【実施例】
【0091】
次に、本発明を実施例および比較例により詳細に説明する。実施例および比較例で得られた両面粘着テープの各特性の評価方法は以下のとおりである。
【0092】
(平均粒子径の測定)
日機装株式会社製マイクロトラックUPA型粒度分布測定装置を用いて測定した平均粒子径(体積基準での50%メジアン径)の値を求めた。
【0093】
(分子量の測定)
東ソー株式会社製のGPC測定装置HLC−8320を用い、東ソー(株)製のカラムTSKgel GMHXLを用い、カラム温度を40℃、溶離液をテトラヒドロフラン、流量を1.0mL/分とした条件にて測定した重量平均分子量を求めた。なお、重量平均分子量は標準ポリスチレン換算であり、標準ポリスチレンはTSK標準ポリスチレンを用いた。
【0094】
(ゲル分率の測定)
はじめに、粘着テープを構成する基材を50mm角に裁断したものの質量(G0)を測定した。
【0095】
次に、実施例及び比較例で得た養生前及び養生後の粘着テープを、それぞれ50mm角に切り取り、これを試料とした。
【0096】
次に、上記試料の質量(G1)を測定した。
【0097】
次に、上記試料をトルエンに常温下、24時間浸漬した後、トルエン中の残存物(トルエンへの不溶解成分)を300メッシュ金網で濾過し、110℃で1時間乾燥したものの質量(G2)を測定した。
【0098】
前記質量(G0)、(G1)及び(G2)と下記式に基づいて、粘着剤層のゲル分率を算出した。
【0099】
ゲル分率(質量%)=[(G2−G0)/(G1−G0)]×100
【0100】
(23℃環境下での180度引き剥がし接着力の測定)
粘着テープの一方の剥離ライナーを剥がし、その粘着剤層を厚さ25μmのポリエチレンテレフタレート(PETフィルム)で裏打ちし、長さ300mm、幅20mmの長方形に切断したのち、他方の剥離ライナーを剥がし、粘着剤層をステンレス板(SUS304鋼板)に貼付し、2kgローラーにて1往復の加圧圧着を行った後、23℃環境下で1時間静置し、これを試験片とした。23℃環境下で、引張試験機(株式会社エーアンドデイ製、型式:RTM−100)にて、両面粘着テープをステンレス板から、180度方向に300mm/分の速さで引き剥がした際の接着力を測定した。
【0101】
(70℃環境下での180度引き剥がし接着力の測定)
粘着テープの一方の剥離ライナーを剥がし、粘着剤層を厚さ25μmのポリエチレンテレフタレート(PETフィルム)で裏打ちし、長さ300mm、幅20mmの長方形に切断したのち、他方の剥離ライナーを剥がし、粘着剤層をステンレス板(SUS304鋼板)に貼付し、2kgローラーにて1往復の加圧圧着を行った後、23℃環境下で1時間静置し、これを試験片とした。恒温槽付き引張試験機(株式会社エーアンドデイ製、型式:RTG−1210)を用いて、70℃環境下で、両面粘着テープをステンレス板から、180度方向に300mm/分の速さで引き剥がした際の接着力を測定した。
【0102】
(23℃環境下でのせん断接着力の測定)
粘着テープを、縦20mm、横20mmの正方形に切断したのち、両面の剥離ライナーを剥がし、両面の粘着剤層をそれぞれステンレス板(SUS304鋼板)に貼付し、2kgローラーにて1往復の加圧圧着を行った後、23℃環境下で1時間静置し、これを試験片とした。23℃環境下で、引張試験機(株式会社エーアンドデイ製、型式:RTM−100)にて、両方のステンレス板をせん断方向に300mm/分の速さで引っ張った際の接着力を測定した。
【0103】
(70℃環境下でのせん断接着力の測定)
粘着テープを、縦20mm、横20mmの正方形に切断したのち、両面の剥離ライナーを剥がし、両面の粘着剤層をそれぞれステンレス板(SUS304鋼板)に貼付し、2kgローラーにて1往復の加圧圧着を行った後、23℃環境下で1時間静置し、これを試験片とした。恒温槽付き引張試験機(株式会社エーアンドデイ製、型式:RTG−1210)を用いて、70℃環境下で、両方のステンレス板をせん断方向に300mm/分の速さで引っ張った際の接着力を測定した。
【0104】
(23℃環境下での接着保持力の測定)
粘着テープの一方の剥離ライナーを剥がし、粘着剤層を厚さ50μmのアルミ箔で裏打ちし、長さ60mm、幅20mmの長方形に切断したのち、他方の剥離ライナーを剥がし、粘着剤層をステンレス板(SUS304鋼板)に、貼付面積が400mm
2(縦20mm、横20mm)となるように貼付し、2kgローラーにて1往復の加圧圧着を行った後、23℃環境下で1時間静置し、これを試験片とした。テスター産業株式会社製の保持力試験機を用いて、23℃環境下でせん断方向に荷重を掛けて、落下するまでの時間を計測した。なお、荷重条件は、500gと、1kgの2つの条件で実施した。
【0105】
下記基準にしたがって評価した。前記評価結果が、◎または○であったものを実用上優れた保持力を有するものと評価した。
【0106】
◎:24時間以上、保持した
○:18時間以上保持し、24時間未満で落下した
△:12時間以上保持し、18時間未満で落下した
×:12時間未満で落下した
【0107】
(70℃環境下での接着保持力の測定)
粘着テープの一方の剥離ライナーを剥がし、粘着剤層を厚さ50μmのアルミ箔で裏打ちし、長さ60mm、幅20mmの長方形に切断したのち、他方の剥離ライナーを剥がし、粘着剤層をステンレス板(SUS304鋼板)に、貼付面積が400mm
2(縦20mm、横20mm)となるように貼付し、2kgローラーにて1往復の加圧圧着を行った後、23℃環境下で1時間静置し、これを試験片とした。テスター産業株式会社製の保持力試験機を用いて、70℃環境下でせん断方向に荷重を掛けて、落下するまでの時間を計測した。なお、荷重条件は、500gで実施した。
【0108】
下記基準にしたがって評価した。前記評価結果が、◎または○であったものを実用上優れた保持力を有するものと評価した。
【0109】
◎:24時間以上、保持した
○:18時間以上保持し、24時間未満で落下した
△:12時間以上保持し、18時間未満で落下した
×:12時間未満で落下した
【0110】
(調製例1)
<水分散型アクリル系粘着剤組成物(1)の調製>
容器に脱イオン水75gと界面活性剤であるアクアロンKH−1025[第一工業製薬(株)製;有効成分25質量%]20gと界面活性剤であるラテムルPD−104[花王(株)製;有効成分20質量%]37.5gを入れ、均一に溶解した。そこに、n−ブチルアクリレート227.5g、2−エチルヘキシルアクリレート227.5g、メチルメタクリレート25g、N−ビニルピロリドン6g、アクリル酸4g、メタクリル酸10g、連鎖移動剤としてラウリルメルカプタン0.2gを加えて乳化し、乳化液(1)632.7gを得た。
【0111】
攪拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下漏斗を備えた反応容器に、脱イオン水333.35gを入れ、窒素を吹き込みながら60℃まで昇温した。攪拌下、乳化液(1)の一部7.59g、過硫酸アンモニウム水溶液2.5g[有効成分6質量%]、亜硫酸水素ナトリウム水溶液2.5g[有効成分2質量%]を添加し、60℃を保ちながら1時間で重合させた。
【0112】
次に、残りの乳化液(1)625.11gと、水溶性アゾ系開始剤2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]二塩酸塩の水溶液50g[有効成分0.5質量%]を別々の漏斗を使用して、反応容器を60℃に保ちながら8時間かけて滴下重合した。
【0113】
次に、過硫酸アンモニウム水溶液2.5g[有効成分6質量%]、亜硫酸水素ナトリウム水溶液2.5g[有効成分2質量%]を別々の漏斗を使用して、反応容器を60℃に保ちながら1時間かけて滴下した。
【0114】
滴下終了後、反応容器を60℃に保ちながら1時間攪拌した後、内容物を冷却し、pHが8.0になるようにアンモニア水[有効成分10質量%]で調整した。これを200メッシュ金網で濾過し、水分散型アクリル系重合体の水分散液(1)を得た。ここで、得られた水分散型アクリル系重合体の水分散液(1)の固形分濃度は50質量%、平均粒子径は330nm、重量平均分子量は70万であった。
【0115】
前記の水分散型アクリル系重合体の水分散液(1)1000gに、粘着付与樹脂としてエマルジョン型重合ロジンエステル系粘着付与樹脂であるスーパーエステルE−865NT[荒川化学工業株式会社製;軟化点160℃、固形分率50質量%]200g、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。均一に撹拌した後、200メッシュ金網で濾過し、水分散型アクリル系粘着剤組成物(1)を得た。
【0116】
(調製例2)
<水分散型アクリル系粘着剤組成物(2)の調製>
n−ブチルアクリレートの使用量を227.5gから227gに変更し、2−エチルヘキシルアクリレートの使用量を227.5gから227gに変更し、アクリル酸の使用量を4gから15gに変更し、メタクリル酸の使用量を10gから0gに変更したこと以外は、調製例1に記載の方法と同様の方法で乳化液(2)を調製した。
【0117】
乳化液(1)の代わりに、前記乳化液(2)を使用した以外は調製例1に記載の方法と同様の方法で水分散型アクリル系重合体の水分散液(2)を得た。得られた水分散型アクリル系重合体の水分散液(2)の固形分濃度は50質量%、平均粒子径は323nm、重量平均分子量は68万であった。
【0118】
水分散型アクリル系重合体の水分散液(1)の代わりに、前記の水分散型アクリル系重合体の水分散液(2)を使用したこと以外は、調製例1に記載の方法と同様の方法で水分散型アクリル系粘着剤組成物(2)を得た。
【0119】
(調製例3)
<水分散型アクリル系粘着剤組成物(3)の調製>
n−ブチルアクリレートの使用量を227.5gから227gに変更し、2−エチルヘキシルアクリレートの使用量を227.5gから227gに変更し、アクリル酸の使用量を4gから0gに変更し、メタクリル酸の使用量を10gから15gに変更したこと以外は、調製例1に記載の方法と同様の方法で乳化液(3)を調製した。
【0120】
乳化液(1)の代わりに、前記の乳化液(3)を使用したこと以外は調製例1に記載の方法と同様の方法で水分散型アクリル系重合体の水分散液(3)を得た。得られた水分散型アクリル系重合体の水分散液(3)の固形分濃度は50質量%、平均粒子径は344nm、重量平均分子量は72万であった。
【0121】
水分散型アクリル系重合体の水分散液(1)の代わりに、前記の水分散型アクリル系重合体の水分散液(3)を使用したこと以外は、調製例1に記載の方法と同様の方法で水分散型アクリル系粘着剤組成物(3)を得た。
【0122】
(調製例4)
<水分散型アクリル系粘着剤組成物(4)の調製>
n−ブチルアクリレートの使用量を227.5gから230.5gに変更し、2−エチルヘキシルアクリレートの使用量を227.5gから230.5gに変更し、N−ビニルピロリドンの使用量を6gから0gに変更したこと以外は、調製例1と同様の方法で乳化液(4)を調製した。
【0123】
乳化液(1)の代わりに、前記の乳化液(4)を使用したこと以外は調製例1に記載の方法と同様の方法で水分散型アクリル系重合体の水分散液(4)を得た。得られた水分散型アクリル系重合体の水分散液(4)の固形分濃度は50質量%、平均粒子径は341nm、重量平均分子量は75万であった。
【0124】
水分散型アクリル系重合体の水分散液(1)の代わりに、前記の水分散型アクリル系重合体の水分散液(4)を使用したこと以外は、調製例1に記載の方法と同様の方法で水分散型アクリル系粘着剤組成物(4)を得た。
【0125】
(調製例5)
<水分散型アクリル系粘着剤組成物(5)の調製>
n−ブチルアクリレートの使用量を227.5gから230gに変更し、2−エチルヘキシルアクリレートの使用量を227.5gから230gに変更し、N−ビニルピロリドンの使用量を6gから0gに変更し、アクリル酸の使用量を4gから15gに変更し、メタクリル酸の使用量を10gから0gに変更したこと以外は、調製例1に記載の方法と同様の方法で乳化液(5)を調製した。
【0126】
乳化液(1)の代わりに、前記乳化液(5)を使用したこと以外は調製例1に記載の方法と同様の方法で水分散型アクリル系重合体の水分散液(5)を得た。得られた水分散型アクリル系重合体の水分散液(5)の固形分濃度は50質量%、平均粒子径は318nm、重量平均分子量は71万であった。
【0127】
水分散型アクリル系重合体の水分散液(1)の代わりに、前記水分散型アクリル系重合体の水分散液(5)を使用したこと以外は、調製例1に記載の方法と同様の方法で水分散型アクリル系粘着剤組成物(5)を得た。
【0128】
(調製例6)
<水分散型アクリル系粘着剤組成物(6)の調製>
n−ブチルアクリレートの使用量を227.5gから460gに変更し、2−エチルヘキシルアクリレートの使用量を227.5gから0gに変更し、N−ビニルピロリドンの使用量を6gから0gに変更し、アクリル酸の使用量を4gから15gに変更し、メタクリル酸の使用量を10gから0gに変更したこと以外は、調製例1に記載の方法と同様の方法で乳化液(6)を調製した。
【0129】
乳化液(1)の代わりに、前記乳化液(6)を使用したこと以外は調製例1と同様の方法で水分散型アクリル系重合体の水分散液(6)を得た。得られた水分散型アクリル系重合体の水分散液(6)の固形分濃度は50質量%、平均粒子径は319nm、重量平均分子量は74万であった。
【0130】
水分散型アクリル系重合体の水分散液(1)の代わりに、前記水分散型アクリル系重合体の水分散液(6)を使用したこと以外は、調製例1に記載の方法と同様の方法で水分散型アクリル系粘着剤組成物(6)を得た。
【0131】
(調製例7)
<水分散型アクリル系粘着剤組成物(7)の調製>
n−ブチルアクリレートの使用量を227.5gから0gに変更し、2−エチルヘキシルアクリレートの使用量を227.5gから460gに変更し、N−ビニルピロリドンの使用量を6gから0gに変更し、アクリル酸の使用量を4gから15gに変更し、メタクリル酸の使用量を10gから0gに変更したこと以外は、調製例1に記載の方法と同様の方法で乳化液(7)を調製した。
【0132】
乳化液(1)の代わりに、前記乳化液(7)を使用したこと以外は調製例1に記載の方法と同様の方法で水分散型アクリル系重合体の水分散液(7)を得た。得られた水分散型アクリル系重合体の水分散液(7)の固形分濃度は50質量%、平均粒子径は340nm、重量平均分子量は80万であった。
【0133】
水分散型アクリル系重合体の水分散液(1)の代わりに、前記水分散型アクリル系重合体の水分散液(7)を使用したこと以外は、調製例1に記載の方法と同様の方法で水分散型アクリル系粘着剤組成物(7)を得た。
【0134】
上記調製例の配合を下表に示す。表中のモノマー組成の「質量%」は、アクリル系重合体を構成するモノマー成分中の各モノマーの含有量を表し、粘着付与樹脂の「質量部」は、アクリル系重合体100質量部に対する粘着付与樹脂の質量部を表す。
【0135】
【表1】
【0136】
(実施例1)
23℃環境下、前記水分散型アクリル系粘着剤組成物(1)全量と、エポキシ系架橋剤としてテトラッドC[三菱ガス化学株式会社製]の10質量%エタノール溶液1.5gとを混合し、15分間撹拌することによって水分散型アクリル系粘着剤(1)を得た。
【0137】
次に、前記水分散型アクリル系粘着剤(1)を、23℃環境下に30分間静置した後、200メッシュ金網で濾過し、それをナイフコーターを用いて、剥離ライナー上に、乾燥後の厚さが80μmとなるように塗工し、100℃で5分間乾燥することによって、前記剥離ライナー上に粘着剤層が形成された積層シートを2枚形成した。
【0138】
次に、発泡体基材としてボラーラXL−H#05002(黒)[積水化学工業株式会社製、厚さ200μm、発泡倍率5倍、ポリエチレン製発泡体]の両面に、前記積層シートを、60℃に加温したラミネートロールを用いて貼り合わせることによって、前記粘着剤層が発泡体基材の両面に設けられた積層体を得た。なお、前記工程[2]における保持期間は30分間であった。
【0139】
次に、前記発泡体基材と粘着剤層との積層体を、40℃環境下で72時間養生することで粘着テープを製造した。なお、養生前の粘着剤層のゲル分率は0.3質量%であり、養生後の粘着剤層のゲル分率は44.2質量%であった。
【0140】
(実施例2)
前記工程[2]における保持期間を30分から1日(24時間)に変更したこと以外は、実施例1と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0141】
(実施例3)
前記工程[2]における保持期間を30分から3日(72時間)に変更したこと以外は、実施例1と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0142】
(実施例4)
前記工程[2]における保持期間を30分から3日(72時間)に変更し、かつ、前記工程[2]における保持温度を23℃から40℃に変更したこと以外は、実施例1と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0143】
(実施例5)
前記工程[2]における保持期間を30分から3日(72時間)に変更し、かつ、前記工程[2]における保持温度を23℃から60℃に変更したこと以外は、実施例1と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0144】
(実施例6)
前記工程[2]における保持期間を30分から7日(168時間)に変更したこと以外は、実施例1と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0145】
(実施例7)
テトラッドC[三菱ガス化学株式会社製]の10質量%エタノール溶液1.5gの代わりに、シラン系架橋剤としてKBM−403[信越化学工業株式会社製、有効成分100質量%]を、前記水分散型アクリル系粘着剤組成物(1)の全量に対して1g使用したこと以外は、実施例1と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0146】
(実施例8)
前記工程[2]における保持期間を30分から1日(24時間)に変更したこと以外は、実施例7と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0147】
(実施例9)
前記工程[2]における保持期間を30分から3日(72時間)に変更したこと以外は、実施例7と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0148】
(実施例10)
前記工程[2]における保持期間を30分から3日(72時間)に変更し、かつ、環境温度を23℃から40℃に変更したこと以外は、実施例7と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0149】
(実施例11)
前記工程[2]における保持期間を30分から3日(72時間)に変更し、かつ、環境温度を23℃から60℃に変更したこと以外は、実施例7と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0150】
(実施例12)
前記工程[2]における保持期間を30分から7日(168時間)に変更したこと以外は、実施例7と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0151】
(実施例13)
前記水分散型アクリル系粘着剤組成物(1)の代わりに、前記水分散型アクリル系粘着剤組成物(2)を使用し、かつ、前記工程[2]における保持期間を30分から1日(24時間)に変更したこと以外は、実施例1と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0152】
(実施例14)
前記工程[2]における保持期間を1日から3日(72時間)に変更したこと以外は、実施例13と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0153】
(実施例15)
前記工程[2]における保持期間を1日から3日(72時間)に変更し、かつ、環境温度を23℃から40℃に変更したこと以外は、実施例13と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0154】
(実施例16)
テトラッドC[三菱ガス化学株式会社製]の10質量%エタノール溶液1.5gの代わりに、シラン系架橋剤としてKBM−403[信越化学工業株式会社製、有効成分100質量%]を、前記水分散型アクリル系粘着剤組成物(2)の全量に対して1g使用したこと以外は、実施例13と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0155】
(実施例17)
前記工程[2]における保持期間を1日から3日(72時間)に変更したこと以外は、実施例16と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0156】
(実施例18)
前記工程[2]における保持期間を1日から3日(72時間)に変更し、かつ、環境温度を23℃から40℃に変更したこと以外は、実施例16と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0157】
(実施例19)
前記水分散型アクリル系粘着剤組成物(1)の代わりに、前記水分散型アクリル系粘着剤組成物(3)を使用し、かつ、前記工程[2]における保持期間を30分から1日(24時間)に変更したこと以外は、実施例1と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0158】
(実施例20)
前記工程[2]における保持期間を1日から3日(72時間)に変更したこと以外は、実施例21と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0159】
(実施例21)
前記工程[2]における保持期間を1日から3日(72時間)に変更し、かつ、環境温度を23℃から40℃に変更したこと以外は、実施例19と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0160】
(実施例22)
テトラッドC[三菱ガス化学株式会社製]の10質量%エタノール溶液1.5gの代わりに、シラン系架橋剤としてKBM−403[信越化学工業株式会社製、有効成分100質量%]を、前記水分散型アクリル系粘着剤組成物(2)の全量に対して1g使用したこと以外は、実施例19と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0161】
(実施例23)
前記工程[2]における保持期間を1日から3日(72時間)に変更したこと以外は、実施例22と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0162】
(実施例24)
前記工程[2]における保持期間を1日から3日(72時間)に変更し、かつ、環境温度を23℃から40℃に変更したこと以外は、実施例22と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0163】
(実施例25)
前記水分散型アクリル系粘着剤組成物(1)の代わりに、前記水分散型アクリル系粘着剤組成物(4)を使用し、かつ、前記工程[2]における保持期間を30分から1日(24時間)に変更したこと以外は、実施例1と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0164】
(実施例26)
前記工程[2]における保持期間を1日から3日(72時間)に変更したこと以外は、実施例25と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0165】
(実施例27)
前記工程[2]における保持期間を1日から3日(72時間)に変更し、かつ、環境温度を23℃から40℃に変更したこと以外は、実施例25と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0166】
(実施例28)
テトラッドC[三菱ガス化学株式会社製]の10質量%エタノール溶液1.5gの代わりに、シラン系架橋剤としてKBM−403[信越化学工業株式会社製、有効成分100質量%]を、前記水分散型アクリル系粘着剤組成物(2)の全量に対して1g使用したこと以外は、実施例25と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0167】
(実施例29)
前記工程[2]における保持期間を1日から3日(72時間)に変更したこと以外は、実施例28と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0168】
(実施例30)
前記工程[2]における保持期間を1日から3日(72時間)に変更し、かつ、環境温度を23℃から40℃に変更したこと以外は、実施例29と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0169】
(実施例31)
前記水分散型アクリル系粘着剤組成物(1)の代わりに、前記水分散型アクリル系粘着剤組成物(5)を使用し、かつ、前記工程[2]における保持期間を30分から1日(24時間)に変更したこと以外は、実施例1と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0170】
(実施例32)
前記工程[2]における保持期間を1日から3日(72時間)に変更したこと以外は、実施例31と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0171】
(実施例33)
前記工程[2]における保持期間を1日から3日(72時間)に変更し、かつ、環境温度を23℃から40℃に変更したこと以外は、実施例31と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0172】
(実施例34)
テトラッドC[三菱ガス化学株式会社製]の10質量%エタノール溶液1.5gの代わりに、シラン系架橋剤としてKBM−403[信越化学工業株式会社製、有効成分100質量%]を、前記水分散型アクリル系粘着剤組成物(2)の全量に対して1g使用したこと以外は、実施例31と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0173】
(実施例35)
前記工程[2]における保持期間を1日から3日(72時間)に変更したこと以外は、実施例34と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0174】
(実施例36)
前記工程[2]における保持期間を1日から3日(72時間)に変更し、かつ、環境温度を23℃から40℃に変更したこと以外は、実施例34と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0175】
(実施例37)
前記水分散型アクリル系粘着剤組成物(1)の代わりに、前記水分散型アクリル系粘着剤組成物(6)を使用し、かつ、前記工程[2]における保持期間を30分から1日(24時間)に変更したこと以外は、実施例1と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0176】
(実施例38)
前記工程[2]における保持期間を1日から3日(72時間)に変更したこと以外は、実施例39と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0177】
(実施例39)
前記工程[2]における保持期間を1日から3日(72時間)に変更し、かつ、環境温度を23℃から40℃に変更したこと以外は、実施例37と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0178】
(実施例40)
前記水分散型アクリル系粘着剤組成物(1)の代わりに、前記水分散型アクリル系粘着剤組成物(7)を使用し、かつ、前記工程[2]における保持期間を30分から1日(24時間)に変更したこと以外は、実施例1と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0179】
(実施例41)
前記工程[2]における保持期間を1日から3日(72時間)に変更したこと以外は、実施例40と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0180】
(実施例42)
前記工程[2]における保持期間を1日から3日(72時間)に変更し、かつ、環境温度を23℃から40℃に変更したこと以外は、実施例40と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0181】
(実施例43)
前記養生時間を72時間から24時間に変更したこと以外は、実施例1と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0182】
(実施例44)
前記養生時間を72時間から36時間に変更したこと以外は、実施例1と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0183】
(実施例45)
前記養生時間を72時間から48時間に変更したこと以外は、実施例1と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0184】
(比較例1)
前記工程[2]における保持期間を1日から30日に変更したこと以外は、実施例1と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0185】
(比較例2)
前記工程[2]における保持期間を1日から30日に変更したこと以外は、実施例7と同様の方法で粘着テープを製造した。
【0186】
【表2】
【0187】
【表3】
【0188】
【表4】
【0189】
【表5】
【0190】
【表6】
【0191】
【表7】
【0192】
【表8】
【0193】
【表9】