特表2021-536187IP Force 特許公報全文掲載

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2021-536187(P2021-536187A)
(43)【公表日】2021年12月23日
(54)【発明の名称】無線通信システムのためのドップラーコードブックベースのプリコーディングおよびCSI報告
(51)【国際特許分類】
   H04B 7/0456 20170101AFI20211126BHJP
   H04B 7/06 20060101ALI20211126BHJP
   H04L 27/26 20060101ALI20211126BHJP
【FI】
   H04B7/0456 300
   H04B7/06 950
   H04L27/26 114
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】134
(21)【出願番号】特願2021-511592(P2021-511592)
(86)(22)【出願日】2018年9月11日
(85)【翻訳文提出日】2021年4月27日
(86)【国際出願番号】EP2018074444
(87)【国際公開番号】WO2020052736
(87)【国際公開日】20200319
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】500341779
【氏名又は名称】フラウンホーファー−ゲゼルシャフト・ツール・フェルデルング・デル・アンゲヴァンテン・フォルシュング・アインゲトラーゲネル・フェライン
(74)【代理人】
【識別番号】100134119
【弁理士】
【氏名又は名称】奥町 哲行
(72)【発明者】
【氏名】ラミレディ・ベンカテッシュ
(72)【発明者】
【氏名】ランドマン・マーカス
(72)【発明者】
【氏名】グロスマン・マーカス
(72)【発明者】
【氏名】バラタラジャン・サタシュン
(57)【要約】
無線通信システムにおいてチャネル状態情報(CSI)フィードバックを提供するための通信デバイスは、送信機から、時変周波数選択MIMOチャネルを介して無線信号を受信するためのトランシーバであって、無線信号は、いくつかのアンテナポートを含む基準信号構成によるダウンリンク基準信号と、基準信号構成を含むダウンリンク信号とを含む、トランシーバと、プロセッサとを含む。プロセッサは、無線チャネル上のダウンリンク基準信号に対する測定を使用して周波数領域内の明示的なCSIを推定し、ダウンリンク基準信号は特定の観察時間にわたって提供される。プロセッサは、性能測定基準に基づいて、複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダのドップラー遅延ビームプリコーダマトリックス(

)を選択し、ドップラー遅延ビーム三段プリコーダは1つ以上のコードブックに基づいており、1つ以上のコードブックは、
○複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダの1つ以上の送信側空間ビーム成分と、
○複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダの1つ以上の遅延成分と、
○複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダの1つ以上のドップラー周波数成分と
を含む。
プロセッサは、明示的なCSIおよび選択されたドップラー遅延ビームプリコーダマトリックス(

)を有する複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダを使用して、チャネル品質インジケータ(CQI)および/またはプリコーダマトリックスインジケータ(PMI)および/またはランクインジケータ(RI)のうちのいずれか1つ以上を計算し、CQIおよび/またはPMIおよび/またはRIのうちのいずれか1つ以上を含むCSIフィードバックを送信機に報告し、PMIおよびRIは、構成されたアンテナポートのドップラー遅延ビーム三段複合プリコーダマトリックスを示すために使用される。複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダの1つ以上の遅延成分および/または1つ以上のドップラー周波数成分は、DFTマトリックスの1つ以上のサブマトリックスによって、またはオーバーサンプリングされたDFTマトリックスの1つ以上のサブマトリックスによって、定義される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信システムにおいてチャネル状態情報(CSI)フィードバックを提供するための通信デバイスであって、前記通信デバイスは、
送信機から、時変周波数選択MIMOチャネルを介して無線信号を受信するように構成されたトランシーバであって、前記無線信号は、いくつかのアンテナポートを含む基準信号構成によるダウンリンク基準信号を含み、ダウンリンク信号は前記基準信号構成を含む、トランシーバと、
プロセッサであって、
−無線チャネル上の前記ダウンリンク基準信号に対する測定を使用して周波数領域内の明示的なCSIを推定し、前記ダウンリンク基準信号は特定の観察時間にわたって提供され、
−性能測定基準に基づいて、複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダのドップラービームプリコーダマトリックス(
)を選択し、前記ドップラー遅延ビーム三段プリコーダは1つ以上のコードブックに基づいており、前記1つ以上のコードブックは、
○前記複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダの1つ以上の送信側空間ビーム成分と、
○前記複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダの1つ以上のドップラー周波数成分と
○前記複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダの1つ以上のドップラー周波数成分と
を含み、
−前記明示的なCSIおよび前記選択されたドップラー遅延ビームプリコーダマトリックス(
)を有する前記複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダを使用して、チャネル品質インジケータ(CQI)および/またはプリコーダマトリックスインジケータ(PMI)および/またはランクインジケータ(RI)のうちのいずれか1つ以上を計算し、
−前記CQIおよび/または前記PMIおよび/または前記RIのうちのいずれか1つ以上を含む前記CSIフィードバックを前記送信機に報告し、前記PMIおよびRIは、前記構成されたアンテナポートの前記ドップラー遅延ビーム三段複合プリコーダマトリックスを示すために使用される
ように構成された、プロセッサと
を含み、
前記複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダの前記1つ以上の遅延成分および/または前記1つ以上のドップラー周波数成分は、DFTマトリックスの1つ以上のサブマトリックスによって、またはオーバーサンプリングされたDFTマトリックスの1つ以上のサブマトリックスによって定義される、通信デバイス。
【請求項2】
前記ドップラー遅延ビーム三段プリコーダは、空間遅延ドップラー領域内でプリコーディングを実行するように構成されており、前記ドップラー遅延ビーム三段プリコーダは3つの別個のコードブックに基づいており、前記3つの別個のコードブックは、
・前記複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダの1つ以上の送信側空間ビーム成分のための第1のコードブック(
)と、
・前記複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダの1つ以上の遅延成分のための第2のコードブック(
)と、
・前記複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダの1つ以上のドップラー周波数成分のための第3のコードブック(
)と、
・前記第1、第2、および第3のコードブックから選択されたベクトルのうちの1つ以上を複素スケーリング/結合するための結合係数のセットと
を含み、
前記第2のコードブックマトリックス(
)のエントリは、サブマトリックスまたは
個のDFTマトリックスの複数のサブマトリックスまたは
個のオーバーサンプリングされたDFTマトリックスによって与えられ、ここで、
はサブバンドの数を示し、
はオーバーサンプリング係数を示し、および/または
前記第3のコードブックマトリックス(
)のエントリは、サブマトリックスまたは
個のDFTマトリックスの複数のサブマトリックスまたは
個のオーバーサンプリングされたDFTマトリックスによって与えられ、ここで、
は観察時間中の時間インスタンスの数を指し、
は前記オーバーサンプリング係数を示す、
請求項1に記載の通信デバイス。
【請求項3】
前記通信デバイスは、
−前記第2のコードブック(
)の前記構成用に上位層(無線リソース制御(RRC)層またはMAC−CEなど)または物理層(L1)パラメータ
を前記送信機から受信するように、もしくは
−前記第2のコードブック(
)の前記構成用に先験的に既知(デフォルト)のパラメータ
を使用する
ように構成されている、
請求項2に記載の通信デバイス。
【請求項4】
前記通信デバイスは、
−前記第3のコードブック(
)の前記構成用に上位層(無線リソース制御(RRC)層またはMAC−CEなど)または物理層(L1)パラメータ
を前記送信機から受信するように、もしくは
−前記第3のコードブック(
)の前記構成用に先験的に既知(デフォルト)のパラメータ
を使用する
ように構成されている、
請求項2または3に記載の通信デバイス。
【請求項5】
前記p番目の偏波および前記l番目の層の前記プリコーダマトリックス(
)は、
−前記第1のコードブックから選択された、偏波とは無関係の、
個のビームフォーミングベクトル
と、
−前記u番目のビームについて前記第2のコードブックから選択された
個の遅延ベクトル
と、
−u番目のビームおよびd番目の遅延について前記第3のコードブックから選択された
個のドップラー周波数ベクトル
と、
−前記第1、第2、および第3のコードブックから選択された前記ベクトルを複素スケーリング/結合するための結合係数
のセットと
から構成される、
請求項1から4のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項6】
前記l番目の送信層およびp番目の偏波の前記ドップラー遅延ビームプリコーダマトリックス(
)は以下によって表され、
ここで、
−
は前記l番目の層の偏波ごとのビームの数であり、
−
は前記l番目の層およびu番目のビームの遅延の数であり、
−
は前記l番目の層、u番目のビーム、およびd番目の遅延のドップラー周波数成分の数であり、
−
は、前記l番目の層、
番目の遅延、
番目の空間ビーム、および前記プリコーダの前記
番目(
)の偏波に関連付けられたサイズ
の前記
番目のドップラー周波数ベクトルであり、
−
は、前記l番目の層、
番目の空間ビーム、および前記プリコーダの前記
番目の偏波に関連付けられたサイズ
の前記
番目の遅延ベクトルであり、
−
は前記l番目の層に関連付けられた前記
番目の空間ビームであり、
−
は、前記l番目の層、
番目の空間ビーム、
番目の遅延、
番目のドップラー周波数、および前記プリコーダの前記
番目の偏波に関連付けられた前記ドップラー遅延複素結合係数であり、
−
は特定の平均総送信電力を保証するためのスカラー正規化係数である、
請求項1から5のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項7】
前記ドップラー遅延ビームプリコーダは二段プリコーダによって表され、
ここで、
かつ
、
、
および
は前記複素ドップラー遅延ビーム結合係数を含み、
、
および
、ここで
はサイズSの単位マトリックスであり、
ここで
−
は、前記l番目の層、
番目の遅延、
番目の空間ビーム、および前記プリコーダの前記
番目(
)の偏波に関連付けられたサイズ
の前記
番目のドップラー周波数ベクトルであり、
−
は、前記l番目の層、
番目の空間ビーム、および前記プリコーダの前記
番目の偏波に関連付けられたサイズ
の前記
番目の遅延ベクトルであり、
−
は前記l番目の層に関連付けられた前記
番目の空間ビームであり、
−
は、前記l番目の層、
番目の空間ビーム、
番目の遅延、
番目のドップラー周波数、および前記プリコーダの前記
番目の偏波に関連付けられた前記ドップラー遅延係数であり、
−
は特定の平均総送信電力を保証するためのスカラー正規化係数である、
請求項1から5のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項8】
−前記第1のコードブック(
)は、前記ベクトル
が選択されるサイズ
の第1のオーバーサンプリングされたDFT−コードブックマトリックスを含み、
および
はそれぞれアンテナポートの前記第1および第2の数を指し、
および
は
および
を有する前記オーバーサンプリング係数を指し、
−前記第2のコードブック(
)は、前記遅延ベクトル
が選択されるサイズ
の第2のオーバーサンプリングされたDFT−コードブックマトリックスを含み、
は、構成されたサブバンド/PRB、またはサブキャリアの数を指し、
は前記オーバーサンプリング係数
を指し、
−前記第3のコードブック(
)は、前記ドップラー周波数ベクトル
が選択されるサイズ
の第3のオーバーサンプリングされたDFT−コードブックマトリックスを含み、
は観察時間中の時間インスタンスの数を指し、
は
を有する前記オーバーサンプリング係数を指す、
請求項1から7のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項9】
前記通信デバイスは、
−前記第1のコードブック(
)の構成用に前記上位層(無線リソース制御(RRC)層またはMAC−CEなど)または物理層(L1)パラメータ
、
、および
を前記送信機から受信するように、または
−前記第1のコードブック(
)の構成用に先験的に既知(デフォルト)のパラメータ
、
、および
を使用する
ように構成されている、請求項8に記載の通信デバイス。
【請求項10】
前記通信デバイスは、
−前記第2のコードブック
および/または前記第3のコードブック
の構成用に前記上位層(無線リソース制御(RRC)層またはMAC−CEなど)または物理層(L1)パラメータ
および/またはパラメータ
を前記送信機から受信するように、または
−前記第2のコードブック
および/または前記第3のコードブック
の構成用に先験的に既知(デフォルト)のパラメータ
および/またはパラメータ
を使用する
ように構成されている、請求項8または9に記載の通信デバイス。
【請求項11】
前記通信デバイスは、
−
個のエントリまたは列を含む前記第2のコードブックマトリックス(
)から前記l番目の層の前記ドップラー遅延ビーム三段プリコーダマトリックスを構成するために前記
番目のビームについて
個の遅延または遅延差を選択し、
−前記
個の選択されなかった遅延インデックスを前記コードブックマトリックスから前記送信機にフィードバックする
ように構成されている、請求項1から10のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項12】
遅延の数
は、
となるように、ビームのサブセットまたは全てのビームと同一であるか、または
遅延の数
は、
となるように、前記ビームおよび層と同一である、
請求項11に記載の通信デバイス。
【請求項13】
前記パラメータ
は、前記通信デバイスにおいて先験的に既知であるか、または前記通信デバイスは、前記送信機から前記パラメータ
を受信するように構成されている、請求項11または12に記載の通信デバイス。
【請求項14】
前記通信デバイスは、
−
個のエントリまたは列を含む前記第3のコードブックマトリックス(
)から前記l番目の層の前記ドップラー遅延ビーム三段プリコーダマトリックスを構成するために、前記
番目の遅延および前記
番目のビームについて
個のドップラー周波数成分を選択し、
−前記
個の選択されなかったドップラー周波数成分インデックスを前記コードブックマトリックスから前記送信機にフィードバックする
ように構成されている、請求項1から13のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項15】
ドップラー周波数成分の数
は、
となるように、前記遅延のサブセットまたはビームのサブセットと同一であるか、または
遅延の数
は、
となるように、前記遅延、ビーム、および層と同一である、
請求項14に記載の通信デバイス。
【請求項16】
前記パラメータ
は、前記通信デバイスにおいて先験的に既知であるか、または前記通信デバイスは、前記送信機から前記パラメータ
を受信するように構成されている、請求項14または15に記載の通信デバイス。
【請求項17】
前記通信デバイスは、前記送信機から受信したCSI報告構成にしたがって、前記CSIフィードバックを前記送信機に報告するように構成されており、前記CSI報告構成は、たとえば、パラメータReportQuantityを含み、これは以下の値のうちの少なくとも1つを含み、
−cri−RI−PMIDD−CQI、
−cri−RI−PMIDy−CQI、
−cri−RI−PMIDr−CQI、
−cri−RI−LI−PMIDD−CQI、
−cri−RI−LI−PMIDy−CQI、
−cri−RI−LI−PMIDr−CQI、
−cri−RI−PMIDD、
−cri−RI−PMIDy、
−cri−RI−PMIDr、
前記PMI量は、
−PMIDD−前記遅延および前記ドップラー周波数成分構成を含むPMI値、
−PMIDy−前記(1つ又は複数の)ドップラー周波数成分を除き、前記遅延成分構成のみを含むPMI値、
−PMIDr−前記(1つ又は複数の)遅延成分を除き、前記ドップラー周波数成分構成のみを含むPMI値
として定義される、
請求項1から16のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項18】
−前記遅延または遅延差は前記ビームおよび送信層に依存するか、または
−前記遅延のサブセットは送信層のビームのサブセットと同一であるか、または
−遅延の数およびビームごとの前記遅延は、送信層の全てのビームが同じ遅延に関連付けられるように、送信層について同一であるか、または
−遅延の数およびビームごとの前記遅延は、全てのビームおよび層が同じ遅延に関連付けられるように、全ての送信層について同一である、
請求項1から17のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項19】
−遅延のサブセットおよび空間ビームのサブセットに関連付けられた前記ドップラー周波数成分は同一であるか、または
−ドップラー周波数成分のサブセットは、遅延のサブセット、空間ビームのサブセット、および送信層のサブセットについて同一であるか、または
−ドップラー周波数成分の数ならびに遅延およびビームごとの前記ドップラー周波数成分は、送信層のビームごとの全ての遅延が同じドップラー周波数成分に関連付けられるように、送信層について同一であるか、または
−ドップラー周波数成分の数ならびに遅延およびビームごとの前記ドップラー周波数成分は、全ての送信層のビームごとの全ての遅延が同じドップラー周波数成分に関連付けられるように、全ての送信層について同一である、
請求項1から18のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項20】
−前記明示的なCSIは、次元
の三次元チャネルテンソル
によって表され、
は構成されたサブバンド/PRB、またはサブキャリアの数であり、
は観察時間中の時間インスタンスの数であり、
、ならびに前記チャネルテンソルの前記第1、第2、および第3の次元はそれぞれ前記時変周波数選択MIMOチャネルの前記空間、周波数、および時間成分であるか、または
−前記明示的なCSIは次元
の四次元チャネルテンソル
によって表され、
、
の前記第1および第2の次元は、それぞれ前記時変周波数選択MIMOチャネルの前記受信側および送信側空間成分を表し、
の前記第3および第4の次元は、それぞれ前記チャネルの前記周波数および時間成分を表す、
請求項1から19のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項21】
前記プロセッサは、たとえば、前記ドップラー遅延プリコーダビームマトリックス
および多次元チャネルテンソル
の関数である、相互情報量
の性能測定基準に基づいて、ドップラー遅延ビームプリコーダマトリックス(
)を選択するように構成されている、請求項1から20のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項22】
前記プロセッサは、T個の時刻について前記選択された複合ドップラー遅延ビームプリコーダマトリックス
および多次元チャネルテンソル
のために前記通信デバイスでの平均ブロック誤り率
を最適化する広帯域CQIを選択するように構成されている、請求項21に記載の通信デバイス。
【請求項23】
前記プロセッサは、
−第1のステップで、多次元チャネルテンソル
から直接チャネルモデルのパラメータを推定するため、または前記MIMOチャネルテンソル
からパラメータ化されていない形態で直接
の前記係数を計算するために、高分解能パラメータ推定アルゴリズムを使用し、
−第2のステップで、以下のようにパラメータ化およびプリコードされた時変MIMOチャネルモデル周波数領域応答を計算するために、前記パラメータ化されたチャネルモデルおよび前記選択されたドップラー遅延ビーム複合プリコーダ
(
)を使用し、
、
ここで、
の(
)エントリ、ならびに
は
の前記t番目のブロックおよび
番目の列であり、
−第3のステップで、1つ以上の未来の時刻の1つ以上のCQI値を計算するために、前記パラメータ化およびプリコードされたMIMOチャネルモデル応答を使用する
ように構成されている、
請求項1から22のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項24】
前記プロセッサは、
−時刻/スロット
のCQI値を予測し、ここで
は現在時刻/スロットを示し、
は現在時刻/スロット
に対する相対時間差を示し、
−
個の前記予測CQI値を平均CQI値だけ減少させることによって差分予測CQI値を計算するために、
個の前記予測CQI値を使用する
ように構成されている、請求項1から23のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項25】
前記通信デバイスは、CQI予測のために前記通信デバイスによって使用される前記値
が割り当てられたパラメータCQI−PredictionTimeを含むCSI報告構成を受信するように構成されている、請求項24に記載の通信デバイス。
【請求項26】
前記CSIフィードバックが前記PMIを使用する場合、前記プロセッサは、少なくとも2成分PMIを報告するように構成されており、
−前記第1のPMIは、前記選択されたベクトル
、
、および
に対応し、
−前記第2のPMIは、前記通信デバイスから前記送信機への
個のドップラー遅延ビーム結合係数
に対応する、
請求項1から25のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項27】
前記プロセッサは、
−3タプルのセットの形態で前記第1の成分PMIを表し、各3タプル
は選択された空間ビームベクトル
、選択された遅延ベクトル
、および選択されたドップラー周波数ベクトル
によって関連付けられ、前記3タプルのセットは
によって表され、ここで
は前記第1のPMI成分を表し、
は前記空間ビームのための前記選択されたDFTベクトルの
個のインデックスを含み、
は前記選択された遅延ベクトルの
個のインデックスを含み、
は前記選択されたドップラー周波数ベクトルの
個のインデックスを含み、
−コードブックアプローチを使用して前記ドップラー遅延ビーム結合係数を量子化し、前記量子化されたドップラー遅延ビーム結合係数は
、前記第2のPMI成分によって表され、
−前記2つのPMI成分を前記送信機に報告する
ように構成されている、請求項26に記載の通信デバイス。
【請求項28】
コードブックアプローチを用いて前記複素ドップラー遅延係数
を量子化するために、各係数は以下によって表され、
ここで、
−
は、
ビットで量子化された偏波、ビーム、遅延、およびドップラー周波数依存振幅係数であり、
は、BPSK、またはQPSK、または8PSK、またはその他いずれかの高次PSKコンステレーションによって表される位相を表すか、または
各係数は以下のようにその実数部および虚数部によって表され、
ここで、
および
は各々
ビットで量子化される、
請求項27に記載の通信デバイス。
【請求項29】
前記通信デバイスは、
−前記ドップラー遅延ビーム三段プリコーダを計算するための前記ビームの前記遅延インデックスを選択し、
−最も強い遅延に対応する前記遅延インデックスを示し、
−前記最も強い遅延インデックスの表示を有する前記遅延インデックスを前記送信機にフィードバックする
ように構成されている、請求項1から28のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項30】
前記通信デバイスは、
−前記ドップラー遅延ビーム三段プリコーダを計算するための前記遅延およびビームの前記ドップラー周波数成分を選択し、
−最も強いドップラー周波数成分に対応する前記ドップラー周波数成分インデックスを示し、
−前記最も強いドップラー周波数成分インデックスの表示を有する前記ドップラー周波数成分インデックスを送信機にフィードバックする
ように構成されている、請求項1から29のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項31】
前記CSIフィードバックは、ランクインジケータ(RI)をさらに含み、
前記プロセッサは、送信のために前記RIを報告するように構成されており、前記RIは、前記ドップラー遅延ビームプリコーダマトリックス
(
)に対して選択され、前記ドップラー遅延ビームでプリコードされた時変周波数選択MIMOチャネルによってサポートされる層の平均数を示す、
請求項1から30のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項32】
前記通信デバイスは、ビームフォーミングCSI−RSの前記CQIおよび/またはRIおよび/またはPMIのいずれかを報告するための上位層を介したCSI−RS報告構成を有して構成されており、前記第1のコードブックマトリックス内の前記個のベクトルは
長さの列ベクトルによって表され、ここで、前記
番目のベクトル(
)は、前記
番目の位置では単一の1を、他の場所ではゼロを含む、請求項1から31のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項33】
前記通信デバイスは、たとえばCSI−RS−BurstDurationと呼ばれる上位層(たとえば、RRC)パラメータを含むCSI−RSリソース構成を受信するように構成されており、これは、たとえば、前記ダウンリンク基準信号が繰り返される連続スロットの数に関して、前記ダウンリンク基準信号の時間領域繰り返しを示す、請求項1から32のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項34】
前記通信デバイスは、CQI、および/またはRI、および/またはPMI計算について、前記送信機が、以下のように、
個の層のアンテナポート
上のPDSCH信号に前記ドップラー遅延ビームプリコーダを適用することを想定しており、
ここで、
はPDSCHシンボルシンボルベクトル
であり、
は時刻tにおける層
の前記i番目のシンボルであり、
は時刻
にアンテナポート
上で送信された前記プリコードされたシンボルであり、
は前記予測されたプリコーダマトリックスであって、
は
の前記t番目のブロックおよびi番目の列である、
請求項1から33のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項35】
通信デバイスを含む無線通信システムの送信機であって、前記送信機は、
チャネル状態情報(CSI)フィードバックを前記送信機に提供するために、請求項1から34のいずれか一項に記載の通信デバイスのうちの1つ以上との無線通信を有する複数のアンテナを有するアンテナアレイと、
前記アンテナアレイに接続されたプリコーダであって、前記プリコーダは、前記アンテナアレイによって、1つ以上の送信ビームまたは1つ以上の受信ビームを形成するために前記アンテナアレイの1つ以上のアンテナにビームフォーミング重みを適用するためのものである、プリコーダと、
トランシーバであって、
−たとえば、ダウンリンク基準信号が繰り返される連続スロットの数に関して、前記ダウンリンク基準信号の時間領域繰り返しを示す、たとえばCSI−RS−BurstDurationと呼ばれる、いくつかのCSI−RSアンテナポートおよびパラメータを含むCSI−RS構成による、前記ダウンリンク基準信号(CSI−RS)と、前記CSI−RS構成を含むダウンリンク信号とを前記通信デバイスに送信し、
−前記通信デバイスから、複数のCSI報告を含むアップリンク信号を受信する
ように構成されている、トランシーバと、
プロセッサであって、
−前記複数のCSI報告から少なくとも前記2成分プリコーダマトリックス識別子および前記ランクインジケータを抽出し、
−前記PMIの第1の成分および第2の成分を使用して、前記アンテナポートに適用されたドップラー遅延ビームプリコーダマトリックスを構成し、前記構成されたプリコーダマトリックスに応答して前記ビームフォーミング重みを決定する
ように構成されている、プロセッサと
を含む送信機。
【請求項36】
個の未来の時刻のプリコーダマトリックス予測を容易にするために、前記プロセッサは、前記ドップラー周波数DFTベクトル
を長さ
のベクトル
に拡張するように構成されており、前記拡張は、以下によって定義され、
ここで、
、および前記l番目の層の前記予測されたドップラー遅延ビームプリコーダマトリックスは、
−前記第1のコードブックから選択された、偏波とは無関係の、
個のビームフォーミングベクトル
と、
−前記u番目のビームについて前記第2のコードブックから選択された
個の遅延ベクトル
と、
−u番目のビームおよびd番目の遅延について前記第3のコードブックから選択された前記ドップラー周波数ベクトル
に基づく
個の拡張ドップラー周波数ベクトル
と、
−前記第1、第2、および第3のコードブックから選択された前記ベクトルを複素スケーリング/結合するためのセット結合係数
と
に基づいている、請求項34に記載の送信機。
【請求項37】
個の未来の時刻のプリコーダマトリックス予測を容易にするために、前記プロセッサは、前記ドップラー周波数DFTベクトル
を長さ
のベクトル
に周期的に拡張するように構成されており、前記周期的拡張は、以下によって定義され、
ここで、
、および
前記l番目の層および
番目(
)の時刻の前記予測されたドップラー遅延ビームプリコーダマトリックスは、以下によって与えられ、
ここで、
は
の前記
番目のエントリである、
請求項35または36に記載の送信機。
【請求項38】
無線通信システムにおいてチャネル状態情報(CSI)フィードバックを提供するための通信デバイスであって、前記通信デバイスは、
送信機から、時変周波数選択MIMOチャネルを介して無線信号を受信するように構成されたトランシーバであって、前記無線信号は、いくつかのアンテナポートを含む基準信号構成によるダウンリンク基準信号と、前記基準信号構成を含むダウンリンク信号とを含む、トランシーバと、
プロセッサであって、
−前記無線チャネル上の前記ダウンリンク基準信号に対する測定を使用して前記周波数領域内の明示的なCSIを推定し、前記ダウンリンク基準信号は特定の観察時間にわたって提供され、
−性能測定基準に基づいて、複合ドップラービーム二段プリコーダのドップラービームプリコーダマトリックス(
)を選択し、前記ドップラービーム二段プリコーダは1つ以上のコードブックに基づいており、前記1つ以上のコードブックは、
○前記複合ドップラービーム二段プリコーダの1つ以上の送信側空間ビーム成分と、
○前記複合ドップラービーム二段プリコーダの1つ以上のドップラー周波数成分と
を含み、
−前記明示的なCSIおよび前記選択されたドップラービームプリコーダマトリックス(
)を有する前記複合ドップラービーム二段プリコーダを使用して、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーダマトリックスインジケータ(PMI)、およびランクインジケータ(RI)のうちの1つ以上を計算し、
−前記CQIおよび/または前記PMIおよび/または前記RIのうちのいずれか1つ以上を含む前記CSIフィードバックを前記送信機に報告し、前記PMIおよびRIは、前記構成されたアンテナポートの前記ドップラービーム二段複合プリコーダマトリックスを示すために使用される
ように構成された、プロセッサと
を含む、通信デバイス。
【請求項39】
前記複合ドップラービーム二段プリコーダの1つ以上のドップラー周波数成分は、DFTマトリックスの1つ以上のサブマトリックスによって、またはオーバーサンプリングされたDFTマトリックスの1つ以上のサブマトリックスによって、定義される、請求項38に記載の通信デバイス。
【請求項40】
前記ドップラービーム二段プリコーダは、前記空間ドップラー領域内でプリコーディングを実行するように構成されており、前記ドップラービーム二段プリコーダは2つの別個のコードブックのみに基づいており、前記2つの別個のコードブックは、
−前記複合ドップラービーム二段プリコーダの前記1つ以上の送信側空間ビーム成分の第1のコードブック(
)と、
−前記複合ドップラービーム二段プリコーダの前記1つ以上のドップラー周波数成分の第2のコードブック(
)と、
−前記第1および第2のコードブックから選択された前記ベクトルのうちの1つ以上を複素スケーリング/結合するための結合係数のセットと
を含む、請求項38または39に記載の通信デバイス。
【請求項41】
前記第2のコードブックマトリックス(
)の前記エントリは、
のDFTマトリックスまたは
のオーバーサンプリングされたDFTマトリックスのサブマトリックスまたは複数のサブマトリックスによって与えられ、ここで、
は観察時間中の時間インスタンスの数を指し、
は前記オーバーサンプリング係数を示す、請求項40に記載の通信デバイス。
【請求項42】
前記通信デバイスは、
−前記第2のコードブック(
)の前記構成用に上位層(無線リソース制御(RRC)層またはMAC−CEなど)または物理層(L1)パラメータ
を前記送信機から受信するように、もしくは
−前記第2のコードブック(
)の前記構成用に先験的に既知(デフォルト)のパラメータ
を使用する
ように構成されている、
請求項41に記載の通信デバイス。
【請求項43】
前記p番目の偏波、l番目の送信層、およびs番目のサブバンド、サブキャリア、または物理リソースブロック(PRB)の前記プリコーダマトリックス(
)は、
−前記第1のコードブックから選択された、偏波とは無関係であり、前記サブバンド、サブキャリア、または物理リソースブロック(PRB)とも無関係の、
個のビームフォーミングベクトル
と、
−u番目のビームについて前記第2のコードブックから選択された、前記サブバンド、サブキャリア、または物理リソースブロック(PRB)とは無関係の、
個の遅延ベクトル
と、
−前記第1および第2のコードブックから選択された前記ベクトルを複素スケーリング/結合するための結合係数
のセットと
から構成される、請求項36から42のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項44】
前記ドップラービーム二段プリコーダマトリックス(
)は、前記空間ドップラー領域内でプリコーディングを実行するように構成されており、前記l番目の送信層および前記s番目のサブバンド、サブキャリア、またはPRBについて、以下によって表され、
ここで、
−
は前記l番目の層の偏波ごとのビームの数であり、
−
は前記l番目の層、u番目のビームのドップラー周波数成分の数であり、
−
は前記l番目の層、
番目の空間ビーム、および前記プリコーダの前記
番目(
)の偏波に関連付けられたサイズ
の前記
番目のドップラー周波数ベクトルであり、
−
は、前記l番目の層に関連付けられた前記
番目の空間ビームであり、
−
は、前記l番目の層、
番目の空間ビーム、
番目のドップラー周波数、s番目のサブバンド、サブキャリア、またはPRB、および前記プリコーダの前記
番目の偏波に関連付けられた前記複素ドップラービーム結合係数であり、
−
は、特定の総送信電力を保証するためのスカラー正規化係数である、
請求項38から43のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項45】
前記s番目のサブバンド、PRB、またはサブキャリアの前記ドップラービーム二段プリコーダはマトリックスベクトル表記で表され、
ここで、
および
ならびに
は前記複素ドップラービーム結合係数を含み、
である、請求項38から43のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項46】
−前記第1のコードブック(
)は、前記ベクトル
が選択されるサイズ
の第1のオーバーサンプリングされたDFT−コードブックマトリックスを含み、
および
はそれぞれアンテナポートの前記第1および第2の数を指し、
および
は
および
を有する前記オーバーサンプリング係数を指し、
−前記第2のコードブック(
)は、前記ドップラー周波数ベクトル
が選択されるサイズ
の第2のオーバーサンプリングされたDFT−コードブックマトリックスを含み、
は観察時間中の時間インスタンスの数を指し、
はコードブックの前記オーバーサンプリング係数を指す、
請求項38から45のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項47】
前記通信デバイスは、
−前記第1のコードブック(
)の前記構成用に前記上位層(無線リソース制御(RRC)層またはMAC−CEなど)または物理層(L1)パラメータ
、
、および
を前記送信機から受信するように、または
−前記第1のコードブック(
)の前記構成用に先験的に既知(デフォルト)のパラメータ
、
、および
を使用する
ように構成されている、請求項46に記載の通信デバイス。
【請求項48】
前記通信デバイスは、
−前記第2のコードブック(
)の前記構成用に上位層(無線リソース制御(RRC)層またはMAC−CEなど)または物理層(L1)パラメータ
を前記送信機から受信するように、もしくは
−前記第2のコードブック(
)の前記構成用に先験的に既知(デフォルト)のパラメータ
を使用する
ように構成されている、
請求項46または47に記載の通信デバイス。
【請求項49】
前記通信デバイスは、
−
個のエントリまたは列を含む前記第2のコードブックマトリックス(
)から前記l番目の層のドップラー遅延ビーム三段プリコーダマトリックスを構成するために、前記
番目のビームについて
個のドップラー周波数成分を選択し、
−前記
個の選択されなかったドップラー周波数成分インデックスを前記コードブックマトリックスから前記送信機にフィードバックする
ように構成されている、請求項38から48のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項50】
ドップラー周波数成分の数
は、
となるように、ビームのサブセットと同一である、請求項49に記載の通信デバイス。
【請求項51】
前記パラメータ
は、前記通信デバイスにおいて先験的に既知であるか、または前記通信デバイスは、前記送信機から前記パラメータ
を受信するように構成されている、請求項4496または50に記載の通信デバイス。
【請求項52】
前記通信デバイスは、前記送信機から受信したCSI報告構成にしたがって、前記CSIフィードバックを前記送信機に報告するように構成されており、前記CSI報告構成は、たとえば、前記パラメータReportQuantityを含み、これは以下の値のうちの少なくとも1つを含み、
−cri−RI−PMIDD−CQI、
−cri−RI−LI−PMIDD−CQI、
−cri−RI−PMIDD、ここで前記PMI−DD量は前記ドップラー周波数成分構成を含む、
請求項38から51のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項53】
−前記ドップラー周波数成分は前記ビームおよび送信層に依存するか、または
−送信層の前記空間ビームのサブセットに関連付けられた前記ドップラー周波数成分のサブセットは同一であるか、または
−送信層のビームのサブセットのドップラー周波数成分の数は同一であるか、または
−前記ドップラー周波数成分のサブセットは、空間ビームおよび送信層のサブセットについて同一であるか、または
−ドップラー周波数成分の数およびビームごとの前記ドップラー周波数成分は、送信層の全てのビームが同じドップラー周波数成分に関連付けられるように、送信層について同一である、
請求項38から52のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項54】
−前記明示的なCSIは、次元
の三次元チャネルテンソル
によって表され、
は構成されたサブバンド/PRB、またはサブキャリアの数であり、
は観察時間中の時間インスタンスの数であり、
、ならびにチャネルテンソルの前記第1、第2、および第3の次元はそれぞれ前記時変周波数選択MIMOチャネルの前記空間、周波数、および時間成分であるか、または
−前記明示的なCSIは次元
の四次元チャネルテンソル
によって表され、
、
の第1および第2の次元は、それぞれ前記時変周波数選択MIMOチャネルの前記受信側および送信側空間成分を表し、
の前記第3および第4の次元は、それぞれ前記チャネルの前記周波数および時間成分を表す、
請求項38から53のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項55】
前記プロセッサは、たとえば、前記ドップラービームプリコーダマトリックス
および多次元チャネルテンソル
の関数である、相互情報量
の性能測定基準に基づいて、ドップラービームプリコーダマトリックス
を選択するように構成されている、請求項38から54のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項56】
前記プロセッサは、T個の時刻について前記選択された複合ドップラービームプリコーダマトリックス
および多次元チャネルテンソル
のために前記通信デバイスでの平均ブロック誤り率
を最適化する広帯域CQIを選択するように構成されている、請求項55に記載の通信デバイス。
【請求項57】
前記プロセッサは、
−第1のステップで、多次元チャネルテンソル
から直接チャネルモデルのパラメータを推定するため、または前記MIMOチャネルテンソル
からパラメータ化されていない形態で直接
の前記係数を計算するために、高分解能パラメータ推定アルゴリズムを使用し、
−第2のステップで、以下のようにパラメータ化およびプリコードされた時変MIMOチャネルモデル周波数領域応答を計算するために、前記パラメータ化されたチャネルモデルおよび前記選択されたドップラービーム複合二段プリコーダマトリックスを使用し、
、
ここで、
の
のエントリ、ならびに
は前記ドップラービーム複合二段プリコーダマトリックスである
の前記t番目のブロックおよび
番目の列であり、
−第3のステップで、1つ以上の未来の時刻の1つ以上のCQI値を計算するために、前記パラメータ化およびプリコードされたMIMOチャネルモデル応答を使用する
ように構成されている、請求項38から56のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項58】
前記プロセッサは、
−時刻/スロット
のCQI値を予測し、ここで
は現在時刻/スロットを示し、
は現在時刻/スロット
に対する相対時間差を示し、
−
個の前記予測CQI値を平均CQI値だけ減少させることによって差分予測CQI値を計算するために、
個の前記予測CQI値を使用する
ように構成されている、請求項38から57のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項59】
前記通信デバイスは、CQI予測のために前記通信デバイスによって使用される前記値
が割り当てられたパラメータCQI−PredictionTimeを含むCSI報告構成を受信するように構成されている、請求項58に記載の通信デバイス。
【請求項60】
前記CSIフィードバックが前記PMIを使用する場合、前記プロセッサは、少なくとも2成分PMIを報告するように構成されており、
−前記第1のPMIは、前記選択されたベクトル
および
に対応し、
−前記第2のPMIは、前記通信デバイスから前記送信機への
個のドップラービーム結合係数
に対応する、
請求項38から59のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項61】
前記プロセッサは、
−タプルのセットの形態で前記第1の成分PMIを表し、各タプル
は選択された空間ビームベクトル
および選択されたドップラー周波数ベクトル
によって表され、前記タプルのセットは
によって関連付けられ、ここで
は前記第1のPMI成分を表し、
は前記空間ビームのための前記選択されたDFTベクトルの
個のインデックスを含み、
は前記選択されたドップラー周波数ベクトルの
個のインデックスを含み、
−コードブックアプローチを使用して前記ドップラービーム結合係数を量子化し、前記量子化されたドップラービーム結合係数は
、前記第2のPMI成分によって表され、
−前記2つのPMI成分を前記送信機に報告する
ように構成されている、請求項60に記載の通信デバイス。
【請求項62】
コードブックアプローチを用いて前記複素ドップラー係数
を量子化するために、各係数は以下によって表され、
ここで、
−
は、
ビットで量子化された偏波、ビーム、およびドップラー周波数依存振幅係数であり、
−
は、BPSK、またはQPSK、または8PSK、またはその他いずれかの高次PSKコンステレーションによって表される位相を表すか、または
各係数は以下のようにその実数部および虚数部によって表され、
ここで、
および
は各々
ビットで量子化される、
請求項61に記載の通信デバイス。
【請求項63】
前記通信デバイスは、
−前記ドップラービーム二段プリコーダを計算するための前記ビームの前記ドップラー周波数成分を選択し、
−最も強いドップラー周波数成分に対応する前記ドップラー周波数成分インデックスを示し、
−前記最も強いドップラー周波数成分インデックスの表示を有する前記ドップラー周波数成分インデックスを送信機にフィードバックする
ように構成されている、請求項38から62のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項64】
前記CSIフィードバックは、ランクインジケータ(RI)をさらに含み、
前記プロセッサは、前記送信のために前記RIを報告するように構成されており、前記RIは、前記ドップラービーム二段プリコーダマトリックス
(
)に対して選択され、前記ドップラービームでプリコードされた時変周波数選択MIMOチャネルによってサポートされる層の平均数を示す、
請求項38から63のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項65】
前記通信デバイスは、ビームフォーミングCSI−RSの前記CQIおよび/またはRIおよび/またはPMIのいずれかを報告するための上位層を介したCSI−RS報告構成を有して構成されており、前記第1のコードブックマトリックス内の前記ベクトルは
長さの列ベクトルによって表され、ここで、前記
番目のベクトル(
)は、前記
番目の位置では単一の1を、他の場所ではゼロを含む、請求項38から64のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項66】
前記通信デバイスは、たとえばCSI−RS−BurstDurationと呼ばれる上位層(たとえば、RRC)パラメータを含むCSI−RSリソース構成を受信するように構成されており、これは、たとえば、前記ダウンリンク基準信号が繰り返される連続スロットの数に関して、前記ダウンリンク基準信号の時間領域繰り返しを示す、請求項38から65のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項67】
前記通信デバイスは、CQI、および/またはRI、および/またはPMI計算について、前記送信機が、以下のように、
個の層のアンテナポート
上のPDSCH信号に前記ドップラービームプリコーダを適用することを想定しており、
ここで、
はPDSCHシンボルシンボルベクトル
であり、
は時刻tにおける層
の前記i番目のシンボルであり、
は時刻
にアンテナポート
上で送信された前記プリコードされたシンボルであり、
は前記予測されたドップラービームプリコーダマトリックスであって、
は
の前記t番目のブロックおよびi番目のサブバンド、サブキャリア、またはPRBである、
請求項38から66のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項68】
通信デバイスを含む無線通信システムの送信機であって、前記送信機は、
チャネル状態情報(CSI)フィードバックを送信機に提供するために、請求項1から67のいずれか一項に記載の通信デバイスのうちの1つ以上との無線通信を有する複数のアンテナを有するアンテナアレイと、
前記アンテナアレイに接続されたプリコーダであって、前記プリコーダは、前記アンテナアレイによって、1つ以上の送信ビームまたは1つ以上の受信ビームを形成するために前記アンテナアレイの1つ以上のアンテナにビームフォーミング重みを適用するためのものである、プリコーダと、
トランシーバであって、
−たとえば、ダウンリンク基準信号が繰り返される連続スロットの数に関して、前記ダウンリンク基準信号の時間領域繰り返しを示す、たとえばCSI−RS−BurstDurationと呼ばれる、いくつかのCSI−RSアンテナポートおよびパラメータを含むCSI−RS構成による、前記ダウンリンク基準信号(CSI−RS)と、前記CSI−RS構成を含むダウンリンク信号とを前記通信デバイスに送信し、
−前記通信デバイスから、複数のCSI報告を含むアップリンク信号を受信する
ように構成されている、トランシーバと、
プロセッサであって、
−前記複数のCSI報告から少なくとも前記2成分プリコーダマトリックス識別子および前記ランクインジケータを抽出し、
−前記PMIの第1の成分および第2の成分を使用して、前記アンテナポートに適用されたドップラービームプリコーダマトリックスを構成し、前記構成されたプリコーダマトリックスに応答して前記ビームフォーミング重みを決定する
ように構成されている、プロセッサと
を含む送信機。
【請求項69】
個の未来の時刻のプリコーダマトリックス予測を容易にするために、前記プロセッサは、前記ドップラー周波数DFTベクトル
を長さ
のベクトル
に周期的に拡張するように構成されており、前記周期的拡張は、以下によって定義され、
ここで、
、および
前記l番目の層の前記予測されたドップラービームプリコーダマトリックスは、
−前記第1のコードブックから選択された、前記偏波とは無関係の、
個のビームフォーミングベクトル
と、
−u番目のビームについて前記第2のコードブックから選択された前記ドップラー周波数ベクトル
に基づく
個の拡張ドップラー周波数ベクトル
と、
−前記第1および第2のコードブックから選択された前記ベクトルを複素スケーリング/結合するためのセット結合係数
と
に基づいている、請求項68に記載の送信機。
【請求項70】
個の未来の時刻のプリコーダマトリックス予測を容易にするために、前記プロセッサは、前記ドップラー周波数DFTベクトル
を長さ
のベクトル
に周期的に拡張するように構成されており、前記周期的拡張は、以下によって定義され、
ここで、
、および
前記l番目の層、
番目(
)の時刻、およびs番目のサブバンド、サブキャリア、またはPRBの前記予測されたドップラービームプリコーダマトリックスは、以下によって与えられ、
ここで、
は
の前記
番目のエントリである、
請求項68または69に記載の送信機。
【請求項71】
請求項1から34および請求項38から67のいずれか一項に記載の少なくとも1つの通信デバイスと、
請求項35から37および請求項68から70のいずれか一項に記載の少なくとも1つのBSと
を含む、無線通信ネットワーク。
【請求項72】
前記通信デバイスおよび前記送信機は、
−モバイル端末、または
−固定端末、または
−セルラーIoT−UE、または
−IoTデバイス、または
−地上ベース車両、または
−空中車両、または
−ドローン、または
−移動基地局、または
−路側ユニット、または
−建物、または
−マクロセル基地局、または
−スモールセル基地局、または
−路側ユニット、または
−UE、または
−遠隔無線ヘッド、または
−AMF、または
−SMF、または
−コアネットワークエントリ、または
−NRまたは5Gコアコンテキストのようなネットワークスライス、または
−アイテムもしくはデバイスが前記無線通信ネットワークを使用して通信できるようにする任意の送受信点(TRP)であって、前記アイテムまたはデバイスには、前記無線通信ネットワークを使用して通信するためのネットワーク接続性が設けられている、TRP、のうちの1つ以上を含む、請求項71に記載の無線通信ネットワーク。
【請求項73】
無線通信システムのチャネル状態情報(CSI)フィードバックを提供する方法であって、前記方法は、
送信機から、時変周波数選択MIMOチャネルを介して無線信号を受信するステップであって、前記無線信号は、いくつかのアンテナポートを含む基準信号構成によるダウンリンク基準信号と、前記基準信号構成を含むダウンリンク信号とを含む、ステップと、
前記通信デバイスで、前記無線チャネル上の前記ダウンリンク基準信号の測定を使用して前記周波数領域内の明示的なCSIを推定するステップであって、前記ダウンリンク基準信号は特定の観察時間にわたって提供される、ステップと、
性能測定基準に基づいて、前記通信デバイスで、複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダのドップラー遅延ビームプリコーダマトリックス(
)を選択するステップであって、前記ドップラー遅延ビーム三段プリコーダは1つ以上のコードブックに基づき、前記1つ以上のコードブックは
○前記複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダの1つ以上の送信側空間ビーム成分と、
○前記複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダの1つ以上の遅延成分と、
○前記複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダの1つ以上のドップラー周波数成分と
を含む、ステップと、
前記通信デバイスで、前記明示的なCSIおよび前記選択されたドップラー遅延ビームプリコーダマトリックス(
)を有する前記複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダを使用して、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーダマトリックスインジケータ(PMI)、およびランクインジケータ(RI)のうちのいずれか1つ以上を計算するステップと、
前記CQI、前記PMI、および前記RIのうちの1つ以上を含む前記CSIフィードバックを前記通信デバイスから前記送信機に報告するステップであって、前記PMIおよびRIは、前記構成されたアンテナポートの前記ドップラー遅延ビーム三段複合プリコーダマトリックスを示すために使用される、ステップと
を含み、
前記複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダの前記1つ以上の遅延成分および/または前記1つ以上のドップラー周波数成分は、DFTマトリックスの1つ以上のサブマトリックスによって、またはオーバーサンプリングされたDFTマトリックスの1つ以上のサブマトリックスによって定義される、方法。
【請求項74】
通信デバイスおよび送信機を含む無線通信システム内の送信の方法であって、前記方法は、
たとえば、ダウンリンク基準信号が繰り返される連続スロットの数に関して、前記ダウンリンク基準信号の時間領域繰り返しを示す、たとえばCSI−RS−BurstDurationと呼ばれる、いくつかのCSI−RSアンテナポートおよびパラメータを含むCSI−RS構成による、前記ダウンリンク基準信号(CSI−RS)と、前記CSI−RS構成を含むダウンリンク信号とを通信デバイスに送信するステップと、
前記送信機で、前記通信デバイスから複数のCSI報告を含むアップリンク信号を受信するステップと、
前記送信機で、前記複数のCSI報告から前記少なくとも2成分プリコーダマトリックス識別子および前記ランクインジケータを抽出するステップと、
前記送信機で、前記PMIの第1の成分および第2の成分を使用して、前記アンテナポートに適用されたドップラー遅延ビームプリコーダマトリックスを構成するステップと、
前記構成されたプリコーダマトリックスに応答して、前記送信機の前記アンテナアレイに接続されたプリコーダのためのビームフォーミング重みを決定するステップと
を含み、
前記複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダの前記1つ以上の遅延成分および/または前記1つ以上のドップラー周波数成分は、DFTマトリックスの1つ以上のサブマトリックスによって、またはオーバーサンプリングされたDFTマトリックスの1つ以上のサブマトリックスによって、定義される、方法。
【請求項75】
無線通信システムのチャネル状態情報(CSI)フィードバックを提供する方法であって、前記方法は、
送信機から、時変周波数選択MIMOチャネルを介して無線信号を受信するステップであって、前記無線信号は、いくつかのアンテナポートを含む基準信号構成によるダウンリンク基準信号と、前記基準信号構成を含むダウンリンク信号とを含む、ステップと、
前記通信デバイスで、前記無線チャネル上の前記ダウンリンク基準信号の測定を使用して前記周波数領域内の明示的なCSIを推定するステップであって、前記ダウンリンク基準信号は特定の観察時間にわたって提供される、ステップと、
性能測定基準に基づいて、前記通信デバイスで、複合ドップラービーム二段プリコーダのドップラービームプリコーダマトリックス(
)を選択するステップであって、前記ドップラー遅延ビーム二段プリコーダは1つ以上のコードブックに基づき、前記1つ以上のコードブックは
○前記複合ドップラービーム二段プリコーダの1つ以上の送信側空間ビーム成分と、
○前記複合ドップラービーム二段プリコーダの1つ以上のドップラー周波数成分と
を含む、ステップと、
前記明示的なCSIおよび前記選択されたドップラービームプリコーダマトリックス(
)を有する前記複合ドップラービーム二段プリコーダを使用して、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーダマトリックスインジケータ(PMI)、およびランクインジケータ(RI)のうちの1つ以上を計算するステップと、
前記CQIおよび/または前記PMIおよび/または前記RIのうちのいずれか1つ以上を含む前記CSIフィードバックを前記送信機に報告するステップであって、前記PMIおよびRIは、前記構成されたアンテナポートの前記ドップラービーム二段複合プリコーダマトリックスを示すために使用される、ステップと
を含む方法。
【請求項76】
通信デバイスおよび送信機を含む無線通信システム内の送信の方法であって、前記方法は、
たとえば、ダウンリンク基準信号が繰り返される連続スロットの数に関して、前記ダウンリンク基準信号の時間領域繰り返しを示す、たとえばCSI−RS−BurstDurationと呼ばれる、いくつかのCSI−RSアンテナポートおよびパラメータを含むCSI−RS構成による、前記ダウンリンク基準信号(CSI−RS)と、前記CSI−RS構成を含むダウンリンク信号とを前記通信デバイスに送信するステップと、
前記送信機で、前記通信デバイスから複数のCSI報告を含むアップリンク信号を受信するステップと、
前記送信機で、前記複数のCSI報告から前記少なくとも2成分プリコーダマトリックス識別子および前記ランクインジケータを抽出するステップと、
前記送信機で、前記PMIの第1の成分および第2の成分を使用して、前記アンテナポートに適用されたドップラービーム二段プリコーダマトリックスを構成するステップと、
前記構成されたプリコーダマトリックスに応答して、前記送信機の前記アンテナアレイに接続されたプリコーダのためのビームフォーミング重みを決定するステップと
を含む方法。
【請求項77】
コンピュータ上で実行されると、請求項73から76のいずれか一項に記載の方法を実行する命令を記憶するコンピュータ可読媒体を含む、非一時的なコンピュータプログラム製品。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、無線通信の分野に関し、より具体的には、ドップラーコードブックベースのプリコーディングおよびチャネル状態情報(CSI)報告を使用するプリコーディングを採用する無線通信システム
【背景技術】
【0002】
図1は、コアネットワーク102および無線アクセスネットワーク104を含む地上無線ネットワーク100の例の概略図である。無線アクセスネットワーク104は、各々がそれぞれのセル1061から1065によって概略的に表される基地局を取り囲む特定の領域にサービス提供する、複数の基地局gNB1からgNB5を含み得る。基地局は、セル内のユーザにサービス提供するために設けられている。基地局、BSという用語は、5GネットワークのgNB、UMTS/LTE/LTE−A/LTE−A ProのeNB、または別のモバイル通信規格の単なるBSを指す。ユーザは、固定デバイスまたはモバイルデバイスであり得る。さらに、無線通信システムは、基地局またはユーザに接続するモバイルまたは固定IoTデバイスによってアクセスされ得る。モバイルデバイスまたはIoTデバイスは、物理デバイス、ロボットまたは車などの陸上車両、有人または無人航空機(UAV)などの航空機(後者はドローンとも呼ばれる)、電子機器、ソフトウェア、センサ、アクチュエータなど、ならびにこれらのデバイスが既存のネットワーク基盤にわたってデータを収集および交換できるようにするネットワーク接続性が埋め込まれた建物またはその他のアイテムまたはデバイスを含み得る。図1は、5つのセルのみの例示的な図を示しているが、無線通信システムは、より多くのこのようなセルを含み得る。図1は、セル1062内にあって基地局gNB2によってサービス提供されている、ユーザ機器、UEとも呼ばれる2つのユーザUE1およびUE2を示している。別のユーザUE3は、基地局gNB4によってサービス提供されているセル1064内に示されている。矢印1081、1082、および1083は、ユーザUE1、UE2、およびUE3から基地局gNB2、gNB4にデータを送信するための、または基地局gNB2、gNB4からユーザUE1、UE2、UE3にデータを送信するための、アップリンク/ダウンリンク接続を概略的に表す。さらに、図1は、セル1064内の2つのIoTデバイス1101および1102を示しており、これらは固定またはモバイルデバイスであり得る。IoTデバイス1101は、矢印1121によって概略的に表されるように、データを送受信するために、基地局gNB4を介して無線通信システムにアクセスする。IoTデバイス1102は、矢印1122によって概略的に表されるように、ユーザUE3を介して無線通信システムにアクセスする。それぞれの基地局gNB1からgNB5は、「コア」を指す矢印によって図1で概略的に表される、たとえばS1インターフェースを介して、それぞれのバックホールリンク1141から1145を介してコアネットワーク102に接続され得る。コアネットワーク102は、1つ以上の外部ネットワークに接続され得る。さらに、それぞれの基地局gNB1からgNB5は、たとえばNRのS1またはX2インターフェースもしくはXNインターフェースを介して、「gNB」を指す矢印によって図1で概略的に表されるそれぞれのバックホールリンク1161から1165を介して互いに、接続され得る。図1に示される無線ネットワークまたは通信システムは、2つの異なるオーバーレイネットワークを有するヘテロジニアスネットワーク、各マイクロセルが基地局gNB1からgNB5のようなマクロ基地局を含むマイクロセルのネットワーク、およびフェムトまたはピコ基地局のようなスモールセル基地局のネットワーク(図1には図示せず)であり得る。
【0003】
データ送信には、物理リソースグリッドが使用され得る。物理リソースグリッドは、様々な物理チャネルおよび物理信号がマッピングされているリソース要素のセットを含み得る。たとえば、物理チャネルは、ダウンリンクおよびアップリンクペイロードデータとも呼ばれる、ユーザ固有のデータを搬送する物理ダウンリンクおよびアップリンク共有チャネル(PDSCH、PUSCH)、たとえばマスター情報ブロック(MIB)およびシステム情報ブロック(SIB)を搬送する物理報知チャネル(PBCH)、たとえばダウンリンク制御情報(DCI)を搬送する物理ダウンリンクおよびアップリンク制御チャネル(PDCCH、PUCCH)などを含み得る。アップリンクでは、物理チャネルは、UEが同期してMIBおよびSIBを取得した後にネットワークにアクセスするためにUEによって使用される物理ランダムアクセスチャネル(PRACHまたはRACH)をさらに含み得る。物理信号は、基準信号またはシンボル(RS)、同期信号などを含み得る。リソースグリッドは、時間領域における10ミリ秒などの特定の持続時間および周波数領域における所与の帯域幅を有する、フレームまたは無線フレームを含み得る。フレームは、所定の長さの特定の数のサブフレーム、たとえば1ミリ秒の長さの2つのサブフレームを有し得る。各サブフレームは、サイクルプレフィックス(CP)長さに応じて6つまたは7つのOFDMシンボルの2つのスロットを含み得る。フレームはまた、たとえば短縮送信時間間隔(sTTI)または少数のOFDMシンボルのみを含むミニスロット/非スロットベースのフレーム構造を利用するとき、より少ない数のOFDMシンボルからなってもよい。
【0004】
無線通信システムは、直交周波数分割多重(OFDM)システム、直交周波数分割多重アクセス(OFDMA)システムのような、周波数分割多重、もしくはCPありまたはなしのその他いずれかのIFFTベースの信号、たとえばDFT−s−OFDMを使用する、任意のシングルトーンまたはマルチキャリアシステムであり得る。多重アクセス、たとえばフィルタバンクマルチキャリア(FBMC)、一般化周波数分割多重(GFDM)、またはユニバーサルフィルタマルチキャリア(UFMC)のための非直交波形のような、他の波形も使用され得る。無線通信システムは、たとえば、LTE−Advanced pro規格または5GまたはNR(新無線)規格にしたがって動作し得る。
【0005】
図1に示されるような無線通信ネットワークでは、無線アクセスネットワーク104は、各々がマクロ基地局とも呼ばれる一次基地局を含む、一次セルのネットワークを含むヘテロジニアスネットワークであり得る。さらに、スモールセル基地局とも呼ばれる複数の二次基地局が、マイクロセルの各々に提供されてもよい。の地上無線ネットワークに加えて、衛星のような宇宙用トランシーバおよび/または無人航空機システムのような航空用トランシーバを含む、非地上無線ネットワークも存在する。非地上無線通信ネットワークまたはシステムは、図1を参照してで説明された地上システムと同様の方法で、たとえばLTE−Advanced pro規格または5GまたはNR(新無線)規格にしたがって、動作し得る。
【0006】
図1に概略的に示されるもののような無線通信システムでは、ユーザデータレート、リンク信頼性、セルカバレッジ、およびネットワーク容量を改善するために、たとえばLTEまたはNRにしたがって、マルチアンテナ技術が使用され得る。マルチストリームまたはマルチレイヤ送信をサポートするために、通信システムの物理層で線形プリコーディングが使用される。線形プリコーディングは、データの層をアンテナポートにマッピングするプリコーダマトリックスによって実行される。プリコーディングはビームフォーミングの一般化と見なされてもよく、これは目標の受信機にデータ送信を空間的に配向/集中させる技術である。送信アンテナポートにデータをマッピングするためにgNBで使用されるプリコーダマトリックスは、チャネル状態情報(CSI)を使用して決定される。
【0007】
LTEまたは新無線(5G)などので説明されたような通信システムでは、ダウンリンク信号は、データ信号、ダウンリンクDL制御情報(DCI)を含む制御信号、および異なる目的のために使用されるいくつかの基準信号またはシンボル(RS)を搬送する。gNodeB(またはgNBまたは基地局)は、それぞれいわゆる物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)および物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)または拡張PDCCH(ePDCCH)を通じてデータおよび制御情報(DCI)を送信する。また、gNBの(1つまたは複数の)ダウンリンク信号は、LTEにおける共通RS(CRS)、チャネル状態情報RS(CSI−RS)、復調RS(DM−RS)、および位相追跡RS(PT−RS)を含む、1つまたは複数のタイプのRSを含み得る。CRSは、DLシステム帯域幅部分を介して送信され、データまたは制御情報を復調するためのチャネル推定を取得するために、ユーザ機器(UE)で使用される。CSI−RSは、CRSと比較して、時間および周波数領域の密度が低い状態で送信され、UEにおいてチャネル推定/チャネル状態情報(CSI)取得のために使用される。DM−RSは、それぞれのPDSCHの帯域幅部分のみにおいて送信され、データ復調のためにUEによって使用される。gNBでの信号プリコーディングのために、プリコードされていないCSI−RSおよびビームフォーミングCSI−RS報告などのいくつかのCSI−RS報告機構が導入された(参考文献[1]参照)。プリコードされていないCSI−RSでは、gNBのアンテナアレイのCSI−RSポートとトランシーバユニット(TXRU)との間の一対一のマッピングが利用される。したがって、プリコードされていないCSI−RSは、異なるCSI−RSポートが同じビーム方向およびビーム幅を有するセル全体のカバレッジを提供する。ビームフォーミング/プリコードされたUE固有または非UE固有のCSI−RSでは、ビームフォーミング動作は、異なる方向で高い利得のいくつかの狭ビームを有するため、したがってセル全体のカバレッジを持たないために、単一または複数のアンテナポートにわたって適用される。
【0008】
時分割多重(TDD)を採用する無線通信システムでは、チャネル相反性のため、基地局(gNB)においてチャネル状態情報(CSI)が利用可能である。しかしながら、周波数分割多重(FDD)を採用するときは、チャネル相反性がないため、チャネルはUEにおいて推定され、gNBにフィードバックされる必要がある。図2は、LTEリリース8によるコードブックベースのプリコーディングを使用するMIMO DL送信のブロックベースモデルを示す。図2は、基地局200とユーザ機器202との間の無線データ通信のための無線チャネルのように、基地局200、gNB、ユーザ機器(UE)202、およびチャネル204を概略的に示している。基地局は、複数のアンテナまたはアンテナ素子を有するアンテナアレイANTTと、コードブック210からデータベクトル208およびプリコーダマトリックスFを受信するプリコーダ206とを含む。チャネル204は、チャネルテンソル/マトリックス212によって記述され得る。ユーザ機器202は、アンテナもしくは複数のアンテナまたはアンテナ素子を有するアンテナアレイANTRを介してデータベクトル214を受信する。ユーザ機器202と基地局200との間のフィードバックチャネル216は、フィードバック情報を送信するために提供される。3GPPからRel.15までの以前のリリースは、UEでのCSI推定のためのいくつかのダウンリンク基準シンボル(CSI−RSなど)の使用をサポートする。FDDシステム(Rel.15まで)では、UEでの推定チャネルは暗黙的にgNBに報告され、フィードバックチャネルを介してUEによって送信されたCSIは、ランクインデックス(RI)、プリコーディングマトリックスインデックス(PMI)、およびチャネル品質インデックス(CQI)(ならびにRel.13からのCRI)を含み、gNBにおいて、プリコーディングマトリックスを決定できるようにし、シンボルの変調順およびコーディングスキーム(MCS)を送信できるようにする。PMIおよびRIは、「コードブック」と呼ばれる所定のマトリックス
のセットからプリコーディングマトリックスを決定するために使用される。たとえばLTEによるコードブックは、テーブルの各エントリにマトリックスを有するルックアップテーブルであってもよく、UEからのPMIおよびRIは、テーブルのどの行および列から使用されるプリコーダマトリックスが得られるかを決定する。プリコーダおよびコードブックは、
個の二重偏波アンテナ(合計
個のアンテナ)を有する一次元均一線形アレイ(ULA)、または
箇所に二重偏波アンテナ(合計
個のアンテナ)を有する2次元均一平面アレイ(UPA)を備えたgNB用に、Rel.15まで設計されている。ULAは、gNBにおける方位角のみのビームフォーミングが可能となるように、水平(方位角)方向のみで無線波を制御できるようにするが、UPAは、垂直(仰角)および水平(方位角)方向の両方で送信ビームフォーミングをサポートし、これは全次元(FD)MIMOとも呼ばれる。コードブックは、たとえばFD−MIMOなどの大規模アンテナアレイの場合、アレイのアレイ応答ベクトルを使用して空間的に分離された電磁送信/受信ビームを形成するビームフォーミング重みのセットであり得る。アレイのビームフォーミング重み(「アレイステアリングベクトル」とも呼ばれる)は、特定の方向に向かって(または特定の方向から)放射を送信(または取得)するために、アンテナに供給される信号(またはアンテナから受信する信号)に適用される振幅増幅および位相調整である。プリコーダマトリックスの成分はコードブックから取得され、PMIおよびRIは、コードブックを「読み取り」、プリコーダを取得するために使用される。アレイステアリングベクトルは、ULAまたはUPAが信号送信に使用されるとき、2D離散フーリエ変換(DFT)マトリックスの列によって記述され得る。
【0009】
3GPP新無線Rel.15のタイプIおよびタイプIIのCSI報告スキームで使用されるプリコーダマトリックスは、周波数領域で定義され、二段階構造
を有し(参考文献[2]参照)、ここで、
は、サブバンドの数を示す。マトリックス
は、インデックス
に依存しない広帯域マトリックスであり、以下のDFTコードブックマトリックスから選択された
個の空間ビームフォーミングベクトル(いわゆる空間ビーム)
を含む。
マトリックス
は、
番目に構成されたサブバンドのために
で定義されたビームを選択/結合/共位相整合する選択/結合/共位相整合マトリックスである。
たとえば、ランク1の送信およびタイプIのCSI報告では、[2]によって二重偏波アンテナアレイに
が与えられ、
ここで、
は1である
番目の位置を除く全ての位置でゼロを含む。
のこのような定義は、アンテナアレイの各偏波の
番目のベクトルを選択し、両方の偏波にわたってこれらを結合する。さらに、
は、アンテナアレイの2番目の偏波の量子化された位相調整である。
たとえば、ランク1の送信およびタイプIIのCSI報告では、[2]によって二重偏波アンテナアレイに
が与えられ、
ここで、
および
は、それぞれ量子化された振幅および位相ビーム結合係数である。
ランク
の送信では、
は
個のベクトルを含み、ここで、各偏波内の単一または複数のビームを結合するため、および/または両方の偏波にわたってこれらを結合するために、各ベクトルのエントリが選択される。
マトリックス
および
の選択は、現在のチャネル状態の知識に基づいて、UEによって実行される。選択されたマトリックスは、RIおよびPMIの形態でCSI報告に含まれ、次の送信時間間隔のためにマルチユーザプリコーダを更新するために、gNBで使用される。
【0010】
暗黙的なフィードバックスキームについて[2]に記載されている現在のCSI報告フォーマットの固有の欠点は、RIおよびPMIが現在のチャネル状態の情報しか含んでいないことである。その結果、CSI報告率は、チャネルが変化していないと見なされる期間を定義するチャネルコヒーレンス時間に関連している。これは、UEが移動しない、またはゆっくりと移動する準静的チャネルシナリオでは、チャネルコヒーレンス時間が長く、CSIはあまり頻繁に更新される必要がないことを意味する。しかしながら、たとえば多経路チャネル環境でのUEの高速移動により、チャネル状態が急速に変化する場合には、チャネルコヒーレンス時間は短く、送信信号は、ドップラー周波数の広がりによって生じる深刻なフェージングを経験する。このようなチャネル状態では、CSIは頻繁に更新される必要があるが、これはフィードバックオーバーヘッドを増大させる。特に、ますますマルチユーザ中心になる可能性が高い将来のNRシステム(Rel.16)では、非常に動的なチャネルシナリオでのユーザからの複数のCSI報告が、通信システムの全体的な効率を大幅に低下させるだろう。
【0011】
この問題を克服するために、経時的なチャネル発展を考慮に入れたいくつかの明示的なCSIフィードバックスキームが提案されてきた(参考文献[3]参照)。ここで、明示的なCSIは、UEでのプリコーダ選択のためのコードブックなしでのUEからgNBへの明示的なチャネル係数の報告を指す。これらのスキームは、共通して、多経路伝播チャネルの支配的なチャネルタップのパラメータ、ならびにUEでのこれらの時間的発展を推定することを有する。たとえば、[3]では、各チャネルタップは、各サブタップがドップラー周波数シフトおよび経路利得でパラメータ化される、サブチャネルタップの合計としてモデル化される。各チャネルタップについて推定されたパラメータは基地局にフィードバックされ、そこで、ダウンリンクプリコーディングの前に、時間領域ベースのチャネル予測のためのチャネルモデルとともに使用される。明示的なCSIは、特にゆっくり変化するチャネルでは、暗黙ベースのチャネルフィードバックと比較してフィードバックチャネルが増加したときに利用可能になるが、これは望ましくない。
【0012】
たとえば、国際公開第2018/052255A1号パンフレットは、周波数領域チャネルマトリックス、共分散マトリックス、またはチャネルマトリックスの固有ベクトルに適用される主成分分析(PCA)を使用して無線通信システム内のチャネルを表すための明示的なCSI取得に関する。このため、二次元アレイおよびCSI報告構成を備えた基地局におけるダウンリンク信号プリコーディングのためのコードブックアプローチが提案される。しかしながら、提案されたCSI報告スキームの固有の欠点は、ユーザからのCSI報告が、現在のMIMOチャネル状態/実現に対して選択されたCQI、PMI、およびRIに関する情報しか含まず、小規模なチャネルフェージングによって生じる経時的なチャネル変動を考慮していないことである。したがって、ユーザが高速フェージングチャネル状態を経験すると、頻繁なCSI更新が必要とされ、これが経時的に高いフィードバックオーバーヘッドを生じる。また、提案されたCSI報告スキームは、層ごとに1つのビームのPMIフィードバックに制限され、これはCSI精度を制限し、マルチユーザMIMOにおけるCSI取得には不十分であることがわかる。
【0013】
また、経時的なチャネル発展を追跡するために、基準信号が経時的に拡散される必要がある。現在の3GPP NR仕様[1]では、単発のCSI−RSが、特定の時間スロットで構成される。CSI−RSのこのようなスロットは、定期的に送信されるか、または必要に応じてトリガされる。(1つ又は複数の)NZP−CSI−RS、CSI−IM、またはCSI−SSBリソースセットと呼ばれ得る(1つ又は複数の)CSI−RSリソースセットの構成[2]は、以下の上位層パラメータを使用して実行される(参考文献[4]参照)。
・CSI−ResourceConfig−(1つ又は複数の)リソースセット構成は、(1つ又は複数の)リソースセット内で構成されたリソースのID、その周期性に関する各CSI−RSリソースのタイプ、およびこれらが構成されている帯域幅部分からなる。
・CSI−ResourcePeriodicityAndOffset−これは、CSI−RSのスロットおよびオフセットの数に関するCSI−RSリソースの周期性に言及する。
・CSI−RS−ResourceMapping−これは、CSI−RSリソースがマッピングされた時間周波数マップ内のリソース要素、CSI−RSポートの数、マッピングされた基準シンボルに使用されるCDMタイプ、ならびに周波数領域内の基準シンボルの占有の密度および帯域幅に言及する。
○周波数領域割り当て
○ポート数
○時間領域内の最初のOFDMシンボル
○時間領域2内の最初のOFDMシンボル
○CDMタイプ
○密度
○周波数帯域
CSI−RS設計は、リンク適合(変調およびコーディングスキーム−MCS)および特定のチャネル実現/スナップショットからのプリコーディングマトリックスの選択のためのCSIを取得するために使用され得るが、MIMOチャネルのドップラー周波数成分を推定するために時間内にチャネル発展を追跡することはできない。
のセクションの情報は、本発明の背景技術の理解を深めるためだけのものであり、したがって、当業者にとって既知の従来フィルムを形成しない情報を含み得ることに、留意されたい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0014】
【特許文献1】国際公開第2018/052255A1号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
本発明の目的は、チャネル時間発展を追跡できるようにするCSI報告のための改善されたアプローチを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0016】
この目的は、独立請求項で定義されている主題によって達成される。
従属請求項で定義されている。
ここで、以下の添付図面を参照して、より詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】無線通信システムの一例の概略図を示す。
【図2】LTEリリース8によるコードブックベースのプリコーディングを使用するMIMO DL送信のブロックベースモデルを示す。
【図3】本明細書に記載される本発明の教示にしたがって動作し得る送信機と、本明細書に記載される本発明の教示にしたがって動作し得る複数の受信機との間で情報を通信するための無線通信システムの概略図である。
【図4】ドップラー遅延ビーム三段プリコーダを採用する本発明の一実施形態による、CSIパラメータ、CSI測定、複合プリコーダマトリックス計算、およびCSI報告の構成を示すフロー図である。
【図5(a)】10スロットの周期性を有して繰り返しのないCSI−RSを示す(CSI−RS−BurstDurationが構成されていない、またはCSI−RS−BurstDuration=0)。
【図5(b)】10スロットの周期性および4スロットの繰り返しを有するCSI−RSを示す(CSI−RS−BurstDuration=4)。
【図6】一実施形態によるCSI−RS−BurstDuration情報要素を示す。
【図7(a)】第一段プリコーダF1をMIMOチャネルインパルス応答と組み合わせたときに得られるビームフォーミングチャネルインパルス応答の例であって、ビームフォーミングチャネルインパルス応答の主ピーク内の遅延または遅延差に関連付けられた周波数領域コードブックからのDFTベクトルのインデックスを示す。
【図7(b)】第一段プリコーダをMIMOチャネルインパルス応答と組み合わせたときに得られるビームフォーミングチャネルインパルス応答の例であって、ビームフォーミングチャネルインパルス応答の2つのピーク内の遅延または遅延差に関連付けられた周波数領域コードブックからのDFTベクトルのインデックスを示す。
【図8】次元N×S×Tの周波数領域チャネルテンソル(三次元アレイ)Hを示す。
【図9】サイズNt・T×Sの複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダマトリックスを示す。
【図10】ビームごとに等しい数の遅延ならびに遅延およびビームごとに等しい数のドップラー周波数成分を想定する、層1の送信のビーム、遅延、およびドップラー周波数成分に関連付けられたフィードバックインデックスを示す。
【図11】例示的な構成N1=4,N2=2,P=2の、gNBでのl番目の層のドップラー遅延ビーム三段プリコーダのコードブックベースの構造、およびl番目の層のドップラー遅延ビーム三段プリコーダとアンテナポート(AP)との関連付けを示す。
【図12】ドップラービーム二段プリコーダを採用する本発明の一実施形態による、CSIパラメータ、CSI測定、複合プリコーダマトリックス計算、およびCSI報告の構成を示すフロー図である。
【図13】例示的な構成N1=4,N2=2,P=2の、gNBでのl番目の層のドップラービーム二段プリコーダのコードブックベースの構造、およびl番目の層のドップラービーム二段プリコーダとアンテナポート(AP)との関連付けを示す。
【図14】サイズNt・T×Sの複合ドップラービーム二段プリコーダマトリックスを示す。
【図15】ユニットまたはモジュール、ならびに本発明のアプローチにしたがって説明される方法のステップが実行され得る、コンピュータシステムの一例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の好適な同じまたは類似の機能を有する要素が同じ参照符号によって参照される同封図面を参照して、さらに詳細に説明される。
【0019】
上述のように、基地局のような送信機またはトランシーバと、モバイルまたは固定端末またはIoTデバイスのような通信デバイス(受信機)またはユーザとを含む、図1または図2に示されるような無線通信システムまたはネットワークで実施され得る。図3は、基地局のような送信機200と、基地局200によってサービス提供される、UEのような複数の通信デバイス2021から202nとの間で情報を通信するための、無線通信システムの概略図である。基地局200およびUE202は、無線リンクのような無線通信リンクまたはチャネル204を介して通信し得る。基地局200は、1つ以上のアンテナANTTまたは複数のアンテナ素子を有するアンテナアレイと、信号プロセッサ200aとを含む。UE202は、1つ以上のアンテナANTRまたは複数のアンテナを有するアンテナアレイ、信号プロセッサ202a1、202an、およびトランシーバ202b1、202bnを含む。基地局200およびそれぞれのUE202は、本明細書に記載される本発明の教示にしたがって動作し得る。
【0020】
ドップラー遅延ビーム三段複合プリコーダ
ユーザー機器
本発明は、無線通信システムにおいてチャネル状態情報(CSI)フィードバックを提供するための通信デバイス202を提供する。通信デバイスは、
送信機200から、時変周波数選択MIMOチャネル204を介して無線信号を受信するように構成されたトランシーバ202bであって、無線信号は、いくつかのアンテナポートを含む基準信号構成によるダウンリンク基準信号と、基準信号構成を含むダウンリンク信号とを含む、トランシーバ202bと、
プロセッサ202aであって、
−無線チャネル上のダウンリンク基準信号に対する測定を使用して周波数領域内の明示的なCSIを推定し、ダウンリンク基準信号は特定の観察時間にわたって提供され、
−性能測定基準に基づいて、複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダのドップラー遅延ビームプリコーダマトリックス(
)を選択し、ドップラー遅延ビーム三段プリコーダは1つ以上のコードブックに基づいており、1つ以上のコードブックは、
○複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダの1つ以上の送信側空間ビーム成分と、
○複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダの1つ以上の遅延成分と、
○複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダの1つ以上のドップラー周波数成分と
を含み、
−明示的なCSIおよび選択されたドップラー遅延ビームプリコーダマトリックス(
)を有する複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダを使用して、チャネル品質インジケータ(CQI)および/またはプリコーダマトリックスインジケータ(PMI)および/またはランクインジケータ(RI)のうちのいずれか1つ以上を計算し、
−CQIおよび/またはPMIおよび/またはRIのうちのいずれか1つ以上を含むCSIフィードバックを送信機に報告し、PMIおよびRIは、構成されたアンテナポートのドップラー遅延ビーム三段複合プリコーダマトリックスを示すために使用される
ように構成された、プロセッサ202aと
を含み、
複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダの1つ以上の遅延成分および/または1つ以上のドップラー周波数成分は、DFTマトリックスの1つ以上のサブマトリックスによって、またはオーバーサンプリングされたDFTマトリックスの1つ以上のサブマトリックスによって定義される。
【0021】
実施形態によれば、ドップラー遅延ビーム三段プリコーダは、空間遅延ドップラー領域内でプリコーディングを実行するように構成されており、ドップラー遅延ビーム三段プリコーダは3つの別個のコードブックに基づいており、3つの別個のコードブックは、
・複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダの1つ以上の送信側空間ビーム成分のための第1のコードブック(
)と、
・複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダの1つ以上の遅延成分のための第2のコードブック(
)と、
・複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダの1つ以上のドップラー周波数成分のための第3のコードブック(
)と、
・第1、第2、および第3のコードブックから選択されたベクトルのうちの1つ以上を複素スケーリング/結合するための結合係数のセットと
を含み、
第2のコードブックマトリックス(
)のエントリは、サブマトリックスまたは
個のDFTマトリックスの複数のサブマトリックスまたは
個のオーバーサンプリングされたDFTマトリックスによって与えられ、ここで、
はサブバンドの数を示し、
はオーバーサンプリング係数を示し、および/または
第3のコードブックマトリックス(
)のエントリは、サブマトリックスまたは
個のDFTマトリックスの複数のサブマトリックスまたは
個のオーバーサンプリングされたDFTマトリックスによって与えられ、ここで、
は観察時間中の時間インスタンスの数を指し、
はオーバーサンプリング係数を示す。
【0022】
実施形態によれば、通信デバイスは、
−第2のコードブック(
)の構成用に上位層(無線リソース制御(RRC)層またはMAC−CEなど)または物理層(L1)パラメータ
を送信機から受信するように、もしくは
−第2のコードブック(
)の構成用に先験的に既知(デフォルト)のパラメータ
を使用する
ように構成されている。
【0023】
実施形態によれば、通信デバイスは、
−第3のコードブック(
)の構成用に上位層(無線リソース制御(RRC)層またはMAC−CEなど)または物理層(L1)パラメータ
を送信機から受信するように、もしくは
−第3のコードブック(
)の構成用に先験的に既知(デフォルト)のパラメータ
を使用する
ように構成されている。
【0024】
実施形態によれば、p番目の偏波およびl番目の層のプリコーダマトリックス(
)は、
−第1のコードブックから選択された、偏波とは無関係の、
個のビームフォーミングベクトル
と、
−u番目のビームについて第2のコードブックから選択された
個の遅延ベクトル
と、
−u番目のビームおよびd番目の遅延について第3のコードブックから選択された
個のドップラー周波数ベクトル
と、
−第1、第2、および第3のコードブックから選択されたベクトルを複素スケーリング/結合するための結合係数
のセットと
から構成される。
【0025】
実施形態によれば、l番目の送信層およびp番目の偏波のドップラー遅延ビームプリコーダマトリックス(
)は以下によって表され、

ここで、
−
はl番目の層の偏波ごとのビームの数であり、
−
はl番目の層およびu番目のビームの遅延の数であり、
−
はl番目の層、u番目のビーム、およびd番目の遅延のドップラー周波数成分の数であり、
−
は、l番目の層、
番目の遅延、
番目の空間ビーム、およびプリコーダの
番目(
)の偏波に関連付けられたサイズ
の
番目のドップラー周波数ベクトルであり、
−
は、l番目の層、
番目の空間ビーム、およびプリコーダの
番目の偏波に関連付けられたサイズ
の
番目の遅延ベクトルであり、
−
はl番目の層に関連付けられた
番目の空間ビームであり、
−
は、l番目の層、
番目の空間ビーム、
番目の遅延、
番目のドップラー周波数、およびプリコーダの
番目の偏波に関連付けられたドップラー遅延複素結合係数であり、
−
は特定の平均総送信電力を保証するためのスカラー正規化係数である。
【0026】
実施形態によれば、ドップラー遅延ビームプリコーダは二段プリコーダによって表され、
ここで、
かつ
、
、
および
は複素ドップラー遅延ビーム結合係数を含み、
、
および
、ここで
はサイズSの単位マトリックスであり、
ここで
−
は、l番目の層、
番目の遅延、
番目の空間ビーム、およびプリコーダの
番目(
)の偏波に関連付けられたサイズ
の
番目のドップラー周波数ベクトルであり、
−
は、l番目の層、
番目の空間ビーム、およびプリコーダの
番目の偏波に関連付けられたサイズ
の
番目の遅延ベクトルであり、
−
はl番目の層に関連付けられた
番目の空間ビームであり、
−
は、l番目の層、
番目の空間ビーム、
番目の遅延、
番目のドップラー周波数、およびプリコーダの
番目の偏波に関連付けられたドップラー遅延係数であり、
−
は特定の平均総送信電力を保証するためのスカラー正規化係数である。
【0027】
実施形態によれば、
−第1のコードブック(
)は、ベクトル
が選択されるサイズ
の第1のオーバーサンプリングされたDFT−コードブックマトリックスを含み、
および
はそれぞれアンテナポートの第1および第2の数を指し、
および
は
および
を有するオーバーサンプリング係数を指し、
−第2のコードブック(
)は、遅延ベクトル
が選択されるサイズ
の第2のオーバーサンプリングされたDFT−コードブックマトリックスを含み、
は、構成されたサブバンド/PRB、またはサブキャリアの数を指し、
はオーバーサンプリング係数
を指し、
−第3のコードブック(
)は、ドップラー周波数ベクトル
が選択されるサイズ
の第3のオーバーサンプリングされたDFT−コードブックマトリックスを含み、
は観察時間中の時間インスタンスの数を指し、
は
を有するオーバーサンプリング係数を指す。
【0028】
実施形態によれば、通信デバイスは、
−第1のコードブック(
)の構成用に上位層(無線リソース制御(RRC)層またはMAC−CEなど)または物理層(L1)パラメータ
、
、および
を送信機から受信するように、または
−第1のコードブック(
)の構成用に先験的に既知(デフォルト)のパラメータ
、
、
を使用する
ように構成されている。
【0029】
実施形態によれば、通信デバイスは、
−第2のコードブック
および/または第3のコードブック
の構成用に上位層(無線リソース制御(RRC)層またはMAC−CEなど)または物理層(L1)パラメータ
および/またはパラメータ
を送信機から受信するように、または
−第2のコードブック
および/または第3のコードブック
の構成用に先験的に既知(デフォルト)のパラメータ
および/またはパラメータ
を使用する
ように構成されている。
【0030】
実施形態によれば、通信デバイスは、
−
個のエントリまたは列を含む第2のコードブックマトリックス(
)からl番目の層のドップラー遅延ビーム三段プリコーダマトリックスを構成するために
番目のビームについて
個の遅延または遅延差を選択し、
−
個の選択されなかった遅延インデックスをコードブックマトリックスから送信機にフィードバックする
ように構成されている。
【0031】
実施形態によれば、
−遅延の数
は、
となるように、ビームのサブセットまたは全てのビームと同一であるか、または
−遅延の数
は、
となるように、ビームおよび層と同一である。
実施形態によれば、パラメータ
は、通信デバイスにおいて先験的に既知であるか、または通信デバイスは、送信機からパラメータ
を受信するように構成されている。
実施形態によれば、通信デバイスは、
−
個のエントリまたは列を含む第3のコードブックマトリックス(
)からl番目の層のドップラー遅延ビーム三段プリコーダマトリックスを構成するために、
番目の遅延および
番目のビームについて
個のドップラー周波数成分を選択し、
−
個の選択されなかったドップラー周波数成分インデックスをコードブックマトリックスから送信機にフィードバックする
ように構成されている。
【0032】
実施形態によれば、
−ドップラー周波数成分の数
は、
となるように、遅延のサブセットまたはビームのサブセットと同一であるか、または
−遅延の数
は、
となるように、遅延、ビーム、および層と同一である。
実施形態によれば、パラメータ
は、通信デバイスにおいて先験的に既知であるか、または通信デバイスは、送信機からパラメータ
を受信するように構成されている。
実施形態によれば、通信デバイスは、送信機から受信したCSI報告構成にしたがって、CSIフィードバックを送信機に報告するように構成されており、CSI報告構成は、たとえば、パラメータReportQuantityを含み、これは以下の値のうちの少なくとも1つを含み、
−cri−RI−PMIDD−CQI、
−cri−RI−PMIDy−CQI、
−cri−RI−PMIDr−CQI、
−cri−RI−LI−PMIDD−CQI、
−cri−RI−LI−PMIDy−CQI、
−cri−RI−LI−PMIDr−CQI、
−cri−RI−PMIDD、
−cri−RI−PMIDy、
−cri−RI−PMIDr、
PMI量は、以下のように定義される。
−PMIDD−遅延およびドップラー周波数成分構成を含むPMI値、
−PMIDy−(1つ又は複数の)ドップラー周波数成分を除き、遅延成分構成のみを含むPMI値、
−PMIDr−(1つ又は複数の)遅延成分を除き、ドップラー周波数成分構成のみを含むPMI値。
【0033】
実施形態によれば、
−遅延または遅延差はビームおよび送信層に依存するか、または
−遅延のサブセットは送信層のビームのサブセットと同一であるか、または
−遅延の数およびビームごとの遅延は、送信層の全てのビームが同じ遅延に関連付けられるように、送信層について同一であるか、または
−遅延の数およびビームごとの遅延は、全てのビームおよび層が同じ遅延に関連付けられるように、全ての送信層について同一である。
実施形態によれば、
−遅延のサブセットおよび空間ビームのサブセットに関連付けられたドップラー周波数成分は同一であるか、または
−ドップラー周波数成分のサブセットは、遅延のサブセット、空間ビームのサブセット、および送信層のサブセットについて同一であるか、または
−ドップラー周波数成分の数ならびに遅延およびビームごとのドップラー周波数成分は、送信層のビームごとの全ての遅延が同じドップラー周波数成分に関連付けられるように、送信層について同一であるか、または
−ドップラー周波数成分の数ならびに遅延およびビームごとのドップラー周波数成分は、全ての送信層のビームごとの全ての遅延が同じドップラー周波数成分に関連付けられるように、全ての送信層について同一である。
実施形態によれば、
−明示的なCSIは、次元
の三次元チャネルテンソル
によって表され、
は構成されたサブバンド/PRB、またはサブキャリアの数であり、
は観察時間中の時間インスタンスの数であり、
、ならびにチャネルテンソルの第1、第2、および第3の次元はそれぞれ時変周波数選択MIMOチャネルの空間、周波数、および時間成分であるか、または
−明示的なCSIは次元
の四次元チャネルテンソル
によって表され、
、
の第1および第2の次元は、それぞれ時変周波数選択MIMOチャネルの受信側および送信側空間成分を表し、
の第3および第4の次元は、それぞれチャネルの周波数および時間成分を表す。
【0034】
実施形態によれば、プロセッサは、たとえば、ドップラー遅延プリコーダビームマトリックス
および多次元チャネルテンソル
の関数である、相互情報量
の性能測定基準に基づいて、ドップラー遅延ビームプリコーダマトリックス(
)を選択するように構成されている。
実施形態によれば、プロセッサは、T個の時刻について選択された複合ドップラー遅延ビームプリコーダマトリックス
および多次元チャネルテンソル
のために通信デバイスでの平均ブロック誤り率
を最適化する広帯域CQIを選択するように構成されている。
実施形態によれば、プロセッサは、
−第1のステップで、多次元チャネルテンソル
から直接チャネルモデルのパラメータを推定するため、またはMIMOチャネルテンソル
からパラメータ化されていない形態で直接
の係数を計算するために、高分解能パラメータ推定アルゴリズムを使用し、
−第2のステップで、以下のようにパラメータ化およびプリコードされた時変MIMOチャネルモデル周波数領域応答を計算するために、パラメータ化されたチャネルモデルおよび選択されたドップラー遅延ビーム複合プリコーダ
(
)を使用し、
、
ここで、
の(
)エントリ、ならびに
は
のt番目のブロックおよび
番目の列であり、
−第3のステップで、1つ以上の未来の時刻の1つ以上のCQI値を計算するために、パラメータ化およびプリコードされたMIMOチャネルモデル応答を使用する
ように構成されている。
【0035】
実施形態によれば、プロセッサは、
−時刻/スロット
のCQI値を予測し、ここで
は現在時刻/スロットを示し、
は現在時刻/スロット
に対する相対時間差を示し、
−
個の予測CQI値を平均CQI値だけ減少させることによって差分予測CQI値を計算するために、
個の予測CQI値を使用する
ように構成されている。
実施形態によれば、通信デバイスは、CQI予測のために通信デバイスによって使用される値
が割り当てられたパラメータCQI−PredictionTimeを含むCSI報告構成を受信するように構成されている。
実施形態によれば、CSIフィードバックがPMIを使用する場合、プロセッサは、少なくとも2成分PMIを報告するように構成されており、
−第1のPMIは、選択されたベクトル
、
、および
に対応し、
−第2のPMIは、通信デバイスから送信機への
個のドップラー遅延ビーム結合係数
に対応する。
【0036】
実施形態によれば、プロセッサは、
−3タプルのセットの形態で第1の成分PMIを表し、各3タプル
は選択された空間ビームベクトル
、選択された遅延ベクトル
、および選択されたドップラー周波数ベクトル
に関連付けられ、3タプルのセットは
によって表され、ここで
は第1のPMI成分を表し、
は空間ビームのための選択されたDFTベクトルの
個のインデックスを含み、
は選択された遅延ベクトルの
個のインデックスを含み、
は選択されたドップラー周波数ベクトルの
個のインデックスを含み、
−コードブックアプローチを使用してドップラー遅延ビーム結合係数を量子化し、量子化されたドップラー遅延ビーム結合係数は
、第2のPMI成分によって表され、
−2つのPMI成分を送信機に報告する
ように構成されている。
実施形態によれば、コードブックアプローチを用いて複素ドップラー遅延係数
を量子化するために、各係数は以下によって表され、
ここで、
−
は、
ビットで量子化された偏波、ビーム、遅延、およびドップラー周波数依存振幅係数であり、
−
は、BPSK、またはQPSK、または8PSK、またはその他いずれかの高次PSKコンステレーションによって表される位相を表すか、または
各係数は以下のようにその実数部および虚数部によって表され、
ここで、
および
は各々
ビットで量子化される。
実施形態によれば、通信デバイスは、
−ドップラー遅延ビーム三段プリコーダを計算するためのビームの遅延インデックスを選択し、
−最も強い遅延に対応する遅延インデックスを示し、
−最も強い遅延インデックスの表示を有する遅延インデックスを送信機にフィードバックする
ように構成されている。
【0037】
実施形態によれば、通信デバイスは、
−ドップラー遅延ビーム三段プリコーダを計算するための遅延およびビームのドップラー周波数成分を選択し、
−最も強いドップラー周波数成分に対応するドップラー周波数成分インデックスを示し、
−最も強いドップラー周波数成分インデックスの表示を有するドップラー周波数成分インデックスを送信機にフィードバックする
ように構成されている。
実施形態によれば、CSIフィードバックは、ランクインジケータ(RI)をさらに含み、プロセッサは、送信のためにRIを報告するように構成されており、RIは、ドップラー遅延ビームプリコーダマトリックス
(
)に対して選択され、ドップラー遅延ビームでプリコードされた時変周波数選択MIMOチャネルによってサポートされる層の平均数を示す。
実施形態によれば、通信デバイスは、ビームフォーミングCSI−RSのCQIおよび/またはRIおよび/またはPMIのいずれかを報告するための上位層を介したCSI−RS報告構成を有して構成されており、第1のコードブックマトリックス内の個のベクトルは
長さの列ベクトルによって表され、ここで、
番目のベクトル(
)は、
番目の位置では単一の1を、他の場所ではゼロを含む。
【0038】
実施形態によれば、通信デバイスは、たとえばCSI−RS−BurstDurationと呼ばれる上位層(たとえば、RRC)パラメータを含むCSI−RSリソース構成を受信するように構成されており、これは、たとえば、ダウンリンク基準信号が繰り返される連続スロットの数に関して、ダウンリンク基準信号の時間領域繰り返しを示す。
実施形態によれば、通信デバイスは、CQI、および/またはRI、および/またはPMI計算について、送信機が、以下のように、
個の層のアンテナポート
上のPDSCH信号にドップラー遅延ビームプリコーダを適用することを想定しており、
ここで、
はPDSCHシンボルシンボルベクトル
であり、
は時刻tにおける層
のi番目のシンボルであり、
は時刻
にアンテナポート
上で送信されたプリコードされたシンボルであり、
は予測されたプリコーダマトリックスであって、
は
のt番目のブロックおよびi番目の列である。
【0039】
基地局
本発明は、通信デバイス202を含む無線通信システムの送信機200を提供する。送信機は、
チャネル状態情報(CSI)フィードバックを送信機200に提供するために、本発明の通信デバイス202のうちの1つ以上との無線通信を有する複数のアンテナを有するアンテナアレイANT1と、
アンテナアレイANT1に接続されたプリコーダ200bであって、プリコーダ200bは、アンテナアレイANT1によって、1つ以上の送信ビームまたは1つ以上の受信ビームを形成するためにアンテナアレイANT1の1つ以上のアンテナにビームフォーミング重みを適用するためのものである、プリコーダ200bと、
トランシーバ200cであって、
−たとえば、ダウンリンク基準信号が繰り返される連続スロットの数に関して、ダウンリンク基準信号の時間領域繰り返しを示す、たとえばCSI−RS−BurstDurationと呼ばれる、いくつかのCSI−RSアンテナポートおよびパラメータを含むCSI−RS構成による、ダウンリンク基準信号(CSI−RS)と、CSI−RS構成を含むダウンリンク信号とを通信デバイス202に送信し、
−通信デバイス202から、複数のCSI報告を含むアップリンク信号を受信する
ように構成されている、トランシーバ200cと、
プロセッサ200aであって、
−複数のCSI報告から少なくとも2成分プリコーダマトリックス識別子およびランクインジケータを抽出し、
−PMIの第1の成分および第2の成分を使用して、アンテナポートに適用されたドップラー遅延ビームプリコーダマトリックスを構成し、構成されたプリコーダマトリックスに応答してビームフォーミング重みを決定する
ように構成されている、プロセッサ200aと
を含む。
【0040】
実施形態によれば、
個の未来の時刻のプリコーダマトリックス予測を容易にするために、プロセッサは、ドップラー周波数DFTベクトル
を長さ
のベクトル
に拡張するように構成されており、拡張は、以下によって定義され、
ここで、
、およびl番目の層の予測されたドップラー遅延ビームプリコーダマトリックスは、
−第1のコードブックから選択された、偏波とは無関係の、
個のビームフォーミングベクトル
と、
−u番目のビームについて第2のコードブックから選択された
個の遅延ベクトル
と、
−u番目のビームおよびd番目の遅延について第3のコードブックから選択されたドップラー周波数ベクトル
に基づく
個の拡張ドップラー周波数ベクトル
と、
−第1、第2、および第3のコードブックから選択されたベクトルを複素スケーリング/結合するためのセット結合係数
と
に基づいている。
【0041】
実施形態によれば、
個の未来の時刻のプリコーダマトリックス予測を容易にするために、プロセッサは、ドップラー周波数DFTベクトル
を長さ
のベクトル
に周期的に拡張するように構成されており、周期的拡張は、以下によって定義され、
ここで、
、および
l番目の層および
番目(
)の時刻の予測されたドップラー遅延ビームプリコーダマトリックスは、以下によって与えられ、
ここで、
は
の
番目のエントリである。
【0042】
方法
本発明は、無線通信システムのチャネル状態情報(CSI)フィードバックを提供する方法を提供し、方法は、
送信機から、時変周波数選択MIMOチャネルを介して無線信号を受信するステップであって、無線信号は、いくつかのアンテナポートを含む基準信号構成によるダウンリンク基準信号と、基準信号構成を含むダウンリンク信号とを含む、ステップと、
通信デバイスで、無線チャネル上のダウンリンク基準信号の測定を使用して周波数領域内の明示的なCSIを推定するステップであって、ダウンリンク基準信号は特定の観察時間にわたって提供される、ステップと、
性能測定基準に基づいて、通信デバイスで、複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダのドップラー遅延ビームプリコーダマトリックス(
)を選択するステップであって、ドップラー遅延ビーム三段プリコーダは1つ以上のコードブックに基づき、1つ以上のコードブックは
○複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダの1つ以上の送信側空間ビーム成分と、
○複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダの1つ以上の遅延成分と、
○複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダの1つ以上のドップラー周波数成分と
を含む、ステップと、
通信デバイスで、明示的なCSIおよび選択されたドップラー遅延ビームプリコーダマトリックス(
)を有する複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダを使用して、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーダマトリックスインジケータ(PMI)、およびランクインジケータ(RI)のうちのいずれか1つ以上を計算するステップと、
CQI、PMI、およびRIのうちの1つ以上を含むCSIフィードバックを通信デバイスから送信機に報告するステップであって、PMIおよびRIは、構成されたアンテナポートのドップラー遅延ビーム三段複合プリコーダマトリックスを示すために使用される、ステップと
を含み、
複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダの1つ以上の遅延成分および/または1つ以上のドップラー周波数成分は、DFTマトリックスの1つ以上のサブマトリックスによって、またはオーバーサンプリングされたDFTマトリックスの1つ以上のサブマトリックスによって定義される。
【0043】
本発明は、通信デバイスおよび送信機を含む無線通信システム内の送信の方法を提供し、方法は、
たとえば、ダウンリンク基準信号が繰り返される連続スロットの数に関して、ダウンリンク基準信号の時間領域繰り返しを示す、たとえばCSI−RS−BurstDurationと呼ばれる、いくつかのCSI−RSアンテナポートおよびパラメータを含むCSI−RS構成による、ダウンリンク基準信号(CSI−RS)と、CSI−RS構成を含むダウンリンク信号とを通信デバイスに送信するステップと、
送信機で、通信デバイスから複数のCSI報告を含むアップリンク信号を受信するステップと、
送信機で、複数のCSI報告から少なくとも2成分プリコーダマトリックス識別子およびランクインジケータを抽出するステップと、
送信機で、PMIの第1の成分および第2の成分を使用して、アンテナポートに適用されたドップラー遅延ビームプリコーダマトリックスを構成するステップと、
構成されたプリコーダマトリックスに応答して、送信機のアンテナアレイに接続されたプリコーダのためのビームフォーミング重みを決定するステップと
を含み、
複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダの1つ以上の遅延成分および/または1つ以上のドップラー周波数成分は、DFTマトリックスの1つ以上のサブマトリックスによって、またはオーバーサンプリングされたDFTマトリックスの1つ以上のサブマトリックスによって、定義される。
【0044】
ドップラービーム二段複合プリコーダ
ユーザー機器
本発明は、無線通信システムにおいてチャネル状態情報(CSI)フィードバックを提供するための通信デバイス202を提供する。通信デバイス202は、
送信機200から、時変周波数選択MIMOチャネル204を介して無線信号を受信するように構成されたトランシーバ202bであって、無線信号は、いくつかのアンテナポートを含む基準信号構成によるダウンリンク基準信号と、基準信号構成を含むダウンリンク信号とを含む、トランシーバ202bと、
プロセッサ202aであって、
−無線チャネル上のダウンリンク基準信号に対する測定を使用して周波数領域内の明示的なCSIを推定し、ダウンリンク基準信号は特定の観察時間にわたって提供され、
−性能測定基準に基づいて、複合ドップラービーム二段プリコーダのドップラービームプリコーダマトリックス(
)を選択し、ドップラービーム二段プリコーダは1つ以上のコードブックに基づいており、1つ以上のコードブックは、
○複合ドップラービーム二段プリコーダの1つ以上の送信側空間ビーム成分と、
○複合ドップラービーム二段プリコーダの1つ以上のドップラー周波数成分と
を含み、
−明示的なCSIおよび選択されたドップラービームプリコーダマトリックス(
)を有する複合ドップラービーム二段プリコーダを使用して、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーダマトリックスインジケータ(PMI)、およびランクインジケータ(RI)のうちの1つ以上を計算し、
−CQIおよび/またはPMIおよび/またはRIのうちのいずれか1つ以上を含むCSIフィードバックを送信機に報告し、PMIおよびRIは、構成されたアンテナポートのドップラービーム二段複合プリコーダマトリックスを示すために使用される
ように構成された、プロセッサ202aと
を含む。
【0045】
実施形態によれば、複合ドップラービーム二段プリコーダの1つ以上のドップラー周波数成分は、DFTマトリックスの1つ以上のサブマトリックスによって、またはオーバーサンプリングされたDFTマトリックスの1つ以上のサブマトリックスによって、定義される。
実施形態によれば、ドップラービーム二段プリコーダは、空間ドップラー領域内でプリコーディングを実行するように構成されており、ドップラービーム二段プリコーダは2つの別個のコードブックのみに基づいており、2つの別個のコードブックは、
−複合ドップラービーム二段プリコーダの1つ以上の送信側空間ビーム成分の第1のコードブック(
)と、
−複合ドップラービーム二段プリコーダの1つ以上のドップラー周波数成分の第2のコードブック(
)と、
−第1および第2のコードブックから選択されたベクトルのうちの1つ以上を複素スケーリング/結合するための結合係数のセットと
を含む。
実施形態によれば、第2のコードブックマトリックス(
)のエントリは、
のDFTマトリックスまたは
のオーバーサンプリングされたDFTマトリックスのサブマトリックスまたは複数のサブマトリックスによって与えられ、ここで、
は観察時間中の時間インスタンスの数を指し、
はオーバーサンプリング係数を示す。
【0046】
実施形態によれば、通信デバイスは、
−第2のコードブック(
)の構成用に上位層(無線リソース制御(RRC)層またはMAC−CEなど)または物理層(L1)パラメータ
を送信機から受信するように、もしくは
−第2のコードブック(
)の構成用に先験的に既知(デフォルト)のパラメータ
を使用する
ように構成されている。
実施形態によれば、p番目の偏波、l番目の送信層、およびs番目のサブバンド、サブキャリア、または物理リソースブロック(PRB)のプリコーダマトリックス(
)は、
−第1のコードブックから選択された、偏波とは無関係であり、サブバンド、サブキャリア、または物理リソースブロック(PRB)とも無関係の、
個のビームフォーミングベクトル
と、
−u番目のビームについて第2のコードブックから選択された、サブバンド、サブキャリア、または物理リソースブロック(PRB)とは無関係の、
個の遅延ベクトル
と、
−第1および第2のコードブックから選択されたベクトルを複素スケーリング/結合するための結合係数
のセットと
から構成される。
実施形態によれば、ドップラービーム二段プリコーダマトリックス(
)は、空間ドップラー領域内でプリコーディングを実行するように構成されており、l番目の送信層およびs番目のサブバンド、サブキャリア、またはPRBについて、以下によって表され、
ここで、
−
はl番目の層の偏波ごとのビームの数であり、
−
はl番目の層、u番目のビームのドップラー周波数成分の数であり、
−
はl番目の層、
番目の空間ビーム、およびプリコーダの
番目(
)の偏波に関連付けられたサイズ
の
番目のドップラー周波数ベクトルであり、
−
は、l番目の層に関連付けられた
番目の空間ビームであり、
−
は、l番目の層、
番目の空間ビーム、
番目のドップラー周波数、s番目のサブバンド、サブキャリア、またはPRB、およびプリコーダの
番目の偏波に関連付けられた複素ドップラービーム結合係数であり、
−
は、特定の総送信電力を保証するためのスカラー正規化係数である。
【0047】
実施形態によれば、s番目のサブバンド、PRB、またはサブキャリアのドップラービーム二段プリコーダはマトリックスベクトル表記で表され、
ここで、
および
ならびに
は複素ドップラービーム結合係数を含み、
。
実施形態によれば、
−第1のコードブック(
)は、ベクトル
が選択されるサイズ
の第1のオーバーサンプリングされたDFT−コードブックマトリックスを含み、
および
はそれぞれアンテナポートの第1および第2の数を指し、
および
は
および
を有するオーバーサンプリング係数を指し、
−第2のコードブック(
)は、ドップラー周波数ベクトル
が選択されるサイズ
の第2のオーバーサンプリングされたDFT−コードブックマトリックスを含み、
は観察時間中の時間インスタンスの数を指し、
はコードブックのオーバーサンプリング係数を指す。
実施形態によれば、通信デバイスは、
−第1のコードブック(
)の構成用に上位層(無線リソース制御(RRC)層またはMAC−CEなど)または物理層(L1)パラメータ
、
、および
を送信機から受信するように、または
−第1のコードブック(
)の構成用に先験的に既知(デフォルト)のパラメータ
、
、および
を使用する
ように構成されている。
【0048】
実施形態によれば、通信デバイスは、
−第2のコードブック(
)の構成用に上位層(無線リソース制御(RRC)層またはMAC−CEなど)または物理層(L1)パラメータ
を送信機から受信するように、もしくは
−第2のコードブック(
)の構成用に先験的に既知(デフォルト)のパラメータ
を使用する
ように構成されている。
実施形態によれば、通信デバイスは、
−
個のエントリまたは列を含む第2のコードブックマトリックス(
)からl番目の層のドップラー遅延ビーム三段プリコーダマトリックスを構成するために、
番目のビームについて
個のドップラー周波数成分を選択し、
−
個の選択されなかったドップラー周波数成分インデックスをコードブックマトリックスから送信機にフィードバックする
ように構成されている。
実施形態によれば、ドップラー周波数成分の数
は、
となるように、ビームのサブセットと同一である。
【0049】
実施形態によれば、パラメータ
は、通信デバイスにおいて先験的に既知であるか、または通信デバイスは、送信機からパラメータ
を受信するように構成されている。
実施形態によれば、通信デバイスは、送信機から受信したCSI報告構成にしたがって、CSIフィードバックを送信機に報告するように構成されており、CSI報告構成は、たとえば、パラメータReportQuantityを含み、これは以下の値のうちの少なくとも1つを含み、
−cri−RI−PMIDD−CQI、
−cri−RI−LI−PMIDD−CQI、
−cri−RI−PMIDD、ここでPMI−DD量はドップラー周波数成分構成を含む。
実施形態によれば、
−ドップラー周波数成分はビームおよび送信層に依存するか、または
−送信層の空間ビームのサブセットに関連付けられたドップラー周波数成分のサブセットは同一であるか、または
−送信層のビームのサブセットのドップラー周波数成分の数は同一であるか、または
−ドップラー周波数成分のサブセットは、空間ビームおよび送信層のサブセットについて同一であるか、または
−ドップラー周波数成分の数およびビームごとのドップラー周波数成分は、送信層の全てのビームが同じドップラー周波数成分に関連付けられるように、送信層について同一である。
【0050】
実施形態によれば、
−明示的なCSIは、次元
の三次元チャネルテンソル
によって表され、
は構成されたサブバンド/PRB、またはサブキャリアの数であり、
は観察時間中の時間インスタンスの数であり、
、ならびにチャネルテンソルの第1、第2、および第3の次元はそれぞれ時変周波数選択MIMOチャネルの空間、周波数、および時間成分であるか、または
−明示的なCSIは次元
の四次元チャネルテンソル
によって表され、
、
の第1および第2の次元は、それぞれ時変周波数選択MIMOチャネルの受信側および送信側空間成分を表し、
の第3および第4の次元は、それぞれチャネルの周波数および時間成分を表す。
実施形態によれば、プロセッサは、たとえば、ドップラー遅延プリコーダマトリックス
および多次元チャネルテンソル
の関数である、相互情報量
の性能測定基準に基づいて、ドップラービームプリコーダマトリックス
を選択するように構成されている。
実施形態によれば、プロセッサは、T個の時刻について選択された複合ドップラービームプリコーダマトリックス
および多次元チャネルテンソル
のために通信デバイスでの平均ブロック誤り率
を最適化する広帯域CQIを選択するように構成されている。
【0051】
実施形態によれば、プロセッサは、
−第1のステップで、多次元チャネルテンソル
から直接チャネルモデルのパラメータを推定するため、またはMIMOチャネルテンソル
からパラメータ化されていない形態で直接
の係数を計算するために、高分解能パラメータ推定アルゴリズムを使用し、
−第2のステップで、以下のようにパラメータ化およびプリコードされた時変MIMOチャネルモデル周波数領域応答を計算するために、パラメータ化されたチャネルモデルおよび選択されたドップラービーム複合二段プリコーダマトリックスを使用し、
、
ここで、
の(
)のエントリ、ならびに
はドップラービーム複合二段プリコーダマトリックスである
のt番目のブロックおよび
番目の列であり、
−第3のステップで、1つ以上の未来の時刻の1つ以上のCQI値を計算するために、パラメータ化およびプリコードされたMIMOチャネルモデル応答を使用する
ように構成されている。
実施形態によれば、プロセッサは、
−時刻/スロット
のCQI値を予測し、ここで
は現在時刻/スロットを示し、
は現在時刻/スロット
に対する相対時間差を示し、
−
個の予測CQI値を平均CQI値だけ減少させることによって差分予測CQI値を計算するために、
個の予測CQI値を使用する
ように構成されている。
実施形態によれば、通信デバイスは、CQI予測のために通信デバイスによって使用される値
が割り当てられたパラメータCQI−PredictionTimeを含むCSI報告構成を受信するように構成されている。
【0052】
実施形態によれば、CSIフィードバックがPMIを使用する場合、プロセッサは、少なくとも2成分PMIを報告するように構成されており、
−第1のPMIは、選択されたベクトル
および
に対応し、
−第2のPMIは、通信デバイスから送信機への
個のドップラービーム結合係数
に対応する。
実施形態によれば、プロセッサは、
−タプルのセットの形態で第1の成分PMIを表し、各タプル
は選択された空間ビームベクトル
および選択されたドップラー周波数ベクトル
に関連付けられ、タプルのセットは
によって表され、ここで
は第1のPMI成分を表し、
は空間ビームのための選択されたDFTベクトルの
個のインデックスを含み、
は選択されたドップラー周波数ベクトルの
個のインデックスを含み、
−コードブックアプローチを使用してドップラービーム結合係数を量子化し、量子化されたドップラービーム結合係数は
、第2のPMI成分によって表され、
−2つのPMI成分を送信機に報告する
ように構成されている。
実施形態によれば、コードブックアプローチを用いて複素ドップラー係数
を量子化するために、各係数は以下によって表され、
ここで、
−
は、
ビットで量子化された偏波、ビーム、およびドップラー周波数依存振幅係数であり、
−
は、BPSK、またはQPSK、または8PSK、またはその他いずれかの高次PSKコンステレーションによって表される位相を表すか、または
各係数は以下のようにその実数部および虚数部によって表され、
ここで、
および
は各々
ビットで量子化される。
【0053】
実施形態によれば、通信デバイスは、
−ドップラービーム二段プリコーダを計算するためのビームのドップラー周波数成分を選択し、
−最も強いドップラー周波数成分に対応するドップラー周波数成分インデックスを示し、
−最も強いドップラー周波数成分インデックスの表示を有するドップラー周波数成分インデックスを送信機にフィードバックする
ように構成されている。
実施形態によれば、CSIフィードバックは、ランクインジケータ(RI)をさらに含み、プロセッサは、送信のためにRIを報告するように構成されており、RIは、ドップラービーム二段プリコーダマトリックス
(
)に対して選択され、ドップラービームでプリコードされた時変周波数選択MIMOチャネルによってサポートされる層の平均数を示す。
実施形態によれば、通信デバイスは、ビームフォーミングCSI−RSのCQIおよび/またはRIおよび/またはPMIのいずれかを報告するための上位層を介したCSI−RS報告構成を有して構成されており、第1のコードブックマトリックス内の個のベクトルは
長さの列ベクトルによって表され、ここで、
番目のベクトル(
)は、
番目の位置では単一の1を、他の場所ではゼロを含む。
【0054】
実施形態によれば、通信デバイスは、たとえばCSI−RS−BurstDurationと呼ばれる上位層(たとえば、RRC)パラメータを含むCSI−RSリソース構成を受信するように構成されており、これは、たとえば、ダウンリンク基準信号が繰り返される連続スロットの数に関して、ダウンリンク基準信号の時間領域繰り返しを示す。
実施形態によれば、通信デバイスは、CQI、および/またはRI、および/またはPMI計算について、送信機が、以下のように、
個の層のアンテナポート
上のPDSCH信号にドップラービームプリコーダを適用することを想定しており、
ここで、
はPDSCHシンボルシンボルベクトル
であり、
は時刻tにおける層
のi番目のシンボルであり、
は時刻
にアンテナポート
上で送信されたプリコードされたシンボルであり、
は予測されたドップラービームプリコーダマトリックスであって、
は
のt番目のブロックおよびi番目のサブバンド、サブキャリア、またはPRBである。
【0055】
基地局
本発明は、通信デバイス202を含む無線通信システムの送信機200を提供する。送信機は、
チャネル状態情報(CSI)フィードバックを送信機に提供するために、本発明の通信デバイス202のうちの1つ以上との無線通信を有する複数のアンテナを有するアンテナアレイANT1と、
アンテナアレイANT1に接続されたプリコーダ200bであって、プリコーダ202bは、アンテナアレイANT1によって、1つ以上の送信ビームまたは1つ以上の受信ビームを形成するためにアンテナアレイANT1の1つ以上のアンテナにビームフォーミング重みを適用するためのものである、プリコーダ200bと、
トランシーバ202cであって、
−たとえば、ダウンリンク基準信号が繰り返される連続スロットの数に関して、ダウンリンク基準信号の時間領域繰り返しを示す、たとえばCSI−RS−BurstDurationと呼ばれる、いくつかのCSI−RSアンテナポートおよびパラメータを含むCSI−RS構成による、ダウンリンク基準信号(CSI−RS)と、CSI−RS構成を含むダウンリンク信号とを通信デバイス202に送信し、
−通信デバイス202から、複数のCSI報告を含むアップリンク信号を受信する
ように構成されている、トランシーバ202cと、
プロセッサ200aであって、
−複数のCSI報告から少なくとも2成分プリコーダマトリックス識別子およびランクインジケータを抽出し、
−PMIの第1の成分および第2の成分を使用して、アンテナポートに適用されたドップラービームプリコーダマトリックスを構成し、構成されたプリコーダマトリックスに応答してビームフォーミング重みを決定する
ように構成されている、プロセッサ200aと
を含む。
【0056】
実施形態によれば、
個の未来の時刻のプリコーダマトリックス予測を容易にするために、プロセッサは、ドップラー周波数DFTベクトル
を長さ
のベクトル
に周期的に拡張するように構成されており、周期的拡張は、以下によって定義され、
ここで、
、および
l番目の層の予測されたドップラービームプリコーダマトリックスは、
−第1のコードブックから選択された、偏波とは無関係の、
個のビームフォーミングベクトル
と、
−u番目のビームについて第2のコードブックから選択されたドップラー周波数ベクトル
に基づく
個の拡張ドップラー周波数ベクトル
と、
−第1および第2のコードブックから選択されたベクトルを複素スケーリング/結合するためのセット結合係数
と
に基づいている。
実施形態によれば、
個の未来の時刻のプリコーダマトリックス予測を容易にするために、プロセッサは、ドップラー周波数DFTベクトル
を長さ
のベクトル
に周期的に拡張するように構成されており、周期的拡張は、以下によって定義され、
ここで、
、および
l番目の層、
番目(
)の時刻、およびs番目のサブバンド、サブキャリア、またはPRBの予測されたドップラービームプリコーダマトリックスは、以下によって与えられ、
ここで、
は
の
番目のエントリである。
【0057】
方法
本発明は、無線通信システムのチャネル状態情報(CSI)フィードバックを提供する方法を提供し、方法は、
送信機から、時変周波数選択MIMOチャネルを介して無線信号を受信するステップであって、無線信号は、いくつかのアンテナポートを含む基準信号構成によるダウンリンク基準信号と、基準信号構成を含むダウンリンク信号とを含む、ステップと、
通信デバイスで、無線チャネル上のダウンリンク基準信号の測定を使用して周波数領域内の明示的なCSIを推定するステップであって、ダウンリンク基準信号は特定の観察時間にわたって提供される、ステップと、
性能測定基準に基づいて、通信デバイスで、複合ドップラービーム二段プリコーダのドップラービームプリコーダマトリックス(
)を選択するステップであって、ドップラー遅延ビーム二段プリコーダは1つ以上のコードブックに基づき、1つ以上のコードブックは
○複合ドップラービーム二段プリコーダの1つ以上の送信側空間ビーム成分と、
○複合ドップラービーム二段プリコーダの1つ以上のドップラー周波数成分と
を含む、ステップと、
明示的なCSIおよび選択されたドップラービームプリコーダマトリックス(
)を有する複合ドップラービーム二段プリコーダを使用して、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーダマトリックスインジケータ(PMI)、およびランクインジケータ(RI)のうちの1つ以上を計算するステップと、
CQIおよび/またはPMIおよび/またはRIのうちのいずれか1つ以上を含むCSIフィードバックを送信機に報告するステップであって、PMIおよびRIは、構成されたアンテナポートのドップラービーム二段複合プリコーダマトリックスを示すために使用される、ステップと
を含む。
【0058】
本発明は、通信デバイスおよび送信機を含む無線通信システム内の送信の方法を提供し、方法は、
たとえば、ダウンリンク基準信号が繰り返される連続スロットの数に関して、ダウンリンク基準信号の時間領域繰り返しを示す、たとえばCSI−RS−BurstDurationと呼ばれる、いくつかのCSI−RSアンテナポートおよびパラメータを含むCSI−RS構成による、ダウンリンク基準信号(CSI−RS)と、CSI−RS構成を含むダウンリンク信号とを通信デバイスに送信するステップと、
送信機で、通信デバイスから複数のCSI報告を含むアップリンク信号を受信するステップと、
送信機で、複数のCSI報告から少なくとも2成分プリコーダマトリックス識別子およびランクインジケータを抽出するステップと、
送信機で、PMIの第1の成分および第2の成分を使用して、アンテナポートに適用されたドップラービーム二段プリコーダマトリックスを構成するステップと、
構成されたプリコーダマトリックスに応答して、送信機のアンテナアレイに接続されたプリコーダのためのビームフォーミング重みを決定するステップと
を含む。
【0059】
全般
システム
本発明は、本発明のUEのうちの少なくとも1つ、および本発明の基地局のうちの少なくとも1つを含む、ベース無線通信ネットワークを提供する。
実施形態によれば、通信デバイスおよび送信機は、モバイル端末、または固定端末、またはセルラーIoT−UE、またはIoTデバイス、または地上ベース車両、または空中車両、またはドローン、または移動基地局、または路側ユニット、または建物、またはマクロセル基地局、またはスモールセル基地局、または路側ユニット、またはUE、または遠隔無線ヘッド、またはAMF、またはSMF、またはコアネットワークエントリ、またはNRまたは5Gコアコンテキストのようなネットワークスライス、またはアイテムもしくはデバイスが無線通信ネットワークを使用して通信できるようにする任意の送受信点(TRP)であって、アイテムまたはデバイスには、無線通信ネットワークを使用して通信するためのネットワーク接続性が設けられている、TRP、のうちの1つ以上を含む。
【0060】
コンピュータプログラム製品
本発明は、プログラムがコンピュータによって実行されると、本発明による1つ以上の方法をコンピュータに実行させる命令を含む、コンピュータプログラム製品を提供する。
以下では、最初に、縮小されたサイズのコードブックを採用するドップラー遅延ビーム三段複合プリコーダを使用する実施形態が説明され、ドップラービーム二段複合プリコーダを採用するさらなる実施形態の説明がこれに続く。
【0061】
ドップラー遅延ビーム三段複合プリコーダ
チャネル時間発展を追跡するための既存のCSI−RSの拡張、たとえば、多経路チャネル環境におけるUEの大きな動きのために高速に変化するチャネル状態を有し、チャネルコヒーレンス時間が短いチャネルを提供する。本発明は、チャネル状態が変動するチャネルであっても、チャネル時間発展を追跡することにより、CSIはあまり頻繁に更新される必要がなく、たとえばチャネルコヒーレンス時間が長いチャネルと同様の割合でよく、これによってフィードバックオーバーヘッドを低減または回避するので、有利である。たとえば、経路損失およびシャドウフェージングなどの大規模チャネルパラメータは、チャネル変動が主に小規模なチャネルフェージングに関連するように、チャネルコヒーレンス時間が短いチャネルであっても、経時的に急速に変化しない可能性がある。これは、経路成分およびチャネル遅延のようなインパルス応答のMIMOチャネルパラメータがより長い期間にわたって変化せず、UEの動きによって生じたチャネル変動がMIMOチャネル経路成分の位相変動を生じるだけであることを意味する。これは、空間ビーム、プリコーダドップラー周波数DFTベクトル、遅延DFTベクトル、ならびにドップラー遅延ビーム三段プリコーダのドップラー遅延係数が、長期間にわたって同一または実質的に同一のままとなり、あまり頻繁に更新される必要がないことを意味する。
【0062】
現在のCSIフィードバックスキームが十分ではない、従来のアプローチにおける上述の問題に対処するために、チャネル時間発展を考慮し、フィードバック率を低下させるために圧縮形式で現在および未来のRI、PMI、およびCQIに関する情報を提供する、CSIの追跡時間発展または新しい暗黙的なCSI報告スキームを可能にするCSI−RS設計を提供する。
【0063】
図4は、本発明の一実施形態による、CSIパラメータ、CSI測定、複合プリコーダマトリックス計算、およびCSI報告の構成を示すフロー図である。UEは、UEへの送信に使用される割り当てられたCSI−RSポートの数に関する情報を含む、上位層(RRCなど)を介したCSI−RSリソース構成で構成され得る。CSI−RSポートの数
は
に等しく(ここで、共偏波アレイアンテナではP=1、および基地局の二重偏波アレイアンテナではP=2)、ここで
および
は、それぞれgNBアレイの第1および第2の空間次元のアンテナポートの数である。UEは、UEにおける、CQI、RI、およびPMIなどのCSIフィードバックパラメータの評価のための情報も含む、上位層および/または物理層を介した(DCIを介した)CSI報告構成で構成されている。基地局またはgNBは、上位層または物理層を介して
、
、および
の少なくとも5つの整数値を信号伝達し、ここで
は第1のコードブックを構成するために使用され、Sおよび
はそれぞれ、UEでのPMI分解/計算のために第2のコードブックおよび第3のコードブックを構成するために使用される。CQI、RI、およびPMIの選択は、引き続き説明される実施形態にしたがって、UEで実行される。
【0064】
ステップ250で、gNBまたは基地局は、CSI−RS構成およびCSI報告構成をUEに送信する。実施形態によれば、CSI−RS構成は、TS38.211[1]の7.4.1.5項およびTS.38.331[4]の6.3.2項に関する(1つ又は複数の)CSI−RSリソース構成を含み得る。さらに、CSI−RS−BurstDurationと呼ばれる追加の上位層パラメータ構成が含まれる。
【0065】
CSI−RS−BurstDurationは、チャネルの時間発展を追跡できるようにするCSI−RS設計を提供するために含まれている。実施形態によれば、UEは、CSIの時間発展を追跡するために、上述のTS38.211[2]の条項7.4.1.5およびTS.38.331[4]の条項6.3.2からの構成に加えて、上位層パラメータCSI−RS−BurstDurationを有する(1つ又は複数の)CSI−RSリソースセット構成で構成されている。CSI−RSが繰り返される連続スロットの数に関して、CSI−RSの時間領域繰り返しは、上位層パラメータCSI−RS−BurstDurationによって提供される。NR数秘術
のCSI−RS−BurstDurationの可能な値は
個のスロットであり、ここで、
である。NR数秘術
は、たとえば、NR規格にしたがって
のサブキャリア間隔を定義する。
【0066】
たとえば、
の値またはパラメータCSI−RS−BurstDurationが構成されないとき、複数のスロットにわたってCSI−RSの繰り返しが存在しない。バースト期間は、スロットサイズの縮小に対応するために、数秘術を用いて調整される。CSI−RSの周期性で使用されるのと同じロジックを使用する。図5(a)は、10スロットの周期性を有して繰り返しのないCSI−RSを示し(CSI−RS−BurstDurationが構成されていない、またはCSI−RS−BurstDuration=0)、図5(b)は、10スロットの周期性および4スロットの繰り返しを有するCSI−RSを示す(CSI−RS−BurstDuration=4)。図6は、一実施形態によるCSI−RS−BurstDuration情報要素を示す。新しいRRCパラメータCSI−RS−BurstDurationの情報要素は以下の通りである。テキストburstSlotsの次の値は
の値を示し、これは所与の新無線数秘術
([1]参照)について、CSI−RSのバースト期間
、すなわちCSI−RS繰り返しの連続スロットの数を提供する。
【0067】
複数の連続スロットにわたるバースト−CSI−RSは、以下でより詳細に説明される方法で、CSIの時間発展情報の抽出およびプリコーダマトリックスの報告を、たとえばPMIの一部として、可能にする。言い換えると、UEは、複数の連続スロットにわたって(1つ又は複数の)CSI−RSリソースの繰り返しとともに以下で説明される実施形態にしたがってCQI、RI、およびPMIを計算し、これらを相応に報告することができる。
【0068】
図4のフロー図に戻ると、eNBによって提供されたCSI報告構成は、少なくとも以下のパラメータのうちの1つ以上をさらに含み得る。
○TS38.214[2]の5.2.1.1項に関するCSI報告構成の構成、および以下の上位層パラメータ:以下の追加パラメータとともにTS38.331[1]に列挙されたReportQuantity:
・cri−RI−PMIDD−CQI
・cri−RI−PMIDy−CQI
・cri−RI−PMIDr−CQI
・cri−RI−LI−PMIDD−CQI
・cri−RI−LI−PMIDy−CQI
・cri−RI−LI−PMIDr−CQI
・cri−RI−PMIDD
・cri−RI−PMIDy
・cri−RI−PMIDr
【0069】
報告量で言及されるCRI(CSI−RSリソースインジケータ)、RI(ランクインジケータ)、およびLI(層インジケータ)が報告され、すなわち、報告される可能な値およびCRI、RI、およびLIを報告するためのフォーマットは、TS38.214[2]のものと同一である。ReportQuantityで言及されるPMI量は、以下のように定義される。
・PMIDD−以下の実施形態で説明されるような遅延およびドップラー周波数成分構成を含むPMI値、
・PMIDy−(1つ又は複数の)ドップラー周波数成分を除く、以下の実施形態で説明されるような遅延成分構成のみを含むPMI値、
・PMIDr−(1つ又は複数の)遅延成分を除く、以下の実施形態で説明されるようなドップラー周波数成分構成のみを含むPMI値。
○(構成されている場合)CQI予測の値
が割り当てられたパラメータCQI−PredictionTime。
【0070】
報告量で言及されるようなCQI値、予測CQI値など(構成されている場合)は、複数の時間スロットにわたって、引き続き説明される実施形態で説明されるように計算され得る。報告されるCQIの値は、TS38.214[2]で言及されているのと同一である。
加えて、以下のパラメータは、物理層または上位層(RRC)パラメータを介してeNBによってユーザ機器に信号伝達され得る。
○遅延およびドップラー周波数成分コードブック
および
の構成の
および
の値は、それぞれ、パラメータCodebookConfig−S、CodebookConfig−Tによって表される。コードブック
および
のオーバーサンプリング係数
および
は、それぞれCodebookConfig−O2およびCodebookConfig−O3によって表される。
○以下で説明されるような、第1のコードブック
の構成のパラメータ
ならびにオーバーサンプリング係数
および
。パラメータ
および
は、それぞれCodebookConfig−N1およびCodebookConfig−N2によって表される。オーバーサンプリング係数
および
は、それぞれCodebookConfig−O1_1およびCodebookConfig−O1_2によって表される。
【0071】
報告構成に応答して、UEは、
−ステップ252で、
個の連続する時刻/スロットにわたってダウンリンクCSI−RSの測定を実行し、
−ステップ254で、時変周波数選択MIMOチャネルテンソル
を構成し、
−ステップ256で、以下でより詳細に説明されるような特定の性能測定基準に関して、各層のドップラー遅延ビーム複合三段プリコーダマトリックスを選択し(PMI選択)、
−ステップ258で、選択されたドップラー遅延ビーム複合三段プリコーダマトリックスならびにMIMOチャネルテンソル
および未来の時刻のMIMOチャネルテンソルの予測のうちの少なくとも1つを使用して、未来の時刻または未来の時刻のセットのCQI値、予測CQI値、または予測された差分CQI値(構成されている場合)を計算し、任意選択的に、選択されたドップラー遅延ビーム複合三段プリコーダマトリックスおよびMIMOチャネルテンソル
を使用してRI値(構成されている場合)を選択し、
−ステップ260で、CSI報告をgNBに送信する。
gNBは、ステップ262で、マルチユーザプリコーディングマトリックス計算および未来の時刻のプリコーダマトリックス予測を容易にするために、ドップラー遅延ビーム複合三段プリコーダマトリックス(PMI報告)を再構成する。
【0072】
本発明のこの態様によれば、複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダの1つ以上の遅延成分および/または1つ以上のドップラー周波数成分は、DFTマトリックスの1つ以上のサブマトリックスによって、またはオーバーサンプリングされたDFTマトリックスの1つ以上のサブマトリックスによって、定義される。上述の3つのコードブック
、
、および
を採用する実施形態によれば、第2のコードブックマトリックス
のエントリは、
のDFTマトリックスまたは
のオーバーサンプリングされたDFTマトリックスのサブマトリックスまたは複数のサブマトリックスによって与えられ、ここで
はサブバンドの数を示し、第3のコードブックマトリックス
のエントリは、
のDFTマトリックスまたは
のオーバーサンプリングされたDFTマトリックスのサブマトリックスまたは複数のサブマトリックスによって与えられ、ここで
は、観察時間中の時間インスタンスの数を指す。
本発明のこの態様は、遅延プリコーディングに使用される遅延または遅延差が、典型的に、限られた値の範囲のみを有すること、およびこの限られた範囲のため、コードブックマトリックスの全てのエントリが空間遅延二段プリコーダを構成するために受信機で使用される必要はないという発見に基づく。本発明のアプローチによれば、コードブックのサイズ、および空間遅延二段プリコーダを構成するためのコードブックエントリ(遅延または遅延差)を選択する複雑さが、大幅に低減される。
【0073】
コードブックサイズ
の縮小
上述のように、プリコーダの遅延は典型的に、限られた値の範囲のみを有する。値の範囲は、ビームフォーミングベクトル
をMIMOチャネルインパルス応答と結合したときに得られる
個のビームフォーミングチャネルの遅延広がりに依存し得る。図7は、ビームフォーミングベクトル
をMIMOチャネルインパルス応答と結合したときに得られるチャネルインパルス応答の2つの例を示す。図7(a)から、ビームフォーミングチャネルインパルス応答が集中しており、少数の遅延のみが主ピークに関連付けられていることが観察される。また、図7(a)は、コードブック
からこれらの遅延または遅延差へのDFTベクトルの関連付けられたインデックスも示す。同様に、図7(b)は、2つのピークを含むビームフォーミングチャネルインパルス応答、これら2つのピークに関連付けられた遅延、およびコードブック
からのDFTベクトルの対応するインデックスを示す。このように、遅延または遅延差は、主にコードブックマトリックス
の一部、図7(a)の場合はDFTマトリックスの最初のエントリ/列、図7(b)の場合はDFTマトリックスの最初と最後のエントリ/列にのみ関連付けられていることが観察され得る。したがって、ドップラー遅延ビーム三段プリコーダを構成するために受信機で使用されるコードブックマトリックス
のエントリは、サブマトリックスによって与えられてもよく、もしくは
のDFTマトリックスまたは
のオーバーサンプリングされたDFTマトリックスの複数のサブマトリックスを含んでもよい。このようにして、コードブックのサイズ、およびドップラー遅延ビーム三段プリコーダのパラメータの最適化の間の遅延組み合わせの検索空間が、大幅に縮小され得る。たとえば、コードブックが
個のベクトルを含む完全にオーバーサンプリングされたDFTマトリックスによって与えられ、受信機がビームごとに
個の遅延を選択するように構成されているとき、受信機は、プリコーダのパラメータ最適化の間にビームごとに
個の可能な遅延組み合わせを計算する。
、
、および
の典型的な値では、受信機は、ビームごとに680個の遅延組み合わせの各々のパラメータ最適化を実行する。遅延組み合わせの検索空間、したがってパラメータ最適化の計算の複雑さを低減するために、コードブックマトリックスは、
[
]、ここで
、となるように、DFTマトリックスまたはオーバーサンプリングされたDFTマトリックスの最初の
列によって定義され得る(図7(a)参照)。
=4の典型的な値では、の例の検索空間は、ビームごとに680個から4個の遅延組み合わせに減少する。このため、受信機は、ビームごとに680個ではなく4個の遅延組み合わせのみのパラメータ最適化を実行する。別の例では、コードブックマトリックス
は、
[
,
]となるように、DFTマトリックスまたはオーバーサンプリングされたDFTマトリックスの最初の
列および最後の
列によって定義される。さらなる例では、コードブックマトリックス
は、
[
]となるように、DFTマトリックスまたはオーバーサンプリングされたDFTマトリックスの
列によって定義される。コードブックマトリックスは、DFTマトリックスまたはオーバーサンプリングされたDFTマトリックスの複数のサブマトリックスも含み得る。
列および
列によって定義された2つのDFTサブマトリックスの場合、コードブックマトリックスは、
[
]によって与えられる。
【0074】
実施形態によれば、通信デバイスは、遅延DFTコードブック(
)の構成に使用されるDFTまたはオーバーサンプリングされたDFTマトリックスの複数の列を示す上位層(無線リソース制御(RRC)層またはMAC−CEなど)または物理層(L1)パラメータを、送信機から受信する。
別の実施形態によれば、通信デバイスは、遅延DFTコードブック(
)の構成に使用されるDFTまたはオーバーサンプリングされたDFTマトリックスの複数の列を示す先験的に既知(デフォルト)のパラメータを使用するように構成されている。
【0075】
コードブックサイズ
の縮小
で説明された遅延成分と同様に、プリコーダのドップラー周波数成分も、典型的には限られた値の範囲のみを有する。値の範囲は、ビームフォーミングベクトル
をMIMOチャネルインパルス応答と結合したときに得られる
個のビームフォーミングチャネルのドップラー周波数の広がりに依存し得る。したがって、プリコーダを構成するために受信機で使用されるコードブックマトリックス
のエントリは、サブマトリックスによって与えられてもよく、もしくは
のDFTマトリックスまたは
のオーバーサンプリングされたDFTマトリックスの複数のサブマトリックスを含んでもよい。たとえば、コードブック
は、
[
]となるように、DFTマトリックスまたはオーバーサンプリングされたDFTマトリックス
[
]の最初のN列によって定義され、ここで
である。DFTコードブックマトリックス
は、
[
,
]となるように、DFTマトリックスまたはオーバーサンプリングされたDFTマトリックスの最初の
列および最後の
列によって定義され得る。また、コードブックマトリックス
は、
[
]となるように、DFTマトリックスまたはオーバーサンプリングされたDFTマトリックスの
列によって定義され得る。コードブックマトリックスは、DFTマトリックスまたはオーバーサンプリングされたDFTマトリックスの複数のサブマトリックスも含み得る。
列および
列によって定義された2つのDFTサブマトリックスの場合、コードブックマトリックスは、
[
]によって与えられる。
【0076】
実施形態によれば、通信デバイスは、遅延DFTコードブック(
)の構成に使用されるDFTまたはオーバーサンプリングされたDFTマトリックスの複数の列を示す上位層(無線リソース制御(RRC)層またはMAC−CEなど)または物理層(L1)パラメータを、送信機から受信する。
別の実施形態によれば、通信デバイスは、遅延DFTコードブック(
)の構成に使用されるDFTまたはオーバーサンプリングされたDFTマトリックスの複数の列を示す先験的に既知(デフォルト)のパラメータを使用するように構成されている。
【0077】
プリコーダマトリックスを構成するために選択されなかった遅延または遅延差インデックスのフィードバック
実施形態によれば、通信デバイスは、
個のエントリ/列を含むコードブックマトリックス
からl番目の層のドップラー遅延ビーム三段プリコーダマトリックスを構成するために
番目のビームについて
個の遅延を選択し、
個の選択されなかった遅延インデックスをコードブックマトリックス
から送信機にフィードバックするように構成されている。たとえば、コードブックマトリックス
[
が5つのエントリ/列を含み、受信機がプリコーダを構成するための最初のビームおよびl番目の層について
個の遅延成分を選択するように構成され、コードブック
からベクトル
を選択するとき、受信機は、選択されなかったインデックス
および
(または相対インデックス3および4)を送信機にフィードバックする。
遅延の数
は、(全てのビームの場合)
となるように、ビームのサブセットまたは全てのビームと同一であり得る。遅延の数
はまた、
となるように、ビームおよび層と同一であってもよい。
【0078】
プリコーダマトリックスを構成するために選択されなかったドップラー周波数インデックスのフィードバック
実施形態によれば、通信デバイスは、
個のエントリ/列を含むコードブックマトリックス
からl番目の層のドップラー遅延ビーム三段プリコーダマトリックスを構成するために、
番目の遅延および
番目のビームについて
個のドップラー周波数成分を選択し、
個の選択されなかったドップラー周波数インデックスをコードブックマトリックス
から送信機にフィードバックするように構成されている。たとえば、コードブックマトリックス
[
は5つのエントリ/列を含み、受信機は、ドップラー遅延ビーム三段プリコーダを構成するための最初のビーム、最初の遅延、およびl番目の層について3つのドップラー周波数成分を選択するように構成され、これはベクトル
を選択し、受信機は、
番目の遅延および
番目のビームの選択されなかったドップラー周波数成分を表すインデックス
および
(または相対インデックス3および4)を送信機にフィードバックする。
ドップラー周波数成分の数
は、(全ての遅延およびビームの場合)
となるように、遅延のサブセットおよびビームのサブセットと同一であり得る。遅延の数
はまた、
となるように、遅延、ビーム、および層と同一であってもよい。
【0079】
複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダを使用するCQI/PMI報告
実施形態によれば、UEがCSI−RSリソースおよびCSI報告構成で構成されると(図4のステップ250参照)、UEは、PRB上のダウンリンクCSI−RSの測定を使用して量子化されていない明示的なCSIを推定し、ここでCSI−RSは、周波数領域内の
個の連続する時刻/スロットにわたって構成される(図4のステップ252参照)。
実施形態によれば、明示的なCSIは、次元
の三次元チャネルテンソル(三次元アレイ)
によって表され、
は構成されたサブバンド/PRB、サブキャリアの数であり(図8参照)、
、ここで
はUE受信アンテナの数である。ここで、チャネルテンソルの第1、第2、および第3の次元は、それぞれ時変周波数選択MIMOチャネルの空間、周波数、および時間成分を表す。
別の実施形態によれば、明示的なCSIは、次元
の四次元チャネルテンソル
によって表され、ここで
である。ここで、
の第1および第2の次元は、それぞれ時変周波数選択MIMOチャネルの受信側および送信側空間成分を表す。
の第3および第4の次元は、それぞれMIMOチャネルの周波数および時間成分を表す。
次のステップで、UEは、チャネルテンソル
の形態の明示的なCSIおよび以下の3つのコードブックを使用して構成された複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダを使用してCQIを計算する。
−ドップラー遅延ビームプリコーダの送信側空間(ビーム)の第1のコードブック
、
−ドップラー遅延ビームプリコーダの遅延成分の第2のコードブック
、および
−ドップラー遅延ビームプリコーダのドップラー周波数成分の第3のコードブック
。
【0080】
実施形態によれば、3つの別個のコードブックを使用する代わりに、上述のビーム、遅延、およびドップラー周波数成分が単一または共通のコードブックに含められてもよく、あるいは上述のビーム、遅延、およびドップラー周波数成分のうちの2つが1つのコードブックに含まれてもよく、残りの成分は別のコードブックに含まれる。
ランク
の送信を想定すると、l番目の層(
)の次元
Sの複合ドップラー遅延ビーム三段プリコーダ
は、(gNBでの二重偏波送信アンテナアレイを想定する)(列方向の)クロネッカー積によって以下のように表され、
(1)
ここで、
はl番目の層の偏波ごとのビームの数、
はl番目の層およびu番目のビームの遅延の数、
はl番目の層、u番目のビーム、およびd番目の遅延のドップラー周波数成分の数であり、
−
は、l番目の層、
番目の遅延、
番目の空間ビーム、およびドップラー遅延ビームプリコーダの
番目(
)の偏波に関連付けられた、コードブックマトリック
から選択された、サイズ
の
番目のドップラー周波数ベクトルであり、
−
は、l番目の層、
番目の空間ビーム、およびドップラー遅延ビームプリコーダの
番目の偏波に関連付けられた、コードブックマトリックス
から選択された、サイズ
の
番目の遅延ベクトルであり、
−
は、コードブックマトリックス
から選択されたl番目の層に関連付けられた
番目の空間ビーム(偏波と無関係)であり、
−
は、l番目の層、
番目の空間ビーム、
番目の遅延、
番目のドップラー周波数、およびドップラー遅延ビームプリコーダの
番目の偏波に関連付けられたドップラー遅延係数であり、
−
は、特定の平均総送信電力、たとえば全てのプリコーダ層にわたる平均総送信電力を保証するためのスカラー正規化係数である。
ドップラー遅延ビーム複合プリコーダマトリックスの構造が図9に示されており、これは、サイズ
の複合ドップラー遅延ビームプリコーダマトリックスを示している。
【0081】
別の実施形態によれば、ドップラー遅延ビームプリコーダは、二段プリコーダとして表現され得る。
ここで、
および
そして
は複素ドップラー遅延ビーム結合係数を含み、
。
【0082】
実施形態によれば、ビーム、遅延、およびドップラー周波数成分の数(
)の値は、上位層(たとえば、RRC、またはMAC)信号伝達を介して、またはgNBからUEへのダウンリンクグラントにおけるDCI(物理層信号伝達)の一部として、構成される。別の実施形態によれば、UEは、(
)の好適な値をCSI報告の一部として報告する。別の実施形態によれば、(
)の値は、UEによって先験的に既知である。
【0083】
空間ビームの選択
実施形態によれば、空間ビームの数
および選択されるビームは、送信層に依存し得る。1つの方法では、選択された空間ビームのサブセット
は、層のサブセットについて同一であり得る。たとえば、第1層で偏波ごとに
個のビーム、第2層で偏波ごとに
個のビーム、第3層で偏波ごとに
個のビーム、および第4層で偏波ごとに
個のビームを有する4層送信では、第1層および第2層の最初の2つの空間ビームは同一であり(
)、最初の2つの層ならびに第3および第4層の残りの空間ビームは異なる(
。別の方法では、ビームの数は、層のサブセットについて同一である。たとえば、4層送信では、第1層のビームの数は、第2層のビームの数と同一であり
、残り2つの層では異なる(
)。
実施形態によれば、空間ビームの数およびビームインデックスは、全ての層について同一であり得、送信層インデックスには依存しない。
【0084】
遅延または遅延差の選択
実施形態によれば、遅延または遅延差は、ビームおよび送信層に依存し得る。1つの方法では、送信層の空間ビームのサブセットに関連付けられた遅延のサブセットは、同一であり得る。たとえば、l番目の層および最初の偏波で4つのビームを使用する送信では、ビーム1およびビーム2に関連付けられた最初の2つの遅延は同一であり(
)、最初の2つのビームの残りの遅延(
)ならびに第3および第4のビームの遅延は異なっている。さらなる方法では、送信層のビームのサブセットの遅延の数は同一であり得る。たとえば、第1のビームの遅延の数は、第2のビームの遅延の数と同一である(
)。さらなる方法では、遅延のサブセットは、空間ビームおよび送信層のサブセットについて同一であり得る。たとえば、第1層の第1のビームおよび第2のビームに関連付けられた2つの遅延は、第2層の第1のビーおよび第2のビームに関連付けられた2つの遅延と同一であり得る(
。遅延の数とビームおよび層ごとの遅延との組み合わせとの別の例も、除外されるものではない。
実施形態によれば、遅延の数およびビームごとの遅延は、送信層の全てのビームが同じ遅延に関連付けられるように、送信層について同一であり得る。
実施形態によれば、遅延の数ならびにビームごとおよび層の遅延は、全てのビームおよび層が同じ遅延に関連付けられるように、送信層について同一であり得る。
【0085】
ドップラー周波数成分の選択
実施形態によれば、ドップラー周波数成分は、遅延、ビーム、および送信層に依存し得る。1つの方法では、遅延のサブセットおよび空間ビームのサブセットに関連付けられたドップラー周波数成分は、同一であり得る。たとえば、l番目の層で4つのビームを使用する送信では、ビーム1およびビーム2の最初の遅延のドップラー周波数成分のいくつかは同一であり(
)、最初の2つのビームの最初の遅延の残りのドップラー周波数成分ならびに第3および第4のビームおよび残り2つの遅延のドップラー周波数成分は異なっている。さらなる方法では、送信層の遅延および/またはビームのサブセットのドップラー周波数成分の数は同一であり得る。たとえば、第1のビームの
番目の遅延のドップラー周波数成分の数は、第2のビームのドップラー周波数成分の数と同一である(
)。さらなる方法では、ドップラー周波数成分のサブセットは、遅延のサブセット、空間ビームのサブセット、および送信層のサブセットについて同一であり得る。たとえば、最初の遅延ならびに第1層の第1のビームおよび第2のビームに関連付けられた2つのドップラー周波数成分は、第2層の第1のビームおよび第2のビームの最初の遅延に関連付けられた2つのドップラー周波数成分と同一であり得る(
。ドップラー周波数成分の数とビームおよび層ごとのドップラー周波数成分との組み合わせとの別の例も、除外されるものではない。
実施形態によれば、送信層のビームごとの全ての遅延が同じドップラー周波数成分に関連付けられるように、ドップラー周波数成分の数、ならびに遅延およびビームごとのドップラー周波数成分は、送信層について同一であり得る。
実施形態によれば、全ての送信層のビームごとの全ての遅延が同じドップラー周波数成分に関連付けられるように、ドップラー周波数成分の数、ならびに遅延およびビームごとのドップラー周波数成分は、全ての送信層について同一であり得る。
【0086】
ドップラー遅延ビームプリコーダの
、
、および
のDFT−コードブックマトリックス構造
次に、上述のコードブックを実装するための実施形態が説明される。
実施形態によれば、ベクトル(空間ビーム)
は、サイズ
のオーバーサンプリングされたDFT−コードブックマトリックス
から選択される。DFT−コードブックマトリックスは、2つのオーバーサンプリング係数
および
によってパラメータ化される。DFT−コードブックマトリックスはベクトルのセットを含み、ここで各ベクトルは、垂直ビームに対応する長さ
のDFTベクトル
と水平ビームに対応する長さ
のDFTベクトル
とのクロネッカー積によって表される。
実施形態によれば、通信デバイスは、無線リソース制御(RRC)層または物理層(L1)パラメータを使用して、送信機から以下の値を受信する。
−第1のコードブック(
)の構成のための、
、ならびにオーバーサンプリング係数
および
。
実施形態によれば、通信デバイスは、第1のコードブック(
)の構成のために、先験的に既知の値
、ならびにオーバーサンプリング係数
および
を使用する。
遅延ベクトル
は、サイズ
のオーバーサンプリングされたDFT−コードブックマトリックス
から選択され得る。DFT−コードブックマトリックス
は
個のベクトルを含み、ここで各ベクトルは、長さ
のDFTベクトル
によって表される。コードブックマトリックスの各エントリは、特定の遅延に関連付けられている。DFT−コードブックマトリックスは、オーバーサンプリング係数
によってパラメータ化される。
【0087】
実施形態によれば、通信デバイスは、遅延DFTコードブック(
)の構成のために、上位層(無線リソース制御(RRC)層またはMAC−CEなど)または物理層(L1)パラメータ
を、送信機から受信する。
実施形態によれば、通信デバイスは、遅延DFTコードブック(
)の構成のために、先験的に既知(デフォルト)のパラメータ
を使用する。
実施形態によれば、通信デバイスは、遅延DFTコードブック(
)の構成のために、上位層(無線リソース制御(RRC)層またはMAC−CEなど)または物理層(L1)パラメータオーバーサンプリング係数
を、送信機から受信する。
【0088】
実施形態によれば、通信デバイスは、遅延DFTコードブック(
)の構成のために、
の先験的に既知(デフォルト)のオーバーサンプリング係数を使用する。
ドップラー周波数ベクトル
は、サイズ
のオーバーサンプリングされたDFT−コードブックマトリックス
から選択され得る。DFT−コードブックマトリックス
は
個のベクトルを含み、ここで各ベクトルは、長さ
のDFTベクトル
によって表される。コードブックマトリックスの各エントリは、特定のドップラー周波数に関連付けられている。DFT−コードブックマトリックスは、オーバーサンプリング係数
によってパラメータ化される。
【0089】
実施形態によれば、通信デバイスは、ドップラー周波数DFTコードブック(
)の構成のために、上位層(無線リソース制御(RRC)層またはMAC−CEなど)または物理層(L1)パラメータ
を、送信機から受信する。
実施形態によれば、通信デバイスは、ドップラー周波数DFTコードブック(
)の構成のために、先験的に既知(デフォルト)のパラメータ
を使用する。
実施形態によれば、通信デバイスは、ドップラー周波数DFTコードブック(
)の構成のために、上位層(無線リソース制御(RRC)層またはMAC−CEなど)または物理層(L1)パラメータオーバーサンプリング係数
を、送信機から受信する。
実施形態によれば、通信デバイスは、ドップラー周波数DFTコードブック(
)の構成のために、
の先験的に既知(デフォルト)のオーバーサンプリング係数を使用する。
なお、
のとき、空間DFTコードブックの
番目の次元に対してはオーバーサンプリングが適用されないことに留意されたい。同様に、
のとき、遅延DFTコードブック
に対してはオーバーサンプリングが適用されず、コードブックマトリックスは、サイズ
のDFTマトリックスによって与えられる。同様に、
のとき、ドップラー周波数DFTコードブック
に対してはオーバーサンプリングが適用されず、コードブックマトリックスは、サイズ
のDFTマトリックスによって与えられる。
【0090】
ドップラー遅延ビームプリコーダ
のUE側の選択
UEは、性能測定基準に基づいて、好適なドップラー遅延ビームプリコーダマトリックス
を選択する(図4のステップ256参照)。
実施形態によれば、UEは、構成されたSB、PRB、またはサブキャリアごとに、ドップラー遅延プリコーダマトリックス
および多次元チャネルテンソル
の関数である、相互情報量
を最適化するプリコーダビームマトリックス
を選択する。
別の実施形態によれば、
個の空間ビーム、ドップラー周波数、および遅延が段階的に選択される。たとえば、ランク1の送信では、第1のステップで、UEは、(たとえば、ランク1の送信の)相互情報量を最適化する
個の空間ビームを選択する。
(ランク1の場合)。
第2のステップで、UEは、
個の空間ビーム
を用いて次元
のビームフォーミングチャネルテンソル
を計算する。
第3のステップで、UEは、ドップラー周波数DFTベクトル、遅延DFTベクトル、およびドップラー遅延ビーム結合係数の3タプルを選択し、ここで、ドップラー周波数および遅延DFTベクトルは、相互情報量
が最適化されるように、コードブック
および
からそれぞれ選択される。
【0091】
ドップラー遅延ビームプリコーダ
のRIのUE側の選択
実施形態によれば、UEは、報告のために、ランクインジケータ(RI)を選択し得る(図4のステップ258参照)。RI報告がUEで構成されるとき、UEは、送信のためのランクインジケータ(層の総数)を報告する。ランクインジケータは、ドップラー遅延ビームプリコーダマトリックス
(
)に関して選択され(の式(1)参照)、ドップラー遅延ビームでプリコードされた時変周波数選択MIMOチャネルによってサポートされる層の平均数を示す。
【0092】
ドップラー遅延ビームプリコーダ
のCQIのUE側の選択
実施形態によれば、UEは、報告のために、チャネル品質インジケータ(CQI)を選択し得る(図4のステップ258参照)。CQI報告がUEで構成されるとき、UEは、信号対干渉および雑音比(SINR)、平均ビット誤り率、平均スループットなどのような特定の性能測定基準に基づいて、好適なCQIを報告する。
たとえば、UEは、T個の時刻について選択された複合ドップラー遅延ビームプリコーダマトリックス
(の式(1)参照)および所与の多次元チャネルテンソル
のためにUEで平均ブロック誤り率
を最適化するCQIを選択し得る。CQI値は、ドップラー遅延ビームでプリコードされた時変周波数選択MIMOチャネルによってサポートされる「平均」CQIを表す。
また、別の実施形態によれば、構成されたSBごとのCQI(複数のCQI報告)は、T個の時刻について選択された複合ドップラー遅延ビームプリコーダマトリックス
(の式(1)参照)および所与の多次元チャネルテンソル
を使用して報告され得る。
【0093】
ドップラー遅延ビームプリコーダ
のPMI報告
実施形態によれば、UEは、報告のために、プリコーダマトリックスインジケータ(PMI)を選択し得る(図4のステップ258参照)。PMI報告がUEで構成されるとき、UEは、少なくとも2成分PMIを報告する。
第1のPMI成分は、選択されたベクトル
、
、および
に対応することができ、3タプルのセットの形態で表されることが可能であり、各3タプル
は、選択された空間ビームベクトル
、選択された遅延ベクトル
、および選択されたドップラー周波数ベクトル
に関連付けられている。たとえば、3タプルのセットは、ランク1の送信について
で表され得る。ここで、
は空間ビームの選択されたDFTベクトルの
個のインデックスを含み、
は選択された遅延ベクトルの
個のインデックスを含み、
は選択されたドップラー周波数ベクトルの
個のインデックスを含む。
【0094】
図9は、ビームごとに等しい数
の遅延ならびに遅延およびビームごとに等しい数
のドップラー周波数成分を想定する、層1の送信のビーム、遅延、およびドップラー周波数成分に関連付けられたフィードバックインデックスを示す。図10は、層1の送信の
の例を示す。
のサブセット
は、コードブック
から選択されたビームインデックスを表し、
によって示される。
のサブセット
は、コードブック
から選択された遅延インデックスを表し、
によって示される。
のサブセット
は、コードブック
からの選択されたドップラー周波数インデックスを表し、
によって示される。
実施形態によれば、
個のドップラー遅延ビーム結合係数
をUEからgNBに報告するために、UEは、コードブックアプローチを使用して係数を量子化し得る。量子化された結合係数は、
、第2のPMIによって表される。2つのPMIがgNBに報告される。
経路損失およびシャドウフェージングなどの大規模チャネルパラメータは、経時的に急速に変化せず、チャネル変動は主に、小規模なチャネルフェージングに関連する。これは、経路成分およびチャネル遅延のようなインパルス応答のMIMOチャネルパラメータがより長い期間にわたって変化せず、UEの動きによって生じたチャネル変動がMIMOチャネル経路成分の位相変動を生じるだけであることを意味する。これは、空間ビーム、プリコーダドップラー周波数DFTベクトル、遅延DFTベクトル、ならびにドップラー遅延ビーム三段プリコーダ
のドップラー遅延係数が、長期間にわたって同一のままとなり、あまり頻繁に更新される必要がないことを意味する。
【0095】
最も強い遅延インジケータ
実施形態によれば、プロセッサは、
−ドップラー遅延ビーム三段プリコーダを計算するためのビームの遅延インデックスを選択し、
−最も強い遅延に対応する遅延インデックスを示し、
−最も強い遅延インデックスの表示を有する遅延インデックスを送信機にフィードバックする
ように構成されている。
たとえば、最も強い遅延は、選択されたビームの遅延に関連付けられた他の全ての結合係数に対して最大指数を有するドップラー遅延ビーム結合係数に関連付けられ得る。送信機に報告される遅延インデックスは、最初のインデックスが最も強い遅延に関連付けられるようにソートされ得る。最も強い遅延は、複数のユーザのスケジューリング決定を最適化するため、およびドップラー遅延ビーム三段プリコーディングがマルチユーザ送信に適用されるときにユーザ間の干渉を低減するために、送信機で使用され得る。
【0096】
最も強いドップラー周波数インジケータ
実施形態によれば、プロセッサは、
−ドップラー遅延ビーム三段プリコーダを計算するための遅延およびビームのドップラー周波数成分を選択し、
−最も強いドップラー周波数成分に対応するドップラー周波数成分インデックスを示し、
−最も強いドップラー周波数成分インデックスの表示を有するドップラー周波数成分インデックスを送信機にフィードバックする
ように構成されている。
最も強い遅延インジケータと同様に、最も強いドップラー周波数は、選択された遅延およびビームのドップラー周波数成分に関連付けられた他の全ての結合係数に対して最大指数を有するドップラー遅延ビーム結合係数に関連付けられ得る。送信機に報告されるドップラー周波数インデックスは、最初のインデックスが最も強いドップラー周波数に関連付けられるようにソートされ得る。
【0097】
ドップラー遅延ビームプリコーダ
のgNBにおけるプリコーダ構造
実施形態によれば、gNBは、図11に示されるコードブックベースの構造にしたがってプリコーダマトリックスを構成するために、UEからの2成分PMIフィードバックを使用することができ、図11は、gNBにおけるl番目の層のプリコーダのコードブックベースの構造、および例示的な構成
のためのl番目の層のプリコーダとアンテナポート(AP)との関連付けを示している。プリコーダマトリックス情報は、送信パラメータを現在のマルチユーザチャネル状態に適合させるために送信信号に適用されるマルチユーザプリコーディングマトリックスを計算するために使用される。のドップラー遅延ビーム複合プリコーダマトリックスの定義は、未来の時間インスタンスのプリコーダマトリックスの予測も容易にする。このようにして、CSI報告数を大幅に低減することができ、フィードバックオーバーヘッドが節約される。
個の未来の時刻のドップラー遅延ビームプリコーダマトリックス予測を容易にするために、ドップラー周波数DFTベクトル
は、長さ
のベクトル
に周期的に拡張され得る。周期的拡張は、以下によって定義され、
ここで、
である。l番目の層および
番目(
)の時刻の予測されたプリコーダマトリックスは、以下によって与えられ、
ここで、
は
のq番目のエントリである。
予測されたプリコーディングマトリックスは、たとえば、ユーザの現在および未来のプリコーダマトリックスの知識を使用して全てのユーザのスループットを最適化しようとする、予測マルチユーザスケジューリングアルゴリズムにおいて使用され得る。
【0098】
ドップラー遅延ビーム結合係数のコードブック
実施形態によれば、UEは、複素ドップラー遅延係数
をコードブックアプローチで量子化するように構成され得る。各係数は以下によって表され、
ここで、
−
は、
ビットで量子化された偏波、ビーム、遅延、およびドップラー周波数依存振幅係数であり、
−
は、BPSK、またはQPSK、または8PSK、および任意の高次コンステレーションによって表される位相を表す。
別の実施形態によれば、各係数は、その実数部および虚数部によって以下のように表され、
ここで、
および
は、各々
ビットで量子化されている。
【0099】
ドップラー遅延ビームプリコーダ
のためのgNBにおけるプリコーダ適用
実施形態によれば、UEは、CQI、および/またはRI、および/またはPMI計算について、gNBが、以下のように、の式(1)に関して計算されたドップラー遅延ビームプリコーダを、
個の層のアンテナポート
上のPDSCH信号に適用することを想定してもよく、
=
ここで、
は、TS38.211[1]の7.3.1.4項で定義された層マッピングからのPDSCHシンボルのシンボルベクトル、
であり、
は、時刻tにおける層
のi番目のシンボルであり、
は、時刻
にアンテナポート
上で送信された、プリコードされたシンボルであり、
は予測されたプリコーダマトリックスであり、
は
のt番目のブロックおよびi番目の列である。
アンテナポート[3000,3000+P−1]上で送信された対応するPDSCH信号
は、TS38.214[2]の4.1項で与えられる比率に等しい、CSI−RS EPREに対する、リソース要素あたりのエネルギー(EPRE)の比率を有する。
【0100】
ドップラービーム二段複合プリコーダ
本発明のさらなるチャネル時間発展を追跡するための既存のCSI−RSの拡張、たとえば、多経路チャネル環境におけるUEの大きな動きのために高速に変化するチャネル状態を有し、チャネルコヒーレンス時間が短いチャネルを提供する。本発明は、チャネル状態が変動するチャネルであっても、チャネル時間発展を追跡することにより、CSIはあまり頻繁に更新される必要がなく、たとえばチャネルコヒーレンス時間が長いチャネルと同様の割合でよく、これによってフィードバックオーバーヘッドを低減または回避するので、有利である。たとえば、経路損失およびシャドウフェージングなどの大規模チャネルパラメータは、チャネル変動が主に小規模なチャネルフェージングに関連するように、チャネルコヒーレンス時間が短いチャネルであっても、経時的に急速に変化しない可能性がある。これは、経路成分およびチャネル遅延のようなインパルス応答のMIMOチャネルパラメータがより長い期間にわたって変化せず、UEの動きによって生じたチャネル変動がMIMOチャネル経路成分の位相変動を生じるだけであることを意味する。これは、空間ビームおよびドップラービーム二段プリコーダのプリコーダドップラー周波数DFTベクトルが、長期間にわたって同一または実質的に同一のままとなり、あまり頻繁に更新される必要がないことを意味する。
現在のCSIフィードバックスキームが十分ではない、従来のアプローチにおける上述の問題に対処するために、チャネル時間発展を考慮し、フィードバック率を低下させるために圧縮形式で現在および未来のRI、PMI、およびCQIに関する情報を提供する、CSIの追跡時間発展または新しい暗黙的なCSI報告スキームを可能にするCSI−RS設計を提供する。
【0101】
図12は、本発明の一実施形態による、CSIパラメータ、CSI測定、複合プリコーダマトリックス計算、およびCSI報告の構成を示すフロー図である。UEは、UEへの送信に使用される割り当てられたCSI−RSポートの数に関する情報を含む、上位層(RRCなど)を介したCSI−RSリソース構成で構成され得る。CSI−RSポートの数
は
に等しく(ここで、共偏波アレイアンテナではP=1、および基地局の二重偏波アレイアンテナではP=2)、ここで
および
は、それぞれgNBアレイの第1および第2の空間次元のアンテナポートの数である。UEは、UEにおける、CQI、RI、およびPMIなどのCSIフィードバックパラメータの評価のための情報も含む、上位層および/または物理層を介した(DCIを介した)CSI報告構成で構成されている。基地局またはgNBは、上位層または物理層を介して
および
の少なくとも4つの整数値を信号伝達し、ここで
は第1のコードブックを構成するために使用され、
はUEでのPMI分解/計算のために第2のコードブックを構成するために使用される。CQI、RI、およびPMIの選択は、引き続き説明される実施形態にしたがって、UEで実行される。したがって、第1のコードブック
は複合ドップラービーム二段プリコーダの1つ以上の送信側空間ビーム成分を含み、第2のコードブック
は複合ドップラービーム二段プリコーダの1つ以上のドップラー周波数成分を含む。
【0102】
実施形態によれば、第1および第2のコードブック
、
は、オーバーサンプリングされたDFT−コードブックマトリックスを含み得る。たとえば、第1のコードブック
は、ベクトル
が選択されるサイズ
の第1のオーバーサンプリングされたDFT−コードブックマトリックスを含んでもよく、ここで
および
は、それぞれアンテナポートの第1および第2の数を指し、
および
は、
および
を有するオーバーサンプリング係数を指す。第2のコードブック
は、ドップラー周波数ベクトル
が選択されるサイズ
の第2のオーバーサンプリングされたDFT−コードブックマトリックスを含んでもよく、ここで
は、観察時間中の時間インスタンスの数を指し、
は、コードブックのオーバーサンプリング係数を指す。基地局またはgNBは、
の整数、および
に加えて、上位層または物理層を介して、オーバーサンプリング係数
、
、および
を信号伝達し得る。なお、
のとき、空間DFTコードブックの
番目の次元に対してはオーバーサンプリングが適用されないことに留意されたい。同様に、
のとき、ドップラー周波数DFTコードブック
に対してはオーバーサンプリングが適用されず、コードブックマトリックスは、サイズ
のDFTマトリックスによって与えられる。
【0103】
ステップ250’で、gNBまたは基地局は、CSI−RS構成およびCSI報告構成をUEに送信する。実施形態によれば、CSI−RS構成は、TS38.211[1]の7.4.1.5項およびTS.38.331[4]の6.3.2項に関する(1つ又は複数の)CSI−RSリソース構成を含み得る。さらに、CSI−RS−BurstDurationと呼ばれる追加の上位層パラメータ構成が含まれる。
CSI−RS−BurstDurationは、チャネルの時間発展を追跡できるようにするCSI−RS設計を提供するために含まれている。実施形態によれば、UEは、CSIの時間発展を追跡するために、上述のTS38.211[2]の条項7.4.1.5およびTS.38.331[4]の条項6.3.2からの構成に加えて、上位層パラメータCSI−RS−BurstDurationを有する(1つ又は複数の)CSI−RSリソースセット構成で構成されている。CSI−RSが繰り返される連続スロットの数に関して、CSI−RSの時間領域繰り返しは、上位層パラメータCSI−RS−BurstDurationによって提供される。NR数秘術
のCSI−RS−BurstDurationの可能な値は
個のスロットであり、ここで、
である。NR数秘術
は、たとえば、NR規格にしたがって
のサブキャリア間隔を定義する。
【0104】
図5および図6を参照してで説明されたように、たとえば、
の値またはパラメータCSI−RS−BurstDurationが構成されないとき、複数のスロットにわたってCSI−RSの繰り返しが存在しない。バースト期間は、スロットサイズの縮小に対応するために、数秘術を用いて調整される。CSI−RSの周期性で使用されるのと同じロジックを使用する。図5(a)は、10スロットの周期性を有して繰り返しのないCSI−RSを示し(CSI−RS−BurstDurationが構成されていない、またはCSI−RS−BurstDuration=0)、図5(b)は、10スロットの周期性および4スロットの繰り返しを有するCSI−RSを示す(CSI−RS−BurstDuration=4)。図6は、一実施形態によるCSI−RS−BurstDuration情報要素を示す。新しいRRCパラメータCSI−RS−BurstDurationの情報要素は以下の通りである。テキストburstSlotsの次の値は
の値を示し、これは所与の新無線数秘術
([1]参照)について、CSI−RSのバースト期間
、すなわちCSI−RS繰り返しの連続スロットの数を提供する。
【0105】
複数の連続スロットにわたるバースト−CSI−RSは、以下でより詳細に説明される方法で、CSIの時間発展情報の抽出およびプリコーダマトリックスの報告を、たとえばPMIの一部として、可能にする。言い換えると、UEは、複数の連続スロットにわたって(1つ又は複数の)CSI−RSリソースの繰り返しとともに以下で説明される実施形態にしたがってCQI、RI、およびPMIを計算し、これらを相応に報告することができる。
【0106】
図12のフロー図に戻ると、eNBによって提供されたCSI報告構成は、TS38.214[2]の5.2.1.1項に関するCSI報告構成、および以下の上位層パラメータ:以下の追加パラメータとともにTS38.331[1]に列挙されたReportQuantityであってもよい。
・cri−RI−PMIDD−CQI
・cri−RI−LI−PMIDD−CQI
・cri−RI−PMIDD
【0107】
報告量で言及されるCRI(CSI−RSリソースインジケータ)、RI(ランクインジケータ)、およびLI(層インジケータ)が報告され、すなわち、報告される可能な値およびCRI、RI、およびLIを報告するためのフォーマットは、TS38.214[2]のものと同一である。ReportQuantityで言及されるPMI量は、以下の実施形態で説明されるようなドップラー周波数成分構成を含むPMIDD=PMI値として定義される。
報告量で言及されるようなCQI値、予測CQI値など(構成されている場合)は、複数の時間スロットにわたって、引き続き説明される実施形態で説明されるように計算され得る。報告されるCQIの値は、TS38.214[2]で言及されているのと同一である。
【0108】
加えて、以下のパラメータは、物理層または上位層(RRC)パラメータを介してeNBによってユーザ機器に信号伝達され得る。
○ドップラー周波数成分コードブック
の構成の
の値は、パラメータCodebookConfig−Tによって表される。コードブック
のオーバーサンプリング係数
は、CodebookConfig−O2によって表される。
○以下で説明されるような、第1のコードブック
の構成のパラメータ
ならびにオーバーサンプリング係数
および
。パラメータ
および
は、それぞれCodebookConfig−N1およびCodebookConfig−N2によって表される。オーバーサンプリング係数
および
は、それぞれCodebookConfig−O1_1およびCodebookConfig−O1_2によって表される。
【0109】
報告構成に応答して、UEは、
−ステップ252’で、
個の連続する時刻/スロットにわたってダウンリンクCSI−RSの測定を実行し、
−ステップ254’で、時変周波数選択MIMOチャネルテンソル
を構成し、
−ステップ256’で、以下でより詳細に説明されるような特定の性能測定基準に関して、各層のドップラービーム複合二段プリコーダマトリックスを選択し(PMI選択)、
−ステップ258’で、選択されたドップラー遅延ビーム複合三段プリコーダマトリックスならびにMIMOチャネルテンソル
および未来の時刻のMIMOチャネルテンソルの予測のうちの少なくとも1つを使用して、未来の時刻または未来の時刻のセットのCQI値、予測CQI値、または予測された差分CQI値(構成されている場合)を計算し、任意選択的に、選択されたドップラー遅延ビーム複合三段プリコーダマトリックスおよびMIMOチャネルテンソル
を使用してRI値(構成されている場合)を選択し、
−ステップ260’で、CSI報告をgNBに送信する。
gNBは、ステップ262’で、マルチユーザプリコーディングマトリックス計算および未来の時刻のプリコーダマトリックス予測を容易にするために、ドップラービーム複合二段プリコーダマトリックス(PMI報告)を再構成する。
【0110】
コードブックサイズの縮小
本発明の一態様によれば、複合ドップラービーム二段プリコーダの1つ以上のドップラー周波数成分は、DFTマトリックスの1つ以上のサブマトリックスによって、またはオーバーサンプリングされたDFTマトリックスの1つ以上のサブマトリックスによって、定義される。上述の2つのコードブック
および
を採用する実施形態によれば、第2のコードブックマトリックス
のエントリは、
のDFTマトリックスまたは
のオーバーサンプリングされたDFTマトリックスのサブマトリックスまたは複数のサブマトリックスによって与えられてもよく、ここで、
および
は、それぞれ観察時間中の時間インスタンスの数およびコードブックのオーバーサンプリング係数を指す。この態様は、ドップラー周波数成分が、典型的に、限られた値の範囲のみを有すること、およびこの限られた範囲のため、コードブックマトリックスの全てのエントリが二段プリコーダを構成するために受信機で使用される必要はないという発見に基づく。本発明のアプローチによれば、コードブックのサイズ、およびプリコーダを構成するためのコードブックエントリ(ドップラー周波数成分)を選択する複雑さが、大幅に低減される。
【0111】
値の範囲は、ビームフォーミングベクトル
をMIMOチャネルインパルス応答と結合したときに得られる
個のビームフォーミングチャネルのドップラー周波数の広がりに依存し得る。したがって、プリコーダを構成するために受信機で使用されるコードブックマトリックス
のエントリは、サブマトリックスによって与えられてもよく、もしくは
のDFTマトリックスまたは
のオーバーサンプリングされたDFTマトリックスの複数のサブマトリックスを含んでもよい。たとえば、コードブック
は、
[
]となるように、DFTマトリックスまたはオーバーサンプリングされたDFTマトリックス
[
]の最初のN列によって定義され、ここで
である。DFTコードブックマトリックス
は、
[
,
]となるように、DFTマトリックスまたはオーバーサンプリングされたDFTマトリックスの最初の
列および最後の
列によって定義され得る。また、コードブックマトリックス
は、
[
]となるように、DFTマトリックスまたはオーバーサンプリングされたDFTマトリックスの
列によって定義され得る。コードブックマトリックスは、DFTマトリックスまたはオーバーサンプリングされたDFTマトリックスの複数のサブマトリックスも含み得る。
列および
列によって定義された2つのDFTサブマトリックスの場合、コードブックマトリックスは、
[
]によって与えられる。
【0112】
実施形態によれば、通信デバイスは、DFTコードブック
の構成に使用されるDFTまたはオーバーサンプリングされたDFTマトリックスの複数の列を示す上位層(無線リソース制御(RRC)層またはMAC−CEなど)または物理層(L1)パラメータを、送信機から受信する。
実施形態によれば、通信デバイスは、DFTコードブック
の構成に使用されるDFTまたはオーバーサンプリングされたDFTマトリックスの複数の列を示す先験的に既知(デフォルト)のパラメータを使用する。
プリコーダマトリックスを構成するために選択されなかったドップラー周波数インデックスのフィードバック
【0113】
実施形態によれば、受信機は、
個のエントリ/列を含むコードブックマトリックス
からl番目の層のドップラービーム二段プリコーダマトリックスを構成するために、
個のドップラー周波数成分を選択し、
個の選択されなかったドップラー周波数成分インデックスをコードブックマトリックス
から送信機にフィードバックするように構成されている。たとえば、コードブックマトリックス
[
が5つのエントリ/列を含み、受信機がドップラービーム二段プリコーダを構成するための最初のビームおよびl番目の層について3つのドップラー周波数成分を選択するように構成され、ベクトル
を選択するとき、受信機は、インデックス
および
(または相対インデックス3および4)を送信機にフィードバックする。
ドップラー周波数成分の数
は、(全てのビームの場合)
となるように、ビームのサブセットについて同一であり得る。
【0114】
複合ドップラービーム二段プリコーダを使用するCQI/PMI報告
実施形態によれば、UEがCSI−RSリソースおよびCSI報告構成で構成されると(図12のステップ250’参照)、UEは、PRB上のダウンリンクCSI−RSの測定を使用して量子化されていない明示的なCSIを推定し、ここでCSI−RSは、周波数領域内の
個の連続する時刻/スロットにわたって構成される(図12のステップ252’参照)。
実施形態によれば、明示的なCSIは、次元
の三次元チャネルテンソル(三次元アレイ)
によって表され、
は構成されたサブバンド/PRB、サブキャリアの数であり(の図8参照)、
、ここで
はUE受信アンテナの数である。ここで、チャネルテンソルの第1、第2、および第3の次元は、それぞれ時変周波数選択MIMOチャネルの空間、周波数、および時間成分を表す。
別の実施形態によれば、明示的なCSIは、次元
の四次元チャネルテンソル
によって表され、ここで
である。ここで、
の第1および第2の次元は、それぞれ時変周波数選択MIMOチャネルの受信側および送信側空間成分を表す。
の第3および第4の次元は、それぞれMIMOチャネルの周波数および時間成分を表す。
【0115】
次のステップで、UEは、チャネルテンソル
の形態の明示的なCSIおよび以下の2つのみのコードブックを使用して構成された複合ドップラービーム二段プリコーダを使用してCQIを計算する。
−ドップラービームプリコーダの送信側空間(ビーム)の第1のコードブック
、および
−ドップラー遅延ビームプリコーダのドップラー周波数成分の第2のコードブック
。
実施形態によれば、2つの別個のコードブックを使用する代わりに、上述のビームおよびドップラー周波数成分が単一または共通のコードブックに含められてもよい。
ランク
の送信を想定すると、l番目の層(
)およびs番目のサブバンド、サブキャリア、またはPRB(
)の次元
Sの複合ドップラービーム二段プリコーダ
は、(gNBでの二重偏波送信アンテナアレイを想定する)(列方向の)クロネッカー積によって以下のように表され、
(2)
ここで、
−
はl番目の層の偏波ごとのビームの数であり、
−
はl番目の層、u番目のビームのドップラー周波数成分の数であり、
−
はl番目の層、
番目の空間ビーム、およびプリコーダの
番目(
)の偏波に関連付けられたサイズ
の
番目のドップラー周波数ベクトルであり、
−
は、l番目の層に関連付けられた
番目の空間ビームであり、
−
は、l番目の層、
番目の空間ビーム、
番目のドップラー周波数、s番目のサブバンド、サブキャリア、またはPRB、およびプリコーダの
番目の偏波に関連付けられたドップラービーム結合係数であり、
−
は、特定の総送信電力を保証するためのスカラー正規化係数である。
【0116】
実施形態によれば、ドップラービーム二段プリコーダはマトリックスベクトル表記で表され、
ここで、
および
ならびに
は複素ドップラービーム結合係数を含み、
。
実施形態によれば、ビームおよびドップラー周波数成分の数(
)の値は、上位層(たとえば、RRC、またはMAC)信号伝達を介して、またはgNBからUEへのダウンリンクグラントにおけるDCI(物理層信号伝達)の一部として、構成される。別の実施形態によれば、UEは、(
)の好適な値をCSI報告の一部として報告する。別の実施形態によれば、(
)の値は、UEによって先験的に既知である。
【0117】
空間ビームの選択
実施形態によれば、空間ビームの数
および選択されるビームは、送信層に依存し得る。1つの方法では、選択された空間ビームのサブセット
は、層のサブセットについて同一であり得る。たとえば、第1層で偏波ごとに
個のビーム、第2層で偏波ごとに
個のビーム、第3層で偏波ごとに
個のビーム、および第4層で偏波ごとに
個のビームを有する4層送信では、第1層および第2層の最初の2つの空間ビームは同一であり(
)、最初の2つの層ならびに第3および第4層の残りの空間ビームは異なる(
。別の方法では、ビームの数は、層のサブセットについて同一である。たとえば、4層送信では、第1層のビームの数は、第2層のビームの数と同一であり
、残り2つの層では異なる(
)。
実施形態によれば、空間ビームの数およびビームインデックスは、全ての層について同一であり得、送信層インデックスには依存しない。
【0118】
ドップラー周波数成分の選択
実施形態によれば、ドップラー周波数成分は、ビームおよび送信層に依存し得る。1つの方法では、送信層の空間ビームのサブセットに関連付けられたドップラー周波数成分のサブセットは、同一であり得る。たとえば、l番目の層で4つのビームを使用する送信では、ビーム1およびビーム2のドップラー周波数成分のいくつかは同一であり(
、最初の2つのビームの残りのドップラー周波数成分(
)ならびに第3および第4のビームのドップラー周波数成分は異なっている。さらなる方法では、送信層のビームのサブセットのドップラー周波数成分の数は同一であり得る。たとえば、第1のビームのドップラー周波数成分の数は、第2のビームのドップラー周波数成分の数と同一である(
)。さらなる方法では、ドップラー周波数成分のサブセットは、空間ビームのサブセットおよび送信層のサブセットについて同一であり得る。たとえば、第1層の第1のビームおよび第2のビームに関連付けられた2つのドップラー周波数成分は、第2層の第1のビームおよび第2のビームに関連付けられた2つのドップラー周波数成分と同一であり得る(
。ドップラー周波数成分の数とビームおよび層ごとのドップラー周波数成分との組み合わせとの別の例も、除外されるものではない。
実施形態によれば、送信層の全てのビームが同じドップラー周波数成分に関連付けられるように、ドップラー周波数成分の数、ならびにビームごとのドップラー周波数成分は、送信層について同一であり得る。
【0119】
ドップラービームプリコーダの
および
のDFT−コードブックマトリックスの構造
次に、上述のコードブックを実装するための実施形態が説明される。
実施形態によれば、ベクトル(空間ビーム)
は、サイズ
のオーバーサンプリングされたDFT−コードブックマトリックス
から選択される。DFT−コードブックマトリックスは、2つのオーバーサンプリング係数
および
によってパラメータ化される。DFT−コードブックマトリックスはベクトルのセットを含み、ここで各ベクトルは、垂直ビームに対応する長さ
のDFTベクトル
と水平ビームに対応する長さ
のDFTベクトル
とのクロネッカー積によって表される。
【0120】
ドップラー周波数ベクトル
は、オーバーサンプリングされていない、またはオーバーサンプリングされたDFT−コードブックマトリックス
から選択され得る。コードブックマトリックスの各エントリは、特定のドップラー周波数に関連付けられている。DFT−コードブックマトリックスは、オーバーサンプリング係数
によってパラメータ化され得る。
実施形態によれば、コードブックマトリックス
は、
のDFTマトリックスまたは
のオーバーサンプリングされたDFTマトリックスの1つ以上のサブマトリックスによって定義されてもよく、ここで、
および
は、それぞれ観察時間中の時間インスタンスの数およびオーバーサンプリング係数を指す。
実施形態によれば、通信デバイスは、上位層(無線リソース制御(RRC)層またはMAC−CEなど)または物理層(L1)パラメータを使用して、送信機から以下の値を受信する。
−第1空間コードブック(
)の構成のためのパラメータ
ならびにオーバーサンプリング係数
および
、ならびに
−第2ドップラー周波数成分コードブック(
)の構成のための
の値。
【0121】
実施形態によれば、通信デバイスは、第1のコードブック(
)の構成のために、先験的に既知の値
、ならびにオーバーサンプリング係数
および
を使用する。
実施形態によれば、通信デバイスは、ドップラー周波数DFTコードブック(
)の構成のために、先験的に既知(デフォルト)のパラメータ
を使用する。
別の実施形態によれば、通信デバイスは、ドップラー周波数DFTコードブック(
)の構成のために、上位層(無線リソース制御(RRC)層またはMAC−CEなど)または物理層(L1)パラメータオーバーサンプリング係数
を、送信機から受信する。
【0122】
実施形態によれば、通信デバイスは、ドップラー周波数DFTコードブック(
)の構成のために、
の先験的に既知(デフォルト)のオーバーサンプリング係数を使用する。
ドップラービームプリコーダ
のUE側の選択
実施形態によれば、UEは、性能測定基準に基づいて、好適なドップラービームプリコーダマトリックス
を選択する(図12のステップ256’参照)。
実施形態によれば、UEは、構成されたSB、PRB、またはサブキャリアごとに、ドップラービームプリコーダマトリックス
および多次元チャネルテンソル
の関数である、相互情報量
を最適化するプリコーダマトリックス
を選択する。
【0123】
別の実施形態によれば、
個の空間ビームおよびドップラー周波数、が段階的に選択される。たとえば、ランク1の送信では、第1のステップで、UEは、相互情報量を最適化する
個の空間ビームを選択する。
(ランク1の場合)。
第2のステップで、UEは、
個の空間ビーム
を用いて次元
のビームフォーミングチャネルテンソル
を計算する。
第3のステップで、UEは、ドップラー周波数DFTベクトルおよびドップラービーム結合係数の3タプルを選択し、ここで、ドップラー周波数は、相互情報量
が最適化されるように、コードブック
から選択される。
【0124】
ドップラービームプリコーダ
のRIのUE側の選択
実施形態によれば、UEは、報告のために、ランクインジケータ(RI)を選択し得る(図12のステップ258’参照)。RI報告がUEで構成されるとき、UEは、送信のためのランクインジケータ(層の総数)を報告する。ランクインジケータは、ドップラービームプリコーダマトリックス
(
)に関して選択され(の式(2)参照)、ドップラービームでプリコードされた時変周波数選択MIMOチャネルによってサポートされる層の平均数を示す。
【0125】
ドップラービームプリコーダ
のCQIのUE側の選択
実施形態によれば、UEは、報告のために、チャネル品質インジケータ(CQI)を選択し得る(図12のステップ’258参照)。CQI報告がUEで構成されるとき、UEは、信号対干渉および雑音比(SINR)、平均ビット誤り率、平均スループットなどのような特定の性能測定基準に基づいて、好適なCQIを報告する。
たとえば、UEは、T個の時刻について選択された複合ドップラービームプリコーダマトリックス
(の式(2)参照)および所与の多次元チャネルテンソル
のためにUEで平均ブロック誤り率
を最適化するCQIを選択し得る。CQI値は、ドップラービームでプリコードされた時変周波数選択MIMOチャネルによってサポートされる「平均」CQIを表す。
また、別の実施形態によれば、構成されたSBごとのCQI(複数のCQI報告)は、T個の時刻について選択された複合ドップラービームプリコーダマトリックス
(の式(2)参照)および所与の多次元チャネルテンソル
を使用して報告され得る。
【0126】
ドップラービームプリコーダ
のPMI報告
実施形態によれば、UEは、報告のために、プリコーダマトリックスインジケータ(PMI)を選択し得る(図12のステップ258’参照)。PMI報告がUEで構成されるとき、UEは、少なくとも2成分PMIを報告する。
第1のPMI成分は、選択されたベクトル
および
に対応することができ、タプルのセットの形態で表されることが可能であり、各3タプル
は、選択された空間ビームベクトル
および選択されたドップラー周波数ベクトル
に関連付けられている。たとえば、タプルのセットは、ランク1の送信について
で表され得る。ここで、
は空間ビームの選択されたDFTベクトルの
個のインデックスを含み、
は選択されたドップラー周波数ベクトルの
個のインデックスを含む。
【0127】
図10は、ビームごとに等しい数
のドップラー周波数成分を想定する、層1の送信のビームおよびドップラー周波数成分に関連付けられたフィードバックインデックスを示す。図10は、層1の送信の
の例を示す。
のサブセット
は、コードブック
から選択されたビームインデックスを表し、
によって示される。
のサブセット
は、コードブック
から選択された遅延インデックスを表し、
によって示される。
のサブセット
は、コードブック
からの選択されたドップラー周波数インデックスを表し、
によって示される。
実施形態によれば、
個のドップラービーム結合係数
をUEからgNBに報告するために、UEは、コードブックアプローチを使用して係数を量子化し得る。量子化された結合係数は、
、第2のPMIによって表される。2つのPMIがgNBに報告される。
【0128】
最も強いドップラー周波数インジケータ
実施形態によれば、プロセッサは、
−ドップラービーム二段プリコーダを計算するためのビームのドップラー周波数成分を選択し、
−最も強いドップラー周波数成分に対応するドップラー周波数成分インデックスを示し、
−最も強いドップラー周波数成分インデックスの表示を有するドップラー周波数成分インデックスを送信機にフィードバックする
ように構成されている。
最も強いドップラー周波数は、選択されたビームのドップラー周波数成分に関連付けられた他の全ての結合係数に対して最大指数を有するドップラービーム結合係数に関連付けられ得る。送信機に報告されるドップラー周波数インデックスは、最初のインデックスが最も強いドップラー周波数に関連付けられるようにソートされ得る。
【0129】
ドップラービームプリコーダ
のgNBにおけるプリコーダ構造
実施形態によれば、gNBは、図13に示されるコードブックベースの構造にしたがってプリコーダマトリックスを構成するために、UEからの2成分PMIフィードバックを使用することができ、図13は、gNBにおけるl番目の層のプリコーダのコードブックベースの構造、および例示的な構成
のためのl番目の層のプリコーダとアンテナポート(AP)との関連付けを示している。プリコーダマトリックス情報は、送信パラメータを現在のマルチユーザチャネル状態に適合させるために送信信号に適用されるマルチユーザプリコーディングマトリックスを計算するために使用される。のドップラービーム複合プリコーダマトリックスの定義は、未来の時間インスタンスのプリコーダマトリックスの予測も容易にする。このようにして、CSI報告数を大幅に低減することができ、フィードバックオーバーヘッドが節約される。
【0130】
個の未来の時刻のドップラービームプリコーダマトリックス予測を容易にするために、ドップラー周波数DFTベクトル
は、長さ
のベクトル
に周期的に拡張され得る。周期的拡張は、以下によって定義され、
ここで、
である。l番目の層および
番目(
)の時刻、
番目のサブバンド、サブキャリア、またはPRBの予測されたプリコーダマトリックスは、以下によって与えられ、
ここで、
は
のq番目のエントリである。
予測されたプリコーディングマトリックスは、たとえば、ユーザの現在および未来のプリコーダマトリックスの知識を使用して全てのユーザのスループットを最適化しようとする、予測マルチユーザスケジューリングアルゴリズムにおいて使用され得る。
【0131】
ドップラービーム結合係数のコードブック
実施形態によれば、UEは、複素ドップラービーム係数
をコードブックアプローチで量子化するように構成され得る。各係数は以下によって表され、
ここで、
−
は、
ビットで量子化された偏波、ビーム、およびドップラー周波数依存振幅係数であり、
−
は、BPSK、またはQPSK、または8PSK、および任意の高次コンステレーションによって表される位相を表す。
別の実施形態によれば、各係数は、その実数部および虚数部によって以下のように表され、
ここで、
および
は、各々
ビットで量子化されている。
【0132】
ドップラービームプリコーダ
のためのgNBにおけるプリコーダ適用
実施形態によれば、UEは、CQI、および/またはRI、および/またはPMI計算について、gNBが、以下のように、の式(2)に関して計算されたドップラービームプリコーダを、
個の層のアンテナポート
上のPDSCH信号に適用することを想定してもよく、
=
ここで、
は、TS38.211[1]の7.3.1.4項で定義された層マッピングからのPDSCHシンボルのシンボルベクトル、
であり、
は、時刻tにおける層
のi番目のシンボルであり、
は、時刻
にアンテナポート
上で送信された、プリコードされたシンボルであり、
は予測されたプリコーダマトリックスであり、
は
のt番目のブロックおよびi番目の列である。
アンテナポート[3000,3000+P−1]上で送信された対応するPDSCH信号
は、TS38.214[2]の4.1項で与えられる比率に等しい、CSI−RS EPREに対する、リソース要素あたりのエネルギー(EPRE)の比率を有する。
【0133】
ドップラー遅延ビーム三段複合プリコーダおよびドップラービーム二段複合プリコーダ
CQI値予測への拡張
さらなる実施形態によれば、UEは、時刻/スロット「
」のCQI値を予測するように構成されてもよく、ここで
は現在時刻/スロットを示し、
は現在時刻/スロット
に対する相対時間差を示す。
一実施形態では、UEは、第1のステップで、多次元チャネルテンソル
から直接チャネルモデルのパラメータを推定するために、RIMAX(参考文献[5]参照)などの高分解能パラメータ推定アルゴリズムを使用する。たとえば、時変MIMOチャネルモデルインパルス応答は、チャネルタップの数によって定義されてもよく、ここで、各チャネルタップは、チャネル利得、ドップラー周波数シフト、および遅延によってパラメータ化される。i番目のgNBアンテナとj番目のUEアンテナとの間の時変周波数選択MIMOチャネルモデル周波数領域応答は、以下によって表されてもよく、
ここで、
−
はチャネル遅延の数であり、
−
は、関連するドップラー周波数シフト
およびチャネル遅延
を有する
番目の経路利得であり、
−tは時刻を表し、
−
はサブキャリアインデックスを示し、
−
はサブキャリアの総数を示す。
【0134】
本例では、チャネル遅延がMIMOチャネルの全てのリンク(
)で同一である、非偏光測定のチャネルモデルが想定される。
の係数は、最小二乗法または最小二乗平均誤差(MMSE)フィルタリングなどの線形ブロックフィルタリングアプローチを使用して、MIMOチャネルテンソル
からパラメータ化されていない形態で直接計算されることも可能であることに留意されたい(参考文献[6]および[7]参照)。この場合、MIMOチャネルテンソル
の荷重和によって、チャネル予測器が形成される。
【0135】
第2のステップで、以下のようにパラメータ化およびプリコードされた時変MIMOチャネルモデル周波数領域応答を計算するために、パラメータ化されたチャネルモデルおよび選択されたドップラー遅延ビーム複合プリコーダ
(
)(の式(1)参照)が使用される。
ここで、
の(
)エントリ、ならびに
は
のt番目のブロックおよび
番目の列である(図9参照)。
あるいは、ドップラービーム複合プリコーダを使用するとき、以下のようにパラメータ化およびプリコードされた時変MIMOチャネルモデル周波数領域応答を計算するために、パラメータ化されたチャネルモデルおよび選択されたドップラービーム複合プリコーダ
(
)(の式(2)参照)が使用される。
ここで、
の(
)エントリ、ならびに
は
のt番目のブロックおよび
番目の列である(図14参照)。
【0136】
第3のステップで、UEは、未来の時刻
のCQI値を計算するために、パラメータ化およびプリコードされたMIMOチャネルモデル応答を使用し、すなわちCQI(
は
の関数として表される。
さらなる実施形態によれば、UEは、「
」(
)個の未来の時刻の
個の未来のCQI値(複数のCQI報告)を予測するためにも、のパラメータ化およびプリコードされたMIMOチャネル応答を使用し得る。
個の予測CQI値は、
個の予測CQI値を「平均」CQI値だけ減じることによって差分予測CQI値を計算するために使用され得る。予測された単一のCQI値、または予測された
個のCQI値、または予測された
個の差分CQI値は、gNBに報告される。
上述のように、繰り返しダウンリンク基準信号に基づいて動作する別の繰り返しダウンリンク基準信号に基づいてCSIフィードバックを決定するため、および決定されたCSIフィードバックを報告するために、別のプリコーダまたは別の技術を使用してもよい。このように、本発明のさらなる無線通信システムにおいてチャネル状態情報(CSI)フィードバックを提供するための通信デバイスを提供し、通信デバイスは、たとえばCSI−RS−BurstDurationと呼ばれる上位層(たとえば、RRC)パラメータを含むCSI−RSリソース構成を受信し、これは、たとえば、ダウンリンク基準信号が繰り返される連続スロットの数に関して、ダウンリンク基準信号の時間領域繰り返しを示す。通信デバイスは、繰り返しダウンリンク基準信号に基づいてCSIフィードバックを決定し、決定されたCSIフィードバックを報告する。
【0137】
ポート選択コードブックへの拡張
実施形態によれば、UEは、ビームフォーミングCSI−RSのCQI、RI、およびPMI(構成されている場合)を報告するための上位層を介したCSI−RS報告構成で構成され得る。この場合、第1のコードブックマトリックスの個のベクトルは、長さ
の列ベクトルによって表され、ここで、
番目のベクトル(
)は、
番目の位置では単一の1を、他の場所ではゼロを含む。
なお、[2]で説明されている現在のPDSCH送信スキームでは、プリコーダマトリックスは、報告されたPMIによって更新されるまで、時間が経っても一定に維持されることに留意されたい。対照的に、実施形態によるアプローチは、即時のPMI報告なしで経時的に連続してプリコーダマトリックスを更新することによって、チャネル変動を考慮に入れる。
【0138】
実施形態によれば、無線通信システムは、地上ネットワーク、または非地上ネットワーク、もしくは受信機として航空用車両または宇宙用車両を使用するネットワークまたはネットワークのセグメント、もしくはこれらの組み合わせを含み得る。
実施形態によれば、UEは、モバイルまたは固定端末、IoTデバイス、地上ベース車両、空中車両、ドローン、建物、もしくは、センサまたはアクチュエータのような、アイテム/デバイスが無線通信システムを使用して通信できるようにするネットワーク接続性が設けられたその他の任意のアイテムまたはデバイスのうちの1つ以上を含み得る。
実施形態によれば、基地局は、マクロセル基地局、またはスモールセル基地局、もしくは、たとえば、つなぎ(tethered)UAS、軽航空UAS(LTA)、重航空UAS(HTA)、および高高度UASプラットフォーム(HAP)などの無人航空機システム(UAS)のような衛星または宇宙または航空用車両などの宇宙用車両、もしくは、ネットワーク接続性が設けられたアイテムまたはデバイスが無線通信システムを使用して通信できるようにする任意の送受信点(TRP)のうちの1つ以上を含み得る。
【0139】
ランク1または層1通信を採用する通信システムを参照して、で説明されてきた。しかしながら、本発明は、このような実施形態に限定されず、より高いランクまたは層の通信を採用する通信システムでも実施され得る。このような実施形態では、フィードバックは、層ごとの遅延および層ごとの複素プリコーダ係数を含む。
送信機がユーザ機器にサービス提供する基地局であり、通信デバイスまたは受信機が基地局によってサービス提供されるユーザ機器である通信システムを参照して、で説明されてきた。しかしながら、本発明は、このような実施形態に限定されず、送信機がユーザ機器ステーションであり、通信デバイスまたは受信機がユーザ機器にサービス提供する基地局である通信システムでも実施され得る。別の実施形態によれば、通信デバイスおよび送信機はいずれも、たとえばサイドリンクインターフェースを介して、直接的に通信するUEであってもよい。
【0140】
記載された概念のいくつかの態様が装置の文脈で説明されてきたが、これらの態様が対応する方法の説明も表すことは明らかであり、ブロックまたはデバイスは、方法ステップまたは方法ステップの特徴に対応する。同様に、方法ステップの文脈で説明された態様は、対応する装置の対応するブロックまたはアイテムまたは特徴の説明も表す。
【0141】
本発明の様々な要素および特徴は、アナログおよび/またはデジタル回路を使用するハードウェアで、ソフトウェアで、1つ以上の汎用または専用プロセッサによる命令の実行を通じて、またはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせとして、実施され得る。たとえば、コンピュータシステムまたはその他の処理システムの環境で実施され得る。図15は、コンピュータシステム350の例を示す。ユニットおよびモジュール、ならびにこれらのユニットによって実行される方法のステップは、1つ以上のコンピュータシステム350上で実行され得る。コンピュータシステム350は、専用または汎用デジタル信号プロセッサのような、1つ以上のプロセッサ352を含む。プロセッサ352は、バスまたはネットワークのような、通信基盤354に接続されている。コンピュータシステム350は、メインメモリ356、たとえばランダムアクセスメモリ(RAM)、および二次メモリ358、たとえばハードディスクドライブおよび/またはリムーバブルストレージドライブを含む。二次メモリ358は、コンピュータプログラムまたはその他の命令をコンピュータシステム350にロードすることを可能にし得る。コンピュータシステム350は、ソフトウェアおよびデータをコンピュータシステム350と外部デバイスとの間で転送できるようにするための通信インターフェース360をさらに含み得る。通信は、通信インターフェースによって処理することが可能な電子、電磁、光、またはその他の信号の形態であり得る。通信は、ワイヤまたはケーブル、光ファイバ、電話回線、携帯電話リンク、RFリンク、およびその他の通信チャネル362を使用し得る。
【0142】
「コンピュータプログラム媒体」および「コンピュータ可読媒体」という用語は、一般に、リムーバブルストレージユニット、またはハードディスクドライブにインストールされたハードディスクのような、有形の記憶媒体を指すために使用される。これらのコンピュータプログラム製品は、コンピュータシステム350にソフトウェアを提供するための手段である。コンピュータ制御ロジックとも呼ばれるコンピュータプログラムは、メインメモリ356および/または二次メモリ358に格納される。コンピュータプログラムはまた、通信インターフェース360を介して受信されてもよい。コンピュータプログラムは、実行されると、コンピュータシステム350が本発明を実施することを可能にする。特に、コンピュータプログラムは、実行されると、プロセッサ352が、本明細書に記載される方法のいずれかなど、本発明のプロセスを実施することを可能にする。したがって、このようなコンピュータプログラムは、コンピュータシステム350のコントローラを表すことができる。本開示がソフトウェアを使用して実施されるとき、ソフトウェアは、コンピュータプログラム製品に格納され、リムーバブルストレージドライブ、通信インターフェース360のようなインターフェースを使用してコンピュータシステム350にロードされてもよい。
【0143】
ハードウェアまたはソフトウェアでの実施は、それぞれの方法が実行されるようにプログラム可能なコンピュータシステムと協働する(または協働可能な)、電子可読制御信号が記憶された、クラウドストレージ、フロッピーディスク、DVD、Blue−Ray、CD、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、またはフラッシュメモリなどのデジタル記憶媒体を使用して、実行され得る。したがって、デジタル記憶媒体はコンピュータ読み取り可能であり得る。
【0144】
本発明によるいくつかの本明細書に記載された方法の1つが実行されるように、プログラム可能なコンピュータシステムと協働することが可能な電子的可読制御信号を有するデータキャリアを含む。
一般に、プログラムコードを有するコンピュータプログラム製品として実装されてもよく、プログラムコードは、コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されたときに方法の1つを実行するように動作する。プログラムコードは、たとえば機械可読キャリアに記憶されてもよい。
別の機械可読キャリア上に記憶された、本明細書に記載される方法の1つを実行するためのコンピュータプログラムを含む。したがって、言い換えると、本発明の方法の一コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されたときに、本明細書に記載される方法の1つを実行するためのプログラムコードを有するコンピュータプログラムである。
【0145】
したがって、本発明の方法のさらなる本明細書に記載された方法の1つを実行するためのコンピュータプログラムを備え、該コンピュータプログラムが記録されたデータキャリア(またはデジタル記憶媒体またはコンピュータ可読媒体)である。したがって、本発明の方法のさらなる本明細書に記載された方法の1つを実行するためのコンピュータプログラムを表すデータストリームまたは一連の信号である。データストリームまたは信号のシーケンスはたとえば、データ通信接続を介して、たとえばインターネットを介して転送されるように構成されてもよい。さらなる本明細書に記載される方法の1つを実行するように構成または適合された、たとえばコンピュータまたはプログラマブル論理デバイスなどの処理手段を含む。さらなる本明細書に記載された方法の1つを実行するためのコンピュータプログラムがインストールされたコンピュータを含む。
【0146】
いくつかの実施形態では、本明細書に記載された方法の機能の一部またはすべてを実行するために、プログラマブルロジックデバイス(たとえばフィールドプログラマブルゲートアレイ)が使用されてもよい。いくつかの実施形態では、フィールドプログラマブルゲートアレイは、本明細書に記載される方法の1つを実行するためにマイクロプロセッサと協働し得る。一般に、方法は、好ましくはいずれかのハードウェア装置によって実行される。
【0147】
の本発明の原理を単に例示するものである。本明細書に記載される配置および詳細の修正および変形は、当業者にとって明らかであることが理解される。したがって、喫緊の請求項の範囲によってのみ限定され、本明細書の実施形態の記載および説明によって提示される具体的詳細によっては限定されないことが意図される。
【0148】
参考文献
[1] 3GPP TS 38.211 V15.1.0, “3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; NR; Physical channels and modulation (Release 15), March 2018.
【0149】
[2] 3GPP TS 38.214 V15.1.0, “3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; NR; Physical layer procedures for data (Release 15), March 2018.
【0150】
[3] K. Manolakis, S. Jaeckel, V. Jugnickel, and V. Braun, “Channel Prediction by Doppler−Delay Analysis and Benefits for Base Station Cooperation,” in 77th IEEE Vehicular Technology Conference, Jun 2013.
【0151】
[4] 3GPP TS 38.331 V15.1.0, “3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; NR; Radio Resource Control (RRC); Protocol specification (Release 15), March 2018.
【0152】
[5] R. S. Thomae, M. Landmann, and A. Richter, “RIMAX−A maximum likelihood framework for parameter estimation in multidimensional channel sounding.” Proceedings of the International Symposium on Antennas and Propagation (ISAP’04). 2004.
【0153】
[6] I. Barhumi, G. Leus, and M. Moonen, “Optimal training design for MIMO OFDM systems in mobile wireless channels,” IEEE Trans. Signal Process, vol. 51, no. 6, pp. 1615−1624, Jun. 2003.
【0154】
[7] P. Hoeher, S. Kaiser, and P. Robertson, “Two−dimensional pilot−symbol−aided channel estimation by Wiener filtering,” in Proc. IEEE ICASSP−97, Munich, Germany, Apr. 1997, pp. 1845−1848.
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5(a)】
【図5(b)】
【図6】
【図7(a)】
【図7(b)】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【国際調査報告】

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