(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2021-525316(P2021-525316A)
(43)【公表日】2021年9月24日
(54)【発明の名称】視覚効果において胸部を小さく見せる女性用下着
(51)【国際特許分類】
A41C 3/00 20060101AFI20210827BHJP
A41C 3/12 20060101ALI20210827BHJP
A41C 3/14 20060101ALI20210827BHJP
【FI】
A41C3/00 Z
A41C3/12 A
A41C3/12 D
A41C3/00 A
A41C3/14 B
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2020-564622(P2020-564622)
(86)(22)【出願日】2018年9月5日
(85)【翻訳文提出日】2020年11月17日
(86)【国際出願番号】CN2018104066
(87)【国際公開番号】WO2019232947
(87)【国際公開日】20191212
(31)【優先権主張番号】201810566060.8
(32)【優先日】2018年6月4日
(33)【優先権主張国】CN
(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】510301253
【氏名又は名称】アンブリー (チャイナ) ガーメンツ リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100115381
【弁理士】
【氏名又は名称】小谷 昌崇
(74)【代理人】
【識別番号】100067828
【弁理士】
【氏名又は名称】小谷 悦司
(74)【代理人】
【識別番号】100155848
【弁理士】
【氏名又は名称】福山 東成
(72)【発明者】
【氏名】チェン ピ ハォ リーザ
【テーマコード(参考)】
3B131
【Fターム(参考)】
3B131AA11
3B131AB03
3B131BA17
3B131BA21
3B131BA33
3B131BA34
3B131BB01
3B131BB11
3B131BB22
3B131CA23
(57)【要約】
本発明は、視覚効果において胸部を小さく見せる女性用下着であって、肩紐と、ウイングと、対称に配置された2つのカップとを備え、前記カップの上縁と前記ウイングの上縁が前記肩紐を介して接続し、前記カップの下縁にギャザー群が設けられ、前記ギャザー群の形状が前記肩紐の引き上げ力に応じて設けられ、前記カップは、身体から離間する側に向かって突出することで、身体に近接する側にバスト収容空間を形成し、前記バスト収容空間が半楕円体状の下部空間と、半楕円体状の上部空間とを有し、前記下部空間の離心率が前記上部空間の離心率よりも小さく、前記下部空間の最大幅が前記上部空間の最大幅よりも大きく、前記下部空間の容積が前記上部空間の容積よりも大きい女性用下着を提供する。本発明に係る女性用下着は、視覚効果において胸部を小さく見せ、しかも、軽くて薄く通気性がありながら、良好なホールド能力を備えるという利点を有する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
肩紐(2)と、ウイング(4)と、対称に配置された2つのカップ(1)とを備え、
前記カップ(1)の上縁と前記ウイング(4)の上縁が前記肩紐(2)を介して接続し、
前記カップ(1)の下縁にギャザー群(7)が設けられ、
前記ギャザー群(7)の形状が前記肩紐(2)の引き上げ力に応じて設けられ、
前記カップ(1)は、身体から離間する側に向かって突出することで、身体に近接する側にバスト収容空間を形成し、
前記バスト収容空間が半楕円体状の下部空間と、半楕円体状の上部空間とを有し、
前記下部空間の離心率が前記上部空間の離心率よりも小さく、
前記下部空間の最大幅が前記上部空間の最大幅よりも大きく、
前記下部空間の容積が前記上部空間の容積よりも大きいことを特徴とする女性用下着。
【請求項2】
前記女性用下着が、前中心(3)をさらに備え、
前記前中心(3)が2つの前記カップ(1)の間に位置し、
2つの前記ウイング(4)が2つの前記カップ(1)の両側に対称に配置され、
前記カップ(1)、前記肩紐(2)、前記前中心(3)及び前記ウイング(4)が一体に接続していることを特徴とする請求項1に記載の女性用下着。
【請求項3】
前記カップ(1)が、裏地片(5)と、装飾材とを備え、
前記裏地片(5)が前記女性用下着の内側に位置し、
前記装飾材が前記女性用下着の外側に位置することを特徴とする請求項1に記載の女性用下着。
【請求項4】
前記裏地片(5)及び前記装飾材が、前記カップ(1)と同じ形状を有することを特徴とする請求項3に記載の女性用下着。
【請求項5】
前記ギャザー群(7)が、前記カップ(1)の下縁に沿って放射状に上方へ延伸することを特徴とする請求項1に記載の女性用下着。
【請求項6】
前記女性用下着が、ゴム帯(8)と、ワイヤ(9)とをさらに備え、
前記ゴム帯(8)が前記ウイング(4)の下縁に沿って配置され、
前記ゴム帯(8)が、前記ウイング(4)の水平方向の一端から他端まで連続的に延伸し、且つ前記女性用下着の下縁を貫通していることを特徴とする請求項1に記載の女性用下着。
【請求項7】
前記ウイング(4)の上部に椀状縁が設けられ、
前記椀状縁が前記カップ(1)の下縁に接続するよう配置され、
前記カップ(1)の下縁と前記ウイング(4)の椀状縁が連続的に接続することを特徴とする請求項1に記載の女性用下着。
【請求項8】
前記カップ(1)の下縁と前記ウイング(4)の椀状縁がパイピング縫製によって接続することを特徴とする請求項7に記載の女性用下着。
【請求項9】
前記ワイヤ(9)が前記カップ(1)の下縁に沿って配置されたことを特徴とする請求項6に記載の女性用下着。
【請求項10】
前記ギャザー群(7)のギャザーは、前記肩紐(2)の延長線上において最大となり、且つ、前記肩紐(2)の延長線を中心として両側に向かうほど徐々に小さくなることを特徴とする請求項1に記載の女性用下着。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、衣料の技術分野に関し、特に、視覚効果において胸部を小さく見せる女性用下着に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ファッショントレンドの影響を受けて、下着製品に対する女性のニーズに新たな変化が生まれている。女性たちは、下着製品を利用して胸部に視覚効果のボリュームを持たせることをもはや望んでおらず、むしろ、下着製品を利用して胸部を視覚的に美しい形状にするだけでなく、さらにフラットなバストというトレンドに適合させることを望んでいる。
【0003】
加えて、胸部が比較的豊かな女性は、流行の服装を着こなす能力に乏しく、視覚効果が芳しくない。他方、こうした女性たちは、アウトドア活動の際に他者から無駄な注目を集めたり、不要な誤解を受けたりしやすいことから、多大な迷惑を被っている。
【0004】
このほか、通常、ホールド能力に優れた下着は、比較的厚くて重く、通気性に劣る。一方、軽くて薄い通気性のある下着は、ホールド能力に劣ることが多く、肩紐から過剰な圧力がかかるため、装着者に背中の痛み等の不快感がとても生じやすい。
【0005】
そのため、視覚効果において胸部を小さく見せ、しかも、軽くて薄く通気性がありながら、良好なホールド能力を有する女性用下着を提供することが、当業者にとって早急に解決を要する技術的課題の一つとなっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記に鑑みて、本発明は、視覚効果において胸部を小さく見せ、しかも、軽くて薄い通気性がありながら、良好なホールド能力を有する女性用下着を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するための本発明の技術方案は、次の通りである。
【0008】
肩紐と、ウイングと、対称に配置された2つのカップとを備え、前記カップの上縁と前記ウイングの上縁が前記肩紐を介して接続し、前記カップの下縁にギャザー群が設けられ、前記ギャザー群の形状が前記肩紐の引き上げ力に応じて設けられ、前記カップは、身体から離間する側に向かって突出することで、身体に近接する側にバスト収容空間を形成し、前記バスト収容空間が半楕円体状の下部空間と、半楕円体状の上部空間とを有し、前記下部空間の離心率が前記上部空間の離心率よりも小さく、前記下部空間の最大幅が前記上部空間の最大幅よりも大きく、前記下部空間の容積が前記上部空間の容積よりも大きい女性用下着である。
【0009】
好ましくは、前記女性用下着が、前中心をさらに備え、前記前中心が2つの前記カップの間に位置し、2つの前記ウイングが2つの前記カップの両側に対称に配置され、前記カップ、前記肩紐、前記前中心及び前記ウイングが一体に接続している。
【0010】
好ましくは、前記カップが、裏地片と装飾材とを備え、前記裏地片が前記女性用下着の内側に位置し、前記装飾材が前記女性用下着の外側に位置する。
【0011】
好ましくは、前記裏地片及び前記装飾材が、前記カップと同じ形状を有する。
【0012】
好ましくは、前記ギャザー群が、前記カップの下縁に沿って放射状に上方へ延伸する。
【0013】
好ましくは、前記女性用下着が、ゴム帯とワイヤとをさらに備え、前記ゴム帯が前記ウイングの下縁に沿って配置され、前記ゴム帯が、前記ウイングの水平方向の一端から他端まで連続的に延伸し、且つ前記女性用下着の下縁を貫通している。
【0014】
好ましくは、前記ウイングの上部に椀状縁が設けられ、前記椀状縁が前記カップの下縁に接続するよう配置され、前記カップの下縁と前記ウイングの椀状縁が連続的に接続する。
【0015】
好ましくは、前記カップの下縁と前記ウイングの椀状縁がパイピング縫製によって接続する。
【0016】
好ましくは、前記ワイヤが前記カップの下縁に沿って配置される。
【0017】
好ましくは、前記ギャザー群のギャザーは前記肩紐の延長線上において最大となり、且つ、前記肩紐の延長線を中心として両側に向かうほど徐々に小さくなる。
【発明の効果】
【0018】
従来技術に対し、本発明に係る女性用下着は以下の利点を有する。
【0019】
(1)本願の女性用下着は、カップを配置することで、カップの内側に相対的に縮小した上部空間と相対的に膨張した下部空間を形成し、上部空間と下部空間でバスト収容空間を形成している。装着時に、使用者はバストの大部分の筋肉を前記カップの下部空間に収納でき、バストがカップ底部の接続式ゴム帯とワイヤのホールド作用を受けることで、バスト形状が位置決めされる。その際、バストは下部空間に集中するので、視覚的に胸部を小さく見せるという効果が達成される。
【0020】
(2)又、カップ底部の接続式ゴム帯とワイヤの相互作用によって、バスト下縁を支え、バストを支持しつつ持ち上げて、バストの下垂を防止できる。
【0021】
従って、本願の女性用下着は、視覚的に胸部を小さく見せることが可能であるだけでなく、バストを良好に覆いつつ、バストに対して十分なホールド力を提供することが可能であり、そして、裏地片と装飾材が弾性を有し通気性のある生地で作製されているため、前記女性用下着は、ホールド作用とともに、軽くて薄く通気性のある快適さも兼ね備えている。
【図面の簡単な説明】
【0022】
本発明の一部を構成する図面は、本発明のさらなる理解のために用いられるものであり、本発明の模式的実施例及びその説明は、本発明を解釈するためのものであって、本発明を不当に限定するものではない。
【0023】
【
図1】
図1は、従来技術におけるブラジャーの装着効果を示す図である。
【
図2】
図2は、本発明の実施例に係る女性用下着の内側構造の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
説明すべき点として、支障がない限り、本発明の実施例及び実施例の特徴は、互いに組合せることができる。
【0025】
又、本明細書における「上部」、「下部」等の方向を示す用語は、前記女性用下着を人体に装着したときの方向を指し、「幅」は水平方向の長さを指す。
【0026】
以下、図面を参照し、実施例と結び付けて本発明を詳細に説明する。
【実施例1】
【0027】
前記女性用下着は、対向して配置された2つの側面を有する。使用者が装着した際、身体に近接する側が内側面であり、身体から離間する側が外側面である。前記女性用下着は、対称に配置された2つのカップ1を備え、前記カップ1は、身体から離間する側に向かって突出することで、身体に近接する側にバスト収容空間を形成し、前記バスト収容空間は、半楕円体状の下部空間と、半楕円体状の上部空間を有し、前記下部空間の離心率は前記上部空間の離心率よりも小さく、前記下部空間の最大幅は前記上部空間の最大幅よりも大きく、前記下部空間の容積は前記上部空間の容積よりも大きい。
【0028】
前記カップ1の下部空間と上部空間は、平滑に推移するように接続して「パパイヤ」状を呈するように設置され、共同でバスト収容空間を構成することが好ましい。
【実施例2】
【0029】
前記女性用下着において、視覚効果で胸部を小さく見せ、しかも、軽くて薄く通気性がありながら、良好なホールド能力を有するという効果をより一層実現させるために、実施例1を基礎にして、前記女性用下着の構造に対してさらなる最適化を行った。
【0030】
具体的には、前記女性用下着は、肩紐2と、前中心3と、ウイング4と、対称に配置された2つのカップ1を備え、前記前中心3は2つの前記カップ1の間に位置し、2つの前記ウイング4は2つの前記カップ1の両側に対称に配置され、前記カップ1の上縁と前記ウイング4の上縁は前記肩紐2を介して接続し、前記カップ1、肩紐2、前中心3及びウイング4は一体に接続し、前記カップ1は裏地片5と、装飾材とを備え、前記裏地片5は前記女性用下着の内側に位置し、前記装飾材6は前記女性用下着の外側に位置している。前記裏地片5と装飾材は、前記カップ1と同じ形状を有している。
【0031】
前記裏地片5は、弾性を有し通気性のある生地で作製されることが好ましい。
【0032】
前記装飾材は、弾性を有し通気性のある生地で作製されることが好ましい。
【0033】
さらに、前記カップ1の下縁にはギャザー群7が設けられている。具体的には、前記カップ1には、人体の曲線データに合わせて、バストの曲線と一致し、且つ上方へ延伸するギャザー群7が位置決めされている。
【0034】
前記ギャザー群7の形状は前記肩紐2の引き上げ力に応じて設けられ、前記肩紐2の引き上げ力が最大となる位置(即ち、前記肩紐2の延長線上)において前記ギャザー群7のギャザーは最大となり、且つ、前記肩紐2の延長線を中心として両側に向かうにつれて前記ギャザー群7のギャザーが徐々に小さくなることが好ましい。前記ギャザー群7を設けることで、より一層、前記カップ1の上部の幅を小さくし、下部の幅を大きくすることができ、これにより、前記カップ1の下部空間の容積は小さくなり、下部空間の容積は大きくなる。
【0035】
前記ギャザー群7は、前記カップ1の下縁に沿って放射状に上方へ延伸することがより好ましい。
【実施例3】
【0036】
前記女性用下着において、視覚効果で胸部を小さく見せ、しかも、軽くて薄く通気性がありながら、良好なホールド能力を有するという効果をより一層実現させるために、実施例2を基礎にして、前記女性用下着の構造に対してさらなる最適化を行った。
【0037】
具体的には、前記女性用下着は、ゴム帯8とワイヤ9をさらに備え、前記ゴム帯8は前記ウイング4の下縁に沿って配置され、前記ゴム帯8は、前記ウイング4の水平方向の一端から他端まで連続的に延伸し、且つ前記女性用下着の下縁を貫通している。
【0038】
さらに、前記ウイング4の上部に椀状縁が設けられ、前記椀状縁は前記カップ1の下縁に接続するように配置される。前記カップ1の下縁と前記ウイング4の椀状縁は、連続的に接続することが好ましい。前記カップ1の下縁と前記ウイング4の椀状縁はパイピング縫製によって接続することがより好ましく、前記カップ1の底部の下縁と前記ウイング4の椀状縁を分離しないようパイピング縫製することで、装着時にはカップ1の下部収容部位内に位置するバストの重みをホールドする。
【0039】
さらに、前記ワイヤ9は、前記カップ1の下縁に沿って配置され、前記ワイヤ9は、前記ゴム帯8との相互作用によって、バストをホールドする作用を奏する。
【0040】
さらに、前記ウイング4の端部にはホック6が設けられ、前記ウイング4の他端にはO型リングが設けられている。前記ホック6とO型リングは、前記ウイング4の一端と他端の取り外し可能な接続を実現するように配置されている。
【0041】
さらに、前記肩紐2の端部には丸カン11が設けられている。前記丸カン11は、前記肩紐2の端部と前記ウイング4の接続を実現するように配置されている。
【0042】
そして、前記肩紐2にはアジャスタ10がさらに設けられている。前記アジャスタ10は、前記肩紐2の長さの調節を実現するように配置されている。
【0043】
本願の前記女性用下着は、カップ1を配置することで、カップ1の内側に相対的に縮小した上部空間と相対的に膨張した下部空間を形成し、上部空間と下部空間でバスト収容空間を形成している。装着時に、使用者はバストの大部分の筋肉を前記カップ1の下部空間に収納でき、バストがカップ1底部の接続式ゴム帯8とワイヤ9のホールド作用を受けることで、バストの形状が位置決めされる。その際、バストは下部空間に集中するので、視覚的に胸部を小さく見せるという効果が達成される。
【0044】
又、カップ1底部における接続式ゴム帯8とワイヤ9の相互作用によって、バスト下縁を支え、バストを支持しつつ持ち上げて、バストの下垂を防止できる。従って、本願におけるカップ1は、視覚的に胸部を小さく見せることが可能であるだけでなく、バストを良好に覆いつつ、バストに対して十分なホールド力を提供することが可能であり、そして、裏地片5と装飾が弾性を有し通気性のある生地で作製されているため、前記女性用下着は、ホールド作用とともに、軽くて薄く通気性のある快適さも兼ね備えている。
【0045】
以上の記載は本発明の好ましい実施例に過ぎず、本発明を制限するものではない。本発明の精神及び原則の範囲内で実施されるあらゆる修正、均等な置換、改良等は、いずれも本発明の技術的範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0046】
1 カップ
2 肩紐
3 前中心
4 ウイング
5 裏地片
6 ホック
7 ギャザー群
8 ゴム帯
9 ワイヤ
10 アジャスタ
11 丸カン
【国際調査報告】