特開2015-196799IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

熱硬化性芳香族ポリエステル組成物の製造方法

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】熱硬化剤として、低融点及び/又は融点と発熱開始温度の差が大きいマレイミド誘導体を配合することで、熱硬化性芳香族ポリエステル組成物の粘度上昇を抑え、均一な組成物が得られる熱硬化性芳香族ポリエステル組成物の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の熱硬化性芳香族ポリエステル組成物の製造方法は、芳香族ポリエステル(A)にマレイミド誘導体(B)を加え、混合する工程を含むことを特徴とする。
芳香族ポリエステル(A):分子鎖末端に水酸基、アシルオキシ基、芳香族環式基、及び共役ジエン構造からなる群より選択された少なくとも1種の基又は構造を有する芳香族ポリエステル
マレイミド誘導体(B):融点が150℃以下及び/又は前記融点とマレイミド誘導体の発熱開始温度の差が30℃以上であり、分子内に、前記芳香族ポリエステル(A)と反応するマレイミド基と、熱重合性官能基であるマレイミド基とを有するマレイミド誘導体
【選択図】なし

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、液晶ポリエステル等の芳香族ポリエステルは、熱硬化剤との相溶性が非常に悪い。そのため、芳香族ポリエステルと熱硬化剤、いずれも液体状態で高温かつ長時間混合する必要がある。しかし、芳香族ポリエステルに熱硬化剤を加え、融点以上の高温にて長時間の加熱、混練する際に、熱重合性官能基の架橋反応が進行することにより、熱硬化性芳香族ポリエステル組成物の粘度が上昇し、高粘度となることがある。そのため、熱硬化性芳香族ポリエステル組成物は、トランスファー成形等の成形が困難である場合がある。 従って、本発明の目的は、熱硬化剤として、低融点及び/又は融点と発熱開始温度の差が大きいマレイミド誘導体を配合することで、架橋反応が進行しない温度領域(例えば、80〜200℃)で熱硬化性芳香族ポリエステルにマレイミド誘導体を混合し、低粘度かつ均一に分散することができる熱硬化性芳香族ポリエステル組成物の製造方法を提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは、課題を解決するため鋭意検討した結果、特定構造の熱硬化性芳香族ポリエステルと低融点及び/又は融点と発熱開始温度の差が大きいマレイミド誘導体を配合することで、架橋反応が進行しない温度領域(例えば、80〜200℃)で芳香族ポリエステルとマレイミド誘導体を混合でき、熱硬化性芳香族ポリエステル組成物の粘度上昇を抑え、均一な組成物が得られることを発見し本発明を完成させた。
【発明の効果】
本発明の熱硬化性芳香族ポリエステル組成物の製造方法は、構成を有するため、架橋反応が進行しない温度領域(例えば、80〜200℃)で混合することができ、熱硬化性芳香族ポリエステル組成物の粘度上昇を抑え、均一な組成物が得られる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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