマーが、生体内で制約としてのリガンド濃度でこれらの受容体の感受性及び動的範囲を増大させるものであり、不良な予後と関連している可能性がある、ということを明らかに示唆していた。CXCR4−GPCRxヘテロマーによる増強されたカルシウムシグナル伝達は、CXCR4発現のみのレベルに基づく現在の診断を変更してCXCR4及びGPCRxの発現レベルを考慮する必要があることも示唆している。
【0392】
対照的に、GPCR、例えば、APLNR(
図7a)、CCR5(
図7b)、GALR1(
図7c)、PTGER3(
図7d)及びSSTR2(
図7e)は、BiFC(表5)及びCXCR4−GFP共内在化アッセイにおいてこれらのGPCRがCXCR4と相互作用することが示されたにもかかわらず、両方の受容体が発現している細胞を両方の作動薬で共刺激しても増強されたカルシウム応答を示さなかった。これらの結果は明らかに、
図5のa〜d及び
図6のa〜lに示すカルシウム応答の相乗的増大が、CXCR4−APLNR、CXCR4−CCR5、CXCR4−GALR1、CXCR4−PTGER3及びCXCR4−SSTR2などの他のCXCR4−GPCRxヘテロマーに共有されないCXCR4−GPCRxヘテロマーの特有の特徴であることを実証している。
【0393】
表5。CXCR4と共発現した場合に10と等しいかまたはそれよりも高いBiFCスコアを呈したが両方の作動薬の共処理の時に増強されたCa2+シグナル伝達を示さなかったGPCR。
【0394】
【表5】
【0395】
さらに、CXCR4とGPCRxとが共発現している細胞においてCXCL12とGPCRxリガンドとによる共刺激の時に増強されたカルシウム応答がGPCRx拮抗薬によって阻害されるか否かを調べた。CXCR4と、ADRB2(
図8a)、CHRM1(
図8のb及びc)、HRH1(
図8のf〜i)、MLNR(
図8j)またはNTSR1(
図8k)のいずれかとが共発現している細胞では、それぞれ10μMのADRB2拮抗薬カルベジロール(
図8a)、1μMのCHRM1選択的拮抗薬VU0255035(
図8b)、10μMのCHRM1拮抗薬オキシブチニン(
図8c)、1μMのHRH1選択的拮抗薬セチリジン(
図8f)、1μMのHRH1選択的拮抗薬ピリラミン(
図8g)、10μMのHRH1拮抗薬ヒドロキシジン(
図8h)、10μMのHRH1選択的拮抗薬ロラタジン(
図8i)、1μMのMLNR選択的拮抗薬MA−2029(
図8j)及び1μMのNTSR1選択的拮抗薬メクリネルタント(
図8k)の処理は、増強されたカルシウムシグナル伝達を有意に抑制した。さらに、両方の拮抗薬で一斉に共処理すると抑制がより徹底的となった(
図8のa〜c及びf〜k)。これらの結果は、GPCRxがADRB2、CHRM1、HRH1、MLNR及びNTSR1を表す場合にGPCRx拮抗薬をCXCR4−GPCRxヘテロマーに対する効率的な治療薬として使用することができることを実証した。
【0396】
CXCR4とCHRM1とが共発現している細胞では、10μMのムスカリン性アセチルコリン受容体拮抗薬ウメクリジニウムは、増強されたカルシウムシグナル伝達を、統計的には有意でないながらも減少させた(
図8d)。これらの細胞では、AMD3100とウメクリジニウムとの共処理は、CXCL12とベタネコールとの同時添加によって誘導されるカルシウム応答をほぼ完全に阻害した。
【0397】
CXCR4と、EDNRB(
図8e)かTACR3(
図8l)かのどちらかとが共発現している細胞では、1μMのAMD3100のみ(
図8のe及びl)か、1μMのエンドセリン受容体拮抗薬ボセンタン(
図8e)または1μMのTACR3選択的拮抗薬SSR146977のみ(
図8l)かのどちらかで処理しても、増強されたカルシウム応答を有意に阻害することができなかった。しかしながら、AMD3100とボセンタン(
図8e)、またはAMD3100とSSR146977(
図8l)で一斉に細胞を共処理した場合、増強されたカルシウム応答は有意に阻害された。
【0398】
CXCR4と、CHRM1(
図8b)、EDNRB(
図8e)、HRH1(
図8のf及びg)またはMLNR(
図8j)のいずれかとが共発現している細胞では、増強されたカルシウムシグナル伝達を1μMのAMD3100単独で阻害することができなかったにもかかわらず、1μMの両方の拮抗薬で一斉に共処理することは、増強されたカルシウムシグナル伝達を有意に抑制した。
【0399】
これらの結果は、各プロトマーを標的とする小用量の拮抗薬の共処理が、高用量の個々の拮抗薬に関連する副作用を回避しながらCXCR4−GPCRxヘテロマー応答を効率的に抑制する新規な治療ツールを提供することを明らかに実証している。
【0400】
【0401】
実施例4。GPCRx拮抗薬による内在化の阻害。
【0402】
CXCR4ヘテロ二量体の共内在化がパートナーGPCRx拮抗薬によって遮断されるか否かについてさらに研究するために、内在化阻害アッセイを実施した。
図4のb〜qに示すとおり、細胞にCXCR4とGPCRxとを同時に形質導入した場合、CXCR4−GFP発現U−2 OS細胞はパートナーGPCRx特異的作動薬によって共内在化した(対照:CXCR4−GFP(
図4a))。CXCR4がGPCRxとヘテロ二量体を形成してパートナーGPCRxによって共内在化した場合、GPCRx特異的拮抗薬によってそれを遮断することができる。
【0403】
GPCRx(ADRB2、CHRM1、HRH1)をコードするアデノウイルスを、CXCR4−GFPが安定的に発現しているU−2 OS細胞に形質導入した。2日後、CXCR4特異的作動薬CXCL12(SDF−1)(20nM)及び/またはGPCRx特異的拮抗薬(10μM)による細胞の刺激の前及び20分後に画像を取得した。IN Cell Analyzer2500を使用して、CXCR4−GFPの内在化がGFP顆粒として観察された。細胞表面におけるGFP発現の減少または細胞の内部におけるGFP顆粒の出現をCXCR4−GFP共内在化とみなした。CXCR4作動薬CXCL12は、CXCR4−GFPのGPCRxとの内在化を誘導した(
図10のa〜c、第1列)。処理した以下のGPCRx拮抗薬はヘテロマーの内在化に対して何ら影響を与えなかった(
図10のa〜c、第2列):カルベジロール、ADRB2拮抗薬(
図10a);オキシブチニン及びウメクリジニウム、CHRM1拮抗薬(
図10b);プロメタジン、ヒドロキシジン及びロラタジン、HRH1拮抗薬(
図10c)。CXCL12によって刺激されたCXCR4−GFPのGPCRxとの内在化はGPCRx特異的拮抗薬によって阻害された(
図10のa〜c、第3列)。
【0404】
これらのデータは、CXCR4−GPCRx共内在化がヘテロマー特異的な事象でありCXCR4とGPCRxとがヘテロ二量体を形成したことを実証している。これらのデータはさらに、CXCR4ヘテロマーの内在化の阻害によってがんなどのCXCR4−GPCRxヘテロマー過剰発現細胞における異常な下流シグナルを治療目的のために遮断することができることを実証している。
【0405】
【0406】
実施例5。CXCR4−GPCRxヘテロマーシグナル伝達の阻害剤の腫瘍成長に対する表現型関連作用の細胞増殖アッセイによる評価。
【0407】
いくつかのCXCR4拮抗薬が開発されたが、今までのところ、抗がん薬として承認されていない。CXCR4阻害剤の限界を打開してCXCR4ヘテロマーに基づく治療剤を開発すべく本発明者らは細胞増殖に対するGPCRx拮抗薬の作用について試験した。
【0408】
本発明者らは、患者から切除し解離させた神経膠芽腫組織の単一細胞懸濁液を調製した(韓国ソウルのSamsung Seoul病院から提供を受けた)。これらの細胞を、正常神経幹細胞の増殖及び非分化に最適な条件下で培養した。培地は、塩基性FGF及びEGFが補充された無血清Neurobasal培地からなるものであった。
【0409】
患者由来細胞(PDC)の生存にGPCRx拮抗薬が及ぼす影響を、ATPlite(PerkinElmer、カタログ番号6016739)試薬を使用して評価した。ATPliteは、ホタルルシフェラーゼに基づくアデノシン三リン酸追跡評価システムである。この発光アッセイは、培養された哺乳動物細胞の増殖及び細胞毒性の定量的評価のための比色分析、蛍光分析及び放射線同位体によるアッセイの代替である。細胞を384ウェルプレートに培養培地40μl中500細胞/ウェルで播種した。一晩増殖させた後、いくつかの用量のGPCRx拮抗薬またはDMSO単独の存在下で細胞を7日間培養した。7日間のインキュベーション後、15μlのATPliteを各ウェルに加え、プレートをオービタルシェーカーで700rpmで5分間振盪した。PerkinElmer TopCount検出器で発光信号を30分以内で検出した。等式:細胞生存能(%)=(拮抗薬処理のOD/DMSO単独処理のOD)×100%を用いて細胞生存能を算出した。
【0410】
図11のa〜cに示すとおり、CXCR4及びADRB2が発現しているPDCをADRB2特異的拮抗薬であるカルベジロールで処理した場合、細胞の成長は有意に阻害された。(IC50=11.69μM、
図11a)。CHRM1拮抗薬であるオキシブチニン及びウメクリジニウムもPDcの生存を阻害した。オキシブチニンまたはウメクリジニウムの各々は、それぞれIC50=3.04μM及び4.03μMで有意に低下した細胞の生存率を示した。(
図11b)。HRH1拮抗薬としてのプロメタジン、ヒドロキシジン及びまたはロラタジンの各々は、それぞれIC50=18.39uM、12.79μMまたは5.29μMでPDCの生存率の低下を示した。(
図11c)。
【0411】
これらの結果は、CXCR4−GPCRxヘテロマー発現細胞において、CXCR4ヘテロマーによって誘導される異常細胞増殖をパートナーGPCRx特異的拮抗薬によって遮断することができることを実証しており、CXCR4−GPCRxヘテロマー保有患者においてパートナーGPCRx拮抗薬を使用するがん細胞成長の阻害ががん治療薬としてのCXCR4阻害剤単独の限界を打開することができることを示唆している。
【0412】
【0413】
実施例6。患者由来細胞(PDC)におけるCXCR4−GPCRxヘテロマー形成の近接ライゲーションアッセイ(PLA)を用いた評価。
【0414】
天然組織におけるGPCR複合体の存在を調査するために、原子間力顕微鏡法(Fotiadis et al.,2006)、共免疫沈降(Gomes et al.,2004)、及び結合または機能アッセイ(Wreggett and Wells,1995)などの様々な手法が用いられてきた。相互作用を追跡評価するための最も一般的な方法は、標識タンパク質を使用して実施される共鳴エネルギー移動に基づく。標識は抗体または蛍光リガンドなどの選択的プローブによって実施され得る(Roess et al.,2000、Patel et al.,2002)。
【0415】
Bazin et al.は、よりはるかに高い信号対雑音比を呈する時間分解蛍光共鳴エネルギー移動(TR−FRET)に基づく手法を採用した(Bazin et al.,2002)。FRETは、近傍にあるドナーとアクセプターとの2つの蛍光団の間でのエネルギーの移動に基づく。生体分子間の分子間相互作用は、各パートナーに蛍光標識を結合させること及びエネルギー移動のレベルを検出することによって評価され得る。系の励起と蛍光測定との間におよそ50〜150μ秒の時間遅延を導入することによって信号から非特異的な短寿命発光を排除することが可能である。
【0416】
近接ライゲーションアッセイ(PLA)は、従来の免疫アッセイの可能性を拡げてタンパク質、タンパク質相互作用及び修飾の高い特異性及び感度での直接検出を含める技術である(Gullberg et al.,2004)。異なる種に発生させた2つの一次抗体は関心対象のタンパク質上の標的抗原を認識する。異なる一次抗体の定常領域を指向するPLAプローブと呼称される二次抗体は一次抗体に結合する。各PLAプローブには特有の短いDNA鎖が結合しており、PLAプローブが近傍にある場合(つまり、図に示されているように元の2つの関心対象タンパク質が近傍にあるまたはタンパク質複合体の一部である場合)、DNA鎖は、適切な基質及び酵素が添加されるとローリングサークルDNA合成に編入され得る。DNA合成反応はDNAサークルの数百倍の増幅をもたらす。次に、蛍光標識相補的オリゴヌクレオチドプローブを添加し、それらは増幅されたDNAに結合する。結果として得られる高濃度の蛍光は、蛍光顕微鏡で観察すると際立った明るい点として簡単に視認することができる(Gustafsdottir et al.,2005)。
【0417】
CXCR4過剰発現細胞株U2OS−CXCR4に0、2.5、10、40MOIの用量のADRB2発現アデノウイルスAd−ADRB2を2日間感染させた。PLAを、以前に記述がなされているとおりに実施した(Brueggemann et al.,2014、Tripathi et al.,2014)。PLAを実施するために、感染細胞を4%のパラホルムアルデヒド(PFA)で16ウェル組織培養スライド上に固定した。Duolinkによって提供されるブロッキング用溶液でスライドをブロッキングし、マウス抗CXCR4(1:200、Santacruz、Sc−53534)、ウサギ抗ADRB2(1:200、Thermoscientific、PA5−33333)、ウサギ抗CHRM1(1:200、Ls bio、Ls−C313301)と共に37℃で1時間、加湿チャンバ内でインキュベートした。その後、スライドを洗浄し、プラス及びマイナスDuolink II PLAプローブと結合した二次抗ウサギ及び抗マウス抗体と共にインキュベートした(37℃で1時間)。スライドを再び洗浄し、次いでライゲーション−リガーゼ溶液と共にインキュベートし(37℃で30分)、続いて増幅用ポリメラーゼ溶液と共にインキュベートした(37℃で2時間)。その後、スライドに最低限の体積のDuolink II載置用培地を4’,6−ジアミジノ−2フェニルインドール(DAPI)と共に載せて15〜30分経過させ、IN Cell analyzer2500の下でPLA信号[Duolink In Situ検出試薬緑色(λ励起/発光495/527nm)または赤色(λ励起/発光575/623nm)を蛍光点として同定した。
【0418】
図12のa〜bに示すとおり、PLA信号は、ADRB2の発現レベルとしての用量に依存して増大する。
図12a:一連のMOI(多重感染度)でCXCR4−ADRB2ヘテロマーが発現しているU2OS細胞からのPLA信号の画像。
図12b:赤色信号点を計数し、陰性対照に対する正規化によって算出した。PLA信号はADRB2の発現レベルに用量依存的に比例して増大した。
図12c:内因性ADRB2発現を調べるために、ADRB2特異的プライマーを使用してqRT−PCRを実施した。結果が示しているように、U2OS細胞の内因性ADRB2発現レベルは極めて高く、ウイルス感染のない(ADRB2が0MOIである)部分においてさえPLA信号が検出されることを示唆していた。
【0419】
従来、神経膠芽腫(GBM)は最も一般的かつ致死的な原発性脳腫瘍である。前臨床がん生物学は概して試験管内でのヒトがん細胞株の使用及びこれらの確立された細胞株の異種移植片プロセスに依拠している。しかしながら、従来の細胞株を確立するプロセスは重要な生物学的特性の不可逆的喪失を招き、結果として異種移植片腫瘍モデルは、元の腫瘍に存在していたゲノム及び表現型の特質を維持していない。
【0420】
神経膠芽腫にそのまま由来する患者由来細胞(PDC)は正常神経幹細胞との広範囲にわたる類似性を内包しており、ヒト神経膠芽腫の遺伝子型、遺伝子発現パターン及び生体内での生物学を再現する。
【0421】
PDC試料でPLAを実施するために、患者由来細胞を16ウェル組織培養スライド上に播種し、4%のPFAで固定した。Duolinkによって提供されるブロッキング用溶液でスライドをブロッキングし、マウス抗CXCR4(1:200、SantaCruz、Sc−53534)、ウサギ抗ADRB2(1:200、Thermo Scientific、PA5−33333)、ウサギ抗CHRM1(1:200、Lsbio、Ls−C313301)と共に37℃で1時間、加湿チャンバ内でインキュベートした。その後、スライドを洗浄し、プラス及びマイナスDuolink II PLAプローブと結合した二次抗ウサギ及び抗マウス抗体と共にインキュベートした(37℃で1時間)。スライドを再び洗浄し、次いでライゲーション−リガーゼ溶液と共にインキュベートし(37℃で30分)、続いて増幅用ポリメラーゼ溶液と共にインキュベートした(37℃で2時間)。その後、スライドに最低限の体積のDuolink II載置用培地を4’,6−ジアミジノ−2−フェニルインドール(DAPI)と共に載せて15〜30分経過させ、IN Cell analyzer2500の下でPLA信号[Duolink In Situ検出試薬緑色(λ励起/発光495/527nm)または赤色(λ励起/発光575/623nm)を蛍光点として同定した。
【0422】
図13のa〜b及び
図14のa〜bに示すとおり、PLA比はCXCR4 GPCRxヘテロマーに関連しており、ヘテロマー形成の頻度は患者によって様々である。PLA比は、PDC試料の蛍光点の数/陰性対照の蛍光点の数として算出した。陰性対照(NC)はバックグラウンド蛍光信号を表し、これは、PLA処理において一次抗体(マウス抗CXCR4、ウサギ抗ADRB2、ウサギCHRM1)処理をせず、プラス及びマイナスDuolink II PLAプローブと結合した二次抗体だけで処理した場合の点の数によって示されるものである。これらのデータは、がん患者試料中のCXCR4−ADRB2ヘテロマーの定量分析を実証している。
【0423】
実施例7。生体内でのCXCR4−GPCRxヘテロマー形成のPDXモデルを使用した評価。
【0424】
PDX試料にPLAを実施するために、(韓国ソウルのSamsung Seoul病院から提供された)神経膠芽腫患者由来FFPE試料を使用した。FFPE試料の脱パラフィンを行った後、熱誘導抗原回復を15分間100℃で実施した。Duolinkによって提供されるブロッキング用溶液でスライドをブロッキングし、ウサギ抗CXCR4(1:200、Thermoscientific、PA3305)、マウス抗ADRB2(1:200、Santacruz、Sc−271322)と共に37℃で1時間、加湿チャンバ内でインキュベートした。その他のプロセスは上記(PDCでのPLA)と同じであった。
【0425】
図15aでは、核をDAPI染色で可視化し、CXCR4−ADRB4ヘテロマーをPLAで小さな点として染色した。
図15bに示すとおり、PLA比は患者によって及びこの結果に基づいて異なっており、コンパニオン診断によって個別化医療を実施することが可能であることを示唆している。
【0426】
【0427】
実施例8。CXCR4−GPCRxヘテロマー形成時の増強されたCXCR4下流シグナル伝達のCa2+動員アッセイによる評価。
【0428】
CXCR4及びADRB2が両方とも過剰発現している細胞において、サルメテロール単独による刺激はカルシウム動員を用量依存的には引き出さなかった(
図16a)。しかしながら、細胞をCXCL12の存在下でサルメテロールで共刺激した場合、広範囲のサルメテロール濃度、例えば10〜300nMの範囲の濃度においてカルシウムシグナル伝達が大幅に増強された。
【0429】
同様に、CXCR4及びHRH1が両方とも過剰発現している細胞においてヒスタミンとCXCL12とによる共刺激も、広範囲にわたるヒスタミン濃度(0.3〜300nM)で、ひいては単独で処理した場合にカルシウム応答を引き起こさなかったヒスタミン濃度(0.3nM及び1nM)で、カルシウム応答を有意に増強した(
図16b)。ヒト血漿及び糸球体のヒスタミンの濃度がそれぞれ10nM未満及び2μM未満であることを考慮すれば(Sedor and Abboud,1984)、この結果は、CXCR4−HRH1ヘテロマーによる増強されたカルシウムシグナル伝達が生体内でヒスタミン濃度の生理的レベルで起こり得ることを示唆している。
【0430】
CXCR4−APLNR(
図17a)、CXCR4−PTGER3(
図17b)またはCXCR4−SSTR2(
図17c)が発現している細胞では、GPCRx作動薬(それぞれアペリン−13、PGE2またはオクトレオチド)単独による刺激はカルシウムシグナルを用量依存的に増大させた。しかしながら、CXCR4−ADRB2またはCXCR4−HRH1が発現している細胞での場合とは違って、CXCR4−APLNR、CXCR4−PTGER3、またはCXCR4−SSTR2が発現している細胞で試験したどの用量範囲の両方の作動薬(CXCL12とGPCRx作動薬)による共刺激の時にもカルシウムシグナルはさらに増強されることがなかった。これらの結果は
図7のそれぞれa、d、eに示す結果と一致しており、CXCR4−APLNRまたはCXCR4−SSTR2が発現している細胞における共刺激時のシグナル増強の欠如が特定用量のGPCRx作動薬の使用に起因しておらずこれらのヘテロマーの本来備わっている性質に起因していたことを示している。これらの結果はさらに、
図6のa〜l及び
図16のa〜bに示す増強されたカルシウム応答が、
図5のc〜d及び
図6hで記載したそれぞれCXCR4−ADRB2またはCXCR4−HRH1などのCXCR4−GPCRxヘテロマーの特有の特徴であることを明らかに実証している。
【0431】
【0432】
実施例9。MDA−MB−231細胞における内因性CXCR4−HRH1ヘテロマーの共刺激の時の増強されたCa2+動員の評価。
【0433】
RT−qPCRを用いてMDA−MB−231細胞におけるCXCR4及びHRH1の内因的発現レベルを測定した。12.5ngの全RNAを分析した場合、CXCR4及びHRH1の閾値サイクル(Ct)はそれぞれ28.5及び27.7であった。CXCL12(100nM)かヒスタミン(10nM)かのどちらか単独によるMDA−MB−231細胞の刺激は弱いカルシウム応答を引き出した(
図18a)。しかしながら、CXCL12とヒスタミンとで一斉に細胞を共刺激した場合、CXCR4とHRH1とが一緒に過剰発現している細胞に認められた増強と類似して大幅に増強されたカルシウム応答が認められた(
図16bと比較して
図18のa及びb)。結果は明らかに、両方の作動薬による共刺激の時の増強されたカルシウム応答が、CXCR4及びHRH1が両方とも一緒に発現している天然細胞で起こる可能性があることを示唆している。
【0434】
【0435】
実施例10。両方のリガンドによる共刺激の時のCXCR4−HRH1ヘテロマーによる増進されたがん細胞の遊走の評価。
【0436】
MDA−MB−231細胞は、RT−qPCRで測定したときCXCR4 mRNAと比較して2倍多いHRH1 mRNAを発現させるので、CXCR4をコードする少量のレンチウイルスをMDA−MB−231細胞に形質導入し(1MOI)、CXCL12及びHRH1に向かう細胞の走化性遊走を測定した(
図19のa及びb)。
図27a(以下参照)に示されるようにカルシウムシグナル伝達を生じさせるのに十分なヒスタミン(50nM)単独は、細胞遊走を遊走しなかった。他方、CXCL12と一緒に処理した場合、ヒスタミンは、CXCL12に向かうMDA−MB−231細胞の遊走を有意に増強した。しかしながら、HRH1選択的逆作動薬であるピリラミンの存在下では、CXCL12とヒスタミンとによる細胞の共刺激は、CXCL12によって引き出される細胞遊走を増強することができなかった。結果は明らかに、認められるがん細胞遊走の増強が特異的にHRH1によって誘導されたのであって、他のヒスタミン受容体サブタイプによって誘導されたのではない、ということを実証している。
【0437】
【0438】
実施例11。CXCR4−GPCRxヘテロマー形成時の増強されたCXCR4下流シグナル伝達及び増強されたシグナル伝達の阻害のCa2+動員アッセイによる評価。
【0439】
CXCR4及びADRB2が両方とも過剰発現している細胞において、CXCR4作動薬CXCL12及びADRB2選択的作動薬サルメテロールの両方の作動薬の共処理はカルシウム応答を、個々の作動薬によって引き起こされるカルシウム応答と比較して有意に増大させた(
図20)。これらの結果は明らかに、CXCR4−ADRB2ヘテロマーが個々のGPCRの特性とは異なる特性を呈することを実証している。
【0440】
CXCR4及びADRB2が共発現している細胞においてCXCL12とADRB2リガンドとによる共刺激の時に増強されたカルシウム応答がCXCR4拮抗薬としての抗CXCR4抗体によって阻害されるか否かを調べた。
図20に示すとおり、CXCR4とADRB2とが共発現している細胞において2μgの抗CXCR4抗体12G5の処理は、増強されたカルシウムシグナル伝達を抑制した。両方の拮抗薬(ADRB2拮抗薬カルベジロールとCXCR4拮抗薬12G5)の共処理はより有意な抑制をもたらした。これらの結果は、抗CXCR4抗体及びADRB2拮抗薬がCXCR4−ADRB2ヘテロマーに対する効率的な治療薬として使用される可能性があることを実証していた。
【0441】
カルシウム動員アッセイを利用して、ウェル1つあたり20,000細胞を10%のFBSが補充された100μLのRPMI1640の中に含むようにMDA−MB−231ヒト乳癌細胞を黒色透明底96ウェルプレート(Corning Costar、#3340)に播種した。翌日、10MOIのCXCR4及び30MOIのGPCRxを細胞に共形質導入した。2日後、示されている量のADRB2拮抗薬カルベジロール(Tocris)、抗CXCR4抗体12G5(Thermo Scientific、35−8800)で細胞を処理し、Cal6(Molecular DevicesのFLIPR(登録商標)カルシウム6アッセイキット、カタログR8191)と共に2時間インキュベートした。その後、示されている量のCXCL12、ADRB2作動薬、またはCXCL12とADRB2作動薬で細胞を刺激した。FlexStation3多モードマイクロプレートリーダーを使用してカルシウム動員を測定した。結果をベースライン活性に対して正規化した。各グラフの曲線下面積(AUC)を算出することによってカルシウム動員を定量した。データをCXCR4のみが発現している細胞におけるCXCL12刺激カルシウム応答に対して正規化した。データは3つの独立した実験を表す(平均±標準誤差)。
*P<0.05、スチューデントのt検定。
【0442】
【0443】
実施例12。CXCR4−GPCRx発現細胞におけるCXCR4−GPCRxヘテロマー形成のPLAを用いた評価。
【0444】
CXCR4−GPCRxヘテロマーをスクリーニングするためのプロセスは、CXCR4−GPCRxを標的とする抗がん薬の処理のために必須である。まず、CXCR4とGPCRxとのヘテロマーの定量的検出のためにPLAをCXCR4−GPCRx発現細胞に実施した。CXCR4過剰発現細胞株U2OS−CXCR4に0、2.5、10、40MOIの用量のGPCRx発現アデノウイルスAd−GPCRxを2日間感染させた。その後、形質転換細胞を4%のパラホルムアルデヒド出固定し、PLAを実施した。PLA信号平均の数はCXCR4−GPCRxヘテロマーの形成を定量的に示している。
【0445】
図21のa〜bに示すとおり、PLA信号はCHRM1(
図21a)及びHRH1(
図21b)の発現レベルに用量依存的に比例して増大した。これらの結果は、がん患者試料における種々のタイプのCXCR4−GPCRxヘテロマーの検出及びCXCR4−GPCRxヘテロマーの定量的分析を実証している。
【0446】
PLAを細胞に利用してCXCR4過剰発現細胞株U2OS−CXCR4に0、2.5、10、40MOIの用量のGPCRx発現アデノウイルスAd−GPCRxを2日間感染させた。PLAを、以前に記述がなされているとおりに実施した(Brueggemann et al.,2014、Tripathi et al.,2014)。PLAを実施するために、感染細胞を4%のPFAで16ウェル組織培養スライド上に固定した。Duolinkによって提供されるブロッキング用溶液でスライドをブロッキングし、マウス抗CXCR4(Santacruz、Sc−53534)、ウサギ抗CHRM1(LS Bio、Ls−C313301)またはウサギ抗HRH1(Thermoscientific、PA5−27817)と共に37℃で1時間、加湿チャンバ内でインキュベートした。その後、スライドを洗浄し、プラス及びマイナスDuolink II PLAプローブと結合した二次抗ウサギ及び抗マウス抗体と共にインキュベートした(37℃で1時間)。スライドを再び洗浄し、次いでライゲーション−リガーゼ溶液と共にインキュベートし(37℃で30分)、続いて増幅用ポリメラーゼ溶液と共にインキュベートした(37℃で2時間)。その後、スライドに最低限の体積のDuolink II載置用培地を4’,6−ジアミジノ−2フェニルインドール(DAPI)と共に載せて15〜30分経過させ、IN Cell analyzer2500の下でPLA信号[Duolink In Situ検出試薬緑色(λ励起/発光495/527nm)または赤色(λ励起/発光575/623nm)を蛍光点として同定した。
【0447】
【0448】
実施例13。CXCR4−GPCRxヘテロマー形成時に増強されたCXCR4下流シグナル伝達のCa2+動員阻害−単一阻害剤処理と組合せ阻害剤処理との比較。
【0449】
上に示したデータ(実施例3、
図8aを参照されたい)は、CXCR4−ADRB2ヘテロマー形成に起因して増大したCa2+シグナルが、CXCR4阻害剤とADRB2阻害剤とで同時に処理した場合に有意に減少したことを実証した。CXCR4のみが発現している細胞(個々のプロトマーの文脈)における単独処理として、CXCR4−ADRB2ヘテロマー発現細胞における単独処理として、及びCXCR4−ADRB2ヘテロマー発現細胞におけるADRB2阻害剤(カルベジロール、10μM)との共処理として評価される一連のCXCR4阻害剤について、阻害度(Ca
2+応答のIC50値として測定される)を比較した。
【0450】
CXCR4のみ、またはCXCR4とADRBをコードするアデノウイルスをMDA−MB−231細胞に形質導入した。細胞を2日間培養し、CXCR4阻害剤で処理したかまたはCXCR4阻害剤とADRB2阻害剤(カルベジロール、10uM)とで共処理した。その後、細胞をCal−6で2時間染色し、CXCR4作動薬(CXCL12、20nM)及びADRB2作動薬(サルメテロール、1μM)で刺激した。FlexStation3を使用してカルシウム動員を測定した結果を表6に示すが、これには、(1)CXCR4阻害剤のみで処理した、CXCR4のみが発現しているMDA−MB−231細胞(個々のプロトマーの文脈)(第2列);(2)CXCR4阻害剤とADRB2阻害剤カルベジロールとで同時に処理した、CXCR4−ADRB2ヘテロマーが発現しているMDA−MB−231細胞(第3列);及び(3)CXCR4阻害剤のみで処理した、CXCR4−ADRB2ヘテロマーが発現しているMDA−MB−231細胞(第4列)におけるCa2
+応答のIC50が示されている。
【0451】
【0452】
【表6】
【0453】
【0454】
表6中、Ca
2+応答のIC50値は、CXCR4のみが発現しているMDA−MB−231細胞の単独処理の文脈、ならびにCXCR4−ADRB2ヘテロマーが発現しているMDA−MB−231細胞の単独処理の文脈及びADRB2阻害剤との共処理の文脈においてCXCR4阻害剤に依存していた。CXCR4阻害剤が何であるかによるが、ADRB2阻害剤と組み合わせて処理した場合(第3列)、CXCR4−ADRB2ヘテロマーの文脈でのCa
2+応答のIC50値はCXCR4阻害剤のみによる単独処理(第4列)と比較して1400分の1以下に減少した。例えば、CXCR4−ADRB2ヘテロマーの文脈でのCa
2+応答のIC50値は、カルベジロールと、AMD3100、ウロクプルマブまたはTZ14011との共処理の時にそれぞれAMD3100、ウロクプルマブまたはTZ14011による単独処理と比較して約540分の1(28.65nMから0.053nM)、約1400分の1(1.12nMから0.0008nM)または約890分の1(17.78nMから0.02nM)に減少した。これらの結果は、CXCR4−ADRB2ヘテロマー発現細胞においてCXCR4阻害剤とADRB2阻害剤とによる共処理が、増大したCa
2+応答をCXCR4阻害剤のみによる単独処理に比べてより効果的に阻害することを示唆している。
【0455】
CXCR4−ADRB2ヘテロマー形成が配座変化を誘導する及び/またはCXCR4阻害剤に対する結合親和性を変化させる可能性を見極めるために、CXCR4のみが発現している細胞、及びCXCR4−ADRB2ヘテロマーが発現している細胞のCXCR4阻害剤による単独処理でCa
2+応答のIC50値を比較した。結果は、CXCR4のみが発現している細胞(第2列)と比較してCXCR4−ADRB2ヘテロマーが発現している細胞(第4列)ではCXCR4阻害剤による単独処理がIC50を約0.4〜5倍にしか変化させなかったことを示した。これらの結果は、CXCR4阻害剤による単独処理と比較してCXCR4阻害剤とADRB2阻害剤とによる共処理が、特定のCXCR4阻害剤では劇的に、CXCR4−ADRB2ヘテロマー発現患者及び/または患者細胞/組織に対する治療有効性を向上させ得ることを示唆している。
【0456】
【0457】
実施例14。腫瘍成長に対するCXCR4−ADRB2ヘテロマーの作用。
【0458】
腫瘍成長に対するCXCR4−ADRB2ヘテロマーの作用を調査するために、CXCR4のみまたはCXCR4−ADRB2ヘテロマーが安定的に過剰発現している細胞株をA549肺癌細胞で作製し、同じ量の細胞(1×10
7細胞/匹)をヌードマウスに皮下注射して腫瘍成長速度を比較した。
図22のa〜bに示すとおり、移植後28日目の腫瘍サイズはA549では351.4±214.7mm
3、A549−CXCR4では726.9±259.6mm
3、及びA549−CXCR4−ADRB2では1012.2±556.1mm
3であった。CXCR4が過剰発現しているA549−CXCR4を移植されたマウスの腫瘍成長速度は、親A549のみを保有するマウスのそれと比較してより速く、CXCR4−ADRB2ヘテロマーが過剰発現している細胞を移植されたマウスでは最も速い腫瘍増殖が認められた。これらの結果は、CXCR4−ADRB2ヘテロマーの形成が相乗的にCa
2+応答を増大させてそれゆえに腫瘍成長を促進するということを示唆している。
【0459】
親細胞A549、CXCR4が安定的に過剰発現しているA549−CXCR4、またはCXCR4−ADRB2ヘテロマーが安定的に過剰発現しているA549−CXCR4−ADRB2のいずれかが移植された3匹のマウスの移植後28日目の画像を
図22aに示す。これらの画像は、それらの中でもCXCR4−ADRB2ヘテロマーが発現している細胞を保有するマウスの腫瘍サイズが最も大きい(最も加速される)ことを示す。これら3匹の異なるマウスの経時的な腫瘍成長速度を
図22bにグラフで示す。腫瘍の長さ(L)及び幅(W)を測定すること及び腫瘍体積を以下の式に基づいて算出することによって腫瘍成長を3日ごとまたは4日ごとに追跡評価した:体積=0.5LW
2。親細胞A549を保有するマウスに比べてCXCR4発現細胞を保有しているマウスは比較的速い腫瘍成長を示し、CXCR4−ADRB2ヘテロマーが過剰発現している細胞が移植されたマウスでは腫瘍成長が最も速い。
【0460】
【0461】
実施例15。内因性リガンドによるCXCR4−GPCRxヘテロマーの共刺激の時の増強されたCXCR4下流シグナル伝達のCa2+動員アッセイによる評価。
【0462】
CXCR4とGPCRxとが共発現しているMDA−MB−231細胞におけるCXCL12とGPCRxに対する内因性リガンドとによる共刺激の時のカルシウム応答の増強を
図23のa〜gに示す。CXCR4とHA−VC、GPCRxとHA−VC、またはCXCR4とGPCRxをコードするアデノウイルスをMDA−MB−231細胞に形質導入したが、ここで、GPCRxは、ADCYAP1R1(
図23a)、ADORA2B(
図23b)、ADORA3(
図23c)、CHRM1(
図23d)、EDNRB(
図23e)、MLNR(
図23f)及びTACR3(
図23g)を表す。CXCL12のみ、GPCRx内因性リガンドのみ、またはCXCL12とGPCRxリガンドで細胞を処理した。カルシウム動員は
図5dで記載しているとおりに算出した。合計(斑点四角)と共処理(黒四角)との統計的有意差をスチューデントのt検定によって決定した。
*P<0.05、
**P<0.01、
***P<0.001、平均±標準誤差(n=3)。
【0463】
図6aにおいて、CXCL12と、非選択的内因性ADCYAP1R1リガンドであるVIPとによる共処理の時に、CXCR4とADCYAP1R1とが一緒に発現している細胞では増強されたCa
2+シグナル伝達が認められたが、個々のGPCRのみが発現している細胞では認められなかった。CXCL12と、ADCYAP1R1選択的内因性リガンドであるPACAP−38とで細胞を共処理した場合にも、増強されたCa
2+シグナル伝達が認められた(
図23a)。結果は、CXCR4−ADCYAP1R1ヘテロマーの増強されたシグナル伝達がCXCL12との共刺激の時にVIPによって制限されるだけでなく選択的ADCYAP1R1天然リガンドによっても制限されることを実証している。それはさらに、CXCR4とADCYAP1R1とが一緒に発現している細胞においてそれらの天然リガンドによってこの増強が生体内で起こる可能性があることを示唆している。
【0464】
CXCL12とBAY60−6583(ADORA2B選択的作動薬)、またはCXCL12とCl−IB−MECA(ADORA3選択的作動薬)による共処理の時、それぞれCXCR4とADORA2B(
図6b)またはCXCR4とADORA3(
図6c)が一緒に発現している細胞には増強されたCa
2+シグナル伝達が認められたが、個々のGPCRのみが発現している細胞には認められなかった。これらの細胞をCXCL12と、あらゆるアデノシン受容体に対する内因性リガンドであるアデノシンとで共処理した場合にも、増強されたCa
2+シグナル伝達が認められた(
図23のb及びc)。結果は、合成の作動薬のみならず天然の内因性リガンドがCXCL12との共刺激の時にCXCR4−ADORA2B及びCXCR4−ADORA3ヘテロマーの下流シグナル伝達を増強することを実証している。それはさらに、CXCR4とADORA2B、またはCXCR4とADORA3が一緒に発現している細胞においてそれらの天然リガンドによって下流シグナル伝達の相乗的増強が生体内で起こる可能性があることを示唆している。
【0465】
図6fにおいて、CXCL12と、合成CHRM1作動薬であるベタネコールとによる共処理の時に、CXCR4とCHRM1とが一緒に発現している細胞では増強されたCa
2+シグナル伝達が認められたが、個々のGPCRのみが発現している細胞では認められなかった。CXCL12と、あらゆるアセチルコリン受容体に対する内因性リガンドであるアセチルコリンとで細胞を共処理した場合にも、増強されたCa
2+シグナル伝達が認められた(
図23d)。結果は、合成の作動薬だけでなく天然の内因性リガンドもCXCL12との共刺激の時にCXCR4−CHRM1ヘテロマーのシグナル伝達を増強することを実証している。それはさらに、CXCR4とCHRM1とが一緒に発現している細胞においてそれらの天然リガンドによって下流シグナル伝達の相乗的増強が生体内で起こる可能性があることを示唆している。
【0466】
図6gにおいて、CXCL12と、EDNRB選択的作動薬であるBQ3020とによる共処理の時に、CXCR4とEDNRBとが一緒に発現している細胞では増強されたCa
2+シグナル伝達が認められたが、個々のGPCRのみが発現している細胞では認められなかった。CXCL12と、エンドセリン受容体に対する内因性リガンドであるエンドセリン−1とで細胞を共処理した場合にも、増強されたCa
2+シグナル伝達が認められた(
図23e)。結果は、合成の作動薬だけでなく天然の内因性リガンドもCXCL12との共刺激の時にCXCR4−EDNRBヘテロマーのシグナル伝達を増強することを実証している。それはさらに、CXCR4とEDNRBとが一緒に発現している細胞においてそれらの天然リガンドによって下流シグナル伝達の相乗的増強が生体内で起こる可能性があることを示唆している。
【0467】
図6iにおいて、CXCL12と、抗生物質でありかつ完全MLNR作動薬であるロキシスロマイシンとによる共処理の時に、CXCR4とMLNRとが一緒に発現している細胞では増強されたCa
2+シグナル伝達が認められたが、個々のGPCRのみが発現している細胞では認められなかった。CXCL12と、MLNRに対する選択的内因性リガンドであるモチリンとで細胞を共処理した場合にも、増強されたCa
2+シグナル伝達が認められた(
図23f)。結果は、合成の作動薬だけでなく天然の内因性リガンドもCXCL12との共刺激の時にCXCR4−MLNRヘテロマーのシグナル伝達を増強することを実証している。それはさらに、CXCR4とMLNRとが一緒に発現している細胞においてそれらの天然リガンドによって下流シグナル伝達の相乗的増強が生体内で起こる可能性があることを示唆している。
【0468】
図6lにおいて、CXCL12と、TACR3選択的作動薬であるセンクチドとによる共処理の時に、CXCR4とTACR3とが一緒に発現している細胞では増強されたCa
2+シグナル伝達が認められたが、個々のGPCRのみが発現している細胞では認められなかった。CXCL12と、TACR3に対する選択的内因性リガンドであるニューロキニンBとで細胞を共処理した場合にも、増強されたCa
2+シグナル伝達が認められた(
図23g)。結果は、合成の作動薬だけでなく天然の内因性リガンドもCXCL12との共刺激の時にCXCR4−TACR3ヘテロマーのシグナル伝達を増強することを実証している。それはさらに、CXCR4とEDNRBとが一緒に発現している細胞においてそれらの天然リガンドによって下流シグナル伝達の相乗的増強が生体内で起こる可能性があることを示唆している。
【0469】
【0470】
実施例16。CXCR4−GPCRxヘテロマー共刺激の時の増強されたCXCR4下流シグナル伝達のCa2+動員アッセイによる評価。
【0471】
CXCR4とADCYAP1R1とが共発現しているMDA−MB−231細胞において、選択的内因性リガンドであるそれぞれCXCL12のみまたはPACAP38のみによる刺激はカルシウムシグナル伝達を用量依存的に生じさせた(
図24のa〜b)。CXCR4及びADCYAP1R1をコードするアデノウイルスをMDA−MB−231細胞に形質導入した。
図24aに示すとおり、少量のADCYAP1R1選択的内因性リガンド(PACAP38、1nM)の添加は、示されている用量でのPACAP38のみによって得られた応答とCXCL12のみによって得られた応答とを足し合わせることによって算出した合計値と比較して広範囲のCXCL12濃度でカルシウム応答を有意に増強した(
図24a)。CXCL12のみによって引き起こされた最大Ca
2+応答を100%とした。合計は、1nMのPACAP38及び示されている用量のGPCRxリガンドによって単独で引き起こされた応答の和の値を算出したものを表す。同様に、
図24bに示すとおり、広範囲のPACAP38濃度、ひいては単独で処理した場合に何ら応答を引き起こさなかった濃度(0.03〜0.3nM)においてCXCR4選択的内因性リガンド(CXCL12、15nM)の添加は、示されている用量でのCXCL12のみによって得られた応答とPACAP38のみによって得られた応答とを足し合わせることによって算出した合計値と比較して有意に下流応答を増強した(
図24b)。PACAP38のみによって引き起こされた最大Ca
2+応答を100%とした。合計は、15nMのCXCL12のみ及び示されている用量のPACAP38のみによって引き起こされた応答の和の値を算出したものを表す。各点における合計と共処理との統計的有意差をスチューデントのt検定によって決定した。
*P<0.05、
**P<0.01、
***P<0.001、平均±標準偏差(n=3)。これらの結果は、少量のCXCL12とADCYAP1R1リガンドの存在下、CXCR4とADCYAP1R1とが共発現している細胞において応答が生体内で増強されたことを示唆する。
【0472】
CXCR4とTACR3とが共発現している細胞における広範囲のリガンド濃度でのカルシウム応答の増強を
図25のa〜bに示す。CXCR4及びTACR3をコードするアデノウイルスをMDA−MB−231細胞に形質導入した。CXCL12のみまたはニューロキニンBのみによる細胞の刺激はそれぞれ用量依存的にカルシウムシグナル伝達を生じさせた(
図25のa〜b)。
図25aに示すとおり、少量のニューロキニンB(0.4nM、TACR3選択的内因性リガンド)の添加は、示されている用量でのニューロキニンBのみによって得られた応答とCXCL12のみによって得られた応答とを足し合わせることによって算出した合計値と比較して広範囲のCXCL12濃度でカルシウム応答を有意に増強した。CXCL12のみによって引き起こされた最大カルシウム応答を100%とした。合計は、0.4nMのニューロキニンのみ及び示されている用量のCXCL12のみによって引き起こされた応答の和の値を算出したものを表す。同様に、
図25bに示すとおり、CXCL12の添加は、示されている用量でのCXCL12のみによって得られた応答とニューロキニンBのみによって得られた応答とを足し合わせることによって算出した合計値と比較して広範囲のニューロキニンB濃度で、下流応答を有意に増強した。ニューロキニンBのみによって引き起こされた最大応答を100%とした。合計は、30nMのCXCL12のみ及び示されている用量のニューロキニンBのみによって引き起こされた応答の和の値を算出したものを表す。各点における合計と共処理との統計的有意差をスチューデントのt検定によって決定した。
*P<0.05、
**P<0.01、平均±標準偏差(n=3)。これらの結果は、少量のCXCL12とニューロキニンBの存在下、CXCR4とTACR3とが共発現している細胞において応答が生体内で増強されたことを示唆する。
【0473】
【0474】
実施例17。片方のプロトマーを欠失させた時のヘテロマー固有特性の喪失の確認。
【0475】
図8のf及びgにおいて、CXCR4のみが過剰発現しているMDA−MB−231細胞では、CXCL12とヒスタミンとによる共処理の時に、増強されたカルシウムシグナル伝達が認められた。RT−qPCRを用いて、MDA−MB−231細胞がHRH1及び低レベルのCXCR4 mRNAを発現させ、HRH1 mRNAがCXCR4 mRNAに比べて約2倍多く発現することを先に示した(実施例9)。
図8のf及びgに示される増強されたカルシウムシグナル伝達が内因性HRH1発現の存在に起因しており他のヒスタミン受容体の存在に起因していないものであるか否かを確認するために、CRISPR/Cas9システムを使用してMDA
CXCR4+細胞内のHRH1遺伝子を欠失させた。Cas9とHRH1を標的とするガイドRNAとをコードするレンチウイルスをCXCR4が安定的に発現しているMDA−MB−231細胞(MDA
CXCR4+)に形質導入した。ヒスタミンへの曝露の時のカルシウム応答を測定することによって機能性HRH1の存在を検出した。MDA
CXCR4+細胞はヒスタミンへの曝露の時に用量依存的なカルシウムシグナル伝達の増大を示したが、MDA
CXCR4+,HRH1−細胞は、ヒスタミンを1μMとしたときでさえカルシウム応答を何ら示さなかった(
図26a)。結果は、MDA
CXCR4+,HRH1−細胞に機能性HRH1がほぼ全く存在していないことを暗に示している。
【0476】
CXCR4が安定的に過剰発現しているMDA−MB−231細胞(MDA
CXCR4+細胞)をヒスタミンで処理し、カルシウムシグナル伝達の用量依存的な増大が認められた(
図27a)。CXCL12(50nM)の存在下で細胞をヒスタミンで処理すると、広範囲のヒスタミン濃度で有意に増強されたカルシウム応答が認められ、EC
50及びE
max値の変化を証拠として力価及び有効性が向上した。しかしながら、CRISPR/Cas9システムを使用してHRH1が除去されたMDA
CXCR4+細胞(MDA
CXCR4+,HRH1−細胞)ではCXCL12(50nM)の非存在下または存在下でヒスタミン媒介応答が得られず、これらの細胞に機能性HRH1が存在しないことが再確認された。MDA
CXCR4+細胞においてヒスタミンのみによって引き起こされた最大カルシウム応答を100%とした。合計は、50nMのCXCL12のみ及び示されている用量のヒスタミンのみによって引き起こされた応答の和の値を算出したものを表す。
【0477】
MDA
CXCR4+細胞においてCXCL12による刺激は用量依存的にカルシウム応答を生じさせた(
図27b)。非シグナル伝達濃度のヒスタミン(15nM)の添加は広範囲のCXCL12濃度でカルシウム応答を有意に増強し、EC
50及びE
max値の変化を証拠として力価及び有効性が大いに向上した。MDA
CXCR4+,HRH1−細胞におけるCXCL12媒介カルシウム応答は、MDA
CXCR4+細胞に認められた応答と類似していた。しかしながら、MDA
CXCR4+,HRH1−細胞においてヒスタミンの添加はCXCL12媒介カルシウム応答を増大させることができず、HRH1の欠失によるヘテロマー固有特性の喪失が実証された。MDA
CXCR4+細胞においてCXCL12のみによって引き起こされた最大応答を100%とした。合計は、15nMのヒスタミンのみ及び示されている用量のCXCL12のみによって引き起こされた応答の和の値を算出したものを表す。各点における合計と共処理との統計的有意差をスチューデントのt検定によって決定した。
*P<0.05、
**P<0.01、
***P<0.001、平均±標準偏差(n=3)。EC
50及びE
max値はGraphPad Prismソフトウェアを使用して算出した。
【0478】
図18のa〜bでは、CXCL12とヒスタミンの存在下でカルシウムシグナル伝達の有意な増強が野生型MDA−MB−231細胞にも認められたが、個々のリガンドだけではかすかなシグナルが生成したにすぎなかった。増強された応答がCXCR4の内因的発現に起因するものであるか否かを確認するために、CRISPR/Cas9システムを使用してCXCR4遺伝子を標的化し、イムノブロッティングを用いてCXCR4の発現を検出した。CXCR4を標的とするガイドRNAで処理したMDA−MB−231細胞でのCXCR4の発現は、対照非標的化ガイドRNAで処理した細胞での発現と比較して有意に減少した(
図26b)。
【0479】
CXCL12とヒスタミンとの共処理の時にMDA−MB−231細胞における増強されたカルシウム応答は、CXCR4の非存在下で排除される。
図28aに示すとおり、MDA−MB−231細胞(CRISPR/Cas9システムを使用してCXCR4を除去したMDA
WT細胞(MDA
CXCR4−)ではなくMDA−MB−231細胞(MDA
WT))において少量のヒスタミン(15nM)の存在下で増強されたシグナル伝達は広範囲のCXCL12濃度において明白であったが、CXCRの発現が低レベルであったため、CXCL12を媒介とする用量依存的なカルシウム応答増大は認められなかった。MDA
WT細胞においてCXCL12のみによって引き起こされた最大カルシウム応答を100%とした。合計は、15nMのヒスタミンのみ及び示されている用量のCXCL12のみによって引き起こされた応答の和の値を算出したものを表す。CXCR4の欠失は、増強されたシグナル伝達をヒスタミンの存在下で完全に排除し、CXCR4を欠失させた時のヘテロマー固有特性の喪失を実証している。
【0480】
同様に、
図28bに示すとおり、MDA−MB−231細胞においてCXCL12の添加は、示されている用量でのCXCL12のみによって得られた応答とヒスタミンのみによって得られた応答とを足し合わせることによって算出した合計値と比較して広範囲のヒスタミン濃度でヒスタミン媒介応答を増強した。MDA−MB−231細胞において示される増強されたシグナル伝達はMDA
CXCR4−細胞には認められなかったが、MDA
CXCR4−細胞はヒスタミン応答を保持していた。MDA
WT細胞においてヒスタミンのみによって引き起こされた最大応答を100%とした。合計は、100nMのCXCL12のみ及び示されている用量のヒスタミンのみによって引き起こされた応答の和の値を算出したものを表す。各点における合計と共処理との統計的有意差をスチューデントのt検定によって決定した。
**P<0.01、
***P<0.001、平均±標準偏差(n=3)。EC
50及びE
max値はGraphPad Prismソフトウェアを使用して算出した。まとめると、これらの結果は野生型MDA−MB−231細胞においてCXCR4−HRH1ヘテロマーがCXCL12とヒスタミンとの共処理の時の増強されたシグナル伝達の原因となっていることを実証している。
【0481】
【0482】
実施例18。CXCR4−GPCRxヘテロマー形成時に増強されたCXCR4下流シグナル伝達のCa2+動員阻害−単一阻害剤処理と組合せ阻害剤処理との比較。
【0483】
概要:以下に示すとおり(表7〜14参照)、一連のCXCR4−GPCRxヘテロマー発現細胞において様々な組合せのCXCR4阻害剤とGPCRx阻害剤とによる共処理はCXCR4阻害剤のみによる単独処理に比べて有意に減少したカルシウム応答をもたらす。表7〜14で評価した一連のCXCR4−GPCRxヘテロマーのGPCRxプロトマーはそれぞれADRB2、HRH1、ADCYAP1R1、C5AR1、CALCR、EDNRB、MLNR及びTACR3である。CXCR4のみ、またはCXCR4と特定のGPCRxをコードするアデノウイルスをMDA−MB−231細胞に形質導入した。細胞を2日間培養し、CXCR4拮抗薬のみで処理したかまたはCXCR4拮抗薬と特定のGPCRx拮抗薬とで共処理した。その後、細胞をCal−6で2時間染色し、CXCL12(20nM)及び特定のGPCRx作動薬で刺激した。FlexStation3を使用してカルシウム動員を測定した。「なし」と表示している列の値は、CXCR4阻害剤のみで(特定のGPCRx拮抗薬の非存在下で)処理した特定のCXCR4−GPCRxヘテロマー発現MDA−MB−231細胞におけるCa2+応答のIC50である。残りの列の値は、CXCR4拮抗薬と特定のGPCRx拮抗薬とによる同時処理からの特定のCXCR4−GPCRxヘテロマー発現MDA−MB−231におけるCa2+応答のIC50である。
【0484】
【0485】
CXCR4阻害剤がCXCR4−ADRB2ヘテロマーの増強されたシグナル伝達を抑制する効率を、代表的なADRB2阻害剤カラゾロールまたはプロプラノロールの非存在下または存在下で測定した(表7)。CXCR4及びADRB2をコードするアデノウイルスをMDA−MB−231細胞に共形質導入し、CXCL12(20nM)とサルメテロール(1μM)とで細胞を共刺激した時のCa2+シグナル伝達を測定した。阻害剤による処理は作動薬刺激の30分前に行った。Ca2+動員を
図5で述べたとおりに測定し、GraphPad Prismソフトウェアを使用してIC
50値を算出した。
【0486】
【0487】
【表7】
【0488】
【0489】
10μMのカラゾロールまたはプロプラノロールの存在下でCXCR4阻害剤AMD−3100、ウロクプルマブ及びBKT140は、IC
50値がADRB2阻害剤の非存在下でのCXCR4阻害剤のIC
50値に比べて低下したことによって示されるように、CXCR4−ADRB2シグナル伝達をより効率的に(より高力価で)抑制した。CXCR4阻害剤が何であるかによるが、ADRB2阻害剤(カラゾロールまたはプロプラノロール)と組み合わせて処理した場合にCXCR4−ADRB2ヘテロマーの文脈でのCa応答のIC50値はCXCR4阻害剤のみによる単独処理(「なし」列)と比較して約25分の1以下にまで低下した。これらの結果は、CXCR4−ADRB2ヘテロマー発現細胞においてCXCR4阻害剤とADRB2阻害剤とによる共処理がCXCR4阻害剤のみによる単独処理に比べてより効果的に、増大したCa応答を阻害することを示唆している。
【0490】
CXCR4阻害剤がCXCR4−HRH1ヘテロマーの増強されたシグナル伝達を抑制する効率を、代表的なHRH1阻害剤ヒドロキシジン、プロメタジンまたはシプロヘプタジンの非存在下または存在下で測定した(表8)。CXCR4及びHRH1をコードするアデノウイルスをMDA−MB−231細胞に共形質導入し、CXCL12(20nM)とヒスタミン(1nM)とで細胞を共刺激した時のCa2+シグナル伝達を測定した。阻害剤による処理は作動薬刺激の30分前に行った。Ca2+動員を
図5で述べたとおりに測定し、GraphPad Prismソフトウェアを使用してIC
50値を算出した。
【0491】
【0492】
【表8】
【0493】
【0494】
10μMのヒドロキシジン、プロメタジンまたはシプロヘプタジンの存在下でCXCR4阻害剤AMD−3100、ウロクプルマブ及びBKT140は、IC
50値がHRH1阻害剤の非存在下でのCXCR4阻害剤のIC
50値に比べて低下したことによって示されるように、CXCR4−HRH1シグナル伝達をより効率的に(より高力価で)抑制した。CXCR4阻害剤が何であるかによるが、HRH1阻害剤(ヒドロキシジン、プロメタジンまたはシプロヘプタジン)と組み合わせて処理した場合にCXCR4−HRH1ヘテロマーの文脈でのCa応答のIC50値はCXCR4阻害剤のみによる単独処理(「なし」列)と比較して約5,100分の1以下にまで低下した。これらの結果は、CXCR4−HRH1ヘテロマー発現細胞においてCXCR4阻害剤とHRH1阻害剤とによる共処理がCXCR4阻害剤のみによる単独処理に比べてより効果的に、増大したCa応答を阻害することを示唆している。
【0495】
CXCR4阻害剤がCXCR4−ADCYAP1R1ヘテロマーの増強されたシグナル伝達を抑制する効率を、代表的なADCYAP1R1阻害剤M65またはPACAP−(6−38)の非存在下または存在下で測定した(表9)。CXCR4及びADCYAP1R1をコードするアデノウイルスをMDA−MB−231細胞に共形質導入し、CXCL12(20nM)とPACAP38(1nM)とで細胞を共刺激した時のCa2+シグナル伝達を測定した。阻害剤による処理は作動薬刺激の30分前に行った。Ca2+動員を
図5で述べたとおりに測定し、GraphPad Prismソフトウェアを使用してIC
50値を算出した。
【0496】
【0497】
【表9】
【0498】
【0499】
1μMのM65または1μMのPACAP−(6−38)の存在下でCXCR4阻害剤AMD−3100及びBKT140は、IC
50値がADCYAP1R1阻害剤の非存在下でのCXCR4阻害剤のIC
50値に比べて低下したことによって示されるように、CXCR4−ADCYAP1R1シグナル伝達をより効率的に(より高力価で)抑制した。CXCR4阻害剤が何であるかによるが、ADCYAP1R1阻害剤(M65またはPACAP−(6−38))と組み合わせて処理した場合にCXCR4−ADCYAP1R1ヘテロマーの文脈でのCa応答のIC50値はCXCR4阻害剤のみによる単独処理(「なし」列)と比較して約225分の1以下にまで低下した。これらの結果は、CXCR4−ADCYAP1R1ヘテロマー発現細胞においてCXCR4阻害剤とADCYAP1R1阻害剤とによる共処理がCXCR4阻害剤のみによる単独処理に比べてより効果的に、増大したCa応答を阻害することを示唆している。
【0500】
CXCR4阻害剤がCXCR4−C5AR1ヘテロマーの増強されたシグナル伝達を抑制する効率を、代表的なC5AR1阻害剤W54011の非存在下または存在下で測定した(表10)。CXCR4及びC5AR1をコードするアデノウイルスをMDA−MB−231細胞に共形質導入し、CXCL12(20nM)とC5a(0.03nM)とで細胞を共刺激した時のCa2+シグナル伝達を測定した。阻害剤による処理は作動薬刺激の30分前に行った。Ca2+動員を
図5で述べたとおりに測定し、GraphPad Prismソフトウェアを使用してIC
50値を算出した。
【0501】
【0502】
【表10】
【0503】
【0504】
10μMのW54011の存在下でCXCR4阻害剤AMD−3100、BKT140及びウロクプルマブは、IC
50値がC5AR1阻害剤の非存在下でのCXCR4阻害剤のIC
50値に比べて低下したことによって示されるように、CXCR4−C5AR1シグナル伝達をより効率的に(より高力価で)抑制した。CXCR4阻害剤が何であるかによるが、C5AR1阻害剤(W54011)と組み合わせて処理した場合にCXCR4−C5AR1ヘテロマーの文脈でのCa応答のIC50値はCXCR4阻害剤のみによる単独処理(「なし」列)と比較して約12分の1以下にまで低下した。これらの結果は、CXCR4−C5AR1ヘテロマー発現細胞においてCXCR4阻害剤とC5AR1阻害剤とによる共処理がCXCR4阻害剤のみによる単独処理に比べてより効果的に、増大したCa応答を阻害することを示唆している。
【0505】
CXCR4阻害剤がCXCR4−CALCRヘテロマーの増強されたシグナル伝達を抑制する効率を、代表的なCALCR阻害剤CT−(8−32)の非存在下または存在下で測定した(表11)。CXCR4及びCALCRをコードするアデノウイルスをMDA−MB−231細胞に共形質導入し、CXCL12(20nM)とカルシトニン(100nM)とで細胞を共刺激した時のCa2+シグナル伝達を測定した。阻害剤による処理は作動薬刺激の30分前に行った。Ca2+動員を
図5で述べたとおりに測定し、GraphPad Prismソフトウェアを使用してIC
50値を算出した。
【0506】
【0507】
【表11】
【0508】
【0509】
10μMのCT−(8−32)の存在下でCXCR4阻害剤AMD−3100及びBKT140は、IC
50値がCALCR阻害剤の非存在下でのCXCR4阻害剤のIC
50値に比べて低下したことによって示されるように、CXCR4−CALCRシグナル伝達をより効率的に(より高力価で)抑制した。CXCR4阻害剤が何であるかによるが、CALCR阻害剤(CT−(8−32))と組み合わせて処理した場合にCXCR4−CALCRヘテロマーの文脈でのCa応答のIC50値はCXCR4阻害剤のみによる単独処理(「なし」列)と比較して約210分の1以下にまで低下した。これらの結果は、CXCR4−CALCRヘテロマー発現細胞においてCXCR4阻害剤とCALCR阻害剤とによる共処理がCXCR4阻害剤のみによる単独処理に比べてより効果的に、増大したCa応答を阻害することを示唆している。
【0510】
CXCR4阻害剤がCXCR4−EDNRBヘテロマーの増強されたシグナル伝達を抑制する効率を、代表的なEDNRB阻害剤アンブリセンタンまたはボセンタンの非存在下または存在下で測定した(表12)。CXCR4及びEDNRBをコードするアデノウイルスをMDA−MB−231細胞に共形質導入し、CXCL12(20nM)とBQ3020(0.5nM)とで細胞を共刺激した時のCa2+シグナル伝達を測定した。阻害剤による処理は作動薬刺激の30分前に行った。Ca2+動員を
図5で述べたとおりに測定し、GraphPad Prismソフトウェアを使用してIC
50値を算出した。
【0511】
【表12】
【0512】
【0513】
10μMのアンブリセンタンまたは10μMのボセンタンの存在下でCXCR4阻害剤AMD−3100、BKT140及びウロクプルマブは、IC
50値がEDNRB阻害剤の非存在下でのCXCR4阻害剤のIC
50値に比べて低下したことによって示されるように、CXCR4−EDNRBシグナル伝達をより効率的に(より高力価で)抑制した。CXCR4阻害剤が何であるかによるが、EDNRB阻害剤(アンブリセンタンまたはボセンタン)と組み合わせて処理した場合にCXCR4−EDNRBヘテロマーの文脈でのCa応答のIC50値はCXCR4阻害剤のみによる単独処理(「なし」列)と比較して約315分の1以下にまで低下した。これらの結果は、CXCR4−EDNRBヘテロマー発現細胞においてCXCR4阻害剤とEDNRB阻害剤とによる共処理がCXCR4阻害剤のみによる単独処理に比べてより効果的に、増大したCa応答を阻害することを示唆している。
【0514】
CXCR4阻害剤がCXCR4−MLNRヘテロマーの増強されたシグナル伝達を抑制する効率を、代表的なMLNR阻害剤MA−2029の非存在下または存在下で測定した(表13)。CXCR4及びMLNRをコードするアデノウイルスをMDA−MB−231細胞に共形質導入し、CXCL12(20nM)とモチリン(0.2nM)とで細胞を共刺激した時のCa2+シグナル伝達を測定した。阻害剤による処理は作動薬刺激の30分前に行った。Ca2+動員を
図5で述べたとおりに測定し、GraphPad Prismソフトウェアを使用してIC
50値を算出した。
【0515】
【表13】
【0516】
【0517】
10μMのMA−2029の存在下でCXCR4阻害剤AMD−3100、BKT140及びウロクプルマブは、IC
50値がMLNR阻害剤の非存在下でのCXCR4阻害剤のIC
50値に比べて低下したことによって示されるように、CXCR4−MLNRシグナル伝達をより効率的に(より高力価で)抑制した。CXCR4阻害剤が何であるかによるが、MLNR阻害剤(MA−2029)と組み合わせて処理した場合にCXCR4−MLNRヘテロマーの文脈でのCa応答のIC50値はCXCR4阻害剤のみによる単独処理(「なし」列)と比較して約11分の1以下にまで低下した。これらの結果は、CXCR4−MLNRヘテロマー発現細胞においてCXCR4阻害剤とMLNR阻害剤とによる共処理がCXCR4阻害剤のみによる単独処理に比べてより効果的に、増大したCa応答を阻害することを示唆している。
【0518】
CXCR4阻害剤がCXCR4−TACR3ヘテロマーの増強されたシグナル伝達を抑制する効率を、代表的なTACR3阻害剤SB222200、オサネタントまたはタルネタントの非存在下または存在下で測定した(表14)。CXCR4及びTACR3をコードするアデノウイルスをMDA−MB−231細胞に共形質導入し、CXCL12(20nM)とニューロキニンB(0.3nM)とで細胞を共刺激した時のCa2+シグナル伝達を測定した。阻害剤による処理は作動薬刺激の30分前に行った。Ca2+動員を
図5で述べたとおりに測定し、GraphPad Prismソフトウェアを使用してIC
50値を算出した。
【0519】
【表14】
【0520】
【0521】
10μMのSB−222200、10μMのオサネタント、または10μMのタルネタントの存在下でCXCR4阻害剤AMD−3100、BKT140及びウロクプルマブは、IC
50値がTACR3阻害剤の非存在下でのCXCR4阻害剤のIC
50値に比べて低下したことによって示されるように、CXCR4−TACR3シグナル伝達をより効率的に(より高力価で)抑制した。CXCR4阻害剤が何であるかによるが、TACR3阻害剤(SB−222200、オサネタントまたはタルネタント)と組み合わせて処理した場合にCXCR4−TACR3ヘテロマーの文脈でのCa応答のIC50値はCXCR4阻害剤のみによる単独処理(「なし」列)と比較して約16分の1以下にまで低下した。これらの結果は、CXCR4−TACR3ヘテロマー発現細胞においてCXCR4阻害剤とTACR3阻害剤とによる共処理がCXCR4阻害剤のみによる単独処理に比べてより効果的に、増大したCa応答を阻害することを示唆している。
【0522】
【0523】
実施例19。腫瘍成長に対するCXCR4−ADRB2ヘテロマー阻害剤の抗腫瘍作用。
【0524】
図22において、本発明者らは、CXCR4及びADRB2が過剰発現している細胞を保有するマウスがA549親細胞保有マウスと比較して腫瘍増殖の劇的な増加を示したことに気付いた。これは、CXCR4−ADRB2ヘテロマーが腫瘍増殖を促進することを示唆している。
【0525】
腫瘍成長に対するCXCR4−ADRB2ヘテロマー阻害剤の抗腫瘍作用を調査するために、CXCR4−ADRB2ヘテロマーが安定的に過剰発現しているA540−CXCR4−ADRB2(1×10
7細胞/匹)をヌードマウスに皮下注射した。腫瘍サイズが平均で50〜100mm
3に達した時に単独のCXCR4阻害剤、ADRB2阻害剤、またはCXCR4阻害剤とADRB2阻害剤との組合せで処置した。
【0526】
図29aは、生体内でのCXCR4阻害剤LY2510924(3mg/kg)、ADRB2阻害剤カルベジロール(30mg/kg)、またはLY2510924(3mg/kg)とカルベジロール(30mg/kg)との組合せの抗腫瘍作用に関して腫瘍成長速度を比較するグラフである。
図29bは、CXCR4阻害剤AMD070(10mg/kg)、ADRB2阻害剤カルベジロール(30mg/kg)、またはAMD070(10mg/kg)とカルベジロール(30mg/kg)との組合せの抗腫瘍作用に関して腫瘍成長速度比較するグラフである。腫瘍の長さ(L)及び幅(W)を測定することならびに腫瘍体積を以下の式に基づいて算出することによって腫瘍成長を3日ごとまたは4日ごとに追跡評価した:体積=0.5LW
2。
【0527】
図29aに示すとおり、CXCR4−ADRB2過剰発現マウスはCXCR4阻害剤LY2510924またはADRB2阻害剤カルベジロールによって腫瘍成長が対照マウスよりも強く阻害された。加えて、LY2510924とカルベジロールとの組合せは単独投与群よりも腫瘍成長阻害作用が優れていたことを実証した。より具体的には、対照としてのビヒクルを処置したCXCR4−ADRB2過剰発現A549保有マウスは処置から21日後に554.2±152.7mm
3の平均腫瘍体積に達し、これに比べてLY2510924、カルベジロール、またはLY2510924とカルベジロールでは同じ期間にそれぞれ488.9±135.2mm
3、及び432.0±206.4mm
3、356.3±125.4mm
3の平均腫瘍体積に達した。
【0528】
CXCR4の別の阻害剤であるAMD070で処置した群において同様のパターンが認められた。
【0529】
図29bは、CXCR4−ADRB2ヘテロマー過剰発現細胞株をヌードマウスに移植し腫瘍サイズが50〜100mm
3に達した時にCXCR4阻害剤AMD070またはADRB2阻害剤カルベジロールを単独でまたは組み合わせて23日間経口投与したものを示す。
図29bに示すとおり、薬物投与から23日後の腫瘍の大きさは、対照群では618.5±190.9mm
3となり、AMD070またはカルベジロールで処置した群ではそれぞれ543.2±260.4mm
3または510.4±139.9mm
3となった。薬物処置群の腫瘍サイズが対照群のそれよりも小さいことが示されている。加えて、AMD070とカルベジロールとの組合せでは腫瘍の大きさが418.0±238.4mm
3となったが、これは抗腫瘍作用が単独投与群のそれよりも優れていることを示唆している。
【0530】
これらの結果は、CXCR4阻害剤とADRB2阻害剤との共処理がCXCR4とADRB2とのヘテロマーが発現している患者により良好な治療効果を提供し得ることを示唆している。
【0531】
【0532】
本明細書中で言及される全ての刊行物及び特許出願を参照により、各個の刊行物または特許出願を参照により援用することを具体的かつ個別に示すのと同じ程度に本明細書に援用する。
【0533】
好ましい実施形態を本明細書に示し記載してきたが、そのような実施形態が例としてのみ提供されていることは当業者にとって明らかであろう。以下の請求項が本発明の範囲を画定すること、ならびにこれらの請求項及びそれらの均等物の対象範囲に含まれる方法及び構築物がそれによって包含されることを意図する。
【0534】
【0535】
例示的実施形態
【0536】
一実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有する細胞を有する対象においてがんを治療する方法であって、治療的有効量の、CXCR4の阻害剤、GPCRxの阻害剤及びCXCR4−GPCRxヘテロマーの阻害剤からなる群から選択される阻害剤または阻害剤の組合せを対象に投与することを含む、当該方法。
【0537】
一実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマーを有する対象においてがんを治療する方法であって、治療的有効量の、CXCR4の阻害剤、GPCRxの阻害剤及びCXCR4−GPCRxヘテロマーの阻害剤からなる群から選択される阻害剤または阻害剤の組合せを対象に投与することを含み、CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有する細胞が、増強された下流シグナル伝達を有するものである、当該方法。
【0538】
一実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマーを有する対象においてがんを治療、改善または予防する方法であって、対象に治療的有効量のCXCR4−GPCRxヘテロマーの阻害剤を投与することを含み、GPCRxが対象においてCXCR4とヘテロマー化し、GPCRxとCXCR4とのヘテロマー化に伴ってCXCR4の下流でのシグナル伝達の増強が起こり、CXCR4の下流でのシグナル伝達の増強がCXCR4−GPCRxヘテロマーの阻害剤によって抑制される、
当該方法。
【0539】
一実施形態において、がんの治療、改善または予防に対する、CXCR4−GPCRxヘテロマーを有する対象の応答または潜在的応答を評価する方法であって、対象からの試料を得ること、試料におけるCXCR4とGPCRxとのヘテロマー化を検出すること、及びCXCR4とGPCRxとのヘテロマー化の検出に少なくとも一部基づいてがんの治療、改善または予防に対する対象の応答または潜在的応答を評価することを含む、当該方法。
【0540】
一実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有する細胞を有する患者のがんを治療する方法であって、CXCR4の阻害剤、GPCRxの阻害剤及びCXCR4−GPCRxヘテロマーの阻害剤からなる群から選択される阻害剤または阻害剤の組合せを患者に投与することを含み、
【0541】
i)CXCR4−GPCRxヘテロマーが、増強された下流シグナル伝達を有するものであり、
【0542】
ii)投与された阻害剤または阻害剤の組合せが、がん患者における上記CXCR4−GPCRxヘテロマーからの増強された下流シグナル伝達を抑制する、当該方法。
【0543】
一実施形態において、がんに罹患している患者の細胞におけるCXCR4−GPCRxヘテロマーからの増強された下流シグナル伝達を抑制する方法であって、CXCR4の阻害剤、GPCRxの阻害剤及びCXCR4−GPCRxヘテロマーの阻害剤からなる群から選択される阻害剤または阻害剤の組合せを患者に投与することを含み、
【0544】
i)CXCR4−GPCRxヘテロマーが、増強された下流シグナル伝達を有するものであり、
【0545】
ii)投与された阻害剤または阻害剤の組合せが、がん患者における上記CXCR4−GPCRxヘテロマーからの増強された下流シグナル伝達を抑制する、当該方法。
【0546】
一実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有する細胞を有する患者のがんの治療に使用するための医薬キットであって、CXCR4の阻害剤、GPCRxの阻害剤及びCXCR4−GPCRxヘテロマーの阻害剤からなる群から選択される阻害剤または阻害剤の組合せを含み、CXCR4−GPCRxヘテロマーが、増強された下流シグナル伝達を有するものである、当該医薬キット。
【0547】
一実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有する細胞を有する患者のがんの治療に使用するための医薬組成物であって、
【0548】
i)CXCR4の阻害剤、GPCRxの阻害剤及びCXCR4−GPCRxヘテロマーの阻害剤からなる群から選択される阻害剤または阻害剤の組合せ、ならびに
【0549】
ii)薬学的に許容される担体を含み、
【0550】
CXCR4−GPCRxヘテロマーが、増強された下流シグナル伝達を有するものである、当該医薬組成物。
【0551】
一実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有するがん細胞を有する患者のがんを治療する方法であって、CXCR4−GPCRxヘテロマーが、増強された下流シグナル伝達を有するものであり、
【0552】
1)増強された下流シグナル伝達を有するCXCR4−GPCRxヘテロマーを含有するがん細胞を患者が有しているか否かの判定を、患者からの生体試料を得るまたは得たことと、生体試料に対して
【0553】
i)患者のがん細胞が上記CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有するか否か、または
【0554】
ii)CXCR4−GPCRxヘテロマー選択的試薬が:患者由来細胞(複数可)における上記CXCR4−GPCRxヘテロマーのヘテロマー固有特性もしくは機能を変化させるか否か;CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有する患者由来細胞(複数可)のヘテロマー固有特性を変化させるか否か;またはCXCR4−GPCRxヘテロマーを含有する患者由来細胞(複数可)の細胞増殖を減少させるか否かを判定するアッセイを実施するまたは実施したこととによって行うことを含み、さらに、
【0555】
2)上記CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有するがん細胞を患者が有する場合に、CXCR4の阻害剤、GPCRxの阻害剤及びCXCR4−GPCRxヘテロマーの阻害剤からなる群から選択される阻害剤または阻害剤の組合せをがん患者に体内投与することを含む、前記方法。
【0556】
一実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有するがん細胞を有する患者のがんを治療する方法であって、
【0557】
1)患者のがん細胞がCXCR4−GPCRxヘテロマーを含有するか否かの判定を、患者からの生体試料を得るまたは得たことと、患者のがん細胞に上記CXCR4−GPCRxヘテロマーが存在しているか否かを判定するアッセイを生体試料に対して実施するまたは実施したこととによって行うこと
を含み、
【0558】
a)CXCR4−GPCRxヘテロマーのGPCRxが、ADCYAP1R1、ADORA2B、ADORA3、ADRB2、C5AR1、CALCR、CHRM1、EDNRB、HRH1、MLNR、NTSR1及びTACR3からなる群から選択され、
【0559】
b)生体試料に対して実施されるアッセイが、以下:共内在化アッセイ、共局在化アッセイ、in situハイブリダイゼーション、免疫組織化学、免疫電子顕微鏡法、近接度に基づくアッセイ、共免疫沈降アッセイまたは蛍光動物アッセイのうちの1つ以上であり、またはそれを含み、さらに、
【0560】
2)患者のがん細胞が上記CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有する場合にCXCR4の阻害剤、GPCRxの阻害剤及びCXCR4−GPCRxヘテロマーの阻害剤からなる群から選択される阻害剤または阻害剤の組合せを患者に体内投与すること
を含む、当該方法。
【0561】
一実施形態において、増強された下流シグナル伝達を有するCXCR4−GPCRxヘテロマーを含有するがん細胞を有する患者のがんを治療する方法であって、
【0562】
1)増強された下流シグナル伝達を有するCXCR4−GPCRxヘテロマーを含有するがん細胞を患者が有するか否かの判定を、患者からの生体試料を得るまたは得たことと、生体試料に対して
【0563】
i)患者のがん細胞が上記CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有するか否か、または
【0564】
ii)CXCR4−GPCRxヘテロマー選択的試薬が:患者由来細胞(複数可)における上記CXCR4−GPCRxヘテロマーのヘテロマー固有特性もしくは機能を変化させるか否か;上記CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有する患者由来細胞(複数可)のヘテロマー固有特性を変化させるか否か;または上記CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有する患者由来細胞(複数可)の細胞増殖を減少させるか否か
を判定するアッセイを実施するまたは実施したことと
によって行うことを含み、さらに、
【0565】
2)上記CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有するがん細胞を患者が有する場合に、CXCR4の阻害剤、GPCRxの阻害剤及びCXCR4−GPCRxヘテロマーの阻害剤からなる群から選択される阻害剤の組合せをがん患者に体内投与すること、ならびに
【0566】
3)上記CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有するがん細胞を患者が有していない場合に、単一の阻害剤としてCXCR4阻害剤かGPCRx阻害剤かのどちらかをがん患者に体内投与することを含む、当該方法。
【0567】
一実施形態において、増強された下流シグナル伝達を有するCXCR4−GPCRxヘテロマーを含有するがん細胞を有する患者のがんを治療する方法であって、
【0568】
1)増強された下流シグナル伝達を有するCXCR4−GPCRxヘテロマーを含有するがん細胞を患者が有するか否かの判定を、患者からの生体試料を得るまたは得たことと、生体試料に対して
【0569】
i)患者のがん細胞が上記CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有するか否か、または
【0570】
ii)CXCR4−GPCRxヘテロマー選択的試薬が:患者由来細胞(複数可)における上記CXCR4−GPCRxヘテロマーのヘテロマー固有特性もしくは機能を変化させるか否か;上記CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有する患者由来細胞(複数可)のヘテロマー固有特性を変化させるか否か;または上記CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有する患者由来細胞(複数可)の細胞増殖を減少させるか否かを判定するアッセイを実施するまたは実施したこととによって行うことを含み、さらに、
【0571】
2)上記CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有するがん細胞を患者が有する場合に、CXCR4の阻害剤、GPCRxの阻害剤及びCXCR4−GPCRxヘテロマーの阻害剤からなる群から選択される阻害剤の組合せをがん患者に体内投与すること、ならびに
【0572】
3)上記CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有するがん細胞を患者が有していない場合に、単一の阻害剤としてCXCR4阻害剤かGPCRx阻害剤かのどちらかをがん患者に体内投与すること
を含み、
【0573】
ここで、
【0574】
a)阻害剤の組合せの投与の時に、CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有する上記がん細胞を有する患者におけるがんの進行が、上記患者への単一の阻害剤としてのCXCR4阻害剤またはGPCRx阻害剤の投与と比較して5〜100%の範囲でより多く減少する、
【0575】
b)CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有する上記がん細胞を有する患者にGPCRx阻害剤と組み合わせて投与される場合のCXCR4阻害剤の有効性が、単一の阻害剤として投与される場合のCXCR4阻害剤の有効性と比較して5〜2000%の範囲で向上する、及び/または
【0576】
c)CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有する上記がん細胞を有する患者にCXCR4阻害剤と組み合わせて投与される場合のGPCRx阻害剤の有効性が、単一の阻害剤として投与される場合のGPCRx阻害剤の有効性と比較して5〜2000%の範囲で向上する、当該方法。
【0577】
一実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有するがん細胞を有する患者のがんを治療する方法であって、
【0578】
1)患者のがん細胞がCXCR4−GPCRxヘテロマーを含有するか否かの判定を、患者からの生体試料を得るまたは得たことと、患者のがん細胞に上記CXCR4−GPCRxヘテロマーが存在しているか否かを判定するアッセイを生体試料に対して実施するまたは実施したこととによって行うことを含み、
【0579】
a)CXCR4−GPCRxヘテロマーのGPCRxが、ADCYAP1R1、ADORA2B、ADORA3、ADRB2、C5AR1、CALCR、CHRM1、EDNRB、HRH1、MLNR、NTSR1及びTACR3からなる群から選択され、
【0580】
b)生体試料に対して実施されるアッセイが、以下:共内在化アッセイ、共局在化アッセイ、in situハイブリダイゼーション、免疫組織化学、免疫電子顕微鏡法、近接度に基づくアッセイ、共免疫沈降アッセイ、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)、フローサイトメトリー、RNAseq、qRT−PCR、マイクロアレイまたは蛍光動物アッセイのうちの1つ以上であり、またはそれを含み、さらに、
【0581】
2)患者のがん細胞が上記CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有する場合にCXCR4の阻害剤、GPCRxの阻害剤及びCXCR4−GPCRxヘテロマーの阻害剤からなる群から選択される阻害剤の組合せをがん患者に体内投与すること、ならびに
【0582】
3)患者のがん細胞が上記CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有していない場合に、単一の阻害剤としてCXCR4阻害剤かGPCRx阻害剤かのどちらかをがん患者に体内投与することを含む、当該方法。
【0583】
一実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有するがん細胞を有する患者のがんを治療する方法であって、
【0584】
1)患者のがん細胞がCXCR4−GPCRxヘテロマーを含有するか否かの判定を、患者からの生体試料を得るまたは得たことと、患者のがん細胞に上記CXCR4−GPCRxヘテロマーが存在しているか否かを判定するアッセイを生体試料に対して実施するまたは実施したこととによって行うことを含み、
【0585】
a)CXCR4−GPCRxヘテロマーのGPCRxが、ADCYAP1R1、ADORA2B、ADORA3、ADRB2、C5AR1、CALCR、CHRM1、EDNRB、HRH1、MLNR、NTSR1及びTACR3からなる群から選択され、
【0586】
b)生体試料に対して実施されるアッセイが、以下:共内在化アッセイ、共局在化アッセイ、in situハイブリダイゼーション、免疫組織化学、免疫電子顕微鏡法、近接度に基づくアッセイ、共免疫沈降アッセイ、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)、フローサイトメトリー、RNAseq、qRT−PCR、マイクロアレイまたは蛍光動物アッセイのうちの1つ以上であり、またはそれを含み、さらに、
【0587】
2)患者のがん細胞が上記CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有する場合にCXCR4の阻害剤、GPCRxの阻害剤及びCXCR4−GPCRxヘテロマーの阻害剤からなる群から選択される阻害剤の組合せをがん患者に体内投与すること、ならびに
【0588】
3)患者のがん細胞が上記CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有していない場合に、単一の阻害剤としてCXCR4阻害剤かGPCRx阻害剤かのどちらかをがん患者に体内投与すること
を含み、
【0589】
ここで、
【0590】
a)阻害剤の組合せの投与の時に、CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有する上記がん細胞を有する患者におけるがんの進行が、上記患者への単一の阻害剤としてのCXCR4阻害剤またはGPCRx阻害剤の投与と比較して5〜100%の範囲でより多く減少する、
【0591】
b)CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有する上記がん細胞を有する患者にGPCRx阻害剤と組み合わせて投与される場合のCXCR4阻害剤の有効性が、単一の阻害剤として投与される場合のCXCR4阻害剤の有効性と比較して5〜2000%の範囲で向上する、及び/または
【0592】
c)CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有する上記がん細胞を有する患者にCXCR4阻害剤と組み合わせて投与される場合のGPCRx阻害剤の有効性が、単一の阻害剤として投与される場合のGPCRx阻害剤の有効性と比較して5〜2000%の範囲で向上する、当該方法。
【0593】
特定の実施形態では、以下のさらなる実施形態うちの1つまたは1つより多くのもの(例えば全てを含む)は、他の実施形態の各々またはその部分を含み得る。
【0594】
さらなる実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマーが、増強された下流シグナル伝達を有する、引き起こす、または生じさせる、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0595】
さらなる実施形態において、増強された下流シグナル伝達が、CXCR4−GPCRxヘテロマーに起因するものである、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0596】
さらなる実施形態において、増強された下流シグナル伝達が、CXCR4−GPCRxヘテロマーの作動作用に起因するものである、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0597】
さらなる実施形態において、増強された下流シグナル伝達が、CXCR4−GPCRxヘテロマーのCXCR4作動作用に起因するものである、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0598】
さらなる実施形態において、増強された下流シグナル伝達が、CXCR4−GPCRxヘテロマーのGPCRx作動作用に起因するものである、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0599】
さらなる実施形態において、増強された下流シグナル伝達が、CXCR4−GPCRxヘテロマーのCXCR4作動作用及びGPCRx作動作用に起因するものである、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0600】
さらなる実施形態において、増強された下流シグナル伝達が、CXCR4、各々のGPCRxまたはCXCR4−GPCRxヘテロマーの下流でのものである、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0601】
さらなる実施形態において、増強された下流シグナル伝達が、CXCR4の下流でのものである、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0602】
さらなる実施形態において、増強された下流シグナル伝達が、各々のGPCRxの下流でのものである、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0603】
さらなる実施形態において、増強された下流シグナル伝達が、CXCR4−GPCRxヘテロマーの下流でのものである、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0604】
さらなる実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマーからの増強された下流シグナル伝達が、各個々のプロトマーの文脈でのCXCR4プロトマーまたは各々のGPCRxプロトマーからの下流シグナル伝達と相関関係にある、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0605】
さらなる実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマーからの増強された下流シグナル伝達が、個々のプロトマーの文脈でのCXCR4プロトマーからの下流シグナル伝達と相関関係にある、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0606】
さらなる実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマーからの増強された下流シグナル伝達が、個々のプロトマーの文脈での各々のGPCRxプロトマーからの下流シグナル伝達と相関関係にある、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0607】
さらなる実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマーからの増強された下流シグナル伝達が、各個々のプロトマーの文脈でのCXCR4プロトマー及び各々のGPCRxプロトマーからの下流シグナル伝達と相関関係にある、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0608】
さらなる実施形態において、阻害剤または阻害剤の組合せが、がん患者における上記CXCR4−GPCRxヘテロマーからの増強された下流シグナル伝達を抑制する、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0609】
さらなる実施形態において、投与された阻害剤または阻害剤の組合せが、患者のがん細胞における上記CXCR4−GPCRxヘテロマーからの増強された下流シグナル伝達を抑制する、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0610】
さらなる実施形態において、方法がさらに、CXCR4−GPCRxヘテロマーの存在を判定または診断することを含む、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0611】
さらなる実施形態において、方法がさらに、がん患者におけるCXCR4−GPCRxヘテロマーの存在を判定または診断することを含む、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0612】
さらなる実施形態において、方法がさらに、がん細胞またはがん組織におけるCXCR4−GPCRxヘテロマーの存在を判定または診断することを含む、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0613】
さらなる実施形態において、方法がさらに、がん患者から得られたがん細胞またはがん組織におけるCXCR4−GPCRxヘテロマーの存在を判定または診断することを含む、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0614】
さらなる実施形態において、方法がさらに、CXCR4−GPCRxヘテロマーの存在を判定または診断することを含み、判定または診断が、
【0615】
1)生体試料(例えば、細胞または組織、例えばがん患者からの細胞または組織)を得るまたは得たこと、及び
【0616】
2)アッセイを生体試料に対して実施するまたは実施したことを含み、当該アッセイは、共内在化アッセイ、共局在化アッセイ、in situハイブリダイゼーション、免疫組織化学、免疫電子顕微鏡法、近接度に基づくアッセイ、共免疫沈降アッセイまたは蛍光動物アッセイのうちの1つ以上である、またはそれを含む、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0617】
さらなる実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマーからの増強された下流シグナル伝達が細胞内Ca2+アッセイによって決定される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0618】
さらなる実施形態において、増強された下流シグナル伝達が、増強されたカルシウム動員の量である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0619】
さらなる実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマーからの増強されたカルシウム動員の量が、CXCL12と各々の選択的GPCRx作動薬とによる共刺激の時にカルシウム動員アッセイによって決定したときCXCL12か各々の選択的GPCRx作動薬かのどちらかによる上記細胞の単一作動薬刺激に起因するカルシウム動員量の双方の合計よりも少なくとも10%多い、少なくとも20%多い、少なくとも30%多い、少なくとも40%多い、少なくとも50%多い、少なくとも75%多い、または少なくとも90%多いカルシウム動員量である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0620】
さらなる実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマーからの増強されたカルシウム動員の量が、CXCL12と各々の選択的GPCRx作動薬とによる共刺激の時にカルシウム動員アッセイによって決定したときCXCL12か各々の選択的GPCRx作動薬かのどちらかによる上記細胞の単一作動薬刺激に起因するカルシウム動員量の双方の合計よりも10〜100%多いカルシウム動員量である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0621】
さらなる実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマーからの増強されたカルシウム動員の量が、CXCL12と各々の選択的GPCRx作動薬とによる共刺激の時にカルシウム動員アッセイによって決定したときCXCL12か各々の選択的GPCRx作動薬かのどちらかによる上記細胞の単一作動薬刺激に起因するカルシウム動員量の双方の合計よりも25〜100%多いカルシウム動員量である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0622】
さらなる実施形態において、増強されたカルシウム動員の量が細胞内Ca2+アッセイによって決定される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0623】
さらなる実施形態において、細胞内Ca2+アッセイがカルシウム動員アッセイである、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0624】
さらなる実施形態において、増強されたカルシウム動員の量が相乗的なカルシウム動員の量である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0625】
さらなる実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有する細胞からの相乗的なカルシウム動員の量が、CXCL12と各々の選択的GPCRx作動薬とによる共刺激の時にカルシウム動員アッセイによって決定したときCXCL12か各々の選択的GPCRx作動薬かのどちらかによる前記細胞の単一作動薬刺激に起因するカルシウム動員量の双方の合計よりも少なくとも10%多い、少なくとも20%多い、少なくとも30%多い、少なくとも40%多い、少なくとも50%多い、少なくとも75%多い、または少なくとも90%多いカルシウム動員量である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0626】
さらなる実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマーが、以下の特徴:
【0627】
1)判定を以下:共内在化アッセイ、共局在化アッセイ、in situハイブリダイゼーション、免疫組織化学、免疫電子顕微鏡法、近接度に基づくアッセイ、共免疫沈降アッセイもしくは蛍光動物アッセイのうちの1つ以上によって行ったとき細胞内のCXCR4−GPCRxヘテロマー構成要素が共局在化して直接、あるいはアロステリズムの伝達手段として作用する中間体タンパク質を介して、物理的に相互作用していること;
【0628】
2)カルシウム動員アッセイによって決定したとき、
【0629】
a)CXCL12と各々の選択的GPCRx作動薬とによる共刺激の時に細胞内の個々のプロトマーの文脈においてCXCR4か各々のGPCRxかのどちらかが、CXCL12か各々の選択的GPCRx作動薬かのどちらかによる単一作動薬刺激に起因するカルシウム動員量の双方の合計と等しいかもしくはそれより少ないカルシウム動員量をもたらし、
【0630】
b)CXCL12と各々の選択的GPCRx作動薬とによる共刺激の時にCXCR4−GPCRxヘテロマーが、CXCL12か各々の選択的GPCRx作動薬かのどちらかによる単一作動薬刺激に起因するカルシウム動員量の双方の合計と比較して増強されたカルシウム動員を呈するような、
【0631】
増強されたカルシウム動員の量;または
【0632】
3)CXCR4−GPCRxヘテロマー選択的試薬が、
【0633】
i)患者由来細胞におけるCXCR4−GPCRxヘテロマーのヘテロマー固有特性を変化させる、
【0634】
ii)患者由来細胞におけるCXCR4−GPCRxヘテロマーのヘテロマー固有機能を変化させる、
【0635】
iii)CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有する患者由来細胞のヘテロマー固有特性を変化させる、もしくは
【0636】
iv)CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有する患者由来細胞(複数可)の細胞増殖を減少させること、のうちの2つ以上を有する、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0637】
さらなる実施形態において、以下の方法:PLA、放射性リガンド結合アッセイ、[35S]GTP−rS結合アッセイ、カルシウムアッセイ、cAMPアッセイ、GTPアーゼアッセイ、PKA活性化、ERK1/2及び/またはAkt/PKBリン酸化アッセイ、Src及びSTAT3リン酸化アッセイ、CREレポーターアッセイ、NFAT−REレポーターアッセイ、SREレポーターアッセイ、SRF−REレポーターアッセイ、NF−kB−REレポーターアッセイ、分泌型アルカリホスファターゼアッセイ、イノシトール1−リン酸産生アッセイ、アデニリルシクラーゼ活性アッセイ、標的遺伝子発現のRT−PCRによる、RT−qPCRによる、RNAseqによる、またはマイクロアレイによる分析のうちの少なくとも1つによって判定するとき、CXCR4−GPCRxヘテロマー選択的試薬が患者由来細胞におけるCXCR4−GPCRxヘテロマーのヘテロマー固有機能を変化させる、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0638】
さらなる実施形態において、以下の方法:PLA、放射性リガンド結合アッセイ、[35S]GTP−rS結合アッセイ、カルシウムアッセイ、cAMPアッセイ、GTPアーゼアッセイ、PKA活性化、ERK1/2及び/またはAkt/PKBリン酸化アッセイ、Src及びSTAT3リン酸化アッセイ、CREレポーターアッセイ、NFAT−REレポーターアッセイ、SREレポーターアッセイ、SRF−REレポーターアッセイ、NF−kB−REレポーターアッセイ、分泌型アルカリホスファターゼアッセイ、イノシトール1−リン酸産生アッセイ、アデニリルシクラーゼ活性アッセイ、標的遺伝子発現のRT−PCRによる、RT−qPCRによる、RNAseqによる、次世代シーケンシング(NGS)による、またはマイクロアレイによる分析のうちの少なくとも1つによって判定するとき、CXCR4−GPCRxヘテロマー選択的試薬が患者由来細胞におけるCXCR4−GPCRxヘテロマーのヘテロマー固有機能を変化させる、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0639】
さらなる実施形態において、以下の方法:がん細胞の増殖、遊走、浸潤及び薬物耐性(生存)に関するアッセイ、免疫細胞機能の調節、血管新生、脈管形成、転移、薬剤耐性、組織マイクロアレイ(TMA)及びがん細胞−腫瘍微小環境(TME)相互作用のうちの少なくとも1つによって判定するとき、CXCR4−GPCRxヘテロマー選択的試薬が、CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有する患者由来細胞のヘテロマー固有特性を変化させる、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0640】
さらなる実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマー構成要素が個々のプロトマーCXCR4及びGPCRxを含む、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0641】
さらなる実施形態において、個々のプロトマーの文脈で、CXCR4か各々のGPCRxかのどちらかを含有する細胞が独立して
【0642】
i)各個々のプロトマーGPCRxの非存在下での個々のプロトマーCXCR4、または
【0643】
ii)個々のプロトマーCXCR4の非存在下での各個々のプロトマーGPCRxを
【0644】
それぞれ含む、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0645】
さらなる実施形態において、個々のプロトマーの文脈で、CXCR4を含有する細胞が、各個々のプロトマーGPCRxの非存在下での上記個々のプロトマーCXCR4を含む、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0646】
さらなる実施形態において、個々のプロトマーの文脈で、各々のGPCRxを含有する細胞が、個々のプロトマーCXCR4の非存在下での上記各個々のプロトマーGPCRxを含む、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0647】
さらなる実施形態において、判定を以下:共内在化アッセイ、共局在化アッセイ、in situハイブリダイゼーション、免疫組織化学、免疫電子顕微鏡法、近接度に基づくアッセイ、共免疫沈降アッセイまたは蛍光動物アッセイのうちの1つ以上によって行ったとき細胞内のCXCR4−GPCRxヘテロマー構成要素が共局在化して直接、あるいはアロステリズムの伝達手段として作用する中間体タンパク質を介して、物理的に相互作用している、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0648】
さらなる実施形態において、近接度に基づくアッセイが、共鳴エネルギー移動(RET)、生物発光RET(BRET)、蛍光RET(FRET)、時間分解蛍光RET(TR−FRET)、抗体利用FRET、リガンド利用FRET、二分子蛍光補完(BiFC)または近接ライゲーションアッセイ(PLA)である、またはそれを含む、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0649】
さらなる実施形態において、判定を以下:共内在化アッセイ、二分子蛍光補完(BiFC)または近接ライゲーションアッセイ(PLA)のうちの1つ以上によって行ったとき細胞内のCXCR4−GPCRxヘテロマー構成要素が共局在化して直接、あるいはアロステリズムの伝達手段として作用する中間体タンパク質を介して、物理的に相互作用している、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0650】
さらなる実施形態において、患者のがん細胞がCXCR4−GPCRxヘテロマーを含有する、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0651】
さらなる実施形態において、カルシウム動員アッセイによって決定したとき、
【0652】
a)CXCL12と各々の選択的GPCRx作動薬とによる共刺激の時に細胞内の個々のプロトマーの文脈においてCXCR4か各々のGPCRxかのどちらかが、CXCL12か各々の選択的GPCRx作動薬かのどちらかによる単一作動薬刺激に起因するカルシウム動員量の双方の合計と等しいかもしくはそれより少ないカルシウム動員量をもたらし、
【0653】
b)CXCL12と各々の選択的GPCRx作動薬とによる共刺激の時にCXCR4−GPCRxヘテロマーが、CXCL12か各々の選択的GPCRx作動薬かのどちらかによる単一作動薬刺激に起因するカルシウム動員量の双方の合計と比較して増強されたカルシウム動員を呈するような、
【0654】
増強されたカルシウム動員の量をCXCR4−GPCRxヘテロマーが呈する、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0655】
さらなる実施形態において、
【0656】
i)カルシウム動員アッセイによって決定したとき細胞内の個々のプロトマーの文脈でのプロトマーCXCR4またはGPCRxからのカルシウム動員が非相乗的であり、
【0657】
ii)カルシウム動員アッセイによって決定したとき細胞におけるCXCR4−GPCRxヘテロマーからのカルシウム動員が相乗的である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0658】
さらなる実施形態において、カルシウム動員アッセイによって決定したときCXCL12と各々の選択的GPCRx作動薬とによる共刺激の時に個々のプロトマーの文脈において
【0659】
a)各個々のプロトマーGPCRxの非存在下での細胞内の個々のプロトマーCXCR4、または
【0660】
b)個々のプロトマーCXCR4の非存在下での細胞内の各個々のプロトマーGPCRxが、
【0661】
CXCL12か各々の選択的GPCRx作動薬かのどちらかによる単一作動薬刺激に起因するカルシウム動員量の双方の合計と等しいかまたはそれより少ないカルシウム動員量をもたらす、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0662】
さらなる実施形態において、カルシウム動員アッセイによって決定したときCXCL12と各々の選択的GPCRx作動薬とによる共刺激の時に個々のプロトマーの文脈において、独立して
【0663】
a)各個々のプロトマーGPCRxの非存在下での細胞内の個々のプロトマーCXCR4、及び
【0664】
b)個々のプロトマーCXCR4の非存在下での細胞内の各個々のプロトマーGPCRxが、
【0665】
CXCL12か各々の選択的GPCRx作動薬かのどちらかによる単一作動薬刺激に起因するカルシウム動員量の双方の合計と等しいかまたはそれより少ないカルシウム動員量をもたらす、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0666】
さらなる実施形態において、カルシウム動員アッセイによって決定したときCXCL12と各々の選択的GPCRx作動薬とによる共刺激の時にCXCR4−GPCRxヘテロマーが、CXCL12か各々の選択的GPCRx作動薬かのどちらかによる上記細胞の単一作動薬刺激に起因するカルシウム動員量の双方の合計より多いカルシウム動員量をもたらす、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0667】
さらなる実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマーの共刺激に起因するカルシウム動員量が、カルシウム動員アッセイによって決定したとき上記CXCR4−GPCRxヘテロマーの単一作動薬刺激に起因するカルシウム動員の双方の合計と比較して増強されたカルシウム動員の量である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0668】
さらなる実施形態において、カルシウム動員アッセイによって決定したとき、増強されたカルシウム動員の量が、CXCL12か各々の選択的GPCRx作動薬かのどちらかによる単一作動薬刺激に起因するカルシウム動員の双方の合計よりも少なくとも10%多い、少なくとも20%多い、少なくとも30%多い、少なくとも40%多い、少なくとも50%多い、少なくとも75%多い、または少なくとも90%多い、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0669】
さらなる実施形態において、増強されたカルシウム動員の量が相乗的なカルシウム動員の量である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0670】
さらなる実施形態において、方法が、CXCR4−GPCRxヘテロマー選択的試薬を投与するものである、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0671】
さらなる実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマー選択的試薬が、
【0672】
i)患者由来細胞におけるCXCR4−GPCRxヘテロマーのヘテロマー固有特性を変化させる、
【0673】
ii)患者由来細胞におけるCXCR4−GPCRxヘテロマーのヘテロマー固有機能を変化させる、
【0674】
iii)CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有する患者由来細胞のヘテロマー固有特性を変化させる、または
【0675】
iv)CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有する患者由来細胞の細胞増殖を減少させる、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0676】
さらなる実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマー選択的試薬が患者由来細胞におけるCXCR4−GPCRxヘテロマーのヘテロマー固有特性を変化させる、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0677】
さらなる実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマー選択的試薬が患者由来細胞におけるCXCR4−GPCRxヘテロマーのヘテロマー固有機能を変化させる、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0678】
さらなる実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマー選択的試薬が、CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有する患者由来細胞のヘテロマー固有特性を変化させる、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0679】
さらなる実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマー選択的試薬が、CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有する患者由来細胞の細胞増殖を減少させる、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0680】
さらなる実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマー選択的試薬がCXCR4阻害剤、GPCRx阻害剤またはCXCR4−GPCRxヘテロマー阻害剤である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0681】
さらなる実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマー選択的試薬がCXCR4拮抗薬、GPCRx拮抗薬またはCXCR4−GPCRxヘテロマー拮抗薬である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0682】
さらなる実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマー選択的試薬が医薬組成物として投与される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0683】
さらなる実施形態において、方法が、CXCR4阻害剤、GPCRx阻害剤またはCXCR4−GPCRxヘテロマー阻害剤からなる群から選択される阻害剤を投与するものである、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0684】
さらなる実施形態において、阻害剤が医薬組成物として投与される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0685】
さらなる実施形態において、投与される阻害剤がCXCR4阻害剤である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0686】
さらなる実施形態において、投与される阻害剤がGPCRx阻害剤である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0687】
さらなる実施形態において、投与される阻害剤がCXCR4−GPCRxヘテロマーの阻害剤である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0688】
さらなる実施形態において、方法が、CXCR4阻害剤、GPCRx阻害剤、及びCXCR4−GPCRxヘテロマーの阻害剤からなる群から選択される阻害剤の組合せを投与するものである、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0689】
さらなる実施形態において、阻害剤の組合せが医薬組成物として投与される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0690】
さらなる実施形態において、阻害剤の組合せがCXCR4阻害剤及びGPCRx阻害剤を含む、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0691】
さらなる実施形態において、阻害剤の組合せが、CXCR4阻害剤、及びCXCR4−GPCRxヘテロマーの阻害剤を含む、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0692】
さらなる実施形態において、阻害剤の組合せが、GPCRx阻害剤、及びCXCR4−GPCRxヘテロマーの阻害剤を含む、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0693】
さらなる実施形態において、阻害剤の組合せが逐次的、同時進行的または同時に投与される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0694】
さらなる実施形態において、阻害剤の組合せが、薬学的に許容される担体をさらに含む医薬組成物として投与される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0695】
さらなる実施形態において、阻害剤の組合せが別個の医薬組成物として投与され、別個の医薬組成物が独立してさらに、薬学的に許容される担体を含む、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0696】
さらなる実施形態において、CXCR4阻害剤が、CXCR4の拮抗薬、CXCR4の逆作動薬、CXCR4の部分拮抗薬、CXCR4のアロステリック調節薬、CXCR4の抗体、CXCR4の抗体断片、またはCXCR4のリガンドである、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0697】
さらなる実施形態において、GPCRx阻害剤が、GPCRxの拮抗薬、GPCRxの逆作動薬、GPCRxの部分拮抗薬、GPCRxのアロステリック調節薬、GPCRxの抗体、GPCRxの抗体断片、またはGPCRxのリガンドである、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0698】
さらなる実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマーの阻害剤が、CXCR4−GPCRxヘテロマーの拮抗薬、CXCR4−GPCRxヘテロマーの逆作動薬、CXCR4−GPCRxヘテロマーの部分拮抗薬、CXCR4−GPCRxヘテロマーのアロステリック調節薬、CXCR4−GPCRxヘテロマーの抗体、CXCR4−GPCRxヘテロマーの抗体断片、CXCR4−GPCRxヘテロマーのリガンド、またはCXCR4−GPCRxヘテロマーのタンパク質間相互作用(PPI)阻害剤である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0699】
さらなる実施形態において、CXCR4阻害剤、GPCRx阻害剤、またはCXCR4−GPCRxヘテロマーの阻害剤が抗体−薬物複合体である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0700】
さらなる実施形態において、治療的有効量のCXCR4−GPCRxヘテロマーの阻害剤が患者に投与される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0701】
さらなる実施形態において、治療的有効量未満のCXCR4−GPCRxヘテロマーの阻害剤が患者に投与される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0702】
さらなる実施形態において、治療的有効量のCXCR4阻害剤が患者に投与される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0703】
さらなる実施形態において、治療的有効量未満のCXCR4阻害剤が患者に投与される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0704】
さらなる実施形態において、CXCR4阻害剤が、
【0705】
AD−114、AD−114−6H、AD−114−Im7−FH、AD−114−PA600−6H、ALX−0651、ALX40−4C、AMD070(AMD11070、X4P−001)、AMD3100(プレリキサフォル)、AMD3465、ATI2341、BKT140(BL−8040、TF14016、4F−ベンゾイル−TN14003)、CTCE−9908、CX549、D−[Lys3]GHRP−6、FC122、FC131、GMI−1359、GSK812397、GST−NT21MP、イソチオウレア−1a、イソチオウレア−1t(IT1t)、KRH−1636、KRH−3955、LY2510924、LY2624587、MSX−122、N−[
11C]メチル−AMD3465、PF−06747143、POL6326、SDF−1 1−9[P2G]二量体、SDF1 P2G、T134、T140、T22、TC14012、TG−0054(ブリキサフォル)、USL311、ウロクプルマブ(MDX1338/BMS−936564)、ウイルスマクロファージ炎症性タンパク質−II(vMIP−II)、WZ811、12G5、238D2、238D4、[
64Cu]−AMD3100、[
64Cu]−AMD3465、[
68Ga]ペンチキサフォル、[
90Y]ペンチキサテル、[
99mTc]O
2−AMD3100、[
177Lu]ペンチキサテル、及び508MCl(化合物26)からなる群から選択される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0706】
さらなる実施形態において、治療的有効量のGPCRx阻害剤が患者に投与される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0707】
さらなる実施形態において、治療的有効量未満のGPCRx阻害剤が患者に投与される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0708】
さらなる実施形態において、GPCRxが、
【0709】
ADCYAP1R1、ADORA2B、ADORA3、ADRB2、C5AR1、CALCR、CHRM1、EDNRB、HRH1、MLNR、NTSR1及びTACR3からなる群から選択される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0710】
さらなる実施形態において、GPCRxがADRB2またはHRH1である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0711】
さらなる実施形態において、GPCRxがADCYAP1R1である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0712】
さらなる実施形態において、ADCYAP1R1阻害剤が、
【0713】
M65、Max.d.4、MK−0893、N−ステアリル−[Nle
17]ニューロテンシン−(6−11)/VIP−(7−28)、PACAP−(6−38)、及びPG97−269からなる群から選択される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0714】
さらなる実施形態において、GPCRxがADORA2Bである、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0715】
さらなる実施形態において、ADORA2B阻害剤が、
【0716】
3−イソブチル−8−ピロリジノキサンチン、アロキサジン、AS16、AS70、AS74、AS94、AS95、AS96、AS99、AS100、AS101、ATL802、BW−A1433、カフェイン、CGS15943、CPX、CSC、CVT−6883、DAX、DEPX、デレノフィリン(derenofylline)、DPCPX、FK−453、I−ABOPX、イストラデフィリン、KF26777、LAS38096、LUF5981、MRE2029F20、MRE3008F20、MRS1191、MRS1220、MRS1523、MRS1706、MRS1754、MSX−2、OSIP339391、ペントキシフィリン、プレラデナント、PSB−10、PSB−11、PSB36、PSB603、PSB−0788、PSB1115、ロロフィリン、SCH58261、SCH442416、ST−1535、テオフィリン、トナポフィリン、ビパデナント、キサンチンアミン類、XCC、及びZM−241385からなる群から選択される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0717】
さらなる実施形態において、GPCRxがADORA3である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0718】
さらなる実施形態において、ADORA3阻害剤が、
【0719】
ATL802、BW−A1433、カフェイン、CGS15943、CSC、CVT−6883、デレノフィリン、デクスニグルジピン、DPCPX、FK−453、フラバノン、フラボン、ガランギン、I−ABOPX、イストラデフィリン、KF26777、LAS38096、LUF5981、MRE2029F20、MRE3008F20、MRE3010F20、MRS1041、MRS1042、MRS1067、MRS1088、MRS1093、MRS1097、MRS1177、MRS1186、MRS1191、MRS1191、MRS1220、MRS1476、MRS1486、MRS1505、MRS1523、MRS1754、MRS928、MSX−2、ニカルジピン、プレラデナント、PSB−10、PSB−11、PSB36、PSB603、PSB1115、ロロフィリン、サクラネチン、SCH58261、SCH442416、ST−1535、テオフィリン、トナポフィリン、ビパデナント、ビスナギン、VUF5574、VUF8504、VUF8507、キサンチンアミン類及びZM−241385からなる群から選択される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0720】
さらなる実施形態において、GPCRxがADRB2である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0721】
さらなる実施形態において、ADRB2阻害剤が、
【0722】
アルプレノロール、アテノロール、ベタキソロール、ブプラノロール、ブトキサミン、カラゾロール、カルベジロール、CGP12177、シクロプロロール、ICI118551、ICYP、ラベタロール、レボベタキソロール、レボブノロール、LK204−545、メトプロロール、ナドロール、NIHP、NIP、プロパフェノン、プロプラノロール、ソタロール、SR59230A及びチモロールからなる群から選択される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0723】
さらなる実施形態において、GPCRxがC5AR1である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0724】
さらなる実施形態において、C5AR1阻害剤が、
【0725】
A8
Δ71−73、AcPhe−Orn−Pro−D−Cha−Trp−Arg、アバコパン、C089、CHIPS、DF2593A、JPE1375、L−156,602、NDT9520492、N−メチル−Phe−Lys−Pro−D−Cha−Trp−D−Arg−CO
2H、PMX205、PMX53、RPR121154及びW54011からなる群から選択される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0726】
さらなる実施形態において、GPCRxがCALCRである、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0727】
さらなる実施形態において、CALCR阻害剤が、
【0728】
α−CGRP−(8−37)(ヒト)、AC187、CT−(8−32)(サケ)及びオルセゲパントからなる群から選択される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0729】
さらなる実施形態において、GPCRxがCHRM1である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0730】
さらなる実施形態において、CHRM1阻害剤が、
【0731】
ベンジル酸3−キヌクリジニル(QNB)、4−DAMP、アクリジニウム、AE9C90CB、AFDX384、アミトリプチリン、AQ−RA741、アトロピン、ベンザトロピン、ビペリデン、ダリフェナシン、ジシクロミン、ドスレピン、エトプロパジン、グリコピロラート、グアニルピレンゼピン、ヘキサヒドロジフェニドール、ヘキサヒドロシラジフェニドール、ヘキソシクリウム、ヒムバシン、イプラトロピウム、リトコリルコリン、メトクトラミン、ML381、ムスカリン毒素1、ムスカリン毒素2、ムスカリン毒素3、N−メチルスコポラミン、オテンゼパド、オキシブチニン、p−F−HHSiD、ピレンゼピン、プロパンテリン、(R,R)−キヌクリジニル−4−フルオロメチル−ベンジラート、スコポラミン、シラヘキソシクリウム、ソリフェナシン、テレンゼピン、チオトロピウム、トルテロジン、トリヘキシフェニジル、トリピトラミン、UH−AH37、ウメクリジニウム及びVU0255035からなる群から選択される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0732】
さらなる実施形態において、GPCRxがEDNRBである、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0733】
さらなる実施形態において、EDNRB阻害剤が、
【0734】
192621、アンブリセンタン、アトラセンタン、ボセンタン(RO470203、トラクリア)、BQ788、IRL2500、K−8794、マシテンタン、RES7011、Ro46−8443、SB209670、SB217242(エンラセンタン)、TAK044及びテゾセンタン(RO610612)からなる群から選択される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0735】
さらなる実施形態において、GPCRxがHRH1である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0736】
さらなる実施形態において、HRH1阻害剤が、
【0737】
(−)−クロルフェニラミン、(+)−クロルフェニラミン、(−)−トランス−H
2−PAT、(+)−シス−H
2−PAT、(+)−トランス−H
2−PAT、(±)−シス−H
2−PAT、(±)−トランス−H
2−PAT、(R)−セチリジン、(S)−セチリジン、9−OH−リスペリドン、A−317920、A−349821、ABT−239、アリメマジン、アミトリプチリン、アリピプラゾール、アルプロミジン、アセナピン、アステミゾール、AZD3778、アゼラスチン、BU−E47、セチリジン、クロルフェニラミン、クロルプロマジン、シプロキシファン、クレマスチン、クロベンプロピット、クロザピン、コネッシン、シクリジン、シプロヘプタジン、デスロラタジン、ジフェンヒドラミン、ドスレピン、ドキセピン、エピナスチン、フェキソフェナジン、フルフェナジン、フルスピリレン、ハロペリドール、ヒドロキシジン、イムプロミジン、INCB−38579、JNJ−39758979、ケトチフェン、ロラタジン、ロキサピン、MK−0249、モリンドン、オランザピン、ペルフェナジン、ピモジド、ピパンペロン、ピトリサント、プロメタジン、ピリラミン、クエチアピン、リスペリドン、セルチンドール、テルフェナジン、チオリダジン、チオチキセン、トリフルオペラジン、トリペレンナミン、トリプロリジン、ジプラシドン及びゾテピンからなる群から選択される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0738】
さらなる実施形態において、GPCRxがMLNRである、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0739】
さらなる実施形態において、MLNR阻害剤が、
【0740】
GM−109、MA−2029及びOHM−11526からなる群から選択される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0741】
さらなる実施形態において、GPCRxがNTSR1である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0742】
さらなる実施形態において、NTSR1阻害剤が、
【0743】
メクリネルタント、SR48527、SR48692及びSR142948Aからなる群から選択される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0744】
さらなる実施形態において、GPCRxがTACR3である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0745】
さらなる実施形態において、TACR3阻害剤が、
【0746】
[Trp
7、β−Ala
8]ニューロキニンA−(4−10)、AZD2624、FK224、GR138676、GSK172981、GSK256471、N’,2−ジフェニルキノリン−4−カルボヒドラジド8m、N’,2−ジフェニルキノリン−4−カルボヒドラジド、オサネタント、PD154740、PD161182、PD157672、サレデュタント、SB218795、SB222200、SB235375、SCH206272、SSR146977及びタルネタントからなる群から選択される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0747】
さらなる実施形態において、各々の選択的GPCRx作動薬がそれぞれ各々のGPCRxの天然リガンドである、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0748】
さらなる実施形態において、方法がさらに、がん患者においてCXCR4−GPCRxヘテロマーを検出することを含む、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0749】
さらなる実施形態において、方法がさらに、がん患者においてCXCR4−GPCRxヘテロマーを同定することを含む、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0750】
さらなる実施形態において、方法がさらに、
【0751】
i)がん患者からの生体試料を得るまたは得たこと、
【0752】
ii)がん患者からの得られた生体試料におけるCXCR4−GPCRxヘテロマーの存在、同一性、または存在と同一性を判定する診断アッセイを行うまたは行ったこと、及び
【0753】
iii)CXCR4−GPCRxヘテロマーからの増強された下流シグナル伝達を抑制する阻害剤または阻害剤の組合せを選択することを含む、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0754】
さらなる実施形態において、がんが、乳癌、肺癌、脳腫瘍、腎臓癌、膵臓癌、卵巣癌、前立腺癌、メラノーマ、多発性骨髄腫、消化器癌、腎細胞癌腫、軟組織肉腫、肝細胞癌腫、胃癌、大腸癌、食道癌及び白血病からなる群から選択される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0755】
さらなる実施形態において、患者の生体試料が生体液試料である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0756】
さらなる実施形態において、生体液試料に対して液体生検が実施される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。いくつかの実施形態では、生体液試料には、例えばこれをもって全体が援用されるCampos CDM et al.,“Molecular Profiling of Liquid Biopsy Samples for Precision Medicine,”Cancer J.2018 Mar/Apr;24(2):93−103に開示されているような体液からの循環腫瘍細胞(CTC)、腫瘍由来無細胞DNA(cfDNA)、循環低分子RNA、及びエクソソームを含めた細胞外小胞が含まれる。
【0757】
さらなる実施形態において、生体液試料が血液試料、血漿試料、唾液試料、脳髄液試料、眼内液試料または尿試料である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0758】
さらなる実施形態において、患者の生体試料が生体組織試料である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0759】
さらなる実施形態において、液体生検が生体組織試料に対して実施される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0760】
さらなる実施形態において、生体組織試料が臓器組織試料、骨組織試料または腫瘍組織試料である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0761】
さらなる実施形態において、がん細胞がCXCR4−GPCRxヘテロマーを含有する、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0762】
さらなる実施形態において、正常な非がん性細胞がCXCR4−GPCRxヘテロマーを含有しない、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0763】
さらなる実施形態において、患者のがん細胞が、上記患者からの正常な非がん性細胞よりも高い濃度の、例えば、上記患者からの正常な非がん性細胞よりも10%高い濃度の、例えば、上記患者からの正常な非がん性細胞よりも25%高い、50%高い、100%高い、200%高いまたは300%高い濃度のCXCR4−GPCRxヘテロマーを含有する、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0764】
さらなる実施形態において、患者のがん細胞がCXCR4−GPCRxヘテロマーを上記患者からの正常な非がん性細胞よりも高い濃度で、例えば、上記患者からの正常な非がん性細胞よりも10%高い濃度で、例えば、上記患者からの正常な非がん性細胞よりも25%高い、50%高い、100%高い、200%高いまたは300%高い濃度で含有しており、患者のがん細胞が含有しているCXCR4−GPCRxヘテロマーのGPCRxが、ADCYAP1R1、ADORA2B、ADORA3、ADRB2、C5AR1、CALCR、CHRM1、EDNRB、HRH1、MLNR、NTSR1及びTACR3からなる群から選択される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0765】
さらなる実施形態において、患者のがん細胞におけるCXCR4−GPCRxヘテロマーの存在によってCXCR4媒介がん患者の部分母集団が同定される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0766】
さらなる実施形態において、患者のがん細胞におけるCXCR4−GPCRxヘテロマーの存在がCXCR4媒介がん患者の部分母集団のバイオマーカーである、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0767】
さらなる実施形態において、CXCR4媒介がん患者の部分母集団のバイオマーカーが、精密医療、患者層化または患者分類を可能にする、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0768】
さらなる実施形態において、CXCR4媒介がん患者の部分母集団のバイオマーカーが、GPCRに基づく精密がん治療を可能にする、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0769】
さらなる実施形態において、患者のがん細胞におけるCXCR4−GPCRxヘテロマーの存在によってCXCR4媒介がん患者の部分母集団が同定され、患者のがん細胞に存在しているCXCR4−GPCRxヘテロマーのGPCRxが、ADCYAP1R1、ADORA2B、ADORA3、ADRB2、C5AR1、CALCR、CHRM1、EDNRB、HRH1、MLNR、NTSR1及びTACR3からなる群から選択される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0770】
さらなる実施形態において、患者のがん細胞におけるCXCR4−GPCRxヘテロマーの存在がCXCR4媒介がん患者の部分母集団のバイオマーカーであり、患者のがん細胞に存在しているCXCR4−GPCRxヘテロマーのGPCRxが、ADCYAP1R1、ADORA2B、ADORA3、ADRB2、C5AR1、CALCR、CHRM1、EDNRB、HRH1、MLNR、NTSR1及びTACR3からなる群から選択される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0771】
さらなる実施形態において、阻害剤が抗体である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0772】
さらなる実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマー選択的試薬が抗体である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0773】
さらなる実施形態において、抗体がCXCR4−GPCRxヘテロマーの二重特異性抗体である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0774】
さらなる実施形態において、抗体がCXCR4−GPCRxヘテロマーのヘテロマー特異的抗体である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0775】
さらなる実施形態において、阻害剤がCXCR4−GPCRxヘテロマーの二重特異性リガンド(複数可)である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0776】
さらなる実施形態において、抗体が、例えばこれをもって各々の全体が援用されるBeck a et al.,“Strategies and challenges for the next generation of antibody−drug conjugates”, Nature Reviews Drug Discovery,16:315−337,(2017)及びLambert,et al.,“Antibody−Drug Conjugates for Cancer Treatment”,Annual Review of Medicine,69:191−207(2018)に開示されているような、抗体−薬物複合体(ADC)である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0777】
さらなる実施形態において、方法が、CXCR4の阻害剤、GPCRxの阻害剤及びCXCR4−GPCRxヘテロマーの阻害剤からなる群から選択される阻害剤または阻害剤の組合せを患者に投与することを含み、i)CXCR4−GPCRxヘテロマーが、増強された下流シグナル伝達を有するものであり、ii)投与された阻害剤または阻害剤の組合せが、がん患者における上記CXCR4−GPCRxヘテロマーからの増強された下流シグナル伝達を抑制する、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0778】
さらなる実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有する細胞を有する患者のがんの治療に使用するための医薬キットまたは医薬組成物が、CXCR4の阻害剤、GPCRxの阻害剤及びCXCR4−GPCRxヘテロマーの阻害剤からなる群から選択される阻害剤または阻害剤の組合せを含み、CXCR4−GPCRxヘテロマーが、増強された下流シグナル伝達を有するものである、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0779】
さらなる実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有する上記がん細胞を有する患者におけるがんの進行が、阻害剤の組合せの投与の時に、上記患者への単一の阻害剤としてのCXCR4阻害剤またはGPCRx阻害剤の投与と比較して5〜100%、10〜100%、20〜100%、30〜100%、40〜100%、50〜100%、60〜100%、75〜100%、5〜75%、5〜50%、または5〜25%の範囲でより多く減少する、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0780】
さらなる実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有する上記がん細胞を有する患者にGPCRx阻害剤と組み合わせて投与される場合のCXCR4阻害剤の有効性が、単一の阻害剤として投与される場合のCXCR4阻害剤の有効性と比較して5〜2000%、5〜1750%、5〜1500%、5〜1250%、5〜1000%、5〜900%、5〜800%、5〜700%、5〜500%、5〜400%、5〜250%、5〜200%、5〜100%、5〜75%、5〜50%、5〜40%、5〜30%、5〜25%、100〜2000%、200〜2000%、300〜2000%、500〜2000%、750〜2000%、1000〜2000%、1250〜2000%、1500〜2000%、5〜1500%、25〜1500%、50〜1500%、75〜1500%、100〜1500%、200〜1500%、300〜1500%、500〜1500%、750〜1500%、1000〜1500%、または1250〜1500%の範囲で向上する、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0781】
さらなる実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマーを含有する上記がん細胞を有する患者にCXCR4阻害剤と組み合わせて投与される場合のGPCRx阻害剤の有効性が、単一の阻害剤として投与される場合のGPCRx阻害剤の有効性と比較して5〜2000%、5〜1750%、5〜1500%、5〜1250%、5〜1000%、5〜900%、5〜800%、5〜700%、5〜500%、5〜400%、5〜250%、5〜200%、5〜100%、5〜75%、5〜50%、5〜40%、5〜30%、5〜25%、100〜2000%、200〜2000%、300〜2000%、500〜2000%、750〜2000%、1000〜2000%、1250〜2000%、1500〜2000%、5〜1500%、25〜1500%、50〜1500%、75〜1500%、100〜1500%、200〜1500%、300〜1500%、500〜1500%、750〜1500%、1000〜1500%、または1250〜1500%の範囲で向上する、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0782】
さらなる実施形態において、方法が、CXCR4の阻害剤、GPCRxの阻害剤、及びCXCR4−GPCRxヘテロマーの阻害剤からなる群から選択される阻害剤の組合せを投与するものである;または、医薬キットもしくは医薬組成物が、CXCR4の阻害剤、GPCRxの阻害剤、及びCXCR4−GPCRxヘテロマーの阻害剤からなる群から選択される阻害剤の組合せを含む、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0783】
さらなる実施形態において、阻害剤の組合せが、CXCR4の阻害剤、GPCRxの阻害剤、及びCXCR4−GPCRxヘテロマーの阻害剤からなる群から選択される2つの阻害剤の組合せである、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0784】
さらなる実施形態において、方法が、CXCR4阻害剤とGPCRx阻害剤との組合せを投与するものである;または、医薬キットもしくは医薬組成物が、CXCR4阻害剤とGPCRx阻害剤との組合せを含む、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0785】
さらなる実施形態において、方法が、CXCR4−GPCRxヘテロマー阻害剤を投与するものである;または、医薬キットもしくは医薬組成物が、CXCR4−GPCRxヘテロマー阻害剤を含む、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0786】
さらなる実施形態において、阻害剤の組合せの投与が、がん患者における上記CXCR4−GPCRxヘテロマーからの増強された下流シグナル伝達を、単一の阻害剤の投与と比較して5〜2000倍、5〜1750倍、5〜1500倍、5〜1250倍、5〜1000倍、5〜900倍、5〜800倍、5〜700倍、5〜500倍、5〜400倍、5〜250倍、5〜200倍、5〜100倍、5〜75倍、5〜50倍、5〜40倍、5〜30倍、5〜25倍、100〜2000倍、200〜2000倍、300〜2000倍、500〜2000倍、750〜2000倍、1000〜2000倍、1250〜2000倍、1500〜2000倍、5〜1500倍、25〜1500倍、50〜1500倍、75〜1500倍、100〜1500倍、200〜1500倍、300〜1500倍、500〜1500倍、750〜1500倍、1000〜1500倍、または1250〜1500倍の範囲で抑制する、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0787】
さらなる実施形態において、阻害剤または阻害剤の組合せの投与が、がん患者における上記CXCR4−GPCRxヘテロマーからの増強された下流シグナル伝達を、各個々のプロトマーの文脈でのCXCR4プロトマーかGPCRxプロトマーかのどちらかからの下流シグナル伝達の抑制と比較して5〜2000倍、5〜1750倍、5〜1500倍、5〜1250倍、5〜1000倍、5〜900倍、5〜800倍、5〜700倍、5〜500倍、5〜400倍、5〜250倍、5〜200倍、5〜100倍、5〜75倍、5〜50倍、5〜40倍、5〜30倍、5〜25倍、100〜2000倍、200〜2000倍、300〜2000倍、500〜2000倍、750〜2000倍、1000〜2000倍、1250〜2000倍、1500〜2000倍、5〜1500倍、25〜1500倍、50〜1500倍、75〜1500倍、100〜1500倍、200〜1500倍、300〜1500倍、500〜1500倍、750〜1500倍、1000〜1500倍、または1250〜1500倍の範囲で抑制する、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0788】
さらなる実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマーのGPCRxが、ADCYAP1R1、ADORA2B、ADORA3、ADRB2、C5AR1、CALCR、CHRM1、EDNRB、HRH1、MLNR、NTSR1及びTACR3からなる群から選択され;例えば、ADCYAP1R1、ADORA2B、ADORA3、ADRB2、C5AR1、CHRM1、EDNRB、HRH1、MLNR、NTSR1及びTACR3からなる群から選択され;ADCYAP1R1、ADORA2B、ADORA3、ADRB2、CHRM1、EDNRB、HRH1、MLNR、NTSR1及びTACR3からなる群から選択され;ADCYAP1R1、ADORA2B、ADORA3、ADRB2、CHRM1、EDNRB、HRH1、NTSR1及びTACR3からなる群から選択され;ADCYAP1R1、ADORA2B、ADORA3、ADRB2、CHRM1、HRH1、NTSR1及びTACR3からなる群から選択され;ADORA2B、ADORA3、ADRB2、CHRM1、EDNRB、HRH1、NTSR1及びTACR3からなる群から選択され;ADRB2、CHRM1、EDNRB、HRH1、NTSR1及びTACR3からなる群から選択され;ADRB2、CHRM1、EDNRB、HRH1及びTACR3からなる群から選択され;ADRB2、CHRM1、HRH1及びTACR3からなる群から選択され;ADRB2、EDNRB、HRH1及びTACR3からなる群から選択され;ADRB2、EDNRB及びHRH1からなる群から選択され;ADRB2、CHRM1及びHRH1からなる群から選択され;または、ADRB2、HRH1及びTACR3からなる群から選択される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0789】
さらなる実施形態において、GPCRx阻害剤が、ADCYAP1R1阻害剤、ADORA2B阻害剤、ADORA3阻害剤、ADRB2阻害剤、C5AR1阻害剤、CALCR阻害剤、CHRM1阻害剤、EDNRB阻害剤、HRH1阻害剤、MLNR阻害剤、NTSR1阻害剤及びTACR3阻害剤からなる群から選択され;例えば、ADCYAP1R1阻害剤、ADORA2B阻害剤、ADORA3阻害剤、ADRB2阻害剤、C5AR1阻害剤、CHRM1阻害剤、EDNRB阻害剤、HRH1阻害剤、MLNR阻害剤、NTSR1阻害剤及びTACR3阻害剤からなる群から選択され;ADCYAP1R1阻害剤、ADORA2B阻害剤、ADORA3阻害剤、ADRB2阻害剤、CHRM1阻害剤、EDNRB阻害剤、HRH1阻害剤、MLNR阻害剤、NTSR1阻害剤及びTACR3阻害剤からなる群から選択され;ADCYAP1R1阻害剤、ADORA2B阻害剤、ADORA3阻害剤、ADRB2阻害剤、CHRM1阻害剤、EDNRB阻害剤、HRH1阻害剤、NTSR1阻害剤及びTACR3阻害剤からなる群から選択され;ADCYAP1R1阻害剤、ADORA2B阻害剤、ADORA3阻害剤、ADRB2阻害剤、CHRM1阻害剤、HRH1阻害剤、NTSR1阻害剤及びTACR3阻害剤からなる群から選択され;ADORA2B阻害剤、ADORA3阻害剤、ADRB2阻害剤、CHRM1阻害剤、EDNRB阻害剤、HRH1阻害剤、NTSR1阻害剤及びTACR3阻害剤からなる群から選択され;ADRB2阻害剤、CHRM1阻害剤、EDNRB阻害剤、HRH1阻害剤、NTSR1阻害剤及びTACR3阻害剤からなる群から選択され;ADRB2阻害剤、CHRM1阻害剤、EDNRB阻害剤、HRH1阻害剤及びTACR3阻害剤からなる群から選択され;ADRB2阻害剤、CHRM1阻害剤、HRH1阻害剤及びTACR3阻害剤からなる群から選択され;ADRB2阻害剤、EDNRB阻害剤、HRH1阻害剤及びTACR3阻害剤からなる群から選択され;ADRB2阻害剤、EDNRB阻害剤及びHRH1阻害剤からなる群から選択され;ADRB2阻害剤、CHRM1阻害剤及びHRH1阻害剤からなる群から選択され;または、ADRB2阻害剤、HRH1、阻害剤及びTACR3阻害剤からなる群から選択される、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0790】
さらなる実施形態において、CXCR4−GPCRxヘテロマーからの増強された下流シグナル伝達を抑制するのに有効または治療的に有効であるか否かに関して上記阻害剤または阻害剤の組合せを検査及び/または評価する際の阻害剤の初期濃度が1〜10uMの範囲(または、組合せの各阻害剤の濃度が1〜10uMの範囲)、例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10uMの濃度である、上記実施形態のいずれか1つ及び本明細書中のさらなる実施形態のいずれか1つ以上の治療方法、抑制方法、医薬組成物または医薬キット。
【0791】
【0792】
材料及び方法
【0793】
試薬
【0794】
BAY60−6583、CGS21680、C5a、アセチルコリン、モチリンい、ニューロテンシン、センクチド、サルメテロール、Cl−IB−MECA、サケカルシトニン、BQ−3020、オクトレオチド、VU0255035、セチリジン、ピリラミン、MA−2029、メクリネルタント及びSSR146977はTocris Bioscience(Ellisville,MO,USA)から購入した。ガラニン、エンドセリン−1、ヒスタミン、プロスタグランジンE2(PGE2)、SRIF−14(ソマトスタチン)及びベタネコールはSigma−Aldrich(St Louis,Mo.,USA)から購入した。CXCL12、血管作動性腸管ペプチド(VIP)及びCCL2はR&D systems(Minneapolis,Minnesota,USA)から購入した。フォルモテロール、カルベジロール、オキシブチニン、ボセンタン、ヒドロキシジン及びロラタジンはPrestwick Chemical(Illkirch,France)から購入した。アペリン−13、ロキシスロマイシン、AMD3100、ウメクリジニウムはそれぞれCayman Chemical Company(Ann Arbor,MI,USA)、Selleckchem(Huston,TX,USA)、Medchem express(Princeton,NJ,USA)及びSanta Cruz Biotechnology(Santa Cruz,CA,USA)から購入した。
【0795】
【0796】
GPCR cDNAを含有するアデノウイルスベクターの構築。
【0797】
BiFC断片、pCS2+VNm10、及びpBiFC−VC155はそれぞれChang−Deng Hu(Hu et al.,2002)及びJames Smith(Saka et al.,2007)より入手した。VNm10は、L46F及びL64F突然変異を含有するVenus VN154変異体である。pAdBiFC−VN及びpAdBiFC−VCベクターを構築するために、VNm10及びVC155を含有するDNAをPCRによって増幅し、pShuttle−CMVの中にクローニングした。AdEasyベクターシステムを製造者の指示に従って使用してpAdEasy−1と、pShuttle−CMV−VNm10またはpShuttle−CMV−VC155との相同組換えによってpAdBiFC−VN及びpAdBiFC−VCベクターが得られた(Qbiogene,Carlsbad,CA)。ヒトGPCR cDNAクローンはMissouri S&T cDNA Resource Center(Rolla,MO,USA)から入手した。GPCR cDNAをPCRによって増幅し、pDONR201ベクターの中にクローニングした。GPCR、及びpAdHTS、pAdBiFC−VN、pAdBiFC−VCまたはpAdHTS−GFPCベクターのいずれかを含有するエントリークローン間での試験管内におけるLR組換え及びその後の、以前に記述がなされているAdHTSシステム(Choi et al.,2012、Song et al.,2014)を使用した293A細胞へのトランスフェクションによって、GPCR、GPCR−VN、GPCR−VC及びGPCR−EGFPをコードするアデノウイルスを得た。
【0798】
【0799】
細胞培養
【0800】
U−2 OS細胞及びMDA−MB−231細胞はアメリカンタイピカルチャーコレクション(Manassas,VA,USA)から購入し、293A細胞はInvitrogen(Carlsbad,CA,USA)から購入した。U−2 OS細胞、MDA−MB−231細胞及び293A細胞を、10%のウシ胎仔血清(FBS)、100単位/mlのペニシリン及び100μg/mlのストレプトマイシンの存在下でそれぞれマッコイ5A培地、RPMI1640及び改変イーグル培地の中で成長させた。細胞は37℃で5%のCO2で培養した。
【0801】
【0802】
BiFCアッセイ
【0803】
U−2 OS細胞をウェル1つあたり3000細胞の密度で10%のFBSが補充された100μlのマッコイ5A培地の中に含むように黒色96ウェル透明底プレートに播種した。次の日、GPCR−VN及びGPCR−VCをコードする各々30MOIのアデノウイルスを細胞に形質導入した。形質導入から3日後に細胞を2%のホルムアルデヒドで固定し、核をヘキスト33342(Invitrogen,Carlsbad,CA)で染色した。IN cell Analyzer1000を使用して画像を取得し、IN Cell Developer ToolBox(GE Healthcare,Waukesha,WI)で分析した。20倍の対物レンズならびに360nm(ヘキスト)及び480nmの励起フィルターを使用してBiFC及び核画像を可視化し、61002トリクロイックミラーを使用してそれぞれ460nm及び535nmの発光フィルターによって追跡評価した。
【0804】
【0805】
共内在化アッセイ
【0806】
U−2 OS細胞をウェル1つあたり3000細胞の密度で10%のFBSが補充された100μlのマッコイ5A培地の中に含むように黒色96ウェル透明底プレートに播種した。次の日、CXCR4−EGFR(10MOI)とGPCR−VCまたはGPCR−VN(30MOI)とをコードする各々30MOIのアデノウイルスを細胞に共形質導入した。形質導入から2日後に細胞をGPCRx作動薬で30分間刺激し、2%のホルムアルデヒドで固定した。IN cell Analyzer2000を使用して480nmの励起波長及び535nmの発光波長を用いて画像を取得した。
【0807】
【0808】
カルシウム動員アッセイ
【0809】
MDA−MB−231ヒト乳癌細胞をウェル1つあたり20,000細胞で10%のFBSが補充された100μlのRPMI1640の中に含むように黒色透明底96ウェルプレート(Corning Costar,#3340)に播種した。翌日、10MOIのCXCR4と30MOIのHA−VC、10MOIのHA−VCと30MOIのGPCRx、または10MOIのCXCR4と30MOIのGPCRxを細胞に共形質導入した。HA−VCをコードするアデノウイルスを、形質導入されるアデノウイルスの総量を調整するために使用した。2日後、細胞をアッセイ用緩衝液(フェノールレッドを含まず0.1%のBSA及び20mMのHEPES,pH7.4が補充されたハンクス平衡塩溶液)で2回洗浄し、アッセイ用緩衝液で希釈した5μg/mlのCal−520AM(AAT Bioquest,Sunnyvale,CA,USA)で2時間染色した。細胞をアッセイ用緩衝液で3回洗浄し、37℃でもう30分間インキュベートした。プレートをFlexStation3多モードマイクロプレートリーダー(Molecular Devices,Sunnyvale,CA,USA)に載せ、GPCRx作動薬を加えた。490nmの励起波長及び525nmの発光波長を用いて細胞内Ca2+動員を37℃で測定した。作動薬処理の30分前に拮抗薬またはビヒクルを加えた。
【0810】
【0811】
内在化阻害アッセイ
【0812】
CXCR4−GFPが発現したU−2 OS細胞をウェル1つあたり5000細胞の密度で10%のFBSが補充された100μlのマッコイA5培地の中に含むように黒色96ウェル透明底プレートに播種した。次の日、GPCRx(30MOI)をコードするアデノウイルスを細胞に形質導入した。形質導入から2日後に細胞をSDF−1及び/またはGPCRx作動薬で20分間刺激し、4%のパラホルムアルデヒドで固定した。IN cell analyzer2500を使用して480nmの励起波長及び535nmの発光波長を用いて画像を取得した。
【0813】
【0814】
増殖アッセイ
【0815】
PDCを384ウェルプレートに培養培地40ul中500ea/ウェルで播種した。一晩成長させた後、いくつかの用量のGPCRx拮抗薬またはDMSOのみの存在下で細胞を7日間培養した。7日間インキュベートした後、15ulのATPlite(PerkinElmer、カタログ番号6016739)を各ウェルに加え、プレートをオービタルシェーカーで700rpmで5分間振盪した。PerkinElmer TopCount検出器で発光信号を30分以内で検出した。等式:細胞生存能(%)=(拮抗薬処理のOD/DMSO単独処理のOD)×100%を用いて細胞生存能を算出した。
【0816】
【0817】
細胞における近接ライゲーションアッセイ
【0818】
CXCR4過剰発現細胞株U2OS−CXCR4に0、2.5、10、40MOIの用量のADRB2発現アデノウイルスAd−ADRB2を2日間感染させた。近接ライゲーションアッセイ(PLA)を、以前に記述がなされているとおりに実施した(Brueggemann et al.,2014、Tripathi et al.,2014)。PLAを実施するために、感染細胞を4%のパラホルムアルデヒド(PFA)で16ウェル組織培養スライド上に固定した。Duolinkによって提供されるブロッキング用溶液でスライドをブロッキングし、マウス抗CXCR4(1:200、Santacruz、Sc−53534)、ウサギ抗ADRB2(1:200、Thermoscientific、PA5−33333)と共に37℃で1時間、加湿チャンバ内でインキュベートした。その後、スライドを洗浄し、プラス及びマイナスDuolink II PLAプローブと結合した二次抗ウサギ及び抗マウス抗体と共にインキュベートした(37℃で1時間)。スライドを再び洗浄し、次いでライゲーション−リガーゼ溶液と共にインキュベートし(37℃で30分)、その後、増幅用ポリメラーゼ溶液と共にインキュベートし(37℃で2時間)、続いて、増幅ポリメラーゼ溶液と共にインキュベートした(37℃で2時間)。その後、スライドに最低限の体積のDuolink II載置用培地を4’,6−ジアミジノ−2フェニルインドール(DAPI)と共に載せて15〜30分経過させ、IN Cell analyzer2500の下でPLA信号[Duolink In Situ検出試薬緑色(λ励起/発光495/527nm)または赤色(λ励起/発光575/623nm)を蛍光点として同定した。
【0819】
【0820】
PDCにおける近接ライゲーションアッセイ
【0821】
PDCを96チャンバスライドに培養培地100ul中100000ea/ウェルで播種した。PLAを実施するためにPDCを4%のパラホルムアルデヒド(PFA)で固定し、Duolinkによって提供されるブロッキング用溶液でブロッキングし、マウス抗CXCR4(1:200、Santacruz、Sc−53534)、ウサギ抗ADRB2(1:200、Thermoscientific、PA5−33333)、ウサギ抗CHRM1(1:200、Ls bio、Ls−C313301)と共に37℃で1時間、加湿チャンバ内でインキュベートした。その後、スライドを洗浄し、プラス及びマイナスDuolink II PLAプローブと結合した二次抗ウサギ及び抗マウス抗体と共にインキュベートした(37℃で1時間)。スライドを再び洗浄し、次いでライゲーション−リガーゼ溶液と共にインキュベートし(37℃で30分)、その後、増幅用ポリメラーゼ溶液と共にインキュベートした(37℃で2時間)。その後、スライドに最低限の体積のDuolink II載置用培地を4’,6−ジアミジノ−2フェニルインドール(DAPI)と共に載せて15〜30分経過させ、IN Cell analyzer2500の下でPLA信号[Duolink In Situ検出試薬緑色(λ励起/発光495/527nm)または赤色(λ励起/発光575/623nm)を蛍光点として同定した。
【0822】
【0823】
PDXにおける近接ライゲーションアッセイ
【0824】
PDX試料にPLAを実施するために、(韓国ソウルのSamsung Seoul病院から提供された)神経膠芽腫患者由来FFPE試料を使用した。FFPE試料の脱パラフィンを行った後、熱誘導抗原回復を15分間100℃で実施した。Duolinkによって提供されるブロッキング用溶液でスライドをブロッキングし、ウサギ抗CXCR4(1:200、Thermoscientific、PA3305)、マウス抗ADRB2(1:200、Santacruz、Sc−271322)と共に37℃で1時間、加湿チャンバ内でインキュベートした。その他のプロセスは上記(PDCでのPLA)と同じであった。
【0825】
【0826】
走化遊走アッセイ
【0827】
トランスウェルプレート(孔径8μmのポリカーボネート膜、直径6.5mm)を37℃で2時間、50μg/mLのコラーゲンで被覆しておいた(Corning Inc.)。MDA−MB−231細胞を24時間血清不足にし、次いで上部チャンバ内で0.5%のBSAを含有する無血清培地の中に播種した(20,000細胞/100μL)。細胞をトランスウェルプレートに播種する30分前に拮抗薬または逆作動薬を細胞に添加した。誘引薬を下部チャンバ内に加えた。拮抗薬または逆作動薬も下部チャンバ内に含まれた。37℃で3時間が経過した後に上部トランスウェル膜上の細胞を綿スワブを使用して除去し、固定し、0.1%のクリスタルバイオレットで染色した。10倍の対物レンズでチャンバ1つあたり10視野の膜の下面に存在する遊走した細胞を計数することによって走化性を定量した。
【0828】
【0829】
逆転写定量的ポリメラーゼ連鎖反応(RT−qPCR)
【0830】
TRIzol(Invitrogen)を使用して全RNAを抽出し、DNアーゼI(Sigma)による処理の後に1μgの全RNAからcDNAを合成した。RT−qPCRはSensiFAST SYBRキット(Bioline)を使用して行った。プライマー配列は以下のとおりである:
【0831】
ADRB2−F:5’−CTCTTCCATCGTGTCCTTCTAC−3’(配列番号1)、
【0832】
ADRB2−R:5’−AATCTTCTGGAGCTGCCTTT−3’(配列番号2)、
【0833】
HRH1−F:5’−CCTCTGCTGGATCCCTTATTTC−3’(配列番号3)、
【0834】
HRH1−R:5’−GGTTCAGTGTGGAGTTGATGTA−3’(配列番号4)、
【0835】
CXCR4−F:5’−CCACCATCTACTCCATCATCTTC−3’(配列番号5)、
【0836】
CXCR4−R:5’−ACTTGTCCGTCATGCTTCTC−3’(配列番号6)、
【0837】
β−アクチン−F:5’−GGAAATCGTGCGTGACATTAAG−3’(配列番号7)、
【0838】
β−アクチン−R:5’−AGCTCGTAGCTCTTCTCCA−3’(配列番号8)、
【0839】
GAPDH−F:5’−ATGACATCAAGAAGGTGGTGAA−3’(配列番号9)、
【0840】
GAPDH−R:5’−GCTGTTGAAGTCAGAGGAGAC−3’(配列番号10)。
【0841】
閾値サイクル(Ct)はQuantStudio3リアルタイムPCRシステム(Thermo Fisher Scientific)によって算出した。
【0842】
【0843】
レンチウイルス生産
【0844】
pLenti CMV Hygro DEST(w117−1)はEric Campeau氏及びPaul Kaufman氏から寄贈された(Addgeneプラスミド#17454)(Campeau et al.,2009)。CXCR4 cDNAを、LR組換えを用いてレンチウイルスベクターに挿入した。CXCR4をコードするレンチウイルスを、ViraPowerレンチウイルス発現システム(Invirtogen)を使用して生産した。
【0845】
【0846】
CXCR4のみ、またはCXCR4とADRB2とのヘテロマーが発現している安定な細胞株の構築
【0847】
安定なCXCR4発現細胞株を確立するために、ViraPowerレンチウイルスパッケージングミックス(Invirtogen、K497500)とpLenti6−CXCR4発現構築物とを産生293FT細胞株に共トランスフェクトすることによって、(pLenti−CMV Hygro DEST(Addgene、#17454)にCXCR4遺伝子を挿入したものであるpLenti6−CXCR4発現構築物をパッケージングして含有する)レンチウイルス原料を生産した。A549細胞株へのこのレンチウイルス原料の形質導入を実施し、続いてヒグロマイシン(100μg/mL)及びブラストサイチン(blasticitin)(5μg/mL)で選択した。安定なCXCR4−ADRB2ヘテロマー発現細胞株を確立するために、ViraPowerパッケージングミックスとpLenti6/V5−ADRB2発現構築物とを産生293FT細胞株に共トランスフェクトすることによって、(pLenti6/V5−DEST Gateway(商標)ベクター(Invitrogen、V49610)にADRB2遺伝子を挿入したものであるpLenti6/V5−ADRB2発現構築物をパッケージングして含有する)レンチウイルス原料を生産した。A549−CXCR4細胞株へのこのレンチウイルス原料の形質導入を実施し、続いてヒグロマイシン(100μg/mL)及びブラストサイチン(blasticitin)(5μg/mL)で選択した。その後、抗生物質に対して耐性であるクローンを選択し、RT−qPCR及び免疫蛍光法を実施して挿入遺伝子CXCR4及びADRB2の発現を確認した。
【0848】
【0849】
マウス異種移植片モデル
【0850】
5週齢の雌のBalb/c−nu/nuマウスをEnvigo(フランス)から入手し、特定病原体が排除された動物施設の中で維持した。動物使用及び安楽死のための全てのプロトコールは動物保護法に基づいてQubest Bio(韓国)動物実験倫理委員会によって承認された。1×10
7細胞のA549、A549−CXCR4、またはA549−CXCR4−ADRB2を100μLのリン酸緩衝生理食塩水(PBS)の中に懸濁させ、マウスの右側の鎖骨と胸壁との間の腋窩領域に皮下埋植した。電子キャリパーで腫瘍の長さ(L)及び幅(W)を測定することならびに腫瘍体積を以下の式に基づいて算出することによって腫瘍成長を3日ごとまたは4日ごとに追跡評価した:体積=0.5LW
2。
【0851】
【0852】
CRISPR/Cas9システムを使用したCXCR4またはHRH1ノックアウト細胞の生成
【0853】
lentiCRISPR v2ベクターにクローニングされた、CXCR4及びHRH1を標的とするCRISPRガイドRNA、ならびに非指向性ガイドRNAを、GenScript(Piscataway,NJ)から購入した(Sanjana et al.,2014)。ガイドRNA配列は以下のとおりである:
【0854】
TGTTGGCTGCCTTACTACAT(CXCR4 gRNA #1、(配列番号11))、
【0855】
CGATCAAGTCCGCCACCGAG(HRH gRNA #3、(配列番号12))、及び
【0856】
ACGGAGGCTAAGCGTCGCAA(非指向性gRNA、(配列番号13))。レンチウイルスを、ViraPowerレンチウイルス発現システム(Invirtogen)を使用して生産した。MDA−MB−231細胞、及びCXCR4が過剰発現しているMDA−MB−231細胞(MDA
CXCR4+)に、非指向性gRNA、CXCR4 gRNA、またはHRH1 gRNAをコードするレンチウイルスを形質導入した。2週間の間ピューロマイシン(3μM)によって細胞を選択し、CXCR4及びHRH1の減少をそれぞれイムノブロッティング及びカルシウム応答によって評価した。CXCR4を検出するために抗CXCR4ウサギモノクローナル抗体(Abcam、#ab124824)を使用した。
【0857】
【0858】
GPCRx阻害剤の提供元
【0859】
ウロクプルマブはCreative Biolabs(Shirley,NY,USA)から購入した。BKT140はChem Scene(Monmouth Junction,NJ,USA)から購入した。カラゾロールはSantacruz Biotech(Dallas,TX,USA)から購入した。オサネタントはAxon Medchem(Groningen,Netherland)から購入した。M65及びCT−(8−32)(サケ)はBachem(San Diego,CA,USA)からのものである。PACAP−(6−38)、W54011、PMX205、PMX53、AC187、SB222200及びタルネタントはTocris Bioscience(Ellisville,MO,USA)からのものである。プロプラノロール、プロメタジン、シプロヘプタジン、ヒドロキシジン、アンブリセンタン及びマシテンタンはそれぞれPrestwick Chemical(Illkirch,France)及びSelleckchem(Huston,TX,USA)からのものである。
【0860】
【0861】
生体内での試験
【0862】
CXCR4及びADRB2阻害剤を使用する抗腫瘍有効性検査のために、肺癌細胞株A549にCXCR4とADRB2とが過剰発現しているA549−CXCR4−ADRB2細胞株をBALB/c−nuに皮下投与した(100μLのPBS中、1×10
7細胞/匹)。腫瘍サイズが50〜100mm
3に達したときに10匹のマウスの群にビヒクル(PBS中1%のジメチルセルロース)、CXCR4阻害剤(PBS中に配合されたLY2510924を3mg/kg、DMSO中に配合されたAMD070を10mg/kg)、ADRB2阻害剤(PBS中1%のジメチルセルロースの中に配合されたカルベジロールを30mg/kg)、またはCXCR4及びADRB2阻害剤の組合せであるAMD070とカルベジロール、またはLY2510924とカルベジロールを1日1回、21〜23日間投与した。LY2510924は皮下注射し、AMD070またはカルベジロールは経口投与した。腫瘍の長さ(L)及び幅(W)を測定することによって腫瘍成長を3日ごとまたは4日ごとに追跡評価した:体積=0.5LW
2。
【0863】
【0864】
参考文献
【0865】
参照により以下の参考文献の各々の全体を本明細書に援用する:
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