特表2021-512725(P2021-512725A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特表2021-512725補給ボックスを利用するバトルロイヤルゲームを提供する方法、及びそれを利用したサーバ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2021-512725(P2021-512725A)
(43)【公表日】2021年5月20日
(54)【発明の名称】補給ボックスを利用するバトルロイヤルゲームを提供する方法、及びそれを利用したサーバ
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/45 20140101AFI20210423BHJP
   A63F 13/426 20140101ALI20210423BHJP
   A63F 13/35 20140101ALI20210423BHJP
   A63F 13/69 20140101ALI20210423BHJP
【FI】
   A63F13/45
   A63F13/426
   A63F13/35
   A63F13/69
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2020-542902(P2020-542902)
(86)(22)【出願日】2019年2月20日
(85)【翻訳文提出日】2020年8月7日
(86)【国際出願番号】KR2019002046
(87)【国際公開番号】WO2019164246
(87)【国際公開日】20190829
(31)【優先権主張番号】10-2018-0020805
(32)【優先日】2018年2月21日
(33)【優先権主張国】KR
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ
(71)【出願人】
【識別番号】518019514
【氏名又は名称】ワンダー ピープル カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Wonder People Co., Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳
(74)【代理人】
【識別番号】100084995
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 和詳
(72)【発明者】
【氏名】ホ、ミン
(57)【要約】
本発明によると、補給ボックスを利用するバトルロイヤルゲームを提供する方法において、(a)ゲームサーバが、第1の状態で特定のプレイヤー所有の特定のアイテムを選択させるか、所定の第1アルゴリズムにより前記特定のアイテムが選択されるようにする段階と、(b)特定のアイテムに関する情報を取得すると、ゲームサーバは、特定のアイテムが含まれており特定のプレイヤーに対応する特定の補給ボックスを生成し、追って、第2の状態に進入する際に生成された特定の補給ボックスが投入されるマップ上の位置情報を決定する段階と、(c)ゲームサーバは、第2の状態に進入すると、位置情報を参照して特定の補給ボックスを配置し、特定のプレイヤーをもって配置された特定の補給ボックスを利用してバトルロイヤルゲームをプレイするように支援する段階とを含む方法を提供する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
補給ボックスを利用するバトルロイヤルゲームを提供する方法において、
前記バトルロイヤルゲームは、複数のプレイヤーが所定の空間の中で生存するために互いに競争するゲームであって、プレイヤーが前記バトルロイヤルゲームにログインした後に前記バトルロイヤルゲームをプレイしていない場合を第1の状態とし、前記バトルロイヤルゲームをプレイしている場合を第2の状態とするとき、
(a)ゲームサーバが、前記第1の状態において、特定のプレイヤーをもって前記特定のプレイヤー所有の個人アイテム又は共有アイテムのうち少なくとも一つ以上の特定のアイテムを選択させるか、所定の第1アルゴリズムにより前記特定のアイテムが選択されるようにする段階と、
(b)前記特定のアイテムに関する情報を取得すると、前記ゲームサーバは、前記特定のアイテムが含まれており前記特定のプレイヤーに対応する特定の補給ボックスを生成し、追って前記第2の状態に進入する際に前記生成された特定の補給ボックスが投入されるマップ上の位置情報を決定する段階と、
(c)前記ゲームサーバは、前記第2の状態に進入すると、前記位置情報を参照して前記特定の補給ボックスを配置し、前記特定のプレイヤーをもって前記配置された特定の補給ボックスを利用して、前記バトルロイヤルゲームをプレイするように支援する段階と、
を含む方法。
【請求項2】
前記(b)段階において、
前記特定の補給ボックスが投入される前記マップ上の位置情報を決定する際、
前記特定のプレイヤーから前記所定の空間に位置する指定位置に関するメタデータを取得すると、前記ゲームサーバは、前記メタデータを参照して前記指定位置に対する座標値又は前記指定位置から所定距離以内の領域内で所定の第2アルゴリズムにより決定される座標値を前記特定の補給ボックスが投入される前記マップ上の位置情報として決定することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
(i)前記特定のプレイヤーがゲームマネーを使用する場合と、
(ii)前記特定のプレイヤーが所定のアイテムを使用する場合と、
(iii)前記特定のプレイヤーが前記バトルロイヤルゲーム内の所定のミッションをクリアする場合と
のうち少なくとも一つの場合に該当するとき、前記ゲームサーバは、前記特定のプレイヤーをもって前記所定距離を調節し得るようにすることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ゲームサーバは、前記指定位置から離れた位置に該当するほど前記特定の補給ボックスが投入される確率を高めて前記マップ上の位置情報を決定することを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記(b)段階において、
前記所定の空間に位置する安全領域の外部に前記プレイヤーのキャラクターが位置すると、前記プレイヤーのキャラクターが持続的にダメージを受ける状態において、
前記特定の補給ボックスが投入される前記マップ上の位置情報を決定する際、
前記ゲームサーバは、前記安全領域の中心領域より前記安全領域の外郭領域又は前記安全領域の外部領域に前記特定の補給ボックスが投入される確率を高めて前記マップ上の位置情報を決定することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記(c)段階で、
前記複数のプレイヤーが第1特定のプレイヤー、第2特定のプレイヤーを含み、第1特定の補給ボックスは前記第1特定のプレイヤーに対応し、第2特定の補給ボックスは前記第2特定のプレイヤーに対応するとしたとき、
前記ゲームサーバが、前記第1特定のプレイヤー又は前記第2特定のプレイヤーに対して前記マップを提供するのにおいて、(i)前記第1特定のプレイヤーに対しては前記第1特定の補給ボックスが配置された第1の位置情報を含む第1マップを提供し、(ii)前記第2特定のプレイヤーに対しては前記第2特定の補給ボックスが配置された第2の位置情報を含む第2マップを提供することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第1特定のプレイヤーのキャラクターが、前記第2特定のプレイヤーのキャラクターを取り除くか、前記第2特定のプレイヤーのキャラクターが有しているマップ格納装置を奪い取ると、
前記ゲームサーバは、前記第2特定の補給ボックスが配置された第2の位置情報を追加として含む前記第1マップを前記第1特定のプレイヤーに対して提供することを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第1特定のプレイヤーのキャラクターが、前記第2特定の補給ボックスを破壊した場合、
前記ゲームサーバは、(i)前記第2特定の補給ボックスに含まれている所定のアイテムを破壊してどのプレイヤーも前記所定のアイテムを取得することができないようにするか、(ii)前記第1特定のプレイヤーをもって、前記所定のアイテムを取得し得るようにすることを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記ゲームサーバは、前記第2の状態において、前記特定のプレイヤーをもって複数の補給ボックスのうち前記特定の補給ボックスをオープンして前記特定のアイテムを取得し得るようにすることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記ゲームサーバが、前記第2の状態に進入する時点に配置される前記特定の補給ボックスの隠蔽程度に関する情報を参照して、他のプレイヤーが前記特定の補給ボックスを探し出す確率を異なるように設定し、
(i)前記特定のプレイヤーがゲームマネーを使用する場合と、(ii)前記特定のプレイヤーが所定のアイテムを使用する場合と、(iii)前記特定のプレイヤーが前記バトルロイヤルゲーム内の所定のミッションをクリアする場合とのうち少なくとも一つの場合に該当するとき、前記ゲームサーバは、前記特定のプレイヤーをもって前記特定の補給ボックスの隠蔽程度を調節し得るようにすることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記(a)段階において、
前記個人アイテムは、(i)前記特定のプレイヤーがゲームマネーを使用して取得したアイテムと、(ii)前記特定のプレイヤーが前記第2の状態で習得したアイテムと、(iii)前記特定のプレイヤーが前記バトルロイヤルゲーム内の所定のミッションをクリアして報償として取得したアイテムとのうち少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記第2の状態に進入した時点から所定の期間が過ぎた時点でも前記特定のプレイヤーが前記特定の補給ボックスをオープンしなかった場合、前記ゲームサーバは、前記特定の補給ボックスの耐久度を一定水準だけ弱めるか、前記特定のアイテムの性能を一定水準だけ低下させることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項13】
補給ボックスを利用するバトルロイヤルゲームを提供するゲームサーバにおいて、
前記バトルロイヤルゲームは、複数のプレイヤーが所定の空間の中で生存するために互いに競争するゲームであって、プレイヤーが前記バトルロイヤルゲームにログインした後に前記バトルロイヤルゲームをプレイしていない場合を第1の状態とし、前記バトルロイヤルゲームをプレイしている場合を第2の状態とするとき、
通信部と、
(1)前記第1の状態において、特定のプレイヤーをもって前記特定のプレイヤー所有の個人アイテム又は共有アイテムのうち少なくとも一つ以上の特定のアイテムを選択させるか、所定の第1アルゴリズムにより前記特定のアイテムが選択されるようにするプロセス、(2)前記特定のアイテムに関する情報を取得すると、前記特定のアイテムが含まれており前記特定のプレイヤーに対応する特定の補給ボックスを生成し、追って前記第2の状態に進入する際に前記生成された特定の補給ボックスが投入されるマップ上の位置情報を決定するプロセス、及び(3)前記第2の状態に進入すると、前記位置情報を参照して前記特定の補給ボックスを配置し、前記特定のプレイヤーをもって前記配置された特定の補給ボックスを利用して、前記バトルロイヤルゲームをプレイするように支援するプロセスを遂行するプロセッサと、
を含むゲームサーバ。
【請求項14】
前記(2)プロセスにおいて、
前記特定の補給ボックスが投入される前記マップ上の位置情報を決定する際、
前記特定のプレイヤーから前記所定の空間に位置する指定位置に関するメタデータを取得すると、前記プロセッサは、前記メタデータを参照して前記指定位置に対する座標値又は前記指定位置から所定距離以内の領域内で所定の第2アルゴリズムにより決定される座標値を前記特定の補給ボックスが投入される前記マップ上の位置情報として決定することを特徴とする請求項13に記載のゲームサーバ。
【請求項15】
(i)前記特定のプレイヤーがゲームマネーを使用する場合と、(ii)前記特定のプレイヤーが所定のアイテムを使用する場合と、(iii)前記特定のプレイヤーが前記バトルロイヤルゲーム内の所定のミッションをクリアする場合とのうち少なくとも一つの場合に該当するとき、前記プロセッサは、前記特定のプレイヤーをもって前記所定距離を調節し得るようにすることを特徴とする請求項14に記載のゲームサーバ。
【請求項16】
前記プロセッサは、前記指定位置から離れた位置に該当するほど前記特定の補給ボックスが投入される確率を高めて前記マップ上の位置情報を決定することを特徴とする請求項14に記載のゲームサーバ。
【請求項17】
前記(2)プロセスにおいて、
前記所定の空間に位置する安全領域の外部に前記プレイヤーのキャラクターが位置すると、前記プレイヤーのキャラクターが持続的にダメージを受ける状態において、
前記特定の補給ボックスが投入される前記マップ上の位置情報を決定する際、
前記プロセッサは、前記安全領域の中心領域より前記安全領域の外郭領域又は前記安全領域の外部領域に前記特定の補給ボックスが投入される確率を高めて前記マップ上の位置情報を決定することを特徴とする請求項13に記載のゲームサーバ。
【請求項18】
前記(3)プロセスにおいて、
前記複数のプレイヤーが第1特定のプレイヤー、第2特定のプレイヤーを含み、第1特定の補給ボックスは前記第1特定のプレイヤーに対応し、第2特定の補給ボックスは前記第2特定のプレイヤーに対応するとしたとき、
前記プロセッサが、前記第1特定のプレイヤー又は前記第2特定のプレイヤーに対して前記マップを提供するのにおいて、(i)前記第1特定のプレイヤーに対しては前記第1特定の補給ボックスが配置された第1の位置情報を含む第1マップを提供し、(ii)前記第2特定のプレイヤーに対しては前記第2特定の補給ボックスが配置された第2の位置情報を含む第2マップを提供することを特徴とする請求項13に記載のゲームサーバ。
【請求項19】
前記第1特定のプレイヤーのキャラクターが、前記第2特定のプレイヤーのキャラクターを取り除くか、前記第2特定のプレイヤーのキャラクターが有しているマップ格納装置を奪い取ると、
前記プロセッサは、前記第2特定の補給ボックスが配置された第2の位置情報を追加として含む前記第1マップを前記第1特定のプレイヤーに対して提供することを特徴とする請求項18に記載のゲームサーバ。
【請求項20】
前記第1特定のプレイヤーのキャラクターが、前記第2特定の補給ボックスを破壊した場合、
前記プロセッサは、(i)前記第2特定の補給ボックスに含まれている所定のアイテムを破壊してどのプレイヤーも前記所定のアイテムを取得することができないようにするか、(ii)前記第1特定のプレイヤーをもって、前記所定のアイテムを取得し得るようにすることを特徴とする請求項18に記載のゲームサーバ。
【請求項21】
前記プロセッサは、前記第2の状態において、前記特定のプレイヤーをもって複数の補給ボックスのうち前記特定の補給ボックスをオープンして前記特定のアイテムを取得し得るようにすることを特徴とする請求項13に記載のゲームサーバ。
【請求項22】
前記プロセッサが、前記第2の状態に進入する時点に配置される前記特定の補給ボックスの隠蔽程度に関する情報を参照して、他のプレイヤーが前記特定の補給ボックスを探し出す確率を異なるように設定し、
(i)前記特定のプレイヤーがゲームマネーを使用する場合と、(ii)前記特定のプレイヤーが所定のアイテムを使用する場合と、(iii)前記特定のプレイヤーが前記バトルロイヤルゲーム内の所定のミッションをクリアする場合とのうち少なくとも一つの場合に該当するとき、前記プロセッサは、前記特定のプレイヤーをもって、前記特定の補給ボックスの隠蔽程度を調節し得るようにすることを特徴とする請求項13に記載のゲームサーバ。
【請求項23】
前記(1)プロセスにおいて、
前記個人アイテムは、(i)前記特定のプレイヤーがゲームマネーを使用して取得したアイテムと、(ii)前記特定のプレイヤーが前記第2の状態で習得したアイテムと、(iii)前記特定のプレイヤーが前記バトルロイヤルゲーム内の所定のミッションをクリアして報償として取得したアイテムとのうち少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項13に記載のゲームサーバ。
【請求項24】
前記第2の状態に進入した時点から所定の期間が過ぎた時点でも前記特定のプレイヤーが前記特定の補給ボックスをオープンしなかった場合、前記プロセッサは、前記特定の補給ボックスの耐久度を一定水準だけ弱めるか、前記特定のアイテムの性能を一定水準だけ低下させることを特徴とする請求項13に記載のゲームサーバ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、補給ボックスを利用するバトルロイヤルゲームを提供する方法、及びそれを利用したサーバに関し、より詳細には、補給ボックスを利用するバトルロイヤルゲームを提供する方法において、前記バトルロイヤルゲームは、複数のプレイヤーが所定の空間の中で生存するために互いに競争するゲームであって、プレイヤーが前記バトルロイヤルゲームにログインした後に前記バトルロイヤルゲームをプレイしていない場合を第1の状態とし、前記バトルロイヤルゲームをプレイしている場合を第2の状態とするとき、(a)ゲームサーバが、前記第1の状態において、特定のプレイヤーをもって前記特定のプレイヤー所有の個人アイテム又は共有アイテムのうち少なくとも一つ以上の特定のアイテムを選択させるか、所定の第1アルゴリズムにより前記特定のアイテムが選択されるようにする段階と、(b)前記特定のアイテムに関する情報を取得すると、前記ゲームサーバは、前記特定のアイテムが含まれており前記特定のプレイヤーに対応する特定の補給ボックスを生成し、追って前記第2の状態に進入する際に前記生成された特定の補給ボックスが投入されるマップ上の位置情報を決定する段階と、(c)前記ゲームサーバは、前記第2の状態に進入すると、前記位置情報を参照して前記特定の補給ボックスを配置し、前記特定のプレイヤーをもって前記配置された特定の補給ボックスを利用して、前記バトルロイヤルゲームをプレイするように支援する段階とを含む方法、及びそれを利用したゲームサーバに関する。
【背景技術】
【0002】
最近、多数のプレイヤーが同時にプレイすることができるバトルロイヤルゲームが数多く市販されていて、ユーザから根強い人気を博しており、バトルロイヤルゲーム分野は急激に成長しているところである。特に、「バトルグラウンド」などのバトルロイヤルゲームは根強い人気を博している。
【0003】
バトルロイヤルゲームは、基本的に多数のプレイヤーが制限された空間で最後の勝者を決めるために互いに競争するゲームであって、プレイヤーは相手のプレイヤーを制圧しようとして与えられた地形及びアイテムを先取りし、戦略を樹立するのに興味を覚えて持続的にプレイを行っていた。
【0004】
ただし、単に与えられたアイテムが含まれている補給ボックスを取得(「ファーミング」という)する方式よりは、プレイヤーが直接選定したアイテムを含む補給ボックスを取得する方式が、プレイヤーをもって新たな戦略を樹立してプレイするのにおいてより大きな興味を呼び起こすことができる。
【0005】
よって、本発明者は、補給ボックスを利用するバトルロイヤルゲームを提供する方法、及びそれを利用したサーバを提案する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上述した問題点をすべて解決することを目的とする。
【0007】
また、本発明は、プレイヤーをもってゲーム上で利用するアイテムを選定し、前記アイテムが含まれた補給ボックスを生成し得るようにすることを他の目的とする。
【0008】
さらに、本発明は、プレイヤーをもってマップ上でどの区域に補給ボックスを配置するのかを所定の確率で決定し得るようにすることをまた他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記のような本発明の目的を達成し、後述する本発明の特徴的な効果を実現するための、本発明の特徴的な構成は以下の通りである。
【0010】
本発明の一態様によると、補給ボックスを利用するバトルロイヤルゲームを提供する方法において、前記バトルロイヤルゲームは、複数のプレイヤーが所定の空間の中で生存するために互いに競争するゲームであって、プレイヤーが前記バトルロイヤルゲームにログインした後に前記バトルロイヤルゲームをプレイしていない場合を第1の状態とし、前記バトルロイヤルゲームをプレイしている場合を第2の状態とするとき、(a)ゲームサーバが、前記第1の状態において、特定のプレイヤーをもって前記特定のプレイヤー所有の個人アイテム又は共有アイテムのうち少なくとも一つ以上の特定のアイテムを選択させるか、所定の第1アルゴリズムにより前記特定のアイテムが選択されるようにする段階と、(b)前記特定のアイテムに関する情報を取得すると、前記ゲームサーバは、前記特定のアイテムが含まれており前記特定のプレイヤーに対応する特定の補給ボックスを生成し、追って前記第2の状態に進入する際に前記生成された特定の補給ボックスが投入されるマップ上の位置情報を決定する段階と、(c)前記ゲームサーバは、前記第2の状態に進入すると、前記位置情報を参照して前記特定の補給ボックスを配置し、前記特定のプレイヤーをもって前記配置された特定の補給ボックスを利用して、前記バトルロイヤルゲームをプレイするように支援する段階と、を含む方法が提供される。
【0011】
また、本発明の他の態様によると、補給ボックスを利用するバトルロイヤルゲームを提供するゲームサーバにおいて、前記バトルロイヤルゲームは、複数のプレイヤーが所定の空間の中で生存するために互いに競争するゲームであって、プレイヤーが前記バトルロイヤルゲームにログインした後に前記バトルロイヤルゲームをプレイしていない場合を第1の状態とし、前記バトルロイヤルゲームをプレイしている場合を第2の状態とするとき、通信部と、(1)前記第1の状態において、特定のプレイヤーをもって前記特定のプレイヤー所有の個人アイテム又は共有アイテムのうち少なくとも一つ以上の特定のアイテムを選択させるか、所定の第1アルゴリズムにより前記特定のアイテムが選択されるようにするプロセス、(2)前記特定のアイテムに関する情報を取得すると、前記特定のアイテムが含まれており前記特定のプレイヤーに対応する特定の補給ボックスを生成し、追って前記第2の状態に進入する際に前記生成された特定の補給ボックスが投入されるマップ上の位置情報を決定するプロセス、及び(3)前記第2の状態に進入すると、前記位置情報を参照して前記特定の補給ボックスを配置し、前記特定のプレイヤーをもって前記配置された特定の補給ボックスを利用して、前記バトルロイヤルゲームをプレイするように支援するプロセスを遂行するプロセッサと、を含むゲームサーバが提供される。
【発明の効果】
【0012】
本発明によると、次のような効果がある。
【0013】
また、本発明は、プレイヤーをもってゲーム上で利用するアイテムを選定し、前記アイテムが含まれた補給ボックスを生成し得るようにする効果がある。
【0014】
さらに、本発明は、プレイヤーをもってマップ上でどの区域に補給ボックスを配置するのかを所定の確率で決定し得るようにする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1図1は、本発明の一実施例にしたがって、ゲームサーバの概略的な構成を示す図面である。
図2図2は、本発明の一実施例にしたがって、特定のプレイヤーが特定の補給ボックスを利用してゲームをプレイするまでの過程を示す図面である。
図3図3は、本発明の一実施例にしたがって、補給ボックスが投入される位置をプレイヤーが決定することができるように提供されたマップを例示的に示す図面である。
図4図4は、本発明の一実施例にしたがって、配置された補給ボックスの位置情報及びプレイヤーのキャラクターの位置情報を含むマップを例示的に示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
後述する本発明に関する詳細な説明は、本発明が実施され得る特定の実施例を例示として示す添付図面を参照する。これらの実施例は、当業者が本発明を実施することができるように十分詳細に説明される。本発明の多様な実施例は互いに異なるが、相互に排他的である必要はないことが理解されるべきである。例えば、ここに記載されている特定の形状、構造及び特性は、一実施例に関連して本発明の精神及び範囲を逸脱せず、かつ他の実施例で具現され得る。また、それぞれの開示された実施例内の個別の構成要素の位置又は配置は、本発明の精神及び範囲を逸脱せず、かつ変更され得ることが理解されるべきである。したがって、後述の詳細な説明は、限定的な意味として受け取ろうとするものではなく、本発明の範囲は適切に説明されるのであれば、その請求項が主張することと均等な全ての範囲とともに添付された請求項によってのみ限定される。図面において類似の参照符号は、多様な側面にわたって同一であるか、類似する機能を指す。
【0017】
以下、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者が本発明を容易に実施し得るようにするために、本発明の好ましい実施例について添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明の一実施例にしたがって、ゲームサーバ100の概略的な構成を示す図面である。
【0019】
図1に示されているように、本発明のゲームサーバ100は通信部110とプロセッサ120とを含み、場合によって図1とは異なり、データベース130も含むことができる。また、通信部110は、ユーザ端末200と通信を遂行することができる。
【0020】
まず、ゲームサーバ100の通信部110は、多様な通信技術で具現され得る。すなわち、ワイファイ(Wi−Fi)、WCDMA(Wideband CDMA)(登録商標)、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)、HSUPA(High Speed Uplink Packet Access)、HSPA(High Speed Packet Access)、モバイルワイマックス(Mobile WiMAX)、ワイブロ(WiBro)、LTE(Long Term Evolution)、ブルートゥース(bluetooth)(登録商標)、赤外線通信(IrDA, infrared data association)、NFC(Near Field Communication)、ジグビー(Zigbee)(登録商標)、無線LAN技術等が適用され得る。また、インターネットと接続されてサービスを提供する場合、インターネットからの情報伝送のための標準プロトコルであるTCP/IP(登録商標)によることができる。
【0021】
次に、データベース130は、ゲームサーバ100の通信部110によりアクセスが可能であり、プロセッサ120は、プレイヤーをもってアイテムを選定して、選定されたアイテムでゲームをプレイし得るようにすることができる。これについては、後ほど詳細な説明を通じて叙述する。
【0022】
一方、本発明の一実施例によるユーザ端末200は、ゲームサーバ100にアクセスした後に通信することができる機能を含むデジタル機器であって、デスクトップコンピュータ、ノートパソコン、ワークステーション、PDA、ウェブパッド、移動電話機などのようなメモリ手段を備え、マイクロプロセッサを搭載して演算能力を備えたデジタル機器であれば、いくらでも本発明によるユーザ端末200として採択され得る。特に、ユーザ端末200には、バトルロイヤルゲーム関連のプログラムが含まれていてもよい。
【0023】
バトルロイヤルゲームは、複数のプレイヤーが所定の空間の中で生存するために互いに競争するゲームである。ゲームの勝敗が決定される方式は、通常、最後の1人が残るか又は最後の1チームが残る場合にゲームの勝負が決定され得る。また、所定のミッションを達成した場合にもゲームが終了し得る。
【0024】
一方、プレイヤーがログインした後にゲームをプレイしていない場合を第1の状態、ゲームをプレイしている場合を第2の状態と想定することができる。
【0025】
すなわち、第1の状態は、プレイヤーがゲームにIDとパスワードを入力してログインはしたものの、まだバトルロイヤルゲームを進行させていない状態を意味し、第2の状態は、プレイヤーが自らのキャラクターを利用してプレイしている状態を意味する。
【0026】
図2は、本発明の一実施例にしたがって、特定のプレイヤーが特定の補給ボックスを利用してゲームをプレイするまでの過程を示す図面である。
【0027】
ゲームサーバ100は、第1の状態において、特定のプレイヤーをもって特定のプレイヤー所有の個人アイテムまたは共有アイテムのうち少なくとも一つ以上の特定のアイテムを選択させるか、所定の第1アルゴリズムにより特定のアイテムが選択(S210)されるようにすることができる。
【0028】
前記特定のプレイヤー所有の個人アイテムは、(i)特定のプレイヤーがゲームマネーを使用して取得したアイテムと、(ii)特定のプレイヤーが前記第2の状態で習得したアイテムと、(iii)特定のプレイヤーがバトルロイヤルゲーム内の所定のミッションをクリアして報償として取得したアイテムとのうち少なくとも一つを含むことができる。
【0029】
すなわち、特定のプレイヤーはアイテムを直接購入するか取得して保管することができ、この際、アイテム保管箱などに個人的に保管しているアイテムを個人アイテムと呼ぶことができる。
【0030】
共有アイテムは、ゲームサーバ100が基本的にプレイヤーに対して支給するアイテムに該当する。
【0031】
また、個人アイテム、共有アイテムなど、バトルロイヤルゲームで利用されるアイテムには銃器類、ナイフ、弾薬、戦闘服、医薬品などの各種武器類及び医薬品が含まれ得るであろう。設定によって、オートバイ、パラシュート、ドローン、通信機器などの多様な物品もまた前記アイテムに含まれ得る。
【0032】
結局、特定のプレイヤーは、自ら所有のアイテム(例えば、個人アイテム)または基本的に支給されるアイテム(例えば、共有アイテム)の中から特定のアイテム(例えば、M4、ナイフ、防弾チョッキなど)を選定することができ、または、ゲームサーバ100のプロセッサ120が第1アルゴリズムを利用して特定のアイテムを選定し、特定のプレイヤーに提供することもできる。ここで、第1アルゴリズムは、別途の数式により具現することもでき、ランダムアルゴリズムでもあり得る。
【0033】
前記特定のアイテムに関する情報を取得すると、ゲームサーバ100は、前記特定のアイテムが含まれており特定のプレイヤーに対応する特定の補給ボックスを生成(S220)することができる。
【0034】
また、ゲームサーバ100は、追って第2の状態に進入する際に前記生成された特定の補給ボックスが投入されるマップ上の位置情報を決定(S230)することができる。これについては、図3を参照して検討する。
【0035】
図3は、本発明の一実施例にしたがって、補給ボックスが投入される位置をプレイヤーが決定できるように提供されたマップを例示的に示す図面である。
【0036】
まず、ゲームサーバ100は、通信部110を通じて特定のプレイヤーから所定の空間に位置する指定位置300に関するメタデータを取得することができる。参考までに、前記指定位置300は、プレイヤーが補給ボックスが投入されることを所望する場所をマップ上で指定した地点を意味する。
【0037】
次に、ゲームサーバ100は、メタデータを参照して前記指定位置300に対する座標値又は指定位置300から所定距離310、320以内の領域内で所定の第2アルゴリズムにより決定される座標値を、前記特定の補給ボックスが投入されるマップ上の位置情報として決定することができる。前記所定距離310、320は、長さによって第1の所定距離310、第2の所定距離320に区分され得、これに関する内容は後述する。
【0038】
参考までに、前記指定位置300に対する座標値は、図3の符号300が示す地点の座標を意味し、指定位置300から所定距離310、320以内の領域内で第2アルゴリズムにより決定される座標値は、図3の符号300が示す地点が中心である円の内部領域の座標を意味することができる。参考までに、第2アルゴリズムは別途の数式により具現することもでき、ランダムアルゴリズムでもあり得る。
【0039】
結局、ゲームサーバ100のプロセッサ120は、特定のプレイヤーが指定した地点を中心として半径が所定距離310、320である円の内部領域を特定の補給ボックスが投入される位置として決定することができる。場合によって、図面とは異なり円の形態ではなく他の形態で示されることもある。
【0040】
一方、前記指定位置300から離れた位置に該当するほど特定の補給ボックスが投入される確率が高くなり得る。これはプレイヤーが指定した地点からさらに離れた地点に特定の補給ボックスを投入して、プレイヤーが自らの補給ボックスを探すのにおいて様々な変数を誘発させるためである。
【0041】
また、(i)特定のプレイヤーがゲームマネーを使用する場合と、(ii)特定のプレイヤーが所定のアイテムを使用する場合と、(iii)特定のプレイヤーがバトルロイヤルゲーム内の所定のミッションをクリアする場合とのうち少なくとも一つの場合に該当するとき、ゲームサーバ100は、特定のプレイヤーをもって所定距離310、320を調節させることができる。
【0042】
図3を参照して例を挙げると、最初は半径が第1の所定距離310である円の内部領域に特定の補給ボックスが投入され得た後に、特定のプレイヤーがゲームマネーを支払うかアイテム等を使用すると、半径が第2の所定距離320である円の内部領域に特定の補給ボックスが投入され得る。
【0043】
すなわち、特定のプレイヤーがゲームマネーを支払うことによって、自らの特定の補給ボックスが投入される地点をより正確に予測することができるのである。
【0044】
一方、他の実施例として、特定の補給ボックスが投入されるマップ上の位置情報を決定する際、ゲームサーバ100は、安全領域の中心領域より安全領域の外郭領域または安全領域の外部領域に特定の補給ボックスが投入される確率を高めてマップ上の位置情報を決定することができる。
【0045】
前記安全領域は所定の空間に位置する領域であり、磁場からの保護される領域であって、前記安全領域の外部にプレイヤーのキャラクターが位置するとプレイヤーのキャラクターは持続的にダメージを受けることがある。場合によって、プレイヤーのキャラクターが安全領域の外部に位置するとすぐに除去されることもあり得る。また、前記安全領域の形態は、設定によって変わり得るであろう。
【0046】
結局、安全領域内でも中心より外郭領域へ行くほど特定の補給ボックスの投入確率が高いことがあり、安全領域内部より安全領域の外部領域が特定の補給ボックスの投入確率が高いことがあり得る。
【0047】
一方、ゲームサーバ100は第2の状態に進入すると、位置情報を参照して特定の補給ボックスを配置(S240)し、特定のプレイヤーをもって配置された特定の補給ボックスを利用してバトルロイヤルゲームをプレイ(S250)するように支援することができる。ここで、前記位置情報は、特定の補給ボックスが投入される地点に関する情報である。
【0048】
図4は、本発明の一実施例にしたがって、配置された補給ボックスの位置情報420及びプレイヤーのキャラクターの位置情報410を含むマップを例示的に示す図面である。
【0049】
具体的に、特定のプレイヤーは、第2の状態においてマップに表示された自らの位置情報410及び特定の補給ボックスの位置情報420を参照して、特定の補給ボックスを探し出して特定のアイテムを取得することができるであろう。
【0050】
一方、プレイヤーには第1特定のプレイヤー、第2特定のプレイヤーが含まれており、第1特定の補給ボックスは第1特定のプレイヤーに対応し、第2特定の補給ボックスは第2特定のプレイヤーに対応すると想定することができる。
【0051】
この際、ゲームサーバ100は、第1特定のプレイヤーに対しては、ゲームプレイ途中の戦闘空間内で相手の補給ボックスである第2特定の補給ボックスが視覚的に見えるようにすることもでき、見えないようにすることもでき、同様に第2特定のプレイヤーに対しては、ゲームプレイ途中の戦闘空間内で相手の補給ボックスである第1特定の補給ボックスが視覚的に見えるようにすることもでき、見えないようにすることもできるが、このような事項は開発会社またはゲーム内における設定を通じて調節することができる。
【0052】
また、他の例として、ゲームサーバ100は、第1特定のプレイヤーに対しては第1特定の補給ボックスが配置された第1の位置情報を含む第1マップを提供し、第2特定のプレイヤーに対しては第2特定の補給ボックスが配置された第2の位置情報を含む第2マップを提供することができるが、結局、それぞれのプレイヤーは自ら固有の補給ボックスの位置情報が自らのマップを通じて提供されるだけであって、他のプレイヤーの補給ボックスの位置情報が自らのマップを通じて提供され得ないことがあり得る。もちろん、場合によって、ゲームアイテムなどを利用する場合には、他のプレイヤーの補給ボックスの位置情報もまた自らのマップを通じて提供され得るであろう。同様に、このように第1特定のプレイヤーのキャラクターが他人の補給ボックス(例えば、第2特定の補給ボックスなど)の位置をマップを通じて視覚的に確認することができるか否かについても、開発会社またはゲーム内における設定を通じて調節することができるはずである。
【0053】
一方、第1特定のプレイヤーのキャラクターが、第2特定のプレイヤーのキャラクターを取り除くか、第2特定のプレイヤーのキャラクターが有しているマップ格納装置を奪い取ると、ゲームサーバ100が、第2特定の補給ボックスが配置された第2の位置情報を追加として含む第1マップを第1特定のプレイヤーに対して提供することもできる。
【0054】
すなわち、第1特定のプレイヤーが第2特定のプレイヤーのキャラクターを取り除くか、第2特定のプレイヤーのマップ格納装置(例えば、USIM)を奪い取ると、第1特定のプレイヤーに対して提供されてディスプレイされるマップには、第1特定の補給ボックスの第1の位置情報及び第2特定の補給ボックスの第2の位置情報が含まれるであろう。
【0055】
また、第1特定のプレイヤーのキャラクターが第2特定の補給ボックスを破壊した場合、ゲームサーバ100は、(i)第2特定の補給ボックスに含まれている所定のアイテムを破壊してどのプレイヤーも前記所定のアイテムを取得することができないようにするか、(ii)第1特定のプレイヤーをもって少なくとも一つの所定のアイテムを取得し得るようにすることができる。
【0056】
具体的に、前記(i)の場合は、第1特定のプレイヤーが第2特定の補給ボックスを発見して破壊すると、第2特定の補給ボックスに含まれているアイテムもまた共に破壊され得るということである。
【0057】
また、前記(ii)の場合のように、第2特定の補給ボックスのみが破壊されるだけでアイテムはそのまま残るため、第1特定のプレイヤーが取得することもできるはずである。この際、そのまま残るようになるアイテムは、設定によって100%の正常な状態でもあり得、一部損傷した状態でもあり得る。
【0058】
一方、ゲームサーバ100は、第2の状態において、特定のプレイヤーをもって複数の補給ボックスのうち特定の補給ボックスをオープンして、特定のアイテムを取得させることができる。
【0059】
具体的に、ゲームのシナリオ的に特定のプレイヤーのみが特定の補給ボックスをオープンすることができる鍵(例えば、特定のプレイヤーのキャラクターの指紋でも可能)を有していて、それをオープンして特定のアイテムを取得することができるであろう。すなわち、特定のプレイヤーは、他のプレイヤーの補給ボックスを破壊することはできるものの、オープンすることはできないのである。
【0060】
また、第2の状態に進入した時点から所定の期間が過ぎた時点でも特定のプレイヤーが特定の補給ボックスをオープンしなかった場合、ゲームサーバ100は、特定の補給ボックスの耐久度を一定レベルだけ弱めるか、特定のアイテムの性能を一定水準だけ低下させることができる。
【0061】
これは、特定のプレイヤーが自らの特定の補給ボックスを探しに行かずに、他のプレイヤーの補給ボックスの周囲で潜伏のみをする場合を防止するためである。
【0062】
参考までに、前記所定の期間、弱化する耐久度の一定水準、低下する性能の一定水準等は、設定によって異なり得る。
【0063】
一方、ゲームサーバ100は、第2の状態に進入する時点に配置される特定の補給ボックスの隠蔽程度に関する情報を参照して、他のプレイヤーが前記特定の補給ボックスを探し出す確率を異なるように設定することができる。
【0064】
具体的に、特定の補給ボックスの隠蔽程度が第1段階、第2段階などに区分されている場合、第1段階の場合には道路上に配置されることから他のプレイヤーが容易に探し出すことができるが、第2段階の場合には茂みの中に隠されていたり地中に隠されているなど、他のプレイヤーが容易に探し出すことができない場合を意味し得る。
【0065】
上述のような状態において、(i)特定のプレイヤーがゲームマネーを使用する場合と、(ii)特定のプレイヤーが所定のアイテムを使用する場合と、(iii)特定のプレイヤーがバトルロイヤルゲーム内の所定のミッションをクリアする場合とのうち少なくとも一つの場合に該当するとき、ゲームサーバ100は、特定のプレイヤーをもって特定の補給ボックスの隠蔽程度を調節させることができる。
【0066】
これは、特定のプレイヤーが、他のプレイヤーが自らの補給ボックスを容易に破壊することができないように高い段階の隠蔽程度を望む場合、ゲームサーバ100は、特定のプレイヤーをもってゲームマネー等を使用させて特定の補給ボックスが容易に発見されないようにするためである。
【0067】
以上にて説明された本発明による各実施例は、多様なコンピュータの構成要素を通じて遂行することができるプログラム命令語の形態で具現されて、コンピュータ読取り可能な記録媒体に格納され得る。前記コンピュータ読取り可能な記録媒体は、プログラム命令語、データファイル、データ構造などを単独で又は組み合わせて含むことができる。前記コンピュータ読取り可能な記録媒体に格納されるプログラム命令語は、本発明のために特別に設計され、構成されたものであるか、コンピュータソフトウェア分野の当業者に公知にされて使用可能なものであり得る。コンピュータ読取り可能な記録媒体の例には、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスク(Floptical Disk)のような磁気−光メディア(Magneto−Optical Media)、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令語を格納して遂行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令語の例には、コンパイラによって作られるもののような機械語コードだけでなく、インタープリターなどを使用してコンピュータによって実行され得る高級言語コードも含まれる。前記ハードウェア装置は、本発明による処理を実行するために一つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成され得、その反対も同様である。
【0068】
以上にて本発明が具体的な構成要素などのような特定事項と限定された実施例及び図面によって説明されたが、これは本発明のより全般的な理解の一助とするために提供されたものであるに過ぎず、本発明が前記実施例に限定されるものではなく、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者であれば、かかる記載から多様な修正及び変形が行われ得る。
【0069】
したがって、本発明の思想は、前記説明された実施例に局限されて定められてはならず、後述する特許請求の範囲だけでなく、本特許請求の範囲と均等または等価的に変形されたものすべては、本発明の思想の範囲に属するといえる。
図1
図2
図3
図4
【国際調査報告】