【実施例】
【0197】
本開示の例示的な化学的実体を、以下の特定の実施例において提供する。当業者は、本明細書における様々な化合物を得るために、最終的に所望される置換基が適宜保護ありでまたは保護なしで反応スキームを通じて維持されて所望の生成物を与えるように、出発材料を適切に選択できることを認識するであろう。代替として、最終的に所望される置換基の代わりに、反応スキームを通じて維持され、所望の置換基で適宜置き換えられ得る適当な基を用いることが必要であるかまたは望ましい場合がある。さらに、当業者は、下記のスキームに示される変換が、特定のペンダント基の官能性と適合する任意の順序で実行され得ることを認識するであろう。
【0198】
本明細書で提供される実施例は、本明細書に開示の化合物、および化合物を調製するために使用される中間体の合成について記載する。本明細書に記載の個々のステップは、組み合わせてもよいことを理解されたい。化合物の別個のバッチを組み合わせ、次いで次の合成ステップに持ち越してもよいことも理解されたい。
【0199】
以下の実施例の記載において、特定の実施形態が記載される。これらの実施形態は、当業者が本開示のある特定の実施形態を実施することができるように十分に詳細に記載される。本開示の範囲から逸脱することなく、他の実施形態を利用することができ、論理的変更および他の変更を行うことができる。したがって、以下の記載は、本開示の範囲を限定することを意図するものではない。
(実施例1)
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
【0200】
ステップ1:メチル(S)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−ヒドロキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボキシレート(1−1)の調製:THF(10mL)中の(S)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−ヒドロキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボン酸(国際特許出願第WO2016/033486号に記載の手順に従って調製した)(1.02g、2.18mmol)の撹拌溶液に、水素化ナトリウム(鉱油中60%、183.1mg、4.57mmol)を氷浴中で添加し、続いてヨードメタン(618.7mg、4.359mmol)を添加した。得られた混合物を室温で5時間撹拌した。次いで、反応混合物を氷冷H
2Oに注ぎ入れ、CH
2Cl
2で抽出した。有機層を濃縮し、シリカゲルカラム(EtOAc/ヘキサン=2/3)により精製して、メチル(S)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−ヒドロキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボキシレートを得た。LCMS−ESI+:(m/z):C
28H
32ClNO
4の[M+H]+計算値:482.0;実測値:482.2。
【0201】
ステップ2:メチル(S)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−メトキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボキシレート(1−2)の調製:DMF(8mL)中のメチル(S)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−ヒドロキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボキシレート(707.0mg、1.4mmol)の撹拌溶液に、水素化ナトリウム(鉱油中60%、88.0mg、2.2mmol)を氷浴中で添加し、続いてヨードメタン(312.3mg、2.2mmol)を添加した。得られた混合物を室温で終夜撹拌した。次いで、反応混合物を氷冷H
2Oに注ぎ入れ、CH
2Cl
2で抽出した。有機層を濃縮し、シリカゲルカラム(EtOAc/ヘキサン=1/4)により精製して、メチル(S)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−メトキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボキシレートを得た。LCMS−ESI+:(m/z):C
29H
34ClNO
4の[M+H]+計算値:496.0;実測値:496.2。
【0202】
ステップ3:(S)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−メトキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボニルクロリド(1−3)の調製:メチル(S)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−メトキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボキシレート(659.0mg、1.33mmol)を、2N NaOH水溶液(3mL)およびMeOH(8mL)中にて60℃で終夜撹拌した。冷却した後、混合物をHClで酸性化し、濃縮した。得られた固体をCH
2Cl
2で処理し、濾過した。濾液を濃縮し、174.5mg(0.36mmol)をCH
2Cl
2(6mL)に溶解した。塩化チオニル(1.5mL)を氷浴中で溶液に添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌し、濃縮した。粗製の(S)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−メトキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボニルクロリドを次のステップで直接使用した。
【0203】
ステップ4:(2R,3S)−N−(tert−ブチルジメチルシリル)−3−メチルヘキサ−5−エン−2−スルホンアミド(1−4)の調製:THF(16mL)中の(2R,3S)−3−メチルヘキサ−5−エン−2−スルホンアミド(2.00g、11.28mmol)の撹拌溶液に、トリエチルアミン(3.15mL、22.57mmol)を氷浴中で添加し、続いてTHF(8mL)中のTBDMSCl(2.13g、14.10mmol)をゆっくりと添加した。得られた混合物を室温で2日間撹拌した。沈殿物を濾過し、エーテルで洗浄した。濾液を濃縮し、シリカゲルカラム(EtOAc/ヘキサン=1/4)により精製して、(2R,3S)−N−(tert−ブチルジメチルシリル)−3−メチルヘキサ−5−エン−2−スルホンアミドを得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 5.76 − 5.67 (m, 1H), 5.08 − 5.02 (m, 2H), 3.95 (s, 1H), 3.95 − 2.97 (m, 1H), 2.44 − 2.41 (m, 1H), 2.14 − 2.08 (m, 1H), 2.02 − 1.96 (m, 1H), 1.27 (d, J = 8.0 Hz, 3H), 1.02 (d, J = 8.0 Hz, 3H), 0.94 (m, 9H), 0.27 − 0.26 (m, 6H).
【0204】
ステップ5:(2R,3S)−N’−(tert−ブチルジメチルシリル)−3−メチルヘキサ−5−エン−2−スルホンイミドアミド(1−5)の調製:N
2雰囲気下、CH
2Cl
2(4.0mL)中のPh
3PCl
2(754.33mg、2.264mmol)の撹拌懸濁液に、トリメチルアミン(0.43mL、3.087mmol)を添加した。混合物を室温で10分間撹拌し、次いで0℃に冷却し、CH
2Cl
2(4mL)中の(2R,3S)−N−(tert−ブチルジメチルシリル)−3−メチルヘキサ−5−エン−2−スルホンアミド(600.00mg、2.058mmol)の溶液を添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌した。アンモニアガスを反応混合物中でバブリングした。反応容器を密封し、0℃で2時間撹拌した。得られた沈殿物を濾過し、CH
2Cl
2で洗浄した。濾液を濃縮し、シリカゲルカラム(EtOAc/ヘキサン=1/4)により精製して、(2R,3S)−N’−(tert−ブチルジメチルシリル)−3−メチルヘキサ−5−エン−2−スルホンイミドアミド(1−5)を得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 5.80 − 5.69 (m, 1H), 5.08 − 5.02 (m, 2H), 4.17 (w, 2H), 3.06 − 2.98 (m, 1H), 2.54 − 2.46 (m, 1H), 2.11 − 1.95 (m, 2H), 1.29 − 1.26 (m, 3H), 1.01 − 0.98 (m, 3H), 0.92 − 0.88 (m, 9H), 0.13 − 0.11 (m, 6H).
【0205】
ステップ6:(3S)−N−(アミノ((2R,3S)−3−メチルヘキサ−5−エン−2−イル)(オキソ)−l6−スルファニリデン)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−メトキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボキサミド(1−6)の調製:アセトニトリル(2.0mL)中の(S)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−メトキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボニルクロリド(181.00mg、0.362mmol)の撹拌溶液に、2mLのアセトニトリル中のピリダジン(0.03mL、0.362mmol))、続いてアセトニトリル溶液(2.0mL)中の(2R,3S)−N’−(tert−ブチルジメチルシリル)−3−メチルヘキサ−5−エン−2−スルホンイミドアミド(126.00mg、0.434mmol)を添加した。得られた混合物を室温で3時間撹拌した。濃縮した後、残留物をシリカゲルカラム(EtOAc/ヘキサン=2/3)により精製して、(3S)−N−(アミノ((2R,3S)−3−メチルヘキサ−5−エン−2−イル)(オキソ)−l6−スルファニリデン)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−メトキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボキサミドを得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.70 (d, J = 11.6 Hz, 1H), 7.62 − 7.58 (m, 2H), 7.15 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.10 − 7.07 (m, 1H), 6.95 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.80 − 5.49 (m, 2H), 5.18 − 5.02 (m, 4H), 4.15 (dd, J = 12.0, 5.2 Hz, 1H), 4.05 (dd, J = 12.0, 4.4 Hz, 1H), 3.71 − 3.61 (m, 2H), 3.49 − 3.28 (m, 3H), 3.25 − 3.24 (m, 3H), 2.81 − 2.45 (m, 5H), 2.15 − 1.52 (m, 10H), 1.40 (dd, J = 12.8, 6.8 Hz, 3H), 1.09 (dd, J = 28.4, 6.8 Hz, 3H). LCMS-ESI+: (m/z): [M+H]+ C
35H
46ClN
3O
4Sの計算値: 640.3; 実測値: 640.3.
【0206】
ステップ7:1−7および1−8の調製:CH
2Cl
2(4.0mL)中の(3S)−N−(アミノ((2R,3S)−3−メチルヘキサ−5−エン−2−イル)(オキソ)−l6−スルファニリデン)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−メトキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボキサミド(30.00mg、0.047mmol)の撹拌溶液に、トリエチルアミン(0.01mL、0.07mmol)を氷浴中で添加し、続いて塩化プロピオニル(5.20mg、0.056mmol)を添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌した。濃縮した後、残留物を分取HPLC(Phenomenex Luna 5μm C18(2)、150×21.2mm、50%から90〜95%アセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸含有水、15mL/分、別段の言及がない限り、この実験セクションを通じて使用される)により精製して、1−7(より極性の高い画分)および1−8(より極性の低い画分)を得た。LCMS−ESI+:(m/z):C
38H
50ClN
3O
5Sの[M+H]+計算値:696.3;実測値:696.3。
【0207】
ステップ8:実施例1の調製:ステップ7からの単一ジアステレオマー1−7(11.0mg、0.016mmol)およびHoveyda Grubbs第2世代触媒(2.0mg、0.003mmol)を、1,2−ジクロロエタン(6.0mL)中にて60℃で4時間撹拌した。濃縮した後、残留物を分取HPLCにより精製して、実施例1を得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.72 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.36 (dd, J = 8.2, 1.8 Hz, 1H), 7.19 − 7.16 (m, 2H), 7.08 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.88 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 5.86 − 5.80 (m, 1H), 5.69 (dd, J = 15.8, 7.4 Hz, 1H), 4.30 − 4.26 (m, 1H), 4.05 (dd, J = 22.8, 12.0 Hz, 2H), 3.80 − 3.72 (m, 3H), 3.37 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.27 (s, 3H), 3.06 (dd, J = 14.8, 10.8 Hz, 1H), 2.85 − 2.75 (m, 3H), 2.58 − 1.68 (m, 14H), 1.42 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.15 (t, J = 7.6 Hz, 3H), 1.11 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS-ESI+: (m/z): [M+H]+ C
36H
46ClN
3O
5Sの計算値: 668.3; 実測値: 668.3.
(実施例2)
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
【0208】
実施例2は、ジアステレオマー1−8を1−7の代わりに使用して、実施例1(ステップ8)と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.70 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.18 (dd, J = 8.4, 2.4 Hz, 1H), 7.13 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.08 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.02 (s, 1H), 6.94 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 5.99 − 5.92 (m, 1H), 5.50 (dd, J = 15.2, 8.8 Hz, 1H), 4.47 (w, 1H), 4.13 − 4.04 (m, 2H), 3.82 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 3.71 − 3.65 (m, 2H), 3.31 − 3.24 (m, 1H), 3.22 (s, 3H), 2.99 (dd, J = 15.2, 10.0 Hz, 1H), 2.80 − 2.70 (m, 3H), 2.49 − 1.64 (m, 13H), 1.54 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.42 − 1.36 (m, 1H), 1.17 (t, J = 7.6 Hz, 3H), 1.02 (d, J = 6.4 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
36H
46ClN
3O
5Sの計算値: 668.3; 実測値: 668.3.
(実施例3および4)
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
【0209】
ステップ1:N’−(tert−ブチルジメチルシリル)ペンタ−4−エン−1−スルホンイミドアミドの調製:N’−(tert−ブチルジメチルシリル)ペンタ−4−エン−1−スルホンイミドアミドは、ペンタ−4−エン−1−スルホンアミドを(2R,3S)−3−メチルヘキサ−5−エン−2−スルホンアミド)の代わりに使用して、実施例1(ステップ4およびステップ5)と同じ様式で調製した。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 5.78 (ddt, J = 17.0, 10.2, 6.8 Hz, 1H), 5.09 − 5.01 (m, 2H), 3.13 − 3.05 (m, 2H), 2.22 − 2.16 (m, 2H), 1.98 − 1.90 (m, 2H), 0.90 (s, 9H), 0.12 (s, 3H), 0.11 (s, 3H).
【0210】
ステップ2:(3S)−N−(アミノ(オキソ)(ペンタ−4−エン−1−イル)−l6−スルファニリデン)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−メトキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボキサミドの調製:N’−(tert−ブチルジメチルシリル)ペンタ−4−エン−1−スルホンイミドアミドを、実施例1(ステップ6)と同様の様式で、ピリダジンの存在下、(S)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−メトキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボニルクロリドで処理して、表題化合物を得た。
【0211】
ステップ3:(S)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−メトキシアリル)シクロブチル)メチル)−N−((R)−オキソ(ペンタ−4−エン−1−イル)(プロピオンアミド)−l6−スルファニリデン)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボキサミドの調製:CH
2Cl
2(5.0mL)中の(3S)−N−(アミノ(オキソ)(ペンタ−4−エン−1−イル)−l6−スルファニリデン)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−メトキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボキサミド(66mg、0.11mmol)の撹拌溶液に、トリエチルアミン(0.02mL、0.162mmol)を氷浴中で添加し、続いて塩化プロピオニル(11.97mg、0.129mmol)を添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌した。濃縮した後、残留物を分取HPLCにより精製して、(S)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−メトキシアリル)シクロブチル)メチル)−N−((R)−オキソ(ペンタ−4−エン−1−イル)(プロピオンアミド)−l6−スルファニリデン)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボキサミドを得た。
【0212】
ステップ4:実施例3および実施例4の調製:(S)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−メトキシアリル)シクロブチル)メチル)−N−((R)−オキソ(ペンタ−4−エン−1−イル)(プロピオンアミド)−l6−スルファニリデン)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボキサミド(55.0mg、0.082mmol)およびHoveyda Grubbs第2世代触媒(5.14mg、0.008mmol)を、1,2−ジクロロエタン(16.0mL)中にて60℃で4時間撹拌した。濃縮した後、残留物を分取HPLCにより精製して、実施例3(より極性の高い画分)(LCMS−ESI+(m/z):C
34H
42ClN
3O
5Sの[M+H]+計算値:640.2;実測値:640.2)および実施例4(より極性の低い画分)(
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.68 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.37 − 7.35 (m, 1H), 7.23 (s, 1H), 7.08 − 7.06 (m, 2H), 6.92 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.86 − 5.82 (m, 1H), 5.74 − 5.70 (m, 1H), 4.06 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 3.99 − 3.95 (m, 2H), 3.81 − 3.71 (m, 4H), 3.59 − 3.57 (m, 1H), 3.34 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 3.29 (s, 3H), 3.04 − 2.98 (m, 1H), 2.78 − 2.73 (m, 4H), 2.50 (q, J = 7.4 Hz, 2H), 2.38 − 1.66 (m, 10H), 1.39 − 1.34 (m, 1H), 1.22 (t, J = 7.4 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
34H
42ClN
3O
5Sの計算値: 640.2; 実測値: 640.2)を得た。
(実施例5および6)
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
方法1:
【0213】
ステップ1:tert−ブチル((R)−N−((S)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−メトキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボニル)ペンタ−4−エン−1−イルスルホンイミドイル)カルバメートおよびtert−ブチル(N−((S)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−メトキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボニル)ペンタ−4−エン−1−イルスルホンイミドイル)カルバメートの調製:CH
2Cl
2(5.0mL)中の(3S)−N−(アミノ(オキソ)(ペンタ−4−エン−1−イル)−l6−スルファニリデン)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−メトキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボキサミド(実施例3/4ステップ2、32.00mg、0.052mmol)の撹拌溶液に、トリエチルアミン(0.02mL、0.105mmol)を氷浴中で添加し、続いて二炭酸ジ−tert−ブチル(17.11mg、0.078mmol)を添加した。得られた混合物を室温で終夜撹拌した。濃縮した後、残留物を分取HPLCにより精製して、より極性の高い画分からtert−ブチル((R)−N−((S)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−メトキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボニル)ペンタ−4−エン−1−イルスルホンイミドイル)カルバメートを得、より極性の低い画分からtert−ブチル(N−((S)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−メトキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボニル)ペンタ−4−エン−1−イルスルホンイミドイル)カルバメートを得た。
【0214】
ステップ2:実施例5の調製:tert−ブチル(N−((S)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−メトキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボニル)ペンタ−4−エン−1−イルスルホンイミドイル)カルバメート(14mg、0.02mmol)およびHoveyda Grubbs第2世代触媒(1.25mg、0.002mmol)を、1,2−ジクロロエタン(6.0mL)中にて60℃で4時間撹拌した。濃縮した後、残留物を分取HPLCにより精製して、実施例5を得た。LCMS−ESI+(m/z):C
31H
38ClN
3O
4Sの[M+H]+計算値:584.2;実測値:584.2。
【0215】
ステップ3:実施例6の調製:実施例6は、tert−ブチル((R)−N−((S)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−メトキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボニル)ペンタ−4−エン−1−イルスルホンイミドイル)カルバメートを使用して、実施例5と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
31H
38ClN
3O
4Sの[M+H]+計算値:584.2;実測値:584.2。
方法2:
【化48】
[この文献は図面を表示できません]
【0216】
ステップ1:tert−ブチル((R)−N−((S)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−メトキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボニル)ペンタ−4−エン−1−イルスルホンイミドイル)カルバメートの調製:CH
2Cl
2(5.0mL)中の(3S)−N−(アミノ(オキソ)(ペンタ−4−エン−1−イル)−l6−スルファニリデン)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−メトキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボキサミド(140.00mg、0.229mmol)の撹拌溶液に、トリエチルアミン(0.06mL、0.458mmol)を氷浴中で添加し、続いて二炭酸ジ−tert−ブチル(74.97mg、0.343mmol)を添加した。得られた混合物を室温で終夜撹拌した。濃縮した後、残留物を分取HPLCにより精製して、tert−ブチル((R)−N−((S)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−メトキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボニル)ペンタ−4−エン−1−イルスルホンイミドイル)カルバメートをジアステレオマーの混合物として得た。
【0217】
ステップ2およびステップ3:方法2ステップ1からのジアステレオマーのBoc保護混合物(112.0mg、0.157mmol)およびHoveyda Grubbs第2世代触媒(9.83mg、0.016mmol)を、1,2−ジクロロエタン(6.0mL)中にて60℃で4時間撹拌した。濃縮した後、残留物を分取HPLCにより精製して、中間体5−1をジアステレオマーの混合物として得、これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン=3/2)により精製して、実施例5(より極性の低い画分)および実施例6(より極性の高い画分)を得た。
方法3:
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
【0218】
ステップ1:(S)−4−ニトロフェニル(1−フェニルエチル)カーボネート(5−3−1)の調製:(1S)−1−(4−フェニルフェニル)エタノールの混合物(8.7g、71.2mmol)をMeTHF(90mL)に溶解し、0℃に冷却した。この冷撹拌溶液に、ピリジン(7.1mL)を添加した。次いで、MeTHF(60.0mL)中の4−ニトロ−フェニル−クロロホルメート(14.4g、71.2mmol)の溶液を、滴下漏斗を介して滴下添加した。添加後、得られた混合物を冷却浴から取り出し、周囲温度で2時間撹拌した。TLCは、(1S)−1−(4−フェニルフェニル)エタノールが消費されたが4−ニトロ−フェニル−クロロホルメートが依然として残っていることを示した。追加の(1S)−1−(4−フェニルフェニル)エタノール(2.6g、21.3mmol)およびピリジン(1.0mL)を添加し、撹拌を終夜続けた。次いで、反応物を1N HCl(2×)、ブライン(2×)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。次いで、残留物をDCMに溶解し、シリカゲルと混合し、濃縮乾固し、2回に分け、順相クロマトグラフィー(シリカゲル、0〜20%EtOAc/ヘキサン)により精製した。所望の画分を合わせ、濃縮して、5−3−1を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.34 − 8.16 (m, 2H), 7.48 − 7.31 (m, 7H), 5.84 (q, J = 6.6 Hz, 1H), 1.70 (d, J = 6.6 Hz, 3H).
【0219】
ステップ2:THF(100mL)中のN’−(tert−ブチルジメチルシリル)ペンタ−4−エン−1−スルホンイミドアミド(2.0g、7.18mmol)の溶液を、−50℃に冷却した。ヘキサン中1.6M n−BuLi(9.65mL、15.4mmol)を、この冷溶液に滴下添加した。新たに形成された混合物を−50℃で20分間撹拌した後、THF(60mL)中の(4−ニトロフェニル)[(1S)−1−フェニルエチル]カーボネートの溶液をゆっくりと滴下添加した。得られた混合物を−50℃で15分間撹拌し、次いで氷水浴に切り替え、0℃で3時間撹拌した。反応物を氷でクエンチし、EtOAc(1×)で抽出した。有機層を1N NaOH(3×)、ブライン(1×)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮し、順相クロマトグラフィー(シリカゲル、0〜20%EtOAc/ヘキサン)により精製した。精製を繰り返し、所望の画分を合わせ、濃縮して、ジアステレオマー(5−3−2)および(5−3−3)の混合物を得た。その後、ジアステレオマーの混合物をキラルSFCにより単一ジアステレオマーに分離した。第1の溶出ピークに(5−3−2)に示した通りのキラリティーを割り当て、第2の溶出ピークに(5−3−3)に示した通りのキラリティーを割り当てた。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d)、ジアステレオマーの混合物について: δ 7.41 − 7.29 (m, 5H), 5.84 − 5.59 (m, 2H), 5.08 − 4.93 (m, 2H), 3.37 − 3.16 (m, 2H), 2.19 − 2.07 (m, 2H), 1.83 (h, J = 7.3, 6.7 Hz, 2H), 1.57 (dq, J = 6.6, 1.8 Hz, 3H), 0.91 − 0.85 (m, 9H), 0.18 (2セットのs, 3H), 0.12 (2セットのs, 3H). 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d)、(5-3-2)について: δ 7.39 − 7.30 (m, 5H), 5.86 − 5.58 (m, 2H), 5.07 − 4.93 (m, 2H), 3.28 (tq, J = 13.9, 7.9, 7.1 Hz, 2H), 2.13 (p, J = 7.7, 7.2 Hz, 2H), 1.85 (p, J = 7.2 Hz, 2H), 1.57 (dd, J = 6.6, 2.2 Hz, 3H), 0.93 − 0.91 (m, 9H), 0.19 2セットのs, 6H).
【0220】
ステップ3:THF(24mL)中の中間体(5−3−2)(858mg、2.1mmol)の溶液を、室温にて60分間、THF中1.0Mテトラブチルアンモニウムフルオリド(6.3mL、6.3mmol)で処理した。次いで、反応物を濃縮し、順相クロマトグラフィー(シリカゲル、0〜80%EtOAc/ヘキサン)により精製して、5−3−3Aを得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.45 − 7.31 (m, 4H), 5.83 − 5.59 (m, 2H), 5.12 − 4.96 (m, 2H), 3.35 − 3.21 (m, 2H), 2.28 − 2.11 (m, 2H), 2.01 − 1.87 (m, 2H), 1.59 (d, J = 6.7 Hz, 3H).
【0221】
ステップ4:0℃のDCM(20mL)中の(3S)−6’−クロロ−5−[[(1R,2R)−2−[(1S)−1−メトキシアリル]シクロブチル]メチル]スピロ[2,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾオキサゼピン−3,1’−テトラリン]−7−カルボニルクロリド(215mg、0.45mmol)の混合物に、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド(152mg、0.98mmol)、続いて4−(ジメチルアミノ)ピリジン(120mg、0.98mmol)を添加した。5分間撹拌した後、DCM(3mL)中の中間体(5−3−3A)(159mg、0.54mmol)の溶液を添加し、得られた混合物を冷却浴から取り出し、室温で終夜撹拌した。反応物をDCM(30mL)でさらに希釈し、1N HCl(15mL)、飽和重炭酸ナトリウム(15mL)およびブライン(15mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮し、順相クロマトグラフィー(シリカゲルカラム、0〜80%EtOAc/ヘキサン)により精製して、中間体5−3−4を得た。LCMS−ESI+(m/z):[M+H]+計算値:761.0、実測値:759.9。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.67 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.50 (s, 1H), 7.39 − 7.28 (m, 6H), 7.16 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.08 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.91 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 5.86 (p, J = 6.3 Hz, 1H), 5.77 − 5.48 (m, 2H), 5.21 − 5.08 (m, 2H), 5.08 − 4.96 (m, 2H), 4.14 − 4.04 (m, 2H), 3.81 − 3.71 (m, 2H), 3.70 − 3.48 (m, 3H), 3.39 − 3.13 (m, 5H), 2.84 − 2.69 (m, 2H), 2.52 (dd, J = 10.7, 7.4 Hz, 1H), 2.16 (dt, J = 13.3, 7.6 Hz, 3H), 2.01 − 1.74 (m, 7H), 1.70 − 1.39 (m, 7H).
【0222】
ステップ5:DCE(10mL)中の溶液中間体5−3−4を窒素で5分間スパージした後、Hoveyda−Grubbs第2世代触媒(7mg、0.011mmol)を添加した。新たに形成された混合物をさらに2分間脱気し、次いでこれに蓋をし、60℃で16時間加熱した。次いで、反応物を室温に冷却し、濃縮し、順相クロマトグラフィー(シリカゲル、0〜5%DCM/MeOH(2.0N NH
3含有))により精製して、実施例5(第1の溶出ピーク:LCMS−ESI+(m/z):[M+H]+計算値:584.2;実測値:583.4);およびカルバメート保護大環状中間体5−3−5(第2の溶出ピーク:LCMS−ESI+(m/z):[M+H]+計算値:732.3;実測値:730.8)を得た。
【0223】
ステップ6:中間体5−3−5(15.8mg、0.022mmol)を、DCM(1.0mL)に0℃で溶解した。TFA(1.0mL)をこの冷溶液に添加した。得られた混合物を0℃で2分間、次いで室温で1時間撹拌した。反応物を冷却して0℃に戻し、1N NaOHでpH約8に塩基性化した。混合物をDCM(2×)で抽出した。合わせた有機層をブライン(1×)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮し、Combiflash(シリカゲル、0〜100%EtOAc/ヘキサン)により精製して、実施例5を得た。LCMS−ESI+(m/z):[M+H]+計算値:584.2;実測値:583.3。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d)、(8)について: δ 7.73 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.44 − 7.39 (m, 1H), 7.33 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.16 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.06 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.90 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.04 − 5.93 (m, 1H), 5.73 − 5.61 (m, 1H), 4.12 − 3.94 (m, 2H), 3.88 − 3.68 (m, 2H), 3.62 − 3.51 (m, 2H), 3.40 − 3.17 (m, 6H), 3.00 (dd, J = 15.0, 11.0 Hz, 1H), 2.82 − 2.63 (m, 4H), 2.47 − 2.20 (m, 4H), 1.99 − 1.59 (m, 6H), 1.37 (t, J = 13.1 Hz, 1H).
【0224】
実施例6は、中間体5−3−3を中間体5−3−2の代わりに使用して、実施例5(方法3−ステップ3〜6)と同じ様式で合成した。
(実施例7および8)
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
【0225】
実施例7および実施例8は、2−メトキシアセチルクロリドを塩化プロピオニルの代わりに使用して、実施例3および実施例4と同様の様式で調製した。
【0226】
実施例7:LCMS−ESI+(m/z):C
34H
42ClN
3O
6Sの[M+H]+計算値:656.2;実測値:656.2。
【0227】
実施例8:LCMS−ESI+(m/z):C
34H
42ClN
3O
6Sの[M+H]+計算値:656.2;実測値:656.2。
(実施例9および10)
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
【0228】
実施例9および実施例10の調製:CH
2Cl
2(5.0mL)中の中間体5−1(実施例5/6方法2、10.40mg、0.018mmol)の撹拌溶液に、トリエチルアミン(0.004mL、0.027mmol)を氷浴中で添加し、続いてクロロギ酸エチル(2.32mg、0.021mmol)を添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌した。濃縮した後、残留物を分取HPLCにより精製して、実施例9(より極性の高い画分)(LCMS−ESI+(m/z):C
34H
42ClN
3O
6Sの[M+H]+計算値:656.2;実測値:656.2)および実施例10(より極性の低い画分)を得た。
(実施例11および12)
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
【0229】
ステップ1:中間体11−1の調製:EtOAc(5mL)中の中間体5−1(実施例5/6方法2、17.90mg、0.031mmol)の撹拌溶液に、酸化白金(IV)(3.48mg、0.015mmol)を添加した。得られた混合物をH
2下、室温で0.5時間撹拌した。反応混合物をセライトに通して濾過し、EtOAcで洗浄した。濾液を濃縮した。粗生成物(18.0mg)を次のステップに直接使用した。
【0230】
ステップ2:実施例11および実施例12の調製:CH
2Cl
2(4.0mL)中の中間体11−1(18.0mg、0.031mmol)の撹拌溶液に、トリエチルアミン(0.006mL、0.046mmol)を氷浴中で添加し、続いて塩化プロピオニル(3.41mg、0.037mmol)を添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌した。濃縮した後、残留物を分取HPLCにより精製して、実施例11(より極性の高い画分)(LCMS−ESI+(m/z):C
34H
44ClN
3O
5Sの[M+H]+計算値:642.3;実測値:642.2)および実施例12(より極性の低い画分)(LCMS−ESI+(m/z):C
34H
44ClN
3O
5Sの[M+H]+計算値:642.3;実測値:642.3)を得た。
(実施例13および14)
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
【0231】
実施例13および実施例14の調製:CH
2Cl
2(4.0mL)中の中間体5−1(実施例5および6方法2、10.9mg、0.019mmol)の撹拌溶液に、トリエチルアミン(0.004mL、0.028mmol)を氷浴中で添加し、続いてイソシアン酸エチル(1.59mg、0.022mmol)を添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌した。濃縮した後、残留物を分取HPLC、続いて分取TLC(5%MeOH/CH
2Cl
2)により精製して、実施例13(より極性の高い画分)(LCMS−ESI+(m/z):C
34H
43ClN
4O
5Sの[M+H]+計算値:655.3;実測値:655.2)、および実施例14(より極性の低い画分)(
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.71 (w, 1H), 7.31 (w, 1H), 7.16 (w, 2H), 7.02 (w, 1H), 6.78 (w, 1H), 5.76 (w, 2H), 4.02 − 3.94 (m, 2H), 3.72 − 2.65 (m, 11H), 2.34 − 0.84 (m, 17H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
34H
43ClN
4O
5Sの計算値: 655.3; 実測値: 655.2を得た。
(実施例15)
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
【0232】
CH
2Cl
2(3mL)中の3−(ジメチルアミノ)プロピオン酸塩酸塩(3.94mg、0.026mmol)の撹拌溶液に、Et
3N(0.01mL、0.068mmol)、EDCI(5.32mg、0.034mmol)、およびDMAP(4.18mg、0.034mmol)、続いて中間体5−1(実施例5/6方法2、10.00mg、0.017mmol)を添加した。得られた混合物を室温で3時間撹拌し、濃縮した。残留物を分取HPLCにより精製して、実施例15を得た。LCMS−ESI+(m/z):C
36H
47ClN
4O
5Sの[M+H]+計算値:683.3;実測値:683.3。
(実施例16および17)
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
【0233】
ステップ1:中間体16−1の調製:MeOH(5mL)中の中間体5−1(実施例5/6方法2、20.00mg、0.034mmol)の撹拌溶液に、Pd/C(10重量%、0.36mg、0.03mmol)を添加した。得られた混合物をH
2下、室温で1.5時間撹拌した。反応混合物をセライトに通して濾過し、MeOHで洗浄した。濾液を濃縮した。粗生成物を次のステップに直接使用した。
【0234】
ステップ2:実施例16および実施例17の調製:次いで、ステップ1からの粗中間体16−1を塩化プロピオニルとカップリングさせ、実施例11および実施例12と同様の様式で精製して、実施例16(より極性の低い画分)(LCMS−ESI+(m/z):C
34H
45N
3O
5Sの[M+H]+計算値:607.8;実測値:608.3)および実施例17(より極性の高い画分)(LCMS−ESI+(m/z):C
34H
45N
3O
5Sの[M+H]+計算値:607.8;実測値:608.4を得た。
(実施例18)
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
【0235】
CH
2Cl
2(2mL)中の3−メトキシプロピオン酸(2.3mg、0.022mmol)の撹拌溶液に、EDCI(4.52mg、0.029mmol)、およびDMAP(3.56mg、0.029mmol)、続いて実施例5(8.50mg、0.015mmol)を添加した。得られた混合物を室温で3時間撹拌し、濃縮した。残留物を分取HPLCにより精製して、実施例18を得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.73 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.41 (dd, J = 8.4, 2.0 Hz, 1H), 7.29 − 7.28 (m, 1H), 7.13 (dd, J = 8.4, 2.4 Hz, 1H), 7.09 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.94 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.88 (dt, J = 15.8, 5.0 Hz, 1H), 5.75 (dd, J = 15.8, 7.8 Hz, 1H), 4.05 (dd, J = 32.4, 12.0 Hz, 2H), 3.95 − 3.73 (m, 6H), 3.60 (dd, J = 8.0, 3.2 Hz, 1H), 3.46 (s, 3H), 3.37 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.32 (s, 3H), 3.04 (dd, J = 15.0, 11.0 Hz, 1H), 2.80 − 2.71 (m, 5H), 2.43 − 2.28 (m, 4H), 2.11 − 1.69 (m, 8H), 1.42 − 1.36 (m, 1H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
35H
44ClN
3O
6Sの計算値: 670.3; 実測値: 670.4.
(実施例19)
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
【0236】
CH
2Cl
2(2.0mL)中の実施例5(8.5mg、0.015mmol)の撹拌溶液に、トリエチルアミン(0.003mL、0.022mmol)を氷浴中で添加し、続いてイソシアン酸イソプロピル(1.86mg、0.022mmol)を添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌した。濃縮した後、残留物を分取HPLC、続いて分取TLC(5%MeOH/CH
2Cl
2)により精製して、実施例19を得た。LCMS−ESI+(m/z):C
35H
45ClN
4O
5Sの[M+H]+計算値:669.3;実測値:691.3。
(実施例20)
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
【0237】
実施例20は、2−(ピラジン−2−イル)酢酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
37H
42ClN
5O
5Sの[M+H]+計算値:704.3;実測値:704.4。
(実施例21)
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
【0238】
CH
2Cl
2(2.0mL)中の実施例5(10.0mg、0.017mmol)の撹拌溶液に、トリエチルアミン(0.004mL、0.026mmol)を氷浴中で添加し、続いてシクロプロピルアセチルクロリド(3.04mg、0.026mmol)を添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌した。濃縮した後、残留物を分取HPLCにより精製して、実施例21を得た。LCMS−ESI+(m/z):C
36H
44ClN
3O
5Sの[M+H]+計算値:666.3;実測値:666.3。
(実施例22)
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
【0239】
実施例22は、3−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)プロパン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.64 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.47 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.29 − 7.27 (m, 1H), 7.04 (d, J = 2.0 Hz, 2H), 6.99 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.64 − 6.61 (m, 1H), 6.33 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 5.82 (d, J = 4.8 Hz, 2H), 3.99 − 3.94 (m, 6H), 3.70 − 3.56 (m, 4H), 3.45 − 3.28 (m, 4H), 3.11 − 2.98 (m, 4H), 2.87 − 2.72 (m, 4H), 2.58 − 1.75 (m, 12H), 1.32 − 1.26 (m, 1H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
38H
46ClN
5O
5Sの計算値: 720.3; 実測値: 720.4.
(実施例23)
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
【0240】
実施例23は、3,3,3−トリフルオロプロピオニルクロリドをシクロプロピルアセチルクロリドの代わりに使用して、実施例21と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
34H
39ClF
3N
3O
5Sの[M+H]+計算値:694.2;実測値:694.4。
(実施例24)
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
【0241】
実施例24は、オキセタン−3−カルボン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.75 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.23 (dd, J = 8.0, 2.0 Hz, 1H), 7.17 − 7.14 (m, 2H), 7.07 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.79 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.06 (dt, J = 15.4, 6.2 Hz, 1H), 5.60 (dd, J = 15.6, 8.8 Hz, 1H), 4.90 − 4.76 (m, 4H), 4.17 − 3.93 (m, 4H), 3.91 − 3.79 (m, 3H), 3.72 − 3.47 (m, 5H), 3.24 (s, 3H), 3.02 (dd, J = 15.0, 10.6 Hz, 1H), 2.83 − 2.69 (m, 2H), 2.65 − 1.37 (m, 11H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
35H
42ClN
3O
6Sの計算値: 668.3; 実測値: 668.6.
(実施例25)
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
【0242】
実施例25は、塩化アセチルをシクロプロピルアセチルクロリドの代わりに使用して、実施例21と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
33H
40ClN
3O
5Sの[M+H]+計算値:626.2;実測値:626.4。
(実施例26)
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
【0243】
実施例26は、イソバレリルクロリドをシクロプロピルアセチルクロリドの代わりに使用して、実施例21と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
36H
46ClN
3O
5Sの[M+H]+計算値:668.3;実測値:668.4。
(実施例27)
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
【0244】
実施例27は、シクロプロピルアセチルクロリドをシクロプロピルアセチルクロリドの代わりに使用して、実施例21と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
35H
42ClN
3O
5Sの[M+H]+計算値:652.3;実測値:652.4。
(実施例28)
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
【0245】
実施例28は、3−(メチルスルホニル)プロパン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
35H
44ClN
3O
7S
2の[M+H]+計算値:718.3;実測値:718.3。
(実施例29)
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
【0246】
実施例29は、2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)酢酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
37H
44ClN
5O
5Sの[M+H]+計算値:706.3;実測値:706.4。
(実施例30)
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
【0247】
実施例30は、2−(ピリミジン−2−イル)酢酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
37H
42ClN
5O
5Sの[M+H]+計算値:704.3;実測値:704.3。
(実施例31)
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
【0248】
実施例31は、シクロブタンカルボン酸クロリドをシクロプロピルアセチルクロリドの代わりに使用して、実施例21と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.78 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.26 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.82 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.10 (dt, J = 15.6, 6.4 Hz, 1H), 5.60 (dd, J = 15.6, 8.8 Hz, 1H), 4.25 − 4.13 (m, 1H), 4.03 (dd, J = 21.6, 12.0 Hz, 3H), 3.94 − 3.85 (m, 2H), 3.74 − 3.66 (m, 2H), 3.35 − 3.30 (m, 2H), 3.27 (s, 3H), 3.22 0 3.14 (m, 1H), 3.04 (dd, J = 15.2, 10.4 Hz, 1H), 2.86 − 2.72 (m, 2H), 2.39 − 1.72 (m, 17H), 1.46 − 1.40 (m, 1H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
36H
44ClN
3O
5Sの計算値: 666.3; 実測値: 666.4.
(実施例32)
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
【0249】
実施例32は、1−イソシアナト−1−(トリフルオロメチル)シクロプロパンをイソシアン酸イソプロピルの代わりに使用して、実施例19と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.75 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.21 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.15 (dd, J = 8.8, 2.4 Hz, 1H), 7.12 (s, 1H), 7.07 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.78 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.08 − 6.02 (m, 1H), 5.62 − 5.56 (m, 1H), 3.99 (dd, J = 21.8, 12.2 Hz, 3H), 3.83 − 3.76 (m, 2H), 3.67 − 3.64 (m, 3H), 3.34 − 3.30 (m, 2H), 3.24 (s, 3H), 3.07 − 3.00 (m, 1H), 2.83 − 2.69 (m, 2H), 2.53 − 1.68 (m, 11H), 1.44 − 1.37 (m, 1H), 1.22 − 1.04 (m, 4H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
36H
42ClF
3N
4O
5Sの計算値: 735.3; 実測値: 735.3.
(実施例33)
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
【0250】
実施例33は、2−ブチン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
35H
40ClN
3O
5Sの[M+H]+計算値:650.2;実測値:650.3。
(実施例34)
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
【0251】
実施例34は、1,1,1−トリフルオロ−2−イソシアナト−2−メチルプロパンをイソシアン酸イソプロピルの代わりに使用して、実施例19と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
36H
44ClF
3N
4O
5Sの[M+H]+計算値:737.3;実測値:737.3。
(実施例35)
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
【0252】
実施例35は、3−(ピラジン−2−イル)プロパン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.58 (s, 1H), 8.53 (s, 1H), 8.43 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.78 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.42 − 7.35 (m, 2H), 7.24 − 7.18 (m, 1H), 7.12 (s, 1H), 6.91 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.92 − 5.80 (m, 2H), 4.11 − 3.94 (m, 3H), 3.83 − 3.68 (m, 3H), 3.60 − 3.41 (m, 3H), 3.27 (s, 3H), 3.21 − 3.10 (m, 3H), 2.94 (t, J = 7.0 Hz, 2H), 2.85 − 2.78 (m, 4H), 2.48 − 1.80 (m, 10H), 1.45 (t, J = 12.8 Hz, 1H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
38H
44ClN
5O
5Sの計算値: 718.3; 実測値: 718.3.
(実施例36)
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
【0253】
実施例36は、4,4−ジメチルペンタ−2−イン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
38H
46ClN
3O
5Sの[M+H]+計算値:692.3;実測値:692.3。
(実施例37)
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
【0254】
実施例37は、イソシアン酸4−フルオロベンジルをイソシアン酸イソプロピルの代わりに使用して、実施例19と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.76 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.36 − 7.27 (m, 4H), 7.17 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.04 (t, J = 8.6 Hz, 2H), 6.90 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 5.99 − 5.93 (m, 1H), 5.77 − 5.71 (m, 1H), 4.36 (s, 2H), 4.05 (dd, J = 26.4, 12.0 Hz, 2H), 3.92 (w, 2H), 3.83 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 3.72 (d, J = 14.0 Hz, 1H), 3.63 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 3.51 − 3.38 (m, 3H), 3.30 (s, 3H), 3.15 − 3.08 (m, 1H), 2.85 − 2.77 (m, 3H), 2.66 − 1.79 (m, 10H), 1.44 (t, J = 12.8 Hz, 1H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
39H
44ClFN
4O
5Sの計算値: 735.3; 実測値: 735.3.
(実施例38)
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
【0255】
実施例38は、3−ピリミジン−4−イル−プロパン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 9.04 (s, 1H), 8.62 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.78 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.47 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.42 (s, 1H), 7.36 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 9.0, 2.2 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.91 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.92 − 5.80 (m, 2H), 4.11 − 3.94 (m, 3H), 3.81 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 3.75 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.62 − 3.42 (m, 5H), 3.27 (s, 3H), 3.19 − 3.10 (m, 3H), 2.94 (t, J = 7.0 Hz, 2H), 2.85 − 2.77 (m, 3H), 2.54 − 1.78 (m, 10H), 1.45 (t, J = 12.4 Hz, 1H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
38H
44ClN
5O
5Sの計算値: 718.3; 実測値: 718.3.
(実施例39)
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
【0256】
実施例39は、3−ピラゾール−1−イル−プロピオン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.77 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.65 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.49 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.34 (dd, J = 8.2, 1.8 Hz, 1H), 7.19 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.90 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.26 − 6.25 (m, 1H), 5.94 − 5.79 (m, 2H), 4.49 (t, J = 6.6 Hz, 2H), 4.05 (dd, J = 33.4, 12.2 Hz, 2H), 3.96 − 3.91 (m, 1H), 3.81 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 3.75 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.68 − 3.55 (m, 3H), 3.51 − 3.41 (m, 2H), 3.31 (s, 3H), 3.16 − 3.10 (m, 1H), 2.96 (t, J = 6.6 Hz, 2H), 2.85 − 2.77 (m, 3H), 2.46 − 1.79 (m, 10H), 1.45 (t, J = 12.6 Hz, 1H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
37H
44ClN
5O
5Sの計算値: 706.3; 実測値: 706.3.
(実施例40)
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
【0257】
実施例40は、3−ピリジンプロピオン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.78 (s, 1H), 8.65 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 8.50 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.90 (dd, J = 8.0, 6.0 Hz, 1H), 7.77 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.29 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.18 (dd, J = 8.6, 2.2 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.92 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.92 − 5.81 (m, 2H), 4.11 − 3.95 (m, 4H), 3.81 − 3.73 (m, 2H), 3.56 − 3.43 (m, 4H), 3.32 (s, 3H), 3.25 − 3.11 (m, 3H), 2.90 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 2.85 − 2.78 (m, 2H), 2.26 − 1.80 (m, 11H), 1.44 (t, J = 12.8 Hz, 1H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
39H
45ClN
4O
5Sの計算値: 717.3; 実測値: 717.4.
(実施例41)
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
【0258】
実施例41は、3−(ピリジン−4−イル)プロパン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.64 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 7.93 (d, J = 5.6 Hz, 2H), 7.76 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.31 (dd, J = 8.2, 1.8 Hz, 1H), 7.17 (dd, J = 8.4, 2.4 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.92 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 5.92 − 5.81 (m, 2H), 4.11 − 3.97 (m, 3H), 3.81 − 3.73 (m, 2H), 3.55 − 3.43 (m, 3H), 3.32 (s, 3H), 3.31 − 3.20 (m, 3H), 3.17 − 3.11 (m, 1H), 2.94 (t, J = 7.0 Hz, 2H), 2.87 − 2.77 (m, 3H), 2.54 − 1.80 (m, 10H), 1.47 − 1.41 (m, 1H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
39H
45ClN
4O
5Sの計算値: 717.3; 実測値: 717.3.
(実施例42)
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
【0259】
実施例42は、3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロパン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
36H
43ClN
6O
5Sの[M+H]+計算値:707.3;実測値:707.3。
(実施例43)
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
【0260】
実施例43は、3−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)プロパン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
38H
46ClN
5O
5Sの[M+H]+計算値:720.3;実測値:721.3。
(実施例44)
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
【0261】
実施例44は、3−(ピリミジン−2−イル)プロパン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.73 (d, J = 4.8 Hz, 2H), 7.76 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.38 − 7.34 (m, 2H), 7.17 (dd, J = 8.8, 2.4 Hz, 1H), 7.11 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 6.91 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.93 − 5.79 (m, 2H), 4.10 − 3.93 (m, 3H), 3.80 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 3.74 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.67 − 3.59 (m, 1H), 3.55 (dd, J = 8.2, 3.0 Hz, 1H), 3.43 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.35 − 3.30 (m, 4H), 3.25 (s, 3H), 3.16 − 3.09 (m, 1H), 3.00 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 2.86 − 2.73 (m, 3H), 2.52 − 1.78 (m, 10H), 1.47 − 1.41 (m, 1H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
38H
44ClN
5O
5Sの計算値: 718.3; 実測値: 719.4.
(実施例45)
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
【0262】
実施例45は、3−(1−エチル−1H−ピラゾール−5−イル)プロパン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.77 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.42 − 7.35 (m, 3H), 7.17 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.12 (s, 1H), 6.91 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.14 (s, 1H), 5.93 − 5.81 (m, 2H), 4.17 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 4.11 − 3.94 (m, 3H), 3.81 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 3.74 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 3.63 − 3.50 (m, 2H), 3.44 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.34 − 3.31 (m, 2H), 3.31 (s, 3H), 3.17 − 3.10 (m, 1H), 3.02 -3.00 (m, 2H), 2.87 − 2.79 (m, 5H), 2.55 − 1.79 (m, 10H), 1.48 − 1.35 (m, 4H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
39H
48ClN
5O
5Sの計算値: 734.4; 実測値: 734.4.
(実施例46)
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
【0263】
実施例46は、3−(2−メチル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)プロパン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.77 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.40 (s, 1H), 7.35 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.19 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.12 (s, 1H), 6.90 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 5.96 − 5.90 (m, 1H), 5.82 (dd, J = 16.2, 8.6 Hz, 1H), 4.10 − 3.94 (m, 6H), 3.82 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 3.74 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.68 − 3.50 (m, 2H), 3.42 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.34 − 3.32 (m, 2H), 3.31 (s, 3H), 3.16 − 3.09 (m, 1H), 3.01 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 2.85 − 2.75 (m, 5H), 2.50 − 1.78 (m, 10H), 1.48 − 1.42 (m, 1H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
37H
45ClN
6O
5Sの計算値: 721.3; 実測値: 721.3.
(実施例47)
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
【0264】
実施例47は、2−ピリジンプロパン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.60 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 8.26 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.82 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.78 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.69 (t, J = 6.6 Hz, 1H), 7.40 (s, 1H), 7.31 (dd, J = 8.2, 1.8 Hz, 1H), 7.19 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.12 (s, 1H), 6.91 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 5.92 − 5.79 (m, 2H), 4.12 − 3.92 (m, 3H), 3.82 − 3.74 (m, 2H), 3.57 − 3.51 (m, 2H), 3.44 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 3.29 (s, 3H), 3.33 − 3.24 (m, 4H), 3.17 − 3.11 (m,1H), 2.96 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 2.92 − 2.78 (m, 3H), 2.49 − 1.81 (m, 10H), 1.48 − 1.41 (m, 1H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
39H
45ClN
4O
5Sの計算値: 717.3; 実測値: 717.5.
(実施例48)
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
【0265】
実施例48は、3−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)プロパン酸および実施例6を3−メトキシプロピオン酸および実施例5の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
38H
46ClN
5O
5Sの[M+H]+計算値:720.3;実測値:720.0。
(実施例49)
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
【0266】
ステップ1:CH
2Cl
2(15.0mL)中の(3S)−N−(アミノ((2R,3S)−3−メチルヘキサ−5−エン−2−イル)(オキソ)−l6−スルファニリデン)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−メトキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボキサミド 1−6(309.00mg、0.483mmol)の撹拌溶液に、トリエチルアミン(0.14mL、0.965mmol)を氷浴中で添加し、続いてDMAP(23.58mg、0.193mmol)および二炭酸ジ−tert−ブチル(157.99mg、0.724mmol)を添加した。得られた混合物を室温で終夜撹拌した。濃縮した後、ジアステレオマーの混合物を分取HPLCにより分離して、49−1(より極性の低い画分)および49−2(より極性の高い画分)を得た。
【0267】
ステップ2:中間体49−3は、実施例5、方法1ステップ2に示した手順と同様の手順を使用して、中間体49−1から合成した。
【0268】
ステップ3:実施例49は、3−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)プロパン酸および中間体49−3を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.75 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.38 (s, 1H), 7.19 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.13 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.05 (s, 1H), 6.93 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.15 (s, 1H), 6.00 − 5.93 (m, 1H), 5.60 (dd, J = 15.4, 9.0 Hz, 1H), 4.32 − 4.28 (m, 1H), 4.09 (s, 2H), 3.85 − 3.81 (m, 4H), 3.75 − 3.67 (m, 3H), 3.51 − 3.79 (m, 1H), 3.25 (s, 3H), 3.16 − 3.09 (m, 1H), 3.01 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 2.85 − 2.79 (m, 5H), 2.48 − 1.77 (m, 10H), 1.51 − 1.44 (m, 4H), 1.06 (d, J = 5.6 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
40H
50ClN
5O
5Sの計算値: 748.4; 実測値: 748.0.
(実施例50)
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
【0269】
実施例50は、中間体49−2を中間体49−1の代わりに使用して、実施例49(ステップ2およびステップ3)に記載の手順で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
40H
50ClN
5O
5Sの[M+H]+計算値:748.4;実測値:748.0。
(実施例51)
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
【0270】
実施例51は、3−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)プロパン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.77 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.44 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.36 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.19 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.12 (s, 1H), 6.90 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.12 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 5.94 − 5.81 (m, 2H), 4.11 − 3.94 (m, 3H), 3.83 − 3.80 (m, 4H), 3.75 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.68 − 3.47 (m, 2H), 3.43 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 3.34 − 3.31 (m, 5H), 3.16 − 3.10 (m, 1H), 2.94 (t, J = 7.8 Hz, 2H), 2.85 − 2.78 (m, 3H), 2.74 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 2.53 − 1.78 (m, 10H), 1.45 (t, J = 12.6 Hz, 1H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
38H
46ClN
5O
5Sの計算値: 720.3; 実測値: 720.0.
(実施例52)
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
【0271】
実施例52は、3−インダゾール−1−イル−プロパン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
41H
46ClN
5O
5Sの[M+H]+計算値:756.4;実測値:756.2。
(実施例53)
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
【0272】
実施例53は、3−(ピリミジン−5−イル)プロパン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 9.00 (s, 1H), 8.74 (s, 2H), 7.77 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.41 (s, 1H), 7.34 (dd, J = 8.0, 1.6 Hz, 1H), 7.17 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.11 (s, 1H), 6.90 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.92 − 5.81 (m, 2H), 4.11 − 3.91 (m, 3H), 3.82 − 3.68 (m, 2H), 3.60 − 3.50 (m, 2H), 3.43 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.35 − 3.33 (m, 5H), 3.16 − 3.10 (m, 1H), 3.02 (t, J = 7.3 Hz, 2H), 2.87 − 2.78 (m, 4H), 2.55 − 1.78 (m, 10H), 1.44 (t, J = 12.8 Hz, 1H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
38H
44ClN
5O
5Sの計算値: 718.3; 実測値: 718.1.
(実施例54)
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
【0273】
実施例54は、ナトリウム3−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)プロパン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
36H
43ClN
6O
5Sの[M+H]+計算値:707.3;実測値:707.1。
(実施例55)
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
【0274】
実施例55は、3−(4−クロロ−1H−ピラゾール−1−イル)プロパン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.77 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.73 (s, 1H), 7.44 (s, 1H), 7.41 (s, 1H), 7.35 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.19 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.90 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.94 − 5.79 (m, 2H), 4.44 (t, J = 6.2 Hz, 2H), 4.05 (dd, J = 33.8, 12.2 Hz, 2H), 3.97 − 3.89 (m, 1H), 3.81 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 3.75 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.64 − 3.50 (m, 2H), 3.43 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.34 − 3.31 (m, 5H), 3.16 − 3.10 (m, 1H), 2.96 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 2.85 − 2.77 (m, 3H), 2.53 − 1.79 (m, 10H), 1.45 (t, J = 12.6 Hz, 1H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
37H
43Cl
2N
5O
5Sの計算値: 740.7; 実測値: 740.0.
(実施例56)
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
【0275】
実施例56は、3−(5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)プロパン酸を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
38H
46ClN
5O
5Sの[M+H]+計算値:720.3;実測値:720.1。
(実施例57)
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
【0276】
実施例57は、3−イソオキサゾール−4−イル−プロパン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.51 (s, 1H), 8.35 (s, 1H), 7.77 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.42 (s, 1H), 7.36 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.17 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.12 (s, 1H), 6.91 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.93 − 5.81 (m, 2H), 4.11 − 3.92 (m, 3H), 3.81 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 3.75 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.64 − 3.49 (m, 2H), 3.44 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.36 − 3.31 (m, 7H), 3.17 − 3.10 (m, 1H), 2.87 − 2.77 (m, 3H), 2.70 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 2.55 − 1.79 (m, 10H), 1.45 (t, J = 12.6 Hz, 1H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
37H
43ClN
4O
6Sの計算値: 707.3; 実測値: 707.1.
(実施例58)
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
【0277】
実施例58は、3−(1,2−オキサゾール−3−イル)プロパン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.54 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.77 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.40 (s, 1H), 7.35 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.90 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.43 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 5.95 − 5.89 (m, 1H), 5.82 (dd, J = 16.0, 8.4 Hz, 1H), 4.11 − 3.92 (m, 3H), 3.82 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 3.74 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.68 − 3.47 (m, 2H), 3.42 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.35 − 3.32 (m, 2H), 3.31 (s, 3H), 3.16 − 3.04 (m, 3H), 2.85 − 2.72 (m, 5H), 2.51 − 1.78 (m, 10H), 1.45 (t, J = 12.6 Hz, 1H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
37H
43ClN
4O
6Sの計算値: 707.3; 実測値: 707.0.
(実施例59)
【化97】
[この文献は図面を表示できません]
【0278】
実施例59は、3−(3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)プロパン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.78 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.51 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.41 (s, 1H), 7.34 (dd, J = 8.2, 1.8 Hz, 1H), 7.19 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.12 (s, 1H), 6.90 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.02 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 5.95 − 5.80 (m, 2H), 4.39 (t, J = 6.6 Hz, 2H), 4.06 (dd, J = 34.2, 12.2 Hz, 2H), 3.98 − 3.91 (m, 1H), 3.81 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 3.75 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.68 − 3.47 (m, 2H), 3.43 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.35 − 3.31 (m, 5H), 3.16 − 3.10 (m, 1H), 2.93 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 2.85 − 2.75 (m, 3H), 2.53 − 1.79 (m, 13H), 1.45 (t, J = 12.6 Hz, 1H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
38H
46ClN
5O
5Sの計算値: 720.3; 実測値: 720.1.
(実施例60)
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
【0279】
実施例60は、リチウム3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)プロパノエートを3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
37H
44ClN
5O
6Sの[M+H]+計算値:722.3;実測値:722.1。
(実施例61)
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
【0280】
実施例61は、3−(4−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)プロパン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.77 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.41 (s, 2H), 7.34 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.28 (s, 1H), 7.19 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.12 (s, 1H), 6.90 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.93 − 5.80 (m, 2H), 4.40 (td, J = 6.4, 2.4 Hz, 2H), 3.81 (dd, J = 34.0, 12.4 Hz, 2H), 3.97 − 3.90 (m, 1H), 3.81 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 3.75 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.63 − 3.47 (m, 2H), 3.43 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 3.35 − 3.33 (m, 5H), 3.17 − 3.10 (m, 1H), 2.92 (t, J = 6.6 Hz, 2H), 2.85 − 2.75 (m, 3H), 2.52 − 1.78 (m, 13H), 1.45 (t, J = 12.8 Hz, 1H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
38H
46ClN
5O
5Sの計算値: 720.3; 実測値: 720.1.
(実施例62および63)
【化100】
[この文献は図面を表示できません]
【0281】
ステップ1:テトラヒドロフラン中の(S)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−ヒドロキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボン酸(2.0g、4.27mmol)の撹拌溶液に、ピリジン(1.0g、8.5mmol)および無水酢酸(1.3g、8.5mmol)を添加した。混合物を室温で48時間撹拌し、続いて溶媒を蒸発させた。残留物を酢酸エチルに溶解し、水で洗浄した。有機層を濃縮して、粗無水物62−1を得た。
【0282】
ステップ2:CH
2Cl
2中の無水物62−1(2.0gr、3.6mmol)の撹拌溶液を、0℃まで冷却した。この混合物に、激しく撹拌しながらSOCl
2(2mL)を滴下添加した。混合物を0℃で撹拌し、これをゆっくりと室温に昇温させた。反応が完了した後、これを蒸発させて過剰のSOCl
2を除去して、酸塩化物中間体62−2を得、これを次のステップで直ちに使用した。
【0283】
ステップ3:室温で5分間撹拌したアセトニトリル中の62−2(200mg、0.38mmol)およびピリダジン(30mg、0.38mmol)の溶液に、(S)−N’−(tert−ブチルジメチルシリル)ペンタ−4−エン−1−スルホンイミドアミドおよび(R)−N’−(tert−ブチルジメチルシリル)ペンタ−4−エン−1−スルホンイミドアミドのラセミ混合物(99mg、0.38mmol)を添加した。反応の完了後、残留物を酢酸エチルに溶解し、水で洗浄した。有機層を濃縮し、逆相クロマトグラフィー アセトニトリル−水 50%〜90%30分により精製して、中間体IVのジアステレオマー混合物を得た。
【0284】
ステップ4:スルホンイミドアミド中間体IV(150mg、0.23mmol)、塩化プロピオニル(26mg、0.29mmol)、およびトリエチルアミン(0.29mmol)の混合物を、CH
2Cl
2中にて室温で1時間撹拌した。反応混合物を減圧下で蒸発させ、DMFに溶解し、逆相クロマトグラフィー、アセトニトリル−水 50〜90%30分により精製して、62−3を得た。
【0285】
ステップ5:エステル中間体62−3(25mg、0.036mmol)およびHoveyda−Grubbs第2世代触媒(2.2mg、0.004mmol)をマイクロ波バイアル内に密封し、アルゴンでパージし、次いで1,2−DCEを添加した。マイクロ波バイアルを60℃に1時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で蒸発させ、DMFに溶解し、逆相クロマトグラフィー アセトニトリル−水 50%〜90%30分により精製して、大環状中間体62−4をジアステレオマーの混合物として得た。
【0286】
ステップ6:中間体(62−4)をメタノール(3mL)および水(0.3mL)に溶解した。この溶液に、K
2CO
3(10.8mg、0.08mmol)を添加し、室温で7時間撹拌した。混合物を酢酸エチルに溶解し、水で洗浄した。有機層を濃縮し、逆相クロマトグラフィー アセトニトリル−水 50%〜90%30分により精製して、実施例62(より極性の低い画分)および実施例63(より極性の高い画分)を得た。
【0287】
実施例62:
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.72 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.38 (d, J = 8.9 Hz, 2H), 7.17 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.07 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.92 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.00 (dd, J = 15.8, 7.6 Hz, 1H), 5.80 (dt, J = 15.8, 5.2 Hz, 1H), 4.20 − 3.95 (m, 4H), 3.78 (t, J = 14.7 Hz, 3H), 3.53 − 3.40 (m, 3H), 3.34 (d, J = 14.4 Hz, 2H), 3.15 − 3.00 (m, 2H), 2.88 − 2.67 (m, 3H), 2.45 (q, J = 7.5 Hz, 3H), 2.24 (dt, J = 12.7, 6.3 Hz, 2H), 2.12 − 1.63 (m, 4H), 1.40 (d, J = 13.3 Hz, 1H), 1.26 (t, J = 7.1 Hz, 1H), 1.17 (t, J = 7.4 Hz, 2H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
33H
40ClN
3O
5Sの計算値: 626.2; 実測値: 626.2.
【0288】
実施例63:
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.05 (s, 1H), 7.72 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.44 − 7.33 (m, 2H), 7.18 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.08 (s, 1H), 6.91 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 5.91 − 5.71 (m, 2H), 4.15 − 4.00 (m, 3H), 3.99 − 3.85 (m, 1H), 3.71 (d, J = 14.7 Hz, 2H), 3.58 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 3.43 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 3.27 (s, 2H), 3.00 (s, 2H), 2.95 − 2.87 (m, 2H), 2.80 (d, J = 19.0 Hz, 3H), 2.46 (tt, J = 7.4, 3.4 Hz, 3H), 1.90-1.60 (m, 6H), 1.23 (dt, J = 18.1, 7.3 Hz, 4H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
33H
40ClN
3O
5Sの計算値: 626.2; 実測値: 626.2.
(実施例64および65)
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
【0289】
ステップ1:(R)−N−(tert−ブチルジメチルシリル)ヘプタ−6−エン−3−スルホンアミドの調製:THF中の(R)−ヘプタ−6−エン−3−スルホンアミド(国際公開第WO17/147410号における手順に従って調製、1.5g、9.2mmol)の撹拌溶液に、Et
3N(1.8g、18.3mmol)を氷浴中で添加し、続いてTHF中のtert−ブチルクロロジメチルシラン(1.7g、11.5mmol)を添加した。得られた混合物を室温で24時間撹拌した。沈殿物を濾別し、エーテルで洗浄した。濾液を濃縮し、順相クロマトグラフィー ヘキサン/EtOAc=3:1上で精製して、(R)−N−(tert−ブチルジメチルシリル)ヘプタ−6−エン−3−スルホンアミドを得た。
【0290】
ステップ2:(3R)−N’−(tert−ブチルジメチルシリル)ヘプタ−6−エン−3−スルホンイミドアミドの調製:窒素雰囲気下、CH
2Cl
2中のPh
3PCl
2(4.2g、12.6mmol)の撹拌懸濁液に、トリエチルアミン(1.2g、12.6mmol)を添加した。混合物を室温で10分間撹拌し、次いで0℃に冷却し、CH
2Cl
2中の(R)−N−(tert−ブチルジメチルシリル)ヘプタ−6−エン−3−スルホンアミド(2.2g、7.9mmol)の溶液を添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌した。反応混合物にアンモニアガスをバブリングした。混合物を0℃で2時間、次いで室温に24時間撹拌した。沈殿物を濾別し、CH
2Cl
2で洗浄した。濾液を濃縮し、順相クロマトグラフィー(ヘキサン:EtOAc=7:3)上で精製して、(3R)−N’−(tert−ブチルジメチルシリル)ヘプタ−6−エン−3−スルホンイミドアミドを得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 5.78 (ddt, J = 16.9, 10.5, 6.6 Hz, 1H), 5.13 − 4.85 (m, 2H), 4.38 (s, 2H), 2.75 (tt, J = 7.0, 4.8 Hz, 1H), 2.32 − 2.10 (m, 2H), 2.06 − 1.86 (m, 2H), 1.79 − 1.54 (m, 2H), 1.03 (td, J = 7.5, 1.7 Hz, 3H), 0.87 (s, 9H), 0.09 (d, J = 1.1 Hz, 6H).
【0291】
ステップ3:実施例64および実施例65は、(3R)−N’−(tert−ブチルジメチルシリル)ヘプタ−6−エン−3−スルホンイミドアミドをN’−(tert−ブチルジメチルシリル)ペンタ−4−エン−1−スルホンイミドアミドの代わりに使用して、実施例3および実施例4と同じ様式で調製した。
【0292】
実施例64 (より極性の画分):
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.70 (t, J = 8.2 Hz, 1H), 7.35 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.16 (t, J = 4.2 Hz, 2H), 7.07 (s, 1H), 6.87 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 5.86 (s, 1H), 5.59 (dd, J = 15.8, 7.8 Hz, 1H), 4.18 − 3.95 (m, 3H), 3.85 − 3.63 (m, 3H), 3.35 − 3.21 (m, 4H), 3.07 − 2.92 (m, 1H), 2.77 (s, 2H), 2.44 (t, J = 7.9 Hz, 7H), 2.18 − 1.57 (m, 10H), 1.25 (s, 1H), 1.13 (dt, J = 28.4, 7.2 Hz, 6H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
36H
46ClN
3O
5Sの計算値: 668.2; 実測値: 668.3.
【0293】
実施例65 (より極性でない画分):
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.70 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.17 (d, J = 10.5 Hz, 2H), 7.08 (s, 2H), 6.92 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.10-6.00 (m, 1H), 5.50 (dd, J = 15.4, 8.5 Hz, 1H), 4.29 − 3.99 (m, 3H), 3.87 − 3.59 (m, 3H), 3.25 (s, 4H), 3.00 (s, 1H), 2.76 (d, J = 13.4 Hz, 2H), 2.43 (dd, J = 19.8, 12.5 Hz, 6H), 2.24 − 1.54 (m, 11H), 1.41 (s, 1H), 1.28 − 1.05 (m, 6H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
36H
46ClN
3O
5Sの計算値: 668.2; 実測値: 668.3.
(実施例66)
【0294】
ステップ1:66−1の調製:中間体IV(900mg、1.4mmol)、二炭酸ジ−tert−ブチル(429mg、1.9mmol)、DMAP(17mg、0.14mmol)およびトリエチルアミン(0.2mL)の混合物を、CH
2Cl
2中にて室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で蒸発させ、シリカゲルクロマトグラフィー(Hex:EtOAc 1:1)により精製して、中間体66−1を得た。
【0295】
ステップ2:丸ボトルフラスコ内に、66−1(880mg、1.26mmol)およびHoveyda−Grubbs第2世代触媒(78mg、0.13mmol)を添加した。フラスコを密封し、アルゴンでパージし、次いで1,2−DCEを添加した。フラスコを60℃に1時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で蒸発させて、中間体66−2を得た。
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
【0296】
ステップ3:中間体66−2(600mg、0.84mmol)をメタノール(6mL)および水(0.6mL)に溶解した。この溶液に、K
2CO
3(406mg、2.94mmol)を添加し、室温で7時間撹拌した。混合物を酢酸エチルに溶解し、水で洗浄した。有機層を濃縮し、逆相クロマトグラフィー(アセトニトリル−水 50%〜90%30分)により精製して、ジアステレオマー66−3(より極性の高い画分)および66−4(より極性の低い画分)を得た。
【0297】
ステップ4:中間体66−3(15mg、0.024mmol)をDMFに溶解し、NaH(4mg、0.072mmol)を室温で添加し、10分間撹拌し、次いで2−ブロモエチルトリフルオロメタンスルホネート(12mg、0.048mmol)を添加した。反応混合物を室温で5時間撹拌し、酢酸エチルに溶解し、水で洗浄した。有機層を濃縮して、ブロモ中間体66−5を得、これを精製することなくさらに使用した。
【0298】
ステップ5:ブロモ中間体66−5(15mg、0.02mmol)をモルホリンに溶解し、50℃で1時間撹拌した。この混合物を減圧下で蒸発させて、66−6を得、これを精製することなくさらに使用した。
【0299】
ステップ6:モルホリン中間体66−6(9mg、0.011mmol)をCH
2Cl
2(2mL)およびTFA(1mL)の混合物で処理し、室温で1時間撹拌した。混合物を酢酸エチルに溶解し、重炭酸ナトリウムの飽和水溶液で洗浄した。有機層を濃縮し、逆相クロマトグラフィー アセトニトリル−水 50%〜90%30分により精製して、中間体66−7を得た。
【0300】
ステップ7:中間体66−7(5mg、0.007mmol)、塩化プロピオニル(1mg、0.007mmol)、およびトリエチルアミン(0.021mmol)を、CH
2Cl
2中にて室温で1時間撹拌した。反応の完了後、これを減圧下で蒸発させ、DMFに溶解し、逆相クロマトグラフィー、アセトニトリル−水 50〜90%30分により精製して、実施例66を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.72 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.46 − 7.39 (m, 1H), 7.31 (s, 1H), 7.22 − 7.15 (m, 1H), 7.07 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.92 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 5.94 (d, J = 15.8 Hz, 1H), 5.73 (dd, J = 15.9, 7.8 Hz, 1H), 4.10 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 4.03 − 3.75 (m, 7H), 3.66 (t, J = 13.1 Hz, 5H), 3.51 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 3.36 (d, J = 14.4 Hz, 2H), 3.27 (s, 2H), 3.14 − 2.92 (m, 3H), 2.76 (d, J = 14.8 Hz, 3H), 2.53 − 2.39 (m, 3H), 2.32 − 1.64 (m, 10H), 1.41 (d, J = 12.5 Hz, 2H), 1.22 (t, J = 7.5 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
39H
51ClN
4O
6Sの計算値: 739.3; 実測値: 739.5.
(実施例67)
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
【0301】
実施例67は、中間体66−4(より極性の低い画分)を使用して、実施例66と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.74 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.43 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.32 (s, 1H), 7.18 (dd, J = 8.6, 2.3 Hz, 1H), 7.08 (s, 1H), 6.93 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 5.83 (s, 2H), 4.11 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 3.99 − 3.75 (m, 6H), 3.61 (dd, J = 37.3, 15.1 Hz, 6H), 3.49 (s, 1H), 3.40 (s, 1H), 3.32 − 3.18 (m, 2H), 3.06 − 2.97 (m, 1H), 2.90 (s, 2H), 2.82 − 2.66 (m, 3H), 2.49 (s, 4H), 2.28 − 1.62 (m, 9H), 1.37 (s, 2H), 1.27 − 1.11 (m, 4H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
39H
51ClN
4O
6Sの計算値: 739.3; 実測値: 739.5.
(実施例68)
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
【0302】
実施例68は、中間体67−4(より極性の低い画分)、およびモルホリンの代わりの1−メチルピペラジンを使用して、実施例67と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.74 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.47 − 7.30 (m, 2H), 7.21 − 7.13 (m, 1H), 7.07 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.92 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.11 (dd, J = 15.9, 9.0 Hz, 1H), 5.75 (d, J = 15.9 Hz, 1H), 4.12 − 3.93 (m, 4H), 3.85 − 3.49 (m, 8H), 3.36 (t, J = 14.1 Hz, 4H), 3.16 − 3.00 (m, 3H), 2.87 (d, J = 10.7 Hz, 4H), 2.82 − 2.60 (m, 4H), 2.09 (td, J = 15.4, 14.9, 8.0 Hz, 6H), 1.98 − 1.59 (m, 6H), 1.46 (d, J = 3.0 Hz, 1H), 1.42 − 1.20 (m, 2H), 1.12 (t, J = 7.1 Hz, 2H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
40H
54ClN
5O
5Sの計算値: 752.3; 実測値: 752.4.
(実施例69)
【0303】
ステップ1:N’−(tert−ブチルジメチルシリル)ヘキサ−5−エン−1−スルホンイミドアミドは、ヘキサ−5−エン−1−スルホンアミドを(2R,3S)−3−メチルヘキサ−5−エン−2−スルホンアミドの代わりに使用して、実施例1(ステップ4およびステップ5)と同じ様式で調製した。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 5.87 − 5.63 (m, 1H), 5.07 − 4.84 (m, 2H), 4.71 − 4.01 (m, 2H), 3.04 (dddd, J = 13.4, 10.0, 8.5, 5.0 Hz, 2H), 2.13 − 2.01 (m, 2H), 1.92 − 1.71 (m, 2H), 1.57 − 1.45 (m, 2H), 0.88 (d, J = 5.9 Hz, 9H), 0.11 − 0.2 (m, 6H).
【化105】
[この文献は図面を表示できません]
【0304】
ステップ2:中間体69−2の調製:室温で5分間撹拌したアセトニトリル中の(S)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−メトキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボニルクロリド(実施例1ステップ3から、200mg、0.40mmol)およびピリダジン(32mg、0.40mmol)の混合物に、N’−(tert−ブチルジメチルシリル)ヘキサ−5−エン−1−スルホンイミドアミド 70−1(121mg、0.44mmol)を添加した。反応の完了後、残留物を酢酸エチルに溶解し、水で洗浄した。有機層を濃縮し、順相クロマトグラフィー Hex:AtOAc 1:1により精製して、69−2をジアステレオマーの混合物として得た。
【0305】
ステップ3:中間体69−3の調製:ジアステレオマー混合物69−2(160mg、0.25mmol)、塩化プロピオニル(28mg、0.30mmol)、およびトリエチルアミン(0.56mmol)を、CH
2Cl
2中にて室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で蒸発させ、DMFに溶解し、逆相クロマトグラフィー、アセトニトリル−水 50〜90%30分により精製して、69−3をジアステレオ異性体の混合物として得た。
【0306】
ステップ4:実施例69の調製:マイクロ波バイアル内に、中間体69−3(25mg、0.037mmol)およびHoveyda−Grubbs II(2.2mg、0.004mmol)を添加した。バイアルを密封し、アルゴンでパージし、次いで1,2−DCEを添加した。マイクロ波バイアルを60℃に1時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で蒸発させ、DMFに溶解し、逆相クロマトグラフィー アセトニトリル−水 50〜90%30分により精製して、実施例69(より極性の低い画分)を得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.67 (dd, J = 8.6, 4.6 Hz, 1H), 7.46 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.32 − 7.05 (m, 3H), 6.96 (dd, J = 18.1, 8.1 Hz, 1H), 5.63 − 5.30 (m, 2H), 4.25 − 4.01 (m, 2H), 3.86 − 3.56 (m, 4H), 3.49 − 3.27 (m, 5H), 3.22 (d, J = 10.0 Hz, 2H), 2.76 (d, J = 10.8 Hz, 2H), 2.58 − 2.37 (m, 4H), 2.15 − 1.74 (m, 10H), 1.63 (dt, J = 18.7, 9.4 Hz, 6H), 1.23 (t, J = 7.5 Hz, 2H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
35H
44ClN
3O
5Sの計算値: 654.4; 実測値: 654.2.
(実施例70および71)
【化106】
[この文献は図面を表示できません]
【0307】
実施例71および72は、(3R)−N’−(tert−ブチルジメチルシリル)ヘプタ−6−エン−3−スルホンイミドアミド(実施例64および65ステップ1)および3−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)プロパン酸を使用して、実施例3および4と同じ様式で合成した。
【0308】
実施例70:
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.69 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.55 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.16 (td, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.09 − 7.01 (m, 2H), 7.00 − 6.87 (m, 2H), 6.16 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 5.94 − 5.80 (m, 1H), 5.51 (dd, J = 15.3, 8.7 Hz, 1H), 4.31 (s, 1H), 4.12 − 4.02 (m, 2H), 3.93 (s, 2H), 3.78 (t, J = 13.6 Hz, 1H), 3.71 − 3.59 (m, 4H), 3.25 (d, J = 15.2 Hz, 3H), 3.05 − 2.89 (m, 6H), 2.87 − 2.72 (m, 4H), 2.48 − 2.19 (m, 4H), 2.16 − 1.57 (m, 11H), 1.49 − 1.30 (m, 1H), 1.16 (t, J = 7.5 Hz, 2H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
40H
50ClN
5O
5Sの計算値: 748.2; 実測値: 748.3.
【0309】
実施例71:
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.70 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.52 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.49 − 7.31 (m, 2H), 7.16 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.07 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.91 (dd, J = 11.6, 8.3 Hz, 2H), 6.15 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 5.72 (td, J = 10.8, 5.0 Hz, 1H), 5.37 (t, J = 10.3 Hz, 1H), 4.10 (q, J = 9.0, 8.0 Hz, 3H), 3.98 − 3.55 (m, 5H), 3.48 − 3.35 (m, 1H), 3.35 − 3.14 (m, 4H), 3.11 − 2.63 (m, 9H), 2.46 − 2.14 (m, 5H), 2.12 − 1.52 (m, 10H), 1.45 − 1.34 (m, 1H), 1.14 (q, J = 5.1, 2.9 Hz, 1H), 1.03 − 0.82 (m, 2H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
40H
50ClN
5O
5Sの計算値: 748.2; 実測値: 748.3.
(実施例72)
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
【0310】
実施例72は、(S)−3−ヒドロキシ−3−フェニルプロパン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.61 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.44 − 7.27 (m, 6H), 7.16 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 7.04 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.92 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 5.88 − 5.66 (m, 2H), 5.25 (dd, J = 9.9, 2.7 Hz, 1H), 3.99 (q, J = 12.0 Hz, 3H), 3.71 (dd, J = 27.2, 14.6 Hz, 3H), 3.56 (dd, J = 7.5, 3.2 Hz, 1H), 3.32 (s, 4H), 3.03 (dd, J = 15.6, 10.2 Hz, 2H), 2.87 − 2.64 (m, 4H), 2.47 − 2.06 (m, 5H), 2.06 − 1.66 (m, 5H), 1.29 (d, J = 30.9 Hz, 4H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
40H
46ClN
3O
6S の計算値: 732.2; 実測値: 732.0.
(実施例73)
【化108】
[この文献は図面を表示できません]
【0311】
3mLのジクロロメタン中の実施例5(12mg、0.021mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(0.041mmol)の溶液に、1mLのジクロロメタン中のチオモルホリン−4−カルボニルクロリド1,1−ジオキシド(8mg、0.041mmol)の溶液を滴下添加し、混合物を16時間撹拌還流した。LC/MSは、反応の完了を示した。溶媒を減圧下で蒸発させ、残留物を3mLのメタノールに溶解し、HPLCを使用して精製して、実施例73を得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.77 − 7.62 (m, 1H), 7.23 − 7.11 (m, 2H), 7.08 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.04 − 6.81 (m, 2H), 5.93 − 5.74 (m, 1H), 5.53 (dd, J = 15.5, 8.4 Hz, 1H), 4.28 − 3.85 (m, 7H), 3.79 − 3.49 (m, 4H), 3.40 − 3.20 (m, 4H), 2.99 (d, J = 34.6 Hz, 4H), 2.85 − 2.61 (m, 2H), 2.55 − 2.20 (m, 4H), 2.20 − 1.58 (m, 9H), 1.42 (t, J = 12.8 Hz, 2H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
36H
45ClN
4O
7S
2の計算値: 745.25; 実測値:745.96.
(実施例74)
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
【0312】
実施例74は、実施例6を使用して、実施例73と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
36H
45ClN
4O
7S
2の[M+H]+計算値:745.25;実測値:745.96。
(実施例75)
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
【0313】
3mLのアセトニトリル中の実施例5(12mg、0.021mmol)、炭酸ジフェニル(5mg、0.023mmol))およびDMAP(15mg、0.123mmol)の溶液を、室温で16時間撹拌した。(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)メタンアミン(6.8mg、0.062mmol)を添加し、混合物を室温で1時間さらに撹拌した。LC/MSは、反応の完了を示した。溶媒を減圧下で蒸発させ、残留物を3mLのメタノールに溶解し、HPLCを使用して精製して、実施例75を得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.74 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.49 − 7.20 (m, 3H), 7.20 − 7.03 (m, 2H), 6.87 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.37 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 6.00 − 5.68 (m, 2H), 5.38 − 5.16 (m, 2H), 4.21 − 3.90 (m, 2H), 3.82 − 3.47 (m, 3H), 3.46 − 3.18 (m, 11H), 3.10 (dd, J = 15.0, 10.7 Hz, 1H), 2.93 − 2.60 (m, 3H), 2.58 − 2.15 (m, 3H), 2.15 − 1.64 (m, 6H), 1.52 − 1.17 (m, 2H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
37H
45ClN
6O
5Sの計算値: 721.29; 実測値:721.91.
(実施例76)
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
【0314】
実施例76は、実施例6およびN−メチルエタンアミンを使用して、実施例75と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
35H
45ClN
4O
5Sの[M+H]+計算値:669.28;実測値:669.88。
(実施例77)
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
【0315】
実施例77は、N−メチルエタンアミンを使用して、実施例77と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
35H
45ClN
4O
5Sの[M+H]+計算値:669.28;実測値:669.88。
(実施例78)
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
【0316】
実施例78は、(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)メタノールを使用して、実施例76と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
37H
44ClN
5O
6Sの[M+H]+計算値:722.27;実測値:723.24。
(実施例79)
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
【0317】
実施例79は、ピリジン−4−イルメタンアミンを使用して、実施例76と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.70 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 7.96 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 7.68 (dd, J = 8.9, 6.4 Hz, 1H), 7.41 − 7.16 (m, 2H), 7.18 − 6.98 (m, 2H), 6.91 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 5.89 (dt, J = 15.8, 5.3 Hz, 1H), 5.76 (t, J = 12.0 Hz, 1H), 4.64 (s, 2H), 4.21 − 3.46 (m, 6H), 3.39 (d, J = 14.5 Hz, 1H), 3.34 (s, 6H), 3.10 (dd, J = 15.1, 10.8 Hz, 1H), 2.97 − 2.58 (m, 3H), 2.35 (d, J = 58.3 Hz, 3H), 2.19 − 1.68 (m, 6H), 1.54 − 1.17 (m, 2H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
38H
44ClN
5O
5Sの計算値: 718.28; 実測値:719.76.
(実施例80)
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
【0318】
実施例80は、ピラジン−2−イルメタンアミンを使用して、実施例76と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.64 (s, 1H), 8.60 − 8.41 (m, 2H), 7.74 (dd, J = 8.5, 5.2 Hz, 1H), 7.29 (dd, J = 12.5, 8.1 Hz, 2H), 7.23 − 7.00 (m, 2H), 6.86 (dd, J = 16.3, 8.1 Hz, 1H), 5.89 (dt, J = 15.8, 5.3 Hz, 1H), 5.76 (t, J = 12.0 Hz, 1H), 4.64 (s, 2H), 4.21 − 3.46 (m, 6H), 3.39 (d, J = 14.5 Hz, 1H), 3.34 (s, 6H), 3.10 (dd, J = 15.1, 10.8 Hz, 1H), 2.97 − 2.58 (m, 3H), 2.35 (d, J = 58.3 Hz, 3H), 2.19 − 1.68 (m, 6H), 1.54 − 1.17 (m, 2H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
37H
43ClN
6O
5Sの計算値: 719.27; 実測値: 719.71.
(実施例81)
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
【0319】
実施例81は、3−シクロプロピルプロパン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.74 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.33 (dd, J = 8.3, 1.9 Hz, 1H), 7.18 − 7.05 (m, 2H), 6.87 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 5.93 − 5.76 (m, 2H), 4.06 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 4.02 − 3.89 (m, 2H), 3.78 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 3.71 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.67 − 3.46 (m, 2H), 3.40 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.34 (s, 1H), 3.25 (s, 3H), 3.11 (dd, J = 15.3, 10.8 Hz, 1H), 2.82 − 2.72 (m, 2H), 2.47 (t, J = 7.3 Hz, 3H), 2.26 − 2.17 (m, 1H), 2.13 − 1.98 (m, 3H), 1.93 (s, 1H), 1.77 (t, J = 6.3 Hz, 2H), 1.53 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 1.41 (t, J = 13.1 Hz, 2H), 1.28 (s, 2H), 0.89 (t, J = 6.6 Hz, 1H), 0.80 − 0.68 (m, 1H), 0.48 − 0.39 (m, 2H), 0.08 (t, J = 4.7 Hz, 2H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
37H
46ClN
3O
5Sの計算値: 680.29; 実測値: 680.98.
(実施例82)
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
【0320】
実施例82は、3−シクロペンチルプロパン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
39H
50ClN
3O
5Sの[M+H]+計算値:709.32;実測値:709.36。
(実施例83および84)
【0321】
ステップ1:trans−(±)−エチル2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)シクロプロパン−1−カルボキシレートの調製:水素化ナトリウム(0.22g、9.1mmol)およびトリメチルスルホキソニウムヨージド(1.4g、18.1mmol)を、7mLのDMSO中にて室温で1時間撹拌した。エチル(E)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アクリレート(0.65g、3.6mmol)を5mLのDMSO/THF(1:1)に溶解し、反応混合物に添加した。反応の完了(3時間、LC/MS)後、1N HClを添加し、反応混合物をジエチルエーテルで抽出する。合わせた有機層をMgSO
4で脱水し、溶媒を除去し、粗生成物をさらに精製することなく使用した。
【化118】
[この文献は図面を表示できません]
【0322】
ステップ2:trans(±)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)シクロプロパン−1−カルボン酸の調製:10mLのメタノール中のtrans−(±)−エチル2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)シクロプロパン−1−カルボキシレート(0.4g、2.4mmol)の溶液に、2mLの1N NaOHを添加し、反応物を室温で3時間撹拌した。メタノールを減圧下で除去し、水溶液を、濃HClを使用してpH4に酸性化した。形成された沈殿物を濾過により収集し、水で洗浄し、風乾して、酸を得、これをさらに精製することなく使用した。
【0323】
ステップ3:実施例83および実施例84の調製:2つのジアステレオマー、実施例83および実施例84は、trans(±)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)シクロプロパン−1−カルボン酸および実施例5を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。2つのジアステレオマーを、超臨界流体クロマトグラフィー(Chiralpak AD−H、5μM、21×250mm、50%MeOH、流速65mL/分、100bar)により分離した。
【0324】
実施例83 (より極性でない画分):
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.74 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.55 − 7.24 (m, 3H), 7.24 − 7.02 (m, 2H), 6.88 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.01 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 5.85 (qd, J = 15.8, 9.5 Hz, 2H), 4.19 − 3.82 (m, 5H), 3.84 − 3.36 (m, 6H), 3.34 (s, 3H), 3.21 − 3.00 (m, 2H), 2.93 − 2.67 (m, 3H), 2.46 (dt, J = 10.6, 5.6 Hz, 3H), 2.24 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 2.15 − 1.94 (m, 4H), 1.85 − 1.54 (m, 3H), 1.50 − 1.14 (m, 4H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
39H
46ClN
5O
5Sの計算値: 732.29; 実測値:732.00.
【0325】
実施例84 (より極性の画分):
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.78 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.31 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.25 (dd, J = 8.2, 1.8 Hz, 1H), 7.18 (dd, J = 8.4, 2.4 Hz, 1H), 7.15 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.10 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.82 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.11 (dt, J = 15.5, 6.4 Hz, 1H), 5.98 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 5.61 (dd, J = 15.4, 9.0 Hz, 1H), 4.19 − 4.12 (m, 1H), 4.01 (dd, J = 21.8, 11.8 Hz, 2H), 3.94 − 3.85 (m, 5H), 3.74 − 3.66 (m, 3H), 3.50 (p, J = 1.6 Hz, 1H), 3.34 − 3.31 (m, 2H), 3.27 (s, 3H), 3.15 (p, J = 1.6 Hz, 1H), 3.08 − 3.01 (m, 1H), 2.88 − 2.74 (m, 3H), 2.56 − 1.70 (m, 10H), 1.59 − 1.54 (m, 1H), 1.46 − 1.39 (m, 1H), 1.18 − 1.36 (m, 1H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
39H
46ClN
5O
5Sの計算値: 732.29; 実測値: 732.06.
(実施例85)
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
【0326】
実施例85は、4−(1H−ピラゾール−1−イル)ブタン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.73 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.64 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.48 (dd, J = 1.9, 0.7 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.32 (dd, J = 8.3, 1.9 Hz, 1H), 7.21 − 7.04 (m, 2H), 6.87 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.27 (t, J = 2.1 Hz, 1H), 5.97 − 5.74 (m, 2H), 4.20 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 4.12 − 3.88 (m, 3H), 3.74 (dd, J = 26.9, 14.7 Hz, 2H), 3.66 − 3.47 (m, 2H), 3.38 (d, J = 32.3 Hz, 4H), 3.10 (dd, J = 15.0, 10.9 Hz, 1H), 2.93 − 2.60 (m, 3H), 2.61 − 2.30 (m, 4H), 2.31 − 1.71 (m, 12H), 1.41 (t, J = 13.2 Hz, 1H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
38H
46ClN
5O
5Sの計算値: 720.29; 実測値:720.97.
(実施例86)
【化120】
[この文献は図面を表示できません]
【0327】
実施例86は、2−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)酢酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
40H
44ClN
5O
5Sの[M+H]+計算値:742.28;実測値:742.10。
(実施例87)
【化121】
[この文献は図面を表示できません]
【0328】
実施例87は、実施例5、および3−メトキシプロピオン酸の代わりの3−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)プロパン酸を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
41H
45ClF
3N
3O
5Sの[M+H]+計算値:784.2793;実測値:784.392。
(実施例88)
【化122】
[この文献は図面を表示できません]
【0329】
実施例88は、3−(フラン−2−イル)プロパン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.70 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.34 − 7.29 (m, 2H), 7.22 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.12 (dd, J = 8.2, 2.2 Hz, 1H), 7.07 (d, J = 2.3 Hz, 2H), 6.92 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 5.85 (dt, J = 15.5, 5.2 Hz, 1H), 5.69 (dd, J = 15.8, 7.9 Hz, 1H), 4.12 − 3.95 (m, 2H), 3.60 (dd, J = 7.8, 3.4 Hz, 1H), 3.30 (d, J = 1.9 Hz, 3H), 3.08 − 2.94 (m, 4H), 2.82 − 2.64 (m, 6H), 2.30 (td, J = 14.7, 13.8, 6.2 Hz, 4H), 2.06 − 1.64 (m, 12H). LCMS-ESI+ (m/z): C
38H
44 ClN
3O
6Sの計算値: 706.2712; 実測値: 706.305.
(実施例89)
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
3−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)プロパン酸の調製:
【0330】
ステップ1:水素化ナトリウム(70mg、3mmol)をTHF(6mL)に溶解し、次いで0℃に冷却し、次いでエチル2−(ジメトキシホスホリル)アセテート(650mg、3mmol)を混合物に添加し、20分間撹拌した。次いで、1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−カルバルデヒド(300mg、2.417mmol)を反応物に添加し、室温に30分間加温した。TLCにより反応の完了とされた後、内容物を酢酸エチルおよび塩化アンモニウム水溶液で希釈し、次いで有機層をMgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。次いで、粗反応混合物を2/1 ヘキサン 酢酸エチルにおけるシリカゲルクロマトグラフィー上で精製して、エチル(E)−3−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)アクリレート(405mg)を得た。LCMS−ESI+(m/z):C
10H
14N
2O
2の計算値:195.113;実測値:195.132。
【0331】
ステップ2:エチル(E)−3−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)アクリレート(405mg、2mmol)を、エタノール(7mL)中で反応フラスコに入れた。次いで、パラジウム炭素を添加し、反応物を撹拌し、内容物をパージし、窒素で排気した。次いで、バルーンからの水素ガスを添加し、反応物を3時間撹拌した。LCMSは、水素化生成物への完全な変換を示した。次いで、内容物をフリット漏斗に通して濾過し、酢酸エチルで希釈した。パラジウムフリットを水で湿潤させた。内容物を濃縮し、生成物をさらに精製することなく次のステップに用いて、エチル3−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)プロパノエートを得た。LCMS−ESI+(m/z):C
10H
17N
2O
2の[M+H]計算値:197.129;実測値:197.090。
【0332】
ステップ3:エチル3−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)プロパノエート(404mg、2mmol)を、THF(2mL)、エタノール(1mL)および水(1mL)に溶解し、次いで水酸化ナトリウム(412mg、10mmol)を添加した。次いで、反応物を1時間撹拌した。LCMSは、完全な変換を示した。反応物をDCMで希釈し、次いで1N HClでpH約4に酸性化した。次いで、有機層をMgSO
4で脱水し、濃縮して、3−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)プロパン酸を得た。LCMS−ESI+(m/z):C
8H
13N
2O
2の[M+H]計算値:169.0972;実測値:169.082。
【0333】
実施例89の調製:実施例89は、3−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)プロパン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.55 − 7.46 (m, 2H), 7.23 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.02 (d, J = 2.6 Hz, 2H), 6.94 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.69 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.77 (d, J = 7.5 Hz, 2H), 3.99 (s, 3H), 3.89 (d, J = 15.3 Hz, 1H), 3.65 (t, J = 12.8 Hz, 2H), 3.56 − 3.50 (m, 1H), 3.39 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.35 (s, 3H), 3.11 − 2.98 (m, 2H), 2.96 − 2.84 (m, 2H), 2.84 − 2.60 (m, 4H), 2.51 − 2.35 (m, 2H), 2.31 − 2.22 (m, 2H), 2.11 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 2.08 (s, 3H), 1.99 (d, J = 17.1 Hz, 4H), 1.89 − 1.73 (m, 3H), 1.36 − 1.20 (m, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H] C
39H
48ClN
5O
5Sの計算値: 734.3137; 実測値: 734.400.
(実施例90)
【化124】
[この文献は図面を表示できません]
【0334】
実施例90は、3−(4−クロロフェニル)プロパン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
39H
45Cl
2N
3O
5Sの[M+H]計算値:750.253;実測値:750.976。
(実施例91)
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
【0335】
実施例91は、3−(チアゾール−2−イル)プロパン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.88 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 7.70 − 7.64 (m, 1H), 7.40 (d, J = 3.5 Hz, 1H), 7.24 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.18 − 7.14 (m, 2H), 7.09 − 7.04 (m, 2H), 6.92 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 5.91 − 5.62 (m, 2H), 4.09 − 3.96 (m, 2H), 3.84 − 3.67 (m, 3H), 3.62 − 3.52 (m, 3H), 3.30 (s, 3H), 3.11 − 2.95 (m, 3H), 2.82 − 2.71 (m, 2H), 2.45 − 2.23 (m, 4H), 2.09 − 1.99 (m, 2H), 1.94 (q, J = 9.6 Hz, 4H), 1.88 − 1.64 (m, 4H), 1.27 (d, J = 9.8 Hz, 2H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H] C
37H
43ClN
4O
5S
2の計算値: 723.2436; 実測値: 723.971.
(実施例92)
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
3−(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−5−イル)プロパン酸の調製:
【0336】
ステップ1:(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−5−イル)メタノール(750mg、4.16mmol)を丸底フラスコに入れ、次いでDCM(10mL)に溶解した。次いで、デスマーチンペルヨージナン(2.2g、5mmol)を添加した。反応物を45分間撹拌した。次いで、LCMSは、反応の完了を示し、内容物を重炭酸ナトリウム水溶液で希釈し、次いで有機層をMgSO
4で脱水し、次いで濾過し、濃縮した。粗材料を1/1 ヘキサン 酢酸エチルにおけるシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−5−カルバルデヒドを得た。LCMS−ESI+(m/z):C
6H
5F
3N
2Oの[M+H]計算値:179.043;実測値:179.016。
【0337】
ステップ2〜4:3−(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−5−イル)プロパン酸は、実施例90(ステップ1〜3)における3−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)プロパン酸と同じ様式で合成した。
実施例92の調製:
【0338】
実施例92は、3−(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−5−イル)プロパン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.60 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.49 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.10 − 6.99 (m, 2H), 6.95 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.71 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.28 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 5.78 (d, J = 7.3 Hz, 2H), 4.91 (q, J = 8.3 Hz, 2H), 3.94 (s, 3H), 3.72 − 3.58 (m, 3H), 3.58 − 3.53 (m, 1H), 3.36 (s, 3H), 3.09 − 2.91 (m, 4H), 2.88 − 2.66 (m, 4H), 2.44 (s, 2H), 2.33 − 2.21 (m, 3H), 2.04 − 1.91 (m, 4H), 1.89 − 1.74 (m, 4H), 1.33 − 1.21 (m, 2H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H] C
39H
45ClN
5O
5S
2の計算値: 788 .2855; 実測値: 788.261.
(実施例93)
【化127】
[この文献は図面を表示できません]
【0339】
実施例93は、3−(4−メチルチアゾール−5−イル)プロパン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
38H
45ClN
4O
5S
2の[M+H]計算値:737.2593;実測値:737.220。
(実施例94)
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
【0340】
実施例94は、4,4,4−トリフルオロブタン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.64 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.20 − 7.04 (m, 3H), 7.03 − 6.97 (m, 1H), 6.94 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 5.91 − 5.64 (m, 2H), 4.01 (q, J = 12.0 Hz, 3H), 3.73 (dd, J = 31.3, 14.6 Hz, 3H), 3.59 (dd, J = 8.1, 3.2 Hz, 1H), 3.31 (s, 3H), 3.18 (dt, J = 12.1, 6.0 Hz, 1H), 3.02 (dd, J = 15.2, 10.7 Hz, 1H), 2.80 − 2.63 (m, 4H), 2.59 − 2.46 (m, 2H), 2.39 − 2.27 (m, 3H), 2.08 − 1.90 (m, 5H), 1.88 − 1.78 (m, 2H), 1.76 − 1.65 (m, 2H), 0.98 − 0.77 (m, 2H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H] C
35H
41ClF
3N
3O
5Sの計算値: 708.248; 実測値: 708.865.
(実施例95)
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
【0341】
実施例95は、5,5,5−トリフルオロペンタン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.61 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.31 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.14 (s, 1H), 7.05 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.94 (dd, J = 8.6, 4.0 Hz, 2H), 5.89 − 5.66 (m, 2H), 3.99 (q, J = 11.8 Hz, 2H), 3.72 (dd, J = 29.4, 14.8 Hz, 3H), 3.57 (dd, J = 7.6, 3.1 Hz, 1H), 3.32 (s, 3H), 3.02 (dd, J = 15.1, 10.9 Hz, 1H), 2.80 − 2.67 (m, 3H), 2.65 − 2.53 (m, 2H), 2.46 − 2.14 (m, 7H), 1.97 (dq, J = 14.9, 7.4 Hz, 6H), 1.86 − 1.67 (m, 4H), 1.33 (t, J = 12.9 Hz, 2H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H] C
36H
43ClF
3N
3O
5Sの計算値: 722.264; 実測値: 722.274.
(実施例96)
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
【0342】
実施例96は、2−フェノキシ酢酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.73 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.50 − 7.27 (m, 4H), 7.18 (dd, J = 8.5, 2.2 Hz, 1H), 7.12 − 6.97 (m, 4H), 6.93 (dd, J = 8.2, 2.8 Hz, 1H), 5.95 − 5.65 (m, 2H), 4.10 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 4.04 − 3.91 (m, 2H), 3.91 − 3.83 (m, 1H), 3.75 (q, J = 14.1, 13.1 Hz, 2H), 3.61 (dd, J = 7.7, 3.4 Hz, 1H), 3.28 (s, 3H), 3.24 − 3.16 (m, 1H), 3.07 − 2.94 (m, 1H), 2.84 − 2.61 (m, 3H), 2.46 − 2.23 (m, 3H), 2.08 − 1.56 (m, 8H), 1.44 − 1.29 (m, 3H), 0.88 (t, J = 8.1 Hz, 1H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H] C
39H
44ClN
3O
6Sの計算値: 718.271; 実測値: 718.109.
(実施例97)
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
【0343】
実施例97は、3−フェニルプロパン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.67 (dd, J = 14.8, 8.6 Hz, 1H), 7.34 − 7.27 (m, 3H), 7.25 − 7.16 (m, 4H), 7.10 − 7.00 (m, 2H), 6.91 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 5.95 − 5.56 (m, 2H), 4.09 − 3.94 (m, 2H), 3.88 (q, J = 14.4, 11.1 Hz, 1H), 3.74 (dd, J = 25.2, 14.8 Hz, 3H), 3.59 (dd, J = 7.9, 3.3 Hz, 1H), 3.33 (s, 3H), 3.08 − 2.91 (m, 3H), 2.86 − 2.51 (m, 5H), 2.48 − 2.23 (m, 2H), 2.24 − 2.14 (m, 1H), 2.04 (t, J = 10.7 Hz, 2H), 1.98 − 1.63 (m, 6H), 1.41 − 1.23 (m, 2H), 0.86 (t, J = 10.0 Hz, 1H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H] C
40H
46ClN
3O
5Sの計算値: 716.292; 実測値: 716.069.
(実施例98)
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
【0344】
実施例98は、1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
41H
45ClN
4O
5Sの[M+H]計算値:741.287;実測値:741.886。
(実施例99)
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
【0345】
実施例99は、3−(2−メチルチアゾール−4−イル)プロパン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.73 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.38 (dd, J = 25.3, 8.7 Hz, 1H), 7.23 (s, 1H), 7.21 − 7.13 (m, 2H), 7.08 (s, 1H), 6.90 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 5.97 − 5.63 (m, 2H), 4.09 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 4.01 (t, J = 10.3 Hz, 1H), 3.84 (t, J = 14.5 Hz, 1H), 3.73 (s, 3H), 3.60 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 3.27 (d, J = 3.9 Hz, 3H), 3.06 − 2.91 (m, 1H), 2.78 (s, 2H), 2.65 (s, 2H), 2.28 (d, J = 31.5 Hz, 4H), 2.07 − 1.60 (m, 8H), 1.43 − 1.12 (m, 6H), 0.94 − 0.72 (m, 2H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H] C
38H
45ClN
4O
5S
2の計算値: 737.295; 実測値: 737.040.
(実施例100)
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
2−((1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)オキシ)酢酸の調製:
【0346】
ステップ1:1−メチル−1H−ピラゾール−5−オール(250mg、3mmol)を丸底フラスコに入れ、次いで炭酸カリウム(387mg、3mmol)を添加した。次いで、THF(5mL)を添加した。ブロモ酢酸エチル(547mg、3mmol)を添加し、次いで反応物を50℃で1時間撹拌した。TLCは、1−メチル−1H−ピラゾール−5−オールの消費を示した。次いで、内容物を酢酸エチルおよび水で希釈し、次いで有機層をMgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、エチル2−((1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)オキシ)アセテートを得た。
【0347】
ステップ2:次いで、エチル2−((1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)オキシ)アセテート(0.265mg、1.44mmol)をTHF(2mL)、水(1mL)およびエタノール(1mL)に希釈し、次いで水酸化ナトリウム(115mg、2.88mmol)を添加した。反応物を2時間撹拌し、次いでsec−ブタノールおよび1N HClでpH約4に希釈し、有機層をMgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、2−((1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)オキシ)酢酸を得た。LCMS−ESI+(m/z):C
6H
8N
2O
3の[M+H]計算値:157.061;実測値:157.088。
【0348】
実施例100の調製:実施例100は、2−((1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)オキシ)酢酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 7.77 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.43 (s, 1H), 7.32 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.22 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.11 (d, J = 2.4 Hz, 2H), 7.04 (s, 1H), 6.88 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 5.96 − 5.78 (m, 2H), 4.13 − 3.92 (m, 4H), 3.79 (dd, J = 23.4, 14.6 Hz, 2H), 3.63 (dd, J = 13.4, 7.6 Hz, 1H), 3.53 (dd, J = 7.7, 3.0 Hz, 1H), 3.45 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.26 (s, 3H), 3.04 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 2.90 − 2.80 (m, 2H), 2.62 (s, 3H), 2.46 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 2.34 − 2.18 (m, 2H), 2.01 − 1.91 (m, 5H), 1.84 − 1.70 (m, 3H), 1.57 − 1.39 (m, 2H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H] C
37H
44ClN
5O
6Sの計算値: 722.277; 実測値: 722.907.
(実施例101)
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
【0349】
実施例101は、3−(5−メチルチアゾール−4−イル)プロパン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
38H
45ClN
4O
5S
2の[M+H]計算値:737.2953;実測値:737.894。
(実施例102)
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
【0350】
実施例102は、3−(5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)プロパン酸(5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−カルバルデヒドから実施例89の通りの3−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)プロパン酸と同じ様式で調製した)を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.64 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.27 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 7.15 (s, 1H), 7.06 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.00 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.93 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 5.91 − 5.64 (m, 2H), 4.01 (q, J = 12.1 Hz, 2H), 3.89 (s, 1H), 3.83 − 3.65 (m, 3H), 3.59 (dd, J = 8.2, 3.1 Hz, 1H), 3.50 − 3.35 (m, 2H), 3.32 (s, 3H), 3.04 (dd, J = 16.7, 9.6 Hz, 3H), 2.78 (s, 3H), 2.76 − 2.62 (m, 3H), 2.47 − 2.22 (m, 4H), 2.09 − 1.91 (m, 4H), 1.81 (p, J = 9.9 Hz, 2H), 1.71 (t, J = 9.3 Hz, 1H), 1.43 − 1.14 (m, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H] C
37H
44ClN
5O
5S
2の計算値: 738.255; 実測値: 738.054.
(実施例103)
【0351】
実施例103は、3−(1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)プロパン酸(5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−カルバルデヒドから実施例89における3−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)プロパン酸と同じ様式で調製した)を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.54 (d, J = 7.0 Hz, 2H), 7.22 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 7.14 − 6.99 (m, 2H), 6.94 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.80 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.90 − 5.66 (m, 2H), 4.06 − 3.94 (m, 4H), 3.85 (s, 1H), 3.66 (dd, J = 22.7, 14.0 Hz, 2H), 3.58 − 3.50 (m, 1H), 3.37 (d, J = 23.2 Hz, 3H), 3.04 (t, J = 12.4 Hz, 2H), 2.99 − 2.65 (m, 5H), 2.40 (d, J = 19.5 Hz, 2H), 2.24 (d, J = 11.3 Hz, 2H), 2.11 (s, 2H), 2.09 (s, 3H), 1.99 (d, J = 12.9 Hz, 4H), 1.90 − 1.65 (m, 3H), 1.37 − 1.20 (m, 3H), 0.80 (dd, J = 55.2, 11.8 Hz, 1H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H] C
39H
48ClN
5O
5Sの計算値: 734.314; 実測値: 734.132.
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
(実施例104)
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
【0352】
実施例104は、1−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.43 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.65 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.34 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.26 (s, 1H), 7.06 (s, 1H), 6.93 (dd, J = 13.2, 8.6 Hz, 2H), 5.97 − 5.78 (m, 2H), 4.22 (q, J = 7.3 Hz, 2H), 3.98 (d, J = 15.3 Hz, 3H), 3.83 − 3.62 (m, 2H), 3.58 (dd, J = 8.3, 2.9 Hz, 1H), 3.52 − 3.40 (m, 2H), 3.35 (s, 3H), 3.19 − 2.99 (m, 2H), 2.86 − 2.68 (m, 3H), 2.49 (s, 2H), 2.37 − 2.24 (m, 2H), 2.08 (d, J = 12.7 Hz, 3H), 1.94 (s, 3H), 1.83 (t, J = 6.7 Hz, 2H), 1.46 (t, J = 7.3 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): H+C
37H
44 ClN
5O
5Sの計算値: 706.22824; 実測値: 706.194.
(実施例105)
【0353】
実施例105は、2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキシ)酢酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.73 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.41 (dd, J = 8.3, 1.8 Hz, 1H), 7.30 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.16 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.07 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.91 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 5.86 (dt, J = 15.8, 5.2 Hz, 1H), 5.73 (dd, J = 15.9, 7.5 Hz, 1H), 4.15 (s, 2H), 4.12 − 3.92 (m, 4H), 3.92 − 3.63 (m, 4H), 3.55 (dddd, J = 20.5, 11.9, 6.3, 3.2 Hz, 3H), 3.32-3.25 (m, 4H), 3.01 (dd, J = 14.9, 11.0 Hz, 1H), 2.84 − 2.66 (m, 3H), 2.50 − 2.18 (m, 4H), 2.14 − 1.56 (m, 12H), 1.47 − 1.18 (m, 2H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
38H
48ClN
3O
7Sの計算値: 726.29; 実測値: 726.22.
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
(実施例106)
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
【0354】
ステップ1:N’−(tert−ブチルジメチルシリル)ヘキサ−5−エン−1−スルホンイミドアミドは、(S)−2−メチルペンタ−4−エン−1−スルホンアミドを(2R,3S)−3−メチルヘキサ−5−エン−2−スルホンアミドの代わりに使用して、実施例1(ステップ4およびステップ5)と同じ様式で調製した。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 5.75 (ddt, J = 19.5, 9.5, 7.0 Hz, 1H), 5.06 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 5.03 (dq, J = 5.1, 1.7 Hz, 1H), 4.75 (d, J = 7.7 Hz, 2H), 3.13 (ddd, J = 18.6, 13.7, 4.6 Hz, 1H), 2.91 (ddd, J = 22.5, 13.8, 7.1 Hz, 1H), 2.32 − 2.16 (m, 2H), 2.16 − 2.02 (m, 2H), 1.10 (dd, J = 6.6, 4.2 Hz, 3H), 0.88 (s, 9H), 0.10 (d, J = 3.0 Hz, 6H).
【0355】
ステップ2:中間体106−2の調製:アセトニトリル(30mL)中の(S)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−メトキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボニルクロリド(1.56g、3.11mmol)の撹拌溶液に、アセトニトリル(6mL)中のピリダジン(0.22ml、3.11mmol)、続いてアセトニトリル(6mL)中の(2S)−N’−(tert−ブチルジメチルシリル)−2−メチルペンタ−4−エン−1−スルホンイミドアミド(0.9g、3.27mmol)を添加した。得られた混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を濃縮し、残留物をシリカゲルカラム(ヘキサン中0〜50%EtOAc)により精製した。
【0356】
ステップ3:中間体106−3の調製:CH
2Cl
2(15mL)中の中間体106−2(1.54g、2.46mmol)の撹拌溶液に、トリエチルアミン(0.69mL、4.92mmol)を氷浴中で添加し、続いて二炭酸ジ−tert−ブチル(0.81g、3.69mmol)および4−(ジメチルアミノ)−ピリジン(120.17mg、0.98mmol)を添加した。得られた混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残留物をシリカゲルカラムにより精製した。画分を濃縮し、EtOAcに溶解し、1%HCl溶液で洗浄し、次いで飽和NaHCO
3水溶液で洗浄した。有機相をMgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮し、残留物をシリカゲルカラムにより再度精製して、所望の生成物を得た。
【0357】
ステップ4:中間体106−4の調製:1,2−ジクロロエタン(150mL)中の反応混合物中間体106−3(330mg、0.45mmol)、Hoveyda−Grubbs第2世代触媒(85.18mg、0.14mmol)を、アルゴンで脱気した。反応混合物を60℃で終夜撹拌した。反応混合物を濃縮し、残留物をシリカゲルカラムにより精製した。2つのジアステレオマーを単離した(より極性の低い生成物が106−4である)。
【0358】
ステップ5:実施例106の調製:実施例106は、3−メトキシプロピオン酸の代わりの2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキシ)酢酸(3.61mg、0.023mmol)、およびより極性の低いジアステレオマー中間体106−4(9mg、0.015mmol)を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.76 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.27 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.15 − 7.06 (m, 2H), 6.91 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.10 (dt, J = 14.7, 7.0 Hz, 1H), 5.63 (dd, J = 15.3, 8.4 Hz, 1H), 4.22 (s, 2H), 4.15 (dd, J = 14.8, 6.9 Hz, 1H), 4.11 − 4.01 (m, 2H), 4.00 − 3.92 (m, 2H), 3.92 − 3.81 (m, 2H), 3.77 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 3.71 (td, J = 10.0, 9.4, 4.9 Hz, 2H), 3.53 − 3.45 (m, 2H), 3.29 (s, 3H), 3.07 (dd, J = 15.1, 9.7 Hz, 2H), 2.93 − 2.69 (m, 3H), 2.48 (d, J = 21.0 Hz, 3H), 2.37 − 2.06 (m, 4H), 2.06 − 1.88 (m, 4H), 1.88 − 1.73 (m, 3H), 1.65 (dtt, J = 13.4, 9.0, 4.3 Hz, 2H), 1.45 (t, J = 12.1 Hz, 1H), 1.15 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS-ESI+: C
39H
50ClN
3O
7Sの計算値: 740.3 (M+H); 実測値: 740.0 (M+H).
(実施例107)
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
【0359】
実施例107は、実施例106からの中間体106−4およびシクロプロピルメタンアミンを使用して、実施例75と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.73 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.24 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 11.4 Hz, 2H), 7.02 (s, 1H), 6.89 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.06 (dd, J = 14.6, 7.3 Hz, 1H), 5.60 (dd, J = 15.3, 8.8 Hz, 1H), 4.25 (dd, J = 14.9, 6.7 Hz, 1H), 4.11 − 3.99 (m, 2H), 3.84 (d, J = 15.1 Hz, 2H), 3.78 (dd, J = 8.9, 3.5 Hz, 1H), 3.67 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.28 (s, 3H), 3.13 − 3.01 (m, 3H), 2.88 − 2.69 (m, 2H), 2.46 (dt, J = 23.9, 13.6 Hz, 3H), 2.18 (ddd, J = 36.0, 20.5, 10.7 Hz, 3H), 1.99 − 1.89 (m, 3H), 1.79 (dt, J = 17.4, 9.2 Hz, 3H), 1.43 (t, J = 11.9 Hz, 1H), 1.31 (s, 1H), 1.14 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.08 − 0.97 (m, 1H), 0.57 − 0.47 (m, 2H), 0.25 (dt, J = 5.9, 4.4 Hz, 2H). LCMS-ESI+: C
37H
47ClN
4O
5Sの計算値: 695.3 (M+H); 実測値: 694.8 (M+H).
(実施例108)
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
【0360】
実施例108は、3−メトキシプロピオン酸の代わりの2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキシ)酢酸、および中間体49−3を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.75 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.4, 2.4 Hz, 1H), 7.16 − 7.12 (m, 2H), 7.00 (s, 1H), 6.94 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.00 − 5.93 (m, 1H), 5.59 (dd, J = 15.2, 9.2 Hz, 1H), 4.38 − 4.32 (m, 1H), 4.18 (s, 2H), 4.00 − 3.93 (m, 2H), 3.83 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 3.76 − 3.65 (m, 3H), 3.52 − 3.45 (m, 3H), 3.37 − 3.34 (m, 3H), 3.24 (s, 3H), 3.16 − 3.06 (m, 1H), 2.86 − 2.73 (m, 3H), 2.49 − 1.72 (m, 12H), 1.67 − 1.58 (m, 2H), 1.54 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.50 − 1.42 (m, 1H), 1.14 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
40H
52ClN
3O
7Sの計算値: 754.4; 実測値: 754.2.
(実施例109)
方法1
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
【0361】
ステップ1:(4S)−5−[S−アミノ−N−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]スルホンイミドイル]−4−メチル−ペンタ−1−エン(106−1、14.9g、53.9mmol)を無水トルエン(3×50mL)と共沸させ、アルゴン雰囲気下、無水テトラヒドロフラン(250mL)に溶解した。溶液を−50℃(内部温度プローブ)に冷却した。ヘキサン中2.5M n−BuLiの溶液(46.3mL、116mmol)を5分間かけて滴下添加した。この混合物を15分間撹拌放置した。同時に、(4−ニトロフェニル)[(1S)−1−フェニルエチル]カーボネート(5−3−1、20.1g、70.1mmol)をトルエン(3×50mL)と共沸させた。材料をアルゴン雰囲気下、無水テトラヒドロフラン(50mL)に溶かした。溶液を、カニューレを介して5分間かけて反応物に添加した。反応物は、最初は黄色だったが、非常に暗い色(緑色)になった。15分後、反応物を0℃に加温した(氷浴)。反応物は、加温中に黄色になった。1時間後、TLC(KMnO
4染色で視覚化される20%酢酸エチル/ヘキサン)は、反応が完了したことを示した。反応物を0℃にて水(150mL)でクエンチした。酢酸エチル(150mL)を添加した。相を分離し、水相を酢酸エチル(2×75mL)で抽出した。合わせた有機相を飽和NaHCO
3(150mL)およびブライン(150mL)で洗浄した。有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を減圧下で除去して、粗製の[(1S)−1−フェニルエチル]N−[N−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]−S−[(2S)−2−メチルペンタ−4−エニル]スルホンイミドイル]カルバメート(109−1−1)を得た。
【0362】
ステップ2:テトラヒドロフラン中テトラブチルアンモニウムフルオリドの溶液(1.0M、63.6mL、63.6mmol)を、無水テトラヒドロフラン中の109−1−1(22.5g、53.0mmol)の溶液に0℃で添加した。0℃で90分後、反応が完了した。溶媒を減圧下で除去した。残留物を水(150mL)および酢酸エチル(150mL)で希釈した。相を分離し、水相を酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。溶媒を圧力除去し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0〜65%酢酸エチル/ヘキサン 固体ローディングによる120g gold Teledyne ISCOカラム)に供した。UVとともに蒸発光散乱検出器(ELSD)をピーク検出に使用した。生成物を含有する画分を合わせ、溶媒を減圧下で除去して、((2S)−2−メチルペンタ−4−エン−1−イルスルホンイミドイル)カルバメートを硫黄におけるジアステレオマーの混合物として得た。固体を、ChiralPak ICカラムを使用する、共溶媒としてエタノールを用いるキラルSFC分離に供した。代替的に、メタノールをChiralPak AD−Hカラム上で共溶媒として使用した。同じジアステレオマーを含有する画分を合わせ、溶媒を減圧下で除去して、(S)−1−フェニルエチル((2S)−2−メチルペンタ−4−エン−1−イルスルホンイミドイル)カルバメートを2つのジアステレオマーとして得た。
【0363】
第1の溶出ジアステレオマー(diasteromer)(109−1−2、15%エタノール共溶媒を用いるChiralPak IC上でRt=3.05分、絶対立体化学は示した通り暫定的に割り当てた):
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.43 − 7.33 (m, 4H), 7.33 − 7.29 (m, 1H), 5.74 (q, J = 6.7 Hz, 1H), 5.62 (ddt, J = 16.0, 11.0, 7.1 Hz, 1H), 5.05 (d, J = 1.3 Hz, 1H), 5.04 − 4.99 (m, 1H), 3.43 (dd, J = 14.4, 4.5 Hz, 1H), 3.06 (dd, J = 14.4, 7.9 Hz, 1H), 2.30 − 2.20 (m, 1H), 2.20 − 2.04 (m, 2H), 1.59 (d, J = 6.7 Hz, 3H), 1.14 (d, J = 6.7 Hz, 3H).
【0364】
第2の溶出ジアステレオマー(109−1−3、15%エタノール共溶媒を用いるChiralPak IC上でRt=4.92分、絶対立体化学は示した通り暫定的に割り当てた):
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.44 − 7.32 (m, 4H), 7.32 − 7.30 (m, 1H), 5.79 − 5.73 (m, 1H), 5.73 − 5.66 (m, 1H), 5.16 − 5.05 (m, 2H), 3.38 (dd, J = 14.5, 4.4 Hz, 1H), 3.20 (dd, J = 14.4, 7.7 Hz, 1H), 2.27 (dq, J = 12.5, 6.8 Hz, 1H), 2.22 − 2.10 (m, 2H), 1.59 (d, J = 6.7 Hz, 3H), 1.14 (d, J = 6.7 Hz, 3H).
【0365】
ステップ3:i)(S)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−メトキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボン酸(109−1−4)の調製:メチル(S)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−メトキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボキシレート、1−3(11.2g、22.5mmol)を、2N NaOH水溶液(10mL)、およびMeOH/THF(1/1)の混合物(200mL)中にて60℃で終夜撹拌した。冷却した後、混合物をHClで中和し、濃縮した。得られた固体を水中に懸濁させ、次いでDCMで抽出した。有機相を無水硫酸マグネシウムで脱水し、溶媒を減圧下で除去して、109−1−4を得、これを精製することなくさらに使用した。LCMS−ESI+(m/z):C
28H
32ClNO
4の[M+H]+計算値:482.20;実測値:482.14。
【0366】
ii)中間体109−1−5の調製:DCM(200mL)中の中間体109−1−4(9.68g、20.1mmol)の撹拌溶液に、中間体109−1−2(第1の溶出ジアステレオマー)(6.17g、19.9mmol)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドHCl(7.62g、39.75mmol)および4−(ジメチルアミノ)ピリジン(4.21g、34.46mmol)を添加した。反応混合物を室温で終夜撹拌した。次いで、反応混合物をDCMで希釈し、1N HClおよびブラインで洗浄した。有機相をMgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、109−1−5を得、これを精製することなくさらに使用した。
【0367】
ステップ4:DCM(130mL)中の中間体109−1−5(12.7g、16.4mmol)の溶液に、TFA(25mL)を添加した。反応混合物を室温で撹拌した。反応が終了した後、溶媒を真空下で除去した。残留物をDCMに溶解し、飽和NaHCO
3溶液で洗浄した。有機相を分離し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、109−1−6を得、これを精製することなくさらに使用した。
【0368】
ステップ5:DCM中の中間体109−1−6(10g、15.97mmol)の溶液に、トリエチルアミン(4.45mL、31.94mmol)、4−(ジメチルアミノ)−ピリジン(500mg、4.09mmol)および二炭酸ジ−tert−ブチル(5.23g、23.95mmol)を添加した。反応混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を1N HCl(水溶液)およびブラインで洗浄した。有機相を分離し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%EtOAc/ヘキサン)により精製して、中間体109−1−7を得た。
【0369】
ステップ6:1,2−ジクロロエタン(400mL)中の中間体109−1−7(1g、1.38mmol)、Hoveyda−Grubbs II(258.13mg、0.41mmol)をアルゴンで脱気した。反応混合物を60℃で終夜撹拌した。反応混合物を濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO
2、0〜70%EtOAc/ヘキサン)により精製して、実施例109を得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.76 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.43 (dd, J = 8.2, 1.9 Hz, 1H), 7.32 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.20 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.10 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.93 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.27 (ddd, J = 15.1, 7.9, 5.2 Hz, 1H), 5.99 (s, 2H), 5.56 (dd, J = 15.3, 8.2 Hz, 1H), 4.20 (s, 2H), 4.06 (t, J = 11.4 Hz, 2H), 3.92 − 3.82 (m, 1H), 3.82 − 3.69 (m, 2H), 3.47 (d, J = 5.6 Hz, 2H), 3.36 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 3.28 (s, 3H), 3.02 (dd, J = 15.0, 11.0 Hz, 1H), 2.80 (dt, J = 11.3, 5.1 Hz, 2H), 2.63 − 2.53 (m, 1H), 2.47 − 2.36 (m, 2H), 2.26 (dt, J = 14.4, 7.3 Hz, 2H), 2.03 − 1.84 (m, 3H), 1.84 − 1.57 (m, 4H), 1.41 (t, J = 13.4 Hz, 1H), 1.16 (d, J = 6.1 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
32H
40ClN
3O
4Sの計算値: 598.2; 実測値: 598.1.
方法2
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
【0370】
ステップ1:0℃のDCM(50mL)中の中間体109−1−3(実施例109−方法1−ステップ2からの第2の溶出ジアステレオマー、1.1g、3.54mmol)の溶液に、トリエチルアミン(1.48mL、10.63mmol)およびトリフルオロ酢酸無水物(1mL、7.08mmol)を添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌した。反応物をブラインでクエンチした。次いで、反応混合物をDCMで希釈し、飽和NaHCO
3溶液で洗浄した。有機相を分離し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、中間体109−2−1を得、これを精製することなくさらに使用した。
【0371】
ステップ2:DCM(30mL)中の中間体109−2−1(1.4g、3.44mmol)の溶液に、TFA(10mL)を添加した。反応混合物を室温で撹拌した。完了後、反応混合物を濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜50%EtOAc/ヘキサン)により精製して、中間体109−2−2を得た。
【0372】
ステップ3:DCM(200mL)中の中間体109−1−4(1.5g、3.11mmol)の撹拌溶液に、中間体109−2−2(790mg、3.06mmol)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドHCl(1.5g、7.78mmol)および4−(ジメチルアミノ)ピリジン(760mg、6.22mmol)を添加した。反応混合物を室温で終夜撹拌した。次いで、反応混合物をDCMで希釈し、1N HClおよびブラインで洗浄した。有機相をMgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%EtOAc/ヘキサン)により精製して、中間体109−2−3を得た。
【0373】
ステップ4:DCE(10mL)中の中間体109−2−3(72mg、0.1mmol)の溶液に、TFA(0.02mL、0.2mmol)およびHoveyda−grubbs第2世代触媒(12.46mg、0.02mmol)を添加した。反応混合物をアルゴンで脱気し、次いで60℃で終夜撹拌した。反応混合物を濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%EtOAc/ヘキサン)により精製して、中間体109−2−4を得た。
【0374】
ステップ5:MeOH(10mL)およびH
2O(2mL)中の中間体109−2−4(130mg、0.19mmol)の溶液に、炭酸カリウム(129.4mg、0.94mmol)を添加した。反応混合物を60℃で終夜撹拌した。反応混合物を濃縮し、酢酸エチルに溶解し、水で洗浄し、酢酸エチルで逆抽出した。有機相を分離し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜70%EtOAc/ヘキサン)により精製して、実施例109を得た。
方法3
【0375】
ステップ1:−40℃のTHF(10mL)中の中間体106−1(690mg、2.5mmol)の溶液に、n−ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M、1.87mL)を添加した。得られた混合物を−40℃で20分間撹拌した。次いで、THF(6mL)中の(4−ニトロフェニル)[(1S)−1−フェニルエチル]カーボネート(5−3−1、1.43g、4.99mmol)の溶液を滴下添加し、反応混合物を室温まで加温し、3時間撹拌した。反応物を水でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機層を分離し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルカラム(0〜20%EtOAc/ヘキサン)により精製した。2つのジアステレオマーを分離した。
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
【0376】
第1の溶出ジアステレオマー(109−3−1、絶対立体化学は示した通り暫定的に割り当てた):
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.49 − 7.29 (m, 5H), 5.84 (dq, J = 23.2, 6.6 Hz, 1H), 5.74 − 5.47 (m, 1H), 5.08 − 4.93 (m, 2H), 3.32 (dd, J = 14.1, 4.6 Hz, 1H), 3.18 − 2.95 (m, 1H), 2.29 − 2.10 (m, 2H), 2.03 (ddt, J = 13.8, 6.9, 1.3 Hz, 1H), 1.59 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.09 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 0.93 (s, 9H), 0.21 (d, J = 3.1 Hz, 6H).
【0377】
第2の溶出ジアステレオマー(109−3−2、絶対立体化学は示した通り暫定的に割り当てた):
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.45 − 7.25 (m, 5H), 5.81 (t, J = 6.6 Hz, 1H), 5.78 − 5.63 (m, 1H), 5.11 − 4.95 (m, 2H), 3.40 (dd, J = 13.9, 4.2 Hz, 1H), 3.07 (dd, J = 14.0, 7.5 Hz, 1H), 2.27 − 2.13 (m, 2H), 2.13 − 2.07 (m, 1H), 1.59 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.09 (dd, J = 6.7, 3.2 Hz, 3H), 0.88 (s, 9H), 0.17 − 0.09 (m, 6H).
【0378】
ステップ2:氷浴中のTHF(5mL)中の中間体109−3−1(40mg、0.094mmol)の撹拌溶液に、テトラブチルアンモニウムフルオリド(1.0M THF、0.14ml)をゆっくりと添加した。反応混合物を0℃で20分間撹拌し、次いでこれをゆっくりと室温まで加温した。反応混合物を室温で2.5時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残留物をシリカゲルカラム(0〜60%EtOAc/ヘキサン)により精製して、中間体109−1−2を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.42 − 7.37 (m, 2H), 7.37 − 7.24 (m, 3H), 5.72 (q, J = 6.6 Hz, 1H), 5.62 (ddt, J = 15.9, 11.1, 7.1 Hz, 1H), 5.51 (s, 2H), 5.07 − 4.97 (m, 2H), 3.42 (dd, J = 14.4, 4.5 Hz, 1H), 3.06 (dd, J = 14.4, 7.9 Hz, 1H), 2.33 − 2.01 (m, 3H), 1.57 (d, J = 6.7 Hz, 3H), 1.12 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
方法4
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
【0379】
ステップ1:中間体109−1−3もまた、中間体109−3−2を中間体109−3−1の代わりに使用して、方法3−ステップ2(実施例109)と同様の様式で調製した。実施例109は、中間体109−1−3を使用して、実施例109(方法2)と同じ様式で合成した。
(実施例110)
方法1
【0380】
ステップ1:1−[S−アミノ−N−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]スルホンイミドイル]ヘキサン(1−5、5.9g、20.1mmol)を無水トルエン(3×20mL)と共沸させ、アルゴン雰囲気下、無水テトラヒドロフラン(150mL)に溶解した。溶液を−50℃(内部温度プローブ)に冷却した。ヘキサン中2.5M n−BuLiの溶液(17.3mL、43.3mmol)を5分間かけて滴下添加した。この混合物を15分間撹拌放置した。同時に、(4−ニトロフェニル)[(1S)−1−フェニルエチル]カーボネート(5−3−1、7.5g、26.2mmol)をトルエン(3×20mL)と共沸させた。材料をアルゴン雰囲気下、無水テトラヒドロフラン(60mL)に溶かした。溶液を、カニューレを介して5分間かけて反応物に添加した。反応物は、最初は黄色だったが、非常に暗い色(緑色)になった。15分後、反応物を0℃に加温した(氷浴)。反応物は、加温中に黄色になった。1時間後、TLC(KMnO
4染色で視覚化される20%EtOAc/ヘキサン)は、反応が完了したことを示した。反応物を0℃にて水(75mL)でクエンチした。EtOAc(50mL)を添加した。相を分離し、水相をEtOAc(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相を飽和NaHCO
3(75mL)およびブライン(75mL)で洗浄した。有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を減圧下で除去して、粗製の[(1S)−1−フェニルエチル]N−[N−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]−S−[(1R,2S)−1,2−ジメチルペンタ−4−エニル]スルホンイミドイル]カルバメート(110−1−1)を得た。
【0381】
ステップ2:TBAFの溶液(1.0M、19.7mL、19.7mmol)を、無水THF中の110−1−1(6.64g、15.1mmol)の溶液に0℃で添加した。0℃で1時間後、反応が完了した。THFを減圧下で除去した。残留物を水(80mL)およびEtOAc(80mL)で希釈した。相を分離し、水相をEtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。溶媒を圧力除去し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0〜65%EtOAc/ヘキサン 固体ローディングによる120g gold iscoカラム)に供した。UVとともにELSDをピーク検出に使用した。生成物を含有する画分を合わせ、溶媒を減圧下で除去して、[(1S)−1−フェニルエチル]N−[[(1R,2S)−1,2−ジメチルペンタ−4−エニル]スルホンイミドイル]カルバメートを硫黄におけるジアステレオマーの混合物として得た。固体を、ChiralPak ICカラムを使用する、共溶媒としてメタノールを用いるキラルSFC分離に供した。
【0382】
第1の溶出ジアステレオマー(110−1−2、15%メタノール共溶媒を用いるChiralPak IC上でRT=2.37分、絶対立体化学は示した通り暫定的に割り当てた)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.45 − 7.33 (m, 4H), 7.33 − 7.30 (m, 1H), 5.73 (q, J = 6.7 Hz, 1H), 5.48 (dddd, J = 16.4, 10.1, 8.2, 6.0 Hz, 1H), 5.06 − 4.93 (m, 2H), 3.41 (qd, J = 7.0, 2.2 Hz, 1H), 2.53 − 2.39 (m, 1H), 2.07 (dt, J = 14.0, 6.2 Hz, 1H), 2.00 − 1.86 (m, 1H), 1.59 (d, J = 6.7 Hz, 3H), 1.34 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 1.02 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
【0383】
第2の溶出ジアステレオマー(110−1−3、15%メタノール共溶媒を用いるChiralPak IC上でRt=3.92分、絶対立体化学は示した通り暫定的に割り当てた)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.43 − 7.32 (m, 4H), 7.33 − 7.29 (m, 1H), 5.75 (q, J = 6.6 Hz, 1H), 5.71 − 5.62 (m, 1H), 5.13 − 5.03 (m, 2H), 3.38 (qd, J = 7.1, 2.3 Hz, 1H), 2.47 (dtd, J = 8.9, 6.9, 2.2 Hz, 1H), 2.11 (dtt, J = 13.1, 6.5, 1.4 Hz, 1H), 2.07 − 1.96 (m, 1H), 1.59 (d, J = 6.7 Hz, 3H), 1.31 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 1.04 (d, J = 6.9 Hz, 3H).
【0384】
実施例110は、中間体110−1−2を中間体109−1−2の代わりに使用して、実施例109(方法1−ステップ3〜6)と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.778 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.45 (dd, J = 8.3, 1.9 Hz, 1H), 7.30 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.20 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.10 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.93 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 5.91 (dt, J = 15.8, 5.8 Hz, 1H), 5.69 (dd, J = 15.8, 6.8 Hz, 1H), 4.18 − 3.95 (m, 2H), 3.87 (dd, J = 14.9, 3.4 Hz, 1H), 3.73 (s, 5H), 3.41 − 3.23 (m, 4H), 3.01 (dd, J = 15.0, 10.9 Hz, 1H), 2.89 − 2.72 (m, 2H), 2.62 (s, 2H), 2.46 (s, 1H), 2.31 − 2.01 (m, 3H), 1.99 − 1.64 (m, 6H), 1.46 (s, 3H), 1.11 (d, J = 6.9 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): H+ C
33H
42ClN
3O
4Sの計算値: 612.26; 実測値: 612.06.
方法2:
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
【0385】
ステップ1:無水ジクロロメタン中の中間体110−1−3(実施例110−方法1−ステップ2からの第2の溶出ジアステレオマー、3.6g、11.10mmol)およびトリフルオロ酢酸無水物(3.5g、16.64mmol)の氷冷溶液に、TEA(2.32mL、16.64mmol)をアルゴン下で添加し、次いで溶液を30分間撹拌した。反応混合物を濃縮して、中間体110−2−1を得た。
【0386】
ステップ2:ジクロロメタン/トリフルオロ酢酸(3/1)(200mL)の撹拌混合物に、中間体110−2−1(4.2g、9.98mmol)を添加した。混合物を室温で終夜撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。次いで、水を添加し、混合物をジクロロメタンで抽出した。有機相を無水硫酸マグネシウムで脱水し、溶媒を減圧下で除去した。このようにして得られた残留物を順相クロマトグラフィー(SiO
2、1:2 Hex:EtOAc)により精製して、中間体110−2−2を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 5.70 (dddd, J = 17.0, 10.2, 8.3, 5.8 Hz, 1H), 5.58 (s, 2H), 5.22 − 5.01 (m, 2H), 3.56 (qd, J = 7.0, 2.2 Hz, 1H), 2.63 − 2.42 (m, 1H), 2.19 (dtt, J = 15.1, 6.0, 1.6 Hz, 1H), 2.05 − 1.91 (m, 1H), 1.43 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 1.08 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
【0387】
ステップ3:DCM中の中間体109−1−4(4.0g、8.29mmol)の撹拌溶液に、EDCI(2.5g、16.6mmol)およびDMAP(2.0g、16.6mmol)を添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌した。中間体110−2−2(2.4g、9.13mmol)を添加し、得られた懸濁液を室温で終夜撹拌した。反応混合物を水でクエンチし、DCM、NaHCO
3水溶液、1N HCl水溶液、およびブラインで洗浄した。有機層をMg
2SO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して、粗残留物を得、これをカラムクロマトグラフィー(SiO
2、50〜90%Hex/EtOAc)に供して、所望の中間体110−2−3を得た。
【0388】
ステップ4:中間体110−2−3(1.2g、1.57mmol)、TFA(360mg、3.15mmol)およびHoveyda Grubbs第2世代触媒(196mg、0.32mmol)を、1,2−ジクロロエタン(150mL)中にて60℃で2時間撹拌した。さらに触媒を添加し(196mg、0.32mmol)、混合物を60℃で24時間撹拌した。濃縮した後、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(5〜95%Hex/EtOAc)により精製して、中間体110−2−4を得た。
【0389】
ステップ5:MeOH(10mL)中の中間体110−2−4(200mg、0.28mmol)の撹拌溶液に、水(2mL)、次いでK
2CO
3(195mg、1.41mmol)を添加した。反応混合物を60℃で24時間撹拌した。混合物を減圧下で蒸発させ、次いでDCMに溶解した。水を添加し、次いで混合物をDCMで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Mg
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(50〜90%ヘキサン/EtOAc)により精製して、実施例110を得た。
方法3:
【0390】
ステップ1:−50℃のTHF(50mL)中の中間体1−5(実施例1−ステップ5、1g、3.44mmol)の溶液に、n−ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M、4.6mL、7.40mmol)を5分間かけて滴下添加した。混合物を15分間撹拌放置した。同時に、(4−ニトロフェニル)[(1S)−1−フェニルエチル]カーボネート(5−3−1、1.3g、4.47mmol)をトルエン(3×20mL)と共沸させた。材料をアルゴン雰囲気下、無水テトラヒドロフラン(30mL)に溶かした。溶液を、カニューレを介して5分間かけて反応物に添加した。反応物は、最初は黄色だったが、非常に暗い色(緑色)になった。15分後、反応物を0℃に加温した(氷浴)。反応物は、加温中に黄色になった。3時間後、TLC(KMnO
4染色で視覚化される20%EtOAc/ヘキサン)は、反応が完了したことを示した。反応物を0℃にて水(75mL)でクエンチした。EtOAc(50mL)を添加した。相を分離し、水相をEtOAc(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相を飽和NaHCO
3(75mL)およびブライン(75mL)で洗浄した。有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を減圧下で除去した。得られた粗生成物をヘキサンに再溶解し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜100%ジクロロメタン、ELSD検出器)により精製した。ELSD活性画分をシリカゲルTLC(3:1 ヘキサン:酢酸エチル、KMnO
4染色)によりアッセイし、ジアステレオマー生成物を70〜100%ジクロロメタンで共溶出した。粗生成物混合物をヘキサンに再溶解し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜20%酢酸エチル、ELSD検出器)により再度精製した。ELSD活性画分をシリカゲルTLC(3:1 ヘキサン:酢酸エチル、KMnO
4染色)によりアッセイした。第1の溶出ピーク(110−3−1、絶対立体化学は示した通り暫定的に割り当てた)は10%酢酸エチルで溶出した一方、後の溶出ピーク(110−3−2、絶対立体化学は示した通り暫定的に割り当てた)は15%酢酸エチルで溶出した。
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
【0391】
ステップ2:TBAFの溶液(1.0M、2.84mL、2.84mmol)を、無水THF中の中間体110−3−1(830mg、1.89mmol)の溶液に0℃で添加した。0℃で60分後、反応が完了した。溶媒を減圧下で除去した。残留物を水(80mL)およびEtOAc(80mL)で希釈した。相を分離し、水相をEtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。溶媒を圧力除去し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0〜50%EtOAc/ヘキサン、80gのシリカゲル)に供した。UVとともにELSDをピーク検出に使用した。生成物を含有する画分を合わせ、溶媒を減圧下で除去して、中間体110−1−2を得た。
【0392】
実施例110の調製:実施例110は、中間体110−1−2を使用して、実施例110(方法1)と同じ様式で合成した。
方法4:
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
【0393】
ステップ1:中間体110−1−3もまた、中間体110−3−2を中間体110−3−1の代わりに使用して、方法3−ステップ2(実施例110)と同様の様式で調製した。
【0394】
実施例110の調製:実施例110は、中間体110−1−3を使用して、実施例109(方法2)と同じ様式で合成した。
(実施例111)
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
【0395】
DCM(0.6mL)中の実施例109(10mg、0.0167mmol)の混合物に、ACN(1.7mL)を室温で添加した。次いで、4−ジメチルアミノピリジン(10.2mg、0.0836mmol)および炭酸ジフェニル(28.6mg、0.134mmol)を混合物に添加し、室温で撹拌した。5時間後、ピリミジン−2−アミン(12.7mg、0.134mmol)を添加し、反応物を60℃で5時間加熱し、次いで終夜室温にした。反応物を濃縮し、DMF(1.2mL)に再溶解し、濾過し、60〜100%ACN/0.1%TFA含有H
2Oで溶出するGilson逆相分取HPLCにより精製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.73 (d, J = 5.1 Hz, 2H), 7.76 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.38 − 6.82 (m, 7H), 6.14 (dq, J = 14.4, 6.6 Hz, 1H), 5.62 (dd, J = 15.4, 8.3 Hz, 1H), 4.21 (dd, J = 14.8, 6.3 Hz, 1H), 4.12 − 4.01 (m, 3H), 3.91 − 3.64 (m, 3H), 3.29 (s, 3H), 3.08 (dd, J = 15.2, 10.0 Hz, 1H), 2.89 − 2.71 (m, 2H), 2.60 − 2.37 (m, 3H), 2.32 − 2.06 (m, 3H), 2.02 − 1.67 (m, 7H), 1.45 (t, J = 11.1 Hz, 1H), 1.15 (dd, J = 8.4, 6.3 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
37H
43ClN
6O
5Sの計算値: 719.2; 実測値: 719.5.
(実施例112)
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
【0396】
実施例112は、(3S)−テトラヒドロフラン−3−アミン塩酸塩をピリミジン−2−アミンの代わりに使用して、実施例111と同じ様式で合成し、ヒューニッヒ塩基(8.64mg、0.0669mmol)もこの反応に添加した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.74 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.24 − 7.10 (m, 3H), 7.03 − 6.88 (m, 2H), 6.23 − 5.97 (m, 1H), 5.64 − 5.50 (m, 1H), 4.37 − 4.21 (m, 2H), 4.11 − 4.01 (m, 2H), 3.98 − 3.75 (m, 6H), 3.72 − 3.48 (m, 3H), 3.28 (s, 3H), 3.08 (dd, J = 15.3, 10.2 Hz, 1H), 2.89 − 2.71 (m, 2H), 2.57 − 2.33 (m, 3H), 2.31 − 2.09 (m, 3H), 1.98 − 1.73 (m, 8H), 1.44 (t, J = 11.8 Hz, 1H), 1.14 (d, J = 6.6 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
37H
47ClN
4O
6Sの計算値: 711.3; 実測値: 710.8.
(実施例113)
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
【0397】
DCM(1.0mL)中の1−メチルピラゾール−4−カルボン酸(3.76mg、0.0298mmol)の混合物に、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドHCl(5.71mg、0.0298mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(3.64mg、0.0298mmol)を添加した。混合物を室温で5分間撹拌し、次いで実施例5(8.7mg、0.0149mmol)を添加し、反応物を室温で終夜撹拌した。次いで、反応混合物を濃縮し、DMF(1.2mL)に再溶解し、濾過し、60〜100%ACN/0.1%TFA含有H
2Oで溶出するGilson逆相分取HPLCにより精製して、実施例113を得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.42 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.65 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.36 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.26 (s, 1H), 7.07 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.99 − 6.83 (m, 2H), 5.98 − 5.90 (m, 1H), 5.86 (dd, J = 16.0, 8.2 Hz, 1H), 3.97 (d, J = 29.0 Hz, 6H), 3.77 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 3.71 − 3.65 (m, 2H), 3.62 − 3.55 (m, 2H), 3.47 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.37 (s, 3H), 3.16 (d, J = 26.2 Hz, 1H), 2.88 − 2.74 (m, 3H), 2.50 (s, 2H), 2.30 (d, J = 9.2 Hz, 2H), 2.10 (d, J = 14.0 Hz, 3H), 2.00 − 1.84 (m, 4H), 1.41 (d, J = 11.9 Hz, 1H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
36H
42ClN
5O
5Sの計算値: 692.2; 実測値: 691.973.
(実施例114)
【化153】
[この文献は図面を表示できません]
【0398】
実施例114は、実施例109およびメチル3−アミノアゼチジン−1−カルボキシレートを使用して、実施例75と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.72 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.17 − 7.12 (m, 2H), 7.09 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.94 (s, 1H), 6.90 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.07 − 5.89 (m, 1H), 5.57 (dd, J = 15.3, 9.0 Hz, 1H), 4.60 − 4.41 (m, 1H), 4.25 (t, J = 8.5 Hz, 3H), 4.13 − 3.98 (m, 2H), 3.96 − 3.79 (m, 3H), 3.75 (dd, J = 9.0, 3.7 Hz, 1H), 3.69 − 3.62 (m, 1H), 3.66 (s, 3H), 3.29 − 3.23 (m, 1H), 3.25 (s, 3H), 3.06 (dd, J = 15.3, 10.3 Hz, 1H), 2.88 − 2.66 (m, 2H), 2.53 − 2.28 (m, 3H), 2.24 − 2.05 (m, 3H), 2.00 − 1.65 (m, 7H), 1.42 (t, J = 12.4 Hz, 1H), 1.12 (d, J = 6.5 Hz, 3H). LCMS-ESI+: C
38H
48ClN
5O
7Sの計算値: 754.29 (M+H); 実測値: 753.97 (M+H).
(実施例115)
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
【0399】
実施例115は、実施例109および(1S,2R)−2−フルオロシクロプロパンアミンを使用して、実施例75と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.24 − 7.15 (m, 2H), 7.12 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.03 − 6.97 (m, 1H), 6.91 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.03 (dd, J = 15.0, 7.6 Hz, 1H), 5.59 (dd, J = 15.2, 8.9 Hz, 1H), 4.79 − 4.54 (m, 1H), 4.29 (dd, J = 14.9, 6.4 Hz, 1H), 4.14 − 4.01 (m, 2H), 3.91 − 3.73 (m, 3H), 3.68 (d, J = 14.5 Hz, 1H), 3.31 − 3.24 (m, 1H), 3.27 (s, 3H), 3.07 (dd, J = 15.2, 10.3 Hz, 1H), 2.89 − 2.72 (m, 2H), 2.68 (dt, J = 10.2, 5.5 Hz, 1H), 2.57 − 2.31 (m, 3H), 2.28 − 2.07 (m, 3H), 2.03 − 1.65 (m, 6H), 1.44 (t, J = 12.5 Hz, 1H), 1.24 − 1.07 (m, 4H), 1.01 − 0.84 (m, 1H). LCMS-ESI+: C
36H
44ClFN
4O
5Sの計算値: 699.27 (M+H); 実測値: 698.73 (M+H).
(実施例116)
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
【0400】
実施例116は、実施例109および(1R,2S)−2−フルオロシクロプロパンアミンを使用して、実施例75と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.24 − 7.15 (m, 2H), 7.12 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.00 (s, 1H), 6.91 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.11 − 5.97 (m, 1H), 5.58 (dd, J = 15.3, 8.9 Hz, 1H), 4.66 (dtd, J = 64.4, 5.7, 3.2 Hz, 1H), 4.30 (dd, J = 14.9, 6.3 Hz, 1H), 4.15 − 3.99 (m, 2H), 3.86 (d, J = 14.8 Hz, 2H), 3.78 (dd, J = 9.0, 3.7 Hz, 1H), 3.68 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 3.31 − 3.28 (m, 1H), 3.27 (s, 3H), 3.07 (dd, J = 15.2, 10.3 Hz, 1H), 2.89 − 2.71 (m, 2H), 2.67 (dt, J = 9.4, 5.3 Hz, 1H), 2.55 − 2.30 (m, 3H), 2.26 − 2.08 (m, 3H), 2.01 − 1.67 (m, 6H), 1.44 (t, J = 12.2 Hz, 1H), 1.21 − 1.06 (m, 4H), 1.02 − 0.87 (m, 1H). LCMS-ESI+: C
36H
44ClFN
4O
5Sの計算値: 699.27 (M+H); 実測値: 698.65 (M+H).
(実施例117)
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
【0401】
実施例117は、(1S,2R)−2−メチルシクロプロパン−1−アミン塩酸塩、トリエチルアミンおよび実施例109を使用して、実施例75と同様の様式で調製した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.76 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 7.38 (s, 2H), 7.18 (d, J = 9.3 Hz, 2H), 7.12 (s, 2H), 6.85 (s, 2H), 6.24 (s, 2H), 5.59 (s, 2H), 4.60 (s, 1H), 4.11 − 3.97 (m, 4H), 3.83 − 3.66 (m, 9H), 2.80 (d, J = 19.4 Hz, 4H), 2.63 (s, 3H), 2.32 (s, 4H), 2.20 − 2.03 (m, 5H), 1.96 (s, 6H), 1.77 (s, 6H), 1.46 (s, 3H), 1.31 (s, 1H), 1.07 (d, J = 6.1 Hz, 23H), 0.83 (ddt, J = 12.2, 6.1, 3.0 Hz, 3H), 0.61 (ddd, J = 9.0, 5.1, 3.6 Hz, 4H), 0.51 − 0.39 (m, 6H). LCMS -ESI+ (m/z): [M+H] C
37H
47ClN
4O
5Sの計算値: 695.32; 実測値 694.99.
(実施例118)
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
【0402】
5−クロロ−1−メチル−1H−ピロール−3−カルボン酸の合成:1.0mLのDMSO中の5−クロロ−1H−ピロール−3−カルボン酸(0.075g;0.515mmol)の溶液に、新たに粉砕した水酸化カリウム(KOH(固体);0.231g;4.12mmol)を添加した。不均一なスラリーを50分間撹拌した後、ヨードメタン(MeI;0.048mL;0.109g;0.773mmol)を添加した。混合物を周囲温度で4時間撹拌した後、反応混合物を10mLのそれぞれCH
2Cl
2および1N HCl(水溶液)で希釈した。二相混合物を少なくとも10分間撹拌した後、層を分離した。水層を10mLのそれぞれ酢酸イソプロピルおよび酢酸エチルで逆抽出した。合わせた有機相を10mLのH
2Oで洗浄し、無水Na
2SO
4で脱水した。有機相を真空中で濃縮乾固し、次のステップで直接使用した(下記参照)(62mg;収率82.7%)(
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 11.98 (s, 1H), 7.47 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.39 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 3.60 (s, 3H), 2.55 (s, 1H). LCMS-ESI+(m/z): [M+H] C
6H
6ClNO
2の計算値: 160.01; 実測値 160.07.
【0403】
実施例118は、5−クロロ−1−メチル−1H−ピロール−3−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例106と同様の様式で調製した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.74 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.38 − 7.27 (m, 2H), 7.15 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.11 − 7.01 (m, 2H), 6.81 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.48 (s, 1H), 6.17 (dd, J = 14.8, 7.4 Hz, 1H), 5.51 (dd, J = 15.4, 8.7 Hz, 1H), 4.15 (s, 1H), 4.10 (d, J = 7.1 Hz, 0H), 4.09 − 3.95 (m, 2H), 3.86 − 3.70 (m, 2H), 3.60 (s, 4H), 3.25 (s, 4H), 3.03 (dd, J = 15.0, 9.8 Hz, 1H), 2.86 − 2.67 (m, 2H), 2.59 (d, J = 10.4 Hz, 1H), 2.41 (s, 3H), 2.22 − 2.05 (m, 4H), 1.99 (d, J = 9.6 Hz, 2H), 1.91 (d, J = 7.5 Hz, 2H), 1.79 (dd, J = 19.5, 8.7 Hz, 1H), 1.73 (s, 2H), 1.69 (d, J = 8.8 Hz, 0H), 1.41 (t, J = 12.7 Hz, 1H), 1.33 − 1.19 (m, 2H), 1.06 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 0.89 (dd, J = 7.3, 3.8 Hz, 1H). LCMS-ESI+(m/z): [M+H] C
38H
44Cl
2N
4O
5Sの計算値: 739.24; 実測値: 739.75 (M+H).
(実施例119)
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
【0404】
実施例119は、1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同様の様式で調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.48 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.77 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.66 (s, 0H), 7.52 (s, 1H), 7.40 − 7.32 (m, 1H), 7.18 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.10 (dd, J = 6.4, 2.1 Hz, 2H), 6.84 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.22 (dt, J = 14.4, 6.9 Hz, 1H), 5.56 (dd, J = 15.4, 8.6 Hz, 1H), 4.22 − 3.98 (m, 3H), 3.87 − 3.74 (m, 2H), 3.78 − 3.61 (m, 4H), 3.55 (dt, J = 11.6, 2.8 Hz, 0H), 3.35 (s, 0H), 3.28 (s, 3H), 3.06 (dd, J = 15.2, 10.2 Hz, 1H), 2.88 − 2.70 (m, 2H), 2.70 − 2.61 (m, 1H), 2.52 − 2.38 (m, 1H), 2.29 (s, 1H), 2.21 (dt, J = 14.1, 7.0 Hz, 1H), 2.12 (d, J = 13.7 Hz, 1H), 1.94 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 1.88 − 1.69 (m, 2H), 1.44 (t, J = 11.9 Hz, 1H), 1.31 (s, 0H), 1.11 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
19F NMR (376 MHz, メタノール-d
4) δ -97.35. LCMS-ESI+(m/z): [M+H] C
37H
42ClF
2N
5O
5Sの計算値: 742.26; 実測値 742.13.
(実施例120)
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
【0405】
実施例118は、1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同様の様式で調製した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.11 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.77 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.41 − 7.24 (m, 3H), 7.18 (dd, J = 8.4, 2.3 Hz, 1H), 7.13 − 7.06 (m, 2H), 6.83 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.22 (dt, J = 14.4, 6.8 Hz, 1H), 5.75 − 5.67 (m, 0H), 5.55 (dd, J = 15.4, 8.7 Hz, 1H), 5.07 (s, 0H), 4.31 (t, J = 5.1 Hz, 2H), 4.22 − 3.97 (m, 3H), 3.84 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 3.82 − 3.63 (m, 7H), 3.61 − 3.51 (m, 0H), 3.29 (d, J = 12.4 Hz, 5H), 3.06 (dd, J = 15.0, 10.0 Hz, 1H), 2.88 − 2.74 (m, 2H), 2.64 (d, J = 13.8 Hz, 1H), 2.43 (s, 2H), 2.27 (s, 1H), 2.23 − 2.08 (m, 3H), 1.94 (d, J = 6.3 Hz, 3H), 1.88 − 1.68 (m, 2H), 1.52 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 1.50 − 1.38 (m, 1H), 1.31 (s, 3H), 1.10 (dd, J = 6.7, 3.6 Hz, 4H), 0.93 (d, J = 5.7 Hz, 0H), 0.90 (s, 2H), 0.12 (s, 1H). LCMS-ESI+(m/z): [M+H] C
39H
48ClN
5O
6Sの計算値: 750.30; 実測値 750.08.
(実施例121)
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
【0406】
実施例121は、(S)−2−ヒドロキシ−3−フェニルプロピオン酸および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトニトリル-d3) δ 7.72 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.36 − 7.21 (m, 6H), 7.19 (dd, J = 8.6, 2.4 Hz, 1H), 7.16 − 7.10 (m, 2H), 6.88 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.01 (dt, J = 14.0, 6.5 Hz, 1H), 5.57 (dd, J = 15.5, 7.9 Hz, 1H), 4.43 (dd, J = 8.1, 4.2 Hz, 1H), 4.06 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 4.00 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 3.86 (s, 1H), 3.80 (d, J = 15.3 Hz, 1H), 3.74 − 3.66 (m, 2H), 3.34 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.20 (s, 3H), 3.17 (dd, J = 14.1, 4.2 Hz, 1H), 3.05 (dd, J = 15.2, 10.1 Hz, 1H), 2.94 (dd, J = 14.0, 8.2 Hz, 1H), 2.86 − 2.68 (m, 2H), 2.52 − 2.34 (m, 3H), 2.14 (t, J = 8.5 Hz, 2H), 2.10 − 2.00 (m, 1H), 1.90 − 1.59 (m, 9H), 1.41 (dt, J = 14.6, 7.8 Hz, 1H), 1.05 (d, J = 6.3 Hz, 3H).
19F NMR (376 MHz, アセトニトリル-d3) δ -77.38. LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
41H
48ClN
3O
6Sの計算値: 746.3; 実測値: 746.0.
(実施例122)
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
【0407】
実施例122は、(R)−2−ヒドロキシ−3−フェニルプロピオン酸および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトニトリル-d3) δ 7.73 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.36 − 7.27 (m, 4H), 7.28 − 7.22 (m, 1H), 7.20 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.14 (dd, J = 9.3, 2.2 Hz, 2H), 6.88 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.00 (dt, J = 14.6, 6.9 Hz, 1H), 5.55 (dd, J = 15.6, 7.9 Hz, 1H), 4.49 (dd, J = 7.6, 4.1 Hz, 1H), 4.06 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 4.00 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 3.83 − 3.75 (m, 2H), 3.75 − 3.64 (m, 2H), 3.34 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.20 (s, 3H), 3.15 (dd, J = 14.1, 4.1 Hz, 1H), 3.04 (dd, J = 15.1, 10.3 Hz, 1H), 2.96 (dd, J = 14.1, 7.6 Hz, 1H), 2.86 − 2.64 (m, 2H), 2.49 − 2.32 (m, 3H), 2.11 − 1.99 (m, 2H), 1.92 − 1.57 (m, 10H), 1.40 (dt, J = 15.1, 8.0 Hz, 1H), 0.99 (d, J = 6.9 Hz, 3H). 19F NMR (376 MHz, アセトニトリル-d3) δ -77.38. LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
41H
48ClN
3O
6Sの計算値: 746.3; 実測値: 746.0.
(実施例123)
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
【0408】
実施例123は、1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, アセトニトリル-d3) δ 8.29 (s, 1H), 7.90 (d, J = 0.6 Hz, 1H), 7.60 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.23 (dd, J = 8.2, 1.9 Hz, 1H), 7.08 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.04 − 6.92 (m, 2H), 6.83 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.01 (dt, J = 13.7, 6.6 Hz, 1H), 5.60 (dd, J = 15.4, 8.4 Hz, 1H), 4.54 (hept, J = 6.6 Hz, 1H), 4.12 (dd, J = 14.8, 6.3 Hz, 1H), 3.97 (s, 2H), 3.86 − 3.67 (m, 3H), 3.63 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.35 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.21 (s, 3H), 3.06 (dd, J = 15.2, 10.2 Hz, 1H), 2.86 − 2.65 (m, 2H), 2.59 (d, J = 13.3 Hz, 1H), 2.47 − 2.32 (m, 2H), 2.19 (dq, J = 14.5, 7.2 Hz, 2H), 2.08 − 1.97 (m, 2H), 1.90 (d, J = 4.0 Hz, 2H), 1.83 − 1.63 (m, 3H), 1.46 (t, J = 6.8 Hz, 6H), 1.34 (dt, J = 13.3, 8.0 Hz, 1H), 1.08 (d, J = 6.4 Hz, 3H).
19F NMR (376 MHz, アセトニトリル-d3) δ -77.37. LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
39H
48ClN
5O
5Sの計算値: 734.3; 実測値: 733.8.
(実施例124)
【化163】
[この文献は図面を表示できません]
【0409】
実施例124は、2−((4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキシ)酢酸および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, アセトニトリル-d3) δ 7.72 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.34 (dd, J = 8.2, 1.9 Hz, 1H), 7.24 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.13 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.88 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.04 (dt, J = 14.7, 6.7 Hz, 1H), 5.58 (ddd, J = 15.5, 7.5, 1.4 Hz, 1H), 4.08 (d, J = 1.0 Hz, 2H), 4.05 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 3.99 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 3.90 (dd, J = 15.0, 5.3 Hz, 1H), 3.81 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 3.79 − 3.75 (m, 1H), 3.75 − 3.66 (m, 3H), 3.61 (dt, J = 11.6, 4.2 Hz, 2H), 3.36 (d, J = 14.5 Hz, 1H), 3.21 (s, 3H), 3.05 (dd, J = 15.1, 10.8 Hz, 1H), 2.85 − 2.66 (m, 2H), 2.57 − 2.45 (m, 2H), 2.45 − 2.34 (m, 1H), 2.33 − 2.21 (m, 1H), 2.15 (dt, J = 14.7, 7.4 Hz, 1H), 2.09 − 1.99 (m, 1H), 1.92 − 1.85 (m, 3H), 1.84 − 1.56 (m, 8H), 1.40 (dt, J = 14.9, 7.6 Hz, 1H), 1.25 (s, 3H), 1.07 (d, J = 6.9 Hz, 3H).
19F NMR (376 MHz, アセトニトリル-d3) δ -77.38. LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
40H
52ClN
3O
7Sの計算値: 754.3; 実測値: 753.9.
(実施例125)
【化164】
[この文献は図面を表示できません]
【0410】
実施例125は、6−オキサスピロ[3.4]オクタン−2−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, アセトニトリル-d
3) δ 7.59 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.28 (dd, J = 8.2, 1.9 Hz, 1H), 7.09 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.04 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 6.94 (dd, J = 8.6, 2.3 Hz, 1H), 6.80 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.15 − 5.99 (m, 1H), 5.64 (dd, J = 15.5, 8.2 Hz, 1H), 4.01 − 3.90 (m, 3H), 3.85 (ddd, J = 14.7, 4.9, 3.1 Hz, 1H), 3.79 − 3.64 (m, 6H), 3.61 (d, J = 5.6 Hz, 2H), 3.45 − 3.29 (m, 2H), 3.26 (s, 4H), 3.07 (dd, J = 15.2, 10.1 Hz, 1H), 2.75 (dtt, J = 43.7, 17.9, 8.8 Hz, 4H), 2.51 − 2.13 (m, 7H), 2.10 − 1.99 (m, 3H), 1.95 − 1.89 (m, 2H), 1.88 − 1.63 (m, 2H), 1.43 − 1.23 (m, 2H), 1.10 (dd, J = 6.8, 1.1 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): H+C
40H
50 ClN
3O
6Sの計算値: 736.3; 実測値: 736.12.
(実施例126)
【化165】
[この文献は図面を表示できません]
【0411】
実施例126は、3−クロロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.23 (s, 1H), 7.72 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.18 (dd, J = 8.1, 1.9 Hz, 1H), 7.13 (s, 1H), 7.11 (s, 2H), 7.00 − 6.87 (m, 2H), 6.04 (dd, J = 15.0, 7.3 Hz, 1H), 5.62 (dd, J = 15.2, 8.9 Hz, 1H), 4.37 (dd, J = 14.8, 6.4 Hz, 1H), 4.07 (s, 2H), 3.89 (s, 3H), 3.88 − 3.75 (m, 3H), 3.67 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.28 (s, 3H), 3.19 − 3.00 (m, 1H), 2.91 − 2.70 (m, 2H), 2.62 − 2.45 (m, 1H), 2.44 − 2.07 (m, 4H), 2.05 − 1.73 (m, 3H), 1.44 (t, J = 12.7 Hz, 1H), 1.31 (s, 1H), 1.17 (d, J = 6.3 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): C
37H
43C
l2N
5O
5Sの計算値: 739.24; 実測値: 739.99.
(実施例127)
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
【0412】
実施例127は、cis−3−メトキシシクロブタンカルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.30 (dd, J = 8.2, 1.9 Hz, 1H), 7.17 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.10 (dd, J = 9.1, 2.1 Hz, 2H), 6.88 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.13 (dt, J = 14.4, 6.9 Hz, 1H), 5.61 (dd, J = 15.4, 8.5 Hz, 1H), 4.17 (dd, J = 14.8, 6.7 Hz, 1H), 4.11 − 4.00 (m, 2H), 3.96 (dd, J = 14.8, 5.3 Hz, 1H), 3.91 − 3.80 (m, 2H), 3.76 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 3.68 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.27 (d, J = 13.7 Hz, 7H), 3.06 (dd, J = 15.1, 9.8 Hz, 1H), 2.88 − 2.70 (m, 3H), 2.58 − 2.47 (m, 3H), 2.45 (s, 2H), 2.34 − 2.19 (m, 2H), 2.14 (dd, J = 19.5, 10.9 Hz, 3H), 1.95 (s, 3H), 1.90 − 1.70 (m, 3H), 1.44 (t, J = 12.4 Hz, 1H), 1.13 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS-ESI+: C
38H
48ClN
3O
6Sの計算値: 710.3 (M+H); 実測値: 710.1 (M+H).
(実施例128)
【化167】
[この文献は図面を表示できません]
【0413】
実施例128は、trans−3−メトキシシクロブタンカルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.76 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.31 (dd, J = 8.1, 1.9 Hz, 1H), 7.18 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.11 (dd, J = 4.1, 2.2 Hz, 2H), 6.88 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.14 (dt, J = 14.5, 6.9 Hz, 1H), 5.62 (dd, J = 15.4, 8.4 Hz, 1H), 4.20 − 4.08 (m, 2H), 4.06 (dd, J = 7.6, 3.7 Hz, 2H), 4.03 − 3.93 (m, 2H), 3.85 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 3.77 (dd, J = 8.5, 2.8 Hz, 1H), 3.69 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.36 (s, 1H), 3.30 (s, 3H), 3.26 (s, 3H), 3.21 − 3.12 (m, 1H), 3.07 (dd, J = 15.2, 9.8 Hz, 1H), 2.89 − 2.70 (m, 2H), 2.57 (qd, J = 8.1, 4.1 Hz, 2H), 2.46 (s, 2H), 2.36 − 2.17 (m, 3H), 2.12 (d, J = 13.9 Hz, 2H), 2.02 − 1.67 (m, 6H), 1.45 (t, J = 12.5 Hz, 1H), 1.14 (d, J = 6.9 Hz, 3H). LCMS-ESI+: C
38H
48ClN
3O
6Sの計算値: 710.3 (M+H); 実測値: 710.1 (M+H).
(実施例129)
【化168】
[この文献は図面を表示できません]
【0414】
実施例129は、実施例109およびtrans−rac−(1R,2S)−2−(1−メチルピラゾール−4−イル)シクロプロパンアミン塩化水素およびトリエチルアミンを使用して、実施例75と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.67 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.42 (s, 1H), 7.34 (s, 1H), 7.22 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.09 (s, 1H), 6.98 (s, 2H), 6.88 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.10 − 6.01 (m, 1H), 5.70 − 5.59 (m, 1H), 4.23 (dd, J = 14.8, 6.8 Hz, 1H), 4.02 (s, 2H), 3.83 (s, 5H), 3.65 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.37 (s, 1H), 3.30 (s, 4H), 3.08 (dd, J = 15.2, 9.9 Hz, 1H), 2.92 − 2.51 (m, 5H), 2.45 (s, 2H), 2.23 (s, 2H), 2.08 (t, J = 11.5 Hz, 2H), 2.02 − 1.85 (m, 4H), 1.81 (d, J = 7.5 Hz, 2H), 1.40 (t, J = 12.9 Hz, 1H), 1.19 − 1.12 (m, 3H), 1.03 (q, J = 6.3 Hz, 1H). LCMS-ESI+: C
40H
49ClN
6O
5Sの計算値: 761.3 (M+H); 実測値: 760.8 (M+H).
(実施例130)
【化169】
[この文献は図面を表示できません]
【0415】
実施例130は、1−エチルピロール−3−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.74 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.62 (t, J = 1.9 Hz, 1H), 7.33 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.18 − 7.08 (m, 3H), 6.90 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.81 (dd, J = 3.0, 2.1 Hz, 1H), 6.64 (dd, J = 2.9, 1.8 Hz, 1H), 6.12 (dt, J = 14.4, 6.6 Hz, 1H), 5.62 (dd, J = 15.4, 8.5 Hz, 1H), 4.24 (dd, J = 14.6, 6.3 Hz, 1H), 4.12 − 3.98 (m, 4H), 3.86 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 3.82 − 3.75 (m, 1H), 3.69 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.38 (s, 1H), 3.29 (s, 3H), 3.08 (dd, J = 15.1, 10.0 Hz, 1H), 2.89 − 2.70 (m, 2H), 2.57 (dd, J = 12.9, 6.5 Hz, 1H), 2.46 (s, 2H), 2.32 − 2.15 (m, 2H), 2.12 (d, J = 13.7 Hz, 1H), 1.96 (d, J = 6.2 Hz, 3H), 1.88 − 1.69 (m, 3H), 1.46 (t, J = 7.3 Hz, 4H), 1.31 (s, 1H), 1.14 (d, J = 6.5 Hz, 3H). LCMS-ESI+: C
39H
47ClN
4O
5Sの計算値: 719.3 (M+H); 実測値: 718.8 (M+H).
(実施例131)
【化170】
[この文献は図面を表示できません]
【0416】
実施例131は、実施例109および1−(メトキシメチル)シクロプロパンアミンを使用して、実施例75と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.25 − 7.14 (m, 2H), 7.11 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.01 (s, 1H), 6.90 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.03 (dd, J = 14.7, 7.4 Hz, 1H), 5.59 (dd, J = 15.3, 8.9 Hz, 1H), 4.31 − 4.22 (m, 1H), 4.13 − 4.00 (m, 2H), 3.90 − 3.73 (m, 3H), 3.68 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.46 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 3.39 (s, 3H), 3.27 (s, 4H), 3.07 (dd, J = 15.3, 10.2 Hz, 1H), 2.92 − 2.70 (m, 3H), 2.48 (d, J = 7.6 Hz, 2H), 2.39 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 2.19 (dt, J = 14.1, 7.0 Hz, 1H), 2.12 (d, J = 13.1 Hz, 2H), 2.01 − 1.87 (m, 3H), 1.77 (tq, J = 17.6, 9.3, 8.8 Hz, 3H), 1.44 (t, J = 11.6 Hz, 1H), 1.14 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 0.83 (d, J = 12.6 Hz, 3H). LCMS-ESI+: C
38H
49ClN
4O
6Sの計算値: 725.3 (M+H); 実測値: 724.8 (M+H).
(実施例132)
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
【0417】
実施例132は、実施例109および2−メトキシエタン−1−アミンを使用して、実施例75と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.75 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.23 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.18 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.11 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.02 (s, 1H), 6.90 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.06 (dd, J = 15.0, 6.9 Hz, 1H), 5.58 (dd, J = 15.3, 8.9 Hz, 1H), 4.27 (dd, J = 14.7, 6.5 Hz, 1H), 4.14 − 3.96 (m, 2H), 3.91 − 3.62 (m, 4H), 3.49 (d, J = 5.3 Hz, 2H), 3.38 (s, 3H), 3.27 (s, 3H), 3.07 (dd, J = 15.2, 10.2 Hz, 1H), 2.91 − 2.66 (m, 3H), 2.57 − 2.28 (m, 3H), 2.28 − 2.04 (m, 3H), 2.02 − 1.87 (m, 3H), 1.87 − 1.66 (m, 3H), 1.54 − 1.36 (m, 2H), 1.31 (s, 1H), 1.13 (d, J = 6.6 Hz, 3H). LCMS-ESI+: C
36H
47ClN
4O
6Sの計算値: 699.3 (M+H); 実測値: 698.6 (M+H).
(実施例133)
【化172】
[この文献は図面を表示できません]
【0418】
実施例133は、2−(((3R,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキシ)酢酸および実施例110を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.73 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.37 (dd, J = 8.2, 1.8 Hz, 1H), 7.17 (dd, J = 8.4, 2.4 Hz, 1H), 7.11 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.08 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 6.80 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.12 − 6.05 (m, 1H), 5.56 (dd, J = 15.2, 8.8 Hz, 1H), 4.18 − 4.11 (m, 2H), 4.08 − 3.83 (m, 4H), 3.81 − 3.72 (m, 2H), 3.68 (s, 2H), 3.61 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.55 − 3.40 (m, 3H), 3.37 − 3.31 (m, 2H), 3.26 (s, 3H), 3.16 − 3.08 (m, 1H), 2.88 − 2.69 (m, 3H), 2.51 − 1.61 (m, 12H), 1.54 − 1.46 (m, 1H), 1.43 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.13 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS-ESI+: C
40H
51ClFN
3O
7Sの計算値: 772.3 (M+H); 実測値: 772.2 (M+H).
(実施例134)
【化173】
[この文献は図面を表示できません]
【0419】
実施例134は、1−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.29 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.71 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.23 (dd, J = 8.2, 1.8 Hz, 1H), 7.14 − 7.07 (m, 2H), 6.99 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 6.91 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.07 (dt, J = 14.3, 6.7 Hz, 1H), 5.62 (dd, J = 15.3, 8.8 Hz, 1H), 4.34 (dd, J = 14.8, 6.5 Hz, 1H), 4.24 (q, J = 7.3 Hz, 2H), 4.06 (d, J = 1.5 Hz, 2H), 3.92 (dd, J = 14.7, 5.2 Hz, 1H), 3.84 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 3.78 (dd, J = 8.8, 3.3 Hz, 1H), 3.67 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.36 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 3.29 (s, 3H), 3.09 (dd, J = 15.2, 9.9 Hz, 1H), 2.93 − 2.65 (m, 3H), 2.56 (d, J = 10.0 Hz, 1H), 2.43 (dd, J = 17.5, 8.9 Hz, 2H), 2.25 (dt, J = 26.4, 9.7 Hz, 2H), 2.11 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 1.98 (dd, J = 16.3, 5.2 Hz, 2H), 1.82 (dt, J = 23.0, 9.3 Hz, 4H), 1.50 (t, J = 7.3 Hz, 3H), 1.16 (d, J = 6.6 Hz, 3H). LCMS-ESI+: C
38H
46ClN
5O
5Sの計算値: 720.3 (M+H); 実測値: 719.0 (M+H).
(実施例135)
【化174】
[この文献は図面を表示できません]
【0420】
ステップ1:メチル3−(2−ホルミル−1H−ピロール−1−イル)プロパノエートの調製:乾燥DMF(10mL)中のピロールカルボキシアルデヒド(5.0g、0.053mol)の溶液を、窒素雰囲気下、乾燥DMF(40mL)中の60%水素化ナトリウム(油分散液)(2.56g、0.063mol)の撹拌懸濁液に滴下添加した。混合物の温度を0℃に維持した。添加が完了した後、撹拌を同じ温度で30分間続けた。次いで、3−ブロモプロパン酸メチル(13.17g、0.079mol)の溶液を滴下添加し、温度を室温に上昇させた。反応混合物をこの温度で48時間撹拌した。次いで、水を添加し、混合物をジクロロメタンで抽出した。有機相を無水硫酸マグネシウムで脱水し、溶媒を減圧下で除去し、順相クロマトグラフィー(シリカゲルカラム、0〜80%EtOAc/ヘキサン)により精製して、メチル3−(2−ホルミル−1H−ピロール−1−イル)プロパノエートを得た。
【0421】
ステップ2:メチル3H−ピロリジン−6−カルボキシレートの調製:MeOH(20mL)中のメチル3−(2−ホルミル−1H−ピロール−1−イル)プロパノエート(2.0g、11.04mmol)の溶液に、NaOMe(2.62g、12.14mmol)を添加した。反応混合物を45℃で48時間撹拌した。次いで、水を添加し、混合物をジクロロメタンで抽出した。有機相を無水硫酸マグネシウムで脱水し、溶媒を減圧下で除去し、順相クロマトグラフィー(シリカゲルカラム、0〜80%EtOAc/ヘキサン)により精製して、中間体メチル3H−ピロリジン−6−カルボキシレートを得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.58 (p, J = 1.2 Hz, 1H), 6.60 (dtd, J = 6.1, 2.2, 0.7 Hz, 1H), 6.36 (q, J = 0.9 Hz, 1H), 6.31 − 6.21 (m, 1H), 4.50 (tt, J = 2.2, 1.0 Hz, 2H), 3.83 (s, 3H).
【0422】
ステップ3:3H−ピロリジン−6−カルボン酸の調製:メタノール(6mL)中のメチル3H−ピロリジン−6−カルボキシレート(0.3g、1.8mmol)の撹拌溶液に、2NのLiOH(1mL)を添加し、反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物に、2N HCl(1mL)を添加し、濃縮した。水を添加し、混合物をジクロロメタンで抽出した。有機相を無水硫酸マグネシウムで脱水し、溶媒を減圧下で除去して、3H−ピロリジン−6−カルボン酸を得た。
【0423】
ステップ4:実施例135は、3H−ピロリジン−6−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.86 − 7.61 (m, 2H), 7.40 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.20 (d, J = 6.6 Hz, 2H), 7.10 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.96 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.63 (d, J = 6.1 Hz, 1H), 6.44 (s, 1H), 6.34 (d, J = 6.1 Hz, 1H), 6.04 − 5.86 (m, 1H), 5.62 (dd, J = 15.7, 7.7 Hz, 1H), 4.56 (s, 2H), 4.20 − 3.94 (m, 3H), 3.82 (dd, J = 42.9, 13.7 Hz, 3H), 3.58 − 3.39 (m, 1H), 3.29 (s, 3H), 3.11 − 2.88 (m, 2H), 2.88 − 2.69 (m, 2H), 2.46 (t, J = 30.6 Hz, 4H), 2.16 − 1.66 (m, 7H), 1.28 (s, 2H), 1.13 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
40H
45ClN
4O
5Sの計算値: 729.26; 実測値: 729.30.
(実施例136)
【化175】
[この文献は図面を表示できません]
【0424】
ステップ1:メチル2,3−ジヒドロ−1H−ピロリジン−6−カルボキシレートの調製:メチル3H−ピロリジン−6−カルボキシレート(300mg、1.85mmol)およびロジウム(アルミナ上5%)を、エタノール(10mL)中で混合した。混合物を脱気し、水素ガスを注入し、次いで混合物を5時間撹拌した。混合物をシリカに通して濾過し、濃縮した。次いで、水を添加し、混合物をジクロロメタンで抽出した。有機相を無水硫酸マグネシウムで脱水し、溶媒を減圧下で除去して、メチル2,3−ジヒドロ−1H−ピロリジン−6−カルボキシレートを得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.21 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 6.22 (q, J = 1.2 Hz, 1H), 3.99 − 3.86 (m, 2H), 3.78 (s, 3H), 2.80 (ddd, J = 7.7, 6.7, 1.2 Hz, 2H), 2.48 (tt, J = 8.0, 6.8 Hz, 2H).
【0425】
ステップ2:2,3−ジヒドロ−1H−ピロリジン−6−カルボン酸は、メチル2,3−ジヒドロ−1H−ピロリジン−6−カルボキシレートをメチル3H−ピロリジン−6−カルボキシレートの代わりに使用して、実施例133(ステップ3)と同じ様式で合成した。
【0426】
ステップ3:実施例136は、2,3−ジヒドロ−1H−ピロリジン−6−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.76 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.48 − 7.37 (m, 2H), 7.25 − 7.15 (m, 2H), 7.10 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.95 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.35 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 6.05 − 5.89 (m, 1H), 5.62 (dd, J = 15.6, 7.5 Hz, 1H), 4.18 − 3.69 (m, 7H), 3.30 (s, 4H), 3.08 − 2.94 (m, 1H), 2.92 − 2.74 (m, 3H), 2.61 − 2.32 (m, 5H), 2.21 − 1.62 (m, 13H), 1.41 (t, J = 12.9 Hz, 1H), 1.13 (d, J = 6.8 Hz, 2H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
40H
47ClN
4O
5Sの計算値: 731.30; 実測値: 731.22.
(実施例137)
【化176】
[この文献は図面を表示できません]
【0427】
実施例137は、3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,1−c][1,4]オキサジン−7−カルボン酸および実施例110を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.74 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.33 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 7.21 (dd, J = 8.4, 2.5 Hz, 2H), 7.11 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.04 (s, 1H), 6.98 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.35 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 5.99 (d, J = 11.2 Hz, 1H), 5.52 (dd, J = 15.2, 8.9 Hz, 1H), 4.81 (dd, J = 3.3, 1.1 Hz, 2H), 4.57 (s, 1H), 4.18 − 3.96 (m, 3H), 3.92 − 3.79 (m, 2H), 3.76 − 3.65 (m, 2H), 3.26 (s, 3H), 3.02 (dd, J = 15.2, 9.9 Hz, 1H), 2.87 − 2.70 (m, 3H), 2.42 (dt, J = 25.8, 9.3 Hz, 3H), 2.29 − 1.93 (m, 5H), 1.82 (q, J = 9.2 Hz, 3H), 1.72 − 1.55 (m, 4H), 1.41 (t, J = 12.8 Hz, 1H), 1.28 (s, 2H), 1.01 (d, J = 6.2 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
41H
49ClN
4O
6Sの計算値: 761.29; 実測値: 761.22.
(実施例138)
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
【0428】
実施例138は、1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸および実施例110を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.01 (d, J = 0.7 Hz, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.73 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.21 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.18 − 7.07 (m, 2H), 7.06 − 6.89 (m, 2H), 5.96 (dd, J = 15.1, 8.6 Hz, 1H), 5.53 (dd, J = 15.2, 9.0 Hz, 1H), 4.67 (d, J = 7.3 Hz, 2H), 4.12 (s, 2H), 3.99 (s, 2H), 3.86 (d, J = 15.0 Hz, 2H), 3.76 − 3.61 (m, 2H), 3.26 (s, 3H), 3.02 (dd, J = 15.2, 10.2 Hz, 2H), 2.79 (d, J = 15.3 Hz, 3H), 2.41 (dt, J = 45.0, 9.2 Hz, 3H), 2.27 − 1.92 (m, 5H), 1.84 (t, J = 8.9 Hz, 2H), 1.70 − 1.58 (m, 3H), 1.41 (t, J = 12.4 Hz, 2H), 0.96 (d, J = 6.2 Hz, 2H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
38H
46ClN
5O
5Sの計算値: 720.29; 実測値: 720.23.
(実施例139)
【化178】
[この文献は図面を表示できません]
【0429】
実施例139は、3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,1−c][1,4]オキサジン−7−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.74 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.39 (dd, J = 15.0, 1.8 Hz, 2H), 7.18 (dd, J = 8.4, 2.3 Hz, 2H), 7.10 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.95 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.37 (q, J = 1.2 Hz, 1H), 5.99 (dt, J = 13.7, 6.5 Hz, 1H), 5.62 (dd, J = 15.6, 7.7 Hz, 1H), 4.84 (d, J = 1.1 Hz, 2H), 4.18 − 3.95 (m, 6H), 3.94 − 3.69 (m, 4H), 3.31 (s, 4H), 3.09 − 2.95 (m, 2H), 2.90 − 2.68 (m, 2H), 2.59 − 2.25 (m, 4H), 2.21 − 2.03 (m, 2H), 2.02 − 1.82 (m, 3H), 1.81 − 1.60 (m, 3H), 1.41 (t, J = 12.7 Hz, 1H), 1.13 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
40H
47ClN
4O
6Sの計算値: 747.29; 実測値: 747.04.
(実施例140)
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
【0430】
DCM(1.0mL)中の3−ヒドロキシ−3−メチル−シクロブタンカルボン酸(2.61mg、0.02mmol)および実施例109(8.0mg、0.0134mmol)の混合物を、0℃に冷却した。1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドHCl(5.11mg、0.0268mmol)、続いてDMAP(3.27mg、0.0267mmol)を添加した。反応物を冷却浴から取り出し、周囲温度で終夜撹拌した。次いで、反応物を、DCMを除去することにより濃縮し、DMF(1mL)で希釈し、濾過し、Gilson逆相分取HPLC(60〜100%ACN/0.1%TFA含有H
2O)により精製して、実施例140を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.76 − 7.67 (m, 1H), 7.31 (dd, J = 8.2, 1.9 Hz, 1H), 7.14 − 7.04 (m, 3H), 6.86 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.14 (dt, J = 14.6, 7.0 Hz, 1H), 5.63 (dd, J = 15.4, 8.4 Hz, 1H), 4.14 (dd, J = 14.8, 6.9 Hz, 1H), 4.08 − 3.93 (m, 3H), 3.88 − 3.73 (m, 2H), 3.67 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.30 (s, 3H), 3.12 − 2.98 (m, 1H), 2.92 − 2.70 (m, 3H), 2.59 − 2.20 (m, 8H), 2.16 − 2.03 (m, 2H), 2.03 − 1.71 (m, 7H), 1.38 (s, 4H), 1.14 (d, J = 6.9 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): 計算[M+H]+ C
38H
48ClN
3O
6Sの計算値: 710.3; 実測値: 710.1.
(実施例141)
【化180】
[この文献は図面を表示できません]
【0431】
実施例141は、ラセミ1−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロインダゾール−6−カルボン酸を3−ヒドロキシ−3−メチル−シクロブタンカルボン酸の代わりに使用して、実施例140と同じ様式で合成した。逆相分取HPLCからの後の溶出ピークを「S」として任意に割り当て、実際の立体化学は決定しなかった。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.40 (s, 1H), 7.29 (dd, J = 8.2, 1.8 Hz, 1H), 7.16 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.10 (dd, J = 8.5, 2.1 Hz, 2H), 6.90 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.14 (dt, J = 14.6, 7.0 Hz, 1H), 5.64 (dd, J = 15.4, 8.3 Hz, 1H), 4.15 (dd, J = 14.8, 7.0 Hz, 1H), 4.11 − 4.02 (m, 2H), 3.96 (dd, J = 14.8, 4.9 Hz, 1H), 3.88 − 3.64 (m, 6H), 3.30 (s, 3H), 3.13 − 3.02 (m, 1H), 2.99 − 2.66 (m, 6H), 2.65 − 2.29 (m, 5H), 2.26 − 2.06 (m, 3H), 2.01 − 1.69 (m, 8H), 1.51 − 1.38 (m, 1H), 1.18 (d, J = 6.9 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): 計算[M+H] C
41H
50ClN
5O
5S: 760.3; 実測値: 760.1.
(実施例142)
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
【0432】
実施例142は、3−(1−メチルピラゾール−4−イル)プロパン酸を3−ヒドロキシ−3−メチル−シクロブタンカルボン酸の代わりに使用して、実施例140と同じ様式で合成し、DMF(1.0mL)もこの反応のための共溶媒として添加した)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.75 − 7.69 (m, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.45 − 7.41 (m, 1H), 7.31 (dd, J = 8.3, 1.9 Hz, 1H), 7.14 − 7.05 (m, 3H), 6.86 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.18 − 6.06 (m, 1H), 5.62 (dd, J = 15.5, 8.4 Hz, 1H), 4.14 − 3.97 (m, 3H), 3.92 (dd, J = 14.8, 4.8 Hz, 1H), 3.87 − 3.73 (m, 5H), 3.67 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.30 (s, 3H), 3.11 − 3.00 (m, 1H), 2.90 − 2.74 (m, 4H), 2.74 − 2.66 (m, 2H), 2.57 − 2.38 (m, 3H), 2.31 − 2.19 (m, 1H), 2.14 − 2.05 (m, 1H), 2.03 − 1.71 (m, 8H), 1.47 − 1.36 (m, 1H), 1.07 (d, J = 6.9 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
39H
48ClN
5O
5S 734.35; 実測値の計算値: 734.07.
(実施例143)
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
【0433】
実施例143は、イソクロマン−3−カルボン酸を3−ヒドロキシ−3−メチル−シクロブタンカルボン酸の代わりに使用して、実施例140と同じ様式で合成した。逆相分取HPLCからの先の溶出ピークを「R」として任意に割り当て、実際の立体化学は決定しなかった。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.76 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.28 (dd, J = 8.2, 1.9 Hz, 1H), 7.25 − 7.15 (m, 4H), 7.14 − 7.05 (m, 3H), 6.92 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.10 (dt, J = 14.5, 6.9 Hz, 1H), 5.64 (dd, J = 15.4, 8.3 Hz, 1H), 5.06-4.89 (m, 2H) 4.44 (dd, J = 9.7, 4.7 Hz, 1H), 4.22 − 4.01 (m, 3H), 3.95 (dd, J = 14.9, 5.0 Hz, 1H), 3.85 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 3.77 (dd, J = 8.4, 3.0 Hz, 1H), 3.70 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.30 (s, 3H), 3.18 − 3.02 (m, 3H), 2.90 − 2.75 (m, 2H), 2.56 − 2.40 (m, 3H), 2.34 − 2.22 (m, 1H), 2.22 − 2.07 (m, 2H), 2.00 − 1.71 (m, 7H), 1.51 − 1.39 (m, 1H), 1.15 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
42H
48ClN
3O
6Sの計算値: 758.37; 実測値: 758.07.
(実施例144)
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
【0434】
実施例109(350mg、0.59mmol)をDCM(5.9mL)に室温で溶解し、トリエチルアミン(0.24g、2.34mmol)、続いてDCM(1mL)中のイソシアナトシクロプロパン(107mg、1.3mmol)を添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌した後、反応物を、DCMを除去することにより濃縮し、得られた残留物をEtOAc(30mL)に再溶解し、1N HCl(15mL)で洗浄した。水層をEtOAc(2×10mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和NaHCO
3(15mL)、ブライン(15mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮し、DCMに再溶解し、シリカゲルと混合し、濃縮乾固し、2回のcombiflash(12gのシリカゲル、0〜10%DCM/MeOH中2.0N NH
3、乾燥ローディング)により精製した。所望の画分を合わせ、濃縮して、実施例144を得た。
1H NMR (400 MHz, アセトン-d
6) δ 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.32 − 7.05 (m, 4H), 6.84 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.14 (dt, J = 14.2, 6.6 Hz, 1H), 5.56 (dd, J = 15.4, 8.4 Hz, 1H), 4.04 (q, J = 11.9 Hz, 3H), 3.85 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 3.71 (d, J = 14.8 Hz, 2H), 3.39 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.23 (s, 3H), 3.12 (dd, J = 15.0, 9.8 Hz, 1H), 2.89 − 2.71 (m, 3H), 2.69 − 2.60 (m, 1H), 2.58 − 2.40 (m, 3H), 2.20 − 2.10 (m, 3H), 2.00 − 1.89 (m, 3H), 1.83 − 1.69 (m, 3H), 1.51 − 1.34 (m, 1H), 1.08 (d, J = 6.3 Hz, 3H), 0.66 (d, J = 6.9 Hz, 2H), 0.56 − 0.48 (m, 2H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
36H
45ClN
4O
5Sの計算値: 681.28; 実測値: 680.81.
(実施例145)
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
【0435】
ステップ1:tert−ブチルブタ−3−エノエート(1.40mL、5.75mmol)を、撹拌した9−ボラビシクロ[3.3.1]ノナン溶液(テトラヒドロフラン中0.5M、17.2mL、9mmol)にシリンジを介して2分間かけて0℃で添加し、得られた混合物を室温に加温した。4.5時間後、5−ブロモ−1H−ピロール−3−カルバルデヒド(1.00g、5.75mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(210mg、0.287mmol)、炭酸カリウム(1.59g、11.5mmol)、およびN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)を順次添加し、得られた混合物を75℃に加熱した。50分後、反応混合物を100℃に加熱した。23時間後、得られた混合物を室温に冷却し、ジエチルエーテル(400mL)および飽和塩化アンモニウム水溶液(50mL)を順次添加した。有機層を水(2×350mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜80%酢酸エチル)により精製して、145−1を得た。
【0436】
ステップ2:水酸化リチウム水溶液(2.0M、11.0mL、22mmol)を、テトラヒドロフラン(17mL)、水(5.0mL)、およびメタノール(5.0mL)中の145−1(517mg、2.18mmol)の激しく撹拌した溶液にシリンジを介して室温で添加した。1時間後、得られた混合物を70℃に加熱した。3.5時間後、得られた混合物を室温に冷却し、塩化水素水溶液(2.0M、20mL)および酢酸エチル(100mL)を順次添加した。有機層を水およびブラインの混合物(1:1 v:v、2×80mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をジクロロメタン(24mL)およびN,N−ジメチルホルムアミド(4.0mL)に溶解し、4−ジメチルアミノピリジン(400mg、3.27mmol)を添加し、得られた混合物を室温で撹拌した。2分後、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(774mg、4.36mmol)を添加した。14時間後、ジエチルエーテル(120mL)を添加した。有機層を塩化水素水溶液(0.05M、100mL)および水(100mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜80%酢酸エチル)により精製して、145−2を得た。
【0437】
ステップ3:亜塩素酸ナトリウム水溶液(2.0M、469mL、0.94mmol)およびリン酸二水素ナトリウム一水和物(120mg、0.868mmol)の混合物を、tert−ブタノール(0.4mL)中の145−2(22mg、0.14mmol)および2−メチル−2−ブテン(143mL、1.35mmol)の激しく撹拌した混合物にシリンジを介して室温で添加した。16.5時間後、塩化水素水溶液(2.0M、20mL)および酢酸エチル(100mL)を順次添加した。有機層を水およびブラインの混合物(1:1 v:v、2×80mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮して、145−3を得た。
【0438】
ステップ4:実施例145の調製:実施例145は、145−3および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, アセトン-d
6) δ 7.88 (s, 1H), 7.78 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.32 − 7.21 (m, 2H), 7.19 − 7.12 (m, 2H), 6.91 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.39 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 6.20 − 6.06 (m, 1H), 5.60 (dd, J = 15.4, 8.4 Hz, 1H), 4.11 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 4.05 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 3.93 − 3.65 (m, 3H), 3.40 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.24 (s, 3H), 3.24 - 3.08 (m, 1H), 2.96 − 1.22 (m, 23H), 1.13 (d, J = 6.2 Hz, 3H). LCMS-ESI+: C
41H
48ClN
4O
6Sの計算値: 759.3 (M+H); 実測値: 759.0 (M+H).
(実施例146)
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
【0439】
実施例146は、2−メチルチアゾール−4−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.28 (s, 1H), 7.74 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.22 (dd, J = 8.2, 1.9 Hz, 1H), 7.17 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.10 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.03 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 6.94 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.04 (dt, J = 14.4, 6.8 Hz, 1H), 5.60 (dd, J = 15.4, 8.7 Hz, 1H), 4.34 (dd, J = 15.0, 6.4 Hz, 1H), 4.13 − 4.03 (m, 2H), 3.98 (dd, J = 15.0, 5.7 Hz, 1H), 3.85 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 3.76 (dd, J = 8.8, 3.5 Hz, 1H), 3.69 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.33 (s, 1H), 3.26 (s, 3H), 3.07 (dd, J = 15.3, 10.0 Hz, 1H), 2.77 (s, 3H), 2.53 − 2.35 (m, 3H), 2.24 (tt, J = 14.3, 7.2 Hz, 1H), 2.11 (d, J = 13.9 Hz, 2H), 1.97 − 1.88 (m, 1H), 1.79 (dt, J = 20.3, 8.5 Hz, 2H), 1.49 − 1.38 (m, 1H), 1.29 (s, 1H), 1.11 (d, J = 6.7 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): H+C
37H
43 ClN
4O
5S
2の計算値: 723.248; 実測値: 723.221.
(実施例147)
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
【0440】
実施例147は、1−メチル−1H−ピロール−3−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.74 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.49 (s, 1H), 7.30 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.15 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.09 (s, 2H), 6.89 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.72 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 6.66 − 6.53 (m, 1H), 6.16 − 6.00 (m, 1H), 5.59 (dd, J = 15.3, 8.5 Hz, 1H), 4.23 (dd, J = 16.1, 5.8 Hz, 1H), 4.10 − 3.98 (m, 2H), 3.85 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 3.77 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 3.72 (s, 3H), 3.68 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.27 (s, 3H), 3.10 − 3.00 (m, 1H), 2.80 (s, 2H), 2.44 (s, 2H), 2.28 − 2.15 (m, 1H), 2.10 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 1.76 (s, 2H), 1.49 − 1.38 (m, 1H), 1.29 (s, 2H), 1.12 (d, J = 6.5 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): H+C
38H
45 ClN
4O
5Sの計算値: 705.288; 実測値: 705.295.
(実施例148)
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
【0441】
実施例148は、1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.74 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.17 (t, J = 9.6 Hz, 2H), 7.09 (d, J = 6.8 Hz, 2H), 6.85 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 6.35 − 6.01 (m, 1H), 5.55 (dd, J = 15.2, 8.6 Hz, 1H), 4.03 (q, J = 12.1 Hz, 2H), 3.84 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 3.78 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 3.67 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.42 (s, 2H), 3.27 (d, J = 1.4 Hz, 3H), 3.11 − 2.99 (m, 1H), 2.89 (s, 6H), 2.80 (s, 1H), 2.60 (s, 0H), 2.43 (s, 2H), 2.23 − 2.08 (m, 1H), 2.06 − 1.97 (m, 1H), 1.92 (d, J = 10.7 Hz, 2H), 1.76 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 1.42 (t, J = 13.0 Hz, 1H), 1.23 (d, J = 7.5 Hz, 3H), 1.09 (d, J = 6.5 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): H+C
37H
44 ClN
5O
5Sの計算値: 706.28; 実測値: 706.27.
(実施例149)
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
【0442】
実施例149は、実施例109およびcis−3−メトキシシクロブタン−1−アミン塩酸塩を使用して、実施例75と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.39 (br s, 1H), 7.31 − 7.15 (m, 2H), 7.10 (s, 1H), 6.81 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.23 (br s, 1H), 5.57 (br s, 1H), 4.05 (q, J = 10.0 Hz, 2H), 4.00 (m, 2H) 3.88 − 3.61 (m, 4H), 3.44 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.26 (s, 3H), 3.19 (s, 3H), 3.13 (dd, J = 15.2, 10.3 Hz, 1H), 2.89 − 2.68 (m, 2H), 2.67 − 2.37 (m, 2H), 2.37 − 2.16 (m, 7H), 2.16 -2.07 (m, 3H), 1.95 (m, 2H), 1.88 (m, 2H), 1.74 (m, 1H), 1.48 − 1.33 (m, 1H), 1.29 (s, 1H), 1.14 (d, J = 6.4 Hz, 3H). LCMS-ESI+: C
38H
50ClN
4O
6Sの計算値: 725.3 (M+H); 実測値: 724.8 (M+H).
(実施例150)
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
【0443】
実施例150は、実施例109およびtrans−3−メトキシシクロブタン−1−アミン塩酸塩を使用して、実施例75と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 7.64 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.25 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.07 (m, 2H), 6.97 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.16 − 6.02 (m, 1H), 5.67 (dd, J = 15.5, 8.3 Hz, 1H), 4.31 (q, J = 7.1 Hz, 1H), 4.00 (m, 2H) 3.88 − 3.61 (m, 4H), 3.44 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.26 (s, 3H), 3.19 (s, 3H), 3.13 (dd, J = 15.2, 10.3 Hz, 1H), 2.89 − 2.68 (m, 2H), 2.67 − 2.37 (m, 2H), 2.37 − 2.16 (m, 7H), 2.16 − 2.07 (m, 3H), 1.95 (m, 2H), 1.88 (m, 2H), 1.74 (m, 1H), 1.48 − 1.33 (m, 1H), 1.29 (s, 1H), 1.14 (d, J = 6.4 Hz, 3H). LCMS-ESI+: C
38H
50ClN
4O
6Sの計算値: 725.3 (M+H); 実測値: 724.5 (M+H).
(実施例151)
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
【0444】
実施例151は、1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
39H
46ClN
5O
5Sの[M+H]+計算値:732.3;実測値:732.3。
(実施例152)
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
【0445】
実施例152は、1−(オキセタン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸および実施例110を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.11 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.76 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.32 (dd, J = 8.0, 2.0 Hz, 1H), 7.17 (dd, J = 8.4, 2.4 Hz, 1H), 7.10 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.03 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 6.79 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.16 − 6.09 (m, 1H), 5.59 − 5.50 (m, 2H), 5.05 (d, J = 6.8 Hz, 4H), 4.31 − 4.25 (m, 1H), 4.15 − 4.00 (m, 3H), 3.84 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 3.78 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 3.62 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.37 − 3.30 (m, 2H), 3.24 (s, 3H), 3.10 − 3.04 (m, 1H), 2.85 − 2.72 (m, 2H), 2.47 − 1.68 (m, 10H), 1.51 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.48 − 1.41 (m, 1H), 1.18 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
40H
48ClN
5O
6Sの計算値: 762.3; 実測値: 762.1.
(実施例153)
【化192】
[この文献は図面を表示できません]
【0446】
実施例153は、3−メトキシプロピオン酸の代わりの1−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸および実施例110を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.00 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.72 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.38 (dd, J = 8.0, 1.6 Hz, 1H), 7.16 (dd, J = 8.6, 2.2 Hz, 1H), 7.11 (d, J = 2.0 Hz, 2H), 6.77 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.15 − 6.08 (m, 1H), 5.57 (dd, J = 15.6, 8.8 Hz, 1H), 4.18 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 4.12 (q, J = 7.0 Hz, 2H), 4.07 − 4.00 (m, 2H), 3.78 − 3.75 (m, 2H), 3.60 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.39 − 3.33 (m, 2H), 3.25 (s, 3H), 3.16 − 3.09 (m, 1H), 2.86 − 2.73 (m, 2H), 2.50 − 1.71 (m, 10H), 1.52 − 1.44 (m, 7H), 1.21 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ H+C
39H
48ClN
5O
5Sの計算値: 734.4; 実測値: 734.2.
(実施例154)
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
【0447】
実施例154は、3−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。実施例109(620mg、1.04mmol)をジクロロメタン(12mL)に溶解した。3−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(324mg、2.08mmol、2当量)およびN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(400mg、2.08mmol、2当量)を添加した。反応混合物を室温で5分間撹拌した後、DMAP(253mg、2.08mmol、2当量)を一度に添加した。反応混合物を室温で終夜撹拌し、反応の進行をLCMSによりモニターした。完了したら、反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物をGilson逆相分取HPLC(60〜100%ACN/0.1%TFA含有H
2O)により精製して、実施例154を得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.07 (s, 1H), 7.76 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.34 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.22 − 7.10 (m, 3H), 6.92 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.20 − 6.05 (m, 1H), 5.63 (dd, J = 15.5, 8.0 Hz, 1H), 4.10 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 4.06 (s, 4H), 3.91 − 3.83 (m, 1H), 3.82 (s, 3H), 3.79 (s, 1H), 3.72 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.38 (d, J = 14.5 Hz, 1H), 3.30 (s, 3H), 3.09 (dd, J = 15.1, 10.0 Hz, 1H), 2.89 − 2.72 (m, 2H), 2.51 (d, J = 26.7 Hz, 2H), 2.24 (dd, J = 10.9, 6.0 Hz, 2H), 2.12 (d, J = 13.7 Hz, 1H), 2.02 − 1.70 (m, 4H), 1.54 − 1.40 (m, 1H), 1.14 (d, J = 6.1 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): C
38H
46ClN
5O
6Sの計算値: 735.28; 実測値: 735.94.
(実施例155)
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
【0448】
実施例155は、実施例109および(3R)−テトラヒドロフラン−3−アミンを使用して、実施例75と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.73 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.20 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 7.17 − 7.09 (m, 2H), 6.99 (s, 1H), 6.90 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.10 − 5.98 (m, 1H), 5.60 (dd, J = 15.4, 8.8 Hz, 1H), 4.35 − 4.23 (m, 2H), 4.10 − 4.01 (m, 2H), 3.96 − 3.75 (m, 6H), 3.72 − 3.62 (m, 3H), 3.28 (s, 3H), 3.08 (dd, J = 15.1, 10.2 Hz, 1H), 2.84 − 2.72 (m, 2H), 2.55 − 2.37 (m, 3H), 2.32 − 2.07 (m, 3H), 1.97 − 1.76 (m, 8H), 1.43 (t, J = 12.6 Hz, 1H), 1.14 (d, J = 6.6 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): H+ C
37H
47ClN
4O
6Sの計算値: 711.29; 実測値: 710.79.
(実施例156)
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
【0449】
実施例156は、実施例109を実施例5の代わりに使用し、1−シクロプロピル−1H−ピロール−3−カルボン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.76 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.62 (t, J = 2.0 Hz, 1H), 7.32 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.18 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.15 − 7.05 (m, 2H), 6.95 − 6.84 (m, 2H), 6.61 (dd, J = 3.0, 1.8 Hz, 1H), 6.11 (dt, J = 14.5, 6.8 Hz, 1H), 5.61 (dd, J = 15.4, 8.6 Hz, 1H), 4.27 (dd, J = 14.8, 6.4 Hz, 1H), 4.14 − 3.94 (m, 3H), 3.87 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 3.79 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 3.70 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.56 − 3.46 (m, 1H), 3.36 (s, 1H), 3.29 (s, 3H), 3.08 (dd, J = 15.0, 9.4 Hz, 2H), 2.89 − 2.71 (m, 2H), 2.60 − 2.35 (m, 3H), 2.32 − 2.06 (m, 3H), 1.94 (d, J = 11.6 Hz, 3H), 1.88 − 1.66 (m, 3H), 1.45 (t, J = 12.1 Hz, 1H), 1.13 (d, J = 6.7 Hz, 3H), 1.08 − 0.93 (m, 4H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
40H
47ClN
4O
5Sの計算値: 731.35; 実測値: 729.83.
(実施例157)
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
【0450】
実施例157は、3,4−ジヒドロ−1H−2−ベンゾピラン−7−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同様の様式で調製した。
1H NMR (400 MHz, アセトニトリル-d
3) δ 7.87 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.74 (s, 1H), 7.71 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.26 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.16 − 7.07 (m, 2H), 6.96 (s, 1H), 6.93 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 5.92 (dt, J = 14.2, 6.5 Hz, 1H), 5.55 (dd, J = 15.3, 8.9 Hz, 1H), 4.77 (s, 2H), 4.33 (dd, J = 15.3, 5.6 Hz, 1H), 4.05 (d, J = 2.2 Hz, 2H), 3.94 (t, J = 5.7 Hz, 2H), 3.84 − 3.64 (m, 3H), 3.26 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.18 (s, 3H), 3.05 (dd, J = 15.3, 10.4 Hz, 1H), 2.89 (t, J = 5.7 Hz, 2H), 2.84 − 2.65 (m, 3H), 2.50 − 2.21 (m, 3H), 2.19 − 2.00 (m, 3H), 1.91 − 1.81 (m, 3H), 1.79 − 1.63 (m, 3H), 1.47 − 1.35 (m, 1H), 1.05 (d, J = 6.3 Hz, 3H). LCMS-ESI
+ (m/z): [M+H]
+ C
42H
48ClN
3O
6Sの計算値: 758.33; 実測値: 758.0.
(実施例158)
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
【0451】
実施例158は、1,4,6,7−テトラヒドロピラノ[4,3−b]ピロール−2−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同様の様式で調製した。
1H NMR (400 MHz, アセトニトリル-d
3) δ 9.87 (s, 1H), 7.64 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.20 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.09 (s, 1H), 7.06 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.01 (s, 1H), 6.85 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.78 (s, 1H), 5.98 (dt, J = 13.9, 6.5 Hz, 1H), 5.58 (dd, J = 15.4, 8.4 Hz, 1H), 4.56 (d, J = 2.7 Hz, 2H), 4.13 (dd, J = 15.0, 5.9 Hz, 1H), 4.00 (s, 2H), 3.87 (t, J = 5.6 Hz, 2H), 3.82 − 3.70 (m, 3H), 3.66 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 3.32 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 3.20 (s, 3H), 3.05 (dd, J = 15.3, 10.1 Hz, 1H), 2.84 − 2.65 (m, 3H), 2.52 (dd, J = 11.6, 5.3 Hz, 1H), 2.40 (dt, J = 16.5, 6.2 Hz, 2H), 2.27 − 2.08 (m, 3H), 2.07 − 1.98 (m, 1H), 1.91 − 1.81 (m, 3H), 1.81 − 1.62 (m, 3H), 1.37 (dt, J = 15.1, 7.8 Hz, 1H), 1.06 (d, J = 6.3 Hz, 3H). LCMS-ESI
+ (m/z) : [M+H]
+ C
40H
47ClN
4O
6Sの計算値: 747.30; 実測値: 747.0.
(実施例159)
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
【0452】
実施例109(11mg、0.018mmol)、(1S,2R)−2−メチルシクロプロパン−1−カルボン酸(0.014mL、0.147mmol)、ジフェニルホスホリルアジド(0.032mL、0.147mmol)およびトリメチルアミン(0.028mL、0.202mmol)を、MeCN(2mL)中に懸濁させた。反応混合物を50℃に終夜加熱し、次いで室温に冷却した。i−PrOAc(10mL)および飽和NH
4Cl(8mL)を添加し、混合物を10分間撹拌した。層を分離し、水相をi−PrOAcで抽出した。有機相を合わせ、水で2回洗浄し、次いでMgSO
4で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。粗残留物をシリカカラムクロマトグラフィー(50%EtOAc/Hex〜40%MeOH/EtOAc)により精製して、実施例159(6mg)を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.73 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 7.41 (s, 1H), 7.29 (s, 1H), 7.19 − 7.06 (m, 4H), 6.82 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 6.17 (s, 2H), 5.56 (s, 2H), 4.08 − 3.95 (m, 3H), 3.86 − 3.77 (m, 4H), 3.69 (d, J = 32.3 Hz, 4H), 3.27 (s, 3H), 3.08 (d, J = 12.6 Hz, 1H), 2.77 (d, J = 21.0 Hz, 3H), 2.62 (s, 3H), 2.50 (td, J = 7.3, 4.1 Hz, 1H), 2.38 (s, 2H), 2.26 (s, 1H), 2.19 (s, 1H), 2.09 (d, J = 13.6 Hz, 2H), 1.93 (s, 5H), 1.78 − 1.70 (m, 2H), 1.41 (d, J = 13.7 Hz, 1H), 1.29 (s, 1H), 1.06 (dd, J = 18.0, 10.9 Hz, 14H), 0.89 (ddd, J = 15.2, 8.9, 4.2 Hz, 6H), 0.15 − 0.06 (m, 4H). LCMS-ESI+: C
37H
47ClN
4O
5Sの計算値: 695.3 (M+H); 実測値: 695.2 (M+H).
(実施例160)
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
【0453】
実施例160は、実施例109およびrac−(1S*,2S*)−2−メトキシシクロプロパン−1−カルボン酸を使用して、実施例364と同じ様式で、ジアステレオマーの混合物として合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
37H
47ClN
4O
6Sの[M+H]
+計算値:711.2978;実測値:710.68。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.72 (dd, J = 8.4, 2.3 Hz, 1H), 7.22 − 7.04 (m, 3H), 7.00 − 6.84 (m, 2H), 6.10 − 5.92 (m, 1H), 5.58 (dd, J = 15.2, 8.9 Hz, 1H), 4.25 (d, J = 15.3 Hz, 1H), 4.12 − 3.96 (m, 2H), 3.90 − 3.71 (m, 3H), 3.66 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.43 (d, J = 1.8 Hz, 3H), 3.29 − 3.24 (m, 1H), 3.26 (s, 3H), 3.06 (dd, J = 15.2, 10.2 Hz, 1H), 2.88 − 2.69 (m, 2H), 2.62 (s, 1H), 2.55 − 2.28 (m, 3H), 2.26 − 2.04 (m, 3H), 2.01 − 1.67 (m, 7H), 1.41 (t, J = 12.8 Hz, 1H), 1.12 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.06 − 0.97 (m, 1H), 0.86 − 0.76 (m, 1H).
(実施例161)
【化200】
[この文献は図面を表示できません]
【0454】
実施例161は、実施例109および(1R)−2,2−ジフルオロシクロプロパンカルボン酸を使用して、実施例364と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
36H
43ClF
2N
4O
5Sの[M+H]
+計算値:717.2684;実測値:716.58。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.73 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.20 − 7.07 (m, 3H), 7.00 − 6.86 (m, 2H), 5.98 (dd, J = 14.7, 7.7 Hz, 1H), 5.58 (dd, J = 15.2, 9.0 Hz, 1H), 4.30 (dd, J = 15.1, 6.2 Hz, 1H), 4.16 − 3.98 (m, 2H), 3.92 − 3.59 (m, 4H), 3.29 − 3.24 (m, 1H), 3.25 (s, 3H), 3.06 (dd, J = 15.3, 10.3 Hz, 1H), 2.89 − 2.64 (m, 2H), 2.56 − 2.25 (m, 3H), 2.26 − 2.05 (m, 3H), 2.00 − 1.66 (m, 6H), 1.52 − 1.34 (m, 2H), 1.12 (d, J = 6.4 Hz, 3H).
(実施例162)
【化201】
[この文献は図面を表示できません]
【0455】
実施例162は、(1R,2S)−2−メチルシクロプロパン−1−カルボン酸(0.014mL、0.147mmol)、ジフェニルホスホリルアジド、トリエチルアミンおよび実施例109を使用して、実施例159と同様の様式で調製した。LCMS−ESI+:C
37H
47ClN
4O
5Sの計算値:695.3(M+H);実測値:695.2(M+H)。
(実施例163)
【化202】
[この文献は図面を表示できません]
【0456】
実施例163は、ピロロ[1,2−c]ピリミジン−6−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同様の様式で調製した。
1H NMR (400 MHz, アセトニトリル-d
3) δ 8.97 (s, 1H), 8.12 (s, 1H), 7.68 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.42 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 7.36 (d, J = 6.5 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.13 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.12 (s, 1H), 7.00 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 6.91 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.85 (s, 1H), 6.03 − 5.90 (m, 1H), 5.57 (dd, J = 15.3, 8.6 Hz, 1H), 4.26 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 4.04 (s, 2H), 3.79 (d, J = 15.2 Hz, 2H), 3.74 − 3.64 (m, 2H), 3.30 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.19 (s, 3H), 3.06 (dd, J = 15.3, 10.4 Hz, 2H), 2.85 − 2.66 (m, 3H), 2.52 − 2.27 (m, 4H), 2.22 − 2.13 (m, 2H), 2.05 (d, J = 13.9 Hz, 1H), 1.83 − 1.64 (m, 3H), 1.39 (dt, J = 14.5, 7.4 Hz, 1H), 1.09 (d, J = 6.1 Hz, 2H). LCMS-ESI
+ (m/z): [M+H]
+ C
40H
44ClN
5O
5Sの計算値: 742.28; 実測値: 742.0.
(実施例164)
【化203】
[この文献は図面を表示できません]
【0457】
実施例164は、3−シクロプロピル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.28 (s, 1H), 7.65 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.28 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.07 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.99 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 6.86 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.19 − 6.05 (m, 1H), 5.66 (dd, J = 15.3, 8.7 Hz, 1H), 4.25 (s, 1H), 4.02 (s, 2H), 3.82 (s, 5H), 3.65 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.39 (d, J = 14.5 Hz, 1H), 3.31 (s, 3H), 3.18 − 3.03 (m, 1H), 2.90 − 2.62 (m, 3H), 2.52 (d, J = 39.0 Hz, 3H), 2.28 (d, J = 10.7 Hz, 2H), 2.16 − 2.04 (m, 2H), 1.96 (m, 4H), 1.83 (s, 3H), 1.40 (t, J = 12.5 Hz, 1H), 1.18 (d, J = 6.2 Hz, 3H), 1.01 − 0.79 (m, 5H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
40H
48ClN
5O
5Sの計算値: 746.3; 実測値: 746.0.
(実施例165)
【化204】
[この文献は図面を表示できません]
【0458】
実施例165は、実施例109およびcis−3−ヒドロキシ−3−メチル−シクロブタンカルボン酸を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.72 (d, J = 9.1 Hz, 1H), 7.31 (dd, J = 8.2, 1.8 Hz, 1H), 7.09 (dt, J = 7.5, 2.0 Hz, 3H), 6.86 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.14 (dt, J = 14.6, 7.0 Hz, 1H), 5.63 (dd, J = 15.4, 8.4 Hz, 1H), 4.14 (dd, J = 14.8, 7.0 Hz, 1H), 4.08 − 3.93 (m, 3H), 3.87 − 3.74 (m, 2H), 3.67 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.30 (s, 3H), 3.11 − 3.02 (m, 1H), 2.92 − 2.70 (m, 3H), 2.58 − 2.23 (m, 8H), 2.15 − 2.05 (m, 2H), 2.04 − 1.72 (m, 7H), 1.38 (s, 4H), 1.14 (d, J = 6.9 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): H+ C
38H
48ClN
3O
6Sの計算値: 710.30; 実測値: 710.05.
(実施例166)
【化205】
[この文献は図面を表示できません]
【0459】
実施例166は、実施例110およびcis−3−ヒドロキシ−3−メチル−シクロブタンカルボン酸を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.25 − 7.15 (m, 2H), 7.12 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.10 − 7.02 (m, 1H), 6.92 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.03 − 5.92 (m, 1H), 5.61 (dd, J = 15.3, 8.7 Hz, 1H), 4.38 − 4.27 (m, 1H), 4.13 − 4.03 (m, 2H), 3.83 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 3.77 − 3.71 (m, 1H), 3.68 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.25 (s, 3H), 3.18 − 3.08 (m, 1H), 2.90 − 2.71 (m, 3H), 2.50 − 2.20 (m, 9H), 2.16 − 2.07 (m, 1H), 2.01 − 1.72 (m, 7H), 1.55 (d, J = 7.1 Hz, 3H), 1.52 − 1.41 (m, 1H), 1.38 (s, 3H), 1.14 − 1.05 (m, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): H+ C
39H
50ClN
3O
6Sの計算値: 724.31; 実測値: 723.99.
(実施例167)
【化206】
[この文献は図面を表示できません]
【0460】
ステップ1:アセトニトリル(6.0mL)およびメタノール(2.0mL)中のメチル5−ホルミル−1H−ピロール−3−カルボキシレート(500mg、3.27mmol)、(S)−2−メチルオキシラン(458μL、6.53mmol)、および炭酸セシウム(2.13g、6.53mmol)の激しく撹拌した混合物を、60℃に加熱した。45分後、反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチル(60mL)を添加した。有機層を水およびブラインの混合物(1:1 v:v、40mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜70%酢酸エチル)により精製して、167−1を得た。
【0461】
ステップ2:トリフルオロ酢酸(163μL、2.13mmol)を、ジクロロメタン(40mL)中の167−1(150mg、0.710mmol)の撹拌溶液にシリンジを介して0℃で添加した。2分後、トリエチルシラン(343μL、2.15mmol)を、シリンジを介して添加し、得られた混合物を室温に加温した。45分後、トリエチルアミン(1.0mL)を、シリンジを介して添加し、得られた混合物を減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜40%酢酸エチル)により精製して、167−2を得た。
【0462】
ステップ3:水酸化ナトリウム水溶液(2.0M、800μL、1.6mmol)を、テトラヒドロフラン(1.0mL)およびメタノール(3.0mL)中の167−2(53.6mg、0.275mmol)の撹拌溶液にシリンジを介して室温で添加し、得られた混合物を60℃に加熱した。3時間後、得られた混合物を室温に冷却し、塩化水素水溶液(2.0M、1.0mL)および酢酸エチル(30mL)を順次添加した。有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮して、167−3を得た。
【0463】
ステップ4:実施例167の調製:実施例167は、167−3を2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキシ)酢酸の代わりに使用して、実施例109と同様の様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 7.78 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.45 − 7.21 (m, 4H), 7.13 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.88 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.32 − 5.99 (m, 2H), 5.70 − 5.58 (m, 1H), 4.89 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 4.71 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 4.23 − 3.59 (m, 9H), 3.43 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.24 (s, 3H), 3.21 − 3.10 (m, 1H), 2.85 − 1.17 (m, 19H), 1.12 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS: 761.0.
(実施例168)
【化207】
[この文献は図面を表示できません]
【0464】
実施例168は、(R)−2−メチルオキシランをステップ1において(S)−2−メチルオキシランの代わりに使用して、実施例167と同様の様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 7.79 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.33 (d, J = 7.3 Hz, 2H), 7.24 (d, J = 7.4 Hz, 2H), 7.14 (s, 1H), 6.89 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.27 (s, 1H), 6.24 − 6.11 (m, 1H), 5.59 (dd, J = 15.4, 7.9 Hz, 1H), 4.89 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 4.71 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 4.17 − 3.59 (m, 9H), 3.42 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.24 (s, 3H), 3.13 (dd, J = 15.2, 10.4 Hz, 1H), 2.84 − 1.15 (m, 19H), 1.12 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS: 761.0.
(実施例169)
【化208】
[この文献は図面を表示できません]
【0465】
3−メトキシ−3−メチル−シクロブタンカルボン酸の調製:3−ヒドロキシ−3−メチル−シクロブタンカルボン酸(116mg、0.891mmol)をDMF(2.0mL)に溶解し、得られた溶液を0℃に冷却した。この撹拌混合物に、鉱油中55%水素化ナトリウム分散液(61.4mg、1.47mmol)を添加した。新たに形成された混合物を0℃で30分間撹拌した後、MeI(758mg、5.37mmol)を添加した。次いで、反応物を冷却浴から取り出し、室温で終夜撹拌した。反応物を氷でクエンチし、EtOAc(15.0mL)と水(5.0mL)との間で分配した。有機層をブライン(5.0mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、粗生成物を得た。次いで、粗生成物をMeOH(2.0mL)およびTHF(2.0mL)の混合物に溶解し、1N NaOH(4.45mL、4.45mmol)で処理した。得られた混合物を50℃で1時間加熱した。反応物を濃縮した。得られた残留物をEtOAc(20.0mL)で希釈し、1N HCl(5.0mL)で酸性化し、有機層をブライン(2×5.0mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、表題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 3.21 (s, 3H), 2.83 − 2.69 (m, 1H), 2.49 − 2.41 (m, 2H), 2.23 − 2.14 (m, 2H), 1.37 (s, 3H).
【0466】
実施例169は、実施例109および3−メトキシ−3−メチル−シクロブタンカルボン酸を使用して、実施例18と同様の様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.31 (dd, J = 8.3, 1.8 Hz, 1H), 7.18 − 7.13 (m, 1H), 7.10 (dd, J = 9.2, 2.1 Hz, 2H), 6.88 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.14 (dt, J = 14.4, 7.0 Hz, 1H), 5.62 (dd, J = 15.4, 8.5 Hz, 1H), 4.16 (dd, J = 14.8, 6.8 Hz, 1H), 4.10 − 3.92 (m, 3H), 3.84 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 3.77 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 3.68 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.30 (s, 3H), 3.21 (s, 3H), 3.12 − 3.01 (m, 1H), 2.96 − 2.70 (m, 3H), 2.54 − 2.24 (m, 6H), 2.22 − 2.05 (m, 4H), 2.00 − 1.72 (m, 7H), 1.39 (s, 4H), 1.14 (d, J = 6.9 Hz, 3H). [M+H]+ C
39H
50ClN
3O
6Sの計算値: 724.35; 実測値: 724.09.
(実施例170)
【化209】
[この文献は図面を表示できません]
【0467】
PtO
2(1.33mg)を、EtOH(5.0mL)中の実施例144(20mg)の溶液中に懸濁させ、ガラスピペットの先端から1滴のTFAを添加した。雰囲気を水素(バルーン)に交換した。混合物を3時間撹拌した。反応物を脱気し、窒素でフラッシュし、Nalgene PTFEフィルターディスクに通して濾過し、濃縮した。次いで、得られた残留物をDMF(1.2mL)に溶解し、濾過し、Gilson逆相分取HPLCにより精製した。所望の画分を合わせ、濃縮し、ACN/H
2Oの混合物で再処理し、凍結乾燥して、実施例170(6.30mg)を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.77 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.28 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.21 − 7.09 (m, 3H), 6.92 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 4.15 − 4.02 (m, 3H), 3.88 − 3.80 (m, 1H), 3.68 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.40 − 3.34 (m, 5H), 3.16 − 3.07 (m, 1H), 2.88 − 2.72 (m, 2H), 2.68 − 2.57 (m, 2H), 2.46 − 2.34 (m, 1H), 2.15 − 1.86 (m, 5H), 1.81 − 1.61 (m, 4H), 1.60 − 1.29 (m, 7H), 1.12 (d, J = 6.7 Hz, 3H), 0.75 (d, J = 7.1 Hz, 2H), 0.60 − 0.49 (m, 2H). [M+H]+ C
36H
47ClN
4O
5Sの計算値: 683.30; 実測値: 682.85.
(実施例171)
【化210】
[この文献は図面を表示できません]
【0468】
実施例171は、実施例109および[rac−(1R*,2R*)−2−アミノシクロプロピル]メタノールを使用して、実施例75と同じ様式で、ジアステレオマーの混合物として合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
37H
47ClN
4O
6Sの[M+H]
+計算値:711.2978;実測値:710.93。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.72 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.24 − 7.04 (m, 3H), 6.97 (s, 1H), 6.88 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.01 (dd, J = 14.9, 7.5 Hz, 1H), 5.58 (dd, J = 15.3, 8.9 Hz, 1H), 4.24 (dd, J = 14.9, 6.5 Hz, 1H), 4.12 − 3.97 (m, 2H), 3.89 − 3.71 (m, 3H), 3.71 − 3.60 (m, 1H), 3.51 − 3.40 (m, 2H), 3.29 − 3.24 (m, 1H), 3.26 (s, 3H), 3.05 (dd, J = 15.2, 10.2 Hz, 1H), 2.88 − 2.67 (m, 2H), 2.56 − 2.30 (m, 4H), 2.26 − 2.05 (m, 3H), 2.00 − 1.67 (m, 6H), 1.42 (t, J = 12.3 Hz, 1H), 1.24 − 1.16 (m, 1H), 1.12 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 0.83 − 0.65 (m, 2H).
(実施例172)
【化211】
[この文献は図面を表示できません]
【0469】
実施例172は、実施例109およびtrans−3−アミノ−1−メチルシクロブタン−1−オールHCl塩およびDIEAを使用して、実施例75と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.67 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.23 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.08 (s, 1H), 7.04 − 6.95 (m, 2H), 6.87 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.12 − 6.01 (m, 1H), 5.71 − 5.58 (m, 1H), 4.40 − 4.28 (m, 1H), 4.27 − 4.15 (m, 1H), 4.05 − 3.99 (m, 2H), 3.85 − 3.76 (m, 3H), 3.65 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.30 (s, 3H), 3.13 − 3.03 (m, 1H), 2.89 − 2.70 (m, 2H), 2.63 − 2.36 (m, 5H), 2.33 − 1.74 (m, 13H), 1.45 − 1.35 (m, 4H), 1.15 (d, J = 6.6 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): H+ C
38H
49ClN
4O
6Sの計算値: 725.31; 実測値: 724.80.
(実施例173)
【化212】
[この文献は図面を表示できません]
【0470】
実施例173は、3−アミノ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同様の様式で調製した。
1H NMR (400 MHz, アセトニトリル-d
3) δ 8.01 (s, 1H), 7.62 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.15 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.10 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.03 (s, 1H), 6.93 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 6.86 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.04 − 5.88 (m, 1H), 5.59 (dd, J = 15.3, 8.8 Hz, 1H), 4.23 (dd, J = 19.5, 8.9 Hz, 1H), 4.00 (s, 2H), 3.80 − 3.71 (m, 2H), 3.70 (s, 3H), 3.63 (s, 2H), 3.32 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.20 (s, 3H), 3.06 (dd, J = 15.3, 10.5 Hz, 1H), 2.88 − 2.64 (m, 3H), 2.59 − 2.33 (m, 3H), 2.18 (d, J = 10.6 Hz, 2H), 2.03 (d, J = 13.9 Hz, 2H), 1.91 (d, J = 4.1 Hz, 1H), 1.84 − 1.65 (m, 3H), 1.38 (t, J = 7.3 Hz, 1H), 1.08 (d, J = 6.1 Hz, 3H). LCMS-ESI
+ (m/z): [M+H]
+ C
37H
45ClN
6O
5Sの計算値: 721.29; 実測値: 721.0.
(実施例174)
【0471】
ステップ1:174−1の調製:DCM(12mL)中の3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,1−c][1,4]オキサジン−7−カルボン酸(1.1g、6.9mmol)の溶液に、塩化オキサリル(1.3g、10.41mmol)、次いでDMF(0.5mL)を滴下添加した。混合物の温度を0℃に維持した。添加が完了した後、撹拌を同じ温度で60分間続けた。次いで、溶媒を減圧下で蒸発させた。得られた残留物をDCM(5mL)中の2−メチルプロパン−2−オール(1.5g、20.8mmol)の溶液に溶解し、次いで室温で30分間撹拌した。反応が完了した後、溶媒を減圧下で除去し、順相クロマトグラフィー(シリカゲルカラム、0〜100%EtOAc/ヘキサン)により精製して、174−1を得た。
【化213】
[この文献は図面を表示できません]
【0472】
ステップ2:174−2の調製:0℃のACN(10mL)中の174−1(0.4g、1.79mmol)に、Selectfluor(0.63g、1.79mmol)を添加した。反応混合物を0℃で2時間撹拌した。NaHCO
3の飽和水溶液を添加し、混合物をジクロロメタンで抽出した。有機相を無水硫酸マグネシウムで脱水し、溶媒を減圧下で除去し、残留物を順相クロマトグラフィー(シリカゲルカラム、0〜100%EtOAc/ヘキサン)により精製して、174−2を得た。
【0473】
ステップ3:174−3の調製:DMC(4mL)中の174−2(40mg、0.16mmol)に、TFA(2mL)を添加し、室温で1時間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、粗製物として次のステップに使用した。
【0474】
ステップ4:実施例174の合成:DCM(5mL)中の174−3(4.6mg、0.025mmol)の撹拌溶液に、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドHCl(5.1mg、0.033mmol)および4−(ジメチルアミノ)ピリジン(4mg、0.033mmol)を添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌し、次いで実施例109(10mg、0.017mmol)を添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。次いで、反応混合物をDCMで希釈し、1N HClおよびブラインで洗浄した。有機相をMgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、実施例174を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.76 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.39 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 7.24 -7.14 (m, 2H), 7.08 (s, 1H), 6.95 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.19 (d, J = 3.9 Hz, 1H), 6.06 − 5.89 (m, 1H), 5.61 (dd,J = 15.5, 7.6 Hz, 1H), 4.74 (s, 1H), 4.17 − 3.99 (m, 3H), 3.98 − 3.68 (m, 5H), 3.29 (s, 1H),3.01 (dd, J = 15.1, 10.2 Hz, 2H), 2.79 (d, J = 15.2 Hz, 2H), 2.59 − 2.25 (m, 3H), 2.19 − 1.59 (m, 9H), 1.41 (t, J = 12.5 Hz, 1H), 1.28 (s, 1H), 1.13 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
40H
46ClFN
4O
6Sの計算値: 765.27; 実測値: 765.25.
(実施例175)
【化214】
[この文献は図面を表示できません]
【0475】
ステップ1:メチル7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロインドリジン−2−カルボキシレート(50mg、0.26mmol)をMeOH(2.6mL)に溶解し、反応混合物を0℃に冷却した。水素化ホウ素ナトリウム(過剰)を固体として一度に添加した。反応をTLCによりモニターした。完了したら、反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、メチル7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロインドリジン−2−カルボキシレートを得た。
【0476】
ステップ2:メチル7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロインドリジン−2−カルボキシレート(20mg、0.1mmol)をDMFに溶解し、水素化ナトリウム(60%油分散液、10mg)を一度に添加した。反応混合物を5分間撹拌した後、ヨードメタン(過剰)を、ピペットを介して添加した。反応の進行をTLCによりモニターした。完了したら、反応混合物をEtOAcで希釈した。有機層を飽和NH
4Cl(1×)、続いてブライン(2×)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。粗残留物をさらに精製することなく次のステップで使用した。
【0477】
ステップ3:メチル7−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロインドリジン−2−カルボキシレートを、ジオキサン/1N NaOHの1:1混合物に溶解した。反応混合物を80℃に1時間加熱した後、これを室温に冷却した。反応混合物を1N HClで洗浄し、EtOAcで希釈した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をさらに精製することなく次のステップで使用した。
【0478】
ステップ4:実施例175は、7−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロインドリジン−2−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.73 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.37 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.31 (t, J = 1.8 Hz, 1H), 7.17 (d, J = 10.9 Hz, 2H), 7.08 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.93 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.36 (s, 1H), 5.98 (dt, J = 14.1, 6.4 Hz, 1H), 5.59 (dd, J = 15.5, 7.6 Hz, 1H), 4.21 − 3.91 (m, 6H), 3.92 − 3.71 (m, 4H), 3.41 (s, 3H), 3.29 (m, 4H), 3.05 − 2.68 (m, 5H), 2.56 − 2.26 (m, 5H), 2.13 (m, 4H), 2.01 − 1.79 (m, 3H), 1.80 − 1.61 (m, 3H), 1.39 (t, J = 12.8 Hz, 1H), 1.09 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
42H
51ClN
4O
6Sの計算値: 775; 実測値: 774.9.
(実施例176)
【化215】
[この文献は図面を表示できません]
【0479】
実施例176は、実施例109および1−シクロブチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.21 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.79 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.28 (dd, J = 8.1, 1.7 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.11 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.97 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 6.84 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.18 (dt, J = 13.9, 6.4 Hz, 1H), 5.49 (dd, J = 15.2, 9.3 Hz, 1H), 4.84 (, J = 8.3 Hz, 1H), 4.48 (dd, J = 14.0, 6.5 Hz, 1H), 4.09 − 3.99 (m, 2H), 3.99 − 3.87 (m, 2H), 3.82 (dd, J = 9.4, 3.5 Hz, 1H), 3.66 (d, J = 14.1 Hz, 1H), 3.29 − 3.22 (m, 4H), 3.02 (dd, J = 15.1, 10.0 Hz, 1H), 2.88 − 2.69 (m, 2H), 2.67 − 2.45 (m, 5H), 2.39 (m, 1H), 2.13 (d, J = 13.8 Hz, 1H), 2.09 − 2.00 (m, 2H), 2.00 − 1.85 (m, 5H), 1.85 − 1.64 (m, 3H), 1.43 (t, J = 12.4 Hz, 1H), 1.04 (d, J = 6.0 Hz, 3H). LCMS-ESI+: C
40H
49ClN
5O
5Sの計算値: 746.31 (M+H); 実測値: 746.17 (M+H).
(実施例177)
【0480】
ステップ1:アセトニトリル(20.0mL)中のメチル5−ホルミル−1H−ピロール−3−カルボキシレート(1.50g、9.80mmol)、臭化エチレン(10.0mL、188mmol)、および炭酸カリウム(1.62g、11.8mmol)の激しく撹拌した混合物を、80℃に加熱した。60分後、反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチル(60mL)を添加した。有機層を水およびブラインの混合物(1:1 v:v、40mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜35%酢酸エチル)により精製して、177−1を得た。
【0481】
ステップ2:ジメチルスルホキシド(3.0mL)中の177−1(600mg、2.31mmol)およびアジ化ナトリウム(240mg、3.69mmol)の激しく撹拌した混合物を、85℃に加熱した。45分後、得られた混合物を室温に冷却し、ジエチルエーテル(120mL)を添加した。有機層を水(3×100mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をテトラヒドロフラン(20mL)に溶解し、室温で撹拌した。トリメチルホスフィン溶液(テトラヒドロフラン中1.0M、3.46mL、3.5mmol)を、シリンジを介して添加した。39分後、得られた混合物を0℃に冷却した。水素化ホウ素ナトリウム(349mg、9.23mmol)およびエタノール(20mL)を順次添加し、得られた混合物を室温に加温した。20分後、ジエチルエーテル(100mL)を添加した。有機層を水およびブラインの混合物(1:1 v:v、2×100mL)で抽出した。テトラヒドロフラン(80mL)および二炭酸ジ−tert−ブチル(1.51g、6.92mmol)を、激しく撹拌した合わせた水層に室温で順次添加した。60分後、水層をジクロロメタン(4×150mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜50%酢酸エチル)により精製して、177−2を得た。
【化216】
[この文献は図面を表示できません]
【0482】
ステップ3:水酸化ナトリウム水溶液(2.0M、1.47mL、2.9mmol)を、メタノール(2.5mL)およびテトラヒドロフラン(3.0mL)中の177−2(514mg、1.83mmol)の撹拌溶液にシリンジを介して室温で添加し、得られた混合物を70℃に加熱した。2時間後、得られた混合物を室温に冷却し、塩化水素水溶液(2.0M、5mL)、ブライン(30mL)、および水(10mL)を順次添加した。水層をジクロロメタン(2×60mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をベンゼン(30mL)に溶解し、得られた混合物を減圧下で濃縮した。残留物をジクロロメタン(6mL)に室温で溶解し、2,6−ルチジン(854μL、7.33mmol)を、シリンジを介して添加し、得られた混合物を撹拌した。トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(Trimethylsilyl trifluromethanesulfonate)(995μL、5.50mmol)を、シリンジを介して添加した。10分後、メタノール(10.0mL)を、シリンジを介して添加した。10分後、得られた混合物を減圧下で濃縮し、残留物をベンゼン(10mL)に溶解した。得られた混合物を減圧下で濃縮して、177−3を得た。
【0483】
ステップ4:クロロギ酸メチル(50.5μL、791μmol)を、ジクロロメタン中の177−3(50.0mg、158μmol)およびトリエチルアミン(353μL、2.53mmol)の撹拌混合物にシリンジを介して室温で添加した。10分後、トリフルオロ酢酸(0.2mL)を添加し、得られた混合物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0〜8%メタノール)により精製して、177−4を得た。
【0484】
ステップ5:実施例177の調製:実施例177は、177−4を2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキシ)酢酸の代わりに使用して、実施例109と同様の様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 7.77 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.34 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.29 − 7.19 (m, 2H), 7.14 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.92 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.43 (s, 1H), 6.21 − 6.07 (m, 1H), 5.64 (dd, J = 15.5, 7.9 Hz, 1H), 4.66 (s, 2H), 4.17 (s, 2H), 4.11 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 4.04 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 4.01 − 3.65 (m, 6H), 3.72 (s, 3H), 3.44 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.25 (s, 3H), 3.15 (dd, J = 15.2, 10.2 Hz, 1H), 2.89 − 1.21 (m, 16H), 1.14 (d, J = 6.4 Hz, 3H). LCMS: 804.0.
(実施例178)
【化217】
[この文献は図面を表示できません]
【0485】
実施例178は、実施例109および3−(1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)シクロブタンカルボン酸を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.76 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.32 (dd, J = 8.2, 1.8 Hz, 1H), 7.22 − 7.15 (m, 1H), 7.14 − 7.07 (m, 2H), 6.88 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.14 (dt, J = 14.5, 6.9 Hz, 1H), 5.61 (dd, J = 15.3, 8.5 Hz, 1H), 4.17 (dd, J = 14.7, 6.7 Hz, 1H), 4.11 − 4.01 (m, 2H), 3.98 (dd, J = 14.9, 5.2 Hz, 1H), 3.85 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 3.77 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 3.69 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.29 (s, 3H), 3.11 − 3.00 (m, 2H), 2.89 − 2.75 (m, 2H), 2.51 − 2.40 (m, 3H), 2.36 − 2.23 (m, 4H), 2.18 − 2.06 (m, 4H), 2.01 − 1.72 (m, 7H), 1.49 − 1.40 (m, 1H), 1.14 − 1.09 (m, 9H). LCMS-ESI+ (m/z): H+ C
40H
52ClN
3O
6Sの計算値: 738.33; 実測値: 738.03.
(実施例179)
【化218】
[この文献は図面を表示できません]
【0486】
実施例179は、実施例109およびtrans−2−メトキシシクロブタンアミンHCl塩およびDIEAを使用して、実施例75と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.77 − 7.67 (m, 1H), 7.21 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.17 − 7.07 (m, 2H), 6.99 (s, 1H), 6.90 (dd, J = 8.1, 3.6 Hz, 1H), 6.11 − 5.99 (m, 1H), 5.60 (t, J = 12.5 Hz, 1H), 4.31 − 4.21 (m, 1H), 4.09 − 4.01 (m, 3H), 3.88 − 3.64 (m, 6H), 3.28 (s, 3H), 3.08 (dd, J = 15.2, 10.1 Hz, 1H), 2.89 − 2.71 (m, 2H), 2.56 − 2.33 (m, 3H), 2.25 − 2.02 (m, 6H), 2.02 − 1.71 (m, 7H), 1.59 − 1.36 (m, 4H), 1.13 (d, J = 6.5 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): H+ C
38H
49ClN
4O
6S: 725.31の計算値; 実測値: 724.85.
(実施例180)
【化219】
[この文献は図面を表示できません]
【0487】
ステップ1:無水酢酸(74.7μL、791μmol)を、ジクロロメタン中の177−3(50.0mg、158μmol)およびトリエチルアミン(353μL、2.53mmol)の撹拌混合物にシリンジを介して室温で添加した。10分後、得られた混合物を減圧下で濃縮した。残留物を逆相分取hplc(アセトニトリル中0.1%トリフルオロ酢酸/水)により精製して、180−1を得た。
【0488】
ステップ2:実施例180は、180−1を2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキシ)酢酸の代わりに使用して、実施例109と同様の様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 7.78 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.34 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.28 − 7.18 (m, 2H), 7.14 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.93 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.43 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 6.19 − 6.06 (m, 1H), 5.64 (dd, J = 15.4, 7.9 Hz, 1H), 4.80 (s, 0.92H), 4.69 (s, 1.08H), 4.34 − 3.60 (m, 10H), 3.44 (d, J = 14.5 Hz, 1H), 3.25 (s, 3H), 3.15 (dd, J = 15.1, 10.2 Hz, 1H), 2.90 − 1.23 (m, 19H), 1.18 − 1.09 (m, 3H). LCMS: 788.0.
(実施例181)
【化220】
[この文献は図面を表示できません]
【0489】
実施例181は、実施例109および(1R,2S)−2−テトラヒドロピラン−4−イルシクロプロパンアミンHCl塩およびDIEAを使用して、実施例75と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.75 − 7.67 (m, 1H), 7.26 − 7.16 (m, 1H), 7.13 − 7.05 (m, 2H), 6.99 (s, 1H), 6.89 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.12 − 6.00 (m, 1H), 5.62 (dd, J = 15.3, 8.9 Hz, 1H), 4.30 − 4.19 (m, 1H), 4.10 − 4.00 (m, 2H), 4.00 − 3.91 (m, 2H), 3.83 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 3.78 (dd, J = 8.9, 3.4 Hz, 1H), 3.67 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.44 − 3.37 (m, 1H), 3.29 (s, 3H), 3.12 − 3.03 (m, 1H), 2.88 − 2.73 (m, 2H), 2.57 − 2.37 (m, 4H), 2.28 − 2.07 (m, 3H), 2.01 − 1.72 (m, 8H), 1.71 − 1.62 (m, 1H), 1.57 − 1.36 (m, 4H), 1.14 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.03 − 0.90 (m, 2H), 0.86 − 0.75 (m, 1H), 0.75 − 0.62 (m, 2H). LCMS-ESI+ (m/z): H+ C
41H
53ClN
4O
6Sの計算値: 765.34; 実測値: 764.86.
(実施例182)
【化221】
[この文献は図面を表示できません]
【0490】
ステップ1:rac−tert−ブチル((1R,2R)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)シクロプロピル)カルバメートの調製:トルエン(1.0mL)中のtrans−rac−(1R,2R)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)シクロプロパン−1−カルボン酸(carboxylic)(70mg、0.42mmol)、ジフェニルホスホリルアジド(0.095mL、0.44mmol)およびトリエチルアミン(0.065mL、0.46mmol)の反応混合物を、100℃で2時間加熱した。次いで、反応混合物を室温に冷却し、混合物にt−ブタノール(0.2mL、2mmol)を添加した。混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜100%EtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物(25mg)を得た。
【0491】
ステップ2:rac−(1R,2R)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)シクロプロパン−1−アミンの調製:DCM(2.0mL)およびTFA(0.5mL)中のrac−tert−ブチル((1R,2R)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)シクロプロピル)カルバメート(85mg、0.36mmol)の反応混合物を、室温で撹拌した。反応が終了した後、反応混合物を濃縮し、残留物を精製することなく次のステップで使用した。
【0492】
ステップ3:実施例182の調製:ACN(1.5mL)中の実施例109(16mg、0.027mmol)、炭酸ジフェニル(36mg、0.168mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(dimethylaminopyridien)(13.07mg、0.107mol)の反応混合物を、室温で7時間撹拌した。混合物に、トリエチルアミン(0.19mL、1.34mmol)およびrac−(1R,2R)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)シクロプロパン−1−アミン(36.7mg、0.27mmol)を添加した。反応混合物を45℃で終夜撹拌した。反応混合物を濃縮し、残留物を逆相HPLC(60〜100%CAN/H2O、0.1%TFA含有)により精製して、生成物(10mg)を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.69 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 7.37 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.20 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.10 (s, 2H), 6.97 (s, 1H), 6.94 − 6.76 (m, 1H), 6.19 − 5.94 (m, 2H), 5.62 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 4.38 − 4.18 (m, 1H), 4.13 − 3.92 (m, 4H), 3.80 (dd, J = 22.8, 12.1 Hz, 3H), 3.66 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.29 (d, J = 3.7 Hz, 3H), 3.08 (dd, J = 15.3, 9.9 Hz, 1H), 2.81 (q, J = 14.8, 11.3 Hz, 3H), 2.50 (d, J = 35.6 Hz, 3H), 2.34 − 2.14 (m, 2H), 2.14 − 1.87 (m, 5H), 1.80 (d, J = 8.1 Hz, 3H), 1.56 − 1.18 (m, 5H), 1.23 − 1.03 (m, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
40H
49ClN
6O
5Sの計算値: 761.32; 実測値: 760.53.
(実施例183および実施例184)
【化222】
[この文献は図面を表示できません]
【0493】
実施例183および実施例184は、rac−(1R,2S)−2−(1−メチルピラゾール−4−イル)シクロプロパンアミンをrac−(1R,2R)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)シクロプロパン−1−アミンの代わりに使用して、実施例182と同じ様式で合成した。HPLC精製生成物の混合物をキラルSFC分離により分離して、実施例183および実施例184を得た。各化合物についての構造は任意に割り当てた。
【0494】
実施例183: 1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.74 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.45 (s, 1H), 7.36 (s, 1H), 7.24 − 7.09 (m, 3H), 6.99 (s, 1H), 6.91 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.02 (s, 1H), 5.59 (dd, J = 15.2, 8.9 Hz, 1H), 4.27 (dd, J = 15.0, 6.4 Hz, 1H), 4.17 − 4.01 (m, 2H), 3.85 (s, 3H), 3.77 (dd, J = 8.9, 3.6 Hz, 2H), 3.68 (d, J = 14.1 Hz, 1H), 3.27 (s, 3H), 3.08 (dd, J = 15.2, 10.2 Hz, 1H), 2.89 − 2.70 (m, 3H), 2.65 (s, 1H), 2.48 (d, J = 7.8 Hz, 2H), 2.39 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 2.28 − 2.08 (m, 3H), 2.08 − 1.99 (m, 1H), 1.96 (s, 2H), 1.80 (ddd, J = 29.3, 20.8, 9.4 Hz, 4H), 1.44 (t, J = 12.3 Hz, 1H), 1.34 − 1.22 (m, 1H), 1.14 (s, 3H), 1.04 (q, J = 6.3 Hz, 2H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
40H
49ClN
6O
5Sの計算値: 761.32; 実測値: 760.96.
【0495】
実施例184: 1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.71 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.42 (s, 1H), 7.34 (s, 1H), 7.21 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.10 (s, 2H), 6.98 (s, 1H), 6.89 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.05 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 5.62 (dd, J = 14.8, 8.6 Hz, 1H), 4.25 (dd, J = 14.5, 6.5 Hz, 1H), 4.18 − 3.96 (m, 2H), 3.90 − 3.72 (m, 4H), 3.67 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.29 (s, 3H), 3.08 (dd, J = 15.1, 10.0 Hz, 1H), 2.92 − 2.70 (m, 2H), 2.66 (dt, J = 7.5, 3.9 Hz, 1H), 2.46 (dd, J = 30.1, 19.3 Hz, 3H), 2.32 − 2.14 (m, 2H), 2.14 − 1.93 (m, 4H), 1.93 − 1.66 (m, 4H), 1.50 − 1.23 (m, 4H), 1.23 − 1.09 (m, 3H), 1.04 (q, J = 6.3 Hz, 2H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
40H
49ClN
6O
5Sの計算値: 761.32; 実測値: 761.90.
(実施例185)
【化223】
[この文献は図面を表示できません]
【0496】
3−(エチルイミノメチレンアミノ)−N,N−ジメチル−プロパン−1−アミン塩酸塩(9.6mg、0.050mmol)、および4−(ジメチルアミノ)ピリジン(6.1mg、0.050mmol)を、ジクロロメタン(1mL)中の5−ホルミル−1−メチル−ピロール−3−カルボン酸(5.1mg、0.033mmol)の溶液に添加した。5分後、実施例109(10mg、0.016mmol)を添加した。17時間後、反応物を酢酸エチル(8mL)で希釈し、水(5mL)および飽和塩化アンモニウム(5mL)で洗浄した。有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を減圧下で除去した。残留物をメタノール(2mL)に溶かし、水素化ホウ素ナトリウム(1.0mg、0.024mmol)を添加した。3時間後、反応物を酢酸エチル(8mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム(5mL)および飽和塩化アンモニウム(5mL)で洗浄した。有機相を硫酸ナトリウムで脱水した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0〜100%酢酸エチル/ヘキサン、続いて20%メタノール/酢酸エチルフラッシュ)に供した。生成物を含有する清浄な画分を合わせ、溶媒を減圧下で除去した。残留物をアセトニトリルと共蒸発させた。残留物をアセトニトリル(2mL)および水(2mL)に溶かした。溶液を凍結乾燥に供して、実施例185を得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.78 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.44 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.30 (dd, J = 8.1, 1.8 Hz, 1H), 7.18 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.11 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.07 − 6.98 (m, 1H), 6.86 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.58 (t, J = 1.7 Hz, 1H), 6.16 (dt, J = 13.9, 6.5 Hz, 1H), 5.53 (dd, J = 15.3, 9.0 Hz, 1H), 4.56 (d, J = 10.2 Hz, 2H), 4.48 − 4.30 (m, 1H), 4.12 − 3.99 (m, 2H), 3.96 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.88 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 3.81 (dd, J = 9.0, 3.1 Hz, 1H), 3.72 (d, J = 2.1 Hz, 3H), 3.67 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.27 (s, 4H), 3.04 (dd, J = 15.1, 9.5 Hz, 1H), 2.89 − 2.69 (m, 2H), 2.57 (m, 1H), 2.51 − 2.35 (m, 2H), 2.12 (d, J = 12.1 Hz, 3H), 2.04 − 1.86 (m, 2H), 1.77 (ddt, J = 24.2, 17.1, 9.1 Hz, 3H), 1.51 − 1.35 (m, 1H), 1.07 (d, J = 5.9 Hz, 3H), 0.91 (d, J = 6.3 Hz, 1H). LCMS-ESI+: C
39H
48ClN
4O
6Sの計算値: 735.29 (M+H); 実測値: 735.07 (M+H).
(実施例186)
【化224】
[この文献は図面を表示できません]
【0497】
実施例186は、実施例109およびcis−3−アミノ−1−メチルシクロブタン−1−オールおよびDIEAを使用して、実施例75と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.69 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.19 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.10 − 7.02 (m, 2H), 6.98 (s, 1H), 6.86 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.08 − 5.97 (m, 1H), 5.58 (dd, J = 15.4, 8.7 Hz, 1H), 4.26 − 4.16 (m, 1H), 4.06 − 3.97 (m, 2H), 3.85 − 3.71 (m, 4H), 3.64 (d, J = 14.1 Hz, 1H), 3.26 (s, 3H), 3.09 − 3.01 (m, 1H), 2.86 − 2.71 (m, 2H), 2.52 − 2.36 (m, 5H), 2.23 − 1.90 (m, 9H), 1.81 − 1.70 (m, 3H), 1.45 − 1.37 (m, 1H), 1.33 (s, 3H), 1.11 (d, J = 6.6 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): H+ C
38H
49ClN
4O
6Sの計算値: 725.31, 実測値: 724.78.
(実施例187)
【0498】
実施例187は、3−エチル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.39 (s, 1H), 7.62 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.29 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.06 (s, 1H), 6.98 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 6.91 (s, 1H), 6.84 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.12 (d, J = 15.4 Hz, 1H), 5.67 (dd, J = 15.4, 8.5 Hz, 1H), 4.22 (s, 1H), 4.00 (s, 2H), 3.87 (s, 3H), 3.80 (d, J = 10.8 Hz, 2H), 3.64 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.41 (d, J = 14.5 Hz, 1H), 3.35 (m, 2H), 3.32 (s, 3H), 3.11 (dt, J = 15.0, 8.3 Hz, 1H), 2.80 (tdd, J = 22.6, 15.1, 8.6 Hz, 5H), 2.47 (s, 2H), 2.29 (s, 2H), 2.25 − 2.05 (m, 2H), 1.90 (d, J = 47.6 Hz, 4H), 1.38 (t, J = 12.9 Hz, 1H), 1.26 − 1.10 (m, 6H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
39H
48ClN
5O
5Sの計算値: 734.3; 実測値: 734.0.
【化225】
[この文献は図面を表示できません]
(実施例188)
【化226】
[この文献は図面を表示できません]
【0499】
実施例188は、3−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸および実施例110を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.93 (s, 1H), 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.18 (dd, J = 8.5, 2.5 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.99 (d, J = 16.9 Hz, 1H), 6.93 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.00 (m, 1H), 5.58 (dd, J = 15.3, 8.9 Hz, 1H), 4.38 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 4.09 (s, 2H), 3.96 (s, 3H), 3.84 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 3.78 (s, 3H), 3.72 (dd, J = 8.9, 3.1 Hz, 1H), 3.66 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.35 (m, 2H), 3.24 (s, 3H), 3.17 − 3.05 (m, 1H), 2.89 − 2.72 (m, 2H), 2.52 − 2.06 (m, 6H), 2.05 − 1.70 (m, 6H), 1.60 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 1.52 − 1.41 (m, 1H), 1.19 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
39H
48ClN
5O
6Sの計算値: 750.3; 実測値: 749.9.
(実施例189)
【0500】
実施例189は、trans−(3−アミノシクロブチル)メタノールおよび実施例109を使用して、実施例75と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, アセトン-d
6) δ 7.69 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.24 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.08 (d, J = 10.1 Hz, 4H), 6.87 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.08 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 5.72 − 5.54 (m, 1H), 4.32 (q, J = 7.8 Hz, 1H), 4.18 − 3.95 (m, 3H), 3.90 − 3.65 (m, 4H), 3.60 (d, J = 6.7 Hz, 2H), 3.41 (d, J = 14.5 Hz, 1H), 3.24 (s, 3H), 3.13 (dd, J = 15.2, 10.0 Hz, 1H), 2.78 (dt, J = 25.3, 16.7 Hz, 2H), 2.51 (d, J = 33.4 Hz, 3H), 2.40 − 1.65 (m, 9H), 1.45 − 1.35 (m, 1H), 1.13 (d, J = 6.2 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
38H
50ClN
4O
6Sの計算値: 725.31; 実測値: 724.79.
【化227】
[この文献は図面を表示できません]
(実施例190)
【化228】
[この文献は図面を表示できません]
【0501】
ステップ1:メチル1H−ピロール−3−カルボキシレート(1.0g、7.99mmol)をDMF(15mL)に溶解し、反応混合物を氷浴により0℃に冷却した。水素化ナトリウム(480mg、60%油分散液、12mmol、1.5当量)を少量ずつ添加した。反応混合物をその温度で15分間撹拌し、次いで55℃に1時間加熱した。4−ブロモブタン酸tert−ブチル(2.23g、10mmol、1.25当量)を、シリンジを介して添加した。反応混合物を60℃に加熱し、反応の進行をTLC(1:2 EtOAc:ヘキサン)によりモニターした。完了したら、反応物を室温に冷却した。反応混合物をEtOAc(100mL)で希釈し、水(40mL)、次いでブライン(40mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(100%ヘキサン→1:1 EtOAc:ヘキサン)により精製して、メチル1−(4−(tert−ブトキシ)−4−オキソブチル)−1H−ピロール−3−カルボキシレートを得た。
【0502】
ステップ2:メチル1−(4−(tert−ブトキシ)−4−オキソブチル)−1H−ピロール−3−カルボキシレート(1g、3.7mmol)を、トリフルオロ酢酸(5mL)およびジクロロメタン(15mL)の1:3溶液に室温で溶解した。反応混合物を室温で24時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮した。残留物をトルエン(40mL)と共沸させて、4−(3−(メトキシカルボニル)−1H−ピロール−1−イル)ブタン酸(785mg、99%)を得た。
【0503】
ステップ3:THF(12mL)中の4−(3−(メトキシカルボニル)−1H−ピロール−1−イル)ブタン酸(900mg、4.26mmol)およびHATU(1620mg、4.26mmol、1当量)の懸濁液に、トリメチルアミン(1293mg、12.78mmol、3当量)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。別個の容器内で、トリメチルスルホキソニウムクロリド(1.64g、12.78mmol、3当量)およびカリウムtert−ブトキシド(1.43g、12.78mmol、3当量)の懸濁液を、金属ブロックにより60℃に1.5時間加熱した。次いで、加熱ブロックを取り外し、反応混合物を氷浴により0℃に15分間冷却した。次いで、HATU付加物を、シリンジを介して10分間かけて滴下添加し、その間に反応混合物は暗赤色になった。反応混合物を0℃でさらに1時間撹拌した後、これを減圧下で濃縮した。粗材料をシリカゲルクロマトグラフィー(5%MeOH/DCM)により精製して、メチル1−(5−(ジメチル(オキソ)−λ
6−スルファニリデン)−4−オキソペンチル)−1H−ピロール−3−カルボキシレートを得た。
【0504】
ステップ4:メチル1−(5−(ジメチル(オキソ)−λ
6−スルファニリデン)−4−オキソペンチル)−1H−ピロール−3−カルボキシレート(315mg、1.104mmol)およびクロロ(1,5−シクロオクタジエン)イリジウム(I)二量体(74mg、0.11mmol、0.1当量)を、1,2−ジクロロエタン(25mL)に溶解した。反応混合物をアルゴンの雰囲気流で10分間スパージした後、これを80℃に約10分間加熱し、その間に反応混合物は緑色になった。反応混合物を減圧下で濃縮し、粗残留物をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、メチル8−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ピロロ[1,2−a]アゼピン−2−カルボキシレートを得た。
【0505】
ステップ5:メチル8−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ピロロ[1,2−a]アゼピン−2−カルボキシレート(50mg、0.24mmol)をMeOH(2.4mL)に溶解し、反応混合物を0℃に冷却した。水素化ホウ素ナトリウム(過剰)を固体として一度に添加した。反応をTLCによりモニターした。完了したら、反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、メチル8−ヒドロキシ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ピロロ[1,2−a]アゼピン−2−カルボキシレートを得た。
【0506】
ステップ6:8−ヒドロキシ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ピロロ[1,2−a]アゼピン−2−カルボキシレート(23mg、0.11mmol)をDMFに溶解し、水素化ナトリウム(60%油分散液、10mg)を一度に添加した。反応混合物を5分間撹拌した後、ヨードメタン(過剰)を、ピペットを介して添加した。反応の進行をTLCによりモニターした。完了したら、反応混合物をEtOAcで希釈した。有機層を飽和NH
4Cl(1×)、続いてブライン(2×)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。粗残留物をさらに精製することなく次のステップで使用した。
【0507】
ステップ7:メチル8−メトキシ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ピロロ[1,2−a]アゼピン−2−カルボキシレートを、ジオキサン/1N NaOHの1:1混合物に溶解した。反応混合物を80℃に1時間加熱した後、これを室温に冷却した。反応混合物を1N HClで洗浄し、EtOAcで希釈した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をさらに精製することなく次のステップで使用した。
【0508】
ステップ8:実施例190は、8−メトキシ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ピロロ[1,2−a]アゼピン−2−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
43H
53ClN
4O
6Sの[M+H]+計算値:789.3、実測値:789.2。
(実施例191)
【化229】
[この文献は図面を表示できません]
【0509】
ステップ1:プロピオル酸エチル(421μL、4.16mmol)を、テトラヒドロフラン(24mL)およびエタノール(16mL)中のモルホリン−3−カルボン酸(545mg、4.16mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.17mL、12.5mmol)の撹拌混合物にシリンジを介して2分間かけて室温で添加した。2時間後、得られた混合物を減圧下で濃縮した。残留物を、トルエン(2×20mL)から減圧下で濃縮することにより共沸乾燥した。残留物をジクロロメタン(77mL)に溶解した。4−(ジメチルアミノ)ピリジン(254mg、2.08mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.59mL、9.14mmol)、およびトリフェニルホスフィン(1.28g、4.86mmol)を順次添加し、得られた混合物を撹拌し、0℃に冷却した。ヨウ素(1.21g、4.78mmol)を添加した。5分後、得られた混合物を室温に加温した。33分後、得られた混合物を50℃に加熱した。1時間後、得られた混合物を室温に冷却し、酢酸エチル(250mL)を添加した。有機層を塩化水素水溶液(200mL)およびブライン(150mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をアセトン(30mL)に溶解し、炭酸セシウム(5.42g、16.6mmol)を添加し、得られた混合物を室温で撹拌した。硫酸メチル(1.97mL、20.8mmol)を、シリンジを介して添加した。1時間後、得られた混合物を濾過し、濾過ケーキをジクロロメタン(75mL)で抽出した。シリカゲル(12g)を、合わせた濾液に添加し、得られたスラリーを減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜35%酢酸エチル)により精製して、191−1を得た。
【0510】
ステップ2:水酸化ナトリウム水溶液(2.0M、5.22mL、10mmol)を、メタノール(1.5mL)およびテトラヒドロフラン(1.5mL)中の191−1(338.3mg、1.50mmol)の撹拌溶液にシリンジを介して室温で添加し、得られた混合物を70℃に加熱した。1時間後、得られた混合物を室温に冷却し、塩化水素水溶液(2.0M、6mL)およびブライン(20mL)を順次添加した。水層をジクロロメタン(2×30mL)および酢酸エチル(30mL)で順次抽出した。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を逆相分取HPLC(アセトニトリル中0.1%トリフルオロ酢酸/水)により精製して、191−2を得た。
【0511】
ステップ3:実施例191は、191−2を2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキシ)酢酸の代わりに使用して、実施例109と同様の様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 7.79 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.45 (dd, J = 8.2, 1.9 Hz, 1H), 7.36 − 7.29 (m, 2H), 7.25 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.14 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.92 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.19 (dt, J = 14.4, 6.8 Hz, 1H), 5.66 (dd, J = 15.6, 7.6 Hz, 1H), 4.97 (d, J = 14.1 Hz, 1H), 4.92 (d, J = 14.1 Hz, 1H), 4.21 − 3.57 (m, 10H), 3.97 (s, 3H), 3.47 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.26 (s, 3H), 3.15 (dd, J = 15.1, 11.0 Hz, 1H), 3.02 − 1.39 (m, 16H), 1.13 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS: 777.0.
(実施例192)
【化230】
[この文献は図面を表示できません]
【0512】
実施例192は、ステップ1でtrans−3−アミノ−1−メチル−シクロブタノールHCl塩を使用したこと以外は、実施例225と同じシーケンスで作製した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.66 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.23 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.08 (s, 1H), 7.03 − 6.95 (m, 2H), 6.87 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.12 − 6.01 (m, 1H), 5.70 − 5.59 (m, 1H), 4.27 − 4.14 (m, 2H), 4.05 − 3.99 (m, 2H), 3.84 − 3.75 (m, 3H), 3.66 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.30 (s, 3H), 3.22 (s, 3H), 3.13 − 3.03 (m, 1H), 2.87 − 2.75 (m, 2H), 2.57 − 2.43 (m, 5H), 2.26 − 1.77 (m, 12H), 1.44 − 1.38 (m, 1H), 1.35 (s, 3H), 1.15 (d, J = 6.6 Hz, 3H). [M+H]+ C
39H
51ClN
4O
6Sの計算値: 739.36; 実測値: 738.74.
(実施例193)
【化231】
[この文献は図面を表示できません]
【0513】
実施例193は、ステップ2でヨードメタンをヨードエタンの代わりに使用したこと以外は、実施例225と同じシーケンスで作製した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.72 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.21 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 7.6 Hz, 2H), 6.99 (s, 1H), 6.90 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.04 (dd, J = 15.2, 7.5 Hz, 1H), 5.61 (dd, J = 15.3, 8.9 Hz, 1H), 4.25 (dd, J = 15.0, 6.5 Hz, 1H), 4.05 (d, J = 2.4 Hz, 2H), 3.96 − 3.73 (m, 4H), 3.67 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.28 (s, 3H), 3.20 (s, 3H), 3.08 (dd, J = 15.2, 10.1 Hz, 1H), 2.89 − 2.71 (m, 2H), 2.55 − 2.32 (m, 5H), 2.26 − 1.91 (m, 9H), 1.80 (dt, J = 17.1, 9.2 Hz, 3H), 1.43 (t, J = 12.0 Hz, 1H), 1.35 (s, 3H), 1.13 (d, J = 6.5 Hz, 3H). [M+H]+ C
39H
51ClN
4O
6Sの計算値: 739.36; 実測値: 738.79.
(実施例194)
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
【0514】
ステップ1:3−ヒドロキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(100mg、0.704mmol)をDMF(3mL)に溶解し、水素化ナトリウム(60%分散液、84mg、2.1mmol、3当量)を一度に添加した。ヨードエタン(2.1mmol、328mg、3当量)を、ピペットを介して添加した。TLCが出発材料の完全な消費を示すまで、反応混合物を80℃に加熱した。反応混合物を飽和NH
4Cl(3mL)でクエンチし、次いでEtOAc(10mL)で希釈した。有機層を飽和NaHCO
3(10mL)およびブライン(10mL)で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、エチル3−エトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートを得た。
【0515】
ステップ2:エチル3−エトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(20mg、0.1mmol)を、1,2−ジオキサン(1mL)および1N NaOH溶液(1mL)の1:1混合物に溶解した。反応混合物を80℃に4時間加熱した(反応をTLCおよびLCMSによりモニターした)。次いで、反応混合物を室温に冷却し、1M HCl(1.5mL)でクエンチし、次いでEtOAc(5mL)で希釈した。有機層を飽和NaHCO
3(5mL)およびブライン(5mL)で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮して、3−エトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を得、これをさらに精製することなく使用した。
【0516】
ステップ3:実施例194は、3−エトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
39H
48ClN
5O
6Sの[M+H]+計算値:750.3;実測値:750.1。
(実施例195および実施例196)
【化233】
[この文献は図面を表示できません]
【0517】
実施例195および実施例196はキラルSFC分離により実施例160から精製した。立体化学は暫定的に割り当てる。
【0518】
実施例195: 1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.73 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.19 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 7.02 − 6.95 (m, 1H), 6.88 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.10 − 6.01 (m, 1H), 5.59 (dd, J = 15.2, 8.8 Hz, 1H), 4.26 (s, 1H), 4.04 (d, J = 4.7 Hz, 2H), 3.89 − 3.74 (m, 3H), 3.67 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.45 (s, 3H), 3.37 (s, 2H), 3.27 (d, J = 4.3 Hz, 3H), 3.07 (dd, J = 15.2, 10.2 Hz, 1H), 2.87 − 2.72 (m, 2H), 2.64 (s, 1H), 2.48 (ddd, J = 34.7, 22.9, 8.1 Hz, 3H), 2.17 (ddd, J = 33.0, 21.9, 10.5 Hz, 3H), 1.97 (d, J = 14.6 Hz, 3H), 1.85 − 1.72 (m, 3H), 1.43 (t, J = 12.3 Hz, 1H), 1.13 (d, J = 6.4 Hz, 3H), 1.02 (ddd, J = 8.9, 6.8, 3.8 Hz, 1H), 0.87 − 0.79 (m, 1H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
37H
47ClN
4O
6Sの計算値: 711.29; 実測値: 710.76.
【0519】
実施例196: 1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.76 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.23 − 7.07 (m, 3H), 6.97 (s, 1H), 6.89 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.11 − 6.02 (m, 1H), 5.56 (dd, J = 15.2, 9.0 Hz, 1H), 4.31 (dd, J = 14.6, 6.4 Hz, 1H), 4.14 − 4.00 (m, 2H), 3.91 − 3.74 (m, 3H), 3.67 (d, J = 14.1 Hz, 1H), 3.44 (s, 3H), 3.27 (s, 3H), 3.21 (s, 1H), 3.06 (dd, J = 15.3, 10.3 Hz, 1H), 2.91 − 2.69 (m, 3H), 2.63 (s, 1H), 2.51 (d, J = 20.7 Hz, 2H), 2.37 (t, J = 8.9 Hz, 1H), 2.14 (t, J = 15.4 Hz, 3H), 2.02 − 1.87 (m, 3H), 1.78 (tt, J = 16.9, 9.3 Hz, 3H), 1.43 (t, J = 12.5 Hz, 1H), 1.12 (d, J = 6.3 Hz, 3H), 1.02 (ddd, J = 8.8, 6.7, 3.8 Hz, 1H), 0.85 − 0.78 (m, 1H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
37H
47ClN
4O
6Sの計算値: 711.29; 実測値: 710.92.
(実施例197)
【化234】
[この文献は図面を表示できません]
【0520】
実施例197は、実施例109を実施例5の代わりに使用し、6,7−ジヒドロ−5H−ピラゾロ[5,1−b][1,3]オキサジン−2−カルボン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.77 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.26 (dd, J = 8.2, 1.9 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.08 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 6.95 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.09 (t, J = 7.3 Hz, 1H), 6.04 (s, 1H), 5.62 (dd, J = 15.3, 8.6 Hz, 1H), 4.40 − 4.36 (m, 1H), 4.29 (dt, J = 13.4, 6.6 Hz, 2H), 4.15 − 3.95 (m, 3H), 3.90 − 3.69 (m, 3H), 3.37 (s, 3H), 3.28 (s, 2H), 3.09 (dd, J = 15.2, 9.7 Hz, 2H), 2.90 − 2.71 (m, 3H), 2.47 (s, 3H), 2.33 (p, J = 5.9 Hz, 2H), 2.28 − 2.08 (m, 3H), 1.95 (d, J = 3.7 Hz, 3H), 1.79 (q, J = 11.1, 9.0 Hz, 3H), 1.46 (t, J = 13.1 Hz, 1H), 1.12 (d, J = 6.7 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
39H
46ClN
5O
6Sの計算値: 748.29; 実測値: 746.89.
(実施例198)
【化235】
[この文献は図面を表示できません]
【0521】
実施例198は、3−ヒドロキシ−3−(トリフルオロメチル)シクロブタン−1−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトニトリル-d3) δ 7.73 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.25 (dd, J = 8.2, 1.9 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.4, 2.3 Hz, 1H), 7.15 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.09 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 6.89 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.04 (dt, J = 14.5, 6.9 Hz, 1H), 5.60 (dd, J = 15.4, 8.3 Hz, 1H), 4.14 − 3.96 (m, 3H), 3.88 − 3.64 (m, 4H), 3.33 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.23 (s, 3H), 3.04 (dq, J = 17.7, 9.3, 8.7 Hz, 2H), 2.87 − 2.66 (m, 4H), 2.46 (dq, J = 24.9, 8.8, 7.2 Hz, 4H), 2.06 (s, 4H), 1.91 (t, J = 4.9 Hz, 3H), 1.84 − 1.63 (m,4H), 1.42 (dt, J = 14.9, 7.7 Hz, 1H), 1.09 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS -ESI+ (m/z): [M+H]+ C
38H
45ClF
3N
3O
6Sの計算値: 764.26; 実測値: 764.09.
(実施例199)
【化236】
[この文献は図面を表示できません]
【0522】
実施例199は、実施例109およびtrans−2−エチルシクロプロパン−1−アミン塩酸塩を使用して、実施例75と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.77 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.18 (dd, J = 8.4, 2.5 Hz, 2H), 7.11 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.97 (s, 1H), 6.84 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.20 − 6.04 (m, 1H), 5.52 (dd, J = 15.2, 9.1 Hz, 1H), 4.30 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 4.12 − 3.98 (m, 2H), 3.87 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 3.80 (dd, J = 9.1, 3.4 Hz, 1H), 3.66 (d, J = 14.1 Hz, 1H), 3.27 (s, 4H), 3.03 (dd, J = 15.2, 9.9 Hz, 1H), 2.88 − 2.70 (m, 2H), 2.55 (m, 1H), 2.42 (m, 1H), 2.32 (s, 1H), 2.22 (dt, J = 7.0, 3.4 Hz, 1H), 2.12 (d, J = 12.4 Hz, 3H), 2.03 − 1.85 (m, 2H), 1.77 (ddt, J = 25.7, 17.3, 9.2 Hz, 3H), 1.40 (dd, J = 14.0, 70 Hz, 2H), 1.23 (dt, J = 14.5, 7.2 Hz, 1H), 1.12 − 1.06 (m, 3H), 1.04 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 1.02 (d, J = 2.7 Hz, 2H), 1.00 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 0.89 − 0.77 (m, 1H), 0.69 − 0.55 (m, 2H), 0.50 (m, 2H). LCMS-ESI+: C
38H
50ClN
4O
5Sの計算値: 709.31 (M+H); 実測値: 709.38 (M+H).
(実施例200)
【化237】
[この文献は図面を表示できません]
【0523】
実施例189(6.0mg)を、室温にてTHF中の水素化ナトリウム(75.0mg、鉱油中60%分散液)およびヨードメタン(12mg、0.008mmol、10当量)で処理した。反応混合物を水(30mL)でクエンチし、全体をEtOAc(30mL)で抽出した。得られた有機層をブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で脱水した。溶媒を減圧下で除去した。得られた粗混合物をシリカゲル分取TLC(5%MeOH/DCM、2回展開)により精製して、実施例200を得た。1H NMR (400 MHz, アセトン-d
6) δ 7.74 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.39 − 7.08 (m, 4H), 6.92 − 6.84 (m, 1H), 6.13 − 6.03 (m, 1H), 5.55 − 5.64 (m, 1H), 4.36 − 4.24 (m, 1H), 4.12 − 4.00 (m, 2H), 3.88 − 3.77 (m, 1H), 3.71 (d, J = 14.6 Hz, 2H), 3.40 (d, J = 7.0 Hz, 2H), 3.31 (s, 3H), 3.23 (s, 3H), 3.00 − 2.10 (m, 19H), 2.00 − 1.64 (m, 4H), 1.50 − 1.40 (m, 1H), 1.11 (d, J = 6.3 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
39H
52ClN
4O
6Sの計算値: 739.32; 実測値: 738.65.
(実施例201)
【化238】
[この文献は図面を表示できません]
【0524】
中間体201−1は、(2S)−N’−(tert−ブチルジメチルシリル)−2−エチルペンタ−4−エン−1−スルホンイミドアミド((S)−2−エチルペンタ−4−エン−1−スルホンアミドから調製した)を(4S)−5−[S−アミノ−N−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]スルホンイミドイル]−4−メチル−ペンタ−1−エンの代わりに使用して、実施例109−方法1と同様の様式で調製した。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.76 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.43 (dd, J = 8.2, 1.9 Hz, 1H), 7.32 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.20 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.10 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.93 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.33 (dt, J = 14.8, 7.1 Hz, 1H), 5.89 (s, 2H), 5.53 (dd, J = 15.3, 8.4 Hz, 1H), 4.11 − 4.01 (m, 2H), 3.87 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 3.84 − 3.75 (m, 1H), 3.71 (dd, J = 8.5, 3.9 Hz, 1H), 3.61 (dd, J = 14.5, 3.6 Hz, 1H), 3.42 (d, J = 9.5 Hz, 1H), 3.39 (d, J = 9.5 Hz, 1H), 3.27 (s, 3H), 3.01 (dd, J = 15.0, 11.1 Hz, 1H), 2.88 − 2.71 (m, 2H), 2.58 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.46 (dq, J = 20.6, 10.6, 9.1 Hz, 1H), 2.32 (dt, J = 14.3, 6.9 Hz, 1H), 2.07 (s, 2H), 1.99 − 1.85 (m, 1H), 1.74 (dq, J = 33.7, 9.2, 8.8 Hz, 2H), 1.50 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 1.42 (q, J = 13.3, 12.9 Hz, 1H), 0.96 (t, J = 7.4 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
33H
42ClN
3O
4Sの計算値: 612.3; 実測値: 612.5.
【0525】
実施例201は、中間体201−1および1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.07 (s, 1H), 7.94 (d, J = 0.6 Hz, 1H), 7.79 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.24 (dd, J = 8.0, 1.7 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.11 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.93 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 6.83 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.17 (ddd, J = 14.6, 9.0, 5.1 Hz, 1H), 5.48 (dd, J = 15.3, 9.3 Hz, 1H), 4.50 (dd, J = 14.1, 9.3 Hz, 1H), 4.11 − 3.96 (m, 3H), 3.95 − 3.86 (m, 4H), 3.82 (dd, J = 9.4, 3.8 Hz, 1H), 3.67 (d, J = 14.1 Hz, 1H), 3.25 (m, 4H), 3.00 (dd, J = 15.2, 10.1 Hz, 1H), 2.90 − 2.75 (m, 2H), 2.71 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 2.53 − 2.41 (m, 1H), 2.37 (m, 1H), 2.19 − 2.05 (m, 2H), 2.05 − 1.82 (m, 4H), 1.82 − 1.64 (m, 2H), 1.49 − 1.27 (m, 4H), 0.90 (t, J = 7.4 Hz, 3H). LCMS-ESI+: C
38H
47ClN
5O
5Sの計算値: 720.19 (M+H); 実測値: 720.31 (M+H).
(実施例202)
【化239】
[この文献は図面を表示できません]
【0526】
実施例202は、中間体201−1および3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,1−c][1,4]オキサジン−7−カルボン酸を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.77 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.43 (s, 1H), 7.28 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.16 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 7.11 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.01 (s, 1H), 6.87 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.34 (s, 1H), 6.15 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 5.61 − 5.49 (m, 1H), 4.78 (s, 2H), 4.34 (s, 1H), 4.04 (m, 6H), 3.87 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 3.83 − 3.75 (m, 1H), 3.68 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.27 (s, 3H), 3.04 (dd, J = 15.1, 9.4 Hz, 1H), 2.79 (m, 2H), 2.68 (m, 1H), 2.41 (m, 2H), 2.24 (m, 1H), 2.12 (m, 1H), 1.98 (m, 3H), 1.86 − 1.64 (m, 3H), 1.57 − 1.38 (m, 2H), .33 (m, 4H), 0.94 (t, J = 7.3 Hz, 3H). LCMS-ESI+: C
41H
50ClN
4O
6Sの計算値: 761.31 (M+H); 実測値: 761.34 (M+H).
(実施例203)
【化240】
[この文献は図面を表示できません]
【0527】
実施例203は、4−メチルフラン−2−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同様の様式で調製した。
1H NMR (400 MHz, アセトン-d
6) δ 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.31 − 7.15 (m, 3H), 7.12 (d, J = 2.5 Hz, 2H), 6.93 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.04 (dd, J = 14.7, 7.3 Hz, 1H), 5.61 (dd, J = 14.8, 8.8 Hz, 1H), 4.17 − 3.99 (m, 2H), 3.88 (d, J = 15.0 Hz, 2H), 3.80 − 3.68 (m, 2H), 3.38 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.22 (s, 3H), 3.14 (dd, J = 15.1, 9.9 Hz, 1H), 2.93 − 2.67 (m, 2H), 2.61 − 2.36 (m, 3H), 2.33 − 2.18 (m, 2H), 2.16- 2.07 (m, 3H), 2.08 (s, 3H) 2.00 − 1.85 (m, 2H), 1.84 − 1.65 (m, 3H), 1.46 (dt, J = 15.2, 7.5 Hz, 1H), 1.14 (d, J = 6.2 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
38H
45ClN
3O
6Sの計算値: 706.26; 実測値: 705.95.
(実施例204)
【化241】
[この文献は図面を表示できません]
【0528】
実施例204は、5−メチルフラン−3−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同様の様式で調製した。
1H NMR (400 MHz, アセトン-d
6) δ 8.09 (s, 1H), 7.74 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.20 (dt, J = 8.4, 3.2 Hz, 2H), 7.15 − 7.05 (m, 2H), 6.92 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.43 (s, 1H), 6.06 (dt, J = 14.3, 6.6 Hz, 1H), 5.61 (dd, J = 15.5, 8.5 Hz, 1H), 4.27 (d, J = 15.9 Hz, 1H), 4.15 − 4.00 (m, 2H), 3.85 (t, J = 15.3 Hz, 2H), 3.77 − 3.67 (m, 2H), 3.38 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.22 (s, 3H), 3.13 (dd, J = 15.3, 9.9 Hz, 1H), 2.91 − 2.68 (m, 2H), 2.49 (d, J = 20.3 Hz, 4H), 2.31 (d, J = 1.1 Hz, 3H), 2.29 − 2.07 (m, 3H), 2.09 (s, 4H), 2.02 − 1.89 (m, 3H), 1.77 (ddt, J = 25.6, 15.2, 7.9 Hz, 3H), 1.45 (dt, J = 15.0, 7.6 Hz, 1H), 1.14 (d, J = 6.5 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
38H
45ClN
3O
6Sの計算値: 706.26; 実測値: 706.06.
(実施例205)
【0529】
ステップ1:乾燥DMF(10mL)中のメチル1H−ピロール−3−カルボキシレート(4.3g、0.034mol)の溶液を、窒素雰囲気下、乾燥DMF(40mL)中のNaH60%(油分散液)(1.6g、0.041mol)の撹拌懸濁液に滴下添加した。混合物の温度を0℃に維持した。添加が完了した後、撹拌を同じ温度で30分間続けた。次いで、2−ブロモ酢酸tert−ブチル(10.1g、0.052mol)の溶液を滴下添加し、温度を室温に上昇させた。反応混合物をこの温度で48時間撹拌した。次いで、水を添加し、混合物をジクロロメタンで抽出した。有機相を無水硫酸マグネシウムで脱水し、溶媒を減圧下で除去し、次いで残留物を順相クロマトグラフィー(シリカゲルカラム、0〜100%EtOAc/ヘキサン)により精製して、205−1を得た。
【化242】
[この文献は図面を表示できません]
【0530】
ステップ2:DCM(45mL)中の205−1(7.2g、0.30mol)の溶液に、TFA(15mL)を添加し、室温で終夜撹拌した。次いで、水を添加し、層を分離した。有機相を無水硫酸マグネシウムで脱水し、溶媒を減圧下で除去して、205−2を得た。
【0531】
ステップ3:THF(60mL)中の205−2(4.3g、0.023mol)およびHATU(8.9g、0.023mol)の懸濁液を、TEA(7.2mL、0.070mol)で処理し、得られた溶液を室温で約16時間撹拌した。別個に、THF(70mL)中のカリウムtert−ブトキシド(7.4g、0.066mol)およびトリメチルスルホキソニウムクロリド(8.4g、0.066mol)の懸濁液を、約60℃で約2時間加熱し、次いで氷水浴中で約15分間冷却した。次いで、活性化エステルの溶液を約45分間かけて約0℃で滴下添加した。反応混合物を約1時間さらに撹拌し、その後、反応物を減圧下で濃縮した。残留物をDCMと水との間で分配した。層を分離した後、有機相を飽和NaCl水溶液で洗浄し、Mg
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。粗材料を、ヘキサン中0〜100%EtOAcの勾配を使用するシリカゲル(80g)上で精製した。DCE(80mL)中の活性化酸およびクロロ(1,5−シクロオクタジエン)イリジウム(I)二量体(60mg)の溶液を脱気した。混合物をuw中にて約80℃で約10分間加熱し、次いで室温に冷却した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲル ヘキサン中5〜80%EtOAc上で精製して、205−3を得た。
【0532】
ステップ4:0℃のメタノール(5mL)中の205−3(50mg、0.27mmol)の撹拌溶液に、NaBH
4(11mg、0.27mmol)を少量ずつ添加し、0℃で1時間撹拌し、10%塩化アンモニウム水溶液で希釈した。有機溶媒を、エバポレーターを使用して除去した。残った水溶液を酢酸エチルによる2回の抽出に供した。有機層を飽和ブラインで洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで脱水し、次いで濃縮した。残留物を、逆相クロマトグラフィー ACN/水 15〜90%15分 0.1%TFA含有により精製して、205−4を得た。
【0533】
ステップ5:205−5の調製:DMF(3mL)中の205−4(32mg、0.17mmol)の撹拌溶液に、NaH60%(7mg、0.17mmol)を添加し、室温で1時間撹拌した。反応混合物をDCMによる2回の抽出に供した。有機層を飽和ブラインで洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで脱水し、次いで濃縮した。残留物を次のステップで使用した。
【0534】
ステップ6:メタノール(3mL)中の205−5(30mg、0.15mmol)の撹拌溶液に、1NのNaOH(1mL)を添加し、室温で1時間撹拌した。反応混合物に、1N HCl(1mL)を添加し、反応混合物を濃縮した。水を添加し、混合物をジクロロメタンで抽出した。有機相を無水硫酸マグネシウムで脱水し、溶媒を減圧下で除去して、205−6を得た。
【0535】
ステップ7:実施例205は、中間体205−6および実施例109を使用して、実施例174と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.75 (dd, J = 8.5, 1.7 Hz, 1H), 7.46 − 7.35 (m, 2H), 7.19 (d, J = 9.2 Hz, 2H), 7.10 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.95 (dt, J = 8.2, 1.5 Hz, 1H), 6.38 (s, 1H), 6.00 (dt, J = 13.6, 6.4 Hz, 1H), 5.62 (dd, J = 15.6, 7.6 Hz, 1H), 4.57 (dt, J = 6.1, 3.0 Hz, 1H), 4.21 (ddd, J = 11.9, 5.9, 2.5 Hz, 1H), 4.14 − 3.95 (m, 3H), 3.93 − 3.65 (m, 3H), 3.43 (s, 3H), 3.31 (s, 3H), 3.20 − 2.66 (m, 5H), 2.58 − 2.26 (m, 3H), 2.19 − 1.61 (m, 6H), 1.28 (m, 5H), 1.12 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 0.95 − 0.63 (m, 2H).LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
41H
49ClN
4O
6Sの計算値: 761.31; 実測値: 761.59.
(実施例206)
【化243】
[この文献は図面を表示できません]
【0536】
実施例206は、(1R,5S,6R)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−アミンおよび実施例109を使用して、実施例75と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.73 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.13 (d, J = 14.6 Hz, 2H), 6.97 (s, 1H), 6.91 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.03 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 5.60 (dd, J = 15.2, 8.9 Hz, 1H), 4.26 (br, 1H), 4.06 (m, 2H), 3.98 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 3.84 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 3.81 − 3.71 (m, 3H), 3.67 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.35 − 3.32 (m, 4H), 3.27 (s, 3H), 3.07 (dd, J = 15.2, 10.3 Hz, 1H), 2.89 − 2.71 (m, 2H), 2.45 (d, J = 28.6 Hz, 4H), 2.29 − 2.06 (m, 3H), 2.03 − 1.69 (m, 5H), 1.43 (t, J = 12.8 Hz, 1H), 1.14 (d, J = 6.5 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
38H
47ClN
4O
6Sの計算値: 723.3; 実測値: 722.9.
(実施例207)
【化244】
[この文献は図面を表示できません]
【0537】
実施例207は、実施例109およびtrans−2−(ジフルオロメチル)シクロプロパン−1−アミン塩酸塩を使用して、実施例75と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.74 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.16 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 7.11 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.97 (s, 1H), 6.92 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.08 − 5.99 (m, 1H), 5.99 − 5.67 (m, 1H), 5.59 (dd, J = 15.3, 8.9 Hz, 1H), 4.33 − 4.22 (m, 1H), 4.11 − 4.01 (m, 2H), 3.85 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 3.77 (dd, J = 9.0, 3.7 Hz, 1H), 3.68 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.27 (s, 4H), 3.08 (dd, J = 15.3, 10.3 Hz, 1H), 2.79 (ddd, J = 22.7, 17.7, 9.6 Hz, 3H), 2.48 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 2.37 (t, J = 8.3 Hz, 1H), 2.28 − 2.04 (m, 3H), 2.04 − 1.88 (m, 2H), 1.79 (m, 2H), 1.69 − 1.49 (m, 1H), 1.44 (t, J = 12.9 Hz, 1H), 1.33 (d, J = 17.3 Hz, 2H), 1.14 (d, J = 6.4 Hz, 3H), 1.09 (q, J = 6.4 Hz, 1H), 0.95 (m, 2H). LCMS-ESI+: C
37H
46ClF
2N
4O
5Sの計算値: 731.28 (M+H); 実測値: 731.05 (M+H).
(実施例208および実施例209)
【化245】
[この文献は図面を表示できません]
【0538】
ステップ1:メチル1H−ピロール−3−カルボキシレート(2.0g、15.98mmol)をアセトニトリル(30mL)に溶解し、アクリル酸tert−ブチル(2.46g、19.18mmol、1.2当量)を、シリンジを介して添加した。1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(2.43g、15.98mmol、1当量)を室温で2分間かけて滴下添加した。反応混合物を80℃に加熱し、反応の進行をTLC(1:2 EtOAc:ヘキサン)によりモニターした。完了したら、反応物を室温に冷却し、減圧下で濃縮した。残留物をEtOAc(40mL)で希釈し、飽和塩化アンモニウム(40mL)、次いでブライン(40mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(100%ヘキサン→1:1 EtOAc:ヘキサン)により精製して、メチル1−(3−(tert−ブトキシ)−3−オキソプロピル)−1H−ピロール−3−カルボキシレート(4.05g、94%)を得た。
【0539】
ステップ2:メチル1−(3−(tert−ブトキシ)−3−オキソプロピル)−1H−ピロール−3−カルボキシレート(3.8g、15mmol)を、トリフルオロ酢酸(10mL)およびジクロロメタン(30mL)の1:3溶液に室温で溶解した。反応混合物を室温で24時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮した。残留物をトルエン(40mL)と共沸させて、3−(3−(メトキシカルボニル)−1H−ピロール−1−イル)プロパン酸(2.95g、99%)を得た。
【0540】
ステップ3:THF(30mL)中の3−(3−(メトキシカルボニル)−1H−ピロール−1−イル)プロパン酸(2.00g、10.14mmol)およびHATU(3.86g、10.14mmol、1当量)の懸濁液に、トリメチルアミン(3.91g、30.43mmol、3当量)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。別個の容器内で、トリメチルスルホキソニウムクロリド(3.91g、30.43mmol、3当量)およびカリウムtert−ブトキシド(3.41g、30.43mmol、3当量)の懸濁液を、金属ブロックにより60℃に1.5時間加熱した。次いで、加熱ブロックを取り外し、反応混合物を氷浴により0℃に15分間冷却した。次いで、HATU付加物を、シリンジを介して10分間かけて滴下添加し、その間に反応混合物は暗赤色になった。反応混合物を0℃でさらに1時間撹拌した後、これを減圧下で濃縮した。粗材料をシリカゲルクロマトグラフィー(5%MeOH/DCM)により精製して、メチル1−(4−(ジメチル(オキソ)−λ
6−スルファニリデン)−3−オキソブチル)−1H−ピロール−3−カルボキシレートを得た。
【0541】
ステップ4:メチル1−(4−(ジメチル(オキソ)−λ
6−スルファニリデン)−3−オキソブチル)−1H−ピロール−3−カルボキシレート(150mg、0.553mmol)およびクロロ(1,5−シクロオクタジエン)イリジウム(I)二量体(37mg、0.00553mmol、0.1当量)を、1,2−ジクロロエタン(15mL)に溶解した。反応混合物をアルゴンの雰囲気流で10分間スパージした後、これを80℃に約10分間加熱し、その間に反応混合物は緑色になった。反応混合物を減圧下で濃縮し、粗残留物をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、メチル7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロインドリジン−2−カルボキシレートを得た。
【0542】
ステップ5:メチル7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロインドリジン−2−カルボキシレート(40mg、0.207mmol)をDMF−DMA/EtOH(0.5mL/0.5mL)に溶解し、反応混合物を約80℃に16時間加熱した後、これを室温に冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残留物をさらに精製することなく次のステップで使用した。
【0543】
ステップ6:メチル8−((ジメチルアミノ)メチレン)−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロインドリジン−2−カルボキシレート(15mg)をEtOH(0.5mL)に溶解し、メチルヒドラジン(0.1mL)を添加した。反応混合物を2時間還流させた後、これを室温に冷却し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、メチル2−メチル−4,5−ジヒドロ−2H−ピラゾロ[3,4−g]インドリジン−8−カルボキシレートおよびメチル3−メチル−4,5−ジヒドロ−3H−ピラゾロ[3,4−g]インドリジン−8−カルボキシレートを得た。
【0544】
ステップ7:メチル2−メチル−4,5−ジヒドロ−2H−ピラゾロ[3,4−g]インドリジン−8−カルボキシレートおよびメチル3−メチル−4,5−ジヒドロ−3H−ピラゾロ[3,4−g]インドリジン−8−カルボキシレート(10mg)を、ジオキサン/1N NaOHの1:1混合物に溶解した。反応混合物を80℃に1時間加熱した後、これを室温に冷却した。反応混合物を1N HClで洗浄し、EtOAcで希釈した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をさらに精製することなく次のステップで使用した。
【0545】
ステップ8:位置異性体の混合物、メチル2−メチル−4,5−ジヒドロ−2H−ピラゾロ[3,4−g]インドリジン−8−カルボキシレートおよびメチル3−メチル−4,5−ジヒドロ−3H−ピラゾロ[3,4−g]インドリジン−8−カルボキシレートを、実施例18と同じ様式で実施例109にカップリングさせ、逆相クロマトグラフィーにより分離して、実施例208および実施例209をそれぞれ得た。位置化学は暫定的に割り当てる。LCMS−ESI+(m/z):C
43H
49ClN
6O
5Sの[M+H]+計算値:797.3;実測値:797.0。
(実施例210)
【化246】
[この文献は図面を表示できません]
【0546】
実施例210は、cis−3−(メトキシメチル)シクロブタン−1−アミン塩酸および実施例109を使用して、実施例75と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, アセトン-d
6) δ 7.69 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.23 (br, 1H), 7.09 (br, 3H), 6.87 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.07 (m, 1H), 5.63 (dd, J = 15.4, 8.4 Hz, 1H), 4.23 − 3.96 (m, 4H), 3.88 − 3.79 (m, 2H), 3.71 (t, J = 11.3 Hz, 2H), 3.41 (d, J = 13.0 Hz, 1H), 3.31 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 3.26 (s, 3H), 3.24 (s, 3H), 3.13 (dd, J = 15.2, 10.1 Hz, 1H), 2.90 − 2.67 (m, 3H), 2.61 − 2.07 (m, 9H), 2.01 − 1.66 (m, 6H), 1.42 (s, 1H), 1.13 (d, J = 6.4 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
39H
52ClN
4O
6Sの計算値: 739.32; 実測値: 738.87.
(実施例211)
【化247】
[この文献は図面を表示できません]
【0547】
実施例211は、3−(メトキシメチル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−アミン塩酸および実施例109を使用して、実施例75と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, アセトン-d
6) δ 7.66 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.33 − 7.17 (m, 2H), 7.05 (d, J = 22.1 Hz, 2H), 6.87 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.06 (s, 1H), 5.66 (dd, J = 15.5, 8.5 Hz, 1H), 4.18 − 3.92 (m, 3H), 3.89 -3.62 (m, 3H), 3.44 (s, 2H), 3.42 (d, J = 10.2 Hz, 1H), 3.29 (s, 3H), 3.25 (s, 3H), 3.13 (dd, J = 15.2, 10.2 Hz, 1H), 2.79 − 2.06 (m, 11H), 1.99 (s, 6H), 1.97 − 1.67 (m, 3H), 1.48 − 1.33 (m, 1H), 1.14 (d, J = 6.5 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
40H
52ClN
4O
6Sの計算値: 751.32; 実測値: 750.72.
(実施例212)
【化248】
[この文献は図面を表示できません]
【0548】
ステップ1:エチル1−メチル−3−(メチルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートの調製:丸底フラスコに、エチル3−アミノ−1−メチル−ピラゾール−4−カルボキシレート(267mg、1.58mmol)を入れた。フラスコを高真空下に5分間置き、次いで窒素雰囲気で再充填した。THF(8mL、0.2M限定試薬)を添加し、続いて水素化ナトリウム(鉱油中60%分散液、73mg、1.89mmol)を20℃で添加した。反応混合物を20℃で45分間撹拌し、次いでヨードメタン(0.20mL、3.1mmol)を添加した。反応物を20℃で19時間撹拌した。さらにヨードメタン(0.10mL、1.6mmol)を添加した。還流冷却器を窒素雰囲気下で取り付け、反応物を金属加熱ブロック中で70℃に2時間加温した。エチル1−メチル−3−(メチルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートおよびエチル3−(ジメチルアミノ)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートの両方の形成が観察されるまで、反応をLCMSによりモニターした。反応物を加熱ブロックから取り出し、20℃に冷却した。反応物を水でクエンチし、酢酸エチル中に抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、真空中で濃縮した。得られた残留物をジクロロメタンに溶解し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、24g、ヘキサン中0〜100%酢酸エチル)により精製した。第1のUV活性生成物を40%酢酸エチルで溶出し、第2のUV活性生成物を50%酢酸エチルで溶出し、第3のUV活性生成物を70%酢酸エチルで溶出した。第2のUV活性生成物を含有する画分を収集し、真空中で濃縮して、エチル1−メチル−3−(メチルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(135mg)を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.53 (s, 1H), 4.22 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 3.72 (s, 3H), 2.93 (s, 3H), 1.29 (t, J = 7.1 Hz, 3H).
【0549】
ステップ2:1−メチル−3−(メチルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸の調製:エチル1−メチル−3−(メチルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(135mg、0.74mmol)を入れたガラススクリュートップバイアルに、THF(7mL)、次いでメタノール(3.5mL)、次いで水酸化ナトリウム(水中2M、1.8mL、3.6mmol)を添加した。得られた混合物を20℃で16時間激しく撹拌した。反応物を酢酸エチルで希釈し、水、次いでブラインで洗浄した。有機相を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、真空中で濃縮した。得られた粗生成物をTHF(3.8mL)に溶解し、次いで水酸化ナトリウム(水中2M、0.96mL、1.92mmol)を添加した。得られた混合物を20℃で21時間激しく撹拌した。さらに水酸化ナトリウム(水中2M、0.96mL、1.92mmol)を添加し、続いてメタノール(0.1mL)を添加した。反応物を金属加熱ブロック中で60℃に4時間加温した。出発エステルの完全な消費が観察されるまで、反応をシリカゲルTLC(1:1 ヘキサン:酢酸エチル)によりモニターした。バイアルを加熱ブロックから取り出し、20℃に冷却した。反応物を、pH紙によりpH<3になるまで滴下添加した2N HClでクエンチした。得られた混合物を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、真空中で濃縮した。NMRは、少なくとも純度95%(50mg)で、1−メチル−3−(メチルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸と一致した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.76 (s, 1H), 3.71 (s, 3H), 2.87 (s, 3H).
【0550】
ステップ3:実施例212は、1−メチル−3−(メチルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトニトリル-d3) δ 8.18 (s, 1H), 7.54 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.06 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.97 − 6.84 (m, 2H), 6.80 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.04 − 5.93 (m, 1H), 5.61 (dd, J = 15.3, 8.6 Hz, 1H), 4.24 − 4.08 (m, 1H), 3.95 (d, J = 3.0 Hz, 2H), 3.81 − 3.65 (m, 2H), 3.74 (s, 3H), 3.59 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.36 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.21 (s, 3H), 3.07 (dd, J = 15.4, 10.4 Hz, 1H), 2.89 (s, 3H), 2.83 − 2.57 (m, 3H), 2.48 − 2.33 (m, 2H), 2.29 − 2.05 (m, 3H), 2.05 − 1.97 (m, 1H), 1.92 − 1.66 (m, 7H), 1.33 (dd, J = 14.6, 8.2 Hz, 1H), 1.08 (d, J = 6.3 Hz, 3H). LCMS-ESI
+ (m/z) : [M+H]
+ C
38H
47ClN
6O
5Sの計算値: 735.31; 実測値: 735.05.
(実施例213)
【化249】
[この文献は図面を表示できません]
【0551】
ステップ1:エチル3−(ジメチルアミノ)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートの調製:丸底フラスコに、エチル3−アミノ−1−メチル−ピラゾール−4−カルボキシレート(267mg、1.58mmol)を入れた。フラスコを高真空下に5分間置き、次いで窒素雰囲気で再充填した。THF(8mL、0.2M限定試薬)を添加し、続いて水素化ナトリウム(鉱油中60%分散液、73mg、1.89mmol)を20℃で添加した。フラスコを20℃で45分間撹拌し、次いでヨードメタン(0.20mL、3.1mmol)を添加した。反応物を20℃で19時間撹拌した。さらにヨードメタン(0.10mL、1.6mmol)を添加した。還流冷却器を窒素雰囲気下で取り付け、反応物を金属加熱ブロック中で70℃に2時間加温した。エチル1−メチル−3−(メチルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートおよびエチル3−(ジメチルアミノ)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートの両方の形成が観察されるまで、反応をLCMSによりモニターした。反応物を加熱ブロックから取り出し、20℃に冷却した。反応物を水でクエンチし、酢酸エチル中に抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、真空中で濃縮した。得られた残留物をジクロロメタンに溶解し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、24g、ヘキサン中0〜100%酢酸エチル)により精製した。第1のUV活性生成物を40%酢酸エチルで溶出し、第2のUV活性生成物を50%酢酸エチルで溶出し、第3のUV活性生成物を70%酢酸エチルで溶出した。主に第1のUV活性生成物を含有する画分を収集し、真空中で濃縮して、エチル3−(ジメチルアミノ)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(35mg)を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.69 (s, 1H), 4.22 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 3.72 (s, 3H), 2.89 (s, 6H), 1.29 (t, J = 7.1 Hz, 3H).
【0552】
ステップ2:3−(ジメチルアミノ)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸の調製:出発材料を入れたガラススクリュートップバイアルに、THF、次いでメタノール、次いで水酸化ナトリウム(水中2M)を添加した。得られた混合物を20℃で16時間激しく撹拌した。pH紙によりpH<3になるまで2N HCl水溶液を慎重に添加することにより、反応物をクエンチした。混合物を酢酸エチルで抽出し、水、次いでブラインで洗浄した。有機相を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、真空中で濃縮した。得られた残留物をTHF(1.4mL)に再溶解し、次いで水酸化ナトリウム(水中2M、0.34mL)を添加した。得られた混合物を20℃で18時間激しく撹拌した。次いで、さらに水酸化ナトリウム(水中2M、0.34mL)を添加し、続いてメタノール(100μL)を添加した。反応物を金属加熱ブロック中で60℃に12時間加温した。すべての出発材料が消費されるまで、反応をシリカゲルTLC(1:1 ヘキサン:酢酸エチル)によりモニターした。反応物を、pH紙によりpH<3になるまで滴下添加した2N HClでクエンチした。得られた混合物を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、真空中で濃縮して、3−(ジメチルアミノ)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(20mg)を得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.93 (s, 1H), 3.74 (s, 3H), 2.86 (s, 6H).
【0553】
ステップ3:実施例213は、3−(ジメチルアミノ)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトニトリル-d3) δ 8.04 (s, 1H), 7.70 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.13 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.08 (dd, J = 8.2, 1.9 Hz, 1H), 6.92 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.89 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 5.90 (dt, J = 14.2, 6.7 Hz, 1H), 5.56 (dd, J = 15.2, 9.1 Hz, 1H), 4.41 (dd, J = 15.0, 6.3 Hz, 1H), 4.05 (s, 2H), 3.88 (s, 3H), 3.79 (dd, J = 15.0, 4.0 Hz, 2H), 3.72 − 3.59 (m, 2H), 3.24 (s, 6H), 3.17 (s, 3H), 3.06 (dd, J = 15.3, 10.5 Hz, 1H), 2.84 − 2.65 (m, 2H), 2.51 − 2.31 (m, 2H), 2.25 (t, J = 8.6 Hz, 1H), 2.19 − 2.10 (m, 1H), 2.05 (d, J = 13.8 Hz, 2H), 1.89 (d, J = 7.1 Hz, 4H), 1.81 − 1.61 (m, 4H), 1.46 − 1.35 (m, 1H), 1.07 (d, J = 6.7 Hz, 3H). LCMS-ESI
+ (m/z): [M+H]
+ C
39H
49ClN
6O
5Sの計算値: 749.32; 実測値: 749.18.
(実施例214)
【化250】
[この文献は図面を表示できません]
【0554】
実施例214は、(S)−2−メチルオキシランの代わりの(R)−2−(メトキシメチル)オキシランおよび実施例109を使用して、実施例167と同様の様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 7.78 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.48 (s, 1H), 7.34 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.29 − 7.20 (m, 2H), 7.14 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.92 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.33 (s, 1H), 6.26 − 6.00 (m, 1H), 5.70 − 5.56 (m, 1H), 4.95 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 4.74 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 4.26 − 3.68 (m, 9H), 3.64 (dd, J = 10.4, 5.4 Hz, 1H), 3.55 (dd, J = 10.4, 4.8 Hz, 1H), 3.44 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.39 (s, 3H), 3.25 (s, 3H), 3.15 (dd, J = 15.2, 10.3 Hz, 1H), 2.90 − 1.40 (m, 16H), 1.14 (d, J = 6.4 Hz, 3H). LCMS: 813.2 (M+Na)+.
(実施例215)
【化251】
[この文献は図面を表示できません]
【0555】
実施例215は、実施例110を109の代わりに使用して、実施例214と同様の様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 7.78 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.51 − 7.19 (m, 4H), 7.14 (s, 1H), 7.05 − 6.92 (m, 1H), 6.34 − 6.21 (m, 1H), 6.09 − 5.95 (m, 1H), 5.63 − 5.53 (m, 1H), 4.91 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 4.72 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 4.64 − 3.60 (m, 10H), 3.54 (dd, J = 10.5, 4.9 Hz, 1H), 3.46 − 3.11 (m, 2H), 3.39 (s, 3H), 3.19 (s, 3H), 2.93 − 0.81 (m, 21H). LCMS: 827.1 (M+Na)+.
(実施例216)
【化252】
[この文献は図面を表示できません]
【0556】
ステップ1:3−ヒドロキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(100mg、0.704mmol)をDMF(3mL)に溶解し、水素化ナトリウム(60%分散液、84mg、2.1mmol、3当量)を一度に添加した。1−ヨード−2−メトキシエタン(2.1mmol、391mg、3当量)を、ピペットを介して添加した。TLCが出発材料の完全な消費を示すまで、反応混合物を80℃に加熱した。反応混合物を飽和NH
4Cl(3mL)でクエンチし、次いでEtOAc(10mL)で希釈した。有機層を飽和NaHCO
3(10mL)およびブライン(10mL)で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、2−メトキシエチル3−(2−メトキシエトキシ)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートを得た。
【0557】
ステップ2:2−メトキシエチル3−(2−メトキシエトキシ)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(20mg、0.08mmol)を、1,2−ジオキサン(1mL)および1N NaOH溶液(1mL)の1:1混合物に溶解した。反応混合物を80℃に4時間加熱した(反応をTLCおよびLCMSによりモニターした)。次いで、反応混合物を室温に冷却し、1M HCl(1.5mL)でクエンチし、次いでEtOAc(5mL)で希釈した。有機層を飽和NaHCO
3(5mL)およびブライン(5mL)で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮して、3−(2−メトキシエトキシ)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を得、これをさらに精製することなく使用した。
【0558】
ステップ3:実施例216は、3−(2−メトキシエトキシ)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
40H
49ClN
5O
7Sの[M+H]+計算値:780.3;実測値:780.0。
(実施例217)
【化253】
[この文献は図面を表示できません]
【0559】
実施例217は、2−オキサスピロ[3.3]ヘプタン−6−アミン塩酸および実施例109を使用して、実施例75と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, アセトン-d
6) δ 7.59 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.24 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.05 (d, J = 3.8 Hz, 2H), 6.84 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 6.08 (d, J = 13.1 Hz, 1H), 5.73 (d, J = 12.7 Hz, 1H), 4.65 (s, 2H), 4.55 − 4.47 (AB q, 2H), 4.17 − 4.01 (m, 2H), 3.86 − 3.70 (m, 2H), 3.66 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.46 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.27 (s, 3H), 3.20 − 3.07 (m, 1H), 3.03 − 2.08 (m, 12H), 2.02 − 1.67 (m, 3H), 1.15 (d, J = 6.6 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
39H
50ClN
4O
6Sの計算値: 737.31; 実測値: 737.05.
(実施例218)
【化254】
[この文献は図面を表示できません]
【0560】
実施例218は、実施例110を実施例109の代わりに使用して、実施例167と同様の様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 7.78 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.39 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 7.28 − 7.24 (m, 1H), 7.24 − 7.20 (m, 1H), 7.17 − 7.07 (m, 2H), 7.01 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.29 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 6.04 − 5.95 (m, 1H), 5.57 (dd, J = 15.3, 8.7 Hz, 1H), 4.89 (dd, J = 14.3, 0.9 Hz, 1H), 4.71 (dd, J = 14.4, 1.3 Hz, 1H), 4.54 − 4.38 (m, 1H), 4.19 − 4.06 (m, 3H), 4.04 − 3.92 (m, 1H), 3.92 − 3.81 (m, 1H), 3.79 − 3.60 (m, 3H), 3.39 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.26 − 3.11 (m, 1H), 3.17 (s, 3H), 2.91 − 1.67 (m, 15H), 1.58 (d, J = 7.1 Hz, 3H), 1.54 − 1.41 (m, 1H), 1.32 (d, J = 6.1 Hz, 3H), 1.05 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS: 775.0.
(実施例219)
【化255】
[この文献は図面を表示できません]
【0561】
実施例219は、実施例109を実施例5の代わりに使用し、2,3−ジヒドロピラゾロ[5,1−b]オキサゾール−6−カルボン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.77 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.26 (dd, J = 8.3, 1.8 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.08 (s, 1H), 6.95 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.07 (dt, J = 14.2, 6.8 Hz, 1H), 5.96 (s, 1H), 5.62 (dd, J = 15.3, 8.7 Hz, 1H), 5.16 (t, J = 8.1 Hz, 2H), 4.49 − 4.37 (m, 2H), 4.29 (dd, J = 15.0, 6.3 Hz, 2H), 4.15 − 3.94 (m, 3H), 3.87 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 3.83 − 3.75 (m, 1H), 3.71 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.29 (s, 3H), 3.09 (dd, J = 15.3, 9.6 Hz, 2H), 2.90 − 2.71 (m, 3H), 2.47 (s, 3H), 2.33 − 2.07 (m, 3H), 2.05 − 1.88 (m, 3H), 1.81 (dd, J = 21.4, 8.9 Hz, 3H), 1.46 (t, J = 11.8 Hz, 1H), 1.13 (d, J = 6.6 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
38H
44ClN
5O
6Sの計算値: 734.27; 実測値: 733.75.
(実施例220)
【化256】
[この文献は図面を表示できません]
【0562】
実施例220は、中間体201−1および3−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.98 (s, 1H), 7.79 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.25 (s, 1H), 7.19 (d, J = 9.1 Hz, 1H), 7.11 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.99 (s, 1H), 6.85 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.17 (s, 1H), 5.52 (s, 1H), 4.10 − 3.99 (m, 2H), 3.95 (d, J = 3.3 Hz, 2H), 3.89 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 3.84 − 3.79 (m, 1), 3.77 (s, 3H), 3.68 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.26 (s, 4H), 3.07 − 2.89 (m, 1H), 2.89 − 2.73 (m, 2H), 2.69 (d, J = 17.0 Hz, 1H), 2.43 (s, 2H), 2.13 (m, 3H), 1.97 (m, 3H), 1.76 (d, J = 9.2 Hz, 3H), 1.53 − 1.32 (m, 4), 0.93 (t, J = 7.3 Hz, 3H). LCMS-ESI+: C
39H
49ClN
5O
6Sの計算値: 750.30 (M+H); 実測値: 750.80 (M+H).
(実施例221)
【化257】
[この文献は図面を表示できません]
【0563】
ステップ1:3−ヒドロキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(100mg、0.704mmol)をDMF(3mL)に溶解し、水素化ナトリウム(60%分散液、84mg、2.1mmol、3当量)を一度に添加した。(ヨードメチル)シクロプロパン(2.1mmol、382mg、3当量)を、ピペットを介して添加した。TLCが出発材料の完全な消費を示すまで、反応混合物を80℃に加熱した。反応混合物を飽和NH
4Cl(3mL)でクエンチし、次いでEtOAc(10mL)で希釈した。有機層を飽和NaHCO
3(10mL)およびブライン(10mL)で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、シクロプロピルメチル3−(シクロプロピルメトキシ)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートを得た。
【0564】
ステップ2:シクロプロピルメチル3−(シクロプロピルメトキシ)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(20mg、0.08mmol)を、1,2−ジオキサン(1mL)および1N NaOH溶液(1mL)の1:1混合物に溶解した。反応混合物を80℃に4時間加熱した(反応をTLCおよびLCMSによりモニターした)。次いで、反応混合物を室温に冷却し、1M HCl(1.5mL)でクエンチし、次いでEtOAc(5mL)で希釈した。有機層を飽和NaHCO
3(5mL)およびブライン(5mL)で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮して、3−(シクロプロピルメトキシ)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を得、これをさらに精製することなく使用した。
【0565】
ステップ3:実施例221は、3−(シクロプロピルメトキシ)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z)[M+H]+:C
41H
50ClN
5O
6Sの計算値:776.3、実測値:776.0。
(実施例222)
【化258】
[この文献は図面を表示できません]
【0566】
実施例222は、(1R,3R)−3−アミノシクロペンタン−1−オール、トリエチルアミンおよび実施例109を使用して、実施例75と同様の様式で調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.63 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.24 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.18 − 7.08 (m, 2H), 6.96 (s, 1H), 6.86 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 6.06 − 5.86 (m, 1H), 5.47 (dd, J = 15.3, 8.7 Hz, 1H), 4.20 − 3.97 (m, 4H), 3.92 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 3.84 (d, J = 13.7 Hz,1H), 3.73 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 3.66 − 3.48 (m, 2H), 3.31 (s, 6H), 3.20 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.12 (s, 3H), 3.05 − 2.92 (m, 1H), 2.86 − 2.58 (m, 3H), 2.43 − 2.17 (m, 2H), 2.15 − 1.55 (m, 8H), 1.55 − 1.24 (m, 2H), 0.98 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS -ESI+ (m/z): [M+H]+ C
38H
49ClN
4O
6Sの計算値: 725.31; 実測値: 724.82.
(実施例223)
【化259】
[この文献は図面を表示できません]
【0567】
ステップ1:DCM(100mL)中の(S)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−ヒドロキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボン酸(1140mg、2.4mmol)の撹拌溶液に、109−2−2(703mg、2.55mmol)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドHCl(756mg、4.87mmol)および4−(ジメチルアミノ)ピリジン(595mg、4.87mmol)を添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。次いで、反応混合物をDCMで希釈し、1N HClおよびブラインで洗浄した。有機相をMgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、中間体223−1を得た。
【0568】
ステップ2:メタノール(50mL)中の223−1(1300mg、1.83mmol)の撹拌溶液に、水(5mL)、K
2CO
3(899mg、9.17mmol)を添加し、反応混合物を60℃で24時間撹拌した。さらに水を添加し、混合物をジクロロメタンで抽出した。有機相を無水硫酸マグネシウムで脱水し、溶媒を減圧下で除去して、223−2を得た。
【0569】
ステップ3:DCM(25mL)中の223−2(1000mg、1.63mmol)の撹拌溶液に、3−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(280mg、1.79mmol)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドHCl(507mg、3.26mmol)および4−(ジメチルアミノ)ピリジン(399mg、3.26mmol)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。次いで、反応混合物をDCMで希釈し、1N HClおよびブラインで洗浄した。有機相をMgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮し、順相クロマトグラフィー 0〜10%DCM/MeOH上で精製して、223−3を得た。
【0570】
ステップ4:1,2−ジクロロエタン(370mL)中の223−3(1000mg、1.33mmol)、Hoveyda−Grubbs II(339mg、0.40mmol)およびTFA(455mg、3.99mmol)の撹拌溶液を、アルゴンで脱気した。反応混合物を80℃で1時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、逆相クロマトグラフィー 0.1%TFA 70〜95%アセトニトリル上で精製して、実施例223を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.83 (s, 1H), 7.77 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.50 (dd, J = 8.2, 1.9 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.20 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.11 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.96 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 5.64 (t, J = 7.3 Hz, 2H), 4.74 − 4.64 (m, 1H), 4.21 − 4.01 (m, 4H), 3.96 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 3.86 − 3.63 (m, 4H), 3.35 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.16 (dd, J = 15.3, 9.1 Hz, 1H), 2.79 (dd, J = 10.0, 5.3 Hz, 2H), 2.67 − 2.48 (m, 2H), 2.45 − 2.21 (m, 5H), 1.46 (td, J = 14.8, 6.9 Hz, 2H), 1.28 (s, 4H), 1.13 (d, J = 7.1 Hz, 4H), 0.96 − 0.77 (m, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
37H
44ClN
5O
6Sの計算値: 722.27; 実測値: 722.33.
(実施例224)
【化260】
[この文献は図面を表示できません]
【0571】
ステップ1:THF(48mL)およびEtOH(32mL)中の(2S,4R)−4−メトキシピロリジン−2−カルボン酸(1.5g、10.33mmol)、DIPEA(5.4mL、31.0mmol)の撹拌溶液に、プロピオル酸エチル(1.0g、10.33mmol)を2分間かけて室温で添加した。反応物を室温で2時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮した。固体を150mLのDCMで溶解し、次いでDMAP(0.63g、5.2mmol)、DIPEA(3.9mL、22.7mmol)およびトリフェニルホスフィン(3.1g、12.0mmol)を添加した。混合物を0℃まで冷却し、ヨウ素(3.0g、11.9mmol)を添加した。混合物を40分間にわたって激しく撹拌して室温に到達させ、次いで50℃で1時間加熱した。DCM、0.2M HCl、およびブラインを添加し、有機相を抽出し、Mg
2SO
4で脱水し、減圧下で濃縮した。得られた残留物をアセトン(60mL)に溶解し、Cs
2CO
3(13.5g、41.3mmol)および硫酸メチル(6.5g、51.7mmol)と合わせ、室温で60分間撹拌した。固体を濾別し、有機層を順相クロマトグラフィー(0〜35%EtOAc/ヘキサン)上で精製して、224−1を得た。
【0572】
ステップ2:メタノール(3mL)中の224−1(120mg、0.53mmol)の撹拌溶液に、THF(3mL)および2NのNaOH(1mL)を添加し、室温で48時間撹拌した。反応混合物に、2N HCl(1mL)を添加し、反応混合物を濃縮した。水を添加し、混合物をジクロロメタンで抽出した。有機相を無水硫酸マグネシウムで脱水し、溶媒を減圧下で除去して、224−2を得た。
【0573】
ステップ3:実施例224は、(R)−2,7−ジメトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−ピロリジン−6−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例174(ステップ3)と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.76 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.48 (dd, J = 8.2, 1.8 Hz, 1H), 7.24 − 7.15 (m, 3H), 7.10 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.93 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.11 (dt, J = 14.0, 6.6 Hz, 1H), 5.60 (dd, J = 15.6, 7.8 Hz, 1H), 4.53 (tt, J = 6.2, 3.5 Hz, 1H), 4.22 − 3.92 (m, 6H), 3.91 − 3.68 (m, 3H), 3.43 (m, 3H), 3.37 − 3.22 (m, 6H), 3.18 − 2.92 (m, 3H), 2.90 − 2.70 (m, 2H), 2.66 − 2.27 (m, 4H), 2.23 − 1.61 (m, 6H), 1.28 (m, 4H), 1.11 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 0.96 − 0.72 (m, 1H)..LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
42H
51ClN
4O
7Sの計算値: 791.32; 実測値: 791.35.
(実施例225)
【化261】
[この文献は図面を表示できません]
【0574】
ステップ1:225−1の合成:cis−3−アミノ−1−メチル−シクロブタノールHCl塩(340mg、3.36mmol)を、室温にてDCM(3.0mL)およびDMF(1.5mL)で処理した。DIEA(1.303g、10.1mmol)、続いて二炭酸ジ−tert−ブチル(880mg、4.03mmol)を添加した。得られた混合物を室温で4時間撹拌した。次いで、反応物をEtOAc(15.0mL)で希釈し、1N HCl(3.0mL)、飽和NaHCO
3(3.0mL)、ブライン(3.0mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、直接使用するための粗製の225−1を得た。
【0575】
ステップ2:225−2の合成:THF(1.5mL)およびDMF(1.5mL)の混合物中の225−1(147mg、0.73mmol)を0℃に冷却し、NaH(鉱油中60重量%分散液、42mg、1.10mmol)を添加した。20分間撹拌した後、EtI(137mg、0.876mmol)を添加した。反応物をゆっくりと室温まで加温し、室温で3時間撹拌した。次いで、反応物をEtOAc(15.0mL)と水(3.0mL)との間で分配した。有機層をブライン(3.0mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、粗生成物を得、これをcombiflash(4gのシリカゲル、0〜43%EtOAc/ヘキサン)により精製した。第2の溶出ピークが所望の生成物であった。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 4.71 − 4.61 (m, 1H), 3.90 − 3.80 (m, 1H), 3.35 (q, J = 7.0 Hz, 2H), 2.44 − 2.35 (m, 2H), 1.97 − 1.88 (m, 2H), 1.45 (s, 9H), 1.32 (d, J = 0.9 Hz, 3H), 1.19 (t, J = 7.0 Hz, 3H).
【0576】
ステップ3:225−3の調製:前のステップからの225−2を室温でDCM(2.4mL)に溶解し、1,4−ジオキサン中4N HCl(0.8mL)を滴下添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。反応物を濃縮し、EtOAc(3×)と共蒸発させて、225−3を得た。
【0577】
ステップ4:実施例225は、実施例109および225−3およびDIEAを用いて、実施例75と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.69 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.24 − 7.17 (m, 1H), 7.11 − 7.05 (m, 2H), 6.99 (s, 1H), 6.88 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.10 − 5.99 (m, 1H), 5.62 (dd, J = 15.4, 8.9 Hz, 1H), 4.23 (dd, J = 14.8, 7.0 Hz, 1H), 4.07 − 4.00 (m, 2H), 3.96 − 3.86 (m, 1H), 3.86 − 3.74 (m, 3H), 3.66 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.42 (q, J = 7.0 Hz, 2H), 3.29 (s, 3H), 3.12 − 3.02 (m, 1H), 2.89 − 2.73 (m, 2H), 2.57 − 2.31 (m, 6H), 2.28 − 2.02 (m, 7H), 1.86 − 1.73 (m, 4H), 1.41 (t, J = 11.0 Hz, 1H), 1.31 (s, 3H), 1.19 (t, J = 7.0 Hz, 3H), 1.14 (d, J = 6.7 Hz, 3H). [M+H]+ C
40H
53ClN
4O
6Sの計算値: 753.39; 実測値: 752.79.
(実施例226)
【化262】
[この文献は図面を表示できません]
【0578】
実施例226は、trans−3−アミノシクロブチルジエチルカルバメートテトラキス−トリフルオロ酢酸および実施例109を使用して、実施例75と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.72 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.16 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.09 (d, J = 5.7 Hz, 2H), 6.95 − 6.86 (m, 2H), 5.95 (dt, J = 14.3, 6.9 Hz, 1H), 5.56 (dd, J = 15.2, 9.1 Hz, 1H), 5.15 − 5.05 (m, 1H), 4.45 − 4.22 (m, 3H), 4.15 − 3.89 (m, 4H), 3.83 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 3.74 (dd, J = 9.2, 3.6 Hz, 1H), 3.70 − 3.54 (m, 2H), 3.35 (m, 4H), 3.27 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 3.24 (s, 3H), 3.06 (dd, J = 15.3, 10.3 Hz, 1H), 2.89 − 2.66 (m, 2H), 2.54 − 2.39 (m, 2H), 2.33 (q, J = 9.1 Hz, 1H), 2.24 − 2.03 (m, 3H), 2.01 − 1.65 (m, 6H), 1.43 (t, J = 13.4 Hz, 1H), 1.13 (d, J = 6.6).
(実施例227)
【化263】
[この文献は図面を表示できません]
【0579】
実施例227は、中間体375−2および(1S,2R)−2−(ジフルオロメチル)シクロプロパン−1−アミン塩酸塩を使用して、実施例237と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.74 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.24 − 7.14 (m, 2H), 7.12 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.00 (s, 1H), 6.91 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.02 − 5.91 (m, 1H), 5.86 − 5.66 (m, 2H), 4.23 (dd, J = 15.1, 3.3 Hz, 1H), 4.08 (s, 2H), 3.95 − 3.76 (m, 2H), 3.72 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 3.67 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.31 (d, J = 1.2 Hz, 7H), 3.15 − 3.05 (m, 1H), 2.92 − 2.69 (m, 3H), 2.54 (d, J = 9.7 Hz, 1H), 2.46 − 2.29 (m, 1H), 2.17 − 2.00 (m, 2H), 2.00 − 1.91 (m, 2H), 1.91 − 1.68 (m, 2H), 1.54 (m, 1H), 1.45 (t, J = 13.2 Hz, 1H), 1.31 (s, 1H), 1.25 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.10 (q, J = 6.6 Hz, 1H), 0.93 (m, 2H). LCMS-ESI+: C
38H
48ClF
2N
4O
6Sの計算値: 761.29 (M+H); 実測値: 761.26 (M+H).
(実施例228)
【化264】
[この文献は図面を表示できません]
【0580】
中間体228−1の調製:1,2−ジクロロエタン(485mL)中の106−2(2.14g、3.42mmol)、酸化マグネシウム(413mg、10.3mmol)、および(1,3−ビス−(2,4,6−トリメチルフェニル)−2−イミダゾリジニリデン)ジクロロ(o−イソプロポキシフェニルメチレン)ルテニウム(449mg、717μmol)の撹拌混合物を、80℃で加熱した。18.5時間後、得られた混合物を室温に冷却し、セライトに通して濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を酢酸エチル(50mL)およびトルエン(100mL)の混合物に溶解した。シリカゲル(40g)を添加し、得られたスラリーを減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜65%酢酸エチル)により精製して、中間体106−4および中間体228−1の混合物を得た。混合物を逆相分取hplc(アセトニトリル中0.1%トリフルオロ酢酸/水)により精製して、中間体228−1を得た。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 7.79 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.39 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.31 (dd, J = 8.2, 1.9 Hz, 1H), 7.24 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.14 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.07 (s, 1H), 6.89 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 5.82 (td, J = 9.8, 6.1 Hz, 1H), 5.54 − 5.43 (m, 1H), 4.28 − 4.17 (m, 1H), 4.11 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 4.01 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 3.94 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 3.78 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.64 (dd, J = 14.3, 3.4 Hz, 1H), 3.49 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.40 (dd, J = 14.3, 8.1 Hz, 1H), 3.28 (dd, J = 15.2, 10.7 Hz, 1H), 3.23 (s, 3H), 2.88 − 1.27 (m, 15H), 1.17 (d, J = 6.9 Hz, 3H). LCMS: 598.2.
【0581】
実施例228は、中間体228−1および3−メトキシ−1−メチル−ピラゾール−4−カルボン酸を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.14 (s, 1H), 7.78 − 7.68 (m, 1H), 7.37 (dd, J = 8.2, 1.9 Hz, 1H), 7.32 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.16 − 7.09 (m, 2H), 6.91 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 5.88 − 5.76 (m, 1H), 5.55 − 5.45 (m, 1H), 4.31 − 4.24 (m, 1H), 4.14 − 3.98 (m, 6H), 3.95 − 3.88 (m, 1H), 3.82 (s, 3H), 3.79 − 3.66 (m, 2H), 3.48 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.30 (s, 3H), 3.27 − 3.19 (m, 1H), 2.97 − 2.72 (m, 3H), 2.57 − 2.35 (m, 3H), 2.34 − 2.23 (m, 1H), 2.17 − 2.08 (m, 1H), 2.02 − 1.90 (m, 3H), 1.89 − 1.79 (m, 3H), 1.53 − 1.42 (m, 1H), 1.14 (d, J = 7.0 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): H+ C
38H
46ClN
5O
6Sの計算値: 736.29; 実測値: 736.08.
(実施例229)
【化265】
[この文献は図面を表示できません]
【0582】
ステップ1:N,N−ジメチルホルムアミド(18mL)中のメチル5−ホルミル−1H−ピロール−3−カルボキシレート(700mg、4.57mmol)、(S)−4−(ヨードメチル)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン(2.12g、8.76mmol)、および炭酸カリウム(1.58g、11.4mmol)の撹拌混合物を、85℃に加熱した。16時間後、得られた混合物を室温に冷却し、ジエチルエーテル(250mL)、酢酸エチル(150mL)、および飽和塩化アンモニウム水溶液(20mL)を順次添加した。有機層を水(2×400mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜45%酢酸エチル)により精製して、229−1を得た。
【0583】
ステップ2:塩化水素水溶液(6.0M、2.87mL、17mmol)を、メタノール(11.5mL)中の229−1(766mg、2.87mmol)の撹拌溶液にシリンジを介して室温で添加した。30分後、飽和炭酸ナトリウム水溶液(9mL)、ブライン(30mL)、および水(20mL)を順次添加した。水層をジクロロメタン(4×60mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をジクロロメタン(200mL)およびメタノール(1.16mL)に溶解し、混合物を室温で撹拌した。トリフルオロ酢酸(2.19mL、28.7mmol)を、シリンジを介して添加した。1分後、トリエチルシラン(4.81mL、30.1mmol)を、シリンジを介して添加した。40分後、トリフルオロ酢酸(4.38mL、57.4mmol)およびトリエチルシラン(9.6mL、60.2mmol)を、シリンジを介して順次添加した。30分後、飽和炭酸ナトリウム水溶液(43mL)およびブライン(100mL)を順次添加した。有機層を分離し、水層をジクロロメタン(100mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜75%酢酸エチル)により精製して、229−2を得た。
【0584】
ステップ3:ヨウ素(37.7mg、148μmol)を、テトラヒドロフラン(1.0mL)中の229−2(15mg、71μmol)、トリフェニルホスフィン(38.9mg、148μmol)、およびイミダゾール(14.5mg、213μmol)の撹拌混合物に室温で添加した。50分後、(R)−オクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン二塩酸塩(153mg、710μmol)、炭酸カリウム(294mg、2.13mmol)、およびアセトニトリル(1.0mL)を順次添加し、得られた混合物を60℃に加熱した。135分後、得られた混合物を室温に冷却し、水(15mL)およびブライン(15mL)を順次添加した。水層をジクロロメタン(30mL)および酢酸エチル(30mL)で順次抽出した。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0〜9%メタノール)により精製して、229−3を得た。
【0585】
ステップ4:実施例229の調製:水酸化ナトリウム水溶液(2.0M、54μL、108μmol)を、テトラヒドロフラン(0.7mL)およびメタノール(0.2mL)中の229−3(3.0mg、14μmol)の撹拌混合物にシリンジを介して室温で添加した。得られた混合物を80℃に加熱した。17.5時間後、得られた混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮した。残留物を、トルエン(2mL)から減圧下で濃縮することにより共沸乾燥した。テトラヒドロフラン(2mL)および塩化水素溶液(1,4−ジオキサン中2.0M、27.2μL)を順次添加し、得られた混合物を減圧下で濃縮した。残留物を、トルエン(2mL)から減圧下で濃縮することにより共沸乾燥した。中間体(Interemdiate)359−4(6.5mg、11μmol)、4−ジメチルアミンピリジン(4.0mg、33μmol)、トリメチルアミン(6.1μL、43μmol)およびジクロロメタン(1.0mL)を順次添加し、得られた混合物を室温で撹拌した。3−(((エチルイミノ)メチレン)アミノ)−N,N−ジメチルプロパン−1−アミン塩酸塩(2.7mg、14μmol)を添加し、得られた混合物を45℃に加熱した。60分後、得られた混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮した。残留物を逆相分取HPLC(アセトニトリル中0.1%トリフルオロ酢酸/水)により精製して、実施例229を得た。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 7.78 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.42 (s, 1H), 7.31 − 7.17 (m, 3H), 7.15 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 7.00 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.31 (s, 1H), 5.93 − 5.79 (m, 1H), 5.74 (dd, J = 15.3, 7.3 Hz, 1H), 4.93 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 4.79 (d, J = 14.5 Hz, 1H), 4.54 − 1.66 (m, 40H), 1.56 (d, J = 7.1 Hz, 3H), 1.54 − 1.43 (m, 1H), 1.10 − 0.98 (m, 3H). LCMS: 901.3.
(実施例230)
【化266】
[この文献は図面を表示できません]
【0586】
実施例230は、1−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン、トリエチルアミンおよび実施例109を使用して、実施例75と同様の様式で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 7.65 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.28 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.05 (dd, J = 8.2, 1.8 Hz, 1H), 6.92 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 5.88 (dt, J = 14.3, 6.8 Hz, 1H), 5.49 (dd, J = 15.2, 8.8 Hz, 1H), 4.40 (t, J = 7.4 Hz, 2H), 4.27 − 3.91 (m, 5H), 3.86 − 3.53 (m, 4H), 3.19 (dd, J = 13.7, 10.6 Hz, 1H), 3.13 (s, 3H), 3.01 (dd, J = 15.2, 10.4 Hz, 1H), 2.89 − 2.58 (m, 4H), 2.41 − 2.29 (m, 3H), 2.29 − 2.04 (m, 2H), 2.02 − 1.59 (m, 7H), 1.36 (d, J = 9.7 Hz, 1H), 1.24 (s, 1H), 1.01 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS -ESI+ (m/z): [M+H] C
38H
47ClN
4O
6Sの計算値: 723.21; 実測値 722.71.
(実施例231)
【化267】
[この文献は図面を表示できません]
【0587】
実施例231は、5−オキサ−2−アザスピロ[3.4]オクタン、トリエチルアミンおよび実施例109を使用して、実施例75と同様の様式で調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 7.65 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.28 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.06 (dd, J = 8.2, 1.8 Hz, 1H), 6.92 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.86 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 5.89 (dt, J = 14.3, 6.8 Hz, 1H), 5.49 (dd, J = 15.2, 8.8 Hz, 1H), 4.14 − 3.84 (m, 5H), 3.75 (t, J = 6.7 Hz, 3H), 3.66 − 3.54 (m, 2H), 3.20 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.13 (s, 3H), 3.01 (dd, J = 15.3, 10.4 Hz, 1H), 2.86 − 2.60 (m, 3H), 2.43 − 2.28 (m, 2H), 2.29 − 2.08 (m, 2H), 2.07 − 1.91 (m, 4H), 1.84 (dq, J = 11.3, 5.4, 4.1 Hz, 4H), 1.70 (ddt, J = 23.7, 15.0, 7.1 Hz, 3H), 1.48 − 1.17 (m, 2H), 1.02 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS -ESI+ (m/z): [M+H] C
39H
49ClN
4O
6Sの計算値: 737.31; 実測値 736.84.
(実施例232)
【化268】
[この文献は図面を表示できません]
【0588】
実施例232は、実施例109および(2S)−2−(メトキシメチル)モルホリン;塩酸塩およびDIEAを用いて、実施例75と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.15 − 7.05 (m, 2H), 6.94 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.87 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 6.00 − 5.90 (m, 1H), 5.58 (dd, J = 15.2, 9.3 Hz, 1H), 4.39 (dd, J = 14.9, 6.4 Hz, 1H), 4.27 − 4.02 (m, 4H), 3.89 (dd, J = 28.9, 13.1 Hz, 2H), 3.76 (dd, J = 9.3, 3.7 Hz, 1H), 3.67 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 3.63 − 3.41 (m, 4H), 3.39 (s, 3H), 3.28 − 3.23 (m, 4H), 3.12 − 3.02 (m, 1H), 2.88 − 2.70 (m, 3H), 2.55 − 2.41 (m, 2H), 2.38 − 2.26 (m, 1H), 2.23 − 2.07 (m, 3H), 2.00 − 1.69 (m, 7H), 1.50 − 1.36 (m, 2H), 1.14 (d, J = 6.4 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): H+ C
39H
51ClN
4O
7Sの計算値: 755.32; 実測値: 754.99.
(実施例233)
【化269】
[この文献は図面を表示できません]
【0589】
実施例233は、実施例109および3−シアノアゼチジン塩化水素およびトリエチルアミンを使用して、実施例75と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, アセトニトリル-d
3) δ 7.71 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.20 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.13 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.00 (dd, J = 8.2, 1.9 Hz, 1H), 6.91 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.88 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 5.84 (dt, J = 14.1, 6.7 Hz, 1H), 5.53 (dd, J = 15.2, 9.2 Hz, 1H), 4.32 (dd, J = 15.1, 6.4 Hz, 1H), 4.24 (s, 2H), 4.14 (s, 2H), 4.05 (d, J = 1.9 Hz, 2H), 3.79 (d, J = 15.5 Hz, 1H), 3.70 (d, J = 14.1 Hz, 1H), 3.67 − 3.61 (m, 1H), 3.55 (tt, J = 9.1, 6.0 Hz, 1H), 3.39 (dd, J = 15.0, 4.9 Hz, 1H), 3.22 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.16 (s, 3H), 3.03 (dd, J = 15.4, 10.3 Hz, 1H), 2.85 − 2.66 (m, 2H), 2.42 (dd, J = 9.4, 5.6 Hz, 1H), 2.33 (dd, J = 14.3, 5.9 Hz, 1H), 2.22 (p, J = 9.4 Hz, 1H), 2.14 − 1.97 (m, 3H), 1.90 − 1.61 (m, 6H), 1.45 − 1.33 (m, 1H), 1.05 (d, J = 6.6 Hz, 3H). LCMS-ESI
+ (m/z): [M+H]
+ C
37H
44ClN
5O
5Sの計算値: 706.28; 実測値: 705.8.
(実施例234)
【化270】
[この文献は図面を表示できません]
【0590】
実施例234は、実施例109および4−(2−メトキシエトキシ)ピペリジンを用いて、実施例75と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.75 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.14 − 7.06 (m, 2H), 6.94 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.88 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 6.02 − 5.89 (m, 1H), 5.63 − 5.52 (m, 1H), 4.37 (dd, J = 14.9, 6.3 Hz, 1H), 4.13 − 4.04 (m, 2H), 4.04 − 3.80 (m, 3H), 3.76 (dd, J = 9.3, 3.7 Hz, 1H), 3.71 − 3.51 (m, 7H), 3.39 (s, 3H), 3.30 (s, 1H), 3.28 − 3.23 (m, 4H), 3.08 (dd, J = 15.3, 10.3 Hz, 1H), 2.89 − 2.69 (m, 2H), 2.55 − 2.40 (m, 2H), 2.38 − 2.26 (m, 1H), 2.23 − 2.03 (m, 3H), 2.01 − 1.68 (m, 8H), 1.61 − 1.29 (m, 4H), 1.14 (d, J = 6.6 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): H+ C
41H
55ClN
4O
7Sの計算値: 783.35; 実測値: 783.61.
(実施例235)
【化271】
[この文献は図面を表示できません]
【0591】
実施例235は、3−エトキシアゼチジンをrac−(1R,2R)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)シクロプロパン−1−アミンの代わりに使用して、実施例182と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.76 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.28 − 7.04 (m, 3H), 7.01 − 6.77 (m, 2H), 6.03 (s, 1H), 5.54 (dd, J = 15.1, 9.4 Hz, 1H), 4.46 − 4.10 (m, 4H), 4.06 (d, J = 2.2 Hz, 2H), 3.86 (d, J = 14.6 Hz, 2H), 3.78 (dd, J = 9.1, 3.5 Hz, 1H), 3.66 (d, J = 13.9 Hz, 2H), 3.57 − 3.41 (m, 2H), 3.26 (s, 3H), 3.05 (dd, J = 15.1, 10.3 Hz, 2H), 2.79 (d, J = 18.0 Hz, 2H), 2.48 (s, 2H), 2.36 (d, J = 9.8 Hz, 2H), 2.12 (d, J = 13.4 Hz, 2H), 1.94 (d, J = 12.1 Hz, 2H), 1.77 (tt, J = 17.9, 9.5 Hz, 2H), 1.43 (t, J = 13.0 Hz, 1H), 1.31 (s, 3H), 1.22 (t, J = 7.0 Hz, 2H), 1.12 (d, J = 6.2 Hz, 2H), 0.95 − 0.88 (m, 1H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
38H
44ClN
5O
6Sの計算値: 725.31; 実測値: 724.71.
(実施例236)
【化272】
[この文献は図面を表示できません]
【0592】
実施例236は、実施例109および3−オキサ−6−アザビシクロ[3.1.1]ヘプタントシレートを使用して、実施例75と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.75 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.21 − 7.17 (m, 1H), 7.12 (d, J = 2.3 Hz, 2H), 6.93 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 5.98 (dd, J = 14.8, 7.4 Hz, 1H), 5.59 (dd, J = 15.2, 8.9 Hz, 1H), 4.33 (m, 2H), 4.27 (m, 3H), 4.13 − 4.01 (m, 2H), 3.89 − 3.80 (m, 3H), 3.77 (dd, J = 9.2, 3.7 Hz, 1H), 3.67 (d, J = 14.1 Hz, 2H), 3.27 (d, J = 5.6 Hz, 4H), 3.08 (dd, J = 15.4, 10.3 Hz, 1H), 2.88 − 2.74 (m, 2H), 2.66 (q, J = 6.9 Hz, 1H), 2.56 − 2.43 (m, 3H), 2.35 (t, J = 9.1 Hz, 1H), 2.25 − 2.07 (m, 4H), 2.04 − 1.87 (m, 2H), 1.87 − 1.70 (m, 3H), 1.45 (t, J = 12.6 Hz, 1H), 1.14 (d, J = 6.5 Hz, 3H). LCMS-ESI+: C
38H
48ClN
4O
6Sの計算値: 723.29 (M+H); 実測値: 722.97 (M+H).
(実施例237)
【化273】
[この文献は図面を表示できません]
【0593】
ジクロロメタン(2mL)中の実施例109(10mg、0.017mmol)の混合物に、4−ニトロフェニルクロロホルメート(6.7mg、0.033mmol)、DMAP(8mg、0.067mmol)、およびトリエチルアミンを添加した。反応混合物を室温で撹拌した。4時間後、2−(アゼチジン−3−イル)プロパン−2−オール(6.7mg、0.059mmol)を添加し、混合物を30分間連続的に撹拌した。反応物を濃縮し、MeOH(2mL)に溶解し、濾過し、60〜100%ACN/0.1%TFA含有H2Oで溶出する逆相分取HPLCにより精製して、実施例237を得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.72 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.25 − 7.02 (m, 3H), 6.90 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 5.95 (dd, J = 14.9, 7.6 Hz, 1H), 5.56 (dd, J = 15.2, 9.0 Hz, 1H), 4.27 (dd, J = 14.9, 6.3 Hz, 1H), 4.11 − 3.87 (m, 7H), 3.85 − 3.69 (m, 2H), 3.63 (t, J = 15.5 Hz, 2H), 3.24 (s, 3H), 3.14 − 2.98 (m, 1H), 2.88 − 2.54 (m, 3H), 2.54 − 2.23 (m, 3H), 2.23 − 2.00 (m, 3H), 2.00 − 1.62 (m, 7H), 1.42 (t, J = 12.8 Hz, 1H), 1.20 − 1.06 (m, 9H). LCMS -ESI+ (m/z): [M+H] C
39H
51ClN
4O
6Sの計算値: 739.33; 実測値 738.98.
(実施例238)
【化274】
[この文献は図面を表示できません]
【0594】
実施例238は、ステップ1で(9aS)−1,3,4,6,7,8,9,9a−オクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン;二塩酸塩を使用したこと、およびSTABの添加の前にトリエチルアミン(2当量)も反応混合物に添加したこと以外は、実施例284と同じシーケンスで合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.71 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.58 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.35 (dd, J = 8.3, 1.8 Hz, 1H), 7.03 (dd, J = 10.5, 2.2 Hz, 2H), 6.86 − 6.75 (m, 3H), 6.22 − 6.11 (m, 1H), 5.69 (dd, J = 15.4, 8.2 Hz, 1H), 4.17 − 4.08 (m, 1H), 4.05 − 3.90 (m, 7H), 3.84 − 3.73 (m, 7H), 3.63 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 3.46 (d, J = 14.0 Hz, 1H), 3.24 − 3.07 (m, 5H), 3.05 − 2.68 (m, 8H), 2.59 − 2.38 (m, 4H), 2.34 − 2.21 (m, 3H), 2.07 (d, J = 13.7 Hz, 1H), 2.01 − 1.92 (m, 3H), 1.90 − 1.81 (m, 3H), 1.40 − 1.30 (m, 1H), 1.16 (d, J = 6.2 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): H+ C
46H
59ClN
6O
6Sの計算値: 859.39; 実測値: 859.15.
(実施例239)
【化275】
[この文献は図面を表示できません]
【0595】
ステップ1:ジ−tert−ブチル−ジアゼン−1,2−ジカルボキシレート(4.51g、19.6mmol)を、テトラヒドロフラン(120mL)中のメチル5−ホルミル−1H−ピロール−3−カルボキシレート(2.00g、13.1mmol)、2−メチレンプロパン−1,3−ジオール(5.32mL、65.3mmol)、およびトリフェニルホスフィン(6.17g、23.5mmol)の撹拌混合物に、3等分に分けて5分間かけて0℃で添加し、反応混合物を室温にゆっくりと加温した。42時間後、得られた混合物を減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜43%酢酸エチル)により精製して、239−1を得た。
【0596】
ステップ2:AD−mix−β(14.9g)を、tert−ブチルアルコール(55mL)および水(55mL)中の239−1(2.06g、9.24mmol)の激しく撹拌した溶液に室温で添加した。21時間後、飽和重亜硫酸ナトリウム水溶液(34mL)を添加した。30分後、ブライン(50mL)および水(20mL)を順次添加した。水層を酢酸エチル(2×200mL)およびジクロロメタン(200mL)で順次抽出した。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。メタノール(300mL)を水層に添加し、得られた不均一な混合物を濾過し、減圧下で濃縮した。濾液を、合わせた有機層の濃縮からの残留物と合わせ、得られた混合物を減圧下で濃縮した。メタノール(300mL)およびテトラヒドロフラン(200mL)を順次添加し、得られた不均一な層を激しく摩砕し、次いで激しく撹拌した。15分後、得られた混合物を濾過し、減圧下で濃縮した。メタノール(100mL)およびテトラヒドロフラン(200mL)を順次添加した。シリカゲル(24g)を添加し、得られたスラリーを減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0〜20%メタノール)により精製して、239−2を得た。
【0597】
ステップ3:トリフルオロ酢酸(Trifluoracetic acid)(3.65mL、47.7mmol)を、ジクロロメタン(300mL)およびメタノール(3.87mL)中の239−2(1.23g、4.77mmol)の撹拌溶液にシリンジを介して室温で添加した。1分後、トリエチルシラン(8.00mL、50.1mmol)を、シリンジを介して添加した。7分後、トリフルオロ酢酸(9.13mL、119mmol)およびトリエチルシラン(19.0mL、119mmol)を、シリンジを介して順次添加した。7時間後、塩基性アルミナ(35g)を添加し、得られたスラリーを減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0〜9%メタノール)により精製して、239−3を得た。
【0598】
ステップ4:ジ−イソ−プロピル−ジアゼン−1,2−ジカルボキシレート(147μL、746μmol)を、トルエン(3.0mL)中の239−3(60.0mg、249μmol)およびトリフェニルホスフィン(209mg、796μmol)の撹拌混合物にシリンジを介して室温で添加し、得られた混合物をマイクロ波反応器内で140℃に加熱した。30分後、得られた混合物を室温に冷却し、シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜48%酢酸エチル)により精製して、239−4を得た。
【0599】
ステップ5:水酸化ナトリウム水溶液(2.0M、400μL、800μmol)を、テトラヒドロフラン(0.6mL)およびメタノール(0.4mL)中の239−4(16mg、69μmol)の撹拌溶液にシリンジを介して室温で添加し、得られた混合物を75℃に加熱した。110分後、得られた混合物を室温に冷却し、塩化水素水溶液(2.0M、0.7mL)およびブライン(5mL)を順次添加した。水層をジクロロメタン(2×15mL)および酢酸エチル(15mL)で順次抽出した。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮して、239−5を得た。
【0600】
ステップ6:実施例239は、中間体359−4を実施例109の代わりに使用し、239−5を2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキシ)酢酸の代わりに使用して、実施例106と同様の様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 7.78 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.48 (s, 1H), 7.29 − 7.13 (m, 4H), 7.00 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.31 (s, 1H), 5.93 − 5.80 (m, 1H), 5.74 (dd, J = 15.3, 7.4 Hz, 1H), 4.90 (s, 2H), 4.71 (d, J = 7.0 Hz, 2H), 4.51 (dd, J = 7.1, 2.8 Hz, 2H), 4.47 − 4.04 (m, 5H), 3.88 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 3.74 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.40 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.19 (dd, J = 15.3, 8.9 Hz, 1H), 2.97 − 1.63 (m, 15H), 1.56 (d, J = 7.1 Hz, 3H), 1.54 − 1.45 (m, 1H), 1.12 − 0.99 (m, 3H). LCMS: 789.0.
(実施例240)
【化276】
[この文献は図面を表示できません]
【0601】
ステップ1:エタノール(1.5mL)中の106−4(30.0mg、50.2μmol)および酸化白金(IV)(5.7mg、25.1μmol)の激しく撹拌した混合物を、室温で水素ガス(1atm)雰囲気下に置いた。220分後、得られた混合物をセライトに通して濾過し、減圧下で濃縮して、240−1を得た。
【0602】
ステップ2:実施例240は、240−1を106−4の代わりに使用して、実施例106と同様の様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 8.13 (s, 1H), 7.80 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.46 (dd, J = 8.2, 1.9 Hz, 1H), 7.41 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.26 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.15 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.94 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 4.13 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 4.08 (s, 3H), 4.05 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 3.91 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.74 (t, J = 16.3 Hz, 2H), 3.46 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.40 − 3.30 (m, 1H), 3.32 (s, 3H), 3.19 (dd, J = 15.1, 9.7 Hz, 1H), 3.07 − 1.33 (m, 20H), 1.07 (d, J = 6.6 Hz, 3H). LCMS: 738.1.
(実施例241)
【化277】
[この文献は図面を表示できません]
【0603】
ステップ1:DCE(10mL)中の5−ホルミル−1−メチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(150mg、0.98mmol)、N−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン(118mg、1.03mmol)および酢酸(0.11mL、1.96mmol)の混合物を、室温で2日間にわたって撹拌した。水素化ホウ素ナトリウム(74mg、1.96mmol)を添加し、反応混合物を室温でさらに16時間撹拌した。5mLの水を添加して反応物をクエンチした。次いで、これを濃縮乾固した。粗残留物をシリカゲル上に装填し、DCM中10〜50%MeOHを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、中間体241−1を得た。LCMS−ESI+:C
13H
20N
2O
3の[M+H]
+計算値:253.16;実測値:252.82。
【0604】
ステップ2:実施例241は、中間体241−1および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.12 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.66 (s, 2H), 7.29 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.09 (s, 1H), 7.01 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 6.86 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.14 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 5.65 (t, J = 12.0 Hz, 1H), 4.63 (s, 2H), 4.27 (s, 2H), 4.14 (d, J = 11.5 Hz, 2H), 4.03 (s, 1H), 3.97 − 3.90 (m, 1H), 3.79 (s, 3H), 3.66 (d, J = 14.2 Hz, 2H), 3.53 (d, J = 12.7 Hz, 2H), 3.31 (s, 3H), 3.27 (s, 2H), 3.19 (s, 2H), 2.83 (s, 4H), 2.66 (s, 1H), 2.47 (s, 2H), 2.23 (d, J = 7.8 Hz, 2H), 2.11 (d, J = 11.6 Hz, 2H), 2.00 − 1.89 (m, 3H), 1.82 (s, 2H), 1.41 (s, 2H), 1.31 (s, 3H), 1.15 (d, J = 6.3 Hz, 2H), 0.98 − 0.85 (m, 2H). LCMS-ESI+ [M+H]
+ C
45H
58ClN
5O
6Sの計算値: 832.39; 実測値: 832.40.
(実施例242)
【化278】
[この文献は図面を表示できません]
【0605】
実施例242は、実施例109および3−エチルアゼチジンを使用して、実施例75と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.70 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.18 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.12 − 7.06 (m, 2H), 6.94 − 6.89 (m, 2H), 5.92 (dt, J = 13.6, 6.4 Hz, 1H), 5.53 (dd, J = 15.2, 8.9 Hz, 1H), 4.40 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 4.18 − 4.01 (m, 4H), 3.82 (d, J = 15.3 Hz, 1H), 3.77 − 3.61 (m, 4H), 3.25 (s, 4H), 2.96 (dd, J = 15.2, 10.3 Hz, 1H), 2.76 (dd, J = 11.6, 4.4 Hz, 2H), 2.63 − 2.21 (m, 2H), 2.18 − 1.89 (m, 5H), 1.78 (dq, J = 17.1, 9.6 Hz, 2H), 1.69 − 1.57 (m, 3H), 1.38 (q, J = 12.9, 11.5 Hz, 1H), 1.25 (s, 1H), 1.09 (d, J = 6.4 Hz, 3H), 0.89 (t, J = 7.3 Hz, 3H). LCMS-ESI
+ (m/z): [M+H]
+ C
38H
49ClN
4O
5Sの計算値: 709.31; 実測値: 708.95.
(実施例243)
【化279】
[この文献は図面を表示できません]
【0606】
実施例243は、実施例109および(1S,2S)−2−(トリフルオロメチル)シクロプロパン−1−アミン塩酸塩を使用して、実施例75と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.77 − 7.67 (m, 1H), 7.17 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.10 (s, 2H), 6.96 − 6.87 (m, 2H), 6.02 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 5.61 (dd, J = 15.1, 8.9 Hz, 1H), 4.26 (d, J = 13.3 Hz, 1H), 4.05 (s, 2H), 3.87 − 3.68 (m, 2H), 3.66 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.28 (m, 4H), 3.12 − 3.06 (m, 1H), 3.03 (dd, J = 7.9, 4.6 Hz, 1H), 2.84 (d, J = 16.2 Hz, 1H), 2.79 − 2.69 (m, 1H), 2.48 (d, J = 15.1 Hz, 2H), 2.38 (s, 1H), 2.32 − 2.15 (m, 1H), 2.10 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 2.06 − 1.92 (m, 2H), 1.87 (d, J = 10.6 Hz, 1H), 1.80 (q, J = 6.8, 5.7 Hz, 1H), 1.62 (m, 1H), 1.40 (dd, J = 25.6, 13.0 Hz, 2H), 1.31 (d, J = 3.7 Hz, 2H), 1.20 (dt, J = 7.6, 6.1 Hz, 1H), 1.15 (m, 4H). LCMS-ESI+: C
37H
45ClF
3N
4O
5Sの計算値: 749.27 (M+H); 実測値: 749.40 (M+H).
(実施例244)
【化280】
[この文献は図面を表示できません]
【0607】
炭酸ジフェニル(29.4mg、137μmol)を、アセトニトリル(0.6mL)中の240−1(9.5mg、16μmol)および4−(ジメチルアミノ)ピリジン(9.7mg、79μmol)の撹拌混合物に室温で添加した。21時間後、4−メトキシアゼチジン塩酸塩(48.9mg、396μmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(152μL、871μmol)を順次添加し、得られた混合物を55℃に加熱した。150分後、得られた混合物を室温に冷却し、逆相分取HPLC(アセトニトリル中0.1%トリフルオロ酢酸/水)により精製して、実施例244を得た。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 7.79 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.31 − 7.21 (m, 2H), 7.17 − 7.11 (m, 2H), 6.98 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 4.35 − 3.78 (m, 7H), 3.73 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.49 − 3.22 (m, 4H), 3.30 (s, 3H), 3.24 (s, 3H), 3.16 (dd, J = 15.4, 8.6 Hz, 1H), 2.92 − 1.25 (m, 16H), 1.12 (d, J = 6.7 Hz, 3H). LCMS: 713.1.
(実施例245)
【化281】
[この文献は図面を表示できません]
【0608】
実施例245は、実施例109およびメチルピペラジン−1−カルボキシレートを使用して、実施例75と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.74 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.14 − 7.06 (m, 2H), 6.94 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.87 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 6.00 − 5.89 (m, 1H), 5.58 (dd, J = 15.2, 9.3 Hz, 1H), 4.39 (dd, J = 14.9, 6.4 Hz, 1H), 4.12 − 4.02 (m, 2H), 3.85 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 3.79 − 3.71 (m, 4H), 3.70 − 3.56 (m, 5H), 3.53 − 3.43 (m, 4H), 3.27 − 3.24 (m, 4H), 3.08 (dd, J = 15.3, 10.3 Hz, 1H), 2.87 − 2.71 (m, 2H), 2.54 − 2.41 (m, 2H), 2.37 − 2.26 (m, 1H), 2.23 − 2.07 (m, 3H), 2.00 − 1.86 (m, 3H), 1.86 − 1.68 (m, 4H), 1.50 − 1.37 (m, 1H), 1.14 (d, J = 6.6 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): H+ C
39H
50ClN
5O
7Sの計算値:768.31; 実測値: 767.73.
(実施例246)
【化282】
[この文献は図面を表示できません]
【0609】
実施例246は、実施例109および3−メトキシ−3−(トリフルオロメチル)アゼチジン塩酸塩を使用して、実施例237と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.4, 2.4 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.09 (dd, J = 8.1, 1.9 Hz, 1H), 6.94 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.89 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 5.96 (dt, J = 14.3, 6.8 Hz, 1H), 5.59 (dd, J = 15.2, 9.2 Hz, 1H), 4.35 (dd, J = 14.9, 6.4 Hz, 1H), 4.15 (d, J = 24.8 Hz, 5H), 4.09 (d, J = 1.2 Hz, 2H), 3.85 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 3.76 (dd, J = 9.2, 3.7 Hz, 1H), 3.64 (dd, J = 23.7, 14.6 Hz, 2H), 3.53 (d, J = 1.1 Hz, 3H), 3.26 (m, 4H), 3.08 (dd, J = 15.3, 10.3 Hz, 1H), 2.90 − 2.65 (m, 2H), 2.46 (dd, J = 14.8, 5.5 Hz, 2H), 2.33 (p, J = 9.1 Hz, 1H), 2.19 (dt, J = 14.6, 7.2 Hz, 1H), 2.12 (d, J = 12.9 Hz, 2H), 2.03 − 1.86 (m, 1H), 1.79 (tt, J = 17.7, 9.6 Hz, 3H), 1.45 (t, J = 12.5 Hz, 1H), 1.33 (d, J = 16.3 Hz, 1H), 1.15 (d, J = 6.7 Hz, 3H). LCMS-ESI+: C
38H
47ClF
3N
4O
6Sの計算値: 779.28 (M+H); 実測値: 779.62 (M+H).
(実施例247)
【化283】
[この文献は図面を表示できません]
【0610】
実施例247は、1−(ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン、トリエチルアミンおよび実施例109を使用して、実施例237と同様の様式で調製した。LCMS−ESI+(m/z):C
39H
50ClN
5O
6Sの[M+H]計算値:752.32;実測値751.80。
(実施例248)
【化284】
[この文献は図面を表示できません]
【0611】
実施例248は、5,8−ジオキサ−2−アザスピロ[3.5]ノナン、トリエチルアミンおよび実施例109を使用して、実施例237と同様の様式で調製した。LCMS−ESI+(m/z):C
39H
49ClN
4O
7Sの[M+H]計算値:753.30;実測値752.88。
(実施例249)
【化285】
[この文献は図面を表示できません]
【0612】
無水酢酸(10mL)中の実施例359(60mg、0.081mmol)の撹拌溶液を、60℃で4時間加熱した。水を添加し、混合物をジクロロメタンで抽出した。有機相を無水硫酸マグネシウムで脱水し、溶媒を減圧下で除去し、逆相クロマトグラフィー 0.1%TFA 70〜95%アセトニトリル上で精製して、実施例249を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.86 − 7.61 (m, 3H), 7.35 − 7.15 (m, 3H), 7.10 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.93 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 5.83 (s, 1H), 5.60 (dd, J = 15.4, 6.7 Hz, 1H), 5.37 − 5.17 (m, 1H), 4.21 − 3.96 (m, 5H), 3.92 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 3.82 (d, J = 12.5 Hz, 3H), 3.75 − 3.63 (m, 2H), 3.26 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 3.01 (dd, J = 15.6, 7.5 Hz, 1H), 2.78 (dd, J = 10.7, 5.1 Hz, 2H), 2.63 − 2.46 (m, 2H), 2.16 (d, J = 16.3 Hz, 3H), 2.01 − 1.82 (m, 4H), 1.82 − 1.63 (m, 3H), 1.57 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 1.42 (d, J = 9.3 Hz, 2H), 1.26 (d, J = 13.1 Hz, 4H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
40H
48ClN
5O
7Sの計算値: 778.30; 実測値: 778.35.
(実施例250)
【0613】
ステップ1:乾燥THF(1.3mL)中のtert−ブチル(2R,3S)−3−ヒドロキシ−2−メチルアゼチジン−1−カルボキシレート(50mg、0.267mmol)の溶液に、60%水素化ナトリウム(油分散液)(15mg、0.401mmol)を添加した。混合物の温度を0℃に維持した。添加が完了した後、撹拌を同じ温度で10分間続けた。次いで、ヨードメタン(0.02mL、0.321mmol)を滴下添加し、温度を室温に上昇させた。反応混合物をこの温度で1時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去して、tert−ブチル(2R,3S)−3−メトキシ−2−メチルアゼチジン−1−カルボキシレートを得た。
【化286】
[この文献は図面を表示できません]
【0614】
ステップ2:イソプロピルアルコール(alchohol)(1.65mL)中のtert−ブチル(2R,3S)−3−メトキシ−2−メチルアゼチジン−1−カルボキシレート(53.7mg、0.267mmol)の溶液に、ジオキサン中塩化水素の溶液(4M、0.2mL、0.8mmol)を添加した。反応混合物を50℃で25時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去して、(2R,3S)−3−メトキシ−2−メチルアゼチジン塩酸塩を得た。
【0615】
ステップ3:DCM(0.4mL)中の実施例109(10mg、0.0167mmol)、ニトロフェニルクロロホルメート(4.04mg、0.0201mmol)、およびDMAP(4.08mg、0.0334mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.04mL、0.29mmol)を添加し、室温で4時間撹拌した。DCM(0.4mL)中の(2R,3S)−3−メトキシ−2−メチルアゼチジン塩酸塩(11.5mg、0.0836mmol)およびトリエチルアミン(0.05mL、0.359mmol)の溶液を添加し、1時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をDMSO(2mL)に再溶解し、Gilson逆相分取HPLCにより精製し、50〜100%ACN/0.1%TFA含有H
2Oで溶出して、実施例250を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.73 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.17 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.12 − 7.07 (m, 2H), 6.91 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.89 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 5.95 (dt, J = 14.4, 6.6 Hz, 1H), 5.56 (dd, J = 15.2, 9.1 Hz, 1H), 4.31 (dd, J = 14.8, 6.2 Hz, 1H), 4.23 − 4.11 (m, 2H), 4.06 (d, J = 1.8 Hz, 2H), 3.83 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 3.77 − 3.71 (m, 3H), 3.65 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.61 − 3.52 (m, 1H), 3.24 (s, 3H), 3.06 (dd, J = 15.3, 10.3 Hz, 1H), 2.90 − 2.62 (m, 2H), 2.54 − 2.39 (m, 2H), 2.39 − 2.22 (m, 1H), 2.22 − 2.02 (m, 3H), 1.97 − 1.63 (m, 6H), 1.50 − 1.38 (m, 4H), 1.13 (d, J = 6.4 Hz, 3H). LCMS-ESI
+ (m/z): [M+H]
+ C
38H
49ClN
4O
6Sの計算値: 725.31; 実測値: 724.92.
(実施例251)
【化287】
[この文献は図面を表示できません]
【0616】
実施例251は、実施例109および3−(2−メトキシエトキシ)アゼチジン塩酸塩を用いて、実施例362と同じ様式で調製した。LCMS−ESI+(m/z):C
39H
51ClN
4O
7Sの[M+H]
+計算値:755.3240;実測値:754.79。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.73 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.17 (dd, J = 8.6, 2.4 Hz, 1H), 7.13 − 7.06 (m, 2H), 6.95 − 6.85 (m, 2H), 5.96 (dt, J = 14.1, 6.7 Hz, 1H), 5.56 (dd, J = 15.2, 9.1 Hz, 1H), 4.40 − 4.13 (m, 4H), 4.12 − 4.00 (m, 2H), 3.98 − 3.80 (m, 3H), 3.74 (dd, J = 9.2, 3.7 Hz, 1H), 3.65 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.62 − 3.52 (m, 5H), 3.37 (s, 3H), 3.29 − 3.25 (m, 1H), 3.24 (s, 3H), 3.06 (dd, J = 15.3, 10.3 Hz, 1H), 2.87 − 2.69 (m, 2H), 2.52 − 2.41 (m, 2H), 2.32 (p, J = 8.6, 7.9 Hz, 1H), 2.24 − 2.04 (m, 3H), 2.00 − 1.66 (m, 6H), 1.42 (t, J = 12.7 Hz, 1H), 1.13 (d, J = 6.6 Hz, 3H).
(実施例252)
【化288】
[この文献は図面を表示できません]
【0617】
ステップ1:ジオキサン(1mL)および水(0.7mL)中のエチル3−メトキシ−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(350mg、2.05mmol)の懸濁液に、KOH(346mg、6.17mmol)を添加した。撹拌混合物に、CHIF
2ガスを30分間にわたってバブリングした。2つの位置異性体生成物は221にて同じ質量で形成された(RT=0.39および0.49)。反応混合物をエーテル(50mL)で希釈し、水、続いてブライン溶液で洗浄した。有機抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、粗生成物を得、これを精製することなく次のステップに用いた。LCMS−ESI+(m/z):C
8H
11F
2N
3O
2の[M+H]計算値:220.08;実測値220.90。
【0618】
ステップ2:MeOH(3mL)、THF(10mL)中のエチル1−(ジフルオロメチル)−3−メトキシ−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(300mg、1.36mmol)の懸濁液に、2N NaOH溶液(3mL)を添加した。反応混合物を50℃で90分間撹拌した。溶媒を濃縮し、粗残留物を水(30mL)に溶解した。この溶液を、滴下添加により1.5N HClで酸性化してpH約2〜3を維持し、5分間撹拌した。生成物を濾過し、水で洗浄し、乾燥させた。粗生成物である1−(ジフルオロメチル)−3−メトキシ−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を次のステップに使用した。LCMS−ESI+(m/z):C
6H
6F
2N
2O
3の[M+H]計算値:193.03;実測値193.02。
【0619】
ステップ−3:実施例252は、1−(ジフルオロメチル)−3−メトキシ−1H−ピラゾール−4−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.50 (s, 1H), 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.57 − 7.23 (m, 1H), 7.23 − 7.20 (m, 1H), 7.17 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.11 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.04 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 6.94 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.05 (dt, J = 14.2, 6.5 Hz, 1H), 5.61 (dd, J = 15.3, 8.6 Hz, 1H), 4.29 (dd, J = 14.9, 6.0 Hz, 1H), 4.07 (d, J = 2.4 Hz, 5H), 3.99 − 3.62 (m, 5H), 3.36 (s, 1H), 3.28 (s, 3H), 3.16 − 3.00 (m, 1H), 2.79 (dddd, J = 22.7, 16.7, 11.7, 5.2 Hz, 2H), 2.60 − 2.33 (m, 2H), 2.32 − 2.04 (m, 3H), 2.03 − 1.86 (m, 3H), 1.78 (qd, J = 9.4, 8.5, 5.3 Hz, 3H), 1.44 (ddd, J = 14.2, 11.7, 3.1 Hz, 1H), 1.15 (d, J = 6.2 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
38H
44ClF
2N
5O
6Sの計算値: 772.27; 実測値: 772.04.
(実施例253)
【化289】
[この文献は図面を表示できません]
【0620】
実施例253は、tert−ブチル(2S,3R)−3−ヒドロキシ−2−メチルアゼチジン−1−カルボキシレートおよび実施例109を使用して、実施例250と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.73 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.17 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.09 (dd, J = 7.8, 2.0 Hz, 2H), 6.92 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.88 (s, 1H), 5.94 (dt, J = 14.2, 6.7 Hz, 1H), 5.56 (dd, J = 15.2, 9.2 Hz, 1H), 4.30 (dd, J = 14.9, 6.2 Hz, 1H), 4.19 − 4.13 (m, 1H), 4.06 (d, J = 1.2 Hz, 2H), 3.83 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 3.77 − 3.69 (m, 3H), 3.65 (d, J = 14.1 Hz, 1H), 3.24 (s, 3H), 3.16 − 2.99 (m, 1H), 2.88 − 2.69 (m, 2H), 2.66 (s, 0H), 2.52 − 2.37 (m, 1H), 2.33 (q, J = 9.0 Hz, 1H), 2.23 − 2.02 (m, 3H), 2.00 − 1.64 (m, 4H), 1.47 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.44 − 1.24 (m, 2H), 1.14 (d, J = 6.6 Hz, 3H). LCMS-ESI
+ (m/z): [M+H]
+ C
38H
49ClN
4O
6Sの計算値: 725.31; 実測値: 724.93.
(実施例254)
【化290】
[この文献は図面を表示できません]
【0621】
実施例359(10mg、0.14mmol)、(((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)−L−バリン(9.21mg、0.02mmol)、EDCI.HCl(6.5mg、0.034mmol)、およびDMAP(3.3mg、0.027mmol)を、8mLのバイアル内で合わせ、DCM(3mL)を添加した。この混合物を、完全な溶解のために3分間超音波処理し、0℃で2時間撹拌した。溶媒を濃縮し、粗生成物に、DMF(2mL)中20%ピペリジンを添加した。この溶液を室温で20分間撹拌した。反応混合物を濾過し、60〜100%ACN/0.1%TFA含有H
2Oで溶出する逆相分取HPLCにより精製して、実施例254を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 8.26 (s, 3H), 7.98 (s, 1H), 7.63 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.26 (dd, J = 8.4, 2.3 Hz, 1H), 7.16 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.05 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.95 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.89 (s, 1H), 6.51 (s, 2H), 5.98 (t, J = 12.5 Hz, 1H), 5.79 (dd, J = 15.1, 8.7 Hz, 1H), 5.42 (dd, J = 8.7, 3.3 Hz, 1H), 4.15 − 3.94 (m, 3H), 3.95 − 3.85 (m, 2H), 3.81 (s, 4H), 3.70 (s, 3H), 3.58 (d, J = 14.0 Hz, 1H), 3.25 − 2.94 (m, 2H), 2.85 − 2.59 (m, 2H), 2.35 (d, J = 35.9 Hz, 1H), 2.21 − 1.60 (m, 10H), 1.42 (d, J = 7.0 Hz, 4H), 1.03 (d, J = 5.9 Hz, 3H), 0.96 (dd, J = 12.0, 6.9 Hz, 6H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
43H
55ClN
6O
7Sの計算値: 835.35; 実測値: 834.95.
(実施例255)
【0622】
ステップ1:アセトニトリル(6mL)中の5−ホルミル−1H−ピロール−3−カルボキシレート(500mg、3.27mmol)、1−クロロ−2−メチル−2−プロペン(639μL、6.53mmol)、および炭酸セシウム(2.03g、6.24mmol)の撹拌混合物を、65℃に加熱した。150分後、得られた混合物を室温に冷却し、水(30mL)、ブライン(20mL)、および飽和塩化アンモニウム水溶液(10mL)を順次添加した。水層をジクロロメタン(2×60mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜25%酢酸エチル)により精製して、255−1を得た。
【化291】
[この文献は図面を表示できません]
【0623】
ステップ2:四酸化オスミウム溶液(tert−ブチルアルコール中2.5重量%、234μL、19μmol)を、tert−ブチルアルコール(3.0mL)、水(1.0mL)、およびテトラヒドロフラン(1.0mL)中の255−1(387mg、1.87mmol)、4−(ジメチルアミノ)ピリジン(6.9mg、56μmol)、および4−メチルモルホリン−N−オキシド(328mg、2.80mmol)の撹拌混合物にシリンジを介して1分間かけて室温で添加した。74分後、得られた混合物を90℃に加熱した。76分後、得られた混合物を室温に冷却し、亜硫酸ナトリウム(471mg)および水(1.0mL)を順次添加した。20分後、得られた混合物をセライトに通して濾過し、濾過ケーキを酢酸エチル(100mL)で抽出した。合わせた濾液を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0〜100%酢酸エチル)により精製して、255−2を得た。
【0624】
ステップ3:トリフルオロ酢酸(1.43mL、18.7mmol)を、ジクロロメタン(117mL)およびメタノール(1.52mL)中の255−2(451mg、1.87mmol)の撹拌溶液にシリンジを介して室温で添加した。1分後、トリエチルシラン(3.14mL、19.6mmol)を、シリンジを介して添加した。19分後、トリフルオロ酢酸(3.58mL、46.8mmol)およびトリエチルシラン(7.48mL、46.7mmol)を、シリンジを介して順次添加した。55分後、飽和炭酸ナトリウム水溶液(55mL)を添加し、得られた二相混合物を激しく撹拌した。15分後、ブライン(30mL)を添加し、層を分離した。水層をジクロロメタン(60mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜70%酢酸エチル)により精製して、255−3を得た。
【0625】
ステップ4:カリウムビス(トリメチルシリル)アミド溶液(テトラヒドロフラン中1.0M、466μL、466μmol)を、テトラヒドロフラン中の255−3(35.0mg、155μmol)の撹拌溶液にシリンジを介して0℃で添加した。6分後、ヨードメタン(48.5μL、777μmol)を、シリンジを介して添加し、得られた混合物を室温に加温した。25分後、飽和塩化アンモニウム水溶液(5mL)および酢酸エチル(30mL)を順次添加した。有機層を水(20mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜40%酢酸エチル)により精製して、255−4を得た。
【0626】
ステップ5:水酸化ナトリウム水溶液(2.0M、900μL、1.80mmol)を、テトラヒドロフラン(0.65mL)およびメタノール(1.5mL)中の255−4(37.0mg、155μmol)の撹拌溶液にシリンジを介して室温で添加し、得られた混合物を70℃に加熱した。16時間後、得られた混合物を室温に冷却し、塩化水素水溶液(2.0M、1.0mL)およびブライン(10mL)を順次添加した。水層をジクロロメタン(2×15mL)および酢酸エチル(15mL)で順次抽出した。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮して、255−5を得た。
【0627】
ステップ6:実施例255の調製:実施例255は、中間体359−4を106−4の代わりに使用し、255−5を2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキシ)酢酸の代わりに使用して、実施例106と同様の様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 7.78 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.45 − 7.12 (m, 5H), 6.97 (s, 1H), 6.30 (s, 1H), 5.99 − 5.83 (m, 1H), 5.83 − 5.69 (m, 1H), 4.80 (s, 2H), 4.24 − 3.38 (m, 11H), 3.36 (s, 3H), 3.19 (dd, J = 15.4, 9.0 Hz, 1H), 2.98 − 1.14 (m, 21H), 1.14 − 1.04 (m, 3H). LCMS: 805.1.
(実施例256)
【化292】
[この文献は図面を表示できません]
【0628】
実施例256は、実施例109および(R)−3−(メトキシメチル)ピロリジンを使用して、実施例237と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.12 (td, J = 3.8, 1.8 Hz, 2H), 6.94 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.91 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 5.97 (dt, J = 14.1, 6.5 Hz, 1H), 5.58 (dd, J = 15.2, 9.1 Hz, 1H), 4.33 (dd, J = 14.8, 5.9 Hz, 1H), 4.08 (d, J = 1.8 Hz, 2H), 3.90 − 3.81 (m, 1H), 3.76 (dd, J = 9.2, 3.7 Hz, 1H), 3.67 (m, 2H), 3.63 − 3.52 (m, 2H), 3.42 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 3.37 (m, 4H), 3.26 (s, 4H), 3.22 − 3.14 (m, 1H), 3.08 (dd, J = 15.2, 10.3 Hz, 1H), 2.90 − 2.70 (m, 2H), 2.59 − 2.40 (m, 4H), 2.35 (q, J = 9.0 Hz, 1H), 2.17 (m, 3H), 2.07 (m, 1H), 2.01 − 1.86 (m, 4H), 1.77 (m, 4H), 1.44 (t, J = 12.5 Hz, 1H), 1.15 (d, J = 6.3 Hz, 3H). LCMS-ESI+: C
39H
52ClN
4O
6Sの計算値: 739.32 (M+H); 実測値: 739.80 (M+H).
(実施例257)
【化293】
[この文献は図面を表示できません]
【0629】
実施例257は、実施例109および6−メトキシ−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン塩酸塩を使用して、実施例237と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.13 (dd, J = 6.4, 2.1 Hz, 2H), 6.96 − 6.87 (m, 2H), 5.98 (dt, J = 14.3, 6.8 Hz, 1H), 5.58 (dd, J = 15.2, 9.1 Hz, 1H), 4.29 (dd, J = 14.9, 6.4 Hz, 1H), 4.15 − 4.04 (m, 2H), 4.00 (m, 4H), 3.90 − 3.79 (m, 2H), 3.76 (dd, J = 9.1, 3.7 Hz, 1H), 3.67 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.65 − 3.57 (m, 1H), 3.26 (m, 4H), 3.24 (s, 3H), 3.08 (dd, J = 15.2, 10.3 Hz, 1H), 2.89 − 2.70 (m, 2H), 2.57 − 2.42 (m, 4H), 2.35 (q, J = 9.0 Hz, 1H), 2.24 − 2.15 (m, 1H), 2.15 − 2.06 (m, 3H), 1.93 (m, 3H), 1.77 (m, 4H), 1.44 (t, J = 12.5 Hz, 1H), 1.33 (d, J = 16.3 Hz, 1H), 1.14 (d, J = 6.6 Hz, 3H). LCMS-ESI+: C
40H
52ClN
4O
6Sの計算値: 752.32 (M+H); 実測値: 751.53 (M+H).
(実施例258)
【化294】
[この文献は図面を表示できません]
【0630】
実施例258は、実施例109および4−(ジフルオロメチル)ピペリジン塩酸塩を使用して、実施例237と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.09 (dd, J = 8.1, 1.9 Hz, 1H), 6.94 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.88 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 5.95 (dt, J = 14.2, 6.7 Hz, 1H), 5.89 − 5.61 (m, 1H), 5.61 − 5.53 (m, 1H), 4.45 (s, 2H), 4.38 (dd, J = 14.9, 6.3 Hz, 1H), 4.09 (s, 2H), 3.85 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 3.76 (dd, J = 9.3, 3.7 Hz, 1H), 3.67 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.60 (dd, J = 14.9, 5.8 Hz, 1H), 3.28 (m, 6H), 3.08 (dd, J = 15.3, 10.3 Hz, 1H), 2.98 − 2.68 (m, 4H), 2.46 (dd, J = 14.4, 5.3 Hz, 1H), 2.32 (p, J = 9.2 Hz, 1H), 2.19 (q, J = 7.6 Hz, 1H), 2.12 (d, J = 15.9 Hz, 2H), 2.01 − 1.86 (m, 1H), 1.86 − 1.65 (m, 7H), 1.52 − 1.28 (m, 2H), 1.14 (d, J = 6.6 Hz, 3H). LCMS-ESI+: C
39H
50ClF
2N
4O
5Sの計算値: 759.31 (M+H); 実測値: 759.33 (M+H).
(実施例259)
【化295】
[この文献は図面を表示できません]
【0631】
ステップ1:デス−マーチンペルヨージナン(85.4mg、201μmol)を、ジクロロメタン(1.0mL)中の255−3(32.4mg、144μmol)の撹拌溶液に室温で添加した。45分後、チオ硫酸ナトリウム水溶液(1.0M、1.0mL)、飽和重炭酸ナトリウム溶液(5.0mL)、ジエチルエーテル(60mL)、および酢酸エチル(60mL)を順次添加した。有機層を水(50mL)、水と飽和重炭酸ナトリウム水溶液との混合物(1:1 v:v、50mL)、および水(50mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をジクロロメタン(2.0mL)に溶解し、室温で撹拌した。モルホリン(88.1μL、1.01mmol)、酢酸(57.6μL、1.01mmol)、およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(213mg、1.01mmol)を順次添加し、得られた混合物を45℃に加熱した。45分後、得られた混合物を室温に冷却し、飽和炭酸ナトリウム水溶液(6.0mL)および酢酸エチル(75mL)を順次添加した。有機層を水およびブラインの混合物(3:1 v:v、50mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0〜9%メタノール)により精製して、259−1を得た。
【0632】
ステップ2:実施例259の調製:実施例259は、259−1を229−3の代わりに使用して、実施例229と同様の様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 7.79 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.44 (s, 1H), 7.28 − 7.16 (m, 3H), 7.15 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.00 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.33 (s, 1H), 5.95 − 5.82 (m, 1H), 5.74 (dd, J = 15.3, 7.3 Hz, 1H), 4.90 − 4.76 (m, 2H), 4.48 − 3.59 (m, 16H), 3.40 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.19 (dd, J = 15.2, 8.9 Hz, 1H), 3.10 − 1.42 (m, 15H), 1.56 (d, J = 7.1 Hz, 3H), 1.32 (d, J = 1.5 Hz, 3H), 1.05 (s, 3H). LCMS: 860.1.
(実施例260)
【化296】
[この文献は図面を表示できません]
【0633】
実施例260は、実施例359および(1R,2R)−2−(ジフルオロメチル)シクロプロパン−1−アミン塩酸塩を使用して、実施例75と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.15 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.99 − 6.92 (m, 2H), 5.99 − 5.79 (m, 2H), 5.79 − 5.65 (m, 1H), 4.42 − 4.26 (m, 1H), 4.20 (dd, J = 8.5, 3.3 Hz, 1H), 4.10 (s, 2H), 3.84 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 3.66 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.29 (m, 1H), 3.15 − 3.06 (m, 1H), 2.96 − 2.68 (m, 3H), 2.50 − 2.35 (m, 1H), 2.31 (t, J = 9.0 Hz, 1H), 2.17 (s, 2H), 2.11 (m, 2H), 2.03 − 1.91 (m, 2H), 1.91 − 1.81 (m, 2H), 1.75 (q, J = 9.2 Hz, 1H), 1.66 − 1.42 (m, 5H), 1.23 − 1.00 (m, 4H), 1.00 − 0.88 (m, 1H). LCMS-ESI+: C
37H
46ClF
2N
4O
5Sの計算値: 731.28 (M+H); 実測値: 731.11 (M+H).
(実施例261)
【化297】
[この文献は図面を表示できません]
【0634】
実施例261は、3−(オキセタン−3−イル)アゼチジンをrac−(1R,2R)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)シクロプロパン−1−アミンの代わりに使用して、実施例182と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.12 (dt, J = 4.3, 1.9 Hz, 2H), 7.00 − 6.86 (m, 2H), 5.98 (dt, J = 14.2, 6.7 Hz, 1H), 5.58 (dd, J = 15.2, 9.1 Hz, 1H), 4.45 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 4.37 − 4.12 (m, 3H), 4.08 (d, J = 2.1 Hz, 2H), 3.92 − 3.71 (m, 3H), 3.71 − 3.55 (m, 2H), 3.26 (s, 3H), 3.08 (dd, J = 15.2, 10.3 Hz, 2H), 3.01 (s, 2H), 2.91 − 2.66 (m, 3H), 2.47 (dd, J = 12.2, 7.9 Hz, 2H), 2.38 − 2.29 (m, 1H), 2.26 − 2.05 (m, 3H), 1.97 − 1.88 (m, 2H), 1.78 (tt, J = 17.1, 9.5 Hz, 3H), 1.45 (t, J = 11.8 Hz, 2H), 1.31 (s, 2H), 1.15 (d, J = 6.6 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
39H
49ClN
4O
6Sの計算値: 737.31; 実測値: 737.06.
(実施例262)
【化298】
[この文献は図面を表示できません]
【0635】
ステップ1:エチル1−シクロプロピル−3−メトキシ−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートの調製:トルエン(5mL)中のエチル3−メトキシ−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(113mg、0.66mmol)、シクロプロピルボロン酸(114mg、1.33mmol)、酢酸銅(II)(120.61mg、0.66mmol)、2,2’−ビピリジル(103.71mg、0.66mmol)および炭酸ナトリウム(140.76mg、1.33mmol)の反応混合物を、空気に曝して60℃で終夜加熱した。反応混合物を冷却し、濾過した。濾液を濃縮し、シリカゲルクロマトグラフ(0〜100%EtOAc/ヘキサンで溶出)により精製して、表題化合物(105mg)を得た。
【0636】
ステップ2:1−シクロプロピル−3−メトキシ−1H−ピラゾール−4−カルボン酸の調製:MeOH(1.0mL)および水(0.5mL)中のエチル1−シクロプロピル−3−メトキシ−ピラゾール−4−カルボキシレート(12mg、0.057mmol)、2M NaOH(0.057mL)の反応混合物を、45℃で終夜撹拌した。反応混合物を濃縮し、精製することなく次のステップで使用した。
【0637】
ステップ3:実施例262は、実施例109を実施例5の代わりに使用し、2,3−ジヒドロピラゾロ[5,1−b]オキサゾール−6−カルボン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.14 (s, 1H), 7.77 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.37 − 7.30 (m, 1H), 7.23 − 7.09 (m, 3H), 6.92 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.11 (dt, J = 14.1, 6.4 Hz, 1H), 5.62 (dd, J = 15.3, 8.2 Hz, 1H), 4.19 − 3.95 (m, 6H), 3.87 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 3.79 (dd, J = 8.1, 3.3 Hz, 1H), 3.71 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.63 (tt, J = 7.4, 3.8 Hz, 1H), 3.38 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.29 (s, 3H), 3.08 (dd, J = 15.0, 9.9 Hz, 1H), 2.92 − 2.71 (m, 3H), 2.51 (ddd, J = 22.6, 9.8, 5.5 Hz, 3H), 2.30 − 2.19 (m, 2H), 2.12 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 1.94 (d, J = 13.6 Hz, 3H), 1.78 (d, J = 6.7 Hz, 3H), 1.51 − 1.40 (m, 1H), 1.17 − 1.07 (m, 5H), 1.07 − 1.00 (m, 2H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
40H
48ClN
5O
6Sの計算値: 762.30; 実測値: 760.83.
(実施例263)
【化299】
[この文献は図面を表示できません]
【0638】
実施例263は、3−(シクロプロポキシ)アゼチジン塩酸塩をrac−(1R,2R)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)シクロプロパン−1−アミンの代わりに使用して、実施例182と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.75 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.6, 2.4 Hz, 1H), 7.12 (dt, J = 4.3, 2.6 Hz, 2H), 6.93 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 5.97 (dt, J = 14.2, 6.8 Hz, 1H), 5.58 (dd, J = 15.2, 9.1 Hz, 1H), 4.48 − 4.39 (m, 1H), 4.38 − 4.15 (m, 3H), 4.08 (d, J = 1.9 Hz, 2H), 4.01 − 3.80 (m, 3H), 3.76 (dd, J = 9.1, 3.6 Hz, 1H), 3.67 (d, J = 14.3 Hz, 2H), 3.36 (d, J = 3.1 Hz, 1H), 3.26 (s, 3H), 3.08 (dd, J = 15.3, 10.3 Hz, 1H), 2.88 − 2.70 (m, 2H), 2.52 − 2.42 (m, 2H), 2.35 (q, J = 9.2 Hz, 1H), 2.25 − 2.04 (m, 3H), 2.01 − 1.69 (m, 5H), 1.44 (t, J = 12.5 Hz, 1H), 1.31 (s, 3H), 1.15 (d, J = 6.6 Hz, 2H), 0.96 − 0.88 (m, 1H), 0.68 − 0.58 (m, 2H), 0.58 − 0.46 (m, 2H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
39H
49ClN
4O
6Sの計算値: 737.31; 実測値: 735.76.
(実施例264)
【化300】
[この文献は図面を表示できません]
【0639】
ステップ1:ジ(1H−イミダゾール−1−イル)メタンチオン(58.6mg、329μmol)を、テトラヒドロフラン中の255−3(37.0mg、164μmol)および4−(ジメチルアミノ)ピリジン(10mg、82μmol)の撹拌混合物に室温で添加した。5分後、得られた混合物を65℃に加熱した。35分後、得られた混合物を80℃に加熱した。23時間後、得られた混合物を室温に冷却し、セライトに通して濾過した。濾過ケーキを酢酸エチル(20mL)で抽出し、合わせた濾液を減圧下で濃縮した。残留物をトルエン(14mL)および1,4−ジオキサン(12mL)に再溶解し、トリブチルスタンナン(221μL、821μmol)を添加し、得られた混合物を撹拌し、100℃に加熱した。トルエン(1.6mL)中の2,2’−(ジアゼン−1,2−ジイル)ビス(2−メチルプロパンニトリル)(8.1mg、49μmol)の溶液を、シリンジポンプを介して30分間かけて添加した。20分後、得られた混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜27%酢酸エチル)により精製して、264−1を得た。
【0640】
ステップ2:実施例264は、264−1を255−4の代わりに使用して、実施例255と同様の様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 7.78 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.39 (s, 1H), 7.29 − 7.10 (m, 4H), 6.99 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.31 (s, 1H), 5.95 − 5.82 (m, 1H), 5.74 (dd, J = 15.3, 7.2 Hz, 1H), 4.91 − 3.81 (m, 12H), 3.74 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.40 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.19 (dd, J = 15.3, 9.2 Hz, 1H), 3.09 − 1.13 (m, 24H), 1.05 (s, 3H). LCMS: 775.1.
(実施例265)
【化301】
[この文献は図面を表示できません]
【0641】
実施例265は、tert−ブチル3−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートおよび実施例109を使用して、実施例250と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.73 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.17 (dd, J = 8.6, 2.3 Hz, 1H), 7.14 − 7.08 (m, 2H), 6.91 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 5.97 (dt, J = 14.2, 6.6 Hz, 1H), 5.56 (dd, J = 15.2, 9.1 Hz, 1H), 4.28 (dd, J = 14.8, 6.3 Hz, 1H), 4.06 (d, J = 2.3 Hz, 2H), 4.03 − 3.87 (m, 5H), 3.83 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 3.74 (dd, J = 9.0, 3.7 Hz, 1H), 3.65 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.24 (d, J = 1.5 Hz, 6H), 3.15 − 2.97 (m, 1H), 2.74 (ddd, J = 28.0, 14.0, 7.8 Hz, 3H), 2.52 − 2.40 (m, 2H), 2.34 (q, J = 9.0 Hz, 1H), 2.23 − 2.05 (m, 3H), 2.00 − 1.85 (m, 1H), 1.76 (tt, J = 17.1, 9.4 Hz, 2H), 1.43 (t, J = 10.4 Hz, 1H), 1.29 (s, 2H), 1.13 (d, J = 6.4 Hz, 9H). LCMS-ESI
+ (m/z) : [M+H]
+ C
40H
53ClN
4O
6Sの計算値: 753.34; 実測値: 752.98.
(実施例266)
【化302】
[この文献は図面を表示できません]
【0642】
ステップ1:水酸化ナトリウム水溶液(2.0M、3.1mL、6.2mmol)を、メタノール(14.8mL)中のメチル(S)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−ヒドロキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボキシレート(500mg、1.04mmol)の撹拌溶液にシリンジを介して室温で添加し、得られた混合物を60℃に加熱した。27.5時間後、得られた混合物を室温に冷却し、塩化水素水溶液(1.0M)の添加により酸性化し、減圧下で濃縮した。残留物をジクロロメタンに溶解し、有機層を水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、減圧下で濃縮した。残留物をジクロロメタン(52mL)に溶解し、109−2−2(536mg、2.08mmol)および4−(ジメチルアミノ)ピリジン(423mg、3.46mmol)を添加し、得られた混合物を室温で撹拌した。3−(((エチルイミノ)メチレン)アミノ)−N,N−ジメチルプロパン−1−アミン塩酸塩(498mg、2.60mmol)を添加した。18時間後、酢酸エチルおよび塩化水素水溶液(1.0M)を添加した。有機層を水およびブラインで順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、減圧下で濃縮した。残留物をテトラヒドロフラン(2.5mL)、メタノール(29mL)、および水(0.16mL)に溶解し、得られた混合物を室温で撹拌した。炭酸カリウム(2.39g、17.3mmol)を添加し、得られた混合物を60℃に加熱した。終夜撹拌した後、得られた混合物を室温に冷却し、ブライン(8mL)、および水(10mL)中クエン酸(1.0g)の混合物を添加した。水層をジクロロメタン(30mL)および酢酸エチル(30mL)で順次抽出した。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜30%酢酸エチル)により精製して、中間体266−1を得た。
【0643】
ステップ2:1,2−ジクロロエタン(272mL)中の中間体266−1(500mg、817μmol)および(1,3−ビス−(2,4,6−トリメチルフェニル)−2−イミダゾリジニリデン)ジクロロ(o−イソプロポキシフェニルメチレン)ルテニウム(102mg、163μmol)の撹拌混合物を、75℃に加熱した。2.5日後、得られた混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、中間体266−2を得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.76 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.50 − 7.38 (m, 2H), 7.26 − 7.17 (m, 1H), 7.16 − 7.06 (m, 1H), 6.93 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.52 − 5.95 (m, 2H), 6.06 (dt, J = 14.2, 6.6 Hz, 1H), 5.79 − 5.65 (m, 1H), 4.21 (t, J = 5.8 Hz, 1H), 4.13 − 4.02 (m, 2H), 3.90 − 3.81 (m, 1H), 3.81 − 3.72 (m, 1H), 3.49 − 3.25 (m, 2H), 3.07 (dd, J = 15.2, 9.1 Hz, 1H), 2.92 − 1.56 (m, 15H), 1.42 (t, J = 13.0 Hz, 1H), 1.20 (d, J = 6.5 Hz, 3H). LCMS: 584.2.
【0644】
ステップ3:4ドラムバイアルに、中間体266−2(1当量、0.041mmol、24mg)、炭酸ジフェニル(1.3当量、0.053mmol、11mg)、N,N−ジメチルアミノピリジン(2.5当量、0.103mmol、13mg)、CH
2Cl
2(2mL)およびトリエチルアミン(10当量、0.411mmol、57mL)を入れ、次いで密封し、50℃で15時間撹拌した。別個のバイアル内で、3−メトキシアゼチジン塩酸塩(10当量、0.411mmol、51mg)を、CH
2Cl
2(0.5mL)およびトリエチルアミン(20当量、0.822mmol、115mL)で処理した。次いで、反応混合物を合わせ、60℃に終夜加熱した。反応混合物を濃縮し、分取HPLC(水中10〜100%MeCN、0.1%TFA)により部分的に精製した。LCMSによると所望の生成物を含有する画分を濃縮し、EtOAcに溶解し、水で洗浄した。有機層をEtOAcで逆抽出し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。粗材料を5:1 EtOAc:MeOHにおける分取TLCにより精製し、セライト(4:1 EtOAc:MeOHで溶出)に通して濾過し、次いで濃縮し、分取HPLC(水中10〜100%MeCN、0.1%TFA)により再度精製した。合わせた清浄な画分を凍結乾燥して、所望の生成物である実施例266を得た。LCMS−ESI+(m/z):C
36H
45ClN
4O
6Sの(M)
+計算値:696.2748;実測値:695.92。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.74 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.17 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.14 − 7.07 (m, 2H), 6.94 (s, 1H), 6.91 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 5.92 (dt, J = 14.0, 6.7 Hz, 1H), 5.72 (dd, J = 15.2, 8.5 Hz, 1H), 4.28 − 4.12 (m, 5H), 4.12 − 4.01 (m, 2H), 3.94 − 3.74 (m, 3H), 3.70 − 3.53 (m, 2H), 3.37 − 3.20 (m, 1H), 3.30 (s, 3H), 3.06 (dd, J = 15.3, 10.0 Hz, 1H), 2.88 − 2.68 (m, 2H), 2.46 − 2.24 (m, 3H), 2.19 − 1.78 (m, 8H), 1.72 (q, J = 9.0 Hz, 1H), 1.43 (t, J = 12.8 Hz, 1H), 1.14 (d, J = 6.6 Hz, 3H).
(実施例267)
【化303】
[この文献は図面を表示できません]
【0645】
実施例267は、実施例109および(3−メトキシアゼチジン−3−イル)メタノール塩酸塩を用いて、実施例362と同じ様式で調製した。LCMS−ESI+(m/z):C
38H
49ClN
4O
7Sの(M)
+計算値:740.3010;実測値:739.79。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.73 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.17 (dd, J = 8.6, 2.3 Hz, 1H), 7.10 (q, J = 3.8 Hz, 2H), 6.94 − 6.88 (m, 2H), 5.96 (dt, J = 14.2, 6.7 Hz, 1H), 5.56 (dd, J = 15.2, 9.1 Hz, 1H), 4.30 (dd, J = 14.9, 6.2 Hz, 1H), 4.12 − 4.01 (m, 2H), 4.02 − 3.79 (m, 5H), 3.78 − 3.71 (m, 3H), 3.69 − 3.53 (m, 2H), 3.33 (s, 3H), 3.30 − 3.28 (m, 1H), 3.24 (s, 3H), 3.06 (dd, J = 15.2, 10.3 Hz, 1H), 2.88 − 2.68 (m, 2H), 2.53 − 2.40 (m, 2H), 2.38 − 2.26 (m, 1H), 2.22 − 2.05 (m, 3H), 2.00 − 1.68 (m, 6H), 1.43 (t, J = 12.9 Hz, 1H), 1.13 (d, J = 6.6 Hz, 3H).
(実施例268)
【化304】
[この文献は図面を表示できません]
【0646】
実施例268は、実施例109および3−(メトキシメチル)アゼチジン−3−オールトリフルオロ酢酸を用いて、実施例362と同じ様式で調製した。LCMS−ESI+(m/z):C
38H
49ClN
4O
7Sの[M+H]
+計算値:741.3083;実測値:740.83。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.73 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.17 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.13 − 7.06 (m, 2H), 6.94 − 6.87 (m, 2H), 5.96 (dt, J = 14.3, 6.7 Hz, 1H), 5.56 (dd, J = 15.2, 9.1 Hz, 1H), 4.30 (dd, J = 14.8, 6.4 Hz, 1H), 4.15 − 3.95 (m, 4H), 3.93 − 3.70 (m, 4H), 3.70 − 3.57 (m, 2H), 3.48 − 3.46 (m, 2H), 3.43 (s, 3H), 3.30 − 3.27 (m, 1H), 3.24 (s, 3H), 3.06 (dd, J = 15.2, 10.3 Hz, 1H), 2.89 − 2.68 (m, 2H), 2.52 − 2.40 (m, 2H), 2.38 − 2.27 (m, 1H), 2.22 − 2.05 (m, 3H), 2.01 − 1.67 (m, 6H), 1.42 (t, J = 12.9 Hz, 1H), 1.13 (d, J = 6.7 Hz, 3H).
(実施例269)
【化305】
[この文献は図面を表示できません]
【0647】
実施例269は、4−メトキシ安息香酸および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.18 − 7.99 (m, 2H), 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.18 (ddd, J = 8.6, 3.6, 2.1 Hz, 2H), 7.12 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.04 − 6.99 (m, 3H), 6.97 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 6.94 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.03 (dt, J = 14.3, 6.5 Hz, 1H), 5.60 (dd, J = 15.2, 9.0 Hz, 1H), 4.43 (dd, J = 14.8, 6.1 Hz, 1H), 4.08 (d, J = 1.7 Hz, 2H), 3.89 (s, 3H), 3.87 − 3.82 (m, 2H), 3.78 (dd, J = 9.0, 3.6 Hz, 1H), 3.68 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.30 − 3.25 (m, 2H), 3.27 (s, 3H), 3.08 (dd, J = 15.3, 10.3 Hz, 1H), 2.91 − 2.70 (m, 2H), 2.48 (td, J = 12.7, 5.0 Hz, 2H), 2.39 (q, J = 9.0 Hz, 1H), 2.28 − 2.07 (m, 3H), 2.05 − 1.70 (m, 5H), 1.44 (t, J = 12.7 Hz, 1H), 1.16 (d, J = 6.4 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
40H
46ClN
3O
6Sの計算値: 732.3; 実測値: 732.2.
(実施例270)
【化306】
[この文献は図面を表示できません]
【0648】
実施例270は、実施例109および2−(ピペラジン−1−イル)アセトニトリルを使用して、実施例237と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.09 (dd, J = 8.1, 1.9 Hz, 1H), 6.95 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.88 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 5.95 (dt, J = 14.1, 6.7 Hz, 1H), 5.58 (dd, J = 15.2, 9.3 Hz, 1H), 4.39 (dd, J = 14.9, 6.4 Hz, 1H), 4.09 (s, 2H), 3.92 − 3.80 (m, 1H), 3.80 − 3.72 (m, 3H), 3.67 (d, J = 14.1 Hz, 1H), 3.64 − 3.55 (m, 1H), 3.50 (m, 4H), 3.26 (m, 4H), 3.08 (dd, J = 15.2, 10.4 Hz, 1H), 2.91 − 2.71 (m, 3H), 2.61 (s, 4H), 2.47 (dd, J = 14.1, 5.3 Hz, 2H), 2.33 (q, J = 9.2 Hz, 1H), 2.20 (q, J = 7.6 Hz, 1H), 2.16 − 2.04 (m, 3H), 2.04 − 1.85 (m, 1H), 1.77 (m, 3H), 1.45 (t, J = 12.8 Hz, 1H), 1.15 (d, J = 6.6 Hz, 3H). LCMS-ESI+: C
39H
50ClN
6O
5Sの計算値: 749.32 (M+H); 実測値: 749.26 (M+H).
(実施例271)
【化307】
[この文献は図面を表示できません]
【0649】
実施例271は、2,4−ジメトキシピリミジン−5−カルボン酸を2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキシ)酢酸の代わりに使用して、実施例106と同様の様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 9.00 (s, 1H), 7.79 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.54 − 7.47 (m, 1H), 7.34 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.25 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.14 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.94 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.18 (dt, J = 14.2, 6.6 Hz, 1H), 5.67 (dd, J = 15.6, 7.4 Hz, 1H), 4.27 (s, 3H), 4.13 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 4.09 (s, 3H), 4.04 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 4.02 − 3.72 (m, 4H), 3.49 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.26 (s, 3H), 3.16 (dd, J = 15.1, 11.0 Hz, 1H), 2.97 − 1.37 (m, 16H), 1.14 (d, J = 6.9 Hz, 3H). LCMS: 764.1.
(実施例272)
【化308】
[この文献は図面を表示できません]
【0650】
実施例272は、実施例109および7−メチル−5−オキサ−2,7−ジアザスピロ[3.4]オクタン−6−オン塩酸塩を使用して、実施例237と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.14 − 7.07 (m, 2H), 6.94 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.90 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 5.96 (dt, J = 14.3, 6.7 Hz, 1H), 5.58 (dd, J = 15.1, 9.2 Hz, 1H), 4.43 − 4.15 (m, 6H), 4.09 (d, J = 1.6 Hz, 2H), 3.84 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 3.76 (dd, J = 9.2, 3.6 Hz, 1H), 3.67 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.26 (m, 4H), 3.08 (dd, J = 15.3, 10.3 Hz, 1H), 2.88 (s, 3H), 2.84 − 2.72 (m, 2H), 2.55 − 2.42 (m, 3H), 2.33 (m, 1H), 2.27 − 2.06 (m, 3H), 1.94 (t, J = 6.9 Hz, 2H), 1.78 (m, 3H), 1.45 (t, J = 12.7 Hz, 1H), 1.15 (d, J = 6.6 Hz, 3H). LCMS-ESI+: C
39H
49ClN
5O
7Sの計算値: 766.30 (M+H); 実測値: 766.10 (M+H).
(実施例273)
【化309】
[この文献は図面を表示できません]
【0651】
実施例273は、2−メトキシピリミジン−5−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 9.21 (d, J = 5.1 Hz, 2H), 7.70 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.09 (s, 2H), 6.99 (dd, J = 8.4, 3.8 Hz, 1H), 6.92 (d, J = 9.4 Hz, 1H), 5.94 − 5.85 (m, 1H), 5.53 (dd, J = 15.2, 9.1 Hz, 1H), 5.37 (s, 1H), 4.69 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.14 (d, J = 1.5 Hz, 4H), 4.09 (s, 3H), 3.83 (d, J = 15.3 Hz, 1H), 3.75 − 3.66 (m, 2H), 3.24 (s, 2H), 3.12 (s, 1H), 2.98 (dd, J = 15.3, 10.3 Hz, 1H), 2.78 (dd, J = 16.4, 11.7 Hz, 3H), 2.53 − 2.18 (m, 2H), 2.16 − 1.99 (m, 1H), 1.95 (d, J = 10.5 Hz, 2H), 1.85 − 1.77 (m, 2H), 1.63 (t, J = 9.5 Hz, 1H), 1.39 (t, J = 12.7 Hz, 1H), 1.27 − 1.19 (m, 1H), 1.15 (d, J = 6.1 Hz, 1H), 1.08 (d, J = 6.1 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): H+C
38H
44 ClN
5O
6Sの計算値: 733.27; 実測値: 734.050 (M+H).
(実施例274)
【化310】
[この文献は図面を表示できません]
【0652】
2ドラムバイアルに、実施例267(1当量、0.013mmol、10mg)およびTHF(0.5mL)を入れた。水素化ナトリウム(油中60%分散液、2当量、0.027mmol、1.1mg)を添加し、反応混合物を10分間撹拌した。次いで、ヨードメタン(5当量、0.067mmol、4.2mL)を添加し、反応混合物をさらに30分間撹拌し、その時点でこれをメタノールでクエンチし、濃縮し、次いでメタノールに再溶解し、分取HPLC(水中60〜100%MeCN、0.1%TFA)により精製した。合わせた清浄な画分を凍結乾燥して、所望の生成物である実施例274を得た。LCMS−ESI+(m/z):C
39H
51ClN
4O
7Sの(M)
+計算値:754.3167;実測値:754.07。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.73 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.17 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.10 (td, J = 3.9, 1.9 Hz, 2H), 6.96 − 6.88 (m, 2H), 5.96 (dt, J = 14.2, 6.7 Hz, 1H), 5.56 (dd, J = 15.2, 9.1 Hz, 1H), 4.30 (dd, J = 14.9, 6.3 Hz, 1H), 4.13 − 4.02 (m, 2H), 4.01 − 3.78 (m, 5H), 3.74 (dd, J = 9.2, 3.7 Hz, 1H), 3.69 − 3.54 (m, 4H), 3.42 (s, 3H), 3.32 (s, 3H), 3.31 − 3.28 (m, 1H), 3.24 (s, 3H), 3.06 (dd, J = 15.2, 10.3 Hz, 1H), 2.87 − 2.69 (m, 2H), 2.54 − 2.40 (m, 2H), 2.32 (p, J = 9.0 Hz, 1H), 2.23 − 2.05 (m, 3H), 2.00 − 1.66 (m, 6H), 1.43 (t, J = 12.8 Hz, 1H), 1.13 (d, J = 6.7 Hz, 3H).
(実施例275)
【化311】
[この文献は図面を表示できません]
【0653】
実施例275は、実施例109および4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ピリジン二塩酸塩を使用して、実施例362と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
41H
48ClN
5O
6Sの[M+H]
+計算値:774.3087;実測値:773.81。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.69 (d, J = 7.4 Hz, 2H), 7.72 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.53 − 7.43 (m, 2H), 7.17 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.13 − 7.05 (m, 2H), 6.96 − 6.86 (m, 2H), 5.96 (dt, J = 14.3, 6.8 Hz, 1H), 5.56 (dd, J = 15.2, 9.1 Hz, 1H), 5.39 (tt, J = 6.6, 3.5 Hz, 1H), 4.56 (s, 2H), 4.32 (dd, J = 14.9, 6.4 Hz, 1H), 4.26 − 3.96 (m, 4H), 3.83 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 3.74 (dd, J = 9.2, 3.7 Hz, 1H), 3.70 − 3.55 (m, 2H), 3.30 − 3.27 (m, 1H), 3.24 (s, 3H), 3.06 (dd, J = 15.3, 10.3 Hz, 1H), 2.89 − 2.69 (m, 2H), 2.53 − 2.39 (m, 2H), 2.32 (q, J = 9.0 Hz, 1H), 2.23 − 2.06 (m, 3H), 2.01 − 1.66 (m, 6H), 1.43 (t, J = 12.6 Hz, 1H), 1.13 (d, J = 6.6 Hz, 3H).
(実施例276)
【化312】
[この文献は図面を表示できません]
【0654】
実施例276は、実施例109および2−(3−メトキシアゼチジン−3−イル)−1−メチル−1H−イミダゾール二塩酸塩を使用して、実施例237と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.74 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.63 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.54 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.08 (dd, J = 8.1, 1.8 Hz, 1H), 6.94 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.90 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 5.97 (dt, J = 14.3, 6.6 Hz, 1H), 5.58 (dd, J = 15.2, 9.2 Hz, 1H), 4.59 (s, 2H), 4.49 − 4.28 (m, 3H), 4.09 (d, J = 1.7 Hz, 2H), 3.88 (s, 3H), 3.76 (dd, J = 9.2, 3.7 Hz, 1H), 3.73 − 3.62 (m, 1H), 3.26 (m, 4H), 3.21 (s, 3H), 3.14 − 3.05 (m, 1H), 2.87 − 2.63 (m, 2H), 2.48 (m, 3H), 2.33 (t, J = 9.1 Hz, 1H), 2.27 − 2.08 (m, 3H), 2.07 − 1.86 (m, 3H), 1.79 (tt, J = 17.4, 9.5 Hz, 3H), 1.45 (t, J = 12.7 Hz, 1H), 1.15 (d, J = 6.5 Hz, 3H). LCMS-ESI+: C
41H
52ClN
6O
6Sの計算値: 791.33 (M+H); 実測値: 791.43 (M+H).
(実施例277)
【化313】
[この文献は図面を表示できません]
【0655】
実施例277は、実施例109および5−(3−メトキシアゼチジン−3−イル)−1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール二塩酸塩を使用して、実施例237と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.94 (s, 1H), 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.09 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.94 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.89 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 5.96 (dt, J = 14.2, 6.6 Hz, 1H), 5.58 (dd, J = 15.2, 9.2 Hz, 1H), 4.56 (m, 4H), 4.34 (dd, J = 14.8, 6.3 Hz, 1H), 4.08 (d, J = 1.5 Hz, 2H), 3.91 (s, 3H), 3.85 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 3.76 (dd, J = 9.3, 3.7 Hz, 1H), 3.67 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.59 (d, J = 14.0 Hz, 1H), 3.26 (m, 4H), 3.13 (s, 3H), 3.11 − 3.01 (m, 1H), 2.89 − 2.70 (m, 2H), 2.56 − 2.42 (m, 3H), 2.34 (q, J = 9.2 Hz, 1H), 2.24 − 2.05 (m, 4H), 2.05 − 1.86 (m, 1H), 1.78 (m, 3H), 1.45 (t, J = 12.6 Hz, 1H), 1.15 (d, J = 6.3 Hz, 3H). LCMS-ESI+: C
41H
52ClN
6O
6Sの計算値: 792.32 (M+H); 実測値: 792.25 (M+H).
(実施例278)
【化314】
[この文献は図面を表示できません]
【0656】
実施例278は、3,6−ジメトキシピリダジン−4−カルボン酸を2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキシ)酢酸の代わりに使用して、実施例106と同様の様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 7.78 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.38 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.29 − 7.20 (m, 2H), 7.14 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.94 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.23 − 6.08 (m, 1H), 5.65 (dd, J = 15.3, 7.9 Hz, 1H), 4.22 (s, 3H), 4.13 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 4.08 (s, 3H), 4.07 − 3.57 (m, 5H), 3.45 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.25 (s, 3H), 3.16 (dd, J = 15.2, 10.5 Hz, 1H), 2.95 − 1.54 (m, 15H), 1.53 − 1.43 (m, 1H), 1.16 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS: 764.2.
(実施例279)
【化315】
[この文献は図面を表示できません]
【0657】
実施例154(500mg、0.68mmol)を二酸化セレン(377mg、5当量)と合わせ、1,4−ジオキサン(7mL)を添加した。反応混合物を加熱還流し、反応の進行をLCMSによりモニターした。4時間後(およそ50%変換)、反応物を室温に冷却し、減圧下で濃縮した。残留物をGilson逆相分取HPLC(50〜100%ACN/0.1%TFA含有H
2O)により精製して、実施例279を得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.15 (s, 1H), 7.72 (d, J = 9.1 Hz, 1H), 7.37 (dd, J = 8.3, 1.8 Hz, 1H), 7.19 (s, 1H), 7.16 − 7.07 (m, 2H), 6.89 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.15 (dd, J = 15.5, 5.3 Hz, 1H), 5.83 (ddd, J = 15.5, 8.0, 1.5 Hz, 1H), 4.54 (s, 1H), 4.05 (m, 7H), 3.90 − 3.82 (m, 3H), 3.81 (s, 3H), 3.69 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.41 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.29 (s, 3H), 3.18 − 3.04 (m, 1H), 2.92 − 2.69 (m, 2H), 2.51 (br, 2H), 2.44 − 2.25 (m, 1H), 2.16 − 2.03 (m, 1H), 2.02 − 1.92 (m, 3H), 1.88 − 1.74 (m, 3H), 1.43 (t, J = 11.9 Hz, 1H), 1.15 (d, J = 6.9 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
38H
46ClN
5O
7Sの計算値: 752.3; 実測値: 751.9.
(実施例280)
【化316】
[この文献は図面を表示できません]
【0658】
実施例223(10mg、0.014mmol)をPtO
2(15mg、0.028mmol)と合わせ、エタノール(0.5mL)を添加した。ガラスアダプターに装着した水素バルーン(1atm)を、丸底フラスコに取り付けた。反応物を水素雰囲気下で5時間撹拌し、反応の進行をLCMSによりモニターした。完了したら、反応容器をアルゴンのストリームでパージした。固体を濾別し、追加のエタノールで洗浄した。次いで、反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物をGilson逆相分取HPLC(50〜100%ACN/0.1%TFA含有H
2O)により精製して、実施例280を得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.08 (s, 1H), 7.77 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.39 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.28 (s, 1H), 7.18 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.94 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 4.15 − 4.01 (m, 5H), 4.01 − 3.84 (m, 3H), 3.81 (s, 3H), 3.78 − 3.68 (m, 2H), 3.19 − 3.07 (m, 1H), 2.89 − 2.76 (m, 2H), 2.58 − 2.21 (m, 3H), 2.12 (d, J = 13.4 Hz, 1H), 2.01 − 1.92 (m, 4H), 1.88 − 1.41 (m, 11H), 1.10 (d, J = 6.6 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
37H
46ClN
5O
6Sの計算値: 724.3; 実測値: 724.1.
(実施例281および実施例282)
【化317】
[この文献は図面を表示できません]
【0659】
ステップ1:アルゴン下、0℃のDCM(23mL)中のメチル(1S,2R)−2−(2−ヒドロキシエチル)シクロプロパン−1−カルボキシレート(0.5g、3.46mmol)のよく撹拌した溶液に、デスマーチンペルヨージナン(1.76g、4.16mmol)を一度に添加し、室温に加温し(20分間)、2時間撹拌した。反応物を0℃に冷却し、Na
2S
2O
3の1N水溶液および飽和NaHCO
3の1:1混合物(40mL)でクエンチした。水溶液をDCM(2×20mL)で抽出した。合わせたDCM溶液に、さらにNa
2SO
2O
3の1N水溶液および飽和NaHCO
3の1:1混合物(20mL)を添加した。DCM層を合わせ、ブライン溶液で1回洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濃縮し、次のステップに使用した。
【0660】
ステップ2:−78℃のDCM(17.5mL)中のメチル(1S,2R)−2−(2−オキソエチル)シクロプロパン−1−カルボキシレートの溶液に、ジエチルアミノ硫黄トリフルオリド(DAST)(1.7g、10.55mmol)を滴下添加し、冷却浴を取り外した。混合物を室温で終夜撹拌した。反応物をNa
2HCO
3でクエンチし、水およびDCMで分配した。水溶液をDCM(2×20mL)で抽出した。合わせたDCM溶液をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮し、次のステップに使用した。
【0661】
ステップ3:粗製のメチル(1S,2R)−2−(2,2−ジフルオロエチル)シクロプロパン−1−カルボキシレート(300mg、1.82mmol)に、THF(15mL)、MeOH(3mL)および1N LiOH(3mL)を添加した。この混合物を65℃で90分間撹拌した。反応物を室温に冷却し、溶媒を減圧下で除去した。粗残留物を水(20mL)に溶解し、滴下添加により1.5N HClで酸性化してpH約2〜3を維持し、5分間撹拌した。沈殿物が形成され、濾過し、水で洗浄し、乾燥させて、次のステップに使用する粗生成物である(1S,2R)−2−(2,2−ジフルオロエチル)シクロプロパン−1−カルボン酸を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 12.15 (s, 1H), 6.09 (tt, J = 56.5, 4.5 Hz, 1H), 1.84 (tdd, J = 17.5, 7.2, 4.5 Hz, 2H), 1.43 (ddt, J = 13.1, 9.8, 7.3 Hz, 2H), 0.97 (dt, J = 8.8, 4.3 Hz, 1H), 0.77 (dddd, J = 17.6, 8.1, 6.2, 3.9 Hz, 1H).
【0662】
ステップ4:アセトニトリル(2mL)中のtrans−2−(2,2−ジフルオロエチル)シクロプロパン−1−カルボン酸(40mg、0.26mmol)の混合物に、トリエチルアミン(118uL、0.84mmol)およびジフェニルホスホリルアジド(73.6mg、0.26mmol)を添加した。次いで、混合物を60℃で2時間加熱した。反応混合物を室温に冷却した。この混合物に、実施例109を一度に添加し、60℃で24時間撹拌した。反応物を濃縮し、MeOH(3mL)に溶解し、濾過し、60〜100%ACN/0.1%TFA含有H
2Oで溶出する逆相分取HPLCにより精製して、2つの異性体、実施例281および実施例282を得た。立体化学は任意に割り当てる。
【0663】
実施例281:
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.66 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.30 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.06 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.98 − 6.91 (m, 1H), 6.84 (dd, J = 8.2, 4.9 Hz, 1H), 6.15-5.87 (m, 2H), 5.61 (dt, J = 15.6, 8.8 Hz, 1H), 4.18 (td, J = 16.0, 6.9 Hz, 2H), 3.99 (d, J = 5.9 Hz, 2H), 3.87 − 3.70 (m, 4H), 3.63 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.27 (d, J = 4.1 Hz, 4H), 3.05 (dd, J = 15.2, 9.8 Hz, 1H), 2.90 − 2.64 (m, 2H), 2.49 (d, J = 38.4 Hz, 4H), 2.31 − 1.63 (m, 5H), 1.52 − 1.22 (m, 3H), 1.12 (d, J = 6.6 Hz, 4H), 0.96 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 0.83 (dt, J = 9.5, 4.8 Hz, 1H), 0.70 (q, J = 6.2 Hz, 1H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
38H
47ClF
2N
4O
5Sの計算値: 745.29; 実測値: 744.75.
【0664】
実施例282:
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.78 − 7.52 (m, 1H), 7.40 − 7.10 (m, 1H), 7.10 − 6.91 (m, 2H), 6.85 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.22 − 5.76 (m, 1H), 5.67 − 5.51 (m, 1H), 4.16 (ddd, J = 25.1, 15.0, 8.3 Hz, 1H), 4.00 (s, 2H), 3.90 − 3.70 (m, 2H), 3.63 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.27 (d, J = 3.1 Hz, 3H), 3.15 − 2.94 (m, 1H), 2.90 − 2.62 (m, 2H), 2.61 − 1.63 (m, 15H), 1.33 (d, J = 39.5 Hz, 3H), 1.12 (t, J = 6.3 Hz, 3H), 0.98 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 0.90 − 0.77 (m, 1H), 0.69 (q, J = 6.3 Hz, 1H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
38H
47ClF
2N
4O
5Sの計算値: 745.29; 実測値: 744.76.
(実施例283)
【化318】
[この文献は図面を表示できません]
【0665】
実施例279(200mg、0.27mmol)をDMF(2.7mL)に溶解し、水素化ナトリウム(油中60%分散液、22mg、0.53mmol、2当量)を一度に添加した。混合物を室温で5分間撹拌した後、ヨードメタン(76mg、0.53mmol、2当量)を添加した。次いで、反応物を50℃に加熱し、反応の進行をLCMSによりモニターした。有意な変換(およそ4:1 生成物:出発材料)を観察したら、反応物を0℃に冷却し、水を添加した(約5滴)。次いで、残留物をGilson逆相分取HPLC(60〜100%ACN/0.1%TFA含有H
2O)により直接精製して、実施例283を得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.08 (s, 1H), 7.76 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.36 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.24 − 7.15 (m, 2H), 7.12 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.92 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.01 (dd, J = 15.4, 7.8 Hz, 1H), 5.83 (dd, J = 15.3, 8.6 Hz, 1H), 4.06 (m, 6H), 3.9 − 3.8 (m, 7H), 3.73 (d, J = 14.5 Hz, 1H), 3.41 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.31 (s, 3H), 3.30 (s, 3H), 3.19 − 3.06 (m, 1H), 2.92 − 2.70 (m, 2H), 2.52 (br, 2H), 2.24 (m, 1H), 2.05 (m, 2H), 1.96 (m, 3H), 1.83 (m, 3H), 1.46 (m, 1H), 1.19 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
39H
48ClN
5O
7Sの計算値: 766.3; 実測値: 766.0.
(実施例284)
【化319】
[この文献は図面を表示できません]
【0666】
ステップ1:メチル5−[[(3R)−4−イソプロピル−3−メチル−ピペラジン−1−イル]メチル]−1−メチル−ピロール−3−カルボキシレートビスTFA塩の合成:DCE(0.5mL)中のメチル5−ホルミル−1−メチル−ピロール−3−カルボキシレート(50.0mg、0.299mmol)および(2R)−1−イソプロピル−2−メチル−ピペラジン(42.5mg、0.299mmol)の混合物を、室温で10分間撹拌した後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(95.1mg、0.449mmol)を添加した。得られた混合物を終夜撹拌した。反応物を濃縮し、水:DMFの混合物(5:1 V:V)に再溶解し、濾過し、2〜50%ACN/0.1%TFA含有H
2Oで溶出するGilson逆相分取HPLCにより精製した。所望の画分を合わせ、凍結乾燥して、メチル5−[[(3R)−4−イソプロピル−3−メチル−ピペラジン−1−イル]メチル]−1−メチル−ピロール−3−カルボキシレート;2,2,2−トリフルオロ酢酸(60.0mg)を得た。LCMS−ESI+(m/z):C
16H
27N
3O
2のH+計算値:294.21;実測値:293.99。
【0667】
ステップ2:5−[[(3R)−4−イソプロピル−3−メチル−ピペラジン−1−イル]メチル]−1−メチル−ピロール−3−カルボン酸;ビスTFA塩の合成:メチル5−[[(3R)−4−イソプロピル−3−メチル−ピペラジン−1−イル]メチル]−1−メチル−ピロール−3−カルボキシレート;ビスTFA塩(60.0mg、0.115mmol)を、MeOH(1.0mL)およびTHF(1.0mL)の混合物に室温で溶解した。1N NaOH(1.15mL、1.15mmol)を添加した。次いで、得られた混合物を50℃に8時間加熱した。反応物を濃縮し、1N HClの溶液(1.0mL)に再溶解し、濾過し、2〜50%ACN/0.1%TFA含有H
2Oで溶出する逆相分取HPLCにより精製した。所望の画分を合わせ、凍結乾燥して、表題化合物を得た。LCMS−ESI+(m/z):C
15H
25N
3O
2のH+計算値:280.19;実測値:280.20。
【0668】
ステップ3:実施例284の合成:実施例109および中間体284−2を使用して、実施例18と同じ手順に従った。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.70 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.60 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.32 (dd, J = 8.2, 1.8 Hz, 1H), 7.12 − 7.03 (m, 3H), 6.88 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.62 − 6.57 (m, 1H), 6.20 − 6.07 (m, 1H), 5.64 (dd, J = 15.4, 8.4 Hz, 1H), 4.19 (dd, J = 14.8, 6.4 Hz, 1H), 4.08 − 3.92 (m, 4H), 3.87 − 3.77 (m, 2H), 3.75 (s, 3H), 3.68 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.64 − 3.54 (m, 2H), 3.49 − 3.42 (m, 1H), 3.39 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.30 (s, 3H), 3.18 − 3.04 (m, 4H), 2.89 − 2.70 (m, 2H), 2.67 − 2.58 (m, 1H), 2.53 − 2.33 (m, 3H), 2.33 − 2.17 (m, 3H), 2.15 − 2.06 (m, 1H), 2.04 − 1.91 (m, 3H), 1.86 − 1.73 (m, 3H), 1.46 − 1.34 (m, 8H), 1.29 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.15 (d, J = 6.4 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): H+ C
47H
63ClN
6O
5Sの計算値: 859.43; 実測値: 859.13.
(実施例285)
【化320】
[この文献は図面を表示できません]
【0669】
ステップ1:tert−ブチル(3S)−4−[(2S)−2−(メトキシカルボニルアミノ)−3−メチル−ブタノイル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレートの合成:室温のDCM(6.0mL)中のtert−ブチル(3R)−3−メチルピペラジン−1−カルボキシレート(250mg、1.25mmol)および(2R)−2−(メトキシカルボニルアミノ)−3−メチル−ブタン酸(241mg、1.37mmol)の混合物に、EDCI.HCl(358mg、1.87mmol)、続いてDMAP(229mg、1.87mmol)を添加した。得られた混合物を室温で終夜撹拌した後、これをDCMで希釈した。有機層を飽和NH
4Cl、飽和NaHCO
3およびブラインで順次洗浄し、次いでこれを硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、粗生成物を得、これをcombiflash(0〜100%EtOAc/ヘキサン)により精製した。所望の画分を合わせ、濃縮して、所望の生成物(446mg)を得た。LCMS−ESI+(m/z):C
17H
31N
3O
5のH+計算値:358.23;実測値:358.20。
【0670】
ステップ2:メチルN−[(1S)−2−メチル−1−[(2S)−2−メチルピペラジン−1−カルボニル]プロピル]カルバメート;ジHCl塩の合成:次いで、ステップ1からのtert−ブチル(3S)−4−[(2S)−2−(メトキシカルボニルアミノ)−3−メチル−ブタノイル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート(446mg、1.25mmol)を、DCM(3.0mL)に溶解し、室温にて3時間、1,4−ジオキサン中4N HCl(1.25mL)で処理した。反応物を濃縮し、EtOAc(3×4.0mL)と共蒸発させて、表題化合物(270mg)を得た。LCMS−ESI+(m/z):C
12H
23N
3O
3のH+計算値:258.17;実測値:258.17。
【0671】
ステップ3:実施例285の合成:実施例109、中間体285−2およびDIEAを使用して、実施例75の合成と同じ手順に従った。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.74 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.14 − 7.05 (m, 2H), 6.95 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.88 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 6.00 − 5.90 (m, 1H), 5.58 (dd, J = 15.2, 9.3 Hz, 1H), 4.47 − 4.31 (m, 3H), 4.13 − 4.04 (m, 2H), 3.85 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 3.76 (dd, J = 9.3, 3.7 Hz, 1H), 3.71 − 3.62 (m, 5H), 3.31 − 3.24 (m, 5H), 3.12 − 3.04 (m, 2H), 2.88 − 2.70 (m, 2H), 2.54 − 2.41 (m, 2H), 2.38 − 2.24 (m, 1H), 2.23 − 1.67 (m, 12H), 1.49 − 1.30 (m, 3H), 1.23 − 1.08 (m, 5H), 1.03 − 0.89 (m, 7H). LCMS-ESI+ (m/z): H+ C
45H
61ClN
6O
8Sの計算値: 881.40; 実測値: 880.97.
(実施例286)
【化321】
[この文献は図面を表示できません]
【0672】
実施例286は、1−(アゼチジン−3−イル)−3−メトキシ−アゼチジンをrac−(1R,2R)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)シクロプロパン−1−アミンの代わりに使用して、実施例182と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.74 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.17 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 7.11 (dd, J = 9.6, 1.9 Hz, 2H), 6.96 − 6.87 (m, 2H), 6.02 (dt, J = 14.2, 6.6 Hz, 1H), 5.56 (dd, J = 15.2, 9.2 Hz, 1H), 4.45 (s, 1H), 4.34 (q, J = 8.4, 7.5 Hz, 4H), 4.28 (s, 1H), 4.12 (d, J = 13.1 Hz, 2H), 4.07 (d, J = 1.9 Hz, 2H), 4.02 (d, J = 15.2 Hz, 2H), 3.86 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 3.77 (dd, J = 9.2, 3.7 Hz, 1H), 3.66 (d, J = 14.0 Hz, 2H), 3.39 (s, 3H), 3.26 (s, 4H), 3.07 (dd, J = 15.3, 10.2 Hz, 1H), 2.89 − 2.69 (m, 2H), 2.55 − 2.41 (m, 2H), 2.41 − 2.24 (m, 1H), 2.18 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 2.09 (t, J = 14.3 Hz, 3H), 2.03 − 1.87 (m, 3H), 1.78 (tt, J = 17.7, 9.5 Hz, 3H), 1.44 (t, J = 12.8 Hz, 1H), 1.12 (d, J = 6.5 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
40H
52ClN
5O
6Sの計算値: 766.33; 実測値: 766.11.
(実施例287)
【化322】
[この文献は図面を表示できません]
【0673】
実施例286は、1−(アゼチジン−3−イル)−4−メトキシ−ピペリジンをrac−(1R,2R)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)シクロプロパン−1−アミンの代わりに使用して、実施例182と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.73 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.24 − 7.06 (m, 3H), 6.90 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 6.00 (dd, J = 14.7, 7.6 Hz, 1H), 5.57 (dd, J = 15.2, 9.2 Hz, 1H), 4.34 (dd, J = 14.6, 6.7 Hz, 3H), 4.21 (s, 2H), 4.07 (d, J = 1.9 Hz, 3H), 3.93 − 3.55 (m, 6H), 3.40 (s, 3H), 3.26 (s, 3H), 3.08 (dd, J = 15.3, 10.3 Hz, 3H), 2.90 − 2.70 (m, 3H), 2.58 − 2.42 (m, 3H), 2.34 (t, J = 9.5 Hz, 2H), 2.15 (dd, J = 25.4, 10.7 Hz, 4H), 2.04 − 1.60 (m, 8H), 1.44 (t, J = 12.7 Hz, 1H), 1.13 (d, J = 6.5 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
42H
56ClN
5O
6Sの計算値: 794.36; 実測値: 794.05.
(実施例288)
【化323】
[この文献は図面を表示できません]
【0674】
実施例288は、2−フルオロピラジンおよび実施例279を使用して、実施例283と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.25 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 8.12 (s, 1H), 8.08 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.95 (dd, J = 2.8, 1.4 Hz, 1H), 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.43 (dd, J = 8.3, 1.8 Hz, 1H), 7.25 (s, 1H), 7.15 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.11 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.91 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.24 (dd, J = 15.6, 5.4 Hz, 1H), 6.15 (s, 1H), 5.88 (dd, J = 15.5, 8.1 Hz, 1H), 4.24 (t, J = 5.8 Hz, 2H), 4.06 (d, J = 6.0 Hz, 5H), 3.81 (m, 6H), 3.72 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.40 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.16 (s, 3H), 3.08 (dd, J = 15.2, 10.4 Hz, 1H), 2.91 − 2.61 (m, 3H), 2.49 (dd, J = 27.4, 14.6 Hz, 2H), 2.10 (d, J = 13.7 Hz, 1H), 2.03 − 1.81 (m, 2H), 1.73 (dq, J = 15.0, 8.1, 7.7 Hz, 2H), 1.59 − 1.39 (m, 2H), 1.22 (d, J = 6.9 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
42H
48ClN
7O
7Sの計算値: 830.3; 実測値: 829.7.
(実施例289)
【化324】
[この文献は図面を表示できません]
【0675】
実施例289は、本明細書に記載の同様の方法で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
36H
45ClN
4O
6Sの[M+H]
+計算値:697.2821;実測値:696.81。
(実施例290)
【化325】
[この文献は図面を表示できません]
【0676】
中間体290−1の合成:中間体359−4(35.0mg、0.0585mmol)をEtOH(10.0mL)に室温で溶解し、PtO
2(16.0mg)を添加し、得られた混合物を脱気し、水素バルーン下で1時間水素化した。次いで、反応物を0.45μm PTFEディスクフィルターに通して濾過した。濾液を濃縮し、DMF(1.2mL)に再溶解し、濾過し、逆相分取HPLCにより精製した。所望の画分を合わせ、凍結乾燥して、359−4を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.78 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.41 (dd, J = 8.2, 1.9 Hz, 1H), 7.23 − 7.14 (m, 2H), 7.11 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.87 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 4.11 − 3.97 (m, 3H), 3.86 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 3.80 − 3.72 (m, 1H), 3.69 − 3.62 (m, 1H), 3.28 (d, J = 14.1 Hz, 1H), 3.05 (dd, J = 15.2, 9.2 Hz, 1H), 2.86 − 2.69 (m, 2H), 2.50 − 2.31 (m, 2H), 2.31 − 2.22 (m, 1H), 2.13 − 2.05 (m, 1H), 2.01 − 1.84 (m, 3H), 1.83 − 1.74 (m, 2H), 1.74 − 1.52 (m, 4H), 1.51 − 1.23 (m, 7H), 1.04 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): H+ C
32H
42ClN
3O
4の計算値: 600.26; 実測値: 600.14.
【0677】
実施例290の合成:中間体290−2(10.0mg、0.0137mmol)および3−メトキシ−1−メチル−ピラゾール−4−カルボン酸(2.79mg、0.0179mmol)を、室温にてDCM(1.0mL)中で混合した。この撹拌混合物に、EDCI.HCl(3.41mg、0.0179mmol)およびDMAP(2.18mg、0.0179mmol)、続いてDIEA(5.32mg、0.041mmol)を添加した。新たに形成された混合物を室温で2日間撹拌し、次いでこれを濃縮し、DMF(1.2mL)に再溶解し、濾過し、逆相分取HPLCにより精製した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.95 (s, 1H), 7.77 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.31 − 7.24 (m, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.16 − 7.10 (m, 2H), 6.95 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 4.19 − 4.06 (m, 3H), 3.99 (s, 3H), 3.85 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 3.79 (s, 3H), 3.74 − 3.65 (m, 2H), 3.18 − 3.08 (m, 1H), 2.88 − 2.71 (m, 2H), 2.51 − 2.20 (m, 3H), 2.15 − 2.06 (m, 1H), 2.04 − 1.87 (m, 3H), 1.87 − 1.77 (m, 2H), 1.77 − 1.33 (m, 12H), 1.14 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): H+ C
38H
48ClN
5O
6Sの計算値: 738.30; 実測値: 737.88.
(実施例291)
【化326】
[この文献は図面を表示できません]
【0678】
実施例291は、1−ヨード−2−メトキシエタンおよび実施例279を使用して、実施例283と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.09 (s, 1H), 7.76 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.36 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.23 − 7.15 (m, 2H), 7.12 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.92 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.04 (dd, J = 15.4, 7.2 Hz, 1H), 5.84 (dd, J = 15.5, 8.5 Hz, 1H), 4.08 (m, 8H), 3.82 (m, 5H), 3.76 − 3.64 (m, 2H), 3.58 − 3.38 (m, 4H), 3.34 (s, 3H), 3.30 (s, 3H), 3.19 − 3.06 (m, 2H), 2.91 − 2.71 (m, 2H), 2.51 (m, 2H), 2.26 (m, 1H), 2.12 (m, 1H), 1.96 (m, 2H), 1.82 (d, J = 6.3 Hz, 3H), 1.46 (t, J = 13.1 Hz, 1H), 1.20 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
41H
51ClFN
5O
8Sの計算値: 810.3; 実測値: 810.0.
(実施例292)
【化327】
[この文献は図面を表示できません]
【0679】
実施例292は、アゼチジン−3−イル−ジメチルカルバメートビス−塩酸(trans−3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)シクロブチルジメチルカルバメートの代わりにtert−ブチル3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボキシレートから出発してtrans−3−アミノシクロブチルジメチルカルバメートビス−塩酸(実施例360−ステップ1/2)と同じ様式で調製した)および実施例109を使用して、実施例75と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.72 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.16 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.12 − 7.05 (m, 2H), 6.95 − 6.86 (m, 2H), 5.96 (dq, J = 14.1, 7.2 Hz, 1H), 5.56 (dd, J = 15.2, 9.1 Hz, 1H), 5.15 − 5.00 (m, 1H), 4.30 (dd, J = 15.5, 6.9 Hz, 4H), 4.13 − 3.90 (m, 4H), 3.83 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 3.74 (dd, J = 9.1, 3.6 Hz, 1H), 3.69 − 3.54 (m, 2H), 3.24 (s, 3H), 3.06 (dd, J = 15.3, 10.3 Hz, 1H), 2.98 (s, 3H), 2.90 (s, 3H), 2.87 − 2.68 (m, 2H), 2.44 (dd, J = 14.2, 6.7 Hz, 2H), 2.39 − 2.26 (m, 1H), 2.23 − 2.03 (m, 3H), 2.02 − 1.65 (m, 6H), 1.43 (t, J = 12.9 Hz, 1H), 1.13 (d, J = 6.6 Hz, 3H).
LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
39H
51ClN
5O
7Sの計算値: 768.31; 実測値: 767.73.
(実施例293)
【化328】
[この文献は図面を表示できません]
【0680】
ステップ1:N−(tert−ブチルグリシル)−N−メチルグリシン(293−1)の調製。0℃のDCM(10mL)中のN−(N−(tert−ブトキシカルボニル)−N−(tert−ブチル)グリシル)−N−メチルグリシン(600mg、1.98mmol)の溶液に、TFA(2mL)をゆっくりと添加した。反応混合物を室温に加温し、終夜撹拌した。次いで、これを濃縮乾固し、さらに精製することなく次のステップで使用した。LCMS−ESI+:C
9H
18N
2O
3の[M+H]
+計算値:203.14;実測値:203.10。
【0681】
ステップ2:粗中間体293−1(0.4g、1.98mmol)に、1.0M Na
2CO
3水溶液(6mL)を添加した。反応混合物を0℃に冷却し、ジオキサン(12mL)中の9−フルオレニルメトキシカルボニルクロリド(Fmoc−Cl)(1.03g、3.97mmol)を徐々に添加した。反応混合物を室温で14時間撹拌し、次いで1.0N HCl(13mL)水溶液でpH値2に中和した。次いで、これをEtOAc(50mL×2)で抽出した。有機層を合わせ、乾燥させ、濃縮した。粗残留物を、DCM中0〜10%MeOHを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、中間体293−2を得た。LCMS−ESI+:C
24H
28N
2O
5の[M+H]
+計算値:425.21;実測値:425.19。
【0682】
ステップ3:中間体293−3は、中間体293−2および実施例359を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+:C
62H
72ClN
7O
10Sの[M+H]
+計算値:1142.48;実測値:1142.08。
【0683】
ステップ4:DMF(1.2mL)中の中間体293−3(22mg、0.20mmol)の溶液に、ピペリジン(0.3mL)を添加した。反応混合物を20分間撹拌し、LC/MSは、これが完了したことを示した。0.5mlの水を添加して反応物をクエンチした。粗混合物をMeOH(2mL)で希釈し、RP−HPLC(30〜100%勾配、0.1%TFA)により精製して、実施例293を得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.94 (d, J = 4.3 Hz, 1H), 7.76 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.26 − 7.03 (m, 4H), 6.94 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 5.99 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 5.77 (td, J = 16.8, 15.4, 8.2 Hz, 1H), 5.44 (ddd, J= 37.1, 8.0, 3.8 Hz, 1H), 4.28 (d, J = 28.4 Hz, 1H), 4.10 (t, J = 4.4 Hz, 5H), 4.03 − 3.84 (m, 5H), 3.79 (d, J = 1.5 Hz, 3H), 3.69 (t, J = 12.5 Hz, 1H), 3.16 (t, J = 5.5 Hz, 1H), 3.11 (s, 3H), 2.88 − 2.72 (m, 2H), 2.59 − 2.42 (m, 2H), 2.20 (s, 3H), 2.09 (d, J = 13.7 Hz, 1H), 2.01 − 1.84 (m, 5H), 1.83 − 1.70 (m, 2H), 1.57 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 1.49 (d, J = 12.7 Hz, 1H), 1.41 (d, J = 9.4 Hz, 9H), 1.17 (q, J = 3.1 Hz, 3H). LCMS-ESI+ [M+H] C
47H
62ClN
7O
8Sの計算値: 920.41; 実測値: 920.20.
(実施例294)
【化329】
[この文献は図面を表示できません]
【0684】
実施例294は、本明細書に記載の同様の方法で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
37H
48ClN
5O
5Sの[M+H]
+計算値:710.3137;実測値:710.03。
(実施例295)
【化330】
[この文献は図面を表示できません]
【0685】
実施例291は、4−(2−ヨードエチル)モルホリンおよび実施例279を使用して、実施例283と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.09 (s, 1H), 7.76 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.39 (dd, J = 8.2, 1.9 Hz, 1H), 7.25 (s, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.13 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.93 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.21 (dd, J = 15.3, 8.7 Hz, 1H), 5.93 (dd, J = 15.3, 8.8 Hz, 1H), 4.27 (dd, J = 14.9, 5.5 Hz, 1H), 4.08 (m, 9H), 3.99 − 3.76 (m, 8H), 3.76 − 3.57 (m, 4H), 3.59 − 3.38 (m, 4H), 3.36 − 3.20 (m, 2H), 3.30 (s, 3H), 3.20 − 3.08 (m, 2H), 2.89 − 2.73 (m, 2H), 2.54 (m, 2H), 2.33 (m, 1H), 2.12 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 1.96 (m, 2H), 1.83 (m, 3H), 1.47 (t, J = 12.4 Hz, 1H), 1.25 (d, J = 6.9 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
44H
57ClFN
6O
8Sの計算値: 865.4; 実測値: 865.4.
(実施例296)
【化331】
[この文献は図面を表示できません]
【0686】
実施例296は、ヨードエタンおよび実施例279を使用して、実施例283と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.10 (s, 1H), 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.42 − 7.31 (m, 1H), 7.19 (s, 1H), 7.18 − 7.10 (m, 2H), 6.91 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.04 (dd, J = 15.4, 7.6 Hz, 1H), 5.80 (dd, J = 15.4, 8.6 Hz, 1H), 4.12 − 4.02 (m, 5H), 3.98 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 3.82 (m, 5H), 3.72 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.61 (dq, J = 9.5, 7.0 Hz, 1H), 3.45 − 3.25 (m, 3H), 3.31 (m, 2H), 3.29 (s, 3H), 3.18 − 3.06 (m, 1H), 2.87 − 2.71 (m, 3H), 2.51 (s, 2H), 2.24 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 2.11 (d, J = 13.7 Hz, 1H), 1.96 (m, 2H), 1.82 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 1.45 (t, J = 11.8 Hz, 1H), 1.23 − 1.12 (m, 6H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
40H
50ClN
5O
7Sの計算値: 780.3; 実測値: 780.1.
(実施例297)
【0687】
ステップ1:室温のDCE(1.0mL)中のtert−ブチル3−オキソアゼチジン−1−カルボキシレート(50.0mg、0.292mmol)および(9aS)−1,3,4,6,7,8,9,9a−オクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン二塩酸塩(62.8mg、0.292mmol)の混合物に、トリエチルアミン(59.1mg、0.584mmol)を添加した。得られた混合物を室温で10分間撹拌し、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(92.9mg、0.438mmol)を添加した。得られた混合物を室温で終夜撹拌した。次いで、反応物をMeOHと混合し、沈殿物を濾過し、濾液をcombiflash(4gのシリカゲル、0〜10%2.0N MeOH/EtOAc)により精製した。所望の画分を合わせ、濃縮して、297−1を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 3.94 − 3.75 (m, 5H), 3.73 − 3.62 (m, 2H), 3.24 (t, J = 10.7 Hz, 1H), 3.11 − 3.02 (m, 1H), 2.82 − 2.71 (m, 2H), 2.68 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 2.54 (dt, J = 10.8, 2.3 Hz, 1H), 2.44 − 2.30 (m, 3H), 2.20 − 2.10 (m, 1H), 1.68 (t, J = 10.5 Hz, 1H), 1.41 (s, 9H). LCMS-ESI+ (m/z): H+ C
15H
27N
3O
3の計算値: 298.21; 実測値: 297.98.
【化332】
[この文献は図面を表示できません]
【0688】
ステップ2:中間体297−1(53.2mg、0.179mmol)をDCM(1.0mL)に室温で溶解した。1,4−ジオキサン中4N HCl(0.224mL、0.894mmol)をゆっくりと添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌した。反応物を濃縮し、EtOAc(3×2.0mL)と共蒸発させて、297−2を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 4.22 − 4.00 (m, 7H), 3.94 (t, J = 12.4 Hz, 1H), 3.71 − 3.50 (m, 5H), 3.46 (d, J = 12.6 Hz, 1H), 3.18 − 3.02 (m, 2H), 2.60 (t, J = 12.7 Hz, 1H), 2.24 (t, J = 11.7 Hz, 1H). LCMS-ESI+ (m/z): H+ C
10H
19N
3Oの計算値:198.15; 実測値: 198.15.
【0689】
ステップ3:実施例297の合成:DCM(0.4mL)中の実施例109(10.0mg、0.0167mmol)の溶液に、アセトニトリル(2.0mL)を添加した。混合物に、DMAP(10.2mg、0.084mmol)および炭酸ジフェニル(28.6mg、0.134mmol)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。撹拌混合物に、(9aS)−8−(アゼチジン−3−イル)−3,4,6,7,9,9a−ヘキサヒドロ−1H−ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン三塩酸塩(20.5mg、0.069mmol)、続いてDIEA(32.4mg、0.25mmol)を添加した。次いで、反応物を50℃で5時間加熱した後、これを濃縮し、DMF(1.2mL)に再溶解し、濾過し、Gilson逆相分取HPLCにより精製した。所望の画分を合わせ、濃縮した。残留物を水で希釈し、凍結乾燥して、表題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.74 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.18 (dd, J = 8.4, 2.3 Hz, 1H), 7.14 − 7.07 (m, 2H), 6.96 − 6.89 (m, 2H), 6.02 − 5.92 (m, 1H), 5.58 (dd, J = 15.3, 9.0 Hz, 1H), 4.31 (dd, J = 14.9, 6.4 Hz, 1H), 4.21 − 3.97 (m, 5H), 3.89 − 3.81 (m, 1H), 3.76 (dd, J = 9.1, 3.8 Hz, 1H), 3.71 − 3.63 (m, 1H), 3.54 − 3.46 (m, 1H), 3.45 − 3.36 (m, 1H), 3.32 − 3.17 (m, 13H), 3.13 − 3.04 (m, 2H), 2.87 − 2.73 (m, 2H), 2.55 − 2.41 (m, 3H), 2.40 − 2.29 (m, 1H), 2.25 − 2.04 (m, 4H), 2.00 − 1.68 (m, 7H), 1.50 − 1.34 (m, 2H), 1.14 (d, J = 6.6 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): H+ C
43H
57N
6O
6Sの計算値: 821.37; 実測値: 821.07.
(実施例298)
【化333】
[この文献は図面を表示できません]
【0690】
実施例298は、実施例279を使用して、実施例280と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.08 (s, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.77 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.39 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 7.29 (s, 1H), 7.18 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.93 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 4.09 (m, 6H), 3.82 (m, 5H), 3.71 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.61 (s, 1H), 3.37 (d, J = 4.2 Hz, 2H), 3.18 − 3.04 (m, 1H), 3.02 (s, 3H), 2.88 (s, 3H), 2.80 (m, 2H), 2.56 (m, 2H), 2.26 (s, 1H), 2.11 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 2.01 − 1.9 (m, 2H), 1.76 (m, 4H), 1.67 − 1.39 (m, 4H), 1.19 (d, J = 6.9 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
38H
48ClN
5O
7Sの計算値: 754.3; 実測値: 754.1.
(実施例298)
【化334】
[この文献は図面を表示できません]
【0691】
実施例299は、実施例279を使用して、実施例280と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.10 (s, 1H), 7.77 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.41 (dd, J = 8.3, 1.8 Hz, 1H), 7.25 (s, 1H), 7.17 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.94 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 4.08 (m, 7H), 3.82 (m, 5H), 3.71 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.40 (m, 4H), 3.35 (m, 2H), 3.31 (s, 3H), 3.21 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 3.18 − 3.07 (m, 1H), 2.90 − 2.71 (m, 2H), 2.62 (m, 1H), 2.48 (m, 1H), 2.36 (m, 1H), 2.11 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 1.96 (m, 3H), 1.77 (d, J = 7.4 Hz, 3H), 1.50 (q, J = 11.3, 9.2 Hz, 4H), 1.16 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
39H
50ClN
5O
7Sの計算値: 768.3; 実測値: 768.1.
(実施例300)
【化335】
[この文献は図面を表示できません]
【0692】
DCM(5mL)中の3−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(6mg、0.038mmol)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドHCl(10.75mg、0.069mmol)および4−(ジメチルアミノ)ピリジン(8.45mg、0.069mmol)の撹拌溶液に、実施例223(25mg、0.035mmol)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。次いで、反応混合物をDCMおよび水で希釈し、DCM中に抽出した。有機相をMgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮し、逆相クロマトグラフィー 0.1%TFA 70〜95%アセトニトリル上で精製して、実施例300を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 11.16 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.50 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.28 − 7.17 (m, 2H), 7.10 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.94 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.11 (dd, J = 14.9, 7.7 Hz, 1H), 5.74 (dd, J = 15.6, 6.2 Hz, 1H), 5.33 (t, J = 5.3 Hz, 1H), 4.11 (d, J = 5.5 Hz, 3H), 4.07 − 3.88 (m, 3H), 3.82 (s, 2H), 3.76 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.57 (d, J = 61.0 Hz, 2H), 3.42 − 3.18 (m, 3H), 3.13 − 2.58 (m, 6H), 2.48 − 2.21 (m, 3H), 2.07 − 1.47 (m, 13H), 1.40 (t, J = 12.8 Hz, 1H), 1.28 (s, 2H), 1.19 (d, J = 6.2 Hz, 2H), 0.96 − 0.70 (m, 2H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
44H
55ClN
6O
8Sの計算値: 862.35; 実測値: 862.95.
(実施例301)
【化336】
[この文献は図面を表示できません]
【0693】
実施例301は、ジメチルグリシンおよび実施例223を使用して、実施例404と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.10 (s, 1H), 7.76 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.48 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.25 − 7.12 (m, 2H), 7.10 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.93 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.37 − 6.21 (m, 1H), 5.85 (dd, J = 15.7, 5.7 Hz, 1H), 5.33 (s, 1H), 4.55 (d, J = 18.1 Hz, 1H), 4.35 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 4.15 − 3.87 (m, 5H), 3.90 − 3.66 (m, 4H), 3.29 (dd, J = 28.4, 13.1 Hz, 3H), 3.04 (s, 5H), 2.78 (d, J = 12.3 Hz, 5H), 2.49 − 2.15 (m, 5H), 2.11 − 1.91 (m, 3H), 1.89 − 1.62 (m, 4H), 1.38 − 1.13 (m, 4H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
41H
51ClN
6O
7Sの計算値: 807.32; 実測値: 806.99.
(実施例302)
【化337】
[この文献は図面を表示できません]
【0694】
実施例302は、実施例109を実施例5の代わりに使用し、7−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−カルボン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.93 (s, 1H), 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.16 (ddd, J = 19.0, 8.6, 2.3 Hz, 3H), 6.99 − 6.88 (m, 2H), 6.07 (dt, J = 14.2, 6.5 Hz, 1H), 5.56 (dd, J = 15.2, 9.3 Hz, 1H), 4.47 (dd, J = 14.6, 6.2 Hz, 1H), 4.27 (dd, J = 8.2, 4.3 Hz, 2H), 4.08 (d, J = 1.8 Hz, 3H), 3.91 − 3.76 (m, 3H), 3.67 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.46 (s, 3H), 3.27 (s, 4H), 3.07 (dd, J = 15.3, 10.3 Hz, 1H), 2.91 − 2.69 (m, 3H), 2.57 − 2.28 (m, 5H), 2.17 (dt, J = 30.1, 13.2 Hz, 4H), 2.03 − 1.85 (m, 3H), 1.77 (dq, J = 17.4, 9.1 Hz, 3H), 1.44 (t, J = 12.2 Hz, 1H), 1.16 − 1.05 (m, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
41H
50ClN
5O
6Sの計算値: 776.32; 実測値: 776.29.
(実施例303)
【化338】
[この文献は図面を表示できません]
【0695】
ステップ1:(1S,2S)−2−(メトキシメチル)シクロプロパン−1−カルボン酸の調製:エチル(1S,2S)−2−(ヒドロキシメチル)シクロプロパン−1−カルボキシレート(640mg、4.44mmol)の溶液を、THF(44mL)中に懸濁させ、0℃に冷却し、NaH(213mg、8.88mmol)で処理した。15分後、ヨウ化メチル(1.38mL、22.2mmol)を添加し、反応混合物を室温に加温した。1時間撹拌した後、EtOH(22mL)を慎重に添加し、続いて2M NaOH(22mL、44mmol)を添加した。次いで、反応混合物を65℃に加温し、この温度で18時間撹拌した。次いで、混合物を室温に冷却し、10%HClを含有する分液漏斗に注ぎ入れた。水層をDCMで3回抽出した。合わせた有機物をMgSO
4で脱水し、次いで濾過し、減圧下で濃縮して、(1S,2S)−2−(メトキシメチル)シクロプロパン−1−カルボン酸(282mg)を得、これをさらに精製することなく用いた。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 3.43 − 3.30 (m, 4H), 3.26 (dd, J = 10.4, 6.7 Hz, 1H), 1.76 (dddd, J = 12.8, 10.4, 7.8, 5.2 Hz, 1H), 1.56 (dt, J = 8.6, 4.4 Hz, 1H), 1.32 − 1.21 (m, 1H), 0.93 (ddd, J = 8.2, 6.3, 4.3 Hz, 1H).
【0696】
ステップ2:実施例303の調製:(1S,2S)−2−(メトキシメチル)シクロプロパン−1−カルボン酸(112mg、0.861mmol)をPhMe(1mL)中に懸濁させ、次いでジフェニルホスホリルアジド(0.18mL、0.84mmol)およびトリメチルアミン(0.14mL、1.0mmol)で処理した。撹拌反応混合物を80℃に加熱し、次いで室温に冷却した。実施例109(50mg、0.084mmol)を添加し、撹拌反応混合物を50℃に4時間加熱した。完了したら、反応混合物をEtOAcで希釈した。有機相を飽和NaHCO
3溶液、5%クエン酸およびブラインで洗浄し、次いでMgSO
4で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。粗残留物をシリカカラムクロマトグラフィー(0%〜40%MeOH/EtOAc)により精製し、次いでHPLCにより再精製して、実施例303を得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.80 − 7.34 (m, 1H), 7.23 − 6.57 (m, 5H), 6.00 (dt, J = 14.0, 6.7 Hz, 1H), 5.63 (ddd, J = 41.7, 15.4, 8.5 Hz, 1H), 4.40 − 3.88 (m, 3H), 3.88 − 3.49 (m, 5H), 3.42 (s, 3H), 3.38 − 3.18 (m, 5H), 3.18 − 2.89 (m, 1H), 2.89 − 2.52 (m, 3H), 2.52 − 2.08 (m, 5H), 2.08 − 1.49 (m, 7H), 1.48 − 1.19 (m, 3H), 1.13 (d, J = 6.3 Hz, 3H), 0.98 (dt, J = 10.6, 5.4 Hz, 1H), 0.92 − 0.80 (m, 1H), 0.75 (q, J = 6.6 Hz, 1H). LCMS-ESI+: C
38H
49ClN
4O
6Sの計算値: 725.3 (M+H); 実測値: 725.8 (M+H).
(実施例304)
【0697】
ステップ1:水素化ホウ素ナトリウム(494mg、13.1mmol)を、メタノール(10mL)中の5−ホルミル−1−メチル−ピロール−3−カルボン酸(500mg、3.27mmol)の溶液に添加した。2時間後、さらに水素化ホウ素ナトリウム(494mg、13.1mmol)を添加した。5時間後、反応物を水(5mL)でクエンチした。メタノールを減圧下で除去した。水相を酢酸エチル(3×5mL)で抽出した。水相をACNで希釈し、凍結乾燥に供して、5−(ヒドロキシメチル)−1−メチル−1H−ピロール−3−カルボン酸ナトリウム塩を得た。
【化339】
[この文献は図面を表示できません]
【0698】
ステップ2:上記からの5−(ヒドロキシメチル)−1−メチル−1H−ピロール−3−カルボン酸ナトリウム塩(507mg、3.27mmol)を、テトラヒドロフラン(25mL)およびN−メチル−2−ピロリドン(10mL)中に懸濁させた。鉱油中の水素化ナトリウム60%懸濁液(250mg、6.54mmol)を添加した。5分後、ヨードメタン(0.61mL、9.8mmol)を添加した。16時間後、鉱油中の水素化ナトリウム60%懸濁液(250mg、6.54mmol)を添加した。5分後、ヨードメタン(0.61mL、9.8mmol)を添加した。4日後、反応物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、水(50mL)、5%塩化リチウム(2×)およびブライン(50mL)で洗浄した。有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を減圧下で除去した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0〜100%酢酸エチル/ヘキサン)に供した。生成物を含有する画分を合わせ、溶媒を減圧下で除去して、メチル5−(メトキシメチル)−1−メチル−1H−ピロール−3−カルボキシレートを得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.47 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 6.43 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 4.33 (s, 2H), 3.68 (s, 3H), 3.61 (s, 3H), 3.20 (s, 3H).
【0699】
ステップ3:1N水酸化リチウムの溶液(2.0mL、2.0mmol)を、メタノール(10mL)中のメチル5−(メトキシメチル)−1−メチル−1H−ピロール−3−カルボキシレート(138mg、0.75mmol)の溶液に添加した。溶液を40℃で18時間撹拌した。反応物を冷却し、pHを1N塩酸で2に調整した。混合物を酢酸エチル(3×15mL)で抽出した。有機相を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。溶媒を減圧下で除去して、5−(ヒドロキシメチル)−1−メチル−1H−ピロール−3−カルボン酸を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.68 (s, 1H), 7.38 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 6.38 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 4.32 (s, 2H), 3.60 (s, 3H), 3.20 (s, 3H).
【0700】
実施例304は、5−(メトキシメチル)−1−メチル−1H−ピロール−3−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.77 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.48 (s, 1H), 7.29 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.17 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.11 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.02 (s, 1H), 6.86 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.66 − 6.59 (m, 1H), 6.22 − 6.08 (m, 1H), 5.60 − 5.46 (m, 2H), 4.47 − 4.33 (m, 3H), 4.12 − 4.00 (m, 2H), 3.96 (d, J = 11.9 Hz, 0H), 3.88 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 3.81 (dd, J = 9.1, 3.2 Hz, 1H), 3.73 − 3.62 (m, 4H), 3.27 (m, 4H), 3.04 (dd, J = 15.2, 9.6 Hz, 1H), 2.88 − 2.70 (m, 2H), 2.57 (m, 1H), 2.42 (m, 3H), 2.12 (m, 4H), 1.94 (m, 3H), 1.77 (m, 3H), 1.49 − 1.28 (m, 1H), 1.08 (d, J = 5.9 Hz, 3H). LCMS-ESI+: C
40H
49ClN
4O
6Sの計算値: 749.31 (M+H); 実測値: 749.85 (M+H).
(実施例305)
【化340】
[この文献は図面を表示できません]
【0701】
ステップ1:305−1の合成:室温のMeOH(1.0mL)中の3−アミノ−1−メチル−シクロブタンカルボン酸(250mg、1.94mmol)の混合物に、1,4−ジオキサン中4N HCl(1.94mL、7.74mmol)を添加した。得られた混合物を室温で2日間撹拌した。反応物を濃縮し、EtOAc(3×)と共蒸発させ、真空ラインでさらに乾燥させて、305−1を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 3.95 − 3.80 (m, 1H), 3.74 (s, 3H), 2.65 − 2.52 (m, 2H), 2.40 − 2.25 (m, 2H), 1.46 (s, 3H).
【0702】
ステップ2:実施例305は、実施例109および305−1およびDIEAを使用して、実施例75と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.74 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.23 − 7.09 (m, 3H), 6.99 (s, 1H), 6.91 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.10 − 5.98 (m, 1H), 5.65 − 5.54 (m, 1H), 4.37 − 4.22 (m, 2H), 4.11 − 4.01 (m, 2H), 3.89 − 3.74 (m, 3H), 3.73 − 3.65 (m, 4H), 3.27 (s, 3H), 3.12 − 3.02 (m, 1H), 2.89 − 2.71 (m, 2H), 2.53 − 2.35 (m, 5H), 2.32 − 2.23 (m, 2H), 2.23 − 2.16 (m, 1H), 2.16 − 2.08 (m, 2H), 2.00 − 1.71 (m, 7H), 1.48 − 1.40 (m, 4H), 1.13 (d, J = 6.7 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): H+ C
40H
51ClN
4O
7Sの計算値: 767.32; 実測値: 766.77.
(実施例306)
【化341】
[この文献は図面を表示できません]
【0703】
実施例306は、(S)−2−(メトキシメチル)オキシランを(R)−2−(メトキシメチル)オキシランの代わりに使用して、実施例214と同様の様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 7.78 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.50 − 7.38 (m, 1H), 7.34 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.27 − 7.21 (m, 2H), 7.14 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.91 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.31 (s, 1H), 6.23 − 6.10 (m, 1H), 5.62 (dd, J = 15.5, 8.0 Hz, 1H), 4.93 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 4.74 (d, J = 14.5 Hz, 1H), 4.26 − 3.94 (m, 5H), 3.94 − 3.81 (m, 2H), 3.81 − 3.71 (m, 2H), 3.64 (dd, J = 10.4, 5.4 Hz, 1H), 3.55 (dd, J = 10.4, 4.8 Hz, 1H), 3.43 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.39 (s, 3H), 3.24 (s, 3H), 3.14 (dd, J = 15.1, 10.4 Hz, 1H), 2.96 − 1.39 (m, 16H), 1.13 (d, J = 6.6 Hz, 3H). LCMS: 791.0.
(実施例307)
【化342】
[この文献は図面を表示できません]
【0704】
実施例307は、(1R,2R)−2−(メトキシメチル)シクロブタン−1−アミンおよび実施例109を使用して、実施例75と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.76 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.20 (dd, J = 20.9, 8.3 Hz, 2H), 7.13 (s, 1H), 7.03 (s, 1H), 6.90 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.08 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 5.59 (dd, J = 15.4, 9.0 Hz, 1H), 4.25 (s, 1H), 4.04 (dd, J = 19.9, 7.0 Hz, 3H), 3.91 − 3.63 (m, 4H), 3.46 (dd, J = 11.2, 5.8 Hz, 2H), 3.36 (s, 3H), 3.27 (s, 3H), 3.09 (dd, J = 15.1, 10.2 Hz, 1H), 2.89 − 2.73 (m, 2H), 2.44 (d, J = 35.2 Hz, 4H), 2.20 (dd, J = 23.2, 5.7 Hz, 2H), 1.96 (s, 3H), 1.89 − 1.70 (m, 4H), 1.56 − 1.40 (m, 3H), 1.13 (d, J = 6.7 Hz, 3H), 0.91 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 0.61 (s, 1H), 0.12 (d, J = 12.1 Hz, 1H). LCMS-ESI
+ [M+H]
+ C
39H
51ClN
4O
6Sの計算値: 739.32; 実測値:738.84.
(実施例308)
【化343】
[この文献は図面を表示できません]
【0705】
実施例308は、実施例109および1−メチル−5−(モルホリノメチル)−1H−ピロール−3−カルボン酸(実施例309−ステップ1と同様の手順を使用して5−ホルミル−1−メチル−ピロール−3−カルボン酸およびモルホリンから調製した)を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.71 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.51 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.37 (dd, J = 8.2 Hz, 1H), 7.28 (s, 1H), 7.01 (dd, j = 12.9, 2.1 Hz, 2H), 6.77 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.70 (s, 1H), 6.20 (dd, J = 15.1, 7.7 Hz, 1H), 5.73 (dd, J = 15.4, 8.2 Hz, 1H), 4.44 (s, 2H), 4.15 (dd, J = 14.7, 7.1 Hz, 1H), 4.02-3.85 (m, 3H), 3.80 (s, 4H), 3.78-3.71 (m, 1H), 3.61 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.50 (d, J = 14.5 Hz, 1H), 3.14 (dd, J = 15.2, 10.7 Hz, 1H), 3.02-2.82 (m, 2H), 2.82-2.65 (m, 1H), 2.65-2.44 (m, 1H), 2.34 (d, J = 15.2 Hz, 3H), 2.12-1.96 (m, 1H), 1.96-1.79 (m, 3H), 1.32 (d, J = 10.5 Hz, 2H), 1.19 (d, J = 6.2 Hz, 3H). LCMS-ESI+: C
43H
54ClN
5O
6Sの計算値: 804.35 (M+H); 実測値: 804.56 (M+H).
(実施例309)
【化344】
[この文献は図面を表示できません]
【0706】
ステップ1:1−(オキセタン−3−イル)ピペラジンを、テトラヒドロフラン(3mL)中の5−ホルミル−1−メチル−ピロール−3−カルボン酸(50mg、0.327mmol)の溶液に添加した。溶液を室温で2時間撹拌した。水素化ホウ素ナトリウム(346mg、9mmol)およびメタノール(0.5mL)を添加した。2時間後、反応物を水(2mL)およびトリフルオロ酢酸(0.3mL)でクエンチした。溶液を分取HPLCに供した。生成物を含有する画分を合わせ、凍結乾燥に供して、1−メチル−5−((4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)メチル)−1H−ピロール−3−カルボン酸を得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.49 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 6.75 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 4.76 (t, J = 6.9 Hz, 2H), 4.64 (dd, J = 7.0, 5.6 Hz, 2H), 4.23 (s, 2H), 3.83 (t, J = 6.1 Hz, 1H), 3.77 (s, 3H), 3.29 − 3.10 (m, 4H), 2.81 (s, 5H).
【0707】
ステップ2:実施例308は、実施例109および1−メチル−5−((4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)メチル)−1H−ピロール−3−カルボン酸を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.68 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.63 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.32 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.05 (dd, J = 14.4, 2.1 Hz, 2H), 6.98 (s, 3H), 6.93 (s, 2H), 6.84 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.14 (dd, J = 15.0, 7.6 Hz, 1H), 5.68 (dd, J = 15.4, 8.3 Hz, 1H), 4.78 (t, J = 6.9 Hz, 2H), 4.66 (t, J = 6.3 Hz, 2H), 4.20 (d, J = 14.2 Hz, 3H), 4.01 (s, 2H), 4.00 − 3.90 (m, 0H), 3.65 (d, J = 14.5 Hz, 1H), 3.43 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.20 − 3.02 (m, 1H), 2.86 (d, J = 16.7 Hz, 1H), 2.76 (dq, J = 16.7, 8.7, 7.4 Hz, 2H), 2.49 (s, 2H), 2.30 (d, J = 15.5 Hz, 2H), 2.22 − 2.05 (m, 1H), 1.97 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 1.84 (s, 0H), 1.40 (t, J = 12.3 Hz, 1H), 1.17 (d, J = 6.1 Hz, 3H). LCMS-ESI+: C
46H
59ClN
6O
6Sの計算値: 859.39 (M+H); 実測値: 859.46 (M+H).
(実施例310)
【化345】
[この文献は図面を表示できません]
【0708】
実施例310は、(1R,2R)−2−(ジフルオロメチル)シクロプロパン−1−アミン、トリエチルアミンおよび実施例109を使用して、実施例75と同様の様式で調製した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.72 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.15 − 7.05 (m, 2H), 6.96 (s, 1H), 6.91 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.10 − 6.00 (m, 1H), 5.83 (td, J = 57.3, 4.2 Hz, 1H), 5.61 (dd, J = 15.3, 9.0 Hz, 1H), 4.27 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 4.06 (d, J = 1.8 Hz, 2H), 3.84 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 3.77 (dd, J = 9.0, 3.6 Hz, 1H), 3.67 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.30 − 3.23 (m, 4H), 3.08 (dd, J = 15.2, 10.2 Hz, 1H), 2.78 (ddd, J = 22.7, 18.6, 10.0 Hz, 3H), 2.45 (dt, J = 34.4, 13.8 Hz, 3H), 2.21 (dd, J = 14.9, 6.4 Hz, 1H), 2.15 − 2.04 (m, 1H), 2.04 − 1.87 (m, 2H), 1.82 (dt, J = 21.0, 8.2 Hz, 2H), 1.59 − 1.48 (m, 1H), 1.43 (t, J = 11.9 Hz, 1H), 1.31 (s, 2H), 1.14 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.09 (q, J = 6.3 Hz, 1H), 1.04 − 0.85 (m, 1H). LCMS-ESI+: LCMS-ESI+の計算値: C
37H
45ClF
2N
4O
5Sの計算値: 731.28 (M+H); 実測値: 731.13 (M+H).
(実施例311)
【化346】
[この文献は図面を表示できません]
【0709】
実施例311は、(1S,2S)−2−(ジフルオロメチル)シクロプロパン−1−アミン、トリエチルアミンおよび実施例109を使用して、実施例75と同様の様式で調製した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.78 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.18 (dt, J = 9.2, 3.1 Hz, 2H), 7.10 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.93 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 6.82 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.17 (dd, J = 14.9, 7.4 Hz, 1H), 5.84 (td, J = 57.6, 4.0 Hz, 1H), 5.48 (dd, J = 15.2, 9.3 Hz, 1H), 4.38 (dd, J = 14.1, 6.9 Hz, 1H), 4.08 − 3.97 (m, 2H), 3.88 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 3.85 − 3.74 (m, 2H), 3.65 (d, J = 14.1 Hz, 1H), 3.26 (m, 4H), 3.01 (dd, J = 15.2, 10.0 Hz, 1H), 2.91 − 2.69 (m, 3H), 2.58 (dd, J = 12.3, 6.2 Hz, 1H), 2.41 (dq, J = 27.3, 9.2, 8.2 Hz, 2H), 2.18 − 2.01 (m, 3H), 1.99 − 1.85 (m, 2H), 1.76 (ddt, J = 28.8, 18.5, 9.4 Hz, 2H), 1.55 − 1.30 (m, 3H), 1.06 (m, 4H), 0.92 − 0.79 (m, 1H). LCMS-ESI+: C
37H
45ClF
2N
4O
5Sの計算値: 731.28 (M+H); 実測値: 731.02 (M+H).
(実施例312)
【化347】
[この文献は図面を表示できません]
【0710】
実施例312は、(1R,2S)−2−メトキシ−2−メチルシクロプロパン−1−アミン、トリエチルアミンおよび実施例109を使用して、実施例75と同様の様式で調製した。立体化学は任意に割り当てるが、絶対ではない。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.76 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.23 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.18 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.02 (s, 1H), 6.90 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.06 (dt, J = 14.3, 6.8 Hz, 1H), 5.58 (dd, J = 15.3, 8.9 Hz, 1H), 4.28 (dd, J = 14.9, 6.5 Hz, 1H), 4.13 − 4.00 (m, 2H), 3.86 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 3.78 (dd, J = 8.9, 3.7 Hz, 1H), 3.68 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.38 (s, 3H), 3.30 − 3.25 (m, 4H), 3.07 (dd, J = 15.2, 10.2 Hz, 1H), 2.90 − 2.74 (m, 2H), 2.70 (dd, J = 8.0, 4.8 Hz, 1H), 2.54 − 2.43 (m, 1H), 2.38 (t, J = 9.1 Hz, 1H), 2.20 (dt, J = 14.6, 7.3 Hz, 1H), 2.12 (d, J = 13.4 Hz, 2H), 2.01 − 1.87 (m, 2H), 1.87 − 1.69 (m, 3H), 1.45 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 1.39 (s, 3H), 1.31 (s, 1H), 1.13 (d, J = 6.7 Hz, 3H), 0.93 − 0.84 (m, 1H), 0.72 (t, J = 5.7 Hz, 1H). LCMS-ESI+: C
38H
49ClN
4O
6Sの計算値: 725.31 (M+H); 実測値: 726.03 (M+H).
(実施例313)
【化348】
[この文献は図面を表示できません]
【0711】
実施例313は、(1S,2R)−2−メトキシ−2−メチルシクロプロパン−1−アミン、トリエチルアミンおよび実施例109を使用して、実施例312と同様の様式で調製した。立体化学は任意に割り当てるが、絶対ではない。LCMS−ESI+:C
38H
49ClN
4O
6Sの計算値:725.31(M+H);実測値:726.20(M+H)。
(実施例314)
【化349】
[この文献は図面を表示できません]
【0712】
ステップ1:314−1の合成:室温のDCM(6.0mL)中のメチル3−アミノ−1−メチル−シクロブタンカルボキシレートHCl塩(248mg、1.38mmol)の混合物に、DIEA(537mg、4.15mmol)、続いて二炭酸ジ−tert−ブチル(362mg、1.66mmol)を添加した。得られた混合物を室温で終夜撹拌した。反応物を濃縮し、EtOAcに再溶解し、1N HCl、飽和NaHCO
3、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮し、真空ラインでさらに乾燥させて、314−1を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 4.88 − 4.68 (m, 1H), 4.38 − 4.20 (m, 1H), 3.71 (s, 3H), 2.36 − 2.24 (m, 4H), 1.45 (s, 9H), 1.42 (s, 3H).
【0713】
ステップ2:314−2の合成:314−1(337mg、1.39mmol)をTHF(7.0mL)に溶解し、0℃に冷却し、THF中1.0Nスーパーヒドリド(2.77mL、2.77mmol)を添加した。反応物を、氷が溶けるに従って室温まで終夜加温した。反応物を飽和NH
4Clでゆっくりとクエンチし、EtOAcで希釈した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をcombiflash(12gのシリカゲル、0〜100%EtOAc/ヘキサン)により精製し、ELS検出器により検出した。所望の画分を合わせ、濃縮して、314−2(110.0mg)を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 4.18 − 4.08 (m, 1H), 3.54 (d, 1H), 3.36 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 2.09 − 1.99 (m, 2H), 1.92 − 1.78 (m, 2H), 1.43 (s, 9H), 1.15 − 1.09 (m, 3H).
【0714】
ステップ3:314−3の合成:314−2(110mg、0.51mmol)を、室温にて1時間、DCM(2.0mL)および1,4−ジオキサン中4N HCl(0.5mL)で処理した。反応物を濃縮し、EtOAc(3×3.0mL)と共蒸発させ、真空ラインでさらに乾燥させて、314−3を得た。
【0715】
ステップ4:実施例314は、実施例109および314−3およびDIEAを使用して、実施例75と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.70 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.26 − 7.18 (m, 1H), 7.12 − 7.03 (m, 2H), 7.00 (s, 1H), 6.88 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.12 − 6.00 (m, 1H), 5.68 − 5.56 (m, 1H), 4.32 − 4.18 (m, 2H), 4.08 − 3.98 (m, 2H), 3.87 − 3.74 (m, 3H), 3.66 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.35 (s, 2H), 3.29 (s, 3H), 3.08 (dd, J = 15.2, 9.9 Hz, 1H), 2.89 − 2.70 (m, 2H), 2.59 − 2.39 (m, 3H), 2.25 − 2.01 (m, 6H), 1.98 − 1.74 (m, 8H), 1.46 − 1.35 (m, 1H), 1.18 (s, 3H), 1.14 (d, J = 6.6 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): H+ C
39H
51ClN
4O
6Sの計算値: 739.32; 実測値: 738.88.
(実施例315)
【化350】
[この文献は図面を表示できません]
【0716】
実施例315は、中間体316−3および実施例109を使用して、実施例316と同じ様式で合成した。cisシクロプロパン立体中心の絶対配置は決定されず、任意に示される。LCMS−ESI+(m/z):C
38H
49ClN
4O
6Sの[M+H]
+計算値:725.3134;実測値:724.89。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.73 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.20 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.15 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.09 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.99 (s, 1H), 6.88 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.03 (dd, J = 14.9, 7.5 Hz, 1H), 5.57 (dd, J = 15.2, 8.9 Hz, 1H), 4.26 (dd, J = 14.8, 6.6 Hz, 1H), 4.10 − 3.98 (m, 2H), 3.83 (d, J = 15.0 Hz, 2H), 3.76 (dd, J = 8.9, 3.7 Hz, 1H), 3.66 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.54 − 3.36 (m, 2H), 3.34 (s, 3H), 3.33 − 3.25 (m, 1H), 3.26 (s, 3H), 3.05 (dd, J = 15.2, 10.2 Hz, 1H), 2.87 − 2.68 (m, 3H), 2.54 − 2.29 (m, 3H), 2.25 − 2.04 (m, 3H), 2.02 − 1.67 (m, 6H), 1.42 (t, J = 12.6 Hz, 1H), 1.35 − 1.22 (m, 1H), 1.12 (d, J = 6.4 Hz, 3H), 1.02 (ddd, J = 9.0, 7.4, 5.7 Hz, 1H), 0.53 (td, J = 6.0, 4.4 Hz, 1H).
(実施例316)
【化351】
[この文献は図面を表示できません]
【0717】
ステップ1:トリエチルアミン(4当量、13.8mmol、1.92mL)およびTHF(15mL)中のrac−[(1R*,2S*)−2−アミノシクロプロピル]メタノール(1当量、3.44mmol、300mg)の溶液を、(4−ニトロフェニル)[(1S)−1−フェニルエチル]カーボネート(1当量、3.44mmol、989mg)で処理した。反応混合物を室温で終夜撹拌し、次いで濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)により精製して、所望の生成物をジアステレオマー316−2/316−3の混合物(375mg)として得た。ジアステレオマー混合物をキラルSFC(ICカラム、15%EtOH)により精製して、316−2(R
T=1.52分;186mg)および316−3(R
T=1.14分;191mg)を得た。316−2および316−3の絶対立体化学は決定されず、任意に示される。
【0718】
中間体316-2:
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.41 − 7.27 (m, 5H), 5.81 (q, J = 6.6 Hz, 1H), 5.03 (s, 1H), 3.96 (d, J = 11.8 Hz, 1H), 3.32 (s, 1H), 3.18 (t, J = 11.2 Hz, 1H), 2.62 (q, J = 6.9, 6.5 Hz, 1H), 1.53 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.39 (q, J = 7.6 Hz, 1H), 0.93 (ddd, J = 9.3, 7.2, 5.7 Hz, 1H), 0.28 (td, J = 6.3, 4.2 Hz, 1H).
【0719】
中間体316-3:
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.43 − 7.29 (m, 5H), 5.82 (q, J = 6.6 Hz, 1H), 5.02 (s, 1H), 3.87 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 3.20 − 2.94 (bs, 1H), 3.03 (t, J = 11.2 Hz, 1H), 2.67 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 1.56 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.37 (ddp, J = 13.6, 6.7, 4.0, 3.4 Hz, 1H), 0.93 (dt, J = 9.4, 6.7 Hz, 1H), 0.25 (d, J = 5.5 Hz, 1H).
【0720】
ステップ2:CH
2Cl
2(0.75mL)中の中間体316−2(1当量、0.149mmol、35mg)の溶液に、粉末モレキュラーシーブ、4Å(1重量当量、35mg)、1,8−ビス(ジメチルアミノ)ナフタレン(2.5当量、0.372mmol、79.7mg)および1,8−ビス(ジメチルアミノ)ナフタレン(2当量、0.298mmol、44.0mg)を順次添加した。反応混合物を室温で5時間撹拌し、セライトに通して濾過し、EtOAcで溶出した。濾液を1N HCl、水、およびブラインで洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。粗反応混合物をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)により精製して、所望の中間体316−4を得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.42 − 7.26 (m, 5H), 5.82 (q, J = 6.7 Hz, 1H), 5.26 − 4.88 (m, 1H), 3.60 (dd, J = 10.4, 6.1 Hz, 1H), 3.38 − 3.22 (m, 1H), 3.35 (s, 3H), 2.72 (tdd, J = 6.9, 4.1, 2.0 Hz, 1H), 1.54 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.28 (ddt, J = 15.1, 8.6, 6.3 Hz, 1H), 1.00 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 0.50 (q, J = 5.4 Hz, 1H).
【0721】
ステップ3:中間体316−4を4N HCl/ジオキサン(1.5mL)で処理し、密封し、室温で終夜撹拌した。反応混合物をアルゴンのストリーム下で濃縮し、次いで高真空下で30分間さらに乾燥させて、粗中間体316−5を得、これを直接ステップ4に用いた。
【0722】
ステップ4:4ドラムバイアルに、実施例109(1当量、0.017mmol、10mg)、炭酸ジフェニル(6当量、0.10mmol、21.5mg)、N,N−ジメチルアミノピリジン(4当量、0.067mmol、8.2mg)およびMeCN(0.75mL)を入れた。反応バイアルを密封し、室温で終夜撹拌した。次いで、反応混合物をトリエチルアミン(25当量、0.42mmol、0.06mL)で処理し、ステップ3からの粗中間体316−5と合わせ、50℃に3時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、濃縮し、分取HPLC(水中60〜100%MeCN、0.1%TFA)により精製して、実施例316を得た。cisシクロプロパン立体中心の絶対配置は決定されず、任意に示される。LCMS−ESI+(m/z):C
38H
49ClN
4O
6Sの[M+H]
+計算値:725.3134;実測値:724.74。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.73 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.25 − 7.12 (m, 2H), 7.10 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.99 (s, 1H), 6.89 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.09 − 5.96 (m, 1H), 5.57 (dd, J = 15.3, 8.9 Hz, 1H), 4.26 (dd, J = 14.8, 6.4 Hz, 1H), 4.11 − 3.99 (m, 2H), 3.89 − 3.78 (m, 2H), 3.76 (dd, J = 8.9, 3.6 Hz, 1H), 3.66 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.60 − 3.45 (m, 1H), 3.46 − 3.37 (m, 1H), 3.35 (s, 3H), 3.30 − 3.25 (m, 1H), 3.25 (s, 3H), 3.05 (dd, J = 15.2, 10.2 Hz, 1H), 2.88 − 2.67 (m, 3H), 2.54 − 2.29 (m, 3H), 2.26 − 2.04 (m, 3H), 2.01 − 1.66 (m, 6H), 1.42 (t, J = 12.3 Hz, 1H), 1.29 (p, J = 7.5 Hz, 1H), 1.12 (d, J = 6.7 Hz, 3H), 1.02 (ddd, J = 9.1, 7.5, 5.7 Hz, 1H), 0.50 (q, J = 5.6 Hz, 1H).
(実施例317)
【化352】
[この文献は図面を表示できません]
【0723】
実施例317は、実施例109および(1S,2R)−2−メトキシシクロプロパンアミン塩酸塩を使用して、実施例75と同じ様式で合成した。トリエチルアミン(40当量)も反応混合物に添加した(ステップ2)。LCMS−ESI+(m/z):C
37H
47ClN
4O
6Sの[M+H]
+計算値:711.2978;実測値:710.98。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.74 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.20 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.16 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.10 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.00 (s, 1H), 6.88 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.03 (dd, J = 14.9, 7.4 Hz, 1H), 5.57 (dd, J = 15.3, 8.9 Hz, 1H), 4.26 (dd, J = 14.8, 6.5 Hz, 1H), 4.12 − 3.97 (m, 2H), 3.84 (d, J = 14.9 Hz, 2H), 3.76 (dd, J = 8.9, 3.7 Hz, 1H), 3.66 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.42 (s, 3H), 3.30 − 3.26 (m, 2H), 3.25 (s, 3H), 3.05 (dd, J = 15.2, 10.2 Hz, 1H), 2.87 − 2.69 (m, 3H), 2.55 − 2.29 (m, 3H), 2.25 − 2.04 (m, 3H), 2.02 − 1.64 (m, 6H), 1.42 (t, J = 12.2 Hz, 1H), 1.12 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 0.96 (dt, J = 8.2, 6.8 Hz, 1H), 0.55 (q, J = 4.6 Hz, 1H).
(実施例318)
【化353】
[この文献は図面を表示できません]
【0724】
実施例318は、実施例109および(1R,2S)−2−メトキシシクロプロパンアミン塩酸塩を使用して、実施例75と同じ様式で合成した。トリエチルアミン(40当量)も反応混合物に添加した(ステップ2)。LCMS−ESI+(m/z):C
37H
47ClN
4O
6Sの[M+H]
+計算値:711.2978;実測値:710.64。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.73 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.20 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.15 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.09 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.99 (s, 1H), 6.88 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.03 (dd, J = 14.9, 7.6 Hz, 1H), 5.57 (dd, J = 15.3, 8.9 Hz, 1H), 4.26 (dd, J = 14.8, 6.5 Hz, 1H), 4.11 − 3.97 (m, 2H), 3.83 (d, J = 14.9 Hz, 2H), 3.76 (dd, J = 8.9, 3.7 Hz, 1H), 3.66 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.41 (s, 3H), 3.29 − 3.26 (m, 2H), 3.25 (s, 3H), 3.05 (dd, J = 15.2, 10.2 Hz, 1H), 2.87 − 2.66 (m, 3H), 2.56 − 2.29 (m, 3H), 2.25 − 2.04 (m, 3H), 2.01 − 1.66 (m, 6H), 1.41 (t, J = 12.4 Hz, 1H), 1.11 (d, J = 6.4 Hz, 3H), 0.97 (q, J = 7.0 Hz, 1H), 0.59 (dd, J = 7.5, 4.0 Hz, 1H).
(実施例319)
【化354】
[この文献は図面を表示できません]
【0725】
ステップ1:丸底フラスコに、出発のエチル3−ヒドロキシ−1−メチル−4−ピラゾールカルボキシレート(100mg、0.588mmol)を入れた。フラスコを高真空下に5分間置き、次いで窒素雰囲気で再充填した。DMF(3mL)を添加し、続いて水素化ナトリウム(鉱油中60%分散液、27mg、1.2当量)を20℃で添加した。フラスコを20℃で60分間撹拌し、次いで4−(2−ヨードエチル)モルホリン(184mg、1.3当量)を添加した。反応物を80℃で16時間撹拌した。反応物を加熱から取り出し、20℃に冷却し、次いで反応物を水でクエンチし、酢酸エチル中に5回抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、真空中で濃縮して、120mgの粗生成物を得た。粗生成物のシリカゲルTLC(95:5 ジクロロメタン:メタノール)は、出発アミノピラゾール(Rf約0.60)の完全な消費および1つの新しいUV活性生成物(Rf0.50)を示した。得られた残留物をジクロロメタンに溶解し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、12g、ジクロロメタン中0〜10%メタノール)により精製した。主要UV活性生成物は5%ジクロロメタンで溶出した。画分をシリカゲルTLCによりアッセイした。主要UV活性生成物を含有する画分を収集し、真空中で濃縮して、エチル1−メチル−3−(2−モルホリノエトキシ)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(120mg)を得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.63 (s, 1H), 4.37 (t, J = 5.7 Hz, 2H), 4.21 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 3.71 (s, 3H), 3.72-3.69 (m, 4H), 2.82 (t, J = 5.7 Hz, 2H), 2.61 (t, J = 4.7 Hz, 4H), 1.28 (t, J = 7.1 Hz, 3H). LCMS-ESI
+ (m/z): [M+H]
+ C
13H
21N
3O
4の計算値: 284.2; 実測値: 284.1.
【0726】
ステップ2:エチル1−メチル−3−(2−モルホリノエトキシ)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(120mg、0.424mmol)を入れたガラススクリュートップバイアルに、THF(4.2mL)、次いで水酸化ナトリウム(水中2M、0.96mL)を添加した。得られた混合物を、60℃に加温した金属加熱ブロック中で12時間激しく撹拌し、その時点でシリカゲルTLC(95:5 ジクロロメタン:メタノール)は、出発エチルエステルのほとんど完全な消費を示した。反応物を、pH紙によりpH4〜5になるまで滴下添加した1N HCl(およそ2mL)でクエンチした。得られた混合物を酢酸エチルで3回抽出した。次いで、水相を真空中で濃縮して、未確認量の塩化ナトリウムで汚染されている、NMRによると少なくとも純度95%の1−メチル−3−(2−モルホリノエトキシ)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を得た(60mg)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.80 (s, 1H), 4.49 (t, J = 4.9 Hz, 2H), 3.88 (t, J = 4.6 Hz, 4H), 3.74 (s, 3H), 3.27 (t, J = 5.0 Hz, 2H), 3.11 (t, J = 4.5 Hz, 4H). LCMS-ESI
+ (m/z) : [M+H]
+ C
11H
17N
3O
4の計算値: 256.1; 実測値: 256.1
【0727】
ステップ3:実施例319は、1−メチル−3−(2−モルホリノエトキシ)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同様の様式で調製した。
1H NMR (400 MHz, アセトニトリル-d
3) δ 7.98 (s, 1H), 7.71 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.30 (dd, J = 8.2, 1.9 Hz, 1H), 7.22 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.13 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.90 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.04 (dt, J = 14.5, 6.9 Hz, 1H), 5.58 (dd, J = 15.6, 7.6 Hz, 1H), 4.66 (dtt, J = 13.0, 9.4, 4.6 Hz, 2H), 4.06 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 4.04 − 3.97 (m, 2H), 3.88 (dd, J = 14.8, 7.3 Hz, 1H), 3.83 − 3.77 (m, 1H), 3.75 (s, 3H), 3.71 (d, J = 14.3 Hz, 5H), 3.60 (s, 2H), 3.38 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.21 (s, 3H), 3.07 (dd, J = 15.2, 10.8 Hz, 3H), 2.86 − 2.63 (m, 3H), 2.52 (dt, J = 18.7, 7.6 Hz, 2H), 2.41 (td, J = 9.0, 4.2 Hz, 1H), 2.34 − 2.21 (m, 1H), 2.16 (dt, J = 15.0, 7.6 Hz, 1H), 2.09 − 2.00 (m, 1H), 1.90 (dd, J = 9.1, 5.1 Hz, 3H), 1.84 − 1.60 (m, 5H), 1.41 (dt, J = 14.8, 7.7 Hz, 1H), 1.06 (d, J = 6.9 Hz, 3H). LCMS-ESI
+ (m/z): [M+H]
+ C
43H
55ClN
6O
7Sの計算値: 835.4; 実測値: 835.3.
(実施例320)
【化355】
[この文献は図面を表示できません]
【0728】
実施例320は、実施例109および4−メトキシピペリジンを使用して、実施例75と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.14 − 7.07 (m, 2H), 6.94 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.88 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 5.96 (dt, J = 14.2, 6.7 Hz, 1H), 5.58 (dd, J = 15.2, 9.3 Hz, 1H), 4.38 (dd, J = 14.9, 6.3 Hz, 1H), 4.13 − 4.04 (m, 2H), 4.04 − 3.89 (m, 2H), 3.85 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 3.76 (dd, J = 9.3, 3.7 Hz, 1H), 3.67 (d, J = 14.1 Hz, 1H), 3.63 − 3.54 (m, 1H), 3.52 − 3.43 (m, 1H), 3.39 (s, 3H), 3.31 − 3.30 (m, 1H), 3.28 − 3.24 (m, 4H), 3.08 (dd, J = 15.3, 10.3 Hz, 1H), 2.87 − 2.71 (m, 2H), 2.54 − 2.42 (m, 2H), 2.38 − 2.27 (m, 1H), 2.22 − 2.06 (m, 3H), 1.99 − 1.69 (m, 9H), 1.58 − 1.39 (m, 3H), 1.14 (d, J = 6.6 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): H+ C
39H
51ClN
4O
6Sの計算値: 739.32; 実測値: 738.84.
(実施例321)
【化356】
[この文献は図面を表示できません]
【0729】
実施例321は、trans−2−(ジフルオロメチル)シクロプロパン−1−アミン塩酸塩および中間体266−2を使用して、実施例75と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.72 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.15 (t, J = 9.9 Hz, 2H), 7.09 (s, 1H), 6.99 (s, 1H), 6.89 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 5.94 (d, J = 13.4 Hz, 1H), 5.81 (d, J = 4.2 Hz, 1H), 5.78 − 5.64 (m, 1H), 4.18 (t, J = 10.8 Hz, 2H), 4.10 − 3.99 (m, 2H), 3.74 (dd, J = 66.1, 14.7 Hz, 3H), 3.17 − 2.97 (m, 1H), 2.77 (d, J = 22.1 Hz, 4H), 2.36 (s, 4H), 2.21 − 2.02 (m, 3H), 1.96 (d, J = 21.9 Hz, 3H), 1.86 − 1.65 (m, 1H), 1.59 − 1.36 (m, 2H), 1.13 (d, J = 6.3 Hz, 4H), 1.06 (q, J = 6.5 Hz, 1H), 0.92 (s, 1H). LCMS -ESI+ (m/z): [M+H]+ C
36H
43ClF
2N
4O
5Sの計算値: 717.26; 実測値: 716.77.
(実施例322)
【化357】
[この文献は図面を表示できません]
【0730】
実施例322は、(1R,3R)−3−メトキシシクロペンタン−1−アミン塩酸塩および実施例109を使用して、実施例75と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.65 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.28 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.03 (dd, J = 8.1, 1.8 Hz, 1H), 6.94 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.84 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 5.86 (dt, J = 14.4, 6.8 Hz, 1H), 5.49 (dd, J = 15.2, 8.9 Hz, 1H), 4.20 − 3.87 (m, 4H), 3.84 − 3.53 (m, 8H), 3.24 (s, 4H), 3.13 (s, 3H), 3.02 (dd, J = 15.3, 10.4 Hz, 1H), 2.89 − 2.60 (m, 2H), 2.44 − 2.30 (m, 2H), 2.29 − 2.05 (m, 2H), 2.04 − 1.56 (m, 9H), 1.39 (td, J = 17.2, 14.6, 9.7 Hz, 1H), 1.02 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS -ESI+ (m/z): [M+H]+ C
39H
51ClN
4O
6Sの計算値: 739.32; 実測値: 738.81.
(実施例323)
【化358】
[この文献は図面を表示できません]
【0731】
実施例323は、106−4を240−1の代わりに使用し、3,3−ジフルオロアゼチジン塩酸塩を3−メトキシアゼチジン塩酸塩の代わりに使用して、実施例244と同様の様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 7.77 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.28 − 7.20 (m, 1H), 7.17 − 6.92 (m, 4H), 6.05 − 5.88 (m, 1H), 5.58 (dd, J = 15.3, 9.0 Hz, 1H), 4.36 (t, J = 12.5 Hz, 4H), 4.12 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 4.08 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 3.88 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 3.82 − 3.61 (m, 2H), 3.54 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.35 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.21 (s, 3H), 3.15 (dd, J = 15.4, 10.3 Hz, 1H), 2.89 − 1.53 (m, 15H), 1.53 − 1.38 (m, 1H), 1.13 (d, J = 6.6 Hz, 3H). LCMS: 717.5.
(実施例324)
【化359】
[この文献は図面を表示できません]
【0732】
実施例324は、106−4を240−1の代わりに使用し、1,1−ジフルオロ−5−アザスピロ[2.3]ヘキサン塩酸塩を3−メトキシアゼチジン塩酸塩の代わりに使用して、実施例244と同様の様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 7.77 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.25 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.14 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.10 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.01 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 6.97 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 5.98 (dt, J = 14.1, 6.6 Hz, 1H), 5.58 (dd, J = 15.3, 8.9 Hz, 1H), 4.45 − 3.94 (m, 6H), 3.89 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 3.80 − 3.67 (m, 2H), 3.58 − 3.40 (m, 1H), 3.35 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.21 (s, 3H), 3.15 (dd, J = 15.4, 10.4 Hz, 1H), 2.96 − 0.77 (m, 18H), 1.14 (d, J = 6.5 Hz, 3H). LCMS: 742.9.
(実施例325)
【化360】
[この文献は図面を表示できません]
【0733】
実施例325は、中間体359−4を106−4の代わりに使用して、実施例214と同様の様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 7.79 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.41 − 7.32 (m, 2H), 7.25 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.15 (s, 1H), 6.94 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.35 (s, 1H), 6.09 − 5.97 (m, 1H), 5.87 (dd, J = 15.8, 6.2 Hz, 1H), 4.96 (d, J = 14.5 Hz, 1H), 4.75 (d, J = 14.5 Hz, 1H), 4.32 − 3.42 (m, 12H), 3.39 (s, 3H), 3.15 (dd, J = 15.2, 10.5 Hz, 1H), 2.88 − 1.39 (m, 16H), 1.15 (d, J = 6.4 Hz, 3H). LCMS: 777.1.
(実施例326)
【化361】
[この文献は図面を表示できません]
【0734】
実施例326は、中間体359−4を106−4の代わりに使用し、(S)−2−(メトキシメチル)オキシランを(R)−2−(メトキシメチル)オキシランの代わりに使用して、実施例214と同様の様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 7.79 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.55 − 7.47 (m, 1H), 7.39 − 7.32 (m, 2H), 7.25 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.14 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.94 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.35 (s, 1H), 6.10 − 5.95 (m, 1H), 5.87 (dd, J = 15.7, 6.3 Hz, 1H), 4.96 (d, J = 14.5 Hz, 1H), 4.75 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 4.35 − 3.85 (m, 8H), 3.75 (d, J = 14.5 Hz, 1H), 3.65 (dd, J = 10.4, 5.3 Hz, 1H), 3.56 (dd, J = 10.4, 4.8 Hz, 1H), 3.45 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.39 (s, 3H), 3.15 (dd, J = 15.2, 10.5 Hz, 1H), 2.84 − 1.65 (m, 15H), 1.53 − 1.42 (m, 1H), 1.15 (d, J = 6.4 Hz, 3H). LCMS: 777.1.
(実施例327)
【化362】
[この文献は図面を表示できません]
【0735】
実施例327は、モルホリンを(R)−オクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン二塩酸塩の代わりに使用して、実施例229と同様の様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 7.78 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.44 (s, 1H), 7.29 − 7.17 (m, 3H), 7.15 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.00 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.32 (s, 1H), 5.95 − 5.80 (m, 1H), 5.74 (dd, J = 15.4, 7.3 Hz, 1H), 4.94 (d, J = 14.5 Hz, 1H), 4.84 (d, J = 14.5 Hz, 1H), 4.67 − 1.71 (m, 35H), 1.55 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 1.54 − 1.42 (m, 1H), 1.08 − 1.00 (m, 3H). LCMS: 846.1.
(実施例328)
【化363】
[この文献は図面を表示できません]
【0736】
ステップ1:エチル(1S,2S)−2−ホルミルシクロプロパン−1−カルボキシレートの調製:DCM(4.0mL)中のエチルrac−(1S,2S)−2−(ヒドロキシメチル)シクロプロパンカルボキシレート(110mg、0.76mmol)、デス−マーチンペルヨージナン(388.34mg、0.92mmol)の反応混合物を、室温で終夜撹拌した。反応混合物を1%Na
2S
2O
4、飽和NaHCO
3で洗浄し、DCMで抽出し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮し、残留物をシリカゲルカラム(0〜50%EtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0737】
ステップ2:エチル(1S,2S)−2−(モルホリノメチル)シクロプロパン−1−カルボキシレートの調製:DCM(3.0mL)中のエチル(1S,2S)−2−ホルミルシクロプロパン−1−カルボキシレート(100mg、0.7mmol)の溶液に、モルホリン(0.08mL、0.93mmol)を0℃で添加した。次いで、混合物に、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.22g、1.06mmol)を添加した。反応混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%EtOAc/ヘキサン、次いで0〜15%DCM/MeOH)により精製して、生成物を得た。
【0738】
ステップ3:(1S,2S)−2−(モルホリノメチル)シクロプロパン−1−カルボン酸の調製:MeOH(2mL)およびH
2O(0.5mL)中のエチル(1S,2S)−2−(モルホリノメチル)シクロプロパンカルボキシレート(80mg、0.375mol)、2M NaOH(0.38mL)の反応混合物を、45℃で終夜加熱した。反応混合物を濃縮し、トルエン(×3)と共沸させて、水分を除去し、精製することなく次のステップに進んだ。
【0739】
ステップ4:実施例328の調製:トルエン(1.0mL)中の(1S,2S)−2−(モルホリノメチル)シクロプロパン−1−カルボン酸(60mg、0.32mmol)、ジフェニルホスホリルアジド(94mg、0.341mmol)、トリメチルアミン(35mg、0.352mmol)の反応混合物を、100℃で2時間撹拌した。次いで、反応混合物を室温まで冷却した。混合物に、実施例109を添加し、反応混合物を45℃で終夜撹拌した。反応混合物を濃縮し、残留物を逆相(reserve phase)HPLC(10〜100%アセトニトリル/H
2O、0.1%TFA含有)により精製して、生成物を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.74 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.18 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.12 (q, J = 2.9, 2.2 Hz, 2H), 6.97 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 6.92 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.01 (dt, J = 14.4, 6.8 Hz, 1H), 5.59 (dd, J = 15.3, 9.0 Hz, 1H), 4.30 (dd, J = 14.9, 6.5 Hz, 1H), 4.18 − 3.99 (m, 4H), 3.84 (dd, J = 14.0, 8.7 Hz, 3H), 3.80 − 3.61 (m, 4H), 3.53 − 3.41 (m, 2H), 3.27 (s, 4H), 3.08 (dd, J = 15.2, 10.3 Hz, 1H), 2.95 − 2.61 (m, 4H), 2.58 − 2.29 (m, 4H), 2.28 − 2.06 (m, 3H), 2.04 − 1.69 (m, 6H), 1.45 (t, J = 12.1 Hz, 1H), 1.39 − 1.23 (m, 2H), 1.12 (dd, J = 15.0, 5.6 Hz, 3H), 0.92 (dt, J = 7.9, 5.8 Hz, 1H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
41H
54ClN
5O
6Sの計算値: 780.35; 実測値: 780.39.
(実施例329)
【化364】
[この文献は図面を表示できません]
【0740】
実施例329は、229−2を167−2の代わりに使用し、中間体359−4を106−4の代わりに使用して、実施例167と同様の様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 7.77 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.50 − 6.85 (m, 6H), 6.28 (s, 1H), 6.06 − 5.56 (m, 2H), 4.91 (d, J = 14.5 Hz, 1H), 4.71 (d, J = 14.5 Hz, 1H), 4.49 − 2.97 (m, 13H), 2.81 − 1.13 (m, 19H), 1.13 − 0.96 (m, 3H). LCMS: 777.4.
(実施例330)
【化365】
[この文献は図面を表示できません]
【0741】
実施例330は、実施例109および4−(ジフルオロメトキシ)ピペリジンを使用して、実施例75と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.15 − 7.06 (m, 2H), 6.94 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.88 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 5.97 (dt, J = 14.2, 6.7 Hz, 1H), 5.58 (dd, J = 15.2, 9.2 Hz, 1H), 4.44 − 4.33 (m, 2H), 4.12 − 4.03 (m, 2H), 4.00 − 3.81 (m, 3H), 3.76 (dd, J = 9.3, 3.7 Hz, 1H), 3.70 − 3.55 (m, 2H), 3.28 − 3.24 (m, 4H), 3.08 (dd, J = 15.3, 10.3 Hz, 1H), 2.89 − 2.71 (m, 2H), 2.54 − 2.42 (m, 2H), 2.39 − 2.27 (m, 1H), 2.22 − 2.06 (m, 3H), 1.97 − 1.87 (m, 5H), 1.86 − 1.62 (m, 6H), 1.51 − 1.38 (m, 1H), 1.14 (d, J = 6.6 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): H+ C
39H
49ClF
2N
4O
6Sの計算値: 775.30; 実測値: 774.79.
(実施例331)
【化366】
[この文献は図面を表示できません]
【0742】
実施例331は、239−3を255−3の代わりに使用して、実施例255と同様の様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 7.79 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.61 − 6.91 (m, 8H), 6.34 (s, 1H), 6.17 − 5.58 (m, 2H), 4.79 (s, 2H), 4.24 − 2.88 (m, 12H), 4.05 (s, 4H), 3.35 (s, 6H), 2.82 − 1.25 (m, 18H), 1.11 − 1.03 (m, 3H). LCMS: 835.3.
(実施例332)
【化367】
[この文献は図面を表示できません]
【0743】
ステップ1:メタノール(5mL)中の実施例358(25mg、0.033mmol)の撹拌溶液に、1NのNaOH(1mL)を添加し、室温で24時間撹拌した。1N HCl(1mL)を反応混合物に添加し、反応混合物を減圧下で濃縮した。水を添加し、混合物をジクロロメタンで抽出した。有機相を無水硫酸マグネシウムで脱水し、溶媒を減圧下で除去して、中間体332−1を得た。
【0744】
ステップ2:実施例332は、DCM中のEDCI/DMAPを使用して、中間体332−1をジメチルアミンとカップリングさせることにより合成した。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.44 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.21 (dd, J = 8.4, 2.3 Hz, 1H), 7.11 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.97 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.87 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 5.96 (dt, J = 13.8, 6.4 Hz, 1H), 5.59 (dd, J = 15.4, 8.1 Hz, 1H), 4.37 − 4.00 (m, 2H), 3.86 (s, 2H), 3.75 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 3.38 − 2.90 (m, 5H), 2.87 − 2.66 (m, 1H), 2.45 (s, 2H), 2.29 − 1.47 (m, 9H), 1.28 (s, 14H), 1.11 (d, J = 6.7 Hz, 2H), 0.90 (t, J = 6.7 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
41H
50ClN
5O
6Sの計算値: 776.32; 実測値: 776.12.
(実施例333)
【化368】
[この文献は図面を表示できません]
【0745】
実施例333は、実施例109およびN,N−ジメチルアゼチジン−3−アミン二塩酸塩を使用して、実施例362と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
38H
50ClN
5O
5Sの[M+H]
+計算値:724.3294;実測値:724.08。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.71 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.14 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.10 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.07 (dd, J = 8.2, 1.9 Hz, 1H), 6.93 − 6.86 (m, 2H), 5.97 (dt, J = 14.3, 6.7 Hz, 1H), 5.56 (dd, J = 15.2, 9.2 Hz, 1H), 4.39 − 4.24 (m, 3H), 4.24 − 4.13 (m, 2H), 4.13 − 3.99 (m, 3H), 3.83 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 3.74 (dd, J = 9.2, 3.7 Hz, 1H), 3.69 − 3.54 (m, 2H), 3.28 − 3.25 (m, 1H), 3.24 (s, 3H), 3.06 (dd, J = 15.3, 10.3 Hz, 1H), 2.91 (s, 6H), 2.87 − 2.69 (m, 2H), 2.46 (dd, J = 13.0, 7.5 Hz, 2H), 2.32 (p, J = 8.9 Hz, 1H), 2.23 − 2.03 (m, 3H), 2.01 − 1.65 (m, 6H), 1.42 (t, J = 12.3 Hz, 1H), 1.12 (d, J = 6.5 Hz, 3H).
(実施例334)
【化369】
[この文献は図面を表示できません]
【0746】
実施例334は、実施例109および(R)−オクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン二塩酸塩を使用して、実施例362と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
40H
52ClN
5O
6Sの[M+H]
+計算値:766.3400;実測値:766.10。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.72 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.17 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.11 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.05 (dd, J = 8.1, 1.9 Hz, 1H), 6.93 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.86 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 5.94 (dt, J = 14.3, 6.7 Hz, 1H), 5.56 (dd, J = 15.2, 9.3 Hz, 1H), 4.57 (s, 2H), 4.39 (dd, J = 14.9, 6.7 Hz, 1H), 4.20 − 3.94 (m, 4H), 3.84 (d, J = 15.0 Hz, 2H), 3.75 (dd, J = 9.4, 3.7 Hz, 1H), 3.70 − 3.60 (m, 2H), 3.61 − 3.36 (m, 4H), 3.30 − 3.25 (m, 3H), 3.24 (s, 3H), 3.21 − 3.12 (m, 1H), 3.07 (dd, J = 15.4, 10.2 Hz, 1H), 2.87 − 2.69 (m, 3H), 2.54 − 2.38 (m, 2H), 2.29 (p, J = 8.9, 8.4 Hz, 1H), 2.23 − 2.02 (m, 3H), 2.01 − 1.66 (m, 6H), 1.43 (t, J = 12.6 Hz, 1H), 1.11 (d, J = 6.5 Hz, 3H).
(実施例335)
【化370】
[この文献は図面を表示できません]
【0747】
ステップ1:ピリジン中のtert−ブチル(trans−3−(ヒドロキシメチル)シクロブチル)カルバメート(368mg、1.83mmol)およびN,N−ジメチルカルバモイルクロリド(0.20mL、2.19mmol)の反応混合物を、90℃で終夜加熱した。室温に冷却したら、5mLの氷水を添加し、反応混合物をEtOAc(70mL)で希釈し、水(30mL)、ブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮し、ヘキサン中0〜60%EtOAcを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、中間体335−1を得た。
1H NMR (400 MHz, アセトン-d
6) δ 6.27 (s, 1H), 4.21 (m, 1H), 4.12 − 4.00 (m, 2H), 2.92 (s, 3H), 2.86 (s, 3H), 2.54 − 2.38 (m, 1H), 2.21 − 2.10 (m, 4H), 1.40 (s, 9H).
【0748】
ステップ2:中間体335−2(130mg、0.48mmol)をEtOAc(1mL)に溶解し、次いでジオキサン中4N HCl(4mL)を添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。窒素を吹き込んでバブリングしてHClを追い出し、溶媒を除去して、335−2を得た。これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
【0749】
ステップ3:実施例335は、中間体335−2および実施例109を使用して、実施例75と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.67 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.31 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 7.21 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.06 (s, 1H), 6.97 (s, 1H), 6.86 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.03 (d, J = 15.4 Hz, 1H), 5.57 (dd, J = 15.3, 8.7 Hz, 1H), 4.34 − 4.27 (m, 1H), 4.20 (d, J = 13.9 Hz, 1H), 4.11 (d, J = 6.8 Hz, 2H), 4.03 (s, 2H), 3.79 (dd, J = 23.6, 12.1 Hz, 3H), 3.68 (d, J = 14.1 Hz, 1H), 3.27 (s, 3H), 3.06 − 3.00 (m, 1H), 2.94 (s, 3H), 2.92 (s, 3H), 2.77 (d, J = 18.8 Hz, 2H), 2.56 (s, 2H), 2.45 (d, J = 18.0 Hz, 2H), 2.29 − 2.21 (m, 3H), 2.15 (q, J = 11.8, 10.2 Hz, 4H), 2.03 (d, J = 7.4 Hz, 2H), 1.95 (d, J = 11.5 Hz, 2H), 1.79 (d, J = 5.1 Hz, 2H), 1.39 (d, J = 13.8 Hz, 2H), 1.11 (d, J = 6.2 Hz, 3H). LCMS-ESI
+ [M+H]
+ C
41H
54ClN
5O
7Sの計算値: 796.34; 実測値: 795.87.
(実施例336)
【化371】
[この文献は図面を表示できません]
【0750】
ステップ1:ピリジン中のtert−ブチル(cis−3−(ヒドロキシメチル)シクロブチル)カルバメート(515mg、2.56mmol)およびN,N−ジメチルカルバモイルクロリド(0.31mL、3.33mmol)の反応混合物を、90℃で終夜加熱した。室温に冷却したら、5mLの氷水を添加し、反応混合物をエチルエーテル(70mL)で希釈し、水(30mL)、ブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮し、ヘキサン中30〜80%EtOAcを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、中間体336−1を得た。
1H NMR (400 MHz, アセトン-d
6) δ 6.24 (s, 1H), 3.98 (m, 3H), 2.90 (s, 3H), 2.87 (s, 3H), 2.34 (m, 2H), 2.29 − 2.19 (m, 1H), 1.78 (m, 2H), 1.39 (s, 9H).
【0751】
ステップ2:中間体336−2の調製。中間体336−1(165mg、0.61mmol)をEtOAc(1mL)に溶解し、次いでジオキサン中4N HCl(4mL)を添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。窒素を吹き込んでバブリングしてHClを追い出し、溶媒を除去して、336−2を得た。これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
【0752】
ステップ3:実施例336は、中間体336−2および実施例109を使用して、実施例75と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4/クロロホルム-d (3/1)) δ 7.66 (d, 1H), 7.21 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.05 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.02 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.97 (s, 1H), 6.85 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.03 (dd, J = 14.6, 7.6 Hz, 1H), 5.59 (dd, J = 15.4, 8.7 Hz, 1H), 4.20 − 4.09 (m, 2H), 4.05 − 3.99 (m, 4H), 3.79 (dd, J = 19.0, 12.5 Hz, 3H), 3.71 − 3.63 (m, 1H), 3.28 (s, 3H), 3.03 (dd, J = 15.1, 9.7 Hz, 1H), 2.93 (s, 3H), 2.91 (s, 3H), 2.85 − 2.73 (m, 2H), 2.55 − 2.39 (m, 5H), 2.35 − 2.28 (m, 1H), 2.21 (d, J = 17.3 Hz, 2H), 2.07 (d, J = 13.7 Hz, 2H), 1.96 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 1.77 (dd, J = 19.6, 9.7 Hz, 6H), 1.41 − 1.32 (m, 2H), 1.12 (d, J = 6.3 Hz, 3H). LCMS-ESI
+ [M+H]
+ C
41H
54ClN
5O
7Sの計算値: 796.34; 実測値:795.84.
(実施例337)
【化372】
[この文献は図面を表示できません]
【0753】
ステップ1:80℃のアセトニトリル(8.0mL)中のメチル5−ホルミル−1H−ピロール−3−カルボキシレート(400mg、2.61mmol)、1−ブロモ−2−メトキシエタン(982μL、10.5mmol)、および炭酸カリウム(722mg、5.22mmol)の激しく撹拌した混合物。210分後、反応混合物を室温に冷却し、セライトに通して濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜45%酢酸エチル)により精製して、337−1を得た。
【0754】
ステップ2:水素化ホウ素ナトリウム(274mg、7.24mmol)を、メタノール(10mL)およびテトラヒドロフラン(5.0mL)中の337−1(510mg、2.41mmol)の撹拌溶液に0℃で添加し、得られた混合物を室温に加温した。20分後、酢酸エチル(125mL)を添加した。有機層を水およびブラインの混合物(1:1 v:v、2×80mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミド(6.0mL)に溶解し、得られた混合物を撹拌し、−20℃に冷却した。カリウムビス(トリメチルシリル(trimethylsilyle))アミド溶液(テトラヒドロフラン中1.0M、4.11mL、4.1mmol)を、シリンジを介して添加した。10分後、ヨードメタン(342μL、5.48mmol)を、シリンジを介して添加し、得られた混合物を室温に加温した。60分後、飽和塩化アンモニウム水溶液(5mL)、ジエチルエーテル(65mL)、および酢酸エチル(65mL)を順次添加した。有機層を水とブラインとの混合物(2:1 v:v、100mL)および水(100mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜45%酢酸エチル)により精製して、337−2を得た。
【0755】
ステップ3:水酸化ナトリウム水溶液(2.0M、3.18mL、6.4mmol)を、テトラヒドロフラン(1.0mL)およびメタノール(3.0mL)中の337−3(248mg、1.09mmol)の撹拌溶液にシリンジを介して室温で添加し、得られた混合物を70℃に加熱した。2時間後、得られた混合物を室温に冷却し、塩化水素水溶液(2.0M、3.5mL)、水(5mL)、およびブライン(20mL)を順次添加した。水層をジクロロメタン(2×)および酢酸エチル(30mL)で順次抽出し、合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮して、337−3を得た。
【0756】
ステップ4:3−(((エチルイミノ)メチレン)アミノ)−N,N−ジメチルプロパン−1−アミン塩酸塩(6.7mg、35μmol)を、ジクロロメタン(1.0mL)中の106−4(7.0mg、12μmol)、X−3(5.0mg、23μmol)、および4−(ジメチルアミノ)ピリジン(4.3mg、35μmol)の撹拌混合物に室温で添加し、得られた混合物を45℃に加熱した。60分後、酢酸エチル(30mL)を添加した。有機層をクエン酸水溶液(5重量%、30mL)および水(30mL)で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0〜10%メタノール)により精製して、不純な実施例337を得た。不純な生成物を、C18−逆相シリカゲル(水中0〜100%アセトニトリル)上で精製して、実施例337を得た。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 7.79 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.33 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.27 − 7.21 (m, 2H), 7.14 (s, 1H), 7.02 − 6.79 (m, 1H), 6.57 (s, 1H), 6.32 − 6.06 (m, 1H), 5.75 − 5.44 (m, 1H), 4.72 − 3.02 (m, 14H), 3.32 (s, 3H), 3.27 (s, 3H), 3.24 (s, 3H), 2.86 − 1.18 (m, 16H), 1.13 (d, J = 6.6 Hz, 3H). LCMS: 815.1 (M+Na)+.
(実施例338)
【化373】
[この文献は図面を表示できません]
【0757】
実施例338は、1−ブロモ−3−メトキシプロパンを1−ブロモ−2−メトキシエタンの代わりに使用して、実施例337と同様の様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 7.79 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.33 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.30 − 7.18 (m, 2H), 7.13 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.01 − 6.76 (m, 1H), 6.52 (s, 1H), 6.37 − 6.06 (m, 1H), 5.69 − 5.46 (m, 1H), 4.57 − 2.97 (m, 14H), 3.31 (s, 3H), 3.26 (s, 3H), 3.24 (s, 3H), 2.96 − 1.18 (m, 18H), 1.12 (d, J = 6.6 Hz, 3H). LCMS: 829.1 (M+Na)+.
(実施例339)
【化374】
[この文献は図面を表示できません]
【0758】
実施例339は、5−(メトキシメチル)−4−メチルフラン−2−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例106と同様の様式で調製した。
1H NMR (400 MHz, アセトン-d
6) δ 7.76 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.28 − 7.18 (m, 2H), 7.11 (d, J = 8.8 Hz, 3H), 6.93 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.08 (br s, 1H), 5.61 (dd, J = 15.4, 8.5 Hz, 1H), 4.43 (s, 2H), 4.16 − 3.99 (m, 2H), 3.88 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 3.73 (d, J = 13.1 Hz, 2H), 3.38 (d, J = 14.6 Hz, 2H), 3.33 (s, 3H), 3.22 (s, 3H), 3.20 − 3.10 (m, 2H) 2.87 − 2.69 (m, 2H), 2.47 (s, 4H), 2.25 (d, J = 14.5 Hz, 4H), 2.11 (s, 3H), 2.00 − 1.66 (m, 5H), 1.14 (d, J = 6.2 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
40H
49ClN
3O
7Sの計算値: 750.29; 実測値: 749.94.
(実施例340)
【化375】
[この文献は図面を表示できません]
【0759】
実施例340は、1−メチル−2−オキサビシクロ[2.1.1]ヘキサン−4−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例281と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.66 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.27 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.13 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.95 (s, 1H), 6.90 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 5.96 (dt, J = 14.4, 6.8 Hz, 1H), 5.49 (dd, J = 15.2, 8.7 Hz, 1H), 4.15 − 3.88 (m, 3H), 3.78 (t, J = 16.6 Hz, 2H), 3.70 − 3.52 (m, 8H), 3.22 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.14 (s, 3H), 3.01 (dd, J = 15.2, 10.5 Hz, 1H), 2.88 − 2.60 (m, 2H), 2.46 − 2.20 (m, 3H), 2.18 − 2.07 (m, 1H), 2.05 − 1.91 (m, 4H), 1.90 − 1.78 (m, 2H), 1.77 − 1.55 (m, 4H), 1.35 (s, 3H), 1.01 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS -ESI+ (m/z): [M+H]+ C
39H
49ClN
4O
6Sの計算値: 737.31; 実測値: 736.75.
(実施例341)
【化376】
[この文献は図面を表示できません]
【0760】
実施例341は、5−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−1−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例281と同じ様式で合成した。2つの異性体の混合物を分離し、立体化学は任意に割り当てたが、絶対ではない。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.66 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.27 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.16 (dd, J = 14.5, 5.3 Hz, 2H), 6.97 (d, J = 12.0 Hz, 2H), 6.89 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.55 (s, 1H), 6.07 − 5.85 (m, 1H), 5.49 (dd, J = 15.3, 8.7 Hz, 1H), 4.17 − 4.01 (m, 2H), 3.95 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 3.91 − 3.72 (m, 3H), 3.69 − 3.47 (m, 3H), 3.27 − 3.17 (m, 6H), 3.14 (d, J = 1.8 Hz, 3H), 3.01 (dd, J = 15.2, 10.5 Hz, 1H), 2.87 − 2.58 (m, 3H), 2.44 − 2.31 (m, 2H), 2.31 − 2.06 (m, 1H), 2.00 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 1.74 (ddt, J = 55.6, 20.6, 8.8 Hz, 6H), 1.36 (d, J = 10.0 Hz, 1H), 1.08 (t, J = 6.9 Hz, 1H), 1.00 (dd, J = 6.8, 4.2 Hz, 3H), 0.70 (dt, J = 21.3, 5.1 Hz, 1H. LCMS -ESI+ (m/z): [M+H]+ C
39H
49ClN
4O
6Sの計算値: 737.31; 実測値: 736.87.
(実施例342)
【化377】
[この文献は図面を表示できません]
【0761】
実施例342は、5−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−1−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例281と同じ様式で合成した。立体化学は任意に割り当てたが、絶対ではない。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.66 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.27 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.16 (dd, J = 13.4, 5.2 Hz, 2H), 6.98 (d, J = 16.0 Hz, 2H), 6.89 (dd, J = 8.2, 2.5 Hz, 1H), 6.55 (s, 1H), 5.96 (s, 1H), 5.50 (dd, J = 15.3, 8.6 Hz, 1H), 4.04 (d, J = 12.3 Hz, 2H), 3.95 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 3.90 − 3.71 (m, 3H), 3.71 − 3.60 (m, 2H), 3.59 − 3.46 (m, 2H), 3.22 (d, J = 14.5 Hz, 4H), 3.14 (d, J = 1.8 Hz, 3H), 3.01 (dd, J = 15.2, 10.5 Hz, 1H), 2.87 − 2.58 (m, 4H), 2.44 − 2.32 (m, 2H), 2.20 (d, J = 54.6 Hz, 1H), 1.99 (d, J = 14.0 Hz ,2H), 1.91 − 1.57 (m, 5H), 1.40 (d, J = 13.8 Hz, 1H), 1.12 − 0.93 (m, 4H), 0.70 (dt, J = 20.0, 5.1 Hz, 1H). LCMS -ESI+ (m/z): [M+H]+ C
39H
49ClN
4O
6Sの計算値: 737.31; 実測値: 736.87.
(実施例343)
【化378】
[この文献は図面を表示できません]
【0762】
ステップ1:中間体343−1の調製:メタノール(20mL)中の中間体359−2(1.4g、1.83mmol)の撹拌溶液に、水(2mL)、K
2CO
3(1.7g、18.3mmol)を添加し、60℃で24時間撹拌した。さらに水を添加し、混合物をジクロロメタンで抽出した。有機相を無水硫酸マグネシウムで脱水し、溶媒を減圧下で除去した。
【0763】
ステップ2:DCM(5mL)中の中間体184−1(0.72g、1.1mmol)の撹拌溶液に、3−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(200mg、1.2mmol)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドHCl(397mg、2.5mmol)および4−(ジメチルアミノ)ピリジン(312mg、2.5mmol)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。次いで、反応混合物をDCMで希釈し、1N HClおよびブラインで洗浄した。有機相をMgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮し、順相クロマトグラフィー 0〜10%DCM/MeOH上で精製して、中間体343−2を得た。
【0764】
ステップ3:1,2−ジクロロエタン(38mL)中の中間体343−2(100mg、0.13mmol)、Hoveyda−Grubbs II(33mg、0.039mmol)およびTFA(44mg、0.39mmol)の撹拌溶液を、アルゴンで脱気した。反応混合物を60℃で終夜撹拌した。反応混合物を濃縮し、逆相クロマトグラフィー 0.1%TFA 70〜95%アセトニトリル上で精製して、実施例343を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ7.84 − 7.70 (m, 2H), 7.52 (dd, J = 8.2, 1.9 Hz, 1H), 7.39 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.20 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.11 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.95 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 5.64 (t, J = 10.0 Hz, 1H), 5.49 (td, J = 10.8, 4.1 Hz, 1H), 4.75 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.48 (dt, J = 7.7, 3.9 Hz, 1H), 4.11 (d, J = 18.9 Hz, 4H), 3.92 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 3.83 (s, 3H), 3.49 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 3.28 (dd, J = 15.3, 10.1 Hz, 2H), 2.93 − 2.53 (m, 4H), 2.39 (s, 2H), 2.18 − 1.72 (m, 10H), 1.48 (d, J = 6.9 Hz, 2H), 1.40 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 1.28 (s, 2H), 0.93 − 0.72 (m, 2H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
38H
46ClN
5O
6Sの計算値: 736.29; 実測値: 736.16.
(実施例344)
【化379】
[この文献は図面を表示できません]
【0765】
実施例344は、中間体359−4を106−4の代わりに使用して、実施例344と同様の様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 7.79 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.43 (s, 1H), 7.30 − 7.17 (m, 3H), 7.15 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.00 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.30 (s, 1H), 5.95 − 5.81 (m, 1H), 5.74 (dd, J = 15.1, 7.2 Hz, 1H), 4.92 (d, J = 14.5 Hz, 1H), 4.80 − 4.67 (m, 1H), 4.44 − 3.31 (m, 12H), 3.39 (s, 3H), 3.19 (dd, J = 15.2, 8.7 Hz, 1H), 3.13 − 1.40 (m, 15H), 1.55 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 1.11 − 0.99 (m, 3H). LCMS: 791.0.
(実施例345)
【化380】
[この文献は図面を表示できません]
【0766】
実施例345は、中間体359−4を106−4の代わりに使用し、(S)−2−(メトキシメチル)オキシランを(R)−2−(メトキシメチル)オキシランの代わりに使用して、実施例214と同様の様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 7.79 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.44 (s, 1H), 7.29 − 7.17 (m, 3H), 7.15 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.00 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.31 (s, 1H), 5.96 − 5.82 (m, 1H), 5.74 (dd, J = 15.2, 7.3 Hz, 1H), 4.92 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 4.73 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 4.47 − 3.33 (m, 12H), 3.39 (s, 3H), 3.19 (dd, J = 15.1, 8.7 Hz, 1H), 3.05 − 1.41 (m, 15H), 1.56 (d, J = 7.1 Hz, 2H), 1.11 − 0.98 (m, 3H). LCMS: 791.0.
(実施例346)
【化381】
[この文献は図面を表示できません]
【0767】
実施例346は、3−(メトキシメチル)アゼチジン塩酸塩、トリエチルアミンおよび実施例109を使用して、実施例75と同様の様式で調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.65 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.28 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.07 (dd, J = 8.2, 1.8 Hz, 1H), 6.91 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.87 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 5.90 (dt, J = 14.4, 6.8 Hz, 1H), 5.49 (dd, J = 15.2, 8.8 Hz, 1H), 4.17 − 3.87 (m, 4H), 3.83 − 3.68 (m, 2H), 3.68 − 3.53 (m, 2H), 3.51 (s, 6H), 3.28 (s, 3H), 3.20 (d, J = 14.1 Hz, 1H), 3.13 (s, 4H), 3.01 (dd, J = 15.3, 10.4 Hz, 1H), 2.87 − 2.59 (m, 4H), 2.45 − 2.31 (m, 2H), 2.29 − 2.06 (m, 2H), 2.04 − 1.57 (m, 7H), 1.45 − 1.32 (m, 1H), 1.01 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS -ESI+ (m/z): LCMS -ESI+ (m/z): [M+H]+ C
38H
49ClN
4O
6Sの計算値: 725.31; 実測値: 725.06.
(実施例347)
【化382】
[この文献は図面を表示できません]
【0768】
実施例347は、(S)−3−メトキシピロリジン、トリエチルアミンおよび実施例109を使用して、実施例75と同様の様式で調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.65 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.28 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.03 (dd, J = 8.1, 1.8 Hz, 1H), 6.94 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.84 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 5.86 (dt, J = 14.4, 6.8 Hz, 1H), 5.49 (dd, J = 15.2, 8.9 Hz, 1H), 4.20 − 3.87 (m, 4H), 3.84 − 3.53 (m, 8H), 3.24 (s, 4H), 3.13 (s, 3H), 3.02 (dd, J = 15.3, 10.4 Hz, 1H), 2.89 − 2.60 (m, 2H), 2.44 − 2.30 (m, 2H), 2.29 − 2.05 (m, 2H), 2.04 − 1.56 (m, 8H), 1.39 (td, J = 17.2, 14.6, 9.7 Hz, 1H), 1.02 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS -ESI+ (m/z): [M+H]+ C
38H
49ClN
4O
6Sの計算値: 725.31; 実測値: 725.00.
(実施例348)
【化383】
[この文献は図面を表示できません]
【0769】
実施例348は、実施例109および1−(アゼチジン−3−イル)イミダゾール二塩酸塩を使用して、実施例362と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
39H
47ClN
6O
5Sの[M+H]
+計算値:747.3090;実測値:747.13。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 9.16 (s, 1H), 7.94 (t, J = 1.8 Hz, 1H), 7.72 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.68 (t, J = 1.8 Hz, 1H), 7.16 (dd, J = 8.4, 2.3 Hz, 1H), 7.12 − 7.05 (m, 2H), 6.96 − 6.87 (m, 2H), 5.97 (dt, J = 14.3, 6.5 Hz, 1H), 5.57 (dd, J = 15.2, 9.1 Hz, 1H), 5.35 (td, J = 8.0, 4.0 Hz, 1H), 4.68 − 4.51 (m, 2H), 4.43 − 4.20 (m, 3H), 4.13 − 4.00 (m, 2H), 3.84 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 3.75 (dd, J = 9.2, 3.6 Hz, 1H), 3.70 − 3.57 (m, 2H), 3.28 − 3.26 (m, 1H), 3.24 (s, 3H), 3.07 (dd, J = 15.2, 10.3 Hz, 1H), 2.88 − 2.68 (m, 2H), 2.52 − 2.40 (m, 2H), 2.32 (p, J = 8.6 Hz, 1H), 2.24 − 2.03 (m, 3H), 2.00 − 1.67 (m, 6H), 1.43 (t, J = 12.7 Hz, 1H), 1.14 (d, J = 6.5 Hz, 3H).
(実施例349)
【化384】
[この文献は図面を表示できません]
【0770】
実施例349は、実施例109および4−(アゼチジン−3−イル)モルホリン二塩酸塩を使用して、実施例362と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
40H
52ClN
5O
6Sの[M+H]
+計算値:766.3400;実測値:765.95。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.70 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.18 − 7.03 (m, 3H), 6.97 − 6.82 (m, 2H), 5.96 (dt, J = 14.1, 6.6 Hz, 1H), 5.57 (dd, J = 15.2, 9.1 Hz, 1H), 4.39 − 4.15 (m, 5H), 4.11 − 3.99 (m, 4H), 3.93 (s, 3H), 3.83 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 3.74 (dd, J = 9.2, 3.6 Hz, 1H), 3.69 − 3.59 (m, 2H), 3.31 − 3.25 (m, 5H), 3.24 (s, 3H), 3.07 (dd, J = 15.3, 10.3 Hz, 1H), 2.87 − 2.68 (m, 2H), 2.53 − 2.40 (m, 2H), 2.33 (p, J = 8.3, 7.4 Hz, 1H), 2.23 − 2.04 (m, 3H), 2.01 − 1.67 (m, 6H), 1.42 (t, J = 12.6 Hz, 1H), 1.13 (d, J = 6.5 Hz, 3H).
(実施例350)
【化385】
[この文献は図面を表示できません]
【0771】
実施例350は、実施例109および(3R)−3−メトキシピロリジン;塩酸塩およびDIEAを使用して、実施例75と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.14 − 7.08 (m, 2H), 6.94 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.90 (s, 1H), 6.01 − 5.91 (m, 1H), 5.58 (dd, J = 15.2, 9.2 Hz, 1H), 4.39 − 4.29 (m, 1H), 4.13 − 4.05 (m, 2H), 4.05 − 4.00 (m, 1H), 3.85 (d, J = 15.4 Hz, 1H), 3.76 (dd, J = 9.3, 3.6 Hz, 1H), 3.71 − 3.49 (m, 5H), 3.48 − 3.39 (m, 1H), 3.36 (s, 3H), 3.26 (s, 3H), 3.13 − 3.03 (m, 1H), 2.88 − 2.71 (m, 2H), 2.54 − 2.43 (m, 2H), 2.39 − 2.28 (m, 1H), 2.24 − 1.67 (m, 12H), 1.50 − 1.39 (m, 1H), 1.18 − 1.11 (m, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): H+ C
38H
49ClN
4O
6Sの計算値: 725.31; 実測値: 724.95.
(実施例351)
【化386】
[この文献は図面を表示できません]
【0772】
実施例351は、3−(ジフルオロメチル)アゼチジンおよび実施例109を使用して、実施例75と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.11 (dd, J = 8.4, 2.0 Hz, 2H), 6.96 − 6.89 (m, 2H), 6.32 − 5.87 (m, 2H), 5.58 (dd, J = 15.2, 9.1 Hz, 1H), 4.33 (dd, J = 14.9, 6.4 Hz, 1H), 4.24 − 3.93 (m, 5H), 3.85 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 3.76 (dd, J = 9.2, 3.6 Hz, 1H), 3.65 (m, 2H), 3.27 (m, 2H), 3.26 (s, 3H), 3.18 − 3.00 (m, 2H), 2.92 − 2.71 (m, 2H), 2.55 − 2.29 (m, 3H), 2.25 − 2.07 (m, 3H), 1.97 − 1.70 (m, 5H), 1.44 (t, J = 12.2 Hz, 1H), 1.15 (d, J = 6.6 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
37H
45ClF
2N
4O
5Sの計算値: 731.3; 実測値: 730.8.
(実施例352)
【化387】
[この文献は図面を表示できません]
【0773】
実施例352は、実施例109および3−(アゼチジン−3−イルオキシ)ピリジン二塩酸塩を使用して、実施例362と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
41H
48ClN
5O
6Sの[M+H]
+計算値:774.3087;実測値:773.82。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.41 (d, J = 16.0 Hz, 2H), 7.76 (dd, J = 27.1, 11.3 Hz, 3H), 7.16 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.13 − 7.03 (m, 2H), 6.95 − 6.86 (m, 2H), 5.95 (dt, J = 14.3, 6.7 Hz, 1H), 5.56 (dd, J = 15.2, 9.1 Hz, 1H), 5.20 (s, 1H), 4.51 (s, 2H), 4.32 (dd, J = 14.9, 6.3 Hz, 1H), 4.14 − 4.01 (m, 4H), 3.83 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 3.74 (dd, J = 9.2, 3.7 Hz, 1H), 3.68 − 3.55 (m, 2H), 3.29 − 3.25 (m, 1H), 3.24 (s, 3H), 3.06 (dd, J = 15.2, 10.3 Hz, 1H), 2.87 − 2.66 (m, 2H), 2.54 − 2.38 (m, 2H), 2.32 (q, J = 9.0 Hz, 1H), 2.23 − 2.04 (m, 3H), 2.00 − 1.65 (m, 6H), 1.42 (t, J = 12.7 Hz, 1H), 1.13 (d, J = 6.5 Hz, 3H).
(実施例353)
【化388】
[この文献は図面を表示できません]
【0774】
ステップ1:氷水浴中のDCM(5mL)中の中間体343−2(145mg、0.19mmol)の撹拌溶液に、デス−マーチンペルヨージナン(241mg、0.56mmol)を一度に添加した。反応物を室温で加温し、30分間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、1N HClおよびブラインで洗浄した。有機相をMgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮し、逆相クロマトグラフィー 0.1%TFA 70〜95%アセトニトリル上で精製して、中間体353−1を得た。
【0775】
ステップ2:1,2−ジクロロエタン(19mL)中の中間体353−1(50mg、0.06mmol)、Hoveyda−Grubbs II(16.6mg、0.020mmol)およびTFA(22mg、0.19mmol)の撹拌溶液を、アルゴンで脱気した。反応混合物を60℃で終夜撹拌した。反応混合物を濃縮し、順相クロマトグラフィー 0〜10%DCM/MeOH上で精製して、中間体353−2を得た。
【0776】
ステップ3:0℃のメタノール(2mL)およびCeCl
3(16mg、0.065mmol)中の中間体174−2(16mg、0.022mmol)の撹拌溶液に、NaBH
4(1.2mg、0.033mmol)を少量ずつ添加し、0℃で1時間撹拌した。混合物を10%塩化アンモニウム水溶液で希釈した。有機溶媒を、エバポレーターを使用して除去した。残った水溶液を酢酸エチルによる2回の抽出に供した。有機層を飽和ブラインで洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで脱水し、次いで濃縮した。残留物を逆相クロマトグラフィー 0.1%TFA 70〜95%アセトニトリル上で精製して、実施例353を得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.84 − 7.72 (m, 2H), 7.63 (s, 1H), 7.33 (d, J = 7.7 Hz, 2H), 7.21 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.10 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.95 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 5.58 (dd, J = 15.5, 7.5 Hz, 1H), 5.51 − 5.40 (m, 1H), 4.11 (d, J = 15.5 Hz, 4H), 3.96 (d, J = 16.1 Hz, 1H), 3.84 − 3.68 (m, 3H), 3.26 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.08 − 2.90 (m, 1H), 2.85 − 2.72 (m, 2H), 2.59 (s, 2H), 2.09 (d, J = 15.0 Hz, 5H), 1.98 − 1.67 (m, 4H), 1.56 (d, J = 7.3 Hz, 3H), 1.28 (m, 2H), 1.02 (d, J = 6.9 Hz, 2H), 0.92 − 0.78 (m, 3H), 0.72 − 0.45 (m, 2H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
38H
46ClN
5O
6Sの計算値: 736.29; 実測値: 736.16.
(実施例354)
【化389】
[この文献は図面を表示できません]
【0777】
実施例354は、3−(ジフルオロメトキシ)アゼチジンをrac−(1R,2R)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)シクロプロパン−1−アミンの代わりに使用して、実施例182と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.6, 2.4 Hz, 1H), 7.11 (dd, J = 8.2, 2.0 Hz, 2H), 7.00 − 6.88 (m, 2H), 6.49 (t, J = 74.0 Hz, 1H), 5.97 (dt, J = 14.4, 6.8 Hz, 1H), 5.58 (dd, J = 15.2, 9.2 Hz, 1H), 4.32 (dd, J = 14.7, 6.6 Hz, 2H), 4.09 (d, J = 1.8 Hz, 3H), 3.85 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 3.76 (dd, J = 9.2, 3.6 Hz, 1H), 3.72 − 3.54 (m, 3H), 3.26 (s, 3H), 3.08 (dd, J = 15.2, 10.3 Hz, 2H), 2.88 − 2.67 (m, 3H), 2.55 − 2.43 (m, 2H), 2.35 (q, J = 8.9 Hz, 2H), 2.25 − 2.08 (m, 3H), 1.96 (s, 3H), 1.79 (tt, J = 17.5, 9.5 Hz, 3H), 1.45 (t, J = 12.5 Hz, 1H), 1.15 (d, J = 6.6 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
37H
45ClF
2N
4O
6Sの計算値: 747.27; 実測値: 746.28.
(実施例355)
【化390】
[この文献は図面を表示できません]
【0778】
実施例355は、3−(2,2−ジフルオロエチル)アゼチジンおよび実施例109を使用して、実施例75と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 2.3 Hz, 2H), 6.92 (d, J = 2.6 Hz, 2H), 6.02 − 5.93 (m, 1H), 5.58 (dd, J = 15.2, 9.0 Hz, 1H), 4.30 (dd, J = 14.8, 6.4 Hz, 1H), 4.21 (br, 3H), 4.08 (d, J = 2.5 Hz, 2H), 3.97 − 3.70 (m, 2H), 3.73 − 3.57 (m, 2H), 3.3 − 3.26 (m, 2H), 3.26 (s, 2H), 3.17 − 3.02 (m, 1H), 2.97 − 2.75 (m, 4H), 2.56 − 2.43 (m, 1H), 2.35 (q, J = 9.3, 8.2 Hz, 1H), 2.28 − 2.07 (m, 3H), 2.01 − 1.78 (m, 4H), 1.45 (t, J = 12.7 Hz, 1H), 1.15 (d, J = 6.6 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
38H
47ClF
2N
4O
5Sの計算値: 745.3; 実測値: 744.8.
(実施例356)
【化391】
[この文献は図面を表示できません]
【0779】
ステップ1:356−1の合成:室温のTHF(5.0mL)中のエチル3−ヒドロキシ−1−メチル−ピラゾール−4−カルボキシレート(200.0mg、1.18mmol)および1,3−ジオキソラン−2−イルメタノール(159mg、1.53mmol)の混合物に、トリ−N−ブチルホスフィン(butylphospine)(309mg、1.53mmol)を添加し、続いてアゾジカルボン酸ジイソプロピル(309mg、1.53mmol)を滴下添加した。得られた混合物を室温で3時間撹拌し、次いで70℃で終夜加熱した。反応物を室温に冷却し、濃縮し、combiflash(12gのシリカゲル、0〜50%EtOAc/ヘキサン)により精製した。所望の画分を濃縮して、表題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.80 (s, 1H), 5.24 (t, J = 3.9 Hz, 1H), 4.51 (d, J = 3.9 Hz, 2H), 4.30 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 4.07 − 3.99 (m, 2H), 3.99 − 3.93 (m, 2H), 3.76 (s, 3H), 1.37 (t, J = 7.1 Hz, 3H).
【0780】
ステップ2:356−2の合成:EtOH中の中間体356−1(44.0mg、0.172mmol)を、60℃にて1時間、1N NaOH(0.21mL、0.21mmol)で処理した。追加の1N NaOH(1.72mL、1.72mmol)を添加し、反応混合物を連続的に5時間加熱した。反応物を室温に冷却し、濃縮し、EtOAcで希釈し、1N HCl、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム(sodium suflate)で脱水し、濾過し、濃縮して、356−2を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.85 (s, 1H), 5.24 (t, J = 3.9 Hz, 1H), 4.51 (d, J = 3.9 Hz, 2H), 4.08 − 3.91 (m, 4H), 3.75 (s, 3H).
【0781】
ステップ3:実施例356は、実施例109および356−2を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.87 (s, 1H), 7.76 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.23 − 7.15 (m, 2H), 7.12 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.99 (s, 1H), 6.94 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.11 − 5.99 (m, 1H), 5.61 (dd, J = 15.2, 8.9 Hz, 1H), 5.23 (t, J = 3.7 Hz, 1H), 4.56 − 4.45 (m, 2H), 4.37 (dd, J = 14.8, 6.4 Hz, 1H), 4.13 − 4.04 (m, 2H), 4.02 − 3.96 (m, 2H), 3.96 − 3.83 (m, 4H), 3.78 (dd, J = 8.9, 3.6 Hz, 1H), 3.73 − 3.66 (m, 4H), 3.28 (s, 3H), 3.09 (dd, J = 15.3, 10.2 Hz, 1H), 2.89 − 2.75 (m, 2H), 2.54 − 2.36 (m, 3H), 2.29 − 2.09 (m, 4H), 1.97 − 1.71 (m, 6H), 1.50 − 1.40 (m, 1H), 1.16 (d, J = 6.6 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): H+ C
41H
50ClN
5O
8Sの計算値: 808.31; 実測値: 807.99.
(実施例357)
【化392】
[この文献は図面を表示できません]
【0782】
実施例357は、(1r,3r)−3−フルオロシクロブタン−1−アミン塩酸塩および実施例109を使用して、実施例75と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.69 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.21 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.09 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.05 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.97 (s, 1H), 6.87 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.06 (d, J = 15.4 Hz, 1H), 5.62 (dd, J = 15.4, 8.9 Hz, 1H), 4.41 (s, 1H), 4.23 (d, J = 12.7 Hz, 1H), 4.03 (s, 2H), 3.89 − 3.71 (m, 3H), 3.66 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.36 (s, 1H), 3.29 (s, 4H), 3.07 (dd, J = 15.2, 9.9 Hz, 1H), 2.89 − 2.70 (m, 3H), 2.64 − 2.50 (m, 3H), 2.50 − 2.31 (m, 5H), 2.20 (s, 2H), 2.10 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 1.96 (s, 2H), 1.80 (d, J = 6.9 Hz, 2H), 1.41 (t, J = 13.1 Hz, 1H), 1.14 (d, J = 6.4 Hz, 3H). LCMS-ESI+ [M+H] C
37H
46ClFN
4O
5Sの計算値: 713.29; 実測値: 712.75.
(実施例358)
【化393】
[この文献は図面を表示できません]
【0783】
実施例358は、5−(メトキシカルボニル)−1−メチル−1H−ピロール−3−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.74 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.51 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.41 (dd, J = 6.4, 1.8 Hz, 1H), 7.20 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.11 (d, J = 2.4 Hz, 2H), 6.97 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 5.96 (dt, J = 14.6, 6.6 Hz, 1H), 5.59 (dd, J = 15.5, 8.2 Hz, 1H), 4.17 − 4.03 (m, 2H), 4.00 (s, 2H), 3.91 − 3.69 (m, 7H), 3.29 (d, J = 5.6 Hz, 4H), 3.06 − 2.90 (m, 2H), 2.88 − 2.68 (m, 3H), 2.45 (d, J = 10.3 Hz, 2H), 2.32 − 1.57 (m, 8H), 1.48 − 1.23 (m, 3H), 1.11 (d, J = 6.6 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
40H
47ClN
4O
7Sの計算値: 763.29 実測値: 763.12.
(実施例359)
【化394】
[この文献は図面を表示できません]
方法1:
【0784】
ステップ1:テトラヒドロフラン中の(S)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−ヒドロキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボン酸(500mg、1.068mmol)の撹拌溶液に、ピリジン(337mg、4.24mmol)および無水酢酸(545mg、5.34mmol)を添加した。混合物を60℃で終夜撹拌し、続いて溶媒を蒸発させた。残留物を酢酸エチルに溶解し、水で洗浄した。有機層を濃縮した。固体をCH
2Cl
2に溶解し、0℃まで冷却した。この混合物に、激しく撹拌しながらSOCl
2(2mL)を滴下添加した。混合物を0℃で撹拌し、これをゆっくりと室温に昇温させた。反応が完了した後、水を混合物に添加し、終夜激しく撹拌した。所望の生成物をDCM中に抽出した。有機相をMg
2SO
4で脱水し、減圧下で蒸発させて、中間体359−1を得た。
【化395】
[この文献は図面を表示できません]
【0785】
ステップ2:DCM(10mL)中の359−1(200mg、0.39mmol)の撹拌溶液に、N−((S)−アミノ((2R,3S)−3−メチルヘキサ−5−エン−2−イル)(オキソ)−l6−スルファニリデン)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(110−2−2)(110mg、0.41mmol)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドHCl(122mg、0.78mmol)および4−(ジメチルアミノ)ピリジン(96mg、0.78mmol)を添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。次いで、反応混合物をDCMで希釈し、1N HCl、およびブラインで洗浄した。有機相をMgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮し、順相クロマトグラフィー 20〜80%EtOAc/ヘキサンにより精製して、中間体359−2を得た。
【0786】
ステップ3:中間体359−3の合成:1,2−ジクロロエタン(90mL)中の中間体359−2(250mg、0.33mmol)、Hoveyda−Grubbs II(61mg、0.098mmol)の撹拌溶液を、アルゴンで脱気した。反応混合物を60℃で終夜撹拌した。反応混合物を濃縮し、残留物を次のステップで使用した。
【0787】
ステップ4:中間体359−4の調製:メタノール(10mL)中の中間体359−3(58mg、0.079mmol)の撹拌溶液に、水(1mL)およびK
2CO
3(38mg、0.39mmol)を添加し、60℃で24時間撹拌した。水を添加し、混合物をジクロロメタンで抽出した。有機相を無水硫酸マグネシウムで脱水し、溶媒を減圧下で除去した。
【0788】
ステップ5:実施例359は、3−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸および中間体359−4を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.83 − 7.66 (m, 3H), δ 7.33 (s, 1H), 7.21 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.10 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.95 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 5.85 − 5.74 (m, 1H), 5.70 − 5.62 (m, 1H), 4.19 − 4.00 (m, 3H), 3.80 (s, 3H), 3.31 (d, J = 14.2 Hz, 2H), 3.07 (d, J = 15.7 Hz, 2H), 2.89 − 2.69 (m, 3H), 2.61 − 2.35 (m, 3H), 2.25 − 1.67 (m, 10H), 1.58 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 1.44 (t, J = 12.5 Hz, 2H), 1.28 (s, 2H), 1.02 (d, J = 6.7 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
38H
46ClN
5O
6Sの計算値: 736.29; 実測値: 736.10.
方法2
【化396】
[この文献は図面を表示できません]
【0789】
ステップ1:tert−ブチルクロロジメチルシラン(4.5g、1.2当量)を、DMF(60mL)中の(S)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−ヒドロキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボン酸(12g、24.9mmol)およびイミダゾール(2.2g、1.3当量)の溶液に添加した。2時間後、反応物をEtOAcで希釈し、水、5%LiCl水溶液およびブラインで洗浄した。有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を減圧下で除去した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、0〜100%EtOAc/ヘキサン)に供した。生成物を含有する画分を合わせ、溶媒を減圧下で除去して、359−2−1(14.5g、97%)を得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.69 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.46 − 7.38 (m, 2H), 7.18 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.11 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.97 − 6.90 (m, 1H), 5.82 (ddd, J = 16.7, 10.4, 6.0 Hz, 1H), 5.23 (dt, J = 17.1, 1.6 Hz, 1H), 5.05 (dt, J = 10.5, 1.5 Hz, 1H), 4.20 − 4.03 (m, 4H), 3.90 (s, 3H), 3.59 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.48 (dd, J = 14.5, 4.0 Hz, 1H), 3.38 − 3.21 (m, 2H), 2.79 (q, J = 5.3 Hz, 2H), 2.69 (td, J = 8.7, 3.9 Hz, 1H), 2.22 − 2.10 (m, 1H), 2.10 − 1.86 (m, 2H), 1.77- 1.68 (m, 2H), 1.65 − 1.49 (m, J = 9.3 Hz, 3H), 0.91 (s, 9H), 0.05 (s, 3H), 0.05 (s, 3H). LCMS-ESI
+ (m/z): [M+H]
+ C
34H
46ClNO
4Siの計算値: 596.3; 実測値: 596.2.
【0790】
ステップ2:中間体359−2−1(14.5g、24.3mmol)を、水酸化リチウム(2.3g、4当量)、水(97mL)、メタノール(100mL)およびテトラヒドロフラン(150mL)と合わせた。混合物を60℃で5時間加熱した。反応物を真空中で濃縮し、次いで、残った溶液を1N HCl水溶液(120mL)で酸性化した。混合物をEtOAcで抽出し、合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下で濃縮して、中間体359−2−2を得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.70 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.52 − 7.46 (m, 2H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.11 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.96 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 5.80 (ddd, J = 16.8, 10.4, 6.0 Hz, 1H), 5.24 (dt, J = 17.2, 1.6 Hz, 1H), 5.05 (dt, J = 10.6, 1.5 Hz, 1H), 4.19 − 4.04 (m, 4H), 3.61 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.51 (dd, J = 14.5, 4.0 Hz, 1H), 3.36 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.28 (dd, J = 14.5, 9.5 Hz, 1H), 2.79 (d, J = 4.5 Hz, 2H), 2.71 (td, J = 8.7, 4.0 Hz, 1H), 2.20 − 2.11 (m, 1H), 2.06 − 1.83 (m, 1H), 1.77 (q, J = 8.4, 7.8 Hz, 2H), 1.65 (q, J = 9.3 Hz, 2H), 1.55 (q, J = 12.9, 12.2 Hz, 2H), 0.91 (s, 9H), 0.05 (d, J = 4.5 Hz, 6H). LCMS-ESI
+ (m/z): [M+H]
+ C
33H
44ClNO
4Siの計算値: 582.3; 実測値: 582.5.
【0791】
ステップ3:中間体359−2−2(13.2g、22.7mmol)を中間体110−1−2(7.72g、1.05当量)と合わせ、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(3.87g、1.10当量)、4−ジメチルアミノピリジン(3.05g、1.10当量)、およびDCM(160mL)を合わせ、室温で2時間撹拌した。反応物をDCM(200mL)で希釈し、水(150mL)、飽和NaHCO
3(150mL)および飽和NH
4Cl(150mL)で洗浄した。有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を減圧下で除去した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、0〜100%EtOAc/ヘキサン)に供した。生成物を含有する画分を合わせ、溶媒を減圧下で除去して、中間体359−2−3を得た。LCMS−ESI
+(m/z):C
49H
66ClN
3O
6SSiの[M+H]
+計算値:888.4;実測値:889.6。
【0792】
ステップ4:中間体359−2−3(16.2g、18.2mmol)を、DCM(300mL)およびトリフルオロ酢酸(100mL)と合わせ、室温で16時間撹拌した。上記試薬を合わせ、室温で16時間撹拌した。揮発物の大部分を減圧下で除去した。残留物をDCM(100mL)で希釈した。この溶液を飽和NaHCO
3(2×300mL)で洗浄した。水性物をDCM(50mL)で洗浄した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を減圧下で除去した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0〜100%EtOAc/ヘキサン)に供した。生成物を含有する画分を合わせ、溶媒を減圧下で除去して、中間体359−2−4を得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.83 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.51 (dd, J = 8.2, 1.9 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.2 Hz, 1H), 7.10 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.93 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 5.85 (ddt, J = 16.2, 11.4, 5.7 Hz, 1H), 5.75 (dt, J = 10.4, 7.3 Hz, 1H), 5.33 − 5.23 (m, 1H), 5.15 − 5.06 (m, 3H), 4.21 − 4.03 (m, 1H), 3.94 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 3.66 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.60 − 3.48 (m, 1H), 3.26 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.12 (dd, J = 14.8, 8.9 Hz, 1H), 2.81- 2.71 (m, 3H), 2.58 (dt, J = 18.8, 8.5 Hz, 2H), 2.18 (dd, J = 13.9, 6.6 Hz, 1H), 2.11 − 1.99 (m, 5H), 1.99 − 1.89 (m, 1H), 1.85 (q, J = 9.2, 8.6 Hz, 2H), 1.74 − 1.43 (m, 3H), 1.37 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 1.12 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS-ESI
+ (m/z): [M+H]
+ C
34H
44ClN
3O
4Sの計算値: 626.3; 実測値: 626.8.
【0793】
ステップ5:DCE(20mL)中の中間体359−2−4(300mg、0.48mmol)の溶液を、アルゴンで5分間脱気した。MgO(60mg、3.0当量)およびHoveyda−Grubbs II触媒(60mg、0.20当量)を添加した。混合物を撹拌し、10分間脱気した。混合物を70℃で2時間加熱した。反応物を冷却し、ACNを添加した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、20〜100%(20%MeOH/EtOAc)/ヘキサン)に供した。生成物を含有する画分を合わせ、溶媒を減圧下で除去して、中間体359−4を得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.77 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.50 − 7.43 (m, 2H), 7.20 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.10 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.94 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.42 (s, 2H), 5.81 (dd, J = 16.1, 4.2 Hz, 1H), 5.77 − 5.65 (m, 1H), 4.20 (s, 1H), 4.10 (d, J = 6.5 Hz, 2H), 3.83 (dd, J = 15.3, 5.8 Hz, 1H), 3.77 (d, J = 14.5 Hz, 1H), 3.57 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 3.37 (d, 1H), 3.15 − 3.07 (m, 1H), 2.83 − 2.73 (m, 3H), 2.73 − 2.60 (m, 1H), 2.51 (dt, J = 17.1, 9.6 Hz, 2H), 2.16 (t, J = 14.5 Hz, 1H), 2.08 − 2.02 (m, 1H), 2.01 − 1.77 (m, 4H), 1.72 − 1.47 (dd, J = 18.1, 9.2 Hz, 4H), 1.41 (m, 4H), 1.11 (d, J = 6.9 Hz, 3H). LCMS-ESI
+ (m/z): [M+H]
+ C
32H
40ClN
3O
4Sの計算値: 598.3; 実測値: 598.5.
【0794】
ステップ6:実施例359は、中間体359−4および1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を使用して、実施例18と同様の様式で調製した。
(実施例360)
【化397】
[この文献は図面を表示できません]
【0795】
ステップ1:trans−3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)シクロブチルジメチルカルバメートの調製:tert−ブチルtrans−(3−ヒドロキシシクロブチル)カルバメート(1000.0mg、5.341mmol)を、60℃にて15時間、DCE(20mL)中のDMAP(1957.5mg、16.02mmol、3当量)およびDIPEA(3451.4mg、26.70mmol、5当量)の存在下、ジメチルカルバミン酸クロリド(1723.0mg、16.02mmol、3.0当量)で処理した。反応混合物を水(30mL)でクエンチし、全体をEtOAc(30mL×3)で抽出した。得られた有機層をブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で脱水した。溶媒を減圧下で除去した。得られた粗混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(13〜50%EtOAc/ヘキサン)により精製して、trans−3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)シクロブチルジメチルカルバメートを得た。
【0796】
ステップ2:trans−3−アミノシクロブチルジメチルカルバメートビス−塩酸の調製:trans−3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)シクロブチルジメチルカルバメート(114.2mg、0.442mmol)を、室温にて4N−HCl(6mL)で処理した。2時間後、溶媒を減圧下で除去して、trans−3−アミノシクロブチルジメチルカルバメートビス−塩酸を得た。
【0797】
ステップ3:実施例360は、trans−3−アミノシクロブチルジメチルカルバメートビス−塩酸および実施例109を使用して、実施例75と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, アセトン-d
6) δ 7.70 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.28 (s, 1H), 7.12 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.04 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.77 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.10 (br s, 1H), 5.48 (br s, 1H), 4.96 (brs, 1H), 4.30 (br s, 1H), 4.00 (s, 2H), 3.94 − 3.55 (m, 3H), 3.51 − 3.16 (m, 7H), 2.89 (d, J = 13.0 Hz, 6H), 2.75 (d, J = 16.5 Hz, 2H), 2.64 − 1.55 (m, 16H), 1.38 (t, J = 12.6 Hz, 1H), 1.02 (d, J = 6.7 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
40H
53ClN
5O
7Sの計算値: 782.33; 実測値: 781.74.
(実施例361)
【化398】
[この文献は図面を表示できません]
【0798】
実施例361は、3−メトキシビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−アミン塩酸および実施例109を使用して、実施例75と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) 7.69 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.25 (br s, 1H), 7.11 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.07 − 6.96 (m, 2H), 6.80 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.08 (m, 1H), 5.50 (m, 1H), 4.05 − 3.92 (m, 3H), 3.89 -3.62 (m, 3H), 3.42 (d, J = 10.2 Hz, 1H), 3.29 (s, 3H), 3.25 (s, 3H), 3.13 (dd, J = 15.2, 10.2 Hz, 1H), 2.79 − 2.06 (m, 11H), 1.99 (s, 6H), 1.97 − 1.67 (m, 3H), 1.48 − 1.33 (m, 1H), 1.05 (d, J = 6.6 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
39H
50ClN
4O
6Sの計算値: 737.31; 実測値: 736.72.
(実施例362)
【化399】
[この文献は図面を表示できません]
【0799】
4ドラムバイアルに、実施例109(1当量、0.025mmol、15mg)、炭酸ジフェニル(8当量、0.201mmol、43.0mg)、N,N−ジメチルアミノピリジン(5当量、0.125mmol、15.3mg)およびMeCN(0.75mL)を入れた。反応バイアルを密封し、室温で終夜撹拌した。別個のバイアル内で、3−メトキシアゼチジン塩酸塩(10当量、0.251mmol、31.0mg)を、MeCN(0.5mL)およびトリエチルアミン(40当量、1.0mmol、0.14mL)で処理し、次いで反応混合物と合わせ、密封し、50℃に3時間加熱した。反応混合物を濃縮し、分取HPLC(水中60〜100%MeCN、0.1%TFA)により精製し、凍結乾燥して、所望の生成物である実施例362を得た。LCMS−ESI+(m/z):C
37H
47ClN
4O
6Sの[M+H]
+計算値:711.2978;実測値:710.79。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.73 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.17 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.14 − 7.02 (m, 2H), 6.96 − 6.85 (m, 2H), 5.96 (dt, J = 14.2, 6.7 Hz, 1H), 5.56 (dd, J = 15.2, 9.1 Hz, 1H), 4.29 (dd, J = 14.9, 6.3 Hz, 1H), 4.20 (s, 3H), 4.06 (d, J = 2.2 Hz, 2H), 3.83 (d, J = 15.2 Hz, 3H), 3.74 (dd, J = 9.2, 3.7 Hz, 1H), 3.63 (t, J = 17.6 Hz, 2H), 3.30 (s, 3H), 3.30 − 3.25 (m, 1H), 3.24 (s, 3H), 3.06 (dd, J = 15.2, 10.3 Hz, 1H), 2.87 − 2.66 (m, 2H), 2.45 (dd, J = 12.6, 7.9 Hz, 2H), 2.32 (p, J = 9.1 Hz, 1H), 2.14 (ddd, J = 27.8, 14.4, 8.6 Hz, 3H), 2.01 − 1.63 (m, 6H), 1.42 (dd, J = 14.2, 10.8 Hz, 1H), 1.13 (d, J = 6.6 Hz, 3H).
(実施例363)
【化400】
[この文献は図面を表示できません]
【0800】
実施例363は、実施例109および3−メトキシ−3−メチル−アゼチジン塩酸塩を使用して、実施例362と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
38H
49ClN
4O
6Sの[M+H]
+計算値:725.3134;実測値:724.90。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.73 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.17 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.13 − 7.05 (m, 2H), 6.95 − 6.86 (m, 2H), 5.96 (dt, J = 14.2, 6.7 Hz, 1H), 5.56 (dd, J = 15.2, 9.1 Hz, 1H), 4.29 (dd, J = 14.9, 6.3 Hz, 1H), 4.11 − 4.02 (m, 2H), 3.97 (s, 2H), 3.88 − 3.54 (m, 6H), 3.31 − 3.29 (m, 1H), 3.26 (s, 3H), 3.24 (s, 3H), 3.06 (dd, J = 15.3, 10.3 Hz, 1H), 2.87 − 2.69 (m, 2H), 2.52 − 2.40 (m, 2H), 2.33 (q, J = 9.0 Hz, 1H), 2.23 − 2.03 (m, 3H), 1.98 − 1.66 (m, 6H), 1.48 (s, 3H), 1.45 − 1.36 (m, 1H), 1.13 (d, J = 6.6 Hz, 3H).
(実施例364)
【化401】
[この文献は図面を表示できません]
【0801】
オーブン乾燥した4ドラムバイアルに、(1S,2R)−2−フルオロシクロプロパンカルボン酸(15当量、0.376mmol、39.2mg)、トルエン(0.75mL)、トリエチルアミン(16.5当量、0.414mmol、0.058mL)およびジフェニルホスホリルアジド(15当量、0.376mmol、0.081mL)を入れた。バイアルを密封し、予熱した砂浴中で85℃に2時間加熱した。次いで、反応混合物を室温に冷却し、実施例109(1当量、0.025mmol、15mg)で処理し、密封し、45℃に3時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、EtOAcで希釈し、半飽和NaHCO
3水溶液で洗浄し、1N HClで中和し、ブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。粗反応混合物を分取HPLC(水中60〜100%MeCN、0.1%TFA)により精製し、凍結乾燥して、所望の生成物である実施例364を得た。LCMS−ESI+(m/z):C
36H
44ClFN
4O
5Sの[M+H]
+計算値:699.2778;実測値:698.72。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.71 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.19 − 7.05 (m, 3H), 6.98 − 6.84 (m, 2H), 5.99 (dd, J = 14.6, 7.5 Hz, 1H), 5.58 (dd, J = 15.2, 9.0 Hz, 1H), 4.69 − 4.46 (m, 1H), 4.26 (dd, J = 14.9, 6.4 Hz, 1H), 4.11 − 3.98 (m, 2H), 3.86 − 3.61 (m, 4H), 3.30 − 3.26 (m, 1H), 3.25 (s, 3H), 3.05 (dd, J = 15.2, 10.3 Hz, 1H), 2.95 (ddd, J = 20.9, 10.0, 5.1 Hz, 1H), 2.87 − 2.68 (m, 2H), 2.55 − 2.41 (m, 2H), 2.41 − 2.29 (m, 1H), 2.25 − 2.04 (m, 3H), 2.01 − 1.67 (m, 6H), 1.41 (t, J = 12.2 Hz, 1H), 1.37 − 1.22 (m, 1H), 1.12 (d, J = 6.4 Hz, 3H), 0.96 (dddd, J = 11.9, 7.8, 6.7, 5.3 Hz, 1H).
(実施例365)
【化402】
[この文献は図面を表示できません]
【0802】
実施例365は、中間体316−3(ステップ3において直接)および実施例109を使用して、実施例316と同じ様式で合成した。cisシクロプロパン立体中心の絶対配置は決定されず、任意に示される。LCMS−ESI+(m/z):C
37H
47ClN
4O
6Sの[M+H]
+計算値:711.2978;実測値:710.84。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.73 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.19 − 7.12 (m, 2H), 7.10 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.95 (s, 1H), 6.90 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.01 (dt, J = 14.3, 6.8 Hz, 1H), 5.57 (dd, J = 15.3, 8.9 Hz, 1H), 4.26 (td, J = 15.5, 6.5 Hz, 1H), 4.11 − 3.98 (m, 2H), 3.89 − 3.60 (m, 5H), 3.44 − 3.36 (m, 1H), 3.31 − 3.26 (m, 1H), 3.25 (s, 3H), 3.05 (dd, J = 15.2, 10.4 Hz, 1H), 2.87 − 2.63 (m, 3H), 2.54 − 2.41 (m, 2H), 2.35 (dt, J = 17.7, 9.6 Hz, 1H), 2.25 − 2.03 (m, 3H), 2.01 − 1.66 (m, 6H), 1.42 (t, J = 13.8 Hz, 1H), 1.35 − 1.21 (m, 1H), 1.12 (d, J = 6.3 Hz, 3H), 0.99 (q, J = 7.4 Hz, 1H), 0.44 (q, J = 5.6 Hz, 1H).
(実施例366)
【化403】
[この文献は図面を表示できません]
【0803】
実施例366は、実施例223、およびヨードエタンの代わりの4−(2−ヨードエチル)モルホリンを使用して、実施例367と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
43H
55ClN
6O
7Sの[M+H]+計算値:835.4;実測値:835.0。
(実施例367)
【化404】
[この文献は図面を表示できません]
【0804】
実施例223(10mg、0.014mmol)をDMF(0.1mL)に溶解した。NaHを室温で添加し、続いてヨードエタン(10当量)を添加した。反応混合物を金属加熱ブロックにより80℃に加熱した。反応の進行をLCMSによりモニターした。出発材料の完全な消費を観察したら、残留物をGilson逆相HPLC(60:40→100MeCN/H
2O、0.1%TFA)により直接精製して、実施例367を得た。LCMS−ESI+(m/z):C
39H
48ClN
5O
6Sの[M+H]+計算値:750.3;実測値:750.0。
(実施例368)
【化405】
[この文献は図面を表示できません]
【0805】
ステップ1:アセトニトリル(12mL)中の(S)−6’−クロロ−5−(((1R,2R)−2−((S)−1−メトキシアリル)シクロブチル)メチル)−3’,4,4’,5−テトラヒドロ−2H,2’H−スピロ[ベンゾ[b][1,4]オキサゼピン−3,1’−ナフタレン]−7−カルボニルクロリド(600mg、1.19mmol)の撹拌溶液に、ピリダジン(105mg、1.31mmol)を室温で添加し、10分間撹拌した。アセトニトリル中のジアステレオマー(3R)−N’−(tert−ブチルジメチルシリル)ヘプタ−6−エン−3−スルホンイミドアミドの混合物(383mg、1.31mmol)の溶液を添加し、室温で終夜撹拌した。次いで、反応混合物をDCMで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機相をMgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、368−1を得た。
【0806】
ステップ2:DCM(14mL)中の368−1(700g、1.09mmol)の撹拌溶液に、二炭酸ジ−tert−ブチル(334mg、1.53mmol)、トリメチルアミン(132mg、1.3mmol)および4−(ジメチルアミノ)ピリジン(13mg、0.10mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。次いで、反応混合物をDCMで希釈し、1N HCl、ブライン、次いでNaHCO
3の飽和水溶液で洗浄した。有機相をMgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、368−2を得た。
【0807】
ステップ3:1,2−ジクロロエタン(270mL)中の368−2(600mg、0.81mmol)およびHoveyda−Grubbs II(50.6mg、0.08mmol)の撹拌溶液を、アルゴンで脱気した。反応混合物を60℃で終夜撹拌した。反応混合物を濃縮し、逆相クロマトグラフィー 0.1%TFA 65〜95%アセトニトリル上で精製して、368−3を得た。
【0808】
ステップ4:DCM(5mL)中の368−3(80mg、0.13mmol)の撹拌溶液に、2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキシ)酢酸(31mg、0.196mmol)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドHCl(40mg、0.26mmol)、および4−(ジメチルアミノ)ピリジン(31.9mg、0.26mmol)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。次いで、反応混合物をDCMで希釈し、1N HClおよびブラインで洗浄した。有機相をMgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮し、逆相クロマトグラフィー 0.1%TFA 70〜95%アセトニトリル上で精製して、実施例368を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.71 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.45 (dd, J = 8.3, 1.9 Hz, 1H), 7.37 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.16 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.07 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.91 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 5.75 (td, J = 11.0, 5.2 Hz, 1H), 5.38 (t, J = 10.3 Hz, 1H), 4.16 (s, 3H), 4.11 − 3.92 (m, 5H), 3.84 (d, J = 15.3 Hz, 1H), 3.78 − 3.67 (m, 2H), 3.55 (ddd, J = 11.8, 8.7, 4.1 Hz, 3H), 3.41 (d, J = 14.7 Hz, 2H), 3.31 (s, 5H), 2.96 − 2.64 (m, 3H), 2.39 (q, J = 8.8 Hz, 1H), 2.28 (t, J = 13.7 Hz, 2H), 2.19 − 1.58 (m, 15H), 1.42 (t, J = 12.8 Hz, 1H), 1.25 (s, 2H), 1.02 (t, J = 7.4 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
40H
52ClN
3O
7Sの計算値: 754.32; 実測値: 754.15.
(実施例369)
【化406】
[この文献は図面を表示できません]
【0809】
ステップ1:(3R,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−オール(500mg、4.162mmol)および2−ブロモ酢酸ベンジル(1.049g、4.579mmol、1.1当量)を、−78℃にて2時間、THF(15mL)中のKHMDS(THF中1.0M、4.16mL、4.16mmol)で処理した。得られた混合物を、THFを除去することにより濃縮し、残留物をCH
2Cl
2中に懸濁させた。懸濁液を濾過し、濾液を濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜40%EtOAc/ヘキサン)により精製して、ベンジル2−(((3R,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキシ)アセテートを得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.41 − 7.29 (m, 5H), 5.21 (s, 2H), 4.30 (s, 2H), 4.03 − 3.96 (m, 1H), 3.92 − 3.87 (m, 1H), 3.81 − 3.70 (m, 1H), 3.61 − 3.41 (m, 3H), 2.02 − 1.92 (m, 1H), 1.86 − 1.80 (m, 1H).
【0810】
ステップ2:ベンジル2−(((3R,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキシ)アセテート(50.0mg、1.983mg)を、大気圧の水素雰囲気下、EtOAc(5mL)中の10%Pd/C(1.9mg)で2時間処理した。触媒をセライトに通して濾別し、得られた濾液を濃縮した。粗製の2−(((3R,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキシ)酢酸を、さらに精製および特徴付けすることなくその後のステップに直ちに使用した。
【0811】
ステップ3:実施例369は、2−(((3R,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキシ)酢酸を使用して、実施例21と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.74 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.39 (dd, J = 8.2, 1.8 Hz, 1H), 7.30 (s, 1H), 7.18 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.07 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.91 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 5.93 − 5.64 (m, 2H), 4.98 − 4.77 (m, 1H), 4.35 − 4.20 (m, 2H), 4.15 − 3.97 (m, 4H), 3.88 (p, J = 9.4 Hz, 3H), 3.81 − 3.51 (m, 5H), 3.29 (s, 3H), 3.06 − 2.96 (m, 1H), 2.81 − 2.69 (m, 3H), 2.47 − 2.21 (m, 4H), 2.14 − 2.02 (m, 4H), 1.92 (p, J = 8.6 Hz, 3H), 1.77 − 1.69 (m,3H), 1.38 (t, J = 12.9 Hz, 2H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
38H
47ClFN
3O
7Sの計算値: 744.28; 実測値: 744.28.
(実施例370)
【化407】
[この文献は図面を表示できません]
【0812】
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.75 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.4, 2.4 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.09 (dd, J = 8.2, 1.8 Hz, 1H), 6.95 − 6.93 (m, 2H), 5.99 − 5.92 (m, 1H), 5.59 (dd, J = 15.2, 9.2 Hz, 1H), 4.54 − 4.49 (m, 1H), 4.13 − 4.07 (m, 2H), 3.84 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 3.73 (dd, J = 9.4, 3.4 Hz, 1H), 3.65 (d, J = 14.0 Hz, 1H), 3.37 − 3.29 (m, 2H), 3.24 (s, 3H), 3.16 − 3.06 (m, 1H), 2.88 − 2.73 (m, 3H), 2.50 − 1.72 (m, 10H), 1.57 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 1.45 (t, J = 13.0 Hz, 1H), 1.16 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS-ESI
+ (m/z): [M+H]
+ C
35H
41ClF
3N
3O
5Sの計算値: 708.25; 実測値: 708.2.
(実施例371)
【0813】
DCM(1.0mL)中の3−ヒドロキシ−3−メチル−シクロブタンカルボン酸(2.6mg、0.0196mmol)および実施例110(8.0mg、0.0131mmol)の混合物を、0℃に冷却した。1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドHCl塩(5.0mg、0.0261mmol)、続いてDMAP(3.2mg、0.0261mmol)を添加した。反応物を冷却浴から取り出し、室温で終夜撹拌した。反応物を濃縮してDCMを除去し、DMF(1mL)で希釈し、濾過し、Gilson逆相分取HPLC(60〜100%ACN/0.1%TFA含有H
2O)により精製した。所望の画分をプールし、凍結乾燥して、実施例371を得た。LCMS−ESI+(m/z):C
39H
50ClN
3O
6SのH+計算値:724.31;実測値:723.99。
【化408】
[この文献は図面を表示できません]
(実施例372)
【化409】
[この文献は図面を表示できません]
【0814】
実施例306は、7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロインドリジン−2−カルボン酸および実施例109を使用して、実施例18と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
41H
49ClN
4O
6Sの[M+H]+計算値:761.3;実測値:761.0。
(実施例373)
【化410】
[この文献は図面を表示できません]
【0815】
ステップ1:373−1の合成:tert−ブチル3−(ヒドロキシメチル)アゼチジン−1−カルボキシレート(139mg、0.742mmol)をDCM(5.0mL)に溶解し、0℃に冷却し、デス−マーチンペルヨージナン(409mg、0.965mmol)を添加した。反応物を冷却浴から取り出し、室温で1時間撹拌した。次いで、反応物を1Nチオ硫酸ナトリウム(10.0mL)および飽和NaHCO
3(10.0mL)で処理し、15分間激しく撹拌した。次いで、混合物をDCM(20.0mL)で希釈し、層を分離し、有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、373−1を得た。
【0816】
ステップ2:373−2の合成:(9aS)−1,3,4,6,7,8,9,9a−オクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン;二塩酸塩(713mg、3.31mmol)をDCM(10.0mL)中に室温で懸濁させ、MeOH中25重量%NaOMe(1.55mL)を滴下添加した。得られた乳状懸濁液を室温で2時間撹拌した。反応物を濃縮し、室温にて1時間、EtOAcで処理し、次いで濾過した。濾液を濃縮し、真空ラインで終夜乾燥させた。遊離塩基化した材料(57.6mg、0.405mmol)をDCM(4.0mL)に室温で溶解した。373−1(50.0mg、0.27mmol)を添加した。混合物を2時間撹拌した後、STAB(85.8mg、0.405mmol)を添加した。新たに形成された混合物を1時間撹拌した。反応物を、DCMを除去することにより濃縮し、EtOAcに再溶解し、1N NaOHで処理し、層を分離した。水層をEtOAcで2回抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、373−2を得た。LCMS−ESI+(m/z):C
16H
29N
3O
3のH+計算値:312.22;実測値:312.23。
【0817】
ステップ3:373−3の合成:373−2(84.0mg、0.27mmol)をDCM(1.0mL)に室温で溶解し、1,4−ジオキサン中4N HCl(0.27mL、1.08mmol)を添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。反応物を濃縮し、EtOAcと3回共蒸発させ、真空ラインでさらに乾燥させて、373−3を得た。
【0818】
ステップ4:実施例373は、実施例109および373−3およびDIEAを使用して、実施例75と同じ様式で合成した。LCMS−ESI+(m/z):C
44H
59ClN
6O
6SのH+計算値:835.39;実測値:835.26。
(実施例374)
【0819】
実施例374は、実施例188および二酸化セレン(40当量)を使用して、実施例279と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.97 (s, 1H), 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.25 − 7.16 (m, 2H), 7.12 (d, J = 2.3 Hz, 2H), 6.92 (dd, J = 8.2, 2.1 Hz, 1H), 6.18 − 6.06 (m, 1H), 5.82 − 5.74 (m, 1H), 4.43 − 4.26 (m, 2H), 4.10 (s, 2H), 3.99 (s, 3H), 3.86 − 3.76 (m, 6H), 3.70 − 3.61 (m, 1H), 3.27 (s, 3H), 3.18 − 3.08 (m, 1H), 2.91 − 2.72 (m, 2H), 2.57 − 2.27 (m, 3H), 2.14 − 2.05 (m, 1H), 1.99 − 1.79 (m, 6H), 1.71 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 1.53 − 1.41 (m, 1H), 1.27 (d, J = 8.8, 7.0 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): H+ C
39H
48ClN
5O
7Sの計算値: 766.30; 実測値: 765.05.
【化411】
[この文献は図面を表示できません]
(実施例375)
【化412】
[この文献は図面を表示できません]
【0820】
ステップ1:実施例109(445mg、0.744mmol)をジオキサン(7mL)に溶解した。二酸化セレン(330mg、4当量)を一度に添加した。LCMSが、対応するアリルアルコールへのおよそ50%の変換を示すまで、混合物を加熱還流した。次いで、反応混合物を室温に冷却し、残留物をGilson逆相分取HPLC(40〜90%ACN/0.1%TFA含有H
2O)により精製して、中間体375−1を得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.76 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.29 (dd, J = 8.2, 1.9 Hz, 1H), 7.18 (dd, J = 8.6, 2.3 Hz, 1H), 7.11 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.07 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 6.84 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.25 (dd, J = 15.3, 6.1 Hz, 1H), 5.76 (dd, J = 15.5, 9.0 Hz, 1H), 4.38 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 4.26 (dd, J = 15.0, 6.1 Hz, 1H), 4.09 − 4.00 (m, 2H), 3.93 − 3.81 (m, 2H), 3.65 (d, J = 14.1 Hz, 1H), 3.30 (m, 6H), 3.10 − 3.03 (m, 1H), 2.87 − 2.70 (m, 3H), 2.57 − 2.30 (m, 2H), 2.25 − 2.09 (m, 2H), 2.01 − 1.66 (m, 7H), 1.43 (t, J = 12.7 Hz, 1H), 1.21 (d, J = 6.9 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
32H
40ClN
3O
5Sの計算値: 614.3; 実測値: 614.1.
【0821】
ステップ2:二炭酸ジ−tert−ブチル(16.9mg、77.4μmol)を、テトラヒドロフラン(3.0mL)中の中間体375−1(31.7mg、51.6μmol)、トリエチルアミン(21.6μL、155μmol)、4−(ジメチルアミノ)ピリジン(18.9mg、155μmol)、および水(4.6μL、260μmol)の撹拌混合物に0℃で添加し、得られた混合物を室温に加温した。40分後、水(5mL)中のクエン酸(200mg)の溶液を添加した。酢酸エチル(60mL)を添加した。有機層を水(30mL)、および水とブラインとの混合物(1:1 v:v、30mL)で順次洗浄し、次いで無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をテトラヒドロフラン(1.0mL)に溶解し、撹拌し、−40℃に冷却した。ヨードメタン(32.2μL、516μmol)を、シリンジを介して添加した。1分後、カリウムビス(トリメチルシリル)アミド溶液(テトラヒドロフラン(tetrahrydrofuran)中1.0M)を、シリンジを介して1分間かけて添加した。1分後、得られた混合物を室温に加温した。30分後、水(10mL)中のリン酸(260mg)およびリン酸二水素ナトリウム脱水和物(dehydrate)(90mg)の溶液を添加した。酢酸エチル(60mL)を添加した。有機層を水とブラインとの混合物(1:1 v:v、30mL)、およびブライン(2×30mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をジクロロメタン(10mL)に溶解し、得られた混合物を室温で撹拌した。トリフルオロ酢酸(1.0mL)を添加した。20分後、トリフルオロ酢酸(0.55mL)を添加した。30分後、水(15mL)中のリン酸二水素ナトリウム脱水和物(6.3g)の溶液を添加した。ブライン(10mL)を添加し、水層をジクロロメタン(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0〜70%酢酸エチル)により精製して、375−2を得た。
【0822】
ステップ2:実施例375は、375−2を240−1の代わりに使用して、実施例244と同様の様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 7.77 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.25 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.18 − 7.03 (m, 3H), 6.96 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 5.94 (dd, J = 15.3, 8.1 Hz, 1H), 5.80 (dd, J = 15.3, 9.0 Hz, 1H), 4.35 − 4.16 (m, 4H), 4.13 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 4.08 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 3.97 − 3.44 (m, 6H), 3.39 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.30 (s, 3H), 3.28 (s, 3H), 3.25 (s, 3H), 3.18 (dd, J = 15.3, 10.4 Hz, 1H), 3.05 − 1.38 (m, 14H), 1.23 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS: 741.2.
(実施例376)
【化413】
[この文献は図面を表示できません]
【0823】
実施例376は、1−ヨード−2−(2−メトキシエトキシ)エタンおよび実施例279を使用して、実施例283と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.09 (s, 1H), 7.75 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.41 − 7.31 (m, 1H), 7.23 − 7.14 (m, 2H), 7.12 (m, 1H), 6.92 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.05 (dd, J = 15.4, 7.3 Hz, 1H), 5.85 (dd, J = 15.4, 8.5 Hz, 1H), 4.15 − 4.01 (m, 9H), 3.82 (m, 5H), 3.76 − 3.58 (m, 6H), 3.54 − 3.44 (m, 4H), 3.41 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.35 (s, 3H), 3.30 (s, 3H), 3.19 − 3.06 (m, 1H), 2.89 − 2.73 (m, 2H), 2.51 (br, 2H), 2.27 (m, 1H), 2.11 (m, 1H), 2.0 − 1.89 (m, 2H), 1.82 (m, 3H), 1.46 (t, J = 11.7 Hz, 1H), 1.20 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
43H
56ClN
5O
9Sの計算値: 854.3; 実測値: 854.1.
(実施例377および実施例378)
【化414】
[この文献は図面を表示できません]
【0824】
2−(2−トシルヒドラゾノ)アセチルクロリド(34.4mg、132μmol)およびN,N−ジメチルアニリン(33.5μL、264μmol)を、ジクロロメタン(0.9mL)中の実施例279(33.1mg、44.0μmol)の撹拌溶液に0℃で順次添加した。7分後、得られた混合物を室温に加温した。55分後、2−(2−トシルヒドラゾノ)アセチルクロリド(80.0mg、307μmol)およびN,N−ジメチルアニリン(80.0μL、630μmol)を順次添加した。13分後、得られた混合物を0℃に冷却し、トリエチルアミン(163μL、1.17mmol)を、シリンジを介して添加した。20分後、トルエン(60mL)、ならびに水(100mL)中のリン酸二水素ナトリウム一水和物(160mg)およびリン酸水素ナトリウム七水和物(1.04g)の混合物を順次添加した。二相混合物を撹拌し、層を分離した。有機層を水(50mL)中のリン酸二水素ナトリウム一水和物(80mg)およびリン酸水素ナトリウム七水和物(502mg)の混合物、水(50mL)中のクエン酸(100mg)の溶液、ならびに水(50mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、8.5mLの体積まで減圧下で濃縮した。粗製の377−1を含有する得られた混合物を、トリフルオロメタンスルホン酸銅(I)トルエン錯体(6.7mg、22μmol)およびトルエン(5.0mL)の激しく撹拌した混合物に、シリンジポンプを介して90分間かけて100℃で添加した。15分後、得られた混合物を室温に冷却し、セライトに通して濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を逆相分取hplc(アセトニトリル中0.1%トリフルオロ酢酸/水)により精製して、実施例377をジアステレオマーの1:1混合物として得た。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 8.21 − 6.64 (m, 11H), 6.20 − 5.79 (m, 1H), 5.74 − 5.14 (m, 2H), 4.25 − 2.99 (m, 17H), 2.99 − 1.17 (m, 17H), 1.13 (d, J = 6.9 Hz, 1.5H), 1.06 (d, J = 6.9 Hz, 1.5H). LCMS: 890.1. さらなる溶離により実施例378が得られた。 1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 8.10 (s, 1H), 7.79 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.53 − 6.32 (m, 10H), 6.32 − 5.21 (m, 3H), 4.29 − 2.84 (m, 8H), 4.08 (s, 3H), 3.85 (s, 3H), 3.23 (s, 3H), 2.83 − 1.21 (m, 18H), 1.15 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS: 884.2.
(実施例379)
【0825】
ステップ1:エチル3−(3−メトキシアゼチジン−1−イル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートの調製:N−メチル−2−ピロリドン(3mL)中のエチル3−ブロモ−1−メチル−ピラゾール−4−カルボキシレート(150mg、0.64mmol)、3−メトキシアゼチジン塩酸塩(119.3mg、0.97mmol)、Cs
2CO
3(629.09mg、1.93mmol)およびXtanTphos Pd G3(122.07mg、0.13mmol)の反応混合物を、120℃で終夜加熱した。反応混合物を冷却し、水で洗浄し、EtOAcで抽出し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮し、シリカゲルカラム(0〜100%EtOAc/ヘキサンで溶出)により精製して、生成物を得た。
【化415】
[この文献は図面を表示できません]
【0826】
ステップ2:3−(3−メトキシアゼチジン−1−イル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸の調製:EtOH(1.0mL)および水(0.5mL)中のエチル3−(3−メトキシアゼチジン−1−イル)−1−メチル−ピラゾール−4−カルボキシレート(14mg、0.06mmol)、2M NaOH(0.06mL)の反応混合物を、45℃で終夜撹拌した。反応混合物を冷却し、濃縮し、トルエンと共蒸発させて、水分を除去し、精製することなく次のステップに進んだ。
【0827】
ステップ3:実施例379は、実施例109を実施例5の代わりに使用し、3−(3−メトキシアゼチジン−1−イル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.82 − 7.70 (m, 2H), 7.29 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.6, 2.3 Hz, 1H), 7.14 − 7.04 (m, 2H), 6.91 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.10 (dt, J = 14.2, 6.7 Hz, 1H), 5.61 (dd, J = 15.4, 8.6 Hz, 1H), 4.56 (dd, J = 8.8, 6.3 Hz, 1H), 4.51 − 4.45 (m, 1H), 4.33 − 4.23 (m, 2H), 4.19 (dd, J = 8.7, 4.4 Hz, 1H), 4.13 − 4.02 (m, 3H), 4.02 − 3.91 (m, 2H), 3.86 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 3.78 (dd, J = 8.5, 2.8 Hz, 1H), 3.74 (s, 2H), 3.69 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.29 (s, 3H), 3.08 (dd, J = 14.9, 9.3 Hz, 2H), 2.92 − 2.70 (m, 3H), 2.49 (d, J = 26.9 Hz, 4H), 2.33 − 2.19 (m, 2H), 2.19 − 2.05 (m, 2H), 2.02 − 1.73 (m, 6H), 1.46 (d, J = 11.8 Hz, 1H), 1.16 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
41H
51ClN
6O
6Sの計算値: 791.33; 実測値: 791.13.
(実施例380)
【0828】
ステップ1:エチル3−(4−メトキシ−1−ピペリジル)−1−メチル−ピラゾール−4−カルボキシレートの調製:ジメチルアセトアミド(5mL)中のエチル3−ブロモ−1−メチル−ピラゾール−4−カルボキシレート(200mg、0.86mmol)、4−メトキシピペリジン(197.67mg、1.72mmol)、Cs
2CO
3(838.79mg、2.57mmol)およびXtanTphos Pd G3(162.76mg、0.17mmol)の反応混合物を、120℃で終夜加熱した。反応混合物を冷却し、水で洗浄し、EtOAcで抽出し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(0〜100%EtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物(14mg)を得た。
【化416】
[この文献は図面を表示できません]
【0829】
ステップ2:3−(4−メトキシ−1−ピペリジル)−1−メチル−ピラゾール−4−カルボン酸の調製:EtOH(1mL)および水(0.5mL)中のエチル3−(4−メトキシ−1−ピペリジル)−1−メチル−ピラゾール−4−カルボキシレート(14mg、0.05mmol)、2M NaOH(0.05ml)の反応混合物を、45℃で終夜加熱した。次いで、反応混合物を冷却し、濃縮し、トルエンと共蒸発させて、水分を除去し、精製することなく次のステップに進んだ。
【0830】
ステップ3:実施例380は、実施例109を実施例5の代わりに使用し、3−(4−メトキシ−1−ピペリジル)−1−メチル−ピラゾール−4−カルボン酸を3−メトキシプロピオン酸の代わりに使用して、実施例18と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.92 (s, 1H), 7.76 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.27 (dd, J = 8.2, 1.9 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.07 (s, 1H), 6.91 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.11 (dt, J = 14.5, 6.9 Hz, 1H), 5.62 (dd, J = 15.3, 8.7 Hz, 1H), 4.32 (dd, J = 14.8, 6.4 Hz, 1H), 4.14 − 3.97 (m, 3H), 3.91 − 3.74 (m, 5H), 3.70 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.52 − 3.45 (m, 1H), 3.42 (s, 2H), 3.29 (s, 3H), 3.27 − 3.22 (m, 3H), 3.13 − 3.00 (m, 2H), 2.90 − 2.69 (m, 3H), 2.46 (s, 3H), 2.36 − 2.20 (m, 2H), 2.10 (t, J = 17.1 Hz, 4H), 1.94 (d, J = 5.1 Hz, 2H), 1.91 − 1.65 (m, 6H), 1.45 (t, J = 11.8 Hz, 1H), 1.15 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
43H
55ClN
6O
6Sの計算値: 819.36; 実測値: 819.20.
(実施例381)
【化417】
[この文献は図面を表示できません]
【0831】
実施例381は、3−メチルブタン酸および中間体266−2を使用して、実施例223と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.84 (s, 1H), 7.76 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.50 (dd, J = 8.3, 1.9 Hz, 1H), 7.36 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.20 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.10 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.94 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 5.93 (dt, J = 13.6, 6.6 Hz, 1H), 5.73 (dd, J = 15.7, 6.1 Hz, 1H), 5.33 (t, J = 5.7 Hz, 1H), 4.21 − 3.97 (m, 6H), 3.96 − 3.62 (m, 6H), 3.32 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.04 (dd, J = 15.2, 9.6 Hz, 1H), 2.88 − 2.70 (m, 2H), 2.61 (d, J = 18.4 Hz, 1H), 2.55 − 2.23 (m, 3H), 2.20 − 1.99 (m, 4H), 1.97 − 1.60 (m, 5H), 1.34 (d, J = 52.1 Hz, 3H), 1.12 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 0.94 (dd, J = 6.4, 5.2 Hz, 6H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
42H
52ClN
5O
7Sの計算値: 807.42; 実測値: 807.17.
(実施例382)
【化418】
[この文献は図面を表示できません]
【0832】
実施例382は、実施例109およびtert−ブチル(2R)−2−メチルピペラジン−1−カルボキシレートを使用して、実施例75と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.74 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.18 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.14 − 7.07 (m, 2H), 6.95 (dd, J = 8.1, 1.7 Hz, 1H), 6.88 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 6.01 − 5.90 (m, 1H), 5.58 (dd, J = 15.2, 9.3 Hz, 1H), 4.40 (dd, J = 14.8, 6.3 Hz, 1H), 4.35 − 4.23 (m, 1H), 4.18 − 4.02 (m, 3H), 3.85 (d, J = 14.6 Hz, 2H), 3.76 (dd, J = 9.3, 3.7 Hz, 1H), 3.71 − 3.56 (m, 2H), 3.27 − 3.24 (m, 4H), 3.17 − 2.98 (m, 3H), 2.89 − 2.70 (m, 2H), 2.55 − 2.41 (m, 2H), 2.38 − 2.23 (m, 1H), 2.23 − 2.06 (m, 4H), 2.01 − 1.68 (m, 7H), 1.49 (s, 9H), 1.46 − 1.38 (m, 1H), 1.24 − 1.09 (m, 6H). LCMS-ESI+ (m/z): H+ C
43H
58ClN
5O
7Sの計算値: 824.37; 実測値: 823.89.
(実施例383)
【化419】
[この文献は図面を表示できません]
【0833】
実施例383は、実施例109およびメチル1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボキシレートを使用して、実施例75と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.74 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.18 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.14 − 7.06 (m, 2H), 6.94 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.90 − 6.84 (m, 1H), 6.68 (d, J = 3.0 Hz, 1H), 6.54 (d, J = 3.0 Hz, 1H), 6.02 − 5.89 (m, 1H), 5.58 (dd, J = 15.2, 9.3 Hz, 1H), 4.44 − 4.29 (m, 1H), 4.12 − 4.00 (m, 5H), 3.88 − 3.53 (m, 8H), 3.28 − 3.23 (m, 4H), 3.13 − 3.02 (m, 1H), 2.88 − 2.71 (m, 2H), 2.55 − 2.40 (m, 2H), 2.37 − 2.24 (m, 1H), 2.24 − 2.06 (m, 4H), 2.01 − 1.66 (m, 7H), 1.50 − 1.37 (m, 1H), 1.20 − 1.14 (m, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): H+ C
42H
50ClN
5O
7Sの計算値: 804.31; 実測値: 803.76.
(実施例384)
【化420】
[この文献は図面を表示できません]
【0834】
DCM(5mL)中の実施例223(10mg、0.014mmol)の撹拌溶液に、イソプロピルカルボノクロリデート(16.97mg、0.138mmol)を0℃で添加し、30分間撹拌し、次いで室温に終夜撹拌した。反応混合物を蒸発させ、逆相クロマトグラフィー 0.1%TFA 70〜95%アセトニトリル上で精製して、実施例384を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.84 (s, 1H), 7.77 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.50 (dd, J = 8.3, 1.8 Hz, 1H), 7.20 (dd, J = 8.5, 2.5 Hz, 1H), 7.10 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.94 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.04 (dt, J = 14.3, 6.5 Hz, 1H), 5.74 (dd, J = 15.8, 6.8 Hz, 1H), 5.17 (t, J = 5.8 Hz, 1H), 4.86 (p, J = 6.3 Hz, 1H), 4.21 − 3.96 (m, 5H), 3.82 (s, 6H), 3.32 (d, J = 14.5 Hz, 1H), 3.04 (dd, J = 15.2, 10.0 Hz, 1H), 2.86 − 2.24 (m, 9H), 2.20 − 1.58 (m, 8H), 1.42 (t, J = 10.3 Hz, 1H), 1.30 (dd, J = 7.3, 6.2 Hz, 6H), 1.11 (d, J = 6.8 Hz, 2H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
41H
50ClN
5O
8Sの計算値: 808.31; 実測値: 808.60.
(実施例385)
【化421】
[この文献は図面を表示できません]
【0835】
実施例385は、trans−アゼチジン−3−イルピペリジン−1−カルボキシレートビス−トリフルオロ酢酸および実施例109を使用して、実施例75と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.72 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.16 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.09 (d, J = 6.2 Hz, 2H), 6.91 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 5.95 (dt, J = 14.2, 6.7 Hz, 1H), 5.56 (dd, J = 15.2, 9.1 Hz, 1H), 5.14 − 5.02 (m, 1H), 4.38 − 4.25 (m, 3H), 4.14 − 4.01 (m, 2H), 3.97 (s, 1H), 3.83 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 3.74 (dd, J = 9.3, 3.6 Hz, 1H), 3.65 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.59 (dd, J = 15.0, 5.7 Hz, 1H), 3.55 − 3.35 (m, 4H), 3.27 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.24 (s, 3H), 3.06 (dd, J = 15.3, 10.3 Hz, 1H), 2.85 − 2.65 (d, J = 18.2 Hz, 2H), 2.54 − 2.39 (m, 2H), 2.39 − 2.25 (m, 1H), 2.24 − 2.05 (m, 3H), 1.99 − 1.49 (m, 8H), 1.44 (d, J = 12.8 Hz, 1H), 1.13 (d, J = 6.6 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
42H
55ClN
5O
7Sの計算値: 808.34; 実測値: 807.90.
(実施例386)
【化422】
[この文献は図面を表示できません]
【0836】
ステップ1:カリウムビス(トリメチルシリル)アミド溶液(テトラヒドロフラン中1.0M、199μL、199μmol)を、テトラヒドロフラン(2.0mL)中の実施例279(30mg、40μmol)および臭化アリル(20.7μL、239μmol)の撹拌混合物にシリンジを介して1分間かけて−40℃で添加した。2分後、得られた混合物を室温に加温した。40分後、水(10mL)中のクエン酸(100mg)の溶液を添加した。酢酸エチル(35mL)を添加し、有機層を水(10mL)、および水とブラインとの混合物(1:1 v:v、20mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をtert−ブチルアルコール(1.0mL)、水(0.5mL)、およびテトラヒドロフラン(0.3mL)に溶解した。得られた混合物を室温で撹拌し、4−メチルモルホリン−N−オキシド(9.9mg、85μmol)および四酸化オスミウム溶液(tert−ブチルアルコール中2.5重量%、50μL、4μmol)を順次添加した。90分後、亜硫酸ナトリウム(83.2mg、808μmol)を添加し、得られた混合物を激しく撹拌した。10分後、得られた混合物をセライトに通して濾過し、濾過ケーキを酢酸エチル(25mL)およびジクロロメタン(10mL)で抽出した。合わせた濾液を水(10mL)およびブライン(10mL)中のクエン酸(100mg)の混合物、ならびに水とブラインとの混合物(1:1 v:v、10mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、セライトに通して濾過し、減圧下で濃縮して、386−1を得た。
【0837】
ステップ2:過ヨウ素酸ナトリウム(23.3mg、109μmol)を、386−1(12mg、15μmol)、テトラヒドロフラン(1.0mL)、および水(0.5mL)の激しく撹拌した混合物に室温で添加した。45分後、酢酸エチル(30mL)、および水(10mL)中のクエン酸(100mg)の溶液を順次添加した。有機層を水およびブラインの混合物(1:1 v:v、2×15mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をトルエン(3.0mL)に溶解し、微粉砕サルコシン(25.9mg、290μmol)を添加し、得られた混合物を激しく撹拌し、120℃に加熱した。45分後、得られた混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮した。残留物を逆相分取HPLC(アセトニトリル中0.1%トリフルオロ酢酸/水)により精製して、実施例386を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.07 (s, 1H), 7.76 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.37 (dd, J = 8.3, 1.8 Hz, 1H), 7.26 − 7.16 (m, 2H), 7.13 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.93 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.12 (dd, J = 15.4, 8.3 Hz, 1H), 5.92 (dd, J = 15.4, 8.6 Hz, 1H), 4.37 − 4.00 (m, 5H), 4.07 (s, 3H), 3.95 − 3.77 (m, 2H), 3.83 (s, 3H), 3.72 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.56 (ddd, J = 10.2, 6.0, 3.8 Hz, 1H), 3.42 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.38 − 3.19 (m, 2H), 3.18 − 3.07 (m, 1H), 2.93 − 1.59 (m, 13H), 2.77 (s, 3H), 1.55 − 1.41 (m, 1H), 1.25 (d, J = 6.9 Hz, 3H). LCMS: 809.3.
(実施例387)
【化423】
[この文献は図面を表示できません]
【0838】
実施例387は、trans−アゼチジン−3−イルモルホリン−4−カルボキシレートビス−トリフルオロ酢酸および実施例109を使用して、実施例75と同じ様式で合成した。1H NMR (400 MHz, MeOH-d4) δ 7.72 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.16 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.09 (dt, J = 5.0, 2.1 Hz, 2H), 6.94 − 6.86 (m, 2H), 5.95 (dt, J = 14.3, 6.7 Hz, 1H), 5.56 (dd, J = 15.3, 9.1 Hz, 1H), 5.12 (tt, J = 6.9, 4.0 Hz, 1H), 4.30 (m, 3H), 4.03 (dd, J = 25.5, 6.3 Hz, 4H), 3.83 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 3.74 (dd, J = 9.2, 3.6 Hz, 1H), 3.71 − 3.56 (m, 6H), 3.48 (d, J = 24.7 Hz, 4H), 3.27 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.24 (s, 3H), 3.05 (dd, J = 15.3, 10.3 Hz, 1H), 2.89 − 2.67 (m, 2H), 2.55 − 2.39 (m, 2H), 2.33 (q, J = 9.0 Hz, 1H), 2.23 − 2.05 (m, 3H), 1.99 − 1.65 (m, 5H), 1.42 (t, J = 13.8 Hz, 1H), 1.13 (d, J = 6.6 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
41H
53ClN
5O
8Sの計算値: 810.32; 実測値: 809.82.
(実施例388)
【化424】
[この文献は図面を表示できません]
【0839】
ステップ1:中間体388−1の合成:室温のDCM(3.0mL)中の109−1−3(155.0mg、0.498mmol)および109−1−4(200mg、0.415mmol)の混合物を、EDCI.HCl(159mg、0.830mmol)、続いてDMAP(101mg、0.83mmol)で処理した。室温で終夜撹拌した後、反応混合物を濃縮した。残留物をEtOAc(100.0mL)に溶解し、飽和NH
4Cl、飽和NaHCO
3、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、388−1を得た。LCMS−ESI+(m/z):C
43H
52ClN
3O
6SのH+計算値:774.33;実測値:774.02。
【0840】
ステップ2:388−2の合成:388−1を、室温にて1時間、TFA(2.0mL)およびDCM(4.0mL)の混合物で処理した。次いで、反応物をEtOAcで希釈し、pH約7になるまで飽和NaHCO
3で中和し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、粗製の388−2を得、combiflash(12gのシリカゲル、0〜50%EtOAc/ヘキサン)により精製した。所望の画分を合わせ、濃縮し、MeOHで処理して、388−2を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.67 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.55 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.44 (dd, J = 8.2, 1.9 Hz, 1H), 7.17 − 7.05 (m, 2H), 6.84 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 5.78 (ddt, J = 16.1, 10.8, 6.9 Hz, 1H), 5.57 (ddd, J = 17.1, 10.5, 7.9 Hz, 1H), 5.21 − 5.02 (m, 4H), 4.10 − 3.96 (m, 2H), 3.62 (dd, J = 14.3, 4.4 Hz, 1H), 3.58 − 3.48 (m, 3H), 3.37 − 3.34 (m, 1H), 3.31 (s, 1H), 2.84 − 2.66 (m, 2H), 2.53 (pd, J = 8.0, 4.0 Hz, 1H), 2.35 − 2.21 (m, 2H), 2.21 − 2.09 (m, 2H), 2.08 − 1.92 (m, 3H), 1.91 − 1.81 (m, 2H), 1.81 − 1.47 (m, 4H), 1.13 (d, J = 6.3 Hz, 3H).
【0841】
ステップ3:388−3の合成:DCE(35.0mL)中の388−2(173mg、0.277mmol)の溶液を、窒素で脱気した。Hoveryda=Grubbs II触媒(26.0mg、0.0415mmol)を添加し、得られた混合物を窒素でさらに3分間スパージし、次いでこれに蓋をし、窒素バルーン下、80℃で終夜加熱した。反応物を室温に冷却し、シリカゲルと混合し、濃縮乾固し、combiflash(12gのシリカゲル、0〜60%EtOAc/ヘキサン、乾燥ローディング)により精製した。所望の画分を合わせ、濃縮して、388−3を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.77 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.26 (dd, J = 8.2, 1.9 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.06 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 6.86 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.02 (dt, J = 14.1, 6.7 Hz, 1H), 5.56 (dd, J = 15.4, 8.7 Hz, 1H), 4.21 (dd, J = 14.1, 6.8 Hz, 1H), 4.11 − 3.98 (m, 2H), 3.85 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 3.77 (dd, J = 8.8, 3.3 Hz, 1H), 3.69 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.27 (s, 3H), 3.19 − 3.11 (m, 1H), 3.11 − 3.03 (m, 1H), 2.89 − 2.71 (m, 2H), 2.58 − 2.37 (m, 3H), 2.29 − 2.20 (m, 1H), 2.17 − 2.08 (m, 2H), 2.00 − 1.87 (m, 4H), 1.84 − 1.70 (m, 3H), 1.50 − 1.39 (m, 1H), 1.14 (d, J = 6.8 Hz,3H). LCMS-ESI+ (m/z): H+ C
32H
40ClN
3O
4Sの計算値:598.24; 実測値: 598.03.
【0842】
ステップ4:室温のDCM(2.0mL)中の388−3(70.0mg、0.117mmol)および3−メトキシ−1−メチル−ピラゾール−4−カルボン酸(36.5mg、0.234mmol)の混合物に、EDCI.HCl(44.7mg、0.234mmol)、続いてDMAP(28.6mg、0.234mmol)を添加した。得られた混合物を室温で終夜撹拌した。次いで、反応物を濃縮し、DMF(3.6mL)に再溶解し、濾過し、Gilson逆相分取HPLCにより精製した。所望の画分を合わせ、濃縮し、凍結乾燥し、アセトニトリルで摩砕し、濾過して、実施例388を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.04 (s, 1H), 7.76 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.33 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.19 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.13 (s, 1H), 6.90 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.16 − 6.04 (m, 1H), 5.64 (dd, J = 15.5, 8.1 Hz, 1H), 4.25 − 4.13 (m, 1H), 4.11 − 3.99 (m, 6H), 3.83 − 3.74 (m, 6H), 3.30 (s, 3H), 3.17 − 3.13 (m, 1H), 2.91 − 2.76 (m, 2H), 2.66 − 2.40 (m, 5H), 2.30 − 2.21 (m, 1H), 2.17 − 2.08 (m, 1H), 1.99 − 1.91 (m, 3H), 1.84 − 1.73 (m, 3H), 1.53 − 1.41 (m, 1H), 1.20 (d, J = 6.9 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): H+ C
38H
46ClN
5O
6Sの計算値: 736.29; 実測値: 735.97.
(実施例389)
【化425】
[この文献は図面を表示できません]
【0843】
実施例389は、3−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキシ)酢酸の代わりに使用し、実施例5を106−4の代わりに使用して、実施例106と同様の様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 8.11 (s, 1H), 7.79 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.48 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.42 (dd, J = 8.2, 1.9 Hz, 1H), 7.26 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.14 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.93 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 5.97 (dt, J = 15.7, 5.1 Hz, 1H), 5.85 (dd, J = 15.9, 8.0 Hz, 1H), 4.13 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 4.07 (s, 3H), 4.05 − 3.93 (m, 2H), 3.89 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.85 (s, 3H), 3.80 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.59 (dd, J = 7.9, 3.2 Hz, 1H), 3.49 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.27 (s, 3H), 3.23 − 3.14 (m, 1H), 3.01 − 1.55 (m, 16H), 1.54 − 1.41 (m, 1H). LCMS: 722.1.
(実施例390)
【化426】
[この文献は図面を表示できません]
【0844】
実施例390は、実施例5を240−1の代わりに使用して、実施例244と同様の様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 7.78 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.32 − 7.21 (m, 3H), 7.14 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.94 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 5.98 − 5.87 (m, 1H), 5.79 − 5.69 (m, 1H), 4.36 − 4.16 (m, 3H), 4.12 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 4.03 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 3.99 − 3.22 (m, 7H), 3.30 (s, 3H), 3.24 (s, 3H), 3.17 (dd, J = 15.2, 10.8 Hz, 1H), 2.95 − 1.55 (m, 16H), 1.52 − 1.41 (m, 1H). LCMS: 697.1.
(実施例391)
【化427】
[この文献は図面を表示できません]
【0845】
ステップ1:二酸化セレン(261mg、2.36mmol)を、1,4−ジオキサン(6.7mL)中の実施例5(393mg、673μmol)の激しく撹拌した溶液に室温で添加し、得られた混合物を80℃に加熱した。10分後、得られた混合物を100℃に加熱した。60分後、得られた混合物を室温に冷却し、セライトに通して濾過した。濾過ケーキをジクロロメタン(10mL)で抽出し、合わせた濾液を減圧下で濃縮した。残留物を逆相分取HPLC(アセトニトリル中0.1%トリフルオロ酢酸/水)により精製して、391−1および391−2を得た。
【0846】
ステップ2:実施例391は、3−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキシ)酢酸の代わりに使用し、391−1を106−4の代わりに使用して、実施例106と同様の様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 8.11 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.79 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.51 − 7.43 (m, 2H), 7.25 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.14 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.94 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.17 − 6.01 (m, 2H), 5.72 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 4.26 (dd, J = 14.2, 7.0 Hz, 1H), 4.13 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 4.10 − 3.70 (m, 4H), 4.08 (s, 3H), 3.91 (s, 3H), 3.85 (s, 3H), 3.69 (s, 3H), 3.48 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.27 (s, 3H), 3.15 (dd, J = 15.0, 10.9 Hz, 1H), 2.93 − 1.54 (m, 14H), 1.54 − 1.43 (m, 1H). LCMS: 898.0 (M+Na)+.
(実施例392)
【化428】
[この文献は図面を表示できません]
【0847】
カリウムビス(トリメチルシリル)アミド溶液(テトラヒドロフラン中1.0M、27μL、27μmol)を、テトラヒドロフラン(1.0mL)中の中間体391−3(4.0mg、5.4μmol)およびヨードメタン(3.4μL、54μmol)の撹拌混合物にシリンジを介して1分間かけて−40℃で添加した。2分後、得られた混合物を室温に加温した。7分後、トリフルオロ酢酸(50μL)を添加し、得られた混合物を減圧下で濃縮した。残留物を逆相分取HPLC(アセトニトリル中0.1%トリフルオロ酢酸/水)により精製して、実施例392を得た。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 8.11 (s, 1H), 7.77 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.48 (s, 1H), 7.42 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.23 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.14 (d, J = 1.3 Hz, 1H), 6.91 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.00 (dd, J = 15.7, 7.2 Hz, 1H), 5.89 (dd, J = 15.7, 8.0 Hz, 1H), 4.14 (d, J = 11.9 Hz, 1H), 4.11 − 4.04 (m, 1H), 4.06 (s, 3H), 4.01 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 3.94 − 3.43 (m, 5H), 3.30 (s, 3H), 3.26 (s, 3H), 3.16 (dd, J = 14.8, 10.9 Hz, 1H), 2.96 − 1.63 (m, 14H), 1.56 − 1.46 (m, 1H). LCMS: 752.2.
(実施例393)
【化429】
[この文献は図面を表示できません]
【0848】
無水酢酸(5.0μL、53μmol)を、ジクロロメタン(0.6mL)中の実施例279(4mg、5μmol)および4−(ジメチルアミノ)ピリジン(7.8mg、64μmol)の撹拌混合物にシリンジを介して室温で添加し、得られた混合物を45℃に加熱した。30分後、得られた混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮した。残留物を逆相分取HPLC(アセトニトリル中0.1%トリフルオロ酢酸/水)により精製して、実施例393を得た。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 8.14 (s, 1H), 7.79 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.48 (dd, J = 8.3, 1.9 Hz, 1H), 7.36 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.25 (dd, J = 8.4, 2.4 Hz, 1H), 7.14 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.93 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.13 (dd, J = 15.8, 5.4 Hz, 1H), 5.90 (dd, J = 15.7, 7.4 Hz, 1H), 5.72 (s, 1H), 4.18 (dd, J = 15.2, 6.8 Hz, 1H), 4.11 − 4.03 (m, 2H), 4.09 (s, 3H), 4.01 − 3.88 (m, 2H), 3.87 (s, 3H), 3.77 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.49 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.23 (s, 2H), 3.18 (dd, J = 15.2, 10.4 Hz, 1H), 2.96 − 1.18 (m, 17H), 1.12 (d, J = 6.9 Hz, 3H). LCMS: 794.1.
(実施例394)
【化430】
[この文献は図面を表示できません]
【0849】
実施例394は、3−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキシ)酢酸の代わりに使用し、391−2を106−4の代わりに使用して、実施例106と同様の様式で合成した。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 8.09 (s, 1H), 7.78 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.45 − 7.39 (m, 2H), 7.24 (dd, J = 8.6, 2.4 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.91 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.05 (dd, J = 16.3, 7.9 Hz, 1H), 5.83 (dd, J = 15.9, 5.0 Hz, 1H), 4.31 − 3.68 (m, 6H), 4.05 (s, 3H), 3.83 (s, 3H), 3.58 (dd, J = 8.3, 3.0 Hz, 1H), 3.45 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.36 (s, 3H), 3.28 (s, 3H), 3.23 − 3.14 (m, 1H), 2.85 − 1.54 (m, 14H), 1.53 − 1.39 (m, 1H). LCMS: 752.1.
(実施例395および実施例396)
【化431】
[この文献は図面を表示できません]
【0850】
実施例395および実施例396の調製:カリウムビス(トリメチルシリル)アミド溶液(テトラヒドロフラン中1.0M、66.5μL、66.5μmol)を、テトラヒドロフラン(0.6mL)中の実施例279(5.0mg、6.6μmol)の撹拌溶液にシリンジを介して1分間かけて−40℃で添加した。1分後、N,N−ジメチルカルバミルクロリド(12.2μL、133μmol)を、シリンジを介して添加した。2分後、得られた混合物を室温に加温した。40分後、酢酸(50μL)およびメタノール(100μL)を順次添加し、得られた混合物を減圧下で濃縮した。残留物を逆相分取hplc(アセトニトリル中0.1%トリフルオロ酢酸/水)により精製して、実施例395を得た。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 8.43 − 7.66 (m, 2H), 7.48 − 7.05 (m, 4H), 7.04 − 6.82 (m, 1H), 6.13 − 5.42 (m, 2H), 5.38 − 5.15 (m, 1H), 4.34 − 3.10 (m, 17H), 3.10 − 1.18 (m, 28H). LCMS: 894.6. さらなる溶離により実施例396が得られた。 1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 8.20 − 6.65 (m, 7H), 6.34 − 5.38 (m, 3H), 4.51 − 3.22 (m, 17H), 3.22 − 1.12 (m, 20H), 1.05 (d, J = 7.1 Hz, 3H). LCMS: 823.0.
(実施例397)
【化432】
[この文献は図面を表示できません]
【0851】
ステップ1:硫酸ジメチル(8.54mL、90.2mmol)を、クロロホルム(20mL)中の4−ヨード−1H−ピラゾール−1−オール(3.79g、18.0mmol)の撹拌溶液にシリンジを介して室温で添加した。16時間後、得られた混合物をジエチルエーテル(150mL)に注ぎ入れ、得られた不均一な混合物を激しくかき混ぜた。上澄み液をデカントし、残留ゲルをエタノール(19mL)に溶解し、室温で撹拌した。トリエチルアミン(8.33mL、59.8mmol)および[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(375mg、512μmol)を順次添加した。得られた混合物を一酸化炭素(1atm)の雰囲気下に置き、90℃に加熱した。28時間後、得られた混合物を室温に冷却し、セライトに通して濾過した。濾過ケーキをメタノール(25mL)およびジクロロメタン(50mL)の混合物で抽出した。リン酸カリウム(14.5g、68.3mmol)を、合わせた濾液に添加し、得られた不均一な混合物を激しく撹拌した。15分後、得られた混合物をセライトに通して濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をジクロロメタン(50mL)およびトルエン(25mL)の混合物に溶解し、塩基性アルミナ(30g)を添加し、得られたスラリーを減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0〜6%メタノール)により精製して、397−1を得た。
【0852】
ステップ2:2,2,6,6−テトラメチルピペリジニルマグネシウムクロリド塩化リチウム錯体溶液(テトラヒドロフラン/トルエン中1.0M、3.85mL、3.85mmol)を、テトラヒドロフラン(40mL)中の397−1(131mg、770μmol)の撹拌溶液にシリンジを介して−40℃で添加した。3時間後、テトラヒドロフラン(15mL)中のヘキサクロロエタン(1.28g、5.39mmol)の溶液を、カニューレを介して添加した。3分後、得られた混合物を室温に加温した。4.5時間後、シリカゲル(12g)を添加し、得られたスラリーを減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0〜5%メタノール)により精製して、不純な397−2を得た。不純な材料を逆相分取HPLC(アセトニトリル中0.1%トリフルオロ酢酸/水)により精製して、397−2を得た。
【0853】
ステップ3:ナトリウムメトキシド溶液(メタノール中25重量%、121μL、528μmol)を、メタノール(0.5mL)中の397−2(21.6mg、106μmol)の撹拌溶液にシリンジを介して室温で添加し、得られた混合物を70℃に加熱した。22分後、水酸化ナトリウム水溶液(2.0M、158μL、317μmol)を、シリンジを介して添加した。15分後、得られた混合物を室温に冷却し、塩化水素溶液(1,4−ジオキサン中4.0M、211μL、844μmol)を、シリンジを介して添加した。得られた混合物を減圧下で濃縮した。残留物をジクロロメタン(1.0mL)に溶解し、室温で撹拌した。106−4(10.0mg、16.7μmol)、4−(ジメチルアミノ)ピリジン(20.4mg、167μmol)、および3−(((エチルイミノ)メチレン)アミノ)−N,N−ジメチルプロパン−1−アミン塩酸塩(12.8mg、66.9μmol)を順次添加し、得られた混合物を45℃に加熱した。1時間後、得られた混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮した。残留物を逆相分取hplc(アセトニトリル中0.1%トリフルオロ酢酸/水)により精製して、実施例397を得た。1H NMR (400 MHz, アセトン-d6) δ 7.96 − 7.61 (m, 2H), 7.42 − 6.87 (m, 5H), 6.15 − 6.00 (m, 1H), 5.69 − 5.50 (m, 1H), 4.27 (s, 3H), 4.25 − 3.24 (m, 7H), 3.23 (s, 3H), 3.21 − 3.10 (m, 1H), 2.94 − 1.19 (m, 16H), 1.14 (d, J = 6.1 Hz, 3H). LCMS: 752.2.
(実施例398)
【化433】
[この文献は図面を表示できません]
【0854】
ステップ1:398−1の合成:室温のDMF(1.0mL)中の実施例279(20.0mg、0.0266mmol)の溶液に、臭化アリル(19.3mg、0.16mmol)、続いて鉱油中60%NaH分散液(6.38mg、0.16mmol)を添加した。反応物を50℃で90分間加熱した。LCMSは約50%の変換を示した。追加の臭化アリル(19.3mg、0.16mmol)および鉱油中60%NaH分散液(6.38mg、0.16mmol)を添加し、50℃でさらに90分間加熱した。反応物を飽和NH
4Clでクエンチし、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、398−1を得た。LCMS−ESI+(m/z):C
41H
50ClN
5O
7SのH+計算値:792.31;実測値:792.03。
【0855】
ステップ2:398−2の合成:398−1(21.0mg、0.0265mmol)を、tBuOH(1.0mL)、THF(0.3mL)および水(0.5mL)の混合物に室温で溶解した。NaIO4(42.5mg、0.199mmol)、続いてtBuOH中2.5%OsO4(33.2uL、0.0027mmol)を添加した。得られた混合物を室温で90分間撹拌した。反応物を1Nチオ硫酸ナトリウムでクエンチし、室温で10分間激しく撹拌し、EtOAc(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、398−2を得た。LCMS−ESI+(m/z):C
40H
48ClN
5O
8SのH+計算値:794.29;実測値:793.96。
【0856】
ステップ3:実施例398の合成:室温のDCE(1.0mL)中の398−2および(9aS)−1,3,4,6,7,8,9,9a−オクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン;二塩酸塩(11.4mg、0.053mmol)の混合物に、DIEA(6.83mg、0.053mmol)を添加した。得られた混合物を5分間撹拌し、STAB(11.2mg、0.053mmol)を添加し、反応物を終夜撹拌した。反応物を濃縮し、DMF(1.2mL)および水(0.6mL)に再溶解し、濾過し、逆相分取HPLC(40〜90%ACN/0.1%TFA含有H2O)により精製した。所望の画分を合わせ、凍結乾燥して、実施例398を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.08 (s, 1H), 7.76 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.38 (dd, J = 8.2, 1.9 Hz, 1H), 7.24 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.13 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.93 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.18 (dd, J = 15.4, 8.5 Hz, 1H), 5.92 (dd, J = 15.4, 8.8 Hz, 1H), 4.26 (dd, J = 15.0, 5.1 Hz, 1H), 4.13 − 4.04 (m, 7H), 3.94 − 3.78 (m, 9H), 3.75 − 3.59 (m, 4H), 3.46 − 3.36 (m, 4H), 3.31 (s, 3H), 3.23 − 3.09 (m, 3H), 2.90 − 2.76 (m, 4H), 2.70 − 2.47 (m, 5H), 2.36 − 2.25 (m, 1H), 2.12 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 2.02 − 1.88 (m, 3H), 1.83 (d, J = 7.4 Hz, 3H), 1.53 − 1.41 (m, 1H), 1.24 (d, J = 6.9 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): H+ C
47H
62ClN
7O
8Sの計算値: 920.41; 実測値: 920.45.
(実施例399)
【0857】
ステップ1:399−1の合成:中間体399−1(22.0mg、0.0358mmol)および5−ホルミル−1−メチル−ピロール−3−カルボン酸(11.0mg、0.0716mmol)を、DCM(2.0mL)に室温で溶解し、EDCI.HCl(13.7mg、0.0716mmol)、続いてDMAP(8.75mg、0.0716mmol)を添加した。得られた混合物を1時間撹拌した。反応物を濃縮し、EtOAcに再溶解し、有機層を飽和NH
4Cl、飽和NaHCO
3、およびブラインで順次洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、399−1を得た。LCMS−ESI+(m/z):C
39H
45ClN
4O
7SのH+計算値:749.27;実測値:748.96。
【化434】
[この文献は図面を表示できません]
【0858】
ステップ2:399−2の合成:399−1をDMF(1.0mL)に室温で溶解し、MeI(21.4mg、0.151mmol)、続いて鉱油中60%NaH分散液(6.02mg、0.151mmol)を添加した。得られた混合物を50℃で30分間加熱し、次いで反応物を室温に冷却し、DMF(0.5mL)で希釈し、濾過し、逆相分取HPLCにより精製した。所望の画分を合わせ、凍結乾燥して、399−2を得た。LCMS−ESI+(m/z):C
40H
47ClN
4O
7SのH+計算値763.29;実測値:762.98。
【0859】
ステップ3:室温のDCE(1.0mL)中の399−2(28mg、0.037mmol)および(9aS)−1,3,4,6,7,8,9,9a−オクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン;二塩酸塩(11.8mg、0.055mmol)の撹拌混合物に、DIEA(16.6mg、0.128mmol)を添加した。得られた混合物を5分間撹拌した後、STAB(11.7mg、0.055mmol)を添加した。次いで、新たに形成された混合物を室温で終夜撹拌し、次いで濃縮し、DMF(1.2mL)に再溶解し、濾過し、逆相分取HPLCにより精製した。所望の画分を合わせ、凍結乾燥して、実施例399を得た。LCMS−ESI+(m/z):C
47H
61ClN
6O
7SのH+計算値:889.40;実測値:889.19。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.69 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.60 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.34 (dd, J = 8.3, 1.8 Hz, 1H), 7.05 (dd, J = 9.9, 2.1 Hz, 2H), 6.91 − 6.78 (m, 3H), 6.21 − 6.11 (m, 1H), 5.68 (dd, J = 15.3, 8.3 Hz, 1H), 4.14 (dd, J = 14.7, 6.7 Hz, 1H), 4.06 − 3.88 (m, 7H), 3.84 − 3.72 (m, 7H), 3.64 (d, J = 14.5 Hz, 1H), 3.47 − 3.42 (m, 1H), 3.25 − 3.09 (m, 5H), 3.06 − 2.65 (m, 8H), 2.58 − 2.34 (m, 3H), 2.34 − 2.14 (m, 4H), 2.08 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 2.02 − 1.78 (m, 6H), 1.42 − 1.35 (m, 1H), 1.16 (d, J = 6.2 Hz, 3H).
(実施例400)
【化435】
[この文献は図面を表示できません]
【0860】
実施例279(10mg、0.014mmol)を、ジクロロメタン(dichlormethane)およびH
2Oの1:1混合物(0.15mL:0.15mL)に溶解した。フッ化水素カリウム(15mg)を固体として添加した。反応物を室温で2分間撹拌した後、(ブロモジフルオロメチル)トリメチルシランを添加した(50μL)。反応物を50℃に8時間加熱した後、これを室温に冷却した。反応混合物をGilson逆相分取HPLC(60〜100%ACN/0.1%TFA含有H
2O)により直接精製して、実施例400を得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.09 (s, 1H), 7.77 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.43 − 7.37 (m, 1H), 7.24 (s, 1H), 7.21 − 7.14 (m, 1H), 7.12 (d, J = 2.2 Hz, 2H), 6.92 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 6.44 (s, 1H), 6.18 (dd, J = 15.5, 6.1 Hz, 1H), 5.93 (dd, J = 15.2, 8.2 Hz, 1H), 4.16 − 3.99 (m, 8H), 3.89 (m, 2H), 3.82 (m, 4H), 3.73 (d, J = 13.9 Hz, 1H), 3.41 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.28 (s, 3H), 3.15 (m, 1H), 2.83 (m, 2H), 2.52 (m, 1H), 2.40 (m, 1H), 2.08 (m, 1H), 1.92 (m, 2H), 1.79 (m, 3H), 1.33 (m, 1H), 1.19 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
39H
45ClF
2N
5O
7Sの計算値: 802.3; 実測値: 802.5.
(実施例401)
【化436】
[この文献は図面を表示できません]
【0861】
実施例401は、2−ブロモ−N,N−ジメチルアセトアミドおよび実施例279を使用して、実施例283と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.11 (s, 1H), 7.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.36 (dd, J = 8.2, 1.9 Hz, 1H), 7.23 − 7.08 (m, 3H), 6.91 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.06 (dd, J = 15.5, 7.6 Hz, 1H), 5.89 (dd, J = 15.5, 8.5 Hz, 1H), 4.26 (d, J = 13.9 Hz, 1H), 4.19 − 4.00 (m, 9H), 3.92 − 3.84 (m, 2H), 3.82 (s, 3H), 3.72 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.41 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.35 (m, 2H), 3.31 (s, 3H), 3.17 − 3.07 (m, 1H), 2.99 (s, 3H), 2.88 (s, 3H), 2.86 − 2.71 (m, 1H), 2.52 (m, 2H), 2.36 (m, 1H), 2.11 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 1.96 (m, 2H), 1.82 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 1.47 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 1.23 (d, J = 6.9 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
42H
53ClN
6O
8Sの計算値: 837.3; 実測値: 837.9.
(実施例402)
【化437】
[この文献は図面を表示できません]
【0862】
実施例402は、2−(クロロメチル)ピリジンおよび実施例279を使用して、実施例283と同じ様式で合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.71 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 8.37 (t, J = 8.4 Hz, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.94 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.85 − 7.80 (m, 1H), 7.77 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.40 − 7.35 (m, 1H), 7.23 − 7.11 (m, 4H), 6.94 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.15 (dd, J = 15.6, 7.6 Hz, 1H), 5.99 (dd, J = 15.5, 8.3 Hz, 1H), 4.82 − 4.69 (m, 1H), 4.32 − 4.10 (m, 4H), 4.07 (s, 3H), 3.92 − 3.84 (m, 3H), 3.83 (s, 3H), 3.79 − 3.68 (m, 2H), 3.41 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.28 (s, 3H), 3.21 − 3.01 (m, 2H), 2.87 − 2.75 (m, 2H), 2.66-2.34 (m, 3H), 2.11 (m, 1H), 1.96 (m, 2H), 1.83 (m, 3H), 1.47 (s, 1H), 1.26 (d, J = 6.9 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
44H
51ClN
6O
7Sの計算値: 843.3; 実測値: 843.2.
(実施例403)
【化438】
[この文献は図面を表示できません]
【0863】
実施例279(10mg、0.014mmol)をDMF(0.15mL)に溶解した。水酸化ナトリウム(過剰、1ペレット)を固体として添加した。反応物を50℃に8時間加熱した後、これを室温に冷却した。反応混合物をGilson逆相分取HPLC(40〜90%ACN/0.1%TFA含有H
2O)により直接精製して、実施例403を得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.08 (s, 1H), 7.76 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.37 (dd, J = 8.2, 1.8 Hz, 1H), 7.25 − 7.17 (m, 2H), 7.13 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.93 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.15 (dd, J = 15.4, 8.7 Hz, 1H), 5.94 (dd, J = 15.3, 8.7 Hz, 1H), 4.23 (dd, J = 14.9, 4.3 Hz, 1H), 4.16 − 4.02 (m, 8H), 3.86 (d, J = 9.8 Hz, 6H), 3.82 (s, 3H), 3.75 − 3.61 (m, 2H), 3.46 − 3.38 (m, 2H), 3.33 − 3.28 (m, 2H), 3.20 − 3.09 (m, 1H), 2.96 (m, 6H), 2.89 − 2.75 (m, 2H), 2.62 − 2.46 (m, 2H), 2.29 (m, 1H), 2.12 (d, J = 13.7 Hz, 1H), 1.96 (m, 2H), 1.84 (m, 3H), 1.46 (d, J = 10.5 Hz, 1H), 1.26 (d, J = 6.9 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
42H
55ClN
6O
7Sの計算値: 823.4; 実測値: 823.4.
(実施例404)
【化439】
[この文献は図面を表示できません]
【0864】
ジメチルカルバミン酸クロリド(2mL)中の実施例223(10mg、0.014mmol)の撹拌溶液に、DMAP(16mg、0.138mmol)を添加し、80℃で終夜撹拌した。溶媒を蒸発させ、反応混合物を逆相クロマトグラフィー 0.1%TFA 70〜95%アセトニトリル上で精製して、実施例404を得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.83 (s, 1H), 7.75 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.49 (dd, J = 8.2, 1.9 Hz, 1H), 7.43 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 7.10 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.93 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 5.89 (dt, J = 13.3, 6.4 Hz, 1H), 5.73 (dd, J = 15.7, 5.4 Hz, 1H), 5.26 (t, J = 5.6 Hz, 1H), 4.18 − 3.97 (m, 5H), 3.82 (s, 3H), 3.71 (d, J = 14.5 Hz, 2H), 3.33 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 3.06 (dd, J = 15.3, 9.0 Hz, 1H), 2.93 − 2.63 (m, 7H), 2.61 − 2.47 (m, 2H), 2.43 − 1.55 (m, 11H), 1.41 (dd, J = 23.1, 10.6 Hz, 2H), 1.28 (s, 1H), 1.14 (d, J = 6.8 Hz, 3H). LCMS-ESI+ (m/z): [M+H]+ C
40H
49ClN
6O
7Sの計算値: 793.31; 実測値: 792.58.
【0865】
実施例405〜464は、本明細書に記載の方法により合成した。
【表3-1】
[この文献は図面を表示できません]
【表3-2】
[この文献は図面を表示できません]
【表3-3】
[この文献は図面を表示できません]
【表3-4】
[この文献は図面を表示できません]
【表3-5】
[この文献は図面を表示できません]
【表3-6】
[この文献は図面を表示できません]
【表3-7】
[この文献は図面を表示できません]
【表3-8】
[この文献は図面を表示できません]
【表3-9】
[この文献は図面を表示できません]
【表3-10】
[この文献は図面を表示できません]
【表3-11】
[この文献は図面を表示できません]
MCL−1/Bim結合AlphaLISAアッセイ
【0866】
MCL−1とBimの相互作用の阻害を、以下のAlphaLISAアッセイで測定した。
材料
【0867】
組換えヒトMCL−1タンパク質(残基171〜327を含有するC末端6xHisタグを有するMcl−1)を、Gilead Sciences,Inc.(Foster City、CA)で作製した。ヒトBim(残基51〜76)から誘導されたビオチン化ペプチドを、CPC Scientific(Sunnyvale、CA)から購入した。(CPC834113)。AlphaLISA抗6Hisアクセプタービーズ(AL128R)、AlphaScreenストレプトアビジンドナービーズ(6760002B)、およびProxiplate−384 Plus(6008289)を、PerkinElmerから購入した。
方法
【0868】
AlphaLISAアッセイを、384ウェルのProxiplate中、総体積40μLで実施した。反応混合物は、0.0625nMの6x His−Mcl−1(171〜327)、0.0625nMのビオチン化Bimペプチド、10μg/mLのAlphaLISA抗6xHis−AlphaLISAアクセプタービーズ、40μg/mLのAlphaScreenストレプトアビジンドナービーズ、および結合バッファー(20mMのHepes、pH7.5(Teknova H1035)、150mMのNaCl(Promega V4221)、0.002%Brij 35(Thermo Scientific 20150)、1mMのジチオトレイトール(DTT)溶液(Affymetrix 70726)、0.01%BSA(BioLabs B9000S))で連続希釈した試験化合物を含有していた。1,000×試験化合物を、384ウェルのProxiplate(Labcyte Echo)上に、Echo 555液体ハンドラー(Labcyte Inc.、San Jose、CA)によって予めスポットした後、Mcl−1(171〜327)5μlを1時間インキュベートした。次にBim(51〜76)5μLを添加し、2時間インキュベートした。次に、AlphaLISA抗6His−AlphaLISAアクセプタービーズ5μLを添加し1時間おいた後、AlphaScreenストレプトアビジンドナービーズ5μLを添加し1時間おいた。次に、反応プレートを、AlphaScreen設定を使用してEnvisionマルチモードリーダー(PerkinElmer)で読み取った。IC
50値を算出し、表1に記録した。比較例1は、国際公開第2016/033486号の実施例4である。阻害パーセントを、以下に示す通り算出した。
阻害%=100%
*(ウェル−Neg)/(Pos−Neg)
Neg:負の対照、DMSO
Pos:正の対照、Mcl−1タンパク質なし、ビオチン化Bimペプチドなし
【表1-1】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-2】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-3】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-4】
[この文献は図面を表示できません]
SKBR3細胞生存率アッセイ
材料
【0869】
SKBR3細胞(ATCC HTB−30)をATCC(Manassas、VA)から得、McCoy 5A培地(ATCC30−2007)+10%ウシ胎児血清(SH30071.03、HyClone、Pittsburgh、PA)に1×ペニシリン−ストレプトマイシンL−グルタミン(Corning 30−009−Cl、Corning、NY))を加えて培養した。
方法
【0870】
細胞生存率アッセイを、384ウェルの組織培養プレート(Grenier 781086、Monroe、NC)中、総体積70μLで実施した。試験化合物を、1,000倍希釈系列で調製し、384ウェルの組織培養プレートに、Echo 555液体ハンドラー(Labcyte Inc.、San Jose、CA)によって予めスポットしておいた。6,000個のSKBR3細胞70μlを、プレートの各ウェルに分注し、5%CO
2で37℃において72時間インキュベートした。インキュベーションの最後に、2×CellTiter Glo(CTG)試薬(1部の緩衝剤と2部の基質)(Promega、Madison、WI)を調製し、プレートおよび試薬を室温に30分間平衡化した。CTG試薬を、Biomek FXによって20μL/ウェルで各プレートに添加し、5回ピペッティングし、混合して、細胞溶解を誘導した。発光を、Envisionマルチモードリーダー(PerkinElmer)によって読み取った。EC
50値を算出し、表2に記録した。比較例1は、国際公開第2016/033486号の実施例4である。阻害パーセントを、以下の通り算出した。
阻害%=100%
*(ウェル−Neg)/(Pos−Neg)
Neg、負の対照、DMSO
Pos、正の対照、10μMのピューロマイシン
【表2-1】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-2】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-3】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-4】
[この文献は図面を表示できません]
【0871】
刊行物、特許、および特許文書を含むすべての参考文献は、あたかも参照によって個々に組み込まれるかのように、参照によって本明細書に組み込まれる。本開示は、様々な実施形態および技術を参照する。しかし、多くの変形形態および改変形態が、本開示の精神および範囲内にとどまりながら作成され得ることを理解されたい。本説明は、特許請求される主題の例証とみなされるべきであり、添付の特許請求の範囲を例示される具体的な実施形態に限定することを企図されないという理解の下に行われる。本開示を通して使用される見出しは、便宜的に提供され、いかなる方式でも特許請求の範囲を制限するものと解釈されるべきではない。任意の見出しの下で例示されている実施形態は、任意の他の見出しの下で例示されている実施形態と組み合わせることができる。