【実施例】
【0180】
実施例1:遺伝子の定量化及び治療
癌は、核酸単離及びリアルタイムPCR分析を用いることで特定することができる。一実施形態では、血液、細胞、組織、又は唾液サンプルを、造血器癌を患うヒト個体、充実性腫瘍癌を患うヒト個体、及び/又は、健常な個体ヒト若しくは細胞株から入手する。当該技術分野において周知の標準的な手順を使用して核酸を単離する。
【0181】
次に、RNA又はmRNAをcDNAに逆転写し、遺伝子特異的プライマーを使用して、対象の遺伝子に対応するcDNAの断片を増幅する。一実施形態において(即ち、充実性腫瘍癌に関する)、複数の標的遺伝子:LAMC3、FAM210B、SENP8、ITGB3BP、NUDT2、HNRNPCL1、C20orf43、FRMD8、及びSTX16に対するプライマーを使用して、標準的なPCR技術を用いて対象の遺伝子を増幅する。代替的実施形態において(即ち、造血器癌に関する)、標的遺伝子:CASP10、TMED1、PPP1CC、TMEM59、BRD7、CYB561、FAM210B、NDRG1、CTSB、MMAB、SETDB2、VPS37B、ELL3、及びKIF13Bに対するプライマーを使用して、標準的なPCRを用いて対象の遺伝子を増幅する。
【0182】
更に、1つ以上のハウスキーピング遺伝子(例えば、18s rRNA、28s rRNA、α−チューブリン、β−アクチン、ALB RPL32、TBP、CYCC、EF1A、及びGAPDHのうちの1つ以上)に対するプライマーを、内部対象として実施に含めることができる。
【0183】
特定の実施形態において、遺伝子発現の定量化を、蛍光プローブを使用することでリアルタイムで追跡し、遺伝子発現の変化を定量化した。
【0184】
遺伝子発現の値を使用して、(例えば、健常な個体ヒト又は細胞株由来の血液サンプル又は非癌性組織からの)参照細胞における、同じ遺伝子の発現と比較した倍率変化を計算する。倍率変化は以下のように計算される:
2−
ΔΔCt、
式中、
ΔΔCt=ΔCt(処理済みサンプル)−ΔCt(未処理サンプル)であり、
かつ、
ΔCt=Ct(対象の遺伝子)−Ct(ハウスキーピング遺伝子)である。
【0185】
マイクロアレイ分析又は代替の定量的遺伝子分析研究もまた、実施することができる。
【0186】
実施例2:OmniScreen(商標)における予想バイオマーカー発見
治療用化合物に対する応答性を示す遺伝子用の予想バイオマーカーは、OmniScreen(商標)(Crown Biosciences)の下で提供されるものなどの、細胞ベースのスクリーニング技術を使用して測定することができる。
【0187】
ある実験研究において、406個の癌細胞株、73個の血液腫瘍細胞株、及び333個の充実性腫瘍細胞株における、化合物A197の有効性について、予想バイオマーカーを測定した。細胞株のゲノムデータは、Cancer Cell Line Encyclopedia Project(CCLE)のウェブサイトからダウンロードした。ドライバ変異をCancer Genome Interpreter Databaseで予想した。ドライバ変異のみを、変異に関連する分析で用いた。スピアマン相関を使用して、発現がAUCと有意に相関していた遺伝子を検出した。
【0188】
RにおけるBorutaパッケージを使用してシグネチャー遺伝子を選択した。フォームの各細胞株に対する線形予想スコア(LPS)を、以下のとおりに計算した:
【数1】
式中、X
iは遺伝子jの遺伝子発現を表し、a
jは感受性細胞株と非感受性細胞株の間でのt検定により生成した、t統計である。感受性及び非感受性群におけるLPS分布の平均及び分散を推定し、感受性及び非感受性群におけるLPS分布を推定し、ベイズの規則を適用することで、どの群(感受性又は非感受性)における細胞株の可能性を推定した:
【数2】
式中、Φ(x;μ、σ
2)は平均μを伴う通常の密度関数を表し、分散σ2及びμ1、
【数3】
はそれぞれ、群1及び群2におけるLPSの平均及び分散である。
【0189】
ウェルチのt検定を使用して、遺伝子増幅、欠失、変異状態、及びAUC間の関連を評価した。
【0190】
用量反応曲線を4パラメーターモデルにより適合させた。
【数4】
式中、「上部」及び「下部」はシグモイド曲線の2つの漸近線モデルであり、EC50は相対IC50であり、濃度xはlog−10スケールである。実験誤差に順応するために、下部を−20%まで下げて、上部を120%まで上げた。モデルの適合誤差を、
【数5】
により測定する(式中、50はEC50の標準誤差である)。一般的に、このような適合誤差は、許容されると考えられるモデルの40%未満でなくてはならない。曲線下の適合面積(AUC)は、以下のとおりに計算される:
【数6】
式中、a=log(3、10)であり、b=log(30000、10)である。様々な細胞株のAUCデータを下表に示す。
【0191】
【表4】
【0192】
研究の、406個の癌細胞株は、73個の血液腫瘍と、333個の充実性腫瘍を含む。血液及び充実性腫瘍細胞株の応答は有意差がある(ウェルチのt検定・P値=2.3e−16、
図1)。血液腫瘍と充実性腫瘍の分析を個別に行った。充実性腫瘍細胞株において、異なる腫瘍種間における平均AUCに有意差はなかった(一元ANOVA・P値=0.54、
図2)。全ての充実性細胞株を一緒とみなした。
【0193】
406個の細胞株の中で、311個は遺伝子発現データを有し、308個は遺伝子コピー数データを有し、286個は、1561個の遺伝子で検出された変異状態を有する。血液腫瘍細胞株に関して、57個、56個、及び54個が発現、コピー数、及び変異データを有する。充実性腫瘍細胞株に関して、254個、252個、及び232個が発現、コピー数、及び変異データを有する。
造血器癌におけるバイオマーカーの発見
【0194】
低い発現細胞株(発現レベルが5を超える、90%超の細胞株)と低発現変動との比率が高い遺伝子を取り除いた後、12,822個の遺伝子を相関分析のために保持した。遺伝子コピー数を整数に転換した(0.5未満のCNを0;1.5未満のCNを1;2.5未満のCNを2;3.5未満のCNを3;4.5未満のCNを4;4.5以上のCNを5)。4以上のCNを有する遺伝子を「増幅した」と定義し、CN=0の遺伝子を「欠失した」と定義した。KIAA0125を18個の細胞株にて増幅すると、増幅及び非増幅細胞株は有意差のある平均AUCを有した(ウェルチのt検定 P値=0.043、
図4)。HLA−B及びHLA−Cの検出及び非検出遺伝子を有する細胞株も同様に、有意差のある平均AUCを有した(ウェルチのt検定 P値<0.05、
図5)。
【0195】
各遺伝子の変異状態に従い、細胞株を2つの群にクラスター化すると、少なくとも4つの細胞株にて12個の遺伝子が変異した。変異細胞株と野生型細胞株との間で、遺伝子は有意差のあるAUCを有しなかった。
【0196】
全ての遺伝子を用いるGene Set Enrichment Analysis(GSEA)を実施した。相関する遺伝子を5つの経路で濃縮した(公称P値<0.01)。
【0197】
14個の遺伝子が、そのmRNA発現レベルとAUCとの間で、スピアマンの順位相関(1e−4未満のP値(又は|R|>0.493))を有した。造血器癌に対する14個のバイオマーカーシグネチャー遺伝子を、下表に示す。これら14個の遺伝子を用いる57個の細胞株のクラスター化をすることで、これらが、それぞれ3.11及び2.56の平均AUCを有する2つの群にクラスター化されることが示される(
図3)。
【0198】
【表5】
【0199】
充実性腫瘍細胞株におけるバイオマーカーの発見
254個の充実性腫瘍細胞株における、AUCのZスコアの正規化を実施した。0.5を超える正規化値(3.49を超えるAUCに対応する)を有する細胞株を非感受性と定義し、−0.5未満の正規化値(3.05未満のAUCに対応)を有する細胞株を感受性と定義した。77個の感受性充実性細胞株、及び89個の非感受性充実性細胞株を得た。これら166個の細胞株を、2つのデータセット:52個の感受性及び60個の非感受性細胞株を有するトレーニングセット、並びに、25個の感受性及び29個の非感受性細胞株を有する試験セットに無作為に分けた。
【0200】
トレーニング群において、高比率の低発現細胞株(5未満の発現レベルを有する、90%を超える細胞株)を有する遺伝子を取り除いた後、13,032個の遺伝子を保持した。258個の遺伝子の発現が、AUCの有意相関(0.001未満の、スピアマン相関P値)を有し、これらのうち9個(下表参照)を、シグネチャー遺伝子として選択した。
【0201】
【表6】
【0202】
これら9個の遺伝子を用いるトレーニングセットにおける予想結果は、67個の細胞株のうち61個が正しく予想され(0.8を超える、サブ群における確率)、5個の細胞株が間違って予想され、45個の細胞株が、予想結果を得られなかった(0.8未満の、いずれかの群における確率:呼び出す自信がないことを示す)ことを示す。試験群において、28個の細胞株のうち23個が正しく予想され(0.8を超える、サブ群における確率)、5個の細胞株が間違って予想され、26個が予想結果を得られなかった。薬剤応答予想の正確性は、トレーニングセットで91%であり(
図6)、試験セットにおいて82.1%である(
図7)。トレーニング及び試験セットを組み合わせた場合、正確性は88.4%である。
【0203】
遺伝子のコピー数を整数に転換した(0.5未満のCNを0;1.5未満のCNを1;2.5未満のCNを2;3.5未満のCNを3;4.5未満のCNを4;4.5以上のCを5)。0より大きいCNを有する遺伝子を「欠失した」と定義し、4以上のCNの遺伝子を「増幅した」と定義した。14個の遺伝子(ウェルチのt検定・P値<0.01)は、欠失細胞株と非欠失細胞株との間で、有意差のある平均AUCを有する。平均AUCは、84個の遺伝子の、増幅細胞株と非増幅細胞株の間で、有意差がある(ウェルチのt検定・P値 <1e−5)。これらの遺伝子を、20p12及び20p13のcytobandにてクラスター化した。これらのcytoband内での領域の増幅が、薬剤応答に関係している可能性が高い。
【0204】
各遺伝子の変異状態に従い、細胞株を2つの群にクラスター化すると、少なくとも4つの細胞株にて193個の遺伝子が変異する。15個の遺伝子に関して、変異細胞株と野生型細胞株との間で、平均AUCは有意差があった(ウェルチのt検定 P値<0.05)。Gene Set Enrichment Analysis(GSEA)を254個の充実性細胞株で実施した。相関する遺伝子を37個の経路で濃縮する(公称P値<0.01)。
【0205】
当業者は、複数の寄託番号が、遺伝子の多様体には存在し、一般に入手可能なデータベースで見いだすことができることを理解するであろう。したがって、寄託番号及び関連する配列するによってのみ束縛されるものではないが、75%以上のカバレッジを有する、上記造血器癌及び充実性腫瘍癌表の遺伝子の遺伝子多様体が、同義配列とみなされる。
【0206】
実施例3:ATF4経路
活性化転写因子4(ATF4)は、複数の細胞プロセスにおける、遺伝子発現の適応及び制御に不可欠な遺伝子のマスター制御因子である。
【0207】
ATF4は、転写因子のcAMP−応答要素結合タンパク質2(CREB−2)をコードする。ATF4の誘導は、4つのキナーゼのうちの1つにより、Ser51残基にて、転写開始因子eIF2αのリン酸化により管理されている。eIF2αのリン酸化は、eIF2α:GTP:tRNAmetの3組の複合体形成を低下させる。3組の複合体の減少により、ATF4を含むmRNAの翻訳の付随した増加と共に、43S予開始複合体形成、及び、キャップ依存性mRNA転写が低下する(
図8)。
【0208】
ATF4は、酸化、栄養性、及び小胞体(ER)ストレスを含む、広範囲の細胞ストレスに応答して誘発される。重要なことに、細胞ストレスは、乳癌、肺癌、結腸癌、及び前立腺癌を含む、複数の疾患の特徴である。残基Ser
51における、翻訳因子eIF2αのリン酸化によるATF4の誘導によって、腫瘍生残をもたらす変化が誘導される。ATF4は、栄養素の利用及び輸送の改善をもたらす転写プログラム、並びに、通常のタンパク質合成のeIF2αリン酸化及び回復の低下をもたらす、GADD34の発現の増加を組織化する。したがって、一過性のATF4活性化は、腫瘍生残を補助し得る。ATF4は、癌治療における新規かつ魅力的な治療標的である。
【0209】
しかし、ATF4活性化の適応性質は、持続的なeIF2αリン酸化及びATF4導入の増加が、増殖停止及びプロアポトーシス性通路を活性化するという観察によって調節される。ATF4の鍵となる標的は、転写因子C/EBP相同タンパク質(CHOP/DDIT3)である。CHOPは、Bcl−2、XIAP、及びMcl1などの抗アポトーシス性遺伝子の発現を制御しながら、TRB3及びBIMなどのプロアポトーシス性遺伝子の発現を増加することによりアポトーシスを制御する。ATF4経路中の遺伝子を下表に示す。ATF4の薬理学的活性化により、改善された抗癌治療薬をもたらし得る、一般的な発癌性経路を標的にするアプローチが得られる。
【0210】
【表7】
【0211】
BTM化合物の抗増殖性活性。化合物A197及び化合物B19の抗増殖性活性を、99個の腫瘍株のパネルにて、4EGI−1(既知の癌細胞増殖阻害剤)と比較した。方法:96個の腫瘍及び3個の通常の細胞のパネルの感度を、試験化合物に対して試験した。細胞株を標準的な培地で培養し、必要なプレーティング密度にて、96ウェルプレートにピペット処理した。細胞を、化合物試験の前に24時間順化させた。化合物を、DMSO中の20mMストックとして調製した。用量反応曲線を準備するために、化合物をDMSOに連続希釈し、Tecan D300eデジタルディスペンサーを使用して、プレートのウェルに分配した。最終DMSO濃度は0.15%であった。72時間の培養後、メーカーの取扱説明書(Promega)に従い、CellTiter−Glo(登録商標)プロトコルを用いて、細胞数を測定した。このアッセイにおいて、ATPを細胞数のサロゲートとして測定する。未処理細胞を処理細胞と比較し、保持されたシグナルの割合を計算することにより、化合物の活性を測定する。化合物の活性を、最大レベルの有効性のEC
50として測定し、2つを使用して、活性面積を計算する。下表は、データサンプルにおける活性の比較を示す。
【0212】
【表8】
【0213】
総じて、化合物A197及び化合物B19の効力は、4EGI−1の50〜100倍であった。化合物A197及び化合物B19は試験した細胞株の40%において活性(2μM未満のIC
50)であり、造血器腫瘍株の90%、及び充実性腫瘍株の28%が応答性であった。充実性腫瘍株のうち、NSCLC腫瘍株の80%、結腸腫瘍株の37%、及び肉腫腫瘍株の40%が応答性であった。乳癌及び黒色腫株は、(特定のそのような株が活性である例があるものの)大部分が化合物に非応答性であった。応答性細胞株において、化合物A197及び化合物B19の活性範囲は、多くの化合物に対して0.1〜2μMであった。ある特徴が、腫瘍種の間にはある:全ての応答性腫瘍株はG1増殖停止を受けるが、アポトーシスは、造血器腫瘍株、特にB細胞リンパ腫においてのみ観察される(データは図示せず)。重要なことに、原発性二倍体細胞(例えば、ヒト臍静脈上皮細胞、及び健常なヒト肺線維芽細胞(NHLF))を試験すると、陰性であった。
【0214】
【表9】
【0215】
剤を単回の経口用量で与え、単回の静脈内用量と比較した、CD−1マウスの血漿における化合物A197濃度を測定し、基本的な薬物動態パラメーターを評価した。A197を、10ml/kgの用量体積で、1% NMP、0.5%メチルセルロース中の0.3% Tween−80、に溶解させた。化合物投与の後、血液を、投与の30分、1、2、4、8、12、24、及び48時間にて、尾静脈採血により採取した。データを下表に示す。血漿薬剤t
maxを6時間の時点で観察した。生物学的利用能及び半減期を、それぞれ59%及び5.6時間にて推定した。
【0216】
単回の用量増加マウスの薬学動態(PK)実験を、10、20、40、150、及び300mg/kgの化合物A197で実施した。メスCD−1マウス(体重20〜30g)に、経口給餌、又は静脈内注射により、10ml/kgの用量体積で、1% NMP、0.5%メチルセルロース中の0.3% Tween−80に溶解したA197を投与した。化合物を投与した後、投与の30分、1、3、5、7、24、及び48時間の時点で、血液を尾静脈採血により、K2EDTA管に採取した。A197を投与した動物の血漿(5μL)を、5μLの、メタノール中の0.1%ギ酸及び1%ギ酸アンモニウムで酸性化し、タンパク質を沈殿させて、血漿を脱脂した。物質を1000xで遠心分離にかけた後、120μLの上清のサンプルを、真空下にて乾燥した。脱プロトン化及び脱脂した残留物を、200μLの、メタノール中の1%ギ酸アンモニウムに再懸濁し、遠心分離及び乾燥プロセスを繰り返した。乾燥した物質を次に、100μLの、2部のメタノール:1部のアセトニトリル:1部の水の混合物に再懸濁した。次に、10μLの、この物質のサンプルを、定量化用のTSQ Vantage LC/MSシステムに取り付けた、Xbridge C18 2.5μM、3×30mm、XPカラムに注入した。用量比例性が300mg/kgまで観察されたことを、この実験結果は示す(
図9;同様の結果が、化合物B19を用いて観察された)。化合物A197及び化合物B19が、1日1回の投与に好適な薬剤様のPK性質を有することを、PKデータは示す。
【0217】
ヒト異種移植片モデルで示された有効性
PK研究の前向きな結果が、ヒト腫瘍のマウス異種移植片モデルにおける、化合物A197及び化合物B19の評価に繋がった。KRAS変異結腸直腸癌細胞株のHCT−116を使用して、ヒト腫瘍異種移植片モデルにおいて化合物A197を試験した。Athymicヌードマウス(HSD:Athymic Nude−Foxn1 nu、Envigo)に、5×10
6HCT−116細胞を、右後脇腹から皮下播種した。次に、腫瘍サイズにより動物をウェゼンステージ(wethen staged)及び無作為化し、それぞれが150mm
3の平均腫瘍体積を有する、10匹の動物の用量群を作成した。腫瘍を有するマウスに、ビヒクル(5% NMP、15% PEG400、10% Solutol、及び70% D5W)を又は、ビヒクルに溶解したA197を、経口給餌で1日1回投与し、10ml/kgの用量濃度をもたらした。ヒトびまん性大細胞型B細胞リンパ腫株SU−DHL−10(ATCC)を使用して、ヒト異種移植片モデルにて化合物B19を試験した。メスSCID beigeマウス(C.B−17/IcrHsd−PrkdcscidLystbg−J、Envigo)に、Matrigel中の5×10
6細胞を、右後脇腹から皮下播種した。次に、腫瘍サイズにより動物をステージ化及び無作為化し、それぞれが150mm
3の平均腫瘍体積を有する、10匹の動物の用量群を作成した。腫瘍を有するマウスに、ビヒクル(5% NMP、15% PEG400、10% Solutol、及び70% D5W)を又は、ビヒクルに溶解したB19を、経口給餌で1日1回投与し、10mL/kgの用量濃度をもたらした。造血器及び充実性腫瘍における、両方の化合物における抗腫瘍活性をデータは明確に示す(
図10)。化合物B19処理は、21日目までに、DLBCL腫瘍における用量依存性かつ持続性の退縮をもたらした(10及び30mpk用量に対して、p<.01)。化合物A197は、このモデルにおいて同レベルの退縮を誘発した(データは図示せず)。化合物A197処理は、充実性腫瘍モデルにおける有意に遅い増殖をもたらした(75及び30mpk用量に対して、p<.01)。更に、肝機能、代謝、及び骨髄造血のマーカーを使用して測定すると、化合物A197の処理は、毒性の顕性な徴候と十分な相関を有しなかった。
【0218】
作用機序のスクリーン
ひと続きの、広範なハイコンテントイメージング、トランスクリプトミクス、及びCRISPR KOスクリーンを実施し、化合物A197活性を、可能性のある作用方法と関連付けた。全ての研究のデータを下表にまとめる。これらのスクリーンのアウトカムは、2つの顕著な観察結果を含んだ。トランスクリプトーム分析のアウトカムにより、化合物A197がATF4経路を誘発したことが明らかとなった。次に、化合物A197は、腫瘍細胞でレドックス(GSHの減少)、エネルギー(ATP/AMP比の低下)、及びTCAサイクル中間体(イソシトレート/アコニテートの低下)の、具体的な変化を誘発したが、NHLF(健常なヒト肺線維芽細胞)細胞では誘発しなかった。
【0219】
【表10】
【0220】
ATF4が媒介する遺伝子発現プロファイルは、化合物により誘導される。
ATF4の活性化は、ERストレス、並びに関連するTFのATF6、ERN1、及びXBP1の活性化と密接に繋がっている。各転写因子の役割を測定するために、15個の遺伝子のセットを選択し、関連するATF4としての、及び他の転写因子に対する、応答の特異性を評価した。選択した遺伝子は、特定の遺伝子の不存在下にて、遺伝子欠失研究の使用に基づく特異的転写因子が必要であることを示した(例えば、ATF6の遺伝子欠失は、ツニカマイシンなどのERストレス誘導因子によるHSPA6の誘導を大幅に取り除くが、ATF4の欠失は、このような顕著な効果を有しない)。G1をデータに注記したものの、細胞周期の標的もまた、進行上での個別の効果としてパネルに含めた。これらの遺伝子は様々な方法で制御することが可能であるため、化合物の作用:細胞周期停止のアウトカムを反映する。
【0221】
【表11】
【0222】
遺伝子発現プロファイリングのために、4つの細胞株を選択した。健常なヒト肺線維芽細胞を、非応答性細胞株の例として選択した。結腸直腸癌細胞株HCT−116、及び慢性骨髄性白血病株HAP1を、増殖停止を受ける化合物に対して応答性の細胞株の例として選択した。びまん性大細胞型B細胞リンパ腫株SU−DHL−2を、増殖停止及びアポトーシスを受ける細胞株として選択した。発現した遺伝子のレベルを測定するため、細胞(3×10
5)を、コーティングした6ウェル組織培養皿にプレーティングした後、24時間培養した。24時間後、培地交換し、5μMの終濃度で化合物197を含有する培地で置き換えた。次に、細胞を化合物と共に8時間インキュベートし、その後、培地を取り除いて、細胞を、メーカーの取扱説明書に従い、Qiagen RNAEasy Mini Kitを用いてRNA単離のために処理した。簡単に言うと、細胞溶解緩衝液を各ウェルに添加した後、QiaShredderカラムを用いて均質化した。等体積の70%エタノールをカラム溶出液に添加した後、RNAEasy固相分離カラムにアプライした。カラムを2回洗浄して、断片化したDNAを取り除いた後、滅菌RNase非含有水を用いて溶出する。RNA回収を、NanoDrop核酸定量化装置を用いて測定する。RNA(400μg)を使用して、ThermoFisher製の試薬及びプロトコルを用いる標準的な方法により、cDNAを作製する。各遺伝子のQPCR分析を、標準的な方法を使用して実施した。遺伝子用のプローブ及びプライマー配列を下表に記載する;ThermoFisher Scientificが全アッセイの供給元であった。3つの標準的な参照遺伝子を、データの正規化のために使用する。ビヒクルに対する遺伝子発現の変化を、Expression Analysisソフトウェア(ThermoFisher)を使用して計算する。
【0223】
【表12】
【0224】
原発性NHLFではなく、3つの応答性腫瘍細胞株(HCT−116、HAP−1、及びSU−DHL−2)において、化合物197は、ATF6又はIRE1/Xbp1制御遺伝子ではなく、優先的にATF4を誘発した(
図11)。CDKN1A(p21/Waf1)mRNA発現は、化合物の処理により増加することに注意されたい。最近のエビデンスは、CDKN1Aの発現がeIF2αリン酸化により制御されている可能性があることを示唆している。
【0225】
処理は、HCT−116細胞におけるeIF2αのリン酸化を誘発する。
ATF4誘発の標準的経路は、eIF2αリン酸化を伴う。レベルを測定するために、eIF2α及びp−eIF2αのレベルを、ウェスタンブロッティングを使用して測定した。HCT−116細胞(ウェル当たり1.5×10
5)を、12ウェルの組織培養皿で培養し、30分、1、2、又は4時間、10% FBSを含むMcCoys完全培地に溶解した5μMの化合物A197で処理した。処理の後、培地を取り除き、細胞をPBSで洗浄した後、RIPA細胞溶解緩衝液を添加した後で溶解した。次に、14,000xgでの10分間の遠心分離により、細胞可溶化物を明らかにする。明らかになった溶解物タンパク質の濃度を、BCA方法論を使用して測定する。全ての溶解物をRIPA緩衝液で希釈し、200μg/mLの終濃度を得る。対照として、HCT−116細胞を必須アミノ酸(EAA)に対して飢えさせると、EIF2AAK4(GCN2)によりeIF2αのリン酸化が増加する。HCT−116細胞を上記のとおりにプレーティングしたが、培地を取り除いて、アール平衡食塩水で置き換えた。溶解物調製のための全ての後続工程は、上述したものと同一であった。30分間の化合物処理の間にeIF2αリン酸化が増加することは、eIF2キナーゼが活性化されていることを示した(
図12)。
【0226】
全細胞GSHレベルは、化合物A197で処理した腫瘍株にて減少する 治療用化合物は、NHLF細胞ではなく、HCT−116、BJAB、SU−DHL−2において、全細胞グルタチオンの用量依存性低下を引き起こすであろう。細胞GSHの最大低下は、43〜69%の範囲内である。GSHレベルの減少は、アポトーシスとは無関係のようである。IC
50は、細胞増殖における化合物の活性と一貫しており、細胞増殖とレドックス状態との相関を示唆している。
【0227】
全細胞GSHレベルにおける化合物A197の効果
【0228】
NHLF、BJAB、SU−DHL−2、及びHCT−116細胞を、溶解物収集の4時間前に、化合物A197で処理した。全細胞グルタチオン(GSH)レベルを、発光エンドポイント(GSH−Glo,Promega)を使用して測定した。化合物処理の72時間後に、Cell−Titre Gloを使用して細胞増殖を測定した。示す全データは、3つの生物学的複製の平均±SDである。
【0229】
【表13】
【0230】
実施例4:本開示の治療用化合物に対する、腫瘍細胞の抗増殖性応答のISR及び代謝産物バイオマーカー予想
BCL腫瘍細胞株、治療用化合物に対して様々な程度の感度を有する6つのCRC株、及び、非抗増殖性応答を有する3つの健常な原発性細胞株を試験する。化合物A197及びB19を、対照としての役割を果たす、相対的に不活性の、化合物A197の位置異性体である化合物A201aと共に試験する。0.01〜10μMの濃度の範囲にわたり、細胞を試験する。24及び72時間における、ハイコンテント細胞イメージングを用いて、細胞増殖及びアポトーシスの程度を測定する。遺伝子におけるRNAのプロファイリングを、8、24、及び72時間にて収集したRNAサンプルにて、QPCRを用いて実施する。代謝産物プロファイリングのためのサンプリングは1及び6時間にて生じ、これらは、ATP/AMP比率、及びGSHレベルにおける効果を示す以前の研究と一致する。
【0231】
高温エタノールを用いて、ATP及びAMPを抽出し、LC−MSにより定量化する。GSH−Glo(Promega)を使用してGSHを測定する。JC1又はTMREで染色した細胞の共焦点顕微鏡法を使用して、ミトコンドリアのモルホロジー、及びミトコンドリアの膜電位を測定する。接着性CML株のHAP1、CRC腫瘍株、及びNHLFを使用して、ミトコンドリア染色研究を実施する。暴露時間は、30分〜72時間の範囲である。全ての実験データを、各データ点に対する3つの生物学的複製及び技術的重複として収集する。
【0232】
健常ではなく、腫瘍細胞株における、化合物が媒介する変化を、化合物の有効性のサロゲートとしてではなく、化合物活性の薬力学マーカーとして使用することができる。抗増殖性活性に対する、遺伝子応答又は代謝産物プロファイルの相関(70%を超える感度及び特異度)は、予後値の十分な、予備エビデンスを提供し、より多くの細胞株までスクリーニングを拡大する。
更なる転写物又は代謝産物マーカーを評価して、スクリーニングした細胞数と同様に、結果を改善することができる。
【0233】
実施例5:治療用化合物に対する抗増殖性応答と関連した、トランスクリプトーム及びメタボロミック機能経路及びバイオマーカー
応答性KRAS変異体(HCT−116、LoVo)、及び非応答性KRAS変異体(SW480)CRC細胞株における、全体的な遺伝子発現及び代謝産物プロファイルの分析により、単一の活性治療用化合物に対する機能的応答と関連するバイオマーカーを同定する。比較対照は、ビヒクル及び陰性対照化合物を含む。処理の8及び24時間後に、ある濃度の化合物を使用して、サンプルを調製する。全体的な遺伝子発現プロファイルを、RNASeqを使用して測定する。代謝産物の高温抽出、続いてLC−MS検出を用いて、代謝産物プロファイリングサンプルを調製する。全てのデータポイントは、3つの生物学的複製を含む。各時点における、ビヒクルに対する応答を比較することにより、標準的な統計アプローチを使用してデータを分析する。
【0234】
応答性細胞株で発見されたが、非応答性細胞株では発見されていないRNA又は代謝産物バイオマーカーを同定する。同定したマーカーを更に、CRC細胞株のより広いパネルで評価し、他の充実性腫瘍種に拡大する。
【0235】
実施例6:癌細胞株の細胞生存能(IC50)
化合物A197、参照対照としての標準的な化学療法(シスプラチン)、又は、0.25%(体積/体積)DMSOを含有する培地ビヒクル対照培地による処理の後、407個の癌細胞株の生存能を測定した。CellTiter−Glo(登録商標)Viability Assay(Promega)により測定したように、50%阻害濃度(IC50)を使用して生存能を測定した。10〜15%のウシ胎児血清で懸濁した培地中で、37℃の温度、5% CO
2、及び95%湿度にて、全細胞を標準条件下で培養した。
【0236】
まず、CellTiter−Glo(登録商標)緩衝液を解凍して室温まで平衡にすることで、実験を開始した。凍結乾燥したCellTiter−Glo(登録商標)基質もまた、室温まで平衡にした。凍結乾燥した基質を、CellTiter−Glo(登録商標)緩衝液で再構成し、CellTiter−Glo(登録商標)試薬を形成した。
【0237】
対数増殖期の間に細胞を収集して計数し、培地を用いて、細胞濃度を4.44×10
4cells/mLに調節した。示すように、90μLの細胞懸濁液中で、4×10
3cells/wellの最終細胞密度をプレートA及びBに添加した。
【0238】
【表14】
【0239】
【表15】
【0240】
細胞を一晩増殖させ、翌日、プレートAの各ウェルに10μLの培地を添加することにより、T0読み取りを得た。30分間、プレートを室温で平衡にした後、50μLのCellTiter−Glo(登録商標)試薬を各ウェルに添加した。内容物をオービタルシェーカーにて5分間混合し、細胞溶解を誘発した。プレートを20分間インキュベートし、発光シグナルを安定させ、T0ルミネセンスを記録した。
【0241】
試験化合物及び参照対照であるプレートBのIC50を、まず、化合物A197の10倍溶液を調製して9つの用量レベルを達成することで測定した。シスプラチンの10倍参照対照溶液もまた調製した。化合物A197及びシスプラチンを、3通りに分配した薬剤濃度を有するプレートBの適切なウェルに分配した。試験プレートBを96時間、37℃、5% CO
2にて、加湿したインキュベーター内でインキュベートした。
【0242】
インキュベーション後、プレートを室温にて30分間平衡させた。CellTiter−Glo(登録商標)(50μL)をプレートの各ウェルに添加し、オービタルシェーカーにて内容物を5分間混合し、細胞溶解を誘発した。発光シグナルを室温で20分間安定させ、ルミネセンスを記録した。
【0243】
シグモイド用量反応により非線形回帰モデルを用いて適合させた、用量反応曲線を使用して、IC
50(EC
50)を計算した。生残率を、以下の式を用いて計算した:
生残率(%)=(Lum
試験物品−Lum
培地対照)/(Lum
未処理−Lum
培地対照)×100%。
【0244】
統計ソフトウェア(GraphPad Prism5.0)により生成した用量反応曲線に従い、絶対IC50(EC50)を計算した。試験細胞株に対するIC50及び最大阻害を、表6−1〜6−16に示す。
【0245】
【表16】
【0246】
【表17】
【0247】
【表18】
【0248】
【表19】
【0249】
【表20】
【0250】
【表21】
【0251】
【表22】
【0252】
【表23】
【0253】
【表24】
【0254】
【表25】
【0255】
【表26】
【0256】
【表27】
【0257】
【表28】
【0258】
【表29】
【0259】
【表30】
【0260】
【表31】
【0261】
実施例7:FAM210Bの発現は、本開示の化合物によるATF4の誘導を制御する
造血器癌及び充実性腫瘍癌の両方のためのバイオマーカーとして、実施例2で同定されるFAM210Bを、更に調査した。
【0262】
Protein Atlasからのデータを分析することで、低濃度のFAM210Bタンパク質は、充実性腫瘍において従来の治療法を用いる好ましくない治療アウトカムと相関することが示された(
図13)。そして、
図14に示すように、充実性腫瘍に対するFAM210B CCLE発現データは、AUCと十分に相関する(例えば実施例2を参照のこと)(充実性腫瘍に対しては、退縮/スピアマン相関の相関係数 R値=0.43)。しかし、造血器腫瘍に対するFAM210B発現は、AUCと相関しない。更に、細胞株プロファイリングは、FAM210Bの発現は、充実性腫瘍と比較して造血器腫瘍において有意に低いことを示し(
図15)、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)及びバーキットリンパ腫が、最も低いFAM210B発現レベルを示す。
【0263】
FAM210Bは、充実性腫瘍において、化合物A197及びB19などの、本開示の化合物に対する応答を予測するための有力なマーカーであることを、本発明者らは測定した。
図16に示すように、2つの遺伝子−FAM210B及びNUDT2は、本開示の化合物に対する応答を予想する分画化のバルクを担う。
【0264】
FAM210Bトランスフェクト細胞は、化合物B5が媒介するATF4誘導を低下させた。
【0265】
HCT−116細胞に、tGFP又はFAM210B GFPを発現するベクターをトランスフェクションした。48時間後、細胞を3mMの化合物B5で処理した。薬剤処理の4時間後に、細胞を固定して透過化処理し、ATF4レベルを免疫蛍光法(IF)により測定し、FAM210BレベルをGFPの検出により測定した。細胞を中央ATF4タンパク質発現に基づき廃棄し、FAM210B−tGFPのレベルに対してランク付けした。
図17及び
図18に示すように、ATF4の発現は、FAM210Bの発現が増加するにつれ、用量依存的に低下する。これらの結果は、ATF4の化合物B5誘導は、HCT−116細胞におけるFAM210B発現により阻害されていることを示しており、化合物B5が媒介するATF4遺伝子誘導における、FAM210B発現の用量依存性効果を示している。
【0266】
FAM210Bの効果の選択性
FAM210Bの発現は、ツニカマイシン、アルセナイト、又は栄養素の引き出しによる、ATF4の誘導に影響を及ぼさない(
図8を参照のこと)。ATF4誘導の代替経路において影響が欠如することは、eIF2aのリン酸化をもたらす、少なくとも2つの経路:PERK及びGCN2を伴う相互作用が欠如していることを示唆している。アルセナイトが媒介するATF4発現との相互作用の欠如は、化合物B5が、HRIの活性化により機能しないことを示唆している。
【0267】
PERK阻害剤は、化合物B5が媒介するATF4の誘導に影響を有しないことを、追跡研究は示し、このことは、ERストレスが、本開示の化合物の活性において役割を果たさないことを示唆している。
【0268】
ATF4の誘導における、HRI及びPRK経路の役割は、ノックダウン研究を用いて確認することができる。
【0269】
総じて、FAM210Bの発現は、本開示の治療用化合物によるATF4の誘導を独自に制御することをデータは示唆している。
【0270】
本開示は、以下に列挙する実施形態を更に提供し、これらは、技術的、又は論理的に矛盾しない任意数及び任意の様式で組み合わせて、本開示の他の実施形態を形成することができる。
【0271】
実施形態1
ヒト個体における癌の治療方法であって、
癌の複数の遺伝子の発現レベルを測定することと、
参照細胞における複数の遺伝子の発現レベルと比較しての遺伝子発現の倍率変化を測定することと、
遺伝子発現の倍率変化が、5以上であるhの複数の遺伝子に対して大きい場合、有効量の本開示の治療用化合物をヒト個体に投与することと、を含む、方法。
【0272】
実施形態2
癌が造血器癌である、実施形態1に記載の方法。
【0273】
実施形態3
造血器癌が慢性骨髄増殖性腫瘍である、実施形態2に記載の方法。
【0274】
実施形態4
造血器癌がリンパ腫である、実施形態2に記載の方法。
【0275】
実施形態5
リンパ腫がバーキットリンパ腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、毛様細胞性リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、T細胞リンパ腫、皮膚T細胞リンパ腫、B細胞リンパ腫、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、ダブルヒットリンパ腫、ワルデンシュトレームマクログロブリン血症、原発性中枢神経系(CNS)リンパ腫、又は、血管内大細胞型Bリンパ腫(ILBCL)である、実施形態4に記載の方法。
【0276】
実施形態6
造血器癌が白血病である、実施形態2に記載の方法。
【0277】
実施形態7
白血病が急性リンパ性白血病(ALL)、急性骨髄性白血病(AML)、急性骨髄芽球性白血病、慢性リンパ性白血病(CLL)、慢性骨髄性白血病(CML)、慢性好中球白血病(CNL)、慢性骨髄単球性白血病(CMML)、侵襲性NK細胞白血病(急性多形質白血病、及び真性多血症)、又は、急性及び慢性T細胞及びB細胞白血病である、実施形態6に記載の方法。
【0278】
実施形態8
造血器癌が形質細胞腫瘍である、実施形態2に記載の方法。
【0279】
実施形態9
形質細胞腫瘍が多発性骨髄腫、慢性骨髄増殖性腫瘍、骨髄異形成症候群、骨髄異形成/骨髄増殖性腫瘍形成、又は慢性骨髄増殖性腫瘍形成である、実施形態8に記載の方法。
【0280】
実施形態10
参照細胞がヒト個体の(例えば造血器癌と同じ種類の)非癌性細胞である、実施形態2〜9のいずれかに記載の方法。
【0281】
実施形態11
参照細胞が異なるヒトの(例えば造血器癌と同じ種類の)非癌性細胞である、実施形態2〜9のいずれかに記載の方法。
【0282】
実施形態12
参照細胞が細胞株の(例えば造血器癌と同じ種類の)非癌性細胞である、実施形態2〜9のいずれかに記載の方法。
【0283】
実施形態13
参照細胞が、(例えば、造血器癌と同じ種類の)治療用化合物に対して少なくとも30μMのIC
50を有する細胞株由来の細胞である、実施形態2〜9のいずれかに記載の方法。
【0284】
実施形態14
少なくとも1.5の遺伝子発現の倍率変化が、遺伝子発現における有意な変化である、実施形態2〜13のいずれかに記載の方法。
【0285】
実施形態15
少なくとも2の遺伝子発現の倍率変化が、遺伝子発現における有意な変化である、実施形態2〜13のいずれかに記載の方法。
【0286】
実施形態16
少なくとも3の遺伝子発現の倍率変化が、遺伝子発現における有意な変化である、実施形態2〜13のいずれかに記載の方法。
【0287】
実施形態17
複数の遺伝子が、CASP10、TMED1、PPP1CC、TMEM59、BRD7、CYB561、FAM210B、NDRG1、CTSB、MMAB、SETDB2、VPS37B、ELL3、及びKIF13Bから選択される、実施形態2〜16のいずれかに記載の方法。
【0288】
実施形態18
第1の数が7以上、例えば8以上、9以上、又は10以上である、実施形態17に記載の方法。
【0289】
実施形態19
第1の数が11以上、12以上、又は13以上である、実施形態17に記載の方法。
【0290】
実施形態20
複数の遺伝子のうちの少なくとも1つがCASP10である(例えば、CASP10は第1の数の遺伝子のうちの1つである)、実施形態17〜19のいずれかに記載の方法。
【0291】
実施形態21
複数の遺伝子のうちの少なくとも1つがTMED1である(例えば、TMED1は第1の数の遺伝子のうちの1つである)、実施形態17〜20のいずれかに記載の方法。
【0292】
実施形態22
複数の遺伝子のうちの少なくとも1つがPPP1CCである(例えば、PPP1CCは第1の数の遺伝子のうちの1つである)、実施形態17〜21のいずれかに記載の方法。
【0293】
実施形態23
複数の遺伝子のうちの少なくとも1つがTMEM59である(例えば、TMEM59は第1の数の遺伝子のうちの1つである)、実施形態17〜22のいずれかに記載の方法。
【0294】
実施形態24
複数の遺伝子のうちの少なくとも1つがBRD7である(例えば、BRD7は第1の数の遺伝子のうちの1つである)、実施形態17〜23のいずれかに記載の方法。
【0295】
実施形態25
複数の遺伝子のうちの少なくとも1つがCYB561である(例えば、CYB561は第1の数の遺伝子のうちの1つである)、実施形態17〜24のいずれかに記載の方法。
【0296】
実施形態26
複数の遺伝子のうちの少なくとも1つがFAM210Bである(例えば、FAM210Bは第1の数の遺伝子のうちの1つである)、実施形態17〜25のいずれかに記載の方法。
【0297】
実施形態27
複数の遺伝子のうちの少なくとも1つがNDRG1である(例えば、NDRG1は第1の数の遺伝子のうちの1つである)、実施形態17〜26のいずれかに記載の方法。
【0298】
実施形態28
複数の遺伝子のうちの少なくとも1つがCTSBである(例えば、CTSBは第1の数の遺伝子のうちの1つである)、実施形態17〜27のいずれかに記載の方法。
【0299】
実施形態29
複数の遺伝子のうちの少なくとも1つがMMABである(例えば、MMABは第1の数の遺伝子のうちの1つである)、実施形態17〜28のいずれかに記載の方法。
【0300】
実施形態30
複数の遺伝子のうちの少なくとも1つがSETDB2である(例えば、SETDB2は第1の数の遺伝子のうちの1つである)、実施形態17〜29のいずれかに記載の方法。
【0301】
実施形態31
複数の遺伝子のうちの少なくとも1つがVPS37Bである(例えば、VPS37Bは第1の数の遺伝子のうちの1つである)、実施形態17〜30のいずれかに記載の方法。
【0302】
実施形態32
複数の遺伝子のうちの少なくとも1つがELL3である(例えば、ELL3は第1の数の遺伝子のうちの1つである)、実施形態17〜31のいずれかに記載の方法。
【0303】
実施形態33
複数の遺伝子のうちの少なくとも1つがKIF13Bである(例えば、KIF13Bは第1の数の遺伝子のうちの1つである)、実施形態17〜32のいずれかに記載の方法。
【0304】
実施形態34
第1の数が14である、実施形態17に記載の方法。
【0305】
実施形態35
癌が充実性腫瘍癌である、実施形態1に記載の方法。
【0306】
実施形態36
充実性腫瘍癌が副腎癌、胆管癌、骨癌又は筋肉癌、子宮頸癌、結腸直腸癌、食道癌、眼癌、頭頸癌(例えば鼻癌、舌癌、甲状腺癌、又は顎下腺癌)、腎臓癌、肝臓癌、大腸癌、小細胞肺癌又は非小細胞肺癌、神経系癌、卵巣癌、膵臓癌、胎盤癌、前立腺癌、皮膚癌、小腸癌、胃癌、又は子宮癌である、実施形態35に記載の方法。
【0307】
実施形態37
充実性腫瘍癌が軟組織癌である、実施形態35に記載の方法。
【0308】
実施形態38
参照細胞がヒト個体の(例えば充実性腫瘍癌と同じ種類の)非癌性細胞である、実施形態35〜37のいずれかに記載の方法。
【0309】
実施形態39
参照細胞が異なるヒトの(例えば充実性腫瘍癌と同じ種類の)非癌性細胞である、実施形態35〜38のいずれかに記載の方法。
【0310】
実施形態40
参照細胞が細胞株由来の(例えば充実性腫瘍癌と同じ種類の)非癌性細胞である、実施形態35〜38のいずれかに記載の方法。
【0311】
実施形態41
参照細胞が、(例えば、充実性腫瘍癌と同じ種類の)治療用化合物に対して少なくとも30μMのIC
50を有する癌細胞株由来の細胞である、実施形態35〜38のいずれかに記載の方法。
【0312】
実施形態42
少なくとも1.5の遺伝子発現の倍率変化が、遺伝子発現における有意な変化である、実施形態35〜41のいずれかに記載の方法。
【0313】
実施形態43
少なくとも2の遺伝子発現の倍率変化が、遺伝子発現における有意な変化である、実施形態35〜41のいずれかに記載の方法。
【0314】
実施形態44
少なくとも3の遺伝子発現の倍率変化が、遺伝子発現における有意な変化である、実施形態35〜41のいずれかに記載の方法。
【0315】
実施形態45
複数の遺伝子がLAMC3、FAM210B、SENP8、ITGB3BP、NUDT2、HNRNPCL1、C20orf43、FRMD8、及びSTX16からなる群から選択される、実施形態35〜44のいずれかに記載の方法。
【0316】
実施形態46
第1の数が5以上、例えば6以上である、実施形態45に記載の方法。
【0317】
実施形態47
第1の数が7以上、例えば8以上である、実施形態45に記載の方法。
【0318】
実施形態48
複数の遺伝子のうちの少なくとも1つがLAMC3である(例えば、LAMC3は第1の数の遺伝子のうちの1つである)、実施形態45〜47のいずれかに記載の方法。
【0319】
実施形態49
複数の遺伝子のうちの少なくとも1つがFAM210Bである(例えば、FAM210Bは第1の数の遺伝子のうちの1つである)、実施形態45〜48のいずれかに記載の方法。
【0320】
実施形態50
複数の遺伝子のうちの少なくとも1つがSENP8である(例えば、SENP8は第1の数の遺伝子のうちの1つである)、実施形態45〜49のいずれかに記載の方法。
【0321】
実施形態51
複数の遺伝子のうちの少なくとも1つがITGB3BPである(例えば、ITGB3BPは第1の数の遺伝子のうちの1つである)、実施形態45〜50のいずれかに記載の方法。
【0322】
実施形態52
複数の遺伝子のうちの少なくとも1つがNUDT2である(例えば、NUDT2は第1の数の遺伝子のうちの1つである)、実施形態45〜51のいずれかに記載の方法。
【0323】
実施形態53
複数の遺伝子のうちの少なくとも1つがHNRNPCL1である(例えば、HNRNPCL1は第1の数の遺伝子のうちの1つである)、実施形態45〜52のいずれかに記載の方法。
【0324】
実施形態54
複数の遺伝子のうちの少なくとも1つがC20orf43である(例えば、C20orf43は第1の数の遺伝子のうちの1つである)、実施形態45〜53のいずれかに記載の方法。
【0325】
実施形態55
複数の遺伝子のうちの少なくとも1つがFRMD8である(例えば、FRMD8は第1の数の遺伝子のうちの1つである)、実施形態45〜54のいずれかに記載の方法。
【0326】
実施形態56
複数の遺伝子のうちの少なくとも1つがSTX16である(例えば、STX16は第1の数の遺伝子のうちの1つである)、実施形態45〜55のいずれかに記載の方法。
【0327】
実施形態57
第1の数が9である、実施形態45に記載の方法。
【0328】
実施形態58
ヒト個体における造血器癌の治療方法であって、
造血器癌のKIAA0125に対する遺伝子コピー数を測定することと、
遺伝子コピー数が、少なくとも2である少なくとも第2の数である場合、有効量の本開示の治療用化合物をヒト個体に投与することと、
を含む方法。
【0329】
実施形態59
第2の数が少なくとも4である、実施形態58に記載の方法。
【0330】
実施形態60
造血器癌が実施形態3〜9のいずれかに記載されているとおりである、実施形態58又は実施形態59に記載の方法。
【0331】
実施形態61
ヒト個体における造血器癌の治療方法であって、
造血器癌のHLA−B及び/又はHLA−Cに対する遺伝子コピー数を測定することと、
遺伝子コピー数が、0.40以下である第3の数以下である場合、有効量の本開示の治療用化合物をヒト個体に投与することと、
を含む、方法。
【0332】
実施形態62
第3の数が0.1以下、又は0.07以下である、実施形態61に記載の方法。
【0333】
実施形態63
造血器癌が実施形態3〜9のいずれかに記載されているとおりである、実施形態61又は実施形態62に記載の方法。
【0334】
実施形態64
癌が、本開示の治療用化合物に対して応答性であるか否かを決定する方法であって、
癌の複数の遺伝子の発現レベルを測定することと、
参照細胞における1つ以上の遺伝子の発現レベルと比較しての遺伝子発現の倍率変化を測定することと、
遺伝子発現の倍率変化が、5以上である第1の数の複数の遺伝子に対して大きい場合、癌が治療用化合物に対して応答性が高い可能性があると特定することと、
を含む、方法。
【0335】
実施形態65
癌が造血器癌であり(例えば、実施形態3〜9のいずれかに関して記載したとおりであり)、方法が、実施形態10〜34のいずれかに記載したとおりに実施される、実施形態64に記載の方法。
【0336】
実施形態66
癌が充実性腫瘍癌であり(例えば、実施形態36及び37のいずれかに関して記載したとおりであり)、方法が、実施形態38〜57のいずれかに記載のとおりに実施される、実施形態64に記載の方法。
【0337】
実施形態67
(例えば、実施形態3〜9のいずれかに記載するとおりの)造血器癌が、本開示の治療用化合物に対して応答性であるか否かを決定する方法であって、
造血器癌のKIAA0125に対する遺伝子コピー数を測定することと、
遺伝子コピー数が、少なくとも2である少なくとも第2の数である場合、癌が治療用化合物に対して応答性が高い可能性があると特定することと、
を含む方法。
【0338】
実施形態68
第2の数が少なくとも4である、実施形態67に記載の方法。
【0339】
実施形態69
(例えば、実施形態3〜9のいずれかに記載するとおりの)造血器癌が、本開示の治療用化合物に対して応答性であるか否かを決定する方法であって、
造血器癌のHLA−B及び/又はHLA−Cに対する遺伝子コピー数を測定することと、
遺伝子コピー数が、0.10以下である第3の数以下である場合、癌が治療用化合物に対して応答性が高い可能性があると特定することと、
を含む、方法。
【0340】
実施形態70
第3の数が0.07以下である、実施形態69に記載の方法。
【0341】
実施形態71
ヒト個体における癌の治療方法であって、ヒト個体に有効量の本開示の治療用化合物を投与することを含む、方法。
【0342】
実施形態72
癌が、CASP10、TMED1、PPP1CC、TMEM59、BRD7、CYB561、FAM210B、NDRG1、CTSB、MMAB、SETDB2、VPS37B、ELL3、及びKIF13Bから選択される、第1の数の複数の遺伝子に関する参照細胞と比較して、有意な遺伝子発現の倍率変化を示す(例えば、実施形態3〜9のいずれかに関して記載されている)造血器癌であり、第1の数が少なくとも5である、実施形態71に記載の方法。
【0343】
実施形態73
遺伝子発現の倍率変化を決定する詳細は、実施形態10〜34のいずれかに記載されているとおりである、実施形態72に記載の方法。
【0344】
実施形態74
癌が、LAMC3、FAM210B、SENP8、ITGB3BP、NUDT2、HNRNPCL1、C20orf43、FRMD8、及びSTX16から選択される、第1の数の複数の遺伝子に関する参照細胞と比較して、有意な遺伝子発現の倍率変化を示す(例えば、実施形態36及び37のいずれかに関して記載されている)充実性腫瘍癌であり、第1の数が少なくとも5である、実施形態71に記載の方法。
【0345】
実施形態75
遺伝子発現の倍率変化を決定する詳細は、実施形態38〜57のいずれかに記載されているとおりである、実施形態74に記載の方法。
【0346】
実施形態76
癌が、0.10以下(例えば0.07以下)である、HLA−B及び/又はHLA−Cに対する遺伝子コピー数を示す造血器癌であり、例えば、造血器癌は実施形態3〜9のいずれかに記載されているとおりである、実施形態71に記載の方法。
【0347】
実施形態77
癌が、少なくとも2(例えば少なくとも4)である、KIAA0125に対する遺伝子コピー数を示す造血器癌であり、例えば、造血器癌は実施形態3〜9のいずれかに記載されているとおりである、実施形態71に記載の方法。
【0348】
実施形態78
本開示の治療用化合物を使用する、ヒト個体における充実性腫瘍癌の治療方法であって、
癌のFAM210Bの発現レベルを測定することと、
参照細胞におけるFAM210Bの発現レベルと比較して、FAM210Bの発現倍率変化を測定することと、
FAM210Bの発現倍率変化が有意である場合、及び、癌におけるFAM210B発現が、参照細胞におけるFAM210B発現よりも低い場合、有効量の治療用化合物をヒト個体に投与することと、
を含む方法。
【0349】
実施形態79
ヒト個体における充実性腫瘍癌の治療方法であって、ヒト個体に、有効量の本開示の治療用化合物を投与することを含み、充実性腫瘍癌が、参照細胞におけるFAM210Bの発現レベルと比較して、有意なFAM210B発現を示し、癌におけるFAM210B発現が、参照細胞におけるFAM210B発現より低い、方法。
【0350】
実施形態80
充実性腫瘍癌が、本開示の治療用化合物に対して応答性であるか否かを決定する方法であって、
癌のFAM210Bの発現レベルを測定することと、
参照細胞におけるFAM210Bの発現レベルと比較して、FAM210Bの発現倍率変化を測定することと、
FAM210Bの発現倍率変化が有意である場合、及び、癌におけるFAM210B発現が、参照細胞におけるFAM210B発現よりも低い場合、癌が治療用化合物に対して応答性が高い可能性があると特定することと、
を含む、方法。
【0351】
実施形態80
充実性腫瘍癌が副腎癌、胆管癌、骨癌又は筋肉癌、子宮頸癌、結腸直腸癌、食道癌、眼癌、頭頸癌(例えば鼻癌、舌癌、甲状腺癌、又は顎下腺癌)、腎臓癌、肝臓癌、大腸癌、小細胞肺癌又は非小細胞肺癌、神経系癌、卵巣癌、膵臓癌、胎盤癌、前立腺癌、皮膚癌、小腸癌、胃癌、又は子宮癌である、実施形態78〜80のいずれかに記載の方法。
【0352】
実施形態81
充実性腫瘍癌が軟組織癌である、実施形態78〜80のいずれかに記載の方法。
【0353】
実施形態82
参照細胞がヒト個体の(例えば充実性腫瘍癌と同じ種類の)非癌性細胞である、実施形態78〜81のいずれかに記載の方法。
【0354】
実施形態83
参照細胞が異なるヒトの(例えば充実性腫瘍癌と同じ種類の)非癌性細胞である、実施形態78〜81のいずれかに記載の方法。
【0355】
実施形態84
参照細胞が細胞株由来の(例えば充実性腫瘍癌と同じ種類の)非癌性細胞である、実施形態78〜81のいずれかに記載の方法。
【0356】
実施形態85
参照細胞が、(例えば、充実性腫瘍癌と同じ種類の)治療用化合物に対して少なくとも30μMのIC
50を有する癌細胞株由来の細胞である、実施形態78〜81のいずれかに記載の方法。
【0357】
実施形態86
少なくとも1.5の遺伝子発現の倍率変化が、遺伝子発現における有意な変化である、実施形態78〜85のいずれかに記載の方法。
【0358】
実施形態87
少なくとも2の遺伝子発現の倍率変化が、遺伝子発現における有意な変化である、実施形態78〜85のいずれかに記載の方法。
【0359】
実施形態88
少なくとも3の遺伝子発現の倍率変化が、遺伝子発現における有意な変化である、実施形態78〜85のいずれかに記載の方法。
【0360】
実施形態89
治療用化合物が以下の式を有する、実施形態1〜88のいずれかに記載の方法。
【化18】
[式(I)において、「a」により示される環系は、任意に薬学的に許容される塩若しくはN−オキシド、又は溶媒和物若しくは水和物の形態の、複素環式芳香族化合物として定義され、式中、
A
1Aは、結合、−C(O)−、−S−、−S(O)
1ー2−、−O−、−NR
6−、−C(O)NR
6−、−NR
6C(O)−、−C(S)NR
6−、−NR
6C(S)−、−C(O)O−、−OC(O)−、−C(O)S−、−SC(O)−、−C(S)O−、−OC(S)−、−C(S)S−、−SC(S)−、−S(O)
1−2O−、−OS(O)
1ー2−、−S(O)
1―2NR
6−、及び−NR
6S(O)
1ー2−からなる群から選択され、
L
1Aは結合、非置換C
1−C
4アルキレン、非置換C
1−C
4アルケニレン、及び非置換C
1−C
4アルキニレンからなる群から選択され、
A
1Bは、結合、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、−NR
6−、−C(O)NR
6−、−NR
6C(O)−、−C(S)NR
6−、−NR
6C(S)−、−C(O)O−、−OC(O)−、−C(O)S−、−SC(O)−、−C(S)O−、−OC(S)−、−C(S)S−、−SC(S)−、−S(O)
1―2O−、−OS(O)
1―2−、−S(O)
1―2NR
6−、及び−NR
6S(O)
1―2−からなる群から選択され、
L
1Bは結合、非置換C
1−C
4アルキレン、非置換C
1−C
4アルケニレン、及び非置換C
1−C
4アルキニレンからなる群から選択され、
R
1は
水素、
任意に置換されたC
1−C
8アルキル、任意に置換されたC
1−C
8アルケニル、及び任意に置換されたC
1−C
8アルキニル、
それぞれ任意に、1−5個のR
1Eで置換されたシクロアルキル及びヘテロシクロアルキル、並びに
それぞれ任意に1−5個のR
1Eで置換されたアリール及びヘテロアリールからなる群から選択され、
式中、
各R
1Eはオキソ、任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン、−CN、SF
5、−N
3、−C(O)R
1F、−SR
1F、−S(O)
1―2R
1F、−OR
1F、−NR
1GR
1F、−C(O)R
1F、−C(O)NR
1GR
1F、−NR
1GC(O)R
1F、−C(S)NR
1GR
1F、−NR
1GC(S)R
1F、−C(O)OR
1F、−OC(O)R
1F、−C(O)SR
1F、−SC(O)R
1F、−C(S)OR
1F、−OC(S)R
1F、−C(S)SR
1F、−SC(S)R
1F、−S(O)
1―2OR
1F、−OS(O)
1―2R
1F、−S(O)
1―2NR
1GR
1F、−NR
1GS(O)
1―2R
1Fから独立して選択され、
各R
1FはH、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、及び(C
1−C
3アルコキシ)C
1−C
3アルキル、(C
1−C
3アルコキシ(C
1−C
3アルコキシ))C
1−C
3アルキル、(C
1−C
3アルコキシ(C
1−C
3アルコキシ(C
1−C
3アルコキシ)))C
1−C
3アルキルから独立して選択され、
各R
1GはH、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、(C
1−C
3アルコキシ)C
1−C
3アルキル、−S(O)
1―2(C
1−C
3アルキル)、−C(O)(C
1−C
3アルキル)、及び−C(O)O(C
1―C
3アルキル)から独立して選択され、
L
2は結合、−CH
2−、−CH(CH
3)−、又は−CH
2CH
2−からなる群から選択され、
Qは−H、−CH
2OH、−C(O)OH、−C(O)OR
2A、−C(O)NR
2BR
2A、−C(O)NR
2BS(O)
2R
2A、−C(O)NR
2BS(O)
2NR
2BR
2A、−C(O)R
2A、−S(O)
2OH、−P(O)(OH)
2、−C(OH)(CF
3)
2、S(O)
2R
2A、−N(R
2B)S(O)
2R
2A、−S(O)
2NR
2BR
2A、−C(O)NHOH、−C(O)NH−O(C
1−C
3アルキル)、−CO(NH)CN、
【化19】
からなる群から選択され、式中、
各R
2AはH、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、C
1−C
3アミノアルキル、C
1−C
3チオアルキル、(C
1−C
3アルコキシ)C
1−C
3アルキル、−(CH
2CH
2O)
2−5−(任意に置換されたC
1−C
3アルキル)−、並びに、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、ヒドロキシル、アミノ、チオ、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、C
1−C
3アミノアルキル、C
1−C
3チオアルキル、及び−C(O)C
1−C
3アルキルから選択される置換基から選択される1〜2個の基で任意に置換されたヘテロアリール、から独立して選択され、
各R
2BはH、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、C
1−C
3アミノアルキル、C
1−C
3チオアルキル、(C
1−C
3アルコキシ)C
1−C
3アルキル、−S(O)
1―2(C
1−C
3アルキル)、−C(O)(C
1−C
3アルキル)、及び−C(O)O(C
1−C
3アルキル)から独立して選択され、
又は、R
2A及びR
2Bは、これらが両方直接結合する窒素と合わさって、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、ヒドロキシル、アミノ、チオ、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、C
1−C
3アミノアルキル、C
1−C
3チオアルキル、及び−C(O)C
1−C
3アルキルから選択される1〜3個の置換基で任意に置換されたヘテロシクロアルキルを形成し、
L
3は結合、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、−NR
6−、−CH
2−、−CH(CH
3)(OH)−、−CH(OH)−、−CH
2CH
2−、−C(O)NR
6−、−NR
6C(O)−、−C(S)NR
6−、−NR
6C(S)−、−C(O)O−、−OC(O)−、−S(O)
1―2O−、−OS(O)
1―2−、−S(O)
1―2NR
6−、又は−NR
6S(O)
1―2−であり、
R
3は、
それぞれが(i)−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたヘテロアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Eで任意に置換されたシクロアルキル)、−L
3C−(1−5個のR
3Eで任意に置換されたヘテロシクロアルキル)から選択される1つの置換基で任意に置換されており、かつ(ii)1−5個のR
3Eで任意に置換された、シクロアルキル及びヘテロシクロアルキル、並びに
それぞれが(i)−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたヘテロアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Eで任意に置換されたシクロアルキル)、−L
3C−(1−5個のR
3Eで任意に置換されたヘテロシクロアルキル)から選択される1つの置換基で任意に置換されており、かつ(ii)1−5個のR
3Eで任意に置換された、アリール及びヘテロアリールからなる群から選択され、
式中、
各L
3Cは結合、メチレン、エチレン、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、又は−NR
3G−であり、
各
3Dは任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン、−CN、SF
5、−N
3、−C(O)R
3F、−SR
3F、−S(O)
1―2R
3F、−OR
3F、−NR
3GR
3F、−C(O)R
3F、−C(O)NR
3GR
3F、−NR
3GC(O)R
3F、−C(S)NR
3GR
3F、−NR
3GC(S)R
3F、−C(O)OR
3F、−OC(O)R
3F、−C(O)SR
3F、−SC(O)R
3F、−C(S)OR
3F、−OC(S)R
3F、−C(S)SR
3F、−SC(S)R
3F、−S(O)
1―2OR
3F、−OS(O)
1―2R
3F、−S(O)
1―2NR
3GR
3F、−NR
3GS(O)
1―2R
3F、−OC(O)OR
3F、−OC(O)NR
3GR
3F、−NR
3GC(O)OR
3F、−NR
3GC(O)NR
3GR
3F、−SC(O)OR
3F、−OC(O)SR
3F、−SC(O)SR
3F、−SC(O)NR
3GR
3F、−NR
3GC(O)SR
3F、−OC(S)OR
3F、−OC(S)NR
3GR
3F、−NR
3GC(S)OR
3F、−NR
3GC(S)NR
3GR
3F、−SC(S)OR
3F、−OC(S)SR
3F、−SC(S)SR
3F、−SC(S)NR
3GR
3F、−NR
3GC(S)SR
3F、−NR
3GC(NR
3G)NR
3GR
3F、及び−NR
3GS(O)
1―2NR
3GR
3Fから独立して選択され、
各R
3Eはオキソ、任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン、−CN、SF
5、−N
3、−C(O)R
3F、−SR
3F、−S(O)
1―2R
3F、−OR
3F、−NR
3GR
3F、−C(O)R
3F、−C(O)NR
3GR
3F、−NR
3GC(O)R
3F、−C(S)NR
3GR
3F、−NR
3GC(S)R
3F、−C(O)OR
3F、−OC(O)R
3F、−C(O)SR
3F、−SC(O)R
3F、−C(S)OR
3F、−OC(S)R
3F、−C(S)SR
3F、−SC(S)R
3F、−S(O)
1―2OR
3F、−OS(O)
1―2R
3F、−S(O)
1―2NR
3GR
3F、−NR
3GS(O)
1―2R
3F、−OC(O)OR
3F、−OC(O)NR
3GR
3F、−NR
3GC(O)OR
3F、−NR
3GC(O)NR
3GR
3F、−SC(O)OR
3F、−OC(O)SR
3F、−SC(O)SR
3F、−SC(O)NR
3GR
3F、−NR
3GC(O)SR
3F、−OC(S)OR
3F、−OC(S)NR
3GR
3F、−NR
3GC(S)OR
3F、−NR
3GC(S)NR
3GR
3F、−SC(S)OR
3F、−OC(S)SR
3F、−SC(S)SR
3F、−SC(S)NR
3GR
3F、−NR
3GC(S)SR
3F、−NR
3GC(NR
3G)NR
3GR
3F、及び−NR
3GS(O)
1―2NR
3GR
3Fから独立して選択され、
各R
3FはH、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、及びC
1−C
3ヒドロキシアルキルから独立して選択され、
各R
3GはH、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、−S(O)
1―2(C
1−C
3アルキル)、−C(O)(C
1−C
3アルキル)、及び−C(O)O(C
1−C
3アルキル)から独立して選択され、
A
4Aは、結合、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、−NR
6−、−C(O)NR
6−、−NR
6C(O)−、−C(S)NR
6−、−NR
6C(S)−、−C(O)O−、−OC(O)−、−C(O)S−、−SC(O)−、−C(S)O−、−OC(S)−、−C(S)S−、−SC(S)−、−S(O)
1―2O−、−OS(O)
1―2−、−S(O)
1―2NR
6−、及び−NR
6S(O)
1―2−からなる群から選択され、
L
4Aは結合、非置換C
1−C
4アルキレン、非置換C
1−C
4アルケニレン、及び非置換C
1−C
4アルキニレンからなる群から選択され、
A
4Bは、結合、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、−NR
6−、−C(O)NR
6−、−NR
6C(O)−、−C(S)NR
6−、−NR
6C(S)−、−C(O)O−、−OC(O)−、−C(O)S−、−SC(O)−、−C(S)O−、−OC(S)−、−C(S)S−、−SC(S)−、−S(O)
1―2O−、−OS(O)
1―2−、−S(O)
1―2NR
6−、及び−NR
6S(O)
1―2−からなる群から選択され、
L
4Bは結合、非置換C
1−C
4アルキレン、非置換C
1−C
4アルケニレン、及び非置換C
1−C
4アルキニレンからなる群から選択され、
R
4は、
水素、
任意に置換されたC
1−C
8アルキル、任意に置換されたC
1−C
8アルケニル、及び任意に置換されたC
1−C
8アルキニル、
それぞれ任意に、1−5個のR
4Eで置換されたシクロアルキル及びヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、
式中、
各R
4Eはオキソ、任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン−CN、−SF
5、−N
3、−C(O)R
4F、−SR
4F、−S(O)
1―2R
4F、−OR
4F、−NR
4GR
4F、−C(O)R
4F、−C(O)NR
4GR
4F、−NR
4GC(O)R
4F、−C(S)NR
4GR
4F、−NR
1GC(S)R
4F、−C(O)OR
4F、−OC(O)R
4F、B−C(O)SR
4F、−SC(O)R
4F、−C(S)OR
4F、−OC(S)R
4F、−C(S)SR
4F、−SC(S)R
4F、−S(O)
1―2OR
4F、−OS(O)
1―2R
4F、−S(O)
1―2NR
4GR
4F、−NR
4GS(O)
1―2R
4F、−OC(O)OR
4F、−OC(O)NR
4GR
4F、−NR
4GC(O)OR
4F、−NR
4GC(O)NR
4GR
4F、−SC(O)OR
4F、−OC(O)SR
4F、−SC(O)SR
4F、−SC(O)NR
4GR
4F、−NR
4GC(O)SR
4F、−OC(S)OR
4F、−OC(S)NR
4GR
4F、−NR
4GC(S)OR
4F、−NR
4GC(S)NR
4GR
4F、−SC(S)OR
4F、−OC(S)SR
4F、−SC(S)SR
4F、−SC(S)NR
4GR
4F、−NR
4GC(S)SR
4F、−NR
4GC(NR
4G)NR
4GR
4F、及び−NR
4GS(O)
1―2NR
4GR
4Fから独立して選択され、
各R
4FはH、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、及び(C
1−C
3アルコキシ)C
1−C
3アルキルから独立して選択され、
各R
4GはH、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、及び(C
1−C
3アルコキシ)C
1−C
3アルキル、−S(O)
1―2(C
1−C
3アルキル)、−C(O)(C
1−C
3アルキル)、及び−C(O)O(C
1−C
3アルキル)から独立して選択され、
L
5は−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、−NR
6−、−CH
2−、−CH(CH
3)(OH)−、−CH(OH)−、−CH
2CH
2−、−C(O)NR
6−、−NR
6C(O)−、−C(S)NR
6−、−NR
6C(S)−、−C(O)O−、−OC(O)−、−S(O)
1―2O−、−OS(O)
1―2−、−S(O)
1―2NR
6−、又は−NR
6S(O)
1―2−であり、
R
5は
それぞれ任意に、1−5個のR
5Eで置換されているシクロアルキル及びヘテロシクロアルキル、並びに
それぞれ1−5個のR
5Eで任意に置換されたアリール及びヘテロアリールからなる群から選択され、
式中、
各R
5Eはオキソ、任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン−CN、−SF
5、−N
3、−C(O)R
5F、−SR
5F、−S(O)
1−2R
5F、−OR
5F、−NR
5GR
5F、−C(O)R
5F、−C(O)NR
5GR
5F、−NR
5GC(O)R
5F、−C(S)NR
5GR
5F、−NR
1GC(S)R
5F、−C(O)OR
5F、−OC(O)R
5F、−C(O)SR
5F、−SC(O)R
5F、−C(S)OR
5F、−OC(S)R
5F、−C(S)SR
5F、−SC(S)R
5F、−S(O)
1―2OR
5F、−OS(O)
1―2R
5F、−S(O)
1―2NR
5GR
5F、−NR
5GS(O)
1―2R
5F、−OC(O)OR
5F、−OC(O)NR
5GR
5F、−NR
5GC(O)OR
5F、−NR
5GC(O)NR
5GR
5F、−SC(O)OR
5F、−OC(O)SR
5F、−SC(O)SR
5F、−SC(O)NR
5GR
5F、−NR
5GC(O)SR
5F、−OC(S)OR
5F、−OC(S)NR
5GR
5F、−NR
5GC(S)OR
5F、−NR
5GC(S)NR
5GR
5F、−SC(S)OR
5F、−OC(S)SR
5F、−SC(S)SR
5F、−SC(S)NR
5GR
5F、−NR
5GC(S)SR
5F、−NR
5GC(NR
5G)NR
5GR
5F、及び−NR
5GS(O)
1―2NR
5GR
5Fから独立して選択され、
各R
5FはH、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、及び(C
1−C
3アルコキシ)C
1−C
3アルキルから独立して選択され、
各R
5GはH、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、及び(C
1−C
3アルコキシ)C
1−C
3アルキル、−S(O)
1―2(C
1−C
3アルキル)、−C(O)(C
1−C
3アルキル)、及び−C(O)O(C
1−C
3アルキル)から独立して選択され、
X
1はCR
XA、S、O、NRX
B、及びNからなる群から選択され、
X
2はCR
XA、S、O、NRX
B、及びNからなる群から選択され、式中、
各R
XAは水素、C
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、C
1−C
3ヒドロアルキル、(C
1−C
3アルコキシ)C
1−C
3アルキル、ハロ、−CN、オキソ、−SF
5、−N
3、−C(O)R
XC、−SR
XC、−S(O)
1―2R
XC、−OR
XC、−NR
XDR
XCからなる群から独立して選択され、式中、各R
XCはH、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、C
1−C
3ヒドロアルキル、及び(C
1−C
3アルコキシ)C
1−C
3アルキルから独立して選択され、各R
XDはH、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、及び(C
1−C
3アルコキシ)
1−C
3アルキル、−C(O)(C
1−C
3アルキル)、及び−C(O)O(C
1−C
3アルキルから独立して選択され、
各R
XBはH、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、(C
1−C
3アルコキシ)C
1−C
3アルキル、−C(O)(C
1−C
3アルキル)、及び−C(O)O(C
1−C
3アルキル及びC
1−C
4アルキル−S(O)
1―2−からなる群から独立して選択され、
Z
1及びZ
2はC及びNから独立して選択され、
YはCR
Y又はNであり、式中、R
Yは水素、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、C
1−C
3ヒドロアルキル、C
1−C
3アミノアルキル、C
1−C
3チオアルキル、(C
1−C
3アルコキシ)C
1−C
3アルキル、−S(O)
1―2(C
1−C
3アルキル)、ハロゲン、−CN、−SF
5、−N
3、−C(O)R
YC、−SR
YC、−S(O)
1―2R
YC、−OR
YC、及び−NR
YDR
YCからなる群から選択され、式中、各R
YCはH、C
1−C
3アルキル、及びC
1−C
3フルオロアルキルから独立して選択され、各R
YDはH、C
1−C
3アルキル、及びC
1−C
3フルオロアルキルから独立して選択され、
式中、
各R
6は水素、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、C
1−C
3アミノアルキル、C
1−C
3チオアルキル、(C
1−C
3アルコキシ)C
1−C
3アルキル、−S(O)
1―2(C
1−C
3アルキル)、−C(O)(C
1−C
3アルキル)、及び−C(O)O(C
1−C
3アルキル)からなる群から選択され、
各アルキル、アルキレン、アルケニル、アルケニレン、アルキニル、及びアルキニレンは直鎖又は分枝鎖であり、
それぞれ任意に置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、アルキレン、アルケニレン、及びアルキにレンは非置換であるか、又は、オキソ、ハロゲン、−CN、−SF
5、−N
3、−C(O)R
8、−SR
8、−S(O)
1―2R
8、−OR
8、−NR
9R
8、−C(O)NR
9R
8、−NR
9C(O)R
8、−C(S)NR
9R
8、−NR
9C(S)R
8、−C(O)OR
8、−OC(O)R
8、−C(O)SR
8、−SC(O)R
8、−C(S)OR
8、−OC(S)R
8、−C(S)SR
8、−SC(S)R
8、−S(O)
1―2OR
8、−OS(O)
1―2R
8、−S(O)
1―2NR
9R
8、−NR
9S(O)
1―2R
8、−OC(O)OR
8、−OC(O)NR
9R
8、−NR
9C(O)OR
8、−NR
9C(O)NR
9R
8、−SC(O)OR
8、−OC(O)SR
8、−SC(O)SR
8、−SC(O)NR
9R
8、−NR
9C(O)SR
8、−OC(S)OR
8、−OC(S)NR
9R
8、−NR
9C(S)OR
8、−NR
9C(S)NR
9R
8、−SC(S)OR
8、−OC(S)SR
8、−SC(S)SR
8、−SC(S)NR
9R
8、−NR
9C(S)SR
8、−NR
9C(NR
9)NR
9R
8、及び−NR
9S(O)
1―2NR
9R
8から独立して選択される1−5個の置換基で置換されており、式中、
各R
8はH、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、及び(C
1−C
3アルコキシ)C
1−C
3アルキルから独立して選択され、
各R
9はH、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、及び(C
1−C
3アルコキシ)C
1−C
3アルキル、−S(O)
1―2(C
1−C
3アルキル)、−C(O)(C
1−C
3アルキル)、及び−C(O)O(C
1−C
3アルキル)から独立して選択され、
各シクロアルキルは3−10個の環炭素を有し、不飽和であるか又は部分的に不飽和であり、任意に、それぞれが3−8個の環員を有する、1つ又は2つの縮合シクロアルキル環を含み、
各ヘテロシクロアルキルは3−10個の環員、並びに、窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される1−3個のヘテロ原子を有し、不飽和であるか又は部分的に不飽和であり、任意に、それぞれが3−8個の環員を有する、1つ又は2つの縮合シクロアルキル環を含み、
各アリールはフェニル又はナフチルであり、任意に、それぞれが4−8個の環員を有する、1つ又は2つの縮合シクロアルキル又はヘテロシクロアルキル環を含み、
各ヘテロアリールは、窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される1−4個のヘテロ原子を有する5−6員の単環式ヘテロアリール環、又は、窒素、酸素、若しくは硫黄から独立して選択される1−5個のヘテロ原子を有する8−10員の二環式ヘテロアリールであり、任意に、それぞれが4−8個の環員を有する、1つ又は2つの縮合シクロアルキル又はヘテロシクロアルキル環を含む。]
【0361】
実施形態90
YがNである、実施形態88に記載の方法。
【0362】
実施形態91
化合物が以下の式を有する、実施形態88に記載の方法。
【化20】
【0363】
実施形態92
L
2が結合である、実施形態88〜91のいずれかに記載の方法。
【0364】
実施形態93
L
2が結合、−CH
2−、−CH(CH
3)−、又は−CH
2CH
2である、実施形態88〜91のいずれかに記載の方法。
【0365】
実施形態94
Qが−C(O)OHである、実施形態89〜93のいずれかに記載の方法。
【0366】
実施形態95
Qが、−C(O)OH、−CH
2OH、−C(O)OR
2A、−C(O)NR
2BR
2A、−C(O)NR
2BS(O)
2R
2A、−C(O)NR
2BS(O)
2NR
2BR
2A、−C(O)R
2A、−S(O)
2OH、−P(O)(OH)
2、−C(OH)(CF
3)
2、S(O)
2R
2A、−N(R
2B)S(O)
2R
2A、−S(O)
2NR
2BR
2A、−C(O)NH−O(C
1−C
3アルキル)、−CO(NH)CN、
【化21】
からなる群から選択され、式中、
各R
2Aは、水素、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、C
1−C
3アミノアルキル、C
1−C
3チオアルキル、(C
1−C
3アルコキシ)C
1−C
3アルキル、−(CH
2CH
2O)
2−5−(任意に置換されたC
1−C
3アルキル)−、並びに、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、ヒドロキシル、アミノ、チオ、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、C
1−C
3アミノアルキル、C
1−C
3チオアルキル、及び−C(O)C
1−C
3アルキルから選択される置換基から選択される1〜2個の基で任意に置換されたヘテロアリール、から独立して選択され、
各R
2Bは水素、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、C
1−C
3アミノアルキル、C
1−C
3チオアルキル、(C
1−C
3アルコキシ)C
1−C
3アルキル、−S(O)
1―2(C
1−C
3アルキル)、−C(O)(C
1−C
3アルキル)、及び−C(O)O(C
1−C
3アルキル)から独立して選択され、
又は、R
2A及びR
2Bは、これらが両方直接結合する窒素と合わさって、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、ヒドロキシル、アミノ、チオ、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、C
1−C
3アミノアルキル、C
1−C
3チオアルキル、及び−C(O)C
1−C
3アルキルから選択される1〜3個の置換基で任意に置換されたヘテロシクロアルキルを形成する、
実施形態89〜93のいずれかに記載の方法。
【0367】
実施形態96
Qが
−C(O)O(C
1−C
3アルキル);
−C(O)NR
2BR
2A[式中、R
2AはC
1−C
3アルキル、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、C
1−C
3アミノアルキル、又はC
1−C
3チオアルキル、及びR
2BはH又はC
1−C
3アルキルである];
−C(O)NR
2BR
2A[式中、R
2A及びR
2Bは、これらが両方直接結合する窒素と合わさって、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、ヒドロキシル、アミノ、チオ、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、C
1−C
3アミノアルキル、C
1−C
3チオアルキル、及び−C(O)C
1−C
3アルキルから選択される1〜3個の置換基で任意に置換されたヘテロシクロアルキルを形成する];又は
−C(O)NR
2BR
2A[式中、R
2Aは−S(O)
1−2(C
1−C
3アルキル)、−S(O)
1−2(C
1−C
3フルオロアルキル)、又は、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、ヒドロキシル、アミノ、チオ、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、C
1−C
3アミノアルキル、C
1−C
3チオアルキル、及び−C(O)C
1−C
3アルキルから選択される置換基から選択される1−2個の基で任意に置換されたヘテロアリールであり、R
2BはH又はC
1−C
3アルキルである]
である、実施形態89〜93のいずれかに記載の方法。
【0368】
実施形態97
R
1が水素、任意に置換されたC
1−C
8アルキル、任意に置換されたC
1−C
8アルケニル、及び任意に置換されたC
1−C
8アルキニルからなる群から選択される、実施形態89〜96のいずれかに記載の方法。
【0369】
実施形態98
R
1が非置換C
1−C
8アルキル、非置換C
1−C
8アルケニル、及び非置換C
1−C
8アルキニル、例えばメチル、エチル、プロピル、ブテニル、又はブチルからなる群から選択される、実施形態89〜96のいずれかに記載の方法。
【0370】
実施形態99
A
1A及びL
1Bがそれぞれ結合である、実施形態97又は実施形態98に記載の方法。
【0371】
実施形態100
A
1A−L
1A−A
1B−L
1Bが−S−、−S(O)、又は−S(O)
2−である、実施形態99に記載の方法。
【0372】
実施形態101
L
3が結合である、実施形態89〜100のいずれかに記載の方法。
【0373】
実施形態102
L
3が任意に置換されたC
1−C
4アルキレン、任意に置換されたC
1−C
4アルケニレン、又は任意に置換されたC
1−C
4アルキニレンである、実施形態89〜100のいずれかに記載の方法。
【0374】
実施形態103
L
3が、ヒドロキシルで任意に置換されているC
1−C
3アルキレンである、実施形態102に記載の方法。
【0375】
実施形態104
L
3が−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、−NR
6−、−CH
2−、−CH(CH
3)(OH)−、−CH(OH)−、又は−CH
2CH
2である、実施形態89〜100のいずれかに記載の方法。
【0376】
実施形態105
R
3が、1−5個のR
3Eで任意に置換されたフェニルである、実施形態89〜104のいずれかに記載の方法。
【0377】
実施形態106
R
3が、(i)−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたヘテロアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Eで任意に置換されたシクロアルキル)、−L
3C−(1−5個のR
3Eで任意に置換されたヘテロシクロアルキル)から選択される1つの置換基で置換されており、かつ(ii)1−5個のR
3Eで任意に置換された、フェニルである、実施形態89〜104のいずれかに記載の方法。
【0378】
実施形態107
R
3は、それぞれが(i)任意に−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたヘテロアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Eで任意に置換されたシクロアルキル)、−L
3C−(1−5個のR
3Eで任意に置換されたヘテロシクロアルキル)から選択される1つの置換基で置換されており、かつ(ii)1−5個のR
3Eで任意に置換された、アリール又はヘテロアリールである、実施形態89〜104のいずれかに記載の方法。
【0379】
実施形態108
アリールがあらゆるR
3Eで置換されていない、実施形態106又は実施形態107に記載の方法。
【0380】
実施形態109
R
3が、任意に1−5個のR
3Eで置換された、ヘテロアリール(例えば、イソチアゾール、ピリドン、チアジアゾール、ピラジン、ピラゾロピリミジン、ピラゾロピリジン、イミダゾール、ベンゾフラン、インドール、イミダゾピリジン、ピリジン、ピラゾール、イソキサゾール、トリアゾロピリジン、ベンズイミダゾール、チオフェン、ベンゾチオフェン、フラン、又はピリミジン)である、実施形態89〜104のいずれかに記載の方法。
【0381】
実施形態110
R
3が、(i)任意に−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたヘテロアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Eで任意に置換されたシクロアルキル)、−L
3C−(1−5個のR
3Eで任意に置換されたヘテロシクロアルキル)から選択される1つの置換基で置換されており、かつ(ii)1−5個のR
3Eで任意に置換された、ヘテロアリール(例えば、イソチアゾール、ピリドン、チアジアゾール、ピラジン、ピラゾロピリミジン、ピラゾロピリジン、イミダゾール、ベンゾフラン、インドール、イミダゾピリジン、ピリジン、ピラゾール、イソオキサゾール、トリアゾロピリジン、ベンズイミダゾール、チオフェン、ベンゾチオフェン、フラン、又はピリミジン)である、実施形態89〜104のいずれかに記載の方法。
【0382】
実施形態111
R
4が非置換C
1−C
8アルキル、非置換C
1−C
8アルケニル、及び非置換C
1−C
8アルキニルからなる群から選択される、実施形態89〜110のいずれかに記載の方法。
【0383】
実施形態112
R
4が水素、任意に置換されたC
1−C
8アルキル、任意に置換されたC
1−C
8アルケニル、及び任意に置換されたC
1−C
8アルキニルからなる群から選択される、実施形態89〜110のいずれかに記載の方法。
【0384】
実施形態113
A
4A、L
4B、及びL
4Aがそれぞれ結合である、実施形態111又は実施形態112に記載の方法。
【0385】
実施形態114
A
4Bが−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、−NR
6−、−C(O)NR
6−、−NR
6C(O)−、−C(O)O−、又は−OC(O)−である、実施形態113に記載の方法。
【0386】
実施形態115
A
4Bが結合である、実施形態114に記載の方法。
【0387】
実施形態116
L
5が結合である、実施形態89〜115のいずれかに記載の方法。
【0388】
実施形態117
L
5が−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、−NR
6−、−CH=CH−、−C≡C−、−CH
2−、又は−CH
2CH
2−である、実施形態89〜115のいずれかに記載の方法。
【0389】
実施形態118。
R
5は、それぞれが(i)−L
5C−(1−5個のR
5Dで任意に置換されたアリール)、−L
5C−(1−5個のR
5Dで任意に置換されたヘテロアリール)、−L
5C−(1−5個のR
5Eで任意に置換されたシクロアルキル)、−L
5C−(1−5個のR
5Eで任意に置換されたヘテロシクロアルキル)から選択される1つの置換基で任意に置換されており、かつ(ii)1−5個のR
5Eで任意に置換されたアリール(例えばフェニル)である、実施形態89〜117のいずれかに記載の方法。
【0390】
実施形態119
R
5が、1−5個のR
5Eで任意に置換されたアリール(例えばフェニル)である、実施形態89〜117のいずれかに記載の方法。
【0391】
実施形態120
R
5は、それぞれが(i)−L
5C−(1−5個のR
5Dで任意に置換されたアリール)、−L
5C−(1−5個のR
5Dで任意に置換されたヘテロアリール)、−L
5C−(1−5個のR
5Eで任意に置換されたシクロアルキル)、−L
5C−(1−5個のR
5Eで任意に置換されたヘテロシクロアルキル)から選択される1つの置換基で任意に置換されており、かつ(ii)1−5個のR
5Eで任意に置換された、ヘテロアリール(例えばイソキサゾリル、ピリジル、イミダゾピリジル、ピラゾリル、ベンゾキサゾール、インドリル、ピリミジニル)である、実施形態89〜117のいずれかに記載の方法。
【0392】
実施形態121
化合物が以下の構造式を有する、実施形態89に記載の方法。
【化22】
[式中、
L
2は結合、−CH
2−、−CH(CH
3)−、又は−CH
2CH
2−からなる群から選択され、
Qは−C(O)OH、−H、−CH
2OH、−C(O)OR
2A、−C(O)NR
2BR
2A、−C(O)NR
2BS(O)
2R
2A、−C(O)NR
2BS(O)
2NR
2BR
2A、−C(O)R
2A、−S(O)
2OH、−P(O)(OH)
2、−C(OH)(CF
3)
2、S(O)
2R
2A、−S(O)
2NR
2BR
2A、−C(O)NHOH、−CO(NH)CN、
【化23】
からなる群から選択され、式中、
各R
2AはH、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、C
1−C
3アミノアルキル、C
1−C
3チオアルキル、(C
1−C
3アルコキシ)C
1−C
3アルキル、並びに、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、ヒドロキシル、アミノ、チオ、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、C
1−C
3アミノアルキル、C
1−C
3チオアルキル、及び−C(O)C
1−C
3アルキルから選択される置換基から選択される1〜2個の基で任意に置換されたヘテロアリール、から独立して選択され、
各R
2BはH、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、C
1−C
3アミノアルキル、C
1−C
3チオアルキル、(C
1−C
3アルコキシ)C
1−C
3アルキル、−S(O)
1―2(C
1−C
3アルキル)、−C(O)(C
1−C
3アルキル)、及び−C(O)O(C
1−C
3アルキル)から独立して選択され、
又は、R
2A及びR
2Bは、これらが両方直接結合する窒素と合わさって、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、ヒドロキシル、アミノ、チオ、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、C
1−C
3アミノアルキル、C
1−C
3チオアルキル、及び−C(O)C
1−C
3アルキルから選択される1〜3個の置換基で任意に置換されたヘテロシクロアルキルを形成し、
A
1Aは、結合、−C(O)−、−S−、−S(O)
1ー2−、−O−、−NR
6−、−C(O)NR
6−、−NR
6C(O)−、−C(S)NR
6−、−NR
6C(S)−、−C(O)O−、−OC(O)−、−C(O)S−、−SC(O)−、−C(S)O−、−OC(S)−、−C(S)S−、−SC(S)−、−S(O)
1−2O−、−OS(O)
1ー2−、−S(O)
1―2NR
6−、及び−NR
6S(O)
1ー2−からなる群から選択され、
L
1Aは結合、非置換C
1−C
4アルキレン、非置換C
1−C
4アルケニレン、及び非置換C
1−C
4アルキニレンからなる群から選択され、
A
1Bは、結合、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、−NR
6−、−C(O)NR
6−、−NR
6C(O)−、−C(S)NR
6−、−NR
6C(S)−、−C(O)O−、−OC(O)−、−C(O)S−、−SC(O)−、−C(S)O−、−OC(S)−、−C(S)S−、−SC(S)−、−S(O)
1―2O−、−OS(O)
1―2−、−S(O)
1―2NR
6−、及び−NR
6S(O)
1―2−からなる群から選択され、
L
1Bは結合、非置換C
1−C
4アルキレン、非置換C
1−C
4アルケニレン、及び非置換C
1−C
4アルキニレンからなる群から選択され、
R
1は
任意に置換されたC
1−C
8アルキル、任意に置換されたC
1−C
8アルケニル、及び任意に置換されたC
1−C
8アルキニル、
水素、及び
それぞれ任意に、1−5個のR
1Eで置換されたシクロアルキル及びヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、
式中、
各R
1Eはオキソ、任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン、−CN、SF
5、−N
3、−C(O)R
1F、−SR
1F、−S(O)
1―2R
1F、−OR
1F、−NR
1GR
1F、−C(O)R
1F、−C(O)NR
1GR
1F、−NR
1GC(O)R
1F、−C(S)NR
1GR
1F、−NR
1GC(S)R
1F、−C(O)OR
1F、−OC(O)R
1F、−C(O)SR
1F、−SC(O)R
1F、−C(S)OR
1F、−OC(S)R
1F、−C(S)SR
1F、−SC(S)R
1F、−S(O)
1―2OR
1F、−OS(O)
1―2R
1F、−S(O)
1―2NR
1GR
1F、−NR
1GS(O)
1―2R
1Fから独立して選択され、
各R
1FはH、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、及び(C
1−C
3アルコキシ)C
1−C
3アルキルから独立して選択され、
各R
1GはH、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、(C
1−C
3アルコキシ)C
1−C
3アルキル、−S(O)
1―2(C
1−C
3アルキル)、−C(O)(C
1−C
3アルキル)、及び−C(O)O(C
1―C
3アルキル)から独立して選択され、
L
3は結合、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、−NR
6−、−CH
2−、−CH(CH
3)(OH)−、−CH(OH)−、−CH
2CH
2−、−C(O)NR
6−、−NR
6C(O)−、−C(S)NR
6−、−NR
6C(S)−、−C(O)O−、−OC(O)−、−S(O)
1―2O−、−OS(O)
1―2−、−S(O)
1―2NR
6−、又は−NR
6S(O)
1―2−であり、
R
3は、
それぞれが(i)−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたヘテロアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Eで任意に置換されたシクロアルキル)、−L
3C−(1−5個のR
3Eで任意に置換されたヘテロシクロアルキル)から選択される1つの置換基で任意に置換されており、かつ(ii)1−5個のR
3Eで任意に置換された、シクロアルキル及びヘテロシクロアルキル、並びに
それぞれが(i)−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたヘテロアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Eで任意に置換されたシクロアルキル)、−L
3C−(1−5個のR
3Eで任意に置換されたヘテロシクロアルキル)から選択される1つの置換基で任意に置換されており、かつ(ii)1−5個のR
3Eで任意に置換された、アリール及びヘテロアリールからなる群から選択され、
式中、
各L
3Cは結合、メチレン、エチレン、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、又は−NR
3G−であり、
各
3Dは任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン、−CN、SF
5、−N
3、−C(O)R
3F、−SR
3F、−S(O)
1―2R
3F、−OR
3F、−NR
3GR
3F、−C(O)R
3F、−C(O)NR
3GR
3F、−NR
3GC(O)R
3F、−C(S)NR
3GR
3F、−NR
3GC(S)R
3F、−C(O)OR
3F、−OC(O)R
3F、−C(O)SR
3F、−SC(O)R
3F、−C(S)OR
3F、−OC(S)R
3F、−C(S)SR
3F、−SC(S)R
3F、−S(O)
1―2OR
3F、−OS(O)
1―2R
3F、−S(O)
1―2NR
3GR
3F、−NR
3GS(O)
1―2R
3F、−OC(O)OR
3F、−OC(O)NR
3GR
3F、−NR
3GC(O)OR
3F、−NR
3GC(O)NR
3GR
3F、−SC(O)OR
3F、−OC(O)SR
3F、−SC(O)SR
3F、−SC(O)NR
3GR
3F、−NR
3GC(O)SR
3F、−OC(S)OR
3F、−OC(S)NR
3GR
3F、−NR
3GC(S)OR
3F、−NR
3GC(S)NR
3GR
3F、−SC(S)OR
3F、−OC(S)SR
3F、−SC(S)SR
3F、−SC(S)NR
3GR
3F、−NR
3GC(S)SR
3F、−NR
3GC(NR
3G)NR
3GR
3F、及び−NR
3GS(O)
1―2NR
3GR
3Fから独立して選択され、
各R
3Eはオキソ、任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン、−CN、SF
5、−N
3、−C(O)R
3F、−SR
3F、−S(O)
1―2R
3F、−OR
3F、−NR
3GR
3F、−C(O)R
3F、−C(O)NR
3GR
3F、−NR
3GC(O)R
3F、−C(S)NR
3GR
3F、−NR
3GC(S)R
3F、−C(O)OR
3F、−OC(O)R
3F、−C(O)SR
3F、−SC(O)R
3F、−C(S)OR
3F、−OC(S)R
3F、−C(S)SR
3F、−SC(S)R
3F、−S(O)
1―2OR
3F、−OS(O)
1―2R
3F、−S(O)
1―2NR
3GR
3F、−NR
3GS(O)
1―2R
3F、−OC(O)OR
3F、−OC(O)NR
3GR
3F、−NR
3GC(O)OR
3F、−NR
3GC(O)NR
3GR
3F、−SC(O)OR
3F、−OC(O)SR
3F、−SC(O)SR
3F、−SC(O)NR
3GR
3F、−NR
3GC(O)SR
3F、−OC(S)OR
3F、−OC(S)NR
3GR
3F、−NR
3GC(S)OR
3F、−NR
3GC(S)NR
3GR
3F、−SC(S)OR
3F、−OC(S)SR
3F、−SC(S)SR
3F、−SC(S)NR
3GR
3F、−NR
3GC(S)SR
3F、−NR
3GC(NR
3G)NR
3GR
3F、及び−NR
3GS(O)
1―2NR
3GR
3Fから独立して選択され、
各R
3FはH、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、及びC
1−C
3ヒドロキシアルキルから独立して選択され、
各R
3GはH、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、−S(O)
1―2(C
1−C
3アルキル)、−C(O)(C
1−C
3アルキル)、及び−C(O)O(C
1−C
3アルキル)から独立して選択され、
A
4Aは、結合、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、−NR
6−、−C(O)NR
6−、−NR
6C(O)−、−C(S)NR
6−、−NR
6C(S)−、−C(O)O−、−OC(O)−、−C(O)S−、−SC(O)−、−C(S)O−、−OC(S)−、−C(S)S−、−SC(S)−、−S(O)
1―2O−、−OS(O)
1―2−、−S(O)
1―2NR
6−、及び−NR
6S(O)
1―2−からなる群から選択され、
L
4Aは結合、非置換C
1−C
4アルキレン、非置換C
1−C
4アルケニレン、及び非置換C
1−C
4アルキニレンからなる群から選択され、
A
4Bは、結合、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、−NR
6−、−C(O)NR
6−、−NR
6C(O)−、−C(S)NR
6−、−NR
6C(S)−、−C(O)O−、−OC(O)−、−C(O)S−、−SC(O)−、−C(S)O−、−OC(S)−、−C(S)S−、−SC(S)−、−S(O)
1―2O−、−OS(O)
1―2−、−S(O)
1―2NR
6−、及び−NR
6S(O)
1―2−からなる群から選択され、
L
4Bは結合、非置換C
1−C
4アルキレン、非置換C
1−C
4アルケニレン、及び非置換C
1−C
4アルキニレンからなる群から選択され、
R
4は、
任意に置換されたC
1−C
8アルキル、任意に置換されたC
1−C
8アルケニル、及び任意に置換されたC
1−C
8アルキニル、
水素、及び
それぞれ任意に、1−5個のR
4Eで置換されたシクロアルキル及びヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、
式中、
各R
4Eはオキソ、任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン−CN、−SF
5、−N
3、−C(O)R
4F、−SR
4F、−S(O)
1―2R
4F、−OR
4F、−NR
4GR
4F、−C(O)R
4F、−C(O)NR
4GR
4F、−NR
4GC(O)R
4F、−C(S)NR
4GR
4F、−NR
1GC(S)R
4F、−C(O)OR
4F、−OC(O)R
4F、B−C(O)SR
4F、−SC(O)R
4F、−C(S)OR
4F、−OC(S)R
4F、−C(S)SR
4F、−SC(S)R
4F、−S(O)
1―2OR
4F、−OS(O)
1―2R
4F、−S(O)
1―2NR
4GR
4F、−NR
4GS(O)
1―2R
4F、−OC(O)OR
4F、−OC(O)NR
4GR
4F、−NR
4GC(O)OR
4F、−NR
4GC(O)NR
4GR
4F、−SC(O)OR
4F、−OC(O)SR
4F、−SC(O)SR
4F、−SC(O)NR
4GR
4F、−NR
4GC(O)SR
4F、−OC(S)OR
4F、−OC(S)NR
4GR
4F、−NR
4GC(S)OR
4F、−NR
4GC(S)NR
4GR
4F、−SC(S)OR
4F、−OC(S)SR
4F、−SC(S)SR
4F、−SC(S)NR
4GR
4F、−NR
4GC(S)SR
4F、−NR
4GC(NR
4G)NR
4GR
4F、及び−NR
4GS(O)
1―2NR
4GR
4Fから独立して選択され、
各R
4FはH、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、及び(C
1−C
3アルコキシ)C
1−C
3アルキルから独立して選択され、
各R
4GはH、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、及び(C
1−C
3アルコキシ)C
1−C
3アルキル、−S(O)
1―2(C
1−C
3アルキル)、−C(O)(C
1−C
3アルキル)、及び−C(O)O(C
1−C
3アルキル)から独立して選択され、
L
5は結合、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、−NR
6−、−CH
2−、−CH(CH
3)(OH)−、−CH(OH)−、−CH
2CH
2−、−C(O)NR
6−、−NR
6C(O)−、−C(S)NR
6−、−NR
6C(S)−、−C(O)O−、−OC(O)−、−S(O)
1―2O−、−OS(O)
1―2−、−S(O)
1―2NR
6−、又は−NR
6S(O)
1―2−であり、
R
5は
それぞれ1−5個のR
5Eで任意に置換されたアリール及びヘテロアリール、及び
それぞれ任意に、1−5個のR
5Eで置換されたシクロアルキル及びヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、
式中、
各R
5Eはオキソ、任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン−CN、−SF
5、−N
3、−C(O)R
5F、−SR
5F、−S(O)
1−2R
5F、−OR
5F、−NR
5GR
5F、−C(O)R
5F、−C(O)NR
5GR
5F、−NR
5GC(O)R
5F、−C(S)NR
5GR
5F、−NR
1GC(S)R
5F、−C(O)OR
5F、−OC(O)R
5F、−C(O)SR
5F、−SC(O)R
5F、−C(S)OR
5F、−OC(S)R
5F、−C(S)SR
5F、−SC(S)R
5F、−S(O)
1―2OR
5F、−OS(O)
1―2R
5F、−S(O)
1―2NR
5GR
5F、−NR
5GS(O)
1―2R
5F、−OC(O)OR
5F、−OC(O)NR
5GR
5F、−NR
5GC(O)OR
5F、−NR
5GC(O)NR
5GR
5F、−SC(O)OR
5F、−OC(O)SR
5F、−SC(O)SR
5F、−SC(O)NR
5GR
5F、−NR
5GC(O)SR
5F、−OC(S)OR
5F、−OC(S)NR
5GR
5F、−NR
5GC(S)OR
5F、−NR
5GC(S)NR
5GR
5F、−SC(S)OR
5F、−OC(S)SR
5F、−SC(S)SR
5F、−SC(S)NR
5GR
5F、−NR
5GC(S)SR
5F、−NR
5GC(NR
5G)NR
5GR
5F、及び−NR
5GS(O)
1―2NR
5GR
5Fから独立して選択され、
各R
5FはH、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、及び(C
1−C
3アルコキシ)C
1−C
3アルキルから独立して選択され、
各R
5GはH、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、及び(C
1−C
3アルコキシ)C
1−C
3アルキル、−S(O)
1―2(C
1−C
3アルキル)、−C(O)(C
1−C
3アルキル)、及び−C(O)O(C
1−C
3アルキル)から独立して選択され、
YはN又はCR
Yであり、式中、R
Yは水素、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、C
1−C
3ヒドロアルキル、C
1−C
3アミノアルキル、C
1−C
3チオアルキル、(C
1−C
3アルコキシ)C
1−C
3アルキル、−S(O)
1―2(C
1−C
3アルキル)、ハロゲン、−CN、−SF
5、−N
3、−C(O)R
YC、−SR
YC、−S(O)
1―2R
YC、−OR
YC、及び−NR
YDR
YCからなる群から選択され、式中、各R
YCはH、C
1−C
3アルキル、及びC
1−C
3フルオロアルキルから独立して選択され、各R
YDはH、C
1−C
3アルキル、及びC
1−C
3フルオロアルキルから独立して選択され、 式中、
各R
6は水素、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、C
1−C
3アミノアルキル、C
1−C
3チオアルキル、(C
1−C
3アルコキシ)C
1−C
3アルキル、−S(O)
1―2(C
1−C
3アルキル)、−C(O)(C
1−C
3アルキル)、及び−C(O)O(C
1−C
3アルキル)からなる群から選択され、
各アルキル、アルキレン、アルケニル、アルケニレン、アルキニル、及びアルキニレンは直鎖又は分枝鎖であり、
それぞれ任意に置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、アルキレン、アルケニレン、及びアルキにレンは非置換であるか、又は、オキソ、ハロゲン、−CN、−SF
5、−N
3、−C(O)R
8、−SR
8、−S(O)
1―2R
8、−OR
8、−NR
9R
8、−C(O)NR
9R
8、−NR
9C(O)R
8、−C(S)NR
9R
8、−NR
9C(S)R
8、−C(O)OR
8、−OC(O)R
8、−C(O)SR
8、−SC(O)R
8、−C(S)OR
8、−OC(S)R
8、−C(S)SR
8、−SC(S)R
8、−S(O)
1―2OR
8、−OS(O)
1―2R
8、−S(O)
1―2NR
9R
8、−NR
9S(O)
1―2R
8、−OC(O)OR
8、−OC(O)NR
9R
8、−NR
9C(O)OR
8、−NR
9C(O)NR
9R
8、−SC(O)OR
8、−OC(O)SR
8、−SC(O)SR
8、−SC(O)NR
9R
8、−NR
9C(O)SR
8、−OC(S)OR
8、−OC(S)NR
9R
8、−NR
9C(S)OR
8、−NR
9C(S)NR
9R
8、−SC(S)OR
8、−OC(S)SR
8、−SC(S)SR
8、−SC(S)NR
9R
8、−NR
9C(S)SR
8、−NR
9C(NR
9)NR
9R
8、及び−NR
9S(O)
1―2NR
9R
8から独立して選択される1−5個の置換基で置換されており、式中、
各R
8はH、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、及び(C
1−C
3アルコキシ)C
1−C
3アルキルから独立して選択され、
各R
9はH、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、及び(C
1−C
3アルコキシ)C
1−C
3アルキル、−S(O)
1―2(C
1−C
3アルキル)、−C(O)(C
1−C
3アルキル)、及び−C(O)O(C
1−C
3アルキル)から独立して選択され、
各シクロアルキルは3−10個の環炭素を有し、不飽和であるか又は部分的に不飽和であり、任意に、それぞれが3−8個の環員を有する、1つ又は2つの縮合シクロアルキル環を含み、
各ヘテロシクロアルキルは3−10個の環員、並びに、窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される1−3個のヘテロ原子を有し、不飽和であるか又は部分的に不飽和であり、任意に、それぞれが3−8個の環員を有する、1つ又は2つの縮合シクロアルキル環を含み、
任意に置換された各アリールはフェニル又はナフチルであり、任意に、それぞれが4−8個の環員を有する、1つ又は2つの縮合シクロアルキル又はヘテロシクロアルキル環を含み、
任意に置換された各ヘテロアリールは、窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される1−4個のヘテロ原子を有する5−6員の単環式ヘテロアリール環、又は、窒素、酸素、若しくは硫黄から独立して選択される1−5個のヘテロ原子を有する8−10員の二環式ヘテロアリールであり、任意に、それぞれが4−8個の環員を有する、1つ又は2つの縮合シクロアルキル又はヘテロシクロアルキル環を含む。]
【0393】
実施形態122
YがNである、実施形態121に記載の方法。
【0394】
実施形態123
A
1Aは、結合、−C(O)−、−S−、−S(O)
1ー2−、−O−、−NR
6−、−C(O)NR
6−、−NR
6C(O)−、−C(S)NR
6−、−NR
6C(S)−、−C(O)O−、−OC(O)−、−C(O)S−、−SC(O)−、−C(S)O−、−OC(S)−、−C(S)S−、−SC(S)−、−S(O)
1−2O−、−OS(O)
1ー2−、−S(O)
1―2NR
6−、及び−NR
6S(O)
1ー2−からなる群から選択され、
L
1Aは結合、非置換C
1−C
4アルキレン、非置換C
1−C
4アルケニレン、及び非置換C
1−C
4アルキニレンからなる群から選択され、
A
1Bは、結合、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、−NR
6−、−C(O)NR
6−、−NR
6C(O)−、−C(S)NR
6−、−NR
6C(S)−、−C(O)O−、−OC(O)−、−C(O)S−、−SC(O)−、−C(S)O−、−OC(S)−、−C(S)S−、−SC(S)−、−S(O)
1―2O−、−OS(O)
1―2−、−S(O)
1―2NR
6−、及び−NR
6S(O)
1―2−からなる群から選択され、
L
1Bは結合である、
実施形態121又は実施形態122に記載の方法。
【0395】
実施形態124
A
1A、L
1A、及びL
1Bは結合である、実施形態123に記載の方法。
【0396】
実施形態125
A
1Bが−S−、−S(O)、又は−S(O)
2−である、実施形態124に記載の方法。
【0397】
実施形態126
R
1が、任意に置換されたC
1−C
8アルキル、任意に置換されたC
1−C
8アルケニル、又は任意に置換されたC
1−C
8アルキニルである、実施形態121〜125のいずれかに記載の方法。
【0398】
実施形態127
R
1が非置換C
1−C
8アルキル、非置換C
1−C
8アルケニル、又は非置換C
1−C
8アルキニル、例えばメチル、エチル、プロピル、ブテニル、又はブチルである、実施形態121〜125のいずれかに記載の方法。
【0399】
実施形態128
L
2が結合である、実施形態121〜127のいずれかに記載の方法。
【0400】
実施形態129
Qが−C(O)OHである、実施形態121〜128のいずれかに記載の方法。
【0401】
実施形態130
Qが、
−C(O)O(C
1−C
3アルキル);
−C(O)NR
2BR
2A[式中、R
2AはC
1−C
3アルキル、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、C
1−C
3アミノアルキル、又はC
1−C
3チオアルキル、及びR
2BはH又はC
1−C
3アルキルである];
−C(O)NR
2BR
2A[式中、R
2A及びR
2Bは、これらが両方直接結合する窒素と合わさって、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、ヒドロキシル、アミノ、チオ、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、C
1−C
3アミノアルキル、C
1−C
3チオアルキル、及び−C(O)C
1−C
3アルキルから選択される1〜3個の置換基で任意に置換されたヘテロシクロアルキルを形成する];又は
−C(O)NR
2BR
2A[式中、R
2Aは−S(O)
1−2(C
1−C
3アルキル)、−S(O)
1−2(C
1−C
3フルオロアルキル)、又は、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキル、ヒドロキシル、アミノ、チオ、C
1−C
3ヒドロキシアルキル、C
1−C
3アミノアルキル、C
1−C
3チオアルキル、及び−C(O)C
1−C
3アルキルから選択される置換基から選択される1−2個の基で任意に置換されたヘテロアリールであり、R
2BはH又はC
1−C
3アルキルである]
である、実施形態121〜128のいずれかに記載の方法。
【0402】
実施形態131
L
3が結合である、実施形態121〜130のいずれかに記載の方法。
【0403】
実施形態132
L
3が−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、−NR
6−、−CH
2−、−CH(CH
3)(OH)−、又は−CH(OH)−である、実施形態121〜130のいずれかに記載の方法。
【0404】
実施形態133
R
3は、(i)−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたヘテロアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Eで任意に置換されたシクロアルキル)、−L
3C−(1−5個のR
3Eで任意に置換されたヘテロシクロアルキル)から選択される1つの置換基で置換されており、かつ(ii)1−5個のR
3Eで任意に置換されたアリール(例えばフェニル)である、実施形態121〜132のいずれかに記載の方法。
【0405】
実施形態134
R
3が、1−5個のR
3Eで任意に置換されたアリール(例えばフェニル)である、実施形態121〜132のいずれかに記載の方法。
【0406】
実施形態135
R
3が、(i)任意に−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されているアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されているヘテロアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Eで任意に置換されているシクロアルキル)、−L
3C−(1−5個のR
3Eで任意に置換されているヘテロシクロアルキル)から選択される1つの置換基で置換されており、かつ(ii)1−5個のR
3Eで任意に置換されている、ヘテロアリール(例えば、イソチアゾール、ピリドン、チアジアゾール、ピラジン、ピラゾロピリミジン、ピラゾロピリジン、イミダゾール、ベンゾフラン、インドール、イミダゾピリジン、ピリジン、ピラゾール、イソオキサゾール、トリアゾロピリジン、ベンズイミダゾール、チオフェン、ベンゾチオフェン、フラン、又はピリミジン)である、実施形態121〜132のいずれかに記載の方法。
【0407】
実施形態136
A
4Aは、結合、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、−NR
6−、−C(O)NR
6−、−NR
6C(O)−、−C(S)NR
6−、−NR
6C(S)−、−C(O)O−、−OC(O)−、−C(O)S−、−SC(O)−、−C(S)O−、−OC(S)−、−C(S)S−、−SC(S)−、−S(O)
1―2O−、−OS(O)
1―2−、−S(O)
1―2NR
6−、及び−NR
6S(O)
1―2−からなる群から選択され、
L
4Aは結合、非置換C
1−C
4アルキレン、非置換C
1−C
4アルケニレン、及び非置換C
1−C
4アルキニレンからなる群から選択され、
A
4Bは、結合、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、−NR
6−、−C(O)NR
6−、−NR
6C(O)−、−C(S)NR
6−、−NR
6C(S)−、−C(O)O−、−OC(O)−、−C(O)S−、−SC(O)−、−C(S)O−、−OC(S)−、−C(S)S−、−SC(S)−、−S(O)
1―2O−、−OS(O)
1―2−、−S(O)
1―2NR
6−、及び−NR
6S(O)
1―2−からなる群から選択され、
L
4Bは結合である、
実施形態121〜135のいずれかに記載の方法。
【0408】
実施形態137
A
4A、L
4A、及びL
4Bが結合である、実施形態121〜135のいずれかに記載の方法。
【0409】
実施形態138
A
4Bが結合である、実施形態137に記載の方法。
【0410】
実施形態139
A
4Bが−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、−NR
6−、−C(O)NR
6−、−NR
6C(O)−、−C(O)O−、−OC(O)−、−S(O)
1―2O−、−OS(O)
1―2−、−S(O)
1―2NR
6−、又は−NR
6S(O)
1―2−である、実施形態138に記載の方法。
【0411】
実施形態140
R
4が、任意に置換されたC
1−C
8アルキル、任意に置換されたC
1−C
8アルケニル、又は任意に置換されたC
1−C
8アルキニル、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、又はペンチルである、実施形態121〜139のいずれかに記載の方法。
【0412】
実施形態141
L
5が結合である、実施形態121〜140のいずれかに記載の方法。
【0413】
実施形態142
R
5が、1−5個のR
5Eで任意に置換されたアリール(例えばフェニル)である、実施形態121〜141のいずれかに記載の方法。
【0414】
実施形態143
R
5が、1−5個のR
5Eで任意に置換されたヘテロアリール(例えばイソキサゾリル、ピリジル、イミダゾピリジル、ピラゾリル)である、実施形態121〜141のいずれかに記載の方法。
【0415】
実施形態144
化合物が以下の構造式を有する、実施形態89に記載の方法。
【化24】
[式(Im)において、「a」により示される環系は複素環式芳香族化合物である]、
【化25】
これらは任意に、薬学的に許容される塩若しくはN−オキシド、又は溶媒和物若しくは水和物の形態であり、式中、
L
1は、結合、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、−NR
6−、−C(O)NR
6−、−NR
6C(O)−、−C(S)NR
6−、−NR
6C(S)−、−C(O)O−、−OC(O)−、−C(O)S−、−SC(O)−、−C(S)O−、−OC(S)−、−C(S)S−、−SC(S)−、−S(O)
1―2O−、−OS(O)
1―2−、−S(O)
1―2NR
6−、及び−NR
6S(O)
1―2−からなる群から選択され、
R
1は
水素、
それぞれが非置換であるか又はフッ素化された、C
1−C
8アルキル、C
1−C
8アルケニル、及びC
1−C
8アルキニル、
それぞれ任意に、1−2個のR
1Eで置換されたシクロアルキル及びヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、
式中、
各R
1Eはオキソ、任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン、−CN、SF
5、−N
3、−C(O)R
1F、−SR
1F、−S(O)
1―2R
1F、−OR
1F、−NR
1GR
1F、及び−C(O)R
1Fから独立して選択され、
各R
1FはH、C
1−C
3アルキル、及びC
1−C
3フルオロアルキルから独立して選択され、
各R
1GはH及びC
1−C
3アルキルから独立して選択され、
L
2は結合、−CH
2−、−CH(CH
3)−、又は−CH
2CH
2−からなる群から選択され、
Qは−H、−CH
2OH、−C(O)OH、−C(O)OR
2A、−C(O)NR
2BR
2A、−C(O)NR
2BS(O)
2R
2A、−C(O)NR
2BS(O)
2NR
2BR
2A、−C(O)R
2A、−S(O)
2OH、−P(O)(OH)
2、−C(OH)(CF
3)
2、S(O)
2R
2A、−S(O)
2NR
2BR
2A、−C(O)NHOH、及び−CO(NH)CNからなる群から選択され、式中、
各R
2AはH及びC
1−C
3アルキルから独立して選択され、
各R
2BはH及びC
1−C
3アルキルから独立して選択され、
L
3は結合、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、−NR
6−、−CH
2−、−CH(CH
3)(OH)−、又は−CH(OH)であり、
R
3は、それぞれが(i)−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたヘテロアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Eで任意に置換されたシクロアルキル)、−L
3C−(1−5個のR
3Eで任意に置換されたヘテロシクロアルキル)から選択される1つの置換基で任意に置換されており、かつ(ii)1−5個のR
3Eで任意に置換された、アリール又はヘテロアリールであり、
式中、
各L
3Cは結合、メチレン、エチレン、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、又は−NR
3G−であり、
各
3Dは任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン、−CN、SF
5、−N
3、−C(O)R
3F、−SR
3F、−S(O)
1―2R
3F、−OR
3F、−NR
3GR
3F、−C(O)R
3F、−C(O)NR
3GR
3F、−NR
3GC(O)R
3F、−C(S)NR
3GR
3F、−NR
3GC(S)R
3F、−C(O)OR
3F、−OC(O)R
3F、−C(O)SR
3F、−SC(O)R
3F、−C(S)OR
3F、−OC(S)R
3F、−C(S)SR
3F、−SC(S)R
3F、−S(O)
1―2OR
3F、−OS(O)
1―2R
3F、−S(O)
1―2NR
3GR
3F、及び−NR
3GS(O)
1―2R
3Fから独立して選択され、
各R
3Eはオキソ、任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン、−CN、SF
5、−N
3、−C(O)R
3F、−SR
3F、−S(O)
1―2R
3F、−OR
3F、−NR
3GR
3F、−C(O)R
3F、−C(O)NR
3GR
3F、−NR
3GC(O)R
3F、−C(S)NR
3GR
3F、−NR
3GC(S)R
3F、−C(O)OR
3F、−OC(O)R
3F、−C(O)SR
3F、−SC(O)R
3F、−C(S)OR
3F、−OC(S)R
3F、−C(S)SR
3F、−SC(S)R
3F、−S(O)
1―2OR
3F、−OS(O)
1―2R
3F、−S(O)
1―2NR
3GR
3F、−NR
3GS(O)
1―2R
3Fから独立して選択され、
各R
3FはH、C
1−C
3アルキル、及びC
1−C
3フルオロアルキルから独立して選択され、
各R
3GはH及びC
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキルから独立して選択され、
L
4は、結合、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、−NR
6−、−C(O)NR
6−、−NR
6C(O)−、−C(S)NR
6−、−NR
6C(S)−、−C(O)O−、−OC(O)−、−C(O)S−、−SC(O)−、−C(S)O−、−OC(S)−、−C(S)S−、−SC(S)−、−S(O)
1―2O−、−OS(O)
1―2−、−S(O)
1―2NR
6−、及び−NR
6S(O)
1―2−からなる群から選択され、
R
4は水素、任意に置換されたC
1−C
8アルキル、任意に置換されたC
1−C
8アルケニル、及び任意に置換されたC
1−C
8アルキニルからなる群から選択され、
L
5は結合、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、−NR
6−、−CH
2CH
2−、−CH=CH−、−C≡C−、−CH
2−、−CH(CH
3)(OH)−、又は−CH(OH)−であり、
R
5は、それぞれが1−5個のR
5Eで任意に置換されたアリール又はヘテロアリールであり、
式中、
各R
5Eはオキソ、任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン−CN、−SF
5、−N
3、−C(O)R
5F、−SR
5F、−S(O)
1−2R
5F、−OR
5F、−NR
5GR
5F、−C(O)R
5F、−C(O)NR
5GR
5F、−NR
5GC(O)R
5F、−C(S)NR
5GR
5F、−NR
1GC(S)R
5F、−C(O)OR
5F、−OC(O)R
5F、−C(O)SR
5F、−SC(O)R
5F、−C(S)OR
5F、−OC(S)R
5F、−C(S)SR
5F、−SC(S)R
5F、−S(O)
1―2OR
5F、−OS(O)
1―2R
5F、−S(O)
1―2NR
5GR
5F、及び−NR
5GS(O)
1―2R
5Fから独立して選択され、
各R
5FはH、C
1−C
3アルキル、及びC
1−C
3フルオロアルキルから独立して選択され、
各R
5GはH及びC
1−C
3アルキルから独立して選択され、
YはCR
Y又はN[式中、R
Yは水素、C
1−C
3アルキル、及びC
1−C
3フルオロアルキルからなる群から選択され、
X
1はCR
XA、S、O、NRX
B、及びNからなる群から選択され、
X
2はCR
XA、S、O、NRX
B、及びNからなる群から選択され、式中、
各R
XAは水素、C
1−C
4アルキル、及びC
1−C
4フルオロアルキルからなる群から独立して選択され、
各R
XBは水素、C
1−C
4アルキル、及びC
1−C
4フルオロアルキル、C
1−C
4アルキル−C(O)−、C
1−C
4アルキル−S(O)
1−2−からなる群から独立して選択され、
Z
1及びZ
2はC及びNから独立して選択され、
式中、
各R
6は水素、C
1−C
3アルキル、及び−C(O)O(C
1−C
3アルキル)からなる群から選択され、
それぞれの、任意に置換されたアルキル、アルケニル、及びアルキニルは非置換であるか、フッ素化されているか、又は1つ若しくは2つのヒドロキシル基で置換されている。
各シクロアルキルは3−10個の環炭素を有し、不飽和であるか又は部分的に不飽和であり、任意に、それぞれが3−8個の環員を有する、1つ又は2つの縮合シクロアルキル環を含み、
各ヘテロシクロアルキルは3−10個の環員、並びに、窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される1−3個のヘテロ原子を有し、不飽和であるか又は部分的に不飽和であり、任意に、それぞれが3−8個の環員を有する、1つ又は2つの縮合シクロアルキル環を含み、
各アリールはフェニル又はナフチルであり、任意に、それぞれが4−8個の環員を有する、1つ又は2つの縮合シクロアルキル又はヘテロシクロアルキル環を含み、
各ヘテロアリールは、窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される1−4個のヘテロ原子を有する5−6員の単環式ヘテロアリール環、又は、窒素、酸素、若しくは硫黄から独立して選択される1−5個のヘテロ原子を有する8−10員の二環式ヘテロアリールであり、任意に、それぞれが4−8個の環員を有する、1つ又は2つの縮合シクロアルキル又はヘテロシクロアルキル環を含む。]
【0416】
実施形態145
式(Io)を有する、実施形態144に記載の方法。
【0417】
実施形態146
R
1が水素、任意に置換されたC
1−C
8アルキル、及び1−5個のR
1Eで任意に置換されたシクロアルキルからなる群から選択される、実施形態144又は実施形態145に記載の方法。
【0418】
実施形態147
R
1が非置換C
1−C
8アルキル、又はフッ素化C
1−C
8アルキルである、実施形態144〜146のいずれかに記載の方法。
【0419】
実施形態148
L
1が結合、−O−、−S−、−S(O)−、又は−S(O)
2−である、実施形態144〜147のいずれかに記載の方法。
【0420】
実施形態149
L
1が又は−S−である、実施形態144〜147のいずれかに記載の方法。
【0421】
実施形態150
L
2が結合である、実施形態144〜149のいずれかに記載の方法。
【0422】
実施形態151
Qが−C(O)OHである、実施形態144〜150のいずれかに記載の方法。
【0423】
実施形態152
L
3が結合である、実施形態144〜151のいずれかに記載の方法。
【0424】
実施形態153。L
3が−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、−NR
6−、−CH
2−、−CH(CH
3)(OH)−、又は−CH(OH)−である、実施形態144〜151のいずれかに記載の方法。
【0425】
実施形態154
R
3は、それぞれが(i)任意に−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたヘテロアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Eで任意に置換されたシクロアルキル)、−L
3C−(1−5個のR
3Eで任意に置換されたヘテロシクロアルキル)から選択される1つの置換基で置換されており、かつ(ii)1−5個のR
3Eで任意に置換された、アリール又はヘテロアリールである、実施形態144〜153のいずれかに記載の方法。
【0426】
実施形態155
R
3が、1−5個のR
3Eで任意に置換されたアリール(例えばフェニル)である、実施形態144〜153のいずれかに記載の方法。
【0427】
実施形態156
R
3が、任意に1−5個のR
3Eで置換された、ヘテロアリール(例えば、イソチアゾール、ピリドン、チアジアゾール、ピラジン、ピラゾロピリミジン、ピラゾロピリジン、イミダゾール、ベンゾフラン、インドール、イミダゾピリジン、ピリジン、ピラゾール、イソキサゾール、トリアゾロピリジン、ベンズイミダゾール、チオフェン、ベンゾチオフェン、フラン、又はピリミジン)である、実施形態144〜153のいずれかに記載の方法。
【0428】
実施形態157
R
4が、任意に置換されたC
1−C
8アルキル、任意に置換されたC
1−C
8アルケニル、又は任意に置換されたC
1−C
8アルキニルである、実施形態144〜156のいずれかに記載の方法。
【0429】
実施形態158
L
4が結合である、実施形態144〜157のいずれかに記載の方法。
【0430】
実施形態159
L
5が結合である、実施形態144〜158のいずれかに記載の方法。
【0431】
実施形態160
R
5が、1−5個のR
5Eで任意に置換されたフェニルである、実施形態144〜159のいずれかに記載の方法。
【0432】
実施形態161
R
5が、それぞれ1−5個のR
5Eで任意に置換されたヘテロアリール(例えばイソキサゾリル、ピリジル、イミダゾピリジル、ピラゾリル)である、実施形態144〜160のいずれかに記載の方法。
【0433】
実施形態162
化合物が以下の構造式を有する、実施形態89に記載の方法。
【化26】
これらは任意に、薬学的に許容される塩若しくはN−オキシド、又は溶媒和物若しくは水和物の形態であり、式中、
L
1は−S−、−O−、−S(O)−、−S(O)
2−、又は結合であり、
R
1は、非置換又はフッ素化C
1−C
8アルキル、非置換又はフッ素化C
1−C
8アルケニル、及び非置換又はフッ素化C
1−C
8アルキニルであり、
L
2は結合又は−CH
2−であり、
Qは−COOHであり、
L
3は結合、結合、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、−NR
6−、−CH
2−、−CH(CH
3)(OH)−、又は−CH(OH)であり、
R
3は、それぞれが(i)−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたフェニル)、−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換された単環式ヘテロアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Eで任意に置換された単環式C3−C6シクロアルキル)、−L
3C−(1−5個のR
3Eで任意に置換された単環式C4−C6ヘテロシクロアルキル)から選択される1つの置換基で任意に置換されており、かつ(ii)1−5個のR
3Eで任意に置換された、フェニル又は単環式ヘテロアリールであり、
式中、
各L
3Cは結合、メチレン、エチレン、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、又は−NR
3G−であり、
各R
3Dは任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン、−CN、SF
5、−N
3、−C(O)R
3F、−SR
3F、−S(O)
1―2R
3F、−OR
3F、−NR
3GR
3F、−C(O)R
3F、−C(O)NR
3GR
3F、−NR
3GC(O)R
3F、−C(S)NR
3GR
3F、−NR
3GC(S)R
3F、−C(O)OR
3F、−OC(O)R
3F、−C(O)SR
3F、−SC(O)R
3F、−C(S)OR
3F、−OC(S)R
3F、−C(S)SR
3F、−SC(S)R
3F、−S(O)
1―2OR
3F、−OS(O)
1―2R
3F、−S(O)
1―2NR
3GR
3F、及び−NR
3GS(O)
1―2R
3Fから独立して選択され、
各R
3Eはオキソ、任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン、−CN、SF
5、−N
3、−C(O)R
3F、−SR
3F、−S(O)
1―2R
3F、−OR
3F、−NR
3GR
3F、−C(O)R
3F、−C(O)NR
3GR
3F、−NR
3GC(O)R
3F、−C(S)NR
3GR
3F、−NR
3GC(S)R
3F、−C(O)OR
3F、−OC(O)R
3F、−C(O)SR
3F、−SC(O)R
3F、−C(S)OR
3F、−C(O)SR
3F、−SC(O)R
3F、−C(S)OR
3F、−OC(S)R
3F、−C(S)SR
3F、−SC(S)R
3F、−S(O)
1−2OR
3F、−OS(O)
1−2R
3F、−S(O)
1−2NR
3GR
3F、−NR
3GS(O)
1−2R
3Fから独立して選択され、
各R
3FはH、C
1−C
3アルキル、及びC
1−C
3フルオロアルキルから独立して選択され、
各R
3GはH及びC
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキルから独立して選択され、
L
4は結合、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、及び−NR
6−からなる群から選択され、
R
4は、非置換又はフッ素化C
1−C
8アルキル、非置換又はフッ素化C
1−C
8アルケニル、及び非置換又はフッ素化C
1−C
8アルキニルからなる群から選択され、
L
5は結合、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、又は−NR
6−であり、
R
5は、それぞれ1−5個のR
5Eで任意に置換されたフェニル又は単環式ヘテロアリールであり、
式中、
各R
5Eはオキソ、任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン−CN、−SF
5、−N
3、−C(O)R
5F、−SR
5F、−S(O)
1−2R
5F、−OR
5F、−NR
5GR
5F、−C(O)R
5F、−C(O)NR
5GR
5F、−NR
5GC(O)R
5F、−C(S)NR
5GR
5F、−NR
1GC(S)R
5F、−C(O)OR
5F、−OC(O)R
5F、−C(O)SR
5F、−SC(O)R
5F、−C(S)OR
5F、−OC(S)R
5F、−C(S)SR
5F、−SC(S)R
5F、−S(O)
1―2OR
5F、−OS(O)
1―2R
5F、−S(O)
1―2NR
5GR
5F、及び−NR
5GS(O)
1―2R
5Fから独立して選択され、
各R
5FはH、C
1−C
3アルキル、及びC
1−C
3フルオロアルキルから独立して選択され、
各R
5GはH及びC
1−C
3アルキルから独立して選択され、
式中、
各R
6は水素、C
1−C
3アルキル、及び−C(O)(C
1−C
3アルキル)からなる群から選択され、
それぞれの、任意に置換されたアルキル、アルケニル、及びアルキニルは非置換であるか、フッ素化されているか、又は1つ若しくは2つのヒドロキシル基で置換されている。
各シクロアルキルは3−10個の環炭素を有し、不飽和であるか又は部分的に不飽和であり、任意に、それぞれが3−8個の環員を有する、1つ又は2つの縮合シクロアルキル環を含み、
各ヘテロシクロアルキルは3−10個の環員、並びに、窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される1−3個のヘテロ原子を有し、不飽和であるか又は部分的に不飽和であり、任意に、それぞれが3−8個の環員を有する、1つ又は2つの縮合シクロアルキル環を含み、
各アリールはフェニル又はナフチルであり、任意に、それぞれが4−8個の環員を有する、1つ又は2つの縮合シクロアルキル又はヘテロシクロアルキル環を含み、
各ヘテロアリールは、窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される1−4個のヘテロ原子を有する5−6員の単環式ヘテロアリール環、又は、窒素、酸素、若しくは硫黄から独立して選択される1−d5個のヘテロ原子を有する8−10員の二環式ヘテロアリールであり、任意に、それぞれが4−8個の環員を有する、1つ又は2つの縮合シクロアルキル又はヘテロシクロアルキル環を含む。]
【0434】
実施形態163
R
3が、任意に1−5個のR
3Eで置換されたフェニルであり、式中、
各L
3Cは結合、メチレン、エチレン、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、又は−NR
3G−であり、
各R
3Dは任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン、−CN、SF
5、−N
3、−C(O)R
3F、−SR
3F、−S(O)
1―2R
3F、−OR
3F、−NR
3GR
3F、−C(O)R
3F、−C(O)NR
3GR
3F、−NR
3GC(O)R
3F、−C(S)NR
3GR
3F、−NR
3GC(S)R
3F、−C(O)OR
3F、−OC(O)R
3F、−C(O)SR
3F、−SC(O)R
3F、−C(S)OR
3F、−OC(S)R
3F、−C(S)SR
3F、−SC(S)R
3F、−S(O)
1―2OR
3F、−OS(O)
1―2R
3F、−S(O)
1―2NR
3GR
3F、及び−NR
3GS(O)
1―2R
3Fから独立して選択され、
各R
3Eはオキソ、任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン、−CN、SF
5、−N
3、−C(O)R
3F、−SR
3F、−S(O)
1―2R
3F、−OR
3F、−NR
3GR
3F、−C(O)R
3F、−C(O)NR
3GR
3F、−NR
3GC(O)R
3F、−C(S)NR
3GR
3F、−NR
3GC(S)R
3F、−C(O)OR
3F、−OC(O)R
3F、−C(O)SR
3F、−SC(O)R
3F、−C(S)OR
3F、−OC(S)R
3F、−C(S)SR
3F、−SC(S)R
3F、−S(O)
1―2OR
3F、−OS(O)
1―2R
3F、−S(O)
1―2NR
3GR
3F、−NR
3GS(O)
1―2R
3Fから独立して選択され、
各R
3FはH、C
1−C
3アルキル、及びC
1−C
3フルオロアルキルから独立して選択され、
各R
3GはH及びC
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキルから独立して選択され、
R
5が、任意に1−5個のR
5Eで置換されたフェニルであり、式中、
各R
5Eはオキソ、任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン−CN、−SF
5、−N
3、−C(O)R
5F、−SR
5F、−S(O)
1−2R
5F、−OR
5F、−NR
5GR
5F、−C(O)R
5F、−C(O)NR
5GR
5F、−NR
5GC(O)R
5F、−C(S)NR
5GR
5F、−NR
1GC(S)R
5F、−C(O)OR
5F、−OC(O)R
5F、−C(O)SR
5F、−SC(O)R
5F、−C(S)OR
5F、−OC(S)R
5F、−C(S)SR
5F、−SC(S)R
5F、−S(O)
1―2OR
5F、−OS(O)
1―2R
5F、−S(O)
1―2NR
5GR
5F、及び−NR
5GS(O)
1―2R
5Fから独立して選択され、
各R
5FはH、C
1−C
3アルキル、及びC
1−C
3フルオロアルキルから独立して選択され、
各R
5GはH及びC
1−C
3アルキルから独立して選択される、
実施形態162に記載の方法。
【0435】
実施形態164
L
1が−S−であり、
L
2が結合であり、かつ
L
3が結合である、
実施形態162又は実施形態163に記載の方法。
【0436】
実施形態165
L
4が結合であり、かつ
L
5が結合である、
実施形態161〜163のいずれかに記載の方法。
【0437】
実施形態166
R
5がトリフルオロメチルフェニル、ハロフェニル、又はジハロフェニルである、上記の任意の適用可能な実施形態に従った方法。
【0438】
実施形態167
R
5が、トリフルオロメチル、フッ素、及び塩素から選択される1つ又は2つの置換基で置換(例えば3置換、4置換、3,4−二置換、2,4−二置換、又は2,5−二置換)されたフェニルである、上記の任意の適用可能な実施形態に従った方法。
【0439】
実施形態168
それぞれが任意に置換されたアルキレン、アルケニレン、及びアルキニレンが非置換である、実施形態89〜167のいずれかに記載の方法。
【0440】
実施形態169
それぞれが任意に置換されたアルキル、アルケニル、及びアルキニルが非置換である、実施形態89〜168のいずれかに記載の方法。
【0441】
実施形態170
各シクロアルキルが3〜7員の単環式シクロアルキルである、実施形態89〜169のいずれかに記載の方法。
【0442】
実施形態171
各ヘテロシクロアルキルが、O、S、及びNから選択される1〜2個のヘテロ原子を有する、4〜7員の単環式ヘテロシクロアルキルである、実施形態89〜170のいずれかに記載の方法。
【0443】
実施形態172
各ヘテロアリールが、O、S、及びNから選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリールである、実施形態89〜171のいずれかに記載の方法。
【0444】
実施形態173
各アリールがフェニルである、実施形態89〜172のいずれかに記載の方法。
【0445】
実施形態174
各R
XAが水素又はC
1−C
4アルキルである、実施形態89〜173のいずれかに記載の方法。
【0446】
実施形態175
各R
XAが水素である、実施形態89〜173のいずれかに記載の方法。
【0447】
実施形態176
各R
XBが水素又はC
1−C
4アルキルである、実施形態89〜175のいずれかに記載の方法。
【0448】
実施形態177
各R
XBが水素である、実施形態89〜175のいずれかに記載の方法。
【0449】
実施形態178
化合物が以下の構造式(IIa)−(IIe)のいずれかを有する、実施形態1〜88のいずれかに記載の方法:
【化27】
これらは任意に、薬学的に許容される塩若しくはN−オキシド、及び/又は溶媒和物若しくは水和物の形態であり、式中、
L
1は結合、−C(O)−、−S−、−S(O)
1ー2−、−O−、−NR
6−、−C(O)NR
6−、−NR
6C(O)−、−C(S)NR
6−、−NR
6C(S)−、−C(O)O−、−OC(O)−、−C(O)S−、−SC(O)−、−C(S)O−、−OC(S)−、−C(S)S−、−SC(S)−、−S(O)
1−2O−、−OS(O)
1ー2−、−S(O)
1―2NR
6−、及び−NR
6S(O)
1ー2−からなる群から選択され、
R
1は
水素、
それぞれが非置換であるか又はフッ素化された、C
1−C
8アルキル、C
1−C
8アルケニル、及びC
1−C
8アルキニル、
それぞれ任意に、1−2個のR
1Eで置換されたシクロアルキル及びヘテロシクロアルキル、並びに
それぞれ任意に1−5個のR
1Eで置換されたフェニル及び単環式ヘテロアリールからなる群から選択され、
式中、
各R
1Eはオキソ、任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン、−CN、SF
5、−N
3、−C(O)R
1F、−SR
1F、−S(O)
1―2R
1F、−OR
1F、−(OCH
2CH
2O)
n−R
1G[式中、nは1〜4である]、−N(R
1G)C(O)CH
2−O−(CH
2CH
2O)
nR
1G[式中、nは0〜3である]、−C(O)NR
1G(CH
2CH
2O)
nR
1G、−NR
1GR
1F、及び−C(O)R
1Fから独立して選択され、
各R
1FはH、C
1−C
3アルキル、及びC
1−C
3フルオロアルキルから独立して選択され、
各R
1GはH及びC
1−C
3アルキルから独立して選択され、
L
2は結合、−CH
2−、−CH(CH
3)−、又は−CH
2CH
2−からなる群から選択され、
Qは−H、−CH
2OH、−C(O)OH、−C(O)OR
2A、−C(O)NR
2BR
2A、−C(O)NR
2BS(O)
2R
2A、−C(O)NR
2BS(O)
2NR
2BR
2A、−C(O)R
2A、−S(O)
2OH、−P(O)(OH)
2、−C(OH)(CF
3)
2、S(O)
2R
2A、−N(R
2B)S(O)
2R
2A、−S(O)
2NR
2BR
2A、−C(O)NHOH、−C(O)NH−O(C
1−C
3アルキル)、−CO(NH)CNからなる群から選択され、式中、
各R
2AはH及びC
1−C
3アルキルから独立して選択され、
各R
2BはH及びC
1−C
3アルキルから独立して選択され、
L
3は結合、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、−NR
6−、−CH
2−、−CH(CH
3)(OH)−、又は−CH(OH)であり、
R
3は、それぞれが(i)−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたヘテロアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたシクロアルキル)、−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたヘテロシクロアルキル)から選択される1つの置換基で任意に置換されており、かつ(ii)1−5個のR
3Eで任意に置換された、アリール又はヘテロアリールであり、
式中、
各L
3Cは結合、メチレン、エチレン、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、又は−NR
3G−であり、
各R
3Dはオキソ、任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン、−CN、SF
5、−N
3、−C(O)R
3F、−SR
3F、−S(O)
1―2R
3F、−OR
3F、−NR
3GR
3F、−C(O)R
3F、−C(O)NR
3GR
3F、−NR
3GC(O)R
3F、−C(S)NR
3GR
3F、−NR
3GC(S)R
3F、−C(O)OR
3F、−OC(O)R
3F、−C(O)SR
3F、−SC(O)R
3F、−C(S)OR
3F、−OC(S)R
3F、−C(S)SR
3F、−SC(S)R
3F、−S(O)
1―2OR
3F、−OS(O)
1―2R
3F、−S(O)
1―2NR
3GR
3F、及び−NR
3GS(O)
1―2R
3Fから独立して選択され、
各R
3Eはオキソ、任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン、−CN、SF
5、−N
3、−C(O)R
3F、−SR
3F、−S(O)
1―2R
3F、−OR
3F、−NR
3GR
3F、−C(O)R
3F、−C(O)NR
3GR
3F、−NR
3GC(O)R
3F、−C(S)NR
3GR
3F、−NR
3GC(S)R
3F、−C(O)OR
3F、−OC(O)R
3F、−C(O)SR
3F、−SC(O)R
3F、−C(S)OR
3F、−OC(S)R
3F、−C(S)SR
3F、−SC(S)R
3F、−S(O)
1―2OR
3F、−OS(O)
1―2R
3F、−S(O)
1―2NR
3GR
3F、−NR
3GS(O)
1―2R
3Fから独立して選択され、
各R
3FはH、C
1−C
3アルキル、及びC
1−C
3フルオロアルキルから独立して選択され、
各R
3GはH及びC
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキルから独立して選択され、
L
4は、結合、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、−NR
6−、−C(O)NR
6−、−NR
6C(O)−、−C(S)NR
6−、−NR
6C(S)−、−C(O)O−、−OC(O)−、−C(O)S−、−SC(O)−、−C(S)O−、−OC(S)−、−C(S)S−、−SC(S)−、−S(O)
1―2O−、−OS(O)
1―2−、−S(O)
1―2NR
6−、及び−NR
6S(O)
1―2−からなる群から選択され、
R
4は水素、任意に置換されたC
1−C
8アルキル、任意に置換されたC
1−C
8アルケニル、及び任意に置換されたC
1−C
8アルキニルからなる群から選択され、
L
5は結合、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、−NR
6−、−CH
2CH
2−、−CH=CH−、−C≡C−、−CH
2−、−CH(CH
3)(OH)−、又は−CH(OH)−であり、
R
5は、それぞれが(i)−L
5C−(1−5個のR
5Dで任意に置換されたフェニル)、−L
5C−(1−5個のR
5Dで任意に置換された単環式ヘテロアリール)、−L
5C−(1−5個のR
5Dで任意に置換された単環式シクロアルキル)、−L
5C−(1−5個のR
5Dで任意に置換された単環式ヘテロシクロアルキル)から選択される1つの置換基で任意に置換されており、かつ(ii)1−5個のR
5Eで任意に置換された、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルであり、
式中、
各L
5Cは結合、メチレン、エチレン、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、又は−NR
3G−であり、
各R
5Dはオキソ、任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン、−CN、SF
5、−N
3、−C(O)R
3F、−SR
3F、−S(O)
1―2R
3F、−OR
3F、−NR
3GR
3F、−C(O)R
3F、−C(O)NR
3GR
3F、−NR
3GC(O)R
3F、−C(S)NR
3GR
3F、−NR
3GC(S)R
3F、−C(O)OR
3F、−OC(O)R
3F、−C(O)SR
3F、−SC(O)R
3F、−C(S)OR
3F、−OC(S)R
3F、−C(S)SR
3F、−SC(S)R
3F、−S(O)
1―2OR
3F、−OS(O)
1―2R
3F、−S(O)
1―2NR
3GR
3F、及び−NR
3GS(O)
1―2R
3Fから独立して選択され、
各R
5Eはオキソ、任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン−CN、−SF
5、−N
3、−C(O)R
5F、−SR
5F、−S(O)
1−2R
5F、−OR
5F、−NR
5GR
5F、−C(O)R
5F、−C(O)NR
5GR
5F、−NR
5GC(O)R
5F、−C(S)NR
5GR
5F、−NR
1GC(S)R
5F、−C(O)OR
5F、−OC(O)R
5F、−C(O)SR
5F、−SC(O)R
5F、−C(S)OR
5F、−OC(S)R
5F、−C(S)SR
5F、−SC(S)R
5F、−S(O)
1―2OR
5F、−OS(O)
1―2R
5F、−S(O)
1―2NR
5GR
5F、及び−NR
5GS(O)
1―2R
5Fから独立して選択され、
各R
5FはH、C
1−C
3アルキル、及びC
1−C
3フルオロアルキルから独立して選択され、
各R
5GはH及びC
1−C
3アルキルから独立して選択され、
式中、
各R
6は水素、C
1−C
3アルキル、及び−C(O)(C
1−C
3アルキル)からなる群から選択され、
それぞれの、任意に置換されたアルキル、アルケニル、及びアルキニルは非置換であるか、フッ素化されているか、又は1つ若しくは2つのヒドロキシル基で置換されている。
各シクロアルキルは3−10個の環炭素を有し、不飽和であるか又は部分的に不飽和であり、任意に、それぞれが3−8個の環員を有する、1つ又は2つの縮合シクロアルキル環を含み、
各ヘテロシクロアルキルは3−10個の環員、並びに、窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される1−3個のヘテロ原子を有し、不飽和であるか又は部分的に不飽和であり、任意に、それぞれが3−8個の環員を有する、1つ又は2つの縮合シクロアルキル環を含み、
各アリールはフェニル又はナフチルであり、任意に、それぞれが4−8個の環員を有する、1つ又は2つの縮合シクロアルキル又はヘテロシクロアルキル環を含み、
各ヘテロアリールは、窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される1−4個のヘテロ原子を有する5−6員の単環式ヘテロアリール環、又は、窒素、酸素、若しくは硫黄から独立して選択される1−5個のヘテロ原子を有する8−10員の二環式ヘテロアリールであり、任意に、それぞれが4−8個の環員を有する、1つ又は2つの縮合シクロアルキル又はヘテロシクロアルキル環を含む。]
【0450】
実施形態179
化合物が構造式(IIa)を有する、実施形態178に記載の方法。
【0451】
実施形態180
化合物が構造式(IIb)を有する、実施形態178に記載の方法。
【0452】
実施形態181
化合物が構造式(IIc)を有する、実施形態178に記載の方法。
【0453】
実施形態182
化合物が構造式(IId)を有する、実施形態178に記載の方法。
【0454】
実施形態183
化合物が構造式(IIe)を有する、実施形態178に記載の方法。
【0455】
実施形態184
R
1が水素、任意に置換されたC
1−C
8アルキル、及び1−5個のR
1Eで任意に置換されたシクロアルキルからなる群から選択される、実施形態178〜183のいずれかに記載の方法。
【0456】
実施形態185
R
1が水素である、実施形態178〜183のいずれかに記載の方法。
【0457】
実施形態186
R
1が任意に置換されたC
1−C
8アルキルである、実施形態178〜183のいずれかに記載の方法。
【0458】
実施形態187
R
1が非置換C
1−C
8アルキル、又はフッ素化C
1−C
8アルキルである、実施形態178〜183のいずれかに記載の方法。
【0459】
実施形態188
R
1が非置換シクロアルキルである、実施形態178〜183のいずれかに記載の方法。
【0460】
実施形態189
R
1が任意に置換されたC
1−C
8アルケニル、例えばブテニルである、実施形態178〜183のいずれかに記載の方法。
【0461】
実施形態190
R
1が、1−5個のR
Eで任意に置換されたフェニルである、実施形態178〜183のいずれかに記載の方法。
【0462】
実施形態191
R
1がトリフルオロメチル置換フェニル、メトキシ置換フェニル、又はフルオロ置換フェニルである、実施形態178〜183のいずれかに記載の方法。
【0463】
実施形態192
R
1が−(OCH
2CH
2O)
n−R
1G[式中、nは1〜4である]、−N(R
1G)C(O)CH
2−O−(CH
2CH
2O)
nR
1G[式中、nは0〜3である]、又は−C(O)NR
1G(CH
2CH
2O)
nR
1Gで置換されたフェニルである、実施形態178〜183のいずれかに記載の方法。
【0464】
実施形態193
R
1がヒドロキシメチル、メトキシメチル、ヒドロキシエチル、又はメトキシエチルである、実施形態178〜183のいずれかに記載の方法。
【0465】
実施形態194
L
1が結合、−O−、−S−、−S(O)−、又は−S(O)
2−である、実施形態178〜193のいずれかに記載の方法。
【0466】
実施形態195
L
1が−S−である、実施形態178〜193のいずれかに記載の方法。
【0467】
実施形態196
L
1が結合である、実施形態178〜193のいずれかに記載の方法。
【0468】
実施形態197
L
1が−NR
6−である、実施形態178〜193のいずれかに記載の方法。
【0469】
実施形態198
L
2が結合である、実施形態178〜197のいずれかに記載の方法。
【0470】
実施形態199
L
2が−CH
2−、−CH(CH
3)−、又は−CH
2CH
2−である、実施形態178〜197のいずれかに記載の方法。
【0471】
実施形態200
L
2が結合、又は−CH
2−である、実施形態178〜197のいずれかに記載の方法。
【0472】
実施形態201
Qが−C(O)OHである、実施形態178〜197のいずれかに記載の方法。
【0473】
実施形態202
Qが−CH
2OH、−C(O)OH、−C(O)OR
2A、−C(O)NR
2BR
2A、−C(O)NR
2BS(O)
2R
2A、−C(O)NR
2BS(O)
2NR
2BR
2A、−C(O)R
2A、−S(O)
2OH、−P(O)(OH)
2からなる群から選択される、実施形態178〜197のいずれかに記載の方法。
【0474】
実施形態203
Qが−CH
2OH、−C(O)OH、又は−C(O)OR
2Aである、実施形態178〜197のいずれかに記載の方法。
【0475】
実施形態204
L
3が結合である、実施形態178〜203のいずれかに記載の方法。
【0476】
実施形態205
L
3が−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、−NR
6−、−CH
2−、−CH(CH
3)(OH)−、又は−CH(OH)−である、実施形態178〜203のいずれかに記載の方法。
【0477】
実施形態206
L
3が結合、−CH
2−、−CH(CH
3)(OH)−、又は−CH(OH)−である、実施形態178〜203のいずれかに記載の方法。
【0478】
実施形態207
R
3は、それぞれが(i)−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたヘテロアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたシクロアルキル)、−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたヘテロシクロアルキル)から選択される1つの置換基で任意に置換されており、かつ(ii)1−5個のR
3Eで任意に置換された、アリール(例えばフェニル)又はヘテロアリール(例えば単環式ヘテロアリール)である、実施形態178〜206のいずれかに記載の方法。
【0479】
実施形態208
R
3が、(i)−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたヘテロアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたシクロアルキル)、−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたヘテロシクロアルキル)から選択される1つの置換基で置換されており、かつ(ii)1−5個のR
3Eで任意に置換された、アリール(例えばフェニル、ベンゾジオキソール、又はジヒドロ−1H−イソキノリン)である、実施形態178〜206のいずれかに記載の方法。
【0480】
実施形態209
R
3が、(i)−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたフェニル)、−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換された単環式ヘテロアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換された単環式シクロアルキル)、−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換された単環式ヘテロシクロアルキル)から選択される1つの置換基で置換されており、かつ(ii)1−5個のR
3Eで任意に置換された、アリール(例えばフェニル、ベンゾジオキソール、又はジヒドロ−1H−イソキノリン)である、実施形態178〜206のいずれかに記載の方法。
【0481】
実施形態210
R
3が、(i)任意に−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたヘテロアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたシクロアルキル)、−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたヘテロシクロアルキル)から選択される1つの置換基で置換されており、かつ(ii)1−5個のR
3Eで任意に置換された、ヘテロアリール(例えば、イソチアゾール、ピリドン、チアジアゾール、ピラジン、ピラゾロピリミジン、ピラゾロピリジン、イミダゾール、ベンゾフラン、インドール、イミダゾピリジン、ピリジン、ピラゾール、イソオキサゾール、トリアゾロピリジン、ベンズイミダゾール、チオフェン、ベンゾチオフェン、フラン、又はピリミジン)である、実施形態178〜206のいずれかに記載の方法。
【0482】
実施形態211
R
3が、(i)−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたフェニル)、−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換された単環式ヘテロアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換された単環式シクロアルキル)、−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換された単環式ヘテロシクロアルキル)から選択される1つの置換基で任意に置換されており、かつ(ii)1−5個のR
3Eで任意に置換された、ヘテロアリール(例えば、イソチアゾール、ピリドン、チアジアゾール、ピラジン、ピラゾロピリミジン、ピラゾロピリジン、イミダゾール、ベンゾフラン、インドール、イミダゾピリジン、ピリジン、ピラゾール、イソオキサゾール、トリアゾロピリジン、ベンズイミダゾール、チオフェン、ベンゾチオフェン、フラン、又はピリミジン)である、実施形態178〜206のいずれかに記載の方法。
【0483】
実施形態212
R
3は、それぞれが(i)−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたヘテロアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたシクロアルキル)、−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたヘテロシクロアルキル)から選択される1つの置換基で任意に置換されており、かつ(ii)1−5個のR
3Eで任意に置換された、フェニル、ベンゾジオキソリル、ジヒドロ−1H−イソキノリニル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、イソチアゾリル、チアゾリル、ピリジニル、及びピラジニル、ピリドニル、チアジアゾリル、ピラゾロピリミジニル、ピラゾロピリジニル、ベンゾフラニル、インドリル、イミダゾピリジニル、ピラゾリル、トリアゾピリジニル、ベンズイミダゾリル、ベンズイミダゾリル、チエニル、ベンゾチエニル、フラニル、及びピリミジニルからなる群から選択される、実施形態178〜206のいずれかに記載の方法。
【0484】
実施形態213
R
3置換基が、いずれのR
3Eによっても置換されていない、実施形態207〜212のいずれかに記載の方法。
【0485】
実施形態214
L
3Cがメチレン又は−O−である、実施形態207〜212のいずれかに記載の方法。
【0486】
実施形態215
R
3が、1−5個のR
3Eで任意に置換されたアリール(例えばフェニル)である、実施形態178〜206のいずれかに記載の方法。
【0487】
実施形態216
R
3が、任意に1−5個のR
3Eで置換された、ヘテロアリール(例えば、イソチアゾール、ピリドン、チアジアゾール、ピラジン、ピラゾロピリミジン、ピラゾロピリジン、イミダゾール、ベンゾフラン、インドール、イミダゾピリジン、ピリジン、ピラゾール、イソキサゾール、トリアゾロピリジン、ベンズイミダゾール、チオフェン、ベンゾチオフェン、フラン、又はピリミジン)である、実施形態178〜206のいずれかに記載の方法。
【0488】
実施形態217
R
3が、1−5個のR
3Eで任意に置換されたフェニル及び単環式ヘテロアリール(例えばピリジル、ピラゾリル)からなる群から選択される、実施形態178〜206のいずれかに記載の方法。
【0489】
実施形態218
R
4が、任意に置換されたC
1−C
8アルキル、任意に置換されたC
1−C
8アルケニル、又は任意に置換されたC
1−C
8アルキニルである、実施形態178〜217のいずれかに記載の方法。
【0490】
実施形態219
R
4が任意に置換されたC
1−C
8アルキルである、実施形態178〜217のいずれかに記載の方法。
【0491】
実施形態220
R
4が水素、又は非置換C
1−C
6アルキルである、実施形態178〜217のいずれかに記載の方法。
【0492】
実施形態221
R
4が非置換C
1−C
3アルキルである、実施形態178〜217のいずれかに記載の方法。
【0493】
実施形態222
L
4が結合である、実施形態178〜221のいずれかに記載の方法。
【0494】
実施形態223
L
4が結合、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、及び−NR
6−からなる群から選択される、実施形態178〜221のいずれかに記載の方法。
【0495】
実施形態224
L
4が−O−である、実施形態178〜221のいずれかに記載の方法。
【0496】
実施形態225
L
5が結合である、実施形態178〜224のいずれかに記載の方法。
【0497】
実施形態226
L
5が結合、−O−、−S−、−C(O)−、又は−S(O)
1―2−である、実施形態178〜224のいずれかに記載の方法。
【0498】
実施形態227
R
5は、それぞれが1−5個のR
5Eで任意に置換されたアリール(例えばフェニル)又はヘテロアリール(例えばイソキサゾリル、ピリジル、イミダゾピリジル、ピラゾリル)である、実施形態178〜226のいずれかに記載の方法。
【0499】
実施形態228
R
5が、1−5個のR
5Eで任意に置換されたフェニルである、実施形態178〜226のいずれかに記載の方法。
【0500】
実施形態229
R
5は、それぞれが1−5個のR
5Eで任意に置換されたフェニル、イソキサゾリル、ピリジル、イミダゾピリジル、及びピラゾリルからなる群から選択される、実施形態178〜226のいずれかに記載の方法。
【0501】
実施形態230
R
5が、−L
5C−(1−5個のR
5Dで任意に置換されたフェニル)、−L
5C−(1−5個のR
5Dで任意に置換された単環式ヘテロアリール)、−L
5C−(1−5個のR
5Dで任意に置換された単環式シクロアルキル)、−L
5C−(1−5個のR
5Dで任意に置換された単環式ヘテロシクロアルキル)から選択される1つの置換基で任意に置換されており、かつ(ii)1−5個のR
5Eで任意に置換されたフェニルである、実施形態178〜226のいずれかに記載の方法。
【0502】
実施形態231
R
5が、1つの−L
5C−(1−5個のR
5Dで任意に置換された単環式ヘテロアリール)で置換されており、かつ(ii)1−5個のR
5Eで任意に置換されたフェニルである、実施形態178〜226のいずれかに記載の方法。
【0503】
実施形態232
R
5が、1つの−L
5C−(1−5個のR
5Dで任意に置換された単環式ヘテロシクロアルキル)で置換されており、かつ(ii)1−5個のR
5Eで任意に置換されたフェニルである、実施形態178〜226のいずれかに記載の方法。
【0504】
実施形態233
L
5Cが結合である、実施形態230〜232のいずれかに記載の方法。
【0505】
実施形態234
L
5Cが−O−又は−C(O)−である、実施形態230〜232のいずれかに記載の方法。
【0506】
実施形態235
R
5が、1−5個のR
5Eで任意に置換されたヘテロシクロアルキルである、実施形態178〜226のいずれかに記載の方法。
【0507】
実施形態236
R
5が、1つの−L
5C−(1−5個のR
5Dで任意に置換された単環式シクロアルキル)で置換されており、かつ(ii)1−5個のR
5Eで任意に置換されたヘテロシクロアルキルである、実施形態178〜226のいずれかに記載の方法。
【0508】
実施形態237
ヘテロシクロアルキルが、窒素原子を介して−L
5−に結合した、窒素含有ヘテロシクロアルキルである、実施形態235〜236のいずれかに記載の方法。
【0509】
実施形態238
ヘテロシクロアルキルが、単環式である、実施形態235〜236のいずれかに記載の方法。
【0510】
実施形態239
ヘテロシクロアルキルが、二環式である、実施形態235〜236のいずれかに記載の方法。
【0511】
実施形態240
ヘテロシクロアルキルが、飽和である実施形態235〜236のいずれかに記載の方法。
【0512】
実施形態241
R
5が、1−5個のR
5Eで任意に置換されたシクロアルキルである、実施形態178〜226のいずれかに記載の方法。
【0513】
実施形態242
シクロアルキルが、1−5個のR
5Eで置換された、実施形態241に記載の方法。
【0514】
実施形態243
シクロアルキルが、単環式である、実施形態241又は実施形態242に記載の方法。
【0515】
実施形態244
シクロアルキルが、飽和である、実施形態241〜243のいずれかに記載の方法。
【0516】
実施形態245
シクロアルキルが、不飽和である、実施形態241〜243のいずれかに記載の方法。
【0517】
実施形態246
シクロアルキルが、シクロヘキセン−1−イルである、実施形態241〜242のいずれかに記載の方法。
【0518】
実施形態247
L
1が−S−、−O−、−S(O)−、−S(O)
2−、又は結合であり、
R
1が、非置換又はフッ素化C
1−C
8アルキル、非置換又はフッ素化C
1−C
8アルケニル、非置換又はフッ素化C
1−C
8アルキニル、又は1−5個のR
1Eで置換されたフェニルである、
実施形態179に記載の方法。
[式中、
各R
1Eはオキソ、任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン、−CN、SF
5、−N
3、−C(O)R
1F、−SR
1F、−S(O)
1―2R
1F、−OR
1F、−(OCH
2CH
2O)
n−R
1G[式中、nは1〜4である]、−N(R
1G)C(O)CH
2−O−(CH
2CH
2O)
nR
1G[式中、nは0〜3である]、−C(O)NR
1G(CH
2CH
2O)
nR
1G、−NR
1GR
1F、及び−C(O)R
1Fから独立して選択され、
各R
1FはH、C
1−C
3アルキル、及びC
1−C
3フルオロアルキルから独立して選択され、
各R
1GはH及びC
1−C
3アルキルから独立して選択され、
L
2は結合又は−CH
2−であり、
Qは−COOHであり、
L
3は結合、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、−NR
6−、−CH
2−、−CH(CH
3)(OH)−、又は−CH(OH)であり、
R
3は、それぞれが(i)−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたフェニル)、−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換された単環式ヘテロアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Eで任意に置換された単環式C3−C6シクロアルキル)、−L
3C−(1−5個のR
3Eで任意に置換された単環式C4−C6ヘテロシクロアルキル)から選択される1つの置換基で任意に置換されており、かつ(ii)1−5個のR
3Eで任意に置換された、フェニル又は単環式ヘテロアリールであり、
式中、
各L
3Cは結合、メチレン、エチレン、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、又は−NR
3G−であり、
各R
3Dはオキソ、任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン、−CN、SF
5、−N
3、−C(O)R
3F、−SR
3F、−S(O)
1―2R
3F、−OR
3F、−NR
3GR
3F、−C(O)R
3F、−C(O)NR
3GR
3F、−NR
3GC(O)R
3F、−C(S)NR
3GR
3F、−NR
3GC(S)R
3F、−C(O)OR
3F、−OC(O)R
3F、−C(O)SR
3F、−SC(O)R
3F、−C(S)OR
3F、−OC(S)R
3F、−C(S)SR
3F、−SC(S)R
3F、−S(O)
1―2OR
3F、−OS(O)
1―2R
3F、−S(O)
1―2NR
3GR
3F、及び−NR
3GS(O)
1―2R
3Fから独立して選択され、
各R
3Eはオキソ、任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン、−CN、SF
5、−N
3、−C(O)R
3F、−SR
3F、−S(O)
1―2R
3F、−OR
3F、−NR
3GR
3F、−C(O)R
3F、−C(O)NR
3GR
3F、−NR
3GC(O)R
3F、−C(S)NR
3GR
3F、−NR
3GC(S)R
3F、−C(O)OR
3F、−OC(O)R
3F、−C(O)SR
3F、−SC(O)R
3F、−C(S)OR
3F、−OC(S)R
3F、−C(S)SR
3F、−SC(S)R
3F、−S(O)
1―2OR
3F、−OS(O)
1―2R
3F、−S(O)
1―2NR
3GR
3F、−NR
3GS(O)
1―2R
3Fから独立して選択され、
各R
3FはH、C
1−C
3アルキル、及びC
1−C
3フルオロアルキルから独立して選択され、
各R
3GはH及びC
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキルから独立して選択され、
L
4は結合、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、及び−NR
6−からなる群から選択され、
R
4は、非置換、ヒドロキシル化、C
1−C
4アルコキシル化、又はフッ素化C
1−C
8アルキル、非置換又はフッ素化C
1−C
8アルケニル、及び非置換又はフッ素化C
1−C
8アルキニルからなる群から選択され、
L
5は結合、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、又は−NR
6−であり、
R
5は、それぞれが1−5個のR
5Eで任意に置換されたフェニル、単環式ヘテロアリール、単環式ヘテロシクロアルキル、又は単環式シクロアルキルであり、
式中、
各R
5Eはオキソ、任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン−CN、−SF
5、−N
3、−C(O)R
5F、−SR
5F、−S(O)
1−2R
5F、−OR
5F、−NR
5GR
5F、−C(O)R
5F、−C(O)NR
5GR
5F、−NR
5GC(O)R
5F、−C(S)NR
5GR
5F、−NR
1GC(S)R
5F、−C(O)OR
5F、−OC(O)R
5F、−C(O)SR
5F、−SC(O)R
5F、−C(S)OR
5F、−OC(S)R
5F、−C(S)SR
5F、−SC(S)R
5F、−S(O)
1―2OR
5F、−OS(O)
1―2R
5F、−S(O)
1―2NR
5GR
5F、及び−NR
5GS(O)
1―2R
5Fから独立して選択され、
各R
5FはH、C
1−C
3アルキル、及びC
1−C
3フルオロアルキルから独立して選択され、
各R
5GはH及びC
1−C
3アルキルから独立して選択され、
式中、
各R
6は水素、C
1−C
3アルキル、及び−C(O)(C
1−C
3アルキル)からなる群から選択され、
それぞれの、任意に置換されたアルキル、アルケニル、及びアルキニルは非置換であるか、フッ素化されているか、又は1つ若しくは2つのヒドロキシル基で置換されている。
各シクロアルキルは3−7員の炭素を有し、不飽和又は部分的に不飽和であり、
各ヘテロシクロアルキルは、3−7員環、並びに窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される1−3員のヘテロ原子を有し、不飽和又は部分的に不飽和であり、
各ヘテロアリールは、窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される1−4個のヘテロ原子を有する5−6員の単環式ヘテロアリール環、又は、窒素、酸素、若しくは硫黄から独立して選択される1−5個のヘテロ原子を有する8−10員の二環式ヘテロアリールである。]
【0519】
実施形態248
R
3が、任意に1−5個のR
3Eで置換されたフェニルである、実施形態247に記載の方法。
[式中、
各L
3Cは結合、結合、メチレン、エチレン、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、又は−NR
3G−であり、
各R
3Dは任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン、−CN、SF
5、−N
3、−C(O)R
3F、−SR
3F、−S(O)
1―2R
3F、−OR
3F、−NR
3GR
3F、−C(O)R
3F、−C(O)NR
3GR
3F、−NR
3GC(O)R
3F、−C(S)NR
3GR
3F、−NR
3GC(S)R
3F、−C(O)OR
3F、−OC(O)R
3F、−C(O)SR
3F、−SC(O)R
3F、−C(S)OR
3F、−OC(S)R
3F、−C(S)SR
3F、−SC(S)R
3F、−S(O)
1―2OR
3F、−OS(O)
1―2R
3F、−S(O)
1―2NR
3GR
3F、及び−NR
3GS(O)
1―2R
3Fから独立して選択され、
各R
3Eはオキソ、任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン、−CN、SF
5、−N
3、−C(O)R
3F、−SR
3F、−S(O)
1―2R
3F、−OR
3F、−NR
3GR
3F、−C(O)R
3F、−C(O)NR
3GR
3F、−NR
3GC(O)R
3F、−C(S)NR
3GR
3F、−NR
3GC(S)R
3F、−C(O)OR
3F、−OC(O)R
3F、−C(O)SR
3F、−SC(O)R
3F、−C(S)OR
3F、−C(O)SR
3F、−SC(O)R
3F、−C(S)OR
3F、−OC(S)R
3F、−C(S)SR
3F、−SC(S)R
3F、−S(O)
1−2OR
3F、−OS(O)
1−2R
3F、−S(O)
1−2NR
3GR
3F、−NR
3GS(O)
1―2R
3Fから独立して選択され、
各R
3FはH、C
1−C
3アルキル、及びC
1−C
3フルオロアルキルから独立して選択され、
各R
3GはH及びC
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキルから独立して選択され、
R
5は、1−5個のR
5Eで任意に置換されたフェニル、モルホリニル、シクロヘキシル、ピペリジニル、ピペラジニル、又はピロリジニルであり、式中、
各R
5Eはオキソ、任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン−CN、−SF
5、−N
3、−C(O)R
5F、−SR
5F、−S(O)
1−2R
5F、−OR
5F、−NR
5GR
5F、−C(O)R
5F、−C(O)NR
5GR
5F、−NR
5GC(O)R
5F、−C(S)NR
5GR
5F、−NR
1GC(S)R
5F、−C(O)OR
5F、−OC(O)R
5F、−C(O)SR
5F、−SC(O)R
5F、−C(S)OR
5F、−OC(S)R
5F、−C(S)SR
5F、−SC(S)R
5F、−S(O)
1―2OR
5F、−OS(O)
1―2R
5F、−S(O)
1―2NR
5GR
5F、及び−NR
5GS(O)
1―2R
5Fから独立して選択され、
各R
5FはH、C
1−C
3アルキル、及びC
1−C
3フルオロアルキルから独立して選択され、
各R
5GはH及びC
1−C
3アルキルから独立して選択される。]
【0520】
実施形態249
L
1が−S−であり、
L
2が結合であり、かつ
L
3が結合である、
実施形態247又は実施形態248に記載の方法。
【0521】
実施形態250
L
4が結合であり、
L
5が結合である、
実施形態247〜249のいずれかに記載の方法。
【0522】
実施形態251
L
1が−S−、−O−、−S(O)−、−S(O)
2−、又は結合であり、
R
1が、非置換又はフッ素化C
1−C
8アルキル、非置換又はフッ素化C
1−C
8アルケニル、非置換又はフッ素化C
1−C
8アルキニル、又は1−5個のR
1Eで置換されたフェニルである、
実施形態178、及び180〜183のいずれかに記載の方法。
[式中、
各R
1Eはオキソ、任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン、−CN、SF
5、−N
3、−C(O)R
1F、−SR
1F、−S(O)
1―2R
1F、−OR
1F、−(OCH
2CH
2O)
n−R
1G[式中、nは1〜4である]、−N(R
1G)C(O)CH
2−O−(CH
2CH
2O)
nR
1G[式中、nは0〜3である]、−C(O)NR
1G(CH
2CH
2O)
nR
1G、−NR
1GR
1F、及び−C(O)R
1Fから独立して選択され、
各R
1FはH、C
1−C
3アルキル、及びC
1−C
3フルオロアルキルから独立して選択され、
各R
1GはH及びC
1−C
3アルキルから独立して選択され、
L
2は結合又は−CH
2−であり、
Qは−COOHであり、
L
3は結合、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、−NR
6−、−CH
2−、−CH(CH
3)(OH)−、又は−CH(OH)であり、
R
3は、それぞれが(i)−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換されたフェニル)、−L
3C−(1−5個のR
3Dで任意に置換された単環式ヘテロアリール)、−L
3C−(1−5個のR
3Eで任意に置換された単環式C3−C6シクロアルキル)、−L
3C−(1−5個のR
3Eで任意に置換された単環式C4−C6ヘテロシクロアルキル)から選択される1つの置換基で任意に置換されており、かつ(ii)1−5個のR
3Eで任意に置換された、フェニル又は単環式ヘテロアリールであり、
式中、
各L
3Cは結合、メチレン、エチレン、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、又は−NR
3G−であり、
各R
3Dはオキソ、任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン、−CN、SF
5、−N
3、−C(O)R
3F、−SR
3F、−S(O)
1―2R
3F、−OR
3F、−NR
3GR
3F、−C(O)R
3F、−C(O)NR
3GR
3F、−NR
3GC(O)R
3F、−C(S)NR
3GR
3F、−NR
3GC(S)R
3F、−C(O)OR
3F、−OC(O)R
3F、−C(O)SR
3F、−SC(O)R
3F、−C(S)OR
3F、−OC(S)R
3F、−C(S)SR
3F、−SC(S)R
3F、−S(O)
1―2OR
3F、−OS(O)
1―2R
3F、−S(O)
1―2NR
3GR
3F、及び−NR
3GS(O)
1―2R
3Fから独立して選択され、
各R
3Eはオキソ、任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン、−CN、SF
5、−N
3、−C(O)R
3F、−SR
3F、−S(O)
1―2R
3F、−OR
3F、−NR
3GR
3F、−C(O)R
3F、−C(O)NR
3GR
3F、−NR
3GC(O)R
3F、−C(S)NR
3GR
3F、−NR
3GC(S)R
3F、−C(O)OR
3F、−OC(O)R
3F、−C(O)SR
3F、−SC(O)R
3F、−C(S)OR
3F、−OC(S)R
3F、−C(S)SR
3F、−SC(S)R
3F、−S(O)
1―2OR
3F、−OS(O)
1―2R
3F、−S(O)
1―2NR
3GR
3F、−NR
3GS(O)
1―2R
3Fから独立して選択され、
各R
3FはH、C
1−C
3アルキル、及びC
1−C
3フルオロアルキルから独立して選択され、
各R
3GはH及びC
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキルから独立して選択され、
L
4は結合、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、及び−NR
6−からなる群から選択され、
R
4は、非置換、ヒドロキシル化、C
1−C
4アルコキシル化、又はフッ素化C
1−C
8アルキル、非置換又はフッ素化C
1−C
8アルケニル、及び非置換又はフッ素化C
1−C
8アルキニルからなる群から選択され、
L
5は結合、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、又は−NR
6−であり、
R
5は、それぞれが1−5個のR
5Eで任意に置換されたフェニル、単環式ヘテロアリール、単環式ヘテロシクロアルキル、又は単環式シクロアルキルであり、
式中、
各R
5Eはオキソ、任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン−CN、−SF
5、−N
3、−C(O)R
5F、−SR
5F、−S(O)
1−2R
5F、−OR
5F、−NR
5GR
5F、−C(O)R
5F、−C(O)NR
5GR
5F、−NR
5GC(O)R
5F、−C(S)NR
5GR
5F、−NR
1GC(S)R
5F、−C(O)OR
5F、−OC(O)R
5F、−C(O)SR
5F、−SC(O)R
5F、−C(S)OR
5F、−OC(S)R
5F、−C(S)SR
5F、−SC(S)R
5F、−S(O)
1―2OR
5F、−OS(O)
1―2R
5F、−S(O)
1―2NR
5GR
5F、及び−NR
5GS(O)
1―2R
5Fから独立して選択され、
各R
5FはH、C
1−C
3アルキル、及びC
1−C
3フルオロアルキルから独立して選択され、
各R
5GはH及びC
1−C
3アルキルから独立して選択され、
式中、
各R
6は水素、C
1−C
3アルキル、及び−C(O)(C
1−C
3アルキル)からなる群から選択され、
それぞれの、任意に置換されたアルキル、アルケニル、及びアルキニルは非置換であるか、フッ素化されているか、又は1つ若しくは2つのヒドロキシル基で置換されている。
各シクロアルキルは3−7員の炭素を有し、不飽和又は部分的に不飽和であり、
各ヘテロシクロアルキルは、3−7員環、並びに窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される1−3員のヘテロ原子を有し、不飽和又は部分的に不飽和であり、
各ヘテロアリールは、窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される1−4個のヘテロ原子を有する5−6員の単環式ヘテロアリール環、又は、窒素、酸素、若しくは硫黄から独立して選択される1−5個のヘテロ原子を有する8−10員の二環式ヘテロアリールである。]
【0523】
実施形態252
R
3が、任意に1−5個のR
3Eで置換されたフェニルである、実施形態251に記載の方法。
[式中、
各L
3Cは結合、結合、メチレン、エチレン、−C(O)−、−S−、−S(O)
1―2−、−O−、又は−NR
3G−であり、
各R
3Dは任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン、−CN、SF
5、−N
3、−C(O)R
3F、−SR
3F、−S(O)
1―2R
3F、−OR
3F、−NR
3GR
3F、−C(O)R
3F、−C(O)NR
3GR
3F、−NR
3GC(O)R
3F、−C(S)NR
3GR
3F、−NR
3GC(S)R
3F、−C(O)OR
3F、−OC(O)R
3F、−C(O)SR
3F、−SC(O)R
3F、−C(S)OR
3F、−OC(S)R
3F、−C(S)SR
3F、−SC(S)R
3F、−S(O)
1―2OR
3F、−OS(O)
1―2R
3F、−S(O)
1―2NR
3GR
3F、及び−NR
3GS(O)
1―2R
3Fから独立して選択され、
各R
3Eはオキソ、任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン、−CN、SF
5、−N
3、−C(O)R
3F、−SR
3F、−S(O)
1―2R
3F、−OR
3F、−NR
3GR
3F、−C(O)R
3F、−C(O)NR
3GR
3F、−NR
3GC(O)R
3F、−C(S)NR
3GR
3F、−NR
3GC(S)R
3F、−C(O)OR
3F、−OC(O)R
3F、−C(O)SR
3F、−SC(O)R
3F、−C(S)OR
3F、−C(O)SR
3F、−SC(O)R
3F、−C(S)OR
3F、−OC(S)R
3F、−C(S)SR
3F、−SC(S)R
3F、−S(O)
1−2OR
3F、−OS(O)
1−2R
3F、−S(O)
1−2NR
3GR
3F、−NR
3GS(O)
1―2R
3Fから独立して選択され、
各R
3FはH、C
1−C
3アルキル、及びC
1−C
3フルオロアルキルから独立して選択され、
各R
3GはH及びC
1−C
3アルキル、C
1−C
3フルオロアルキルから独立して選択され、
R
5は、1−5個のR
5Eで任意に置換されたフェニル、モルホリニル、シクロヘキシル、ピペリジニル、ピペラジニル、又はピロリジニルであり、式中、
各R
5Eはオキソ、任意に置換されたC
1−C
4アルキル、C
1−C
4フルオロアルキル、ハロゲン−CN、−SF
5、−N
3、−C(O)R
5F、−SR
5F、−S(O)
1−2R
5F、−OR
5F、−NR
5GR
5F、−C(O)R
5F、−C(O)NR
5GR
5F、−NR
5GC(O)R
5F、−C(S)NR
5GR
5F、−NR
1GC(S)R
5F、−C(O)OR
5F、−OC(O)R
5F、−C(O)SR
5F、−SC(O)R
5F、−C(S)OR
5F、−OC(S)R
5F、−C(S)SR
5F、−SC(S)R
5F、−S(O)
1―2OR
5F、−OS(O)
1―2R
5F、−S(O)
1―2NR
5GR
5F、及び−NR
5GS(O)
1―2R
5Fから独立して選択され、
各R
5FはH、C
1−C
3アルキル、及びC
1−C
3フルオロアルキルから独立して選択され、
各R
5GはH及びC
1−C
3アルキルから独立して選択される。]
【0524】
実施形態253
L
1が−S−であり、
L
2が結合であり、かつ
L
3が結合である、
実施形態251又は実施形態252に記載の方法。
【0525】
実施形態254
L
4が結合であり、かつ
L
5が結合である、
実施形態251〜253のいずれかに記載の方法。
【0526】
実施形態255。R
5がトリフルオロメチルフェニル、ハロフェニル、又はジハロフェニルである、実施形態178〜226、及び247〜254のいずれかに記載の方法。
【0527】
実施形態256。R
5が、トリフルオロメチル、フッ素、及び塩素から選択される1つ又は2つの置換基で置換(例えば3置換、4置換、3,4−二置換、2,4−二置換、又は2,5−二置換)されたフェニルである、実施形態178〜226、及び247〜254のいずれかに記載の方法。
【0528】
実施形態257
R
5が、1−3個のR
5Eで任意に置換されたシクロヘキセン−1−イルである、実施形態178〜226、及び247〜254のいずれかに記載の方法。
【0529】
実施形態258
R
5が4−(C
1−C
5アルキル)シクロヘキセン−1−イル、例えば、4−メチルシクロヘキセン−1−イルである、実施形態178〜226、及び247〜254のいずれかに記載の方法。
【0530】
実施形態259
それぞれが任意に置換されたアルキレン、アルケニレン、及びアルキニレンが非置換である、実施形態178〜258のいずれかに記載の方法。
【0531】
実施形態260
それぞれが任意に置換されたアルキル、アルケニル、及びアルキニルが非置換である、実施形態178〜258のいずれかに記載の方法。
【0532】
実施形態261
各シクロアルキルが3〜7員の単環式シクロアルキルである、実施形態178〜260のいずれかに記載の方法。
【0533】
実施形態262
各ヘテロシクロアルキルが、O、S、及びNから選択される1〜2個のヘテロ原子を有する、4〜7員の単環式ヘテロシクロアルキルである、実施形態178〜261のいずれかに記載の方法。
【0534】
実施形態263
各ヘテロアリールが、O、S、及びNから選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリールである、実施形態178〜261のいずれかに記載の方法。
【0535】
実施形態264
各アリールがフェニルである、実施形態178〜261のいずれかに記載の方法。
【0536】
実施形態265
治療用化合物が以下から選択される、実施形態1〜88のいずれかに記載の方法:
1−(4−(4−クロロ−2−(オキセタン−3−イルオキシ)フェニル)−5−(イソプロピルチオ)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
1−(4−(4−クロロ−3−(オキセタン−3−イルオキシ)フェニル)−5−(イソプロピルチオ)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(イソプロピルチオ)−4−(4−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(イソプロピルチオ)−4−(4−メチルシクロヘキサ−1−エン−1−イル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(イソプロピルチオ)−4−(4−(トリフルオロメチル)シクロヘキセン−1−エン−1−イル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
1−(4−(4,4−ジメチルシクロヘキサ−1−エン−1−イル)−5−(イソプロピルチオ)チアゾール−2−イル)−4−(3−フルオロフェニル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(イソプロピルチオ)−4−(1,4−ジオキサスピロ[4.5]デク−7−エン−8−イル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
1−(4−(4−クロロ−3−(モルホリン−4−カルボニル)フェニル)−5−(イソプロピルチオ)チアゾール−2−イル)−4−(3−フルオロフェニル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3,4−ジクロロフェニル)−2−(4−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)−5−(イソプロピルチオ)チアゾール;
2−(4−(3−フルオロフェニル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−5−(イソプロピルチオ)−4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(イソプロピルチオ)−4−(ピペリジン−1−イル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(イソプロピルチオ)−4−(4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(イソプロピルチオ)−4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール−2−イル)−3−メトキシ−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(イソプロピルチオ)−4−モルホリノチアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−1−(5−(イソプロピルチオ)−4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
1−(5−(3,4−ジクロロフェニル)−1−イソブチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−4−(3−フルオロフェニル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
1−(3−(3,4−ジクロロフェニル)−1−イソブチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−4−(3−フルオロフェニル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
1−(4−(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)−5−(イソプロピルチオ)チアゾール−2−イル)−4−(3−フルオロフェニル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(イソプロピルチオ)−4−(4−(トリフルオロメチル)シクロヘキセン−1−エン−1−イル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸メチル;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(イソプロピルチオ)−4−(4−(トリフルオロメチル)シクロヘキセン−1−エン−1−イル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸メチル;
4−(3−フルオロフェニル)−3−メチル−1−(4−(4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)チアゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボン酸
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−イソブチル−4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(イソプロピルチオ)−4−(4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
1−(4−(4−シアノピペリジン−1−イル)−5−(イソプロピルチオ)チアゾール−2−イル)−4−(3−フルオロフェニル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
1−(4−(4−シクロプロピルピペラジン−1−イル)−5−(イソプロピルチオ)チアゾール−2−イル)−4−(3−フルオロフェニル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
1−(4−(4−エチルピペラジン−1−イル)−5−(イソプロピルチオ)チアゾール−2−イル)−4−(3−フルオロフェニル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
1−(4−(4−アセチルピペラジン−1−イル)−5−(イソプロピルチオ)チアゾール−2−イル)−4−(3−フルオロフェニル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(イソプロピルチオ)−4−(4−メチルピペリジン−1−イル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(イソプロピルチオ)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−3−メチル−1−(5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−((2−メトキシエチル)(メチル)アミノ)−4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸
1−(4−(4,4−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−(イソプロピルチオ)チアゾール−2−イル)−4−(3−フルオロフェニル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
1−(4−(4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−1−イル)−5−(イソプロピルチオ)チアゾール−2−イル)−4−(3−フルオロフェニル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(イソプロピルチオ)−4−(3−(トリフルオロメチル)ピロリジン−1−イル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(イソプロピルチオ)−4−(ピペラジン−1−イル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−3−メチル−1−(5−(2−メチルプロプ−1−エン−1−イル)−4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−3−メチル−1−(4−(2−メチルプロプ−1−エン−1−イル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
1−(4,5−ビス(4−(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール−2−イル)−4−(3−フルオロフェニル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
2−(4−(3−フルオロフェニル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)−4,5−ビス(4−(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール
1−(4−(4−(tert−ブチル)ピペリジン−1−イル)−5−(イソプロピルチオ)チアゾール−2−イル)−4−(3−フルオロフェニル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(イソプロピルチオ)−4−(6−アザスピロ[2.5]オクタン−6−イル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(イソプロピルチオ)−4−(4−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(4−(4−メトキシフェニル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
1−(4,5−ビス(4−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)−4−(3−フルオロフェニル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(4−メトキシフェニル)−4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
1−(4−(4−(tert−ブチル)−3−オキソピペラジン−1−イル)−5−(イソプロピルチオ)チアゾール−2−イル)−4−(3−フルオロフェニル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−3−メチル−1−(5−(3−(メチルアミノ)−3−オキソプロピル)−4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(イソプロピルチオ)−4−(4−(2−メトキシエトキシ)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(4−((2−メトキシエチル)カルバモイル)フェニル)−4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(4−((2−メトキシエチル)(メチル)カルバモイル)フェニル)−4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(4−(2−メトキシアセトアミド)フェニル)−4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(4−(2−(2−メトキシエトキシ)アセトアミド)フェニル)−4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(3−((2−メトキシエチル)アミノ)−3−オキソプロピル)−4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(3−((2−メトキシエチル)(メチル)アミノ)−3−オキソプロピル)−4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(4−(2−メトキシ−N−メチルアセトアミド)フェニル)−4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(4−(2−(2−メトキシエトキシ)−N−メチルアセトアミド)フェニル)−4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(メトキシメチル)−4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
1−(5−(4−(2−(2−エトキシエトキシ)エトキシ)フェニル)−4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール−2−イル)−4−(3−フルオロフェニル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(3−フルオロフェニル)−4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(ヒドロキシメチル)−4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−3−メチル−1−(5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)チアゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(4−(3−フルオロフェニル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(1−ヒドロキシエチル)−4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(2−ヒドロキシエチル)−4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(4−(2−メトキシエトキシ)フェニル)−4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(1−メトキシエチル)−4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;
4−(3−フルオロフェニル)−1−(4−(4−イソプロピルピペリジン−1−イル)−5−(イソプロピルチオ)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸;及び
4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(イソプロピルチオ)−4−(3−メトキシ−3−(トリフルオロメチル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボン酸、
(これらは任意に、薬学的に許容される塩若しくはN−オキシド、又は溶媒和物若しくは水和物の形態である)。
【0537】
実施形態266
治療用化合物が、活性「A」、「B」、又は「C」を有するものとして明細書にて同定された化合物から選択され、任意に、薬学的に許容される塩若しくはN−オキシド、又は溶媒和物若しくは水和物の形態である、実施形態1〜88のいずれかに記載の方法。
【0538】
実施形態267
治療用化合物が、活性「A」又は「B」を有するものとして明細書にて同定された化合物から選択され、任意に、薬学的に許容される塩若しくはN−オキシド、又は溶媒和物若しくは水和物の形態である、実施形態1〜88のいずれかに記載の方法。
【0539】
実施形態268
治療用化合物が、活性「A」を有するものとして明細書にて同定された化合物から選択され、任意に、薬学的に許容される塩若しくはN−オキシド、又は溶媒和物若しくは水和物の形態である、実施形態1〜88のいずれかに記載の方法。
【0540】
実施形態269
治療用化合物が、国際特許出願公開第2015/196644号、又は同第2018/102453号の、任意の実施形態又は部類に記載されている化合物である、実施形態1〜88のいずれかに記載の方法。
【0541】
実施形態270
癌が、急性リンパ性白血病、急性前骨髄球性白血病、副腎皮質癌腫、急性単球性白血病、急性骨髄性白血病、B急性リンパ性白血病、メラニン欠乏性黒色腫、未分化大細胞型リンパ腫、星状膠細胞腫、B細胞前リンパ球性白血病、二相性滑膜肉腫、膀胱癌、慢性骨髄性白血病、乳房腺癌、乳癌、バーキットリンパ腫、盲腸腺癌、子宮頚癌、子宮扁平上皮細胞癌、T急性リンパ性白血病、慢性好酸球性白血病、慢性骨髄性白血病、結腸腺癌、結腸癌腫、皮膚黒色腫、びまん性胃腺癌、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、びまん性大細胞型B細胞型活性化B細胞型、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫胚中心B細胞型、乳管癌、十二指腸腺癌、胎児性横紋筋肉腫、子宮内膜腺癌、子宮内膜腺扁平上皮癌、エプスタインバーウイルス関連バーキットリンパ腫、赤白血病、食道扁平上皮癌、ユーイング肉腫、線維肉腫、濾胞性リンパ腫、胆嚢癌、胃腺癌、胃腺扁平上皮癌、胃癌、胃尿細管腺癌、妊娠性絨毛癌、グリア芽腫、頭頸部の扁平上皮細胞癌、肝芽細胞腫、肝細胞癌、甲状腺髄様癌、卵巣漿液腺癌、ヒト乳頭腫ウイルス関連頸部扁平上皮癌、ヒト乳頭腫ウイルス関連子宮頸部腺癌、下咽頭扁平上皮癌、甲状腺未分化(未分化)癌乳癌、炎症性乳癌、肝臓内胆管癌、侵襲性乳管癌、大細胞型B細胞リンパ腫、大細胞性肺癌、肺腺癌、マントル細胞リンパ腫、黒色腫、低侵襲性肺腺癌、鼻咽頭癌、ナチュラルキラー細胞リンパ性白血病/リンパ腫、神経芽細胞腫、非小細胞肺癌、骨肉腫、卵巣透明細胞腺癌、卵巣類内膜腺癌、卵巣漿液性嚢胞腺癌、膵臓腺癌、膵臓癌、膵管腺癌、乳頭肺腺癌、乳頭腎細胞癌、形質細胞骨髄腫、形質細胞腫、多形性乳癌、胸膜二相性中皮腫、胸膜類上皮中皮腫、前立腺癌、直腸腺癌、直腸S状腺癌、腎細胞癌、セザリー症候群、シグネットリング細胞胃腺癌、小細胞肺癌、小扁平上皮癌濾胞癌、甲状腺濾胞性癌、甲状腺乳頭状癌、甲状腺扁平上皮細胞癌、甲状腺未分化(逆生性)癌、舌扁平上皮癌、子宮体部肉腫、又は外陰扁平上皮細胞癌である、上記の任意の適用可能な実施形態に従った方法。
【0542】
実施形態271
癌が、急性前骨髄球性白血病、急性単球性白血病、急性骨髄性白血病、B急性リンパ性白血病、未分化大細胞型リンパ腫、B細胞前リンパ球性白血病、慢性骨髄性白血病、バーキットリンパ腫、慢性好酸球性白血病、慢性骨髄性白血病、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、びまん性大細胞型B細胞型活性化B細胞型、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫胚中心B細胞型、エプスタインバーウイルス関連バーキットリンパ腫、赤白血病、濾胞性リンパ腫、大型B細胞リンパ腫急性リンパ性白血病、マントル細胞リンパ腫、ナチュラルキラー細胞リンパ性白血病/リンパ腫形質細胞骨髄腫、形質細胞腫、又はセザリー症候群である、上記の任意の適用可能な実施形態のいずれかに従った方法。
【0543】
本明細書に記載される実施例及び実施形態は、単に例証の目的のためであり、それらの観点から、種々の改変又は変更が当業者には提案され、本出願及び添付の特許請求の精神及び範囲内に組み込まれるべきであると理解されている。