(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2021-527553(P2021-527553A)
(43)【公表日】2021年10月14日
(54)【発明の名称】縫合器具のための持針器及び製造方法
(51)【国際特許分類】
A61B 17/062 20060101AFI20210917BHJP
【FI】
A61B17/062 100
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】68
(21)【出願番号】特願2021-520280(P2021-520280)
(86)(22)【出願日】2019年6月20日
(85)【翻訳文提出日】2021年2月12日
(86)【国際出願番号】US2019038308
(87)【国際公開番号】WO2019246437
(87)【国際公開日】20191226
(31)【優先権主張番号】62/687,752
(32)【優先日】2018年6月20日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】520500048
【氏名又は名称】ダイナミック スチュア インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100095898
【弁理士】
【氏名又は名称】松下 満
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【弁理士】
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100159846
【弁理士】
【氏名又は名称】藤木 尚
(72)【発明者】
【氏名】アルモドヴァル ルイス ホセ
【テーマコード(参考)】
4C160
【Fターム(参考)】
4C160BB23
4C160MM32
(57)【要約】
持針器は、第1のシャフトを収容する第1の顎部と第2のシャフトを収容する第2の顎部とを含むことができる。第1のシャフトは、第1のローラーと第1の歯車歯セットを収容する。第2のシャフトは、第2のローラーと第2の歯車歯セットを収容する。第2の顎部は、開放位置と閉鎖位置の間で第1の顎部に対して移動する。第1の歯車歯セットは、第2の顎部が閉鎖位置にある時に(a)第1の歯車歯セットが第2の歯車歯セットを駆動することができるように、かつ(b)第1の歯車歯セットが第2の歯車歯セットを駆動する時に第1のローラー及び第2のローラーがそれらの間で針を駆動することができるように第2の歯車歯セットと噛み合う。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
持針器であって、
第1のローラーと第1の歯車歯セットとを収容する第1のシャフトを収容する第1の顎部と、
第2のローラーと第2の歯車歯セットとを収容する第2のシャフトを収容する第2の顎部と、
を含み、
前記第2の顎部は、開放位置と閉鎖位置の間で前記第1の顎部に対して移動し、
前記第1の歯車歯セットは、前記第2の顎部が前記閉鎖位置にある時に(a)該第1の歯車歯セットが前記第2の歯車歯セットを駆動することができるように、かつ(b)該第1の歯車歯セットが該第2の歯車歯セットを駆動する時に前記第1のローラーと該第2のローラーがそれらの間で針を駆動することができるように該第2の歯車歯セットと噛み合う、
ことを特徴とする持針器。
【請求項2】
前記第1のローラーは、第1の溝部分を含み、
前記第2のローラーは、第2の溝部分を含み、
前記第1の溝部分は、前記第2の顎部が前記閉鎖位置にある時に前記第2の溝部分に対面し、
前記針は、前記第2の顎部が前記閉鎖位置にある時に前記第1の溝部分と前記第2の溝部分の間で駆動される、
ことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項3】
前記第1の顎部は、前記第1の歯車歯セットを収容することを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項4】
前記第2の顎部は、前記第2の歯車歯セットを収容することを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項5】
前記第1の顎部は、前記第1の歯車歯セットを収容し、
前記第2の顎部は、前記第2の歯車歯セットを収容する、
ことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項6】
前記第2の顎部は、該第2の顎部が前記開放位置と前記閉鎖位置の間で前記第1の顎部に対して移動するように該第1の顎部にヒンジ的に結合されることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項7】
前記第2の顎部は、該第2の顎部が前記開放位置と前記閉鎖位置の間で前記第1の顎部に対してその周りで移動するピンを使用することなく該第1の顎部にヒンジ的に結合されることを特徴とする請求項6に記載の持針器。
【請求項8】
前記第2の顎部は、該第2の顎部が前記開放位置と前記閉鎖位置の間で前記第1の顎部に対して移動するように該第1の顎部にピボット的に結合されることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項9】
前記第2の顎部は、該第2の顎部が前記開放位置と前記閉鎖位置の間で前記第1の顎部に対してその周りで移動するピンを使用することなく該第1の顎部にピボット的に結合されることを特徴とする請求項8に記載の持針器。
【請求項10】
前記第1の顎部は、雌部分を含み、
前記第1の歯車歯セットは、前記第1のローラーと前記雌部分の間に位置決めされ、
前記第2の顎部は、雄部分を含み、
前記第2の歯車歯セットは、前記第2のローラーと前記雄部分の間に位置決めされ、
前記雌部分及び前記雄部分は、前記第2の顎部が前記開放位置と前記閉鎖位置の間で前記第1の顎部に対して移動するようにピボット的に嵌合する、
ことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項11】
前記第2の顎部は、該第2の顎部が前記開放位置と前記閉鎖位置の間で前記第1の顎部に対してその周りで移動するピンを使用することなく該第1の顎部にピボット的に嵌合されることを特徴とする請求項10に記載の持針器。
【請求項12】
前記第1の顎部及び前記第2の顎部は、自己位置合わせすることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項13】
前記第2の顎部に結合され、該第2の顎部を前記閉鎖位置から前記開放位置まで引くライン、
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項14】
前記第2の顎部に結合され、該第2の顎部を前記開放位置から前記閉鎖位置まで押すライン、
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項15】
前記第1のローラーは、前記第1のシャフトよりも直径方向に大きいことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項16】
前記第2のローラーは、前記第2のシャフトよりも直径方向に大きいことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項17】
前記第1のローラーは、前記第1のシャフトよりも直径方向に大きく、
前記第2のローラーは、前記第2のシャフトよりも直径方向に大きい、
ことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項18】
前記第2のシャフトは、前記開放位置で回転的に拘束されないことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項19】
前記第2の顎部が前記閉鎖位置又は前記開放位置のうちの少なくとも一方にある時に前記第1の顎部に沿ってかつ該第2の顎部の上を延びるライン、
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項20】
前記第1の歯車歯セットは、前記第1のローラーと前記ラインの間を延びることを特徴とする請求項19に記載の持針器。
【請求項21】
前記第2の歯車歯セットは、前記第2のローラーと前記ラインの間を延びることを特徴とする請求項19に記載の持針器。
【請求項22】
前記第1の歯車歯セットは、前記第1のローラーと前記ラインの間を延び、
前記第2の歯車歯セットは、前記第2のローラーと前記ラインの間を延びる、
ことを特徴とする請求項19に記載の持針器。
【請求項23】
前記第1の顎部は、横チャネルを有し、
前記ラインは、前記第2の顎部の上を延びる前に前記横チャネルに沿って延びる、
ことを特徴とする請求項19に記載の持針器。
【請求項24】
前記ラインは、前記第2の顎部が前記閉鎖位置にある時に前記第1の顎部に沿ってかつ該第2の顎部の上を延びることを特徴とする請求項19に記載の持針器。
【請求項25】
前記ラインは、前記第2の顎部が前記開放位置にある時に前記第1の顎部に沿ってかつ該第2の顎部の上を延びることを特徴とする請求項19に記載の持針器。
【請求項26】
前記ラインは、前記第1の歯車歯セットに向けてかつ該第1の歯車歯セットから離れるように該第1の顎部に沿って延びることを特徴とする請求項19に記載の持針器。
【請求項27】
前記第1の顎部は、横チャネルを有し、
前記ラインは、前記第2の顎部の上を延びた後に前記横チャネルに沿って延びる、
ことを特徴とする請求項19に記載の持針器。
【請求項28】
前記第1の顎部は、互いに対向する複数の横チャネルを有し、
前記ラインは、前記横チャネルに沿って延びる、
ことを特徴とする請求項19に記載の持針器。
【請求項29】
前記第1の顎部は、互いに対向する複数の横チャネルを有し、
前記ラインは、前記横チャネルの間を張っている、
ことを特徴とする請求項19に記載の持針器。
【請求項30】
前記第2の顎部は、前記ラインに印加された張力に基づいて前記開放位置から前記閉鎖位置まで移動し、
前記張力は、前記第2の歯車歯セットから離れる方向である、
ことを特徴とする請求項19に記載の持針器。
【請求項31】
前記第2の顎部は、前記ラインに印加された張力に基づいて前記開放位置から前記閉鎖位置まで移動し、
前記張力は、前記第2のローラーから離れる方向である、
ことを特徴とする請求項19に記載の持針器。
【請求項32】
前記第2の顎部は、前記ラインに印加された張力に基づいて前記開放位置から前記閉鎖位置まで移動し、
前記張力は、前記第2の顎部から離れる方向である、
ことを特徴とする請求項19に記載の持針器。
【請求項33】
前記第2の顎部は、前記ラインが前記第2の歯車歯セットから離れる方向に引っ張られることに基づいて前記開放位置から前記閉鎖位置まで移動することを特徴とする請求項19に記載の持針器。
【請求項34】
前記第2の顎部は、前記ラインが前記第2のローラーから離れる方向に引っ張られることに基づいて前記開放位置から前記閉鎖位置まで移動することを特徴とする請求項19に記載の持針器。
【請求項35】
前記第2の顎部は、前記ラインが前記第2の顎部から離れる方向に引っ張られることに基づいて前記開放位置から前記閉鎖位置まで移動することを特徴とする請求項19に記載の持針器。
【請求項36】
前記第2の顎部は、前記ラインが前記第2の歯車歯セット、前記第2のローラー、又は該第2の顎部のうちの少なくとも2つから離れる方向に引っ張られることに基づいて前記開放位置から前記閉鎖位置まで移動することを特徴とする請求項19に記載の持針器。
【請求項37】
前記第1の顎部は、互いに対向する複数の横チャネルを有し、
前記ラインは、前記横チャネルに沿って延び、
前記第2の顎部は、前記ラインが前記第2の歯車歯セット、前記第2のローラー、又は該第2の顎部のうちの少なくとも1つから離れる複数の方向に引っ張られることに基づいて前記開放位置から前記閉鎖位置まで移動する、
ことを特徴とする請求項19に記載の持針器。
【請求項38】
前記第1のローラー及び前記第2のローラーは、それらの間に組織を前記第2の顎部が前記閉鎖位置にある時に締結することができることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項39】
前記閉鎖位置は、締結位置であることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項40】
前記第1のシャフトは、前記第1の歯車歯セットを含む平歯車を収容することを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項41】
前記第2のシャフトは、前記第2の歯車歯セットを含む平歯車を収容することを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項42】
前記第1のシャフトは、前記第1の歯車歯セットを含む第1の平歯車を収容し、
前記第2のシャフトは、前記第2の歯車歯セットを含む第2の平歯車を収容し、
前記第1の平歯車は、該第1の平歯車が前記第2の平歯車を駆動するように該第2の平歯車に係合する、
ことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項43】
前記第1のシャフトは、前記第2のシャフトよりも長手方向に長いことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項44】
前記第1の顎部は、前記第1のシャフトと前記第2のシャフトの間に保持ブロックを収容することを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項45】
前記第2の顎部は、前記第1のシャフトと前記第2のシャフトの間に保持ブロックを収容することを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項46】
前記第1の顎部は、前記第1のシャフトと前記第2のシャフトの間に第1の保持ブロックを収容し、
前記第2の顎部は、前記第1のシャフトと前記第2のシャフトの間に第2の保持ブロックを収容し、
前記第1の保持ブロックは、前記第2の顎部が前記閉鎖位置にある時に前記第2の保持ブロックに対面する、
ことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項47】
前記第1の歯車歯セットは、前記第2の顎部が前記開放位置にある時に該第2の顎部に露出されることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項48】
前記第1の歯車歯セットは、前記第2の顎部が前記開放位置にある時に前記第2の歯車歯セットに露出されることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項49】
前記第2の歯車歯セットは、前記第2の顎部が前記開放位置にある時に前記第1の顎部に露出されることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項50】
前記第2の歯車歯セットは、前記第2の顎部が前記開放位置にある時に前記第1の歯車歯セットに露出されることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項51】
前記第1の顎部は、長手軸線を有し、
前記第1のシャフトは、前記長手軸線の周りに回転する、
ことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項52】
前記第2の顎部は、長手軸線を有し、
前記第2のシャフトは、前記長手軸線の周りに回転する、
ことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項53】
前記第1の顎部は、第1の長手軸線を有し、
前記第1のシャフトは、前記第1の長手軸線の周りに回転し、
前記第2の顎部は、第2の長手軸線を有し、
前記第2のシャフトは、前記第2の長手軸線の周りに回転する、
ことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項54】
前記第1の長手軸線は、前記第2の長手軸線と平行であることを特徴とする請求項52に記載の持針器。
【請求項55】
前記第1の歯車歯セット及び前記第2の歯車歯セットは、前記第1の顎部と前記第2の顎部の間に位置決めされることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項56】
前記第1のシャフトは、前記第1の顎部と前記第2の顎部の間で前記第2のシャフトと平行に延びることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項57】
前記第1のシャフトは、前記第1の顎部に対してかつ前記第2の顎部に対して外部で前記第2のシャフトと平行に延びることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項58】
前記第1のシャフト及び前記第2のシャフトは、前記第1の顎部と前記第2の顎部の間に位置決めされることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項59】
前記第1のローラーは、前記第1の顎部に対して外部であることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項60】
前記第2のローラーは、前記第2の顎部に対して外部であることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項61】
前記第1のローラーは、前記第1の顎部に対して外部であり、
前記第2のローラーは、前記第2の顎部に対して外部である、
ことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項62】
前記第1のローラーは、前記第1のシャフト上に装着されることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項63】
前記第1のシャフトは、前記第1のローラーがその上に装着された末端部分を含むことを特徴とする請求項61に記載の持針器。
【請求項64】
前記第2のローラーは、前記第2のシャフト上に装着されることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項65】
前記第2のシャフトは、前記第2のローラーがその上に装着された末端部分を含むことを特徴とする請求項63に記載の持針器。
【請求項66】
前記第1の歯車歯セットは、前記第1のシャフトとモノリシックであることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項67】
前記第2の歯車歯セットは、前記第2のシャフトとモノリシックであることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項68】
前記第1の歯車歯セットは、前記第1のシャフトとモノリシックであり、
前記第2の歯車歯セットは、前記第2のシャフトとモノリシックである、
ことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項69】
前記第2の顎部は、前記第1の顎部とは別個かつ明確に異なるものであることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項70】
前記第1のシャフトは、前記第1の顎部から片持ち的に延びることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項71】
前記第2のシャフトは、前記第2の顎部から片持ち的に延びることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項72】
前記第1のシャフトは、前記第1の顎部から片持ち的に延び、
前記第2のシャフトは、前記第2の顎部から片持ち的に延びる、
ことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項73】
前記第1のシャフトは、前記第1の顎部に対して外部で前記第2のシャフトと平行であることを特徴とする請求項71に記載の持針器。
【請求項74】
前記第1のシャフトは、前記第2の顎部に対して外部で前記第2のシャフトと平行であることを特徴とする請求項71に記載の持針器。
【請求項75】
前記第1のシャフトは、前記第1の顎部に対してかつ前記第2の顎部に対して外部で前記第2のシャフトと平行であることを特徴とする請求項71に記載の持針器。
【請求項76】
前記第1の顎部は、前記第1のシャフトと前記第2のシャフトの間に第1の保持ブロックを収容し、
前記第2の顎部は、前記第1のシャフトと前記第2のシャフトの間に第2の保持ブロックを収容し、
前記第1の保持ブロックは、前記第2の顎部が前記閉鎖位置にある時に前記第2の保持ブロックに接触する、
ことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項77】
前記第1のシャフトは、自動で回転的に駆動されることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項78】
前記第1のシャフトは、手動で回転的に駆動されることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項79】
前記針は、直線形であることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項80】
前記針は、非直線形であることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項81】
前記針は、弓状であることを特徴とする請求項79に記載の持針器。
【請求項82】
前記針は、該針が前記第1のローラーと前記第2のローラーの間にある時に前記第1のシャフトと平行な軸線の周りに回転的に駆動されることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項83】
前記針は、該針が前記第1のローラーと前記第2のローラーの間にある時に前記第2のシャフトと平行な軸線の周りに回転的に駆動されることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項84】
前記針は、該針が前記第1のローラーと前記第2のローラーの間にある時に前記第1のシャフトに対してかつ前記第2のシャフトに対して平行な軸線の周りに回転的に駆動されることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項85】
前記針は、該針が前記第1のローラーと前記第2のローラーの間にある時に前記第1のシャフトに対して非平行な軸線の周りに回転的に駆動されることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項86】
前記針は、該針が前記第1のローラーと前記第2のローラーの間にある時に前記第2のシャフトに対して非平行な軸線の周りに回転的に駆動されることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項87】
前記針は、該針が前記第1のローラーと前記第2のローラーの間にある時に前記第1のシャフトに対してかつ前記第2のシャフトに対して非平行な軸線の周りに回転的に駆動されることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項88】
前記針は、該針が前記第1のローラーと前記第2のローラーの間にある時に前記第1のシャフト又は前記第2のシャフトのうちの少なくとも一方に対して垂直な軸線の周りに回転的に駆動されることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項89】
前記第1のシャフトは、前記針が前記第1のローラーと前記第2のローラーの間にある時に少なくとも約180度回転することを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項90】
前記第1のシャフトは、前記針が前記第1のローラーと前記第2のローラーの間にある時に少なくとも約270度回転することを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項91】
前記第1のシャフトは、前記針が前記第1のローラーと前記第2のローラーの間にある時に少なくとも約360度回転することを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項92】
前記第2のシャフトは、前記針が前記第1のローラーと前記第2のローラーの間にある時に少なくとも約180度回転することを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項93】
前記第2のシャフトは、前記針が前記第1のローラーと前記第2のローラーの間にある時に少なくとも約270度回転することを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項94】
前記第2のシャフトは、前記針が前記第1のローラーと前記第2のローラーの間にある時に少なくとも約360度回転することを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項95】
前記第2のシャフトは、前記開放位置で回転的に拘束されることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項96】
前記第1のシャフトは、前記開放位置で前記第2のシャフトと平行ではないことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項97】
前記第1の顎部を収容するエンドエフェクタ、
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項98】
前記第2の顎部を収容するエンドエフェクタ、
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項99】
前記第1の顎部と前記第2の顎部とを収容するエンドエフェクタ、
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項100】
前記第1の顎部と前記第2の顎部とを収容するハウジング、
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項101】
前記第1のシャフトに結合されたノブであって、該第1のシャフトが該ノブを通じて回転される前記ノブ、
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項102】
前記第2の顎部が前記閉鎖位置又は前記開放位置のうちの少なくとも一方にある時に前記第1の顎部に沿ってかつ該第2の顎部の上を延び、前記第1の歯車歯セットと前記第1のローラー又は前記第2の歯車歯セットと前記第2のローラーのうちの少なくとも一方の間で延びるライン、
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項103】
前記第2の顎部は、前記閉鎖位置にあることを特徴とする請求項95に記載の持針器。
【請求項104】
前記第2の顎部は、前記開放位置にあることを特徴とする請求項95に記載の持針器。
【請求項105】
前記ラインは、前記第1の歯車歯セットと前記第1のローラーの間で延びることを特徴とする請求項95に記載の持針器。
【請求項106】
前記ラインは、前記第2の歯車歯セットと前記第2のローラーの間で延びることを特徴とする請求項95に記載の持針器。
【請求項107】
前記ラインは、前記第2の顎部が前記閉鎖位置及び前記開放位置にある時に前記第1の顎部に沿ってかつ該第2の顎部の上を延び、
前記ラインは、前記第1の歯車歯セットと前記第1のローラーの間及び前記第2の歯車歯セットと前記第2のローラーの間で延びる、
ことを特徴とする請求項95に記載の持針器。
【請求項108】
前記第1の顎部を通じて収容されて封入区域を含む第1の保持ブロックと、
前記第2の顎部を通じて収容され、該第2の顎部が前記閉鎖位置にある時に前記封入区域内に位置決めされる第2の保持ブロックと、
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項109】
前記第1の保持ブロックは、U字形であり、それによって前記封入区域を定めることを特徴とする請求項101に記載の持針器。
【請求項110】
第1のかさ歯車が装備された第1のシャフトを収容する第1のハウジングと、
前記第1の顎部と、前記第2の顎部と、前記第1のローラー及び前記第2のローラーの遠位に第2のかさ歯車が装備された第2のシャフトとを収容する第2のハウジングと、
前記第1のシャフトが回転されることに基づいて前記第2のハウジングが前記第1のハウジングに対して移動することができるように前記第1のかさ歯車と前記第2のかさ歯車とに係合する第3のかさ歯車と、
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項111】
前記第3のかさ歯車は、第1の側と第2の側を有し、
前記第1の側は、前記第2の側に対向し、
前記第1のシャフトが回転されることに基づいて前記第2のハウジングが前記第1のハウジングに対して移動することができるように、前記第1の側は、前記第1のかさ歯車と係合し、前記第2の側は、前記第2のかさ歯車と係合する、
ことを特徴とする請求項103に記載の持針器。
【請求項112】
前記第1のローラーは、複数の傾斜溝を収容することを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項113】
前記傾斜溝は、前記第1の歯車歯セットから離れる方向に傾斜していることを特徴とする請求項105に記載の持針器。
【請求項114】
前記傾斜溝は、前記第1の歯車歯セットに向う方向に傾斜していることを特徴とする請求項105に記載の持針器。
【請求項115】
前記第1のローラーは、複数の波状溝を収容することを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項116】
前記第2のローラーは、複数の傾斜溝を収容することを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項117】
前記傾斜溝は、前記第2の歯車歯セットから離れる方向に傾斜していることを特徴とする請求項109に記載の持針器。
【請求項118】
前記傾斜溝は、前記第2の歯車歯セットに向う方向に傾斜していることを特徴とする請求項109に記載の持針器。
【請求項119】
前記第2のローラーは、複数の波状溝を収容することを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項120】
前記第1の顎部と前記第2の顎部とを収容するチューブと、
ハンドルと、第1のレバーと、第2のレバーとを収容するハウジングであって、前記チューブが、前記第1の顎部及び前記第2の顎部が該ハウジングに対して遠位であるように該ハウジングから延び、該第1のレバーが、該第1の顎部を駆動し、該第2のレバーが、前記開放位置と前記閉鎖位置の間で該第2の顎部を該第1の顎部に対して移動し、該第1のレバーが、該ハンドルに対して移動可能であり、該第2のレバーが、該ハンドルに対して移動可能である前記ハウジングと、
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項121】
前記第1の顎部と前記第2の顎部とを収容するチューブと、
スイッチと、シャフトと、第1のかさ歯車と、第2のかさ歯車と、第3のかさ歯車とを収容するハウジングであって、該シャフトが、該第3のかさ歯車を収容し、該第1のかさ歯車又は該第2のかさ歯車が、該スイッチが位置決めされる方法に基づいて該第3のかさ歯車と選択的に係合し、該第3のかさ歯車が、前記第1の歯車歯セットが前記第2の歯車歯セットを駆動することを可能にし、該第1のかさ歯車が、該シャフトを第1の方向に回転させ、該第2のかさ歯車が、該シャフトを第2の方向に回転させ、該第1の方向が該第2の方向とは異なる前記ハウジングと、
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項122】
第1の方向が、第2の方向の反対であることを特徴とする請求項110に記載の持針器。
【請求項123】
スイッチが、第1の位置と第2の位置の間で移動し、
前記第1の位置は、第1の方向に対応し、
前記第2の位置は、第2の位置に対応し、
チューブが、長手軸線を有し、
前記スイッチは、前記長手軸線に対して横方向に移動する、
ことを特徴とする請求項110に記載の持針器。
【請求項124】
第1の方向が、時計周りであり、
第2の方向が、反時計周りである、
ことを特徴とする請求項110に記載の持針器。
【請求項125】
前記第1のローラーは、前記第1のシャフトとモノリシックであることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項126】
前記第2のローラーは、前記第2のシャフトとモノリシックであることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項127】
前記第1のローラーは、前記第1のシャフトとモノリシックであり、
前記第2のローラーは、前記第2のシャフトとモノリシックである、
ことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項128】
前記第2のシャフトの周りを延びるカラーであって、前記第2の歯車歯セットが前記第2のローラーと該カラーの間に位置決めされるようなものである前記カラー、
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項129】
前記第1のシャフトを受け入れ、該第1のシャフトを駆動する第3のシャフトであって、前記第1の顎部が該第3のシャフトを収容する前記第3のシャフト、
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項130】
前記第1のシャフトの中に延び、該第1のシャフトを駆動する第3のシャフトであって、前記第1の顎部が該第3のシャフトを収容する前記第3のシャフト、
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項131】
前記第1の歯車歯セットは、歯車ホイール内に装着され、
前記第1のシャフトは、該第1のシャフトが前記歯車ホイールに係合するように歯車歯が付けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項132】
前記第2の歯車歯セットは、歯車ホイール内に装着され、
前記第2のシャフトは、該第2のシャフトが前記歯車ホイールに係合するように歯車歯が付けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項133】
前記第1の歯車歯セットは、第1の歯車ホイール内に装着され、
前記第1のシャフトは、該第1のシャフトが前記第1の歯車ホイールに係合するように歯車歯が付けられ、
前記第2の歯車歯セットは、第2の歯車ホイール内に装着され、
前記第2のシャフトは、該第2のシャフトが前記第2の歯車ホイールに係合するように歯車歯が付けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項134】
前記第1の顎部を通じて収容されたバーと、
前記バーと前記第2の顎部とに結合されたプレートであって、該バーが前記第1の顎部に沿って移動されることに基づいて該第2の顎部が前記閉鎖位置と前記開放位置の間で移動する前記プレートと、
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項135】
前記第2の顎部は、バーが前記第1の歯車歯セットから離れるように移動することに基づいて前記閉鎖位置から前記開放位置まで移動することを特徴とする請求項123に記載の持針器。
【請求項136】
前記第2の顎部は、バーが前記第1の歯車歯セットに向けて移動することに基づいて前記開放位置から前記閉鎖位置まで移動することを特徴とする請求項123に記載の持針器。
【請求項137】
プレートが、バーが前記第1の顎部に沿って移動されることに基づいて前記第2の顎部を前記閉鎖位置と前記開放位置の間で移動させることを特徴とする請求項123に記載の持針器。
【請求項138】
前記第1のシャフトを収容し、該第1のシャフトを駆動する第3のシャフトであって、バーが、該第3のシャフトに沿って移動し、前記第1の顎部が、該第3のシャフトを収容する前記第3のシャフト、
を更に含むことを特徴とする請求項123に記載の持針器。
【請求項139】
前記第1のシャフトの中に延び、該第1のシャフトを駆動する第3のシャフトであって、バーが、該第3のシャフトに沿って移動し、前記第1の顎部が、該第3のシャフト収容する前記第3のシャフト、
を更に含むことを特徴とする請求項123に記載の持針器。
【請求項140】
前記閉鎖位置は、終端位置であることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項141】
前記開放位置は、終端位置であることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項142】
前記第2の顎部は、前記閉鎖位置と前記開放位置の間を張る運動の範囲を有することを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項143】
前記開放位置は、終端位置ではないことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項144】
前記閉鎖位置は、終端位置ではないことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項145】
前記第1のシャフトは、前記第1の顎部の中に延びることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項146】
前記第1のシャフトは、前記第2の顎部の中に延びることを回避することを特徴とする請求項134に記載の持針器。
【請求項147】
前記第1のシャフトは、前記第1の顎部からその2つの対向する側で延びることを特徴とする請求項134に記載の持針器。
【請求項148】
前記第1のシャフトは、前記第1の顎部から片持ち的に延びることを特徴とする請求項134に記載の持針器。
【請求項149】
前記第2のシャフトは、前記第2の顎部の中に延びることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項150】
前記第2のシャフトは、前記第1の顎部の中に延びることを回避することを特徴とする請求項138に記載の持針器。
【請求項151】
前記第2のシャフトは、前記第2の顎部からその一方の側でのみ延びることを特徴とする請求項138に記載の持針器。
【請求項152】
前記第2のシャフトは、前記第2の顎部から片持ち的に延びることを特徴とする請求項138に記載の持針器。
【請求項153】
前記第1のシャフトは、前記第2の顎部が前記閉鎖位置にある時に前記第2のシャフトに接触することを回避することを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項154】
前記第1のシャフトは、前記第2の顎部が前記開放位置にある時に前記第2のシャフトに接触することを回避することを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項155】
前記第1のローラー及び前記第1の歯車歯セットは、前記第1のシャフト上で互いから離間していることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項156】
前記第2のローラー及び前記第2の歯車歯セットは、前記第2のシャフト上で互いから離間していることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項157】
前記第1のローラー及び前記第1の歯車歯セットは、これらの間に第1の距離を定めるために前記第1のシャフト上で互いから離間しており、
前記第2のローラー及び前記第2の歯車歯セットは、これらの間に第2の距離を定めるために前記第2のシャフト上で互いから離間しており、
前記第1の距離は、前記第2の距離に等しい、
ことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項158】
前記第1のローラー及び前記第1の歯車歯セットは、これらの間に第1の距離を定めるために前記第1のシャフト上で互いから離間しており、
前記第2のローラー及び前記第2の歯車歯セットは、これらの間に第2の距離を定めるために前記第2のシャフト上で互いから離間しており、
前記第1の距離は、前記第2の距離に等しくない、
ことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項159】
前記第1のシャフトは、直線形であることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項160】
前記第2のシャフトは、直線形であることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項161】
前記針は、複数の針であり、
前記針は、サイズ、断面形状、横プロファイル、材料、長手方向形状、又は横径のうちの少なくとも1つに基づいて互いに異なっている、
ことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項162】
前記第1の歯車歯セットは、前記第2の顎部が前記開放位置にある時に前記第2の歯車歯セットと噛み合うことを回避することを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項163】
前記第2の顎部は、前記第1の顎部102に対して開くように付勢されることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項164】
前記第2の顎部は、前記第1の顎部102に対して閉じるように付勢されることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項165】
前記第1のシャフト又は前記第2のシャフトのうちの少なくとも一方が何回回転されたかを計数するカウンタ、
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項166】
前記第2の顎部が前記第1の顎部に対して何回移動されたかを計数するカウンタ、
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項167】
前記第1の顎部又は前記第2の顎部のうちの少なくとも一方に結合されたレバーと、
前記レバーが何回引かれたかを計数するカウンタと、
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項168】
前記第1の顎部及び前記第2の顎部が滅菌手順を同時に何回受けたかを計数するカウンタ、
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項169】
デバイスを第1の物体の中に挿入させる段階であって、該デバイスが、第1のシャフトを収容する第1の顎部と第2のシャフトを収容する第2の顎部とを含み、該第1のシャフトが、第1のローラーと第1の歯車歯セットを収容し、該第2のシャフトが、第2のローラーと第2の歯車歯セットを収容し、該第2の顎部が、開放位置と閉鎖位置の間で該第1の顎部に対して移動し、該第1の歯車歯セットが、該第2の顎部が該閉鎖位置にある時に(a)該第1の歯車歯セットが該第2の歯車歯セットを駆動することができるように、かつ(b)該第1の歯車歯セットが該第2の歯車歯セットを駆動する時に該第1のローラーと該第2のローラーがそれらの間で針を駆動することができるように該第2の歯車歯セットと噛み合う前記挿入させる段階と、
前記第2の顎部が前記閉鎖位置にある時に前記第1のローラーと前記第2のローラーにそれらの間に前記第1の物体内で第2の物体を把持させる段階と、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項170】
デバイスを第1の物体の中に挿入させる段階であって、該デバイスが、第1のシャフトを収容する第1の顎部と第2のシャフトを収容する第2の顎部とを含み、該第1のシャフトが、第1のローラーと第1の歯車歯セットを収容し、該第2のシャフトが、第2のローラーと第2の歯車歯セットを収容し、該第2の顎部が、開放位置と閉鎖位置の間で該第1の顎部に対して移動し、該第1の歯車歯セットが、該第2の顎部が該閉鎖位置にある時に(a)該第1の歯車歯セットが該第2の歯車歯セットを駆動することができるように、かつ(b)該第1の歯車歯セットが該第2の歯車歯セットを駆動する時に該第1のローラーと該第2のローラーがそれらの間で針を駆動することができるように該第2の歯車歯セットと噛み合う前記挿入させる段階と、
前記第2の顎部が前記閉鎖位置にある時に前記第1のローラーと前記第2のローラーに前記第1の物体内で第2の物体を操作させる段階と、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項171】
デバイスを第1の物体の中に挿入させる段階であって、該デバイスが、第1のシャフトを収容する第1の顎部と第2のシャフトを収容する第2の顎部とを含み、該第1のシャフトが、第1のローラーと第1の歯車歯セットを収容し、該第2のシャフトが、第2のローラーと第2の歯車歯セットを収容し、該第2の顎部が、開放位置と閉鎖位置の間で該第1の顎部に対して移動し、該第1の歯車歯セットが、該第2の顎部が該閉鎖位置にある時に(a)該第1の歯車歯セットが該第2の歯車歯セットを駆動することができるように、かつ(b)該第1の歯車歯セットが該第2の歯車歯セットを駆動する時に該第1のローラーと該第2のローラーがそれらの間で針を駆動することができるように該第2の歯車歯セットと噛み合う前記挿入させる段階と、
前記第2の顎部が前記閉鎖位置にある時に前記第1のローラーと前記第2のローラーに前記第1の物体内で第2の物体を切開させる段階と、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項172】
デバイスを第1の物体の中に挿入させる段階であって、該デバイスが、第1のシャフトを収容する第1の顎部と第2のシャフトを収容する第2の顎部とを含み、該第1のシャフトが、第1のローラーと第1の歯車歯セットを収容し、該第2のシャフトが、第2のローラーと第2の歯車歯セットを収容し、該第2の顎部が、開放位置と閉鎖位置の間で該第1の顎部に対して移動し、該第1の歯車歯セットが、該第2の顎部が該閉鎖位置にある時に(a)該第1の歯車歯セットが該第2の歯車歯セットを駆動することができるように、かつ(b)該第1の歯車歯セットが該第2の歯車歯セットを駆動する時に該第1のローラーと該第2のローラーがそれらの間で針を駆動することができるように該第2の歯車歯セットと噛み合う前記挿入させる段階と、
前記第2の顎部が前記閉鎖位置にある時に前記第1のローラーと前記第2のローラーに前記第1の物体内で第2の物体を隔離させる段階と、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項173】
デバイスを第1の物体の中に挿入させる段階であって、該デバイスが、第1のシャフトを収容する第1の顎部と第2のシャフトを収容する第2の顎部とを含み、該第1のシャフトが、第1のローラーと第1の歯車歯セットを収容し、該第2のシャフトが、第2のローラーと第2の歯車歯セットを収容し、該第2の顎部が、開放位置と閉鎖位置の間で該第1の顎部に対して移動し、該第1の歯車歯セットが、該第2の顎部が該閉鎖位置にある時に(a)該第1の歯車歯セットが該第2の歯車歯セットを駆動することができるように、かつ(b)該第1の歯車歯セットが該第2の歯車歯セットを駆動する時に該第1のローラーと該第2のローラーがそれらの間で針を駆動することができるように該第2の歯車歯セットと噛み合う前記挿入させる段階と、
前記第2の顎部が前記閉鎖位置にある時に前記第1のローラーと前記第2のローラーに前記第1の物体内で第2の物体を分離させる段階と、
を含むことを特徴とする方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
〔関連出願への相互参照〕
この出願は、全ての目的に対して引用によって本明細書に組み込まれている2018年6月20日出願の米国仮特許出願第62/687,752号の利益を主張するものである。
【0002】
一般的に、この開示は手術器具に関する。より具体的には、この開示は持針器に関する。
【背景技術】
【0003】
患者内の組織を手術する外科医は、組織を通して縫合し、組織を把持し、又は組織を切開することを必要とする場合がある。しかし、これらの行為は、取得するのが高価であり、互いに互換性がなく、消毒するのが面倒であり、非人間工学的であり、嵩張り、又は患者の中に挿入する又は患者内から引き出すのに時間を消費する可能性がある異なる手術器具のセットを要求する。これに加えて、縫合が針を必要とし、かつ針のサイズが変化する場合に、異なる手術器具のセットは、取得するのが高価であり、異なる手術器具のセットの他のメンバと互換性がなく、消毒するのが面倒であり、非人間工学的であり、嵩張り、又は患者の中に挿入する又は患者内から引き出すのに時間を消費する可能性がある針特定の持針器を含有する必要がある場合がある。更に、針が組織の中に様々な角度で駆動される必要がある場合に、異なる手術器具のセットは、取得するのが高価であり、異なる手術器具のセットの他のメンバと互換性がなく、消毒するのが面倒であり、非人間工学的であり、嵩張り、又は患者の中に挿入する又は患者内から引き出すのに時間を消費する可能性がある角度特定の持針器を含有する必要がある場合がある。同じく、外科医が右利き又は両手利きではない場合に、異なる手術器具のセットの何らかのメンバを左利き使用に向けて構成する必要がある場合があり、これは、対応する左利き手術器具が容易に利用可能でない場合に探すのが高価であり、存在せず、又は一部の右利き手術器具との互換性がない場合がある。
【0004】
腹腔鏡下手術は、習熟することが困難である可能性があり、かつ観血手術とは異なる技能セットを必要とする。例えば、腹腔鏡下手術中に、外科医は、限られた運動範囲を有し、患者内の小さい切開部を通って患者に進入し、かつ患者内の密集した手術部位で視認性が限られた腹腔鏡手術器具のセットを使用する。更に、腹腔鏡手術器具のセットの何らかのメンバは、ピボット点の存在に起因して外科医の移動と反対の方向に移動する一部の端点を有する可能性があり、それによって少なくとも一部の外科的移動を非直感的又は習得困難にする。これに加えて、腹腔鏡下手順の少なくとも何らかの可視化は、触覚フィードバックが限られる距離での2次元ディスプレイを用いて行われ、それによって少なくとも何らかの奥行き認識を制限し、かつ腹腔鏡下手順を累積的に複雑にする。
【0005】
腹腔鏡下の縫合及び結紮は面倒で時間を消費し、複数の段階の連携、有意な集中、及び労力を必要とし、それによって少なくとも一部の腹腔鏡外科医に対して課題を呈する可能性がある。これは、腹腔鏡下手術中に少なくとも一部の外科医が腹腔鏡手術器具のセットを配置するのに奥行き及び3次元方位を評価する困難に直面するのでそうであると考えられる。これらの外科医は、限られた視認性(可視化は、距離を置いた2次元ディスプレイを用いて行われる)と、限られた運動範囲及び触覚フィードバックと、外科医のものとは反対の方向に移動する一部のツール端点とによって課題に直面する可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
腹腔鏡下の縫合糸及び結紮を実施するのに必要な延長手術時間も問題である可能性がある。多くの研究は、美容整形手術でのより長い麻酔持続時間と、芳しくない結果、術後の悪心及び嘔吐、血栓塞栓症、術後感染症、術後深部低体温症、術後心肺合併症、及び死亡との間の関連付けを示している。外科手術の大量の資料集成の分析は、手術持続時間がリスク調整後感染合併症の増大と入院日数とに独立に関連付けられることを見出している。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態では、持針器は、第1のローラーと第1の歯車歯セットとを収容する第1のシャフトを収容する第1の顎部と、第2のローラーと第2の歯車歯セットとを収容する第2のシャフトを収容する第2の顎部とを含み、第2の顎部は、開放位置と閉鎖位置の間で第1の顎部に対して移動し、第1の歯車歯セットは、第2の顎部が閉鎖位置にある時に(a)第1の歯車歯セットが第2の歯車歯セットを駆動することができるように、かつ(b)第1のローラー及び第2のローラーがそれらの間で針を第1の歯車歯セットが第2の歯車歯セットを駆動する時に駆動することができるように第2の歯車歯セットと噛み合う。
【0008】
実施形態では、方法が、デバイスを第1の物体の中に挿入させる段階であって、デバイスが、第1のシャフトを収容する第1の顎部と第2のシャフトを収容する第2の顎部とを含み、第1のシャフトが、第1のローラーと第1の歯車歯セットを収容し、第2のシャフトが、第2のローラーと第2の歯車歯セットを収容し、第2の顎部が、開放位置と閉鎖位置の間で第1の顎部に対して移動し、第1の歯車歯セットが、第2の顎部が閉鎖位置にある時に(a)第1の歯車歯セットが第2の歯車歯セットを駆動することができるように、かつ(b)第1のローラー及び第2のローラーがそれらの間で針を第1の歯車歯セットが第2の歯車歯セットを駆動する時に駆動することができるように第2の歯車歯セットと噛み合う上記挿入させる段階と、第2の顎部が閉鎖位置にある時に第1の物体内で第1のローラー及び第2のローラーに第2の物体をそれらの間に把持させる段階とを含む。
【0009】
実施形態では、方法が、デバイスを第1の物体の中に挿入させる段階であって、デバイスが、第1のシャフトを収容する第1の顎部と第2のシャフトを収容する第2の顎部とを含み、第1のシャフトが、第1のローラーと第1の歯車歯セットを収容し、第2のシャフトが、第2のローラーと第2の歯車歯セットを収容し、第2の顎部が、開放位置と閉鎖位置の間で第1の顎部に対して移動し、第1の歯車歯セットが、第2の顎部が閉鎖位置にある時に(a)第1の歯車歯セットが第2の歯車歯セットを駆動することができるように、かつ(b)第1のローラー及び第2のローラーがそれらの間で針を第1の歯車歯セットが第2の歯車歯セットを駆動する時に駆動することができるように第2の歯車歯セットと噛み合う上記挿入させる段階と、第2の顎部が閉鎖位置にある時に第1のローラー及び第2のローラーに第1の物体内で第2の物体を操作させる段階とを含む。
【0010】
実施形態では、方法が、デバイスを第1の物体の中に挿入させる段階であって、デバイスが、第1のシャフトを収容する第1の顎部と第2のシャフトを収容する第2の顎部とを含み、第1のシャフトが、第1のローラーと第1の歯車歯セットを収容し、第2のシャフトが、第2のローラーと第2の歯車歯セットを収容し、第2の顎部が、開放位置と閉鎖位置の間で第1の顎部に対して移動し、第1の歯車歯セットが、第2の顎部が閉鎖位置にある時に(a)第1の歯車歯セットが第2の歯車歯セットを駆動することができるように、かつ(b)第1のローラー及び第2のローラーがそれらの間で針を第1の歯車歯セットが第2の歯車歯セットを駆動する時に駆動することができるように第2の歯車歯セットと噛み合う上記挿入させる段階と、第2の顎部が閉鎖位置にある時に第1のローラー及び第2のローラーに第1の物体内で第2の物体を切開させる段階とを含む。
【0011】
実施形態では、方法が、デバイスを第1の物体の中に挿入させる段階であって、デバイスが、第1のシャフトを収容する第1の顎部と第2のシャフトを収容する第2の顎部とを含み、第1のシャフトが、第1のローラーと第1の歯車歯セットを収容し、第2のシャフトが、第2のローラーと第2の歯車歯セットを収容し、第2の顎部が、開放位置と閉鎖位置の間で第1の顎部に対して移動し、第1の歯車歯セットが、第2の顎部が閉鎖位置にある時に(a)第1の歯車歯セットが第2の歯車歯セットを駆動することができるように、かつ(b)第1のローラー及び第2のローラーがそれらの間で針を第1の歯車歯セットが第2の歯車歯セットを駆動する時に駆動することができるように第2の歯車歯セットと噛み合う上記挿入させる段階と、第2の顎部が閉鎖位置にある時に第1のローラー及び第2のローラーに第1の物体内で第2の物体を隔離させる段階とを含む。
【0012】
実施形態では、方法が、デバイスを第1の物体の中に挿入させる段階であって、デバイスが、第1のシャフトを収容する第1の顎部と第2のシャフトを収容する第2の顎部とを含み、第1のシャフトが、第1のローラーと第1の歯車歯セットを収容し、第2のシャフトが、第2のローラーと第2の歯車歯セットを収容し、第2の顎部が、開放位置と閉鎖位置の間で第1の顎部に対して移動し、第1の歯車歯セットが、第2の顎部が閉鎖位置にある時に(a)第1の歯車歯セットが第2の歯車歯セットを駆動することができるように、かつ(b)第1のローラー及び第2のローラーがそれらの間で針を第1の歯車歯セットが第2の歯車歯セットを駆動する時に駆動することができるように第2の歯車歯セットと噛み合う上記挿入させる段階と、第2の顎部が閉鎖位置にある時に第1のローラー及び第2のローラーに第1の物体内で第2の物体を分離させる段階とを含む。
【0013】
実施形態では、持針器は、第1のローラーと第1の歯車歯セットとを収容する第1のシャフトを収容する第1の顎部と、円筒部分を含む第2のローラーを収容する第2のシャフトを収容する第2の顎部とを含み、第2の顎部は、開放位置と閉鎖位置の間で第1の顎部に対して移動し、第1の歯車歯セットは、第2の顎部が閉鎖位置にある時に(a)円筒部分が第1の歯車歯セットを駆動することができるように、かつ(b)円筒部分が第1の歯車歯セットを駆動する時に第1のローラー及び第2のローラーがそれらの間で針を駆動することができるように円筒部分に当接する。
【0014】
実施形態では、方法が、デバイスを第1の物体の中に挿入させる段階であって、デバイスが、第1のシャフトを収容する第1の顎部と第2のシャフトを収容する第2の顎部とを含み、第1のシャフトが、第1のローラーと第1の歯車歯セットを収容し、第2のシャフトが、円筒部分を含む第2のローラーを収容し、第2の顎部が、開放位置と閉鎖位置の間で第1の顎部に対して移動し、第1の歯車歯セットが、第2の顎部が閉鎖位置にある時に(a)円筒部分が第1の歯車歯セットを駆動することができるように、かつ(b)円筒部分が第1の歯車歯セットを駆動する時に第1のローラー及び第2のローラーがそれらの間で針を駆動することができるように円筒部分に当接する上記挿入させる段階と、第2の顎部が閉鎖位置にある時に第1のローラー及び第2のローラーに第1の物体内で第2の物体を把持する、分離する、操作する、切開する、又は隔離することのうちの少なくとも1つを行わせる段階とを含む。
【0015】
実施形態では、第2の顎部が閉鎖位置にある時に、第1のローラー及び第2のローラーは、方位平面内で針を把持する。実施形態では、方位平面は、第1のシャフトの軸線に対して垂直である。実施形態では、方位平面は、第1のシャフトの軸線に対して平行である。実施形態では、方位平面は、第1のシャフトの軸線に対して角度を成している。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】この開示による閉鎖位置にある持針器の実施形態の後面図である。
【
図2】この開示による開放位置にある持針器の実施形態の後面図である。
【
図3】この開示による開放位置にある持針器の実施形態の前面図である。
【
図4】この開示による閉鎖位置にある持針器の実施形態の前面図である。
【
図5】この開示による歯車係合状態にある1対のシャフトの実施形態の前面図である。
【
図6】この開示による第1のシャフトを収容する第1の顎部の実施形態の前面図である。
【
図7】この開示による第2のシャフトを収容する第2の顎部の実施形態の前面図である。
【
図8】この開示により1対のローラーの間にこの対のローラーが開放位置にある時に挿入されている針の実施形態の前面図である。
【
図9】この開示により1対のローラーを通じてこの対のローラーが閉鎖位置にある時に係合されている針の実施形態の前面図である。
【
図10】この開示による持針器のための試験デバイスの実施形態の前面図である。
【
図11】この開示による持針器を収容する試験デバイスの実施形態の後面図である。
【
図12】この開示による持針器のための回転機構の実施形態の前面図である。
【
図13】この開示による持針器を収容する回転機構を有する試験デバイスの実施形態の後面図である。
【
図14】この開示によるラインを収容する持針器の実施形態の前面図である。
【
図15】この開示による嵌合機構を収容する持針器の実施形態の前面図である。
【
図16】この開示による持針器のためのかさ歯車アセンブリの実施形態の模式図である。
【
図17】この開示によるかさ歯車アセンブリを収容する持針器の実施形態の後面図である。
【
図18】この開示によるかさ歯車アセンブリを収容する持針器の実施形態の前面図である。
【
図19】この開示により弓状針に係合する1対のローラーの側面プロファイルの実施形態の模式図である。
【
図20】この開示による弓状針に係合する1対のローラーの側面プロファイルの実施形態の模式図である。
【
図21】この開示による1対の異なるサイズの1対の弓状針に係合する1対のローラーの1対の側面プロファイルの1対の実施形態の1対の模式図である。
【
図22】この開示による複数の傾斜溝を有するローラーの側面プロファイルの実施形態の模式図である。
【
図23】この開示による複数の波状溝を有するローラーの側面プロファイルの実施形態の模式図である。
【
図24】この開示による1対の異なるサイズの1対の弓状針に係合する複数の波状溝を有する1対のローラーの1対の側面プロファイルの1対の実施形態の1対の模式図である。
【
図25】この開示による1対の異なるサイズの1対の弓状針に係合する1対の異なる溝設計を有する1対のローラーの1対の側面プロファイルの1対の実施形態の1対の模式図である。
【
図26】この開示による傾斜溝設計を有する1対のローラーの実施形態の模式図である。
【
図27】この開示による複数のレバーを有する持針器の実施形態の後面図である。
【
図28】この開示による複数のレバーを有する持針器の実施形態の後面図である。
【
図29】この開示によるリンケージを有する持針器の実施形態の後面図である。
【
図30】この開示によるリンケージを有する持針器の実施形態の分解組立図である。
【
図31】この開示によるローラーの側面プロファイルの模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
一般的に、この開示は、様々な持針器及びその製造方法及び使用方法を開示している。持針器は、閉鎖位置と開放位置の間で移動することができる複数のローラーを含むことができる。これらのローラーは、閉鎖位置にある時にそれらの間で針を回転的に駆動することができる。更に、ローラーは、それが閉鎖位置又は開放位置にある時に物体(例えば、生物、無生物、組織、器具、インプランタブル)を把持するために、又は閉鎖位置又は開放位置にある時に物体に作用する(例えば、操作する、切開する、隔離する、分離する、関与する、装着する、落下させる、移動する、引く)ために使用することができる。例えば、物体は、生物である時に、ヒト又は動物のいずれであるかに関わらず、組織、臓器、身体部位、又はその他を含むことができる。例えば、組織は、筋組織、骨組織、神経組織、臓器組織、又はその他とすることができる。例えば、物体は、無生物である時に、医療デバイス、プロテーゼ、インプランタブル、機械、手術器具、又はその他を含むことができる。閉鎖位置は、締結位置とすることができる。この開示内容は、多くの異なる形態に具現化することができ、本明細書に開示する様々な実施形態に余儀なく限定されるものと解釈すべきではないことに注意されたい。むしろ、これらの実施形態は、この開示が完全かつ完璧であり、この開示の様々な概念を当業者に十分に伝えるように提供するものである。
【0018】
本明細書に使用する様々な術語は、直接的又は間接的、完全又は部分的、一時的又は永続的な行為又は無為を意味することができることに注意されたい。例えば、要素が別の要素「上である」、「それに接続される」、又は「それに結合される」と記す場合に、この要素は、別の要素上に直置きする、それに直接に接続する、又は直接に結合することができ、又は間接的又は直接的な変形を含む介在要素が存在することができる。それとは対照的に、要素が別の要素に「直接に接続される」又は「直接に結合される」と記す場合には介在要素は存在しない。
【0019】
本明細書に使用する場合に「a」、「an」、及び「the」は、特定の状況が明確に別途示さない限り、単数及び複数の形態を含むように意図したものである。
【0020】
本明細書に使用する場合に「comprises」、「includes」又は「comprising」、「including」という様々な存在動詞は、説明する特徴、整数、段階、作動、要素、又は構成要素の存在を指定するが、1又は2以上の他の特徴、整数、段階、作動、要素、構成要素、又はその群の存在又は追加を除外しない。
【0021】
本明細書に使用する場合に「又は」という用語は、限定的な「又は」ではなく、包含的な「又は」を意味するように意図したものである。すなわち、別途指定しない限り又は別途状況から明らかでない限り、「XがA又はBを使用する」は、1組の自然な包含的置換のうちのいずれかを意味するように意図したものである。すなわち、XがAを使用する場合、XがBを使用する場合、又はXがAとBの両方を使用する場合に、「XがA又はBを使用する」は、これらの事例のうちのいずれかの下で満たされる。
【0022】
本明細書に使用する場合に「又はその他」、「組合せ」、「結合性」、又は「その組合せ」という用語は、当該用語に先行する列記項目の全ての置換及び組合せを意味する。例えば、「A、B、C、又はその組合せ」は、A、B、C、AB、AC、BC、又はABCのうちの少なくとも1つを含み、特定の関連において順序が重要である場合に、更にBA、CA、CB、CBA、BCA、ACB、BAC、又はCABを含む。この例を用いて続けると、明示的に含まれるものは、BB、AAA、AB、BBC、AAABCCCC、CBBAAA、CABABB等々のような1又は2以上の項目又は項目の繰り返しを含む組合せである。当業者は、状況から別途明らかでない限り、典型的にいずれの組合せにおいても項目の個数又は項目に対する制限がないことを理解する。
【0023】
本明細書に使用する場合に、別途定めない限り、本明細書に使用する全ての用語(技術用語及び科学用語を含む)は、この開示が属する当業技術の当業者が一般的に理解するものと同じ意味を有する。一般的に、使用される辞書に定められているような様々な用語は、当業技術の関連での意味と矛盾しない意味を有するものと解釈しなければならず、本明細書で明示的に定めない限り、理想化された又は過度に形式的な意味で解釈すべきではない。
【0024】
本明細書に使用する場合に「下方」、「下側」、「上方」、及び「上側」のような相対用語は、添付の例示的図面において例示する1つの要素の別の要素に対する関係を説明するために使用することができる。そのような相対用語は、添付の例示的図面に描写する方位に加えて、例示する技術の異なる方位を包含するように意図したものである。例えば、添付の例示的図面でのデバイスが逆さにされた場合に、他の要素の「下」側にあると説明された様々な要素は、他の要素の「上」側に向くことになる。同じく、図のいずれかでのデバイスが逆さにされた場合に、他の要素の「下方」又は「その下」にあると説明された様々な要素は、他の要素の「上方」に向くことになる。従って、様々な例において「下」及び「下側」という用語は、上方と下の両方を包含することができる。
【0025】
本明細書に使用する場合に「約」又は「実質的に」という用語は、名目値/名目項目からの±10%の変化を意味する。そのような変化は、それに具体的に言及するか否かに関わらず、本明細書に提供するあらゆる所与の値/項目の中に常に含まれる。
【0026】
図1は、この開示による閉鎖位置にある持針器の実施形態の後面図を示している。
図2は、この開示による開放位置にある持針器の実施形態の後面図を示している。
図3は、この開示による開放位置にある持針器の実施形態の前面図を示している。
図4は、この開示による閉鎖位置にある持針器の実施形態の前面図を示している。
図5は、この開示による歯車係合状態にある1対のシャフトの実施形態の前面図を示している。
図6は、この開示による第1のシャフトを収容する第1の顎部の実施形態の前面図を示している。
図7は、この開示による第2のシャフトを収容する第2の顎部の実施形態の前面図を示している。
図8は、この開示による1対のローラーが開放位置にある時にその対のローラーの間に挿入される針の実施形態の前面図を示している。
図9は、この開示による1対のローラーが閉鎖位置にある時にその対のローラーを通じて係合する針の実施形態の前面図を示している。
【0027】
特に、持針器100は、観血手術、極低侵襲手術、腹腔鏡下手術、又はエンドエフェクタロボット手術に向けて使用することができる。従って、持針器100は、手動手術又は自動手術に向けて使用することができる。持針器100を使用することができる手術の一部の例は、ヒト(例えば、新生児から120歳の間の男性、女性)用途又は動物(例えば、哺乳類、鳥類、魚類、陸生動物)用途での腹腔鏡下手術、ロボット手術、ビデオ支援あり又はなしの胸腔鏡下手術、関節鏡下手術、自然孔手術、内視鏡下手術、婦人科手術、心臓手術、結腸直腸手術、肺手術、胃バイパス手術、子宮摘出手術、歯科手術、泌尿器科手術、脳手術、又は肥満外科手術、又は多くの他の手術を含む。
【0028】
持針器100は、第1のシャフト108を収容(例えば、保持、支持、懸架)する第1の顎部102と、第2のシャフト106を収容(例えば、保持、支持、懸架)する第2の顎部104とを含む。例えば、第1の顎部102は、ハウジング又はケースとして具現化することができる。例えば、第2の顎部104は、ハウジング又はケースとして具現化することができる。第2の顎部104は、第1の顎部102とは別個かつ明確に異なることができるが、第1の顎部102と一体的なもの(例えば、モノリシック、同じ材料)とすることができる。
【0029】
第1の顎部102を半球形の横断面を有するように示すが、この形状設定は変更することができる(例えば、矩形、正方形、三角形、長円形)。第2の顎部104を半球形の横断面を有するように示すが、この形状設定は変更することができる(例えば、矩形、正方形、三角形、長円形)。
図1及び
図4に示すように、第1の顎部102と第2の顎部104は一緒に長円形横断面を定めるが、この形状設定は変更することができる(例えば、矩形、正方形、三角形、円形)。第1の顎部102は第2の顎部104よりも長手方向に長いが、これは、第1の顎部102が第2の顎部104に等しいか又はそれよりも短いことが可能であるように変更することができる。第1の顎部102又は第2の顎部104は、医療用途に適する材料を含む。材料は、可撓性、弾性、又は弾力性を有することができる。材料は、高温蒸気、加圧滅菌、又はその他を使用することができる殺菌、滅菌、又は消毒を受けるのに適切とすることができる。例えば、材料は、プラスチック、金属、ゴム、形状記憶物質、織物、発泡体、又はその他を含むことができる。
【0030】
図1及び
図4に示すように、第1のシャフト106は、第1の顎部102と第2の顎部104の間で第2のシャフト108と平行に延びる。同様に、第1のシャフト106は、第1の顎部102及び第2の顎部104の外部でも第2のシャフト108と平行に延びる。同様に、第1のシャフト106及び第2のシャフト108は、第1の顎部102と第2の顎部104の間に位置決めされる。
【0031】
第1のシャフト106及び第2のシャフト108は直線形であるが、そのいずれか又は両方を非直線形(例えば、弓状、波状、パルス形)とすることができる。第1のシャフト106又は第2のシャフト108は、医療用途に適する材料を含む。材料は、可撓性、弾性、又は弾力性を有することができる。材料は、高温蒸気、加圧滅菌、又はその他を使用することができる殺菌、滅菌、又は消毒を受けるのに適切とすることができる。例えば、材料は、プラスチック、金属、ゴム、形状記憶物質、織物、発泡体、又はその他を含むことができる。
【0032】
第1のシャフト106は、第1の顎部102から片持ち的に延びることができる。第2のシャフト108は、第2の顎部104から片持ち的に延びることができる。第1のシャフト106は、第1の顎部102の外部で第2のシャフト108と平行とすることができる。第1のシャフト106は、第2の顎部104の外部で第2のシャフトと平行とすることができる。第1のシャフト106は、第1の顎部102及び第2の顎部104の外部で第2のシャフト108と平行とすることができる。第1のシャフト106は、自動で回転的に駆動することができる(例えば、モータ、エンジン、アクチュエータ、機械的リンケージ、歯車機構、プーリー機構、油圧機構、空圧機構)、又は手動で回転的に駆動することができる(例えば、ユーザ回転)。
【0033】
第1の顎部102は第1の長手軸線を有し、第2の顎部104は第2の長手軸線を有する。
図1及び
図4に示すように、第1の長手軸線は、第2の長手軸線と平行である。
図2及び
図3に示すように、第1の長手軸線は、第2の長手軸線と平行ではない(例えば、鋭角、鈍角、直角)。これらのことには関係なく、第1のシャフト106は、第1の長手軸線の周りに回転する。同様に、第2のシャフト108も第2の長手軸線の周りに回転する。
【0034】
第1のシャフト106は、第1のローラー110と第1の歯車歯セット140とを収容する。例えば、第1のローラー110は、第1のシャフト106の上に装着されたスリーブとして具現化することができる。第1のローラー110は、第1のシャフト106と一体的なもの(例えば、モノリシック、同じ材料)とするか又は第1のシャフト106と共に組み立てる(例えば、接着、締結、嵌合、連結、磁化する)ことができる。例えば、第1のローラー110は、第1のシャフト106(末端部分、非末端部分、中央)の上に装着することができる。例えば、第1のシャフト106は、第1のローラー110がその上に装着された末端部分を含むことができ、この場合に、末端部分は第1の顎部102に対して遠位にある。例えば、第1のローラー110は、第1のシャフト106の上に装着可能であるキャップとすることができる。第1のローラー110は、第1のシャフト106よりも直径方向に大きいが、この構成は、第1のローラー110の直径が第1のシャフト106の直径に等しいか又はそれよりも小さいように変更することができる。第1のローラー110は、第1の顎部102の外部に存在することができる。
【0035】
第1のローラー110は、医療用途に適する材料を含む。材料は、可撓性、弾性、又は弾力性を有することができる。材料は、高温蒸気、加圧滅菌、又はその他を使用することができる殺菌、滅菌、又は消毒を受けるのに適切とすることができる。例えば、材料は、プラスチック、金属、ゴム、形状記憶物質、織物、発泡体、又はその他を含むことができる。
【0036】
第1のローラー110は、複数の溝を有する第1の溝部分112を含む。これらの溝は、複数の山/谷部分、雄/雌部分、又は突出/陥凹部分を定め、これらのうちのいずれも第1のローラー110に対して直角又は非直角(例えば、鋭角、鈍角)とすることができる。例えば、溝は、傾斜、波状、パルス形、又はその他とすることができる。例えば、溝は、内部がU字形、C字形、V字形、W字形、又はその他とすることができる。第1のローラー110は、第1の溝部分112を回避することができる。実施形態では、第1のローラーは平坦面を含む。実施形態では、第1のローラーは、溝のないテクスチャ面を含む。
【0037】
第1のローラー110は、第1の顎部102の近位に円錐末端部分を有し、第1の顎部102の遠位に円形円筒部分を有する。しかし、この形状設定は変更することができることに注意されたい。例えば、円錐末端部分を不在とすることができ、又は円筒部分を矩形、五角形、八角形、三角形、長円形、又はその他とすることができる。
【0038】
第1の歯車歯セット140は、歯車ストリップ、歯車ホイール、又はその他とすることができる歯車であるか又はそれを定める。例えば、歯車は、平歯車、はすば歯車、又はその他とすることができる。例えば、第1のシャフト106は、第1の歯車歯セット140を含む平歯車を収容することができる。しかし、他の形態の歯車(例えば、かさ、線形、はすば)が可能であることに注意されたい。第1の歯車歯セット140は、第1のシャフト106と一体的なもの(例えば、モノリシック、同じ材料)とするか又は第1のシャフト106と共に組み立てる(例えば、接着、締結、嵌合、連結、磁化する)ことができる。例えば、第1の歯車歯セット140は、第1のシャフト106(例えば、末端部分、非末端部分、中央)の上に装着することができる。例えば、第1のシャフト106は、第1の歯車歯セット140がその上に装着されて第1のローラー110の遠位にある非末端部分又は中央部分を含むことができる。第1の歯車歯セット140は、第1の顎部102内に収容されるが、第1の顎部102の外側に収容することもできる。
【0039】
第1の歯車歯セット140は、医療用途に適する材料を含む。材料は、可撓性、弾性、又は弾力性を有することができる。材料は、高温蒸気、加圧滅菌、又はその他を使用することができる殺菌、滅菌、又は消毒を受けるのに適切とすることができる。例えば、材料は、プラスチック、金属、ゴム、形状記憶物質、織物、発泡体、又はその他を含むことができる。
【0040】
第2のシャフト108は、第2のローラー114と第2の歯車歯セット120とを収容する。例えば、第2のローラー114は、第2のシャフト108の上に装着されたスリーブとして具現化することができる。第2のローラー114は、第2のシャフト108と一体的なもの(例えば、モノリシック、同じ材料)とするか又は第2のシャフト108と共に組み立てる(例えば、接着、締結、嵌合、連結、磁化する)ことができる。例えば、第2のローラー114は、第2のシャフト108(末端部分、非末端部分、中央)の上に装着することができる。例えば、第2のシャフト108は、第2のローラー114がその上に装着された末端部分を含むことができ、この場合に、末端部分は第2の顎部104に対して遠位にある。例えば、第2のローラー114は、第2のシャフト108の上に装着可能であるキャップとすることができる。第2のローラー114は、第2のシャフト108よりも直径方向に大きいが、この構成は、第2のローラー114の直径が第2のシャフト108の直径に等しいか又はそれよりも小さいように変更することができる。第1のシャフト106は、第2のシャフト108よりも長手方向に長いことが可能であるが、この構成は変更することができる(例えば、長手方向に等しい、長手方向に短い)。第2のローラー114は、第2の顎部104の外部に存在することができる。第2のシャフト108は、自動で回転的に駆動することができる(例えば、モータ、エンジン、アクチュエータ、機械的リンケージ、歯車機構、プーリー機構、油圧機構、空圧機構)、又は手動で回転的に駆動することができる(例えば、ユーザ回転)。
【0041】
第2のローラー114は、医療用途に適する材料を含む。材料は、可撓性、弾性、又は弾力性を有することができる。材料は、高温蒸気、加圧滅菌、又はその他を使用することができる殺菌、滅菌、又は消毒を受けるのに適切とすることができる。例えば、材料は、プラスチック、金属、ゴム、形状記憶物質、織物、発泡体、又はその他を含むことができる。
【0042】
第2のローラー114は、複数の溝を有する第2の溝部分116を含む。これらの溝は、複数の山/谷部分、雄/雌部分、又は突出/陥凹部分を定め、これらのうちのいずれも第2のローラー114に対して直角又は非直角(例えば、鋭角、鈍角)とすることができる。例えば、溝は、傾斜、波状、パルス形、又はその他とすることができる。例えば、溝は、内部がU字形、C字形、V字形、W字形、又はその他とすることができる。第2のローラー114は、第2の溝部分116を回避することができる。実施形態では、第2のローラーは平坦面を含む。実施形態では、第2のローラーは、溝のないテクスチャ面を含む。
【0043】
第2のローラー114は、第2の顎部104の近位に円錐末端部分を有し、第2の顎部104の遠位に円形円筒部分を有する。しかし、この形状設定は変更することができることに注意されたい。例えば、円錐末端部分を不在とすることができ、又は円筒部分を矩形、五角形、八角形、三角形、長円形、又はその他とすることができる。更に、第1のローラー110と第2のローラー114は、材料、特性、又は寸法(例えば、長さ、幅、厚み、直径、半径)に関して互いに同じか又は異なることが可能である。例えば、第1のローラー110と第2のローラー114は長さ(又はその他の寸法)が同じであるが、長さ(又はその他の寸法)が異なることが可能である。
【0044】
第2の歯車歯セット120は、歯車ストリップ、歯車ホイール、又はその他とすることができる歯車であるか又はそれを定める。例えば、歯車は、平歯車、はすば歯車、又はその他とすることができる。第2のシャフト108は、第2の歯車歯セット120を含む平歯車を収容することができる。しかし、他の形態の歯車(例えば、かさ、線形、はすば)が可能であることに注意されたい。第2の歯車歯セット120は、第2のシャフト108と一体的なもの(例えば、モノリシック、同じ材料)とするか又は第2のシャフト108と共に組み立てる(例えば、接着、締結、嵌合、連結、磁化する)ことができる。例えば、第2の歯車歯セット120は、第2のシャフト108(例えば、末端部分、非末端部分、中央)の上に装着することができる。例えば、第2のシャフト108は、第2の歯車歯セット120がその上に装着されて第2のローラー114の遠位にある非末端部分又は中央部分を含むことができる。第2の歯車歯セット120は、第2の顎部104内に収容されるが、第2の顎部104の外側に収容することもできる。例えば、第1のローラー106は、第1の歯車歯セット140を含む第1の平歯車を収容することができ、第2のローラー108は、第2の歯車歯セット120を含む第2の平歯車を収容することができ、この場合に、第1の平歯車は、第2の平歯車を駆動するように第2の平歯車と噛み合う。
【0045】
第2の顎部104は開口部118を定める。開口部118は弓状かつ矩形であるが、この形状設定は変更することができる(例えば、直線形、正方形、ディンプル、円形、三角形)。開口部118は、保守等に向けて必要に応じて第2の歯車歯セット120への物理的アクセス又は可視アクセスを与える。第2の顎部104は、開口部118の定義を回避することができる。
【0046】
第2の歯車歯セット120は、医療用途に適する材料を含む。材料は、可撓性、弾性、又は弾力性を有することができる。材料は、高温蒸気、加圧滅菌、又はその他を使用することができる殺菌、滅菌、又は消毒を受けるのに適切とすることができる。例えば、材料は、プラスチック、金属、ゴム、形状記憶物質、織物、発泡体、又はその他を含むことができる。
【0047】
図1及び
図4に示すように、第1の溝部分112は第2の溝部分116に対面し、第1の溝部分112は第2の溝部分116に接触することができる。更に、第1の歯車歯セット140及び第2の歯車歯セット120は、第1の顎部102と第2の顎部104の間に位置決めされる。同様に、第1の歯車歯セット140は、第2の歯車歯セット120と係合することができる。しかし、変形が可能であることに注意されたい。例えば、長手方向に第1の溝部分112を第2の溝部分116に対して又はその逆でオフセットすることが可能である。更に、第1の歯車歯セット140又は第2の歯車歯セット120は、第1の顎部102又は第2の顎部104の外側に位置決めすることができる。
【0048】
第2の顎部104はチャネル132を定める。チャネル132は内部が開いた(例えば、U字形、C字形、V字形、W字形の)ものであるが、内部が閉じた(例えば、O字形、D字形の)とすることもできる。第2の顎部104は、チャネル132の定義を回避することができる。
【0049】
第2の顎部104は、ライン122がチャネル132を通って延びる時にライン122の第1の末端部分に結合される。ライン122は、様々な方法(例えば、テザー、ストリング、ケーブル、チェーン、ストラップ、ロープ、ブレイズ、バー、シャフト、平面部材)に具現化することができる。ライン122は、医療用途に適する材料を含む。材料は、可撓性、弾性、又は弾力性を有することができる。材料は、高温蒸気、加圧滅菌、又はその他を使用することができる殺菌、滅菌、又は消毒を受けるのに適切とすることができる。例えば、材料は、プラスチック、金属、ゴム、形状記憶物質、織物、発泡体、又はその他を含むことができる。
【0050】
ライン122の第1の端部は、第2の顎部104に様々な方法(例えば、結び目、接着、締結、輪縄)で結合することができる。ライン122は、制御インタフェースに結合された第2の末端部分を有する。ライン122の第2の端部は、制御インタフェースに様々な方法(例えば、結び目、接着、締結、輪縄)で結合することができる。しかし、この構成は、例えば、このライン1がU字形又はC字形であり、ライン122の第1の端部及びライン122の第2の端部が制御インタフェースに結合され、ライン122の非末端部分(例えば、中央部分)が第2の顎部104に結合(例えば、ループ、フック)されるように変更することができることに注意されたい。
【0051】
制御インタフェースは、手動インタフェース又は自動インタフェースとすることができる。例えば、手動インタフェースは、ユーザ入力デバイス(例えば、トリガ、ボタン、スイッチ、ダイヤル、レバー)を含むことができる。例えば、自動インタフェースは、移動器(例えば、モータ、エンジン、アクチュエータ、機械的リンケージ、歯車機構、プーリー機構、油圧機構、空圧機構)を含むことができる。例えば、自動インタフェースは、ロボット(例えば、関節式アーム、単関節又は多関節エンドエフェクタ)内に含めることができる。例えば、持針器100は、第1の顎部102及び第2の顎部104を収容する遠位部分と、制御インタフェースを収容する近位部分とを含むことができる。例えば、エンドエフェクタは、第1の顎部102又は第2の顎部104を収容(例えば、支持、懸架、締結、嵌合、連結)することができる。例えば、第1の顎部102及び第2の顎部104は、ハウジング(例えば、チューブ、ケース、収納箱、アーム)に収容することができる。例えば、ハウジングは、医療用途に適する材料を含む。材料は、可撓性、弾性、又は弾力性を有することができる。材料は、高温蒸気、加圧滅菌、又はその他を使用することができる殺菌、滅菌、又は消毒を受けるのに適切とすることができる。例えば、材料は、プラスチック、金属、ゴム、形状記憶物質、織物、発泡体、又はその他を含むことができる。
【0052】
第2の顎部104は、そこから延びる雄部分124(例えば、テール)を含む。雄部分124は、第2の顎部104と一体的なもの(例えば、モノリシック、同じ材料)とするか又は第2の顎部104と共に組み立てる(例えば、接着、締結、嵌合、連結、磁化、装着する)ことができる。例えば、雄部分124は、第2の歯車歯セット120の遠位に存在することができる。雄部分124は、医療用途に適する材料を含む。材料は、可撓性、弾性、又は弾力性を有することができる。材料は、高温蒸気、加圧滅菌、又はその他を使用することができる殺菌、滅菌、又は消毒を受けるのに適切とすることができる。例えば、材料は、プラスチック、金属、ゴム、形状記憶物質、織物、発泡体、又はその他を含むことができる。
【0053】
第1の顎部104は、そこから延びる雌部分126を定める。雌部分126は、雄部分124に嵌合するように又はその逆であるように構造化される。従って、結合関係が確立されるように雄部分124が雌部分126の中に挿入される。
【0054】
この結合関係は、
図2及び
図3に示す開放位置と
図1及び
図4に示す閉鎖位置との間で第2の顎部104が第1の顎部102に対して移動することを可能にすることができる。例えば、第2の顎部104は、ピボット、回転、摺動、又はその他、又はそのいずれかの組合せによって第1の顎部102に対して移動することができる。例えば、第2の顎部104は、閉鎖位置と開放位置の間で第1の顎部102に対して約180度又はそれ未満の175度、170度、165度、160度、155度、150度、145度、140度、135度、130度、125度、120度、115度、110度、105度、100度、95度、90度、85度、80度、75度、70度、65度、60度、55度、50度、45度、44度、43度、42度、41度、40度、39度、38度、37度、36度、35度、34度、33度、32度、31度、30度、29度、28度、27度、26度、25度、24度、23度、22度、21度、20度、19度、18度、17度、16度、15度、14度、13度、12度、11度、10度、9度、8度、7度、6度、5度、4度、3度、2度、又は1度だけ移動することができる。例えば、第2の顎部104は、第1の顎部102に対して鋭角、直角、又は鈍角とすることができる角度を成すことができる。例えば、開放位置では、第1のシャフト106が第2のシャフト108と平行でないことが可能である。例えば、第2の顎部104は、第1の顎部102に対して付勢して開く(例えば、バネ、弾性部材)、又は付勢して閉じる(例えば、バネ、弾性部材)ことができる。例えば、第2の顎部104は、第1の顎部102に対して開いたデフォルト位置又は閉じたデフォルト位置にあることが可能である。他の実施形態では、第2の顎部104は、閉鎖位置と開放位置の間で第1の顎部102に対して約360度又はそれ未満の345度、330度、315度、300度、285度、270度、255度、240度、225度、210度、195度、180度、165度、150度、135度、120度、105度、90度、80度、70度、60度、50度、45度、40度、35度、30度、25度、20度、15度、10度、及び5度だけ、又は5度よりも小さい角度だけ移動することができる。
【0055】
閉鎖位置は、終端位置(例えば、終点、端点、下界)とすることができ、又は開放位置は、終端位置(例えば、終点、端点、上界)である。例えば、第2の顎部104は、閉鎖位置と開放位置の間にわたる運動範囲を有する。しかし、この構成は、閉鎖位置が終端位置ではない(例えば、終端位置間の位置範囲内)又は開放位置が終端位置ではない(例えば、終端位置間の位置範囲内)ように変更することができる。
【0056】
第1の歯車歯セット140は、第2の顎部102が閉鎖位置にある時に(a)第1の歯車歯セット140が第2の歯車歯セット120を(例えば、回転的に)駆動することができるように、かつ(b)第1の歯車歯セット140が第2の歯車歯セット120を(例えば、回転的に)駆動する時に第1のローラー110と第2のローラー114がそれらの間で針を駆動する(例えば、直線形、非直線形、円弧状、螺旋状、渦巻き状)ことができるように第2の歯車歯セット120と噛み合う。第2の顎部104が開放位置にある時に、第1の歯車歯セット140は、第2の歯車歯セット120との噛み合いを回避することができる。しかし、一部の開放位置では、第1の歯車歯セット140との間の噛み合いが第2の歯車歯セット120との間の噛み合いを回避することを可能にすることができることに注意されたい。
【0057】
開放位置又は閉鎖位置では、第2の顎部102が開放位置にある時に第1の歯車歯セット140を第2の顎部102に露出することができる。同様に、第2の顎部102が開放位置にある時に第1の歯車歯セット140を第2の歯車歯セット120に露出することができる。同様に、第2の顎部104が開放位置にある時に第2の歯車歯セット120を第1の顎部102に露出することができる。更に、第2の顎部104が開放位置にある時に第2の歯車歯セット120を第1の歯車歯セット140に露出することができる。更に、第1の歯車歯セット140及び第2の歯車歯セット120は、第1の顎部102と第2の顎部104の間に位置決めすることができる。
【0058】
第1の顎部102と第2の顎部104の間の結合関係では、第2の顎部104が開放位置と閉鎖位置の間で第1の顎部102に対して移動することができるように、第2の顎部104を第1の顎部102にヒンジ結合することができる。例えば、第1の顎部102又は第2の顎部104は、ヒンジ(例えば、バネ、バレル、ピボット、突き合わせ、ほぞ穴、ケース、連続、ピアノ、隠し、蝶、旗、ストラップ、付勢)を収容することができる。例えば、第1の顎部102又は第2の顎部104をヒンジに取り付ける、締結する、嵌合する、連結する、接着する、又は磁化することができる。第2の顎部104は、第2の顎部104が開放位置と閉鎖位置の間で第1の顎部102に対してその周りで移動するピン(例えば、直線ピン、弓状ピン、波状ピン)を使用することなく第1の顎部102にヒンジ結合することができる。しかし、第2の顎部104は、第2の顎部104が開放位置と閉鎖位置の間で第1の顎部102に対してその周りで移動し、かつ第1の顎部102又は第2の顎部104を横断するピン(例えば、直線ピン、弓状ピン、波状ピン)を通して第1の顎部102にヒンジ結合することができることに注意されたい。
【0059】
第1の顎部102と第2の顎部104の間の結合関係では、第2の顎部104が開放位置と閉鎖位置の間で第1の顎部102に対して移動するように第2の顎部104を第1の顎部102にピボット的に結合することができる。第2の顎部104は、第2の顎部104が開放位置と閉鎖位置の間で第1の顎部102に対してその周りで移動するピンを使用することなく第1の顎部102にピボット的に結合することができる。しかし、第2の顎部104は、第2の顎部104が開放位置と閉鎖位置の間で第1の顎部102に対してその周りで移動し、かつ第1の顎部102又は第2の顎部104を横断するピン(例えば、直線ピン、弓状ピン、波状ピン)を通して第1の顎部102にピボット的に結合することができることに注意されたい。
【0060】
図1〜
図4に示すように、第1の顎部102は雌部分126を含み、第1の歯車歯セット140は、第1のローラー110と雌部分126の間に位置決めされる。相応に、第2の顎部104は雄部分124を含み、第2の歯車歯セット120は、第2のローラー114と雄部分124の間に位置決めされる。その結果、雌部分126と雄部分114は、第2の顎部104が開放位置と閉鎖位置の間で第1の顎部102に対して移動するようにピボット的に嵌合する。第2の顎部104は、第2の顎部104が開放位置と閉鎖位置の間で第1の顎部102に対してその周りで移動するピン(例えば、直線ピン、弓状ピン、波状ピン)を使用することなく第1の顎部102にピボット的に嵌合することができる。しかし、第2の顎部104は、第2の顎部104が開放位置と閉鎖位置の間で第1の顎部102に対してその周りで移動し、第1の顎部102又は第2の顎部104を横断するピン(例えば、直線ピン、弓状ピン、波状ピン)を通して第1の顎部102にピボット的に嵌合することができる。
【0061】
第2の顎部104は、ライン122が第1の顎部102、第2の顎部104、第1の歯車歯セット140、第2の歯車歯セット140、第1のローラー110、又は第2のローラー114から離れる方向に引っ張られるのに基づいて閉鎖位置から開放位置に第1の顎部に対して移動することができる。例えば、この方向は、第1の顎部102に対して長手方向とすることができるが、垂直成分又は横成分を含むことができる。ライン122が第1の顎部102、第2の顎部104、第1の歯車歯セット140、第2の歯車歯セット140、第1のローラー110、又は第2のローラー114に向う方向に押されるのに基づいてライン122を開放位置から閉鎖位置まで移動することができる別の構成が可能であることに注意されたい。そのような構成では、ライン122がそのような力の印加を可能にするほど十分な剛性を有することができることに注意されたい。
【0062】
図1〜
図4に示すように、開放位置から閉鎖位置まで移動する時又は閉鎖位置にある時に第1の顎部102と第2の顎部104は自己位置合わせする。しかし、これは、例えば、開放位置から閉鎖位置まで移動する時又は閉鎖位置にある時に第1の顎部102と第2の顎部104が自己位置合わせしないように変更することができる。例えば、閉鎖位置で第1の顎部102と第2の顎部104とを互いに対して位置合わせ不良にするか又はオフセットすることができる。
【0063】
図2及び
図3に示すように、開放位置では第2のシャフト108は回転的に拘束されない。第2のシャフト108は、開放位置で時計周り又は反時計周りのいずれであるかに関わらず自由に回転することができる(例えば、約720、360、270、180、120、90、75、60、50、45、33、30、20、15、10、又は5度、又はこれらの前後を含む連続回転、数回のフル回転、1回転未満の回転)。しかし、この構成は変更することができ、開放位置で第2のシャフト108を回転的に拘束(例えば、固定)することができる。
【0064】
第1の顎部102は、保持ブロック128を収容する。例えば、保持ブロック128は、第1の顎部102に締結、接着、嵌合、連結、装着、又はそれを磁化することができる。保持ブロック128は、第1のシャフト106と第2のシャフト108の間に位置決めされ、この配置は、第2の顎部104が閉鎖位置又は開放位置にある時に発生することが可能である。保持ブロック128は正方形であるが、この形状設定は変更することができる(例えば、円形、長円形、三角形、五角形、八角形、矩形)。保持ブロック128は、医療用途に適する材料を含む。材料は、可撓性、弾性、又は弾力性を有することができる。材料は、高温蒸気、加圧滅菌、又はその他を使用することができる殺菌、滅菌、又は消毒を受けるのに適切とすることができる。例えば、材料は、プラスチック、金属、ゴム、形状記憶物質、織物、発泡体、又はその他を含むことができる。
【0065】
第2の顎部104は、保持ブロック130を収容する。例えば、保持ブロック130は、第2の顎部104に締結、接着、嵌合、連結、装着、又はそれを磁化することができる。保持ブロック130は、第1のシャフト106と第2のシャフト108の間に位置決めされ、この配置は、第2の顎部104が閉鎖位置又は開放位置にある時に発生することが可能である。保持ブロック130は正方形であるが、この形状設定は変更することができる(例えば、円形、長円形、三角形、五角形、八角形、矩形)。保持ブロック130は、医療用途に適する材料を含む。材料は、可撓性、弾性、又は弾力性を有することができる。材料は、高温蒸気、加圧滅菌、又はその他を使用することができる殺菌、滅菌、又は消毒を受けるのに適切とすることができる。例えば、材料は、プラスチック、金属、ゴム、形状記憶物質、織物、発泡体、又はその他を含むことができる。保持ブロック128と保持ブロック130は形状、サイズ、材料、及び向きが同じであるが、これらは異なるとすることもできる。
【0066】
図1及び
図4に示すように、閉鎖位置では、保持ブロック128と保持ブロック130は互いに対面又は接触する。一部の構成では、保持ブロック128と保持ブロック130は、互いに磁気的に誘引又は反発される。
図2及び
図3に示すように、開放位置では、保持ブロック128と保持ブロック130は互いに対面するが、これは、第1の顎部102に対する第2の顎部104の角度付けによって変更することができる。例えば、第2の顎部104が開放位置にあり、第1の顎部104に対して90度よりも大きい角度が付けられている時に、保持ブロック128と保持ブロック130の互いに対面を回避することができるが、依然として互いに対して露出することができる。しかし、第2の顎部104が開放位置にあり、第1の顎部104に対して90度よりも小さい角度が付けられている時に、保持ブロック128と保持ブロック130は対面し、互いに対して露出することができる。
【0067】
第1の顎部102は、保持ブロック128を第1のシャフト106と第2のシャフト108の間に収容することができる。第2の顎部104は、保持ブロック130を第1のシャフト106と第2のシャフト108の間に収容することができる。第2の顎部104が閉鎖位置にある時に、保持ブロック128は保持ブロック130に接触することができる。
【0068】
第1の顎部102は、第1の顎部102に沿って第1のシャフト106と平行に長手方向に延びる複数の横チャネル134を定める。これらの横チャネル134は、第1の顎部102上で互いに反対であるが、互いの対向を回避することもできる(例えば、互いに対してオフセットされる)。横チャネル134は直線形であるが、非直線形(例えば、弓状、波状)とすることもできる。例えば、横チャネル134は、直線形又は非直線形のいずれであるかに関わらず、第1の顎部102上に複数のレッジ又は棚を定めることができる。横チャネル134は、開いたもの又は内部がU字形、C字形、V字形、W字形、又はその他とすることができる。横チャネル134は、閉じたもの又は内部がD字形、O字形、又はその他とすることができる。横チャネル134は、第1のシャフト106と平行な長手方向の延長を回避することができる(例えば、互いに向けて融合する、互いから発散する)ことに注意されたい。これに加えて、第1の顎部102は、横チャネル134を回避することができることに注意されたい。
【0069】
第2の顎部104は、第2の顎部104に対して長手方向に見て横に延び、第2のシャフト108に対して非平行(例えば、垂直、鋭角、鈍角)であるチャネル136を定める。チャネル136は直線形であるが、非直線形(例えば、弓状、波状)とすることもできる。チャネル136は長手方向に弓状であるが、第2の顎部104が長手方向に直線形に構成される時に相応に直線形とすることができる。チャネル136は、開いたもの又は内部がU字形、C字形、V字形、W字形、又はその他とすることができる。チャネル136は、閉じたもの又は内部がD形、O形、又はその他とすることができる。第2の顎部104は、チャネル136を回避することができることに注意されたい。
【0070】
第1の顎部102は、第1の顎部102に沿って第1のシャフト106と平行に長手方向に延びる複数の横壁138を収容する。横壁138は、第1の顎部102上で互いに反対であるが、互いの対向を回避することができる(例えば、互いに対してオフセットされる)。横壁138は直線形であるが、非直線形(例えば、弓状、波状)とすることもできる。横壁138の各々は、当該壁に対応する雌部分126を定める。従って、横壁138は、第2の顎部104に対する支持構造体として作用する壁138を通して第2の顎部104が第1の顎部102に対して移動することを可能にする。横壁138は、第1のシャフト106と平行な長手方向の延長を回避することができる(例えば、互いに向けて融合する、互いから発散する)ことに注意されたい。
【0071】
図4に示すように、第1の顎部は、横チャネル134内を延び、チャネル136の中で第2の顎部104の上を延びるライン142を収容する。ライン142は、第1の方向(第1の顎部102、第2の顎部104、第1の歯車歯セット140、第2の歯車歯セット140、第1のローラー110、又は第2のローラー114に向う)、第2の方向(第1のシャフト106又は第2のシャフト108に対して非平行に第2の顎部104を横断する)、及び第3の方向(第1の顎部102、第2の顎部104、第1の歯車歯セット140、第2の歯車歯セット140、第1のローラー110、又は第2のローラー114から離れる)という3つの方向に延びる。横側面プロファイルで見ると、ライン142は、横チャネル134のうちの1つからチャネル136の中で第2の顎部104の上を延びる時にL字形に延びる。上面図で見ると、ライン142は、横チャネル134のうちの1つからチャネル136の中で第2の顎部104の上を延びる時にU字形に延びる。これらの延長形状は変更することができることに注意されたい。例えば、ライン142は、横側面プロファイルではV字形、J字形、S字形、又はW字形に延びることができる。同様に、ライン142は、上面図ではC字形、V字形、又はS字形に延びることができる。
【0072】
ライン142は、第2の顎部104にわたって進むこと又は横チャネル134間を張ることを回避することができる。例えば、ライン142は、第2の顎部104上のいずれかの場所(例えば、中間部分、非中間部分)で止まることができる(例えば、J字形の延長、L字形の延長)。例えば、ライン142は、第2の顎部104の近くで互いに切り離すことができるが、依然として横チャネル134内を延び、更に各々が互いに同じ方式又は異なる方式のいずれであるかに関わらず別個に第2の顎部104に結合される(例えば、結び目、接着、締結、輪縄)少なくとも2つの異なるライン142とすることができる。
【0073】
ライン142は、様々な方法(例えば、テザー、ストリング、ワイヤ、ケーブル、チェーン、ストラップ、ロープ、ブレイズ、バー、シャフト、平面部材)に具現化することができる。ライン142は、医療用途に適する材料を含む。材料は、可撓性、弾性、又は弾力性を有することができる。材料は、高温蒸気、加圧滅菌、又はその他を使用することができる殺菌、滅菌、又は消毒を受けるのに適切とすることができる。例えば、材料は、プラスチック、金属、ゴム、形状記憶物質、織物、発泡体、又はその他を含むことができる。
【0074】
ライン142は、制御インタフェース(上述したものと同じもの又は異なるもの)に結合された複数の末端部分を有する。これらの末端部分は、制御インタフェースに様々な方法(結び目、接着、締結、輪縄)で結合することができる。しかし、この構成は、異なる制御インタフェースが存在する場合等に変更することができることに注意されたい。
【0075】
制御インタフェースは、手動インタフェース又は自動インタフェースとすることができる。例えば、手動インタフェースは、ユーザ入力デバイス(例えば、トリガ、ボタン、スイッチ、ダイヤル、レバー)を含むことができる。例えば、自動インタフェースは、移動器(例えば、モータ、エンジン、アクチュエータ、機械的リンケージ、歯車機構、プーリー機構、油圧機構、空圧機構)を含むことができる。例えば、自動インタフェースは、ロボット(例えば、関節式アーム、単関節又は多関節エンドエフェクタ)内に含めることができる。例えば、持針器100は、第1の顎部102及び第2の顎部104を収容する遠位部分と、制御インタフェースを収容する近位部分とを含むことができる。
【0076】
図2〜
図4に示すように、ライン142は、第1の顎部102に沿って(例えば、横チャネル134の中で)延び、更に第2の顎部104が閉鎖位置又は開放位置にある時に第2の顎部104を横切って(例えば、チャネル136の中で)延びる。従って、第1の歯車歯セット140は、閉鎖位置又は開放位置にあることが可能な第1のローラー110とライン142の間を延びることができる。第2の歯車歯セット120は、閉鎖位置又は開放位置にあることが可能な第2のローラー114とライン142の間を延びることができる。第1の顎部102は、横チャネル134を収容することができるので、ライン142は、第2の顎部104の上を延びる前に横チャネル134に沿って延びることができる。ライン142は、第1の顎部102に沿って延び、第2の顎部104が閉鎖位置又は開放位置にある時に第2の顎部104の上を延びることができる。ライン142は、第1の顎部102に沿って第1の歯車歯セット140に向けてかつ第1の歯車歯セット140から離れるように延びることができる。第1の顎部102は横チャネル134を収容することができるので、ライン142は、第2の顎部104の上を延びた後に横チャネル134に沿って延びることができ、この延長は、第1の顎部102、第2の顎部104、第1の歯車歯セット140、第2の歯車歯セット140、第1のローラー110、又は第2のローラー114から離れるものとすることができる。横チャネル134は互いに反対とすることができるので、ライン142は、横チャネル134に沿って延びることができ、この場合、ライン142のうちの少なくとも2つの部分は互いに反対とすることができる。横チャネル134は互いに反対とすることができるので、ライン142は、横チャネル134の間に張ることができる。
【0077】
ライン142は、第2の顎部104を開放位置と閉鎖位置の間で移動することができる。ライン142は、その末端部分から引っ張られた時に、第2の顎部104を開放位置から閉鎖位置まで移動することができる。第2の顎部104は、第2の歯車歯セット120から離れる方向の張力がライン142に印加されることに基づいて開放位置から閉鎖位置まで移動することができる。第2の顎部104は、第2のローラー114から離れる方向の張力がライン142に印加されることに基づいて開放位置から閉鎖位置まで移動することができる。第2の顎部104は、第2の顎部104から離れる方向の張力がライン142に印加されることに基づいて開放位置から閉鎖位置まで移動することができる。第2の顎部104は、ライン142が第2の歯車歯セット120から離れる方向に引っ張られることに基づいて開放位置から閉鎖位置まで移動することができる。第2の顎部104は、ライン142が第2の第2のローラー114から離れる方向に引っ張られることに基づいて開放位置から閉鎖位置まで移動することができる。第2の顎部104は、ライン142が第2の顎部104から離れる方向に引っ張られることに基づいて開放位置から閉鎖位置まで移動することができる。
【0078】
上述の様々な組合せが可能であることに注意されたい。例えば、第2の顎部104は、ライン142が第2の歯車歯セット120、第2のローラー114、又は第2の顎部104のうちの少なくとも2つから離れる方向に引っ張られることに基づいて開放位置から閉鎖位置まで移動することができる。例えば、第1の顎部102は、互いに反対である横チャネル134を収容するので、ライン142は、横チャネル134に沿って延びることができ、第2の顎部104は、ライン142が第2の歯車歯セット120、第2のローラー114、又は第2の顎部104のうちの少なくとも1つから離れる複数の方向に引っ張られることに基づいて開放位置から閉鎖位置まで移動することができる。これらの方向は、互いに同じか又は異なるとすることができる。これらの方向は、互いに平行又は非平行とすることができる。これらの方向は、同じ区域又は点に向うとすることができる。
【0079】
図1及び
図4に示すように、第2の顎部が閉鎖位置にある時に、第1のローラー110と第2のローラー114は、その間に物体を締結又は把持することができる。物体は生物又は無生物とすることができる。例えば、物体は、生物である時に、ヒト又は動物のいずれであるかに関わらず、組織、臓器、身体部位、又はその他を含むことができる。例えば、組織は、筋組織、骨組織、神経組織、臓器組織、又はその他とすることができる。例えば、物体は、無生物である時に、医療デバイス、プロテーゼ、インプランタブル、機械、手術器具、又はその他を含むことができる。閉鎖位置は、締結位置とすることができる。
【0080】
図8に示すように、第2の顎部104は開放位置にあり、針144は、第1の溝部分112上に位置決めされる。例えば、針144は、第1の溝部分112の中に位置決めすることができる。針144は弓状であるが、非弓状(例えば、直線形、非直線形、波状、螺旋形)に成形することができる。針144は、針の群内の1つとすることができ、この場合に、これらの針は、サイズ、断面形状、横プロファイル、材料、長手方向形状、又は横径のうちの少なくとも1つに基づいて異なることが可能である。
【0081】
針144は、医療用途に適する材料を含む。材料は、可撓性、弾性、又は弾力性を有することができる。材料は、高温蒸気、加圧滅菌、又はその他を使用することができる殺菌、滅菌、又は消毒を受けるのに適切とすることができる。例えば、材料は、プラスチック、金属、ゴム、形状記憶物質、織物、発泡体、又はその他を含むことができる。
【0082】
図9に示すように、第2の顎部104は閉鎖位置にあり、針144は、第1の溝部分112と第2の溝部分116の間に位置決めされる。例えば、針144は、第1の溝部分112と第2の溝部分116の間に挿入するか又は挟むことができる。従って、針144は、第2の顎部104が閉鎖位置にある時に第1のシャフト106が駆動されること(又は第2のシャフト108が駆動されること)に基づいて第1の溝部分112と第2の溝部分116の間で回転的に駆動することができる。
【0083】
図9に示すように、針144は、第1のローラー106と第2のローラー108の間に位置決めされた時に第1のシャフト106と平行な軸線の周りに回転的に駆動することができる。同様に、針144は、第1のローラー106と第2のローラー108の間に位置決めされた時に第2のシャフト108と平行な軸線の周りに回転的に駆動することができる。同様に、針144は、第1のローラー106と第2のローラー108の間に位置決めされた時に第1のシャフト106及び第2のシャフト108と平行な軸線の周りに回転的に駆動することができる。しかし、針144は、第1のローラー106と第2のローラー108の間に位置決めされた時に第1のシャフト106に対して非平行(例えば、垂直、鈍角、鋭角)な軸線の周りに回転的に駆動されきることに注意されたい。同様に、針144は、第1のローラー106と第2のローラー108の間に位置決めされた時に第2のシャフト108に対して非平行(例えば、垂直、鈍角、鋭角)な軸線の周りに回転的に駆動することができる。同様に、針144は、第1のローラー106と第2のローラー108の間に位置決めされた時に第1のシャフト106及び第2のシャフト108に対して非平行(例えば、垂直、鈍角、鋭角)な軸線の周りに回転的に駆動される。同様に、針144は、第1のローラー106と第2のローラー108の間に位置決めされた時に第1のシャフト106又は第2のシャフト108に対して垂直な軸線の周りに回転的に駆動される。
【0084】
第1のシャフト106は、約0度と約360度の間、又は複数回のフル回転を含むことができる360度よりも大きい角度(例えば、約720度、約1080度、又はそれよりも大きい)だけ回転することができる。例えば、第1のシャフト106又は第2のシャフト108は、針144が第1のローラー106と第2のローラー108の間に位置決めされた時に少なくとも約180度、約270度、又は約360度回転することができる。
【0085】
図10は、この開示による持針器のための試験デバイスの実施形態の前面図を示している。
図11は、この開示による持針器を収容する試験デバイスの実施形態の後面図を示している。
図12は、この開示による持針器のための回転機構の実施形態の前面図を示している。
図13は、この開示による持針器を収容する回転機構を有する試験デバイスの実施形態の後面図を示している。特に、試験デバイス200は、製造目的、品質保証目的、検査目的、又はその他の目的等で持針器100を試験するために使用することができる。
【0086】
検査デバイス200は、フレーム202と、プレート204と、複数のレバー206と、シャフト212と、ブラケット214と、ノブ216とを含み、これらのいずれも医療用途に適する材料を含む。材料は、可撓性、弾性、又は弾力性を有することができる。材料は、高温蒸気、加圧滅菌、又はその他を使用することができる殺菌、滅菌、又は消毒を受けるのに適切とすることができる。例えば、材料は、プラスチック、金属、ゴム、形状記憶物質、織物、発泡体、又はその他を含むことができる。
【0087】
フレーム202は、開いたもの(例えば、U字形、V字形、C字形)又は閉じたもの(例えば、D字形、O字形)とすることができるチャネル208を定める。チャネル208は、チューブ210を収容する(例えば、片持ち方式でぴったりと)。チューブ210は中空である。チューブ210は、医療用途に適する材料を含む。材料は、可撓性、弾性、又は弾力性を有することができる。材料は、高温蒸気、加圧滅菌、又はその他を使用することができる殺菌、滅菌、又は消毒を受けるのに適切とすることができる。例えば、材料は、プラスチック、金属、ゴム、形状記憶物質、織物、発泡体、又はその他を含むことができる。チューブ210は、持針器100を含む。例えば、持針器100は、チャネル208に向けてチューブ210の中に挿入することができる。
【0088】
フレーム202は、複数の構造体218を収容する。構造体218は、医療用途に適する材料を含むことができる。材料は、可撓性、弾性、又は弾力性を有することができる。材料は、高温蒸気、加圧滅菌、又はその他を使用することができる殺菌、滅菌、又は消毒を受けるのに適切とすることができる。例えば、材料は、プラスチック、金属、ゴム、形状記憶物質、織物、発泡体、又はその他を含むことができる。構造体218は、フレーム202に対するカバーを締結するか又はそれに嵌合するように使用することができる。構造体218は、ライン142が横チャネル134に沿って第1の顎部102、第2の顎部104、第1の歯車歯セット140、第2の歯車歯セット140、第1のローラー110、又は第2のローラー114に向けてかつこれらから離れるように延びる時にライン142と係合する(例えば、引張する)ように使用することができる。チャネル208は、構造体218間を延びる。ライン122は、チャネル208の上を延びることができる。ライン142は、チャネル208内を延びることができる。
【0089】
プレート204は、複数のストップ220を収容する。ストップ220は、レバー206がプレート204に向う方向に押圧された時にレバー206に係合してその移動を制限する。ストップ220は、医療用途に適する材料を含むことができる。材料は、可撓性、弾性、又は弾力性を有することができる。材料は、高温蒸気、加圧滅菌、又はその他を使用することができる殺菌、滅菌、又は消毒を受けるのに適切とすることができる。例えば、材料は、プラスチック、金属、ゴム、形状記憶物質、織物、発泡体、又はその他を含むことができる。
【0090】
シャフト212は直線形であるが、非直線形(例えば、波状、弓状)とすることができる。シャフト212は、ブラケット214を通って延びる。シャフト212は、ノブ216が装着(又は別途結合)された末端部分を有する。ブラケット214はU字形であるが、別様(例えば、C字形、L字形、J字形)に成形することもできる。
図13に示すように、シャフト212は、ノブ216が時計周り又は反時計周りのいずれかであるかに関わらず回転された場合に、その移動が、第1のシャフト106を回転させる又はその回転に変換され、更にこの回転が、第1の歯車歯セット140が第2の歯車歯セット120を駆動するのに基づいて第2のシャフト108を駆動する。例えば、ノブ216は、第1のシャフト104に結合することができ、第1のシャフト104は、ノブ216を通して回転される。押圧されると、レバー206は、シャフト212がどの方向に回転するかを制御することができる。
【0091】
図14は、この開示によるラインを収容する持針器の実施形態の前面図を示している。
図1〜
図9とは異なり、ライン142(赤色)は、第1の顎部102に沿って、かつ第1のローラー110と第1の歯車歯セット140の間を延びるように第2の顎部104の上を延びる。例えば、ライン142は、可能な限り遠位まで第1の顎部102に沿って、かつ第2の顎部104の上を延びることができるが、この特徴は除外又は修正することができる(例えば、可能な限り遠位までではないように)。この構成は、第2の顎部104を閉鎖位置まで移動する時又は第2の顎部104を閉じる時にライン142が作用することができるてこ作用(従って、第2の顎部104の少なくとも何らかの閉じる力)を高めるか又は最大にする。更に、この構成は、ライン142が、ライン142の背後で少なくとも一部の組織を第1の歯車歯セット140又は第2の歯車歯セット120への到達範囲外に保つ保護具として作用することを可能にする。その結果、ライン142は、第2の顎部104が閉鎖位置又は開放位置にある時に第1の顎部102に沿って、かつ第2の顎部104の上を延びることができる。ライン142は、第1の歯車歯セット140と第1のローラー110の間又は第2の歯車歯セット120と第2のローラー114の間を延びることができる。ライン142は、第2の顎部104が閉鎖位置及び開放位置にある時に第1の顎部102に沿って、かつ第2の顎部104の上を延びることができ、この場合に、ライン142は、第1の歯車歯セット140と第1のローラー110の間及び第2の歯車歯セット120と第2のローラー114の間を延びる。
【0092】
図15は、この開示による嵌合機構を収容する持針器の実施形態の前面図を示している。
図1〜
図9とは異なり、保持ブロック128はU字形であり、第2の顎部104が閉鎖位置にある時に保持ブロック130を収容する(例えば、緩く、ぴったりと)ように構成される。この特徴は、第2の顎部104が閉鎖位置にある時の第1の顎部102と第2の顎部104とのより強固で安定した結合を可能にし、更に、針144を駆動している間の針144の方向安定性に影響を及ぼす可能性がある顎部揺動を最小にする。従って、保持ブロック128は、第1の顎部102によって収容することができ、かつ封入区域を含むことができる。第2の保持ブロック130は、第2の顎部104によって収容することができる。保持ブロック130は、第2の顎部104が閉鎖位置にある時に封入区域の中に位置決めすることができる。封入区域は、保持ブロックがU字形である時に保持ブロック128によって定めることができる。
【0093】
図16は、この開示による持針器のためのかさ歯車アセンブリの実施形態の模式図を示している。
図17は、この開示によるかさ歯車アセンブリを収容する持針器の実施形態の後面図を示している。
図18は、この開示によるかさ歯車アセンブリを収容する持針器の実施形態の前面図を示している。特に、持針器500は、第1のシャフト502と、両面かさ歯車510と、第2のシャフト514とを含む。第1のシャフト502は、第1のハウジング522(例えば、チューブ、フレーム、ケース)内に収容される。第2のシャフト514は、第2のハウジング524(例えば、チューブ、フレーム、ケース)内に収容される。
【0094】
第1のシャフト502は、医療用途に適する材料を含む。材料は、可撓性、弾性、又は弾力性を有することができる。材料は、高温蒸気、加圧滅菌、又はその他を使用することができる殺菌、滅菌、又は消毒を受けるのに適切とすることができる。例えば、材料は、プラスチック、金属、ゴム、形状記憶物質、織物、発泡体、又はその他を含むことができる。
【0095】
第1のシャフト502は、それと共に組み立てられた(例えば、締結、嵌合された)もの又は一体的なもの(例えば、モノリシック、同じ材料)のいずれであるかに関わらず、ハンドル504を収容する近位端部分と第1のかさ歯車506を収容する遠位端部分とを有する。第1のシャフト502は、軸線508の周りに時計周り又は反時計周りに回転させることができる。この回転は、約360度よりも小さいか又はそれよりも大きいとすることができる。第1のシャフト502は、内部が中実又は中空(中にラインを通すために)とすることができる。第1のシャフト502は、円形、楕円、正方形、又はその他である横断面を有することができる。
【0096】
第2のシャフト514は、医療用途に適する材料を含む。材料は、可撓性、弾性、又は弾力性を有することができる。材料は、高温蒸気、加圧滅菌、又はその他を使用することができる殺菌、滅菌、又は消毒を受けるのに適切とすることができる。例えば、材料は、プラスチック、金属、ゴム、形状記憶物質、織物、発泡体、又はその他を含むことができる。
【0097】
第2のシャフト514は、それと共に組み立てられた(例えば、締結、嵌合された)もの又は一体的なもの(例えば、モノリシック、同じ材料)のいずれであるかに関わらず、第2のかさ歯車518を収容する近位端部分と、第1の顎部102及び第2の顎部104を収容する遠位端部分516とを有する。第2のシャフト514は、内部が中実又は中空(中にラインを通すために)とすることができる。第2のシャフト514は、円形、楕円、正方形、又はその他である横断面を有することができる。
【0098】
第1のハウジング522又は第2のハウジング524は、医療用途に適する材料を含む。材料は、可撓性、弾性、又は弾力性を有することができる。材料は、高温蒸気、加圧滅菌、又はその他を使用することができる殺菌、滅菌、又は消毒を受けるのに適切とすることができる。例えば、材料は、プラスチック、金属、ゴム、形状記憶物質、織物、発泡体、又はその他を含むことができる。
【0099】
両面かさ歯車510は、第1のかさ歯車506と噛み合う第1の面(例えば、上側)と、第2のかさ歯車518と噛み合う第2の面(例えば、下側)とを有する。第1の面は第2の面と反対である。両面かさ歯車510は、軸線508に対して非平行な軸線512の周りに回転する。例えば、軸線508は軸線512に対して垂直である。
【0100】
両面かさ歯車510は、医療用途に適する材料を含む。材料は、可撓性、弾性、又は弾力性を有することができる。材料は、高温蒸気、加圧滅菌、又はその他を使用することができる殺菌、滅菌、又は消毒を受けるのに適切とすることができる。例えば、材料は、プラスチック、金属、ゴム、形状記憶物質、織物、発泡体、又はその他を含むことができる。
【0101】
図16〜
図18に示すように、第1のシャフト502が軸線508の周りに時計周り又は反時計周りのいずれであるかに関わらず回転される時に、第1のかさ歯車506は、両面かさ歯車510の第1の側と回転的に噛み合う。この回転的噛み合いは、両面かさ歯車510が軸線512の周りに回転することを可能にし、それによって両面かさ歯車510の第2の側が第2のかさ歯車518と回転的に噛み合うことを可能にする。その結果、第2のシャフト514は、第1のシャフト502又は両面かさ歯車510に対して軸線512の周りに移動することができる。従って、ユーザが第1のハウジング522を保持し、第1のシャフト502を軸線508に沿って回転させると、両面かさ歯車510は、第2のシャフト514を軸線512の周りに回転させる。第2のシャフト514は第2のハウジング524に固定(例えば、締結、嵌合、連結、接着)されるので、この構成は、第2のハウジング524を第1のハウジング522に対して軸線512の周りに移動する。その結果、第1のハウジング522は、第1のかさ歯車506が装備された第1のシャフト502を収容することができる。第2のハウジング524は、第1の顎部102と、第2の顎部104と、第1のローラー110及び第2のローラー114の遠位に第2のかさ歯車518が装備された第2のシャフト514とを収容することができる。第1のかさ歯車506及び第2のかさ歯車518は、第1のシャフト502が軸線508の周りに回転されることに基づいて第2のハウジング524が第1のハウジング522に対して移動することができるように第3のかさ歯車と係合することができる。第3のかさ歯車は、第1の側と第2の側を有し、第1の側は、第2の側と反対である両面かさ歯車510とすることができる。その結果、第1のシャフト502が軸線508の周りに回転されることに基づいて第2のハウジング524が第1のハウジング522に対して移動することができるように、第1の側は第1のかさ歯車506に係合し、第2の側は第2のかさ歯車518と係合する。
【0102】
第2のハウジング524は、両面かさ歯車510がピボット点520として作用することに基づいて第1のハウジング522に対して移動することができる。従って、第1のハウジング522及び第2のハウジング524は、これらのハウジングが互いに対して直線形に位置決めされた時にこれらのハウジングの間に切れ目のない又は面一の移行が存在するように相応に構造化される。例えば、
図17に示すように、第1のハウジング522と第2のハウジング524は、形状が互いに相補する又は補い合う対応する隣接末端部分を有することができる。しかし、この特徴は
図18には不在であることに注意されたい。
【0103】
図19は、この開示による弓状針と係合する1対のローラーの側面プロファイルの実施形態の模式図を示している。針144は、RB−1型とすることができ、第1のローラー110と第2のローラー114の間に位置決めされる。従って、この構成は、持針器100の近位端から離れた針面上で平坦な逆傾斜を収容する溝設計ガイダンスを近似する。針144を平行な前方の位置及び垂直な下向きの位置にあるように示している。垂直な上方のものも可能である。針144は、非RB−1型とすることができることに注意されたい。例えば、針144は、角質針、プラスチック/美容針、整形外科針、内視鏡針、一般外科手術針、顕微鏡下手術針、心血管針、眼科針のうちのいずれかのタイプ、又はいずれかの他のタイプ、サイズ、形状、先細、先端針、末端針、材料、縫合糸ゲージ、先細針、トロカール針、鈍針、胸骨針、短針、精密針、マイクロポイント針、逆角針、直角針、サークルヘビー針、ランセット針、めど付き針、又はその他とすることができる。
【0104】
図20は、この開示による弓状針と係合する1対のローラーの側面プロファイルの実施形態の模式図を示している。
図19とは異なり、針144は、SH型とすることができる。針144を平行な前方の位置及び垂直な下向きの位置にあるように示している。垂直な上方のものも可能である。針144は、非SH型とすることができることに注意されたい。例えば、針144は、角質針、プラスチック/美容針、整形外科針、内視鏡針、一般外科手術針、顕微鏡下手術針、心血管針、眼科針のうちのいずれかのタイプ、又はいずれかの他のタイプ、サイズ、形状、先細、先端針、末端針、材料、縫合糸ゲージ、先細針、トロカール針、鈍針、胸骨針、短針、精密針、マイクロポイント針、逆角針、直角針、サークルヘビー針、ランセット針、めど付き針、又はその他とすることができる。
【0105】
図21は、この開示による1対の異なるサイズの1対の弓状針と係合する1対のローラーの1対の側面プロファイルの1対の実施形態の1対の模式図を示している。針144に関して、RB−1針144の周りの少なくとも何らかの自由空間は、SH針144が同じ溝に嵌合することを可能にするのに必要とされる妥協によるものであることに注意されたい。これらの溝内のいずれの針144の安定性も可能である。針144は、非SH型又は非RB−1型とすることができることに注意されたい。例えば、針144は、角質針、プラスチック/美容針、整形外科針、内視鏡針、一般外科手術針、顕微鏡下手術針、心血管針、眼科針のうちのいずれかのタイプ、又はいずれかの他のタイプ、サイズ、形状、先細、先端針、末端針、材料、縫合糸ゲージ、先細針、トロカール針、鈍針、胸骨針、短針、精密針、マイクロポイント針、逆角針、直角針、サークルヘビー針、ランセット針、めど付き針、又はその他とすることができる。
【0106】
図22は、この開示による複数の傾斜溝を有するローラーの側面プロファイルの実施形態の模式図を示している。第1のローラー110及び第2のローラー114を断面が2−0及び0の縫合糸と共に示している。縫合糸を結紮する時に、第1のローラー110の底部に沿う少なくとも一部の「フック付き」溝が理論的には縫合糸をぴったりにすることができるが、依然としてこれらの縫合糸は使用可能である。縫合糸は断面が非2−0及び0とすることができることに注意されたい。例えば、縫合糸は、6−0又は米国薬局方によって定められているいずれかの他のサイズとすることができる。例えば、縫合糸は、コラーゲン(又は別の物質)であるか否か又は合成糸(又は天然糸)であるか否かに関わらず、#7から#10−0までのいずれかの縫合糸とすることができる。
【0107】
図23は、この開示による複数の波状溝を有するローラーの側面プロファイルの実施形態の模式図を示している。第1のローラー110及び第2のローラー114を断面が2−0及び0の縫合糸と共に示している。丸形の波状溝は、結紮過程中に縫合糸をぴったりにする可能性が低いことを明らかにすることができる。縫合糸は断面が非2−0及び0とすることができることに注意されたい。例えば、縫合糸は、6−0又は米国薬局方によって定められているいずれかの他のサイズとすることができる。例えば、縫合糸は、コラーゲン(又は別の物質)であるか否か又は合成糸(又は天然糸)であるか否かに関わらず、#7から#10−0までのいずれかの縫合糸とすることができる。
【0108】
図24は、この開示による1対の異なるサイズの1対の弓状針と係合する複数の波状溝を有する1対のローラーの1対の側面プロファイルの1対の実施形態の1対の模式図を示している。第1のローラー110及び第2のローラー114をRB−1針144及びSH針144と共に示している。RB−1針144は、第1の顎部102又は第2の顎部104と平行である時にSH針144と同じく溝の底部で低く延びる。SH針144は、そのより大きい長円形断面に起因して第1の顎部102又は第2の顎部104と垂直に向けられた時に溝内で高く延びる。この溝内のいずれの針144の安定性も可能である。針144は、非SH型又は非RB−1型とすることができることに注意されたい。例えば、針144は、角質針、プラスチック/美容針、整形外科針、内視鏡針、一般外科手術針、顕微鏡下手術針、心血管針、眼科針のうちのいずれかのタイプ、又はいずれかの他のタイプ、サイズ、形状、先細、先端針、末端針、材料、縫合糸ゲージ、先細針、トロカール針、鈍針、胸骨針、短針、精密針、マイクロポイント針、逆角針、直角針、サークルヘビー針、ランセット針、めど付き針、又はその他とすることができる。
【0109】
図25は、この開示による1対の異なるサイズの1対の弓状針と係合する1対の異なる溝設計を有する1対のローラーの1対の側面プロファイルの1対の実施形態の1対の模式図を示している。これらのローラーは、針144を駆動し、縫合糸を把持することを可能にすることになる溝設計を有する2つの異なるローラーセット(第1のローラー110と第2のローラー114の間に間隙のない)である。各セットの第2の顎部102及び第1の顎部104内のローラー110、114は非対称であり(対称は可能であるが)、すなわち、第2のローラー114の形状は第1のローラー110と同じではないが、少なくとも何らかの空間を埋めるように形状が相補的であることに注意されたい。
図26に示すように、傾斜溝ローラーは、後方に傾斜する傾斜溝壁を有するもの(左側の図面のように)又は前方に傾斜する傾斜溝壁を有するものという2つの変形を有することができる。
【0110】
図26は、この開示による傾斜溝設計を有する1対のローラーの実施形態の模式図を示している。傾斜溝壁は前方に傾斜しており(ローラーは右を向いている)、平坦壁が各溝の背部にあることに注意されたい。
【0111】
図19〜
図26に示すように、第1のローラー110は複数の傾斜溝を収容することができる。傾斜溝は、第1の歯車歯セット140から離れる方向に傾斜したものとすることができる。傾斜溝は、第1の歯車歯セット140に向う方向に傾斜したものとすることができる。第1のローラー110は、複数の波状溝を収容することができる。同様に、第2のローラー114も複数の傾斜溝を有することができる。傾斜溝は、第2の歯車歯セット120から離れる方向に傾斜したものとすることができる。傾斜溝は、第2の歯車歯セット120に向う方向に傾斜したものとすることができる。
【0112】
図27は、この開示による複数のレバーを有する持針器の実施形態の後面図を示している。
図28も、この開示による複数のレバーを有する持針器の実施形態の後面図を示している。特に、持針器600は、第1の顎部102及び第2の顎部104を含む持針器100を収容する遠位端部分を有するチューブ602を含む。チューブ602は円形の横断面を有するが、この形状設定は変更することができる(例えば、長円形、正方形、三角形、四角形、五角形、八角形)。チューブ602は、医療用途に適する材料を含む。材料は、可撓性、弾性、又は弾力性を有することができる。材料は、高温蒸気、加圧滅菌、又はその他を使用することができる殺菌、滅菌、又は消毒を受けるのに適切とすることができる。例えば、材料は、プラスチック、金属、ゴム、形状記憶物質、織物、発泡体、又はその他を含むことができる。
【0113】
持針器600は、ハンドル606と、第1のレバー608と、第2のレバー610とを収容するハウジング604を含み、これらのうちのいずれも医療用途に適する材料を含む。材料は、可撓性、弾性、又は弾力性を有することができる。材料は、高温蒸気、加圧滅菌、又はその他を使用することができる殺菌、滅菌、又は消毒を受けるのに適切とすることができる。例えば、材料は、プラスチック、金属、ゴム、形状記憶物質、織物、発泡体、又はその他を含むことができる。
【0114】
チューブ602は、第1の顎部102及び第2の顎部104がハウジング604に対して遠位になるようにハウジング604から長手方向に延びる。上述のように、第1のレバー608(回転ドライバ)は、時計周り又は反時計周りのいずれであるかに関わらず第1の顎部102の第1のシャフト106を回転的に駆動する。例えば、第1のレバー608は、火器のトリガと同様に、必要に応じて反復的に又は繰り返し押下又は解除することができる。上述のように、第2のレバー610(クランプレバー)は、開放位置と閉鎖位置の間で第2の顎部104を第1の顎部102に対して移動する。例えば、第2のレバー610は、自動車にある駐車手動ブレーキレバーと同様に、必要に応じて反復的に又は繰り返し押下又は解除することができる。第1のレバー608は、ハンドル606に向うか又はそこから離れるかのいずれであるかに関わらずハンドル606に対して移動可能である。第2のレバー610も、ハンドル606に向うか又はそこから離れるかのいずれであるかに関わらずハンドル606に対して移動可能である。
【0115】
ハウジング604は、スイッチ612と、シャフト616と、第1のかさ歯車618(右側)と、第2のかさ歯車618(左側)と、第3のかさ歯車(中央)614とを収容し、これらのうちのいずれも医療用途に適する材料を含む。材料は、可撓性、弾性、又は弾力性を有することができる。材料は、高温蒸気、加圧滅菌、又はその他を使用することができる殺菌、滅菌、又は消毒を受けるのに適切とすることができる。例えば、材料は、プラスチック、金属、ゴム、形状記憶物質、織物、発泡体、又はその他を含むことができる。
【0116】
シャフト616は、第3のかさ歯車614を収容する。シャフト616は、第3のかさ歯車614を収容する近位端部分を有するが、この構成は、シャフト616が、近位端部分ではなく、シャフト616の中間部分又は非中間部分とすることができる別の部分で第3のかさ歯車614を収容することができるように変更することができる。
【0117】
第1のかさ歯車618及び第2のかさ歯車618は、これらの歯車が互いに対面するか又は互いに反対であるが互いに接触することを回避するようにスイッチ612上に回転可能に装着される。スイッチ612は、U字形又はC字形とすることができるが、別様(例えば、回転式)に成形することができる。スイッチ612は、ユーザがスイッチ612を第1の横位置と第2の横位置の間で選択的に移動することを可能にする突起を収容する。例えば、スイッチ612は、第1の位置又は第2の位置のいずれかにあることができるが、両方にあることはできない。突起を有する場合に、スイッチ612はY字形であるが、突起が不在の場合等には別様に成形することができる。チューブ602は、長手軸線を有し、スイッチ612は、長手軸線に対して横に移動する。しかし、この移動は変更することができ(例えば、長手方向、平行、弓状、円形)、この変更は、どのタイプのスイッチ612が使用されるかに依存することが可能である。
【0118】
第1の横位置では、スイッチ612は、第1のかさ歯車618が第3のかさ歯車614と噛み合い、第3のかさ歯車614が第2のかさ歯車618と噛み合うことを回避することを可能にするように第1のかさ歯車618を移動する。この構成は、第1のかさ歯車618をスイッチ612によって移動する代わりに、第3のかさ歯車614をスイッチ612によって移動して第1のかさ歯車618が第3のかさ歯車614と噛み合い、第3のかさ歯車614が第2のかさ歯車618と噛み合うことを回避することを可能にすることができるように逆にすることができることに注意されたい。例えば、シャフト616は移動することができる。
【0119】
第2の横位置では、スイッチ612は、第2のかさ歯車618が第3のかさ歯車614と噛み合い、第3のかさ歯車614が第1のかさ歯車618と噛み合うことを回避することを可能にするように第2のかさ歯車618を移動する。この構成は、第2のかさ歯車618をスイッチ612によって移動する代わりに、第3のかさ歯車614をスイッチ612によって移動して第2のかさ歯車618が第3のかさ歯車614と噛み合い、第3のかさ歯車614が第1のかさ歯車618と噛み合うことを回避することを可能にすることができるように逆にすることができることに注意されたい。例えば、シャフト616は移動することができる。
【0120】
図27〜
図28に示すように、第1のかさ歯車618又は第2のかさ歯車618は、スイッチ612がどのように位置決めされているかに基づいて第3のかさ歯車614に選択的と係合する。例えば、第3のかさ歯車616は、第1の顎部102の第1の歯車歯セット140が第2の顎部104の第2の歯車歯セット140を駆動することを可能にする。第1のかさ歯車618は、シャフト616を第1の方向(例えば、時計周り、反時計周り)に回転させる。第2のかさ歯車618は、シャフト616を第2の方向(例えば、時計周り、反時計周り)に回転させる。第1の方向は、第2の方向とは異なる(例えば、反対である)。スイッチ612は、第1の位置と第2の位置の間で移動し、この場合、第1の位置は第1の方向に対応し、第2の位置は第2の方向に対応する。例えば、第1の方向は時計周りとすることができ、第2の方向は反時計周りとすることができる。
【0121】
図29は、この開示によるリンケージを有する持針器の実施形態の後面図を示している。
図30は、この開示によるリンケージを有する持針器の実施形態の分解組立図を示している。持針器700は、様々な点で
図1〜
図15の持針器と対照的である。
【0122】
第1のシャフト106は、第1のローラー110と一体的なもの(例えば、モノリシック、同じ材料)である。第1のシャフト106は、第1のローラー110の遠位に近位端部分714を有する。第1のシャフト106は、第1のローラー110と近位端部分714の間に第1の歯車歯付きインタフェース712を収容する。第1の歯車歯付きインタフェース712は、第1のシャフト106と一体的なもの(例えば、モノリシック、同じ材料)であるが、第1のシャフト106に他の方法で結合(例えば、装着、締結、接着、嵌合、連結)することができる。第1のシャフト106は、第1のローラー110から近位端部分714まで漸減するが、この構成は除外又は修正することができ、第1のシャフト106は、漸減を回避するか、又は第1のローラー110から近位端部分714まで漸増することができる。
【0123】
第1の歯車歯付きインタフェース712は、医療用途に適する材料を含む。材料は、可撓性、弾性、又は弾力性を有することができる。材料は、高温蒸気、加圧滅菌、又はその他を使用することができる殺菌、滅菌、又は消毒を受けるのに適切とすることができる。例えば、材料は、プラスチック、金属、ゴム、形状記憶物質、織物、発泡体、又はその他を含むことができる。
【0124】
第2のシャフト108は、第2のローラー114と一体的なもの(例えば、モノリシック、同じ材料)である。第2のシャフト108は、第2のローラー114の遠位に近位端部分716を有する。第2のシャフト108は、第2のローラー114と近位端部分716の間に第2の歯車歯付きインタフェース718を収容する。第2の歯車歯付きインタフェース718は、第2のシャフト108と一体的なもの(例えば、モノリシック、同じ材料)であるが、第2のシャフト108に他の方法で結合(例えば、装着、締結、接着、嵌合、連結)することができる。第2のシャフト108は、第2のローラー114から近位端部分716まで漸減するが、この構成は除外又は修正することができ、第2のシャフト108は、漸減を回避するか、又は第2のローラー110から近位端部分716まで漸増することができる。
【0125】
第2の歯車歯付きインタフェース718は、医療用途に適する材料を含む。材料は、可撓性、弾性、又は弾力性を有することができる。材料は、高温蒸気、加圧滅菌、又はその他を使用することができる殺菌、滅菌、又は消毒を受けるのに適切とすることができる。例えば、材料は、プラスチック、金属、ゴム、形状記憶物質、織物、発泡体、又はその他を含むことができる。
【0126】
第2のシャフト108は、カラー708を収容する。カラー708は円形の横断面を有するが、この形状設定は変更することができる(例えば、長円形、正方形、八角形、五角形、四角形、三角形)。カラー708は、内部が中空で平滑又は粗面であり、カラー720の中に第2のシャフト108の近位端部分716を自由に又はぴったりのいずれであるかに関わらず挿入することができるようにサイズが決定される。第2のシャフト108の近位端部分716が雄ネジを有し、カラー708が雌ネジを有する場合に、近位端部分716をカラー708の中に螺入することができる。従って、第2のシャフト108は、カラー708が第2のシャフト108の近位端部分716を収容する時に第2の歯車歯セット120が第2のローラー114とカラー708の間に位置決めされるようにカラー708を収容することができる。カラー708は、両方の末端部分で開口しているが、これは、カラー706が、第2のシャフト108の近位端部分716を受け入れる一方の末端部分でのみ開口するように変更することができる。例えば、カラー708はキャップとすることができる。従って、カラー708は、第2の歯車歯セット120が第2のローラー114とカラーの間に位置決めされるように第2のシャフト108の周りを延びることができる。
【0127】
カラー708は、医療用途に適する材料を含む。材料は、可撓性、弾性、又は弾力性を有することができる。材料は、高温蒸気、加圧滅菌、又はその他を使用することができる殺菌、滅菌、又は消毒を受けるのに適切とすることができる。例えば、材料は、プラスチック、金属、ゴム、形状記憶物質、織物、発泡体、又はその他を含むことができる。
【0128】
第1の歯車歯セット140は、第1の歯車ホイールとして具現化される。第1の歯車ホイールは、第1の歯車歯付きインタフェース712と係合するように構成された第1の歯車歯付き内部面を有する第1の内部チャネルを定める。従って、第1の歯車ホイールが第1のシャフト106の上に装着された時に、第1の歯車歯付き内部面は、第1の歯車歯付きインタフェース712と噛み合い、第1の歯車ホイールは、第1のシャフト106が回転された時に相応に回転される。
【0129】
第2の歯車歯セット120は、第2の歯車ホイールとして具現化される。第2の歯車ホイールは、第2の歯車歯付きインタフェース718と係合するように構成された第2の歯車歯付き内部面を有する第2の内部チャネルを定める。従って、第2の歯車ホイールが第2のシャフト108の上に装着された時に、第2の歯車歯付き内部面は、第2の歯車歯付きインタフェース718と噛み合う。従って、第1の歯車ホイールが回転し、それによって第2の歯車ホイールを回転させる時に、この移動は、第2の歯車ホイールの第2の歯車歯付き内部面を第2の歯車歯付きインタフェース718に噛み合わせ、それによって第2のシャフト108を回転させる。例えば、第1の歯車歯セット140は、第1の歯車ホイール内に装着することができ、第1のシャフト106がこの歯車ホイールと係合するように第1のシャフト106に歯車歯を付けることができる。第2の歯車歯セット120は、第2の歯車ホイール内に装着することができ、第2のシャフト108が第2の歯車ホイールと係合するように第2のシャフト108に歯車歯が付けられる。
【0130】
第2の顎部104は、ピン720を通して第1の顎部102にピボット的に結合される。ピン720は直線形であるが、非直線形(例えば、弓状、波状)とすることもできる。ピン720は、医療用途に適する材料を含む。材料は、可撓性、弾性、又は弾力性を有することができる。材料は、高温蒸気、加圧滅菌、又はその他を使用することができる殺菌、滅菌、又は消毒を受けるのに適切とすることができる。例えば、材料は、プラスチック、金属、ゴム、形状記憶物質、織物、発泡体、又はその他を含むことができる。従って、第2の顎部104は、ピン720の周りのピボット回転に基づいて開放位置と閉鎖位置の間で第1の顎部102に対して移動することができる。
【0131】
第1のシャフト106の近位端部分714は、第1の顎部102に挿入され、かつ第1の顎部102の内部に又は外部から第3のシャフト702の中に挿入される。例えば、第3のシャフト702は、第1のシャフト106を駆動するのに使用することができ、この駆動は、第1の顎部102が第3のシャフト702を収容する時とすることができる。第3のシャフト702は、医療用途に適する材料を含む。材料は、可撓性、弾性、又は弾力性を有することができる。材料は、高温蒸気、加圧滅菌、又はその他を使用することができる殺菌、滅菌、又は消毒を受けるのに適切とすることができる。例えば、材料は、プラスチック、金属、ゴム、形状記憶物質、織物、発泡体、又はその他を含むことができる。
【0132】
第3のシャフト702は、円形の横断面を有するが、これは変更することができる(例えば、正方形、楕円、三角形)。第3のシャフト702は中空であり、粗面か又は平滑なものとすることができる内面を有する。従って、第1のシャフト106の近位端部分714は、第3のシャフト702の中で自由に又はぴったりと留まることができる。この構成は逆にすることができ、第3のシャフト702を第1のシャフト106の中に挿入することができることに注意されたい。例えば、第3のシャフト702は、第1のシャフト106の中に延びることができ、この場合、第3のシャフト702は第1のシャフト106を駆動し、第1の顎部102は第3のシャフト702を収容する。
【0133】
第2の顎部104は、リンク706の遠位端部分に結合される。この結合は、ピボット結合、ヒンジ結合、又はその他の結合とすることができる。例えば、第2の顎部104は、閉鎖位置と開放位置の間でピンの周りのピボット回転に基づいて移動することができるようにピンを通してリンク706の遠位端部分に結合することができる。リンク706をプレートとして示すが、この構成は変更することができ、リンク706を別様(例えば、クリップ、ブラケット)に具現化することができる。
【0134】
リンク706は、医療用途に適する材料を含む。材料は、可撓性、弾性、又は弾力性を有することができる。材料は、高温蒸気、加圧滅菌、又はその他を使用することができる殺菌、滅菌、又は消毒を受けるのに適切とすることができる。例えば、材料は、プラスチック、金属、ゴム、形状記憶物質、織物、発泡体、又はその他を含むことができる。
【0135】
リンク706は、バー704に結合された近位端部分を有する。バー704は、I字形ビームの断面を有するが、これは変更することができる(例えば、T字形、L字形、J字形、U字形、D字形、O字形)。バー704は中実であるが、中空とすることもできる。バー704は、第1の顎部102又は第2の顎部104によって収容(例えば、支持、懸架、装着、締結、連結、嵌合)することができる。
【0136】
バー704は、医療用途に適する材料を含む。材料は、可撓性、弾性、又は弾力性を有することができる。材料は、高温蒸気、加圧滅菌、又はその他を使用することができる殺菌、滅菌、又は消毒を受けるのに適切とすることができる。例えば、材料は、プラスチック、金属、ゴム、形状記憶物質、織物、発泡体、又はその他を含むことができる。
【0137】
リンク706の近位端部分は、バー704にピボット結合、ヒンジ結合、又はその他の結合のような様々な方法で結合される。例えば、バー704の近位端部分は、リンク706がピンの周りにピボット回転するのに基づいて第2の顎部104が閉鎖位置と開放位置の間で移動するのに従ってリンク706が移動することができるようにピンを通してリンク706に結合することができる。
【0138】
バー704の近位端部分は、制御インタフェースに結合される。バー704の近位端部分は、制御インタフェースに様々な方法(例えば、リンケージ、締結、嵌合、連結、接着、フック)で結合することができる。従って、バー704は、ライン122又はライン144と同様に機能する。例えば、バー704が制御インタフェースによって第2のローラー114、第2のシャフト108、第2の歯車歯セット120、又はスリーブ708から離れる方向に引っ張られると、第2の顎部104を閉鎖位置から開放位置まで移動することができる。同様に、バー704が制御インタフェースによって第2のローラー114、第2のシャフト108、第2の歯車歯セット120、又はスリーブ708に向う方向に押されると、第2の顎部104を開放位置から閉鎖位置まで移動することができる。バー704は、上述のように、ケーブル又は別の形態のラインで置換することができることに注意されたい。
【0139】
制御インタフェースは、手動インタフェース又は自動インタフェースとすることができる。例えば、手動インタフェースは、ユーザ入力デバイス(例えば、トリガ、ボタン、スイッチ、ダイヤル、レバー)を含むことができる。例えば、自動インタフェースは、移動器(例えば、モータ、エンジン、アクチュエータ、機械的リンケージ、歯車機構、プーリー機構、油圧機構、空圧機構)を含むことができる。例えば、自動インタフェースは、ロボット(例えば、関節式アーム、単関節又は多関節エンドエフェクタ)内に含めることができる。例えば、持針器700は、第1の顎部102及び第2の顎部104を収容する遠位部分と、制御インタフェースを収容する近位部分とを含むことができる。例えば、エンドエフェクタは、第1の顎部102又は第2の顎部104を収容(例えば、支持、懸架、締結、嵌合、連結)することができる。例えば、第1の顎部102及び第2の顎部104は、ハウジング(例えば、チューブ、ケース、収納箱、アーム)に収容することができる。例えば、ハウジングは、医療用途に適する材料を含む。材料は、可撓性、弾性、又は弾力性を有することができる。材料は、高温蒸気、加圧滅菌、又はその他を使用することができる殺菌、滅菌、又は消毒を受けるのに適切とすることができる。例えば、材料は、プラスチック、金属、ゴム、形状記憶物質、織物、発泡体、又はその他を含むことができる。
【0140】
図29〜
図30に示すように、プレートとすることができるリンク706は、バー704及び第2の顎部104に結合することができ、この場合、第2の顎部104は、バー704が第1の顎部102に沿って移動されることに基づいて閉鎖位置と開放位置の間で第1の顎部102に対して移動する。第2の顎部104は、バー704が第1の歯車歯セット140から離れるように移動することに基づいて閉鎖位置から開放位置まで移動することができる。第2の顎部104は、バー704が第1の歯車歯セット140に向けて移動することに基づいて開放位置から閉鎖位置まで移動することができる。リンク706は、バー704が第1の顎部102に沿って移動されることに基づいて第2の顎部104を閉鎖位置と開放位置の間で移動することができる。第3のシャフト702は第1のシャフト106を収容することができ、この場合、第3のシャフト702は第1のシャフト106を駆動することができ、バー704は第3のシャフト704に沿って移動することができ、同時に第1の顎部102は第3のシャフト702を収容する。第3のシャフト702は第1のシャフト106の中に延びることができ、この場合、第3のシャフト702は第1のシャフト106を駆動し、バー704は第3のシャフト702に沿って移動し、同時に第1の顎部102は第3のシャフト704を収容する。
【0141】
従って、
図29〜
図30に示すように、第1のローラー110と第1のシャフト106は一体的なもの(例えば、モノリシック、同じ材料)とすることができ、第2のローラー114と第2のシャフト108は一体的なもの(例えば、モノリシック、同じ材料)である。第1の歯車歯セット140及び第2の歯車歯セット120は、シャフト端部に装着された平歯車として具現化することができ、この平歯車は、溶着することができるカラー720によって保持される。従って、
図1〜
図15とは異なり、保持プレート又は保持スクリューを必要としない場合がある。顎部ヒンジピン720は、滑り接合設計(例えば、
図1〜
図15の雄/雌)よりも強固なものとすることができる。リンク706を有する押圧/引張バー704は、第2の顎部104を第1の顎部102に対して作動することができる。
図1〜
図15とは対照的に、少なくとも一部のケーブルの欠損は、作動トリガ機構を簡素化することができ、又はハンドルの内部空間を解放することができ、潜在的に回転的に駆動機構のためのより多くの空間を残す。
【0142】
図31は、この開示によるローラーの側面プロファイルの模式図を示している。特に、ローラー800は、本明細書に説明するいずれかの他のローラーと同様に構成することができる。ローラー800は複数の溝を有し、これらの溝は、その小さいサイズ又は浅い深さに起因して針とその縫合糸の両方の把持を可能にするように構成(例えば、サイズ決定、寸法決定、構造化)された微細溝とすることができる。溝が交互配置されて一方のローラー内の溝のクレスト/リッジが反対ローラー内の溝のトラフの中に嵌合する上述した一部のローラーとは異なり、ローラー800の溝は平行な向きに戻り、一方のローラー内の溝が反対ローラー内の溝と対称に位置合わせするが、これらのローラーがその間に針を把持することだけではなく、縫合糸が溝間の空間内に収まった場合であっても縫合糸をローラー間に把持することも可能にすることになる程小さい間隙が残る。
図8は、様々なサイズ、寸法、及び角度を示すが、ローラー800は、図示のこれらの値のうちのいずれにも限定されず、図示のあらゆる値に関して、ローラー800は、サイズ、寸法、及び角度を変更する(例えば、より大きく、より小さく、同じに留まる)ことができることに注意されたい。
【0143】
図1〜
図31に示すように、第1のシャフト106は、第1の顎部102の中に延びることができ、又は第2の顎部104の中に延びることを回避することができる。第1のシャフト106は、第1の顎部102からその2つの対向する側で延びることができる。第1のシャフト106は、第1の顎部102から片持ち的に延びることができる。同様に、第2のシャフト108も、第2の顎部104の中に延びることができ、又は第1の顎部102の中に延びることを回避することができる。第2のシャフト108は、第2の顎部104からその一方の側でのみ延びることができる。第2のシャフト108は、第2の顎部104から片持ち的に延びることができる。第1のシャフト106は、第2の顎部104が閉鎖位置にある時に第2のシャフト108に接触せずに回避することができる。第1のシャフト106は、第2の顎部104が開放位置にある時に第2のシャフト108に接触することを回避することができる。第1のローラー110と第1の歯車歯セット140は、第1のシャフト106上で互いから離間させることができる。第2のローラー114と第2の歯車歯セット120は、第2のシャフト108上で互いから離間させることができる。例えば、第1のローラー110と第1の歯車歯セット140は、これらの間に第1の距離(例えば、1インチよりも短い)が定められるように第1のシャフト106上で互いから離間させることができ、第2のローラー114と第2の歯車歯セット120は、これらの間に第2の距離(例えば、1インチよりも短い)が定められるように第2のシャフト108上で互いから離間させることができる。第1の距離は、第2の距離よりも長く、それに等しく、又はそれよりも短いとすることができる。
【0144】
持針器は、
図1〜
図31に示すように、持針器、把持器、又は解剖器として機能することができる多機能デバイスとすることができる。多機能デバイスは、ある一定の場合に約310度までとすることができる複数の角度で様々なサイズの針をデバイス自体の長軸線の周りに駆動することができる。多機能デバイスは、把持器及び解剖器として使用することができる。多機能デバイスは、より速い回復時間、高い患者利便性を可能にするために、縫合時間を短縮するために、患者及び外科医の不快感を低減するために、失血を少なくするために、又はその他の目的に使用することができる。多機能デバイスは、外科医が一般的に訓練を受けている従来の縫合デバイスを模擬する直感的で使い勝手が良い多用途の縫合技術とすることができる。多機能デバイスは、ユーザが手首の回転運動を必要とすることなく湾曲した手術針を把持する又は回転させることを可能にする先端を組み込むことができる。多機能デバイスは、より簡単、より便利、又はより安全な取り扱いに向けて針の双方向運動又は操作を可能にすることができる。例えば、
図1〜
図31に示す持針器は、最小限のデバイス固有の訓練しか伴わずに外科医の縫合機能を改善することに基づいて縫合を容易にすることができ、観血手術から極低侵襲手術への技能の簡単な移行を可能にし、持針器の多用途かつ多機能性能によって器具交換のための時間及び必要性を低減する。
【0145】
図1〜
図31に示す持針器は、第1のシャフト106又は第2のシャフト106が何回回転されたか、第2の顎部104が開放位置から閉鎖位置まで(又はその逆)第1の顎部102に対して何回移動されたか、持針器が滅菌手順(高温蒸気、加圧滅菌)を何回受けたか、又はレバー(例えば、回転、締結)が何回引っ張られたかを計数するためのカウンタ(例えば、機械的、メカトロニクス、電子的、アナログ、デジタル、化学反応)を含むことができる。例えば、この計数は、持針器が使用取扱説明に従って何回使用されたかを評価するために累積的な変化とすることができる変化を測定可能な方法でもたらす物理的又は化学的処理とすることができる。カウンタは、オドメータ型、デジタル表示型、カラー型、目盛り型、又はその他とすることができる。
【0146】
図1〜
図31に示す持針器は、方法を実施するために使用することができる。本方法は、デバイス(例えば、持針器)を第1の物体(例えば、生物、無生物、ヒト、動物、マネキン、人形)の中に挿入する段階を含むことができる。デバイスは、第1のシャフト106を収容する第1の顎部102と、第2のシャフト108を収容する第2の顎部104とを含む。第1のシャフト106は、第1のローラー110と第1の歯車歯セット140を収容する。第2のシャフト108は、第2のローラー114と第2の歯車歯セット120を収容する。第2の顎部104は、開放位置と閉鎖位置の間で第1の顎部102に対して移動する。第1の歯車歯セット140は、第2の顎部104が閉鎖位置にある時に(a)第1の歯車歯セット140が第2の歯車歯セット120を駆動することができるように、かつ(b)第1の歯車歯セット140が第2の歯車歯セット120を駆動する時に第1のローラー110と第2のローラー114がその間で針を駆動することができるように第2の歯車歯セット120と噛み合う。本方法は、デバイスを用いて作用する段階を含むことができる。そのような作用の例は、第2の顎部104が閉鎖位置にある時に第1のローラー110と第2のローラー114とに第1の物体内で第2の物体(例えば、生物、無生物、組織、臓器、身体部位、インプランタブル、ウェアラブル、手術器具)をこれらのローラーの間で把持させる段階を含むことができる。そのような作用の例は、第2の顎部104が閉鎖位置にある時に第1のローラー110と第2のローラー114とに第1の物体内で第2の物体を操作させる段階を含むことができる。そのような作用の例は、第2の顎部104が閉鎖位置にある時に第1のローラー110と第2のローラー114とに第1の物体内で第2の物体を切開させる段階を含むことができる。そのような作用の例は、第2の顎部104が閉鎖位置にある時に第1のローラー110と第2のローラー114とに第1の物体内で第2の物体を隔離させる段階を含むことができる。そのような作用の例は、第2の顎部104が閉鎖位置にある時に第1のローラー110と第2のローラー114とに第1の物体内で第2の物体を分離させる段階を含むことができる。これらは例であり、第1のローラー110及び第2のローラー114は、それが閉鎖位置又は開放位置にある時に物体(例えば、生物、無生物、組織、器具、インプランタブル)を把持するために、又は閉鎖位置又は開放位置にある時に物体に作用する(例えば、操作する、切開する、隔離する、分離する、関与する、装着する、落下させる、移動する、引く)ために使用することができることに注意されたい。例えば、物体は、生物である時に、ヒト又は動物のいずれであるかに関わらず、組織、臓器、身体部位、又はその他を含むことができる。例えば、組織は、筋組織、骨組織、神経組織、臓器組織、又はその他とすることができる。例えば、物体は、無生物である時に、医療デバイス、プロテーゼ、インプランタブル、機械、手術器具、又はその他を含むことができる。閉鎖位置は、締結位置とすることができる。
【0147】
針又は糸を含むことができる
図1〜
図31に示す持針器は、本明細書に開示するか否かに関わらず、単体か又はいずれかの他のデバイスと共にキットにパッケージ化することができる。例えば、キットは、パッケージ(例えば、プラスチック袋、密封袋、格納容器、段ボール箱、搬送パッケージ、消費者パッケージ、気泡緩衝シート、発泡体ブランケット、衣類ブランケット、缶、収縮包装フィルム、モールド成形パルプ、ブリスタパック、箱)を含むことができる。例えば、パッケージは、直方体箱、出荷箱、共同一貫輸送コンテナ、又はその他を含むことができる。パッケージは、本明細書に開示するか又はしない1又は2以上のデバイスを含むことができる。キットは、メモリ(機械メモリ、電子メモリ、紙ページ、小冊子、積層カード、フラッシュドライブ、コンピュータディスク、ウェブサイトリンク)上に取扱説明セットを含むことができる。取扱説明セットは、本明細書に開示する持針器をどのように使用するかをユーザに指示することができる(例えば、テキスト、グラフィック)。
【0148】
ある一定の実施形態に関して説明した特徴は、様々な一部の実施形態に又はそれと共にいずれかの置換的又は結合的な方式で組み合わせることができる。本明細書に開示した例示的実施形態の異なる態様又は要素は、同様な方式で組み合わせることができる。
【0149】
本明細書では、様々な要素、構成要素、領域、層、又は断面を説明するのに第1、第2という用語を使用することができるが、これらの要素、構成要素、領域、層、又は断面は、そのような用語によって必ずしも限定すべきではない。これらの用語は、1つの要素、構成要素、領域、層、又は断面を別の要素、構成要素、領域、層、又は断面から区別するのに使用するものである。従って、下記で議論する第1の要素、構成要素、領域、層、又は断面は、この開示の様々な教示から逸脱することなく第2の要素、構成要素、領域、層、又は断面と呼ぶことができる。
【0150】
ある一定の実施形態に関して説明した特徴は、様々な他の例示的実施形態に又はそれに結合及び部分的に結合することができる。同じく、本明細書に開示した例示的実施形態の異なる態様又は要素は、同様の方式で結合及び部分的に結合することができる。更に、一部の例示的実施形態は、個々に又は集合的にそのいずれであるかに関わらず、より大きいシステムの構成要素とすることができ、他の手順は、これらの構成要素の適用に先立つ又は別途それを修正することができる。これに加えて、本明細書に開示した例示的実施形態の前、後、又はそれらと同時にいくつかの段階が必要である可能性がある。少なくとも本明細書に開示したいずれか又は全ての方法又は処理は、少なくとも1つのエンティティを通じていずれかの方式で少なくとも部分的に実施することができることに注意されたい。
【0151】
本明細書では、この開示の例示的実施形態は、この開示の理想化した実施形態(及び中間構造)の図面を参照して説明した。従って、例えば製造技術又は公差の結果として様々な図示の形状からの変動が予想されることになる。すなわち、この開示の様々な例示的実施形態は、本明細書に例示する領域の様々な特定の形状に必ずしも限定されるように解釈すべきではなく、例えば、製造からもたらされる形状の逸脱を含むものとする。
【0152】
本明細書に開示するいずれか又は全ての要素は、一体的であるような同じ構造的に連続した部分から形成するか、又はアセンブリ又はモジュールであるような別々に製造する又は接続することができる。本明細書に開示するいずれか又は全ての要素は、積層造形法、減法製造法、又はいずれかの他のタイプの製造方法のいずれであるかに関わらず、いずれかの製造工程を通じて製造することができる。例えば、一部の製造工程は、3次元(3D)印刷、レーザ切断、コンピュータ数値制御ルーティング、フライス加工、プレス加工、打抜き加工、真空成形、油圧成形、射出モールド成形、及びリソグラフィ等々を含む。
【0153】
下記の様々な特許請求の範囲での様々な対応する構造、材料、行為、及び全ての手段又は段階に機能要素を加えたものの均等物は、具体的に主張する他の主張する要素との組合せで機能を実施するためのあらゆる構造、材料、又は行為を含むように意図している。様々な実施形態は、この開示の様々な原理及びその様々な実際の用途を最も良く説明するために、かつ他の当業者が想定される特定の使用に適する様々な修正と共に様々な実施形態に関してこの開示を理解することを可能にするために選択して説明じたものである。
【0154】
この詳細説明は、様々な例示及び説明の目的で提示したが、完全に包括的であるように又はこの開示を開示した様々な形態に限定するように意図していない。以下の様々な特許請求の範囲に列挙するようなこの開示の範囲及び精神から逸脱することなく技術及び構造での多くの修正及び変形が当業者に明らかであろう。従って、そのような修正及び変形は、この開示の一部であるとして考えている。この開示の範囲は、この開示の出願時に既知の均等物及び予想不能な均等物を含む様々な特許請求の範囲によって定められる。
【符号の説明】
【0155】
100 持針器
102 第1の顎部
108 第1のシャフト
110 第1のローラー
122 ライン
【手続補正書】
【提出日】2021年2月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
持針器であって、
第1のローラーと第1の歯車歯セットとを収容する第1のシャフトを収容する第1の顎部と、
第2のローラーと第2の歯車歯セットとを収容する第2のシャフトを収容する第2の顎部と、
を含み、
前記第2の顎部は、開放位置と閉鎖位置の間で前記第1の顎部に対して移動し、
前記第1の歯車歯セットは、前記第2の顎部が前記閉鎖位置にある時に(a)該第1の歯車歯セットが前記第2の歯車歯セットを駆動することができるように、かつ(b)該第1の歯車歯セットが該第2の歯車歯セットを駆動する時に前記第1のローラーと該第2のローラーがそれらの間で針を駆動することができるように該第2の歯車歯セットと噛み合う、
ことを特徴とする持針器。
【請求項2】
前記第1のローラーは、第1の溝部分を含み、
前記第2のローラーは、第2の溝部分を含み、
前記第1の溝部分は、前記第2の顎部が前記閉鎖位置にある時に前記第2の溝部分に対面し、
前記針は、前記第2の顎部が前記閉鎖位置にある時に前記第1の溝部分と前記第2の溝部分の間で駆動される、
ことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項3】
前記第1の顎部は、前記第1の歯車歯セットを収容すること、
前記第1の顎部は、雌部分を含み、前記第1の歯車歯セットは、前記第1のローラーと前記雌部分の間に位置決めされ、前記第2の顎部は、雄部分を含み、前記第2の歯車歯セットは、前記第2のローラーと前記雄部分の間に位置決めされ、前記雌部分及び前記雄部分は、前記第2の顎部が前記開放位置と前記閉鎖位置の間で前記第1の顎部に対して移動するようにピボット的に嵌合すること、
前記第1の顎部は、自己位置合わせし、さらに、前記第2の顎部は、自己位置合わせすること、
前記第1の顎部は、前記第1のシャフトと前記第2のシャフトの間に保持ブロックを収容すること、
前記第1の顎部は、前記第1のシャフトと前記第2のシャフトの間に第1の保持ブロックを収容し、前記第2の顎部は、前記第1のシャフトと前記第2のシャフトの間に第2の保持ブロックを収容し、前記第1の保持ブロックは、前記第2の顎部が前記閉鎖位置にある時に前記第2の保持ブロックに対面すること、
前記第1の顎部は、長手軸線を有し、前記第1のシャフトは、前記長手軸線の周りに回転すること、
前記第1の顎部は、第1の長手軸線を有し、前記第1のシャフトは、前記第1の長手軸線の周りに回転し、前記第2の顎部は、第2の長手軸線を有し、前記第2のシャフトは、前記第2の長手軸線の周りに回転すること、
前記第1の顎部は、第1の長手軸線及び第2の長手軸線を有し、前記第1の長手軸線は、前記第2の長手軸線と平行であること、
前記第1の顎部は、前記第1の歯車歯セットを収容し且つ前記第2の顎部は、前記第2の歯車歯セットを収容すること、又は、
前記第1の顎部は、前記第1のシャフトと前記第2のシャフトの間に第1の保持ブロックを収容し、前記第2の顎部は、前記第1のシャフトと前記第2のシャフトの間に第2の保持ブロックを収容し、前記第1の保持ブロックは、前記第2の顎部が前記閉鎖位置にある時に前記第2の保持ブロックに接すること
の少なくとも一つのこととなることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項4】
前記第2の顎部は、前記第2の歯車歯セットを収容すること、
前記第2の顎部は、該第2の顎部が前記開放位置と前記閉鎖位置の間で前記第1の顎部に対して移動するように該第1の顎部にヒンジ的に結合されること、
前記第2の顎部は、該第2の顎部が前記開放位置と前記閉鎖位置の間で前記第1の顎部に対して移動するように該第1の顎部にピボット的に結合されること、
前記第2の顎部は、前記第1のシャフトと前記第2のシャフトの間に保持ブロックを収容すること、
前記第2の顎部は、長手軸線を有し、前記第2のシャフトは、前記長手軸線の周りに回転すること、
前記第2の顎部は、前記第1の顎部とは別個かつ明確に異なるものであること、
前記第2の顎部は、前記閉鎖位置と前記開放位置の間を張る運動の範囲を有すること、
前記第2の顎部は、前記第1の顎部に対して開くように付勢されること、
前記第2の顎部は、前記第1の顎部に対して閉じるように付勢されること、
前記第2の顎部は、該第2の顎部が前記開放位置と前記閉鎖位置の間で前記第1の顎部に対してその周りで移動するピンを使用することなく該第1の顎部にヒンジ的に結合されること、
前記第2の顎部は、該第2の顎部が前記開放位置と前記閉鎖位置の間で前記第1の顎部に対してその周りで移動するピンを使用することなく該第1の顎部にピボット的に結合されること、又は、
前記第2の顎部は、該第2の顎部が前記開放位置と前記閉鎖位置の間で前記第1の顎部に対してその周りで移動するピンを使用することなく該第1の顎部にピボット的に嵌合されること、
の少なくとも一つのこととなることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項5】
前記第2の顎部に結合され、該第2の顎部を前記閉鎖位置から前記開放位置まで引くライン、
前記第2の顎部に結合され、該第2の顎部を前記開放位置から前記閉鎖位置まで押すライン、
前記第2の顎部が前記閉鎖位置又は前記開放位置のうちの少なくとも一方にある時に前記第1の顎部に沿ってかつ該第2の顎部の上を延びるライン、
前記第1の顎部を収容するエンドエフェクタ、
前記第2の顎部を収容するエンドエフェクタ、
前記第1の顎部と前記第2の顎部とを収容するエンドエフェクタ、
前記第1の顎部と前記第2の顎部とを収容するハウジング、
前記第1のシャフトに結合されたノブであって、該第1のシャフトが該ノブを通じて回転される前記ノブ、
前記第2の顎部が前記閉鎖位置又は前記開放位置のうちの少なくとも一方にある時に前記第1の顎部に沿ってかつ該第2の顎部の上を延び、前記第1の歯車歯セットと前記第1のローラー又は前記第2の歯車歯セットと前記第2のローラーのうちの少なくとも一方の間で延びるライン、
前記第1の顎部を通じて収容されて封入区域を含む第1の保持ブロックと、
前記第2の顎部を通じて収容され、該第2の顎部が前記閉鎖位置にある時に前記封入区域内に位置決めされる第2の保持ブロックと、
第1のかさ歯車が装備された第1のシャフトを収容する第1のハウジングと、前記第1の顎部と、前記第2の顎部と、前記第1のローラー及び前記第2のローラーの遠位に第2のかさ歯車が装備された第2のシャフトとを収容する第2のハウジングと、前記第1のシャフトが回転されることに基づいて前記第2のハウジングが前記第1のハウジングに対して移動することができるように前記第1のかさ歯車と前記第2のかさ歯車とに係合する第3のかさ歯車と、
前記第1の顎部と前記第2の顎部とを収容するチューブと、ハンドルと、第1のレバーと、第2のレバーとを収容するハウジングであって、前記チューブが、前記第1の顎部及び前記第2の顎部が該ハウジングに対して遠位であるように該ハウジングから延び、該第1のレバーが、該第1の顎部を駆動し、該第2のレバーが、前記開放位置と前記閉鎖位置の間で該第2の顎部を該第1の顎部に対して移動し、該第1のレバーが、該ハンドルに対して移動可能であり、該第2のレバーが、該ハンドルに対して移動可能である前記ハウジングと、
前記第1の顎部と前記第2の顎部とを収容するチューブと、スイッチと、シャフトと、第1のかさ歯車と、第2のかさ歯車と、第3のかさ歯車とを収容するハウジングであって、該シャフトが、該第3のかさ歯車を収容し、該第1のかさ歯車又は該第2のかさ歯車が、該スイッチが位置決めされる方法に基づいて該第3のかさ歯車と選択的に係合し、該第3のかさ歯車が、前記第1の歯車歯セットが前記第2の歯車歯セットを駆動することを可能にし、該第1のかさ歯車が、該シャフトを第1の方向に回転させ、該第2のかさ歯車が、該シャフトを第2の方向に回転させ、該第1の方向が該第2の方向とは異なる前記ハウジングと、
前記第2のシャフトの周りを延びるカラーであって、前記第2の歯車歯セットが前記第2のローラーと該カラーの間に位置決めされるようなものである前記カラー、
前記第1のシャフトを受け入れ、該第1のシャフトを駆動する第3のシャフトであって、前記第1の顎部が該第3のシャフトを収容する前記第3のシャフト、
前記第1のシャフトの中に延び、該第1のシャフトを駆動する第3のシャフトであって、前記第1の顎部が該第3のシャフトを収容する前記第3のシャフト、
前記第1の顎部を通じて収容されたバーと、前記バーと前記第2の顎部とに結合されたプレートであって、該バーが前記第1の顎部に沿って移動されることに基づいて該第2の顎部が前記閉鎖位置と前記開放位置の間で移動する前記プレートと、
前記第1のシャフト又は前記第2のシャフトのうちの少なくとも一方が何回回転されたかを計数するカウンタ、
前記第2の顎部が前記第1の顎部に対して何回移動されたかを計数するカウンタ、
前記第1の顎部又は前記第2の顎部のうちの少なくとも一方に結合されたレバーと、前記レバーが何回引かれたかを計数するカウンタと、又は
前記第1の顎部及び前記第2の顎部が滅菌手順を同時に何回受けたかを計数するカウンタ、
のうちの少なくとも一つを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項6】
前記第1のローラーは、前記第1のシャフトよりも直径方向に大きいこと、
前記第1のローラーは、前記第1のシャフトよりも直径方向に大きく、前記第2のローラーは、前記第2のシャフトよりも直径方向に大きいこと、
前記第1のローラーは、前記第1の顎部に対して外部であること、
前記第1のローラーは、前記第1の顎部に対して外部であり、前記第2のローラーは、前記第2の顎部に対して外部であること、
前記第1のローラーは、前記第1のシャフト上に装着されること、
前記第1のローラーは、複数の傾斜溝を収容すること、
前記第1のローラーは、複数の波状溝を収容すること、
前記第1のローラーは、前記第1のシャフトとモノリシックであり、前記第2のローラーは、前記第2のシャフトとモノリシックであること、
前記第2のローラーは、前記第2のシャフトよりも直径方向に大きいこと、
前記第2のローラーは、前記第2の顎部に対して外部であること、
前記第2のローラーは、前記第2のシャフト上に装着されること、
前記第2のローラーは、複数の傾斜溝を収容すること、
前記第2のローラーは、複数の波状溝を収容すること、又は、
前記第2のローラーは、前記第2のシャフトとモノリシックであること、の少なくとも一つを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項7】
前記第2のシャフトは、前記開放位置で回転的に拘束されないこと、
前記第2のシャフトは、前記第2の歯車歯セットを含む平歯車を収容すること、
前記第2のシャフトは、前記第2の顎部から片持ち的に延びること、
前記第2のシャフトは、前記針が前記第1のローラーと前記第2のローラーの間にある時に少なくとも約180度回転すること
前記第2のシャフトは、前記針が前記第1のローラーと前記第2のローラーの間にある時に少なくとも約270度回転すること、
前記第2のシャフトは、前記針が前記第1のローラーと前記第2のローラーの間にある時に少なくとも約360度回転すること、
前記第2のシャフトは、前記第2の顎部の中に延びること、又は、
前記第2のシャフトは、直線形であること、の少なくとも一つを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項8】
前記第1の顎部は、横チャネルを有し、
前記ラインは、前記第2の顎部の上を延びる前に前記横チャネルに沿って延び、
前記第2の歯車歯セットは、前記第2のローラーと前記ラインの間を延びること、
前記ラインは、前記第2の顎部が前記閉鎖位置にある時に前記第1の顎部に沿ってかつ該第2の顎部の上を延びること、
前記ラインは、前記第2の顎部が前記開放位置にある時に前記第1の顎部に沿ってかつ該第2の顎部の上を延びること、
前記ラインは、前記第1の歯車歯セットに向けてかつ該第1の歯車歯セットから離れるように該第1の顎部に沿って延びること、
前記第1の顎部は、横チャネルを有し、前記ラインは、前記第2の顎部の上を延びた後に前記横チャネルに沿って延びること、
前記第1の顎部は、互いに対向する複数の横チャネルを有し、 前記ラインは、前記横チャネルに沿って延びること、
前記第1の顎部は、互いに対向する複数の横チャネルを有し、前記ラインは、前記横チャネルの間を張っていること、
前記第2の顎部は、前記ラインに印加された張力に基づいて前記開放位置から前記閉鎖位置まで移動し、前記張力は、前記第2の歯車歯セットから離れる方向であること、
前記第2の顎部は、前記ラインに印加された張力に基づいて前記開放位置から前記閉鎖位置まで移動し、前記張力は、前記第2のローラーから離れる方向であること、
前記第2の顎部は、前記ラインが前記第2の歯車歯セットから離れる方向に引っ張られることに基づいて前記開放位置から前記閉鎖位置まで移動すること、
前記第2の顎部は、前記ラインが前記第2のローラーから離れる方向に引っ張られることに基づいて前記開放位置から前記閉鎖位置まで移動すること、
前記第2の顎部は、前記ラインが前記第2の顎部から離れる方向に引っ張られることに基づいて前記開放位置から前記閉鎖位置まで移動すること、
前記第2の顎部は、前記ラインが前記第2の歯車歯セット、前記第2のローラー、又は該第2の顎部のうちの少なくとも2つから離れる方向に引っ張られることに基づいて前記開放位置から前記閉鎖位置まで移動すること、
前記第1の顎部は、互いに対向する複数の横チャネルを有し、前記ラインは、前記横チャネルに沿って延び、前記第2の顎部は、前記ラインが前記第2の歯車歯セット、前記第2のローラー、又は該第2の顎部のうちの少なくとも1つから離れる複数の方向に引っ張られることに基づいて前記開放位置から前記閉鎖位置まで移動すること、
前記第1の歯車歯セットは、前記第1のローラーと前記ラインの間を延びること、
前記第1の歯車歯セットは、前記第1のローラーと前記ラインの間を延び、前記第2の歯車歯セットは、前記第2のローラーと前記ラインの間を延びること、の少なくとも一つのことを特徴とする請求項5に記載の持針器。
【請求項9】
前記第1のシャフトは、前記第1の歯車歯セットを含む平歯車を収容すること、
前記第1のシャフトは、前記第1の顎部と前記第2の顎部の間で前記第2のシャフトと平行に延びること、
前記第1のシャフトは、前記第1の顎部に対してかつ前記第2の顎部に対して外部で前記第2のシャフトと平行に延びること、
前記第1のシャフトは、前記第1の顎部と前記第2の顎部の間に位置決めされ、前記第2のシャフトは、前記第1の顎部と前記第2の顎部の間に位置決めされること、
前記第1のシャフトは、前記第1の歯車歯セットを含む第1の平歯車を収容し、前記第2のシャフトは、前記第2の歯車歯セットを含む第2の平歯車を収容し、前記第1の平歯車は、該第1の平歯車が前記第2の平歯車を駆動するように該第2の平歯車に係合すること、
前記第1のシャフトは、前記第2のシャフトよりも長手方向に長いこと、
前記第1のシャフトは、前記第1のローラーがその上に装着された末端部分を含むこと、
前記第1のシャフトは、前記第1の顎部から片持ち的に延びること、
前記第1のシャフトは、前記第1の顎部から片持ち的に延び、前記第2のシャフトは、前記第2の顎部から片持ち的に延びること、
前記第1のシャフトは、自動で回転的に駆動されること、
前記第1のシャフトは、手動で回転的に駆動されること
前記第1のシャフトは、前記針が前記第1のローラーと前記第2のローラーの間にある時に少なくとも約180度回転すること、
前記第1のシャフトは、前記針が前記第1のローラーと前記第2のローラーの間にある時に少なくとも約270度回転すること、
前記第1のシャフトは、前記針が前記第1のローラーと前記第2のローラーの間にある時に少なくとも約360度回転すること、
前記第1のシャフトは、前記開放位置で前記第2のシャフトと平行ではないこと、
前記第1のシャフトは、前記第1の顎部の中に延びること、
前記第1のシャフトは、前記第2の顎部が前記閉鎖位置にある時に前記第2のシャフトに接触することを回避すること、
前記第1のシャフトは、前記第2の顎部が前記開放位置にある時に前記第2のシャフトに接触することを回避すること、又は、
前記第1のシャフトは、直線形であること、
の少なくとも一つのことを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項10】
前記第1の歯車歯セットは、前記第2の顎部が前記開放位置にある時に該第2の顎部に露出されること、
前記第1の歯車歯セットは、前記第2の顎部が前記開放位置にある時に前記第2の歯車歯セットに露出されること、
前記第1の歯車歯セットは、前記第1の顎部と前記第2の顎部の間に位置決めされ、前記第2の歯車歯セットは、前記第1の顎部と前記第2の顎部の間に位置決めされること、
前記第1の歯車歯セットは、前記第1のシャフトとモノリシックであること、
前記第1の歯車歯セットは、前記第1のシャフトとモノリシックであり、前記第2の歯車歯セットは、前記第2のシャフトとモノリシックであること、
前記第1の歯車歯セットは、歯車ホイール内に装着され、前記第1のシャフトは、該第1のシャフトが前記歯車ホイールに係合するように歯車歯が付けられること、
前記第1の歯車歯セットは、第1の歯車ホイール内に装着され、前記第1のシャフトは、該第1のシャフトが前記第1の歯車ホイールに係合するように歯車歯が付けられ、前記第2の歯車歯セットは、第2の歯車ホイール内に装着され、前記第2のシャフトは、該第2のシャフトが前記第2の歯車ホイールに係合するように歯車歯が付けられること、又は、
前記第1の歯車歯セットは、前記第2の顎部が前記開放位置にある時に前記第2の歯車歯セットと噛み合うことを回避すること、
の少なくとも一つのこととなることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項11】
前記針は、直線形であること、
前記針は、非直線形であること、
前記針は、弓状であること、
前記針は、該針が前記第1のローラーと前記第2のローラーの間にある時に前記第1のシャフトと平行な軸線の周りに回転的に駆動されること、
前記針は、該針が前記第1のローラーと前記第2のローラーの間にある時に前記第2のシャフトと平行な軸線の周りに回転的に駆動されること、
前記針は、該針が前記第1のローラーと前記第2のローラーの間にある時に前記第1のシャフトに対してかつ前記第2のシャフトに対して平行な軸線の周りに回転的に駆動されること、
前記針は、該針が前記第1のローラーと前記第2のローラーの間にある時に前記第1のシャフトに対して非平行な軸線の周りに回転的に駆動されること、
前記針は、該針が前記第1のローラーと前記第2のローラーの間にある時に前記第2のシャフトに対して非平行な軸線の周りに回転的に駆動されること、
前記針は、該針が前記第1のローラーと前記第2のローラーの間にある時に前記第1のシャフトに対してかつ前記第2のシャフトに対して非平行な軸線の周りに回転的に駆動されること、
前記針は、該針が前記第1のローラーと前記第2のローラーの間にある時に前記第1のシャフト又は前記第2のシャフトのうちの少なくとも一方に対して垂直な軸線の周りに回転的に駆動されること、又は、
前記針は、複数の針であり、前記針は、サイズ、断面形状、横プロファイル、材料、長手方向形状、又は横径のうちの少なくとも1つに基づいて互いに異なっていること、
の少なくとも一つのこととなることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項12】
前記第2の顎部は、前記閉鎖位置にあること、
前記第2の顎部は、前記開放位置にあること、
前記ラインは、前記第1の歯車歯セットと前記第1のローラーの間で延びること、
前記ラインは、前記第2の歯車歯セットと前記第2のローラーの間で延びること、
前記ラインは、前記第2の顎部が前記閉鎖位置及び前記開放位置にある時に前記第1の顎部に沿ってかつ該第2の顎部の上を延び、前記ラインは、前記第1の歯車歯セットと前記第1のローラーの間及び前記第2の歯車歯セットと前記第2のローラーの間で延びること、
前記第1のシャフトは、前記第1の顎部に対して外部で前記第2のシャフトと平行であること、
前記第1のシャフトは、前記第2の顎部に対して外部で前記第2のシャフトと平行であること、又は、
う前記第1のシャフトは、前記第1の顎部に対してかつ前記第2の顎部に対して外部で前記第2のシャフトと平行であること、
の少なくとも一つのこととなることを特徴とする請求項7に記載の持針器。
【請求項13】
前記第1の保持ブロックは、U字形であり、それによって前記封入区域を定めること、
第1の方向が、第2の方向の反対であること、
スイッチが、第1の位置と第2の位置の間で移動し、前記第1の位置は、第1の方向に対応し、前記第2の位置は、第2の位置に対応し、チューブが、長手軸線を有し、前記スイッチは、前記長手軸線に対して横方向に移動すること、
第1の方向が、時計周りであり、第2の方向が、反時計周りであること、
前記第1のシャフトは、前記第2の顎部の中に延びることを回避すること、
前記第1のシャフトは、前記第1の顎部からその2つの対向する側で延びること、
前記第1のシャフトは、前記第1の顎部から片持ち的に延びること、
前記第2のシャフトは、前記第1の顎部の中に延びることを回避すること、
前記第2のシャフトは、前記第2の顎部からその一方の側でのみ延びること、又は、
前記第2のシャフトは、前記第2の顎部から片持ち的に延びること、
の少なくとも一つのこととなることを特徴とする請求項5に記載の持針器。
【請求項14】
前記傾斜溝は、前記第1の歯車歯セットから離れる方向に傾斜していること、
前記傾斜溝は、前記第1の歯車歯セットに向う方向に傾斜していること、
前記第3のかさ歯車は、第1の側と第2の側を有し、前記第1の側は、前記第2の側に対向し、前記第1のシャフトが回転されることに基づいて前記第2のハウジングが前記第1のハウジングに対して移動することができるように、前記第1の側は、前記第1のかさ歯車と係合し、前記第2の側は、前記第2のかさ歯車と係合すること,
の少なくとも一つのこととなることを特徴とする請求項12に記載の持針器。
【請求項15】
前記傾斜溝は、前記第2の歯車歯セットから離れる方向に傾斜していること、
前記傾斜溝は、前記第2の歯車歯セットに向う方向に傾斜していること、
前記第2の顎部は、バーが前記第1の歯車歯セットから離れるように移動することに基づいて前記閉鎖位置から前記開放位置まで移動すること、
前記第2の顎部は、バーが前記第1の歯車歯セットに向けて移動することに基づいて前記開放位置から前記閉鎖位置まで移動すること、
プレートが、バーが前記第1の顎部に沿って移動されることに基づいて前記第2の顎部を前記閉鎖位置と前記開放位置の間で移動させること、
の少なくとも一つのこととなることを特徴とする請求項13に記載の持針器。
【請求項16】
前記第1のシャフトを収容し、該第1のシャフトを駆動する第3のシャフトであって、バーが、該第3のシャフトに沿って移動し、前記第1の顎部が、該第3のシャフトを収容する前記第3のシャフト、又は、
前記第1のシャフトの中に延び、該第1のシャフトを駆動する第3のシャフトであって、バーが、該第3のシャフトに沿って移動し、前記第1の顎部が、該第3のシャフト収容する前記第3のシャフト、
のうち少なくとも一つを更に含むことを特徴とする請求項13に記載の持針器。
【請求項17】
前記閉鎖位置は、終端位置であること、
前記閉鎖位置は、終端位置ではないこと、
前記開放位置は、終端位置であること、
前記開放位置は、終端位置ではないこと、
前記第1のローラー及び前記第1の歯車歯セットは、前記第1のシャフト上で互いから離間していること、
前記第1のローラー及び前記第1の歯車歯セットは、これらの間に第1の距離を定めるために前記第1のシャフト上で互いから離間しており、前記第2のローラー及び前記第2の歯車歯セットは、これらの間に第2の距離を定めるために前記第2のシャフト上で互いから離間しており、前記第1の距離は、前記第2の距離に等しいこと、
前記第1のローラー及び前記第1の歯車歯セットは、これらの間に第1の距離を定めるために前記第1のシャフト上で互いから離間しており、前記第2のローラー及び前記第2の歯車歯セットは、これらの間に第2の距離を定めるために前記第2のシャフト上で互いから離間しており、前記第1の距離は、前記第2の距離に等しくないこと、
前記第2のローラー及び前記第2の歯車歯セットは、前記第2のシャフト上で互いから離間していること、
前記第2の歯車歯セットは、前記第2の顎部が前記開放位置にある時に前記第1の顎部に露出されること、
前記第2の歯車歯セットは、前記第2の顎部が前記開放位置にある時に前記第1の歯車歯セットに露出されること、
前記第2の歯車歯セットは、前記第2のシャフトとモノリシックであること
前記第2の歯車歯セットは、歯車ホイール内に装着され、前記第2のシャフトは、該第2のシャフトが前記歯車ホイールに係合するように歯車歯が付けられること、
前記第1のローラー及び前記第2のローラーは、それらの間に組織を前記第2の顎部が前記閉鎖位置にある時に締結することができること、
前記閉鎖位置は、締結位置であること、
前記第2のシャフトは、前記第2のローラーがその上に装着された末端部分を含むこと、
の少なくとも一つのこととなることを特徴とする請求項1に記載の持針器。
【請求項18】
デバイスを第1の物体の中に挿入させる段階であって、該デバイスが、第1のシャフトを収容する第1の顎部と第2のシャフトを収容する第2の顎部とを含み、該第1のシャフトが、第1のローラーと第1の歯車歯セットを収容し、該第2のシャフトが、第2のローラーと第2の歯車歯セットを収容し、該第2の顎部が、開放位置と閉鎖位置の間で該第1の顎部に対して移動し、該第1の歯車歯セットが、該第2の顎部が該閉鎖位置にある時に(a)該第1の歯車歯セットが該第2の歯車歯セットを駆動することができるように、かつ(b)該第1の歯車歯セットが該第2の歯車歯セットを駆動する時に該第1のローラーと該第2のローラーがそれらの間で針を駆動することができるように該第2の歯車歯セットと噛み合う前記挿入させる段階と、
前記第2の顎部が前記閉鎖位置にある時に前記第1のローラーと前記第2のローラーに前記第1の物体内で、それらの間で第2の物体を把持させる段階、第2の物体を操作させる段階、第2の物体を切開させる段階、又は第2の物体を隔離させる段階の少なくとも1つの段階と、
を含むことを特徴とする方法。
【国際調査報告】