(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
本願は、概して、医療システム、デバイス、および方法に関し、より具体的には、医療システム、医療デバイス、および医療施設の面積、ならびに疾患の制御および予防が所望される他の面積の衛生化、消毒、および滅菌に関する。標的容積を衛生化するための紫外線放射システムは、圧潰位置および拡張位置を有する、複数の調節可能に位置付け可能な光源を含むことができる。複数の調節可能に位置付け可能な光源のうちの光源は、圧潰位置と拡張位置との間の任意の位置で標的容積内に実質的に均一な照射において紫外線を放射するように構成されることができる。
前記複数の光源は、前記複数の光源の単一の動作サイクル内に前記標的容積内の生物の少なくとも90%を死滅させるように前記構造上に位置付けられる、請求項1に記載の紫外線放射デバイス。
前記複数の光源は、前記複数の光源の単一の動作サイクル内に前記標的容積内の表面上の生物の少なくとも99.9%を死滅させるように前記構造上に位置付けられる、請求項1に記載の紫外線放射デバイス。
前記標的容積内の全表面の照射は、実質的に均一であり、50〜800マイクロワット/平方センチメートルの最小照射を有する、請求項1に記載の紫外線放射デバイス。
前記構造は、各アームの各光源が、そのアームの前記複数の光源に対して比例的に離間されるように、前記標的容積内で前記複数の光源のうちの各光源を分配するように相互から離れて延在可能な複数のアームを含む、請求項1に記載の紫外線放射デバイス。
前記複数の光源は、種々の寸法の複数の標的容積内で実質的に均一な照射において紫外線光を放射するように調節可能に位置付け可能である、請求項1に記載の紫外線放射デバイス。
前記標的容積は、幅1.5〜6メートル×長さ1.5〜6メートル×高さ1.5〜6メートルの寸法を有する部屋であり、各アームの前記複数の光源は、10〜127センチメートル毎に前記幅に沿って相互から離間され、10〜127センチメートル毎に前記長さに沿って相互から離間される、請求項6に記載の紫外線放射デバイス。
前記構造は、基部を含み、前記基部は、前記複数のアームのそれぞれが、基部から離れて延在可能であるように、前記複数のアームのそれぞれに接続され、それを支持するように構成される、請求項9に記載の紫外線放射デバイス。
前記基部および複数のアームは、前記アームが前記圧潰位置と前記延在位置との間にあるときに、前記標的容積内の陰影を排除するように構成される、請求項13に記載の紫外線放射デバイス。
前記基部は、複数のコンパートメントを含み、前記複数のコンパートメントのうちの各コンパートメントは、前記アームが前記圧潰位置にあるときに、その中に前記複数のアームのうちのアームを受容するように構成される、請求項13に記載の紫外線放射デバイス。
前記基部は、前記基部の周辺の少なくとも部分的に周囲に延在するトラックを含み、前記複数のアームのうちの各アームは、前記トラックに接続可能であり、前記トラックに沿って移動し、前記複数のアームに対して前記アームのそれぞれの位置を調節するように構成される、請求項13に記載の紫外線放射デバイス。
前記構造は、複数のスタンドを含み、各スタンドは、前記複数のアームが前記圧潰位置と前記延在位置との間にあるときに、前記複数のアームのそれぞれに接続され、それを支持するように構成される、請求項13に記載の紫外線放射デバイス。
前記基部および前記複数のスタンドのうちの1つ以上のものは、前記紫外線放射デバイスが前記標的容積内で転動することを可能にするように構成される車輪を含む、請求項17に記載の紫外線放射デバイス。
前記複数の光源は、前記複数の光源の単一の動作サイクル内に前記標的容積内の生物の最大90%を死滅させるように前記構造上に位置付けられ、前記複数の光源の単一の動作サイクルは、300秒未満である、請求項19に記載の紫外線放射システム。
前記構造に接続され、前記コントローラと通信するモータをさらに備え、前記コントローラは、前記モータを動作させ、前記圧潰位置と前記拡張位置との間で前記構造を移動させるように構成される、請求項21に記載の紫外線放射システム。
前記構造に接続され、前記標的容積内の物体の近接性および前記構造に対する前記物体の寸法に基づいて、近接性信号を生成するように構成される1つ以上の近接性センサをさらに備える、請求項22に記載の紫外線放射システム。
前記コントローラは、前記近接性センサから前記近接性信号を受信するように、かつ前記近接性センサに基づいて前記部屋内の物体のマップを作成するように構成される、請求項23に記載の紫外線放射システム。
前記コントローラは、前記モータを動作させ、前記部屋のマップに基づいて前記圧潰位置と前記拡張位置との間で前記構造を移動させるように構成される、請求項24に記載の紫外線放射システム。
前記コントローラは、前記モータを動作させ、前記部屋のマップに基づいて前記複数の光源の所定のつり合いまで前記圧潰位置と前記拡張位置との間で前記構造を移動させるように構成される、請求項24に記載の紫外線放射システム。
前記コントローラは、前記マップに基づいて照射設定点を決定し、前記照射設定点に基づいて前記複数の光源によって放射される前記照射を調節するように構成される、請求項24に記載の紫外線放射システム。
前記コントローラは、前記マップおよび前記照射設定点に基づいて、前記複数の光源の個々の光源の電力レベルを調節するように構成される、請求項19に記載の紫外線放射システム。
前記コントローラは、精密なエネルギーおよび前記標的容積の相関に基づいて、光エネルギー行列を作成するように構成され、前記コントローラは、前記光エネルギー行列に基づいて、前記複数の光源によって放射される前記照射を調節するように構成される、請求項24に記載の紫外線放射システム。
前記コントローラと通信するテザーセンサをさらに備え、前記テザーセンサは、前記構造に接続され、前記標的容積のドアに接続可能であり、前記テザーは、前記ドアの位置に基づいてテザー信号を生成するように構成され、前記コントローラは、前記ドアが開放位置にあることを示す前記テザー信号を用いて、前記光源を無効にするように構成される、請求項21に記載の紫外線放射システム。
前記第1の複数の光源は、前記圧潰位置と前記拡張位置との間の任意の位置で前記標的容積内に実質的に均一な照射において紫外線光を放射するように、比例的に離間される、請求項31に記載の紫外線放射システム。
第2のレールをさらに備え、前記第2のレールは、前記中心支持体に解放可能に固着可能であり、前記中心軸を略横断し、前記第1のレールと略平行に、前記中心支持体の周辺の周囲に延在する、請求項31に記載の紫外線放射システム。
第2のアームであって、前記第2のアームは、前記第1のレールおよび前記第2のレールに解放可能に固着可能であり、前記中心軸を略横断し、前記第1のアームと略直交して、前記第1のレールに沿って移動可能であり、前記第2のアームは、圧潰位置と拡張位置との間で移動可能である、第2のアームと、
第2の複数の光源であって、前記第2の複数の光源は、前記第2のアームが前記圧潰位置と前記拡張位置との間で移動されるにつれて、第2の複数の光源のうちの光源のそれぞれが、前記光源のそれぞれに対して比例的に離間されるように、前記第2のアームに接続される、第2の複数の光源と
をさらに備える、請求項34に記載の紫外線放射システム。
第3のアームであって、前記第3のアームは、前記第1のレールおよび前記第2のレールに解放可能に固着可能であり、前記中心軸を略横断し、前記第1のアームと略平行に、かつ前記第2のアームと略直交して、前記第1のレールに沿って移動可能であり、前記第3のアームは、圧潰位置と拡張位置との間で移動可能である、第3のアームと、
第3の複数の光源であって、前記第3の複数の光源は、前記第3のアームが前記圧潰位置と前記拡張位置との間で移動されるにつれて、第3の複数の光源のうちの光源のそれぞれが、前記光源のそれぞれに対して比例的に離間されるように、前記第3のアームに接続される、第3の複数の光源と
をさらに備える、請求項35に記載の紫外線放射システム。
第4のアームであって、前記第4のアームは、前記第1のレールおよび前記第2のレールに解放可能に固着可能であり、前記中心軸を略横断し、前記第1のアームおよび前記第3のアームと略直交して、かつ前記第2のアームと略平行に、前記第1のレールに沿って移動可能であり、前記第4のアームは、圧潰位置と拡張位置との間で移動可能である、第4のアームと、
第4の複数の光源であって、前記第4の複数の光源は、前記第4のアームが前記圧潰位置と前記拡張位置との間で移動されるにつれて、第4の複数の光源のうちの光源のそれぞれが、前記光源のそれぞれに対して比例的に離間されるように、前記第4のアームに接続される、第4の複数の光源と
をさらに備える、請求項36に記載の紫外線放射システム。
前記第1のアームは、前記第1のアームが前記圧潰位置と前記拡張位置との間で移動することを可能にするように相互にヒンジ連結可能に結合される複数のリンケージを含む、請求項31に記載の紫外線放射システム。
前記第1のアームは、ブラケットを含み、前記ブラケットは、前記第1のレールに解放可能に固着可能であり、前記第1のアームを前記第1のレールに接続するように前記複数のリンケージに接続される、請求項38に記載の紫外線放射システム。
前記第1のアームは、第2のブラケットを含み、前記第2のブラケットは、前記第2のレールに解放可能に固着可能であり、前記第2のアームを前記第2のレールに接続するように前記複数のリンケージに接続される、請求項39に記載の紫外線放射システム。
前記第1のアームは、ローラを含み、前記ローラは、前記第1のブラケットに接続され、前記第1のレールに対して前記第1のブラケットの転動係合を生成し、第1のレールに対して前記第1のアームの平行移動を可能にするように、前記第1のレールと係合可能である、請求項39に記載の紫外線放射システム。
前記光源は、各光源が前記複数の光源に対して比例的に離間されるように、前記標的容積内で前記複数の光源のうちの各光源を分配するように相互に対して位置付けられる、請求項43に記載の紫外線放射デバイス。
前記複数のモバイル紫外線光デバイスはそれぞれ、近接性センサをさらに備え、前記近接性センサは、前記基部に接続され、前記標的容積内の物体の近接性および前記物体の寸法に基づいて、近接性信号を前記コントローラに伝送するように構成される、請求項45に記載の紫外線放射衛生化システム。
前記コントローラは、前記近接性センサに基づいて、前記部屋および前記部屋内の物体のマップを作成するように構成される、請求項46に記載の紫外線放射衛生化システム。
前記コントローラは、前記モータを動作させ、前記部屋のマップに基づいて前記標的容積内で前記基部を移動させるように構成される、請求項47に記載の紫外線放射衛生化システム。
前記コントローラは、前記複数のモバイル紫外線光デバイスのそれぞれの前記コントローラと通信し、前記複数のモバイル紫外線光デバイス毎に目的地を作成するように構成され、前記モータを動作させ、前記部屋のマップおよび前記複数のモバイル紫外線光デバイス毎の目的地に基づいて前記標的容積内で前記基部を移動させるように構成される、請求項47に記載の紫外線放射衛生化システム。
遠隔コントローラをさらに備え、前記遠隔コントローラは、前記複数のモバイル紫外線光デバイスのコントローラと通信し、所望に応じて、前記標的容積内で個々のモバイル紫外線光デバイスを選択的に移動させるように動作可能である、請求項44に記載の紫外線放射衛生化システム。
前記複数の光源は、前記複数の光源の単一の動作サイクル内に前記標的容積内の生物の少なくとも90%を死滅させるように位置付けられ、前記複数の光源の単一の動作サイクルは、20分未満であり、前記標的容積内の全表面の実質的に均一な照射は、50〜800マイクロワット/平方センチメートルの最小照射を有し、前記標的容積は、幅1.5〜8メートル×長さ1.5〜8メートル×高さ2〜5メートルの寸法を有する部屋である、請求項43に記載の紫外線放射デバイス。
前記複数の光源の単一の動作サイクル内に前記紫外線光を前記標的容積内の生物の少なくとも90%に放射することであって、前記複数の光源の単一の動作サイクルは、300秒未満であり、前記標的容積内の全表面の実質的に均一な照射は、少なくとも50マイクロワット/平方センチメートルである、こと
をさらに含む、請求項52に記載の方法。
各光源が前記複数の光源に対して比例的に離間されるように、相互から離れるように前記複数のアームのうちのアームのそれぞれを延在させ、前記標的容積内で前記複数の光源のうちの各光源を分配することをさらに含む、請求項52に記載の方法。
前記アームが前記圧潰位置にあるときに、複数のコンパートメントのうちのコンパートメント内に前記複数のアームのうちの各アームを位置付けることをさらに含む、請求項55に記載の方法。
前記基部に接続され、前記基部の周辺の周囲に延在するトラックに沿って、前記複数のアームのうちの各アームを移動させることによって、前記複数のアームに対して前記アームのそれぞれの位置を調節することをさらに含む、請求項55に記載の方法。
スタンドを使用して、前記複数のアームのうちの各アームを支持することであって、各スタンドは、前記圧潰位置と前記延在位置との間で前記複数のアームのそれぞれを支持するように構成される、こと
をさらに含む、請求項55に記載の方法。
前記構造に接続される近接性センサを使用して、前記標的容積内の物体の近接性および前記物体の寸法に基づいて、近接性信号を生成することをさらに含む、請求項52に記載の方法。
前記複数の調節可能に位置付け可能な光源は、種々の寸法の複数の標的容積内の前記拡張位置で前記光源のつり合いを提供する、請求項65に記載の標的容積を衛生化するための紫外線放射システム。
前記基部は、前記基部の周辺の少なくとも部分的に周囲に延在するトラックを含み、前記複数のアームのうちの各アームは、前記トラックに接続可能であり、前記トラックに沿って移動し、前記複数のアームに対して前記アームのそれぞれの位置を調節するように構成される、請求項68に記載の紫外線放射デバイス。
前記構造は、基部を含み、前記基部は、前記複数のアームのそれぞれが、基部から離れて延在可能であるように、前記複数のアームのそれぞれに接続され、それを支持するように構成される、請求項69に記載の紫外線放射デバイス。
前記構造は、各光源が前記複数の光源に対して比例的に離間されるように、前記標的容積内で前記複数の光源のうちの各光源を分配するように相互から離れて延在可能な複数のアームを含む、請求項71に記載の紫外線放射デバイス。
前記構造は、基部を含み、前記基部は、前記複数のアームのそれぞれが、基部から離れて延在可能であるように、前記複数のアームのそれぞれに接続され、それを支持するように構成される、請求項72に記載の紫外線放射デバイス。
前記複数のリンクは、前記ヒンジを中心として鋏のように動き、前記圧潰位置と前記拡張位置との間で前記アームを移動させるように構成される、請求項75に記載の紫外線放射デバイス。
前記複数のアームは、複数の標的容積の異なる部屋の形状およびサイズに適合するように前記圧潰位置と前記拡張位置との間で移動可能である、請求項75に記載の紫外線放射デバイス。
前記第2のカセットの第2の複数の紫外線ランプとともに、前記第1のカセットの第1の複数の紫外線ランプを使用して、前記第1のカセットおよび前記第2のカセットに隣接する標的面積内で多重ベクトル紫外線光を分配することをさらに含む、請求項79に記載の方法。
前記第1のカセットの対向結合要素を前記第3の結合要素に接続することであって、前記対向結合要素は、前記第1の結合要素と反対側の前記第1のカセットの周辺に接続される、こと
をさらに含む、請求項79に記載の方法。
前記第1の結合要素が前記第2の結合要素に結合されるときに、前記第1の結合要素および前記第2の結合要素を中心として前記第2のカセットに対して前記第1のカセットを回転させることをさらに含む、請求項79に記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【0005】
必ずしも一定の縮尺で描かれない図面では、同様の数字が、異なる図内の類似する構成要素を説明し得る。異なる添字を有する同様の数字は、類似する構成要素の異なる事例を表し得る。図面は、概して、限定ではなく、一例として、本書に議論される種々の実施形態を図示する。
【0006】
【
図1】
図1は、本開示の少なくとも1つの実施例による、圧潰されたコンパクトな構成における消毒デバイスの斜視図を図示する。
【0007】
【
図2】
図2は、本開示の少なくとも1つの実施例による、
図1の消毒デバイスの俯瞰図を図示する。
【0008】
【
図3】
図3は、本開示の少なくとも1つの実施例による、
図1の消毒デバイスの側面図を図示する。
【0009】
【
図4】
図4は、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張構成における
図3の消毒デバイスの斜視図を図示する。
【0010】
【
図5】
図5は、本開示の少なくとも1つの実施例による、
図4の消毒デバイスの側面図を図示する。
【0011】
【
図6】
図6は、本開示の少なくとも1つの実施例による、
図4の消毒デバイスの俯瞰図を図示する。
【0012】
【
図7】
図7は、本開示の少なくとも1つの実施例による、部屋内で展開された
図1の消毒デバイスの俯瞰図を図示する。
【0013】
【
図8】
図8は、本開示の少なくとも1つの実施例による、典型的な逆二乗の法則および従来技術における代表的な点光源消毒デバイスを図示する。
【0014】
【
図9-1】
図9A−9Dは、本開示の少なくとも1つの実施例による、紫外線が本明細書に議論されるデバイスから放射する様子を図示する。
【
図9-2】
図9A−9Dは、本開示の少なくとも1つの実施例による、紫外線が本明細書に議論されるデバイスから放射する様子を図示する。
【0015】
【
図10】
図10は、本開示の少なくとも1つの実施例による、床および天井が描写された、部屋内に展開された
図4の消毒デバイスの側面図を図示する。
【0016】
【
図11】
図11A−11Cは、本開示の少なくとも1つの実施例による、消毒デバイスの展開の段階を図示する。
【0017】
【
図12】
図12は、本開示の少なくとも1つの実施例による、積層可能な消毒デバイスを図示する。
【0018】
【
図13】
図13は、本開示の少なくとも1つの実施例による、壁構造から下垂するように構成される消毒デバイスを図示する。
【0019】
【
図14】
図14は、本開示の少なくとも1つの実施例による、天井から下垂するように構成される消毒デバイスを図示する。
【0020】
【
図15】
図15は、本開示の少なくとも1つの実施例による、
図1の消毒デバイス上の係止機構を図示する。
【0021】
【
図16】
図16A−16Dは、本開示の少なくとも1つの実施例による、本消毒デバイスが部屋の表面を消毒するように部屋の中に移動されている間に、病院のベッドが患者部屋から除去され、別個に消毒されるであろう様子を図示する。
【0022】
【
図17】
図17は、本開示の少なくとも1つの実施例による、消毒デバイスの近接性センサが、複数のアームの通信波を介して距離および位置付けを測定する様子を図示する。
【0023】
【
図18】
図18A−18Cは、本開示の少なくとも1つの実施例による、異なる部屋の形状に設置される消毒デバイスを図示する。
【0024】
【
図19A】
図19A−19Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイスを図示する。
【
図19B】
図19A−19Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイスを図示する。
【
図19C】
図19A−19Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイスを図示する。
【
図19D】
図19A−19Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイスを図示する。
【
図19E】
図19A−19Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイスを図示する。
【
図19F】
図19A−19Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイスを図示する。
【
図19G】
図19A−19Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイスを図示する。
【0025】
【
図20A】
図20A−20Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイスを図示する。
【
図20B】
図20A−20Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイスを図示する。
【
図20C】
図20A−20Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイスを図示する。
【
図20D】
図20A−20Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイスを図示する。
【
図20E】
図20A−20Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイスを図示する。
【
図20F】
図20A−20Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイスを図示する。
【
図20G】
図20A−20Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイスを図示する。
【0026】
【
図21A】
図21A−21Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイスを図示する。
【
図21B】
図21A−21Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイスを図示する。
【
図21C】
図21A−21Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイスを図示する。
【
図21D】
図21A−21Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイスを図示する。
【
図21E】
図21A−21Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイスを図示する。
【
図21F】
図21A−21Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイスを図示する。
【
図21G】
図21A−21Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイスを図示する。
【0027】
【
図22A】
図22A−22Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイスを図示する。
【
図22B】
図22A−22Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイスを図示する。
【
図22C】
図22A−22Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイスを図示する。
【
図22D】
図22A−22Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイスを図示する。
【
図22E】
図22A−22Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイスを図示する。
【
図22F】
図22A−22Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイスを図示する。
【
図22G】
図22A−22Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイスを図示する。
【0028】
【
図23A】
図23A−23Bは、本開示の少なくとも1つの実施例による、レール展開機構を図示する。
【
図23B】
図23A−23Bは、本開示の少なくとも1つの実施例による、レール展開機構を図示する。
【0029】
【
図24A】
図24A−24Fは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイスを図示する。
【
図24B】
図24A−24Fは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイスを図示する。
【
図24C】
図24A−24Fは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイスを図示する。
【
図24D】
図24A−24Fは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイスを図示する。
【
図24E】
図24A−24Fは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイスを図示する。
【
図24F】
図24A−24Fは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイスを図示する。
【0030】
【
図25A】
図25A−25Jは、本開示の少なくとも1つの実施例による、プログラム論理を伴う制御可能に駆動される基部を図示する。
【
図25B】
図25A−25Jは、本開示の少なくとも1つの実施例による、プログラム論理を伴う制御可能に駆動される基部を図示する。
【
図25C】
図25A−25Jは、本開示の少なくとも1つの実施例による、プログラム論理を伴う制御可能に駆動される基部を図示する。
【
図25D】
図25A−25Jは、本開示の少なくとも1つの実施例による、プログラム論理を伴う制御可能に駆動される基部を図示する。
【
図25E】
図25A−25Jは、本開示の少なくとも1つの実施例による、プログラム論理を伴う制御可能に駆動される基部を図示する。
【
図25F】
図25A−25Jは、本開示の少なくとも1つの実施例による、プログラム論理を伴う制御可能に駆動される基部を図示する。
【
図25G】
図25A−25Jは、本開示の少なくとも1つの実施例による、プログラム論理を伴う制御可能に駆動される基部を図示する。
【
図25H】
図25A−25Jは、本開示の少なくとも1つの実施例による、プログラム論理を伴う制御可能に駆動される基部を図示する。
【
図25I】
図25A−25Jは、本開示の少なくとも1つの実施例による、プログラム論理を伴う制御可能に駆動される基部を図示する。
【
図25J】
図25A−25Jは、本開示の少なくとも1つの実施例による、プログラム論理を伴う制御可能に駆動される基部を図示する。
【0031】
【
図26A】
図26A−26Iは、本開示の少なくとも1つの実施例による、消毒デバイスの結合機構を伴う、紫外線源を含有する取外可能および取付可能なレールを図示する。
【
図26B】
図26A−26Iは、本開示の少なくとも1つの実施例による、消毒デバイスの結合機構を伴う、紫外線源を含有する取外可能および取付可能なレールを図示する。
【
図26C】
図26A−26Iは、本開示の少なくとも1つの実施例による、消毒デバイスの結合機構を伴う、紫外線源を含有する取外可能および取付可能なレールを図示する。
【
図26D】
図26A−26Iは、本開示の少なくとも1つの実施例による、消毒デバイスの結合機構を伴う、紫外線源を含有する取外可能および取付可能なレールを図示する。
【
図26E】
図26A−26Iは、本開示の少なくとも1つの実施例による、消毒デバイスの結合機構を伴う、紫外線源を含有する取外可能および取付可能なレールを図示する。
【
図26F】
図26A−26Iは、本開示の少なくとも1つの実施例による、消毒デバイスの結合機構を伴う、紫外線源を含有する取外可能および取付可能なレールを図示する。
【
図26G】
図26A−26Iは、本開示の少なくとも1つの実施例による、消毒デバイスの結合機構を伴う、紫外線源を含有する取外可能および取付可能なレールを図示する。
【
図26H】
図26A−26Iは、本開示の少なくとも1つの実施例による、消毒デバイスの結合機構を伴う、紫外線源を含有する取外可能および取付可能なレールを図示する。
【
図26I】
図26A−26Iは、本開示の少なくとも1つの実施例による、消毒デバイスの結合機構を伴う、紫外線源を含有する取外可能および取付可能なレールを図示する。
【0032】
【
図27A】
図27A−27Fは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能リング構造を伴う消毒デバイスを図示する。
【
図27B】
図27A−27Fは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能リング構造を伴う消毒デバイスを図示する。
【
図27C】
図27A−27Fは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能リング構造を伴う消毒デバイスを図示する。
【
図27D】
図27A−27Fは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能リング構造を伴う消毒デバイスを図示する。
【
図27E】
図27A−27Fは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能リング構造を伴う消毒デバイスを図示する。
【
図27F】
図27A−27Fは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能リング構造を伴う消毒デバイスを図示する。
【0033】
【
図28】
図28は、本開示の少なくとも1つの実施例による、伸縮支持構造を伴う水平拡張可能トラックを伴う消毒デバイスを図示する。
【0034】
【
図29】
図29は、本開示の少なくとも1つの実施例による、張力ロッド延在機構を伴う消毒デバイスを図示する。
【0035】
【
図30】
図30は、本開示の少なくとも1つの実施例による、圧縮区画レール機構を伴う消毒デバイスを図示する。
【0036】
【
図31A】
図31A−31Dは、本開示の少なくとも1つの実施例による、周辺幾何学形状多重基部機構を伴う消毒デバイスを図示する。
【
図31B】
図31A−31Dは、本開示の少なくとも1つの実施例による、周辺幾何学形状多重基部機構を伴う消毒デバイスを図示する。
【
図31C】
図31A−31Dは、本開示の少なくとも1つの実施例による、周辺幾何学形状多重基部機構を伴う消毒デバイスを図示する。
【
図31D】
図31A−31Dは、本開示の少なくとも1つの実施例による、周辺幾何学形状多重基部機構を伴う消毒デバイスを図示する。
【0037】
【
図32A】
図32A−32Cは、本開示の少なくとも1つの実施例による、周辺幾何学形状機構を伴う消毒デバイスを図示する。
【
図32B】
図32A−32Cは、本開示の少なくとも1つの実施例による、周辺幾何学形状機構を伴う消毒デバイスを図示する。
【
図32C】
図32A−32Cは、本開示の少なくとも1つの実施例による、周辺幾何学形状機構を伴う消毒デバイスを図示する。
【0038】
【
図33A】
図33A−33Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、展開アームを伴う拡張可能基部構造を伴う消毒デバイスを図示する。
【
図33B】
図33A−33Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、展開アームを伴う拡張可能基部構造を伴う消毒デバイスを図示する。
【
図33C】
図33A−33Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、展開アームを伴う拡張可能基部構造を伴う消毒デバイスを図示する。
【
図33D】
図33A−33Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、展開アームを伴う拡張可能基部構造を伴う消毒デバイスを図示する。
【
図33E】
図33A−33Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、展開アームを伴う拡張可能基部構造を伴う消毒デバイスを図示する。
【
図33F】
図33A−33Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、展開アームを伴う拡張可能基部構造を伴う消毒デバイスを図示する。
【
図33G】
図33A−33Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、展開アームを伴う拡張可能基部構造を伴う消毒デバイスを図示する。
【0039】
【
図34】
図34は、本開示の少なくとも1つの実施例による、部屋内の点光源エネルギー体積基準を図示する。
【0040】
【
図35】
図35は、本開示の少なくとも1つの実施例による、前述で説明されたような多数の送達機構によって達成される、部屋内のエネルギー体積の均一な行列を図示する。
【0041】
【
図36】
図36A−36Bは、本開示の少なくとも1つの実施例による、標的容積内の中心源の照射を図示する。
【0042】
【
図37】
図37A−37Bは、本開示の少なくとも1つの実施例による、標的容積内の2つの源の照射を図示する。
【0043】
【
図38】
図38A−38Bは、本開示の少なくとも1つの実施例による、標的容積内の3つの源の照射を図示する。
【0044】
【
図39】
図39A−Bは、本開示の少なくとも1つの実施例による、標的容積内のエネルギー行列の照射を図示する。
【0045】
【
図40A】
図40A−40Dは、本開示の少なくとも1つの実施例による、本明細書に議論されるシステムの消毒データを図示する。
【
図40B】
図40A−40Dは、本開示の少なくとも1つの実施例による、本明細書に議論されるシステムの消毒データを図示する。
【
図40C】
図40A−40Dは、本開示の少なくとも1つの実施例による、本明細書に議論されるシステムの消毒データを図示する。
【
図40D】
図40A−40Dは、本開示の少なくとも1つの実施例による、本明細書に議論されるシステムの消毒データを図示する。
【0046】
【
図41A】
図41A−41Dは、本開示の少なくとも1つの実施例による、本明細書に議論されるシステムの照射データを図示する。
【
図41B】
図41A−41Dは、本開示の少なくとも1つの実施例による、本明細書に議論されるシステムの照射データを図示する。
【
図41C】
図41A−41Dは、本開示の少なくとも1つの実施例による、本明細書に議論されるシステムの照射データを図示する。
【
図41D】
図41A−41Dは、本開示の少なくとも1つの実施例による、本明細書に議論されるシステムの照射データを図示する。
【
図41E】
図41Eは、経時的な壁の場所Aにおける4つの側面の平均照射、および経時的な床の場所Dにおける4つの側面の平均照射を示す、壁および床の両方に関する経時的な照射のプロファイルを示す。
【0047】
【
図42】
図42A−42Cは、本開示の少なくとも1つの実施例による、標的容積内の光源配列を図示する。
【0048】
【
図43A】
図43A−43Fは、本開示の少なくとも1つの実施例による、標的容積内の光源間隔配列を図示する。
【
図43B】
図43A−43Fは、本開示の少なくとも1つの実施例による、標的容積内の光源間隔配列を図示する。
【
図43C】
図43A−43Fは、本開示の少なくとも1つの実施例による、標的容積内の光源間隔配列を図示する。
【
図43D】
図43A−43Fは、本開示の少なくとも1つの実施例による、標的容積内の光源間隔配列を図示する。
【
図43E】
図43A−43Fは、本開示の少なくとも1つの実施例による、標的容積内の光源間隔配列を図示する。
【
図43F】
図43A−43Fは、本開示の少なくとも1つの実施例による、標的容積内の光源間隔配列を図示する。
【0049】
【
図44】
図44は、本開示の少なくとも1つの実施例による、以前の技術のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものが実施または促進され得る、例示的コンピュータシステムマシンを図示する、ブロック図を図示する。
【0050】
【
図45】
図45は、モジュール式紫外線消毒カセットの例示的実施形態の等角図を示す。
【0051】
【
図46】
図46は、モジュール式紫外線消毒カセットの例示的実施形態の正面図を示す。
【0052】
【
図47】
図47は、ワイヤメッシュケージの例示的実施形態を示す。
【0053】
【
図48】
図48は、モジュール式紫外線消毒カセットの例示的実施形態が取り付けられ得る、フレームの例示的実施形態の正面図を示す。
【0054】
【
図49】
図49は、積層可能なカセットおよびチャンバのためのフレーム内に配置されているカセットの例示的実施形態を示す。
【0055】
【
図50】
図50は、複数のカセットから生成される多重ベクトル光の累積効果の例示的実施形態を示す。
【0056】
【
図51】
図51は、アレイフレームワーク内にともに結合される4つの長方形カセットの例示的実施形態を示す。
【0057】
【
図52】
図52は、積層されたアレイフレームワーク内にともに結合される16個の長方形カセットの例示的実施形態を示す。
【0058】
【
図53】
図53は、集中多重ベクトル光の紫外線標的ゾーンを生成するように八角形チャンバ配列内にともに結合される、8つの長方形カセットの例示的実施形態を示す。
【0059】
【
図54】
図54は、それを通してアイテムが通過および消毒され得る、回廊チャンバを生成するように左の4つ、右の4つ、頭上の4つとともに結合される、12個の長方形カセットの例示的実施形態を示す。
【0060】
【
図55】
図55は、内側に紫外線標的ゾーンが生成される、半円チャンバ内にともに結合される12個の長方形カセットの例示的実施形態を示す。
【0061】
【
図56】
図56は、内側に紫外線標的ゾーンが生成される、ジオデシックドーム等の3次元形状のチャンバを形成し得る、3つの紫外線ランプを含有する三角形カセットの例示的実施形態を示す。
【0062】
【
図57】
図57は、内側に紫外線標的ゾーンが生成される、ジオデシックドームの一部を形成し得る、六角形構造を形成する三角形カセットのアレイの例示的実施形態を示す。
【0063】
【
図58】
図58は、完全に封入された紫外線標的ゾーンの周囲にチャンバを形成する、三角形カセットから成るジオデシックドームの例示的実施形態を示す。
【0064】
【
図59】
図59A−Dは、カセットのアレイを接続および積層する際に採用されるであろう、内蔵カセットおよび結合ヒンジの実施例を示す。
【0065】
【
図60】
図60A−Cは、キャスタの有無別に図示される、結合ヒンジおよび壁に接続するための端部キャップを採用する、カセットアレイの実施例を示し、後者は、壁結合/相互係止によって支持される自由浮動配列であり、カセットアレイの画像は、壁に対してコンパクトなユニットに折畳される。
【0066】
【
図61】
図61は、結合ヒンジが、スペースシャトルを消毒することが可能なより大型の格納庫を形成するように積層および配列された、内蔵カセットの大型アレイの形象的適用の例示的実施形態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0067】
着目すべきこととして、紫外線技術または面積紫外線消毒ユニットを利用する現在の消毒技術は、従来的な化学消毒方法に競合するように、医療施設内の表面媒介病原体を根絶するために必要な性能レベルも、全ての表面への適切な被覆および暴露も達成しない場合があり、微生物が常在し、消毒から免れ得る、全ての影になった隙間に完全な暴露を提供することができない場合がある。さらに、現在使用されている面積紫外線消毒ユニットは、多くの場合、それらが適用される病院のスケジュールおよび運営に悪影響を及ぼす、動作時間を要求する。病院面積を消毒するためにこれまで使用されてきた、従来的な点光源面積消毒システムは、多くの場合、照射レベルが、逆二乗の法則(ISL)にほぼ従って、紫外線源からの距離とともに減少するという性能制限に悩まされる。点光源紫外線放射または光の一実施例は、標的容積または部屋内の単一の光源または電球である。別の実施例は、相互と近接近して相互に接続される複数の光源である。そのような複数の光源は、例えば、固定フレームまたは構造に取り付けられ得る。これらの既存の消毒デバイス、システム、および方法の実施例は、米国特許出願公開第2012/0305787号、第2017/0049915号、第2008/0213128号、および米国特許第9,165,756号、第8,575,567号、第6,656,424号、第6911177号、第6,911,178号、第6,911,179号、第5,891,399号、第9,345,798号、ならびに第D684671号に開示されるものを含む。消毒デバイスに関連し得る、他の特許および公開は、米国特許第8,907,304号、米国特許第9,044,521号、第TW381489Y号、第TW556556Y号、米国特許第7,459,964号、第CN206063449号、第WO2010115183号、第US20150284206号、第KR101767055号、第WO2015012592号、および第KR20150028153号を含む。
【0068】
したがって、消毒された空間、表面、および/または構造を提供すること、ならびに汚染された面積との物理的接触を介して伝染され得る疾患の蔓延に対抗することを支援し得る、改良された消毒デバイス、システム、および消毒のための方法の必要性がある。世界が、代替光ベースの技術に移行し、それを採用するために、消毒性能は、作業環境内で信頼性があり、一貫性があり、持続可能である必要がある。これらの課題のうちの少なくともいくつかは、本明細書に開示される例示的実施形態によって対処される。
【0069】
上記に議論される実施例は、可変エネルギー、可変殺菌性能、可変陰影、可変距離、および組み合わせて最終的に容認可能な結果を生成しない場合がある性能の誤差に悩まされ得る。従来技術で列挙されるパラメータは、逆二乗の法則によって統制される、ある距離にわたる光強度の降下に関する主要な欠陥に悩まされ得る。本欠陥は、紫外線を使用する消毒の有効性および性能に大きな影響を及ぼし、消毒されるべき全標的容積に十分な暴露を達成させなくし得る。これは、紫外線源から最も遠い影になった隙間または面積内に常在し得る微生物が、消毒を免れることを可能にし得る。本有意な性能制限を補償するために、従来技術、システム、および方法のうちのいくつかは、動作時間の増加、波長の組み合わせ、電力および光強度出力の増加または複数回の暴露を含み、全ての着目表面、特に、標的容積への適切な消毒性能に悪影響を及ぼし得る。距離とともに消散する可変エネルギーレベルの組み合わせは、該以前の解決策の殺菌性能に大きな影響を及ぼす。そのような方法を使用するシステムに置かれる信頼は、本性能の有意な変動性を有する。
【0070】
陰影、強度、距離、時間、エネルギー、ならびに可変容積の可変欠陥のリストの組み合わせは、消毒デバイスの改良の有意な余地を残す、以前の解決策に欠けているいくつかの制限である。容積は、逆二乗の法則を考慮した、紫外線殺菌光を用いた性能の方程式における主要変数である。病院、診療所、研究室、教室、トイレ、治療室、手技室、手術室、走査室、および緊急治療室は全て、標的容積の実施例である。全てのこれらの部屋は、本質的に標的容積であり、本質的に立方体様であり、可変体積である。
【0071】
本発明者らは、標的容積を消毒する目的のための代替非化学技術の採用に向かって根本的に移行するために、全てのこれらの変数が克服される必要があることを認識している。これらの問題に対処するために、本開示は、1つまたはそれを上回る拡張可能および収縮可能なアーム上に配置される紫外線源を介して、精密なエネルギーを生成し、標的容積を消毒するための分散型紫外線エネルギーの3次元行列を生成することを具体的に意図する、紫外線消毒デバイス、システム、および方法を含む、解決策を提示する。1つまたはそれを上回る拡張可能および収縮可能なアームは、広い開放面積(例えば、広い部屋)またはより小さい制約された面積(例えば、隅、干渉を伴う面積等)を含む、カスタマイズ可能な消毒暴露行列を容易に提供しながら、可搬性を可能にする。アームはまた、便宜的に、1つだけの設定が、高速の単一光暴露サイクル内に部屋全体(例えば、緊急治療室、ICU室等)を消毒することを可能にし、動作時間を短縮し得る。分散型紫外線エネルギーの行列はまた、陰影効果を最小限にする、または低減させるように、複数の角度および方向から紫外線エネルギーを指向し、エネルギー分布を最大限にし、それによって、微生物の組み合わせが消毒プロセスに別様に耐え抜き得る隙間を縮小または排除することによって、部屋または標的容積内の全ての部屋の表面および固定機器を効率的に消毒するより効果的な方法も提供する。これらのデバイスおよび方法はさらに、例えば、医療物流内に容易に統合され、効果的かつ効率的な消毒を可能にする。
【0072】
本主題の実施形態では、部屋、機器、および他の類似表面ならびにアイテムを消毒するためのデバイス、システム、および方法が、提供される。開示されるデバイス、送達システム、および方法の具体的実施形態が、ここで、図面を参照して説明されるであろう。本発明を実施するための形態の中のいかなるものも、任意の特定の構成要素、特徴、またはステップが、本発明に不可欠であることを含意することを意図していない。
【0073】
本概観は、本特許出願の主題の概観を提供することを意図している。これは、本発明の排他的または包括的解説を提供することを意図していない。発明を実施するための形態は、本特許出願についてのさらなる情報を提供するように含まれる。
【0074】
図1は、圧潰またはコンパクトな構成における消毒デバイスの例示的実施形態の斜視図を図示する。本実施形態では、本デバイスは、円筒形の中心カラムの形態で基部構造1007を備える。随意に、本および他の実施形態では、基部構造は、基部構造の全体を通して複数の変動する円周と組み合わせて、複数の形状(例えば、円筒形、正方形、長方形、六角形、三角形、球形、または不整形)を有してもよい。随意に、本および他の実施形態では、基部構造の基部は、床上に静置し、デバイスのための安定したフレームを提供するように構成される。随意に、本および他の実施形態では、複数のキャスタが、基部構造の基部上に配置されてもよい。随意に、本および他の実施形態では、1つまたはそれを上回る紫外線放射源が、基部構造上に配置されることができる。
【0075】
図1はさらに、4本のアーム1001、1002、1003、および1004の端部が、基部構造1007に動作可能に結合されることを描写する。随意に、本および他の実施形態では、本デバイスは、1つまたはそれを上回るアームを保有する。非限定的実施例は、1本のアーム、2本のアーム、3本のアーム、4本のアーム、5本のアーム、6本のアーム、7本のアーム、8本のアーム、9本のアーム、10本のアーム、11本のアーム、または12本のアームを含む。加えて、
図1の4本のアーム1001、1002、1003、および1004は、基部構造1007の上部分の周囲のランプ区画1005内に円周方向に配置される。随意に、本および他の実施形態では、1つまたはそれを上回るアームは、種々の位置において基部構造に動作可能に結合される。非限定的実施例は、基部の中心、上、または底部分に取り付けられる、1つまたはそれを上回るアームの1つの端部を含む。
図1では、4本のアーム1001、1002、1003、および1004は、基部構造上の同一の高さに位置付けられる。随意に、本および他の実施形態では、1つまたはそれを上回るアームは、基部構造上の同一の高さ、基部構造上の異なる高さ、またはそれらの組み合わせに位置付けられてもよい。また、
図1の4本のアーム1001、1002、1003、および1004は、4つのランプアレイ区画1006を備える。随意に、本または他の実施形態では、アームは、1つまたはそれを上回るランプアレイ区画を保有してもよい。非限定的実施例は、1つの区画、2つの区画、3つの区画、4つの区画、5つの区画、6つの区画、7つの区画、8つの区画、9つの区画、10個の区画、11個の区画、または12個の区画を含む。本実施形態では、各ランプアレイ区画1006は、区画1006から上に延在し、基部構造1007の上部から通過する、上側紫外線放射ランプ1000の1つの円筒形のセットと、区画1006から下に延在する、下側紫外線放射ランプ1008の第2の円筒形のセットとを備える。随意に、本または他の実施形態では、区画は、1つまたはそれを上回る紫外線放射源を備えてもよい。非限定的実施例は、1つの源、2つの源、3つの源、4つの源、5つの源、6つの源、7つの源、8つの源、9つの源、10個の源、11個の源、または12個の源を含む。随意に、本または他の実施形態では、区画は、1つまたはそれを上回る種類の紫外線放射源を備えてもよい。非限定的実施例は、紫外線低圧または中圧ランプ、もしくは180〜400nmの任意の紫外線波長の紫外線を生成するLED紫外線源を含む。随意に、本または他の実施形態では、紫外線放射源は、複数の形状であってもよい。非限定的実施例は、円筒形ランプ、電球ランプ、U字管ランプ、2軸ランプ、または点光源LEDを含む。随意に、本または他の実施形態では、紫外線放射源は、種々のサイズおよび長さを備えてもよい。非限定的実施例は、LEDと同程度に短い、または典型的高出力紫外線ランプと同程度に長い、紫外線放射源の長さを含む。随意に、本または他の実施形態では、1つまたはそれを上回る紫外線放射源は、複数の紫外線放射要素を備えてもよい。本例示的実施形態では、エミッタ1008の下側セットは、デバイスの移送のために床を伴う遊隙を提供するように、基部の底部まで延在しない。随意に、本および他の実施形態では、上側紫外線放射ランプは、同一の高さに、または基部構造の上部の下方にあってもよい。本実施形態では、紫外線放射ランプ1000および1008は、ランプアレイ区画1006上で基部構造と平行に配置されるように構成される。随意に、本または他の実施形態では、1つまたはそれを上回る紫外線放射源は、区画上の複数の場所に配置されてもよい。非限定的実施例は、延在可能なアームの上部の上、または底部の上、任意の側面の上、もしくはそれらの任意の組み合わせを含む。随意に、本または他の実施形態では、紫外線放射源は、長さが固定される、またはアームから半径方向外向きに延在および収縮するように構成されてもよい。随意に、本または他の実施形態では、紫外線放射源は、区画に対して種々の角度に配置されてもよい。非限定的実施例は、区画と直交して、区画を横断して、または区画に対して任意の鋭角もしくは鈍角で配置される、1つまたはそれを上回る紫外線放射源を含む。
【0076】
随意に、本または他の実施形態では、1つまたはそれを上回るアーム、1つまたはそれを上回る区画、もしくは1つまたはそれを上回る紫外線放射源は、回転または旋回するように構成されてもよい。随意に、本または他の実施形態では、アーム、区画、および紫外線放射源は、モジュール式である。随意に、本または他の実施形態では、付加的区画は、付加的構成オプションを提供し、アームの到達範囲を延長または減少させるように、上に追加される、または撤去されてもよい。随意に、本または他の実施形態では、付加的紫外線放射源が、消毒されるべき標的面積または部屋の設定に応じて、付加的構成および消毒オプションを提供するように、追加される、または撤去されてもよい。
【0077】
図2は、
図1の消毒デバイスの俯瞰図を図示する。基部構造1007上の4本のアーム1001、1002、1003、および1004は、相互と直交し、等距離に位置付けられる。随意に、本および他の実施形態では、1つまたはそれを上回るアームは、相互に対して種々の位置に配置されてもよい。非限定的実施例は、相互から均等に離間される1つまたはそれを上回るアーム、相互から不均等に離間される1つまたはそれを上回るアーム、もしくは相互から均等に離間される、および不均等に離間される1つまたはそれを上回るアームの組み合わせ、または円筒形の基部構造上で相互から180度、120度、90度、72度、60度、45度、40度、36度、もしくは30度分離される、1つまたはそれを上回るアームを含む。随意に、本および他の実施形態では、アームの角度間隔は、空間の標的容積の異なる寸法に適応するように中心カラムの周囲で調節可能であり得る。随意に、本または他の実施形態では、1つまたはそれを上回るアームは、基部構造から半径方向に離れるように拡張可能であり、基部構造に対して線形様式で収縮可能に戻るように構成されてもよい。
【0078】
図3は、
図1の例示的実施形態の側面図を図示する。
図3は、移送を促進し、アーム1001、1002、および1004が、複数の構成で広げられ、標的容積表面および寸法に適合することを可能にするように、基部構造1007の底部に取り付けられたカラム支持車輪またはキャスタ3006を含む、消毒デバイスを描写する。随意に、本または他の実施形態では、本デバイスは、基部構造の底部に取り付けられたキャスタ3006を含む場合とそうではない場合がある。随意に、本または他の実施形態では、本デバイスは、延在可能なアームが基部構造に対して上または下に平行移動することを可能にするための1つまたはそれを上回る垂直トラックを含んでもよい。随意に、本または他の実施形態では、本デバイスは、基部構造の円周に沿って水平に延設される、1つまたはそれを上回るトラックを含んでもよく、1つまたはそれを上回るアームに取り付けられ、1つまたはそれを上回るアームが基部構造の周囲で平行移動することを可能にするように構成される。随意に、本または他の実施形態では、1つまたはそれを上回るアームはさらに、基部構造に動作可能に結合する枢動軸を端部上に備えてもよく、枢動軸は、アームが基部構造に対して種々の角度で調節されることを可能にするように構成される。非限定的実施例は、垂直に、水平に、または水平と垂直との間の任意の角度で配列される、アームを含む。随意に、本または他の実施形態では、枢動軸は、アームの回転角を係止するための解放可能な係止機構を含んでもよい。随意に、本または他の実施形態では、最小枢動角は、垂直から10、20、30、40、50、60、70、80、または90度であり得、最大角は、最大で全360度の回転を可能にし得る。随意に、本および他の実施形態では、枢動軸は、アームの回転角を係止するとともに、中心カラムからアームを完全に解放し、交換または具体的用途へ適合を可能にするための解放可能な係止機構を含んでもよい。
【0079】
図4は、拡張構成における
図3の消毒デバイスの斜視図を図示する。
図4は、4本のアーム1001、1002、1003、および1004を図示し、各アームの端部は、基部構造1007に動作可能に結合される。随意に、本または他の実施形態では、基部構造は、1つまたはそれを上回る紫外線エミッタを備えてもよい。随意に、本および他の実施形態では、紫外線エミッタは、複数の形状およびサイズを備えてもよい。非限定的実施例は、円筒形ランプ、U字管ランプ、2軸ランプ、電球形ランプ、LED等を含む。本実施形態では、基部構造は、約3フィートである。しかしながら、本および他の実施形態では、基部構造の高さは、非常に広い封入空間に関して、通常は4、5、6、7、8、9、10、11、または12フィート、もしくはそれよりも高くあり得る、それが設置された任意の天井またはドアの入口の限定的高さを除いて、いずれの要因によっても限定されない。随意に、本または他の実施形態では、本デバイスは、1つまたはそれを上回るアームを備えてもよい。各アーム、例えば、1001は、キャスタ3006上に乗設する基部構造1007から半径方向に離れるように延在される。随意に、本または他の実施形態では、各アームは、部屋の壁または隅もしくは標的面積の外周と接触するように外に延在してもよい。完全に延在されたアームの最大長は、区画の数のみによって限定されず、区画の数は、限定されないが、実際には、4、8、16、36、または64等のある有限数内に留まるであろう。各アームは、2つの紫外線放射源4011および4012と、4つの支持フレーム区画、例えば、4013とをそれぞれ含む、4つのランプアレイ区画、例えば、4001、4002、4003、および4004を備える。随意に、本または他の実施形態では、各アームは、1つまたはそれを上回るランプ区画を備える。非限定的実施例は、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、またはそれを上回る紫外線ランプを含む。ランプアレイ区画4001、4002、4003、および4004は、区画の長さが垂直に延設される場所に配置される。随意に、本または他の実施形態では、区画は、複数の形状およびサイズを備えてもよい。非限定的実施例は、立方体、長方形、六角形、球体等を含む。各区画の中心は、折畳タイプの支持フレーム、例えば、4005、4007、4008、および4009によって接続される。随意に、本または他の実施形態では、各アームは、アームに沿って折畳区画を形成し、アームが拡張構成または圧潰構成にアコーディオン式に折畳することを可能にするように、ともに枢動可能に結合される、複数のリンケージを備える、アコーディオン形状を備える。折畳機構は、収縮構成から拡張構成に紫外線源を平行移動させることの一実施例にすぎない。随意に、本または他の実施形態では、フレームは、複数の形状およびサイズを備えてもよい。非限定的実施例は、長方形、三角形、台形等を含む。随意に、本および他の実施形態では、区画とフレームとの間の接続点は、水平軸に沿って種々の度数で回転するように構成されてもよい。度数の非限定的実施例は、とりわけ、90度〜360度を含む。随意に、本および他の実施形態では、区画とフレームとの間の接続点は、垂直軸に沿って種々の度数で回転するように構成されてもよい。度数の非限定的実施例は、とりわけ、90度〜360度を含む。随意に、本または他の実施形態では、支持フレームは、鋼鉄またはアルミニウムから作製される区画から成るが、また、限定ではないが、プラスチック、木材、金属、および他の自然または合成材料を含む、他の好適な材料から成ってもよい。各紫外線放射源、例えば、4011は、円筒形を有する。随意に、本および他の実施形態では、紫外線放射源は、ランプ電球形状、円筒形、U字管ランプ形状、2軸形状、電球形ランプ、LED、レーザ等を含む、任意の形状であってもよい。随意に、本または他の実施形態では、紫外線エミッタが、フレームまたは区画もしくはそれらの組み合わせの上の種々の位置に配置されてもよい。非限定的実施例は、フレームまたは区画もしくはそれらの組み合わせの上部、底部、側面、またはその間のいずれかの場所を含む。紫外線放射源の1つのセットが、支持フレームから離れるように半径方向上向きに延在する一方で、紫外線放射源の別のセットは、支持フレームから離れるように半径方向下向きに延在する。さらに、4本の延在されたアーム上の支持車輪またはキャスタ、例えば、4010は、支持フレームの上側または下側部分に接続される、支持構造に接続される。支持キャスタ4010は、デバイスが拡張構成で転倒しないように防止するために、基部構造1007からさらに離れるように支持フレームに接続される。随意に、本または他の実施形態では、各アームは、複数の区画の上部分に接続される複数の支持車輪を備えてもよい。随意に、本または他の実施形態では、支持車輪は、区画またはフレームの下部分に接続してもよい。随意に、本または他の実施形態では、アームは、1つまたはそれを上回る区画と、1つまたはそれを上回るフレームと、1つまたはそれを上回る紫外線エミッタとを備えてもよい。
【0080】
図5は、
図4の消毒デバイスの側面図を図示し、基部構造1007、延在可能なアーム1001および1003(横から見た場合)、ならびに延在可能なアーム1003のうちの1つ(縁視図)、および支持フレームキャスタ4010ならびに基部構造キャスタ3006を示す。
【0081】
図6は、完全延在構成における
図1の消毒デバイスの俯瞰図を図示する。本好ましい実施形態では、延在可能なアーム1001、1002、1003、および1004は、相互に対して直角に配列され、基部構造1007に接続される。1つまたはそれを上回るアーム、例えば、1001はそれぞれ、長方形の部屋、正方形の部屋、円形の部屋、台形の部屋等を含む、複数の部屋の形状に適応するように構成されることができる。
【0082】
図7は、完全延在構成における正方形の部屋内の
図1の消毒デバイスの俯瞰図を図示する。本デバイスは、それを通して消毒デバイスが移送される、ドアを伴う部屋の内側に位置する。本実施形態では、各アーム1001、1002、1003、および1004は、最大被覆を達成するように部屋の4つの隅に向かって延在される。他の実施形態では、アームは、部屋の4つの壁、部屋の入口、または部屋もしくは標的面積の周囲に沿った他の部分に向かって延在されてもよい。
【0083】
図8は、典型的な逆二乗の法則および光強度が従来技術における代表的な点光源消毒デバイスから減退する様式を図示する。逆二乗の法則は、式E=P/(4πr
2)8001によって表される。照射は、単位W/m^2を用いて「E」によって表され、電力は、単位Wを用いて「P」によって表され、球体の表面積は、単位m^2で「4πr
2」によって表され、rは、m単位の点光源からの半径または距離である。円形8002に配置される複数の光源を伴う従来技術の点光源消毒デバイスの表現もまた、提供される。複数の光源の中心から、最小リング、中間リング、および最大リングまでの距離は、それぞれ、1メートル、2メートル、および3メートルにおいて測定されると仮定されたい。点光源消毒デバイスを利用する本実施例の下で、点光源デバイスからの全距離における300Wの一様な配電を仮定すると、最小リングにおける照射の量は、1mにおいて、約23.87W/m^2であり、中間リングにおける照射の量は、2mにおいて、約5.97W/m^2であり、最大リングにおける照射の量は、3mにおいて、約2.65W/m^2であろう。要するに、紫外線照射の量は、中心に、またはともに密接して配置される複数の光源からの距離とともに、大いに減退する。実施例として、グラフ8003はさらに、距離(m)8005とともに減退する、300ワットの点光源からの光照射E(ワット/メートル^2)8004の量を描写する。点光源、例えば、円筒形ランプ、または集中領域内のいくつかのランプから成る点光源モデルを利用する消毒デバイスからの光の本有意な減退は、点光源を利用するように構成される従来技術の消毒ユニットに関する主要な問題のうちの1つを例示する。最高紫外線強度は、紫外線ランプ表面に近接近してのみ起こる。しかしながら、任意の通常のサイズの部屋に存在し得る、より遠い距離において、これらの距離における紫外線の強度は、多くの場合、非常に減退されるため、困難な延長した暴露時間がないと、有意なレベルの消毒を生成するためには不十分である。さらに、現在利用可能な殆どの点光源面積消毒ユニットは、単一のランプ、または単一の光源と同様に作用する、ともに接近して位置するランプのクラスタのいずれかを使用し、結果として、多くの場合、紫外線に直接暴露されないであろうが、影および可変レベルまたは残存する細菌もしくは病原体を受けるであろう、部屋内の多くの表面が存在する。現在の点光源面積消毒システムおよび参照される従来技術に関する前述の問題の両方は、紫外線の多重ベクトル場を生成する分散型グリッドを形成するように物理的に構築および適合する、適応多重ベクトル行列デバイスの現在の実施形態では、紫外線ランプの分散型行列によって克服される。
【0084】
図9A−9Dは、紫外線強度が本開示の例示的実施形態から放射する様子の例示的実施形態を図示する。逆二乗の法則モデルを用いた従来的な点光源デバイスに従う代わりに、複数の光源、例えば、本実施形態では、9003は、複数のアーム、例えば、9004の長さに沿って配置される。そうすると、高強度の面積は、延在されたアーム、例えば、9004によって、より一様に分配される。随意に、本および他の実施形態では、紫外線エネルギーの高強度の面積は、部屋または標的容積内でより一様に分配される。随意に、本および他の実施形態では、紫外線エネルギーの高強度の面積は、部屋または標的容積内で一様に分配される。本および他の実施形態では、分散型光源の正味の影響は、多重ベクトル光のより均等な分布を提供し、同時に、陰影の問題を回避する。随意に、本および他の実施形態では、任意の点における部屋内の実際の強度の計算は、分散型光源のそれぞれからの寄与および多重ベクトル総和に依存する。加えて、ランプが、本および他の実施形態では部屋の全体を通してより精密に分配されるため、部屋の全体を通した強度レベルは、同等の総ランプワット数に基づく最小値と比較して、点光源モデルよりも均一であり、従来技術の中心点光源モデルで見られる、0.5メートル、1、2、3、および4メートル後の強度の劇的な減少に悩まされないであろう。随意に、本および他の実施形態では、強度が部屋または標的容積を横断して均質化される程度は、光源の数、強度、または位置付けに依存する。随意に、いくつかの実施形態では、最大で理論的に無限数の紫外線源を用いると、部屋または標的容積内の強度プロファイルは、精密に分配され、部屋内の強度の平均値において一定であろう。光の点光源モデルと関連付けられる欠陥を克服する、本アプローチは、無限数のランプを有することに依存しないが、いくつかの実施形態では、優れた強度分布を提供し、また、陰影の問題が克服されるであろう十分な数の方向から生じる、多重ベクトル光も提供するであろう、ある有限数のランプが存在するであろう。
図9Aは、随意に、本および他の実施形態では、紫外線強度の同心円形輪郭9001が重複し、それによって、部屋の中心で集中される点光源モデルと比較して、空間または部屋もしくは標的面積の容積の全体を通した種々の距離を横断して、より良好な被覆および強度を生成する様子を示す。随意に、いくつかの実施形態では、本例示的適応行列を利用する照射の測定は、実施形態の中心からわずか約1〜100Wの電力を伴って、1メートル離れて1〜20W/m^2を実証し、点光源モデルと比較して、空間の容積内の全ての表面のより良好な被覆、より高い強度、したがって、より適切で速い消毒を提供する、例示的実施形態からより遠く離れた、より高い強度を示し得る。
【0085】
他の例示的実施形態では、ランプが、4本の延在可能なアームを有する、実施形態9010の
図9Bに図示される。各ランプ、例えば、9112の周囲のより小さい円、例えば、9111は、照射輪郭を表す。重複するより小さい円は、X字形9113を形成する黒い直線によって輪郭を描かれる多重ベクトル光の場を形成することが、分かり得る。より低い照射レベルを表す、より大きくより薄い円、例えば、9114もまた、重複し、延在されたアーム、例えば、9116の間に菱形の面積、例えば、9115を形成し、多重ベクトル光場は、X字形9113を形成する黒い直線内の面積よりも低い。随意に、本および他の実施形態では、低減した照射のこれらの面積は、デバイスによって占有される正方形または長方形の部屋内で、各壁の中心面積の近傍の面積であろう。
【0086】
図9Cは、ランプ9021を伴う第5のアーム9020が、低減した照射の面積内の任意の他の2本の延在されたアーム9022および9023の間に挿入されるときに起こることの例示的実施形態を図示し、本ランプは、
図9Dに拡張される小さい円および円形面積によって表される。随意に、本および他の実施形態では、1つまたはそれを上回るアームが、デバイス上に追加される、または除去されてもよい。随意に、本および他の実施形態では、第5の延在されたアームは、ランプを備え得る、複数の紫外線放射源を備えてもよい。本実施形態では、第5のアーム9020上の本第5のランプ9021が、多重ベクトル光場内の最低照射の面積内に設置されるとき、照射レベルは、増加され、多重ベクトル光場は、さらに均等に分配される。すなわち、より均一なレベルの多重ベクトル光、またはより平坦な照射輪郭が、照射場がエネルギーの潜在的低下を実証する、いずれかの場所にランプを挿入することによって、達成されることができる。
【0087】
図9Dは、いったん第5のランプ9020および第5の延在されたアーム9021がデバイスに追加されたときの領域の拡大画像を図示する。増加した照射9030の円形面積が、2本の他の延在されたアーム9022および9023(例えば、部屋の壁に隣接し得る)の間のスポット内で生成される。本方法は、全体的な多重ベクトル輪郭をより均一にするように、アームの間の低減した照射の他の3つの面積に関して繰り返されることができる。随意に、本および他の実施形態では、より低い照射の面積に対して付加的源を伴うアームをデバイスに追加することは、多重ベクトル照射場の完全な均一性が達成されるまで、無限に繰り返され得る。随意に、他の実施形態では、多重ベクトル照射場が、部屋または封入空間もしくは標的面積内の全ての点において高レベルの消毒を達成するように十分に均一または均等に分配されるまで、わずかな付加的ランプのみが、追加される。随意に、本および他の実施形態では、付加的点光源が、デバイス上に追加されてもよい。付加的紫外線放射源を伴うアームを増分的に追加する方法は、多重ベクトル光の十分に分配された場を生成し、照射輪郭をより均一にするものである。随意に、本および他の実施形態では、標的面積を消毒する本効果的な方法は、単一の暴露サイクルで行われる。随意に、本および他の実施形態では、単一の暴露サイクルは、10秒、20秒、30秒、40秒、50秒、60秒、70秒、80秒、90秒、100秒、110秒、120秒、130秒、140秒、150秒、160秒、170秒、180秒、190秒、または200秒持続することができる。随意に、本および他の実施形態では、単一の暴露サイクルは、最大20分持続することができる。
【0088】
本および他の実施形態では、紫外線強度のレベルは、利用可能な空間内でより広く分配され、複数の方向からの紫外線の光線が全表面に到達し得る、紫外線のより一様な場または分散型行列を生成し、それによって、従来的な点光源面積消毒ユニットもよりも少ない時間で、これらの表面のはるかに効果的かつ効率的な消毒を提供し、後者の利点は、緊密なスケジュールで運営され、消毒プロセスのために限定された時間を有する、医療施設および手術室にとって極めて重要である。随意に、本および他の実施形態では、紫外線の分散型行列は、適応アーム、またはアームもしくは基部構造上の紫外線源を通して、適応的であり得る。随意に、本および他の実施形態では、紫外線の分散型行列は、1つまたはそれを上回るアーム上の1つまたはそれを上回る紫外線源から生じる照射の量を調節することによって、適応的であり得る。随意に、本および他の実施形態では、アームは、圧潰可能および延在可能である。本および他の実施形態では、設計は、一意の機能であって、抗生物質ならびに化学消毒剤に常に適合する病原体と常に闘っており、現在の開示と異なり、通常の病院清掃手順の時間制約内で限定された有効性であることが分かっており、陰影の問題および逆二乗の法則に起因して部屋または表面を不完全に消毒する、前述の点光源モデルの制限に直面している、医療施設にとって大きな価値がある、院内病原体の効率的、効果的、かつ急速な消毒という機能を果たすように立案されることができる。
【0089】
図10は、床および天井も図示される、部屋内に展開された消毒デバイスの側面図を図示する。基部構造10001は、紫外線ランプ、例えば、10003を支持する、延在されたアーム、例えば、10002を支持する。基部構造が、キャスタ10004上で支持される一方で、延在されたアームは、キャスタ10005上で支持される。本説明図では、折畳機構は、部分的にのみ延在され、完全延在では、折畳アームは、相互に対して平坦に折畳されるであろう。本および他の実施形態では、延在可能なアームは、部品の交換を促進し、単純な構成(例えば、3本のアームのみ、または2本のアームのみ)が、用途が要求し得る通りに実装されることを可能にするであろう、基部構造に動作可能に結合される延在可能なアームの端部上に配置される単純な掛止機構を通して、除去可能であり得る。
【0090】
図11A−11Cは、消毒デバイスの展開の例示的段階を図示する。
図11Aは、表面が消毒されるものである正方形様の部屋11003内の所望の静置位置まで戸口を通して移動されている、そのポータブル構成におけるデバイス11001を図示する。随意に、本または任意の実施形態では、本デバイスは、標的面積または部屋内の任意の場所に配置されてもよい。
図11Bは、基部構造11004から拡張し、部屋11003内の空間の利用可能な容積を充填する、デバイスの4本のアームのそれぞれ、例えば、11002を図示する。随意に、本または任意の実施形態では、アームは、部屋の4つの隅または壁に向かって同時に拡張していてもよい。随意に、本または他の実施形態では、アームは、手動で、または自動的に拡張してもよい。他の実施形態では、1つまたはそれを上回るアームは、異なる時間に、異なる長さにおいて拡張してもよい。
図11Cでは、4本のアームはそれぞれ、例えば、11002は、基部構造11004からの拡張を完了しており、本デバイスは、消毒プロセスの準備ができている。随意に、本または任意の実施形態では、本デバイスは、病原性微生物の80%、90%、99%、99.9%、99.99%、99.999%、99.9999%、またはそれを上回る範囲の微生物の根絶を提供する。本デバイスは、随意に、任意の実施形態では、広い開放面積(例えば、広い部屋もしくは病棟)またはより小さい制約された面積(例えば、隅、干渉を伴う面積等)内で機能するように構成可能であり得る。本デバイスは、加えて、1つの光サイクルを用いた部屋全体(例えば、緊急治療室、ICU室等)のための1つだけの設定を要求するように構成可能であり得る。消毒されるべき部屋は、病室の一部であってもよい、または病院のベッドをさらに含んでもよい。本デバイスはまた、随意に、任意の実施形態では、病院から遠隔の一時的医療現場作業を消毒するためのモバイルユニットの一部であるように構成されてもよい。加えて、
図11Cは、位置の任意の変化が入口または出口点から検出されるときに、システム上のライトを動作停止し、消毒を受容する空間の容積に進入しようとすることに応じて、ユーザの偶発的暴露を防止するように、テザー機構11005がシステムから引動され、空間の容積内の入口または出口点に取り付けられることを図示する。テザーは、デバイスから拡張可能および後退可能である、ストリング材料、プラスチックまたは金属ワイヤから作製されることができ、複数の出口また入口点のための複数のテザーが存在し得る。加えて、部屋の外側に位置するタイマは、基部11004および基部内の制御システムと無線で通信し、デバイスの実行時間は、紫外線サイクルが進行中であることをユーザに示す。加えて、部屋11003の外側に位置する画面は、タイマまたは紫外線サイクルの持続時間、ならびに該デバイスのアームのうちの1つに組み込まれるビデオ録画デバイスを介した、進行中である光サイクルの画像を表示することができる。
【0091】
図12は、消毒のための積層可能な特徴として例示的実施形態を図示する。本実施形態では、本開示は、上側中心カラム12001に接続される下側中心カラム12002の上の取付部12006を介して、および延在されたアーム12003の支持体12005の取付部において、積層されることができる。延在可能なアーム12003は、本積層配列で延在することができる。積層は、より高いレベルにおいて表面を消毒することが所望され得る、消毒システムの上向きの拡張を可能にする。積層は、一対の消毒デバイスに限定されず、2つを上回るデバイスが、非常に高い天井を伴う面積のために積層され得る。
【0092】
図13は、壁構造13005から下垂するように構成される消毒デバイスの例示的実施形態を図示する。本実施形態では、中心カラム13001は、形態が長方形であり得、取付および除去を促進するように恒久的壁取付部(図示せず)と結合されてもよい。延在可能なアーム13002は、壁13005から離れるように、かつそれと並行に、紫外線ライトのアレイ13004の延在を提供し、付加的支持が、転動キャスタ13003を伴う垂直アーム支持体によって提供されるであろう。代替として、他の実施形態では、壁13005への中心カラムの取付は、恒久的であり得る。
【0093】
図14は、天井から下垂するように構成される本開示の例示的実施形態を図示する。本実施形態では、長方形の中心カラム14001は、恒久的または一時的に天井に取り付けられる。示される実施例では、ランプ14002は、延在可能なアームの底部から取り付けられるが、他の実施形態は、延在可能なアームの上側にもランプを含んでもよい。本実施形態では、天井フック等の付加的支持体が、構造支持を延在されたアームに提供するために採用されてもよい。他の実施形態では、天井フックは、なくてもよく、延在可能なアームは、ある角度、例えば、45度で下向きに延在してもよく、付加的支持を要求しなくてもよい。
【0094】
図15は、
図1のシステム上の係止機構およびアーム延在機構の例示的実施形を図示する。本実施形態における機構は、アーム15001を延在または収縮させる折畳機構を拡張または収縮させる、ねじ機構15002に依存する。ねじ機構15002は、反対にねじ山付きのナット15003を圧縮するであろう、モータ15004によって駆動される。モータ駆動型折畳機構は、コントローラ(図示せず)を介して、またはデジタル制御(図示せず)を介して、もしくは手動で(図示せず)定位置に係止されることができる。手動係止を含む、代替係止機構が、利用されることができる。
図14に図示される係止機構を伴う折畳機構は、形象的および説明目的のためのみに利用され、アーム延在および係止は、当技術分野で容易に公知である通常の機械電気的手段を通して遂行されることができる。
【0095】
図16A−16Dは、本システムが部屋の表面を消毒するように部屋の中に移動されている間に、病院のベッドまたは手術台が患者部屋から除去され、別個に消毒されるであろう様子の例示的実施形態を図示する。
図16Aは、部屋がデバイスによって消毒されている間に部屋の外に移動される、2つのベッドまたは1つのベッドを伴う16001病院の患者部屋を示す。
図16Bは、開放したドアを通して患者部屋の中に移動され、展開のために位置付けられている現在の開示16002の例示的実施形態を示す。
図16Cは、ベッドの周囲に設置され、封入空間の第4の側面のために壁16004を使用して封入する、米国特許第9,675,720,号に説明される消毒システム16003によって別個に消毒されている、患者のベッド16001を示す。
図15Dは、ここではドアが閉鎖されている、部屋の長方形寸法に合うように展開される現在の開示16002の例示的実施形態を伴う長方形の患者部屋を示す。本実施例では、消毒ユニット16002の延在可能なアーム16005は、部屋の長方形寸法に合い、最大被覆を取得するように、非直交角度で設定される。いくつかの事例または実施形態では、患者のベッドまたは手術台は、医療環境の空間の容積内に留まり、空間の容積の消毒の単一のサイクル中に、現在の開示を用いて消毒されることができる。本実施例では、本デバイスは、手術台または患者のベッドを受け入れ、壁および隅を含む、部屋内の容積および表面を同時に消毒しながら、十分な行列暴露を台またはベッドの全ての到達可能な側面に提供するための適切な中心カラム設計を有するであろう。
【0096】
図17は、近接性センサ17000が、異なるアームの通信波17001を介して距離および位置付けを測定し、空間の種々の容積内で行列を構築する様子を図示する。そこで、センサは、デバイス17002からの均等に分配された光行列に変換する、一様な幾何学的行列を構築するように設計、プログラム、および構成される。センサは、各アームの間、および空間の容積17003の壁および隅の間の幾何学的距離を測定し、半径方向または角度的のいずれかで、もしくは両方で、部屋内の現在のデバイスの物理的幾何学形状および位置付けを手動またはロボットで調節し、消毒のために標的化される空間の所望の容積のための最良の好適な行列を提供する。これは、現在の開示と従来技術との間の主要な差別化要因である。
【0097】
図18A−18Cは、消毒デバイスの例示的実施形態が、延在可能なアームの回転ならびにアームの延在によって種々の形状の部屋に適合され得る様子を図示する。
図18Aは、内側に消毒デバイス18001の例示的実施形態が消毒サイクルのために設置され、上部18005および18002ならびに底部18003および18004における2本の延在可能なアームが、相互に対して鈍角にある一方で、
図18Aの左側18005および18004の2本の延在可能なアーム、ならびに右側18002および18003の2本の延在可能なアームが、相互に対して鋭角にある、典型的な長方形の部屋を示す。
図18Bは、デバイス18001の延在可能なアームが、長く狭い部屋または廊下に合致するように大幅に回転される様子の実施例を示す。
図18Cは、延在可能なアームが、独特または不規則な形状を伴う部屋の寸法に合致するように、相互に対して非対称様式で回転される様子の形象的実施例を図示する。
【0098】
随意に、本および他の実施形態では、上記の図のうちのいずれかに説明されるデバイスはさらに、少なくとも1つの消毒作業を実施するためのコンピュータ可読命令および位置付けのためのロボットコマンドを実行するように構成される、コンピュータプロセッサを含む、電子制御システムを含んでもよい。さらなる実施形態では、消毒作業は、紫外線エミッタのうちのいくつかまたは全てを利用してもよい。随意に、本または任意の実施形態では、制御システムは、延在可能なフレームの一部として物理的に構成されてもよい。さらに、制御システムは、通信ネットワークを経由して情報を送信および受信するように構成される、送受信機を含んでもよい。また、制御システムは、(a)標的面積内のアイテムおよび(b)1つまたはそれを上回る標的面積の場所のうちの少なくとも1つの識別を提供する、情報を伝送するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、情報伝送は、アイテムまたは標的面積場所が消毒デバイスによって消毒されたことを示してもよい。プロセッサの任意の実施形態は、随意に、消毒作業のための紫外線源の紫外線強度および持続時間を選択的に制御するように構成されてもよい。プロセッサの任意の実施形態はさらに、放射源からの紫外線強度の一貫性を提供するために、紫外線源の経年劣化に基づいて、紫外線源に供給される電力を調節するように構成されてもよい。プロセッサの全ての実施形態はまた、延在可能なアームおよびアレイが構成される複数の形状のいずれかに依存する、複数の紫外線放射デバイスを選択的に制御するように構成されてもよい。プロセッサの全ての実施形態は、随意に、他の紫外線放射デバイスのうちの1つまたはそれを上回るものの電源が切られている間に、紫外線放射デバイスのサブセットの電源を入れるように、または標的面積内の紫外線暴露を測定するように構成される1つまたはそれを上回るセンサから信号を受信するように、もしくは(a)標的面積内のアイテムおよび(b)標的面積の物理的場所のうちの少なくとも1つ、またはその中の任意の組み合わせを識別するように構成されるセンサから少なくとも1つの信号を受信するように、構成されてもよい。プロセッサはさらに、少なくとも1つのRFIDタグに基づいて発生される、少なくとも1つの信号、または標的面積内のアイテム上および/または標的面積もしくは容積の物理的場所に配置されるであろう、Bluetooth(登録商標)または無線通信を利用する、デカール、インジケータ、もしくはマーカを採用してもよい。さらなる実施形態では、プロセッサは、複数の下層プロセッサを含んでもよい。
【0099】
図19A−19Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う紫外線放射デバイス1900を図示する。
図19A−19Gは、並行して下記に議論される。紫外線放射デバイス1900は、光源1904と、基部1906と、車輪1908とも称される、車輪1908a−1908d(車輪1908a−190cのみが可視である)と、アーム1910a−1910dとを含み得る、構造1902を含むことができる。構造1902はまた、第1のレール1912a−1912dと、第2のレール1914a−1914dとを含むこともできる。アーム1910a−1910dはそれぞれ、ローラ1918a−1918dを有するブラケット1916を含むことができる(上部ローラ1918a−1918bのみが可視であり、底部ローラ1918c−1918dは、上部ローラ1918a−1918bの下にあり得る)。ブラケット1916はそれぞれ、ヒンジ1920を含むことができる。アーム1910a−1910dはそれぞれ、リンク1922a−1922dと、リンク1924a−1924dとを、それぞれ含むことができる。アーム1910a−1910dはさらに、それぞれ、第2のブラケット1926a−1926dと、それぞれ、交差部材1928a−1928dとを含むことができる。また、
図19A−19Gには、中心軸Aも示される。
【0100】
構造1902は、標的空間内に位置付け可能であり、標的容積内の圧潰位置と拡張位置との間で移動可能である、剛性または半剛性構造であり得る。光源1904は、紫外線放射を放射するように構成される、電球または他のデバイス等の紫外線光源であり得る。光源1904は、下記にさらに詳細に議論されるように、圧潰位置と拡張位置との間の任意の位置で標的容積内に実質的に均一な照射において紫外線を放射するように、構造1902に接続されることができる。
【0101】
基部1906は、金属、繊維性材料、複合材料、プラスチック、それらの組み合わせ、または同等物のうちの1つまたはそれを上回るもの等の材料から成る、剛性または半剛性部材であり得る。基部1906は、標的容積内の構造1902および光源1904を支持するように構成されることができる。基部1906は、その幅および長さよりも比較的に大きい高さを有することができる。いくつかの実施例では、基部1906は、略長方形角柱の幾何学形状を有することができる。車輪1908は、紫外線放射デバイス1900が標的容積内で転動することを可能にするように構成される、車輪、キャスタ、または同等物であり得る。
【0102】
それぞれ、アーム1910a−1910d、第1のレール1912a−1912d、第2のレール1914a−1914d、ブラケット1916、ヒンジ1920、リンク1922a−1922d、リンク1924a−1924d、第2のブラケット1926a−1926d、および交差部材1928a−1928dは、それぞれ、金属、プラスチック、発泡体、エラストマ、セラミック、複合材料、その組み合わせ、もしくは同等物のうちの1つまたはそれを上回るもの等の材料から成る、剛体または半剛体であり得る。
【0103】
アーム1910a−1910dは、それぞれ、第1のレール1912a−1912dおよび第2のレール1914a−1914dに解放可能に固着可能な移動可能アームまたは支持体であり得る。アーム1910a−1910dは、中心軸Aを略横断して、それぞれ、第1のレール1912a−1912dおよび第2のレール1914a−1914dに沿って移動可能であり得る。アーム1910a−1910dは、拡張位置(基部1906から離れる)と圧潰位置(基部1906に隣接する)との間で移動可能であり得る。
【0104】
第1のレール1912a−1912dおよび第2のレール1914a−1914dはそれぞれ、基部1906に固着可能な長く比較的に薄い部材であり得、その上でアーム1910a−1910dを支持するように構成されることができる。第1のレール1912a−1912dおよび第2のレール1914a−1914dは、基部1906に解放可能に固着可能であり得、中心軸を略横断して基部1906の周辺の周囲に延在することができる。すなわち、第1のレール(1912a、1912b、1912c、および1912d)の各構成要素は、基部1906の完全に周囲に延在するように、基部1906の片側に固着されることができる。他の実施例では、第1のレール1912は、より少ない部分を含むことができ、基部1906の完全に周囲に延在しなくてもよい。第2のレール1914a−1914dは、同様に構成されることができるが、それと略平行に第1のレール1912a−1912dから離間されることができる。いくつかの実施例では、構造1902は、第1のレール1912a−1912dまたは第2のレール1914a−1914d、もしくはそれぞれの一部のみを含むことができる。
【0105】
ブラケット1916は、第1のアーム1910aに接続可能な結合部材であり得るが、各アーム1910a−1910dは、ブラケットを含むことができる。ブラケット1916は、ヒンジ1920を介してアーム1910にヒンジ連結可能に結合されることができ、これは、第1のアーム1910aが、ヒンジ1920、したがって、第1のレール1912aおよび支持体1906を中心として回転することを可能にすることができる。ローラ1918a−1918dは、随意に、ブラケット1916に接続される軸受を含む、車輪または他の転動部材であり、ローラ1918a−1918dが第1のレール1912aへの第1のアーム1910aの重量(力)の伝達を支援し得るように、第1のレール1912aと係合することができる。ローラ1918a−1918dはまた、ブラケット1916に対して回転し、ブラケットが、第1のレール1912aに対して低摩擦様式で平行移動することを可能にし、第1のアーム1910aが、第1のレール1912aに対して、および支持体1906に対して平行移動することを可能にすることもできる。ブラケット1916は、それによって、アーム1910a−1910dが、それらの個別の第1のレール1912a−1912d上の任意の位置まで平行移動されることを可能にすることができる。ブラケットは、4つのローラを有するものとして議論されるが、ブラケットは、1、2、3、5、6、7、8、9、10個、または同等物のローラ等のより少ない、またはより多くのローラを含むことができる。第2のブラケット1926a−1926dは、同様に構成されるが、それぞれ、第2のレール1914a−1914dに接続可能であり得る。いくつかの実施例では、ブラケット1916および第2のブラケット1926は、交換可能であり得る。
【0106】
リンク1922a−1922dおよびリンク1924a−1924dは、それぞれ、ブラケット1916a−1916dおよびブラケット1926a−1926dに接続可能なリンケージの平行セットであり得る。リンク1922a−1922dおよびリンク1924a−1924dはそれぞれ、アーム1910a−1910dが、相互から独立して、それらの拡張位置と圧潰位置との間で移動することを可能にするように、相互にヒンジ連結可能に結合されることができる。いくつかの実施例では、リンク1922は、鋏リンケージ配列のうちの1つで相互に接続されることができる。
図19Eは、アーム1910bの移動を可能にするようにともに結合される、内側リンク1930a−1930nおよび外側リンク1932a−1932nを示す。リンク1930a−1930nおよび1932a−1932nの数は、所望の可動域を有するアームを作成するように、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、または同等物等の任意の数であり得る。他の直線リンケージ配列が、他の実施例で使用されることができる。他の実施例では、非線形リンケージが、使用されることができる。交差部材1928a−1928dは、それぞれ、第1のブラケット1916a−1916dを、それぞれ、ブラケット1926a−1926dに接続する、バー、ロッド、または他の剛性部材であり得る。
【0107】
紫外線放射デバイス1900はまた、コントローラ、ならびにセンサおよび/またはアクチュエータもしくはモータ等の基部または筐体1906内の1つまたはそれを上回る他の構成要素に接続される画面であり得る、ユーザインターフェース1925を含むこともできる。ユーザインターフェース1925は、
図44のコンピュータシステム4400の構成要素のうちのいずれかまたは全て、特に、ディスプレイデバイス4410、入力デバイス4412、およびナビゲーションデバイス4414を含むことができる。動作時に、ユーザは、ユーザインターフェース1925を使用し、紫外線放射デバイス1900の動作を制御することができる。
【0108】
図19Cは、アーム1910がそれぞれ、その中で1つまたはそれを上回る光源1904a−1904nを保持するようにそれぞれ構成される、光源ホルダ1929a−1929nを含み得ることを示す、紫外線放射デバイス1900の上面図を示す。光源ホルダ1929はそれぞれ、光源ホルダ1929、したがって、光源1904が、リンク1922および1924とともに移動するように、リンク1922および1924に接続され、それによって支持されることができる。光源ホルダ1929は、アーム1910dが圧潰位置と拡張位置との間で移動されるにつれて、例えば、アーム1910dのための複数の光源のうちの光源1904がそれぞれ、光源1904a−1904nのそれぞれに対して比例的に離間されるように、光源1904が各アーム1910に接続されるように、各アーム1910上に位置付けられることができる。アーム1910dの第1の複数の光源はまた、例えば、圧潰位置と拡張位置との間の任意の位置で標的容積内に実質的に均一な照射において紫外線を放射するように、比例的に離間されることもできる。すなわち、アーム1910aの光源1904a−1904nはそれぞれ、アーム1910aの各隣接光源から比例的に離間されることができる。光源1904a−1904nは、アーム1910aの圧潰位置と拡張位置との間の任意の位置において、それらの比例的間隔を維持することができる。アーム1910はそれぞれ、そのアームの光源1904を比例的に離間するそのような能力を有することができる。アーム1910の間の光源は、アーム1910が、アーム1910を位置付け、標的容積内で均一な照射を達成するために要求に応じて遠くに(アームが十分に長い限り)延在し得る際に、標的容積のサイズおよび形状に応じて、比例的に離間されなくてもよい。いくつかの実施例では、アームの間の光源1904(例えば、1904aおよび1904b)の間の距離は、対称的に離間されることができ、いくつかの実施例では、光源1904は、非対称的に離間されることができる。
【0109】
動作時に、第1のレール1912および第2のレール1914が、基部1906に固着され、アーム1910がそれぞれ、レール1912および1914に接続された後、アームは、
図19Dに示されるように、基部1906から半径方向外向きに延在するように、ブラケット1916および1926において枢動されることができる。アーム1910はそれぞれ、レール1912および1914に沿って所望の位置まで平行移動されることができる。
図19Dは、レール1912および1914の右側のアーム1910のそれぞれを示し、
図19Eは、レール1912および1914のほぼ中央のアーム1910のそれぞれを示す。レール1912および1914に沿ってアーム1910を平行移動させる前または後に、アーム1910のうちの1つまたはそれを上回るものは、圧潰位置と拡張位置との間に位置付けられることができる。
図19A−19Eは、略圧潰位置でアームを示し、
図19F−19Gは、略拡張位置でアームを示す。アーム1910は、圧潰位置と拡張位置との間の任意の位置に位置付けられることができる。
【0110】
図19Fはまた、光源1904a−1904nが、標的容積の次元に関連する通りに、拡張位置で相互に対して均等に(または比例的に)離間され得る様子も示す。上記に議論されるように、光源ブラケット1929は、それとともに移動するようにリンク1922および1924に接続されることができる。
図19Fに示されるように、ブラケット1929は、各アーム1910の各光源1904に対して均等または比例的な間隔で光源1904を維持しながら、アーム1910が圧潰位置から延在位置まで平行移動するにつれて、基部1906から半径方向外向きに平行移動することができる。すなわち、
図19Fに示されるように、光源1904a−1904nは、(第1の)アーム1910a上で均等に離間されることができる。
【0111】
同様に、第2のアーム1910bは、第1のレール1912および第2のレール1914に解放可能に固着可能であり得、中心軸Aを略横断して、かつ第1のアーム1910aと略直交して、第1のレール1912に沿って移動可能であり得、第2のアーム1910bは、拡張位置と圧潰位置との間で移動可能であり得る。第2のアーム1910bは、第2のアームが圧潰位置と拡張位置との間で移動されるにつれて、光源1904がそれぞれ、光源1904のそれぞれに対して比例的に離間され得るように、それに接続された第2の複数の光源1904を有することができる。
【0112】
第3のアーム1904cおよび第4のアーム1910dは、同様に構成されることができる。例えば、第3のアーム1910cは、第1のレール1912および第2のレール1914に解放可能に固着可能であり得、中心軸Aを略横断して、第1のアーム1910aと略平行に、かつ第2のアーム1910bと略直交して、第1のレール1912に沿って移動可能であり得、第3のアーム1910cは、拡張位置と圧潰位置との間で移動可能であり得る。第3のアーム1910cは、第3のアームが圧潰位置と拡張位置との間で移動されるにつれて、光源1904がそれぞれ、光源1904のそれぞれに対して比例的に離間され得るように、第3のアーム1910cに接続された第3の複数の光源1904を有することができる。第4のアーム1910dは、第1のレール1912および第2のレール1914に解放可能に固着可能であり、中心軸Aを略横断して、第1のアーム1910aおよび第3のアーム1910cと略直交して、かつ第2のアーム1910bと略平行に、第1のレール1912に沿って移動可能であり得、第4のアーム1910dは、拡張位置と圧潰位置との間で移動可能であり得る。第4のアーム1910dは、第4のアーム1910dが圧潰位置と拡張位置との間で移動されるにつれて、光源1904がそれぞれ、光源1904のそれぞれに対して比例的に離間され得るように、第4のアーム1910dに接続された第4の複数の光源1904を有することができる。
【0113】
図20A−20Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイス2000を図示する。消毒デバイス2000は、基部2006が、略円筒形であり、レール1912および1914が、円筒形に基部1906の円周の周囲に延在し得ることを除いて、消毒デバイス2000の構造2002が、上記に議論される消毒デバイス1900と設計および動作において類似し得るという点で、
図19の消毒デバイス1900と類似し得る。そのような構成は、アーム2010a−2010dが、円形運動において平行移動し、
図20A−20Dおよび20Fに示されるように、基部2006の周囲で実質的に均等に、または
図20Eおよび20Gに示されるように、非対称的(不均等)に、離間されることを可能にすることができる。消毒デバイス2000は、それによって、
図20Dに示されるような光源2004a−2004nの均等な分布、または
図20Eに示されるような非対称分布を提供することができ、これは、非定型または異常な形状を有する標的容積内の圧潰位置と拡張位置との間の任意の位置で、標的容積内に均一な照射を提供することに役立ち得る。
【0114】
図21A−20Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイス2100を図示する。消毒デバイス2100は、アーム2110a−2110dの格納を可能にし得る、コンパートメント2105a−2105dを伴う円形基部構造2106を含むことができる。アーム2110は、カバー2111と、ハンドル2113とを含むことができる。ハンドル2113は、拡張位置と圧潰位置との間でアーム2110を移動させるように動作可能であり得、カバー2111は、消毒デバイス2100の格納および移送中に光源2104を保護することができる。
【0115】
図21Dは、拡張位置でアーム2110のそれぞれの支持フレーム2115を示す。支持フレーム2115はそれぞれ、光源2104がそれぞれ、光源2104のそれぞれに対して実質的に比例的に離間されるように、区画2117a−2117nから成ることができる。アーム2110は、いくつかの実施例では、基部2106の周囲に均等に、他の実施例では、不均等または非対称的に、離間されることができる。1、2、3、4、5、6、7、8、9、10本、または同等物のアーム2110が、存在し得る。
【0116】
支持フレーム2115の区画2117は、形状が長方形であり得るが、他の実施例では、他の形状であり得る。
図21Dおよび21Eは、区画2117のそれぞれの寸法内で構造的に保持されている光源2104を示す。支持フレーム区画2117は、アーム2110が標的容積に適応するように拡張されるときに、光源2104によって生成されるエネルギー場が、幾何学形状、紫外線光源強度、および時間に基づいて比例的に、実質的に均等に分配されるように、事前設定された距離においてともにヒンジ連結されることができる。
【0117】
図21Fは、区画2117a−2117nが動作し、代替アーム機構を使用して、アーム2110a−2110dが圧潰位置と拡張位置との間で移動することを可能にし得る様子を示す。すなわち、区画2117a−2117nは、アーム2110が略線形に拡張および圧潰することを可能にするように、各端部においてヒンジ連結可能に接続されることができる。いくつかの実施例では、基部2106は、移動を誘導し、アーム2110を支持するためのレール2119を含むことができる。本機能性は、アーム2110が、それが現場で適用されるであろう可変標的容積に比例的に適合することを可能にする。支持フレーム区画2117は、折畳し、ヒンジの周囲で旋回することができ、
図11Bのアームの示され、議論されるものに類似するアームの内向きおよび外向きの移動を提供することができる。
【0118】
図22A−22Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイス2200を図示する。
図22Aは、消毒デバイス2200の斜視図を示す。
図22Bは、消毒デバイス2200の側面図を示し、
図22Cは、上記に議論される他のものに類似する、基部構造2206を含み得る、消毒デバイス2200の上面図を示す。消毒デバイス2200は、アーム2210a−2210dと、フレーム支持区画2240a−2240dとを含むことができる。基部2206は、基部2206から独立して移動し得る、支持区画2240a−2240dのそれぞれとして、車輪またはキャスタを含むことができる。
図22Dは、アーム2210a−2210dが基部2206から離れた展開位置にある、消毒デバイス2200の等角図を示し、
図22Eは、立面または側面図を示す。
図22Fは、アーム2210が基部2206から離れるように展開および回転され、圧潰または非延在位置にある、消毒デバイス2200の上面図を示す。
図22Gは、延在位置にアーム2210を伴う消毒デバイス2200の上面図を示す。
【0119】
小さい治療室または浴室のような小さい標的容積に関して、デバイスのための光サイクルは、
図19Cおよび
図22A−22Cに示されるように、アームが展開されていない状態で開始され、より大きい標的容積に関して、デバイスのアームおよび支持フレーム区画は、
図22D−22Gに示されるように、展開および拡張されるであろうことに留意することが重要である。
支持フレーム区画に沿った拡張が、標的部屋および/または容積の寸法に相関するであろう一方で、同時に、紫外線光源は、アーム拡張機構を介してそれら自体を比例的に位置付け、対応する標的部屋ならびに/もしくは容積のための精密なエネルギーの光行列を構築するであろう。
【0120】
図23A−23Bは、本開示の少なくとも1つの実施例による、レール展開機構2242を図示する。
図23Aは、第1の部分2246と、第2の部分2248と、第3の部分2250とを含み得る、レール展開機構2242を示し、第1の部分は、伸縮様式で、その中に第2の部分2248および第3の部分2250を受容することができる。第1の部分2246は、構造または基部2206に固着されることができる。レール展開機構2242は、標的容積内の用途またはモデルのために必要とされる所望の全拡張距離に到達するために要求されるものと同じ数の部分を含むことができる。加えて、伸縮部材(部分2246−2250)は、ロック2252を含むことができる。
図23Bに示されるように、ロック2252はそれぞれ、部分2246を部分2248に固着し、その相対平行移動(伸縮)を防止するように、相互に螺合可能に固着され得る、ナット2254およびボルト2256を含むことができる。
【0121】
図24A−24Fは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能および圧潰可能なアームを伴う消毒デバイス2400を図示する。消毒デバイス2400は、光源2404a−2404nと、基部2406と、アーム2410a−2410dとを含むことができる。消毒デバイス2400の基部2406は、略円筒形であるものとして示されるが、他の実施例では、直方体、長方形角柱、三角形角柱、または同等物等の他の形状であり得る。
【0122】
図24Aは、圧潰位置または近圧潰位置にアーム2410a−2410dを伴う消毒デバイス2400の等角図を示し、
図24Bは、立面または側面図を示し、
図24Cは、上面図を示す。
図24Dは、延在位置におけるアーム2410の等角図を示し、24Eは、立面または側面図を示す。
図24A−24Cは、圧潰位置または近圧潰位置で消毒デバイスを示し、
図24D−24Eは、拡張位置を示す。
【0123】
図24Fは、ブラケット2429a−2429nと、第1のリンク2430a−2430nと、第2のリンク2432a−2432nとを含み得る、アーム2410aの集中図を示す。また、
図24Fには、光源2404a−2404nも示される。圧潰位置から拡張位置まで移動するときに、半径方向および垂直に延在するリンクを作成するように、第1のリンク2430は、ブラケット2429の第1の側面にヒンジ連結可能に結合されることができ、第2のリンク2432は、ブラケット2429の第2の側面にヒンジ連結可能に結合されることができる。例えば、第1のリンク2430aの遠位端は、ブラケット2429aの底部分にヒンジ連結可能に結合されることができ、第1のリンク2430bの近位端は、ブラケット2429aの上部分に結合されることができ、第2のリンク2432aの遠位端は、ブラケット2429aの第2の側面上のブラケット2429aの底部分にヒンジ連結可能に結合されることができ、第2のリンク2432bの近位端は、ブラケット2429aの第2の側面の上部分に結合されることができる。そのような構成は、アーム2410が標的容積内に位置付けられるときに、光源2404が、標的容積の寸法および容積に相関して、紫外線を比例的に分配することを可能にする。光源2404a−2404nは、ブラケット2429を通して延在することができる。いくつかの実施例では、ブラケット2429は、1つを上回る光源を保持するように構成されることができる。ブラケット2429は、
図24Eおよび24Fで見られるように、異なる位置で光源2404を保持し、拡張プロセスにおいて光源2404の間のつり合いを維持することができる。
【0124】
図25A−25Jは、本開示の少なくとも1つの実施例による、プログラム論理を伴うモバイル紫外線デバイス2502を図示する。
図25Aは、単一のモバイル紫外線デバイス2502の等角図を示し、
図25Bは、複数のモバイル紫外線デバイス2502a−2502nを含む、システム2500の等角図を示し、
図25Cは、複数のモバイル紫外線デバイス2502a−2502nを含む、システム2500の上面図を示す。モバイル紫外線デバイスはそれぞれ、基部2503と、光源2504と、結合器2506とを含むことができる。
【0125】
基部2503は、金属、プラスチック、発泡体、エラストマ、セラミック、複合材料、それらの組み合わせ、または同等物のうちの1つまたはそれを上回るもの等の剛性または半剛性材料から成る、筐体またはシェルを含むことができる。基部2503は、結合器2506に接続されることができ、結合器2506は、基部2503の上部分を通して延在することができる。基部2503はまた、標的容積の表面と係合可能であり得る、ドライバ(車輪またはトラック等)を収納するように定寸および成形されることもできる。基部2503はさらに、ドライバに接続され得る、モータを支持することができる。モータは、ドライバを動作させ、基部2503を表面に対して移動させ、標的容積内で基部を移動させるように制御可能であり得る。光源2504は、上記に議論されるものと一致し得、基部2503によって支持されることができる。基部2503はさらに、その中(
図44のシステム4400等)にコントローラを含むことができ、コントローラは、(
図44のネットワークインターフェース4420を通して等)モータおよび光源と通信することができる。コントローラはまた、標的容積内に基部2503を位置付けるように動作可能であり得る。いくつかの実施例では、複数のモバイル紫外線デバイス2502a−2502は、複数のモバイル紫外線デバイスのライトがともに、標的容積内で実質的に均一な照射において紫外線を放射するように、光源2504a−2504nを動作させるように構成されることができる。モバイル紫外線デバイス2502のそのようなシステムは、精密なエネルギーを用いた光行列の所望の構造のために紫外線源2504a−2504nを拡張または展開するために、アーム、支持フレーム区画、レール、または剛性機械的フレームシステムを要求しない。代わりに、本モバイル紫外線デバイス2502は、種々のパラメータを使用して、デバイスの間の通信および標的容積内のデバイスの個々の移動を動作させることができる。
【0126】
図25Dは、複数のモバイル紫外線デバイス2502a−2502nを含む、システム2500の等角図を示し、
図25Eは、均一な光エネルギー行列を達成するように、標的容積内に所望に応じて任意のパターンで配列され得る、複数のモバイル紫外線デバイス2502a−2502nを含む、システム2500の上面図を示す。モバイル紫外線デバイス2502a−2502nは、
図25Dおよび
図25Eでは、X字または十字構成で示される。
【0127】
モバイル紫外線デバイス2502a−2502nは、距離、他のモバイル紫外線デバイス2502a−2502nに相関する座標、事前プログラムされたコードを用いて精密なエネルギーの光エネルギーを構築する際にモバイル紫外線デバイス2502a−2502nの編成および定寸を補助する、インジケータまたはシンボルの視覚認識を検出し得る、基部2503および光源ホルダ内に組み込まれる、
図25では可視ではない、種々のセンサ(
図44の入力センサ4418等)、および/または標的化された部屋内で開始されたときに、多数の標的容積場に設置されるときの人工知能ならびに機械学習パラメータに関する二重入力および出力センサを含むことができる。
【0128】
モバイル紫外線デバイス2502a−2502nは、
図25F−25Jに示されるように、標的容積50内に展開されることができる。標的容積50は、表面52、54、および56を含むことができ、表面52は、床であり得、表面54および56は、壁であり得る。標的容積は、より多いまたは少ない壁、他の実施例では、3、4、5、6、7、8、9、10、または同等物等の壁を含むことができる。標的容積50は、幅1メートル〜20メートル×長さ1メートル〜20メートル×高さ2メートル〜5メートル等の種々のサイズであり得る。いくつかの実施例では、標的容積50は、幅および長さが1.5メートル〜8メートルであり得る。いくつかの実施例では、標的容積50は、幅および長さが6メートル〜8メートルであり得る。
【0129】
いくつかの実施例の動作時に、システム2500は、モバイル紫外線デバイス2502a−2502nのそれぞれと接触し得る、
図44のコンピュータシステム4400等のマスタ制御デバイスを含むことができる。いくつかの実施例では、モバイル紫外線デバイス2502a−2502nは、相互と通信し、標的容積50内で展開および編成することができる。展開プロセスの一実施例では、モバイル紫外線デバイス2502a−2502nは、標的容積の中に展開されることができ、それによって、モバイル紫外線デバイス2502a−2502nは、
図25Fに示されるように、標的容積内の1つの一般的な場所にある。
【0130】
本実施例では、標的容積50は、モバイル紫外線デバイス2502a−2502nのコントローラのうちの1つまたはそれを上回るものによって、もしくはマスタコントローラによって作成される、インジケータのマップ60を含むことができる。マップ60は、近接性センサ、光センサ、RFIDセンサ、NFCセンサ、または同等物のうちの1つまたはそれを上回るもの等の1つまたはそれを上回るセンサからのデータに基づいて、コントローラによって画定される座標であり得る、
図25Fでは「X」によって表される印62a−62nを含むことができる。コントローラは、複数のモバイル紫外線デバイスのそれぞれのコントローラと通信し、モバイル紫外線デバイス2502a−2502n毎に目的地、モバイル紫外線デバイス2502a−2502n毎に目的地の印62a−62nを作成するように構成されることができる。モバイル紫外線デバイス2502a−2502nの各個々のコントローラは、モータを動作させ、マップ60およびモバイル紫外線デバイス2502a−2502n毎の目的地62a−62nに基づいて、標的容積50内で基部を移動させるように構成されることができる。いくつかの実施例では、標的容積50は、物理的デカールまたはマーカであり得る、印62a−62nを含むことができる。
【0131】
図25Gに示されるように、モバイル紫外線デバイス2502a−2502nの一部は、プログラムされたモータを介して、手動で、または自動様式で、移動することができる。移動している間に、モバイル紫外線デバイス2502a−2502nのセンサは、収集されたセンサデータに基づいて、寸法、座標、位置付け、および識別パラメータを生成し続けることができる。
図25Hに示されるように、モバイル紫外線デバイス2502a−2502nは、標的容積50内のそれらの対応するマーカの中まで移動することができる。いったん定位置に来ると、光源2504は、標的容積内で紫外線を放射するように制御されることができる。例えば、モバイル紫外線デバイス2502a−2502nの複数の光源は、複数の光源の単一の動作サイクル内で標的容積内の生物の少なくとも90%を死滅させるように、印62a−62nの上で標的容積50内に位置付けられることができる。いくつかの実施例では、複数の光源の単一の動作サイクルは、20分未満であり、標的容積内の全表面の実質的に均一な照射は、50〜800マイクロワット/平方センチメートルであり得、標的容積50は、幅1.5〜8メートル×長さ1.5〜8メートル×高さ2〜5メートルの寸法を有する部屋である。動作のいくつかの実施例では、いくつかの表面上の照射は、均一行列内で400〜2000マイクロワット/平方センチメートルであり得る。いったん光サイクルが完了すると、モバイル紫外線デバイス2502a−2502nは、25Fに示されるようなコンパクトな非展開構成で再編成することができる。
【0132】
いくつかの実施例では、標的容積50は、
図25Iおよび25Jに示されるように、1つまたはそれを上回る無生物、例えば、ベッド70を含むことができる。そのような実施例では、モバイル紫外線デバイス2502a−2502nは、上記に議論されるステップを実施することができ、モバイル紫外線デバイス2502a−2502nは、標的容積50内を占めるベッド70等の無生物の体積および寸法を組み込むことができる。モバイル紫外線デバイス2502a−2502nは、精密なエネルギーを達成するであろう、基部と紫外線源との間の間隔および比例的距離に適応しながら、標的容積50内にそれら自体を位置付けることができる。これはまた、
図33に示されるような消毒デバイスを用いて達成されることもできる。
【0133】
いくつかの実施例では、メッセージングおよびソフトウェアパラメータが、複数の近接性、寸法、および座標センサによって捕捉され、算出され、標的容積または部屋の可変寸法上に電球を分配することによって、精密なエネルギーを伴う光行列の構築に関する着目パラメータを取り込んでいる、コントローラによって確立されることができる。
【0134】
いくつかの実施例では、システム2500は、モバイル紫外線デバイス2502a−2502nのコントローラと通信し得る、遠隔コントローラ(コンピュータシステム4000等)を含むことができる。遠隔コントローラは、所望に応じて、標的容積50内で個々のモバイル紫外線デバイスを選択的に移動させるように動作可能であり得る。
【0135】
図26A−26Iは、本開示の少なくとも1つの実施例による、消毒デバイスの結合機構を伴う、紫外線源を含有する取外可能および取付可能なレールを図示する。
【0136】
消毒デバイス2600は、
図26A−26Iに示されるように、フレーム部材2602a内に紫外線源2604を収納する、フレーム部材2602aを含むことができる。フレーム部材2602は、個別のキャスタ2609a−2609bを含み得る、基部または脚部2608a−2608bによって支持されることができる。
図26Eに示されるようなアーム2610aは、フレーム部材2602が必要に応じて追加され得る、
図26A−26Dの基部構造から独立して構築されることができる。フレーム部材2602は、所望の長さにおいてアーム2610を作成するように、
図26Cおよび26Dで見られるように、フレーム部材をともに結合することによって、展開および拡張されることができる。アーム2610a−2610dは、圧潰構成で
図26Eおよび26Fに、および拡張構成で
図26G、26H、ならびに26Iに示されるように、基部2612(随意に、キャスタまたは車輪2614を含み得る)によって、ともに結合されることができる。
【0137】
図27A−27Fは、本開示の少なくとも1つの実施例による、拡張可能リング構造を伴う消毒デバイスを図示する。
図27Aは、基部2706(コンパートメント2708とも称される、チャネル2708a−2708dを含む)を含み得る、消毒デバイス2700の斜視図を示し、
図27Aは、立面図を示し、
図27Cは、上面図を示す。消毒デバイス2700は、それらの個別のチャネル2708a−2708dの中に圧潰可能であり、そこから拡張可能である、アーム2710a−2710dを含むことができる。アーム2710a−2710dはそれぞれ、いくつかの実施例では円筒形であり得る、基部2706の外周に共形化するように定寸および成形される、弓状ハンドル2712を含むことができる。いくつかの実施例では、アーム2710a−2710dは、1つのハンドル2712を半径方向外向きに引動することが、半径方向外向きに基部2706のチャネル2708a−2708dから延在構成へのアーム2710a−2710dの全ての移動を引き起こし得、設定および梱包時間を節約することに役立ち得るように、機械的に接続されることができる。
【0138】
図28は、本開示の少なくとも1つの実施例による、伸縮支持構造を伴う水平拡張可能トラックを伴う消毒デバイス2800を図示する。消毒デバイス2800は、いくつかの実施例では、車輪2809を有する基部2806を含むことができる。消毒デバイス2800は、モータまたはユーザが、それらの個別のアーム2810a−2810dを拡張および圧潰することを可能にし得る、リンケージ2814a−2814nを含む、アーム2810a−2810dを含むことができる。アーム2810a−2810dはそれぞれ、延在位置でアーム2810a−2810dを支持するための基部2812を含むことができる。
【0139】
図29は、本開示の少なくとも1つの実施例による、張力ロッド延在機構を伴う消毒デバイス2900を図示する。
【0140】
図30は、本開示の少なくとも1つの実施例による、圧縮区画レール機構を伴う消毒デバイス3000を図示する。消毒デバイス3000は、ドレープまたはランプが、いくつかの実施例では伸縮式であり得、他の実施例では分解し得る、ロッドによって支持され得ることを除いて、消毒デバイス2800に類似し得る。さらに、消毒デバイス3000のアームは、基部から、および相互から分離可能であり得る、スタンドを有する、基部を含むことができる。
【0141】
図31Aは、本開示の少なくとも1つの実施例による、周辺幾何学形状多重基部機構を伴う消毒デバイス3100の斜視図を図示する。
図31Aは、圧潰位置デバイス3100を示し、
図32Bは、拡張位置デバイス3100を示す。消毒デバイス3100は、床52と、壁54および56とを有する、標的容積50内で、車輪またはキャスタ3109を介して分離可能および移動可能であり得る、基部3106aおよび3106bを含むことができる。消毒デバイス3100は、標的容積内の光源3104(アーム3110に接続される)の比例的分布のために、容積50の周囲の周辺を形成し得る、アーム3110aを含むことができる。
【0142】
図31Cは、リンク3120および3122と、ドレープ3124a−3124nと、カラー3126とを含み得る、アーム3110aの立面図を示す。ドレープ3124a−3124nはそれぞれ、光源3104を含むことができる。リンク3120および3122は、比較的に折畳または圧潰し、延在位置と圧潰位置との間でアーム3110aを移動するように、ヒンジ連結可能に結合されることができる。
図31Cは、カラー3126が、リンク3122上に引っ掛かり得、標的容積内でアーム3110a上に位置付けられるようにその上で摺動または平行移動し、標的容積50内で実質的に均一な照射を放射し得る様子を示す、アーム3110aの側面図を示す。
【0143】
図31Dは、その上で光源3104を支持し得る、リンク3130−3138(トラックをそれぞれ含む)および結合器3140を含み得る、アーム3110aの立面図を示す。リンク3130は、折畳および折畳解除し、標的容積50内の拡張位置と圧潰位置位置との間で移動することができる。
図31Dは、結合器3140が、リンク3130−3138のためのレールまたはトラック上に引っ掛かり得、その上で摺動または平行移動し得る様子を示す、アーム3110aの側面図を示す。
図31Eはまた、リンク3130−3138が折畳し、相互の上で積層し得る様子も示す。
【0144】
図32A−32Cは、本開示の少なくとも1つの実施例による、周辺幾何学形状機構を伴う消毒デバイス3200を図示する。消毒デバイス3200は、標的容積内に位置付け可能な基部3206およびアーム3210aを含むことができる。
図32Aは、圧潰位置で標的容積内に位置付けられた消毒デバイス3200の斜視図を示す。
図32Bは、標的容積(壁等)の周辺の近傍で標的容積内の延在位置にアーム3210a−3210dを伴う消毒デバイス3200の斜視図を示す。いくつかの実施例では、基部3206は、標的容積内で実質的に均一な照射を放射することに役立つための1つまたはそれを上回る光源を含むことができる。
【0145】
図32Cは、上記に議論されるものに類似する鋏リンケージ配列等のリンクによって圧潰位置と拡張位置との間で移動され得る、電球分布機構を図示する、消毒デバイス3200のアームの集中図を示す。
図33A−33Gは、本開示の少なくとも1つの実施例による、展開アーム3310を伴う拡張可能基部構造3306を伴う消毒デバイス3300を図示する。アーム3310は、上記に議論されるものと同様に伸縮式であり得、構造3306は、展開アーム3310とともに、圧潰位置と拡張位置との間でアーム3310を移動させ、複数の光源3304(
図33Dに示される)から標的容積内で実質的に均一な照射を放射するように構成される、複数のリンクまたはリンケージを含むことができる。
図33Fに示されるように、構造3306の天蓋送達システムは、部屋の標的容積の中心にベッドまたはテーブルを収容するように上向きに拡張され得る、中心基部構造を含むことができる。
【0146】
図34は、本開示の少なくとも1つの実施例による、部屋内の点光源エネルギー体積基準を図示する。グラフ3400は、点光源(集中紫外線光源または単一の紫外線源)が標的容積3402の略中心に位置付けられる、部屋3402または標的容積3402を表すことができる。点光源の照射3404は、照射がグラフ3400の垂直軸に沿って増加する、位相メッシュによって表される。グラフ3400によって示されるように、照射は、中心3408の近傍で急上昇し、周辺3406の近傍でほぼゼロまで減少し、これは、逆二乗の法則によって以前に説明されている。
【0147】
図35は、本開示の少なくとも1つの実施例による、前述で議論された種々の消毒デバイスによって達成される、部屋3502内のエネルギー体積の均一な行列3504のグラフ表現3500を図示する。
図35は、容積3502が患者の部屋であり得る、標的容積3502内で所定のエネルギーまたは紫外線強度を用いて均一な光行列を放射するように構成される、消毒デバイスのための光強度の分布の抽象的実施例を図示する。そのようなデバイスは、逆二乗の法則を克服し、
図35で立方体として完全な抽象的斜視図で描写されるように、実質的に完全に空間の容積3502を充填することができる。
【0148】
図36A−36Bは、本開示の少なくとも1つの実施例による、標的容積内の中心源の照射を図示する。
図36Aは、照射がグラフの垂直軸に沿って増加する、位相メッシュによって表される、点光源の照射の斜視図を示す。
図36Bは、グラフの上面図を示す。同様に、
図37A−37Bは、本開示の少なくとも1つの実施例による、標的容積内の2つの源の照射を図示し、
図37Aは、照射がグラフの垂直軸に沿って増加する、位相メッシュによって表される、2つの点光源の照射の斜視図を示し、
図37Bは、上面図を示す。
図38A−38Bは、本開示の少なくとも1つの実施例による、標的容積内の3つの源の照射を図示し、
図38Aは、照射がグラフの垂直軸に沿って増加する、位相メッシュによって表される、3つの点光源の照射の斜視図を示し、
図38Bは、上面図を示す。
【0149】
図36A−38Bは、
図34に関して上記に議論されるように、照射が距離とともに減少する、単一源(または紫外線源の集合体)である、従来技術のうちのいくつかの点光源デバイスを表す。逆に、上記に議論される本開示のデバイスの照射は、照射が垂直軸に沿って増加する、位相メッシュの3次元光行列として
図39Aおよび39Bに表される。
【0150】
図39Aおよび39Bに示されるように、実質的に均一な光エネルギーが、容積の全体を通して生成されることができる。
図39Aは、デバイスが、
図19A−39Gで以前に議論された異なる実施形態のうちのいずれか1つである、観察されるようにデバイスによって生成される照射の側面図を示し、
図39Bは、上面図を示す。照射(z軸)は、最大照射の100%に正規化されている。
図39Aおよび39Bのx軸は、壁に沿った増分を表す、100増分を示し、y軸は、隣接する壁に沿って100増分を示す。
【0151】
同一のワット数が、異なる構成で
図36−39のグラフの照射のそれぞれを生成するために使用された。
図36A−36Bの単一点光源に関して、合計282ワットが、部屋の中心における1つの源によって表される。
図37A−37Bの二重点光源に関して、それぞれ141ワットの2つの場所が、部屋の中心に位置する2つの源によって表される。
図38A−38Bの三重点光源に関して、それぞれ94ワットの3つの場所が、部屋の中心に位置する3つの源によって表される。本明細書の開示の説明されるデバイスの実施形態を表す、
図39A−39Bに関して、20個のランプが、部屋を横断して「x」形態を形成するように拡張され、本デバイスは、電球または光源あたり14.1ワットのワット数をそれぞれ伴って、アームあたり5つの電球を含んだ。
図39A−39Bに示されるように、実質的に均一な照射が、
図36A−38Bに示される種々の点光源実施例と比較して、部屋内で達成される。
【0152】
図40A−40Dは、本開示の少なくとも1つの実施例による、本明細書に議論されるシステム上で実施される実験からの実験設定および消毒データを図示する。より具体的には、
図40A−40Dは、4.57メートル×4.57メートルの部屋内の均一な紫外線エネルギー行列の8点多面評価の間に受ける細菌生存の微生物学的試験およびそこからの結果を図示する。
【0153】
図40Aは、試験設定の上面図を示し、
図40Bは、試験設定の斜視図を示す。インジケータP1−P4は、壁試験サンプル場所を表し、インジケータP5−P8は、床試験サンプル場所を示し、矢印は、複数の光源から放射される紫外光線を表す。
図40Aおよび40Bの実験では、細菌の定量的培養皿を伴う汚染場が、P1−P8とマークされたボックスのそれぞれの内側に設置される。各区分は、時点0、15、30、60、90、および180秒において紫外線エネルギーに暴露される時点あたりの3枚の培養皿(細菌毎に1枚)を表す。0時点は、対照として使用される。各皿の上で成長するコロニーの数が、計数され、時間の関数としてプロットされた。以下の病原体のそれぞれの単離株、すなわち、1)多剤耐性緑膿菌、2)カルバペネム耐性肺炎桿菌、および3)カンジダ・アウリス(C.auris)が、研究された。
【0154】
接種材料が、以下のように調製され、定量的培養試験のための接種材料が、細菌に関して5%ヒツジ血液皿および真菌に関してポテトデキストロース皿上で、37℃において24時間にわたって単離株を成長させることによって調製された。細菌に関して、4〜5個のコロニーが、ループを用いて新鮮な培養物(ヒツジ血液寒天培地)から採取され、3mlの生理食塩水の中に懸濁された。次いで、懸濁液の濁度が、600nmにおいて分光光度計を用いてチェックされ、0.5任意単位の原懸濁液を取得するように、それに応じてさらに希釈された。緑膿菌に関して、以前の計算によると、0.5任意単位@600ナノメートルは、1×10e9コロニー形成単位/ミリリットル(CFU/ml)に等しい。懸濁液は、次いで、1×10e4接種材料を達成するように連続的に希釈された(5×1:10)。肺炎桿菌に関して、0.5任意単位@600nmは、1×10e8CFU/mlと計算された。1×10e4接種材料を取得するために、懸濁液は、連続的に希釈された(4×1:10)。カンジダ・アウリス接種材料は、標準方法に従って調製された。C.aurisの約4〜5個のコロニーが、新鮮な培養物からループを用いて採取され、3mlの生理食塩水の中に懸濁された。懸濁液は、分光光度計を使用して、530nmにおいて濁度に関してチェックされた。これは、次いで、0.119〜0.140(0.5マクファーランド標準)の要求される吸光度単位を得るように希釈された。これは、1×10e6〜5×10e6CFU/mlの酵母原懸濁液を生じさせた。原懸濁液は、次いで、生理食塩水を用いて1:100にさらに希釈された。これは、1×10e4〜5×10e4CFU/mlの最終接種材料濃度をもたらした。皿は、次いで、標識され、0.1mlの接種材料を接種され、紫外線エネルギー場内に設置され、所与の標識時間にわたって紫外線エネルギーに暴露され、次いで、24時間にわたって37℃において培養された。所与の皿の上のコロニーの数が、次いで、計数され、記録され、平均が、時点および場所毎に計算された。
【0155】
実験は、所与の種に関して3通りに実行された。値は、平均±平均標準誤差(SEM)として表される。全ての治療群が、分散分析(ANOVA)によって非暴露対照群に対して比較された。<0.05の両側P値が、統計的に有意と見なされる。
【0156】
実験の結果は、壁サンプルに関しては
図40C、床サンプルに関しては
図40dに要約される。
図40Cおよび
図40D内のゼロは、生物が皿から完全に一掃される、暴露の時間を表す。
図40C−40Dに示されるデータは、各対称位置に1つである、全てのサンプルからの平均を表す。細菌毎に6枚の対照皿が存在した。
【0157】
図41A−41Bは、本開示の少なくとも1つの実施例による、本明細書に議論されるシステムの実験の照射データの結果を図示する。より具体的には、
図41A−41Bは、紫外線エネルギーが、4.57メートル×4.57メートルの部屋内の例示的実施形態の周囲の種々の距離および場所における測光センサを用いて記録された、実験の結果を示す。読取値は、経時的にマイクロワット/センチメートルの2乗(uW/cm^2)で記録された。
【0158】
図41A−41Bは、それぞれ、以下の測定を記録するために使用される試験設定を表す、壁および床上の光センサ読取値の位置を示す。これらの表現では、光度計の場所および方向は両方とも、矢印の方向によって示される。2つの計測器、すなわち、5秒毎に経時的にデータを収集するILT2400計測器、および具体的位置において単一読取値をとるGeneral UV512C計測器が、データを収集するために使用された。
図41Aに示される位置は両方とも、部屋の中心から228.6センチメートルの距離にあり、床から64.8センチメートルの高さ(下側センサ、B)および床から129.5cmの高さ(上側センサ、A)にある。1つのセンサは、AおよびBによって示されるように、各高さにおいて壁1−4のそれぞれの上に設置される。
図41Bに示される位置は両方とも、0cmの高さにあり、部屋の中心から150.8センチメートルの距離(内側センサ、D)および部屋の中心から189.7センチメートルの距離(外側センサ、C)にある。
図41A−41Bは両方とも、X字構成で部屋内に配列された光源を示す。
【0159】
図41Cは、壁上の測光読取値の概要である、表1を示す。
図41Dは、床上の測光読取値の概要である、表2を示す。ILT計測器およびGeneral光度計の両方からのデータセットが、表示される。これらの表は両方とも、ILT計測器を使用した、各位置において2分の時間にわたる5秒毎の光度計読取値を示す。これらの値は、表の一番下で平均化される。
図41Eは、経時的な壁の場所Aにおける4つの側面の平均照射、および経時的な床の場所Dにおける4つの側面の平均照射を示す、壁および床の両方に関する経時的な照射のプロファイルを示す。
図41Eは、経時的な例示的実施形態の周囲の異なる場所および位置における一貫した均一なエネルギー行列を実証する。
【0160】
図42A−42Cは、本開示の少なくとも1つの実施例による、それぞれ、標的容積内の光源配列4200A、4200B、および4200Cを図示する。
図42A−42Cは、可変サイズの部屋および/または標的容積に関連して紫外線源のつり合いを描写する。
【0161】
配列42Aは、光源4204がそれぞれ、距離D1において線形に離間され得、各ラインの遠位源が、D2の距離において離間される、標的容積4202A内の比較的にコンパクトな配列における光源4204を示す。
図42Bは、光源4204がそれぞれ、D1を上回る距離D3において線形に離間され得、各ラインの遠位源が、D2を上回るD4の距離において離間される、配列4200Bの光源4204を示す。標的容積4202Aおよび4202Bの両方の内側の光源4204の間隔のつり合いは、上記の図に議論される本開示の消毒デバイスのうちのいずれかによって維持されることができる。さらに、
図42Cは、光源4204がそれぞれ、D1を上回り、D3よりも小さい距離D5において線形に離間され得、各ラインの遠位源が、D2を上回り、D4よりも小さいD6の距離において離間される、配列4200Cの光源4204を示す。標的容積4202A−4200Cの両方の内側の光源4204の間隔のつり合いは、上記の図に議論される本開示の消毒デバイスのうちのいずれかによって維持されることができる。
【0162】
図43A−43Fは、本開示の少なくとも1つの実施例による、標的容積内の光源間隔配列を図示する。
図43Aは、304.8センチメートルのD3×304.8センチメートルのD4の寸法を有する、標的容積4302を示す。そのような実施例では、消毒デバイスは、光源4304が、アーム毎に約35.3センチメートルの幅および25.3センチメートルの高さD1において比例的に離間され、各アームからの半径方向に内向きの殆どの光源が、50.6センチメートルの距離D2によって、隣接するアームからの半径方向に内向きの殆どの光源から離間され得る、拡張構成で、標的容積または部屋4302内に位置付けられることができる。そのような配列は、標的容積4302を通して実質的に均一な照射を達成し得る、光源4304の比例的間隔の一実施例である。
図43B−43Fは、
図43B−43Fの各実施例が、標的容積4302を通して実質的に均一な照射を達成し得る、光源4304の比例的間隔を提供し得る、標的容積4302内の光源4304の間隔のさらなる実施例を示す。
【0163】
図44は、以前の技術のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものが実施または促進され得る、例示的コンピュータシステムマシンを図示する、ブロック図である。コンピュータシステム4400は、具体的には、上記に議論される衛生化および消毒デバイスのコントローラの動作を促進することに関連して使用されてもよい。例えば、コンピュータシステム4400は、モバイル紫外線デバイス2502用、および/またはモバイル紫外線デバイス2502と通信するように構成されるマスタコントローラ用、ならびに/もしくは紫外線デバイス2502と通信するように構成される遠隔コントローラ用のコントローラであり得る。コンピュータシステム4400はまた、紫外線放射デバイス1900等の上記に議論される紫外線を放射するように構成されるデバイスのうちのいずれかで採用されることもでき、コンピュータシステム4400は、アーム1910を移動させるように動作可能である、モータ等の1つまたはそれを上回るデバイスを制御することができ、光源1904の電力出力を制御するための1つまたはそれを上回るデバイスを含むことができる。コンピュータシステム4400はさらに、上記または下記に議論される任意のコントローラ内に含まれることができる。コンピュータシステム4400はまた、テキストおよび/またはマルチメディアメッセージのような信号を第三者モバイルデバイスコンピュータに送信し、そこから受信し、紫外線デバイスのうちのいずれかのステータス、ならびに光サイクルの動作が開始される点および光サイクルの動作が完了または終了される点についての命令を提供することができる。加えて、信号は、経時的に開始される単一またはいくつかの光サイクルの中止の成功を通信することができる。
【0164】
代替実施形態では、マシンは、独立型デバイスとして動作する、または他のマシンと接続(例えば、ネットワーク化)されてもよい。ネットワーク化展開では、マシンは、サーバ−クライアントネットワーク環境内でサーバまたはクライアントのいずれかの容量で動作してもよい、もしくはピアツーピア(または分散型)ネットワーク環境内でピアツーピアマシンとして作用してもよい。マシンは、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレットPC、スマートフォン、ウェブアプライアンス、またはそのマシンによって講じられるべきアクションを規定する命令(順次または別様に)を実行することが可能な任意のマシンであってもよい。さらに、単一のマシンのみが図示されるが、用語「マシン」はまた、本明細書に議論される方法論のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものを実施する命令のセット(または複数のセット)を個別に、または合同で実行する、マシンの任意の集合を含むと解釈されるものとする。
【0165】
例示的コンピュータシステム4400は、リンク1108(例えば、インターリンク、バス等)を介して相互と通信する、プロセッサ4402(例えば、中央処理ユニット(CPU)、グラフィックス処理ユニット(GPU)、または両方)と、メインメモリ4404と、スタティックメモリ4406とを含む。コンピュータシステム4400はさらに、ビデオディスプレイユニット4410、英数字入力デバイス4412(例えば、キーボード)と、ユーザインターフェース(UI)ナビゲーションデバイス4414(例えば、マウス)とを含んでもよい。実施例では、ビデオディスプレイユニット4410、入力デバイス4412、およびUIナビゲーションデバイス4414は、タッチスクリーンディスプレイである。コンピュータシステム4400は、加えて、有線または無線通信ハードウェアを使用して、通信ネットワーク4426と動作可能に通信し得る、記憶デバイス4416(例えば、ドライブユニット)と、信号発生デバイス4418(例えば、スピーカ)と、ネットワークインターフェースデバイス4420とを含んでもよい。コンピュータシステム4400はさらに、入力認識および検出技法に従って入力(非接触の人間による入力を含む)を取得するように構成される、1つまたはそれを上回る入力センサ4428を含んでもよい。入力センサ4428は、カメラ、マイクロホン、バーコードリーダ、RFIDリーダ、近距離通信リーダ、近接性センサ、光センサ、または入力の目的のためにデータを生成する他のセンサを含んでもよい。コンピュータシステム4400はさらに、1つまたはそれを上回る周辺デバイス(例えば、プリンタ、カードリーダ等)と通信する、もしくはそれを制御するための直列(例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB))、並列、または他の有線もしくは無線(例えば、赤外線(IR))接続等の出力コントローラ4430を含んでもよい。
【0166】
記憶デバイス4416は、本明細書に説明される方法論または機能のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものを具現化する、もしくはそれによって利用される、データ構造または命令4424(例えば、ソフトウェア)の1つまたはそれを上回るセットが記憶される、機械可読媒体4422を含んでもよい。命令4424はまた、コンピュータシステム4400によるその実行中に、完全に、または少なくとも部分的に、メインメモリ4404内、スタティックメモリ4406内、および/またはプロセッサ1102内に常駐してもよく、メインメモリ4404、スタティックメモリ4406、およびプロセッサ4402はまた、機械可読媒体を構成する。
【0167】
機械可読媒体4422は、単一の媒体であるように例示的実施形態に図示されるが、用語「機械可読媒体」は、1つまたはそれを上回る命令4424を記憶する、単一の媒体または複数の媒体(例えば、集中型もしくは分散型データベース、および/または関連付けられるキャッシュならびにサーバ)を含んでもよい。用語「機械可読媒体」はまた、コンピュータシステム4400による実行のために命令を記憶、エンコード、または搬送することが可能であり、コンピュータシステム4400に本開示の方法論のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものを実行させる、またはそのような命令によって利用される、もしくはそれと関連付けられる、データ構造を記憶、エンコード、または搬送することが可能である、任意の有形媒体(例えば、非一過性の媒体)を含むと解釈されるものとする。用語「機械可読媒体」は、故に、限定ではないが、ソリッドステートメモリ、および光学ならびに磁気媒体を含むと解釈されるものとする。機械可読媒体の具体的実施例は、一例として、半導体メモリデバイス(例えば、電気的消去可能読取専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取専用メモリ(EEPROM))、およびフラッシュメモリデバイスを含む、不揮発性メモリ、内部ハードディスクおよびリムーバブルディスク等の磁気ディスク、光磁気ディスク、ならびにCD−ROMおよびDVD−ROMディスクを含む。
【0168】
命令4424はさらに、いくつかの周知の転送プロトコル(例えば、フレームリレー、インターネットプロトコル(IP)、伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP))のうちのいずれか1つを利用する、ネットワークインターフェースデバイス4420を介して、伝送媒体を使用して通信ネットワーク4426を経由して伝送または受信されてもよい。通信ネットワークの実施例は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、インターネット、携帯電話ネットワーク、旧来の電話(POTS)ネットワーク、および無線データネットワーク(例えば、Wi−Fi、3G、および4G LTE/LTE−Aまたは5Gネットワーク)を含む。用語「伝送媒体」は、コンピューティングシステム4400による実行のために命令を記憶、エンコード、または搬送することが可能である、任意の無形媒体を含むと解釈されるものとし、デジタルまたはアナログ通信信号、もしくはそのようなソフトウェアの通信を促進するための他の無形媒体を含む。
【0169】
付加的実施例として、本明細書に説明されるコンピューティング実施形態は、ハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェアのうちの1つ、またはそれらの組み合わせで実装されてもよい。実施形態はまた、本明細書に説明される動作を実施するように少なくとも1つのプロセッサによって読み取られて実行され得る、コンピュータ可読記憶デバイス上に記憶された命令として実装されてもよい。コンピュータ可読記憶デバイスは、マシン(例えば、コンピュータ)によって可読な形態で情報を記憶するための任意の非一過性の機構を含んでもよい。例えば、コンピュータ可読記憶デバイスは、読取専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク記憶媒体、光学記憶媒体、フラッシュメモリデバイス、および他の記憶デバイスならびに媒体を含んでもよい。
【0170】
カセット実施例
本発明は、概して、医療システム、デバイス、および方法に関し、より具体的には、医療システム、医療デバイス、および医療施設ならびに機器の面積の消毒に関する。消毒システムの例示的実施形態は、参照することによって組み込まれる米国特許第9,675,720号に開示される。医療感染制御、消毒のための困難かつ多目的な要求、および高速消毒性能、ならびに上記に議論されるような消毒機器の高速保守の必要性が、積層可能なカセット構成要素によって直接対処される。
【0171】
本発明のいくつかの実施例は、概して、積層可能な紫外線カセットと、消毒または滅菌のための方法とに関する。より具体的には、本発明のいくつかの実施例は、空間、表面、または構造の消毒のためのデバイスと、カセットもしくはチャンバが設置される空間、および/またはその空間内の表面ならびに構造の消毒の方法とに関する。
【0172】
実施例は、上記に議論される技術の問題および欠陥のうちの1つまたはそれを上回るものに対処し得る。しかしながら、実施例は、加えて、または代替として、いくつかの技術分野内の他の問題および欠陥に対処することに有用であることが証明され得る。したがって、実施形態の範囲は、必ずしも本明細書に議論される特定の問題または欠陥のうちのいずれかを対処することに限定されるものとして解釈されるべきではない。
【0173】
現在開示されている積層可能な紫外線カセットおよび方法のいくつかの実施形態は、いくつかの特徴を有し、そのうちのいずれのものも、それらの望ましい属性について全責任を負わない。以下に続く請求項によって定義されるようなこれらのデバイスおよび方法の範囲を限定することなく、それらのより顕著な特徴が、ここで簡潔に議論されるであろう。本議論を考慮した後、特に、「発明を実施するための形態」と題された本明細書の節を熟読した後、当業者は、本明細書に開示される種々の実施形態の特徴が、現在の最先端技術に優るいくつかの利点を提供し得る様子を理解するであろう。いくつかの実施形態によると、これらの利点は、限定ではないが、改良された積層可能な紫外線カセットおよびチャンバ、ならびに、とりわけ、消毒された空間、表面、および/または構造を提供することを支援し得る、その方法を提供するステップと、カスタマイズ可能な消毒暴露面積を提供するステップと、消毒を必要とする任意の空間、表面、および/または構造の適切な暴露、線量、ならびに消毒プロセスを可能にするステップと、感染面積との物理的接触を介して伝染され得る、疾患の蔓延に対抗するステップと、極めて効果的な紫外線消毒を有するデバイスおよび方法を提供するステップと、例えば、医療物流内に容易に統合されるデバイスおよび方法を提供するステップと、高速、安全、かつ効果的な様式で消毒を可能にするステップとを含んでもよい。現在開示されている積層可能な紫外線カセットおよびチャンバは、故障したランプ、バラスト、または他の一体構成要素が、現場で容易に交換され得るように、より大型の多重構成要素消毒システムの容易に交換可能な構成要素であるように設計される。いったんユニットから除去されると、カセットは、新しいランプ、バラスト、または他の構成要素を容易に再装備され、次いで、他のデバイスで再利用されてもよい。本発明のいくつかの実施形態の付加的で非限定的な一意の能力は、消毒場を最大限にするように構築可能および積層可能であることと、病原性微生物の90%またはそれを上回るものの根絶と、構成要素の交換を促進するようにコンパートメント化可能であることと、可搬性と、(すなわち、より高い電力に)容易にアップグレード可能である構成要素であることとを含む。
【0174】
実施例によると、積層可能な紫外線カセットおよびチャンバは、紫外線を放射するように構成される紫外線源と、コンパートメント化されたデバイスのより大きいフレームワークの中に挿入されることが可能であり、より大型のシステムアレイ内に含まれるときに、複数の方向から種々の標的表面に紫外線を指向し、それによって、内側で影になった面積が微生物を隠し得ない、多重ベクトル紫外線の3次元場を生成し得る、コンパートメント化されたデバイスとを含む。
【0175】
紫外線源は、本実施形態のように、254nm波長においてスペクトルピークを発生させる、非オゾン生成低圧(LP)円筒形水銀ランプ等の複数の紫外線放射デバイスを含んでもよい、またはさらなる潜在的実施形態では、紫外線光源は、250、251、252、253、254、255、260〜265〜270nmにおいてスペクトルピークを発生させる、LEDのアレイであってもよい。
【0176】
紫外線放射デバイスは、同じデバイス(カセット)のより大型のアレイの中に挿入され、もしくはそこから除去されてもよく、1つまたはそれを上回る紫外線ランプおよび紫外線反射バッキング材料(反射体)を含む、カセット自体が、紫外線放射デバイスと見なされてもよい。
【0177】
積層可能な紫外線カセットおよびカセットが挿入されるチャンバは、標的面積内で複数の構成を達成するように選択的に再構成されてもよい。
【0178】
積層可能な紫外線カセットおよびチャンバは、他の紫外線カセットのうちの1つまたはそれを上回るものの電源が切られている間に、カセットのサブセットの電源を入れるように構成され得る、プロセッサによって制御されてもよい。
【0179】
カセットは、複数の紫外線ランプまたは紫外線LEDのアレイを含有してもよい。すなわち、紫外線光源は、ランプ、複数のランプから成るカセット、または複数のカセットであってもよい。カセットを含有するシステムが延在されるとき、紫外線が、複数の方向に放射され、著しい紫外線暴露を部屋内の全隙間に提供し、それによって、いずれの潜在的に有害な病原体も消毒プロセスに耐え抜かないように、陰影効果(または紫外線の遮断)を最小限にするであろう。
【0180】
積層可能な紫外線カセットおよびチャンバはさらに、少なくとも部分的に、チャンバを備えるフレームワーク内のカセットのアレイの構成または数に基づいて、カセットのうちの少なくとも1つから放射される紫外線放射の量を選択的に制御するように構成される、電子制御システムを含んでもよい。
【0181】
実施例によると、方法は、消毒の目的のために紫外線標的ゾーン(または単に標的ゾーン)と呼ばれる封入または部分的封入チャンバの中に紫外線を放射するであろう、カセットのより大型のアレイおよびフレームワークの一部として開放または延在する、複数のカセットを提供するステップを含む。カセットの1つまたはそれを上回るセットは、紫外線暴露をゾーンの全ての露出面積に提供し、複数の角度から紫外線を放射し、それによって、影になった隙間を占有する病原体が標準部屋消毒手技に耐え抜き得る、陰影の問題を克服するように構成されるであろう。カセットの配置およびカセット上の紫外線ランプの配列は、光が複数の方向から標的ゾーン内の全露出点に衝突し、紫外線光線の多重ベクトル場を生成する、表面の幾何学形状を生成する。最低4つのカセットが、内側で紫外線放射が消毒のために標的化されるある対象機器上に集中され得る、封入された4辺長方形面積を生成するために使用されてもよい。代替実施形態では、最低3つのカセットが、内側で標的機器が消毒されるであろう、三角形面積を封入するために使用され得る。天井または上部カセットを伴うシステムに関して、最低5つのカセットが、床上に位置する1つの機器を封入するために利用され得る。封入された立方体空間の生成のために、最低6つのカセットが、利用され得る。
【0182】
開示されるデバイス、送達システム、および方法の具体的実施形態が、ここで図面を参照して説明されるであろう。本発明を実施するための形態の中のいずれも、任意の特定の構成要素、特徴、またはステップが本発明に不可欠であると含意することを意図していない。
【0183】
図45は、モジュール式紫外線消毒カセットの例示的実施形態の等角図を示す。
カセット4501は、長方形であり、5つの紫外線ランプ4502、4503、4504、4505、および4506、2部品ランプホルダ4507、シェルまたはカバープレートのセット4508、紫外線遮断窓4509、ならびに紫外線に関して高反射性である研磨アルミニウムシートである、Alanod
TMから作製される反射体プレート4510から成る。カセット4501は、本実施形態では、幅約52インチ(132センチメートル)×長さ71インチ(180cm)×厚さ2インチ(5cm)(最大)であり、カバープレートおよびAlanod
TM反射体シートを含む、他の構成要素も、これらの寸法内に適合する。ランプ4502、4503、4504、4505、および4506の端部は、両端においてランプを保持し、カセット4501にボルトで留められる、またはねじによって取り付けられる、2つの部品における固定具である、ランプホルダのセット4507によって、カセット4501上で保持される。ランプホルダ4507は、一方の端部において配線され、電力を提供する電源供給部に接続される。ランプホルダ4507は、両端においてランプを保持し、それによって、反射表面が紫外線を反射し、標的ゾーンに向かって戻るように紫外線を返すように、カセット表面と平行にランプを保持する。カバープレート4508は、バラストまたは配線にわたって設置され、カセット4501にボルトで留められる、またはねじによって取り付けられる。カバープレート4508の形状は、バラストおよび配線を保護する任意の恣意的形状であってもよく、本実施形態では、カバープレートは、内側および外側が平滑かつ平坦な凹状チャネルを伴って反転されるチャネルである。ユーザが消毒プロセスを観察することを可能にする、紫外線遮断窓4509は、長方形であり、心合され、カセット4501の上半分内に配置される。紫外線遮断窓は、ガラスおよび殆どのタイプのプラスチックを含む、紫外線を遮断する任意の透明な材料であってもよい。紫外線ランプは、本実施形態では、254nmの具体的スペクトルにおいて紫外線を発生させるが、所望される場合、全紫外線C群および/または紫外線AならびにB群を包含する、波長の変形例および組み合わせも展開し得る、低圧水銀ランプである。5つの紫外線ランプ4502、4503、4504、4505、および4506は、標的ゾーンと呼ばれる画定された面積を横断して放射された紫外線を分配し、次いで、特定の表面上に放射された紫外線を集中させる様式で、カセット4501の表面を横断して位置する。いくつかのカセットの上で複数のランプによって生成される照射場は、紫外線光線が、複数の方向から標的ゾーン内の任意の標的に衝打し、それによって、影になった面積の保護において微生物の生存を別様に可能にし得る、これらの影を最小限にするであろうようなものである。
【0184】
図1では、3つのランプ4503、4504、および4505が、カセットの近似中心を横断して垂直かつ相互と平行に配向される、それらの軸を有する一方で、残りの2つのランプ4502および4506は、相互と平行に、好ましくは、垂直ランプと垂直に延設されながら、3つの垂直ランプ4503、4504、および4505の上方および下方で水平にそれらの軸を伴って配向される。随意に、本または他の実施形態では、カセット4501は、とりわけ、長方形、正方形、三角形、円形、不均等な辺の長さおよび角度を伴う形状等を含む、複数の形状およびサイズをとってもよい。随意に、本または他の実施形態では、カセット4501の表面は、とりわけ、反射性マイラー、水酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、およびePTFE
TMを含む、紫外線スペクトル内で高反射性であり、ランプからの反射紫外線を向上させる、任意の材料から成ってもよい。随意に、本または他の実施形態では、カセットの表面の反射体4510は、接着される、セメントで固定される、ボルトで留められる、または任意の他の同等手段によって取り付けられてもよい。随意に、本または他の実施形態では、紫外線遮断窓4509は、任意の形状およびサイズであってもよい。随意に、本または他の実施形態では、紫外線遮断窓4509は、カセット4501上のいずれかの場所に配置されてもよく、さらに、紫外線遮断ガラスまたはプラスチックのいずれかから作製されてもよい。好ましくは、積層可能なカセット4501内またはその全体を通した実施形態および窓設置は、標的ゾーンの可視化をオペレータに提供するであろう。したがって、窓4509の設置は、地面から約50インチ(127cm)であり得るため、平均身長のオペレータは、積層可能なカセットの非紫外線源側から窓4509を通して紫外線標的ゾーンを容易に視認することができる。随意に、本または他の実施形態では、カセット4501は、任意の形状、サイズ、またはタイプの1つまたはそれを上回るランプを備えてもよいが、少なくとも2つまたはそれを上回るランプを使用することは、紫外線がカセット表面上の1つを上回る場所から放射されることを可能にし、それによって、多重ベクトル光のより良好な生成を可能にする。しかしながら、いくつかの実施形態では、カセットは、多重ベクトル光を発生させるカセットのアレイの一部であることを意図しており、所望される用途、構築、積層可能なチャンバに応じて、所望される場合、カセットあたり0、1、2、および最大50個のランプが存在し得る。ランプの数量は、商業的用途とともに可変である。病院用途のための理想的実施形態では、カセット4501あたり1〜5個のランプが存在する。随意に、本または他の実施形態では、1つまたはそれを上回るランプは、カセット表面と垂直を含む、事実上いずれの構成でも配置されてもよいが、現在の構成では、カセット反射体4510表面と平行に、かつそれに接近してランプを配向することが、全体的により効率的であり、可能な限り最も薄いカセット、したがって、最小重量を可能にする。複数のカセットが、複数の方向から標的ゾーンに向かって紫外線を送達するカセットの3次元アレイを生成するために使用されることができる。随意に、本または他の実施形態では、ランプのうちのいくつかまたは全ては、カセット上に水平に配向されてもよい。随意に、本または他の実施形態では、ランプのうちのいくつかまたは全ては、垂直に配向される、またはカセット表面から離れるように突出してもよい。随意に、本または他の実施形態では、ランプのうちのいくつかまたは全ては、相互を横断して配向されてもよい。随意に、本または他の実施形態では、ランプは、複数の配向を有してもよく、カセット表面と平行または垂直のいずれかで構成されてもよい。随意に、本または他の実施形態では、1つまたはそれを上回るランプは、254nm波長においてスペクトルピークを発生させる、非オゾン生成低圧(LP)円筒形水銀ランプを備えてもよい、または広域スペクトル紫外線を発生させるMPランプを採用してもよい。随意に、本または他の実施形態では、1つまたはそれを上回るランプは、265nmまたは任意の他の紫外線波長においてスペクトルピークを発生させる、発光ダイオード(LED)のアレイを備える、紫外線源と置換されてもよい。それらの組み合わせもまた、任意の実施例で使用されてもよい。
【0185】
図46は、カバープレートを伴わないモジュール式紫外線消毒カセットの例示的実施形態の正面図を示す。カセット4601は、ランプバラスト4608、4609、および4610を収納する、関連付けられるランプホルダ4607、関連付けられる配線、紫外線遮断窓4611とともに、5つの紫外線ランプ4602、4603、4604、4605、および4606を備える。バラストは、ボルトまたはねじによってカセット4601に取り付けられ、主要電力線に接続するように構成される。バラストは、カセットが可能な限り薄型外形を有するように、かつバラストがカバープレートによって被覆され得るように、カセットの表面に位置付けられ、取り付けられる。バラストは、カセットの上の種々の場所に配置されてもよいが、好ましくは、必要な配線の総量を最小限にするため、およびチャンバの安定性の目的のためにカセットの全体的重心を下げるため等に配置され、位置する。カセット4601はさらに、モーションセンサ4612と、紫外線強度計4613と、端子ブロック4614とを備える。モーションセンサは、誰かが動作中にシステムの間違った側に出現した場合に、ランプをオフにするように構成される。紫外線強度計は、紫外線照射のレベルの観点からフィードバックを提供し、システムの任意の部品(例えば、ランプまたはバラスト)が動作中に故障したかどうかを決定することに役立つ。端子ブロックは、カセット4601に搭載された配線のための接続を提供する。カセットは、ランプホルダ4607、バラスト4608、4609、および4610、窓4611、モーションセンサ4612、紫外線強度計4613、ならびに一対の端子ブロック4614を取り付けるための種々のボルト孔またはねじ山付き孔を含む。ボルト孔またはねじ孔は、種々の構成要素の最適な設置に適応するように必要に応じて位置付けられる。他の実施形態では、ボルト孔またはねじ孔は、スナップロック、溶接部、および接着剤等を含む、他の取付方法と置換されてもよい。随意に、本または任意の他の実施形態では、モーションセンサ、紫外線強度計、および端子ブロックは、カセット上のいずれかの場所に配置されてもよく、溶接部および接着剤を含む、任意の好適な手段によって取り付けられてもよい。
【0186】
図47は、ワイヤメッシュ4701の例示的実施形態を示す。ワイヤメッシュ4701は、1つまたはそれを上回るランプにわたって静置し、使用中に衝撃および損傷からランプを保護するように構成される。ケージ4701は、鋼鉄から作製される。本または他の実施形態では、カセット上の1つまたはそれを上回るランプは、各個々のランプを包むか、またはそうでなければ全てのランプを被覆するガラス板のいずれかであろう、プラスチックまたは溶融石英から作製される、紫外線透過窓によって保護されてもよい。他の実施形態では、本保護は、紫外線透過プラスチックシートによって、またはePTFE
TM等の紫外線反射材料から作製されるワイヤメッシュによって、提供されてもよい。ワイヤメッシュまたは保護シートは、ランプ表面に接近して位置し、さらにランプ表面と接触してもよい、または現在の実施形態のように数ランプ分の直径だけ離れてもよい。他の実施形態では、ランプ破損の影響に対する保護は、ランプに直接巻着して密閉する、現在使用されている利用可能な紫外線透過テフロン(登録商標)またはプラスチックコーティングによって提供されてもよい。
【0187】
図48は、モジュール式紫外線消毒カセットの例示的実施形態が取り付けられ、複数のカセットを取り付けて積層することによってフレームワークを形成し得る、フレーム4081の例示的実施形態の正面図を示す。フレーム4801は、構造支持を提供し、いくつかの実施形態では、ヒンジまたは結合リンクによって消毒システムの中心カラムに取り付けられる、もしくは結合リンクの方法によって建物または病院の壁に恒久的に取り付けられるであろう。フレーム4801は、キャスタ上に、または結合リンクによって支持され、チャンバを生成し、制御ユニットが搭載されるであろう中心カラムまたは壁に取り付けられ得る、浮動フレームワークであろう。フレーム4801およびフレームワークは、鋼鉄、アルミニウム、プラスチック、または他の好適な材料から作製される、ボックスフレーム、チャネル、またはI字ビーム等の基礎的構造構成要素から作製される外側長方形構造から成るであろう。フレームは、安定性のための中央部を横断する1つまたはそれを上回る構造ビームと、直交して全体的構造を強化するための現在の実施形態のような隅における1つまたはそれを上回る三角形もしくは他の構造構成要素とを含むべきである。
【0188】
図49は、一対の長方形カセット4901、およびそれらが中心カラム4903を含むモバイルフレームワークまたはチャンバの一部として取り付けられるであろう、一対のフレーム4902の例示的実施形態を示す。長方形カセット4901は、本明細書に説明される長方形の実施形態のうちのいずれかであってもよい。長方形フレーム4902は、本明細書に説明される長方形の実施形態のうちのいずれかであってもよい。各カセット4901は、ボルトまたはねじ、もしくはカセットの交換を可能にし、促進し、容易な除去のためにカセットをフレームに係止する磁気ロックまたは機械スナップを含み得る、任意の他の好適な取付方法を用いて、フレーム4902に取り付けられるであろう。取付部は、カセットが消毒システムの一部として頭上に設置される実施形態では、垂直であるか、または天井から下垂しているかどうかにかかわらず、カセットが、システムが設置される位置にかかわらずフレームに固着されるであろうようなものであろう。フレーム4902は、カセット4901が、正方形、長方形、六角形、八角形、および立方体等の閉鎖幾何学形状、ならびに半円、長方形の回廊、平坦な延在された壁、または角度付きの壁(開放三角形)等の開放幾何学形状を含む、具体的消毒用途のために好適な異なる幾何学形状の形成を可能にする、種々の角度で配向され得るように、ヒンジを介して中心カラム4903に取り付けられるであろう。ヒンジ連結接続は、意図された幾何学形状の成形を促進する任意のタイプであってもよく、カセットまたはカセットのアレイが複数の角度で向きを変えられることを可能にし得る、可撓性ヒンジ、軸方向ヒンジ、または自在継手を含んでもよい。現在の実施形態に示されるような消毒デバイスは、移動度を促進するためのキャスタを含み、これらのキャスタは、各カセット上に存在する場合とそうではない場合があり、その種々の構成で消毒デバイス全体の重量を支持するために十分な最小数のキャスタが存在する限り、中心カラム上に存在する場合とそうではない場合があり、これらは、システムが具体的用途のために共形化される形状である。
【0189】
図50は、複数のカセットから生じる多重ベクトル光の累積効果の例示的実施形態を示し、カセットから生じ、内部表面から反射する形象的光線を示す。4つのカセット5001、5002、5003、および5004は、中心カラム5005に接続され、4つのカセットはそれぞれ、カセットから反射し、また、壁の反射性に依存する程度に壁5006から反射するであろう、多重ベクトル光線を生成する。ともに、それらの一体紫外線ランプを伴う4つのカセットは、多重ベクトル光または複数の方向から生じる光で非常に満ちた場を生成するため、影になったゾーンが、最小限にされ、それによって、微生物が消毒プロセスから逃散し得るゾーンを最小限にする。紫外線源(ここでは、5001、5002、5003、5004カセット、ならびにそれらが含有する紫外線ランプ)の総和効果は、影になった隙間内の紫外線暴露を回避する微生物の可能性が最小限にされる、標的ゾーン内の極めて均等な強度の多重ベクトル光の容積場を生成することである。随意に、本または他の実施形態では、カセットは、正方形、長方形、三角形、または他の2次元幾何学形状に配列されてもよい、もしくはさらなる実施形態では、立方体、長方形ボックス、チャンバ、および同等物等の3次元完全封入形状に配列されてもよい。随意に、本または他の実施形態では、結果として生じる多重ベクトル場は、非常に光で満ちているため、微生物が消毒プロセスから逃散し得る、影になったゾーンが生成されない。随意に、本または他の実施形態では、カセットの4つまたはそれを上回るセットは、複数の角度から紫外線を放射し、紫外線放射暴露を部屋の複数の面積に提供するように構成される。随意に、本または他の実施形態では、内側で紫外線放射が、医療または手術道具と同程度に小さい例示的な何らかのものとして、消毒のために標的化されるある対象機器上に集中され得る、封入された4辺長方形面積を生成するために、最低4つのカセットが利用され、積層可能な紫外線カセットおよびフレームワークは、消毒を必要とするスペースシャトルおよび大型宇宙機器と同程度に大きい何らかのものを包含するように拡大することができる。随意に、本または他の実施形態では、内側で標的機器、標的面積、または標的表面が、消毒、滅菌、または衛生化され得る、三角形面積を封入するために、最低2つのカセットが、使用されてもよい。随意に、本または他の実施形態では、1つの機器または空間もしくは床または表面上の標的面積を封入するために、5つのカセットが、天井または上部カセットとシステムで併用されてもよい。随意に、本または他の実施形態では、6つのカセットが、封入された立方体または長方形空間を生成するために使用されてもよい。随意に、本または他の実施形態では、消毒デバイスの1つまたはそれを上回るカセットは、相互に対して異なるサイズおよび形状を有してもよい。
【0190】
図51は、アレイフレームワーク内にともに結合される4つの長方形カセットの例示的実施形態を示す。本例示的実施形態では、4つの長方形カセット5101が、平坦な壁として配列される。制御パネルは、簡単にするために本図では無視される。本図は、4つの長方形カセットが、正方形または長方形エンクロージャ等の種々の形状に構成され得る、もしくは消毒目的のために壁に対して向けられ得る、消毒デバイスを形成する、本発明の現在の実施形態を図示する。
【0191】
図52は、積層されたアレイフレームワーク内にともに結合される16個の長方形カセットの例示的実施形態を示す。本実施形態では、複数の長方形カセット8001が、
図7よりもはるかに大きい表面を生成するように並べられ、積層される。随意に、本および他の実施形態では、複数のカセットの積層が、大型用途のために使用されることができる、または大型封入紫外線標的ゾーンを生成するために使用されることができる。
【0192】
図53は、集中多重ベクトル光の紫外線標的ゾーンを生成するように八角形チャンバ配列内にともに結合される、8つの長方形カセットの例示的実施形態を示す。本実施形態では、8つの長方形カセット5301の構成が、紫外線標的ゾーンを封入するように八角形に配列される。
【0193】
図54は、その内側で紫外線標的ゾーンが、それを通して機器が消毒のために通過され得る回廊として使用され得る、封入空間を生成するように、各側面上に4つのカセットおよび上側に4つを伴って配列される、12個の長方形カセット5501の例示的実施形態を示す。本および他の実施例では、機器が紫外線回廊を通過する速さは、受容される紫外線量を決定するであろう。随意に、本および他の実施形態では、回廊は、任意の速度で適切な紫外線量を達成するために必要な任意のカセットを伴って延長され得、例えば、特定の速さまたは速度で動作する、組立ラインに適合され得る。
【0194】
図55は、内側に紫外線標的ゾーンが生成される、半円チャンバ内にともに結合される12個の長方形カセットの例示的実施形態を示す。本実施形態では、複数の相互係止長方形カセット5501が、大きい面積または機器の消毒を提供するように、必要に応じて半円または完全な円に配列され得る。随意に、本および他の実施形態では、そのような円形配列はまた、任意の妥当な高さまで積層され得る。
【0195】
図56は、3つの紫外線ランプ5602を含有する三角形カセット5601の例示的実施形態を示す。これまで長方形として説明された、カセットの本代替形状は、球体およびジオデシックドームを含む、長方形から容易に形成され得ない形状を生成するように、組み合わせられる、または積層され得る。
【0196】
図57は、3つの紫外線ランプ5702をそれぞれ含有する、6つの相互係止三角形カセット5701が、ジオデシックドームを生成するために使用され得る、平坦な六角形または隆起した中心点を伴う六角形のいずれかである六角形を生成するために使用され得る様子の例示的実施形態を示す。
【0197】
図58は、複数の相互係止三角形カセット5801が、内側に紫外線標的ゾーンが存在するであろう、ジオデシックドームを生成するように組み合わせられ得る様子の例示的実施形態を示す。本ドームは、それを通して機器が中に運ばれ得る、3つの三角形カセット5801の折畳解除によって生成されるドア5802によってアクセス可能であろう。3つを上回る三角形ドアが、非常に大型の機器を封入されるために採用され得る、またはドームが、機器、もしくはさらに汚染され、消毒を要求し得る構造の周囲に組み立てられ得る。二十面体および拡張二十面体を生成することによって、建物全体を含む、事実上いずれの機器または構造も封入することが可能である。
【0198】
図59A−Dは、カセットのアレイを接続および積層する際に採用されるであろう、内蔵相互係止カセット5901および結合ヒンジ5902ならびに5903の実施例を示す。
図15Aは、バラストおよび制御が全て、カセット自体内に含まれ、カセットが、他のカセットに結合され、任意のタイプの3次元空間を封入するように積層および配列され得るように、各カセットの側面および上部の上に結合ヒンジ5902および5903を含む、単一の内蔵カセット5901を示す。カセットの右側のオス型結合ヒンジ5902は、次のカセットの左側のメス型結合ヒンジに結合し、各カセットの上部のオス型結合ヒンジは、その上に積層されたカセットの底部のメス型結合ヒンジに結合するであろう。一般に、結合ヒンジのヒンジは、180度またはそれを上回る回転を可能にするヒンジ連結であり得るが、本発明を複雑な形状に適用することを可能にするであろう、最大360度回転する複動ヒンジを伴う他の実施形態が、想定されることができる。種々のタイプのヒンジが、複数の方向にカセットを回転させ、不連続エンクロージャを生成するために使用され得る、ストラップヒンジ、モンローヒンジ、複動ばねヒンジ、弾性または「自然」ヒンジ、多重車軸ヒンジ、腕時計バンド型ヒンジ、二重アームヒンジ、ギヤ式ヒンジ、および自在継手ヒンジを含む、結合ヒンジに組み込まれることができる。結合ヒンジは、2つまたはそれを上回るカセットの容易かつ単純な接続または接続解除を可能にし、複数のカセットのアレイ全体を連結するための電力および制御接続の両方を含み得るタイプであろう。
図15Bは、右側および上部のオス型結合ヒンジ5902、ならびに左側および上部のメス型結合ヒンジを用いて、平坦なアレイでともに相互係止される、2つの内蔵相互係止カセット5901を示す。
図15Cは、右側および上部のオス型結合ヒンジ5902、ならびに左側および上部のメス型結合ヒンジ5903を用いて、90度アレイでともに相互係止される、2つの内蔵相互係止カセット5901を示す。本実施形態では、任意のカセットが、180度〜0度(折畳されて閉鎖されたとき)の間の任意の角度で水平または垂直に配列され得るが、他の実施形態は、0〜360度の角度を可能にし得る。
図15Dは、壁を形成するように積層され、各カセットが、右側のオス型結合ヒンジ5902によって右側の次のカセット上のメス型結合ヒンジ5903に結合され、オス型結合ヒンジ5902によって上側でその上方のカセット上のメス型結合ヒンジ5903に結合される、8つの相互係止カセット5901の実施例を示す。
【0199】
図60A−Cは、キャスタ6006の有無別に図示される、結合ヒンジ6002および6003、ならびに壁6005に接続するための壁搭載型結合部6004を採用する、4つのカセット6001のアレイの実施例と、格納のために壁に対して折畳された4つのカセット6001のアレイの画像とを示す。
図60Aは、結合ヒンジ6002および6003を採用し、キャスタ6006上に乗設される、または位置する、4つの相互係止カセット6001のアレイが、カセットベースの消毒システムの恒久的および一時的配設の両方を促進し得る、壁搭載型結合部6004を用いて壁6005に噛合され得る様子を示す。キャスタ6006は、移動度を提供し、カセット6001の展開を支援し、カセット6001の重量を支持する。キャスタはまた、恒久的に取り付けられる、もしくはフレームおよび/またはカセット構造の全体を通して交換可能であろう、構造支持体によって置換されることもできる。
図60Bは、結合ヒンジ6002および6003を採用する、4つの相互係止カセット6001のアレイが、壁と同一平面に位置し、床から短距離(すなわち、2、3、4、5、6、7、8、9、または最大12インチ)だけ上方において自由に浮動するにつれて、カセット6001の全重量を支持するであろう、壁搭載型結合部6004を用いて壁6005に噛合され得る様子を示す。
図60Cは、
図60Aのようにキャスタによって支持されるか、または
図60Bのように床の上方を自由浮動するかのいずれかである、カセット6001のアレイが、使用時ではないときに格納のためにコンパクトな配列に折畳され得る様子を示す。
【0200】
図61は、スペースシャトル6103を消毒することが可能な大型格納庫または大型チャンバ6101を形成するように積層および構築された、内蔵相互係止カセット6102の大型アレイの形象的適用を示す。
【0201】
本明細書に説明される機能ユニットまたは能力は、それらの実装独立性をより具体的に強調するために、構成要素またはモジュールと称されている、もしくは標識されている場合があることを理解されたい。構成要素またはモジュールは、ハードウェア回路、プログラマブルハードウェアデバイス、他の離散構成要素の任意の組み合わせで実装されてもよい。構成要素またはモジュールはまた、種々のタイプのプロセッサによる実行のためにソフトウェアで実装されてもよい。実行可能コードの識別される構成要素またはモジュールは、例えば、オブジェクト、プロシージャ、または機能として編成され得る、例えば、コンピュータ命令の1つまたはそれを上回る物理的もしくは論理ブロックを備えてもよい。それにもかかわらず、識別される構成要素またはモジュールの実行ファイルは、ともに物理的に位置する必要はないが、ともに論理的に継合されたときに、構成要素またはモジュールを備え、構成要素またはモジュールのための記述された目的を達成する、異なる場所に記憶された異種命令を備えてもよい。実際に、実行可能コードの構成要素またはモジュールは、単一の命令または複数の命令であってもよく、いくつかの異なるコードセグメントにわたって、異なるプログラムの間で、およびいくつかのメモリデバイスを横断して、均等に分配されてもよい。
【0202】
同様に、動作データが、構成要素またはモジュール内で、本明細書に識別および図示されてもよく、任意の好適な形態で具現化され、任意の好適なタイプのデータ構造内に編成されてもよい。動作データは、単一のデータセットとして収集されてもよい、または異なる記憶デバイスにわたることを含む、異なる場所にわたって分配されてもよく、少なくとも部分的に、単にシステムもしくはネットワーク上の電子信号として存在してもよい。構成要素またはモジュールは、所望の機能を果たすように動作可能なエージェントを含む、能動的または受動的であり得る。
【0203】
例示的実施形態は、上記に議論される問題および欠陥のうちの1つまたはそれを上回るものに対処し得る。しかしながら、実施例は、加えて、または代替として、いくつかの技術分野内の他の問題および欠陥に対処することに有用であることが証明され得る。したがって、本開示の実施形態の範囲は、必ずしも本明細書に議論される特定の問題または欠陥のうちのいずれかを対処することに限定されるものとして解釈されるべきではなく、請求項の範囲のみによって限定される。
【0204】
本開示の好ましい実施形態が、本明細書に示され、説明されたが、そのような実施形態は、一例のみとして提供されることが当業者に明白であろう。多数の変形例、変更、および代用が、ここで、本発明から逸脱することなく当業者に想起されるであろう。本明細書に説明される本発明の実施形態の種々の代替物が、本発明を実践する際に採用され得ることを理解されたい。以下の請求項は、本発明の範囲を定義し、これらの請求項の範囲内の方法および構造、ならびにそれらの均等物は、それによって網羅されることが意図される。
【0206】
以下の非限定的実施例は、とりわけ、課題を解決し、本明細書に議論される利益を提供するための本主題のある側面を詳述する。
【0207】
実施例1は、標的容積内に位置付け可能であり、標的容積内の圧潰位置と拡張位置との間で移動可能である、構造と、圧潰位置と拡張位置との間の構造の任意の位置で標的容積内に実質的に均一な照射において紫外線を放射するように構造に接続される、複数の光源とを備える、紫外線放射デバイスである。
【0208】
実施例2では、実施例1の主題は、随意に、複数の光源が、複数の光源の単一の動作サイクル内に標的容積内の生物の少なくとも90%を死滅させるように構造上に位置付けられることである。
【0209】
実施例3では、実施例2の主題は、随意に、複数の光源の単一の動作サイクルが、20分未満であることを含む。実施例4では、実施例1−3のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、複数の光源が、複数の光源の単一の動作サイクル内に標的容積内の表面上の生物の少なくとも99.9%を死滅させるように構造上に位置付けられることを含む。
【0210】
実施例5では、実施例2−4のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、複数の光源の単一の動作サイクルが、3分未満であることを含む。
【0211】
実施例6では、実施例1−5のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、標的容積内の全表面の照射が、実質的に均一であり、50〜800マイクロワット/平方センチメートルの最小照射を有することを含む。
【0212】
実施例7では、実施例1−6のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、標的容積が、幅1.5〜8メートル×長さ1.5〜8メートル×高さ2〜5メートルの寸法を有する部屋であることを含む。
【0213】
実施例8では、実施例1−7のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、標的容積が、幅6〜8メートル×長さ6〜8メートル×高さ2〜5メートルの寸法を有する部屋であることを含む。
【0214】
実施例9では、実施例1−8のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、各アームの各光源が、そのアームの複数の光源に対して比例的に離間されるように、構造が、標的容積内で複数の光源のうちの各光源を分配するように相互から離れて延在可能な複数のアームを含むことを含む。
【0215】
実施例10では、実施例1−9のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、複数の光源が、種々の寸法の複数の標的容積内で実質的に均一な照射において紫外線を放射するように調節可能に位置付け可能であることを含む。
【0216】
実施例11では、実施例6−10のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、標的容積が、幅1.5〜6メートル×長さ1.5〜6メートル×高さ1.5〜6メートルの寸法を有する部屋であり、各アームの複数の光源が、10〜127センチメートル毎に幅に沿って相互から離間され、10〜127センチメートル毎に長さに沿って相互から離間されることを含む。
【0217】
実施例12では、実施例6−11のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、各アームの複数の光源が、そのアームの各光源から比例的に離間されることを含む。
【0218】
実施例13では、実施例9−12のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、複数のアームのそれぞれが、基部から離れて延在可能であるように、構造が、複数のアームのそれぞれに接続され、それを支持するように構成される、基部を含むことを含む。
【0219】
実施例14では、実施例13の主題は、随意に、アームが圧潰位置と延在位置との間にあるときに、基部および複数のアームが、標的容積内の陰影を排除するように構成されることを含む。
【0220】
実施例15では、実施例13−14のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、基部が、複数のコンパートメントを含み、アームが圧潰位置にあるときに、複数のコンパートメントのうちの各コンパートメントが、その中に複数のアームのうちのアームを受容するように構成されることを含む。
【0221】
実施例16では、実施例13−15のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、基部が、基部の周辺の少なくとも部分的に周囲に延在するトラックを含み、複数のアームのうちの各アームが、トラックに接続可能であり、トラックに沿って移動し、複数のアームに対してアームのそれぞれの位置を調節するように構成されることを含む。
【0222】
実施例17では、実施例13−16のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、構造が、複数のスタンドを含み、複数のアームが圧潰位置と延在位置との間にあるときに、各スタンドが、複数のアームのそれぞれに接続され、それを支持するように構成されることを含む。
【0223】
実施例18では、実施例17の主題は、随意に、基部および複数のスタンドのうちの1つまたはそれを上回るものが、紫外線放射デバイスが標的容積内で転動することを可能にするように構成される、車輪を含むことを含む。
【0224】
実施例19は、標的容積内に位置付け可能であり、標的容積内の圧潰位置と拡張位置との間で移動可能である、構造と、構造が、圧潰位置と拡張位置との間の任意の位置で標的容積内に実質的に均一な照射において紫外線を放射するように圧潰位置と拡張位置との間で移動されるにつれて、複数の光源のうちの光源がそれぞれ、光源のそれぞれに対して比例的に離間されるように、構造に接続される、複数の光源とを備える、紫外線放射システムである。
【0225】
実施例20では、実施例19の主題は、随意に、複数の光源が、複数の光源の単一の動作サイクル内に標的容積内の生物の最大90%を死滅させるように構造上に位置付けられ、複数の光源の単一の動作サイクルが、300秒未満であることを含む。
【0226】
実施例21では、実施例19−20のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、光源をオンおよびオフにするように複数の光源に接続され、それと通信する、コントローラを含む。
【0227】
実施例22では、実施例21の主題は、随意に、構造に接続され、コントローラと通信するモータを含み、コントローラは、モータを動作させ、圧潰位置と拡張位置との間で構造を移動させるように構成される。
【0228】
実施例23では、実施例22の主題は、随意に、構造に接続され、標的容積内の物体の近接性および構造に対する物体の寸法に基づいて、近接性信号を生成するように構成される、1つまたはそれを上回る近接性センサを含む。
【0229】
実施例24では、実施例23の主題は、随意に、コントローラが、近接性センサから近接性信号を受信するように、かつ近接性センサに基づいて部屋内の物体のマップを作成するように構成されることを含む。
【0230】
実施例25では、実施例24の主題は、随意に、コントローラが、モータを動作させ、部屋のマップに基づいて圧潰位置と拡張位置との間で構造を移動させるように構成されることを含む。
【0231】
実施例26では、実施例24−25のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、コントローラが、モータを動作させ、部屋のマップに基づいて複数の光源の所定のつり合いまで圧潰位置と拡張位置との間で構造を移動させるように構成されることを含む。
【0232】
実施例27では、実施例24−26のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、コントローラが、マップに基づいて照射設定点を決定し、照射設定点に基づいて複数の光源によって放射される照射を調節するように構成されることを含む。
【0233】
実施例28では、実施例19−27のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、コントローラが、マップおよび照射設定点に基づいて、複数の光源の個々の光源の電力レベルを調節するように構成されることを含む。
【0234】
実施例29では、実施例24−28のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、コントローラが、精密なエネルギーおよび標的容積の相関に基づいて、光エネルギー行列を作成するように構成され、コントローラが、光エネルギー行列に基づいて、複数の光源によって放射される照射を調節するように構成されることを含む。
【0235】
実施例30では、実施例21−29のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、コントローラと通信するテザーセンサを含み、テザーセンサは、構造に接続され、標的容積のドアに接続可能であり、テザーは、ドアの位置に基づいてテザー信号を生成するように構成され、コントローラは、ドアが開放位置にあることを示すテザー信号を用いて、光源を無効にするように構成される。
【0236】
実施例31は、標的容積内に位置付け可能であり、中心軸に沿って延在する、中心支持体と、中心支持体に解放可能に固着可能であり、中心軸を略横断して中心支持体の周辺の周囲に延在する、第1のレールと、第1のレールに解放可能に固着可能であり、中心軸を略横断して第1のレールに沿って移動可能である、第1のアームであって、圧潰位置と拡張位置との間で移動可能である、第1のアームと、第1のアームが圧潰位置と拡張位置との間で移動されるにつれて、第1の複数の光源のうちの光源のそれぞれが、光源のそれぞれに対して比例的に離間されるように、第1のアームに接続される、第1の複数の光源とを備える、紫外線放射システムである。
【0237】
実施例32では、実施例31の主題は、随意に、第1の複数の光源が、圧潰位置と拡張位置との間の任意の位置で標的容積内に実質的に均一な照射において紫外線を放射するように、比例的に離間されることを含む。
【0238】
実施例33では、実施例31−32のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、中心支持体が、略長方形角柱の幾何学形状を有することを含む。
【0239】
実施例34では、実施例31−33のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、中心支持体に解放可能に固着可能であり、中心軸を略横断し、第1のレールと略平行に、中心支持体の周辺の周囲に延在する、第2のレールを含む。
【0240】
実施例35では、実施例34の主題は、随意に、第1のレールおよび第2のレールに解放可能に固着可能であり、中心軸を略横断し、第1のアームと略直交して、第1のレールに沿って移動可能である、第2のアームであって、圧潰位置と拡張位置との間で移動可能な第2のアームと、第2のアームが圧潰位置と拡張位置との間で移動されるにつれて、第2の複数の光源のうちの光源のそれぞれが、光源のそれぞれに対して比例的に離間されるように、第2のアームに接続される、第2の複数の光源とを含む。
【0241】
実施例36では、実施例35の主題は、随意に、第1のレールおよび第2のレールに解放可能に固着可能であり、中心軸を略横断し、第1のアームと略平行に、かつ第2のアームと略直交して、第1のレールに沿って移動可能である、第3のアームであって、圧潰位置と拡張位置との間で移動可能である、第3のアームと、第3のアームが圧潰位置と拡張位置との間で移動されるにつれて、第3の複数の光源のうちの光源のそれぞれが、光源のそれぞれに対して比例的に離間されるように、第3のアームに接続される、第3の複数の光源とを含む。
【0242】
実施例37では、実施例36の主題は、随意に、第1のレールおよび第2のレールに解放可能に固着可能であり、中心軸を略横断し、第1のアームおよび第3のアームと略直交して、かつ第2のレールと略平行に、第1のレールに沿って移動可能である、第4のアームであって、圧潰位置と拡張位置との間で移動可能である、第4のアームと、第4のアームが圧潰位置と拡張位置との間で移動されるにつれて、第4の複数の光源のうちの光源のそれぞれが、光源のそれぞれに対して比例的に離間されるように、第4のアームに接続される、第4の複数の光源とを含む。
【0243】
実施例38では、実施例31−37のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、第1のアームが、第1のアームが圧潰位置と拡張位置との間で移動することを可能にするように相互にヒンジ連結可能に結合される、複数のリンケージを含むことを含む。
【0244】
実施例39では、実施例38の主題は、随意に、第1のアームが、第1のレールに解放可能に固着可能であり、第1のアームを第1のレールに接続するように複数のリンケージに接続される、ブラケットを含むことを含む。
【0245】
実施例40では、実施例39の主題は、随意に、第1のアームが、第2のレールに解放可能に固着可能であり、第2のアームを第2のレールに接続するように複数のリンケージに接続される、第2のブラケットを含むことを含む。
【0246】
実施例41では、実施例40の主題は、随意に、第1のアームが、第1のブラケットを第2のブラケットにしっかりと接続する、交差部材を含むことを含む。
【0247】
実施例42では、実施例39−41のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、第1のアームが、第1のブラケットに接続され、第1のレールに対して第1のブラケットの転動係合を生成し、第1のレールに対して第1のアームの平行移動を可能にするように、第1のレールと係合可能である、ローラを含むことを含む。
【0248】
実施例43は、複数のモバイル紫外線デバイスを備え、各デバイスは、標的容積内に位置付け可能な基部と、基部に接続され、標的容積の表面と係合可能である、ドライバと、基部によって支持され、ドライバに接続される、モータであって、ドライバを動作させ、基部を表面に対して移動させ、標的容積内で基部を移動させるように制御可能である、モータと、基部によって支持される光源と、モータおよび光源と通信する、コントローラであって、標的容積内に基部を位置付けるように動作可能であり、複数のモバイル紫外線デバイスの光が、ともに標的容積内で実質的に均一な照射において紫外線を放射するように、光源を動作させるように構成される、コントローラとを備える、紫外線放射衛生化システムである。
【0249】
実施例44では、実施例43の主題は、随意に、各光源が複数の光源に対して比例的に離間されるように、光源が、標的容積内で複数の光源のうちの各光源を分配するように相互に対して位置付けられることを含む。
【0250】
実施例45では、実施例43−44のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、複数のモバイル紫外線デバイスのそれぞれのコントローラと通信する、中央コントローラであって、標的容積内にモバイル紫外線デバイスを位置付ける命令と、各モバイル紫外線デバイスに対してモバイル紫外線デバイスを位置付ける命令と、光源のそれぞれの紫外線出力を制御する命令とをコントローラのそれぞれに提供するように構成される、中央コントローラを含む。
【0251】
実施例46では、実施例45の主題は、随意に、複数のモバイル紫外線デバイスがそれぞれ、基部に接続され、標的容積内の物体の近接性および物体の寸法に基づいて、近接性信号をコントローラに伝送するように構成される、近接性センサをさらに備えることを含む。
【0252】
実施例47では、実施例46の主題は、随意に、コントローラが、近接性センサに基づいて、部屋および部屋内の物体のマップを作成するように構成されることを含む。
【0253】
実施例48では、実施例47の主題は、随意に、コントローラが、モータを動作させ、部屋のマップに基づいて標的容積内で基部を移動させるように構成されることを含む。
【0254】
実施例49では、実施例47−48のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、コントローラが、複数のモバイル紫外線デバイスのそれぞれのコントローラと通信し、複数のモバイル紫外線デバイス毎に目的地を作成するように構成され、モータを動作させ、部屋のマップおよび複数のモバイル紫外線デバイス毎の目的地に基づいて標的容積内で基部を移動させるように構成されることを含む。
【0255】
実施例50では、実施例44−49のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、複数のモバイル紫外線デバイスのコントローラと通信し、所望に応じて、標的容積内で個々のモバイル紫外線デバイスを選択的に移動させるように動作可能である、遠隔コントローラを含む。
【0256】
実施例51では、実施例43−50のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、複数の光源が、複数の光源の単一の動作サイクル内に標的容積内の生物の少なくとも90%を死滅させるように位置付けられ、複数の光源の単一の動作サイクルが、20分未満であり、標的容積内の全表面の実質的に均一な照射が、50〜800マイクロワット/平方センチメートルの最小照射を有し、標的容積が、幅1.5〜8メートル×長さ1.5〜8メートル×高さ2〜5メートルの寸法を有する部屋であることを含む。
【0257】
実施例52は、標的空間を衛生化する方法であって、標的容積内に構造を位置付けるステップと、標的容積内の圧潰位置と拡張位置との間で構造を移動させ、構造に接続される複数の光源を移動させるステップであって、複数の光源は、圧潰位置と拡張位置との間の任意の位置で標的容積内に実質的に均一な照射において紫外線を放射するように構成される、ステップとを含む、方法である。
【0258】
実施例53では、実施例52の主題は、随意に、複数の光源の単一の動作サイクル内に紫外線を標的容積内の生物の少なくとも90%に放射するステップであって、複数の光源の単一の動作サイクルは、300秒未満であり、標的容積内の全表面の実質的に均一な照射は、少なくとも50マイクロワット/平方センチメートルである、ステップを含む。
【0259】
実施例54では、実施例52−53のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、標的容積が、幅2〜7メートル×長さ2〜7メートル×高さ2〜5メートルの寸法を有する病室であることを含む。
【0260】
実施例55では、実施例52−54のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、各光源が複数の光源に対して比例的に離間されるように、相互から離れるように複数のアームのうちのアームのそれぞれを延在させ、標的容積内で複数の光源のうちの各光源を分配するステップを含む。
【0261】
実施例56では、実施例55の主題は、随意に、アームが圧潰位置にあるときに、複数のコンパートメントのうちのコンパートメント内に複数のアームのうちの各アームを位置付けるステップを含む。
【0262】
方法の実施例55はさらに、アームが圧潰位置にあるときに、複数のコンパートメントのうちのコンパートメント内に複数のアームのうちの各アームを位置付けるステップを含む。
【0263】
実施例57では、実施例55−56のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、基部に接続され、基部の周辺の周囲に延在するトラックに沿って、複数のアームのうちの各アームを移動させることによって、複数のアームに対してアームのそれぞれの位置を調節するステップを含む。
【0264】
実施例58では、実施例55−57のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、スタンドを使用して、複数のアームのうちの各アームを支持するステップであって、各スタンドは、圧潰位置と延在位置との間で複数のアームのそれぞれを支持するように構成される、ステップを含む。
【0265】
実施例59では、実施例52−58のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、光源をオンおよびオフにするように複数の光源に接続され、それと通信する、コントローラを動作させるステップを含む。
【0266】
実施例60では、実施例50−59のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、構造に接続される近接性センサを使用して、標的容積内の物体の近接性および物体の寸法に基づいて、近接性信号を生成するステップを含む。
【0267】
実施例61では、実施例60の主題は、随意に、近接性信号に基づいて、部屋のマップを作成するステップを含む。
【0268】
実施例62では、実施例61の主題は、随意に、モータを動作させ、部屋のマップに基づいて圧潰位置と拡張位置との間で構造を移動させるステップを含む。
【0269】
実施例63では、実施例62の主題は、随意に、マップに基づいて、照射設定点を決定するステップと、照射設定点に基づいて、複数の光源によって放射される照射を調節するステップとを含む。
【0270】
実施例64では、実施例61−63のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、マップおよび照射設定点に基づいて、複数の光源の個々の光源の電力レベルを調節するステップを含む。
【0271】
実施例65では、標的容積を衛生化するための紫外線放射システムであって、圧潰位置および拡張位置を有する、複数の調節可能に位置付け可能な光源であって、複数の調節可能に位置付け可能な光源のうちの光源は、光源が、圧潰位置と拡張位置との間の任意の位置で標的容積内に実質的に均一な照射において紫外線を放射するように圧潰位置と拡張位置との間で移動されるにつれて、光源のそれぞれに対して比例的に離間される、光源を備える、システムである。
【0272】
実施例66では、実施例65の主題は、随意に、複数の調節可能に位置付け可能な光源が、種々の寸法の複数の標的容積内の拡張位置で光源のつり合いを提供することを含む。
【0273】
実施例67では、実施例65−66のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、複数の調節可能に位置付け可能な光源がさらに、標的容積内に位置付け可能な基部と、基部に接続され、標的容積の表面と係合可能である、ドライバと、基部によって支持され、ドライバに接続される、モータであって、ドライバを動作させ、基部を表面に対して移動させ、標的容積内で基部を移動させるように制御可能である、モータと、基部によって支持される光源と、モータおよび光源と通信する、コントローラであって、標的容積内に基部を位置付けるように動作可能である、コントローラとを備えることを含む。
【0274】
実施例68では、実施例65−67のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、複数の調節可能に位置付け可能な光源がさらに、標的容積内に位置付け可能であり、標的容積内の圧潰位置と拡張位置との間で光源を移動させるように動作可能である、構造を備えることを含む。
【0275】
実施例69では、実施例68の主題は、随意に、基部が、基部の周辺の少なくとも部分的に周囲に延在するトラックを含み、複数のアームのうちの各アームが、トラックに接続可能であり、トラックに沿って移動し、複数のアームに対してアームのそれぞれの位置を調節するように構成されることを含む。
【0276】
実施例70では、実施例69の主題は、随意に、複数のアームのそれぞれが、基部から離れて延在可能であるように、構造が、複数のアームのそれぞれに接続され、それを支持するように構成される、基部を含むことを含む。
【0277】
実施例71は、標的容積内に位置付け可能であり、標的容積内の圧潰位置と拡張位置との間で移動可能である、構造と、圧潰位置と拡張位置との間の任意の位置で標的容積内に実質的に均一な照射において紫外線を放射するように構造に接続される、複数の光源とを備える、紫外線放射デバイスである。
【0278】
実施例72では、実施例71の主題は、随意に、各光源が複数の光源に対して比例的に離間されるように、構造が、標的容積内で複数の光源のうちの各光源を分配するように相互から離れて延在可能な複数のアームを含むことを含む。
【0279】
実施例73では、実施例72の主題は、随意に、複数のアームのそれぞれが、基部から離れて延在可能であるように、構造が、複数のアームのそれぞれに接続され、それを支持するように構成される、基部を含むことを含む。
【0280】
実施例74では、実施例73の主題は、随意に、アームが、伸縮式に圧潰位置と拡張位置との間で移動するように構成されることを含む。
【0281】
実施例75では、実施例73−74のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、アームがそれぞれ、ヒンジ連結可能に接続される複数のリンクを含むことを含む。
【0282】
実施例76では、実施例75の主題は、随意に、複数のリンクが、ヒンジを中心として鋏のように動き、圧潰位置と拡張位置との間でアームを移動させるように構成されることを含む。
【0283】
実施例77では、実施例75−76のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、第2のアームが、複数のアームのうちのアームのいずれかの上に積層されることができることを含む。
【0284】
実施例78では、実施例75−77のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、複数のアームが、複数の標的容積の異なる部屋の形状およびサイズに適合するように圧潰位置と拡張位置との間で移動可能であることを含む。
【0285】
実施例79は、第1のカセットの周辺に接続される第1の結合要素と、第1のカセットの表面に接続され、紫外線を放射するように構成される、第1の複数の紫外線ランプとを備える、第1のカセットと、第2のカセットの周辺に接続される第2の結合要素であって、標的面積を囲繞し、それに隣接する周囲を形成し、第1の複数のランプおよび第2の複数のランプからの紫外線を標的面積に指向するように、第1の結合要素に解放可能に結合可能である、第2の結合要素と、第2のカセットの表面に接続され、紫外線を放射するように構成される、第2の複数の紫外線ランプとを備える、第2のカセットとを備える、モジュール式紫外線消毒アセンブリである。
【0286】
実施例80では、実施例79の主題は、随意に、第1のカセットがさらに、第1のカセットの表面に接続され、そこへの電流を限定するように第1の複数の紫外線ランプに電気的に接続される、複数のバラストを備えることを含む。
【0287】
実施例81では、実施例79−80のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、第1の結合要素が、オス型ヒンジであり、第2の結合要素が、メス型ヒンジであることを含む。
【0288】
実施例82では、実施例79−81のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、第1の結合要素が第2の結合要素に結合されるときに、第1の結合要素および第2の結合要素が、第1の結合要素および第2の結合要素を中心として第2のカセットに対して360度による第1のカセットの相対回転を可能にすることを含む。
【0289】
実施例83では、実施例79−82のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、第3のカセットの周辺に接続される第3の結合要素と、第3のカセットの表面に接続され、紫外線を放射するように構成される、第3の複数の紫外線ランプとを備える、第3のカセットを含み、第1のカセットはさらに、第1の結合要素と反対側の第1のカセットの周辺に接続される、対向結合要素であって、第3の結合要素に解放可能に結合可能である、対向結合要素を備える。
【0290】
実施例84では、実施例83の主題は、随意に、第4のカセットの周辺に接続される第4の結合要素と、第4のカセットの表面に接続され、紫外線を放射するように構成される、第4の複数の紫外線ランプとを備える、第4のカセットを含み、第1のカセットはさらに、第1の結合要素および対向結合要素に隣接する第1のカセットの上部周辺に接続される、上部結合要素であって、第1のカセットの上方で第4のカセットを支持するように、かつ上部結合要素が第4の結合要素に結合されるときに、第1のカセットに対して第4のカセットの相対回転を可能にするように、第4の結合要素に解放可能に結合可能である、上部結合要素を備える。
【0291】
実施例85では、実施例79−84のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、第1のカセットの複数の紫外線ランプが、第2のカセットの第2の複数の紫外線ランプとともに、標的面積の少なくとも部分的に周囲にエンクロージャを形成するように構成され、第1のカセットおよび第2のカセットに隣接する標的面積の周囲に多重ベクトル紫外線を分配するように構成されることを含む。
【0292】
実施例86は、カセットアセンブリ内に複数の紫外線ランプを配列する方法であって、第1のカセットの周辺に接続される第1の結合要素を含む、第1のカセットを提供するステップと、第1の複数の紫外線ランプを第1のカセットの表面に接続するステップであって、第1の複数の紫外線ランプは、紫外線を放射するように構成される、ステップと、第2のカセットの周辺に接続される第2の結合要素を含む、第2のカセットを提供するステップと、第2の複数の紫外線ランプを第2のカセットの表面に接続するステップであって、第2の複数の紫外線ランプは、紫外線を放射するように構成される、ステップと、第1の結合要素および第2の結合要素を接続し、第1のカセットを第2のカセットに回転可能に固着するステップとを含む、方法である。
【0293】
実施例87では、実施例86の主題は、随意に、複数のバラストを第1のカセットの表面に接続するステップと、複数のバラストを第1の複数の紫外線ランプに電気的に接続し、そこへの電流を限定するステップとを含む。
【0294】
実施例88では、実施例86−87のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、第2のカセットの第2の複数の紫外線ランプとともに、第1のカセットの第1の複数の紫外線ランプを使用して、第1のカセットおよび第2のカセットに隣接する標的面積内で多重ベクトル紫外線を分配するステップを含む。
【0295】
実施例89では、実施例86−88のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、第3のカセットの周辺に接続される第3の結合要素を含む、第3のカセットを提供するステップと、第3の複数の紫外線ランプを第3のカセットの表面に接続するステップであって、第3の複数のランプは、紫外線を放射するように構成される、ステップとを含む。
【0296】
実施例90では、実施例89の主題は、随意に、第1のカセットの対向結合要素を第3の結合要素に接続するステップであって、対向結合要素は、第1の結合要素と反対側の第1のカセットの周辺に接続される、ステップを含む。
【0297】
実施例91では、実施例86−90のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、第1の結合要素が第2の結合要素に結合されるときに、第1の結合要素および第2の結合要素を中心として第2のカセットに対して第1のカセットを回転させるステップを含む。
【0298】
実施例92は、第1のカセットの表面に接続され、紫外線を放射するように構成される、第1の複数の紫外線ランプとを備える、第1のカセットと、第2のカセットの表面に接続され、紫外線を放射するように構成される、第2の複数の紫外線ランプとを備える、第2のカセットと、その中に第1のカセットを解放可能に受容および支持するように構成され、第1のカセットに隣接してその中に第2のカセットを解放可能に受容および支持するように構成される、フレームとを備える、モジュール式紫外線消毒アセンブリである。
【0299】
実施例93では、実施例92の主題は、随意に、第1の複数のランプのうちの少なくとも1つのランプを少なくとも部分的に封入するように構成される、保護ワイヤメッシュケージを含む。
【0300】
実施例94では、実施例92−93のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、床面から外れてフレーム、第1のカセット、および第2のカセットを支持するようにフレームに接続可能である、中心カラムを含む。
【0301】
実施例95では、実施例94の主題は、随意に、中心カラムが、中心カラムをフレームに接続し、フレームが中心カラムに対して回転するように構成される、結合要素を含むことを含む。
【0302】
実施例96では、実施例94−95のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、中心カラムおよびフレームに接続される複数のキャスタを含む。
【0303】
実施例97では、実施例94−96のうちのいずれか1つまたはそれを上回るものの主題は、随意に、第3のカセットの表面に接続され、紫外線を放射するように構成される、第3の複数の紫外線ランプとを備える、第3のカセットと、第4のカセットの表面に接続され、紫外線を放射するように構成される、第4の複数の紫外線ランプとを備える、第4のカセットと、その中に第3のカセットを解放可能に受容および支持するように構成され、第3のカセットに隣接してその中に第4のカセットを解放可能に受容および支持するように構成される、第2のフレームであって、フレームに解放可能に結合可能である、第2のフレームとを備える。
【0304】
実施例98では、実施例97の主題は、随意に、第2のフレームが、フレームを第2のフレームに接続し、フレームが第2のフレームカラムに対して回転することを可能にする、ヒンジを含むことを含む。
【0305】
実施例99では、実施例1−98のうちのいずれか1つまたは任意の組み合わせのデバイス、システム、および/または方法は、随意に、記載される全ての要素またはオプションが、使用または選択するために利用可能であるように、構成されることができる。
【0306】
以下のデバイス、システム、および/または方法は、随意に、全ての要素またはオプションが、上記の実施例のうちの1つまたはそれを上回るものと組み合わせられ得るように、構成されることができる。
1)光源によって放射される光エネルギーの均一な行列に変換する、物理的幾何学形状を生成し得る、特異または拡張可能基部構造を伴うデバイス
2)拡張可能基部は、基部内の空洞が形成されることを可能にし、大きい物体、例えば、病院のベッドまたは手術台を収容するための空間を可能にする、ヒンジおよび結合継手から成る。
3)拡張可能基部構造は、単一のサイクルを利用して、全ての側面から物体および空間の同時消毒を可能にする。
4)拡張可能基部は、一様な物理的幾何学形状を維持して、非常に小さい部屋に利用される、または非常に大きい部屋のために拡大されることができる。
5)拡張可能または特異な基部は、光源を収納するアームを含有する。
6)これらのアームは、多数の方法および機構で展開されることができるが、しかしながら、機構は、光源の間の精密な距離を比例的に自己調節し、消毒されている容積または空間に依存する一様な物理的幾何学形状を生成するように設計される。
7)これらのアームは、伸縮することができる。
8)これらのアームは、鋏のように動くことができる。
9)これらのアームは、折畳することができる。
10)これらのアームは、旋回することができる。
11)これらのアームは、層状になることができる。
12)これらのアームは、構築することができる。
13)これらのアームは、積層することができる。
14)アームがないデバイスは、マーカを走査および識別し、所定の一様な物理的幾何学形状に自己集合し、手動で、またはモータおよびドライバを通した自動もしくはロボット方法で、本集合を達成するように、コントローラおよび論理を介してロボットでプログラムされ得る、基部毎に少なくとも1つの光源を含有する、多重基部構造を有することができる。
15)多重基部構造を伴うデバイスは、RFID、カラースキーム、または近接性感知センサを用いて、走査することができる。
16)多重基部、特異な基部、または拡張可能基部構造を伴うデバイスは、半径方向または線形様式で調節可能アームを通して部屋の種々の寸法に適応することができる。
17)多重基部、特異な基部、または拡張可能基部構造を伴うデバイスは、プログラムされた論理および/またはインジケーションマーカに基づいて、種々の部屋内で移送、収縮、ならびに/もしくは拡張するように電動式であり得る。
18)光源を含有する、多重基部、特異な基部、または拡張可能基部構造を伴うデバイスは、均一な体積の光行列エネルギーを構築する、一様な物理的幾何学送達システムを生成する。
19)光行列の幾何学形状は、1人用、2人用、または時として3人用の病室、および/または小さい浴室のような小さい部屋もしくは大きい部屋に適応するように自己調節式である。
20)光行列の幾何学形状は、精密なエネルギーを達成するように事前プログラムされる。本精密なエネルギーは、250立方フィート、4000立方フィート、および最大6250立方フィートの可能として考えられる体積を達成するように自己調節式である、種々の体積である。
21)該デバイスおよび送達システムは、異なる種々の空間のための均一な体積のエネルギーを構築することができる。そのような空間が、円筒形、立方体、長方形、または三角形であり得る一方で、送達システムは、精密な部屋または容積のための精密なエネルギー較正との相関関係で光エネルギー行列に変換する、物理的幾何学形状に適合する。
22)そのような較正は、デバイスの基部またはアーム機構に組み込まれる間隔または寸法センサもしくはレーザに基づく、部屋内の事前プログラムされた論理または学習された論理もしくは知能であり得る。
23)容積および/または物理的な部屋を検出する物理的センサは、較正に利用されることができる。
24)テザーセンサは、部屋のドアに固定されたときの寸法および/または安全トリガに利用されることができ、傍観者の進入に応じた寸法の変化は、安全目的のために動作停止するようにデバイスをトリガするであろう。
25)本デバイスは、A/Cまたはバッテリ動作を介した電動モータを含有することができる。
26)本デバイスは、Wi−FiまたはBluetooth(登録商標)を通して、モバイルデバイスおよび遠隔監視ならびに報告に無線で通信することができる。
【0307】
上記の発明を実施するための形態は、発明を実施するための形態の一部を形成する、付随する図面の参照を含む。図面は、例証として、本発明が実践され得る具体的実施形態を示す。これらの実施形態はまた、本明細書では「実施例」とも称される。そのような実施例は、示される、または説明されるものに加えて、要素を含むことができる。しかしながら、本発明者らはまた、示される、または説明されるこれらの要素のみが、提供される、実施例も考慮する。また、本発明者らはまた、特定の実施例(もしくはその1つまたはそれを上回る側面)に関して、または本明細書に示される、もしくは説明される他の実施例(もしくはその1つまたはそれを上回る側面)に関してのいずれかで、示される、または説明されるこれらの要素(もしくはその1つまたはそれを上回る側面)の任意の組み合わせまたは順列を使用する、実施例も考慮する。
【0308】
本書と参照することによってそのように組み込まれる任意の文書との間の一貫性のない使用法の場合、本書内の使用法が優先する。
【0309】
本書では、用語「a」または「an」は、特許文書で一般的であるように、「少なくとも1つ」または「1つまたはそれを上回る」の任意の他の事例または使用法から独立して、「1つ」または「1つを上回る」を含むために使用される。本書では、用語「または」は、「AまたはB」が、別様に指示されない限り、「BではなくA」、「AではなくB」、および「AおよびB」を含むように、非排他的な「または」を指すために使用される。本書では、用語「including(〜を含む)」および「in which」は、個別の用語「comprising(〜を備える)」および「wherein」の平易な英語の均等物として使用される。また、以下の請求項では、用語「「including(〜を含む)」および「comprising(〜を備える)」は、非制約的であり、すなわち、請求項内のそのような用語の後に列挙されるものに加えて要素を含む、システム、デバイス、物品、組成、調合、またはプロセスは、依然として、その請求項の範囲内に入ると見なされる。また、以下の請求項では、用語「第1」、「第2」、および「第3」等は、単に標識として使用され、それらの物体に数値的要件を課すことを意図していない。
【0310】
上記の説明は、制限的ではなく例証的であることを意図している。例えば、上記に説明される実施例(もしくはその1つまたはそれを上回る側面)は、相互と組み合わせて使用されてもよい。他の実施形態も、上記の説明を精査することに応じて、当業者等によって使用されることができる。また、上記の発明を実施するための形態では、種々の特徴が、本開示を簡素化するようにともにグループ化されてもよい。これは、未請求の開示される特徴が任意の請求項に不可欠であることを意図するものとして、解釈されるべきではない。むしろ、発明の主題は、特定の開示される実施形態の全てに満たない特徴にあり得る。したがって、以下の請求項は、これによって、実施例または実施形態として発明を実施するための形態の中に組み込まれ、各請求項は、別個の実施形態として自立し、そのような実施形態は、種々の組み合わせまたは順列で相互と組み合わせられ得ることが考慮される。本発明の範囲は、そのような請求項に与えられる均等物の全範囲とともに、添付の請求項を参照して決定されるべきである。