特表2021-517937(P2021-517937A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特表2021-517937流し、洗面台等用の防臭トラップ用の空気清浄剤及び自動化されている詰り解除装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2021-517937(P2021-517937A)
(43)【公表日】2021年7月29日
(54)【発明の名称】流し、洗面台等用の防臭トラップ用の空気清浄剤及び自動化されている詰り解除装置
(51)【国際特許分類】
   E03C 1/266 20060101AFI20210702BHJP
   E03C 1/284 20060101ALI20210702BHJP
   E03C 1/12 20060101ALI20210702BHJP
   B05B 7/26 20060101ALI20210702BHJP
   B05C 5/00 20060101ALI20210702BHJP
   B05B 12/04 20060101ALI20210702BHJP
【FI】
   E03C1/266 Z
   E03C1/284
   E03C1/12 Z
   B05B7/26
   B05C5/00 101
   B05B12/04
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2019-562361(P2019-562361)
(86)(22)【出願日】2019年3月18日
(85)【翻訳文提出日】2019年12月26日
(86)【国際出願番号】ES2019070180
(87)【国際公開番号】WO2019185957
(87)【国際公開日】20191003
(31)【優先権主張番号】U201830414
(32)【優先日】2018年3月26日
(33)【優先権主張国】ES
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】321004312
【氏名又は名称】ガリード ダ コンセイサン,パトリック
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】ガリード マルティネス,ミゲル アンヘル
【テーマコード(参考)】
2D061
4F033
4F035
4F041
【Fターム(参考)】
2D061BA01
2D061BA04
2D061BB03
2D061DA02
2D061DA03
2D061DD03
2D061DE21
2D061DE25
4F033QA09
4F033QB02Y
4F033QB03X
4F033QB12Y
4F033QB17
4F033QD02
4F033QD11
4F033QF01X
4F033QF07Y
4F033QF08X
4F035AA02
4F035BA02
4F035BA22
4F041AA16
4F041AB01
4F041BA05
4F041BA34
(57)【要約】
防臭トラップ(1)、パイプ(2)、曲げ管(3)、洗面台(6)の弁(5)と曲げ管(3)との間に位置しており、洗面台(6)の弁(5)に接続されている接続片(4)を備えている設備内に配置されている流し、洗面台等用の防臭トラップ用の自動化されている詰り解除装置であって、製品の区画(8)と、排出媒体区画(9)と、制御及び命令用の電子区画(10)とからなる入れ物(7)を有する詰り解除装置であって、空気清浄剤機能用の媒体が収容されており、空気清浄剤排出ポンプ(11)、空気清浄剤圧縮器(12)、及び噴霧器(19)だけでなく詰り解除区画も有し、詰り解除区画は、詰り解除剤排出ポンプ(13)と、詰り解除剤を水供給パイプ(2)に放出するノズル(23)を備えている詰り解除タンク(82)とを有している。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
防臭トラップ(1)、パイプ(2)、曲げ管(3)、洗面台(6)の弁(5)と曲げ管(3)との間に位置しており、洗面台(6)の弁(5)に接続されている接続片(4)とを備えている設備内に配置されている流し、洗面台等用の防臭トラップ用の自動化されている詰り解除装置であって、
製品の区画(8)と、排出媒体区画(9)と、制御及び命令用の電子区画(10)とからなる入れ物(7)を有し、
空気清浄剤機能用の手段が収容されており、排出ポンプ(11)、空気清浄剤圧縮器(12)、及び噴霧器(19)を有し、制御及び命令用のプログラム可能なマイクロチップ(16)を備えている電子制御部(10)及び詰り解除区画も備えており、詰り解除区画は、
詰り解除剤(15)を曲げ管(3)の上方のパイプ(2)に自動的に投入する詰り解除剤排出ポンプ(13)と、
詰り解除タンク(82)と、
詰り解除ダクト(24)と、
詰り解除剤を水パイプ(2)に射出するノズル(23)と、
を有する、
装置。
【請求項2】
空気と空気清浄剤(14)との混合物が、空気清浄剤ダクト(21)と空気ダクト(22)とが終端している空洞(20)内で作られることを特徴とする、請求項1に記載の流し、洗面台等用の防臭トラップ用の自動化されている詰り解除装置。
【請求項3】
空気と空気清浄剤(14)との混合物が霧の形態でそれを通して放出される噴霧器(19)は、注入ノズルであることを特徴とする、請求項1または2に記載の流し、洗面台等用の防臭トラップ用の自動化されている詰り解除装置。
【請求項4】
空気清浄剤タンク(81)及び詰り解除剤タンク(82)は、再充填可能な内容物が固定されていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の流し、洗面台等用の防臭トラップ用の自動化されている詰り解除装置。
【請求項5】
空気清浄剤タンク(81)及び詰り解除剤タンク(82)は、取り外し可能で交換可能なことを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の流し、洗面台等用の防臭トラップ用の自動化されている詰り解除装置。
【請求項6】
プログラム可能なマイクロチップ(16)は、排出媒体の制御を押しボタンに関連付け、空気清浄剤の排出媒体、ポンプ(11)、及び空気清浄剤の空気圧縮機(12)が、使用者による空気清浄剤押しボタン(17)の作動によって瞬間的に作動することを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の、流し、洗面台等用の防臭トラップ用の自動化されている詰り解除装置。
【請求項7】
対応している詰り解除押しボタン(18)を作用させている間に、詰り解除剤排出ポンプ(13)の排出媒体が作動するように、プログラム可能なマイクロチップ(16)は、排出媒体の命令を押しボタンに関連付けることを特徴とする、請求項1から6のいずれか1項に記載の、流し、洗面台等用の防臭トラップ用の自動化されている詰り解除装置。



【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明が対象とする、流し、洗面台等用の現在の空気清浄剤及び自動化されている詰り解除装置は、空気清浄剤排出ポンプ、防臭トラップを介して流し、洗面台等の出口まで表面に向けて上昇して、快適な雰囲気を提供する空気と空気清浄剤製品との混合物を生成する注入器に空気を排出する圧縮器を備えている空気清浄剤手段を収容する入れ物を有している。
【0002】
装置は、曲げ管の上方のパイプ用の「ジェル」、苛性ソーダ、または詰り解除剤を含んでいる詰り解除剤の自動投入排出ポンプを有しており、この詰り解除製品がパイプの下側の壁を曲げ管及びパイプまで滑り落ちてあらゆる残留物に作用するように詰り解除装置としての機能する手段も有している。
【0003】
装置は、使用者によってプログラム可能である及び/または押しボタン等の作動によって、いつでも要求に応じて作用する。
【背景技術】
【0004】
本発明の背景の中で、同じ発明者による特許文献1「Plumbing trap for tap installations(蛇口の装備用の防臭トラップ)」が際立っており、排水弁と曲げ管との間に配置されており、悪臭に作用することを見越した空気清浄剤製品及び/またはチューブ内の詰りの形成を防止するように構成されている詰り解除製品を個別にまたは同時に備えており、水が製品を含んでいるカートリッジを通過することによって製品を溶解させ、ファンを使用して空気清浄効果を増大させることによって達成されるように作用するカプセルをその結合部内に内蔵している防臭トラップの説明及び請求をしている。
【0005】
この防臭トラップは完全に手動で、特定のパイプを循環する水の流れに依存しており、つまり、それぞれの空気清浄剤及び詰り解除剤(通常は個体)の交換には、洗面台から同じ水パイプに挿入されているカートリッジにアクセスしなければならず、特定の能力が必要で、使用者にとって様々な不便の原因になり、多くの場合、使用によって部品が摩耗すると交換されない。また、空気清浄剤及び詰り解除剤の強さは、該当する製品のタブレットの摩耗の状態に従って一般に変化し;そのため、一定量が使用されない。
【0006】
他方、特許文献2の「Programmed automatic dispenser of cleaning agents in a duct and system(ダクト内の洗浄剤のプログラムされている自動ディスペンサ及びシステム)」においては、排水管、曲げ管、流し等に使用されるディスペンサは、洗浄剤タンクだけでなく電池、マイクロチップ、及び流れ制御弁も有している。マイクロチップによって命令されるこの弁は、確立されているプログラムに従って自動的に開いて、重力によってある量の製品が洗浄するチューブ内に滴下する。
【0007】
この場合、ディスペンサは、電池を使用し、弁を開き、洗浄製品をパイプ内に通過させ、それを重力で落下させるマイクロチップに命令されるだけであって、つまり放出される洗浄製品の量は、タンクに残される製品の量に依存することになる。この発明が空気清浄剤やチューブ詰り解除剤を使用するという証拠はない。
【0008】
他の一連の発明が存在し、その自動装置は、洗剤タンクまたは洗浄剤を有しており、ユーザによって管理させ、水の流れに対する洗剤の通路を開閉して電気弁によって特定の量を水の流れに対して供給して、投入量及び混合を助ける。それらすべてにおいて、混合は、殺菌性製品のある量を投入する特定のカートリッジまたは媒体を通した水の循環によって行われ、つまり、混合用のこれらの媒体を通した水の流れに依存している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】スペイン国特許出願公開第1192458号明細書
【特許文献2】英国特許出願公開第2383393号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
全ての前述の不便に対する全般的な解決策を提供するために、流し、洗面台等用の防臭トラップ用の空気清浄剤及び自動化されている詰り解除装置を以下で説明する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
装置は、ほとんどの要素を集めた入れ物を有している。この入れ物は、製品区画、排出媒体区画、及び制御電子区画からなり、機能用の媒体が収容されている:
空気清浄剤は、
空気清浄剤液体製品を吸入して、空気清浄剤ダクトの反対側の端部に位置している噴霧器に向けて押し出し、水パイプに向けて放出する空気清浄剤排出ポンプ、
加圧されている空気を同じ空気清浄剤噴霧器に押し込んで、空気を空気清浄剤製品と混合する空気清浄剤圧縮器、
ポンプによって吸引される回路に連続して配置されており、その充填物が容易に交換可能な空気清浄剤タンク、及び
噴霧された混合物がパイプに向けて空洞内に放出される噴霧器、
を有している。
詰り解除剤は、
詰り解除剤排出ポンプ、ディスペンサ、曲げ管の上方のチューブ用の自動ジェル、苛性ソーダ、または詰り解除剤、この詰り解除製品は、パイプの下側の壁に沿って曲げ管に向けて摺動する。この詰り解除剤排出ポンプは、詰り解除剤媒体区画内に位置している。
詰り解除剤タンクは、詰り解除液体を備えている1個または2個以上の容器であって、ポンプはそのプログラミングに依存してそこからわずかな量を取り出す、及び
水パイプ詰り解除剤の排出ノズル、
からなる。
制御及び命令のプログラム可能なマイクロチップを備えている電子部品による制御部。
【0012】
この空気清浄剤の吹送は、プログラム可能なマイクロチップを使用して、ポンプ及び空気圧縮機を制御して自動的に実施される、または、手動で実施可能であり、つまり吹送は、使用者の意図によって、押しボタン等を押すことによって開始される。
【0013】
詰り解除剤が、共にいったんパイプ内に射出されると、使用者が流す水が詰り解除剤を引き連れ、チューブを通して流れ、あらゆる残留物に作用する。
【0014】
装置は使用者によってプログラム可能で、そのために、プログラム可能なマイクロチップには、空気清浄剤及び詰り解除剤の両方の注入率や、注入する投入量などのプログラミングの選択肢を示す単純なディスプレイだけでなくオン・オフ表示が組み込まれている。
【0015】
電子制御部全体だけでなく、空気清浄剤及び詰り解除剤の製品を放出する機械手段も、使用者が届く範囲の入れ物の部分内に位置している。同様に、空気清浄剤及び詰り解除剤の消耗製品の堆積部分も、製品の交換及び装置の保守を促進するために使用者が容易に届く入れ物の他の部分にある。
【0016】
同様に、この装置の各機能、つまり、空気清浄剤、詰り解除剤、またはその他の殺菌剤には、それらのそれぞれの制御部/ボタンが備わっており、回路内で確立されているプログラミングにかかわらず、使用者にはそれぞれの押しボタン制御によって作動させることによる随意に任意の機能を作動させる選択肢がある。
【0017】
言い換えれば、投入量がいったんプログラムされると、それは一定で、パイプを流れる水やそれぞれの堆積部分に残っている製品の量にかかわらず、対応しているポンプによって実行できないレベルになるまで排出され、装備で利用できる使用量とは独立している。
【0018】
装置に取り付けられている様々な電気装置が、主な接続部によって供給を受けている。ポンプや圧縮器などの装置がわずかな動力である限り、ユニットの電気消費は最小である。
【0019】
以上にかかわらず、プログラム可能なマイクロチップは、主な接続部への接続によらず、主電源から接続解除されたときに消去されるのを防止するために、プログラムメモリからの電源電池を有している。
【0020】
他方、空気清浄剤及び詰り解除剤のチューブへの注入点は、流し、洗面台等用の弁と曲げ管との間に位置している接続片内に、液体の導入を可能にする、たとえば、2重「T」片、単純なT片、クイック接続部、または任意の手段を介して作られている。そのため、注入する製品を供給する入れ物と注入噴霧器との間の連通は、対応しているダクトによって実施される。
【0021】
この接続片内に、対応する射出器が挿入されており、一方で、空気と空気清浄剤との混合物をこの混合物を噴霧する数個の小さい穴によってパイプの内部に放出する噴霧器である。この混合は、空気清浄剤のダクト、つまり、空気清浄剤ダクト及び空気ダクトが空気区画に供給する空洞内で行われる。空気と空気清浄剤との混交物のこの噴霧器は、注入器ノズル内で実現されている。
【0022】
他方、接続片内には、パイプ内に詰り解除コンジットによって案内されている詰り解除剤の液体を液体またはジェルの形態の詰り解除タンクから導入するノズルからなる射出器が配置されている。つまり、詰り解除剤排出ポンプは、その区画内にある詰り解除剤製品を詰り解除ダクトを通して接続片内のその対応する出口に駆動して、ポンピングした量をコンジット内に注ぎ、この製品は重力によって曲げ管内に堆積するまで水パイプを通して流れる。たまっている水と部分的に混合された詰り解除製品は、しかし、流れが発生した時に水で洗い流される。
【0023】
本装置は、チューブ用の殺菌製品も保持することができるが、それは、よく知られているように、ほとんどの細菌は水チューブのこの部分で発生するからである。手段及び作用の仕方は、詰り解除製品について述べたものと同一である。そのため、この装置は、殺菌製品または詰り解除特性及び殺菌特性の両方を組み合わせている製品を使用してもよい。
【0024】
空気清浄剤機能については、入れ物の空気清浄剤区画は、空気清浄剤タンクも一方に有している。このタンクは、空気清浄剤を備えている再充填可能なタンクが選択されている場合に固定することが可能であるか、交換可能なシステムが使用されている場合に取り外し可能である。
【0025】
ポンプ及び空気清浄剤圧縮器は、空気清浄剤のパイプへの排出の命令を受信すると、両方の機構(ポンプ及び空気圧縮機)は空気清浄剤及び空気の対応する量を供給するように、同期して動作し、液体は、それらの対応するダクトを通して端部の手前で空洞まで循環し、両方が混合され、水のパイプに放出され、噴霧器を通して霧の形態で散乱する。
【0026】
霧(空気と霧状の空気清浄剤との混合物)が水のパイプに注入されると、放出された圧力で上昇しようとし、そのパイプの上部に向かうことになり、流し、洗面台等の弁を通して建物の内部に向かって離れ、典型的な悪臭の代わりに快適な芳香を供給する。
【0027】
パイプ内に導入された霧は、下流に循環することができず、曲げ管に含まれている水の表面にだけ循環可能で、それにしみ込んで香りをつけるので、無駄になる空気清浄剤の量が最小になるか実質的になくなる。
【0028】
プログラム可能なマイクロチップは、媒体の排出の制御と押しボタンとを関連付け、空気清浄剤の排出媒体、ポンプ、及び空気清浄剤圧縮器が、使用者による空気清浄剤ボタンの作動によって瞬間的に作動する。同様に、詰り解除剤排出ポンプは、対応する詰り解除剤押しボタンが操作されている間に作動することになる。
【発明の効果】
【0029】
本発明の説明から、従来技術に関連して以下の利点が得られる。
注入する製品用の対応する排出ポンプ及び空気圧縮機などの動作機構は、使用者及び保守の両方にとって快適で実際的な位置にある入れ物内に位置している。
同様に、駆動される製品(空気清浄剤、詰り解除剤、殺菌剤等)の堆積は、前述の入れ物の他の区画内に位置しており、それらの交換及び/または再充填が使用者にとって実際的で快適になる。
この装置は、使用者としての注意は必要ないが、プログラム自体は空気清浄剤、詰り解除剤、殺菌剤、または供給される製品のプログラミングによって決定されているその対応している投入量を放出する。
プログラムされている投入量は、一定で自動的であり、それは、その量が残っている製品の量またはパイプを通して循環する水の流れに依存していないからである。
自動的な投入量に加えて、使用者には、選択された回路の対応している押しボタンに作用し、製品を必要な時により多く作用させることによる量の追加についての選択肢が常にある。
空気清浄剤は最大限に使用され、それはパイプを循環する水内で消失せず、弁を通して洗面台まで上昇するからである。
【0030】
本発明の目的をよりよく理解するために、その優先する実際的な実施形態を添付の図面に示している。
【図面の簡単な説明】
【0031】
図1図1は、本発明が網羅している装置の模式図を示している。
図2図2は、図1の入れ物の部品の模式図を示している。
【発明を実施するための形態】
【0032】
本発明の構成及び特徴は、添付の図面を参照する以下の説明によってよりよく理解され得る。
【0033】
図1及び2において、本装置は簡単に示されており、その設備は、水パイプ2を区分けした防臭トラップ1、曲げ管3、洗面台6の弁5に接続されている接続片4をまず示しており、装置は、ほとんどの要素を集めている入れ物7からなる。
【0034】
この入れ物7は、製品区画8、排出媒体区画9、及び電子区画10からなる。
【0035】
製品区画8は、空気清浄剤タンク81及びプランジャ製品タンク82だけでなく水供給パイプ2内への注入のための任意の他の消耗品タンク用の内側の収容部分を有している。他方、排出区画9は、空気清浄剤排出ポンプ11、空気圧縮機12、及び詰り解除剤排出ポンプ13を備えている詰り解除排出媒体区画92からなる空気洗浄剤排出媒体区画91を収容している。
【0036】
タンク81、82は、特に対象の製品が再充填可能な場合または新しいものに交換可能なタンク用の対応している固定部分が存在している場合に、製品区画8内に固定し得る。これらのタンクは、パイプ内で消費される製品を収容しており、つまり、空気清浄剤タンク81は、空気清浄剤14、好ましくは液体を収容することになり、詰り解除タンク82は、詰り解除剤15自体を収容することになる。
【0037】
同時に、電子制御及び命令部10の区画は、使用者が特定の数のあらかじめ確立されているプログラム選択したり、洗面台6または流しからの水の排出パイプ内への製品の投入周期及び自動投入量を個人的にプログラムしたりすることを可能にするプログラム可能なマイクロチップ16を収容している。
【0038】
また、このプログラム可能なマイクロチップは、供給媒体の制御を押しボタンに関連付け、空気清浄剤の供給媒体、ポンプ11、及び空気清浄剤の空気圧縮機12が、使用者による空気清浄剤押しボタン17の作動によって瞬間的に作動する。同様に、詰り解除剤排出ポンプ13は、対応している詰り解除剤押しボタン18が操作されている間に作動することになる。
【0039】
他方、この接続片4内には、空気と空気清浄剤14との混合物を霧の形態で噴霧する数個の小さい穴によってこの混合物をパイプ2内に放出する噴霧器19を有する対応する射出器が挿入されている。この混合は、空気清浄剤のダクトが空気区画91内で終端している、つまり、一方で空気清浄剤ダクト21、他方で空気ダクト22が終端している空洞20内で行われる。
【0040】
接続片4の他の点で、射出器は、詰り解除タンク82から詰り解除ダクト24によって案内されている詰り解除液体15を、重力によってパイプ2を通して曲げ管3に向けて下降し、曲げ管内に保持されている水と部分的に混合することになる液体またはジェルの形態でパイプ2内に導入するノズル23を有している。
【0041】
その適用は非常に簡単であって、そのため、空気清浄剤81のタンクが空気清浄剤14をいったん収容し、詰り解除タンク82が詰り解除剤15を収容し、プログラム可能なマイクロチップ16の選択されたプログラムが推進手段、空気清浄剤のポンプ11及び空気圧縮機12に命令を送信すると、これらが、空気清浄剤14及び空気をそれぞれのダクト21、22を通して空洞20まで推進し、そこで両方の液体の混合物が生成され、それから混合物は単一のダクトを通して噴霧器19まで通過し、噴霧器19が混合物を水のパイプ2内に霧の形態で注入する。
【0042】
圧力及び密度の違いによって、空気清浄剤を含んでいるこの霧は、パイプ2を通して弁5に向けて上昇し、洗面台6を通して外に向かう。他方、空気よりも密度が高いため、または空気の飽和のせいで霧の一部は、パイプ2の下側の部分に向けて曲げ管の水まで下降して、空気清浄剤をわずかにしみ込ませることになる。
【0043】
詰り解除剤の場合、プログラム可能なマイクロチップ16は、詰り解除剤15を詰り解除剤チューブ24を通してノズル23まで、そしてそこからパイプ2の内側に駆動する詰り解除剤排出ポンプ13に対して作用する。この詰り解除液体15は、水よりも濃く、ノズル23によって霧化されないので、水のパイプ2を通して曲げ管3に向けて通常はパイプ2自体の壁を通して下降し、詰り解除製品15の薄い膜が曲げ管3の底に作られ、他の部分は水自体に溶けることになる。
【0044】
使用者が、パイプ2を通して洗面台6から水を排出すると、水は、パイプ2の壁上及び曲げ管3の底に堆積している詰り解除製品15を排水管を通して引き連れ、水の通過を塞いでいるこれらの点に作用し、その詰り解除機能を働かせる。
【0045】
他方、プログラム可能なマイクロチッププログラム16の命令以外に、使用者は、いつでも空気清浄剤17の押しボタンを操作し、それによって推進のための空気清浄剤手段、ポンプ11、及び空気圧縮機12が作用を受けて、前述のようにパイプ2内の対応する空気清浄剤14が洗面台6の外側に向けて射出される。
【0046】
使用者が詰り解除剤押しボタン18に作用した場合、詰り解除剤としての装置に対する詰り解除剤としてのその特定の動作は前述のようになるが、押しボタンの操作の間に機能するだけとなる。
図1
図2
【国際調査報告】