特表2021-527850(P2021-527850A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特表2021-527850単一ホログラフィック光学素子を使用する、異なるホログラムを選択的に投影するための技術
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2021-527850(P2021-527850A)
(43)【公表日】2021年10月14日
(54)【発明の名称】単一ホログラフィック光学素子を使用する、異なるホログラムを選択的に投影するための技術
(51)【国際特許分類】
   G03H 1/04 20060101AFI20210917BHJP
   F41G 1/30 20060101ALI20210917BHJP
   G02B 5/32 20060101ALI20210917BHJP
   G02B 5/18 20060101ALI20210917BHJP
   G03H 1/22 20060101ALI20210917BHJP
【FI】
   G03H1/04
   F41G1/30
   G02B5/32
   G02B5/18
   G03H1/22
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2020-570196(P2020-570196)
(86)(22)【出願日】2019年6月18日
(85)【翻訳文提出日】2020年12月11日
(86)【国際出願番号】US2019037709
(87)【国際公開番号】WO2019246081
(87)【国際公開日】20191226
(31)【優先権主張番号】16/012,249
(32)【優先日】2018年6月19日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】520489776
【氏名又は名称】ヘル テクノロジーズ,エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110000659
【氏名又は名称】特許業務法人広江アソシエイツ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ロービッグ,ディーン
(72)【発明者】
【氏名】フィネガン,ディーン
【テーマコード(参考)】
2H249
2K008
【Fターム(参考)】
2H249CA01
2H249CA08
2H249CA22
2K008AA14
2K008BB04
2K008BB06
2K008CC03
2K008HH01
2K008HH18
2K008HH21
2K008HH27
(57)【要約】
スポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品は、武器に取り付け可能である。スポーツ/戦闘用光学部品は、少なくとも2つのレチクル素子を有する複合レチクル像を投影するホログラフィック光学素子を含む。第1レチクル素子は、第1波長を有する光に応答して、光学視認窓に投影する一方、第2レチクル素子は、第1波長と異なる第2波長を有する光に応答して、光学視認窓に投影する。異なる光源のスイッチを選択的にオンオフすることで、レチクル素子は、スポーツ/戦闘用光学部品の光学視認窓に選択的に投影される。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
武器との使用に適したスポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品であって、
視軸線に沿って光学視認窓を画成して、武器に取り付けられるように構成される、ハウジングと、
前記ハウジング内に配列されて、第1波長で光線を発するように操作可能である、第1光源と、
前記ハウジング内に配列されて、第2波長で光線を発するように操作可能な第2光源であって、前記第1波長は前記第2波長と異なる、第2光源と、
前記ハウジング内に配置されて、前記光学視認窓に複合レチクル像を投影するように操作可能である、ホログラフィック光学素子であって、前記複合レチクル像は、少なくとも、前記ホログラフィック光学素子上に記録される第1レチクル素子と第2レチクル素子からなり、そのため、前記第1レチクル素子は、前記第1波長を有する光に応答して、前記光学視認窓に投影して、前記第2レチクル素子は、前記第2波長を有する光に応答して、前記光学視認窓に投影する、ホログラフィック光学素子と、
前記ハウジング内に配列された1つ以上のライトガイドであって、前記1つ以上のライトガイドが、前記第1光源と前記第2光源から光を受光して、前記第1光源と前記第2光源からの前記光を、前記ホログラフィック光学素子上に指向するように構成される、1つ以上のライトガイドと、を備えているスポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品。
【請求項2】
1つ以上のライトガイドは、前記第1光源から光を受光して、前記第1光源からの前記光を前記ホログラフィック光学素子に向けて指向するように配置された第1ダイクロイックミラーと、前記第1ダイクロイックミラーと前記第2光源から光を受光して、前記光を前記ホログラフィック光学素子に向けて指向するように配置された第2ダイクロイックミラーと、を含む、請求項1に記載のスポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品。
【請求項3】
前記1つ以上のライトガイドは、前記第2ダイクロイックミラーと前記ホログラフィック光学素子との間に挟入されたコリメートレンズを含み、前記レンズへの入射光を平行にする、請求項2に記載のスポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品。
【請求項4】
前記第1レチクル素子は、前記光学視認窓に投影される場合の前記第2レチクル素子の色と異なる色を、前記光学視認窓に投影される場合に有する、請求項1に記載のスポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品。
【請求項5】
前記第1光源と前記第2光源に連結されたユーザ入力装置をさらに具備し、前記第1光源と前記第2光源は、前記ユーザ入力装置への入力にしたがって、選択的に操作可能である、請求項1に記載のスポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品。
【請求項6】
前記第2光源は、スイッチがオフの間、前記第1光源が光線を発し、またこの逆もある、請求項5に記載のスポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品。
【請求項7】
前記第2光源が光線を発する間、前記第1光源が光線を発する、請求項5に記載のスポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品。
【請求項8】
前記ユーザ入力装置は、前記ハウジングに一体化されたスイッチである、請求項1に記載のスポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品。
【請求項9】
前記第1レチクル素子と前記第2レチクル素子の各々は、前記武器用の公知の弾道基準点に対応する、請求項1に記載のスポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品。
【請求項10】
前記第1レチクル素子は、第1武器用の公知の弾道基準点に対応し、前記第2レチクル素子は、前記第1武器と異なる第2武器用の公知の弾道基準点に対応する、請求項1に記載のスポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品。
【請求項11】
武器との使用に適したスポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品であって、
視軸線に沿って光学視認窓を画成し、武器に取り付けられるように構成される、ハウジングと、
前記ハウジング内に配列され、第1波長で発光するように操作可能である、第1発光ダイオードと、
前記ハウジング内に配列され、第2波長で発光するように操作可能である第2発光ダイオードであって、前記第1波長は、前記第2波長と異なる、第2発光ダイオードと;
前記ハウジング内に配置され、前記光学視認窓に複合レチクル像を投影するように操作可能である、ホログラフィック光学素子であって、前記複合レチクル像は、少なくとも第1レチクル素子と第2レチクル素子からなり、そのため、前記第1レチクル素子は、前記第1波長を有する光に応答して、前記光学視認窓に投影し、前記第2レチクル素子は、前記第2波長を有する光に応答して、前記光学視認窓に投影し、前記第1及び第2レチクル素子は、前記ホログラフィック光学素子の異なる曝露の間、前記ホログラフィック光学素子上に記録される、ホログラフィック光学素子と、
前記ハウジング内に配列される1つ以上のライトガイドであって、前記1つ以上のライトガイドは、前記第1発光ダイオードと前記第2発光ダイオードから光を受光し、前記第1発光ダイオードと前記第2発光ダイオードからの光を、前記ホログラフィック光学素子上に指向するように構成される、1つ以上のライトガイドと、
前記第1発光ダイオードと前記第2発光ダイオードに連結され、前記第1発光ダイオードと前記第2発光ダイオードを選択的に起動するように作動する、制御装置と、を備えている、スポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品。
【請求項12】
1つ以上のライトガイドは、前記第1発光源から光を受光して、前記第1発光源からの前記光を前記ホログラフィック光学素子に向けて指向するように配置された第1ダイクロイックミラーと、前記第1ダイクロイックミラーと前記第2発光源から光を受光して、前記光を前記ホログラフィック光学素子に向けて指向するように配置された第2ダイクロイックミラーと、を含む、請求項11に記載のスポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品。
【請求項13】
前記第1レチクル素子は、前記光学視認窓に投影される場合の前記第2レチクル素子の色と異なる色を、前記光学視認窓に投影される場合に有する、請求項11に記載のスポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品。
【請求項14】
前記制御装置に連結されたユーザ入力装置をさらに具備し、前記第1発光源と前記第2発光源は、前記ユーザ入力装置への入力にしたがって、前記制御装置により選択的に起動される、請求項11に記載のスポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品。
【請求項15】
前記ユーザ入力装置は、前記ハウジングに一体化されたスイッチである、請求項14に記載のスポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品。
【請求項16】
前記第1レチクル素子と前記第2レチクル素子の各々は、武器用の公知の弾道基準点に対応する、請求項11に記載のスポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品。
【請求項17】
前記第1レチクル素子は、第1武器用の公知の弾道基準点に対応し、前記第2レチクル素子は、前記第1武器と異なる第2武器用の公知の弾道基準点に対応する、請求項11に記載のスポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品。
【請求項18】
前記ホログラフィック光学素子は、
前記光学視認窓に配置され、一体の透明材料からなるキャリアであって、前記キャリアは、前記光学視認窓に位置合わせして、互いに実質的に平行である2つの対向する平面を画成する、キャリアと、
エマルジョンからなり、前記キャリアの前記2つの対向する平面の1つに配置される受光用ホログラフィック光学素子であって、前記受光用ホログラフィック光学素子は、ビーム変更レンズから光を受光して、前記光を平行にする、受光用ホログラフィック光学素子と、
エマルジョンからなり、前記キャリアの前記2つの対向する平面の他の1つに配置される送光用ホログラフィック光学素子であって、前記送光用ホログラフィック光学素子は、前記平面への入射光に応答して、前記光学視認窓に前記複合レチクル像を投影する、送光用ホログラフィック光学素子と、をさらに含む、請求項11に記載のスポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品。
【請求項19】
前記第1レチクル素子と前記第2レチクル素子の各々は、武器用の公知の弾道基準点に対応する、請求項18に記載のスポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品。
【請求項20】
それに取り付けられた請求項11に記載のスポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品を有する武器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、単一ホログラフィック光学素子を使用する、異なるホログラムを選択的に投影するための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
スポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品(optic、光学系、レンズ)は、ユーザが光学視認窓を覗く時に、視野内に特定の距離で重ね合わされるレチクルを視認可能な、非拡大型の武器照準器である。レチクルは、ホログラフィック記録媒体上に記録される3次元ホログラフィック像である。レチクルは、光線がホログラフィック記録媒体を通過して投影される場合に、形成される。
【0003】
特殊部隊の兵士は、1回の任務で、異なる種類の弾薬を使用する時がある。この例として、一般的な目的で使用する標準的な弾薬発射と、それに対する、隠匿(消音)目的で使用する亜音速発射があろう。兵士は、1回の任務で、通常迅速に、これら2種類の弾薬を使い分ける必要に迫られることがある。この2種類の弾薬は、それぞれに関連して異なる弾道特性を有する。兵士が、異なる2種類の弾薬の使い分けで、速やかに光学部品を切り替えた上で、その着弾点を(零に)保持できるのは利点である。これは、スポーツ/戦闘用光学部品に異なるホログラムを投影することで、利点となり得る状況の一例にすぎない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、兵士や他の武器取扱者が、弾薬の種類を変える等違う状況に対し、異なるホログラムを選択的に投影可能にするスポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品を提供することが望ましい。
【0005】
本節は、必ずしも当該技術ではない本開示に関する背景技術の情報を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
発明の概要
本節は、本開示の一般的な概要を提供するもので、その特徴の全範囲又はすべてを包括的に開示するものではない。
【0007】
1つの側面において、スポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品は、武器との使用に提供される。光学部品用のハウジングは、視軸線に沿って光学視認窓を画成して、武器に取り付けるように構成される。光源は、ハウジング内に配列されて、1つの(第1)波長で光線を発する。第2光源(又は同一光源)は、ハウジング内に配列されて、第1波長と異なる第2波長で光線を発する。ホログラフィック光学素子は、ハウジング内に配置されて、光学視認窓に複合レチクル像を投影するように作動する。複合レチクル像は、少なくとも、ホログラフィック光学素子上に記録される第1レチクル素子と第2レチクル素子からなり、第1レチクル素子は、第1波長を有する光に応答して、光学視認窓に投影して、第2レチクル素子は、第2波長を有する光に応答して、光学視認窓に投影するようにする。1つ以上のライトガイドは、ハウジング内に配列される。ライトガイドは、第1光源と第2光源から光を受光して、第1光源と第2光源からの光を、ホログラフィック光学素子上に指向するように構成される。
【0008】
制御装置は、第1光源と第2光源に連結され得る。制御装置は、第1光源と第2光源を選択的に起動するように作動する。例えば、第1光源が、光線を発する一方、第2光源は、スイッチがオフになり、またこの反対もある。代わりとして、両光源は、光線を発する。いかなる場合でも、光源は、ユーザ入力装置(例:スイッチ)により起動され得る。
【0009】
1つの実施形態において、ライトガイドは、第1光源から光を受光して、第1光源からの光をホログラフィック光学素子に向けて指向するように配置された第1ダイクロイックミラーと、第1ダイクロイックミラーと第2光源から光を受光して、該光をホログラフィック光学素子に向けて指向するように配置された第2ダイクロイックミラーと、を具備する。
【0010】
いくつかの実施形態において、第1レチクル素子は、第2レチクル素子と同一色である。いくつかの実施形態において、第1レチクル素子は、第2レチクル素子と異なる色を有する。
【0011】
利用可能性のさらなる領域は、本明細書に提供する記載から明らかになるであろう。本発明の概要の記載や特定の実施例は、例示目的のみを意図し、本開示の範囲を限定する意図は有しない。
【図面の簡単な説明】
【0012】
本明細書に示す図面は、選択された実施形態のみであって、可能な方法をすべて例示する目的ではなく、本開示の範囲を限定する意図は有しない。
【0013】
図1図1は、武器に取り付けられたスポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品の線図である。
図2図2は、スポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品を構成する主要な構成要素を示すブロック図である。
図3図3は、スポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品の典型的な実施形態の線図である。
図4A図4A図4Cは、スポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品により作成されるレチクル像の典型的な実施形態を示す線図である。
図4B】同上。
図4C】同上。
図5図5は、スポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品により、異なるレチクルを選択的に発生させるための技術を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
対応する参照番号は、いくつかの図面にわたって、対応する部分を示す。
【0015】
典型的な実施形態は、添付図面に準拠することで、より完全に記載される。
【0016】
図1及び図2を参照すると、スポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品10は、武器11に取り付けられた状態で示される。スポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品10により、ユーザは、光学視認窓8を覗くことが可能で、光学視認窓を通してわかるように、視野内にレチクル像が投影される。スポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品10のハウジング12は、その中に光学構成要素を収容するための内部チャンバを画成する。取付基部14は、ハウジング12の底部に設置されて、スポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品10を武器11に取り付けるように機能する。武器の種類によっては、様々な種類の取付方法を使用してよい。武器は拳銃として示されているものの、スポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品10は、ライフルや弓等を含む、他の種類の武器との使用に適し得ることは容易に理解される。
【0017】
ハウジング12内部において、スポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品10は、光源(例:半導体レーザ22)と、ビーム変更レンズ(シリンダ等)23と、キャリア24と、を具備する。光源22は、バッテリー等の電源21により作動されて、光線を発するように作動する。ビーム変更レンズ23は、半導体レーザ22から光線を受光して、光線を線状に変える。キャリア24は、光学視認窓に配置されて、ビーム変更レンズ23から光線を受光するように構成される。1つの実施形態において、キャリア24は、一体の透明材料(例:ガラス)からなる。キャリア24は、光が通過する2つの対向する平面をさらに画成する。受光用ホログラフィック光学素子25は、キャリアの対向する平面の1つの近傍に配置されて、該平面への入射光を平行にするよう作動する。送光用ホログラフィック光学素子26は、キャリア24の他の対向する平面の近傍に配置される。該平面への入射光に応答して、送光用ホログラフィック光学素子26は、光学視認窓にレチクル像を投影するように作動する。本実施形態において、入射光は、受光用ホログラフィック光学素子25により平行にされて、キャリア24を通過して、送光用ホログラフィック光学素子26に到達した。いくつかの実施形態において、1つ以上のライトガイドは、ハウジング内に配列される。1つ以上のライトガイドは、さらに以下に記載の通り、ビーム変更レンズ23から光を受光して、受光用ホログラフィック光学素子に向けて光をガイドするように構成される。いくつかの実施形態において、2つ以上のホログラフィック光学素子を使用可能である。
【0018】
調整機構13は、ハウジング12と取付基部14との間に連結される。調整機構13により、ユーザは、取付基部14に対してハウジング12を移動可能である。より具体的には、調整機構13は、ハウジングの高さ角を調整するための部分組立品と、ハウジングの方位角を調整するための別の部分組立品と、を具備する。異なる種類の機械式又は電気機械式機構は、当該技術で公知であり、ホログラフィック武器照準器10とともに提供されてよい。
【0019】
図3は、レチクルを視認するための視軸線31を規定する、スポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品10の典型的な実施形態を示す。レチクルを発生させるために、半導体レーザ32は、視軸線に平行な軸に沿って第1方向に、ビーム変更レンズ33に向けて、光線を発する。ビーム変更レンズ33(例:円柱レンズ)は、光線を受光して、光線の焦点を線に合わせる。
【0020】
1つ以上のライトガイドは、光線をホログラフィック光学素子上に指向するように使用される。本実施形態において、第1ライトガイド34は、ビーム変更レンズ33から光線を受光して、同一軸に沿って光線をガイドする。第1ライトガイド34は、実質的に90度で上方の第2方向に光を再指向するビーム変更レンズ33から遠位端で、角度付き面41を具備する。第1ライトガイドの角度付き面41は、銀等の反射コーティングで被覆され得る。第2ライトガイド35は、第1ライトガイド34の角度付き面からの反射光を受光する。次に、第2ライトガイドは、第1方向に反対の第3方向に、ホログラフィック光学素子に向けて光を指向する。この第3方向は、視軸線31と平行であることに留意されたい。第1及び第2ライトガイド34、35は、ガラス又は別の透明材料からなり得る。半導体レーザからホログラフィック光学素子まで光を指向するための異なる装置が着想されるものの、この特定の装置は結果として、小型パッケージである。
【0021】
キャリア36は、視軸線に沿って光学視認窓に配置される。本実施形態において、キャリア36は、光学視認窓と位置合わせされた2つの対向する平面を画成する直方体である。キャリア36は、好ましくは、ガラス等の一体の透明材料からなる。一体のキャリア36を使用することで、光路は、実験台上で曝露・制御される。これにより、封止されて、精度が環境で損なわれることがない光路が形成される。
【0022】
受光用ホログラフィック光学素子37は、第2ライトガイド35に面する平面近傍及び/又は上に配置される。受光用ホログラフィック光学素子37は、第2ライトガイドから光を受光して、該平面への入射光を平行にする。同様に、送光用ホログラフィック光学素子38は、キャリアの他の対向する平面近傍及び/又は上に配置される。該平面への入射光に応答して、送光用ホログラフィック光学素子38は、光学視認窓にレチクル像を投影するように作動する。
【0023】
典型的な実施形態において、受光用ホログラフィック光学素子及び/又は送光用ホログラフィック光学素子は、エマルジョンを使用して提供される。エマルジョンは、好ましくは、8nm未満の粒径を有し、曝露後に粘稠性を維持する。受光用ホログラフィック光学素子(HOE)は、光(ビーム)を、送信用HOEがユーザに適切に表示可能な角度で、平行にすることができるように記録される。送信用HOEは、画像レチクルを含む。粒径は、適切な曝露可能材料を有して、複数の画像が、送信用HOE上に減退や劣化がないようにすることが要求される。受信用HOE上で、ビーム角を適切に設定することが求められる。粘稠性が求められるのは、エマルジョンが曝露後に収縮すると、角度が変わるため画像を正確に表示しないためである。いくつかの例において、他の種類の材料がエマルジョンに使用可能であると容易に理解されるが、エマルジョンは、ハロゲン化銀からなる場合がある。
【0024】
ホログラフィック光学素子を形成するエマルジョンは、キャリア36の表面に対して典型的に封止される。例えば、受光用ホログラフィック光学素子37は、キャリア36と第2ライトガイド35の対向面との間に包まれる一方、送光用ホログラフィック光学素子38は、ガラス製カバー39により包まれる。透明な接着剤40、例えば、Norland社製品の市販接着剤を使用して、ガラス製カバー39と送光用ホログラフィック光学素子38との間に挟入してよい。関連する光学構成要素のみが、図3に関して検討されるが、他の構成要素は、スポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品10に組み込まれる場合があることを理解されたい。
【0025】
図4A〜4Cを参照すると、複合レチクル像40は、透過又は反射ホログラムのいずれかで、スポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品10の送光用ホログラフィック光学素子38により投影され得る。典型的な実施形態において、複合レチクル像は、2つ以上のレチクル素子からなる。例えば、複合レチクル像40は、第1レチクル素子41と、第2レチクル素子42と、第3レチクル素子43と、第4レチクル素子44と、を具備する。各レチクル素子は、好ましくは、複数の印を具備する。例えば、第1レチクル素子41は、円で囲んだ中丸である一方、第2レチクル素子42、第3レチクル素子43及び第4レチクル素子44は、中丸の上下に異なる間隔で位置決めされるダッシュ2つ(又は点、山形、矢又は他の幾何学図形)であり得る。より重要な点として、これら4つのレチクル素子の各々は、ホログラフィック記録素子の異なる曝露の間、武器から異なる距離で捕捉される。レチクル素子は、ホログラフィック像の多重化を使用して、送光用ホログラフィック光学素子38により記録可能である。いくつかの実施形態において、1つ以上のレチクル素子は、中丸の上に位置決めされ得る一方、他のレチクル素子は、中丸の下に位置決めされる。他の実施形態において、中丸の上のレチクル素子は、1種類の武器の基準点である一方、中丸の下のレチクル素子は、別の種類の武器の基準点である。複合レチクル像40は、4つを超えるまたは4未満のレチクル素子を具備可能である。
【0026】
より詳細に、各レチクル素子(すなわち、層)は、その層を弾道基準点に位置合わせするのに要する、いかなる距離でも捕捉される。例えば、中央の基準点の実効距離が100mであれば、点の層はその距離で捕捉されるであろう。第2の基準ダッシュが400mで正確であれば、このダッシュは、その距離(等々)で捕捉される。図4Cに示す通り、第1レチクル素子41、第2レチクル素子42、第3レチクル素子43及び第4レチクル素子44は、それぞれ、100m、400m、600m、800mで捕捉される。これらの距離は、例示に過ぎず、異なる実施形態では変わる場合がある。
【0027】
ユーザが光学部品の視線(line、光路)により直接複合レチクル像を観察する場合、ユーザは、個々の捕捉距離で存在する様々な弾道基準点で、1つのレチクル像40を視認して、これによって、これらの距離で目標物に照準を合わせる場合、視差を最小化又は除去する。言い換えれば、単一レチクル像40の異なる部分を、異なる時刻にエマルジョン内で捕捉して、各時刻は、(選択された武器プラットフォームや弾薬の種類の選定された弾道特性に関する)それ自身の特定距離で、特定な一連の弾道データを記録する。スペースで捕獲した各基準点は、実物体がその距離で示すような視差を示すであろう。引き続き、ユーザが弾道基準点を同一又は類似の距離の目標物に位置合わせする場合、目標物平面での基準点の位置により、ユーザが目標物に命中する精度や能力に与える視差の影響全体が大幅に低減又は除去されるであろう。
【0028】
本開示の別の側面において、スポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品10は、図5に示す通り、同一のホログラフィック光学素子を使用して、異なるレチクル像を発生させるように構成され得る。この技術は、異なる波長で作動する2つ以上の光源51、53に依存する。例えば、第1光源51が、第1波長で光線を発する一方、第2光源53は、第2波長で光線を発する。その後、2つの光線は、結合されて、ホログラフィック光学素子26に向けて指向される。
【0029】
1つ以上の光導波路は、ハウジング内に配列される。光導波路は、第1光源51と第2光源53から光を受光して、第1光源51と第2光源53からの光をホログラフィック光学素子26に向けて指向するように構成される。1つの実施形態において、第1ダイクロイックミラー52は、第1光源51から光を受光して、第1光源51からの光を、第2ダイクロイックミラー54を通過してホログラフィック光学素子26に向けて指向するように配置される一方、第2ダイクロイックミラー54は、第1ダイクロイックミラー52と第2光源53から光を受光して、該光をホログラフィック光学素子26に向けて指向するように配置される。他の種類の光導波路と該光導波路用の装置が検討されて、本開示のより広範な側面に包含される。
【0030】
ホログラフィック光学素子は、スポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品10のハウジング内に配置されて、光学視認窓に複合レチクル像を投影するように作動する。典型的な実施形態において、上述の対向側に取り付けられたホログラフィック光学素子を備えた単一キャリアを、本実施形態で使用する。しかしながら、異なるレチクル像を発生させるためのこの技術は、この種類のホログラフィック光学素子に限定されない。
【0031】
簡略化した実施例において、ホログラフィック光学素子26上に記録される複合レチクル像は、少なくとも第1レチクル素子と第2レチクル素子からなる。第1レチクル素子は、第1波長を有する光に応答して、光学視認窓に投影して、第2レチクル素子は、第2波長を有する光に応答して、光学視認窓に投影する。このように、異なるレチクル素子は、異なる波長で発光する光源のスイッチをオンオフすることで、複合レチクル像から選択的に包含又は削除可能である。
【0032】
レチクルは、好ましくは、特定の武器用の公知の弾道基準点に対応するように設計される。典型的な実施形態において、複合レチクル像の各レチクル素子は、同一武器プラットフォーム用の弾道基準点に対応する。特定の武器プラットフォームや弾薬の種類に対して、弾道基準点は、(視軸線に沿って)武器からの距離と、対応する距離で視軸線から武器により発射される発射体による予想差異(例:降下距離)として定義され得る。レチクル素子を配置することで、対応する降下距離が補正されることは容易に理解される。
【0033】
上記技術を使用して、単一スポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品10は、異なる状況に対して違うレチクルを投影するように設計可能である。例えば、第1種の武器用のレチクルは、第2種の武器用のレチクル同様、ホログラフィック光学素子上に記録され得る。第1種の武器用のレチクルは、第1波長を有する光に応答して、光学視認窓に投影されて、第2種の武器用のレチクルは、異なる波長を有する光に応答して、光学視認窓に投影される。それぞれの光源のスイッチをオンオフすることで、対象のレチクルを選定可能である。別の実施例において、複合レチクル像は、2つ以上のレチクル素子からなり、個々のレチクル素子は、同一武器から異なる距離で捕捉されて、光学視認窓に選択的に投影可能である。さらに別の実施例において、1つのレチクルは、1種類の弾薬に対応して、別のレチクルは、同一武器用ではあるが異種の弾薬に対応する。これらの実施例は、例示に過ぎない。この技術は、他の種類のデータを表すレチクル素子を選択的に導入するために使用され得る。
【0034】
いくつかの実施形態において、2つの光源からの光は、長さは異なるものの近似の波長を有するため、2つのレチクルの色が、同一色(例:赤みを帯びた)を呈する。他の実施形態において、2つの光源からの光は、互いにさらに離れた波長を有するため、2つのレチクルの色は、異なる色(例:1つが赤で、もう1つは青)である。
【0035】
引き続き図5を参照すると、スポーツ/戦闘用ホログラフィック光学部品10は、制御装置55に連結され得る。制御装置55は、光源のスイッチを選択的にオンオフして、複合レチクル像上に投影されたレチクル素子を制御する。典型的な実施形態において、制御装置55は、マイクロコントローラとして提供される。制御装置55用の論理回路は、ハードウェア論理、ソフトウェア論理又はハードウェアとソフトウェア論理の組み合わせで提供可能であることを理解するものとする。この点において、制御装置55は、デジタル信号プロセッサ(DSP)、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、又は上述方法を実行するソフトウェアでプログラムされる他のプログラマブル素子のいずれかである又はそれを含むことができる。代わりとして、制御装置は、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、結合プログラム可能論理回路(CPLD)、又は特定用途向け集積回路(ASIC)等の他の論理素子である又はそれを含むことを理解するものとする。制御装置55がある機能を実行又はそうなるように構成されると記載がある場合、制御装置55は、(ソフトウェア、論理素子、又はその組み合わせ等において)適切な論理回路で機能を実行するように構成されることを理解するものとする。
【0036】
典型的な実施形態において、ユーザ入力装置56は、制御装置55に入力コマンドを与える。例えば、ユーザ入力装置56は、ユーザ作動スイッチでよい。スイッチ位置によっては、制御装置55は、光素子を選択的に作動する。1つの位置において、第1光源は、スイッチオンで、第2光源は、スイッチオフである。第2の位置において、第1光源は、スイッチオフであるが、第2光源は、スイッチオンである。第3の位置において、両光源は、スイッチオフである。このように、光源は、ユーザからの入力にしたがって、選択的に動作可能である。スイッチは、3つ以上の光素子とそれらのオン/オフの異なる組み合わせをサポートするように使用可能であることを理解されたい。さらに、タッチスクリーン等の他の種類のユーザ入力装置がスイッチの代わりに使用可能であることも想定される。
【0037】
上述した実施形態の記載は、例示や説明目的である。包括的に記述又は本開示を限定する意図は有しない。特定の実施形態の個々の要素又は特徴は、一般的に、その特定の実施形態に限定されないが、該当する場合は、置き換え可能で、具体的に図示又は記載がないとしても、選定された実施形態において使用可能である。同様のことが、多くの方法でも変更され得る。このような変形例は、本開示からの逸脱とはみなされず、またこのようなすべての変更例は、本開示の範囲内に包含されるものと意図される。
【0038】
本明細書で使用する専門用語は、特定の典型的な実施形態のみを記載する目的であって、限定する意図は有しない。本明細書で使用される、単数形の冠詞「a」、「an」及び「the」は、文脈上明らかに異なる表示がない限り、複数形を含むことを意図し得る。用語「具備する」、「含む」及び「有する」は、包括的な意味であって、したがって、記載される特徴、整数、ステップ、操作、要素及び/又は構成要素の存在を特定するが、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、操作、要素、構成要素及び/又はそのグループの存在又は追加を排除しない。本明細書記載の方法のステップ、工程及び操作は、実行の順序として具体的に識別されない限り、検討又は図示される特定の順序による実施を必ずしも要求しないものと解釈される。追加の又は代わりとなるステップを使用し得ることも理解されるものとする。
【0039】
1つの要素又は層が、別の要素又は層「の上にある」、「に係合される」、「に接続される」又は「に連結される」として解釈される場合、その要素又は層は、他の要素又は層に直接上にある、に係合される、に接続される又は、に連結され得、又は介在要素又は層が存在し得る。対照的に、1つの要素が、別の要素又は層「の直接上にある」、「に直接係合される」、「に直接接続される」又は「に直接連結される」として解釈される場合、介在要素又は層は存在し得ない。要素間の関係を記載するために使用する他の語は、同様の方法(例:「〜の間」対「直接〜の間」、「〜近傍」対「直接〜近傍」等)で解釈されるものとする。本明細書で使用される、用語「及び/又は」は、関連する列挙項目の1つ以上のいかなるすべての組み合わせを含む。
【0040】
用語、第1、第2、第3等を、様々な要素、構成要素、領域、層及び/又は部分を記載するため本明細書で使用され得るものの、これらの要素、構成要素、領域、層及び/又は部分は、これらの用語により限定されないものとする。これらの用語は、1つの要素、構成要素、領域、層又は部分を、他の領域、層又は部分と区別するために使用するのみの場合がある。本明細書で使用される場合の「第1」、「第2」及び他の数値に関する語等の用語は、文脈上明らかに指示がない限り、順序を含意するものではない。このため、下記に記載する第1の要素、構成要素、領域、層又は部分は、典型的な実施形態の記載から逸脱することなく、第2の要素、構成要素、領域、層又は部分と称することが可能であろう。
【0041】
「内部〜」、「外部〜」、「〜の真下」、「〜の下」、「下部〜」、「〜より上」、「上部〜」等の空間的に相対的な用語は、本明細書では記述をわかりやすくするために使用する場合があり、図示の通り、1つの要素又は特徴と別の要素又は特徴との関係を記載する。空間的に相対的な用語は、図示の配向に加えて、使用又は作動する装置の異なる配向を包含する意図を有し得る。例えば、図中の装置が反転されると、他の要素又は特徴の「下」又は「真下」として記載される要素は、それにより、他の要素又は特徴の「上」に配向されるであろう。このため、典型的な用語「〜の下」は、上下両方の配向を包含可能である。該装置は、別の配向(90度回転又は他の配向)でよく、本明細書で使用する空間的に相対的な記述語は、それに応じて解釈される。
図1
図2
図3
図4A
図4B
図4C
図5
【国際調査報告】