特表2021-512033(P2021-512033A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特表2021-512033周囲深さデータを利用した家庭用品積載物の運動制御を伴うホイストシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2021-512033(P2021-512033A)
(43)【公表日】2021年5月13日
(54)【発明の名称】周囲深さデータを利用した家庭用品積載物の運動制御を伴うホイストシステム
(51)【国際特許分類】
   B66D 3/20 20060101AFI20210416BHJP
   B66D 1/48 20060101ALI20210416BHJP
【FI】
   B66D3/20 H
   B66D1/48
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2020-562073(P2020-562073)
(86)(22)【出願日】2019年1月24日
(85)【翻訳文提出日】2020年9月18日
(86)【国際出願番号】US2019014935
(87)【国際公開番号】WO2019147796
(87)【国際公開日】20190801
(31)【優先権主張番号】62/622,579
(32)【優先日】2018年1月26日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】520277461
【氏名又は名称】バンブルビー スペーシズ インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】ムルティ,サンカルシャン
(72)【発明者】
【氏名】レイナー,ギャレット
(72)【発明者】
【氏名】アスレヤ,プラハラッド
(72)【発明者】
【氏名】リカータ,アーロン
(72)【発明者】
【氏名】クロビディ,ディープシー
(72)【発明者】
【氏名】タンドイ,スコット
(72)【発明者】
【氏名】ウィリアムズ,テレンス
(57)【要約】
システムは、積載物を部屋の天井に隣接する位置に持ち上げるためのホイストシステムを有する。画像センサシステムは、積載物内の視覚データ及び積載物深さデータと、部屋内の周囲深さデータと、を収集している。コントローラは、ホイストシステム及び画像センサシステムに接続されている。コントローラは、ホイストシステムの運動を制御するように構成されている。ホイストシステムの運動は、部分的に部屋からの周囲深さデータにより、制御されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
積載物を部屋の天井に隣接した位置に持ち上げるためのホイストシステムと、
前記積載物内の視覚データ及び積載物深さデータと、前記部屋内の周囲深さデータと、を収集するための画像センサシステムと、
前記ホイストシステム及び前記画像センサシステムに接続され、前記ホイストシステムの運動を制御するように構成されたコントローラと、を有し、
前記ホイストシステムの前記運動は、部分的に前記部屋からの前記周囲深さデータにより、制御されている、
システム。
【請求項2】
前記ホイストシステムは、
帯紐ガイドを支持するホイストフレームと、
帯紐スプールを支持する前記ホイストフレーム内のシャフトと、
前記シャフトを駆動するためのモーターであって、前記コントローラは、前記帯紐スプール及び帯紐ガイドを通じて帯紐の運動を制御することにより、前記ホイストシステムの前記運動を制御するべく、前記モーターを動作させている、モーターと、
を有する請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記ホイストシステムは、負荷検知ベアリングを更に有する請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記ホイストシステムは、画像センサを更に有する請求項2に記載のシステム。
【請求項5】
前記シャフトは、捩じりばねを支持している請求項2に記載のシステム。
【請求項6】
前記ホイストフレームは、トルクアーム横桁を有する請求項2に記載のシステム。
【請求項7】
前記ホイストシステムは、照明及び積載物アライメントガイドを有する統合されたフレームを含む請求項1に記載にシステム。
【請求項8】
前記照明は、積載物運動信号を生成するべく、前記コントローラによって点灯される請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記照明は、安全アラート信号を生成するべく、前記コントローラによって点灯される請求項7に記載のシステム。
【請求項10】
前記照明は、センサ閉塞アラート信号を生成するべく、前記コントローラによって点灯される請求項7に記載のシステム。
【請求項11】
前記画像センサシステムは、前記視覚データ及び積載物深さデータを収集するべく、積載物画像センサを含む請求項1に記載のシステム。
【請求項12】
前記コントローラは、積載物の物体の在庫を管理している請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記画像センサシステムは、前記周囲深さデータを収集するべく、部屋画像センサを含む請求項1に記載のシステム。
【請求項14】
前記積載物は、ベッドコンテナ、衣装ダンスコンテナ、及びストレージコンテナから選択される請求項1に記載のシステム。
【請求項15】
前記天井に付着される天井マウントを更に有する請求項1に記載のシステム。
【請求項16】
前記ホイストシステムと天井マウントの間において接続されるホイストシステムマウンティングを更に有する請求項1に記載のシステム。
【請求項17】
前記コントローラは、前記積載物の経路に近接した物体に応答して前記ホイストシステムの前記運動を停止するように構成されている請求項1に記載のシステム。
【請求項18】
前記コントローラは、前記積載物が過負荷状態になった際に前記ホイストシステムの運動を防止するように構成されている請求項1に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2018年1月26日付けで出願された米国仮特許出願第62/622,579号の優先権を主張するものであり、この特許文献の内容は、引用により、本明細書に包含される。
【0002】
発明の分野
本出願は、一般に、家庭用品積載物のロボット制御に関する。更に詳しくは、本発明は、周囲深さデータを利用した家庭用品積載物の運動制御を伴うホイストシステムを対象としている。
【背景技術】
【0003】
発明の背景
特に、都市のエリアにおいては、空間の効率的な利用を伴う住宅に対する需要が成長し続けている。従って、このような住宅内における空間のより効率的な利用に対するニーズが存在している。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
発明の概要
システムは、積載物を部屋の天井に隣接した位置に持ち上げるためのホイストシステムを有する。画像センサシステムが、積載物内の視覚データ及び積載物深さデータと、部屋内の周囲深さデータと、を収集している。コントローラが、ホイストシステム及び画像センサシステムに接続されている。コントローラは、ホイストシステムの運動を制御するように構成されている。ホイストシステムの運動は、部分的に、部屋からの周囲深さデータにより、制御されている。
【0005】
図面の簡単な説明
本発明については、以下の添付図面との関連において提供されている以下の詳細な説明との関連において更に十分に理解される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】本発明の一実施形態に従って構成されたシステムを示す。
図2】本発明の一実施形態に従って構成されたホイストシステムの拡大図を示す。
図3図2のホイストシステムの別の図である。
図4】異なる物理寸法を有するホイストシステムの構築された一バージョンを示す。
図5図4のホイストシステムの分解図である。
図6】本発明の一実施形態に従って利用されるホイストフレーム、シャフト、及び捩じりばねを示す。
図7】本発明の一実施形態に従って利用される帯紐ガイドを示す。
図8】ベッドコンテナ積載物を示す。
図9】衣装ダンスコンテナ積載物を示す。
図10】ストレージコンテナ積載物を示す。
図11】本発明の一実施形態に従って利用される帯紐、帯紐スプール、帯紐ガイド、及び積載物ウェブクランプを示す。
図12】本発明の一実施形態に従って利用される天井マウント及びホイストシステムマウンティングを示す。
図13】本発明の一実施形態と関連する天井マウントの詳細を示す。
図14】本発明の一実施形態と関連する天井マウントの詳細を示す。
図15】本発明の実施形態に従って利用される画像センサシステムを示す。
図16】本発明の実施形態に従って利用される画像センサシステムを示す。
【発明を実施するための形態】
【0007】
同一の参照符号は、図面のいくつかの図の全体を通じて、対応する部分を参照している。
【0008】
発明の詳細な説明
図1は、本発明の一実施形態に従って構成されたシステム100を示している。システム100は、ホイストシステム102を含む。ホイストシステム102は、家庭用品積載物を部屋の天井に隣接した位置に持ち上げるように構成されている。家庭用品積載物は、ベッドコンテナ、衣装ダンスコンテナ、又はストレージコンテナであってよい。積載物の構成とは無関係に、ホイストシステム102は、積載物が使用中ではない際に、積載物を部屋のフロア空間から除去する。
【0009】
フレーム104は、スタンドアロン構造であってもよく、又は、ホイストシステム102に内蔵されていてもよい。フレーム104は、以下において示されているように、統合された照明及び積載物アライメントガイドを含む。又、システム100は、積載物106をも含み、積載物106は、上述のタイプのモジュラー型の且つ相互交換可能な積載物であってよい。又、システム100は、画像センサシステム108をも含む。画像センサシステム108は、積載物及び部屋内から画像センサを収集している。一実施形態においては、視覚データ及び積載物深さデータが、積載物から収集され、且つ、周囲深さデータが、部屋内において収集されている。
【0010】
ホイストシステム102、フレーム104、積載物106、及び画像センサシステム108は、コントローラ110に電子的に接続されており、コントローラ110は、本明細書において開示されている様々な動作を調整している。
【0011】
ホイストシステム102は、ホイストシステムマウンティング112に装着され、且つ、ホイストシステムマウンティング112は、天井マウント114に装着されている。これらのコンポーネントの例示用の構成については、以下において開示されている。
【0012】
コントローラ110は、入出力ポート120を含み、入出力ポート120は、要素102〜108に対する、且つ、外部コンピュータネットワーク(図示されてはいない)に対する、有線又は無線インターフェイスであってよい。又、コントローラ110は、バス125によってリンクされたマイクロプロセッサ122及びインターフェイスパネル124をも含む。又、電源126も、バス125に接続されている。電源126は、コントローラ110及び要素102〜108用の電力を管理している。又、メモリ130も、バス125に接続されている。メモリ130は、本明細書において開示されている動作を実装するべくマイクロプロセッサ122によって実行される命令を保存している。一実施形態においては、メモリ130は、ホイストシステム112によって提供される運動を変調するための運動コントローラを保存している。又、メモリ130は、負荷評価器134をも保存しており、負荷評価器134は、積載物106が過負荷状態になった際に、ホイストシステム102の運動を防止している。照明コントローラ136は、積載物移動信号、安全アラート信号、及びセンサ閉塞アラート信号などの、ホイストシステム102及び/又はフレーム104から放出される様々な照明信号を生成している。画像プロセッサ138は、画像センサシステム108からの画像を処理している。画像プロセッサ138は、ホイストシステム102が、積載物の近傍における物体の存在下において、安全に動作することを保証している。又、画像プロセッサ138は、積載物の物体の在庫をも管理しており、積載物の物体の在庫は、コンピュータ又はスマートフォン(図示されてはいない)などの、ネットワーク装置への供給のために、インターフェイスパネル124に又は入出力ポート120に伝達することができる。
【0013】
図2は、ホイストシステム102及びフレーム104の一実施形態の分解上面斜視図である。ホイストシステム102は、シャフト端部ベアリングハウジング202を有する主モジュールフレーム200を含む。シャフト端部ベアリングハウジング202は、駆動シャフト204を受け入れ、駆動シャフト204は、帯紐スプール206を支持している。駆動シャフト204は、直流モーターホイスト208によって回転し、直流モーターホイスト208は、関連するモーター駆動装置210及び電子回路212を有する。又、フレーム200は、トルクアーム横桁214を支持している。それぞれの帯紐スプール206は、関連する帯紐ガイド216及びリミットスイッチ218を有する。フレーム104は、主モジュールフレーム200に装着されている。フレーム104は、統合されたモジュラー型の照明220及び積載物アライメントガイド222を含む。一実施形態においては、統合されたモジュラー型の照明220は、フレーム104の周りにおいて均等に分散された発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)の形態を有する。
【0014】
図3は、ホイストシステム102及びフレーム104の一実施形態の分解底面斜視図である。この図は、図2に示されているものと同一のコンポーネントを示している。この図は、積載物アライメントガイド222の特性をより明瞭に示しており、積載物アライメントガイド222は、積載物106に係合した後に、これをフレーム104との接触状態にガイドするための傾斜表面である。
【0015】
図4は、構築されたホイストシステム102の一実施形態の上面斜視図である。この図は、主モジュールフレーム200、ホイスティング駆動シャフト204を示しており、ホイスティング駆動シャフト204は、4つの帯紐スプール206を支持している。駆動シャフト204は、モーターホイスト208によって回転し、モーターホイスト208は、関連するモーター駆動装置210を有する。又、主モジュールフレーム200は、4つの帯紐ガイド216をも支持している。従って、4つの帯紐スプール206は、単一のモーター208によって駆動される単一の積載物を制御しており、単一のモーター208は、単一のシャフト204を利用している。
【0016】
図5は、ホイストシステム102及びフレーム104の一実施形態の分解底面斜視図である。ホイストシステム102及びフレーム104は、通常、同一のコンポーネントを有するが、物理寸法は、積載物の構成に基づいて変更される。
【0017】
図6は、駆動シャフト204を支持する主モジュールフレーム200を示しており、駆動シャフト204は、捩じりばね600を含み、捩じりばね600は、モーターホイスト208を支援するべく使用することができる。一実施形態においては、捩じりばね600は、シャフト204に対して一定のトルクを有するように、スプーリングされている。
【0018】
図7は、帯紐ガイド216を示している。捩じりピン700が、低摩擦ブッシング702を支持している。テンションアーム704が、アーム705A及び705Bの間において位置決めされている。ブラケット706が、主モジュールフレーム200への装着のために使用されている。帯紐ガイド708は、統合されたロードセル710を有する。帯紐ガイド708は、その位置が、電子的な統合されたロードセル710によって監視されているベアリングである。統合されたロードセル710は、積載物が過負荷状態になった際に、警告信号を供給する。統合されたロードセル710は、印加された圧力に基づいて、積載物106を上下に運動させるべく、ユーザーの意図を検知している。
【0019】
図8は、ベッドコンテナ積載物800を示している。図9は、衣装ダンスコンテナ積載物900を示しており、衣装ダンスコンテナ積載物900は、積載物内の画像データ(視覚データ及び積載物深さデータ)を収集するべく、画像センサ906を含む。画像プロセッサ138は、衣装ダンスコンテナ900内の物体の在庫を管理するべく、画像データを処理している。図10は、積載物内の画像データ(視覚データ及び積載物深さデータ)を収集するべく、画像センサ1002を有するストレージコンテナ1000を示している。画像プロセッサ138は、ストレージコンテナ1000内の物体の在庫を維持するべく、画像データを処理している。
【0020】
図11は、帯紐1100を有する帯紐スプール206を示している。一実施形態においては、帯紐1100は、1000〜10000Nを支持するのに十分な引張強度を有するポリエステルから製造されている。又、この図は、帯紐ガイド216上の張力付与ピン700をも示している。又、この図は、帯紐ガイド708及び統合されたロードセル710をも示している。帯紐ガイド216は、主モジュールフレーム200に装着され、主モジュールフレーム200は、統合された照明220及び積載物アライメントガイド222を有する。又、この図は、積載物ウェブクランプ1102を有する積載物106をも示し、積載物ウェブクランプ1102は、帯紐ピン1104を含む。帯紐1100は、負荷経路の両端部において調節可能である。統合されたロードセル710は、能動的な積載物監視のために、帯紐1100に沿った状態にある。
【0021】
図12は、天井1200と、天井レールブラケット1202及び天井レールブラケット取付ハードウェア1204を有する天井マウント114と、を示している。ホイストシステムマウンティング112は、天井レール1208内において、天井レール取付ハードウェア1206を含み、天井レール取付ハードウェア1206は、天井レールハードストップ1210を有する。天井レール1208は、天井レールブラケット1202上に摺動する。主モジュール取付ハードウェア1212が、天井レール1208に付着されている。又、この図は、主モジュールフレーム200、統合された照明220、積載物アライメントガイド222、及び積載物106をも示している。
【0022】
図13は、天井レールブラケット取付ハードウェア1204、天井レール1208、及び天井レール端部ストップ1210の斜視図である。図14は、天井レールブラケット1202、天井レール取付ハードウェア1206、及び天井レールハードストップ1210の分解図である。
【0023】
図15は、画像センサシステム108の一例を示している。この実施形態においては、カメラ取付プレート1500は、RGBカメラ1502及び深さカメラ1504を有する。取付プレート1500は、モーター取付ブラケット1506に装着され、モーター取付ブラケット1506は、関連するコンピュータ基板1508を有する。異なるフレームレート及び分解能をキャプチャするべく、デュアルカメラを使用することができる。画像センサシステム108は、衣装ダンスコンテナ900及びストレージコンテナ1000を覗き込むように、位置決めすることができる。
【0024】
図16は、画像センサシステム108の別の例を示している。この実施形態においては、第1深さセンサ1600及び第2深さセンサ1602が、ハウジング1604に装着されており、ハウジング1604は、回路基板を封入している。深さセンサは、レーザーに基づいたもの、レーダーに基づいたもの、或いは、Lidarに基づいたものであってよい。これらは、画像プロセッサ138によって処理される深さデータを生成するべく動作自在である。画像プロセッサ138は、運動する積載物106の経路内の物体についてチェックしている。システム108は、天井内において、或いは、天井に隣接する壁上の高いところにおいて、取り付けることができる。又、画像センサシステム108は、積載物に隣接した状態の代わりに、部屋内において取り付けることもできるが、プライバシーの懸念により、部屋内の情報を収集するべく深さセンサのみの使用が余儀なくされる場合もある。
【0025】
一実施形態においては、画像プロセッサ138は、センサには可視状態である危険容積を表す3次元メッシュを生成している。危険容積とは、深さセンサの視野にマッチングされた物理空間内のゾーンである。危険容積は、積載物が運動中である際には、人々又は物体によって占有することができない。物体が危険容積内に存在している場合には、画像プロセッサ138は、運動コントローラ132に通知し、運動コントローラ132は、ホイストシステム102の運動を停止する。
【0026】
照明コントローラ136は、部屋内において周辺光を提供するべく、統合された照明220を点灯させる。或いは、この代わりに、又はこれに加えて、照明コントローラ136は、例えば、フラッシングLEDの形態において、積載物運動信号を生成するべく、統合された照明220を点灯させる。又、照明コントローラ136は、例えば、積載物の経路内の物体を照射する安全アラート信号を生成することもできる。又、照明コントローラ136は、センサ閉塞アラート信号を生成してもよく、センサ閉塞アラート信号は、指定されたLEDのグループであってよい。又、このような信号は、インターフェイスパネル124上において表示することもできる。
【0027】
本発明の一実施形態は、様々なコンピュータによって実装される動作を実行するべく、その上部においてコンピュータコードを有するコンピュータ可読ストレージ媒体を有するコンピュータストレージプロダクトに関する。媒体及びコンピュータコードは、本発明を目的として特別に設計及び構築されたものであってもよく、又は、これらは、コンピュータソフトウェア技術の分野における当業者には周知の且つ利用可能な種類のものであってもよい。コンピュータ可読媒体の例は、限定を伴うことなしに、ハードディスク、フロッピーディスク、及び磁気テープなどの磁気媒体、CD−ROM、DVD、及びホログラフィック装置などの光媒体、磁気光媒体、並びに、アプリケーション固有の集積回路(「ASIC:Application-Specific Integrated Circuit」)、プログラム可能な論理装置(「PLD:Programmable Logic Device」)、並びに、ROM及びRAM装置などの、プログラムコードを保存及び実行するように特別に構成されたハードウェア装置を含む。コンピュータコードの例は、コンパイラによって生成されるものなどの機械コードと、インタープリタを使用してコンピュータによって実行される相対的にハイレベルのコードを収容するファイルと、を含む。例えば、本発明の一実施形態は、JAVA(登録商標)、C++、又はその他のオブジェクト指向のプログラミング言語及び開発ツールを使用することにより、実装することができる。本発明の別の実施形態は、機械実行可能なソフトウェア命令の代わりに、又は、これとの組合せにおいて、配線された回路において実装することができる。
【0028】
説明を目的として、以上の記述は、本発明の十分な理解を提供するべく、特定の専門用語を使用している。但し、当業者には、本発明を実施するべく、具体的な詳細事項が必須ではないことが明らかとなろう。従って、本発明の特定の実施形態に関する以上の記述は、例示及び説明を目的として提示されたものである。これらは、本発明のすべてを網羅することを意図したものではなく、又は、本発明を開示されている形態そのままに制限することを意図したものでもなく、上述の教示に鑑み、多くの変更及び変形が可能であることが明らかである。実施形態は、本発明の原理及びその実際的な適用について最良に説明するべく、選択及び記述されたものであり、これにより、これらは、その他の当業者が、想定される特定の使用に適する様々な変更を伴って、本発明及び様々な実施形態を最良に利用することを可能にしている。添付の請求項及びその均等物が本発明の範囲を定義するものとして解釈されたい。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
【手続補正書】
【提出日】2020年9月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正の内容】
図11
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正の内容】
図12
【国際調査報告】