特開2015-196794IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

熱硬化性液晶ポリエステル組成物及びこの熱硬化性液晶ポリエステル組成物を硬化させることにより得られる硬化物

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】比較的低温(例えば、250℃以下)で硬化させることができ、耐熱性等の各種物性に優れた硬化物を与えることができるとともに、速硬化性に優れる熱硬化性液晶ポリエステル組成物を提供する。
【解決手段】本発明に係る熱硬化性液晶ポリエステル組成物は、分子鎖末端に水酸基を有する液晶ポリエステル(A)と、水酸基と反応する官能基並びに熱重合性官能基を分子内に有する化合物(B)とを混合することにより得られ、液晶ポリエステル(A)は、総末端数aが1000〜3000mmol/kgであり、総末端数aに対する水酸基末端数bの割合b/aが0.8〜1である。液晶ポリエステル(A)は、芳香族化合物単量体に由来する構成単位を有し、融点が200℃以下の液晶ポリエステルであることが好ましい。
【選択図】なし

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、特許文献1〜3に開示された材料は、硬化させるために350℃以上という高温の加熱が必要であり、硬化物の製造工程が煩雑となったり、硬化の際に構成成分が揮発・分解したり、また、例えば、封止材等の用途では封止する製品が劣化してしまう等の問題を有していた。また、特許文献4、5に開示された材料は、液晶ポリマー主鎖がアミド結合やアミン結合等を含む可溶性構造単位を必須の構造単位として含むため、得られる硬化物の耐加水分解性に問題を有していた。また、特許文献6に開示された材料は、液晶ポリマーと架橋性基の連結基としてアルキレン基等のスペーサー単位を有するために熱分解を受けやすく、得られる硬化物の耐熱性に劣るという問題を有していた。さらに、特許文献7に開示された材料は、得られる硬化物が脆いという問題を有していた。
また、生産性等の観点から、熱硬化性液晶ポリエステル組成物は、より短い時間で硬化するよう、速硬化性に優れることが求められる。 従って、本発明の目的は、比較的低温(例えば、250℃以下)で硬化させることができ、耐熱性等の各種物性に優れた硬化物を与えることができるとともに、速硬化性に優れる熱硬化性液晶ポリエステル組成物を提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは、課題を解決するため鋭意検討した結果、特定構造の液晶ポリエステルと、分子内に特定の官能基を有する化合物とを混合することによって、比較的低温で硬化させることができ、耐熱性等の各種物性に優れた硬化物を与えることができるとともに、速硬化性に優れる熱硬化性組成物が得られることを見出し、本発明を完成させた。より具体的には、本発明は以下のものを提供する。
【発明の効果】
本発明の熱硬化性液晶ポリエステル組成物は、構成を有するため、比較的低温(例えば、250℃以下)で硬化させることができ、耐熱性等の各種物性に優れた硬化物を与えることができるとともに、速硬化性に優れる。また、本発明の熱硬化性液晶ポリエステル組成物は液晶ポリエステルに由来する成分を必須の構成成分として含むため、得られる硬化物は加工性、寸法安定性、低線膨張、高熱伝導、低吸湿性、及び誘電特性にも優れる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

知財ポータルサイト IP Force にログインして確認する (無料)

全ての図面はログインすると無料で閲覧できます。ログイン・ユーザー登録

[広告欄]

ログインすれば広告は減ります

ログインすれば広告は減ります