特表2021-533472(P2021-533472A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特表2021-533472医療機器をベースとする医師の健康監視測定システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2021-533472(P2021-533472A)
(43)【公表日】2021年12月2日
(54)【発明の名称】医療機器をベースとする医師の健康監視測定システム
(51)【国際特許分類】
   G16H 10/00 20180101AFI20211105BHJP
【FI】
   G16H10/00
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2021-505750(P2021-505750)
(86)(22)【出願日】2019年7月26日
(85)【翻訳文提出日】2021年4月1日
(86)【国際出願番号】CN2019097914
(87)【国際公開番号】WO2020029814
(87)【国際公開日】20200213
(31)【優先権主張番号】201810893040.1
(32)【優先日】2018年8月7日
(33)【優先権主張国】CN
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】515164952
【氏名又は名称】武漢佑康科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】王少剛
(72)【発明者】
【氏名】周向華
(72)【発明者】
【氏名】龍学平
(72)【発明者】
【氏名】程帥
(72)【発明者】
【氏名】李瑩
(72)【発明者】
【氏名】龍剛
(72)【発明者】
【氏名】呉淑香
(72)【発明者】
【氏名】劉成朋
(72)【発明者】
【氏名】張園
(72)【発明者】
【氏名】毛業雲
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA21
(57)【要約】
【課題】 本発明は、医療機器ベースの医師の健康監視測定システムを開示する。
【解決手段】 当該システムは、医療機器、検出システム、制御システム及び人工知能システムを含む。前記検出システムは、医師の健康指標を検出し、検出したデータを制御システムに送信するために用いられる。前記制御システムと人工知能システムは、医療機器の内部に集積されている。前記制御システムは、受信したデータを表示デバイスに送信して表示させるために用いられる。前記人工知能システムは、クラウドサーバ内のデータに基づいて分析、研究することで健康指標の診断精度を取得するとともに、医師の健康状況を予測するために用いられる。本発明は、医師の健康指標を検出可能な検出システムを設置して医療機器に接続することで、医師の健康指標をリアルタイムで検出可能としている。これにより、医師の身体的健康状況を把握し、医師が手術中に突発的状況を生じていること、例えば、高血圧や心臓病といった疾患を発症していることを速やかに警告可能とすることで、手術プロセスの円滑な進行を保証する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
医療機器をベースとする医師の健康監視測定システムであって、医療機器(1)を含み、
更に、検出システム(2)、制御システム(3)及び人工知能システム(4)を含み、前記検出システム(2)は、医師の健康指標を検出し、検出したデータを制御システム(3)に送信するために用いられ、前記制御システム(3)と人工知能システム(14)は医療機器(1)の内部に集積されており、前記制御システム(3)は、受信したデータを表示デバイス(11)に送信して表示させるとともに、データをサーバ(12)に送信して記憶させるために用いられ、前記人工知能システム(14)は、クラウドサーバ(12)内のデータに基づいて分析、研究することで健康指標の診断精度を取得するために用いられることを特徴とする医師の健康監視測定システム。
【請求項2】
前記検出システム(2)は、脈拍センサモジュール、血圧センサモジュール、心拍センサモジュール、体温センサモジュール、心電センサモジュールを含むが、その中の脈拍センサモジュール、血圧センサモジュール、心拍センサモジュール、体温センサモジュール、心電センサモジュールは、それぞれ、医師の脈拍監視測定データ、血圧監視測定データ、心拍監視測定データ、体温監視測定データ、心電監視測定データを検出することを特徴とする請求項1に記載の医師の健康監視測定システム。
【請求項3】
前記検出システム(2)は医療機器(1)に埋め込まれ、検出システム内のセンサモジュールによって医師の健康指標を収集することを特徴とする請求項1に記載の医師の健康監視測定システム。
【請求項4】
前記制御システム(3)は、MCUモジュール(4)、主制御モジュール(5)及びディスプレイモジュール(6)を含み、前記MCUモジュール(4)は、検出システムが監視測定したデータをリアルタイムで読み取って、監視測定したデータを主制御モジュール(5)に送信し、前記主制御モジュール(5)は、監視測定データを受信すると、ディスプレイモジュール(6)によってデータを表示デバイス(11)に表示することを特徴とする請求項1に記載の医師の健康監視測定システム。
【請求項5】
前記制御システム(3)は通信モジュール(7)を更に含み、前記MCUモジュール(4)は、データを読み取ると、通信モジュール(7)を通じてクラウドサーバにデータを送信して記憶させ、クラウドサーバにログインすることで医師の健康指標をチェックすることを特徴とする請求項4に記載の医師の健康監視測定システム。
【請求項6】
前記制御システム(3)はプリンタ駆動モジュール(8)を更に含み、前記主制御モジュール(5)は、検出データを受信すると、プリンタ駆動モジュール(8)によってデータをプリントデバイス(13)に送信してプリントすることを特徴とする請求項4に記載の医師の健康監視測定システム。
【請求項7】
前記制御システム(3)は警告モジュール(9)を更に含み、前記主制御モジュール(5)は、検出データを受信すると警告データとの比較を行い、警告データの範囲を超えている場合には警告モジュール(9)によって警告を発することを特徴とする請求項4に記載の医師の健康監視測定システム。
【請求項8】
前記制御システム(3)は記憶モジュール(10)を更に含み、前記記憶モジュール(10)は、主制御モジュール(5)が受信した検出データを記憶するために用いられることを特徴とする請求項4に記載の医師の健康監視測定システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療機器の技術分野に属し、具体的には、医療機器をベースとする医師の健康監視測定システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、医師の健康状況は、社会ないし医師自身によって常に軽視されてきた。特に、長時間勤務の最中、医師の注意力は全て患者に集中するため、自身の健康問題についてはいっそう軽視しがちになる。医師たちはほぼ毎日のように患者とコミュニケーションをとるが、毎回の臨床診療は彼らにとって綿密な思考活動のプロセスであり、情緒や心理状況の影響を受けやすい。わずかな誤りは、診断の見落としや誤診、手術の操作ミスといった深刻な事態を招き、医師によるサービスの質や患者の治癒効果に支障をきたす恐れがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、上記の背景技術に存在する欠点を解決するために、診断及び治療中の医師の健康指標をリアルタイムで監視測定可能であるとともに、医師の身体的健康状況を予測することも可能であり、いずれかの健康指標が警告値を上回った場合には警報器によって自動的に警告を発することで、より良好に医師の健康を守る医療機器をベースとする医師の健康監視測定システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明が採用する技術方案は、以下の通りである。
【0005】
医療機器をベースとする医師の健康監視測定システムであって、医療機器を含み、更に、検出システム、制御システム及び人工知能システムを含む。前記検出システムは、医師の健康指標を検出し、検出したデータを制御システムに送信するために用いられる。前記制御システムと人工知能システムは、医療機器の内部に集積されている。前記制御システムは、受信したデータを表示デバイスに送信して表示させるとともに、データをサーバに送信して記憶させるために用いられる。前記人工知能システムは、クラウドサーバ内のデータに基づいて分析、研究することで健康指標の診断精度を取得するとともに、医師の健康状況を予測するために用いられる。
【0006】
更に、前記検出システムは、脈拍センサモジュール、血圧センサモジュール、心拍センサモジュール、体温センサモジュール、心電センサモジュールを含むが、その中の脈拍センサモジュール、血圧センサモジュール、心拍センサモジュール、体温センサモジュール、心電センサモジュールは、それぞれ、医師の脈拍監視測定データ、血圧監視測定データ、心拍監視測定データ、体温監視測定データ、心電監視測定データを検出する。
【0007】
更に、前記検出システムは医療機器に埋め込まれ、検出システム内のセンサモジュールによって医師の健康指標を収集する。
【0008】
更に、前記制御システムは、MCUモジュール、主制御モジュール及びディスプレイモジュールを含む。前記MCUモジュールは、検出システムが監視測定したデータをリアルタイムで読み取って、監視測定したデータを主制御モジュールに送信する。前記主制御モジュールは、監視測定データを受信すると、ディスプレイモジュールによってデータを表示デバイスに表示する。
【0009】
更に、前記制御システムは通信モジュールを含む。前記MCUモジュールは、データを読み取ると、通信モジュールを通じてクラウドサーバにデータを送信して記憶させ、クラウドサーバにログインすることで医師の健康指標をチェックする。
【0010】
更に、前記制御システムはプリンタ駆動モジュールを含む。前記主制御モジュールは、検出データを受信すると、プリンタ駆動モジュールによってデータをプリントデバイスに送信してプリントする。
【0011】
更に、前記制御システムは警告モジュールを含む。前記主制御モジュールは、検出データを受信すると警告データとの比較を行い、警告データの範囲を超えている場合には警告モジュールによって警告を発する。
【0012】
また、更に、前記制御システムは記憶モジュールを含む。前記記憶モジュールは、主制御モジュールが受信した検出データを記憶するために用いられる。
【発明の効果】
【0013】
本発明は、医師の健康指標を検出可能な検出システムを設置して医療機器に接続することで、医師の健康指標をリアルタイムで検出可能としている。これにより、医師の身体的健康状況を把握し、診断中の医師に発生している低血糖等のその他の状況を速やかに解決可能とすることで、医療プロセスの円滑な進行を保証する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1図1は、本発明の原理を示す図である。
図2図2は、本発明の制御システム及び検出システムを示す図である。
図3図3は、本発明における人工知能システムの原理を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に、本発明が明確に理解されるよう、図面と具体的実施例を組み合わせて、本発明について更に詳細に説明する。ただし、以下の説明は本発明の構成を限定するものではない。
【0016】
図1及び図2に示すように、本発明における医療機器をベースとする医師の健康監視測定システムは、医療機器1を含むとともに、検出システム2、制御システム3及び人工知能システム14を含む。前記検出システム2は、医師の健康指標を検出し、検出したデータを制御システム3に送信するために用いられる。前記制御システム3と人工知能システム14は、医療機器1の内部に集積されている。前記制御システム3は、受信したデータを表示デバイス11に送信して表示させるとともに、データをサーバ12に送信して記憶させるために用いられる。前記人工知能システム14は、クラウドサーバ12内の症例データについて、ディープラーニング、音声認識及びマシンビジョン、症例の学習及び研究、症例経験の総括等を行うことで、健康指標の診断精度を迅速且つ正確に取得するとともに、取得した健康指標データを分析、研究することで、例えば心臓病であるなど、医師の健康状況を予測するために用いられる。本発明の当該システムは、医療機器に限らず、航空、自動車、オフィスといった労働強度の高い分野にも応用可能である。
【0017】
上記の方案において、検出システム2は、脈拍センサモジュール、血圧センサモジュール、心拍センサモジュール、体温センサモジュール、心電センサモジュール及び疲労センサモジュールを含む。ただし、当該検出システムはこれらのセンサモジュールに限らず、身体的健康指標を収集する何らかのセンサモジュールであれば、いずれも当該検出システムに埋め込むことが可能である。脈拍センサモジュール、血圧センサモジュール、心拍センサモジュール、体温センサモジュール、心電センサモジュール、疲労センサモジュールは、それぞれ、脈拍監視測定データ、血圧監視測定データ、心拍監視測定データ、体温監視測定データ、心電監視測定データ、疲労監視測定データを検出する。検出システムが更にその他のセンサモジュールを含む場合には、その他の身体的データを監視測定することも可能である。
【0018】
上記の方案において、検出システム2は医療機器1に埋め込まれ、検出システム内のセンサモジュールによって医師の健康指標を収集する。
【0019】
上記の方案において、制御システム3は、MCUモジュール4、主制御モジュール5及びディスプレイモジュール6を含む。前記MCUモジュール4は、検出システムが監視測定したデータをリアルタイムで読み取って、監視測定したデータを主制御モジュール5に送信する。前記主制御モジュール5は、監視測定データを受信すると、ディスプレイモジュール6によってデータを表示デバイス11に表示する。
【0020】
上記の方案において、制御システム3は通信モジュール7を更に含む。前記MCUモジュール4は、データを読み取ると、通信モジュール7を通じてクラウドサーバ12にデータを送信して記憶させる。また、ネットワーク通信機器を通じてクラウドサーバにログインし、医師の健康指標をチェックする。なお、通信モジュール7は4G/5Gモジュールとすればよい。
【0021】
上記の方案において、制御システム3はプリンタ駆動モジュール8を更に含む。前記主制御モジュール5は、検出データを受信すると、プリンタ駆動モジュール8によってデータをプリントデバイス13に送信してプリントする。
【0022】
上記の方案において、制御システム3は警告モジュール9を更に含む。前記主制御モジュール5は、検出データを受信すると警告データとの比較を行い、警告データの範囲を超えている場合には警告モジュール9によって警告を発する。
【0023】
上記の方案において、制御システム3は記憶モジュール10を更に含む。前記記憶モジュール10は、主制御モジュール5が受信した検出データを記憶するために用いられる。
【0024】
本発明では、医師の健康指標を検出可能な検出システムを設置して医療機器に接続することで、診断及び治療中の医師の脈拍、血圧、体温、心拍、心電及びその他の健康指標をリアルタイムで監視測定可能としており、且つ、医師の身体的健康状況を予測することも可能である。そして、いずれかの健康指標が警告値を上回った場合には、警報器によって自動的に警告を発することで、より良好に医師の健康を守る。
【0025】
本明細書内で詳細に記載していない内容は、当業者にとって公知の従来技術に属する。
【符号の説明】
【0026】
1 医療機器
2 検出システム
3 制御システム
4 MCUモジュール
5 主制御モジュール
6 ディスプレイモジュール
7 通信モジュール
8 プリンタ駆動モジュール
9 警告モジュール
10 記憶モジュール
11 表示デバイス
12 クラウドサーバ
13 プリントデバイス
14 人工知能システム
図1
図2
図3
【手続補正書】
【提出日】2021年9月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療機器の技術分野に属し、具体的には、医療機器をベースとする医師の健康監視測定システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、医師の健康状況は、社会ないし医師自身によって常に軽視されてきた。特に、長時間勤務の最中、医師の注意力は全て患者に集中するため、自身の健康問題についてはいっそう軽視しがちになる。医師たちはほぼ毎日のように患者とコミュニケーションをとるが、毎回の臨床診療は彼らにとって綿密な思考活動のプロセスであり、情緒や心理状況の影響を受けやすい。わずかな誤りは、診断の見落としや誤診、手術の操作ミスといった深刻な事態を招き、医師によるサービスの質や患者の治癒効果に支障をきたす恐れがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、上記の背景技術に存在する欠点を解決するために、診断及び治療中の医師の健康指標をリアルタイムで監視測定可能であるとともに、医師の身体的健康状況を予測することも可能であり、いずれかの健康指標が警告値を上回った場合には警報器によって自動的に警告を発することで、より良好に医師の健康を守る医療機器をベースとする医師の健康監視測定システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明が採用する技術方案は、以下の通りである。
【0005】
医療機器をベースとする医師の健康監視測定システムであって、医療機器を含み、更に、検出システム、制御システム及び人工知能システムを含む。前記検出システムは、医師の健康指標を検出し、検出したデータを制御システムに送信するために用いられる。前記制御システムと人工知能システムは、医療機器の内部に集積されている。前記制御システムは、受信したデータを表示デバイスに送信して表示させるとともに、データをサーバに送信して記憶させるために用いられる。前記人工知能システムは、クラウドサーバ内のデータに基づいて分析、研究することで健康指標の診断精度を取得するとともに、医師の健康状況を予測するために用いられる。
【0006】
更に、前記検出システムは、血中酸素センサモジュール、筋電センサモジュール、脳波センサモジュール、疲労センサモジュール、音声センサモジュール、脈拍センサモジュール、血圧センサモジュール、心拍センサモジュール、体温センサモジュール、心電センサモジュールを含むがこれらに限らない。血中酸素センサモジュール、ガルバニック皮膚反応センサモジュール、筋電センサモジュール、脳波センサモジュール、疲労センサモジュール、音声センサモジュール、脈拍センサモジュール、血圧センサモジュール、心拍センサモジュール、体温センサモジュール、心電センサモジュールは、それぞれ、医師の血中酸素飽和度監視測定データ、ガルバニック皮膚反応信号監視測定データ、筋電信号監視測定データ、脳波信号監視測定データ、疲労監視測定データ、音声監視測定データ、脈拍監視測定データ、血圧監視測定データ、心拍監視測定データ、体温監視測定データ、心電監視測定データ、精神状態データ(脈拍データ等を分析して取得)、心理的ストレス指数データ(脳波信号や音声信号等を分析して取得)を検出する。
【0007】
更に、前記検出システムは医療機器に埋め込まれ、検出システム内のセンサモジュールによって医師の健康指標を収集する。
【0008】
更に、前記制御システムは、MCUモジュール、主制御モジュール及びディスプレイモジュールを含む。前記MCUモジュールは、検出システムが監視測定したデータをリアルタイムで読み取って、監視測定したデータを主制御モジュールに送信する。前記主制御モジュールは、監視測定データを受信すると、ディスプレイモジュールによってデータを表示デバイスに表示する。
【0009】
更に、前記制御システムは通信モジュールを含む。前記MCUモジュールは、データを読み取ると、通信モジュールを通じてクラウドサーバにデータを送信して記憶させ、クラウドサーバにログインすることで医師の健康指標をチェックする。
【0010】
更に、前記制御システムはプリンタ駆動モジュールを含む。前記主制御モジュールは、検出データを受信すると、プリンタ駆動モジュールによってデータをプリントデバイスに送信してプリントする。
【0011】
更に、前記制御システムは警告モジュールを含む。前記主制御モジュールは、検出データを受信すると警告データとの比較を行い、警告データの範囲を超えている場合には警告モジュールによって警告を発する。
【0012】
また、更に、前記制御システムは記憶モジュールを含む。前記記憶モジュールは、主制御モジュールが受信した検出データを記憶するために用いられる。
【発明の効果】
【0013】
本発明は、医師の健康指標を検出可能な検出システムを設置して医療機器に接続することで、医師の健康指標をリアルタイムで検出可能としている。これにより、医師の身体的健康状況を把握し、診断中の医師に発生している低血糖等のその他の状況を速やかに解決可能とすることで、医療プロセスの円滑な進行を保証する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1図1は、本発明の原理を示す図である。
図2図2は、本発明の制御システム及び検出システムを示す図である。
図3図3は、本発明における人工知能システムの原理を示す図である。
図4図4は、本発明の検出システムを示す図である。
図5図5は、本発明の検出システムを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に、本発明が明確に理解されるよう、図面と具体的実施例を組み合わせて、本発明について更に詳細に説明する。ただし、以下の説明は本発明の構成を限定するものではない。
【0016】
図1及び図2に示すように、本発明における医療機器をベースとする医師の健康監視測定システムは、医療機器1を含むとともに、検出システム2、制御システム3及び人工知能システム14を含む。前記検出システム2は、医師の健康指標を検出し、検出したデータを制御システム3に送信するために用いられる。前記制御システム3と人工知能システム14は、医療機器1の内部に集積されている。前記制御システム3は、受信したデータを表示デバイス11に送信して表示させるとともに、データをサーバ12に送信して記憶させるために用いられる。前記人工知能システム14は、クラウドサーバ12内の症例データについて、ディープラーニング、音声認識及びマシンビジョン、症例の学習及び研究、症例経験の総括等を行うことで、健康指標の診断精度を迅速且つ正確に取得するとともに、取得した健康指標データを分析、研究することで、例えば心臓病であるなど、医師の健康状況を予測するために用いられる。本発明の当該システムは、医療機器に限らず、航空、自動車、オフィスといった労働強度の高い分野にも応用可能である。
【0017】
上記の方案において、検出システム2は、脈拍センサモジュール、血圧センサモジュール、心拍センサモジュール、体温センサモジュール、心電センサモジュールを含む。ただし、当該検出システムはこれらのセンサモジュールに限らず、身体的健康指標を収集する何らかのセンサモジュールであれば、いずれも当該検出システムに埋め込むことが可能である。血中酸素センサモジュール、ガルバニック皮膚反応センサモジュール、筋電センサモジュール、脳波センサモジュール、疲労センサモジュール、音声センサモジュール、脈拍センサモジュール、血圧センサモジュール、心拍センサモジュール、体温センサモジュール、心電センサモジュールは、それぞれ、血中酸素飽和度監視測定データ、ガルバニック皮膚反応信号監視測定データ、筋電信号監視測定データ、脳波信号監視測定データ、疲労監視測定データ、音声監視測定データ、脈拍監視測定データ、血圧監視測定データ、心拍監視測定データ、体温監視測定データ、心電監視測定データ、精神状態データ(脈拍データ等を分析して取得)、心理的ストレス指数データ(脳波信号や音声信号等を分析して取得)を検出する。検出システムが更にその他のセンサモジュールを含む場合には、その他の身体的データを監視測定することも可能である。
【0018】
上記の方案において、検出システム2は医療機器1に埋め込まれ、検出システム内のセンサモジュールによって医師の健康指標を収集する。
【0019】
上記の方案において、制御システム3は、MCUモジュール4、主制御モジュール5及びディスプレイモジュール6を含む。前記MCUモジュール4は、検出システムが監視測定したデータをリアルタイムで読み取って、監視測定したデータを主制御モジュール5に送信する。前記主制御モジュール5は、監視測定データを受信すると、ディスプレイモジュール6によってデータを表示デバイス11に表示する。
【0020】
上記の方案において、制御システム3は通信モジュール7を更に含む。前記MCUモジュール4は、データを読み取ると、通信モジュール7を通じてクラウドサーバ12にデータを送信して記憶させる。また、ネットワーク通信機器を通じてクラウドサーバにログインし、医師の健康指標をチェックする。なお、通信モジュール7は4G/5Gモジュールとすればよい。
【0021】
上記の方案において、制御システム3はプリンタ駆動モジュール8を更に含む。前記主制御モジュール5は、検出データを受信すると、プリンタ駆動モジュール8によってデータをプリントデバイス13に送信してプリントする。
【0022】
上記の方案において、制御システム3は警告モジュール9を更に含む。前記主制御モジュール5は、検出データを受信すると警告データとの比較を行い、警告データの範囲を超えている場合には警告モジュール9によって警告を発する。
【0023】
上記の方案において、制御システム3は記憶モジュール10を更に含む。前記記憶モジュール10は、主制御モジュール5が受信した検出データを記憶するために用いられる。
【0024】
本発明では、医師の健康指標を検出可能な検出システムを設置して医療機器に接続することで、診断及び治療中の医師の脈拍、血圧、体温、心拍、心電及びその他の健康指標をリアルタイムで監視測定可能としており、且つ、医師の身体的健康状況を予測することも可能である。そして、いずれかの健康指標が警告値を上回った場合には、警報器によって自動的に警告を発することで、より良好に医師の健康を守る。
【0025】
本明細書内で詳細に記載していない内容は、当業者にとって公知の従来技術に属する。
【符号の説明】
【0026】
1 医療機器
2 検出システム
3 制御システム
4 MCUモジュール
5 主制御モジュール
6 ディスプレイモジュール
7 通信モジュール
8 プリンタ駆動モジュール
9 警告モジュール
10 記憶モジュール
11 表示デバイス
12 クラウドサーバ
13 プリントデバイス
14 人工知能システム
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
医療機器をベースとする医師の健康監視測定システムであって、医療機器(1)を含み、
更に、検出システム(2)、制御システム(3)及び人工知能システム(4)を含み、前記検出システム(2)は、医師の健康指標を検出し、検出したデータを制御システム(3)に送信するために用いられ、前記制御システム(3)と人工知能システム(14)は医療機器(1)の内部に集積されており、前記制御システム(3)は、受信したデータを表示デバイス(11)に送信して表示させるとともに、データをサーバ(12)に送信して記憶させるために用いられ、前記人工知能システム(14)は、クラウドサーバ(12)内のデータに基づいて分析、研究することで健康指標の診断精度を取得するために用いられることを特徴とする医師の健康監視測定システム。
【請求項2】
前記検出システム(2)は、血中酸素センサモジュール、筋電センサモジュール、脳波センサモジュール、疲労センサモジュール、音声センサモジュール、脈拍センサモジュール、血圧センサモジュール、心拍センサモジュール、体温センサモジュール、心電センサモジュールを含むがこれらに限らず、血中酸素センサモジュール、筋電センサモジュール、脳波センサモジュール、疲労センサモジュール、音声センサモジュール、脈拍センサモジュール、血圧センサモジュール、心拍センサモジュール、体温センサモジュール、心電センサモジュールは、それぞれ、医師の血中酸素飽和度監視測定データ、筋電信号監視測定データ、脳波信号監視測定データ、疲労監視測定データ、音声監視測定データ、脈拍監視測定データ、血圧監視測定データ、心拍監視測定データ、体温監視測定データ、心電監視測定データを検出することを特徴とする請求項1に記載の医師の健康監視測定システム。
【請求項3】
前記検出システム(2)は医療機器(1)に埋め込まれ、検出システム内のセンサモジュールによって医師の健康指標を収集することを特徴とする請求項1に記載の医師の健康監視測定システム。
【請求項4】
前記制御システム(3)は、MCUモジュール(4)、主制御モジュール(5)及びディスプレイモジュール(6)を含み、前記MCUモジュール(4)は、検出システムが監視測定したデータをリアルタイムで読み取って、監視測定したデータを主制御モジュール(5)に送信し、前記主制御モジュール(5)は、監視測定データを受信すると、ディスプレイモジュール(6)によってデータを表示デバイス(11)に表示することを特徴とする請求項1に記載の医師の健康監視測定システム。
【請求項5】
前記制御システム(3)は通信モジュール(7)を更に含み、前記MCUモジュール(4)は、データを読み取ると、通信モジュール(7)を通じてクラウドサーバにデータを送信して記憶させ、クラウドサーバにログインすることで医師の健康指標をチェックすることを特徴とする請求項4に記載の医師の健康監視測定システム。
【請求項6】
前記制御システム(3)はプリンタ駆動モジュール(8)を更に含み、前記主制御モジュール(5)は、検出データを受信すると、プリンタ駆動モジュール(8)によってデータをプリントデバイス(13)に送信してプリントすることを特徴とする請求項4に記載の医師の健康監視測定システム。
【請求項7】
前記制御システム(3)は警告モジュール(9)を更に含み、前記主制御モジュール(5)は、検出データを受信すると警告データとの比較を行い、警告データの範囲を超えている場合には警告モジュール(9)によって警告を発することを特徴とする請求項4に記載の医師の健康監視測定システム。
【請求項8】
前記制御システム(3)は記憶モジュール(10)を更に含み、前記記憶モジュール(10)は、主制御モジュール(5)が受信した検出データを記憶するために用いられることを特徴とする請求項4に記載の医師の健康監視測定システム。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正の内容】
図1
図2
図3
図4
図5
【国際調査報告】