【0155】
いくつかの実施形態では、抗TL1A抗体は、以下の実施形態1〜547のいずれか1つを含む。
1. TL1Aに特異的に結合する抗体または抗原結合フラグメントであって、該抗体または抗原結合フラグメントは、
4つの重鎖フレームワーク領域(HFR1、HFR2、HFR3、HFR4)と、3つの重鎖相補性決定領域(HCDR1、HCDR2、HCDR3)とを含む重鎖可変領域を含み、該重鎖可変領域は、
(a)(i)SEQ ID NO:100100を含むHFR1、(ii)SEQ ID NO:100108を含むHFR1、および(iii)SEQ ID NO:100100と100108からなる群から選択される配列とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むHFR1から選択される、HFR1と、
(b)(i)SEQ ID NO:100100を含むHFR2、および(ii)SEQ ID NO:100100とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むHFR2から選択される、HFR2と、
(c)(i)SEQ ID NO:100102を含むHFR3、(ii)SEQ ID NO:100109を含むHFR3、および(iii)SEQ ID NO:100102と100109からなる群から選択される配列とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むHFR3から選択される、HFR3と、
(d)(i)SEQ ID NO:100103を含むHFR4、および(ii)SEQ ID NO:100103とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むHFR4から選択される、HFR4と、
(e)(i)SEQ ID NO:1009を含むHCDR1、(ii)X
1がDおよびEから選択され、X
2がI、P、およびVから選択され、X
3がG,Q、S、およびVから選択され、X
4がFおよびYから選択され、X
5がIおよびMから選択される、SEQ ID NO:100150を含むHCDR1、(iii)SEQ ID NO:100200〜100295から選択されるHCDR1、ならびに(iv)SEQ ID NO:1009、100150、および100200〜100295からなる群から選択される配列とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むHCDR1から選択される、HCDR1と、
(f)(i)SEQ ID NO:10012を含むHCDR2、および(ii)SEQ ID NO:10012とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むHCDR2から選択される、HCDR2と、
(g)(i)SEQ ID NO:10015を含むHCDR3、(ii)X
1がLおよびMから選択され、X
2がE、I、K、L、M、Q、T、V、W、およびYから選択される、SEQ ID NO:100152を含むHCDR3、(iii)SEQ ID NO:100296〜100314から選択されるHCDR3、ならびに(iv)SEQ ID NO:10015、100152、および100296〜100314からなる群から選択される配列とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むHCDR3から選択される、HCDR3とを含んでおり、
前記抗体または抗原結合フラグメントはさらに、4つの軽鎖フレームワーク領域(LFR1、LFR2、LFR3、LFR4)と、3つの軽鎖相補性決定領域(LCDR1、LCDR2、LCDR3)とを含む軽鎖可変領域を含み、該軽鎖可変領域は、
(a)(i)SEQ ID NO:100104を含むLFR1、および(ii)SEQ ID NO:100104とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むLFR1から選択される、LFR1と、
(b)(i)SEQ ID NO:100105を含むLFR2、および(ii)SEQ ID NO:100105とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むLFR2から選択される、LFR2と、
(c)(i)SEQ ID NO:100106を含むLFR3、(ii)SEQ ID NO:100110を含むLFR3、および(iii)SEQ ID NO:100106と100110からなる群から選択される配列とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むLFR3から選択される、LFR3と、
(d)(i)SEQ ID NO:100107を含むLFR4、および(ii)SEQ ID NO:100107とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むLFR4から選択される、LFR4と、
(e)(i)SEQ ID NO:10018を含むLCDR1、および(ii)SEQ ID NO:10018とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むLCDR1から選択される、LCDR1と、
(f)(i)SEQ ID NO:10021を含むLCDR2、および(ii)SEQ ID NO:10021とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むLCDR2から選択される、LCDR2と、
(g)(i)SEQ ID NO:10024を含むLCDR3、(ii)X
1がQおよびNから選択され、X
2がD、E、H,N、Q、およびSから選択され、X
3がAおよびGから選択され、X
4がD、F、K、N、R、S、およびTから選択される、SEQ ID NO:100155を含むLCDR3、(iii)SEQ ID NO:100315〜100482から選択されるLCDR3、ならびに(iv)SEQ ID NO:10024、100155、および100315〜100482からなる群から選択される配列とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むLCDR3から選択される、LCDR3とを含む、抗体または抗原結合フラグメント。
2. HFR1がSEQ ID NO:100100を含む、実施形態1に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
3. HFR1がSEQ ID NO:100108を含む、実施形態1に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
4. HFR1が、SEQ ID NO:100100とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含む、実施形態1に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
5. HFR1が、SEQ ID NO:100108とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含む、実施形態1に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
6. HFR2がSEQ ID NO:100101を含む、実施形態1から5のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
7. HFR2が、SEQ ID NO:100101とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含む、実施形態1から5のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
8. HFR3がSEQ ID NO:100102を含む、実施形態1から7のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
9. HFR3がSEQ ID NO:100109を含む、実施形態1から7のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
10. HFR3が、SEQ ID NO:100102とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含む、実施形態1から7のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
11. HFR3が、SEQ ID NO:100109とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含む、実施形態1から7のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
12. HFR4がSEQ ID NO:100103を含む、実施形態1から11のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
13. HFR4が、SEQ ID NO:100103とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含む、実施形態1から11のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
14. HFR4がSEQ ID NO:1009を含む、実施形態1から13のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
15. HCDR1がSEQ ID NO:100150を含む、実施形態1から13のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
16. X
1がEである、実施形態15に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
17. X
2がPおよびVから選択される、実施形態15または16に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
18. X
3がG、S、およびVから選択される、請求項15から17のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
19. X
4がFである、請求項15から18のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
20. X
5がIである、実施形態15から19のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
21. HCDR1は、SEQ ID NO:100200〜100295から選択されるアミノ酸配列を含む、実施形態1から13のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
22. HCDR2がSEQ ID NO:10012を含む、実施形態1から21のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
23. HCDR2が、SEQ ID NO:10012とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含む、実施形態1から21のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
24. HCDR3がSEQ ID NO:10015を含む、実施形態1から23のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
25. HCDR3がSEQ ID NO:100152を含む、実施形態1から23のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
26. X
1がMである、実施形態25に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
27. X
2がE、I、K、L、M、Q、T、W、およびYから選択される、実施形態25または26のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
28. HCDR3がSEQ ID NO:100296〜100314から選択される配列を含む、実施形態1から23のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
29. LFR1がSEQ ID NO:100104を含む、実施形態1から28のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
30. LFR1が、SEQ ID NO:100104とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含む、実施形態1から28のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
31. LFR2がSEQ ID NO:100105を含む、実施形態1から30のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
32. LFR2が、SEQ ID NO:100105とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含む、実施形態1から30のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
33. LFR3がSEQ ID NO:100106を含む、実施形態1から32のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
34. LFR3がSEQ ID NO:100110を含む、実施形態1から32のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
35. LFR3が、SEQ ID NO:100106とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含む、実施形態1から32のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
36. LFR3が、SEQ ID NO:100110とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含む、実施形態1から32のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
37. LFR4がSEQ ID NO:100107を含む、実施形態1から36のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
38. LFR4が、SEQ ID NO:100107とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含む、実施形態1から36のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
39. LCDR1がSEQ ID NO:10018を含む、実施形態1から38のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
40. LCDR1が、SEQ ID NO:10018とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含む、実施形態1から38のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
41. LCDR2がSEQ ID NO:10021を含む、実施形態1から40のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
42. LCDR2が、SEQ ID NO:10021とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含む、実施形態1から40のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
43. LCDR3がSEQ ID NO:10024を含む、実施形態1から42のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
44. LCDR3がSEQ ID NO:100155を含む、実施形態1から42のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
45. X
1がNである、実施形態44に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
46. X
2がD、E、H、N、およびQから選択される、実施形態44または45に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
47. X
3がAである、実施形態44から46のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
48. X
4がD、F、K、R、S、およびTから選択される、実施形態44から47のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
49. LCDR3がSEQ ID NO:100315〜100482から選択されるアミノ酸配列を含む、実施形態1から42のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
50. HFR1がSEQ ID NO:100100を含み、HFR2がSEQ ID NO:100101を含み、HFR3がSEQ ID NO:100102を含み、HFR4がSEQ ID NO:100103を含み、LFR1がSEQ ID NO:100104を含み、LFR2がSEQ ID NO:100105を含み、LFR3がSEQ ID NO:100106を含み、LFR4が100107を含む、実施形態1に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
51. HFR1がSEQ ID NO:100108を含み、HFR2がSEQ ID NO:100109を含み、HFR3がSEQ ID NO:100103を含み、HFR4がSEQ ID NO:100103を含み、LFR1がSEQ ID NO:100104を含み、LFR2がSEQ ID NO:100105を含み、LFR3がSEQ ID NO:100110を含み、LFR4が100107を含む、実施形態1に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
52. HFR1がSEQ ID NO:100108を含み、HFR2がSEQ ID NO:100101を含み、HFR3がSEQ ID NO:100109を含み、HFR4がSEQ ID NO:100103を含み、LFR1がSEQ ID NO:100104を含み、LFR2がSEQ ID NO:100105を含み、LFR3がSEQ ID NO:100106を含み、LFR4が100107を含む、実施形態1に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
53. HCDR1がSEQ ID NO:1009を含み、HCDR2がSEQ ID NO:10012を含み、HCDR3がSEQ ID NO:10015を含み、LCDR1がSEQ ID NO:10018を含み、LCDR2がSEQ ID NO:10021を含み、LCDR3がSEQ ID NO:10024を含む、実施形態1、および50から52のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
54. HCDR1がSEQ ID NO:100150を含み、HCDR2がSEQ ID NO:10012を含み、HCDR3がSEQ ID NO:100152を含み、LCDR1がSEQ ID NO:10018を含み、LCDR2がSEQ ID NO:10021を含み、LCDR3がSEQ ID NO:100155を含む、実施形態1、および50から52のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
55. HFR1がSEQ ID NO:100100を含み、HFR2がSEQ ID NO:100101を含み、HFR3がSEQ ID NO:100102を含み、HFR4がSEQ ID NO:100103を含み、LFR1がSEQ ID NO:100104を含み、LFR2がSEQ ID NO:100105を含み、LFR3がSEQ ID NO:100106を含み、LFR4が100107を含み、HCDR1がSEQ ID NO:1009を含み、HCDR2がSEQ ID NO:10012を含み、HCDR3がSEQ ID NO:10015を含み、LCDR1がSEQ ID NO:10018を含み、LCDR2がSEQ ID NO:10021を含み、LCDR3がSEQ ID NO:10024を含む、実施形態1に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
56. HFR1がSEQ ID NO:100100を含み、HFR2がSEQ ID NO:100101を含み、HFR3がSEQ ID NO:100102を含み、HFR4がSEQ ID NO:100103を含み、LFR1がSEQ ID NO:100104を含み、LFR2がSEQ ID NO:100105を含み、LFR3がSEQ ID NO:100106を含み、LFR4が100107を含み、HCDR1がSEQ ID NO:100150を含み、HCDR2がSEQ ID NO:10012を含み、HCDR3がSEQ ID NO:100152を含み、LCDR1がSEQ ID NO:10018を含み、LCDR2がSEQ ID NO:10021を含み、LCDR3がSEQ ID NO:100155を含む、実施形態1に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
57. HFR1がSEQ ID NO:100108を含み、HFR2がSEQ ID NO:100101を含み、HFR3がSEQ ID NO:100109を含み、HFR4がSEQ ID NO:100103を含み、LFR1がSEQ ID NO:100104を含み、LFR2がSEQ ID NO:100105を含み、LFR3がSEQ ID NO:100110を含み、LFR4が100107を含み、HCDR1がSEQ ID NO:1009を含み、HCDR2がSEQ ID NO:10012を含み、HCDR3がSEQ ID NO:10015を含み、LCDR1がSEQ ID NO:10018を含み、LCDR2がSEQ ID NO:10021を含み、LCDR3がSEQ ID NO:10024を含む、実施形態1に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
58. HFR1がSEQ ID NO:100108を含み、HFR2がSEQ ID NO:100101を含み、HFR3がSEQ ID NO:100109を含み、HFR4がSEQ ID NO:100103を含み、LFR1がSEQ ID NO:100104を含み、LFR2がSEQ ID NO:100105を含み、LFR3がSEQ ID NO:100110を含み、LFR4が100107を含み、HCDR1がSEQ ID NO:100150を含み、HCDR2がSEQ ID NO:10012を含み、HCDR3がSEQ ID NO:100152を含み、LCDR1がSEQ ID NO:10018を含み、LCDR2がSEQ ID NO:10021を含み、LCDR3がSEQ ID NO:100155を含む、実施形態1に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
59. HFR1がSEQ ID NO:100108を含み、HFR2がSEQ ID NO:100101を含み、HFR3がSEQ ID NO:100109を含み、HFR4がSEQ ID NO:100103を含み、LFR1がSEQ ID NO:100104を含み、LFR2がSEQ ID NO:100105を含み、LFR3がSEQ ID NO:100106を含み、LFR4が100107を含み、HCDR1がSEQ ID NO:1009を含み、HCDR2がSEQ ID NO:10012を含み、HCDR3がSEQ ID NO:10015を含み、LCDR1がSEQ ID NO:10018を含み、LCDR2がSEQ ID NO:10021を含み、LCDR3がSEQ ID NO:10024を含む、実施形態1に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
60. HFR1がSEQ ID NO:100108を含み、HFR2がSEQ ID NO:100101を含み、HFR3がSEQ ID NO:100109を含み、HFR4がSEQ ID NO:100103を含み、LFR1がSEQ ID NO:100104を含み、LFR2がSEQ ID NO:100105を含み、LFR3がSEQ ID NO:100106を含み、LFR4が100107を含み、HCDR1がSEQ ID NO:100150を含み、HCDR2がSEQ ID NO:10012を含み、HCDR3がSEQ ID NO:100152を含み、LCDR1がSEQ ID NO:10018を含み、LCDR2がSEQ ID NO:10021を含み、LCDR3がSEQ ID NO:100155を含む、実施形態1に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
61. SEQ ID NO:100150のX
1がDである、実施形態1、54、56、58、および60のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
62. SEQ ID NO:100150のX
1がEである、実施形態1、54、56、58、および60のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
63. SEQ ID NO:100150のX
2がIである、実施形態1、54、56、58、および60から62のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
64. SEQ ID NO:100150のX
2がPである、実施形態1、54、56、58、および60から62のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
65. SEQ ID NO:100150のX
2がVである、実施形態1、54、56、58、および60から62のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
66. SEQ ID NO:100150のX
3がGである、実施形態1、54、56、58、および60から65のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
67. SEQ ID NO:100150のX
3がQである、実施形態1、54、56、58、および60から65のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
68. SEQ ID NO:100150のX
3がSである、実施形態1、54、56、58、および60から65のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
69. SEQ ID NO:100150のX
3がVである、実施形態1、54、56、58、および60から65のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
70. SEQ ID NO:100150のX
4がFである、実施形態1、54、56、58、および60から69のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
71. SEQ ID NO:100150のX
4がYである、実施形態1、54、56、58、および60から69のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
72. SEQ ID NO:100150のX
5がIである、実施形態1、54、56、58、および60から71のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
73. SEQ ID NO:100150のX
5がMである、実施形態1、54、56、58、および60から71のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
74. SEQ ID NO:100152のX
1がLである、実施形態1、54、56、58、および60から73のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
75. SEQ ID NO:100152のX
1がMである、実施形態1、54、56、58、および60から73のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
76. SEQ ID NO:100152のX
2がEである、実施形態1、54、56、58、および60から75のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
77. SEQ ID NO:100152のX
2がIである、実施形態1、54、56、58、および60から75のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
78. SEQ ID NO:100152のX
2がKである、実施形態1、54、56、58、および60から75のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
79. SEQ ID NO:100152のX
2がLである、実施形態1、54、56、58、および60から75のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
80. SEQ ID NO:100152のX
2がMである、実施形態1、54、56、58、および60から75のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
81. SEQ ID NO:100152のX
2がQである、実施形態1、54、56、58、および60から75のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
82. SEQ ID NO:100152のX
2がTである、実施形態1、54、56、58、および60から75のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
83. SEQ ID NO:100152のX
2がVである、実施形態1、54、56、58、および60から75のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
84. SEQ ID NO:100152のX
2がWである、実施形態1、54、56、58、および60から75のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
85. SEQ ID NO:100152のX
2がYである、実施形態1、54、56、58、および60から75のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
86. SEQ ID NO:100155のX
1がQである、実施形態1、54、56、58、および60から85のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
87. SEQ ID NO:100155のX
1がNである、実施形態1、54、56、58、および60から85のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
88. SEQ ID NO:100155のX
2がDである、実施形態1、54、56、58、および60から87のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
89. SEQ ID NO:100155のX
2がEである、実施形態1、54、56、58、および60から87のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
90. SEQ ID NO:100155のX
2がHである、実施形態1、54、56、58、および60から87のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
91. SEQ ID NO:100155のX
2がNである、実施形態1、54、56、58、および60から87のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
92. SEQ ID NO:100155のX
2がQである、実施形態1、54、56、58、および60から87のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
93. SEQ ID NO:100155のX
2がSである、実施形態1、54、56、58、および60から87のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
94. SEQ ID NO:100155のX
3がAである、実施形態1、54、56、58、および60から93のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
95. SEQ ID NO:100155のX
3がGである、実施形態1、54、56、58、および60から93のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
96. SEQ ID NO:100155のX
4がDである、実施形態1、54、56、58、および60から95のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
97. SEQ ID NO:100155のX
4がFである、実施形態1、54、56、58、および60から95のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
98. SEQ ID NO:100155のX
4がKである、実施形態1、54、56、58、および60から95のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
99. SEQ ID NO:100155のX
4がNである、実施形態1、54、56、58、および60から95のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
100. SEQ ID NO:100155のX
4がKである、実施形態1、54、56、58、および60から95のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
101. SEQ ID NO:100155のX
4がSである、実施形態1、54、56、58、および60から95のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
102. SEQ ID NO:100155のX
4がTである、実施形態1、54、56、58、および60から95のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
103. ヒトTL1Aに特異的に結合する、実施形態1から102のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
104. K
dが1×10
−9M以下のヒトTL1Aに特異的に結合する、実施形態103に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
105. 標準ELISAアッセイおよびSPRから選択される方法を用いてK
dが測定される、実施形態104に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
106. DR3のヒトTL1Aへの結合を阻害する、実施形態1から105のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
107. DcR3のヒトTL1Aへの結合を阻害する、実施形態1から106のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
108. 前記抗体または抗原結合フラグメントが、ヒト化抗体、CDR移植抗体、キメラ抗体、Fab、ScFv、またはそれらの組み合わせである、実施形態1から107のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
109. ヒトCH1ドメインを含む、実施形態1から108のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
110. ヒトCH2ドメインを含む、実施形態1から109のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
111. 前記CH2ドメインが、Kabatを用いてナンバリングされるようなL234A、L235A、およびG237Aから選択される少なくとも1つの変異を含む、実施形態110に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
112. ヒトCH3ドメインを含む、実施形態1から111のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
113. 実施形態1から112のいずれか1つに記載の治療上有効な量の抗体または抗原結合フラグメントと、薬学的に許容可能な担体とを含む、医薬組成物。
114. 被験体の炎症性疾患を処置する方法であって、実施形態1から113のいずれか1つに記載の治療上有効な量の抗体または抗原結合フラグメントを前記被験体に投与する工程を含む、方法。
115. 前記炎症性疾患が炎症性腸疾患である、実施形態114に記載の方法。
116. 前記炎症性腸疾患がクローン病を含む、実施形態115に記載の方法。
117. 前記被験体が、抗TNFα治療に反応しないと判定されている、実施形態116に記載の方法。
118. 前記被験体が、非狭窄性/非浸透性、狭窄性、狭窄性かつ浸透性、または単離された内部浸透性(isolated internal penetrating)を含む疾患表現型を含むと判定されている、実施形態116または117に記載の方法。
119. TL1Aに特異的に結合する抗体または抗原結合フラグメントであって、該抗体または抗原結合フラグメントは、SEQ ID NO:100100〜100103を含む4つの重鎖フレームワーク領域(HFR1、HFR2、HFR3、HFR4)と、3つの重鎖相補性決定領域(HCDR1、HCDR2、HCDR3)とを含む重鎖可変領域を含み、該重鎖可変領域は、
(a)(i)SEQ ID NO:1009を含むHCDR1、(ii)X
1がDおよびEから選択され、X
2がI、P、およびVから選択され、X
3がG,Q、S、およびVから選択され、X
4がFおよびYから選択され、X
5がIおよびMから選択される、SEQ ID NO:100150を含むHCDR1、(iii)SEQ ID NO:100200〜100295から選択されるHCDR1、ならびに(iv)SEQ ID NO:1009、100150、および100200〜100295からなる群から選択される配列とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むHCDR1から選択される、HCDR1と、
(b)(i)SEQ ID NO:10012を含むHCDR2、および(ii)SEQ ID NO:10012とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むHCDR2から選択される、HCDR2と、
(c)(i)SEQ ID NO:10015を含むHCDR3、(ii)X
1がLおよびMから選択され、X
2がE、I、K、L、M、Q、T、V、W、およびYから選択される、SEQ ID NO:100152を含むHCDR3、(iii)SEQ ID NO:100296〜100314から選択されるHCDR3、ならびに(iv)SEQ ID NO:10015、100152、および100296〜100314からなる群から選択される配列とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むHCDR3から選択される、HCDR3とを含んでおり、
前記抗体または抗原結合フラグメントはさらに、SEQ ID NO:100104〜100107を含む4つの軽鎖フレームワーク領域(LFR1、LFR2、LFR3、LFR4)と、3つの軽鎖相補性決定領域(LCDR1、LCDR2、LCDR3)とを含む軽鎖可変領域を含み、該軽鎖可変領域は、
(a)(i)SEQ ID NO:10018を含むLCDR1、および(ii)SEQ ID NO:10018とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むLCDR1から選択される、LCDR1と、
(b)(i)SEQ ID NO:10021を含むLCDR2、および(ii)SEQ ID NO:10021とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むLCDR2から選択される、LCDR2と、
(c)(i)SEQ ID NO:10024を含むLCDR3、(ii)X
1がQおよびNから選択され、X
2がD、E、H,N、Q、およびSから選択され、X
3がAおよびGから選択され、X
4がD、F、K、N、R、S、およびTから選択される、SEQ ID NO:100155を含むLCDR3、(iii)SEQ ID NO:100315〜100482から選択されるLCDR3、ならびに(iv)SEQ ID NO:10024、100155、および100315〜100482からなる群から選択される配列とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むLCDR3から選択される、LCDR3とを含む、抗体または抗原結合フラグメント。
120. HCDR1がSEQ ID NO:1009を含む、実施形態119に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
121. HCDR1がSEQ ID NO:100150を含む、実施形態119に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
122. X
1がEである、実施形態121に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
123. X
2がPおよびVから選択される、実施形態121または122に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
124. X
3がG、S、およびVから選択される、請求項121から123のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
125. X
4がFである、請求項121から124のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
126. X
5がIである、実施形態121から125のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
127. HCDR1は、SEQ ID NO:100200〜100295から選択されるアミノ酸配列を含む、実施形態119に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
128. HCDR2がSEQ ID NO:10012を含む、実施形態119から127のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
129. HCDR2が、SEQ ID NO:10012とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含む、実施形態119から127のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
130. HCDR3がSEQ ID NO:10015を含む、実施形態119から129のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
131. HCDR3がSEQ ID NO:100152を含む、実施形態119から129のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
132. X
1がMである、実施形態131に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
133. X
2がE、I、K、L、M、Q、T、W、およびYから選択される、実施形態131または132のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
134. HCDR3がSEQ ID NO:100296〜100314から選択される配列を含む、実施形態119から129のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
135. LCDR1がSEQ ID NO:10018を含む、実施形態119から134のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
136. LCDR1が、SEQ ID NO:10018とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含む、実施形態119から134のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
137. LCDR2がSEQ ID NO:10021を含む、実施形態119から136のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
138. LCDR2が、SEQ ID NO:10021とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含む、実施形態119から136のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
139. LCDR3がSEQ ID NO:10024を含む、実施形態119から138のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
140. LCDR3がSEQ ID NO:100155を含む、実施形態119から138のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
141. X
1がNである、実施形態140に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
142. X
2がD、E、H、N、およびQから選択される、実施形態140または141に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
143. X
3がAである、実施形態140から142のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
144. X
4がD、F、K、R、S、およびTから選択される、実施形態140から143のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
145. LCDR3がSEQ ID NO:100315〜100482から選択されるアミノ酸配列を含む、実施形態119から138のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
146. HCDR1がSEQ ID NO:1009を含み、HCDR2がSEQ ID NO:10012を含み、HCDR3がSEQ ID NO:10015を含み、LCDR1がSEQ ID NO:10018を含み、LCDR2がSEQ ID NO:10021を含み、LCDR3がSEQ ID NO:10024を含む、実施形態119に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
147. HCDR1がSEQ ID NO:100150を含み、HCDR2がSEQ ID NO:10012を含み、HCDR3がSEQ ID NO:100152を含み、LCDR1がSEQ ID NO:10018を含み、LCDR2がSEQ ID NO:10021を含み、LCDR3がSEQ ID NO:100155を含む、実施形態119に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
148. SEQ ID NO:100150のX
1がDである、実施形態119または147に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
149. SEQ ID NO:100150のX
1がEである、実施形態119または147に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
150. SEQ ID NO:100150のX
2がIである、実施形態119、147から149のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
151. SEQ ID NO:100150のX
2がPである、実施形態119、147から149のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
152. SEQ ID NO:100150のX
2がVである、実施形態119、147から149のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
153. SEQ ID NO:100150のX
3がGである、実施形態119、147から152のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
154. SEQ ID NO:100150のX
3がQである、実施形態119、147から152のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
155. SEQ ID NO:100150のX
3がSである、実施形態119、147から152のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
156. SEQ ID NO:100150のX
3がVである、実施形態119、147から152のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
157. SEQ ID NO:100150のX
4がFである、実施形態119、147から156のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
158. SEQ ID NO:100150のX
4がYである、実施形態119、147から156のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
159. SEQ ID NO:100150のX
5がIである、実施形態119、147から158のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
160. SEQ ID NO:100150のX
5がMである、実施形態119、147から158のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
161. SEQ ID NO:100152のX
1がLである、実施形態119、147から160のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
162. SEQ ID NO:100152のX
1がMである、実施形態119、147から160のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
163. SEQ ID NO:100152のX
2がEである、実施形態119、147から162のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
164. SEQ ID NO:100152のX
2がIである、実施形態119、147から162のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
165. SEQ ID NO:100152のX
2がKである、実施形態119、147から162のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
166. SEQ ID NO:100152のX
2がLである、実施形態119、147から162のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
167. SEQ ID NO:100152のX
2がMである、実施形態119、147から162のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
168. SEQ ID NO:100152のX
2がQである、実施形態119、147から162のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
169. SEQ ID NO:100152のX
2がTである、実施形態119、147から162のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
170. SEQ ID NO:100152のX
2がVである、実施形態119、147から162のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
171. SEQ ID NO:100152のX
2がWである、実施形態119、147から162のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
172. SEQ ID NO:100152のX
2がYである、実施形態119、147から162のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
173. SEQ ID NO:100155のX
1がQである、実施形態119、147から172のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
174. SEQ ID NO:100155のX
1がNである、実施形態119、147から172のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
175. SEQ ID NO:100155のX
2がDである、実施形態119、147から174のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
176. SEQ ID NO:100155のX
2がEである、実施形態119、147から174のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
177. SEQ ID NO:100155のX
2がHである、実施形態119、147から174のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
178. SEQ ID NO:100155のX
2がNである、実施形態119、147から174のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
179. SEQ ID NO:100155のX
2がQである、実施形態119、147から174のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
180. SEQ ID NO:100155のX
2がSである、実施形態119、147から174のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
181. SEQ ID NO:100155のX
3がAである、実施形態119、147から180のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
182. SEQ ID NO:100155のX
3がGである、実施形態119、147から180のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
183. SEQ ID NO:100155のX
4がDである、実施形態119、147から182のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
184. SEQ ID NO:100155のX
4がFである、実施形態119、147から182のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
185. SEQ ID NO:100155のX
4がKである、実施形態119、147から182のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
186. SEQ ID NO:100155のX
4がNである、実施形態119、147から182のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
187. SEQ ID NO:100155のX
4がRである、実施形態119、147から182のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
188. SEQ ID NO:100155のX
4がSである、実施形態119、147から182のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
189. SEQ ID NO:100155のX
4がTである、実施形態119、147から182のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
190. ヒトTL1Aに特異的に結合する、実施形態119から189のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
191. K
dが1×10
−9M以下のヒトTL1Aに特異的に結合する、実施形態190に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
192. 標準ELISAアッセイおよびSPRから選択される方法を用いてK
dが測定される、実施形態104に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
193. DR3のヒトTL1Aへの結合を阻害する、実施形態119から192のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
194. DcR3のヒトTL1Aへの結合を阻害する、実施形態119から193のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
195. 前記抗体または抗原結合フラグメントが、ヒト化抗体、CDR移植抗体、キメラ抗体、Fab、ScFv、またはそれらの組み合わせである、実施形態119から194のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
196. ヒトCH1ドメインを含む、実施形態119から195のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
197. ヒトCH2ドメインを含む、実施形態1から196のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
198. 前記CH2ドメインが、Kabatを用いてナンバリングされるようなL234A、L235A、およびG237Aから選択される少なくとも1つの変異を含む、実施形態197に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
199. ヒトCH3ドメインを含む、実施形態119から198のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
200. 実施形態119から199のいずれか1つに記載の治療上有効な量の抗体または抗原結合フラグメントと、薬学的に許容可能な担体とを含む、医薬組成物。
201. 被験体の炎症性疾患を処置する方法であって、実施形態119から199のいずれか1つに記載の治療上有効な量の抗体または抗原結合フラグメントを前記被験体に投与する工程を含む、方法。
202. 前記炎症性疾患が炎症性腸疾患である、実施形態201に記載の方法。
203. 前記炎症性腸疾患がクローン病を含む、実施形態202に記載の方法。
204. 前記被験体が、抗TNFα治療に反応しないと判定されている、実施形態203に記載の方法。
205. 前記被験体が、非狭窄性/非浸透性、狭窄性、狭窄性かつ浸透性、または単離された内部浸透性を含む疾患表現型を含むと判定されている、実施形態203または204に記載の方法。
206. TL1Aに特異的に結合する抗体または抗原結合フラグメントであって、該抗体または抗原結合フラグメントは、SEQ ID NO:100108、100101、100109、および100103をそれぞれ含む4つの重鎖フレームワーク領域(HFR1、HFR2、HFR3、HFR4)と、3つの重鎖相補性決定領域(HCDR1、HCDR2、HCDR3)とを含む重鎖可変領域を含み、該重鎖可変領域は、
(a)(i)SEQ ID NO:1009を含むHCDR1、(ii)X
1がDおよびEから選択され、X
2がI、P、およびVから選択され、X
3がG,Q、S、およびVから選択され、X
4がFおよびYから選択され、X
5がIおよびMから選択される、SEQ ID NO:100150を含むHCDR1、(iii)SEQ ID NO:100200〜100295から選択されるHCDR1、ならびに(iv)SEQ ID NO:1009、100150、および100200〜100295からなる群から選択される配列とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むHCDR1から選択される、HCDR1と、
(b)(i)SEQ ID NO:10012を含むHCDR2、および(ii)SEQ ID NO:10012とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むHCDR2から選択される、HCDR2と、
(c)(i)SEQ ID NO:10015を含むHCDR3、(ii)X
1がLおよびMから選択され、X
2がE、I、K、L、M、Q、T、V、W、およびYから選択される、SEQ ID NO:100152を含むHCDR3、(iii)SEQ ID NO:100296〜100314から選択されるHCDR3、ならびに(iv)SEQ ID NO:10015、100152、および100296〜100314からなる群から選択される配列とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むHCDR3から選択される、HCDR3とを含んでおり、
前記抗体または抗原結合フラグメントはさらに、SEQ ID NO:100104、100105、100110、および100107をそれぞれ含む4つの軽鎖フレームワーク領域(LFR1、LFR2、LFR3、LFR4)と、3つの軽鎖相補性決定領域(LCDR1、LCDR2、LCDR3)とを含む軽鎖可変領域を含み、該軽鎖可変領域は、
(a)(i)SEQ ID NO:10018を含むLCDR1、および(ii)SEQ ID NO:10018とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むLCDR1から選択される、LCDR1と、
(b)(i)SEQ ID NO:10021を含むLCDR2、および(ii)SEQ ID NO:10021とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むLCDR2から選択される、LCDR2と、
(c)(i)SEQ ID NO:10024を含むLCDR3、(ii)X
1がQおよびNから選択され、X
2がD、E、H,N、Q、およびSから選択され、X
3がAおよびGから選択され、X
4がD、F、K、N、R、S、およびTから選択される、SEQ ID NO:100155を含むLCDR3、(iii)SEQ ID NO:100315〜100482から選択されるLCDR3、ならびに(iv)SEQ ID NO:10024、100155、および100315〜100482からなる群から選択される配列とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むLCDR3から選択される、LCDR3とを含む、抗体または抗原結合フラグメント。
207. HCDR1がSEQ ID NO:1009を含む、実施形態206に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
208. HCDR1がSEQ ID NO:100150を含む、実施形態206に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
209. X
1がEである、実施形態208に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
210. X
2がPおよびVから選択される、実施形態208または209に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
211. X
3がG、S、およびVから選択される、請求項208から210のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
212. X
4がFである、請求項208から211のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
213. X
5がIである、実施形態208から212のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
214. HCDR1は、SEQ ID NO:100200〜100295から選択されるアミノ酸配列を含む、実施形態206に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
215. HCDR2がSEQ ID NO:10012を含む、実施形態206から214のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
216. HCDR2が、SEQ ID NO:10012とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含む、実施形態206から214のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
217. HCDR3がSEQ ID NO:10015を含む、実施形態206から216のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
218. HCDR3がSEQ ID NO:100152を含む、実施形態206から216のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
219. X
1がMである、実施形態218に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
220. X
2がE、I、K、L、M、Q、T、W、およびYから選択される、実施形態218または219のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
221. HCDR3がSEQ ID NO:100296〜100314から選択される配列を含む、実施形態206から220のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
222. LCDR1がSEQ ID NO:10018を含む、実施形態206から221のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
223. LCDR1が、SEQ ID NO:10018とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含む、実施形態206から221のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
224. LCDR2がSEQ ID NO:10021を含む、実施形態206から223のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
225. LCDR2が、SEQ ID NO:10021とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含む、実施形態206から223のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
226. LCDR3がSEQ ID NO:10024を含む、実施形態206から225のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
227. LCDR3がSEQ ID NO:100155を含む、実施形態206から225のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
228. X
1がNである、実施形態227に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
229. X
2がD、E、H、N、およびQから選択される、実施形態227または228に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
230. X
3がAである、実施形態227から229のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
231. X
4がD、F、K、R、S、およびTから選択される、実施形態227から230のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
232. LCDR3がSEQ ID NO:100315〜100482から選択されるアミノ酸配列を含む、実施形態227から231のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
233. HCDR1がSEQ ID NO:1009を含み、HCDR2がSEQ ID NO:10012を含み、HCDR3がSEQ ID NO:10015を含み、LCDR1がSEQ ID NO:10018を含み、LCDR2がSEQ ID NO:10021を含み、LCDR3がSEQ ID NO:10024を含む、実施形態206に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
234. HCDR1がSEQ ID NO:100150を含み、HCDR2がSEQ ID NO:10012を含み、HCDR3がSEQ ID NO:100152を含み、LCDR1がSEQ ID NO:10018を含み、LCDR2がSEQ ID NO:10021を含み、LCDR3がSEQ ID NO:100155を含む、実施形態206に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
235. SEQ ID NO:100150のX
1がDである、実施形態206または234に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
236. SEQ ID NO:100150のX
1がEである、実施形態206または234に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
237. SEQ ID NO:100150のX
2がIである、実施形態206、234から236のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
238. SEQ ID NO:100150のX
2がPである、実施形態206、234から236のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
239. SEQ ID NO:100150のX
2がVである、実施形態206、234から236のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
240. SEQ ID NO:100150のX
3がGである、実施形態206、234から239のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
241. SEQ ID NO:100150のX
3がQである、実施形態206、234から239のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
242. SEQ ID NO:100150のX
3がSである、実施形態206、234から239のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
243. SEQ ID NO:100150のX
3がVである、実施形態206、234から239のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
244. SEQ ID NO:100150のX
4がFである、実施形態206、234から243のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
245. SEQ ID NO:100150のX
4がYである、実施形態206、234から243のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
246. SEQ ID NO:100150のX
5がIである、実施形態206、234から245のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
247. SEQ ID NO:100150のX
5がMである、実施形態206、234から245のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
248. SEQ ID NO:100152のX
1がLである、実施形態206、234から247のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
249. SEQ ID NO:100152のX
1がMである、実施形態206、234から247のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
250. SEQ ID NO:100152のX
2がEである、実施形態206、234から249のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
251. SEQ ID NO:100152のX
2がIである、実施形態206、234から249のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
252. SEQ ID NO:100152のX
2がKである、実施形態206、234から249のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
253. SEQ ID NO:100152のX
2がLである、実施形態206、234から249のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
254. SEQ ID NO:100152のX
2がMである、実施形態206、234から249のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
255. SEQ ID NO:100152のX
2がOである、実施形態206、234から249のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
256. SEQ ID NO:100152のX
2がTである、実施形態206、234から249のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
257. SEQ ID NO:100152のX
2がVである、実施形態206、234から249のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
258. SEQ ID NO:100152のX
2がWである、実施形態206、234から249のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
259. SEQ ID NO:100152のX
2がYである、実施形態206、234から249のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
260. SEQ ID NO:100155のX
1がQである、実施形態206、234から259のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
261. SEQ ID NO:100155のX
1がNである、実施形態206、234から259のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
262. SEQ ID NO:100155のX
2がDである、実施形態206、234から261のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
263. SEQ ID NO:100155のX
2がEである、実施形態206、234から261のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
264. SEQ ID NO:100155のX
2がHである、実施形態206、234から261のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
265. SEQ ID NO:100155のX
2がNである、実施形態206、234から261のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
266. SEQ ID NO:100155のX
2がQである、実施形態206、234から261のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
267. SEQ ID NO:100155のX
2がSである、実施形態206、234から261のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
268. SEQ ID NO:100155のX
3がAである、実施形態206、234から267のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
269. SEQ ID NO:100155のX
3がGである、実施形態206、234から267のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
270. SEQ ID NO:100155のX
4がDである、実施形態206、234から269のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
271. SEQ ID NO:100155のX
4がFである、実施形態206、234から269のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
272. SEQ ID NO:100155のX
4がKである、実施形態206、234から269のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
273. SEQ ID NO:100155のX
4がNである、実施形態206、234から269のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
274. SEQ ID NO:100155のX
4がRである、実施形態206、234から269のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
275. SEQ ID NO:100155のX
4がSである、実施形態206、234から269のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
276. SEQ ID NO:100155のX
4がTである、実施形態206、234から269のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
277. ヒトTL1Aに特異的に結合する、実施形態206から276のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
278. K
dが1×10
−9M以下のヒトTL1Aに特異的に結合する、実施形態277に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
279. 標準ELISAアッセイおよびSPRから選択される方法を用いてK
dが測定される、実施形態278に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
280. DR3のヒトTL1Aへの結合を阻害する、実施形態206から279のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
281. DcR3のヒトTL1Aへの結合を阻害する、実施形態206から280のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
282. 前記抗体または抗原結合フラグメントが、ヒト化抗体、CDR移植抗体、キメラ抗体、Fab、ScFv、またはそれらの組み合わせである、実施形態206から281のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
283. ヒトCH1ドメインを含む、実施形態206から282のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
284. ヒトCH2ドメインを含む、実施形態206から283のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
285. 前記CH2ドメインが、Kabatを用いてナンバリングされるようなL234A、L235A、およびG237Aから選択される少なくとも1つの変異を含む、実施形態284に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
286. ヒトCH3ドメインを含む、実施形態206から285のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
287. 実施形態206から286のいずれか1つに記載の治療上有効な量の抗体または抗原結合フラグメントと、薬学的に許容可能な担体とを含む、医薬組成物。
288. 被験体の炎症性疾患を処置する方法であって、実施形態206から287のいずれか1つに記載の治療上有効な量の抗体または抗原結合フラグメントを前記被験体に投与する工程を含む、方法。
289. 前記炎症性疾患が炎症性腸疾患である、実施形態288に記載の方法。
290. 前記炎症性腸疾患がクローン病を含む、実施形態289に記載の方法。
291. 前記被験体が、抗TNFα治療に反応しないと判定されている、実施形態290に記載の方法。
292. 前記被験体が、非狭窄性/非浸透性、狭窄性、狭窄性かつ浸透性、または単離された内部浸透性を含む疾患表現型を含むと判定されている、実施形態290または291に記載の方法。
293. TL1Aに特異的に結合する抗体または抗原結合フラグメントであって、該抗体または抗原結合フラグメントは、SEQ ID NO:100108、100101、100109、および100103をそれぞれ含む4つの重鎖フレームワーク領域(HFR1、HFR2、HFR3、HFR4)と、3つの重鎖相補性決定領域(HCDR1、HCDR2、HCDR3)とを含む重鎖可変領域を含み、該重鎖可変領域は、
(a)(i)SEQ ID NO:1009を含むHCDR1、(ii)X
1がDおよびEから選択され、X
2がI、P、およびVから選択され、X
3がG,Q、S、およびVから選択され、X
4がFおよびYから選択され、X
5がIおよびMから選択される、SEQ ID NO:100150を含むHCDR1、(iii)SEQ ID NO:100200〜100295から選択されるHCDR1、ならびに(iv)SEQ ID NO:1009、100150、および100200〜100295からなる群から選択される配列とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むHCDR1から選択される、HCDR1と、
(b)(i)SEQ ID NO:10012を含むHCDR2、および(ii)SEQ ID NO:10012とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むHCDR2から選択される、HCDR2と、
(c)(i)SEQ ID NO:10015を含むHCDR3、(ii)X
1がLおよびMから選択され、X
2がE、I、K、L、M、Q、T、V、W、およびYから選択される、SEQ ID NO:100152を含むHCDR3、(iii)SEQ ID NO:100296〜100314から選択されるHCDR3、ならびに(iv)SEQ ID NO:10015、100152、および100296〜100314からなる群から選択される配列とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むHCDR3から選択される、HCDR3とを含んでおり、
前記抗体または抗原結合フラグメントはさらに、SEQ ID NO:100104〜100107を含む4つの軽鎖フレームワーク領域(LFR1、LFR2、LFR3、LFR4)と、3つの軽鎖相補性決定領域(LCDR1、LCDR2、LCDR3)とを含む軽鎖可変領域を含み、該軽鎖可変領域は、
(a)(i)SEQ ID NO:10018を含むLCDR1、および(ii)SEQ ID NO:10018とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むLCDR1から選択される、LCDR1と、
(b)(i)SEQ ID NO:10021を含むLCDR2、および(ii)SEQ ID NO:10021とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むLCDR2から選択される、LCDR2と、
(c)(i)SEQ ID NO:10024を含むLCDR3、(ii)X
1がQおよびNから選択され、X
2がD、E、H,N、Q、およびSから選択され、X
3がAおよびGから選択され、X
4がD、F、K、N、R、S、およびTから選択される、SEQ ID NO:100155を含むLCDR3、(iii)SEQ ID NO:100315〜100482から選択されるLCDR3、ならびに(iv)SEQ ID NO:10024、100155、および100315〜100482からなる群から選択される配列とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むLCDR3から選択される、LCDR3とを含む、抗体または抗原結合フラグメント。
294. HCDR1がSEQ ID NO:1009を含む、実施形態293に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
295. HCDR1がSEQ ID NO:100150を含む、実施形態293に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
296. X
1がEである、実施形態295に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
297. X
2がPおよびVから選択される、実施形態295または296に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
298. X
3がG、S、およびVから選択される、請求項295から297のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
299. X
4がFである、請求項295から298のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
300. X
5がIである、実施形態295から299のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
301. HCDR1は、SEQ ID NO:100200〜100295から選択されるアミノ酸配列を含む、実施形態293に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
302. HCDR2がSEQ ID NO:10012を含む、実施形態293から301のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
303. HCDR2が、SEQ ID NO:10012とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含む、実施形態293から301のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
304. HCDR3がSEQ ID NO:10015を含む、実施形態293から303のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
305. HCDR3がSEQ ID NO:100152を含む、実施形態293から303のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
306. X
1がMである、実施形態305に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
307. X
2がE、I、K、L、M、Q、T、W、およびYから選択される、実施形態305または306のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
308. HCDR3がSEQ ID NO:100296〜100314から選択される配列を含む、実施形態293から303のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
309. LCDR1がSEQ ID NO:10018を含む、実施形態293から308のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
310. LCDR1が、SEQ ID NO:10018とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含む、実施形態293から308のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
311. LCDR2がSEQ ID NO:10021を含む、実施形態293から310のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
312. LCDR2が、SEQ ID NO:10021とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含む、実施形態293から310のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
313. LCDR3がSEQ ID NO:10024を含む、実施形態293から312のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
314. LCDR3がSEQ ID NO:100155を含む、実施形態293から312のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
315. X
1がNである、実施形態314に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
316. X
2がD、E、H、N、およびQから選択される、実施形態314または315に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
317. X
3がAである、実施形態314から316のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
318. X
4がD、F、K、R、S、およびTから選択される、実施形態314から317のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
319. LCDR3がSEQ ID NO:100315〜100482から選択されるアミノ酸配列を含む、実施形態314から312のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
320. HCDR1がSEQ ID NO:1009を含み、HCDR2がSEQ ID NO:10012を含み、HCDR3がSEQ ID NO:10015を含み、LCDR1がSEQ ID NO:10018を含み、LCDR2がSEQ ID NO:10021を含み、LCDR3がSEQ ID NO:10024を含む、実施形態293に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
321. HCDR1がSEQ ID NO:100150を含み、HCDR2がSEQ ID NO:10012を含み、HCDR3がSEQ ID NO:100152を含み、LCDR1がSEQ ID NO:10018を含み、LCDR2がSEQ ID NO:10021を含み、LCDR3がSEQ ID NO:100155を含む、実施形態293に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
322. SEQ ID NO:100150のX
1がDである、実施形態293または321に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
323. SEQ ID NO:100150のX
1がEである、実施形態293または321に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
324. SEQ ID NO:100150のX
2がIである、実施形態293、321から323のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
325. SEQ ID NO:100150のX
2がPである、実施形態293、321から323のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
326. SEQ ID NO:100150のX
2がVである、実施形態293、321から323のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
327. SEQ ID NO:100150のX
3がGである、実施形態293、321から326のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
328. SEQ ID NO:100150のX
3がQである、実施形態293、321から326のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
329. SEQ ID NO:100150のX
3がSである、実施形態293、321から326のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
330. SEQ ID NO:100150のX
3がVである、実施形態293、321から326のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
331. SEQ ID NO:100150のX
4がFである、実施形態293、321から330のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
332. SEQ ID NO:100150のX
4がYである、実施形態293、321から330のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
333. SEQ ID NO:100150のX
5がIである、実施形態293、321から332のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
334. SEQ ID NO:100150のX
5がMである、実施形態293、321から332のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
335. SEQ ID NO:100152のX
1がLである、実施形態293、321から334のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
336. SEQ ID NO:100152のX
1がMである、実施形態293、321から334のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
337. SEQ ID NO:100152のX
2がEである、実施形態293、321から336のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
338. SEQ ID NO:100152のX
2がIである、実施形態293、321から336のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
339. SEQ ID NO:100152のX
2がKである、実施形態293、321から336のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
340. SEQ ID NO:100152のX
2がLである、実施形態293、321から336のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
341. SEQ ID NO:100152のX
2がMである、実施形態293、321から336のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
342. SEQ ID NO:100152のX
2がQである、実施形態293、321から336のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
343. SEQ ID NO:100152のX
2がTである、実施形態293、321から336のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
344. SEQ ID NO:100152のX
2がVである、実施形態293、321から336のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
345. SEQ ID NO:100152のX
2がWである、実施形態293、321から336のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
346. SEQ ID NO:100152のX
2がYである、実施形態293、321から336のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
347. SEQ ID NO:100155のX
1がQである、実施形態293、321から346のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
348. SEQ ID NO:100155のX
1がNである、実施形態293、321から346のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
349. SEQ ID NO:100155のX
2がDである、実施形態293、321から348のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
350. SEQ ID NO:100155のX
2がEである、実施形態293、321から348のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
351. SEQ ID NO:100155のX
2がHである、実施形態293、321から348のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
352. SEQ ID NO:100155のX
2がNである、実施形態293、321から348のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
353. SEQ ID NO:100155のX
2がQである、実施形態293、321から348のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
354. SEQ ID NO:100155のX
2がSである、実施形態293、321から348のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
355. SEQ ID NO:100155のX
3がAである、実施形態293、321から354のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
356. SEQ ID NO:100155のX
3がGである、実施形態293、321から354のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
357. SEQ ID NO:100155のX
4がDである、実施形態293、321から356のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
358. SEQ ID NO:100155のX
4がFである、実施形態293、321から356のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
359. SEQ ID NO:100155のX
4がKである、実施形態293、321から356のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
360. SEQ ID NO:100155のX
4がNである、実施形態293、321から356のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
361. SEQ ID NO:100155のX
4がRである、実施形態293、321から356のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
362. SEQ ID NO:100155のX
4がSである、実施形態293、321から356のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
363. SEQ ID NO:100155のX
4がTである、実施形態293、321から356のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
364. ヒトTL1Aに特異的に結合する、実施形態293から363のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
365. K
dが1×10
−9M以下のヒトTL1Aに特異的に結合する、実施形態364に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
366. 標準ELISAアッセイおよびSPRから選択される方法を用いてK
dが測定される、実施形態365に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
367. DR3のヒトTL1Aへの結合を阻害する、実施形態293から366のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
368. DcR3のヒトTL1Aへの結合を阻害する、実施形態293から367のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
369. 前記抗体または抗原結合フラグメントが、ヒト化抗体、CDR移植抗体、キメラ抗体、Fab、ScFv、またはそれらの組み合わせである、実施形態293から368のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
370. ヒトCH1ドメインを含む、実施形態293から369のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
371. ヒトCH2ドメインを含む、実施形態293から370のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
372. 前記CH2ドメインが、Kabatを用いてナンバリングされるようなL234A、L235A、およびG237Aから選択される少なくとも1つの変異を含む、実施形態371に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
373. ヒトCH3ドメインを含む、実施形態293から372のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
374. 実施形態293から373のいずれか1つに記載の治療上有効な量の抗体または抗原結合フラグメントと、薬学的に許容可能な担体とを含む、医薬組成物。
375. 被験体の炎症性疾患を処置する方法であって、実施形態293から373のいずれか1つに記載の治療上有効な量の抗体または抗原結合フラグメントを前記被験体に投与する工程を含む、方法。
376. 前記炎症性疾患が炎症性腸疾患である、実施形態375に記載の方法。
377. 前記炎症性腸疾患がクローン病を含む、実施形態376に記載の方法。
378. 前記被験体が、抗TNFα治療に反応しないと判定されている、実施形態377に記載の方法。
379. 前記被験体が、非狭窄性/非浸透性、狭窄性、狭窄性かつ浸透性、または単離された内部浸透性を含む疾患表現型を含むと判定されている、実施形態377または378に記載の方法。
380. TL1Aに特異的に結合する抗体または抗原結合フラグメントであって、該抗体または抗原結合フラグメントは、3つの重鎖相補性決定領域(HCDR1、HCDR2、HCDR3)を含む重鎖可変領域であって、該重鎖可変領域は、
(a)(i)SEQ ID NO:1009を含むHCDR1、(ii)X
1がDおよびEから選択され、X
2がI、P、およびVから選択され、X
3がG,Q、S、およびVから選択され、X
4がFおよびYから選択され、X
5がIおよびMから選択される、SEQ ID NO:100150を含むHCDR1、(iii)SEQ ID NO:100200〜100295から選択されるHCDR1、ならびに(iv)SEQ ID NO:1009、100150、および100200〜100295からなる群から選択される配列とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むHCDR1から選択される、HCDR1と、
(b)(i)SEQ ID NO:10012を含むHCDR2、および(ii)SEQ ID NO:10012とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むHCDR2から選択される、HCDR2と、
(c)(i)SEQ ID NO:10015を含むHCDR3、(ii)X
1がLおよびMから選択され、X
2がE、I、K、L、M、Q、T、V、W、およびYから選択される、SEQ ID NO:100152を含むHCDR3、(iii)SEQ ID NO:100296〜100314から選択されるHCDR3、ならびに(iv)SEQ ID NO:10015、100152、および100296〜100314からなる群から選択される配列とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むHCDR3から選択される、HCDR3とを含んでおり、
前記抗体または抗原結合フラグメントはさらに、3つの軽鎖相補性決定領域(LCDR1、LCDR2、LCDR3)を含む軽鎖可変領域を含み、該軽鎖可変領域は、
(a)(i)SEQ ID NO:10018を含むLCDR1、および(ii)SEQ ID NO:10018とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むLCDR1から選択される、LCDR1と、
(b)(i)SEQ ID NO:10021を含むLCDR2、および(ii)SEQ ID NO:10021とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むLCDR2から選択される、LCDR2と、
(c)(i)SEQ ID NO:10024を含むLCDR3、(ii)X
1がQおよびNから選択され、X
2がD、E、H,N、Q、およびSから選択され、X
3がAおよびGから選択され、X
4がD、F、K、N、R、S、およびTから選択される、SEQ ID NO:100155を含むLCDR3、(iii)SEQ ID NO:100315〜100482から選択されるLCDR3、ならびに(iv)SEQ ID NO:10024、100155、および100315〜100482からなる群から選択される配列とは最大5、4、3、または2つのアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含むLCDR3から選択される、LCDR3とを含む、抗体または抗原結合フラグメント。
381. HCDR1がSEQ ID NO:100150を含み、HCDR2がSEQ ID NO:10012を含み、HCDR3がSEQ ID NO:100152を含み、LCDR1がSEQ ID NO:10018を含み、LCDR2がSEQ ID NO:10021を含み、LCDR3がSEQ ID NO:100155を含む、実施形態380に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
382. SEQ ID NO:100150のX
1がDである、実施形態380または381に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
383. SEQ ID NO:100150のX
1がEである、実施形態380または381に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
384. SEQ ID NO:100150のX
2がIである、実施形態380から383のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
385. SEQ ID NO:100150のX
2がPである、実施形態380から383のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
386. SEQ ID NO:100150のX
2がVである、実施形態380から383のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
387. SEQ ID NO:100150のX
3がGである、実施形態380から386のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
388. SEQ ID NO:100150のX
3がQである、実施形態380から386のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
389. SEQ ID NO:100150のX
3がSである、実施形態380から386のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
390. SEQ ID NO:100150のX
3がVである、実施形態380から386のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
391. SEQ ID NO:100150のX
4がFである、実施形態380から390のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
392. SEQ ID NO:100150のX
4がYである、実施形態380から390のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
393. SEQ ID NO:100150のX
5がIである、実施形態380から392のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
394. SEQ ID NO:100150のX
5がMである、実施形態380から392のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
395. SEQ ID NO:100152のX
1がLである、実施形態380から394のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
396. SEQ ID NO:100152のX
1がMである、実施形態380から394のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
397. SEQ ID NO:100152のX
2がEである、実施形態380から396のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
398. SEQ ID NO:100152のX
2がIである、実施形態380から396のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
399. SEQ ID NO:100152のX
2がKである、実施形態380から396のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
400. SEQ ID NO:100152のX
2がLである、実施形態380から396のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
401. SEQ ID NO:100152のX
2がMである、実施形態380から396のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
402. SEQ ID NO:100152のX
2がQである、実施形態380から396のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
403. SEQ ID NO:100152のX
2がTである、実施形態380から396のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
404. SEQ ID NO:100152のX
2がVである、実施形態380から396のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
405. SEQ ID NO:100152のX
2がWである、実施形態380から396のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
406. SEQ ID NO:100152のX
2がYである、実施形態380から396のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
407. SEQ ID NO:100155のX
1がQである、実施形態380から406のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
408. SEQ ID NO:100155のX
1がNである、実施形態380から406のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
409. SEQ ID NO:100155のX
2がDである、実施形態380から408のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
410. SEQ ID NO:100155のX
2がEである、実施形態380から408のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
411. SEQ ID NO:100155のX
2がHである、実施形態380から408のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
412. SEQ ID NO:100155のX
2がNである、実施形態380から408のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
413. SEQ ID NO:100155のX
2がQである、実施形態380から408のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
414. SEQ ID NO:100155のX
2がSである、実施形態380から408のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
415. SEQ ID NO:100155のX
3がAである、実施形態380から414のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
416. SEQ ID NO:100155のX
3がGである、実施形態380から414のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
417. SEQ ID NO:100155のX
4がDである、実施形態380から416のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
418. SEQ ID NO:100155のX
4がFである、実施形態380から416のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
419. SEQ ID NO:100155のX
4がKである、実施形態380から416のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
420. SEQ ID NO:100155のX
4がNである、実施形態380から416のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
421. SEQ ID NO:100155のX
4がRである、実施形態380から416のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
422. SEQ ID NO:100155のX
4がSである、実施形態380から416のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
423. SEQ ID NO:100155のX
4がTである、実施形態380から416のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
424. ヒトTL1Aに特異的に結合する、実施形態380から423のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
425. K
dが1×10
−9M以下のヒトTL1Aに特異的に結合する、実施形態424に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
426. 標準ELISAアッセイおよびSPRから選択される方法を用いてK
dが測定される、実施形態425に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
427. DR3のヒトTL1Aへの結合を阻害する、実施形態380から426のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
428. DcR3のヒトTL1Aへの結合を阻害する、実施形態380から427のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
429. 前記抗体または抗原結合フラグメントが、ヒト化抗体、CDR移植抗体、キメラ抗体、Fab、ScFv、またはそれらの組み合わせである、実施形態380から428のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
430. ヒトCH1ドメインを含む、実施形態380から429のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
431. ヒトCH2ドメインを含む、実施形態380から430のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
432. 前記CH2ドメインが、Kabatを用いてナンバリングされるようなL234A、L235A、およびG237Aから選択される少なくとも1つの変異を含む、実施形態431に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
433. ヒトCH3ドメインを含む、実施形態380から432のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
434. 実施形態380から433のいずれか1つに記載の治療上有効な量の抗体または抗原結合フラグメントと、薬学的に許容可能な担体とを含む、医薬組成物。
435. 被験体の炎症性疾患を処置する方法であって、実施形態380から433のいずれか1つに記載の治療上有効な量の抗体または抗原結合フラグメントを前記被験体に投与する工程を含む、方法。
436. 前記炎症性疾患が炎症性腸疾患である、実施形態435に記載の方法。
437. 前記炎症性腸疾患がクローン病を含む、実施形態436に記載の方法。
438. 前記被験体が、抗TNFα治療に反応しないと判定されている、実施形態437に記載の方法。
439. 前記被験体が、非狭窄性/非浸透性、狭窄性、狭窄性かつ浸透性、または単離された内部浸透性を含む疾患表現型を含むと判定されている、実施形態437または438に記載の方法。
440. TL1Aに特異的に結合する抗体または抗原結合フラグメントであって、SEQ ID NO:10052またはSEQ ID NO:10054を含む重鎖可変領域と、SEQ ID NO:10053を含む軽鎖可変領域とを含む、抗体または抗原結合フラグメント。
441. 前記重鎖可変領域はSEQ ID NO:10052を含む、実施形態440に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
442. 前記重鎖可変領域はSEQ ID NO:10054を含む、実施形態440に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
443. SEQ ID NO:10052またはSEQ ID NO:10054のX
1がDである、実施形態440から442のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
444. SEQ ID NO:10052またはSEQ ID NO:10054のX
1がEである、実施形態440から442のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
445. SEQ ID NO:10052またはSEQ ID NO:10054のX
2がIである、実施形態440から444のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
446. SEQ ID NO:10052またはSEQ ID NO:10054のX
2がPである、実施形態440から444のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
447. SEQ ID NO:10052またはSEQ ID NO:10054のX
2がVである、実施形態440から444のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
448. SEQ ID NO:10052またはSEQ ID NO:10054のX
3がGである、実施形態440から447のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
449. SEQ ID NO:10052またはSEQ ID NO:10054のX
3がQである、実施形態440から447のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
450. SEQ ID NO:10052またはSEQ ID NO:10054のX
3がSである、実施形態440から447のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
451. SEQ ID NO:10052またはSEQ ID NO:10054のX
3がVである、実施形態440から447のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
452. SEQ ID NO:10052またはSEQ ID NO:10054のX
4がFである、実施形態440から451のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
453. SEQ ID NO:10052またはSEQ ID NO:10054のX
4がYである、実施形態440から451のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
454. SEQ ID NO:10052またはSEQ ID NO:10054のX
5がIである、実施形態440から453のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
455. SEQ ID NO:10052またはSEQ ID NO:10054のX
5がMである、実施形態440から453のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
456. SEQ ID NO:10052またはSEQ ID NO:10054のX
6がLである、実施形態440から455のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
457. SEQ ID NO:10052またはSEQ ID NO:10054のX
6がMである、実施形態440から455のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
458. SEQ ID NO:10052またはSEQ ID NO:10054のX
7がEである、実施形態440から457のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
459. SEQ ID NO:10052またはSEQ ID NO:10054のX
7がIである、実施形態440から457のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
460. SEQ ID NO:10052またはSEQ ID NO:10054のX
7がKである、実施形態440から457のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
461. SEQ ID NO:10052またはSEQ ID NO:10054のX
7がLである、実施形態440から457のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
462. SEQ ID NO:10052またはSEQ ID NO:10054のX
7がMである、実施形態440から457のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
463. SEQ ID NO:10052またはSEQ ID NO:10054のX
7がQである、実施形態440から457のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
464. SEQ ID NO:10052またはSEQ ID NO:10054のX
7がTである、実施形態440から457のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
465. SEQ ID NO:10052またはSEQ ID NO:10054のX
7がVである、実施形態440から457のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
466. SEQ ID NO:10052またはSEQ ID NO:10054のX
7がWである、実施形態440から457のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
467. SEQ ID NO:10052またはSEQ ID NO:10054のX
7がYである、実施形態440から457のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
468. SEQ ID NO:10053のX
1がQである、実施形態440から467のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
469. SEQ ID NO:10053のX
1がNである、実施形態440から467のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
470. SEQ ID NO:10053のX
2がDである、実施形態440から469のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
471. SEQ ID NO:10053のX
2がEである、実施形態440から469のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
472. SEQ ID NO:10053のX
2がHである、実施形態440から469のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
473. SEQ ID NO:10053のX
2がNである、実施形態440から469のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
474. SEQ ID NO:10053のX
2がQである、実施形態440から469のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
475. SEQ ID NO:10053のX
2がSである、実施形態440から469のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
476. SEQ ID NO:10053のX
3がAである、実施形態440から475のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
477. SEQ ID NO:10053のX
3がGである、実施形態440から475のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
478. SEQ ID NO:10053のX
4がDである、実施形態440から477のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
479. SEQ ID NO:10053のX
4がFである、実施形態440から477のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
480. SEQ ID NO:10053のX
4がKである、実施形態440から477のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
481. SEQ ID NO:10053のX
4がNである、実施形態440から477のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
482. SEQ ID NO:10053のX
4がRである、実施形態440から477のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
483. SEQ ID NO:10053のX
4がSである、実施形態440から477のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
484. SEQ ID NO:10053のX
4がTである、実施形態440から477のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
485. TL1Aに特異的に結合する抗体または抗原結合フラグメントであって、SEQ ID NO:10036の重鎖可変領域と、SEQ ID NO:10038の軽鎖可変領域とを含む、抗体または抗原結合フラグメント。
486. TL1Aに特異的に結合する抗体または抗原結合フラグメントであって、SEQ ID NO:10040の重鎖可変領域と、SEQ ID NO:10042の軽鎖可変領域とを含む、抗体または抗原結合フラグメント。
487. TL1Aに特異的に結合する抗体または抗原結合フラグメントであって、SEQ ID NO:10040の重鎖可変領域と、SEQ ID NO:10038の軽鎖可変領域とを含む、抗体または抗原結合フラグメント。
488. TL1Aに特異的に結合する抗体または抗原結合フラグメントであって、SEQ ID NO:10044の重鎖可変領域と、SEQ ID NO:10038の軽鎖可変領域とを含む、抗体または抗原結合フラグメント。
489. TL1Aに特異的に結合する抗体または抗原結合フラグメントであって、SEQ ID NO:10043の重鎖可変領域と、SEQ ID NO:10038の軽鎖可変領域とを含む、抗体または抗原結合フラグメント。
490. TL1Aに特異的に結合する抗体または抗原結合フラグメントであって、SEQ ID NO:10045の重鎖可変領域と、SEQ ID NO:10038の軽鎖可変領域とを含む、抗体または抗原結合フラグメント。
491. TL1Aに特異的に結合する抗体または抗原結合フラグメントであって、SEQ ID NO:10046の重鎖可変領域と、SEQ ID NO:10038の軽鎖可変領域とを含む、抗体または抗原結合フラグメント。
492. TL1Aに特異的に結合する抗体または抗原結合フラグメントであって、SEQ ID NO:10040の重鎖可変領域と、SEQ ID NO:10047の軽鎖可変領域とを含む、抗体または抗原結合フラグメント。
493. TL1Aに特異的に結合する抗体または抗原結合フラグメントであって、SEQ ID NO:10040の重鎖可変領域と、SEQ ID NO:10048の軽鎖可変領域とを含む、抗体または抗原結合フラグメント。
494. TL1Aに特異的に結合する抗体または抗原結合フラグメントであって、SEQ ID NO:10040の重鎖可変領域と、SEQ ID NO:10049の軽鎖可変領域とを含む、抗体または抗原結合フラグメント。
495. TL1Aに特異的に結合する抗体または抗原結合フラグメントであって、SEQ ID NO:10040の重鎖可変領域と、SEQ ID NO:10050の軽鎖可変領域とを含む、抗体または抗原結合フラグメント。
496. TL1Aに特異的に結合する抗体または抗原結合フラグメントであって、SEQ ID NO:10040の重鎖可変領域と、SEQ ID NO:10051の軽鎖可変領域とを含む、抗体または抗原結合フラグメント。
497. ヒトTL1Aに特異的に結合する、実施形態440から496のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
498. K
dが1×10
−9M以下のヒトTL1Aに特異的に結合する、実施形態497に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
499. 標準ELISAアッセイおよびSPRから選択される方法を用いてK
dが測定される、実施形態498に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
500. DR3のヒトTL1Aへの結合を阻害する、実施形態440から499のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
501. DcR3のヒトTL1Aへの結合を阻害する、実施形態440から500のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
502. 前記抗体または抗原結合フラグメントが、ヒト化抗体、CDR移植抗体、キメラ抗体、Fab、ScFv、またはそれらの組み合わせである、実施形態440から501のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
503. ヒトCH1ドメインを含む、実施形態440から502のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
504. ヒトCH2ドメインを含む、実施形態440から503のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
505. 前記CH2ドメインが、Kabatを用いてナンバリングされるようなL234A、L235A、およびG237Aから選択される少なくとも1つの変異を含む、実施形態504に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
506. ヒトCH3ドメインを含む、実施形態440から505のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
507. 実施形態440から506のいずれか1つに記載の治療上有効な量の抗体または抗原結合フラグメントと、薬学的に許容可能な担体とを含む、医薬組成物。
508. 被験体の炎症性疾患を処置する方法であって、実施形態440から506のいずれか1つに記載の治療上有効な量の抗体または抗原結合フラグメントを前記被験体に投与する工程を含む、方法。
509. 前記炎症性疾患が炎症性腸疾患である、実施形態508に記載の方法。
510. 前記炎症性腸疾患がクローン病を含む、実施形態509に記載の方法。
511. 前記被験体が、抗TNFα治療に反応しないと判定されている、実施形態510に記載の方法。
512. 前記被験体が、非狭窄性/非浸透性、狭窄性、狭窄性かつ浸透性、または単離された内部浸透性を含む疾患表現型を含むと判定されている、実施形態510または511に記載の方法。
513. 実施形態1から112、119から199、206から286、293から373、380から433、および440から506のいずれかに記載の抗体として、ヒトTL1A抗体の同じ領域に結合する抗体または抗原結合フラグメント。
514. SEQ ID NO:10036の重鎖可変領域と、SEQ ID NO:10038の軽鎖可変領域とを含む基準抗体としてヒトTL1Aの同じ領域に結合する、抗体または抗原結合フラグメント。
515. SEQ ID NO:10040の重鎖可変領域と、SEQ ID NO:10042の軽鎖可変領域とを含む基準抗体としてヒトTL1Aの同じ領域に結合する、抗体または抗原結合フラグメント。
516. SEQ ID NO:10040の重鎖可変領域と、SEQ ID NO:10038の軽鎖可変領域とを含む基準抗体としてヒトTL1Aの同じ領域に結合する、抗体または抗原結合フラグメント。
517. TL1Aに特異的に結合する抗体または抗原結合フラグメントであって、該抗体または抗原結合フラグメントは、重鎖可変領域を含み、該重鎖可変領域は、
(a)SEQ ID NO:553に記載のアミノ酸配列を含むHCDR1と、
(b)SEQ ID NO:554〜564または574〜577のいずれか1つに記載のアミノ酸配列を含むHCDR2と、
(c)SEQ ID NO:565〜568または578〜581のいずれか1つに記載のアミノ酸配列を含むHCDR3とを含み、
前記抗体または抗原結合フラグメントはさらに軽鎖可変領域を含み、該軽鎖可変領域は、
(d)SEQ ID NO:569または570に記載のアミノ酸配列を含むLCDR1と、
(e)SEQ ID NO:488に記載のアミノ酸配列を含むLCDR2と、
(f)SEQ ID NO:571〜573または582〜585のいずれか1つに記載のアミノ酸配列を含むLCDR3とを含む、抗体または抗原結合フラグメント。
518. TL1Aに特異的に結合する抗体または抗原結合フラグメントであって、該抗体または抗原結合フラグメントは、重鎖可変領域を含み、該重鎖可変領域は、
(a)SEQ ID NO:553に記載のアミノ酸配列を含むHCDR1と、
(b)SEQ ID NO:559に記載のアミノ酸配列を含むHCDR2と、
(c)SEQ ID NO:567に記載のアミノ酸配列を含むHCDR3とを含み、
前記抗体または抗原結合フラグメントはさらに軽鎖可変領域を含み、該軽鎖可変領域は、
(d)SEQ ID NO:569に記載のアミノ酸配列を含むLCDR1と、
(e)SEQ ID NO:488に記載のアミノ酸配列を含むLCDR2と、
(f)SEQ ID NO:573に記載のアミノ酸配列を含むLCDR3とを含む、抗体または抗原結合フラグメント。
519. TL1Aに特異的に結合する抗体または抗原結合フラグメントであって、該抗体または抗原結合フラグメントは、重鎖可変領域を含み、該重鎖可変領域は、
(a)SEQ ID NO:553に記載のアミノ酸配列を含むHCDR1と、
(b)SEQ ID NO:563に記載のアミノ酸配列を含むHCDR2と、
(c)SEQ ID NO:568に記載のアミノ酸配列を含むHCDR3とを含み、
前記抗体または抗原結合フラグメントはさらに軽鎖可変領域を含み、該軽鎖可変領域は、
(d)SEQ ID NO:569に記載のアミノ酸配列を含むLCDR1と、
(e)SEQ ID NO:488に記載のアミノ酸配列を含むLCDR2と、
(f)SEQ ID NO:572に記載のアミノ酸配列を含むLCDR3とを含む、抗体または抗原結合フラグメント。
520. TL1Aに特異的に結合する抗体または抗原結合フラグメントであって、該抗体または抗原結合フラグメントは、重鎖可変領域を含み、該重鎖可変領域は、
(a)SEQ ID NO:553に記載のアミノ酸配列を含むHCDR1と、
(b)SEQ ID NO:555に記載のアミノ酸配列を含むHCDR2と、
(c)SEQ ID NO:566に記載のアミノ酸配列を含むHCDR3とを含み、
前記抗体または抗原結合フラグメントはさらに軽鎖可変領域を含み、該軽鎖可変領域は、
(d)SEQ ID NO:569に記載のアミノ酸配列を含むLCDR1と、
(e)SEQ ID NO:488に記載のアミノ酸配列を含むLCDR2と、
(f)SEQ ID NO:572に記載のアミノ酸配列を含むLCDR3とを含む、抗体または抗原結合フラグメント。
521. TL1Aに特異的に結合する抗体または抗原結合フラグメントであって、該抗体または抗原結合フラグメントは、重鎖可変領域を含み、該重鎖可変領域は、
(a)SEQ ID NO:553に記載のアミノ酸配列を含むHCDR1と、
(b)SEQ ID NO:558に記載のアミノ酸配列を含むHCDR2と、
(c)SEQ ID NO:566に記載のアミノ酸配列を含むHCDR3とを含み、
前記抗体または抗原結合フラグメントはさらに軽鎖可変領域を含み、該軽鎖可変領域は、
(d)SEQ ID NO:569に記載のアミノ酸配列を含むLCDR1と、
(e)SEQ ID NO:488に記載のアミノ酸配列を含むLCDR2と、
(f)SEQ ID NO:572に記載のアミノ酸配列を含むLCDR3とを含む、抗体または抗原結合フラグメント。
522. TL1Aに特異的に結合する抗体または抗原結合フラグメントであって、該抗体または抗原結合フラグメントは、重鎖可変領域を含み、該重鎖可変領域は、
(a)SEQ ID NO:553に記載のアミノ酸配列を含むHCDR1と、
(b)SEQ ID NO:564に記載のアミノ酸配列を含むHCDR2と、
(c)SEQ ID NO:568に記載のアミノ酸配列を含むHCDR3とを含み、
前記抗体または抗原結合フラグメントはさらに軽鎖可変領域を含み、該軽鎖可変領域は、
(d)SEQ ID NO:569に記載のアミノ酸配列を含むLCDR1と、
(e)SEQ ID NO:488に記載のアミノ酸配列を含むLCDR2と、
(f)SEQ ID NO:572に記載のアミノ酸配列を含むLCDR3とを含む、抗体または抗原結合フラグメント。
523. TL1Aに特異的に結合する抗体または抗原結合フラグメントであって、該抗体または抗原結合フラグメントは、
(a)SEQ ID NO:491、493、495、497、499、501、503、505、507、509、511、513、515、517、519、521、523、525、527、529、531、533、535、537、539、または541のいずれか1つからHCDR1、HCDR2、およびHCDR3を含む、重鎖可変領域と、
(b)SEQ ID NO:490、492、494、496、498、500、502、504、506、508、510、512、514、516、518、520、522、524、526、528、530、532、534、536、538、または540のいずれか1つからLCDR1、LCDR2、およびLCDR3を含む、軽鎖可変領域とを含み、
前記CDRは、Kabat、Chotia、あるいはIMGT方法、またはそれらの組み合わせにより定められる、抗体または抗原結合フラグメント。
524. SEQ ID NO:545に記載のものと少なくとも90%、95%、96%、97%、98%、99%同一のヒト重鎖フレームワーク領域1を含む、実施形態517から523のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
525. SEQ ID NO:546に記載のものと少なくとも90%、95%、96%、97%、98%、99%同一のヒト重鎖フレームワーク領域2を含む、実施形態517から524のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
526. SEQ ID NO:545、または586から588に記載のものと少なくとも90%、95%、96%、97%、98%、99%同一のヒト重鎖フレームワーク領域3を含む、実施形態517から525のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
527. SEQ ID NO:548に記載のものと少なくとも90%、95%、96%、97%、98%、99%同一のヒト重鎖フレームワーク領域4を含む、実施形態517から526のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
528. SEQ ID NO:549に記載のものと少なくとも90%、95%、96%、97%、98%、99%同一のヒト軽鎖フレームワーク領域1を含む、実施形態517から527のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
529. SEQ ID NO:550に記載のものと少なくとも90%、95%、96%、97%、98%、99%同一のヒト軽鎖フレームワーク領域2を含む、実施形態517から528のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
530. SEQ ID NO:551に記載のものと少なくとも90%、95%、96%、97%、98%、99%同一のヒト軽鎖フレームワーク領域3を含む、実施形態517から529のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
531. SEQ ID NO:552に記載のものと少なくとも90%、95%、96%、97%、98%、99%同一のヒト軽鎖フレームワーク領域4を含む、実施形態517から530のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
532.(a)SEQ ID NO:545に記載のものと少なくとも90%同一のヒト重鎖フレームワーク領域1と、
(b)SEQ ID NO:546に記載のものと少なくとも90%同一のヒト重鎖フレームワーク領域2と、
(c)SEQ ID NO:547、または586から588に記載のものと少なくとも90%同一のヒト重鎖フレームワーク領域3と、
(d)SEQ ID NO:548に記載のものと少なくとも90%同一のヒト重鎖フレームワーク領域4と、
(e)SEQ ID NO:549に記載のものと少なくとも90%同一のヒト軽鎖フレームワーク領域1と、
(f)SEQ ID NO:550に記載のものと少なくとも90%同一のヒト軽鎖フレームワーク領域2と、
(g)SEQ ID NO:551に記載のものと少なくとも90%同一のヒト軽鎖フレームワーク領域3と、
(h)SEQ ID NO:552に記載のものと少なくとも90%同一のヒト軽鎖フレームワーク領域4とを含む、実施形態517から513のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
533.(a)SEQ ID NO:545に記載のものと少なくとも95%同一のヒト重鎖フレームワーク領域1と、
(b)SEQ ID NO:546に記載のものと少なくとも95%同一のヒト重鎖フレームワーク領域2と、
(c)SEQ ID NO:547、または586から588に記載のものと少なくとも95%同一のヒト重鎖フレームワーク領域3と、
(d)SEQ ID NO:548に記載のものと少なくとも95%同一のヒト重鎖フレームワーク領域4と、
(e)SEQ ID NO:549に記載のものと少なくとも95%同一のヒト軽鎖フレームワーク領域1と、
(f)SEQ ID NO:550に記載のものと少なくとも95%同一のヒト軽鎖フレームワーク領域2と、
(g)SEQ ID NO:551に記載のものと少なくとも95%同一のヒト軽鎖フレームワーク領域3と、
(h)SEQ ID NO:552に記載のものと少なくとも95%同一のヒト軽鎖フレームワーク領域4とを含む、実施形態532に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
534.(a)SEQ ID NO:545に記載のものと少なくとも97%同一のヒト重鎖フレームワーク領域1と、
(b)SEQ ID NO:546に記載のものと少なくとも97%同一のヒト重鎖フレームワーク領域2と、
(c)SEQ ID NO:547、または586から588に記載のものと少なくとも97%同一のヒト重鎖フレームワーク領域3と、
(d)SEQ ID NO:548に記載のものと少なくとも97%同一のヒト重鎖フレームワーク領域4と、
(e)SEQ ID NO:549に記載のものと少なくとも97%同一のヒト軽鎖フレームワーク領域1と、
(f)SEQ ID NO:550に記載のものと少なくとも97%同一のヒト軽鎖フレームワーク領域2と、
(g)SEQ ID NO:551に記載のものと少なくとも97%同一のヒト軽鎖フレームワーク領域3と、
(h)SEQ ID NO:552に記載のものと少なくとも97%同一のヒト軽鎖フレームワーク領域4とを含む、実施形態532に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
535.(a)SEQ ID NO:545に記載のものと少なくとも98%同一のヒト重鎖フレームワーク領域1と、
(b)SEQ ID NO:546に記載のものと少なくとも98%同一のヒト重鎖フレームワーク領域2と、
(c)SEQ ID NO:547、または586から588に記載のものと少なくとも98%同一のヒト重鎖フレームワーク領域3と、
(d)SEQ ID NO:548に記載のものと少なくとも98%同一のヒト重鎖フレームワーク領域4と、
(e)SEQ ID NO:549に記載のものと少なくとも98%同一のヒト軽鎖フレームワーク領域1と、
(f)SEQ ID NO:550に記載のものと少なくとも98%同一のヒト軽鎖フレームワーク領域2と、
(g)SEQ ID NO:551に記載のものと少なくとも98%同一のヒト軽鎖フレームワーク領域3と、
(h)SEQ ID NO:552に記載のものと少なくとも98%同一のヒト軽鎖フレームワーク領域4とを含む、実施形態532に記載の抗体または抗原結合フラグメント。
536. TL1Aに特異的に結合する抗体または抗原結合フラグメントであって、該抗体または抗原結合フラグメントは、
(a)SEQ ID NO:491、493、495、497、499、501、503、505、507、509、511、513、515、517、519、521、523、525、527、529、531、533、535、537、539、または541のいずれか1つと少なくとも約85%、90%、95%、97%、98%、99%、または100%同一のアミノ酸配列を含む、重鎖可変領域と、
(b)SEQ ID NO:490、492、494、496、498、500、502、504、506、508、510、512、514、516、518、520、522、524、526、528、530、532、534、536、538、または540のいずれか1つと少なくとも約85%、90%、95%、97%、98%、99%、または100%同一のアミノ酸配列を含む、軽鎖可変領域とを含む、抗体または抗原結合フラグメント。
537. TL1Aに特異的に結合する抗体または抗原結合フラグメントであって、該抗体または抗原結合フラグメントは、
(a)SEQ ID NO:503と少なくとも約85%、90%、95%、97%、98%、99%、または100%同一のアミノ酸配列を含む、重鎖可変領域と、
(b)SEQ ID NO:502と少なくとも約85%、90%、95%、97%、98%、99%、または100%同一のアミノ酸配列を含む、軽鎖可変領域とを含む、抗体または抗原結合フラグメント。
538. TL1Aに特異的に結合する抗体または抗原結合フラグメントであって、該抗体または抗原結合フラグメントは、
(a)SEQ ID NO:511と少なくとも約85%、90%、95%、97%、98%、99%、または100%同一のアミノ酸配列を含む、重鎖可変領域と、
(b)SEQ ID NO:510と少なくとも約85%、90%、95%、97%、98%、99%、または100%同一のアミノ酸配列を含む、軽鎖可変領域とを含む、抗体または抗原結合フラグメント。
539. TL1Aに特異的に結合する抗体または抗原結合フラグメントであって、該抗体または抗原結合フラグメントは、
(a)SEQ ID NO:493と少なくとも約85%、90%、95%、97%、98%、99%、または100%同一のアミノ酸配列を含む、重鎖可変領域と、
(b)SEQ ID NO:492と少なくとも約85%、90%、95%、97%、98%、99%、または100%同一のアミノ酸配列を含む、軽鎖可変領域とを含む、抗体または抗原結合フラグメント。
540. TL1Aに特異的に結合する抗体または抗原結合フラグメントであって、該抗体または抗原結合フラグメントは、
(a)SEQ ID NO:501と少なくとも約85%、90%、95%、97%、98%、99%、または100%同一のアミノ酸配列を含む、重鎖可変領域と、
(b)SEQ ID NO:500と少なくとも約85%、90%、95%、97%、98%、99%、または100%同一のアミノ酸配列を含む、軽鎖可変領域とを含む、抗体または抗原結合フラグメント。
541. TL1Aに特異的に結合する抗体または抗原結合フラグメントであって、該抗体または抗原結合フラグメントは、
(a)SEQ ID NO:515と少なくとも約85%、90%、95%、97%、98%、99%、または100%同一のアミノ酸配列を含む、重鎖可変領域と、
(b)SEQ ID NO:514と少なくとも約85%、90%、95%、97%、98%、99%、または100%同一のアミノ酸配列を含む、軽鎖可変領域とを含む、抗体または抗原結合フラグメント。
542. キメラまたはヒト化である、実施形態517から541のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
543. IgG抗体である、実施形態517から541のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
544. Fab、F(ab)
2、単一ドメイン抗体、単鎖可変フラグメント(scFv)、またはナノボディを含む、実施形態517から541のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
545. SEQ ID NO:542または543に記載されるようなアミノ酸配列を含む重鎖定常領域を含む、実施形態517から544のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
546. SEQ ID NO:542に記載されるようなアミノ酸配列を含む重鎖定常領域を含む、実施形態517から544のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
547. SEQ ID NO:544に記載されるようなアミノ酸配列を含む軽鎖定常領域を含む、実施形態517から544のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合フラグメント。
【0235】
本明細書のいくつかの実施形態では以下が開示される。
1. 炎症性疾患、線維性狭窄疾患、および線維性疾患のうち少なくとも1つを抱える、またはその疑いのある被験体のCD30リガンド活性または発現を阻害するか低下させる方法であって、該方法は、
a)rs911605(SEQ ID NO:1)内の核酸塩基501の「A」アレル、または該アレルとの連鎖不平衡中の多型の保因者として前記被験体を同定する工程と、
b)治療上有効な量の抗CD30リガンド抗体を前記被験体に投与する工程であって、それにより前記被験体のCD30リガンド活性または発現を阻害するか低下させる工程とを含む、方法。
2. 前記炎症性疾患がクローン病を含む、実施形態1に記載の方法。
3. 前記クローン病が慢性閉塞性クローン病を含む、実施形態2に記載の方法。
4. 前記線維性疾患が肝臓の疾患を含む、実施形態1に記載の方法。
5. 前記線維性疾患が原発性硬化性胆管炎である、実施形態4に記載の方法。
6. 工程(a)においてrs911605(SEQ ID NO:1)内の核酸塩基501の「A」アレルの保因者として前記被験体を同定する工程が、
a)標準ハイブリダイゼーション条件下で被験体由来の遺伝子材料を含むサンプルを、SEQ ID NO:1の核酸塩基400と核酸塩基600との間の少なくとも10個の連続核酸塩基にハイブリダイズ可能な核酸配列を接触させる工程であって、前記少なくとも10個の連続核酸塩基が位置501に核酸塩基を含む、工程と、
b)前記核酸配列と、SEQ ID NO:1の核酸塩基400と核酸塩基600との間の少なくとも10個の連続核酸塩基との結合を検出する工程とを含む、実施形態1から5のいずれか1つに記載の方法。
7. 前記標準ハイブリダイゼーション条件が約35℃〜約65℃のアニーリング温度を含む、実施形態6に記載の方法。
8. 前記標準ハイブリダイゼーション条件がTaqManマスターミックス溶液で行われる、実施形態6または7に記載の方法。
9. 前記核酸配列が検出可能な分子に抱合される、実施形態6から8のいずれか1つに記載の方法。
10. 前記検出可能な分子がフルオロフォアを含む、実施形態9に記載の方法。
11. 前記核酸配列がクエンチャーに抱合される、実施形態6から10のいずれか1つに記載の方法。
12. 前記被験体由来の遺伝子材料を含むサンプルが、核酸増幅アッセイから得た遺伝子材料を増幅する、実施形態6から11のいずれか1つに記載の方法。
13. 前記核酸増幅アッセイが、rs911605内の少なくとも15個の連続核酸塩基を増幅可能な一対のプライマーによる前記被験体由来のDNAの増幅を含み、rs911605内の核酸塩基のうち1つが位置501にある、実施形態12に記載の方法。
14. 前記核酸増幅アッセイが、SEQ ID NO:9〜10を含むプライマー対による被験体由来のDNAの増幅を含む、実施形態12に記載の方法。
15. 前記被験体が、DNAシーケンシングを含むプロセスにより「A」アレルの保因者であると判定されている、実施形態1から14のいずれか1つに記載の方法。
16. 前記被験体が、非病変個体または非病変個体の集団由来の対照レベルよりも大きなレベルの可溶性CD30をさらに含む、実施形態1から15のいずれか1つに記載の方法。
17. 前記被験体が「A」アレルに対してホモ接合である、実施形態1から16のいずれか1つに記載の方法。
18. 前記被験体がrs1006026(SEQ ID NO:1)内の核酸塩基501の「G」アレルの保因者である、実施形態1から17のいずれか1つに記載の方法。
19. 前記被験体が「G」アレルに対してホモ接合である、実施形態18に記載の方法。
20. 前記被験体が、SEQ ID NO:7および8のうち少なくとも1つを含む遺伝子型を有する、実施形態1から19のいずれか1つに記載の方法。
21. 炎症性疾患、線維性狭窄疾患、および線維性疾患のうち少なくとも1つを抱える、またはその疑いのある被験体のCD30リガンド活性または発現を阻害するか低下させる方法であって、該方法は、
a)SEQ ID NO:5および6のうち少なくとも1つを含む遺伝子型、および該遺伝子型との連鎖不平衡中に多型を有するものとして前記被験体を同定する工程と、
b)治療上有効な量の抗CD30リガンド抗体を前記被験体に投与する工程であって、それにより前記被験体のCD30リガンド活性または発現を阻害するか低下させる工程とを含む、方法。
22. 前記炎症性疾患がクローン病を含む、実施形態21に記載の方法。
23. 前記クローン病が慢性閉塞性クローン病を含む、実施形態22に記載の方法。
24. 前記線維性疾患が肝臓の疾患を含む、実施形態21に記載の方法。
25. 前記線維性疾患が原発性硬化性胆管炎である、実施形態24に記載の方法。
26. SEQ ID NO:5および6のうち少なくとも1つを含む遺伝子型を有するものとして前記被験体を同定する工程が、
a)標準ハイブリダイゼーション条件下で前記被験体由来の遺伝子材料を含むサンプルを、SEQ ID NO:5および6のうち少なくとも1つにそれぞれハイブリダイズ可能な核酸配列と接触させる工程と、
b)前記核酸配列とSEQ ID NO:5および6のうち少なくとも1つとの結合を検出する工程とを含む、実施形態21から25のいずれか1つに記載の方法。
27. 前記標準ハイブリダイゼーション条件が約35℃〜約65℃のアニーリング温度を含む、実施形態26に記載の方法。
28. 前記標準ハイブリダイゼーション条件がTaqManマスターミックス溶液で行われる、実施形態26または27に記載の方法。
29. 前記核酸配列が検出可能な分子に抱合される、実施形態26から28のいずれか1つに記載の方法。
30. 前記検出可能な分子がフルオロフォアを含む、実施形態29に記載の方法。
31. 前記核酸配列がクエンチャーに抱合される、実施形態26から30のいずれか1つに記載の方法。
32. 前記被験体由来の遺伝子材料を含むサンプルが、核酸増幅アッセイから得た遺伝子材料を増幅する、実施形態26から31のいずれか1つに記載の方法。
33. 前記核酸増幅アッセイが、rs911605内の少なくとも15個の連続核酸塩基を増幅可能な一対のプライマーによる前記被験体由来のDNAの増幅を含み、rs911605内の少なくとも15個の核酸塩基がSEQ ID NO:5および/または6を含む、実施形態32に記載の方法。
34. 前記核酸増幅アッセイが、SEQ ID NO:9〜10を含むプライマー対による被験体由来のDNAの増幅を含む、実施形態32に記載の方法。
35. 前記被験体が、DNAシーケンシングによりSEQ ID NO:5および/または6を含む遺伝子型を有すると判定されている、実施形態21から25のいずれか1つに記載の方法。
36. 前記被験体が可溶性CD30をさらに含む、実施形態21から35のいずれか1つに記載の方法。
37. 前記被験体がrs1006026(SEQ ID NO:1)内の核酸塩基501の「G」アレルの保因者である、実施形態21から36のいずれか1つに記載の方法。
38. 前記被験体が「G」アレルに対してホモ接合である、実施形態37に記載の方法。
39. 前記被験体が、SEQ ID NO:7および8のうち少なくとも1つを含む遺伝子型を有する、実施形態21から36のいずれか1つに記載の方法。
40. 被験体の炎症性疾患、線維性狭窄疾患、および/または線維症性疾患を特徴付ける方法であって、rs911605内の核酸塩基501の「A」アレルの有無を同定するために前記被験体由来の遺伝子材料をアッセイする工程を含む、方法。
41. 前記「A」アレルが存在する場合に、抗CD30リガンド活性または発現の阻害剤による処置に、より好ましい予後を割り当てる工程をさらに含む、実施形態40に記載の方法。
42. 前記「A」アレルが存在しない場合に、抗CD30リガンド活性または発現の阻害剤による処置に、あまり好ましくない予後を割り当てる工程をさらに含む、実施形態40に記載の方法。
43. 前記「A」アレルが存在する場合に、抗CD30リガンド活性または発現の阻害剤による処置に、前記被験体を割り当てる工程をさらに含む、実施形態40に記載の方法。
44. 前記「A」アレルが存在する場合に、抗CD30リガンド活性または発現の阻害剤を前記被験体に処方する工程をさらに含む、実施形態40に記載の方法。
45. 前記「A」アレルが存在する場合に、抗CD30リガンド活性または発現の阻害剤を前記被験体に投与する工程をさらに含む、実施形態40に記載の方法。
46. 前記抗CD30リガンド活性または発現の阻害剤が抗CD30リガンド抗体またはその抗原結合フラグメントである、実施形態41から45のいずれか1つに記載の方法。
47. アッセイする工程が、rs911605内の少なくとも15個の核酸塩基を前記遺伝子材料から増幅する工程を含み、前記核酸塩基のうち1つがrs911605内の位置501にある、実施形態40から46のいずれか1つに記載の方法。
48. アッセイする工程が、前記遺伝子材料とSEQ ID NO:9〜10を含むプライマー対との接触を含む核酸増幅アッセイを行う工程を含む、実施形態40から47のいずれか1つに記載の方法。
49. アッセイする工程が、SEQ ID NO:5および/または6を含む核酸を前記遺伝子材料にハイブリダイズする工程を含む、実施形態40から48のいずれか1つに記載の方法。
50. 前記核酸配列が検出可能な分子に抱合される、実施形態49に記載の方法。
51. 前記検出可能な分子がフルオロフォアを含む、実施形態50に記載の方法。
52. 前記核酸配列がクエンチャーに抱合される、実施形態49から51のいずれか1つに記載の方法。
53. アッセイする工程がDNAシーケンシングを含む、実施形態40から52のいずれか1つに記載の方法。
54. 前記被験体のCD30のレベルを測定する工程をさらに含む、実施形態40から53のいずれか1つに記載の方法。
55. アッセイする工程が、rs911605内の核酸塩基501の「A」アレルに対するホモ接合遺伝子型の有無を同定する、実施形態40から54のいずれか1つに記載の方法。
56. rs1006026(SEQ ID NO:3)内の核酸塩基501の「G」アレルの有無を同定するために前記被験体由来の遺伝子材料をアッセイする工程をさらに含む、実施形態40から55のいずれか1つに記載の方法。
57. アッセイする工程が、rs1006026内の核酸塩基501の「G」アレルに対するホモ接合遺伝子型の有無を同定する、実施形態56に記載の方法。
58. SEQ ID NO:7および/または8の有無を同定するために前記被験体由来の遺伝子材料をアッセイする工程をさらに含む、実施形態40から57のいずれか1つに記載の方法。
59. 前記炎症性疾患がクローン病を含む、実施形態40から58のいずれか1つに記載の方法。
60. 前記クローン病が慢性閉塞性クローン病を含む、実施形態59に記載の方法。
61. 前記線維性疾患が肝臓の疾患を含む、実施形態40から58のいずれか1つに記載の方法。
62. 前記線維性疾患が原発性硬化性胆管炎である、実施形態61に記載の方法。
63. 実施態様40から62のいずれか1つに記載の被験体をCD30リガンド活性または発現の阻害剤で処置する工程を含む方法であって、前記被験体がrs911605内の核酸塩基501に「A」アレルを含む、方法。
64. 前記CD30リガンド活性の阻害剤が抗CD30リガンド抗体またはその抗原結合フラグメントを含む、実施形態63に記載の方法。
65. 被験体の炎症性疾患、線維性狭窄疾患、および線維性疾患のうち少なくとも1つを特徴づける方法であって、SEQ ID NO:5および6のうち少なくとも1つを含む遺伝子型の有無を同定するために前記被験体由来の遺伝子材料をアッセイする工程を含む、方法。
66. 前記遺伝子型が存在する場合に、抗CD30リガンド活性または発現の阻害剤による処置に、より好ましい予後を割り当てる工程をさらに含む、実施形態65に記載の方法。
67. 前記遺伝子型が存在しない場合に、抗CD30リガンド活性または発現の阻害剤による処置に、あまり好ましくない予後を割り当てる工程をさらに含む、実施形態65に記載の方法。
68. 前記遺伝子型が存在する場合に、抗CD30リガンド活性または発現の阻害剤による処置に、前記被験体を割り当てる工程をさらに含む、実施形態65に記載の方法。
69. 前記遺伝子型が存在する場合に、抗CD30リガンド活性または発現の阻害剤を前記被験体に処方する工程をさらに含む、実施形態65に記載の方法。
70. 前記遺伝子型が存在する場合に、抗CD30リガンド活性または発現の阻害剤を前記被験体に投与する工程をさらに含む、実施形態65に記載の方法。
71. 前記抗CD30リガンド活性または発現の阻害剤が抗CD30リガンド抗体またはその抗原結合フラグメントである、実施形態65から70のいずれか1つに記載の方法。
72. アッセイする工程が、rs911605内の少なくとも15個の核酸塩基を前記遺伝子材料から増幅する工程を含み、前記核酸塩基のうち1つがrs911605内の位置501にある、実施形態65から71のいずれか1つに記載の方法。
73. アッセイする工程が、前記遺伝子材料とSEQ ID NO:9〜10を含むプライマー対との接触を含む核酸増幅アッセイを行う工程を含む、実施形態65から72のいずれか1つに記載の方法。
74. アッセイする工程が、SEQ ID NO:5および/または6を含む核酸を前記遺伝子材料にハイブリダイズする工程を含む、実施形態65から73のいずれか1つに記載の方法。
75. 前記核酸配列が検出可能な分子に抱合される、実施形態74に記載の方法。
76. 前記検出可能な分子がフルオロフォアを含む、実施形態75に記載の方法。
77. 前記核酸配列がクエンチャーに抱合される、実施形態74から76のいずれか1つに記載の方法。
78. アッセイする工程がDNAシーケンシングを含む、実施形態65から77のいずれか1つに記載の方法。
79. 前記被験体のCD30のレベルを測定する工程をさらに含む、実施形態65から78のいずれか1つに記載の方法。
80. rs1006026(SEQ ID NO:3)内の核酸塩基501の「G」アレルの有無を同定するために前記被験体由来の遺伝子材料をアッセイする工程をさらに含む、実施形態65から79のいずれか1つに記載の方法。
81. アッセイする工程が、rs1006026内の核酸塩基501の「G」アレルに対するホモ接合遺伝子型の有無を同定する、実施形態80に記載の方法。
82. SEQ ID NO:7および/または8の有無を同定するために前記被験体由来の遺伝子材料をアッセイする工程をさらに含む、実施形態65から81のいずれか1つに記載の方法。
83. 前記遺伝子型が存在する場合、クローン病(CD)として炎症性疾患、線維性狭窄疾患、および線維性疾患のうち少なくとも1つを特徴づける工程をさらに含む、実施形態65から82のいずれか1つに記載の方法。
84. 前記CDが慢性閉塞性CDを含む、実施形態83に記載の方法。
85. 前記遺伝子型が存在する場合、肝臓の疾患として炎症性疾患、線維性狭窄疾患、および線維性疾患のうち少なくとも1つを特徴づける工程をさらに含む、実施形態65から82のいずれか1つに記載の方法。
86. 前記線維性疾患が原発性硬化性胆管炎である、実施形態85に記載の方法。
87. 実施形態65から86のいずれか1つに記載の被験体の炎症性疾患、線維性狭窄疾患、および線維性疾患のうち少なくとも1つを処置する工程を含む方法であって、
a)実施形態65から86aのいずれか1つに記載の被験体に、CD30リガンド活性または発現の治療上有効な量の阻害剤を投与する工程であって、前記被験体がSEQ ID NO:5および6のうち少なくとも1つを含む遺伝子型を含んでいる、工程を含む、方法。
88. 前記CD30リガンド活性の阻害剤が抗CD30リガンド抗体またはその抗原結合フラグメントを含む、実施形態87に記載の方法。
89. 炎症性疾患、線維性狭窄疾患、および線維性疾患のうち少なくとも1つを含む被験体における対象の遺伝子型を検出する方法であって、該方法は、
(a)被験体由来の遺伝子材料を、対象の遺伝子型に十分に相補的であり、かつ前記遺伝子型にハイブリダイズ可能な組成物と接触させる工程であって、前記組成物が、
(i)SEQ ID NO:5を含む検出可能に標識されたオリゴヌクレオチドプローブ、
(ii)SEQ ID NO:6を含む検出可能に標識されたオリゴヌクレオチドプローブ、
(iii)SEQ ID NO:7を含む検出可能に標識されたオリゴヌクレオチドプローブ、
(iv)SEQ ID NO:8を含む検出可能に標識されたオリゴヌクレオチドプローブ、
(v)(i)〜(iv)からなる群から選択されるプローブとは最大3つの核酸塩基だけ異なる核酸配列を含む検出可能に標識されたオリゴヌクレオチドプローブであって、対象の遺伝子型にハイブリダイズする、オリゴヌクレオチドプローブ、
(vi)(i)〜(v)からなる群から選択されるプローブに相補的な核酸配列を含む検出可能に標識されたオリゴヌクレオチドプローブ、または
(vii)(i)〜(vi)からなる群から選択されるプローブの組み合わせを含む、工程と、
(b)前記検出可能に標識されたプローブを用いて前記組成物による前記遺伝子材料のハイブリダイゼーションの有無を検出する工程であって、それにより前記組成物による前記遺伝子材料のハイブリダイゼーションが被験体における対象の遺伝子型の存在を示す、工程とを含む、方法。
90. 前記対象の遺伝子型の存在が、CD30リガンドのレベル上昇を含む被験体を示す、実施形態89に記載の方法。
91. 前記炎症性疾患がクローン病(CD)を含む、実施形態89または90に記載の方法。
92. 前記CDが慢性閉塞性CDを含む、実施形態91に記載の方法。
93. 前記線維性疾患が肝臓の疾患を含む、実施形態89から92のいずれか1つに記載の方法。
94. 実施形態85から93のいずれか1つに記載の被験体の炎症性疾患、線維性狭窄疾患、または線維性疾患のうち少なくとも1つを処置する方法であって、
a)実施態様85から93のいずれか1つに記載の被験体に、CD30リガンド活性または発現の治療上有効な量の阻害剤を投与する工程であって、前記被験体が対象の遺伝子型を含む、工程を含む、方法。
95. 前記CD30リガンド活性の阻害剤が抗CD30リガンド抗体またはその抗原結合フラグメントを含む、実施形態94に記載の方法。
96. SEQ ID NO:2の少なくとも10から50未満の連続核酸塩残基、またはその補体を含む組成物であって、前記連続核酸塩残基がSEQ ID NO:2の位置501に核酸塩基を含み、前記連続核酸塩残基が検出可能な分子に接続される、組成物。
97. 前記検出可能な分子がフルオロフォアである、実施形態96に記載の組成物。
98. 前記核酸塩基残基がクエンチャーに接続される、実施形態96または97に記載の組成物。
99. 前記連続核酸塩基残基がSEQ ID NO:5を含む、実施形態96から98のいずれか1つに記載の組成物。
100. 前記連続核酸塩基残基がSEQ ID NO:6を含む、実施形態96から99のいずれか1つに記載の組成物。
101. 実施形態96から100のうちいずれか1つに記載の組成物と、SEQ ID NO:9から10を有するプライマー対とを含むキット。
102. 実施形態96から101のうちいずれか1つに記載の組成物と、SEQ ID NO:11から12を有するプライマー対とを含むキット。
103. 実施形態96から102のうちいずれか1つに記載の組成物と、SEQ ID NO:7を含むプローブとを含むキット。
104. 実施形態96から103のうちいずれか1つに記載の組成物と、SEQ ID NO:8を含むプローブとを含むキット。
105. DNAが実施形態96から100のいずれか1つに記載の組成物に相補的な配列を含む場合に、前記組成物を前記DNAにハイブリダイズするように構成された条件下で、被験体由来のDNAを前記組成物、または実施形態100から104のいずれか1つに記載のキットと接触させる工程を含む、方法。
106. CD30リガンド活性または発現の阻害剤により実施形態105に記載の被験体を処置する工程を含む方法であって、前記被験体由来のDNAが前記組成物に相補的な配列を含む、方法。
107. 前記CD30リガンドの阻害剤が抗CD30リガンド抗体またはその抗原結合フラグメントを含む、実施形態106に記載の方法。
108. 被験体の炎症性疾患、線維性狭窄疾患、および線維性疾患のうち少なくとも1つを進行させるリスクを同定する方法であって、該方法は
a)rs1006026およびrs911605のうち少なくとも1つと連鎖不平衡(LD)にあるCD30リガンド発現の増加に関連する多型を含む遺伝子型の存在を同定するために、前記被験体から得たサンプルをアッセイする工程と、
b)前記遺伝子型の存在が工程(a)で同定される場合、被験体の炎症性疾患、線維性狭窄疾患、および線維疾患のうち少なくとも1つを進行させるリスクを同定する工程とを含む、方法。
109. 被験体の炎症性疾患、線維性狭窄疾患、および線維性疾患のうち少なくとも1つを特徴づける方法であって、該方法は
a)rs1006026およびrs911605のうち少なくとも1つと連鎖不平衡(LD)にあるCD30リガンド発現の増加に関連する多型を含む遺伝子型の存在を同定するために、前記被験体から得たサンプルをアッセイする工程と、
b)前記遺伝子型の存在が工程(a)で同定される場合、前記炎症性疾患、線維性狭窄疾患、および線維疾患のうち少なくとも1つを炎症性腸疾患(IBD)または肝臓疾患として特徴づける工程とを含む、方法。
110. 被験体の炎症性疾患、線維性狭窄疾患、および線維性疾患のうち少なくとも1つを処置する方法であって、該方法は
a)rs1006026およびrs911605のうち少なくとも1つと連鎖不平衡(LD)にあるCD30リガンド発現の増加に関連する多型を含む遺伝子型の存在を同定するために、前記被験体から得たサンプルをアッセイする工程と、
b)前記遺伝子型の存在が工程(a)で同定される場合、前記被験体に治療上有効な量のCD30リガンドの阻害剤を投与する工程とを含む、方法。
111. rs1006026の前記多型が、rs1006026(SEQ ID NO:3)内の核酸塩基501に「G」アレルを含む、実施形態108から110のいずれか1つに記載の方法。
112. 前記遺伝子型が「G」アレルに対してホモ接合である、実施形態111に記載の方法。
113. rs911605の前記多型が、rs911605(SEQ ID NO:1)内の核酸塩基501に「A」アレルを含む、実施形態108から112のいずれか1つに記載の方法。
114. LDが、(i)少なくとも約0.70のD’値、または(ii)0のD’値および少なくとも約0.70のR
2値によって定められる、実施形態108から113のいずれか1つに記載の方法。
115. LDが、(i)少なくとも約0.80のD’値、または(ii)0のD’値および少なくとも約0.80のR
2値によって定められる、実施形態108から113のいずれか1つに記載の方法。
116. LDが、(i)少なくとも約0.90のD’値、または(ii)0のD’値および少なくとも約0.90のR
2値によって定められる、実施形態108から113のいずれか1つに記載の方法。
117. LDが、(i)少なくとも約0.95のD’値、または(ii)0のD’値および少なくとも約0.95のR
2値によって定められる、実施形態108から113のいずれか1つに記載の方法。
118. 前記炎症性疾患、前記線維性狭窄疾患、および前記線維性疾患のうち少なくとも1つがクローン病(CD)である、実施形態108から117のいずれか1つに記載の方法。
119. 前記CDが閉塞性CDである、実施形態118に記載の方法。
120. 前記炎症性疾患、前記線維性狭窄疾患、および前記線維性疾患のうち少なくとも1つが肝臓疾患である、実施形態118に記載の方法。
122. 前記肝臓疾患が原発性硬化性胆管炎である、実施形態120に記載の方法。