特表2021-533810(P2021-533810A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特表2021-533810レセプタクルとハウジングとの接続部を有する水パイプ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2021-533810(P2021-533810A)
(43)【公表日】2021年12月9日
(54)【発明の名称】レセプタクルとハウジングとの接続部を有する水パイプ
(51)【国際特許分類】
   A24F 1/30 20060101AFI20211112BHJP
【FI】
   A24F1/30
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2021-518848(P2021-518848)
(86)(22)【出願日】2018年6月15日
(85)【翻訳文提出日】2021年2月8日
(86)【国際出願番号】DE2018100563
(87)【国際公開番号】WO2019238148
(87)【国際公開日】20191219
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】519398652
【氏名又は名称】エーエフ ディベロップメント ホールディング リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳
(74)【代理人】
【識別番号】100084995
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 和詳
(72)【発明者】
【氏名】ハーゲン、クラウス
(57)【要約】
水パイプ(1)は、吸引接続を有し、液体媒体で満たすことができるレセプタクル(3)が入るハウジング(2)と、レセプタクルを介して接続される加熱チャンバー(4)とを備える。吸引ホース(6)が組み込まれています。レセプタクル(3)と、レセプタクルと加熱チャンバー(4)との間に位置し、電子ユニットを収容するハウジング部(7)は、互いに取り外し可能に接続されている。さらに、吸引ホース(6)の口(8)がレセプタクル(3)に通じる領域にバルブ(9)が取り付けられている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体媒体で満たされ、少なくとも1つの吸引接続部が設けられたレセプタクル(3)を内部に有するハウジング(2)と、吸引ホース(6)を介してこれに接続された加熱チャンバ(4)とを有する水パイプ(1)であって、
前記加熱チャンバ(4)は、煙媒体を収容する役割を果たすカプセル(10)のための保持固定具(5)を有し、
前記レセプタクル(3)と、電子ユニットを収容するハウジング部(7)とが着脱可能に接続され、前記吸引ホース(6)の口(8)が前記レセプタクル(3)に開口する領域にバルブ(9)が設けられている、
ことを特徴とする水パイプ。
【請求項2】
前記バルブ(9)は、ハウジング部(7)から突き出ている前記吸引ホース(6)に正確に適合する、
ことを特徴とする請求項1に記載の水パイプ。
【請求項3】
前記吸引ホース(6)は、下方から前記レセプタクル(3)の基部(12)に開口している、
ことを特徴とする請求項1に記載の水パイプ。
【請求項4】
前記レセプタクル(3)の基部(12)には、前記吸引ホース(6)を固定するための一体型中央取り付けプレート(14)を備えた中空の空間(13)が設けられている、
ことを特徴とする請求項3に記載の水パイプ。
【請求項5】
前記吸引ホース(6)が前記取り付けプレート(14)に開口する、
ことを特徴とする請求項4に記載の水パイプ。
【請求項6】
前記吸引ホース(6)及び前記バルブ(9)は、前記水パイプ(1)の前記ハウジング(2)の長手方向軸線(15)上に配置されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の水パイプ。
【請求項7】
前記吸引ホース(6)の口(8)には、前記レセプタクル(3)の基部(12)にシール(16、17、18)が設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載の水パイプ。
【請求項8】
前記レセプタクル(3)と、電子機器を収容する前記ハウジング部(7)とは、縁部で互いに接続されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の水パイプ。
【請求項9】
前記レセプタクル(3)と電子機器を収容する前記ハウジング部(7)とは、ねじ山(22)、スナップ嵌め接続、差込み式ロック、または差込み式接続を介して互いに接続される、
ことを特徴とする請求項8に記載の水パイプ。
【請求項10】
前記レセプタクル(3)およびその蓋(23)は、ねじ山(24)、スナップ嵌め接続部、差込み式ロック、または差込み式接続部を介して互いに接続される、
ことを特徴とする請求項9に記載の水パイプ。
【請求項11】
前記レセプタクル(3)は上端(25)に内方に突出するカラー(27)を有し、封止部品(29)は、前記カラー(27)に対向する下側(28)上の蓋(23)に一体化されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の水パイプ。
【請求項12】
電子機器を収容する前記ハウジング部(7)は、スイッチ、インジケータ、
ライト、接続部を上側(5)上に有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の水パイプ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は液体媒体で満たされ、少なくとも1つの吸引接続部が設けられたレセプタクル(容器)と、吸引ホースを介してこれに接続された加熱チャンバとが一体化されたハウジングを有する水パイプに関し、加熱チャンバは、煙媒体を収容する役割を果たすカプセルのための保持固定具を有する。
【背景技術】
【0002】
シシャ(shishas)またはフック(hookahs)としても知られているが、水パイプもともと中東地域に由来する。近年、それらは、特にティーンエイジャーおよび若年成人の間で、紙巻きタバコの代替品として、ますます一般的になってきている。このような水パイプは、とりわけ、米国特許第4031906号または米国特許出願公開第2012/0042884号から知られている。そのような水パイプは、水または他の液体媒体で部分的に満たすことができるレセプタクル(容器)を有する。マウスピースを吸引すると、このレセプタクル内に負圧が生じる。さらに、煙柱が水中に部分的に突出しており、この煙柱はタバコを受け取るためのヘッドピースをその上端に有し、タバコは、タバコの上にある木炭によって加熱される。タバコが加熱されるときに生成される空気、蒸気および煙粒子の混合物は、次いで喫煙者によって吸入される。赤熱した木炭による加熱は、一酸化炭素中毒、燃焼事故、または極端な場合には火災の発生さえも引き起こし得ることは明らかである。このような伝統的な水パイプは、とりわけ、米国特許出願公開第2014/0,069,446号または米国特許出願公開第2012/0,042,884号から知られている。水パイプは人手で満たされているため、水パイプの法的に準拠した充填は保証されないことが多い。したがって、原則として、今日知られている水パイプは屋外または部屋でのみ、新鮮な空気の供給を保証して運転されるべきである。
【0003】
この技術を用いた水パイプも比較的重く、容積も大きいため、いくつかの部品から組み立てなければならず、個々の部品で輸送することは困難である。洗浄はまた、時間がかかり、しばしば衛生基準を満たさない。例えば、米国特許第4,133,318号では電子水パイプが知られているが、これらは上述の問題のいくつかを満足に軽減するものではない。国際公開第2017/080545号パンフレットから知られている水パイプも、特に有利であることが判明している。しかし、水槽と水パイプのハウジングとの接続部の領域には空気が逃げるため、まだ技術的に不備がある。レセプタクルからのこの移行は、取扱い及び喫煙経験に関して対応する障害を伴う一種の所定の破壊点を表す。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このように、本発明は、高いレベルの気密性、従って喫煙体験のための有効性を特徴とする水パイプを作り出すという課題を有する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この課題はレセプタクルと、電子ユニットを収容するハウジング部とが、取り外し可能となるように接続され、吸引ホースの口がレセプタクル内に開口する領域にバルブを設けることによって解決される。
【0006】
水パイプのハウジングは本質的に、第1のハウジング部としてのレセプタクル、電子機器および吸引ホースを収容する第2のハウジング部、およびカプセル用の加熱チャンバーを収容する第3のハウジング部からなり、好ましくは、上から下までの順に記載されている。本発明によれば、レセプタクルと電子ユニットを収容するハウジング部とは着脱可能となるように互いに接続され、更に、改良されたシールを保証するバルブによって接続される。このバルブは水パイプを二次空気が逃げるのを防ぐのに特に有効な方法である。
【0007】
好ましくは、バルブがこの目的のために中央に配置され、必要に応じて、バルブの一部がレセプタクル内部に突出する。
【0008】
レセプタクルは、電子ユニットを収容するハウジング部の上方に配置されていることはすでに言及されている。この意味では、バルブはハウジング部から上方に突き出ている吸引ホースに正確にはまるはずだという示唆である。その下端が加熱チャンバーに開口し、電子ユニットを収納したハウジング部通る吸引ホースは、その上端がバルブに精密に嵌まり合うように接続されているため、この全域で二次空気が逃げることはない。
【0009】
具体的には、吸引ホースが下からレセプタクルの根元に開口していることを意味し、根元はバルブとホースの端部に対して安定した取り付けを形成するのに十分な全体の固体でなければならない。
【0010】
本発明の望ましい設計は、レセプタクルの基部が吸引ホースを固定するための一体化された中央取り付けプレートを有する中空の空間を有するものである。さもなくば比較的固い基部の中空の空間に中央に配置された取り付けプレートは、吸引ホースのための取り付けとして機能する。
【0011】
さらに、吸引ホースは取り付けプレートに開くように設計されている。したがって、吸引ホースは、レセプタクル内で、好ましくはその基部で、特に有利な方法で、レセプタクル基部に一体化された取り付けプレート内で終端する。
【0012】
吸引ホースとバルブは水パイプの長手軸線上に配置されていることは言うまでもない。そのため、例えば洗浄後にレセプタクルとハウジングを組み立てる際に、吸引ホースがバルブ内の位置を直接見つけることになる。
【0013】
このタイプの吸引ホースとバルブの間の取付けは、レセプタクルの基部に、吸引ホースの口にシールを設ければ有利と思われる。これらは、吸引ホースと、中空空間内に配置されたレセプタクル基部及び/又は取り付けプレートとの間にシールを提供し、それにより、吸引ホース及びその接続部を介する信頼性のある安全な空気経路を損失なしに確実に確保する。
【0014】
レセプタクルとエレクトロニクスを収容するハウジング部とは、互いに着脱可能なように接続されることが既に言及されている。本発明の好ましい設計はレセプタクルおよびエレクトロニクスを収容するハウジング部が縁部で互いに接続されることを提供し、次いで、これは、吸引ホースの頂部とバルブとの間の正確な嵌合によって補完される。
【0015】
例えば、レセプタクルと、電子機器を含むハウジング部とが、全周ねじ、スナップイン接続、差し込みロック、または全周プラグイン接続を介して互いに接続されることが考えられてきた。好ましい設計は、ねじ接続、ねじ山である。レセプタクルは電子ユニットを収容するハウジング部にねじ止めされ、このハウジング部は吸引ホースとバルブとの間の接続を確立することを含む。レセプタクル、ハウジング、吸引ホース、バルブは、しっかりとした外部接続とバルブの確実な位置決めが避けられない方法で同期される。
【0016】
レセプタクルは、吸引ホースとは反対を向いている端の蓋で閉じる。レセプタクルはその上端に内向きに突出するカラーを有し、その下側の蓋にカラーに面して一体化される密封構成要素を有することが望ましい。
【0017】
蓋がレセプタクルに接続される瞬間にシールが既に所定の位置にあるように、Oリングが好ましい。ここでも、好ましい設計はねじ接続である。
【0018】
電子機器を収容するハウジング部が、その上側にスイッチ、インジケータライト、接続部などを有するという事実はこれらのスイッチ、インジケータライト、および接続部がレセプタクルが分解された後にのみ容易にアクセス可能であり、さもなくば、邪魔にならず、設計を損なわないという点で有利である。
【0019】
目的は加熱チャンバと加熱チャンバ内に挿入されたカプセルとの間の熱伝達における高度の効率を確保することであり、これは、一方の保持固定具またはこの保持固定具の部品と他方のカプセルとの間の正確な嵌合によって可能にされる。コーンは、この正確なフィットに関して必須である。これは、カプセルを取り囲む保持固定具の側壁とカプセル自体との間の正確な嵌合により、特に目標とされた熱伝達を可能にする。カプセルが保持固定具内によりしっかりと配置されるほど、外側からの、すなわち加熱チャンバの方向からの熱はカプセルの方向に、より効果的に移動する。このような正確な嵌合のための特に有利な変形例は保持固定具の側壁が加熱チャンバの内部に向かって円錐状に先細りになっており、円錐が約5°〜10°、好ましくは約7°の角度を有するものである。理想的な幾何学的形状は、保持固定具またはカプセルの前部と後部との間の保持固定具の直径が約1.1〜1.25倍、好ましくは約1.17倍、絶えず増大するときに達成される。本発明の一設計によれば、保持固定具はその外側に、ハウジングの長手方向軸に対して横方向に延在する閉鎖リングを有し、その中にカプセルのための保持固定具が一体化され、すなわち、閉鎖リングまたは加熱チャンバは、閉鎖リングがカプセルが保持固定具内に配置される中央開口部を有するように、互いに対応するように配置および設計される。レセプタクル、加熱チャンバ等の配置に応じて、閉鎖リングはまた、ハウジングまたは加熱チャンバの上端または下端を形成する。さらに、閉鎖リングはカプセルが加熱チャンバ内に挿入されたときに、カプセル上のカラーのためのストッパとしても機能する。したがって、閉鎖リングはとりわけ、以下の理由により、カプセルが加熱チャンバ内に配置されることを確実にする。
【0020】
カプセルは、閉鎖リングに当たるカラーを有する。
【0021】
使用済みカプセルを、挿入方向とは反対方向に保持固定具内のその位置から押し出す機構のおかげで、使用済みカプセルは、使用者が高温に曝される可能性がある水パイプの部分と接触することなく、加熱チャンバ内の保持固定具内のそれらの位置から押し出すことができる。200℃までの高温に起因するこのような健康障害は加熱された水パイプカプセルが想定することができ、したがって、引き出されたときのカプセルの詰まりと同様に、除外される。カプセルは、特に効果的な方法でレセプタクルの方向から保持固定具から押し出すことができるので、任意のカプセル拡張プロセスも無関係である。機構が加熱チャンバの外側から操作され得るという事実は特に、操作者の手と加熱チャンバとの間、またはその内側のカプセルとの間に十分な距離を作り出すために、同じ目的を有する。
【0022】
本発明の有利な設計は、吸引ホースがその長手軸の方向に移動できるように取り付けられることを提供する。これは、既存の吸引ホースがカプセルを除去するための機構としての役割を果たすという追加の機能を有するので、このような機構にとって特に最適な解決策である。これは、加熱チャンバ内の使用済みカプセルの高温に関して完全に安全な距離から行われる。吸引ホースを単に押すことによって、カプセルが挿入された方向とは反対の方向にカプセルに力が加えられる。その結果、カプセルは必然的に、加熱チャンバ内の保持固定具内のその位置から解放される。取り扱いを容易にするために、吸引ホースがバネの力に抗して動くことができるように取り付けられていることが考慮されており、そのため、使用後に吸引ホースが開始位置に戻ってカプセルを解放し、運転中の吸引ホースの遊びが制限される。
【0023】
本発明は特に、水パイプが、カプセルからマウスピースを通って出る空気への最適な全空気供給を保証することを特徴とする。これは、水タンクと水パイプのハウジング、具体的にはエレクトロニクスを収容する中央ハウジング部との間の特別な接続のおかげである。レセプタクルと中央ハウジング部とが一緒に組み立てられるか又はねじ止めされるとき、特に確実な接続がそれらの中心に配置されたバルブによって確立されるので、加熱チャンバと、電子機器を収容する中央ハウジング部と、吸引ホースを介した水タンクとの間の空気の信頼性のある輸送は、空気がそこから逃げることができないことを保証する。さらに、吸引ホースはレセプタクル、具体的にはその中空ベースに開口し、水パイプのこの領域の吸引ホースの取り付け部として機能する中央取り付けプレートを備えている。
【0024】
本発明の目的のさらなる詳細および利点は、必要な詳細および個々の部品を有する好ましい設計例を示す、関連する図面の以下の説明に見出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1図1は、水パイプの上面図である。
図2図2は、図1に記載の水パイプの断面である。
図3図3は、吸引ホースの口の断面である。
図4図4は、前記電子ユニットを収容した収容部を斜視図で示すレセプタクルである。
図5図5は、レセプタクルとハウジング部の断面である。
図6図6は、レセプタクルとハウジング部の長手方向の部分を示す図である。
図7図7は、斜視図のレセプタクルである。
図8図8は、レセプタクルの縦断面である。
図9図9は、レセプタクルの断面である。
図10図10図11を詳細に示す図である。
図11図11は、接続リング、保持具およびカプセルを示す図である。
図12図12は、バネ付きの吸引ホースを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
図1は、シシャ又はフックとしても知られている水パイプ1を、そのハウジング2と共に示している。レセプタクル3は、蓋23によって頂部が閉鎖されている。吸引ホース55は、その一体の端部で蓋23の一部として接続片56に接続され、他端部で交換可能なマウスピース57と嵌合される。複数のホースの接続部が可能である。58は、特にレセプタクル3の部分的な充填のみが推奨されるので、レセプタクル3に貯蔵された水の水位を示す。加熱チャンバ、アキュムレータおよび制御ユニットは、ケーシング59によって隠されている。60が給水パイプを作動させるためのオン、オフおよび待機スイッチを示す。10および10’は、穿孔61を有する固体または液体の煙媒体を含有する2つのカプセルを示す。数個の空気スリットの形の空気入口には、マーク62が付いている。
【0027】
また、図2に水パイプ1の断面を示す。7で示された中央には制御ユニットを収容するハウジング部があり、その下にはカプセルのための保持固定具5及び取り外し可能なベースプレート30を有する加熱チャンバ4がある。レセプタクル3と、電子機器を含むハウジング部7との間のねじ山22は、はっきりと見えるので、これら2つの構成要素が組み立てられると、レセプタクルの基部12に配置されるか、またはレセプタクル内部19に部分的に突出する、中央に配置されたバルブ9の自動位置決めが行われる。レセプタクル3は電子ユニットを収容するハウジング部7にネジ止めされ、このハウジング部は吸引ホース6とバルブ9との間の接続を確立することを含む。
【0028】
図3は、まず、レセプタクル3の基部12の中実の多層設計を示す。吸引ホース6の口8は、Oリング16、17及び18の形態の3つのシールによって固定される。バルブ9および吸引ホース6は、共通の縦軸15上に配置される。基部12に一体化された中空の空間13がマークされており、中央の取り付けプレート14を保持する役割を果たし、そこに吸引ホース6が非常に正確に開く。
【0029】
図4は、レセプタクル3に接続された電子ユニットを収容する役割を果たすハウジング部7を示す。この電子ユニット、したがって水パイプを操作するためのスイッチには、参照番号31が付いている。
【0030】
レセプタクルの断面が図5に示されており、中央バルブ9及びスレッド22が外縁20に設けられている。
【0031】
この部分的な解決策は、バルブ9を介して接続されたレセプタクル3及びハウジング部7と共に図6に更に示されている。
【0032】
図7は、バルブ9がその下端26にあるレセプタクル3を示す。22は、レセプタクル3の外縁にねじ山をマークする。その反対側の上端部25は、ここには示されていない蓋のための接続可能性を提供する。ここで、ハウジング3は内側に向いたカラー27を有し、その下側28上には、ここではOリング29の形態の密封構成要素が見出され得る。次に、蓋は、内側ねじ山24を介してレセプタクル3にねじ込むことができる。
【0033】
さらに、これは、図8に示されており、このレセプタクル3はここには示されていないハウジング部への接続を特徴とし、一方の側に電子ユニットを含み、他方の側に蓋のための接続を特徴とする。
【0034】
図9は、再度、中央バルブ9と外側ねじ部22とを備えた水パイプ1の筐体2の断面を示す。
【0035】
加えて、図11は、閉鎖リング41における保持フィクスチャの一体化の形成で、図10において丸で囲まれた詳細図を示す。閉鎖リング41保持具上のカラー42に接続される。同時に、カラー43を有するカプセル10は保持固定具5内に位置し、約7°の均一な円錐のおかげで特に緊密である。閉鎖リング41を調節するために、カプセル10はカラー43とその実際の壁44との間に、カプセル10の壁が長手方向軸線46に正確に平行に延びる部分45を有することにも言及すべきである。
【0036】
最後に、図12は断面を示す。参照符号6は吸引ホースを示しており、この吸引ホースは、手動で又は制御ユニットを介して、矢印50の方向に吸引ホース6に圧力を加えることによって、長手方向軸63の方向に移動させることができる。吸引ホース6は、異なる直径の2つのホース部分52および53を有する。加熱チャンバー4に面する吸引ホース6の区分53はここでは図示されていないレセプタクルに面する区分53よりも小さい直径を有しており、その結果、吸引ホース6が動かされたときにばね48に作用するカラー51又はストッパが形成される。ここでは、内側ホース49を設けることが考えられる。さもなくば、第2のホース部分53は第1のホース部分52に面するその端部で圧力ばね48によって取り囲まれるか、またはばねハウジング64はレセプタクルに面する加熱チャンバ4の壁47に一体化される。第2ホース部53の前端65が加熱チャンバー4内に突出していることがはっきりと分かる。吸引ホース6のガイドピンには、マーク54が付いている。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【手続補正書】
【提出日】2021年2月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体媒体で満たされ、少なくとも1つの吸引接続部が設けられたレセプタクル(3)を内部に有するハウジング(2)と、吸引ホース(6)を介してこれに接続された加熱チャンバ(4)とを有する水パイプ(1)であって、
前記加熱チャンバ(4)は、煙媒体を収容する役割を果たすカプセル(10)のための保持固定具(5)を有し、
前記レセプタクル(3)と、電子ユニットを収容するハウジング部(7)とが着脱可能に接続され、前記吸引ホース(6)の口(8)が前記レセプタクル(3)に開口する領域にバルブ(9)が設けられている、
ことを特徴とする水パイプ。
【請求項2】
前記バルブ(9)は、ハウジング部(7)から突き出ている前記吸引ホース(6)に正確に適合する、
ことを特徴とする請求項1に記載の水パイプ。
【請求項3】
前記吸引ホース(6)は、下方から前記レセプタクル(3)の基部(12)に開口している、
ことを特徴とする請求項1に記載の水パイプ。
【請求項4】
前記レセプタクル(3)の基部(12)には、前記吸引ホース(6)を固定するための一体型中央取り付けプレート(14)を備えた中空の空間(13)が設けられている、
ことを特徴とする請求項3に記載の水パイプ。
【請求項5】
前記吸引ホース(6)が前記取り付けプレート(14)に開口する、
ことを特徴とする請求項4に記載の水パイプ。
【請求項6】
前記吸引ホース(6)及び前記バルブ(9)は、前記水パイプ(1)の前記ハウジング(2)の長手方向軸線(15)上に配置されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の水パイプ。
【請求項7】
前記吸引ホース(6)の口(8)には、前記レセプタクル(3)の基部(12)にシール(16、17、18)が設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載の水パイプ。
【請求項8】
前記レセプタクル(3)と、電子機器を収容する前記ハウジング部(7)とは、縁部で互いに接続されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の水パイプ。
【請求項9】
前記レセプタクル(3)と電子機器を収容する前記ハウジング部(7)とは、ねじ山(22)、スナップ嵌め接続、差込み式ロック、または差込み式接続を介して互いに接続される、
ことを特徴とする請求項8に記載の水パイプ。
【請求項10】
前記レセプタクル(3)およびその蓋(23)は、ねじ山(24)、スナップ嵌め接続部、差込み式ロック、または差込み式接続部を介して互いに接続される、
ことを特徴とする請求項9に記載の水パイプ。
【請求項11】
前記レセプタクル(3)は上端(25)に内方に突出するカラー(27)を有し、封止部品(29)は、前記カラー(27)に対向する下側(28)上の蓋(23)に一体化されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の水パイプ。
【請求項12】
電子機器を収容する前記ハウジング部(7)は、スイッチ、インジケータ、
ライト、接続部を上側(5)上に有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の水パイプ。
【請求項13】
前記レセプタクル(3)は、基部(12)と蓋(23)との両方を含む、請求項1に記載の水パイプ。
【請求項14】
前記吸引ホース(6)が前記レセプタクル(3)に入るシールをさらに備える、請求項13に記載の水パイプ。
【国際調査報告】