【解決手段】表示パネルは、表示部を備えるパネル本体12とパネル本体12に配置されて表示部を駆動する長方形状のドライバIC18とを備え、ドライバIC18は、一方の短辺18C側に配置され表示部側と反対側の一方の長辺18B沿いに間隔を置いて並べられた入力端子群(第1入力端子群204)と、表示部側の他方の長辺18A沿いに間隔を置いて並べられ表示部に対して信号を出力する出力端子群と、を備え、上記入力端子群には、パネル本体12とドライバIC18との間に配置されて、ドライバIC18の短辺18Cに沿って長辺18B側から長辺18Aに向けて配線される第1配線部と長辺18Bに沿って配線され短辺18C側から引き出される第2配線部とを有する配線群(第1配線群300)が接続される。
一端が前記出力端子群に接続され、他端が前記表示部の長手部分に接続される第1透明電極と、一端が前記出力端子群に接続され、他端が前記表示部の短手部分に接続される第2透明電極と、を備える請求項1〜5のいずれか1項に記載の表示パネル。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態に係る表示パネルについて図面に基づき説明する。なお、実質的に同様の機能を有するものには、全図面を通して同じ符号を付して説明し、場合によってはその説明を省略することがある。
【0013】
図1は、本発明の実施形態に係る表示パネルの概略構成を示す図である。
本発明の実施形態に係る表示パネル10は、正面視で長方形状のパネル本体12を有している。パネル本体12の略中央部には、長方形状の表示部14が、その長手方向とパネル本体12の長手方向が一致するように、配置されている。
【0014】
表示部14には、パネル本体12に配線された複数の透明電極16の一端がそれぞれ接続されている。これら透明電極16の他端には、ドライバIC18が接続されている。
【0015】
ドライバIC18は、表示部14とパネル本体12のパネル端12A(パネル本体12の外周)との間に、ドライバIC18の長手方向が表示部14に沿うように、すなわち、ドライバIC18の長手方向と表示部14の長手方向とが一致するように配置されている。このドライバIC18は、複数の透明電極16を介して駆動信号等を表示部14に出力する機能を持つ。ドライバIC18への入力信号は、ドライバIC18にそれぞれ一端が接続され、パネル本体12に配線された複数の透明電極20を介して入力される。
【0016】
複数の透明電極20の他端は、フレキシブル基板22内に纏められて、パネル本体12の外部へ引き出され、不図示のCPUや電圧源装置等に接続される。
なお、挟額縁に対応するために、パネル端12AとドライバIC18との間に透明電極20は配線せず、この間の間隔を最小にしている。一方、ドライバIC18と表示部14との間にあるパネル本体12や、ドライバIC18の長手方向にあるパネル本体12には、透明電極20などを配線する余裕がある。なお、「挟額縁パネル」とは、パネル本体12の面積縮小を図るために、ドライバIC18とパネル端12Aとの間に、少なくとも入力用の透明電極20(配線)を形成しない構成を備えたパネルのことをいう。一般に、外部からドライバIC18に信号を入力する際には透明電極20を介するが、この場合、例えばフレキシブル基板22をパネル12側にオーバーラップした上で透明電極20との電気的接続を図っている。このため、ドライバIC18とパネル端12Aとの間に透明電極20を引き出してしまうと、ドライバIC18とパネル端12Aとの間に上述したオーバーラップ用の面積を確保する必要が生じ、結果としてパネル本体の面積の増加につながってしまう。このため、従来より、ドライバIC18とパネル端12Aとの間に透明電極20を形成しないこととしてパネル本体12の面積の増大抑制を図っている。
なお、一般にドライバIC18の長辺方向の長さよりも表示部14の長辺方向の方が長いため、ドライバIC18の横の空いた領域に透明電極20を引き回している。
【0017】
次に、ドライバIC18について、詳細に説明する。
図2は、ドライバIC18の構成を概略的に示す機能ブロック図である。
【0018】
ドライバIC18は、CPUインターフェース100と、制御回路102と、電源回路104と、駆動回路106とを含んで構成される。
【0019】
CPUインターフェース100は、不図示のCPUからの入力信号を、複数の透明電極20(信号配線)を介して受け取る。そして、入力信号に基づいたデータを制御回路102に渡す。
制御回路102は、CPUインターフェース100から受け取ったデータを元に、表示データを作成し、これを駆動回路106に渡す。
【0020】
電源回路104は、不図示の電圧源装置からの電圧を、複数の透明電極20(電源配線)を介して受け取り、駆動回路106が必要な電圧を発生して、これを駆動回路106に供給する。
【0021】
駆動回路106は、電源回路104で発生した電圧と、表示データに従った出力信号を、複数の透明電極16を介して、所望の駆動波形で、表示部14に出力する。
【0022】
図3は、ドライバIC18の入力端子と出力端子の配置を示す図である。なお、図中では、各端子に接続された配線は省略している。
【0023】
出力端子200は、ドライバIC18の中でも駆動回路106の出力端子であり、上述の所望の駆動波形が出力される端子である。この出力端子200は、挟額縁に対応するため、ドライバIC18の表示部14と対向する長辺18A沿いに並んで複数配置されている。これらの出力端子200には、上述した複数の透明電極16の他端がそれぞれ接続されている。
【0024】
一方、入力端子202は、ドライバIC18の中でもCPUインターフェース100と、電源回路104の入力端子であり、不図示のCPUからの信号や不図示の電圧源装置からの電圧が入力される端子である。この入力端子202は、ドライバIC18のパネル端12Aと対向する一方の長辺18B沿いに間隔を置いて複数並んで配置され、かつ、ドライバIC18の表示部14と対向する他方の長辺18A沿いに間隔を置いて複数並んで配置されている。
なお、以下、ドライバIC18のパネル端12Aと対向する一方の長辺18B沿いに間隔を置いて複数並んで配置された入力端子202を、適宜、第1入力端子群204(本発明の入力端子群の一例)と称し、ドライバIC18の表示部14と対向する他方の長辺18A沿いに間隔を置いて複数並んで配置された入力端子202を、適宜、第2入力端子群206と称す。
【0025】
これら第1入力端子群204及び第2入力端子群206は、ドライバIC18の一方の短辺18C(
図3では左側の短辺側)側から順次配置されており、他方の短辺18D(
図3では右にある短辺)側には、入力端子群等は何も形成されていないことが、ドライバIC18の面積増大を抑制できる点で好ましい。ただし、他方の短辺18D側に接着強度を高めるためダミー端子を配置することも可能である。また、他方の短辺18D側に、一方の短辺18C側に形成された入力端子郡と同等のものが形成されていてもよい。
【0026】
図4は、
図3の囲み点線X内のドライバIC18の部分拡大図である。
【0027】
まず、第1入力端子群204には、上述した複数の透明電極20が接続される。ここで、第1入力端子群204に接続された透明電極20を第1配線群300(本発明の配線群の一例)と称す。
【0028】
この第1配線群300は、ドライバIC18とパネル本体12との間のパネル本体12上に形成され、かつ、第1入力端子群204から第2入力端子群206に向かって延在し、第2入力端子群206に向かう途中でドライバIC18の一方の短辺18Cに向かって延在して、ドライバIC18の一方の短辺18C下を通って、ドライバIC18とパネル本体12との間から引き出される。この際、ある入力端子202よりも右側(他方の短辺18D側)に形成された入力端子202から引き出される配線は、それよりも左側(一方の短辺18C側)に形成された入力端子202から引き出される配線を避け、かつ左側に形成された入力端子202から引き回される配線よりも上方(他方の長辺18A側)を通って左側に引き出される。
なお、第1配線群300のうち、一部の配線(
図4では、一番下に配置された配線)だけは、第1入力端子群204から第2入力端子群206に向かって延在せずに、ドライバIC18の一方の短辺18Cに向かって直に延在して、当該短辺18C下から引き出されている。
また、ドライバIC18の一方の短辺18C下を通る第1配線群300の配線幅は、第1入力端子群204及び第2入力端子群206の各端子の幅に比べて狭くなっている。
また、第1配線群300のうちドライバIC18の一方の短辺18C下を通る配線同士の間隔は、第1入力端子群204の端子同士の間隔よりも狭くなっている。
【0029】
一方、第2入力端子群206には、上述した複数の透明電極20の残りが接続される。ここで、第2入力端子群206に接続された透明電極20を第2配線群302と称す。
【0030】
この第2配線群302は、ドライバIC18とパネル本体12との間のパネル本体12上に形成され、かつ、第2入力端子群206からドライバIC18の他方の長辺18Aに向かって延在して、当該他方の長辺18A下を通って、ドライバIC18とパネル本体12との間から引き出される。なお、第2配線群302のうち、一部の配線(
図4では、第2配線群302のうち一番下に配置された配線)だけは、当該他方の長辺18Aからパネル本体12に引き出されずに、第1配線群300と同様、ドライバIC18の一方の短辺18C下から引き出されている。
また、第2配線群302の配線同士の間隔は、第2入力端子群206の端子同士の間隔よりも狭くなっている。
【0031】
なお、これらの第1配線群300を第1入力端子群204に設計上接続する際には、第1入力端子群204における一方の短辺18Cに最も近い入力端子202から順に接続していく。このとき、入力端子202に接続する配線の本数は、第1入力端子群204と第2入力端子群206との間に通せる本数以下とする。
図4では、第1入力端子群204と第2入力端子群206との間に通せる最大本数を配線している。また、これらの第2配線群302を第2入力端子群206に接続する際には、第1入力端子群204と第2入力端子群206との間にまだ配線を通す余裕があるときはこの間に配線し、通す余裕が無い場合には、第2入力端子群206からドライバIC18の他方の長辺18Aに向かって配線する。
【0032】
ここで、比較例の構造を説明する。ここで用いる比較例は、従来のドライバICの構造を示すものである。
図6は、比較例としてのドライバICの部分拡大図である。比較例としてのドライバIC500(以下、比較ドライバIC500と称す)では、入力端子502は、まず比較ドライバIC500の一方の短辺500C沿いに間隔を置いて並んで配置される。そして、入力端子502の数が多く、一方の短辺500C沿いに配置できなくなった場合は、比較ドライバIC500の表示部14側の長辺500A沿いに間隔を置いて並んで配置される。このような場合、比較ドライバIC500の一方の短辺500C沿いに配置可能な入力端子502の数は、各入力端子502に接続された配線504間の間隔ではなく、入力端子502間の間隔や入力端子502の幅に依存してしまう。そして、一方の短辺500C沿いに配置されなかった残りの入力端子502の数が多ければ多いほど、入力端子502を配置する長辺500Aは長くなり、比較ドライバIC500の面積増大に繋がっていた。
【0033】
一方、本発明の実施形態によれば、ドライバIC18の一方の短辺18C沿いには、第1入力端子群204よりも配線同士の間隔や配線自体の幅を狭くすることが可能な第1配線群300が配置されることになり、この短辺18C沿いに第1配線群300を配置(配線)可能な数だけ、第1配線群300がそれぞれ接続される第1入力端子群204をドライバIC18の一方の長辺18B沿いに配置することができる。
したがって、比較ドライバIC500のように入力端子502を比較ドライバIC500の一方の短辺500C沿いに配置する場合に比べて、ドライバIC18の一方の長辺18B沿いに配置する方が、入力端子202の配置できる数を増やすことができ、入力端子202の増加に伴うドライバIC18の面積増加を抑制することが可能となる。
【0034】
具体的には、本実施形態の構成においても、第1入力端子群204及び第2入力端子群206をドライバIC18の両長辺18A,18B沿いに配置するので、入力端子202の数が増えるにつれて、ドライバIC18の面積は増大するが、比較例の構成において、残りの入力端子502(ドライバIC500の長辺500A沿いに配置する入力端子502)の数が、短辺500C沿いに入力端子502を配置可能な数を超えた場合(
図6において全体の個数として、14個を超えた場合)、第1配線群300の配線同士の間隔や配線自体の幅を狭くできる分だけ、入力端子202の増加に伴うドライバIC18の面積増加を抑制することが可能となる。
【0035】
また、本実施形態によれば、
図4におけるドライバIC18を、180度回転しても、
図5に示すように、パネル本体12に取り付けて配線することができるため、ドライバIC18とパネル端12Aとの間に配線を配置できない条件の下でも、(
図4、
図5において)左右どちらの入力にも対応できる。
【0036】
(変形例)
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、種々の変形、変更、改良が可能である。
例えば、第1入力端子群204及び第2入力端子群206に接続される配線は、透明電極である場合を説明したが、透明でなくてもよく、また導電体であれば材質は特に限定されない。
【0037】
また、
図4において第1配線群300は、第1入力端子群204から第2入力端子群206に向かって延在し、第2入力端子群206に向かう途中でドライバIC18の一方の短辺18Cに向かって延在して、当該短辺18Cからパネル本体12に引き出されている場合を説明したが、第1配線群300は、当該短辺18Cからパネル本体12に引き出されていればよく、ドライバIC18内の配置や形状は、如何なる態様もとることができる。例えば、第1配線群300は、第1入力端子群204から当該短辺18Cに向かって、曲線を描きながら延在していてもよい。
【0038】
また、
図5のように、上側に形成された入力端子202数よりも下側に形成された入力端子202が多くなる場合に、左側に超えた分の入力端子202から延在する配線を、上側から引き回す構造は、
図4のように左側から引き出す場合にも適用可能である。
【0039】
なお、
図4において入力端子202は、等間隔に並んで配置されているが、隣接端子とのクロストークが懸念される場合は、等間隔にするよりも間隔を離す等の対策が好ましい。
【0040】
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1)
表示パネルは、表示部を備えるパネル本体と、前記表示部と前記パネル本体のパネル端との間に、長手方向が前記表示部に沿うように配置され、前記表示部を駆動する長方形状のドライバICと、前記ドライバICの前記パネル端と対向する一方の長辺沿いに間隔を置いて並んで配置される第1入力端子群と、前記ドライバICの前記表示部と対向する他方の長辺沿いに間隔を置いて並んで配置される第2入力端子群と、前記第1入力端子群にそれぞれ接続され、かつ、前記ドライバICと前記パネル本体との間の前記パネル本体上に形成され、前記ドライバICの一方の短辺下を通って、前記ドライバICと前記パネル本体との間から引き出される第1配線群と、前記第2入力端子群にそれぞれ接続され、かつ、前記ドライバICと前記パネル本体との間の前記パネル本体上に形成され、前記ドライバICの他方の長辺下を通って、前記ドライバICと前記パネル本体との間から引き出される第2配線群と、を備える。
この構成によれば、ドライバICの一方の短辺沿いには、第1入力端子群よりも配線同士の間隔や配線自体の幅を狭くすることが可能な第1配線群が配置されることになり、この短辺沿いに第1配線群を配置(配線)可能な数だけ、第1配線群がそれぞれ接続される第1入力端子群をドライバICの一方の長辺沿いに配置することができる。
したがって、例えば第1入力端子群をドライバICの一方の短辺沿いに配置する場合に比べて、ドライバICの一方の長辺沿いに配置する方が、入力端子の配置できる数を増やすことができ、入力端子の増加に伴うドライバICの面積増加を抑制することが可能となる。
そして、このような表示パネルは、各配線はドライバICの一方の長辺からはパネル本体に引き出されないため、パネル端とドライバICとの間に配線を配置せず挟額縁化を図った所謂「挟額縁パネル」の場合に、特に有効である。
なお、「挟額縁パネル」とは、パネル本体の面積縮小を図るために、ドライバICとパネル端との間に、少なくとも入力用の配線を形成しない構成を備えたパネルのことをいう。
【0041】
(付記2)
付記1に記載の表示パネルは、前記第1入力端子群及び前記第2入力端子群は、前記ドライバICの一方の短辺の端部から順次配置され、前記第2入力端子群よりも前記ドライバICの他方の短辺側に配置された前記第1入力端子群の端子に接続された前記第1配線群の配線は、前記他方の長辺下を通って引き出される。
この構成によれば、第1入力端子群の端子数が多くなり、前記第1配線群の一部の配線がドライバICの一方の短辺下を通ることができなくなっても、ドライバICの他方の長辺下を通ることができる。
【0042】
(付記3)
付記1又は付記2に記載の表示パネルは、前記ドライバICの一方の短辺下を通る前記第1配線群の配線幅は、前記第1入力端子群及び前記第2入力端子群の各端子の幅に比べて狭い。
この構成によれば、例えば第1入力端子群をドライバICの一方の短辺沿いに配置する場合に比べて、前記第1配線群の配線幅が各端子の幅よりも狭い分だけ、入力端子の配置できる数を増やすことができ、入力端子の増加に伴うドライバICの面積増加を抑制することが可能となる。
【0043】
(付記4)
付記1〜3のいずれか一つに記載の表示パネルは、前記第1配線群の配線同士及び前記第2配線群の配線同士の間隔は、前記第1入力端子群の端子同士及び前記第2入力端子群の端子同士の間隔よりも狭い。
この構成によれば、例えば第1入力端子群をドライバICの一方の短辺沿いに配置する場合に比べて、第1配線群の配線同士の間隔が、第1入力端子群の端子同士の間隔よりも狭い分だけ、入力端子の配置できる数を増やすことができ、入力端子の増加に伴うドライバICの面積増加を抑制することが可能となる。
【0044】
(付記5)
付記1〜4のいずれか一つに記載の表示パネルは、前記ドライバICのいずれかの短辺に配置可能な入力端子数を超える数の入力端子が、前記ドライバICの両長辺沿いに配置されている。
この構成によれば、例えば第1入力端子群をドライバICの一方の短辺沿いに配置する場合に比べて、入力端子の増加に伴うドライバICの面積増加を抑制することが確実となる。
【0045】
(付記6)
付記1〜5のいずれか一つに記載の表示パネルは、前記第1配線群は、前記第1入力端子群から前記第2入力端子群に向かって延在し、前記第2入力端子群に向かう途中で前記ドライバICの一方の短辺に向かって延在して、前記ドライバICの一方の短辺下を通り、前記第2配線群は、前記第2入力端子群から前記他方の長辺に向かって延在して、前記ドライバICの他方の長辺下を通る。
このように、ドライバICにおける第1入力端子群と第2入力端子群の間のパネル本体には第1配線群が配線されることになる。
【0046】
(付記7)
付記1〜6のいずれか一つに記載の表示パネルは、前記ドライバICは、CPUインターフェース及び駆動回路を備えるドライバICであり、前記第1入力端子群及び前記第2入力端子群は、前記CPUインターフェース及び前記電源回路の入力端子群である。
このように、第1入力端子群及び第2入力端子群は、CPUインターフェース及び電源回路の入力端子群とすることができる。
【0047】
(付記8)
付記1〜7のいずれか一つに記載の表示パネルは、前記第2配線群は、前記ドライバICの他方の長辺下を通って前記ドライバICと前記パネル本体との間から引き出され、前記表示部と前記ドライバICとの間を前記ドライバICの他方の長辺に沿って延在し、途中で前記パネル本体のパネル端に向かって延在して前記パネル本体の外部へ引き出され、前記パネル本体の外部に配置された処理装置及び電圧源装置の少なくとも一方に接続される。
【0048】
(付記9)
付記1〜8のいずれか一つに記載の表示パネルは、前記ドライバICの前記第2入力端子群よりも前記他方の短辺側に前記他方の長辺に沿って間隔を置いて複数配置され、前記表示部に対して信号を出力する出力端子、を備える。
【0049】
(付記10)
付記9に記載の表示パネルは、一端が前記出力端子に接続され、他端が前記表示部の長手部分に接続される第1透明電極と、一端が前記出力端子に接続され、他端が前記表示部の短手部分に接続される第2透明電極と、を備える。
【0050】
(付記11)
付記1〜10のいずれか一つに記載の表示パネルは、前記第1配線群及び前記第2配線群は透明電極である。このように、第1配線群及び第2配線群は、透明電極とすることもできる。
【0051】
(付記12)
ドライバICは、長手方向が表示パネルの表示部に沿うように配置されて前記表示部を駆動する長方形状のドライバICであって、一方の短辺側に配置され、前記表示部側と反対側の一方の長辺沿いに間隔を置いて並べられた第1入力端子群と、前記一方の短辺側に配置され、前記表示部側の他方の長辺沿いに間隔を置いて並べられた第2入力端子群と、前記第2入力端子群から所定の距離離れた位置から他方の短辺側へ前記他方の長辺沿いに間隔を置いて並べられ、前記表示部に対して信号を出力する出力端子群と、を備え、前記一方の長辺には、前記出力端子群と対向する位置に端子群が配置されていない。
【0052】
(付記13)
付記12に記載のドライバICは、隣接する第1入力端子と第2入力端子との間の間隔は、前記第2入力端子間の間隔、及び出力端子間の間隔よりも大きい。
【0053】
(付記14)
付記12又は付記13に記載のドライバICは、いずれかの短辺に配置可能な入力端子数を超える数の入力端子が、両長辺沿いに配置されている。
【0054】
(付記15)
付記12〜14のいずれか一つに記載のドライバICは、CPUインターフェース、電源回路及び駆動回路を備え、前記第1入力端子群及び前記第2入力端子群は、前記CPUインターフェース及び前記電源回路の入力端子群である。
【0055】
(付記16)
付記12〜15のいずれか一つに記載のドライバICは、前記第1入力端子群及び前記第2入力端子群は、長手方向の片側のみに配置される。
【0056】
(付記17)
付記12〜16のいずれか一つに記載のドライバICは、前記第1入力端子群及び前記第2入力端子群は、短手方向の中央から短手方向に等距離離して配置されている。