【実施例】
【0147】
本明細書中に提供される実施例は、純粋に本発明のある種の態様を例示するためのものであり、決して本発明を限定するものと見なされるべきではない。
【0148】
実施例1。4匹の対象(雄スプラーグドーリーラット)において、時点t=0において、出血を誘導し、
図1に示される組成物を対象へ投与した。
【0149】
図1に関して、組成物は、以下の通りである:
P1=固体の形態の表1の1列目の混合物
P2=液体の形態の表1の2列目の混合物
P3=P2と同一の体積へ血漿によって再水和された最初は固体の形態であった表1の3列目の混合物
P4=P3の液体製剤
P5=血小板由来材料(トロンボソーム)および表1の1列目の混合物および生理食塩水溶液
P6=血漿および血小板由来材料(トロンボソーム)および表1の1列目の混合物
P7=血小板由来材料(トロンボソーム)および表1の1列目の混合物、血漿、およびP2と同一の体積へ血漿によって再水和された最初は固体の形態であった表1の3列目の混合物
Vetstarch(登録商標)(0.9%塩化ナトリウム中の6%ヒドロキシエチルデンプン130/0.4の市販の形態)
【0150】
以下は、再水和された組成物P3を調製する方法を示す例示的なプロトコルである:
工程1:再水和のための混合物および血漿を準備する。
1.表1の3列目の混合物を15mLバイアルに置く。
2.再水和の前に0.22μmフィルタを使用してラット血漿を濾過する。
【0151】
工程2:血漿による混合物(表1の3列目)の再水和。
無菌の注射器および針を使用して、14.3mLのラット血漿を吸引する。この体積は、15mlバイアル充填に特異的である。対象(即ち、対象の体重)1kg当たり1.89×10
8個の血小板を注入するため、計算および希釈を実施した。そのような注入は、3×10
11/70kg(対象の体重)という標準的なヒト投薬量、および、例えば、参照によってその全体が本明細書中に組み入れられるOptimal Fluid Therapy for Traumatic Hemorrhagic Shock,Holcomb et. al.,Crit Care Clin.2017;33(1):15-36に開示されるようなある種の産業標準と一致している。
2.水流をバイアルのガラス側面に向けて、適切な体積のラット血漿によって、バイアルに含有されている混合物を再水和する。
3.再水和の開始時間を記録する。
4.再水和過程を助けるため、およそ5〜10秒間、再水和された混合物を静かに撹拌する。
5.使用前に、再水和過程を完了させるため、再水和された混合物を室温で10分間静置する。
6.再水和の間、数分(およそ5分)毎に、再水和された混合物を撹拌する。
7.塊が観察された場合には、再水和された混合物を撹拌し、さらに5分間静置する。
【0152】
以下は組成物P5〜P7を調製する方法を示す例示的なプロトコルである:
工程1:滅菌水による再水和。
1.無菌の注射器および針を使用して、9.5mlの滅菌水を吸引する。この体積は10mlバイアル充填に特異的である。
2.「溶液A」を与えるため、血小板を10mlに再水和する。
【0153】
工程2:希釈パート1
「溶液B」を与えるため、工程1において得られた1mlの溶液Aを、9mlの血漿、生理食塩水、または組成物P3に添加する。
【0154】
工程2:希釈パート2
1kg当たり1.89×10
8血小板の濃度を達成するため、「溶液C」を得るため、工程2のパート1において得られた1mlの溶液B、および4mlの血漿、生理食塩水、またはP3を添加する。
【0155】
工程2のパート2において得られた溶液Cを、5ml/Kgの投薬量基準に従ってラットの体重に基づき計算された体積で、対象へ注射する。
【0156】
使用されたラット血漿は、Innovation Research Inc.(Novi,MI,USA)によって製造されたスプラーグドーリーラット血漿であった。
【0157】
あるいは、Sigma-Aldrich(St.Louis,MO,USA)によって製造された凍結乾燥ラット血漿(例えば、製品番号P2516)のような凍結乾燥ラット血漿が使用されてもよい。
【0158】
時間に対するMAPの得られたプロットは、
図1に示される。
【0159】
実施例2。4匹の対象(ラット)において、時点t=0において、出血を誘導し、時点t=10において、
図2に示される組成物を対象へ投与した。
【0160】
図2に関して、組成物は以下の通りである:
P(S)=固体の形態の表1の1列目の混合物
P(L)=液体の形態の表1の2列目の混合物
P(S)(-Tre、EtOH)-血漿=P2と同一の体積に血漿によって再水和された最初は固体の形態であった表1の3列目の混合物
Vetstarch(登録商標)(0.9%塩化ナトリウム中の6%ヒドロキシエチルデンプン130/0.4の市販の形態)
【0161】
時間に対するMAPの%変化の得られたプロットは、
図2に示される。
【0162】
実施例3。対象(ラット)において、時点t=0において、出血を誘導し、
図3に示される組成物を対象へ投与した。各組成物によって処置された対象の数は、図中に示される。
【0163】
図3に関して、組成物は以下の通りである:
Ts+生理食塩水=血小板由来材料(トロンボソーム)および表1の1列目の混合物および生理食塩水溶液
Ts+血漿=血漿および血小板由来材料(トロンボソーム)および表1の1列目の混合物
Ts+P3=血小板由来材料(トロンボソーム)および表1の1列目の混合物、血漿、およびP2と同一の体積に血漿によって再水和された最初は固体の形態であった表1の3列目の混合物
Vetstarch(登録商標)(0.9%塩化ナトリウム中の6%ヒドロキシエチルデンプン130/0.4の市販の形態)
【0164】
時間に対するMAPの%変化の得られたプロットは、
図3に示される。
【0165】
組み合わせ蘇生混合物実験の用量漸増
体重およそ400gmの雄スプラーグドーリーラットを、対照クリスタロイド溶液と比較して、蘇生混合物の用量漸増を評価するため、使用した。以下のプロトコルを使用した。
【0166】
実験において使用されるカテーテルをフラッシュし、3つの研究アームを可能にするため、ラットを無作為化した。ラットに麻酔をかけ、介入前に少なくとも5分間観察した。t=0分において、およそ45mmHg MAPまで、動物の全血液量の40%を除去するため、頚動脈カテーテルから血液を取り出し始めた。t=10分において、試験蘇生混合物または対照溶液を、1ml/分の速度で、頚静脈カテーテルを通して投与した。試験対象を、5分毎に120分間連続的にモニタリングした(心拍数、pO
2、およびMAP)。120分後、試験対象を安楽死させた。
【0167】
以下の蘇生混合物および/または対照を試験した:
A1=固体の形態の表1の1列目の混合物+滅菌水
A2=0.9%生理食塩水溶液
A3=固体の形態の表1の1列目の混合物+血漿
A4=トロンボソーム+血漿
A5=トロンボソーム+血漿+固体の形態の表1の1列目の混合物(A3とトロンボソームとの組み合わせ)
【0168】
3つの研究アームは以下の通りであった:
【0169】
結果は以下の通りであった。
【0170】
群1:5mL/kgにおけるA1(固体の形態の表1の1列目の混合物+滅菌水)とA2(0.9%生理食塩水溶液)との比較が、
図4に示される。
図4から分かるように、表1の1列目の混合物は、5ml/kgにおいて、生理食塩水より高いMAPを維持した。
【0171】
群2:以下の蘇生混合物および/または対照を試験した:
A1=表1の1列目の混合物(固体)+滅菌水
A2=0.9%生理食塩水溶液
A3=表1の1列目の混合物(固体)+血漿
A4=トロンボソーム+血漿
A5=トロンボソーム+血漿+表1の1列目の混合物(固体)(注:A5はA3とトロンボソームとの組み合わせである)
【0172】
2.5mL/kgにおける全ての混合物A1(固体の形態の表1の1列目の混合物+滅菌水)、A3(固体の形態の表1の1列目の混合物+血漿)、A4(トロンボソーム+血漿)、およびA5(トロンボソーム+血漿+固体の形態の表1の1列目の混合物=A3とトロンボソームとの組み合わせ)と、対照A2(0.9%生理食塩水溶液)との比較が、
図5に示される。
【0173】
図5に示されるように、A1とA3との間、即ち、滅菌水によって再水和された固体の形態の表1の1列目の混合物と、血漿によって再水和された固体の形態の表1の1列目の混合物との間に、実質的な差は存在しない。
図5は、固体の形態の表1の1列目の混合物が、2.5ml/kgにおいて、生理食塩水より高いMAPを維持したことも示している。MAP値の差は、5ml/kgにおける固体の形態の表1の1列目の混合物と生理食塩水との間のMAP値の差より小さかった(前記の
図4を参照すること)。
【0174】
例えば、A3とA5との比較によって示されるように、トロンボソームを含めることによって、MAPが増加した。
【0175】
群3:1.25mL/kgにおける混合物A1(固体の形態の表1の1列目の混合物+滅菌水)とA2(0.9%生理食塩水溶液)との比較が、
図6に示される。
【0176】
図6に示されるように、生理食塩水は、1.25ml/kgにおいて、固体の形態の表1の1列目の混合物と類似しているかまたはわずかに高いMAPを維持した。
【0177】
群1、2、および3の比較は、固体の形態の表1の1列目の混合物が、1.25mL/Kgから5mL/Kgへ濃度が増加する時、生理食塩水と比較してより高性能になることを示す。このことは、投与後の大部分の時点において、固体の形態の表1の1列目の混合物の濃度が増加する時にMAPが増加することを示す、
図7のプロットによっても立証される。
【0178】
例示的な態様
1.
血球成分を実質的に含まない乾燥血漿;ならびに
(a)少なくとも1つの糖類と少なくとも1つの塩と少なくとも1つの高分子量非イオン性親水性ポリマーとを含む、蘇生混合物、
(b)血小板もしくは血小板由来材料、または
(c)(a)および(b)の両方
を含む組成物。
2.水性液体をさらに含む、請求項1記載の組成物。
3.水性液体が水または生理食塩水である、請求項2記載の組成物。
4.蘇生混合物が水性液体をさらに含む、請求項1、2、または3記載の組成物。
5.水性液体が水または生理食塩水である、請求項4記載の組成物。
6.再水和後、血小板、血小板由来材料、または両方が水性液体をさらに含有する、請求項1〜5のいずれか一項記載の組成物。
7.トレハロースを含まない、請求項1〜6のいずれか一項記載の組成物。
8.
水性液体によって再水和された、血球成分を実質的に含まない血漿;ならびに
(a)少なくとも1つの糖類と少なくとも1つの塩と少なくとも1つの高分子量非イオン性親水性ポリマーとを含む、蘇生混合物、
(b)血小板もしくは血小板由来材料、または
(c)(a)および(b)の両方
を含む組成物であって、血液蘇生を必要とする対象へ投与された時に蘇生効果を提供するために十分な血漿、糖類、塩、および高分子量非イオン性親水性ポリマーを含む、該組成物。
9.血漿が、40国際単位(IU)以上の全ての個々の因子を示す凝固因子レベルを有する、請求項8記載の組成物。
10.蘇生混合物の少なくとも1つの高分子量非イオン性親水性ポリマーがショ糖とエピクロロヒドリンとのコポリマーである、前記請求項のいずれか一項記載の組成物。
11.コポリマーがポリスクロースである、請求項10記載の組成物。
12.凝固機能の保存のための添加剤をさらに含む、前記請求項のいずれか一項記載の組成物。
13.凝固機能の保存のための添加剤がL-カルニチン、プロピオニルL-カルニチン、タウリン、グリセロホスホコリン(GCP)、またはトレハロースである、請求項12記載の組成物。
14.凝固機能の保存のための添加剤がタウリンを含む、請求項12記載の組成物。
15.
(a)血小板、血小板由来材料、もしくは両方、
(b)血漿、または
(c)緩衝剤と少なくとも1つの糖類と少なくとも1つの塩と少なくとも1つの高分子量非イオン性親水性ポリマーとを含む、混合物
のうちの2つ以上を含む組成物であって、
(a)、(b)、または(c)のうちの少なくとも1つが凍結乾燥物である、
該組成物。
16.(a)、(b)、および(c)を含む、請求項15記載の組成物。
請求項1〜16のいずれか一項記載の組成物を対象へ投与する工程を含む、対象における血液量減少を処置する方法。
17.血小板または血小板由来材料および血漿を含む、請求項1記載の組成物。
18.血小板が乾燥物である、請求項17記載の組成物。
19.血小板が凍結乾燥物である、請求項17または請求項18記載の組成物。
20.血小板由来材料が乾燥物である、請求項17記載の組成物。
21.血小板由来材料が凍結乾燥物である、請求項17または請求項20記載の組成物。22.水性である、請求項17〜21のいずれか一項記載の組成物。
23.少なくとも1つの塩と少なくとも1つの高分子量非イオン性親水性ポリマーとを含む混合物を含まない、請求項17〜22のいずれか一項記載の組成物。
24.緩衝剤と少なくとも1つの糖類と少なくとも1つの塩と少なくとも1つの高分子量非イオン性親水性ポリマーとを含む混合物を含まない、請求項17〜22のいずれか一項記載の組成物。
25.血漿が約30%〜約80%wt/wtの量で存在する、請求項17〜24のいずれか一項記載の組成物。
26.血漿が約40%〜約70%wt/wtの量で存在する、請求項17〜25のいずれか一項記載の組成物。
27.血小板または血小板由来材料が約10,000血小板/μL〜約2,000,000血小板/μLの濃度で存在する、請求項17〜26のいずれか一項記載の組成物。
28.血小板または血小板由来材料が約100,000血小板/μL〜約1,000,000血小板/μLの濃度で存在する、請求項17〜27のいずれか一項記載の組成物。
29.請求項17記載の組成物を対象へ投与する工程を含む、対象における血液量減少を処置する方法。
30.血小板が乾燥物である、請求項29記載の方法。
31.血小板が凍結乾燥物である、請求項29または請求項30記載の方法。
32.血小板由来材料が乾燥物である、請求項29記載の方法。
33.血小板由来材料が凍結乾燥物である、請求項29または請求項32記載の方法。
34.組成物が水性である、請求項29〜33のいずれか一項記載の方法。
35.組成物が少なくとも1つの塩と少なくとも1つの高分子量非イオン性親水性ポリマーとを含む混合物を含まない、請求項29〜34のいずれか一項記載の方法。
36.組成物が緩衝剤と少なくとも1つの糖類と少なくとも1つの塩と少なくとも1つの高分子量非イオン性親水性ポリマーとを含む混合物を含まない、請求項29〜35のいずれか一項記載の方法。
37.
血小板または血小板由来材料;および
少なくとも1つの塩と少なくとも1つの高分子量非イオン性親水性ポリマーとを含む混合物
を含む組成物であって、血中へ注入可能な組成物である組成物。
38.請求項37記載の組成物を含む組成物を対象へ投与する工程を含む、対象における血液量減少を処置する方法。
39.混合物が緩衝剤、少なくとも1つの糖類、または両方をさらに含む、請求項38記載の方法。
40.血小板が乾燥物である、請求項38または請求項39記載の方法。
41.血小板が凍結乾燥物である、請求項40記載の方法。
42.混合物が乾燥物である、請求項37〜41のいずれか一項記載の方法。
43.血小板が乾燥物であり、混合物が乾燥物である、請求項37〜40および請求項42のいずれか一項記載の方法。
44.血小板由来材料が乾燥物である、請求項37、38、および請求項42のいずれか一項記載の方法。
45.血小板由来材料が凍結乾燥物である、請求項44記載の方法。
46.血小板由来材料が乾燥物であり、混合物が乾燥物である、請求項37、38、42、および44のいずれか一項記載の方法。
47.混合物がReovol(商標)である、請求項37〜46のいずれか一項記載の方法。
48.組成物が水性である、請求項37〜47のいずれか一項記載の方法。
49.組成物が血漿を含まない、請求項37〜48のいずれか一項記載の方法。
50.
血漿、および
少なくとも1つの塩と少なくとも1つの高分子量非イオン性親水性ポリマーとを含む、混合物
を含む、請求項1記載の組成物。
51.混合物が緩衝剤、少なくとも1つの糖類、または両方をさらに含む、請求項50記載の組成物。
52.血漿が凍結乾燥物である、請求項50または請求項51記載の組成物。
53.混合物が乾燥物である、請求項50〜52のいずれか一項記載の組成物。
54.混合物がReovol(商標)である、請求項50〜53のいずれか一項記載の組成物。
55.水性である、請求項50〜54のいずれか一項記載の組成物。
56.血漿が約30%〜約80%wt/wtの量で存在する、請求項50〜55のいずれか一項記載の組成物。
57.血漿が約40%〜約70%wt/wtの量で存在する、請求項50〜56のいずれか一項記載の組成物。
58.混合物が約20%〜約70%wt/wtの量で存在する、請求項50〜57のいずれか一項記載の組成物。
59.混合物が約30%〜約60%wt/wtの量で存在する、請求項50〜58のいずれか一項記載の組成物。
60.血小板または血小板由来材料を含まない、請求項50〜59のいずれか一項記載の組成物。
61.請求項50〜60のいずれか一項記載の組成物を対象へ投与する工程を含む、対象における血液量減少を処置する方法。
62.混合物が緩衝剤、少なくとも1つの糖類、または両方をさらに含む、請求項61記載の方法。
63.混合物が乾燥物である、請求項61または請求項62記載の方法。
64.混合物がReovol(商標)である、請求項61〜63のいずれか一項記載の方法。
65.組成物が水性である、請求項61〜64のいずれか一項記載の方法。
66.組成物が血小板または血小板由来材料を含まない、請求項61〜65のいずれか一項記載の方法。
67.
血小板または血小板由来材料;
血漿;および
少なくとも1つの塩と少なくとも1つの高分子量非イオン性親水性ポリマーとを含む、混合物
を含む、請求項1記載の組成物。
68.混合物が緩衝剤、少なくとも1つの糖類、または両方をさらに含む、請求項67記載の組成物。
69.血小板が乾燥物である、請求項67および請求項68記載の組成物。
70.血小板が凍結乾燥物である、請求項67〜69のいずれか一項記載の組成物。
71.血小板由来材料が乾燥物である、請求項67記載の組成物。
72.血小板由来材料が凍結乾燥物である、請求項67または請求項71記載の組成物。
73.混合物が乾燥物である、請求項67〜72のいずれか一項記載の組成物。
74.混合物が凍結乾燥物である、請求項67〜73のいずれか一項記載の組成物。
75.血小板が乾燥物であり、混合物が乾燥物である、請求項67〜70および73のいずれか一項記載の組成物。
76.血小板由来材料が乾燥物であり、混合物が乾燥物である、請求項67、71〜72、および73〜74のいずれか一項記載の組成物。
77.混合物がReovol(商標)である、請求項67〜76のいずれか一項記載の組成物。
78.水性である、請求項67〜77のいずれか一項記載の組成物。
79.血漿が約40%〜約60%wt/wtの量で存在する、請求項67〜78のいずれか一項記載の組成物。
80.血漿が約30%〜約50%wt/wtの量で存在する、請求項67〜79のいずれか一項記載の組成物。
81.血小板または血小板由来材料が約10,000血小板/μL〜約800,000血小板/μLの濃度で存在する、請求項67〜80のいずれか一項記載の組成物。
82.血小板または血小板由来材料が約100,000血小板/μL〜約800,000血小板/μLの濃度で存在する、請求項67〜81のいずれか一項記載の組成物。
83.混合物が約20%〜約40%wt/wtの量で存在する、請求項67〜82のいずれか一項記載の組成物。
84.混合物が約30%〜約40%wt/wtの量で存在する、請求項67〜83のいずれか一項記載の組成物。
85.請求項67〜84のいずれか一項記載の組成物を対象へ投与する工程を含む、対象における血液量減少を処置する方法。
86.混合物が緩衝剤、少なくとも1つの糖類、または両方をさらに含む、請求項85記載の方法。
87.血小板が乾燥物である、請求項85または請求項86記載の方法。
88.血小板が凍結乾燥物である、請求項85〜87のいずれか一項記載の方法。
89.血小板由来材料が乾燥物である、請求項85または請求項86記載の方法。
90.血小板由来材料が凍結乾燥物である、請求項85、86、および89のいずれか一項記載の方法。
91.混合物が乾燥物である、請求項85〜90のいずれか一項記載の方法。
92.混合物が凍結乾燥物である、請求項85〜90のいずれか一項記載の方法。
93.血小板が乾燥物であり、混合物が乾燥物である、請求項85〜87および91のいずれか一項記載の方法。
94.血小板由来材料が乾燥物であり、混合物が乾燥物である、請求項85、86、89、および91のいずれか一項記載の方法。
95.混合物がReovol(商標)である、請求項85〜94のいずれか一項記載の方法。
96.組成物が水性である、請求項85〜95のいずれか一項記載の方法。
97.
(a)血球成分を実質的に含まない血漿;
(b)少なくとも1つの糖類と少なくとも1つの塩と少なくとも1つの高分子量非イオン性親水性ポリマーとを含む、蘇生混合物、および
(c)血小板または血小板由来材料
を含む組成物であって、
(a)、(b)、および(c)の各々が乾燥物であるかまたは再水和されており;
組成物が、血液蘇生を必要とする対象へ投与された時に蘇生効果を提供するために十分な血漿、糖類、塩、および高分子量非イオン性親水性ポリマーを含む、
組成物。
98.血漿が水性液体によって再水和された血漿である、請求項97記載の組成物。
99.血漿が乾燥物である、請求項97記載の組成物。
100.蘇生混合物が水性液体によって再水和された蘇生混合物である、請求項97記載の組成物。
101.蘇生混合物が乾燥物である、請求項97記載の組成物。
102.血小板または血小板由来材料が水性液体によって再水和されている、請求項97記載の組成物。
103.血小板または血小板由来材料が乾燥物である、請求項97記載の組成物。
104.水性液体が水である、請求項98、100、および102のいずれか一項記載の組成物。
105.水性液体が滅菌水である、請求項98、100、102、および104記載の組成物。
106.血漿が40国際単位(IU)以上の全ての個々の因子を示す凝固因子レベルを有する、請求項97記載の組成物。
107.第VII因子、第VIII因子、および第IX因子のみを含む凝固因子を有する、請求項97記載の組成物。
108.
(a)赤血球または赤血球代用物、
(b)少なくとも1つの糖類と少なくとも1つの塩と少なくとも1つの高分子量非イオン性親水性ポリマーとを含む、蘇生混合物、および
(c)血小板または血小板由来材
を含む組成物であって、(a)、(b)、および(c)の各々が乾燥物であるかまたは再水和されている、組成物。
109.
(a)赤血球または赤血球代用物、
(b)乾燥血漿、
(c)少なくとも1つの糖類と少なくとも1つの塩と少なくとも1つの高分子量非イオン性親水性ポリマーとを含む、蘇生混合物、および
(d)血小板または血小板由来材料
を含む組成物であって、(a)、(b)、(c)、および(d)の各々が乾燥物であるかまたは再水和されている、組成物。
【0179】
本発明の範囲または本旨から逸脱することなく、本発明の実施において、様々な修飾および変動を成し得ることは、当業者に明白であろう。本明細書を考慮することによって、ある種の態様が当業者に明白になるであろう。本明細書および実施例は、例示的なものとしてのみ見なされ、本発明の真の範囲および本旨は、以下の特許請求の範囲によって示されるものとする。