特表2021-514219(P2021-514219A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特表2021-514219解放可能ストラップファスナを伴うサンダル
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2021-514219(P2021-514219A)
(43)【公表日】2021年6月10日
(54)【発明の名称】解放可能ストラップファスナを伴うサンダル
(51)【国際特許分類】
   A43B 3/12 20060101AFI20210514BHJP
【FI】
   A43B3/12 J
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2020-542629(P2020-542629)
(86)(22)【出願日】2019年2月15日
(85)【翻訳文提出日】2020年9月3日
(86)【国際出願番号】DE2019100147
(87)【国際公開番号】WO2019158163
(87)【国際公開日】20190822
(31)【優先権主張番号】202018100824.2
(32)【優先日】2018年2月15日
(33)【優先権主張国】DE
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】520290840
【氏名又は名称】ライヒャルト,ベンノ
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】ライヒャルト,ベンノ
【テーマコード(参考)】
4F050
【Fターム(参考)】
4F050AA12
4F050BD07
4F050BD09
4F050CA08
4F050HA73
4F050KA02
4F050KA11
4F050LA10
4F050NA52
(57)【要約】
本発明は、ソール(1)、少なくとも1つのストラップ(2)、及び少なくとも1つのクランプバックル(4)及び/または少なくとも1つのアンカーバックル(3)を含む、解放可能ストラップファスナを有するサンダルに関する。本発明に従って、サンダルはモジュール式に構造化され、容易に組み立てられ及び分解されることができる。ソール(1)及び少なくとも1つのストラップ(2)は、少なくとも1つのストラップ(2)をソール(1)に設けられる穴(5)を通して誘導することによって相互に接続される。2つのストラップ端を形成する少なくとも1つのストラップ(2)の2つの端は、ループを形成するように少なくとも1つのクランプバックル(4)によって、再度、ストラップ(2)に締められる、または、少なくとも1つのアンカーバックル(3)によって穴(5)の1つに固着されるのいずれかである。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソール(1)、少なくとも1つのストラップ(2)、及び少なくとも1つのクランプバックル(4)及び/または少なくとも1つのアンカーバックル(3)を含む、解放可能ストラップファスナを有するサンダルであって、前記サンダルはモジュール式に構造化され、容易に組み立てられ及び分解されることができ、前記ソール(1)及び少なくとも1つの前記ストラップ(2)は、少なくとも1つの前記ストラップ(2)を前記ソール(1)に設けられる穴(5)を通して誘導することによって相互に接続されることと、2つのストラップ端を形成する少なくとも1つの前記ストラップ(2)の2つの端は、ループを形成するように少なくとも1つの前記クランプバックル(4)によって前記ストラップ(2)に締められる、または、少なくとも1つの前記アンカーバックル(3)によって前記穴(5)の1つに固着されるのいずれかであることとを特徴とする、サンダル。
【請求項2】
少なくとも1つの前記クランプバックル(4)及び/または少なくとも1つの前記アンカーバックル(3)は力閉鎖によって効果的であり、閉鎖後に手動で開放できる、請求項1に記載のサンダル。
【請求項3】
少なくとも1つの前記クランプバックル(4)は、前記穴(5)の1つの周りにループを形成するように、前記ストラップ(2)に戻る前記ストラップ(2)の折り返された端を固定し、ひいては前記ストラップ(2)を前記ソール(1)に固定するように構成される、請求項1または2に記載のサンダル。
【請求項4】
少なくとも1つの前記クランプバックル(4)は開放状態で摺動可能であるように構成され、ひいては、足への柔軟適応を可能にするために、使用されたストラップ長の短縮及び延長を可能にする、請求項3に記載のサンダル。
【請求項5】
少なくとも1つの前記アンカーバックル(3)は、前記ストラップ(2)の少なくとも1つの前記ストラップ端に締められ、したがって、前記ストラップ(2)が前記穴(5)を通って滑ることを防止し、ひいては前記ストラップ(2)を前記ソール(1)に固定するように構成される、請求項1または2に記載のサンダル。
【請求項6】
少なくとも1つの前記クランプバックル(4)及び/または少なくとも1つの前記アンカーバックル(3)は同じ材料から作られ、品質的に純粋な様式でリサイクルされることができる、請求項1〜5のいずれか1項に記載のサンダル。
【請求項7】
前記ソール(1)に統合される前記穴(5)は、開口、スリット、または形成されたループとして設計される、請求項1〜6のいずれか1項に記載のサンダル。
【請求項8】
前記ソール(1)は1つだけの構成要素から成り、クッション特性は、3D構造によって、構造的クッションによって実現する、請求項1〜7のいずれか1項に記載のサンダル。
【請求項9】
前記ソール(1)は相互に接続される2つの構成要素から作られ、軟質構成要素(6)は、足の前記ソールの下にクッション機能を得ることと、靴の中底を形成することとの両方を行い、前記ソール(1)の縁で硬質構成要素(7)は、引張応力を受ける前記穴(5)を形成及び/または補強する、請求項1〜7のいずれか1項に記載のサンダル。
【請求項10】
前記軟質構成要素(6)は、フォーム構造を通るクッション特性を可能にする、請求項9に記載のサンダル。
【請求項11】
前記ソール(1)は2つの構成要素射出成形プロセスにおいて生成され、両方の構成要素(6,7)は同じポリマーから形成され、ひいては、また、複合状態でリサイクルされることができる、請求項9または10に記載のサンダル。
【請求項12】
前記ソール(1)はのり付けによって一緒に接合される2つの構成要素(6,7)から作られ、接着剤は生分解可能であり、両方の前記構成要素は、単一のプロセスによって相互から分離され、個々にリサイクルできることがもたらされる、請求項9または10に記載のサンダル。
【請求項13】
前記構成要素(6,7)の少なくとも1つは生分解可能ポリマーから成る、請求項12に記載のサンダル。
【請求項14】
前記硬質構成要素(7)は、前記穴(5)の形成に加えて、さらに、少なくとも部分的に、アンダーソールとして形成され、ひいては、さらに、摩耗抵抗及び穿刺抵抗を確実にする、請求項9〜13のいずれか1項に記載のサンダル。
【請求項15】
少なくとも1つの前記ストラップ(2)は、品質的に純粋な様式で生分解可能な原料から作られ、組み立て可能である、請求項1〜14のいずれか1項に記載のサンダル。
【請求項16】
工具なしで組み立てられ及び分解されることができるキットであって、ソール(1)、少なくとも1つのストラップ(2)、及び少なくとも1つのクランプバックル(4)及び/または少なくとも1つのアンカーバックル(3)を含むことを特徴とする、請求項1〜15のいずれか1項に記載のサンダル用のキット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、解放可能ストラップファスナを伴うサンダルと、サンダル用のキットとに関する。サンダルは、閉鎖型靴に対する決定的な利点をもたらす。サンダルが、装着者の脚に開放的感覚及び解放的感覚を与え、脚の良好な通気を可能にする。サンダルは、主に、セ氏20°を上回る気温で着用される。従来の構成に従って、サンダルは、ソール及び少なくとも1つのストラップを有する。ソールは、足のソールを覆い及び保護し、ストラップは、少なくとも足のインステップにわたって伸び、ソールを足の上に維持する。多くの場合、ストラップ及びソールは相互に固定される。多層ソールを伴う広範囲に使用される設計では、ストラップの端は、2つの層の間にのり付けされる。
【背景技術】
【0002】
解放可能システムは、同様に既に存在している。例えば、ソール全体が同じ部分から作られたサンダル(例えば、ビーチサンダル)に関して、ストラップ端は、ソールに設けられる開口部を通して直接導かれ、固着デバイスによって固定され、ひいては、多くの場合、再度、ソールから離されることができる。これは、通常、射出成形によって作られたプラスチックから生成されたストラップで共通であり、したがって、固着デバイスは、既に、ストラップ端の形状によって実現される。他方では、ストラップは平坦ストリップから設計される場合、固着デバイスまたはループは、縫い付け、のり付け、溶接によって形成され、フック及びループファスナ、または、例えば、リベット留めされた追加要素の上に接着され得る、または縫い付けられ得る。このように、接続設計は、容易な様式でまたは破壊しないで、サンダルをその個々の構成要素に完全に分解することを可能にしない。
【0003】
独国実用新案第202015008872号明細書では、既に、閉鎖型靴を目的とし、特に、完全に着脱可能な靴の外側構成を提案しているリサイクル性及び技術的持続可能性または生態学的持続可能性の理由のために、かなり説得力のある発明が考案されている。引用された先行技術の実用新案に従って、「靴底要素」及び「靴の上側要素」は、3つの構成要素を再度分離できるように、「接続要素」によって一緒に接合される。しかしながら、それは必須ではなく、本発明の決定的な要素は、接続要素の個々の構成要素(すなわち、ストラップ及びバックル等)からの非破壊的分離を可能にすることである。
【0004】
独国実用新案第202015008872号明細書によって改良された先行技術及び先行技術の全般についての改善について、本発明は、サンダルを、全てのサンダルの個々の構成要素に可能な限り簡単に完全に分解し、ひいては、縫い付け、溶接、のり付け、または破壊することなく分離できない他の接続を構造的に施すことを可能にする目的に基づくものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】独国実用新案第202015008872号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって、本発明の目的は、第1に、組み立てを簡略化し、第2に、個々の構成要素(ソール、ストラップ、バックル)の単純な交換及び非破壊的交換を達成することである。追加の目的は、品質的に純粋な様式で、廃棄のために単純な分解を保証することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的は、請求項1及び請求項16に引用された特徴によって達成される。利点をもたらす修正は従属請求項で提案される。これは、材料接合(具体的には、縫い付け、溶接、接着接合、及び/またはリベット継ぎ手)を有する少なくとも1つのストラップなしで、ループまたは固着を形成することを可能にする。
【0008】
ストラップ端は、ソールに統合される穴を通過し、アンカーバックルをストラップ端に締めることによって穴に固着されるまたは折り返されるのいずれかであり、加えて、クランプバックルによってストラップに留められる。クランプバックル及びアンカーバックルは、それらが、閉鎖後に、再度開放できるように、ひいては、ストラップから離されることができるように設計される。1つ以上のバックルは、随意に、ストラップ端を固定することと、任意の足形状に理想的に適応させるために、ストラップを締め付け及び緩めることを可能にすることとの両方を行うように設計され得る。ストラップ端に取り付けられるときに固着を形成し得る閉鎖クリップ、または、例えば、従来のベルトバックル等の既存のクランプバックル原理を使用することが可能であり、従来のベルトバックルでは、1つのストラップ端が留められ、他のストラップ端は、ベルトバックルによって誘導され、例えば、柔軟な円周調節をするために閉鎖することによって、異なる位置に変化して留められる。
【0009】
先行技術と対照的に、本発明に従ったサンダルでは、したがって、少なくとも1つのアンカー及び/またはクランプバックルと組み合わせた少なくとも1つのストラップは、靴の上側要素の機能を引き受ける。この点において、少なくとも1つのストラップ、穴の設計、及びアンカーまたはクランプバックルの構成に関して、特定の要求がある。ストラップ及びアンカーまたはクランプバックルとの直接的な皮膚接触は、ストラップ表面、剛性、定着性、皮膚適合性、及び洗浄に関するストラップ材料に関する要求、同様に、材料、表面、縁の品質、及び挟みに対する安全性に関するアンカーまたはクランプバックルの構成及び材料に関する要求をもたらす。ストラップとソールとの間の接続としての穴の設計は、一方では、引張応力に耐えるのに十分な強度を有する必要があり、他方では、ストラップを差し込むまたは交換するときに容易な紐の通りを可能にする。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、個々の組立ステップが最小値に減り、追加の機械またはデバイスの組み立てが要求されないことを達成する利点をもたらす。したがって、本発明に従ったサンダルは、いつでも、分解され、モジュール様式で組み立て直すことができる。したがって、ユーザは、自身のサンダルを組み立て、ユーザが望むとき構成要素を交換できる。これは、製造プロセスにおける組立ステップをなくし得る。これは、追加の人件費を節約することを可能にし、ひいては、手作業の組立による高い製品価格をもたらす高い製造費を生じさせることなく、ヨーロッパの場所で生成することをより容易にするだろう。製品ライフサイクルの終わりに、これらの構成要素への前の労力を要する分解を必要とすることなく、サンダルの個々の構成要素においてサンダルをリサイクルするまたは組み立てることが可能である。
【0011】
図1図2、及び図3を使用して、本発明の可能である実施形態の例を説明する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】サンダルの個々の構成要素の全ての実施形態の概略的斜視図である。
図2】完全に組み立てられたサンダルの実施形態の概略的斜視図である。
図3】1つの摺動可能クランプバックルで2つの構成要素のソール及びストラップ端のそれぞれが固定された状態の実施形態の完全に組み立てられたサンダルの側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1はサンダルの実施形態の例を概略的に示し、サンダルはその個々の構成要素に分解される(すなわち、キットとして利用可能である)。当該キットは、統合された穴5を伴うソール1、ストラップ2、単純なアンカーバックル3、及び開放状態のクランプバックル4(ストラップ2上で摺動可能である形態で示される)を含む。
【0014】
図2は、組み立てられた状態の同じ実施形態の例を示す。ここでは、ストラップ2は、穴5の全てを通して誘導され、単純なアンカーバックル3によって一端において穴5の1つに固着され、他端は、穴5の別の1つを通過した後に、摺動可能クランプバックル4によって、ストラップ2に対して折り返され及び締められる。
【0015】
図3は、十分に組み立てられた実施形態の例を示し、ソール1は、靴の中底の衝撃を和らげ及び形成するための軟質構成要素6と、硬質構成要素7とから成り、硬質構成要素7は、穴5を形成することと、アンダーソールを成形することとの両方を行い、摩耗抵抗及び穿刺抵抗を提供する。
【符号の説明】
【0016】
1 ソール
2 ストラップ
3 アンカーバックル
4 クランプバックル
5 穴
6 (ソールの)軟質構成要素
7 (ソールの)硬質構成要素
図1
図2
図3
【手続補正書】
【提出日】2019年6月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソール(1)、少なくとも1つのストラップ(2)、及び少なくとも1つのクランプバックル(4)及び/または少なくとも1つのアンカーバックル(3)を含む、解放可能ストラップファスナを有するサンダルであって、前記サンダルはモジュール式に構造化され、容易に組み立てられ及び分解されることができ、前記ソール(1)及び少なくとも1つの前記ストラップ(2)は、少なくとも1つの前記ストラップ(2)を前記ソール(1)に設けられる穴(5)を通して誘導することによって相互に接続されることと、2つのストラップ端を形成する少なくとも1つの前記ストラップ(2)の2つの端は、ループを形成するように少なくとも1つの前記クランプバックル(4)によって前記ストラップ(2)に締められる、または、少なくとも1つの前記アンカーバックル(3)によって前記穴(5)の1つに固着されるのいずれかであることとを特徴とする、サンダル。
【請求項2】
少なくとも1つの前記クランプバックル(4)及び/または少なくとも1つの前記アンカーバックル(3)は力閉鎖によって効果的であり、閉鎖後に手動で開放され、前記ストラップ(2)から離されることができる、請求項1に記載のサンダル。
【請求項3】
少なくとも1つの前記クランプバックル(4)は、前記穴(5)の1つの周りにループを形成するように、前記ストラップ(2)に戻る前記ストラップ(2)の折り返された端を固定し、ひいては前記ストラップ(2)を前記ソール(1)に固定するように構成される、請求項1または2に記載のサンダル。
【請求項4】
少なくとも1つの前記クランプバックル(4)は開放状態で摺動可能であるように構成され、ひいては、足への柔軟適応を可能にするために、使用されたストラップ長の短縮及び延長を可能にする、請求項3に記載のサンダル。
【請求項5】
少なくとも1つの前記アンカーバックル(3)は、前記ストラップ(2)の少なくとも1つの前記ストラップ端に締められ、したがって、前記ストラップ(2)が前記穴(5)を通って滑ることを防止し、ひいては前記ストラップ(2)を前記ソール(1)に固定するように構成される、請求項1または2に記載のサンダル。
【請求項6】
少なくとも1つの前記クランプバックル(4)及び/または少なくとも1つの前記アンカーバックル(3)は同じ材料から作られ、品質的に純粋な様式でリサイクルされることができる、請求項1〜5のいずれか1項に記載のサンダル。
【請求項7】
前記ソール(1)に統合される前記穴(5)は、開口、スリット、または形成されたループとして設計される、請求項1〜6のいずれか1項に記載のサンダル。
【請求項8】
前記ソール(1)は1つだけの構成要素から成り、クッション特性は、3D構造によって、構造的クッションによって実現する、請求項1〜7のいずれか1項に記載のサンダル。
【請求項9】
前記ソール(1)は相互に接続される2つの構成要素から作られ、軟質構成要素(6)は、足の前記ソールの下にクッション機能を得ることと、靴の中底を形成することとの両方を行い、前記ソール(1)の縁で硬質構成要素(7)は、引張応力を受ける前記穴(5)を形成及び/または補強する、請求項1〜7のいずれか1項に記載のサンダル。
【請求項10】
前記軟質構成要素(6)は、フォーム構造を通るクッション特性を可能にする、請求項9に記載のサンダル。
【請求項11】
前記ソール(1)は2つの構成要素射出成形プロセスにおいて生成され、両方の構成要素(6,7)は同じポリマーから形成され、ひいては、また、複合状態でリサイクルされることができる、請求項9または10に記載のサンダル。
【請求項12】
前記ソール(1)はのり付けによって一緒に接合される2つの構成要素(6,7)から作られ、接着剤は生分解可能であり、両方の前記構成要素は、単一のプロセスによって相互から分離され、個々にリサイクルできることがもたらされる、請求項9または10に記載のサンダル。
【請求項13】
前記構成要素(6,7)の少なくとも1つは生分解可能ポリマーから成る、請求項12に記載のサンダル。
【請求項14】
前記硬質構成要素(7)は、前記穴(5)の形成に加えて、さらに、少なくとも部分的に、アンダーソールとして形成され、ひいては、さらに、摩耗抵抗及び穿刺抵抗を確実にする、請求項9〜13のいずれか1項に記載のサンダル。
【請求項15】
少なくとも1つの前記ストラップ(2)は、品質的に純粋な様式で生分解可能な原料から作られ、組み立て可能である、請求項1〜14のいずれか1項に記載のサンダル。
【請求項16】
工具なしで組み立てられ及び分解されることができるキットであって、ソール(1)、少なくとも1つのストラップ(2)、及び少なくとも1つのクランプバックル(4)及び/または少なくとも1つのアンカーバックル(3)を含み、2つのストラップ端を形成する少なくとも1つの前記ストラップ(2)の2つの端は、ループを形成するように少なくとも1つの前記クランプバックル(4)によって前記ストラップ(2)に締められることができる、または、少なくとも1つの前記アンカーバックル(3)によって前記穴(5)の1つに固着されることができるのいずれかであることを特徴とする、請求項1〜15のいずれか1項に記載のサンダル用のキット。
【国際調査報告】