特表2021-525127(P2021-525127A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特表2021-525127球技における審判の判定の自動検出用システム及び方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2021-525127(P2021-525127A)
(43)【公表日】2021年9月24日
(54)【発明の名称】球技における審判の判定の自動検出用システム及び方法
(51)【国際特許分類】
   A63B 71/06 20060101AFI20210827BHJP
   G06T 7/194 20170101ALI20210827BHJP
   G06T 7/20 20170101ALI20210827BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20210827BHJP
【FI】
   A63B71/06 M
   G06T7/194
   G06T7/20 300Z
   G06Q50/10
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2020-565379(P2020-565379)
(86)(22)【出願日】2019年5月22日
(85)【翻訳文提出日】2021年1月13日
(86)【国際出願番号】IL2019050580
(87)【国際公開番号】WO2019224821
(87)【国際公開日】20191128
(31)【優先権主張番号】62/675,190
(32)【優先日】2018年5月23日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】515324637
【氏名又は名称】ピクセルロット エルティーディー.
【氏名又は名称原語表記】PIXELLOT LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100111202
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 周彦
(72)【発明者】
【氏名】オズ,ガル
(72)【発明者】
【氏名】リーベルマン,ヨアフ
【テーマコード(参考)】
5L049
5L096
【Fターム(参考)】
5L049CC18
5L096CA04
5L096CA05
5L096FA02
5L096HA05
5L096HA09
5L096KA04
(57)【要約】
球技競技中の審判の判定を自動的に検知するシステムが提供される。前記システムは、前記球技競技中に発生する球技場の複数の画像を含むデータベースと、前記データベースに結合した事象検知モジュールと、前記事象検知モジュールに結合した事象分析モジュールと、を含み、前記事象検知モジュールは、所定の球技の規則に基づいて、特定された規則に基づいた事象として疑われる第1事象を表す前記複数の画像のうちの第1サブセットの画像を決定し、前記所定の球技の規則に基づいて、第2事象を表す前記複数の画像のうちの第2サブセットの画像を決定し、ここで、前記第2事象は、前記所定の球技の規則にしたがって、前記特定された規則に基づいた事象の次に起こり、前記事象分析モジュールは、前記所定の球技の規則に基づいて、前記第2サブセットの画像を分析し、さらに、その分析に基づいて、前記第1事象が前記特定された規則に基づいた事象かどうかに関連する審判の判定を決定する。
【選択図】 図1A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
球技競技中の審判の判定を自動的に検知するシステムであって、前記システムは、
前記球技競技中に発生する球技場の複数の画像を含むデータベースと、
前記データベースに結合した事象検知モジュールと、
前記事象検知モジュールに結合した事象分析モジュールと、を含み、
前記事象検知モジュールは、
所定の球技の規則に基づいて、特定された規則に基づいた事象として疑われる第1事象を表す前記複数の画像のうちの第1サブセットの画像を決定し、
前記所定の球技の規則に基づいて、第2事象を表す前記複数の画像のうちの第2サブセットの画像を決定し、ここで、前記第2事象は、前記所定の球技の規則にしたがって、前記特定された規則に基づいた事象の次に起こり、
前記事象分析モジュールは、前記所定の球技の規則に基づいて、前記第2サブセットの画像を分析し、さらに、その分析に基づいて、前記第1事象が前記特定された規則に基づいた事象かどうかに関連する審判の判定を決定する、システム。
【請求項2】
さらに、前記データベース及び前記事象検知モジュールに結合した分類モジュールを含み、
前記分類モジュールは、前記複数の画像のうちの少なくともいくつかの画像及び前記所定の球技の規則に基づいて、その画像の分類された画像を発生する、請求項1のシステム。
【請求項3】
前記分類された画像の各画像は、多数の画素のパッチを含み、前記多数の画素のパッチのうちの各画素のパッチは、前記球技に関連する所定のクラスの対象物のうちの特定のクラスの対象物として表される、請求項3のシステム。
【請求項4】
前記事象分析モジュールは、所定の球技の規則に基づいて、前記第2事象の少なくとも一つの参照パターンを決定し、前記第2事象は、前記所定の球技の規則にしたがって前記特定された規則に基づいた事象の次に起こる、請求項1のシステム。
【請求項5】
前記事象分析モジュールは、前記少なくとも一つの参照パターンに基づいて、前記第2サブセットの前記画像を分析し、前記第2事象が、前記少なくとも一つの参照パターンと整合するかどうかを実証し、さらに、その実証において、前記第1事象の前記審判の判定を決定する、請求項4のシステム。
【請求項6】
さらに、前記事象検知モジュール及び前記事象分析モジュールに結合する出力モジュールを含み、前記出力モジュールは、前記第1事象に関連する前記審判の判定に基づいて、前記第1事象に関連する少なくとも一つの出力を発生する、請求項1のシステム。
【請求項7】
前記少なくとも一つの出力は、前記球技中の前記第1事象に関連する通知、前記第1事象を表す少なくとも一つのビデオクリップ、デジタル的に特定された規則に基づいた事象表の更新、の少なくとも一つを含む、請求項6のシステム。
【請求項8】
さらに、前記球技場に位置決めされた少なくとも一つのカメラの少なくとも1セットを含み、前記少なくとも一つのカメラは、実際の球技競技中の前記球技場の前記複数のリアルタイム画像を生成し、その画像を前記データベースに送る、請求項1のシステム。
【請求項9】
さらに、少なくとも一つのカメラの多数のセットを含み、前記多数のセットのそれぞれは、対応する多数の球技場の異なる球技場に位置付けられ、前記対応する多数の球技場での対応する多数の球技競技の対応する多数の複数画像を生成するように構成され、前記システムは、前記多数の複数画像を同時に解析する、請求項1のシステム。
【請求項10】
球技競技中の得点が入る事象に関連する審判の判定を自動的に検知するシステムであって、前記システムは、
前記球技競技中に発生する球技場の複数の画像を含むデータベースと、
前記データベースに結合した事象検知モジュールと、
前記事象検知モジュールに結合した事象分析モジュールと、を含み、
前記事象検知モジュールは、
所定の球技の規則に基づいて、得点が入る事象として疑われる第1事象を表す前記複数の画像のうちの第1サブセットの画像を決定し、
前記所定の球技の規則に基づいて、第2事象を表す前記複数の画像のうちの第2サブセットの画像を決定し、ここで、前記第2事象は、前記所定の球技の規則にしたがって、前記得点が入る事象の次に起こり、
前記事象分析モジュールは、前記所定の球技の規則に基づいて、前記第2サブセットの画像を分析し、さらに、その分析に基づいて、前記第1事象が前記特定された規則に基づいた事象かどうかに関連する審判の判定を決定する、システム。
【請求項11】
球技競技中の審判の判定を自動的に検知する方法であって、前記方法は、
前記球技競技中に発生する球技場の複数の画像を受け取ること、
所定の球技の規則に基づいて、特定された規則に基づいた事象として疑われる第1事象を表す前記複数の画像のうちの第1サブセットの画像を決定すること、
前記所定の球技の規則に基づいて、第2事象を表す前記複数の画像のうちの第2サブセットの画像を決定すること、ここで、前記第2事象は、前記所定の球技の規則にしたがって、前記特定された規則に基づいた事象の次に起こり、
前記所定の球技の規則に基づいて、前記第2サブセットの画像を分析し、さらに、その分析に基づいて、前記第1事象が前記特定された規則に基づいた事象かどうかに関連する審判の判定を決定すること、を含む方法。
【請求項12】
さらに、分類モジュールによって、前記複数の画像のうちの少なくともいくつかの画像及び前記所定の球技の規則に基づいて、その画像のうちの分類された画像を発生することを含む、請求項11の方法。
【請求項13】
前記分類された画像の各画像は、多数の画素のパッチを含み、前記多数の画素のパッチのうちの各画素のパッチは、前記球技に関連する所定のクラスの対象物のうちの特定のクラスの対象物として表される、請求項12の方法。
【請求項14】
さらに、前記事象分析モジュールによって、所定の球技の規則に基づいて、前記第2事象の少なくとも一つの参照パターンを決定することを含み、前記第2事象は、前記所定の球技の規則にしたがって前記特定された規則に基づいた事象の次に起こる、請求項11の方法。
【請求項15】
さらに、前記事象分析モジュールによって、前記少なくとも一つの参照パターンに基づいて、前記第2サブセットの前記画像を分析し、前記第2事象が、前記少なくとも一つの参照パターンと整合するかどうかを実証し、さらに、その実証において、前記第1事象の前記審判の判定を決定することを含む、請求項14の方法。
【請求項16】
さらに、出力モジュールによって、前記第1事象に関連する前記審判の判定に基づいて、前記第1事象に関連する少なくとも一つの出力を発生することを含む、請求項11の方法。
【請求項17】
前記少なくとも一つの出力は、前記球技中の前記第1事象に関連する通知、前記第1事象を表す少なくとも一つのビデオクリップ、デジタル的に特定された規則に基づいた事象表の更新、の少なくとも一つを含む、請求項16の方法。
【請求項18】
球技競技中の得点が入る事象に関連する審判の判定を自動的に検知する方法であって、前記方法は、
前記球技競技中に発生する球技場の複数の画像を受け取ること、
所定の球技の規則に基づいて、得点が入る事象として疑われる第1事象を表す前記複数の画像のうちの第1サブセットの画像を決定すること、
前記所定の球技の規則に基づいて、第2事象を表す前記複数の画像のうちの第2サブセットの画像を決定すること、ここで、前記第2事象は、前記所定の球技の規則にしたがって、前記得点が入る事象の次に起こり、
前記所定の球技の規則に基づいて、前記第2サブセットの画像を分析し、さらに、その分析に基づいて、前記第1事象が前記特定された規則に基づいた事象かどうかに関連する審判の判定を決定することを含む、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、運動競技の自動解析の分野に関し、特には、運動競技中の審判の判定の自動検出用システム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、運動競技において規則に基づいた事象に関連する最終判定は、審判によってなされる。運動競技の解析用の現在のいくつかのシステムは、規則に基づいた事象として疑われる事象を検知する。例としてサッカーを参照すると、そのようなシステムは、例えば、ボールが、クロスバーの下方で、ゴールポスト間のゴールラインを完全に超えた事象を検知し、さらに、その事象を得点が入る事象として判定する。しかしながら、検知された事象は、所定の球技の規則に違反した状態で委任されることもあり(例えば、ファール及び/又はオフサイドによって)、審判によって不適当とされることもある。運動競技の現在のいくつかの解析システムは、さらに、検知された事象(例えば、規則に基づいた事象として疑われる)に関する事象に関連するデータを生成し、さらに、事象に基づいたデータを審判に与え、審判がその事象に関して判定する方法を助ける。
【0003】
運動競技の解析用の現在のシステムの不利な点は、それらが、よく見ても、規則に基づいた事象として疑われる事象の検知を可能にすることである。現在、これらの検知された事象は、審判によって承認されるべきであるので、規則に基づいた事象として直接的に考慮されない。
【発明の概要】
【0004】
本発明の一つの局面は、球技競技中の審判の判定を自動的に検知するシステムを提供し、前記システムは、前記球技競技中に発生する球技場の複数の画像を含むデータベースと、前記データベースに結合した事象検知モジュールと、前記事象検知モジュールに結合した事象分析モジュールと、を含み、前記事象検知モジュールは、所定の球技の規則に基づいて、特定された規則に基づいた事象として疑われる第1事象を表す前記複数の画像のうちの第1サブセットの画像を決定し、前記所定の球技の規則に基づいて、第2事象を表す前記複数の画像のうちの第2サブセットの画像を決定し、ここで、前記第2事象は、前記所定の球技の規則にしたがって、前記特定された規則に基づいた事象の次に起こり、前記事象分析モジュールは、前記所定の球技の規則に基づいて、前記第2サブセットの画像を分析し、さらに、その分析に基づいて、前記第1事象が前記特定された規則に基づいた事象かどうかに関連する審判の判定を決定する。
【0005】
本発明の他の局面は、球技競技中の得点が入る事象に関連する審判の判定を自動的に検知するシステムを提供し、前記システムは、前記球技競技中に発生する球技場の複数の画像を含むデータベースと、前記データベースに結合した事象検知モジュールと、前記事象検知モジュールに結合した事象分析モジュールと、を含み、前記事象検知モジュールは、所定の球技の規則に基づいて、得点が入る事象として疑われる第1事象を表す前記複数の画像のうちの第1サブセットの画像を決定し、前記所定の球技の規則に基づいて、第2事象を表す前記複数の画像のうちの第2サブセットの画像を決定し、ここで、前記第2事象は、前記所定の球技の規則にしたがって、前記得点が入る事象の次に起こり、前記事象分析モジュールは、前記所定の球技の規則に基づいて、前記第2サブセットの画像を分析し、さらに、その分析に基づいて、前記第1事象が前記特定された規則に基づいた事象かどうかに関連する審判の判定を決定する。
【0006】
本発明の他の局面は、球技競技中の審判の判定を自動的に検知する方法を提供し、前記方法は、前記球技競技中に発生する球技場の複数の画像を受け取ること、所定の球技の規則に基づいて、特定された規則に基づいた事象として疑われる第1事象を表す前記複数の画像のうちの第1サブセットの画像を決定すること、前記所定の球技の規則に基づいて、第2事象を表す前記複数の画像のうちの第2サブセットの画像を決定すること、ここで、前記第2事象は、前記所定の球技の規則にしたがって、前記特定された規則に基づいた事象の次に起こり、前記所定の球技の規則に基づいて、前記第2サブセットの画像を分析し、さらに、その分析に基づいて、前記第1事象が前記特定された規則に基づいた事象かどうかに関連する審判の判定を決定すること、を含む。
【0007】
本発明の他の局面は、球技競技中の得点が入る事象に関連する審判の判定を自動的に検知する方法を提供し、前記方法は、前記球技競技中に発生する球技場の複数の画像を受け取ること、所定の球技の規則に基づいて、得点が入る事象として疑われる第1事象を表す前記複数の画像のうちの第1サブセットの画像を決定すること、前記所定の球技の規則に基づいて、第2事象を表す前記複数の画像のうちの第2サブセットの画像を決定すること、ここで、前記第2事象は、前記所定の球技の規則にしたがって、前記得点が入る事象の次に起こり、前記所定の球技の規則に基づいて、前記第2サブセットの画像を分析し、さらに、その分析に基づいて、前記第1事象が前記特定された規則に基づいた事象かどうかに関連する審判の判定を決定することを含む。
【0008】
これらの、任意の、及び/又は、本発明の他の局面及び/又は利点は、以下に示され、可能であれば詳細な説明から推論され、及び/又は本発明の実行によって学習できる詳細な説明に記述される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
発明の実施形態をより理解し、それがどのように実施されるかを示すために、例示としてのみ、全体を通して同じ数字が対応する要素又は部位を示す添付の図面に参照される。
【0010】
添付図は以下である。
図1A図1Aは、本発明のいくつかの実施形態に係る、球技競技中の、審判の判定の自動検知用のシステムの様々な構成を示す。
図1B図1Bは、本発明のいくつかの実施形態に係る、球技競技中の、審判の判定の自動検知用のシステムの様々な構成を示す。
図1C図1Cは、本発明のいくつかの実施形態に係る、球技競技中の、審判の判定の自動検知用のシステムの様々な構成を示す。
図2A図2Aは、本発明のいくつかの実施形態に係る、サッカー及びホッケーにおける特定の第2事象の参照パターンの模式図である。
図2B図2Bは、本発明のいくつかの実施形態に係る、サッカー及びホッケーにおける特定の第2事象の参照パターンの模式図である。
図3A図3Aは、本発明の実施形態に係る、球技競技中の審判の判定の自動検知の方法のフローチャートである。
図3B図3Bは、本発明の実施形態に係る、球技競技中の審判の判定の自動検知の方法のフローチャートである。
図3C図3Cは、本発明の実施形態に係る、球技競技中の審判の判定の自動検知の方法のフローチャートである。
図3D図3Dは、本発明の実施形態に係る、球技競技中の審判の判定の自動検知の方法のフローチャートである。 例の簡潔化及び明確化のために、図面に示される要素は、必ずしも縮尺通りに描かれているわけではない。例えば、要素のいくつかの寸法は、明確化のために、他の要素に対して大きく描かれている。さらに、適切と思われる場合、参照数字は、図面の中で繰り返され、対応する又は類似の要素を示す。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下の記載において、本発明の様々な局面が記載される。説明の目的として、特定の構成及び詳細が明らかにされ、本発明の完全な理解を提供する。しかしながら、本発明が、ここに表される特定の詳細なしに実施されることは、当業者に明らかでもある。さらに、よく知られている特徴は、本発明を妨げないように、省略され又は簡易化され得る。図面を特に参照して、示される事項は、例として使用され、本発明の例示的な検討の目的のみのためであり、本発明の原理及び概念的な検知の最も有効かつ容易に理解される記載であると思われるものを提供するために表されることが強調される。この点において、本発明の構造的詳細を、本発明の基本的理解のために必要である以上に詳細に示す試みはなされておらず、本発明のいくつかの形態が実際にどのように具体化され得るかを当業者に明らかにする図面を用いた説明がなされている。
【0012】
発明の少なくとも一つの実施形態を詳細に説明する前に、本発明は、以下の説明又は図面に示される要素の構造及び配置の詳細に適用することに限定されない。発明は、開示された実施形態の組合せと同様に、様々な方法で実行され得る又は実施され得る他の実施形態に適用可能である。また、ここに使用される言葉使い及び用語は記載の目的のためであり、限定とみなされるべきでないことが理解されるべきである。
【0013】
他に特的に記述されない限り、以下の検討から明らかなように、「処理する」、「コンピューティングする」、「計算する」、「判定する」、「強調する」等の用語を用いる特定の検討は、コンピューティングシステムのレジスター及び/又はメモリー内の、例えば電子的な、物理的な量として表されるデータを取り扱う及び/又はコンピューティングシステムのメモリー、レジスター又は他の情報記憶、伝送又は表示機器内の物理的な量として同様に表される他のデータに変換する、コンピューター又はコンピューティングシステム又は同様の電子コンピューティング機器の動作及び/又は処理を参照する。任意の開示されたモジュール又はユニットは、コンピュータープロセッサーによって少なくとも部分的に実行され得る。
【0014】
概して、球技競技中の審判の判定の自動検知用のシステム及び方法が提供される。方法は、球技競技中に発生する球技場の複数の画像を受け取ることを含む。様々な実施形態において、複数の画像は、例えば、実際の球技競技中のようなリアルタイムで発生し、又は、画像は、オフライン式で前もって記録された画像であってもよい。方法は、さらに、例えば、事象検知モジュールによって、所定の球技の規則に基づいて、特定された規則に基づいた事象(例えば、得点が入る事象)として疑われる第1事象を表す複数の画像のうちの第1サブセットの画像を判定することを含む。方法は、さらに、例えば、事象検知モジュールによって、所定の球技の規則に基づいて、第2事象を表す複数の画像のうちの第2サブセットの画像を判定することを含み、第2事象は、所定の球技の規則に従って、特定された規則に基づいた事象の次に起こる。方法は、さらに、例えば、事象解析モジュールによって、所定の球技の規則に基づいて、第2サブセットの画像を分析し、さらに、その分析に基づいて、第1事象が特定された規則に基づいた事象かどうかに関連する審判の判定を判定することを含む。
【0015】
発明のいくつかの実施形態に係る、球技競技中の審判の判定の自動検知用のシステム100の様々な構成を示す図1A〜1Cと、発明のいくつかの実施形態に係る、サッカー及びホッケーにおける特定の第2事象の参照パターンを示す図2A及び図2Bを参照する。
【0016】
システム100は、データベース110を含む。データベース110は、球技競技中に発生する、球技場90の複数の画像112を含む(例えば、図1Aに示されるように)。
【0017】
ここで、この出願において使用される用語「球技」は、それに限定されないが、サッカー、バスケットボール、フットボール、アイスホッケー、ホッケー等の、所定の球技の規則を有する任意の球技に関連する。
【0018】
いくつかの実施形態において、画像112は、実際の球技競技中に、リアルタイムで発生する。あるいは又は補足的に、画像112は、予め記録され(例えば、球技競技中に)、データベース110に保存されてさらに分析される。
【0019】
いくつかの実施形態において、システム100は、少なくとも一つのカメラの少なくとも1セット120を含む。例えば、1セット120は、第1カメラ120a、第2カメラ120b、第3カメラ120c及び/又は第4カメラ120dを含む(例えば、図1Bに示されるように)。1セット120のカメラは、球技場90上の所定の位置に位置付けられている。1セット120のカメラは、実際の球技競技中に、リアルタイムで、球技場90の複数の画像112を発生し、複数の発生した画像112をデータベース110に送る。様々な実施形態において、1セット120のカメラは、パノラマカメラ、固定カメラ又は動的カメラである。
【0020】
いくつかの実施形態において、システム100は、少なくとも一つのカメラの複数のセット120を含む。複数のセット120のそれぞれは、対応する複数の球技場90のうちの異なる球技場に位置付けられ、例えば、対応する複数の球技場90で行われる対応する複数の球技競技の対応する複数の画像を同時に発生する。
【0021】
例えば、システム100は、第1球技場92に位置付けられた少なくとも一つのカメラの第1セット122及び第2球技場94に位置付けられた少なくとも一つのカメラの第2セット124を含む(例えば、図1Cに示されるように)。第1セット122のカメラは、第1球技競技中の第1球技場92の複数の第1画像を発生し、及び/又は第2セット124のカメラは、第2球技競技中の第2球技場94の複数の第2画像を発生する。第1セット122のカメラ及び第2セット124のカメラの両方は、さらに、複数の第1画像112a及び複数の第2画像112bを、データベース110に送る。
【0022】
いくつかの実施形態において、システム100は、複数の球技競技(例えば、第1球技競技及び第2球技競技)に対応する複数の画像112(例えば、複数の第1画像112a及び複数の第2画像112b)を同時に分析することが可能である。
【0023】
システム100は、校正モジュール118を含む。校正モジュール118は、データベース110に結合している(例えば、図1A〜1Cに示されるように)。校正モジュール118は、複数の画像112(又は、複数の画像の少なくともいくつかの画像)の各画像を校正して、その画像の各画素を、球技場90上の特定の地理的な位置に関連付ける。
【0024】
システム100は、分類モジュール130を含む。分類モジュール130は、データベース110と結合し、及び/又はデータベース110から複数の画像112を受け取る(例えば、図1A〜1Cに示されるように)。
【0025】
分類モジュール130は、複数の画像112、又は複数の画像112の少なくともいくつかに基づいて、少なくとも一つの背景画像を決定する。分類モジュール130は、さらに、複数の画像112(又は、複数の画像112の少なくともいくつかの画像)に基づいて、及び少なくとも一つの背景画像に基づいて、対応する複数の前景画像を生成する。例えば、分類モジュール130は、複数の画像112(又は、複数の画像112の少なくともいくつかの画像)の各画像から少なくとも一つの背景画像を抽出し、対応する前景画像を生成する。
【0026】
いくつかの実施形態において、少なくとも一つの背景画像は、球技に関連する静止した(又は実質的に静止した)対象を含む。例えば、少なくとも一つの背景画像は、球技場90を表す画素を含む。様々な実施形態において、分類モジュール130は、機械学習アルゴリズムを用いて、少なくとも一つの背景画像を決定及び/又は更新する。
【0027】
いくつかの実施形態において、前景画像は、球技に関連する興味対象を含む。例えば、前景画像は、第1チームの選手、第2チームの選手及び/又はボールのような動く対象を含む。
【0028】
分類モジュール130は、複数の画像112の少なくともいくつかの画像の分類された画像及び/又は前景画像の少なくともいくつかの画像の分類された画像を生成する。いくつかの実施形態において、分類された画像は、所定の球技の規則98に基づいて決定される。いくつかの実施形態において、分類された画像の各画像は、複数の画素パッチを含み、複数の画素パッチの各画素パッチは、球技に関連する所定の部類の対象のうちの特定の部類の対象として表される。例えば、サッカーにおいて、所定の部類の対象は、第1チームの選手、第2チームの選手、ボール及び/又は審判を含む。いくつかの実施形態において、分類モジュール130は、分類された画像の少なくともいくつかの画像をフィルター処理し、その画像の複数の画素パッチを強調する。
【0029】
システム100は、事象検知モジュール140を含む。事象検知モジュール140は、分類モジュール130と結合し、及び/又は分類モジュール130から分類された画像を受け取る(例えば、図1A〜1Cに示されるように)。
【0030】
事象検知モジュール140は、複数の画像112に基づいて又は分類された画像に基づいて、球技中の興味対象(又は、少なくともいくつかの興味対象)の位置を決定して追跡する。例えば、事象検知モジュール140は、球技中の第1チームの選手、第2チームの選手及び又はボールの位置を追跡する。いくつかの実施形態において、事象検知モジュール140は、興味対象の、決定されて追跡された位置を保護し、保存する。
【0031】
事象検知モジュール140は、さらに、所定の球技の規則98に基づいて、球技競技中の特定された規則に基づいた事象(例えば、ファール及び/又は得点の入る事象)として疑われる第1事象を表す、複数の画像112の第1サブセットの画像又は分類された画像の第1サブセットを決定する。
【0032】
例えば、特定された規則に基づいた事象は、サッカーにおいて得点が入る事象である。この場合、第1事象は、クロスバーの下方でゴールポスト間のゴールラインをボールが完全に横切ったこと、又は、ゴールでの少なくともボールのキックを含む。しかしながら、第1事象は、所定の球技の規則98の少なくとも一つに違反した状態で委任されると、得点の入る事象として確実に認識されない場合がある。例えば、得点の入ったチームの選手が反則していたりあるいはボールをゴールした選手がオフセットポジションにいたりする場合がある。
【0033】
現在、球技(例えば、サッカー)の規則に基づいた事象に関する最終判定は、審判によってなされる。それゆえ、第1事象が、実際に特定された規則に依存した事象であるかどうかを決定するために、第1事象に関連する審判の判定を検知する必要がある。システム100は、さらに、球技競技中に起こる連続する事象を追跡し(例えば、事象検知モジュール140によって)、さらに、連続する事象の少なくとも一つ及び所定の球技の規則98に基づいて、第1事象に関連する審判の判定を決定する(例えば、第1事象が、特定された規則に基づいた事象かどうか)。
【0034】
事象モジュール140は、さらに、第2事象を表す、複数の画像112の第2サブセットの画像又は分類された画像の第2サブセットを決定し、第2事象は、所定の球技規則98に従って特定された規則に基づいた事象の次に起こる。例えば、特定された規則に基づいた事象は、サッカーにおける得点の入る事象であり、第1事象は得点の入る事象として疑われる事象であり(例えば、前述のように)。この場合、第2事象は、球技場90のセンタースポットから競技を再開すること(例えば、キックオフ)を含む。
【0035】
いくつかの実施形態において、データベース110は、球技競技中に取得された音声信号を含む。事象検知モジュール140は、データベース110から音声信号を受け取り、球技競技中の音声信号の基準パワーを決定する。いくつかの実施形態において、事象検知モジュール110は、さらに、音声信号パワーの基準パワーからの逸脱を決定し、さらに、その逸脱に基づいて、特定された規則に基づいた事象と疑われる第1事象を決定する。例えば、音声信号パワーが、基準パワー以上の所定の閾値を越えると、いくつかの実施形態においては、それが、特定された規則に基づいた事象の表示となる。
【0036】
システム100は、事象解析モジュール150を含む。事象解析モジュール150は、事象検知モジュール140を結合している。事象解析モジュール150は、所定の球技の規則98に基づいて、第2サブセットの画像を解析し、さらに、その解析に基づいて、第1事象に関する審判の判定を決定する(例えば、第1事象が特定された規則依存型の事象かどうか)。
【0037】
事象分析モジュール150は、所定の球技の規則98に基づいて、第2事象の少なくとも一つの参照パターンを決定し、第2事象は、所定の球技の規則98に従って特定された規則に基づいた事象の後に起こる。事象分析モジュール150は、さらに、少なくとも一つの参照パターンに基づいて、第2サブセットの画像(例えば、第2事象を表す)を分析し、第2事象が少なくとも一つの参照パターンと整合することを実証する。事象分析モジュール150は、さらに、その実証に応じて、第1事象に関する審判の判定を決定する(例えば、特定された規則に基づいた事象であると疑われる第1事象が、実際に特定された規則に基づいた事象であるかどうか)。
【0038】
例えば、図2Aは、サッカーにおいて得点が入る事象で起こる、球技場90のセンタースポット92からのプレイの再開を含む第2事象に対する少なくとも一つの参照パターンを示す。この場合、第2事象の少なくとも一つの参照パターンは、少なくとも以下を含む:(i)ボール93が球技場90のセンタースポット92にある;(ii)同じチーム94の二人の選手94aのみが球技場90のセンターサークル92a内にいて、ボール93が二人の選手94aの間にある;(iii)第1チームの選手94及び第2チームの選手95が動いていない(実質的に動いていない);及び/又は(iv)第1チームの選手94及び第2チームの選手95が全て球技場90の反対側の半分ずつにいる(例えば、図2Aに示されるように)。
【0039】
他の例において、図2Bは、球技場90のペナルティサークル96内の守備側のチーム95によってなされたファウルにおいて、ホッケーにおけるペナルティコーナーを含む第2事象に対する少なくとも一つの参照パターンを示す。この場合、第2事象の少なくとも一つの参照パターンは、少なくとも以下を含む:(i)ゴール内又はボールから少なくとも5mのバックライン上のいずれかでバックラインの後ろに、最大で5人の守備側の選手が並ぶ;(ii)守備側のチーム95の他の全ての選手が球技場90のセンターラインの後ろにいる;(iii)一人の攻撃側の選手94aがバックラインに位置し、ボール93がゴールのいずれかの側で最も近いゴールポストから少なくとも10mの円内にある;(iv)攻撃側のチームの選手94以外が、シューティングサークルの外のフィールドにいる;及び(v)バックライン上の攻撃側の選手94a以外の全選手が、ボール93がプレイされるまで、円内又はセンターライン97を越えて、自身の身体の一部又はスティックを地面に指していない(例えば、図2Bに示されるように)。
【0040】
様々な実施形態において、事象分析モジュール150は、第2事象を表す第2サブセットの画像、所定の球技の規則98及び/又は第2事象の少なくとも一つの参照パターンに基づいて、第1事象が委任される(例えば、審判によって、特定された規則に基づいた事象として決定された)2つのプレイしているチームのうちのチーム(例えば、第1チーム又は第2チーム)を決定する。サッカーにおける得点が入る事象の例に戻って参照すると(例えば、上記したように)、事象分析モジュール150は、第2事象を表す第2サブセットの画像に基づいて、球技場90のセンタースポットから試合を再開するチームを決定し(例えば、センターサークル内の選手の着衣の色を判定することによって)、さらに、所定の球技規則98に基づいて、相手チームがゴールしたことを決定する。
【0041】
いくつかの実施形態において、事象分析モジュール150は、球技における複数の特定された規則に基づいた事象に対応する複数の少なくとも一つの参照パターンを含む(例えば、ファウル、オフサイド、得点、等)。いくつかの実施形態において、参照パターンは、所定の球技規則98に基づいて決定される。様々な実施形態において、事象分析モジュール150は、機械学習アルゴリズムを用いて、参照パターンを決定及び/又は更新する。
【0042】
システム100は、出力モジュール160を含む。出力モジュール160は、事象分析モジュール150及び/又は事象検知モジュール140に結合している(例えば、図1A〜1Cに示されるように)。出力モジュール160は、第1事象に関する決定された審判の判定に基づいて、第1事象に関連した少なくとも一つの出力を発生する。
【0043】
いくつかの実施形態において、少なくとも一つの出力は、球技中に、第1事象/特定された規則に基づいた事象に関する通知を含む。通知は、例えば、システム100の少なくとも一人のユーザーに送られる。
【0044】
いくつかの実施形態において、少なくとも一つの出力は、第1事象を表す少なくとも一つのビデオクリップを含む。例えば、出力モジュール160は、事象検知モジュール140から又は事象分析モジュール150から、第1事象を表す第1サブセットの画像を受け取り、さらに、第1サブセットの画像に基づいて、第1事象を表す対応する少なくとも一つのビデオクリップを生成する。いくつかの実施形態において、出力モジュール160は、第1事象に関する審判の判定に基づいて、デジタル的に特定された規則に基づいた事象表を更新する。
【0045】
いくつかの実施形態によれば、システム100は、球技競技中の得点が入る事象に関連する審判の判定を自動的に検知するように配置されている。事象検知モジュール140は、所定の球技規則98に基づいて、得点の入る事象として疑われる第1事象を表す複数の画像の第1サブセットの画像を決定する(例えば、図1A〜1Cを参照して上述されたように)。いくつかの実施形態において、第1事象は、球技場90のゴール領域で起こる(例えば、2つのゴール領域の一つ)。
【0046】
事象検知モジュール140は、さらに、所定の球技の規則に基づいて、第2事象を表す複数の画像の第2サブセットの画像を決定し、第2事象は、所定の球技の規則に従って得点の入る事象の次に起こる(例えば、図1A〜1Cを参照して記載したように)。いくつかの実施形態において、第2事象は、球技場90の特定の領域で起こる。いくつかの実施形態において、特定の領域は、ゴール領域ではない。例えば、特定の領域は、球技場90のセンタースポットの周囲の所定の範囲である(例えば、図2Aを参照して上述したように)。
【0047】
事象解析モジュール150は、所定の球技の規則に基づいて、第2サブセットの画像を分析し、さらに、その分析に基づいて、第1事象に関連する審判の判定を決定する(例えば、第1事象が、特定された規則に基づいた事象かどうか、第1A〜1Cを参照して上述したように)。
【0048】
本発明のいくつかの実施形態に係る、球技競技中の審判の判定の自動検知の方法200のフローチャートである図3を参照する。
【0049】
方法200は、方法200を実行するように配置されたシステム100によって実行される。方法200は、図3に示されるフローチャート及び対応する記載に限定されない。例えば、様々な実施形態において、方法200は、示されたボックス又はステージを通して、あるいは、示されて記載されたものと正確に同じ順序で移動する必要はない。
【0050】
方法200は、球技競技中に発生する球技場の複数の画像を受け取ること(ステージ210)を含む。様々な実施形態において、複数の画像は、実際の球技競技中に取得されるリアルタイムの画像である。又は、複数の画像は、球技競技中に予め記録されたオフライン画像である(例えば、図1A〜1Cを参照して上述したように)。
【0051】
いくつかの実施形態において、方法200は、多数の複数画像を受け取ること(ステージ212)を含み、多数の複数画像のうちのそれぞれの複数画像は、対応する多数の球技競技のうちの異なる球技競技中に発生される(例えば、図1A〜1Cを参照して上述したように)。いくつかの実施形態において、方法200は、多数の複数画像を同時に分析すること(ステージ214)を含む(例えば、図1A〜1Cを参照して上述したように)。
【0052】
方法200は、複数の画像を校正すること(ステージ216)を含み、その画像内の各画素を、球技場状の特定の地理的な位置と関連付ける(例えば、校正モジュール118によって、図1A〜1Cを参照して上述したように)。
【0053】
方法200は、複数の画像に基づいて、又は複数の画像の少なくともいくつかの画像に基づいて、少なくとも一つの背景画像を発生すること(ステージ220)を含む(例えば、分類モジュール130によって、図1A〜1Cを参照して上述したように)。いくつかの実施形態において、方法200は、機械学習アルゴリズムを使用して、少なくとも一つの背景画像を決定する及び/又は更新すること(ステージ222)を含む。
【0054】
いくつかの実施形態において、方法200は、複数の画像に基づいて(又は複数の画像の少なくともいくつかの画像に基づいて)及び少なくとも一つの背景画像に基づいて、対応する複数の前景画像を生成すること(ステージ224)を含む(例えば、分類モジュール130によって、図1A〜1Cを参照して上述したように)。
【0055】
方法200は、所定の球技の規則に基づいて、複数の画像の少なくともいくつかの画像の分類された画像及び/又は前景画像の少なくともいくつかの画像の分類された画像を発生すること(ステージ230)を含む(例えば、分類モジュール130によって、図1A〜1Cを参照して上述したように)。いくつかの実施形態において、分類した画像の各画像は、多数の画素のパッチを含み、多数の画素のパッチのそれぞれの画素のパッチは、球技に関連する所定のクラスの対象物のうちの特定のクラスの対象物として表される(例えば、図1A〜1Cを参照して上述したように)。
【0056】
方法200は、複数の画像に基づいて、又は分類された画像に基づいて、球技中の興味対象(又は少なくともいくつかの興味対象)の位置を決定及び追跡すること(ステージ232)を含む(例えば、事象検知モジュール140によって、図1A〜1Cを参照して上述したように)。
【0057】
方法200は、所定の球技の規則に基づいて、球技競技中に特定された規則に基づいた事象として疑われる第1事象を表す、複数の画像、又は分類された画像の第1サブセットを決定すること(ステージ240)を含む(例えば、事象検知モジュール140によって、図1A〜1Cを参照して上述したように)。いくつかの実施形態において、特定された規則に基づいた事象は、得点の入る事象である。
【0058】
方法200は、第2事象を表す、複数の画像の、又は分類された画像の第2サブセットの画像を決定すること(ステージ242)を含み、第2事象は、所定の球技の規則に従った特定された規則に基づいた事象の次に起こる(例えば、事象検知モジュール140によよって、図1A〜1Cを参照して上述したように)。
【0059】
いくつかの実施形態において、方法200は、球技競技中に取得された音声信号を受け取り(ステージ244)、音声信号の基準パワーを決定し、基準パワーからの音声信号パワーの逸脱を決定し、さらに、その逸脱に基づいて、特定された既存に基づいた事象として疑われる第1事象を決定すること、を含む(例えば、事象検知モジュール140によって、図1A〜1Cを参照して上記されたように)。
【0060】
方法200は、所定の球技規則に基づいて第2サブセットの画像を分析すること(ステージ250)、さらに、その分析に基づいて、第1事象に関連する審判の判定を決定することを含む(例えば、第1事象が特定された規則に基づいた事象かどうか)(例えば、事象分析モジュール150によって、図1A〜1Cを参照して上述したように)。
【0061】
いくつかの実施形態において、方法200は、所定の球技規則に基づいて、第2事象の少なくとも一つの参照パターンを決定すること(ステージ252)を含み、第2事象は、所定の球技規則に従って特定された規則に基づいた事象の次に起こる(例えば、事象分析モジュール150によって、図1A〜1C及び図2A〜2Bを参照して上述したように)。いくつかの実施形態において、方法200は、機械学習アルゴリズムを用いて、その参照パターンを決定及び/又は更新することを含む(ステージ253)。
【0062】
いくつかの実施形態において、方法200は、少なくとも一つの参照パターンに基づいて、第2サブセットの画像(例えば、第2事象を表す)を分析し(ステージ254)、第2事象が少なくとも一つの参照パターンと整合するかどうかを実証する(例えば、事象分析モジュール150によって、図1A〜1Cを参照して上述したように)。
【0063】
いくつかの実施形態において、方法200は、その実証において、特定された規則に基づいた事象として疑われる第1事象が、実際に特定された規則に基づいた事象であるという審判の判定を決定すること(ステージ256)を含む(例えば、事象分析モジュール150によって、図1A〜1Cを参照して上述したように)。
【0064】
様々な実施形態において、方法200は、第2サブセットを表す第2事象の画像、所定の球技の規則及び/又は第2事象の少なくとも一つの参照パターンに基づいて、第1事象を犯した2つのプレイチームのうちのチーム(例えば、第1チーム又は第2チーム)を決定すること(ステージ258)を含む(例えば、審判によって特定された規則に基づいた事象として決定される)(例えば、事象分析モジュール150によって、図1A〜1Cを参照して上述したように)。
【0065】
方法200は、第1事象が特定された規則に基づいた事象であるという審判の判定に基づいて、第1事象に関連した少なくとも一つの出力を発生すること(ステージ260)を含む(例えば、出力モジュール160によって、図1A〜1Cを参照して上述したように)。
【0066】
いくつかの実施形態において、方法200は、ユーザーに、球技中の第1事象の関連(例えば、審判によって、特定された規則に基づいたとして決定)を通知すること(ステージ262)を含む(例えば、出力モジュール160によって、図1A〜1Cを参照して上述したように)。
【0067】
いくつかの実施形態において、方法200は、第1事象を表す第1サブセットの画像に基づいて、第1事象を表す少なくとも一つのビデオクリップを発生することを(ステージ264)を含む(例えば、出力モジュール160によって、図1A〜1Cを参照して上述したように)。
【0068】
いくつかの実施形態において、特定された規則に基づいた事象は、得点が入る事象であり、方法200は、第1事象に関連する審判の判定に基づいて、デジタル得点表を更新すること(ステージ266)を含む(例えば、出力モジュール160によって、図1A〜1Cを参照して上述したように)。
【0069】
いくつかの実施形態によれば、方法200は、球技競技中に得点が入る事象に関連する審判の判定を自動的に検知する。方法200は、事象検知モジュール140によって、所定の球技の規則に基づいて、得点の入る事象として疑われる第1事象を表す複数の画像の第1サブセットの画像を決定すること(ステージ270)を含む(例えば、図1A〜1Cを参照して上述したように)。
【0070】
方法200は、例えば、事象解析モジュール140によって、所定の球技の規則に基づいて、第2事象を表す複数の画像の第2サブセットの画像を決定すること(ステージ272)を含み、第2事象は、所定の球技の規則にしたがって得点の入る事象の次に起こる(図1A〜1Cを参照して上述したように)。
【0071】
方法200は、事象分析モジュール150によって、所定の球技の規則に基づいて、第2サブセットの画像を解析すること(ステージ274)を含み、さらに、その分析に基づいて、第1事象に関連する審判の判定を決定することを含む(例えば、図1A〜1Cを参照して上述したように)。
【0072】
有利には、開示されたシステム及び方法は、球技競技中の規則依存型の事象に関する審判の反転の自動検知を可能とし、スポーツ事象の解析に対する現在のシステムの不利な点を解消する。開示された自動システム及び方法は、さらに、複数の球技場で行われる複数の球技競技の同時解析を可能とする。
【0073】
本発明の局面は、発明の実施形態に係る方法、装置(システム)及びコンピュータプログラムプロダクトのフローチャート図及び/又は部分図を参照して上記に記載された。フローチャート図及び/又は部分図の各部、及びフローチャート図の部分及び/又は部分図の組合せは、コンピュータープログラム指示によって実行される。これらのコンピュータープログラム指示は、汎用コンピューター、特別な目的のコンピューター、又は他のプラグラム可能なデータ処理装置のプロセッサーに提供されて装置を生成し、コンピューター又は他のプラグラム可能なデータ処理装置のプロセッサーを介して実行される指示が、フローチャート及び/又は部分図又はその部分に特定された機能/動作を実行する手段を生成する。
【0074】
これらのコンピュータープログラム指示は、また、コンピューター、他のプラグラム可能なデータ処理装置、又は他の装置に向けられるコンピューターで読み取り可能な媒体に保存され、特殊な方法で作用し、コンピューターで読み取り可能な媒体に保存された指示は、フローチャート及び/又は部分図又はその部分に特定された機能/佐生を実行する指示を含む製品を生成する。コンピュータープログラム指示は、また、コンピューター、他のプラグラム可能な処理装置、又は他の機器にロードされ、一連の動作ステップを、コンピューター、他のプラグラム可能な装置又は他の機器で実行させ、コンピューターで実行されたプロセスを生成し、コンピューター又は他のプログラム可能な装置で実行させる指示は、フローチャート図及び/又は部分図の部分又はその部分に特定された機能/動作を実行するプロセスを提供する。
【0075】
上記のフローチャート及び図は、本発明の様々な実施形態に係るシステム、方法及びコンピュータープログラム製品の可能な実行の構成、機能性及び動作を示す。この点において、フローチャート及び部分図の各部は、特定された論理的な機能を実行する一つ以上の実行可能な指示を含む、モジュール、セグメント、又はコードの一部を表す。いくつかの別の実施形態において、部分に記される機能は、図に記される順序以外で起こり得ることも特筆される。例えば、連続して示される2つの部分は、実際には、実質的に同時に実行され、又は部分は、含まれる機能性によっては、逆の順序で実行されることもある。部分図及び/又はフローチャートの図の各部分、及び部分図及び/又はフローチャート図の部分の組合せは、特定された機能又は動作を実行する専用のハードウェアベースのシステム、又は専用のハードウェア及びコンピューター指示の組合せによって実行される。
【0076】
上記において、実施形態は、発明の例又は実行である。「一つの実施形態」、「実施形態」、「ある実施形態」又は「いくつかの実施形態」の様々な出現は、全てが同じ実施形態に言及する必要はない。発明の様々な特徴が一つの実施形態の文脈に記載されているが、特徴は、別々に又は任意の適切な組み合わせに提供され得る。逆に、発明が、明確化のために別の実施形態の文脈にここでは記載されているが、発明は、一つの実施形態に実行され得る。発明のある実施形態は、上記に開示された異なる実施形態からの特徴を含み、ある実施形態は、上記に開示された他の実施形態から要素を取り込むことができる。特定の実施形態の文脈における発明の要素の開示は、それらの使用を特定の実施形態のみに制限すると捉えられない。さらに、発明は、様々な方法で実行又は実施されること、及び発明は、上記の記載に略述されたもの以外のある実施形態で実行され得る。
【0077】
発明は、これらの図面又は対応する記載に制限されない。例えば、フローは、それぞれ示されたボックス又は状態を通して、又は示されて記載されたものと正確に同じ順序で移行する必要はない。ここに使用された技術的及び専門的な言語の意味は、発明が属する分野の当業者によって、他に定義されない限り、共通に理解されるべきである。発明は、制限された数の実施形態に対して記載されたが、それらは、本発明の範囲に対する制限として解釈されるべきではなく、むしろいくつかの好ましい実施形態の例示として解釈されるべきである。他の可能な変更、改造、及び適用は、発明の範囲内でもある。したがって、発明の範囲は、これまで記載されたものよって制限されるべきではなく、添付の特許請求の範囲及びそれらの法的等価物によって限定されるべきである。
図1A
図1B
図1C
図2A
図2B
図3A
図3B
図3C
図3D
【手続補正書】
【提出日】2021年1月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
球技競技中の審判の判定を自動的に検知するシステムであって、前記システムは
象検知モジュールと、
前記事象検知モジュールに結合した事象分析モジュールと、を含み、
前記事象検知モジュールは、
前記球競技中に発生する球技場の複数の画像を受け取り、
所定の球技の規則に基づいて、特定された規則に基づいた事象として疑われる第1事象を表す前記複数の画像のうちの第1サブセットの画像を決定し、
前記所定の球技の規則に基づいて、第2事象を表す前記複数の画像のうちの第2サブセットの画像を決定し、ここで、前記第2事象は、前記所定の球技の規則にしたがって、前記特定された規則に基づいた事象の次に起こり、
前記事象分析モジュールは、前記所定の球技の規則に基づいて、前記第2サブセットの画像を分析し、さらに、その分析に基づいて、前記第1事象が前記特定された規則に基づいた事象かどうかに関連する審判の判定を決定する、システム。
【請求項2】
さらに、前記データベース及び前記事象検知モジュールに結合した分類モジュールを含み、
前記分類モジュールは、前記複数の画像のうちの少なくともいくつかの画像及び前記所定の球技の規則に基づいて、その画像の分類された画像を発生する、請求項1のシステム。
【請求項3】
前記分類された画像の各画像は、多数の画素のパッチを含み、前記多数の画素のパッチのうちの各画素のパッチは、前記球技に関連する所定のクラスの対象物のうちの特定のクラスの対象物として表される、請求項3のシステム。
【請求項4】
前記事象分析モジュールは、所定の球技の規則に基づいて、前記第2事象の少なくとも一つの参照パターンを決定し、前記第2事象は、前記所定の球技の規則にしたがって前記特定された規則に基づいた事象の次に起こる、請求項1のシステム。
【請求項5】
前記事象分析モジュールは、前記少なくとも一つの参照パターンに基づいて、前記第2サブセットの前記画像を分析し、前記第2事象が、前記少なくとも一つの参照パターンと整合するかどうかを実証し、さらに、その実証において、前記第1事象の前記審判の判定を決定する、請求項4のシステム。
【請求項6】
さらに、前記事象検知モジュール及び前記事象分析モジュールに結合する出力モジュールを含み、前記出力モジュールは、前記第1事象に関連する前記審判の判定に基づいて、前記第1事象に関連する少なくとも一つの出力を発生する、請求項1のシステム。
【請求項7】
前記少なくとも一つの出力は、前記球技中の前記第1事象に関連する通知、前記第1事象を表す少なくとも一つのビデオクリップ、デジタル的に特定された規則に基づいた事象表の更新、の少なくとも一つを含む、請求項6のシステム。
【請求項8】
さらに、前記球技場に位置決めされた少なくとも一つのカメラの少なくとも1セットを含み、前記少なくとも一つのカメラは、実際の球技競技中の前記球技場の前記複数のリアルタイム画像を生成し、その画像を前記データベースに送る、請求項1のシステム。
【請求項9】
さらに、少なくとも一つのカメラの多数のセットを含み、前記多数のセットのそれぞれは、対応する多数の球技場の異なる球技場に位置付けられ、前記対応する多数の球技場での対応する多数の球技競技の対応する多数の複数画像を生成するように構成され、前記システムは、前記多数の複数画像を同時に解析する、請求項1のシステム。
【請求項10】
球技競技中の得点が入る事象に関連する審判の判定を自動的に検知するシステムであって、前記システムは
象検知モジュールと、
前記事象検知モジュールに結合した事象分析モジュールと、を含み、
前記事象検知モジュールは、
前記球技競技中に発生する球技場の複数の画像を受け取り、
所定の球技の規則に基づいて、得点が入る事象として疑われる第1事象を表す前記複数の画像のうちの第1サブセットの画像を決定し、
前記所定の球技の規則に基づいて、第2事象を表す前記複数の画像のうちの第2サブセットの画像を決定し、ここで、前記第2事象は、前記所定の球技の規則にしたがって、前記得点が入る事象の次に起こり、
前記事象分析モジュールは、前記所定の球技の規則に基づいて、前記第2サブセットの画像を分析し、さらに、その分析に基づいて、前記第1事象が前記特定された規則に基づいた事象かどうかに関連する審判の判定を決定する、システム。
【請求項11】
球技競技中の審判の判定を自動的に検知する方法であって、前記方法は、
前記球技競技中に発生する球技場の複数の画像を受け取ること、
所定の球技の規則に基づいて、特定された規則に基づいた事象として疑われる第1事象を表す前記複数の画像のうちの第1サブセットの画像を決定すること、
前記所定の球技の規則に基づいて、第2事象を表す前記複数の画像のうちの第2サブセットの画像を決定すること、ここで、前記第2事象は、前記所定の球技の規則にしたがって、前記特定された規則に基づいた事象の次に起こり、
前記所定の球技の規則に基づいて、前記第2サブセットの画像を分析し、さらに、その分析に基づいて、前記第1事象が前記特定された規則に基づいた事象かどうかに関連する審判の判定を決定すること、を含む方法。
【請求項12】
さらに、分類モジュールによって、前記複数の画像のうちの少なくともいくつかの画像及び前記所定の球技の規則に基づいて、その画像のうちの分類された画像を発生することを含む、請求項11の方法。
【請求項13】
前記分類された画像の各画像は、多数の画素のパッチを含み、前記多数の画素のパッチのうちの各画素のパッチは、前記球技に関連する所定のクラスの対象物のうちの特定のクラスの対象物として表される、請求項12の方法。
【請求項14】
さらに、前記事象分析モジュールによって、所定の球技の規則に基づいて、前記第2事象の少なくとも一つの参照パターンを決定することを含み、前記第2事象は、前記所定の球技の規則にしたがって前記特定された規則に基づいた事象の次に起こる、請求項11の方法。
【請求項15】
さらに、前記事象分析モジュールによって、前記少なくとも一つの参照パターンに基づいて、前記第2サブセットの前記画像を分析し、前記第2事象が、前記少なくとも一つの参照パターンと整合するかどうかを実証し、さらに、その実証において、前記第1事象の前記審判の判定を決定することを含む、請求項14の方法。
【請求項16】
さらに、出力モジュールによって、前記第1事象に関連する前記審判の判定に基づいて、前記第1事象に関連する少なくとも一つの出力を発生することを含む、請求項11の方法。
【請求項17】
前記少なくとも一つの出力は、前記球技中の前記第1事象に関連する通知、前記第1事象を表す少なくとも一つのビデオクリップ、デジタル的に特定された規則に基づいた事象表の更新、の少なくとも一つを含む、請求項16の方法。
【請求項18】
球技競技中の得点が入る事象に関連する審判の判定を自動的に検知する方法であって、前記方法は、
前記球技競技中に発生する球技場の複数の画像を受け取ること、
所定の球技の規則に基づいて、得点が入る事象として疑われる第1事象を表す前記複数の画像のうちの第1サブセットの画像を決定すること、
前記所定の球技の規則に基づいて、第2事象を表す前記複数の画像のうちの第2サブセットの画像を決定すること、ここで、前記第2事象は、前記所定の球技の規則にしたがって、前記得点が入る事象の次に起こり、
前記所定の球技の規則に基づいて、前記第2サブセットの画像を分析し、さらに、その分析に基づいて、前記第1事象が前記特定された規則に基づいた事象かどうかに関連する審判の判定を決定することを含む、方法。
【国際調査報告】