【0142】
以下が本発明の好ましい化合物の例である:
2-(3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(4-(アミノメチル)-4-メチルピペリジン-1-イル)-5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)-5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(exo-3-アミノ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(endo-3-アミノ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(endo-3-アミノ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-5-(7-クロロ-2-エチルベンゾ[d]チアゾール-6-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(endo-3-アミノ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-5-(7-クロロ-2-メチルベンゾ[d]チアゾール-6-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(endo-3-アミノ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(endo-3-アミノ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-5-(2-(tert-ブチル)-4-クロロ-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(exo-3-アミノ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
(R)-2-(1-アミノ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-イル)-5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
(S)-2-(4-アミノ-2-オキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-イル)-5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-2-(endo-3-(メチルアミノ)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-2-(endo-3-(メチルアミノ)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(endo-3-アミノ-3-メチル-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(endo-3-アミノ-3-メチル-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(3-オキサ-7,9-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-7-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
(R)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-2-(3-メチルピペラジン-1-イル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
(S)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-(3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
(R)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-(3-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-((1S,4S)-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(7-アミノ-3-オキサ-9-アザビシクロ[3.3.1]ノナン-9-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-((1R,4R)-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(exo-8-アミノ-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(endo-8-アミノ-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
rac-2-((1S,2R,3R,5R)-3-アミノ-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(3,9-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-9-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(3,6-ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-6-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(3,9-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-3-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(3,6-ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(2,5-ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン-2-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(exo-6-アミノ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(endo-6-アミノ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(5-アミノ-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(exo-3-アミノ-9-アザビシクロ[3.3.1]ノナン-9-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(endo-3-アミノ-9-アザビシクロ[3.3.1]ノナン-9-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-2-(1,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-8-イル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-2-(ピペラジン-1-イル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(3,7-ジアザビシクロ[4.2.0]オクタン-3-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-2-(1,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-9-イル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-2-(1,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
(S)-2-(3-アミノピロリジン-1-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
(R)-2-(3-アミノピロリジン-1-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
(S)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-2-(3-メチルピペラジン-1-イル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-((1S,2S,4R)-2-アミノ-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
(R)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-2-(2-メチルピペラジン-1-イル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
(S)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-2-(2-メチルピペラジン-1-イル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-((1R,2R,4S)-2-アミノ-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-((3R,4S)-3-アミノ-4-フルオロピロリジン-1-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
rac-2-((1S,4S,7S)-7-アミノ-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-((3S,4S)-3-アミノ-4-フルオロピロリジン-1-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(4-アミノ-3,3-ジフルオロピロリジン-1-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
(S)-2-(3-アミノ-3-メチルピロリジン-1-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
(R)-2-(3-アミノ-3-メチルピロリジン-1-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-((3R,4R)-3-アミノ-4-メチルピロリジン-1-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-((3R,4S)-3-アミノ-4-メチルピロリジン-1-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(3-アミノ-3-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-1-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-((3S,4S)-4-アミノ-3-メチル-2-オキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
(R)-2-(3-(アミノメチル)ピロリジン-1-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(1-アミノ-3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(6-アミノ-3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
(S)-2-(3-(アミノメチル)ピロリジン-1-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(4-(アミノメチル)-4-メトキシピペリジン-1-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(4-(アミノメチル)-4-フルオロピペリジン-1-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(3,9-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-9-イル)-5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(endo-3-アミノ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-3-メチル-5-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(endo-3-アミノ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-5-(7-クロロ-2-メチルベンゾ[d]オキサゾール-6-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(endo-3-アミノ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-5-(7-クロロ-2-エチルベンゾ[d]オキサゾール-6-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(endo-3-アミノ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-5-(4-フルオロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(endo-3-アミノ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-5-(6,7-ジフルオロ-1-メチル-1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(endo-3-アミノ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-5-(6-フルオロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(endo-3-アミノ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-5-(4-メトキシ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(endo-3-アミノ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-5-(7-クロロ-1-メチル-1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール-6-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(endo-3-アミノ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-5-(4-クロロ-2-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(endo-3-アミノ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-5-(4-クロロ-2,7-ジメチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(endo-3-アミノ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-5-(1H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(endo-3-アミノ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-5-(3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(endo-3-アミノ-3-メチル-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-5-(3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(3-オキサ-7,9-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-7-イル)-5-(3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(3-オキサ-7,9-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-7-イル)-5-(7-クロロ-2-メチルベンゾ[d]チアゾール-6-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(5-(2-(3,9-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-9-イル)-3-メチル-4-オキソ-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-5-イル)-3,4-ジクロロ-2H-インダゾール-2-イル)-N,N-ジメチルアセトアミド、
3-(5-(2-(3,9-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-9-イル)-3-メチル-4-オキソ-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-5-イル)-3,4-ジクロロ-2H-インダゾール-2-イル)-N,N-ジメチルプロパンアミド、
2-(6-(2-(3,9-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-9-イル)-3-メチル-4-オキソ-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-5-イル)-7-クロロベンゾ[d]チアゾール-2-イル)-N,N-ジメチルアセトアミド、
2-(3-オキサ-7,9-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-9-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(5-(2-(3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-3-メチル-4-オキソ-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-5-イル)-4-クロロ-2H-インダゾール-2-イル)-N,N-ジメチルアセトアミド、
2-(3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
3-(5-(2-(3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-3-メチル-4-オキソ-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-5-イル)-4-クロロ-2H-インダゾール-2-イル)-N,N-ジメチルプロパンアミド、
3-(5-(2-(3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-3-メチル-4-オキソ-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-5-イル)-3,4-ジクロロ-2H-インダゾール-2-イル)-N,N-ジメチルプロパンアミド、
2-(3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-5-(7-クロロ-2-メチルベンゾ[d]チアゾール-6-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-((1R,2R,4S)-2-アミノ-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-((1R,2R,4S)-2-アミノ-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-5-(3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-((1R,2R,4S)-2-アミノ-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-5-(4-クロロ-2,3-ジメチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-((1R,2R,4S)-2-アミノ-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-5-(7-クロロ-2-メチルベンゾ[d]チアゾール-6-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-((1R,2R,4S)-2-アミノ-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-5-(3-クロロ-4-フルオロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-2-((1R,2R,4S)-2-(メチルアミノ)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-2-((1R,2R,4S)-2-(メチルアミノ)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(3,9-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-9-イル)-5-(3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(3,9-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-9-イル)-5-(3-クロロ-4-フルオロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-((1R,2R,4S)-2-アミノ-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-5-(7-クロロベンゾ[d]チアゾール-6-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-((1R,2R,4S)-2-アミノ-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-5-(4-クロロ-2-エチル-3-メトキシ-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-((1R,2R,4S)-2-アミノ-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-5-(3,4-ジクロロ-2-(フルオロメチル)-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
5-(3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-2-((1R,2R,4S)-2-(メチルアミノ)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
5-(7-クロロベンゾ[d]チアゾール-6-イル)-3-メチル-2-((1R,2R,4S)-2-(メチルアミノ)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
5-(3-クロロ-4-フルオロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-2-((1R,2R,4S)-2-(メチルアミノ)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
5-(7-クロロ-2-メチルベンゾ[d]チアゾール-6-イル)-3-メチル-2-((1R,2R,4S)-2-(メチルアミノ)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(3,9-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-9-イル)-5-(7-クロロベンゾ[d]チアゾール-6-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-((1R,2R,4S)-2-アミノ-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-5-(4-クロロ-3-(ジフルオロメチル)-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-((1R,2R,4S)-2-アミノ-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-5-(4-クロロ-2-エチル-3-(ヒドロキシメチル)-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
6-(3,9-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-9-イル)-3-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
6-((1R,2R,4S)-2-アミノ-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-3-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
6-((1R,2R,4S)-2-アミノ-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-3-(7-クロロ-2-メチルベンゾ[d]チアゾール-6-イル)-5-メチル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
6-((1R,2R,4S)-2-アミノ-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-3-(3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
6-(endo-3-アミノ-3-メチル-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-3-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
6-(3,9-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-9-イル)-3-(3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
6-(3,9-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-9-イル)-3-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
3-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-6-((1R,2R,4S)-2-(メチルアミノ)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
3-(3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-6-((1R,2R,4S)-2-(メチルアミノ)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
3-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-6-((1R,2R,4S)-2-(メチルアミノ)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
3-(3-クロロ-4-フルオロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-6-((1R,2R,4S)-2-(メチルアミノ)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
6-(3,9-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-9-イル)-3-(7-クロロベンゾ[d]チアゾール-6-イル)-5-メチル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
3-(7-クロロベンゾ[d]チアゾール-6-イル)-5-メチル-6-((1R,2R,4S)-2-(メチルアミノ)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
3-(7-クロロ-2-メチルベンゾ[d]チアゾール-6-イル)-5-メチル-6-((1R,2R,4S)-2-(メチルアミノ)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
rac-6-((1S,4S,7S)-7-アミノ-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-3-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
rac-6-((1S,4S,7S)-7-アミノ-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-3-(3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
6-((1R,2R,4S)-2-アミノ-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-3-(3,4-ジクロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
3-(3,4-ジクロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-6-((1R,2R,4S)-2-(メチルアミノ)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
2-((1R,2S,3R,5S)-3-アミノ-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-((1S,2R,3S,5R)-3-アミノ-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-((1R,2R,3R,5S)-3-アミノ-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-((1S,2S,3S,5R)-3-アミノ-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
rac-2-((1S,4S,7S)-7-アミノ-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
rac-((1S,4S,7S)-7-アミノ-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-3-(7-クロロベンゾ[d]チアゾール-6-イル)-5-メチル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
rac-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-2-((1S,4S,7S)-7-(メチルアミノ)-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
endo-6-[3-アミノ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル]-3-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
3-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-6-{3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル}-5-メチル-1H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
6-[(1R,3S)-1-アミノ-3-ヒドロキシ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-イル]-3-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
6-[(4S)-4-アミノ-2-オキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-イル]-3-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
exo-6-[3-アミノ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル]-3-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
3-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-6-{2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル}-5-メチル-1H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
6-[(1R)-1-アミノ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-イル]-3-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
6-[(3S,4S)-4-アミノ-3-メチル-2-オキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-イル]-3-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
6-[(1R,3R)-1-アミノ-3-フルオロ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-イル]-3-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
3-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-6-{3-オキサ-7,9-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-7-イル}-1H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
3-(3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-6-{3-オキサ-7,9-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-7-イル}-1H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
6-[(3S,4S)-4-アミノ-3-メチル-2-オキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-イル]-3-(3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
6-[(3S,4S)-4-アミノ-3-メチル-2-オキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-イル]-3-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
6-[(1S,2R,3S,5R)-3-アミノ-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル]-3-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
2-[(3S,4S)-4-アミノ-3-メチル-2-オキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-イル]-5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3H,4H,7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-(1,4-ジアゼパン-1-イル)-3-メチル-3H,4H,7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
rac-2-[(1R,2R,5R)-2-アミノ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル]-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3H,4H,7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
rac-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-[(1R,6S)-3,9-ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン-9-イル]-3-メチル-3H,4H,7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
rac-2-(4-アミノアゼパン-1-イル)-5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3H,4H,7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
rel-2-((1R,4R,7R)-7-アミノ-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
rel-2-((1S,4S,7S)-7-アミノ-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
rel-2-((1R,4R,7R)-7-アミノ-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
rel-2-((1S,4S,7S)-7-アミノ-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
5-(2-((1R,2R,4S)-2-アミノ-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-3-メチル-4-オキソ-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-5-イル)-4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-3-カルボニトリル、
6-(endo-3-アミノ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-3-(3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
6-(endo-3-アミノ-3-メチル-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-3-(3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
6-((3R,4S)-4-アミノ-3-フルオロピペリジン-1-イル)-3-(3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
2-((1R,2S,3S,5S)-3-アミノ-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-5-(3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-(rac-(1R,2S,4S)-2-アミノ-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-2-((1S,2S,4R)-2-(メチルアミノ)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-((1R,2S,4S)-2-アミノ-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-5-(3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-((1R,2R,4S)-2-アミノ-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-5-(3-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-((1R,2S,4S)-2-アミノ-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-3-メチル-5-(3,4,7-トリクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-((1R,2R,4S)-2-アミノ-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-5-(5-クロロ-3-メトキシキノキサリン-6-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-((1R,2R,4S)-2-アミノ-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-5-(5-クロロ-3-(ジメチルアミノ)キノキサリン-6-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
6-((1R,4R,7R)-7-アミノ-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-3-(3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
2-((1R,4R,7R)-7-アミノ-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-5-(3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
rac-2-((1R,2R,4S)-2-アミノ-2-メチル-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-5-(3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-((1R,4R,7R)-7-アミノ-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-5-(3-クロロ-4-フルオロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
rac-6-((1R,2R,4S)-2-アミノ-2-メチル-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-3-(3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
2-(endo-3-アミノ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-5-(5-クロロキノキサリン-6-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
3-(3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-6-((1R,2R,4S)-2-(エチルアミノ)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-5-メチル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
2-((1R,2R,4S)-2-アミノ-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-5-(4-クロロ-2-(2-メトキシエチル)-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
3-(3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-6-((1R,2R,4S)-2-(イソプロピルアミノ)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-5-メチル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン、
2-[(4S)-4-アミノ-2-オキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-イル]-5-(2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3H,4H,7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-[(4S)-4-アミノ-2-オキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-イル]-5-(2-エチル-4-フルオロ-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3H,4H,7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-[(4S)-4-アミノ-2-オキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-イル]-5-(7-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-6-イル)-3-メチル-3H,4H,7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-[(4S)-4-アミノ-2-オキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-イル]-5-(2-エチル-2H-インダゾール-6-イル)-3-メチル-3H,4H,7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-[(4S)-4-アミノ-2-オキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-イル]-5-(2-エチル-7-フルオロ-2H-インダゾール-6-イル)-3-メチル-3H,4H,7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-[(endo)-3-アミノ-3-(ジフルオロメチル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル]-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3H,4H,7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-[(4S)-4-アミノ-2-オキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-イル]-5-(2-エチル-7-フルオロ-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3H,4H,7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-[(3R,4S)-4-アミノ-3-フルオロピペリジン-1-イル]-5-(7-クロロ-1,3-ベンゾチアゾール-6-イル)-3-メチル-3H,4H,7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-[(1S,6R)-3,9-ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン-9-イル]-3-メチル-3H,4H,7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-[(1R,6S)-3,9-ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン-9-イル]-3-メチル-3H,4H,7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-{(1R,5R)-3,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル}-3-メチル-3H,4H,7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-{(1S,5S)-3,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル}-3-メチル-3H,4H,7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-[(1S,5R)-3,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル]-3-メチル-3H,4H,7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-[(1R,5S)-3,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル]-3-メチル-3H,4H,7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
,
2-[(3S,4S)-4-アミノ-3-メチル-2-オキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-イル]-5-(4-クロロ-7-フルオロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3H,4H,7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-[(endo)-2-アミノ-2-メチル-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル]-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3H,4H,7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
Rac-5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-{2,6-ジアザスピロ[3.4]オクタン-6-イル}-3-メチル-3H,4H,7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-[(1R,2S,3S,5S)-3-アミノ-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル]-5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3H,4H,7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、
2-[(1R,2R,4S)-2-アミノ-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル]-5-[8-クロロ-2-(ジメチルアミノ)キノリン-7-イル]-3-メチル-3H,4H,7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン、及び
2-[(1R,2R,4S)-2-アミノ-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル]-5-[8-クロロ-2-(メチルアミノ)キノリン-7-イル]-3-メチル-3H,4H,7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン。
【実施例】
【0280】
ここで、以下の実施例に記載される特定の実施形態を参照することにより、本発明を説明するが、これに限定するものではない。化合物は、例えば、AutoNom(MDL)などの自動命名パッケージを使用するか、IUPACルールを使用して命名するか、又は化学品サプライヤーによって命名された名前である。実施例では、次の省略形が使用される。
【0281】
【数1】
[この文献は図面を表示できません]
【0282】
【数2】
[この文献は図面を表示できません]
【0283】
合成法
すべての出発物質及び溶媒は、市販の供給源から入手し、あるいは、文献引用に従って調製し入手した。特に明記しない限り、すべての反応液を撹拌した。慣例通りに有機溶液を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。水素化は、Parr水素添加装置、Thales H-cubeフローリアクターで、指定された条件下又は水素のバルーン下で行った。マイクロ波反応は、Biotage(登録商標) Initiator、CEM Discover又はSmithcreatorマイクロ波リアクター内で可変出力マイクロ波照射を使用して一定温度に加熱して実施された。順相カラムクロマトグラフィーは、プレパックシリカ(230-400メッシュ、40-63μm)カートリッジを使用して、CombiFlash(登録商標) Companion又はCombiFlash(登録商標) RFシステムなどの自動化フラッシュクロマトグラフィーシステムで規定通りに行った。SCXはSupelcoから購入し、使用前に1M塩酸で処理した。特に明記しない限り、精製する反応混合物を最初にメタノールで希釈し、数滴の酢酸で酸性にした。この溶液を直接SCXにロードし、メタノールで洗浄した。次いで、所望の物質を、溶媒(例えば、1%アンモニア/メタノール)で洗浄することにより溶出した。NH
2イオン交換シリカゲル精製は、Strata NH
2(55μm、70Å)カラムに直接ロードして、溶媒(例えば、メタノール)で溶出することによって実施した。Biotage(登録商標)KP-NH SNAPシリカゲルカラムはBiotage(登録商標)から購入した。逆相精製は、Biotage(登録商標)から購入したBiotage(登録商標)SNAP Ultra C18シリカゲルカラムを使用して行った。
【0284】
NMRデータ
1H NMRスペクトルは、400MHzのBruker Avance III, AL400(400MHz, JEOL製)、Mercury400(400MHz, Agilent Technologies, Inc.製)、500MHz Bruker Avance IIIHD NMR又はBruker Avance NEO NMR (400 MHz)分光計で測定した。クロロホルム−d、ジメチルスルホキシド−d
6又は内部標準のテトラメチルシランのいずれか中央ピークを基準として使用した。帰属されたプロトンの数が分子内のプロトンの理論的な数より少ないNMRデータの場合、見かけ上欠落しているシグナルは、溶媒及び/又は水のピークによって不明瞭になっていると想定される。さらに、プロトン性NMR溶媒でスペクトルを測定した場合、NH及び/又はOHプロトンと溶媒との交換が発生するため、通常、このようなシグナルは観測されない。
【0285】
分析及び分取LC-MSシステム
分析用LC-MSシステム及び方法の説明
以下の実施例において、化合物は、以下に示されるシステム及び操作条件を使用した質量分析によって特徴付けられた。様々な同位体の原子が存在し、単一の質量が示された場合、その化合物について示された質量は、モノアイソトピック質量(つまり、
35Cl;
79Brなど)である。
【0286】
【数3】
[この文献は図面を表示できません]
【0287】
【数4】
[この文献は図面を表示できません]
【0288】
LCMSスペクトルは、ウォーターズ社製のSQDを用いて以下の2つの条件で選択的に測定し、[M+H]
+値を示した。
【0289】
【数5】
[この文献は図面を表示できません]
【0290】
分取LC-MSシステムと方法の説明
分取LC-MSは、有機小分子、例えば、本明細書に記載される化合物などの精製に使用される標準的かつ効果的な方法である。液体クロマトグラフィー(LC)及び質量分析(MS)の方法は、粗体物の分離を改善し、MSによるサンプルの検出を改善するために変更できる。分取グラジエントLC法の最適化には、さまざまなカラム、揮発性溶離液及び修飾剤、ならびに勾配が含まれる。分取LC-MS法を最適化し、次いでそれらを使用して化合物を精製する方法は、当技術分野で周知である。このような方法は、以下の文献:Rosentreter U,Huber U.;Optimal fraction collecting in preparative LC-MS;J Comb Chem.;2004;6(2),159-64 and Leister W,Strauss K,Wisnoski D,Zhao Z,Lindsley C., Development of a custom high-throughput preparative liquid chromatography/mass spectrometer platform for the preparative purification and analytical analysis of compound libraries;J Comb. Chem.; 2003; 5(3) 322-9に記載されている。
【0291】
分取LC-MSを介して化合物を精製するためのいくつかのシステムが以下で説明されるが、当業者であれば、説明されるこれらに対する代替的なシステム及び方法が用いられ得ることを理解するであろう。本明細書で提供される情報から、あるいは、代替的なクロマトグラフィーシステムを用いることから、当業者は本明細書に記載される化合物を、分取LC-MSによって精製し得る。
【0292】
質量分析精製LC-MSシステム
分取LC-MSは、本明細書に記載される化合物などの有機小分子の精製に使用される標準的かつ効果的な方法である。液体クロマトグラフィー(LC)及び質量分析(MS)の方法を変更して、粗体物の分離を改善し、MSによるサンプルの検出を改善することができる。分取グラジエントLC法の最適化には、さまざまなカラム、揮発性溶離液及び修飾剤、ならびに勾配が含まれる。分取LC-MS法を最適化し、次いでそれらを使用して化合物を精製する方法は、当技術分野で周知である。このような方法は、以下の文献:
Rosentreter U,Huber U.;Optimal fraction collecting in preparative LC-MS;J Comb Chem.;2004;6(2),159-64 and Leister W,Strauss K,Wisnoski D,Zhao Z,Lindsley C.,Development of a custom high-throughput preparative liquid chromatography/mass spectrometer platform for the preparative purification and analytical analysis of compound libraries;J Comb Chem.;2003;5(3)322-9
に記載されている。
【0293】
分取LC-MSを介して化合物を精製するための1つのそのようなシステムを以下に記載するが、当業者であれば、説明されるこれらに対する代替的なシステム及び方法が用いられ得ることを理解するであろう。特に、ここで説明する逆相法の代わりに、順相分取LCベースの方法が使用できる。ほとんどの分取LC-MSシステムは、小分子の精製に非常に効果的であり、溶離液が陽イオンエレクトロスプレー質量分析に適合しているため、逆相LC及び揮発性酸性修飾剤を利用している。上記の分析方法で概説されているその他のクロマトグラフィー溶液、例えば、順相LC、代替緩衝移動相、塩基性修飾剤などを利用して、代替的に化合物の精製に使用できる。
【0294】
【数6】
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【0295】
【数7】
[この文献は図面を表示できません]
【0296】
方法:
微量分析に従い最も適切な分取クロマトグラフィータイプが選択された。一般的なルーチンは、化合物の構造に最も適したタイプのクロマトグラフィー(低いもしくは高いpH)を用いる分析用LC-MSを運用することであった。一度微量分析が良好なクロマトグラフィーを示すと、同じタイプの好適な分取法が選択された。低もしくは高pHクロマトグラフィー法に一般的な運転条件は:
流量: 25 mL/分
勾配:一般に、すべての勾配は、最初の0.4分の工程が95%A+5%B(追加の修飾剤Cを含む)、次いで、分析トレースに従って、良好な分離を実現するために6.6分の勾配を選択した(例えば、初期保持化合物の場合は5%〜50%B、中間保持化合物の場合は35%〜80%Bなど)。洗浄: 1.6分の洗浄工程が勾配の最後に行なわれた。
メイクアップ流量(Make up flow rate): 0.8 mL/分
【0297】
溶媒:
全ての化合物は通常100% MeOH又は100% DMSOに溶解された。
当業者に提供される情報から分取LC-MSにより本明細書に記載される化合物は精製され得る。
【0298】
【数8】
[この文献は図面を表示できません]
【0299】
あるいは逆相分取 HPLC カラムクロマトグラフィーは以下の条件で実施した。
【0300】
【数9】
[この文献は図面を表示できません]
【0301】
アキラル分取クロマトグラフィー
記載される化合物の実施例はHPLC精製され、そこで示されるように、使用される方法は、Snyder L. R., Dolan J. W., High-Performance Gradient Elution The Practical Application of the Linear-Solvent-Strength Model, Wiley, Hoboken, 2007に記載される推奨にしたがって行われた。
【0302】
キラル分取クロマトグラフィー
キラル固定相 (CSPs)を用いた分取法はエナンチオマー混合物の分離に適用する通常の技術である。同様に、それはジアステレオマーとキラル分子の分離に適用される。方法は該分野でよく知られ、CSP上で分取キラル分離を最適化し、化合物を精製するために使用される。このような方法は、Beesley T. E., Scott R.P.W.; Chiral Chromatography; Wiley,Chichester,1998に記載されている。
【0303】
製造例1: 2-クロロ-4-((4-メトキシベンジル)オキシ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン
【0304】
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
【0305】
2,4-ジクロロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(2.5 g、13.3 mmol)と4-メトキシベンジルアルコール(1.99 mL、16.0 mmol)の1,4-ジオキサン(37.5 mL)溶液にカリウム tert-ブトキシド(5.97 g、53.2 mmol)を室温で加えた。混合物を室温で1時間撹拌した。飽和NH
4Clを室温で加えた。沈殿物を集め、水及びEtOAcで洗浄し、50℃で終夜減圧下にて乾燥し、標題化合物(3.14 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 290, 292.
【0306】
製造例2: 5-ブロモ-2-クロロ-4-((4-メトキシベンジル)オキシ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン
【0307】
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
【0308】
2-クロロ-4-((4-メトキシベンジル)オキシ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(3.14 g、10.8 mmol)のDMF(31.4 mL)溶液にNBS(2.12 g、11.9 mmol)を-20℃で加えた。混合物を-20℃で30分間撹拌した。飽和チオ硫酸ナトリウム(30 mL)及びEtOAc(15 mL)を加えた。混合物を室温で30分間撹拌した。沈殿物を集め、水で洗浄し、50℃で終夜減圧下にて乾燥し、標題化合物(3.78 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 368, 370.
【0309】
製造例3: 5-ブロモ-2-クロロ-4-((4-メトキシベンジル)オキシ)-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン
【0310】
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
【0311】
5-ブロモ-2-クロロ-4-((4-メトキシベンジル)オキシ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(2.0 g、5.43 mmol)のDMF(40 mL)溶液に水素化ナトリウム(鉱油中60%、0.26 g、6.51 mmol)及びSEMCl(1.14 mL、6.51 mmol)を0℃で加えた。混合物を0℃で1時間撹拌した。飽和NH
4Clを加え、混合物をEtOAcで抽出した。有機層を水と塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、20 - 60% EtOAc/ヘキサン)により精製し、標題化合物 (2.68 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 498, 500.
【0312】
製造例4: 5-ブロモ-2-クロロ-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン
【0313】
【化38】
[この文献は図面を表示できません]
【0314】
5-ブロモ-2-クロロ-4-((4-メトキシベンジル)オキシ)-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(1.6 g, 3.21 mmol)のDCM(30.4 mL)溶液に2,3-ジクロロ-5,6-ジシアノ-p-ベンゾキノン(2.18 g, 9.62 mmol)及び水(1.6 mL)を室温で加えた。混合物を室温で3日撹拌した。CHCl
3及び飽和NaHCO
3を室温で加えた。混合物をセライトパッドでろ過し、CHCl
3及び水で洗浄した。ろ液をCHCl
3で抽出し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0 - 60% EtOAc/ヘキサン)により精製し、標題化合物 (0.746 g)を得た。 MS: [M+H]
+ = 378, 380.
【0315】
製造例5: 5-ブロモ-2-クロロ-3-メチル-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン
【0316】
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
【0317】
5-ブロモ-2-クロロ-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン(0.746 g、1.97 mmol)のDMF(7.46 mL)溶液にK
2CO
3(0.544 g、3.94 mmol)及びヨードメタン(0.245 mL、3.94 mmol)を室温で加えた。混合物を室温で30分間撹拌し、水に注ぎ、EtOAcで抽出した。有機層を水と塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0 - 60% EtOAc/ヘキサン)により精製し、標題化合物(0.7 g)を得た。MS: [M+H]
+= 392, 394.
【0318】
製造例6: 2,4-ジクロロ-5-ヨード-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン
【0319】
【化40】
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【0320】
2,4-ジクロロ-5-ヨード-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(1 g、3.18 mmol)とDIPEA(1.66 mL、9.55 mmol)のTHF(10 mL)中の混合物にSEMCl(1.13 mL、6.37 mmol)を室温で添加した。混合物を室温で2時間撹拌し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-30% EtOAc/ヘキサン)により精製し、標題化合物(1.5 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 444, 446.
【0321】
製造例7: 2-クロロ-5-ヨード-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン
【0322】
【化41】
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【0323】
2,4-ジクロロ-5-ヨード-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(0.3 g、0.67 mmol)と1,4-ジオキサン(4 mL)の混合物に4 M KOH(1 mL、4 mmol)を室温で添加した。混合物を60℃で終夜撹拌し、室温に冷却し、HCl水溶液で酸性にし、EtOAcで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-70% EtOAc/ヘキサン)により精製し、標題化合物(0.17 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 426, 428.
【0324】
製造例8: 2-クロロ-5-ヨード-3-メチル-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン
【0325】
【化42】
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【0326】
NMP(1 mL)中の2-クロロ-5-ヨード-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン(0.17 g、0.40 mmol)とK
2CO
3(0.11 g、0.79 mmol)の混合物にヨードメタン(0.05 mL、0.79 mmol)を室温で添加した。混合物を室温で3時間撹拌し、EtOAcで希釈し、水と塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-50% EtOAc/ヘキサン)により精製し、標題化合物(0.15 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 440, 442.
【0327】
製造例9: ベンジル [endo-3-(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート
【0328】
【化43】
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【0329】
tert-ブチル(endo-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)カルバメート(1.0 g、4.4 mmol)及びTEA(1.2 当量、5.3 mmol)のTHF(5.0 mL)及びDCM(3.0 mL)中の懸濁液にZ-クロライド(0.69 mL、4.9 mmol)を氷浴中0℃で加えた。氷浴を除去し、混合物を室温で1時間撹拌した。Z-クロライド(0.13 mL、0.88 mmol)を該混合物に室温で加え、混合物を室温でさらに3時間撹拌した。該混合物に希HCl水溶液及びEtOAcを加え、混合物をEtOAcで抽出した(X3)。有機抽出物を水と塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣(淡黄色オイル、1.7 g)をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-8% MeOH/CHCl
3)で精製して標題化合物(1.4 g、4.0 mmol、91% 収率)を無色固体として得た。MS: [M+H]
+ = 361.
【0330】
製造例10: ベンジル [endo-3-(tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ]-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート
【0331】
【化44】
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【0332】
DMF(5.0 mL)中のベンジル[endo-3-(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート(1.4 g、4.0 mmol)に水素化ナトリウム(鉱油中60%、0.24 g、5.99 mmol)を0℃で加え、混合物を0℃で40分間撹拌した。ヨードメタン(0.50 mL、7.99 mmol)を該混合物に0℃で加え、氷浴を5分で除去した。室温で30分間撹拌した後、水素化ナトリウム(鉱油中60%、32 mg、0.799 mmol)及びヨードメタン(0.12 mL、2.00 mmol)を該混合物に加え、混合物を室温でさらに30分撹拌した。該混合物に希クエン酸水溶液及びEtOAcを加え、混合物をEtOAcで抽出した。有機抽出物を水と塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。ろ液濃縮物から粗生成物(黄色オイル、1.7g)を得、これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-70% EtOAc/ヘキサン)で精製して標題化合物(879 mg、2.3 mmol、58% 収率)を無色オイルとして得た。MS: [M+H]
+ = 375.
【0333】
製造例11: tert-ブチル (endo-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)(メチル)カルバメート
【0334】
【化45】
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【0335】
ベンジル [endo-3-(tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ]-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート(875 mg、2.3 mmol)と10% Pd-C (M) Wet (500 mg)をMeOH (5.0 mL)に懸濁し、混合物をH
2で置換した。混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物をセライトパッドに適用し、ろ液を濃縮した。残渣をMeOHに溶解し、再度セライトパッドに適用し、ろ液を濃縮した標題化合物(556 mg、2.3 mmol、99%収率)を淡黄色油-固体として得た。MS: [M+H]
+ = 241.
【0336】
製造例12: 8-ベンジル-3-メチル-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-オール
【0337】
【化46】
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【0338】
8-ベンジル-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3オン(4.28 g、19.9 mmol)のTHF(47.0 mL)溶液に3.0 mol/L メチルマグネシウム クロライドのTHF溶液(29.4 mL、88.4 mmol)を乾燥MeCN氷浴で加え、反応物をこの温度で30分、その後室温で20時間撹拌した。飽和NH
4Cl溶液を0℃で加え、混合物をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を水及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤をろ別後、溶媒を減圧下で除去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NHシリカゲル、勾配溶出、20-50% CHCl
3/ヘキサン)により精製し、標題化合物(4.50 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 232.
【0339】
製造例13: N-(endo-8-ベンジル-3-メチル-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)アセトアミド
【0340】
【化47】
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【0341】
8-ベンジル-3-メチル-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-オール(4.28 g、18.48 mmol)のアセトニトリル(26 mL)溶液に濃硫酸(18 mL)を0℃で15分かけて滴下し、室温で18時間撹拌した。反応混合物を氷(約200 g)に注ぎ、5 mol/L 水酸化ナトリウム溶液(約100 mL)で塩基性(約 pH 10)にした。反応混合物をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を水及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤をろ別後、溶媒を減圧下で除去した。残渣をジエチルエーテル及び石油エーテルで洗浄し、標題化合物(2.45 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 273.
【0342】
製造例14: tert-ブチル N-(endo-8-ベンジル-3-メチル-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)カルバメート
【0343】
【化48】
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【0344】
N-(endo-8-ベンジル-3-メチル-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)アセトアミドに6 mol/L 塩酸 (80 mL)を加え、混合物を140 ℃で11日間撹拌した。反応混合物を4 mol/L 水酸化ナトリウム溶液を用いて0℃で塩基性にし、1,4-ジオキサン(20 mL)及び ジ-tert-ブチルジカーボネート(3.93 g、18.0 mmol)を加えた。反応物を0℃で1時間、室温で18時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を水及び塩化ナトリウム溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤をろ別後、溶媒を減圧下で除去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-10% MeOH/DCM)により精製し、標題化合物(3.05 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 331.
【0345】
製造例15: tert-ブチル N-(endo-3-メチル-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)カルバメート
【0346】
【化49】
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【0347】
Pd(OH)
2/C (10 wt% Pd、637 mg、0.454 mmol)をtert-ブチル N-(endo-8-ベンジル-3-メチル-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)カルバメート(3.0 g、9.08 mmol)のMeOH(20 mL)溶液に加え、反応物を周囲圧力及び室温で24時間水素化に供した。反応物をセライトでろ過し、ろ液を留去した。残渣をジエチルエーテルを用いてトリチュレーションし、標題化合物(1.86 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 241.
【0348】
製造例16: rac-tert-ブチル (1S,2R,3S,5R)-3-(ベンジルアミノ)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート
【0349】
【化50】
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【0350】
ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(41 g、193 mmol)を分割して(±)-tert-ブチル 2-フルオロ-3-オキソ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート(34.8 g、129 mmol)、酢酸(11.0 ml、192 mmol)及びベンジルアミン(20 ml、183 mmol)のジクロロメタン(500 mL)溶液に加え、室温で終夜撹拌した。混合物を10%炭酸水素ナトリウム(500 mL)で希釈し、次いでジクロロメタン(3 x 500 mL)で抽出した。合わせた有機相を乾燥し(MgSO
4)、ろ過し、減圧下に濃縮した。粗体物質を酢酸エチル:イソヘキサン(800 mL、1:3)から再結晶し、標題化合物(11.6 g)を得た。
1H NMR (500 MHz、DMSO-d
6) δ: 7.39-7.27 (m,4H),7.27-7.19 (m,1H),4.51 (br d,1H),4.38-4.21 (m,1H),4.13-4.04 (m,1H),3.83-3.65 (m,2H),2.80 (dd,1H),2.48-2.33 (m,1H),2.09 (s,1H),2.03-1.88 (m,2H),1.86-1.69 (m,2H),1.56 (d,1H),1.37 (s,9H).
【0351】
ろ液を減圧下に濃縮し、次いでシリカゲルカラムクロマトグラフィー (勾配溶出、0-50% EtOAc/イソヘキサン)により精製し、以下の化合物を得た:
【0352】
製造例17: rac-tert-ブチル (1S,2S,3S,5R)-3-(ベンジルアミノ)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート
【0353】
【化51】
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【0354】
標題化合物 (3.8 g).
1H NMR (500 MHz,DMSO-d
6) δ: 7.42-7.28 (m,4H),7.29-7.18 (m,1H),4.68 (dt,1H),4.16-4.04 (m,1H),4.05-3.94 (m,1H),3.82 (dd,1H),3.63 (dd,1H),3.29-3.20 (m,1H),2.44-2.31 (m,1H),2.21-2.04 (m,2H),1.97-1.87 (m,1H),1.89-1.61 (m,3H),1.39 (s,9H).
【0355】
製造例18: rac-tert-ブチル (1S,2R,3R,5R)-3-(ベンジルアミノ)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート
【0356】
【化52】
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【0357】
14 gの無色オイルをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-50% EtOAc/イソヘキサン)により精製し、標題化合物(11.9 g)を得た。
1H NMR (500 MHz,DMSO-d
6) δ: 7.38-7.26 (m,4H),7.26-7.15 (m,1H),4.66 (dt,1H),4.48-4.24 (m,1H),4.19-4.06 (m,1H),3.77 (d,1H),3.72 (d,1H),2.96-2.72 (m,1H),1.95-1.64 (m,4H),1.61-1.43 (m,3H),1.38 (s,9H).
【0358】
製造例19: rac-tert-ブチル (1S,2R,3S,5R)-3-アミノ-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート
【0359】
【化53】
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【0360】
rac-tert-ブチル(1S,2R,3S,5R)-3-(ベンジルアミノ)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート(18.5 g、55.3 mmol)及び10% パラジウム炭素(JM Type 39、57.3%モイスチャー) (4.0 g、1.605 mmol)を酢酸/エタノール(1:3、200 mL)に溶解し、1 bar水素下に2時間撹拌した。触媒をろ過により除去し、ろ液を減圧下に濃縮した。残渣を重炭酸ナトリウムスラリー(100 mL中10 g)で処理し、次いでクロロホルム/IPA(9:1、3 x 100 mL)で抽出した。合わせた有機相を減圧下に濃縮し、標題化合物(13.5 g)を得た。
1H NMR (500 MHz,DMSO-d
6) δ: 4.39-4.15 (m,2H),4.07 (m,1H),3.11 (dd,1H),2.12-1.88 (m,4H),1.83-1.65 (m,4H),1.37 (s,9H).
【0361】
製造例20: rac-tert-ブチル (1S,2R,3R,5R)-3-アミノ-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート
【0362】
【化54】
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【0363】
rac-tert-ブチル(1S,2R,3R,5R)-3-(ベンジルアミノ)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート(11 g、32.9 mmol)を用いてrac-tert-ブチル(1S,2R,3S,5R)-3-アミノ-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレートと同様にして標題化合物を調製し、標題化合物(8.25 g)を得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ: 4.37 (dt,2H),4.38-4.33 (m,1H),4.16-4.09 (m,1H),2.95 (dddd,1H),1.88-1.76 (m,3H),1.66-1.46 (m,4H),1.41 (d,J = 0.5 Hz,9H).
【0364】
製造例21: rac-tert-ブチル (1S,2S,3S,5R)-3-アミノ-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート
【0365】
【化55】
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【0366】
rac-tert-ブチル (1S,2S,3S,5R)-3-(ベンジルアミノ)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート(6.0 g、17.0 mmol)を用いて、rac-tert-ブチル (1S,2R,3S,5R)-3-アミノ-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレートと同様にして標題化合物を調製し、標題化合物(4.0 g)を得た。
1H NMR (500 MHz,DMSO-d
6) δ: 4.53 (dt,1H),4.13-4.03 (m,1H),4.03-3.91 (m,1H),3.64-3.53 (m,1H),2.50-2.40 (m,1H),2.22-2.05 (m,1H),1.97-1.49 (m,6H),1.39 (d,9H).
【0367】
製造例22: rac-tert-ブチル (1S,2R,3S,5R)-3-{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート
【0368】
【化56】
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【0369】
クロロギ酸ベンジル(10 mL、70.0 mmol)をTHF/DCM(375 mL: 1:4)中のrac-tert-ブチル (1S,2R,3S,5R)-3-アミノ-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート(13.5 g、52.5 mmol)及びDIPEA(27 mL、155 mmol)の冷却溶液に(0℃)に加え、室温で終夜撹拌した。水(400 mL)を加え、次いで混合物をジクロロメタン(3x400 mL)で抽出し、合わせた有機相を減圧下に濃縮し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製した(0-30% EtOAc/イソヘキサン)。精製したオイルを再度シリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-10% EtOAc/DCM)により精製し、標題化合物 (19.5 g)を得た。
1H NMR (500 MHz,DMSO-d
6) δ: 7.46-7.39 (m,1H),7.39-7.34 (m,4H),7.34-7.29 (m,1H),5.07 (d,1H),5.02 (d,1H),4.51 (br d,1H),4.38-4.20 (m,1H),4.16-4.06 (m,1H),3.64-3.49 (m,1H),2.23-2.11 (m,1H),1.94-1.79 (m,2H),1.78-1.66 (m,2H),1.49-1.43 (m,1H),1.38 (s,9H).
【0370】
製造例23: rac-tert-ブチル (1S,2R,3R,5R)-3-{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート
【0371】
【化57】
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【0372】
rac-tert-ブチル (1S,2R,3R,5R)-3-アミノ-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート(8.25 g、32.1 mmol)を用い、rac-tert-ブチル (1S,2R,3S,5R)-3-{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレートと同様にして標題化合物を調製し、標題化合物(10.9 g)を得た。
1H NMR (500 MHz,DMSO-d
6) δ: 7.46-7.26 (m,6H),5.11-4.94 (m,2H),4.54 (dt,1H),4.43-4.26 (m,1H),4.20-4.06 (m,1H),3.92-3.72 (m,1H),1.99-1.69 (m,3H),1.70-1.48 (m,3H),1.38 (s,9H).
【0373】
製造例24: rac-tert-ブチル (1S,2S,3S,5R)-3-{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート
【0374】
【化58】
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【0375】
rac-tert-ブチル (1S,2S,3S,5R)-3-アミノ-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート(4.0 g、15.5 mmol)を用い、rac-tert-ブチル (1S,2R,3S,5R)-3-{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレートと同様にして標題化合物を調製し、標題化合物(5.45 g)を得た。
1H NMR (500 MHz,DMSO-d
6) δ: 7.41-7.35 (m,4H),7.35-7.28 (m,1H),7.14-6.93 (m,1H),5.23-4.89 (m,2H),4.85-4.65 (m,1H),4.22-4.07 (m,2H),4.07-3.97 (m,1H),2.29-2.17 (m,1H),2.08-2.02 (m,1H),1.99-1.79 (m,2H),1.80-1.64 (m,2H),1.40 (s,9H).
【0376】
製造例25: rac-ベンジル N-[(1S,2S,3S,5R)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート
【0377】
【化59】
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【0378】
シクロペンチルメチルエーテル(130 mL、390 mmol)中の3.0 M塩化水素をrac-tert-ブチル (1S,2R,3S,5R)-3-{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート(14.5 g、36.4 mmol)のtert-ブチルメチルエーテル(15 mL)溶液に加え、次いで室温で18時間撹拌した。混合物を減圧下に濃縮し、次いでジクロロメタン(200 mL)と飽和炭酸水素ナトリウム溶液(200 mL)の間で分配した。有機層を減圧下に濃縮し、次いでシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-10%(0.7 Mアンモニア/MeOH)/DCM)により精製して、標題化合物(6.0 g)を得た。
1H NMR (500 MHz,DMSO-d
6) δ: 7.41-7.28 (m,5H),7.28-7.20 (m,1H),5.10-4.97 (m,2H),4.29 (ddd,1H),3.69-3.51 (m,1H),3.41 (dd,1H),3.37-3.29 (m,1H),2.30-2.09 (m,1H),2.10-1.97 (m,1H),1.77-1.63 (m,2H),1.64-1.47 (m,2H),1.30-1.14 (m,1H).
【0379】
製造例26: rac-ベンジル N-[(1S,2S,3R,5R)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート塩酸塩
【0380】
【化60】
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【0381】
シクロペンチルメチルエーテル(100 mL、300 mmol)中の3.0 M塩化水素を(±)-tert-ブチル (1S,2S,3R,5R)-3-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート(10.9 g、27.4 mmol)のtert-ブチルメチルエーテル(15 mL)及びジクロロメタン(10 mL)懸濁液に加え、次いで室温で18時間撹拌した。得られた沈殿物をろ過により集め、標題化合物(8.8 g)を得た。
1H NMR (500 MHz,DMSO-d
6) δ: 10.28-9.22 (m,1H),9.22-8.29 (m,1H),7.74-7.59 (m,1H),7.42-7.35 (m,4H),7.35-7.29 (m,1H),5.07 (d,1H),5.04 (d,1H),4.83 (dt,1H),4.22-4.12 (m,1H),3.99-3.92 (m,1H),3.92-3.75 (m,1H),2.08-1.86 (m,4H),1.86-1.68 (m,2H).
【0382】
製造例27: rac-ベンジル N-[(1S,2R,3S,5R)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート塩酸塩
【0383】
【化61】
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【0384】
rac-tert-ブチル (1S,2S,3S,5R)-3-{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート(5.45 g、14.26 mmol)をジクロロメタン(5 mL)に溶解し、次いでシクロペンチルメチルエーテル(50 mL)中の3.0 M塩化水素と室温で4時間撹拌した。TBME(約 10mL)を濁りが持続するまで滴下し、次いで混合物を終夜撹拌した。得られた沈殿物をろ過により集め、次いでTBME(10 mL)及びイソヘキサン(10 mL)で洗浄し、標題化合物(3.9 g)を得た。
1H NMR (500 MHz,DMSO-d
6) δ: 10.08-9.28 (m,2H),7.46-7.14 (m,6H),5.21-5.00 (m,3H),4.27-4.15 (m,1H),4.13-4.04 (m,1H),3.96-3.88 (m,1H),2.42 (ddd,1H),2.36-2.26 (m,1H),2.16 (ddd,1H),2.04-1.90 (m,2H),1.89-1.78 (m,1H).
【0385】
製造例28: ベンジル N-[(1S,2S,3S,5R)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート(速い溶出異性体)
【0386】
【化62】
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【0387】
rac-ベンジル N-[(1S,2S,3S,5R)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート(5.82 g)をメタノール(150 mL)に溶解し、次いでキラル分取超臨界流体クロマトグラフィー(Lux A1 カラム:、(21.2mm x 250mm、5um); 40℃、流量50 mL/分、BPR 100 BarG、210 nmで検出、注入量200 uL(30 mg)、35:65 MeOH:CO
2 (0.2% v/v NH
3))で精製した。次いで、純粋なフラクションを合わせて留去し、標題化合物(2.58 g)をより速く溶出するエナンチオマーとして得た。
1H NMR (500 MHz,DMSO-d
6) δ: 7.41-7.28 (m,5H),7.28-7.20 (m,1H),5.10-4.97 (m,2H),4.29 (ddd,1H),3.69-3.51 (m,1H),3.41 (dd,1H),3.37-3.29 (m,1H),2.30-2.09 (m,1H),2.10-1.97 (m,1H),1.77-1.63 (m,2H),1.64-1.47 (m,2H),1.30-1.14 (m,1H).
【0388】
製造例29: ベンジル N-[(1R,2R,3R,5S)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート(遅い溶出異性体)
【0389】
【化63】
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【0390】
rac-ベンジル N-[(1S,2S,3S,5R)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート(5.82 g)をメタノール(150 mL)に溶解し、次いでキラル分取超臨界流体クロマトグラフィー(Lux A1 カラム:、(21.2mm x 250mm、5um); 40℃、流量50 mL/分、BPR 100 BarG、210 nmで検出、注入量200 uL (30 mg)、35:65 MeOH:CO
2 (0.2% v/v NH
3))で精製した。次いで、純粋なフラクションを合わせて留去し、標題化合物(2.99 g)を得た。
1H NMR (500 MHz,DMSO-d
6) δ: 7.41-7.28 (m,5H),7.28-7.20 (m,1H),5.10-4.97 (m,2H),4.29 (ddd,1H),3.69-3.51 (m,1H),3.41 (dd,1H),3.37-3.29 (m,1H),2.30-2.09 (m,1H),2.10-1.97 (m,1H),1.77-1.63 (m,2H),1.64-1.47 (m,2H),1.30-1.14 (m,1H).
【0391】
製造例30: ベンジル N-[(1S,2S,3S,5R)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート塩酸塩
【0392】
【化64】
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【0393】
速い溶出異性体ベンジル N-[(1S,2S,3S,5R)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート(3.8 g)をジクロロメタン(10 mL)に溶解し、次いでシクロペンチルメチルエーテル中の3.0 M塩化水素(10 ml、30.0 mmol)で処理し、白色固体を得、これをアセトニトリル(50 mL)中で再結晶して、標題化合物(2.2 g)を得た。
1H NMR (500 MHz,DMSO-d
6) δ: 9.34 (br s,2H),7.76-7.56 (m,1H),7.45-7.27 (m,5H),5.09 (d,1H),5.04 (d,1H),4.95-4.77 (m,1H),4.17-4.06 (m,1H),3.98-3.87 (m,1H),3.77-3.60 (m,1H),2.33 (ddd,1H),2.18 (q,1H),2.03-1.89 (m,3H),1.79 (d,1H).
【0394】
製造例31: ベンジル N-[(1R,2R,3R,5S)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート塩酸塩
【0395】
【化65】
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【0396】
遅い溶出異性体ベンジル N-[(1R,2R,3R,5S)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート(3.8 g)をジクロロメタン(10 mL)に溶解し、次いでシクロペンチルメチルエーテル中の3.0 M塩化水素(10 ml、30.0 mmol)で処理して白色固体を得、これをアセトニトリル(50 mL)中で再結晶して、標題化合物(3.2 g)を得た。
1H NMR (500 MHz,DMSO-d
6) δ: 9.34 (br s,2H),7.76-7.56 (m,1H),7.45-7.27 (m,5H),5.09 (d,1H),5.04 (d,1H),4.95-4.77 (m,1H),4.17-4.06 (m,1H),3.98-3.87 (m,1H),3.77-3.60 (m,1H),2.33 (ddd,1H),2.18 (q,1H),2.03-1.89 (m,3H),1.79 (d,1H).
【0397】
製造例32: ベンジル N-[(1S,2S,3R,5R)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート(速い溶出異性体)
【0398】
【化66】
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【0399】
rac-ベンジル N-[(1S,2S,3R,5R)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート(8.8 g)をメタノール(50 mg mL
-1)に溶解し、次いでキラル分取超臨界流体クロマトグラフィー(Lux C2 (4.6mm x 250mm、5um) ; 40℃、流量50 mL/分、BPR 100 BarG、210 nmで検出、注入量500 uL(25 mg)、35:65 EtOH:CO
2 (0.2% v/v NH
3))により精製した。次いで、純粋なフラクションを合わせて留去し、標題化合物(4.04 g)をより速く溶出するエナンチオマーとして得た。
1H NMR (500 MHz,DMSO-d
6) δ: 8.08-7.57 (m,2),7.53 (d,1H),7.41-7.28 (m,5H),5.04 (d,1H),5.02 (d,1H),4.67 (dt,1H),3.99-3.89 (m,1H),3.85-3.67 (m,2H),1.97-1.59 (m,6H). (一部塩酸塩として単離された化合物)
【0400】
製造例33: ベンジル N-[(1R,2R,3S,5S)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート(遅い溶出異性体)
【0401】
【化67】
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【0402】
rac-ベンジル N-[(1S,2S,3R,5R)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート(8.8 g)をメタノール(50 mg mL
-1)に溶解し、次いでキラル分取超臨界流体クロマトグラフィー(Lux C2 (4.6mm x 250mm、5um) ; 40℃、流量50 mL/分、BPR 100 BarG、210 nmで検出、注入量500 uL(25 mg)、35:65 EtOH:CO
2 (0.2% v/v NH
3))により精製した。次いで、純粋なフラクションを合わせて留去し、標題化合物(4.01 g)をより遅く溶出するエナンチオマーとして得た。
1H NMR (500 MHz,DMSO-d
6) δ: 7.47-7.28 (m,6H),5.97-4.75 (m,2H),5.08-4.99 (m,2H),4.52 (dt,1H),3.82-3.72 (m,1H),3.73-3.65 (m,2H),3.59-3.51 (m,1H),1.85-1.72 (m,2H),1.72-1.50 (m,3H). (一部塩酸塩として単離された化合物)
【0403】
製造例34: ベンジル N-[(1S,2S,3R,5R)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート、塩酸塩
【0404】
【化68】
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【0405】
ベンジル ((1S,2S,3R,5R)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)カルバメート(より速く溶出するエナンチオマー)の一部HCl塩(4.0 g、13.65 mmol)を最小量のジクロロメタン(10 mL)とtert-ブチルメチルエーテル(50 mL)中でスラリーとし、次いでシクロペンチルメチルエーテル中の3M塩化水素溶液(7 ml、21.00 mmol)で処理した。混合物を終夜スラリーとし、次いでろ過により集め、標題化合物(4.19 g)を得た。
1H NMR (500 MHz,DMSO-d
6) δ: 10.3-8.10 (br m,2H),7.65 (d,1H),7.46-7.24 (m,5H),5.18-4.94 (m,2H),4.82 (d,J = 47.7 Hz,1H),4.25-4.09 (m,1H),3.99-3.90 (m,1H),3.90-3.75 (m,1H),2.08-1.73 (m,6H). [α]
20D = 15.47° (c 1.00,MeOH).
【0406】
製造例35: ベンジル N-[(1R,2R,3S,5S)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート、塩酸塩
【0407】
【化69】
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【0408】
ベンジル N-[(1R,2R,3S,5S)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート(遅い溶出異性体)(4.0 g、13.65 mmol)を最小量のジクロロメタン(10 mL)とtert-ブチルメチルエーテル(50 mL)中でスラリーとし、次いでシクロペンチルメチルエーテル中の3M塩化水素溶液(7 ml、21.00 mmol)で処理した。混合物を終夜スラリーとし、次いでろ過により集め、標題化合物(4.23 g)を得た。
1H NMR (500 MHz,DMSO-d
6) δ: 10.3-8.10 (br m,2H),7.65 (d,1H),7.46-7.24 (m,5H),5.18-4.94 (m,2H),4.82 (d,J = 47.7 Hz,1H),4.25-4.09 (m,1H),3.99-3.90 (m,1H),3.90-3.75 (m,1H),2.08-1.73 (m,6H). [α]
20D = -11.88° (c 1.05,MeOH).
【0409】
製造例36: ベンジル N-[(1S,2R,3S,5R)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート 塩酸塩(速い溶出異性体)
【0410】
【化70】
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【0411】
rac-ベンジル N-[(1S,2R,3S,5R)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート(3.83 g)をメタノール(50 mg mL
-1)に溶解し、次いでキラル分取超臨界流体クロマトグラフィー(Lux A1 (4.6mm x 250mm、5um) ; 40℃、流量50 mL/分、BPR 125 BarG、210 nmで検出、注入量1000 uL(50 mg)、50:50 MeOH:CO
2(0.7% v/v DEA))により精製した。ベンジル N-[(1S,2R,3S,5R)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメートをより速く溶出するエナンチオマーとして単離した。次いで、純粋なフラクションを合わせて留去し、次いで残渣をジクロロメタン(5 mL)に溶解し、次いでtert-ブチルメチルエーテル(20 mL)、イソヘキサン(20 mL)及びシクロペンチルメチルエーテル(2 mL、6.00 mmol)中の3.0 M塩化水素の撹拌混合物に滴下して固体を得、これをアセトニトリル(15 mL)中で再結晶して、標題化合物(1.15 g)を得た。
1H NMR (500 MHz,DMSO-d
6) δ: 9.82-9.29 (m,2H),7.62-6.86 (m,6H),5.25-4.87 (m,3H),4.29-4.13 (m,1H),4.13-4.00 (m,1H),3.98-3.85 (m,1H),2.42 (ddd,J = 14.1,9.7,4.7 Hz,1H),2.33-2.23 (m,1H),2.22-2.11 (m,1H),2.03-1.86 (m,2H),1.87-1.73 (m,1H).
【0412】
製造例37: ベンジル N-[(1R,2S,3R,5S)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート 塩酸塩(遅い溶出異性体)
【0413】
【化71】
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【0414】
rac-ベンジル N-[(1S,2R,3S,5R)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメートを(上記のように)キラル分取超臨界流体クロマトグラフィーに供し、遅く溶出するエナンチオマーを単離した。次いで、純粋なフラクションを合わせて留去した。次いで、残渣をジクロロメタン(5 mL)に溶解し、次いでtert-ブチルメチルエーテル(20 mL)で希釈し、シクロペンチルメチルエーテル中の3.0 M塩化水素(2 ml、6.00 mmol)で処理して粘着性の懸濁液を得た。該懸濁液をイソヘキサン(30 mL)で希釈し、18時間撹拌し、ろ過により集め、標題化合物(1.5 g)を得た。
1H NMR (500 MHz,DMSO-d
6) δ: 9.82-9.29 (m,2H),7.62-6.86 (m,6H),5.25-4.87 (m,3H),4.29 - 4.13 (m,1H),4.13-4.00 (m,1H),3.98-3.85 (m,1H),2.42 (ddd,J = 14.1,9.7,4.7 Hz,1H),2.33-2.23 (m,1H),2.22-2.11 (m,1H),2.03-1.86 (m,2H),1.87-1.73 (m,1H).
【0415】
製造例38: tert-ブチル ((1R,2R,4S)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)カルバメート
【0416】
【化72】
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【0417】
工程1
rac-tert-ブチル ((1S,2S,4R)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)カルバメート 塩酸塩(36 mg)をDCM(2.89 mL)に溶解した。TEA(0.040 mL)及びベンジルクロロホルメート(0.025 mL)を室温でそこに加え、次いで室温で1時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、クロロホルムと水をそこに加えた。混合物をクロロホルムで2回抽出し、水及び飽和食塩水で洗浄した。溶媒を留去させ、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出:ヘキサン/EtOAc)により精製してベンジル rac-(1S,2S,4R)-2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-カルボキシレートを得た。
rac-ベンジル (1S,2S,4R)-2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-カルボキシレートを10 mg/mLエタノール溶液として得、分離を以下の条件下で行った。
カラム: ダイセル CHIRALPAK IC 2.0 x 25 cm
移動相: ヘキサン/2-プロパノール = 85/15
流量: 12.5 mL/分
【0418】
各異性体の保持時間:
ベンジル (1R,2R,4S)-2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-カルボキシレート: 16.93分
ベンジル (1S,2S,4R)-2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-カルボキシレート: 23.82 分.
【0419】
キラル分析条件:
カラム: CHIRALPAK IC 4.6 x 150 mm
移動相: ヘキサン/2-プロパノール = 85/15
流量: 1.0 mL/分
【0420】
各異性体の保持時間:
ベンジル (1R,2R,4S)-2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-カルボキシレート: 6.972 分
ベンジル (1S,2S,4R)-2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-カルボキシレート: 9.895 分。
【0421】
工程2
ベンジル (1R,2R,4S)-2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-カルボキシレート(93 g)と10% Pd/C(10 g)をメタノール(1.0 L)に懸濁した。混合物を水素雰囲気下(50 psi)、室温で5時間撹拌した。反応溶液をろ過し、ろ液を濃縮して標題化合物を得た。MS: [M+H]
+ = 213.
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 6.96-6.92 (1H,m),3.63-3.56 (1H,m),3.41-3.38 (1H,m),3.35-3.32 (1H,m),1.79-1.72 (1H,m),1.67-1.61 (1H,m),1.42-1.30 (11H,m),1.27-1.19 (1H,m),0.98-0.93 (1H,m).
【0422】
製造例39: tert-ブチル ((1S,2S,4R)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)カルバメート
【0423】
【化73】
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【0424】
ベンジル (1R,2R,4S)-2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-カルボキシレートに代えて製造例38の工程1で得られたベンジル (1S,2S,4R)-2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-カルボキシレートを使用する以外は製造例38の工程2に従い、標題化合物を得た。MS: [M+H]
+ = 213.
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 6.97-6.93 (1H,m),3.63-3.57 (1H,m),3.42-3.38 (1H,m),3.36-3.32 (1H,m),1.79-1.72 (1H,m),1.67-1.61 (1H,m),1.43-1.30 (11H,m),1.28-1.20 (1H,m),0.99-0.92 (1H,m).
【0425】
製造例40: ベンジル 1-オキサ-6-アザスピロ[2.5]オクタン-6-カルボキシレート
【0426】
【化74】
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【0427】
DME(200 mL)中のベンジル 4-オキソピペリジン-1-カルボキシレート(11.7 g、50 mmol)とトリメチルスルホキソニウムヨージド(12.1 g、55 mmol)の混合物にカリウム tert-ブトキシド(6.17 g、55 mmol)を加え、100℃で5時間撹拌した。水を室温で加え、混合物をEtOAcで抽出した。有機層を水と塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、EtOAc/ヘキサン = 1 : 5 から 1 : 2) で精製して標題化合物 (7.58 g)を得た。 MS: [M+H]
+ = 248.
【0428】
製造例41: ベンジル 4-(アジドメチル)-4-メトキシピペリジン-1-カルボキシレート
【0429】
【化75】
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【0430】
ベンジル 1-オキサ-6-アザスピロ[2.5]オクタン-6-カルボキシレート(1.24 g、5.0 mmol)のMeOH(30 mL)及び水(6 ml)中の溶液にアジ化ナトリウム(1.63 g、25 mmol)及びNH
4Cl(535 mg、10 mmol)を加え、90℃で14時間撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、混合物をEtOAcで抽出した。有機層を水と塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。THF(15 mL)中の残渣に水素化ナトリウム(鉱油中55%、262 mg、6.0 mmol)を0℃で加え、15分間撹拌し、ヨードメタン(0.40 mL、6.5 mmol)を加え、室温で15時間撹拌した。飽和NH
4Clを0℃で加え、混合物をEtOAcで抽出した。有機層を水と塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、EtOAc/ヘキサン = 1:5 から 1:2)で精製し、標題化合物(1.16 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 305.
【0431】
製造例42: ベンジル 4-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-4-メトキシピペリジン-1-カルボキシレート
【0432】
【化76】
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【0433】
ベンジル 4-(アジドメチル)-4-メトキシピペリジン-1-カルボキシレート(1.07 g、3.5 mmol)のTHF(15 mL)と水(0.63 mL、35 mmol)の溶液にトリフェニルホスフィン(1.84 g、7.0 mmol)を室温で加え、45℃で15時間撹拌した。混合物に2 M NaOH(3.5 mL、7.0 mmol)及びジtert-ブチルジカーボネート(918 mg、4.2 mmol)を0℃で加え、室温で2時間撹拌し、混合物をEtOAcで抽出した。有機層を水と塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、EtOAc/ヘキサン = 1:3 から2:3)により精製して標題化合物(1.32 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 379.
【0434】
製造例43: tert-ブチル ((4-メトキシピペリジン-4-イル)メチル)カルバメート
【0435】
【化77】
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【0436】
ベンジル 4-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-4-メトキシピペリジン-1-カルボキシレート(1.14 g、3.0 mmol)のTHF(15 mL)溶液に炭素上10% パラジウム(46.7%ウェット、280 mg、0.12 mmol)を加え、水素雰囲気下で1時間撹拌した。混合物にMeOH(15 mL)を加え、水素雰囲気下で6時間撹拌した。反応混合物をセライトでろ過後、溶媒を減圧下で除去して標題化合物(742 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 245.
【0437】
製造例44: ベンジル 4-フルオロ-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-カルボキシレート
【0438】
【化78】
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【0439】
ベンジル 1-オキサ-6-アザスピロ[2.5]オクタン-6-カルボキシレート(2.47 g、10.0 mmol)のDCM(15 mL)溶液にDCM(5 mL)中のピリジン ポリフルオリド ハイドロフルオリド(2.0 mL、14 mmol)を-10℃で加え、室温で2時間撹拌した。飽和NaHCO
3を0℃で加え、混合物をEtOAcで抽出した。有機層を水と塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、EtOAc : CHCl
3 = 1:10 から1:3)により精製して標題化合物(1.71 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 268.
【0440】
製造例45: ベンジル 4-(アジドメチル)-4-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート
【0441】
【化79】
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【0442】
ベンジル 4-フルオロ-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(1.60 g、6.0 mmol)のDCM(20 mL)溶液にEt
3N(1.68 mL、12 mmol)及びメタンスルホニルクロライド(0.56 mL、7.2 mmol)を室温で加え、1時間撹拌した。水を0℃で加え、混合物をEtOAcで抽出した。有機層を水と塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。DMF(15 mL)中の残渣にアジ化ナトリウム(1.94 g、30 mmol)を加え、110℃で48時間撹拌した。水を室温で加え、混合物をEtOAcで抽出した。有機層を水と塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、EtOAc/ヘキサン = 1 : 5 から 1 : 2)により精製して標題化合物(1.20 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 293.
【0443】
製造例46: ベンジル 4-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-4-フルオロピペリジンe-1-カルボキシレート
【0444】
【化80】
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【0445】
THF(15 mL)及び水(0.63 mL、35 mmol)中のベンジル 4-(アジドメチル)-4-フルオロピペリジンe-1-カルボキシレート(1.02 g、3.5 mmol)の溶液にトリフェニルホスフィン(1.84 g、7.0 mmol)を室温で加え、45℃で15時間撹拌した。該混合物に2 M NaOH(3.5 mL、7.0 mmol)及びジtert-ブチル ジカーボネート(918 mg、4.2 mmol)を0℃で加え、室温で6時間撹拌した。混合物をEtOAcで抽出した。有機層を水と塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、EtOAc/ヘキサン = 1 : 3 から 2 : 3)により精製して標題化合物(1.24 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 367.
【0446】
製造例47: tert-ブチル ((4-フルオロピペリジン-4-イル)メチル)カルバメート
【0447】
【化81】
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【0448】
THF(15 mL)及びMeOH(15 mL)中のベンジル 4-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-4-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(1.10 g、3.0 mmol)の溶液に10% パラジウム炭素(46.7%ウェット、345 mg、0.15 mmol)を加え、水素雰囲気下で8時間撹拌した。反応混合物をセライトによりろ過後、溶媒を減圧で除去して標題化合物(718 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 233.
【0449】
製造例48: 2-メチル-N-((R)-8-アザスピロ[4.5]デカン-1-イル)プロパン-2-スルフィナミド
【0450】
【化82】
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【0451】
WO2016203405に記載の方法により調製されたtert-ブチル (1R)-1-((tert-ブチルスルフィニル)アミノ)-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-カルボキシレート(0.10 g、0.28 mmol)のCHCl
3(1 mL)溶液にTFA(0.20 mL、2.6 mmol)を室温で加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。揮発性物質を減圧下に除去し、得られた粗体2-メチル-N-((R)-8-アザスピロ[4.5]デカン-1-イル)プロパン-2-スルフィナミド塩をさらに精製することなく使用した。MS: [M+H]
+ = 259.
【0452】
製造例49: (S)-2-オキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン-4-アミン
【0453】
【化83】
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【0454】
WO2016203405に記載の方法により調製されたtert-ブチル (4S)-4-((tert-ブチルスルフィニル)アミノ)-2-オキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-カルボキシレート(0.10 g、0.28 mmol)のMeOH(1 mL)溶液に1,4-ジオキサン(0.70 mL、2.8 mmol)中の4M HClを室温で加えた。混合物を50℃で30分間撹拌し、室温に冷却した。揮発性物質を減圧下に除去し、残渣をトルエンで共沸し、得られた粗体(S)-2-オキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン-4-アミン塩をさらに精製することなく使用した。MS: [M+H]
+= 157.
【0455】
製造例50: (1R,3R)-3-フルオロ-8-アザスピロ[4.5]デカン-1-アミン 二塩酸塩
【0456】
【化84】
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【0457】
工程1: (1R,3S)-tert-ブチル 1-(1,1-ジメチルエチルスルフィナミド)-3-ヒドロキシ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-カルボキシレート
N-((1R,3S)-3-ヒドロキシ-8-アザスピロ[4.5]デカン-1-イル)-2-メチルプロパン-2-スルフィナミド(950 mg、3.46 mmol)をTHF(5 mL)に溶解し、Boc
2O(754 mg、3.46 mmol)を加えた。該溶液を50℃で4時間撹拌し、その後濃縮した。粗体物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(12 g カートリッジ、0-10% MeOH/DCM)により精製して(1R,3S)-tert-ブチル 1-(1,1-ジメチルエチルスルフィナミド)-3-ヒドロキシ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-カルボキシレート(210 mg、0.53 mmol、15 %収率)を無色固体として得た。MS: [M+Na]
+ = 397.
【0458】
工程2: (1R,3R)-tert-ブチル 1-(1,1-ジメチルエチルスルフィナミド)-3-フルオロ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-カルボキシレート
(1R,3S)-tert-ブチル 1-(1,1-ジメチルエチルスルフィナミド)-3-ヒドロキシ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-カルボキシレート(200 mg、0.53 mmol)をDCM(2.5 mL)に溶解し、該溶液を0℃に冷却した。デオキシフルオール(Deoxofluor) (トルエン中 50% wt) (0.35 mL、0.934 mmol)を滴下し、混合物を室温で3時間撹拌した。デオキシフルオール(トルエン中50% wt) (0.35 mL、0.934 mmol)の追加の一部を加え、反応物を0℃で3時間、次いで周囲温度で30分間撹拌した。反応を飽和NaHCO
3水溶液(5 mL)でクエンチし、混合物を15分間撹拌した。有機相を単離し、水相をDCM(2 x 10 mL)でさらに抽出した。合わせた有機相を乾燥し(MgSO
4)、ろ過し、濃縮して粗体物質を橙色オイルとして得た。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(4 g カートリッジ、0-10% MeOH/DCM)により精製し、(1R,3R)-tert-ブチル 1-(1,1-ジメチルエチルスルフィナミド)-3-フルオロ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-カルボキシレート(135 mg、0.32 mmol、60% 収率)を淡橙色ガムとして得た。MS: [M+Na]
+ = 399.
【0459】
工程3: (1R,3R)-3-フルオロ-8-アザスピロ[4.5]デカン-1-アミン 二塩酸塩
HCl(ジオキサン中4M) (1.0 mL)を(1R,3R)-tert-ブチル 1-(1,1-ジメチルエチルスルフィナミド)-3-フルオロ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-カルボキシレート(130 mg、0.345 mmol)に加え、混合物を室温で撹拌した。さらに一部の HCl(ジオキサン中4M) (1.0 mL)を加え、反応物を室温で1時間30分間撹拌した。混合物を濃縮して橙色固体を得た。粗体物質を直接次の工程に使用した。
【0460】
製造例51: (3S,4S)-3-メチル-2-オキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン-4-アミン 塩酸塩
【0461】
【化85】
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【0462】
工程1: エチル (2S)-2-[(tert-ブチルジメチルシリル)オキシ]プロパノエート
DCM(1 L)中のエチル (2S)-2-ヒドロキシプロパノエート(95.0 g、0.8 mol)の反応混合物を0℃に冷却し、次いでイミダゾール(81.6 g、1.2 mol)とTBSCl(133.3 g、0.88 mol)を加え、周囲温度で約1.5時間撹拌した。
反応混合物を水(1.0 L)に注ぎ、DCM(2 x 500 mL)で抽出し、次いで塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空中で濃縮し、シリカカラム: (石油エーテル/EtOAc=50/1 から 20/1)により精製し、生成物(180.0 g、97%)を無色オイルとして得た。
1H NMR (500 MHz,CDCl
3) δ: 4.33 (s,1H),4.22 (s,2H),1.44 (d,3H),1.32 (t,3H),0.97 (s,9H),0.15 (s,6H).
【0463】
工程2: (2S)-2-[(tert-ブチルジメチルシリル)オキシ]プロパナール
エチル (2S)-2-[(tert-ブチルジメチルシリル)オキシ]プロパノエート(131.0 g、0.56 molのトルエン(800 mL)溶液を-60℃に冷却し、DIBAL-H(1.5 M、560 mL、0.85 mol)を滴下し、次いで-60℃で2時間撹拌した。反応混合物を水(800 mL)に注ぎ、EtOAc(2 x 500 mL)で抽出し、塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空中で濃縮して粗生成物を得た。それは精製することなく次の工程に使用した。
【0464】
工程3: 1-tert-ブチル 4-エチル 4-[(2S)-2-[(tert-ブチルジメチルシリル)オキシ]-1-ヒドロキシプロピル]ピペリジン-1,4-ジカルボキシレート
ジイソプロピルアミン(65.0 g、0.64mol)のTHF(400 mL)溶液を-20℃に冷却した。n-BuLi(2.5 M、224 mL、0.56 mol)を滴下し、次いで-10℃で1時間撹拌した。THF(200 mL)中の1-tert-ブチル 4-エチル ピペリジン-1,4-ジカルボキシレート(110.0 g、0.43 mol)を-10℃で滴下し、次いで-10℃、周囲温度で1時間N
2下に撹拌した。THF(200 mL)中の(2S)-2-[(tert-ブチルジメチルシリル)オキシ]プロパナール(120.0 g、0.64 mol)を-10℃で滴下し、次いで-10℃〜0℃で2時間撹拌した。反応混合物を飽和NH
4Cl(1L)に注ぎ、EtOAc(2 x 500 mL)で抽出し、合わせたEtOAc相を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空中で濃縮し、シリカカラム: (石油エーテル/EtOAc=50/1から30/1から20/1)により精製して生成物(70.0 g、37%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ: 4.29-4.09 (m,2H),4.06-3.88 (m,2H),3.79 (d,1H),3.60-3.48 (m,1H),2.78 (s,2H),2.66-2.25 (m,1H),2.24-1.94 (m,2H),1.74 (m,2H),1.50-1.37 (m,9H),1.34-1.18 (m,5H),1.12 (d,3H),0.91 (s,10H),0.04 (s,6H).
【0465】
工程4: tert-ブチル 4-[(2S)-2-[(tert-ブチルジメチルシリル)オキシ]-1-ヒドロキシプロピル]-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-カルボキシレート
1-tert-ブチル 4-エチル 4-[(2S)-2-[(tert-ブチルジメチルシリル)オキシ]-1-ヒドロキシプロピル]ピペリジン-1,4-ジカルボキシレート(70.0 g、0.157 mol)のTHF(700 mL)溶液にLiBH
4(2 M、118 mL、0.236 mol)を0℃で加え、次いで周囲温度で終夜撹拌した。混合物を水(500 mL)に注ぎ、周囲温度で20分間撹拌し、EtOAc(2 x 300 mL)で抽出し、塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空中で濃縮して粗生成物(60.0 g)を得た。それは精製することなく次の工程に使用した。
【0466】
工程5: tert-ブチル 4-[(2S)-1,2-ジヒドロキシプロピル]-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-カルボキシレート
tert-ブチル 4-[(2S)-2-[(tert-ブチルジメチルシリル)オキシ]-1-ヒドロキシプロピル]-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(60.0 g、0.149 mol)のTHF(600 mL)冷却(0
oC)溶液に、TBAF(1 M、223 mL、0.223 mol)を加え、周囲温度で2時間撹拌した。NaHCO
3(水溶液600 mL)を加え、周囲温度で10分間撹拌し、EtOAc(2 x 300 mL)で抽出し、塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空中で濃縮し、シリカカラム: (DCM/MeOH=100/1 から 50/1 から 30/1)により精製して生成物(37.0g、86%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ: 4.02-3.87 (m,1H),3.74 (m,4H),3.36 (d,4H),3.10 (s,2H),1.66 (s,3H),1.40 (s,10H),1.31 (s,3H).
【0467】
工程6: tert--ブチル (3S)-4-ヒドロキシ-3-メチル-2-オキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-カルボキシレート
tert-ブチル 4-[(2S)-1,2-ジヒドロキシプロピル]-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(37.0 g、0.127 mol)のTHF(400 mL)氷冷溶液にNaH(17.8 g、0.44 mol)を分割して加え、次いでTsCl(25.5 g、0.134 mol)のTHF(200 mL)溶液を加え、反応混合物を0℃で2時間撹拌した。反応混合物を氷とNH
4Cl(水溶液600 mL)に注ぎ、EtOAc(3 x 400 mL)で抽出し、塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空中で濃縮し、シリカカラム: (DCM/MeOH=100/1から50/1から30/1)により精製して生成物(20.0 g、58%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ: 3.94-3.57 (m,4H),3.45 (d,1H),2.96 (s,2H),1.70 (s,3H),1.42 (s,10H),1.29 (m,4H).
【0468】
工程7: tert-ブチル (3S)-3-メチル-4-オキソ-2-オキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-カルボキシレート
tert-ブチル (3S)-4-ヒドロキシ-3-メチル-2-オキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-カルボキシレート(20.0 g、0.074 molのDCM(200 mL)氷冷溶液にDMP(37.5 g、0.088 mol)を分割して加えた。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌し、NaHCO
3(水溶液)に注ぎ、DCMで抽出し、塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空中で濃縮して生成物(19.0 g、95%)を黄色オイルとして得た。それは直接次の工程で使用した。
【0469】
工程8: tert-ブチル (3S,4S)-3-メチル-4-[(2-メチルプロパン-2-スルフィニル)アミノ]-2-オキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-カルボキシレート
tert-ブチル (3S)-3-メチル-4-オキソ-2-オキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-カルボキシレート(11.0 g、0.04 mol)のTHF(250 mL)溶液に(R)-2-メチルプロパン-2-スルフィナミド(9.9 g、0.08 mol)、Ti(OEt)
4(36.5 g、0.16 mol)を加え、反応混合物を75℃で終夜撹拌した。反応混合物を-10℃に冷却し、LiBH
4(2 M、30 mL、0.06mol)を滴下し、次いで-10℃で1時間撹拌した。反応混合物を氷及びNH
4Cl(水溶液300 mL)及びEtOAc(300 mL)に注ぎ、周囲温度で20分間撹拌し、次いでセライトでろ過した。反応混合物をEtOAc(2 x 300 mL)で抽出し、塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空中で濃縮し、シリカカラム: (石油エーテル/ EtOAc=10/1 から 5/1 から 3/1 から 2/1)により精製して生成物(7.0 g、47%)を得た。
1H NMR (400 MHz,DMSO-d
6) δ: 5.07 (d,J = 11.0 Hz,1H),4.06 (s,1H),3.74 (m,3H),3.37 (d,3H),2.84 (s,2H),1.69-1.50 (m,2H),1.39 (s,11H),1.15 (s,9H),1.06 (m,3H).
【0470】
工程9: (3S,4S)-3-メチル-2-オキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン-4-アミン 塩酸塩
tert-ブチル (3S,4S)-3-メチル-4-[(2-メチルプロパン-2-スルフィニル)アミノ]-2-オキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-カルボキシレート(5.8 g、15.5 mmolのMeOH(20 mL) 溶液にHCl/ジオキサン(4M、39 mL、155 mmol)を加え、次いで50℃で2時間撹拌した。反応混合物を周囲温度まで冷却し、真空中で濃縮した。粗生成物を水(50mL)に溶解し、EtOAc(3 x 40mL)で抽出した。水相を凍結乾燥して生成物のHCl塩(4.0 g)を黄色固体として得た。MS: [M+H]
+= 171.
1H NMR (400 MHz,DMSO-d
6) δ: 4.44 (m,1H),4.05-3.88 (m,2H),3.67 (s,1H),3.58-3.39 (m,2H),3.22-3.01 (m,2H),1.98 (m,4H),1.34 (s,3H).
【0471】
製造例52: N-((1R,3S)-3-ヒドロキシ-8-アザスピロ[4.5]デカン-1-イル)-2-メチルプロパン-2-スルフィナミド
【0472】
【化86】
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【0473】
工程1: tert-ブチル 4-ホルミル-4-(プロプ-2-エン-1-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート
tert-ブチル 4-ホルミルピペリジン-1-カルボキシレート(300.0 g、1.40 mol)のTHF(3 L)溶液を-25℃に冷却し、アリルブロミド(187.7 g、1.55 mol)を加え、次いでt-BuOK(173.0 g、1.55 mol)を分割して加え、次いで-25℃〜-15℃で45分間撹拌した。反応混合物を氷及びNH
4Cl(水溶液3L)に注ぎ、EtOAc(2 x 2L)で抽出し、塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空中で濃縮し、シリカカラム: (石油エーテル/EtOAc=50/1 から 20/1 から 10/1)により精製して生成物(210.0 g、60%)を無色オイルとして得た。
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ: 9.48 (s,1H),5.58 (s,1H),5.03 (s,2H),3.76 (s,2H),2.90 (s,2H),2.21 (s,2H),1.89 (s,2H),1.43 (s,9H).
【0474】
工程2: tert-ブチル 4-(1-ヒドロキシプロプ-2-エン-1-イル)-4-(プロプ-2-エン-1-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート
tert-ブチル 4-ホルミル-4-(プロプ-2-エン-1-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート(250.0 g、0.99 mol)のTHF(2.5 L)溶液を-60℃に冷却し、ビニルマグネシウムブロミド(1.18 L、1.18 mol)を加え、次いで周囲温度で1時間撹拌した.混合物をNH
4Cl(水溶液3L)に注ぎ、EtOAc(2 x 2L)で抽出し、塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空中で濃縮して生成物(270.0 g、97%)を褐色オイルとして得た。
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ: 6.00-5.78 (m,2H),5.28-5.15 (m,2H),5.11-4.99 (m,2H),3.98 (d,1H),3.79-3.56 (m,2H),3.09 (s,2H),2.24 (ddd,7.5 Hz,2H),1.86 (d,1H),1.65-1.49 (m,2H),1.45-1.38 (m,11H).
【0475】
工程3: tert-ブチル 4-(プロプ-2-エン-1-イル)-4-(プロプ-2-エノイル)ピペリジン-1-カルボキシレート
tert-ブチル 4-(1-ヒドロキシプロプ-2-エン-1-イル)-4-(プロプ-2-エン-1-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート(286.0 g、1.01 mol)のDCM(1.5 L)溶液を0℃に冷却し、DMP(471.0 g、1.1 mol)を加え、周囲温度で2時間撹拌した。反応混合物をNaHCO
3/Na
2SO
3(1:1、2 L)に注ぎ、DCM(1 L)で抽出し、合わせたDCM相を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空中で濃縮して粗生成物(840.0 g)を黄色オイルとして得た。
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ: 6.88-6.70 (m,1H),6.37 (d,1H),5.68 (d,1H),5.55 (d,1H),5.02 (t,2H),3.74 (s,2H),2.93 (s,2H),2.28 (s,2H),2.06 (s,2H),1.43 (s,11H).
【0476】
工程4: tert-ブチル 1-オキソ-8-アザスピロ[4.5]デク-2-エン-8-カルボキシレート
tert-ブチル 4-(プロプ-2-エン-1-イル)-4-(プロプ-2-エノイル)ピペリジン-1-カルボキシレート(256.0 g、0.91 mol)のトルエン(3 L)溶液にジクロロ[1,3-ビス(2,4,6-トリメチルフェニル)-2-イミダジリジニリデン](ベンジリデン)(トリシクロヘキシルホスフィン)ルテニウム(II) (31.1 g、0.037 mol)を加え、85℃で3時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、シリカカラム: (石油エーテル/EtOAc=50/1 から 30/1 から 15/1)により精製して生成物(370.0 g)を褐色固体として得た。
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ: 7.64 (s,1H),6.16 (s,1H),4.08 (s,2H),2.90 (s,2H),2.60 (s,2H),1.72 (m,2H),1.46 (s,9H),1.25 (s,2H).
【0477】
工程5: tert-ブチル (3R)-3-ヒドロキシ-1-オキソ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-カルボキシレート
CuCl(1.55 g、0.0156 mol)、(S)-TolBINAP(10.6 g、0.0156 mol)、t-BuONa(1.5 g、0.0156 mol)のTHF(900mL)中の混合物を周囲温度で30分間撹拌した。THF(400 mL)中のビス(ピナコラト)ジボロン(145.3g、0.572 mol)を加え、周囲温度で15分間撹拌した。(THF 200 mL)及びMeOH(33.3 g、1.04 mol)中のtert-ブチル 1-オキソ-8-アザスピロ[4.5]デク-2-エン-8-カルボキシレート(130.0 g、0.52 mol)を加え、反応混合物を周囲温度で終夜撹拌した。水(1.6 L)及びNaBO
3(400.0 g、2.6 mol)を加え、反応混合物を周囲温度で1時間撹拌した。混合物をろ過し、EtOAcで抽出し、塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空中で濃縮し、シリカカラム: (石油エーテル/EtOAc=20/1 から 10/1 から 3/1)により精製して生成物(100.0 g、71%)を褐色固体として得た。
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ: 4.61 (s,1H),3.88 (s,2H),3.03 (m,2H),2.65 (s,1H),2.38 (s,1H),2.19 (s,3H),1.73 (m,4H),1.44 (s,9H).
【0478】
工程6: tert-ブチル (3R)-3-[(tert-ブチルジメチルシリル)オキシ]-1-オキソ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-カルボキシレート
tert-ブチル (3R)-3-ヒドロキシ-1-オキソ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-カルボキシレート(110.0 g、0.4 molのDMF(1.0 L)溶液にイミダゾール(41.0 g、0.6 mol)、TBSCl(73.3 g、0.48 mol)を加え、反応混合物を周囲温度で終夜撹拌した。反応混合物を水(5L)に注ぎ、EtOAc(2 x 2L)で抽出し、塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空中で濃縮し、シリカカラム: (石油エーテル/EtOAc=20/1 から 10/1 から 3/1)により精製して生成物(120.0 g、78%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ: 4.49 (s,1H),3.88 (s,2H),2.97 (s,2H),2.52 (s,1H),2.21 (s,2H),2.06 (s,2H),1.66 (s,4H),1.43 (s,9H),0.87 (s,9H),0.03 (s,6H).
【0479】
工程7: tert-ブチル (1R,3R)-3-[(tert-ブチルジメチルシリル)オキシ]-1-[(2-メチルプロパン-2-スルフィニル)アミノ]-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-カルボキシレート
tert-ブチル (3R)-3-[(tert-ブチルジメチルシリル)オキシ]-1-オキソ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-カルボキシレート(80.0 g、0.2 mol)のTHF(1.3 L)溶液に(R)-2-メチルプロパン-2-スルフィナミド(50.6 g、0.4 mol)、Ti(OEt)
4(182.5 g、0.8 mol)を加え、次いで65℃で終夜撹拌した。反応混合物を-60℃に冷却し、LiBH
4(2 M、300 mL、0.6 mol)を滴下し、-60℃で終夜撹拌した。反応混合物をNH
4Cl(水溶液2 L)に注ぎ、EtOAc(2 x 1L)で抽出し、塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空中で濃縮し、シリカカラム: (石油エーテル/EtOAc=10/1 から 3/1)により精製して生成物(120.0 g)を黄色オイルとして得た。
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ: 4.30 (s,1H),3.94 (s,2H),3.58 (s,1H),3.28 (s,1H),2.82 (s,2H),2.30 (s,1H),1.76 (m,7H),1.38 (s,9H),1.19 (s,9H),0.85 (s,9H),0.01 (s,6H).
【0480】
工程8: tert-ブチル (1R,3R)-3-ヒドロキシ-1-[(2-メチルプロパン-2-スルフィニル)アミノ]-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-カルボキシレート
tert-ブチル (1R,3R)-3-[(tert-ブチルジメチルシリル)オキシ]-1-[(2-メチルプロパン-2-スルフィニル)アミノ]-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-カルボキシレート(135.0 g、0.276 mol)のTHF(800 mL)溶液にTBAF(553 mL、0.553 mol)を加え、周囲温度で4時間撹拌した。反応混合物を水(1L)に注ぎ、EtOAc(2 x 500 mL)で抽出し、塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空中で濃縮して粗生成物(100.0 g、97%)を黄色オイルとして得た。それは精製することなく次の工程に使用した。
1H NMR (400 MHz,DMSO-d
6) δ: 5.05 (s,1H),4.67 (s,1H),4.04 (s,1H),3.82 (s,2H),3.05 (s,1H),2.74 (br,s,2H),2.10 (m,1H),1.67 (m,4H),1.42 (m,11H),1.24 (s,2H),1.09 (m,9H).
【0481】
工程9: tert-ブチル (1R,3S)-3-(イソキノリン-1-カルボニルオキシ)-1-[(2-メチルプロパン-2-スルフィニル)アミノ]-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-カルボキシレート
tert-ブチル (1R,3R)-3-ヒドロキシ-1-[(2-メチルプロパン-2-スルフィニル)アミノ]-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-カルボキシレート(120.0 g、0.32 mol)のTHF(1 L)溶液にイソキノリン-1-カルボン酸(166.6 g、0.96 mol)、DIAD(97.1g、0.48 mol)、TPP(125.9 g、0.48 mol)を加え、反応混合物を周囲温度で2時間撹拌し、反応混合物をNaHCO
3(水溶液2L)に注ぎ、EtOAc(2 x 1L)で抽出し、塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空中で濃縮して粗生成物を得、これをシリカカラム: (DCM/EtOAc=50/1 から 20/1 から DCM/MeOH=20/1)により精製して生成物(120.0 g、71%)を黄色固体として得た。MS: [M+H]
+ = 530.
1H NMR (400 MHz,DMSO-d
6) δ: 8.59 (s,1H),8.40 (s,1H),8.04 (s,2H),7.83 (d,2H),5.48 (s,1H),5.23 (s,1H),3.85 (s,2H),3.50 (s,1H),2.77 (s,2H),2.49-2.38 (m,1H),2.14 (d,2H),1.73 (s,2H),1.47 (s,1H),1.38 (s,9H),1.25 (s,3H),1.15 - 1.11 (m,9H).
【0482】
工程10: tert-ブチル (1R,3S)-3-ヒドロキシ-1-[(2-メチルプロパン-2-スルフィニル)アミノ]-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-カルボキシレート
tert-ブチル (1R,3S)-3-(イソキノリン-1-カルボニルオキシ)-1-[(2-メチルプロパン-2-スルフィニル)アミノ]-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-カルボキシレート(120.0 g、0.227 mol)のTHF/H
2O(1/1、1 L)溶液にLiOH・H
2O(92.9g、2.27 mol)を加え、周囲温度で2時間撹拌した。反応混合物をNH
4Cl(水溶液2L)に注ぎ、EtOAc(2 x 1L)で抽出し、塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空中で濃縮して粗生成物を得、これEtOAc/ヘキサンから結晶化することにより精製して生成物(64.0g、75%)を白色固体として得た。MS: [M+H-Boc]
+ = 275.
1H NMR (400 MHz,DMSO-d
6) δ: 4.97 (s,1H),4.51 (s,1H),4.06 (s,1H),3.82 (s,2H),3.39 (s,1H),2.74 (s,2H),1.99 (s,1H),1.81 (s,3H),1.39 (s,11H),1.28-1.16 (m,1H),1.11 (s,9H).
【0483】
工程11: N-[(1R,3S)-3-ヒドロキシ-8-アザスピロ[4.5]デカン-1-イル]-2-メチルプロパン-2-スルフィナミド
tert-ブチル (1R,3S)-3-ヒドロキシ-1-[(2-メチルプロパン-2-スルフィニル)アミノ]-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-カルボキシレート(64.0 g、0.171 mol)のDCM(600 mL)溶液にTFA(195.3 g、1.71 mol)を加え、周囲温度で2時間撹拌した。反応混合物を水(2 L)に注ぎ、Et
2O(5 x 300 mL)で抽出して不純物を除き、次いでpHをNaHCO
3(水溶液)を用いてpH = 8に調製し、水を凍結乾燥して生成物(50.0 g)を無色オイルとして得た。MS: [M+H]
+ = 275.
1H NMR (400 MHz,DMSO-d
6) δ: 5.13 (d,1H),4.83 (br,s,3H),4.08 (s,1H),3.44 (m,1H),3.15 (m,2H),2.78 (m,2H),2.01-1.64 (m,4H),1.40 (m,2H),1.25 (m,1H),1.15 (s,9H).
【0484】
製造例53: 5-ブロモ-4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール
【0485】
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
【0486】
5-ブロモ-4-クロロ-1H-インダゾール(10.0 g、43.2 mmolのEtOAc(200 mL)懸濁液にトリメチルオキソニウムテトラフルオロボレート(9.58 g、64.8 mmol)を室温で加えた。混合物をRTで20時間撹拌し、飽和NaHCO
3でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0 - 50% EtOAc/ヘキサン)により精製し、標題化合物(9.16 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 245,247.
【0487】
製造例54: 5-ブロモ-4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール
【0488】
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
【0489】
5-ブロモ-4-クロロ-1H-インダゾール(5.0 g、21.6 mmol)のEtOAc(100 mL)中の懸濁液にトリエチルオキソニウム ヘキサフルオロホスフェート(8.04 g、32.4 mmol)を室温で添加した。混合物を室温で終夜撹拌し、飽和NaHCO
3でクエンチし、EtOAc抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0 - 50% EtOAc/ヘキサン)により精製し、標題化合物(5.05 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 259,261.
【0490】
製造例55: 5-ブロモ-2-(tert-ブチル)-4-クロロ-2H-インダゾール
【0491】
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
【0492】
5-ブロモ-4-クロロ-1H-インダゾール(0.93 g、4.0 mmol)のトルエン(8.0 mL)中の懸濁液に酢酸tert-ブチル(4.7 g、40 mmol)とメタンスルホン酸(0.38 g、4.0 mmol)を室温で添加した。
混合物を95℃で1日撹拌した。混合物に酢酸tert-ブチル(4.7 g、40 mmol)とメタンスルホン酸(0.38 g、4.0 mmol)を加え、さらに1日撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、水と塩水で洗浄した。有機層を真空中で濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0 - 20% EtOAc/ヘキサン)により精製し、標題化合物(1.1 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 287,289.
【0493】
製造例56: 5-ブロモ-2-メチル-2H-インダゾール
【0494】
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
【0495】
5-ブロモ-4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾールの製造例と類似の手順を用いて標題化合物を5-ブロモ-1H-インダゾールから調製した。MS: [M+H]
+ = 211,213.
【0496】
製造例57: 5-ブロモ-4-フルオロ-2-メチル-2H-インダゾール
【0497】
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
【0498】
5-ブロモ-4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾールの製造例と類似の手順を用いて標題化合物を5-ブロモ-4-フルオロ-1H-インダゾールから調製した。MS: [M+H]
+ = 229,231.
【0499】
製造例58: 5-ブロモ-6-フルオロ-2-メチル-2H-インダゾール
【0500】
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
【0501】
5-ブロモ-4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾールの製造例と類似の手順を用いて標題化合物を5-ブロモ-6-フルオロ-1H-インダゾールから調製した。 MS: [M+H]
+ = 229,231.
【0502】
製造例59: 5-ブロモ-4-メトキシ-2-メチル-2H-インダゾール
【0503】
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
【0504】
5-ブロモ-4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾールの製造例と類似の手順を用いて標題化合物を5-ブロモ-4-メトキシ-1H-インダゾールから調製した。MS: [M+H]
+ = 241,243.
【0505】
製造例60: 1-(5-ブロモ-4-クロロ-2H-インダゾール-2-イル)-2-メチルプロパン-2-オール
【0506】
【化94】
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【0507】
DMF(10 mL)中の5-ブロモ-4-クロロ-1H-インダゾール(1.0 g、4.32 mmol)溶液にK
2CO
3(1.19 g、8.64 mmol)とイソブチレンオキシド(0.58 mL、6.48 mmol)を室温で加えた。混合物を100℃で2時間撹拌し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、10 - 20% EtOAc/ヘキサン)により精製し、標題化合物(0.55 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 303,305.
【0508】
製造例61: 5-ブロモ-4-クロロ-2,7-ジメチル-2H-インダゾール
【0509】
【化95】
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【0510】
4-ブロモ-3-クロロ-2,6-ジメチルアニリン(4.8 g、20 mmol)、酢酸カリウム(3.1 g、31 mmol)、酢酸(1.8 g、29 mmol)及びトルエン(61 mL)の混合物に亜硝酸tert-ブチル(2.5 g、25 mmol)を室温で加えた。混合物を45℃で終夜撹拌した。該混合物にEtOAc(40 mL)及び1 M NaOH水溶液(40 mL)を加えた。分離した有機層を塩水で洗浄し、真空中で濃縮し、残渣をトルエンとヘプタン中に懸濁した。沈殿物を集め、50℃で減圧下に乾燥して5-ブロモ-4-クロロ-7-メチル-1H-インダゾールと5-ブロモ-6-クロロ-7-メチル-1H-インダゾール(3.4 g)の混合物を得た。MS: [M+H]
+ = 245,247.
5-ブロモ-4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾールの製造例と類似の手順を用いて5-ブロモ-4-クロロ-7-メチル-1H-インダゾールと5-ブロモ-6-クロロ-7-メチル-1H-インダゾールの混合物から調製し、標題化合物を得た。MS: [M+H]
+ = 259,261
【0511】
製造例62: 5-ブロモ-3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール
【0512】
【化96】
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【0513】
5-ブロモ-4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール(5 g、20.3 mmol)のDMF(50 mL)の溶液にNCS(2.99 g、22.4 mmol)を0℃で加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。水(150 mL)を室温で加えた。混合物を室温で1時間撹拌した。沈殿物を集め、水で洗浄し、60℃で3時間減圧下に乾燥して標題化合物(5.63 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 279,281.
【0514】
製造例63: 5-ブロモ-4-クロロ-2,3-ジメチル-2H-インダゾール
【0515】
【化97】
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【0516】
5-ブロモ-4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール(500 mg、2.03 mmol)のTHF(10 mL)溶液にLDA(1.08 M THF中、2.26 mL、2.44 mmol)を-78℃で加えた。混合物を0℃で30分間撹拌し、-78℃に冷却した。ヨードメタン(0.190 mL、3.05 mmol)を-78℃で加えた。混合物を-78℃で2時間撹拌し、飽和NH
4Clでクエンチし、EtOAcで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0 - 60% EtOAc/ヘキサン)により精製し、標題化合物(442 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 259,261.
【0517】
製造例64: 2-(5-ブロモ-4-クロロ-2H-インダゾール-2-イル)-N,N-ジメチルアセトアミド
【0518】
【化98】
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【0519】
工程1
5-ブロモ-4-クロロ-1H-インダゾール(500 mg、2.16 mmol)とメチルグリコレート(0.25 mL、3.24 mmol)のTHF(10 mL)溶液にDMEAD(759 mg、3.24 mmol)とトリフェニルホスフィン(850 mg、3.24 mmol)を室温で加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。反応溶液を真空中で濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、20 - 40% EtOAc/ヘキサン)により精製し、メチル 2-(5-ブロモ-4-クロロ-2H-インダゾール-2-イル)アセテート(190 mg)を得た。 MS: [M+H]
+ = 303,305.
【0520】
工程2
メチル 2-(5-ブロモ-4-クロロ-2H-インダゾール-2-イル)アセテート(190 mg、0.63 mmol)のTHF(1.9 mL)溶液にLiOH(90 mg、3.76 mmol)の水(0.95 mL)溶液を室温で加えた。混合物を室温で20分間撹拌し、MTBEで希釈し、2 M NaOHを加えた。水層に6 M HClを加え、CHCl
3で3回抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮して2-(5-ブロモ-4-クロロ-2H-インダゾール-2-イル)酢酸(140 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 289,291.
【0521】
工程3
THF(1.4 mL)中の2-(5-ブロモ-4-クロロ-2H-インダゾール-2-イル)酢酸(140 mg、0.48 mmol)にTEA(0.27 mL、1.93 mmol)、HATU (276 mg、0.73 mmol)及びジメチルアミン塩酸塩(59 mg、0.73 mmol)を室温で加えた。混合物を50℃で1時間撹拌した。反応溶液を真空中で濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、40 - 100% EtOAc/ヘキサン)により精製して標題化合物(125 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 316,318.
【0522】
製造例65: 6-ブロモ-7-クロロ-2,3-ジヒドロ-1,3-ベンゾチアゾール-2-チオン
【0523】
【化99】
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【0524】
DMF(100 mL)中の4-ブロモ-2,3-ジクロロアニリン(10.0 g、41.5 mmol)とカリウム エチル キサンテート(15.0 g、93.4 mmol)の混合物を120℃で18時間撹拌した。混合物を2 M HCl水溶液(80 ml)及び水(400 mL)でクエンチした。混合物をろ過し、水で洗浄して標題化合物(1.13 g)を得た。
1H-NMR (400 MHz,DMSO-d
6) δ: 14.10 (1H,s),7.78 (1H,d),7.19 (1H,d).
【0525】
製造例66: 6-ブロモ-7-クロロ-1,3-ベンゾチアゾール
【0526】
【化100】
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【0527】
6-ブロモ-7-クロロ-2,3-ジヒドロ-1,3-ベンゾチアゾール-2-チオン(1.13 g、40.3 mmol)、鉄粉末(12.4 g、221.5 mmol)及び酢酸(200 mL)を室温で入れた丸底フラスコを(メカニカルスターラーで)120℃で2時間撹拌した。さらに鉄粉末(24.8 g、443.0 mmol)を加え、混合物を120℃で2時間撹拌した。追加の鉄粉末(12.4 g、221.5 mmol)を加え、反応物を120℃で15時間撹拌した。混合物をろ過し、ろ液を減圧下に濃縮した。残渣をEtOAcからの再結晶により精製し、次いでシリカゲルカラムクロマトグラフィー(10% EtOAc/石油エーテル)により精製して標題化合物(0.27 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 248.
【0528】
製造例67: N-(4-ブロモ-3-クロロ-2-フルオロフェニル)アセトアミド
【0529】
【化101】
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【0530】
氷浴中で冷却された4-ブロモ-3-クロロ-2-フルオロアニリン(25 g、111 mmol)及びDIPEA(48.5 ml、278 mmol)のDCM(250 mL)溶液に無水酢酸(11.05 ml、117 mmol)を1.5時間にわたり加えた。反応物を室温に暖め、24時間撹拌した。反応物をHCl(1 M、250 mL)、NaHCO
3(150 mL)及び水(100 mL)で洗浄した。有機相を乾燥(MgSO
4)し、減圧下に濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-40% EtOAc/石油エーテル)により精製して標題化合物(23.8 g)を得た。
1H-NMR (500 MHz,DMSO-d
6) δ: 9.97 (s,1H),7.95 - 7.77 (m,1H),7.56 (dd,1H),2.10 (s,3H).
【0531】
製造例68: 6-ブロモ-7-クロロ-2-メチル-1,3-ベンゾチアゾール
【0532】
【化102】
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【0533】
N-(4-ブロモ-3-クロロ-2-フルオロフェニル)アセトアミド(1.0 g、3.77 mmol)のキシレン(9.86 mL)溶液にLawesson's試薬(1.53 g、2.26 mmol)を加えた。反応物を18時間110℃に加熱した。炭酸セシウム(4.11 g、7.55 mmol)を加え、混合物を110℃で18時間撹拌した。反応物を室温に冷却し、反応物を水(500 mL)及び酢酸エチルで希釈した。有機層を分離し、飽和塩水溶液で洗浄し、次いで無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、減圧下に濃縮した。残渣をシリカカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-20% EtOAc/石油エーテル)により精製して標題化合物(0.97 g)を得た。
1H-NMR (400 MHz,DMSO-d
6) δ: 7.85 (2H,d),2.83 (3H,s).
【0534】
製造例69: 6-ブロモ-7-クロロ-2-エチルベンゾ[d]チアゾール
【0535】
【化103】
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【0536】
6-ブロモ-7-クロロ-2-メチル-1,3-ベンゾチアゾールの製造例と類似の手順を用いてプロピオニルクロライドから調製して、標題化合物を得た。MS: [M+H]
+ = 211,213.
【0537】
製造例70: 2-(6-ブロモ-7-クロロベンゾ[d]チアゾール-2-イル)-N,N-ジメチルアセトアミド
【0538】
【化104】
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【0539】
工程1
4-ブロモ-3-クロロ-2-フルオロ-アニリン(3 g、13.4 mmol)及びHATU(10.2 g、26.7 mmol)のDMA(30 mL)溶液にTEA(5.58 mL、40.1 mmol)と3-tert-ブトキシ-3-オキソプロパン酸(3.09 mL、20.0 mmol)を室温で加えた。混合物を50℃で1時間撹拌し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、30-70% EtOAc/ヘキサン)により精製してtert-ブチル 3-(4-ブロモ-3-クロロ-2-フルオロ-アニリノ)-3-オキソ-プロパノエート(3.35 g)を得た。
【0540】
工程2
tert-ブチル 3-(4-ブロモ-3-クロロ-2-フルオロ-アニリノ)-3-オキソ-プロパノエート(2 g、5.47 mmol)のトルエン(20 mL)中の懸濁液にLAWESSON'S試薬(1.32 g、3.27 mmol)を室温で加えた。混合物を110℃で3時間撹拌した。Cs
2CO
3(3.56 g、10.9 mmol)を加えた。混合物を110℃で19時間撹拌し、室温に冷却し、ろ過した。ろ液を真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-20% EtOAc/CHCl
3)により精製してtert-ブチル 2-(6-ブロモ-7-クロロベンゾ[d]チアゾール-2-イル)アセテート(983 mg)を得た。
【0541】
工程3
tert-ブチル 2-(6-ブロモ-7-クロロベンゾ[d]チアゾール-2-イル)アセテート(500 mg、1.38 mmol)のCHCl
3(5 mL)溶液にTFA(2.5 mL、32 mmol)を室温で加えた。混合物を60℃で1時間撹拌した。反応溶液を真空中で濃縮し、残渣をヘキサンに懸濁した。沈殿物を集め、ヘキサンで洗浄し、60℃で3時間減圧下に乾燥して2-(6-ブロモ-7-クロロベンゾ[d]チアゾール-2-イル)酢酸(200 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 306,308.
【0542】
工程4
2-(6-ブロモ-7-クロロベンゾ[d]チアゾール-2-イル)酢酸(200 mg、0.65 mmol)のTHF(4 mL)溶液にTEA(0.45 mL、3.26 mmol)、プロピルホスホニック アンハイドライド(1.6 M THF中、0.82 mL、1.30 mmol)、及びジメチルアミン(2.0 M THF中、0.65 mL、1.30 mmol)を室温で加えた。混合物を室温で10分間撹拌した。反応溶液を真空中で濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、80-100% EtOAc/ヘキサン)により精製して標題化合物(168 mg)を得た。MS:[M+H]
+ = 333,335.
【0543】
製造例71: N-(4-ブロモ-3-クロロ-2-ヒドロキシフェニル)アセトアミド
【0544】
【化105】
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【0545】
N-(4-ブロモ-3-クロロ-2-フルオロ-フェニル)アセトアミド(1.0 g、3.8 mmol)、炭酸セシウム(2.0当量、7.5 mmol)のNMP(6.0 mL)懸濁液にマイクロ波(Initiator、Biotage)を150℃で5時間照射した。混合物にNMP(15 mL)を加え、混合物を再度150℃で5時間マイクロ波照射した。反応混合物をEtOAc及び水で希釈し、5N HCl水溶液で酸性化してそのpHを1〜2に調整した。混合物をEtOAc(X3)で抽出し、有機抽出物を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。濃縮により粗体混合物(1.20 g、褐色オイル)を得、これをカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、5-70% EtOAc/ヘキサン)に供して精製し、標題化合物(425 mg、1.61 mmol、43% 収率)を黄色固体として得た。MS: [M+H]
+ = 264,266.
【0546】
製造例72: 6-ブロモ-7-クロロ-2-メチルベンゾ[d]オキサゾール
【0547】
【化106】
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【0548】
N-(4-ブロモ-3-クロロ-2-ヒドロキシフェニル)アセトアミド(1.09 g、4.12 mmol)、トリフェニルホスフィン(1.62 g、6.18 mmol)のTHF(30 mL)溶液にジイソプロピル アゾジカルボキシレート(1.21 mL、6.18 mmol)を加え、混合物をオイルバス中で2時間45分50℃に加熱した。反応混合物を濃縮して粗体オイル(4.30 g、褐色オイル)を得、これをカラムクロマトグラフィー精製(勾配溶出、5-70% EtOAc/ヘキサン)に供し、引き続いてヘキサンに懸濁してろ過により集め、標題化合物(908 mg、3.68 mmol、89% 収率)を無色固体として得た。MS: [M+H]
+ = 246,248.
【0549】
製造例73: N-(4-ブロモ-3-クロロ-2-フルオロフェニル)プロピオンアミド
【0550】
【化107】
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【0551】
4-ブロモ-3-クロロ-2-フルオロアニリン(5.00 g、22.3 mmol)のDCM(40 mL)溶液にTEA(2.0当量、44.6 mmol)とプロピオニルクロライド(2.34 mL、26.7 mmol)を0℃で加えた。氷水浴を除去し、混合物を室温で17時間撹拌した。プロピオニルクロライド(0.779 mL、8.92 mmol)を混合物に室温で加えた。室温で45分間撹拌後、水を該混合物に加えた。混合物をEtOAc(X2)で抽出し、有機抽出物を水、希NH
4Cl水溶液、NaHCO
3水溶液、及び塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。濃縮粗体混合物をヘキサン-EtOAc(4/1)に懸濁し、桐山ろ紙(No.4)により集め、標題化合物(4.22 g、15.0 mmol、67% 収率)を無色針状晶として得た。ろ液(橙色固体、2.23 g)をカラムクロマトグラフィー精製(勾配溶出、5-40% EtOAc/ヘキサン)に供して標題化合物(1.33 g、4.74 mmol、21% 収率)を無色針状晶として得た。MS: [M+H]
+ = 280,282.
【0552】
製造例74: N-(4-ブロモ-3-クロロ-2-ヒドロキシフェニル)プロピオンアミド
【0553】
【化108】
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【0554】
N-(4-ブロモ-3-クロロ-2-フルオロ-フェニル)プロパンアミド(2.50 g、8.91 mmol)、炭酸セシウム(5.80 g、17.8 mmol)のNMP(15 mL)懸濁液に150℃で5時間マイクロ波(Initiator、Biotage)照射した。該混合物にNMP(15 mL)を加え、混合物を再度150℃で5時間マイクロ波照射した。反応混合物をEtOAcと水で希釈し、5N HCl水溶液で酸性化してそのpHを1〜2に調整した。混合物をEtOAc(X3)で抽出し、有機抽出物を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。濃縮により粗体混合物(5.90 g、褐色オイル)を得、これをカラムクロマトグラフィー精製(勾配溶出、5-100% EtOAc/ヘキサン)に供して標題化合物(1.27 g、4.56 mmol、51% 収率)を得た。MS: [M+H]
+ = 278,280.
【0555】
製造例75: 6-ブロモ-7-クロロ-2-エチルベンゾ[d]オキサゾール
【0556】
【化109】
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【0557】
THF(10 mL)中のN-(4-ブロモ-3-クロロ-2-ヒドロキシフェニル)プロパンアミド(607 mg、2.18 mmol)とトリフェニルホスフィン(857 mg、3.27 mmo)の溶液に、ジイソプロピル アゾジカルボキシレート(0.642 mL、3.27 mmol)を加え、混合物をオイルバス中、50℃で1時間45分加熱した。反応混合物を濃縮して粗体オイル(2.38 g、褐色オイル)を得、これをカラムクロマトグラフィー精製(勾配溶出、5-50% EtOAc/ヘキサン)にかけて、標題化合物(525 mg、2.02 mmol、92% 収率)を淡黄色固体として得た。MS: [M+H]
+ = 260,262.
【0558】
製造例76: 6-ブロモ-7-クロロ-1-メチル-1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール
【0559】
【化110】
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【0560】
THF(8 mL)中の6-ブロモ-7-クロロ-1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール(400 mg、1.72 mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(542 mg、2.06 mmol)、MeOH(0.084 mL、2.06 mmol)及びDMEAD(484 mg、2.06 mmol)を室温で加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、反応溶液を真空中で濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、10-40% EtOAc/ヘキサン)で精製した。標的生成物を含むフラクションを集め、真空中で濃縮した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-20% EtOAc/ヘキサン)により精製して標題化合物(152 mg)を得た。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 7.82 (1H,d,J = 8.8 Hz),7.58 (1H,d,J = 8.8 Hz),4.57 (3H,s). MS: [M+H]
+ = 246,248.
【0561】
製造例77: 5-ブロモ-4-クロロ-2-メチル-2H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール
【0562】
【化111】
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【0563】
THF(8 mL)中の6-ブロモ-7-クロロ-1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール(400 mg、1.72 mmol)の溶液にトリフェニルホスフィン(542 mg、2.06 mmol)、MeOH(0.084 mL、2.06 mmol)及びDMEAD(484 mg、2.06 mmol)を室温で加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、反応溶液を真空中で濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、10-40% EtOAc/ヘキサン)により精製した。標的生成物を含むフラクションを集め、真空中で濃縮した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-20% EtOAc/ヘキサン)により精製して標題化合物(160 mg)を得た。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 7.66 (1H,d,J = 9.0 Hz),7.57 (1H,d,J = 9.0 Hz),4.54 (3H,s). MS: [M+H]
+ = 246,248.
【0564】
製造例78: 5-ブロモ-3-クロロ-4-フルオロ-2-メチル-2H-インダゾール
【0565】
【化112】
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【0566】
5-ブロモ-3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾールの製造例と類似の手順を用いて、5-ブロモ-4-フルオロ-2-メチル-2H-インダゾールから標題化合物を調製した。MS: [M+H]
+ = 263,265.
【0567】
製造例79: 5-ブロモ-4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-3-カルバルデヒド
【0568】
【化113】
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【0569】
THF(8.3 mL)中の5-ブロモ-4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール(1.1 g、4.1 mmol)の溶液にLDA(1.08 M ヘキサン-THF中、5.8 mL、6.3 mmol)を-78℃で加えた。混合物を0℃で30分間撹拌した。N,N-ジメチルホルムアミド(0.61 g、8.3 mmol)を0℃で加えた。混合物を室温で終夜撹拌し、飽和NH
4Cl水溶液でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-40% EtOAc/ヘキサン)により精製して標題化合物(772 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 287,289.
【0570】
製造例80: 5-ブロモ-4-クロロ-2-エチル-3-メトキシ-2H-インダゾール
【0571】
【化114】
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【0572】
THF(10 mL)中の5-ブロモ-4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール(500 mg、1.92 mmol)の溶液にLDA(1.08 M THF中、2.14 mL、2.31 mmol)を-78℃で加えた。混合物を0℃で30分間撹拌した。N-フルオロベンゼンスルホンイミド(850 mg、2.69 mmol)を0℃で加えた。混合物を0℃で1時間撹拌し、水で反応をクエンチし、EtOAcで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-60% EtOAc/ヘキサン)により精製して5-ブロモ-4-クロロ-2-エチル-3-フルオロ-2H-インダゾール(185 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 277,279.
THF(3 mL)中の5-ブロモ-4-クロロ-2-エチル-3-フルオロ-2H-インダゾール(183 mg、0.659 mmol)の溶液にNaOMe(MeOH中28%、0.472 mL、1.97 mmol)を室温で加えた。混合物を60℃で4時間撹拌し、室温に冷却し、水に注ぎ、EtOAcで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-60% EtOAc/ヘキサン)により精製して標題化合物(166 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 289,291.
【0573】
製造例81: 5-ブロモ-3,4-ジクロロ-2-(フルオロメチル)-2H-インダゾール
【0574】
【化115】
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【0575】
5-ブロモ-4-クロロ-1H-インダゾール(1.00 g、4.32 mmol)、フルオロメチル p-トルエンスルホネート(0.970 g、4.75 mmol)、Cs
2CO
3(1.68 g、5.18 mmol)及びNMP(10 mL)の混合物を60℃で11時間撹拌し、室温に冷却し、水に注ぎ、EtOAcで抽出した。有機層を水と塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-60% EtOAc/ヘキサン)により精製して5-ブロモ-4-クロロ-2-(フルオロメチル)-2H-インダゾール(346 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 263,265.
【0576】
DMF(4 mL)中の5-ブロモ-4-クロロ-2-(フルオロメチル)-2H-インダゾール(378 mg、1.43 mmol)の溶液にNCS(210 mg、1.57 mmol)を0℃で加えた。混合物を室温で44時間撹拌した。NCS(40 mg、0.299 mmol)を室温で加えた。混合物を室温で24時間撹拌し、水に注ぎ、EtOAcで抽出した。有機層を水と塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、10-35% EtOAc/ヘキサン)により精製して標題化合物 (401 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 297,299.
【0577】
製造例82: 4-クロロ-2-メチル-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2H-インダゾール
【0578】
【化116】
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【0579】
5-ブロモ-4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール(12.14 g、49.45 mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(18.83 g、74.18 mmol)、[1,1′-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のジクロロメタン錯体(4.038 g、4.945 mmol)及び1,4-ジオキサン(120 mL)中の酢酸カリウム(9.706 g、98.90 mmol)の混合物を脱気し、窒素でパージし、120℃で5時間撹拌した。反応物を室温に冷却し、セライトパッドによりろ過し、EtOAcで洗浄した。ろ液を真空中で濃縮し、残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-70% EtOAc/ヘキサン)により精製して標題化合物(14.36 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 293,295.
【0580】
以下の表1の化合物を適当な置換アリールハライド(以下に示される大きな改変を伴い上記のように合成された)から出発し、製造例82に記載されたものと類似の手順を用いて調製した。
【0581】
【表1-1】
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【0582】
【表1-2】
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【0583】
【表1-3】
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【0584】
製造例83: 2-(3,4-ジクロロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2H-インダゾール-2-イル)-N,N-ジメチルアセトアミド
【0585】
【化117】
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【0586】
MeCN(2.18 mL)中の2-(4-クロロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2H-インダゾール-2-イル)-N,N-ジメチルアセトアミド(109 mg、0.30 mmol)溶液にNCS(48 mg、0.36 mmol)を室温で加えた。混合物を50℃で18時間撹拌した。次いで、反応溶液を真空中で濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-20% MeOH/CHCl
3)により精製して標題化合物(71 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 398, 400.
【0587】
製造例84: 3-(4-クロロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2H-インダゾール-2-イル)-N,N-ジメチルプロパンアミド
【0588】
【化118】
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【0589】
工程1
5-ブロモ-4-クロロ-1H-インダゾール(1 g、4.32 mmol)のDMF(10 mL)溶液にK
2CO
3(1.19 g、8.64 mmol)とtert-ブチル 3-ブロモプロパノエート(1.44 mL、8.64 mmol)を室温で加えた。混合物を100℃で2時間撹拌し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、5-30% EtOAc/ヘキサン)により精製してtert-ブチル 3-(5-ブロモ-4-クロロ-2H-インダゾール-2-イル)プロパノエート(599 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 361,363.
【0590】
工程2
tert-ブチル 3-(5-ブロモ-4-クロロ-2H-インダゾール-2-イル)プロパノエート(599 mg、1.67 mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(634 mg、2.50 mmol)、[1,1′-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のジクロロメタン錯体(109 mg、0.133 mmol)及び1,4-ジオキサン(6 mL)中の酢酸カリウム(327 g、3.33 mmol)を脱気し、窒素でパージし、120℃で5時間撹拌した。反応物を室温に冷却し、セライトパッドによりろ過し、EtOAcで洗浄した。ろ液を真空中で濃縮した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、10-30% EtOAc/ヘキサン)により精製してtert-ブチル 3-(4-クロロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2H-インダゾール-2-イル)プロパノエート(553 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 406,408.
【0591】
工程3
tert-ブチル 3-(4-クロロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2H-インダゾール-2-イル)プロパノエート(200 mg、0.492 mmol)のCHCl
3(2 mL)溶液にTFA(1 mL、13.0 mmol)を室温で加えた。混合物を60℃で1時間撹拌し、水で希釈し、CHCl
3で抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をTHF(4 mL)で希釈した。混合物にTEA(0.685 mL、4.92 mmol)、プロオピルホスホン酸無水物 (1.6 M THF中、0.92 mL、1.48 mmol)、及びジメチルアミン(2.0 M THF中、0.98 mL、1.97 mmol)を室温で加えた。混合物を室温で30分間撹拌した。次いで、反応溶液を真空中で濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-10% MeOH/CHCl
3)により精製して標題化合物(116 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 378,380.
【0592】
製造例85: 3,4-ジクロロ-2-エチル-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2H-インダゾール
【0593】
【化119】
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【0594】
工程1
tert-ブチル 3-(4-クロロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2H-インダゾール-2-イル)プロパノエート(250 mg、0.615 mmol)のMeCN(5 mL)溶液にNCS(99 mg、0.738 mmol)を室温で加えた。混合物を60℃で12時間撹拌した。次いで、反応溶液を真空中で濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、10-20% EtOAc/ヘキサン)により精製してtert-ブチル 3-(3,4-ジクロロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2H-インダゾール-2-イル)プロパノエート(164 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 441,443.
【0595】
工程2
tert-ブチル 3-(3,4-ジクロロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2H-インダゾール-2-イル)プロパノエート(164 mg、0.372 mmol)のCHCl
3(1 mL)溶液にTFA(1 mL、13.0 mmol)を室温で加えた。混合物を70℃で10分間撹拌し、水で希釈し、CHCl
3で抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をTHF(2.58 mL)で希釈した。混合物にTEA(0.233 mL、1.68 mmol)、プロピルホスホニックアンハイドライド(1.6 M THF中、0.420 mL、0.670 mmol)、及びジメチルアミン(2.0 M THF中、0.34 mL、0.670 mmol)を室温で加えた。混合物を室温で30分間撹拌した。次いで、反応溶液を真空中で濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-10% MeOH/CHCl
3)により精製し、標題化合物(128 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 412,414.
【0596】
製造例86: 2-クロロ-5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-4-((4-メトキシベンジル)オキシ)-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン
【0597】
【化120】
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【0598】
5-ブロモ-2-クロロ-4-((4-メトキシベンジル)オキシ)-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(2.68 g、5.37 mmol)、4-クロロ-2-エチル-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2H-インダゾール(2.47 g、6.45 mmol)、K
3PO
4(2.28 g、10.7 mmol)、[1,1′-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のジクロロメタン錯体(0.439 g、0.537 mmol)、1,4-ジオキサン(53.6 mL)及び水(5.36 mL)の混合物を120℃で1時間撹拌し、室温に冷却し、水に注ぎ、EtOAcで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-100% EtOAc/ヘキサン)により精製して標題化合物(1.7 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 598,600.
【0599】
製造例87: 2-クロロ-5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン
【0600】
【化121】
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【0601】
2-クロロ-5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-4-((4-メトキシベンジル)オキシ)-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(1.7 g、2.84 mmol)のDCM(32.3 mL)溶液に2,3-ジクロロ-5,6-ジシアノ-p-ベンゾキノン(1.93 g、8.52 mmol)と水(1.7 mL)を室温で加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。CHCl
3と飽和NaHCO
3を室温で加えた。混合物をセライトパッドでろ過し、CHCl
3と水で洗浄した。ろ液をCHCl
3で抽出し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-100% EtOAc/ヘキサン)により精製して標題化合物(0.713 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 478,480.
【0602】
製造例88: 2-クロロ-5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン
【0603】
【化122】
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【0604】
2-クロロ-5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン(0.713 g、1.49 mmol)のDMF(7.13 mL)溶液にK
2CO
3(0.412 g、2.98 mmol)とヨードメタン(0.186 mL、2.98 mmol)を室温で加えた。混合物を室温で30分間撹拌し、水に注ぎ、EtOAcで抽出した。有機層を水と塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-100% EtOAc/ヘキサン)により精製して標題化合物(0.717 g)を得た。MS: [M+H]
+= 492,494.
【0605】
適切に置換されたアリールボロネート(以下に示される任意の重要な改変とともに上記のように合成された)から出発し製造例86-88に記載されるものと類似の手順を用いて以下の表2の化合物を調製した。
【0606】
【表2】
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【0607】
製造例89: 2-クロロ-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-4-((4-メトキシベンジル)オキシ)-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン
【0608】
【化123】
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【0609】
2-クロロ-5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-4-((4-メトキシベンジル)オキシ)-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジンの製造例と類似の手順を用いて4-クロロ-2-メチル-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2H-インダゾールから調製して標題化合物を得た。MS: [M+H]
+ = 584,586.
【0610】
製造例90: 2-クロロ-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン
【0611】
【化124】
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【0612】
2-クロロ-5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オンの製造例と類似の手順を用いて2-クロロ-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-4-((4-メトキシベンジル)オキシ)-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジンから調製して標題化合物を得た。MS: [M+H]
+ = 464,466.
【0613】
製造例91: 2-クロロ-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン
【0614】
【化125】
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【0615】
2-クロロ-5-ヨード-3-メチル-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン(150 mg、0.341 mmol)、4-クロロ-2-メチル-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2H-インダゾール(171 mg、0.409 mmol)、K
2CO
3(110 mg、0.798 mmol)、[1,1′-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のジクロロメタン錯体(27.8 mg、0.0341 mmol)、1,4-ジオキサン(2.5 mL)及び水(0.5 mL)の混合物を70℃で2時間撹拌し、室温に冷却し、水に注ぎ、EtOAcで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-100% EtOAc/ヘキサン)により精製して標題化合物(90 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 478,480.
【0616】
製造例92: tert-ブチル (endo-8-(5-ブロモ-3-メチル-4-オキソ-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)カルバメート
【0617】
【化126】
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【0618】
5-ブロモ-2-クロロ-3-メチル-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン(0.700 g、1.78 mmol)、tert-ブチル endo-(8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)カルバメート(1.21 g、5.34 mmol)、DIPEA(3.10 mL、17.8 mmol)及びNMP(1 mL)の混合物を120℃で30分間撹拌し、室温に冷却した。水を加え、混合物をEtOAcで抽出した。有機層を水と塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-100% EtOAc/ヘキサン)により精製して標題化合物を得た。MS: [M+H]
+ = 581,583.
【0619】
製造例93: tert-ブチル (endo-8-(5-ヨード-3-メチル-4-オキソ-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)カルバメート
【0620】
【化127】
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【0621】
5-ヨード-2-クロロ-3-メチル-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン(2.00 g、4.55 mmol)、tert-ブチル endo-(8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)カルバメート(1.24 g、5.46 mmol)、DIPEA(1.58 mL、9.10 mmol)及びNMP(10 mL)の混合物を120℃で8時間撹拌し、室温に冷却した。水を加え、混合物をEtOAcで抽出した。有機層を水と塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-80% EtOAc/ヘキサン)により精製して標題化合物(2.41 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 630.
【0622】
以下の表3の化合物は、適切に置換されたアミン(以下に示される任意の重要な改変とともに上記のように合成された)から出発し製造例93に記載されるものと類似の手順を用いて調製した。
【0623】
【表3-1】
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【0624】
【表3-2】
[この文献は図面を表示できません]
【0625】
製造例94: tert-ブチル ((1R,2R,4S)-7-(5-ヨード-3-メチル-4-オキソ-7-((2-トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)(メチル)カルバメート
【0626】
【化128】
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【0627】
tert-ブチル ((1R,2R,4S)-7-(5-ヨード-3-メチル-4-オキソ-7-((2-トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)カルバメート(500 mg、0.812 mmol)のTHF(15 mL)溶液にNaH(鉱油中60%、64.9 mg、1.62 mmol)を0℃で加えた。混合物を0℃で15分間撹拌した。ヨードメタン(0.101 mL、1.62 mmol)を0℃で加えた。混合物を室温で終夜撹拌し、飽和NH
4Clに注ぎ、EtOAcで抽出した。有機層を水と塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、30-50% EtOAc/ヘキサン)により精製して標題化合物(493 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 630.
【0628】
製造例95: 3-ブロモ-4,6-ジクロロ-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン
【0629】
【化129】
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【0630】
3-ブロモ-4,6-ジクロロ-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン(1.00 g、3.73 mmol)とDIPEA(1.95 mL、11.2 mmol)のDCM(10 mL)中の混合物にSEMCl(0.794 mL、4.47 mmol)を室温で加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-15% EtOAc/ヘキサン)により精製して標題化合物(1.12 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 397,399.
【0631】
製造例96: 3-ブロモ-6-クロロ-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン
【0632】
【化130】
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【0633】
3-ブロモ-4,6-ジクロロ-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン(1.12 g、2.81 mmol)のTHF(10 mL)溶液に5M NaOH(5.06 mL、25.3 mmol)を室温で加えた。混合物を室温で7時間撹拌し、2-メチルテトラヒドロフランで希釈し、6M HClで酸性化し、EtOAcで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮して標題化合物(1.05 g)を得た。 MS: [M+H]
+ = 379,381.
【0634】
製造例97: 3-ブロモ-6-クロロ-5-メチル-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン
【0635】
【化131】
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【0636】
3-ブロモ-6-クロロ-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン(1.05 g、2.77 mmol)とK
2CO
3(0.764 g、5.53 mmol)のDMF(10 mL)中の混合物にヨードメタン(0.344 mL、5.53 mmol)を室温で加えた。混合物を室温で30分間撹拌し、EtOAcで希釈し、水と塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-50% EtOAc/ヘキサン)により精製して標題化合物(0.780 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 393,395.
【0637】
製造例98: 3-ブロモ-4,6-ジクロロ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン
【0638】
【化132】
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【0639】
3-ブロモ-4,6-ジクロロ-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン(4.55 g、17.0 mmol)、3,4-ジヒドロ-2H-ピラン(4.62 mL、51.0 mmol)とp-トルエンスルホン酸1水和物(0.646 g、3.40 mmol)をTHF(74 mL)に溶解し、70℃で2時間加熱した。溶媒を真空下に除去し、固体残渣をEt
2O(30 mL)中、40℃で2時間トリチュレーションした。得られた懸濁液を室温までゆっくり冷却した。固体をろ過により集め、Et
2Oで洗浄した。この湿った固体を真空オーブン中50℃で乾燥して標題化合物(4.8 g)を得た。 MS: [M+H]
+ = 353,355.
【0640】
製造例99: 3-ブロモ-6-クロロ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン
【0641】
【化133】
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【0642】
3-ブロモ-4,6-ジクロロ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン(5.42 g、15.4mmol)のTHF(54 mL)溶液に5M NaOH(27 mL)を0℃で加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。混合物を2-メチルテトラヒドロフランで希釈し、6M HClで酸性にし、2-メチルテトラヒドロフランで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮して標題化合物(5.14 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 333,335.
【0643】
製造例100: 3-ブロモ-6-クロロ-5-メチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン
【0644】
【化134】
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【0645】
3-ブロモ-6-クロロ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン(12.8 g、38.4 mmol)とK
2CO
3(10.6 g、76.7 mmol)のNMP(256 mL)中の混合物にヨードメタン(4.78 mL、76.7 mmol)を室温で加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、EtOAcで希釈し、水(x2)と塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、次いで真空中で濃縮して標題化合物(9.08 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 347,349.
【0646】
製造例101: tert-ブチル 9-(3-ブロモ-5-メチル-4-オキソ-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-3,9-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-3-カルボキシレート
【0647】
【化135】
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【0648】
3-ブロモ-6-クロロ-5-メチル-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン(780 mg、1.981 mmol)、tert-ブチル 3,9-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-3-カルボキシレート(0.89 g、3.9620 mmol)、DIPEA(1.72 mL、9.90 mmol)及びNMP(8 mL)の混合物を120℃で5時間撹拌し、室温に冷却し、水に注ぎ、EtOAcで抽出した。有機層を水と塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-100% EtOAc/ヘキサン)により精製して標題化合物(1.10 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 583,585.
【0649】
適切に置換されたアミン(以下に示される任意の重要な改変とともに上記のように合成された)から出発し製造例101に記載されるものと類似の手順を用いて以下の表4の化合物を調製した。
【0650】
【表4-1】
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【0651】
【表4-2】
[この文献は図面を表示できません]
【0652】
製造例102: rac-tert-ブチル ((1S,4S,7S)-2-(5-ヨード-3-メチル-4-オキソ-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)(メチル)カルバメート
【0653】
【化136】
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【0654】
製造例94に記載されるものと類似の手順を用いてrac-tert-ブチル ((1S,4S,7S)-2-(5-ヨード-3-メチル-4-オキソ-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)カルバメートからrac-tert-ブチル((1S,4S,7S)-2-(5-ヨード-3-メチル-4-オキソ-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)(メチル)カルバメートを調製した。MS: [M+H]
+ = 630.
【0655】
製造例103: tert-ブチル ((1R,2R,4S)-7-(3-ブロモ-5-メチル-4-オキソ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)(メチル)カルバメート
【0656】
【化137】
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【0657】
tert-ブチル ((1R,2R,4S)-7-(3-ブロモ-5-メチル-4-オキソ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)カルバメート(1.5 g、2.90 mmol)のTHF(30 mL)溶液にNaH(鉱油中60%、230 mg、5.70 mmol)を0℃で加えた。混合物を0℃で15分間撹拌した。ヨードメタン(0.360 mL、5.70 mmol)を0℃で加えた。混合物を室温で終夜撹拌し、飽和NH
4Clに注ぎ、EtOAcで抽出した。有機層を水と塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、20-50% EtOAc/ヘキサン)により精製して標題化合物(1.37 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 537,539.
【0658】
製造例104: 6-ヒドラジニル-2-ヒドロキシ-3-メチル-3,4-ジヒドロピリミジン-4-オン
【0659】
【化138】
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【0660】
6-クロロ-2-ヒドロキシ-3-メチルピリミジン-4(3H)-オン(27.15 g、169 mmol)のEtOH(250 mL)懸濁液に、ヒドラジン-H
2O(49.7 mL、507 mmol)を室温で加えた。得られた懸濁液を80℃で18時間撹拌した。反応物を室温に冷却した後、0℃の氷浴中で1時間冷却した。オフホワイトの沈殿物を集め、冷EtOH(2 x 100 mL)で洗浄した。MS: [M+H]
+ = 157.
【0661】
製造例105: 2-ヒドロキシ-6-[(E)-2-[(4-メトキシフェニル)メチリデン]ヒドラジン-1-イル]-3-メチル-3,4-ジヒドロピリミジン-4-オン
【0662】
【化139】
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【0663】
6-ヒドラジニル-2-ヒドロキシ-3-メチル-3,4-ジヒドロピリミジン-4-オン(10 g、64.0 mmol)のメタノール(250 mL)懸濁液に4-メトキシベンズアルデヒド(11.68 mL、96 mmol)をゆっくり加え、混合物を3時間撹拌し、その後濾過した。沈殿物をMeOH(3 x 100 mL)で洗浄し、その後フラスコに移して3:1 DCM/EtOAc(400 mL)と終夜撹拌した。沈殿物をろ過し、焼結物(sinter)上で乾燥して標題化合物(9.56 g、31.7 mmol、49.5 % 収率)を無色固体として得た。MS: [M+H]
+ = 275.
【0664】
製造例106: 4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-カルバルデヒド
【0665】
【化140】
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【0666】
5-ブロモ-4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール(8.78 g、35.8 mmol)のTHF(60 mL)溶液をi-PrMgCl・LiCl(55 mL、71.5 mmol)を含む三つ口フラスコに10分かけて窒素下にゆっくり加えた。反応物を30℃で4時間撹拌し、その後DMF(13.84 mL、179 mmol)をゆっくり加えた。反応物を30℃で1時間撹拌し、その後MeOH(40 mL)を10分かけて加えた。混合物を室温で終夜静置した。混合物を真空下に濃縮し、残渣をEtOAc(150 mL)、DCM(10 mL)、及びMeOH(10 mL)の混合物に溶解した。この溶液を水(100 mL)及び塩水(100 mL)で洗浄した。有機相を単離し、水相をさらにEtOAc(100 mL)で抽出した。合わせた有機相を次いで水(2 x 100 mL)で洗浄し、次いで乾燥し(MgSO
4)、ろ過し、濃縮して粗体物質を得た。これを4:1 イソヘキサン/EtOAc(4 x 25 mL)を用いてトリチュレーションし、固体をろ過した。それらはさらに4:1 イソヘキサン/EtOAc(2 x 25 mL)を用いてトリチュレーションして4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-カルバルデヒド(1.17 g、5.89 mmol、16.48 % 収率)を淡褐色固体として得た。MS: [M+H]
+ = 195.
【0667】
製造例107: 4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-カルバルデヒド
【0668】
【化141】
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【0669】
4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-カルバルデヒドは製造例 106に記載されたものと類似の方法を用いて5-ブロモ-4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾールから調製された。MS: [M+H]
+ = 209.
方法1-9
【0670】
製造例108: 3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-カルバルデヒド
【0671】
【化142】
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【0672】
3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-カルバルデヒドは製造例106に記載されたものと類似の方法を用いて5-ブロモ-3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾールから調製された。MS: [M+H]
+ = 229.
【0673】
製造例109: 3-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-6-ヒドロキシ-2-[(4-メトキシフェニル)メチル]-5-メチル-2H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン
【0674】
【化143】
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【0675】
2-ヒドロキシ-6-[(E)-2-[(4-メトキシフェニル)メチリデン]ヒドラジン-1-イル]-3-メチル-3,4-ジヒドロピリミジン-4-オン(2.013 g、7.34 mmol)と4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-カルバルデヒド(1.5 g、7.71 mmol)の懸濁液をDMF/IPA(2:1、55 mL)中室温で撹拌した。ピペリジン(0.763 mL、7.71 mmol)を一度に加え、反応物を35℃で終夜撹拌した。反応混合物を水(200 mL)に注ぎ、EtOAc(2 x 100 mL)とDCM中の10% MeOH(2 x 100 mL)で抽出した。合わせた有機相を乾燥し(MgSO
4)、ろ過し、濃縮して粗体物質を得た。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(80 g カートリッジ、0-3% MeOH/DCM)により精製して標題化合物(932 mg、2.0 mmol、27.3 % 収率)を淡橙色固体として得た。MS: [M+H]
+ = 451.
1H NMR (500 MHz,DMSO-d
6) δ: 11.74 (s,1H),8.65 (s,1H),7.70 (dd,J = 8.8,1.0 Hz,1H),7.23 (d,J = 8.8 Hz,1H),6.94 (d,J = 8.7 Hz,2H),6.80 (d,J = 8.7 Hz,2H),5.08 (d,J = 15.1 Hz,1H),4.99 (d,J = 15.1 Hz,1H),4.25 (s,3H),3.69 (s,3H),3.10 (s,3H).
【0676】
製造例110: 3-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-6-ヒドロキシ-2-[(4-メトキシフェニル)メチル]-5-メチル-2H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン
【0677】
【化144】
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【0678】
3-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-6-ヒドロキシ-2-[(4-メトキシフェニル)メチル]-5-メチル-2H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オンは、2-ヒドロキシ-6-[(E)-2-[(4-メトキシフェニル)メチリデン]ヒドラジン-1-イル]-3-メチル-3,4-ジヒドロピリミジン-4-オンと4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-カルバルデヒドから出発し、製造例109に記載されたものと類似の方法を用いて調製された。MS: [M+H]
+ = 465.
1H NMR (500 MHz,DMSO-d
6) δ: 11.73 (s,1H),8.70 (s,1H),7.71 (dd,J = 8.8,0.7 Hz,1H),7.23 (d,J = 8.8 Hz,1H),6.96 (d,J = 8.7 Hz,2H),6.81 (d,J = 8.7 Hz,2H),5.09 (d,J = 15.1 Hz,1H),5.00 (d,J = 15.1 Hz,1H),4.54 (q,J = 7.3 Hz,2H),3.69 (s,3H),3.10 (s,3H),1.55 (t,J = 7.3 Hz,3H).
【0679】
製造例111: 3-(3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-6-ヒドロキシ-2-[(4-メトキシフェニル)メチル]-5-メチル-2H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン
【0680】
【化145】
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【0681】
3-(3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-6-ヒドロキシ-2-[(4-メトキシフェニル)メチル]-5-メチル-2H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オンは、2-ヒドロキシ-6-[(E)-2-[(4-メトキシフェニル)メチリデン]ヒドラジン-1-イル]-3-メチル-3,4-ジヒドロピリミジン-4-オンと3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-カルバルデヒドから出発し製造例109に記載されたものと類似の方法を用いて調製された。MS: [M+H]
+ = 485.
1H NMR (500 MHz,DMSO-d
6) δ: 11.76 (s,1H),7.72 (d,J = 8.8 Hz,1H),7.26 (d,J = 8.8 Hz,1H),6.96 (d,J = 8.7 Hz,2H),6.81 (d,J = 8.7 Hz,2H),5.08 (d,J = 15.1 Hz,1H),5.01 (d,J = 15.1 Hz,1H),4.19 (s,3H),3.69 (s,3H),3.10 (s,3H).
【0682】
基本手順1: tert-ブチル 8-(5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-4-オキソ-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-カルボキシレート
【0683】
【化146】
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【0684】
2-クロロ-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン(100 mg、0.209 mmol)、tert-ブチル 3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-カルボキシレート(88.7 mg、0.418 mmol)、DIPEA(0.109 mL、0.627 mmol)及びNMP(2 mL)の混合物を120℃で8時間撹拌し、室温に冷却し、EtOAcで希釈し、水と塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-100% EtOAc/ヘキサン)により精製して標題化合物(140 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 654,656.
【0685】
適切に置換され保護されたピロロピリミジノン及び(以下に示される任意の重要な改変とともに上記のように合成された)アミンを変えて基本手順1に記載されるものと類似の手順を用いて以下の表5の化合物を調製した。
【0686】
【表5-1】
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【0687】
【表5-2】
[この文献は図面を表示できません]
【0688】
【表5-3】
[この文献は図面を表示できません]
【0689】
【表5-4】
[この文献は図面を表示できません]
【0690】
【表5-5】
[この文献は図面を表示できません]
【0691】
【表5-6】
[この文献は図面を表示できません]
【0692】
【表5-7】
[この文献は図面を表示できません]
【0693】
【表5-8】
[この文献は図面を表示できません]
【0694】
【表5-9】
[この文献は図面を表示できません]
【0695】
【表5-10】
[この文献は図面を表示できません]
【0696】
【表5-11】
[この文献は図面を表示できません]
【0697】
【表5-12】
[この文献は図面を表示できません]
【0698】
【表5-13】
[この文献は図面を表示できません]
【0699】
【表5-14】
[この文献は図面を表示できません]
【0700】
【表5-15】
[この文献は図面を表示できません]
【0701】
【表5-16】
[この文献は図面を表示できません]
【0702】
【表5-17】
[この文献は図面を表示できません]
【0703】
【表5-18】
[この文献は図面を表示できません]
【0704】
【表5-19】
[この文献は図面を表示できません]
【0705】
【表5-20】
[この文献は図面を表示できません]
【0706】
【表5-21】
[この文献は図面を表示できません]
【0707】
【表5-22】
[この文献は図面を表示できません]
【0708】
【表5-23】
[この文献は図面を表示できません]
【0709】
基本手順2: tert-ブチル 9-(5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-4-オキソ-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-3,9-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-3-カルボキシレート
【0710】
【化147】
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【0711】
tert-ブチル 9-(5-ヨード-3-メチル-4-オキソ-7-((2-トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-3,9-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-3-カルボキシレート(500 mg、0.794 mmol)、4-クロロ-2-エチル-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2H-インダゾール(365 mg、1.19 mmol)、K
3PO
4(337 mg、1.58 mmol)、[1,1′-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のジクロロメタン錯体(64.8 mg、0.0794 mmol)、1,4-ジオキサン(8 mL)及び水(2 mL)の混合物を70℃で2時間撹拌し、室温に冷却し、水に注ぎ、EtOAcで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-100% EtOAc/ヘキサン)により精製して標題化合物(375 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 682,684.
【0712】
適切に置換されたアミン(以下に示される任意の重要な改変とともに上記のように合成された)から出発して基本手順2に記載されるものと類似の手順を用いて以下の表6の化合物を調製した。
【0713】
【表6-1】
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【0714】
【表6-2】
[この文献は図面を表示できません]
【0715】
【表6-3】
[この文献は図面を表示できません]
【0716】
【表6-4】
[この文献は図面を表示できません]
【0717】
【表6-5】
[この文献は図面を表示できません]
【0718】
【表6-6】
[この文献は図面を表示できません]
【0719】
【表6-7】
[この文献は図面を表示できません]
【0720】
【表6-8】
[この文献は図面を表示できません]
【0721】
【表6-9】
[この文献は図面を表示できません]
【0722】
【表6-10】
[この文献は図面を表示できません]
【0723】
【表6-11】
[この文献は図面を表示できません]
【0724】
【表6-12】
[この文献は図面を表示できません]
【0725】
【表6-13】
[この文献は図面を表示できません]
【0726】
【表6-14】
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【0727】
【表6-15】
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【0728】
製造例112: tert-ブチル ((1R,2R,4S)-7-(5-(4-クロロ-3-(ジフルオロメチル)-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-4-オキソ-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)カルバメート
【0729】
【化148】
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【0730】
tert-ブチル ((1R,2R,4S)-7-(5-(4-クロロ-2-エチル-3-ホルミル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-4-オキソ-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)カルバメート(220 mg、0.32 mmol)の1,2-ジクロロエタン(1.3 mL)溶液にビス(2-メトキシエチル)アミノサルファー トリフルオリド(290 mg、1.3 mmol)を加えた。混合物を50℃で終夜撹拌した。混合物を飽和NaHCO
3でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機層を真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-80% EtOAc/ヘキサン)により精製して標題化合物(54 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 718,720.
【0731】
製造例113: tert-ブチル ((1R,2R,4S)-7-(5-(4-クロロ-2-エチル-3-(ヒドロキシメチル)-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-4-オキソ-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)カルバメート
【0732】
【化149】
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【0733】
メタノール(3.0 mL)中のtert-ブチル ((1R,2R,4S)-7-(5-(4-クロロ-2-エチル-3-ホルミル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-4-オキソ-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)カルバメート(240 mg、0.34 mmol)溶液に水素化ホウ素ナトリウム(21 mg、0.56 mmol)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌した。混合物を飽和NH
4Cl水溶液で抑制し、EtOAcで抽出した。有機層を水と塩水で洗浄し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-10% MeOH/CHCl
3)により精製し、標題化合物(215 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 698,700.
【0734】
製造例114: tert-ブチル ((1R,2R,4S)-7-(5-(4-クロロ-3-シアノ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-4-オキソ-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)カルバメート
【0735】
【化150】
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【0736】
エタノール(0.9 mL)中のtert-ブチル ((1R,2R,4S)-7-(5-(4-クロロ-2-エチル-3-ホルミル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-4-オキソ-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)カルバメート(314 mg、0.45 mmol)と炭酸ナトリウム(75 mg、0.71 mmol)の混合物にヒドロキシルアミン塩酸塩(49 mg、0.71 mmol)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、水と塩水で洗浄し、真空中で濃縮した。残渣にアセトニトリル(2.4 ml)と酢酸銅(II)(8.1 mg、0.045 mmol)を加えた。混合物を80℃で5時間撹拌し、次いで真空中で濃縮した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-10% MeOH/CHCl
3)により精製し、標題化合物(245 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 693,695.
【0737】
基本手順3: tert-ブチル 9-(3-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-4-オキソ-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-3,9-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-3-カルボキシレート
【0738】
【化151】
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【0739】
ジクロロメタン(41.9 mg、0.0514 mmol)、1,4-ジオキサン(6 mL)及び水(1.5 mL)とtert-ブチル 9-(3-ブロモ-5-メチル-4-オキソ-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-3,9-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-3-カルボキシレート(300 mg、0.475 mmol)、4-クロロ-2-エチル-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2H-インダゾール(315 mg、1.02 mmol)、K
3PO
4(327 mg、1.54 mmol)、[1,1′-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のジクロロメタン錯体の混合物を90℃で2時間撹拌し、室温に冷却し、水に注ぎ、EtOAcで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-100% EtOAc/ヘキサン)により精製し、標題化合物(200 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 683,685.
【0740】
適切な置換保護ピラゾロピリミジノンから出発しボロネート又はホウ酸(以下に示される任意の重要な改変とともに上記のように合成された)を変えて基本手順3に記載されるものと類似の手順を用いて以下の表7の化合物を調製した。
【0741】
【表7-1】
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【0742】
【表7-2】
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【0743】
【表7-3】
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【0744】
【表7-4】
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【0745】
【表7-5】
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【0746】
【表7-6】
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【0747】
製造例115: tert-ブチル ((1R,2R,4S)-7-(3-(3,4-ジクロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-4-オキソ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)カルバメート
【0748】
【化152】
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【0749】
DMF(1.4 mL)中のtert-ブチル ((1R,2R,4S)-7-(3-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-4-オキソ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)カルバメート(140 mg、0.225 mmol)溶液にNCS(36 mg、0.270 mmol)を室温で加えた。混合物を60℃で5時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、室温でNCS(15 mg、0.112 mmol)で処理した。混合物を60℃で1時間撹拌し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を水(x3)と塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、50-80% EtOAc/ヘキサン)により精製し、標題化合物(81 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 657, 659.
【0750】
製造例116: tert-ブチル ((1R,2R,4S)-7-(3-(3,4-ジクロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-4-オキソ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)(メチル)カルバメート
【0751】
【化153】
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【0752】
DMF(1.4 mL)中のtert-ブチル ((1R,2R,4S)-7-(3-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-4-オキソ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)(メチル)カルバメート(177 mg、0.278 mmol)の溶液にNCS(55.6 mg、0.417 mmol)を室温で加えた。混合物を60℃で30分間撹拌し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を水(x3)と塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、40-80% EtOAc/ヘキサン)により精製し、標題化合物(115 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 671, 673.
【0753】
基本手順4: tert-ブチル N-[endo-8-[3-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-[(4-メトキシフェニル)メチル]-5-メチル-4-オキソ-2H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イル]-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート
【0754】
【化154】
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【0755】
DBU(0.0677 mL、0.45 mmol)を周囲温度で3-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-6-ヒドロキシ-2-[(4-メトキシフェニル)メチル]-5-メチル-2H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン(135 mg、0.3 mmol)及びPyBOP(172 mg、0.33 mmol)のDMF(2.5 mL)溶液に滴下した。混合物を10分間撹拌し、次いでtert-ブチル N-(endo-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)カルバメート(102 mg、0.45 mmol)で処理した。混合物を20時間終夜撹拌し、いくらかの出発物質が残存していた。混合物を水(40 mL)で処理した。次いで微細な沈殿物をEtOAc(50 mL)に抽出し、次いで有機層を水(2 x 20 mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、真空中で留去した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し(12 g カートリッジ、0-100% EtOAc/イソヘキサン) 標題化合物(128 mg、0.19 mmol、65 % 収率)を透明な無色ガラスとして得た。MS: [M+H]
+ = 659.
【0756】
適切な置換保護ピラゾロピリミジノンから出発しアミン(以下に示される任意の重要な改変とともに上記のように合成された)を変えて基本手順4に記載されるものと類似の手順を用いて以下の表8の化合物を調製した。
【0757】
【表8-1】
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【0758】
【表8-2】
[この文献は図面を表示できません]
【0759】
【表8-3】
[この文献は図面を表示できません]
【0760】
【表8-4】
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【0761】
基本手順5: 2-[(3S,4S)-4-アミノ-3-メチル-2-オキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-イル]-5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-7-{[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}-3H,4H,7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン
【0762】
【化155】
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【0763】
NMP(1 mL)中の2-クロロ-5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-7-{[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}-3H,4H,7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン(250 mg、0.51 mmol)、(3S,4S)-3-メチル-2-オキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン-4-アミン 二塩酸塩(148 mg、0.61 mmol)及びトリエチルアミン(0.21 mL、1.52 mmol)の混合物を100℃で2時間撹拌した。周囲温度まで冷却し、EtOAcと水の間で分配し、相分離し、水相をEtOAcで抽出した。合わせた有機相を50%飽和塩水、次いで塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO
4 + 疎水性フリット(hydrophobic frit))、濃縮した。残渣を0.1% TFAを添加した5-100% MeCN/H
2Oで溶出する逆相C18シリカクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物をTFA塩(256 mg、0.346 mmol、68%)として得た。
1H NMR (400 MHz,DMSO-d
6) δ: 8.48 (1H,s),7.98 (3H,s),7.54 (1H,dd),7.31 (1H,d),7.25 (1H,s),5.48 (2H,s),4.50 (2H,q),4.29-4.18 (1H,m),3.70-3.66 (1H,m),3.62 (2H,t),3.53-3.33 (7H,m),3.03-2.73 (2H,m),1.98-1.86 (2H,m),1.82-1.77 (1H,m),1.66 (1H,d),1.53 (3H,t),1.24 (3H,d),0.93-0.82 (2H,m),0.02-0.08 (9H,m). MS: [M+H]
+ = 626.
【0764】
適切な置換保護ピラゾロピリミジノンから出発しアミン(以下に示される任意の重要な改変とともに上記のように合成された)を変えて基本手順5に記載されるものと類似の手順を用いて以下の表9の化合物を調製した。
【0765】
【表9-1】
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【0766】
【表9-2】
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【0767】
式(I)の化合物の製造例の基本手順
以下の手順は下記表10で挙げられた実施例1-135の製造に使用される一般的方法を説明する。
【0768】
方法1: 2-(3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン
【0769】
【化156】
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【0770】
CHCl
3(2 mL)中のtert-ブチル 8-(5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-4-オキソ-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-カルボキシレート(140 mg、0.214 mmol)の溶液にTFA(2 mL)を室温で加えた。混合物を室温で3時間撹拌し、真空中で濃縮した。残渣をMeOH(4 mL)に溶解した。4M NaOH (1 mL)を室温で加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、水に注ぎ、CHCl
3-MeOHで抽出した。有機層を無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-10% MeOH/CHCl
3)により精製した。フラクションを真空中で濃縮し、r-HPLCにより精製した。フラクションを飽和NaHCO
3で塩基性とし、CHCl
3-MeOHで抽出した。有機層を無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。標題化合物(24 mg)を得た。
【0771】
方法2: 5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-2-((1R,2R,4S)-2-(メチルアミノ)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン
【0772】
【化157】
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【0773】
tert-ブチル ((1R,2R,4S)-7-(5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-4-オキソ-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)(メチル)カルバメート(150 mg、0.219 mmol)とTFA(3 mL)の混合物を室温で2時間撹拌し、真空中で濃縮した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-15% MeOH/CHCl
3)により精製した。残渣をMeOH(3 mL)に溶解した。エチレンジアミン(0.2 mL、2.99 mmol)を室温で添加した。混合物を室温で2時間撹拌し、真空中で濃縮した。濃縮後、残渣をr-HPLCで精製した。得られたフラクションをVari-Pureを通過させ、真空中で濃縮した。得られた固体をEtOAc/ヘキサンに懸濁した。沈殿物を集め、60℃で減圧下に乾燥して標題化合物(48 mg)を得た。
【0774】
方法3: 6-(3,9-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-9-イル)-3-(3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン
【0775】
【化158】
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【0776】
MeOH(1 mL)中のtert-ブチル 9-(3-(3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-4-オキソ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-3,9-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-3-カルボキシレート(120 mg、0.182 mmol)の混合物に1,4-ジオキサン中の4M HCl(2 mL、8 mmol)を室温で加えた。混合物を室温で2時間撹拌し、真空中で濃縮した。残渣をr-HPLCで精製した。得られたフラクションをVari-Pureを通過させ、真空中で濃縮した。得られた固体をEtOAc/ヘキサン中に懸濁した。沈殿物を集め、60℃で減圧下に乾燥して標題化合物(38 mg)を得た。
【0777】
方法4: rac-2-((1S,2R,3R,5R)-3-アミノ-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン
【0778】
【化159】
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【0779】
CHCl
3(0.5 mL)中のrac-ベンジル ((1S,2R,3R,5R)-8-(5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-4-オキソ-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)カルバメート(129 mg、0.179 mmol)の溶液にTFA(0.5 mL)を室温で加えた。混合物を室温で6時間撹拌し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-10% MeOH/CHCl
3)により精製した。フラクションを真空中で濃縮し、rac-ベンジル((1S,2R,3R,5R)-8-(5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-7-(ヒドロキシメチル)-3-メチル-4-オキソ-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)カルバメート(106 mg、0.17 mmol、95% 収率)を得た。
【0780】
残渣(106 mg、0.17 mmol)をMeOH(0.40 mL)とTHF(0.40 mL)に溶解した。エチレンジアミン(0.2 mL、2.99 mmol)を室温で加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、真空中で濃縮した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-10% MeOH/CHCl
3)で精製した。フラクションを真空中で濃縮し、rac-ベンジル ((1S,2R,3R,5R)-8-(5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-4-オキソ-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)カルバメート(97 mg、0.16 mmol、96% 収率)を得た。
【0781】
CH
2Cl
2(2.0 mL)中の該残渣(97 mg、0.16 mmol)、トリエチルシラン(0.42 mL、2.6 mmol)、トリエチルアミン(0.073 mL、0.52 mmol)の懸濁液に酢酸パラジウム(II)(18 mg、0.082 mmol)を室温でN
2雰囲気下に加え、該懸濁液を室温で2.5時間撹拌した。固体をセライトパッドを用いてろ別した。ろ液を濃縮して粗体の油状-固体物を得、これをNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-15% MeOH/CHCl
3)で精製して粗体の固体-油状物を得た。該粗体の油状-固体物をr-HPLCで精製した。得られたフラクションを濃縮し、ほぼ濃縮した残渣を1N NaOHで塩基性とし、CHCl
3で抽出して標題化合物(27 mg、0.059 mmol、36% 収率)を得た。
【0782】
方法5: 2-((1R,2S,3R,5S)-3-アミノ-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン
【0783】
【化160】
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【0784】
ベンジル ((1R,2S,3R,5S)-8-(5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-4-オキソ-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)カルバメート(61 mg、0.085 mmol)をメタンスルホン酸(1.0 mL)に溶解し、室温で3時間撹拌した。混合物を0℃で飽和NaHCO
3水溶液に注ぎ、CHCl
3で抽出した。有機層を真空中で濃縮し、残渣をTHF(1 mL)に溶解した。混合物に0℃で5M NaOH水溶液(0.085 mL、0.43 mmol)を加え、室温で1時間撹拌した。混合物を真空中で留去した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-10% MeOH/CHCl
3)により精製し、標題化合物(35 mg)を得た。
【0785】
【表10-1】
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【0786】
【表10-2】
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【0787】
【表10-3】
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【0788】
【表10-4】
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【0789】
【表10-5】
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【0790】
【表10-6】
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【0791】
【表10-7】
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【0792】
【表10-8】
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【0793】
【表10-9】
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【0794】
【表10-10】
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【0795】
【表10-11】
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【0796】
【表10-12】
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【0797】
【表10-13】
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【0798】
【表10-14】
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【0799】
【表10-15】
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【0800】
【表10-16】
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【0801】
【表10-17】
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【0802】
【表10-18】
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【0803】
【表10-19】
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【0804】
【表10-20】
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【0805】
【表10-21】
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【0806】
【表10-22】
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【0807】
【表10-23】
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【0808】
【表10-24】
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【0809】
【表10-25】
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【0810】
【表10-26】
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【0811】
【表10-27】
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【0812】
【表10-28】
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【0813】
【表10-29】
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【0814】
【表10-30】
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【0815】
【表10-31】
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【0816】
【表10-32】
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【0817】
【表10-33】
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【0818】
【表10-34】
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【0819】
【表10-35】
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【0820】
【表10-36】
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【0821】
【表10-37】
[この文献は図面を表示できません]
【0822】
【表10-38】
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【0823】
【表10-39】
[この文献は図面を表示できません]
【0824】
【表10-40】
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【0825】
【表10-41】
[この文献は図面を表示できません]
【0826】
【表10-42】
[この文献は図面を表示できません]
【0827】
【表10-43】
[この文献は図面を表示できません]
【0828】
【表10-44】
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【0829】
【表10-45】
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【0830】
【表10-46】
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【0831】
以下の手順は下記表11で挙げられた実施例の製造に使用される一般的方法を説明する。
【0832】
方法6: endo-6-[3-アミノ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル]-3-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン
【0833】
【化161】
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【0834】
TFA(0.935 mL、12.14 mmol)及びDCM(10 mL)中のtert-ブチル N-[endo-8-[3-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-[(4-メトキシフェニル)メチル]-5-メチル-4-オキソ-2H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イル]-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート(100 mg、0.15 mmol)にトリフルオロメタンスルホン酸(2 mL、22.5 mmol)を滴下した。得られた紫色の混合物を室温で1時間30分撹拌し、次いで真空中で留去すると赤色液体が得られ、これを飽和炭酸ナトリウム(50 mL)に滴下した。水層をDCM(2 x 50 mL)で抽出し、有機層をフェーズセパレーター(Phase Separator)で回収し、真空中で留去した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(4 g カートリッジ、0-10% MeOH/DCM)により精製して粗生成物の最初の収穫物(38 mg)を得た。粗生成物を分取HPLCにより精製して標題化合物(15 mg、0.03 mmol、22% 収率)を透明無色固体として得た。
【0835】
方法7: 6-[(1R,3S)-1-アミノ-3-ヒドロキシ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-イル]-3-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン
【0836】
【化162】
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【0837】
N-[(1R,3S)-8-[3-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-[(4-メトキシフェニル)メチル]-5-メチル-4-オキソ-2H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イル]-3-ヒドロキシ-8-アザスピロ[4.5]デカン-1-イル]-2-メチルプロパン-2-スルフィナミド(123 mg、0.17 mmol)をメタノール(0.2 mL、4.94 mmol)に溶解し、次いでHCl(1,4-ジオキサン中4M) (0.435 mL、1.74 mmol)を加え、反応物を50℃で1時間撹拌した。反応混合物を濃縮して非常に淡い褐色の固体を得た。DCM(2 mL)とトリフルオロメタンスルホン酸(0.154 mL、1.739 mmol)を該固体に添加し、得られた紫色の溶液を室温で2時間撹拌した。混合物をSCX(約5 g)にかけ、DCM、MeOH、次いでMeOH中の0.7M NH
3で溶出した。MeOH中NH
3のフラクションを濃縮して標題化合物(70 mg、0.14 mmol、81 % 収率)を得た。
【0838】
方法8: 6-[(4S)-4-アミノ-2-オキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-イル]-3-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン
【0839】
【化163】
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【0840】
6-[(4S)-4-アミノ-2-オキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-イル]-3-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-[(4-メトキシフェニル)メチル]-5-メチル-2H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン(145 mg、0.25 mmol)をDCM(2 mL)に溶解し、トリフルオロメタンスルホン酸(0.22 mL、2.46 mmol)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、混合物をSCX(約5 g)にかけ、DCM、MeOH、次いでMeOH中0.7M NH
3で溶出したMeOH中NH
3のフラクションを濃縮して標題化合物(83 mg、0.18 mmol、収率72%)を得た。
【0841】
方法6〜8に記載されたものと同様及び/又は類似した以下の方法により表11の標題化合物を遊離塩基又は適当な塩としてさらに精製することなく直接単離した。或いは、化合物を精製した(例えば、質量-指向分取HPLC、クロマトグラフィー、結晶化又はトリチュレーション)。いくつかの場合には、最終化合物の(例 MeOH中)溶液を過剰のHCl(Et
2O中 2N HCl)で処理し、次いで蒸発乾固することにより化合物を塩酸塩として単離した。
【0842】
【表11-1】
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【0843】
【表11-2】
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【0844】
【表11-3】
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【0845】
【表11-4】
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【0846】
【表11-5】
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【0847】
実施例 149: 6-[(1S,2R,3S,5R)-3-アミノ-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル]-3-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン
【0848】
工程1: ベンジル N-[(1S,2R,3S,5R)-8-[3-ブロモ-5-メチル-1-(オキサン-2-イル)-4-オキソ-1H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イル]-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート
【0849】
【化164】
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【0850】
NMP(10 mL)中の3-ブロモ-6-クロロ-5-メチル-1-(オキサン-2-イル)-1H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン(0.15 g、0.43 mmol)、ベンジル N-[(1S,2S,3S,5R)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート(0.144 g、0.52 mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(0.38 mL、2.16 mmol)の混合物を130℃で30分間加熱した。反応物を周囲温度まで冷却し、TBME/DCM 1:1 (20 mL)で希釈し、1M LiCl水溶液(2 x 10 mL)で洗浄した。水層を合わせ10 mL DCMで抽出した。合わせた有機抽出物をHCl(1 M、10 mL)で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、減圧下に濃縮し、ベンジル N-[(1S,2R,3S,5R)-8-[3-ブロモ-5-メチル-1-(オキサン-2-イル)-4-オキソ-1H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イル]-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート(310 mg、0.40 mmol、94 % 収率)をオフホワイト固体として得た。MS: [M+H]
+ = 591.
【0851】
工程2: ベンジル N-[(1S,2R,3S,5R)-8-[3-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1-(オキサン-2-イル)-4-オキソ-1H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イル]-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート
【0852】
【化165】
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【0853】
1,4-ジオキサン(5 mL)と水(0.6 mL)中のベンジル N-[(1S,2R,3S,5R)-8-[3-ブロモ-5-メチル-1-(オキサン-2-イル)-4-オキソ-1H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イル]-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート(0.3 g、0.51 mmol)、4-クロロ-2-メチル-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2H-インダゾール(0.18 g、0.61 mmol)、Na
2CO
3(0.16 g、1.53 mmol)及びPdCl
2(dppf).DCM(0.042 g、0.05 mmol)の混合物をN
2フロー下に脱気した。反応物を100℃で2時間撹拌した。いったん周囲温度まで冷却し、反応混合物を2 mLの水と10 mLのDCMで分配し、有機層を分離し、MgSO
4で乾燥し、減圧下に濃縮した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(12 g カートリッジ、0-10% MeOH/DCM)により精製し、生成物を褐色固体として得た。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(12 g ゴールドカートリッジ、2-4% (0.7 M アンモニア/MeOH)/DCM)により精製し、ベンジル N-[(1S,2R,3S,5R)-8-[3-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1-(オキサン-2-イル)-4-オキソ-1H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イル]-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート(0.07 g、0.10 mmol、20 % 収率)を白色粉末として得た。MS: [M+H]
+ = 675.
【0854】
工程3: 6-[(1S,2R,3S,5R)-3-アミノ-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル]-3-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン
【0855】
【化166】
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【0856】
TFA(1.04 mL、13.5 mmol)中のベンジル N-[(1S,2R,3S,5R)-8-[3-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1-(オキサン-2-イル)-4-オキソ-1H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イル]-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート(0.07 g、0.10 mmol)の溶液をトリフルオロメタンスルホン酸(0.11 mL、1.24 mmol)で処理し、室温で5分間撹拌した。反応混合物を飽和炭酸ナトリウム水溶液(10 mL)に滴下することでクエンチし、次いで0.1 M LiCl (50 mL)で希釈してDCM(3x 20 mL)で抽出した。有機層を合わせ、MgSO
4で乾燥し、ろ過し、減圧下に濃縮して粗生成物を得た。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して(4 g ゴールドカートリッジ、0-10% (0.7 M アンモニア/MeOH)/DCM)、6-[(1S,2R,3S,5R)-3-アミノ-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル]-3-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オンを無色ガラスとして得た。生成物を5 mLの2M HClエーテルで処理し、10分間超音波処理してろ過し、6-[(1S,2R,3S,5R)-3-アミノ-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル]-3-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1H,4H,5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン塩酸塩(10 mg、0.02 mmol、19 % 収率)を白色粉末として得た。MS: [M+H]
+ = 457.
1H NMR (500 MHz,メタノールd
4) δ: 8.48 (s,1H),7.64 (dd,J = 8.8,0.9 Hz,1H),7.47 (d,J = 8.8 Hz,1H),4.75-4.68 (m,1H),4.64 (dd,J = 16.7,7.7 Hz,1H),4.49 (t,J = 7.8 Hz,1H),4.30 (s,3H),3.75-3.65 (m,1H),3.60 (s,3H),2.91 (q,J = 11.5,11.1 Hz,1H),2.48 (d,J = 11.8 Hz,1H),2.12 (dq,J = 12.5,6.4 Hz,1H),1.91 (dt,J = 14.4,8.0 Hz,1H),1.68 (t,J = 10.0 Hz,1H),1.44-1.35 (m,1H).
【0857】
方法9: 2-[(3S,4S)-4-アミノ-3-メチル-2-オキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-イル]-5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3H,4H,7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン
【0858】
【化167】
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【0859】
TFA(1 mL)をDCM(1 mL)中の2-[(3S,4S)-4-アミノ-3-メチル-2-オキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-イル]-5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-7-{[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}-3H,4H,7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン(256 mg、1.82 mmol)の溶液に加え、混合物を室温で18時間撹拌した。混合物を濃縮し、トルエンで2回共沸し、MeOH (2 mL)とエチレンジアミン(0.23 mL、3.46 mmol)を残渣に加え、室温で5時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、MeOH中に懸濁し、固体をろ過により集め、標題化合物(24 mg、0.048 mmol、14%)を得た。
【0860】
方法9に記載されるのと類似した方法を使用して表12に示される化合物を調製した。該化合物は溶液からトリチュレーション/沈殿により直接単離することができ、或いは精製された(例 質量指向(mass-directed)分取HPLC、クロマトグラフィー、結晶化を用いる)。いくつかの場合には、最終化合物の(例 MeOH中)溶液を過剰のHCl(Et
2O中 2N HCl)で処理し、次いで蒸発乾固することにより化合物を塩酸塩として単離した。
【0861】
【表12-1】
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【0862】
【表12-2】
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【0863】
実施例155及び156
rel-2-((1R,4R,7R)-7-アミノ-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン(実施例155)及びrel-2-((1S,4S,7S)-7-アミノ-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン(実施例156)
【0864】
【化168】
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【0865】
rac-2-((1S,4S,7S)-7-アミノ-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オンを2.0 mg/mL エタノール/DMSO/CHCl
3= 1/1/3 溶液として溶解し、分離を以下の条件下で行った。
カラム: ダイセルキラルPAK IG 2 x 25 cm
移動相: ヘキサン/2-プロパノール = 40/60
流量: 25 mL/分
【0866】
各異性体の保持時間:
rel-2-((1R,4R,7R)-7-アミノ-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン: 8.15 分
rel-2-((1S,4S,7S)-7-アミノ-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン: 13.5 分。
【0867】
キラル分析条件:
カラム:: キラルPAK IG 4.6 x 150 mm
移動相: ヘキサン/2-プロパノール = 40/60
流量: 1.0 mL/分
【0868】
各異性体の保持時間:
rel-2-((1R,4R,7R)-7-アミノ-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン: 7.406 分.MS: [M+H]
+ = 438,440.
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 11.49 (1H,br s),8.42 (1H,s),7.47 (1H,dd,J = 9.0,0.7 Hz),7.30 (1H,d,J = 9.0 Hz),6.87 (1H,s),4.46 (2H,q,J = 7.3 Hz),3.86-3.66 (2H,m),3.30-3.26 (3H,m),3.17-3.14 (1H,m),3.04-2.98 (1H,m),2.18-2.11 (1H,m),2.01-1.82 (3H,m),1.51 (3H,t,J = 7.1 Hz),1.40-1.31 (1H,m).
rel-2-((1S,4S,7S)-7-アミノ-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-5-(4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン: 11.246 分. MS: [M+H]
+= 438,440.
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 11.49 (1H,br s),8.42 (1H,s),7.47 (1H,dd,J = 9.0,0.7 Hz),7.30 (1H,d,J = 9.0 Hz),6.87 (1H,s),4.46 (2H,q,J = 7.3 Hz),3.86-3.66 (2H,m),3.30-3.26 (3H,m),3.17-3.14 (1H,m),3.04-2.98 (1H,m),2.18-2.11 (1H,m),2.01-1.82 (3H,m),1.51 (3H,t,J = 7.1 Hz),1.40-1.31 (1H,m).
【0869】
実施例157: rel-2-((1R,4R,7R)-7-アミノ-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン
【0870】
【化169】
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【0871】
工程1
rac-2-((1S,4S,7S)-7-アミノ-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン(200 mg、0.472 mmol)をCHCl
3/MeOH = 4/1 (5.0 mL)に溶解した。CHCl
3(1.0 mL)に溶解したジtert-ブチルジカーボネート(206 mg、0.944 mmol)を0℃でそこに加え、室温で3時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-10% MeOH/EtOAc)により精製し、rac-tert-ブチル ((1S,4S,7S)-2-(5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-4-オキソ-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)カルバメートを得た。rac-tert-ブチル ((1S,4S,7S)-2-(5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-4-オキソ-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)カルバメートを25 mg/mL エタノール/CHCl
3 = 1/1 溶液となるように溶解し、分離を以下の条件下に行った。
【0872】
カラム: ダイセル キラルPAK IG 2 x 25 cm
移動相: ヘキサン/2-プロパノール = 45/55
流量: 25 mL/分
【0873】
各異性体の保持時間:
rel-tert-ブチル ((1R,4R,7R)-2-(5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-4-オキソ-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)カルバメート: 7.5 分
rel-tert-ブチル ((1S,4S,7S)-2-(5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-4-オキソ-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)カルバメート: 12.5 分。
【0874】
キラル分析条件:
カラム: キラルPAK IG 4.6 x 150 mm
移動相: ヘキサン/2-プロパノール = 40/60
流量: 1.0 mL/分
【0875】
各異性体の保持時間:
rel-tert-ブチル ((1R,4R,7R)-2-(5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-4-オキソ-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)カルバメート: 5.668 分
rel-tert-ブチル ((1S,4S,7S)-2-(5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-4-オキソ-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)カルバメート: 9.407 分。
【0876】
工程2
rel-tert-ブチル ((1R,4R,7R)-2-(5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-4-オキソ-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)カルバメート(81.5 mg、0.155 mmol)とTFA(1.0 mL)をメタノール(1.0 mL)に溶解した。混合物を室温で30分間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-10% MeOH/EtOAc)により精製し、標題化合物を得た。MS: [M+H]
+ = 424,426.
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 11.49 (1H,br s),8.37 (1H,s),7.46 (1H,d,J = 8.9 Hz),7.31 (1H,d,J = 8.9 Hz),6.88 (1H,s),4.18 (3H,s),3.84 (1H,s),3.73-3.65 (1H,m),3.28-3.23 (4H,m),3.02 (1H,d,J = 8.8 Hz),2.15 (1H,s),2.01-1.83 (3H,m),1.74-1.49 (2H,m),1.42-1.31 (1H,m).
【0877】
実施例158: rel-2-((1S,4S,7S)-7-アミノ-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)-5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン
【0878】
【化170】
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【0879】
rel-tert-ブチル ((1R,4R,7R)-2-(5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-4-オキソ-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)カルバメートに代えて実施例157の工程1で得られたrel-tert-ブチル ((1S,4S,7S)-2-(5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-4-オキソ-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)カルバメートを使用した以外は実施例157の工程2に従い、標題化合物を得た。MS: [M+H]
+ = 424,426.
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 11.49 (1H,br s),8.37 (1H,s),7.46 (1H,d,J = 8.9 Hz),7.31 (1H,d,J = 8.9 Hz),6.88 (1H,s),4.18 (3H,s),3.84 (1H,s),3.73-3.65 (1H,m),3.28-3.23 (4H,m),3.02 (1H,d,J = 8.8 Hz),2.15 (1H,s),2.01-1.83 (3H,m),1.74-1.49 (2H,m),1.42-1.31 (1H,m).
【0880】
実施例159: 5-(2-((1R,2R,4S)-2-アミノ-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-3-メチル-4-オキソ-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-5-イル)-4-クロロ-2-エチル-2H-インダゾール-3-カルボニトリル
【0881】
【化171】
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【0882】
tert-ブチル((1R,2R,4S)-7-(5-(4-クロロ-3-シアノ-2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-4-オキソ-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)カルバメート(50 mg、0.072 mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド(0.5 mL)に溶解した。該溶液にフッ化テトラブチルアンモニウム(1 M THF中、0.22 mL、0.22 mmol)を加え、80℃で1日撹拌した。該混合物に5M NaOH水溶液(0.072 mL、0.36 mmol、5 mol/L)を加え、室温で1時間撹拌した。混合物を真空中で濃縮し、残渣をr-HPLCで精製した。得られたフラクションを真空中で濃縮し、残渣をアセトニトリル(1.0 mL)に溶解した。該溶液にヨウ化ナトリウム(5.8 mg、0.039 mmol)とクロロトリメチルシラン(0.0031 mL、0.024 mmol)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。混合物を真空中で濃縮し、残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-10% MeOH/CHCl
3)により精製し、標題化合物(4.9 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 463,465.
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 11.78 (1H,br s),7.79 (1H,d,J = 8.8 Hz),7.53 (1H,d,J = 8.8 Hz),7.07 (1H,s),4.68 (2H,q,J = 7.2 Hz),4.15 (1H,br t,J = 4.8 Hz),4.02 (1H,br t,J = 4.4 Hz),3.53-3.45 (1H,m),3.40 (3H,s),2.36-2.21 (1H,m),2.20-2.09 (1H,m),1.96-1.84 (1H,m),1.75-1.64 (1H,m),1.58 (3H,t,J = 7.2 Hz),1.54-1.44 (1H,m),0.97-0.87 (1H,m).
【0883】
製造例117: tert-ブチル N-[(1R,2R,3S,5S)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート
【0884】
【化172】
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【0885】
工程1: ベンジル N-[(1R,2S,3S,5S)-2-フルオロ-8-(2,2,2-トリプルオロアセチル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート
DCM(15 mL)中のベンジル N-[(1R,2R,3S,5S)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート(1.0 g、3.6 mmol)とEt
3N(1.0 mL、7.2 mmol)の溶液に、無水トリフルオロ酢酸(0.53 mL、3.78 mmol)を加え、反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応物をDCMで希釈し飽和NaHCO
3水溶液を加えた。水層をDCMで抽出し、有機相を乾燥(MgSO
4)し、ろ過し、濃縮した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-60%、EtOAc/石油エーテル)により精製し、標題化合物(1.32 g)を得た。
1H NMR (400 MHz,DMSO-d
6) δ: 7.47 (1H,d),7.42-7.25 (5H,m),5.05 (2H,s),4.88-4.60 (2H,m),4.59-4.33 (1H,m),4.01-3.85 (1H,m),3.35 (1H,s),2.13-2.01 (1H,m),1.99-1.68 (5H,m).
【0886】
工程2: tert-ブチル N-[(1R,2S,3S,5S)-2-フルオロ-8-(2,2,2-トリプルオロアセチル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート
ベンジル N-[(1R,2S,3S,5S)-2-フルオロ-8-(2,2,2-トリプルオロアセチル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート(1.32 g、3.53 mmol)のエタノール(15 mL)溶液にジtert-ブチルジカーボネート(1.0 g、4.58 mmol)とPd/C(10%、0.13 g)を加え、混合物を6時間水素化した。反応物をろ過し、ろ液を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-40%、EtOAc/石油エーテル)により精製して標題化合物(1.04 g)を得た。
1H NMR (400 MHz,DMSO-d
6) δ: 6.98 (1H,d),4.89-4.21 (3H,m),3.86 (1H,d),2.19-1.53 (6H,m),1.39 (9H,s).
【0887】
工程3: tert-ブチル N-[(1R,2R,3S,5S)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート
MeOH(15 mL)とH
2O(3 mL)中のtert-ブチル N-[(1R,2S,3S,5S)-2-フルオロ-8-(2,2,2-トリプルオロアセチル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート(1.04 g、3.07 mmol)の溶液にK
2CO
3(2.11 g、15.35 mmol)を加え、混合物を終夜撹拌した。MeOHを留去し、H
2Oを添加し、生成物をDCMで抽出した。有機相を乾燥(MgSO
4)し、ろ過し、留去し、標題化合物(0.733 g)を得た。
1H NMR (400 MHz,DMSO-d
6) δ: 6.75 (1H,d),4.34 (1H,d),3.72-3.52 (1H,m),3.46 (1H,s),3.35 (1H,s),2.14 (1H,s),1.69 (2H,d),1.60-1.25 (13H,m).
【0888】
製造例118: tert-ブチル N-[(1S,2R,3S,5R)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメート
【0889】
【化173】
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【0890】
ベンジル N-[(1R,2R,3S,5S)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメートに代えてベンジル N-[(1S,2R,3S,5R)-2-フルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]カルバメートを用いて製造例117と同様な方法を用いて標題化合物を調製し、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz,DMSO-d
6) δ: 6.02 (1H,s),4.96-4.44 (1H,m),4.11-3.85 (1H,m),3.40 (1H,q),3.27 (1H,d),2.35 (1H,s),2.18-1.97 (1H,m),1.97-1.83 (1H,m),1.83-1.68 (1H,m),1.68-1.48 (3H,m),1.39 (9H,s).
【0891】
製造例119: N-[(endo)-3-(ジフルオロメチル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]-2-メチルプロパン-2-スルフィナミド
【0892】
【化174】
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【0893】
工程1. ベンジル-3-[(2-メチルプロパン-2-スルフィニル)イミノ]-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート
THF(1.5 L)中のベンジル-3-オキソ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート(75.0 g、289.2 mmol、1.0 eq)の撹拌溶液に2-メチル-2-プロパンスルフィナミド(43.0 g、354.8 mmol、1.2 eq)とTi(OEt)
4(200.0 g、876.8 mmol、3.0 eq)を添加した。反応物を3時間撹拌還流し、室温に冷却した。H
2O(550 mL)をゆっくり加えて1時間撹拌することにより混合物の反応をクエンチした。固体をろ過により除去し、ろ液をEtOAcで希釈し、飽和塩水で洗浄し、乾燥(Na
2SO
4)し、溶媒を減圧下に除去し、粗生成物(103 g)を黄色粉末として得た。それは、石油エーテル/EtOAc=4:1から再結晶されて白色固体として純粋な生成物を得た(36 g、34%)。LC-MS: [M+H]
+ = 363.
【0894】
工程2. ベンジル (endo)-3-[(ベンゼンスルホニル)ジフルオロメチル]-3-[(2-メチルプロパン-2-スルフィニル)アミノ]-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート
トルエン(750 mL)中のベンジル-3-[(2-メチルプロパン-2-スルフィニル)イミノ]-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート(75.1 g、207.0 mmol、1.0 eq)とジフルオロメタンスルホニルベンゼン(47.8 g、248.0 mmol、1.2 eq)の混合物にKHMDS(269 ml、269.0 mmol、1.3 eq)をN
2下に-78℃で滴下した。添加完了後、反応物をさらに2時間同じ温度で撹拌し、次いでH
2O(280 mL)を加えることで反応をクエンチした。有機層を分離してNa
2SO
4で乾燥した。溶媒を真空中で除去し、残渣をシリカゲルカラム: (石油エーテル中のEtOAc 0-30%、v/v)により精製し、生成物(30.0 g、収率 26%)を黄色固体として得た。LC-MS: [M+H]
+= 555.
【0895】
工程3. ベンジル (endo)-3-(ジフルオロメチル)-3-[(2-メチルプロパン-2-スルフィニル)アミノ]-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート
DMF(1050 mL)とHOAc/NaOAc(8 mol/L) (1:1,1050 mL)中のベンジル (endo)-3-[(ベンゼンスルホニル)ジフルオロメチル]-3-[(2-メチルプロパン-2-スルフィニル)アミノ]-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート(56.6 g、102 mmol、1.0 eq)の溶液にMg(50.9 g、2.09 mol、20.5 eq)を室温で分割して添加した。添加完了後、反応物をさらに室温で4時間撹拌し、LC-MSが反応の完了を示した。反応混合物を水で希釈し、EtOAc(1000 mL×2)で抽出した。合わせた抽出物を水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空中で濃縮して粗生成物を得、これを逆相カラム: (溶離液: H
2O/TFA中のMeOH)を用いて精製し、純粋な生成物(24.5 g、58% 収率)を白色固体として得た。LC-MS: [M+H]
+ = 415.
【0896】
工程4. N-[(endo)-3-(ジフルオロメチル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]-2-メチルプロパン-2-スルフィナミド
MeOH(100 mL)中のベンジル (endo)-3-(ジフルオロメチル)-3-[(2-メチルプロパン-2-スルフィニル)アミノ]-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート(24.5 g、59.0 mmol、1.0 eq)とPd/C(10%、3.0 g)の混合物をH
2下に50℃で20時間撹拌した。Pd/Cをろ過により除去し、ろ液を真空中で濃縮して粗生成物を得、これをシリカゲルカラム(DCM 0-10% NH
4OH中のMeOH)で精製して標題化合物(10.8 g、65% 収率)を無色オイルとして得た。LC-MS: [M+H]
+ = 281.
1H NMR (CDCl
3) δ: 5.79 (1H、t)、3.65 (3H、br s)、2.22 (2H、m)、1.94 (2H、m)、1.83 (3H、m)、1.54 (1H、d)、1.28 (9H、s).
【0897】
製造例120: 4-ブロモ-3-クロロ-2-ニトロアニリン及び6-ブロモ-3-クロロ-2-ニトロアニリン
【0898】
【化175】
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【0899】
AcOH(600 mL)中の3-クロロ-2-ニトロアニリン(25 g、145 mmol)とN-ブロモコハク酸イミド(25.5 g、143 mmol)の溶液を45分間還流した。室温に冷却後、反応混合物を氷冷水(2 L)に注いだ。沈殿物をろ過により集め、氷冷水(2 x 200 mL)で洗浄し、真空オーブン中で終夜乾燥し、標題化合物(36 g)を異性体混合物(9:1の4-ブロモ/6-ブロモ比)として得た。
1H NMR (500 MHz、DMSO-d
6) δ: 7.56 (1H、d)、6.84 (1H、d)、6.40 (2H、s).
【0900】
製造例121: エチル 2-[(4-ブロモ-3-クロロ-2-ニトロフェニル)アミノ]アセテート及びエチル 2-[(6-ブロモ-3-クロロ-2-ニトロフェニル)アミノ]アセテート
【0901】
【化176】
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【0902】
4-ブロモ-3-クロロ-2-ニトロアニリンと6-ブロモ-3-クロロ-2-ニトロアニリンの9:1比(30 g、119 mmol)の混合物、エチルブロモアセテート(133 mL、119 mmol)及びK
2CO
3(26.4 g、191 mmol)を窒素下に30時間、140℃で加熱した。混合物を室温に冷却し、次いで1M NaOH水溶液(250 mL)を10分かけて加えた。混合物をさらに10分間撹拌し、次いでDCM(3 x 30 mL)で抽出し、合わせた有機層をMgSO
4で乾燥し、ろ過し、真空下に濃縮した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、5-30%、EtOAc/イソヘキサン)により精製した。精製した混合物を沸騰IPA(70 mL)から再結晶し、固体をろ過し、シクロヘキサン(2 x 50 mL)で洗浄し、真空オーブン中で終夜乾燥し、標題化合物(4 g)を異性体混合物(4-ブロモ/6-ブロモが9:1比)として得た。MS: [M+H]
+ = 337.
【0903】
製造例122: 7-ブロモ-8-クロロ-1,2,3,4-テトラヒドロキノキサリン-2-オン及び8-ブロモ-5-クロロ-1,2,3,4-テトラヒドロキノキサリン-2-オン
【0904】
【化177】
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【0905】
9:1比のエチル 2-[(4-ブロモ-3-クロロ-2-ニトロフェニル)アミノ]アセテートとエチル 2-[(6-ブロモ-3-クロロ-2-ニトロフェニル)アミノ]アセテートの混合物(3.5 g、10.4 mmol)、鉄(3.5 g、62.7 mmol)及びNH
4Cl(0.555 g、10.4 mmol)をEtOH(75 mL)中で30分間還流した。AcOH(30 mL)を加え、加熱を30分間続けた。反応混合物を水(300 mL)で希釈し、DCM(3 x 100 mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥し、ろ過し、真空下に濃縮し、標題化合物(2.8 g)を異性体混合物(7-ブロモ/8-ブロモ、9:1比)として得た。MS: [M+H]
+ = 261.
【0906】
製造例123: 7-ブロモ-8-クロロキノキサリン-2-オール
【0907】
【化178】
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【0908】
9:1比の7-ブロモ-8-クロロ-1,2,3,4-テトラヒドロキノキサリン-2-オンと8-ブロモ-5-クロロ-1,2,3,4-テトラヒドロキノキサリン-2-オン(3.2 g、12.2 mmol)を50 wt% NaOH水溶液(1.5 mL、29.3 mmol)と3 wt% H
2O
2水溶液(32 mL、28.1 mmol)中に懸濁した。反応混合物を3時間還流した。混合物を室温に冷却し、生成物を沈殿させた。AcOH(1.6 mL)を加えた。沈殿物をろ過により集め、水(2 x 5 mL)で洗浄した。固体をアセトニトリル(2 x 20 mL)で共沸させ、標題化合物(2.8 g)を得た。 MS: [M+H]
+ = 259.
【0909】
製造例124: 7-ブロモ-2,8-ジクロロキノキサリン
【0910】
【化179】
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7-ブロモ-8-クロロキノキサリン-2-オール(3 g、11.6 mmol)のトルエン(23 mL)溶液にオキシ塩化リン(V)(4.85 mL、52.0 mmol)を加え、反応混合物を終夜70℃で撹拌した。反応混合物を氷冷した飽和NaHCO
3水溶液(200 mL)に滴下して反応をクエンチし、室温で2時間撹拌した。次いで混合物をDCM(3 x 80 mL)で抽出し、合わせた有機層をMgSO
4で乾燥し、ろ過し、減圧下に濃縮して標題化合物(2.5 g)を得た。
1H NMR (500 MHz,DMSO-d
6): δ: 9.13 (1H,s),8.22 (1H,d),8.07 (1H,d).
【0911】
製造例125: 7-ブロモ-8-クロロ-2-メトキシキノキサリン
【0912】
【化180】
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【0913】
7-ブロモ-2,8-ジクロロキノキサリン(2 g、7.12 mmol)と炭酸カリウム(3.94 g、28.5 mmol)を100 mL三口フラスコ中でMeOH(40 mL)と合わせた。得られた無色懸濁液を65℃(内温)で18時間加熱した。反応混合物を室温に冷却した。水(150 mL)を加えて沈殿物をろ過し、7-ブロモ-8-クロロ-2-メトキシキノキサリン(1.79 g、6.48 mmol、91 % 収率)を淡い無色固体として得た。MS: [M+H]
+ = 275.
1H NMR (DMSO-d
6) δ: 8.69 (1H,s),8.00 - 7.89 (2H,m),4.10 (3H,s).
【0914】
製造例126: 7-ブロモ-8-クロロ-N,N-ジメチルキノキサリン-2-アミン
【0915】
【化181】
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【0916】
100 mL三口フラスコにおいて、2M THF中のジメチルアミン溶液(22 mL、44.0 mmol)を7-ブロモ-2,8-ジクロロキノキサリン(2.01 g、7.16 mmol)と0℃(内温、氷浴)で処理した。得られた黄色溶液を室温に温め、3時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、EtOAc(50 mL)と飽和NaHCO
3水溶液(50 mL)で分配した。層を分離し、水相をEtOAc(2 x 50 mL)で抽出した。有機抽出物を合わせて飽和塩水(1 x 50 mL)で洗浄し、次いでMgSO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮して7-ブロモ-8-クロロ-N,N-ジメチルキノキサリン-2-アミン(1.98 g、6.77 mmol、95 % 収率)を淡黄色固体として得た。MS: [M+H]
+ =288.
1H NMR (500 MHz,DMSO-d
6) δ: 8.76 (s,1H),7.72 (d,J = 8.8 Hz,1H),7.63 (d,J = 8.8 Hz,1H),3.29 (s,6H).
【0917】
製造例127: 7-ブロモ-8-クロロ-N,N-ジメチルキノリン-2-アミン
【0918】
【化182】
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【0919】
POCl
3中の7-ブロモ-8-クロロ-1,2-ジヒドロキノリン-2-オン(1.0 g、3.87 mmol)の溶液を1時間撹拌還流した。冷却後、大部分のPOCl
3を留去し、氷とNH
4OHを加え、生成物をEtOAcで抽出した。有機相を乾燥(MgSO
4)し、ろ過し、留去して7-ブロモ-2,8-ジクロロキノリン(0.79 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 278. 7-ブロモ-2,8-ジクロロキノリン(250 mg、0.9 mmol)をピリジン(1.5 mL)に溶解し、ジメチルアミン(40%水溶液、1.5 mL)を加え、反応混合物をシールされたチューブで3時間撹拌した。冷却後、水(10 ml)を加えて生成物をEtOAc(2 x 15 mL)で抽出した。有機相を乾燥(MgSO
4)し、ろ過し、留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-50%、EtOAc/石油エーテル)により精製して標題化合物(220 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 287.
【0920】
製造例128: 7-ブロモ-8-クロロ-N-メチルキノリン-2-アミン
【0921】
【化183】
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【0922】
7-ブロモ-2,8-ジクロロキノリン(500 mg、1.8 mmol)をピリジン(3.0 mL)に溶解し、メチルアミン(40% 水溶液、3.0 mL)を添加し、反応混合物をシールされたチューブで3時間撹拌した。冷却後、水(20 ml)を加えて生成物をEtOAc(2 x 20 mL)で抽出した。有機相を乾燥(MgSO
4)し、ろ過し、留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-50%、EtOAc/石油エーテル)により精製し、標題化合物(360 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 271.
【0923】
製造例129: 8-クロロ-2-メトキシ-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)キノキサリン
【0924】
【化184】
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【0925】
7-ブロモ-8-クロロ-2-メトキシキノキサリンを用い、上記製造例82と同様にして8-クロロ-2-メトキシ-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)キノキサリンを調製した。MS: [M+H]
+ = 321,323.
【0926】
製造例130: 3-ブロモ-2-クロロ-5,6-ジフルオロベンズアルデヒド
【0927】
【化185】
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【0928】
2-クロロ-5,6-ジフルオロベンズアルデヒド(5.3 g、30 mmol)と硫酸(15 mL)の混合物にN-ブロモコハク酸イミド(6.6 g、37 mmol)を60℃で加えた。得られた混合物を同じ温度で5時間撹拌した。混合物を砕いた氷に注ぎ、次いでEtOAcで抽出した。有機相を塩水で洗浄し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-20%、EtOAc/ヘキサン)により精製し、標題化合物(6.5 g)を得た。
1H-NMR (400 MHz,CDCl
3) δ: 10.37 (1H,s),7.72 (1H,dd).
【0929】
製造例131: 3-ブロモ-2-クロロ-5,6-ジフルオロベンズアルデヒド O-メチルオキシム
【0930】
【化186】
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【0931】
3-ブロモ-2-クロロ-5,6-ジフルオロベンズアルデヒド(6.5 g、26 mmol)、O-メチルヒドロキシルアミン塩酸塩(2.4 g、29 mmol)、炭酸カリウム(4.6 g、33 mmol)及び1,2-ジメトキシエタン(26 mL)の混合物を60℃で終夜撹拌した。混合物をろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-20%、EtOAc/ヘキサン)により精製し、標題化合物(7.2 g)を得た。 MS: [M+H]
+ = 284.
【0932】
製造例132: 5-ブロモ-4-クロロ-7-フルオロ-1H-インダゾール
【0933】
【化187】
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【0934】
3-ブロモ-2-クロロ-5,6-ジフルオロベンズアルデヒド O-メチルオキシム (7.1 g、25 mmol)、テトラヒドロフラン(25 mL)及びヒドラジン 1水和物(25 mL)の混合物を還流下30時間撹拌した。冷却した該混合物にEtOAc(120 mL)と水(50 mL)を加えた。分離した有機層を真空中で濃縮し、残渣をEtOAcとヘキサン中に懸濁した。沈殿物を集め、減圧下に50℃で乾燥し、標題化合物(4.4 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 249.
【0935】
製造例133: 5-ブロモ-4-クロロ-7-フルオロ-2-メチル-2H-インダゾール
【0936】
【化188】
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【0937】
5-ブロモ-4-クロロ-7-フルオロ-1H-インダゾール(1.8 g、7.4 mmol)のEtOAc(40 mL)溶液にトリメチルオキソニウムテトラフルオロボレート(1.7 g、12 mmol)を加え、得られた混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO
3水溶液で反応をクエンチし、相を分離した。有機相を塩水で洗浄し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-60%、EtOAc/ヘキサン)により精製し、標題化合物(0.76 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 263.
【0938】
製造例134: 4-クロロ-7-フルオロ-2-メチル-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2H-インダゾール
【0939】
【化189】
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【0940】
5-ブロモ-4-クロロ-7-フルオロ-2-メチル-2H-インダゾールを使用した以外は製造例82と同様に調製し、標題化合物を得た。MS: [M+H]
+= 311.
【0941】
製造例135: 3-クロロ-2-メチル-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2H-インダゾール
【0942】
【化190】
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【0943】
2-メチル-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2H-インダゾール(190.8 mg、0.7392 mmol)をTHF(10 mL)に溶解した。この溶液にN-クロロコハク酸イミド(109.2 mg、0.8178 mmol)を室温で撹拌下に加えた。室温で2時間撹拌後、DMF(5 mL)を加え、撹拌下に混合物を60℃で加熱した。さらに1時間撹拌後、混合物を室温に冷却した。混合物を5% NaHCO
3水溶液に注ぎ、EtOAcで抽出した。抽出物を水により洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濃縮した。残渣をヘキサン/EtOAcで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage SNAP Ultra HP-Sphere、25 g)で精製し、標題化合物(142.9 mg)をオフホワイトワックスとして得た。MS: [M+H]
+ = 292.
【0944】
製造例136: 5-ブロモ-3,4,7-トリクロロ-2-メチル-2H-インダゾール
【0945】
【化191】
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【0946】
5-ブロモ-3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール(5.001 g、17.863 mmol)をDMF(50 mL)に懸濁した。懸濁液を撹拌下しながら65 ℃に加熱することにより溶液とした。この暖かい溶液にN-クロロコハク酸イミド(3.578 g、26.80 mmol)をいくつかに分割して加えた。65℃で1.5時間撹拌後、混合物を室温に冷却し、混合物を9% NaHCO
3水溶液に注ぎ、EtOAcで抽出した。抽出物を水により洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濃縮した。残渣をヘキサン/EtOAcで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage SNAP Ultra HP-Sphere、100 g) で精製し、標題化合物(2.037 g)を無色固体として得た。MS: [M+H]
+ = 313.
【0947】
製造例137: (3,4,7-トリクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)ボロン酸
【0948】
【化192】
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【0949】
5-ブロモ-3,4,7-トリクロロ-2-メチル-2H-インダゾール(2.037 g、6.479 mmol)をTHF(40 mL)に溶解した。該溶液を減圧下に脱気し、N
2ガスでパージし、撹拌しながら0℃に冷却した。この冷却溶液にi-PrMgCl・LiCl錯体のTHF溶液(2.0 M、7.75 mL、15.5 mmol)を0℃で撹拌しながら滴下した。1時間撹拌後、トリイソプロピルボレート(7.50 ml、32.7 mmol)を0℃で加え、混合物を撹拌しながら室温にした。1.5時間の撹拌後、酢酸(5.60 mL、97.80 mmol)を加えて反応をクエンチした。得られた混合物を2-メチルテトラヒドロフランで希釈した。次いで、標題化合物を3M NaOH水溶液(300 mL)で抽出した。水層のpH値を約2〜3に調整した。沈殿物をろ過により集め、H
2Oで洗浄し、真空下に70℃で乾燥して標題化合物(1.340 g、74%)を無色固体として得た。MS: [M+H]
+= 279.
【0950】
製造例138: (5-クロロキノキサリン-6-イル)ボロン酸
【0951】
【化193】
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【0952】
4-ブロモ-3-クロロ-ベンゼン-1,2-ジアミン(500 mg、2.26 mmol)のEtOH(20.0 mL)溶液に、1,4-ジオキサン-2,3-ジオール(380 mg、3.16 mmol)を室温で加えた。混合物を室温で18時間撹拌した。反応混合物を次いで真空-濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、20-40% EtOAc/ヘキサン)により精製して6-ブロモ-5-クロロキノキサリン(269 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 243,245.
6-ブロモ-5-クロロキノキサリン(200 mg、0.823 mmol)の1,4-ジオキサン(2.00 mL)溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(313 mg、1.23 mmol)、KOAc(161 mg、1.64 mmol)及びビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のジクロロメタン錯体(53.7 mg、0.0657 mmol)を室温で加えた。混合物を100℃で18時間撹拌し、MTBEで希釈し、2M NaOHを加えた。水層に6M HClを加え、CHCl
3で3回抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮して標題化合物(108 mg)を得た。MS: [M+H]
+= 209.
【0953】
製造例139: 4-クロロ-2-(2-メトキシエチル)-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2H-インダゾール
【0954】
【化194】
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【0955】
工程1.5-ブロモ-4-クロロ-2-(2-メトキシエチル)-2H-インダゾール
5-ブロモ-4-クロロ-1H-インダゾール(1.0 g、4.7 mmol)と炭酸カリウム(1.79 g、13 mmol)のDMSO(5 ml)中の懸濁液に1-ブロモ-2-メトキシ-エタン(0.83 ml、8.6401 mmol)を室温で加えた。同じ温度で週末にわたり撹拌後、混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機相を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。カラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 50 g、勾配溶出、ヘキサン中0-100% EtOAc)により標題化合物(0.45 g、1.5 mmol、36%)を褐色固体として得た。MS: [M+H]
+ = 289,291,293.
【0956】
工程2.4-クロロ-2-(2-メトキシエチル)-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2H-インダゾール
5-ブロモ-4-クロロ-2-(2-メトキシエチル)-2H-インダゾール(0.45 g、1.5 mmol)の1,4-ジオキサン(10 mL)中の懸濁液に酢酸カリウム(0.30 g、3.13 mmol)、4,4,4',4',5,5,5',5'-オクタメチル-2,2'-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン) (0.59 g、2.3 mmol)及び1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン錯体(0.12 g、0.15 mmol)を室温で加えた。120℃で4時間撹拌後、混合物をEtOAcで希釈し、Hyflo Super-Celのパッドでろ過した。ろ液を真空中で濃縮した。カラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25 g、勾配溶出、ヘキサン中0-100% EtOAc)により標題化合物(0.68 g)を淡褐色オイルとして得た。この物質は純粋ではないが、さらに精製することなく使用した。MS: [M+H]
+=337,339.
【0957】
製造例140: 2-クロロ-5-(7-クロロベンゾ[d]チアゾール-6-イル)-3-メチル-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン
【0958】
【化195】
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【0959】
1,4-ジオキサン(6 mL)中の6-ブロモ-7-クロロ-1,3-ベンゾチアゾール(300 mg、1.21 mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(460 mg、1.81 mmol)、Pd(dppf)Cl
2(177 mg、0.24 mmol)及び酢酸カリウム(592 mg、6.04 mmol)の混合物を100℃で2時間撹拌し、室温に冷却した。混合物に2-クロロ-5-ヨード-3-メチル-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン(350 mg、0.8 mmol)、Pd(dppf)Cl
2(114 mg、0.16 mmol)、K
2CO
3(667 mg、4.83 mmol)及び水(3 mL)を加えた。混合物を次いで70℃でさらに2時間撹拌した。混合物を冷却し、EtOAcと水で分配した。有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、次いで真空中で留去した。残渣をSiO
2クロマトグラフィー(0-40% アセトン/石油エーテルで溶出)により精製し、生成物(220 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 481.
【0960】
製造例141: 4,6-ジクロロ-3-ヨード-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン
【0961】
【化196】
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【0962】
4,6-ジクロロ-3-ヨード-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン(4.0 g、13 mmol)、3,4-ジヒドロ-2H-ピラン(3.5 mL、38 mmol)及びp-トルエンスルホン酸 1水和物(0.48 g、2.5 mmol)をTHF(60 mL)中に溶解し、70℃で1.5時間撹拌した。溶媒を真空下に除去し、固体残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-100%、EtOAc/ヘキサン)により精製して標題化合物(3.47 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 399.
【0963】
製造例142: 6-クロロ-3-ヨード-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン
【0964】
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
【0965】
4,6-ジクロロ-3-ヨード-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン(2.0 g、5.0 mmol)のTHF(20 mL)溶液に5M NaOH(9.0 mL)を室温で加えた。混合物を同じ温度で5時間撹拌し、次いでTHF(10 ml)を混合物に加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。混合物を6M HClにより酸性化し、EtOAcで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮して標題化合物(1.87 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 381.
【0966】
製造例143: 6-クロロ-3-ヨード-5-メチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン
【0967】
【化198】
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【0968】
DMF(270 mL)中の6-クロロ-3-ヨード-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン(28.5 g、74.9 mmol)とK
2CO
3(12.4 g、90.0 mmol)の混合物にDMF(15 ml)中のヨードメタン(11.7 g、82.4 mmol)を室温で加えた。混合物を室温で4時間撹拌し、次いで水で希釈した。4時間撹拌後、沈殿物をろ過により集め、真空中で乾燥して標題化合物(27.8 g)を得た。MS: [M+H]
+ = 395.
【0969】
製造例144: 2-クロロ-5-(3,4-ジクロロ-2-メチル-インダゾール-5-イル)-3-メチル-7-(2-トリメチルシリルエトキシメチル)ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン
【0970】
【化199】
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【0971】
2-クロロ-5-ヨード-3-メチル-7-(2-トリメチルシリルエトキシメチル)ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン(107 mg、0.244 mmol)、3,4-ジクロロ-2-メチル-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)インダゾール(107 mg、0.326 mmol)、K
3PO
4(108 mg、0.506 mmol)、ビス(ジ-tert-ブチル(4-ジメチルアミノフェニル)ホスフィン)ジクロロパラジウム(II) (18 mg、0.026 mmol)、1,4-ジオキサン(1.2 mL)及び水(0.24 mL)の混合物を70℃で5時間撹拌し、室温に冷却した。混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-60% EtOAc/ヘキサン)により精製して標題化合物(113 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 514,516.
【0972】
製造例145: 6-クロロ-3-(3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン
【0973】
【化200】
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【0974】
6-クロロ-3-ヨード-5-メチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン(500 mg、1.27 mmol)、3,4-ジクロロ-2-メチル-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2H-インダゾール(497 mg、1.52 mmol)、K
3PO
4(806 mg、3.80 mmol)、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のジクロロメタン錯体(103 mg、0.127 mmol)、1,4-ジオキサン(5.0 mL)及び水(1.25 mL)の混合物を90℃で2時間撹拌し、室温に冷却し、水に注ぎ、EtOAcで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-100% EtOAc/ヘキサン)により精製し、標題化合物(413 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 467,469.
【0975】
製造例146: 2-クロロ-5-(3-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン
【0976】
【化201】
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【0977】
2-クロロ-5-ヨード-3-メチル-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン(362.7 mg、0.8248 mmol)、3-クロロ-2-メチル-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2H-インダゾール(289.1 mg、0.9881 mmol)、Pd(Amphos)
2Cl
2(34.7 mg、0.0490 mmol)及びK
3PO
4(263.3 mg、1.240 mmol)を容器中で混合した。該混合物にTHF(10 mL)と水(1 mL)を加えた。混合物を減圧下に脱気し、N
2ガスでパージした。5時間75℃で撹拌後、混合物を室温に冷却した。混合物を水に注ぎ、EtOAcで抽出した。抽出物を9% NaHCO
3水溶液により洗浄した。該抽出物にNa
2SO
4とSH-シリカゲル(Fuji Silysia)を加えた。室温で1時間撹拌後、固体をろ過により除去し、ろ液を濃縮した。残渣をヘキサン/EtOAcで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage SNAP Ultra HP-Sphere、25 g)で精製し、標題化合物(279.8 mg)をオフホワイト固体として得た。MS: [M+H]
+ = 478.
【0978】
製造例147: 2-クロロ-3-メチル-5-(3,4,7-トリクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン
【0979】
【化202】
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【0980】
3-クロロ-2-メチル-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2H-インダゾールに代えて(3,4,7-トリクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)ボロン酸を使用する以外は製造例146と同様にして2-クロロ-3-メチル-5-(3,4,7-トリクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オンを調製した。MS: [M+H]
+ = 546.
【0981】
製造例148: 2-クロロ-5-[8-クロロ-2-(ジメチルアミノ)キノリン-7-イル]-3-メチル-7-{[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}-3H,4H,7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン
【0982】
【化203】
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【0983】
7-ブロモ-8-クロロ-N,N-ジメチルキノリン-2-アミン(390 mg、1.36 mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(520mg、2.04 mmol)、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II) (150 mg、0.2 mmol)及び酢酸カリウム(650 mg、6.8 mmol)を30 mLマイクロウエーブ装置用チューブ中で混合し、シールし、真空にし、窒素(x2)で充填した。1,4-ジオキサン(8 mL)を加え、チューブを再度充填し(x2)、その後90
oCで2時間撹拌した。冷却後、2-クロロ-5-ヨード-3-メチル-7-{[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}-3H,4H,7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン(590 mg、1.36 mmol)、ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II) (150 mg、0.2 mmol)、炭酸カリウム(1.12 g、8.16 mmol)及び水(2 mL)を加えた。反応物を再度シールし、窒素(x2)で充填し、70
oCで2時間撹拌した。冷却後、反応物を水で希釈し、EtOAc(3x)で抽出した。合わせた有機物を無水MgSO
4で乾燥し、ろ過し、留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-100%、EtOAc/石油エーテル石油エーテル)により精製し、標題化合物(426 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 518.
【0984】
製造例149: 2-クロロ-5-[8-クロロ-2-(メチルアミノ)キノリン-7-イル]-3-メチル-7-{[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}-3H,4H,7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン
【0985】
【化204】
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【0986】
7-ブロモ-8-クロロ-N-メチルキノリン-2-アミンから出発し、2-クロロ-5-[8-クロロ-2-(ジメチルアミノ)キノリン-7-イル]-3-メチル-7-{[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}-3H,4H,7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オンで記載されるのと同様な手順を用いて標題化合物を調製した。MS: [M+H]
+= 504.
【0987】
製造例150: tert-ブチル ((1R,2R,4S)-7-(3-ブロモ-5-メチル-4-オキソ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)(エチル)カルバメート
【0988】
【化205】
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【0989】
tert-ブチル ((1R,2R,4S)-7-(3-ブロモ-5-メチル-4-オキソ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)カルバメート(500 mg、0.955 mmol)のTHF(5.00 mL)溶液に、NaH(鉱油中60%、76.4 mg、1.91 mmol)を0℃で加えた。混合物を0℃で15分間撹拌した。混合物に、ヨードエタン(0.153 mL、1.91 mmol)を0℃で加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。混合物に、NaH(鉱油中60%、57.3 mg、1.43 mmol)及びヨードエタン(0.115 mL、1.43 mmol)を0℃で加えた。混合物を室温で6時間撹拌した。混合物を飽和NH
4Clに注ぎ、EtOAcで抽出した。有機層を水と塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、10-40% EtOAc/ヘキサン)により精製し、標題化合物(335 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 551,553.
【0990】
基本手順6: tert-ブチル ((1R,2R,4S)-7-(5-(5-クロロ-3-メトキシキノキサリン-6-イル)-3-メチル-4-オキソ-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)カルバメート
【0991】
【化206】
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【0992】
tert-ブチル ((1R,2R,4S)-7-(5-ヨード-3-メチル-4-オキソ-7-((2-トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)カルバメート(75.0 mg、0.122 mmol)、8-クロロ-2-メトキシ-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)キノキサリン(46.9 mg、0.146 mmol)、K
3PO
4(38.8 mg、0.183 mmol)、ビス(ジ-tert-ブチル(4-ジメチルアミノフェニル)ホスフィン)ジクロロパラジウム(II)(64.8 mg、0.0794 mmol)、1,4-ジオキサン(1.5 mL)及び水(0.15 mL)の混合物を80℃で2時間撹拌し、室温に冷却し、水に注ぎ、EtOAcで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-100% EtOAc/ヘキサン)により精製し、標題化合物(58.0 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 682,684.
【0993】
基本手順7: tert-ブチル ((1R,2R,4S)-7-(5-(5-クロロ-3-(ジメチルアミノ)キノキサリン-6-イル)-3-メチル-4-オキソ-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)カルバメート
【0994】
【化207】
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【0995】
7-ブロモ-8-クロロ-N,N-ジメチルキノキサリン-2-アミン(200 mg、0.698 mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(354 mg、1.40 mmol)、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のジクロロメタン錯体(57.0 mg、0.0698 mmol)及び1,4-ジオキサン(2.0 mL)中の酢酸カリウム(137 mg、1.40 mmol)の混合物を脱気し、窒素でパージし、100℃で6時間撹拌した。反応物を室温に冷却し、セライトパッドでろ過し、EtOAcで洗浄した。ろ液を真空中で濃縮し、粗体残渣をさらに精製することなく次の工程に使用した。MS: [M+H]
+ = 334,336.
【0996】
tert-ブチル ((1R,2R,4S)-7-(5-ヨード-3-メチル-4-オキソ-7-((2-トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)カルバメート(75.0 mg、0.122 mmol)、8-クロロ-N,N-ジメチル-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)キノキサリン-2-アミン(48.8 mg、0.146 mmol)、K
3PO
4(38.8 mg、0.183 mmol)、ビス(ジ-tert-ブチル(4-ジメチルアミノフェニル)ホスフィン)ジクロロパラジウム(II) (64.8 mg、0.0794 mmol)、1,4-ジオキサン(1.5 mL)及び水(0.15 mL)の混合物を80℃で2時間撹拌し、室温に冷却し、水に注ぎ、EtOAcで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-100% EtOAc/ヘキサン)により精製し、標題化合物(60.3 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 695,697.
【0997】
適切に置換され保護されたピロロピリミジノン又はピラゾロピリミジノンから出発しアミン(以下に示される任意の重要な改変とともに上記のように合成された)を変えて基本手順1に記載されるものと類似の手順を用いて以下の
表13の化合物を調製した。
【0998】
【表13-1】
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【0999】
【表13-2】
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【1000】
【表13-3】
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【1001】
【表13-4】
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【1002】
【表13-5】
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【1003】
【表13-6】
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【1004】
【表13-7】
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【1005】
【表13-8】
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【1006】
製造例 151: tert-ブチル ((1S,2S,4R)-7-(5-ヨード-3-メチル-4-オキソ-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)(メチル)カルバメート
【1007】
【化208】
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【1008】
tert-ブチル ((1R,2R,4S)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)カルバメートの代わりにtert-ブチル ((1S,2S,4R)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)カルバメートを使用した以外は製造例93及び94と同様にしてtert-ブチル ((1S,2S,4R)-7-(5-ヨード-3-メチル-4-オキソ-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)(メチル)カルバメートを調製した。MS: [M+H]
+ = 630.
【1009】
製造例152: tert-ブチル ((1S,2S,4R)-7-(5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-4-オキソ-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)(メチル)カルバメート
【1010】
【化209】
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【1011】
tert-ブチル ((1S,2S,4R)-7-(5-ヨード-3-メチル-4-オキソ-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)(メチル)カルバメートと4-クロロ-2-メチル-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2H-インダゾールを用いた以外は基本手順2と同様にしてtert-ブチル ((1S,2S,4R)-7-(5-(4-クロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-3-メチル-4-オキソ-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)(メチル)カルバメートを調製した。MS: [M+H]
+ = 668,670.
【1012】
製造例153: tert-ブチル (endo-8-(5-(5-クロロキノキサリン-6-イル)-3-メチル-4-オキソ-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)カルバメート
【1013】
【化210】
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【1014】
tert-ブチル (endo-8-(5-ヨード-3-メチル-4-オキソ-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)カルバメートと(5-クロロキノキサリン-6-イル)ボロン酸を用いた以外は基本手順2と同様にしてtert-ブチル (endo-8-(5-(5-クロロキノキサリン-6-イル)-3-メチル-4-オキソ-7-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-4,7-ジヒドロ-3H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)カルバメートを調製した。MS: [M+H]
+ = 666,668.
【1015】
製造例154: tert-ブチル ((1R,2R,4S)-7-(3-(3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-4-オキソ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)(エチル)カルバメート
【1016】
【化211】
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【1017】
tert-ブチル ((1R,2R,4S)-7-(3-ブロモ-5-メチル-4-オキソ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)(エチル)カルバメートと3,4-ジクロロ-2-メチル-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2H-インダゾールを用いた以外は基本手順3と同様にしてtert-ブチル ((1R,2R,4S)-7-(3-(3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-5-メチル-4-オキソ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)(エチル)カルバメートを調製した。MS: [M+H]
+ = 671,673.
【1018】
適切な置換保護ピロロピリミジノンから出発しボロネート又はボロン酸(以下に示される任意の重要な改変とともに上記のように合成された)を変えて基本手順2に記載されるものと類似の手順を用いて以下の表14の化合物を調製した。
【1019】
【表14】
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【1020】
【表15-1】
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【1021】
【表15-2】
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【1022】
【表15-3】
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【1023】
【表15-4】
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【1024】
【表15-5】
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【1025】
【表15-6】
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【1026】
実施例179: 3-(3,4-ジクロロ-2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-6-((1R,2R,4S)-2-(イソプロピルアミノ)-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル)-5-メチル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン
【1027】
【化212】
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【1028】
6-[(1S,3R,4R)-3-アミノ-7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-イル]-3-(3,4-ジクロロ-2-メチル-インダゾール-5-イル)-5-メチル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン(20.0 mg、0.0435 mmol)のDCM(0.400 mL)溶液に、アセトン(0.0320 mL、0.435 mmol)及びNaBH(OAc)
3(27.7 mg、0.131 mmol)を室温で加えた。混合物を室温で18時間撹拌した。次いで、反応溶液を真空-濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶出、0-10% MeOH/CHCl
3)により精製し、標題化合物(14.1 mg)を得た。MS: [M+H]
+ = 501,503.
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 13.39 (1H,s),7.61 (1H,d,J = 8.9 Hz),7.33 (1H,d,J = 8.9 Hz),4.26-4.22 (2H,m),4.17 (3H,s),3.39 (3H,s),2.72-2.66 (1H,m),2.30-2.23 (1H,m),2.13-2.06 (1H,m),1.89-1.67 (3H,m),1.54-1.48 (1H,m),1.02-0.92 (7H,m).
【1029】
実施例150に記載されたものと類似の手順を用いて
表16の化合物を調製した。求められる必要な置換インダゾールは上記と類似した方法を用いて調製された。
【表16-1】
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【1030】
【表16-2】
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【1031】
【表16-3】
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【1032】
表17に示される化合物は、方法1-9に記載されたものと類似の方法を用いて調製された。該化合物は溶液からトリチュレーション又は沈殿により、或いは(例 質量-指向分取HPLC、クロマトグラフィー、結晶化を用いた)精製により直接単離され得る。いくつかの場合には、該化合物は最終化合物の溶液(例 MeOH中)を過剰のHCl(Et
2O 中2N HCl)で処理し、次いで蒸発乾固することにより塩酸塩として単離される。
【1033】
【表17】
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【1034】
表18に示される化合物は、方法1-9に記載されたものと類似の方法を用いて調製された。該化合物は溶液からトリチュレーション又は沈殿により、或いは(例 質量-指向分取HPLC、クロマトグラフィー、結晶化を用いた)精製により直接単離され得る。いくつかの場合には、該化合物は最終化合物の溶液(例 MeOH中)を過剰のHCl(Et
2O 中2N HCl)で処理し、次いで蒸発乾固することにより塩酸塩として単離される。
【1035】
【表18-1】
[この文献は図面を表示できません]
【1036】
【表18-2】
[この文献は図面を表示できません]
【1037】
【表18-3】
[この文献は図面を表示できません]
【1038】
【表18-4】
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【1039】
生物学的アッセイ
SHP2 生化学 アッセイ
SHP2活性は代替基質である6,8-ジフルオロメチルウンベリフェリルホスフェート (DiFMUP)の蛍光生成物である、6,8-ジフルオロメチルウンベリフェロン (DiFMU)への変換を測定することによりモニターされた。
【1040】
SHP2は、6,8-ジフルオロメチルウンベリフェリル ホスフェート (DiFMUP)、(Thermo Fisher D6567)の添加前に試験化合物及び活性化ペプチドpIRS1 (H
2N-LN(pY)IDLDLV-(PEG)
8-LST(pY)ASINFQK-アミド)と30分間プレインキュベートされた。最終のアッセイ濃度は、10 pM SHP2、0.25 μM pIRS1 ペプチド、50 μM DiFMUP、25mM ビス-トリスプロパン、pH 7.0、150 mM NaCl、0.05 % (v/v) Tween-20、0.5 mM TCEP及び5 % (v/v) DMSOであった。次いで、反応速度は、励起 360nm/発光450nmでBMG Pherastar reader上で蛍光をモニタリングすることにより30分間にわたり測定した。IC
50値は4パラメーターロジスティック曲線フィットを使用して、正規化された用量反応プロットから計算した。各化合物の実験は、1回又は複数回行い、IC
50値は(単回実験で測定された化合物については)単一の値で、(複数実験で測定された化合物については)平均値として示した。
【1041】
結果を表19及び20に示す。
【1042】
Cellular pERK阻害アッセイ
方法A:
pERKレベルをIn-Cell Westernアッセイを用いて測定した。HCC827細胞(ATCC、Manassas、USA)を10% FBSを補充したRPMI1640培地中で1 x 10
4細胞/ウェルの密度で384ウェルプレートに播種し、24時間インキュベートした。化合物を最初にDMSOで希釈し、次いで無血清培地に希釈して、0.2% DMSOの最終濃度にした後に、化合物を細胞に4重(quadruplicate)で添加した。37℃、5% CO
2の加湿状態で、示された時間、プレートをインキュベートした。
【1043】
化合物処理後、中性緩衝ホルマリン溶液で20分間室温で細胞を固定した。プレートをPBS中の0.1% Triton-Xで3回洗浄し、細胞をOdysseyブロッキングバッファー(LI-COR、#927-40000)で1時間ブロックした。ブロッキングバッファーを除いた後、細胞をOdysseyブロッキングバッファーで希釈したリン酸化p44/42 ERK抗体(Cell Signalling Technology、#4370、1:200)と4℃で終夜インキュベートした。プレートを再度洗浄し、細胞をOdysseyブロッキングバッファーで希釈したヤギ抗-ウサギ IR Dye 800CW (LI-COR、#926-32211、1:800)と1時間インキュベートした。洗浄及び洗浄溶液を遠心機を用いて完全に除去した後、製造元の使用説明書に従い細胞をOdyssey(LI-COR)上でスキャンした。ブランクウェル(細胞無添加)からの平均シグナルを、各サンプルウェルのシグナルから差し引いた。次いでpERKレベルを、DMSO処理サンプルをコントロールとして用い、コントロールのパーセントとして表した。相対IC
50値を4パラメーターロジスティックカーブフィットを用いて正規化用量応答プロットから4重(quadruplicate)で計算した。各化合物の実験は、1回又は複数回行い、IC
50値は(単回実験で測定された化合物については)単一の値で、(複数実験で測定された化合物については)平均値として示した。
【1044】
結果を表19及び20に示す。
【1045】
方法B:
HCC827細胞(ATCC、Manassas、USA)を10% FBSを含むRPMI培地中で1 x 10
5細胞/ウェルの密度で96ウェルプレートに播種し、24時間インキュベートした。化合物を、最初にDMSOで希釈し、次いで無血清培地に希釈して、0.1% DMSOの最終濃度にした後に、化合物を細胞に3重(triplicate)で添加した。37℃、5% CO
2の加湿状態で、示された時間、プレートをインキュベートした。
【1046】
化合物処理後、培地を除去し、各ウェルに50μLの溶解バッファー(Cell Signalling Technology、Beverly、USA)を加えて細胞を溶解した。次いで、プレートを振とうしながら室温で25分間インキュベートした。PathScan(登録商標)リン酸化p44/42 MAPK(Thr202/Tyr204)サンドイッチELISA(Cell Signalling Technology、Beverly、USA)を使用し、キットの説明書に従って、pERKのレベルを溶解物中で測定した。手短に言うと、96ウェルELISAプレート内で、50μLの細胞溶解液を50μLのELISAサンプルの希釈液に添加し、4℃で一晩インキュベートした。洗浄後、ウェルあたり100μlの検出抗体を加え、プレートを37℃で1時間インキュベートした。プレートを再度洗浄し、ウェルあたり100μlのHRP結合二次抗体と共に37℃で30分間インキュベートした。最終洗浄後、TMB基質をウェルあたり100μl加え、プレートを37℃でインキュベートして発色させた。ウェルあたり100μlの停止液を加えることで発色を停止した。Spectra Max Gemini リーダー(Molecular Devices、Uckfield、UK)で450nmにて、プレートを読み取った。
【1047】
ブランクウェル(細胞無添加)からの平均シグナルを、各サンプルウェルのシグナルから差し引いた。次いで、DMSO処理したサンプルをコントロールとして使用して、pERKのレベルを「コントロールのパーセント」として表現した。用量反応曲線を、GraphPad Prism Version 6 (GraphPad Software、La Jolla、USA)を使用して作成し、4パラメーターロジスティック曲線フィットを使用してフィットさせた。
【1048】
結果を表19及び20に示す。
【1049】
【表19-1】
[この文献は図面を表示できません]
【1050】
【表19-2】
[この文献は図面を表示できません]
【1051】
【表19-3】
[この文献は図面を表示できません]
【1052】
【表19-4】
[この文献は図面を表示できません]
【1053】
【表20】
[この文献は図面を表示できません]