特表2021-516344(P2021-516344A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特表2021-516344ナビゲーション情報を提供するための方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2021-516344(P2021-516344A)
(43)【公表日】2021年7月1日
(54)【発明の名称】ナビゲーション情報を提供するための方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   G01C 21/26 20060101AFI20210604BHJP
   G09B 29/00 20060101ALI20210604BHJP
   G09B 29/10 20060101ALI20210604BHJP
   G08G 1/0969 20060101ALI20210604BHJP
   G06F 16/909 20190101ALI20210604BHJP
   G06F 16/9038 20190101ALI20210604BHJP
【FI】
   G01C21/26 B
   G09B29/00 A
   G09B29/10 A
   G08G1/0969
   G06F16/909
   G06F16/9038
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2020-549631(P2020-549631)
(86)(22)【出願日】2019年3月12日
(85)【翻訳文提出日】2020年9月15日
(86)【国際出願番号】CN2019077833
(87)【国際公開番号】WO2019174573
(87)【国際公開日】20190919
(31)【優先権主張番号】201810220142.7
(32)【優先日】2018年3月16日
(33)【優先権主張国】CN
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】513271313
【氏名又は名称】ボッシュ オートモーティヴ プロダクツ(スジョウ) カンパニーリミテッド
【氏名又は名称原語表記】BOSCH AUTOMOTIVE PRODUCTS(SUZHOU)CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100114890
【弁理士】
【氏名又は名称】アインゼル・フェリックス=ラインハルト
(74)【代理人】
【識別番号】100098501
【弁理士】
【氏名又は名称】森田 拓
(74)【代理人】
【識別番号】100116403
【弁理士】
【氏名又は名称】前川 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100134315
【弁理士】
【氏名又は名称】永島 秀郎
(74)【代理人】
【識別番号】100135633
【弁理士】
【氏名又は名称】二宮 浩康
(74)【代理人】
【識別番号】100162880
【弁理士】
【氏名又は名称】上島 類
(72)【発明者】
【氏名】ドミニク ヴィンクラー
(72)【発明者】
【氏名】マーク モレラ アグスティ
(72)【発明者】
【氏名】ヤオ パン
(72)【発明者】
【氏名】ジョルジオ ガランティ
【テーマコード(参考)】
2C032
2F129
5B175
5H181
【Fターム(参考)】
2C032HC01
2C032HC08
2C032HC27
2F129AA02
2F129AA03
2F129DD40
2F129DD44
2F129DD46
2F129DD47
2F129EE02
2F129EE22
2F129EE88
2F129EE90
5B175DA03
5B175GA04
5B175JB02
5H181AA01
5H181AA21
5H181FF22
5H181FF24
5H181FF32
(57)【要約】
本発明は、ナビゲーション技術に関し、特に、ナビゲーション情報を提供するための方法、並びに、当該方法を実施する装置及びコンピュータ記憶媒体に関する。本発明の一態様によるナビゲーション情報を提供するための方法は、ナビゲーション対象物の方向角及び位置と参照対象物の位置とに基づいて、アイコンエリアを生成するステップを含み、アイコンエリアは、電子地図と組み合わせて使用するように適合させられており、かつ、ナビゲーション対象物に関連付けられた第1のアイコンと、参照対象物に関連付けられた第2のアイコンとを含み、参照対象物は、電子地図の現在の表示領域の内側又は外側に位置付けられ、第1のアイコンと第2のアイコンとの相対的な位置関係は、ナビゲーション対象物と参照対象物との相対的な位置関係に対応する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ナビゲーション情報を提供するための方法であって、ナビゲーション対象物の方向角及び位置と参照対象物の位置とに基づいて、アイコンエリアを生成するステップを含み、前記アイコンエリアは、電子地図と組み合わせて使用するように適合させられており、かつ、前記ナビゲーション対象物に関連付けられた第1のアイコンと、前記参照対象物に関連付けられた第2のアイコンとを含み、前記参照対象物は、前記電子地図の現在の表示領域の内側又は外側に位置付けられ、前記第1のアイコンと前記第2のアイコンとの相対的な位置関係は、前記ナビゲーション対象物と前記参照対象物との相対的な位置関係に対応する、方法。
【請求項2】
前記アイコンエリアは、前記電子地図の現在の表示領域の上に重ね合わせられ、又は、前記電子地図の現在の表示領域とは離隔して配置され、前記ナビゲーション対象物と前記参照対象物との相対的な位置関係は、前記ナビゲーション対象物の前記参照対象物に対する方向又は距離を含み、前記第1のアイコンは、前記電子地図上の前記ナビゲーション対象物の現在の位置及び方向を指示する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記アイコンエリア上の前記第1のアイコンにより指示される位置及び方向が変化しないように保持され、これにより、前記ナビゲーション対象物の方向角又は位置に変化が生じたときに、前記アイコンエリア上の前記第2のアイコンの位置に前記変化を反映させるようにする、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記方向角は、電子機器上に配設された磁場測定素子を利用して取得され、前記電子機器及び参照対象物の位置は、前記電子機器上で動作する電子地図プログラムを利用して取得され、前記方向角は、前記電子機器の所定の部分によって指示される方向に対応する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のアイコンは、前記アイコンエリアの中心に固定され、かつ、矢印の形状であり、前記矢印の方向は、前記方向角を指示し、前記アイコンエリアは、前記第1のアイコンを中心とする1つ以上のグラフィックを含み、各前記グラフィックは、車両の異なるエネルギーレベルに対応し、前記第2のアイコンは、複数の参照対象物の位置を指示する複数のアイコンを含み、前記複数のアイコンは、対応する参照対象物に到達するために前記車両が必要とするエネルギーレベルに応じて、対応するグラフィック上に配置される、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
電子機器であって、メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶されかつ前記プロセッサ上で動作するコンピュータプログラムと、を備え、前記コンピュータプログラムに、ナビゲーション対象物の方向角及び位置と参照対象物の位置とに基づいて、アイコンエリアを生成するステップを実行させる電子機器であって、前記アイコンエリアは、電子地図と組み合わせて使用するように適合させられており、かつ、前記ナビゲーション対象物に関連付けられた第1のアイコンと、前記参照対象物に関連付けられた第2のアイコンとを含み、前記参照対象物は、前記電子地図の現在の表示領域の内側又は外側に位置付けられ、前記第1のアイコンと前記第2のアイコンとの相対的な位置関係は、前記ナビゲーション対象物と前記参照対象物との相対的な位置関係に対応する、電子機器。
【請求項7】
前記アイコンエリアは、前記電子地図の現在の表示領域の上に重ね合わせられ、又は、前記電子地図の現在の表示領域とは離隔して配置され、前記ナビゲーション対象物と前記参照対象物との相対的な位置関係は、前記ナビゲーション対象物の前記参照対象物に対する方向又は距離を含み、前記第1のアイコンは、前記電子地図上の前記ナビゲーション対象物の現在の位置及び方向を指示する、請求項6に記載の電子機器。
【請求項8】
前記電子機器は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ナビゲーション機器及びパーソナルデジタルアシスタントのうちの1つであり、前記電子機器上に配設された磁場測定素子を利用して、前記方向角を取得し、前記電子機器上で動作する電子地図プログラムを利用して、前記電子機器及び参照対象物の位置を取得し、前記方向角は、前記電子機器の所定の部分によって指示される方向に対応する、請求項6に記載の電子機器。
【請求項9】
前記第1のアイコンは、前記アイコンエリアの中心に固定され、かつ、矢印の形状であり、前記矢印の方向は、前記方向角を指示し、前記アイコンエリアは、前記第1のアイコンを中心とする1つ以上のグラフィックを含み、各前記グラフィックは、車両の異なるエネルギーレベルに対応し、前記第2のアイコンは、複数の参照対象物の位置を指示する複数のアイコンを含み、前記複数のアイコンは、対応する参照対象物に到達するために前記車両が必要とするエネルギーレベルに応じて、対応するグラフィック上に配置される、請求項6に記載の電子機器。
【請求項10】
ナビゲーション情報を提供するための装置であって、ナビゲーション対象物の方向角及び位置と参照対象物の位置とに基づいて、アイコンエリアを生成するためのアイコンエリア生成モジュールを備え、前記アイコンエリアは、前記ナビゲーション対象物に関連付けられた第1のアイコンと、前記参照対象物に関連付けられた第2のアイコンとを含み、前記第1のアイコンと前記第2のアイコンとの相対的な位置関係は、前記ナビゲーション対象物と前記参照対象物との相対的な位置関係に対応する、装置。
【請求項11】
コンピュータプログラムを内部に記憶しているコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、プロセッサによって実行されるときに、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法を実現する、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナビゲーション技術に関し、特に、ナビゲーション情報を提供するための方法、並びに、当該方法を実施する装置及びコンピュータ記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
背景技術
位置に基づくサービス(LBS)の出現に伴い、電子地図の使用がより一般的になってきている。電子地図アプリケーションプログラム(APP)をポータブル電子機器(例えば、スマートフォン及びタブレットコンピュータなど)にインストールして、位置情報、ナビゲーションサービス及びその他の派生サービスを動的かつリアルタイムにユーザに提供することができる。
【0003】
現在一般に使用されている電子地図APPとしては、例えば、Baiduマップ、Googleマップ及びGaodeマップなどが挙げられ、これらの地図は、通常、GPS信号に基づいてユーザの位置を特定し、その位置及び参照物(例えば、建物、街路、道路、橋及び川など)を電子地図にマークする。さらに、電子地図は、一般にズーム機能を提供し、対応する地図情報を異なる縮尺でユーザに提供する。ユーザは、ズーム機能を利用して、電子地図上で対応する参照対象物を見出し、これにより、参照対象物との相対的な位置(例えば、距離及び方向)を特定することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ただし、同一の縮尺の電子地図上に表示されない参照対象物が複数ある場合があるので、ユーザは、ズーム機能を頻繁に使用する必要があり、結果的にユーザ体験が低下する。さらに、既存の電子地図は、通常、方向情報と距離情報とをうまく統合することができない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
発明の概要
本発明の目的は、ナビゲーション情報を提供するための方法を提供することにあり、当該方法は、ユーザの位置情報及び方向情報と参照対象物の位置情報とを一体的に統合することができる、という利点を有する。
【0006】
本発明の一態様によるナビゲーション情報を提供するための方法は、ナビゲーション対象物の方向角及び位置と参照対象物の位置とに基づいて、アイコンエリアを生成するステップを含み、アイコンエリアは、電子地図と組み合わせて使用するように適合させられており、かつ、ナビゲーション対象物に関連付けられた第1のアイコンと、照対象物に関連付けられた第2のアイコンとを含み、参照対象物は、電子地図の現在の表示領域の内側又は外側に位置付けられ、第1のアイコンと第2のアイコンとの相対的な位置関係は、ナビゲーション対象物と参照対象物との相対的な位置関係に対応する。
【0007】
好ましくは、上述した方法においては、アイコンエリアは、電子地図の現在の表示領域の上に重ね合わせられ、又は、電子地図の現在の表示領域とは離隔して配置され、ナビゲーション対象物と参照対象物との相対的な位置関係は、ナビゲーション対象物の参照対象物に対する方向又は距離を含み、第1のアイコンは、電子地図上のナビゲーション対象物の現在の位置及び方向を指示する。
【0008】
好ましくは、上述した方法においては、アイコンエリア上の第1のアイコンにより指示される位置及び方向は、変化しないように保持され、これにより、ナビゲーション対象物の方向角又は位置に変化が生じたときに、アイコンエリア上の第2のアイコンの位置に当該変化を反映させるようにする。
【0009】
好ましくは、上述した方法においては、方向角は、電子機器上に配設された磁場測定素子を利用して取得され、電子機器及び参照対象物の位置は、電子機器上で動作する電子地図プログラムを利用して取得され、方向角は、電子機器の所定の部分によって指示される方向に対応する。
【0010】
好ましくは、上述した方法においては、第1のアイコンは、アイコンエリアの中心に固定され、かつ、矢印の形状であり、矢印の方向は、方向角を指示し、アイコンエリアは、第1のアイコンを中心とする1つ以上のグラフィックを含み、各グラフィックは、車両の異なるエネルギーレベルに対応し、第2のアイコンは、複数の参照対象物の位置を指示する複数のアイコンを含み、複数のアイコンは、対応する参照対象物に到達するために車両が必要とするエネルギーレベルに応じて、対応するグラフィック上に配置される。
【0011】
本発明の他の目的は、電子機器を提供するための方法を提供することにあり、電子機器は、ナビゲーション情報を提供するときに、ユーザの位置情報及び方向情報と参照対象物の位置情報とを一体的に統合することができる、という利点を有する。
【0012】
本発明の他の態様による電子機器は、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶されかつプロセッサ上で動作するコンピュータプログラムと、を備え、コンピュータプログラムに、ナビゲーション対象物の方向角及び位置と参照対象物の位置とに基づいて、アイコンエリアを生成するステップを実行させ、アイコンエリアは、電子地図と組み合わせて使用するように適合させられており、かつ、ナビゲーション対象物に関連付けられた第1のアイコンと、参照対象物に関連付けられた第2のアイコンとを含み、参照対象物は、電子地図の現在の表示領域の内側又は外側に位置付けられ、第1のアイコンと第2のアイコンとの相対的な位置関係は、ナビゲーション対象物と参照対象物との相対的な位置関係に対応する。
【0013】
本発明のさらなる目的は、ナビゲーション情報を提供するための装置を提供することにあり、装置は、ユーザの位置情報及び方向情報と参照対象物の位置情報とを一体的に統合することができる、という利点を有する。
【0014】
本発明の他の一態様によるナビゲーション情報を提供するための装置は、ナビゲーション対象物の方向角及び位置と参照対象物の位置とに基づいて、アイコンエリアを生成するためのアイコンエリア生成モジュールを備え、アイコンエリアは、ナビゲーション対象物に関連付けられた第1のアイコンと、参照対象物に関連付けられた第2のアイコンとを含み、第1のアイコンと第2のアイコンとの相対的な位置関係は、前記ナビゲーション対象物と参照対象物との相対的な位置関係に対応する。
【0015】
本発明は、コンピュータプログラムが内部に記憶されたコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、当該コンピュータプログラムは、プロセッサによって実行されるときに、上述したような方法を実現する。
【0016】
本発明の上述した各態様においては、第1のアイコンの位置は、ユーザ又は電子機器の位置であり、第1のアイコンの方向は、ユーザの周辺環境の観察方向である。第1のアイコンが常にアイコンエリア上の中心にあり、かつ、このように第1のアイコンの指示方向が変化しないように保持される情報提示方式は、周辺環境を観察するという人間の習慣に合致しており、従って、ナビゲーション情報を使用するときのユーザ体験を大きく向上させることができる。
【0017】
本発明の上述の及び/又は他の態様及び利点は、以下の各態様の説明を添付の図面と併せて参照することによって、より明確かつより容易に理解することができるようになる。図面中の同一又は類似の要素は、同一の参照符号により示されている。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1A】電子機器のディスプレイ上に表示するように適合させられた例示的な電子コンパスの概略図であり、ナビゲーション対象物が異なる方向を向いており又は異なる方向角を有しているときの対応するナビゲーション画面を示している。
図1B】電子機器のディスプレイ上に表示するように適合させられた例示的な電子コンパスの概略図であり、ナビゲーション対象物が異なる方向を向いており又は異なる方向角を有しているときの対応するナビゲーション画面を示している。
図1C】電子機器のディスプレイ上に表示するように適合させられた例示的な電子コンパスの概略図であり、ナビゲーション対象物が異なる方向を向いており又は異なる方向角を有しているときの対応するナビゲーション画面を示している。
図1D】電子機器のディスプレイ上に表示するように適合させられた他の例示的な電子コンパスの概略図である。
図2】本発明の一実施例によるナビゲーション情報を提供するための方法のフローチャートである。
図3】本発明の他の実施例によるナビゲーション情報を提供するための装置のブロック図である。
図4】本発明の他の実施例による電子機器の概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
発明を実施するための形態
以下、本発明の例示的な実施例が示された添付図面を参照して、本発明をより詳細に説明する。しかしながら、本発明は、異なる形態により実現することができ、本明細書において与えられる各実施例に限定されると解釈されるべきではない。上述した各実施例は、本発明の保護範囲が当業者により十分に伝達されるように、本明細書の開示を完全かつ包括的なものにすることを意図している。
【0020】
本明細書において、「備える」及び「含む」などの用語は、明細書及び特許請求の範囲に直接的かつ明示的に記載されている構成要素及びステップを有することに加えて、本発明による技術的解決手段が、直接的又は明示的に記載されていない他の構成要素及びステップを有することを排除しないことも表している。
【0021】
本明細書において、「第1」及び「第2」などの用語は、時間、空間、大きさなどに関する構成要素の順序を示すものではなく、単に各構成要素を区別しているに過ぎない。
【0022】
本明細書において、「結合」とは、電気エネルギー又は電気信号が、2つのユニット間で直接的に送信される状況、又は、1つ以上の第3のユニットを通じて間接的に送達される状況を含むと理解されるべきである。
【0023】
本発明の一態様によれば、ナビゲーション対象物の方向角及び位置と参照対象物の位置とに基づいて、アイコンエリアが生成される。生成されたアイコンエリアは、電子地図と組み合わせて使用するように適合させられており、かつ、第1のアイコンと第2のアイコンとを含み、第1のアイコンは、ナビゲーション対象物と関連付けられて、アイコンエリア上でナビゲーション対象物の位置及び方向を指示し、第2のアイコンは、参照対象物に関連付けられて、アイコンエリア上で参照対象物の位置を指示する。第2のアイコンに対応する参照対象物は、電子地図の現在の表示領域の内側に位置付けられるものとしてもよく、現在の表示領域の外側に位置付けられるものとしてもよい。さらに、アイコンエリア上の第1のアイコンと第2のアイコンとの相対的な位置関係(例えば、距離及び方位)は、物理空間内におけるナビゲーション対象物と参照対象物的との相対的な位置関係に対応する。
【0024】
アイコンエリアと電子地図とを組み合わせて使用する方式としては、例えば、アイコンエリアを電子地図の現在の表示領域の上に重ね合わせること、及び、アイコンエリアを電子地図の現在の表示領域から離して位置付けることが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0025】
好ましくは、第1のアイコンは、電子地図上のナビゲーション対象物の現在の位置及び方向をさらに指示する。
【0026】
従来技術においては、同一の縮尺で電子地図上に表示されない参照対象物が複数ある場合があり、ユーザがズーム機能を頻繁に使用しなければならないことが多いことに留意すべきである。本発明の上述した態様においては、電子地図表示領域の外側に位置付けられる参照対象物をアイコンエリア内に表示することができるので、頻繁なズーム操作が回避される。
【0027】
好ましくは、アイコンエリア上の第1のアイコンにより指示される位置及び方向は、常に変化しないように保持される。例えば、ナビゲーション対象物を移動又は回転させたときに、アイコンエリア上の第1のアイコンの位置及び指示された方向は固定される。一方、第2のアイコンの位置には、ナビゲーション対象物の位置及び方向の変化を反映してアイコンエリア上の変化が生じる。
【0028】
通常の状況においては、ユーザ又はナビゲーション対象物(例えば、車両)と電子機器とが密接に近接しており(例えば、電子機器がユーザの手に保持されている)、又は、さらには、電子機器自体がナビゲーション対象物である。この場合、第1のアイコン位置は、ユーザの位置であり、第1のアイコンの方向は、ユーザの周辺環境に対する観察方向である。従って、上述したように、第1のアイコンが常にアイコンエリア上の中心にあり、かつ、第1のアイコンの指示方向が変化しないように保持される情報提示方式は、周辺環境を観察するという人間の習慣に合致しており、これにより、ナビゲーション情報を使用するときのユーザ体験を大きく向上させることができる。
【0029】
任意選択的に、アイコンエリア上の第1のアイコンにより指示される位置は常に変化しないように保持されるが、方向は、特定の方向(例えば、北又は南)を指示するように変化する。この場合、ナビゲーション対象物を移動又は回転させたときに、アイコンエリア上の第1のアイコンの位置は変化しないが、指示された方向は、ナビゲーション対象物の回転に応じて変化する。一方、アイコンエリア上の第2のアイコンの位置には、ナビゲーション対象物の位置及び方向の変化を反映して変化が生じる。
【0030】
ここに記載する方向角とは、ナビゲーション対象物の所定の部分(例えば、車両、スマートフォン及びタブレットコンピュータなどの前面)が指す方向のことである。ここで記載する参照対象物とは、ユーザが物理的空間内において自分の位置の特定することを補助するための任意の対象物であるものとしてもよく、参照対象物の例としては、建物(例えば、駅、埠頭、空港、橋、オフィスビル及び住宅など)、自然のランドマーク(山、樹木及び池など)、並びに、ユーザに関連付けられた特定の位置(例えば、ユーザが住んでいる場所、ユーザが働いている場所、並びに、ユーザの家族及び友人の位置など)が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0031】
好ましくは、アイコンエリアは、電子コンパス又は羅針盤の方式を使用するものとしてもよく、第1のアイコンの位置は、電子コンパスの中心に固定され、かつ、矢印の形状であり、当該矢印の形状は、ナビゲーション対象物の方向角(即ち、ナビゲーション対象物の所定の部分が向いている方向でもある)を指示し、第2のアイコンは、電子コンパスの中心を円心とする円周上に位置付けられる。複数の参照対象物が存在する状況においては、対応する第2のアイコンを各参照対象物に対して1つ指定することができ、これらの第2のアイコンは、1つ以上の円周上に配置される。いくつかの用途においては、参照対象物とナビゲーション対象物との間の距離又は近接度を表示するために同心円を利用する方式は便利である。例えば、車両(電気的に、化学的に、又は、ハイブリッドエネルギー源などによって駆動される車両、例えば、電動スクータ、電動キックスクータ、電動二輪車を含むが、これらに限定されるものではない。)の走行距離又は走行能力は、これらの車両に貯蔵されたエネルギーのレベルに対応する関係を有する。従って、上述した同心円の利用により、これらの車両の航続可能範囲及び航続不可能範囲をグラフィック方式により視覚的に表示することができる。
【0032】
なお、上述したアイコンエリアは、航続可能範囲と航続不可能範囲とを区別するために円形を使用しているが、その他の形状のグラフィック、例えば、長方形、楕円形、三角形などの規則的な形状、及び、不規則な形状などによっても区別することができることに留意すべきである。都市道路は、不規則であるので、不規則なグラフィックを利用して航続可能範囲と航続不可能範囲とを区別することが、より良好な実用性を有する。
【0033】
図1A乃至図1Cは、電子機器のディスプレイ上に表示するように適合させられた例示的な電子コンパスの概略図であり、ナビゲーション対象物が異なる方向を向いており又は異なる方向角を有しているときの対応するナビゲーション画面を示している。図1A乃至図1Cにおいて、電子コンパスは、例えば、独立したグラフィック層として電子地図内で重なり合っており、電子コンパスの中心に位置付けられる矢印状のアイコンTは、第1のアイコンであり、L1乃至L6は、参照対象物を表示する第2のアイコンであり、帯状の領域は、電子地図があるグラフィック層に属しており、電子地図内の道路を表示する。以下の説明においては、説明を容易にするために、Tは、第1のアイコン及びナビゲーション対象物を参照するために無差別に使用され、L1乃至L6のうちの任意の1つは、第2のアイコンの1つ及び対応する参照対象物を参照するために無差別に使用される。図1A乃至図1Cを参照して、例示的に、図中に示された電子コンパスは、電子コンパスの中心を円心とする2つの同心円周C1及びC2を含み、参照対象物L1乃至L4は、円周C1上に位置付けられ、参照対象物L5乃至L6は、円周C2上に位置付けられる。
【0034】
例示的に、図1A乃至図1Cの円周C1及びC2は、車両の航続可能範囲及び航続不可能範囲を示すためにそれぞれ使用される。従って、円周C1上に参照対象物L1乃至L4が配置されたときは、参照対象物L1乃至L4が航続可能範囲内にあることを指示するが、円周C2上に参照対象物L5乃至L6が配置されたときは、参照対象物L5乃至L6が航続不可能範囲にあることを指示する。
【0035】
図1Aに示す場合、第1のアイコンTの矢印は、第2のアイコンL1に対向しており(即ち、ナビゲーション対象物の所定の部分(例えば、前端)は、参照対象物L1に対向している)、参照対象物L2及びL5は、第1のアイコンTの右側に位置付けられ、参照対象物L3は、第1のアイコンTの後方に位置付けられ、参照対象物L4及びL6は、第1のアイコンTの左側に位置付けられる。ナビゲーション対象物の前端を反時計回りに斜めに回転させると、第1のアイコンTは、依然として真正面(即ち、紙の真上)を指しているが、このときに参照対象物L2、L5及びL3は、第1のアイコンTの右側に位置付けられ、参照対象物Ll、L6及びL4は、図1Bに示すように、第1のアイコンTの左側に位置付けられる。ナビゲーション対象物の前端を反時計回りに90度回転させると、第1のアイコンTの矢印は、依然として真正面を指しており、参照対象物L2は、第1のアイコンTの真正面に位置付けられ、参照対象物L4は、第1のアイコンTの後方に位置付けられ、参照対象物L5及びL3は、第1のアイコンTの右側に位置付けられ、参照対象物LI及びL6は、第1のアイコンTの左側に位置付けられる。
【0036】
図1A乃至図1Cを通じて上述した例から分かるように、ナビゲーション対象物の方向角の変化にかかわらず、アイコン領域上の第1のアイコン又は電子コンパス上の位置及び指示方向は変化しないように保持され、変化するのは第2のアイコンの位置及び方向である。同様に、ナビゲーション対象物を移動させると、アイコンエリアの第1のアイコン又は電子コンパス上の位置及び指示方向は、依然として変化しないように保持されるが、アイコンエリアの第2のアイコンL1乃至L6又は電子コンパスの位置には変化が生じる。図1Aを例にとると、例えば、ナビゲーション対象物が、図1Aの位置から一定の距離だけ右方向に移動すると、電子コンパス上の参照対象物L1及びL3は、第1のアイコンTの真正面及び後方からナビゲーション対象物の左側に移動し、かつ、第1のアイコンTからの距離が増加し、基準対象物L4及びL6は、依然として第1のアイコンTの左側に位置付けられ、かつ、第1のアイコンTからの距離も同様に増加し、参照対象物L2及びL5は、依然として第1のアイコンTの右側に位置付けられ、ただし、第1のアイコンTからの距離は減少する。
【0037】
図1Dは、電子機器のディスプレイ上に表示するように適合させられた他の例示的な電子コンパスの概略図である。図1Dにおいて、電子コンパス(図中中心に位置付けられた長方形)は、例えば、電子地図の表示領域の上に独立したグラフィック層として重ね合わせられ、矢印状の第1のアイコンTは、電子コンパスの中心に位置付けられ、L1乃至L4は、参照対象物を表示する第2のアイコンであり、帯状の領域は、電子地図があるグラフィック層に属しており、電子地図内の道路を表示し、黒線分は、アイコンエリアがあるグラフィック層に属し、アイコン領域内の道路を表示する。
【0038】
図2は、本発明の一実施例によるナビゲーション情報を提供するための方法のフローチャートである。例示的に、本実施例の方法は、スマートフォン上で動作するアプリケーションプログラム(以下、電子コンパスアプリケーションプログラムともいう)を通じて実現され、ナビゲーション対象物の近くに位置付けられるスマートフォンの特定の部分の指示方向をナビゲーション対象物の方向角とする。しかしながら、本実施例の方法の実施は、特定の構造を有する装置に限定されるものではなく、例えば、他のコンピューティング装置(例えば、タブレットコンピュータ、ナビゲーション機器及びパーソナルデジタルアシスタントなど)上で動作するアプリケーションプログラムを通じて実現することもできることに留意すべきである。
【0039】
図2に示すように、まず、ステップ201において、電子機器に電源を入れて動作させる。
【0040】
次に、ステップ203において、電子機器は、電子コンパスのアプリケーションプログラムが開始されたかどうかを判断し、開始された場合にはステップ205に進み、そうでない場合には待機を続ける。
【0041】
ステップ205において、電子機器は、その方向角及びその位置を取得する。本実施例においては、方向角は、電子機器に配設された磁場測定素子を利用して取得するものとしてもよい。ナビゲーション対象物の位置は、様々な測位技術を利用して特定する(例えば、受信した衛星測位信号又はWi−Fi信号に基づいて特定する)ことができる。好ましくは、ナビゲーション対象物の位置は、電子機器上で動作する電子地図プログラムを利用して取得するものとしてもよい。例示的には、電子コンパスアプリケーションプログラムは、電子装置の現在の位置を取得するための要求を電子地図プログラムに送信するものとしてもよく、その要求に応答して、電子地図アプリケーションプログラムは、測位機能モジュールによって取得された位置データを電子コンパスアプリケーションプログラムに返す。好ましくは、電子コンパスアプリケーションプログラムは、電子地図アプリケーションプログラムに統合するものとしてもよい。
【0042】
次に、ステップ207に進み、電子機器は、参照対象物の位置を取得する。好ましくは、電子機器上で動作する電子地図プログラムは、参照対象物の位置を取得するために利用するものとしてもよい(これにより、ナビゲーション対象物と参照対象物の間の相対的な位置関係が特定される)。同様に、電子コンパスアプリケーションプログラムは、参照対象物の現在の位置を取得するための要求を電子地図プログラムに送信するものとしてもよく、その要求に応答して、電子地図アプリケーションプログラムは、参照対象物の位置データを電子コンパスアプリケーションプログラムに返す。本実施例においては、参照対象物は、ユーザによって予め設定されるものとしてもよく、リアルタイムで設定されるものとしてもよく、電子機器自体によって決定されるものとしてもよい(例えば、参照対象物の有意性などに基づいて)。
【0043】
次いで、ステップ209に進み、電子機器は、ステップ205で得られたナビゲーション対象物の方向角及び位置と、ステップ207で得られた参照対象物の位置とに基づいて、電子機器上で表示するように適合させられたアイコンエリア又は電子コンパスを生成する。本実施例においては、生成されたアイコンエリアは、上述した様々な特徴及び形態を有する。特に、アイコンエリアは、ナビゲーション対象物に関連付けられた第1のアイコンと、参照対象物に関連付けられた第2のアイコンとを含み、第1のアイコンは、アイコンエリア上の固定された位置に位置付けられ、かつ、方向が変化しないように保持され、第2のアイコンの位置は、ナビゲーション対象物の方向角又は位置の変化に伴い、アイコンエリア上で位置の変化を示す。
【0044】
次いで、ステップ211において、電子機器は、ステップ209で生成された電子コンパスをディスプレイ上に表示する。
【0045】
その後、ステップ213に進み、電子機器は、最新のアイコンエリアが生成されてから所定の時間間隔が経過したかどうかを特定し、所定の時間間隔が経過した場合には、アイコンエリアをリアルタイムで更新するためにステップ205に戻り、そうでない場合には待機を続ける。
【0046】
図3は、本発明の他の実施例によるナビゲーション情報を提供するための装置の概略ブロック図である。
【0047】
図3に示す装置30は、第1のモジュール310と、第2のモジュール320と、第3のモジュール330と、を備える。本実施例においては、第1のモジュール310は、ナビゲーション対象物の方向角及び位置を取得するために使用され、方向角は、ナビゲーション対象物の所定の部分によって指示される方向である。第2のモジュール320は、参照対象物の位置を取得するために使用される。第3のモジュール330は、ナビゲーション対象物の方向角及び位置と参照対象物の位置とに基づいて、アイコンエリアを生成するために使用され、アイコンエリアは、電子地図と組み合わせて使用するように適合させられており、かつ、ナビゲーション対象物に関連付けられた第1のアイコンと、参照対象物に関連付けられた第2のアイコンとを含み、参照対象物は、電子地図の現在の表示領域の内側又は外側に位置しており、第1のアイコンと第2のアイコンとの相対的な位置関係は、ナビゲーション対象物と参照対象物との相対的な位置関係に対応する。
【0048】
ナビゲーション対象物の方位角及び位置の取得及び参照対象物の位置の取得は、装置30内で実施されるものとしてもよく、他の実施例においては、装置30は、アイコンエリア生成モジュール又は第3のモジュール330のみを含み、第1のモジュール310及び第2のモジュールは、装置30の外側に配置され得ることに留意すべきである。
【0049】
図4は、本発明の他の実施例による電子機器の概略ブロック図である。
【0050】
図4に示す電子機器40は、メモリ410と、プロセッサ420と、メモリ410に記憶されかつプロセッサ420上で動作し得るコンピュータプログラム430と、を備え、コンピュータプログラム430の実行は、図1A乃至図1D及び図2に記載したナビゲーション情報を提供するための方法を通じて実現することができる。
【0051】
本発明の他の態様によると、コンピュータプログラムが内部に記憶されたコンピュータ可読記憶媒体さらに提供され、当該コンピュータプログラムは、プロセッサによって実行されると、図1A乃至図1D及び図2に記載したナビゲーション情報を提供するための方法を通じて実現することができる。
【0052】
本明細書に記載された実施形態及び実施例は、本技術及びその特定の用途に従った実施例を最もよく例示し、これにより、当業者が本発明を実施及び使用することができるようにするために提供される。しかしながら、当業者であれば、上記の説明及び実施例は、単に図示及び例示を容易にするためだけに提供されていることを認識するであろう。提示された説明は、本発明の総ての側面を網羅することを意図したものではなく、又は、本発明を、開示された正確な形態に限定することを意図したものではない。
【0053】
上記を考慮して、本開示の範囲は、以下の特許請求の範囲によって特定される。
図1A
図1B
図1C
図1D
図2
図3
図4
【国際調査報告】