特表2021-533811(P2021-533811A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ エーエフ ディベロップメント ホールディング リミテッドの特許一覧

特表2021-533811カプセルに正確にフィットする水パイプ
<>
  • 特表2021533811-カプセルに正確にフィットする水パイプ 図000003
  • 特表2021533811-カプセルに正確にフィットする水パイプ 図000004
  • 特表2021533811-カプセルに正確にフィットする水パイプ 図000005
  • 特表2021533811-カプセルに正確にフィットする水パイプ 図000006
  • 特表2021533811-カプセルに正確にフィットする水パイプ 図000007
  • 特表2021533811-カプセルに正確にフィットする水パイプ 図000008
  • 特表2021533811-カプセルに正確にフィットする水パイプ 図000009
  • 特表2021533811-カプセルに正確にフィットする水パイプ 図000010
  • 特表2021533811-カプセルに正確にフィットする水パイプ 図000011
  • 特表2021533811-カプセルに正確にフィットする水パイプ 図000012
  • 特表2021533811-カプセルに正確にフィットする水パイプ 図000013
  • 特表2021533811-カプセルに正確にフィットする水パイプ 図000014
  • 特表2021533811-カプセルに正確にフィットする水パイプ 図000015
  • 特表2021533811-カプセルに正確にフィットする水パイプ 図000016
  • 特表2021533811-カプセルに正確にフィットする水パイプ 図000017
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2021-533811(P2021-533811A)
(43)【公表日】2021年12月9日
(54)【発明の名称】カプセルに正確にフィットする水パイプ
(51)【国際特許分類】
   A24F 1/30 20060101AFI20211112BHJP
【FI】
   A24F1/30
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2021-518850(P2021-518850)
(86)(22)【出願日】2018年6月15日
(85)【翻訳文提出日】2021年2月8日
(86)【国際出願番号】DE2018100566
(87)【国際公開番号】WO2019238150
(87)【国際公開日】20191219
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】519398652
【氏名又は名称】エーエフ ディベロップメント ホールディング リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳
(74)【代理人】
【識別番号】100084995
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 和詳
(72)【発明者】
【氏名】ハーゲン、クラウス
(57)【要約】
水道管(1)は、容器(3)とそれと連絡する加熱チャンバー(4)とを含み、前記加熱チャンバー(4)は、喫煙媒体を保持するカプセル(10)用の受容部(5)を有し、前記受容部は、同時に、カプセル(10)の発熱体でもある。受容部(5)は、カプセル(10)に正確に適合する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジング(2)を備えた水パイプ(1)であって、前記水パイプ(1)には液体媒体で満たされる容器(3)と、少なくとも1つの吸引接続部と、それと連通する加熱チャンバ(4)とが一体化されており、前記加熱チャンバ(4)は喫煙媒体を保持するカプセル(10)のための受容部(5)を有し、前記受容部(5)は同時に、前記カプセル(10)のための加熱要素であり、
前記受容部(5)と前記カプセル(10)との間の正確な嵌合を特徴とする、水パイプ。
【請求項2】
前記カプセル(10)の側面を取り囲む前記受容部(5)の壁(7)と、前記カプセル(10)との間の正確な嵌合を特徴とする請求項1に記載の水パイプ。
【請求項3】
前記受容部(5)の側壁(7)は前記加熱チャンバ(4)の内部(8)の方向に円錐状に先細りになっており、円錐(15)は、約5°〜10°、好ましくは約7°の角度(α)を有することを特徴とする請求項2に記載の水パイプ。
【請求項4】
前記受容部(5)の前部(6)と後部(9)との間の前記受容部(5)または前記カプセル(10)の直径が、それぞれ、約1.1〜1.25倍、好ましくは約1.17倍増加することを特徴とする請求項1に記載の水パイプ。
【請求項5】
前記受容部(5)がその内側(16)に、開口部(18)を有し、ハウジング(2)の長手方向軸(21)に対して本質的に横方向に延在する前壁(19)を備えることを特徴とする請求項1に記載の水パイプ。
【請求項6】
前記受容部(5)がその外側(17)に、前記ハウジング(2)の長手方向軸(21)を横切って延在するカバーリング(22)を有し、前記カバーリング内に、前記カプセル(10)のための前記受容部(5)が一体化されていることを特徴とする請求項1に記載の水パイプ。
【請求項7】
前記カバーリング(22)は前記カプセル(10)が前記加熱チャンバ内に挿入されたときに、前記カプセル側のカラー(11)のためのエンドストップとして機能することを特徴とする請求項6に記載の水パイプ。
【請求項8】
前記カバーリング(22)は、前記受容部(5)の外側(17)に設けられたカラー(23)に接続されているか、または前記カラーと一体に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の水パイプ。
【請求項9】
前記加熱チャンバ(4)は底板(24)または蓋板によって閉鎖可能であり、前記底板(24)はその内面(25)に、挿入されるかまたは挿入された前記カプセル(10)に作用する取付具(27)を有することを特徴とする請求項1に記載の水パイプ。
【請求項10】
前記底板(24)はその内面(25)に、前記カプセル(10)のカラー(11)に対応して配置および/または設計された環状ビード(28)を有することを特徴とする請求項9に記載の水パイプ。
【請求項11】
前記取付具(27)は、ラッチ手段(30)を備えていることを特徴とする請求項9に記載の水パイプ。
【請求項12】
前記ラッチ手段(30)は、半径方向に調整可能に配置されていることを特徴とする請求項11に記載の水パイプ。
【請求項13】
前記底板(24)はその外面(26)に、前記底板を作動させるためのハンドル(29)を備えることを特徴とする請求項9に記載の水パイプ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はハウジングを備えた水パイプに関し、その中に、液体媒体で満たされるべき容器と、少なくとも1つの吸引接続部と、それと連通する加熱チャンバとが一体化され、前記加熱チャンバは喫煙媒体を保持するカプセルのための受容部を有し、前記受容部は同時に、カプセルのための加熱要素である。
【背景技術】
【0002】
このタイプの水道管は中東で始まり、シシャ又はフックとしても知られており、近年、特にタバコの代替品として、若者及び青少年の間で人気が高まっている。このような水パイプは例えば、米国特許第4031906号または米国特許第2012/0042884号から知られている。このタイプの水パイプは、水または他の液体媒体で部分的に満たされた容器を有する。マウスピースを吸引すると、この容器内に負圧が生じる。さらに、煙柱は水中にある距離突出し、この煙柱はその上端に、タバコを受け取るためのヘッドピースを有し、タバコは、上に置かれた木炭によって加熱される。タバコが加熱されるときに生成される空気、蒸気および煙粒子の混合物は、次いで喫煙者によって吸入される。加熱のために高温の木炭を使用すると、一酸化炭素中毒、火傷、または極端な場合には火災の発生につながる可能性があることは明らかである。さらに、水パイプは手動で充填されるため、法的に準拠した方法でセットアップされることを保証することができない。したがって、原則として、現在シシャとして知られている水道管は、屋外で、または外気の供給が保証された部屋でのみ運転されるべきである。また、従来技術による社屋は一度建設されれば非常に重く、膨大であるが、いくつかの部品から組み立てなければならず、それらを個々の部品の中で輸送することは面倒である。これらのパイプを洗浄することはまた、骨の折れるプロセスであり、しばしば衛生基準を満たさない。米国特許第4,133,318号明細書には、上記の問題の一部を、満足のいく程度ではないもの、低減することができる電子シシャが開示されている。WO2017/080545から知られているシシャは、特に有利であることが証明されている。
【0003】
しかしながら、加熱チャンバと、そこに挿入された煙媒体を有するカプセルとの間の効果的な熱伝達という敏感な話題に関して、従来技術には依然として欠点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、本発明の目的は、シシャ又はフックとしても知られる水パイプであって、水パイプの加熱チャンバとその中に挿入されたカプセルとの間の熱の特に効果的かつ目標とされた伝達を特徴とする水パイプを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この目的は、受容部と被膜との間の正確な嵌合を手段することによって達成される。
【0006】
加熱チャンバと、その中に挿入され、液状または固形の媒体で満たされたカプセルとの間の熱伝達の高効率を保証することが大切であり、これは、一方ではこの受容部の受容部(単数または複数)と他方ではカプセルとの間の正確な嵌合の手段によって達成される。最適な喫煙プロセスを達成するためには、加熱チャンバからカプセルへの理想的な熱伝達が不可欠である。これは、3つの構成要素、すなわち加熱チャンバ、受容部、およびカプセルの正確な熱的および幾何学的固定および/または調整によって達成される。
【0007】
受容部側またはカプセル側のコーンもまた、正確な嵌合に関して非常に重要である。このコーンは、カプセルの側面を取り囲む受容部壁面とカプセル自身との間の正確な嵌合を手段することによって、特に目標とする伝熱を可能にする。カプセルが受容部内によりしっかりと着座するほど、熱は外側から、すなわち加熱チャンバからカプセルへと、より効果的に移動する。ここでは少量の遊びが許容されてもよいが、これはカプセルが受け入れ部分内でガタすることにつながってはならない。したがって、受容部は、カプセルを囲む壁が特に重要でカプセルのための加熱要素としても機能する受容部を用いて、カプセルがシシャ、より正確には加熱チャンバ内に挿入され得ることを確実にするように機能する。
【0008】
このタイプの正確な適合の特に有利な変形では受容部の側壁が加熱チャンバの内部の方向に円錐状にテーパし、円錐は約5°〜10°、好ましくは約7°の角度を有する。受容部およびカプセルの両方がこの種のテーパを有する場合、受容部におけるカプセルの一種の締め付け嵌めが達成される。一定の直径の小さな凹部が、受容部またはカプセルの長手方向軸線にそれぞれ平行に延びた後、受容部の内側から離れる側に向かって、それぞれ、受容部またはカプセルのはるかに大きく、先細りの部分が続く。
【0009】
理想的な幾何学的形状は、受容部またはカプセルの前部と後部との間の受容部の直径がそれぞれ、約1.1〜1.25倍、好ましくは約1.17倍、絶えず増加する場合に達成される。
【0010】
本発明の一実施形態によれば、受容部はその内側に開口部を有する前壁を有し、この前壁は、ハウジングの縦軸に対して本質的に横断方向に延在する。この前壁は、加熱室の内部の方向に受容部の終端を形成する。
【0011】
受入部の他の方向において、受入部はハウジングの長手軸線に対して横方向に延びるカバーリングをその外側に有し、このカバーリングは、カプセルの受入部を覆うように一体化されていることが好ましい。言い換えれば、カバーリングおよび加熱チャンバは、それぞれ、カバーリングがカプセルが受容部に着座する中央開口部を有するように、互いに対して配置され、形成される。同時に、レセプタクル、加熱チャンバ等の配置に応じて、カバーリングは、ハウジング又は加熱チャンバの頂部又は底部終端を形成する。
【0012】
さらに、カバーリングはカプセルが加熱チャンバ内に挿入されるときに、カプセル側のカラーのためのエンドストップとして機能する機能を有する。したがって、カバーリングは、少なくともカプセルがカバーリングに当接するカラーを有することを手段することによって、カプセルの暖房チャンバ内への嵌合を保証する。
【0013】
本発明による別の構造的手段は、カバーリングが受容部の外側に設けられたカラーに接続されるか、または前記カラーと一体に形成されることである。受容部上のこのカラーは、カバーリング内のカプセルのための受容部の一体化のための追加要素として、受容部とカバーリングとの間の固定接続を提供する。
【0014】
本発明によれば、カプセルへの熱の目標とされた伝達のための、受容部におけるカプセルのしっかりとした適合の重要性は、すでに数回言及されている。もちろん、カプセルはまた、カラーを有するその背面で保持されて、カプセルが受容部から滑り出ないようにしなければならない。これに基づき、加熱室は底板又は蓋板の手段によって閉鎖可能であり、この板は、挿入される又は挿入された被膜に作用する取付具をその内面に有することが提案される。空気入口は、プレートまたは受容部の壁のいずれかで、チャンバ内に一体化される。プレートが閉じられ、したがって加熱チャンバも閉じられると、本発明によるカプセルはその機能位置自体を見つけ、すなわち、挿入され、ラッチされ、ボルト留めされたプレートなどの端位置は、喫煙を開始することができる機能位置にあるカプセルに対応する。したがって、プレートが取り外された状態で、カプセルはシシャの設計に応じて、上方または下方から加熱チャンバ内に挿入され、その結果、カプセルはシシャのハウジングによって完全に受容される。次に、使用済みカートリッジをチャンバから取り出し、媒体で満たされた新しいカートリッジと交換することができる。
【0015】
これらの機能はプレートの内側面上の取付具によって補完され、この取付具は内側面が受容部に面している。
【0016】
このようなフィッティングの一つの提案によれば、プレートはその内面に、カプセルのカラーに対応して配置および/または設計された環状ビードを有する。その結果、この環状ビードはカバーリングよりも小さい直径を有し、環状ビードはカプセルのカラーに正確に対向して位置し、その結果、環状ビードは蓋が閉じられたときに、カプセルを受容部内に自動的に押圧する。
【0017】
追加の保持手段として、フィッティングにはラッチ手段が装備されている。具体的には、この手段がリング状ビードがカプセル受容部に押し込まれるラッチ手段を有し、したがって、受容部内、したがって、加熱チャンバ内でのカプセルのさらなる安定した嵌合を保証することができることである。
【0018】
例えば、ラッチ手段は、半径方向に調整可能に配置され、このようにして、カプセル受容部を延長位置に押し込むことが意図される。
【0019】
別の好適な実施形態によれば、プレートはその外面に、プレートを作動させるための取っ手を備え、この取っ手の手段によって、プレートは例えば、プレートの組み立て及び取り外しの際に、回転方向にずらすことができる。
【0020】
使用済みカプセルを受容部カウンターの座から挿入方向に押し出す機構のおかげで、使用済みカプセルは、高温にさらされた可能性のある水パイプの部分に接触する必要なく、加熱室側の受容部の座から押し出すことができる。したがって、加熱されたシシャカプセルが到達することができる200℃までの高温によるこのような健康上の危険性はカプセルを取り外すときのカプセルの詰まりと同様に、除外される。さらに、カプセルは、容器方向から特に効果的な方法で受容部から押し出すことができるので、カプセルのいかなる膨張プロセスも無関係である。機構が加熱チャンバの外側から操作され得るという事実は同じ目的を有し、特に、使用者の手と加熱チャンバまたはその中のカプセルとの間の十分な距離を達成する。
【0021】
本発明の有利な実施形態では、吸引パイプがその長手方向軸線の方向に移動可能に配置されている。これは、常に存在する吸引パイプに、カプセルを解放するための機構としての役割を果たす追加の機能が与えられるので、このような機構にとって特に最適な解決策である。さらに、これは、加熱チャンバ内の使用済みカプセルの高温に関して完全に安全な除去に関連して行われる。吸引パイプを簡単に押すと、カプセルカウンターに挿入方向に力を加える。これにより、カプセルは、加熱室側の受容部の座部から緩められる。ハンドリング性を向上させるために、吸入管はカプセルを開放するために使用された後に吸入管が開始位置に戻り、運転中の吸入管の遊びが制限されるように、バネの力に対抗して移動可能に配置されることを意図している。
【0022】
さらには、電子ユニットを有するレセプタクルとハウジング部とが互いに着脱自在に接続されるようにし、レセプタクル内の吸入管の口の領域にバルブを設けることを意図している。水パイプのハウジングは本質的に、第1のハウジング部分としてのレセプタクルと、電子機器および吸引パイプを保持する第2のハウジング部分と、カプセルのための加熱チャンバを保持する第3のハウジング部分とからなり、便宜上、上から下の順序である。電子ユニットを保持するレセプタクルおよびハウジング部分は、互いに着脱可能に接続され、また、付加的なシールを保証する弁によっても、本発明によるシシャを、付加的な空気の逃がしに対して、特に効果的な方法で固定する。好ましくは弁は中央に配置され、任意選択で、弁の一部は容器の内部に突出する。バルブは、ハウジング部分から上方に突き出ている吸入パイプに正確に適合している。吸入管はその底端部を有して加熱チャンバ内に開口し、ハウジング部分を通過するが、その上端部にはこの領域全体のどこからでも追加の空気が逃げることができないように、弁と正確に嵌合する。具体的には、吸入パイプが下からレセプタクルの基部に開口し、この基部は一般に、バルブおよびパイプの端部のための安定したベアリングを形成するように十分に固く設計されている。本発明の好適な実施形態によれば、レセプタクルの基部は、吸引パイプを固定するための一体化された中央取り付けプレートを有するキャビティを有する。従って、比較的中実な基部のキャビティ内に中央に位置決めされた取付板は、吸入パイプのベアリングとして機能する。
【0023】
本発明は特に、特にコンパクトさ、安全性、使いやすさ、容易な洗浄、および多種多様な可能なバリエーションを特徴とする水パイプ(またはシシャまたはフック)の生成を特徴とする。使用者は最初に、ハウジングの頂部または底部の入口を通して、タバコ含有または非タバコ含有、液体または固体の喫煙媒体が、便宜上オーブンの様式で加熱チャンバ内に挿入されるカプセル内に配置される加熱チャンバ内に空気を引き込む。その結果、カプセルは、吸引手段によって、すなわち負圧を生成することによって、ユーザが筐体の上端で生成する気流内にある程度位置する。同時に、カプセル内の固形または液状の喫煙媒体は、加熱メカニズムの手段によって加熱される。加熱チャンバ内に挿入されたカプセルから、空気と喫煙媒体の混合物は次に、吸引パイプを通って、水タンクとも呼ばれる上部容器内に移動し、そこで、水を通過し、次いで、吸引装置を介して吸引され得る。受容部とカプセルとの間、特にカプセルの側面を取り囲むチャンバ壁とカプセル自体との間の正確な嵌合は、加熱チャンバからカプセルへの理想的な熱伝達、したがって理想的な煙の発生を容易にする。受容部の側方円錐とカプセルの側方円錐とが互いに対応するという点で、ある種の有利なクランプ効果が達成される。これに代えて、またはこれに加えて、その作動位置においてカプセルにクランプ力を及ぼし、したがってカプセルを所定位置に保持する調整部材を使用することが考えられる。
【0024】
本発明の主題のさらなる詳細および利点は、必要な詳細および個々の部品と共に好ましい例示的な実施形態が示される、関連する図面の以下の説明から生じる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1図1は水パイプの側面図を示す。
図2図2は、挿入されたカプセルを部分断面図で示す。
図3図3はカバーリングと受容部とを示す。
図4図4は、カプセルが挿入された状態の外側からの加熱チャンバを示す。
図5図5は受入部、カプセル及びプレートの断面図を示す。
図6図6は、図5の平面図を示す。
図7図7は、プレートの斜視図を示す。
図8図8は、プレートの平面図を示す。
図9図9は、図10の詳細を示す。
図10図10は、接続リング、受容部、およびカプセルを示す。
図11図11は、受容部を通る断面図を示す。
図12図12は、受容部の平面図を示す。
図13図13はカプセルを示す。
図14図14は、スプリング取り付け式の吸引パイプを示している。
図15図15は、吸入管の口を通る断面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0026】
図1は、シシャ又はフックとも呼ばれる水パイプ1を、そのハウジング2と共に示している。容器3は、蓋41の手段によって頂部が閉鎖されている。吸引ホース34は、その一体の端部がカバー41の一部として連結片33に連結され、その他端部に交換可能なマウスピース35が設けられている。複数のホース34、36を接続することが可能である。特に容器3の部分的な充填のみが好都合であるので、容器3内に供給される水の水位は38で示される。加熱室及びバッテリ並びに制御ユニットはケーシング42によって隠されている。シーシャ(水たばこ)を操作するためのオン/オフ/スタンバイスイッチは、39.10、10’によって指定され、喫煙媒体を含む2つのカプセル、すなわちミシン目43を有するカプセルである。複数の空気スリットの形態の空気入口は37で示される。
【0027】
図2は、カプセル10のための受容部5を示す。受容部5の側壁7(外側)とカプセル10の壁12(内側)との間の正確な嵌合は、ここではっきりと見ることができる。2つの壁7、12は、コーン15の形成で、すなわち好ましくは約7°の角度αで、加熱室4の内部8の方向に延在する。受容部5はその内側16に、開口部を有し、ハウジングの長手方向軸線に対して本質的に横断方向に延び、従って受容部5も延びる前壁19を備える。受容部5の前壁19とカプセルの前壁13との間に隙間44が残っていてもよい。理想的な幾何学的形状は、流れの方向から見て、受容部5の前側6及び後側9又はカプセルの間の受容部5の直径がそれぞれ、約1.1〜1.25、好ましくは約1.17、ここでは約31mm〜約36mmの倍数だけ絶えず増加するときに達成される。次いで、受容部5の外側側面14上で縦軸21に対して横方向に走行するカラー11も、ここで明瞭に識別可能である。カプセルのための受容部5は、カバーリング22の外側17に一体化されている。
【0028】
図3図2を参照して、後者から区間A−Aを示し、一方、外部から内部へ、円錐7、前壁19および開口18の形態の構成要素連結リング22、カラー11、壁12を示す。
【0029】
さらに、図4は、カバーリング22内に加熱室とカプセル10が挿入されたハウジング部分の斜視図を示す。カプセル10は、まず溝45に通され、次いで穿孔43を備えたプレート46に通されるカラー11を備える。
【0030】
図5による表現において特に重要なのは、加熱チャンバ4、受容部5、壁7、壁12およびカバープレートまたはベースプレート24の間の重要な相互作用である。加熱チャンバ4はベースプレート24の手段によって閉じられ、カプセル10は遅くとも、ベースプレート24を加熱チャンバ4内に固定し、ねじり、または挿入する際に、その機能位置をとる。取っ手(ハンドル)29は、ここでは回転手段によって板24を作動させるために使用される。
【0031】
このハンドルには図6では符号29が付されており、次に、A−Aは図5に示されている断面を示す。
【0032】
プレート24を示す図7によれば、後者はその内面25のフィッティング27上に、アニュラービード28の形式で構成され、その外面26上にハンドル29を備えている。ラッチ手段は符号30で示されており、蓋24を受容部(ここでは図示せず)に付加的に押し込む役割を果たす。
【0033】
図8は、カプセル(ここでは図示せず)のカラーに対応する環状ビード28の形態の取付具27を有するカバー24の内面25の図を示す。
【0034】
図9は、カバーリング22に受容部を一体化した形で、図10に丸で囲まれた細部を示す。カバーリング22は受口部側のカラー23に連結されている。同時に、カラー11を有するカプセル10は、約7°の均一な円錐のおかげで、特にしっかりと受容部5に着座する。カバーリング22に適合させるために、カプセル10はカラー11とそれ自体の壁20との間に、カプセル10の壁20が長手方向軸21に正確に平行に延びる部分31を有することにも言及しなければならない。
【0035】
図11は、カラー11と壁12との間のカプセル10内の、既に説明した部分31を示している。同じことが図12にも当てはまる。
【0036】
従って、図13は、カラー11と出口47との間に円錐壁12を有するカプセル10を示す。
【0037】
図14に断面図を示す。参照符号61は長手方向軸63の方向に移動可能な吸引パイプを示すために使用され、ここで、圧力は手動で、またはコントローラを介して矢印方向60に吸引パイプ61に加えられる。吸入管61は、異なる直径を有する2つのパイプ部分62、64を有する。加熱室4に面する吸引管61の内側部分62は容器(ここでは図示せず)に面する外側部分64よりも小さい直径を有し、その結果、吸引管61が押されると、ばね66に作用するカラー67またはストッパが形成される。対応する部分62、64を有する内側パイプ58を設けることも考えられる。さもなければ、内側パイプ部分62は圧縮バネ66によって包囲されるか、またはバネシャフト59が加熱チャンバ4のレセプタクル対向壁68内に一体化される。前端65を加熱室4に突出させた内側パイプ部62は、ここで明瞭に見ることができる。吸引パイプ61のガイドボルトは69で指定される。
【0038】
さらに、図15は、水パイプ1を通る区間を示している。中央にはハウジング部分があり、その下には、カプセル10のための受容部分5と取り外し可能なベースプレート24とを備えた加熱チャンバ4がある。ねじ式接続部は、これらの2つの構成要素が一体化されると、中央に位置決めされた弁48が自動的に位置決めされ、この弁がレセプタクルの基部54内に位置するか、またはレセプタクル内部53内にある距離を突出することを確実にする。図15は、レセプタクル3の基部54の中実多層設計を示す。吸込管61の口部57は、Oリング49、50、51の形態の3つのシールの手段によって固定される。弁48および吸入パイプ61は、共通の縦軸52内に存在する。基部54に一体化されたキャビティは、55で示され、吸引パイプ61が次いで具体的に開口する中央取り付けプレート56を受け入れるように働く。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
【手続補正書】
【提出日】2021年2月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジング(2)を備えた水パイプ(1)であって、前記水パイプ(1)には液体媒体で満たされる容器(3)と、少なくとも1つの吸引接続部と、それと連通する加熱チャンバ(4)とが一体化されており、前記加熱チャンバ(4)は喫煙媒体を保持するカプセル(10)のための受容部(5)を有し、前記受容部(5)は同時に、前記カプセル(10)のための加熱要素であり、
前記受容部(5)と前記カプセル(10)との間の正確な嵌合を特徴とする、水パイプ。
【請求項2】
前記カプセル(10)の側面を取り囲む前記受容部(5)の壁(7)と、前記カプセル(10)との間の正確な嵌合を特徴とする請求項1に記載の水パイプ。
【請求項3】
前記受容部(5)の側壁(7)は前記加熱チャンバ(4)の内部(8)の方向に円錐状に先細りになっており、円錐(15)は、約5°〜10°、好ましくは約7°の角度(α)を有することを特徴とする請求項2に記載の水パイプ。
【請求項4】
前記受容部(5)の前部(6)と後部(9)との間の前記受容部(5)または前記カプセル(10)の直径が、それぞれ、約1.1〜1.25倍、好ましくは約1.17倍増加することを特徴とする請求項1に記載の水パイプ。
【請求項5】
前記受容部(5)がその内側(16)に、開口部(18)を有し、ハウジング(2)の長手方向軸(21)に対して本質的に横方向に延在する前壁(19)を備えることを特徴とする請求項1に記載の水パイプ。
【請求項6】
前記受容部(5)がその外側(17)に、前記ハウジング(2)の長手方向軸(21)を横切って延在するカバーリング(22)を有し、前記カバーリング内に、前記カプセル(10)のための前記受容部(5)が一体化されていることを特徴とする請求項1に記載の水パイプ。
【請求項7】
前記カバーリング(22)は前記カプセル(10)が前記加熱チャンバ内に挿入されたときに、前記カプセル側のカラー(11)のためのエンドストップとして機能することを特徴とする請求項6に記載の水パイプ。
【請求項8】
前記カバーリング(22)は、前記受容部(5)の外側(17)に設けられたカラー(23)に接続されているか、または前記カラーと一体に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の水パイプ。
【請求項9】
前記加熱チャンバ(4)は底板(24)または蓋板によって閉鎖可能であり、前記底板(24)はその内面(25)に、挿入されるかまたは挿入された前記カプセル(10)に作用する取付具(27)を有することを特徴とする請求項1に記載の水パイプ。
【請求項10】
前記底板(24)はその内面(25)に、前記カプセル(10)のカラー(11)に対応して配置および/または設計された環状ビード(28)を有することを特徴とする請求項9に記載の水パイプ。
【請求項11】
前記取付具(27)は、ラッチ手段(30)を備えていることを特徴とする請求項9に記載の水パイプ。
【請求項12】
前記ラッチ手段(30)は、半径方向に調整可能に配置されていることを特徴とする請求項11に記載の水パイプ。
【請求項13】
前記底板(24)はその外面(26)に、前記底板を作動させるためのハンドル(29)を備えることを特徴とする請求項9に記載の水パイプ。
【請求項14】
前記カプセルを含み、前記カプセル(10)の前記カラー(11)は、前記環状ビード(28)に対向して配置され、前記環状ビードは前記底板が閉じられたときに、前記カプセルを前記受容部(5)内に自動的に押し込む、請求項10に記載の水パイプ。
【請求項15】
前記受容部(5)は前記受容部(5)に正確な嵌合で挿入されたときに、前壁(19)と前記カプセル(10)の対向する前壁(13)との間に隙間(44)を画定するように配置された前壁(19)を有することを特徴とする請求項1に記載の水パイプ。
【請求項16】
水パイプに使用するための喫煙媒体を保持するカプセル(10)であって、
前記カプセルが、カラー(11)と、出口(47)と、カラーと出口との間に延在する円錐壁(12)とを有し、
前記カラー(11)と前記円錐壁(12)とは、受容部が前記カプセル(10)のための加熱要素を提供するように、水パイプの前記受容部(5)と密接嵌合を形成するように配置される、
カプセル(10)。
【請求項17】
カラー(11)は穿孔(43)を有する底板(46)と、環状溝(45)とを有する、請求項15に記載のカプセル(10)。
【請求項18】
前記環状溝(45)が水道管(10)の被覆(24)の内面に年輪のビード(28)を受け取るように設定されている、請求項17に記載のカプセル(10)。
【請求項19】
前記環状溝(45)は、前記穿孔(43)と前記カラー(11)との間にある、請求項17に記載のカプセル(10)。
【国際調査報告】