特表2021-533586IP Force 特許公報全文掲載

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2021-533586(P2021-533586A)
(43)【公表日】2021年12月2日
(54)【発明の名称】無線ローカルエリアネットワークにおける同期送信機会を実現する方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04L 27/26 20060101AFI20211105BHJP
   H04L 7/10 20060101ALI20211105BHJP
   H04W 74/04 20090101ALI20211105BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20211105BHJP
   H04W 28/06 20090101ALI20211105BHJP
   H04W 84/12 20090101ALI20211105BHJP
【FI】
   H04L27/26 114
   H04L7/10
   H04W74/04
   H04W72/04 136
   H04W28/06 110
   H04W84/12
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】36
(21)【出願番号】特願2020-551528(P2020-551528)
(86)(22)【出願日】2018年6月4日
(85)【翻訳文提出日】2020年9月24日
(86)【国際出願番号】US2018035868
(87)【国際公開番号】WO2019236052
(87)【国際公開日】20191212
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】593096712
【氏名又は名称】インテル コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(74)【代理人】
【識別番号】100135105
【弁理士】
【氏名又は名称】渡邊 直満
(72)【発明者】
【氏名】ラシド,モハンマド マムヌール
(72)【発明者】
【氏名】ペレス‐ラミレス,ハビエル
(72)【発明者】
【氏名】カヴァルカンティ,デイヴ
(72)【発明者】
【氏名】ミン,アレクサンダー
(72)【発明者】
【氏名】アジジ,シャフルナーズ
(72)【発明者】
【氏名】ダス,ディバカール
(72)【発明者】
【氏名】カリュー,ローレン
(72)【発明者】
【氏名】ソマヤズル,ヴァラバジョシュラ
【テーマコード(参考)】
5K047
5K067
【Fターム(参考)】
5K047BB01
5K047HH11
5K047HH53
5K067AA11
5K067BB21
5K067DD25
(57)【要約】
無線ローカルエリアネットワーク通信における同期送信機会を実現する方法及び装置が開示される。例示的な装置は、送信機会を送信間隔に分割する送信機会特性決定器であり、送信間隔のそれぞれは、アップリンク送信又はダウンリンク送信の少なくとも1つのために確保される、送信機会特性決定器と、送信間隔の持続時間及び送信間隔の総数に関する情報を含むプリアンブルを生成するプリアンブル生成器と、送信機会を開始するためにプリアンブルをステーションに送信するインタフェースとを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線ローカルエリアネットワーク通信における同期送信機会を実現する装置であって、
送信機会を送信間隔に分割する送信機会特性決定器であり、前記送信間隔のそれぞれは、アップリンク送信又はダウンリンク送信の少なくとも1つのために確保される、送信機会特性決定器と、
前記送信間隔の持続時間及び送信間隔の総数に関する情報を含むプリアンブルを生成するプリアンブル生成器と、
前記送信機会を開始するために前記プリアンブルをステーションに送信するインタフェースと
を含む装置。
【請求項2】
前記送信機会特性決定器は、ダウンリンク媒体アクセスコントローラ・サービスデータユニットのサイズに基づいて前記送信機会を送信間隔に分割する、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記ダウンリンク媒体アクセスコントローラ・サービスデータユニットを物理層コンバージェンスプロトコルデータユニットに変換するデータ変換器を更に含む、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記送信機会の送信間隔がダウンリンク送信に対応するとき、前記プリアンブル生成器は、前記ダウンリンク送信のためのライトプリアンブルを生成し、前記ライトプリアンブルは、前記送信機会内のキャリア周波数オフセットを補正するために、サイクリックプレフィックスが先頭に付加された2つのシンボル繰り返しに対応する1つの同期フィールドを含み、
前記インタフェースは、前記ダウンリンク送信に対応するダウンリンクデータユニットを送信する前に、前記ライトプリアンブルを前記ステーションに送信する、請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の装置。
【請求項5】
前記ライトプリアンブルは、レガシーショートトレーニングフィールド又はレガシーロングトレーニングフィールドを含まない、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記プリアンブル生成器は、レガシー部分及び非レガシー部分を含むように前記プリアンブルを生成し、前記非レガシー部分は、前記レガシー部分の第2の変調とは異なる第1の変調に対応する、請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の装置。
【請求項7】
前記送信機会の送信間隔がアップリンク送信に対応するとき、前記ステーションからの受信したアップリンクデータユニットを記憶する物理層バッファを更に含む、請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の装置。
【請求項8】
前記物理層バッファが前記アップリンク送信に対応する全てのアップリンクデータユニットを含まないとき、前記インタフェースは、否定応答を送信する、請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記否定応答は、前記物理層バッファのビットマップを含む制御情報フレームである、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記プリアンブル生成器は、同期フィールドと、アップリンクリソース割り当て情報に対応するフィールドとを含むトリガデータユニットを生成し、前記トリガデータユニットはMACフレームを含まない、請求項1乃至9のうちいずれか1項に記載の装置。
【請求項11】
前記インタフェースは、前記アップリンク送信を開始するために、前記トリガデータユニットを前記ステーションに送信する、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記送信機会特性決定器は、
チャネル状態に基づいて送信機会長を決定し、
低密度パリティ符号又はバイナリ畳み込み符号のうち少なくとも1つであるコードワードのサイズを選択し、
整数個のコードワードに基づいて符号化された媒体アクセスコントローラ・プロトコルデータユニット(MPDU)のサイズを選択し、
前記符号化されたMPDUのサイズに一致するように前記送信間隔のサイズを調整し、
前記送信機会において前記送信間隔の順序を決定し、
前記MPDUのサイズを符号化されていないMPDUのサイズと一致させるために、ダウンリンクパケットに対応する媒体アクセスコントローラ・サービスデータユニット(MSDU)をMPDUにフラグメント化し、
前記MPDUをスクランブルし、
前記スクランブルされたMPDUに巡回冗長検査を追加することにより、PSDUを生成すること
により、送信機会特性を決定する、請求項1乃至11のうちいずれか1項に記載の装置。
【請求項13】
前記送信機会の送信間隔がアップリンク送信に対応するとき、
前記プリアンブル生成器は、肯定応答のためのライトプリアンブルを生成し、前記ライトプリアンブルは、前記送信機会内のキャリア周波数オフセットを補正するために、サイクリックプレフィックスが先頭に付加された2つのシンボル繰り返しに対応する1つの同期フィールドを含み、
前記インタフェースは、前記アップリンク送信を受信したことに応じて前記肯定応答を送信する、請求項1乃至12のうちいずれか1項に記載の装置。
【請求項14】
無線ローカルエリアネットワーク通信における同期送信機会を実現する方法であって、
送信機会を送信間隔に分割するステップであり、前記送信間隔のそれぞれは、アップリンク送信又はダウンリンク送信の少なくとも1つのために確保される、ステップと、
前記送信間隔の持続時間及び送信間隔の総数に関する情報を含むプリアンブルを生成するステップと、
前記送信機会を開始するために前記プリアンブルをステーションに送信するステップと
を含む方法。
【請求項15】
ダウンリンク媒体アクセスコントローラ・サービスデータユニットのサイズに基づいて前記送信機会を送信間隔に分割するステップを更に含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記ダウンリンク媒体アクセスコントローラ・サービスデータユニットを物理層コンバージェンスプロトコルデータユニットに変換するステップを更に含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記送信機会の送信間隔がダウンリンク送信に対応するとき、前記ダウンリンク送信のためのライトプリアンブルを生成し、前記ライトプリアンブルは、前記送信機会内のキャリア周波数オフセットを補正するために、サイクリックプレフィックスが先頭に付加された2つのシンボル繰り返しに対応する1つの同期フィールドを含み、
前記ダウンリンク送信に対応するダウンリンクデータユニットを送信する前に、前記ライトプリアンブルを前記ステーションに送信する、請求項14乃至16のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項18】
前記ライトプリアンブルは、レガシーショートトレーニングフィールド又はレガシーロングトレーニングフィールドを含まない、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
レガシー部分及び非レガシー部分を含むように前記プリアンブルを生成するステップであり、前記非レガシー部分は、前記レガシー部分の第2の変調とは異なる第1の変調に対応する、請求項14乃至18のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項20】
前記送信機会の送信間隔がアップリンク送信に対応するとき、前記ステーションからの受信したアップリンクデータユニットを物理層バッファに記憶するステップを更に含む、請求項14乃至19のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項21】
前記物理層バッファが前記アップリンク送信に対応する全てのアップリンクデータユニットを含まないとき、否定応答を送信するステップを更に含む、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記否定応答は、前記物理層バッファのビットマップを含む制御情報フレームである、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
同期フィールドと、アップリンクリソース割り当て情報に対応するフィールドとを含むトリガデータユニットを生成するステップであり、前記トリガデータユニットはMACフレームを含まない、ステップを更に含む、請求項14乃至22のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項24】
チャネル状態に基づいて送信機会長を決定し、
低密度パリティ符号又はバイナリ畳み込み符号のうち少なくとも1つであるコードワードのサイズを選択し、
整数個のコードワードに基づいて符号化された媒体アクセスコントローラ・プロトコルデータユニット(MPDU)のサイズを選択し、
前記符号化されたMPDUのサイズに一致するように前記送信間隔のサイズを調整し、
前記送信機会において前記送信間隔の順序を決定し、
前記MPDUのサイズを符号化されていないMPDUのサイズと一致させるために、ダウンリンクパケットに対応する媒体アクセスコントローラ・サービスデータユニット(MSDU)をMPDUにフラグメント化し、
前記MPDUをスクランブルし、
前記スクランブルされたMPDUに巡回冗長検査を追加することにより、PSDUを生成すること
により、送信機会特性を決定するステップを更に含む、請求項14乃至23のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項25】
実行されたとき、機械に対して、
送信機会を送信間隔に分割するステップであり、前記送信間隔のそれぞれは、アップリンク送信又はダウンリンク送信の少なくとも1つのために確保される、ステップと、
前記送信間隔の持続時間及び送信間隔の総数に関する情報を含むプリアンブルを生成するステップと、
前記送信機会を開始するために前記プリアンブルをステーションに送信するステップと
を少なくとも実行させるプログラム。
【請求項26】
請求項25に記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この開示は、一般的に、無線ワイヤレスフィデリティ接続(wireless fidelity connectivity, Wi-Fi)に関し、より詳細には、無線ローカルエリアネットワークにおける同期送信機会を実現する方法及び装置
【背景技術】
【0002】
多くの位置が、Wi-Fi可能デバイスをインターネットのようなネットワークに接続するためにWi-Fiを提供する。Wi-Fi可能デバイスは、パーソナルコンピュータ、ビデオゲームコンソール、携帯電話及びデバイス、デジタルカメラ、タブレット、スマートテレビ、デジタルオーディオプレーヤ等を含む。Wi-Fiは、Wi-Fi可能デバイスが無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network, WLAN)を介してインターネットに無線でアクセスすることを可能にする。デバイスへのWi-Fi接続を提供するために、Wi-Fiアクセスポイントは、アクセスポイント(例えば、ホットスポット)の信号範囲内で、無線周波数Wi-Fi信号をWi-Fi可能デバイスと交換する。Wi-Fiは、媒体アクセス制御(media access control, MAC)及び物理層(physical layer, PHY)仕様(例えば、Institute of Electrical and Electronics Engineers (IEEE) 802.11プロトコル等)のセットを使用して実装される。
【図面の簡単な説明】
【0003】
【図1】無線ローカルエリアネットワークにおける同期送信機会を実現するために、無線ローカルエリアネットワークWi-Fiプロトコルを使用する通信システムの図である。
【図2】図1の例示的なPHYレベル通信決定器のブロック図である。
【図3】図1及び/又は図2の例示的なPHYレベル通信決定器により生成され得るフレーム/フィールドを含む例示的な同期送信機会である。
【図4】図1の例示的なアクセスポイントの例示的なPHYレベル通信決定器を実装するために実行され得る例示的な機械読み取り可能命令を表すフローチャートである。
【図5】図1の例示的なアクセスポイントの例示的なPHYレベル通信決定器を実装するために実行され得る例示的な機械読み取り可能命令を表すフローチャートである。
【図6】図1の例示的なアクセスポイントの例示的なPHYレベル通信決定器を実装するために実行され得る例示的な機械読み取り可能命令を表すフローチャートである。
【図7】図1の例示的なアクセスポイントの例示的なPHYレベル通信決定器を実装するために実行され得る例示的な機械読み取り可能命令を表すフローチャートである。
【図8】図1の例示的な非レガシーステーションの例示的なPHYレベル通信決定器を実装するために実行され得る例示的な機械読み取り可能命令を表すフローチャートである。
【図9】図1の例示的な非レガシーステーションの例示的なPHYレベル通信決定器を実装するために実行され得る例示的な機械読み取り可能命令を表すフローチャートである。
【図10】図1の例示的な非レガシーステーションの例示的なPHYレベル通信決定器を実装するために実行され得る例示的な機械読み取り可能命令を表すフローチャートである。
【図11】いくつかの例による無線アーキテクチャのブロック図である。
【図12】いくつかの例に従って図11の無線アーキテクチャで使用するための例示的なフロントエンドモジュール回路を示す。
【図13】いくつかの例に従って図11の無線アーキテクチャで使用するための例示的な無線IC回路を示す。
【図14】いくつかの例に従って図11の無線アーキテクチャで使用するための例示的なベースバンド処理回路を示す。
【図15】例示的なPHYレベル通信決定器を実装するために、図4〜図10の例示的な機械読み取り可能命令を実行するように構成されたプロセッサプラットフォームのブロック図である。 図面は縮尺通りではない。可能な限り、同一の参照番号は、同一又は類似の部分を参照するために、図面及び添付の記載の説明を通じて使用される。
【発明を実施するための形態】
【0004】
様々な位置(例えば、家庭、オフィス、コーヒーショップ、レストラン、公園、空港等)は、最小限の手間でWi-Fi可能デバイス(例えば、ステーション(station, STA))をインターネット又は他のネットワークに接続するために、Wi-FiをWi-Fi可能デバイスに提供することがある。当該位置は、Wi-Fi信号の範囲(例えば、ホットスポット)内でWi-Fi信号をWi-Fi可能デバイスに出力するために、1つ以上のWi-Fiアクセスポイント(access point, AP)を提供することがある。Wi-Fi APは、Wi-Fiプロトコル(例えば、IEEE802.11等)を使用して、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network, WLAN)を通じてWi-Fi可能デバイスをインターネットに無線で接続するように構成される。Wi-Fiプロトコルは、インターネットとの間のアップリンク(uplink, UL)送信及びダウンリンク(downlink, DL)送信を行うことによりインターネットへのアクセスを提供するために、どのようにAPがデバイスと通信するかについてのプロトコルである。
【0005】
自律システム、スマートファクトリー、専門的オーディオ/ビデオ及びモバイル/無線VRは、高い信頼性で低い決定論的な待ち時間を必要とする、時間に敏感なアプリケーションである。例えば、専門的オーディオ/ビデオ、産業用制御/自動化、自律システム、無線VRは、一貫した予測可能な方式で提供されるわずかミリ秒から数ミリ秒のオーダーでの極めて低い待ち時間を必要とする。従来のWi-Fiシステムは、スループット及び効率を改善することに焦点が置かれている。しかし、このような従来のシステムは、いくつかの時間に敏感なアプリケーションで十分に動作するのに十分に高い信頼性で十分に低い待ち時間を提供しない。例えば、いくつかの時間に敏感なアプリケーションでは、各パケットは、ターゲット配信期限(待ち時間の限度)を有する可能性があり、スループット効率を増加させるために従来使用されている集約技術を利用できない可能性がある。
【0006】
ここに開示の例は、APによりスケジュールされた同期無競合(synchronous contention-free)(アップリンク又はダウンリンク)送信のシーケンスに対応するAP開始の送信機会を含む。ここに開示の例は、レガシーSTA(例えば、従来のS-TXOP不可能STA)との共存を可能にし、S-TXOP構成情報を非レガシーSTA(例えば、S-TXOP可能STA)に提供する同期送信機会(synchronous transmission opportunity, S-TXOP)プリアンブルを生成することを含む。このように、データ送信(例えば、UL又はDL)は既知の時間境界において発生し、レガシー同期(例えば、レガシーショートトレーニングフィールド(legacy short training field, L-STF)又はレガシーロングトレーニングフィールド(long training field, L-LTF)フレーム)を搬送しない。したがって、非レガシーSTAは、APに同期させるためにS-TXOPプリアンブルを使用し、残留キャリア周波数オフセット(carrier frequency offset, CFO)及び/又はシンボルタイミングオフセットを補正するために、小さい同期フィールド(例えば、ライトプリアンブル)のみがDL/UL物理層コンバージェンスプロトコルデータユニットに追加されてもよい。S-TXOPの定義は、APがSTAの決定論的な/低い待ち時間要件を満たすために必要な複数のUL/DL間隔構成を定義することを可能にする。タイミング及び周波数同期のためにS-TXOPプリアンブルを使用することにより、スケジュールされたDL/UL動作における不要なオーバーヘッド(例えば、レガシープリアンブル)が回避でき、したがって、低い待ち時間のアプリケーションを可能にしつつ、全体システムのスループット/容量を増加させる。
【0007】
ここに開示の例は、従来のWi-Fiシステムと比較して、スループット効率及び極めて低い決定論的な待ち時間に関してより良好な性能を提供する。例えば、ここに開示の例を使用して、個々の物理層コンバージェンスプロトコル(physical layer convergence protocol, PLCP))プロトコルデータユニット(PLCP protocol data unit, PPDU)のプリアンブル(例えば、ライトプリアンブル)は、9個のステーションを含むシングルインプット・シングルアウトプット(Single Input Single Output, SISO)を考慮して、各DL PPDUについては41.6マイクロ秒(us)だけ、また、各UL PPDUについては112usだけ低減される。ここに開示の例は、時間に敏感なアプリケーションのための待ち時間の限度を満たしつつ、所与の無線リソースについて多数のSTAをサポートする。ここに開示の例は、低減されたPHYオーバーヘッド及び同期無競合送信を通じて、より高いスループット効率を提供する。S-TXOPフォーマットはまた、より高い信頼性を可能にし、以下に更に説明するように、ハイブリッド自動再送要求(Hybrid automatic repeat request, HARQ)技術の実装を実現する。
【0008】
ここに開示のいくつかの例では、S-TXOPは、TXOP内のDLとULとの間の切り替えを可能にし、それにより、AP(スケジューラ)が時間に敏感な/低い待ち時間のアプリケーションに対処するための柔軟性を提供する。しかし、DL/ULからの交替は、受信機(receiver, RX)から送信機(transmitter, TX)の無線モードへ且つその逆の絶え間ない切り替えを必要とし、これは、(例えば、S-TXOPプリアンブル処理中のCFO補正及びシンボルタイミング推定の後に)残留キャリア周波数及びシンボルタイミングオフセットの存在を生じる可能性がある。したがって、DL/UL間隔からタイミング/周波数同期を完全に除去することは、毎回のRX/TX送信の後に小さいキャリア周波数オフセットを生じる可能性がある。したがって、ここに開示の例は、小さいCFO補正を可能にするために、各スケジュールされたDL/UL間隔における最小の同期フィールドを含む。従来のL-STF又はL-LTFフィールドは、高いCFOを補正するように設計されているので、ここに開示の例は、このような従来のフィールドを除去し、これらを(L-STF及びL-LTFにおけるような2つのシンボルの代わりに)サイクリックプレフィックス(0.8us)が最初に付加された2つのシンボル繰り返し(3.2us)を有するOFDMシンボル同期フィールドに置き換えてもよい。このように、ここに開示の例は、送信機会内のPPDUのプリアンブルの(例えば、UL及び/又はDL送信についての)オーバーヘッドを低減する。
【0009】
さらに、従来のWi-Fiシステムは、HARQメカニズムをサポートしない。その理由は、(A)このようなシステムが、送信及び再送の集中スケジューリングについてのサポートを欠いている、(B)ロングTXOPがいくつかのトラフィッククラスでサポートされ得るが(TXOP制限=0のとき)、このような場合にせいぜい1つのフレームだけが送信でき、したがって、再送遅延に対して限度が存在しない、(C)このようなシステムは、(例えば、PHY層のACKとは対照的に)成功した送信を示すものとしてMAC層肯定応答(acknowledgement, ACK)のみに依存する、ためである。MAC層ACKは信頼性を改善できるが、オーバーヘッド及び待ち時間も追加し、これは、時間に敏感なアプリケーションにとって問題である。
【0010】
ここに開示の例は、同期TXOP(Synchronous TXOP, S-TXOP)内でレガシーWi-FiシステムにおけるHARQをサポートし、アクセスがAPにより制御され、時間が複数のDL/UL間隔で分割される。ここに開示の例は、PHY層におけるパケット障害を復号及び検出することにより、Wi-FiシステムにおけるHARQをサポートする。HARQ及びS-TXOPの動作についてのサポートを追加することにより、Wi-Fi AP及びクライアントは、改善したリンク信頼性、待ち時間及びスループットの増加(特に大きいデータパケットを送信するとき)から利益を受けることができ、それにより、エンドユーザの体感品質を改善する。さらに、アップリンク通信のための提案されるHARQ方法は、ステーションと比較して比較的大きい計算及びメモリリソースを利用することにより、802.11ax可能APにより容易に実装できる。
【0011】
図1は、同期送信機会を実現するために無線ローカルエリアネットワークWi-Fiプロトコルを使用する通信システムを示す。図1の例は、例示的なAP100と、例示的なアプリケーションプロセッサ102a、102bと、例示的なPHYレベル通信決定器104a、104bと、例示的な無線アーキテクチャ106a、106bと、例示的なレガシーSTA108と、例示的な非レガシーSTA110と、例示的なネットワーク112とを含む。図1の図示の例は、2つのSTA108、110を含むが、例示的なAP100は、如何なる数及び/又はタイプのSTAと通信してもよい。
【0012】
図1の例示的なAP100は、例示的なSTA108、110が例示的なネットワーク112に無線でアクセスすることを可能にするデバイスである。例示的なAP100は、ルータ、モデムルータ、及び/又はネットワーク112への無線接続を提供するいずれかの他のデバイスでもよい。ルータは、STAへの無線通信リンクを提供する。ルータは、モデムを介したワイヤ接続を通じてネットワーク112にアクセスする。モデムルータは、モデム及びルータの機能を組み合わせる。いくつかの例では、AP100は、例示的なレガシーSTA108及び/又は例示的な非レガシーSTA110における通信を行うSTAである。例示的なAP100は、例示的な非レガシーSTA110との同期送信機会を実現するための例示的なPHYレベル通信決定器104bを含む。
【0013】
図1の例示的なアプリケーションプロセッサ102a、102bは、デバイスに送信されるべきデータを生成し、及び/又は、1つ以上のデータパケットから抽出されたデータに基づいて動作を実行する。例えば、アプリケーションプロセッサ102a、102bは、AP100及び/又は非レガシーSTA110のMAC層におけるMACコントローラでもよい。アプリケーションプロセッサ102a、102bは、例示的なPHYレベル通信決定器104a、104bに対して、送信されるべき所望のデータに基づいてデータパケット(例えばPPDU)を生成するように命令する。さらに、アプリケーションプロセッサ102aは、送信デバイス(例えば、例示的なレガシーSTA108及び/又は例示的な非レガシーSTA110)から受信したデータを受信する。例えば、アプリケーションプロセッサ102aは、MAC層おいてタイマを設定して接続デバイスと自身を同期させるための同期データを受信してもよい。
【0014】
図1の例示的なAP100の例示的なPHYレベル通信決定器104aは、図1の例示的なアプリケーションプロセッサ102a、102bがデータユニット(例えば、PPDU)を送信するため或いはデータユニットを受信するための命令をPHYレベル通信決定器104aに送信するとき、S-TXOPプリアンブル及びデータユニットを生成する。のように、レガシーデータパケット通信は、データ送信の開始に対応する大きいプリアンブルを含み、また、各DL/ULデータ送信間隔についての大きいプリアンブルを含み、それにより、低い待ち時間を必要とするアプリケーションにとって待ち時間の問題を引き起こす。したがって、例示的なAP100の例示的なPHYレベル通信決定器104aは、かなりのPHYオーバーヘッドの低減でS-TXOPプリアンブル及びライトデータパケットプリアンブルを生成し、それにより、レガシー送信よりも良好なスループット効率、より低い待ち時間及びより決定論的な待ち時間に対応するデータ送信を提供する。例示的なAP100の例示的なPHYレベル通信決定器140は、低いオーバーヘッドでの同期無競合送信に対応するためのS-TXOPプリアンブルを生成する。例示的なS-TXOPプリアンブルは、送信機会内のDL/UL送信についてDL/UL間隔の数及び持続時間に対応するフィールドを含み、それにより、送信機会を通じてデバイス(例えば、例示的なAP100及び例示的な非レガシーSTA110)の間のDL/UL送信を同期させる。例示的なS-TXOPプリアンブルは、レガシー部分及び非レガシー部分を含んでもよい。このように、例示的なレガシーSTA108がS-TXOPプリアンブルのレガシー部分を受信したとき、レガシーSTA108は、媒体内での競合を抑制し、それにより、非レガシーSTA110への送信機会のための無競合送信を提供する。例示的なAP100の例示的なPHYレベル通信決定器140により生成されたS-TXOPプリアンブル及びライトプリアンブルの例については、図3に関して以下に更に説明する。データパケットが生成されると、PHYレベル通信決定器104aは、無線で送信されるべきデータパケットを例示的な無線アーキテクチャ106aに送信する。例示的な無線アーキテクチャ106aについては、図11に関して以下に更に説明する。さらに、例示的なAP100の例示的なPHYレベル通信決定器104aは、例示的な非レガシーSTA110からのULデータパケットについてのライトプリアンブルを受信して処理する。以下に更に説明するように、ライトプリアンブルは、図11の無線アーキテクチャのRX/TXフロントエンドの絶え間ない切り替えにより引き起こされる小さいCFO(3PPM又は約15KHz)を低減及び/又は補正する。いくつかの例では、例示的なAP100のPHYレベル通信決定器104aは、ULデータパケットの肯定応答又は否定応答受信に対する自動再送要求(automatic repeat request, ARQ)又はHARQを実行する。
【0015】
図1の例示的な非レガシーSTA110の例示的なPHYレベル通信決定器104bは、S-TXOPプリアンブルを受信し、受信したS-TXOPプリアンブルに基づいて例示的なAP100との通信を実現する。例えば、例示的な非レガシーSTA110のPHYレベル通信決定器104bは、送信機会の開始時にS-TXOPプリアンブルを受信し、UL/DL送信についての間隔の数及び持続時間を決定するためにS-TXOPプリアンブルを処理する。さらに、例示的な非レガシーSTA110の例示的なPHYレベル通信決定器104bは、例示的なAP100に送信されるULデータパケットのためのライトプリアンブルを生成する。いくつかの例では、例示的な非レガシーSTA110の例示的なPHYレベル通信決定器104bは、DLデータパケットの肯定応答又は否定応答受信に対するARQ又はHARQを実行する。例示的な非レガシーSTA110の例示的なPHYレベル通信決定器104bは、図11の例示的な無線アーキテクチャ106bを使用して、データ(例えば、S-TXOPプリアンブルを含む)を受信及び/又は送信する。さらに、例示的な非レガシーSTA110の例示的なPHYレベル通信決定器104bは、UL PPDUに変換するためのデータ(例えば、MSDU)を受信し、受信及び順序付けされたDLパケットを転送し、及び/又は、例示的なアプリケーションプロセッサ102bのタイマを同期させるための同期情報を送信するように、例示的なアプリケーションプロセッサ102b(例えば、MAC層)と通信する。
【0016】
図1の例示的なSTA108、110は、Wi-Fi可能計算デバイスである。例示的なSTA108、110は、例えば、計算デバイス、携帯デバイス、モバイルデバイス、携帯電話、スマートフォン、タブレット、ゲームシステム、デジタルカメラ、デジタルビデオレコーダ、テレビ、セットトップボックス、電子書籍リーダ、自動システム、VR可能デバイス及び/又は他のWi-Fi可能デバイスでもよい。図3に関して以下に更に説明するように、S-TXOPプリアンブルは、例示的なレガシーSTA108が例示的なAP100からS-TXOPプリアンブルを受信することを可能にするレガシー部分を含み、S-TXOPに基づいて通信することができなくても、例示的なレガシーSTA108は、例示的な非レガシーSTA110とのS-TXOPの間の通信を回避するために、そのネットワーク割り当てベクトル(network allocation vector NAV)を設定する。例示的な非レガシーSTA110は、例示的なAP100により送信されたデータパケットを処理するために、S-TXOPプリアンブルを処理し、及び/又は、例示的なAP100に送信されるデータパケットを生成するための例示的なPHYレベル通信決定器104bを含む。
【0017】
図1の例示的なネットワーク112は、データを交換する相互接続されたシステムのシステムである。例示的なネットワーク112は、インターネット、電話ネットワーク、ローカルエリアネットワーク(local area network, LAN)、ケーブルネットワーク及び/又は無線ネットワークのような、これらに限定されないいずれかの種類のパブリック又はプライベートネットワークを使用して実装されてもよい。ネットワーク112を介した通信を可能にするために、例示的なWi-Fi AP100は、イーサネット、デジタル加入者線(digital subscriber line, DSL)、電話線、同軸ケーブル又はいずれかの無線接続等への接続を可能にする通信インタフェースを含む。
【0018】
図2は、送信機会の同期を実現するために、ここに開示される図1のPHYレベル通信決定器104a、104bの例示的な実装のブロック図である。例示的なPHYレベル通信決定器104a、104bは、例示的なコンポーネントインタフェース200と、例示的なS-TXOP特性決定器202と、例示的なデータ変換器204と、例示的なプリアンブル生成器206と、例示的な通信決定器208と、例示的なPHYバッファ210とを含む。
【0019】
図2の例示的なコンポーネントインタフェース200は、例示的なアプリケーションプロセッサ102aから信号(例えば、データユニット)を送信するため及び/又は信号(例えば、データユニットを生成するための命令)を受信するために、送信デバイス(例えば、図1の例示的なAP100又は例示的な非レガシー110)のコンポーネントとインタフェース接続する。いくつかの例では、例示的なPHYレベル通信決定器104aが例示的なAP100において実装されるとき、コンポーネントインタフェース200は、図1及び/又は図12の例示的な無線アーキテクチャ106aに対して、S-TXOPプリアンブルを送信するように及び/又はDLデータを送信するように命令してもよい。このような例では、コンポーネントインタフェース200は、例示的なアプリケーションプロセッサ102a(例えば、MAC層)から、送信機会中にS-TXOPプリアンブル及び/又はDL PPDUを生成するための命令を更に受信してもよい。いくつかの例では、例示的なPHYレベル通信決定器104bが例示的な非レガシーSTA110において実装されるとき、例示的なコンポーネントインタフェース200は、例示的な無線アーキテクチャ106aからS-TXOPプリアンブル及び/又はDLデータを受信してもよい。このような例では、コンポーネントインタフェース200は、受信したDLデータを例示的なアプリケーションプロセッサ102bに更に送信してもよく、同期情報を例示的なアプリケーションプロセッサ102bに送信してもよく、及び/又は、例示的な無線アーキテクチャ106bに送信されるべきUL PPDUを生成するために例示的なアプリケーションプロセッサ102bからULデータを受信してもよい。
【0020】
図2の例示的なS-TXOP特性決定器202は、例示的なAP100及び例示的な非レガシーSTA110が送信機会を通じて同期するように、送信機会についてのS-TXOP特性を決定する。S-TXOP特性決定器202は、送信機会内に送信されるべきULデータ及び/又はDLデータに基づいて送信を間隔に分割することにより、S-TXOP特性を決定する。例えば、PHYレベル通信決定器104a、104bが送信機会を確保したとき、例示的なS-TXOP特性決定器202は、UL/DL送信に専用の送信境界(例えば、間隔)の数及び持続時間と、全体の送信機会の長さとを決定する。このように、例示的なS-TXOP特性決定器202は、S-TXOPをUL送信及び/又はDL送信に対応する間隔に分割できる。いくつかの例では、S-TXOP特性決定器202は、送信持続時間内に(例えば、DL及び/又はULとして)送信されるべきデータの総量に基づいてS-TXOP機会を決定する。例えば、S-TXOP特性決定器202は、チャネル条件(例えば、コヒーレンス長)に基づいて、送信持続時間をできるだけ長くするように選択してもよい。さらに、例示的なS-TXOP特性決定器202は、コードワード(codeword, CW)(例えば、低密度パリティ検査(low-density parity-check, LDPC)又はバイナリ畳み込み符号化(binary convolution coding, BCC)コードワード)長を選択してもよい。例示的なS-TXOP特性決定器202は、ユーザ及び/又は製造者のプリファレンスに基づいてコードワード長を選択してもよい。例示的なS-TXOP特性決定器202は、符号化されたMACプロトコルデータユニット(MAC protocol data unit, MPDU)のサイズが整数個のLDPC CWになるように選択する。例示的なS-TXOP特性決定器202は、ユーザ及び/又は製造者のプリファレンスに基づいて符号化されたMPDUのサイズを選択してもよい。符号化されたMPDUのサイズは、待ち時間及びオーバーヘッドに対応する(例えば、待ち時間が良好なほどオーバーヘッドが大きい)。いくつかの例では、PHYレベル通信決定器104bが例示的な非レガシーSTA110において実装されるとき、例示的なS-TXOP特性決定器202は、S-TXOPプリアンブルからS-TXOP特性を決定するために、受信したS-TXOPプリアンブルを処理する。
【0021】
図2の例示的なデータ変換器204は、UL及び/又はDLデータパケット(例えば、アプリケーションプロセッサ102a、102bからのMACサービスデータユニット(MAC service data unit, MSDU))を、送信機会内で送信するためのPPDUに変換する。例えば、データ変換器204は、選択された符号化されたMPDUのサイズに一致するようにDL/UL間隔サイズを調整してもよい。サイズが決定されると、例示的なデータ変換器204は、MSDUをMPDUにフラグメント化し、MPDUのサイズを符号化されていないMPDUのサイズと一致させ(例えば、(符号化されたセグメントのサイズ)×(LDPCコードレート))、MPDUのそれぞれをスクランブルし、スクランブルされたMPDUに巡回冗長検査(cyclic redundancy check, CRC)を追加することによりPHYサービスデータユニット(PHY service data unit, PSDU)を生成する。さらに、例示的なデータ変換器204は、CWをPSDUに埋め込んでもよい。例示的なPSDUは、ライトプリアンブル(例示的なプリアンブル生成器206により生成される)と組み合わせて、PPDUに対応する。以下に更に説明するように、例示的なデータ変換器204は、HARQ動作を可能にするために、MSDUをセグメント化し、スクランブルし、符号化してもよい。
【0022】
図2の例示的なプリアンブル生成器206は、送信機会を開始するためのS-TXOPプリアンブル及び/又は送信機会内のDL/ULパケットのためのS-TXOPライトプリアンブルを生成する。S-TXOPプリアンブルは、送信機会を開始する。S-TXOPは、レガシー部分と非レガシー部分との双方を含む。レガシー部分は、レガシー動作に対応するフィールドを含む。このように、例示的なレガシーSTA108がS-TXOPプリアンブルを受信したとき、例示的なレガシーSTA108がS-TXOPプリアンブルの非レガシー部分を処理できないとしても、レガシーSTA108は、送信機会内で媒体を競合しない。いくつかの例では、プリアンブル生成器206は、例示的なレガシーSTA108が非レガシーフレームを処理できないように、非レガシーフィールドのコンステレーションを(例えば、90度だけ)変調することにより、及び/又は、レガシーフレームとは異なる方式で非レガシーフィールドをフォーマット、符号化及び/又は変調することにより、S-TXOPプリアンブルの非レガシー部分を生成する。例示的なプリアンブル生成器206は、S-TXOP特性に対応する制御情報フィールド(例えば、STXOP SIG-A1及びSTXOP SIG-A2)を有するS-TXOPプリアンブルを生成する。このように、非レガシーSTA110は、送信機会を通じて同期したままにすることができ、それにより、個々のDL/UL送信について低減されたプリアンブル(例えば、ライトプリアンブル)を可能にする。いくつかの例では、プリアンブル生成器206は、対応する間隔の前に、例示的な非レガシーSTA110に有用になり得る間隔特有の構成情報(例えば、送信機会の特定の間隔に特有の情報)に対応する任意選択の制御フィールド(例えば、STXOP-SIG-B)を更に生成してもよい。このような情報は、スケジューリング、半静的スケジューリング等を含んでもよい。さらに、例示的なプリアンブル生成器206は、ライトプリアンブルを生成する。図3に関して以下に更に説明するように、プリアンブル生成器206は、小さいCFOを補正するためのRSYNCフィールドを含むようにライトプリアンブルを生成し、それにより、DL/ULパケットのための従来のプリアンブルフィールドのL-STF、L-LTF、レガシー信号フィールド(legacy signal field, L-SIG)及び反復L-SIG(repeated L-SIG, RL-SIG)フィールドの必要性を除去する。このように、プリアンブル生成器206は、オーバーヘッドを減少させ、送信機会中の送信の待ち時間を更に減少させるために、従来のプリアンブルよりもかなり短いライトプリアンブルを生成する。さらに、例示的なプリアンブル生成器206は、UL送信のためのライトトリガフレームを生成する。以下に更に説明するように、ライトトリガPPDU(例えば、軽量トリガPPDU)は、UL送信を開始するために、例示的なSTA108に送信されてもよい。図3に関して以下に更に説明するように、例示的なプリアンブル生成器206は、ライトトリガPPDUにMACフレームを含めないことにより、従来のトリガフレームを伝送するPPDUよりもかなり短くなるようなライトトリガPPDUを生成する。むしろ、ライトPPDUは、同期フィールドが続くフィールドにアップリンクリソース割り当て情報を含む。
【0023】
図2の例示的な通信決定器208は、データパケットの受信を確認するためにARQ及び/又はHARQ動作を実現することを含む、接続デバイスとの通信を実現する。いくつかの例では、HARQが有効にされず、データ受信が終了した場合(例えば、例示的な非レガシーSTA110におけるDLパケットの受信、又は例示的なAP100におけるULパケットの受信)、例示的な通信決定器208は、全てのパケットが受信された場合にはACKを送信し、全てのデータパケットが受信されていない場合には否定ACK(NACK)を送信するか或いは何も送信しない。さらに、例示的な通信決定器208は、受信したデータを破棄し、データパケットの再送を待機する。他の例では、HARQが有効にされ、データ受信が終了した場合、例示的な通信決定器208は、パケットが受信された場合にはACKを送信し、全てのデータパケットが受信されていない場合にはNACKを送信する。さらに、例示的な通信決定器208は、受信したデータを例示的なPHYバッファ210に記憶する。このように、再送が先行の送信の欠落データを含む場合、例示的な通信決定器208は、送信の全てのデータが少なくとも1つの送信において受信されたと決定し、例示的な通信決定器208は、最近の送信が完全であるか否かにかかわらず、ACKを送信する。
【0024】
図2の例示的なPHYバッファ210は、HARQが有効にされているときに受信したデータパケットを記憶する。このように、例示的な通信決定器208は、現在のDL/UL送信が全てのDL/ULデータパケットを含む場合とは対照的に、DLパケットで受信した全てのDLパケットが例示的なPHYバッファ210に記憶されていると決定できる。例示的なPHYバッファ210がDL/UL送信についての全てのデータパケットを含むとき、PHYバッファ210は、更なる処理のためにデータパケットを例示的なアプリケーションプロセッサ(例えば、MAC層)に送信する。
【0025】
図3は、例示的なAP100と例示的な非レガシーSTA110との間のUL/DL送信のための例示的なS-TXOP300である。例示的なS-TXOP300は、例示的なS-TXOPプリアンブル302と、例示的なDL間隔304aと、例示的なUL間隔304bと、例示的なUL/DL間隔304nとを含む。例示的なS-TXOPプリアンブル302は、例示的なレガシー部分306と、例示的な非レガシー部分307とを含む。例示的な非レガシー部分307は、例示的なSTXOP-SIG-A1制御フィールド308aと、例示的なSTXOP-SIG-A2制御フィールド308bと、任意選択の例示的なSTXOP-SIG-B制御フィールド310とを含む。例示的なUL/DL間隔304nは、例示的なDL間隔304a又は例示的なUL間隔304bに対応してもよい。例示的なDL間隔304aは、例示的なDL PPDU312と、例示的なACK/ARQ/HARQフレーム314とを含み、例示的なUL間隔304bは、例示的なACK/ARQ/HARQフレーム314と、例示的な軽量(lightweight, LW)トリガフレーム316と、例示的なULライトプリアンブル(lite preamble, LP)317と、例示的なUL PPDU318とを含む。例示的なDL PPDU312及び/又は例示的なUL PPDU318は、例示的なRSYNCフィールド320と、例示的なSTXOP-SIG-Dフィールド322と、例示的なHE-LTFフレーム324と、例示的なデータ326とを含む。例示的なACK/HARQフレームは、例示的なRSYNCフィールド320と、例示的なSTXOP-SIG-Dフィールド322とを含んでもよい。例示的なLWトリガPPDU316は、例示的なRSYNCフィールド320と、例示的なSTXOP-SIG-Dフィールド322とを含む。例示的なS-TXOP300は、UL/DL送信のための3つの間隔を含んでもよいが、S-TXOP300は、いずれかの持続時間に対応するいずれかの数の間隔を含んでもよい。さらに、いくつかのフィールド/フレームは、図4の例において再配置、除外又は追加されてもよい。
【0026】
図3の例示的なS-TXOPプリアンブル302の例示的なレガシー部分306は、例示的なレガシーSTA108により処理され得るレガシーフィールド(例えば、L-STF、L-LTF、L-SIG、RL-SIG)を含む。このように、例示的なレガシーSTA108が例示的なS-TXOPプリアンブル302のレガシー部分306を受信したとき、例示的なレガシーSTA108は、送信機会中に通信を抑制する。例示的な非レガシー部分307は、例示的な非レガシーSTA110が非レガシー部分307に記憶された情報を処理できるが、例示的なレガシーSTA108は処理できないように、符号化及び/又は変調されてもよい。このように、S-TXOP300は、双方のSTA108、110を有する(例えば、共存する)環境で実行できる。例示的なAP100の例示的なPHYレベル通信決定器104aは、例えば、90度の位相シフトで非レガシー部分307を変調及び/又は符号化してもよい。
【0027】
図3の例示的なS-TXOPプリアンブル302の例示的なSTXOP-SIG-A1フィールド308a及びSTXOP-SIG-A2フィールド308bは、送信機会内のDL/UL送信のタイミングに対応するデータを含む制御情報フィールドである。STXOP-SIG-A1フィールド308a及び/又はSTXOP-SIG-A2フィールド308bは、S-TXOPプリアンブルの後の送信機会内の間隔の数及び持続時間を含む。例えば、例示的なS-TXOP300は3つのUL/DL間隔を含むので、例示的なSTXOP-SIG-A1フィールド308a及び/又はSTXOP-SIG-A2フィールド308bは、3つの間隔及び各間隔の持続時間を識別するデータを含む。さらに、例示的なSTXOP-SIG-A1フィールド308a及びSTXOP-SIG-A2フィールド308bは、各間隔に使用されるACKシグナリングのタイプ(例えば、ACKなし、ARQ又はHARQ)に関連するデータを含んでもよい。全ての制御情報データが、例示的なSTXOP-SIG-A1フィールド308aのうち1つに埋め込まれることができる場合、STXOP-SIG-A2フィールド308bは、データのロバスト性を増加させるために、データを繰り返してもよい。代替として、全ての制御情報データが例示的なSTXOP-SIG-A1フィールド308aのうち1つに埋め込まれることができる場合、STXOP-SIG-A2フィールド308bは除去されてもよく、それにより、オーバーヘッドを減少させる。
【0028】
図3の例示的なSTXOP-SIG-Bフィールド310は、間隔特有の構成情報に対応するデータを含む任意選択の制御情報フィールドである。例えば、例示的なAP100が間隔3が発生する前に間隔3に対応する非レガシーSTA110に提供したい情報が存在する場合、例示的なAP100は、このような間隔特有の構成情報を例示的なSTXOP-SIG-Bフィールド310に符号化する。このような情報は、例えば、間隔に適用可能なリソース割り当て及び肯定応答タイプを含んでもよい。
【0029】
図3の例示的なDL間隔304aは、DL送信(例えば、AP100から非レガシーSTA110へ)のために確保されている。例示的なDL間隔304aは、例示的なDL PPDU312を含む。例示的なDL PPDUは、例示的なAP100によりCRCでスクランブルされて符号化されたMSDUの一部である。例示的なAP100は、DL間隔304aの間にDL PPDU312を送信する。DL PPDU312が送信されると、例示的な非レガシーSTA110は、各間隔に使用されるACKシグナリングに基づいてDL PPDU312が受信されたか否かに対応する例示的なACK/ARQ/HARQフレーム314で応答する。例えば、ACKシグナリングがACK/ACKなしプロトコルに対応する場合、非レガシーSTA110は、全体のDL PPDU312が受信されたときにACKをAP100に送信し、DL PPDU312の一部又は全部が受信されていないときにACKをAP100に送信しない。ACKシグナリングがARQ又はHARQに対応する場合、非レガシーSTA110は、全体のDL PPDU312が受信されたときにACKをAP100に送信し、DL PPDU312の一部又は全部が受信されていないときに及び/又は例示的なPHYバッファ210が間隔に対応する全てのデータを含まないときにNACKをAP100に送信する。例示的なACK/ARQ/HARQフレーム314の例は、以下に更に説明するように、HARQ信号である。
【0030】
図3の例示的なUL間隔304bは、UL送信(例えば、非レガシーSTA110からAP100へ)のために確保されている。例示的なUL間隔304bは、UL送信を開始するためのLWトリガPPDU316を含む。例示的なLWトリガPPDU316は、UL送信を開始するためにAP100から非レガシーSTA110に送信される制御信号である。LWトリガPPDU316は、各接続STAについての空間ストリーム及び/又は直交周波数分割多重(orthogonal frequency division multiplexing, OFDMA)割り当てに対応してもよく、例示的な非レガシーSTA110がUL送信を開始すべき正確な時点に対応する。LWトリガPPDU316は、以下に更に説明するように、例示的なRSYNCフィールド320と、例示的なSTXOP-SIG-Dフィールド322とを含む。例示的なLWトリガPPDU316は、LWトリガPPDU316がMACフレームを含まないので、従来のトリガフレーム(例えば、全MAC層フレームを含むトリガフレーム)を伝送するPPDUよりもかなり短い。むしろ、LWトリガPPDU316は、RYNCフィールド320に続く例示的なSTXOP-SIG-Dフィールド322に、アップリンクリソース割り当て情報を含む。例示的なUL間隔304bは、以下に更に説明するように、例示的なUL LP319を含む。さらに、例示的なUL間隔304bは、例示的なUL PPDU318を含む。例示的なUL PPDU318は、例示的な非レガシーSTA110によりCRCでスクランブルされて符号化されたMSDUの一部である。例示的な非レガシーSTA110は、DL間隔304aの間にUL PPDU318を送信する。UL PPDU318が送信されると、例示的なAP100は、各間隔に使用されるACKシグナリングに基づいて、UL PPDU318が受信されたか否かに対応する例示的なACK/ARQ/HARQフレーム314で応答する。
【0031】
例示的なDL PPDU312及び例示的なUL PPDU318は、例示的なライトプリアンブル319を含む。のように、例示的なS-TXOPプリアンブル302は、例示的なS-TXOP300の持続時間に、非レガシーSTA110及びAP100を同期させるので、個々の間隔のプリアンブルは、レガシーフィールド(例えば、L-STF、L-LTF、L-SIG及びRL-SIGフレーム)を除去するようにサイズ縮小できる。しかし、ULとDLとの間の交替は、図11の例示的な無線アーキテクチャ106a、106bのRX及びTXフロントエンドを切り替えることを必要とする。このような切り替えは、UL/DL送信毎に小さいCFOを引き起こす可能性がある。したがって、例示的なライトプリアンブル319は、このような小さいCFOSを補正するための例示的なRSYNCフィールド320を含む。例示的なRSYNCフィールド320は、サイクリックプレフィックス(0.8us)が先頭に付加された2つのシンボルの繰り返し(例えば、3.2マイクロ秒(us))を含むOFDMシンボル同期フィールドである。OFDMシンボルは、52ポイントの周波数係数(例えば、サブキャリア)を有する64ポイントの逆高速フーリエ変換(inverse fast Fourier transform, IFFT)により生成されてもよい。例えば、RSYNCフィールド320は、最初の26個が繰り返される52個のサブキャリア(例えば、20メガヘルツ)を含んでもよい。このように、受信デバイスは、繰り返しのパターンに基づいて小さいCFOを決定して補正できる。代替として、RSYNCフィールド320は、Zadoff-Chu又はm系列に基づく系列を含んでもよい。
【0032】
図3の例示的なライトプリアンブル319は、例示的なSTXOP-SIG-Dフィールド322を更に含む。例示的なSTXOP-SIG-Dフィールド322は、例示的なSTA110のためのリソース割り当て情報に関連するデータを含む制御情報フィールドである(例えば、データ送信タイプに依存してUL送信又はDL送信に対応する)。さらに、例示的なライトプリアンブル319は、例示的なHE-LTFフィールド324を含む。HE-LTFフィールド324は、UL/DL送信中の補間/平滑化のための複数のパラメータに対応する制御情報フィールドである。例示的なライトプリアンブル319が送信されると、例示的なデータ326が送信される。
【0033】
いくつかの例では、例示的なACK/ARQ/HARQフレーム314は、HARQシグナリングに対応する。このような例では、例示的なHARQフレーム314は、例示的なRSYNCフィールド320を含む。のように、RSYNCフィールド320は、小さいCFOを補正する。さらに、例示的なHARQフレーム314は、例示的なSTXOP-SIG-Dフィールド322を含む。例示的なSTXOP-SIG-Dフィールド322は、図2の例示的なPHYバッファ210に記憶される受信したデータパケットに対応するビットマップを含む。このように、応答デバイスが例示的なHARQフレーム314を使用してNACKを送信するとき、ビットマップは、例示的なデータ326のどの部分が受信されたか、及び/又は、(例えば、再送を開始するために)例示的なデータ326のどの部分が欠落しているかを識別する。いくつかの例では、ビットマップは、20MHz動作帯域で動作する9人の2 MHZユーザのACK/NACKを示すために、9ビットに対応してもよい。例示的なACK/ARQ/HARQフレーム314を使用すると、従来のプリアンブルは(例えば、例示的なS-TXOPプリアンブル302において関連情報が既に提供されているので)必要とされず、それにより、肯定応答を送信する必要のあるデータの量を低減する。
【0034】
図1の例示的なPHYレベル通信決定器104a、104bを実装する例示的な方法が図2に示されているが、図2に示す要素、プロセス及び/又はデバイスのうちの1つ以上は、いずれかの他の方法で組み合わされ、分割され、再配置され、省略され、除去され、及び/又は実装されてもよい。さらに、図2の例示的なコンポーネントインタフェース200、例示的なS-TXOP特性決定器202、例示的なデータ変換器204、例示的なプリアンブル生成器206、例示的な通信決定器208、例示的なPHYバッファ210、及び/又はより一般的には例示的なPHYレベル通信決定器104a、104bは、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又は、ハードウェア、ソフトウェア及び/又はファームウェアのいずれかの組み合わせにより実装されてもよい。したがって、例えば、図2の例示的なコンポーネントインタフェース200、例示的なS-TXOP特性決定器202、例示的なデータ変換器204、例示的なプリアンブル生成器206、例示的な通信決定器208、例示的なPHYバッファ210、及び/又はより一般的には例示的なPHYレベル通信決定器104a、104bのうちいずれかは、1つ以上のアナログ又はデジタル回路、論理回路、プログラム可能プロセッサ、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit, ASIC)、プログラマブルロジックデバイス(programmable logic device, PLD)及び/又はフィールドプログラマブル論理デバイス(field programmable logic device, FPLD)により実装されてもよい。純粋にソフトウェア及び/又はファームウェアの実装をカバーするために、本特許の装置又はシステムの請求項のいずれかを読むとき、図2の例示的なコンポーネントインタフェース200、例示的なS-TXOP特性決定器202、例示的なデータ変換器204、例示的なプリアンブル生成器206、例示的な通信決定器208、例示的なPHYバッファ210、及び/又はより一般的には例示的なPHYレベル通信決定器104a、104bは、ソフトウェア及び/又はファームウェアを含む、メモリ、デジタル多用途ディスク(digital versatile disk, DVD)、コンパクトディスク(compact disk, CD)、ブルーレイディスク等のような非一時的なコンピュータ読み取り可能記憶デバイス又は記憶ディスクを含むように、ここに明確に定義される。さらに、図2の例示的なPHYレベル通信決定器104a、104bは、図2に示すものに加えて、或いはその代わりに、1つ以上の要素、プロセス及び/又はデバイスを含んでもよく、及び/又は、図示の要素、プロセス及びデバイスのいずれか又は全てのうち1つより多くを含んでもよい。
【0035】
図2の例示的なPHYレベル通信決定器104a、104bを実装するための例示的な機械読み取り可能命令を表すフローチャートが、図4〜図10に示される。この例では、機械読み取り可能命令は、図15に関して以下に説明する例示的なプロセッサプラットフォーム1500に示されるプロセッサ1512のようなプロセッサによる実行のためのプログラムを含む。プログラムは、CD-ROM、フロッピーディスク、ハードドライブ、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイディスク、又はプロセッサ1512に関連するメモリのような、非一時的なコンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶されたソフトウェアで具現されてもよいが、全体のプログラム及び/又はその一部は、代替として、プロセッサ1512以外のデバイスにより実行されてもよく、及び/又は、ファームウェア又は専用ハードウェアで具現されてもよい。さらに、例示的なプログラムは、図4〜図10に示すフローチャートを参照して記載されるが、例示的なPHYレベル通信決定器104a、104bを実装する多くの他の方法が代替として使用されてもよい。例えば、ブロックの実行順序が変更されてもよく、及び/又は、記載のブロックのいくつかが変更、除去又は結合されてもよい。さらに或いは代替として、ブロックのいずれか又は全部は、ソフトウェア又はファームウェアを実行することなく対応する動作を実行するように構成された、1つ以上のハードウェア回路(例えば、ディスクリート及び/又は集積アナログ及び/又はデジタル回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、比較器、演算増幅器(op-amp)、論理回路等)により実装されてもよい。
【0036】
のように、図4〜図10の例示的なプロセスは、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、キャッシュ、ランダムアクセスメモリ及び/又は情報がいずれかの持続時間(例えば、長期間、永久に、短時間、一時的バッファリングのために、及び/又は情報のキャッシュのために)記憶されるいずれかの他の記憶デバイス若しくは記憶ディスクのような非一時的なコンピュータ及び/又は機械読み取り可能媒体に記憶される符号化された命令(例えば、コンピュータ及び/又は機械読み取り可能命令)を使用して実装されてもよい。ここで使用される非一時的なコンピュータ読み取り可能媒体という用語は、いずれかの種類のコンピュータ読み取り可能記憶デバイス及び/又は記憶ディスクを含み、伝搬信号を除外し、伝送媒体を除外するように明確に定義される。「含む(including)」及び「含む(comprising)」(並びにこれらの全ての形式及び時制)は、ここではオープンエンドの用語として使用される。したがって、請求項が、いずれかの形式の「含む(include)」又は「含む(comprise)」(例えば、comprises、includes、comprising、including等を含む)に続く何らかのものを列挙するときは常に、更なる要素、用語等が、対応する請求項の範囲外に該当することなく存在してもよいことが理解されるべきである。ここで使用される「少なくとも」という用語が請求項のプリアンブルにおける移行部の用語として使用されるとき、「含む(comprising)」及び「含む(including)」という用語がオープンエンドであるのと同様にオープンエンドである。
【0037】
図4は、無線ローカルエリアネットワーク(例えば、Wi-Fiネットワーク)における同期送信機会を実現するために、図1の例示的なAP100内の図1及び/又は図2の例示的なPHYレベル通信決定器104aにより実行され得る例示的な機械読み取り可能命令を表す例示的なフローチャート400である。図4の例は、図1のネットワークにおける例示的なAP100に関して記載されるが、命令は、いずれかのネットワークにおけるいずれかのタイプのAPにより実行されてもよい。
【0038】
ブロック402において、例示的なPHYレベル通信決定器104aは、S-TXOP特性(例えば、S-TXOPについての間隔の数及び持続時間)を決定する。例示的なPHYレベル通信決定器104aは、図5に関して以下に更に説明するように、通信される必要があるデータ及び/又はチャネル条件に基づいてS-TXOP特性を決定してもよい。ブロック404において、例示的なプリアンブル生成器206は、送信機会が間隔特有の構成情報を含むか否かを決定する。例示的なアプリケーションプロセッサ102aは、送信機会がS-TXOPプリアンブルに含まれる必要がある間隔特有の構成情報を含むと決定してもよい。例示的なプリアンブル生成器206が、S-TXOPが間隔特有の構成情報を含むと判断した場合(ブロック404:YES)、例示的なプリアンブル生成器206は、図3の例示的なSTXOP-SIG-Bフィールド310内の間隔特有の構成情報と共に、S-TXOP特性に基づいてS-TXOPプリアンブル302を生成する(ブロック406)。例示的なプリアンブル生成器206が、S-TXOPが間隔特有の構成情報を含まないと決定した場合(ブロック404:NO)、例示的なプリアンブル生成器206は、図3の例示的なSTXOP-SIG-Bフィールド310内の間隔特有の構成情報なしに、S-TXOP特性に基づいてS-TXOPプリアンブル302を生成する(ブロック408)。
【0039】
ブロック410において、例示的なコンポーネントインタフェース200は、例示的なSTA108、110に無線送信されるべきS-TXOPプリアンブル302を例示的な無線アーキテクチャ106aに送信する。例示的なS-TXOPプリアンブル302は、図3に関してに更に記載されている。ブロック412において、例示的な通信決定器208は、送信機会の現在の間隔がUL送信に対応するかDL送信に対応するかを決定する。例示的な通信決定器208は、例示的なPHYレベル通信決定器104aにより決定されたS-TXOP特性及び例示的なアプリケーションプロセッサ102aのタイマに基づいて、現在の間隔がUL送信に対応するかDL送信に対応するかを決定する(例えば、タイマが時間を把握し、S-TXOP特性がS-TXOPの間隔の数及び持続時間を識別する)。
【0040】
例示的な通信決定器208が、S-TXOPの現在の間隔がDL送信に対応すると決定した場合(ブロック412:DL)、例示的なPHYレベル通信決定器104aは、図6に関して以下に更に説明するように、例示的な非レガシーSTA110とのDL送信を実現する(ブロック414)。例示的な通信決定器208が、S-TXOPの現在の間隔がUL送信に対応すると決定した場合(ブロック412:UL)、例示的なPHYレベル通信決定器104aは、図7に関して以下に更に説明するように、例示的な非レガシーSTA110とのUL送信を実現する(ブロック416)。ブロック418において、例示的な通信決定器208は、送信機会が終了したか否かを決定する。例示的な通信決定器208は、S-TXOP特性に対応する持続時間に基づいて送信機会が終了したと決定する。例示的な通信決定器208が、送信機会が終了していないと決定した場合(ブロック418:NO)、プロセスはブロック412に戻る。例示的な通信決定器208が、送信機会が終了したと判断した場合(ブロック418:YES)、プロセスは終了する。
【0041】
図5は、図4のブロック402に関してに記載したように、S-TXOP特性を決定するために図1の例示的なAP100内の図1及び/又は図2の例示的なPHYレベル通信決定器104aにより実行され得る例示的な機械読み取り可能命令を表す例示的なフローチャート402である。図5の例は、図1のネットワークにおける例示的なAP100に関して記載されるが、命令は、いずれかのネットワークにおけるいずれかのタイプのAPにより実行されてもよい。
【0042】
ブロック502において、例示的なS-TXOP特性決定器202は、S-TXOP長(例えば、持続時間)を決定する。例示的なS-TXOP特性決定器202は、チャネル条件(例えば、コヒーレンス長)に依存して、できる限り大きくなるようにS-TXOP長を選択してもよい。ブロック504において、例示的なS-TXOP特性決定器202は、コードワードサイズを選択する。コードワードは、高性能誤り補正のために使用されるLDPC及び/又はBCCコードである。いくつかの例では、CWサイズはS-TXOP動作中に変化しない。例示的なS-TXOP特性決定器202は、ユーザ及び/又は製造者のプリファレンスに基づいてCWサイズを選択する。ブロック506において、例示的なS-TXOP特性決定器202は、符号化されたMPDUのサイズが整数個のコードワードになるように選択する。例示的なS-TXOP特性決定器202は、ユーザ及び/又は製造者のプリファレンスに基づいて整数を選択する(例えば、待ち時間に対するオーバーヘッドのバランスを取る数のサイズ)。
【0043】
ブロック508において、例示的なS-TXOP特性決定器202は、符号化されたMPDUのサイズと一致するように個々のDL/UL間隔サイズを調整する。ブロック510において、例示的なS-TXOP特性決定器202は、S-TXOPを間隔に分割するために、送信機会におけるUL/DLパケット送信の順序/タイミングを決定する。ブロック512において、例示的なデータ変換器204は、MPDUのサイズをDLパケットの符号化されていないMPDUのサイズと一致させるために、MSDUをMPDUにフラグメント化する。ブロック514において、例示的なデータ変換器204は、DLパケットのMPDUをスクランブルする。ブロック516において、例示的なデータ変換器は、DLパケットのスクランブルされたMPDUにCRCを追加することによりPSDUを生成する。このように、AP100は、HARQに対応するPHYレベルACK/NACK能力を有効にする。ブロック518において、例示的なデータ変換器204は、コードワードをDLパケットのPSDUに埋め込み、当該プロセスは図4のブロック404に戻る。
【0044】
図6は、図4のブロック414に関してに記載したように、現在の間隔の間にDL送信を実現するために図1の例示的なAP100内の図1及び/又は図2の例示的なPHYレベル通信決定器104aにより実行され得る例示的な機械読み取り可能命令を表す例示的なフローチャート414である。図6の例は、図1のネットワークにおける例示的なAP100に関して記載されるが、命令は、いずれかのネットワークにおけるいずれかのタイプのAPにより実行されてもよい。
【0045】
ブロック602において、例示的なプリアンブル生成器206は、DLパケットのためのライトプリアンブル319を生成する。図3に関してに記載したように、例示的なライトプリアンブル319は、小さいCFOを補正するために、レガシープリアンブルフィールドとは対照的に、RSYNCフィールド320を含む。ブロック604において、例示的なコンポーネントインタフェース200は、例示的な無線アーキテクチャ106aを介して、ライトプリアンブル319を有するDLデータパケット326を例示的な非レガシーSTA110に送信する。ブロック606において、例示的な通信決定器208は、ACKが受信されたか否かを決定する。のように、ACKシグナリングは、ACK/ACKなし又はACK/NACKシグナリングに対応してもよい。したがって、例示的な通信決定器208は、ACKが無線アーキテクチャ106aを介して例示的なコンポーネントインタフェース200により受信された場合にACKが受信されたか否かを決定し、(A)ACKが受信されないとき或いは(B)NACKが無線アーキテクチャ106aを介してコンポーネントインタフェース200において受信されたときにACKが受信されないか否かを決定する。
【0046】
例示的な通信決定器208が、ACKが受信されたと決定した場合(ブロック606:YES)、当該プロセスは図4のブロック418に戻る。例示的な通信決定器208が、ACKが受信されていないと決定した場合(ブロック606:NO)、例示的な通信決定器208は、(例えば、ユーザ及び/又は製造者のプリファレンスに基づいて)閾値数の試行を超えたか否かを決定する(ブロック608)。例示的な通信決定器208が、閾値数の試行を超えていないと決定した場合(ブロック608:NO)、当該プロセスは、再送を実行するためにブロック604に戻る。例示的な通信決定器208が、閾値数の試行を超えたと決定した場合(ブロック608:YES)、例示的な通信決定器208は、DLデータパケットを破棄し(ブロック610)、当該プロセスは図4のブロック418に戻る。
【0047】
図7は、図4のブロック416に関してに記載したように、現在の間隔の間にUL送信を実現するために図1の例示的なAP100内の図1及び/又は図2の例示的なPHYレベル通信決定器104aにより実行され得る例示的な機械読み取り可能命令を表す例示的なフローチャート416である。図7の例は、図1のネットワークにおける例示的なAP100に関して記載されるが、命令は、いずれかのネットワークにおけるいずれかのタイプのAPにより実行されてもよい。
【0048】
ブロック702において、例示的なコンポーネントインタフェース200は、ULデータ送信に対応してライトトリガPPDUを非レガシーSTA110に送信する。例示的なプリアンブル生成器202は、ライトトリガPPDUを生成する。のように、トリガPPDUはUL送信を開始する。ブロック704において、例示的なコンポーネントインタフェース200は、例示的な無線アーキテクチャ106aを介して、非レガシーSTA110からULデータを受信する。いくつかの例では、通信決定器208は、ULパケットの受信内でCFOを補正するためにRSYNCフィールド320を利用してもよい。例えば、通信決定器208は、残留CFOを見つけるために、RSYNCフィールド320に対するCFO推定技術を利用してもよい。このように、通信決定器208は、推定されたCFOに対する補償を受信データに適用してもよい。ブロック706において、例示的な通信決定器208は、HARQが有効にされているか否かを決定する。HARQは、例示的な非レガシーSTA110との初期通信に基づいて有効にされてもよい。
【0049】
例示的な通信決定器208が、HARQが有効にされていると決定した場合(ブロック706:YES)、例示的な通信決定器208は、受信したULデータを例示的なPHYバッファ210に記憶する(ブロック708)。ULデータの一部のみが受信された場合、例示的な通信決定器208は、部分データを例示的なPHYバッファ210に記憶する。ブロック710において、例示的な通信決定器208は、例示的なPHYバッファ210が例示的なUL PPDU318の全てのデータ326を含むと決定する。例えば、UL送信に障害があるか或いは他の点で損なわれている場合、例示的なPHYバッファ210は、損なわれていないデータ326の部分を記憶する。再送が欠落データを含む場合、例示的なPHYバッファ210は、データ326の全てを含むことができる。このように、再送は、欠落データにのみ対応してもよく、及び/又は、例示的なPHYバッファ210は、以降の再送が欠落データを含む限り、以降の再送に障害があっても、データの全てが受信されたと決定してもよい。
【0050】
例示的な通信決定器208が、例示的なPHYバッファ210が例示的なUL PPDU312の全てのデータ326を含まないと決定した場合(ブロック712:NO)、例示的なコンポーネントインタフェース200は、例示的な無線アーキテクチャ106aを介してNACKを送信し(ブロック712)、当該プロセスは、再送又は以降の送信を処理するためにブロック704に戻る。例えば、コンポーネントインタフェース200は、PHYバッファ210内の受信及び記憶されたデータのビットマップを含む図3の例示的なHARQフィールド312aを送信してもよい。例示的なプリアンブル生成器206は、NACKフレームを生成してもよい。例示的な通信決定器208が、例示的なPHYバッファ210が例示的なUL PPDU318の全てのデータ326を含むと決定した場合(ブロック710:YES)、例示的なコンポーネントインタフェース200は、例示的な無線アーキテクチャ106aを介してHARQフィールド312aを送信し(ブロック714)、当該プロセスは図4のブロック418に戻る。例えば、コンポーネントインタフェース200は、PHYバッファ210内の受信及び記憶されたデータの完全なビットマップ(例えば、ACKに対応する)を含む、図3の例示的なHARQフィールド312aを送信してもよい。例示的なプリアンブル生成器206は、HARQ/ACKフレームを生成してもよい。
【0051】
ブロック706に戻り、例示的な通信決定器208が、HARQが有効にされていないと決定した場合(ブロック706:NO)、例示的な通信決定器208は、例示的なUL PPDU318のデータ326が完全であると決定する(ブロック716)。例示的な通信決定器208が、例示的なUL PPDU318のデータ326が完全であると決定した場合(ブロック716:YES)、例示的なコンポーネントインタフェース200は、例示的な無線アーキテクチャ106aを介してACKに対応するACK/ARQ/HARQフィールド312を送信し(ブロック714)、当該プロセスは図4のブロック418に戻る。例示的な通信決定器208が、例示的なUL PPDU318のデータ326が完全ではないと決定した場合(ブロック716:NO)、例示的なコンポーネントインタフェース200は、例示的な無線アーキテクチャ106aを介して、NACKに対応するACK/ARQ/HARQフィールド312を送信するか(ブロック718)、或いは、例示的なコンポーネントインタフェース200は、ACKを送信するのを抑制し、当該プロセスは、再送又は以降の送信を処理するためにブロック704に戻る。
【0052】
図8は、無線ローカルエリアネットワーク(例えば、Wi-Fiネットワーク)における同期送信機会を実現するために図1の例示的な非レガシーSTA110内の図1及び/又は図2の例示的なPHYレベル通信決定器104bにより実行され得る例示的な機械読み取り可能命令を表す例示的なフローチャート800である。図8の例は、図1のネットワークにおける例示的な非レガシーSTA110に関して記載されるが、命令は、いずれかのネットワークにおけるいずれかのタイプのSTAにより実行されてもよい。
【0053】
ブロック802において、例示的なコンポーネントインタフェース200は、例示的な無線アーキテクチャ106bを介して例示的なS-TXOPプリアンブル302を受信する。ブロック804において、例示的なS-TXOP特性決定器202は、S-TXOP構成/同期情報を決定するために、受信したS-TXOPプリアンブル302を処理する。例えば、S-TXOP特性決定器202は、例示的なS-TXOPプリアンブル302から、間隔の数、各間隔の長さ、間隔特性(例えば、どの間隔がUL送信のために確保されているか、及び、どの間隔がDL送信のために確保されているか)、ACK/ARQ/HARQシグナリングプロトコル、及び/又はいずれかの間隔特有の情報を決定する。ブロック806において、例示的なコンポーネントインタフェース200は、構成/同期情報を例示的なアプリケーションプロセッサ102bにおけるMAC層に送信する。このように、例示的なMAC層は、アプリケーションプロセッサ102bのタイマをS-TXOPと同期させることができる。
【0054】
ブロック808において、例示的な通信決定器208は、(例えば、S-TXOP構成及び/又は例示的なアプリケーションプロセッサ102bからの命令に基づいて)送信機会がUL送信に対応する間隔を含むか否かを決定する。例示的な通信決定器208が、送信機会がUL送信を含まないと決定した場合(ブロック808:NO)、当該プロセスはブロック812に進む。例示的な通信決定器208が、送信機会がUL送信を含むと決定した場合(ブロック808:YES)、例示的なデータ変換器204は、ULデータ(例えばMSDU)をULデータパケット(例えばPPDU)に変換する。例えば、データ変換器204は、図5のブロック512〜518と同様の方式で、例示的なアプリケーションプロセッサ102bからのULデータを、例示的なAP100に送信されるべきULデータパケットに変換してもよい。
【0055】
ブロック812において、例示的な通信決定器208は、送信機会の現在の間隔がUL送信に対応するかDL送信に対応するかを決定する。例示的な通信決定器208は、例示的なPHYレベル通信決定器104bにより決定されたS-TXOP特性及び例示的なアプリケーションプロセッサ102bのタイマに基づいて、現在の間隔がUL送信に対応するかDL送信に対応するかを決定する(例えば、タイマが時間を把握し、S-TXOP特性がS-TXOPの間隔の数及び持続時間を識別する)。
【0056】
例示的な通信決定器208が、S-TXOPの現在の間隔がDL送信に対応すると決定した場合(ブロック812:DL)、例示的なPHYレベル通信決定器104bは、図7に関して以下に更に説明するように、例示的な非レガシーSTA110とのDL送信を実現する(ブロック814)。例示的な通信決定器208が、S-TXOPの現在の間隔がUL送信に対応すると決定した場合(ブロック812:UL)、例示的なPHYレベル通信決定器104bは、図10に関して以下に更に説明するように、例示的な非レガシーSTA110とのUL送信を実現する(ブロック816)。ブロック818において、例示的な通信決定器208は、送信機会が終了したか否かを決定する。例示的な通信決定器208は、S-TXOP特性に対応する持続時間に基づいて送信機会が終了したと決定する。例示的な通信決定器208が、送信機会が終了していないと決定した場合(ブロック818:NO)、当該プロセスはブロック812に戻る。例示的な通信決定器208が、送信機会が終了したと決定した場合(ブロック818:YES)、当該プロセスは終了する。
【0057】
図9は、図8のブロック814に関してに記載したように、現在の間隔の間にDL送信を実現するために図1の例示的な非レガシーSTA110内の図1及び/又は図2の例示的なPHYレベル通信決定器104bにより実行され得る例示的な機械読み取り可能命令を表す例示的なフローチャート814である。図9の例は、図1のネットワークにおける例示的な非レガシーSTA110に関して記載されるが、命令は、いずれかのネットワークにおけるいずれかのタイプのSTAにより実行されてもよい。
【0058】
ブロック902において、例示的なコンポーネントインタフェース200は、例示的な無線アーキテクチャ106bを介して、非レガシーSTA110からDLデータを受信する。いくつかの例では、通信決定器208は、DLパケットの受信内でCFOを補正するためにRSYNCフィールド320を利用してもよい。ブロック904において、例示的な通信決定器208は、HARQが有効にされているか否かを決定する。HARQは、例示的な非レガシーSTA110との初期通信に基づいて有効にされてもよい。
【0059】
例示的な通信決定器208が、HARQが有効にされていると決定した場合(ブロック904:YES)、例示的な通信決定器208は、受信したDLデータを例示的なPHYバッファ210に記憶する(ブロック906)。DLデータの一部のみが受信された場合、例示的な通信決定器208は、部分データを例示的なPHYバッファ210に記憶する。ブロック908において、例示的な通信決定器208は、例示的なPHYバッファ210が例示的なDL PPDU312の全てのデータ326を含むか否かを決定する。例えば、DL送信に障害があるか或いは他の点で損なわれている場合、例示的なPHYバッファ210は、損なわれていないデータ326の部分を記憶する。再送が欠落データを含む場合、例示的なPHYバッファ210は、データ326の全てを含むことができる。このように、再送は、欠落データにのみ対応してもよく、及び/又は、例示的なPHYバッファ210は、以降の再送が欠落データを含む限り、以降の再送に障害があっても、データの全てが受信されたと決定してもよい。
【0060】
例示的な通信決定器208が、例示的なPHYバッファ210が例示的なDL PPDU312の全てのデータ326を含まないと決定した場合(ブロック910:NO)、例示的なコンポーネントインタフェース200は、例示的な無線アーキテクチャ106bを介してNACKを送信し(ブロック910)、当該プロセスは、再送又は以降の送信を処理するためにブロック902に戻る。例えば、コンポーネントインタフェース200は、PHYバッファ210内の受信及び記憶されたデータのビットマップを含む図3の例示的なHARQフィールド312aを送信してもよい。例示的なプリアンブル生成器206は、NACKフレームを生成してもよい。例示的な通信決定器208が、例示的なPHYバッファ210が例示的なDL PPDU312の全てのデータ326を含むと決定した場合(ブロック908:YES)、例示的なコンポーネントインタフェース200は、例示的な無線アーキテクチャ106bを介してHARQフィールド312aを送信し(ブロック912)、当該プロセスは図8のブロック818に戻る。例えば、コンポーネントインタフェース200は、PHYバッファ210内の受信及び記憶されたデータの完全なビットマップ(例えば、ACKに対応する)を含む、図3の例示的なHARQフィールド312aを送信してもよい。例示的なプリアンブル生成器206は、HARQ/ACKフレームを生成してもよい。
【0061】
ブロック904に戻り、例示的な通信決定器208が、HARQが有効にされていないと決定した場合(ブロック904:NO)、例示的な通信決定器208は、例示的なDL PPDU312のデータ326が完全であると決定する(ブロック914)。例示的な通信決定器208が、例示的なDL PPDU312のデータ326が完全であると決定した場合(ブロック914:YES)、例示的なコンポーネントインタフェース200は、例示的な無線アーキテクチャ106bを介してACKに対応するACK/ARQ/HARQフィールド312を送信し(ブロック912)、当該プロセスは図8のブロック818に戻る。例示的な通信決定器208が、例示的なDL PPDU312のデータ326が完全ではないと決定した場合(ブロック914:NO)、例示的なコンポーネントインタフェース200は、例示的な無線アーキテクチャ106bを介して、NACKに対応するACK/ARQ/HARQフィールド312を送信するか(ブロック718)、或いは、例示的なコンポーネントインタフェース200は、ACKを送信するのを抑制し、当該プロセスは、再送又は以降の送信を処理するためにブロック902に戻る。
【0062】
図10は、図8のブロック816に関してに記載したように、現在の間隔の間にUL送信を実現するために図1の例示的な非レガシーSTA110内の図1及び/又は図2の例示的なPHYレベル通信決定器104bにより実行され得る例示的な機械読み取り可能命令を表す例示的なフローチャート816である。図10の例は、図1のネットワークにおける例示的な非レガシーSTA110に関して記載されるが、命令は、いずれかのネットワークにおけるいずれかのタイプのSTAにより実行されてもよい。
【0063】
ブロック1002において、例示的なコンポーネントインタフェースは、例示的なライトトリガPPDU316を受信する。図3に関してに記載したように、LWの例示的なトリガPPDU316は、UL送信を開始する。ブロック1004において、例示的なプリアンブル生成器206は、ULパケットのためのライトプリアンブル319を生成する。図3に関してに記載したように、例示的なライトプリアンブル319は、小さいCFOを補正するために、レガシープリアンブルフィールドとは対照的に、RSYNCフィールド320を含む。ブロック1006において、例示的なコンポーネントインタフェース200は、トリガPPDUに対応する例示的な無線アーキテクチャ106bを介して(例えば、トリガPPDUの受信のタイミングに基づいて)、ライトプリアンブル319を有するULデータパケット326を、例示的な非レガシーSTA110に送信する。ブロック1008において、例示的な通信決定器208は、ACKが受信されたか否かを決定する。のように、ACKシグナリングは、ACK/ACKなし又はACK/NACKシグナリングに対応してもよい。したがって、例示的な通信決定器208は、ACKが無線アーキテクチャ106bを介して例示的なコンポーネントインタフェース200により受信された場合にACKが受信されたか否かを決定し、ACKが受信されないとき或いは無線アーキテクチャ106bを介してコンポーネントインタフェース200においてNACKが受信されたときにACKが受信されていないか否かを判断する。
【0064】
例示的な通信決定器208が、ACKが受信されたと決定した場合(ブロック1008:YES)、当該プロセスは図4のブロック418に戻る。例示的な通信決定器208が、ACKが受信されていないと決定した場合(ブロック1008:NO)、例示的な通信決定器208は、(例えば、ユーザ及び/又は製造者のプリファレンスに基づいて)閾値数の試行を超えたか否かを決定する(ブロック1010)。例示的な通信決定器208が、閾値数の試行を超えていないと決定した場合(ブロック1010:NO)、当該プロセスは、再送を実行するためにブロック1006に戻る。例示的な通信決定器208が、閾値数の試行を超えたと決定した場合(ブロック1010:YES)、例示的な通信決定器208は、ULデータパケットを破棄し(ブロック1012)、当該プロセスは、図4のブロック418に戻る。
【0065】
図11は、図1の例示的なAP100及び/又は例示的な非レガシーSTA110において実装され得るいくつかの実施形態による無線アーキテクチャ106a、106bのブロック図である。無線アーキテクチャ106a、106bは、無線フロントエンドモジュール(front-end module, FEM)回路1104a-bと、無線IC回路1106a-bと、ベースバンド処理回路1108a-bとを含んでもよい。図示の無線アーキテクチャ106a、106bは、無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network, WLAN)機能とブルートゥース(登録商標)(Bluetooth, BT)機能との双方を含むが、実施形態はこれに限定されない。この開示では、「無線LAN」及び「Wi-Fi」は交換可能に使用される。
【0066】
FEM回路1104a-bは、WLAN又はWi-Fi FEM回路1104aと、ブルートゥース(BT)FEM回路1104bとを含んでもよい。WLAN FEM回路1104aは、1つ以上のアンテナ1101から受信したWLAN RF信号に対して動作し、受信した信号を増幅し、更なる処理のために、受信した信号の増幅されたバージョンをWLAN IC回路1106aに提供するように構成された回路を含む受信信号経路を含んでもよい。BT FEM回路1104bは、1つ以上のアンテナ1101から受信したBT RF信号に対して動作し、受信した信号を増幅し、更なる処理のために受信した信号の増幅されたバージョンをBT無線IC回路1106bに提供するように構成された回路を含んでもよい受信信号経路を含んでもよい。FEM回路1104aはまた、アンテナ1101のうちの1つ以上による無線送信のために無線IC回路1106aにより提供されたWLAN信号を増幅するように構成された回路を含んでもよい送信信号経路を含んでもよい。さらに、FEM回路1104bはまた、1つ以上のアンテナによる無線送信のために、無線IC回路1106bにより提供されたBT信号を増幅するように構成された回路を含んでもよい送信信号経路を含んでもよい。図11の実施形態では、FEM1104a及びFEM1104bは互いに異なるものとして示されているが、実施形態はこれに限定されず、WLAN信号及びBT信号の双方についての送信経路及び/又は受信経路を含むFEM(図示せず)の使用、又はFEM回路の少なくともいくつかがWLAN信号及びBT信号の双方の送信及び/又は受信信号経路を共有する1つ以上のFEM回路の使用を、これらの範囲内に含む。
【0067】
図示の無線IC回路1106a-bは、WLAN無線IC回路1106aと、BT無線IC回路1106bとを含んでもよい。WLAN無線IC回路1106aは、FEM回路1104aから受信したWLAN RF信号をダウンコンバートし、ベースバンド信号をWLANベースバンド処理回路1108aに提供するための回路を含んでもよい受信信号経路を含んでもよい。次に、BT無線IC回路1106bは、FEM回路1104bから受信したBT RF信号をダウンコンバートし、ベースバンド信号をBTベースバンド処理回路1108bに提供するための回路を含んでもよい受信信号経路を含んでもよい。WLAN無線IC回路1106aはまた、WLANベースバンド処理回路1108aにより提供されたWLANベースバンド信号をアップコンバートし、1つ以上のアンテナ1101による以降の無線送信のためにLAN RF出力信号をFEM回路1104aに提供するための回路を含んでもよい送信信号経路を含んでもよい。BT無線IC回路1106bはまた、BTベースバンド処理回路1108bにより提供されたBTベースバンド信号をアップコンバートし、1つ以上のアンテナ1101による以降の無線送信のためにBT RF出力信号をFEM回路1104bに提供するための回路を含んでもよい送信信号経路を含んでもよい。図11の実施形態では、無線IC回路1106a及び1106bは、互いに異なるものとして示されているが、これに限定されず、WLAN信号及びBT信号の双方についての送信信号経路及び/又は受信信号経路を含む無線IC回路(図示せず)の使用、又は無線IC回路の少なくともいくつかがWLAN信号及びBT信号の双方についての送信及び/又は受信信号経路を共有する1つ以上の無線IC回路の使用を、これらの範囲内に含む。
【0068】
ベースバンド処理回路1108a-bは、WLANベースバンド処理回路1108aと、BTベースバンド処理回路1108bとを含んでもよい。WLANベースバンド処理回路1108aは、例えば、WLANベースバンド処理回路1108aの高速フーリエ変換又は逆高速フーリエ変換ブロック(図示せず)におけるRAMアレイのセットのようなメモリを含んでもよい。WLANベースバンド回路1108a及びBTベースバンド回路1108bのそれぞれは、無線IC回路1106a-bの対応するWLAN又はBT受信信号経路から受信した信号を処理し、また、無線IC回路1106a-bの送信信号経路についての対応するWLAN又はBTベースバンド信号を生成するための、1つ以上のプロセッサ及び制御ロジックを更に含んでもよい。ベースバンド処理回路1108a及び1108bのそれぞれは、物理層(PHY)及び媒体アクセス制御層(MAC)回路を更に含んでもよく、ベースバンド信号の生成及び処理並びに無線IC回路1106a-bの動作の制御のために、例示的なPHYレベル通信決定器104a、104bと更にインタフェース接続してもよい。
【0069】
更に図11を参照すると、図示の実施形態によれば、WLAN-BT共存回路1113は、WLAN及びBTの共存を必要とするユースケースを可能にするために、WLANベースバンド回路1108aとBTベースバンド回路1108bとの間のインタフェースを提供するロジックを含んでもよい。さらに、スイッチ1103は、アプリケーションのニーズに従ってWLAN無線機とBT無線機との間の切り替えを可能にするために、WLAN FEM回路1104aとBT FEM回路1104bとの間に提供されてもよい。さらに、アンテナ1101は、それぞれWLAN FEM回路1104a及びBT FEM回路1104bに接続されるように示されているが、WLAN FEMとBT FEMとの間で1つ以上のアンテナを共有すること、又はFEM1104a若しくは1104bのそれぞれに接続された1つより多くのアンテナを提供することを、これらの範囲内に含む。
【0070】
いくつかの実施形態では、フロントエンドモジュール回路1104a-b、無線IC回路1106a-b及びベースバンド処理回路1108a-bは、無線ラジオカード1102のような単一のラジオカード上に提供されてもよい。いくつかの他の実施形態では、1つ以上のアンテナ1101、FEM回路1104a-b及び無線IC回路1106a-bは、単一のラジオカード上に提供されてもよい。いくつかの他の実施形態では、無線IC回路1106a-b及びベースバンド処理回路1108a-bは、IC1112のような単一チップ又は集積回路(IC)上に提供されてもよい。
【0071】
いくつかの実施形態では、無線ラジオカード1102は、WLANラジオカードを含んでもよく、Wi-Fi通信用に構成されてもよいが、実施形態の範囲はこの点に限定されない。これらの実施形態のいくつかでは、無線アーキテクチャ106a、106bは、マルチキャリア通信チャネル上で直交周波数分割多重(orthogonal frequency division multiplexed, OFDM)又は直交周波数分割多元接続(orthogonal frequency division multiple access, OFDMA)通信信号を受信及び送信するように構成されてもよい。OFDM信号又はOFDMA信号は、複数の直交サブキャリアを含んでもよい。
【0072】
これらのマルチキャリアの実施形態のいくつかでは、無線アーキテクチャ106a、106bは、無線アクセスポイント(access point, AP)、基地局又はWi-Fiデバイスを含むモバイルデバイスのようなWi-Fi通信ステーション(station, STA)の一部でもよい。これらの実施形態のいくつかでは、無線アーキテクチャ106a、106bは、802.11n-2009、IEEE802.11-2012、IEEE802.11-2016、802.11n-2009、802.11ac、802.11ah、802.11ad、802.11ay及び/又は802.11ax標準、及び/又はWLANのための提案された仕様を含むInstitute of Electrical and Electronics Engineers(IEEE)標準のいずれかのように、特定の通信標準及び/又はプロトコルに従って信号を送信及び受信するように構成されてもよいが、実施形態の範囲はこの点に限定されない。無線アーキテクチャ106a、106bはまた、他の技術及び標準に従って通信を送信及び/又は受信するのに適してもよい。
【0073】
いくつかの実施形態では、無線アーキテクチャ106a、106bは、IEEE802.11ax標準に従って高効率Wi-Fi(high-efficiency HEW)通信用に構成されてもよい。これらの実施形態では、無線アーキテクチャ106a、106bは、OFDMA技術に従って通信するように構成されてもよいが、実施形態の範囲はこの点に限定されない。
【0074】
いくつかの他の実施形態では、無線アーキテクチャ106a、106bは、スペクトル拡散変調(例えば、直接シーケンス符号分割多元接続(direct sequence code division multiple access, DS-CDMA)及び/又は周波数ホッピング符号分割多元接続(frequency hopping code division multiple access, FH-CDMA))、時分割多重(time-division multiplexing, TDM)変調及び/又は周波数分割多重(frequency-division multiplexing, FDM)変調のような1つ以上の他の変調技術を使用して送信される信号を送信及び受信するように構成されてもよいが、実施形態の範囲はこの点に限定されない。
【0075】
いくつかの実施形態では、図11に更に示すように、BTベースバンド回路1108bは、Bluetooth、Bluetooth 12.0又はBluetooth 10.0のようなブルートゥース(BT)接続標準、又はBluetooth標準の他の後続に準拠してもよい。例えば図11に示すようなBT機能を含む実施形態では、無線アーキテクチャ106a、106bは、BT同期接続指向(synchronous connection oriented, SCO)リンク及びBT低エネルギー(BT low energy, BT LE)リンクを確立するように構成されてもよい。機能を含むいくつかの実施形態では、無線アーキテクチャ106a、106bは、BT通信のための拡張SCO(extended SCO, eSCO)リンクを確立するように構成されてもよいが、実施形態の範囲はこの点に限定されない。BT機能を含むこれらの実施形態のいくつかでは、無線アーキテクチャは、BT非同期コネクションレス(Asynchronous Connection-Less, ACL)通信に関与するように構成されてもよいが、実施形態の範囲は、この点に限定されない。いくつかの実施形態では、図11に示すように、BTラジオカード及びWLANラジオカードの機能は、単一の無線ラジオカード1102のような単一の無線ラジオカード上に結合されてもよいが、実施形態はこれに限定されず、別個のWLAN及びBTラジオカードをこれらの範囲内に含む。
【0076】
いくつかの実施形態では、無線アーキテクチャ106a、106bは、セルラー(例えば、LTE、LTE-Advanced又は7G通信のような5GPP)用に構成されたセルラーラジオカードのような、他のラジオカードを含んでもよい。
【0077】
いくつかのIEEE802.11の実施形態では、無線アーキテクチャ106a、106bは、約900MHz、2.4GHz、5GHzの中心周波数を有する帯域幅と、約2MHz、4MHz、5MHz、5.5MHz、6MHz、8MHz、10MHz、20MHz、40MHz、80MHz(連続する帯域幅を有する)又は80+80MHz(160MHz)(連続しない帯域幅を有する)とを含む様々なチャネル帯域幅上での通信のために構成されてもよい。いくつかの実施形態では、920MHzチャネル帯域幅が使用されてもよい。しかし、実施形態の範囲は、の中心周波数に関して限定されない。
【0078】
図12は、いくつかの実施形態によるWLAN FEM回路1104aを示す。図12の例は、WLAN FEM回路1104aに関して記載されるが、図12の例は、例示的なBT FEM回路1104b(図11)に関連して記載されてもよく、他の回路構成もまた適切になり得る。
【0079】
いくつかの実施形態では、FEM回路1104aは、送信モード動作と受信モード動作とを切り替えるためにTX/RXスイッチ1202を含んでもよい。FEM回路1104aは、受信信号経路と送信信号経路とを含んでもよい。FEM回路1104aの受信信号経路は、受信RF信号1203を増幅し、増幅された受信RF信号1207を出力として(例えば、無線IC回路1106a-b(図11)に)提供するための、低雑音増幅器(low-noise amplifier, LNA)1206を含んでもよい。回路1104aの送信信号経路は、(例えば、無線IC回路1106a-bにより提供される)入力RF信号1209を増幅するための電力増幅器(power amplifier, PA)と、例示的なデュプレクサ1214を介した(例えば、アンテナ1101(図11)のうち1つ以上による)以降の送信のためにRF信号1215を生成するためのバンドパスフィルタ(band-pass filter, BPF)、ローパスフィルタ(low-pass filter, LPF)又は他のタイプのフィルタのような1つ以上のフィルタ1212とを含む。
【0080】
Wi-Fi通信のためのいくつかのデュアルモードの実施形態では、FEM回路1104aは、2.4GHz周波数スペクトル又は12GHz周波数スペクトルのいずれかで動作するように構成されてもよい。これらの実施形態では、FEM回路1104aの受信信号経路は、図示のように、各スペクトルからの信号を分離し、各スペクトルについて別個のLNA1206を提供するための受信信号経路デュプレクサ1204を含んでもよい。これらの実施形態では、FEM回路1104aの送信信号経路は、電力増幅器1210と、各周波数スペクトルについてのBPF、LPF又は他のタイプのフィルタのようなフィルタ1212と、アンテナ1101(図11)のうちの1つ以上による以降の送信のために、異なるスペクトルのうちの1つの信号を単一の送信経路に提供するための送信信号経路デュプレクサ1204とを含んでもよい。いくつかの実施形態では、BT通信は、2.4GHz信号経路を利用してもよく、WLAN通信に使用されるものと同じFEM回路1104aを利用してもよい。
【0081】
図13は、いくつかの実施形態による無線IC回路1106aを示す。無線IC回路1106aは、WLAN又はBT無線IC回路1106a/1006b(図11)として使用するのに適し得る回路の一例であるが、他の回路構成も適切になり得る。代替として、図13の例は、例示的なBT無線IC回路1106bに関して記載されてもよい。
【0082】
いくつかの実施形態では、無線IC回路1106aは、受信信号経路及び送信信号経路を含んでもよい。無線IC回路1106aの受信信号経路は、例えば、ダウンコンバージョンミキサ回路のようなミキサ回路1302と、増幅器回路1306と、フィルタ回路1308とを少なくとも含んでもよい。無線IC回路1106aの送信信号経路は、フィルタ回路1312と、例えばアップコンバージョンミキサ回路のようなミキサ回路1314とを少なくとも含んでもよい。無線IC回路1106aはまた、ミキサ回路1302及びミキサ回路1314により使用される周波数1305を合成するシンセサイザ回路1304を含んでもよい。いくつかの実施形態によれば、ミキサ回路1302及び/又は1314は、直接変換機能を提供するようにそれぞれ構成されてもよい。後者のタイプの回路は、標準的なスーパーヘテロダイン(super-heterodyne)ミキサ回路と比較して、かなり単純なアーキテクチャを提供し、これによりもたらされるいずれかのフリッカ雑音は、例えば、OFDM変調の使用を通じて緩和されてもよい。図13は、無線IC回路の簡略化されたバージョンのみを示しており、図示しないが、図示の回路のそれぞれが1つよりも多くのコンポーネントを含んでもよい実施形態を含んでもよい。例えば、ミキサ回路1314は、1つ以上のミキサをそれぞれ含んでもよく、フィルタ回路1308及び/又は1312は、アプリケーションのニーズに従って、1つ以上のBPF及び/又はLPFのような1つ以上のフィルタを含んでもよい。例えば、ミキサ回路が直接変換タイプであるとき、これらは、2つ以上のミキサをそれぞれ含んでもよい。
【0083】
いくつかの実施形態では、ミキサ回路1302は、シンセサイザ回路1304により提供された合成周波数1305に基づいて、FEM回路1104a-b(図11)から受信したRF信号1207をダウンコンバートするように構成されてもよい。増幅器回路1306は、ダウンコンバートされた信号を増幅するように構成されてもよく、フィルタ回路1308は、ダウンコンバートされた信号から不要な信号を除去して出力ベースバンド信号1307を生成するように構成されたLPFを含んでもよい。出力ベースバンド信号1307は、更なる処理のためにベースバンド処理回路1108a-b(図11)に提供されてもよい。いくつかの実施形態では、出力ベースバンド信号1307は、ゼロ周波数ベースバンド信号でもよいが、これは要件ではない。いくつかの実施形態では、ミキサ回路1302は、受動ミキサを含んでもよいが、実施形態の範囲は、この点に限定されない。
【0084】
いくつかの実施形態では、ミキサ回路1314は、FEM回路1104a-bのためのRF出力信号1209を生成するために、シンセサイザ回路1304により提供された合成周波数1305に基づいて、入力ベースバンド信号1311をアップコンバートするように構成されてもよい。ベースバンド信号1311は、ベースバンド処理回路1108a-bにより提供されてもよく、フィルタ回路1312によりフィルタリングされてもよい。フィルタ回路1312は、LPF又はBPFを含んでもよいが、実施形態の範囲は、この点に限定されない。
【0085】
いくつかの実施形態では、ミキサ回路1302及びミキサ回路1314は、2つ以上のミキサをそれぞれ含んでもよく、シンセサイザ1304を用いて、それぞれ直交ダウンコンバージョン及び/又はアップコンバージョンを行うように配置されてもよい。いくつかの実施形態では、ミキサ回路1302及びミキサ回路1314は、イメージ除去(例えば、ハートレーイメージ除去)のためにそれぞれ構成された2つ以上のミキサを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ミキサ回路1302及びミキサ回路1314は、それぞれ直接ダウンコンバージョン及び/又は直接アップコンバージョンを行うように配置されてもよい。いくつかの実施形態では、ミキサ回路1302及びミキサ回路1314は、スーパーヘテロダイン動作のために構成されてもよいが、これは要件ではない。
【0086】
一実施形態によれば、ミキサ回路1302は、(例えば、同相(I)及び直交位相(Q)経路のための)直交受動ミキサを含んでもよい。このような実施形態では、図13からのRF入力信号1207は、ベースバンドプロセッサに送信されるべきI及びQベースバンド出力信号を提供するようにダウンコンバートされてもよい。
【0087】
直交受動ミキサは、直交回路により提供されたゼロ及び90度の時間変化するLO切り替え信号により駆動されてもよく、直交回路は、シンセサイザ1304のLO周波数1305のように、ローカル発振器又はシンセサイザからLO周波数(fLO)を受信するように構成されてもよい(図13)。いくつかの実施形態では、LO周波数はキャリア周波数でもよく、他の実施形態では、LO周波数はキャリア周波数の一部(例えば、キャリア周波数の半分、キャリア周波数の3分の1)でもよい。いくつかの実施形態では、ゼロ及び90度の時間変化する切り替え信号は、シンセサイザにより生成されてもよいが、実施形態の範囲は、この点に限定されない。
【0088】
いくつかの実施形態では、LO信号は、デューティサイクル(LO信号が高い1つの周期の割合)及び/又はオフセット(周期の開始点の間の差)において異なってもよい。いくつかの実施形態では、LO信号は、85%のデューティサイクル及び80%のオフセットを有してもよい。いくつかの実施形態では、ミキサ回路の各分岐(例えば、同相(I)及び直交位相(Q)経路)は、80%のデューティサイクルで動作してもよく、これは、電力消費におけるかなりの低減を生じ得る。
【0089】
RF入力信号1207(図12)は、バランス信号を含んでもよいが、実施形態の範囲は、この点に限定されない。I及びQベースバンド出力信号は、増幅器回路1306(図13)のような低雑音増幅器又はフィルタ回路1308(図13)に提供されてもよい。
【0090】
いくつかの実施形態では、出力ベースバンド信号1307及び入力ベースバンド信号1311は、アナログベースバンド信号でもよいが、実施形態の範囲は、この点に限定されない。いくつかの代替の実施形態では、出力ベースバンド信号1307及び入力ベースバンド信号1311は、デジタルベースバンド信号でもよい。これらの代替の実施形態では、無線IC回路は、アナログ・デジタル変換器(analog-to-digital converter, ADC)及びデジタル・アナログ変換器(digital-to-analog converter, DAC)回路を含んでもよい。
【0091】
いくつかのデュアルモードの実施形態では、各スペクトルの信号を処理するために或いはで言及されていない他のスペクトルの信号を処理するために、別個の無線IC回路が提供されてもよいが、実施形態の範囲は、この点に限定されない。
【0092】
いくつかの実施形態では、シンセサイザ回路1304は、フラクショナルNシンセサイザ又はフラクショナルN/N+1シンセサイザでもよいが、他のタイプの周波数シンセサイザが適切になり得るので、実施形態の範囲は、この点に限定されない。例えば、シンセサイザ回路1304は、デルタ・シグマシンセサイザ、周波数逓倍器又は周波数分周器を有する位相同期ループを含むシンセサイザでもよい。いくつかの実施形態によれば、シンセサイザ回路1304は、デジタルシンセサイザ回路を含んでもよい。デジタルシンセサイザ回路を使用する利点は、それが依然としていくつかのアナログコンポーネントを含んでもよいが、そのフットプリントがアナログシンセサイザ回路のフットプリントよりもかなり縮小され得ることである。いくつかの実施形態では、シンセサイザ回路1304への周波数入力は、電圧制御発振器(voltage controlled oscillator, VCO)により提供されてもよいが、これは要件ではない。除算器制御入力は、所望の出力周波数1305に依存して、ベースバンド処理回路1108a-b(図11)又はリンクアグリゲータのいずれかにより更に提供されてもよい。いくつかの実施形態では、リンクアグリゲータにより決定されるか或いは示されるチャネル番号及びチャネル中心周波数に基づいて、除算器制御入力(例えば、N)はルックアップテーブル(例えば、Wi-Fiカード内)から決定されてもよい。アプリケーションプロセッサ102a、102bは、図1の例示的なPHY通信決定器104a、104bを含んでもよく、或いは、これに接続されてもよい。アプリケーションプロセッサ102a、102bは、例示的なタイマ1110を含む。例示的なアプリケーションプロセッサ102a、102bは、例示的なPHY通信決定器104a、104bからの情報に基づいて、そのタイマ1110を同期させてもよい。
【0093】
いくつかの実施形態では、シンセサイザ回路1304は、出力周波数1305としてキャリア周波数を生成するように構成されてもよく、他の実施形態では、出力周波数1305は、キャリア周波数の分数(例えば、キャリア周波数の半分、キャリア周波数の1/3)でもよい。いくつかの実施形態では、出力周波数1305は、LO周波数(fLO)でもよい。
【0094】
図14は、いくつかの実施形態によるベースバンド処理回路1108aの機能ブロック図を示す。ベースバンド処理回路1108aは、ベースバンド処理回路1108a(図11)として使用するのに適切になり得る回路の一例であるが、他の回路構成も適切になり得る。代替として、図13の例は、図11の例示的なBTベースバンド処理回路1108bを実装するために使用されてもよい。
【0095】
ベースバンド処理回路1108aは、無線IC回路1106a-b(図11)により提供された受信ベースバンド信号1309を処理するための受信ベースバンドプロセッサ(RX BBP)1402と、無線IC回路1106a-bのための送信ベースバンド信号1311を生成するための送信ベースバンドプロセッサ(TX BPP)1404とを含んでもよい。ベースバンド処理回路1108aはまた、ベースバンド処理回路1108aの動作を調整するための制御ロジック1406を含んでもよい。
【0096】
いくつかの実施形態では(例えば、アナログベースバンド信号がベースバンド処理回路1108a-bと無線IC回路1106a-bとの間で交換されるとき)、ベースバンド処理回路1108aは、無線IC回路1106a-bから受信したアナログベースバンド信号1409を、RX BBP1402による処理のためにデジタルベースバンド信号に変換するために、ADC1410を含んでもよい。これらの実施形態では、ベースバンド処理回路1108aはまた、TX BBP1404からのデジタルベースバンド信号をアナログベースバンド信号1411に変換するために、DAC1412を含んでもよい。
【0097】
ベースバンドプロセッサ1108a等を通じてOFDM信号又はOFDMA信号を通信するいくつかの実施形態では、送信ベースバンドプロセッサ1404は、逆高速フーリエ変換(inverse fast Fourier transform, IFFT)を実行することにより、送信に適したOFDM信号又はOFDMA信号を生成するように構成されてもよい。受信ベースバンドプロセッサ1402は、FFTを実行することにより受信したOFDM信号又はOFDMA信号を処理するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、受信ベースバンドプロセッサ1402は、自己相関を実行することによりOFDM信号又はOFDMA信号の存在を検出し、ショートプリアンブルのようなプリアンブルを検出し、相互相関を実行することによりロングプリアンブルを検出するように構成されてもよい。プリアンブルは、Wi-Fi通信用の所定のフレーム構造の一部でもよい。
【0098】
図11に戻り、いくつかの実施形態では、アンテナ1101(図11)は、例えば、ダイポールアンテナ、モノポールアンテナ、パッチアンテナ、ループアンテナ、マイクロストリップアンテナ又はRF信号の送信に適した他のタイプのアンテナを含む、1つ以上の指向性アンテナ又は全指向性アンテナをそれぞれ含んでもよい。いくつかのマルチプルインプット・マルチプルアウトプット(multiple-input multiple-output, MIMO)の実施形態では、アンテナは、空間ダイバーシチ及び結果として生じ得る異なるチャネル特性を利用するように効果的に分離されてもよい。アンテナ1101は、フェーズドアレイアンテナのセットをそれぞれ含んでもよいが、実施形態はこれに限定されない。
【0099】
無線アーキテクチャ106a、106bは、いくつかの別個の機能的要素を有するものとして示されているが、機能的要素のうち1つ以上は組み合わされてもよく、デジタルシグナルプロセッサ(digital signal processor, DSP)を含む処理要素及び/又は他のハードウェア要素のようなソフトウェアにより構成された要素の組み合わせにより実装されてもよい。例えば、いくつかの要素は、ここに記載の機能を少なくとも実行するための、1つ以上のマイクロプロセッサ、DSP、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、無線周波数集積回路(RFIC)及び様々なハードウェアと論理回路との組み合わせを含んでもよい。いくつかの実施形態では、機能的要素は、1つ以上の処理要素上で動作する1つ以上のプロセスを示してもよい。
【0100】
図15は、図1及び図2の例示的なPHYレベル通信決定器104a、104bを実装するために、図4〜図10の命令を実行できる例示的なプロセッサプラットフォーム1500のブロック図である。プロセッサプラットフォーム1500は、例えば、サーバ、パーソナルコンピュータ、モバイルデバイス(例えば、携帯電話、スマートフォン、iPad(登録商標)のようなタブレット)、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant, PDA)、インターネット機器又はいずれかの他のタイプの計算デバイスとすることができる。
【0101】
図示の例のプロセッサプラットフォーム1500は、プロセッサ1512を含む。図示の例のプロセッサ1512は、ハードウェアである。例えば、プロセッサ1512は、いずれかの所望のファミリー又は製造者からの集積回路、論理回路、マイクロプロセッサ又はコントローラにより実装できる。
【0102】
図示の例のプロセッサ1512は、ローカルメモリ1513(例えば、キャッシュ)を含む。図15の例示的なプロセッサ1512は、図2の例示的なコンポーネントインタフェース200、例示的なS-TXOP特性決定器202、例示的なデータ変換器204、例示的なプリアンブル生成器206、例示的な通信決定器208及び/又は例示的なPHYバッファ210、及び/又は、図1及び/又は図11の例示的なアプリケーションプロセッサ102a、102bを実装するために、図4〜図10の命令を実行する。図示の例のプロセッサ1512は、バス1518を介して、揮発性メモリ1514及び不揮発性メモリ1516を含むメインメモリと通信する。揮発性メモリ1514は、シンクロナス・ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous Dynamic Random Access Memory, SDRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic Random Access Memory, DRAM)、ラムバス・ダイナミックランダムアクセスメモリ(RAMBUS Dynamic Random Access Memory, RDRAM)及び/又はいずれかの他のタイプのランダムアクセスメモリデバイスにより実装されてもよい。不揮発性メモリ1516は、フラッシュメモリ及び/又はいずれかの他の所望のタイプのメモリデバイスにより実装されてもよい。メインメモリ1514、1516へのアクセスは、クロックコントローラにより制御される。
【0103】
図示の例のプロセッサプラットフォーム1500はまた、インタフェース回路1520を含む。インタフェース回路1520は、イーサネットインタフェース、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus, USB)及び/又はPCIエクスプレスインタフェースのようないずれかのタイプのインタフェース標準により実装されてもよい。
【0104】
図示の例では、1つ以上の入力デバイス1522が、インタフェース回路1520に接続される。入力デバイス1522は、ユーザがデータ及びコマンドをプロセッサ1512に入力することを可能にする。入力デバイスは、例えば、センサ、マイクロホン、カメラ(静止画又は動画)、キーボード、ボタン、マウス、タッチスクリーン、トラックパッド、トラックボール、アイソポイント及び/又は音声認識システムにより実装できる。
【0105】
1つ以上の出力デバイス1524はまた、図示の例のインタフェース回路1520に接続される。出力デバイス1524は、例えば、ディスプレイデバイス(例えば、発光ダイオード(light emitting diode, LED)、有機発光ダイオード(organic light emitting diode, OLED)、液晶ディスプレイ、陰極線管ディスプレイ(cathode ray tube display, CRT)、タッチスクリーン、触覚出力デバイス及び/又はスピーカ)により実装できる。したがって、図示の例のインタフェース回路1520は、典型的には、グラフィックスドライバカード、グラフィックスドライバチップ又はグラフィックスドライバプロセッサを含む。
【0106】
図示の例のインタフェース回路1520はまた、ネットワーク1526(例えば、イーサネット接続、デジタル加入者線(digital subscriber line, DSL)、電話線、同軸ケーブル、携帯電話システム等)を介して、外部の機械(例えば、いずれかの種類の計算デバイス)とのデータ交換を実現するために、送信機、受信機、トランシーバ、モデム及び/又はネットワークインタフェースカードのような通信デバイスを含む。
【0107】
図示の例のプロセッサプラットフォーム1500はまた、ソフトウェア及び/又はデータを記憶するための1つ以上の大容量記憶デバイス1528を含む。このような大容量記憶デバイス1528の例は、フロッピーディスクドライブ、ハードドライブディスク、コンパクトディスクドライブ、ブルーレイディスクドライブ、RAIDシステム及びデジタル多用途ディスク(DVD)ドライブを含む。
【0108】
図4〜図10の符号化命令1532は、大容量記憶デバイス1528内、揮発性メモリ1514内、不揮発性メモリ1516内及び/又はCD又はDVDのような取り外し可能な有形のコンピュータ読み取り可能記憶媒体上に記憶されてもよい。
【0109】
以上から、に開示の方法、装置及び製造物は、無線ローカルエリアネットワークにおける同期送信機会を実現することが認識される。ここに開示の例は、送信機会内でS-TXOPについてのS-TXOPプリアンブルと、UL/DL PPDUについてのライトプリアンブルとを使用して、送信機会内で低いオーバーヘッド及び低い待ち時間を有する同期無競合送信を提供する。ここに開示の例を使用して、PPDUプリアンブル(例えば、通常のプリアンブルと比較したライトプリアンブル)は、9個のステーションが関与するシングルインプット・シングルアウトプット(Single Input Single Output, SISO)通信を考慮して、各DL PPDUについては41.6usだけ、各UL PPDUについては112usだけ低減される。さらに、ライトプリアンブルは、相関ピークとサイドローブピークとの間に15デシベル(dB)の分離で、1.83dBのピーク対平均電力低減(peak to average power reduction, PAPR)を提供し、312.5KHz(±1/1.6us/2)の最大CFO補正を可能にする。したがって、ここに開示の例は、従来のWi-Fi技術よりもかなり低いオーバーヘッド及び待ち時間を有する同期送信機会を提供する。
【0110】
特定の例示的な方法、装置及び製造物がここに記載されているが、本特許の範囲はこれらに限定されない。反対に、本特許は、本特許の特許請求の範囲内に入る全ての方法、装置及び製造物をカバーする。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【国際調査報告】

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