(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2021-513574(P2021-513574A)
(43)【公表日】2021年5月27日
(54)【発明の名称】バイオセメンテーションによる植物成長の阻害又は低減
(51)【国際特許分類】
A01N 63/22 20200101AFI20210430BHJP
A01P 13/00 20060101ALI20210430BHJP
A01N 63/32 20200101ALI20210430BHJP
A01N 63/20 20200101ALI20210430BHJP
A01M 21/04 20060101ALI20210430BHJP
【FI】
A01N63/22
A01P13/00
A01N63/32
A01N63/20
A01M21/04 Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】62
(21)【出願番号】特願2020-566316(P2020-566316)
(86)(22)【出願日】2019年2月14日
(85)【翻訳文提出日】2020年10月14日
(86)【国際出願番号】EP2019053722
(87)【国際公開番号】WO2019141880
(87)【国際公開日】20190725
(31)【優先権主張番号】102018103314.1
(32)【優先日】2018年2月14日
(33)【優先権主張国】DE
(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】520308156
【氏名又は名称】バインド−エックス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100119013
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 一夫
(74)【代理人】
【識別番号】100123777
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 さつき
(74)【代理人】
【識別番号】100111796
【弁理士】
【氏名又は名称】服部 博信
(74)【代理人】
【識別番号】100168631
【弁理士】
【氏名又は名称】佐々木 康匡
(72)【発明者】
【氏名】フリート ルイトポルト
(72)【発明者】
【氏名】シュピッツナーゲル マルティン
(72)【発明者】
【氏名】パズル サスキア
(72)【発明者】
【氏名】スプラウ フィリップ
【テーマコード(参考)】
2B121
4H011
【Fターム(参考)】
2B121AA19
2B121CC05
2B121CC39
2B121CC40
2B121EA25
2B121FA12
4H011AB01
4H011BB21
4H011BC06
4H011BC14
4H011BC18
4H011DD04
(57)【要約】
本発明は、第一に、バイオセメンテーションの能力がある混合物の、植物成長、好ましくは雑草の成長を阻害又は低減するための薬剤としての使用に関する。本発明は、さらに、基質上又は中の植物成長、好ましくは雑草の成長を阻害又は低減する方法に関する。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
バイオセメンテーションの能力がある混合物の、植物成長、好ましくは雑草成長を阻害又は低減するための手段としての使用。
【請求項2】
前記混合物が、1種以上の生物及び/又は酵素を含むか又はそれらから成る、請求項1に記載の使用。
【請求項3】
前記混合物が下記成分を含むか又はそれらから成る、請求項1又は2に記載の使用:
(i)炭酸塩を形成することができ並びに/又は炭酸塩形成を誘導及び/若しくは触媒することができる1種以上の生物及び/又は酵素、
(ii)炭酸塩の形成用の1種以上の物質、
(iii)任意に含まれていてもよい1種以上のカチオン源;及び
(iv)任意に含まれていてもよい1種以上の添加剤。
【請求項4】
妥当な場合に前記混合物の成分(i)中の前記生物が、下記ステップ
(i)特徴づけるべき生物又は特徴づけるべき複数の生物の混合物、炭酸塩の形成用の1種以上の物質及び任意にさらなる物質及び任意に基質を用意して接触させること、
(ii)尿素分解及び/又は炭酸塩形成を検出するための手段を用意すること、
(iii)ステップ(i)の結果として生じる混合物をステップ(ii)の手段と組み合わせること、及び
(iv)ステップ(ii)の前記手段から尿素分解及び/又は炭酸塩形成が存在するかどうかを判定すること
を含むアッセイAが行なわれると、
ステップ(iv)において、尿素分解及び/又は炭酸塩形成の検出、好ましくは、−基質が用意された場合−、バイオセメンテーションの検出、好ましくは植物成長、好ましくは雑草の成長を阻害又は低減するのに十分であるバイオセメンテーションの検出をもたらす、1種又は数種の生物である、請求項2又は3に記載の使用。
【請求項5】
前記混合物が、液体形態で、又はゲルとして、ペーストとして若しくは粉末として存在する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の使用。
【請求項6】
1種又は数種又は全ての生物が、微生物から成る群より選択され、好ましくはフィルミクテス(Firmicutes)門の、好ましくはバシラス綱(Bacilli)の、好ましくはバシラス目(Bacillales)の、好ましくはプラノコッカス科(Planococcaceae)又はバシラス科(Bacillaceae)の、好ましくはスポロサルシナ属(Sporosarcina)、リシニバシラス属(Lysinibacillus)又はバシラス属(Bacillus)の、好ましくはスポロサルシナ・パストイリイ種(Sporosarcina pasteurii)、スポロサルシナ・ウレア種(Sporosarcina ureae)、リシニバシラス・スファエリクス種(Lysinibacillus sphaericus)、リシニバシラス・フシホルミス種(Lysinibacillus fusiformis)、バシラス・メガテリウム種(Bacillus megaterium)、リシニバシラス種(Lysinibacillus sp.)、バシラス・シュードフィルムス種(Bacillus pseudofirmus)、バシラス・ハロズランス種(Bacillus halodurans)又はバシラス・コーニイ種(Bacillus cohnii)から選択される微生物;並びにプロテオバクテリア門(Proteobacteria)の、好ましくはアルファプロテオバクテリア綱(Alphaproteobacteria)、ガンマプロテオバクテリア綱(Gammaproteobacteria)、デルタプロテオバクテリア綱(Deltaproteobacteria)又はイプシロンプロテオバクテリア綱(Epsilonproteobacteria)の、好ましくはエンテロバクター目(Enterobacteriales)、ミクソコックス目(Myxococcales)、カンピロバクター目(Campylobacterales)、シュードモナス目(Pseudomonadales)又はカウロバクター目(Caulobacterales)の、好ましくはエンテロバクター科(Enterobacteriaceae)、ミクソコッカス科(Myxococcaceae)、ヘリコバクター科(Helicobacteraceae)、シュードモナス科(Pseudomonadaceae)又はカウロバクター科(Caulobacteraceae)の、好ましくはプロテウス属(Proteus)、ミクソコッカス属(Myxococcus)、ヘリコバクター属(Helicobacter)、シュードモナス属(seudomonas)又はブレブンディモナス属(Brevundimonas)の、好ましくはプロテウス・ブルガリス種(Proteus vulgaris)、プロテウス・ミラビリス種(Proteus mirabilis)、ミクソコッカス・ザンサス種(Myxococcus xanthus)、ヘリコバクター・ピロリ種(Helicobacter pylori)、シュードモナス・エルジノーサ種(Pseudomonas aeruginosa)又はブレブンディモナス・ディミヌタ種(Brevundimonas diminuta)から選択される微生物;並びに放線菌門(Actinobacteria)の、好ましくは放線菌綱(Actinobacteria)の、好ましくは放線菌目(Actinomycetales)の、好ましくはブレビバクテリウム科(Brevibacteriaceae)又はマイクロコッカス科(Micrococcineae)の、好ましくはブレビバクテリウム属(Brevibacterium)又はマイクロコッカス属(Micrococcaceae)の、好ましくはブレビバクテリウム・リネンス種(Brevibacterium linens)又はアルスロバクター・クリスタロポイエテス種(Arthrobacter crystallopoietes)から選択される微生物;並びにシアノバクテリア門(Cyanobacteria)の、好ましくはシアノバクテリア綱(Cyanobacteria)の、好ましくはシネココッカス目(Synechococcales)の、好ましくはシネココッカス科(Synechococcaceae)の、好ましくはシネココッカス属(Synechococcus)の、好ましくはシネココッカス種(Synechococcus)の微生物;並びに好気性菌、嫌気性菌、通性嫌気性菌及びそれらの中間型菌から成る群より選択される、請求項2〜5のいずれか1項に記載の使用。
【請求項7】
1種又は数種又は全ての酵素が、ウレアーゼ、アスパラギナーゼ、炭酸脱水酵素及び代謝酵素から成る群より選択される、請求項2〜6のいずれか1項に記載の使用。
【請求項8】
炭酸塩形成用の1種又は数種又は全ての物質が、尿素及びその塩、有機酸、例えば乳酸及びその塩、好ましくはカルボン酸塩、及び乳酸のエステル、グルコン酸及びその塩、好ましくはカルボン酸塩、及びグルコン酸のエステル、酢酸及びその塩、好ましくはカルボン酸塩、及び酢酸のエステル、ギ酸及びその塩、好ましくはカルボン酸塩、及びギ酸のエステル、ペプチド、好ましくはアスパラギン、グルタミン及び/又はグルタミン酸を含有するペプチド、アミノ酸、好ましくはアスパラギン、グルタミン及びグルタミン酸、並びにその塩、好ましくはカルボン酸塩、並びにアミノ酸のエステル、植物性及び動物性複合基質、特にペプトン、酵母エキス、肉エキス、ニュートリエントブロス及びカザミノ酸、産業廃棄物流、特にトウモロコシスティープリカー、ラクトース母液、タンパク質ライセート、好ましくはエンドウマメ、肉又はトマト由来のタンパク質ライセート、嫌気性基質、好ましくは二酸化炭素及びメタンから成る群より選択される、請求項3〜7のいずれか1項に記載の使用。
【請求項9】
1種又は数種又は全てのカチオン源が、有機酸及び無機酸のカルシウム塩、好ましくは硝酸カルシウム、酢酸カルシウム、乳酸カルシウム及び塩化カルシウム、マグネシウム塩、マンガン塩、亜鉛塩、コバルト塩、ニッケル塩、銅塩、鉛塩、鉄塩、カドミウム塩、ポリマー、好ましくはカチオン系ポリマー、重金属カチオン、軽金属カチオン、放射性カチオン及びその混合物から成る群より選択される、請求項3〜8のいずれか1項に記載の使用。
【請求項10】
前記添加剤の1種又は数種又は全てが、栄養素;(バイオ)ポリマー、好ましくはポリヒドロキシブチラート、ポリラクチド、ポリブチレンスクシナート、ポリアクリル酸、ポリメタクリラート、ポリ(2-ヒドロキシエチルメタクリラート)、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタート、ポリビニルピロリドン、ポリ(2-エチル-2-オキサゾリン)、ポリスチレン、ポリアミド、コポリマー、ポリアミノ酸、セルロース及びその誘導体、デンプン及びその誘導体、リグニン及びその誘導体、ペクチン及びその誘導体、天然接着剤、特にアラビアゴム、ラテックス、ゴム及びその誘導体、キチン及びその誘導体、キトサン及びその誘導体、シクロデキストリン及びその誘導体、デキストリン及びその誘導体;ヒドロゲル形成剤、好ましくはキサンタンゴム、アルギナート及び寒天;低温可溶性及び/又は加温可溶性(植物)接着剤;炭酸カルシウム及び炭酸カルシウム含有混合物、好ましくは真珠母、非晶質炭酸カルシウム、沈降炭酸カルシウム、霰石、方解石、バテライト並びにその混合物及び誘導体;ポリサッカライド及び細胞外高分子物質(EPS)、好ましくは微生物のエキソポリサッカライド、好ましくはマレイン酸、酢酸、乳酸、ラクトース、スクロース、グルコース、フルクトース及び/又はイヌリンを含有するか又はそれらから成る;タンパク質源、繊維及び繊維性材料、好ましくはカゼイン、アルブミン、酵母エキス、ペプトン、セルロース繊維、木繊維、木材セルロース繊維;残渣及び産業材料、好ましくはトウモロコシスティープリカー、ラクトース母液、タンパク質ライセート、モラセス、タンパク質廃棄物、好ましくは酵母生産、肉生産、乳業及び紙生産由来のもの;ケイ酸塩及びその誘導体;アクリラート及びその誘導体;水ガラス及び水ガラス様バインダー;セメント及びセメント添加剤、好ましくは砂、石灰及びその誘導体、酸化アルミニウム、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム、灰、好ましくはフライアッシュ及び骨灰、マイクロシリカ、カオリン、ベントナイト、充填材、好ましくは白色石灰(水和物)、石灰石破砕砂及び石灰石粉末;樹脂及びエポキシド;天然及び化学的除草剤;殺真菌剤;軟体動物駆除剤;殺虫剤;疎水化剤及びワックスエマルション;乳化剤;バインダー;チキソトロープ剤;結晶化核及び結晶化調整剤;脂肪酸;鉱物及び微量元素;塩、好ましくはリン酸塩及び硫酸塩;岩石、好ましくは軽石及び粘板岩粉末;ポリマーを形成できる細菌;並びにバイオセメンテーションを調整する物質から成る群より選択される、請求項3〜9のいずれか1項に記載の使用。
【請求項11】
前記植物又は雑草が、下記属の双子葉類:アブチロン(Abutilon)、エゾボウフウ(Aegopodium)、エトウサ(Aethusa)、アマランサス(Amaranthus)、アンブローシア(Ambrosia)、アナチューサ(Anachusa)、アナガリス(Anagallis)、アノダ(Anoda)、アンテミス(Anthemis)、アファネス(Aphanes)、アラビドプシス(Arabidopsis)、アトリプレックス(Atriplex)、ヤマガラシ(Barbarea)、ベリス(Bellis)、センダングサ(Bidens)、ブニアス(Bunias)、カプセラ(Capsella)、ヒレアザミ(Carduus)、カシア(Cassia)、ケンタウレア(Centaurea)、ケノポディウム(Chenopodium)、クリサンセマム(Chrysanthemum)、アザミ(Cirsium)、コニウム(Conium)、イズハハコ(Conyza)、コンソリダ(Consolida)、セイヨウヒルガオ(Convolvulus)、ダチュラ(Datura)、デスクレイニア(Descurainia)、デスモディウム(Desmodium)、エメクス(Emex)、トクサ(Equisetum)、ムカシヨモギ(Erigeron)、エロジウム(Erodium)、エリシマム(Erysimum)、ユーフォルビア(Euphorbia)、カラクサケマン(Fumaria)、チシマオドリコソウ(Galeopsis)、コゴメギク(Galinsoga)、ヤエムグラ(Galium)、ゼラニウム(Geranium)、ハナウド(Heracleum)、フヨウ(Hibiscus)、イポメア(Ipomoea)、コキア(Kochia)、ラミウム(Lamium)、ラプサナ(Lapsana)、レンリソウ(Lathyrus)、レピジウム(Lepidium)、リソスペルマム(Lithoserpermum)、リナリア(Linaria)、リンデルニア(Lindernia)、リコプシス(Lycopsis)、ゼニアオイ(Malva)、シカギク(Matricaria)、メンタ(Mentha)、ヤマアイ(Mercurialis)、ムルゴ(Mullugo)、ワスレナグサ(Myosotis)、パパベル(Papaver)、ファルビティス(Pharbitis)、プランタゴ(Plantago)、ポリゴナム(Polygonum)、ポーチュラカ(Portulaca)、キンポウゲ(Ranunculus)、ラファヌス(Raphanus)、イヌガラシ(Rorippa)、キカシグサ(Rotala)、ギシギシ(Rumex)、オカヒジキ(Salsola)、セネキオ(Senecio)、セスバニア(Sesbania)、キンゴジカ(Sida)、シナピス(Sinapis)、キバナハタザオ(Sisymbrium)、ソラヌム(Solanum)、ソンクス(Sonchus)、ナガボノウルシ(Sphenoclea)、イヌゴマ(Stachys)、ハコベ(Stellaria)、タンポポ(Taraxacum)、タラスピ(Thlaspi)、トリフォリウム(Trifolium)、フキタンポポ(Tussaligo)、ウルティカ(Urtica)、クワガタソウ(Veronica)、ビオラ(Viola)、キサンチウム(Xanthium);下記属の双子葉類:アラキス(Arachis)、フダンソウ(Beta)、ブラシカ(Brassica)、ククミス(Cucumis)、ククルビタ(Cucurbita)、ヘリアンタス(Helianthus)、ダウクス(Daucus)、ダイズ(Glycine)、ゴシッピウム(Gossypium)、イポメア(Ipomoea)、ラクツカ(Lactuca)、リナム(Linum)、リコペルシコン(Lycopersicon)、ニコチアナ(Nicotiana)、ファセオルス(Phaseolus)、ピスム(Pisum)、ソラヌム(Solanum)、ビキア(Vicia);下記属の単子葉類:エギロプス(Aegilops)、アグロピロン(Agropyron)、アグロスチス(Agrostis)、アロペクルス(Alopecurus)、ホソセイヨウヌカボ(Apera)、カラスムギ(Avena)、ブラキアリア(Brachiaria)、スズメノチャヒキ(Bromus)、ケンクルス(Cenchrus)、コメリナ(Commelina)、ギョウギシバ(Cynodon)、カヤツリグサ(Cyperus)、タツノツメガヤ(Dactyloctenium)、ジギタリア(Digitaria)、エキノクロア(Echinochloa)、エレオカリス(Eleocharis)、エレウシネ(Eleusine)、エラグロスチス(Eragrostis)、エリオクロア(Eriochloa)、フェスツカ(Festuca)、テンツキ(Fimbristylis)、ヘテランテラ(Heteranthera)、インペラータ(Imperata)、カモノハシ(Ischaemum)、イグサ(Juncus)、レプトクロア(Leptochloa)、ロリウム(Lolium)、ミズアオイ(Monochoria)、パニクム(Panicum)、スズメノヒエ(Paspalum)、クサヨシ(Phalaris)、フレウム(Phleum)、ポア(Poa)、ツノアイアシ(Rottboellia)、オモダカ(Sagittaria)、シルプス(Scirpus)、セタリア(Setaria)、ソルガム(Sorghum);並びに下記属の単子葉類:アリウム(Allium)、アナナス(Ananas)、アスパラガス(Asparagus)、カラスムギ(Avena)、ホルデウム(Hordeum)、オリザ(Oryza)、パニクム(Panicum)、サッカルム(Saccharum)、セカレ(Secale)、ソルガム(Sorghum)、トリチカル(Triticale)、トリチカム(Triticum)、ゼア(Zea);系統苔類、ツノゴケ類、蘚類(Bryopsida)のコケ植物から成る群より選択され、
好ましくは、これらの植物の少なくとも2、3、4、5、6、7、8、9、10種、10種超過又は全ての成長が阻害又は低減される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の使用。
【請求項12】
形成される前記バイオセメント層が、10-9m/秒超から100m/秒まで、好ましくは10-9m/秒超から10-3m/秒まで、さらに好ましくは10-8m/秒超から10-3m/秒までの水透過係数を有する、請求項1〜11のいずれか1項に記載の使用。
【請求項13】
前記バイオセメンテーション反応が発熱反応でない、請求項1〜12のいずれか1項に記載の使用。
【請求項14】
基質上/中の植物成長、好ましくは雑草成長を阻害又は低減する方法であって、下記ステップ:
(a)その上/中で植物成長、好ましくは雑草成長が阻害又は低減されることになる処理すべき基質を特定すること、
(b)請求項1〜10のいずれか1項に記載の混合物を用意すること、
(c)ステップ(b)で用意された混合物を、バイオセメンテーションを可能にするのに十分な量で、前記処理すべき基質上/中に適用及び/又は導入すること、及び
(d)前記基質上/中の植物成長又は雑草成長が阻害又は低減されるようにバイオセメント層を形成すること
を含むか又はそれらから成る、前記方法。
【請求項15】
前記基質が、砂、土壌、好ましくは陸地土壌及び植物土壌、腐植質、破砕石、砂利、粘土、シルト、おがくず、紙、ボール紙、チップボード、軟木、石灰石、石炭及びその混合物から成る群より選択される、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記植物又は雑草が、下記属の双子葉類:アブチロン(Abutilon)、エゾボウフウ(Aegopodium)、エトウサ(Aethusa)、アマランサス(Amaranthus)、アンブローシア(Ambrosia)、アナチューサ(Anachusa)、アナガリス(Anagallis)、アノダ(Anoda)、アンテミス(Anthemis)、アファネス(Aphanes)、アラビドプシス(Arabidopsis)、アトリプレックス(Atriplex)、ヤマガラシ(Barbarea)、ベリス(Bellis)、センダングサ(Bidens)、ブニアス(Bunias)、カプセラ(Capsella)、ヒレアザミ(Carduus)、カシア(Cassia)、ケンタウレア(Centaurea)、ケノポディウム(Chenopodium)、クリサンセマム(Chrysanthemum)、アザミ(Cirsium)、コニウム(Conium)、イズハハコ(Conyza)、コンソリダ(Consolida)、セイヨウヒルガオ(Convolvulus)、ダチュラ(Datura)、デスクレイニア(Descurainia)、デスモディウム(Desmodium)、エメクス(Emex)、トクサ(Equisetum)、ムカシヨモギ(Erigeron)、エロジウム(Erodium)、エリシマム(Erysimum)、ユーフォルビア(Euphorbia)、カラクサケマン(Fumaria)、チシマオドリコソウ(Galeopsis)、コゴメギク(Galinsoga)、ヤエムグラ(Galium)、ゼラニウム(Geranium)、ハナウド(Heracleum)、フヨウ(Hibiscus)、イポメア(Ipomoea)、コキア(Kochia)、ラミウム(Lamium)、ラプサナ(Lapsana)、レンリソウ(Lathyrus)、レピジウム(Lepidium)、リソスペルマム(Lithoserpermum)、リナリア(Linaria)、リンデルニア(Lindernia)、リコプシス(Lycopsis)、ゼニアオイ(Malva)、シカギク(Matricaria)、メンタ(Mentha)、ヤマアイ(Mercurialis)、ムルゴ(Mullugo)、ワスレナグサ(Myosotis)、パパベル(Papaver)、ファルビティス(Pharbitis)、プランタゴ(Plantago)、ポリゴナム(Polygonum)、ポーチュラカ(Portulaca)、キンポウゲ(Ranunculus)、ラファヌス(Raphanus)、イヌガラシ(Rorippa)、キカシグサ(Rotala)、ギシギシ(Rumex)、オカヒジキ(Salsola)、セネキオ(Senecio)、セスバニア(Sesbania)、キンゴジカ(Sida)、シナピス(Sinapis)、キバナハタザオ(Sisymbrium)、ソラヌム(Solanum)、ソンクス(Sonchus)、ナガボノウルシ(Sphenoclea)、イヌゴマ(Stachys)、ハコベ(Stellaria)、タンポポ(Taraxacum)、タラスピ(Thlaspi)、トリフォリウム(Trifolium)、フキタンポポ(Tussaligo)、ウルティカ(Urtica)、クワガタソウ(Veronica)、ビオラ(Viola)、キサンチウム(Xanthium);下記属の双子葉類:アラキス(Arachis)、フダンソウ(Beta)、ブラシカ(Brassica)、ククミス(Cucumis)、ククルビタ(Cucurbita)、ヘリアンタス(Helianthus)、ダウクス(Daucus)、ダイズ(Glycine)、ゴシッピウム(Gossypium)、イポメア(Ipomoea)、ラクツカ(Lactuca)、リナム(Linum)、リコペルシコン(Lycopersicon)、ニコチアナ(Nicotiana)、ファセオルス(Phaseolus)、ピスム(Pisum)、ソラヌム(Solanum)、ビキア(Vicia);下記属の単子葉類:エギロプス(Aegilops)、アグロピロン(Agropyron)、アグロスチス(Agrostis)、アロペクルス(Alopecurus)、ホソセイヨウヌカボ(Apera)、カラスムギ(Avena)、ブラキアリア(Brachiaria)、スズメノチャヒキ(Bromus)、ケンクルス(Cenchrus)、コメリナ(Commelina)、ギョウギシバ(Cynodon)、カヤツリグサ(Cyperus)、タツノツメガヤ(Dactyloctenium)、ジギタリア(Digitaria)、エキノクロア(Echinochloa)、エレオカリス(Eleocharis)、エレウシネ(Eleusine)、エラグロスチス(Eragrostis)、エリオクロア(Eriochloa)、フェスツカ(Festuca)、テンツキ(Fimbristylis)、ヘテランテラ(Heteranthera)、インペラータ(Imperata)、カモノハシ(Ischaemum)、イグサ(Juncus)、レプトクロア(Leptochloa)、ロリウム(Lolium)、ミズアオイ(Monochoria)、パニクム(Panicum)、スズメノヒエ(Paspalum)、クサヨシ(Phalaris)、フレウム(Phleum)、ポア(Poa)、ツノアイアシ(Rottboellia)、オモダカ(Sagittaria)、シルプス(Scirpus)、セタリア(Setaria)、ソルガム(Sorghum);並びに下記属の単子葉類:アリウム(Allium)、アナナス(Ananas)、アスパラガス(Asparagus)、カラスムギ(Avena)、ホルデウム(Hordeum)、オリザ(Oryza)、パニクム(Panicum)、サッカルム(Saccharum)、セカレ(Secale)、ソルガム(Sorghum)、トリチカル(Triticale)、トリチカム(Triticum)、ゼア(Zea);系統苔類、ツノゴケ類、蘚類のコケ植物から成る群より選択される、
請求項14又は15に記載の方法。
【請求項17】
前記混合物が、液体形態で、又はゲルとして、ペーストとして若しくは粉末として存在する、請求項14〜16のいずれか1項に記載の方法。
【請求項18】
形成される前記バイオセメント層が、10-9m/秒超から100m/秒まで、好ましくは10-9m/秒超から10-3m/秒まで、さらに好ましくは10-8m/秒超から10-3m/秒までの水透過係数を有する、請求項14〜17のいずれか1項に記載の方法。
【請求項19】
前記方法のステップ(d)におけるバイオセメント層の形成が、発熱反応を含まない、請求項14〜18のいずれか1項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、第一に、バイオセメンテーション(Biocementation)の能力がある混合物の、基質上/中の植物成長、好ましくは雑草成長を阻害又は低減する手段としての使用に関する。本発明は、基質上/中の植物成長、好ましくは雑草成長を阻害又は低減する方法にも関する。
本発明のさらなる態様及び好ましい形態は、下記説明、添付の実施例及び特に添付の特許請求の範囲から生じる。
【背景技術】
【0002】
雑草の制御されない成長は、農業に損失をもたらす原因となり、通路その他の表面上で非常に憂慮すべきかつ美しくないと認知されるので、農業において、都市及び市政機関において並びに家庭菜園の領域において普遍の問題である。この理由から、火炎殺菌等の熱的方法或いは手で又は種々の道具若しくは化学薬品の助けを借りて手動除草により雑草と闘い及び/又は雑草を駆除している。しかしながら、現在は多くの既存製品に対してますます耐性が発現されていることが観察されることがあり、従って既存製品を繰り返し使用しなければならず、それらの使用コストをさらに増やす。加えて、処理領域は、制御されない種子の流入によって即座に雑草が再び生育してしまう。
【発明の概要】
【0003】
従って本発明の主目的は、上記課題を克服することになる望ましくない植物成長を阻害又は低減するための手段を提供することであった。
本発明によれば、この主目的は、植物成長、好ましく雑草成長を阻害又は低減する(それぞれバイオセメンテーションプロセスを経て)ための手段として、バイオセメンテーションの能力がある混合物を使用することによって解決される。
本発明の文脈において、バイオセメンテーションという用語は、(透過性)基質(本発明の方法の文脈で後述される)の本質的に自然の固化及び/又は硬化を指す。これがこれらの基質上/中の植物成長を阻害又は低減する。このテキストの範囲内のバイオセメントは、本明細書に記載のバイオセメンテーションの産物である。
【0004】
好ましい実施形態によれば、前記本質的に自然の固化及び/又は硬化は、その上/中で植物成長が低減又は阻害されることになる基質の部分が、本発明に従って使用すべき混合物に含まれる1種以上のバインダーによって結び付けられ及び/又はその成分から形成され、それによって基質又は基質の一部の固化及び/又は硬化を引き起こすプロセス(バイオセメンテーション)である。特に好ましい実施形態によれば、前記自然の固化及び/又は硬化は、(生きている)生物、その一部又は前記生物若しくはその一部から得られ及び/又はそれによって産生される酵素が用いられて炭酸塩を形成し、炭酸塩形成を誘導し及び/又は炭酸塩形成を触媒するプロセスである。形成された炭酸塩は、植物成長がその上/中で低減及び/又は阻害されることになる基質の一部又は基質と結合し、それによって基質又は基質の一部の固化及び/又は硬化が起こる。従ってこのテキストの範囲内で形成される炭酸塩は、好ましくはバイオセメントの最小成分に相当する。任意に又は代わりに、特定添加剤(後述される)を添加すると、植物成長がその上/中で低減及び/又は阻害されることになる基質又は基質の一部を(さらに)固化及び/又は硬化させることができる。従って、さらなる実施形態によれば、バイオセメントは、本発明に従って使用すべき添加剤又はそれに由来する物質から成るか又はそれらを含むこともできる。
【0005】
従って、好ましい実施形態によれば、その上/中で植物成長、好ましくは雑草成長が低減又は阻害されることになる基質の除去は、植物成長を阻害又は低減するために必ずしも必要でなく、従ってそれは、特に、植物成長、好ましくは雑草成長を阻害又は低減することがまさに基質の固化及び/又は硬化(それぞれバイオセメンテーションのプロセスを経て)であるので、好ましくは本発明の使用の一部でない。
別の好ましい実施形態によれば、その上/中で植物成長、好ましくは雑草成長が低減又は阻害されることになる基質のその最初の場所からの除去の後に、前記基質を異なる場所(例えばミキサー内)でのバイオセメンテーション(本明細書に記載どおり)の能力がある混合物と混合し、結果として生じる混合物を、バイオセメンテーションが行われるべき最初の場所(又は代わりに異なる場所)に(再)適用する。
さらに、本明細書に記載される本発明の使用の文脈において、その上/中で植物成長が低減又は阻害されることになる基質の圧縮、又は基質の混合物及びバイオセメンテーション(本明細書に記載される)の能力がある混合物の圧縮、又は形成されたバイオセメント層の圧縮は、植物成長、好ましくは雑草成長の阻害又は低減を達成するために必要なく、従って好ましくは本発明の使用の構成要素でもない。
【発明を実施するための形態】
【0006】
本テキストの文脈では、植物という用語は陸生植物、すなわちいくつかの共有派生形質という共通の機能的に理解される特色の複合を特徴とする有胚植物の単系統群を指す。それらの主要群は、苔類(ゼニゴケ綱)、ツノゴケ類(ツノゴケ綱)及び側系統的蘚類群と分類されることが多い蘚類(マゴケ綱)、ヒカゲノカズラ類(ヒカゲノカズラ綱)、ツクシ(トクサ綱)及び狭義のシダ類(シダ綱)、並びに被子植物と、裸子植物の様々な進化系統とを含む単系統種子植物(Spermatophyta)である。
本テキストの文脈では、雑草という用語は、栽培植物における自発性又は望ましくない付随植生、草原地帯又は(家庭)菜園の全ての植物(蘚類及びシダ類を含む)を指し、土壌の種子ポテンシャルから(第一苗条又は再出芽体(re-sprout)として)、根の走出枝(root runner)、植物の一部又は種子流入によって発生し、好ましくはそこに特異的に栽培されない。雑草と同義語は、野生薬草及び野生植物である。本テキストの文脈では、栽培植物という用語は、その成長が望ましい植物を指す。
【0007】
微生物のバイオセメンテーションのプロセスは、例えば、特許出願WO 2006/066326A1に記載されている。この特許出願は、透過性出発材料における高強度バイオセメントの形成プロセスであって、出発材料を有効量の(i)ウレアーゼ産生微生物、(ii)尿素、及び(iii)カルシウムイオンと混合するプロセスを開示している。尿素の炭酸塩へのウレアーゼ触媒変換及び与えられたカルシウムイオンとのその反応が炭酸カルシウムを生成し、これが出発材料を固化する。そこに開示されているプロセスは、とりわけ、鉱業、土木工学における適用又は特殊材料の提供に適していると記載されている。
WO 2016/010434 A1は、セメント質出発材料、修復物質及び繊維強化材料を混合することを含む自己修復セメント質材料の生成プロセスについて記載している。修復材料は細菌材料を含み、繊維強化材料は生分解性高分子を含む。そこで使用される細菌は炭酸塩又はリン酸塩を与えることができ、一実施形態によれば脱窒細菌であり得る。
【0008】
本発明の解決手法は、その上/中で植物が成長する基質の生物学的固化による植物成長、好ましくは雑草成長の機械的抑制、すなわち、阻害又は低減のためにバイオセメンテーションを利用することに基づいている。そこで、以下、本発明に従って使用すべき混合物を雑草抑制剤と呼ぶ。本発明に従って使用すべき混合物の個々の成分によっては(下記参照)、植物成長の機械的抑制、すなわち阻害又は低減に加えて、植物成長の抑制に他のプロセス(後述するように)が役割を果たすこともある。
一実施形態によれば、本明細書に記載の混合物の本発明に従う使用は、局所に限定された領域で行なわれることがあり、その結果、混合物で処理されない(本明細書に記載どおり)領域内では、植物がその上/中で成長する基質の固化及び/又は硬化が起こらず、栽培植物を栽培する(栽培し続ける)ことができる。
別の実施形態によれば、その上/中で植物が成長する処理すべき基質を、結果として起こる前記基質の固化及び/又は硬化が栽培植物の成長を可能にするが、雑草の成長を阻害又は低減するように処理することが考えられる。この場合、一般的にも本発明に関連するが、本発明に従って処理すべき混合物は、前記栽培植物の成長を刺激する肥料を含有してもよい。
従って、好ましい実施形態は、植物がその上/中で成長する基質の、結果として起こる固化及び/又は硬化が、1種以上の栽培植物の成長を可能にするが、雑草の成長を阻害又は低減する、本明細書に記載の混合物の使用に言及する。
【0009】
典型的実験では、耕地土壌を有する畑を耕して肥料を施し、コールラビの幼植物を耕地土壌に挿入し、集中的に水をまいた。次の日、バイオセメンテーションの能力がある混合物(本明細書に記載どおり、例えば下記実施例セクション参照)を耕地土壌に手で固体混合物として又は作物保護散布機の助けを借りて液体混合物として適用した。バイオセメンテーションの能力がある混合物(本明細書に記載どおり)の代わりに水のみを適用したコントロールとは対照的に、雑草の発芽だけを絶って良好な雑草抑制を果たしながら栽培植物(コールラビ)は成長し続けた。
有利なことに、本明細書に記載の目的で本発明の混合物を使用すると、特に適切なバイオセメントの厚さにつながる。好ましくは、少なくとも1mm、好ましくは少なくとも3mm、さらに好ましくは少なくとも10mmの厚さを有するバイオセメント層が得られる。層厚が最大100mm、好ましくは最大50mm、さらに好ましくは最大35mm、さらに好ましくは最大30mmであればさらに好ましい。結果として、形成される全バイオセメント層の層厚が1mm〜100mm、好ましくは10mm〜50mm、さらに好ましくは10mm〜35mm、さらに好ましくは10〜30mmの範囲内であれば特に好ましい。バイオセメント層の層厚は、混合物の添加によって固化される基質の領域を含む。バイオセメント層の厚さは、層の機械的破壊後にキャリパーゲージを用いる手動測定によって決定可能である。これとは別に、建築、農業、地質学又は他の応用分野からの様々(非破壊的)測定方法を利用することができる(例えば携帯用デバイスMIT-SCAN-T2)。
【0010】
好ましい実施形態によれば、本明細書に記載の混合物の本発明の使用は、水に透過性、すなわち透水性又は半透水性であるバイオセメント層をもたらす。これは、例えば、雨水が支障なくバイオセメント層に浸透することでき、バイオセメント化領域内でさえ流れ出ることができるので特に有利である。サンプルの透水性は、慣例的に、定められた期間内にサンプルを通る水の流れとして示される。それは、透過速度として(cm/時間、mm/時間又はcm/日で)或いは透過係数として(m/秒)で表される。透過係数の指標は、サンプル、好ましくは土壌サンプルの分類、例えば(水)透過性、(水)半透過性及び(水)不透過性への分類を可能にする。
本テキストの文脈では、用語「水透性バイオセメント層」は、10
-5m/秒より大きく10
0m/秒までの(水)透過係数を有するバイオセメント層を意味し、用語「半水透性バイオセメント層」は、10
-9m/秒より大きく10
-5m/秒までの(水)透過係数を有するバイオセメント層を意味し、用語「水不透過性バイオセメント層」は、10
-11m/秒(以下)から10
-9m/秒までの(水)透過係数を有するバイオセメント層を意味する。透過係数の一般的測定方法は、研究室法(例えば研究室でのラムコアロービング及びその後の水飽和透過性の測定)及び現場法(例えばダブルリング浸透計による浸透速度の測定)を含む。
【0011】
好ましい実施形態は、形成されるバイオセメント層が、10
-9m/秒より大きく10
0m/秒まで、好ましくは10
-9m/秒より大きく10
-3m/秒まで、さらに好ましくは10
-8m/秒より大き10
-3m/秒までの(水)透過係数を有する、本明細書に記載の混合物の使用に関する。
本発明の使用は、現実の(環境)条件下で頑強な機能性を示し、適用しやすく(多くの場合、単回適用による)、かつ化学的除草剤の拒絶又は低減を可能にする。さらに、本発明の使用は、雑草と闘うための既存の製品又はプロセスと併用することができる。有利なことに、本発明の使用は可逆的であり、すなわち基質又は基質の一部のバイオセメンテーションは、必要に応じて、例えば適切な酸の適用又は機械的破壊によって元に戻すことができるのみならず、天候及び自然劣化によって元に戻ることがある。このように、基質又は基質の一部を栽培植物の栽培に再び利用しやすいものにすることができる。
従って、好ましい実施形態は、基質又は基質の一部のバイオセメンテーションが元に戻る可能性があり、好ましくは元に戻る、本明細書に記載の混合物の使用に関する。
【0012】
別の好ましい実施形態は、混合物が1種以上の生物及び/又は酵素を含むか又はそれらから成る、本明細書に記載の混合物の使用に関する。好ましくは、本発明の使用は、混合物が下記成分を含むか又は下記成分から成る、上記のとおりの使用に関する:
(i)炭酸塩を形成し及び/又は炭酸塩形成を誘導及び/又は触媒することができる1種以上の生物及び/又は酵素、
(ii)炭酸塩の形成のための1種以上の物質、
(iii)任意に:1種以上のカチオン源;及び
(iv)任意に:1種以上の添加剤。
【0013】
好ましい実施形態によれば、本発明に従って使用すべき混合物の成分(i)中の生物又は複数の生物は、下記ステップ
(i)特徴づけるべき生物又は特徴づけるべき複数の生物の混合物、炭酸塩の形成用の1種以上の物質(及び任意にさらなる物質)及び任意に基質を用意して接触させること、
(ii)尿素分解及び/又は炭酸塩形成を検出するための手段を用意すること、
(iii)ステップ(i)の結果として生じる混合物をステップ(ii)の手段と組み合わせること、及び
(iv)ステップ(ii)の手段から尿素分解及び/又は炭酸塩形成が存在するかどうかを判定すること
を含むアッセイAが行なわれると、
ステップ(iv)において、尿素分解及び/又は炭酸塩形成の検出、好ましくは、−基質が用意された場合−、バイオセメンテーションの検出、好ましくは植物成長、好ましくは雑草の成長を阻害又は低減するのに十分であるバイオセメンテーションの検出をもたらす(植物成長の阻害又は低減の制御に関する詳細については下記実施例セクション参照)。
【0014】
有利なことに、アッセイAの枠組み内で、尿素分解及び非尿素分解の両生物についてそれらの十分にバイオセメント化する能力を試験することができる。
下記説明は、本発明の使用の文脈に適切な生物の選択に役立つ可能性がある。
本明細書に記載のアッセイAのステップ(i)で用意すべき炭酸塩形成用の物質及び任意に用意すべき、バイオセメンテーションによって固化又は硬化される基質については、選択した好ましい実施例の助けを借りてもさらに後述する。任意的なさらなる物質は、栄養培地、栄養源、カチオン源(本テキストでさらに後述する)及び/又は添加剤(本テキストでさらに後述する)であってよい。
【0015】
本明細書に記載のアッセイAのステップ(i)において、例えば特徴づけるべき生物(例えば株コレクションから)の純粋培養物を用意することができ及び/又は特徴づけるべき生物若しくは特徴づけるべき複数の生物の混合物を例えば栄養培地(例えばChristensen尿素寒天、B4培地又はM-3P培地)を用いて適切なサンプル(例えば土壌サンプル)から単離し、培養してさらなる調査に適した細胞培養物にすることができる。単離及び培養に用いる固体培地は液体又は固体であってよい。当業者は、例えば栄養培地を生物の要求に応じて変えられることを知っている。生物を1×10
7〜1×10
12細胞/mlの細胞密度に培養するのが好ましい。当業者は、例えば、培養温度及び培地組成は、生物又は複数の生物の混合物の必要性に従って選択されることを知っている。用意又は調製された細胞培養物を次に炭酸塩形成用物質(及び任意に他の物質)及び任意に基質と接触させて混合物を得、次にこれをステップ(iii)でステップ(ii)の手段と組み合わせる。
【0016】
本明細書に記載のアッセイAのステップ(ii)における尿素分解及び/又は炭酸塩形成を検出するための手段は、例えばウレアーゼ活性を測定するためのpH指示薬、デバイス及び/若しくは1種以上の物質、バイオセメンテーションによって形成された炭酸塩の量を測定するためのデバイス及び/若しくは1種以上の物質、又は基質の固化(バイオセメンテーションによる)の程度を測定するためのデバイスである。
尿素分解及び/又は炭酸塩形成が本明細書に記載のアッセイAのステップ(iv)に存在するかどうかの判定、特にバイオセメンテーション、好ましくは植物成長、好ましくは雑草成長の阻害又は低減に十分なバイオセメンテーションの検出は、定性的、好ましくは定量的に行なうことができる。
前記判定の好ましい方法は、例えば、ステップ(i)の結果として生じる混合物に適切なpH指示薬(例えばフェノールレッド、好ましくは15mg/Lの濃度で)を添加することである。尿素分解及び/又は炭酸塩形成の存在下では、混合物のpHは高くなり、指示薬の色の変化をもたらす(例えばフェノールレッドの場合はピンク色になる)。
【0017】
ステップ(i)の混合物に(炭酸塩形成用の1種以上の物質に加えて)カチオン源、好ましくはカルシウム源を添加する場合、固体培地中、尿素分解及び/又は炭酸塩形成の存在下では通常、生物のコロニーの周囲又はコロニーの上に石灰地殻形成が起こる。液体培養基の場合、カチオン源、好ましくはカルシウム源(例えばCaCl
2)、及び炭酸塩源(例えば尿素)が十分に利用できれば通常は石灰沈降が起こる。この石灰地殻形成又は石灰沈降は、尿素分解及び/又は炭酸塩形成の光学的証拠として役立つこともあり、或いは定性的及び/又は定量的炭酸塩判定によって、好ましくはシャイブラー(Scheibler)の(半)定量的炭酸塩判定若しくはこの方法のさらなる展開の助けを借りて、前記石灰地殻形成又は石灰沈降を分析することができる(例えばHorvath, B. et al., A Simple Method for Measuring the Carbonate Content of Soils, Soil Science Society of America Journal 2005, 69, 1066-1068におけるように)。
【0018】
前記判定の別の好ましい方法は、例えば、生物又は複数の生物の混合物のウレアーゼ活性の測定である。そこで、分析すべき生物又は分析すべき複数の生物の混合物を、とりわけ、緩衝尿素(例えば0.1M Tris-HCl中1.5Mの尿素、pH 7.5)と混合し、結果として生じるアンモニウムイオンの形成を経時的に測定シグナルの増加として導電率により測定し、ウレアーゼ活性を計算する(例えばV. S. Whiffin, Microbial CaCO
3 Precipitation for the production of Biocement, Dissertation, 2004, Murdoch University, Western Australiaに記載のように)。ウレアーゼ活性は、好ましくは1×10
-7〜1×10
-11mMの加水分解尿素/分/cm/細胞/ml、さらに好ましくは1×10
-8〜1×10
-10mMの加水分解尿素/分/cm/細胞/ml、さらに好ましくは1×10
-8〜1×10
-9mMの加水分解尿素/分/cm/細胞/mlの間にある。前者は、使用細胞数に応じた0〜300mMの加水分解尿素/分の尿素加水分解速度にほぼ相当する。前記判定の別の好ましい方法は、例えば、好ましくはシャイブラーに従う炭酸塩の(半)定量的測定の助けを借りて、バイオセメンテーションにより形成された炭酸塩量を測定することである。調査すべき混合物は、室温(25℃)でオープンに48時間インキュベートするのが好ましい。次にさらなる使用のため遠心分離及び乾燥によって沈降ペレットを得ることができる。乾燥ペレットは、好ましくはシャイブラーの炭酸塩測定による、生じた炭酸カルシウムの(半)定量的検出に使用することができる。任意に、乾燥沈降物をあらかじめ秤量し、沈降効率を計算することができる。任意に、並行して尿素分解及び/又は炭酸塩形成の追加の定性的判定を行なうことができる。ステップ(i)からの混合物にフェノールレッド(15mg/L)を添加することができる。そしてペレットの抽出時に捨てることになる上澄みは、尿素分解及び/又は炭酸塩形成が存在するときには通常ピンク色になる。
【0019】
前記判定の別の好ましい方法は、例えば、基質固化(バイオセメンテーション中に生成される炭酸塩による)の程度の測定である。これに適した基質は、例えば好ましくは0〜2mmの粒径を有する石英砂(モデル基質として)である。ステップ(i)からの混合物の残りの成分を、結果として生じる混合物が5リットル/m
2という量で(液体混合物の場合)基質中に適用又は導入するのが好ましい。その後、オープンに室温で又は室温より高温で少なくとも2日間(好ましくは少なくとも10日間)インキュベーションを行なうべきである。次に、形成されたバイオセメント層の強度を、DIN EN 196-1:2005-05に準拠してデジタル(破壊)力ゲージを用いて破壊機械的分析により測定する。コントロール(基質上に生物がない匹敵混合物の適用)に比べて、破壊力の差≧3N(又は≧0.01MPa)、好ましくは≧30N(又は≧0.1MPa)が検出できるはずである。
アッセイAの範囲内で、キャリパーゲージの助けを借りてバイオセメント層の厚さを測定することもでき;良好な固化の場合、それは、調査領域内で好ましくは平均≧3mmに達するはずである。
【0020】
好ましい実施形態によれば、本発明に従って使用すべき混合物の成分(i)中の生物又は複数の生物は、上記判定方法の2以上、好ましくは3以上、最も好ましくは4以上、最も好ましくは全ての判定方法に関連して本明細書に記載のアッセイAのステップ(iv)において、尿素分解及び/又は炭酸塩形成、好ましくはバイオセメンテーション、好ましくは植物成長、好ましくは雑草成長の阻害又は低減に十分なバイオセメンテーションの検出をもたらす1種の生物/数種の生物である(植物成長の阻害又は低減の制御に関する詳細については、下記実施例セクション参照)。
混合物が液体形態で、又はゲル、ペースト若しくは粉末として存在する、上記使用が好ましい。
本発明に従って使用すべき混合物は、液体、ゲル状、ペースト状若しくは粉末混合物の形態又は互いに別々に存在し、使用前又は使用中に混ぜ合わせられる2、3、4種以上の液体及び/若しくはゲル状及び/若しくはペースト状及び/若しくは粉状プレミックスの形態で存在又は使用可能である。
特に粉末の形態では、混合物又はプレミックスは、有利には、特に長い貯蔵安定性、好ましくは少なくとも12〜24カ月の貯蔵安定性を有する。
粉末形態の混合物又はプレミックスは、当業者に既知の標準プロセス、例えば噴霧乾燥、凍結乾燥、(低温)真空乾燥、流動床乾燥によって及び/又は濾過助剤を用いる濾過の助けを借りて得ることができる。
本テキストの文脈では、粉末状は、混合物中の液体成分、好ましくは水の含量が、本発明に従って使用すべき混合物又はプレミックスの総質量に基づいて、10wt.%以下、好ましくは5wt.%以下、好ましくは2.5wt.%以下、さらに好ましくは1.0wt.%以下、最も好ましくは0.1wt.%以下であることを意味する。
【0021】
混合物又はプレミックスの中の液体成分、好ましくは水の含量は、当業者に既知の標準方法によって決定可能である。例えば、液体成分の含量の重量測定は、採取サンプルを秤量し、それを液体成分の沸点を超える温度まで、乾燥させるのに十分な時間加熱してから再び秤量することによって行なうことができる。乾燥前後の重量の差から、液体成分、好ましくは水の質量%での含量を決定することができる。
さらなる実施形態によれば、本発明に従って使用すべき混合物は、ゲル状若しくはペースト状混合物の形態で又は使用前若しくは使用中に混ぜ合わせられる2、3、4種以上の別々の固体及び/若しくは液体及び/若しくはゲル状及び/若しくはペースト状プレミックスの形態で存在又は使用してもよい。
【0022】
1種又は数種又は全ての生物が、微生物から成る群より選択され、好ましくはフィルミクテス(Firmicutes)門の、好ましくはバシラス綱(Bacilli)の、好ましくはバシラス目(Bacillales)の、好ましくはプラノコッカス科(Planococcaceae)又はバシラス科(Bacillaceae)の、好ましくはスポロサルシナ属(Sporosarcina)、リシニバシラス属(Lysinibacillus)又はバシラス属(Bacillus)の、好ましくはスポロサルシナ・パストイリイ種(Sporosarcina pasteurii)、スポロサルシナ・ウレア種(Sporosarcina ureae)、リシニバシラス・スファエリクス種(Lysinibacillus sphaericus)、リシニバシラス・フシホルミス種(Lysinibacillus fusiformis)、バシラス・メガテリウム種(Bacillus megaterium)、リシニバシラス種(Lysinibacillus sp.)、バシラス・シュードフィルムス種(Bacillus pseudofirmus)、バシラス・ハロズランス種(Bacillus halodurans)又はバシラス・コーニイ種(Bacillus cohnii)から選択される微生物;並びにプロテオバクテリア門(Proteobacteria)の、好ましくはアルファプロテオバクテリア綱(Alphaproteobacteria)、ガンマプロテオバクテリア綱(Gammaproteobacteria)、デルタプロテオバクテリア綱(Deltaproteobacteria)又はイプシロンプロテオバクテリア綱(Epsilonproteobacteria)の、好ましくはエンテロバクター目(Enterobacteriales)、ミクソコックス目(Myxococcales)、カンピロバクター目(Campylobacterales)、シュードモナス目(Pseudomonadales)又はカウロバクター目(Caulobacterales)の、好ましくはエンテロバクター科(Enterobacteriaceae)、ミクソコッカス科(Myxococcaceae)、ヘリコバクター科(Helicobacteraceae)、シュードモナス科(Pseudomonadaceae)又はカウロバクター科(Caulobacteraceae)の、好ましくはプロテウス属(Proteus)、ミクソコッカス属(Myxococcus)、ヘリコバクター属(Helicobacter)、シュードモナス属(seudomonas)又はブレブンディモナス属(Brevundimonas)の、好ましくはプロテウス・ブルガリス種(Proteus vulgaris)、プロテウス・ミラビリス種(Proteus mirabilis)、ミクソコッカス・ザンサス種(Myxococcus xanthus)、ヘリコバクター・ピロリ種(Helicobacter pylori)、シュードモナス・エルジノーサ種(Pseudomonas aeruginosa)又はブレブンディモナス・ディミヌタ種(Brevundimonas diminuta)から選択される微生物;並びに放線菌門(Actinobacteria)の、好ましくは放線菌綱(Actinobacteria)の、好ましくは放線菌目(Actinomycetales)の、好ましくはブレビバクテリウム科(Brevibacteriaceae)又はマイクロコッカス科(Micrococcineae)の、好ましくはブレビバクテリウム属(Brevibacterium)又はマイクロコッカス属(Micrococcaceae)の、好ましくはブレビバクテリウム・リネンス種(Brevibacterium linens)又はアルスロバクター・クリスタロポイエテス種(Arthrobacter crystallopoietes)から選択される微生物;並びにシアノバクテリア門(Cyanobacteria)の、好ましくはシアノバクテリア綱(Cyanobacteria)の、好ましくはシネココッカス目(Synechococcales)の、好ましくはシネココッカス科(Synechococcaceae)の、好ましくはシネココッカス属(Synechococcus)の、好ましくはシネココッカス種(Synechococcus)の微生物;並びに好気性菌、嫌気性菌、通性嫌気性菌及びそれらの中間型菌から成る群より選択される、上記使用が好ましい。
【0023】
これには、異型、血清型、変異体及び芽胞並びに遺伝子修飾により誘導されるいずれの微生物も含まれる。
上記生物、好ましくは微生物は、緩衝液、溶媒、培養基及び/又はその混合物等の液体中に(まとまって又は別々に)存在してよく、急速冷凍されてもよく、又は粉末形態で存在してもよい。
本発明によれば、炭酸塩を形成することができ及び/又は炭酸塩形成を誘導若しくは触媒することができる生物は、使用混合物の一部である。
或いは、その中/上で植物成長が起こる基質、好ましくは土壌に存在する(常在)生物、又は前記基質から分離され、研究室で培養されてから基質上/中に再導入される(常在)生物は、炭酸塩を形成することができ及び/又は炭酸塩形成を誘導若しくは触媒することができると考えられ、このことをも本テキストに開示する。この場合、代替又は同等実施形態が考えられ(従って本発明に従うとして本明細書に含まれる)、本発明に従って使用すべき混合物の生物及び基質中/上の(常在)生物が一緒に炭酸塩を形成し、炭酸塩形成を誘導及び/又は触媒するか、或いは使用すべき混合物はそれ自体、炭酸塩を形成することができ、炭酸塩形成を誘導及び/又は触媒することができるいずれの生物をも含有しない。好ましい実施形態によれば、本発明に従って使用すべき混合物の成分(i)は、炭酸塩を形成することができ、炭酸塩形成を誘導及び/又は触媒することができる1種の生物又は数種の生物と、そのようなことができないの1種の生物又は数種の生物との組み合わせを含むか又はそれらから成る。
好ましい実施形態によれば、本発明に従って使用すべき混合物の成分(i)は、好気性菌、嫌気性菌及び/又は通性嫌気性菌及び/又はそれらの中間型菌の組み合わせを含むか又はそれらから成る。
【0024】
別の好ましい実施形態によれば、本発明に従って使用すべき混合物の成分(i)は、尿素分解により炭酸塩を形成することができ、炭酸塩形成を尿素分解により誘導及び/又は触媒することができる1種の生物又は数種の生物と、尿素分解できないか又は全く炭酸塩を形成できず及び/又は炭酸塩形成を誘導及び/若しくは触媒することができない1種の生物又は数種の生物との組み合わせを含むか又はそれらから成る。
従って、当業者には、バイオセメンテーション(本明細書に定義どおり)は、混合物(本明細書に定義どおり)を本発明に従って使用すると、ある一定細胞数スペクトルの使用生物に特に有効であることが分かる。我々の調査によれば、本発明に従って使用すべき混合物中の生物の細胞数は、好ましくは少なくとも10
7細胞/mL、さらに好ましくは少なくとも10
8細胞/mL及び/又は好ましくは最大で10
12細胞/mL、さらに好ましくは最大で10
10細胞/mL、最も好ましくは最大で10
9細胞/mLである。好ましい実施形態によれば、本発明に従って使用すべき混合物中の生物の細胞数は、10
8〜10
9細胞/mLである。
【0025】
酵素の1種又は数種又は全てが、ウレアーゼ、アスパラギナーゼ、炭酸脱水酵素及び代謝酵素から成る群より選択される、上記使用が好ましい。
本テキストの文脈における代謝酵素は、好ましくは、例えば、酢酸塩及び/又は乳酸塩の変換によって、炭酸塩を形成することができ及び/又は炭酸塩形成を誘導及び/若しくは触媒することができる、本明細書に記載の1種以上の(微)生物の代謝の酵素である。好ましくは、上記酵素の1種以上を産生できる1種以上の生物(上記定義どおり)は、本発明に従って使用すべき混合物の成分(i)に使用され、或いは好ましくは上記酵素は上記生物から得られるか又は遊離される。
使用生物が病原生物である場合、本テキストの範囲内では、本発明に従って使用すべき混合物の成分(i)に、病原生物から誘導又は遊離される非病原酵素のみを使用するのが好ましい。
別の好ましい実施形態によれば、上記生物から得られるか又は遊離される酵素と微生物起源でない酵素(例えば野菜の酵素)との組み合わせを本発明に従って使用すべき混合物の成分(i)に使用することができる。例えば、ダイズ豆から酵素ウレアーゼを得て、本発明に従って使用してよい。
別の好ましい実施形態によれば、炭酸塩を形成することができ及び/又は炭酸塩形成を誘導及び/若しくは触媒することができる1種以上の上記生物と、炭酸塩を形成することができ及び/又は炭酸塩形成を誘導及び/若しくは触媒することができる1種以上の上記酵素との組み合わせを本発明に従って使用すべき混合物の成分(i)に使用してよい。
【0026】
上記酵素の助けを借りて種々の代謝プロセスにより炭酸塩を作り出すことができる。例えば、有機炭素源の好気的代謝は、アンモニア生成を導くことができ(例えば酵素アスパラギナーゼ)、或いは有機炭素源の従属栄養代謝(例えば乳酸カルシウム又は酢酸カルシウム)が起こり得る。両プロセスは炭酸塩をもたらす。嫌気性脱窒反応、嫌気性硫酸塩還元及び好気性又は嫌気性メタン酸化を利用できるので、好気性及び嫌気性光合成を利用して炭酸塩を形成することもできる。
従って、本発明に従って使用すべき混合物を活用したバイオセメンテーションは、上記代謝プロセスの1つ以上に基づく可能性がある。
その結果、炭酸塩形成用の1種又は数種又は全ての物質が、尿素及びその塩、有機酸、例えば乳酸及びその塩、好ましくはカルボン酸塩、及び乳酸のエステル、グルコン酸及びその塩、好ましくはカルボン酸塩、及びグルコン酸のエステル、酢酸及びその塩、好ましくはカルボン酸塩、及び酢酸のエステル、ギ酸及びその塩、好ましくはカルボン酸塩、及びギ酸のエステル、好ましくはアスパラギン、グルタミン及び/又はグルタミン酸を含有するペプチド、アミノ酸、好ましくはアスパラギン、グルタミン及びグルタミン酸、並びにその塩、好ましくはカルボン酸塩、並びにアミノ酸のエステル、植物性及び動物性複合基質、特にペプトン、酵母エキス、肉エキス、ニュートリエントブロス(nutrient broth)及びカザミノ酸、産業廃棄物流、特にトウモロコシスティープリカー(maize steep liquor)、ラクトース母液、好ましくはエンドウマメ、肉又はトマト由来のタンパク質ライセート、嫌気性基質、好ましくは二酸化炭素及びメタンから成る群より選択される、上記使用が好ましい。
【0027】
さらに、1種又は数種又は全てのカチオン源が、有機及び無機のカルシウム塩、好ましくは硝酸カルシウム、酢酸カルシウム、乳酸カルシウム及び塩化カルシウム、マグネシウム塩、マンガン塩、亜鉛塩、コバルト塩、ニッケル塩、銅塩、鉛塩、鉄塩、カドミウム塩、ポリマー、好ましくはカチオン系ポリマー、重金属カチオン、軽金属カチオン、放射性カチオン及びその混合物から成る群より選択される、上記使用が好ましい。
本発明によれば、カチオン源は、本発明に従って使用すべき混合物に含まれても含まれなくてもよい。混合物にカチオン源が含まれない場合、カチオン源は、植物がその上/中で成長する基質上/中に存在するか又は該基質に添加されてバイオセメンテーションを可能にし得る。
【0028】
前記添加剤の1種又は数種又は全てが、下記物質/物質混合物(好ましくはそれ/されらが成分(ii)に既に含まれていない限り):栄養素;(バイオ)ポリマー、好ましくはポリヒドロキシブチラート(PHB)、ポリラクチド(PLA)、ポリブチレンスクシナート(PBS)、ポリアクリル酸(PAA)、ポリメタクリラート(PMA)、ポリ(2-ヒドロキシエチルメタクリラート)(PHEMA)、ポリビニルアルコール(PVOH)、ポリビニルアセタート(PVAC)、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリ(2-エチル-2-オキサゾリン)、ポリスチレン(PS)、ポリアミド、コポリマー、ポリアミノ酸、セルロース及びその誘導体、デンプン及びその誘導体、リグニン及びその誘導体、ペクチン及びその誘導体、天然接着剤、特にアラビアゴム、ラテックス、ゴム及びその誘導体、キチン及びその誘導体、キトサン及びその誘導体、シクロデキストリン及びその誘導体、デキストリン及びその誘導体;ヒドロゲル形成剤、好ましくはキサンタンゴム、アルギナート及び寒天;低温可溶性及び/又は加温可溶性(植物)接着剤;炭酸カルシウム及び炭酸カルシウム含有混合物、好ましくは真珠母、非晶質炭酸カルシウム、沈降炭酸カルシウム、霰石、方解石、バテライト並びにその混合物及び誘導体;ポリサッカライド及び細胞外高分子物質(EPS)、好ましくは微生物のエキソポリサッカライド、好ましくはマレイン酸、酢酸、乳酸、ラクトース、スクロース、グルコース、フルクトース及び/又はイヌリンを含有するか又はそれらから成る;タンパク質源、繊維及び繊維性材料、好ましくはカゼイン、アルブミン、酵母エキス、ペプトン、セルロース繊維、木繊維、木材セルロース繊維;残渣及び産業材料、好ましくはトウモロコシスティープリカー、ラクトース母液、タンパク質ライセート、モラセス、タンパク質廃棄物、好ましくは酵母生産、肉生産、乳業及び紙生産由来;ケイ酸塩及びその誘導体;アクリラート及びその誘導体;水ガラス及び水ガラス様バインダー;セメント及びセメント添加剤、好ましくは砂、石灰及びその誘導体、酸化アルミニウム、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム、灰、好ましくはフライアッシュ及び骨灰、マイクロシリカ、カオリン、ベントナイト、充填材、好ましくは白色石灰(水和物)、石灰石破砕砂及び石灰石粉末;樹脂及びエポキシド;天然及び化学的除草剤;殺真菌剤;軟体動物駆除剤;殺虫剤;疎水化剤(hydrophobizer)及びワックスエマルション;乳化剤;バインダー;チキソトロープ剤;結晶化核及び結晶化調整剤;脂肪酸;鉱物及び微量元素;塩、好ましくはリン酸塩及び硫酸塩;岩石、好ましくは軽石及び粘板岩粉末;ポリマーを形成できる細菌;並びにバイオセメンテーションを調整する物質から成る群より選択される、上記使用も好ましい。
【0029】
本発明の文脈では、添加剤は、好ましくは、バイオセメンテーションのプロセス自体に影響を与える物質(例えば栄養素)又はバイオセメンテーションの結果として生じる産物、すなわち、バイオセメントの特性(例えばその耐水性)若しくは成長が抑制される植物に影響を与える物質(例えば除草剤)のどちらかである。
バイオセメントの特性に影響を与え得る物質の例は、好ましくは、本発明に従って使用すべき添加剤であって、植物成長がその上/中で低減又は阻害されることになる基質又は基質の一部を(さらに)固化及び/又は硬化できる添加剤である。これらは、例えば、細菌によって形成される糖分子(上記定義どおり)又はポリマーであり得る。上述したように、本発明に従って使用すべき前記添加剤は、この場合、バイオセメントの、妥当な場合は唯一の、成分である(好ましく形成される炭酸塩の代わりに又はそれに加えて)。
本発明によれば、添加剤は、本発明に従って使用すべき混合物中に存在してよく(すなわち使用すべき混合物の一部であり)又は植物成長がその上/中で起こる基質上/中に含まれていてもよい。或いは、添加剤が存在しなくてもよい。
本テキストの文脈では、特に上記(バイオ)ポリマーの上記添加剤のモノマーも、本発明に従って使用すべき添加剤であるとみなされる。
当業者は、添加剤の適用量及び作用モードが、それ自体/それら自体の特性又は本発明に従って使用すべき混合物の他の成分の特性又は基質の特性に強く左右されることを承知しており、それに応じて添加剤の適切な組み合わせ及び適用量を選択することになる。
【0030】
また、植物又は雑草が、下記属の双子葉類:アブチロン(Abutilon)、エゾボウフウ(Aegopodium)、エトウサ(Aethusa)、アマランサス(Amaranthus)、アンブローシア(Ambrosia)、アナチューサ(Anachusa)、アナガリス(Anagallis)、アノダ(Anoda)、アンテミス(Anthemis)、アファネス(Aphanes)、アラビドプシス(Arabidopsis)、アトリプレックス(Atriplex)、ヤマガラシ(Barbarea)、ベリス(Bellis)、センダングサ(Bidens)、ブニアス(Bunias)、カプセラ(Capsella)、ヒレアザミ(Carduus)、カシア(Cassia)、ケンタウレア(Centaurea)、ケノポディウム(Chenopodium)、クリサンセマム(Chrysanthemum)、アザミ(Cirsium)、コニウム(Conium)、イズハハコ(Conyza)、コンソリダ(Consolida)、セイヨウヒルガオ(Convolvulus)、ダチュラ(Datura)、デスクレイニア(Descurainia)、デスモディウム(Desmodium)、エメクス(Emex)、トクサ(Equisetum)、ムカシヨモギ(Erigeron)、エロジウム(Erodium)、エリシマム(Erysimum)、ユーフォルビア(Euphorbia)、カラクサケマン(Fumaria)、チシマオドリコソウ(Galeopsis)、コゴメギク(Galinsoga)、ヤエムグラ(Galium)、ゼラニウム(Geranium)、ハナウド(Heracleum)、フヨウ(Hibiscus)、イポメア(Ipomoea)、コキア(Kochia)、ラミウム(Lamium)、ラプサナ(Lapsana)、レンリソウ(Lathyrus)、レピジウム(Lepidium)、リソスペルマム(Lithoserpermum)、リナリア(Linaria)、リンデルニア(Lindernia)、リコプシス(Lycopsis)、ゼニアオイ(Malva)、シカギク(Matricaria)、メンタ(Mentha)、ヤマアイ(Mercurialis)、ムルゴ(Mullugo)、ワスレナグサ(Myosotis)、パパベル(Papaver)、ファルビティス(Pharbitis)、プランタゴ(Plantago)、ポリゴナム(Polygonum)、ポーチュラカ(Portulaca)、キンポウゲ(Ranunculus)、ラファヌス(Raphanus)、イヌガラシ(Rorippa)、キカシグサ(Rotala)、ギシギシ(Rumex)、オカヒジキ(Salsola)、セネキオ(Senecio)、セスバニア(Sesbania)、キンゴジカ(Sida)、シナピス(Sinapis)、キバナハタザオ(Sisymbrium)、ソラヌム(Solanum)、ソンクス(Sonchus)、ナガボノウルシ(Sphenoclea)、イヌゴマ(Stachys)、ハコベ(Stellaria)、タンポポ(Taraxacum)、タラスピ(Thlaspi)、トリフォリウム(Trifolium)、フキタンポポ(Tussaligo)、ウルティカ(Urtica)、クワガタソウ(Veronica)、ビオラ(Viola)、キサンチウム(Xanthium);下記属の双子葉類:アラキス(Arachis)、フダンソウ(Beta)、ブラシカ(Brassica)、ククミス(Cucumis)、ククルビタ(Cucurbita)、ヘリアンタス(Helianthus)、ダウクス(Daucus)、ダイズ(Glycine)、ゴシッピウム(Gossypium)、イポメア(Ipomoea)、ラクツカ(Lactuca)、リナム(Linum)、リコペルシコン(Lycopersicon)、ニコチアナ(Nicotiana)、ファセオルス(Phaseolus)、ピスム(Pisum)、ソラヌム(Solanum)、ビキア(Vicia);下記属の単子葉類:エギロプス(Aegilops)、アグロピロン(Agropyron)、アグロスチス(Agrostis)、アロペクルス(Alopecurus)、ホソセイヨウヌカボ(Apera)、カラスムギ(Avena)、ブラキアリア(Brachiaria)、スズメノチャヒキ(Bromus)、ケンクルス(Cenchrus)、コメリナ(Commelina)、ギョウギシバ(Cynodon)、カヤツリグサ(Cyperus)、タツノツメガヤ(Dactyloctenium)、ジギタリア(Digitaria)、エキノクロア(Echinochloa)、エレオカリス(Eleocharis)、エレウシネ(Eleusine)、エラグロスチス(Eragrostis)、エリオクロア(Eriochloa)、フェスツカ(Festuca)、テンツキ(Fimbristylis)、ヘテランテラ(Heteranthera)、インペラータ(Imperata)、カモノハシ(Ischaemum)、イグサ(Juncus)、レプトクロア(Leptochloa)、ロリウム(Lolium)、ミズアオイ(Monochoria)、パニクム(Panicum)、スズメノヒエ(Paspalum)、クサヨシ(Phalaris)、フレウム(Phleum)、ポア(Poa)、ツノアイアシ(Rottboellia)、オモダカ(Sagittaria)、シルプス(Scirpus)、セタリア(Setaria)、ソルガム(Sorghum);並びに下記属の単子葉類:アリウム(Allium)、アナナス(Ananas)、アスパラガス(Asparagus)、カラスムギ(Avena)、ホルデウム(Hordeum)、オリザ(Oryza)、パニクム(Panicum)、サッカルム(Saccharum)、セカレ(Secale)、ソルガム(Sorghum)、トリチカル(Triticale)、トリチカム(Triticum)、ゼア(Zea);系統苔類(マルカンチオシダ(Marchantiosida))、ツノゴケ類(アントセロトプシダ(Anthocerotopsida))、蘚類(ブリオプシダ(Bryopsida))のコケ植物から成る群より選択され、
好ましくは、これらの植物の少なくとも2、3、4、5、6、7、8、9、10種、10種超過又は全ての成長が阻害又は低減される、
上記使用が好ましい。
【0031】
本発明の使用の好ましい実施形態によれば、植物の1種又は数種又は全てが、下記属:アコレラ(Acolea)、アクロボルブス(Acrobolbus)、アクロキラ(Acrochila)、アクロマスチグム(Acromastigum)、アクロシフェラ(Acroscyphella)、アクロシフス(Acroscyphus)、アクロストリア(Acrostolia)、アデロコリア(Adelocolia)、アイトキソニエラ(Aitchisoniella)、アリクラリア(Alicularia)、アリソニア(Allisonia)、アリソニエラ(Allisoniella)、アロビエラ(Alobiella)、アロビエロプシス(Alobiellopsis)、アマゾオプシス(Amazoopsis)、アンフィセファロジア(Amphicephalozia)、アンフィロホコレア(Amphilophocolea)、アンドレウシアンツス(Andrewsianthus)、アノイラ(Aneura)、アノマカウリス(Anomacaulis)、アノモクラダ(Anomoclada)、アノミルイア(Anomylia)、アンテリア(Anthelia)、Anthelis(アンテリス)、アファノレジョイネア(Aphanolejeunea)、アプロジア(Aplozia)、アポマルスペラ(Apomarsupella)、アポメトズゲリア(Apometzgeria)、アポトロイビア(Apotreubia)、アラクニオプシス(Arachniopsis)、アルクトシフス(Arctoscyphus)、アルネリア(Arnellia)、アシジオタ(Ascidiota)、アステレラ(Asterella)、アタラミア(Athalamia)、アウストロホッソンブロニア(Austrofossombronia)、アウストロレンビジウム(Austrolembidium)、アウストロロホジア(Austrolophozia)、アウストロメトズゲリア(Austrometzgeri)a、アウストロシフス(Austroscyphus)、バランチオプシス(Balantiopsis)、バッザニア(Bazzania)、ブラシア(Blasia)、ブレファリドフィルム(Blepharidophyllum)、ブレファロストマ(Blepharostoma)、ブレビアンツス(Brevianthus)、カリクラリア(Calycularia)、カリポゲイア(Calypogeia)、カリプトロコレア(Calyptrocolea)、カンパノコレア(Campanocolea)、カスタノクロボース(Castanoclobos)、カビクラリア(Cavicularia)、セファロジョネシア(Cephalojonesia)、セファロロブス(Cephalolobus)、セファロミトリオン(Cephalomitrion)、セファロジア(Cephalozia)、セファロジエラ(Cephaloziella)、セファロジオプシス(Cephaloziopsis)、セラトレジョイネア(Ceratolejeunea)、セシウス(Cesius)、カエトフィロプシス(Chaetophyllopsis)、キアストカウロン(Chiastocaulon)、キロシフス(Chiloscyphus)、クロランテリア(Chloranthelia)、コネコレア(Chonecolea)、クラドマスチグム(Cladomastigum)、クラドポジエラ(Cladopodiella)、クランダリウム(Clandarium)、クラスマトコレア(Clasmatocolea)、コロレジョイネア(Cololejeunea)、コルラ(Colura)、コノセファルム(Conocephalum)、コノシフス(Conoscyphus)、コルシニア(Corsinia)、クロニシア(Cronisia)、クロッソギナ(Crossogyna)、クリプトキラ(Cryptochila)、クリプトコレア(Cryptocolea)、クリプトコレオプシス(Cryptocoleopsis)、クリプトミトリウム(Cryptomitrium)、クリプトスチプラ(Cryptostipula)、クリプトタルス(Cryptothallus)、クスピダツラ(Cuspidatula)、シアノロホコレア(Cyanolophocolea)、シアトジウム(Cyathodium)、シリンドロコレア(Cylindrocolea)、デラバイエラ(Delavayella)、デンドロバッザニア(Dendrobazzania)、デンドロマスチゴホラ(Dendromastigophora)、デノタリシア(Denotarisia)、
【0032】
ジキトン(Dichiton)、ジンックレリア(Dinckleria)、ジプロコレア(Diplocolea)、ジプロフィルム(Diplophyllum)、ドウイニア(Douinia)、ドレパノレジョイネア(Drepanolejeunea)、ドルセラ(Drucella)、ズモルチエラ(Dumortiera)、ズモルチエロプシス(Dumortieropsis)、エニグメラ(Enigmella)、エオカリポゲイア(Eocalypogeia)、エオイソタキス(Eoisotachis)、エオプロイロジア(Eopleurozia)、エオトリココレア(Eotrichocolea)、エルモノツス(Eremonotus)、オイカリクス(Eucalyx)、エバンシア(Evansia)、エバンシアンツス(Evansianthus)、エキソルモテカ(Exormotheca)、ホッソンブロニア(Fossombronia)、フルラニア(Frullania)、フスコセファロジオプシス(Fuscocephaloziopsis)、ガックストロエミア(Gackstroemia)、ゲオカリクス(Geocalyx)、ゲオタルス(Geothallus)、ゲリルジエラ(Gerhildiella)、ゴエベリエラ(Goebeliella)、(ゴエベロブリウム(Goebelobryum)、ゴンギルアンツス(Gongylanthus)、ゴットスケア(Gottschea)、ゴットスケリア(Gottschelia)、グレエネオタルス(Greeneothallus)、グロレア(Grollea)、ギムナント(Gymnanthe)、ギムノコレオプシス(Gymnocoleopsis)、ギムノミトリオン(Gymnomitrion)、ギムノシフス(Gymnoscyphus)、ギロチラ(Gyrothyra)、ハエッセリア(Haesselia)、ハプロミトリウム(Haplomitrium)、ハルパレジョイネア(Harpalejeunea)、ハルパンツス(Harpanthus)、ハットリア(Hattoria)、ハットリアンツス(Hattorianthus)、ハットリエラ(Hattoriella)、ヘパトストロノホラ(Hepatostolonophora)、ヘルベルツス(Herbertus)、ヘルペチウム(Herpetium)、ヘルポクラジウム(Herpocladium)、ヘルゾギアンツス(Herzogianthus)、ヘルゾゴブリウム(Herzogobryum)、ヘテロゲンマ(Heterogemma)、ヘテロシフス(Heteroscyphus)、ホリカワエラ(Horikawaella)、ヒアロレピドジア(Hyalolepidozia)、ヒグロビエライワツキア(HygrobiellaIwatsukia)、ヒグロレンビジウム(Hygrolembidium)、ヒグロフィラ(Hygrophila)、ヒメノフィトン(Hymenophyton)、ヒポイソタキス(Hypoisotachis)、イソレンビジウム(Isolembidium)、イソタキス(Isotachis)、ジャメソニエラ(Jamesoniella)、ジェンセニア(Jensenia)、ジュブラ(Jubula)、ジュブロプシス(Jubulopsis)、ジュンゲルマンニア(Jungermannia)、ジュンゲルマンニテス(Jungermannites)、クルノジプロフィルム(Krunodiplophyllum)、クルジア(Kurzia)、キマトカリクス(Kymatocalyx)、ラメロコレア(Lamellocolea)、レイオコレア(Leiocolea)、レイオミトラ(Leiomitra)、レイオミルイア(Leiomylia)、レイオシフス(Leioscyphus)、レジョイネア(Lejeunea)、レンビジウム(Lembidium)、レピドギナ(Lepidogyna)、レピドラエナ(Lepidolaena)、レピドジア(Lepidozia)、レプトレジョイネア(Leptolejeunea)、レプトフィロプシス(Leptophyllopsis)、レプトシホプシス(Leptoscyphopsis)、レプトシフス(Leptoscyphus)、レトコレア(Lethocolea)、リオクラエナ(Liochlaena)、ロバチリッカルジア(Lobatiriccardia)、ロホコレア(Lophocolea)、ロホナルジア(Lophonardia)、ロホジア(Lophozia)、ロホジオプシス(Lophoziopsis)、ルヌラリア(Lunularia)、マクロジプロフィルム(Macrodiplophyllum)、マクリア(Maculia)、マキノア(Makinoa)、マンニア(Mannia)、マルカンチア(Marchantia)、マルケシニア(Marchesinia)、マルスペラ(Marsupella)、マルスピジウム(Marsupidium)、マッスラ(Massula)、マッスラリア(Massularia)、マスチゴブリウム(Mastigobryum)、マスチゴペルマ(Mastigopelma)、マスチゴホラ(Mastigophora)、マスチゴプシス(Mastigopsis)、メソプチキア(Mesoptychia)、メタカリポゲイア(Metacalypogeia)、メタヒグロビエラ(Metahygrobiella)、メトズゲリア(Metzgeria)、メトズゲリオプシス(Metzgeriopsis)、ミクリソフィラ(Micrisophylla)、ミクロレジョイネア(Microlejeunea)、ミクロレピドジア(Microlepidozia)、ミクロプテリギウム(Micropterygium)、ミズタニア(Mizutania)、ムニオロマ(Mnioloma)、モエルッキア(Moerckia)、モノカルプス(Monocarpus)、モノクレア(Monoclea)、モノダクチルオプシス(Monodactylopsis)、モノソレニウム(Monosolenium)、ミチロプシス(Mytilopsis)、ナノマルスペラ(Nanomarsupella)、ナルジア(Nardia)、ネエシオシフス(Neesioscyphus)、ネオグロレア(Neogrollea)、ネオホドグソニア(Neohodgsonia)、ネオトリココレア(Neotrichocolea)、ノテロクラダ(Noteroclada)、
【0033】
ノトギムノミトリオン(Nothogymnomitrion)、ノトストレプタ(Nothostrepta)、ノトシフス(Notoscyphus)、ノウェリア(Nowellia)、オブツシホリウム(Obtusifolium)、オドントレジョイネア(Odontolejeunea)、オドントスキスマ(Odontoschisma)、オレオロホジア(Oleolophozia)、オキシミトラ(Oxymitra)、パキグロッサ(Pachyglossa)、パキスキストキラ(Pachyschistochila)、パラビシニア(Pallavicinia)、パラクロマスチグム(Paracromastigum)、パラスキストキラ(Paraschistochila)、パタロラ(Patarola)、ペジノフィロプシス(Pedinophyllopsis)、ペジノフィルム(Pedinophyllum)、ペリア(Pellia)、ペルトレプシス(Peltolepsis)、ペルズセニア(Perdusenia)、ペルッソニエラ(Perssoniella)、ペタロフィルム(Petalophyllum)、フィコレピドジア(Phycolepidozia)、フィロタリア(Phyllothallia)、フィシオチウム(Physiotium)、フィソテカ(Physotheca)、ピサノア(Pisanoa)、プラギオカスマ(Plagiochasma)、プラギオキラ(Plagiochila)、プラギオキリジウム(Plagiochilidium)、プラギオキリオン(Plagiochilion)、プラチカウリス(Platycaulis)、プレクトコレア(Plectocolea)、プロイラント(Pleuranthe)、プロイロクラダ(Pleuroclada)、プロイロクラドプシス(Pleurocladopsis)、プロイロクラズラ(Pleurocladula)、プロイロジア(Pleurozia)、ポダント(Podanthe)、ポドミトリウム(Podomitrium)、ポレラ(Porella)、プラサンツス(Prasanthus)、プレイッシア(Preissia)、プリオノロブス(Prionolobus)、プロトロホジア(Protolophozia)、プロトマルスペラ(Protomarsupella)、プロトシズギエラ(Protosyzgiella)、プロトシジギエラ(Protosyzygiella)、シュードセファロジア(Pseudocephalozia)、シュードセファロジエラ(Pseudocephaloziella)、シュードロホコレア(Pseudolophocolea)、 シュードロホジア(Pseudolophozia)、シュードマルスピジウム(Pseudomarsupidium)、シュードノイラ(Pseudoneura)、シュードトリトマリア(Pseudotritomaria)、プシロクラダ(Psiloclada)、プテロプシエラ(Pteropsiella)、プチリジウム(Ptilidium)、ラズラ(Radula)、レボウリア(Reboulia)、リゾカウリア(Rhizocaulia)、ロドプラギオキラ(Rhodoplagiochila)、リッカルジア(Riccardia)、リッシア(Riccia)、リッシエラ(Ricciella)、リッシオカルポース(Ricciocarpos)、リエラ(Riella)、ロイバイネニア(Roivainenia)、ルイザンツス(Ruizanthus)、ルットネレラ(Ruttnerella)、サッコバシス(Saccobasis)、サッコギナ(Saccogyna)、サンデオタルス(Sandeothallus)、サルコシホース(Sarcocyphos)、サルコミトリウム(Sarcomitrium)、サウテリア(Sauteria)、スカパニア(Scapania)、スカホフィルム(Scaphophyllum)、スキフネリア(Schiffneria)、スキスマ(Schisma)、スキストキラ(Schistochila)、スキストキラステル(Schistochilaster)、スキストキロプシス(Schistochilopsis)、スコフィエルジア(Schofieldia)、センドトネラ(Sendtnera)、セッペルチア(Seppeltia)、セワルジエラ(Sewardiella)、シモドン(Simodon)、ソレノストマ(Solenostoma)、ソウトビア(Southbya)、スファエロカルポース(Sphaerocarpos)、スファグノエセチス(Sphagnoecetis)、スプルセラ(Sprucella)、ステエレエラ(Steereella)、ステエレオコレア(Steereocolea)、ステノルリピス(Stenorrhipis)、ステファンジウム(Stephandium)、ステファニエラ(Stephaniella)、ステファニエリジウム(Stephaniellidium)、ステフェンソニエラ(Stephensoniella)、シンフィオギナ(Symphyogyna)、シンフィオギノプシス(Symphyogynopsis)、シンフィオミトラ(Symphyomitra)、シンヒメニウム(Synhymenium)、シジギエラ(Syzygiella)、タエニオレジョイネア(Taeniolejeunea)、タルギオニア(Targionia)、テグリホリウム(Tegulifolium)、テララネア(Telaranea)、タロカルプス(Thallocarpus)、トロイビア(Treubia)、トリアンドロフィルム(Triandrophyllum)、トリココレア(Trichocolea)、トリココレオプシス(Trichocoleopsis)、トリコスチリウム(Trichostylium)、トリコテムノマ(Trichotemnoma)、トリロホジア(Trilophozia)、トリトマリア(Tritomaria)、チルイマンツス(Tylimanthus)、バナエア(Vanaea)、バンジエメニア(Vandiemenia)、ベルドオルニア(Verdoornia)、ベタホルマ(Vetaforma)、ウェットステイニア(Wettsteinia)、ウィエスネレラ(Wiesnerella)、キセノキラ(Xenochila)、キセノタルス(Xenothallus)、ゾオプシデラ(Zoopsidella)、ゾオプシス(Zoopsis)
から成る群より選択される1種以上の苔類である。
【0034】
本発明の使用の別の好ましい実施形態によれば、植物の1種又は数種又は全てが、下記属:アビエチネラ(Abietinella)、アカントクラジエラ(Acanthocladiella)、アカントクラジウム(Acanthocladium)、アカントジウム(Acanthodium)、アカントリンキウム(Acanthorrhynchium)、アカウロン(Acaulon)、アカウロノプシス(Acaulonopsis)、アクロフィルム(Achrophyllum)、アシドドンチウム(Acidodontium)、アクロクラジウム(Acrocladium)、アクロポリウム(Acroporium)、アクロスキスマ(Acroschisma)、アクチノドンチウム(Actinodontium)、アクチノツイジウム(Actinothuidium)、アデロテシウム(Adelothecium)、アエクアトリエラ(Aequatoriella)、アエロブリイジウム(Aerobryidium)、アエロブリオプシス(Aerobryopsis)、アエロブリウム(Aerobryum)、アエロリンジギア(Aerolindigia)、アルガリア(Algaria)、アリグリンミア(Aligrimmia)、アレニエラ(Alleniella)、アリオニエロプシス(Allioniellopsis)、アロイナ(Aloina)、アロイネラ(Aloinella)、アロホシア(Alophosia)、アルシア(Alsia)、アンブリオドン(Amblyodon)、アンブリオズム(Amblyodum)、アンブリステギエラ(Amblystegiella)、アンブリステギウム(Amblystegium)、アンブリトロピス(Amblytropis)、アンブカナニア(Ambuchanania)、アンフィジウム(Amphidium)、アンホリジウム(Amphoridium)、アンホリテカ(Amphoritheca)、アナカリプタ(Anacalypta)、アナカンプトドン(Anacamptodon)、アナコリア(Anacolia)、アンシストロデス(Ancistrodes)、アンドア(Andoa)、アンドレアエア(Andreaea)、アンドレアエオブリウム(Andreaeobryum)、アニクタンギウム(Anictangium)、アニソテシウム(Anisothecium)、アノドン(Anodon)、アノドンチウム(Anodontium)、アノエクタンギウム(Anoectangium)、アノモブリウム(Anomobryum)、アノモドン(Anomodon)、アンチトリキア(Antitrichia)、アオングストロエミア(Aongstroemia)、アオングストロエミオプシス(Aongstroemiopsis)、アパロジウム(Apalodium)、アファノルレグマ(Aphanorrhegma)、アピオカルパ(Apiocarpa)、アプロドン(Aplodon)、アプテリギウム(Apterygium)、アプチケラ(Aptychella)、アプチコプシス(Aptychopsis)、アプチクス(Aptychus)、アルブスクラ(Arbuscula)、アルブスクロヒポプテリギウム(Arbusculohypopterygium)、アルケフェメロプシス(Archephemeropsis)、アルキジウム(Archidium)、アルクトア(Arctoa)、アルギロブリウム(Argyrobryum)、アルトロコルムス(Arthrocormus)、アスキスマ(Aschisma)、アスキストドン(Aschistodon)、アステリシウム(Asteriscium)、アストミオプシス(Astomiopsis)、アストムム(Astomum)、アストロドンチウム(Astrodontium)、アストロフィルム(Astrophyllum)、アトラクチルオカルプス(Atractylocarpus)、アトリコプシス(Atrichopsis)、アトリクム(Atrichum)、アウラコミトリウム(Aulacomitrium)、アウラコムニウム(Aulacomnium)、アウラコピルム(Aulacopilum)、アウスチネラ(Austinella)、アウストロホンダエラ(Austrohondaella)、アウストロフィリベルチエラ(Austrophilibertiella)、バルドウィニエラ(Baldwiniella)、バルベラ(Barbella)、バルベロプシス(Barbellopsis)、バルブラ(Barbula)、バルトラミア(Bartramia)、バルトラミオプシス(Bartramiopsis)、ベエベリア(Beeveria)、ベリバルブラ(Bellibarbula)、ベニトタニア(Benitotania)、ベスチア(Bestia)、ビスセチア(Bissetia)、ブリンジア(Blindia)、ボウラヤ(Boulaya)、ブラケリマ(Brachelyma)、ブラキドンチウム(Brachydontium)、ブラキメニウム(Brachymenium)、ブラキミトリオン(Brachymitrion)、ブラキオズス(Brachyodus)、ブラキステロイム(Brachysteleum)、ブラキテシアストルム(Brachytheciastrum)、ブラキテシエラ(Brachytheciella)、ブラキテシウム(Brachythecium)、ブラキトリクム(Brachytrichum)、ブライトワイテア(Braithwaitea)、ブラウンフェルシア(Braunfelsia)、ブラウニア(Braunia)、ブレイドレリア(Breidleria)、ブロイテリア(Breutelia)、ブロテラ(Brothera)、ブロテレラ(Brotherella)、ブロテロブリウム(Brotherobryum)、ブルキア(Bruchia)、ブリーニア(Bryhnia)、ブリメラ(Brymela)、ブリオアンデルソニア(Bryoandersonia)、ブリオベッケッチア(Bryobeckettia)、ブリオブリットニア(Bryobrittonia)、ブリオブロテラ(Bryobrothera)、ブリオコイトスポラ(Bryoceuthospora)、ブリオケネア(Bryochenea)、ブリオクルミア(Bryocrumia)、ブリオジキソニア(Bryodixonia)、ブリオズセニア(Bryodusenia)、ブリオエリトロフィルム(Bryoerythrophyllum)、ブリオハプロクラジウム(Bryohaplocladium)、ブリオフンベルチア(Bryohumbertia)、ブリオマルタエア(Bryomaltaea)、ブリオマンギニア(Bryomanginia)、ブリオムニウム(Bryomnium)、ブリオノグキア(Bryonoguchia)、ブリオノルリシア(Bryonorrisia)、ブリオフィキシア(Bryophixia)、ブリオセドグウィッキア(Bryosedgwickia)、ブリオストレイマンニア(Bryostreimannia)、ブリオテスツア(Bryotestua)、ブリウム(Bryum)、ブッキエラ(Buckiella)、ブックランジエラ(Bucklandiella)、ブルネッチア(Burnettia)、ブキスバウミア(Buxbaumia)、カリアラリア(Callialaria)、カリエルギジウム(Callicladium)、カリコスタ(Callicosta)、カリコステラ(Callicostella)、カリコステロプシス(Callicostellopsis)、カリクラジウム(Calliergidium)、カリエルゴン(Calliergon)、カロヒプヌム(Calohypnum)、カリンペラストルム(Calymperastrum)、カリンペレス(Calymperes)、カリンペリジウム(Calymperidium)、カリンペロプシス(Calymperopsis)、カリプトポゴン(Calyptopogon)、カリプトテシウム(Calyptothecium)、カリプトロカエタ(Calyptrochaeta)、カンプトカエト(Camptochaete)、カンプトドンチウム(Camptodontium)、カンプトテシウム(Camptothecium)、カンピルイアデルフス(Campyliadelphus)、カンピルイジウム(Campylidium)、
【0035】
カンピリウム(Campylium)、カンピルオドンチウム(Campylodontium)、カンピルオフィルム(Campylophyllum)、カンピルオポジエラ(Campylopodiella)、カンピルオポジウム(Campylopodium)、カンピルオプス(Campylopus)、カンピルオステリウム(Campylostelium)、カナロヒポプテリギウム(Canalohypopterygium)、カルドチア(Cardotia)、カルドチエラ(Cardotiella)、カリバエオヒプヌム(Caribaeohypnum)、カタゴニオプシス(Catagoniopsis)、カタゴニウム(Catagonium)、カタリネア(Catharinea)、カタリネラ(Catharinella)、カタロムニオン(Catharomnion)、カトスコピウム(Catoscopium)、セカリフム(Cecalyphum)、セラトドン(Ceratodon)、コイトスポラ(Ceuthospora)、コイトテカ(Ceuthotheca)、カエトミトレラ(Chaetomitrella)、カエトミトリオプシス(Chaetomitriopsis)、カエトミトリウム(Chaetomitrium)、カエトホラ(Chaetophora)、カマエブリウム(Chamaebryum)、カンベルライニア(Chamberlainia)、カメレイオン(Chameleion)、ケイロテラ(Cheilothela)、ケニア(Chenia)、キレオブリオン(Chileobryon)、キオノロマ(Chionoloma)、キオノストムム(Chionostomum)、コリソドンチウム(Chorisodontium)、クリソ-ヒプヌム(Chryso-hypnum)、クリソブラステラ(Chrysoblastella)、クリソクラジウム(Chrysocladium)、クリソヒプヌム(Chrysohypnum)、シンクリジウム(Cinclidium)、シルクリホリウム(Circulifolium)、シリフィルム(Cirriphyllum)、クラダストムム(Cladastomum)、クラドムニオン(Cladomnion)、クラドファスクム(Cladophascum)、クラドポダンツス(Cladopodanthus)、クラドポダンツス(Cladopodanthus)、クラオポジウム(Claopodium)、クラスマトドン(Clasmatodon)、クラストブリエラ(Clastobryella)、クラストブリオフィルム(Clastobryophilum)、クラストブリオプシス(Clastobryopsis)、クラストブリウム(Clastobryum)、クラビテカ(Clavitheca)、クレイストカルピジウム(Cleistocarpidium)、クレイストストマ(Cleistostoma)、クリマシウム(Climacium)、クネストルム(Cnestrum)、コドノブレファロン(Codonoblepharon)、コドノブレファルム(Codonoblepharum)、コドリオホルス(Codriophorus)、コエリジウム(Coelidium)、コレオカエチウム(Coleochaetium)、コロボドンチウム(Colobodontium)、コナルジア(Conardia)、コノミトリウム(Conomitrium)、コノストムム(Conostomum)、コシノドン(Coscinodon)、コシノドンテラ(Coscinodontella)、コステシア(Costesia)、クラスペドフィルム(Craspedophyllum)、クラトノイレラ(Cratoneurella)、クラトニューロン(Cratoneuron)、クラトニューロプシス(Cratoneuropsis)、クロスビア(Crosbya)、クロッシジウム(Crossidium)、クロッソミトリウム(Crossomitrium)、クルミア(Crumia)、クルムスクス(Crumuscus)、クリーファエア(Cryhphaea)、クリファエアデルフス(Cryphaeadelphus)、クリプトカルポン(Cryptocarpon)、クリプトジクラヌム(Cryptodicranum)、クリプトゴニウム(Cryptogonium)、クリプトレプトドン(Cryptoleptodon)、クリプトパピラリア(Cryptopapillaria)、クリプトポジア(Cryptopodia)、クリプトポジウム(Cryptopodium)、クリプトテカ(Cryptotheca)、クテニジアデルフス(Ctenidiadelphus)、クテニジウム(Ctenidium)、クテニウム(Ctenium)、クプレッシナ(Cupressina)、クルビクラジウム(Curvicladium)、クルビラメア(Curviramea)、シアトホレラ(Cyathophorella)、シアトホルム(Cyathophorum)、シクロジクチオン(Cyclodictyon)、シグニエラ(Cygniella)、シルイコカルプス(Cylicocarpus)、シノドン(Cynodon)、シノドンチエラ(Cynodontiella)、シノドンチウム(Cynodontium)、シノントジウム(Cynontodium)、シルト-ヒプヌム(Cyrto-hypnum)、シルトムニウム(Cyrtomnium)、シルトポデンドロン(Cyrtopodendron)、ダルトニア(Daltonia)、ダシミトリウム(Dasymitrium)、ダウソニア(Dawsonia)、デンドロ-ヒプヌム(Dendro-hypnum)、デンドロアルシア(Dendroalsia)、デンドロシアトホルム(Dendrocyathophorum)、デンドロヒポプテリギウム(Dendrohypopterygium)、デンドロリゴトリクム(Dendroligotrichum)、デルマトドン(Dermatodon)、デスマトドン(Desmatodon)、デスモテカ(Desmotheca)、ジアリトリキア(Dialytrichia)、ジアファノフィルム(Diaphanophyllum)、ジケロドンチウム(Dichelodontium)、ジケリマ(Dichelyma)、ジコドンチウム(Dichodontium)、ジクラジエラ(Dicladiella)、ジクネモロマ(Dicnemoloma)、ジクラネラ(Dicranella)、ジクラノドン(Dicranodon)、ジクラノドンチウム(Dicranodontium)、ジクラノロマ(Dicranoloma)、ジクラノウェイシア(Dicranoweisia)、ジクラヌム(Dicranum)、ジジモドン(Didymodon)、ジメロドンチウム(Dimerodontium)、
【0036】
ジモルホクラドン(Dimorphocladon)、ジオベロン(Diobelon)、ジオベロネラ(Diobelonella)、ジファスクム(Diphascum)、ジフィシウム(Diphyscium)、ジプロコミウム(Diplocomium)、ジプロニューロン(Diploneuron)、ジプロスチクム(Diplostichum)、ジセリウム(Discelium)、ジスコフィルム(Discophyllum)、ジッソドン(Dissodon)、ジスチキア(Distichia)、ジスチキウム(Distichium)、ジスチコフィリジウム(Distichophyllidium)、ジスチコフィルム(Distichophyllum)、ジトリコプシス(Ditrichopsis)、ジトリクム(Ditrichum)、ジキソニア(Dixonia)、ドリコミトラ(Dolichomitra)、ドリコミトリオプシス(Dolichomitriopsis)、ドロトルツラ(Dolotortula)、ドンネリア(Donnellia)、ドンリカルドシア(Donrichardsia)、ドルカジオン(Dorcadion)、ドジア(Dozya)、ドレパニウム(Drepanium)、ドレパノ-ヒプヌム(Drepano-hypnum)、ドレパノクラズス(Drepanocladus)、ドレパノフィラリア(Drepanophyllaria)、ドレパノフィルム(Drepanophyllum)、ドルンモンジア(Drummondia)、ドリプトドン(Dryptodon)、ズセニア(Dusenia)、ズチエラ(Duthiella)、エックレミジウム(Eccremidium)、エキノジオプシス(Echinodiopsis)、エキノジウム(Echinodium)、エキノフィルム(Echinophyllum)、エクトロポテシエラ(Ectropotheciella)、エクトロポテシオプシス(Ectropotheciopsis)、エクトロポテシウム(Ectropothecium)、エロイテラ(Eleutera)、エルハルベヤ(Elharveya)、エルメリオブリウム(Elmeriobryum)、エロジウム(Elodium)、エンカリプタ(Encalypta)、エンドトリケラ(Endotrichella)、エンドトリケロプシス(Endotrichellopsis)、エンドトリクム(Endotrichum)、エントドン(Entodon)、エントストドン(Entosthodon)、エントスチメニウム(Entosthymenium)、エオブルキア(Eobruchia)、エオヒポプテリギオプシス(Eohypopterygiopsis)、エオロイコドン(Eoleucodon)、エオスファグヌム(Eosphagnum)、エフェメレラ(Ephemerella)、エフェメリジウム(Ephemeridium)、エフェメロプシス(Ephemeropsis)、エフェメルム(Ephemerum)、エピプテリギウム(Epipterygium)、エレモドン(Eremodon)、エリオドン(Eriodon)、エリオプス(Eriopus)、エルポジウム(Erpodium)、エリトロバルブラ(Erythrobarbula)、エリトロドンチウム(Erythrodontium)、エリトロフィラストルム(Erythrophyllastrum)、エリトロフィロプシス(Erythrophyllopsis)、エリトロフィルム(Erythrophyllum)、エセンベッキア(Esenbeckia)、オイカンプトドントプシス(Eucamptodontopsis)、オイカタゴニウム(Eucatagonium)、オイクラジウム(Eucladium)、オイエフェメルム(Euephemerum)、オイミウリウム(Eumyurium)、オイプチキウム(Euptychium)、オイリンキアデルフス(Eurhynchiadelphus)、オイリンキアストルム(Eurhynchiastrum)、オイリンキエラ(Eurhynchiella)、オイリンキウム(Eurhynchium)、オイロヒプヌム(Eurohypnum)、オイスチキア(Eustichia)、オイジゴドン(Euzygodon)、エキソジクチオン(Exodictyon)、エキソストラツム(Exostratum)、エキセルトテカ(Exsertotheca)、ファブロレスケア(Fabroleskea)、ファブロニアイスキロドン(FabroniaIschyrodon)、ファブロニジウム(Fabronidium)、ファラシエラ(Fallaciella)、ファウリエラ(Fauriella)、フェリッポネア(Felipponea)、フィエドレリア(Fiedleria)、フィフェアイソテシアデルフス(FifeaIsotheciadelphus)、フィッシデンス(Fissidens)、フラベリジウム(Flabellidium)、フレイスケロブリウム(Fleischerobryum)、フロリブンダリア(Floribundaria)、フロルスクエトジエラ(Florschuetziella)、フロウェルシア(Flowersia)、ホンチナリス(Fontinalis)、ホレアウエラ(Foreauella)、ホルッストロエミア(Forsstroemia)、フラーミエラ(Frahmiella)、フナリア(Funaria)、フナリエラ(Funariella)、ガンミエラ(Gammiella)、ガングレエア(Ganguleea)、ガルッケア(Garckea)、ガロバグリア(Garovaglia)、ガステログリンミア(Gasterogrimmia)、ゲヘエビア(Geheebia)、ゲンマブリウム(Gemmabryum)、ゲオルギア(Georgia)、ゲルトルジア(Gertrudia)、ゲルトルジエラ(Gertrudiella)、ギガスペルムム(Gigaspermum)、ギラルジエラ(Giraldiella)、グロブリナ(Globulina)、グロブリネラ(Globulinella)、グロッサデルフス(Glossadelphus)、グリホミトリウム(Glyphomitrium)、グリホミトリウム(Glyphomitrium)、グリホテシウム(Glyphothecium)、グリプトテシウム(Glyptothecium)、ゴラニア(Gollania)、ゴングロニア(Gongronia)、ゴニオブリウム(Goniobryum)、ゴニオミトリウム(Goniomitrium)、グラドステイニア(Gradsteinia)、グリンミア(Grimmia)、グロウチエラ(Groutiella)、グエンベリア(Guembelia)、グエラモンテシア(Guerramontesia)、ギムノストミエラ(Gymnostomiella)、ギムノストムム(Gymnostomum)、ギロウェイシア(Gyroweisia)、ハブロドン(Habrodon)、ハブロドニシバエアイワツキエラ(HabrodonIshibaeaIwatsukiella)、ハゲニエラ(Hageniella)、ハマトカウリス(Hamatocaulis)、ハンペエラ(Hampeella)、ハンペオヒプヌム(Hampeohypnum)、ハンデリオブリウム(Handeliobryum)、ハプロクラジウム(Haplocladium)、ハプロドン(Haplodon)、ハプロドンチウム(Haplodontium)、ハプロヒメニウム(Haplohymenium)、ハプチメニウム(Haptymenium)、ハルピジウム(Harpidium)、ハルポフィルム(Harpophyllum)、ハリソニア(Harrisonia)、ハルベヤ(Harveya)、ヘバンチアイタチエラ(HebantiaItatiella)、ヘデナエシア(Hedenaesia)、ヘデナシアストルム(Hedenasiastrum)、ヘドウィギア(Hedwigia)、ヘドウィギジウム(Hedwigidium)、ヘリコブレファルム(Helicoblepharum)、ヘリコドンチアデルフス(Helicodontiadelphus)、ヘリコドンチウム(Helicodontium)、ヘリコネマ(Heliconema)、ヘリコフィルム(Helicophyllum)、ヘロジウム(Helodium)、ヘミラギス(Hemiragis)、ヘニコジウム(Henicodium)、ヘンジエラ(Hennediella)、ヘルペチニューロン(Herpetineuron)、ヘルゾギエラ(Herzogiella)、ヘテロクラジウム(Heterocladium)、ヘテロドン(Heterodon)、ヘテロフィリウム(Heterophyllium)、ヒルデブランドチエラ(Hildebrandtiella)、ヒルペルチア(Hilpertia)、ヒマントクラジウム(Himantocladium)、ホロブレファルム(Holoblepharum)、ホロドンチウム(Holodontium)、ホロミトリオプシス(Holomitriopsis)、ホロミトリウム(Holomitrium)、ホマリア(Homalia)、ホマリアデルフス(Homaliadelphus)、ホマリオデンドロン(Homaliodendron)、ホマリオプシス(Homaliopsis)、ホマロテシエラ(Homalotheciella)、ホマロテシウム(Homalothecium)、ホモマリウム(Homomallium)、ホンダエラ(Hondaella)、ホオケリア(Hookeria)、ホオケリオプシス(Hookeriopsis)、ホリカワエア(Horikawaea)、
【0037】
ホリドヒプヌム(Horridohypnum)、フスノチエラ(Husnotiella)、ヒアロフィルム(Hyalophyllum)、ヒドロクリファエアイソドレパニウム(HydrocryphaeaIsodrepanium)、ヒドロゴニウム(Hydrogonium)、ヒドロポゴン(Hydropogon)、ヒドロポゴネラ(Hydropogonella)、ヒグロアンブリステギウム(Hygroamblystegium)、ヒグロジクラヌム(Hygrodicranum)、ヒグロヒプネラ(Hygrohypnella)、ヒグロヒプヌム(Hygrohypnum)、ヒルオコミアデルフス(Hylocomiadelphus)、ヒルオコミアストルム(Hylocomiastrum)、ヒルオコミオプシス(Hylocomiopsis)、ヒルオコミウム(Hylocomium)、ヒメノドン(Hymenodon)、ヒメノドントプシス(Hymenodontopsis)、ヒメノロマ(Hymenoloma)、ヒメノストムム(Hymenostomum)、ヒメノスチルイエラ(Hymenostyliella)、ヒメノスチリウム(Hymenostylium)、ヒオコミウム(Hyocomium)、ヒオフィラ(Hyophila)、ヒオフィラデルフス(Hyophiladelphus)、ヒオフィロプシス(Hyophilopsis)、ヒプネラ(Hypnella)、ヒプニテス(Hypnites)、ヒプノバルトレッチア(Hypnobartlettia)、ヒプノデンドロン(Hypnodendron)、ヒプヌム(Hypnum)、ヒポドンチウム(Hypodontium)、ヒポプテリギウム(Hypopterygium)、インブリブリウム(Imbribryum)、インドポッチア(Indopottia)、インドツイジウム(Indothuidium)、インズシエラ(Indusiella)、イノウエツイジウム(Inouethuidium)、イソプテリギオプシス(Isopterygiopsis)、イソプテリギウム(Isopterygium)、イソテシオプシス(Isotheciopsis)、イソテシウム(Isothecium)、ジャエゲリナ(Jaegerina)、ジャエゲリノプシス(Jaegerinopsis)、ジャフエリオブリウム(Jaffueliobryum)、ジュラトズカエエラ(Juratzkaeella)、キアエリア(Kiaeria)、キンドベルギア(Kindbergia)、キンギオブリウム(Kingiobryum)、クレイオウェイシオプシス(Kleioweisiopsis)、コポネニア(Koponenia)、クロヒメヒプヌム(Kurohimehypnum)、ランプロフィルム(Lamprophyllum)、レエルシア(Leersia)、レヨードンチウム(Leiodontium)、レイオメラ(Leiomela)、レイオミトリウム(Leiomitrium)、レイオテカ(Leiotheca)、レンボフィルム(Lembophyllum)、レピドピリジウム(Lepidopilidium)、レピドピルム(Lepidopilum)、レプタンギウム(Leptangium)、レプトバルブラ(Leptobarbula)、レプトブリウム(Leptobryum)、レプトクラジエラ(Leptocladiella)、レプトクラジウム(Leptocladium)、レプトジクチウム(Leptodictyum)、レプトドンチエラ(Leptodontiella)、レプトドンチオプシス(Leptodontiopsis)、レプトドンチウム(Leptodontium)、レプトヒメニウム(Leptohymenium)、レプトファスクム(Leptophascum)、レプトプテリギナンドルム(Leptopterigynandrum)、レプトストモプシス(Leptostomopsis)、レプトストムム(Leptostomum)、レプトテカ(Leptotheca)、レプトトリケラ(Leptotrichella)、レプトトリクム(Leptotrichum)、レピロドン(Lepyrodon)、レピロドントプシス(Lepyrodontopsis)、レラチア(Leratia)、レラチエラ(Leratiella)、レスキュラエア(Lescuraea)、レスケア(Leskea)、レスケアデルフス(Leskeadelphus)、レスケエラ(Leskeella)、レスケオドン(Leskeodon)、レスケオドントプシス(Leskeodontopsis)、レスクェロイキシア(Lesquereuxia)、ロイコブリウム(Leucobryum)、ロイコドン(Leucodon)、ロイコドンテラ(Leucodontella)、ロイコレピス(Leucolepis)、ロイコロマ(Leucoloma)、ロイコミウム(Leucomium)、ロイコペリカエチウム(Leucoperichaetium)、ロイコファネラ(Leucophanella)、ロイコファネス(Leucophanes)、レビエレラ(Levierella)、リンベラ(Limbella)、リムノビウム(Limnobium)、リンプリクチア(Limprichtia)、リンドベルギア(Lindbergia)、リンジギア(Lindigia)、ロエスケオブリウム(Loeskeobryum)、ロエスキプヌム(Loeskypnum)、ロイセアウブリウム(Loiseaubryum)、ロオセリア(Looseria)、ロフィオドン(Lophiodon)、ロピジウム(Lopidium)、ロレントジア(Lorentzia)、ロレントジエラ(Lorentziella)、ロクソチス(Loxotis)、ルドルグビア(Ludorugbya)、ルイシエレラ(Luisierella)、リエリア(Lyellia)、マクグレゴレラ(Macgregorella)、マコウニエラ(Macouniella)、マクロコマ(Macrocoma)、マクロジクチウム(Macrodictyum)、マクロヒメニウム(Macrohymenium)、マクロミトリウム(Macromitrium)、マクロスポリエラ(Macrosporiella)、マクロタムニエラ(Macrothamniella)、マクロタムニウム(Macrothamnium)、マミラリエラ(Mamillariella)、マンドニエラ(Mandoniella)、マスカランツス(Maschalanthus)、マスカロカルプス(Maschalocarpus)、マストポマ(Mastopoma)、マッテリア(Matteria)、メエシア(Meesia)、メイオテシエラ(Meiotheciella)、メイオテシオプシス(Meiotheciopsis)、メイオテシウム(Meiothecium)、メイオトリクム(Meiotrichum)、メルセヤ(Merceya)、メルセヨプシス(Merceyopsis)、メソカエト(Mesochaete)、メソノドン(Mesonodon)、メソツス(Mesotus)、メタジスチコフィルム(Metadistichophyllum)、メタネッケラ(Metaneckera)、メテオリジウム(Meteoridium)、メテオリエラ(Meteoriella)、メテオリオプシス(Meteoriopsis)、メテオリウム(Meteorium)、メトズレレラ(Metzlerella)、メトズレリア(Metzleria)、ミクラルソプシス(Micralsopsis)、ミクロブリウム(Microbryum)、ミクロカンピルオプス(Microcampylopus)、ミクロクロッシジウム(Microcrossidium)、
【0038】
ミクロクテニジウム(Microctenidium)、ミクロズス(Microdus)、ミクロオイリンキウム(Microeurhynchium)、ミクロミトリウム(Micromitrium)、ミクロポマ(Micropoma)、ミクロタムニウム(Microthamnium)、ミクロテシエラ(Microtheciella)、ミクロツイジウム(Microthuidium)、ミエヘア(Miehea)、ミエリコフェリア(Mielichhoferia)、ミルデア(Mildea)、ミルデエラ(Mildeella)、ミロニア(Mironia)、ミトロブリウム(Mitrobryum)、ミッテニア(Mittenia)、ミッテノタムニウム(Mittenothamnium)、ミッチリジウム(Mitthyridium)、ミヤベア(Miyabea)、ムニアデルフス(Mniadelphus)、ムニオブリウム(Mniobryum)、ムニオデンドロン(Mniodendron)、ムニオマリア(Mniomalia)、ムニウム(Mnium)、モエンケメイエラ(Moenkemeyera)、モレンドア(Molendoa)、モリア(Mollia)、モリニア(Morinia)、モセニエラ(Moseniella)、ムエレリエラ(Muelleriella)、ムエレロブリウム(Muellerobryum)、ムスコフロルスクエトジア(Muscoflorschuetzia)、ムスコヘルゾギア(Muscoherzogia)、ミリニア(Myrinia)、ミウレラ(Myurella)、ミウリオプシス(Myuriopsis)、ミウリウム(Myurium)、ミウロクラダ(Myuroclada)、ナノブリウム(Nanobryum)、ナノミトリオプシス(Nanomitriopsis)、ナノミトリウム(Nanomitrium)、ネッケラ(Neckera)、ネッケラデルフス(Neckeradelphus)、ネッケリテス(Neckerites)、ネッケロプシス(Neckeropsis)、ネマトクラジア(Nematocladia)、ネオバルベラ(Neobarbella)、ネオカルドチア(Neocardotia)、ネオジクラジエラ(Neodicladiella)、ネオドリコミトラ(Neodolichomitra)、ネオヒオフィラ(Neohyophila)、ネオレスキュラエア(Neolescuraea)、ネオリンドベルギア(Neolindbergia)、ネオマコウニア(Neomacounia)、ネオメエシア(Neomeesia)、ネオノグキア(Neonoguchia)、ネオホエニクス(Neophoenix)、ネオルテンベルギア(Neorutenbergia)、ネオシャルピエラ(Neosharpiella)、ニホトリクム(Niphotrichum)、ノブレガエア(Nobregaea)、ノゴプテリウム(Nogopterium)、ノグキオデンドロン(Noguchiodendron)、ノトリゴトリクム(Notoligotrichum)、オキオブリウム(Ochiobryum)、オクロブリウム(Ochrobryum)、オキラエア(Ochyraea)、オクトジセラス(Octodiceras)、オエジクラジウム(Oedicladium)、オエジポジエラ(Oedipodiella)、オエジポジウム(Oedipodium)、オカムラエア(Okamuraea)、オリゴトリクム(Oligotrichum)、オンコホルス(Oncophorus)、オレアス(Oreas)、オレオウェイシア(Oreoweisia)、オロントブリウム(Orontobryum)、オルトアンブリステギウム(Orthoamblystegium)、オルトジクラヌム(Orthodicranum)、オルトドン(Orthodon)、オルトドンチウム(Orthodontium)、オルトドントプシス(Orthodontopsis)、オルトグリンミア(Orthogrimmia)、オルトミトリウム(Orthomitrium)、オルトムニオン(Orthomnion)、オルトムニオプシス(Orthomniopsis)、オルトプス(Orthopus)、オルトピキシス(Orthopyxis)、オルトリンキジウム(Orthorrhynchidium)、オルトリンキウム(Orthorrhynchium)、オルトスチケラ(Orthostichella)、オルトスチキジウム(Orthostichidium)、オルトスチコプシス(Orthostichopsis)、オルトテシエラ(Orthotheciella)、オルトテシウム(Orthothecium)、オルトテシウム(Orthothecium)、オルトツイジウム(Orthothuidium)、オルトトリクム(Orthotrichum)、オステルワルジエラ(Osterwaldiella)、オチコジウム(Oticodium)、オキシリンキウム(Oxyrrhynchium)、オキシステグス(Oxystegus)、パキニューロプシス(Pachyneuropsis)、パキノイルム(Pachyneurum)、パラエオカンピルオプス(Palaeocampylopus)、パラモクラジウム(Palamocladium)、パリサズラ(Palisadula)、パルデラ(Paludella)、パルストリエラ(Palustriella)、パンッコウィア(Panckowia)、パンコビア(Pancovia)、パピラリア(Papillaria)、パピリジオプシス(Papillidiopsis)、パラロイコブリウム(Paraleucobryum)、パラミウリウム(Paramyurium)、パララコカルプス(Pararhacocarpus)、パリシア(Parisia)、ペレキウム(Pelekium)、ペンズロテシウム(Pendulothecium)、ペンタスチケラ(Pentastichella)、ペンジギエラ(Penzigiella)、ペロムニオン(Peromnion)、ファロミトリウム(Pharomitrium)、ファスコニカ(Phasconica)、ファスコプシス(Phascopsis)、ファスクム(Phascum)、フィリベルチエラ(Philibertiella)、フィロノチス(Philonotis)、フィロフィルム(Philophyllum)、ホチノフィルム(Photinophyllum)、フィロドン(Phyllodon)、フィロドレパニウム(Phyllodrepanium)、フィロゴニウム(Phyllogonium)、フィスコミトレラ(Physcomitrella)、フィスコミトリウム(Physcomitrium)、フィセジウム(Physedium)、ピコブリウム(Picobryum)、ピクツス(Pictus)、ピロエシウム(Piloecium)、ピロポゴン(Pilopogon)、ピロポゴネラ(Pilopogonella)、ピロセリオプス(Piloseriopus)、ピロトリケラ(Pilotrichella)、ピロトリキジウム(Pilotrichidium)、ピロトリクム(Pilotrichum)、ピンナテラ(Pinnatella)、ピレア(Pirea)、ピレエラ(Pireella)、プラギオブリオイデス(Plagiobryoides)、プラギオブリウム(Plagiobryum)、プラギオムニウム(Plagiomnium)、プラギオプス(Plagiopus)、プラギオラセロプス(Plagioracelopus)、プラギオテシウム(Plagiothecium)、プラストイリンキウム(Plasteurhynchium)、プラチジクチア(Platydictya)、プラチギリエラ(Platygyriella)、プラチギリウム(Platygyrium)、プラチヒプニジウム(Platyhypnidium)、プラチヒプヌム(Platyhypnum)、プラチルオマ(Platyloma)、プラチルオメラ(Platylomella)、プラチニューロン(Platyneuron)、プラウベリア(Plaubelia)、プロイリジトリクム(Pleuriditrichum)、プロイリジウム(Pleuridium)、プロイロカエト(Pleurochaete)、プロイロファスクム(Pleurophascum)、プロイロプス(Pleuropus)、プロイロルトトリクム(Pleurorthotrichum)、プロイロウェイシア(Pleuroweisia)、プロイロジウム(Pleurozium)、プロイロジゴドン(Pleurozygodon)、ポクシエラ(Pocsiella)、ポドペラエア(Podperaea)、ポエシロフィルム(Poecilophyllum)、ポゴナツム(Pogonatum)、ポーリア(Pohlia)、ポラ(Polla)、ポリメロドン(Polymerodon)、ポリポジオプシス(Polypodiopsis)、ポリトリカデルフス(Polytrichadelphus)、ポリトリカストルム(Polytrichastrum)、ポリトリキテス(Polytrichites)、ポリトリクム(Polytrichum)、ポロタムニウム(Porothamnium)、ポロトリケラ(Porotrichella)、ポロトリコデンドロン(Porotrichodendron)、ポロトリコプシス(Porotrichopsis)、ポロトリクム(Porotrichum)、ポタミウム(Potamium)、ポッチア(Pottia)、ポッチオプシス(Pottiopsis)、ポウェリア(Powellia)、ポウェリオプシス(Powelliopsis)、プリングレエラ(Pringleella)、プリオニジウム(Prionidium)、プリオノドン(Prionodon)、シュードアトリクム(Pseudatrichum)、シュードエフェメルム(Pseudephemerum)、シュードイソテシウム(Pseudisothecium)、シュードアンブリステギウム(Pseudoamblystegium)、シュードバルベラ(Pseudobarbella)、シュードブラウニア(Pseudobraunia)、シュードブリウム(Pseudobryum)、シュードカリエルゴン(Pseudocalliergon)、シュードカンピリウム(Pseudocampylium)、シュードコリソドンチウム(Pseudochorisodontium)、シュードクロッシジウム(Pseudocrossidium)、シュードジメロドンチウム(Pseudodimerodontium)、シュードジスチキウム(Pseudodistichium)、シュードジトリクム(Pseudoditrichum)、シュードヒグロヒプヌム(Pseudohygrohypnum)、シュードヒオフィラ(Pseudohyophila)、シュードヒプネラ(Pseudohypnella)、シュードレスケア(Pseudoleskea)、シュードレスケエラ(Pseudoleskeella)、シュードレスケオプシス(Pseudoleskeopsis)、シュードピロエシウム(Pseudopiloecium)、シュードピロトリクム(Pseudopilotrichum)、シュードプロイロプス(Pseudopleuropus)、シュードポーリア(Pseudopohlia)、シュードプテロブリウム(Pseudopterobryum)、シュードラセロプス(Pseudoracelopus)、
【0039】
シュードリンコステギエラ(Pseudorhynchostegiella)、シュードスクレロポジウム(Pseudoscleropodium)、シュードシンブレファリス(Pseudosymblepharis)、シュードチンミエラ(Pseudotimmiella)、シュードトリスメギスチア(Pseudotrismegistia)、プシロピルム(Psilopilum)、プテリギナンドルム(Pterigynandrum)、プテロブリエラ(Pterobryella)、プテロブリイジウム(Pterobryidium)、プテロブリオン(Pterobryon)、プテロブリオプシス(Pterobryopsis)、プテロゴニアデルフス(Pterogoniadelphus)、プテロゴニジウム(Pterogonidium)、プテロゴニエラ(Pterogoniella)、プテロゴニウム(Pterogonium)、プテリゴノイルム(Pterygoneurum)、プテリゴフィルム(Pterygophyllum)、プチリウム(Ptilium)、プチコジウム(Ptychodium)、プチコミトリオプシス(Ptychomitriopsis)、プチコミトリウム(Ptychomitrium)、プチコムニエラ(Ptychomniella)、プチコムニオン(Ptychomnion)、プチコストムム(Ptychostomum)、プイッガリア(Puiggaria)、プイッガリエラ(Puiggariella)、プイッガリオプシス(Puiggariopsis)、プルクリノズス(Pulchrinodus)、プンゲンテラ(Pungentella)、プルセリア(Pursellia)、ピルアイシア(Pylaisia)、ピルアイシアデルファ(Pylaisiadelpha)、ピルアイシエラ(Pylaisiella)、ピルアイシオブリウム(Pylaisiobryum)、ピラミズラ(Pyramidula)、ピラミトリウム(Pyramitrium)、ピロミトリウム(Pyromitrium)、ピロブリウム(Pyrrhobryum)、クアエスチクラ(Quaesticula)、ラセロポドプシス(Racelopodopsis)、ラセロプス(Racelopus)、ラコミトリウム(Racomitrium)、ラコピルム(Racopilum)、ラズリナ(Radulina)、ライネリア(Raineria)、ラウイア(Rauia)、ラウイエラ(Rauiella)、レグマトドン(Regmatodon)、レイメルシア(Reimersia)、レミエラ(Remyella)、レナウルジア(Renauldia)、ラブドドンチウム(Rhabdodontium)、ラブドウェイシア(Rhabdoweisia)、ラコカルプス(Rhacocarpus)、ラコピロプシス(Rhacopilopsis)、ランフィジウム(Rhamphidium)、ラフィドリンキウム(Rhaphidorrhynchium)、ラフィドステギウム(Rhaphidostegium)、ラフィドスチクム(Rhaphidostichum)、レキソフィルム(Rhexophyllum)、リゾファブロニア(Rhizofabronia)、リゾゴニウム(Rhizogonium)、リゾヒプヌム(Rhizohypnum)、リゾムニウム(Rhizomnium)、リゾペルマ(Rhizopelma)、ロドブリウム(Rhodobryum)、リンコ-ヒプヌム(Rhyncho-hypnum)、リンコステギエラ(Rhynchostegiella)、リンコステギオプシス(Rhynchostegiopsis)、リンコステギウム(Rhynchostegium)、リストフィルム(Rhystophyllum)、リチジアデルフス(Rhytidiadelphus)、リチジアストルム(Rhytidiastrum)、リチジオプシス(Rhytidiopsis)、リチジウム(Rhytidium)、リカルドシオプシス(Richardsiopsis)、リゴジアデルフス(Rigodiadelphus)、ロエリア(Roellia)、ロスラブリウム(Rosulabryum)、ロットレリア(Rottleria)、ルテンベルギア(Rutenbergia)、サエラニア(Saelania)、サゲノトルツラ(Sagenotortula)、サインテレニア(Sainthelenia)、サイトア(Saitoa)、サイトブリウム(Saitobryum)、サイトエラ(Saitoella)、サニオニア(Sanionia)、サプロマ(Saproma)、サルコノイルム(Sarconeurum)、サルメンチプヌム(Sarmentypnum)、ササオカエア(Sasaokaea)、サウロマ(Sauloma)、スカブリデンス(Scabridens)、スキンペレラ(Schimperella)、スキンペロブリウム(Schimperobryum)、スキスチジウム(Schistidium)、スキストミトリウム(Schistomitrium)、スキストフィルム(Schistophyllum)、スキストステガ(Schistostega)、スキゾミトリウム(Schizomitrium)、スキチメニウム(Schizymenium)、スクリエファッケア(Schliephackea)、スクロテイミア(Schlotheimia)、スクラデロブリウム(Schraderobryum)、スクウェトスッケア(Schwetschkea)、スクウェトスッケオプシス(Schwetschkeopsis)、シアドクラズス(Sciadocladus)、シアロミエラ(Sciaromiella)、シアロミオプシス(Sciaromiopsis)、シアロミウム(Sciaromium)、シウロ-ヒプヌム(Sciuro-hypnum)、スクレロドンチウム(Sclerodontium)、スクレロヒプヌム(Sclerohypnum)、スクレロポジオプシス(Scleropodiopsis)、スクレロポジウム(Scleropodium)、スコペロフィラ(Scopelophila)、スコルピジウム(Scorpidium)、スコルピウリウム(Scorpiurium)、スコウレリア(Scouleria)、シタリナ(Scytalina)、セビレア(Sebillea)、セーネモブリウム(Sehnemobryum)、セクラ(Sekra)、セリゲリア(Seligeria)、セマトフィリテス(Sematophyllites)、セマトフィルム(Sematophyllum)、セミバルブラ(Semibarbula)、セルポレスケア(Serpoleskea)、セルポトルテラ(Serpotortella)、シャルピエラ(Sharpiella)、シェボッキア(Shevockia)、シグマテラ(Sigmatella)、シモフィルム(Simophyllum)、シンプリシデンス(Simplicidens)、シノカリエルゴン(Sinocalliergon)、シンスケア(Sinskea)、スキトフィルム(Skitophyllum)、
【0040】
スコットスベルギア(Skottsbergia)、ソルムシア(Solmsia)、ソルムシエラ(Solmsiella)、ソラピラ(Sorapilla)、スファエランギウム(Sphaerangium)、スファエロセファルス(Sphaerocephalus)、スファエロテシウム(Sphaerothecium)、スファグヌム(Sphagnum)、スピリデントプシス(Spiridentopsis)、スピルラ(Spirula)、スプラクヌム(Splachnum)、スポルレデラ(Sporledera)、スプルセエラ(Spruceella)、スクアミジウム(Squamidium)、スタブレリア(Stableria)、ステエレクロイス(Steerecleus)、ステエレオブリオン(Steereobryon)、ステゴニア(Stegonia)、ステラリオムニウム(Stellariomnium)、ステノカルピジオプシス(Stenocarpidiopsis)、ステノデスムス(Stenodesmus)、ステノジクチオン(Stenodictyon)、ステノテシオプシス(Stenotheciopsis)、ステノテシウム(Stenothecium)、ステッポミトラ(Steppomitra)、ステレオドン(Stereodon)、ステレオドントプシス(Stereodontopsis)、ステレオヒプヌム(Stereohypnum)、ステイエルマルキエラ(Steyermarkiella)、ストケシエラ(Stokesiella)、ストネア(Stonea)、ストネオブリウム(Stoneobryum)、ストラミネルゴン(Straminergon)、ストラミネルゴン(Straminergon)、ストレブロピルム(Streblopilum)、ストレブロトリクム(Streblotrichum)、ストレイマンニア(Streimannia)、ストレフェジウム(Strephedium)、ストレプトカリプタ(Streptocalypta)、ストレプトコレア(Streptocolea)、ストレプトポゴン(Streptopogon)、ストレプトトリクム(Streptotrichum)、ストロエミア(Stroemia)、ストロンブリデンス(Strombulidens)、ストルッキア(Struckia)、ストルッキア(Struckia)、スチルオコミウム(Stylocomium)、スワルトジア(Swartzia)、シンブレファリス(Symblepharis)、シンフィオドン(Symphyodon)、シンフィソドン(Symphysodon)、シンフィソドンテラ(Symphysodontella)、シントリキア(Syntrichia)、シロポドン(Syrrhopodon)、システギウム(Systegium)、タイワノブリウム(Taiwanobryum)、タカキア(Takakia)、タマリセラ(Tamariscella)、タキシカウリス(Taxicaulis)、タキシフィルム(Taxiphyllum)、タキシットヘリウム(Taxithelium)、タイロリア(Tayloria)、テイコドンチウム(Teichodontium)、テニオロホラ(Teniolophora)、テレチデンス(Teretidens)、テルレストリア(Terrestria)、テトラコシノドン(Tetracoscinodon)、テトラフィドプシス(Tetraphidopsis)、テトラフィス(Tetraphis)、テトラプロドン(Tetraplodon)、テトラプテルム(Tetrapterum)、テトラスチキウム(Tetrastichium)、テトロドンチウム(Tetrodontium)、タムニエラ(Thamniella)、タムニオプシス(Thamniopsis)、タムニウム(Thamnium)、タムノブリウム(Thamnobryum)、タムノマリア(Thamnomalia)、テリア(Thelia)、チエメア(Thiemea)、ツイジオプシス(Thuidiopsis)、ツイジウム(Thuidium)、(チリジウムThyridium)、チサノミトリオン(Thysanomitrion)、チンミア(Timmia)、チンミエラ(Timmiella)、チモコポネニア(Timokoponenia)、トロキシス(Toloxis)、トメンチプヌム(Tomentypnum)、トルテラ(Tortella)、トルツラ(Tortula)、トウウィア(Touwia)、トウウィオデンドロン(Touwiodendron)、トラキブリウム(Trachybryum)、トラキカルピジウム(Trachycarpidium)、トラキクラジエラ(Trachycladiella)、トラキシスチス(Trachycystis)、トラキルオマ(Trachyloma)、トラキミトリウム(Trachymitrium)、トラキオドンチウム(Trachyodontium)、トラキフィルム(Trachyphyllum)、トラキテシウム(Trachythecium)、トラキキシフィウム(Trachyxiphium)、トレマトズム(Trematodum)、トリコドン(Trichodon)、トリコドンチウム(Trichodontium)、トリコレピス(Tricholepis)、トリコステロイム(Trichosteleum)、トリコストモプシス(Trichostomopsis)、トリコストムム(Trichostomum)、トリドンチウム(Tridontium)、トリゴノジクチオン(Trigonodictyon)、トリプテロクラジウム(Tripterocladium)、トリクェトレラ(Triquetrella)、トリスメギスチア(Trismegistia)、トリスチキウム(Tristichium)、ツエルッケイミア(Tuerckheimia)、ウレアストルム(Uleastrum)、ウレオブリウム(Uleobryum)、ウロタ(Ulota)、ウンクレジャッキア(Unclejackia)、バルドニア(Valdonia)、ベンツリエラ(Venturiella)、ベルシデンス(Verrucidens)、ベシクラリア(Vesicularia)、ベシクラリオプシス(Vesiculariopsis)、ベチプラナキシス(Vetiplanaxis)、ビリジベルス(Viridivellus)、ビッチア(Vittia)、ボイチア(Voitia)、ブロリジュケイジア(Vrolijkheidia)、ワルブルギエラ(Warburgiella)、ワルジア(Wardia)、ワルンストルフィア(Warnstorfia)、ウェベラ(Webera)、ウェイシオドン(Weisiodon)、ウェイシオプシス(Weisiopsis)、ウェイッシア(Weissia)、ウェイッシオジクラヌム(Weissiodicranum)、ウェルネリオブリウム(Werneriobryum)、ウェイモウチア(Weymouthia)、ウィジュキア(Wijkia)、ウィルジア(Wildia)、ウィリア(Willia)、ウィルソニエラ(Wilsoniella)、ユンナノブリオン(Yunnanobryon)、ゼロメテオリウム(Zelometeorium)、ジゴドン(Zygodon)、ジゴトリキア(Zygotrichia)から成る群より選択される1種以上の蘚類である。
【0041】
本発明の使用の別の好ましい実施形態によれば、1種又は数種又は全ての植物が、下記属:アントセロス(Anthoceros)、デンドロセロース(Dendroceros), ホリオセロース(Folioceros)、ハットリオセロース(Hattorioceros)、レイオスポロセロース(Leiosporoceros)、メガセロース(Megaceros)、メソセロース(Mesoceros)、ノトセロース(Nothoceros)、ノトチルアス(Notothylas)、パラフィマトセロース(Paraphymatoceros)、ファエオセロース(Phaeoceros)、ファエオメガセロース(Phaeomegaceros)、フィマトセロース(Phymatoceros)、スファエロスポロセロース(Sphaerosporoceros)から成る群より選択される1種以上のツノゴケ類である。
【0042】
好ましい実施形態は、バイオセメンテーション反応が発熱反応でない、本明細書に記載の使用に関する。このテキストの文脈では、発熱反応は、熱の形のエネルギーが一定圧力で環境に放出される反応、好ましくはバイオセメンテーション反応中に一定圧力で、前駆体、中間体及び/又は産物の温度が5℃超、さらに好ましくは10、20、30、40、50、60、70、80、90又は100℃超(バイオセメンテーション反応の開始前の初期温度に対して)上昇する反応である。
【0043】
本発明の別の態様は、基質の上/中で植物成長、好ましくは雑草成長を阻害又は低減する方法であって、下記ステップ:
(a)その上/中で植物成長、好ましくは雑草成長が阻害又は低減されることになる処理すべき基質を特定すること、
(b)混合物(上記定義どおり)を用意すること、
(c)ステップ(b)で用意された混合物を、バイオセメンテーションを可能にするのに十分な量で、処理すべき基質上/中に適用及び/又は導入すること、及び
(d)基質上/中で植物成長又は雑草成長が阻害又は低減されるようにバイオセメント(上記定義どおり)層を形成すること
を含むか又はそれらから成る方法に関する。
【0044】
本発明の方法の好ましい実施形態によれば、ステップ(c)において、ステップ(b)で用意された混合物の、処理すべき基質上/中への適用(のみ)が行われる。本発明の方法の別の好ましい実施形態によれば、例えば混合することによって、ステップ(b)で用意された混合物の、処理すべき基質上/中への適用及び引き続く導入が行われる。
本発明の方法の別の好ましい実施形態によれば、ステップ(c)において、ステップ(b)で用意された混合物の、処理すべき基質の上/中への導入(のみ)が行われる。
本発明の方法の別の好ましい実施形態によれば、ステップ(a)で特定された基質又はその一部を最初の場所から取り出し、バイオセメンテーションを可能にするのに十分な量のステップ(b)で用意された混合物と混合し(例えば、混練層内で)、得られた混合物を基質の最初の場所に戻し(又は代わりに、バイオセメント層が形成されることになる別の場所に動かし)、その後に本明細書に記載のステップ(b)を行なう。このような好ましい実施形態では、本明細書に記載の方法のステップ(c)は省略される。
【0045】
本発明の方法のステップ(b)で用意される混合物の形態(固体又は粉状又は液体又はゲル状又はペースト状)に応じて(この目的の上記説明参照)、ステップ(c)の適用及び/又は導入は、様々な方法で行なうことができる。例えば、処理すべき基質上に粉状混合物を散布し、及び/又は基質中に組み入れることができる。例えば、処理すべき基質上に液体混合物を注ぐか又は噴霧し、任意に引き続き基質中に組み入れる。有利には、ステップ(b)で用意された混合物の、処理すべき基質上/中への単一の適用及び/又は導入で、本発明の方法のステップ(d)に記載のバイオセメント層を形成するのに通常は十分である。好ましくは、ステップ(b)で用意された混合物の、処理すべき基質上/中への単一の適用で、本発明の方法のステップ(d)に記載のバイオセメント層を形成するのに十分である。
【0046】
そのため、当業者は、バイオセメンテーション(本明細書に定義どおり)が、ステップ(b)からの特定適用体積又は特定濃度の混合物で本発明の方法に特に効率的であることを認識している(上記定義どおりの本発明に従って使用すべき混合物中の生物の好ましい細胞数をも参照)。我々の調査によれば、本発明に従って使用すべき混合物(上記定義どおり)の適用体積は、好ましくは少なくとも0.1リットル/m
2、さらに好ましくは少なくとも0.5リットル/m
2、さらに好ましくは少なくとも1.0リットル/m
2、さらに好ましくは少なくとも2.0リットル/m
2、少なくとも3.0リットル/m
2、少なくとも4.0リットル/m
2又は少なくとも5.0リットル/m
2、及び/又は好ましくは最大20.0リットル/m
2、さらに好ましくは最大10.0リットル/m
2である。
【0047】
本発明の方法のステップ(d)における有効なバイオセメンテーションプロセスのためには、本発明に従って使用すべき混合物及び基質(本明細書に定義どおり)の系が、前記系の総質量に基づいて10wt.%超の含水量を有すれば有利である。本発明に従って使用すべき混合物が、本発明の方法のステップ(b)において粉状形態(上記定義どおり)で使用され、また前記系の含水量が該系の総質量に基づいて10wt.%以下となるように、本発明の方法のステップ(a)又は(c)の基質が本質的に水を含まない場合、本発明の方法が、前記系の総質量に基づいて前記系の含水量が10wt.%超となるように、処理すべき基質上/中への適用又は導入の前又は後の方法のステップ(b)からの混合物に十分な水又は水溶液を添加する、さらなるステップを含めば有利である。これとは別に又は同時に、本発明の方法のステップ(b)で用意された混合物の適用又は導入の前又は後に、処理すべき基質に対応量の水又は水溶液を添加してよい。
【0048】
さらに、本発明の方法を屋外で利用する場合、例えば、大雨又は強風の場合には本発明を実施しないのが有利である。大雨又は強風は、バイオセメント層の形成(ステップ(d))前に既に、本発明に従って使用すべき混合物の損失又は顕著な希釈をもたらす可能性があり、これはバイオセメント層の形成を妨げ並びに/又はその強度及び/若しくは厚さに悪影響を及ぼす可能性があり得る。本発明の方法のステップ(b)で用意される混合物の、処理すべき基質上/中への適用又は導入後、すなわち本発明の方法のステップ(d)において、バイオセメント層の形成は、少なくとも6時間、好ましくは少なくとも24時間、さらに好ましくは少なくとも48時間のインキュベーション時間にわたって起こるのが好ましく、その間に、本発明に従って使用すべき混合物の顕著な損失につながる量の雨又は風又は人為的刺激が生じないのが好ましい。本発明の方法のステップ(d)におけるバイオセメント層の形成に必要なインキュベーション時間は、種々の環境パラメーター、例えば室内又は屋外の温度及び湿度等、並びに使用混合物の適用体積によって決まる。少なくとも6時間、好ましくは少なくとも24時間、さらに好ましくは少なくとも48時間の前記インキュベーション時間中に、雨又は風が、本発明に従って使用すべき混合物の顕著な損失を引き起こすことがあったら、植物成長、好ましくは雑草成長を阻害又は低減するのに十分な厚さ及び強度のバイオセメント層が、基質上/中に達成されるまで、必要な限り頻繁に、好ましくは1回、2回、3回以上、本発明の方法のステップ(b)〜(d)を繰り返すのが有利である。さらに、又はこれとは別に、基質上/中に形成されバイオセメント層の厚さ及び/又は強度が、天候及び/又は自然劣化に起因して経時的に低下し、それによって基質上/中で、植物成長、好ましくは雑草成長を阻害又は低減するのにもはや十分でない場合、本発明の方法のステップ(b)〜(d)を好ましくは1回、2回、3回以上繰り返すのが有利なことがある。
【0049】
バイオセメント層の厚さは、層の機械的破壊後のキャリパーゲージを用いる手動測定により決定することができる。これとは別に、固化の厚さに応じて、建築、農業、地質学又は他の応用分野からの様々な(非破壊的)測定方法(例えば携帯デバイスMIT-SCAN-T2)を利用することができる。バイオセメント層の層厚は、混合物の添加によって固化される基質の領域を含む。
バイオセメント層の強度は、バイオセメント層を破壊するために加えなければならない破壊力(ニュートン(N)で)に相当する。バイオセメンテーション層が破壊するのは、力の作用下で層の(塑性)変形はもはや起こらないが、(バイオセメンテーション)層のブレークスルーが起こる時点である。測定される力の低減によって破壊を認識する。下記方法を利用して破壊力(力測定の最大値)を決定することができる。この方法は、セメントの強度測定の標準試験方法DIN EN 196-1:2005-05に基づいている。製造業者に従って、デジタル(破壊)力増分を用いて破壊力を測定する。クランク試験スタンドの助けを借りて試験片を押圧して試料とし(破壊するまで)、加えた力を持続的に測定する。数回(>3)の測定から平均破壊力を計算する。平均破壊力は、好ましくは0.5〜1000N、さらの好ましくは3〜300Nである。
【0050】
(本発明の方法のステップ(d)で)形成されるバイオセメント層が、10
-9m/秒超から10
0m/秒まで、好ましくは10
-9m/秒超から10
-3m/秒まで、さらに好ましくは10
-8m/秒超から10
-3m/秒までの(水)透過係数を有する、本明細書に記載の方法も好ましい。
任意に、本発明の方法のステップ(d)後に、植物成長、好ましくは雑草成長が阻害又は低減されたかどうかを制御することを含むか又はそれから成るさらなるステップ(e)を行なってよい。前記制御は、例えば、下記実施例に記載の手動の視覚的評価によって植物又は雑草の成長の被覆率を決定することによって行なうことができる。本発明の方法のステップ(e)は、必要に応じて、規則的な間隔で、例えば24時間又は48時間毎に繰り返してよい。
基質が、砂、土壌、好ましくは陸地土壌及び植物土壌、腐植質、破砕石、砂利、粘土、シルト、おがくず、紙、ボール紙、チップボード、軟木、石灰石、石炭及びその混合物から成る群より選択される、上記方法が好ましい。
【0051】
さらに好ましくは、本発明の方法に用いる基質は、植物がその中で成長できる有機材料及び無機材料並びにその混合物、好ましくはケーブルサンド、細砂、天然砂、石英砂、結晶石英砂、バードサンド、砂利砂、ジョイントサンド、破砕砂、石英粉、鉱物混合物(石、チッピング、砂利)、トリプルヘル(triple hell)、サヴォニエール(savonniere)石粉、プラスター、黄土、表土、石灰石破砕砂、石灰石粉、炭酸カルシウム(多形、誘導体及び混合物、並びに自然に基づいた(GCC重質炭酸カルシウム)のみならず合成PCC(沈降炭酸カルシウム)を含めて)、タルク、ドロマイト、白色石灰(水和物)、トラス、セメント及び混合物、微細ケイ酸塩、チョーク(混合物)、大理石、パーライト、被り(overburden)、堆積材料(heap material)、ヘマタイト、代赭石(red chalk)、マグネサイト、鉄鉱石、ステアタイト、ソープストーン、カオリン、泥灰土、アルミナ、アタパルジャイト、粘土鉱物、ベントナイト、ゼオライト、(カルコ)スタッコ((calco) stucco)、砂利、ガラス粉末、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、マグネサイト、粘板岩粉末、軽石、クリストバル石(砂)、ローマンセメント、ボーキサイト、黄鉄鉱、閃亜鉛鉱、ケイ酸塩、酸化物、炭酸塩、木材(チップ)、マルチ、沖積土、ラテライト、ヘマタイト、灰、(木灰、フライアッシュ、骨灰))、(養豚)農地土壌、LUFA標準土壌(例えばhttp://www.lufa-speyer.de/参照)又はその混合物から成る群より選択される。
【0052】
基質が、例えば(家庭)菜園エリア、テラス又は入口及び出口のジョイントエリア、耕地エリア、果樹園、ブドウ園エリア、木の苗床エリア、公園、造成地又は市街地の一部、道路、街路、歩道、鉄道線路又は産業的使用エリアのような、好ましくは屋外の地面エリア又は土地である、上記方法がさらに好ましい。
処理すべき基質の特性に応じて、例えば基質の、本発明の方法の間に形成されるバイオセメントとの反応性を改善するため、基質(又はステップ(b)で用意される混合物の成分(i)、(ii)及び/又は(iii))に上記添加剤の1種又は数種を添加するのが有利なことがある。これは、有利なことに、特に硬いか又は安定したバイオセメント層をもたらし、雑草成長を特に効果的に抑制する。
本発明の方法は、バイオセメンテーションの助けを借りて、例えば、テラス、入口及び出口、私道、道路又は歩道又は空地の接合面を閉鎖及び/又は硬化できるようにし、その結果これらの基質中/上の植物、好ましくは雑草の成長を効率的に抑制する。また、農業において、例えば穀物又は果樹農業に使用される農地上の雑草抑制に本発明の方法を適用することもできる。
従って、好ましい実施形態は、ステップ(d)で形成されるバイオセメント層が、栽培植物の(さらなる)成長を可能にするが、新たな雑草の成長を阻害又は低減する、本明細書に記載の本発明の方法に関する。
【0053】
植物又は雑草が、下記属の双子葉類:アブチロン(Abutilon)、エゾボウフウ(Aegopodium)、エトウサ(Aethusa)、アマランサス(Amaranthus)、アンブローシア(Ambrosia)、アナチューサ(Anachusa)、アナガリス(Anagallis)、アノダ(Anoda)、アンテミス(Anthemis)、アファネス(Aphanes)、アラビドプシス(Arabidopsis)、アトリプレックス(Atriplex)、ヤマガラシ(Barbarea)、ベリス(Bellis)、センダングサ(Bidens)、ブニアス(Bunias)、カプセラ(Capsella)、ヒレアザミ(Carduus)、カシア(Cassia)、ケンタウレア(Centaurea)、ケノポディウム(Chenopodium)、クリサンセマム(Chrysanthemum)、アザミ(Cirsium)、コニウム(Conium)、イズハハコ(Conyza)、コンソリダ(Consolida)、セイヨウヒルガオ(Convolvulus)、ダチュラ(Datura)、デスクレイニア(Descurainia)、デスモディウム(Desmodium)、エメクス(Emex)、トクサ(Equisetum)、ムカシヨモギ(Erigeron)、エロジウム(Erodium)、エリシマム(Erysimum)、ユーフォルビア(Euphorbia)、カラクサケマン(Fumaria)、チシマオドリコソウ(Galeopsis)、コゴメギク(Galinsoga)、ヤエムグラ(Galium)、ゼラニウム(Geranium)、ハナウド(Heracleum)、フヨウ(Hibiscus)、イポメア(Ipomoea)、コキア(Kochia)、ラミウム(Lamium)、ラプサナ(Lapsana)、レンリソウ(Lathyrus)、レピジウム(Lepidium)、リソスペルマム(Lithoserpermum)、リナリア(Linaria)、リンデルニア(Lindernia)、リコプシス(Lycopsis)、ゼニアオイ(Malva)、シカギク(Matricaria)、メンタ(Mentha)、ヤマアイ(Mercurialis)、ムルゴ(Mullugo)、ワスレナグサ(Myosotis)、パパベル(Papaver)、ファルビティス(Pharbitis)、プランタゴ(Plantago)、ポリゴナム(Polygonum)、ポーチュラカ(Portulaca)、キンポウゲ(Ranunculus)、ラファヌス(Raphanus)、イヌガラシ(Rorippa)、キカシグサ(Rotala)、ギシギシ(Rumex)、オカヒジキ(Salsola)、セネキオ(Senecio)、セスバニア(Sesbania)、キンゴジカ(Sida)、シナピス(Sinapis)、キバナハタザオ(Sisymbrium)、ソラヌム(Solanum)、ソンクス(Sonchus)、ナガボノウルシ(Sphenoclea)、イヌゴマ(Stachys)、ハコベ(Stellaria)、タンポポ(Taraxacum)、タラスピ(Thlaspi)、トリフォリウム(Trifolium)、フキタンポポ(Tussaligo)、ウルティカ(Urtica)、クワガタソウ(Veronica)、ビオラ(Viola)、キサンチウム(Xanthium);下記属の双子葉類:アラキス(Arachis)、フダンソウ(Beta)、ブラシカ(Brassica)、ククミス(Cucumis)、ククルビタ(Cucurbita)、ヘリアンタス(Helianthus)、ダウクス(Daucus)、ダイズ(Glycine)、ゴシッピウム(Gossypium)、イポメア(Ipomoea)、ラクツカ(Lactuca)、リナム(Linum)、リコペルシコン(Lycopersicon)、ニコチアナ(Nicotiana)、ファセオルス(Phaseolus)、ピスム(Pisum)、ソラヌム(Solanum)、ビキア(Vicia);下記属の単子葉類:エギロプス(Aegilops)、アグロピロン(Agropyron)、アグロスチス(Agrostis)、アロペクルス(Alopecurus)、ホソセイヨウヌカボ(Apera)、カラスムギ(Avena)、ブラキアリア(Brachiaria)、スズメノチャヒキ(Bromus)、ケンクルス(Cenchrus)、コメリナ(Commelina)、ギョウギシバ(Cynodon)、カヤツリグサ(Cyperus)、タツノツメガヤ(Dactyloctenium)、ジギタリア(Digitaria)、エキノクロア(Echinochloa)、エレオカリス(Eleocharis)、エレウシネ(Eleusine)、エラグロスチス(Eragrostis)、エリオクロア(Eriochloa)、フェスツカ(Festuca)、テンツキ(Fimbristylis)、ヘテランテラ(Heteranthera)、インペラータ(Imperata)、カモノハシ(Ischaemum)、イグサ(Juncus)、レプトクロア(Leptochloa)、ロリウム(Lolium)、ミズアオイ(Monochoria)、パニクム(Panicum)、スズメノヒエ(Paspalum)、クサヨシ(Phalaris)、フレウム(Phleum)、ポア(Poa)、ツノアイアシ(Rottboellia)、オモダカ(Sagittaria)、シルプス(Scirpus)、セタリア(Setaria)、ソルガム(Sorghum);並びに下記属の単子葉類:アリウム(Allium)、アナナス(Ananas)、アスパラガス(Asparagus)、カラスムギ(Avena)、ホルデウム(Hordeum)、オリザ(Oryza)、パニクム(Panicum)、サッカルム(Saccharum)、セカレ(Secale)、ソルガム(Sorghum)、トリチカル(Triticale)、トリチカム(Triticum)、ゼア(Zea);系統苔類(マルカンチオシダ(Marchantiosida))、ツノゴケ類(アントセロトプシダ(Anthocerotopsida))、蘚類(ブリオプシダ(Bryopsida))のコケ植物から成る群より選択される、上記方法が好ましい。
【0054】
本発明の方法の好ましい実施形態によれば、植物の1種又は数種又は全てが、下記属:アコレラ(Acolea)、アクロボルブス(Acrobolbus)、アクロキラ(Acrochila)、アクロマスチグム(Acromastigum)、アクロシフェラ(Acroscyphella)、アクロシフス(Acroscyphus)、アクロストリア(Acrostolia)、アデロコリア(Adelocolia)、アイトキソニエラ(Aitchisoniella)、アリクラリア(Alicularia)、アリソニア(Allisonia)、アリソニエラ(Allisoniella)、アロビエラ(Alobiella)、アロビエロプシス(Alobiellopsis)、アマゾオプシス(Amazoopsis)、アンフィセファロジア(Amphicephalozia)、アンフィロホコレア(Amphilophocolea)、アンドレウシアンツス(Andrewsianthus)、アノイラ(Aneura)、アノマカウリス(Anomacaulis)、アノモクラダ(Anomoclada)、アノミルイア(Anomylia)、アンテリア(Anthelia)、Anthelis(アンテリス)、アファノレジョイネア(Aphanolejeunea)、アプロジア(Aplozia)、アポマルスペラ(Apomarsupella)、アポメトズゲリア(Apometzgeria)、アポトロイビア(Apotreubia)、アラクニオプシス(Arachniopsis)、アルクトシフス(Arctoscyphus)、アルネリア(Arnellia)、アシジオタ(Ascidiota)、アステレラ(Asterella)、アタラミア(Athalamia)、アウストロホッソンブロニア(Austrofossombronia)、アウストロレンビジウム(Austrolembidium)、アウストロロホジア(Austrolophozia)、アウストロメトズゲリア(Austrometzgeri)a、アウストロシフス(Austroscyphus)、バランチオプシス(Balantiopsis)、バッザニア(Bazzania)、ブラシア(Blasia)、ブレファリドフィルム(Blepharidophyllum)、ブレファロストマ(Blepharostoma)、ブレビアンツス(Brevianthus)、カリクラリア(Calycularia)、カリポゲイア(Calypogeia)、カリプトロコレア(Calyptrocolea)、カンパノコレア(Campanocolea)、カスタノクロボース(Castanoclobos)、カビクラリア(Cavicularia)、セファロジョネシア(Cephalojonesia)、セファロロブス(Cephalolobus)、セファロミトリオン(Cephalomitrion)、セファロジア(Cephalozia)、セファロジエラ(Cephaloziella)、セファロジオプシス(Cephaloziopsis)、セラトレジョイネア(Ceratolejeunea)、セシウス(Cesius)、カエトフィロプシス(Chaetophyllopsis)、キアストカウロン(Chiastocaulon)、キロシフス(Chiloscyphus)、クロランテリア(Chloranthelia)、コネコレア(Chonecolea)、クラドマスチグム(Cladomastigum)、クラドポジエラ(Cladopodiella)、クランダリウム(Clandarium)、クラスマトコレア(Clasmatocolea)、コロレジョイネア(Cololejeunea)、コルラ(Colura)、コノセファルム(Conocephalum)、コノシフス(Conoscyphus)、コルシニア(Corsinia)、クロニシア(Cronisia)、クロッソギナ(Crossogyna)、クリプトキラ(Cryptochila)、クリプトコレア(Cryptocolea)、クリプトコレオプシス(Cryptocoleopsis)、クリプトミトリウム(Cryptomitrium)、クリプトスチプラ(Cryptostipula)、クリプトタルス(Cryptothallus)、クスピダツラ(Cuspidatula)、シアノロホコレア(Cyanolophocolea)、シアトジウム(Cyathodium)、シリンドロコレア(Cylindrocolea)、デラバイエラ(Delavayella)、デンドロバッザニア(Dendrobazzania)、デンドロマスチゴホラ(Dendromastigophora)、デノタリシア(Denotarisia)、
【0055】
ジキトン(Dichiton)、ジンックレリア(Dinckleria)、ジプロコレア(Diplocolea)、ジプロフィルム(Diplophyllum)、ドウイニア(Douinia)、ドレパノレジョイネア(Drepanolejeunea)、ドルセラ(Drucella)、ズモルチエラ(Dumortiera)、ズモルチエロプシス(Dumortieropsis)、エニグメラ(Enigmella)、エオカリポゲイア(Eocalypogeia)、エオイソタキス(Eoisotachis)、エオプロイロジア(Eopleurozia)、エオトリココレア(Eotrichocolea)、エルモノツス(Eremonotus)、オイカリクス(Eucalyx)、エバンシア(Evansia)、エバンシアンツス(Evansianthus)、エキソルモテカ(Exormotheca)、ホッソンブロニア(Fossombronia)、フルラニア(Frullania)、フスコセファロジオプシス(Fuscocephaloziopsis)、ガックストロエミア(Gackstroemia)、ゲオカリクス(Geocalyx)、ゲオタルス(Geothallus)、ゲリルジエラ(Gerhildiella)、ゴエベリエラ(Goebeliella)、(ゴエベロブリウム(Goebelobryum)、ゴンギルアンツス(Gongylanthus)、ゴットスケア(Gottschea)、ゴットスケリア(Gottschelia)、グレエネオタルス(Greeneothallus)、グロレア(Grollea)、ギムナント(Gymnanthe)、ギムノコレオプシス(Gymnocoleopsis)、ギムノミトリオン(Gymnomitrion)、ギムノシフス(Gymnoscyphus)、ギロチラ(Gyrothyra)、ハエッセリア(Haesselia)、ハプロミトリウム(Haplomitrium)、ハルパレジョイネア(Harpalejeunea)、ハルパンツス(Harpanthus)、ハットリア(Hattoria)、ハットリアンツス(Hattorianthus)、ハットリエラ(Hattoriella)、ヘパトストロノホラ(Hepatostolonophora)、ヘルベルツス(Herbertus)、ヘルペチウム(Herpetium)、ヘルポクラジウム(Herpocladium)、ヘルゾギアンツス(Herzogianthus)、ヘルゾゴブリウム(Herzogobryum)、ヘテロゲンマ(Heterogemma)、ヘテロシフス(Heteroscyphus)、ホリカワエラ(Horikawaella)、ヒアロレピドジア(Hyalolepidozia)、ヒグロビエライワツキア(HygrobiellaIwatsukia)、ヒグロレンビジウム(Hygrolembidium)、ヒグロフィラ(Hygrophila)、ヒメノフィトン(Hymenophyton)、ヒポイソタキス(Hypoisotachis)、イソレンビジウム(Isolembidium)、イソタキス(Isotachis)、ジャメソニエラ(Jamesoniella)、ジェンセニア(Jensenia)、ジュブラ(Jubula)、ジュブロプシス(Jubulopsis)、
【0056】
ジュンゲルマンニア(Jungermannia)、ジュンゲルマンニテス(Jungermannites)、クルノジプロフィルム(Krunodiplophyllum)、クルジア(Kurzia)、キマトカリクス(Kymatocalyx)、ラメロコレア(Lamellocolea)、レイオコレア(Leiocolea)、レイオミトラ(Leiomitra)、レイオミルイア(Leiomylia)、レイオシフス(Leioscyphus)、レジョイネア(Lejeunea)、レンビジウム(Lembidium)、レピドギナ(Lepidogyna)、レピドラエナ(Lepidolaena)、レピドジア(Lepidozia)、レプトレジョイネア(Leptolejeunea)、レプトフィロプシス(Leptophyllopsis)、レプトシホプシス(Leptoscyphopsis)、レプトシフス(Leptoscyphus)、レトコレア(Lethocolea)、リオクラエナ(Liochlaena)、ロバチリッカルジア(Lobatiriccardia)、ロホコレア(Lophocolea)、ロホナルジア(Lophonardia)、ロホジア(Lophozia)、ロホジオプシス(Lophoziopsis)、ルヌラリア(Lunularia)、マクロジプロフィルム(Macrodiplophyllum)、マクリア(Maculia)、マキノア(Makinoa)、マンニア(Mannia)、マルカンチア(Marchantia)、マルケシニア(Marchesinia)、マルスペラ(Marsupella)、マルスピジウム(Marsupidium)、マッスラ(Massula)、マッスラリア(Massularia)、マスチゴブリウム(Mastigobryum)、マスチゴペルマ(Mastigopelma)、マスチゴホラ(Mastigophora)、マスチゴプシス(Mastigopsis)、メソプチキア(Mesoptychia)、メタカリポゲイア(Metacalypogeia)、メタヒグロビエラ(Metahygrobiella)、メトズゲリア(Metzgeria)、メトズゲリオプシス(Metzgeriopsis)、ミクリソフィラ(Micrisophylla)、ミクロレジョイネア(Microlejeunea)、ミクロレピドジア(Microlepidozia)、ミクロプテリギウム(Micropterygium)、ミズタニア(Mizutania)、ムニオロマ(Mnioloma)、モエルッキア(Moerckia)、モノカルプス(Monocarpus)、モノクレア(Monoclea)、モノダクチルオプシス(Monodactylopsis)、モノソレニウム(Monosolenium)、ミチロプシス(Mytilopsis)、ナノマルスペラ(Nanomarsupella)、ナルジア(Nardia)、ネエシオシフス(Neesioscyphus)、ネオグロレア(Neogrollea)、ネオホドグソニア(Neohodgsonia)、ネオトリココレア(Neotrichocolea)、ノテロクラダ(Noteroclada)、
【0057】
ノトギムノミトリオン(Nothogymnomitrion)、ノトストレプタ(Nothostrepta)、ノトシフス(Notoscyphus)、ノウェリア(Nowellia)、オブツシホリウム(Obtusifolium)、オドントレジョイネア(Odontolejeunea)、オドントスキスマ(Odontoschisma)、オレオロホジア(Oleolophozia)、オキシミトラ(Oxymitra)、パキグロッサ(Pachyglossa)、パキスキストキラ(Pachyschistochila)、パラビシニア(Pallavicinia)、パラクロマスチグム(Paracromastigum)、パラスキストキラ(Paraschistochila)、パタロラ(Patarola)、ペジノフィロプシス(Pedinophyllopsis)、ペジノフィルム(Pedinophyllum)、ペリア(Pellia)、ペルトレプシス(Peltolepsis)、ペルズセニア(Perdusenia)、ペルッソニエラ(Perssoniella)、ペタロフィルム(Petalophyllum)、フィコレピドジア(Phycolepidozia)、フィロタリア(Phyllothallia)、フィシオチウム(Physiotium)、フィソテカ(Physotheca)、ピサノア(Pisanoa)、プラギオカスマ(Plagiochasma)、プラギオキラ(Plagiochila)、プラギオキリジウム(Plagiochilidium)、プラギオキリオン(Plagiochilion)、プラチカウリス(Platycaulis)、プレクトコレア(Plectocolea)、プロイラント(Pleuranthe)、プロイロクラダ(Pleuroclada)、プロイロクラドプシス(Pleurocladopsis)、プロイロクラズラ(Pleurocladula)、プロイロジア(Pleurozia)、ポダント(Podanthe)、ポドミトリウム(Podomitrium)、ポレラ(Porella)、プラサンツス(Prasanthus)、プレイッシア(Preissia)、プリオノロブス(Prionolobus)、プロトロホジア(Protolophozia)、プロトマルスペラ(Protomarsupella)、プロトシズギエラ(Protosyzgiella)、プロトシジギエラ(Protosyzygiella)、シュードセファロジア(Pseudocephalozia)、シュードセファロジエラ(Pseudocephaloziella)、シュードロホコレア(Pseudolophocolea)、 シュードロホジア(Pseudolophozia)、シュードマルスピジウム(Pseudomarsupidium)、シュードノイラ(Pseudoneura)、シュードトリトマリア(Pseudotritomaria)、プシロクラダ(Psiloclada)、プテロプシエラ(Pteropsiella)、プチリジウム(Ptilidium)、ラズラ(Radula)、レボウリア(Reboulia)、リゾカウリア(Rhizocaulia)、ロドプラギオキラ(Rhodoplagiochila)、リッカルジア(Riccardia)、リッシア(Riccia)、リッシエラ(Ricciella)、リッシオカルポース(Ricciocarpos)、リエラ(Riella)、ロイバイネニア(Roivainenia)、ルイザンツス(Ruizanthus)、ルットネレラ(Ruttnerella)、
【0058】
サッコバシス(Saccobasis)、サッコギナ(Saccogyna)、サンデオタルス(Sandeothallus)、サルコシホース(Sarcocyphos)、サルコミトリウム(Sarcomitrium)、サウテリア(Sauteria)、スカパニア(Scapania)、スカホフィルム(Scaphophyllum)、スキフネリア(Schiffneria)、スキスマ(Schisma)、スキストキラ(Schistochila)、スキストキラステル(Schistochilaster)、スキストキロプシス(Schistochilopsis)、スコフィエルジア(Schofieldia)、センドトネラ(Sendtnera)、セッペルチア(Seppeltia)、セワルジエラ(Sewardiella)、シモドン(Simodon)、ソレノストマ(Solenostoma)、ソウトビア(Southbya)、スファエロカルポース(Sphaerocarpos)、スファグノエセチス(Sphagnoecetis)、スプルセラ(Sprucella)、ステエレエラ(Steereella)、ステエレオコレア(Steereocolea)、ステノルリピス(Stenorrhipis)、ステファンジウム(Stephandium)、ステファニエラ(Stephaniella)、ステファニエリジウム(Stephaniellidium)、ステフェンソニエラ(Stephensoniella)、シンフィオギナ(Symphyogyna)、シンフィオギノプシス(Symphyogynopsis)、シンフィオミトラ(Symphyomitra)、シンヒメニウム(Synhymenium)、シジギエラ(Syzygiella)、タエニオレジョイネア(Taeniolejeunea)、タルギオニア(Targionia)、テグリホリウム(Tegulifolium)、テララネア(Telaranea)、タロカルプス(Thallocarpus)、トロイビア(Treubia)、トリアンドロフィルム(Triandrophyllum)、トリココレア(Trichocolea)、トリココレオプシス(Trichocoleopsis)、トリコスチリウム(Trichostylium)、トリコテムノマ(Trichotemnoma)、トリロホジア(Trilophozia)、トリトマリア(Tritomaria)、チルイマンツス(Tylimanthus)、バナエア(Vanaea)、バンジエメニア(Vandiemenia)、ベルドオルニア(Verdoornia)、ベタホルマ(Vetaforma)、ウェットステイニア(Wettsteinia)、ウィエスネレラ(Wiesnerella)、キセノキラ(Xenochila)、キセノタルス(Xenothallus)、ゾオプシデラ(Zoopsidella)、ゾオプシス(Zoopsis)
から成る群より選択される1種以上の苔類である。
【0059】
本発明の方法のさらなる好ましい実施形態によれば、植物の1種又は数種又は全てが、下記属:アビエチネラ(Abietinella)、アカントクラジエラ(Acanthocladiella)、アカントクラジウム(Acanthocladium)、アカントジウム(Acanthodium)、アカントリンキウム(Acanthorrhynchium)、アカウロン(Acaulon)、アカウロノプシス(Acaulonopsis)、アクロフィルム(Achrophyllum)、アシドドンチウム(Acidodontium)、アクロクラジウム(Acrocladium)、アクロポリウム(Acroporium)、アクロスキスマ(Acroschisma)、アクチノドンチウム(Actinodontium)、アクチノツイジウム(Actinothuidium)、アデロテシウム(Adelothecium)、アエクアトリエラ(Aequatoriella)、アエロブリイジウム(Aerobryidium)、アエロブリオプシス(Aerobryopsis)、アエロブリウム(Aerobryum)、アエロリンジギア(Aerolindigia)、アルガリア(Algaria)、アリグリンミア(Aligrimmia)、アレニエラ(Alleniella)、アリオニエロプシス(Allioniellopsis)、アロイナ(Aloina)、アロイネラ(Aloinella)、アロホシア(Alophosia)、アルシア(Alsia)、アンブリオドン(Amblyodon)、アンブリオズム(Amblyodum)、アンブリステギエラ(Amblystegiella)、アンブリステギウム(Amblystegium)、アンブリトロピス(Amblytropis)、アンブカナニア(Ambuchanania)、アンフィジウム(Amphidium)、アンホリジウム(Amphoridium)、アンホリテカ(Amphoritheca)、アナカリプタ(Anacalypta)、アナカンプトドン(Anacamptodon)、アナコリア(Anacolia)、アンシストロデス(Ancistrodes)、アンドア(Andoa)、アンドレアエア(Andreaea)、アンドレアエオブリウム(Andreaeobryum)、アニクタンギウム(Anictangium)、アニソテシウム(Anisothecium)、アノドン(Anodon)、アノドンチウム(Anodontium)、アノエクタンギウム(Anoectangium)、アノモブリウム(Anomobryum)、アノモドン(Anomodon)、アンチトリキア(Antitrichia)、アオングストロエミア(Aongstroemia)、アオングストロエミオプシス(Aongstroemiopsis)、アパロジウム(Apalodium)、アファノルレグマ(Aphanorrhegma)、アピオカルパ(Apiocarpa)、
【0060】
アプロドン(Aplodon)、アプテリギウム(Apterygium)、アプチケラ(Aptychella)、アプチコプシス(Aptychopsis)、アプチクス(Aptychus)、アルブスクラ(Arbuscula)、アルブスクロヒポプテリギウム(Arbusculohypopterygium)、アルケフェメロプシス(Archephemeropsis)、アルキジウム(Archidium)、アルクトア(Arctoa)、アルギロブリウム(Argyrobryum)、アルトロコルムス(Arthrocormus)、アスキスマ(Aschisma)、アスキストドン(Aschistodon)、アステリシウム(Asteriscium)、アストミオプシス(Astomiopsis)、アストムム(Astomum)、アストロドンチウム(Astrodontium)、アストロフィルム(Astrophyllum)、アトラクチルオカルプス(Atractylocarpus)、アトリコプシス(Atrichopsis)、アトリクム(Atrichum)、アウラコミトリウム(Aulacomitrium)、アウラコムニウム(Aulacomnium)、アウラコピルム(Aulacopilum)、アウスチネラ(Austinella)、アウストロホンダエラ(Austrohondaella)、アウストロフィリベルチエラ(Austrophilibertiella)、バルドウィニエラ(Baldwiniella)、バルベラ(Barbella)、バルベロプシス(Barbellopsis)、バルブラ(Barbula)、バルトラミア(Bartramia)、バルトラミオプシス(Bartramiopsis)、ベエベリア(Beeveria)、ベリバルブラ(Bellibarbula)、ベニトタニア(Benitotania)、ベスチア(Bestia)、ビスセチア(Bissetia)、ブリンジア(Blindia)、ボウラヤ(Boulaya)、ブラケリマ(Brachelyma)、ブラキドンチウム(Brachydontium)、ブラキメニウム(Brachymenium)、ブラキミトリオン(Brachymitrion)、ブラキオズス(Brachyodus)、ブラキステロイム(Brachysteleum)、ブラキテシアストルム(Brachytheciastrum)、ブラキテシエラ(Brachytheciella)、ブラキテシウム(Brachythecium)、ブラキトリクム(Brachytrichum)、ブライトワイテア(Braithwaitea)、ブラウンフェルシア(Braunfelsia)、ブラウニア(Braunia)、ブレイドレリア(Breidleria)、ブロイテリア(Breutelia)、ブロテラ(Brothera)、ブロテレラ(Brotherella)、ブロテロブリウム(Brotherobryum)、ブルキア(Bruchia)、ブリーニア(Bryhnia)、ブリメラ(Brymela)、ブリオアンデルソニア(Bryoandersonia)、ブリオベッケッチア(Bryobeckettia)、ブリオブリットニア(Bryobrittonia)、ブリオブロテラ(Bryobrothera)、ブリオコイトスポラ(Bryoceuthospora)、ブリオケネア(Bryochenea)、ブリオクルミア(Bryocrumia)、ブリオジキソニア(Bryodixonia)、ブリオズセニア(Bryodusenia)、ブリオエリトロフィルム(Bryoerythrophyllum)、ブリオハプロクラジウム(Bryohaplocladium)、ブリオフンベルチア(Bryohumbertia)、ブリオマルタエア(Bryomaltaea)、ブリオマンギニア(Bryomanginia)、ブリオムニウム(Bryomnium)、ブリオノグキア(Bryonoguchia)、
【0061】
ブリオノルリシア(Bryonorrisia)、ブリオフィキシア(Bryophixia)、ブリオセドグウィッキア(Bryosedgwickia)、ブリオストレイマンニア(Bryostreimannia)、ブリオテスツア(Bryotestua)、ブリウム(Bryum)、ブッキエラ(Buckiella)、ブックランジエラ(Bucklandiella)、ブルネッチア(Burnettia)、ブキスバウミア(Buxbaumia)、カリアラリア(Callialaria)、カリエルギジウム(Callicladium)、カリコスタ(Callicosta)、カリコステラ(Callicostella)、カリコステロプシス(Callicostellopsis)、カリクラジウム(Calliergidium)、カリエルゴン(Calliergon)、カロヒプヌム(Calohypnum)、カリンペラストルム(Calymperastrum)、カリンペレス(Calymperes)、カリンペリジウム(Calymperidium)、カリンペロプシス(Calymperopsis)、カリプトポゴン(Calyptopogon)、カリプトテシウム(Calyptothecium)、カリプトロカエタ(Calyptrochaeta)、カンプトカエト(Camptochaete)、カンプトドンチウム(Camptodontium)、カンプトテシウム(Camptothecium)、カンピルイアデルフス(Campyliadelphus)、カンピルイジウム(Campylidium)、カンピリウム(Campylium)、カンピルオドンチウム(Campylodontium)、カンピルオフィルム(Campylophyllum)、カンピルオポジエラ(Campylopodiella)、カンピルオポジウム(Campylopodium)、カンピルオプス(Campylopus)、カンピルオステリウム(Campylostelium)、カナロヒポプテリギウム(Canalohypopterygium)、カルドチア(Cardotia)、カルドチエラ(Cardotiella)、カリバエオヒプヌム(Caribaeohypnum)、カタゴニオプシス(Catagoniopsis)、カタゴニウム(Catagonium)、カタリネア(Catharinea)、カタリネラ(Catharinella)、カタロムニオン(Catharomnion)、カトスコピウム(Catoscopium)、セカリフム(Cecalyphum)、セラトドン(Ceratodon)、コイトスポラ(Ceuthospora)、コイトテカ(Ceuthotheca)、カエトミトレラ(Chaetomitrella)、カエトミトリオプシス(Chaetomitriopsis)、カエトミトリウム(Chaetomitrium)、カエトホラ(Chaetophora)、カマエブリウム(Chamaebryum)、カンベルライニア(Chamberlainia)、カメレイオン(Chameleion)、ケイロテラ(Cheilothela)、ケニア(Chenia)、キレオブリオン(Chileobryon)、キオノロマ(Chionoloma)、キオノストムム(Chionostomum)、コリソドンチウム(Chorisodontium)、クリソ-ヒプヌム(Chryso-hypnum)、クリソブラステラ(Chrysoblastella)、クリソクラジウム(Chrysocladium)、クリソヒプヌム(Chrysohypnum)、シンクリジウム(Cinclidium)、シルクリホリウム(Circulifolium)、シリフィルム(Cirriphyllum)、クラダストムム(Cladastomum)、クラドムニオン(Cladomnion)、
【0062】
クラドファスクム(Cladophascum)、クラドポダンツス(Cladopodanthus)、クラドポダンツス(Cladopodanthus)、クラオポジウム(Claopodium)、クラスマトドン(Clasmatodon)、クラストブリエラ(Clastobryella)、クラストブリオフィルム(Clastobryophilum)、クラストブリオプシス(Clastobryopsis)、クラストブリウム(Clastobryum)、クラビテカ(Clavitheca)、クレイストカルピジウム(Cleistocarpidium)、クレイストストマ(Cleistostoma)、クリマシウム(Climacium)、クネストルム(Cnestrum)、コドノブレファロン(Codonoblepharon)、コドノブレファルム(Codonoblepharum)、コドリオホルス(Codriophorus)、コエリジウム(Coelidium)、コレオカエチウム(Coleochaetium)、コロボドンチウム(Colobodontium)、コナルジア(Conardia)、コノミトリウム(Conomitrium)、コノストムム(Conostomum)、コシノドン(Coscinodon)、コシノドンテラ(Coscinodontella)、コステシア(Costesia)、クラスペドフィルム(Craspedophyllum)、クラトノイレラ(Cratoneurella)、クラトニューロン(Cratoneuron)、クラトニューロプシス(Cratoneuropsis)、クロスビア(Crosbya)、クロッシジウム(Crossidium)、クロッソミトリウム(Crossomitrium)、クルミア(Crumia)、クルムスクス(Crumuscus)、クリーファエア(Cryhphaea)、クリファエアデルフス(Cryphaeadelphus)、クリプトカルポン(Cryptocarpon)、クリプトジクラヌム(Cryptodicranum)、クリプトゴニウム(Cryptogonium)、クリプトレプトドン(Cryptoleptodon)、クリプトパピラリア(Cryptopapillaria)、クリプトポジア(Cryptopodia)、クリプトポジウム(Cryptopodium)、クリプトテカ(Cryptotheca)、クテニジアデルフス(Ctenidiadelphus)、クテニジウム(Ctenidium)、クテニウム(Ctenium)、クプレッシナ(Cupressina)、クルビクラジウム(Curvicladium)、クルビラメア(Curviramea)、シアトホレラ(Cyathophorella)、シアトホルム(Cyathophorum)、シクロジクチオン(Cyclodictyon)、シグニエラ(Cygniella)、シルイコカルプス(Cylicocarpus)、シノドン(Cynodon)、シノドンチエラ(Cynodontiella)、シノドンチウム(Cynodontium)、シノントジウム(Cynontodium)、シルト-ヒプヌム(Cyrto-hypnum)、シルトムニウム(Cyrtomnium)、シルトポデンドロン(Cyrtopodendron)、ダルトニア(Daltonia)、ダシミトリウム(Dasymitrium)、ダウソニア(Dawsonia)、デンドロ-ヒプヌム(Dendro-hypnum)、デンドロアルシア(Dendroalsia)、デンドロシアトホルム(Dendrocyathophorum)、デンドロヒポプテリギウム(Dendrohypopterygium)、デンドロリゴトリクム(Dendroligotrichum)、デルマトドン(Dermatodon)、デスマトドン(Desmatodon)、デスモテカ(Desmotheca)、ジアリトリキア(Dialytrichia)、ジアファノフィルム(Diaphanophyllum)、ジケロドンチウム(Dichelodontium)、ジケリマ(Dichelyma)、ジコドンチウム(Dichodontium)、ジクラジエラ(Dicladiella)、ジクネモロマ(Dicnemoloma)、ジクラネラ(Dicranella)、ジクラノドン(Dicranodon)、ジクラノドンチウム(Dicranodontium)、ジクラノロマ(Dicranoloma)、ジクラノウェイシア(Dicranoweisia)、ジクラヌム(Dicranum)、ジジモドン(Didymodon)、ジメロドンチウム(Dimerodontium)、ジモルホクラドン(Dimorphocladon)、ジオベロン(Diobelon)、ジオベロネラ(Diobelonella)、ジファスクム(Diphascum)、ジフィシウム(Diphyscium)、ジプロコミウム(Diplocomium)、ジプロニューロン(Diploneuron)、ジプロスチクム(Diplostichum)、ジセリウム(Discelium)、ジスコフィルム(Discophyllum)、ジッソドン(Dissodon)、ジスチキア(Distichia)、ジスチキウム(Distichium)、ジスチコフィリジウム(Distichophyllidium)、ジスチコフィルム(Distichophyllum)、ジトリコプシス(Ditrichopsis)、ジトリクム(Ditrichum)、ジキソニア(Dixonia)、ドリコミトラ(Dolichomitra)、ドリコミトリオプシス(Dolichomitriopsis)、ドロトルツラ(Dolotortula)、
【0063】
ドンネリア(Donnellia)、ドンリカルドシア(Donrichardsia)、ドルカジオン(Dorcadion)、ドジア(Dozya)、ドレパニウム(Drepanium)、ドレパノ-ヒプヌム(Drepano-hypnum)、ドレパノクラズス(Drepanocladus)、ドレパノフィラリア(Drepanophyllaria)、ドレパノフィルム(Drepanophyllum)、ドルンモンジア(Drummondia)、ドリプトドン(Dryptodon)、ズセニア(Dusenia)、ズチエラ(Duthiella)、エックレミジウム(Eccremidium)、エキノジオプシス(Echinodiopsis)、エキノジウム(Echinodium)、エキノフィルム(Echinophyllum)、エクトロポテシエラ(Ectropotheciella)、エクトロポテシオプシス(Ectropotheciopsis)、エクトロポテシウム(Ectropothecium)、エロイテラ(Eleutera)、エルハルベヤ(Elharveya)、エルメリオブリウム(Elmeriobryum)、エロジウム(Elodium)、エンカリプタ(Encalypta)、エンドトリケラ(Endotrichella)、エンドトリケロプシス(Endotrichellopsis)、エンドトリクム(Endotrichum)、エントドン(Entodon)、エントストドン(Entosthodon)、エントスチメニウム(Entosthymenium)、エオブルキア(Eobruchia)、エオヒポプテリギオプシス(Eohypopterygiopsis)、エオロイコドン(Eoleucodon)、エオスファグヌム(Eosphagnum)、エフェメレラ(Ephemerella)、エフェメリジウム(Ephemeridium)、エフェメロプシス(Ephemeropsis)、エフェメルム(Ephemerum)、エピプテリギウム(Epipterygium)、エレモドン(Eremodon)、エリオドン(Eriodon)、エリオプス(Eriopus)、エルポジウム(Erpodium)、エリトロバルブラ(Erythrobarbula)、エリトロドンチウム(Erythrodontium)、エリトロフィラストルム(Erythrophyllastrum)、エリトロフィロプシス(Erythrophyllopsis)、エリトロフィルム(Erythrophyllum)、エセンベッキア(Esenbeckia)、オイカンプトドントプシス(Eucamptodontopsis)、オイカタゴニウム(Eucatagonium)、オイクラジウム(Eucladium)、オイエフェメルム(Euephemerum)、オイミウリウム(Eumyurium)、オイプチキウム(Euptychium)、オイリンキアデルフス(Eurhynchiadelphus)、オイリンキアストルム(Eurhynchiastrum)、オイリンキエラ(Eurhynchiella)、オイリンキウム(Eurhynchium)、オイロヒプヌム(Eurohypnum)、オイスチキア(Eustichia)、オイジゴドン(Euzygodon)、エキソジクチオン(Exodictyon)、エキソストラツム(Exostratum)、エキセルトテカ(Exsertotheca)、ファブロレスケア(Fabroleskea)、ファブロニアイスキロドン(FabroniaIschyrodon)、ファブロニジウム(Fabronidium)、ファラシエラ(Fallaciella)、ファウリエラ(Fauriella)、フェリッポネア(Felipponea)、フィエドレリア(Fiedleria)、フィフェアイソテシアデルフス(FifeaIsotheciadelphus)、フィッシデンス(Fissidens)、フラベリジウム(Flabellidium)、フレイスケロブリウム(Fleischerobryum)、フロリブンダリア(Floribundaria)、フロルスクエトジエラ(Florschuetziella)、フロウェルシア(Flowersia)、ホンチナリス(Fontinalis)、ホレアウエラ(Foreauella)、ホルッストロエミア(Forsstroemia)、フラーミエラ(Frahmiella)、フナリア(Funaria)、フナリエラ(Funariella)、ガンミエラ(Gammiella)、ガングレエア(Ganguleea)、ガルッケア(Garckea)、ガロバグリア(Garovaglia)、ガステログリンミア(Gasterogrimmia)、ゲヘエビア(Geheebia)、ゲンマブリウム(Gemmabryum)、ゲオルギア(Georgia)、ゲルトルジア(Gertrudia)、ゲルトルジエラ(Gertrudiella)、ギガスペルムム(Gigaspermum)、ギラルジエラ(Giraldiella)、グロブリナ(Globulina)、グロブリネラ(Globulinella)、グロッサデルフス(Glossadelphus)、グリホミトリウム(Glyphomitrium)、グリホミトリウム(Glyphomitrium)、グリホテシウム(Glyphothecium)、グリプトテシウム(Glyptothecium)、ゴラニア(Gollania)、ゴングロニア(Gongronia)、ゴニオブリウム(Goniobryum)、ゴニオミトリウム(Goniomitrium)、グラドステイニア(Gradsteinia)、グリンミア(Grimmia)、グロウチエラ(Groutiella)、グエンベリア(Guembelia)、グエラモンテシア(Guerramontesia)、ギムノストミエラ(Gymnostomiella)、ギムノストムム(Gymnostomum)、ギロウェイシア(Gyroweisia)、ハブロドン(Habrodon)、ハブロドニシバエアイワツキエラ(HabrodonIshibaeaIwatsukiella)、ハゲニエラ(Hageniella)、ハマトカウリス(Hamatocaulis)、ハンペエラ(Hampeella)、ハンペオヒプヌム(Hampeohypnum)、ハンデリオブリウム(Handeliobryum)、ハプロクラジウム(Haplocladium)、ハプロドン(Haplodon)、ハプロドンチウム(Haplodontium)、ハプロヒメニウム(Haplohymenium)、ハプチメニウム(Haptymenium)、ハルピジウム(Harpidium)、ハルポフィルム(Harpophyllum)、
【0064】
ハリソニア(Harrisonia)、ハルベヤ(Harveya)、ヘバンチアイタチエラ(HebantiaItatiella)、ヘデナエシア(Hedenaesia)、ヘデナシアストルム(Hedenasiastrum)、ヘドウィギア(Hedwigia)、ヘドウィギジウム(Hedwigidium)、ヘリコブレファルム(Helicoblepharum)、ヘリコドンチアデルフス(Helicodontiadelphus)、ヘリコドンチウム(Helicodontium)、ヘリコネマ(Heliconema)、ヘリコフィルム(Helicophyllum)、ヘロジウム(Helodium)、ヘミラギス(Hemiragis)、ヘニコジウム(Henicodium)、ヘンジエラ(Hennediella)、ヘルペチニューロン(Herpetineuron)、ヘルゾギエラ(Herzogiella)、ヘテロクラジウム(Heterocladium)、ヘテロドン(Heterodon)、ヘテロフィリウム(Heterophyllium)、ヒルデブランドチエラ(Hildebrandtiella)、ヒルペルチア(Hilpertia)、ヒマントクラジウム(Himantocladium)、ホロブレファルム(Holoblepharum)、ホロドンチウム(Holodontium)、ホロミトリオプシス(Holomitriopsis)、ホロミトリウム(Holomitrium)、ホマリア(Homalia)、ホマリアデルフス(Homaliadelphus)、ホマリオデンドロン(Homaliodendron)、ホマリオプシス(Homaliopsis)、ホマロテシエラ(Homalotheciella)、ホマロテシウム(Homalothecium)、ホモマリウム(Homomallium)、ホンダエラ(Hondaella)、ホオケリア(Hookeria)、ホオケリオプシス(Hookeriopsis)、ホリカワエア(Horikawaea)、ホリドヒプヌム(Horridohypnum)、フスノチエラ(Husnotiella)、ヒアロフィルム(Hyalophyllum)、ヒドロクリファエアイソドレパニウム(HydrocryphaeaIsodrepanium)、ヒドロゴニウム(Hydrogonium)、ヒドロポゴン(Hydropogon)、ヒドロポゴネラ(Hydropogonella)、ヒグロアンブリステギウム(Hygroamblystegium)、ヒグロジクラヌム(Hygrodicranum)、ヒグロヒプネラ(Hygrohypnella)、ヒグロヒプヌム(Hygrohypnum)、ヒルオコミアデルフス(Hylocomiadelphus)、ヒルオコミアストルム(Hylocomiastrum)、ヒルオコミオプシス(Hylocomiopsis)、ヒルオコミウム(Hylocomium)、ヒメノドン(Hymenodon)、ヒメノドントプシス(Hymenodontopsis)、ヒメノロマ(Hymenoloma)、ヒメノストムム(Hymenostomum)、ヒメノスチルイエラ(Hymenostyliella)、ヒメノスチリウム(Hymenostylium)、ヒオコミウム(Hyocomium)、ヒオフィラ(Hyophila)、ヒオフィラデルフス(Hyophiladelphus)、ヒオフィロプシス(Hyophilopsis)、ヒプネラ(Hypnella)、ヒプニテス(Hypnites)、ヒプノバルトレッチア(Hypnobartlettia)、ヒプノデンドロン(Hypnodendron)、ヒプヌム(Hypnum)、ヒポドンチウム(Hypodontium)、ヒポプテリギウム(Hypopterygium)、インブリブリウム(Imbribryum)、インドポッチア(Indopottia)、インドツイジウム(Indothuidium)、インズシエラ(Indusiella)、イノウエツイジウム(Inouethuidium)、イソプテリギオプシス(Isopterygiopsis)、イソプテリギウム(Isopterygium)、イソテシオプシス(Isotheciopsis)、イソテシウム(Isothecium)、ジャエゲリナ(Jaegerina)、ジャエゲリノプシス(Jaegerinopsis)、ジャフエリオブリウム(Jaffueliobryum)、ジュラトズカエエラ(Juratzkaeella)、キアエリア(Kiaeria)、キンドベルギア(Kindbergia)、キンギオブリウム(Kingiobryum)、クレイオウェイシオプシス(Kleioweisiopsis)、コポネニア(Koponenia)、クロヒメヒプヌム(Kurohimehypnum)、ランプロフィルム(Lamprophyllum)、レエルシア(Leersia)、レヨードンチウム(Leiodontium)、レイオメラ(Leiomela)、レイオミトリウム(Leiomitrium)、レイオテカ(Leiotheca)、レンボフィルム(Lembophyllum)、レピドピリジウム(Lepidopilidium)、レピドピルム(Lepidopilum)、レプタンギウム(Leptangium)、レプトバルブラ(Leptobarbula)、レプトブリウム(Leptobryum)、レプトクラジエラ(Leptocladiella)、レプトクラジウム(Leptocladium)、レプトジクチウム(Leptodictyum)、レプトドンチエラ(Leptodontiella)、レプトドンチオプシス(Leptodontiopsis)、レプトドンチウム(Leptodontium)、レプトヒメニウム(Leptohymenium)、レプトファスクム(Leptophascum)、レプトプテリギナンドルム(Leptopterigynandrum)、レプトストモプシス(Leptostomopsis)、レプトストムム(Leptostomum)、レプトテカ(Leptotheca)、レプトトリケラ(Leptotrichella)、レプトトリクム(Leptotrichum)、レピロドン(Lepyrodon)、
【0065】
レピロドントプシス(Lepyrodontopsis)、レラチア(Leratia)、レラチエラ(Leratiella)、レスキュラエア(Lescuraea)、レスケア(Leskea)、レスケアデルフス(Leskeadelphus)、レスケエラ(Leskeella)、レスケオドン(Leskeodon)、レスケオドントプシス(Leskeodontopsis)、レスクェロイキシア(Lesquereuxia)、ロイコブリウム(Leucobryum)、ロイコドン(Leucodon)、ロイコドンテラ(Leucodontella)、ロイコレピス(Leucolepis)、ロイコロマ(Leucoloma)、ロイコミウム(Leucomium)、ロイコペリカエチウム(Leucoperichaetium)、ロイコファネラ(Leucophanella)、ロイコファネス(Leucophanes)、レビエレラ(Levierella)、リンベラ(Limbella)、リムノビウム(Limnobium)、リンプリクチア(Limprichtia)、リンドベルギア(Lindbergia)、リンジギア(Lindigia)、ロエスケオブリウム(Loeskeobryum)、ロエスキプヌム(Loeskypnum)、ロイセアウブリウム(Loiseaubryum)、ロオセリア(Looseria)、ロフィオドン(Lophiodon)、ロピジウム(Lopidium)、ロレントジア(Lorentzia)、ロレントジエラ(Lorentziella)、ロクソチス(Loxotis)、ルドルグビア(Ludorugbya)、ルイシエレラ(Luisierella)、リエリア(Lyellia)、マクグレゴレラ(Macgregorella)、マコウニエラ(Macouniella)、マクロコマ(Macrocoma)、マクロジクチウム(Macrodictyum)、マクロヒメニウム(Macrohymenium)、マクロミトリウム(Macromitrium)、マクロスポリエラ(Macrosporiella)、マクロタムニエラ(Macrothamniella)、マクロタムニウム(Macrothamnium)、マミラリエラ(Mamillariella)、マンドニエラ(Mandoniella)、マスカランツス(Maschalanthus)、マスカロカルプス(Maschalocarpus)、マストポマ(Mastopoma)、マッテリア(Matteria)、メエシア(Meesia)、メイオテシエラ(Meiotheciella)、メイオテシオプシス(Meiotheciopsis)、メイオテシウム(Meiothecium)、メイオトリクム(Meiotrichum)、メルセヤ(Merceya)、メルセヨプシス(Merceyopsis)、メソカエト(Mesochaete)、メソノドン(Mesonodon)、メソツス(Mesotus)、メタジスチコフィルム(Metadistichophyllum)、メタネッケラ(Metaneckera)、メテオリジウム(Meteoridium)、メテオリエラ(Meteoriella)、メテオリオプシス(Meteoriopsis)、メテオリウム(Meteorium)、メトズレレラ(Metzlerella)、メトズレリア(Metzleria)、ミクラルソプシス(Micralsopsis)、ミクロブリウム(Microbryum)、ミクロカンピルオプス(Microcampylopus)、ミクロクロッシジウム(Microcrossidium)、ミクロクテニジウム(Microctenidium)、ミクロズス(Microdus)、ミクロオイリンキウム(Microeurhynchium)、ミクロミトリウム(Micromitrium)、ミクロポマ(Micropoma)、ミクロタムニウム(Microthamnium)、ミクロテシエラ(Microtheciella)、ミクロツイジウム(Microthuidium)、ミエヘア(Miehea)、ミエリコフェリア(Mielichhoferia)、ミルデア(Mildea)、ミルデエラ(Mildeella)、ミロニア(Mironia)、ミトロブリウム(Mitrobryum)、ミッテニア(Mittenia)、ミッテノタムニウム(Mittenothamnium)、
【0066】
ミッチリジウム(Mitthyridium)、ミヤベア(Miyabea)、ムニアデルフス(Mniadelphus)、ムニオブリウム(Mniobryum)、ムニオデンドロン(Mniodendron)、ムニオマリア(Mniomalia)、ムニウム(Mnium)、モエンケメイエラ(Moenkemeyera)、モレンドア(Molendoa)、モリア(Mollia)、モリニア(Morinia)、モセニエラ(Moseniella)、ムエレリエラ(Muelleriella)、ムエレロブリウム(Muellerobryum)、ムスコフロルスクエトジア(Muscoflorschuetzia)、ムスコヘルゾギア(Muscoherzogia)、ミリニア(Myrinia)、ミウレラ(Myurella)、ミウリオプシス(Myuriopsis)、ミウリウム(Myurium)、ミウロクラダ(Myuroclada)、ナノブリウム(Nanobryum)、ナノミトリオプシス(Nanomitriopsis)、ナノミトリウム(Nanomitrium)、ネッケラ(Neckera)、ネッケラデルフス(Neckeradelphus)、ネッケリテス(Neckerites)、ネッケロプシス(Neckeropsis)、ネマトクラジア(Nematocladia)、ネオバルベラ(Neobarbella)、ネオカルドチア(Neocardotia)、ネオジクラジエラ(Neodicladiella)、ネオドリコミトラ(Neodolichomitra)、ネオヒオフィラ(Neohyophila)、ネオレスキュラエア(Neolescuraea)、ネオリンドベルギア(Neolindbergia)、ネオマコウニア(Neomacounia)、ネオメエシア(Neomeesia)、ネオノグキア(Neonoguchia)、ネオホエニクス(Neophoenix)、ネオルテンベルギア(Neorutenbergia)、ネオシャルピエラ(Neosharpiella)、ニホトリクム(Niphotrichum)、ノブレガエア(Nobregaea)、ノゴプテリウム(Nogopterium)、ノグキオデンドロン(Noguchiodendron)、ノトリゴトリクム(Notoligotrichum)、オキオブリウム(Ochiobryum)、オクロブリウム(Ochrobryum)、オキラエア(Ochyraea)、オクトジセラス(Octodiceras)、オエジクラジウム(Oedicladium)、オエジポジエラ(Oedipodiella)、オエジポジウム(Oedipodium)、オカムラエア(Okamuraea)、オリゴトリクム(Oligotrichum)、オンコホルス(Oncophorus)、オレアス(Oreas)、オレオウェイシア(Oreoweisia)、オロントブリウム(Orontobryum)、オルトアンブリステギウム(Orthoamblystegium)、オルトジクラヌム(Orthodicranum)、オルトドン(Orthodon)、オルトドンチウム(Orthodontium)、オルトドントプシス(Orthodontopsis)、オルトグリンミア(Orthogrimmia)、オルトミトリウム(Orthomitrium)、オルトムニオン(Orthomnion)、オルトムニオプシス(Orthomniopsis)、オルトプス(Orthopus)、オルトピキシス(Orthopyxis)、オルトリンキジウム(Orthorrhynchidium)、オルトリンキウム(Orthorrhynchium)、オルトスチケラ(Orthostichella)、オルトスチキジウム(Orthostichidium)、オルトスチコプシス(Orthostichopsis)、オルトテシエラ(Orthotheciella)、オルトテシウム(Orthothecium)、オルトテシウム(Orthothecium)、オルトツイジウム(Orthothuidium)、オルトトリクム(Orthotrichum)、オステルワルジエラ(Osterwaldiella)、オチコジウム(Oticodium)、オキシリンキウム(Oxyrrhynchium)、オキシステグス(Oxystegus)、パキニューロプシス(Pachyneuropsis)、パキノイルム(Pachyneurum)、パラエオカンピルオプス(Palaeocampylopus)、パラモクラジウム(Palamocladium)、パリサズラ(Palisadula)、パルデラ(Paludella)、パルストリエラ(Palustriella)、パンッコウィア(Panckowia)、パンコビア(Pancovia)、パピラリア(Papillaria)、パピリジオプシス(Papillidiopsis)、パラロイコブリウム(Paraleucobryum)、パラミウリウム(Paramyurium)、パララコカルプス(Pararhacocarpus)、パリシア(Parisia)、ペレキウム(Pelekium)、ペンズロテシウム(Pendulothecium)、ペンタスチケラ(Pentastichella)、ペンジギエラ(Penzigiella)、ペロムニオン(Peromnion)、ファロミトリウム(Pharomitrium)、ファスコニカ(Phasconica)、ファスコプシス(Phascopsis)、ファスクム(Phascum)、フィリベルチエラ(Philibertiella)、フィロノチス(Philonotis)、フィロフィルム(Philophyllum)、ホチノフィルム(Photinophyllum)、フィロドン(Phyllodon)、フィロドレパニウム(Phyllodrepanium)、フィロゴニウム(Phyllogonium)、フィスコミトレラ(Physcomitrella)、フィスコミトリウム(Physcomitrium)、フィセジウム(Physedium)、ピコブリウム(Picobryum)、ピクツス(Pictus)、ピロエシウム(Piloecium)、ピロポゴン(Pilopogon)、ピロポゴネラ(Pilopogonella)、ピロセリオプス(Piloseriopus)、ピロトリケラ(Pilotrichella)、ピロトリキジウム(Pilotrichidium)、ピロトリクム(Pilotrichum)、ピンナテラ(Pinnatella)、
【0067】
ピレア(Pirea)、ピレエラ(Pireella)、プラギオブリオイデス(Plagiobryoides)、プラギオブリウム(Plagiobryum)、プラギオムニウム(Plagiomnium)、プラギオプス(Plagiopus)、プラギオラセロプス(Plagioracelopus)、プラギオテシウム(Plagiothecium)、プラストイリンキウム(Plasteurhynchium)、プラチジクチア(Platydictya)、プラチギリエラ(Platygyriella)、プラチギリウム(Platygyrium)、プラチヒプニジウム(Platyhypnidium)、プラチヒプヌム(Platyhypnum)、プラチルオマ(Platyloma)、プラチルオメラ(Platylomella)、プラチニューロン(Platyneuron)、プラウベリア(Plaubelia)、プロイリジトリクム(Pleuriditrichum)、プロイリジウム(Pleuridium)、プロイロカエト(Pleurochaete)、プロイロファスクム(Pleurophascum)、プロイロプス(Pleuropus)、プロイロルトトリクム(Pleurorthotrichum)、プロイロウェイシア(Pleuroweisia)、プロイロジウム(Pleurozium)、プロイロジゴドン(Pleurozygodon)、ポクシエラ(Pocsiella)、ポドペラエア(Podperaea)、ポエシロフィルム(Poecilophyllum)、ポゴナツム(Pogonatum)、ポーリア(Pohlia)、ポラ(Polla)、ポリメロドン(Polymerodon)、ポリポジオプシス(Polypodiopsis)、ポリトリカデルフス(Polytrichadelphus)、ポリトリカストルム(Polytrichastrum)、ポリトリキテス(Polytrichites)、ポリトリクム(Polytrichum)、ポロタムニウム(Porothamnium)、ポロトリケラ(Porotrichella)、ポロトリコデンドロン(Porotrichodendron)、ポロトリコプシス(Porotrichopsis)、ポロトリクム(Porotrichum)、ポタミウム(Potamium)、ポッチア(Pottia)、ポッチオプシス(Pottiopsis)、ポウェリア(Powellia)、ポウェリオプシス(Powelliopsis)、プリングレエラ(Pringleella)、プリオニジウム(Prionidium)、プリオノドン(Prionodon)、シュードアトリクム(Pseudatrichum)、シュードエフェメルム(Pseudephemerum)、シュードイソテシウム(Pseudisothecium)、シュードアンブリステギウム(Pseudoamblystegium)、シュードバルベラ(Pseudobarbella)、シュードブラウニア(Pseudobraunia)、シュードブリウム(Pseudobryum)、シュードカリエルゴン(Pseudocalliergon)、シュードカンピリウム(Pseudocampylium)、シュードコリソドンチウム(Pseudochorisodontium)、シュードクロッシジウム(Pseudocrossidium)、シュードジメロドンチウム(Pseudodimerodontium)、シュードジスチキウム(Pseudodistichium)、シュードジトリクム(Pseudoditrichum)、シュードヒグロヒプヌム(Pseudohygrohypnum)、シュードヒオフィラ(Pseudohyophila)、シュードヒプネラ(Pseudohypnella)、シュードレスケア(Pseudoleskea)、シュードレスケエラ(Pseudoleskeella)、シュードレスケオプシス(Pseudoleskeopsis)、シュードピロエシウム(Pseudopiloecium)、シュードピロトリクム(Pseudopilotrichum)、シュードプロイロプス(Pseudopleuropus)、シュードポーリア(Pseudopohlia)、シュードプテロブリウム(Pseudopterobryum)、シュードラセロプス(Pseudoracelopus)、シュードリンコステギエラ(Pseudorhynchostegiella)、シュードスクレロポジウム(Pseudoscleropodium)、シュードシンブレファリス(Pseudosymblepharis)、シュードチンミエラ(Pseudotimmiella)、シュードトリスメギスチア(Pseudotrismegistia)、
【0068】
プシロピルム(Psilopilum)、プテリギナンドルム(Pterigynandrum)、プテロブリエラ(Pterobryella)、プテロブリイジウム(Pterobryidium)、プテロブリオン(Pterobryon)、プテロブリオプシス(Pterobryopsis)、プテロゴニアデルフス(Pterogoniadelphus)、プテロゴニジウム(Pterogonidium)、プテロゴニエラ(Pterogoniella)、プテロゴニウム(Pterogonium)、プテリゴノイルム(Pterygoneurum)、プテリゴフィルム(Pterygophyllum)、プチリウム(Ptilium)、プチコジウム(Ptychodium)、プチコミトリオプシス(Ptychomitriopsis)、プチコミトリウム(Ptychomitrium)、プチコムニエラ(Ptychomniella)、プチコムニオン(Ptychomnion)、プチコストムム(Ptychostomum)、プイッガリア(Puiggaria)、プイッガリエラ(Puiggariella)、プイッガリオプシス(Puiggariopsis)、プルクリノズス(Pulchrinodus)、プンゲンテラ(Pungentella)、プルセリア(Pursellia)、ピルアイシア(Pylaisia)、ピルアイシアデルファ(Pylaisiadelpha)、ピルアイシエラ(Pylaisiella)、ピルアイシオブリウム(Pylaisiobryum)、ピラミズラ(Pyramidula)、ピラミトリウム(Pyramitrium)、ピロミトリウム(Pyromitrium)、ピロブリウム(Pyrrhobryum)、クアエスチクラ(Quaesticula)、ラセロポドプシス(Racelopodopsis)、ラセロプス(Racelopus)、ラコミトリウム(Racomitrium)、ラコピルム(Racopilum)、ラズリナ(Radulina)、ライネリア(Raineria)、ラウイア(Rauia)、ラウイエラ(Rauiella)、レグマトドン(Regmatodon)、レイメルシア(Reimersia)、レミエラ(Remyella)、レナウルジア(Renauldia)、ラブドドンチウム(Rhabdodontium)、ラブドウェイシア(Rhabdoweisia)、ラコカルプス(Rhacocarpus)、ラコピロプシス(Rhacopilopsis)、ランフィジウム(Rhamphidium)、ラフィドリンキウム(Rhaphidorrhynchium)、ラフィドステギウム(Rhaphidostegium)、ラフィドスチクム(Rhaphidostichum)、レキソフィルム(Rhexophyllum)、リゾファブロニア(Rhizofabronia)、リゾゴニウム(Rhizogonium)、リゾヒプヌム(Rhizohypnum)、リゾムニウム(Rhizomnium)、リゾペルマ(Rhizopelma)、ロドブリウム(Rhodobryum)、リンコ-ヒプヌム(Rhyncho-hypnum)、リンコステギエラ(Rhynchostegiella)、リンコステギオプシス(Rhynchostegiopsis)、リンコステギウム(Rhynchostegium)、リストフィルム(Rhystophyllum)、リチジアデルフス(Rhytidiadelphus)、リチジアストルム(Rhytidiastrum)、リチジオプシス(Rhytidiopsis)、リチジウム(Rhytidium)、リカルドシオプシス(Richardsiopsis)、リゴジアデルフス(Rigodiadelphus)、ロエリア(Roellia)、ロスラブリウム(Rosulabryum)、ロットレリア(Rottleria)、ルテンベルギア(Rutenbergia)、サエラニア(Saelania)、サゲノトルツラ(Sagenotortula)、サインテレニア(Sainthelenia)、サイトア(Saitoa)、サイトブリウム(Saitobryum)、サイトエラ(Saitoella)、サニオニア(Sanionia)、サプロマ(Saproma)、サルコノイルム(Sarconeurum)、サルメンチプヌム(Sarmentypnum)、ササオカエア(Sasaokaea)、サウロマ(Sauloma)、スカブリデンス(Scabridens)、スキンペレラ(Schimperella)、スキンペロブリウム(Schimperobryum)、スキスチジウム(Schistidium)、スキストミトリウム(Schistomitrium)、スキストフィルム(Schistophyllum)、スキストステガ(Schistostega)、スキゾミトリウム(Schizomitrium)、スキチメニウム(Schizymenium)、スクリエファッケア(Schliephackea)、スクロテイミア(Schlotheimia)、スクラデロブリウム(Schraderobryum)、スクウェトスッケア(Schwetschkea)、スクウェトスッケオプシス(Schwetschkeopsis)、シアドクラズス(Sciadocladus)、シアロミエラ(Sciaromiella)、シアロミオプシス(Sciaromiopsis)、シアロミウム(Sciaromium)、シウロ-ヒプヌム(Sciuro-hypnum)、スクレロドンチウム(Sclerodontium)、スクレロヒプヌム(Sclerohypnum)、スクレロポジオプシス(Scleropodiopsis)、スクレロポジウム(Scleropodium)、スコペロフィラ(Scopelophila)、スコルピジウム(Scorpidium)、スコルピウリウム(Scorpiurium)、スコウレリア(Scouleria)、シタリナ(Scytalina)、セビレア(Sebillea)、セーネモブリウム(Sehnemobryum)、セクラ(Sekra)、セリゲリア(Seligeria)、セマトフィリテス(Sematophyllites)、セマトフィルム(Sematophyllum)、セミバルブラ(Semibarbula)、セルポレスケア(Serpoleskea)、セルポトルテラ(Serpotortella)、シャルピエラ(Sharpiella)、シェボッキア(Shevockia)、シグマテラ(Sigmatella)、シモフィルム(Simophyllum)、シンプリシデンス(Simplicidens)、シノカリエルゴン(Sinocalliergon)、シンスケア(Sinskea)、スキトフィルム(Skitophyllum)、
【0069】
スコットスベルギア(Skottsbergia)、ソルムシア(Solmsia)、ソルムシエラ(Solmsiella)、ソラピラ(Sorapilla)、スファエランギウム(Sphaerangium)、スファエロセファルス(Sphaerocephalus)、スファエロテシウム(Sphaerothecium)、スファグヌム(Sphagnum)、スピリデントプシス(Spiridentopsis)、スピルラ(Spirula)、スプラクヌム(Splachnum)、スポルレデラ(Sporledera)、スプルセエラ(Spruceella)、スクアミジウム(Squamidium)、スタブレリア(Stableria)、ステエレクロイス(Steerecleus)、ステエレオブリオン(Steereobryon)、ステゴニア(Stegonia)、ステラリオムニウム(Stellariomnium)、ステノカルピジオプシス(Stenocarpidiopsis)、ステノデスムス(Stenodesmus)、ステノジクチオン(Stenodictyon)、ステノテシオプシス(Stenotheciopsis)、ステノテシウム(Stenothecium)、ステッポミトラ(Steppomitra)、ステレオドン(Stereodon)、ステレオドントプシス(Stereodontopsis)、ステレオヒプヌム(Stereohypnum)、ステイエルマルキエラ(Steyermarkiella)、ストケシエラ(Stokesiella)、ストネア(Stonea)、ストネオブリウム(Stoneobryum)、ストラミネルゴン(Straminergon)、ストラミネルゴン(Straminergon)、ストレブロピルム(Streblopilum)、ストレブロトリクム(Streblotrichum)、ストレイマンニア(Streimannia)、ストレフェジウム(Strephedium)、ストレプトカリプタ(Streptocalypta)、ストレプトコレア(Streptocolea)、ストレプトポゴン(Streptopogon)、ストレプトトリクム(Streptotrichum)、ストロエミア(Stroemia)、ストロンブリデンス(Strombulidens)、ストルッキア(Struckia)、ストルッキア(Struckia)、スチルオコミウム(Stylocomium)、スワルトジア(Swartzia)、シンブレファリス(Symblepharis)、シンフィオドン(Symphyodon)、シンフィソドン(Symphysodon)、シンフィソドンテラ(Symphysodontella)、シントリキア(Syntrichia)、シロポドン(Syrrhopodon)、システギウム(Systegium)、タイワノブリウム(Taiwanobryum)、タカキア(Takakia)、タマリセラ(Tamariscella)、タキシカウリス(Taxicaulis)、タキシフィルム(Taxiphyllum)、タキシットヘリウム(Taxithelium)、タイロリア(Tayloria)、テイコドンチウム(Teichodontium)、テニオロホラ(Teniolophora)、テレチデンス(Teretidens)、テルレストリア(Terrestria)、テトラコシノドン(Tetracoscinodon)、テトラフィドプシス(Tetraphidopsis)、テトラフィス(Tetraphis)、テトラプロドン(Tetraplodon)、テトラプテルム(Tetrapterum)、テトラスチキウム(Tetrastichium)、テトロドンチウム(Tetrodontium)、タムニエラ(Thamniella)、タムニオプシス(Thamniopsis)、タムニウム(Thamnium)、タムノブリウム(Thamnobryum)、タムノマリア(Thamnomalia)、テリア(Thelia)、チエメア(Thiemea)、ツイジオプシス(Thuidiopsis)、ツイジウム(Thuidium)、(チリジウムThyridium)、チサノミトリオン(Thysanomitrion)、チンミア(Timmia)、チンミエラ(Timmiella)、チモコポネニア(Timokoponenia)、トロキシス(Toloxis)、トメンチプヌム(Tomentypnum)、トルテラ(Tortella)、トルツラ(Tortula)、トウウィア(Touwia)、トウウィオデンドロン(Touwiodendron)、トラキブリウム(Trachybryum)、トラキカルピジウム(Trachycarpidium)、トラキクラジエラ(Trachycladiella)、トラキシスチス(Trachycystis)、トラキルオマ(Trachyloma)、トラキミトリウム(Trachymitrium)、トラキオドンチウム(Trachyodontium)、トラキフィルム(Trachyphyllum)、トラキテシウム(Trachythecium)、トラキキシフィウム(Trachyxiphium)、トレマトズム(Trematodum)、トリコドン(Trichodon)、トリコドンチウム(Trichodontium)、トリコレピス(Tricholepis)、トリコステロイム(Trichosteleum)、トリコストモプシス(Trichostomopsis)、トリコストムム(Trichostomum)、トリドンチウム(Tridontium)、トリゴノジクチオン(Trigonodictyon)、トリプテロクラジウム(Tripterocladium)、トリクェトレラ(Triquetrella)、トリスメギスチア(Trismegistia)、トリスチキウム(Tristichium)、ツエルッケイミア(Tuerckheimia)、ウレアストルム(Uleastrum)、ウレオブリウム(Uleobryum)、ウロタ(Ulota)、ウンクレジャッキア(Unclejackia)、バルドニア(Valdonia)、ベンツリエラ(Venturiella)、ベルシデンス(Verrucidens)、ベシクラリア(Vesicularia)、ベシクラリオプシス(Vesiculariopsis)、ベチプラナキシス(Vetiplanaxis)、ビリジベルス(Viridivellus)、ビッチア(Vittia)、ボイチア(Voitia)、ブロリジュケイジア(Vrolijkheidia)、ワルブルギエラ(Warburgiella)、ワルジア(Wardia)、ワルンストルフィア(Warnstorfia)、ウェベラ(Webera)、ウェイシオドン(Weisiodon)、ウェイシオプシス(Weisiopsis)、ウェイッシア(Weissia)、ウェイッシオジクラヌム(Weissiodicranum)、ウェルネリオブリウム(Werneriobryum)、ウェイモウチア(Weymouthia)、ウィジュキア(Wijkia)、ウィルジア(Wildia)、ウィリア(Willia)、ウィルソニエラ(Wilsoniella)、ユンナノブリオン(Yunnanobryon)、ゼロメテオリウム(Zelometeorium)、ジゴドン(Zygodon)、ジゴトリキア(Zygotrichia)から成る群より選択される1種以上の蘚類である。
【0070】
本発明の方法の別の好ましい実施形態によれば、1種又は数種又は全ての植物が、下記属:アントセロス(Anthoceros)、デンドロセロース(Dendroceros), ホリオセロース(Folioceros)、ハットリオセロース(Hattorioceros)、レイオスポロセロース(Leiosporoceros)、メガセロース(Megaceros)、メソセロース(Mesoceros)、ノトセロース(Nothoceros)、ノトチルアス(Notothylas)、パラフィマトセロース(Paraphymatoceros)、ファエオセロース(Phaeoceros)、ファエオメガセロース(Phaeomegaceros)、フィマトセロース(Phymatoceros)、スファエロスポロセロース(Sphaerosporoceros)から成る群より選択される1種以上のツノゴケ類である。
【0071】
混合物が液体形態で、又はゲル、ペースト若しくは粉末として(上記参照)存在する、上記方法がさらに好ましい。
従って、本発明の方法のステップ(b)で用意される混合物は、好ましくは粉末形態の混合物の形態であるか、又は互いに別々に存在し、かつ処理すべき基質上/中にステップ(c)で適用若しくは導入前又は適用若しくは導入中に混ぜ合わせられる2、3、4種以上の液体及び/若しくはゲル状及び/若しくはペースト状及び/若しくは粉状プレミックスの形態であってよい。
有利なことに、満足のいく雑草抑制を保証するためには、通常の本発明の方法のステップ(b)〜(d)を1回行なえば通常は十分である。
しかしながら、さらなる実施形態によれば、必要に応じて、ステップ(b)〜(d)又はステップ(b)及び(c)を1回、2回、3回以上繰り返して、処理すべき基質の特に有効なバイオセメンテーション、ひいては特に有効な雑草抑制を保証することができる。
【0072】
任意に、さらなる実施形態によれば、のステップ(b)で用意された混合物の、処理すべき基質(本発明の方法のステップ(a)で特定された)上/中への適用又は導入前に、1つ又はいくつかのさらなる方法ステップ、例えば、基質上/中にある植物、好ましくは雑草の火炎殺菌、基質上/中にある植物、好ましくは雑草の手動除去(除草)、及び/又は基質上/中にある植物、好ましくは雑草の化学的雑草防除剤による処理等を行なってよい。これらの前ステップをそれぞれ1回、2回、3回以上繰り返すこともできる。
好ましい実施形態は、本方法のステップ(d)におけるバイオセメント層の形成が発熱反応(本明細書に定義どおり)を含まない、本明細書に記載の方法に関する。
本発明の方法の好ましい実施形態によれば、特に、植物成長、好ましくは雑草成長の阻害又は低減を引き起こすのは、正確には本方法のステップ(d)におけるバイオセメント層の形成中の基質の固化及び/又は硬化であるので、植物成長、好ましくは雑草成長がその上/中で阻害又は低減されることになる、ステップ(a)で特定された基質を除去するステップは、必ずしも植物成長を阻害又は低減せず、従って好ましくは本発明の方法の一部でない。
さらに、本明細書に記載の本発明の枠組みの中では、有利には、植物成長がその上/中で低減又は阻害されることになる基質、又は形成されたバイオセメント層を圧縮するステップは、必ずしも植物成長、好ましくは雑草の成長の阻害又は低減を達成しないので、好ましくは本発明の方法の一部でない。
【0073】
本発明の方法について本明細書で述べることは、本明細書に記載の本発明の方法にも当てはまり、逆もまた同様である。これは、本発明の方法の(好ましい)実施形態に相当する本発明の使用の(好ましい)実施形態に特に当てはまるか又はこれらから導くことができ、逆もまた同様である。
選択した実施例を用いて以下にさらに詳細に本発明を説明する。特に明記しない限り、全てのデータは質量を指す。
【図面の簡単な説明】
【0074】
【
図1】細菌株バシラス・シュードフィルムス(B. pseudofirmus)を用いた非尿素分解バイオセメンテーションによる雑草成長の抑制:単子葉類(スズメノカタビラ(annual meadow grass))及び双子葉類(ヘラオオバコ(ribwort plantain))に対する効果。コントロール(上段)対バイオセメンテーション混合物1で処理したサンプル(中段)の毎週管理を含む42日の記録期間内の雑草成長の平均被覆率。42日の成長後のバイオセメンテーション混合物1による処理(下段右)と比較したコントロール適用(下段左)の雑草成長の視覚的表示(下段)。
【
図2】細菌株アルスロバクター・クリスタロポイエテス(A. crystallopoietes)、バシラス・コーニイ(B. cohnii)、バシラス・ハロズランス(B. halodurans)、及びバシラス・シュードフィルムス(B. pseudofirmus)を用いた非尿素分解バイオセメンテーションによる雑草成長の抑制:単子葉類(スズメノカタビラ)及び双子葉類(ヘラオオバコ)に対する効果。毎週のコントロール測定対バイオセメンテーション混合物1で処理したサンプルについての42日の記録期間にわたる雑草成長の平均被覆率。
【
図3】石英砂中の雑草成長を抑制するためのリシニバシラス・スファエリクス(L. sphaericus)による尿素分解バイオセメンテーションの適用:単子葉類(スズメノカタビラ)及び双子葉類(ヘラオオバコ)の雑草に対する効果。コントロール対バイオセメンテーション混合物2及びバイオセメンテーション混合物3の毎週評価を含む42日の記録期間内の雑草成長の平均被覆率(上段)。研究室での42日の成長後のバイオセメンテーション混合物2による処理(中段中央)及びバイオセメンテーション混合物3による処理(中段右)と比較したコントロール適用(中段左)における雑草成長の視覚的表示(中段)。試験片の平均破壊力の調査によるバイオセメンテーション層の固化のグラフ表示(下段)。
【
図4】陸地土壌中での雑草成長を抑制するためのリシニバシラス・スファエリクス(L. sphaericus)による尿素分解バイオセメンテーションの適用:単子葉類(スズメノカタビラ)及び双子葉類(ヘラオオバコ)の雑草に対する効果。コントロール対バイオセメンテーション混合物2及びバイオセメンテーション混合物3の毎週評価を含む42日の記録期間内の雑草成長の平均被覆率(上段)。研究室での42日の成長後のバイオセメンテーション混合物2による処理(中段中央)及びバイオセメンテーション混合物3による処理(中段右)と比較したコントロール適用(中段左)における雑草成長の視覚的表示(中段)。試験片の平均破壊力の調査によるバイオセメンテーション層の固化のグラフ表示(下段)。
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図5】石英砂中での雑草成長を抑制するためのスポロサルシナ・パストイリイ(Sp. Pasteurii)による尿素分解バイオセメンテーションの適用:単子葉類(スズメノカタビラ)及び双子葉類(ヘラオオバコ)の雑草に対する効果。コントロール対バイオセメンテーション混合物4及びバイオセメンテーション混合物5の毎週評価を含む42日の記録期間内の雑草成長の平均被覆率(上段)。研究室での42日の成長後のバイオセメンテーション混合物4による処理(中段中央)及びバイオセメンテーション混合物5による処理(中段右)と比較したコントロール適用(中段左)における雑草成長の視覚的表示(中段)。試験片の平均破壊力の調査によるバイオセメンテーション層の固化のグラフ表示(下段)。
【
図6】陸地土壌中での雑草成長を抑制するためのスポロサルシナ・パストイリイ(Sp. Pasteurii)による尿素分解バイオセメンテーションの適用:単子葉類(スズメノカタビラ)及び双子葉類(ヘラオオバコ)の雑草に対する効果。コントロール対バイオセメンテーション混合物4及びバイオセメンテーション混合物5の毎週評価を含む42日の記録期間内の雑草成長の平均被覆率(上段)。研究室での42日の成長後のバイオセメンテーション混合物4による処理(中段中央)及びバイオセメンテーション混合物5による処理(中段右)と比較したコントロール適用(中段左)における雑草成長の視覚的表示(中段)。試験片の平均破壊力の調査によるバイオセメンテーション層の固化のグラフ表示(下段)。
【
図7】野外の土地で雑草成長を抑制するためのバイオセメンテーションの適用:農地上での出芽しない雑草及び新たに出芽した雑草に対する効果。毎週評価を含む42日の記録期間内のバイオセメンテーション混合物6で処理した領域(中段)と比較した水コントロール(上段)の平均被覆率。42日の屋外成長後のバイオセメンテーション混合物6による処理(下段右)と比較したコントロール適用(下段左)における雑草成長の視覚的表示。
【
図8】野外の土地で雑草成長を抑制するためのバイオセメンテーションの適用:舗装目地中での出芽しない雑草及び新たに出芽した雑草に対する効果。毎週評価を含む42日の記録期間内のバイオセメンテーション混合物6で処理した領域(中段)と比較した水コントロール(上段)の平均被覆率。42日の屋外成長後のバイオセメンテーション混合物6による処理(下段右)と比較したコントロール適用(下段左)における雑草成長の視覚的表示。
【実施例】
【0075】
実施例1:バシラス・シュードフィルムス(B. pseudofirmus)による非尿素分解バイオセメンテーション−単子葉及び双子葉の雑草の成長の抑制:
材料及び方法:
実験は、研究室内で容積450cm
3の植木鉢を用いて行なった。適用面積はそれぞれ78.5cm
2であった。全部で6つのサンプルを処理した。
この実験の土壌基質は、0〜2mmの粒径を有する石英砂から成った。製造業者が洗浄し、乾燥させた砂をそのまま使用した。植木鉢1個当たり300gの石英砂を土壌基質として使用した。
処理前、石英砂に雑草は成長しておらず、固有雑草種子又は流入種子の残渣のみが含まれた。しかしながら、これらは効率的な雑草成長には十分でなかった。容器1個当たりそれぞれ0.2gのヘラオオバコ(Plantago lanceolate)(ribwort plantain)及び0.1gのスズメノカタビラ(Poa annua)(annual meadow grass)を用いて雑草の種を蒔いた。このために、雑草の種子を2〜4mmの深さで土の表面層に組み入れた。
下記濃度の下記成分から成る液体バイオセメンテーション混合物1を使用した。
20.0 g/l 酵母エキス
0.2 M 炭酸カルシウム
0.2 M 乳酸カルシウム
6.0 g/l 尿素
5×10
8 細胞/ml バシラス・シュードフィルムス(B. pseudofirmus)
混合物は、微量元素並びに微量の塩及び糖をも含有する(例えば<1wt.%)。この媒体では、尿素は、主に窒素源として働いた(炭酸塩源としてではなく)。
【0076】
バイオセメンテーションの能力がある本混合物の全ての成分は、株バシラス・シュードフィルムス(B. pseudofirmus)の細菌を除き、固体形態で存在した。細菌は、例えばJonkers H. M. et al., Tailor Made Concrete Structures - Walraven & Stoelhorst (eds), 2008, Taylor & Francis Group, London, ISBN 978-0-415-47535-8, セクション2.1に記載のように、本発明の文脈では5g/Lの酵母エキスを用いて、最新技術で既知の培養基中の液体培養物として存在した。使用直前に固体成分と液体培養物中の細菌とを混合して固体成分を溶かした。
3つのレプリカにおいて各試験プロットにバイオセメンテーション混合物1及び水コントロールを適用した。1平方メートル当たりの適用量は、レプリカ毎に至る所で5リットルであった。適用するためにピペットを使用した。
【0077】
バイオセメンテーション混合物1の適用後、灌水せずに48時間インキュベーションを行なった。この期間中、最低温度は14.2℃であり、最高温度は25.2℃であった。
適用後42日にわたって雑草成長を記録した。この期間中の最低及び最高温度は10.7℃及び34.0℃であった。必要性に応じて、週に1回〜3回容器に給水した。昼と夜のリズムで自然の採光に植木鉢をさらした。
週1回の頻度で雑草成長を記録した。バイオセメンテーション層(層の厚さ、強度)及びいわゆる被覆率を両方測定した。所定時刻に植木鉢を手動で視覚評価することによって雑草成長被覆率を決定した。被覆率は、雑草で覆われた面積をパーセントで表現する。これから、今度はアボット(Abbott)の効率を以下のように計算した。
効率=(コントロール被覆率
day xy−産物被覆率
day xy)/コントロール被覆率
day xy
炭酸塩形成を検証するため、10mlのバイオセメンテーション混合物1を反応容器内でオープンに室温で24時間インキュベートした。その後、遠心分離及び乾燥によって沈降ペレットを得た。シャイブラーの炭酸塩検出に乾燥ペレットを用いた。
【0078】
結果:
コントロールに比べて雑草成長はほぼ完全に低減した(
図1)。42日後の平均被覆率は、処理面積の2%であり(
図1、中段)、コントロール面積の60%であった(
図1、上段)。上記バイオセメンテーション混合物1による処理中にバイオセメンテーション層が形成された。雑草成長は、バイオセメンテーション層が破損した領域内(例えば乾燥亀裂中)で主に起こった。
図1から42日にわたる時間の経過が分かる(上段及び中段)。時が経つにつれて、雑草抑制におけるバイオセメンテーションの効果が目に見える。
図1は、42日の成長後のコントロールサンプル(下段左)と適用サンプル(下段右)との間の直接比較を示している。バイオセメンテーション産物の最終効率は96.7%であった。
バイオセメンテーション混合物は、有利なことに多くの市販の雑草抑制剤と同様に有効であり(データ示さず)、それによって該雑草抑制剤の種々の欠点を回避することができる。
【0079】
シャイブラーの炭酸塩形成の定性分析は、バイオセメンテーション混合物にポジティブな反応を示した。他方でコントロールは如何なる炭酸塩形成をも示さなかった(データ示さず)。
それぞれ0.05〜0.3Mの濃度で酢酸カルシウム、乳酸カルシウム及び/又は塩化カルシウムを含有し、かつ混合物中の総カルシウム濃度が0.4Mを超えない、バイオセメンテーション混合物1のわずかに改変した処方でも雑草成長への同等効果が得られた(データ示さず)。尿素濃度(0.0〜0.2M)又は酵母エキス量(0.1〜30g/l)の多様性も良い効率をもたらした。雑草の抑制は、それぞれバイオセメンテーション混合物の成分の使用濃度に左右された(データ示さず)。
【0080】
別法として、バイオセメンテーション混合物の適用24時間前に発芽した雑草種子を用いて上記全実験を行なった。このために、発芽開始24時間後にバイオセメンテーション混合物を適用した。得られた結果は、本実施例に記載の結果に匹敵し、混合物を適用することによって雑草成長のほぼ完全な低減が達成された(データ示さず)。
さらに、上記バイオセメンテーション混合物1において、細菌株バシラス・シュードフィルムス(B. pseudofirmus)を、それぞれ、同細胞数濃度のバシラス・コーニイ(B. cohnii)、バシラス・ハロズランス(B. halodurans)又はアルスロバクター・クリスタロポイエテス(A. crystallopoietes)に置き換え、それぞれ、上記と同様に実験を行なった。バシラス・コーニイ(B. cohnii)及びバシラス・ハロズランス(B. halodurans)は、バシラス・シュードフィルムス(B. pseudofirmus)と同じ培養基中に存在し(上記参照)、アルスロバクター・クリスタロポイエテス(A. crystallopoietes)は、Hamilton, R. W. et al., Journal of Bacteriology 1977, 129(2), 874-879 (セクション"Materials and Methods", p. 874-875参照)等の既知培養基中に存在した。これらの代替バイオセメンテーション混合物による雑草抑制の試験結果を
図2に示す。
【0081】
実施例2:リシニバシラス・スファエリクス(L. sphaericus)による尿素分解バイオセメンテーション−単子葉及び双子葉の雑草の成長の抑制
材料及び方法:
本実験では、それぞれ同一の細菌株を含む2つのバイオセメンテーション混合物を2つの異なる土壌基質上で試験した。
実験は、研究室内で容積450cm
3の植木鉢を用いて行なった。容器毎の適用面積は、それぞれ78.5cm
2であった。土壌基質毎に全部で9個の植木鉢を2つの異なるバイオセメンテーション混合物で処理した(下記参照)。
この実験の第1の土壌基質は、0〜2mmの粒径を有する石英砂から成った。製造業者が洗浄し、乾燥させた石英砂をそのまま使用した。植木鉢1個当たり300gの石英砂を土壌基質として使用した。さらに続けて、篩にかけた陸地土壌を第2の土壌基質として使用した。ここで、適用容器1個当たり250gの陸地土壌を使用した。
両土壌基質には処理前に雑草が成長していなかった。しかしながら、両土壌は固有雑草種子又は流入種子の最小残渣を含有した。しかしながら、これらは、十分な雑草成長には不十分だった。容器1個当たりそれぞれ0.2gのヘラオオバコ(Plantago lanceolate)(ribwort plantain)及び0.1gのスズメノカタビラ(Poa annua)(annual meadow grass)を用いて雑草の種を蒔いた。このために、雑草の種子を2〜4mmの深さで土の表面層に組み入れた。
この実験では2つの異なる液体バイオセメンテーション混合物を使用した。
混合物2は、下記濃度の下記成分で構成された。
20.0 g/l 酵母エキス
0.25 M 炭酸カルシウム
18.0 g/l 尿素
4×10
8 細胞/ml リシニバシラス・スファエリクス(L. sphaericus)
【0082】
混合物は、微量元素並びに微量の塩及び糖をも含有した(例えば<1%)。この媒体においては、尿素は主に炭酸塩源として働き、二次的に窒素源として働いた。
混合物3では、50ml/lのSilicade 8(シリカゾル-アクリル分散系)を添加剤として加えた。この添加剤を用いてバイオセメンテーション層のより長く続く安定性を達成した。
バイオセメンテーション混合物2及び3(細菌なし)の成分は、それぞれ固体形態で存在した。細菌は、例えばDick, J. et al., Biodegradation 2006, 17, 357-367 (p. 359のセクション"Materials and Methods"参照)に記載のように、それぞれ、最新技術で既知の培養基中の液体培養物として存在した。使用直前に固体成分と、液体培養物中の細菌をそれぞれ混合して固体成分を溶かした。Silicade 8は液体形態で存在し、混合物3にはこれだけを添加した。
【0083】
2つの試験土壌に互いに隣接する3つのレプリカにバイオセメンテーション混合物2及び3並びに水コントロールを適用した。1平方メートル当たりの適用量は、レプリカ毎に至る所で5リットルであった。適用するためにピペットを使用した。
バイオセメンテーション混合物の適用後、灌水せずに48時間インキュベーションを行なった。この期間中、最低温度は12.4℃であり、最高温度は24.2℃であった。
適用後42日にわたって雑草成長を記録した。この期間中の最低及び最高温度は9.7℃及び27.9℃であった。必要性に応じて、週に1回〜3回容器に給水した。昼と夜のリズムで自然の採光に植木鉢をさらした。
週1回の頻度で雑草成長を記録した。バイオセメンテーション層(層の厚さ、強度)及びいわゆる被覆率を両方測定した。所定時刻に植木鉢を手動で視覚評価することによって雑草成長被覆率を決定した。被覆率は、雑草で覆われた面積をパーセントで表現する。これから、今度はアボットの効率を以下のように計算した。
効率=(コントロール被覆率
day xy−産物被覆率
day xy)/コントロール被覆率
day xy
炭酸塩形成を検証するため、それぞれ10mlのバイオセメンテーション混合物2及び3を反応容器内でオープンに室温で24時間インキュベートした。その後、遠心分離及び乾燥によって沈降ペレットを得た。シャイブラーの炭酸塩検出に乾燥ペレットを用いた。
【0084】
結果:
石英砂上では、雑草成長は、バイオセメンテーション混合物2でも混合物3でもコントロールに比べて完全に低減した(
図3)。42日後の平均被覆率は、バイオセメンテーション混合物2で処理した領域で0%、バイオセメンテーション混合物3で処理した領域で0%、コントロール領域で31%だった。両処理(バイオセメンテーション混合物2及び3による)でバイオセメンテーション層が形成された。雑草成長は、バイオセメンテーション層が破損した領域内(例えば乾燥亀裂中)で主に起こった。
図3から42日にわたる時間の経過が分かる(上段)。雑草抑制へのバイオセメンテーションの効果は
図3(中段)に示され、コントロール(中段左)と、バイオセメンテーション混合物2(中段中央)と、バイオセメンテーション混合物3(中段右)との間の直接比較を実証する。両バイオセメンテーション混合物の最終効率は、それぞれ100%であった。42日後に、バイオセメンテーション層の強度を決定した(上述したように)。混合物2によるバイオセメンテーションサンプルは、4.3Nの平均破壊力を備える層を有したが、19.1Nの平均破壊力を備える混合物3によるバイオセメンテーションサンプルより低かった(
図3(下段)参照)。Silicade 8添加剤をバイオセメンテーション層に(バイオセメンテーション混合物3を介して)組み入れることによって、環境パラメーターへの耐性上昇、ひいてはほぼ確実により長い有効性を達成することができた。コントロールサンプルにはバイオセメント層が存在しなかった。
【0085】
陸地土壌上では、雑草成長は、コントロールに比べてほぼ完全に低減した(
図4)。42日後の平均被覆率は、バイオセメンテーション混合物2で処理した領域で0%、バイオセメンテーション混合物3で処理した領域で2%、コントロール領域で50%であった。両処理(バイオセメンテーション混合物2及び3による)でバイオセメンテーション層が形成された。雑草成長は、バイオセメンテーション層が破損した領域内(例えば乾燥亀裂中)で主に起こった。
図4から42日にわたる時間の経過が分かる(上段)。雑草抑制へのバイオセメンテーションの効果は
図4(中段)に示され、コントロールサンプル(中段左)と、バイオセメンテーション混合物2(中段中央)と、バイオセメンテーション混合物3(中段右)との間の直接比較を実証する。2つのバイオセメンテーション混合物2及び3の最終効率は、それぞれ100%及び96%であった。42日後に、結果として生じたバイオセメンテーション層の強度を決定した(上述したように)。混合物2によるバイオセメンテーションサンプルは、20.5Nの平均破壊力を備える層を有したが、84.3Nの平均破壊力を備える層を有した混合物3によるバイオセメンテーションサンプルより低かった。Silicade 8添加剤をバイオセメンテーション層に(バイオセメンテーション混合物3を介して)組み入れることによって、環境パラメーターへの耐性上昇、ひいてはほぼ確実により長い有効性を達成することができた。コントロールサンプルにはバイオセメント層が存在しなかった。
【0086】
シャイブラーの炭酸塩形成の定性分析はバイオセメンテーション混合物2及び3にポジティブな反応を示した。コントロールは炭酸塩形成を示さなかった(データ示さず)。
それぞれ0.05〜0.3Mの濃度で酢酸カルシウム、乳酸カルシウム及び/又は塩化カルシウムを含有し、かつ総カルシウム濃度が0.4Mを超えない、バイオセメンテーション混合物2及び3のわずかに改変した処方でも雑草成長への同等効果が示された(データ示さず)。尿素濃度(例えば0.1〜1.0M)又は酵母エキス量(例えば0.1〜30g/l)のより強力な多様性も良い効率を生み出した。雑草の抑制は、それぞれのバイオセメンテーション混合物に用いた成分の濃度にそれぞれ左右された(データ示さず)。
別法として、それぞれのバイオセメンテーション混合物の適用24時間前に発芽した雑草種子を用いて上記全実験を行なった。このために、発芽開始24時間後にそれぞれのバイオセメンテーション混合物を適用した。得られた結果は、本実施例に記載の結果に匹敵し、それぞれの混合物を適用することによって雑草成長のほぼ完全な低減が達成された(データ示さず)。
【0087】
実施例3:スポロサルシナ・パストイリイ(Sp. Pasteurii)による尿素分解バイオセメンテーション−単子葉及び双子葉の雑草の成長抑制
材料及び方法:
本実験では、それぞれ同一の細菌株を含む2つのバイオセメンテーション混合物を2つの異なる土壌基質上で試験した。
実験は、研究室内で容積450cm
3の植木鉢を用いて行なった。適用面積はそれぞれ78.5cm
2であった。土壌基質毎に全部で9個の植木鉢を2つの異なるバイオセメンテーション混合物で処理した(下記参照)。容器1個当たりの適用面積は、それぞれ78.5cm
2であった。
この実験の第1の土壌基質は、0〜2mmの粒径を有する石英砂から成った。製造業者が洗浄し、乾燥させた石英砂をそのまま使用した。植木鉢1個当たり300gの石英砂を土壌基質として使用した。さらに続けて、篩にかけた陸地土壌を第2の土壌基質として使用した。ここで、適用容器1個当たり250gの陸地土壌を使用した。
両土壌基質には処理前に雑草がなかった。両土壌は固有雑草種子又は流入種子の最小残渣を含有した。しかしながら、これらは、十分な雑草成長には不十分だった。容器1個当たりそれぞれ0.2gのヘラオオバコ(Plantago lanceolate)(ribwort plantain)及び0.1gのスズメノカタビラ(Poa annua)(annual meadow grass)を用いて雑草の種を蒔いた。このために、雑草の種子を2〜4mmの深さで土の表面層に組み入れた。
【0088】
この実験では2つの異なる液体バイオセメンテーション混合物を使用した。
混合物4は、下記濃度の下記成分で構成された。
20.0 g/l 酵母エキス
0.25 M 炭酸カルシウム
18.0 g/l 尿素
4×10
8 細胞/ml スポロサルシナ・パストイリイ(Sp. Pasteurii)
混合物は、微量元素並びに微量の塩及び糖をも含有した(例えば<1wt.%)。この媒体では、尿素は、主に炭酸塩源として、二次的に窒素源として働いた。
混合物5には、50ml/lのSilicade 8(シリカゾル-アクリル分散系)を添加剤としてさらに加えた。この添加剤は、バイオセメンテーション層のより長く持続する安定性を得るために使用した。
バイオセメンテーション混合物4及び5の成分(細菌以外)は、それぞれ固体形態で存在した。細菌は、例えばCuthbert, M. O. et al., Ecological Engineering 2012, 41, 32-40(セクション2.2, p. 33参照)に記載されるように、それぞれ、最新技術から既知の培養基中の液体培養物として存在した。使用直前に固体成分と、液体培養物中の細菌とをそれぞれ混合して固体成分を溶かした。Silicade 8は液体形態で存在し、混合物5にはそれだけを添加した。
バイオセメンテーション混合物4及び5並びに水コントロールを2つの試験土壌にそれぞれ隣接する3つのレプリカに適用した。1平方メートル当たりの適用量は、レプリカ毎に至る所で5リットルであった。適用するためにピペットを使用した。
【0089】
バイオセメンテーション混合物の適用後、灌水せずに48時間インキュベーションを行なった。この期間中、最低温度は12.4℃であり、最高温度は24.2℃であった。
適用後42日にわたって雑草成長を記録した。この期間中の最低及び最高温度は9.7℃及び27.9℃であった。必要性に応じて、週に1回〜3回容器に給水した。昼と夜のリズムで自然の採光に植木鉢をさらした。
週1回の頻度で雑草成長を記録した。バイオセメンテーション層(層の厚さ、強度)及びいわゆる被覆率を両方測定した。所定時刻に植木鉢を手動で視覚評価することによって雑草成長被覆率を決定した。被覆率は、雑草で覆われた面積をパーセントで表現する。これから、今度はアボットの効率を以下のように計算した。
効率=(コントロール被覆率
day xy−産物被覆率
day xy)/コントロール被覆率
day xy
炭酸塩形成を検証するため、それぞれ10mlのバイオセメンテーション混合物4及び5を反応容器内でオープンに室温で24時間インキュベートした。その後、遠心分離及び乾燥によって沈降ペレットを得た。シャイブラーの炭酸塩検出に乾燥ペレットを用いた。
【0090】
結果:
石英砂上では、雑草成長は、コントロールに比べて完全に低減した(
図5)。42日後の平均被覆率は、バイオセメンテーション混合物4で処理した領域で0%、バイオセメンテーション混合物5で処理した領域で0%、コントロール領域で40%だった。混合物による処理でバイオセメンテーション層が形成された。雑草成長は、バイオセメンテーション層が破損した領域内(例えば乾燥亀裂中)で主に起こった。
図5から42日にわたる時間の経過が分かる(上段)。雑草抑制へのバイオセメンテーションの効果は
図5(中段)に示され、コントロール(中段左)と、バイオセメンテーション混合物4(中段中央)と、バイオセメンテーション混合物5(中段右)との間の直接比較を実証する。両バイオセメンテーション混合物の最終効率は、それぞれ約100%であった。42日後に、バイオセメンテーション層の強度を決定した(上述したように)。混合物4によるバイオセメンテーションサンプルは、4.1Nの平均破壊力を備える層を有し、混合物3によるサンプルは、19.3Nの平均破壊力を有した(
図5(下段)参照)。Silicade 8添加剤をバイオセメンテーション層に(バイオセメンテーション混合物5を介して)組み入れることによって、環境パラメーターへの耐性上昇、ひいてはほぼ確実により長い有効性を達成することができた。コントロールにはバイオセメント層が存在しなかった。
【0091】
陸地土壌上では、雑草成長は、コントロールに比べてほぼ完全に低減した(
図6)。42日後の平均被覆率は、バイオセメンテーション混合物4で処理した領域で0%、バイオセメンテーション混合物5で処理した領域で0%、コントロール領域で50%であった。混合物による処理でバイオセメンテーション層が形成された。雑草成長は、バイオセメンテーション層が破損した領域内(例えば乾燥亀裂中)で主に起こった。
図6から42日にわたる時間の経過が分かる(上段)。雑草抑制へのバイオセメンテーションの効果は
図6(中段)に示され、コントロールサンプル(中段左)と、混合物4(中段中央)と、混合物5(中段右)との間の直接比較を実証する。2つのバイオセメンテーション混合物の最終効率は、それぞれ100%であった。42日後に、結果として生じたバイオセメンテーション層の強度を決定した。混合物4によるバイオセメンテーションサンプルは20.8Nの平均破壊力を備える層を有し、混合物5によるサンプルは66.8Nの平均破壊力を有した。Silicade 8添加剤をバイオセメンテーション層に(バイオセメンテーション混合物5を介して)組み入れることによって、環境パラメーターへの耐性上昇、ひいてはほぼ確実により長い有効性を達成することができた。コントロールにはバイオセメント層が存在しなかった。
【0092】
シャイブラーの炭酸塩形成の定性分析は、バイオセメンテーション混合物4及び5にそれぞれポジティブな反応を示した。コントロールは炭酸塩形成を示さなかった(データ示さず)。
それぞれ0.05〜0.3Mの濃度で酢酸カルシウム、乳酸カルシウム及び/又は塩化カルシウムを含有し、かつ総カルシウム濃度が0.4Mを超えない、バイオセメンテーション混合物4及び5のわずかに改変した処方でも雑草成長への同等効果が示された(データ示さず)。尿素濃度(例えば0.1〜1.0M)のより強力な多様性も良い効率を生み出した。雑草の抑制は、それぞれのバイオセメンテーション混合物に用いた成分の濃度にそれぞれ左右された(データ示さず)。
別法として、それぞれのバイオセメンテーション混合物の適用24時間前に発芽した雑草種子を用いて上記全実験を行なった。このために、発芽開始24時間後にそれぞれのバイオセメンテーション混合物を適用した。得られた結果は、本実施例に記載の結果に匹敵し、それぞれの混合物を適用することによって雑草成長のほぼ完全な低減が達成された(データ示さず)。
【0093】
実施例4:野外の土地−農地及び舗装目地上の雑草の抑制
材料及び方法:
農地及びグラウト材注入私道(grouted driveway)上で実験を行なった。適用面積は、それぞれ6m
2であった。
農地の土壌基質は、自然の陸地土壌から成った。本発明の混合物(下記参照)の適用前に、グリホサートによる化学的処理によって農地から土着雑草を取り除いた(本実験の約6カ月前)。この前処理後、表面に植物残渣は残らなかった。
私道の接合材は、主に接合砂利及び接合砂から成った。適用前に、刈払機によってこれらの領域から土着雑草を機械的に取り除いた。この前処理後も、表面に植物残渣は残らなかった。
両土壌は、雑草種子、流入種子及びそこに見られるおそらく新鮮な実生又は植物遺物を含有した。両場所には十分な固有雑草が存在したので、人為的な雑草の種蒔きは行わなかった。
【0094】
この実験のため、下記成分及び濃度から成る液体バイオセメンテーション混合物6を使用した。
18.0 g/l 尿素
62.5 g/l リグノスルホン酸塩
5×10
8 細胞/ml スポロサルシナ・パストイリイ(Sporosarcina pasteurii)
溶液は、微量元素並びに微量の塩、糖及び酵母エキスをも含有する(例えば<1%)。
細菌は、培養基中の液体培養物として存在した(上記実施例3の説明参照)。尿素及びリグノスルホン酸塩は、最初は固体形態で存在した。使用直前にそれらを水に溶かして、細菌の液体培養物と混合した。
3つのレプリカにおいてバイオセメンテーション混合物6及び水コントロールをそれぞれ2つの各試験領域に適用した。1平方メートル当たりの適用量は、ぺプリカ毎に至る所で4リットルであった。適用のために標準的じょうろ(容量5リットル)を使用した。
【0095】
バイオセメンテーション混合物6の適用後、雨又は人為的刺激なしで48時間インキュベーションを行なった。この期間中、最低温度は5℃、最高温度は25℃であった。
適用後42日にわたって雑草成長を記録した。最低及び最高温度は、それぞれ5℃及び33℃であった。記録期間中の総降水量は91mm(l/m
2)であった。この気候のため、追加の灌水は必要なかった。
週1回の頻度で雑草成長を記録した。バイオセメンテーション層(層の厚さ、強度)及びいわゆる被覆率を両方測定した。所定時刻の植木鉢の手動視覚評価によって雑草成長被覆率を決定した。被覆率は、雑草で覆われた面積をパーセントで表現する。これから、今度はアボットの効率を以下のように計算した。
効率=(コントロール被覆率
day xy−産物被覆率
day xy)/コントロール被覆率
day xy
【0096】
結果
農地上では、雑草成長は、コントロールに比べて顕著に低減した。42日後の被覆率は、処理領域で3.3%、コントロール領域で70.0%であった。バイオセメンテーションが形成された。雑草成長は、バイオセメンテーション層が破損した領域内(例えば乾燥亀裂中)で主に起こった。
図7(上段、水コントロール)及び
図7(中段、バイオセメンテーション混合物6による処理)から42日にわたる時間の経過が分かる。
図7(下段)は、コントロールと適用(それぞれ目印内)との直接比較を示している。バイオセメンテーション混合物6の最終効率は95.2%であった。
【0097】
グラウト材注入私道上でも、雑草成長は、コントロールに比べて顕著に低減した。42日後の被覆率は、処理領域で3.7%、コントロール領域で40.0%であった。ここでも、バイオセメンテーション層が形成された。
図8(上段、水コントロール)及び
図8(中段、バイオセメンテーション混合物6による処理)から42日にわたる時間の経過が分かる。
図8(下段)は、コントロールと適用との間の直接比較(接合部内)を示している。バイオセメンテーション産物の最終効率は90.8%であった。
バイオセメンテーション混合物は、有利なことに多くの市販の雑草抑制剤と同様に有効であり(データ示さず)、それによって該雑草抑制剤の種々の欠点を回避することができる。
0.1M〜0.3MのCaCl
2をさらに含有する代替混合物処方(混合物6に基づく)でも、野外の土地における雑草成長への同等効果が示された(データ示さず)。尿素濃度のより強力な多様性(1.0〜0.15M)も雑草の抑制に良い効率をもたらした(データ示さず)。
【国際調査報告】