特表2021-524367(P2021-524367A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2021-524367(P2021-524367A)
(43)【公表日】2021年9月13日
(54)【発明の名称】無人顔面および手の甲の肌分析装置
(51)【国際特許分類】
   A61B 5/00 20060101AFI20210816BHJP
【FI】
   A61B5/00 M
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2021-516341(P2021-516341)
(86)(22)【出願日】2019年4月26日
(85)【翻訳文提出日】2020年11月24日
(86)【国際出願番号】KR2019005043
(87)【国際公開番号】WO2019225870
(87)【国際公開日】20191128
(31)【優先権主張番号】10-2018-0059629
(32)【優先日】2018年5月25日
(33)【優先権主張国】KR
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ
(71)【出願人】
【識別番号】520460476
【氏名又は名称】ワイケーシー テック
【氏名又は名称原語表記】YKC TECH
(74)【代理人】
【識別番号】100180781
【弁理士】
【氏名又は名称】安達 友和
(74)【代理人】
【識別番号】100187403
【弁理士】
【氏名又は名称】三浦 敦子
(72)【発明者】
【氏名】パク,ユンキュ
【テーマコード(参考)】
4C117
【Fターム(参考)】
4C117XA02
4C117XA05
4C117XB13
4C117XC01
4C117XD04
4C117XD09
4C117XD10
4C117XD16
4C117XE43
4C117XF01
4C117XF03
4C117XG01
4C117XG03
4C117XH16
4C117XJ01
4C117XJ11
4C117XJ18
4C117XJ38
4C117XJ52
4C117XK18
4C117XL03
4C117XM01
4C117XM02
4C117XM04
4C117XP14
4C117XQ19
(57)【要約】
一実施例に係る無人顔面および手の甲の肌分析装置は、タッチスクリーンを含むキオスクと、前記キオスクに位置し、使用者の手を投入するための開口部と、前記キオスクの上端に位置し、前記使用者の顔面を照らすための第1照明モジュールおよび前記使用者の顔面を撮影するための第1カメラモジュールを含む第1肌測定モジュールと、前記開口部に位置し、前記使用者の手を照らすための第2照明モジュールおよび前記使用者の手を撮影するための第2カメラモジュールを含む第2肌測定モジュールと、前記第1肌測定モジュールから撮影された第1映像イメージおよび前記第2肌測定モジュールから撮影された第2映像イメージのうち少なくとも一つに基づいて前記使用者の肌診断結課を演算する制御モジュールとを含む無人顔面および手の甲の肌分析装置を提示する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無人顔面および手の甲の肌分析装置であって、
タッチスクリーンを含むキオスクと、
前記キオスクに位置し、使用者の手を投入するための開口部と、
前記キオスクの上端に位置し、前記使用者の顔面を照らすための第1照明モジュールおよび前記使用者の顔面を撮影するための第1カメラモジュールを含む第1肌測定モジュールと、
前記開口部に左右対称の形態で位置し、前記使用者の手の甲または手の平を照らすための第2照明モジュールと、
前記使用者の手を撮影するための第2カメラモジュールを含む第2肌測定モジュールと、
前記第1肌測定モジュールから撮影された第1映像イメージおよび前記第2肌測定モジュールから撮影された第2映像イメージのうち少なくとも一つに基づいて前記使用者の肌診断結課を演算する制御モジュールと、
前記第1映像イメージおよび前記第2映像イメージのうち少なくとも一つ、前記制御モジュールの演算結果、および前記肌診断結課を保存する保存モジュールと、
前記キオスクに位置し、前記制御モジュールの演算結果および前記肌診断結課を印刷するプリントモジュールと、
前記肌診断結課を有/無線ネットワークを通じてモバイル端末、Eメール、SMS、およびSNSのうち少なくとも一つに伝送する通信モジュールと、
を含み、
前記第1照明モジュールおよび前記第2照明モジュールそれぞれはLEDモジュールであって、一般光モジュール、偏光モジュール、およびUV光モジュールを含み、前記タッチスクリーンの上端または下端に位置し、前記使用者の頸部を照らすための第3照明モジュールおよび前記タッチスクリーンの上端または下端に位置し、前記使用者の頸部を撮影するための第3カメラモジュールを含む第3肌測定モジュールをさらに含み、
前記タッチスクリーンはタッチ入力によって前記無人顔面および手の甲の肌分析装置を作動させ、
前記制御モジュールは前記使用者の肌状態と関連した少なくとも一つの肌指数を測定し、前記第3肌測定モジュールから撮影された第3映像イメージに基づいて前記使用者の首のしわ指数を測定し、前記首のしわ指数に基づいた前記使用者の肌年齢を測定し、前記測定された少なくとも一つの肌指数および前記測定された肌年齢を分析して肌診断結課を導き出し、
前記肌指数は毛穴、弾力、油水分量、および油水分バランス度を含み、
前記肌診断結果は肌総合健康度、集中管理が必要な項目、肌年齢、肌の明るさ、および推薦化粧品情報を含む、無人顔面および手の甲の肌分析装置。
【請求項2】
前記肌診断結果は前記使用者に付与される固有のIDおよびパスワードをさらに含み、
前記IDおよび前記パスワードが付与された前記使用者の肌診断が開始される前に前記タッチスクリーンのタッチ入力を通じて前記IDおよび前記パスワードが入力され、
前記制御モジュールは前記IDおよび前記パスワードに該当する少なくとも一つの既存の肌診断結果と前記使用者の新しく獲得された前記肌診断結課を比較する、請求項1に記載の無人顔面および手の甲の肌分析装置。
【請求項3】
前記通信モジュールは無線ネットワークを通じて少なくとも一つの無人顔面および手の甲の肌分析装置を同期化し、
前記制御モジュールは同期化された少なくとも一つの前記無人顔面および手の甲の肌分析装置から前記IDおよび前記パスワードに該当する少なくとも一つの前記既存の肌診断結課を収集し、前記使用者の新しく獲得された前記肌診断結果と収集された前記肌診断結課を比較する、請求項2に記載の無人顔面および手の甲の肌分析装置。
【請求項4】
化粧品サンプルを提供するサンプル提供モジュールをさらに含み、
前記サンプル提供モジュールは前記推薦化粧品情報に含まれた少なくとも一つの化粧品を含み、前記推薦化粧品情報によるサンプルを前記キオスクから出す、請求項1に記載の無人顔面および手の甲の肌分析装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は肌診断装置に関し、さらに詳しくはキオスクを利用したビューティー(美容)用無人顔面および手の甲の肌分析装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来には世界の各国でビューティーに関する関心が高く、肌状態に対する診断を受けて診断結果による肌管理方法に対する関心が増加している。
【0003】
これに伴い、従来の顔面肌診断機はビューティー、すなわち化粧品カウンセリング用として使われて全世界的な流行を呼びおこしてきた。しかし、従来の顔面肌診断機は使用者が肌診断を進行する時、装置を操作するために専門家または相談者の助けが必要であり、専門家または相談者が分析結果を見せながら使用者に1:1に説明をしなければならない不便な点があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、キオスクを利用して一人で顔面および手を撮影して、顔面と手の肌状態の測定および肌の診断まで可能な、ビューティー用無人顔面および手の甲の肌分析装置を具現するためのものである。さらに詳しくは、人々が多く集まったところで待機する時、待機時間の間簡単に使用者が肌の状態を診断し、測定された診断結果データを無人顔面および手の甲の肌分析装置ですぐに出力して提供してもらうか使用者モバイルに送るためのものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施例に係る無人顔面および手の甲の肌分析装置は、タッチスクリーンを含むキオスクと、前記キオスクに位置し、使用者の手を投入するための開口部と、前記キオスクの上端に位置し、前記使用者の顔面を照らすための第1照明モジュールおよび前記使用者の顔面を撮影するための第1カメラモジュールを含む第1肌測定モジュールと、前記開口部に位置し、前記使用者の手を照らすための第2照明モジュールおよび前記使用者の手を撮影するための第2カメラモジュールを含む第2肌測定モジュールと、前記第1肌測定モジュールから撮影された第1映像イメージおよび前記第2肌測定モジュールから撮影された第2映像イメージのうち少なくとも一つに基づいて前記使用者の肌診断結課を演算する制御モジュールと、前記第1映像イメージおよび前記第2映像イメージのうち少なくとも一つ、前記制御モジュールの演算結果、および前記肌診断結課を保存する保存モジュールと、前記キオスクに位置し、前記制御モジュールの演算結果および前記肌診断結課を印刷するプリントモジュールと、前記肌診断結課を有/無線ネットワークを通じてモバイル端末、Eメール、SMS、およびSNSのうち少なくとも一つに伝送する通信モジュールをさらに含み、前記タッチスクリーンはタッチ入力によって前記無人顔面および手の甲の肌分析装置を作動させ、前記肌診断結課を表示する。
【0006】
ここで、前記タッチスクリーンの上端または下端に位置し、前記使用者の頸部を照らすための第3照明モジュールおよび前記タッチスクリーンの上端または下端に位置し、前記使用者の頸部を撮影するための第3カメラモジュールを含む第3肌測定モジュールをさらに含み、前記制御モジュールは前記第3肌測定モジュールから撮影された第3映像イメージに基づいて前記使用者の首のしわ指数を測定し、前記首のしわ指数に基づいた前記使用者の肌年齢を測定し、前記肌診断結果は前記測定された肌年齢を含むことができる。
【0007】
ここで、前記第1照明モジュールおよび前記第2照明モジュールそれぞれは、LEDモジュール、一般光モジュール、偏光モジュール、UV光モジュールのうち少なくとも一つで構成され得る。
【0008】
ここで、前記制御モジュールは前記使用者の肌状態と関連した少なくとも一つの肌指数を測定し、前記測定された肌指数を分析して肌診断結課を導き出すことができる。
【0009】
ここで、前記肌指数は毛穴、弾力、油水分量、および油水分バランス度を含み、前記肌診断結果は肌総合健康度、集中管理が必要な項目、肌年齢、肌の明るさ、および推薦化粧品情報のうち少なくとも一つを含むことができる。
【0010】
ここで、前記肌診断結果は前記使用者に付与される固有のIDおよびパスワードをさらに含み、前記IDおよび前記パスワードが付与された前記使用者の肌診断が開始される前に前記タッチスクリーンのタッチ入力を通じて前記IDおよび前記パスワードが入力され、前記制御モジュールは前記IDおよび前記パスワードに該当する少なくとも一つの既存の肌診断結果と前記使用者の新しく獲得された前記肌診断結課を比較することができる。
【0011】
ここで、前記通信モジュールは無線ネットワークを通じて少なくとも一つの無人顔面および手の甲の肌分析装置を同期化し、前記制御モジュールは同期化された少なくとも一つの前記無人顔面および手の甲の肌分析装置から前記IDおよび前記パスワードに該当する少なくとも一つの前記既存の肌診断結課を収集して、前記使用者の新しく獲得された前記肌診断結果と収集された前記肌診断結課を比較することができる。
【0012】
ここで、化粧品サンプルを提供するサンプル提供モジュールをさらに含み、前記サンプル提供モジュールは前記推薦化粧品情報に含まれた少なくとも一つの化粧品を含み、前記推薦化粧品情報によるサンプルを前記キオスクから出すことができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明を利用すると、ビューティー業界で日常的な場所だけでなく、人が多く集まって待機する空港の免税店、大学病院、薬局、メガネ店、地下鉄などの場所で、ビューティー用無人顔面および手の甲の肌分析装置を通じて診断結果を提供してもらうことができる。また、本装置を空港の免税店、大学病院、薬局、メガネ店、地下鉄などの場所を問わず、広範囲に設置して肌診断インフラを構築することによって、これを利用して肌診断結課を提供し、肌診断結果に合う化粧品を推薦することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】一実施例に係る無人顔面および手の甲の肌分析装置を例示した図面である。
【0015】
図2】一実施例に係る無人顔面および手の甲の肌分析装置と使用者を例示した図面である。
【0016】
図3】一実施例に係る無人顔面および手の甲の肌分析装置の構成を例示した図面である。
【0017】
図4】他の実施例により第3肌測定モジュールを含む無人顔面および手の甲の肌分析装置の外部を図示した図面である。
【0018】
図5】他の実施例により第3肌測定モジュールを含む無人顔面および手の甲の肌分析装置の構成を例示した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明は多様な変更を加えることができ、多様な実施例を有することができるところ、特定の実施例を図面に例示して詳細な説明に詳細に説明する。しかし、これは本発明を特定の実施形態に対して限定しようとするものではなく、本発明の思想および技術範囲に含まれるすべての変更、均等物乃至代替物を含むものと理解されるべきである。
【0020】
第1、第2等の用語は多様な構成要素の説明に使われ得るが、構成要素は用語によって限定されてはならない。用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ使われる。
【0021】
本出願で使った用語は単に特定の実施例を説明するために使われたものであって、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は文脈上明白に異なって意味しない限り、複数の表現を含む。本出願で、「含む」または「有する」等の用語は明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであって、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものなどの存在または付加の可能性をあらかじめ排除しないものと理解されるべきである。
【0022】
以下、多様な実施例は添付図面を参照して詳細に説明することにし、添付図面を参照して説明するにおいて、同一または対応する構成要素は同一の図面番号または図面符号を付与し、これに対する重複する説明は省略することにする。
【0023】
本明細書で、無人顔面および手の甲の肌分析装置1の前面部とは無人顔面および手の甲の肌分析装置1でタッチスクリーン150、第1カメラモジュール131、および開口部120が位置する部分を意味し得、無人顔面および手の甲の肌分析装置1の後面部とは無人顔面および手の甲の肌分析装置1の前面部の反対面であり得る。また、無人顔面および手の甲の肌分析装置1の側面とは、無人顔面および手の甲の肌分析装置1の前面部と後面部の間の面であって、地面と接触している横面であり得る。
【0024】
一実施例に係る無人顔面および手の甲の肌分析装置1は、専門家が助けることなく使用者Uが一人で顔面を撮影して肌診断ができる装置であり得る。
【0025】
本明細書で、無人顔面および手の甲の肌分析装置1は主に使用者Uの顔面および手の肌状態を測定し診断するものとして例示したが、無人顔面および手の甲の肌分析装置1を通じて肌状態が測定され診断され得る部位はこれに制限されるものではない。
【0026】
図1は一実施例に係る無人顔面および手の甲の肌分析装置1を例示した図面であり、図2は一実施例に係る無人顔面および手の甲の肌分析装置1と使用者Uを例示した図面である。
【0027】
図1および図2を参照すると、一実施例に係る無人顔面および手の甲の肌分析装置1は、キオスク110形態のハウジングを有し、タッチスクリーン150、開口部120、第1照明モジュール133と第1カメラモジュール131を含んだ第1肌測定モジュール130、第2照明モジュール143と第2カメラモジュール141を含んだ第2肌測定モジュール140、およびプリントモジュール330を含むことができる。
【0028】
タッチスクリーン150はキオスク110の前面部の上端に含まれて位置し得、無人顔面および手の甲の肌分析装置1を作動させ肌診断の進行状態を画面に示す装置であり得る。タッチスクリーン150はタッチ方式により、抵抗膜方式、静電容量方式、赤外線方式、および超音波方式のうち一つの方式を使用することができ、タッチスクリーン150はキオスク、ナビゲーション、携帯電話、ATM、およびゲーム機器に使われるものであり得る。ここで、タッチスクリーン150は無人顔面および手の甲の肌分析装置1を作動させる入力装置および出力装置のうち少なくとも一つであり得る。例えば、画面をタッチすることによって入力装置として使われ得、画面に映像イメージを出力することによって出力装置として使われ得る。ただし、一実施例に係る無人顔面および手の甲の肌分析装置1は入力装置と出力装置を入力機能と出力機能をすべて含んだタッチスクリーン150に限定せず、入力装置としてマウスやキーパッドが使われ、出力装置としてモニターが使われることによって、入力装置と出力装置は分離され得る。この時、入力装置はマウスやキーパッドの他に信号を入力することができ、無人顔面および手の甲の肌分析装置1を動作させることができる装置に代替され得る。また、出力装置に使われるモニターパネルは一つの種類に限定されず、TN、VA、IPS、およびOLEDのうち一つであり得、モニターの大きさは無人顔面および手の甲の肌分析装置1に含まれる大きさであり得る。
【0029】
開口部120は、使用者Uが手を撮影して手の肌状態を診断するために手を入れるところであり得る。図1に図示された通り、無人顔面および手の甲の肌分析装置1の開口部120はキオスク110の前面部の中間に含まれており、二つであり得る。この時、両側の開口部120の内側に位置したそれぞれの第2肌測定モジュール140はその構成と位置および数量が同じでもよい。ただし、開口部120の個数は図1の例示に限定されず、無人顔面および手の甲の肌分析装置1は一つ以上の開口部120を有することができる。例えば、開口部120が一つである場合、使用者Uは左手と右手を一つの開口部120で交互に撮影することによって、一つの開口部120で両手をすべて撮影するか、左手と右手を一つの開口部120で同時に撮影することによって、一つの開口部120で両手をすべて撮影することができる。また、開口部120の位置は図1に図示された通り、キオスク110の前面部の中間に限定されず、キオスク110で使用者Uが手を入れることができるすべての位置であり得る。
【0030】
第1肌測定モジュール130は使用者Uの顔面に光を照射する第1照明モジュール133および使用者Uの顔面を撮影する第1カメラモジュール131のうち少なくとも一つを含むことができる。本明細書で、第1肌測定モジュール130は主に使用者Uの顔面の肌状態を測定するものとして例示したが、第1肌測定モジュール130を通じて使用者Uの顔面、首、耳、および首の後ろのうち少なくとも一つを含んだ身体部位の肌状態を測定することができる。
【0031】
第1カメラモジュール131はキオスク110の前面部の最上端に位置し得、使用者Uの顔面、首、耳、および首の後ろのうち少なくとも一つを含んだ身体部位を撮影することができる。ここで、第1カメラモジュール131に含まれたカメラは、業界で通用される撮影装置、ビデオカメラ、およびDSLR(Digital Single Lens Reflex)のうち一つであり得るが、前記言及された例示に限定されず通常的に映像を撮影できる機器であればよい。
【0032】
第1照明モジュール133は第1カメラモジュール131に含まれたカメラの周りに左右対称の形態で位置し得、使用者Uの顔面、首、耳、および首の後ろのうち少なくとも一つを含んだ身体部位に光を照射することができる。ここで、第1照明モジュール133はLEDモジュールであり得、第1照明モジュール133は一般光、偏光、およびUV光のうち少なくとも一つの光を順次照射することができる。
【0033】
第1カメラモジュール131および第1照明モジュール133のうち少なくとも一つは、使用者Uの顔面、首、耳、および首の後ろのうち少なくとも一つを含んだ身体部位を認識した方向に回転して焦点を合わせることによって、第1肌測定モジュール130は使用者Uの顔面、首、耳、および首の後ろのうち少なくとも一つを含んだ身体部位を撮影した第1映像イメージを獲得することができる。
【0034】
第2肌測定モジュール140は、使用者Uの手に光を照射する第2照明モジュール143および使用者Uの手を撮影する第2カメラモジュール141のうち少なくとも一つを含むことができる。ただし、第2肌測定モジュール140は主に使用者Uの手の甲の肌状態を測定するものとして例示したが、第2肌測定モジュール140を通じて使用者Uの左側の手の甲、左側の手の平、右側の手の甲、および右側の手の平のうち少なくとも一つを含む手の肌状態を測定することができる。
【0035】
第2カメラモジュール141は開口部120の天井面に位置し得、使用者Uの左側の手の甲、左側の手の平、右側の手の甲、および右側の手の平のうち少なくとも一つを撮影することができる。ここで、第2カメラモジュール141に含まれたカメラは業界で通用される撮影装置、ビデオカメラ、およびDSLR(Digital Single Lens Reflex)のうち一つであり得るが、前記言及された例示に限定されず通常的に映像を撮影できる機器であればよい。
【0036】
第2照明モジュール143は第2カメラモジュール141に含まれたカメラの周りに左右対称の形態で位置し得、使用者Uの左側の手の甲、左側の手の平、右側の手の甲、および右側の手の平のうち少なくとも一つに光を照射することができる。ここで、第2照明モジュール143はLEDモジュールであり得、第2照明モジュール143は一般光、偏光、およびUV光のうち少なくとも一つの光を順次照射することができる。
【0037】
第2カメラモジュール141および第2照明モジュール143のうち少なくとも一つは、使用者Uの左側の手の甲、左側の手の平、右側の手の甲、および右側の手の平のうち少なくとも一つを認識した方向に回転して焦点を合わせることによって、第2肌測定モジュール140は使用者Uの左側の手の甲、左側の手の平、右側の手の甲、および右側の手の平のうち少なくとも一つを撮影した第2映像イメージを獲得することができる。
【0038】
プリントモジュール330は、無人顔面および手の甲の肌分析装置1を通じて獲得した肌診断結課を印刷して使用者Uに提供することができる。プリントモジュール330は無人顔面および手の甲の肌分析装置1の内部に位置し得、肌診断結果が印刷されるプリント出力部331は無人顔面および手の甲の肌分析装置1の前面部に位置し得る。ただし、図1に図示されたプリントモジュール330のプリント出力部331は開口部120の下に位置しているが、プリント出力部331の位置は変更可能であり得る。例えば、プリント出力部331の位置は開口部120より上に位置してもよく、図1に図示された位置よりさらに下に位置してもよく、無人顔面および手の甲の肌分析装置1の側面に位置してもよい。また、プリントモジュール330はキオスク110に含まれずに別個の装置で存在し得る。
【0039】
図1および図2のキオスク110は一つのハウジングとして図示されたが、無人顔面および手の甲の肌分析装置1のキオスク110は二個以上のハウジングに分離され得る。例えば、キオスク11の中間部分を境界として上端および下端に分離され得、無人顔面および手の甲の肌分析装置1に含まれる制御モジュール310、保存モジュール350、および通信モジュール360は上端または下端に含まれ得、プリントモジュール330はプリント出力部331が含まれた下端に含まれ得る。この時、制御モジュール310、保存モジュール350、通信モジュール360、およびプリントモジュール330は各モジュールを電子的および機械的に連結する連結線によって連結されていてもよく、コードの形態の連結線を使うことによって各モジュールは分離された状態であり得る。
【0040】
図3は、一実施例に係る無人顔面および手の甲の肌分析装置1の構成を例示した図面である。
【0041】
図3を参照すると、一実施例に係る無人顔面および手の甲の肌分析装置1は、タッチスクリーン150、第1カメラモジュール131と第1照明モジュール133を含んだ第1肌測定モジュール130、第2カメラモジュール141と第2照明モジュール143を含んだ第2肌測定モジュール140、プリントモジュール330、制御モジュール310、保存モジュール350、および通信モジュール360を含むことができる。
【0042】
制御モジュール310は第1肌測定モジュール130から撮影された第1映像イメージおよび第2肌測定モジュール140から撮影された第2映像イメージのうち少なくとも一つに含まれた肌状態と関連した少なくとも一つの肌指数を測定し、測定された肌指数を分析して肌診断結課を導き出すことができる。
【0043】
測定される肌指数には、毛穴指数、弾力度、油水分の含量、油水分バランス度、および肌のトーンが含まれ得、肌診断結果には測定された肌指数、肌指数を分析して導き出された肌総合健康度、集中管理が必要な項目、肌年齢、パーソナルカラー、推薦化粧品情報、および肌管理方法が含まれ得る。
【0044】
例えば、毛穴指数が高く測定され弾力度が低く測定された場合、皮脂の分泌が多い部分と乾燥した部分を分離して管理しなければならず、紫外線の遮断および油水分のバランスを合わせなければならないという肌管理方法が肌診断結果に含まれ得、毛穴指数を下げ弾力度を高める少なくとも一つの化粧品情報が肌診断結果に含まれ得る。
【0045】
また、肌のトーンに応じて、青白いアイボリー肌、ベージュトーンの肌、または黄色いトーンの肌を有する使用者Uは、紫外線遮断指数30以上の紫外線遮断剤を毎日塗らなければならないという肌管理方法が肌診断結果に含まれ得、タンニングした肌を有する使用者Uは紫外線遮断指数15以上の紫外線遮断剤を毎日塗らなければならないという肌管理方法が肌診断結果に含まれ得、茶色の肌または黒い肌を有する使用者Uは紫外線遮断指数15以上の紫外線遮断剤を外出時に塗らなければならないという肌管理方法が肌診断結果に含まれ得る。
【0046】
また、測定された肌のトーンに応じて、使用者Uの肌のトーンが春ウォームトーン、夏クールトーン、秋ウォームトーン、冬クールトーン、およびニュートラルトーンのうちいずれのトーンであるかが肌診断結果に含まれ得る。ただし、本明細書で例示された肌のトーンの種類は従来のパーソナルカラー診断時に通常的に区分される種類であり得、肌のトーンの種類は例示されたものよりさらに細分化され得る。
【0047】
また、制御モジュール310は第1映像イメージに基づいて、使用者Uのほうれい線、まつげの長さ、にきびの個数、シミの広さ、および点の広さのうち少なくとも一つをさらに測定することができる。例えば、制御モジュール310はほうれい線の長さおよびにきび個数を測定して第1映像イメージに表示し、シミおよび点の広さを測定して第1映像イメージに表示することによって、ほうれい線、にきび、シミ、および点が表示された肌診断結課を使用者Uに提供することができる。また、制御モジュール310は使用者Uの目を開けた第1映像イメージと目を閉じた第1映像イメージに基づいてまつげの長さを測定することによって、まつげの長さを肌診断結果に提供することができる。
【0048】
肌診断結果は使用者Uの名前、年齢、および携帯電話番号のような個人情報のうち少なくとも一つをさらに含むことができ、使用者Uが無人顔面および手の甲の肌分析装置1で肌診断を施行した日付、時間、および前記肌診断を施行した時点と地域の天気情報をさらに含むことができる。例えば、使用者Uの名前、年齢、および携帯電話番号のような個人情報は、使用者Uが無人顔面および手の甲の肌分析装置1に入力することによって肌診断結果に含まれ得る。また、使用者Uが無人顔面および手の甲の肌分析装置1で肌診断を施行した日付、時間、および前記肌診断を施行した時点と地域の天気情報が、無人顔面および手の甲の肌分析装置1が通信モジュール360を通じてオンライン上で情報を獲得することによって肌診断結果に含まれ得る。
【0049】
この時、肌診断結果に含まれた天気情報に基づいて、乾燥したり湿っぽい天気によって影響を受けた肌測定結果が補正され得、乾燥したり湿っぽい天気、紫外線が強い天気、および微細粉塵が多い天気のように、肌に影響を及ぼす天気であるときにどのように肌管理をすべきであるかの肌管理方法が肌診断結果に含まれ得る。
【0050】
制御モジュール310は肌診断結果に推薦化粧品情報を含むことによって、使用者Uに推薦化粧品の販売を誘導することができる。例えば、無人顔面および手の甲の肌分析装置1はサンプルを提供するサンプル提供モジュールをさらに含んで、使用者Uがサンプル提供モジュールから推薦化粧品を提供してもらうことができる。さらに、使用者Uはサンプル提供モジュールでサンプルを購入できるだけでなく、無人顔面および手の甲の肌分析装置1で推薦化粧品を決済し配送先を入力することによって、推薦化粧品を配送してもらうことができる。ここで、無人顔面および手の甲の肌分析装置1は肌診断結果に含まれた推薦化粧品情報に基づいて、該当推薦化粧品の販売サイトに連結することによって、使用者Uが無人顔面および手の甲の肌分析装置1を通じて推薦化粧品の購入を可能にすることができる。
【0051】
保存モジュール350は第1映像イメージおよび第2映像イメージのうち少なくとも一つ、第1映像イメージおよび第2映像イメージのうち少なくとも一つの肌指数、および制御モジュール310により演算された肌診断結果を保存することができる。ここで、保存モジュール350は通常の記憶媒体であって、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive、HDD)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)およびメモリカード(Memory Card)のうち一つ以上を含むことができる。
【0052】
また、保存モジュール350は肌診断結課を保存する時、使用者Uの肌診断結果にIDおよび個人情報を保護するためのパスワードを含ませることによって、使用者Uが無人顔面および手の甲の肌分析装置1で使用者Uの保存された肌診断結果を呼び出すことができる。例えば、使用者Uが無人顔面および手の甲の肌分析装置1で肌診断を開始する時、使用者Uはタッチスクリーン150に使用者UのIDおよびパスワードを入力することによって、保存モジュール350に保存された肌診断結果を呼び出すことができる。この時、IDおよびパスワードは肌診断が開始される前にIDおよびパスワードを決める通常の方式で使用者Uが決めることができる。
【0053】
使用者Uが新しい肌診断を進行することによって、無人顔面および手の甲の肌分析装置1は、使用者Uの新しい肌診断結果および使用者Uの既に保存された肌診断結果と使用者Uの新しい肌診断結果の比較情報を肌診断結果に含ませることができる。ただし、使用者UはIDおよびパスワードを入力せずに肌診断を進行することができる。
【0054】
通信モジュール360は肌診断結課を有線/無線ネットワークを通じて使用者Uのモバイル端末、Eメール、SMS、およびSNSのうち少なくとも一つに伝送することができる。ここで、通信方法はイーサネット、WIFI、LTE、3g、4g、5gなど、業界で通用される通信方法であり得る。
【0055】
通信モジュール360は無線ネットワークを通じて少なくとも一つの無人顔面および手の甲の肌分析装置1を連結して同期化させることができる。例えば、使用者Uは第1無人顔面および手の甲の肌分析装置1で施行した肌診断に対する肌診断結課を、第2無人顔面および手の甲の肌分析装置1や第3無人顔面および手の甲の肌分析装置1のように、第1無人顔面および手の甲の肌分析装置1と異なる無人顔面および手の甲の肌分析装置1で使用者UのIDおよびパスワードを入力することによって、第1無人顔面および手の甲の肌分析装置1に保存された肌診断結果を呼び出すことができる。また、使用者Uは無人顔面および手の甲の肌分析装置1と連結されたアプリケーションにおいても肌診断結課を確認することができる。
【0056】
一実施例に係る無人顔面および手の甲の肌分析装置1は、専門家が助けることなく使用者Uが一人で顔面を撮影して肌診断ができる装置であり得る。
【0057】
例えば、タッチスクリーン150の「肌診断開始」と書かれた部分をタッチすると、肌診断が開始され得、使用者Uはタッチスクリーン150に表示された「顔肌診断」、「手肌診断」、および「顔+手肌診断」の三つの文句のうち一つを選択することができる。使用者Uが「顔肌診断」を選択した場合、タッチスクリーン150に「画面に顔が出るようにカメラを見つめてください。」という文句が表示され得、使用者Uは第1肌測定モジュール130により顔面を撮影することができ、第1肌測定モジュール130から撮影された第1映像イメージに基づいて肌診断結課を提供してもらうことができる。ただし、無人顔面および手の甲の肌分析装置1の肌診断進行方式は前記の例示に限定されない。
【0058】
無人顔面および手の甲の肌分析装置1はキオスク110のタッチスクリーン150を通じて入力信号によって肌診断を進行することができ、タッチスクリーン150で肌診断進行過程が確認され得る。また、第1肌測定モジュール130から撮影された第1映像イメージおよび第2肌測定モジュール140から撮影された第2映像イメージのうち少なくとも一つは、タッチスクリーン150で確認され得る。この時、タッチスクリーン150の画面に見える第1映像イメージや第2映像イメージは停止したイメージであり得、第1肌測定モジュール130や第2肌測定モジュール140から撮影されているリアルタイム動映像の画面であり得る。
【0059】
図4は他の実施例により第3肌測定モジュール510を含む無人顔面および手の甲の肌分析装置1の外部を図示した図面であり、図5は他の実施例により第3肌測定モジュール510を含む無人顔面および手の甲の肌分析装置1の構成を例示した図面である。
【0060】
図4および図5を参照すると、他の実施例に係る無人顔面および手の甲の肌分析装置1は、第3照明モジュール513と第3カメラモジュール511を含んだ第3肌測定モジュール510をさらに含むことができる。
【0061】
第3肌測定モジュール510は、使用者Uの首に光を照射する第3照明モジュール513および使用者Uの首を撮影する第3カメラモジュール511のうち少なくとも一つを含むことができる。ただし、第3肌測定モジュール510は主に使用者Uの首の肌状態を測定するものとして例示したが、第3肌測定モジュール510を通じて使用者Uの顔面、首、耳、および首の後ろのうち少なくとも一つを含んだ身体部位の肌状態を測定することができる。
【0062】
第3カメラモジュール511はキオスク110の前面部でタッチスクリーン150より上端またはタッチスクリーン150より下端に位置し得、使用者Uの顔面、首、耳、および首の後ろのうち少なくとも一つを含んだ部位を撮影することができる。ここで、第3カメラモジュール511に含まれた第3カメラは業界で通用される撮影装置、ビデオカメラ、およびDSLR(Digital Single Lens Reflex)のうち一つであり得るが、本明細書で言及されたカメラに限定されず通常的に映像を撮影できる機器であればよい。
【0063】
第3照明モジュール513は第3カメラモジュール511に含まれた第3カメラの周りに左右対称の形態で位置し得、使用者Uの顔面、首、耳、および首の後ろのうち少なくとも一つを含んだ部位に光を照射することができる。ここで、第3照明モジュール513はLEDモジュールであり得、第3照明モジュール513は一般光、偏光、およびUV光のうち少なくとも一つの光を順次照射することができる。
【0064】
他の実施例に係る無人顔面および手の甲の肌分析装置1は第3肌測定モジュール510から撮影された第3映像イメージの首のしわ指数を測定し、首のしわ指数に基づいて制御モジュール310で使用者Uの肌年齢を導き出すことによって、肌診断結果は使用者Uの肌年齢を含むことができる。
【0065】
この時、他の実施例に係る無人顔面および手の甲の肌分析装置1の肌指数は首のしわ指数に限定されず、毛穴指数、弾力度、油水分の含量、油水分バランス度、および肌のトーンが含まれ得る。
【0066】
また、一実施例により保存モジュール350で第1映像イメージおよび第2映像イメージのうち少なくとも一つ、第1映像イメージおよび第2映像イメージのうち少なくとも一つの肌指数、および制御モジュール310により演算された肌診断結果を保存するのと同様に、第3映像イメージ、第3映像イメージの少なくとも一つの肌指数、および制御モジュール310により演算された肌診断結課を保存モジュール350で保存することができる。
【0067】
無人顔面および手の甲の肌分析装置1は、第1肌測定モジュール130により撮影された顔面を含んだ第1映像イメージ、第2肌測定モジュール140により撮影された手を含んだ第2映像イメージ、および第3肌測定モジュール510により撮影された首を含んだ第3映像イメージを同時に考慮することによって、使用者Uの顔面、手、および首の肌状態を比較して診断することができる。
【0068】
例えば、無人顔面および手の甲の肌分析装置1は、使用者Uの顔面、手、および首のしわの状態による各部位の肌のシワ指数を、無人顔面および手の甲の肌分析装置1のデータベースに保存されている年齢帯別肌のシワ指数の平均値と比較することによって、使用者Uの顔面、手、および首の肌年齢を導き出すことができる。
【0069】
この時、無人顔面および手の甲の肌分析装置1は使用者Uの実際の年齢と使用者Uの顔面、手、および首のそれぞれの肌年齢を比較することによって、使用者Uの実際の年齢より肌年齢が多く出た部位に対する措置および肌管理方法を肌診断結果に含むことができる。また、無人顔面および手の甲の肌分析装置1は使用者Uの実際の年齢にかかわらず、使用者Uの顔面、手、および首のそれぞれの肌年齢を比較することによって、相対的に肌年齢が多い少なくとも一つの部位に対する措置および肌管理方法を肌診断結果に含むことができる。例えば、措置が必要であると出た少なくとも一つの部位に弾力専用の機能性製品、保湿力が高い製品、紫外線遮断剤のようなシワおよび肌の老化を遅らせる製品を塗ることを使用者に推薦することができる。
【0070】
ただし、使用者Uの顔面、手、および首のそれぞれの肌年齢が使用者Uの実際の年齢より少ない場合、追加された措置方法を提案せず、導き出された肌年齢に適合な肌管理方法を肌診断結果に含むことができる。
【0071】
ただし、第1映像イメージ、第2映像イメージ、および第3映像イメージを同時に考慮して使用者Uの顔面、手、および首の肌状態を比較して診断する例示として、肌のシワ状態に関してのみ例示したが、無人顔面および手の甲の肌分析装置1は肌のトーン、毛穴状態、油水分量、および色素沈着のうち少なくとも一つを含む使用者Uの顔面、手、および首の肌状態を比較して診断することができる。
【0072】
以上、本発明に係る実施例が説明されたが、これは例示的なものに過ぎず、いかなる方法でも本発明の範囲を限定するものではない。当該分野で通常的な知識を有する者であれば、これから多様な変形および均等な範囲の実施例が可能であることが理解できるであろう。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は次の特許請求の範囲によって定められるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
【国際調査報告】