【課題】 本発明の課題は、複数の栄養組成物を組み合わせて用いる必要のある栄養組成物を処方する人、現場で処方に従って栄養組成物を組み合わせる人、その組み合わされた栄養組成物が与えられる人などが処方の伝達を誤らず、栄養組成物の利用者に正しい処方で提供することができる栄養組成物用容器を提供することにある。
【解決手段】 本発明は、他の1種または2種以上の栄養組成物と組み合わせて用いる栄養組成物を収容する、一連の表示の一つが表示された栄養組成物用容器であって、該表示と、前記他の1種または2種以上の栄養組成物を収容する夫々の栄養組成物用容器の該栄養組成物の種毎に表示される夫々の表示とが、一連の表示でなる、前記栄養組成物用容器に関する。
他の1種または2種以上の栄養組成物と組み合わせて用いる栄養組成物を収容する、一連の表示の一つが表示された栄養組成物用容器であって、該表示と、前記他の1種または2種以上の栄養組成物を収容する夫々の栄養組成物用容器の該栄養組成物の種毎に表示される夫々の表示とが、一連の表示でなる、前記栄養組成物用容器。
栄養組成物のエネルギー量が5kcalの整数倍であり、水分量が5mlの整数倍であり、かつ、食塩換算量が0.25gの整数倍である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の栄養組成物用容器。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のような他の栄養組成物と組み合わせて用いられる栄養組成物が、病院、介護施設等において利用される場合、栄養組成物を処方する人(医師、栄養士など)、現場で処方に従って栄養組成物を組み合わせる人(看護師、介護士など)、その組み合わされた栄養組成物が与えられる人(患者、被介護者など)などが夫々で異なる人達であるため、伝言ゲームとなって誤った処方の栄養組成物を投与してしまうなどの事故を招来しやすいという新たな問題を本発明者らが認識するに至った。したがって、本発明は、組み合わせて用いられる栄養組成物において、その利用者に正しい処方で提供することを課題とした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、かかる課題を解決するために鋭意研究を重ねる中で、複数の栄養組成物を組み合わせて用いる栄養組成物の容器に単純で分かりやすい表示を設けることによって、前記課題を解決できることを見出し、さらに研究を進めた結果、本発明を完成するに至った。
【0007】
すなわち、本発明は、以下に関する。
[1]他の1種または2種以上の栄養組成物と組み合わせて用いる栄養組成物を収容する、一連の表示の一つが表示された栄養組成物用容器であって、該表示と、前記他の1種または2種以上の栄養組成物を収容する夫々の栄養組成物用容器の該栄養組成物の種毎に表示される夫々の表示とが、一連の表示でなる、前記栄養組成物用容器。
[2]一連の表示が、一連の数字である、前記[1]に記載の栄養組成物用容器。
[3]一連の数字が、1桁または2桁のアラビア数字である、前記[2]に記載の栄養組成物用容器。
[4]栄養組成物のエネルギー量が5kcalの整数倍であり、水分量が5mlの整数倍であり、かつ、食塩換算量が0.25gの整数倍である、前記[1]〜[3]のいずれか一項に記載の栄養組成物用容器。
【発明の効果】
【0008】
栄養組成物用容器は、取扱い性の観点から、一連の製品のラインナップでは同形で同サイズのものがその大半を占めているところ、例えば、各製品を視覚的に判別しやすいように、夫々異なる色彩を付して消費者に訴求している。複数の栄養組成物を組み合わせて用いる栄養組成物の場合、多数の製品が一連の製品のラインナップとして同系統の色や同系統の形状のものが上市されるため、相互に識別することが容易でなく、特に、患者や被介護者が高齢者の場合、製品名、製品の特徴、色彩で処方を伝達することは困難であった。
これに対して、本発明の栄養組成物用容器は、単純でわかりやすい数字などの一連の表示を付していることから、栄養組成物を処方する人(医師、栄養士など)、現場で処方に従って栄養組成物を組み合わせる人(看護師、介護士など)、その組み合わされた栄養組成物が与えられる人(患者、被介護者など)などを経る処方の伝達に係わる多くの人達において、例えば、「1番と3番と6番とを組み合わせる」などの簡単な指示、伝達が可能になり、伝言ゲームによる誤った処方の栄養組成物を投与してしまうなどの事故を未然に防止できる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の栄養組成物用容器は、他の1種または2種以上の栄養組成物と組み合わせて用いる栄養組成物を収容し、一連の表示の一つが表示されている。また、本発明の栄養組成物用容器は、当該容器に表示された表示と、他の1種または2種以上の栄養組成物を収容する夫々の栄養組成物用容器の該栄養組成物の種毎に表示される夫々の表示とが、一連の表示となっている。
本発明において、実際に組み合わせて用いる栄養組成物の種類は、その組み合わせの多様性を担保する必要があることから、例えば、3種類、4種類、5種類、6種類、7種類、8種類などであり、典型的には、3〜20種類程度であればよく、製造コストなどの観点からは、3〜12種類程度、好ましくは、3〜8種類程度である。
【0011】
本発明において「一連の表示」は、文字や記号など、ある共通性を有する一群の表示であって、好ましくは、本発明の容器に接した使用者が容易に表現できる表示である。典型的には、一つの栄養組成物用容器に対して、一連の表示のうちの一つが対応するように付されている。一連の表示の例としては、数字、欧文字、和文字、算用記号や絵文字などの各種の記号などが挙げられる。
【0012】
本発明において「一連の数字」は、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」・・・など、好ましくは正の整数であり、本発明の容器に接した使用者が容易に表現できる数字である。一連の数字は、1種の栄養組成物に対して、一連の数字のうちの1つが対応するように容器に付されている。一連の数字は、一定の規則性をもっていればよく、偶数のみ、または、奇数のみからなっていてもよい。また、「0」や「1」から始まってもよく、例えば、「5」〜「8」(4種類)などのように、任意の数字から始まってもよい。そして、好ましくは、1桁または2桁の数字である。また、アラビア数字、ローマ数字、漢数字などを夫々一連の数字とすることが可能であるが、好ましくは、一見して、より把握しやすいアラビア数字である。さらに好ましくは、1桁のアラビア数字であり、高齢者や日本語を解さない外国人などを含め、栄養組成物に係わる人達が極めて容易に把握することができる。
【0013】
本発明の栄養組成物用容器に表示された数字は、容器に記載されている全部の文字や記号などのうちで最大のサイズ(フォントサイズ)であり、好ましくは、当該数字と同じサイズの文字や記号などが存在しないものである。また、当該数字は、例えば、背景色が他の部分とは異なる表示部に記載されていてもよく、かかる表示部は、好ましくは、円形、三角形や四角形などの多角形、星形などである。さらに、当該数字は、当該数字以外の文字や記号などと異なるフォントで表示されていてもよい。
【0014】
本発明において「一連の欧文字」は、例えば、「A」、「B」、「C」、「D」、「E」、「F」、「G」、「H」、「I」・・・などである。このとき、大文字だけでなく、小文字を用いることができる。また、ギリシャ文字(「α」、「β」、「γ」・・・など)などの欧文字を用いることもできるが、好ましくは、アルファベットの26文字を用いることである。
本発明において「一連の和文字」は、「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」、「か」、「き」、「く」、「け」・・・などである。このとき、平仮名だけでなく、片仮名、漢字などを用いることができるが、好ましくは、平易に判別できる平仮名、片仮名である。
本発明において「一連の記号」は、「+」、「−」、「△」、「□」、「○」、「×」・・・などである。つまり、算用記号や○×など、日常生活において使用頻度の高い記号や、いわゆる絵文字などを用いることができる。
【0015】
本発明において、容器は、密閉式であってよく、ここで、密閉式容器とは、内容物である栄養組成物と外界とを遮断するための密閉された容器(クローズドパック)を意味し、容器の形態として、典型的には、パック、レトルトパウチ、ソフトバッグ、定形の容器、缶などがあげられ、好ましくは、パック、レトルトパウチ、ソフトバッグ、定形の容器であり、より好ましくは、パック、レトルトパウチ、ソフトバッグである。容器の材質として、典型的には、紙、プラスチック、金属、ガラスなどがあげられ、好ましくは、紙、プラスチック、金属であり、より好ましくは、紙、プラスチックである。
【0016】
また、本発明において、容器は、流出用および/または混合用の細口部を1つまたは2つ以上で備えていてもよく、当該細口部は、使用前にはシールされており、使用時には栄養組成物を投与するチューブまたは他の栄養組成物の容器の細口部などに、直接に接続できる機構を備えていてもよい。
本発明の容器を、上記の密閉式とすることにより、栄養組成物の患者や被介護者などへの投与、栄養組成物同士への他のタンパク質、ビタミン、ミネラルなどの成分の添加、および栄養組成物同士の混合などを、開封せずに、または最小限の細口部のみを開封して行うことが可能となり、外気との接触を最小限に抑えて、細菌汚染などを防止することができる。
【0017】
本発明において、栄養組成物とは、経腸栄養法に用いる栄養組成物であり、食品または医薬品である。本発明において、栄養組成物は、流動食を包含する。
ここで、経腸栄養法には、栄養補給を口から行う経口摂取法と、チューブを用いて投与する経管栄養法とを含み、典型的には経管栄養法である。さらに、経管栄養法には、経口法、経鼻法および経瘻法を含む。
【0018】
本発明の容器に収容する栄養組成物の性状は、液体、流動体、ゼリー状またはペースト状などであり、典型的には、液体または流動体である。なお、栄養組成物を濃縮または乾燥して粉末状または固体などにし、使用時に水などを加えて液体または流動体などにする使用形態でもよい。
また、栄養組成物の分類は、成分栄養剤、消化態流動食もしくは消化態栄養剤、半消化態流動食もしくは半消化態栄養剤、または天然濃厚流動食などであり、典型的には、消化態流動食もしくは消化態栄養剤、または半消化態流動食もしくは半消化態栄養剤である。
【0019】
本発明において、組み合わせるとは、本発明の容器に収容する栄養組成物の単体を、単体同士で組み合わせること、ならびに単体で組み合わせて混合した栄養組成物の一部を、単体および/または単体で組み合わせて混合した栄養組成物の一部に組み合わせることを意味する。
本発明の容器に収容する栄養組成物を2種以上で組み合わせることより、エネルギー量、水分量および食塩換算量を調整した栄養組成物では、組み合わせる各栄養組成物の単体を一食分として投与してもよく、また、2種以上の栄養組成物の単体を互いに混合した後に、該混合した栄養組成物の全部または一部を一食分として投与してもよい。
【0020】
本発明において、組み合わされる他の1種または2種以上の栄養組成物が、互いに略同一の成分を含むとは、組み合わされる2種以上の栄養組成物が、互いに同一の成分を含むこと、または互いに組み合わせることにより、含量を調整する成分を含み、さらに互いに異なる他の成分を含むことを意味する。
組み合わされる他の1種または2種以上の栄養組成物の個数は、組み合わせ後の栄養組成物が多様な処方に対応できることの観点から、例えば、1〜5個であり、計算が容易であること、および調製の作業負担を考慮して、好ましくは、1〜4個であり、より好ましくは、1〜3個である。
【0021】
本発明の容器に収容する栄養組成物において、そのエネルギー量は、組み合わせ後の栄養組成物のエネルギー量が多様な処方に対応できること、およびエネルギー量の計算が容易であることの観点から、好ましくは、5kcal、10kcal、25kcal、50kcalまたは100kcalの整数倍であり、品種数を少なくする観点から、より好ましくは、25kcal、50kcalまたは100kcalの整数倍であり、さらに好ましくは、50kcalまたは100kcalの整数倍である。
【0022】
本発明の容器に収容する栄養組成物において、その水分量は、組み合わせ後の栄養組成物の水分量が多様な処方に対応できること、および水分量の計算が容易であることの観点から、好ましくは、5ml、10ml、25ml、50mlまたは100mlの整数倍であり、品種数を少なくする観点から、より好ましくは、25ml、50mlまたは100mlの整数倍であり、さらに好ましくは、50mlまたは100mlの整数倍である。
【0023】
本発明の容器に収容する栄養組成物において、食塩換算量とは、栄養組成物に含まれるナトリウム量を塩化ナトリウム(食塩)量に換算した数値である。
本発明の容器に収容する栄養組成物において、その食塩換算量は、組み合わせ後の栄養組成物の食塩換算量が多様な処方に対応できること、および食塩換算量の計算が容易であることの観点から、好ましくは、0.25g、0.5g、1.0gまたは2.5gの整数倍であり、品種数を少なくする観点から、より好ましくは、0.25g、0.5gまたは1.0gの整数倍であり、さらに好ましくは、0.5gまたは1.0gの整数倍である。
【0024】
本発明の容器に収容する栄養組成物において、エネルギー量、水分量および食塩換算量の配合は、組み合わせ後の栄養組成物のエネルギー量、水分量および食塩換算量が多様な処方に対応できること、計算が容易であることおよび品種数を減らす観点から、好ましくはエネルギー量、水分量および食塩換算量が、夫々、好ましくは、100kcal〜600kcal、100ml〜800mlおよび0.25g〜4.5gの範囲であり、より好ましくは、200kcal〜500kcal、200ml〜700mlおよび0.5g〜3.5gの範囲であり、さらに好ましくは、300kcal〜400kcal、300ml〜600mlおよび0.5g〜2.5gの範囲である。
【0025】
本発明の容器に収容する栄養組成物において、エネルギー量、水分量および食塩換算量の具体的な配合例としては、同様に組み合わせ後の栄養組成物のエネルギー量、水分量および食塩換算量が多様な処方に対応できること、計算が容易であることおよび品種数を減らす観点から、例えば、エネルギー量、水分量および食塩換算量が、夫々、300kcal、300mlおよび0.5g、300kcal、300mlおよび1.0g、300kcal、400mlおよび1.0g、300kcal、400mlおよび1.5g、300kcal、500mlおよび1.5g、300kcal、500mlおよび2.0g、400kcal、400mlおよび1.0g、400kcal、400mlおよび1.5g、400kcal、500mlおよび1.5g、400kcal、500mlおよび2.0g、400kcal、600mlおよび2.0g、または400kcal、600mlおよび2.5gである栄養組成物などがあげられ、好ましくは、エネルギー量、水分量および食塩換算量が、夫々、300kcal、300mlおよび1.0g、300kcal、400mlおよび1.5g、300kcal、500mlおよび2.0g、400kcal、400mlおよび1.5g、400kcal、500mlおよび2.0g、または400kcal、600mlおよび2.5gである栄養組成物などがあげられる。
【0026】
実際の臨床現場などにおける経腸栄養法の処方は多様であり、処方のエネルギー量、水分量および食塩換算量の範囲は必ずしも明確ではないが、一般的には、エネルギー量が600〜2000kcalの範囲であり、水分量が600〜2000mlの範囲であり、食塩換算量が3〜12gの範囲であるため、上記のとおり配合された栄養組成物を2種以上で組み合わせることにより、実際の臨床現場などにおいて求められる大部分の処方に対応することできる。
【0027】
本発明において、含量を調整する成分としては、エネルギー源となる栄養素、水、ナトリウム、ビタミン、ナトリウム以外のミネラルおよび食物繊維などがあげられ、典型的には、エネルギー源となる栄養素、水およびナトリウムである。エネルギー源となる栄養素としては、脂質、タンパク質、炭水化物およびそれらの加水分解物などがあげられる。
【0028】
本発明の容器に収容する栄養組成物において、栄養組成物の水分量に対するエネルギー量は、本発明の容器に収容する栄養組成物が投与される患者などの身体活動レベルを考慮して、好ましくは、0.5〜1.0kcal/mlであり、より好ましく、0.5〜0.9kcal/mlであり、さらに好ましくは、0.5〜0.8kcal/mlである。経腸栄養法が適用される寝たきりの高齢者などでは、身体活動レベルが低いため、栄養組成物の水分量に対するエネルギー量を低くする必要があり、0.5〜1.0kcal/mlの範囲であれば、水分摂取の不足による脱水状態や尿量減少に起因する尿路感染症などの問題を防止することができる。
【0029】
本発明の容器に収容する栄養組成物において、栄養組成物のエネルギー量に対する食塩換算量は、本発明の容器に収容する栄養組成物が投与される患者などの必要な熱量を考慮して、好ましくは、0.25〜1.0g/100kcalであり、より好ましくは、0.35〜1.0g/100kcalであり、さらに好ましくは0.45〜1.0g/100kcalである。経腸栄養法が適用される寝たきりの高齢者などでは、必要な熱量が少ないため、エネルギー量に対する食塩換算量を高くする必要があり、0.25〜1.0g/100kcalの範囲であれば、尿濃縮能による低ナトリウム血症などの問題を防止や抑制することができる。
【0030】
本発明の容器に収容する栄養組成物に配合する、前記のナトリウム、脂質、タンパク質、炭水化物、ビタミンおよびミネラルなどは、食品および飲料ならびに医薬品の分野において、通常に用いられているものであれば、特に限定されないが、厚生労働省に、食品および医薬品の原材料および添加剤として認可されているものを用いることが好ましい。また、各栄養素の配合量は、例えば厚生労働省策定の「日本人の食事摂取基準(2005年版)」に従って決定することができる。
【0031】
以下、本発明について図面に基づいて、さらに詳細に説明を加えるが、本発明は、これらの実施態様に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0032】
図1は、「1」〜「6」の一連の数字が表示されている本発明の栄養組成物用容器を示している。「1」〜「6」は、夫々、種類の異なる栄養組成物が収容され、いずれも他の1種または2種以上の栄養組成物と組み合わせて用いられる。ここで、各容器に収容されている栄養組成物はいずれも、エネルギー量が5kcalの整数倍、水分量が5mlの整数倍および食塩換算量が0.25gの整数倍などのように、それらを組み合わせた際に各値の計算が容易になっている。
【0033】
医師から患者に対し、エネルギー量:2000kcal、水分量:2000ml、食塩換算量:5gの栄養組成物を投与するように処方されたとし、例えば、「1」(エネルギー量:600kcal、水分量:800ml、食塩換算量:1g)と「3」(エネルギー量:600kcal、水分量:600ml、食塩換算量:2g)と「6」(エネルギー量:800kcal、水分量:600ml、食塩換算量:2g)を組み合わせて投与すれば、処方の条件が満たされる場合、夫々の栄養組成物の処方を示して、「(エネルギー量:600kcal、水分量:800ml、食塩換算量:1g)の栄養組成物と(エネルギー量:600kcal、水分量:600ml、食塩換算量:2g)の栄養組成物と(エネルギー量:800kcal、水分量:600ml、食塩換算量:2g)の栄養組成物とを組み合わせて投与せよ」と指示するよりも、「1番と3番と6番とを組み合わせて投与せよ」と指示する方が、はるかに簡便で、指示伝達の誤りがなくなる。