特表2021-523768(P2021-523768A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2021-523768(P2021-523768A)
(43)【公表日】2021年9月9日
(54)【発明の名称】アイブロウスタンプ
(51)【国際特許分類】
   A45D 40/30 20060101AFI20210813BHJP
【FI】
   A45D40/30
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2020-561891(P2020-561891)
(86)(22)【出願日】2019年4月15日
(85)【翻訳文提出日】2020年10月29日
(86)【国際出願番号】KR2019004478
(87)【国際公開番号】WO2019216560
(87)【国際公開日】20191114
(31)【優先権主張番号】10-2018-0053966
(32)【優先日】2018年5月10日
(33)【優先権主張国】KR
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ
(71)【出願人】
【識別番号】520424652
【氏名又は名称】イニスフリー コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】INNISFREE CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】100121728
【弁理士】
【氏名又は名称】井関 勝守
(74)【代理人】
【識別番号】100165803
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 修平
(74)【代理人】
【識別番号】100170900
【弁理士】
【氏名又は名称】大西 渉
(72)【発明者】
【氏名】バク サンギル
(72)【発明者】
【氏名】ジョ チョンラ
(72)【発明者】
【氏名】バク ソヒ
(72)【発明者】
【氏名】ジョン ギョンウォン
(57)【要約】
本発明の一様態によると、アイブロウスタンプは、第1本体と、前記第1本体に相対位置が調整可能に連結される第2本体と、前記第1本体と前記第2本体との一面に形成され化粧料をつけて塗布し得る眉毛形状のアプリケータと、を含むアイブロウスタンプが提供され得る。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1本体と、
前記第1本体に相対位置が調整可能に連結される第2本体と、
前記第1本体と前記第2本体との一面に形成され、化粧料をつけて塗布し得る眉毛形状のアプリケータと、を含むアイブロウスタンプ。
【請求項2】
前記アプリケータは、前記第1本体に位置する部分と前記第2本体に位置する部分とがつながっている、請求項1に記載のアイブロウスタンプ。
【請求項3】
前記第1本体と前記第2本体とは、連結部材により連結され、
前記第1本体は、前記連結部材を中心に上下方向および左右方向のいずれか一方向以上に回転して前記第2本体との相対位置が調整可能である、請求項1に記載のアイブロウスタンプ。
【請求項4】
前記連結部材は、ピンまたはユニバーサルジョイントからなる、請求項3に記載のアイブロウスタンプ。
【請求項5】
前記第1本体は、歯車形状の突出部および複数の係止溝を含み、
前記第2本体は、前記係止溝に対応する係止突起を含み、
前記第1本体と前記第2本体とが前記連結部材により結合されるとき、前記係止突起は前記係止溝のうちのいずれかに位置される、請求項3に記載のアイブロウスタンプ。
【請求項6】
前記アプリケータはスポンジからなり、
前記第1本体と前記第2本体との相対位置の変化に応じて前記アプリケータの形状も変化する、請求項1に記載のアイブロウスタンプ。
【請求項7】
前記アプリケータを取り囲むガイドアプリケータをさらに含む、請求項1に記載のアイブロウスタンプ。
【請求項8】
前記ガイドアプリケータは、前記アプリケータに所定間隔で離間して設けられる、請求項7に記載のアイブロウスタンプ。
【請求項9】
前記アプリケータは、眉毛の外郭ラインに対応する形状で設けられるガイドアプリケータである、請求項1に記載のアイブロウスタンプ。
【請求項10】
前記ガイドアプリケータはゴム素材からなり、
前記第1本体と前記第2本体との相対位置の変化に応じて前記ガイドアプリケータの形状も変化する、請求項9に記載のアイブロウスタンプ。
【請求項11】
前記ガイドアプリケータは、内部が中空状で設けられる、請求項9に記載のアイブロウスタンプ。
【請求項12】
前記第1本体および前記第2本体は、互いに接する一方が開放され、内部が中空状で設けられる第1ハウジング部および第2ハウジング部を含み、
前記第1ハウジング部および前記第2ハウジング部は、第1底部および第2底部と結合され、
前記第1底部および前記第2底部の一方に前記アプリケータが設けられる、請求項1に記載のアイブロウスタンプ。
【請求項13】
前記第1本体は、
設定長さの分延長される突出部と、
前記突出部の一方に設けられる挿入溝と、
前記第1ハウジング部の内側に設けられる第1支持柱と、
前記第1底部の上面に設けられ、前記第1支持柱の一部を覆うように設けられる第2支持柱と、
前記突出部と重ならない位置に設けられ、突起状で設けられる第1位置調整部とを含み、
前記第2本体は、
前記挿入溝に回動可能に結合される挿入柱と、
前記第2ハウジング部の内側に設けられる第3支持柱と、
前記第2底部の上面に設けられ、前記第3支持柱の一部を覆うように設けられる第4支持柱と、
前記第1位置調整部に対応する複数の溝を含む第2位置調整部とを含む、請求項12に記載のアイブロウスタンプ。
【請求項14】
前記突出部は、
前記第2ハウジング部に近い方の高さがより高く、前記第2ハウジング部から遠い方の高さがより低く、
前記挿入溝は、前記突出部のうち高さの高い方に形成され、前記第2位置調整部は、前記突出部のうち高さの低い方に設けられる、請求項13に記載のアイブロウスタンプ。
【請求項15】
前記アプリケータの上面に複数の嵌合突起が設けられ、前記第1底部および前記第2底部に、前記嵌合突起に対応する複数の嵌合ホールが設けられる、請求項12に記載のアイブロウスタンプ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アイブロウスタンプに関するものである。
【背景技術】
【0002】
顔の中でも眉毛は、その人の性格や印象を決める重要なところであって、眉毛をどのように化粧するかによって、他人に自分の印象を鮮明に植えつけることができる。
【0003】
一般的に、女性はアイブロウペンシルなどにより眉毛を化粧する。しかし、このようなペンシルにより眉毛を描く場合、時間が長くかかり、両方の眉毛を同じように描くことも難しい問題がある。
【0004】
このような問題点を補うために、最近では様々な眉毛化粧装置が発売されている。例えば、眉毛形状のホールが形成されている型板を眉毛に当ててユーザがホールを埋めることで眉毛を描くことができる。また、眉毛形状のシールを備え、ユーザが化粧液をシールにつけて眉毛に写し取ることで眉毛を描くことができる。
【0005】
しかし、これらの眉毛化粧装置は、予め決められた形状の眉毛枠を利用するものであって、ユーザが所望の眉毛形状を選択することができない問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】韓国公開特許第10−2018−0003851号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の実施例は、前記のような問題を解決するために提案されたものであり、所望の眉毛形状を選び得るアイブロウスタンプを提供しようとする。
【0008】
また、角度調整が容易であるアイブロウスタンプを提供しようとする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一様態によると、アイブロウスタンプは、第1本体と、前記第1本体に相対位置が調整可能に連結される第2本体と、前記第1本体と前記第2本体との一面に形成され、化粧料をつけて塗布し得る眉毛形状のアプリケータとを含む、アイブロウスタンプが提供され得る。
【0010】
また、前記アプリケータは、前記第1本体に位置する部分と前記第2本体に位置する部分とがつながっている、アイブロウスタンプが提供され得る。
【0011】
また、前記第1本体と前記第2本体とは、連結部材により連結され、前記第1本体は、前記連結部材を中心に上下または左右方向に回転して前記第2本体との相対位置が調整可能である、アイブロウスタンプが提供され得る。
【0012】
また、前記連結部材は、ピンまたはユニバーサルジョイントからなる、アイブロウスタンプが提供され得る。
【0013】
また、前記第1本体は歯車形状の突出部および複数の係止溝を含み、前記第2本体は前記係止溝に対応する係止突起を含み、前記第1本体と前記第2本体とが前記連結部材により結合されるとき、前記係止突起は前記係止溝のうちのいずれかに位置される、アイブロウスタンプが提供され得る。
【0014】
また、前記アプリケータはスポンジからなり、前記第1本体と前記第2本体との相対位置の変化に応じて前記アプリケータの形状も変化する、アイブロウスタンプが提供され得る。
【0015】
また、前記アプリケータを取り囲むガイドアプリケータをさらに含む、アイブロウスタンプが提供され得る。
【0016】
また、前記ガイドアプリケータは、前記アプリケータに所定間隔で離間して設けられる、アイブロウスタンプが提供され得る。
【0017】
また、前記アプリケータは、眉毛の外郭ラインに対応する形状で設けられるガイドアプリケータである、アイブロウスタンプが提供され得る。
【0018】
また、前記ガイドアプリケータはゴム素材からなり、前記第1本体と前記第2本体との相対位置の変化に応じて前記ガイドアプリケータの形状も変化する、アイブロウスタンプが提供され得る。
【0019】
また、前記ガイドアプリケータは、内部が中空状で設けられる、アイブロウスタンプが提供され得る。
【0020】
また、前記第1本体および前記第2本体は、互いに接する一方が開放され、内部が中空状で設けられる第1ハウジング部および第2ハウジング部を含み、前記第1ハウジング部および前記第2ハウジング部は第1底部および第2底部と結合され、前記第1底部および前記第2底部の一方に前記アプリケータが設けられる、アイブロウスタンプが提供され得る。
【0021】
また、前記第1本体は、設定長さの分延長される突出部と、前記突出部の一方に設けられる挿入溝と、前記第1ハウジング部の内側に設けられる第1支持柱と、前記第1底部の上面に設けられ、前記第1支持柱の一部を覆うように設けられる第2支持柱と、前記突出部と重ならない位置に設けられ、突起状で設けられる第1位置調整部とを含み、前記第2本体は、前記挿入溝に回動可能に結合される挿入柱と、前記第2ハウジング部の内側に設けられる第3支持柱と、前記第2底部の上面に設けられ、前記第3支持柱の一部を覆うように設けられる第4支持柱と、前記第1位置調整部に対応する複数の溝を含む第2位置調整部とを含む、アイブロウスタンプが提供され得る。
【0022】
また、前記突出部は、前記第2ハウジング部に近い方の高さがより高く、前記第2ハウジング部から遠い方の高さがより低く、前記挿入溝は前記突出部のうち高さの高い方に形成され、前記第2位置調整部は前記突出部のうち高さの低い方に設けられる、アイブロウスタンプが提供され得る。
【0023】
また、前記アプリケータの上面に複数の嵌合突起が設けられ、前記第1底部および前記第2底部に前記嵌合突起に対応する複数の嵌合ホールが設けられる、アイブロウスタンプが提供され得る。
【発明の効果】
【0024】
本発明の実施例によるアイブロウスタンプは、所望の眉毛形状を選択できる効果がある。また、角度調整が容易である利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1図1は、本発明の一実施例によるアイブロウスタンプの斜視図である。
図2図2は、図1のアイブロウスタンプからアプリケータを分離した様子を示す図である。
図3図3は、図1のアイブロウスタンプの底面斜視図である。
図4図4は、図1の分解斜視図である。
図5図5は、本発明の他の実施例によるアイブロウスタンプの斜視図である。
図6図6は、本発明のまた他の実施例によるアイブロウスタンプの斜視図である。
図7図7は、本発明のまた他の実施例によるアイブロウスタンプの分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下では、本発明の具体的な実施例について、図面を参照して詳細に説明する。
【0027】
なお、本発明を説明するに当たって、関連する公知の構成または機能に対する具体的な説明が本発明の要旨を曖昧にし得ると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。
【0028】
図1は、本発明の一実施例によるアイブロウスタンプの斜視図であり、図2は、図1のアイブロウスタンプからアプリケータを分離した様子を示す図であり、図3は、図1のアイブロウスタンプの底面斜視図であり、図4は、図1の分解斜視図である。
【0029】
図1図4を参照すると、本発明の一実施例によるアイブロウスタンプ1は、外観を形成する第1本体110と第2本体120とを含む本体10と、本体10の一方に設けられ化粧料を塗布するためのアプリケータ20と、第1本体110と第2本体120とを互いに相対運動可能に連結する、本体10を固定するための連結部材30とを含み得る。
【0030】
本実施例においてアイブロウスタンプ1は、眉毛に化粧料を塗布するためのものであり、別途提供される化粧料をアプリケータ20に供給してから使用されることを例に挙げて説明する。しかし、本発明の思想はこれに限定されず、本発明の思想が維持される範囲内で、他の用途の化粧装置として使用され得る。また、本実施例においては、アイブロウスタンプ1を片方の眉毛に使用する形態のみで図示したが、両方の眉毛に使用するために、アイブロウスタンプ1は対称な形態を有する一対で提供され得る。
【0031】
本体10は、アイブロウスタンプ1の外観を形成するものであって、形状変更が可能である。また、本体10は、第1本体110と、第1本体110に相対位置が調整可能に連結される第2本体120とを含み得る。本体10は、プラスチック素材で形成され得るが、本体10の素材はこれに限定されない。一例として、本体10は、アルミ素材で形成され得る。また、第1本体110と第2本体120とが互いに異なる素材で形成されても良い。
【0032】
具体的に、第1本体110は一方が第2本体120と結合され得る。この際、第1本体110は、一方から他方に行くにつれ厚さが狭くなり得、一方向に曲がった形状で設けられ得る。したがって、第1本体110の形状は、眉尻部分に対応し得る。しかし、第1本体110の形状はこれに限定されない。例えば、第1本体110は、全体的に同じ厚さと幅を有する形状で設けられ得る。
【0033】
第1本体110の一方には、突出部111が形成され得る。具体的に、突出部111は、所定の高さを有するよう第1本体110の一方に形成されるものであって、第2本体120に近い一方に設けられ得る。一例として、突出部111は、第1本体110の一方に半円形で形成され得る。この際、突出部111は、第1本体110の全体高さよりも低い高さを有しても良く、第1本体110の上面から延長された形状で設けられ得る。本実施例においては、突出部111が、第1本体110の一方の上端部から第2本体120に向かって突出した半円板状のものを例に挙げて説明する。
【0034】
突出部111の周面には、複数の係止溝112が形成され得る。係止溝112は、突出部111に既定の間隔をもって形成され、突出部111の外周に沿って連続して形成され得る。一例として、突出部111の周面に形成された係止溝112は、歯車形状で形成され得る。本実施例においては、突出部111に5つの係止溝112が形成されることを例に示したが、係止溝112の数はこれに限定されない。係止溝112の数は、第1本体110と第2本体120との角度調整をどのような大きさにするかに応じて決定され得る。
【0035】
また、突出部111は、第1本体110が第2本体120と結合できるように、第1挿入ホール113を含み得る。第1挿入ホール113は連結部材30が貫通するものであり、突出部111の中央部に形成され、第1本体110と第2本体120との回転中心として機能し得る。
【0036】
一方、第1本体110の一方には第2本体120が設けられ得る。第2本体120は、第1本体110と連結されるが、相対角度調整が可能となるように設けられるものであって、一方が第1本体110と結合され得る。なお、相対角度は、第1本体110が長く延長される方向と、第2本体120が長く延長される方向とがなす角度として理解され得る。例えば、第1本体110と第2本体120は、ユーザに最初に提供される状態の際、互いに0度以上20度以下の角度を成し得る。
【0037】
第2本体120は、所定の厚さに形成され、眉毛の前の部分に対応する形状で形成され得る。なお、眉毛の前の部分とは、眉間に近い方、つまり眉頭の部分を意味する。
【0038】
第2本体120は、一方に着座部121を含み得る。着座部121は、第1本体110の突出部111が着座され支持され得るものとして、第2本体120の上面の一方に形成され得る。なお、第2本体120の一方とは、第1本体110の一方と対向する方向と理解され得る。
【0039】
また、第2本体120の上面の一方には、係止突起122が延長され形成され得る。係止突起122は、第1本体110の係止溝112に対応し得る。具体的に、第1本体110と第2本体120とが結合される場合、突出部111は着座部121に着座し、複数の係止溝112のうちのいずれかに係止突起122が位置し得る。係止溝112と係止突起122との具体的な結合は後述する。
【0040】
着座部121の一方には、第2挿入ホール123が形成され得る。第2挿入ホール123は、連結部材30が貫通するものであって、第1挿入ホール113に対応するように形成され得る。これにより、連結部材30が第1挿入ホール113および第2挿入ホール123に順次貫通され得る。
【0041】
本体10の一方には、アプリケータ20が設けられ得る。アプリケータ20は、化粧料をつけて塗布するためのものであって、眉毛形状で設けられ得る。具体的に、アプリケータ20は、結合された第1本体110と第2本体120との上方に設けられ得る。この際、アプリケータ20は、第1本体110に位置する部分と、第2本体120に位置する部分とがつながった形状で備えられ、連続した眉毛形状で化粧料を塗布し得る。
【0042】
また、アプリケータ20は、本体10の形状変更に応じて形が変形する眉毛形状のアプリケータであり得る。
【0043】
また、アプリケータ20は、化粧料を吸収するか、所定の量以上に化粧料をつけ得る素材で、変形が可能な素材からなり得る。一例として、アプリケータ20はスポンジからなり得る。アプリケータ20がスポンジからなることにより、該アプリケータ20は本体10の変形に応じて変形され得る。
【0044】
第1本体110および第2本体120は、連結部材30により結合され得る。連結部材30は、第1本体110の第1挿入ホール113と第2本体120の第2挿入ホール123とに嵌められるものであり、連結ピン310およびピン固定部320を含み得る。具体的に、連結ピン310が第1本体110の上方から第1挿入ホール113および第2挿入ホール123を貫通すると、第2本体120の下方で連結ピン310がピン固定部320と結合され固定され得る。つまり、連結部材30により第1本体110および第2本体120が結合され得る。この際、連結ピン310はボルトからなり、ピン固定部320はナットからなり得、第1本体110と第2本体120とは、既定の間隔をもって結合され得る。
【0045】
第1本体110と第2本体120とが結合されると、第1本体110は連結部材30を中心に回転され得る。具体的に、ユーザが第1本体110の側面に外力を加えると、第1本体110は第2本体120との離隔空間を通じて連結部材30を中心に回転され得る。この際、第1本体110の係止溝112が回転することにより、第2本体120の係止突起122は他の係止溝112に位置し得る。すなわち、第1本体110が回転する前に係止突起122が位置していた係止溝112と、第1本体110が回転した後で係止突起122が位置する係止溝112は異なってくる。これにより、第1本体110は、第2本体120との相対位置が変わったままで固定され得る。すなわち、第1本体110と第2本体120とは、連結部材30を中心に回転して相対位置が変化し得る。
【0046】
本実施例においては、連結ピン310が図面基準で上下方向に延びる回転軸として機能し、第1本体110と第2本体120とは、図面基準で左右方向に回転することを例に挙げて図示するが、本発明の思想はこれに限定されない。例えば、突出部111と着座部121とは、アプリケータ20が接着される面と垂直な方向に広く形成され、連結ピン310は本体10の幅方向に挿入されてもよく、この場合、第1本体110と第2本体120とは、図面基準で上下方向に相対移動されても良い。
【0047】
また、本実施例においては、連結部材30がボルトとナットとからなることを例にして図示したが、連結部材30はこれに限定されない。一例として、連結部材30はユニバーサルジョイントからなっても良い。この場合、第1本体110および第2本体120のいずれか一方には、ユニバーサルジョイントとして機能するためのボール形状の突出部が設けられ、他方には、突出部が挿入されるための収容部が設けられ得る。この場合、第1本体110は左右方向と上下方向とに角度が調整され得る。具体的に、第1本体110が上下方向に角度が調整されると、第1本体110と第2本体120とに付着しているアプリケータ20の高さが異なってくる。
【0048】
以下では、前記のような構成を有する本発明の一実施例によるアイブロウスタンプ1の作用および効果について説明する。
【0049】
まず、第1本体110と第2本体120とは、連結部材30により結合され得る。この際、連結部材30は、ボルトとナット、またはユニバーサルジョイントからなり得る。具体的に、連結部材30がボルトとナットからなる場合、ボルトである連結ピン310は、第1本体110の第1挿入ホール113を貫通した後、第2本体120の第2挿入ホール123を貫通して、第2本体120の下方でナットであるピン固定部320と結合され得る。これにより、第1本体110は、連結部材30を中心に左右方向に回転して第2本体120との相対位置が調整され得る。
【0050】
また、連結部材30がユニバーサルジョイントからなる場合、第1本体110は、連結部材30であるユニバーサルジョイントによって上下または左右方向に回転可能で、第2本体120との相対位置が調整され得る。
【0051】
第1本体110および第2本体120が結合されると、第1本体110の係止溝112のうちのいずれかに第2本体120の係止突起122が位置し得る。これにより、第1本体110が第2本体120と所定の角度を成して固定され得る。つまり、係止突起122が係止溝112に固定される位置に応じて、第1本体110と第2本体120との角度調整が容易となり得る。
【0052】
第1本体110と第2本体120との上方には、アプリケータ20が設けられ得る。アプリケータ20は眉毛形状で設けられ、第1本体110の上方と第2本体120の上方とにつながって設けられ得る。この際、第1本体110の上方に設けられるアプリケータ20の一部は、眉尻側の形状に対応し、第2本体120の上方に設けられるアプリケータ20の一部は、眉頭側の形状に対応し得る。
【0053】
ユーザは、所望の眉毛形状に応じて、第1本体110と第2本体120との相対的な位置を調整し得る。具体的に、ユーザは、アプリケータ20が所望の眉毛形状となるように、第1本体110と第2本体120との相対的な位置を調整し得る。一例として、ユーザが一文字形状の眉毛を求める場合は、第1本体110の上方に設けられたアプリケータ20の一部と第2本体120の上方に設けられたアプリケータ20の一部とが一文字形状となるように、第1本体110を左右方向に回転させ得る。
【0054】
また、顔の形に合わせてアイブロウスタンプ1を使用するために、ユーザは第1本体110と第2本体120との相対位置を調整し得る。具体的に、第1本体110の上面が第2本体120の上面と所定の傾斜を有するよう、第1本体110を上下方向に回転し得る。これにより、凹凸のある顔立ちおよび眉毛形状に応じてアイブロウスタンプ1が使用され得る。
【0055】
所望の形状の眉毛に合わせて、第1本体110を第2本体120に固定させた後、ユーザは別途の化粧料をアプリケータ20に塗布し得る。また、化粧料がついたアプリケータ20を眉毛の位置に合わせて当てることができる。したがって、ユーザは本体10およびアプリケータ20を調整して容易に所望の形状の眉毛にして使用し得る。つまり、ユーザ所望の眉毛形状が選べられる効果がある。
【0056】
以下では、本発明の他の実施例によるアイブロウスタンプについて、図5を参照して説明する。ただし、他の実施例には、一実施例に比べガイドアプリケータ40’がさらに追加される点において差があるので、相違点を中心に説明し、同一部分については一実施例の説明と図面符号を援用する。
【0057】
図5は、本発明の他の実施例によるアイブロウスタンプの斜視図である。図5を参照すると、本発明の他の実施例によるアイブロウスタンプ1’は、アプリケータ20の外側にガイドアプリケータ40’が設けられ得る。具体的に、ガイドアプリケータ40’は、所定の厚さを有するように形成され、アプリケータ20を取り囲むように所定間隔で離間して設けられ得る。この際、ガイドアプリケータ40’は、眉毛の外郭部分に対応するものであり、ゴム材料で形成され得る。これにより、本体10の形状が変化すれば、ガイドアプリケータ40’の形状も本体10の形状に応じて変化し得る。
【0058】
具体的に、ユーザ所望の眉毛形状に応じて、第1本体110と第2本体120との角度を変化させると、第1本体110と第2本体120との上方に設けられるアプリケータ20とガイドアプリケータ40’の形状も変わり得る。所望の形状に変形されたアプリケータ20とガイドアプリケータ40’とに化粧料を塗布してユーザの眉毛に当てると、ガイドアプリケータ40’は眉毛の外郭部分に化粧料を塗布し、アプリケータ20はガイドアプリケータ40’により化粧料が塗布された内側に化粧料を塗布し得る。
【0059】
以下では、本発明のまた他の実施例によるアイブロウスタンプについて、図6を参照して説明する。ただし、また他の実施例には、他の実施例に比べ本体10の一方にガイドアプリケータ40’’のみ設けられる点において差があるので、相違点を中心に説明し、同一部分については一実施例の説明と図面符号を援用する。
【0060】
図6は、本発明のまた他の実施例によるアイブロウスタンプの斜視図である。図6を参照すると、本発明のまた他の実施例によるアイブロウスタンプ1’’は、第1本体110と第2本体120との一方にガイドアプリケータ40’’が設けられ得る。具体的に、ガイドアプリケータ40’’は所定の厚さで設けられるものであり、内部が中空状で設けられ得る。この際、ガイドアプリケータ40’’は、眉毛の外郭ラインに対応する形状で設けられ得る。また、ガイドアプリケータ40’’は変形可能な素材からなり、一例として、ゴム素材からなり得る。
【0061】
これにより、第1本体110と第2本体120との相対位置を調整すれば、第1本体110と第2本体120との一方に設けられたガイドアプリケータ40’’の形状も変化され得る。
【0062】
所望の形状に変形したガイドアプリケータ40’’に化粧料をつけてユーザの眉毛に当てると、ガイドアプリケータ40’’により眉毛の外郭ラインにのみ化粧料が塗布され得る。したがって、ユーザはアイブロウペンシルなどの化粧品を用いて、化粧料が塗布されていない外郭ラインの内側に化粧料を塗布し得る。
【0063】
以下では、本発明のまた他の実施例によるアイブロウスタンプについて、図7を参照して説明する。ただし、また他の実施例には、一実施例に比べ本体の相対位置が調整される技術において差があるので、相違点を中心に説明し、同一部分については一実施例の説明と図面符号を援用する。
【0064】
図7は、本発明のまた他の実施例によるアイブロウスタンプの分解斜視図である。図7を参照すると、本発明のまた他の実施例によるアイブロウスタンプ2は、第1本体510と第2本体520とを含み得る。この際、第1本体510と第2本体520とは、内部が中空状で設けられる第1ハウジング部510aと第2ハウジング部520aとを含み得る。また、それぞれ第1ハウジング部510aおよび第2ハウジング部520aに対応する第1底部510bおよび第2底部520bを含み得る。この際、第1ハウジング部510aおよび第2ハウジング部520aは、一面が開放された形状で設けられ、互いに接する方が開放され得る。
【0065】
第1ハウジング部510aの一方には、突出部511が形成され得る。突出部511は、第1ハウジング部510aの一方から設定長さの分延長されるものであり、第2ハウジング部520aに近い一方に設けられ得る。この際、突出部511は、一部が相対的に高い高さを有し得る。一例として、突出部511は、第2ハウジング部520aに近い方の高さがより高く、第2ハウジング部520aから遠い方の高さがより低くても良い。この際、突出部511のうち高さが低い方に、後述する第2ハウジング部520aの第2位置調整部526が位置し得る。第2位置調整部526と第1ハウジング部510aとの結合は後述する。
【0066】
一方、第1ハウジング部510aの内部には、一以上の第1支持柱514aが設けられ得る。第1支持柱514aは、第1底部510bとの結合のためのものであり、第1ハウジング部510aの内部に形成され得る。具体的に、第1支持柱514aは、第1ハウジング部510aの上面内側から下部に設定長さの分延長された形状で形成され得る。
【0067】
また、第1底部510bの上面には、一以上の第2支持柱514bが設けられ得る。第2支持柱514bは第1支持柱514aに対応するものであり、第1支持柱514aの一部を覆うように設けられ得る。具体的に、第2支持柱514bは、第1底部510bの上面から上部に設定長さの分延長された形状で形成され、第1支持柱514aと嵌合され得る。すなわち、第1ハウジング部510aと第1底部510bとが結合され得る。
【0068】
また、第2ハウジング部520aと第2底部520bとは、第3支持柱524aおよび第4支持柱524bを含み得る。この際、第3支持柱524aの形状は第1支持柱514aに対応し、第4支持柱524bの形状は第2支持柱514bに対応し得る。これにより、第3支持柱524aと第4支持柱524bとが結合され、第2ハウジング部520aと第2底部520bとが結合され得る。
【0069】
一方、突出部511の一方には、挿入溝515が形成され得る。また、第2ハウジング部520aの一方には、挿入柱525が形成され得る。この際、挿入柱525は、第2ハウジング部520aの内部に形成され、第3支持柱524aおよび第4支持柱524bと重ならない位置に設けられ得る。具体的に、挿入溝515は、突出部511のうちの高さの高い方に形成されるものであり、挿入柱525が貫通され得る。この際、挿入柱525は、挿入溝515に回動可能に結合され、これにより、第1ハウジング部510aと第2ハウジング部520aとの相対角度調整が可能となり得る。
【0070】
第1ハウジング部510aの一方には第1位置調整部516が設けられ、第2ハウジング部520aの一方には第2位置調整部526が設けられ得る。具体的に、第1位置調整部516は第2ハウジング部520aに近い方に設けられ、第2位置調整部526は第1ハウジング部510aに近い方に設けられ得る。また、第1位置調整部516は、第2位置調整部526に対応する形状で設けられ得る。一例として、第1位置調整部516は突起状で形成され、第2位置調整部526は、第1位置調整部516が挟まれ得る一以上の溝を含み得る。この際、第1位置調整部516は、突出部511と重ならない位置に設けられ得る。
【0071】
挿入柱525が挿入溝515に嵌合されると、第1位置調整部516は、第2位置調整部526の溝のうちのいずれかに位置され得る。この際、第2位置調整部526は、突出部511のうちの高さの低い方に位置され得る。
【0072】
第1位置調整部516が第2位置調整部526の溝のいずれの溝に位置されるかに応じて、第1本体510と第2本体520との相対角度が調整され得る。本実施例においては、第1位置調整部516が突起状で設けられ、第2位置調整部526が3つの溝を含む形状として図示したが、第1位置調整部516および第2位置調整部526の形状はこれに限定されない。一例として、第2位置調整部526は5つの溝を含んでも良い。
【0073】
第1ハウジング部510aの上面および第2ハウジング部520aの上面には、第1表示部517および第2表示部527が設けられ得る。第1表示部517および第2表示部527は、第1本体510および第2本体520の相対角度を表示するものであり、それぞれ第1位置調整部516および第2位置調整部526に対応するように設けられ得る。具体的に、第1表示部517が一つ設けられ、第2表示部527は、第2位置調整部526の溝の数に対応する数で設けられ得る。一例として、第2表示部527は3つ設けられ得る。これにより、第1位置調整部516および第2位置調整部526によって、第1本体510と第2本体520との相対角度が調整されると、第1表示部517が第2表示部527のいずれかに対応する位置を指し示し得る。つまり、ユーザが第1本体510と第2本体520との相対角度を容易に識別することができる。
【0074】
一方、第1底部510bおよび第2底部520bの一方には、それぞれ一以上の第1嵌合ホール518および第2嵌合ホール528が形成され得る。第1嵌合ホール518および第2嵌合ホール528は、アプリケータ60との結合のためのものであり、後述する第1嵌合突起610および第2嵌合突起620に対応する大きさで設けられ得る。
【0075】
第1底部510bおよび第2底部520bの一方には、アプリケータ60が設けられ得る。この際、アプリケータ60は、第1本体510および第2本体520と結合し得るよう一以上の第1嵌合突起610および第2嵌合突起620を含み得る。具体的に、第1嵌合突起610および第2嵌合突起620は、アプリケータ60の上面に形成されるものであり、第1底部510bおよび第2底部520bの第1嵌合ホール518および第2嵌合ホール528に嵌合され得る。これにより、第1本体510と第2本体520との相対角度が調整されると、アプリケータ60は、第1本体510と第2本体520との変形に応じて変形し得る。
【0076】
以上、本発明の実施例によるアイブロウスタンプを具体的な実施形態として説明したが、これは例示に過ぎないものであり、本発明はこれに限定されるものではなく、本明細書に開示された基礎思想に基づく最も広い範囲を有するものと解釈されるべきである。当業者は、開示された実施形態を組み合わせ、置換して摘示されていない形状のパターンを実施し得るが、これもまた本発明の範囲を逸脱しないものである。さらに、当業者は、本明細書に基づいて開示された実施形態を容易に変更または変形することができ、このような変更または変形も本発明の権利範囲に属することは明らかである。
【産業上の利用可能性】
【0077】
本発明の実施例によるアイブロウスタンプは化粧道具の産業分野に利用され得る。
【符号の説明】
【0078】
1、1’、1’’、2:アイブロウスタンプ
10、50:本体
110、510:第1本体
120、520:第2本体
20、60:アプリケータ
30:連結部材
40’、40’’:ガイドアプリケータ

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【国際調査報告】