特表2021-513532(P2021-513532A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特表2021-513532ステロイド系誘導体モジュレーター、その製造方法及び応用
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2021-513532(P2021-513532A)
(43)【公表日】2021年5月27日
(54)【発明の名称】ステロイド系誘導体モジュレーター、その製造方法及び応用
(51)【国際特許分類】
   C07J 5/00 20060101AFI20210430BHJP
   C07J 53/00 20060101ALI20210430BHJP
   C07J 7/00 20060101ALI20210430BHJP
   C07J 43/00 20060101ALI20210430BHJP
   C07J 71/00 20060101ALI20210430BHJP
   C07J 63/00 20060101ALI20210430BHJP
   A61K 31/57 20060101ALI20210430BHJP
   A61K 31/573 20060101ALI20210430BHJP
   A61K 31/58 20060101ALI20210430BHJP
   A61K 31/66 20060101ALI20210430BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20210430BHJP
   A61P 25/20 20060101ALI20210430BHJP
   A61P 25/18 20060101ALI20210430BHJP
   A61P 25/08 20060101ALI20210430BHJP
   A61P 25/28 20060101ALI20210430BHJP
   A61P 25/04 20060101ALI20210430BHJP
   A61P 25/30 20060101ALI20210430BHJP
【FI】
   C07J5/00
   C07J53/00CSP
   C07J7/00
   C07J43/00
   C07J71/00
   C07J63/00
   A61K31/57
   A61K31/573
   A61K31/58
   A61K31/66
   A61P43/00 111
   A61P25/20
   A61P25/18
   A61P25/08
   A61P25/28
   A61P25/04
   A61P25/30
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】237
(21)【出願番号】特願2020-542730(P2020-542730)
(86)(22)【出願日】2019年1月31日
(85)【翻訳文提出日】2020年10月7日
(86)【国際出願番号】CN2019074134
(87)【国際公開番号】WO2019154257
(87)【国際公開日】20190815
(31)【優先権主張番号】201810141153.6
(32)【優先日】2018年2月11日
(33)【優先権主張国】CN
(31)【優先権主張番号】201810180543.4
(32)【優先日】2018年3月5日
(33)【優先権主張国】CN
(31)【優先権主張番号】201810491114.9
(32)【優先日】2018年5月21日
(33)【優先権主張国】CN
(31)【優先権主張番号】201810771964.4
(32)【優先日】2018年7月13日
(33)【優先権主張国】CN
(31)【優先権主張番号】201811408081.3
(32)【優先日】2018年11月23日
(33)【優先権主張国】CN
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】518402015
【氏名又は名称】江▲蘇▼豪森▲薬▼▲業▼集▲団▼有限公司
(71)【出願人】
【識別番号】518405393
【氏名又は名称】上▲海▼翰森生物医▲薬▼科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】▲蘇▼ ▲イ▼▲東▼
(72)【発明者】
【氏名】▲デン▼ ▲海▼▲寧▼
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼ ▲暁▼坡
(72)【発明者】
【氏名】▲包▼ 如迪
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ 福▲軍▼
【テーマコード(参考)】
4C086
4C091
【Fターム(参考)】
4C086AA01
4C086AA02
4C086AA03
4C086DA08
4C086DA10
4C086DA12
4C086DA34
4C086NA14
4C086ZA05
4C086ZA06
4C086ZA08
4C086ZA15
4C086ZA18
4C086ZA22
4C086ZC39
4C086ZC41
4C091AA01
4C091AA06
4C091BB01
4C091BB02
4C091BB05
4C091BB20
4C091CC01
4C091DD01
4C091EE02
4C091EE04
4C091FF01
4C091GG01
4C091HH01
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4C091JJ04
4C091KK01
4C091LL01
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4C091LL06
4C091LL07
4C091LL08
4C091LL09
4C091MM03
4C091NN01
4C091NN04
4C091NN11
4C091NN15
4C091PA02
4C091PA05
4C091PA07
4C091PA10
4C091PB01
4C091PB02
4C091QQ01
4C091QQ05
4C091QQ07
4C091QQ15
4C091QQ17
(57)【要約】
本発明は、ステロイド系誘導体モジュレーター、その製造方法及び応用に関する。特に、本発明は、一般式(I)で表される化合物、その製造方法、該化合物を含有する医薬組成物、及びGABA受容体モジュレーターとしての、うつ病、痙攣、パーキンソン病、神経系疾患の治療におけるその用途に関し、ここで、一般式(I)における各置換基が明細書における定義と同じである。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(I)で表される化合物、その立体異性体又はその薬学的に許容される塩。
【化1】
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(式中、Xは、−CR17−又は−N−から選択され、Yは、−CR2324−、−S(CHn1−、−P(CHn1−、−O(CHn1−、−(CHn1NR22−、
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
から選択され、
、R、R及びRは、同じであるか又は異なり、かつそれぞれ独立して、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、メルカプト基、ニトロ基、ヒドロキシル基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R24又は−(CHn1NR23S(O)m124から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、メルカプト基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換のヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
或いは、R、R、R及びRのうちの任意の2つの隣接又は非隣接基は、結合して1つのシクロアルキル基、ヘテロアルキル基、アリール基及びヘテロアリール基を形成することができ、そのうち前記シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換のヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R24及び−(CHn1NR23S(O)m124から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
或いは、R、R、R及びRのうちの任意の2つの隣接する2つの基は存在せず、1つの二重結合を形成し、
21は、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R24又は−(CHn1NR23S(O)m124から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換のヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
Xが−CR17−から選択される場合、R17は、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ヒドロキシル基、アミノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基から選択され、そのうち前記アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、置換又は未置換のアルキル基、ハロゲン、ヒドロキシル基、置換又は未置換のアミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基及び置換又は未置換のヘテロアリール基から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
或いは、R17は、R、R、R及びRのうちの任意の基と結合して1つのシクロアルキル基、ヘテロアルキル基、アリール基及びヘテロアリール基を形成することができ、そのうち前記シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換のヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R24及び−(CHn1NR23S(O)m124から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
22は、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R24又は−(CHn1NR23S(O)m124から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換のヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
23、R24、R25及びR26は、同じであるか又は異なり、かつそれぞれ独立して、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ヒドロキシル基、アミノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基から選択され、そのうち前記アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、置換又は未置換のアルキル基、ハロゲン、ヒドロキシル基、置換又は未置換のアミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基及び置換又は未置換のヘテロアリール基から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
mは0、1、3、4、5、6、7、8、9又は10の整数であり、
nは0、1、2又は3の整数であり、
oは0、1、2、3、4又は5の整数であり、
pは0、1、2、3、4、5又は6の整数であり、
qは0、1、2、3、4、5又は6の整数であり、
は0、1又は2の整数であり、
は0、1、2、3、4又は5の整数である。)
【請求項2】
一般式(II)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩である、請求項1に記載の一般式(I)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩。
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R、R、R、R、R、R、R11、R12、R15a、R15b、R16a、R16b、R18及びR19は、同じであるか又は異なり、かつそれぞれ独立して、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1S(O)NR23、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R23又は−(CHn1NR23S(O)m124から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換のヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
或いは、R、R、R、R、R、R、R11、R12、R15a、R15b、R16a、R16b、R18及びR19のうちの任意の2つの隣接する又は隣接しない基は、1つのシクロアルキル基、ヘテロアルキル基、アリール基及びヘテロアリール基を形成することができ、そのうち前記形成されるシクロアルキル基、ヘテロアルキル基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換のヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
3a及びR3bは、同じであるか又は異なり、かつそれぞれ独立して、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、メルカプト基、ニトロ基、ヒドロキシル基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1S(O)NR23、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R23又は−(CHn1NR23S(O)m124から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、メルカプト基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換のヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
X、Y、R21〜R26、n、m及びnは、請求項1に記載のとおりである。)
【請求項3】
一般式(III)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩である、請求項1又は2に記載の一般式(I)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩。
【化4】
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(式中、Yは、−S(CHn1−、
【化5】
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から選択され、
3a及びR3bは、同じであるか又は異なり、かつそれぞれ独立して、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、メルカプト基、ニトロ基、ヒドロキシル基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1S(O)NR23、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R23又は−(CHn1NR23S(O)m124から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、メルカプト基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換のヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
、R、R15a、R15b、R16a、R16b及びR19は、同じであるか又は異なり、かつそれぞれ独立して、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1S(O)NR23、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R23又は−(CHn1NR23S(O)m124から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換のヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
或いは、R、R、R15a、R15b、R16a、R16b及びR19のうちの任意の2つの隣接する又は隣接しない基は、1つのシクロアルキル基、ヘテロアルキル基、アリール基及びヘテロアリール基を形成することができ、そのうち前記形成されるシクロアルキル基、ヘテロアルキル基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換のヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
17は、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ヒドロキシル基、アミノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基から選択され、そのうち前記アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、置換又は未置換のアルキル基、ハロゲン、ヒドロキシル基、置換又は未置換のアミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基及び置換又は未置換のヘテロアリール基から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
或いは、R17は、R16a及びR16bのうちの任意の基と結合して1つのシクロアルキル基、ヘテロアルキル基、アリール基及びヘテロアリール基を形成することができ、そのうち前記シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換のヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R24及び−(CHn1NR23S(O)m124から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
21は、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R24又は−(CHn1NR23S(O)m124から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換のヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
nは0、1、2又は3の整数であり、R22〜R26、m及びnは、請求項1に記載のとおりである。)
【請求項4】
一般式(IV)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の一般式(I)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩。
【化6】
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(式中、Y、R、R、R3a、R3b、R、R、R、R、R11、R12、R15a、R15b、R16a、R16b、R18、R19、R21及びnは、請求項2に記載のとおりである。)
【請求項5】
一般式(IV−1)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩である、請求項4に記載の一般式(I)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩。
【化7】
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(式中、Zは、−CR2324−、−NR23−又は−O−から選択され、好ましくはメチレン基であり、
環Aは、シクロアルキル基、複素環基、アリール基又はヘテロアリール基から選択され、そのうち前記シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換のヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
は、同じであるか又は異なり、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1S(O)NR23、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R23又は−(CHn1NR23S(O)m124から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換のヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
xは0、1、3、4又は5の整数であり、
Y、R、R、R3a、R3b、R、R、R、R、R11、R12、R15a、R15b、R16a、R16b、R18、R19、R23〜R26、n、m及びnは、請求項2に記載のとおりである。)
【請求項6】
一般式(IV−A)と一般式(IV−B)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩である、請求項4に記載の一般式(I)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩。
【化8】
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(式中、R、R、R3a、R3b、R、R、R、R、R11、R12、R15a、R15b、R16a、R16b、R17、R18、R19、R21及びnは、請求項3に記載のとおりであり、環A、Z、R及びxは、請求項4に記載のとおりである。)
【請求項7】
一般式(IV−2)、一般式(IV−3)、一般式(IV−4)及び一般式(IV−5)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩である、請求項4に記載の一般式(IV)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩。
【化9】
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(式中、R、R、R3a、R3b、R、R、R、R、R11、R12、R15a、R15b、R16a、R16b、R17、R18、R19、R21及びnは、請求項4に記載のとおりであり、環A、Z、R及びxは、請求項5に記載のとおりである。)
【請求項8】
一般式(V)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の一般式(I)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩。
【化10】
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(式中、Zは、−CR2324−、−(CHn1NR23−又は−(CHn1O(CHn2−から選択され、好ましくは、メチレン基であり、
環Aは、シクロアルキル基、複素環基、アリール基又はヘテロアリール基から選択され、そのうち前記シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
は、同じであるか又は異なり、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1S(O)(NR23)R24、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R23又は−(CHn1NR23S(O)m124から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
15aは、水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、ヒドロキシル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1S(O)m123又は−(CHn1NR2324から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
16aは、水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、ヒドロキシル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1S(O)m123又は−(CHn1NR2324から選択され、
或いは、R15a及びR16aは、1つのシクロアルキル基及びヘテロアルキル基を形成することができ、そのうち前記シクロアルキル基及びヘテロアルキル基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、R15a及びR16aが異なる場合に水素原子であり、
23及びR24は、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
xは0、1、3、4又は5の整数であり、
25〜R26、m及びnは、請求項1に記載のとおりである。)
【請求項9】
一般式(V−A)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩である、請求項1又は8に記載の一般式(I)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩。
【化11】
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(R15aは、水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、ヒドロキシル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1S(O)m123又は−(CHn1NR2324から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
環A、Z、R、R23〜R24、m、n及びxは、請求項8に記載のとおりである。)
【請求項10】
一般式(VI)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の一般式(I)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩。
【化12】
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(式中、R3aは、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、メルカプト基、ニトロ基、ヒドロキシル基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1S(O)(NR23)R24、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R23又は−(CHn1NR23S(O)m124から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、メルカプト基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
15a、R15b、R16a及びR16bは、同じであるか又は異なり、かつそれぞれ独立して、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1S(O)(NR23)R24、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R23又は−(CHn1NR23S(O)m124から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、R15a、R15b、R16a及びR16bが異なる場合に水素原子であり、
或いは、R15a、R15b、R16a及びR16bのうちの任意の2つの隣接する又は隣接しない基は、1つのシクロアルキル基、ヘテロアルキル基、アリール基及びヘテロアリール基を形成することができ、そのうち前記形成されるシクロアルキル基、ヘテロアルキル基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
19は、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、メルカプト基、ニトロ基、ヒドロキシル基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1S(O)(NR23)R24、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R23又は−(CHn1NR23S(O)m124から選択され、
21、R23〜R26、m及びnは、請求項1に記載のとおりである。)
【請求項11】
一般式(VII)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の一般式(I)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩。
【化13】
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(式中、R15a、R16a及びR21は、請求項2に記載のとおりである。)
【請求項12】
一般式(VIII)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩である、請求項1に記載の一般式(I)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩。
【化14】
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(式中、R15a、R16a、R及びxは、請求項5に記載のとおりである。)
【請求項13】
一般式(VIII−A)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩である、請求項1又は12に記載の一般式(I)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩。
【化15】
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(式中、R15a、R16a、R及びxは、請求項5に記載のとおりである。)
【請求項14】
一般式(IX)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩である、請求項1に記載の一般式(I)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩。
【化16】
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(式中、Rは、同じであるか又は異なり、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1S(O)(NR23)R24、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R23又は−(CHn1NR23S(O)m124から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換のヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
yは0、1、3又は4の整数であり、
環A、Z、R、R23〜R26、m、n及びxは、請求項5に記載のとおりである。)
【請求項15】
一般式(X−A)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩である、請求項1に記載の一般式(I)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩。
【化17】
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(式中、環A、Z、R、R、R23〜R26、m、n、x及びyは、請求項14に記載のとおりである。)
【請求項16】
一般式(X)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩である、請求項1に記載の一般式(I)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩。
【化18】
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(式中、Yは、−S(CHn1−、
【化19】
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から選択され、R21は、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R24又は−(CHn1NR23S(O)m124から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換のヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、R22〜R26、m及びnは、請求項1に記載のとおりである。)
【請求項17】
一般式(XI)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩である、請求項1に記載の一般式(I)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩。
【化20】
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(式中、R21は、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R24又は−(CHn1NR23S(O)m124から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換のヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、R23〜R26、m及びnは、請求項1に記載のとおりである。)
【請求項18】
一般式(XII)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩である、請求項1に記載の一般式(I)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩。
【化21】
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(式中、Yは、−S(CHn1−、
【化22】
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から選択され、R21は、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R24又は−(CHn1NR23S(O)m124から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換のヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
nは0、1又は2の整数であり、R22〜R26、m及びnは、請求項1に記載のとおりである。)
【請求項19】
一般式(XIII)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩である、請求項1に記載の一般式(I)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩。
【化23】
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(式中、Mは、−CR23−又は酸素原子から選択され、Yは、−S(CHn1−、
【化24】
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から選択され、R21は、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R24又は−(CHn1NR23S(O)m124から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換のヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
22〜R26、m及びnは、請求項1に記載のとおりである。)
【請求項20】
前記環Aは、
【化25】
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という基から選択される、請求項5〜9及び14〜15のいずれか1項に記載の一般式で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩。
【請求項21】
式中、前記Zは、−CH−、−CHNH−、−CHO−、−CH−、−NH−又は−NHSO−から選択され、
Yは、−C(O)−、−C(O)CH−、−C(O)O−、−C(O)CHNH−、−C(O)CHO−、−SCH−、−S(O)CH−、−S(O)CH−、−P(O)R23−、−C(O)NH−又は−C(O)NHSO−から選択され、
は、水素原子、ハロゲン、アミノ基、シアノ基、ニトロ基、C1−6アルキル基、C2−6アルキニル基、C3−6シクロアルキル基、C1−6ハロゲン化アルキル基、C3−8ハロシクロアルキル基、C1−6アルコキシ基、C1−6ヒドロキシアルキル基、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1C(O)NR2324又は−(CHn1S(O)m123から選択され、そのうち前記C1−6アルキル基、C2−6アルキニル基、C3−6シクロアルキル基、C1−6ハロゲン化アルキル基、C3−6ハロシクロアルキル基、C1−6アルコキシ基及びC1−6ヒドロキシアルキル基は、さらに水素原子、ハロゲン、シアノ基、ヒドロキシル基、C1−6アルキル基、C3−6シクロアルキル基及び3−6員複素環基から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
は、水素原子、ハロゲン、アミノ基、シアノ基、ニトロ基、C1−6アルキル基、C2−6アルキニル基、C3−6シクロアルキル基、C1−6ハロゲン化アルキル基、C3−8ハロシクロアルキル基、C1−6アルコキシ基又はC1−6ヒドロキシアルキル基から選択され、
23及びR24は、同じであるか又は異なり、かつそれぞれ独立して、C1−6アルキル基、C3−8シクロアルキル基又は3−8員複素環基から選択され、そのうち前記C1−6アルキル基、C3−8シクロアルキル基及び3−8員複素環基は、さらに重水素原子、ハロゲン、ヒドロキシル基、C1−3アルキル基、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、C1−6アルコキシ基、C1−6ヒドロキシアルキル基、C3−8シクロアルキル基、−(CHn1NR2526、3−8員複素環基、6−10員アリール基及び5−12員ヘテロアリール基から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよい、請求項1〜20のいずれか1項に記載の任意の一般式で表される化合物、その立体異性体又はその薬学的に許容される塩。
【請求項22】
式中、R15aは、水素原子、C1−6アルキル基、C1−6ハロゲン化アルキル基、C1−6アルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、ヒドロキシル基、C3−8シクロアルキル基、C3−8ハロシクロアルキル基、3−8員複素環基、6−10員アリール基、5−12員ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1S(O)m123又は−(CHn1NR2324から選択され、そのうち前記C1−6アルキル基、C1−6ハロゲン化アルキル基、C1−6アルコキシ基、C3−8シクロアルキル基、C3−8ハロシクロアルキル基、3−8員複素環基、6−10員アリール基及び5−12員ヘテロアリール基は、さらに水素原子、ハロゲン、シアノ基、ヒドロキシル基、ニトロ基、C1−6アルキル基、C1−6ハロゲン化アルキル基、C3−6シクロアルキル基、−(CHn1NR2526及び3−6員複素環基から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
16aは、水素原子、ハロゲン、シアノ基、C1−6アルキル基又はC1−6ハロゲン化アルキル基から選択され、
或いは、R15a及びR16aは、1つのC3−8シクロアルキル基を形成することができ、そのうち前記C3−8シクロアルキル基は、さらに水素原子、C1−6アルキル基、C1−6ハロゲン化アルキル基又はハロゲンから選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、R15a及びR16aが異なる場合に水素原子であり、
23及びR24は、同じであるか又は異なり、かつそれぞれ独立して、水素原子、C1−6アルキル基、C3−8シクロアルキル基又は3−8員複素環基から選択され、そのうち前記C1−6アルキル基、C3−8シクロアルキル基及び3−8員複素環基は、さらに重水素原子、ハロゲン、ヒドロキシル基、C1−3アルキル基、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、C1−6アルコキシ基、C1−6ヒドロキシアルキル基、C3−8シクロアルキル基、−(CHn1NR2526、3−8員複素環基、6−10員アリール基及び5−12員ヘテロアリール基から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよい、請求項1〜21のいずれか1項に記載の任意の一般式で表される化合物、その立体異性体又はその薬学的に許容される塩。
【請求項23】
【化26-1】
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【化26-2】
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【化26-3】
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【化26-4】
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【化26-5】
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【化26-6】
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という化合物から選択される、請求項1〜22のいずれか1項に記載の一般式(I)で表される化合物、その立体異性体又はその薬学的に許容される塩。
【請求項24】
治療有効量の請求項1〜23のいずれか1項に記載の一般式(I)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩、及び1種以上の薬学的に許容される担体、希釈剤又は賦形剤を含む医薬組成物。
【請求項25】
請求項1〜23のいずれか1項に記載の一般式(I)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩、又は請求項24に記載の医薬組成物の、GABA受容体モジュレーター薬物の製造における使用。
【請求項26】
睡眠障害、気分障害、統合失調症スペクトラム障害、痙攣障害、記憶及び/又は認知の障害、運動障害、人格障害、自閉症スペクトラム障害、疼痛、外傷性脳損傷、脈管疾患、物質乱用障害及び/又は離脱症候群、又は耳鳴から選択されるCNS関連疾患の治療における、請求項1〜23のいずれか1項に記載の一般式(I)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩、又は請求項24に記載の医薬組成物の使用。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、薬物合成の分野に属し、具体的には、ステロイド系誘導体モジュレーター、その製造方法及び応用に関する。
【背景技術】
【0002】
GABA受容体は、細胞膜上の化学的にゲートされたチャネルであり、イオンチャネル型受容体に属する。神経系内に広く分布しており、抑制性神経伝達物質GABA(γ−アミノ酪酸)と結合して塩素イオンチャネルを開放させ、ニューロンの抑制を引き起こす。GABA受容体モジュレーター(テトラヒドロプロゲステロン)は、GABA受容体のポジティブモジュレーターである。テトラヒドロプロゲステロンとシナプス内のGABA受容体モジュレーターとの結合は、該受容体上の塩素イオンチャネルの開放頻度を増加させ、塩素イオンの内部流れを増加させることにより、Phasic電流を増加させ、迅速な抑制効果を達成し、神経興奮性を低減し、抗不安及び抗うつ効果を達成し、テトラヒドロプロゲステロンとシナプス外のGABA受容体モジュレーターとの結合は、持続性塩素イオン電流を発生させ、長期持続的な抑制効果を仲介する。テトラヒドロプロゲステロンは、さらに、神経栄養因子(BDNF)の含有量を増やし、海馬ニューロンの再生を促進し、神経保護作用を果たすことにより、不安及びうつの症状を改善することができるが、具体的な作用機構については明らかではない。
【0003】
大うつ病性障害(MDD)は、一般的で慢性的な再発性疾患であり、それによる疾患の負担や有害事象がますます深刻になっている。過去40年間、抗うつ薬の研究開発と臨床応用は大きな進歩があるが、ほとんどの抗うつ薬(フルオキセチン、パロキセチン、セルトラリン、フルボキサミン、シタロプラムなど)は、作用が発現するまで2〜4週間かかり、大うつ病性障害、特に自殺傾向のあるうつ病患者の臨床治療では、タイムリーかつ迅速な臨床治療が必要になることが多いため、即効性抗うつ薬の開発が急務である。
【0004】
過去20年間、うつ病治療の発見と開発にはほとんど革新がなく、GABA受容体モジュレーターの開発目標は、MDD治療計画を変更することによって患者の期待を変えることである。研究に成功すれば、GABA受容体モジュレーターは、20数年内で最初にうつ病の治療に真に新しい作用機構を提供する薬剤になる可能性がある。現在、Sage Therapeutics及びMarinus等の会社を含む海外の製薬会社は、GABA受容体モジュレーターの開発にあらゆる努力をしている。
【0005】
現在開示されている、GABA受容体モジュレーターの特許出願は、WO2003077919、WO2014169833、WO2016061537、WO2015180679及びWO2015027227を含む。
【0006】
GABA受容体モジュレーターは、医薬業界における人気な薬物ターゲットとして、良好な応用の見通しがある。
【0007】
その一、GABA受容体モジュレーターは、大うつ病性障害(MDD)に適用することができ、中国でのMDDの年間発生率が約2%であり、巨大な潜在的な市場がある。
【0008】
その二、従来の抗うつ薬は、作用の発現が遅く、通常3〜4週間かかり、失敗率が高く、最大40%に達し、長期間の投薬が必要である。GABA受容体モジュレーターは、24時間以内に明らかな抗うつ作用を果たすことができ、投薬効果は数日から2週間続くことがある。
【0009】
その三、GABA受容体モジュレーターは、MDD患者の毎日の経口治療ニーズを満たすことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】国際公開第2003077919号
【特許文献2】国際公開第2014169833号
【特許文献3】国際公開第2016061537号
【特許文献4】国際公開第2015180679号
【特許文献4】国際公開第2015027227号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明の目的は、一般式(I)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩を提供することであり、一般式(I)で表される化合物の構造は、以下に示すとおりである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
【化1】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
Xは、−CR17−又は−N−から選択され、
Yは、−CR2324−、−S(CHn1−、−P(CHn1−、−O(CHn1−、−(CHn1NR22−、
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
から選択され、
、R、R及びRは、同じであるか又は異なり、かつそれぞれ独立して、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、メルカプト基、ニトロ基、ヒドロキシル基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R24又は−(CHn1NR23S(O)m124から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、メルカプト基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換のヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
或いは、R、R、R及びRのうちの任意の2つの隣接又は非隣接基は、結合して1つのシクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基を形成することができ、そのうち前記シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換のヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R24及び−(CHn1NR23S(O)m124から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
或いは、R、R、R及びRのうちの任意の2つの隣接する2つの基は存在せず、1つの二重結合を形成し、
21は、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R24又は−(CHn1NR23S(O)m124から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換のヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
Xが−CR17−から選択される場合、R17は、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ヒドロキシル基、アミノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基から選択され、そのうち前記アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、置換又は未置換のアルキル基、ハロゲン、ヒドロキシル基、置換又は未置換のアミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基及び置換又は未置換のヘテロアリール基から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
或いは、R17は、R、R、R及びRのうちの任意の基と結合して1つのシクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基を形成することができ、そのうち前記シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換のヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R24及び−(CHn1NR23S(O)m124から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
22は、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R24又は−(CHn1NR23S(O)m124から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換のヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
23、R24、R25及びR26は、同じであるか又は異なり、かつそれぞれ独立して、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ヒドロキシル基、アミノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基から選択され、そのうち前記アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、置換又は未置換のアルキル基、ハロゲン、ヒドロキシル基、置換又は未置換のアミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基及び置換又は未置換のヘテロアリール基から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
mは0、1、3、4、5、6、7、8、9又は10の整数であり、
nは0、1、2又は3の整数であり、
oは0、1、2、3、4又は5の整数であり、
pは0、1、2、3、4、5又は6の整数であり、
qは0、1、2、3、4、5又は6の整数であり、
は0、1又は2の整数であり、
は0、1、2、3、4又は5の整数である。)
【0013】
本発明の好ましい実施例において、前記一般式(I)で表される化合物は、一般式(I−A)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩である。
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
Yは、−S(CHn1−、
【化4】
[この文献は図面を表示できません]
から選択され、
3a及びR3bは、同じであるか又は異なり、かつそれぞれ独立して、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、メルカプト基、ニトロ基、ヒドロキシル基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1S(O)NR23、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R23又は−(CHn1NR23S(O)m124から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、メルカプト基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換のヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
、R、R15a、R15b、R16a、R16b及びR19は、同じであるか又は異なり、かつそれぞれ独立して、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1S(O)NR23、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R23又は−(CHn1NR23S(O)m124から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換のヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
或いは、R、R、R15a、R15b、R16a、R16b及びR19のうちの任意の2つの隣接する又は隣接しない基は、1つのシクロアルキル基、ヘテロアルキル基、アリール基及びヘテロアリール基を形成することができ、そのうち前記形成されるシクロアルキル基、ヘテロアルキル基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換のヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
17は、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ヒドロキシル基、アミノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基から選択され、そのうち前記アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、置換又は未置換のアルキル基、ハロゲン、ヒドロキシル基、置換又は未置換のアミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基及び置換又は未置換のヘテロアリール基から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
或いは、R17は、R16a及びR16bのうちの任意の基と結合して1つのシクロアルキル基、ヘテロアルキル基、アリール基及びヘテロアリール基を形成することができ、そのうち前記シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換のヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R24及び−(CHn1NR23S(O)m124から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
21は、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R24又は−(CHn1NR23S(O)m124から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換のヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
nは0、1、2又は3の整数であり、
22〜R26、m及びnは、一般式(I)で表される化合物で定義されるとおりである。)
【0014】
本発明の好ましい実施例において、前記一般式(I)で表される化合物は、一般式(III)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩である。
【0015】
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
3aは、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、メルカプト基、ニトロ基、ヒドロキシル基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1S(O)(NR23)R24、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R23又は−(CHn1NR23S(O)m124から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、メルカプト基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
15a、R15b、R16a及びR16bは、同じであるか又は異なり、かつそれぞれ独立して、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1S(O)(NR23)R24、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R23又は−(CHn1NR23S(O)m124から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、R15a、R15b、R16a及びR16bが異なる場合に水素原子であり、
或いは、R15a、R15b、R16a及びR16bのうちの任意の2つの隣接する又は隣接しない基は、1つのシクロアルキル基、ヘテロアルキル基、アリール基及びヘテロアリール基を形成することができ、そのうち前記形成されるシクロアルキル基、ヘテロアルキル基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
19は、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、メルカプト基、ニトロ基、ヒドロキシル基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1S(O)(NR23)R24、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R23又は−(CHn1NR23S(O)m124から選択され、
21、R23〜R26、m及びnは、一般式(I)で表される化合物で定義されるとおりである。)
【0016】
本発明の好ましい実施例において、前記一般式(I)で表される化合物は、一般式(III)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩である。
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
15a、R16a及びR21は、一般式(I)で表される化合物で定義されるとおりである。)
【0017】
本発明の好ましい実施例において、前記一般式(I)で表される化合物は、一般式(IV)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩である。
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
Zは、−CR2324−、−(CHn1NR23−又は−(CHn1O(CHn2−から選択され、好ましくは、メチレン基であり、
環Aは、シクロアルキル基、複素環基、アリール基又はヘテロアリール基から選択され、そのうち前記シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
は、同じであるか又は異なり、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1S(O)(NR23)R24、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R23又は−(CHn1NR23S(O)m124から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
15aは、水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、ヒドロキシル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1S(O)m123又は−(CHn1NR2324から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
16aは、水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、ヒドロキシル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1S(O)m123又は−(CHn1NR2324から選択され、
或いは、R15a及びR16aは、1つのシクロアルキル基及びヘテロアルキル基を形成することができ、そのうち前記シクロアルキル基及びヘテロアルキル基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、R15a及びR16aが異なる場合に水素原子であり、
23及びR24は、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
25〜R26、m、n及びxは、一般式(II)で表される化合物で定義されるとおりである。)
【0018】
本発明の好ましい実施例において、前記一般式(I)で表される化合物は、一般式(IV−A)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩である。
【化8】
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15aは、水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、ヒドロキシル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1S(O)m123又は−(CHn1NR2324から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
環A、R及びxは、一般式(IV)で表される化合物で定義されるとおりである。)
【0019】
本発明の好ましい実施例において、前記一般式(I)で表される化合物は、一般式(V)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩である。
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
15a、R16a、R及びxは、一般式(IV)で表される化合物で定義されるとおりである。)
【0020】
本発明の好ましい実施例において、前記一般式(I)で表される化合物は、一般式(V)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩である。
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
15a、R16a、R及びxは、一般式(V)で表される化合物で定義されるとおりである。)
【0021】
本発明の好ましい実施例において、前記一般式(I)で表される化合物は、一般式(VI)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩である。
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
は、同じであるか又は異なり、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1S(O)(NR23)R24、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R23又は−(CHn1NR23S(O)m124から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換のヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
yは0、1、3又は4の整数であり、
環A、Z、R、R23〜R26、、n及びxは、一般式(IV)で表される化合物で定義されるとおりである。)
【0022】
本発明の好ましい実施例において、前記一般式(I)で表される化合物は、一般式(VI−A)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩である。
【化12】
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(式中、
環A、Z、R、R、R23〜R26、、n、x及びyは、一般式(VI)で表される化合物で定義されるとおりである。)
【0023】
本発明の好ましい実施例において、前記一般式(I)で表される化合物は、一般式(VII)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩である。
【化13】
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(式中、
Yは、−S(CHn1−、
【化14】
[この文献は図面を表示できません]
から選択され、
21は、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R24又は−(CHn1NR23S(O)m124から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換のヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよい。
22〜R26、m及びnは、一般式(I)で表される化合物で定義されるとおりである。)
【0024】
本発明の好ましい実施例において、前記一般式(I)で表される化合物は、一般式(VIII)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩である。
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
21は、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R24又は−(CHn1NR23S(O)m124から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換のヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
23〜R26、m及びnは、一般式(I)で表される化合物で定義されるとおりである。)
【0025】
本発明の好ましい実施例において、前記一般式(I)で表される化合物は、一般式(IX)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩である。
【化16】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
Yは、−S(CHn1−、
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
から選択され、
21は、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R24又は−(CHn1NR23S(O)m124から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換のヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
nは0、1又は2の整数であり、
22〜R26、m及びnは、一般式(I)で表される化合物で定義されるとおりである。)
【0026】
本発明の好ましい実施例において、前記一般式(I)で表される化合物は、一般式(X)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩である。
【化18】
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(式中、
Mは、−CR23−又は酸素原子から選択され、
Yは、−S(CHn1−、
【化19】
[この文献は図面を表示できません]
から選択され、
21は、水素原子、重水素原子、アルキル基、重水素化アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、シアノ基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基、ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1S(O)m123、−(CHn1NR2324、−(CHn1C(O)NR2324、−(CHn1NR23C(O)R24又は−(CHn1NR23S(O)m124から選択され、そのうち前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、シクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基は、さらに重水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、置換又は未置換のシクロアルキル基、置換又は未置換の複素環基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換のヘテロアリール基、−(CHn125、−(CHn1OR25、−(CHn1SR25、−(CHn1C(O)R25、−(CHn1C(O)OR25、−(CHn1S(O)m125、−(CHn1NR2526、−(CHn1C(O)NR2526、−(CHn1C(O)NHR25、−(CHn1NR25C(O)R26及び−(CHn1NR25S(O)m126から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
22〜R26、m及びnは、一般式(I)で表される化合物で定義されるとおりである。)
【0027】
本発明の好ましい実施例において、前記一般式(I)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩において、前記環Aは、
【化20】
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から選択される。
【0028】
本発明の好ましい実施例において、前記任意の一般式で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩において、
(式中、
Zは、−CH−、−CHNH−、−CHO−、−CH−、−NH−又は−NHSO−から選択され、
Yは、−C(O)−、−C(O)CH−、−C(O)O−、−C(O)CHNH−、−C(O)CHO−、−SCH−、−S(O)CH−、−S(O)CH−、−P(O)R23−、−C(O)NH−又は−C(O)NHSO−から選択され、そのうち前記Rは、水素原子、ハロゲン、アミノ基、シアノ基、ニトロ基、C1−6アルキル基、C2−6アルキニル基、C3−6シクロアルキル基、C1−6ハロゲン化アルキル基、C3−8ハロシクロアルキル基、C1−6アルコキシ基、C1−6ヒドロキシアルキル基、−(CHn1OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1C(O)R23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1C(O)NR2324又は−(CHn1S(O)m123から選択され、そのうち前記C1−6アルキル基、C2−6アルキニル基、C3−6シクロアルキル基、C1−6ハロゲン化アルキル基、C3−6ハロシクロアルキル基、C1−6アルコキシ基及びC1−6ヒドロキシアルキル基は、さらに水素原子、ハロゲン、シアノ基、ヒドロキシル基、C1−6アルキル基、C3−6シクロアルキル基及び3−6員複素環基から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
は、水素原子、ハロゲン、アミノ基、シアノ基、ニトロ基、C1−6アルキル基、C2−6アルキニル基、C3−6シクロアルキル基、C1−6ハロゲン化アルキル基、C3−8ハロシクロアルキル基、C1−6アルコキシ基又はC1−6ヒドロキシアルキル基から選択され、
23及びR24は、同じであるか又は異なり、かつそれぞれ独立して、C1−6アルキル基、C3−8シクロアルキル基又は3−8員複素環基から選択され、そのうち前記C1−6アルキル基、C3−8シクロアルキル基及び3−8員複素環基は、さらに重水素原子、ハロゲン、ヒドロキシル基、C1−3アルキル基、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、C1−6アルコキシ基、C1−6ヒドロキシアルキル基、C3−8シクロアルキル基、−(CHn1NR2526、3−8員複素環基、6−10員アリール基及び5−12員ヘテロアリール基から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよい。
【0029】
本発明の好ましい実施例において、前記任意の一般式で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩において、
(式中、
15aは、水素原子、C1−6アルキル基、C1−6ハロゲン化アルキル基、C1−6アルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、ヒドロキシル基、C3−8シクロアルキル基、C3−8ハロシクロアルキル基、3−8員複素環基、6−10員アリール基、5−12員ヘテロアリール基、−(CHn123、−(CHn1OR23、−(CHn1C(O)OR23、−(CHn1SR23、−(CHn1S(O)m123又は−(CHn1NR2324から選択され、そのうち前記C1−6アルキル基、C1−6ハロゲン化アルキル基、C1−6アルコキシ基、C3−8シクロアルキル基、C3−8ハロシクロアルキル基、3−8員複素環基、6−10員アリール基及び5−12員ヘテロアリール基は、さらに水素原子、ハロゲン、シアノ基、ヒドロキシル基、ニトロ基、C1−6アルキル基、C1−6ハロゲン化アルキル基、C3−6シクロアルキル基、−(CHn1NR2526及び3−6員複素環基から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、
16aは、水素原子、ハロゲン、シアノ基、C1−6アルキル基又はC1−6ハロゲン化アルキル基から選択される。
或いは、R15a及びR16aは、1つのC3−8シクロアルキル基を形成することができ、そのうち前記C3−8シクロアルキル基は、さらに水素原子、C1−6アルキル基、C1−6ハロゲン化アルキル基又はハロゲンから選択される1つ以上の置換基で置換されてもよく、RR15a及びR16aが異なる場合に水素原子であり、
23及びR24は、同じであるか又は異なり、かつそれぞれ独立して、水素原子、C1−6アルキル基、C3−8シクロアルキル基又は3−8員複素環基から選択され、そのうち前記C1−6アルキル基、C3−8シクロアルキル基及び3−8員複素環基は、さらに重水素原子、ハロゲン、ヒドロキシル基、C1−3アルキル基、アミノ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、C1−6アルコキシ基、C1−6ヒドロキシアルキル基、C3−8シクロアルキル基、−(CHn1NR2526、3−8員複素環基、6−10員アリール基及び5−12員ヘテロアリール基から選択される1つ以上の置換基で置換されてもよい。
【0030】
本発明の好ましい実施例において、前記一般式(I)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩は、
【化21-1】
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【化21-2】
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【化21-3】
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【化21-4】
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【化21-5】
[この文献は図面を表示できません]
【化21-6】
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という化合物から選択される。
【0031】
本発明は、さらに治療有効量の一般式(I)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩及び1種以上の薬学的に許容された担体、希釈剤又は賦形剤を含む医薬組成物に関する。
【0032】
本発明は、さらに、任意の一般式(I)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩、又は前記医薬組成物の、GABA受容体モジュレーター薬物の製造における応用に関する。
【0033】
本発明は、さらに、一般式(I)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩、又はその医薬組成物の、CNS関連疾患を治療する薬物の製造における応用であって、前記CNS関連疾患は、睡眠障害、気分障害、統合失調症スペクトラム障害、痙攣障害、記憶及び/又は認知の障害、運動障害、人格障害、自閉症スペクトラム障害、疼痛、外傷性脳損傷、脈管疾患、物質乱用障害及び/又は離脱症候群、又は耳鳴から選択される、応用に関する。
【0034】
本発明は、さらに、一般式(I)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩、又はその医薬組成物で、CNS関連疾患を治療する方法に関する。
【0035】
本発明は、さらに、治療有効量の一般式(I)で表される化合物、その立体異性体又はその薬理学的に許容される塩、又はその医薬組成物を患者に投与することを含む、CNS関連疾患の予防及び/又は治療方法に関する。
【発明を実施するための形態】
【0036】
特に反する記載がない限り、明細書及び特許請求の範囲に用いられる用語は、下記の意味を有する。
【0037】
用語「アルキル基」とは、1〜20個の炭素原子を含む直鎖又は分岐鎖基である飽和脂肪族炭化水素基を指し、好ましくは1〜8個の炭素原子を含むアルキル基であり、より好ましくは1〜6個の炭素原子を含むアルキル基であり、最も好ましくは1〜3個の炭素原子を含むアルキル基である。非限定的な例は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、s−ブチル基、n−ペンチル基、1,1−ジメチルプロピル基、1,2−ジメチルプロピル基、2,2−ジメチルプロピル基、1−エチルプロピル基、2−メチルブチル基、3−メチルブチル基、n−ヘキシル基、1−エチル−2−メチルプロピル基、1,1,2−トリメチルプロピル基、1,1−ジメチルブチル基、1,2−ジメチルブチル基、2,2−ジメチルブチル基、1,3−ジメチルブチル基、2−エチルブチル基、2−メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、4−メチルペンチル基、2,3−ジメチルブチル基、n−ヘプチル基、2−メチルヘキシル基、3−メチルヘキシル基、4−メチルヘキシル基、5−メチルヘキシル基、2,3−ジメチルペンチル基、2,4−ジメチルペンチル基、2,2−ジメチルペンチル基、3,3−ジメチルペンチル基、2−エチルペンチル基、3−エチルペンチル基、n−オクチル基、2,3−ジメチルヘキシル基、2,4−ジメチルヘキシル基、2,5−ジメチルヘキシル基、2,2−ジメチルヘキシル基、3,3−ジメチルヘキシル基、4,4−ジメチルヘキシル基、2−エチルヘキシル基、3−エチルヘキシル基、4−エチルヘキシル基、2−メチル−2−エチルペンチル基、2−メチル−3−エチルペンチル基、n−ノニル基、2−メチル−2−エチルヘキシル基、2−メチル−3−エチルヘキシル基、2,2−ジエチルペンチル基、n−デシル基、3,3−ジエチルヘキシル基、2,2−ジエチルヘキシル基及びその様々な分岐鎖異性体等を含む。アルキル基は、置換されるか又は置換されなくてもよく、置換された場合に、置換基は、任意の使用可能な結合点で置換されてもよく、前記置換基は、好ましくは、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルアミノ基、ハロゲン、メルカプト基、ヒドロキシル基、ニトロ基、シアノ基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、シクロアルコキシ基、ヘテロシクロアルコキシ基、シクロアルキルチオ基、ヘテロシクロアルキルチオ基、オキソ基、カルボキシル基又はカルボン酸エステル基から独立して選択される1つ以上の基であり、本発明では、好ましくは、メチル基、エチル基、イソプロピル基、tert−ブチル基、ハロゲン化アルキル基、重水素化アルキル基、アルコキシ基で置換されたアルキル基とヒドロキシル基で置換されたアルキル基である。
【0038】
用語「アルキレン基」とは、アルキル基の1つの水素原子がさらに置換されているものを指し、例えば、「メチレン基」は−CH−であり、「エチレン基」は−(CH−であり、「プロピリデン基」は−(CH−であり、「ブチリデン基」は−(CH−である。用語「アルケニル基」とは、少なくとも2つの炭素原子と少なくとも1つの炭素−炭素二重結合からなる上記で定義されたアルキル基、例えばビニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−、2−又は3−ブテニル基などを指す。アルケニル基は、置換されるか又は置換されなくてもよく、置換された場合に、置換基は、好ましくは、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルアミノ基、ハロゲン、メルカプト基、ヒドロキシル基、ニトロ基、シアノ基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、シクロアルコキシ基、ヘテロシクロアルコキシ基、シクロアルキルチオ基、ヘテロシクロアルキルチオ基から独立して選択される1つ以上の基である。
【0039】
用語「シクロアルキル基」とは、飽和又は一部不飽和の単環又は多環式環状炭化水素置換基を指し、シクロアルキル環は、3〜20個の炭素原子を含み、好ましくは、3〜12個の炭素原子を含み、さらに好ましくは、3〜8個の炭素原子を含み、より好ましくは3〜6個の炭素原子を含む。単環式シクロアルキル基の非限定的な例は、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロペンテニル基、シクロヘキシル基、シクロヘキセニル基、シクロヘキサジエニル基、シクロヘプチル基、シクロヘプタトリエニル基、シクロオクチル基などを含み、多環式シクロアルキル基は、スピロ環、縮合環及び橋かけ環式シクロアルキル基を含み、好ましくは、シクロプロピル基である。
【0040】
用語「スピロシクロアルキル基」とは、5〜20員の単環間に1つの炭素原子(スピロ原子と呼ばれる)を共有し、1つ以上の二重結合を含有してよいが、完全に共役したπ電子系を有する環がない多環式基を指す。好ましくは、6〜14員であり、より好ましくは、7〜10員である。環同士が共有するスピロ原子の数量に応じて、スピロシクロアルキル基は単環式スピロシクロアルキル基、二環式スピロシクロアルキル基又は多環式スピロシクロアルキル基に分けられるが、好ましくは、単環式スピロシクロアルキル基及び二環式スピロシクロアルキル基である。より好ましくは、4員/4員、4員/5員、4員/6員、5員/5員又は5員/6員の単環式スピロシクロアルキル基である。スピロシクロアルキル基の非限定的な例は、
【化22】
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を含み、
【0041】
また、単環式スピロシクロアルキル基とヘテロシクロアルキル基がスピロ原子を共有するスピロシクロアルキル基も含み、非限定的な例は、
【化23】
[この文献は図面を表示できません]
を含む。
【0042】
用語「縮合シクロアルキル基」とは、系における各環と系における他の環とが、隣接した一対の炭素原子を共有し、1つ以上の環が、1つ以上の二重結合を含有してよいが、完全に共役したπ電子系を有する環がない5〜20員の全炭素多環式基を指す。好ましくは、6〜14員であり、より好ましくは、7〜10員である。構成する環の数量に応じて、二環、三環、四環又は多環式縮合シクロアルキル基に分けられてよく、好ましくは、5員/5員又は5員/6員のビシクロアルキル基である。縮合シクロアルキル基の非限定的な例は、
【化24】
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を含む。
【0043】
用語「橋かけ環式シクロアルキル基」とは、いずれか2つの環が直接結合しない2つの炭素原子を共有し、1つ以上の二重結合を含有してよいが、完全に共役したπ電子系を有する環がない5〜20員の全炭素多環式基を指す。好ましくは、6〜14員であり、より好ましくは、7〜10員である。構成する環の数量に応じて、二環、三環、四環又は多環式橋かけ環式シクロアルキル基に分けられるが、好ましくは、二環、三環又は四環であり、より好ましくは、二環又は三環である。橋かけ環式シクロアルキル基の非限定的な例は、
【化25】
[この文献は図面を表示できません]
を含む。
【0044】
前記シクロアルキル環は、アリール基、ヘテロアリール基又はヘテロシクロアルキル環に縮合されてもよく、そのうち親構造に結合された環は、シクロアルキル基であり、非限定的な例は、インダニル基、テトラヒドロナフチル基、ベンゾシクロヘプタン基などを含む。アルキニル基は、任意に置換されるか又は置換されなくてもよく、置換された場合に、置換基は、好ましくは、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルアミノ基、ハロゲン、メルカプト基、ヒドロキシル基、ニトロ基、シアノ基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、シクロアルコキシ基、ヘテロシクロアルコキシ基、シクロアルキルチオ基、ヘテロシクロアルキルチオ基、オキソ基、カルボキシル基又はカルボン酸エステル基から独立して選択される1つ以上の基である。
【0045】
用語「複素環基」とは、飽和又は一部不飽和の単環又は多環式環状炭化水素置換基を指し、それは、3〜20個の環原子を含み、そのうち1つ以上の環原子は、窒素、酸素又はS(O)(ここで、mは0〜2の整数である)から選択されるヘテロ原子であるが、−O−O−、−O−S−又は−S−S−の環部分を含まず、残りの環原子は炭素である。好ましくは3〜12個の環原子を含み、そのうち1〜4個の環原子はヘテロ原子であり、より好ましくは3〜10個の環原子を含み、最も好ましくは3〜8個の環原子を含む。単環式複素環基の非限定的な例は、ピロリジニル基、イミダゾリジニル基、テトラヒドロフラニル基、テトラヒドロチエニル基、ジヒドロイミダゾリル基、ジヒドロフラニル基、ジヒドロピラゾロ基、ジヒドロピロール基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、ホモピペラジニル基、ピラニル基、1,4−ジアゼピンなどを含み、好ましくは、テトラヒドロフラニル基、ピラゾリジニル基、モルホリニル基、1,4−ジアゼピン、ピペラジニル基及びピラニル基である。多環式複素環基は、スピロ環、縮合環及び橋かけ環式の複素環基を含み、係るスピロ環、縮合環及び橋かけ環式の複素環基は、単結合を介して他の基と接続されるか、又は環上の任意の2つ以上の原子を介して他のシクロアルキル基、複素環基、アリール基及びヘテロアリール基とさらに平行環で接続されてもよい。
【0046】
用語「スピロ複素環基」とは、5〜20員の単環間に1つの原子(スピロ原子と呼ばれる)を共有する多環式複素環基を指し、1つ以上の環原子は、窒素、酸素又はS(O)(ここで、mは0〜2の整数である)から選択されるヘテロ原子であり、残りの環原子は炭素である。それは、1つ以上の二重結合を含有してもよいが、完全に共役したπ電子系を有する環がない。好ましくは、6〜14員であり、より好ましくは、7〜10員である。環同士が共有するスピロ原子の数量に応じて、スピロ複素環基を単環式スピロ複素環基、二環式スピロ複素環基又は多環式スピロ複素環基に分け、好ましくは、単環式スピロ複素環基及び二環式スピロ複素環基である。より好ましくは、4員/4員、4員/5員、4員/6員、5員/5員又は5員/6員の単環式スピロ複素環基である。スピロ複素環基の非限定的な例は、
【化26】
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を含む。
【0047】
用語「縮合複素環基」とは、系における各環と系における他の環とが、隣接した一対の原子を共有し、1つ以上の環が、1つ以上の二重結合を含有してもよいが、完全に共役したπ電子系を有する環がない5〜20員の多環式複素環基を指し、1つ以上の環原子は、窒素、酸素又はS(O)(ここで、mは0〜2の整数である)から選択されるヘテロ原子であり、残りの環原子は炭素である。好ましくは、6〜14員であり、より好ましくは、7〜10員である。構成する環の数量に応じて、二環、三環、四環又は多環式縮合複素環基に分けられるが、好ましくは、二環又は三環であり、より好ましくは、5員/5員又は5員/6員の二環式縮合複素環基である。縮合複素環基の非限定的な例は、
【化27】
[この文献は図面を表示できません]
を含む。
【0048】
用語「橋かけ環式複素環基」とは、任意の2つの環が直接結合していない2つの原子を共有し、1つ以上の二重結合を含有してもよいが、完全に共役したπ電子系を有する環がない5〜14員の多環式複素環基であり、1つ以上の環原子は、窒素、酸素又はS(O)(ここで、mは0〜2の整数である)から選択されるヘテロ原子であり、残りの環原子は炭素である。好ましくは、6〜14員であり、より好ましくは、7〜10員である。構成する環の数量に応じて、二環、三環、四環又は多環式橋かけ環式複素環基に分けられるが、好ましくは、二環、三環又は四環であり、より好ましくは、二環又は三環である。橋かけ環式複素環基の非限定的な例は、
【化28】
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を含む。
【0049】
前記複素環式環は、アリール基、ヘテロアリール基又はシクロアルキル環に縮合されてもよく、そのうち親構造に結合された環は、複素環基であり、非限定的な例は、
【化29】
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などを含む。
【0050】
複素環基は、任意に置換されるか又は置換されなくてもよく、置換された場合に、置換基は、好ましくは、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルアミノ基、ハロゲン、メルカプト基、ヒドロキシル基、ニトロ基、シアノ基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、シクロアルコキシ基、ヘテロシクロアルコキシ基、シクロアルキルチオ基、ヘテロシクロアルキルチオ基、オキソ基、カルボキシル基又はカルボン酸エステル基から独立して選択される1つ以上の基である。
【0051】
用語「アリール基」とは、共役したπ電子系を有する6〜14員全炭素単環式又は縮合多環式(すなわち、隣接した炭素原子対を共有する環)基を指し、好ましくは、6〜10員であり、例えば、フェニル基及びナフチル基である。より好ましくは、フェニル基である。前記アリール環は、ヘテロアリール基、複素環基又はシクロアルキル環に縮合されてもよく、そのうち親構造に結合された環は、アリール環であり、非限定的な例は、
【化30】
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を含む。
【0052】
アリール基は、置換されるか又は置換されなくてよく、置換された場合、置換基は、好ましくは、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルアミノ基、ハロゲン、メルカプト基、ヒドロキシル基、ニトロ基、シアノ基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、シクロアルコキシ基、ヘテロシクロアルコキシ基、シクロアルキルチオ基、ヘテロシクロアルキルチオ基、カルボキシル基又はカルボン酸エステル基から独立して選択される1つ以上の基である。
【0053】
用語「ヘテロアリール基」とは、1〜4個のヘテロ原子及び5〜12個の環原子を含むヘテロ芳香族系を指し、ヘテロ原子は、酸素、硫黄及び窒素から選択される。ヘテロアリール基は、好ましくは5〜10員であり、より好ましくは5員又は6員であり、例えば、イミダゾリル基、フリル基、チエニル基、チアゾリル基、ピラゾリル基、オキサゾリル基、ピロリル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、ピリジル基、ピリミジニル基、チアジアゾール、ピラジニル基などであり、好ましくは、トリアゾリル基、テトラゾリル基、チエニル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、ピリダジン基、ピリミジニル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基又はピリミジニル基であり、より好ましくは、トリアゾリル基、テトラゾリル基、ピラゾリル基、ピリジル基、ピリダジン基、ピリミジニル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基又はイミダゾリル基である。前記ヘテロアリール環は、アリール基、複素環基又はシクロアルキル環に縮合されてもよく、そのうち親構造に結合された環は、アリール環であり、非限定的な例は、
【化31】
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を含む。
【0054】
ヘテロアリール基は、任意に置換されるか又は置換されなくてよく、置換された場合、置換基は、好ましくは、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルアミノ基、ハロゲン、メルカプト基、ヒドロキシル基、ニトロ基、シアノ基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、シクロアルコキシ基、ヘテロシクロアルコキシ基、シクロアルキルチオ基、ヘテロシクロアルキルチオ基、カルボキシル基又はカルボン酸エステル基から独立して選択される1つ以上の基である。
【0055】
用語「アルコキシ基」は、−O−(アルキル基)及び−O−(非置換のシクロアルキル基)を指し、アルキル基の定義は上述のとおりである。アルコキシ基の非限定的な例は、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、シクロプロポキシ基、シクロブトキシ基、シクロペンチルオキシ基、シクロヘキシルオキシ基を含む。アルコキシ基は、任意に置換されるか又は置換されなくてよく、置換された場合、置換基は、好ましくは、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルアミノ基、ハロゲン、メルカプト基、ヒドロキシル基、ニトロ基、シアノ基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、シクロアルコキシ基、ヘテロシクロアルコキシ基、シクロアルキルチオ基、ヘテロシクロアルキルチオ基、カルボキシル基又はカルボン酸エステル基から独立して選択される1つ以上の基である。
【0056】
「ハロゲン化アルキル基」とは、1つ以上のハロゲンで置換されたアルキル基を指し、アルキル基は、上記で定義したようなものである。
【0057】
「ハロアルコキシ基」とは、1つ以上のハロゲンで置換されたアルコキシ基を指し、アルコキシ基は、上記で定義したようなものである。
【0058】
「ヒドロキシアルキル基」とは、ヒドロキシル基で置換されたアルキル基を指し、アルキル基は、上記で定義したようなものである。
【0059】
「アルケニル基」とは、オレフィン基とも呼ばれるアルケニル基を指し、2〜20個の炭素原子を含む直鎖又は分岐鎖基であり、好ましくは2〜8個の炭素原子を含むアルキル基であり、より好ましくは2〜6個の炭素原子を含むアルキル基であり、最も好ましくは2〜3個の炭素原子を含むアルキル基であり、前記アルケニル基は、さらに他の関連する基、例えば、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルアミノ基、ハロゲン、メルカプト基、ヒドロキシル基、ニトロ基、シアノ基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、シクロアルコキシ基、ヘテロシクロアルコキシ基、シクロアルキルチオ基、ヘテロシクロアルキルチオ基、カルボキシル基又はカルボン酸エステル基で置換されてもよい。
【0060】
「アルキニル基」とは、(CH≡C−)を指し、2〜20個の炭素原子を含む直鎖又は分岐鎖基であり、好ましくは2〜8個の炭素原子を含むアルキル基であり、より好ましくは2〜6個の炭素原子を含むアルキル基であり、最も好ましくは2〜3個の炭素原子を含むアルキル基であり、前記アルキニル基は、さらに他の関連する基、例えば、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルアミノ基、ハロゲン、メルカプト基、ヒドロキシル基、ニトロ基、シアノ基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、シクロアルコキシ基、ヘテロシクロアルコキシ基、シクロアルキルチオ基、ヘテロシクロアルキルチオ基、カルボキシル基又はカルボン酸エステル基で置換されてもよい。
【0061】
「ヒドロキシル基」は−OH基を指す。
【0062】
「ハロゲン」とは、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素を指す。
【0063】
「アミノ基」とは、−NHを指す。
【0064】
「シアノ基」とは、−CNを指す。
【0065】
「ニトロ基」は−NOを指す。
【0066】
「カルボキシル基」とは、−C(O)OHを指す。
【0067】
「THF」とは、テトラヒドロフランを指す。
【0068】
「EtOAc」とは、酢酸エチルを指す。
【0069】
「MeOH」とは、メタノールを指す。
【0070】
「DMF」とは、N,N−ジメチルホルムアミドを指す。
【0071】
「DIPEA」とは、ジイソプロピルエチルアミンを指す。
【0072】
「TFA」とは、トリフルオロ酢酸を指す。
【0073】
「MeCN」とは、アセトニトリルを指す。
【0074】
「DMA」とは、N,N−ジメチルアセトアミドを指す。
【0075】
「EtO」とは、エチルエーテルを指す。
【0076】
「DCE」とは、1,2ジクロロエタンを指す。
【0077】
「DIPEA」とは、N,N−ジイソプロピルエチルアミンを指す。
【0078】
「NBS」とは、N−ブロモスクシンイミドを指す。
【0079】
「NIS」とは、N−ヨードスクシンイミドを指す。
【0080】
「Cbz−Cl」とは、クロロギ酸ベンジルを指す。
【0081】
「Pd(dba)」とは、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウムを指す。
【0082】
「Dppf」とは、1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンを指す。
【0083】
「HATU」とは、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N′,N′−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファートを指す。
【0084】
「KHMDS」とは、カリウムヘキサメチルジシラジドを指す。
【0085】
「LiHMDS」とは、リチウムビス(トリメチルシリル)アミドを指す。
【0086】
「MeLi」とは、メチルリチウムを指す。
【0087】
「n−BuLi」とは、n−ブチルリチウムを指す。
【0088】
「NaBH(OAc)」とは、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムを指す。
【0089】
「Xは、A、B又はCから選択される」、「Xは、A、B及びCから選択される」、「Xは、A、B又はCである」、「Xは、A、B及びCである」という各用語は、いずれも同じ意味を持ち、すなわち、XがA、B、Cのうちのいずれか1つ又は複数であり得ることを意味する。
【0090】
本発明の前記水素原子は、いずれもその同位体である重水素で置換されてもよく、本発明に係る実施例の化合物のうちのいずれの1つの水素原子も、重水素原子で置換されてもよい。
【0091】
「してもよい」又は「してもよく」は、後に記載される事態又は環境が発生してもよいが、必ずしも発生することではないことを意味し、該説明は、該事態又は環境が発生した場合又は発生していない場合を含む。例えば、「アルキル基で置換されてもよい複素環基」とは、アルキル基が存在してもよいが、必ずしも存在するとは限らないことを意味し、該説明は、複素環基がアルキル基で置換された場合と、複素環基がアルキル基で置換されていない場合とを含む。
【0092】
「置換」とは、基における1つ以上の水素原子、好ましくは最多5個、より好ましくは1〜3個の水素原子がそれぞれ独立して、対応する数量の置換基で置換されることを指す。置換基が可能な化学部位のみにあることは言うまでもない。当業者であれば、努力することなく、(実験又は理論により)可能又は不可能な置換を特定することができる。例えば、遊離水素を有するアミノ基又はヒドロキシル基と、不飽和結合を有する炭素原子(例えば、エチレン系)とが結合する場合、安定しない可能性がある。
【0093】
「医薬組成物」は、1種以上の本明細書に記載の化合物又はその生理学的/薬学的に許容される塩又はプロドラッグと他の化学成分の混合物、及び生理学的/薬学的に許容される担体と賦型剤のような他の成分を含有するものを意味する。医薬組成物は、生体への投与を促進することを目的とし、活性成分が吸収されて生物学的活性を更に発揮することに有利である。
【0094】
「薬学的に許容される塩」は、本発明の化合物の塩を意味し、このような塩は、哺乳動物の体内に投与する場合に安全性及び有効性を有し、かつ所望の生物学的活性を有する。
発明を実施するための形態
【実施例】
【0095】
以下、実施例により本発明をさらに説明するが、これらの実施例は本発明の範囲を限定するものではない。
【0096】
本発明の化合物の構造は、核磁気共鳴(NMR)又は/及び液体クロマトグラフィー−質量分析(LC−MS)により決定される。NMR化学シフト(δ)は、百万分の一(ppm)の単位で示す。NMRの測定には、BrukerAVANCE−400核磁気計を用いて、測定溶媒が重水素化ジメチルスルホキシド(DMSO−d)、重水素化メタノール(CDOD)及び重水素化クロロホルム(CDCl)であり、内部標準がテトラメチルシラン(TMS)である。
【0097】
液体クロマトグラフィー−質量分析(LC−MS)による測定には、Agilent 1200 Infinity Series質量分析計を用いる。HPLCによる測定には、アジレント1200DAD高速液体クロマトグラフィ(Sunfire C18150×4.6mmクロマトグラフィーカラム)とWaters2695−2996高速液体クロマトグラフィ(Gimini C18150×4.6mmクロマトグラフィーカラム)を用いる。
【0098】
薄層クロマトグラフィーシリカゲルプレートは、煙台黄海HSGF254又は青島GF254シリカゲルプレートを用い、TLCにおいて使用されるシリカゲルプレートの規格は0.15mm〜0.20mmであり、薄層クロマトグラフィーにより製品を分離精製するために用いられるシリカゲルプレートの規格は0.4mm〜0.5mmである。カラムクロマトグラフィーは、一般的には煙台黄海シリカゲル200〜300メッシュのシリカゲルを担体として用いる。
【0099】
本発明の実施例の出発原料は既知のものであり、かつ市場から購入できるもの、又は本技術分野で既知の方法を用いるか又は該方法に従って合成できるものである。
【0100】
特に説明がない限り、本発明の全ての反応は、乾燥窒素ガス又はアルゴンガス雰囲気下で、連続的に磁気撹拌しながら行われ、溶媒は乾燥溶媒であり、反応温度の単位は摂氏度である。
【0101】
実施例1
1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトン
【化32】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1、(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチル−16−(フェニルスルフィニル<スルフィニル>)ヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトンの製造
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
カリウムt−ブトキシド(2.3g、20.7mmol)を無水テトラヒドロフラン(200mL)に溶解し、窒素ガスで置換し、(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトン(3g、10.3mmol)を添加し、橙色溶液を生成し、25℃で10分間撹拌し、ベンゼンスルフィン酸メチルエステル(3.2g、20.7mmol)を添加し、反応液を30℃で30分間撹拌する。水(100mL)を添加してクエンチ反応させ、水相を酢酸エチル(100mL×3)で抽出し、有機相を合わせて、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、濃縮し、粗生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル:50/1〜3/1)で分離精製して、(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチル−16−(フェニルスルフィニル<スルフィニル>)ヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトン(3.5g、収率:82%)を得た。
【0102】
ステップ2、(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチル−1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14−テトラデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトンの製造
【化34】
[この文献は図面を表示できません]
(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチル−16−(フェニルスルフィニル<スルフィニル>)ヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトン(3.5g,8.5mmol)をキシレン(50mL)に溶解し、窒素ガスで置換し、炭酸ナトリウム(24.7g、0.17mol)を添加し、反応液を140℃で一晩撹拌し、反応液をろ過し、有機相を濃縮し、粗生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル:50/1〜3/1)で分離精製して、(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチル−1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14−テトラデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトン(1.5g、収率:62%)を得た。
【0103】
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.53(dd,J=5.9,1.2Hz,1H),6.03(dd,J=6.0,3.2Hz,1H),2.42-2.33(m,1H),1.90-1.79(m,4H),1.76-1.66(m,2H),1.58-1.48(m,5H),1.47-1.37(m,4H),1.36-1.23(m,7H),1.08(s,3H)。
【0104】
ステップ3、(2R,4aS,4bR,6aS,7aS,8aS,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルヘキサデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7(1H)−ケトンの製造
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
トリメチルスルホキソニウムヨージド(0.92g、4.2mmol)を無水ジメチルスルホキシド(10mL)に溶解し、窒素ガスで置換し、水素化ナトリウム(168mg、4.2mmol)を添加し、反応液を1時間撹拌し、(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチル−1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14−テトラデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトン(1.0g、3.5mmol)のジメチルスルホキシド(5mL)溶液を添加し、室温で反応して一晩撹拌した。水(50mL)を添加してクエンチ反応させ、水相を酢酸エチル(50mLx3)で抽出し、有機相を合わせて、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、濃縮し、粗生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル:50/1〜3/1)で分離精製して、(2R,4aS,4bR,6aS,7aS,8aS,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルヘキサデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7(1H)−ケトン(0.75g、収率:71%)を得た。
【0105】
H NMR(400MHz,CDCl)δ2.06-2.00(m,1H),1.97-1.91(m,1H),1.88-1.79(m,3H),1.78-1.67(m,6H),1.63-1.54(m,2H),1.48-1.39(m,3H),1.37-1.25(m,9H),1.15-1.05(m,2H),0.96(s,3H)。
【0106】
ステップ4、(2R,4aS,4bR,6aS,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−7−エチレン−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−2−フェノールの製造
【化36】
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PPhEtBr(14.8g、40mmol)を無水ジメチルスルホキシド(50mL)に溶解し、窒素ガスで置換し、水素化ナトリウム(1.6mg、40mmol)を添加し、反応液を室温で1時間撹拌し、(2R,4aS,4bR,6aS,7aS,8aS,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルヘキサデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7(1H)−ケトン(0.6g、20mmol)を添加し、100℃で反応して一晩撹拌した。反応液を室温まで冷却し、水(200mL)を添加してクエンチ反応させ、水相を酢酸エチル(200mLx2)で抽出し、有機相を合わせて、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、濃縮し、粗生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル:50/1〜3/1)で分離精製して、(2R,4aS,4bR,6aS,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−7−エチレン−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−2−フェノール(0.5g、収率:81%)を得た。
【0107】
ステップ5、(2R,4aS,4bR,6aS,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−7−(1−ヒドロキシエチル)−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−2−フェノールの製造
【化37】
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(2R,4aS,4bR,6aS,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−7−エチレン−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−2−フェノール(0.4g、1.3mmol)を無水テトラヒドロフラン(10mL)に溶解し、0℃まで冷却し,BH/THF(12.7mL、12.7mmol)を滴下した。反応液を室温で3時間撹拌し、TLCは反応が完了したことを示した。反応液を0℃まで冷却し、3MNaOH水溶液(4mL)を徐々に添加し、H(3mL)をさらに添加し、反応液を室温で2時間撹拌し、TLCは反応が完了したことを示した。酢酸エチル(50mL)を添加し、飽和Na水溶液(30mL)で洗浄し、また水(30mL)で洗浄し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、濃縮して,粗生成物(0.4g、収率:100% crude)を得て、そのまま次の反応に使用する。
【0108】
ステップ6、1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化38】
[この文献は図面を表示できません]
(2R,4aS,4bR,6aS,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−7−(1−ヒドロキシエチル)−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−2−フェノール(0.4g、1.2mmol)をジクロロメタン(20mL)に溶解し、PCC(0.52g、40mmol)を添加し、反応液を室温で2時間撹拌した。反応液をろ過し、有機相を濃縮し、粗生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル:50/1〜3/1)で分離精製して、1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトン(0.35g、収率:83%)を得た。
【0109】
H NMR(400MHz,CDCl)δ2.74(d,J=4.1Hz,1H),2.21(s,3H),1.97-1.91(m,1H),1.87-1.62(m,7H),1.56-1.50(m,1H),1.44-1.21(m,15H),1.12-1.00(m,1H),0.90-0.83(m,1H),0.72(s,3H),0.44-0.36(m,1H).
【0110】
実施例2
1−(2−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルの製造
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1、2−ブロモ−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトン(70mg、0.21mmol)をメタノール(3mL)に溶解し、臭化水素を1滴添加し、また液体臭素(41mg、0.25mmol)を添加し、反応液を室温で1時間撹拌した。水(20mL)を添加し、水相を酢酸エチル(20mLx2)で抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、濃縮して、粗生成物(87g、収率:100% 粗生成物)を得て、そのまま次の反応に使用する。
【0111】
ステップ2、1−(2−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルの製造
【化41】
[この文献は図面を表示できません]
2−ブロモ−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトン(87mg、0.21mmol)、1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(59mg、0.64mmol)及び炭酸カリウム(145mg、1.05mmol)をテトラヒドロフラン(2mL)に溶解し、反応液を室温で一晩撹拌した。反応液をろ過し、ろ液を濃縮し、粗生成物を高速液体クロマトグラフィーカラムで分離して、1−(2−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(33mg、収率:37%)を得た。
【0112】
MSm/z(ESI):404.2(M−HO+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.88(s,1H),7.82(s,1H),5.24−5.13(m,2H),2.84(d,J=2.7Hz,1H),1.98-1.92(m,1H),1.87-1.77(m,4H),1.76-1.66(m,3H),1.57-1.51(m,1H),1.46-1.24(m,15H),1.12-1.02(m,1H),1.00-0.96(m,1H),0.78(s,3H),0.54-0.46(m,1H).
【0113】
実施例3及び実施例4
1−(2−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−3−カルボニトリル(3)
1−(2−((2R,4aS,4bR,6aS,7R,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−3−カルボニトリル(4)の製造
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
2−ブロモ−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトン(80mg、0.19mmol)、1H−ピラゾール−3−カルボニトリル(55mg、0.58mmol)及び炭酸カリウム(131mg、0.95mmol)をテトラヒドロフラン(3mL)に溶解し、反応液を室温で一晩撹拌した。反応液をろ過し、ろ液を濃縮し、粗生成物を高速液体クロマトグラフィーカラムで分離して、1−(2−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−3−カルボニトリル(34.7mg、収率:42%)を得た。1−(2−((2R,4aS,4bR,6aS,7R,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−3−カルボニトリル(3.7g、収率:4.5%)。
【0114】
実施例3
MSm/z(ESI):404.2(M−HO+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.50(d,J=2.4Hz,1H),6.74(d,J=2.4Hz,1H),5.29-5.13(m,2H),2.83(d,J=2.9Hz,1H),1.97-1.92(m,1H),1.86-1.79(m,4H),1.73-1.64(m,3H),1.58-1.52(m,1H),1.43-1.27(m,15H),1.12-0.96(m,2H),0.79(s,3H),0.53-0.44(m,1H)。
【0115】
実施例4:
MSm/z(ESI):404.2(M−HO+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.52(d,J=2.4Hz,1H),6.75(d,J=2.4Hz,1H),5.11−4.96(m,2H),2.92(s,1H),1.93-1.87(m,1H),1.82-1.74(m,2H),1.72-1.62(m,4H),1.51(s,1H),1.46-1.24(m,15H),1.18-1.09(m,2H),1.04(s,3H),0.89-0.84(m,1H),0.46-0.40(m,1H).
【0116】
実施例5
1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトン
【化43】
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ステップ1、1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
2−ブロモ−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトン(60mg、0.15mmol)、4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール(60mg、0.44mmol)及び炭酸カリウム(104m、0.75mmol)をテトラヒドロフラン(3mL)に溶解し、反応液を室温で一晩撹拌した。反応液をろ過し、ろ液を濃縮し、粗生成物を高速液体クロマトグラフィーカラムで分離して、1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(22.2mg、収率:33%)を得た。
【0117】
MSm/z(ESI):465.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.74(s,1H),7.73(s,1H),5.25-5.09(m,2H),2.83(d,J=3.6Hz,1H),2.00-1.91(m,1H),1.89-1.79(m,4H),1.78-1.65(m,3H),1.58-1.52(m,1H),1.47-1.22(m,15H),1.15-0.95(m,2H),0.79(s,3H),0.52-0.44(m,1H).
【0118】
実施例6
1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトン
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1、1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
2−ブロモ−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトン(80mg、0.2mmol)、3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール(80mg、0.6mmol)及び炭酸カリウム(138m、1.0mmol)をテトラヒドロフラン(5mL)に溶解し、反応液を室温で一晩撹拌した。反応液をろ過し、ろ液を濃縮し、粗生成物を高速液体クロマトグラフィーカラムで分離して、1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(17mg、収率:18%)を得た。
【0119】
MSm/z(ESI):447.3(M−HO+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.49(d,J=1.9Hz,1H),6.60(d,J=1.9Hz,1H),5.27-5.13(m,2H),2.83(d,J=3.7Hz,1H),1.99-1.90(m,1H),1.89-1.76(m,4H),1.75-1.61(m,3H),1.58-1.50(m,1H),1.50-1.21(m,15H),1.13-0.96(m,2H),0.79(s,3H),0.52-0.45(m,1H).
【0120】
実施例7及び実施例8
1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)エタン−1−ケトン(7)
1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(8)
【化47】
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ステップ1:1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)エタン−1−ケトン(7)と1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(8)の製造
【化48】
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2−ブロモ−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトン(80mg、0.19mmol)、1H−1,2,3−トリアゾール(40mg、0.58mmol)及び炭酸カリウム(131mg、0.95mmol)をテトラヒドロフラン(3mL)に溶解し、反応液を室温で一晩撹拌した。反応液をろ過し、ろ液を濃縮し、粗生成物を高速液体クロマトグラフィーカラムで分離して、1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)エタン−1−ケトン(7)(9.2mg、収率:12%)と1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(8)(17.8mg、収率:23%)を得た。
【0121】
実施例7
MSm/z(ESI):380.3(M−HO+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.69(s,2H),5.55-5.36(m,2H),2.82(d,J=4.1Hz,1H),1.99-1.92(m,1H),1.87-1.74(m,4H),1.73-1.52(m,5H),1.47-1.26(m,14H),1.14-0.98(m,2H),0.84(s,3H),0.52-0.43(m,1H)。
【0122】
実施例8:
MSm/z(ESI):398.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.76(s,1H),7.66(s,1H),5.52-5.35(m,2H),2.87(d,J=3.9Hz,1H),2.02-1.92(m,1H),1.89-1.78(m,4H),1.76-1.65(m,3H),1.59-1.52(m,1H),1.48-1.23(m,15H),1.15-0.98(m,2H),0.80(s,3H),0.56-0.45(m,1H).
【0123】
実施例9及び実施例10
1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(2H−テトラゾール−2−イル)エタン−1−ケトン(9)
1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(1H−テトラゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(10)
【化49】
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ステップ1:1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(2H−テトラゾール−2−イル)エタン−1−ケトン(9)と1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(1H−テトラゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(10)の製造
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
2−ブロモ−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトン(50mg、0.12mmol)、1H−テトラゾール(26mg、0.37mmol)及び炭酸カリウム(83mg、0.6mmol)をテトラヒドロフラン(3mL)に溶解し、反応液を室温で一晩撹拌した。反応液をろ過し、ろ液を濃縮し、粗生成物を高速液体クロマトグラフィーカラムで分離して、1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(2H−テトラゾール−2−イル)エタン−1−ケトン(9)(11.6mg、収率:24%)と1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(1H−テトラゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(10)(4.4mg、収率:9%)を得た。
【0124】
実施例9:
MSm/z(ESI):381.2(M−HO+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.58(s,1H),5.74-5.62(m,2H),2.88(d,J=3.8Hz,1H),1.97-1.91(m,1H),1.87-1.79(m,4H),1.75-1.64(m,3H),1.58-1.55(m,1H),1.45-1.35(m,7H),1.34-1.24(m,8H),1.14-1.01(m,2H),0.85(s,3H),0.56-0.48(m,1H)。
【0125】
実施例10:
MSm/z(ESI):399.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.77(s,1H),5.57-5.39(m,2H),2.90(s,1H),2.00-1.91(m,1H),1.88-1.79(m,4H),1.76-1.65(m,3H),1.59-1.56(m,1H),1.46-1.37(m,7H),1.35-1.24(m,8H),1.13-0.99(m,2H),0.79(s,3H),0.58-0.49(m,1H)。
【0126】
実施例11
1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−ケトン
【化51】
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【化52】
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2−ブロモ−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトン(50mg、0.12mmol)、1−(メタンスルホニル)ピペラジン(60mg、0.36mmol)及び炭酸カリウム(83mg、0.6mmol)をテトラヒドロフラン(3mL)に溶解し、反応液を室温で一晩撹拌した。反応液をろ過し、ろ液を濃縮し、粗生成物を高速液体クロマトグラフィーカラムで分離して、1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−ケトン(13.7mg、収率:23%)を得た。
【0127】
MSm/z(ESI):493.2(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ3.63(br,2H),3.47(br,4H),2.93(br,4H),2.82(s,3H),2.73(s,1H),1.90−1.88(m,1H),1.86-1.81(m,2H),1.81-1.70(m,3H),1.70-1.64(m,2H),1.57-1.50(m,1H),1.41(s,5H),1.34-1.22(m,10H),1.12-0.99(m,1H),0.92-0.85(m,1H),0.73(s,3H),0.49-0.39(m,1H).
【0128】
実施例12
1−((3R,8R,9R,10S,13S,14S,16R,17S)−16−フルオロ−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン
【化53】
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ステップ1、(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,16R)−16−フルオロ−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトンの製造
【化54】
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トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(5.6mL、31.0mmol)を(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトン(3g、10.3mmol)及びトリエチルアミン(36.0mL、258.2mmol)のトルエン(45mL)溶液に滴下し、反応液を2時間加熱還流し、冷却し、飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄し、n−ヘキサンで抽出し、有機相を蒸発乾固して粗生成物(((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3,13−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−テトラデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3,17−ジイル)ジ(オキソ))ジ(トリメチルシリル)を得て、セレクトフルオル(4.0g、11.4mmol)を(((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3,13−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−テトラデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3,17−ジイル)ジ(オキソ))ジ(トリメチルシリル)のN,N−ジメチルホルムアミド(25mL)に添加し、室温で2時間撹拌して、(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,16R)−16−フルオロ−3,13−ジメチル−3−((トリメチルシリル)オキソ)ヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトンを得て,次にフッ化テトラブチルアンモニウムのテトラヒドロフラン(11.4mL、1M)を添加し、反応液を室温で一晩撹拌した。反応液を酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で3回洗浄し、有機相を蒸発乾固し、粗生成物をカラム(石油エーテル:酢酸エチル=6:4)で分離して(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,16R)−16−フルオロ−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトン(2.0g、収率:50.9%)を得た。
【0129】
H NMR(400MHz,CDCl)δ5.09(dd,J=50.6,7.5Hz,1H),2.18-1.58(m,10H),1.54-1.01(m,14H),0.92(s,3H).
19FNMR(376MHz,CDCl)δ−192.59.
【0130】
ステップ2、(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,16R)−17−エチレン−16−フルオロ−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノールの製造
【化55】
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窒素ガス下で、水素化ナトリウム(123mg、3.08mmol、60%w/w)を数回に分けてエチルトリフェニルホスホニウムブロミド(1.2g、3.24mmol)のジメチルスルホキシド(20mL)の溶液に添加し、反応液を室温で1時間撹拌し、次に(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,16R)−16−フルオロ−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトン(200mg、0.65mmol)を添加し、反応液を窒素ガス下で70℃まで一晩加熱し、反応液を冷却し、飽和食塩水を添加し、1N塩酸でPH=6となるように調整し,酢酸エチルで抽出し、有機相を飽和食塩水で洗浄し、蒸発乾固して粗生成物を得て、粗生成物をカラム(石油エーテル:酢酸エチル=7:3)で分離して(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,16R)−17−エチレン−16−フルオロ−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノール(80mg、収率:38.5%)を得た。
【0131】
H NMR(400MHz,CDCl)δ5.71-5.59(m,1H),5.12(dt,J=57.2,7.0Hz,1H),2.27-2.11(m,2H),1.92-1.24(m,21H),1.22-1.09(m,4H),1.06(s,3H).
19FNMR(376MHz,CDCl)δ−153.69.
【0132】
ステップ3、(3R,8R,9R,10S,13S,14S,16R,17S)−16−フルオロ−17−(1−ヒドロキシエチル)−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノールの製造
【化56】
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(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,16R)−17−エチレン−16−フルオロ−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノール(80mg、0.25mmol)を乾燥したテトラヒドロフラン(50mL)溶液に溶解し、室温でボランテトラヒドロフラン溶液(1M、2.5mL)を滴下し、反応液を室温で1時間撹拌した。反応液を氷水で冷却し、水酸化ナトリウム溶液(3M、1mL)を徐々に滴下し、大量の気体が放出し、そして過酸化水素溶液(25%、0.58mL)を徐々に滴下し、反応液を室温で2時間撹拌した。反応液を酢酸エチルで抽出し、チオ硫酸ナトリウム溶液、飽和食塩水で洗浄し、乾燥させて(3R,8R,9R,10S,13S,14S,16R,17S)−16−フルオロ−17−(1−ヒドロキシエチル)−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノール(80mg)を得て、そのまま次の反応に使用する。
【0133】
H NMR(400MHz,CDCl)δ5.47-5.16(m,1H),4.22-4.05(m,1H),2.42-2.17(m,1H),1.94-0.93(m,27H),0.87(s,3H).
19FNMR(376MHz,CDCl)δ−178.27.
【0134】
ステップ4、1−((3R,8R,9R,10S,13S,14S,16R,17S)−16−フルオロ−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化57】
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クロロクロム酸ピリジニウム(102mg、0.47mmol)を(3R,8R,9R,10S,13S,14S,16R,17S)−16−フルオロ−17−(1−ヒドロキシエチル)−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノール(80mg)のアセトン(2mL)溶液に添加し、反応液を60℃で6時間反応させた。反応液を蒸発乾固し、カラム(石油エーテル:酢酸エチル=5:2)で分離して1−((3R,8R,9R,10S,13S,14S,16R,17S)−16−フルオロ−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(22mg、収率:25%)を得た。
【0135】
H NMR(400MHz,CDCl)δ5.64-5.35(m,1H),2.44-2.09(m,6H),1.97-1.75(m,4H),1.74-1.00(m,20H),0.98-0.68(m,2H).
19FNMR(376MHz,CDCl)δ−168.20.
【0136】
実施例13
1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
【化58】
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ステップ1、(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトン
【化59】
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乾燥した100mL丸底フラスコに3.0Mのメチルマグネシウムブロミド(8.5mL、25.5mmol)及び20mlの無水テトラヒドロフランを添加し、反応系を窒素ガスで置換して0℃まで冷却した。ヨウ化銅(3.94g、20.7mmol)を反応系に添加し、反応液を0℃条件で1時間撹拌した。(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチル−1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14−テトラデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトン(2g、6.9mmol)を10mlの無水テトラヒドロフランに溶解して反応系に徐々に滴下し、反応液を3時間撹拌し続け、TLCは反応が完了したことを示すと、飽和塩化アンモニウムでクエンチ反応させ、酢酸エチルで抽出し、有機相を水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。ろ過し、スピン乾燥し、粗生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=2:1で流して洗う)で分離して(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトン(1.56g、収率:75%)を得た。
【0137】
H NMR(400MHz,CDCl)δ2.51−2.42(m,2H),2.24(d,J=17.6Hz,1H),1.89−1.63(m,7H),1.54−1.18(m,16H),1.10(d,J=7.6Hz,3H),1.03(s,3H).
【0138】
ステップ2、(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,E)−17−エチレン−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノール
【化60】
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エチルトリフェニルホスホニウムブロミド(18.5g、50mmol)を無水ジメチルスルホキシド(50mL)に溶解し、窒素ガスで置換し、水素化ナトリウム(2.0g、50mmol)を添加し、反応液を室温で1時間撹拌し、(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトン(1.52g、5mmol)を添加し、反応液を100℃で一晩撹拌した。反応液を室温まで冷却し、水(200mL)を添加してクエンチ反応させ、水相を酢酸エチル(200mLx2)で抽出し、有機相を合わせて、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、濃縮し、粗生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル:50/1〜3/1)で分離精製して、(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,E)−17−エチレン−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノール(1.37g、収率:86%)を得た。
【0139】
ステップ3、(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−17−((R)−1−ヒドロキシエチル)−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノール
【化61】
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(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,E)−17−エチレン−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノール(1.37g、4.33mmol)を無水テトラヒドロフラン(50mL)に溶解し、0℃まで冷却し、BH/THF(43mL、43mmol)を滴下した。反応液を室温で3時間撹拌し、TLCは反応が完了したことを示した。反応液を0℃まで冷却し、3MNaOH水溶液(40mL)を徐々に添加し、H(30mL)をさらに添加し、反応液を室温で2時間撹拌し、TLCは反応が完了したことを示した。酢酸エチル(50mL)を添加し、飽和Na水溶液(30mL)で洗浄し、また水(30mL)で洗浄し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、濃縮して,粗生成物(1.37g)を得て、そのまま次の反応に使用する。
【0140】
ステップ4、1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−17−((R)−1−ヒドロキシエチル)−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノール(1.37g、粗生成物)をジクロロメタン(30mL)に溶解し、PCC(1.8g、8.66mmol)を添加し、反応液を室温で2時間撹拌した。反応液をろ過し、有機相を濃縮して、粗生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル:1/1)で分離精製して1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(780mg、2ステップの収率:54.3%)を得た。
【0141】
H NMR(400MHz,CDCl)δ2.49(dd,J=8.8,10.4Hz,1H),2.14−2.03(m,5H),1.95−1.79(m,5H),1.69−1.06(m,18H),0.96(d,J=7.2Hz,3H),0.78(s,3H).
【0142】
ステップ5、2−ブロモ−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン
【化63】
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1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(333mg、1mmol)をメタノール(10mL)に溶解し、臭化水素を1滴添加し、液体臭素(176mg、1.1mmol)をさらに添加し、反応液を室温で1時間撹拌した。水(20mL)を添加し、水相を酢酸エチル(20mLx2)で抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、濃縮して、粗生成物(413g、粗生成物)を得て、そのまま次の反応に使用する。
【0143】
ステップ6、1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
2−ブロモ−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(82mg、0.2mmol)、1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(28mg、0.3mmol)及び炭酸カリウム(54mg、0.3mmol)を無水テトラヒドロフラン(5mL)に溶解し、反応液を室温で一晩撹拌し、反応液をろ過し、ろ液を濃縮し、粗生成物を高速液体クロマトグラフィーカラムで分離して、1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(41mg、収率:48%)を得た。
【0144】
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.86(s,1H),7.81(s,1H),5.01(d,J=17.9Hz,1H),4.90(d,J=17.9Hz,1H),2.62−2.48(m,1H),2.30−2.06(m,3H),2.04−1.75(m,7H),1.75−1.04(m,15H),0.99(d,J=7.1Hz,3H),0.84(s,3H).
MSm/z(ESI):424.6(M+H)
【0145】
実施例14及び実施例15
1−(2−((3R,5R,10S,13S,16R)−16−フルオロ−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(14)
1−(2−((3R,5R,10S,13S,16S)−16−フルオロ−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(15)
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
本実施例14及び実施例15は、以下の具体的な実施形態により合成される。
【化66】
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実施例14:MSm/z(ESI):428.3(M+1)+.
実施例15:MSm/z(ESI):428.3(M+1)+.
【0146】
実施例16及び実施例17
1−(2−((3R,5R,10S,13S,16R)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチル−16−(トリフルオロメチル)ヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(16)
1−(2−((3R,5R,10S,13S,16S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチル−16−(トリフルオロメチル)ヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(17)
【化67】
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本実施例16及び実施例17は、以下の具体的な実施形態により合成される。
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
実施例16:MSm/z(ESI):478.3(M+1)+.
実施例17:MSm/z(ESI):478.3(M+1)+.
【0147】
実施例18
2−(4−クロロ−1H−ピラゾール−1−イル)−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトン
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
2−ブロモ−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトンと4−クロロ−1H−ピラゾールを基質として、実施例5を参照して、2−(4−クロロ−1H−ピラゾール−1−イル)−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトン(21.9mg、収率:26%)を得た。
【0148】
MSm/z(ESI):431.2(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.45(d,J=11.8Hz,2H),5.17-5.01(m,2H),2.81(d,J=3.5Hz,1H),1.99-1.91(m,1H),1.86-1.79(m,3H),1.77-1.62(m,3H),1.57-1.49(m,3H),1.44-1.20(m,14H),1.12-0.96(m,2H),0.78(s,3H),0.51-0.44(m,1H)。
【0149】
実施例19
(2R,4aS,4bR,6aS,7S,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6aジメチル−N−フェニルヘキサデカヒドロシクロペンタジエン−[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−カルボキサミド
【化70】
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本実施例19は、以下の具体的な実施形態により合成される。
【化71】
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MSm/z(ESI):408.3(M+1)+.
【0150】
実施例20
1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−15−(イソプロピルアミノ)−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
【化72】
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本実施例20は、以下の具体的な実施形態により合成される。
【化73】
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MSm/z(ESI):467.3(M+1)+.
実施例21
1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13R,14S,17S)−3−ヒドロキシル−15−(イソプロピルスルホニル)−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
本実施例21は、以下の具体的な実施形態により合成される。
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
MSm/z(ESI):516.3(M+1)+.
【0151】
実施例23 1−(2−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2−(メトキシメチル)−6a−メチルヘキサデカヒドロシクロペンタジエン−[4,5]シクロペンタ[1,2−α]フェナントレン−7−イル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
本実施例23は、以下の具体的な実施形態により合成される。
【化77】
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MSm/z(ESI):452.3(M+1)+.
実施例24
1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2−(メトキシメチル)−6a−メチルヘキサデカヒドロシクロペンタジエン−[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(4−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)エタ−1−ケトン
【化78】
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MSm/z(ESI):441.3(M+1)+.
【0152】
実施例25
1−(2−((2R,4aR,4bS,6aS,8bS,8cR,10aR)−2−ヒドロキシメチル−4a−(メトキシメチル)−2,6a−ジメチルヘキサデカヒドロシクロペンタジエン[4,5]シクロペンタ[1,2−α]フェナントレン−7−イル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
【化79】
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【0153】
本実施例25は、以下の具体的な実施形態により合成される。
【化80】
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MSm/z(ESI):466.3(M+1)+.
【0154】
実施例26) 1−(2−((2R,4aR,4bS,6aS,8bS,8cR,10aR)−2−ヒドロキシメチル−4a−(メトキシメチル)−2,6a−ジメチルヘキサデカヒドロシクロペンタジエン[4,5]シクロペンタ[1,2−α]フェナントレン−7−イル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−3−カルボニトリル
【化81】
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MSm/z(ESI):466.3(M+1)+.
【0155】
実施例33及び実施例34
3−シクロプロピル−1−(2−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(33)
5−シクロプロピル−1−(2−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(34)
【化82】
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2−ブロモ−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトンと5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルを基質として、実施例5を参照して、3−シクロプロピル−1−(2−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(33)(19.2mg、収率:21%)と5−シクロプロピル−1−(2−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(34)(3.0mg、収率:3.3%)を得た。
【0156】
実施例33:
MSm/z(ESI):462.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.73(s,1H),5.14-4.98(m,2H),2.80(d,J=2.2Hz,1H),2.05-1.89(m,2H),1.86-1.78(m,4H),1.75-1.64(m,3H),1.58-1.52(m,2H),1.46-1.33(m,7H),1.33-1.20(m,7H),1.14-0.92(m,6H),0.76(s,3H),0.53-0.43(m,1H)。
【0157】
実施例34:
MSm/z(ESI):462.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.69(s,1H),5.33-5.13(m,2H),2.85(d,J=3.8Hz,1H),2.00-1.92(m,1H),1.86-1.79(m,3H),1.76-1.62(m,4H),1.60-1.51(m,2H),1.45-1.34(m,7H),1.34-1.22(m,7H),1.17-0.94(m,7H),0.81(s,3H),0.54-0.45(m,1H)。
【0158】
実施例37A及び実施例37B
1−(2−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−カルボニルエチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(37A)
1−(2−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−カルボニルエチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(37B)
【化83】
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2−ブロモ−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトンと3−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルを原料として、実施例5を参照して、実施例37A及び実施例37Bの混合物(約3:1)(25.9mg、白色固体、収率:39.3%)を得た。さらに分取クロマトグラフィーにより分割して1−(2−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−カルボニルエチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(37A)と1−(2−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−カルボニルエチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(37B)を得た。
実施例37A:MSm/z(ESI):436.3(M+H)
実施例37B:MSm/z(ESI):436.3(M+H)
【0159】
実施例40
2−((2,4−ジフルオロフェニル)アミノ)−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトン
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
2−ブロモ−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトンと2,4−ジフルオロアニリンを原料として、実施例5を参照して、2−((2,4−ジフルオロフェニル)アミノ)−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトン(3.9mg、白色固体、収率:3.9%)を得た。
【0160】
MSm/z(ESI):458.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ6.84−6.75(m,2H),6.65−6.59(m,1H),4.12(dd,J=5.2Hz,J=24.8Hz,2H),3.61−3.27(br,1H),2.80(d,J=3.6Hz,1H),2.01−1.77(m,10H),1.76−1.56(m,3H),1.53−1.46(m,1H),1.28−1.19(m,10H),1.00−0.93(m,2H),0.73(m,3H),0.50−0.44(m,1H).
【0161】
実施例41及び実施例42
1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(2H−ピラゾロ(3,4−c)ピリジン−2−イル)エタン−1−ケトン
1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(1H−ピラゾロ(3,4−c)ピリジン−1−イル)エタン−1−ケトン
【化85】
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2−ブロモ−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトンと1H−ピラゾロ(3,4−c)ピリジンを基質として、実施例5を参照して、1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(2H−ピラゾロ(3,4−c)ピリジン−2−イル)エタン−1−ケトン(41)(5.4mg、収率:6.2%)と1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(1H−ピラゾロ(3,4−c)ピリジン−1−イル)エタン−1−ケトン(42)(7.0mg、収率:8%)を得た。
【0162】
実施例41:
MSm/z(ESI):448.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ9.43(s,1H),8.39(s,1H),8.19(d,J=6.4Hz,1H),8.08(d,J=6.4Hz,1H),5.77-5.61(m,2H),2.96(s,1H),2.01-1.92(m,1H),1.88-1.81(m,4H),1.74-1.69(m,3H),1.59-1.55(m,2H),1.48-1.43(m,5H),1.33-1.27(m,9H),1.10-1.05(m,2H),0.85(s,3H),0.60-0.54(m,1H)。
【0163】
実施例42:
MSm/z(ESI):448.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ9.16(s,1H),8.34(d,J=5.8Hz,1H),8.25(s,1H),7.87(d,J=5.2Hz,1H),5.72-5.60(m,2H),2.96(d,J=3.9Hz,1H),2.01-1.94(m,1H),1.87-1.81(m,4H),1.75-1.67(m,3H),1.58-1.52(m,2H),1.44-1.39(m,5H),1.33-1.25(m,9H),1.12-1.02(m,2H),0.86(s,3H),0.56-0.50(m,1H)。
【0164】
実施例46
2−(4−フルオロ−1H−ピラゾール−1−イル)−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトン
【化86】
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2−ブロモ−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトンと4−フルオロピラゾールを原料として、実施例5を参照して、2−(4−フルオロ−1H−ピラゾール−1−イル)−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトン(6.2mg、白色固体、収率:7.7%)を得た。
【0165】
MSm/z(ESI):415.2(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.37(d,J=4.0Hz,1H),7.32(d,J=4.0Hz,1H),5.03(d,J=3.6Hz,2H),2.80(d,J=3.6Hz,1H),2.01−1.93(m,2H),1.85−1.80(m,3H),1.73−1.61(m,6H),1.41−1.32(m,9H),1.27(s,3H),1.12−1.02(m,2H),0.99−0.96(m,1H),0.78(s,3H),0.50−0.44(m,1H).
【0166】
実施例51
1−(2-((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロピル[4,5]シクロペンタ[1,2−a]]フェナントレン−7−イル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル
【化87】
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2−ブロモ−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトンとエチル1H−ピラゾール−4−カルボン酸エステルを基質として、実施例5を参照して、1−(2-((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロピル[4,5]シクロペンタ[1,2−a]]フェナントレン−7−イル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(29.6mg、白色固体、収率:43%)を得た。
【0167】
MSm/z(ESI):469.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.95(s,2H),5.32-4.99(m,2H),4.36-4.24(m,2H),2.83(s,1H),1.99-1.92(m,1H),1.87-1.79(m,3H),1.72-1.52(m,6H),1.49-1.16(m,17H),1.14-0.96(m,2H),0.83(s,3H),0.53-0.44(m,1H)。
【0168】
実施例53、実施例54A及び実施例54B
1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(5−メトキシ−2H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−2−イル)エタン−1−ケトン(53)
1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(6−メトキシ−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(54A)
1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(5−メトキシ−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イル)エタン−1−ケトン混合物(54B)
【化88】
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2−ブロモ−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトンと6−メトキシ−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾールを基質として、実施例5を参照して、1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(5−メトキシ−2H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−2−イル)エタン−1−ケトン(11.8mg、収率:13.6%)、及び実施例54Aと実施例54Bとの混合物(約1:1)(34mg、収率:39%)を得た。さらに分取クロマトグラフィーにより分割して1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(6−メトキシ−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(54A)と1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(5−メトキシ−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(54B)を得た。
【0169】
実施例53:
MSm/z(ESI):478.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.74(d,J=10.1Hz,1H),7.14-7.03(m,2H),5.73-5.59(m,2H),3.88(s,3H),2.88(d,J=4.1Hz,1H),2.01-1.93(m,1H),1.86-1.78(m,4H),1.74-1.63(m,3H),1.55-1.51(m,1H),1.46-1.25(m,15H),1.15-1.00(m,2H),0.88(s,3H),0.53-0.45(m,1H)。
実施例54A:
MSm/z(ESI):478.3(M+H)
実施例54B:
MSm/z(ESI):478.3(M+H)
【0170】
実施例59:
1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトン
【化89】
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【化90】
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2−ブロモ−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(82mg、0.2mmol)、4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール(41mg、0.3mmol)及び炭酸カリウム(54mg、0.3mmol)を無水テトラヒドロフラン(5mL)に溶解し、反応液を室温で一晩撹拌した。反応液をろ過し、ろ液を濃縮し、粗生成物を高速液体クロマトグラフィーカラムで分離して、1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(24.6mg、収率:26%)を得た。
【0171】
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.72(s,2H),5.00(d,J=16Hz,1H),4.90(d,J=16Hz,1H),2.58−2.54(m,1H),1.88−1.83(m,2H),1.69−1.58(m,5H),1.50−1.25(m,19H),0.98(d,J=8.0Hz,3H),0.85(s,3H).
MSm/z(ESI):467.3(M+H)
【0172】
実施例60
1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−3−カルボニトリル(60)
【化91】
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ステップ1:1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−3−カルボニトリルの製造
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
2−ブロモ−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンを原料として、実施例5を参照して、1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−3−カルボニトリル(12.5mg、収率:20.2%)を得た。
【0173】
MSm/z(ESI):424.1(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.48(d,J=2.4Hz,1H),6.73(d,J=2.4Hz,1H),5.07-4.84(m,2H),2.55(t,J=8.1Hz,1H),2.33-1.06(m,25H),0.98(d,J=7.0Hz,3H),0.84(s,3H).
【0174】
実施例61及び実施例132
1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)エタン−1−ケトン(61)
1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(132)
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)エタン−1−ケトンと1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
2−ブロモ−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンを原料として、実施例5を参照して、1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)エタン−1−ケトン(9.5mg、収率16.3%)と1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(13mg、収率22.3%)を得た。
【0175】
実施例61:
MSm/z(ESI):400.2(M+H)
1H NMR(400MHz,CDCl)δ7.68(s,2H),5.29-5.15(m,2H),2.52(t,J=8.0Hz,1H),2.17-1.29(m,24H),1.15-1.05(m,1H),0.97(d,J=7.0Hz,3H),0.87(s,3H).
実施例132:
MSm/z(ESI):400.2(M+H)
1H NMR(400MHz,CDCl)δ7.77(s,1H),7.65(s,1H),5.32-5.02(m,2H),2.60(t,J=9.1Hz,1H),2.30-2.12(m,2H),1.99-1.27(m,22H),1.17-1.06(m,1H),0.99(d,J=6.9Hz,3H),0.84(s,3H)
【0176】
実施例62
1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)エタン−1−ケトン(62)
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
2−ブロモ−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンを原料として、実施例5を参照して、1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)エタン−1−ケトン(4.7mg、収率:7%)を得た。
【0177】
MSm/z(ESI):415.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ5.36(s,2H),2.57(s,3H),2.27-2.11(m,2H),2.00-198(m,1H),1.87-1.83(m,5H),1.77-1.57(m,6H),1.52-1.30(m,12H),1.11(s,2H),0.98(d,J=7.0Hz,3H),0.88(s,3H).
【0178】
実施例63
1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(2H−テトラゾール−2−イル)エタン−1−ケトン
【化97】
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2−ブロモ−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(82mg、0.2mmol)、2H−テトラゾール(21mg、0.3mmol)及び炭酸カリウム(54mg、0.3mmol)を無水テトラヒドロフラン(5mL)に溶解し、反応液を室温で一晩撹拌した。反応液をろ過し、ろ液を濃縮し、粗生成物を高速液体クロマトグラフィーカラムで分離して、1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(2H−テトラゾール−2−イル)エタン−1−ケトン(15.7mg、収率:20%)を得た。
【0179】
MSm/z(ESI):401.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.58(s,1H),4.46(s,2H),2.62−2.58(m,1H),1.89−1.84(m,2H),1.70−1.26(m,23H),0.99(d,J=8.0Hz,3H),0.88(s,3H).
【0180】
実施例64
2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(64)
【化98】
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ステップ1:2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(64)の製造
【化99】
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2−ブロモ−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンを原料として、実施例5を参照して、2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(34mg、収率:45%)を得た。
【0181】
MSm/z(ESI):461.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ6.91-6.82(m,2H),6.77(ddd,J=9.1,5.3,1.6Hz,1H),4.56(q,J=16.7Hz,2H),2.74-2.68(m,1H),2.27-2.14(m,1H),2.13-1.99(m,1H),1.95-1.74(m,4H),1.74-1.61(m,3H),1.57(s,3H),1.52-1.35(m,4H),1.36-1.18(m,6H),1.21-1.00(m,3H),0.98(d,J=7.2Hz,3H),0.82(s,3H).
【0182】
実施例69
3−シクロプロピル−1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(69)
【化100】
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ステップ1:3−シクロプロピル−1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(69)の製造
【化101】
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2−ブロモ−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンを原料として、実施例5を参照して、3−シクロプロピル−1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(30mg、収率:41%)を得た。
【0183】
MSm/z(ESI):464.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.71(s,1H),4.82(q,J=17.9Hz,2H),2.51-2.46(m,1H),2.27-2.18(m,1H),2.19-2.08(m,1H),2.04-1.91(m,2H),1.90-1.80(m,4H),1.68-1.60(m,4H),1.57(s,3H),1.51-1.29(m,8H),1.18-1.03(m,3H),1.02-0.95(m,7H),0.82(s,3H).
【0184】
実施例71
1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
【化102】
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ステップ1:(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトン
【化103】
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乾燥した100mL丸底フラスコに1.0Mのシクロプロピルマグネシウムブロミド(12.7mL、12.7mmol)及び20mLの無水テトラヒドロフランを添加し、反応系を窒素ガスで置換して0℃まで冷却した。ヨウ化銅(1.97g、10.4mmol)を反応系に添加し、反応液を0℃条件で1時間撹拌した。(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチル−1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14−テトラデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトン(1g、3.5mmol)を10mlの無水テトラヒドロフランに溶解して反応系に徐々に滴下した。反応液を3時間撹拌し続けた。TLCは反応が完了したことを示すと、飽和塩化アンモニウムでクエンチ反応させた。酢酸エチルで抽出した。有機相を水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。ろ過し、スピン乾燥し、粗生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=2/1で流して洗う)で分離して(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトン(1.11g、96%)を得た。
【0185】
H NMR(400MHz,CDCl)δ2.45−2.30(m,2H),1.85−1.76(m,9H),1.59−1.52(m,5H),1.59−1.27(m,12H),1.11−0.98(m,1H),0.67−0.64(m,1H),0.47−0.43(m,1H),0.22−0.18(m,1H),0.09−0.07(m,1H).
【0186】
ステップ2:(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,E)−15−シクロプロピル−17−エチレン−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノール
【化104】
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エチルトリフェニルホスホニウムブロミド(12.5g、33mmol)を無水ジメチルスルホキシド(50mL)に溶解し、窒素ガスで置換し、水素化ナトリウム(1.32g、33mmol)を添加し、反応液を室温で1時間撹拌し、(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトン(1.1g、3.3mmol)を添加し、反応液を60℃で一晩撹拌した。反応液を室温まで冷却し、水(200mL)を添加してクエンチ反応させ、水相を酢酸エチル(200mLx2)で抽出し、有機相を合わせて、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、濃縮し、粗生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル:50/1〜3/1)で分離精製して、(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,E)−15−シクロプロピル−17−エチレン−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノール(0.67g、59%)を得た。
【0187】
H NMR(400MHz,CDCl)δ5.15−5.09(m,1H),2.45−2.38(m,1H),2.38−2.18(m,2H),1.90−1.07(m,28H),0.86−0.78(m,1H),0.56−0.50(m,1H),0.38−0.32(m,1H),0.12−0.02(m,2H).
【0188】
ステップ3:(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−17−((R)−1−ヒドロキシエチル)−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノール
【化105】
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(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,E)−15−シクロプロピル−17−エチレン−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノール(0.67g、1.96mmol)を無水テトラヒドロフラン(20mL)に溶解し、0℃まで冷却し、BH/THF(9.8mL、9.8mmol)を滴下した。反応液を室温で3時間撹拌し、TLCは反応が完了したことを示した。反応液を0℃まで冷却し、3MNaOH水溶液(10mL)を徐々に添加し、30%の過酸化水素溶液(8mL)をさらに添加し、反応液を室温で2時間撹拌し、TLCは反応が完了したことを示した。酢酸エチル(50mL)を添加し、飽和Na水溶液(30mL)で洗浄し、また水(30mL)で洗浄し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、濃縮して,粗生成物(0.71gg)を得て、そのまま次の反応に使用する。
【0189】
ステップ4:1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン
【化106】
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(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−17−((R)−1−ヒドロキシエチル)−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノール(0.71g、crude)をジクロロメタン(20mL)に溶解し、ピリジニウムクロロクロメート(1.27g、5.88mmol)を添加し、反応液を室温で2時間撹拌した。反応液をろ過し、有機相を濃縮して、粗生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル:1/1)で分離精製して1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(480mg、2ステップの収率:68.3%)を得た。
【0190】
H NMR(400MHz,CDCl)δ2.45−2.40(m,1H),2.18−2.10(m,4H),1.99−1.03(m,24H),0.84−0.79(m,4H),0.60−0.53(m,1H),0.43−0.38(m,1H),0.14−0.02(m,2H).
【0191】
ステップ5:2−ブロモ−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン
【化107】
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1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(107mg、0.3mmol)をメタノール(5mL)に溶解し、臭化水素を1滴添加し、液体臭素(56mg、0.35mmol)をさらに添加し、反応液を室温で1時間撹拌した。水(20mL)を添加し、水相を酢酸エチル(20mLx2)で抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、濃縮して、粗生成物(120g、粗生成物)を得て、そのまま次の反応に使用する。
【0192】
ステップ6:1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
【化108】
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1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(60mg、0.14mmol)、1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(28mg、0.3mmol)及び炭酸カリウム(54mg、0.3mmol)を無水テトラヒドロフラン(5mL)に溶解し、反応液を室温で一晩撹拌した。反応液をろ過し、ろ液を濃縮し、粗生成物を高速液体クロマトグラフィーカラムで分離して、1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(31mg、収率:49%)を得た。
【0193】
MSm/z(ESI):450.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.86(s,1H),7.81(s,1H),5.02(d,J=16.0Hz,1H),4.92(d,J=16.0Hz,1H),2.51−2.47(m,1H),2.09−1.71(m,9H),1.48−1.10(m,16H),0.90(s,3H),0.83−0.79(m,1H),0.62−0.58(m,1H),0.45−0.40(m,1H),0.14−0.11(m,1H),0.05−0.02(m,1H).
【0194】
実施例72
1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−3−カルボニトリル(72)
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−3−カルボニトリルの製造
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンを原料として、実施例5を参照して、1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−3−カルボニトリル(20mg、収率20%)を得た。
【0195】
MSm/z(ESI):432.2(M−HO+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.49(d,J=2.4Hz,1H),6.73(d,J=2.4Hz,1H),4.98(dd,J=40.0,17.8Hz,2H),2.52-2.45(m,1H),2.24-2.13(m,1H),2.11-2.03(m,1H),2.04-1.95(m,2H),1.90-1.82(m,2H),1.75-1.66(m,2H),1.54-1.23(m,16H),1.18-1.05(m,2H),0.93-0.79(m,4H),0.63-0.55(m,1H),0.45-0.37(m,1H),0.18-0.09(m,1H),0.08-0.01(m,1H).
【0196】
実施例73及び実施例145
1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)エタン−1−ケトン(73)
1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(145)
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)エタン−1−ケトンと1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンを原料として、実施例5を参照して、1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)エタン−1−ケトン(7.6mg、収率7.8%)と1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(11.6mg、収率11.9%)を得た。
【0197】
実施例73:
MSm/z(ESI):408.3(M−HO+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.68(s,2H),5.24(s,2H),2.49-2.42(m,1H),2.23-2.14(m,1H),2.10-1.94(m,3H),1.91-1.81(m,3H),1.75-1.66(m,2H),1.48-1.24(m,15H),1.17-1.04(m,2H),0.94(s,3H),0.86-0.76(m,1H),0.63-0.54(m,1H),0.45-0.38(m,1H),0.14-0.01(m,2H).
実施例145:
MSm/z(ESI):426.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.78(s,1H),7.67(s,1H),5.22(dd,J=47.1,17.8Hz,2H),2.59-2.50(m,1H),2.25-2.15(m,1H),2.14-1.98(m,2H),1.96-1.79(m,3H),1.76-1.58(m,6H),1.56-1.25(m,12H),1.22-1.04(m,2H),0.91(s,3H),0.87-0.77(m,1H),0.62-0.55(m,1H),0.47-0.36(m,1H),0.18-0.02(m,2H).
【0198】
実施例74
1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)エタン−1−ケトン(74)
【化113】
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ステップ1:1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化114】
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1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンを原料として、実施例5を参照して、1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)エタン−1−ケトン(8.5mg、収率9%)を得た。
【0199】
MSm/z(ESI):441.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ5.36(s,2H),2.57(s,3H),2.54-2.47(m,1H),2.25-2.15(m,1H),2.13-1.95(m,3H),1.92-1.79(m,3H),1.77-1.66(m,2H),1.50-1.24(m,15H),1.18-1.05(m,2H),0.94(s,3H),0.87-0.78(m,1H),0.63-0.55(m,1H),0.45-0.37(m,1H),0.17-0.02(m,2H).
【0200】
実施例81
1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(81)
【化115】
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ステップ1:(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトン
【化116】
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100mLの三つ口フラスコにテトラヒドロフラン(15mL)を添加し、0℃窒素ガス保護下でエチルマグネシウムブロミド(10mL、1M、10mmol)を添加し、次にヨウ化銅(1.6g、8.4mmol)を添加し、反応液を0℃で1時間撹拌した。(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチル−1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14−テトラデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトン(800mg、2.8mmol)をテトラヒドロフラン(5mL)に溶解し、かつ反応液に徐々に滴下し、反応液を0℃で4時間撹拌し続けた。反応液を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、酢酸エチル(20mL)で抽出し、食塩水(10mLx3)で洗浄し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、スピン乾燥した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル:3/1)で分離精製して、(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトン(750mg、収率:84.9%)を得た。
【0201】
H NMR(400MHz,CDCl)δ2.37-2.30(m,1H),2.15-2.02(m,2H),1.91-1.31(m,17H),1.27(s,3H),1.24-1.03(m,4H),0.98(s,3H),0.90(t,J=7.3Hz,3H).
【0202】
ステップ2:(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R)−15−エチル−17−エチレン−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノール
【化117】
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100mLの三つ口フラスコにジメチルスルホキシド(20mL)を添加し、窒素ガス保護下でエチルトリフェニルホスホニウムブロミド(8.7g、23.5mmol)を添加し、次に数回に分けて水素化ナトリウム(60%)(940mg、23.5mmol)を添加し、反応液を室温で1時間撹拌した。そして(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトン(750mg、2.35mmol)をジメチルスルホキシド(5mL)に溶解し、かつ反応液に徐々に滴下し、反応液を窒素ガス保護下で80℃で5時間撹拌し続けた。反応液を室温まで冷却し、飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、酢酸エチル(50mL)で抽出し、食塩水(20mLx3)で洗浄し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、スピン乾燥した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル:3/1)で分離精製して、(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R)−15−エチル−17−エチレン−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノール(580mg、収率:71.7%)を得た。
【0203】
H NMR(400MHz,CDCl)δ5.22-5.06(m,1H),2.54-2.39(m,1H),2.28-2.09(m,2H),1.96-1.80(m,4H),1.78-1.59(m,6H),1.55-1.33(m,11H),1.26(s,3H),1.20-1.08(m,3H),1.05(s,3H),0.82(t,J=7.3Hz,3H).
【0204】
ステップ3:(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17R)−15−エチル−17−(1−ヒドロキシエチル)−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノール
【化118】
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(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R)−15−エチル−17−エチレン−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノールを原料として、実施例71のステップ3を参照して、(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17R)−15−エチル−17−(1−ヒドロキシエチル)−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノール(600mg、収率98.1%)を得た。
【0205】
ステップ4:1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン
【化119】
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(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17R)−15−エチル−17−(1−ヒドロキシエチル)−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノールを原料として、実施例71のステップ4を参照して、1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(500mg、収率83.8%)を得た。
【0206】
1H NMR(400MHz,CDCl)δ2.51(t,J=8.0Hz,1H),2.12(s,3H),2.00-1.30(m,20H),1.28(s,3H),1.25-1.00(m,4H),0.84(t,J=7.2Hz,3H),0.73(s,3H).
【0207】
ステップ5:2−ブロモ−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン
【化120】
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1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンを原料として、実施例71のステップ5を参照して、2−ブロモ−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(500mg、収率81.4%)を得た。
【0208】
ステップ6:1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
【化121】
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2−ブロモ−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンを原料として、実施例71のステップ6を参照して、1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(24mg、収率38.8%)を得た。
【0209】
MSm/z(ESI):438.2(M+H)+.
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.86(s,1H),7.81(s,1H),5.08-4.78(m,2H),2.58(t,J=8.0Hz,1H),2.07-1.29(m,20H),1.28(s,3H),1.27-1.06(m,4H),0.85(t,J=7.3Hz,3H),0.79(s,3H).
【0210】
実施例91
2−(4−クロロ−1H−ピラゾール−1−イル)−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(91)
【化122】
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ステップ1:2−(4−クロロ−1H−ピラゾール−1−イル)−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化123】
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2−ブロモ−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンを原料として、実施例5を参照して、2−(4−クロロ−1H−ピラゾール−1−イル)−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(10mg、収率:14%)を得た。
【0211】
MSm/z(ESI):433.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.45(s,1H),7.41(s,1H),4.86(q,J=17.9Hz,2H),2.61-2.44(m,1H),2.30-2.07(m,2H),2.02-1.91(m,1H),1.86-1.80(m,4H),1.76-1.57(m,4H),1.51-1.38(m,6H),1.37-1.20(m,6H),1.20-1.03(m,2H),0.98(d,J=7.1Hz,3H),0.83(s,3H).
【0212】
実施例92及び実施例93
2−(5−フルオロ−2H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−2−イル)−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトン(92)
2−(5−フルオロ−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イル)−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトン(93A)
2−(6−フルオロ−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イル)−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトン(93B)
【化124】
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2−ブロモ−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトンと5−フルオロ−2H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾールを原料として、実施例5を参照して、2−(5−フルオロ−2H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−2−イル)−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトン(11.5mg、白色固体、収率:12.7%)を得た。そして実施例93Aと実施例93Bの混合物(約3:2)(21.6mg、白色固体、収率:23.9)を、さらに分取クロマトグラフィーにより分割して2−(5−フルオロ−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イル)−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトンと2−(6−フルオロ−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イル)−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトンを得た。
【0213】
実施例92:
MSm/z(ESI):466.2(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.87(dd,J=9.2Hz,J=4.8Hz,1H),7.47(dd,J=9.2Hz,J=2.0Hz,1H),7.23−7.18(m,1H),5.73(dd,J=17.6Hz,J=4.4Hz,2H),2.90(d,J=4.0Hz,1H),1.99−1.96(m,1H),1.85−1.81(m,4H),1.74−1.63(m,3H),1.57−1.38(m,10H),1.30−1.11(m,6H),1.14−1.01(m,2H),0.88(s,3H),0.53−0.48(m,1H).
実施例93A:
MSm/z(ESI):466.2(M+H)
実施例93B:
MSm/z(ESI):466.2(M+H)
【0214】
実施例94
2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトン
【化125】
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2−ブロモ−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトンと2,4−ジフルオロフェノールを原料として、実施例5を参照して、2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトン(27.4mg、白色固体、収率:38.6%)を得た。
【0215】
MSm/z(ESI):441.2(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ6.93−6.80(m,2H),6.79−6.74(m,1H),4.77(dd,J=16.8Hz,J=3.6Hz,2H),2.93(d,J=3.2Hz,1H),1.89−1.76(m,5H),1.75−1.60(m,3H),1.55−1.50(m,1H),1.46−1.41(m,6H),1.27−1.11(m,9H),0.98−0.95(m,1H),0.94−0.89(m,1H),0.76(s,3H),0.46−0.39(m,1H).
【0216】
実施例95
1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(4−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトン
【化126】
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2−ブロモ−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトンと4−メチルピラゾールを原料として、実施例5を参照して、1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(4−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(12.6mg、白色固体、収率:15.7%)を得た。
【0217】
MSm/z(ESI):411.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.44(s,1H),7.26(s,1H),5.23(m,2H),2.83(d,J=4.4Hz,1H),2.13(s,3H),1.98−1.85(m,2H),1.83−1.69(m,9H),1.60−1.56(m,1H),1.40−1.27(m,12H),1.09−1.01(m,2H),0.80(s,3H),0.48−0.45(m,1H).
【0218】
実施例96
2−((4−フルオロフェニル)アミノ)−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン
【化127】
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ステップ1:2−((4−フルオロフェニル)アミノ)−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化128】
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2−ブロモ−1−((3R,5R,8R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(50mg、0.12mmol)をテトラヒドロフラン(3mL)に溶解し、4−フルオロアニリン(42mg、0.2mmol)とトリエチルアミン(60mg、0.6mmol)を添加し、反応液を室温条件で12h撹拌し、反応液を濃縮し、高速液体クロマトグラフィーで分離して2−((4−フルオロフェニル)アミノ)−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(7mg、白色固体、収率13%)を得た。
【0219】
MSm/z(ESI):442.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ6.95−6.86(m,2H),6.59−6.53(m,2H),3.95−3.85(m,2H),2.55−2.47(m,1H),2.25−2.15(m,2H),1.90−1.80(m,5H),1.75-1.25(m,18H),1.00(d,J=8.0Hz,3H),0.81(s,3H).
【0220】
実施例97
2−((4−フルオロフェニル)アミノ)−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトン
【化129】
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2−ブロモ−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトンとp−フルオロアニリンを原料として、N,N−ジメチルホルムアミドを溶剤として、実施例5を参照して、2−((4−フルオロフェニル)アミノ)−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトン(14.9mg、黄色油状物)を得て、収率が26.7である。
【0221】
MSm/z(ESI):440.2(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.00−6.95(m,2H),6.91−6.83(m,2H),4.19(dd,J=20.0Hz,J=2.8Hz,2H),2.80(d,J=4.0Hz,1H),1.92−1.58(m,14H),1.45−1.40(m,8H),1.27(s,3H),1.09−0.91(m,2H),0.69(s,3H),0.48−0.43(m,1H)
【0222】
実施例98
1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(1H−イミダゾール−1−イル)エタン−1−ケトン
【化130】
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【化131】
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2−ブロモ−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトンとイミダゾールを原料として、実施例63を参照して、1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(1H−イミダゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(23.3mg、白色固体、収率:34.4%)を得た。
【0223】
MSm/z(ESI):397.2(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.48(s,1H),7.12(s,1H),6.88(s,1H),4.98−4.87(m,2H),2.82(d,J=2.8Hz,1H),1.94−1.91(m,1H),1.85−1.81(m,4H),1.70−1.53(m,10H),1.41−1.28(m,9H),1.13−0.95(m,2H),0.78(s,3H),0.52−0.46(m,1H).
【0224】
実施例99及び実施例100
1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)エタン−1−ケトンと1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾール−2−イル)エタン−1−ケトン
【化132】
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2−ブロモ−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトンと4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾールを原料として、実施例5を参照して、1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(99)(5.5mg、白色固体、収率:6.8%)、1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾール−2−イル)エタン−1−ケトン(100)(3.1mg、白色固体、収率:3.8%)を得た。
【0225】
実施例99:
MSm/z(ESI):415.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.12(s,1H),5.14−5.05(m,2H),2.80(d,J=4.0Hz,1H),2.69(t,J=6.0Hz,2H),2.56(t,J=6.0Hz,2H),1.97−1.93(m,1H),1.85−1.61(m,12H),1.55−1.52(m,2H),1.43−1.21(m,13H),1.11−0.94(m,2H),0.79(s,3H),0.48−0.42(m,1H).
【0226】
実施例100:
MSm/z(ESI):415.3(M+H)
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.50(s,1H),5.74−5.35(m,2H),2.89(d,J=4.0Hz,1H),2.58(t,J=6.0Hz,2H),2.48(t,J=6.0Hz,2H),1.96−1.91(m,1H),1.80−1.72(m,8H),1.40−1.22(m,19H),1.12−0.99(m,2H),0.82(s,3H),0.51−0.45(m,1H).
【0227】
実施例101
1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(5−メチル−1H−テトラゾール−1−イル)エタン−1−ケトン
【化133】
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2−ブロモ−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトンと5−メチル−1H−4−テトラゾールを原料として、実施例5を参照して、1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(5−メチル−1H−テトラゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(19mg、白色固体、収率:23.5%)を得た。
【0228】
MSm/z(ESI):413.2(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ5.58(dd,J=17.6Hz,J=7.6Hz,2H),2.86(d,J=4.0Hz,1H),2.57(s,3H),1.96−1.93(m,1H),1.89−1.61(m,8H),1.55−1.22(m,14H),1.14−0.97(m,3H),0.84(s,3H),0.47−0.53(m,1H).
【0229】
実施例102
2−(4−(アゼチジン−1−カルボニル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトン
【化134】
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2−ブロモ−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトンとアゼチジン−1−イル(1H−ピラゾール−4−イル)ケトンを基質として、実施例5を参照して、2−(4−(アゼチジン−1−カルボニル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトン(10.0mg、収率:14.3%)を得た。
【0230】
MSm/z(ESI):480.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.85-7.80(m,1H),7.80-7.74(m,1H),5.20-5.05(m,2H),4.53-4.10(m,4H),2.82(d,J=3.3Hz,1H),2.44-2.31(m,2H),1.98-1.90(m,1H),1.86-1.79(m,3H),1.74-1.64(m,3H),1.57-1.53(m,2H),1.44-1.24(m,15H),1.13-0.97(m,2H),0.79(s,3H),0.51-0.44(m,1H)。
【0231】
実施例103
1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(4−ニトロ−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトン
【化135】
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2−ブロモ−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトンと4−ニトロ−1H−ピラゾールを基質として、実施例5を参照して、1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(4−ニトロ−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(32.5mg、収率:60%)を得た。
【0232】
MSm/z(ESI):424.2(M+H−HO)+
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.20(s,1H),8.09(s,1H),5.26-5.09(m,2H),2.85(s,1H),1.98-1.91(m,1H),1.87-1.79(m,4H),1.74-1.65(m,3H),1.56-1.52(m,2H),1.47-1.35(m,7H),1.34-1.24(m,7H),1.13-0.97(m,2H),0.79(s,3H),0.55-0.47(m,1H)。
【0233】
実施例104
(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,16R,17S)−17−アセチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−16−カルボニトリル(104)
【化136】
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ステップ1:(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,16R,17S)−17−アセチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−16−カルボニトリルの製造
【化137】
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85℃のジメチルスルホキシド(7mL)と水(2mL)の混合溶液に1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−テトラデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(270mg、0.853mmol)、塩化アンモニウム(250mg、4.69mmol)、18−クラウン−6(23mg、0.853mmol)を添加し、次にシアン化ナトリウム(230mg、4.69mmol)、ジメチルスルホキシド(4mL)と水(1mL)の混合溶液を添加し、そして85℃で16時間撹拌し、反応液に水(30mL)を添加し、次に酢酸エチル(20mL×3)で抽出し、有機相を合わせて飽和食塩水(30mL)で洗浄し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、ろ液を減圧下で濃縮乾固し、カラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=1:1)で分離精製して、白色固体(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,16R,17S)−17−アセチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−16−カルボニトリル(250mg、収率:85%)を得た。
【0234】
実施例105
1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチル−15−(ニトロメチル)ヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
【化138】
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【0235】
本実施例105は、以下の具体的な実施形態により合成される。
【化139】
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MSm/z(ESI):469.3(M+1)+.
【0236】
実施例121
3−シクロプロピル−1−(2−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
【化140】
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【0237】
ステップ1:3−シクロプロピル−1−(2−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルの製造
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
【0238】
2−ブロモ−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトンを基質として、実施例5を参照して、3−シクロプロピル−1−(2−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(19.2mg、収率:21%)を得た。
【0239】
MSm/z(ESI):462.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.73(s,1H),5.13-4.95(m,2H),2.80(d,J=2.2Hz,1H),2.04-1.89(m,2H),1.86-1.79(m,3H),1.76-1.63(m,3H),1.58-1.49(m,3H),1.46-1.21(m,14H),1.12-0.93(m,6H),0.76(s,3H),0.51-0.43(m,1H).
【0240】
実施例122
1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(4−(メチルチオ)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(122)
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(4−(メチルチオ)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
2−ブロモ−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトンを基質として、実施例5を参照して、1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(4−(メチルチオ)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(8.7mg、収率:16%)を得た。
【0241】
MSm/z(ESI):443.2(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.54(s,1H),7.45(s,1H),5.17-5.00(m,2H),2.81(d,J=3.8Hz,1H),2.35(s,3H),1.99-1.91(m,1H),1.88-1.76(m,4H),1.73-1.63(m,3H),1.55-1.50(m,1H),1.43-1.18(m,15H),1.12-0.97(m,2H),0.79(s,3H),0.50-0.41(m,1H).
【0242】
実施例123及び実施例124
1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(4−(メチルルスルフィニル<スルフィニル>)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(123)と1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(4−(メタンスルホニル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(124)
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(4−(メチルルスルフィニル<スルフィニル>)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトンと1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(4−(メタンスルホニル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(4−(メチルチオ)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(80mg、0.18mmol)をジクロロメタン(10mL)に溶解し、−78℃まで冷却し、メタクロロ過安息香酸(55mg、0.27mmol)を添加し、反応液を1時間撹拌した。反応液に水(10mL)を添加し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10mL)で洗浄し、有機相を分離し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、スピン乾燥し、粗生成物を高速液体クロマトグラフィーカラムで分離して、1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(4−(メチルルスルフィニル<スルフィニル>)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(17.2mg、収率:20%)と1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(4−(メタンスルホニル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(20.4mg、収率:25%)を得た。
【0243】
実施例123:
MSm/z(ESI):441.3(M−HO+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.85(s,1H),7.83(s,1H),5.30-5.09(m,2H),2.91(s,3H),2.85-2.82(m,1H),1.98-1.90(m,1H),1.87-1.78(m,3H),1.75-1.50(m,8H),1.47-1.21(m,12H),1.13-0.96(m,2H),0.79(s,3H),0.54-0.45(m,1H).
【0244】
実施例124:
MSm/z(ESI):457.2(M−HO+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.94(s,1H),7.87(s,1H),5.26-5.10(m,2H),3.14(s,3H),2.85(d,J=2.7Hz,1H),1.98-1.91(m,1H),1.87-1.79(m,3H),1.76-1.64(m,3H),1.59-1.52(m,1H),1.50-1.18(m,16H),1.15-0.96(m,2H),0.79(s,3H),0.55-0.46(m,1H).
【0245】
実施例125
3−フルオロ−4−(2−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−カルボニルエトキシ)ベンゾニトリル(125)
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
【0246】
ステップ1:3−フルオロ−4−(2−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−カルボニルエトキシ)ベンゾニトリルの製造
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
【0247】
2−ブロモ−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトンを基質として、実施例5を参照して、3−フルオロ−4−(2−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−カルボニルエトキシ)ベンゾニトリル(12.5mg、収率:18%)を得た。
【0248】
MSm/z(ESI):448.2(M−HO+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.43-7.33(m,2H),6.91-6.84(m,1H),4.91(s,2H),2.96-2.88(m,1H),1.90-1.76(m,4H),1.75-1.62(m,3H),1.55-1.26(m,17H),1.12-1.04(m,1H),0.98-0.92(m,1H),0.78(s,3H),0.50-0.41(m,1H).
【0249】
実施例126
5−フルオロ−2−(2−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−カルボニルエトキシ)ベンゾニトリル(126)
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
【0250】
ステップ1:5−フルオロ−2−(2−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−カルボニルエトキシ)ベンゾニトリルの製造
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
【0251】
2−ブロモ−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトンを基質として、実施例5を参照して、5−フルオロ−2−(2−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−カルボニルエトキシ)ベンゾニトリル(11.4mg、収率:10%)を得た。
【0252】
MSm/z(ESI):448.2(M−HO+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.34-7.28(m,1H),7.25-7.18(m,1H),6.78-6.72(m,1H),4.91-4.78(m,2H),2.99(d,J=3.3Hz,1H),1.91-1.78(m,4H),1.76-1.64(m,3H),1.57-1.25(m,17H),1.08-0.92(m,2H),0.78(s,3H),0.50-0.40(m,1H).
【0253】
実施例127
1−(2−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−3,5−ジカルボニトリル(127)
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
【0254】
ステップ1:1−(2−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−3,5−ジカルボニトリルの製造
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
【0255】
2−ブロモ−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトンを基質として、実施例5を参照して、1−(2−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−3,5−ジカルボニトリル(18.0mg、収率:31.8%)を得た。
【0256】
MSm/z(ESI):429.2(M−HO+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.21(s,1H),5.38(q,J=18.0Hz,2H),2.87(d,J=3.0Hz,1H),1.97-1.91(m,1H),1.88-1.75(m,4H),1.76-1.64(m,3H),1.58-1.51(m,1H),1.48-1.26(m,15H),1.15-0.99(m,2H),0.83(s,3H),0.58-0.48(m,1H).
【0257】
実施例128
1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(4−(オキサゾリル−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(128)
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
【0258】
ステップ1:1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(4−(オキサゾリル−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化153】
[この文献は図面を表示できません]
【0259】
2−ブロモ−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトンを基質として、実施例5を参照して、1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(4−(オキサゾリル−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(16.0mg、収率:14%)を得た。
【0260】
MSm/z(ESI):464.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.89(s,1H),7.79(s,1H),7.73(s,1H),7.13(s,1H),5.27-5.13(m,2H),2.85(d,J=4.0Hz,1H),2.01-1.93(m,1H),1.87-1.65(m,11H),1.58-1.50(m,1H),1.44-1.22(m,11H),1.14-0.98(m,2H),0.81(s,3H),0.53-0.44(m,1H).
【0261】
実施例129
1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(ピリダジン−4−オキソ)エタン−1−ケトン(129)
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
【0262】
ステップ1:1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(ピリダジン−4−オキソ)エタン−1−ケトンの製造
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
【0263】
2−ブロモ−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトンを基質として、実施例5を参照して、1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−(ピリダジン−4−オキソ)エタン−1−ケトン(16.0mg、収率:26%)を得た。
【0264】
MSm/z(ESI):425.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.88(s,1H),7.61(d,J=6.8Hz,1H),6.53(d,J=6.8Hz,1H),5.17-4.85(m,2H),2.83(s,1H),1.99-1.90(m,1H),1.88-1.78(m,3H),1.76-1.54(m,10H),1.46-1.25(m,10H),1.14-0.95(m,2H),0.79(s,3H),0.55-0.46(m,1H).
【0265】
実施例130
1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−((2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル)オキソ)エタン−1−ケトン
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
【0266】
ステップ1:1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−((2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル)オキソ)エタン−1−ケトンの製造
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
【0267】
2−ブロモ−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトンを原料として、実施例5を参照して、1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−((2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル)オキソ)エタン−1−ケトン(23.0mg、収率38.3%)を得た。
【0268】
MSm/z(ESI):493.2(M+H)
1H NMR(400MHz,CDCl)δ8.45(s,2H),5.01(s,2H),2.86(s,1H),1.89(m,1H),1.83(m,4H),1.75(dm,1H),1.68(m,2H),1.57(m,1H),1.38(m,8H),1.31(m,2H),1.28(s,3H),1.26-1.20(m,1H),1.13-1.03(m,1H),0.96(m,1H),0.80(s,3H),0.48(m,1H).
【0269】
実施例131
1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(131)
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
【0270】
ステップ1:1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトン
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
【0271】
2−ブロモ−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンを原料として、実施例5を参照して、1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(20.5mg、収率30.1%)を得た。
【0272】
MSm/z(ESI):467.2(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.49-7.43(m,1H),6.59(d,J=2.4Hz,1H),5.14-4.85(m,2H),2.54(t,J=8.1Hz,1H),2.26-2.08(m,2H),2.02-1.93(m,1H),1.90-1.79(m,4H),1.74-1.59(m,3H),1.57-1.19(m,14H),1.21-1.04(m,1H),0.98(d,J=7.0Hz,3H),0.84(s,3H).
【0273】
実施例133
2−(4−(アゼチジン−1−カルボニル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(133)
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
【0274】
ステップ1:2−(4−(アゼチジン−1−カルボニル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
【0275】
2−ブロモ−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンを原料として、実施例5を参照して、2−(4−(アゼチジン−1−カルボニル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(12.0mg、収率21%)を得た。
【0276】
MSm/z(ESI):482.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.78(s,2H),5.00-4.77(m,2H),4.38−4.25(m,4H),2.54(t,J=7.6Hz,1H),2.43-2.32(m,2H),2.26-2.08(m,2H),1.98−1.96(m,1H),1.88−1.83(m,3H),1.69−1.62(m,5H),1.48−1.42(m,4H),1.38-1.26(m,9H),1.16−1.07(m,2H),0.98(d,J=7.0Hz,3H),0.84(s,3H).
【0277】
実施例134
3−クロロ−1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(134)
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
【0278】
ステップ1:3−クロロ−1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルの製造
【化163】
[この文献は図面を表示できません]
【0279】
2−ブロモ−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンを原料として、実施例5を参照して、製品3−クロロ−1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(37mg、収率55.3%)を得た。
【0280】
MSm/z(ESI):456.2(M−H)−.
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.81(s,1H),5.03-4.75(m,2H),2.54(t,J=8.0Hz,1H),2.31-2.13(m,2H),1.93-1.06(m,23H),0.99(d,J=7.1Hz,3H),0.83(s,3H).
【0281】
実施例135
1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−3,5−ジカルボニトリル(135)
【化164】
[この文献は図面を表示できません]
【0282】
ステップ1:1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−3,5−ジカルボニトリルの製造
【化165】
[この文献は図面を表示できません]
【0283】
2−ブロモ−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンを原料として、実施例5を参照して、製品1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−3,5−ジカルボニトリル(18mg、収率27.5%)を得た。
【0284】
MSm/z(ESI):447.2(M−H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.20(s,1H),5.23-5.07(m,2H),2.68-2.52(m,1H),2.28-1.36(m,21H),1.28(s,3H),1.18-1.08(m,1H),1.00(d,J=6.9Hz,3H),0.88(s,3H).
【0285】
実施例136
3−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)チアゾリジン−2,4−ジケトン(136)
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
【0286】
ステップ1:3−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)チアゾリジン−2,4−ジケトンの製造
【化167】
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【0287】
2−ブロモ−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンを基質として、実施例5を参照して、3−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)チアゾリジン−2,4−ジケトン(24.0mg、収率:31.5%)を得た。
【0288】
MSm/z(ESI):430.2(M−HO+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ4.37(s,2H),4.04-3.98(m,2H),2.56-2.49(m,1H),2.22-2.03(m,2H),1.91-1.81(m,4H),1.73-1.61(m,3H),1.47-1.26(m,15H),1.17-1.05(m,2H),0.97(d,J=7.1Hz,3H),0.81(s,3H).
【0289】
実施例137
1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−3−カルボニトリル(137)
【化168】
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【0290】
ステップ1:1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−3−カルボニトリルの製造
【化169】
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【0291】
2−ブロモ−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンを原料として、実施例5を参照して、製品1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−3−カルボニトリル(16mg、収率:25.9%)を得た。
【0292】
MSm/z(ESI):438.2(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.49(d,J=2.5Hz,1H),6.73(d,J=2.4Hz,1H),5.22-4.78(m,2H),2.57(t,J=8.0Hz,1H),2.15-1.30(m,20H),1.28(s,3H),1.16-1.03(m,4H),0.84(t,J=7.3Hz,3H),0.79(s,3H).
【0293】
実施例138
1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(138)
【化170】
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ステップ1:1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化171】
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【0294】
2−ブロモ−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンを原料として、実施例5を参照して、製品1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(23mg、収率:33.9%)を得た。
【0295】
MSm/z(ESI):481.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.47(d,J=4.0Hz,1H),6.59(d,J=4.0Hz1H),5.07-4.89(m,2H),2.56(t,J=9.3Hz,1H),2.20-1.29(m,20H),1.28(s,3H),1.27-1.03(m,4H),0.84(t,J=7.3Hz,3H),0.80(s,3H).
【0296】
実施例139
1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)エタン−1−ケトン(139)
【化172】
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【0297】
ステップ1:1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化173】
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【0298】
2−ブロモ−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンを原料として、実施例5を参照して、製品1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)エタン−1−ケトン(13.5mg、収率:22.3%)を得た。
【0299】
MSm/z(ESI):429.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ5.39-5.29(m,2H),2.63-2.57(m,1H),2.56(s,3H),2.10-1.30(m,20H),1.28(s,3H),1.27-1.05(m,4H),0.87-0.81(m,6H).
【0300】
実施例140及び実施例141
1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(140)
【0301】
1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)エタン−1−ケトン(141)
【化174】
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【0302】
ステップ1:1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エタン−1−ケトンと1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化175】
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【0303】
2−ブロモ−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンを原料として、実施例5を参照して、製品1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(17mg、収率:29.1%)と1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)エタン−1−ケトン(9.2mg、収率:15.7%)を得た。
【0304】
実施例140:
MSm/z(ESI):414.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.77(s,1H),7.67(s,1H),5.37-5.09(m,2H),2.62(t,J=9.2Hz,1H),2.28-1.20(m,25H),1.16-1.05(m,2H),0.85(t,J=7.3Hz,3H),0.80(s,3H).
【0305】
実施例141:
MSm/z(ESI):414.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.68(s,2H),5.28-5.20(m,2H),2.54(t,J=8.0Hz,1H),1.99-1.23(m,25H),1.13-1.06(m,2H),0.88-0.78(m,6H).
【0306】
実施例142
1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−3,5−ジカルボニトリル(142)
【化176】
[この文献は図面を表示できません]
【0307】
ステップ1:1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−3,5−ジカルボニトリルの製造
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
【0308】
2−ブロモ−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンを原料として、実施例5を参照して、製品1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−3,5−ジカルボニトリル(5mg、収率:9.2%)を得た。
【0309】
MSm/z(ESI):463.2(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.21(s,1H),5.29-5.02(m,2H),2.61(t,J=9.3Hz,1H),2.24-1.34(m,19H),1.28(s,3H),1.26-1.02(m,5H),0.92-0.76(m,6H).
【0310】
実施例143
1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−3,5−ジカルボニトリル(143)
【化178】
[この文献は図面を表示できません]
【0311】
ステップ1:1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−3,5−ジカルボニトリルの製造
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
【0312】
1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンを原料として、実施例5を参照して、1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−3,5−ジカルボニトリル(19.6mg、収率:18%)を得た。
【0313】
MSm/z(ESI):473.2(M−H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.20(s,1H),5.24-5.09(m,2H),2.58-2.50(m,1H),2.26-2.07(m,2H),2.06-1.95(m,2H),1.90-1.80(m,2H),1.78-1.66(m,2H),1.58-1.22(m,16H),1.19-1.06(m,2H),0.94(s,3H),0.87-0.78(m,1H),0.64-0.56(m,1H),0.45-0.39(m,1H),0.18-0.02(m,2H).
【0314】
実施例144
1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(144)
【化180】
[この文献は図面を表示できません]
【0315】
ステップ1:1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
【0316】
1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンを原料として、実施例5を参照して、1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(18.0mg、収率:23%)を得た。
【0317】
MSm/z(ESI):491.3(M−H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.47(d,J=2.0Hz,1H),6.59(d,J=2.0Hz,1H),5.08-4.90(m,2H),2.53-2.42(m,1H),2.24-1.94(m,4H),1.91-1.79(m,3H),1.78-1.66(m,2H),1.52-1.22(m,15H),1.18-1.02(m,2H),0.91(s,3H),0.88-0.76(m,1H),0.65-0.54(m,1H),0.48-0.36(m,1H),0.18-0.00(m,2H).
【0318】
実施例146
1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(2H−テトラゾール−2−イル)エタン−1−ケトン(146)
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
【0319】
ステップ1:1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(2H−テトラゾール−2−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
【0320】
1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンを原料として、実施例5を参照して、1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(2H−テトラゾール−2−イル)エタン−1−ケトン(12.9mg、収率:13.2%)を得た。
【0321】
MSm/z(ESI):409.3(M−HO+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.57(s,1H),5.46(s,2H),2.58-2.47(m,1H),2.24-1.94(m,4H),1.93-1.80(m,3H),1.77-1.66(m,2H),1.50-1.21(m,15H),1.18-1.06(m,2H),0.95(s,3H),0.87-0.78(m,1H),0.64-0.55(m,1H),0.46-0.38(m,1H),0.17-0.01(m,2H).
【0322】
実施例147
3−クロロ−1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(147)
【化184】
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【0323】
ステップ1:3−クロロ−1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルの製造
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
【0324】
1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンを原料として、実施例5を参照して、3−クロロ−1−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(13.5mg、収率:17.4%)を得た。
【0325】
MSm/z(ESI):482.2(M−H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.82(s,1H),5.01-4.76(m,2H),2.55-2.41(m,1H),2.22-1.94(m,4H),1.91-1.77(m,3H),1.76-1.66(m,2H),1.56-1.24(m,15H),1.18-1.04(m,2H),0.90(s,3H),0.87-0.75(m,1H),0.64-0.53(m,1H),0.46-0.38(m,1H),0.17-0.02(m,2H).
【0326】
実施例148
3−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)チアゾリジン−2,4−ジケトン(148)
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
【0327】
ステップ1:3−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)チアゾリジン−2,4−ジケトンの製造
【化187】
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【0328】
1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンを原料として、実施例5を参照して、3−(2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)チアゾリジン−2,4−ジケトン(10.0mg、収率:13%)を得た。
【0329】
MSm/z(ESI):456.2(M−HO+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ4.38(s,2H),4.04(s,2H),2.51-2.43(m,1H),2.24-2.00(m,4H),1.91-1.80(m,3H),1.75-1.67(m,2H),1.49-1.27(m,15H),1.17-1.05(m,2H),0.88(s,3H),0.84-0.78(m,1H),0.62-0.53(m,1H),0.46-0.36(m,1H),0.15-0.01(m,2H).
【0330】
実施例149
1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(2H−テトラゾール−2−イル)エタン−1−ケトン(149)
【化188】
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【0331】
ステップ1:1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(2H−テトラゾール−2−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化189】
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【0332】
2−ブロモ−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンを原料として、実施例5を参照して、製品1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−15−エチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(2H−テトラゾール−2−イル)エタン−1−ケトン(11mg、白色固体、収率:18.8%)を得た。
【0333】
MSm/z(ESI):397.2(M−HO+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.57(s,1H),5.50-5.41(m,2H),2.62(t,J=8.5Hz,1H),2.29-1.30(m,20H),1.28(s,3H),1.27-1.05(m,4H),0.85-0.82(m,6H).
【0334】
実施例150
1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−((2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル)オキソ)エタン−1−ケトン(150)
【化190】
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【0335】
ステップ1:1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−((2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル)オキソ)エタン−1−ケトンの製造
【化191】
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【0336】
2−ブロモ−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンを原料として、実施例5を参照して、1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13,15−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−((2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル)オキソ)エタン−1−ケトン(16.1mg、収率:19%)を得た。
【0337】
MSm/z(ESI):477.3(M−HO+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.44(s,2H),4.85-4.71(m,2H),2.67-2.57(m,1H),2.30-2.10(m,2H),1.93-1.81(m,4H),1.74-1.61(m,3H),1.48-1.23(m,15H),1.18-1.06(m,2H),1.00(d,J=7.1Hz,3H),0.87(s,3H).
【0338】
実施例151
1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−((2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル)オキソ)エタン−1−ケトン(151)
【化192】
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【0339】
ステップ1:1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−((2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル)オキソ)エタン−1−ケトンの製造
【化193】
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【0340】
1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンを原料として、実施例5を参照して、1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,15S,17S)−15−シクロプロピル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−((2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル)オキソ)エタン−1−ケトン(22.9mg、収率:27.6%)を得た。
【0341】
MSm/z(ESI):503.3(M−HO+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.44(s,2H),4.87-4.69(m,2H),2.62-2.50(m,1H),2.25-1.96(m,3H),1.92-1.84(m,3H),1.77-1.66(m,2H),1.54-1.23(m,15H),1.18-1.04(m,2H),0.93(s,3H),0.87-0.78(m,1H),0.65-0.56(m,1H),0.49-0.38(m,1H),0.20-0.02(m,2H).
【0342】
実施例152
3−(2−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−カルボニルエチル)チアゾリジン−2,4−ジケトン(152)
【化194】
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【0343】
ステップ1:3−(2−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−カルボニルエチル)チアゾリジン−2,4−ジケトンの製造
【化195】
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【0344】
2−ブロモ−1−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)エタン−1−ケトンを原料として、実施例5を参照して、3−(2−((2R,4aS,4bR,6aS,7S,7aS,8aR,8bR,8cR,10aR)−2−ヒドロキシル−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロシクロプロパ[4,5]シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−7−イル)−2−カルボニルエチル)チアゾリジン−2,4−ジケトン(7.1mg、収率:9.3%)を得た。
【0345】
MSm/z(ESI):446.2(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ4.66-4.50(m,2H),4.04(s,2H),2.78(d,J=4.0Hz,1H),1.98-1.92(m,1H),1.85-1.52(m,11H),1.44-1.24(m,12H),1.13-0.97(m,2H),0.77(s,3H),0.49-0.41(m,1H).
【0346】
実施例157
1−((8S,9S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(157)
【化196】
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【0347】
ステップ1:(8R,9S,13S,14S)−3−(ベンジルオキシ)−13−メチル−6,7,8,9,11,12,13,14,15,16−デカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトンの製造
【化197】
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【0348】
100mLの三つ口フラスコに(8R,9S,13S,14S)−3−ヒドロキシル−13−メチル−6,7,8,9,11,12,13,14,15,16−デカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトン(4.1g、15mmol)とジクロロメタン/メタノール(1/1、50mL)溶液を添加し、炭酸カリウム(6.2g、45mmol)とベンジルブロミド(7.6g、45mmol)を添加し、反応液を65℃で5時間還流させた。反応液を冷却し、ろ過し、メタノールで洗浄し、溶液を濃縮し、石油エーテル/酢酸エチル(1/3)を用いてカラムにかけて(8R,9S,13S,14S)−3−(ベンジルオキシ)−13−メチル−6,7,8,9,11,12,13,14,15,16−デカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトン(5g、収率:93%)を得た。
【0349】
1H NMR(400MHz,CDCl)δ7.45-7.29(m,5H),7.20(d,J=8.5Hz,1H),6.79(dd,J=8.6,2.7Hz,1H),6.73(d,J=2.6Hz,1H),5.04(s,2H),2.95−2.85(m,2H),2.50(dd,J=18.8,8.5Hz,1H),2.43−2.36(m,1H),2.30−2.23(m,1H),2.20-1.94(m,4H),1.63-1.40(m,6H),0.91(s,3H).
【0350】
ステップ2:(8S,9S,13S,14S)−3−(ベンジルオキシ)−17−エチレン−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレンの製造
【化198】
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【0351】
カリウムt−ブトキシド(7.8g、70mmol)をテトラヒドロフラン(100mL)溶液に懸濁し、0℃でブロモエチルトリフェニルホスフィン(26.3g、70mmol)を徐々に添加し、反応液を60℃で2時間撹拌した。そして(8R,9S,13S,14S)−3−(ベンジルオキシ)−13−メチル−6,7,8,9,11,12,13,14,15,16−デカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトン(5g、14mmol)を上記反応液に添加し、60℃で2時間反応させた。反応液を室温まで冷却し、飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出し、有機相を飽和食塩水で洗浄し、乾燥させ、ろ過し、濃縮し、石油エーテルを用いてカラムにかけて(8S,9S,13S,14S)−3−(ベンジルオキシ)−17−エチレン−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン(5g、収率:96%)を得た。
【0352】
ステップ3:1−((8S,9S,13S,14S)−3−(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−アルコールの製造
【化199】
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【0353】
(8S,9S,13S,14S)−3−(ベンジルオキシ)−17−エチレン−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン(2.5g、6.9mmol)を乾燥したテトラヒドロフラン(50mL)溶液に溶解し、室温でボランテトラヒドロフラン溶液(1M、20mL)を滴下し、反応液を室温で1時間撹拌した。反応液を氷水で冷却し、水酸化ナトリウム溶液(10%、15mL)を徐々に滴下し、大量の気体が放出し、そして過酸化水素溶液(30%、20mL)を徐々に滴下し、反応液を室温で2時間撹拌した。反応液を酢酸エチルで抽出し、チオ硫酸ナトリウム溶液、飽和食塩水で洗浄し、乾燥させて2.5gの製品を得て、そのまま次の反応に使用する。
【0354】
ステップ4:1−((8S,9S,13S,14S,17S)−3−(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化200】
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【0355】
1−((8S,9S,13S,14S)−3−(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−アルコール(2.5g、6.5mmol)をジクロロメタン(30mL)溶液に溶解し、そしてクロロクロム酸ピリジニウム(2.06g、9.6mmol)を添加し、反応液を室温で12時間撹拌した。反応液をろ過し、スピン乾燥し、石油エーテル/酢酸エチル(1/5)を用いてカラムにかけて1−((8S,9S,13S,14S,17S)−3−(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(1.6g、収率:65%)を得た。
【0356】
1H NMR(400MHz,CDCl)δ7.44-7.28(m,5H),7.20(d,J=8.6Hz,1H),6.78(dd,J=8.5,2.6Hz,1H),6.72(d,J=2.6Hz,1H),5.03(s,2H),2.90−2.80(m,2H),2.61(t,J=9.1Hz,1H),2.40-2.17(m,4H),2.15(s,3H),1.96-1.27(m,9H),0.65(s,3H).
【0357】
ステップ5:1−((8S,9S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化201】
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【0358】
1−((8S,9S,13S,14S,17S)−3−(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(200mg、0.52mmol)をメタノール/テトラヒドロフラン(5mL/5mL)に溶解し、活性炭担持水酸化パラジウム(30mg、20%)を添加し、反応液を水素ガス保護下で45℃で12時間反応させて最終製品1−((8S,9S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(50mg、収率:32%)を得た。
【0359】
MSm/z(ESI):298.1(M)+。
1H NMR(400MHz,CDCl)δ7.15(d,J=8.4Hz,1H),6.63(dd,J=8.4,2.6Hz,1H),6.56(d,J=2.6Hz,1H),4.62(s,1H),2.92-2.74(m,2H),2.62(t,J=9.1Hz,1H),2.40−2.17(m,4H),2.16(s,3H),1.95−1.30(m,9H),0.65(s,3H).
【0360】
実施例158
1−((8S,9S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(158)
【化202】
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【0361】
ステップ1:1−((8S,9S,13S,14S,17S)−3−(ベンジルオキシ)−2−ブロモ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−ブロモエタン−1−ケトンの製造
【化203】
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【0362】
1−((8S,9S,13S,14S,17S)−3−(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(300mg、0.78mmol)をメタノール(15mL)に溶解し、5滴の臭化水素溶液を滴下し、液体臭素(255mg、1.6mmol)を滴下し、反応液を室温で2時間撹拌した。反応液を氷水に入れ、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、スピン乾燥して300mgの製品1−((8S,9S,13S,14S,17S)−3−(ベンジルオキシ)−2−ブロモ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−ブロモエタン−1−ケトンを得て、そのまま次の反応に使用する。
【0363】
ステップ2:1−((8S,9S,13S,14S,17S)−3−(ベンジルオキシ)−2−ブロモ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化204】
[この文献は図面を表示できません]
【0364】
1−((8S,9S,13S,14S,17S)−3−(ベンジルオキシ)−2−ブロモ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−ブロモエタン−1−ケトン(300mg、0.55mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に溶解し、炭酸セシウム(536mg、1.65mmol)と1,2,3−トリアゾール(190mg、2.7mmol)を添加し、反応液を35℃で5時間反応させた。反応液をろ過し、濃縮し、石油エーテル/酢酸エチル(1/1)を用いてカラムにかけて1−((8S,9S,13S,14S,17S)−3−(ベンジルオキシ)−2−ブロモ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(70g、黄色固体、収率:20%)を得た。
【0365】
MSm/z(ESI):534.1/536.1(50/50)(M+H)+.
ステップ3:1−((8S,9S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化205】
[この文献は図面を表示できません]
【0366】
1−((8S,9S,13S,14S,17S)−3−(ベンジルオキシ)−2−ブロモ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(70mg、0.13mmol)をメタノール/テトラヒドロフラン(5mL/5mL)に溶解し、活性炭担持水酸化パラジウム(30mg、20%)を添加し、反応液を水素ガス保護下で45℃で12時間反応させ、反応液をろ過させ、濃縮して1−((8S,9S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(30mg、白色固体、収率:62.6%)を得た。
【0367】
MSm/z(ESI):366.1(M+H)+.
1H NMR(400MHz,CDCl)δ7.78(s,1H),7.67(s,1H),7.15(d,J=8.0Hz,1H),6.65(dd,J=6.4,2.4Hz,1H),6.60−6.56(m,1H),5.40−5.15(m,2H),5.04(s,1H),2.89−2.70(m,3H),2.40-2.21(m,3H),1.96-1.27(m,10H),0.71(s,3H).
【0368】
実施例159
((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ジメチルホスフィンオキシド(159)
【化206】
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【0369】
ステップ1:(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−((t-ブチルジメチルシリル)オキソ)−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトンの製造
【化207】
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【0370】
100mLの丸底フラスコに順に(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトン(5g、17mmol)(上海崟リン医薬科学技術有限公司)、2,6−ルチジン(4.5g、42.5mmol)及び無水ジクロロメタン(80mL)を添加した。反応系を氷水浴で0℃まで冷却し、トリフルオロメタンスルホン酸tert-ブチルジメチルシリルエステル(9g、34mmol)を滴下添加した。反応系を室温まで昇温して一晩撹拌した。TLCプレートで反応の完了を検出すると、ジクロロメタンで希釈し、有機相を水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。ろ過し、スピン乾燥し、粗生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=20:1)で分離して(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−((t-ブチルジメチルシリル)オキソ)−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトン(6.2g、収率:90.1%)を得た。
【0371】
H NMR(400MHz,CDCl)δ2.37(dd,J=18.8,8.0Hz,1H),2.06−1.97(m,1H),1.90−1.84(m,1H),1.75−1.68(m,5H),1.59−1.55(m,1H),1.47−0.89(m,17H),0.80(s,3H),0.79(s,9H),0.00(m,6H).
【0372】
ステップ2:(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−((t-ブチルジメチルシリル)オキソ)−3,13−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−テトラデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イルトリフルオロメタンスルホン酸エステルの製造
【化208】
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【0373】
100mLの丸底フラスコに順に(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−((t-ブチルジメチルシリル)オキソ)−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトン(1.2g、3mmol)と50mlの無水テトラヒドロフランを添加した。反応系を−78℃まで冷却し、カリウムヘキサメチルジシラジドのテトラヒドロフラン溶液(3mL、3mmol)を反応系に滴下添加した。反応液を−78℃の条件で1時間撹拌し、N−フェニルビス(トリフルオロメタンスルホンイミド)(1.29g、3.6mmol)を5mlの無水テトラヒドロフランに溶解して反応系に滴下した。滴下終了後、反応液を室温まで自然に昇温して一晩撹拌した。反応終了後、飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチ反応させ、酢酸エチルで抽出した。有機相を水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。ろ過し、スピン乾燥し、粗生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテルで流して洗う)で分離して(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−((t-ブチルジメチルシリル)オキソ)−3,13−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−テトラデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イルトリフルオロメタンスルホン酸エステル(1.4g、収率:87%)を得た。
【0374】
H NMR(400MHz,CDCl)δ5.56(s,1H),2.27−2.18(m,1H),2.00−1.93(m,1H),1.80−1.61(m,7H),1.49−1.23(m,15H),0.97(s,3H),0.86(s,9H),0.08(s,6H).
【0375】
ステップ3:((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−((t-ブチルジメチルシリル)オキソ)−3,13−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−テトラデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ジメチルホスフィンオキシドの製造
【化209】
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【0376】
100mLの丸底フラスコに順に(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−((t-ブチルジメチルシリル)オキソ)−3,13−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−テトラデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イルトリフルオロメタンスルホン酸エステル(840mg、1.57mmol)、ジメチルホスフィンオキシド(146mg、1.89mmol)、二酢酸パラジウム(35mg、0.16mmol)、1,4-ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン(69mg、0.16mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.6g、12.6mmol)及び10mlの無水ジメチルスルホキシドを添加した。反応液を窒素ガスで置換して120℃まで徐々に昇温して一晩撹拌した。反応終了後、反応系を室温まで冷却し、水でクエンチ反応させ、酢酸エチルで抽出した。有機相を水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。ろ過し、スピン乾燥し、粗生成物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=10/1で流して洗う)で分離して((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−((t-ブチルジメチルシリル)オキソ)−3,13−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−テトラデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ジメチルホスフィンオキシド(642mg、収率:88%)を得た。
【0377】
H NMR(400MHz,CDCl)δ6.54(dd,J=10.8,1.6Hz,1H),2.33−2.27(m,1H),2.11−2.01(m,2H),1.66−1.58(m,12H),1.48−1.1.13(m,15H),1.00(s,3H),0.86(s,9H),0.07(s,6H).
【0378】
ステップ4:((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−テトラデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ジメチルホスフィンオキシドの製造
【化210】
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【0379】
100mLの丸底フラスコにおいて((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−((t-ブチルジメチルシリル)オキソ)−3,13−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−テトラデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ジメチルホスフィンオキシド(642mg、1.38mmol)を5mlの無水テトラヒドロフランに溶解し、1.0M濃度のフッ化テトラブチルアンモニウムのテトラヒドロフラン溶液(5ml)を反応系に添加した。反応液を60℃で一晩撹拌した。反応終了後、反応系を室温まで冷却し、水でクエンチ反応させ、酢酸エチルで抽出した。有機相を水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。ろ過し、スピン乾燥し、粗生成物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=10/1で流して洗う)で分離して((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−テトラデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ジメチルホスフィンオキシド(170mg、収率:35%)を得た。
【0380】
H NMR(400MHz,CDCl)δ6.57−6.54(m,1H),2.45(br,1H),2.35−2.28(m,1H),2.12−2.00(m,2H),1.87−1.70(m,4H),1.67−1.14(m,23H),1.00(s,3H).
【0381】
ステップ5:((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ジメチルホスフィンオキシドの製造
【化211】
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【0382】
100mLの丸底フラスコに((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−テトラデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ジメチルホスフィンオキシド(100mg、0.29mmol)、パラジウム炭素(100mg、10%)及び10mlの酢酸エチルを添加した。反応系を水素ガスで3回置換して1気圧の条件下で一晩水素化した。反応終了後、珪藻土でろ過して過剰なパラジウム炭素を除去し、ろ液をスピン乾燥した。粗生成物を高速液体クロマトグラフィーで製造して((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ジメチルホスフィンオキシド(39.5mg、収率:39%)を得た。
【0383】
MSm/z(ESI):353.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ2.13−1.62(m,22H),1.35−1.27(m,8H),1.16−1.06(m,4H),0.99(s,3H).
【0384】
実施例160
((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ジフェニルホスフィンオキシド(160)
【化212】
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【0385】
ステップ1:((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−((t-ブチルジメチルシリル)オキソ)−3,13−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−テトラデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ジフェニルホスフィンオキシドの製造
【化213】
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【0386】
100mLの丸底フラスコに順に(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−((t-ブチルジメチルシリル)オキソ)−3,13−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−テトラデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イルトリフルオロメタンスルホン酸エステル(350mg、0.65mmol)、ジフェニルホスフィンオキシド(158mg、0.78mmol)、二酢酸パラジウム(35mg、0.16mmol)、1,4-ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン(69mg、0.16mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(660mg、5.2mmol)及び10mlの無水ジメチルスルホキシドを添加した。反応液を窒素ガスで置換して120℃まで徐々に昇温して一晩撹拌した。反応終了後、反応系を室温まで冷却し、水でクエンチ反応させ、酢酸エチルで抽出した。有機相を水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。ろ過し、スピン乾燥し、粗生成物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=10/1で流して洗う)で分離して((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−((t-ブチルジメチルシリル)オキソ)−3,13−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−テトラデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ジフェニルホスフィンオキシド(290mg、76%)を得た。
【0387】
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.85−7.80(m,2H),7.67−7.62(m,2H),7.59−7.40(m,6H),6.01−5.98(m,1H),2.31−2.25(m,1H),2.09−2.02(m,2H),1.89−1.10(m,21H),1.07(s,3H),0.86(s,9H),0.07(s,6H).
【0388】
ステップ2:((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−テトラデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ジフェニルホスフィンオキシドの製造
【化214】
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【0389】
100mLの丸底フラスコにおいて((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−((t-ブチルジメチルシリル)オキソ)−3,13−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−テトラデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ジフェニルホスフィンオキシド(270mg、0.46mmol)を5mlの無水テトラヒドロフランに溶解し、1.0M濃度のフッ化テトラブチルアンモニウムのテトラヒドロフラン溶液(5ml)を反応系に添加した。反応液を60℃で一晩撹拌した。反応終了後、反応系を室温まで冷却し、水でクエンチ反応させ、酢酸エチルで抽出した。有機相を水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。ろ過し、スピン乾燥し、粗生成物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=10/1で流して洗う)で分離して((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−テトラデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ジフェニルホスフィンオキシド(120mg、収率:55%)を得た。
【0390】
H NMR(400MHz,CDCl)δ6.57−6.54(m,1H),2.45(br,1H),2.35−2.28(m,1H),2.12−2.00(m,2H),1.87−1.70(m,4H),1.67−1.14(m,26H),1.00(s,3H).
【0391】
ステップ3:((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ジフェニルホスフィンオキシドの製造
【化215】
[この文献は図面を表示できません]
【0392】
100mLの丸底フラスコに((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−テトラデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ジフェニルホスフィンオキシド(120mg、0.25mmol)、パラジウム炭素(120mg、10%)及び10mlの酢酸エチルを添加した。反応系を水素ガスで3回置換して1気圧の条件下で一晩水素化した。反応終了後、珪藻土でろ過して過剰なパラジウム炭素を除去し、ろ液をスピン乾燥した。粗生成物を高速液体クロマトグラフィーで製造して((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ジフェニルホスフィンオキシド(40mg、収率:33%)を得た。
【0393】
MSm/z(ESI):477.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.91−7.83(m,4H),7.54−7.44(m,6H),2.37−2.15(m,2H),2.11−2.09(m,1H),2.07−1.95(m,6H),1.84−1.04(m,22H).
31PNMR(162MHz,CDCl)δ30.00.
【0394】
実施例161
1−((3R,6R,8S,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−6,10−(エポキシドメチレン)シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(161)
【化216】
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【0395】
ステップ1:(8R,10R,13S,14S)−10,13−ジメチル−17−カルボニル−2,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17−ドデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−イル酢酸エステルの製造
【化217】
[この文献は図面を表示できません]
【0396】
(8R,10R,13S,14S)−10,13−ジメチル−1,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16−ドデカヒドロ−3H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3,17(2H)−ジケトン(19.0g、66.43mmol)を酢酸エチル(500mL)に溶解し、無水酢酸(100mL)と過塩素酸(0.5mL)を添加し、室温で1時間撹拌し、TLCで反応の完了を検出した。反応液に飽和炭酸ナトリウム溶液(300mL)を添加し、有機相を飽和炭酸ナトリウム溶液(300mL*2)及び飽和食塩水(300mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:石油エーテル=0〜40%)で分離し精製して(8R,10R,13S,14S)−10,13−ジメチル−17−カルボニル−2,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17−ドデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−イル酢酸エステル(13.0g、収率:59.7%)を得た。
【0397】
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ:5.71(s,1H),5.42(t,J=2.4Hz,1H),2.51−2.43(m,2H),2.34−2.27(m,1H),2.18−2.04(m,5H),2.00−1.69(m,6H),1.62−1.27(m,5H),1.13−1.06(m,1H),1.03(s,3H),0.92(s,3H).
【0398】
ステップ2:(8R,10R,13S,14S)−6−ヒドロキシル−10,13−ジメチル−1,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16−ドデカヒドロ−3H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3,17(2H)−ジケトンの製造
【化218】
[この文献は図面を表示できません]
【0399】
(8R,10R,13S,14S)−10,13−ジメチル−17−カルボニル−2,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17−ドデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−イル酢酸エステル(5.0g、15.24mmol)をエタノール(180mL)に溶解し、メタクロロ過安息香酸(5.0g、24.71mmol)を添加し、室温で3時間撹拌し、LC/MSで反応の完了を検出した。反応液に飽和炭酸ナトリウム溶液(200mL)を添加し、酢酸エチル(300mL)で抽出し、有機相を飽和炭酸ナトリウム溶液(200mL*2)及び飽和食塩水(200mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して(8R,10R,13S,14S)−6−ヒドロキシル−10,13−ジメチル−1,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16−ドデカヒドロ−3H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3,17(2H)−ジケトン(3.5g、収率:76.0%)を得た。
【0400】
MSm/z(ESI):303.0(M+H)
ステップ3:(8R,10R,13S,14S)−6−ヒドロキシル−10,13−ジメチルテトラデカヒドロ−3H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3,17(2H)−ジケトンの製造
【化219】
[この文献は図面を表示できません]
【0401】
(8R,10R,13S,14S)−6−ヒドロキシル−10,13−ジメチル−1,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16−ドデカヒドロ−3H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3,17(2H)−ジケトン(8.0g、26.5mmol)をピリジン(50mL)に溶解し、10%PdのLindlar′s触媒(2.0g)を上記溶液に添加し,水素バルーンで覆い,水素ガスで3回置換し、室温で16時間撹拌した。ろ過し、ケーキを酢酸エチル(30mL)で洗浄し、ろ液を酢酸エチル(200mL)で希釈し、そして1Nの塩酸(100mL*2)で洗浄し、有機相を飽和食塩水(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:石油エーテル:1:1)で分離し精製して(8R,10R,13S,14S)−6−ヒドロキシル−10,13−ジメチルテトラデカヒドロ−3H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3,17(2H)−ジケトン(2.0g、収率25.0%)を得た。
【0402】
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:4.60(s,1H),3.51(m,1H),2.45−2.31(m,3H),2.06−1.82(m,7H),1.69−1.51(m,5H),1.48−1.23(m,5H),1.14(s,3H),0.82(s,3H).
【0403】
ステップ4:(6R,8R,10S,13S,14S)−13−メチルテトラデカヒドロ−6,10−(エポキシドメチレン)シクロペンタ[a]フェナントレン−3,17−ジケトンの製造
【化220】
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【0404】
(8R,10R,13S,14S)−6−ヒドロキシル−10,13−ジメチルテトラデカヒドロ−3H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3,17(2H)−ジケトン(1.0g、3.29mmol)をベンゼン(50mL)/ピリジン(0.8mL)に溶解し、四酢酸鉛(7.3g、16.5mmol)を上記溶液に添加し、白熱灯(500W)で2時間照射撹拌し、反応を停止させ、酢酸エチル(100mL)を添加して多くの固体が析出し、ろ過し、ろ液を1Nの塩酸(50mL*2)で洗浄し、有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:石油エーテル=1:2)で分離し精製して(6R,8R,10S,13S,14S)−13−メチルテトラデカヒドロ−6,10−(エポキシドメチレン)シクロペンタ[a]フェナントレン−3,17−ジケトン(600mg、収率60.0%)を得た。
【0405】
1H NMR(400MHz,CDCl)δ:4.25−4.22(m,1H),4.06(d,J=8.4Hz,1H,),3.39(d,J=8.4Hz,1H),2.63−2.44(m,3H),2.35−2.06(m,5H),1.98−1.80(m,4H),1.72−1.24(m,8H),0.96(s,3H).
【0406】
ステップ5:(3R,6R,8R,10S,13S,14S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルテトラデカヒドロ−6,10−(エポキシドメチレン)シクロペンタ[a]フェナントレン−17(1H)−ケトンの製造
【化221】
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【0407】
三つ口フラスコに、2,6−ジ−tert−ブチルp-メチルフェノール(3.5g、15.9mmol)とトルエン(35mL)を添加し、窒素ガス保護下で、0−10℃で2Mのトリメチルアルミニウム(4mL、8mmol)を滴下し、滴下終了後、室温で1時間撹拌し、そしてドライアイス/アセトン浴で−78℃まで冷却し、(6R,8R,10S,13S,14S)−13−メチルテトラデカヒドロ−6,10−(エポキシドメチレン)シクロペンタ[a]フェナントレン−3,17−ジケトン(0.8g、2.65mmol)をトルエン(30mL)に溶解して上記反応液に滴下し、−78℃で1時間反応させ、3Mのメチルマグネシウムブロミド(2.3mL、6.9mmol)を上記溶液に添加し、−78℃で1時間反応させ、反応液に飽和塩化アンモニウム溶液(50mL)を添加し、酢酸エチル(120mL)で抽出し、有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:石油エーテル=1:1)で分離して精製して(3R,6R,8R,10S,13S,14S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルテトラデカヒドロ−6,10−(エポキシドメチレン)シクロペンタ[a]フェナントレン−17(1H)−ケトン(400mg、収率:47.5%)を得た。
【0408】
1H NMR(400MHz,CDCl)δ:4.15−4.12(m,1H),3.96(d,J=8.0Hz,1H),3.32(d,J=8.0Hz,1H),2.48−2.41(m,1H),2.13−2.03(m,1H),1.92−1.79(m,5H),1.75−1.63(m,3H),1.60−1.43(m,6H),1.38−1.10(m,7H),0.92(s,3H).
【0409】
ステップ6:(3R,6R,8S,10S,13S,14S)−17−エチレン−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−6,10−(エポキシドメチレン)シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノールの製造
【化222】
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【0410】
エチルトリフェニルホスホニウムブロミド(11.65g、31.4mmol)をジメチルスルホキシド(25mL)に溶解し、60%の水素化ナトリウム(1.26g、31.4mmol)を添加し、窒素ガス保護下で室温で1撹拌し、(3R,6R,8R,10S,13S,14S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルテトラデカヒドロ−6,10−(エポキシドメチレン)シクロペンタ[a]フェナントレン−17(1H)−ケトン(0.5g、1.57mmol)をジメチルスルホキシド(5mL)に溶解して上記溶液に添加し、60℃まで加熱し、16時間反応させた。飽和塩化アンモニウム溶液(50mL)を添加し、酢酸エチル(60mL)で抽出し、有機相を飽和炭酸ナトリウム溶液(50mL*2)で洗浄し、そして飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:石油エーテル=1:3)で分離して精製して(3R,6R,8S,10S,13S,14S)−17−エチレン−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−6,10−(エポキシドメチレン)シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノール(350mg、収率67.6%)を得た。
【0411】
1H NMR(400MHz,CDCl)δ:5.12−5.09(m,1H),4.15−4.12(m,1H),3.96(d,J=8.0Hz,1H),3.26(d,J=8.0Hz,1H),2.39−2.13(m,3H),1.91−1.85(m,3H),1.70−1.50(m,12H),1.30−1.07(m,8H),0.91(s,3H).
【0412】
ステップ7:(3R,6R,8S,10S,13S,14S,17S)−17−((S)−1−ヒドロキシエチル)−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−6,10−(エポキシドメチレン)シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノールの製造
【化223】
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【0413】
(3R,6R,8S,10S,13S,14S)−17−エチレン−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−6,10−(エポキシドメチレン)シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノール(250mg、0.76mmol)をテトラヒドロフラン(8mL)に溶解し、0℃まで冷却し、1Mのボランテトラヒドロフラン溶液(15mL、15mmol)を添加し、室温で3時間撹拌し、0℃まで冷却し、3Mの水酸化ナトリウム(10mL)を滴下し、滴下終了後、30%の過酸化水素(8mL)を添加し、室温で1時間撹拌し、酢酸エチル(60mL)を添加して希釈し、飽和チオ硫酸ナトリウム溶液(30mL)で洗浄し、有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して(3R,6R,8S,10S,13S,14S,17S)−17−((S)−1−ヒドロキシエチル)−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−6,10−(エポキシドメチレン)シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノール(260mg、収率100%)を得て、さらに精製する必要はなく、そのまま次の反応に使用する。
【0414】
ステップ8:1−((3R,6R,8S,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−6,10−(エポキシドメチレン)シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化224】
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【0415】
(3R,6R,8S,10S,13S,14S,17S)−17−((S)−1−ヒドロキシエチル)−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−6,10−(エポキシドメチレン)シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノール(260mg、0.75mmol)をジクロロメタン(10mL)に溶解し、0℃まで冷却し、PCC(322mg、1.5mmol)を添加し、室温で3時間撹拌し、TLCで反応の完了を検出すると、ろ過し、ケーキを酢酸エチル(20mL)で洗浄し、ろ液に酢酸エチル(30mL)を添加して希釈し、飽和チオ硫酸ナトリウム溶液(30mL)で洗浄し、有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:石油エーテル=1:2)で分離して精製して1−((3R,6R,8S,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−6,10−(エポキシドメチレン)シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(150mg、収率:57.8%)を得た。
【0416】
1H NMR(400MHz,CDCl)δ:4.14−4.12(m,1H),3.94(d,J=7.6Hz,1H),3.27(d,J=7.6Hz,1H),2.53(t,J=8.8Hz,1H),2.18−2.04(m,5H),1.91−1.86(m,3H),1.70−1.49(m,10H),1.34−1.49(m,8H),0.66(s,3H).
【0417】
実施例162
1−(2−((3R,6R,8S,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−6,10−(エポキシドメチレン)シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(162)
【化225】
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【0418】
ステップ1:2−ブロモ−1−((3R,6R,8S,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−6,10−(エポキシドメチレン)シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化226】
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【0419】
1−((3R,6R,8S,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−6,10−(エポキシドメチレン)シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(135mg、0.39mmol)をメタノール(6mL)に溶解し、臭化水素酸を1滴添加し、室温撹拌条件下で液体臭素を5滴添加し、室温で1時間撹拌し、TLCで反応の完了を検出すると、飽和炭酸水素ナトリウム溶液(30mL)を添加し、酢酸エチル(50mL)で抽出し、有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して2−ブロモ−1−((3R,6R,8S,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−6,10−(エポキシドメチレン)シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(160mg、収率:96.5%)を得て、さらに精製する必要はなく、そのまま次の反応に使用する。
【0420】
ステップ2:1−(2−((3R,6R,8S,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−6,10−(エポキシドメチレン)シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルの製造
【化227】
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【0421】
2−ブロモ−1−((3R,6R,8S,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−6,10−(エポキシドメチレン)シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(85mg、0.2mmol)と4−シアノピラゾール(92mg、1.0mmol)をテトラヒドロフラン(5mL)に溶解し、炭酸カリウム(138mg、1.0mmol)を添加し、室温で16時間撹拌し、TLC及びLCMSで反応の完了を検出すると、ろ過し、濃縮し、flash分取クロマトグラフィーで分離して精製して1−(2−((3R,6R,8S,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−6,10−(エポキシドメチレン)シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(29.7mg、収率:34.0%)を得た。
【0422】
MSm/z(ESI):438.3(M+H)+.
【0423】
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ:7.87(s,1H),7.81(s,1H),5.01−4.87(m,2H),4.15−4.12(m,1H),3.93(d,J=8.4Hz,1H),3.28(d,J=8.4Hz,1H),2.60(t,J=6.8Hz,1H),2.22−2.08(m,2H),1.91−1.49(m,13H),1.39−1.24(m,6H),1.19−1.13(m,2H),0.72(s,3H).
【0424】
実施例163
1−(2−((3R,6R,8S,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−6,10−(エポキシドメチレン)シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−3−カルボニトリル(163)
【化228】
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【0425】
1−(2−((3R,6R,8S,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−6,10−(エポキシドメチレン)シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−3−カルボニトリルの製造
【化229】
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【0426】
2−ブロモ−1−((3R,6R,8S,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−6,10−(エポキシドメチレン)シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(80mg、0.19mmol)と3−シアノピラゾール(88mg、0.95mmol)をテトラヒドロフラン(5mL)に溶解し、炭酸カリウム(130mg、0.95mmol)を添加し、室温で16時間撹拌し、TLC及びLCMSで反応の完を検出すると、ろ過し、濃縮し、flash分取クロマトグラフィーで分離して精製して1−(2−((3R,6R,8S,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−6,10−(エポキシドメチレン)シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−3−カルボニトリル(36.5mg、収率:44.4%)を得た。
【0427】
MSm/z(ESI):438.3(M+H)+.
1H NMR(400MHz,CDCl)δ:7.49(d,J=2.0Hz,1H),7.76(d,J=2.0Hz,1H),5.10−4.90(m,2H),4.15−4.12(m,1H),3.94(d,J=8.0Hz,1H),3.28(d,J=8.0Hz,1H),2.60(t,J=8.8Hz,1H),2.21−2.09(m,2H),1.91−1.50(m,13H),1.39−1.24(m,6H),1.19−1.13(m,2H),0.72(s,3H).
【0428】
実施例164
1−((3R,6R,8S,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−6,10−(エポキシドメチレン)シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(164)
【化230】
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【0429】
1−((3R,6R,8S,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−6,10−(エポキシドメチレン)シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化231】
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【0430】
2−ブロモ−1−((3R,6R,8S,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−6,10−(エポキシドメチレン)シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(80mg、0.19mmol)と4−トリフルオロメチルピラゾール(128mg、0.95mmol)をテトラヒドロフラン(5mL)に溶解し、炭酸カリウム(130mg、0.95mmol)を添加し、室温で16時間撹拌し、TLC及びLCMSで反応の完了を検出すると、ろ過し、濃縮し、flash分取クロマトグラフィーで分離して精製して1−((3R,6R,8S,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−6,10−(エポキシドメチレン)シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−(4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(29.5mg、収率:32.7%)を得た。
【0431】
MSm/z(ESI):481.2(M+H)+.
1H NMR(400MHz,CDCl)δ:7.72(s,2H),5.01−4.87(m,2H),4.15−4.12(m,1H),3.94(d,J=8.0Hz,1H),3.28(d,J=8.0Hz,1H),2.60(t,J=8.8Hz,1H),2.22−2.09(m,2H),1.91−1.49(m,13H),1.39−1.24(m,6H),1.19−1.13(m,2H),0.73(s,3H).
【0432】
実施例165
1−(2−((1S,4aS,4bR,6aR,8R,10aS,10bR,12aS)−8−ヒドロキシル−8,12a−ジメチルオクタデカヒドロクリセン−1−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(165)
【化232】
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【0433】
ステップ1:(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3,13−ジメチル−17−カルボニルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−イル酢酸エステルの製造
【化233】
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【0434】
(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトン(580mg、2.0mmol)を無水酢酸(15mL)に溶解し、ピリジン(158mg、2.0mmol)を添加し、N保護下で80℃で一晩反応させた。減圧下で無水酢酸を蒸発させ除去し、残留物にHO(20mL)を添加し、EA(15mL×3)で抽出し、EA層を合わせ、順にHO(20mL)、飽和塩水(20mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させて減圧下で濃縮し、カラムクロマトグラフィーで分離して、(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3,13−ジメチル−17−カルボニルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−イル酢酸エステル(560mg、収率:84%)を得た。
【0435】
H NMR(400MHz,CDCl)δ2.44(dd,J=19.2,8.1Hz,1H),2.24−2.06(m,1H),1.97(s,3H),1.96−1.76(m,8H),1.71-1.57(m,3H),1.55(s,3H),1.55-0.99(m,10H),0.87(s,3H).
【0436】
ステップ2:エチル2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−アセトキシ−17−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−ジアゾ酢酸エステルの製造
【化234】
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【0437】
(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3,13−ジメチル−17−カルボニルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−イル酢酸エステル(400mg、1.2mmol)、ジアゾ酢酸エチル(206mg、1.8mmol)をTHF(15mL)に溶解し、−70℃まで冷却し、LDA(2mL)を滴下し、滴下終了後、同じ温度で1h反応させ、AcOH(400mg)のエチルエーテル(20mL)溶液を添加し、室温まで上昇してHO(50mL)を添加し、エチルエーテル(25mL×2)で抽出し、エチルエーテル層を合わせ、順にHO(50mL)、飽和NaHCO溶液(30mL)及び飽和塩水(30mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させて減圧下で濃縮乾固し、カラムクロマトグラフィーで分離してエチル2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−アセトキシ−17−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−ジアゾ酢酸エステル(500mg、収率:93%)を得た。
【0438】
H NMR(400MHz,CDCl)δ4.70(bs,1H),4.36-4.17(m,2H),2.24−2.11(m,1H),2.00(s,3H),1.96-1.87(m,2H),1.85−1.83(m,4H),1.74-1.58(m,4H),1.55(s,3H),1.52-1.35(m,2H),1.32(t,J=7.1Hz,3H),1.29-1.17(m,4H),1.17-0.94(m,5H),0.92(s,3H),0.91-0.81(m,1H).
【0439】
ステップ3:エチル(4aS,4bR,6aR,8R,10aS,10bR,12aS)−8−アセトキシ−8,12a−ジメチル−1−カルボニルオクタデカヒドロクリセン−2−カルボン酸エステルの製造
【化235】
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【0440】
エチル2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−アセトキシ−17−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−ジアゾ酢酸エステル(500mg、1.1mmol)をエチレングリコールジメチルエーテル(10mL)に溶解し、酢酸ロジウム2量体(5.0mg)を添加し、N保護下で室温で0.5時間反応させ、不溶解物をろ過して除去し、ろ液を減圧下で濃縮した。カラムクロマトグラフィーで分離してエチル(4aS,4bR,6aR,8R,10aS,10bR,12aS)−8−アセトキシ−8,12a−ジメチル−1−カルボニルオクタデカヒドロクリセン−2−カルボン酸エステル(436mg、収率93%)を得た。
【0441】
H NMR(400MHz,CDCl)δ12.35(s,0.82H),4.13(q,J=7.1Hz,2H),3.63(dd,J=13.5,6.0Hz,0.15H),2.27(dd,J=16.2,6.1Hz,1H),2.14-1.96(m,2H),1.89(s,3H),1.88-1.65(m,7H),1.58(dd,J=20.4,10.4Hz,3H),1.48(s,3H),1.36-1.13(m,8H),1.11-1.04(m,2H),1.03(s,3H),0.99−0.88(m,3H).
【0442】
ステップ4:(4aS,4bR,6aR,8R,10aS,10bR,12aS)−8−ヒドロキシル−8,12a−ジメチルヘキサデカヒドロクリセン−1(2H)−ケトンの製造
【化236】
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【0443】
KOH(4.0g)をメタノール(60mL)に溶解し、エチル(4aS,4bR,6aR,8R,10aS,10bR,12aS)−8−アセトキシ−8,12a−ジメチル−1−カルボニルオクタデカヒドロクリセン−2−カルボン酸エステル(400mg)を添加し、N保護下で1時間加熱還流した。反応液を室温まで冷却しして氷水(150mL)に入れ、20分間撹拌してろ過し、ケーキを少量の水及びアセトンで洗浄し、乾燥させて(4aS,4bR,6aR,8R,10aS,10bR,12aS)−8−ヒドロキシル−8,12a−ジメチルヘキサデカヒドロクリセン−1(2H)−ケトン(320mg)を得た。
【0444】
H NMR(400MHz,CDCl)δ2.61(td,J=14.0,6.8Hz,1H),2.25-2.15(m,1H),2.11-2.00(m,1H),1.87(dd,J=9.8,7.7Hz,2H),1.84-1.70(m,5H),1.67-1.57(m,3H),1.56-1.47(m,2H),1.45-1.27(m,7H),1.26(s,3H),1.20-1.10(m,1H),1.08(s,3H),1.07-0.91(m,2H).
【0445】
ステップ5:(2R,4aS,4bR,6aS,10aS,10bR,12aR)−7−エチレン−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロクリセン−2−アルコールの製造
【化237】
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【0446】
(4aS,4bR,6aR,8R,10aS,10bR,12aS)−8−ヒドロキシル−8,12a−ジメチルヘキサデカヒドロクリセン−1(2H)−ケトンを原料として、実施例1のステップ4を参照して、(2R,4aS,4bR,6aS,10aS,10bR,12aR)−7−エチレン−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロクリセン−2−アルコール(288mg)を得た。
【0447】
ステップ6:(2R,4aS,4bR,6aS,7S,10aS,10bR,12aR)−7−(1−ヒドロキシエチル)−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロクリセン−2−アルコールの製造
【化238】
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【0448】
(2R,4aS,4bR,6aS,10aS,10bR,12aR)−7−エチレン−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロクリセン−2−アルコールを原料として、実施例1のステップ5を参照して、(2R,4aS,4bR,6aS,7S,10aS,10bR,12aR)−7−(1−ヒドロキシエチル)−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロクリセン−2−アルコール(150mg、少量の不純物を含む)を得て、精製せずにそのまま次の反応に使用する。
【0449】
ステップ7:1−((1S,4aS,4bR,6aR,8R,10aS,10bR,12aS)−8−ヒドロキシル−8,12a−ジメチルオクタデカヒドロクリセン−1−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化239】
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【0450】
(2R,4aS,4bR,6aS,7S,10aS,10bR,12aR)−7−(1−ヒドロキシエチル)−2,6a−ジメチルオクタデカヒドロクリセン−2−アルコールを原料として、実施例1のステップ6を参照して、1−((1S,4aS,4bR,6aR,8R,10aS,10bR,12aS)−8−ヒドロキシル−8,12a−ジメチルオクタデカヒドロクリセン−1−イル)エタン−1−ケトン(80mg、少量の不純物を含む)を得て、精製せずにそのまま次の反応に使用する。
【0451】
ステップ8:2−ブロモ−1−((1S,4aS,4bR,6aR,8R,10aS,10bR,12aS)−8−ヒドロキシル−8,12a−ジメチルオクタデカヒドロクリセン−1−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化240】
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【0452】
1−((1S,4aS,4bR,6aR,8R,10aS,10bR,12aS)−8−ヒドロキシル−8,12a−ジメチルオクタデカヒドロクリセン−1−イル)エタン−1−ケトンを原料として、実施例2のステップ1を参照して、2−ブロモ−1−((1S,4aS,4bR,6aR,8R,10aS,10bR,12aS)−8−ヒドロキシル−8,12a−ジメチルオクタデカヒドロクリセン−1−イル)エタン−1−ケトン(50mg、少量の不純物を含む)を得て、精製せずにそのまま次の反応に使用する。
【0453】
ステップ9:1−(2−((1S,4aS,4bR,6aR,8R,10aS,10bR,12aS)−8−ヒドロキシル−8,12a−ジメチルオクタデカヒドロクリセン−1−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルの製造
【化241】
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【0454】
2−ブロモ−1−((1S,4aS,4bR,6aR,8R,10aS,10bR,12aS)−8−ヒドロキシル−8,12a−ジメチルオクタデカヒドロクリセン−1−イル)エタン−1−ケトンを原料として、実施例5を参照して、1−(2−((1S,4aS,4bR,6aR,8R,10aS,10bR,12aS)−8−ヒドロキシル−8,12a−ジメチルオクタデカヒドロクリセン−1−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(5.5mg)を得た。
【0455】
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.87(s,1H),7.83(s,1H),5.06−4.88(m,2H),2.47(d,J=4.9Hz,1H),1.90−1.81(m,2H),1.78-1.67(m,5H),1.58−1.50(m,6H),1.41-1.34(m,4H),1.29−1.24(m,9H),0.99(s,3H),0.96-0.83(m,3H).
【0456】
実施例166
1−((2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエトキシ)メチル)シクロプロパン−1−カルボニトリル(166)
【化242】
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【0457】
ステップ1:1−((2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエトキシ)メチル)シクロプロパン−1−カルボニトリルの製造
【化243】
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【0458】
2−ブロモ−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(80mg、0.2mmol)、1−(ヒドロキシメチル)シクロプロパン−1−カルボニトリル(29mg、0.3mmol)及び炭酸カリウム(138mg、1.0mmol)をN,N−ジメチルアセトアミド(3mL)に溶解し、反応液を70℃で一晩撹拌した。水(20mL)を添加し、水相を酢酸エチル(20mLx2)で抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、濃縮し、粗生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル:50/1〜3/1)で分離して精製して1−((2−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−カルボニルエトキシ)メチル)シクロプロパン−1−カルボニトリル(10mg、収率:12%)を得た。
【0459】
1H NMR(400MHz,CDCl)δ4.21-4.09(m,2H),3.53(s,2H),2.61-2.54(m,1H),2.21-2.12(m,1H),1.90-1.78(m,4H),1.75-1.61(m,4H),1.49-1.40(m,5H),1.34-1.26(m,13H),1.10-1.04(m,4H),0.63(s,3H)。
【0460】
実施例167
1−((((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)チオ)メチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
【化244】
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【0461】
ステップ1:(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−((t-ブチルジメチルシリル)オキソ)−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−チオンの製造
【化245】
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【0462】
乾燥した100mLの丸底フラスコに順に(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−((t-ブチルジメチルシリル)オキソ)−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−チオン(1.2g、3mmol)、2,4−ビス(4−メトキシフェニル)−1,3−ジチア−2,4−ジホスファシクロブタン2,4−ジスルフィド(971mg、2.4mmol)及び20mlの無水トルエンを添加し、反応系をアルゴンガスで置換して還流するまで昇温して一晩撹拌した。反応終了後、中性アルミナでろ過し、ろ液をスピン乾燥した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=50/1で流して洗う)で分離して(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−((t-ブチルジメチルシリル)オキソ)−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−チオン(860mg、68%)を得た。
【0463】
H NMR(400MHz,CDCl)δ2.90(dd,J=8.4,21.6Hz,1H),2.63−2.55(m,1H),1.97−1.93(m,2H),1.73−1.17(m,22H),0.84(s,3H),0.79(s,9H),0.07(s,6H).
【0464】
ステップ2:(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−((t-ブチルジメチルシリル)オキソ)−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−チオールの製造
【化246】
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【0465】
乾燥した100mLの丸底フラスコに(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−((t-ブチルジメチルシリル)オキソ)−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−チオン(860mg、2mmol)と30mlの無水テトラヒドロフランを添加し、反応系を0℃まで冷却し、1.0Mの水素化リチウムトリ-tert-ブトキシアルミニウム(6mL、6mmol)を反応系に滴下した。0℃で2時間撹拌して、室温で1時間撹拌した。TLCは反応の完了を示した。飽和炭酸水素ナトリウム溶液で注意深くクエンチ反応させ、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機相を水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。ろ過し、スピン乾燥して粗生成物を得て精製せずにそのまま次の反応に使用することができる。
【0466】
H NMR(400MHz,CDCl)δ2.60−2.58(m,1H),2.10−2.07(m,1H),1.72−0.98(m,25H),0.79(s,9H),0.64(s,3H),0.04(s,6H).
【0467】
ステップ3:1−(ヒドロキシメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルの製造
【化247】
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【0468】
100mLの丸底フラスコに1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(930mg、10mmol)、30%のホルムアルデヒド水溶液(8g、100mmol)及び10mlのメタノールを添加した。反応系を室温で一晩撹拌した。反応溶液をスピン乾燥して1−(ヒドロキシメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(900mg、73%)を得た。
【0469】
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.05(s,1H),7.87(s,1H),4.96−4.80(m,2H)
【0470】
ステップ4:1−(クロロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルの製造
【化248】
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【0471】
100mLの丸底フラスコに1−(ヒドロキシメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(900mg、7.3mmol)、トリエチルアミン(1.5g、14.6mmol)及び20mlのジクロロメタンを添加し、撹拌しながら数回に分けてp−トルエンスルホニルクロリド(2.1g、11mmol)を添加し、反応系を室温で一晩撹拌した。水でクエンチ反応させ、ジクロロメタンエステルで抽出した。有機相を水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。ろ過し、スピン乾燥し、粗生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=10/1で流して洗う)で分離して1−(クロロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(790mg、76.7%)を得た。
【0472】
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.08(s,1H),7.89(s,1H),5.87(s,2H).
【0473】
ステップ5:1−((((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17S)−3−((t-ブチルジメチルシリル)オキソ)−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)チオ)メチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルの製造
【化249】
[この文献は図面を表示できません]
【0474】
乾燥した100mLの丸底フラスコに(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−((t-ブチルジメチルシリル)オキソ)−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−チオール(210mg、0.5mmol)、1−(クロロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(72mg、0.6mmol)、炭酸カリウム(136mg、1mmol)、ヨウ化ナトリウム(10mg、触媒量)及び5mlの無水N,N−ジメチルホルムアミドを添加し、反応系を60℃まで昇温して一晩撹拌した。反応液を室温まで冷却し、水でクエンチ反応させ、ジクロロメタンエステルで抽出した。有機相を水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。ろ過し、スピン乾燥し、粗生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル:10/1で流して洗う)で分離して1−((((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17S)−3−((t-ブチルジメチルシリル)オキソ)−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)チオ)メチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(170mg、収率:64.5%)を得た。
【0475】
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.10(s,1H),7.79(s,1H),5.18(dd,J=14.4,19.2Hz,2H),2.62(t,J=7.2Hz,1H),2.05−1.98(m,2H),1.90−0.90(m,24H),0.86(s,9H),0.72(s,3H),0.07(s,6H).
【0476】
ステップ6:1−((((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)チオ)メチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
【化250】
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【0477】
100mLの丸底フラスコにおいて1−((((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17S)−3−((t-ブチルジメチルシリル)オキソ)−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)チオ)メチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(170mg、0.32mmol)を5mlの無水テトラヒドロフランに溶解し、1.0M濃度のフッ化テトラブチルアンモニウムのテトラヒドロフラン溶液(5ml)を反応系に添加した。反応液を60℃で一晩撹拌した。反応終了後、反応系を室温まで冷却し、水でクエンチ反応させ、酢酸エチルで抽出した。有機相を水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。ろ過し、スピン乾燥し、粗生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル:1/1で流して洗う)で分離して1−((((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)チオ)メチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(100mg、75%)を得た。
【0478】
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.09(s,1H),7.79(s,1H),5.28−5.02(m,2H),2.58(t,J=9.4Hz,1H),2.12−1.93(m,1H),1.89−0.94(m,26H),0.72(s,3H).
【0479】
実施例168及び実施例169
1−(((S)−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ルスルフィニル<スルフィニル>)メチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(168)
【0480】
1−(((R)−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ルスルフィニル<スルフィニル>)メチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(169)
【化251】
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【0481】
100mLの丸底フラスコにおいて1−((((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)チオ)メチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(25mg、0.06mmol)を5mlの無水ジクロロメタンに溶解し、−20℃条件でメタクロロ過安息香酸(15mg、0.073mmol)を添加し、反応液を該温度で1時間撹拌した。反応終了後、飽和炭酸水素ナトリウムでクエンチ反応させ、酢酸エチルで抽出した。有機相を水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。ろ過し、スピン乾燥し、粗生成物を高速液体クロマトグラフィーで分離して1−(((S)−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ルスルフィニル<スルフィニル>)メチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(7.5mg、29%)と1−(((R)−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ルスルフィニル<スルフィニル>)メチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(6.5mg、収率:25%)を得た。
【0482】
実施例168:
MSm/z(ESI):430.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.06(s,1H),7.90(s,1H),5.21(d,J=12.0Hz,1H),5.03(d,J=12.0Hz,1H),2.54(t,J=9.2Hz,1H),2.12−1.93(m,2H),1.85−1.02(m,25H),0.89(s,3H).
【0483】
実施例169:
MSm/z(ESI):430.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.10(s,1H),7.91(s,1H),5.18(d,J=13.6Hz,1H),5.03(d,J=13.6Hz,1H),2.32(t,J=8.8Hz,1H),2.05−1.94(m,2H),1.85−1.12(m,25H),1.05(s,3H).
【0484】
実施例170
1−((((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)スルホニル)メチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(170)
【化252】
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【0485】
ステップ1:1−((((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)スルホニル)メチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルの製造
【化253】
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【0486】
100mLの丸底フラスコにおいて1−((((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)チオ)メチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(25mg、0.06mmol)を5mLの無水ジクロロメタンに溶解し、0℃条件でメタクロロ過安息香酸(30mg、0.15mmol)を添加し、反応液を室温で2時間撹拌した。反応終了後、飽和炭酸水素ナトリウムでクエンチ反応させ、酢酸エチルで抽出した。有機相を水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。ろ過し、スピン乾燥し、粗生成物を分取高速液体クロマトグラフィーで分離して1−((((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)スルホニル)メチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(9.1mg、34%)を得た。
【0487】
MSm/z(ESI):446.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.13(s,1H),7.89(s,1H),5.24(d,J=14.8Hz,1H),5.02(d,J=14.8Hz,1H),2.88(t,J=9.2Hz,1H),2.24−2.18(m,1H),2.11−1.92(m,3H),1.84−1.00(s,26H).
【0488】
実施例171
((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)メチルフェニルホスフィンオキシド(171)
【化254】
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【0489】
ステップ1:((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−((t-ブチルジメチルシリル)オキソ)−3,13−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−テトラデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)メチルフェニルホスフィンオキシドの製造
【化255】
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【0490】
100mLの丸底フラスコに順に(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−((t-ブチルジメチルシリル)オキソ)−3,13−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−テトラデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イルトリフルオロメタンスルホン酸エステル(230mg、0.43mmol)、メチルフェニルホスフィンオキシド(92mg、0.64mmol)、二酢酸パラジウム(10mg、0.04mmol)、1,4-ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン(18mg、0.04mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(443mg、3.4mmol)及び10mLの無水ジメチルスルホキシドを添加した。反応液を窒素ガスで置換して120℃まで徐々に昇温して一晩撹拌した。反応終了後、反応系を室温まで冷却し、水でクエンチ反応させ、酢酸エチルで抽出した。有機相を水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。ろ過し、スピン乾燥し、粗生成物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=10/1で流して洗う)で分離して((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−((t-ブチルジメチルシリル)オキソ)−3,13−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−テトラデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)メチルフェニルホスフィンオキシド(170mg、75%)を得た。
【0491】
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.77−7.72(m,2H),7.55−7.48(m,3H),6.53−6.50(m,1H),2.44−1.16(m,27H),1.00(s,3H),0.86(s,9H),0.05(s,6H).
【0492】
ステップ2:((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−テトラデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)メチルフェニルホスフィンオキシドの製造
【化256】
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【0493】
100mLの丸底フラスコにおいて((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−((t-ブチルジメチルシリル)オキソ)−3,13−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−テトラデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)メチルフェニルホスフィンオキシド(170mg、0.32mmol)を5mlの無水テトラヒドロフランに溶解し、1.0M濃度のフッ化テトラブチルアンモニウムのテトラヒドロフラン溶液(5ml)を反応系に添加した。反応液を60℃で一晩撹拌した。反応終了後、反応系を室温まで冷却し、水でクエンチ反応させ、酢酸エチルで抽出した。有機相を水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。ろ過し、スピン乾燥し、粗生成物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=10/1で流して洗う)で分離して((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−テトラデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)メチルフェニルホスフィンオキシド(50mg、38%)を得た。
【0494】
ステップ3:((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)メチルフェニルホスフィンオキシドの製造
【化257】
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【0495】
100mLの丸底フラスコに((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−テトラデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)メチルフェニルホスフィンオキシド(50mg、0.12mmol)、パラジウム炭素(50mg、10%)及び10mlの酢酸エチルを添加した。反応系を水素ガスで3回置換して1気圧の条件下で一晩水素化した。反応終了後、珪藻土でろ過して過剰なパラジウム炭素を除去し、ろ液をスピン乾燥した。粗生成物を高速液体クロマトグラフィーで製造して((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)メチルフェニルホスフィンオキシド(10mg、20%)を得た。
【0496】
MSm/z(ESI):415.3(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.79−7.74(m,2H),7.55−7.50(m,3H),2.41−2.34(m,1H),2.03−1.60(m,12H),1.55−0.73(m,21H).
【0497】
実施例172
1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−13−メチル−3−(メチルアミノ)ヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン塩酸塩
【化258】
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【0498】
ステップ1:(3S,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−ヒドロキシル−13−メチルヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトンの製造
【化259】
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【0499】
−78℃条件で、(5R,8R,9R,10S,13S,14S)−13−メチルテトラデカヒドロ−3H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3,17(2H)−ジケトン(5.90g、21.50mmol)を無水テトラヒドロフラン(150mL)に溶解し、窒素ガスで置換し、そしてK-セレクトリド(1.0MinTHF、32.25mL、32.25mmol)を反応系に滴下した。−78℃で3時間反応させ、そして水酸化ナトリウム水溶液(10wt%、56.6mL)を反応系に滴下し、続いて過酸化水素溶液(82.6mL)を反応系に添加し、室温で30分間撹拌した。次いて、飽和チオ硫酸ナトリウム(100mL)を反応系に添加し、室温で10分間撹拌し、そして酢酸エチル溶液(100mL×3)で抽出し、有機相を合わせ、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、スピン乾燥し、粗生成物をflashカラム(石油エーテル:酢酸エチル:4:1)で分離して(3S,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−ヒドロキシル−13−メチルヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトン(5.0g、白色固体、収率:84%)を得た。
【0500】
ステップ2:(3S,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−17−エチレン−13−メチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノールの製造
【化260】
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【0501】
窒素ガス下で、水素化ナトリウム(1.45g、36.18mmol、60%inmineraloil)を数回に分けてエチルトリフェニルホスホニウムブロミド(13.44g、36.18mmol)のジメチルスルホキシド(100mL)溶液に添加し、反応液を室温で1時間撹拌し、そして(3S,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−ヒドロキシル−13−メチルヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトン(2.0g、7.24mmol)のジメチルスルホキシド(40mL)溶液を滴下し、反応液を窒素ガス下で60℃まで一晩加熱した。反応液を室温まで冷却し、飽和食塩水(200mL)を添加し、そしてジクロロメタン(50mL×3)で抽出し、有機相を合わせ、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、スピン乾燥し、粗生成物をflashカラム(石油エーテル:酢酸エチル:10:1)で分離して(3S,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−17−エチレン−13−メチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノール(1.60g、白色固体、収率:76.7%)を得た。
【0502】
H NMR(400MHz,CDCl)δ5.14−5.08(m,1H),4.13−4.11(m,1H),2.40−2.33(m,1H),2.28−2.11(m,3H),1.91−1.83(m,1H),1.74−1.58(m,8H),1.47−1.38(m,5H),1.38−1.34(m,2H),1.29−1.07(m,7H),0.88(s,3H).
【0503】
ステップ3:(3S,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−17−エチレン−13−メチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−イルメタンスルホン酸塩の製造
【化261】
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【0504】
室温で、(3S,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−17−エチレン−13−メチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノール(0.40g、1.39mmol)をジクロロメタン(20mL)に溶解し、そしてピリジン(0.33g、4.16mmol)を反応液に滴下し、続いてメタンスルホニルクロリド(0.32g、2.77mmol)を反応系に滴下し、室温で一晩反応させた。反応終了後、ジクロロメタン(40mL)で反応液を希釈し、反応液を飽和食塩水(10mL×3)で洗浄し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、スピン乾燥し、粗生成物をflashカラム(石油エーテル:酢酸エチル:10:1)で分離して(3S,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−17−エチレン−13−メチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−イルメタンスルホン酸塩(0.30g、白色固体、収率:59%)を得た。
【0505】
ステップ4:(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−17−エチレン−N,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−アミンの製造
【化262】
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【0506】
室温で、(3S,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−17−エチレン−13−メチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−イルメタンスルホン酸塩(0.20g、0.55mmol)をマイクロ波反応管(10mL)に添加し、そしてメチルアミンアルコール溶液(3mL)を反応系に滴下し、密封し、80℃まで一晩加熱した。室温まで冷却し、スピン乾燥し、残留物を酢酸エチル(20mL)で溶解し、有機相を飽和食塩水(20mL×3)で洗浄し、有機相を合わせ、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、スピン乾燥し、粗生成物をflashカラム(ジクロロメタン:メタノール:トリエチルアミン:300:10:3)で分離して(3S,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−17−エチレン−N,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−アミン(70mg、無色油状物、収率:42.4%)を得た。
【0507】
MSm/z(ESI):302.5(M+H)
ステップ5:1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−13−メチル−3−(メチルアミノ)ヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−アルコールの製造
【化263】
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【0508】
氷浴下で、(3S,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−17−エチレン−N,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−アミン(0.07g、0.23mmol)を無水テトラヒドロフラン(3mL)に溶解し、そしてボランテトラヒドロフラン溶液(1.0MinTHF、2.32mL、2.32mmol)を滴下した。3時間反応させ、そして水酸化ナトリウム溶液(3N、1mL)を反応系に滴下し、続いて過酸化水素溶液(0.3mL)を反応系に滴下し、室温で30分間撹拌し、次いて酢酸エチル(20mL)で希釈し、飽和食塩水(10mL×3)で洗浄し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、スピン乾燥して、粗生成物1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−13−メチル−3−(メチルアミノ)ヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−アルコール(40mg、無色油状物、粗生成物)を得た。
【0509】
MSm/z(ESI):320.5(M+H)+.
ステップ6:1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−13−メチル−3−(メチルアミノ)ヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化264】
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【0510】
室温で、1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−13−メチル−3−(メチルアミノ)ヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−アルコール(40mg、0.125mmol)をジクロロメタン(5mL)に溶解し、そしてクロロクロム酸ピリジニウム(54mg、0.25mmol)を反応系に添加し、室温で3時間反応させた。反応液をジクロロメタン(20mL)で希釈し、反応液を飽和チオ硫酸ナトリウム(10mL×3)で洗浄し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、スピン乾燥し、粗生成物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール:30:1)で分離して1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−13−メチル−3−(メチルアミノ)ヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(15mg、白色固体、収率:37.7%)を得た。
【0511】
MSm/z(ESI):318.5(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ3.61−3.55(m,1H),2.55−2.50(m,1H),2.47(s,3H),2.11(s,3H),2.01−1.92(m,3H),1.78−1.56(m,8H),1.43−1.01(m,13H),0.61(s,3H).
【0512】
実施例173
1−((3R,8R,9R,10S,13S,14S,16R,17S)−16−フルオロ−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(173)
【化265】
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【0513】
ステップ1:(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,16R)−16−フルオロ−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトンの製造
【化266】
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【0514】
トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(5.6mL、31.0mmol)を(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトン(3g、10.3mmol)とトリエチルアミン(36.0mL、258.2mmol)のトルエン(45mL)溶液に滴下し、反応液を2時間加熱還流し、冷却し、飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄し、n−ヘキサンで抽出し、有機相を乾燥させて蒸発乾固して粗生成物(((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3,13−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−テトラデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3,17−ジイル)ジ(オキソ))ジ(トリメチルシリル)を得た。セレクトフルオル(4.0g、11.4mmol)を(((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3,13−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−テトラデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3,17−ジイル)ジ(オキソ))ジ(トリメチルシリル)のN,N−ジメチルホルムアミド(25mL)に添加し、室温で2時間撹拌して、(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,16R)−16−フルオロ−3,13−ジメチル−3−((トリメチルシリル)オキソ)ヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトンを得て、そしてフッ化テトラブチルアンモニウムのテトラヒドロフラン溶液(11.4mL、1M)を添加し、反応液を室温で一晩撹拌した。反応液を酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で3回洗浄し、有機相を蒸発乾固し、粗生成物をカラム(石油エーテル:酢酸エチル=6:4)で分離して(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,16R)−16−フルオロ−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトン(2.0g、収率:50.9%)を得た。
【0515】
H NMR(400MHz,CDCl)δ5.09(dd,J=50.6,7.5Hz,1H),2.18-1.58(m,10H),1.54-1.01(m,14H),0.92(s,3H).
19FNMR(376MHz,CDCl)δ−192.59.
【0516】
ステップ2:(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,16R)−17−エチレン−16−フルオロ−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノールの製造
【化267】
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【0517】
窒素ガス下で、水素化ナトリウム(123mg、3.08mmol、60%w/w)を数回に分けてエチルトリフェニルホスホニウムブロミド(1.2g、3.24mmol)のジメチルスルホキシド(20mL)の溶液に添加し、反応液を室温で1時間撹拌し、そして(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,16R)−16−フルオロ−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−17H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−ケトン(200mg、0.65mmol)を添加し、反応液を窒素ガス下で70℃まで一晩加熱した。反応液を冷却し、飽和食塩水を添加し、1N塩酸でPH=6となるように調整し、酢酸エチルで抽出し、有機相を飽和食塩水で洗浄し、乾燥させて蒸発乾固して粗生成物を得て、粗生成物をカラム(石油エーテル:酢酸エチル=7:3)で分離して(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,16R)−17−エチレン−16−フルオロ−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノール(80mg、収率:38.5%)を得た。
【0518】
H NMR(400MHz,CDCl)δ5.71-5.59(m,1H),5.12(dt,J=57.2,7.0Hz,1H),2.27-2.11(m,2H),1.92-1.24(m,21H),1.22-1.09(m,4H),1.06(s,3H).
19FNMR(376MHz,CDCl)δ−153.69.
【0519】
ステップ3:(3R,8R,9R,10S,13S,14S,16R,17S)−16−フルオロ−17−(1−ヒドロキシエチル)−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノールの製造
【化268】
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【0520】
(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,16R)−17−エチレン−16−フルオロ−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノール(80mg、0.25mmol)を乾燥したテトラヒドロフラン(50mL)溶液に溶解し、室温でボランテトラヒドロフラン溶液(1M、2.5mL)を滴下し、反応液を室温で1時間撹拌した。反応液を氷水で冷却し、水酸化ナトリウム溶液(3M、1mL)を徐々に滴下し、大量の気体が放出し、そして過酸化水素溶液(25%、0.58mL)を徐々に滴下し、反応液を室温で2時間撹拌した。反応液を酢酸エチルで抽出し、チオ硫酸ナトリウム溶液、飽和食塩水で洗浄し、乾燥させて(3R,8R,9R,10S,13S,14S,16R,17S)−16−フルオロ−17−(1−ヒドロキシエチル)−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノール(80mg)を得て、そのまま次の反応に使用する。
【0521】
H NMR(400MHz,CDCl)δ5.47-5.16(m,1H),4.22-4.05(m,1H),2.42-2.17(m,1H),1.94-0.93(m,27H),0.87(s,3H).
19FNMR(376MHz,CDCl)δ−178.27.
【0522】
ステップ4:1−((3R,8R,9R,10S,13S,14S,16R,17S)−16−フルオロ−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化269】
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【0523】
クロロクロム酸ピリジニウム(102mg、0.47mmol)を(3R,8R,9R,10S,13S,14S,16R,17S)−16−フルオロ−17−(1−ヒドロキシエチル)−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−フェノール(80mg)のアセトン(2mL)溶液に添加し、反応液を60℃で6時間反応させた。反応液を蒸発乾固し、カラム(石油エーテル:酢酸エチル=5:2)で分離して1−((3R,8R,9R,10S,13S,14S,16R,17S)−16−フルオロ−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(22mg、収率:25%)を得た。
【0524】
H NMR(400MHz,CDCl)δ5.64-5.35(m,1H),2.44-2.09(m,6H),1.97-1.75(m,4H),1.74-1.00(m,20H),0.98-0.68(m,2H).
19FNMR(376MHz,CDCl)δ−168.20.
【0525】
実施例174
1−((2aR,4R,6aS,6bR,8aS,8bS,9aS,10aS,10bR)−4−ヒドロキシル−4,8a−ジメチルヘキサデカヒドロシクロプロパ(3,4)シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−8b(2H)−イル)エタン−1−ケトン(174)
【化270】
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【0526】
ステップ1:1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17R)−17−ブロモ−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化271】
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【0527】
1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(600mg、1.872mmol)を四塩化炭素(10mL)に溶解し、そしてN-ブロモスクシンイミド(666mg、3.744mmol)と過酸化ベンゾイル(48mg、0.187mmol)を添加し、80℃で2時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、反応液に水(30mL)を添加し、酢酸エチル(20mLx3)で抽出し、有機相を合わせて飽和食塩水(30mL)で洗浄し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、ろ液を減圧下で濃縮し、カラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=8/1)で分離して精製して、淡黄色固体1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17R)−17−ブロモ−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(400mg、収率:54%)を得た。
【0528】
H NMR(400MHz,CDCl)δ3.09−3.01(m,1H),2.38(s,3H),2.32-2.20(m,1H),2.10-1.98(m,1H),1.97-1.72(m,7H),1.71-1.58(m,1H),1.57-0.94(m,15H),0.89-0.81(m,1H),0.76(s,3H)
【0529】
ステップ2:1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−テトラデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化272】
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【0530】
1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17R)−17−ブロモ−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(400mg、1mmol)を無水トルエン(10mL)に溶解し、そして1,8−ジアザビシクロウンデカ−7−エン(913mg、6mmol)を添加し、110℃で16時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、反応液を水(20mL)に添加し、酢酸エチル(20mL×3)で抽出し、有機相を合わせて飽和食塩水(30mL)で洗浄し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、ろ液を減圧下で濃縮し、カラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=4/1)で分離して精製して、無色油状物1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−テトラデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(160mg、収率:51%)を得た。
【0531】
H NMR(400MHz,CDCl)δ6.69(dd,J=3.1,1.7Hz,1H),2.41-2.28(m,2H),2.25(s,3H),2.07-1.93(m,1H),1.89-1.76(m,3H),1.71−1.69(m,4H),1.53−1.41(m,5H),1.37-1.29(m,4H),1.27(s,3H),1.24-1.07(m,3H),0.89(s,3H).
【0532】
ステップ3:1−((2aR,4R,6aS,6bR,8aS,8bS,9aS,10aS,10bR)−4−ヒドロキシル−4,8a−ジメチルヘキサデカヒドロシクロプロパ(3,4)シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−8b(2H)−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化273】
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【0533】
水素化ナトリウム(45mg、1.136mmol、60%)をジメチルスルホキシド(2mL)に懸濁し、そしてトリメチルスルホキソニウムヨージド(100mg、0.451mmol)を添加し、室温で1時間撹拌し、続いて1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−テトラデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(90mg、0.284mmol)とテトラヒドロフラン(2mL)の混合溶液を添加し、次いて室温で16時間撹拌した。反応液に水(15mL)を添加し、酢酸エチル(10mL×3)で抽出し、有機相を合わせて飽和食塩水(15mL)で洗浄し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、ろ液を減圧下で濃縮し、カラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=4/1)で分離して精製して、無色油状物1−((2aR,4R,6aS,6bR,8aS,8bS,9aS,10aS,10bR)−4−ヒドロキシル−4,8a−ジメチルヘキサデカヒドロシクロプロパ(3,4)シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−8b(2H)−イル)エタン−1−ケトン(40mg、収率:43%)を得た。
【0534】
H NMR(400MHz,CDCl)δ2.26-2.18(m,1H),1.95(s,3H),1.92-1.85(m,1H),1.81(m,2H),1.72-1.53(m,5H),1.46-1.29(m,7H),1.29-1.17(m,7H),1.16-1.00(m,3H),0.94(s,3H),0.91-0.78(m,2H).
【0535】
実施例175
1−(2−((2aR,4R,6aS,6bR,8aS,8bS,9aS,10aS,10bR)−4−ヒドロキシル−4,8a−ジメチルヘキサデカヒドロシクロプロパ(3,4)シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−8b(2H)−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(175)
【化274】
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【0536】
ステップ1:2−ブロモ−1−((2aR,4R,6aS,6bR,8aS,8bS,9aS,10aS,10bR)−4−ヒドロキシル−4,8a−ジメチルヘキサデカヒドロシクロプロパ(3,4)シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−8b(2H)−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化275】
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【0537】
1−((2aR,4R,6aS,6bR,8aS,8bS,9aS,10aS,10bR)−4−ヒドロキシル−4,8a−ジメチルヘキサデカヒドロシクロプロパ(3,4)シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−8b(2H)−イル)エタン−1−ケトン(40mg、0.121mmol)をメタノール(2mL)に溶解し、そして臭化水素を1滴添加し液体臭素を2滴添加し、室温で1.5時間撹拌した。反応液を水(15mL)に添加し、酢酸エチル(10mL×3)で抽出し、有機相を合わせて飽和食塩水(15mL)で洗浄し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、ろ液を減圧下で濃縮して2−ブロモ−1−((2aR,4R,6aS,6bR,8aS,8bS,9aS,10aS,10bR)−4−ヒドロキシル−4,8a−ジメチルヘキサデカヒドロシクロプロパ(3,4)シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−8b(2H)−イル)エタン−1−ケトン(50mg、粗生成物)を得た。
【0538】
ステップ2:1−(2−((2aR,4R,6aS,6bR,8aS,8bS,9aS,10aS,10bR)−4−ヒドロキシル−4,8a−ジメチルヘキサデカヒドロシクロプロパ(3,4)シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−8b(2H)−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルの製造
【化276】
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【0539】
2−ブロモ−1−((2aR,4R,6aS,6bR,8aS,8bS,9aS,10aS,10bR)−4−ヒドロキシル−4,8a−ジメチルヘキサデカヒドロシクロプロパ(3,4)シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−8b(2H)−イル)エタン−1−ケトン(40mg、0.098mmol)をテトラヒドロフラン(5mL)に溶解し、4−シアノピラゾール(11mg、0.0118mmol)と炭酸カリウム(27mg、0.196mmol)を添加し、反応液を室温で16h撹拌した。反応液を水(15mL)に添加し、酢酸エチル(10mL×2)で抽出し、有機相を合わせて飽和食塩水(20mL)で洗浄し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、ろ液を減圧下で濃縮し、粗生成物を高速液体クロマトグラフィーカラムで分離して、1−(2−((2aR,4R,6aS,6bR,8aS,8bS,9aS,10aS,10bR)−4−ヒドロキシル−4,8a−ジメチルヘキサデカヒドロシクロプロパ(3,4)シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−8b(2H)−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(18mg、収率:44%)を得た。
【0540】
MSm/z(ESI):422.2(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.76(s,1H),7.74(s,1H),5.11(d,J=18.0Hz,1H),4.91(d,J=18.0Hz,1H),3.61-3.49(m,1H),2.96(d,J=8.7Hz,1H),2.17-2.05(m,2H),1.90-1.70(m,5H),1.68−1.5(m,7H),1.45-1.35(m,5H),1.34-1.01(m,7H),0.65(s,3H).
【0541】
実施例176
1−((2aR,4R,6aS,6bR,8aS,8bS,9aS,10aS,10bR)−4−ヒドロキシル−4,8a−ジメチルヘキサデカヒドロシクロプロパ(3,4)シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−8b(2H)−イル)−2−(4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(176)
【化277】
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【0542】
ステップ1:1−((2aR,4R,6aS,6bR,8aS,8bS,9aS,10aS,10bR)−4−ヒドロキシル−4,8a−ジメチルヘキサデカヒドロシクロプロパ(3,4)シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−8b(2H)−イル)−2−(4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化278】
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【0543】
2−ブロモ−1−((2aR,4R,6aS,6bR,8aS,8bS,9aS,10aS,10bR)−4−ヒドロキシル−4,8a−ジメチルヘキサデカヒドロシクロプロパ(3,4)シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−8b(2H)−イル)エタン−1−ケトン(40mg、0.098mmol)をテトラヒドロフラン(5mL)に溶解し、3−シアノピラゾール(11mg、0.0118mmol)と炭酸カリウム(27mg、0.196mmol)を添加し、反応液を室温で16h撹拌した。反応液を水(15mL)に添加し、酢酸エチル(10mL×2)で抽出し、有機相を合わせて飽和食塩水(20mL)で洗浄し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、ろ液を減圧下で濃縮し、粗生成物を高速液体クロマトグラフィーカラムで分離して、1−((2aR,4R,6aS,6bR,8aS,8bS,9aS,10aS,10bR)−4−ヒドロキシル−4,8a−ジメチルヘキサデカヒドロシクロプロパ(3,4)シクロペンタ[1,2−a]フェナントレン−8b(2H)−イル)−2−(4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタン−1−ケトン(18mg、収率:44%)を得た。
【0544】
MSm/z(ESI):465.2(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.74(s,1H),7.70(s,1H),4.90(d,J=17.3Hz,1H),4.71(d,J=17.3Hz,1H),2.18(m,1H),2.10-2.03(m,1H),1.81(m,3H),1.76-1.58(m,4H),1.57-1.32(m,10H),1.26(s,3H),1.19-1.00(m,4H),0.98(s,3H),0.92(m,2H).
【0545】
実施例177
1−(2−((2aR,4R,6aS,6bR,8aS,8bS,9aR,10aS,10bR)−4−ヒドロキシル−4,8a−ジメチルヘキサデカヒドロ−8bH−ナフト[2′,1′:4,5]インデノ[1,2−b]オキプロピレン−8b−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(177)
【化279】
[この文献は図面を表示できません]
【0546】
ステップ1:1−((2aR,4R,6aS,6bR,8aS,8bS,9aR,10aS,10bR)−4−ヒドロキシル−4,8a−ジメチルヘキサデカヒドロ−8bH−ナフト[2′,1′:4,5]インデノ[1,2−b]オキプロピレン−8b−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化280】
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【0547】
1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−テトラデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(80mg、0.242mmol)をメタノール(5mL)と(1mL)に溶解し、そして過酸化水素溶液(1.3mL)と水酸化ナトリウム(30mg、0.75mmol)を添加し、0℃で16時間撹拌した。反応液に水(15mL)を添加し、酢酸エチル(15mL×3)で抽出し、有機相を合わせて飽和食塩水(20mL)で洗浄し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、ろ液を減圧下で濃縮し、カラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=4/1)で分離して精製して、1−((2aR,4R,6aS,6bR,8aS,8bS,9aR,10aS,10bR)−4−ヒドロキシル−4,8a−ジメチルヘキサデカヒドロ−8bH−ナフト[2′,1′:4,5]インデノ[1,2−b]オキプロピレン−8b−イル)エタン−1−ケトン(60mg、収率:75%)を得た。
【0548】
H NMR(400MHz,CDCl)δ3.66(s,1H),2.03(s,3H),1.94(m,1H),1.87-1.75(m,3H),1.74-1.61(m,3H),1.47(m,2H),1.43-1.37(m,4H),1.35-1.30(m,3H),1.25(s,6H),1.17-1.07(m,3H),1.03(s,3H).
【0549】
ステップ2:2−ブロモ−1−((2aR,4R,6aS,6bR,8aS,8bS,9aR,10aS,10bR)−4−ヒドロキシル−4,8a−ジメチルヘキサデカヒドロ−8bH−ナフト[2′,1′:4,5]インデノ[1,2−b]オキプロピレン−8b−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化281】
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【0550】
1−((2aR,4R,6aS,6bR,8aS,8bS,9aR,10aS,10bR)−4−ヒドロキシル−4,8a−ジメチルヘキサデカヒドロ−8bH−ナフト[2′,1′:4,5]インデノ[1,2−b]オキプロピレン−8b−イル)エタン−1−ケトン(50mg、0.15mmol)をメタノール(3mL)に溶解し、そして臭化水素を1滴添加し液体臭素を2滴添加し、室温で8時間撹拌した。反応液を水(10mL)に添加し、酢酸エチル(10mL×3)で抽出し、有機相を合わせて飽和食塩水(15mL)で洗浄し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、ろ液を減圧下で濃縮して2−ブロモ−1−((2aR,4R,6aS,6bR,8aS,8bS,9aR,10aS,10bR)−4−ヒドロキシル−4,8a−ジメチルヘキサデカヒドロ−8bH−ナフト[2′,1′:4,5]インデノ[1,2−b]オキプロピレン−8b−イル)エタン−1−ケトン(60mg、粗生成物)を得た。
【0551】
ステップ3:1−(2−((2aR,4R,6aS,6bR,8aS,8bS,9aR,10aS,10bR)−4−ヒドロキシル−4,8a−ジメチルヘキサデカヒドロ−8bH−ナフト[2′,1′:4,5]インデノ[1,2−b]オキプロピレン−8b−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルの製造
【化282】
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【0552】
2−ブロモ−1−((2aR,4R,6aS,6bR,8aS,8bS,9aR,10aS,10bR)−4−ヒドロキシル−4,8a−ジメチルヘキサデカヒドロ−8bH−ナフト[2′,1′:4,5]インデノ[1,2−b]オキプロピレン−8b−イル)エタン−1−ケトン(60mg、0.146mmol)をテトラヒドロフラン(3mL)に溶解し、4−シアノピラゾール(20mg、0.219mmol)と炭酸カリウム(60mg、0.438mmol)を添加し、反応液を室温で16h撹拌した。反応液を水(15mL)に添加し、酢酸エチル(10mL×3)で抽出し、有機相を合わせて飽和食塩水(15mL)で洗浄し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、ろ液を減圧下で濃縮し、粗生成物を高速液体クロマトグラフィーカラムで分離して、1−(2−((2aR,4R,6aS,6bR,8aS,8bS,9aR,10aS,10bR)−4−ヒドロキシル−4,8a−ジメチルヘキサデカヒドロ−8bH−ナフト[2′,1′:4,5]インデノ[1,2−b]オキプロピレン−8b−イル)−2−カルボニルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(18mg、収率:29%)を得た。
【0553】
MSm/z(ESI):424.2(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.84(s,1H),7.82(s,1H),5.07(d,J=18.3Hz,1H),4.87(d,J=18.3Hz,1H),3.85(s,1H),2.03(dd,J=13.1,5.6Hz,1H),1.94−1.91(m,1H),1.84−1.78(m,3H),1.76-1.64(m,3H),1.52-1.28(m,10H),1.26(s,4H),1.19-1.09(m,3H),1.07(s,3H).
【0554】
実施例178
(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,16R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチル−17−(2−(4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセチル)ヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−16−カルボニトリル(178)
【化283】
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【0555】
ステップ1:(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,16R,17S)−17−(2−ブロモアセチル)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−16−カルボニトリルの製造
【化284】
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【0556】
(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,16R,17S)−17−アセチル−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−16−カルボニトリル(120mg、0.349mmol)をメタノール(3mL)に溶解し、そして液体臭素(83mg、0.524mmol)を添加し臭化水素酸を1滴添加し、続いて室温で5時間撹拌し、反応液に水(30mL)を添加し、酢酸エチル(20mL×3)で抽出し、有機相を合わせて飽和食塩水(30mL)で洗浄し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、ろ液を減圧下で濃縮乾固して、((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,16R,17S)−17−(2−ブロモアセチル)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−16−カルボニトリル(140mg、粗生成物)を得た。
【0557】
ステップ2:(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,16R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチル−17−(2−(4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセチル)ヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−16−カルボニトリルの製造
【化285】
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【0558】
(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,16R,17S)−17−(2−ブロモアセチル)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−16−カルボニトリル(100mg、0.23mmol)、4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール(63mg、0.46mmol)、炭酸カリウム(95mg、0.69mmol)及びテトラヒドロフラン(5mL)の混合物を室温で16時間撹拌し、反応液に水(20mL)を添加し、そして酢酸エチル(20mL×3)で抽出し、有機相を合わせて飽和食塩水(30mL)で洗浄し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、ろ液を減圧下で濃縮乾固し、粗生成物を高速液体クロマトグラフィーカラムで分離して、(3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,16R,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチル−17−(2−(4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセチル)ヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−16−カルボニトリル(25mg、収率:23%)を得た。
【0559】
MSm/z(ESI):478.2(M+H)
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.76(s,1H),7.74(s,1H),5.01(dd,J=77.6,18.0Hz,2H),3.65-3.36(m,1H),2.96(d,J=8.7Hz,1H),2.18-2.04(m,2H),1.89-1.71(m,5H),1.69−1.60(m,5H),1.46−1.39(m,5H),1.32−1.25(m,5H),1.24-1.03(m,3H),0.65(s,3H).
【0560】
実施例179
2−(1−ヒドロキシル−4−アミノアダマンタン)−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(179)
【化286】
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【0561】
ステップ1:2−(1−ヒドロキシル−4−アミノアダマンタン)−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンの製造
【化287】
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【0562】
2−ブロモ−1−((3R,5R,8R,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトンを原料として、実施例5を参照して、2−(1−ヒドロキシル−4−アミノアダマンタン)−1−((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシル−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)エタン−1−ケトン(7.5mg、収率:10.2%)を得た。
【0563】
H NMR(400MHz,CDCl)δ3.55(d,J=2.8Hz,2H),2.72(s,1H),2.50(t,J=8.9Hz,1H),2.29-0.93(m,40H),0.64(s,3H).
【0564】
生物学的試験評価
以下、試験例により本発明をさらに説明し解釈するが、これらの実施例は本発明の範囲を限定するものではない。
【0565】
一、本発明に係る化合物のGABA受容体の結合能力に対する測定
1.1実験目的:該試験例は、化合物のアロステリックのイオンチャネル阻害剤(TBPS)とGABA−A受容体との結合に対する抑制能力を測定することを目的とする。
【0566】
実験器具:
【表1】
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1.2実験ステップ
1.2.1大脳皮質細胞膜の抽出:
1.雄性Sprague−Dawley Ratの大脳皮質を分離した。
2.ラット大脳皮質の10倍体積の予冷された0.32M蔗糖溶液(100mLあたりに1枚のプロテアーゼ阻害剤を添加する)を添加し、50mLのガラス製組織ホモジナイザーで数回に分けて粉砕し、均一に混合した。
3.1500gで4℃で10min遠心分離し、上清を収集した。
4.20000gで4℃で30min遠心分離し、上清を捨てた。
5.予冷されたPBS(100mLあたりに1枚のプロテアーゼ阻害剤を添加する)で沈殿を再懸濁し、平均1匹のラットあたりに4mLのPBSを添加し、ガラス製組織ホモジナイザーで均一に混合した。
6.10000gで4℃で10min遠心分離し、上清を捨てた。
7.ステップ5〜6を三回繰り返した。
8.最終的に4倍体積のPBSで沈殿を再懸濁し、分注し、液体窒素で急冷し、−80℃で保存した。
9.BCA法を用いてタンパク質の濃度を測定した。
【0567】
1.2.2 35S−TBPS binding assay
1.1.1mLの深ウェルプレートに対して、1ウェルあたりに230μlのPBSを添加した。
2.1ウェルあたりに60μlの大脳皮質細胞膜(5μg/μl)溶液を添加し、均一に混合した。
3.試験対象化合物(ウェルあたり3μl)を添加し、25℃で5minインキュベートした。DMSOの濃度は1%で、化合物の初期濃度は1μMであり、3倍毎に8段階で段階希釈し、2つの反復を作り、1%DMSOを陰性対照とし、10μMのP026−2を陽性対照とした。
4.GABAを添加し、終濃度を5μMとし、25℃で5minインキュベートした。1mMのGABA溶液を調製し、1ウェルあたりに1.5μL添加した。
5.35S−TBPSを添加し、終濃度を2nMとした。同位体母液濃度を9.7μMとし、PBSで100倍希釈した後、1ウェルあたりに希釈後の同位体溶液を6μl添加した。
6.4℃で20hインキュベートした。
7.FilterMate GF/Cプレートを0.5%PEIで前処理し、4℃で1hインキュベートした。
8.Universal HarvesterでFilterMate GF/Cプレートを2回洗浄し、毎回50mLのPBSを使用した。
9.反応液をGF/Cプレートに移した後、1ウェルあたり900μLのPBSで4回洗浄した。
10.洗浄後のGF/Cプレートを55℃で10min乾燥させた。
11.1ウェルあたりに40μlのシンチレーション液を添加し、TopCountでCPM値を読み取った。
【0568】
1.2.3実験データ処理方法:
実験では、TopCountでCPM(counts per minute)値を読み取り、High control(DMSO)及びLow control(10uMの陽性化合物)実験群の読み値に基づいて、以下の式で%inhibitionを算出した:
%Inhibition=100×(CPMHigh control−CPMSample)/(CPMHigh control−CPMLow control
【0569】
以下の4パラメータ非線形ロジスティック式で化合物のIC50を算出した:
Y=Bottom+(Top−Bottom)/(1+10^((LogIC50−X)*HillSlope))、
式中:
Xはlog of compound concentrationである;
Yは%Inhibitionである。
【0570】
本発明において、化合物のTBPS結合活性に対する抑制を以上の実験で測定したが、測定されたIC50値を表1に示す。
【0571】
【表2】
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【0572】
結論:本発明の実施例に係る化合物は、TBPS結合活性に対して明らかな抑制作用を有する。
【0573】
二、Balb/Cマウスの薬物動態学測定
1.研究目的:
Balb/Cマウスを試験動物として、5mg/kgの投与量で経口投与した実施例2、3、5、6、9、13、59、60、61、63、71〜74、81、103、130、134、135、137、138、140、141、143、145及び146の化合物のマウス体内(血漿と脳組織)における薬物動態学挙動を研究する。
【0574】
2.実験方案:
2.1試験薬品:
実験室で調製された本発明の実施例59、60、61、63、71〜74、81、103、130、134、135、137、138、140、141、143、145及び146。
【0575】
2.2試験動物:
上海杰思捷実験動物有限公司から購入され、動物生産許可証番号が(SCXK(Hu)2013−0006 N0.311620400001794)である雄性Balb/Cマウス。
【0576】
2.3投与:
各群を24匹の雄性Balb/Cマウスとし、1晩の断食後に、投与量5mg/kg、投与体積10mL/kgで、それぞれpo投与した。
【0577】
2.4試料収集:
投与前と投与後0、0.5、1、2、4、6、8及び24時間にマウスをCOで致死させ、心臓から0.2mL採血し、EDTA−K試験管に入れ、血漿を4℃で6000rpmで6min遠心分離し、−80℃で保存し、全脳組織を取り出して秤量した後、2mLの遠心分離管に入れ、−80℃で保存した。
【0578】
2.5試料処理:
1)40μLの血漿試料に160μLのアセトニトリルを添加して沈殿させ、混合した後に3500rpmで5〜20分間遠心分離した。
2)30μLの血漿及び脳ホモジネート試料に90μLの内部標準(100ng/mL)含有アセトニトリルを添加して沈殿させ、混合した後に13000rpmで8分間遠心分離した。
3)70μLの処理後の上清に70μLの水を添加し、10分間ボルテックスして混合した後、20μL取って試験対象化合物の濃度にLC/MS/MS分析を行い、LC/MS/MS分析機器は、AB Sciex API 4000 Qtrapである。
【0579】
2.6液相分析
・液相条件:Shimadzu LC−20AD ポンプ
・クロマトグラフィーカラム:Agilent ZORBAX XDB−C18(50×2.1mm、3.5μm)
・移動相:A液は0.1%ギ酸水溶液で、B液はアセトニトリルである
・流速:0.4mL/min
・溶出時間:0〜4.0分間、溶出液は次のとおりである:
【表3】
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【0580】
3.実験結果及び分析
主な薬物動態学的パラメータをWinNonlin 6.1で算出し、マウスの薬物動態実験結果を以下の表2に示す:
【表4-1】
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【表4-2】
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【表4-3】
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【0581】
表中のマウスの薬物動態実験結果から分かるように、本発明の実施例の化合物は、良好な代謝特性を示し、暴露量AUC及び最大血中濃度Cmaxはいずれも良好である。
【0582】
三、マウス強制水泳モデル体内の薬効実験
【0583】
3.1実験目的
マウス強制水泳モデルを用いて化合物の抗うつ作用を評価する。
【0584】
3.2実験の主な機器及び試薬
3.2.1機器
強制水泳装置(JLBehv−FSC−4、上海吉量軟件科学技術有限公司)
3.2.2試薬
カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC−Na、SLBV9664、Sigma)
Tween 80(BCBV8843、Sigma)
3.2.3受験化合物
実験室で調製された本発明の実施例2、実施例3、実施例5、実施例6、実施例9、実施例13、実施例59〜63、実施例71〜74、実施例103、実施例135、実施例137、実施例145及び実施例146の化合物。
【0585】
3.3実験ステップ
3.3.1適応:
強制水泳試験の前に、雄性ICRマウス(25〜35g)に実験環境を3日間適応させた。3.3.2群分け投与:
実験設計によれば、実験前日にマウスの体重に応じてランダムに群分けし、各群を12匹のマウスとし、試験前に、マウス薬物動態実験における各実施例の化合物の脳内Tmax時間に基づいて胃内投与を行った。
それぞれ以下のとおりである:
1)モデル群(0.5%CMC−Na−1%Tween 80溶液、p.o.、10mL/kg);
2)実施例2、実施例3、実施例5、実施例6、実施例9、実施例59〜63、実施例71〜73、実施例103、実施例135、実施例137、実施例145及び実施例146の化合物(10mg/kg、p.o.、10mL/kg);実施例13及び実施例74の化合物(5mg/kg、p.o.、5mL/kg);
投与時に、各実施例の化合物をいずれも0.5%CMC−Na−1%Tween 80溶液で所望の濃度に懸濁した。
【0586】
3.3.2強制水泳試験:
0.5〜1h投与後、ICRマウスを強制水泳装置内(透明なガラス製シリンダー(水深18cm、水温25〜26℃)各シリンダーに1匹)に入れて6分間の強制水泳をさせ、強制水泳装置で6分間におけるICRマウスの不動時間を記録し、後の4分間でのデータをデータ分析に用いた。水泳試験終了後、直ちにマウスを取り出し、マウスに付着した水を拭き取って元のケージに戻した。
注:不動時間を判断する基準は、マウスが水中でもがかず、浮いた状態であり、頭部を水面上に保持するために細かな手足のみが動くことである。
【0587】
3.4データ分析
不動時間百分率=100*不動時間/240s。
【0588】
3.5実験データ:
【表5】
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【0589】
3.6実験結果
上記結果から明らかなように、本特許の実験の各実施例は、マウスの強制水泳中の合計不動時間を著しく短縮でき、明らかな抗うつ作用を有する。
【0590】
実施例3、実施例60、実施例61、実施例72、実施例73、実施例137及び実施例146は、モデル群と比較して、後4分間の不動時間が非常に明らかな差がある。
【0591】
四、PTZ誘導マウスてんかんモデル体内の薬効実験
4.1実験目的
PTZ誘導CD−1マウスてんかんモデルを構築し、該モデルを用いて実施例3、実施例60、実施例61及び実施例74の化合物の抗てんかん作用を評価する。
【0592】
4.2実験方法
4.21試験動物
北京維通利華実験動物有限公司から購入された50匹の雄性CD−1マウス。試験動物を上海睿智化学有限会社の3番のビルの動物室に送達し、7日間適応させた後に正式な実験を展開した。試験当日の動物の平均体重は32.2±0.2gである。飼育環境:5匹/ケージで飼育し、室温23±2℃であり、昼夜で明暗12/12時間交替し、食物及び水を自由に摂取するようにした。
実験当日にランダムに群分けして試験に用いた。
4.22被験化合物
実施例3、実施例60、実施例61及び実施例74の被験化合物(実験室で調製された)、冷蔵庫内で4℃で保存された被験薬品。
【表6】
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【0593】
4.2.1実験器具
・1mlの針付きの無菌使い捨て注射器(浙江康徳莱医療器械有限公司から購入される)
・ピペット:Eppendorf Research Plus (100〜1000μL)
・Vortexボルテックスミキサー:Kylin−Bell Vortex 5
・超音波装置:JL−360型超音波洗浄器
・天秤:METTLER TOLEDO XS204精密天秤
・天秤:METTLER TOLEDO XS6002S電子天秤
・有機ガラスボックス:25cm長*15cm幅*15cm高、1つの側壁が非透光性に設計され、蘇州馮氏実験動物機器有限公司が特にカスタマイズされたもの。
・3チャンネルタイマ:Oregon/Model NO.WB−388。
【0594】
4.2.2試験動物の群分け
1)Vehicle/PTZ:0.5% CMC−Na+1%Tween−80(10ml/kg、p.o.)、PTZ投与前0.5hr、PTZ(120ml/kg、s.c.)、実験前投与;
2)3mg/kgの実施例の化合物/PTZ:実施例3、実施例60、実施例61及び実施例74(3mg/kg、10ml/kg、p.o.)、PTZ投与前0.5hr、PTZ(120ml/kg、s.c.)、実験前投与。
【0595】
4.3実験ステップ
4.3.1溶剤の調製
1)0.5%CMC−NA+1%Tween−80(投与体積:10mL/kg):
1gのカルボキシメチルセルロースナトリウムを精秤して250mLの溶剤瓶に入れ、かつ150mLの再蒸留水を添加し、磁気撹拌器で常温で4時間撹拌して、均一な清澄溶液を得た。さらに2mLのTween−80を徐々に添加して常温で3時間続けて撹拌し、均一な清澄溶液を得た。該溶液を200mLの定容瓶に徐々に移し、再蒸留水を添加して200mLまで定容し、250mLの溶剤瓶に移し、磁気撹拌器で1時間続けて撹拌して、均一な清澄溶液を得た。
【0596】
2)30%ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン:
30.6122gのヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン(純度:98%)を精秤して100mLの溶剤瓶に入れ、かつ60mLの再蒸留水を添加し、ボルテックスミキサーで3分間ボルテックスし、室温で15分間超音波処理を行って均一な清澄溶液を得た。その後に再蒸留水を添加して100mLまで定容し、ボルテックスミキサーで1分間ボルテックスした後に室温で5分間超音波処理を行って、均一な清澄溶液を得た。
【0597】
4.3.2試験対象化合物の調製
1)12mg/mL PTZ(投与量:120mg/kg、投与体積:10mL/kg):
248mgのPTZを精秤して40mLの褐色試薬瓶に入れ、20.667mLの生理食塩水を添加し、ボルテックスミキサーで2分間ボルテックスした後に常温で2分間超音波処理を行って、均一な清澄溶液(濃度:12mg/mL)を得た。
【0598】
2)0.3mg/mLの実施例5及び実施例23(投与量:3mg/kg、投与体積:10mL/kg):
一定量の0.5%CMC−Na+1%Tween80を秤量し、一定量の実施例5及び実施例23を入れた試薬瓶に入れ、ボルテックスミキサーで3分間ボルテックスした後に常温で15分間超音波処理を行って、均一な懸濁溶液(濃度:0.3mg/mL)を得た。
【0599】
4.3.3実験方法
1)試験前1時間に実験動物を操作室に入れて環境に適応させた;
2)ランダムに群分けし、標記して体重を測定した;
3)PTZ投与前1時間にそれぞれ実施例3、実施例60、実施例61及び実施例74を投与し、又はPTZ投与前0.5時間にそれぞれ0.5%CMC−NA+1%Tween−80、実施例3、実施例60、実施例61及び実施例74を投与した;
4)実験観察前にPTZ(120mg/kg)を皮下投与し、かつこの時点を観察開始点として記録した;
5)PTZ投与後にすぐに動物を観察箱に入れて30分間観察し、かつ動物が、a)1回目に間代発作したまでの潜伏期間、b)1回目に全身性強直性間代発作したまでの潜伏期間、c)間代発作の回数、d)全身性強直性間代発作の回数、e)動物が死亡した時間を記録した;6)動物は30minの観察期にてんかんが発作しなかった場合、潜伏期間を1800secと記し、発症回数を0と記す。
・間代性てんかん(Clonic seizure):動物全身の肌は3s以上続けててんかんし、転倒が伴う;
・強直性てんかん(Tonic seizure):四肢は体と90°になるように伸びる;
6)投与後に薬物により誘導され得る副作用を観察し記録し、4つのレベルに分けることができる:
・無:正常
・軽い鎮静(Mild sedation)
・中等度鎮静(Moderate sedation)
・深い鎮静(Severe sedation)
7)試験時間12:00am〜16:30pm。
【0600】
4.4環境の適応
試験前1時間に実験動物を操作室に入れて環境に適応させた;
【0601】
4.5群分け投与
ランダムに群分けし、標記して体重を測定し、各群を10匹のマウスとした。PTZ投与前30〜60分間に、それぞれ試験対象化合物を経口投与し、投与体積を10mL/kgとした。
【0602】
4.6PTZモデル作製及び試験
実験観察前にPTZ(120mg/kg)を皮下投与し、かつこの時点を観察開始点として記録した;PTZ投与後にすぐに動物を観察箱に入れて30分間観察し、かつ動物が、a)1回目に間代発作したまでの潜伏期間、b)1回目に全身性強直性間代発作したまでの潜伏期間、c)間代発作の回数、d)全身性強直性間代発作の回数、e)動物が死亡した時間を記録した。動物は30minの観察期にてんかんが発作しなかった場合、潜伏期間を1800secと記し、発症回数を0と記す。
【0603】
4.7データ分析
全ての計量資料を平均数±標準誤差(Mean±SEM)で示し、Prism 6.0統計ソフトウェアを用いてデータを検証分析する。
4.7実験データ:
【表7】
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【0604】
4.9実験結果
対照群に対して、実験の各実施例は、間代発作と全身性強直性間代発作の潜伏期間及び発症回数を明らかに延長し、60%〜100%の動物を死から保護し、死までの潜伏期間を大幅に延長し、優れた抗てんかん作用を有する。
【国際調査報告】
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