(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2021-517939(P2021-517939A)
(43)【公表日】2021年7月29日
(54)【発明の名称】ビデの振動ノズル
(51)【国際特許分類】
E03D 9/08 20060101AFI20210702BHJP
B05B 1/00 20060101ALI20210702BHJP
【FI】
E03D9/08 D
B05B1/00 Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2020-552251(P2020-552251)
(86)(22)【出願日】2019年1月29日
(85)【翻訳文提出日】2020年10月21日
(86)【国際出願番号】KR2019001199
(87)【国際公開番号】WO2019198920
(87)【国際公開日】20191017
(31)【優先権主張番号】10-2018-0041928
(32)【優先日】2018年4月11日
(33)【優先権主張国】KR
(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ
(71)【出願人】
【識別番号】520366651
【氏名又は名称】リム ヨンキュン
(74)【代理人】
【識別番号】100149870
【弁理士】
【氏名又は名称】芦北 智晴
(72)【発明者】
【氏名】リム ヨンキュン
【テーマコード(参考)】
2D038
4F033
【Fターム(参考)】
2D038JA00
2D038JA02
2D038JA03
2D038JF00
4F033AA04
4F033BA04
4F033CA05
4F033DA02
4F033EA01
4F033LA00
4F033NA01
(57)【要約】
本発明は、ノズルチップと振動モーターが互いに分離形成されるので、ノズルチップの振動効率を最大化させてクリーンな洗浄を可能にし、ノズルチップがノズルカバーの先端内側の一部にのみ結合されるためノズルチップのサイズを小型化して製造コストを節減し、ノズルチップに連結される洗浄水供給管が振動モーターのシャフトの両側に配置されるためノズルの直径を最小限に抑えることができるうえ、別途の水路を形成する構造物が必要ないため製造コストを節減することができる、ビデの振動ノズルに関する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビデ本体内の前後方に移動可能に配置されるノズルカバー;
前記ノズルカバーの先端内側に振動モーターから分離結合されて洗浄水が噴出されるノズルチップ;
前記ノズルチップから一定距離離隔しているノズルカバーの内側に結合され、シャフトによってノズルチップに連結されて前記ノズルチップに振動を与える振動モーター;
前記ノズルチップの連結具にそれぞれ結合され、前記シャフトの両側に配置されて洗浄水噴出孔とビデ噴出孔へ洗浄水を供給する洗浄水供給管;
前記振動モーターの先端部と後端部にそれぞれ結合され、ノズルカバーの内周面に密着して振動モーターによる振動伝達を防止するようにし、中央にシャフトが位置するように貫通孔が設けられ、前記貫通孔の両側に連通して洗浄水供給管をそれぞれ収容して支持する収容空間が設けられる防振部材;及び
前記ノズルカバーの後端に結合され、振動モーターがノズルカバーから離脱しないようにする閉止カバー;を含んでなることを特徴とする、ビデの振動ノズル。
【請求項2】
ノズルチップは、
前記洗浄水噴出孔と前記ビデ噴出孔がそれぞれ形成されるボディ、
前記ボディの後端に形成され、前記振動モーターのシャフトが結合される結合具、及び
前記結合具の両側に形成され、前記洗浄水供給管が連結される連結具を備えることを特徴とする、請求項1に記載のビデの振動ノズル。
【請求項3】
前記洗浄水供給管は、フレキシブルなホースで形成され、配置位置を選択的に可変させることを特徴とする、請求項1に記載のビデの振動ノズル。
【請求項4】
前記洗浄水供給管の先端部は、前記ノズルチップの連結具に連結されるように内側に段差部が形成されることを特徴とする、請求項1に記載のビデの振動ノズル。
【請求項5】
前記閉止カバーは、中央が開口して、前記洗浄水供給管がビデの内側に連結されるように案内空間が設けられ、下部には、前記防振部材の後方に密着して振動モーターを支持する支持片が設けられることを特徴とする、請求項1に記載のビデの振動ノズル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ビデの振動ノズルに係り、より詳細には、ノズルチップと振動モーターが互いに分離形成されるので、ノズルチップの振動効率を最大化させてクリーンな洗浄を可能にし、ノズルチップがノズルカバーの先端内側の一部にのみ結合されるためノズルチップのサイズを小型化して製造コストを節減し、ノズルチップに連結される洗浄水供給管が振動モーターのシャフトの両側に配置されるためノズルの直径を最小限に抑えることができるうえ、別途の水路を形成する構造物が必要ないため製造コストを節減することができる、ビデの振動ノズルに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、ビデは、人体の肛門と局部を洗浄するために便器に設置されて使用されるものである。このビデには、用便の後に、ノズルを介して噴出される洗浄水でトイレペーパーなしに肛門を洗浄する肛門洗浄、前記洗浄水で女性の局部を洗浄する局部洗浄、及び洗浄水が噴出されるノズルを連続反復的に前・後進させてマッサージ効果が得られるようにするマッサージ洗浄などがある。
【0003】
しかし、上述したような洗浄を行うことができるように備えられるノズルは、ビデ内の洗浄水タンクを介して吐水される洗浄水が洗浄孔から直水型に噴出されるので、洗浄部位を効果的に洗浄することができないという問題点があった。
【0004】
かかる問題点を解決するために、韓国実用新案登録第20−0411530号にはビデノズルの噴出チップ構造が開示されている。
【0005】
ところが、このビデノズルの噴出チップ構造は、ビデタンクから供給される洗浄水によって回転部材が回転しながら洗浄孔の開放及び閉鎖動作を繰り返して洗浄水を噴出するので、消費される洗浄水の量を減らし且つ洗浄効率を増大させることができるが、洗浄水が一時に一定量ずつ噴出されるので、洗浄水の水圧による痛みを感じさせるおそれがあるだけでなく、ユーザーに違和感を与えるという問題点があった。
【0006】
かかる問題点を解決するために、韓国実用新案登録第20−0422546号にはビデノズルの振動装置が開示されている。
【0007】
ところが、上述したようなビデノズルの振動装置は、流路が形成されたノズルに振動部が内蔵され、ビデのボタン信号に応じて振動部材が回転しながらノズルを振動させて洗浄水を噴出するので、洗浄部位を広げて容易に洗浄するという利点はあるが、振動部がノズルの内側に一体的に装着されるため、ノズルの振動幅が小さくて洗浄力に劣るだけでなく、ノズルに振動を起こす振動部材がノズル管と直交するように装着されるか或いは垂直方向に装着されるので、洗浄孔を介して噴出される水流に活発なアクションを付与するには限界があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
そこで、本発明は、上述したような従来の諸般問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、ノズルチップと振動モーターが互いに分離形成されるので、ノズルチップの振動効率を最大化させてユーザーの洗浄部位をより清潔に洗浄することができる、ビデの振動ノズルを提供することにある。
【0009】
また、本発明の他の目的は、ノズルチップがノズルカバーの先端内側の一部にのみ結合されてノズルチップのサイズを小型化するため、製造コストを節減することができる、ビデの振動ノズルを提供することにある。
【0010】
また、本発明の別の目的は、ノズルチップに連結される洗浄水供給管が振動モーターのシャフトの両側に配置されるためノズルの直径を最小限に抑えることができるうえ、別の水路を形成する構造物がないため製造コストを大幅に節減させることができる、ビデの振動ノズルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明に係るビデの振動ノズルは、ビデ本体内の前後方に移動可能に配置されるノズルカバー;
前記ノズルカバーの先端内側に振動モーターから分離結合されて洗浄水が噴出されるノズルチップ;
前記ノズルチップと一定距離離隔しているノズルカバーの内側に結合され、シャフトによってノズルチップに連結されて前記ノズルチップに振動を与える振動モーター;
前記ノズルチップの連結具にそれぞれ結合され、前記シャフトの両側に配置されて洗浄水噴出孔とビデ噴出孔へ洗浄水を供給する洗浄水供給管;
前記振動モーターの先端部と後端部にそれぞれ結合されて供給管を収容し、ノズルカバーの内周面に密着して振動モーターによる振動伝達を防止する防振部材;及び
前記ノズルカバーの後端に結合され、振動モーターがノズルカバーから離脱しないようにする閉止カバー;を含んで構成される。
【0012】
また、ノズルチップは、洗浄水噴出孔とビデ噴出孔がそれぞれ形成されるボディ、
前記ボディの後端に形成され、振動モーターのシャフトが結合される結合具、及び
前記結合具の両側に形成され、洗浄水供給管が連結される連結具を備える。
【0013】
また、前記洗浄水供給管は、フレキシブルなホースで形成され、配置位置を選択的に可変させることができる。
【0014】
また、前記防振部材は、中央にシャフトが位置するように貫通孔が設けられ、前記貫通孔の両側に連通し、洗浄水供給管をそれぞれ収容して支持する収容空間が設けられる。
【0015】
また、前記洗浄水供給管の先端部は、ノズルチップの連結具に連結されるように内側に段差部が形成される。
【0016】
また、前記閉止カバーは、中央が開口して、洗浄水供給管がビデの内側に連結されるように案内空間が設けられ、下部には、防振部材の後方に密着して振動モーターを支持する支持片が設けられる。
【発明の効果】
【0017】
本発明に係るビデの振動ノズルによれば、ノズルチップと振動モーターが互いに分離形成されるので、ノズルチップの振動効率を最大化させてユーザーの洗浄部位をより清潔に洗浄することができるため、製品に対するユーザーの信頼性を向上させるという効果がある。
【0018】
また、本発明に係るビデの振動ノズルによれば、ノズルチップがノズルカバーの先端内側の一部にのみ結合されてノズルチップのサイズを小型化するため、製造コストを節減して経済性を確保することができるという効果がある。
【0019】
また、本発明に係るビデの振動ノズルによれば、ノズルチップに連結される洗浄水供給管が振動モーターのシャフトの両側に配置されるためノズルの直径を最小限に抑えることができるだけでなく、別途の水路を形成する構造物が必要ないため製造コストを大幅に節減することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図4】本発明の洗浄水供給管が振動モーターの両側に配置された状態の正断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施形態を詳細に説明する。
【0022】
図1は本発明の分離斜視図、
図2は本発明の平断面図、
図3は本発明の側断面図である。
【0023】
本発明に係るビデの振動ノズル100は、ノズルカバー110、ノズルチップ120、振動モーター130、洗浄水供給管140、防振部材150及び閉止カバー160で構成されるものである。次に、これをより具体的に説明する。
【0024】
まず、ノズルカバー110は、前記ノズルチップ120、振動モーター130、洗浄水供給管140及び防振部材150を収容することができる長さに形成され、樹脂材またはステンレス鋼材質で形成されることが好ましい。
【0025】
また、ノズルチップ120は、ノズルカバー110の先端に結合され、前記ノズルチップ120の後方に結合される振動モーター130から一定距離離隔するように結合される。
【0026】
前記ノズルチップ120は、内部に洗浄水噴出孔121aとビデ噴出孔121bがそれぞれ形成されるボディ121が設けられ、前記ボディ121の後端中央には結合具122が突設されることにより、振動モーター130のシャフト131が結合される。
【0027】
前記結合具122の両側には、洗浄水供給管140に連結されてそれぞれ洗浄水噴出孔121aとビデ噴出孔121bを介して洗浄水が供給されるように連結具123が形成される。
【0028】
前記ノズルチップ120は、ノズルカバー110の全体ではなく、先端の一部にのみ装着されるように小型に形成されるので、製造コストを最小限に抑えることができる。
【0029】
また、前記ノズルカバー110の内側には、ノズルチップ120に振動を付与する振動モーター130が結合される。
【0030】
前記振動モーター130の内部構造は、通常の振動モーターと同一であり、ビデのコントロール部と電気的に接続されている。
【0031】
前記振動モーター130は、ノズルチップ120の後方における、ノズルチップ120から一定距離離隔している位置に結合され、前記ノズルチップ120と振動モーター130との間には、いかなる構造物の妨害もないように空き空間が形成され、前記空き空間の長さは、シャフト131の長さに対応して縮小またはさらに延長され得る。
【0032】
前記振動モーター130のセンターに備えられたシャフト131は、ノズルチップ120の後端に形成された結合具122に結合され、振動モーター130の作動によって発生する振動をノズルチップ120に伝達する。
【0033】
また、前記ノズルチップ120に形成された連結具123には、洗浄水供給管140がそれぞれ結合されて連結される。
【0034】
前記洗浄水供給管140は、フレキシブルなホースで形成され、水路の位置を自由自在に変更可能であり、前記洗浄水供給管140の先端部は、内側に段差部141が形成されて連結具123との結合を容易にする。
【0035】
前記洗浄水供給管140は、結合具122の両側に形成された連結具123に連結され、振動モーター130のシャフト131を中心に両側に位置し、前記洗浄水供給管140は、結合される個数に応じて位置変更が可能であり、振動モーター130の設置方向に応じて位置変更も可能である。
【0036】
したがって、上述したように洗浄水供給管140がホースで形成されるので、別途の樹脂からなる管体を形成する必要がないため、製造コストを最小限に抑えることができ、状況に応じて水路の位置を可変させることができる。
【0037】
また、前記振動モーター130の先端部と後端部には、軟質の防振部材150がそれぞれ結合される。
【0038】
前記防振部材150は、振動モーター130とノズルカバー110との間に密着して、振動モーター130による振動がノズルカバー110へ伝達されないように遮断する役割を果たす。
【0039】
前記防振部材150の中央には、シャフト131がノズルチップ120に結合されるように開放された貫通孔151が形成され、前記貫通孔151の両側には、収容空間152が延長形成されるが、この収容空間は、洗浄水供給管140をそれぞれ支持するように収容する役割を果たす。
【0040】
前記防振部材150の収容空間152は、振動モーター130の両側に位置することが好ましいが、洗浄水供給管140の配列位置に応じて方向が変わることもある。
【0041】
また、前記ノズルカバー110の後端には、振動モーター130がノズルカバー110から分離されないようにする閉止カバー160が結合される。
【0042】
前記閉止カバー160は、中央が開口した形状を有し、上述のように開口した案内空間161には、洗浄水供給管140がビデの内側に連結され、前記閉止カバー160の下部に形成された支持片162は、振動モーター130の後端に結合された防振部材150の後方に密着して、振動モーター130がノズルカバー110の内側で遊動しないように堅固に結合される。
【0043】
上述のように構成される本発明に係るビデの振動ノズル100は、
図5及び
図6に示すように、ビデコントロール部の洗浄ボタンを作動させると、ビデ内の水槽を介して、シャフト131の両側に配置された洗浄水供給管140のうち、洗浄水噴出孔121aに連結された洗浄水供給管140へ洗浄水が供給されるとともに、ノズルチップ120の洗浄水噴出孔121a側へ洗浄水が供給される。
【0044】
この際、前記振動モーター130は、速い速度で振動を起こし、シャフト131は、秒あたり60,000回以上に振動しながら一定間隔離隔している位置のノズルチップ120に振動を伝達する。
【0045】
また、前記ノズルチップ120に供給された洗浄水は、洗浄水噴出孔121aを介して噴出されるとともに、前記洗浄水は、前記ノズルチップ120に伝達される振動によって活発なアクションを付与する。これにより、微細な粒子が形成されてSラインの曲線をなしながら分散されることにより、ユーザーの洗浄部位をより清潔に洗浄することができる。
【0046】
以上のように、本発明は、たとえ限定された実施形態と図面によって説明されたが、本明細書及び請求の範囲で使用された用語や単語は、通常的または辞典的な意味に限定されて解釈されてはならず、本発明の技術的思想に合致する意味と概念で解釈されるべきである。
【0047】
したがって、本明細書に記載された実施形態と図面に示された構成は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明の技術的思想をすべて代弁するのではないため、本発明の請求の範囲を逸脱することなく様々な均等物と変形例があり得ることを理解すべきである。
【国際調査報告】