特表2021-521671(P2021-521671A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2021-521671(P2021-521671A)
(43)【公表日】2021年8月26日
(54)【発明の名称】通信方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/04 20090101AFI20210730BHJP
   H04W 28/24 20090101ALI20210730BHJP
   H04W 76/10 20180101ALI20210730BHJP
【FI】
   H04W72/04 111
   H04W28/24
   H04W76/10
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】67
(21)【出願番号】特願2020-554201(P2020-554201)
(86)(22)【出願日】2018年7月23日
(85)【翻訳文提出日】2020年10月19日
(86)【国際出願番号】CN2018096589
(87)【国際公開番号】WO2019192104
(87)【国際公開日】20191010
(31)【優先権主張番号】201810299596.8
(32)【優先日】2018年4月4日
(33)【優先権主張国】CN
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】521218881
【氏名又は名称】オナー デバイス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ハン,フォン
(72)【発明者】
【氏名】ジン,インハオ
(72)【発明者】
【氏名】タン,ウエイ
(72)【発明者】
【氏名】スン,ウェンチィ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA33
5K067AA34
5K067DD45
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE16
(57)【要約】
本願は、通信方法及び装置を提供する。方法は、セントラルユニット・ユーザプレーンノード(CU−UP)によって第1情報を取得することであり、第1情報は、CU−UPに対して、第1データパケットを第1データ無線ベアラ(DRB)へマッピングしかつ第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットするよう指示するために使用され、第1データパケットが属するクオリティ・オブ・サービス(QoS)フローは第1QoSフローである、ことと、CU−UPによって、コアネットワークデバイスによって送信された第1データパケットを受信することと、CU−UPによって第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットすることと、CU−UPによって端末デバイスへ第1DRBで、反射マッピング指示フィールドがセットされている第1データパケットを送信することとを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
セントラルユニット・ユーザプレーンノードCU−UPによって第1情報を取得することであり、該第1情報は、前記CU−UPに対して、第1データパケットを第1データ無線ベアラDRBへマッピングしかつ前記第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットするよう指示するために使用され、前記第1データパケットが属するクオリティ・オブ・サービスフローQoSフローは第1QoSフローである、前記取得することと、
前記CU−UPによって、コアネットワークデバイスによって送信された前記第1データパケットを受信することと、
前記CU−UPによって前記第1データパケットの前記反射マッピング指示フィールドをセットすることと、
前記CU−UPによって端末デバイスへ前記第1DRBで、前記反射マッピング指示フィールドがセットされている前記第1データパケットを送信することと
を有する通信方法。
【請求項2】
CU−UPによって第1情報を取得することは、
前記CU−UPによって、セントラルユニット・コントロールプレーンノードCU−CPによって送信された前記第1情報を受信することを有する、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記CU−UPによって前記第1データパケットの前記反射マッピング指示フィールドをセットすることは、
前記CU−UPによって前記第1データパケットの前記反射マッピング指示フィールドのビットを1にセットすることを有する、
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記CU−UPによって前記第1データパケットの前記反射マッピング指示フィールドをセットすることは、
前記CU−UPによって前記第1データパケットの前記反射マッピング指示フィールドのビットを0にセットすることを有する、
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項5】
前記第1情報は、前記第1QoSフローから前記第1DRBへの反射マッピングを示す情報である、
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項6】
当該方法は、
前記CU−UPによって前記第1DRBで前記端末デバイスによって送信された第2データパケットを受信することであり、前記第2データパケットが属するQoSフローは前記第1QoSフローである、前記受信することと、
前記CU−UPによって前記第1データパケットの前記反射マッピング指示フィールドのビットを前記第2データパケットに基づいて0にセットすることと
を更に有する、
請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記CU−UPによって、CU−CPによって送信された前記第1情報を受信することは、
前記CU−UPによって、前記CU−CPによって送信されたベアラコンテキストセットアップ要求を受信することを有し、
前記ベアラコンテキストセットアップ要求は、前記第1情報を含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項8】
前記CU−UPによって、CU−CPによって送信された前記第1情報を受信することは、
前記CU−UPによって、前記CU−CPによって送信されたベアラ変更要求を受信することを有し、
前記ベアラ変更要求は、前記第1情報を含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項9】
当該方法は、
前記CU−UPによって第2情報を前記CU−CPへ送信することを更に有し、
前記第2情報は、前記第1QoSフローから前記第1DRBへの反射マッピングが成功することを示すために使用される、
請求項6に記載の方法。
【請求項10】
セントラルユニット・コントロールプレーンノードCU−CPによって第1情報を生成することであり、該第1情報は、セントラルユニット・ユーザプレーンノードCU−UPに対して、第1データパケットを第1データ無線ベアラDRBへマッピングしかつ前記第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットするよう指示するために使用され、前記第1データパケットが属するクオリティ・オブ・サービスフローQoSフローは第1QoSフローである、前記生成することと、
前記CU−CPによって前記第1情報を前記CU−UPへ送信することと
を有する通信方法。
【請求項11】
前記第1情報は、前記第1QoSフローから前記第1DRBへの反射マッピングを示す情報である、
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記CU−CPによって前記第1情報を前記CU−UPへ送信することは、
前記CU−CPによってベアラコンテキストセットアップ要求を前記CU−UPへ送信することを有し、
前記ベアラコンテキストセットアップ要求は、前記第1情報を含む、
請求項10又は11に記載の方法。
【請求項13】
前記CU−CPによって前記第1情報を前記CU−UPへ送信することは、
前記CU−CPによってベアラ変更要求を前記CU−UPへ送信することを有し、
前記ベアラ変更要求は、前記第1情報を含む、
請求項10又は11に記載の方法。
【請求項14】
当該方法は、
前記CU−CPによって、前記CU−UPによって送信された第2情報を受信することを更に有し、
前記第2情報は、前記第1QoSフローから前記第1DRBへの反射マッピングが成功することを示すために使用される、
請求項10乃至13のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
通信装置であって、
当該通信装置は、セントラルユニット・ユーザプレーンノードCU−UPであり、当該通信装置は、プロセッサ、トランシーバ、及びメモリを有し、前記メモリは、命令を記憶するよう構成され、前記プロセッサは、信号を受信又は送信するよう前記トランシーバを制御するために、前記メモリに記憶されている前記命令を実行するよう構成され、
前記プロセッサは、第1情報を取得するよう構成され、該第1情報は、前記CU−UPに対して、第1データパケットを第1データ無線ベアラDRBへマッピングしかつ前記第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットするよう指示するために使用され、前記第1データパケットが属するクオリティ・オブ・サービスフローQoSフローは第1QoSフローであり、
前記トランシーバは、コアネットワークデバイスによって送信された前記第1データパケットを受信するよう構成され、
前記プロセッサは、前記第1データパケットの前記反射マッピング指示フィールドをセットするよう更に構成され、
前記トランシーバは、端末デバイスへ前記第1DRBで、前記反射マッピング指示フィールドがセットされている前記第1データパケットを送信するよう更に構成される、
通信装置。
【請求項16】
前記トランシーバは、セントラルユニット・コントロールプレーンノードCU−CPによって送信された前記第1情報を受信するよう更に構成される、
請求項15に記載の通信装置。
【請求項17】
前記プロセッサは、前記第1データパケットの前記反射マッピング指示フィールドのビットを1にセットするよう特に構成される、
請求項15又は16に記載の通信装置。
【請求項18】
前記プロセッサは、前記第1データパケットの前記反射マッピング指示フィールドのビットを0にセットするよう特に構成される、
請求項15又は16に記載の通信装置。
【請求項19】
前記第1情報は、前記第1QoSフローから前記第1DRBへの反射マッピングを示す情報である、
請求項15又は16に記載の通信装置。
【請求項20】
前記トランシーバは、前記第1DRBで前記端末デバイスによって送信された第2データパケットを受信するよう更に構成され、前記第2データパケットが属するQoSフローは前記第1QoSフローであり、
前記プロセッサは、前記第1データパケットの前記反射マッピング指示フィールドのビットを前記第2データパケットに基づいて0にセットするよう更に構成される、
請求項17に記載の通信装置。
【請求項21】
前記トランシーバは、前記CU−CPによって送信されたベアラコンテキストセットアップ要求を受信するよう特に構成され、前記ベアラコンテキストセットアップ要求は、前記第1情報を含む、
請求項16に記載の通信装置。
【請求項22】
前記トランシーバは、前記CU−CPによって送信されたベアラ変更要求を受信するよう特に構成され、前記ベアラ変更要求は、前記第1情報を含む、
請求項16に記載の通信装置。
【請求項23】
前記トランシーバは、第2情報を前記CU−CPへ送信するよう更に構成され、前記第2情報は、前記第1QoSフローから前記第1DRBへの反射マッピングが成功することを示すために使用される、
請求項20に記載の通信装置。
【請求項24】
通信装置であって、
当該通信装置は、セントラルユニット・コントロールプレーンノードCU−CPであり、当該通信装置は、プロセッサ、トランシーバ、及びメモリを有し、前記メモリは、命令を記憶するよう構成され、前記プロセッサは、信号を受信又は送信するよう前記トランシーバを制御するために、前記メモリに記憶されている前記命令を実行するよう構成され、
前記プロセッサは、第1情報を生成するよう構成され、該第1情報は、セントラルユニット・ユーザプレーンノードCU−UPに対して、第1データパケットを第1データ無線ベアラDRBへマッピングしかつ前記第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットするよう指示するために使用され、前記第1データパケットが属するクオリティ・オブ・サービスフローQoSフローは第1QoSフローであり、
前記トランシーバは、前記第1情報を前記CU−UPへ送信するよう構成される、
通信装置。
【請求項25】
前記第1情報は、前記第1QoSフローから前記第1DRBへの反射マッピングを示す情報である、
請求項24に記載の通信装置。
【請求項26】
前記トランシーバは、ベアラコンテキストセットアップ要求を前記CU−UPへ送信するよう特に構成され、前記ベアラコンテキストセットアップ要求は、前記第1情報を含む、
請求項24又は25に記載の通信装置。
【請求項27】
前記トランシーバは、ベアラ変更要求を前記CU−UPへ送信するよう特に構成され、前記ベアラ変更要求は、前記第1情報を含む、
請求項24又は25に記載の通信装置。
【請求項28】
前記トランシーバは、前記CU−UPによって送信された第2情報を受信するよう更に構成され、前記第2情報は、前記第1QoSフローから前記第1DRBへの反射マッピングが成功することを示すために使用される、
請求項24乃至27のうちいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項29】
コンピュータプログラムを記憶するよう構成され、該コンピュータプログラムは、請求項1乃至14のうちいずれか一項に記載の通信方法の命令を実行するために使用される、
コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項30】
処理ユニット及び通信ユニットを有するシステムチップであって、
前記処理ユニットは、当該システムチップが請求項1乃至14のうちいずれか一項に記載の通信方法を実行するように、コンピュータ命令を実行し得る、
システムチップ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、通信分野に、より具体的には、通信方法及び装置に関係がある。
【背景技術】
【0002】
次世代通信システムが十分にかつ更に研究されると、産業は、第5世代移動体通信技術(5-Generation,5G)に関する研究の具体的な内容に関して基本的な合意に達した。5Gは、より高いレート経験及びより高いバンド幅のアクセス機能、より低いレイテンシ及び高信頼の情報交換、並びに大量の安価なマシンタイプ通信デバイスのアクセス及び管理を含め、様々なタイプのネットワーク配備及び様々な適用タイプをサポートする。それらの要件を満足するために、5Gは、クオリティ・オブ・サービスフロー(quality of service flow,QoSフロー)に基づくネットワークアーキテクチャを定義し、かつ、データ無線ベアラ(data radio bearer,DRB)に基づくエアインターフェースでのパケット伝送メカニズムを定義している。端末デバイスのプロトコルデータユニット(protocol data unit,PDU)セッションの場合に、1つのQoSフローにおけるデータパケットは、伝送のために1つのDRBで運ばれ、1つのDRBで運ばれた1つ以上のQoSフローにおけるデータパケットは、同じ伝送特性、例えば、同じスケジューリングポリシー、同じキューイング管理ポリシー、又は同じレートマッチングポリシーを有する。つまり、QoSフローからDRBへのマッピング関係が存在する。マッピング関係は次の通りであってよい:1つのDRBは、1つ以上のQoSフローに対応しており、1つのQoSフローにおけるアップリンクデータパケット及びダウンリンクデータパケットは、1つのDRBで運ばれてよく、あるいは、異なるDRBで別々に運ばれてよい。マッピング関係に基づいて、異なるQoSフローは、伝送のための対応するDRBへマッピングされる。その上、アクセスネットワークデバイスは、エアインターフェースリソース操作、無線リソース管理、ネットワーク操作及び保守、駆動試験の最小限化(minimization of drive tests,MDT)及び自己組織ネットワーク(self-organizing networks,SON)要件、等をサポートするために、通常はレイヤ2(layer 2,L2)パラメータ測定を実行する。例えば、アクセスネットワークデバイスは、例えば、パケットデータ収束プロトコル(packet data convergence protocol,PDCP)レイヤ、無線リンクコントロール(radio link control,RLC)レイヤ、及び媒体アクセスコントロール(medium access control,MAC)レイヤで、関連するパラメータを測定する。
【0003】
ニューラジオ(new radio,NR)技術では、アクセスネットワークデバイス(例えば、基地局)は、セントラルユニット(central unit,CU)及び分散ユニット(distributed unit,DU)を含んでよい。すなわち、アクセスネットワークにおける基地局の機能は分割される。基地局のいくつかの機能は1つのCUに配備され、残りの機能は1つ以上のDUに配備され、CUは、コストを減らしかつネットワーク拡張を容易にするために、1つ以上のDUを制御する。更に、CU部分で、CUはセントラルユニット・コントロールプレーン(central unit-control plane,CU−CP)ノード及びセントラルユニット・ユーザプレーン(central unit-user plane,CU−UP)ノードに分けられる。CU−UP及びCU−CPは、異なる物理デバイス上にあってよい。CU−CPとCU−UPとの間には、オープンインターフェースが存在する。この新しいアクセスネットワークデバイスアーキテクチャでは、いかにしてQoSフロー管理を有効に実装すべきか、すなわち、いかにしてQoSフローからDRBへのマッピングを実装すべきか、及びいかにしてL2パラメータ測定をサポートすべきかが、目下対処される必要がある差し迫った課題になっている。
【発明の概要】
【0004】
本願は、QoSフローからDRBへのマッピングが実装可能でありかつL2パラメータ測定がCU−DU分離基地局アーキテクチャでサポート可能であるように、通信方法及び装置を提供する。従って、ユーザデータの成功した通常の伝送が確保可能であり、安定性は改善され、ネットワーク操作の品質は改善され、ユーザ経験は改善される。
【0005】
第1の態様に従って、セントラルユニット・ユーザプレーンノードCU−UPによって第1情報を取得することであり、第1情報は、CU−UPに対して、第1データパケットを第1データ無線ベアラDRBへマッピングしかつ第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットするよう指示するために使用され、第1データパケットが属するクオリティ・オブ・サービスフローQoSフローは第1QoSフローである、ことと、CU−UPによって、コアネットワークデバイスによって送信された第1データパケットを受信することと、CU−UPによって第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットすることと、CU−UPによって端末デバイスへ第1DRBで、マッピングフィールドがセットされている第1データパケットを送信することとを含む通信方法が提供される。
【0006】
第1の態様で提供される通信方法では、CU−DU分離基地局アーキテクチャにおいて、CU−UPが、第1QoSフローから第1DRBへの反射マッピングが必要とされると決定するときに、CU−UPは第1情報を取得する。第1情報は、CU−UPに対して、第1データパケットを第1DRBへマッピングしかつ第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットするよう指示するために使用される。コアネットワークによって送信された第1データパケットを受信した後、CU−UPは、第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットし、端末デバイスへ第1DRBで、反射マッピング指示フィールドがセットされている第1データパケットを送信する。このようにして、第1QoSフローは、CU−DU分離シナリオにおいて第1DRBへマッピングされ、それにより、第1QoSフローは、CU−UP及び端末デバイスの両方のために第1DRBへマッピングされる。これは、端末デバイス及びCU−UPが正確にデータを伝送することができることを確かにし、通信効率及び安定性を改善し、かつ、ユーザ経験を改善する。
【0007】
第1の態様の可能な実施で、CU−UPによって第1情報を取得することは、CU−UPによって、セントラルユニット・コントロールプレーンノードCU−CPによって送信された第1情報を受信することを含む。
【0008】
第1の態様の可能な実施で、CU−UPによって第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットすることは、CU−UPによって第1データパケットの反射マッピング指示フィールドのビットを1にセットすることを含む。
【0009】
第1の態様の可能な実施で、CU−UPによって第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットすることは、CU−UPによって第1データパケットの反射マッピング指示フィールドのビットを0にセットすることを含む。
【0010】
第1の態様の可能な実施で、第1情報は、第1QoSフローから第1DRBへの反射マッピングを示す情報である。
【0011】
第1の態様の可能な実施で、方法は、CU−UPによって第1DRBで端末デバイスによって送信された第2データパケットを受信することであり、第2データパケットが属するQoSフローは第1QoSフローである、ことと、CU−UPによって第1データパケットの反射マッピング指示フィールドのビットを第2データパケットに基づいて0にセットすることとを更に含む。
【0012】
第1の態様の可能な実施で、CU−UPによって、CU−CPによって送信された第1情報を受信することは、CU−UPによって、CU−CPによって送信されたベアラコンテキストセットアップ要求を受信することを含み、ベアラコンテキストセットアップ要求は、第1情報を含む。
【0013】
第1の態様の可能な実施で、CU−UPによって、CU−CPによって送信された第1情報を受信することは、CU−UPによって、CU−CPによって送信されたベアラ変更要求を受信することを含み、ベアラ変更要求は、第1情報を含む。
【0014】
第1の態様の可能な実施で、方法は、CU−UPによって第2情報をCU−CPへ送信することを更に含み、第2情報は、第1QoSフローから第1DRBへの反射マッピングが成功することを示すために使用される。
【0015】
第2の態様に従って、セントラルユニット・コントロールプレーンノードCU−CPによって第1情報を生成することであり、第1情報は、セントラルユニット・ユーザプレーンノードCU−UPに対して、第1データパケットを第1データ無線ベアラDRBへマッピングしかつ第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットするよう指示するために使用され、第1データパケットが属するクオリティ・オブ・サービスフローQoSフローは第1QoSフローである、ことと、CU−CPによって第1情報をCU−UPへ送信することとを含む通信方法が提供される。
【0016】
第2の態様で提供される通信方法では、CU−DU分離基地局アーキテクチャにおいて、CU−CPが第1QoSフローから第1DRBへのマッピングを実行する必要があるときに、CU−CPは第1情報をCU−UPへ送信する。第1情報は、CU−UPに対して、第1データパケットを第1DRBへマッピングしかつ第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットするよう指示するために使用される。コアネットワークから受信された第1データパケットの反射マッピング指示フィールドを第1情報に基づいてセットした後、CU−UPは、端末デバイスへ第1DRBで、反射マッピング指示フィールドがセットされている第1データパケットを送信する。このようにして、第1QoSフローは、CU−DU分離シナリオにおいて第1DRBへマッピングされ、それにより、QoSフローからDRBへのマッピングは、CU−UP及び端末デバイスの両方のために実装される。これは、端末デバイス及びCU−UPが正確にデータを伝送することができることを確かにし、通信効率及び安定性を改善し、かつ、ユーザ経験を改善する。
【0017】
第2の態様の可能な実施で、第1情報は、第1QoSフローから第1DRBへの反射マッピングを示す情報である。
【0018】
第2の態様の可能な実施で、CU−CPによって第1情報をCU−UPへ送信することは、CU−CPによってベアラコンテキストセットアップ要求をCU−UPへ送信することを含み、ベアラコンテキストセットアップ要求は、第1情報を含む。
【0019】
第2の態様の可能な実施で、CU−CPによって第1情報をCU−UPへ送信することは、CU−CPによってベアラ変更要求をCU−UPへ送信することを含み、ベアラ変更要求は、第1情報を含む。
【0020】
第2の態様の可能な実施で、方法は、CU−CPによって、CU−UPによって送信された第2情報を受信することを更に含み、第2情報は、第1QoSフローから第1DRBへの反射マッピングが成功することを示すために使用される。
【0021】
第3の態様に従って、セントラルユニット・ユーザプレーンノードCU−UPによって、セントラルユニット・コントロールプレーンノードCU−CPによって送信された第3情報を受信することであり、第3情報は、CU−UPに対して、第1データパケットの伝送性能を検出するよう指示するために使用され、第1データパケットは、第1のクオリティ・オブ・サービスフロー識別子QFI又は第1の5Gクオリティ・オブ・サービス識別子5QIによって識別される、ことと、CU−UPによって第3情報に基づいて第1データパケットの伝送性能を検出することを含む通信方法が提供される。
【0022】
第3の態様で提供される通信方法では、CU−DU分離基地局アーキテクチャにおいて、CU−CPが端末デバイスのPDUセッションにおける第1QoSフローの性能の検出を必要とするときに、CU−CPは第3情報をCU−UPへ送信する。第3情報は、CU−UPに対して、第1データパケットの伝送性能を検出するよう指示するために使用され、第1データパケットは、第1のクオリティ・オブ・サービスフロー識別子QFI又は第1の5Gクオリティ・オブ・サービス識別子5QIによって識別される。CU−UPは、第3情報に基づいて第1データパケットの伝送性能を検出する。このようにして、伝送パラメータは、CU−DU分離基地局アーキテクチャにおいて5QI又はQFIの粒度で測定され、それにより、ネットワークシステムの通常運転は確保され得、ユーザ経験は改善され得る。
【0023】
第3の態様の可能な実施で、方法は、CU−UPによって第4情報をCU−CPへ送信することを更に含み、第4情報は、第1データパケットの伝送性能が伝送性能インジケータを満たすかどうかを示すために使用され、伝送性能は第1データパケットにおいて設定され、第3情報は伝送性能インジケータを含む。
【0024】
第3の態様の可能な実施で、CU−UPによって第4情報をCU−CPへ送信することは、CU−UPによって通知情報をCU−CPへ送信することを含み、通知情報は第4情報を含む。
【0025】
第3の態様の可能な実施で、CU−UPによって第4情報をCU−CPへ送信することは、CU−UPによってベアラ変更要求をCU−CPへ送信することを含み、ベアラ変更要求は第4情報を含む。
【0026】
第3の態様の可能な実施で、第1データパケットの伝送性能インジケータは、第1データパケットの遅延バジェット、第1データパケットのパケット損失レート、アップリンク保証ビットレートGBR、ダウンリンクGBR、最大アップリンクGBR、及び最大ダウンリンクGBR、のうちの少なくとも1つを含む。
【0027】
第3の態様の可能な実施で、第3情報は測定設定情報を含み、測定設定情報は、第1データパケットの伝送性能パラメータ及び/又は測定時間長さを含み、方法は、CU−UPによって第5情報をCU−CPへ送信することを更に含み、第5情報は、第1データパケットの伝送性能の検出結果を含む。
【0028】
第3の態様の可能な実施で、伝送性能パラメータは、第1データパケットのパケット損失レート、第1データパケットのダウンリンク伝送遅延、第1データパケットのスケジューリングされたインターネットプロトコルスループット、及び第1データパケットのデータボリューム、のうちの少なくとも1つを含む。
【0029】
第4の態様に従って、セントラルユニット・コントロールプレーンノードCU−CPによって第3情報を生成することであって、第3情報は、セントラルユニット・ユーザプレーンノードCU−UPに対して、第1データパケットの伝送性能を検出するよう指示するために使用され、第1データパケットは、第1のクオリティ・オブ・サービスフロー識別子QFI又は第1の5Gクオリティ・オブ・サービス識別子5QIによって識別される、ことと、CU−CPによって第3情報をCU−UPへ送信することとを含む通信方法が提供される。
【0030】
第4の態様で提供される通信方法では、CU−DU分離基地局アーキテクチャにおいて、CU−CPが端末デバイスのPDUセッションにおける第1QoSフローの性能の検出を必要とするときに、CU−CPは第3情報をCU−UPへ送信する。第3情報は、CU−UPに対して、第1データパケットの伝送性能を検出するよう指示するために使用され、第1データパケットは、第1のクオリティ・オブ・サービスフロー識別子QFI又は第1の5Gクオリティ・オブ・サービス識別子5QIによって識別される。このようにして、伝送パラメータは、CU−DU分離基地局アーキテクチャにおいて5QI又はQFIの粒度で測定され、それにより、ネットワークシステムの通常運転は確保され得、ユーザ経験は改善され得る。
【0031】
第4の態様の可能な実施で、方法は、CU−CPによって、CU−UPによって送信された第4情報を受信することを更に含み、第4情報は、第1データパケットの伝送性能が伝送性能インジケータを満たすかどうかを示すために使用され、伝送性能インジケータは、第1データパケットにおいて設定され、第3情報は伝送性能インジケータを含む。
【0032】
第4の態様の可能な実施で、CU−CPによって、CU−UPによって送信された第4情報を受信することは、CU−CPによって、CU−UPによって送信された通知情報を受信することを含み、通知情報は第4情報を含む。
【0033】
第4の態様の可能な実施で、CU−CPによって、CU−UPによって送信された第4情報を受信することは、CU−CPによって、CU−UPによって送信されたベアラ変更要求を受信することを含み、ベアラ変更要求は第4情報を含む。
【0034】
第4の態様の可能な実施で、第1データパケットの伝送性能インジケータは、第1データパケットの遅延バジェット、第1データパケットのパケット損失レート、アップリンク保証ビットレートGBR、ダウンリンクGBR、最大アップリンクGBR、及び最大ダウンリンクGBR、のうちの少なくとも1つを含む。
【0035】
第4の態様の可能な実施で、第3情報は測定設定情報を含み、測定設定情報は、第1データパケットの伝送性能パラメータ及び/又は測定時間長さを含み、方法は、CU−CPによって、CU−UPによって送信された第5情報を受信することを更に含み、第5情報は、第1データパケットの伝送性能の検出結果を含む。
【0036】
第4の態様の可能な実施で、伝送性能パラメータは、第1データパケットのパケット損失レート、第1データパケットのダウンリンク伝送遅延、第1データパケットのスケジューリングされたインターネットプロトコルスループット、及び第1データパケットのデータボリューム、のうちの少なくとも1つを含む。
【0037】
第5の態様に従って、通信装置であって、上記の方法における対応する機能を実行することにおいて当該通信装置をサポートするよう構成されるプロセッサ、メモリ、及びトランシーバを含む通信装置が提供される。プロセッサ、メモリ、及びトランシーバは、通信バスを使用することによって接続される。メモリは命令を記憶している。トランシーバは、プロセッサの駆動下で特定の信号送信/受信を実行するよう構成される。プロセッサは、第1の態様若しくは第3の態様、又は第1の態様若しくは第3の態様の実施のいずれか1つにおける通信方法を実装するように命令を呼び出すよう構成される。
【0038】
第6の態様に従って、通信装置であって、第1の態様若しくは第3の態様、又は第1の態様若しくは第3の態様の可能な実施のいずれか1つにおける端末デバイス機能を実行することにおいて端末デバイスをサポートするよう構成される処理モジュール、記憶モジュール、及びトランシーバモジュールを含む通信装置が提供される。機能は、ハードウェアによって実装されてよく、あるいは、ハードウェアによって対応するソフトウェアを実行することによって実装されてよい。ハードウェア又はソフトウェアは、上記の機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。
【0039】
第7の態様に従って、通信装置であって、上記の方法における対応する機能を実行することにおいて当該通信装置をサポートするよう構成されるプロセッサ、メモリ、及びトランシーバを含む通信装置が提供される。プロセッサ、メモリ、及びトランシーバは、通信バスを使用することによって接続される。メモリは命令を記憶している。トランシーバは、プロセッサの駆動下で特定の信号送信/受信を実行するよう構成される。プロセッサは、第2の態様若しくは第4の態様、又は第2の態様若しくは第4の態様の実施のいずれか1つにおける通信方法を実装するように命令を呼び出すよう構成される。
【0040】
第8の態様に従って、通信装置であって、第2の態様若しくは第4の態様、又は第2の態様若しくは第4の態様の可能な実施のいずれか1つにおける端末デバイス機能を実行することにおいて端末デバイスをサポートするよう構成される処理モジュール、記憶モジュール、及びトランシーバモジュールを含む通信装置が提供される。機能は、ハードウェアによって実装されてよく、あるいは、ハードウェアによって対応するソフトウェアを実行することによって実装されてよい。ハードウェア又はソフトウェアは、上記の機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。
【0041】
第9の態様に従って、通信システムが提供され、通信システムは、第5の態様又は第6の態様で提供される通信装置と、第7の態様又は第8の態様で提供される通信装置とを含む。通信システムは、第1の態様乃至第4の態様のうちのいずれか1つ、又は第1の態様乃至第4の態様の可能な実施のいずれか1つで提供される通信方法を完了し得る。
【0042】
第10の態様に従って、コンピュータプログラムを記憶するよう構成されるコンピュータ可読記憶媒体が提供され、コンピュータプログラムは、第1の態様乃至第4の態様のうちのいずれか1つ、又は第1の態様乃至第4の態様の可能な実施のいずれか1つにおける方法を実行するために使用される命令を含む。
【0043】
第11の態様に従って、処理ユニット及び通信ユニットを含むシステムチップが提供され、処理ユニットは、端末内のチップが第1の態様乃至第4の態様のうちのいずれか1つ、又は第1の態様乃至第4の態様の可能な実施のいずれか1つにおける方法を実行するように、コンピュータ命令を実行し得る。
【0044】
第12の態様に従って、コンピュータプログラム製品が提供され、製品は、第1の態様乃至第4の態様のうちのいずれか1つ、又は第1の態様乃至第4の態様の可能な実施のいずれか1つにおける方法を実行するために使用される命令を含む。
【図面の簡単な説明】
【0045】
図1】QoSフローに基づく既存のネットワークアーキテクチャの概略図である。
図2】CU−CP及びCU−UPが分離されている基地局アーキテクチャの概略図である。
図3】本願で提供される通信方法に適用可能な典型的な通信システムアーキテクチャの概略図である。
図4】本願の実施形態に従う通信方法の略フローチャートである。
図5】第1データパケットのフォーマットの概略図である。
図6】本願の他の実施形態に従う通信方法の略フローチャートである。
図7】本願の他の実施形態に従う通信方法の略フローチャートである。
図8A】本願の他の実施形態に従う通信方法の略フローチャートである。
図8B】本願の他の実施形態に従う通信方法の略フローチャートである。
図9】本願の実施形態に従う通信方法の略フローチャートである。
図10】本願の他の実施形態に従う通信方法の略フローチャートである。
図11】本願の更なる他の実施形態に従う通信方法の略フローチャートである。
図12】本願の更なる他の実施形態に従う通信方法の略フローチャートである。
図13】本願の実施形態に従う通信装置の略ブロック図である。
図14】本願の他の実施形態に従う通信装置の略ブロック図である。
図15】本願の実施形態に従う通信装置の略ブロック図である。
図16】本願の他の実施形態に従う通信装置の略ブロック図である。
図17】本願の実施形態に従う通信装置の略ブロック図である。
図18】本願の他の実施形態に従う通信装置の略ブロック図である。
図19】本願の実施形態に従う通信装置の略ブロック図である。
図20】本願の他の実施形態に従う通信装置の略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0046】
以下は、添付の図面を参照して本願の技術的解決法について記載する。
【0047】
次世代通信システムが十分にかつ更に研究されると、産業は、5Gに関する研究の具体的な内容に関して基本的な合意に達した。5Gは、より高いレート経験及びより高いバンド幅のアクセス機能、より低いレイテンシ及び高信頼の情報交換、並びに大量の安価なマシンタイプ通信デバイスのアクセス及び管理を含め、様々なタイプのネットワーク配備及び様々な適用タイプをサポートする。それらの要件を満足するために、5Gは、QoSフローに基づくネットワークアーキテクチャを定義しており、QoSフローは、1つのPDUセッションにおいてデータパケットのQoS区別を実装するための最も細かい粒度である。QoSフローは、保証ビットレート(guaranteed bit rate,GBR)QoSフローと、非保証ビットレート(非GBR)QoSフローとを含んでよい。保証フロービットレートQoSフローは、このQoSフローにおけるデータパケットの伝送が特定のビットレートに達する必要があることを意味し得る。非保証フロービットレートQoSフローの場合に、ネットワークは、ネットワークリソースの使用に基づいてQoSフローの非保証フロービットレートで伝送を提供する。
【0048】
端末デバイスのPDUセッションの場合に、1つのPDUセッションは1つ以上のQoSフローを含む。QoSフロー識別子(QoS flow identifier,QFI)は、PDUセッションにおいてQoSフローを一意に識別するために使用される。1つのQoSフローにマッピングされている全てのデータパケットは、例えば、同じスケジューリングポリシー、同じキューイング管理ポリシー、又は同じレートマッチングポリシーとして、同じQoS処理特性を有する。5G QoS識別子(5G QoS identifier,5QI)は、スカラー値として使用され、QoSフローにおけるデータパケットの特定のQoS性能特性(すなわち、QoSフローパラメータ)、例えば、パケット損失レート又はパケット遅延を特徴付けるために使用される。非保証ビットレートQoSフローの場合に、標準化された5QIが使用されるとき、QFIは5QIと同等であり得る。保証ビットレート及び非保証ビットレートQoSフローが含まれる他のシナリオでは、5QI及びQFIは、異なる値を有している。
【0049】
PDUセッションにおける同じQFI又は5QIを有しているサービス(データパケット)は、例えば、同じスケジューリング測定設定及び同じアドミッションコントロールに従う。次世代ネットワーク(next generation,NG)インターフェース3(略してN3)(コアネットワークデバイスとアクセスネットワークデバイスとの間のインターフェース)で、QFIは、データパケットのカプセル化ヘッダにおいて運ばれる。
【0050】
5Gは、DRBに基づくエアインターフェースでのパケット処理メカニズムを定義している。1つのDRBによってサービングされるデータパケットは、エアインターフェースでの同じパケット処理メカニズムを有している。アクセスネットワークデバイスは、1つのPDUセッションにおいて異なる処理要件を有しているQoSフローでデータパケットを伝送するために、端末デバイスの各PDUセッションについて1つ以上のDRBベアラを確立し、PDUセッションにおける異なるQoSフローに属しているデータパケットを伝送のために異なるDRBにマッピングする。つまり、QoSフローからDRBへのマッピング関係が存在する。マッピング関係は次の通りである:端末デバイスの1つのPDUセッションの場合に、PDUセッションは、1つ以上のDRBベアラに対応しており、各DRBは、PDUセッションにおける1つ以上のQoSフローに対応していてよい。例えば、1つのPDUセッションの場合に、アクセスネットワークデバイスは、そのPDUセッションのために3つのDRBを確立しており、各DRBで運ばれるQoSフロー内のデータパケットは同じQoS処理特性、例えば、同じスケジューリングポリシー、同じキューイング管理ポリシー、又は同じレートマッチングポリシーを有している、とする。3つのDRBは第1DRB、第2DRB、及び第2DRBである。PDUセッションは4つのQoSフローを含み、4つのQoSフローは第1QoSフロー、第2QoSフロー、第3QoSフロー、及び第4QoSフローである。第1QoSフロー及び第2QoSフローは同じQoS性能特性(又は類似したQoS性能特性)、例えば、同じ又は類似した遅延及びパケット損失レート要件を有している。第1QoSフロー及び第2QoSフロー内のデータパケットは第1DRBで運ばれてよく、つまり、第1QoSフロー及び第2QoSフローは第1DRBにマッピングされてよい。第3QoSフロー内のデータパケットは第2DRBで運ばれてよく、つまり、第3QoSフローは第2DRBにマッピングされてよい。第4QoSフロー内のデータパケットは第3DRBで運ばれてよく、つまり、第4QoSフローは第3DRBにマッピングされてよい。
【0051】
図1は、QoSフローに基づく既存のネットワークアーキテクチャの概略図である。図1で、PDUセッションは、ユーザ装置(user equipment,UE)と、アクセスネットワークデバイスと、コアネットワークデバイス(例えば、ユーザプレーン機能ゲートウェイ)との間に確立される。図1に示されるように、アクセスネットワークデバイスは、ノードB(NodeB,NB)、エボルブド・ノードB(evolved NodeB,eNB又はeNodeB)、又は次世代無線アクセスノードB(NR NodeB,gNB)であってよく、あるいは、他のアクセスネットワーク(access network,AN)/無線アクセスネットワーク(radio access network,RAN)デバイスであってよい。コアネットワークデバイスは、ユーザプレーン機能ゲートウェイである。UEとアクセスネットワークデバイスとの間のデータパケットベアラは、無線ベアラ、例えば、DRBベアラである。UEとアクセスネットワークデバイスとの間のインターフェースは、エアインターフェース(例えば、Uu)である。データ又はシグナリングは、エアインターフェースを使用することによってUEとアクセスネットワークデバイスとの間で伝送されてよい。アクセスネットワークデバイスとコアネットワークとの間のデータパケットベアラは、NG−Uトンネルベアラであり、アクセスネットワークデバイスとコアネットワークとの間のインターフェースは、NG(例えば、N3)インターフェースである。アクセスネットワークデバイスとコアネットワークとの間のデータ又はシグナリングは、NGインターフェースを使用することによって伝送されてよい。PDUセッションにおけるデータパケットは、3つの異なるQoSフロー、すなわち、第1QoSフロー、第2QoSフロー、及び第3QoSフローにおけるデータパケットを含む。第1QoSフロー及び第2QoSフローにおけるデータパケットは、第1DRBで運ばれ、第3QoSフローにおけるデータパケットは、第2DRBで運ばれる。第1QoSフローにおけるダウンリンクデータパケットが第1DRBにマッピングされると考えられる場合に、第1QoSフローにおけるアップリンクデータパケットは第2DRBにマッピングされてよく、あるいは、第1QoSフローにおけるアップリンクデータパケットは、第1DRBにマッピングされてよい、と理解されるべきである。言い換えれば、QoSフローにおけるアップリンクデータパケット及びダウンリンクデータパケットは、同じDRBにマッピングされてよく、あるいは、異なるDRBに別々にマッピングされてよい。ダウンリンク(downlink,DL)データパケット、すなわち、基地局によってUEへ送信されるデータパケットの場合に、基地局は、異なるQoSフローにおけるダウンリンクデータパケットを、NG−U(例えば、N3)インターフェースでのQFI及び対応するQoSフローパラメータに基づいて、異なるDRBにマッピングする。QFI及び対応するQoSフローパラメータは、コアネットワークデバイスによって基地局に通知される。コアネットワークデバイスによって基地局へ送信される、QoSフローに関する情報は、QoSフローのQFI、対応するQoSフローパラメータ、などを含む。例えば、QoSフローパラメータは、遅延要件、パケット損失レート要件、平均ウィンドウサイズ、及び最大データバーストボリュームを含んでよい。アップリンク(uplink,UL)データパケット、すなわち、UEによって基地局へ送信されるデータパケットの場合に、UEは、1つ以上のQoSに属するアップリンクデータパケットを、基地局によって設定されるQoSフロー−DRBマッピング又は反射QoSフロー−DRBマッピングに基づいて、1つ以上のDRBにマッピングする。
【0052】
基地局は、次の2つの方法で、UL QoSフロー−DRBマッピングを制御する。
【0053】
方法1:基地局は、無線リソース制御(radio resource control,RRC)シグナリングを使用することによって、DRBに対するQoSフローのマッピングをUEに明示的に通知し、UEは、アップリンク伝送を実行するために、DRBに対するQoSフローのマッピング関係に基づいて、対応するDRBにアップリンクデータパケットをマッピングする。この方法は無反射マッピング法である。無反射マッピング法では、QoSフローにおけるアップリンクデータパケット及びダウンリンクデータパケットは、異なるDRBに別々にマッピングされてよく、あるいは、同じDRBにマッピングされてよい。
【0054】
方法2:反射マッピング法が使用される。反射マッピング法は次の通りである:UEは、QFIを運ぶダウンリンクデータパケットがどのDRBに位置しているかを検出し、それから、ULで、UEは、同じQFIを運ぶアップリンクデータパケットを伝送のためにDRBにもマッピングする。例えば、第1QFIを運ぶダウンリンクデータパケット(QoSフローが第1QoSフローであるデータパケット)が第1DRBで伝送されることをUEが検出する場合に、UEは、ULにおいて、第1QoSフロー内のアップリンクデータパケットを第1DRBでも伝送する。反射マッピング法では、QoSフローにおけるアップリンクデータパケット及びダウンリンクデータパケットは、同じDRBにマッピングされる。
【0055】
DRBに対するQoSフローのマッピングが最初のPDUセッション確立プロセスで確立される必要があるとき、又はQoSフローからDRBへのマッピング関係がQoSフローのパラメータの変化時に変更される必要があるとき、基地局は、UEに対して、上記の2つの方法でQoSフローから新しいDRBへのマッピングを実行するよう指示してよい。
【0056】
上記のQoSフロー−DRBマッピングに加えて、アクセスネットワークデバイスは、エアインターフェースリソース操作、無線リソース管理、ネットワーク操作及び保守、並びにMDT及びSON要件をサポートするために、通常はL2パラメータ測定を実行する。例えば、アクセスネットワークデバイスは、サービスデータ適応プロトコル(service data adaptation protocol,SDAP)レイヤ、PDCPレイヤ、RLCレイヤ、MACレイヤ、及び物理層(physical layer,PHY)レイヤで関連パラメータを測定し、関連パラメータと、測定を通じて得られたデータとに基づいて、エアインターフェースリソース操作、無線リソース管理、などを設定又は制御して、ネットワークシステムの通常運転を確かにする。
【0057】
NRでは、アクセスネットワークデバイス(基地局が、記載のための例として使用される)は、CU及びDUを含んでよい。これは、基地局の機能が分割されることを意味し、それにより、基地局のいくつかの機能は1つのCUに配備され、残りの機能は複数のDUに配備される。複数のDUはCUを共有する。これは、コストを減らし、ネットワーク拡張を容易にすることができる。
【0058】
CUは、全て又はいくつかのRRC制御機能を有し、既存の基地局の全て又はいくつかのプロトコルレイヤ機能を含む。例えば、CUは、全て又はいくつかのRRC機能のみを含むか、あるいは、RRC/SDAPレイヤ機能を含むか、あるいは、RRC/SDAP/PDCPレイヤ機能を含むか、あるいは、RRC/SDAP/PDCP機能及びいくつかのRCL機能を含むか、あるいは、RRC/SDAP/PDCP/RLC/MAC機能及び更にいくつかのPHY機能を含む。如何なる他の可能性も排除されない。
【0059】
DUは、既存の基地局の全て又はいくつかのプロトコルレイヤ機能、すなわち、RRC/SDAP/PDCP/RLC/MAC/PHYのいくつかのプロトコルレイヤ機能を有する。例えば、DUは、いくつかのRRC機能及びSDAP/PDCP/RLC/MAC/PHY機能を含むか、あるいは、いくつか又は全てのSDAP/PDCP/RLC/MAC/PHY機能を含むか、あるいは、いくつか又は全てのPDCP/RLC/MAC/PHY機能を含むか、あるいは、いくつか又は全てのRLC/MAC/PHY機能を含むか、あるいは、いくつか又は全てのMAC/PHY機能を含むか、あるいは、いくつか又は全てのPHY機能のみを含む。個々で述べられているプロトコルレイヤ機能は変更される可能性があり、そのような変更は全て本願の保護範囲に含まれる、ことが留意されるべきである。
【0060】
更に、CU部分で、CUはCU−CP及びCU−UPに分けられる。CU−UP及びCU−CPは、異なる物理デバイスにあってよい。CU−CPとCU−UPとの間には、オープンインターフェースが存在する。図2に示されるように、図2は、CU−CP及びCU−UPが分離されている基地局アーキテクチャを示す。CU−CP部分は、RRC機能と、PDCPのコントロールプレーン部分(例えば、シグナリング無線ベアラでデータを処理するために使用される)とを含む。CU−UP部分は、CUデータプレーン部分を含み、主に、SDAPプロトコルスタック及びPDCPプロトコルスタックのデータプレーン部分(例えば、ユーザ装置の無線ベアラ上のデータ)を含む。
【0061】
図2に示されるように、CU−CPとCU−UPとの間には、オープンインターフェースE1が存在し、例えば、CU−CPとCU−UPとの間のシグナリングを伝送するために使用される。DUとCU−CP及びCU−UPの夫々との間のインターフェースが存在する。例えば、CU−CPとDUとの間のインターフェースはF1−Cインターフェースであり、CU−UPとDUとの間のインターフェースはF1−Uインターフェースである。図2に示されるアーキテクチャには、次の特性が更に含まれる:
1つの基地局は、1つのCU−CP、複数のCU−UP、及び複数のDUを含み、
1つのDUは、1つのCU−CPへしか接続され得ず、
1つのCU−UPは、1つのCU−CPへしか接続され得ず、
1つのDUは、同じCU−CPの制御下にある複数のCU−Upへ接続可能であり、
1つのCU−UPは、同じCU−CPの制御下にある複数のDUへ接続可能である。
【0062】
図2はほんの一例であり、基地局アーキテクチャに対して如何なる制限も課すべきではない、と理解されるべきである。例えば、CD−DU分離基地局アーキテクチャで、基地局は、ただ1つのCU−UP、1つのCU−CP、及び1つのDUしか含まなくてもよく、あるいは、より多くのCU−UP及びDUを含んでもよい。これは、本願で制限されない。
【0063】
CU−DU分離基地局アーキテクチャでは、いかにしてQoSフロー管理を有効に実装すべきか、すなわち、いかにしてQoSフローからDRBへのマッピングを実装すべきか、及びいかにしてL2パラメータ測定をサポートすべきかが、目下対処される必要がある差し迫った課題になっている。
【0064】
上記の課題を鑑みて、本願の実施形態は、QoSフローからDRBへのマッピングが実装可能でありかつL2パラメータ測定がCU−DU分離基地局アーキテクチャでサポート可能であるように、通信方法を提供する。従って、ユーザデータの成功した通常の伝送が確保可能であり、安定性は改善され、ネットワーク操作の品質は改善され、ユーザ経験は改善される。
【0065】
図3は、本願で提供される通信方法に適用可能な典型的な通信システムアーキテクチャの概略図である。図3に示されるように、システムは、端末デバイス110、アクセスネットワークデバイス120、コアネットワークデバイス130、及びデータネットワーク(data network,DN)140を含む。端末デバイス100は、無線エアインターフェースを使用することによってアクセスネットワークデバイス120へ接続し、それから、コアネットワークデバイス130を介してデータネットワーク140へ接続するよう構成される。アクセスネットワークデバイス120は、主に、無線物理レイヤ機能、リソーススケジューリング、無線リソース管理、及び無線アクセス制御のような機能を実装するよう構成される。アクセスネットワークデバイス120は、CU−DU分離アーキテクチャを有している。具体的に言えば、アクセスネットワークデバイスは、CU−CP、CU−UP、及びDUに分けられている。その具体的な構造及び機能は図2に示されており、図2の記載が参照され得る。詳細は、ここで再びは記載されない。コアネットワークデバイス130は、管理デバイス及びゲートウェイデバイスを含んでよい。管理デバイスは、主に、端末デバイスのためのデバイス登録、セキュリティ認証、モビリティ管理、位置管理、などを実行するよう構成される。ゲートウェイデバイスは、主に、端末デバイスとのチャネルを確立し、チャネル上で端末デバイスと外部データネットワークとの間でデータパケットを転送するよう構成される。データネットワーク140は、複数の異なるサービスドメインに対応していてよく、端末デバイスのための複数のデータサービスを提供するために主に使用され、サーバ(マルチキャストサービスを提供するサーバを含む)、ルータ、及びゲートウェイのようなネットワークデバイスを含んでよい。上記のネットワークアーキテクチャでは、ユーザは、例えば、データ伝送及びサービスアプリケーションを実装することができる。
【0066】
図3は、単に、例となるアーキテクチャ図である、と理解されるべきである。図3に示される機能ユニットに加えて、ネットワークアーキテクチャは、他の機能ユニット又は機能エンティティを更に含んでもよい。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0067】
端末デバイスは、携帯電話機又はコンピュータのようなユーザ装置(user equipment,UE)であってよく、あるいは、セルラー電話機、コードレス電話機、セッション開始プロトコル(session initiation protocol,SIP)電話機、スマートフォン、無線ローカルループ(wireless local loop,WLL)局、パーソナル・デジタル・アシスタント(personal digital assistant,PDA)、コンピュータ、ラップトップコンピュータ、手持ち式計算デバイス、手持ち式コンピュータデバイス、衛星無線デバイス、無線モデムカード、セット・トップ・ボックス(set top box,STB)、顧客構内設備(customer premise equipment,CPE)、及び/又は無線システムで通信を実行する他のデバイスであってもよい、と更に理解されるべきである。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0068】
アクセスネットワークデバイスは、ノードB(NodeB,NB)、エボルブド・ノードB(evolved nodeB,eNB)、又はアクセスネットワーク(access network,AN)/無線アクセスネットワーク(radio access network,RAN)デバイスであってよい、と更に理解されるべきである。ネットワークは、複数の5G−AN/5G−RANノードを含む。5G−AN/5G−RANノードは、アクセスポイント(access point,AP)、ニューラジオ・ノードB(NR nodeB,gNB)、送受信ポイント(transmission receive point,TRP)、送信ポイント(transmission point,TP)、又は他のアクセスノードであってよい。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0069】
上記のコアネットワークデバイスは、アクセス及びモビリティ管理機能(access and mobility function,AMF)、セッション管理機能(session management function,SMF)、ポリシー制御機能(policy control function,PCF)、並びにユーザプレーン機能(user plane function,UPF)のような機能ユニットを含んでよい、と更に理解されるべきである。これらの機能ユニットは、独立して働いてよく、あるいは、いくつかの制御機能を実装するよう組み合わされてよい。代替的に、コアネットワークデバイスは、モビリティ管理エンティティ(mobility management entity,MME)又はポリシー及び課金ルール機能(policy and charging rules function,PCRF)のような管理デバイス、及びサービングゲートウェイ(serving gateway,SGW)、パケットデータネットワークゲートウェイ(packet data network gateway,PGW)、又はローカルゲートウェイ(local gateway,LGW)のようなゲートウェイデバイスであってよい。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0070】
図4を参照して、以下は、本願で提供される通信方法を詳述する。図4は、本願の実施形態に従う通信方法200の略フローチャートである。方法200は、図3に示されるシナリオに適用されてよく、確かに、他の通信シナリオにも適用されてよい。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0071】
図4に示されるように、方法200は、次のステップを含む。
【0072】
S210.セントラルユニット・ユーザプレーンノードCU−UPは、第1情報を取得し、第1情報は、CU−UPに対して、第1データパケットを第1データ無線ベアラDRBへマッピングしかつ第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットするよう指示するために使用され、第1データパケットが属するクオリティ・オブ・サービスフローQoSフローは第1QoSフローである。
【0073】
S220.CU−UPは、コアネットワークデバイスによって送信された第1データパケットを受信する。
【0074】
S230.CU−UPは、第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットする。
【0075】
S240.CU−UPは、端末デバイスへ第1DRBで、反射マッピング指示フィールドがセットされている第1データパケットを送信する。具体的に、CU−UPは、CU−UPへ接続されている1つ以上のDUを使用することによって、第1データパケットを端末デバイスへ送信する。
【0076】
本願で提供される通信方法では、CU−DU分離基地局アーキテクチャにおいて、第1QoSフローから第1DRBへのマッピング関係が、最初のPDUセッション確立プロセスにおいて確立される必要があるときに、又は第1QoSフローにおける第1データパケットが、伝送のために、第1QoSフローのパラメータ又は負荷ステータスの変化時に新しいDRB(第1DRB)へマッピングされる必要があるときに、CU−UPは第1情報を取得し、第1QoSフローから第1DRBへの反射マッピングが必要とされるかどうかを判定する。第1データパケットが属するクオリティ・オブ・サービスフローQoSフローは、第1QoSフローである。任意に、第1情報は、CU−UPにおいて事前に記憶されてよい。第1情報は、CU−UPに対して、第1データパケットを第1DRBへマッピングしかつ第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットするよう指示するために使用される。CU−UPは、第1情報に基づいて、第1QoSフローから第1DRBへの反射マッピングが必要とされるかどうかを判定する。コアネットワークによって送信された第1データパケットを受信した後、CU−UPは、第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットし、端末デバイスへ第1DRBで、反射マッピング指示フィールドがセットされている第1データパケットを送信する。第1データパケットは、CU−UPによって端末デバイスへ送信されるダウンリンクデータパケットである。第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットする目的は、第1QoSフローにおけるアップリンクデータパケットから第1DRBへの反射マッピングが必要とされるかどうか、つまり、端末デバイスが、第1QoSフローにおけるアップリンクデータパケットを、DUを使用することによって第1DRBでCU−UPへ送信するよう指示されているかどうかを端末デバイスに示すことである。このようにして、本願のこの実施形態で、第1QoSフローは、CU−DU分離シナリオにおいて第1DRBへマッピングされ、それにより、第1QoSフローは、CU−UP及び端末デバイスの両方のために第1DRBへマッピングされる。これは、端末デバイス及びCU−UPが正確にデータを伝送することができることを確かにし、通信効率及び安定性を改善し、かつ、ユーザ経験を改善する。
【0077】
具体的に、S210で、CU−UPが第1QoSフローから第1DRBへのマッピングを実行する必要があるとき、例えば、第1QoSフローから第1DRBへのマッピング関係が最初のPDUセッション確立プロセスで確立される必要があるとき、又は第1QoSフローを運ぶ元のDRBが、第1QoSフローのパラメータ又は負荷ステータスの変化時に第1DRBへ変更される必要があるとき。例えば、第1QoSフローのパラメータ又は負荷ステータスが変化する前に、第1QoSフローを運ぶ元のDRBは第2DRBであり、第1QoSフローにおけるアップリンク及びダウンリンクの両方のデータパケットは第2DRBで伝送される。第1QoSフローのパラメータ又は負荷ステータスが変化した後、第2DRBはもはや第1QoSフローの要件を満たさず、第1QoSフローに対応するDRBは変更される必要がある。第1QoSフローは、第1DRB(新しいDRB)へマッピングされる必要がある。この場合に、第1QoSフローから第1DRBへの反射マッピングが実行されてよい。従って、CU−UPは第1情報を受信してよく、第1情報は、CU−UPに対して、第1データパケットを第1DRBへマッピングしかつ第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットするよう指示するために使用される。第1データパケットは、CU−UPによって端末デバイスへ送信されるダウンリンクデータパケットである。第1データパケットの反射マッピング指示フィールドを送信する目的は、第1QoSフローにおけるアップリンクデータパケットから第1DRBへの反射マッピングが必要とされるかどうか、つまり、端末デバイスが、第1QoSフローにおけるアップリンクデータパケットを第1DRBでCU−UPへ送信するよう指示されているかどうかを端末デバイスに示すことである。第1情報は、第1QoSフローの関連情報及び第1DRBのそれ、例えば、第1QoSフローのQoSフローパラメータを更に含んでよい。第1データパケットが属するクオリティ・オブ・サービスフローQoSフローは、第1QoSフローである。第1データパケットは、端末デバイスのPDUセッションにおける第1QoSフロー内の全てのデータパケットであってよく、第1QoSフローの識別子は、第1QFI又は第15QIである。第1情報は、第1QoSに関する情報及び第1DRBに関する情報を含んでよく、例えば、第1QoSフローの識別子及び第1DRBの識別子を含み、あるいは、端末デバイスのPDUセッションに関する情報などを含んでもよい。第1情報は、第1DRBのダウンリンクSDAPヘッダフォーマット指示及びアップリンクSDAPヘッダフォーマット指示を含んでよい。ダウンリンクSDAPヘッダフォーマット指示は、第1DRBにマッピングされるQoSフローがダウンリンクSDAPヘッダを有しているかどうかを示すために使用される。アップリンクSDAPヘッダフォーマット指示は、第1DRBにマッピングされたQoSフローがアップリンクSDAPヘッダを有しているかどうかを示すために使用される。第1情報は、第1DRBがデフォルトDRBであるかどうかの指示を含んでもよい。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0078】
S220及びS230で、第1情報を取得した後、第1QoSフローから第1DRBへの反射マッピングが第1QoSフローのために必要とされるかどうかを判定するとき、CU−UPは、コアネットワークデバイスから受信されたダウンリンク第1データパケットをセットし、すなわち、第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットする。第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットする目的は、第1QoSフローにおけるアップリンクデータパケットから第1DRBへの反射マッピングが必要とされるかどうかを端末デバイスに通知することである。すなわち、端末デバイスは、第1QoSフローにおけるアップリンクデータパケットを第1DRBでCU−UPへ送信するよう端末デバイスが指示されているかどうかを、反射マッピング法で通知される。
【0079】
S240で、CU−UPは、端末デバイスへ第1DRBで、マッピングフィールドがセットされている第1データパケットを送信する。具体的に、CU−UPが最初に、マッピングフィールドがセットされている第1データパケットを送信してよく、DUは、第1DRBで端末デバイスへ第1データパケットを送信する。第1データパケットの反射マッピング指示フィールドは、第1QoSフローにおけるアップリンクデータパケットから第1DRBへの反射マッピングが必要とされるかどうかを端末デバイスに示すために使用される。第1データパケットを受信した後、端末デバイスは最初に、第1データパケットの反射マッピング指示フィールドを検出し、第1データパケットの反射マッピング指示フィールドに基づいて、第1QoSフローにおけるアップリンクデータパケットから第1DRBへの反射マッピングが必要とされるかどうかを判定する。例えば、端末デバイス及びアクセスネットワークデバイスは、前もってネゴシエーションしてよい。第1データパケットの反射マッピング指示フィールドのビットが1であることを端末デバイスが検出するとき、それは、端末デバイスがアップリンクデータパケットから第1DRBへの反射マッピングを実行する必要があることを示す。すなわち、第1DRBで運ばれる第1データパケットを受信した後、端末デバイスは、第1QoSフローにおけるアップリンクデータパケットを、DUを使用することによって第1DRBでCU−UPへ送信して、反射マッピングを完了する。代替的に、第1データパケットの反射マッピング指示フィールドのビットが0であることを端末デバイスが検出するとき、それは、端末デバイスが第1QoSフローから第1DRBへのマッピングを実行すべきでないことを示す。この場合に、端末デバイスは、第1QoSフローを運ぶ元のDRBで依然として第1QoSフローにおけるアップリンクデータパケットを送信する。第1QoSフローにおけるアップリンクデータパケットを運ぶ元のDRBは、第1DRBであってよく、あるいは、他のDRBであってもよい。
【0080】
第1QoSフローから第1DRBへの反射マッピングが必要とされるとき、上記の反射マッピング指示方法に加えて、直接マッピング(無反射マッピング)法が使用されてよい、と理解されるべきである。第1QoSフロー及び第1DRBに関する情報は、端末デバイスに直接通知され得る。例えば、CU−CPは、第1QoSフローから第1DRBへのマッピング関係をDUへ送信し、次いで、DUは、RRCシグナリングを使用することによってマッピング関係を端末デバイスに通知する。端末デバイスは、RRCシグナリングに基づいて第1QoSフローから第1DRBへのマッピングを実行し、すなわち、DUを使用することによって第1DRBで第1QoSフローにおけるアップリンクデータパケットをCU−UPへ送信する。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0081】
第1データパケットの反射マッピング指示フィールドは、第1データパケットの反射QoSフロー−DRBマッピング指示(reflective QoS flow to DRB mapping indication,RDI)フィールドであってよい。図5に示されるように、図5は、第1データパケットのフォーマットの概略図である。第1データパケットは、ダウンリンクSDAPレイヤのプロトコルデータユニットであってよい。第1データパケットの構造は、主に、RDIフィールド、反射QoS指示(reflective QoS indication,RQI)フィールド、QFIフィールド、及びデータ(data)フィールドを含む。QFIフィールドは、第1データパケットのQoSフローを識別するために使用され、すなわち、第1QoSフィールドのQFIフィールドは第1QFIであり、端末デバイスに対して、第1QoSフローにおけるデータパケットのためにDRBへのQoSフローのマッピングを実行するよう指示するために使用されてよい。RDIフィールドは、第1QoSフローからDRBへのマッピングが更新又は変更される必要があるかどうかを示すために使用される。例えば、次の対応が、予め定義されてよい:
RDIフィールドのビットが1であるとき、それは、第1QoSフローにおけるアップリンクデータパケットから第1DRBへの反射マッピングの規則が記憶される必要があることを示し、第1QoSフローにおけるアップリンクデータパケットは第1DRBへマッピングされる必要がある;
RDIフィールドのビットが0であるとき、それは、アクション不要であることを示し、すなわち、第1QoSフローから元のDRBへのマッピング関係は不変であり、第1QoSフローにおけるアップリンクデータパケットから第1DRBへの反射マッピングは示されない。
【0082】
RDIフィールドのビットが1であることは、第1QoSフローからDRBへの反射マッピング関係が記憶される必要があることを示し、RDIフィールドのビットが0であることは、ノーアクションを示すことは、ほんの一例である、と理解されるべきである。0及び1によって示される情報は、入れ替えられてもよい。例えば、RDIフィールドのビットが0であることは、第1QoSフローからDRBへの反射マッピング関係が記憶される必要があることを示してよく、RDIフィールドのビットが1であることは、ノーアクションを示してよい。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0083】
第1情報を取得した後、CU−UPは、第1データパケットのRDIフィールドを、RDIフィールドの前もって定義されたビット情報に基づいてセットし、RDIフィールドがセットされている第1データパケットを端末デバイスへ送信する。端末デバイスは、受信された第1データパケットのRDIフィールド及びQFIフィールドに基づいて、反射マッピングを実行すべきかどうかと、どのQoSフローに対して反射マッピングが実行されるべきかとを決定してよい。
【0084】
本願のこの実施形態で、第1データパケットの反射マッピング指示フィールドは、代替的に、第1データパケットの他のフィールドであってもよく、CU−UPは、第1データパケットの他のフィールドをセットすることによって、第1QoSフローにおけるアップリンクデータパケットから第1DRBへの反射マッピングを実行すべきかどうかを更に指示してよい、と理解されるべきである。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0085】
任意に、実施形態において、図6に示されるように、CU−UPが第1情報を取得するS210は、次のステップを含む。
【0086】
S208.セントラルユニット・コントロールプレーンノードCU−CPは、第1情報を生成する。
【0087】
S209.セントラルユニット・コントロールプレーンノードCU−CPは、第1情報をCU−UPへ送信する。相応して、CU−UPは、CU−CPによって送信された第1情報を受信する。
【0088】
具体的に、第1QoSフローから第1DRBへのマッピングが必要とされるとCU−CPが決定するとき、例えば、第1QoSフローから第1DRBへのマッピング関係が最初のPDUセッション確立プロセスで確立される必要があるとき、又は第1QoSフローを運ぶ元のDRBが、第1QoSフローのパラメータ若しくは負荷ステータスの変化時に第1DRBへ変更される必要があるとき、CU−CPは第1情報を生成する。第1情報は、第1QoSフローから第1DRBへの反射マッピングが必要とされるかどうかを示すために使用される。すなわち、第1情報は、CU−UPに対して、第1データパケットを第1DRBにマッピングし、第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットするよう指示するために使用される。第1情報に基づいて、CU−UPは、ダウンリンク第1データパケットを第1DRBにマッピングし、第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットする。CU−CPは、如何なる可能なシグナリングでも第1情報を送信又は搬送するためにCU−UPとCU−CPとの間のE1インターフェースを使用してよい。例えば、第1情報は、E1インターフェースでアプリケーションプロトコル(application protocol,AP)情報(すなわち、E1APメッセージ)において運ばれてよい。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0089】
第1QoSフローから第1DRBへのそのマッピングの要件を示す情報は、コアネットワークデバイスによってCU−CPへ通知されてよく、CU−CPは、情報に基づいて第1情報を生成し、第1情報をCU−UPへ送信する、と理解されるべきである。第1情報は、QoSフローに関する情報及びDRBに関する情報を含んでよく、例えば、第1QoSフローの識別子及び第1DRBの識別子を含み、あるいは、端末デバイスのPDUセッションに関する情報などを含んでよい。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0090】
本願で提供される通信方法では、CU−DU分離基地局アーキテクチャにおいて、CU−CPが第1QoSフローから第1DRBへのマッピングを実行する必要があるとき、例えば、第1QoSフローにおける第1データパケットが、伝送のために、第1QoSフローのパラメータ又は負荷ステータスの変化時に第1DRBにマッピングされる必要があるとき、CU−CPは、上記の条件に基づいて、反射マッピングが必要とされるかどうかを判定し、第1情報をCU−UPへ送信する。第1情報は、CP−UPに対して、第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットし、第1データパケットのデータを第1DRBにマッピングするよう指示するために使用される。CU−UPは、第1情報に基づいて、第1QoSフローから第1DRBへの反射マッピングが必要とされるかどうかを判定する。コアネットワークから受信された第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットした後、CU−UPは、端末デバイスへ第1DRBで、反射マッピング指示フィールドがセットされている第1データパケットを送信する。第1データパケットは、CU−UPによって端末デバイスへ送信されるダウンリンクデータパケットである。第1データパケットの反射マッピング指示フィールドは、第1QoSフローにおけるアップリンクデータパケットから第1DRBへの反射マッピングが必要とされるかどうか、すなわち、第1QoSフローにおけるアップリンクデータパケットを第1DRBでCU−UPへ送信すべきかどうかを端末デバイスに示すために使用される。このようにして、第1QoSフローは、CU−DU分離シナリオにおいて第1DRBへマッピングされ、それにより、DRBへのQoSフローのマッピングは、CU−UP及び端末デバイスの両方のために実装される。これは、端末デバイス及びCU−UPがデータを正確に受信することができることを確かにし、通信効率及び安定性を改善し、かつ、ユーザ経験を改善する。
【0091】
任意に、実施形態において、CU−UPが第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットするS230は、次のステップを含む。
【0092】
CU−UPは、第1データパケットの反射マッピング指示フィールドのビットを1にセットする。
【0093】
具体的に、反射マッピング指示フィールドがRDIフィールドである例が、説明のために使用される。RDIフィールドのビットは、次のように予め定義されることが考えられる:RDIフィールドのビットが1であるとき、それは、第1QoSフローのためのマッピング関係が第1DRBへ変更される必要があることを示し、RDIフィールドのビットが0であるとき、それは、第1QoSフローから第1DRBへのマッピング関係が不変であることを示す。この場合に、CU−UPは、端末デバイスに対して、第1QoSフローにおけるアップリンクデータパケットを新しいDRB(第1DRB)にマッピングするよう指示するために、第1データパケットのRDIフィールドのビットを1にセットする。言い換えると、第1QoSフローから第1DRBへのマッピング関係は変更される。CU−UPは、RDIフィールドのビットを1にセットし、QFIフィールドは第1QFIを示し、言い換えると、QoSフローが第1QoSフローであることを示す。端末デバイスが第1DRBで運ばれた第1データパケットを受信した後、端末デバイスは、RDIフィールド及びQFIフィールドに関する情報に基づいて、第1QoSフローにおけるアップリンクデータパケットが第1DRBで伝送される必要があることを決定し、すなわち、第1QoSフローから第1DRBへのマッピングを実行する必要があり、CU−UPへ第1DRBで、QoSフローが第1QoSフローであるデータパケットを送信する。
【0094】
本願のこの実施形態で提供される通信方法では、端末デバイスに対して、第1QoSフローから第1DRBへのマッピングを実行するよう指示するために、第1データパケットの反射マッピング指示フィールドのビットは1にセットされる。従って、第1QoSフローから第1DRBへのマッピングが必要とされると端末デバイスが決定する精度及び効率は改善可能であり、それによって、実施を容易にしかつシグナリングオーバーヘッド及びリソース消費を減らす。
【0095】
RDIフィールドのビットが0であることは、第1QoSフローのためのマッピング関係が第1DRBへ変更される必要があることを示し、RDIフィールドのビットが1であることは、第1QoSフローから第1DRBへのマッピング関係が不変であることを示す場合に、CU−UPは、端末デバイスに対して、第1QoSフローにおけるアップリンクデータパケットを新しいDRB(すなわち、第1DRB)へマッピングするよう指示するために、第1データパケットのRDIフィールドのビットを0にセットする、と理解されるべきである。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0096】
反射マッピング指示フィールドが1つのビットを有している例が、説明のために上記では使用されている、ことが更に理解されるべきである。反射マッピング指示フィールドは、代替的に、複数のビットを有してもよい。例えば、反射マッピング指示フィールドが2つのビットを有している場合に、反射マッピング指示フィールドのビットが11であることは、第1QoSフローのためのマッピング関係が第1DRBへ変更される必要があることを示し、反射マッピング指示フィールドのビットが00であることは、第1QoSフローから第1DRBへのマッピング関係が不変であることを示す。CU−UPは、第1データパケットの反射マッピング指示フィールドのビットを11にセットしてよい。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0097】
任意に、CU−UPが第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットするS230は、次のステップを含む。
【0098】
CU−UPは、第1データパケットの反射マッピング指示フィールドのビットを0にセットする。
【0099】
具体的に、反射マッピング指示フィールドがRDIフィールドである例が、説明のために使用される。RDIフィールドのビットは、次のように予め定義されることが考えられる:RDIフィールドのビットが1であるとき、それは、第1QoSフローのためのマッピング関係が第1DRBへ変更される必要があることを示し、RDIフィールドのビットが0であるとき、それは、第1QoSフローから第1DRBへのマッピング関係が不変であることを示す。この場合に、CU−UPは、第1QoSフローから第1DRBへのマッピング関係が不変であることを端末デバイスに通知するために、第1データパケットの反射マッピング指示フィールドのビットを0にセットする。反射マッピング指示フィールドのビットを0にセットすることは、単に、第1QoSフローから第1DRBへのマッピング関係が不変であることを端末デバイスに通知することであり、第1QoSフローから第1DRBへのマッピングを実行する必要はない。それは、端末デバイスが第1QoSフローから第1DRBへのマッピングを実行する能力がないことを示すわけではない。端末デバイス自体は、第1QoSフローから第1DRBへのマッピングを実行する能力がある。代替的に、端末デバイスは、例えば、負荷ステータス及びネットワーク条件に基づいて、第1QoSフローから第1DRBへのマッピングを実行すると決定してよい。第1DRBで運ばれる第1データパケットを端末デバイスが受信した後、端末デバイスは、RDIフィールドに関する情報に基づいてQFIフィールドに関する情報を読み出す必要がなくてもよく、このとき、RDIフィールドのビットが0であることは、第1QoSフローから第1DRBへのマッピングが不要であることを示す。端末デバイスは、第1QoSフローにおけるデータパケットを運ぶ元のDRBで依然として第1QoSにおけるデータパケットをCU−UPへ送信する。
【0100】
本願のこの実施形態で提供される通信方法では、端末デバイスに対して、第1QoSフローから第1DRBへのマッピングを実行しないよう指示するために、第1データパケットの反射マッピング指示フィールドのビットは0にセットされる。従って、第1QoSフローから第1DRBへのマッピングが不要であると端末デバイスが決定する精度及び効率は改善可能であり、それによって、実施を容易にしかつシグナリングオーバーヘッド及びリソース消費を減らす。
【0101】
RDIフィールドのビットが0であることは、第1QoSフローのためのマッピング関係が第1DRBへ変更される必要があることを示し、RDIフィールドのビットが1であることは、第1QoSフローから第1DRBへのマッピング関係が不変であることを示す場合に、CU−UPは、端末デバイスに対して、第1QoSフローから第1DRBへのマッピングを実行しないよう指示するために、第1データパケットのRDIフィールドのビットを1にセットする、と理解されるべきである。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0102】
任意に、実施形態において、第1情報は、第1QoSフローから第1DRBへの反射マッピングを示す情報である。
【0103】
具体的に、端末デバイスに対して第1QoSフローを第1DRBにマッピングするよう指示する2つの方法がある。第1の方法では、端末デバイスは、第1QoSフローから第1DRBへのマッピング関係を直接通知される。この方法は、直接マッピング法である。具体的に、直接マッピング法は、次の通りであってよい:CU−CPは、第1QoSフローから第1DRBへのマッピング関係をDUへ送信し、次いで、DUは、RRCシグナリングを使用することによってマッピング関係を端末デバイスに通知する。端末デバイスは、RRCシグナリングに基づいて第1QoSフローから第1DRBへのマッピングを実行する。他の方法は、反射マッピング法である。第1情報が第1QoSフローから第1DRBへの反射マッピングを示す情報である場合に、CU−UPは、第1情報に基づいて、端末デバイスに対して第1QoSフローから第1DRBへマッピングを実行するよう指示するために反射マッピング法を使用する、と決定する。反射マッピング法は、次の通りである:CU−UPは、第1QoSフローにおけるダウンリンクデータパケットを第1DRBで端末デバイスへ送信し、第1QoSフローにおけるダウンリンクデータパケットが第1DRBにあると端末デバイスが検出する場合に、端末デバイスは、ULにおいて、第1QoSフローにおけるアップリンクデータパケットを第1DRBでも伝送する。
【0104】
第1情報は、第1QoSフローの関連情報及び第1DRBのそれ、例えば、第1QoSフローの識別子及び第1DRBの識別子のような情報を更に含んでよい、ことが理解されるべきである。代替的に、第1情報は、他の関連情報、例えば、PDUセッションIDのような、第1QoSフローに関連したPDUセッション(session)に関する情報を含んでよい。第1情報は、第1DRBのダウンリンクSDAPヘッダフォーマット指示及びアップリンクSDAPヘッダフォーマット指示を含んでよい。ダウンリンクSDAPヘッダフォーマット指示は、第1DRBにマッピングされているQoSフローがダウンリンクSDAPヘッダを有するかどうかを示すために使用される。アップリンクSDAPヘッダフォーマット指示は、第1DRBにマッピングされているQoSフローがアップリンクSDAPヘッダを有するかどうかを示すために使用される。第1情報は、第1DRBがデフォルトDRBであるかどうかの指示を含んでもよい。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0105】
第1情報が第1QoSフローから第1DRBへの反射マッピングを示す情報でない場合に、すなわち、第1情報が反射マッピング指示を含まない場合に、端末デバイスは、直接マッピング法又は反射マッピング法で、第1QoSフローから第1DRBへのマッピングを実行するよう指示されてよい、ことが理解されるべきである。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0106】
任意に、実施形態で、図7に示されるように、方法200は、次のステップを更に含む。
【0107】
S250.CU−UPは、第1DRBで端末デバイスによって送信された第2データパケットを受信し、第2データパケットが属するQoSフローは第1QoSフローである。
【0108】
S260.CU−UPは、第1データパケットの反射マッピング指示フィールドのビットを第2データパケットに基づいて0にセットする。
【0109】
具体的に、反射マッピング指示フィールドがRDIフィールドである例が、説明のために使用される。RDIフィールドのビットは、次のように予め定義されることが考えられる:RDIフィールドのビットが1であるとき、それは、第1QoSフローのためのマッピング関係が第1DRBへ変更される必要があることを示し、RDIフィールドのビットが0であるとき、それは、第1QoSフローから第1DRBへのマッピング関係が不変であることを示す。第1DRBで搬送され、反射マッピング指示フィールドがセットされている第1データパケットを受信した後、端末デバイスは、第1データパケットを運ぶDRBと、第1データパケットのRDIフィールド及びQFIフィールドとを検出する。第1データパケットの反射マッピング指示フィールドのビット、すなわち、第1データパケットのRDIフィールドのビットが1であるという事実と、第1データパケットのQFIフィールドが第1QoSフローを識別するという事実とに基づいて、反射マッピングは第1QoSフローに対して実行される。第1データパケットを受信した後、第1データパケットを運ぶDRBが第1DRBであり、RDIフィールドのビットが1であって、第1QoSフローからDRBへのマッピング関係が変更されることを示し、QFIフィールドが第1QoSフローを示すと端末デバイスが検出する場合に、端末デバイスは、第1QoSフローから第1DRBへのマッピングが第1QoSフローにおけるデータパケットのために必要とされると決定し、すなわち、第1QoSフローにおけるデータパケットを第1DRBでCU−UPへ送信すると決定する。端末デバイスは、第1データパケットの関連情報に基づいて第2データパケットを第1DRBでDUへ送信し、そして、第2データパケットを受信した後、DUは、第2データパケットをCU−UPへ転送する。第2データパケットが属するQoSフローは、第1QoSフローである。これは、端末デバイスが第1QoSフローから第1DRBへのマッピングを正確に実行したことを意味する。第2データパケットを受信した後、CU−UPは、端末デバイスが第1QoSフローから第1DRBへのマッピングを正確に実行したと決定し、それから、第1データパケットの反射マッピング指示フィールドのビットを0にセットして、端末デバイスに対して、第1QoSフローにおけるアップリンクデータパケットを第1DRBにマッピングすることが第1データパケットの受信後にもはや必要とされないことを示す。
【0110】
端末デバイスは、引き続き第1データパケットのRDIフィールド及びQFIフィールドを検出する。端末デバイスが第1QoSフローから第1DRBへのマッピングを正確に実行したとCU−UPが決定した後、第1データパケットのRDIフィールドのビットは以前に1にセットされており、RDIフィールドのビットが1であることは、第1QoSフローのためのマッピング関係が第1DRBへ変更される必要があることを示すので、CU−UPが第1データパケットの反射マッピング指示フィールドのビットを0にセットしない場合に、第1データパケットのRDIフィールドのビットが1であると検出するとき、端末デバイスは、第1QoSフローに対応するDRBを決定するために、各第1データパケットのQFIフィールド及び第1データパケットを運ぶDRBを引き続き検出する必要が更にある。しかし、第1QoSフローから第1DRBへのマッピング関係は実際には変更されないことがあり、第1QoSフローは第1DRBに依然として対応している。結果として、リソース浪費が引き起こされ、端末デバイスの電力消費は増大する。従って、CU−UPは、端末デバイスが第1QoSフローから第1DRBへのマッピングを正確に実行したと決定した後に、第1データパケットのRDIフィールドのビットを0にセットする。後続の第1データパケットを受信した後、第1データパケットのRDIフィールドのビットが0であると検出する場合に、端末デバイスは、第1QoSフローから第1DRBへのマッピング関係が不変であると決定する。第1QoSフローから第1DRBへの反射マッピングが不要である場合に、端末デバイスは、第1データパケットのQFIフィールド及び第1データパケットを運ぶ第1DRBを検出し続ける必要がない。従って、リソースは節約可能であり、端末の電力消費は低減可能であり、かつ、ユーザ経験は改善可能である。
【0111】
第1データパケットのRDIフィールドのビットが0であることは、第1QoSフローから第1DRBへのマッピング関係が変更される必要があることを示し、RDIフィールドのビットが1であることは、第1QoSフローから第1DRBへのマッピング関係が不変であることを示す場合に、第1DRBで端末デバイスによって送信された第2データパケットを受信した後、CU−UPは、第1データパケットの反射マッピング指示フィールドのビットを1にセットしてよい、と理解されるべきである。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0112】
S250で、第2データパケットを第1DRBでCU−UPへ送信するとき、端末デバイスが最初に第2データパケットを第1DRBでCU−UPへ送信してもよく、次いで、DUが第2データパケットをCU−UPへ送信する、と更に理解されるべきである。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0113】
任意に、実施形態において、CU−CPが第1情報をCU−UPへ送信するS209は、次のステップを含む。
【0114】
CU−CPは、ベアラコンテキストセットアップ要求をCU−UPへ送信し、ベアラコンテキストセットアップ要求は第1情報を含む。
【0115】
具体的に、CU−CPが第1QoSフローから第1DRBへのマッピングを実行する必要があるとき、CU−CPは第1情報を生成する。第1情報は、CU−UPに対して、第1データパケットのデータを第1DRBにマッピングし、第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットするよう指示するために使用される。CU−CPは、CU−CPとCU−UPとの間のE1インターフェースを使用することによって第1情報をCU−UPへ送信してよい。具体的に、CU−CPは、E1インターフェースを使用することによってベアラコンテキストセットアップ要求(bearer context setup request)をCU−UPへ送信してよく、ベアラコンテキストセットアップ要求が第1情報を含む。ベアラコンテキストセットアップ要求は、CU−UPに対して、CU−UPと端末デバイスとの間のPDUセッションに関係があるベアラ、例えば、CU−UPと端末デバイスとの間で関連するシグナリング、データ、などを伝送するために使用されるDRBベアラ及びシグナリング無線ベアラ(signaling radio bearers,SRB)を確立するよう要求するために使用されてよい。言い換えると、CU−CPは、ベアラコンテキストセットアップ要求を使用することによって第1情報をCU−UPへ送信する。ベアラコンテキストセットアップ要求は、第1QoSフローの関連情報及び第1DRBのそれを更に含んでよく、あるいは、端末デバイスのPDUセッションの関連情報を含んでよい、ことが理解されるべきである。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0116】
任意に、実施形態において、CU−CPが第1情報をCU−UPへ送信するS209は、次のステップを含む。
【0117】
CU−UPは、ベアラ変更要求をCU−UPへ送信し、ベアラ変更要求が第1情報を含む。
【0118】
具体的に、CU−CPが第1QoSフローから第1DRBへのマッピングを実行する必要があるとき、CU−CPは第1情報を生成する。具体的に、CU−CPは、E1を使用することによってベアラ変更要求(bearer modification request)をCU−UPへ送信してよく、ベアラ変更要求が第1情報を含む。ベアラ変更要求は、CU−UPに対して、CU−UPと端末デバイスとの間の関係があるベアラ、例えば、DRB及びSRBベアラを変更するよう要求するために使用されてよく、DRB及びSRBベアラは、CU−UPと端末デバイスとの間で関連するシグナリング、データ、などを伝送するために使用される。言い換えると、CU−CPは、ベアラ変更要求を使用することによって第1情報をCU−UPへ送信する。ベアラ変更要求は、第1QoSフローの関連情報及び第1DRBのそれを更に含んでよく、あるいは、端末デバイスのPDUセッションの関連情報を含んでよい、ことが理解されるべきである。第1情報は、第1DRBのダウンリンクSDAPヘッダフォーマット指示及びアップリンクSDAPヘッダフォーマット指示を含んでよい。ダウンリンクSDAPヘッダフォーマット指示は、第1DRBへマッピングされているQoSフローがダウンリンクSDAPヘッダを有しているかどうかを示すために使用される。アップリンクSDAPヘッダフォーマット指示は、第1DRBへマッピングされているQoSフローがアップリンクSDAPヘッダを有しているかどうかを示すために使用される。第1情報は、第1DRBがデフォルトDRBであるかどうかの指示を含んでもよい。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0119】
本願のこの実施形態で、第1情報は、CU−CPによってCU−UPへ送信される他のシグナリングで運ばれてよく、例えば、CU−CPによってCU−UPへ送信された通知情報で運ばれる、ことが理解されるべきである。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0120】
任意に、実施形態において、図8Bに示されるように、方法200は、次のステップを更に含む。
【0121】
S270.CU−UPは、第2情報をCU−CPへ送信し、第2情報は、第1QoSフローから第1DRBへの反射マッピングが成功することを示すために使用される。相応して、CU−CPは第2情報を受信する。
【0122】
具体的に、第1DRBで端末デバイスによって送信された第2データパケットを受信した後、すなわち、端末デバイスが第1QoSフローから第1DRBへのマッピングを正確に実行したと決定した後、CU−UPは、第1QoSフローから第1DRBへの反射マッピングが成功裏に実行されていることを、第2情報をCU−CPへ送信することによってCU−CPに通知する。第2情報は、第1QoSフローから第1DRBへの反射マッピングが成功したことを示すために使用される。第2情報を受信した後、CU−CPは、第1QoSフローから第1DRBへの反射マッピングが正確に実行されていることを知り、次いで、CU−CPは、端末デバイスのPDUセッションの無線ベアラでデータ処理などを正確に実行し得る。従って、端末デバイスのデータ伝送安定性は改善され、ユーザ経験は改善され、システムの通常運転は確かにされる。
【0123】
CU−UPが第1DRBで端末デバイスによって送信された第2データパケットを受信しないとき、すなわち、CU−UPによって受信される第1QoSフローのデータパケットが第1DRBで伝送されないとき、それは、反射マッピングが失敗したことを示す。CU−UPは、反射マッピングが失敗したことを示す情報をCU−CPに通知してよく、それにより、CU−CPは後に、反射マッピングが依然として必要とされるかどうか、又は第1QoSフローが解放される必要があるかどうかを判定する。従って、ネットワーク安定性は確かにされ、ネットワーク操作の品質は改善される。
【0124】
本願は、データ伝送性能測定及びL2パラメータ測定がCU−DU分離基地局アーキテクチャにおいてサポート可能であるように、通信方法を更に提供する。従って、ユーザデータは成功裏に伝送可能であり、ネットワーク安定性は改善され、ネットワーク操作の品質は改善され、ユーザ経験は改善される。
【0125】
図9を参照して、以下は、本願で提供される通信方法について詳述する。図9は、本願の実施形態に従う通信方法300の略フローチャートである。方法300は、図3に示されるシナリオに適用されてよく、確かに、他の通信シナリオにも適用されてよい。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0126】
図9に示されるように、方法300は、以下のステップを含む。
【0127】
S310.CU−CPは第3情報を生成し、第3情報は、CU−UPに対して、第1データパケットの伝送性能を検出するよう指示するために使用され、第1データパケットは、第1のクオリティ・オブ・サービスフロー識別子QFI又は第1の5Gクオリティ・オブ・サービス識別子5QIによって識別される。
【0128】
S320.CU−CPは第3情報をCU−UPへ送信し、相応して、CU−UPは第3情報を受信する。
【0129】
S330.CU−UPは、第3情報に基づいて第1データパケットの伝送性能を検出する。
【0130】
本願で提供される通信方法では、CU−DU分離基地局アーキテクチャにおいて、CU−CPが端末デバイスのPDUセッションにおける第1QoSフローの性能の検出を必要とするときに、CU−CPは第3情報をCU−UPへ送信する。第3情報は、CU−UPに対して、第1データパケット(第1QoSフロー内のデータパケット)の伝送性能を検出するよう指示するために使用され、第1データパケットは、第1QFIによって識別される。CU−CPが端末デバイスのために同じQoS特性により全ての第1データパケットの検出を必要とするとき、第3情報は、CU−UPに対して、第1データパケットの伝送性能を検出するよう指示するために使用され、第1データパケットは第15QIによって識別される。CU−UPは、第3情報に基づいて第1データパケットの伝送性能を検出する。このようにして、伝送パラメータは、CU−DU分離基地局アーキテクチャにおいて5QI又はQFIの粒度で測定され、それにより、ネットワークシステムの通常運転は確保され得、ユーザ経験は改善され得る。
【0131】
具体的に、S310で、CU−DU分離基地局アーキテクチャにおいて、ネットワークシステムの通常運転をサポートするために、関連する伝送性能が測定される必要があり、それにより、データ伝送の関連する構成又は制御が、伝送性能を測定することによってタイムリーにサポート又は調整され得る。例えば、L2パラメータ測定は、エアインターフェースリソース操作、無線リソース管理、ネットワーク操作及び保守、並びにMDT及びSON要件、などをサポートするために、必要とされる。例えば、PDCPレイヤ、RLCレイヤ、MAC、及びSDAPレイヤでの第1データパケットの関連する伝送パラメータは、検出される必要がある。従って、CU−CPは第3情報を生成し、第3情報は、CU−UPに対して、第1データパケットの伝送性能を検出するよう指示するために使用される。その上、5Gは、QoSフローに基づくネットワークアーキテクチャを定義しており、QoSフローは、1つのPDUセッションにおいてQoS区別を実装するための最も細かい粒度である。
【0132】
CU−CPが端末デバイスのPDUセッションにおける第1QoSフローの性能の検出、すなわち、第1データパケットの性能の検出を必要とする場合に、第1データパケットのクオリティ・オブ・サービスフローQoSフローは第1QFIであり、すなわち、伝送パラメータは、QFIの粒度で測定される。CU−CPが端末デバイスのために同じQoS特性により全ての第1データパケットの検出を必要とするとき、第1データパケットは第15QIによって識別され、伝送パラメータは5QIの粒度で測定される。5QI及びQFIが等しい値を有しているとき、QoSフローは5QI又はQFIのどちらか一方を使用することによって識別されてよく、あるいは、5QI及びQFIが等しくない値を有しているとき、QoSフローは、5QIを使用することによって識別され得る必要がある。
【0133】
第3情報は、第1QoSフローの関連情報、例えば、第1QoSフローのパラメータ、第1QoSの識別子(第1QFI又は第15QI)、第1QoSフローに関係があるPDUセッションに関する情報、第1QoSフローの通知制御、及びCU−UPによって測定される必要がある関連する伝送性能を更に含んでよい。第1QoSフローの通知制御は、第1QoSフローの伝送性能、例えば、パケット遅延バジェット、パケットエラー率、ダウンリンク保証ビットレート、最大ダウンリンクビットレート、アップリンク保証ビットレート、最大アップリンクビットレート、最大ダウンリンクパケット損失レート、最大アップリンクパケット損失レート、最大データバーストボリュームを検出するよう指示するために使用される。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0134】
S320で、CU−CPは第3情報をCU−UPへ送信し、相応して、CU−UPは第3情報を受信する。具体的に、CU−CPは、如何なる可能なシグナリングでも第3情報を送信又は搬送するために、CU−UPとCU−CPとの間のE1インターフェースを使用してよい。例えば、第3情報は、E1インターフェースでE1APメッセージにおいて運ばれてよい。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0135】
S330で、CU−UPは、第3情報に基づいてQFI又は5QIの粒度で伝送パラメータを測定する。
【0136】
すなわち、CU−UPは、第1データパケットの伝送性能を検出し、第1データパケットは、第1QFI又は第15QIによって識別される。
【0137】
本願で提供される通信方法では、CU−UPは、CU−DU分離基地局アーキテクチャにおいて5QI又はQFIの粒度で伝送パラメータを測定する。従って、ネットワークシステムの通常操作は確保可能であり、ユーザのデータ伝送の成功率は確保可能であり、ユーザの通信効率は改善可能であり、ユーザ経験は改善可能である。
【0138】
任意に、実施形態において、図10に示されるように、方法300は、次のステップを更に含む。
【0139】
S340.CU−UPは第4情報をCU−CPへ送信、第4情報は、第1データパケットの伝送性能が伝送性能インジケータを満たすかどうかを示すために使用され、伝送性能は第1データパケットにおいて設定され、第3情報は伝送性能インジケータを含む。相応して、CU−CPは第4情報を受信する。
【0140】
具体的に、QoSフローでのPDUセッションでは、全てのQoSフローによって満足される必要がある伝送性能インジケータは異なる。例えば、いくつかの高優先サービスの場合に、サービスに対応するQoSフローは、比較的に高い伝送インジケータを満たす必要がある。それらのQoSフローは、GBR要件、伝送遅延要件、などを満たす必要がある。従って、第3情報は伝送性能インジケータを含む。例えば、伝送性能インジケータは、第1QoSフロー(第1データパケットが属するQoSフロー)によって満足される必要があるパケット損失レート要件であってよく、すなわち、パケット損失レートは閾値を超えることができない。代替的に、伝送性能インジケータは、第1QoSフローによって満足される必要があるGBR要件であってよい。伝送性能インジケータは、第1QoSフロー内の第1データパケットにおいて設定され、すなわち、伝送性能インジケータは、第1データパケットが伝送される場合に満たされる必要がある。第3情報を受信した後、CU−UPは、第3情報に含まれる伝送性能インジケータ及び第1QFIに基づいて、QoSフロー識別子がアップリンク及びダウンリンク伝送においてデータパケット内の第1QFIである第1データパケットの伝送性能を検出する。CU−UPは、伝送性能インジケータに基づいて第1データパケットの伝送性能を検出し、第1データパケットの検出された伝送性能と、設定された伝送性能インジケータとに基づいて、第1データパケットが伝送要件を満たしているか(fulfilled)どうかを判定する。次いで、CU−UPは、第4情報を使用することによって、第1データパケットの伝送性能が伝送性能インジケータを満足しているかどうかをCU−CPに通知する。例えば、第1QoSフロー内の全てのデータパケット(全ての第1データパケット)がGBR要件を満たすことができないと検出するとき、CU−UPは、第4情報を使用することによって、第1QoSフローがGBR要件を満たすことできないことをCU−CPに通知し、あるいは、第1QoSフロー内の全ての第1データパケットがGBR要件を満足すると検出するとき、CU−UPは、第4情報を使用することによって、第1QoSフローがGBR要件を満たしているとCU−CPに通知する。従って、CU−CPは、情報をコアネットワークへ送信し、コアネットワークは、その情報に基づいて、QoSフローのパラメータを変更すべきか、それともQoSフローを解放すべきかどうかを判定する。これは、ネットワークシステムが正常に動作することができることを確かにし、ユーザの通常の通信のための保証レートを改善し、ネットワークシステムの安定性及び運転効率を改善し、ユーザ経験を改善する。
【0141】
CU−UPは、期間内に伝送性能インジケータを満たした第1データパケットの量又は割合を報告し得る、と理解されるべきである。代替的に、1つの第1データパケットが期間内に伝送性能インジケータを満たすことができない場合には、第1QoSフロー(全ての第1データパケット)が期間内に伝送性能インジケータを満たすことができないと見なされる。代替的に、他の報告方法が存在してもよい。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0142】
第4情報は、第1QoSフローの伝送性能の検出された値のような情報と、第1QoSフローに関係があるPDUセッションに関する情報、例えば、PDUセッションID及び第1QoSフローの識別子のような情報とを更に含んでもよい、ことが更に理解されるべきである。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0143】
端末デバイスのPDUセッションにおけるQoSフローがQoSフロー伝送性能インジケータを満足しないか、あるいは、端末デバイスのPDUセッションにおける全てのQoSフローがQoSフロー伝送性能インジケータを満足する場合に、CU−UPは、QoSフローごとに、各QoSフローがQoSフロー伝送性能インジケータを満たすことができないとのメッセージをCU−CPに通知するのではなく、第4情報を使用することによって、PDUセッションがQoSフロー伝送性能インジケータを満たすことができないとのメッセージをCU−CPに通知してよい、ことが更に理解されるべきである。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0144】
CU−UPが第1データパケットの伝送性能を検出する前に、CU−CPは、端末デバイスのPDUセッションにおける全てのQoSフローに関する情報をCU−UPに更に通知してよい、ことが更に理解されるべきである。例えば、情報は、PDUセッションにおける全てのQoSフローのパラメータ及び識別子のような情報であってよい。PDUセッションにおける全てのQoSフローに関する情報を受信した後、CU−UPは、全てのQoSフローに関する情報に基づいて、かつ、CU−UPの負荷ステータスなどを参照して、全てのQoSフローの中で受け入れ可能なQoSフローを決定し、受け入れられたQoSフローの伝送性能を検出するために、アドミッションコントロールプロセスを実行してよい。第1QoSフローは、CU−UPによって受け入れられたQoSフローのいずれか1つであってよい。受け入れられたQoSフローは、データを伝送するために使用可能なQoSフローと理解され得る。アドミッションコントロールプロセスの具体的なステップは、次の通りである。
【0145】
1.コアネットワークデバイスが端末デバイスのための新しいPDUセッション又はPDUセッションのための新しいQoSフローを確立するか、あるいは、PDUセッションのQoSフロー特性が変化するときに、コアネットワークデバイスは、QoSフローに関する情報をCU−CPに通知する。例えば、情報は、QoSフローのGRB情報であってよい。CU−CPは、セットアップ要求(setup request)又は変更要求(modification request)を通じて、CU−CPとCU−UPとの間のE1インターフェースを使用することによって、QoSフローに関する情報をCU−UPに通知してよい。例えば、QoSフローに関する情報は、表1に示される内容を含んでよい。
【表1】
【0146】
動的5QI記述子(Dynamic 5QI Descriptor)に含まれる内容は、次の表2に示されている:
【表2】
【0147】
表1及び表2に示される内容は単なる例であることが理解されるべきであり、QoS風呂及び動的5QI記述子に関する情報は、更なる他の内容を更に含んでもよい。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0148】
2.CU−UPは、CU−UPの負荷ステータス及びQoSフローに関する情報、例えば、表1及び表2中のQoSフローパラメータに基づいてQoSフローアドミッションを実行し、アドミッション結果をセットアップ要求応答又は変更要求応答においてCU−CPへフィードバックする。アドミッション結果は、受け入れられたQoSフローのID、そのQoSフローのPDUセッションのID、受け入れられていないQoSフローのID、受け入れられていないQoSフローのPDUセッションのID、及びQoSフローが受け入れられない理由を含んでよい。例えば、QoSフローが受け入れられない理由は、利用不可能な無線リソース(radio resources not available)、未知の5QI、又は無効な5QIであってよい。PDUセッションにおける全てのQoSフローが拒絶される場合には、PDUセッションのIDが更に含まれる。受け入れられるQoSフローを決定した後、CU−UPは、伝送性能インジケータが満たされるかどうかを判定するために、CU−CPによって送信された第3情報に基づいて、受け入れられたQoSフローの伝送性能を検出してよい。PDUセッションにおける複数のQoSフローが受け入れられる場合に、アドミッション結果は、受け入れられたQoSフローのIDのリストを含んでよい、ことが理解されるべきである。PDUセッションのIDセッションにおける複数のQoSフローが拒絶される場合に、アドミッション結果は、拒絶されたQoSフローのIDのリストを含んでよい。
【0149】
本願のこの実施形態で、上記の表1及び表2中の情報並びにCU−UPの負荷ステータスに加えて、CU−UPは、他の情報、例えば、QoSフロー内のデータパケットで運ばれるサービス情報に基づいて、QoSフローに対してアドミッションコントロールを更に実行してよい。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0150】
任意に、CU−UPが第4情報をCU−CPへ送信するS340は、次のステップを含む。
【0151】
CU−UPは通知情報をCU−CPへ送信し、通知情報が第4情報を含み、相応して、CU−CPは通知情報を受信する。
【0152】
具体的に、CU−UPが、第1データパケットが伝送性能インジケータを満たすかどうかをCU−CPに通知する必要があるとき、CU−UPは、CU−CPとCU−UPとの間のE1インターフェースを使用することによって第4情報をCU−CPへ送信してよい。具体的に、CU−UPは、E1インターフェースを使用することによって通知(notify)情報をCU−CPへ送信してよく、通知情報が第4情報を含む。通知情報は、CU−CPに対して、端末デバイスとのPDUセッションに関係があるベアラを確立するよう指示するとともに、CU−CPにQoSフロー情報を通知するために、使用されてよい。言い換えると、通知情報は第4情報を運ぶ。通知情報は、第1QoSフローの関連情報及び端末デバイスのPDUセッションの関連情報を更に含んでもよい、ことが理解されるべきである。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0153】
通知情報を受信した後、CU−CPは、第4情報が受信されたことをCU−UPに通知するために、通知情報応答をCU−UPへ更に送信してよい、ことが理解されるべきである。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0154】
任意に、実施形態において、CU−UPが第4情報をCU−CPへ送信するS340は、次のステップを含む。
【0155】
CU−UPはベアラ変更要求をCU−CPへ送信し、ベアラ変更要求が第4情報を含む。相応して、CU−CPはベアラ変更要求を受信する。
【0156】
具体的に、CU−UPが、第1データパケットが伝送性能インジケータを満たすかどうかをCU−CPに通知する必要があるとき、CU−UPは、CU−CPとCU−UPとの間のE1インターフェースを使用することによって第4情報をCU−CPへ送信してよい。具体的に、CU−UPは、E1インターフェースを使用することによってベアラ変更要求をCU−CPへ送信してよく、ベアラ変更要求が第4情報を含む。ベアラ変更要求は、CU−CPに対して、端末デバイスとの関連するベアラ、例えば、DRB又はSRBベアラを変更するよう指示するために使用され、DRB又はSRBは、CU−UPと端末デバイスとの間で関連するシグナリング、データ、などを伝送するために使用されてよい。言い換えると、CU−UPは、ベアラ変更要求を使用することによって第4情報をCU−CPへ送信する。ベアラ変更要求は、第1QoSフローの関連情報及び端末デバイスのPDUセッションの関連情報を更に含んでもよい、ことが理解されるべきである。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0157】
本願のこの実施形態で、第4情報は、CU−UPによってCU−CPへ送信される他のシグナリングにおいて運ばれてもよい、ことが理解されるべきである。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0158】
ベアラ変更要求を受信した後、CU−CPは、第4情報が受信されたことをCU−UPに通知するために、ベアラ変更要求応答情報をCU−UPへ更に送信してよい、ことが理解されるべきである。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0159】
任意に、実施形態において、第1データパケットの伝送性能インジケータは、次の:
第1データパケットの遅延バジェット、第1データパケットのパケット損失レート、アップリンク保証ビットレートGBR、ダウンリンクGBR、最大アップリンクGBR、及び最大ダウンリンクGBR
のうちの少なくとも1つを含む。
【0160】
具体的に、端末デバイスのPDUセッションにおいて、異なるサービスは異なる伝送性能要件を有し、すなわち、異なるサービスのデータパケットは、異なるQoSフロー要件を有し、異なるQoSフローは、異なる伝送性能インジケータを満たす必要がある。従って、第1データパケット(そのQoSフローは第1QoSフローである)の場合に、第1QoSフローの伝送性能インジケータは、第1データパケットの遅延バジェット、第1データパケットのパケット損失レート、アップリンク保証ビットレートGBR、ダウンリンクGBR、最大アップリンクGBR、最大ダウンリンクGBR、最大ダウンリンクパケット損失レート、最大アップリンクパケット損失レート、及び最大データバーストボリューム、のうちの少なくとも1つを含んでよい。例えば、伝送性能インジケータがダウンリンクGBRであるとき、CU−UPは、第1データパケットのダウンリンクGBR伝送インジケータに基づいて、ダウンリンク第1データパケットがダウンリンクGBR要件を満足するかどうかを検出し、そして、第1データパケットがダウンリンクGBR伝送インジケータを満たすかどうかをCU−CPへ送信する。
【0161】
上記の伝送性能インジケータに加えて、第1データパケットの伝送性能インジケータは、他の伝送性能インジケータ、例えば、最大データスループットを更に含んでよい、ことが理解されるべきである。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0162】
任意に、実施形態において、図11に示されるように、方法300は、次のステップを含む。
【0163】
S350.CU−UPは第5情報をCU−CPへ送信し、第5情報は第1データパケットの伝送性能の検出結果を含み、第3情報は測定設定情報を含み、測定設定情報は、第1データパケットの伝送性能パラメータ及び/又は測定時間長さを含む。相応して、CU−CPは第5情報を受信する。
【0164】
具体的に、CU−UPは、エアインターフェースリソース操作、無線リソース管理、ネットワーク操作及び保守、MDT及びSON要件、などをサポートするために、L2パラメータ測定を実行する必要がある。例えば、CU−UPは、PDCPレイヤ、RLCレイヤ、MACレイヤ、などで、関連するパラメータを測定する。従って、CU−CPによってCU−UPへ送信される第3情報は、測定設定情報を含み、測定設定情報は、第1データパケットの伝送性能パラメータ及び/又は測定時間長さを含む。CU−UPは、QFI又は5QIの粒度で測定設定情報に基づいて伝送パラメータを測定し、すなわち、第1データパケットの伝送性能を検出する。測定設定情報が第1データパケットの伝送性能パラメータを含む場合に、CU−UPは、第1データパケットの予め定義された時間長さ又はサービスステータスに基づいて測定時間長さを決定し、第1データパケットの伝送性能を検出してよい。測定設定情報が第1データパケットの測定時間長さを含む場合に、CU−UPは、第1データパケットのQoSフロー負荷ステータス及びQoSフローサービスタイプのような情報に基づいて、伝送性能が検出される必要があると決定し、そして、第1データパケットの伝送性能を検出してよい。第1データパケットは第15QIによって識別され、伝送性能が検出される必要があることが決定され、第1データパケットの伝送性能は検出される。第1データパケットは第15QIによって識別される。データパケットに関して、QFI及び5QIが同じ値を有している場合には、QFI又は5QIのどちらか一方が、データパケットを示すために使用されてよく、あるいは、QFIフィールド及び5QIが異なる値を有している場合には、データパケットは、5QIによって識別される必要がある。すなわち、全ての端末デバイスのための全ての第1データパケットが検出される場合に、第1データパケットは、QoSフローが全ての端末デバイスについて第15QIである全てのデータパケットの伝送性能を検出するために、第15QIによって識別される。CU−UPは、L2で第1データパケットの伝送性能を検出し、第1データパケットの伝送性能の検出結果をCU−CPに通知する。従って、CU−CPはL2パラメータ測定をサポートし、それにより、エアインターフェースリソース操作、無線リソース管理、ネットワーク操作及び保守、並びにMDT及びSON要件をサポートする機能は実装される。これは、ネットワーク安定性を改善し、ネットワーク操作の品質を改善し、かつ、ユーザ経験を改善するのを助ける。図11中で破線により示されているステップは、任意ステップである、と理解されるべきである。
【0165】
任意に、実施形態において、伝送性能パラメータは、第1データパケットのパケット損失レート、第1データパケットのダウンリンク伝送遅延、第1データパケットのスケジューリングされたインターネットプロトコルスループット、及び第1データパケットのデータボリューム、のうちの少なくとも1つを含む。
【0166】
以下は、CU−UPが上記の伝送性能パラメータを測定するプロセスについて詳述する。
【0167】
1.第1データパケットのダウンリンク伝送遅延について、検出粒度は第1QFI及び/又は第15QIであり、すなわち、QoSフロー識別子が第1QFI及び/又は第15QIである全てのデータパケット(全ての第1データパケット)の、期間T内にある平均ダウンリンク伝送遅延が、測定される。第1データパケットのQoSフロー識別子が第15QIである場合に、性能検出は、QoSフロー識別子が全ての端末デバイスについて第15QIである全てのデータパケットに対して、実行される。第1データパケットのQoSフロー識別子が第1QFIである場合に、性能検出は、端末デバイスについて第1QFIを有するデータパケットに対して実行される。
【0168】
具体的に、期間T内の第1データパケットの平均ダウンリンク伝送遅延は、式(1)を使用することによって計算されてよい:
【数1】
【0169】
式(1)中、M(T,5qi)は、期間T内の、同じ5QI(第15QI)を有する第1データパケットの平均ダウンリンク伝送遅延を表し、QoSフローの5QI及びQFIが同じである場合には、5QIはQFIであってもよく、tArriv(i)は、i番目の第1データパケットが到着する時点(moment)を表し、tAck(i)は、i番目の第1データパケットが成功裏に受信される時点(moment)であり、iは、期間T内で到着し成功裏に受信されるデータパケットのシーケンス番号を表し、I(T)は、期間T内の第1データパケットの総数を表す。
【0170】
第1データパケットの到着時点の基準点は、PDCPレイヤでのサービスアクセスポイント(service access point,SAP)又はSDAPレイヤでのサービスアクセスポイントであり、第1データパケットが成功裏に受信される時点の基準点は、PDCPレイヤでのSAP又はSDAPレイヤでのサービスアクセスポイントである。SAPは、上位レイヤが下位レイヤにアクセスするときに上位レイヤがサービスを提供するプロトコルスタック内のポイントであり、隣接するレイヤにあるエンティティ(「エンティティ」は、対応するレイヤの論理機能である)の間の相互通信を実装する論理インターフェースであり、2つのレイヤの間の境界に位置する。アクセスポイントがプロトコルレイヤの上位(upper)部分又はプロトコルレイヤの下位(lower)部分に位置するかどうかは、ここで制限されない。例えば、第1データパケットが成功裏に受信される時点の基準点は、PDCPレイヤでの上位SAP又はSDAPレイヤでの上位サービスアクセスポイントである。代替的に、第1データパケットが成功裏に受信される時点の基準点は、PDCPレイヤでの下位SAP又はSDAPレイヤでの下位サービスアクセスポイントである。物理レイヤから開始して、各レイヤは、上位レイヤへのサービスアクセスポイントを提供する。各レイヤはSAPを有しているが、異なるレイヤにあるSAPは、異なる内容及び表現形式を有している。
【0171】
任意に、第1データパケットの到着時点の基準点は、PDCPレイヤでのSAP又はSFAPレイヤでのSAPであってよく、第1データパケットが成功裏に受信される時点の基準点は、MACレイヤでのSAPである。アクセスポイントがプロトコルレイヤの上位(upper)部分又はプロトコルレイヤの下位(lower)部分に位置するかどうかは、ここで制限されない。例えば、第1データパケットの到着時点の基準点は、PDCPレイヤでの下位SAPであってよく、第1データパケットが成功裏に受信される時点の基準点は、MACレイヤでの下位サービスアクセスポイントである。この場合に、DUは、MACレイヤで正確に受信される第1データパケットの数及び到着時間、などを計算し、情報をCU−CPに通知する必要がある。図12に示されるように、S360で、CU−CPは、測定設定情報をDUへ送信してよい。測定設定情報は、第1QoSフローのパラメータ、第1QoSフローの識別子(第1QFI又は第15QI)、及び第1QoSフローに関係があるPDUに関する情報のような、第1QoSフローの関連情報を含む。S370で、DUは、測定設定情報に基づいて、MACレイヤで正確に受信される第1データパケットの数及び到着時間を計算する。S380で、DUは、検出結果をCU−CPに通知する。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0172】
任意に、測定をより正確にするよう、CU−CPは、測定の絶対時間、例えば、検出が開始する絶対時点及び検出が終了する絶対時点をCU−UPに通知してよい。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0173】
CU−UPは、QFI及び/又は5QIの粒子で上記の式(1)に基づいて第1データパケットのダウンリンク伝送遅延を検出し、検出結果をCU−CPに通知してよい。
【0174】
CU−UPは、QFI及び/又は5QIの粒子で上記の式(1)に基づいて第1データパケットのダウンリンク伝送遅延を検出し、更には、CU−UPは、他の式又は、式(1)を変えることによって求められる式に基づいて、第1データパケットのダウンリンク伝送遅延を更に検出してもよい、ことが理解されるべきである。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0175】
2.第1データパケットのダウンリンク伝送プロセスにおけるネットワーク輻輳、トラフィック管理、などにより捨てられる第1データパケットのパケット損失レート(packet discard rate)の検出のために、次の式(2)が使用されてよく、期間T内の第1データパケットの平均パケット損失レートが計算される:
【数2】
【0176】
式(2)中、D(T,5qi)は、期間T内の、同じ5QI(第15QI)を有する第1データパケットの平均パケット損失レートを表し、QoSフローの5QI及びQFIが同じである場合には、5QIはQFIであってもよく、第1QFI及び第15QIが異なる値を有する場合には、第15QIが使用され、Ddisc(T,5qi)は、期間T内に捨てられる第1データパケットの数を表し、N(T,5qi)は、PDCPレイヤ又はSDAPレイヤでのSAPに到着する第1データパケットの数を表す。
【0177】
CU−UPは、QFI及び/又は5QIの粒度で上記の式(2)に基づいて第1データパケットのオアケット損失レートを検出し、検出結果をCU−CPに通知してよい。
【0178】
CU−UPは、QFI及び/又は5QIの粒度で上記の式(2)に基づいて第1データパケットのオアケット損失レートを検出し、更には、CU−UPは、他の式又は、式(2)を変えることによって求められる式に基づいて、第1データパケットのパケット損失レートを更に検出してもよい、ことが理解されるべきである。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0179】
3.CU−UPは、アップリンク及びダウンリンク伝送がUuインターフェースでCU−UPと端末デバイスとの間で実行されるときに存在する第1データパケットの損失レートを検出してよく、すなわち、QFI及び/又は5QIの粒度で期間T内でUuインターフェース上での第1データパケットのアップリンク及びダウンリンクパケット損失レートを検出する。
【0180】
4.CU−UPは、第1データパケットのアップリンク及びダウンリンクスループットを含め、期間T内で第1データパケットのスケジューリングされたインターネットプロトコル(scheduled IP)スループットを検出してよく、更には、期間T内での第1のデータパケットのデータバースト(data burst)のボリュームを検出し、検出結果をCU−CPに通知してよく、ここで、データバーストは、複数の伝送時間インターバルにおいて伝送される。
【0181】
任意に、CU−UPは、MDTに関係がある、期間T内での第1データパケットのアップリンク及びダウンリンクのスケジューリングされたIPスループットを検出してよく、すなわち、QFI及び/又は5QIの粒度で、アップリンク及びダウンリンク伝送がCU−UPと端末デバイスとの間のUuインターフェースで実行されるときに存在する第1データパケットのスケジューリングされたIPスループットを検出するか、あるいは、QFI及び/又は5QIの粒度で、アップリンク及びダウンリンク伝送がCU−UPとDUとの間のF1−Uインターフェースで実行されるときに存在する第1データパケットのスケジューリングされたIPスループットを検出し、そして、検出結果をCU−CPに通知する。
【0182】
5.CU−UPは、期間T内での第1データパケットのデータボリュームを検出し、すなわち、QFI及び/又は5QIの粒度で期間T内での第1データパケットのアップリンク及びダウンリンクデータボリュームを検出し、QFI及び/又は5QIの粒度で検出結果をCU−CPに通知してよい。
【0183】
6.CU−UPは、期間T内での第1データパケットの遅延を検出してよい。具体的に、CU−UPは、第1データパケットがRLCレイヤに伝送されるまで第1データパケットがPDCPレイヤのSAPに到着する時間から開始する期間T内の平均遅延をQFI及び/又は5QIの粒度で計算するか、あるいは、第1データパケットがRLCレイヤに伝送されるまで第1データパケットがSDAPレイヤのSAPに到着する時間から開始する期間T内の平均遅延をQFI及び/又は5QIの粒度で計算し、そして、計算結果をCU−CPに通知してよい。アクセスポイントがプロトコルレイヤの上位(upper)部分又はプロトコルレイヤの下位(lower)部分に位置するかどうかは、ここで制限されない。例えば、第1データパケットが成功裏に受信される時点の基準点は、SDAPレイヤでの上位SAP又はSDAPレイヤでの下位サービスアクセスポイントである。代替的に、第1データパケットが成功裏に受信される時点の基準点は、PDCPレイヤでの上位SAP又はPDCPレイヤでの下位サービスアクセスポイントである。
【0184】
本願のこの実施形態で、CU−UPは、QFI及び/又は5QIの粒度で上記の伝送性能パラメータを測定し、更には、CU−UPは、QFI及び/又は5QIの粒度で第1データパケットの他の伝送性能パラメータを更に測定してもよい、ことが理解されるべきである。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0185】
本願のこの実施形態で、CU−UPがCU−CPに測定結果を報告する方法は制限されず、例えば、報告は、周期的に報告されてよく、あるいは、報告は、イベントによってトリガされてよく、あるいは、報告は、CU−CPによって設定された報告設定に基づいて実行されてよい、ことが更に理解されるべきである。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0186】
任意に、実施形態において、CU−CPによって設定された報告設定は、測定期間T、測定イベント、メトリクス(metrics)、1つ又はいくつかのQFI/5QI/PDUセッション/スライス(S−NSSAI)、周期報告、イベントによりトリガされる報告(周期値又はトリガ条件、例えば、メトリックが閾値を超えるとき)、などを含む。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0187】
本願のこの実施形態で、CU−UPは、QFI及び/又は5QIの粒度での伝送性能測定及び報告を実行してよい、ことが更に理解されるべきである。その上、CU−UPは、PDUセッションの粒度でのデータパケット伝送性能測定及び報告を更に実行してよく、あるいは、5QIの粒度及び端末デバイスで伝送性能測定及び報告を更に実行してよく、あるいは、PDUセッションの粒度及びネットワークスライスで伝送性能測定及び報告を更に実行してよい。ネットワークスライシングは、レイテンシ及び信頼性のような異なるサービス要件及び適用シナリオに基づいて、ネットワークを異なるネットワークスライスに分割することである。全てのネットワークスライスは、異なる適用シナリオ及びサービス要件に対応している。1つのネットワークスライスは、複数のPDUセッションを含んでよい。
【0188】
本願のこの実施形態で、DUはまた、CU−CPによって送信された測定設定情報に基づいて、L2関連パラメータ測定を実行し、測定結果をCU−CPへ送信してもよい、ことが更に理解されるべきである。図12に示されるように、例えば、DUは、セルの粒度で測定を実行するのではなく、期間T内での単一セルのランダムアクセスプリアンブルの数又はアップリンク及びダウンリンク物理リソースブロック(physical resource block,PRB)利用を計算するか、あるいは、DUのみのランダムアクセスプリアンブルの数及びPRB利用を計算してよく、そして、検出結果をCUTへ送信する。具体的に、DUは、関連するシグナリング及びDUとCU−CPとの間のF1−Cインターフェースを使用することによって、検出結果をCU−CPに通知してよい。
【0189】
本願の各実施形態で、「第1」、「第2」、「第3」などは、複数のオブジェクトが異なっていることを示すよう意図される、と更に理解されるべきである。例えば、第1情報及び第2情報は、異なる内容を有している情報を示すために単に使用され、情報に影響を及ぼさない。上記の「第1」、「第2」などは、本願の実施形態に制限を課さない。
【0190】
本願の各実施形態で、第1情報は、伝送のための如何なる可能なシグナリングでも運ばれてよい、と更に理解されるべきである。同様に、第2情報及び第3情報も、如何なる可能なシグナリングでも運ばれてよい。言い換えると、第1情報、第1情報、及び第1情報の具体的な形態は、本願の実施形態で制限されない。
【0191】
上記の説明は、本願の実施形態の範囲を制限するのではなく、単に、当業者が本願の実施形態をより良く理解することを助けるよう意図される。明らかに、当業者は、上記の例に基づいて様々な同等の改良又は変更を行ってよく、あるいは、何らかの新しいステップなどを加えたり、又は上記の実施形態のいずれか2つ以上を組み合わせたりしてもよい。そのような改良、変更、又は組み合わせられた解決法も、本願の実施形態の範囲内にある。
【0192】
上記のプロセスのシーケンス番号は、実行順序を意味しない、と更に理解されるべきである。プロセスの実行順序は、プロセスの機能及び内部ロジックに基づいて決定されるべきであり、本願の実施形態の実装プロセスに制限を課さない。
【0193】
本願の実施形態の上記の説明は、実施形態どうしの相違に焦点を当てる、ことが更に理解されるべきである。述べられていない同じ又は類似した部分について、それらの実施形態を参照されたい。簡潔さのために、詳細は、ここで再びは記載されない。
【0194】
上記は、図1乃至図12を参照して本願の実施形態における通信方法について詳述する。以下は、図13乃至図20を参照して本願の実施形態における通信装置について詳述する。
【0195】
図13は、本願の実施形態に従う通信装置の略ブロック図である。通信装置は、上記のセントラルユニット・ユーザプレーンノードCU−UPであってよい、ことが理解されるべきである。通信装置の実施形態及び方法の実施形態は、互いに対応している。同様の記載については、方法の実施形態を参照されたい。図13に示される通信装置400は、図4図6乃至図8Bの方法200の各実施形態でCU−UPによって実行されるステップを実行するよう構成されてよい。通信装置400は、プロセッサ410、メモリ420、及びトランシーバ430を含む。プロセッサ410、メモリ420、及びトランシーバ430は、通信バスを使用することによって接続されている。メモリ420は、命令を記憶している。プロセッサ410は、メモリ420に記憶されている命令を実行するよう構成される。トランシーバ430は、プロセッサ410の駆動下で具体的な信号送信/受信を実行するよう構成される。
【0196】
プロセッサ410は、第1情報を取得するよう構成され、第1情報は、CU−UPに対して、第1データパケットを第1データ無線ベアラDRBへマッピングしかつ第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットするよう指示するために使用され、第1データパケットが属するクオリティ・オブ・サービスフローQoSフローは第1QoSフローである。
【0197】
トランシーバ430は、コアネットワークデバイスによって送信された第1データパケットを受信するよう構成される。
【0198】
プロセッサ410は、第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットするよう更に構成される。
【0199】
トランシーバ430は、端末デバイスへ第1DRBで、マッピングフィールドがセットされている第1データパケットを送信するよう更に構成される。
【0200】
本願で提供される通信装置に従って、第1QoSフローから第1DRBへのマッピング関係が最初のPDUセッション確立プロセスにおいて確立される必要があるときに、又は第1QoSフローにおける第1データパケットが、伝送のために、第1QoSフローのパラメータ又は負荷ステータスの変化時に新しいDRB(第1DRB)へマッピングされる必要があるときに、CU−UPは第1情報を取得し、第1QoSフローから第1DRBへの反射マッピングが必要とされるかどうかを判定する。任意に、第1情報は、CU−UPにおいて事前に記憶されてよい。第1情報は、CU−UPに対して、第1データパケットを第1DRBへマッピングしかつ第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットするよう指示するために使用される。CU−UPは、第1情報に基づいて、第1QoSフローから第1DRBへの反射マッピングが必要とされるかどうかを判定する。コアネットワークによって送信された第1データパケットを受信した後、CU−UPは、第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットし、端末デバイスへ第1DRBで、反射マッピング指示フィールドがセットされている第1データパケットを送信する。第1データパケットは、CU−UPによって端末デバイスへ送信されるダウンリンクデータパケットである。第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットする目的は、反射マッピングが第1QoSフローにおけるアップリンクデータパケットから第1DRBへ必要とされるかどうか、つまり、端末デバイスが、第1QoSフローにおけるアップリンクデータパケットを、DUを使用することによって第1DRBでCU−UPへ送信するよう指示されているかどうかを端末デバイスに示すことである。このようにして、本願のこの実施形態で、第1QoSフローは、CU−DU分離シナリオにおいて第1DRBへマッピングされ、それにより、第1QoSフローは、CU−UP及び端末デバイスの両方のために第1DRBへマッピングされる。これは、端末デバイス及びCU−UPが正確にデータを伝送することができることを確かにし、通信効率及び安定性を改善し、かつ、ユーザ経験を改善する。
【0201】
通信装置400のコンポーネントは、通信バスを使用することによって接続されており、すなわち、プロセッサ410、メモリ420、及びトランシーバ430は、内部接続パスを使用することによって互いと通信し、コントロール信号及び/又はデータ信号を伝送する。本願の上記の方法の実施形態は、プロセッサに適用されてよく、あるいは、プロセッサは、上記の方法の実施形態のステップを実装してよい。プロセッサは、集積回路チップであってよく、信号処理能力を備えている。実装プロセスにおいて、上記の方法の実施形態のステップは、プロセッサ内のハードウェア集積論理回路を使用することによって、又はソフトウェア形式の命令を使用することによって、実装可能である。プロセッサは、中央演算処理装置(central processing unit,CPU)、ネットワークプロセッサ(network processor,NP)、CPUとNPとの組み合わせ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor,DSP)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit,ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(field programmable gate array,FPGA)若しくは他のプログラム可能論理デバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタ論理デバイス、又はディスクリートハードウェア部品であってよく、本願で開示されている方法、ステップ、及び論理ブロック図を実装又は実行してよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよく、プロセッサは如何なる従来のプロセッサなどであってもよい。本願で開示されている方法のステップは、ハードウェア復号化プロセッサを使用することによって直接実行及び完了されてよく、あるいは、復号化プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせを使用することによって実行及び完了されてよい。ソフトウェアモジュールは、ランダム・アクセス・メモリ、フラッシュメモリ、リード・オンリー・メモリ、プログラム可能リード・オンリー・メモリ、電気的消去可能なプログラム可能メモリ、又はレジスタのような、当該技術における成熟した記憶媒体に位置してよい。記憶媒体はメモリに位置する。プロセッサは、メモリ内の情報を読み出し、プロセッサのハードウェアと組み合わせて上記の方法のステップを完了する。
【0202】
任意に、本願の他の実施形態では、トランシーバ430は、セントラルユニット・コントロールプレーンノードCU−CPによって送信された第1情報を受信するよう更に構成される。
【0203】
任意に、本願の他の実施形態では、プロセッサ410は、具体的に、第1データパケットの反射マッピング指示フィールドのビットを1にセットするよう構成される。
【0204】
任意に、本願の他の実施形態では、プロセッサ410は、具体的に、第1データパケットの反射マッピング指示フィールドのビットを0にセットするよう構成される。
【0205】
任意に、本願の他の実施形態では、第1情報は、第1QoSフローから第1DRBへの反射マッピングを示す情報である。
【0206】
任意に、本願の他の実施形態では、トランシーバ430は、第1DRBで端末デバイスによって送信された第2データパケットを受信するよう更に構成され、第2データパケットが属するQoSフローは第1QoSフローである。プロセッサ410は、第1データパケットの反射マッピング指示フィールドのビットを第2データパケットに基づいて0にセットするよう更に構成される。
【0207】
任意に、本願の他の実施形態で、トランシーバ430は、具体的に、CU−CPによって送信されたベアラコンテキストセットアップ要求を受信するよう構成され、ベアラコンテキストセットアップ要求は、第1情報を含む。
【0208】
任意に、本願の他の実施形態で、トランシーバ430は、具体的に、CU−CPによって送信されたベアラ変更要求を受信するよう構成され、ベアラ変更要求は、第1情報を含む。
【0209】
任意に、本願の他の実施形態で、トランシーバ430は、第2情報をCU−CPへ送信するよう更に構成され、第2情報は、第1QoSフローから第1DRBへの反射マッピングが成功することを示すために使用される。
【0210】
本願のこの実施形態で、プロセッサ410は、処理モジュールによって実装されてよく、メモリ420は、記憶モジュールによって実装されてよく、トランシーバ430は、トランシーバモジュールによって実装されてよい、ことが留意されるべきである。図14に示されるように、通信装置500は、処理モジュール510、記憶モジュール520、及びトランシーバモジュール530を含んでよい。
【0211】
図13に示される通信装置400又は図14に示される通信装置500は、図4図6乃至図8Bの方法200の各実施形態でCU−UPによって実行されるステップを実装することができる。同様の記載については、方法の記載を参照されたい。繰り返しを避けるために、詳細は、ここで再びは記載されない。
【0212】
図15は、本願の実施形態に従う通信装置600の略ブロック図である。通信装置の実施形態及び方法の実施形態は、互いに対応している、ことが理解されるべきである。同様の記載については、方法の実施形態を参照されたい。図15に示される通信装置600は、図4図6乃至図8Bの方法200の各実施形態でCU−CPによって実行されるステップを実行するよう構成されてよい。図15に示されるように、通信装置600は、プロセッサ610、メモリ620、及びトランシーバ630を含む。プロセッサ610、メモリ620、及びトランシーバ630は、通信バスを使用することによって接続されている。メモリ620は、命令を記憶している。プロセッサ610は、メモリ620に記憶されている命令を実行するよう構成される。トランシーバ630は、プロセッサ610の駆動下で具体的な信号送信/受信を実行するよう構成される。
【0213】
プロセッサ610は、第1情報を生成するよう構成され、第1情報は、セントラルユニット・ユーザプレーンノードCU−UPに対して、第1データパケットを第1データ無線ベアラDRBへマッピングしかつ第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットするよう指示するために使用され、第1データパケットが属するクオリティ・オブ・サービスフローQoSフローは第1QoSフローである。
【0214】
トランシーバ630は、第1情報をCU−UPへ送信するよう構成される。
【0215】
本願で提供される通信装置に従って、CU−DU分離基地局アーキテクチャにおいて、CU−CPが第1QoSフローから第1DRBへのマッピングの実行を必要とするときに、CU−CPは第1情報をCU−UPへ送信する。第1情報は、CU−UPに対して、第1データパケットを第1DRBへマッピングしかつ第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットするよう指示するために使用される。コアネットワークから受信された第1データパケットの反射マッピング指示フィールドを第1情報に基づいてセットした後、CU−UPは、端末デバイスへ第1DRBで、反射マッピング指示フィールドがセットされている第1データパケットを送信する。このようにして、第1QoSフローは、CU−DU分離シナリオにおいて第1DRBへマッピングされ、それにより、QoSフローからDRBへのマッピングは、CU−UP及び端末デバイスの両方のために実装される。これは、端末デバイス及びCU−UPが正確にデータを伝送することができることを確かにし、通信効率及び安定性を改善し、かつ、ユーザ経験を改善する。
【0216】
通信装置600のコンポーネントは、通信バスを使用することによって接続されており、すなわち、プロセッサ610、メモリ620、及びトランシーバ630は、内部接続パスを使用することによって互いと通信し、コントロール信号及び/又はデータ信号を伝送する。本願の上記の方法の実施形態は、プロセッサに適用されてよく、あるいは、プロセッサは、上記の方法の実施形態のステップを実装してよい。プロセッサは、集積回路チップであってよく、信号処理能力を備えている。実装プロセスにおいて、上記の方法の実施形態のステップは、プロセッサ内のハードウェア集積論理回路を使用することによって、又はソフトウェア形式の命令を使用することによって、実装可能である。プロセッサは、CPU、ネットワークプロセッサNP、CPUとNPとの組み合わせ、DSP、ASIC、FPGA若しくは他のプログラム可能論理デバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタ論理デバイス、又はディスクリートハードウェア部品であってよく、本願で開示されている方法、ステップ、及び論理ブロック図を実装又は実行してよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよく、プロセッサは如何なる従来のプロセッサなどであってもよい。本願で開示されている方法のステップは、ハードウェア復号化プロセッサを使用することによって直接実行及び完了されてよく、あるいは、復号化プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせを使用することによって実行及び完了されてよい。ソフトウェアモジュールは、ランダム・アクセス・メモリ、フラッシュメモリ、リード・オンリー・メモリ、プログラム可能リード・オンリー・メモリ、電気的消去可能なプログラム可能メモリ、又はレジスタのような、当該技術における成熟した記憶媒体に位置してよい。記憶媒体はメモリに位置する。プロセッサは、メモリ内の情報を読み出し、プロセッサのハードウェアと組み合わせて上記の方法のステップを完了する。
【0217】
任意に、本願の他の実施形態で、第1情報は、第1QoSフローから第1DRBへの反射マッピングを示す情報である。
【0218】
任意に、本願の他の実施形態で、トランシーバ630は、具体的に、ベアラコンテキストセットアップ要求をCU−UPへ送信するよう構成され、ベアラコンテキストセットアップ要求は、第1情報を含む。
【0219】
任意に、本願の他の実施形態で、トランシーバ630は、具体的に、ベアラ変更要求をCU−UPへ送信するよう構成され、ベアラ変更要求は、第1情報を含む。
【0220】
任意に、本願の他の実施形態で、トランシーバ630は、CU−UPによって送信された第2情報を受信するよう更に構成され、第2情報は、第1QoSフローから第1DRBへの反射マッピングが成功することを示すために使用される。
【0221】
本発明のこの実施形態で、プロセッサ610は、処理モジュールによって実装されてよく、メモリ620は、記憶モジュールによって実装されてよく、トランシーバ630は、トランシーバモジュールによって実装されてよい、ことが留意されるべきである。図16に示されるように、通信装置700は、処理モジュール710、記憶モジュール720、及びトランシーバモジュール730を含んでよい。
【0222】
図15に示される通信装置600又は図16に示される通信装置700は、図4図6乃至図8Bの方法200の各実施形態でCU−CPによって実行されるステップを実装することができる。同様の記載については、方法の記載を参照されたい。繰り返しを避けるために、詳細は、ここで再びは記載されない。
【0223】
図17は、本願の実施形態に従う通信装置800の略ブロック図である。通信装置の実施形態及び方法の実施形態は、互いに対応している、ことが理解されるべきである。同様の記載については、方法の実施形態を参照されたい。図17に示される通信装置800は、図9乃至図12及び方法300の各実施形態においてCU−UPによって実行されるステップを実行するよう構成されてよい。同様の記載については、方法の記載を参照されたい。繰り返しを避けるために、詳細は、ここで再びは記載されない。図16に示されるように、通信装置800は、プロセッサ810、メモリ820、及びトランシーバ830を含む。プロセッサ810、メモリ820、及びトランシーバ830は、通信バスを使用することによって接続されている。メモリ820は、命令を記憶している。プロセッサ810は、メモリ820に記憶されている命令を実行するよう構成される。トランシーバ830は、プロセッサ810の駆動下で具体的な信号送信/受信を実行するよう構成される。
【0224】
トランシーバ830は、セントラルユニット・コントロールプレーンノードCU−CPによって送信された第3情報を受信するよう構成され、第3情報は、CU−UPに対して、第1データパケットの伝送性能を検出するよう指示するために使用され、第1データパケットは、第1のクオリティ・オブ・サービスフロー識別子QFI又は第1の5Gクオリティ・オブ・サービス識別子5QIによって識別される。
【0225】
プロセッサ810は、第3情報に基づいて第1データパケットの伝送性能を検出するよう構成される。
【0226】
本願で提供される通信装置に従って、CU−DU分離基地局アーキテクチャにおいて、CU−CPが端末デバイスのPDUセッションにおける第1QoSフローの性能の検出を必要とするときに、CU−CPは第3情報をCU−UPへ送信する。第3情報は、CU−UPに対して、第1データパケット(第1QoSフローに属するデータパケット)の伝送性能を検出するよう指示するために使用され、第1データパケットは、第1のクオリティ・オブ・サービスフロー識別子QFI又は第1の5Gクオリティ・オブ・サービス識別子5QIによって識別される。CU−UPは、第3情報に基づいて第1データパケットの伝送性能を検出する。このようにして、伝送パラメータは、CU−DU分離基地局アーキテクチャにおいて5QI又はQFIの粒度で測定され、それにより、ネットワークシステムの通常運転は確保され得、ユーザ経験は改善され得る。
【0227】
通信装置800のコンポーネントは、通信バスを使用することによって接続されており、すなわち、プロセッサ810、メモリ820、及びトランシーバ830は、内部接続パスを使用することによって互いと通信し、コントロール信号及び/又はデータ信号を伝送する。本願の上記の方法の実施形態は、プロセッサに適用されてよく、あるいは、プロセッサは、上記の方法の実施形態のステップを実装してよい。プロセッサは、集積回路チップであってよく、信号処理能力を備えている。実装プロセスにおいて、上記の方法の実施形態のステップは、プロセッサ内のハードウェア集積論理回路を使用することによって、又はソフトウェア形式の命令を使用することによって、実装可能である。プロセッサは、CPU、ネットワークプロセッサNP、CPUとNPとの組み合わせ、DSP、ASIC、FPGA若しくは他のプログラム可能論理デバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタ論理デバイス、又はディスクリートハードウェア部品であってよく、本願で開示されている方法、ステップ、及び論理ブロック図を実装又は実行してよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよく、プロセッサは如何なる従来のプロセッサなどであってもよい。本願で開示されている方法のステップは、ハードウェア復号化プロセッサを使用することによって直接実行及び完了されてよく、あるいは、復号化プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせを使用することによって実行及び完了されてよい。ソフトウェアモジュールは、ランダム・アクセス・メモリ、フラッシュメモリ、リード・オンリー・メモリ、プログラム可能リード・オンリー・メモリ、電気的消去可能なプログラム可能メモリ、又はレジスタのような、当該技術における成熟した記憶媒体に位置してよい。記憶媒体はメモリに位置する。プロセッサは、メモリ内の情報を読み出し、プロセッサのハードウェアと組み合わせて上記の方法のステップを完了する。
【0228】
任意に、本願の他の実施形態で、トランシーバ830は、第4情報をCU−CPへ送信するよう更に構成され、第4情報は、第1データパケットの伝送性能が伝送性能インジケータを満たすかどうかを示すために使用され、伝送性能は第1データパケットにおいて設定され、第3情報は伝送性能インジケータを含む。
【0229】
任意に、本願の他の実施形態で、トランシーバ830は、具体的に、通知情報をCU−CPへ送信するよう構成され、通知情報は第4情報を含む。
【0230】
任意に、本願の他の実施形態で、トランシーバ830は、具体的に、ベアラ変更要求をCU−CPへ送信するよう構成され、ベアラ変更要求は第4情報を含む。
【0231】
任意に、本願の他の実施形態で、第1データパケットの伝送性能インジケータは、第1データパケットの遅延バジェット、第1データパケットのパケット損失レート、アップリンク保証ビットレートGBR、ダウンリンクGBR、最大アップリンクGBR、及び最大ダウンリンクGBR、のうちの少なくとも1つを含む。
【0232】
任意に、本願の他の実施形態で、第3情報は測定設定情報を含み、測定設定情報は、第1データパケットの伝送性能パラメータ及び/又は測定時間長さを含む。トランシーバ830は、第5情報をCU−CPへ送信するよう更に構成され、第5情報は、第1データパケットの伝送性能の検出結果を含む。
【0233】
任意に、本願の他の実施形態で、伝送性能パラメータは、第1データパケットのパケット損失レート、第1データパケットのダウンリンク伝送遅延、第1データパケットのスケジューリングされたインターネットプロトコルスループット、及び第1データパケットのデータボリューム、のうちの少なくとも1つを含む。
【0234】
本発明のこの実施形態で、プロセッサ810は、処理モジュールによって実装されてよく、メモリ820は、記憶モジュールによって実装されてよく、トランシーバ830は、トランシーバモジュールによって実装されてよい、ことが留意されるべきである。図18に示されるように、通信装置900は、処理モジュール910、記憶モジュール920、及びトランシーバモジュール930を含んでよい。
【0235】
図17に示される通信装置800又は図18に示される通信装置900は、図9乃至図12及び方法300の各実施形態でCU−UPによって実行されるステップを実装することができる。同様の記載については、方法の記載を参照されたい。繰り返しを避けるために、詳細は、ここで再びは記載されない。
【0236】
図19は、本願の実施形態に従う通信装置1000の略ブロック図である。通信装置の実施形態及び方法の実施形態は、互いに対応している、ことが理解されるべきである。同様の記載については、方法の実施形態を参照されたい。図19に示される通信装置1000は、図9乃至図12及び方法300の各実施形態においてCU−CPによって実行されるステップを実行するよう構成されてよい。同様の記載については、方法の記載を参照されたい。繰り返しを避けるために、詳細は、ここで再びは記載されない。図18に示されるように、通信装置1000は、プロセッサ1010、メモリ1020、及びトランシーバ1030を含む。プロセッサ1010、メモリ1020、及びトランシーバ1030は、通信バスを使用することによって接続されている。メモリ1020は、命令を記憶している。プロセッサ1010は、メモリ1020に記憶されている命令を実行するよう構成される。トランシーバ1030は、プロセッサ1010の駆動下で具体的な信号送信/受信を実行するよう構成される。
【0237】
プロセッサ1010は、第3情報を生成するよう構成され、第3情報は、セントラルユニット・ユーザプレーンノードCU−UPに対して、第1データパケットの伝送性能を検出するよう指示するために使用され、第1データパケットは、第1のクオリティ・オブ・サービスフロー識別子QFI又は第1の5Gクオリティ・オブ・サービス識別子5QIによって識別される。
【0238】
トランシーバ1030は、第3情報をCU−UPへ送信するよう構成される。
【0239】
本願で提供される通信装置に従って、CU−DU分離基地局アーキテクチャにおいて、CU−CPが端末デバイスのPDUセッションにおける第1QoSフローの性能の検出を必要とするときに、CU−CPは第3情報をCU−UPへ送信する。第3情報は、CU−UPに対して、第1データパケット(第1QoSフローに属するデータパケット)の伝送性能を検出するよう指示するために使用され、第1データパケットは、第1のクオリティ・オブ・サービスフロー識別子QFI又は第1の5Gクオリティ・オブ・サービス識別子5QIによって識別される。CU−UPは、第3情報に基づいて第1データパケットの伝送性能を検出する。このようにして、伝送パラメータは、CU−DU分離基地局アーキテクチャにおいて5QI又はQFIの粒度で測定され、それにより、ネットワークシステムの通常運転は確保され得、ユーザ経験は改善され得る。
【0240】
通信装置1000のコンポーネントは、通信バスを使用することによって接続されており、すなわち、プロセッサ1010、メモリ1020、及びトランシーバ1030は、内部接続パスを使用することによって互いと通信し、コントロール信号及び/又はデータ信号を伝送する。本願の上記の方法の実施形態は、プロセッサに適用されてよく、あるいは、プロセッサは、上記の方法の実施形態のステップを実装してよい。プロセッサは、集積回路チップであってよく、信号処理能力を備えている。実装プロセスにおいて、上記の方法の実施形態のステップは、プロセッサ内のハードウェア集積論理回路を使用することによって、又はソフトウェア形式の命令を使用することによって、実装可能である。プロセッサは、CPU、ネットワークプロセッサNP、CPUとNPとの組み合わせ、DSP、ASIC、FPGA若しくは他のプログラム可能論理デバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタ論理デバイス、又はディスクリートハードウェア部品であってよく、本願で開示されている方法、ステップ、及び論理ブロック図を実装又は実行してよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよく、プロセッサは如何なる従来のプロセッサなどであってもよい。本願で開示されている方法のステップは、ハードウェア復号化プロセッサを使用することによって直接実行及び完了されてよく、あるいは、復号化プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせを使用することによって実行及び完了されてよい。ソフトウェアモジュールは、ランダム・アクセス・メモリ、フラッシュメモリ、リード・オンリー・メモリ、プログラム可能リード・オンリー・メモリ、電気的消去可能なプログラム可能メモリ、又はレジスタのような、当該技術における成熟した記憶媒体に位置してよい。記憶媒体はメモリに位置する。プロセッサは、メモリ内の情報を読み出し、プロセッサのハードウェアと組み合わせて上記の方法のステップを完了する。
【0241】
任意に、本願の他の実施形態で、トランシーバ1030は、CU−UPによって送信された第4情報を受信するよう更に構成され、第4情報は、第1データパケットの伝送性能が伝送性能インジケータを満たすかどうかを示すために使用され、伝送性能インジケータは、第1データパケットにおいて設定され、第3情報は伝送性能インジケータを含む。
【0242】
任意に、本願の他の実施形態で、トランシーバ1030は、具体的に、CU−UPによって送信された通知情報を受信することを含み、通知情報は第4情報を含む。
【0243】
任意に、本願の他の実施形態で、トランシーバ1030は、具体的に、CU−UPによって送信されたベアラ変更要求を受信することを含み、ベアラ変更要求は第4情報を含む。
【0244】
任意に、本願の他の実施形態で、第1データパケットの伝送性能インジケータは、第1データパケットの遅延バジェット、第1データパケットのパケット損失レート、アップリンク保証ビットレートGBR、ダウンリンクGBR、最大アップリンクGBR、及び最大ダウンリンクGBR、のうちの少なくとも1つを含む。
【0245】
任意に、本願の他の実施形態で、第3情報は測定設定情報を含み、測定設定情報は、第1データパケットの伝送性能パラメータ及び/又は測定時間長さを含む。トランシーバ1030は、CU−UPによって送信された第5情報を受信するよう更に構成され、第5情報は、第1データパケットの伝送性能の検出結果を含む。
【0246】
任意に、本願の他の実施形態で、伝送性能パラメータは、第1データパケットのパケット損失レート、第1データパケットのダウンリンク伝送遅延、第1データパケットのスケジューリングされたインターネットプロトコルスループット、及び第1データパケットのデータボリューム、のうちの少なくとも1つを含む。
【0247】
本発明のこの実施形態で、プロセッサ1010は、処理モジュールによって実装されてよく、メモリ1020は、記憶モジュールによって実装されてよく、トランシーバ1030は、トランシーバモジュールによって実装されてよい、ことが留意されるべきである。図20に示されるように、通信装置1100は、処理モジュール1110、記憶モジュール1120、及びトランシーバモジュール1130を含んでよい。
【0248】
図19に示される通信装置1000又は図20に示される通信装置1100は、図9乃至図12及び方法300の各実施形態でCU−CPによって実行されるステップを実装することができる。同様の記載については、方法の記載を参照されたい。繰り返しを避けるために、詳細は、ここで再びは記載されない。
【0249】
本願の実施形態は、コンピュータプログラムコードを記憶するよう構成され、コンピュータプログラムが、本願の実施形態における通信方法を実行するために使用される命令を含む、コンピュータ読み出し可能な媒体を更に提供する。読み出し可能な媒体は、リード・オンリー・メモリ(read-only memory,ROM)又はランダム・アクセス・メモリ(random access memory,RAM)であってよい。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0250】
本願の実施形態は、通信システムを更に提供する。通信システムは、本願の上記の実施形態で提供される通信装置を含み、通信システムは、本願の実施形態で提供される如何なる通信方法も完了してよい。このようにして、第1QoSフローは、第1DRBにマッピングされ得、L2パラメータ測定は、CU−DU分離基地局アーキテクチャに置いてサポートされ得る。従って、ユーザデータの成功した通常の伝送が確保可能であり、安定性は改善され、ネットワーク操作の品質は改善され、ユーザ経験は改善される。通信システムは、他の通信デバイス、例えば、端末デバイス、アクセスネットワークデバイス、又はDUを更に含んでもよい、ことが理解されるべきである。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0251】
本願の実施形態は、システムチップを更に提供する。システムチップは、処理ユニット及び通信ユニットを含む。処理ユニットは、例えば、プロセッサであってよい。通信ユニットは、例えば、入出力インターフェース、ピン、又は回路であってよい。処理ユニットは、端末内のチップが本願の実施形態のいずれか1つの通信方法を実行するように、コンピュータ命令を実行してよい。
【0252】
任意に、コンピュータ命令は、記憶ユニットに記憶されている。
【0253】
任意に、記憶ユニットは、レジスタ又はキャッシュのような、チップ内の記憶ユニットである。代替的に、記憶ユニットは、端末内にあってチップの外にある記憶ユニット、例えば、ROM、静的な情報及び命令を記憶可能な他のタイプの記憶デバイス、又はRAMであってよい。どこでも述べられているプロセッサは、CPU、マイクロプロセッサ、ASIC、又は上記の電力制御方法のプログラム実行を制御する1つ以上の集積回路であってよい。
【0254】
本願は、コンピュータプログラム製品を更に提供する。コンピュータプログラム製品は、命令を含む。命令が実行されるとき、CU−CP、CU−UP、及びDUは、上記の方法におけるCU−CP、CU−UP、及びDUに対応する動作を実行する。
【0255】
本願の実施形態の上記の説明は、実施形態どうしの相違に焦点を当てる、ことが理解されるべきである。述べられていない同じ又は類似した部分については、それらの実施形態を参照されたい。簡潔さのため、詳細は、ここで再びは記載されない。
【0256】
本明細書中の「及び/又は」及び「A又はBの少なくとも1つ」のような語は、関連する物事について記載するための関連付け関係のみを示し、3つの関係が存在する可能性があることを表す、と理解されるべきである。例えば、A及び/又はBは、次の3つの関係:Aのみが存在する、A及びBの両方が存在する、及びBのみが存在する、を表すことができる。その上、本明細書中の文字「/」は、一般に、関連する物事の間の“論理和”関係を示す。
【0257】
当業者であれば、本明細書で開示されている実施形態を参照して記載される例におけるユニット及びアルゴリズムステップが、電子ハードウェア又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせによって実施可能である、と気付くことができる。機能がハードウェア又はソフトウェアによって実行されるかどうかは、技術的解決法の特定の用途及び設計制約に依存する。当業者であれば、夫々の特定の用途のために、異なる方法を使用して、記載されている機能を実装することができるが、実施が本願の範囲を超えることは考えられるべきではない。
【0258】
当業者に当然ながら、便宜上、かつ、簡潔な記載のために、上記のシステム、装置、及びユニットの詳細な作動プロセスについては、上記の方法の実施形態における対応するプロセスを参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
【0259】
本願で提供されるいくつかの実施形態において、開示されているシステム、装置、及び方法は、他の様態で実装されてもよいことが理解されるべきである。例えば、記載されている装置の実施形態は、単なる例である。例えば、ユニット分割は、単に、論理的な機能分割であり、実際の実施では他の分割であってもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、他のシステムに結合又は一体化されてよく、あるいは、いくつかの特徴は、無視されても又は実行されなくてもよい。更に、表示又は議論されている相互結合又は直接的な結合若しくは通信接続は、いくつかのインターフェース、装置、又はユニットを介した間接的な結合又は通信接続であってもよく、電子的な、機械的な、又は他の形態で実装されてよい。
【0260】
別々の部分として記載されているユニットは、物理的に分離していてもしていなくてもよい。ユニットとして表示されている部分は、物理的なユニットであってもなくてもよく、1つの場所に配置されてよく、あるいは、複数のネットワークユニットで分布してもよい。ユニットの一部又は全部は、実施形態の解決法の目的を達成すべく実際の要件に基づいて選択されてよい。
【0261】
更に、本願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに一体化されてよく、あるいは、ユニットの夫々は、物理的に単独で存在してよく、あるいは、2つ以上のユニットが1つのユニットに一体化されてもよい。
【0262】
機能がソフトウェア機能ユニットの形で実装され、独立した製品として販売又は使用される場合に、機能は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよい。かような理解に基づいて、本願の技術的解決法は本質的に、又は先行技術に寄与する部分、若しくは技術的解決法のいくつかは、コンピュータソフトウェア製品の形で実装されてよい。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスであってよい)に、本願の実施形態で記載される方法のステップの全部又は一部を実行するよう指示するためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体には、USBフラッシュドライブ、リムーバブル型ハードディスク、リード・オンリー・メモリ(read-only memory,ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(random access memory,RAM)、磁気ディスク、又は光ディスクのような、プログラムコードを記憶することができる如何なる媒体も含まれる。
【0263】
上記の説明は、本願の具体的な実施にすぎず、本願の保護範囲を制限する意図はない。本願で開示されている技術範囲内で当業者によって容易に考え付かれる如何なる変形又は置換も、本願の保護範囲内に入るべきである。従って、本願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うべきである。
【0264】
本願は、2018年4月4日付で、「COMMUNICATION METHOD AND APPARATUS」と題されて中国特許庁に出願された中国特許出願第201810299596.8号の優先権を主張する。なお、先の中国出願は、その全文を参照により本願に援用される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8A
図8B
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
【手続補正書】
【提出日】2020年10月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
セントラルユニット・ユーザプレーンノードCU−UPによって、第1データパケットをデータ無線ベアラ(DRB)へマッピングしかつ前記第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットするよう前記CU−UPに指示する第1情報を取得することであり、前記第1データパケットは、クオリティ・オブ・サービスQoSフローに属し、前記反射マッピング指示フィールドは、前記QoSフロー内のアップリンクデータパケットを前記DRBへマッピングするよう端末デバイスに指示する、前記取得することと、
前記CU−UPによって、コアネットワークデバイスによって送信された前記第1データパケットを受信することと、
前記CU−UPによって前記第1データパケットの前記反射マッピング指示フィールドをセットすることと、
前記CU−UPによって前記端末デバイスへ前記DRBで前記第1データパケットを送信することと
を有する通信方法。
【請求項2】
CU−UPによって第1情報を取得することは、
前記CU−UPによって、セントラルユニット・コントロールプレーンノードCU−CPによって送信された前記第1情報を受信することを有する、
請求項1に記載の通信方法。
【請求項3】
前記反射マッピング指示フィールドは、1つのビットを有し、
前記CU−UPによって前記第1データパケットの前記反射マッピング指示フィールドをセットすることは、
前記CU−UPによって前記第1データパケットの前記反射マッピング指示フィールドの前記ビットを、前記QoSフローから前記DRBへのマッピング規則を記憶することを示す1にセットすることを有する、
請求項1又は2に記載の通信方法。
【請求項4】
前記反射マッピング指示フィールドは、1つのビットを有し、
前記CU−UPによって前記第1データパケットの前記反射マッピング指示フィールドをセットすることは、
前記CU−UPによって前記第1データパケットの前記反射マッピング指示フィールドの前記ビットを、ノーアクションを示す0にセットすることを有する、
請求項1又は2に記載の通信方法。
【請求項5】
前記第1情報は、前記QoSフローから前記DRBへの反射マッピングを実行すること更にす、
請求項1又は2に記載の通信方法。
【請求項6】
前記第1データパケットは、第1ダウンリンクデータパケットであり、
当該通信方法は、
前記第1データパケットの前記反射マッピング指示フィールドの前記ビットを1にセットした後に、前記CU−UPによって前記DRBで前記端末デバイスによって送信された第2データパケットを受信することであり、前記第2データパケットは、前記QoSフローに属する、前記受信することと、
前記CU−UPによって、前記コアネットワークデバイスによって送信された第2ダウンリンクデータパケットを受信することと、
前記CU−UPによって前記第1データパケットの前記反射マッピング指示フィールドの前記ビットを、ノーアクションを示す0にセットすることと
を更に有する、
請求項3に記載の通信方法。
【請求項7】
前記CU−UPによって、CU−CPによって送信された前記第1情報を受信することは、
前記CU−UPによって、前記CU−CPによって送信されたベアラコンテキストセットアップ要求を受信することを有し、
前記ベアラコンテキストセットアップ要求は、前記第1情報を含む、
請求項2に記載の通信方法。
【請求項8】
前記CU−UPによって、CU−CPによって送信された前記第1情報を受信することは、
前記CU−UPによって、前記CU−CPによって送信されたベアラ変更要求を受信することを有し、
前記ベアラ変更要求は、前記第1情報を含む、
請求項2に記載の通信方法。
【請求項9】
当該通信方法は、
前記CU−UPによって第2情報をセントラルユニット・コントロールプレーンノード(CU−CP)へ送信することを更に有し、
前記第2情報は、前記QoSフローから前記DRBへの反射マッピングが成功することを示す、
請求項6に記載の通信方法。
【請求項10】
セントラルユニット・コントロールプレーンノードCU−CPによって、第1データパケットをデータ無線ベアラ(DRB)へマッピングしかつ前記第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットするようセントラルユニット・ユーザプレーンノード(CU−UP)に指示する第1情報を生成することであり、前記第1データパケットは、クオリティ・オブ・サービスQoSフローに属し、前記反射マッピング指示フィールドは、前記QoSフロー内のアップリンクデータパケットを前記DRBへマッピングするよう端末デバイスに指示する、前記生成することと、
前記CU−CPによって前記第1情報を前記CU−UPへ送信することと
を有する通信方法。
【請求項11】
前記第1情報は、前記QoSフローから前記DRBへの反射マッピングを示す情報である、
請求項10に記載の通信方法。
【請求項12】
前記CU−CPによって前記第1情報を前記CU−UPへ送信することは、
前記CU−CPによってベアラコンテキストセットアップ要求を前記CU−UPへ送信することを有し、
前記ベアラコンテキストセットアップ要求は、前記第1情報を含む、
請求項10又は11に記載の通信方法。
【請求項13】
前記CU−CPによって前記第1情報を前記CU−UPへ送信することは、
前記CU−CPによってベアラ変更要求を前記CU−UPへ送信することを有し、
前記ベアラ変更要求は、前記第1情報を含む、
請求項10又は11に記載の通信方法。
【請求項14】
当該通信方法は、
前記CU−CPによって、前記CU−UPによって送信された第2情報を受信することを更に有し、
前記第2情報は、前記QoSフローから前記DRBへの反射マッピングが成功することを示す、
請求項10乃至13のうちいずれか一項に記載の通信方法。
【請求項15】
通信装置であって、
当該通信装置は、セントラルユニット・ユーザプレーンノードCU−UPであり、当該通信装置は、プロセッサ、トランシーバ、及びメモリを有し、前記メモリは、命令を記憶するよう構成され、前記プロセッサは、信号を受信又は送信するよう前記トランシーバを制御するために、前記メモリに記憶されている前記命令を実行するよう構成され、
前記プロセッサは、第1情報を取得するよう構成され、該第1情報は、前記CU−UPに対して、第1データパケットをデータ無線ベアラ(DRBへマッピングしかつ前記第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットするよう指示するために使用され、前記第1データパケットは、クオリティ・オブ・サービスQoSフローに属し、前記反射マッピング指示フィールドは、前記QoSフロー内のアップリンクデータパケットを前記DRBへマッピングするよう端末デバイスに指示し
前記トランシーバは、コアネットワークデバイスによって送信された前記第1データパケットを受信するよう構成され、
前記プロセッサは、前記第1データパケットの前記反射マッピング指示フィールドをセットするよう更に構成され、
前記トランシーバは、前記端末デバイスへ前記DRBで前記第1データパケットを送信するよう更に構成される、
通信装置。
【請求項16】
前記トランシーバは、セントラルユニット・コントロールプレーンノードCU−CPによって送信された前記第1情報を受信するよう更に構成される、
請求項15に記載の通信装置。
【請求項17】
前記反射マッピング指示フィールドは、1つのビットを有し、前記プロセッサは、前記第1データパケットの前記反射マッピング指示フィールドの前記ビットを、前記QoSフローから前記DRBへのマッピング規則を記憶することを示す1にセットするよう構成される、
請求項15又は16に記載の通信装置。
【請求項18】
前記反射マッピング指示フィールドは、1つのビットを有し、前記プロセッサは、前記第1データパケットの前記反射マッピング指示フィールドの前記ビットを、ノーアクションを示す0にセットするよう構成される、
請求項15又は16に記載の通信装置。
【請求項19】
前記第1情報は、前記QoSフローから前記DRBへの反射マッピングを実行すること更にす、
請求項15又は16に記載の通信装置。
【請求項20】
前記第1データパケットは、第1ダウンリンクデータパケットであり、前記トランシーバは、前記第1データパケットの前記反射マッピング指示フィールドの前記ビットを1にセットした後に、前記DRBで前記端末デバイスによって送信された第2データパケットを受信し、前記コアネットワークデバイスによって送信された第2ダウンリンクデータパケットを受信するよう更に構成され、前記第2データパケットは、前記QoSフローに属し
前記プロセッサは、前記第1データパケットの前記反射マッピング指示フィールドの前記ビットを、ノーアクションを示す0にセットするよう更に構成される、
請求項17に記載の通信装置。
【請求項21】
前記トランシーバは、前記CU−CPによって送信されたベアラコンテキストセットアップ要求を受信するよう構成され、前記ベアラコンテキストセットアップ要求は、前記第1情報を含む、
請求項16に記載の通信装置。
【請求項22】
前記トランシーバは、前記CU−CPによって送信されたベアラ変更要求を受信するよう構成され、前記ベアラ変更要求は、前記第1情報を含む、
請求項16に記載の通信装置。
【請求項23】
前記トランシーバは、第2情報をセントラルユニット・コントロールプレーンノード(CU−CP)へ送信するよう更に構成され、前記第2情報は、前記QoSフローから前記DRBへの反射マッピングが成功することを示すために使用される、
請求項20に記載の通信装置。
【請求項24】
通信装置であって、
当該通信装置は、セントラルユニット・コントロールプレーンノードCU−CPであり、当該通信装置は、プロセッサ、トランシーバ、及びメモリを有し、前記メモリは、命令を記憶するよう構成され、前記プロセッサは、信号を受信又は送信するよう前記トランシーバを制御するために、前記メモリに記憶されている前記命令を実行するよう構成され、
前記プロセッサは、第1データパケットをデータ無線ベアラ(DRB)へマッピングしかつ前記第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットするようセントラルユニット・ユーザプレーンノード(CU−UP)に指示する第1情報を生成するよう構成され、前記第1データパケットは、クオリティ・オブ・サービスQoSフローに属し、前記反射マッピング指示フィールドは、前記QoSフロー内のアップリンクデータパケットを前記DRBへマッピングするよう端末デバイスに指示し
前記トランシーバは、前記第1情報を前記CU−UPへ送信するよう構成される、
通信装置。
【請求項25】
前記第1情報は、前記QoSフローから前記DRBへの反射マッピングを示す情報である、
請求項24に記載の通信装置。
【請求項26】
前記トランシーバは、ベアラコンテキストセットアップ要求を前記CU−UPへ送信するよう構成され、前記ベアラコンテキストセットアップ要求は、前記第1情報を含む、
請求項24又は25に記載の通信装置。
【請求項27】
前記トランシーバは、ベアラ変更要求を前記CU−UPへ送信するよう構成され、前記ベアラ変更要求は、前記第1情報を含む、
請求項24又は25に記載の通信装置。
【請求項28】
前記トランシーバは、前記CU−UPによって送信された第2情報を受信するよう更に構成され、前記第2情報は、前記QoSフローから前記DRBへの反射マッピングが成功することを示す、
請求項24乃至27のうちいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項29】
コンピュータで実行される場合に、該コンピュータに、請求項1乃至14のうちいずれか一項に記載の通信方法を実行させるコンピュータプログラム
【請求項30】
処理ユニット及び通信ユニットを有するシステムチップであって、
前記処理ユニットは、当該システムチップが請求項1乃至14のうちいずれか一項に記載の通信方法を実行するように、コンピュータ命令を実行し得る、
システムチップ。
【請求項31】
請求項29に記載のコンピュータプログラムを記憶しているコンピュータ可読媒体。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0002】
次世代通信システムが十分にかつ更に研究されると、産業は、第5世代移動体通信技術(5th Generation,5G)に関する研究の具体的な内容に関して基本的な合意に達した。5Gは、より高いレート経験及びより高いバンド幅のアクセス機能、より低いレイテンシ及び高信頼の情報交換、並びに大量の安価なマシンタイプ通信デバイスのアクセス及び管理を含め、様々なタイプのネットワーク配備及び様々な適用タイプをサポートする。それらの要件を満足するために、5Gは、クオリティ・オブ・サービスフロー(quality of service flow,QoSフロー)に基づくネットワークアーキテクチャを定義し、かつ、データ無線ベアラ(data radio bearer,DRB)に基づくエアインターフェースでのパケット伝送メカニズムを定義している。端末デバイスのプロトコルデータユニット(protocol data unit,PDU)セッションの場合に、1つのQoSフローにおけるデータパケットは、伝送のために1つのDRBで運ばれ、1つのDRBで運ばれた1つ以上のQoSフローにおけるデータパケットは、同じ伝送特性、例えば、同じスケジューリングポリシー、同じキューイング管理ポリシー、又は同じレートマッチングポリシーを有する。つまり、QoSフローからDRBへのマッピング関係が存在する。マッピング関係は次の通りであってよい:1つのDRBは、1つ以上のQoSフローに対応しており、1つのQoSフローにおけるアップリンクデータパケット及びダウンリンクデータパケットは、1つのDRBで運ばれてよく、あるいは、異なるDRBで別々に運ばれてよい。マッピング関係に基づいて、異なるQoSフローは、伝送のための対応するDRBへマッピングされる。その上、アクセスネットワークデバイスは、エアインターフェースリソース操作、無線リソース管理、ネットワーク操作及び保守、駆動試験の最小限化(minimization of drive tests,MDT)及び自己組織ネットワーク(self-organizing networks,SON)要件、等をサポートするために、通常はレイヤ2(layer 2,L2)パラメータ測定を実行する。例えば、アクセスネットワークデバイスは、例えば、パケットデータ収束プロトコル(packet data convergence protocol,PDCP)レイヤ、無線リンクコントロール(radio link control,RLC)レイヤ、及び媒体アクセスコントロール(medium access control,MAC)レイヤで、関連するパラメータを測定する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0005】
第1の態様に従って、セントラルユニット・ユーザプレーンノードCU−UPによって第1情報を取得することであり、第1情報は、CU−UPに対して、第1データパケットを第1データ無線ベアラDRBへマッピングしかつ第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットするよう指示するために使用され、第1データパケットが属するクオリティ・オブ・サービスQoSフローは第1QoSフローである、ことと、CU−UPによって、コアネットワークデバイスによって送信された第1データパケットを受信することと、CU−UPによって第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットすることと、CU−UPによって端末デバイスへ第1DRBで、マッピングフィールドがセットされている第1データパケットを送信することとを含む通信方法が提供される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0015】
第2の態様に従って、セントラルユニット・コントロールプレーンノードCU−CPによって第1情報を生成することであり、第1情報は、セントラルユニット・ユーザプレーンノードCU−UPに対して、第1データパケットを第1データ無線ベアラDRBへマッピングしかつ第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットするよう指示するために使用され、第1データパケットが属するクオリティ・オブ・サービスQoSフローは第1QoSフローである、ことと、CU−CPによって第1情報をCU−UPへ送信することとを含む通信方法が提供される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0050】
5Gは、DRBに基づくエアインターフェースでのパケット処理メカニズムを定義している。1つのDRBによってサービングされるデータパケットは、エアインターフェースでの同じパケット処理メカニズムを有している。アクセスネットワークデバイスは、1つのPDUセッションにおいて異なる処理要件を有しているQoSフローでデータパケットを伝送するために、端末デバイスの各PDUセッションについて1つ以上のDRBベアラを確立し、PDUセッションにおける異なるQoSフローに属しているデータパケットを伝送のために異なるDRBにマッピングする。つまり、QoSフローからDRBへのマッピング関係が存在する。マッピング関係は次の通りである:端末デバイスの1つのPDUセッションの場合に、PDUセッションは、1つ以上のDRBベアラに対応しており、各DRBは、PDUセッションにおける1つ以上のQoSフローに対応していてよい。例えば、1つのPDUセッションの場合に、アクセスネットワークデバイスは、そのPDUセッションのために3つのDRBを確立しており、各DRBで運ばれるQoSフロー内のデータパケットは同じQoS処理特性、例えば、同じスケジューリングポリシー、同じキューイング管理ポリシー、又は同じレートマッチングポリシーを有している、とする。3つのDRBは第1DRB、第2DRB、及び第3DRBである。PDUセッションは4つのQoSフローを含み、4つのQoSフローは第1QoSフロー、第2QoSフロー、第3QoSフロー、及び第4QoSフローである。第1QoSフロー及び第2QoSフローは同じQoS性能特性(又は類似したQoS性能特性)、例えば、同じ又は類似した遅延及びパケット損失レート要件を有している。第1QoSフロー及び第2QoSフロー内のデータパケットは第1DRBで運ばれてよく、つまり、第1QoSフロー及び第2QoSフローは第1DRBにマッピングされてよい。第3QoSフロー内のデータパケットは第2DRBで運ばれてよく、つまり、第3QoSフローは第2DRBにマッピングされてよい。第4QoSフロー内のデータパケットは第3DRBで運ばれてよく、つまり、第4QoSフローは第3DRBにマッピングされてよい。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0061】
図2に示されるように、CU−CPとCU−UPとの間には、オープンインターフェースE1が存在し、例えば、CU−CPとCU−UPとの間のシグナリングを伝送するために使用される。DUとCU−CP及びCU−UPの夫々との間のインターフェースが存在する。例えば、CU−CPとDUとの間のインターフェースはF1−Cインターフェースであり、CU−UPとDUとの間のインターフェースはF1−Uインターフェースである。図2に示されるアーキテクチャには、次の特性が更に含まれる:
1つの基地局は、1つのCU−CP、複数のCU−UP、及び複数のDUを含み、
1つのDUは、1つのCU−CPへしか接続され得ず、
1つのCU−UPは、1つのCU−CPへしか接続され得ず、
1つのDUは、同じCU−CPの制御下にある複数のCU−UPへ接続可能であり、
1つのCU−UPは、同じCU−CPの制御下にある複数のDUへ接続可能である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0068
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0068】
アクセスネットワークデバイスは、ノードB(NodeB,NB)、エボルブド・ノードB(evolved nodeB,eNB)、又はアクセスネットワーク(access network,AN)/無線アクセスネットワーク(radio access network,RAN)デバイスであってよい、と更に理解されるべきである。ネットワークは、複数の5G−AN/5G−RANノードを含む。5G−AN/5G−RANノードは、アクセスポイント(access point,AP)、ニューラジオ・ノードB(NR nodeB,gNB)、送受信ポイント(transmission reception point,TRP)、送信ポイント(transmission point,TP)、又は他のアクセスノードであってよい。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0072
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0072】
S210.セントラルユニット・ユーザプレーンノードCU−UPは、第1情報を取得し、第1情報は、CU−UPに対して、第1データパケットを第1データ無線ベアラDRBへマッピングしかつ第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットするよう指示するために使用され、第1データパケットが属するクオリティ・オブ・サービスQoSフローは第1QoSフローである。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0076
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0076】
本願で提供される通信方法では、CU−DU分離基地局アーキテクチャにおいて、第1QoSフローから第1DRBへのマッピング関係が、最初のPDUセッション確立プロセスにおいて確立される必要があるときに、又は第1QoSフローにおける第1データパケットが、伝送のために、第1QoSフローのパラメータ又は負荷ステータスの変化時に新しいDRB(第1DRB)へマッピングされる必要があるときに、CU−UPは第1情報を取得し、第1QoSフローから第1DRBへの反射マッピングが必要とされるかどうかを判定する。第1データパケットが属するクオリティ・オブ・サービスQoSフローは、第1QoSフローである。任意に、第1情報は、CU−UPにおいて事前に記憶されてよい。第1情報は、CU−UPに対して、第1データパケットを第1DRBへマッピングしかつ第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットするよう指示するために使用される。CU−UPは、第1情報に基づいて、第1QoSフローから第1DRBへの反射マッピングが必要とされるかどうかを判定する。コアネットワークによって送信された第1データパケットを受信した後、CU−UPは、第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットし、端末デバイスへ第1DRBで、反射マッピング指示フィールドがセットされている第1データパケットを送信する。第1データパケットは、CU−UPによって端末デバイスへ送信されるダウンリンクデータパケットである。第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットする目的は、第1QoSフローにおけるアップリンクデータパケットから第1DRBへの反射マッピングが必要とされるかどうか、つまり、端末デバイスが、第1QoSフローにおけるアップリンクデータパケットを、DUを使用することによって第1DRBでCU−UPへ送信するよう指示されているかどうかを端末デバイスに示すことである。このようにして、本願のこの実施形態で、第1QoSフローは、CU−DU分離シナリオにおいて第1DRBへマッピングされ、それにより、第1QoSフローは、CU−UP及び端末デバイスの両方のために第1DRBへマッピングされる。これは、端末デバイス及びCU−UPが正確にデータを伝送することができることを確かにし、通信効率及び安定性を改善し、かつ、ユーザ経験を改善する。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0077
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0077】
具体的に、S210で、CU−UPが第1QoSフローから第1DRBへのマッピングを実行する必要があるとき、例えば、第1QoSフローから第1DRBへのマッピング関係が最初のPDUセッション確立プロセスで確立される必要があるとき、又は第1QoSフローを運ぶ元のDRBが、第1QoSフローのパラメータ又は負荷ステータスの変化時に第1DRBへ変更される必要があるとき。例えば、第1QoSフローのパラメータ又は負荷ステータスが変化する前に、第1QoSフローを運ぶ元のDRBは第2DRBであり、第1QoSフローにおけるアップリンク及びダウンリンクの両方のデータパケットは第2DRBで伝送される。第1QoSフローのパラメータ又は負荷ステータスが変化した後、第2DRBはもはや第1QoSフローの要件を満たさず、第1QoSフローに対応するDRBは変更される必要がある。第1QoSフローは、第1DRB(新しいDRB)へマッピングされる必要がある。この場合に、第1QoSフローから第1DRBへの反射マッピングが実行されてよい。従って、CU−UPは第1情報を受信してよく、第1情報は、CU−UPに対して、第1データパケットを第1DRBへマッピングしかつ第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットするよう指示するために使用される。第1データパケットは、CU−UPによって端末デバイスへ送信されるダウンリンクデータパケットである。第1データパケットの反射マッピング指示フィールドを送信する目的は、第1QoSフローにおけるアップリンクデータパケットから第1DRBへの反射マッピングが必要とされるかどうか、つまり、端末デバイスが、第1QoSフローにおけるアップリンクデータパケットを第1DRBでCU−UPへ送信するよう指示されているかどうかを端末デバイスに示すことである。第1情報は、第1QoSフローの関連情報及び第1DRBのそれ、例えば、第1QoSフローのQoSフローパラメータを更に含んでよい。第1データパケットが属するクオリティ・オブ・サービスQoSフローは、第1QoSフローである。第1データパケットは、端末デバイスのPDUセッションにおける第1QoSフロー内の全てのデータパケットであってよく、第1QoSフローの識別子は、第1QFI又は第15QIである。第1情報は、第1QoSに関する情報及び第1DRBに関する情報を含んでよく、例えば、第1QoSフローの識別子及び第1DRBの識別子を含み、あるいは、端末デバイスのPDUセッションに関する情報などを含んでもよい。第1情報は、第1DRBのダウンリンクSDAPヘッダフォーマット指示及びアップリンクSDAPヘッダフォーマット指示を含んでよい。ダウンリンクSDAPヘッダフォーマット指示は、第1DRBにマッピングされるQoSフローがダウンリンクSDAPヘッダを有しているかどうかを示すために使用される。アップリンクSDAPヘッダフォーマット指示は、第1DRBにマッピングされたQoSフローがアップリンクSDAPヘッダを有しているかどうかを示すために使用される。第1情報は、第1DRBがデフォルトDRBであるかどうかの指示を含んでもよい。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0132
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0132】
CU−CPが端末デバイスのPDUセッションにおける第1QoSフローの性能の検出、すなわち、第1データパケットの性能の検出を必要とする場合に、第1データパケットのクオリティ・オブ・サービスQoSフローは第1QFIであり、すなわち、伝送パラメータは、QFIの粒度で測定される。CU−CPが端末デバイスのために同じQoS特性により全ての第1データパケットの検出を必要とするとき、第1データパケットは第15QIによって識別され、伝送パラメータは5QIの粒度で測定される。5QI及びQFIが等しい値を有しているとき、QoSフローは5QI又はQFIのどちらか一方を使用することによって識別されてよく、あるいは、5QI及びQFIが等しくない値を有しているとき、QoSフローは、5QIを使用することによって識別され得る必要がある。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0190
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0190】
本願の各実施形態で、第1情報は、伝送のための如何なる可能なシグナリングでも運ばれてよい、と更に理解されるべきである。同様に、第2情報及び第3情報も、如何なる可能なシグナリングでも運ばれてよい。言い換えると、第1情報、第2情報、及び第3情報の具体的な形態は、本願の実施形態で制限されない。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0196
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0196】
プロセッサ410は、第1情報を取得するよう構成され、第1情報は、CU−UPに対して、第1データパケットを第1データ無線ベアラDRBへマッピングしかつ第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットするよう指示するために使用され、第1データパケットが属するクオリティ・オブ・サービスQoSフローは第1QoSフローである。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0213
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0213】
プロセッサ610は、第1情報を生成するよう構成され、第1情報は、セントラルユニット・ユーザプレーンノードCU−UPに対して、第1データパケットを第1データ無線ベアラDRBへマッピングしかつ第1データパケットの反射マッピング指示フィールドをセットするよう指示するために使用され、第1データパケットが属するクオリティ・オブ・サービスQoSフローは第1QoSフローである。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0223
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0223】
図17は、本願の実施形態に従う通信装置800の略ブロック図である。通信装置の実施形態及び方法の実施形態は、互いに対応している、ことが理解されるべきである。同様の記載については、方法の実施形態を参照されたい。図17に示される通信装置800は、図9乃至図12及び方法300の各実施形態においてCU−UPによって実行されるステップを実行するよう構成されてよい。同様の記載については、方法の記載を参照されたい。繰り返しを避けるために、詳細は、ここで再びは記載されない。図17に示されるように、通信装置800は、プロセッサ810、メモリ820、及びトランシーバ830を含む。プロセッサ810、メモリ820、及びトランシーバ830は、通信バスを使用することによって接続されている。メモリ820は、命令を記憶している。プロセッサ810は、メモリ820に記憶されている命令を実行するよう構成される。トランシーバ830は、プロセッサ810の駆動下で具体的な信号送信/受信を実行するよう構成される。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0236
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0236】
図19は、本願の実施形態に従う通信装置1000の略ブロック図である。通信装置の実施形態及び方法の実施形態は、互いに対応している、ことが理解されるべきである。同様の記載については、方法の実施形態を参照されたい。図19に示される通信装置1000は、図9乃至図12及び方法300の各実施形態においてCU−CPによって実行されるステップを実行するよう構成されてよい。同様の記載については、方法の記載を参照されたい。繰り返しを避けるために、詳細は、ここで再びは記載されない。図19に示されるように、通信装置1000は、プロセッサ1010、メモリ1020、及びトランシーバ1030を含む。プロセッサ1010、メモリ1020、及びトランシーバ1030は、通信バスを使用することによって接続されている。メモリ1020は、命令を記憶している。プロセッサ1010は、メモリ1020に記憶されている命令を実行するよう構成される。トランシーバ1030は、プロセッサ1010の駆動下で具体的な信号送信/受信を実行するよう構成される。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0253
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0253】
任意に、記憶ユニットは、レジスタ又はキャッシュのような、チップ内の記憶ユニットである。代替的に、記憶ユニットは、端末内にあってチップの外にある記憶ユニット、例えば、ROM、静的な情報及び命令を記憶可能な他のタイプの記憶デバイス、又はRAMであってよい。どこでも述べられているプロセッサは、CPU、マイクロプロセッサ、ASIC、又は上記の通信方法のプログラム実行を制御する1つ以上の集積回路であってよい。
【国際調査報告】