特表2021-530698(P2021-530698A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特表2021-530698タイマー設定方法およびこのような方法を使うタイマー
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2021-530698(P2021-530698A)
(43)【公表日】2021年11月11日
(54)【発明の名称】タイマー設定方法およびこのような方法を使うタイマー
(51)【国際特許分類】
   G04F 3/00 20060101AFI20211015BHJP
   G04G 99/00 20100101ALI20211015BHJP
【FI】
   G04F3/00 301J
   G04G99/00 302C
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】24
(21)【出願番号】特願2021-502421(P2021-502421)
(86)(22)【出願日】2019年6月27日
(85)【翻訳文提出日】2021年1月15日
(86)【国際出願番号】KR2019007839
(87)【国際公開番号】WO2020153550
(87)【国際公開日】20200730
(31)【優先権主張番号】10-2019-0009976
(32)【優先日】2019年1月25日
(33)【優先権主張国】KR
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ
(71)【出願人】
【識別番号】521007805
【氏名又は名称】ミーライク インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001896
【氏名又は名称】特許業務法人朝日奈特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】チョン、ヒスン
【テーマコード(参考)】
2F002
2F081
【Fターム(参考)】
2F002EA01
2F002EB05
2F002EB12
2F002GC06
2F081AA00
2F081CC02
2F081CC16
2F081FF05
2F081GG07
2F081JJ06
(57)【要約】
本発明はタイマー設定方法およびこのような方法を使うタイマーに関する。タイマー設定方法は、タイマーが目標時間を受信する段階とタイマーが目標時間に基づいて時間表示領域の広さを変化させて目標時間をカウンティングする段階を含むことができるものの、時間表示領域の広さは複数の時間表示構造の回転に基づいて変化し得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
タイマー設定方法は、
タイマーが目標時間を受信する段階;および
前記タイマーが前記目標時間に基づいて時間表示領域の広さを変化させて前記目標時間をカウンティングする段階を含むものの、
前記時間表示領域の広さは複数の時間表示構造の回転に基づいて変化することを特徴とする、方法。
【請求項2】
前記目標時間は、前記タイマーに挿入される時間設定カードから伝送された時間設定情報に基づいて設定されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記複数の時間表示構造は第1時間表示構造および第2時間表示構造を含み、
前記第1時間表示構造は第1連結地点を含み、
前記第2時間表示構造は第2連結地点を含み、
前記時間表示領域の広さは前記第1時間表示構造と前記第2時間表示構造の回転による回転角度によって、前記第1連結地点および前記第2連結地点を基準として第1時間表示構造の第1面が第2時間表示構造の第2面の上段に位置して変化することを特徴とする、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記タイマーは、前記時間設定カードにより前記第1時間表示構造および/または前記第2時間表示構造の回転速度を変化させることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
タイマーは、
目標時間を受信するように具現される通信部;および
前記目標時間に基づいて時間表示領域の広さを変化させて前記目標時間をカウンティングするように具現されるタイマー駆動部を含むものの、
前記時間表示領域の広さは複数の時間表示構造の回転に基づいて変化することを特徴とする、タイマー。
【請求項6】
前記目標時間は、前記タイマーに挿入される時間設定カードから伝送された時間設定情報に基づいて設定されることを特徴とする、請求項5に記載のタイマー。
【請求項7】
前記複数の時間表示構造は第1時間表示構造および第2時間表示構造を含み、
前記第1時間表示構造は第1連結地点を含み、
前記第2時間表示構造は第2連結地点を含み、
前記時間表示領域の広さは前記第1時間表示構造と前記第2時間表示構造の回転による回転角度によって、前記第1連結地点および前記第2連結地点を基準として第1時間表示構造の第1面が第2時間表示構造の第2面の上段に位置して変化することを特徴とする、請求項6に記載のタイマー。
【請求項8】
前記タイマー駆動部は、前記時間設定カードにより前記第1時間表示構造および/または前記第2時間表示構造の回転速度を変化させることを特徴とする、請求項7に記載のタイマー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はタイマー設定方法およびこのような方法を使うタイマーに関する。より詳細には、設定された時間の経過をタイマー上に視覚的に表現して使用者のタイマーを通じての時間認知効果を高めるための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
時計とカレンダーに拘束される現代人においては、定められた時間内に効率的に目標を達成することは重要な問題である。
【0003】
時間管理は状況によって多様に定義され得るが、適合な時間に適合な仕事をすること、仕事とレジャーに適切な時間を配分すること、好ましい目標を達成するために計画された手続きを遂行すること、時間を効率的に利用すること、ひいては生活全般を管理し統制することまで含むことができる。
【0004】
時間管理の能力によって、同じ時間内でも業務効率および業務成果に差が発生し得る。また、時間管理は自己効力感を高めることができるため今後の業務にも影響を及ぼし得る。
【0005】
現在、時間管理のために多様なアプリケーションまたは器具を使っているが、より効果的に使用者の時間管理を効果的に助けるための道具が必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は前述した問題点をすべて解決することをその目的とする。
【0007】
また、本発明は、近距離通信技術に基づいて必要な時間を設定し、設定された時間を使用者に視覚的に提供することを目的とする。
【0008】
また、本発明は、タイマーに基づいて没入時間を管理して使用者の時間管理および使用者の目標達成を助けることを目的とする。
【0009】
これだけでなく、本発明は、複数の分割された時間に対する管理を一つのタイマーの時間表示領域に基づいて遂行することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記目的を達成するための本発明の代表的な構成は次の通りである。
【0011】
本発明の一態様によると、タイマー設定方法は、タイマーが目標時間を受信する段階と前記タイマーが前記目標時間に基づいて時間表示領域の広さを変化させて前記目標時間をカウンティングする段階を含むことができるものの、前記時間表示領域の広さは複数の時間表示構造の回転に基づいて変化し得る。
【0012】
本発明の他の態様によると、タイマーは目標時間を受信するように具現される通信部と前記目標時間に基づいて時間表示領域の広さを変化させて前記目標時間をカウンティングするように具現されるタイマー駆動部を含むことができるものの、前記時間表示領域の広さは複数の時間表示構造の回転に基づいて変化し得る。
【発明の効果】
【0013】
本発明によると、近距離通信技術に基づいて必要な時間を設定し、設定された時間に対する情報が使用者に視覚的に提供され得る。
【0014】
また、タイマーに基づいて没入時間を管理して使用者の時間管理および目標達成が容易となるようにすることができる。
【0015】
これだけでなく、複数の分割された時間に対する管理が一つのタイマーの時間表示領域に基づいて遂行され得る。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の実施例に係るタイマーを示した概念図である。
図2】本発明の実施例に係るタイマーディスプレイの動作を示した概念図である。
図3】本発明の実施例に係るタイマーディスプレイの動作を示した概念図である。
図4】本発明の実施例に係るタイマー設定方法を示した概念図である。
図5】本発明の実施例に係るタイマーに基づいた没入時間の測定方法を示した概念図である。
図6】本発明の実施例に係るカテゴリー別没入時間測定方法を示した概念図である。
図7】本発明の実施例に係るタイマーディスプレイ設定方法を示した概念図である。
図8】本発明の実施例に係るタイマーに基づいて没入時間を校正する方法を示した概念図である。
図9】本発明の実施例に係るタイマー上でデッドラインに対するアラーム方法を示した概念図である。
図10】本発明の実施例に係るデッドラインの優先順位を決定する方法を示した概念図である。
図11】本発明の実施例に係るデッドラインの優先順位を決定する方法を示した概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
後述する本発明に対する詳細な説明は、本発明が実施され得る特定の実施例を例示として図示する添付図面を参照する。このような実施例は、当業者が本発明を実施できる程度に充分かつ詳細に説明される。本発明の多様な実施例は互いに異なるが、互いに排他的である必要はないことが理解されるべきである。例えば、本明細書に記載されている特定形状、構造および特性は本発明の精神と範囲を逸脱することなく一実施例から他の実施例に変更されて具現され得る。また、それぞれの実施例内の個別の構成要素の位置または配置も本発明の精神と範囲を逸脱することなく変更され得ることが理解されるべきである。したがって、後述する詳細な説明は限定的な意味として行われるものではなく、本発明の範囲は特許請求の範囲の請求項が請求する範囲およびそれと均等なすべての範囲を包括するものと理解されるべきである。図面で類似する参照符号は多様な側面に亘って同一または類似する構成要素を示す。
【0018】
以下では、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が本発明を容易に実施できるようにするために、本発明の多様な好ましい実施例に関して添付された図面を参照して詳細に説明することにする。
【0019】
図1は、本発明の実施例に係るタイマーを示した概念図である。
【0020】
図1を参照すると、タイマーはタイマーディスプレイ100、タイマー駆動部110、通信部120、バッテリー部130、スイッチ部140、アラーム部150、制御部160を含むことができる。
【0021】
タイマー駆動部110はタイマーを駆動するためのモータで具現され得る。例えば、タイマー駆動部110はタイマーディスプレイ100を駆動させて設定時間を基準としてタイマーディスプレイ100上の時間表示を変化させ得る。
【0022】
タイマー駆動部110は時間設定のための時間設定カードに基づいて、目標時間に応じてタイマーディスプレイ100を駆動させ得る。例えば、時間設定カードに基づいて設定された時間が第1時間である場合、第1時間を基準として時間変化の間隔(例えば、1分、1秒など)でタイマーディスプレイ100内の第1時間表示構造および/または第2時間表示構造の動きを変化させて、設定された第1時間の開始時点から終了時点への変化が時間の変化につれて視覚的に表現され得る。換言すると、時間設定カードによって設定された目標時間に応じてタイマーディスプレイ100内の第1時間表示構造および/または第2時間表示構造の回転速度を変化させ得る。
【0023】
タイマー駆動部110は時間設定カードに応じて互いに異なる時間変化の間隔でタイマーディスプレイ100上の第1時間表示構造および/または第2時間表示構造の動きを変化させて、目標時間に応じて時間表示領域の視覚的変化を誘導することができる。
【0024】
タイマーディスプレイ100は目標時間の変化を視覚的に表現するために具現され得る。タイマーディスプレイ100は第1時間表示構造および第2時間表示構造に基づいて、目標時間に応じて時間表示領域が開始時点から終了時点に時間の変化につれて視覚的に変化するように具現され得る。時間表示領域は特定の色で時間の変化につれて第1色が第2色に変化しながら満たされ得る。例えば、第1時間が30分である場合、設定された30分の開始時点でタイマーディスプレイの時間表示領域が第1色であり得、開始時点から終了時点に動くほど第1色が第2色に変化しながら目標時間の経過を表示することができる。例えば、開始時点では第1色がタイマーディスプレイ100の100%、第2色がタイマーディスプレイ100の0%であり得、開始時点から終了時点まで第1色がタイマーディスプレイ100の100%から0%に変化し、第2色がタイマーディスプレイ100の0%から100%に変化し、終了時点では第1色がタイマーディスプレイ100の0%、第2色がタイマーディスプレイ100の100%であり得る。
【0025】
通信部120は時間設定カードと通信が可能なように具現され得る。例えば、近距離通信(例えば、NFC(near field communication))を利用して時間設定カードの通信部120と通信して時間設定カードから時間設定情報を受信することができる。通信部120が受信した時間設定情報はタイマー駆動部110に伝達されて目標時間を決定することができる。
【0026】
バッテリー部130はタイマーの少なくとも一つの構成部に電力を供給して各構成部が動作可能であるようにするために具現され得る。
【0027】
スイッチ部140は設定時間に対するカウンティングの開始信号を伝達するために具現され得る。タイマー上に目標時間を設定した後、スイッチ部140のスイッチを押して目標時間のカウンティングが開始するようにすることができる。
【0028】
アラーム部150は目標時間に関連したアラーム信号の提供のために具現され得る。例えば、アラーム部150は目標時間のカウンティングの開始、目標時間のカウンティングの終了を知らせるために具現され得る。
【0029】
制御部160はタイマー駆動部110、タイマーディスプレイ100、通信部120、バッテリー部130、スイッチ部140、アラーム部150の動作を制御するために具現され得る。
【0030】
本発明の実施例によると、タイマー駆動部110がモータのような物理的な力を利用してタイマーディスプレイ100上で時間表示構造を変化させて時間の変化を表示するものと仮定する。しかし、タイマーディスプレイ100は機械的な構造ではなくLED(light emitting diode)のような電子的なディスプレイで具現されてもよく、このような実施例も本発明の権利範囲に含まれ得る。
【0031】
図2は、本発明の実施例に係るタイマーディスプレイの動作を示した概念図である。
【0032】
図2ではタイマーディスプレイ上の時間表示領域を変化させるための方法が開示される。
【0033】
図2を参照すると、タイマーディスプレイ上で目標時間のカウンティングによって時間表示領域が変化し得る。
【0034】
具体的には、目標時間が30分である場合、目標時間の開始時点で同心円の形状の時間表示領域は第1色210に設定され得る。
【0035】
目標時間の開始時点から終了時点への時間の変化につれて、第1色210が第2色220に変化しながら目標時間の経過が視覚的に提供され得る。具体的には、同心円の特定地点を基準として第1色210が第2色220に変化しながら目標時間の変化が視覚的に表現され得る。
【0036】
第1色210から第2色220への変化速度は目標時間による時間変化の間隔によって決定され得る。例えば、目標時間が第1時間(例えば、30分)の場合、時間変化の間隔が第1間隔に設定されて第1色210から第2色220への変化速度が第1変化速度で決定され、設定時間が第2時間(例えば、1時間)の場合、時間変化の間隔が第2間隔に設定されて第1色210から第2色220への変化速度が第2変化速度で決定され得る。第1変化速度および第2変化速度は第1時間表示構造および第2時間表示構造の変化に基づいて決定され得る。
【0037】
このような時間の変化を通じて、目標時間終了時点では第1色210がすべて第2色220に変化し得る。
【0038】
図3は、本発明の実施例に係るタイマーディスプレイの動作を示した概念図である。
【0039】
図3ではタイマーディスプレイ上の第1時間表示構造および/または第2時間表示構造の動きに基づいて目標時間の変化を示すための方法が開示される。
【0040】
図3を参照すると、タイマー駆動部は時間設定カードに応じて互いに異なる時間変化の間隔でタイマーディスプレイ上の第1時間表示構造310および/または第2時間表示構造320の動き(または回転速度)を変化させ得る。
【0041】
第1時間表示構造310および第2時間表示構造320は円形で具現され、第1時間表示構造310は第1連結地点315を有し、第2時間表示構造320は第2連結地点325を有し得る。
【0042】
第1時間表示構造310の上段に第2時間表示構造320が位置し、第1時間表示構造310の第1連結地点315と第2時間表示構造320の第2連結地点325が会うことができる。
【0043】
第1時間表示構造310と第2時間表示構造320の回転による回転角度によって、第1連結地点315および第2連結地点325を基準として第1時間表示構造310の第1面が第2時間表示構造の第2面の上段に位置して回転することができる。
【0044】
すなわち、第1時間表示構造310および/または第2時間表示構造320の回転によって、第2面だけが見えていた状態から第1時間表示構造310の第1面が第2時間表示構造320の第2面を覆いながら第1面が次第に表示され得る。
【0045】
このような原理で目標時間の変化につれて時間変化の間隔を考慮して第1時間表示構造310および/または第2時間表示構造320が回転し、タイマー上の画面が第2面から第1面に変化しながら目標時間の経過が表示され得る。
【0046】
具体的には、目標時間が設定されると、第2時間表示構造320が第1時間表示構造310の上面に位置した状態となり得る。この時、第2時間表示構造320の第2面がタイマーディスプレイ上に表示され得る。
【0047】
タイマー上の開始スイッチが押されると、第1連結地点315と第2連結地点315に基づいて第1時間表示構造310および/または第2時間表示構造320の回転により、第1時間表示構造310の第1面が第2時間表示構造320の第2面の上段に移動しながら第1時間表示構造310の第1面が第2時間表示構造320の第2面を覆うことができる。
【0048】
タイマーディスプレイ上の第2面が第1面に次第に変化して目標時間の経過が表示され得る。目標時間が終了すると第1時間表示構造310の第1面がタイマーディスプレイ上に表示され得る。
【0049】
タイマー上に再び時間が設定されると、再び第2時間表示構造320が第1時間表示構造310の上面に位置した状態となり得る。
【0050】
タイマーディスプレイは数字でも表示され得るが、n分割として表現されていかなる時間設定に対しても時間当りの移動角度の調節によってタイマー機能を遂行することができる。
【0051】
本発明の実施例によると、追加的な第3時間表示構造が使われて追加の時間表示のために活用され得る。第3時間表示構造が第3連結地点を含み、第3時間表示構造が第2時間表示構造320の上面に位置して第3時間表示構造を通じて別途の色で追加的な時間観念に対する表示が可能である。
【0052】
また、本発明の実施例によると、時間表示構造上の連結地点を利用して時間表示構造の位置を設定するために、時間表示構造の位置を調整する位置調整構造がタイマー上に具現され得る。例えば、開始スイッチが押されると、第1連結地点315と第2連結地点315に基づいて第1時間表示構造310および/または第2時間表示構造320の回転により、第1時間表示構造310の第1面が第2時間表示構造320の第2面の上段に移動しながら第1時間表示構造310の第1面が第2時間表示構造320の第2面を覆わなければならない。位置調整構造はこのような動作を容易にするために、位置第2時間表示構造320および/または第2連結地点の角度および位置、第1時間表示構造310および/または第1連結地点の角度および位置を調整して、第1時間表示構造310および/または第2時間表示構造320の回転により第1時間表示構造310の第1面が第2時間表示構造320の第2面の上段に移動するようにすることができる。
【0053】
図4は、本発明の実施例に係るタイマー設定方法を示した概念図である。
【0054】
図4では時間設定カードによるタイマーで目標時間を決定し、時間変化の間隔を決定するための方法が開示される。
【0055】
図4を参照すると、時間設定カードはタイマーで設定される時間を設定するためのカードであり得る。例えば、第1時間設定カード410の目標時間は30分であり、第1時間設定カード410がタイマーに挿入される場合、タイマーが30分に設定され得る。第2時間設定カード420の目標時間が1時間であり、第2時間設定カード420がタイマーに挿入される場合、タイマーが1時間に設定され得る。
【0056】
前述した通り、時間設定カードが挿入される場合、通信部は近距離通信(例えば、NFC(near field communication))を利用して時間設定カードの通信部と通信して時間設定カードから時間設定情報450を受信することができる。通信部が受信した時間設定情報450はタイマー駆動部に伝達されて目標時間を決定することができる。
【0057】
時間設定カードが第1時間に設定された場合、タイマー駆動部は第1時間による時間変化の間隔(または時間表示構造の回転速度)を決定し、タイマーディスプレイ上の第1時間表示構造および/または第2時間表示構造の動きを変化させ得る。
【0058】
また、時間設定カードが第2時間に設定された場合、タイマー駆動部は第2時間による時間変化の間隔(または時間表示構造の回転速度)を決定し、タイマーディスプレイ上の第1時間表示構造および/または第2時間表示構造の動きを変化させ得る。
【0059】
前述した実施例では、機械的に時間設定カードを挿入して時間設定カードによりタイマーの目標時間を決定する方法が開示されたが、通信部に基づいて使用者装置のタイマーアプリケーションを通じてタイマーの目標時間を決定してもよい。例えば、使用者装置のタイマーアプリケーションを通じて、タイマーを通じて設定したい目標時間が決定され得る。タイマーアプリケーション上の使用者インターフェースを通じてタイマー目標時間が30分に決定されると、タイマー目標時間情報がタイマーに伝送され、タイマー目標時間情報によりタイマーの時間変化の間隔(または時間表示構造の回転速度)が決定されて動作することができる。
【0060】
また、スイッチ部も物理的なスイッチではなく使用者装置上のタイマーアプリケーションを通じて使用者インターフェース上のスイッチを押すことができるように具現されて、タイマーの開始および/または終了を決定することができる。
【0061】
また、本発明の実施例によると、タイマーアプリケーションを通じて設定が必要なタイムを購入することもできる。しきりに使う時間の場合、時間(例えば、30分)を購入して設定すると、タイマーアプリケーションを通じてタイマー上に30分の時間に対する設定を遂行できる。タイマー上に設定可能な時間の購入は1回性の購入であって、1回きりとしてタイマー上で使ってもよく、永久購入としてタイマー上で持続的に使用できるようにしてもよい。すなわち、別途のNFCカードを利用した方式ではないタイマーアプリケーション上の仮想のタイマーカードを購入して、タイマーカードに基づいてタイマーに対する設定ができるようにすることができる。
【0062】
マイページを通じて、購入した時間および目標別時間のクリック(実行)回数と使用時間の総量の記録が残り得る。
【0063】
図5は。本発明の実施例に係るタイマーに基づいた没入時間の測定方法を示した概念図である。
【0064】
図5ではタイマーを活用して使用者の学習時間、作業時間のような没入時間を測定するための方法が開示される。以下、説明の便宜上使用者がタイマーを使って席に座っている時間は没入時間という用語で表現し得る。
【0065】
図5を参照すると、タイマー使用者が席に座ってタイマー500のスタートボタンを押すと、センサに基づいてタイマー使用者の存在をセンシングして使用者の没入時間を測定することができる。
【0066】
センサによって使用者の存在がセンシングされる場合、タイマー500が動作して時間に対するカウントが遂行され、センサによって使用者の存在がセンシングされない場合、タイマーが500動作せず、時間に対するカウントが中断され得る。使用者が席を外す場合、使用者の動きを感知してタイマー500の動作を中断させ得る。このような方式で使用者が没入する時間に対する測定が遂行され得、使用者はタイマー500を通じて没入時間を確認することができる。
【0067】
タイマー500を通じて測定された時間は通信部を通じて使用者装置520に伝送され得る。使用者装置520は使用者の存在に対するセンシングに基づいてタイマー500の測定開始および測定中断を通じて使用者の没入時間の総量に対する情報を受信し、没入時間の総量に対する情報はサーバー540に保存され得る。
【0068】
使用者装置520上のタイマーアプリケーションを通じて使用者の没入時間に対する情報が使用者に提供され得る。また、タイマーアプリケーションを通じて使用者の没入時間に対する情報が提供され、また、使用者の没入パターンに対する分析情報、没入パターンの校正情報なども提供され得る。
【0069】
これだけでなく、没入時間情報が設定されたグループ内に共有されて相互間に業務/学業を励ますために使われ得る。
【0070】
図6は、本発明の実施例に係るカテゴリー別没入時間の測定方法を示した概念図である。
【0071】
図6ではカテゴリー別没入時間を測定するための方法が開示される。
【0072】
図6を参照すると、カテゴリー別時間測定カードが存在し、設定されたカテゴリーによって没入時間が測定され得る。
【0073】
時間測定カード(カテゴリー1)が挿入される場合、カテゴリー1に対する没入時間が測定され得る。図5で前述した通り、タイマー600を通じて測定された時間は通信部を通じて使用者装置に伝送され得る。この時、カテゴリー1に対するものであることを指示する情報がさらに含まれて使用者装置620に伝送され得る。カテゴリー1に対する没入時間の総量に対する情報はサーバー640に保存され得る。
【0074】
時間測定カード(カテゴリー1)、時間測定カード(カテゴリー2)、時間測定カード(カテゴリー3)および時間測定カード(カテゴリーn)が存在し得、時間測定カードの挿入によって設定されたカテゴリー別の時間測定が遂行され得る。
【0075】
これを通じてカテゴリー別没入時間に対する測定が可能であり、カテゴリー別没入時間に基づいて総合的な没入時間の管理も遂行され得る。同様に使用者装置620上のタイマーアプリケーションを通じて使用者のカテゴリー別没入時間に対する情報が使用者に提供され得る。また、タイマーアプリケーションを通じて使用者のカテゴリー別没入パターンに対する分析情報、没入パターンの校正情報なども提供され得る。
【0076】
また、本発明の実施例によると、タイマー600は使用者装置620と同期化されてタイマー600の開始ボタン(または動作ボタン)が押されると、使用者の使用者装置620と同期化されて使用者装置620の動作のうち一部を遮断することもできる。例えば、タイマー600の開始ボタンが押される場合、使用者装置620を集中モードに自動切り替えして使用者装置620を通じて伝達されるSMS(short message service)メッセージ、電話などを遮断する機能が遂行され得る。
【0077】
また、使用者装置620はタイマー使用中に伝達される電話またはメッセージに対して、「只今集中モードです(只今電話に出ることができません。)しばらく経ってからお電話差し上げます。」のようなSMS(short message service)回答を自動で送ることができる。
【0078】
図7は、本発明の実施例に係るタイマーディスプレイの設定方法を示した概念図である。
【0079】
図7では、タイマーディスプレイ上の第1時間表示構造および/または第2時間表示構造の動きを変化させるための方法が開示される。
【0080】
図7を参照すると、使用者の設定によってタイマー開始地点およびタイマー終了地点が決定され得る。
【0081】
例えば、アプリケーション上の使用者インターフェースを通じて開始地点と終了地点が設定され得、目標時間も設定され得る。設定された開始地点、終了地点および目標時間に基づいて時間変化の間隔が設定され、時間変化の間隔によってタイマーディスプレイ上の第1時間表示構造および/または第2時間表示構造の動きが変化し得る。
【0082】
また、設定されたタイマー開始地点710と設定されたタイマー終了地点720によって第1時間表示構造および/または第2時間表示構造の初期位置が設定され得る。例えば、第1連結地点と第2連結地点の初期位置が開始地点600として設定されて、タイマー開始地点710からタイマー終了地点720まで第1時間表示構造および/または第2時間表示構造が回転し得る。
【0083】
本発明の実施例によると、使用者装置上のタイマーアプリケーションに基づいて設定されたタイマー開始地点710およびタイマー終了地点720がタイマー上に表示され得る。具体的には、使用者装置を通じて設定されたタイマー開始地点710、タイマー終了地点720に対する情報が伝達され、タイマー開始地点710、タイマー終了地点720が視覚的に表示され得る。
【0084】
また、本発明の実施例によると、タイマー領域を複数の区間に分割して使ってもよい。
【0085】
例えば、使用者が50分、10分、50分10分のように複数の時間間隔に対する時間分割を望む場合、使用者装置を通じて複数の時間に対する分割が遂行され得る。具体的には、アプリケーションを通じて分割しようとする時間間隔を第1時間間隔、第2時間間隔、第3時間間隔、第4時間間隔に設定することができる。第1時間間隔、第2時間間隔、第3時間間隔、第4時間間隔に対する情報に基づいてタイマーの全領域が第1時間分割領域、第2時間分割領域、第3時間分割領域および第4時間分割領域に分かれ得る。
【0086】
使用者装置上のタイマーアプリケーションを通じて時間の大きさを考慮して第1時間分割領域(開始地点、終了地点)第2時間分割領域(開始地点、終了地点)、第3時間分割領域(開始地点、終了地点)、第4時間分割領域(開始地点、終了地点)が設定され得る。
【0087】
タイマー上では第1時間分割領域(開始地点、終了地点)、第2時間分割領域(開始地点、終了地点)、第3時間分割領域(開始地点、終了地点)、第4時間分割領域(開始地点、終了地点)が表示され得る。タイマーディスプレイ上に別途の開始地点、終了地点が表示され得る。
【0088】
タイマーの開始により、第1時間間隔の間、第1時間分割領域(開始地点、終了地点)上で時間表示領域が変化しながら時間がカウンティングされ得る。
【0089】
その後、第2時間間隔の間、第2時間分割領域(開始地点、終了地点)上で時間表示領域が変化しながら時間がカウンティングされ、第3時間間隔の間、第3時間分割領域(開始地点、終了地点)上で時間表示領域が変化しながら時間がカウンティングされ、第4時間間隔の間、第4時間分割領域(開始地点、終了地点)上で時間表示領域が変化しながら時間がカウンティングされ得る。
【0090】
このような方法で、使用者はタイマー上で複数の互いに異なる時間を設定して一つのタイマー画面上で視覚的に確認することができる。
【0091】
または本発明の実施例によると、時間分割領域を設定し、時間分割領域ごとに第1時間表示構造および/または第2時間表示構造の回転速度が異なるように設定してもよい。例えば、第1時間分割領域に対して1分に1度を動くように設定し、第2時間分割領域に対しては1分に5度を動くように設定して、必要に応じて各領域を回転する第1時間表示構造および/または第2時間表示構造の回転速度を異なるように設定することができる。
【0092】
このような時間分割領域を表示するために前述した追加的な第3時間表示構造が活用されてもよい。第1時間表示構造と第2時間表示構造は分割領域を表示するために使われ、第3時間表示構造は分割領域内での時間の変化を表示するために活用され得る。第1時間表示構造および第2時間表示構造を通じて第1時間分割領域に該当する領域が白色で表示されて設定され、第1時間分割領域上で第3時間表示構造が緑色で移動しながら時間の変化を表示することができる。すなわち、第1時間表示構造および第2時間表示構造は分割領域上でタイマー開始領域、タイマー終了領域を表示し、第3時間表示構造が時間の経過につれて回転しながら視覚的に時間の流れを表示することができる。
【0093】
図8は、本発明の実施例に係るタイマーに基づいて没入時間を校正する方法を示した概念図である。
【0094】
図8を参照すると、前述した通り、使用者装置上のタイマーアプリケーションを通じて使用者の没入時間に対する情報が使用者に提供され得る。また、タイマーアプリケーションを通じて使用者の没入時間に対する情報が提供されるとともに、使用者の没入パターンに対する分析情報、没入パターン校正情報なども提供され得る。
【0095】
サーバーは使用者の没入パターンを分析することができる。使用者の時間帯別没入時間に対する情報分析、没入時間の長さ、没入時間の頻度などを考慮して没入パターンに対する分析が遂行され得る。
【0096】
例えば、朝には相対的に長い没入時間を有し夕方に行くほど没入時間の長さが短くなったり、昼食時間の前後に没入時間が長くなるなどの、使用者のパターンが分析され得る。
【0097】
没入パターンの分析の正確度のために時間区間が分割され、該当時間区間別に没入度が決定され得る。使用者の没入パターンを分析するために既存の使用者の没入時間情報が収集され得る。複数の時間区間が設定され、複数の時間区間内で使用者の下位没入時間パターン情報が抽出され得る。第1時間区間が午前9時〜午前11時である場合、該当時間区間で使用者の下位没入時間が抽出され得る。下位没入時間パターン情報は(1時間没入20分休憩、40分没入)、(50分没入、5分休憩、1時間没入5分休憩)などのような没入時間と休憩時間に対する情報であり得る。
【0098】
下位没入時間のうち最大値の臨界パーセントと最小値の臨界パーセントが除外され、残りの値の平均で時間区間の没入時間が決定され得る。
【0099】
この時、複数の時間区間は単純分割されるのではなく、使用者の没入パターンのクラスタリングを通じて類似するパターンを有する時間区間でグルーピングされ得る。例えば、午後1時〜午後3時に類似する没入パターンが多く見える場合、該当時間区間が一つの時間区間でグルーピングされ得る。すなわち、使用者の没入パターンの特徴別に時間区間も分割され得る。
【0100】
サーバーは分析結果に基づいて使用者の没入が脆弱な没入脆弱時間帯800を決定し、没入脆弱時間帯でタイマーの設定を異なるように進行することができる。例えば、没入脆弱時間帯800では使用者の没入度を高めるための目標時間を設定し、目標時間に合わせてタイマー設定を遂行できる。例えば、没入脆弱時間帯800で没入時間が15分である場合、目標時間820を没入時間の200%に設定して30分の間使用者が没入脆弱時間帯800で没入可能にすることができる。
【0101】
また、使用者の没入脆弱時間帯が分析されて目標時間が使用者の没入脆弱時間によって適応的に設定されてもよい。既存の使用者と類似する没入脆弱時間帯を有していた他の使用者の没入度を改善するために効果的であったタイムテーブルを情報を学習して使用者の没入脆弱時間帯別に分析して目標時間を適応的に設定してもよい。
【0102】
このような方式で使用者が自身の没入脆弱時間帯800でより没入できるように目標時間820が設定され、目標時間820によってタイマー設定が遂行され得る。このような方式で、使用者はタイマーの使用が可能な全体の時間帯を分割して没入時間を効果的に配分することができ、分割された時間帯の時間に合うように第1時間表示構造および/または第2時間表示構造の回転速度が決定され得る。
【0103】
没入脆弱時間帯800ではない場合、既存の没入パターンを基準として目標時間820が設定され、目標時間820によってタイマーの設定が遂行され得る。
【0104】
すなわち、使用者装置のタイマーアプリケーション上では使用者の没入パターンに応じて個人スケジュールに対するタイマーの目標時間が設定されて、使用者がタイマーに基づいて目標時間の間、没入できるように助けることができる。
【0105】
本発明の実施例によると、このようなタイマーに基づいてデッドラインに対する管理が遂行されてもよい。具体的には、デッドライン管理方法では他の通信装置と結合してIoT(internet of things)基盤のサービスが提供されてもよい。他の使用者の装置(例えば、タイマー、携帯電話、人工知能スピーカー、スマートウォッチ、インターホンなど)と結合され得る。
【0106】
具体的には、タイマーと連動して使用者のデッドラインに対する管理が進行され得る。使用者によって設定されたデッドライン情報がアプリケーションを通じてタイマーに伝送され得る。タイマーは設定されたデッドライン情報を受信し、デッドライン情報によりタイマーをセッティングしてデッドラインに対する情報を視覚的に提供することができる。
【0107】
タイマーは最優先順位のデッドラインと連動して使用者にデッドラインを処理するようにアラームを提供することができる。
【0108】
以下、本発明の実施例ではデッドラインの優先順位を決定する方法が開示される。
【0109】
図9は、本発明の実施例に係るタイマー上でデッドラインに対するアラーム方法を示した概念図である。
【0110】
図9では、タイマーと連動可能なデッドライン管理アプリケーションでタイマーを通じてのデッドラインのアラームを提供するために、デッドラインの優先順位を決定する方法が開示される。
【0111】
図9を参照すると、デッドライン管理アプリケーションはデッドライン別重要度を判断してデッドラインの優先順位を設定することができる。
【0112】
例えば、デッドライン重要度はデッドライン別にデッドラインに対する処理が遂行されるパターンを考慮して決定され得る。本発明の実施例では、デッドライン別重要度を決定するために、デッドラインを基準としたデッドライン処理パターンが決定され得る。デッドライン管理サーバーは使用者のデッドラインを基点としてデッドラインを処理するデッドライン処理情報900を収集し、デッドライン処理パターンを決定することができる。
【0113】
デッドライン管理サーバーはデッドライン別デッドライン処理パターンを、第1デッドライン処理パターン910、第2デッドライン処理パターン920、第3デッドライン処理パターン930等に分類して管理することができる。このようなデッドライン処理パターンは、デッドラインを基準として以前の時点でデッドラインを管理しなければならない全体使用者のうちデッドラインに対する事前処理をした事前処理使用者の第1比率、デッドラインを基準として以後の時点でデッドラインを管理しなければならない全体使用者のうちデッドラインに対する事後処理をした事後処理使用者の第2比率、全体使用者のうちデッドラインに対する処理をしていない使用者の第3比率を基準として、デッドライン処理パターンが決定され得る。
【0114】
例えば、第1デッドライン処理パターン910は、デッドラインを基準として以前の全体使用者のうち第1臨界パーセントに該当する事前処理使用者がデッドラインに対する処理をし、デッドラインの後、全体使用者のうち第2臨界パーセントに該当する事後処理使用者がデッドラインに対する処理をし、全体使用者のうち第3臨界パーセントに該当する使用者がデッドラインに対する処理をしていない場合であり得る。
【0115】
第2デッドライン処理パターン920は、デッドラインを基準として全体使用者のうち第4臨界パーセントに該当する事前処理使用者がデッドラインに対する処理をし、デッドラインの後、全体使用者のうち第5臨界パーセントに該当する事後処理使用者がデッドラインに対する処理をし、全体使用者のうち第6臨界パーセントに該当する使用者がデッドラインに対する処理をしていない場合であり得る。ここで、第4臨界パーセントは第1臨界パーセントより小さい値であり、第5臨界パーセントは第2臨界パーセントより大きい値であり、第6臨界パーセントは第3臨界パーセントより大きい値であり得る。
【0116】
第3デッドライン処理パターン930は、デッドラインを基準として全体使用者のうち第7臨界パーセントに該当する事前処理使用者がデッドラインに対する処理をし、デッドラインの後、全体使用者のうち第8臨界パーセントに該当する事後処理使用者がデッドラインに対する処理をし、全体使用者のうち第9臨界パーセントに該当する使用者がデッドラインに対する処理をしていない場合であり得る。ここで、第7臨界パーセントは第4臨界パーセントより小さい値であり、第8臨界パーセントは第5臨界パーセントより小さい値であり、第9臨界パーセントは第6臨界パーセントより大きい値であり得る。
【0117】
このようなデッドラインパターンに基づいて、該当デッドラインに対して使用者がどれほどの重要度を有して処理するかに対して判断され、デッドラインに対する優先順位が決定され得る。デッドラインを基準として相対的に以前にデッドラインに対する処理がなされるほどデッドラインに高い優先順位が付与され、デッドラインを基準として相対的に以後にデッドラインに対する処理がなされるほどデッドラインに低い優先順位が付与され、デッドラインに対する処理がなされないほど相対的に低い優先順位が付与され得る。
【0118】
または前述した通り、デッドライン処理パターンは、デッドラインを基準として以前の時点でデッドラインを管理しなければならない全体使用者のうちデッドラインに対する事前処理をした事前処理使用者の第1比率に対する第1加重値、デッドラインを基準として以後の時点でデッドラインを管理しなければならない全体使用者のうちデッドラインに対する事後処理をした事後処理使用者の第2比率に対する第2加重値、全体使用者のうちデッドラインに対する処理をしていない使用者の第3比率に対する第3加重値を基準として、デッドライン処理パターンに対する優先順位が付与され得る。このような第1加重値、第2加重値、第3加重値は、デッドラインを守れない場合に発生する追加金額情報(以下、追加金額情報)、デッドラインを守れない場合にサービス中断の有無に対する情報(以下、サービス中断情報)、使用者のサービス利用度に対する情報(以下、使用者サービス利用度情報)を考慮して決定され得る。追加金額情報およびサービス中断情報はサービスを提供するデッドライン収集外部サーバーから提供され得る。使用者サービス利用度情報は使用者が該当サービスをどれほど利用したかに対する累積した記録に基づいて決定され得る。
【0119】
このようなデッドライン別優先順位に基づいて、最優先デッドラインに対するアラームがタイマーを通じて提供され得る。デッドラインの優先順位は使用者のデッドラインの処理によって適応的に継続して変化し得る。
【0120】
図10は、本発明の実施例に係るデッドラインの優先順位を決定する方法を示した概念図である。
【0121】
図10では、デッドライン別優先順位を決定するための方法が開示される。
【0122】
図10を参照すると、デッドライン管理アプリケーションはデッドライン別優先順位を決定するためにデッドラインを基準として、いかに早く処理されるかに対する傾向度を追加的に判断してデッドラインの優先順位が決定されてもよい。
【0123】
デッドラインを基準として、以前の時点でデッドラインに行くほど使用者がデッドラインに対する処理をする処理率が高くなり得る。デッドラインが近づいてから処理する使用者の数よりもデッドラインが近づいてない時に前もって処理する使用者の数が多いほど、相対的に高い優先順位が付与され得る。
【0124】
デッドラインの優先順位に対する決定のために、通知時点からデッドライン時点までをn個の区間に分割し、n個の区間別使用者の処理率を算定することができる。nが5である場合、n1(1010)、n2(1020)、n3(1030)、n4(1040)、n5(1050)それぞれの区間で使用者の処理率が算定され得る。n1(10%)n2(25%)、n3(50%)、n4(70%)、n5(90%)のように使用者の事前処理率が決定され、このような事前処理率の変化を考慮して、デッドラインを基準として相対的に以前の時点でデッドラインに対する使用者の処理率が高くなるほどデッドラインの優先順位が相対的にさらに高く設定され得る。
【0125】
具体的には、n1(1010)の初期値、n1(1010)からn2(1020)に進行される第1比率、n2(1020)からn3(1030)に進行される第2比率、n3(1030)からn4(1040)に進行される第3比率、n4(1040)からn5(1050)に進行される第4比率それぞれを考慮して、初期値、第1比率、第2比率のような初期比率が相対的に高いほど、該当デッドラインが相対的に高い優先順位に設定され得る。
【0126】
このような区間の分割は、優先順位を判断しなければならないデッドライン別パターンの類似度によって異なるように設定され得る。
【0127】
図11は、本発明の実施例に係るデッドラインの優先順位を決定する方法を示した概念図である。
【0128】
図11では、優先順位を判断しなければならないデッドライン別パターンの類似度によって区間を分割する方法が開示される。
【0129】
図11を参照すると、複数のデッドラインに対する処理優先順位を決定するために1次区間分割が遂行され得る。
【0130】
1次区間分割は2分割であって、デッドラインを基準として以前の期間を2個の区間(n1、n2)に分割することができる。
【0131】
2個の区間の分割の後、n1区間(1110)とn2区間(1120)それぞれに対する事前処理率が決定され得る。
【0132】
もし、1次区間分割を基準としてn1区間(1110)とn2区間(1120)それぞれに対する事前処理率が設定された類似臨界範囲内で類似する場合、追加の2次区間分割が遂行され得る。
【0133】
2次区間分割では、n1区間(1110)またはn2区間(1120)のうち事前処理率の差がより大きい区間に対して遂行され得る。もし、n2区間(1120)よりn1区間(1110)の事前処理率の差がより大きい場合、n1区間(1110)に対する区間分割が遂行され得る。
【0134】
1区間(1110)に対する区間分割は、n1区間(1110)のうち1/2地点(1150)または最大処理率変化地点(1160)を基準として分割され得る。まず第1デッドラインおよび第2デッドラインが2次区間分割の対象である場合、第1デッドラインおよび第2デッドラインそれぞれの1/2地点(1150)または最大処理率変化地点(1160)を抽出し、1/2地点(1150)と最大処理率変化地点(1160)の間の期間を決定することができる。1/2地点(1150)と最大処理率変化地点(1160)の間の期間がn1区間(1110)の臨界パーセント以下である場合、最大処理率変化地点を基準としてn1区間(1110)が分割され得る。その反対に1/2地点(1150)と最大処理率変化地点(1160)の間の期間がn1区間(1110)の臨界パーセント超過である場合、1/2地点(1150)を基準としてn1区間(1150)が分割され得る。
【0135】
このような分割を通じて、デッドラインの事前処理率の特徴に対するより早い抽出及び比較が可能となり得る。
【0136】
以上で説明された本発明に係る実施例は、多様なコンピュータ構成要素を通じて遂行され得るプログラム命令語の形態で具現されてコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録され得る。前記コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、プログラム命令語、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含むことができる。前記コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されるプログラム命令語は、本発明のために特別に設計されて構成されたものであるか、コンピュータソフトウェア分野の当業者に公知となっている使用可能なものであり得る。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例には、ハードディスク、フロッピーディスクおよび磁気テープのような磁気媒体、CD−ROMおよびDVDのような光気録媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気−光媒体(magneto−optical medium)、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのような、プログラム命令語を保存し実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令語の例には、コンパイラによって作られるような機械語コードだけでなくインタープリタなどを使ってコンピュータによって実行され得る高級言語コードも含まれる。ハードウェア装置は、本発明に係る処理を遂行するために一つ以上のソフトウェアモジュールに変更され得、その逆も同様である。
【0137】
以上、本発明が具体的な構成要素などのような特定事項と限定された実施例および図面によって説明されたが、これは本発明のより全般的な理解を助けるために提供されたものに過ぎず、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、このような記載から多様な修正と変更を図ることができる。
【0138】
したがって、本発明の思想は前記説明された実施例に限定されて定められてはならず、後述する特許請求の範囲だけでなく、この特許請求の範囲と均等なまたはこれから等価的に変更されたすべての範囲は本発明の思想の範疇に属すると言える。
図1
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図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【国際調査報告】