特表2021-516602(P2021-516602A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特表2021516602-機能性おむつ 図000003
  • 特表2021516602-機能性おむつ 図000004
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2021-516602(P2021-516602A)
(43)【公表日】2021年7月8日
(54)【発明の名称】機能性おむつ
(51)【国際特許分類】
   A61F 13/495 20060101AFI20210611BHJP
【FI】
   A61F13/495
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2021-500768(P2021-500768)
(86)(22)【出願日】2019年3月6日
(85)【翻訳文提出日】2020年9月23日
(86)【国際出願番号】KR2019002556
(87)【国際公開番号】WO2019182266
(87)【国際公開日】20190926
(31)【優先権主張番号】10-2018-0031569
(32)【優先日】2018年3月19日
(33)【優先権主張国】KR
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ
(71)【出願人】
【識別番号】520366606
【氏名又は名称】コリア ジンテック
【氏名又は名称原語表記】KOREA JINTECH
(74)【代理人】
【識別番号】100166545
【弁理士】
【氏名又は名称】折坂 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】ヤン,キデ
【テーマコード(参考)】
3B200
【Fターム(参考)】
3B200AA01
3B200BA05
3B200BA06
3B200CA02
3B200CA08
3B200DB27
(57)【要約】
本発明は機能性おむつに関し、幼児や患者が着用することができる機能性おむつにおいて、前記機能性おむつは、本体(100)の内部は大便が集まる空間である大便保存部(10)が形成され、前記大便保存部(10)の上部には大便が出入りされるように大便出入口(20)が形成されることで、本発明は大便が小便や大便が燼門から出てすぐおむつの別途の空間に分離されて保存されるので、ほとんど臭いがせず、肌に大便が触れなくて褥瘡などができず、清潔で衛生的な顕著な効果を奏する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
幼児や患者が着用することができる機能性おむつにおいて、前記機能性おむつは、本体(100)の内部に大便が集まる空間である大便保存部(10)が形成され、前記大便保存部(10)の上部には大便が出入りされるように大便出入口(20)が形成される機能性おむつにおいて、
前記大便出入口(20)には使い捨て粘着バンド(30)が粘着されており、前記大便保存部(10)は2重に上下に分けられて、上部大便保存部と下部大便保存部は連結通路が形成され、連結通路は通路用防水ジッパーによって開閉することができ、前記下部大便保存部の下面にも防水ジッパーが設置され、前記下部大便保存部に大便を1次保存した後、通路用防水ジッパーを閉めて臨時的に上部大便保存部によって使用が可能であり、前記下部大便保存部の下面に設置された防水ジッパーをオープンして大便を排出することができるので、効率性と便宜性を同時に有することを特徴とする機能性おむつ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は機能性おむつに関し、より詳しくは、本体内部は大便が集まる空間である大便保存部が形成され、前記大便保存部の上部には大便が出入りされるように大便出入口が形成されて、小便や大便が燼門から出てすぐおむつの別途の空間に分離されて保存されるので、ほとんど臭いがせず、肌に大便が触れなくて褥瘡などができず、常に清潔で衛生的な機能性おむつに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、幼児や患者は排便を漏らさないようにおむつを着用する。前記おむつは着用しやすく、または衛生上多様な機能を備え、一例として、
韓国登録実用新案第20−0458014号公報には、防水材で、一側にポケットが形成された外皮及び前記外皮上に結合され、綿材質の内皮を具備するカバーと、前記カバーの内側に分離可能に結合される吸収パッドと、前記吸収パッドの中で中間部分から一側端部まで重なるように配置され、前記吸収パッドから分離可能に結合され、互いに分離可能に結合された複数のサブ吸収パッドと、前記内皮上に分離可能に結合されるが、前記吸収パッドの他側に配置されて前記吸収パッド上の大便を感知する大便感知センサーと、前記内皮上に分離可能に結合されるが、前記サブ吸収パッドに対応するように配置されて前記サブ吸収パッド上の小便を感知する小便感知センサーと、前記外皮のポケットに挿入され、前記大小便感知センサーと連結されて前記大小便感知センサーから伝達される感知情報を受信して前記感知情報が予めセッティングされた値を超過する場合、警報音を発生させる制御器とを含み、前記外皮の両側端部にはティッシュペーパがそれぞれ結合されるが、前記ティッシュペーパは広げて用いることができるように巻かれている状態で結合され、使用者が排泄物を排出した場合、使用者の体に付いた排泄物を拭いた後、前記吸収パッド上に付いた排泄物を前記外皮と結合された状態で覆うことができ、前記大小便感知センサーは前記吸収パッドまたは前記サブ吸収パッドの温度変化と、臭い変化及び重さ変化中の何れか一つの変化を感知することを特徴とするおむつが開示されている。
【0003】
また、韓国登録特許第10−1127945号公報には、液体を吸収するために、パルプ紙からなる吸収層と、吸収層の一面上に付着固定され、純綿や60番手麻からなる裏地と、吸収層の他面上に合成ビニル樹脂で所定の厚さでコーティングされたビニルコーティング層と、遠赤外線を発生することができる物質からなっており、吸収層の一面上に所定の厚さで形成される組成物層で構成される機能性おむつにおいて、前記裏地2と組成物層13との間に保温及び通孔層3が備えられ、前記保温及び通孔層3はカシミロン綿や恒温機能性を有する不織布からなって組成物層13上に付着、固定されることを特徴とする機能性おむつが開示されている。
【0004】
しかしながら、前記従来技術のように、小便処理器と大小便処理器など機械的に高齢の老弱者と患者に適用しているものの、実質的に環境によっては使用有無がほとんど不透明であり、不便な点がよほど多く、費用もたくさんかかる方である。
【0005】
既存のおむつは大便をした後、おむつと人の体の隔離距離、即ち空間が非常に狭小であることから、股ぐらと臍までそして尻まで大便が付いて衛生的でない。特に、女性は燼門の位置と陰部の位置がとても近く位置していて、常に大便が陰部に浸透する虞が存在する短所があり、衛生的に非常に良くない問題点が相変らず残っていた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明は前記のような問題点を解決するために案出されたもので、大便が小便や大便が燼門から出てすぐおむつの別途の空間に分離されて保存されるので、ほとんど臭いがせず、肌に大便が触れなくて褥瘡などができず、清潔で衛生的な機能性おむつを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は機能性おむつに関し、幼児や患者が着用することができる機能性おむつにおいて、前記機能性おむつは、本体100の内部は大便が集まる空間である大便保存部10が形成され、前記大便保存部10の上部には大便が出入りされるように大便出入口20が形成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
従って、本発明は大便が小便や大便が燼門から出てすぐおむつの別途の空間に分離されて保存されるので、ほとんど臭いがせず、肌に大便が触れなくて褥瘡などができず、清潔で、衛生的な顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の機能性おむつの断面図である。
図2】本発明の機能性おむつの写真である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明は機能性おむつに関し、幼児や患者が着用することができる機能性おむつにおいて、前記機能性おむつは、本体100の内部は大便が集まる空間である大便保存部10が形成され、前記大便保存部10の上部には大便が出入りされるように大便出入口20が形成されることを特徴とする。
【0011】
また、前記大便出入口20には使い捨て粘着バンド30が粘着されていることを特徴とする。
【0012】
本発明を添付図面によって詳しく説明すれば次の通りである。図1は本発明の機能性おむつの断面図であり、図2は本発明の機能性おむつの写真である。
【0013】
本発明のバンドは幼児や患者が着用することができ、通常のおむつ形態は矩形であり、人に安全なシリコーン素材をベースとし、アクリルなどの無溶剤タイプで、純粋物質で構成される。銀ナノ物質などを含ませて抗菌効果を有するようにする。接着バンドの素材は体に安全なシリコーン素材とアクリルベースにすることを基本とし、接着力の強度によって含量を配分することができる。そして上皮組職の細菌の繁殖を防ぐために、体に安全で、粘着力に全く阻害にならない抗菌性を有する。
【0014】
そして、内部には大便が集まる空間である大便保存部10が形成されるように空いている。そこで、本発明は小便と大便をいっぺんに分離処理が可能である。前記大便出入口20には使い捨て粘着バンドが粘着されていて、使用時、前記粘着バンドを取り除いた後用いる。
【0015】
一方、大便保存部は2重に上下に分けられて、上部大便保存部と下部大便保存部は連結通路が形成され、連結通路は通路用防水ジッパーによって開閉することができる。下部大便保存部の下面にも防水ジッパーが設置されている。そこで、下部大便保存部に大便を1次保存した後、通路用防水ジッパーを閉めて臨時的に上部大便保存部によって使用が可能であり、下部大便保存部の下面に設置された防水ジッパーをオープンして大便を排出することができるので、効率性と便宜性を同時に有する。
【0016】
従って、本発明は大便が小便や大便が燼門から出てすぐおむつの別途の空間に分離されて保存されるので、ほとんど臭いがせず、肌に大便が触れなくて褥瘡などができず、清潔で衛生的な顕著な効果を奏する
【産業上の利用可能性】
【0017】
本発明は機能性おむつに関し、幼児や患者が着用することができる機能性おむつにおいて、小便や大便が燼門から出てすぐおむつの別途の空間に分離されて保存されるので、ほとんど臭いがせず、肌に大便が触れなくて褥瘡などができず、清潔で衛生的な効果により、消費材として利用可能性が高い。
【符号の説明】
【0018】
100:本体
10:大便保存部
20:大便出入口
30:粘着バンド

図1
図2
【国際調査報告】