(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
本発明は、グラム陽性菌表面莢膜多糖構造誘導体の製造方法を開示し、糖化学の分野に属する。本発明は、グルコース糖をグリコシル供与体として、標的β−グリコシド結合を得て、その後、グルコースのC−2位を酸化還元する方法によって二糖ブロックの合成を成功し、次に二糖ブロックを繰り返し単位として、例えばグラム陽性菌細胞壁莢膜多糖構造誘導体[→3]−α−D−Manp−(1→4)−β−D−Rhap−(1→]
−Linkerという標的オリゴ糖構造を合成するものである。十糖の還元末端には、タンパク質と結合して免疫学的研究に使用される糖コンジュゲートを形成するための結合手が連結されている。本発明により提供される方法は、簡単で時間と労力を節約し、且つ低コストであり、得られたグラム陽性菌表面莢膜多糖構造誘導体は、自閉症に関連する医薬品として使用されて開発及び製造される可能性がある。
(1)糖ブロック1をグリコシル供与体とし、糖ブロック2をグリコシル受容体として、無水塩化メチレンにグリコシル供与体とグリコシル受容体を溶解し、モレキュラーシーブを加えて、その後、ルイス酸で触媒させ、一定の温度下で撹拌し、2〜10時間反応させて1,4−α−結合の二糖フラグメント3を製造すること;
または、ステップ(1)に加えて、
(2)糖ブロック4をグリコシル供与体とし、糖ブロック5をグリコシル受容体として、無水塩化メチレンにグリコシル供与体とグリコシル受容体を溶解し、モレキュラーシーブを加えて、その後、ルイス酸で触媒させ、一定の温度下で撹拌し、2〜10時間反応させて1,3−β−結合の二糖ブロック6を製造すること;
(3)二糖ブロック6をグリコシル供与体とし、糖ブロック2をグリコシル受容体として、グリコシル供与体とグリコシル受容体を塩化メチレンに溶解して、その後、ルイス酸で触媒させ、一定の温度下で撹拌し、2〜10時間反応させて三糖フラグメント7を製造すること;
または、ステップ(3)に加えて、
(4)三糖フラグメント7のR9を選択的に除去し、4位が遊離ヒドロキシル基である三糖ブロック8を得て、糖ブロック1をグリコシル供与体とし、三糖ブロック8をグリコシル受容体として、無水塩化メチレンにグリコシル供与体とグリコシル受容体を溶解し、モレキュラーシーブを加えて、その後、ルイス酸で触媒させ、一定の温度下で撹拌し、2〜10時間反応させて四糖フラグメント9を製造すること;
または、ステップ(4)に加えて、
(5)二糖ブロック6をグリコシル供与体とし、三糖ブロック8をグリコシル受容体として、グリコシル供与体とグリコシル受容体を塩化メチレンに溶解して、その後、ルイス酸で触媒させ、一定の温度下で撹拌し、2〜10時間反応させて五糖フラグメント10を製造すること;
または、ステップ(5)に加えて、
(6)五糖フラグメント10のR9を選択的に除去し、4位が遊離ヒドロキシル基である五糖ブロック11を得て、糖ブロック1をグリコシル供与体とし、五糖ブロック11をグリコシル受容体として、無水塩化メチレンにグリコシル供与体とグリコシル受容体を溶解し、モレキュラーシーブを加えて、その後、ルイス酸で触媒させ、一定の温度下で撹拌し、2〜10時間反応させて六糖フラグメント12を製造すること;
または、ステップ(6)に加えて、
(7)二糖ブロック6をグリコシル供与体とし、五糖ブロック11をグリコシル受容体として、グリコシル供与体とグリコシル受容体を塩化メチレンに溶解して、その後、ルイス酸で触媒させ、一定の温度下で撹拌し、2〜10時間反応させて七糖フラグメント13を製造すること;
または、ステップ(7)に加えて、
(8)七糖フラグメント13のR9を選択的に除去し、4位が遊離ヒドロキシル基である七糖ブロック14を得て、糖ブロック1をグリコシル供与体とし、七糖ブロック14をグリコシル受容体として、無水塩化メチレンにグリコシル供与体とグリコシル受容体を溶解し、モレキュラーシーブを加えて、その後、ルイス酸で触媒させ、一定の温度下で撹拌し、2〜10時間反応させて八糖フラグメント15を製造すること;
または、ステップ(8)に加えて、
(9)二糖ブロック6をグリコシル供与体とし、七糖ブロック14をグリコシル受容体として、グリコシル供与体とグリコシル受容体を塩化メチレンに溶解して、その後、ルイス酸で触媒させ、一定の温度下で撹拌し、2〜10時間反応させて九糖フラグメント16を製造すること;
または、ステップ(9)に加えて、
(10)九糖フラグメント16のR9を選択的に除去し、4位が遊離ヒドロキシル基である九糖ブロック17を得て、糖ブロック1をグリコシル供与体とし、九糖ブロック17をグリコシル受容体として、無水塩化メチレンにグリコシル供与体とグリコシル受容体を溶解し、モレキュラーシーブを加えて、その後、ルイス酸で触媒させ、一定の温度下で撹拌し、2〜10時間反応させて標的十糖フラグメント18を製造することを特徴とする、請求項2に記載の方法。
グリコシル供与体1と6を製造する場合、グリコシル供与体は、ハロゲン化糖、チオグリコシド、トリクロロアセトイミデートグリコシド、グリコシドリン酸エステル、スルホキシドグリコシド、N−フェニルトリフルオロアセトイミデートグリコシドなどであってもよく、例えば、R1基とR11基は水素(H)またはフッ素(F)または塩素(Cl)または臭素(Br)またはヨウ素(I)またはトリクロロアセトイミデート(CCl3C(=NH)O−)またはN−フェニルトリフルオロアセトイミデートグリコシド(CF3C(=NPh)O−)またはエチルチオ基(SEt)またはフェニルチオ基(SPh)またはp−トルエンチオ基(STоl)またはエチルチオ(SEt)またはジブチルホスホン酸基(−P(=O)−(OBu)2)などであり、R2、R3、R4、R5、R12、R13、R14基は、エステル系保護基、エーテル系保護基、アセタール及びケタール保護基などであり、例えば、R2、R3、R4、R5基は、水素(H)、またはアセチル基(Ac)、またはベンゾイル(Bz)、またはピバロイル基(Piv)、またはクロロアセチル(ClAc)、またはレブリニル基(Lev)、またはアリルオキシカルボニル基(Alloc)、またはベンジル基(Bn)、または2−ナフチルメチル基(Nap)、またはp−メトキシベンジル基(pMBn)、またはアリル基(All)、またはベンジリデンアセタール、またはイソプロピリデンケタールなどであることを特徴とする、請求項2または3に記載の方法。
前記ルイス酸は、三フッ化ホウ素ジエチルエーテル、またはトリフルオロメタンスルホン酸、またはトリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル、または炭酸銀やトリフルオロメタンスルホン酸銀のような銀塩などであることを特徴とする、請求項3〜5のいずれか一項に記載の方法。
前記した一定の温度下で撹拌するとは、室温25℃、氷浴で撹拌すること、または−5℃〜−20℃の氷と塩との混合物中で撹拌すること、または−40℃のアセトニトリルとドライアイスとの混合物中で撹拌すること、または−78℃のアセトンとドライアイスとの混合物中で撹拌することであることを特徴とする、請求項3〜5のいずれか一項に記載の方法。
まず、6−デオキシ−D−グルコピラノシドを合成し、標的化合物のC−2位をアシル系保護基で保護し、隣接基関与効果によりβ−D−グルコピラノシドを立体選択的に生成し、そして、グルコースのC−2位のアシル系保護基を選択的に除去し、C−2位ではスルホニル基などの保護基を用いてSN2メカニズムの求核置換により、C−2位のエクアトリアル結合を転位してアキシアル結合を形成して、β−D−ラムノピラノシドを得ること、または、レドックス法を使用して、まずC−2位をケトンに酸化し、そして水素化アルミニウムリチウムまたは水素化ホウ素ナトリウムなどの還元剤で還元してC−2位がアキシアル結合である化合物を得て、β−D−ラムノピラノシドを得ることを特徴とする、β−D−ラムノースグリコシド結合を合成する方法。
【発明を実施するための形態】
【0016】
一般的な実験方法
実験に使用した乾燥溶媒は、独国ブラウン社製の有機溶媒浄化システムを用いて乾燥精製して得られたものである。
1H NMR、
13C NMR、1H−1H COSY、
1H−
13C HSQCはいずれもBruker AVANCE III 400タイプ、AVANCE 700 MHzタイプ、核磁気共鳴装置で測定され、TMSは内部標準であり、25℃で測定され、シングレット(s)、ダブレット(d)、トリプレット(t)、ダブレットのダブレット(dd)、マルチプレット(m)などを用いて異なるピークタイプを表し、化学シフト(δ)の単位はppmとして記し、カップリング定数(J)の単位はHzとして記す。
高分解能質量分析はMALDI SYNAPT MSタイプの質量分析計により正イオンモードで測定され、質量分析はThermo Scientific TSQ Quantum Ultra質量分析計により正負イオン全スキャンモードで測定された。赤外スペクトルは、NICOLET IS5タイプ赤外分光計により、KBrタブレット法で測定された。カラムクロマトグラフィーおよび薄層クロマトグラフィー(TLC)は、山東省青島海洋化学工場によって製造された200〜300メッシュのカラムクロマトグラフィーシリカゲルおよび薄層クロマトグラフィーシリカゲルGF254タイプシリカゲルプレートであり、実験検出で使用した発色法では、5%(v/v)硫酸−エタノール溶液と紫外線ランプを採用して発色した。
【0017】
実施例1 糖ブロック3の合成は
図1に示す。
具体的な試験操作とステップは下記の通りである。
化合物8:アルゴンガスの保護下で、市販のD−マンノース(40g、222mmоl)を無水酢酸(228mL)に溶解し、酢酸ナトリウム(24g、288.6mmоl)を加え、80℃で2時間撹拌し、原料の完全反応をTLCでモニターした後、ジクロロメタンで抽出し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄し、有機相を収集し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ紙でろ過して硫酸ナトリウムを除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去して茶色のシロップを得て、直接次の反応に仕込んだ。全アセチル化されたマンノースを無水ジクロロメタン(1000mL)に溶解し、4Åのモレキュラーシーブを加え、エタンチオール(25mL)を加えて0℃に冷却し、三フッ化ホウ素ジエチルエーテル溶液(55mL)を滴加し、氷浴で30分間撹拌反応し、室温に昇温して32時間撹拌反応してから、0.5当量のトリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(TMSOTf)を追加し、原料の完全反応をTLCでモニターした後、トリエチルアミンを加えて反応をクエンチし、一層の珪藻土をサンドコア漏斗に加え、ろ過してモレキュラーシーブを除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、ジクロロメタンで抽出し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄し、有機相を収集し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ紙でろ過して硫酸ナトリウムを除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(PE:EA=20:1→5:1)、白い固体8(74.9g、191mmоl、86%(2ステップ反応の総収率)、α:β=5:1)を得た。R
f = 0.57 (PE : EA = 1 : 1).
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 5.35 (dd, J=3.2, 1.5 Hz, 1H, 2-H), 5.32~5.35 (m, 1H, 4-H), 5.30 (d, J=1.6 Hz, 1H, 1-H), 5.26 (dd, J=9.9, 3.3 Hz, 1H, 3-H), 4.41 (ddd, J=9.4, 5.3, 2.2 Hz, 1H, 5-H), 4.33 (dd, J=12.2, 5.3 Hz, 1H, 6-H), 4.10 (dd, J=12.2, 2.3 Hz, 1H, 6'-H), 2.65 (m, 2H, -CH
2), 2.00, 2.06, 2.10, 2.18 (4s, 3H each, 4 OAc), 1.31 (t, J=7.4 Hz, 3H, Me);
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ: 171.1, 170.4, 170.2, 170.2 82.7, 71.6, 69.9, 69.3, 66.7, 62.8, 25.9, 21.4, 21.2, 21.2, 21.1, 15.2; IR (KBr) ν: 2980, 1744, 1374, 1251, 712 cm
-1; HRMS ESI-TOF: [M + Na]
+ calcd for C
16H
24O
9SNa 415.1039; found 415.1052。
化合物3:アルゴンガスの保護下で、化合物8(14g、35.6mmоl)をメタノール(90mL)に溶解し、触媒量のナトリウムメトキシドを加え、室温で2時間反応させ、原料の完全反応をTLCでモニターした後、水素イオン交換樹脂を加えてpHを5〜6に調整し、ろ紙でろ過して樹脂を除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去して茶色のシロップを得て、直接次の反応に仕込んだ。得られたシロップをジメチルホルムアミド(120mL)に溶解して0℃に冷却し、水素化ナトリウム(11.4g、284.8mmоl)を加え、臭化ベンジル(26mL)を滴加し、氷浴で30分間反応させ、室温に昇温して7時間反応させ、原料の完全反応をTLCでモニターした後、氷水を加えて反応を停止させ、ジクロロメタンで抽出し、有機相を収集し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ紙でろ過して硫酸ナトリウムを除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(PE:EA=100:1→10:1)、白い固体3(17.7g、30.3mmоl、85%(2ステップ反応の総収率))を得た。R
f = 0.63 (PE : EA = 7 : 3).
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.63 ~ 7.01 (m, 20H, 4 Ph ), 5.40 (d, J = 1.3 Hz, 1H, 1-H), 5.03 ~ 4.45 (m, 8H, 4 PhCH
2), 4.13 (ddd, J = 9.9, 4.8, 1.9 Hz, 1H, 5-H), 4.03 (td, J = 10.1, 1.3 Hz, 1H, 3-H), 3.86 ~ 3.78 (m, 3H, 2, 6, 6'-H), 3.71 (dd, J = 10.9, 1.9 Hz, 1H, 4-H), 2.70 ~ 2.47 (m, 2H, SEt-CH
2), 1.24 (t, J = 7.4 Hz, 3H, SEt-CH
3);
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ: 138.7, 138.5, 138.4, 138.3, 128.5, 128.5, 128.4, 128.4, 128.0, 128.0, 127.9, 127.8, 127.8, 127.7, 127.6, 82.0, 80.5, 76.5, 75.2, 75.2, 73.4, 72.2, 72.1, 72.1, 69.3, 25.4, 15.1。
【0018】
実施例2 糖ブロック4の合成は
図2に示す。
具体的な試験操作とステップは下記の通りである。
化合物11:アルゴンガスの保護下で、市販のジアセトングルコース10(50g、191mmоl)をジメチルホルムアミド(490mL)に溶解し、0℃に冷却し、水素化ナトリウム(15.4g、382mmоl)を数回に分けて加え、臭化ベンジル(35mL)を滴加し、氷浴で30分間反応させ、室温に昇温して5時間反応させ、原料の完全反応をTLCでモニターした後、氷水を加えて反応を停止させ、ジクロロメタン(3×250mL)で抽出し、有機相を収集し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ紙でろ過して硫酸ナトリウムを除去して、シロップ11(66.2g、189.1mmоl、99%)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.61 ~ 7.08 (m, 5H, Ph ), 5.90 (d, J = 3.7 Hz, 1H, 1-H), 4.68 (d, J = 11.8 Hz, 1H, PhCH), 4.63 (d, J = 11.8 Hz, 1H, PhCH), 4.58 (d, J = 3.7 Hz, 1H, 2-H), 4.37 (dt, J = 7.7, 6.1 Hz, 1H, 5-H), 4.15 (dd, J = 7.8, 3.2 Hz, 1H, 6-H), 4.11 (dd, J = 9.1, 6.7 Hz, 1H, 6'-H), 4.01 (dd, J = 8.1, 2.7 Hz, 1H, 4-H), 3.99 (m, 1H, 3-H), 1.49 (s, 3H, CH
3), 1.43 (s, 3H, CH
3), 1.37 (s, 3H, CH
3), 1.31 (s, 3H, CH
3);
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ: 137.8, 128.5, 128.0, 127.8, 111.9, 109.1, 105.4, 82.8, 81.8, 81.5, 72.7, 72.5, 67.5, 27.0, 26.9, 26.4, 25.6。
化合物13:アルゴンガスの保護下で、化合物11(66.2g、189.1mmоl)をアセトン(45mL)と脱イオン水(425mL)、Amberlite IR120水素イオン交換樹脂(85g)に溶解し、60℃に加熱して2日間凝縮還流させ、原料の完全反応をTLCでモニターした後、室温に冷却し、ろ紙でろ過して樹脂を除去し、メタノールで樹脂を洗い流し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液を加えて溶液のpHを中性に調整し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去して茶色のシロップを得て、トルエンに溶解して、ロータリーエバポレーションにより共沸して除水し、オイルポンプ上に置いて一晩真空引きして、直接次の反応に仕込んだ。得られたシロップを無水ピリジン(425mL)に溶解して0℃に冷却し、無水酢酸(80mL)を滴加し、氷浴で30分間反応させ、室温に昇温して10時間反応させ、原料の完全反応をTLCでモニターした後、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、ジクロロメタン(3×200mL)で抽出し、順に1mmоl L
−1塩酸と飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄し、有機相を収集し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ紙でろ過して硫酸ナトリウムを除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(PE:EA=100:1→2:1)、茶色のシロップ13(70.5g、160.7mmоl、85%(2ステップ反応の総収率、α:β=1:3))を得た。R
f = 0.32 (PE : EA = 7 : 3). α型:
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.36 ~ 7.19 (m, 5H, Ph), 6.31 (d, J = 3.6 Hz, 1H, 1-H), 5.16 (t, J = 9.8 Hz, 1H, 4-H), 5.05 (dd, J = 10.0, 3.7 Hz, 1H, 2-H), 4.71 (d, J= 11.8 Hz, 1H, Ph-CH), 4.63 (d, J = 11.8 Hz, 1H, Ph-CH), 4.24 ~ 4.16 (m, 1H, 6-H), 4.09 ~ 3.92 (m, 3H, 3, 5, 6'-H), 2.16 (s, 3H, OAc), 2.07 (s, 3H, OAc), 1.99 (s, 3H, OAc), 1.97 (s, 3H, OAc);
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ: 170.6, 170.5, 169.5, 169.2, 168.7, 137.9, 128.4, 127.7, 127.4, 89.4, 76.9, 74.8, 71.5, 70.2, 69.1, 69.1, 61.8, 20.8, 20.7, 20.6, 20.5。
化合物14:アルゴンガスの保護下で、化合物13(70.5g、161mmоl)と予め活性化された4Åのモレキュラーシーブとを混合し、無水ジクロロメタン(610mL)を加えてp−トルエンチオール(30g、242mmоl)を加え、0℃に冷却して1時間撹拌し、三フッ化ホウ素ジエチルエーテル(70mL、484.6mmоl)を滴加し、室温に昇温して30時間撹拌反応し、原料の完全反応をTLCでモニターした後、0℃に冷却し、トリエチルアミンを加えて反応をクエンチし、珪藻土でろ過してモレキュラーシーブを除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄し、有機相を収集し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ紙でろ過して硫酸ナトリウムを除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(PE:EA=100:1→10:1)、白い固体14(52.6g、104.7mmоl、65%)を得た。R
f = 0.42 (PE : EA = 7 : 3).
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.45 ~ 6.91 (m, 9H, Ph), 5.03 (dt, J = 15.0, 9.6 Hz, 2H, 2, 4-H), 4.64 ~ 4.51 (m, 3H, 4-H, Ph-CH
2), 4.16 (t, J = 3.4 Hz, 2H, 6, 6'-H), 3.71 (t, J = 9.2 Hz, 1H, 3-H), 3.60 (ddd, J = 9.9, 5.0, 3.1 Hz, 1H, 5-H), 2.33 (d, J = 1.8 Hz, 3H, STol-CH
3), 2.07 (s, 3H, OAc), 2.04 (s, 3H, OAc), 1.95 (s, 3H, OAc);
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ: 170.8, 170.7, 169.4, 169.3, 138.5, 138.5, 137.9, 137.8, 133.4, 133.4, 129.7, 128.7, 128.7, 128.6, 128.5, 128.0, 127.9, 86.5, 81.7, 77.6, 77.3, 76.9, 76.2, 74.4, 74.3, 71.5, 71.5, 69.8, 69.8, 62.7, 21.3, 21.1, 20.9, 20.9, 20.8。
化合物16:アルゴンガスの保護下で、化合物14(40.7g、81mmоl)をメタノール(300mL)に溶解し、触媒量のナトリウムメトキシドを加え、室温で15時間反応させ、不溶物が完全に溶解して清澄な溶液になった後、原料が反応し終わったことをTLCでモニタリングしてから、カチオン交換樹脂を加えてpHを5〜6に調整し、ろ紙でろ過して樹脂を除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去して化合物15を得て、精製をせずに次の反応に直接に用いた。化合物15を無水アセトニトリル(450mL)に溶解し、2−(イソブチルメトキシ)−メチルナフタレン(46g、162mmоl)とp−トルエンスルホン酸(769mg、4mmоl)を加え、室温で撹拌し、溶液が徐々に清澄になった後、すぐに白色の固体に凝固した。室温で4時間撹拌し、原料の完全反応をTLCでモニターした後、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄し、ジクロロメタンで抽出し、有機相を収集し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ紙でろ過して硫酸ナトリウムを除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(PE:EA=100:1→10:1)、白い固体16(37.3g、70.5mmоl、87%(2ステップ反応の総収率))を得た。R
f = 0.39 (PE : EA = 4 : 1).
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 8.17 ~ 6.86 (m, 16H, Ph), 5.72 (s, 1H, Np-CH), 4.97 (d, J = 11.6 Hz, 1H, Ph-CH), 4.83 (d, J = 11.6 Hz, 1H, Ph-CH), 4.59 (d, J = 9.7 Hz, 1H, 1-H), 4.44 (dd, J = 10.5, 5.0 Hz, 1H, 6-H), 3.85 (t, J = 10.3 Hz, 1H, 6'-H), 3.71 (dd, J = 7.1, 4.5 Hz, 2H, 3, 4-H), 3.53 (ddt, J= 14.9, 5.5, 3.7 Hz, 2H, 2, 5-H), 2.59 (d, J = 2.2 Hz, 1H, 2-OH), 2.36 (s, 3H, STol-CH
3);
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ: 138.9, 138.4, 134.7, 1340, 133.8, 133.0, 130.0, 128.6, 128.5, 128.2, 128.2, 128.0, 127.8, 127.4, 126.6, 126.3, 125.6, 123.8, 101.6, 88.8, 81.8, 81.4, 77.4, 75.0, 72.4, 70.9, 68.9, 21.3。
化合物17:アルゴンガスの保護下で、化合物16(20.3g、38.4mmоl)をボランテトラヒドロフラン溶液(425mL)に溶解し、0℃に冷却して30分間撹拌し、トリフルオロメタンスルホン酸銅(4.1g、11.5mmоl)と三フッ化ホウ素ジエチルエーテル(0.5mL)を加え、氷浴で6時間撹拌反応し、原料が反応し終わったことをTLCでモニタリングしてから、氷水を滴加して過剰のボランを除去した。飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄し、ジクロロメタンで抽出し、有機相を収集し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ紙でろ過して硫酸ナトリウムを除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(PE:EA=50:1→5:1)、白い固体17(18.8g、36.5mmоl、95%)を得た。R
f = 0.27 (PE : EA = 7 : 3).
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 8.13 ~ 7.05 (m, 16H, Ph), 5.17 ~ 4.66 (m, 4H, Ph-CH
2), 4.51 (d, J= 9.7 Hz, 1H, 1-H), 3.93 (ddd, J = 12.0, 5.9, 2.5 Hz, 1H, 6-H), 3.74 (ddd, J = 12.1, 7.6, 4.7 Hz, 1H, 6'-H), 3.65 (t, J = 8.7 Hz, 1H, 3-H), 3.58 (t, J = 9.2 Hz, 1H, 4-H), 3.47 (ddd, J = 10.1, 8.1, 2.3 Hz, 2H, 2, 5-H), 2.50 (d, J = 2.2 Hz, 1H, 2-OH), 2.35 (s, 3H, STol-CH
3), 1.99 (dd, J = 7.5, 6.0 Hz, 1H, 6-OH);
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ: 138.8, 138.6, 135.5, 133.7, 133.4, 133.2, 130.0, 128.6, 128.4, 128.1, 128.1, 127.9, 127.8, 127.7, 126.9, 126.3, 126.1, 126.0, 88.5, 85.9, 79.8, 77.5, 75.5, 75.3, 73.0, 62.4, 21.3。
化合物18:アルゴンガスの保護下で、化合物17(3.9g、7.7mmоl)を無水ピリジン(40mL)に溶解し、p−トルエンスルホニルクロリド(2.9g、15.4mmоl)を数回に分けて加え、室温で12時間撹拌反応し、原料の完全反応をTLCでモニターした後、氷水を滴加して反応を停止させた。ジクロロメタンで抽出し、順に1mmоl L
−1塩酸と飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄し、有機相を収集し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、有機相を収集し、ろ紙でろ過して硫酸ナトリウムを除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(PE:EA=50:1→8:1)、シロップ18(4.5g、6.6mmоl、85%)を得た。Rf = 0.33 (PE : EA = 7 : 3). 1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 8.10 ~ 6.84 (m, 20H, Ph), 5.05 ~ 4.55 (m, 4H, Ph-CH2), 4.35 (d, J = 9.6 Hz, 1H, 1-H), 4.29 (dd, J = 10.6, 1.9 Hz, 1H, 6-H), 4.14 (dd, J = 10.6, 4.6 Hz, 1H, 6'-H), 3.58 (t, J = 8.6 Hz, 1H, 3-H), 3.53 (ddd, J = 9.8, 4.6, 1.9 Hz, 1H, 5-H), 3.46 (dd, J = 9.8, 8.5 Hz, 1H, 4-H), 3.37 (dd, J = 9.7, 8.6 Hz, 1H, 2'-H), 2.33 (d, J = 2.2 Hz, 6H, STol-CH3, Ts-CH3); 13C NMR (101 MHz, CDCl3) δ: 145.0, 138.8, 138.4, 135.1, 133.9, 133.4, 133.2, 132.9, 130.0, 129.9, 128.7, 128.4, 128.1, 128.1, 128.0, 127.8, 127.1, 127.0, 126.3, 126.2, 126.0, 88.1, 85.7, 77.4, 76.9, 76.5, 75.5, 75.3, 72.4, 68.6, 21.7, 21.3。
化合物19:アルゴンガスの保護下で、化合物18(2.9g、4.5mmоl)を無水テトラヒドロフラン(33mL)に溶解し、水素化アルミニウムリチウム(837mg、22.5mmоl)を数回に分けて加え、室温で7時間撹拌反応し、原料の完全反応をTLCでモニターした後、氷水を滴加して反応を停止させた。過剰な水素化アルミニウムリチウムを除去し、ジクロロメタンで抽出し、順に1mmоl L
−1塩酸と飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄し、有機相を収集し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ紙でろ過して硫酸ナトリウムを除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(PE:EA=50:1→10:1)、白い固体19(1.3g、2.5mmоl、55%)を得た。R
f = 0.53 (PE : EA = 7 : 3).
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 8.04 ~ 6.83 (m, 16H, Ph), 5.10 ~ 4.69 (m, 4H, Ph-CH
2), 4.43 (d, J= 9.7 H・z, 1H, 1-H), 3.59 (t, J = 8.8 Hz, 1H, 3-H), 3.51 ~ 3.40 (m, 2H, 2, 5-H), 3.20 (t, J = 9.1 Hz, 1H, 4-H), 2.33 (s, 3H, STol-CH
3), 1.36 (d,J = 6.1 Hz, 3H, 6-H);
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ: 138.7, 138.5, 135.7, 133.6, 133.4, 133.1, 129.9, 128.6, 128.3, 128.1, 128.0, 128.0, 127.9, 127.8, 126.8, 126.2, 126.1, 88.4, 85.9, 83.0, 76.0, 75.5, 75.4, 73.1, 21.3, 18.5。
化合物4:アルゴンガスの保護下で、化合物19(1.6g、3.3mmоl)を無水ジクロロメタン(17mL)に溶解し、ジシクロヘキシルカルボジイミド(867mg、4.2mmоl)、レブリン酸(488mg、4.2mоl)、ジメチルアミノピリジン(475mg、3.9mmоl)を加え、室温で3時間撹拌反応した。原料の完全反応をTLCでモニターした後、ろ過して不溶の白い固体を除去し、ジクロロメタンで抽出し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄し、有機相を収集し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ紙でろ過して硫酸ナトリウムを除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(PE:EA=50:1→10:1)、白い固体4(1.9g、3.2mmоl、96%)を得た。R
f = 0.53 (PE : EA = 7 : 3).
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ: 7.77 ~ 6.79 (m, 16H, Ph), 5.00 ~ 4.94 (m, 2H, 2-H, Ph-CH
2), 4.83 ~ 4.68 (m, 3H, Ph-CH
2), 4.54 (d, J = 10.1 Hz, 1H, 1-H), 3.68 (t, J = 9.0 Hz, 1H, 3-H), 3.45 (dq, J = 9.4, 6.1 Hz, 1H, 5-H), 3.29 (t, J= 9.2 Hz, 1H, 4-H), 2.73 (td, J = 6.7, 6.3, 3.0 Hz, 2H, Lev-CH
2), 2.54 (qt, J = 17.2, 6.7 Hz, 2H, Lev-CH
2), 2.32 (s, 3H, STol-CH
3), 2.16 (s, 3H, Lev-CH
3), 1.35 (d, J = 6.1 Hz, 3H, 6-H);
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ: 206.2, 171.5, 138.3, 138.2, 135.5, 133.3, 133.1, 129.7, 129.2, 128.5, 128.3, 128.0, 128.0, 127.8, 127.8, 126.9, 126.2, 126.1, 126.1, 86.4, 84.3, 83.2, 75.9, 75.5, 75.3, 72.7, 38.0, 30.0, 28.3, 21.3, 18.3。
【0019】
実施例3 糖ブロック5の合成は
図3に示す。
化合物20:アルゴンガスの保護下で、化合物8(11.3g、28.7mmоl)をメタノール(250mL)に溶解し、触媒量のナトリウムメトキシドを加え、室温で12時間反応させ、原料の完全反応をTLCでモニターした後、カチオン交換樹脂を加えてpHを5〜6に調整し、ろ紙でろ過して樹脂を除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去して茶色のシロップを得て、直接次の反応に仕込んだ。得られたシロップをジメチルホルムアミド(90mL)に溶解し、室温で撹拌し、p−トルエンスルホン酸(735mg、3.9mmоl)とベンズアルデヒドジメチルアセタール(5mL、32.8mmоl)を加え、60℃に昇温して7時間反応させた。原料の完全反応をTLCでモニターした後、トリエチルアミン(5mL)を加えて反応を停止させ、ジクロロメタン(3×150mL)で抽出し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液(3×150mL)で洗浄し、有機相を収集し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ紙でろ過して硫酸ナトリウムを除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(PE:EA=10:1→1:1)、白い固体20(5.3g、16.9mmоl、59%(2ステップ反応の総収率))を得た。R
f = 0.21 (PE : EA = 1 : 1).
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ: 7.35 ~ 7.54 (m, 5H, Ph), 5.32 (s, 1H, Ph-CH), 5.32 (d, J=1.3 Hz, 1H, 1-H), 4.15 (m, 1H), 4.18 (m, 1H), 4.02 (dd, J=3.4, 1.3 Hz, 1H, 2-H), 3.90 (m, 1H), 3.99 (m, 1H), 3.87 (m, 1H), 2.68 (m, 2H, SEt-CH
2), 1.33 (s, 3H, SEt-CH
3);
13C NMR (101MHz, CD
3OD) δ: 139.3, 129.9, 129.0 127.5, 103.4, 87.3, 80.4, 74.3, 70.0, 69.6, 65.7, 26.0, 15.4; IR (KBr) ν: 3434, 2937, 1750, 1224, 1045 cm
-1; HRMS ESI-TOF: [M + Na]
+ calcd for C
15H
20O
5SNa 335.0929; found 335.1031。
化合物5:アルゴンガスの保護下で、化合物20(1.03g、3.3mmоl)を無水ジクロロメタン(22mL)に溶解し、オルト酢酸トリエチル(6mL、32.9mmоl)とp−トルエンスルホン酸(113mg、0.6mmоl)を加え、室温で20分間反応させ、原料の完全反応をTLCでモニターした後、ジクロロメタン(3×50mL)で抽出し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液(3×50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ紙でろ過して硫酸ナトリウムを除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去した。得られた粗生成物を精製せずに直接次の反応に仕込んだ。80%酢酸溶液(11mL)を加え、室温で30分間反応させ、原料の完全反応をTLCでモニターした後、ジクロロメタン(3×50mL)で抽出し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液(3×50mL)で洗浄し、有機相を収集し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ紙でろ過して硫酸ナトリウムを除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(PE:EA=10:1→4:1)、シロップ5(971mg、2.7mmоl、83%(2ステップ反応の総収率))を得た。R
f = 0.61 (PE : EA = 1 : 1).
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.56 ~ 7.34 (m, 5H, Ph), 5.60 (s, 1H, Ph-CH), 5.30 (dd, J = 3.7, 1.3 Hz, 1H, 2-H), 5.27 (d, J = 1.3 Hz, 1H, 1-H), 4.29 ~ 4.23 (m, 2H, 5, 6-H), 4.20 ~ 4.16 (m, 1H, 3-H), 3.94 (t, J = 9.5 Hz, 1H, 4-H), 3.89 ~ 3.81 (m, 1H, 6'-H), 2.65 (qq, J = 12.9, 7.4 Hz, 2H, SEt-CH
2), 2.43 (d, J = 4.0 Hz, 1H, 3-OH), 2.18 (s, 3H, OAc), 1.30 (t, J = 7.4 Hz, 3H, SEt-CH
3);
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ: 170.6, 170.6, 137.2, 129.4, 129.4, 128.5, 128.5, 126.4, 102.4, 83.5, 83.4, 79.4, 77.4, 74.0, 74.0, 68.7, 67.9, 64.2, 64.2, 25.8, 21.2, 21.2, 15.0; IR (KBr) ν: 3451, 1739, 1229, 902 cm
-1; HRMS ESI-TOF: [M + Na]
+ calcd for C
17H
22O
6SNa 337.1035; found 337.1039。
【0020】
実施例4 糖ブロック6の合成は
図4に示す。
具体的な試験操作とステップは下記の通りである。
化合物22:アルゴンガスの保護下で、化合物4(557mg、0.93mmоl)およびN−(ベンジル)−ベンジルオキシカルボニル−5−アミノ−1−ペンタノール(700mg、2.14mmоl)をトルエンに溶解し、ロータリーエバポレーションにより3回除水し、オイルポンプ上に置いて一晩真空引きした。予め活性化された4Åのモレキュラーシーブを加え、無水ジクロロメタン(2mL)を加え、ヨードスクシンイミド(252mg、1.2mmоl)を加え、0℃に冷却し、30分間撹拌し、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(20μL)を滴加し、氷浴で5時間撹拌反応した。原料の完全反応をTLCでモニターした後、トリエチルアミンを加えて反応をクエンチし、珪藻土をサンドコア漏斗に加え、ろ過してモレキュラーシーブを除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、ジクロロメタンで抽出し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄し、有機相を収集し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ紙でろ過して硫酸ナトリウムを除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(PE:EA=20:1→4:1)、シロップ22(716g、0.89mmоl、96%)を得た。R
f = 0.28 (PE : EA = 7 : 3).
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 8.18 ~ 6.82 (m, 22H, Ph), 5.17 (d, J = 3.6 Hz, 2H, Ph-CH
2), 4.99 (d, J = 3.6 Hz, 1H, Ph-CH
2), 4.97 (d, J = 1.9 Hz, 1H, 2-H), 4.86 ~ 4.67 (m, 3H, Ph-CH
2), 4.49 (d, J = 6.1 Hz, 2H, Ph-CH
2), 4.31 (d, J = 7.4 Hz, 1H, 1-H), 3.78 (d, J= 12.3 Hz, 1H, linker-OCH
2), 3.66 (t, J = 9.2 Hz, 1H, 3-H), 3.47 ~ 3.35 (m, 2H, 5-H), 3.31 (t, J = 9.1 Hz, 1H, 4-H), 3.27 ~ 3.12 (m, 2H, linker-NCH
2), 2.77 ~ 2.57 (m, 2H, Lev-CH
2), 2.47 (q, J= 7.0 Hz, 2H, Lev-CH
2), 2.11 (s, 3H, Lev-CH
3), 1.60 ~ 1.46 (m, 4H, linker-CH
2), 1.32 (d, J = 6.1 Hz, 3H, 6-H), 1.28 ~ 1.10 (m, 2H, linker-CH
2);
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ: 206.2, 171.5, 156.8, 156.3, 138.4, 138.1, 136.9, 135.5, 133.4, 133.1, 128.6, 128.6, 128.5, 128.4, 128.3, 128.3, 128.0, 128.0, 127.9, 127.9, 127.8, 127.4, 127.3, 126.9, 126.2, 126.1, 100.8, 83.5, 82.9, 77.4, 75.5, 75.1, 74.0, 71.5, 69.5, 67.2, 50.6, 50.3, 47.2, 46.3, 37.9, 30.0, 29.3, 28.1, 27.5, 23.2, 18.0。
化合物23:アルゴンガスの保護下で、化合物22(716mg、0.89mmоl)をジクロロメタン(4.8mL)に溶解し、メタノール(0.3mL)と酢酸ヒドラジン(140mg、1.5mmоl)を加え、室温で4時間撹拌反応した。原料の完全反応をTLCでモニターした後、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(PE:EA=20:1→4:1)、シロップ23(595mg、0.85mmоl、95%)を得た。R
f = 0.37 (PE : EA = 7 : 3).
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 8.67 ~ 7.04 (m, 22H, Ph), 5.20 (d, J = 9.3 Hz, 2H, Ph-CH
2), 5.10 ~ 4.80 (m, 2H, Ph-CH
2), 4.86 (dd, J = 25.0, 11.2 Hz, 2H, Ph-CH
2), 4.51 (d, J = 8.9 Hz, 2H, Ph-CH
2), 4.23 (d, J = 8.4 Hz, 1H, 1-H), 4.00 ~ 3.75 (m, 1H, linker-OCH
2), 3.66 ~ 3.50 (m, 2H, 2, 3-H), 3.50 ~ 3.35 (m, 2H, 4-H, linker-OCH
2), 3.35 ~ 3.15 (m, 3H, 5-H, linker-NCH
2), 1.67 ~ 1.18 (m, 9H, 6-H, linker-CH
2);
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ: 156.9, 156.4, 138.9, 138.0, 136.9, 135.8, 133.4, 133.1, 128.6, 128.6, 128.3, 128.1, 128.0, 128.0, 127.9, 127.8, 127.4, 126.8, 126.2, 126.1, 126.0, 102.8, 84.5, 83.3, 77.4, 75.5, 75.2, 71.6, 70.0, 69.8, 67.3, 50.6, 50.4, 47.2, 46.2, 34.1, 29.3, 28.0, 27.5, 25.1, 23.4, 18.2, 0.1。
化合物24:アルゴンガスの保護下で、塩化オキサリル(4.3mL、50mmоl)を無水ジクロロメタン(15mL)に溶解し、−78℃で撹拌した。アルゴンガスの保護下で、ジメチルスルホキシド(8.6mL、100mmоl)を無水ジクロロメタン(15mL)に滴加して溶解し、滴加終了後、−78℃で1時間撹拌反応した。糖ブロック23(3.5g、5mmоl)を無水ジクロロメタン(14mL)に溶解し、アルゴンガスの保護下で反応系に滴加し、滴加終了後、−78℃で0.5時間撹拌反応した。そして、アルゴンガスの保護下でトリエチルアミン(14mL、100mmоl)を滴加し、白い固体が徐々に現れた。滴加終了後、−78℃から室温までゆっくりと昇温し、12時間撹拌反応した。原料の完全反応をTLCでモニターした後、10%(w/w)チオ硫酸ナトリウム溶液で洗浄し、有機相を収集し、無水硫酸ナトリウムで除水して乾燥させ、ろ過してスピンドライして溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(PE:EA=20:1→3:1)、生成物24(3.2g、4.6mmоl、91%)を得た。R
f = 0.37 (PE : EA = 7 : 3).
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.85 ~ 7.07 (m, 22H, Ph), 5.20 ~ 5.07 (m, Ph-CH
2), 5.05 ~ 4.97 (m, 2H, Ph-CH
2), 4.76 (d, J = 11.2 Hz, 2H, Ph-CH
2), 4.57 (m, 2H, Ph-CH
2), 4.17 (d, J= 9.0 Hz, 1H, 1-H), 3.87 ~ 3.65 (m, 2H, linker-OCH
2, 5-H), 3.56 ~ 3.45 (m, 2H, 3, 4-H), 3.45 ~ 3.35 (m, 1H, linker-OCH
2), 3.28 ~ 3.10 (m, 2H, linker-NCH
2), 1.65 ~ 1.15 (m, 9H, 6-H, linker-CH
2).
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ: 200.2, 197.5, 156.8, 156.3, 138.0, 137.5, 137.2, 136.9, 135.3, 135.1, 133.3, 133.3, 133.2, 128.6, 128.6, 128.6, 128.6, 128.4, 128.3, 128.3, 128.2, 128.2, 128.1, 128.0, 128.0, 127.9, 127.9, 127.8, 127.4, 127.3, 127.1, 126.9, 126.3, 126.3, 126.2, 126.2, 126.1, 125.9, 99.3, 85.9, 85.4, 82.0, 77.4, 76.8, 75.4, 73.6, 72.7, 72.5, 72.3, 72.1, 69.5, 67.3, 50.6, 50.3, 47.2, 46.2, 29.3, 28.0, 27.5, 23.3, 19.1, 18.2。
化合物25:化合物24とトルエンを共沸して3回除水し、アルゴンガスの保護下で、この化合物24を無水エタノール(40mL)に溶解し、温度を0℃に下げて撹拌し、水素化ホウ素ナトリウム(253mg、6.7mmоl)を加え、0℃で30時間撹拌反応した。原料の完全反応をTLCでモニターした後、ろ過して不溶物を除去し、飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、有機相を収集して無水硫酸ナトリウムで除水して乾燥させ、ろ過してスピンドライして溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(PE:EA=10:1→4:1)、シロップ25(2.8g、4.0mmоl、88%)を得た。R
f = 0.61 (PE : EA = 1 : 1).
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.85 ~ 7.12 (m, 22H, Ph), 5.17 (m, 2H, Ph-CH
2), 5.09 (d, J= 11.1 Hz, 1H, Ph-CH
2), 4.82 ~ 4.65 (m, 3H, Ph-CH
2), 4.49 (d, J = 5.8 Hz, 2H, Ph-CH
2), 4.34 (d, J = 11.2 Hz, 1H, 1-H), 4.09 (s, 1H, 2-H), 3.83 (d, J = 15 Hz, 1H, linker-OCH
2), 3.63 ~ 3.53 (m, 2H, 3-H, 4-H), 3.43 (d, J = 15 Hz, 1H, linker-OCH
2), 3.34 (m, 1H, 5-H), 3.30 ~ 3.15 (m, 2H, linker-NCH
2), 2.42 (d, J= 26.4 Hz, 1H, 2-OH), 1.65 ~ 1.65 (m, 4H, linker-CH
2), 1.35 (d, J= 6.2 Hz, 3H, 6-H), 1.32 ~ 1.29 (m, 2H, linker-CH
2);
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ: 156.8, 156.3, 152.6, 138.0, 138.0, 137.0, 136.0, 133.4, 133.1, 128.6, 128.6, 128.5, 128.5, 128.4, 128.2, 128.0, 128.0, 127.9, 127.8, 127.8, 127.5, 127.4, 126.9, 126.8, 126.4, 126.3, 126.2, 126.0, 125.9, 102.3, 101.0, 99.7, 99.3, 81.6, 81.3, 79.8, 77.4, 75.6, 71.6, 71.4, 69.6, 69.4, 69.2, 68.9, 68.6, 67.3, 66.7, 50.6, 50.4, 47.2, 46.3, 29.5, 29.3, 28.0, 27.6, 23.4, 22.4, 18.1。
化合物26:アルゴンガスの保護下で、化合物25(2.8g、4mmоl)を乾燥下ピリジン(20mL)に溶解して0℃に冷却し、無水酢酸(1mL)を滴加し、ジメチルホルムアミド(DMAP)(96.8mg、0.8mmоl)を加え、氷浴で30分間反応させ、室温に昇温して10時間撹拌反応した。原料の完全反応をTLCでモニターした後、ジクロロメタン(3×200mL)で抽出し、順に1mmоl L
−1塩酸と飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄し、有機相を収集し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ紙でろ過して硫酸ナトリウムを除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(PE:EA=20:1→3:1)、茶色のシロップ26(2.8g、3.8mmоl、95%)を得た。R
f = 0.52 (PE : EA = 7 : 3).
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.85 ~ 7.05 (m, 22H, Ph), 5.60 (s, 1H, 2-H), 5.17 (d, J = 11.8 Hz, 2H, Ph-CH
2), 5.07 (d, J = 11.0 Hz, 1H, Ph-CH
2), 4.77 (d, J = 11.1 Hz, 2H, Ph-CH
2), 4.52 (s, 1H, 1-H), 4.51 ~ 4.40 (m, 3H, Ph-CH
2), 4.20 ~ 4.04 (m, 1H, linker-OCH
2), 3.79 (ddd, J = 6.9, 5.7, 3.2 Hz, 1H, linker-OCH
2), 3.64 (dd, J= 9.1, 3.3 Hz, 1H, 3-H), 3.47 (t, J = 9.2 Hz, 1H, 4-H), 3.39 (dd, J= 9.4, 5.9 Hz, 1H, 5-H), 3.30 ~ 3.08 (m, 2H, linker-NCH
2), 2.18 (s, 3H, OAc), 1.54 ~ 1.42 (m, 4H, linker-CH
2), 1.39 (d, J = 6.0 Hz, 3H, 6-H), 1.33 ~ 1.18 (m, 2H, linker-CH
2);
13C NMR (176 MHz, CDCl
3) δ:207.1, 170.8, 170.4, 156.9, 156.3, 138.1, 138.0, 137.8, 137.0, 136.9, 135.9, 135.1, 133.4, 133.3, 133.2, 133.2, 133.1, 129.8, 128.7, 128.7, 128.6, 128.4, 128.4, 128.4, 128.3, 128.3, 128.3, 128.1, 128.1, 128.0, 128.0, 128.0, 127.9, 127.8, 127.8, 127.1, 126.9, 126.7, 126.4, 126.2, 126.2, 126.1, 126.0, 125.8, 98.9, 98.4, 97.1, 81.1, 80.3, 79.9, 75.6, 74.9, 73.9, 73.0, 72.9, 72.4, 72.2, 71.9, 71.8, 71.6, 69.6, 69.3, 69.0, 68.4, 67.3, 50.6, 50.3, 47.3, 46.3, 37.2, 32.1, 31.1, 30.2, 29.9, 29.6, 29.5, 29.3, 28.0, 27.6, 23.3, 22.8, 21.3, 21.1, 18.3, 18.2, 18.1, 14.3。
化合物6:アルゴンガスの保護下で、化合物26(2.7g、3.7mmоl)をジクロロメタン(20mL)に溶解し、順に脱イオン水(10mL)、2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノン(DDQ)(1.2g、5.5mmоl)を加え、室温で10時間撹拌反応した。原料の完全反応をTLCでモニターした後、ジクロロメタンで抽出し、10%(w/w)チオ硫酸ナトリウム溶液で洗浄し、有機相を収集し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ紙でろ過して硫酸ナトリウムを除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(PE:EA=20:1→7:3)、茶色のシロップ6(1.9g、3.2mmоl、86%)を得た。R
f = 0.18 (PE : EA = 7 : 3).
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.42 ~ 7.12 (m, 15H, Ph), 5.59 (s, 1H, 2-H), 5.18 (d, J = 11.5 Hz, 2H, Ph-CH
2), 4.78 (d, J = 11.1 Hz, 1H, Ph-CH
2), 4.52 ~ 4.42 (m, 3H, 1-H, Ph-CH
2), 4.39 (d, J = 11.1 Hz, 1H, Ph-CH
2), 3.91 ~ 3.70 (m, 1H, linker-OCH
2), 3.52 (td, J= 9.3, 2.2 Hz, 1H, 4-H), 3.48 ~ 3.40 (m, 1H, linker-OCH), 3.38 (dd, J = 9.2, 3.1 Hz, 1H, 3-H), 3.33 (dd, J = 9.2, 6.1 Hz, 1H, 5-H), 3.30 ~ 3.15 (m, 2H, linker-NCH
2), 2.32 (d, J = 2.2 Hz, 1H, 2-OH), 2.15 (s, 3H, OAc), 1.62 ~ 1.45 (m, 4H, linker-CH
2), 1.38 (d, J = 6.1 Hz, 3H, 6-H), 1.34 ~ 1.20 (m, 2H, linker-CH
2);
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ: 170.7, 170.5, 156.8, 156.3, 138.1, 137.4, 136.9, 128.8, 128.7, 128.6, 128.5, 128.4, 128.4, 128.3, 128.2, 128.1, 128.0, 127.9, 127.4, 98.9, 97.1, 79.9, 77.5, 77.4, 77.2, 76.8, 76.3, 73.1, 72.1, 71.7, 71.6, 71.3, 71.0, 70.1, 69.8, 68.7, 67.6, 67.3, 50.6, 50.3, 47.2, 46.3, 31.0, 29.3, 29.2, 28.0, 27.6, 23.3, 23.3, 21.2, 21.1, 18.1, 17.8。
【0021】
実施例5 二糖ブロック30の合成は
図5に示す。
具体的な試験操作とステップは下記の通りである。
化合物28:化合物4(100mg、0.17mmоl)をテトラヒドロフラン(1mL)に溶解し、脱イオン水(1mL)を加え、ブロモスクシンイミド(72.6mg、0.41mmоl)を加え、室温で7時間撹拌反応した。原料の完全反応をTLCでモニターした後、ジクロロメタンで抽出し、1mmоl L
−1飽和炭酸水素ナトリウム溶液と10%(w/w)チオ硫酸ナトリウム溶液で洗浄し、有機相を収集し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去して、C−1位がヒドロキシルである中間体を得て、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製した(PE:EA=10:1→1:1)。得られた化合物をジクロロメタン(1.5mL)に溶解し、トリクロロアセトニトリル(300μL)を加え、氷浴に1,8−ジアザビシクロウンデカ−7−エン(DBU)(15μL)を加えてから、室温で3時間撹拌反応した。原料の完全反応をTLCでモニターした後、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(PE:EA=100:1→10:1(1%トリエチルアミンを加えた))、化合物27(84mg、0.13mmоl、78%(2ステップ反応の総収率))を得た。アルゴンガスの保護下で、化合物27(84mg、0.13mmоl)および5(92mg、0.26mmоl)をトルエンに溶解し、ロータリーエバポレーションにより3回除水し、オイルポンプ上に置いて一晩真空引きした。予め活性化された4Åのモレキュラーシーブを加え、無水ジクロロメタン(1.5mL)に溶解し、−40℃で15分間撹拌した。トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(3μL)を加え、引き続き−40℃で4時間撹拌反応した。原料の完全反応をTLCでモニターした後、トリエチルアミン(1mL)を加えて反応をクエンチし、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(PE:EA=20:1→3:1)、標的二糖化合物28(77mg、0.09mmоl、72%)を得た。R
f = 0.39 (PE : EA = 7 : 3).
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 8.16 ~ 6.87 (m, 17H, Ph), 5.60 (s, 1H, Ph-CH), 5.17 (d, J= 1.5 Hz, 1H, Man1-H), 5.17 ~ 5.15 (m, 1H, Man2-H), 4.97 (dd, J = 9.2, 7.6 Hz, 1H, Rha2-H), 4.92 ~ 4.60 (m, 4H, Ph-CH
2), 4.47 (d, J = 7.7 Hz, 1H, Rha1-H), 4.20 ~ 4.14 (m, 2H, Man4-H, Man6-H), 4.10 ~4.03 (m, 2H, Man3-H, Man4-H), 3.87 ~ 3.79 (m, 1H, Man6'-H), 3.58 (t, J = 9.0 Hz, 1H, Rha3-H), 3.41 ~ 3.33 (m, 1H, Rha5-H), 3.29 (t, J = 9.1 Hz, 1H, Rha4-H), 2.74 ~2.43 (m, 6H, Lev-CH
2, SEt-CH
2), 2.11 (m, 6H, Lev-CH
3, OAc), 1.29 ~ 1.22 (m, 3H, SEt-CH
3)1.21 (t, J= 6.4 Hz, 3H, Rha6-H);
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ: 206.5, 171.4, 171.4, 170.4, 138.3, 138.2, 138.1, 137.5, 137.5, 137.3, 135.7, 135.5, 134.3, 134.1, 133.4, 133.1, 132.2, 132.0, 130.3, 129.0, 129.0, 128.8, 128.5, 128.5, 128.4, 128.4, 128.3, 128.2, 128.1, 128.1, 128.1, 128.0, 127.8, 127.8, 127.8, 127.7, 127.6, 127.4, 127.3, 127.0, 126.9, 126.8, 126.7, 126.6, 126.5, 126.4, 126.3, 126.3, 126.2, 126.1, 125.8, 122.9, 122.7, 101.7, 101.6, 101.5, 83.6, 83.5, 83.4, 83.2, 82.9, 82.9, 82.9, 77.8, 77.4, 76.1, 76.0, 75.5, 75.3, 75.2, 75.0, 75.0, 74.9, 74.1, 72.8, 72.8, 71.8, 71.7, 71.7, 68.5, 64.9, 38.0, 30.0, 28.2, 25.7, 21.1, 18.0, 18.0, 18.0, 17.9, 15.1。
化合物29:アルゴンガスの保護下で、化合物29(3.5g、4.2mmоl)をジクロロメタン(30mL)に溶解し、メタノール(6mL)と酢酸ヒドラジン(581mg、6.3mmоl)を加え、室温で7時間撹拌反応した。原料の完全反応をTLCでモニターした後、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(PE:EA=20:1→4:1)、シロップ29(2.8g、3.9mmоl、95%)を得た。R
f = 0.38 (PE : EA = 7 : 3).
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.90 ~ 7.20 (m, 17H, Ph), 5.67 (s, 1H, Ph-CH), 5.46 (dd, J = 3.2, 1.5 Hz, 1H, Man2-H), 5.27 (d, J = 1.3 Hz, 1H, Man1-H), 5.14 ~4.92 (m, 2H, Ph-CH
2), 4.85 ~ 4.73 (m, 2H, Ph-CH
2), 4.40 (td, J= 6.2, 2.6 Hz, 1H, Rha1-H), 4.34 ~ 4.21 (m, 3H, Man3-H, Man5-H, Man6-H), 4.09 (td, J= 9.6, 3.0 Hz, 1H, Man4-H), 3.90 (m, 1H, Man6'-H), 3.66 (d, J= 2.2 Hz, 1H, Rha2-OH), 3.64 ~ 3.56 (m, 2H, Rha2-H, Rha3-H), 3.47 (dt, J = 9.1, 6.1 Hz, 1H, Rha5-H), 3.33 ~ 3.18 (m, 1H, Rha4-H), 2.65 (m, 3H, SEt-CH
2), 2.21 (s, 3H, OAc), 1.37 ~ 1.25 (m, 6H, SEt-CH
3, Rha6-H);
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ: 171.4, 138.9, 138.8, 137.7, 137.2, 137.2, 136.2, 134.4, 134.1, 132.3, 132.0, 130.3, 129.2, 128.7, 128.5, 128.5, 128.4, 128.2, 128.2, 128.2, 128.2, 128.1, 127.8, 127.8, 127.7, 127.7, 127.7, 127.6, 127.5, 127.4, 127.3, 126.9, 126.8, 126.6, 126.5, 126.3, 126.3, 126.2, 126.2, 126.0, 125.9, 123.0, 122.5, 104.8, 104.7, 101.8, 84.2, 84.2, 84.1, 83.6, 83.3, 83.2, 82.9, 77.6, 77.4, 75.8, 75.7, 75.5, 75.4, 75.3, 75.3, 75.2, 75.2, 74.4, 73.9, 73.9, 72.0, 72.0, 68.6, 65.0, 25.6, 21.4, 18.3, 18.3, 18.2, 18.2, 15.0。
化合物30:アルゴンガスの保護下で、塩化オキサリル(1mL、11mmоl)を無水ジクロロメタン(13mL)に溶解し、−78℃で撹拌した。アルゴンガスの保護下で、ジメチルスルホキシド(1.7mL、22mmоl)を無水ジクロロメタン(4.5mL)に滴加して溶解し、滴加終了後、−78℃で1時間撹拌反応した。糖ブロック30(1.6g、2.2mmоl)を無水ジクロロメタン(14mL)に溶解し、アルゴンガスの保護下で反応系に滴加し、滴加終了後、−78℃で0.5時間撹拌反応した。そして、アルゴンガスの保護下でトリエチルアミン(3.1mL、22mmоl)を滴加し、白い固体が徐々に現れた。滴加終了後、−78℃で3時間撹拌反応した。原料の完全反応をTLCでモニターした後、ジクロロメタンで抽出し、10%(w/w)チオ硫酸ナトリウム溶液で洗浄し、有機相を収集し、無水硫酸ナトリウムで除水して乾燥させ、ろ過してスピンドライして溶媒を除去し、分離精製せずに直接次の反応に仕込んだ。粗生成物とトルエンを共沸して3回除水し、アルゴンガスの保護下で無水エタノール(16mL)に溶解し、温度を0℃に下げて水素化ホウ素ナトリウム(125mg、3.3mmоl)を加え、0℃で30時間撹拌反応した。原料の完全反応をTLCでモニターした後、ろ過して不溶物を除去し、飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、有機相を収集して無水硫酸ナトリウムで除水して乾燥させ、ろ過してスピンドライして溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(PE:EA=10:1→4:1)シロップを得た。生成物を無水ピリジン(11mL)に溶解して0℃に冷却し、無水酢酸(1mL)を滴加し、ジメチルホルムアミド(DMAP)(54mg、0.44mmоl)を加え、氷浴で30分間反応させ、室温に昇温して10時間撹拌反応した。原料の完全反応をTLCでモニターした後、ジクロロメタンで抽出し、順に1mmоl L
−1塩酸と飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄し、有機相を収集し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ紙でろ過して硫酸ナトリウムを除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(PE:EA=20:1→3:1)、茶色のシロップ31(1.5g、1.9mmоl、88%)を得た。R
f = 0.38 (PE : EA = 7 : 3).
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 8.35 ~ 7.20 (m, 17H, Ph), 5.59 (d, J = 1.8 Hz, 1H, Ph-CH), 5.52 (d, J= 2.8 Hz, 1H, Rha2-H), 5.39 (dt, J = 3.7, 2.0 Hz, 1H, Man2-H), 5.24 (d, J= 1.5 Hz, 1H, Man1-H), 5.23 ~ 4.68 (m, 4H, Rha1-H, Ph-CH
2), 4.47 (dd, J = 13.7, 11.1 Hz, 1H, Ph-CH
2), 4.33 ~ 4.18 (m, 3H, Man3-H, Man5-H, Man6-H), 4.04 (t, J= 9.7 Hz, 1H, Man4-H), 3.92 ~ 3.83 (m, 1H, Man6'-H), 3.63 (ddd, J = 8.9, 5.3, 3.3 Hz, 1H, Rha3-H), 3.53 ~ 3.42 (m, 1H, Rha4-H), 3.37 (m, 1H, Rha5-H), 2.74 ~ 2.50 (m, 2H, SEt-CH
2), 2.19 (s, 3H, OAc), 2.07 (s, 3H, OAc), 1.39 ~ 1.36 (m, 3H, Rha6-H), 1.30 (td, J = 7.4, 0.9 Hz, 3H, SEt-CH
3);
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ:170.8, 170.4, 170.4, 137.9, 137.8, 137.8, 137.7, 137.6, 136.3, 136.0, 134.3, 134.1, 133.4, 133.1, 132.3, 132.0, 130.3, 130.0, 129.1, 128.7, 128.6, 128.5, 128.5, 128.4, 128.3, 128.3, 128.3, 128.2, 128.2, 128.0, 127.9, 127.9, 127.8, 127.8, 127.7, 127.5, 127.4, 127.3, 127.1, 127.0, 126.8, 126.8, 126.6, 126.6, 126.5, 126.3, 126.2, 126.0, 125.9, 123.0, 122.6, 101.8, 96.7, 96.7, 96.7, 83.6, 80.2, 80.2, 80.1, 80.0, 79.9, 79.8, 79.7, 78.1, 78.0, 77.4, 75.5, 75.3, 75.2, 74.9, 72.2, 72.2, 72.1, 71.6, 71.6, 71.5, 71.3, 71.2, 68.7, 68.0, 67.9, 67.9, 64.7, 31.0, 25.7, 21.2, 21.1, 21.1, 18.2, 18.1, 18.1, 15.0。
【0022】
実施例6 オリゴ糖フラグメントの合成は
図6に示す。
具体的な試験操作とステップは下記の通りである。
化合物31:アルゴンガスの保護下で、化合物3(86.6mg、0.15mmоl)および化合物6(59.8mg、0.1mmоl)をトルエンに溶解し、ロータリーエバポレーションにより3回除水し、オイルポンプ上に置いて一晩真空引きした。予め活性化された4Åのモレキュラーシーブを加え、無水ジクロロメタン(1mL)と無水ジエチルエーテル(1mL)を加え、ヨードスクシンイミド(26.7mg、0.12mmоl)を加え、0℃に冷却し、30分間撹拌し、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(3.6μL)を滴加し、氷浴で5時間撹拌反応した。原料の完全反応をTLCでモニターした後、トリエチルアミンを加えて反応をクエンチし、珪藻土をサンドコア漏斗に加え、ろ過してモレキュラーシーブを除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(PE:EA=20:1→4:1)、シロップ31(89.5mg、0.08mmоl、80%)を得た。R
f = 0.44 (PE : EA = 7 : 3).
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.40 ~ 7.10 (m, 35H, Ph), 5.58 (s, 1H, Rha2-H), 5.31 (d, J = 2.0 Hz, 1H, Man1-H), 5.20 ~ 5.11 (m, 2H, Ph-CH
2), 4.87 ~ 4.35 (m, 10H, R1-H, Ph-CH
2), 4.30 ~ 4.16 (m, 3H, Ph-CH
2), 4.01 (t, J = 9.5 Hz, 1H, Man5-H), 3.90 ~ 3.73 (m, 4H, Man3-H, Man4-H, Man6-H), 3.71 ~ 3.62 (m, 3H, Man2-H, Rha4-H, linker-OCH), 3.47 (dd, J = 9.3, 2.9 Hz, 1H, Rha3-H), 3.40 (d, J = 18.3 Hz, 1H, linker-OCH), 3.31 (dd, J = 9.2, 6.1 Hz, 1H, Rha4-H), 3.22 (d, J = 23.8 Hz, 2H, linker-NCH
2), 2.15 (s, 3H, OAc), 1.53 (s, 4H, linker-CH
2), 1.39 (d, J = 6.1 Hz, 3H, Rha6-H), 1.32 ~ 1.19 (m, 2H, linker-CH
2);
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ: 170.6, 156.8, 156.3, 138.9, 138.8, 138.5, 138.5, 138.1, 137.5, 137.0, 128.6, 128.5, 128.5, 128.4, 128.4, 128.3, 128.2, 128.2, 128.1, 128.0, 127.9, 127.9, 127.9, 127.8, 127.8, 127.7, 127.6, 127.6, 127.5, 127.4, 127.2, 100.3, 100.0, 98.7, 98.4, 95.4, 80.7, 80.2, 79.9, 78.7, 77.4, 76.4, 76.1, 75.2, 74.9, 74.6, 74.5, 74.2, 73.5, 72.9, 72.5, 72.1, 72.0, 71.5, 71.4, 71.1, 69.8, 69.3, 69.1, 67.6, 67.3, 65.1, 50.6, 50.3, 47.2, 46.3, 29.8, 29.2, 28.0, 27.6, 23.3, 21.1, 21.0, 18.6。
化合物32:アルゴンガスの保護下で、化合物30(286.6mg、0.37mmоl)および化合物6(187.2mg、0.31mmоl)をトルエンに溶解し、ロータリーエバポレーションにより3回除水し、オイルポンプ上に置いて一晩真空引きした。予め活性化された4Åのモレキュラーシーブを加え、無水ジクロロメタン(5mL)を加え、ヨードスクシンイミド(104.6mg、0.47mmоl)を加え、0℃に冷却し、30分間撹拌し、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(12μL)を滴加し、氷浴で6時間撹拌反応した。原料の完全反応をTLCでモニターした後、トリエチルアミンを加えて反応をクエンチし、珪藻土をサンドコア漏斗に加え、ろ過してモレキュラーシーブを除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(PE:EA=20:1→3:1)、シロップ32(257.1mg、0.20mmоl、63%)を得た。R
f = 0.21 (PE : EA = 7 : 3).
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 8.35 ~ 7.12 (m, 32H, Ph), 5.60 (s, 1H, Rha2c-H), 5.57 (s, 1H, Ph-CH), 5.52 (d, J = 2.9 Hz, 1H, Rha2a-H), 5.42 (td, J = 3.2, 1.5 Hz, 1H, Man2-H), 5.30 (d, J = 1.5 Hz, 1H, Man1-H), 5.25 ~ 4.65 (m, 8H, Rha1a-H, Ph-CH
2), 4.55 ~ 4.35 (m, 4H, Rha1c-H, Ph-CH
2), 4.24 ~ 4.15 (m, 2H, Man3-H, Man6-H), 3.99 ~ 3.88 (m, 2H, Man4-H, linker-OCH), 3.80 (t, J = 9.7 Hz, 2H, Man5-H, Man6'-H), 3.70 ~ 3.55 (m, 3H, Rha3a-H, Rha3c-H, linker-OCH), 3.53 ~ 3.30 (m, 4H, Rha4a-H, Rha4c-H, Rha5a-H, Rha5c-H,), 3.30 ~ 3.13(m, 2H, linker-NCH
2), 2.12 (s, 3H, OAc), 2.09 (s, 3H, OAc), 1.63 ~ 1.45 (m, 4H, linker-CH
2), 1.43 ~ 1.37 (m, 6H, Rha6a-H, Rha6c-H), 1.36 ~ 1.17 (m, 2H, linker-CH
2);
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ: 170.9, 170.8, 170.6, 170.5, 170.0, 170.0, 156.8, 156.3, 138.1, 137.9, 137.8, 137.7, 137.6, 137.5, 137.0, 136.2, 136.0, 134.3, 134.1, 133.4, 133.1, 132.3, 130.3, 130.0, 129.0, 129.0, 128.8, 128.8, 128.7, 128.7, 128.6, 128.5, 128.5, 128.5, 128.4, 128.3, 128.3, 128.2, 128.2, 128.1, 128.1, 128.0, 128.0, 127.9, 127.9, 127.8, 127.8, 127.7, 127.5, 127.5, 127.4, 127.3, 127.0, 126.8, 126.8, 126.7, 126.6, 126.3, 126.2, 126.0, 125.9, 122.9, 122.7, 101.5, 100.2, 98.8, 98.4, 96.6, 96.5, 80.2, 80.1, 80.0, 79.8, 79.7, 78.3, 77.4, 75.7, 75.5, 75.2, 73.2, 72.1, 72.0, 72.0, 71.9, 71.4, 71.3, 71.2, 70.9, 70.9, 69.8, 69.1, 69.1, 68.6, 68.0, 67.9, 67.6, 67.3, 64.8, 50.6, 50.4, 47.2, 46.3, 29.4, 29.2, 28.0, 27.6, 23.3, 21.1, 21.1, 21.1, 21.0, 20.9, 18.7, 18.2, 18.2, 18.2, 17.8。
化合物33:アルゴンガスの保護下で、化合物32(61.7mg、0.047mmоl)をジクロロメタン(1mL)に溶解し、順に脱イオン水(0.5mL)、2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノン(DDQ)(15.7mg、0.07mmоl)を加え、室温で5時間撹拌反応した。原料の完全反応をTLCでモニターした後、ジクロロメタンで抽出し、10%(w/w)チオ硫酸ナトリウム溶液で洗浄し、有機相を収集し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ紙でろ過して硫酸ナトリウムを除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(PE:EA=20:1→1:1)、茶色のシロップ33(38.5mg、0.033mmоl、70%)を得た。R
f = 0.21 (PE : EA = 3 : 2).
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.58 ~ 7.12 (m, 25H, Ph), 5.61 (d, J = 3.1 Hz, 1H, Rha2c-H), 5.58 (s, 1H, Ph-CH), 5.49 (d, J = 3.1 Hz, 1H, Rha2a-H), 5.42 (dd, J = 3.6, 1.2 Hz, 1H, Man2-H), 5.31 (d, J = 1.5 Hz, 1H, Man1-H), 5.25 ~ 4.65 (m, 5H, Rha1a-H, Ph-CH
2), 4.55 ~ 4.35 (m, 5H, Rha1c-H, Ph-CH
2), 4.24 ~ 4.10 (m, 2H, Man3-H, Man6-H), 3.99 ~ 3.88 (m, 2H, Man4-H, linker-OCH), 3.85 ~ 3.77 (m, 2H, Man5-H, Man6'-H), 3.68 ~ 3.55 (m, 2H, Rha3c-H, linker-OCH), 3.55 ~ 3.30 (m, 4H, , Rha3c-H, Rha4a-H, Rha4c-H, Rha5a-H), 3.30 ~ 3.13(m, 3H, Rha5c-H, linker-NCH
2), 2.25 (d, J = 2.2 Hz, 1H, Rha4a-OH), 2.13 (s, 3H, OAc), 2.09 (s, 3H, OAc), 2.06 (s, 3H, OAc), 1.63 ~ 1.45 (m, 4H, linker-CH
2), 1.41 (d, J = 6.1 Hz, 1H, Rha6a-H), 1.35 (d, J = 6.1 Hz, 1H, Rha6c-H) , 1.33 ~ 1.20 (m, 2H, linker-CH
2);
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ: 170.8, 170.6, 170.0, 156.3, 138.1, 137.6, 137.5, 137.0, 129.0, 128.9, 128.7, 128.7, 128.6, 128.5, 128.4, 128.2, 128.1, 128.0, 128.0, 127.4, 126.2, 101.5, 100.2, 98.8, 96.6, 80.1, 79.7, 77.6, 77.4, 72.3, 72.0, 71.5, 71.2, 71.1, 70.9, 69.8, 69.1, 68.6, 67.7, 67.3, 67.2, 64.8, 50.6, 50.4, 47.3, 46.3, 29.3, 28.0, 27.6, 23.3, 21.1, 21.0, 21.0, 18.7, 17.8。
化合物34:アルゴンガスの保護下で、化合物33(238.5mg、0.033mmоl)および化合物3(28.7mg、0.049mmоl)をトルエンに溶解し、ロータリーエバポレーションにより3回除水し、オイルポンプ上に置いて一晩真空引きした。予め活性化された4Åのモレキュラーシーブを加え、無水ジクロロメタン(1mL)と無水ジエチルエーテル(1mL)を加え、ヨードスクシンイミド(8.9mg、0.04mmоl)を加え、0℃に冷却し、30分間撹拌し、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(1.2μL)を滴加し、氷浴で5時間撹拌反応した。原料の完全反応をTLCでモニターした後、トリエチルアミンを加えて反応をクエンチし、珪藻土をサンドコア漏斗に加え、ろ過してモレキュラーシーブを除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(PE:EA=20:1→7:3)、シロップ34(29.5mg、0.017mmоl、53%)を得た。R
f = 0.43 (PE : EA = 3 : 2).
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.58 ~ 7.05 (m, 45H, Ph), 5.62 (s, 1H, Rha2d-H), 5.58 (s, 1H, Ph-CH), 5.49 (d, J = 3.1 Hz, 1H, Rha2b-H), 5.42 (dd, J = 3.6, 1.2 Hz, 1H, Man2c-H), 5.31 (d, J = 1.5 Hz, 1H, Man1a-H, Man1c-H), 5.25 ~ 4.10 (m, 20H, Rha1b-H, Rha1d-H, Ph-CH
2), 4.30 ~ 4.10 (m, 6H, Man3c-H, Man6c-H), 4.05 ~ 3.76 (m, 10H), 3.75 ~ 3.58 (m, 7H), 3.52 ~ 3.35 (m, 3H, Rha5b-H), 3.32 ~ 3.15 (m, 4H, Rha5d-H, linker-NCH
2), 2.14 (s, 3H, OAc), 2.09 (s, 3H, OAc), 2.07 (s, 3H, OAc), 1.63 ~ 1.45 (m, 4H, linker-CH
2), 1.42 (d, J = 6.1 Hz, 3H, Rha6b-H), 1.37 (d, J = 6.1 Hz, 3H, Rha6d-H), 1.34 ~ 1.20 (m, 2H, linker-CH
2);
13C NMR (151 MHz, CDCl
3) δ: 207.0, 192.5, 170.8, 170.6, 170.6, 170.2, 170.1, 170.0, 156.3, 138.9, 138.8, 138.8, 138.8, 138.6, 138.5, 138.5, 138.4, 138.1, 137.5, 137.3, 137.0, 134.6, 129.9, 129.1, 129.0, 128.7, 128.7, 128.6, 128.5, 128.5, 128.4, 128.4, 128.3, 128.3, 128.2, 128.1, 128.1, 128.0, 127.9, 127.9, 127.8, 127.8, 127.8, 127.7, 127.7, 127.6, 127.5, 127.3, 127.2, 126.3, 126.1, 101.4, 100.2, 100.1, 100.0, 99.5, 98.7, 96.9, 96.2, 80.4, 80.2, 80.2, 80.1, 79.9, 78.7, 78.4, 77.9, 77.6, 77.4, 77.2, 77.2, 76.9, 76.0, 75.3, 75.0, 73.5, 73.0, 72.9, 72.6, 72.1, 72.1, 72.0, 71.8, 71.6, 71.5, 71.2, 71.1, 71.0, 70.9, 70.8, 69.8, 69.4, 69.4, 68.9, 68.6, 68.6, 67.6, 67.3, 67.2, 67.2, 66.2, 64.8, 62.6, 50.6, 50.3, 47.2, 46.3, 31.1, 29.2, 28.1, 28.0, 27.6, 23.3, 21.1, 21.0, 21.0, 20.7, 18.9, 18.7, 18.6, 18.5。
化合物35:アルゴンガスの保護下で、化合物30(488.6mg、0.63mmоl)および化合物33(619.7mg、0.53mmоl)をトルエンに溶解し、ロータリーエバポレーションにより3回除水し、オイルポンプ上に置いて一晩真空引きした。予め活性化された4Åのモレキュラーシーブを加え、無水ジクロロメタン(10mL)を加え、ヨードスクシンイミド(179mg、0.8mmоl)を加え、0℃に冷却し、30分間撹拌し、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(23.6μL)を滴加し、氷浴で5時間撹拌反応した。原料の完全反応をTLCでモニターした後、トリエチルアミンを加えて反応をクエンチし、珪藻土をサンドコア漏斗に加え、ろ過してモレキュラーシーブを除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(PE:EA=20:1→7:3)、シロップ35(720.2mg、0.38mmоl、72%)を得た。R
f = 0.44 (PE : EA = 3 : 2).
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 8.35 ~ 7.05 (m, 42H, Ph), 5.60 (s, 1H, Rha2e-H), 5.58 (s, 1H, Ph-CH), 5.56 (s, 1H, Ph-CH), 5.52 (d, J = 2.2 Hz, 1H, Rha2a-H), 5.48 (d, J = 2.6 Hz, 1H, Rha2c-H), 5.41 (dd, J = 3.8, 1.9 Hz, 2H, Man2b-H, Man2d-H), 5.28 (d, J = 2.0 Hz, 2H, Man1b-H, Man1d-H), 5.25 ~ 4.62 (m, 9H, Rha1a-H, Rha1c-H, Ph-CH
2), 4.56 ~ 4.34 (m, 6H, , Rha1e-H, Ph-CH
2), 4.26 ~ 4.12 (m, 4H, Man3b-H, Man3d-H, Man6b-H, Man6d-H), 3.99 ~ 3.85 (m, 4H, Man4b-H, Man4d-H, linker-OCH
2), 3.84 ~ 3.72 (m, 3H), 3.70 ~ 3.34 (m, 9H), 3.31 (dd, J = 7.9, 6.2 Hz), 3.28 ~ 3.12 (m, 2H, linker-NCH
2), 2.12 (s, 3H, OAc), 2.10 (s, 3H, OAc), 2.09 (s, 3H, OAc), 2.09 (s, 3H, OAc), 2.03 (s, 3H, OAc), 1.63 ~ 1.45 (m, 4H, linker-CH
2), 1.43 ~ 1.33 (m, 9H, Rha6-H), 1.34 ~ 1.20 (m, 2H, linker-CH
2);
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ: 177.1, 170.9, 170.7, 170.6, 170.1, 170.0, 138.1, 137.9, 137.7, 137.5, 137.5, 137.0, 137.0, 136.2, 136.0, 134.1, 133.4, 133.1, 132.3, 132.0, 130.3, 129.1, 129.0, 128.9, 128.7, 128.6, 128.6, 128.5, 128.3, 128.3, 128.3, 128.2, 128.2, 128.1, 128.0, 128.0, 127.9, 127.8, 127.8, 127.7, 127.5, 127.4, 127.3, 126.9, 126.8, 126.7, 126.6, 126.2, 126.2, 126.0, 125.8, 122.9, 122.6, 101.6, 101.5, 100.3, 100.2, 100.1, 98.8, 96.4, 96.3, 96.1, 80.2, 80.2, 80.0, 79.7, 79.5, 77.7, 77.4, 77.3, 75.5, 75.3, 75.2, 72.1, 72.0, 71.9, 71.5, 71.4, 71.2, 71.0, 70.9, 70.9, 69.8, 69.1, 68.8, 68.6, 68.0, 67.9, 67.6, 67.3, 64.8, 50.6, 50.4, 47.2, 46.3, 29.7, 29.2, 28.0, 27.6, 23.3, 21.1, 21.1, 21.0, 21.0, 20.9, 18.7, 18.7, 18.2, 18.2, 18.2。
化合物36:アルゴンガスの保護下で、化合物35(45.4mg、0.024mmоl)をジクロロメタン(1mL)に溶解し、順に脱イオン水(0.5mL)、2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノン(DDQ)(8mg、0.036mmоl)を加え、室温で10時間撹拌反応した。原料の完全反応をTLCでモニターした後、ジクロロメタンで抽出し、10%(w/w)チオ硫酸ナトリウム溶液で洗浄し、有機相を収集し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ紙でろ過して硫酸ナトリウムを除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(PE:EA=20:1→1:1)、茶色のシロップ33(20.2mg、0.012mmоl、50%)を得た。R
f = 0.22 (PE : EA = 3 : 2).
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.53 ~ 7.10 (m, 35H, Ph), 5.61 (s, 1H, Rha2e-H), 5.57 (s, 1H, Ph-CH), 5.56 (s, 1H, Ph-CH), 5.49 (d, J = 3.6 Hz, 2H, Rha2a-H, Rha2c-H), 5.40 (dd, J= 3.6, 1.6 Hz, 2H, Man2b-H, Man2d-H), 5.29 (d, J = 1.6 Hz, 1H, Man1d-H), 5.28 (d, J = 1.6 Hz, 1H, Man1b-H), 5.17 (d, J = 10.8 Hz, 2H, Ph-CH
2), 4.78 ~ 4.62 (m, 5H, Rha1a-H, Rha1c-H, Ph-CH
2)
, 4.53 ~ 4.33 (m, 7H, Rha1e-H, Ph-CH
2), 4.26 ~ 4.12 (m, 4H, Man3b-H, Man3d-H, Man6b-H, Man6d-H), 3.99 ~ 3.85 (m, 4H, Man4b-H, Man4d-H, linker-OCH
2), 3.84 ~ 3.72 (m, 3H), 3.70 ~ 3.34 (m, 12H), 3.35 ~ 3.12 (m, 4H, , Rha5-H, linker-NCH
2), 2.12 (s, 3H, OAc), 2.10 (s, 3H, OAc), 2.09 (s, 3H, OAc), 2.06 (s, 3H, OAc), 2.03 (s, 3H, OAc), 1.63 ~ 1.45 (m, 4H, linker-CH
2), 1.41 (d, J = 6.1 Hz, 3H, Rha6e-H), 1.36 (d, J = 6.1 Hz, 6H, Rha6a-H, Rha6c-H), 1.34 ~ 1.20 (m, 2H, linker-CH
2);
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ: 170.8, 170.7, 170.7, 170.6, 170.6, 170.2, 170.1, 170.1, 138.1, 137.5, 137.4, 137.0, 137.0, 129.1, 129.0, 128.9, 128.9, 128.7, 128.7, 128.6, 128.6, 128.4, 128.4, 128.3, 128.1, 128.0, 128.0, 127.4, 126.2, 126.2, 101.6, 101.5, 100.3, 100.2, 98.8, 96.4, 96.1, 80.2, 79.7, 79.5, 77.7, 77.6, 77.4, 72.4, 71.9, 71.5, 71.2, 71.0, 70.9, 70.9, 69.8, 69.0, 68.8, 68.6, 67.6, 67.3, 67.3, 67.2, 64.8, 50.6, 50.4, 47.2, 46.3, 29.3, 28.0, 27.6, 23.3, 21.1, 21.0, 21.0, 21.0, 20.9, 18.7, 18.7, 17.8。
化合物37:アルゴンガスの保護下で、化合物36(20.2mg、0.012mmоl)および化合物3(33.8mg、0.058mmоl)をトルエンに溶解し、ロータリーエバポレーションにより3回除水し、オイルポンプ上に置いて一晩真空引きした。予め活性化された4Åのモレキュラーシーブを加え、無水ジクロロメタン(1mL)と無水ジエチルエーテル(1mL)を加え、ヨードスクシンイミド(13.5mg、0.06mmоl)を加え、0℃に冷却し、30分間撹拌し、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(0.5μL)を滴加し、氷浴で8時間撹拌反応した。原料の完全反応をTLCでモニターした後、トリエチルアミンを加えて反応をクエンチし、珪藻土をサンドコア漏斗に加え、ろ過してモレキュラーシーブを除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(PE:EA=20:1→2:1)、シロップ37(21.1mg、0.009mmоl、78%)を得た。Rf = 0.32 (PE : EA = 3 : 2). 1H NMR (700 MHz, CDCl3) δ: 7.53 ~ 7.10 (m, 55H, Ph), 5.60 (s, 1H, Rha2f-H), 5.57 (s, 1H, Ph-CH), 5.56 (s, 1H, Ph-CH), 5.48 (d, J = 3.2 Hz, 2H, Rha2b-H, Rha2d-H), 5.40 (d, J = 3.8 Hz, 2H, Man2c-H, Man2e-H), 5.30 (d, J = 2.1 Hz, 1H, Man1e-H), 5.29 (d, J = 1.4 Hz, 1H, Man1c-H), 5.27 (d, J = 1.5 Hz, 1H, Man1a-H), 5.17 (d, J = 11.2 Hz, 2H, Ph-CH2), 4.84 (d, J = 10.6 Hz, 1H, Ph-CH2), 4.75 ~ 4.58 (m, 10H), 4.55 ~ 4.35 (m, 8H), 4.30 ~ 4.10 (m, 9H), 4.00 (d, J = 9.5 Hz, 1H), 3.95 ~ 3.75 (m, 12H), 3.73 ~ 3.55 (m, 9H), 3.51 ~ 3.35 (m, 4H), 3.32 ~ 3.20 (m, 4H),3.19 (s, 1H, linker-NCH2), 2.12 (s, 3H, OAc), 2.09 (s, 3H, OAc), 2.08 (s, 3H, OAc), 2.06 (s, 3H, OAc), 2.03 (s, 3H, OAc), 1.63 ~ 1.45 (m, 4H, linker-CH2), 1.45 ~ 1.33 (m, 9H, Rha6-H), 1.34 ~ 1.20 (m, 2H, linker-CH2); 13C NMR (176 MHz, CDCl3) δ: 170.6, 170.5, 170.0, 138.7, 138.4, 137.4, 136.9, 128.9, 128.7, 128.6, 128.5, 128.5, 128.4, 128.4, 128.3, 128.2, 128.2, 128.1, 128.0, 127.9, 127.8, 127.7, 127.7, 127.6, 127.4, 127.1, 126.1, 126.0, 101.5, 101.3, 100.1, 99.8, 98.6, 95.9, 80.1, 79.8, 78.5, 77.2, 77.0, 76.8, 75.9, 75.2, 74.8, 73.4, 72.8, 72.0, 71.8, 71.6, 71.3, 71.1, 70.9, 70.8, 70.7, 69.3, 68.8, 68.7, 68.4, 67.5, 67.1, 64.6, 53.4, 31.6, 29.1, 29.1, 23.2, 22.7, 21.0, 20.9, 20.9, 20.8, 18.6, 18.5, 18.5, 14.2, 14.1, 11.4。
化合物38:アルゴンガスの保護下で、化合物30(119.1mg、0.15mmоl)および化合物36(134.6mg、0.077mmоl)をトルエンに溶解し、ロータリーエバポレーションにより3回除水し、オイルポンプ上に置いて一晩真空引きした。予め活性化された4Åのモレキュラーシーブを加え、無水ジクロロメタン(5mL)を加え、ヨードスクシンイミド(39.8mg、0.18mmоl)を加え、0℃に冷却し、30分間撹拌し、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(5μL)を滴加し、氷浴で10時間撹拌反応した。原料の完全反応をTLCでモニターした後、トリエチルアミンを加えて反応をクエンチし、珪藻土をサンドコア漏斗に加え、ろ過してモレキュラーシーブを除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、ジクロロメタンで抽出し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄し、有機相を収集し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ紙でろ過して硫酸ナトリウムを除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(PE:EA=20:1→2:1)、シロップ38(127.6mg、0.052mmоl、67%)を得た。R
f = 0.58 (PE : EA = 1 : 1).
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 8.35 ~ 7.10 (m, 52H, Ph), 5.60 (s, 1H, Rha2g-H), 5.58 (s, 1H, Ph-CH), 5.56 (s, 2H, Ph-CH), 5.53 (d, J = 2.9 Hz, 1H, Rha2a-H), 5.49 (d, J = 2.4 Hz, 2H, Rha2c-H, Rha2e-H), 5.40 (m, 3H, Man2-H), 5.29 (d, J = 1.5 Hz, 2H, Man1d-H, Man1f-H), 5.27 (d, J = 1.5 Hz, 1H, Man1b-H), 5.18 (m, 2H, Ph-CH
2), 4.80 ~ 4.62 (m, 7H, Rha1a-H, Rha1c-H, Rha1e-H, Ph-CH
2)
, 4.55 ~ 4.33 (m, 7H, Rha1g-H, Ph-CH
2), 4.28 ~ 4.18 (m, 6H, Man3-H, Man6-H), 4.05 ~ 3.85 (m, 6H, Man4-H, linker-OCH
2), 3.84 ~ 3.73 (m, 6H), 3.70 ~ 3.55 (m, 8H), 3.55 ~ 3.12 (m, 10H, , Rha5-H, linker-NCH
2), 2.13 ~ 2.00 (m, 21H, 7OAc), 1.63 ~ 1.45 (m, 4H, linker-CH
2), 1.43 ~ 1.33 (m, 12H, Rha6-H), 1.33 ~ 1.18 (m, 2H, linker-CH
2);
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ: 177.2, 170.9, 170.7, 170.6, 170.1, 170.1, 170.1, 138.1, 137.9, 137.8, 137.7, 137.5, 137.5, 137.1, 137.0, 136.2, 136.0, 134.3, 134.1, 133.4, 133.1, 132.3, 131.0, 130.3, 129.1, 129.0, 129.0, 128.9, 128.8, 128.6, 128.6, 128.5, 128.5, 128.3, 128.3, 128.3, 128.3, 128.2, 128.2, 128.1, 128.0, 127.9, 127.9, 127.8, 127.7, 127.5, 127.4, 127.3, 126.9, 126.8, 126.6, 126.6, 126.2, 126.2, 126.0, 125.8, 122.9, 122.6, 101.6, 101.6, 100.2, 98.8, 96.4, 96.3, 96.0, 95.9, 93.7, 80.2, 80.2, 80.1, 80.0, 79.7, 79.7, 79.5, 77.8, 77.6, 77.4, 75.5, 75.2, 72.1, 72.0, 71.9, 71.8, 71.4, 71.3, 71.2, 71.0, 70.9, 69.8, 69.0, 68.8, 68.7, 68.6, 68.0, 67.9, 67.6, 67.3, 65.7, 64.7, 50.4, 47.2, 46.3, 30.7, 29.7, 29.3, 28.0, 23.3, 21.1, 21.0, 20.9, 19.3, 18.7, 18.7, 18.6, 18.2, 18.1, 13.8。
化合物39:アルゴンガスの保護下で、化合物38(127.6mg、0.052mmоl)をジクロロメタン(2mL)に溶解し、順に脱イオン水(0.5mL)、2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノン(DDQ)(17.4mg、0.078mmоl)を加え、室温で9時間撹拌反応した。原料の完全反応をTLCでモニターした後、ジクロロメタンで抽出し、10%(w/w)チオ硫酸ナトリウム溶液で洗浄し、有機相を収集し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ紙でろ過して硫酸ナトリウムを除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(PE:EA=20:1→3:2)、茶色のシロップ39(78.5mg、0.034mmоl、65%)を得た。R
f = 0.42 (PE : EA = 1 : 1).
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.53 ~ 7.12 (m, 45H, Ph), 5.60 (s, 1H, Rha2g-H), 5.58 (s, 1H, Ph-CH), 5.57 (s, 1H, Ph-CH), 5.56 (s, 1H, Ph-CH), 5.49 (m, 3H, Rha2-H), 5.43 ~ 5.38 (m, 3H, Man2-H), 5.31 ~ 5.25 (m, 3H, Man1-H), 5.21 ~ 5.12 (m, 2H, Ph-CH
2), 4.78 ~ 4.62 (m, 7H, Rha1-H, Ph-CH
2)
, 4.53 ~ 4.34 (m, 7H, Rha1g-H, Ph-CH
2), 4.26 ~ 4.13 (m, 6H, Man3-H, Man6-H), 4.05 ~ 3.86 (m, 6H, Man4-H, linker-OCH
2), 3.85 ~ 3.73 (m, 5H, Man5-H), 3.68 ~ 3.55 (m, 6H, Rha3-H), 3.55 ~ 3.12 (m, 10H, Rha5-H, linker-NCH
2), 2.27 (d, J = 2.1 Hz, 1H, Rha4a-OH), 2.12 (s, 3H, OAc), 2.10 (s, 6H, OAc), 2.09 (s, 3H, OAc), 2.06 (s, 3H, OAc), 2.04 (s, 3H, OAc), 2.03 (s, 3H, OAc), 1.63 ~ 1.45 (m, 4H, linker-CH
2), 1.43 ~ 1.33 (m, 12H, Rha6-H), 1.33 ~ 1.18 (m, 2H, linker-CH
2);
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ:。
化合物40:アルゴンガスの保護下で、化合物39(16.1mg、0.007mmоl)および化合物3(20.3mg、0.035mmоl)をトルエンに溶解し、ロータリーエバポレーションにより3回除水し、オイルポンプ上に置いて一晩真空引きした。予め活性化された4Åのモレキュラーシーブを加え、無水ジクロロメタン(1mL)と無水ジエチルエーテル(1mL)を加え、ヨードスクシンイミド(7.9mg、0.035mmоl)を加え、0℃に冷却し、30分間撹拌し、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(0.3μL)を滴加し、氷浴で8時間撹拌反応した。原料の完全反応をTLCでモニターした後、トリエチルアミンを加えて反応をクエンチし、珪藻土をサンドコア漏斗に加え、ろ過してモレキュラーシーブを除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(PE:EA=20:1→3:2)、シロップ40(13.8mg、0.005mmоl、69%)を得た。R
f = 0.65 (PE : EA = 1 : 1).
1H NMR (600 MHz, CDCl
3) δ: 8.35 ~ 7.10 (m, 65H, Ph), 5.60 (s, 1H, Rha2h-H), 5.57 (s, 1H, Ph-CH), 5.57 (s, 1H, Ph-CH), 5.56 (s, 1H, Ph-CH), 5.48 (m, 3H, Rha2-H), 5.43 ~ 5.37 (m, 3H, Man2-H), 5.30 (d, J = 1.9 Hz, 1H, Man1-H), 5.29 (d, J = 1.4 Hz, 1H, Man1-H), 5.26 (d, J = 1.5 Hz, 1H, Man1-H), 5.17 (d, J = 20.03 Hz, 3H, Ph-CH
2)
, 4.90 ~ 4.10 (m, 33H, Rha1-H, Ph-CH
2), 4.05 ~ 3.57 (m, 26H), 3.50 ~ 3.10 (m, 10H, Rha5-H, linker-NCH
2), 2.12 (s, 3H, OAc), 2.10 (s, 6H, OAc), 2.09 (s, 6H, OAc), 2.07 (s, 3H, OAc), 2.03 (s, 3H, OAc), 2.03 (s, 3H, OAc), 1.63 ~ 1.45 (m, 4H, linker-CH
2), 1.43 ~ 1.33 (m, 12H, Rha6-H), 1.33 ~ 1.18 (m, 2H, linker-CH
2);
13C NMR (151 MHz, CDCl
3) δ: 192.5, 170.8, 170.7, 170.6, 170.1, 170.1, 170.1, 138.9, 138.9, 138.6, 138.6, 138.1, 137.5, 137.5, 137.1, 137.0, 134.6, 129.9, 129.1, 129.1, 129.0, 129.0, 128.9, 128.8, 128.8, 128.7, 128.7, 128.6, 128.6, 128.5, 128.5, 128.4, 128.4, 128.3, 128.3, 128.2, 128.1, 128.1, 128.1, 128.0, 128.0, 127.8, 127.8, 127.7, 127.7, 127.5, 127.5, 127.3, 127.2, 126.2, 126.2, 126.1, 101.6, 101.5, 101.4, 100.4, 100.3, 100.2, 100.0, 98.8, 96.1, 96.0, 95.9, 80.3, 80.2, 79.9, 79.7, 79.6, 78.7, 77.8, 77.7, 76.1, 75.3, 75.0, 73.6, 73.0, 72.1, 72.0, 71.8, 71.7, 71.5, 71.2, 71.0, 70.9, 70.9, 70.9, 69.4, 69.0, 68.8, 68.8, 68.6, 68.6, 67.6, 67.3, 64.7, 64.7, 64.7, 50.7, 50.3, 47.2, 46.3, 29.3, 28.0, 27.6, 23.3, 21.1, 21.1, 21.0, 21.0, 21.0, 18.9, 18.7, 18.7, 18.7, 18.7。
化合物41:アルゴンガスの保護下で、化合物30(52.4mg、0.068mmоl)および化合物39(78.5mg、0.034mmоl)をトルエンに溶解し、ロータリーエバポレーションにより3回除水し、オイルポンプ上に置いて一晩真空引きした。予め活性化された4Åのモレキュラーシーブを加え、無水ジクロロメタン(2mL)を加え、ヨードスクシンイミド(17.6mg、0.078mmоl)を加え、0℃に冷却し、30分間撹拌し、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(1.2μL)を滴加し、氷浴で10時間撹拌反応した。原料の完全反応をTLCでモニターした後、トリエチルアミンを加えて反応をクエンチし、珪藻土をサンドコア漏斗に加え、ろ過してモレキュラーシーブを除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(PE:EA=20:1→3:2)、シロップ41(56.5mg、0.019mmоl、55%)を得た。R
f = 0.36 (PE : EA = 1 : 1).
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 8.35 ~ 7.05 (m, 62H, Ph), 5.60 (s, 1H, Rha2i-H), 5.58 ~ 5.54 (m, 4H, Ph-CH), 5.51 (d, J = 2.7 Hz, 1H, Rha2-H)
, 5.48 (d, J = 2.4 Hz, 3H, Rha2-H), 5.43 ~ 5.37 (m, 4H, Man2-H), 5.31 ~ 5.24 (m, 4H, Man1-H), 5.22 ~ 4.28 (m, 21H, Rha1-H, Ph-CH
2), 4.26 ~ 4.13 (m, 8H, Man3-H, Man6-H ), 3.98 ~ 3.86 (m, 9H), 3.85 ~ 3.70 (m, 6H), 3.69 ~ 3.54 (m, 10H, Rha3-H), 3.53 ~ 3.11 (m, 11H, Rha5-H, linker-NCH
2), 2.13 ~ 2.00 (m, 27H, 9OAc), 1.63 ~ 1.45 (m, 4H, linker-CH
2), 1.43 ~ 1.33 (m, 15H, Rha6-H), 1.33 ~ 1.18 (m, 2H, linker-CH
2);
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ:。
化合物42:アルゴンガスの保護下で、化合物41(56.5mg、0.019mmоl)をジクロロメタン(1mL)に溶解し、順に脱イオン水(0.5mL)、2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノン(DDQ)(6.3mg、0.028mmоl)を加え、室温で9時間撹拌反応した。原料の完全反応をTLCでモニターした後、ジクロロメタンで抽出し、10%(w/w)チオ硫酸ナトリウム溶液で洗浄し、有機相を収集し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ紙でろ過して硫酸ナトリウムを除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(PE:EA=20:1→3:2)、茶色のシロップ42(27.7mg、0.01mmоl、53%)を得た。R
f = 0.36 (PE : EA = 1 : 1).
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.55 ~ 7.10 (m, 55H, Ph), 5.60 (s, 1H, Rha2i-H), 5.58 ~ 5.54 (m, 4H, Ph-CH), 5.49 (d, J = 2.6 Hz, 4H, Rha2-H), 5.40 (dq, J = 3.8, 1.8 Hz, 4H, Man2-H), 5.28 (t, J = 2.0 Hz, 2H, Man1-H), 5.26 (d, J = 1.6 Hz, 2H, Man1-H), 5.17 (d, J = 10.3 Hz, 2H, Ph-CH
2)
, 4.78 ~ 4.61 (m, 9H, Rha1-H, Ph-CH
2)
, 4.54 ~ 4.27 (m, 9H, Rha1-H, Ph-CH
2), 4.26 ~ 4.11 (m, 8H, Man3-H, Man6-H), 3.96 ~ 3.86 (m, 8H), 3.85 ~ 3.70 (m, 6H), 3.69 ~ 3.54 (m, 8H, Rha3-H), 3.53 ~ 3.11 (m, 11H, Rha5-H, linker-NCH
2), 2.13 ~ 2.00 (m, 27H, 9OAc), 1.63 ~ 1.45 (m, 4H, linker-CH
2), 1.43 ~ 1.33 (m, 15H, Rha6-H), 1.33 ~ 1.18 (m, 2H, linker-CH
2);
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ:。
化合物2:アルゴンガスの保護下で、化合物42(27.7mg、0.009mmоl)および化合物3(26.3mg、0.045mmоl)をトルエンに溶解し、ロータリーエバポレーションにより3回除水し、オイルポンプ上に置いて一晩真空引きした。予め活性化された4Åのモレキュラーシーブを加え、無水ジクロロメタン(1mL)と無水ジエチルエーテル(1mL)を加え、ヨードスクシンイミド(10.1mg、0.045mmоl)を加え、0℃に冷却し、30分間撹拌し、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(0.5μL)を滴加し、氷浴で8時間撹拌反応した。原料の完全反応をTLCでモニターした後、トリエチルアミンを加えて反応をクエンチし、珪藻土をサンドコア漏斗に加え、ろ過してモレキュラーシーブを除去し、ロータリーエバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(PE:EA=20:1→3:2)、シロップ2(21.1mg、0.006mmоl、69%)を得た。R
f = 0.55 (PE : EA = 1 : 1).
1H NMR (600 MHz, CDCl
3) δ: 7.55 ~ 7.10 (m, 75H, Ph), 5.60 (s, 1H, Rha2-H), 5.58 ~ 5.54 (m, 4H, Ph-CH), 5.48 (d, J = 2.9 Hz, 4H, Rha2-H), 5.40 (m, 4H, Man2-H), 5.29 (t, J= 1.8 Hz, 2H, Man1-H), 5.26 (d, J = 1.5 Hz, 3H, Man1-H), 5.17 (d, J= 12.4 Hz, 2H, Ph-CH
2)
, 4.88 ~ 4.58 (m, 14H, Rha1-H, Ph-CH
2)
, 4.55 ~ 4.25 (m, 12H, Rha1-H, Ph-CH
2), 4.24 ~ 4.13 (m, 10H, Man3-H, Man6-H), 4.01 (t, J = 9.5 Hz, 1H), 3.96 ~ 3.86 (m, 8H), 3.85 ~ 3.70 (m, 8H), 3.72 ~ 3.53 (m, 12H, Rha3-H), 3.53 ~ 3.11 (m, 10H, Rha5-H, linker-NCH
2), 2.15 ~ 1.98 (m, 27H, 9OAc), 1.63 ~ 1.45 (m, 4H, linker-CH
2), 1.43 ~ 1.32 (m, 15H, Rha6-H), 1.33 ~ 1.18 (m, 2H, linker-CH
2);
13C NMR (151 MHz, CDCl
3) δ: 192.5, 176.9, 170.7, 170.7, 170.6, 170.1, 170.1, 138.9, 138.9, 138.8, 138.6, 138.5, 138.1, 137.5, 137.1, 137.1, 136.9, 136.6, 134.6, 129.9, 129.1, 129.1, 128.9, 128.9, 128.8, 128.8, 128.7, 128.7, 128.7, 128.6, 128.6, 128.6, 128.5, 128.5, 128.5, 128.4, 128.4, 128.4, 128.3, 128.3, 128.2, 128.2, 128.1, 128.1, 128.1, 128.0, 128.0, 127.8, 127.7, 127.7, 127.7, 127.6, 127.5, 127.4, 127.2, 126.2, 126.2, 126.1, 101.6, 101.6, 101.4, 100.3, 100.2, 100.0, 98.8, 96.1, 96.0, 95.8, 80.3, 80.2, 79.9, 79.6, 77.9, 77.4, 77.2, 76.9, 76.1, 75.3, 74.9, 73.5, 72.9, 72.6, 72.1, 72.1, 72.1, 72.0, 71.8, 71.6, 71.5, 71.2, 71.0, 70.9, 70.9, 69.8, 69.4, 68.9, 68.8, 68.7, 68.6, 67.6, 67.3, 67.2, 64.7, 50.6, 50.3, 47.2, 29.7, 29.3, 23.3, 21.1, 21.1, 21.0, 21.0, 21.0, 20.7, 18.9, 18.8, 18.8, 18.7, 18.7, 18.6, 18.6, 18.6。
【0023】
以上、本発明を好ましい実施例により開示したが、これらは本発明を限定するものではなく、この技術に精通した者であれば、本発明の趣旨およびその範囲から逸脱することなく、さまざまな変更と修正が可能であるため、本発明の権利範囲は、特許請求の範囲によって定義されたものに準ずる。