技術分野
固体高分子型燃料電池の製造などに使用される樹脂フィルム、この樹脂フィルムを含む積層体(積層フィルム)及びその製造方法並びに前記積層体を用いて膜電極接合体を製造する方法
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】固体高分子型燃料電池の電解質膜及び電極膜に対する適度な剥離性と密着性とを有すると共に、易接着層などの接着層を介在させることなく、汎用の基材フィルムに密着できる樹脂フィルムを提供する。
【解決手段】側鎖にC3〜10のアルキル基を有するオレフィン単位を含む環状オレフィン系樹脂(A)と塩素含有樹脂(B)とを含む樹脂組成物で形成する樹脂フィルム。塩素含有樹脂(B)は塩化ビニリデン系重合体である樹脂フィルム。塩素含有樹脂(B)の割合は、環状オレフィン系樹脂(A)100重量部に対して、0.5〜60重量部である樹脂フィルム。環状オレフィン系樹脂(A)が、繰り返し単位として、炭素数3〜10のアルキル基を有さない環状オレフィン単位(A1)と、炭素数3〜10のアルキル基を有する鎖状又は環状オレフィン単位(A2)とを含む共重合体である樹脂フィルム。
【選択図】なし
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
従って、本発明の目的は、固体高分子型燃料電池の電解質膜及び電極膜に対する適度な剥離性と密着性とを有すると共に、易接着層などの接着層を介在させることなく、汎用の基材フィルムに密着できる樹脂フィルム、この樹脂フィルムを含む積層フィルム及びその製造方法並びに前記積層フィルムを用いて前記膜電極接合体を製造する方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、耐熱性や取り扱い性に優れ、固体高分子型燃料電池の膜電極接合体(電解質膜及び/又は電極膜)の生産性を向上できる樹脂フィルム、この樹脂フィルムを含む積層フィルム及びその製造方法並びに前記積層フィルムを用いて前記膜電極接合体を製造する方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、コーティングにより容易に薄肉化できる樹脂フィルム、この樹脂フィルムを含む積層フィルム及びその製造方法並びに前記積層フィルムを用いて前記膜電極接合体を製造する方法を提供することにある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明者らは、前記課題を達成するため鋭意検討した結果、側鎖に炭素数3〜10のアルキル基を有するオレフィン単位を含む環状オレフィン系樹脂と塩素含有樹脂とを組み合わせて樹脂フィルムを形成することにより、固体高分子型燃料電池の電解質膜及び電極膜に対する適度な剥離性と密着性とを有すると共に、易接着層などの接着層を介在させることなく、汎用の基材フィルムに密着できることを見出し、本発明を完成した。
【発明の効果】
本発明では、側鎖に炭素数3〜10のアルキル基を有するオレフィン単位を含む環状オレフィン系樹脂と塩素含有樹脂とを組み合わせてフィルムが形成されているため、固体高分子型燃料電池の電解質膜及び電極膜に対する適度な剥離性と密着性とを有すると共に、易接着層などの接着層を介在させることなく、汎用の基材フィルムに密着できる。また、特定の環状オレフィン系樹脂を含むため、耐熱性や取り扱い性に優れ、固体高分子型燃料電池の膜電極接合体(電解質膜及び/又は電極膜)の生産性を向上できる。さらに、コーティングにより容易に薄肉化できる。そのため、ロールでの巻き取りが可能であり、ロール・ツー・ロール(roll to roll)方式で連続的に製造でき、積層フィルムの生産性も向上できる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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